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自民党スレ

3556チバQ:2019/01/28(月) 14:58:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190128-00000026-asahi-pol
自民・森山氏、統計不正「大きな問題はない」発言を陳謝
1/28(月) 11:02配信 朝日新聞デジタル
自民・森山氏、統計不正「大きな問題はない」発言を陳謝
自民党の森山裕国対委員長
 厚生労働省の「毎月勤労統計」をめぐる不正調査問題について、自民党の森山裕国会対策委員長は28日、「今回はさほど大きな問題はないように思う」と述べた自身の発言について「舌足らずのところがあった。誤解を与えるような発言であったとすれば大変申し訳なかった」と陳謝した。立憲民主党の辻元清美国対委員長との会談後、国会内で記者団に述べた。

【写真】自民党の森山裕国対委員長

 森山氏は26日に鹿児島県鹿屋市で行った講演で「金額の大小に関係なく、国が給付すべきものを間違っていた。二度とこういうことがあってはデータの信頼性を失ってしまう」と語ったくだりで、「今回はさほど大きな問題はない」と話した。

 野党側は「自民党にはチェックする機能も意欲もない」(立憲民主党・福山哲郎幹事長)などと反発していた。

3557チバQ:2019/01/30(水) 17:46:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00050015-yom-pol
細野豪志氏、二階派の特別会員「新たな火種に」
1/30(水) 10:14配信 読売新聞
 自民党の二階派(44人)が無所属議員を引き入れる手法で勢力を伸ばしている。今月末には民進党出身の細野豪志・元環境相(当選7回)が「特別会員」として入会する見通しとなった。細野氏が地盤とする衆院静岡5区には、岸田派(48人)出身の元議員が出馬を目指しており、派閥間対立に発展する可能性もある。

 二階派を率いる二階幹事長は29日の記者会見で、細野氏の二階派入りについて、「決まっているわけではない。これからだ」と述べ、明言を避けた。一方で、細野氏が将来、自民党に入る可能性を問われると、「本人の希望、県連、地域、周囲……。党は四囲(しい)の情勢を判断して決める」と語り、含みを持たせた。

 二階氏は細野氏を31日の派閥会合に出席させ、細野氏の二階派入りの了承を取り付ける考えだ。同派幹部は29日、「『認めない』という話にはならないだろう。二階氏がオーケーと言えばオーケーだ」と語り、既定路線であることを強調した。

 二階氏は2012年12月に伊吹文明衆院議長から同派会長を引き継ぐと、無所属議員を特別会員として迎え入れるなど、「来る者拒まず」(同派幹部)の姿勢で勢力拡大を図ってきた。

 例えば、民主党政権で外務副大臣を務めた山口壮衆院議員(兵庫12区)や、05年の郵政民営化関連法の採決で造反し、離党した小泉龍司衆院議員(埼玉11区)らは二階派の特別会員を経て自民党入りし、正規の会員となった。

 細野氏も周囲に「将来的には自民党入りを目指す」と伝えており、二階派関係者は「次期衆院選で勝利すれば追加公認する可能性がある」と展望を語る。

 ただ、細野氏と選挙で争ってきた衆院静岡5区の自民党関係者は反発しており、岸田派も警戒を強めている。静岡5区の総支部長は岸田派が後押しする吉川赳・元衆院議員が務め、再起に意欲を示しているためだ。

 岸田、二階両派は衆院山梨2区で保守分裂選挙を繰り広げてきたが、27日に投開票された山梨県知事選では共闘し、二階派が後押しする長崎幸太郎・前衆院議員を当選に導いた。岸田派内では「両派の対立が解消できたばかりなのに、新たな火種となりかねない」という懸念が広がっている。

3558チバQ:2019/01/31(木) 09:56:20
https://www.asahi.com/articles/ASM1X51NHM1XUTFK01H.html
麻生派・竹下派、自民党「第2派閥」に 56人で並ぶ
二階堂勇 2019年1月29日01時42分
 自民党の麻生派と竹下派が56人で並び、ともに「第2派閥」となった。麻生派が議員の死去や失職で所属議員を減らしたのに対し、竹下派が昨秋1人増えたためだ。

 麻生派が56人になったのは、所属する大見正衆院議員(比例東海)が27日告示の愛知県安城市長選(2月3日投開票)に立候補し、自動失職したため。衆院比例東海ブロックで繰り上げ当選する予定の青山周平氏は、党内最大派閥の細田派に入る見通しだ。

 麻生派は2017年7月、旧山東派や、谷垣グループから離脱した佐藤勉・元総務相を中心とするグループの大半と合流し、59人の第2派閥となった。しかし、昨年12月に鴻池祥肇(こうのいけよしただ)・元防災相(参院兵庫)、北川知克・元環境副大臣(衆院大阪12区)が相次いで死去し、57人になっていた。

 これに対し、竹下派は昨秋まで55人だったが、無派閥だった園田博之氏(衆院比例九州)の死去を受け、昨年11月に繰り上げ当選した宮崎政久氏が加わり、1人増えた。(二階堂勇)

3559チバQ:2019/01/31(木) 10:14:50
https://www.sankei.com/premium/news/190129/prm1901290005-n1.html
【政界徒然草】岸田氏、ポスト安倍へ続く試練 細野氏自民入り、参院広島など…
2019.1.29 01:00プレミアム

「ポスト安倍」に意欲を見せる自民党の岸田文雄政調会長(61)に試練が押し寄せている。岸田派(宏池会、48人)の元衆院議員と静岡5区で対立してきた無所属の細野豪志元環境相(47)の自民党入りが浮上しているほか、夏の参院選でおひざ元の広島から2人目の党公認候補を擁立する動きもあるためだ。安易に認めれば派閥会長のメンツに関わるが、次期総裁選に向けては他派との関係や党の方針も無視できないだけに、難しいかじ取りを迫られている。

山梨で二階派と結束も

 「山梨でせっかくうまくいっているのに…」

 岸田派の国会議員は細野氏が自民党入りを模索していることについて、こうため息を漏らす。

 細野氏は旧民主党政権で環境相などを歴任した。二階俊博幹事長(79)が自民党入りに前向きで、細野氏も水面下で二階派(志帥会、44人)の関係者らと接触しているという。

 ただ、細野氏は岸田派に所属する吉川赳元衆院議員(36)と衆院静岡5区で議席を争い、勝利してきた経緯がある。仮に選挙区を変わらずに細野氏が自民党入りし、吉川氏と競合する事態となれば、岸田氏の派閥会長としての求心力にも関わる。

 27日に投開票された山梨県知事選では、自民党が推薦した新人で元衆院議員の長崎幸太郎氏(50)が当選した。

 長崎氏は二階派の特別会員であり、岸田派にとっては、堀内詔子衆院議員(53)や義父の光雄元通産相と衆院山梨2区で激しく議席を争った因縁の相手だった。

 しかし、党が知事選での推薦を決めたことを受け、岸田派も告示前から秘書を常駐させるなど、長崎氏を全面的にバックアップ。岸田氏自身、4度も応援のために山梨入りし、党の結束に尽力した。派閥に所属する森屋宏参院議員(61)が山梨選挙区で出馬を予定する参院選につなげる狙いもあった。

 長崎氏の当選が決まった27日夜、二階氏は記者団に「分裂では良い結果は出ない。一丸となって戦うと、この結果が出たから、大変内心喜んでいる」と満足げに語った。

 岸田氏が次期首相を目指すうえで、他派との連携は欠かせない。山梨県知事選で二階派との対立も解消されたかにみえるだけに、細野氏の入党が新たな火種になる恐れがある。

 別の岸田派の議員は「党所属議員が足りないわけでも(細野氏が)自民党に貢献したわけでもない。なぜ今、入党させる必要があるのか」と恨み節を漏らす。

3560チバQ:2019/01/31(木) 10:15:09
おひざ元に殴り込み

 さらに、岸田氏の頭を悩ませるのが次期参院選の広島選挙区をめぐる動きだ。同選挙区では、岸田派の溝手顕正前参院懲罰委員長(76)が党公認を受け、出馬を予定する一方、党が2人目の候補擁立を検討している。

 改選2人区の同選挙区は、これまで与野党が議席を分け合ってきた。ただし、これまでは自民党候補が野党候補に大差をつけており、参院選で苦戦が予想される自民党としては、勝てる地域でできるだけ議席を確保したい事情がある。

 しかし、岸田派関係者は「派閥のおひざ元に殴り込みをかけるようなものだ」と厳しく批判する。広島は派閥を立ち上げた池田勇人元首相の地元であり、岸田氏のほか、宮沢洋一党税制調査会長(68)、寺田稔衆院議員(61)ら所属議員を多く擁している。

 過去に地元県議など2人目の候補を擁立する動きがあったが、いずれも見送られてきた。野党が候補を一本化できなければ2人当選する可能性があるものの、接戦になった場合、現職の溝手氏が苦戦する懸念もある。

 もっとも、今回は首相官邸が2人目擁立に前向きとされる。安倍晋三首相(64)からの「禅譲」も視野に入れる岸田氏としては一概にはね付けることもできにくい。

 岸田派には「党勢拡大という意味では2人出すのも理解できる。溝手さんの当選に力を尽くすだけ」と容認論がある一方、「会長の地元でやられるのは派閥として面白くない」と不満もくすぶる。

 「これから予定される参院選、今後の衆院選、さまざまな選挙にプラスの影響を与えるのではないかと期待している」

 27日夜、山梨県知事選の勝利を受け、記者団にこう語った岸田氏。ポスト安倍に向け、険しい道が続く。

(政治部 田村龍彦)

3561チバQ:2019/01/31(木) 11:01:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190131-00000027-at_s-l22
細野氏、選挙区替えなら「政治家辞める」 自民へ入党を希望
1/31(木) 9:49配信 @S[アットエス] by 静岡新聞SBS
細野氏、選挙区替えなら「政治家辞める」 自民へ入党を希望
細野豪志氏
 民主党政権で環境相などを務め、無所属のまま自民党二階派入りする見通しになった細野豪志衆院議員(静岡5区)が30日、都内で静岡新聞社の単独取材に応じ、選挙区替えが取りざたされていることについて「静岡5区以外での活動は全く考えていない。5区を離れる時は政治家を辞める」と述べた。

 自民への入党を希望する意向も明らかにした。次期衆院選の党候補者となる5区支部長には既に元職吉川赳氏が就いていて、今後、党内対立の火種になる可能性がある。

 細野氏は、県外を含めて選挙区を替えるのではないかとの見方が一部に出ていることについて「考えたことはない。地元に貢献したい」と強く否定した。吉川氏や地元の自民関係者に対しては「厳しい意見を持つ人と、しっかりと対話していく」と話した。

 自民の衆院会派入りや入党に関しては「調整が進んでいない」と具体的な時期の明言を避けたが、「政策を実現するために自民の皆さんと一緒にやっていきたい」と入党に意欲を示した。

 民主党や希望の党の幹部として自民と選挙で戦ったにもかかわらず自民入りを希望することへの批判については「内政は弱者の立場で外交安保は現実的という理念や政策は貫くが、その政策を実現する手段は方針転換する。批判は甘んじて受ける」と述べた。

静岡新聞社

3562チバQ:2019/01/31(木) 11:15:51
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190131-00059599-gendaibiz-pol
深層レポート「麻生太郎が政治の表舞台から去る日」
1/31(木) 7:00配信 現代ビジネス
深層レポート「麻生太郎が政治の表舞台から去る日」
写真:現代ビジネス
 7年目を迎えた安倍政権において、強烈な存在感を示してきた麻生太郎副総理兼財務相。だが、ここにきて地元・福岡でも中央政界でも、その影響力を一気に失いかねない状況に追い込まれつつある。

 麻生氏は今年で79歳。年齢からくる判断力の衰えもあり、永田町では「いよいよ、政治の表舞台から去る日も近い」との見方さえ広がってきた。

深層レポート「麻生太郎が政治の表舞台から去る日」
松山政司・前一億総活躍相(Photo by gettyimages)
地元・福岡で発生した「異変」
 まず、地元・福岡の「麻生体制」が、いま崩壊の危機にある。

 麻生氏はこの10年近く、福岡県議会の実力者である蔵内勇夫・自民党福岡県連会長(元県議会議長)とタッグを組んで、福岡県の政財界を支配してきた。とりわけ、福岡県連内のライバルだった山﨑拓元幹事長や古賀誠元幹事長が引退した後、直近の5年余は、麻生氏の「一強体制」が続いている。

 麻生氏は2019年夏の参院選について「福岡選挙区は前回から改選議席が3に増えたのだから、自民党が2人立てるのは当然だ」と主張してきた。

 今回、福岡で改選を迎える自民現職は松山政司・前一億総活躍相である。

 福岡青年会議所理事長・日本青年会議所会頭などを務めていた1990年代には「麻生氏の直系」といわれた松山氏だが、2001年の参院選初出馬にあたり古賀氏を頼って以来、麻生氏との関係が悪化。今回も麻生氏は、松山氏の存在が面白くないが故に、次期参院選での2人擁立を強く主張してきた。実際、女性候補の擁立を模索するなど、新人の選定作業も進めていた。

 ところが、これがあっさり頓挫する。麻生派幹部でもある甘利明自民党選対委員長が昨年12月18日、公明党の佐藤茂樹選対委員長と会談。「自民党は福岡選挙区で公認候補を松山氏1人に絞る」ことと、「公明党の新人に推薦を出す」ことを正式に約束し、公表したのだ。

 遡ること数カ月前、麻生氏は昨秋の時点で、九州・沖縄の創価学会のトップである山本武・主任副会長に対し、「参院福岡選挙区は、自民党から2人擁立したい」との考えを伝え、理解を求めていた。

 公明党が擁立する新人候補を当選させるためには、保守票の取り込みが必須になる。自民党から2人立てば公明党の苦戦は免れない。

 平静を保ちながら麻生氏の意向を聞いた山本氏だったが、周辺にはその後「前回(参院選の時)は麻生派の現職が改選だったので、麻生氏は自民党から2人目が出てこないよう、裏で『公明党も誰か擁立してほしい』と促してきた。それなのに、今度は自民党から2人立てたいなんて、身勝手にも程がある」「ウチをいいように利用するのは許せない」と、怒りをぶちまけた。

 ご存知の読者は少ないかもしれないが、山本氏はかつて、創価学会に批判的な姿勢をとっていた山﨑拓氏を「土下座させた男」として、永田町では名を知られた存在である。現在の創価学会を実質的に動かす8人の主任副会長のうち、ただひとり地方組織から選ばれている大物だ。

 その山本氏が12月上旬、業を煮やして密かに動いた。自民党の甘利選対委員長と直に接触し、「もし自民党が福岡で2人立てるようなことがあれば、九州・沖縄各県で自民候補への推薦を一切出さない」と宣告したのだ。

 これに甘利氏は「私の政治生命をかけて、福岡の公認候補は1人に絞る。麻生派の私が言うのだから、大丈夫だ」と約束。前述した、公明党の佐藤選対委員長との会談につながった。私怨から複数候補擁立にこだわる麻生氏を、麻生派幹部でもある甘利氏が、学会と組んで裏切った形だ。

県知事選でも、思惑が外れた
 一方、今年4月に行われる福岡県知事選でも、地殻変動が起きようとしている。

 麻生氏は現在2期目の小川洋知事について、「次の選挙で必ず交代させる」と周辺に繰り返してきた。

 かつて麻生内閣で内閣広報官も務めた経産官僚の小川氏を、8年前の県知事選で擁立し当選させたのは、ほかならぬ麻生氏だ。

 ところが、保守分裂選挙となった2016年の衆院福岡6区の補欠選挙で、麻生氏が直々に頼んだ応援演説を小川氏が「ドタキャン」する事件が起こる。それ以来、両者の関係は悪化。小川氏が予算陳情で上京しても、麻生氏は面会を一貫して拒否し、福岡県内の各種会合で同席しても目も合わせない関係となった。

 麻生氏は「次の選挙で、小川も終わりだ」と「小川下ろし」を規定路線と考えてきた。ところが昨年末から、麻生氏の思惑とは全てが逆に動き始める。

3563チバQ:2019/01/31(木) 11:17:28
 自民党福岡県連は12月29日の選対委員会で、県知事選の候補者公募に応じた3人を面接し、元厚生労働官僚の武内和久氏を推薦候補とすることを決めた。

 実は麻生氏は、昨年の早い時期から「小川にかわる次の候補者は武内」と内々に決めていた。発表が年末までずれ込んだのは、地元民放の情報番組にコメンテーターとして出演していた武内氏の知名度をさらに上げるため、麻生氏が腹心の選対メンバーらに命じ、決定を引き延ばしたことが背景にあったとみられる。

 一方、小川知事は麻生氏と争っても立候補する意向を固め、これに先立つ12月16日、福岡県を訪れた菅義偉官房長官に「不退転の決意で知事選に臨む」と伝えた。

 このとき、県連関係者は「麻生氏と犬猿の仲である菅氏に支援を求めるなんて、完全に麻生氏への宣戦布告だ」と漏らしていた。

 公明党は1月末現在も態度を表明していないものの、前出の創価学会・山本氏は昨年末、「とくに失点もない現職知事を、麻生氏の私怨だけを理由に降ろすなどあり得ない。小川知事を支援する」と周辺に明言。これを聞いた小川氏は、さらに意を強くした。

 麻生氏に近い地元財界人は、この事態について「(麻生氏は)自民党が良い候補者を出せば公明党も乗ってくるし、そうなれば小川知事も自ら出馬を断念すると思っていたようだ」と漏らす。

 風向きも、麻生氏にとって厳しくなっている。

 自民党本部が1月12日からの3日間に行った世論調査では、小川支持が57%に対して、武内支持はわずか11%。麻生氏側近の大家敏志副幹事長(参院議員)らは「現時点では単なる知名度調査にすぎない」と強気の姿勢を崩さないが、県内の自民党国会議員は、二階派の武田良太副幹事長を筆頭に約半数は小川氏を支援する方向だ。

 自民党県議の間でも「小川3選が確実なのに、麻生氏の身勝手に付き合わされてはたまらない」と、水面下で麻生離れの動きが広がる。加えて、長年の盟友である蔵内県連会長も本音は麻生氏の対応に批判的という。

 麻生氏は、創価学会の怒りを買ったことをきっかけに、地元・福岡での影響力を一気に失いかねない情勢まで追い込まれているのだ。

財務官僚も「見切った」
 一方で安倍政権における麻生氏は、昨年の森友学園をめぐる財務省の決裁文書改竄問題でも、自らの責任はウヤムヤにして乗り切り、安倍首相の盟友として存在感を維持しているかにみえる。

 SPを連れて自宅周辺を速歩する毎朝の日課も、夜の会食後に高級ホテルのバーで葉巻を燻らせるのも以前のまま。とても「後期高齢者」とは思えない。

 だがここ数年、消費税率アップの先送り、軽減税率の導入、衆院の解散時期をめぐる綱引き等々、菅官房長官と意見が対立する問題では、麻生氏は菅氏にことごとく敗北している。昨年発覚した財務次官のセクハラ問題の処理で、対応が後手後手に回るなど、判断力の衰えも隠せなくなってきた。

 実は、麻生氏の足元にいる財務官僚たちは、昨年9月の自民党総裁選後の内閣改造の際、「財務相を岸田文雄政調会長に交代させてほしい」との意向を密かに安倍首相に伝えていた。岸田氏は次期首相の有力候補ともいわれる。権力の動向に敏感な財務官僚たちは、78歳の麻生氏にもう見切りをつけているのだ。

 麻生氏が率いる麻生派は、一昨年、三木派以来の伝統派閥である山東派を吸収合併するなどして自民党内第2派閥に躍り出た。だが、派内に後継者はまったく見当たらず、派閥そのものが存続の危機にさらされている。

 同派では、河野(洋平・元衆院議長)グループ時代からの麻生氏側近である森英介元法相が会長代理、松本純元国家公安委員長が事務局長を務めるが、いずれも総裁候補どころか、派閥領袖への意欲にも資金力にも欠ける。

3564チバQ:2019/01/31(木) 11:17:51
 一昨年、自らに近い4人の議員とともに同派に加わった前出の甘利氏もいるが、派内ではいまだ浮いた存在のままで、人望も薄い。

 では、麻生氏にとって「兄貴分」だった河野洋平氏の長男・河野太郎氏はどうか。

 震災後に反原発を主張するなど自民党内では「異端児」「変人」と見られてきた太郎氏だが、一昨年、外相に抜擢されて一躍「総裁候補」と見做されるようになった。しかし麻生氏は、側近たちを前に「太郎はもっと礼儀や社会常識を身につける必要があるな」と突き放す。

 政権内で何かと麻生氏と対立する菅氏が、神奈川県連つながりで太郎氏を可愛がり、総裁候補として推す意向を隠さないことが面白くないのだろう――そう周辺は推察する。ただ太郎氏は、派閥の継承には全く興味を示さず、同派議員たちとの会食さえほとんどしない。

麻生派「四分五裂」の可能性
 麻生氏は、鈴木善幸元首相の娘である妻の千賀子氏から「早く息子に(議席を)譲ってほしい」と以前からせっつかれているが、一代で築いた大派閥を維持するためにも、少なくとも次期衆院選には立候補する考えといわれる。

 その後のプランについて、複数の麻生派幹部は「鈴木善幸元首相の長男で、麻生氏の義弟にあたる鈴木俊一元五輪担当相を派閥の後継者にすることを考えているようだ」と語る。閣僚を2回務め、性格も温厚な鈴木氏であれば、総裁候補とはならずとも、派閥のまとめ役としては座りがいいというのだ。

 安倍首相の自民党総裁任期は再来年、2021年の9月まで。このままいけば、「ポスト安倍」の総裁選は麻生氏の引退前に行われる。

 もちろん、いまや「麻生再登板」を本気で考える議員は麻生派内でもほぼ皆無だ。「ポスト安倍」政権の下でも影響力を維持するために、次は誰を担ぐべきか――派内には河野氏のほかに首相候補が不在であることから、麻生氏の悩みは深い。

 麻生氏は年明け早々の1月10日、ホテルオークラで岸田文雄氏と会食した。もとは同じ宏池会=旧宮沢派である岸田派との合併による「大宏池会構想」が頓挫してからも、麻生氏は岸田氏と定期的に酒食を共にしている。

 それは麻生氏が、次の総裁選で岸田氏を担ぐことを有力な選択肢として考えているからにほかならない。だが、総裁への意欲を隠さない河野氏がそれに反発し、総裁選に出馬する事態になれば、若手を中心に河野氏への支持が派内で広がり、麻生派は四分五裂する可能性が高い。

 麻生氏はいま、地元・福岡でも中央政界でも一気に影響力を失いかねない瀬戸際に立たされ、築き上げた党内第2派閥も砂上の楼閣と化しつつある。

 傘寿を目前にして、政治家人生の花道を飾ることができるのか――。

 (戸坂弘毅・ジャーナリスト、文中一部敬称略)

3565チバQ:2019/02/01(金) 09:34:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00010001-fnnprimev-pol
“二大政党やめた” 元プリンス細野氏の自民二階派入りの弁 記者の「政治的信頼を損ねる行動では」との質問に答えは…
2/1(金) 8:05配信 FNN PRIME
“二大政党やめた” 元プリンス細野氏の自民二階派入りの弁 記者の「政治的信頼を損ねる行動では」との質問に答えは…
写真:FNN PRIME
元民主党のプリンス細野氏 自民・二階派入りへの批判にどう答えた?
民主党政権で環境担当大臣を務め、プリンスとして民主党の将来を背負うと目されていた細野豪志衆院議員が、自民党入りを目指し、まずは自民党の二階幹事長が率いる二階派に入ることが1月31日決まった。

【写真】自民党・二階派入りした細野豪志氏の表情は…

二階派の総会で、特別会員としての派閥入りが認められた細野氏は、派閥事務所前で報道陣の取材に応じた。民主党の中核にいて二大政党制を標榜し、自民党から政権を奪うことを目指していた、細野氏がなぜ一転自民党入りを目指すことになったのか、説明に注目が集まった。細野氏は次のように口を開いた。

「ただいま志帥会(二階派)の例会で特別会員としての入会を認められました。志帥会の皆さんとの縁は二階会長というのがある。二階先生と話す中で私が考えていることを実現できるのではと入会をお願いしたという経緯です」

細野氏はこのように二階氏との縁を強調した上で、二階派入り決断の経緯と理由に言及した。

「正直申してこれまで非自民で長く活動してきたので、私自身がこの判断をするというのは相当私なりに決断が必要だったし、何度も自分の中で反問したというのがある。その中で私がやりたいこと・理念を本当にやるためには、一歩踏み出すべきではないかとこういう判断をした」

細野氏が二階派入りして前に進めたいと強調した「理念」とは
細野氏が二階派入りの理由としてあげた“私のやりたいこと・理念”とは何のことなのか?

「内政においては弱い者の立場に立つ、そして多様性を大事にする、外交安全保障については、しっかりと現実主義に立って物事を前に進めていくという考え方だ。こういう考えを志帥会の皆さんと勉強させていただいて、前に進めることができるのであれば、難しい判断だが仲間に入れていただきたいとお願いをした。いろいろ厳しい批判はあると思うが、そこも含めてしっかり受け止めて、しっかり勉強していきたいし、政策の実現に努めていきたい」

ついに明言した自民党入りへの思い
細野氏は、二階派の「特別会員」になるものの、当面は無所属での活動になる。一方で、自民党内には、かつて野党の中心人物の1人として自民党政権を攻撃してきた細野氏を迎え入れることへの反発の声が根強い。それでも細野氏は次のように、自民党入りを目指す考えを明言した。

「当然だが非自民でやってきたので地元も含めて厳しい意見の人がいると思う、そういった方々の理解をいただく必要があるのでそこは私が努力していかないといけない。政策を実現するという意味で自民党の皆さんと一緒にやっていきたい、自民党入りを目指していきたいという思いは持っている」

自民党岸田派や鈴岡県連との調整は?
しかし、自民党内でもとりわけ細野氏への反発が強いのが、岸田派と静岡県連だ。細野氏の選挙区である静岡5区には、細野氏とこれまで戦ってきた自民党岸田派所属の吉川赳元議員がいる。そして静岡の自民党県連関係者は、落下傘候補でありながら選挙に強い細野氏に、これまでさんざん煮え湯を飲まされてきたため、仮に細野氏が自民党入りするにしても、細野氏が静岡5区に居座ることは許容できないスタンスだ。しかし細野氏は次のように言い切った。

「私は静岡5区の出身ではないが、ちょうど20年前に全くゼロからスタートして20代だったが皆さんに育てていただいて政治家として鍛えていただいた。私の思いは選挙区で政策を実現する上でも一歩を踏み出したいという思いで決断した。選挙区を動くというのは私の選択肢には全くありません。選挙区を出るということは私が政治家を辞める時だ」

3566チバQ:2019/02/01(金) 09:35:13
細野氏のこれまでの発言との整合性を記者が質問
一方で、細野氏の今回の決断は、これまでの自らの政治行動を一変させるもので、過去の発言とも整合性が取れない。その点について記者からの質問が相次いだ。まず、政権交代可能な二大政党制を目指すとしてきた考えを変えたのか聞かれると「率直にその通りだ」と答えた上で、こう続けた。

「もともと私は保守二大政党論者だ。外交安全保障はお互いに話し合えるように状況を作ったほうがいいと言ってきた。残念ながら民進党の安全保障政策が私の考えと会わなくて党を出て希望の党をつくった。ただ残念ながら希望の党は消滅する中で、私はやりたい政策をやるためには二大政党というやり方ではなくて、まずは志帥会に入って実現していくべきだと判断した。したがって二大政党と言っていたことを変えたではないかという批判はその通りで率直に受け止めるしかない。私の思いは政策理念、やりたいことは変わらないしこれからも変えない。それをやる手段として二大政党ではない選択をしたということ」

二階幹事長肝いりの国土強靭化はバラマキ?
続いて、細野氏が、二階幹事長の看板政策である国土強靭化政策を「公共工事のバラマキだ」と批判してきたこととの整合性を聞かれると、こう答えた

「長く自民党以外の立場で活動してきたので様々な発言をしてきたと思う。そこは出直しのつもりでやらないといけない。理念としての災害対応、災害に強いまちづくりという意味では考え方に賛同できる。もともと私は阪神淡路大震災の時、現地でボランティアをして政治家を志した。あとは政治家として一番私が問われたのは東日本大震災。ああいう災害対応をどうやるのかが政治の最大の課題、それを二階会長が国土強靭化と仰っているのだろうと理解している。そこはしっかりやらなければならない」

続いて、細野氏が、二階幹事長の看板政策である国土強靭化政策を「公共工事のバラマキだ」と批判してきたこととの整合性を聞かれると、こう答えた

「長く自民党以外の立場で活動してきたので様々な発言をしてきたと思う。そこは出直しのつもりでやらないといけない。理念としての災害対応、災害に強いまちづくりという意味では考え方に賛同できる。もともと私は阪神淡路大震災の時、現地でボランティアをして政治家を志した。あとは政治家として一番私が問われたのは東日本大震災。ああいう災害対応をどうやるのかが政治の最大の課題、それを二階会長が国土強靭化と仰っているのだろうと理解している。そこはしっかりやらなければならない」

3567チバQ:2019/02/01(金) 09:35:25
政治的信頼を損ねる行動ではとの問いに細野氏は…
そして記者からは、細野氏の行動を問う、この日もっとも厳しい質問が飛んだ。

記者「細野さんの方針転換については、細野さんは民主党・非自民の中核的存在だった。それが自民党側に急遽一転してくるのは政治的な信頼を損ねる行動ではないか」

痛いところを突かれたのかもしれない。硬い表情で質問を聞き終えた細野氏は質問にストレートに答えずに、前日の国会での代表質問でのエピソードで切り返した。

「昨日代表質問を聞いていて感じたが、枝野代表も玉木代表も思いを述べていて、立派な代表質問だったと思う。ただ、んっと思ったのは、(児童)虐待のことに触れたのは二階会長だけだった。政治の役割は何かと考えた時に本当に弱い立場の人に手を差し伸べることが大事。虐待はもっとも弱い子供たちですから。それを野党ではなく与党でやれるのであれば、政治家として大きな役割だと思った。私の理念は変えずに前に進めることでいろんな思いを寄せていただいた皆さんに応えていきたい」

その上で細野氏は、現在の野党の状況を問われ、「友人も多いし、いま私の立場で野党について論評するのは控える」とした上で、「外交安全保障は現実主義でやっていかなければ、政権を担うというのは難しい。そういったことも含めて私の考え、理念と合致する政党が今の野党にはどうしてもない。そのうえでの今回の判断だ」と安全保障政策をめぐる野党の現状も、自民党入りの理由だと説明した。

そして派閥事務局が設定した質問数を超えた時点で、細野氏が原発事故担当閣僚などとして向き合ってきた原子力政策について聞かれると、時間がないと告げ、取材は終わりとなった。

各方面からの批判に細野氏の今後の説明と行動は…
細野氏の行動については、野党から「本当に節操がない」「18年間言ってきたことは何だったのか」との批判の声の一方で、立憲民主党の枝野代表らは「関心もない」と冷ややかだ。

自民党の静岡県連関係者も「絶対おかしいし都合がよすぎる。選挙民も裏切っている」という批判し、地元の有権者を取材しても、支持する声もある一方で、やはり厳しい声が多かった。

細野氏の弁がこうした批判に対する説明として十分だったかどうかはともかく、厳しい声を払しょくして自民党の政治家としてかつての輝きを取り戻すまでの道のりが険しいのは間違いない。

3568チバQ:2019/02/01(金) 11:44:05
https://digital.asahi.com/articles/ASM104H1SM10UTFK009.html?rm=462
「うろうろ迷惑だ」 二階派・細野氏、自民の火種に?
有料記事

明楽麻子 2019年1月31日20時53分
 自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(44人)は31日、民主党政権の中核を担った無所属の細野豪志衆院議員(静岡5区)が「特別会員」として入会することを了承した。細野氏は自民への入党を探るが、党内からは不満が出ており、今後火種となりそうな情勢だ。

 国会近くの砂防会館であった二階派の定例会合。細野氏は「ゼロから勉強して仲間になれるように頑張りたい」とあいさつした。

 大派閥を率いた田中角栄元首相の薫陶を受けた二階氏にとって、「数は力」は政治信条の一つ。これまでも、民主党政権で外務副大臣を務めた山口壮衆院議員や、自民党を離党した無所属議員を特別会員として受け入れ、自民党入党後に派閥の正会員とする手法をとってきた。党内では、細野氏についても次期衆院選後の入党の可能性が取りざたされる。

 ただ、非自民を掲げてきた細野氏への風当たりは強い。萩生田光一幹事長代行は31日のインターネット番組で、「自民党政治を批判してきた振る舞いが間違っていたなら、国民に知らしめるべきだ。説明なしにうろうろされるのは迷惑だ」と厳しく批判した。

 ログイン前の続き選挙区事情も細野氏の立場を複雑にする。静岡5区には、再起をねらう自民党岸田派の元職がいるためだ。細野氏は31日、記者団に「自民党入りを目指したい。選挙区を動くことは私の選択肢にない」と明言した。

 岸田、二階両派は衆院山梨2区で分裂選挙を繰り広げてきたが、27日投開票の山梨県知事選で連携し、二階派が推す長崎幸太郎・前衆院議員を勝利に導いたばかり。岸田派内からは「タイミングが悪すぎる」との声が漏れる。同派を率いる岸田文雄政調会長は31日、記者団に「直接聞いていないので申し上げることはない」と言葉少なに語った。(明楽麻子)

3569チバQ:2019/02/01(金) 17:32:17
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26502.html
2019.01.31
連載
永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報
細野豪志議員、自民党“入党”に地元も激怒?民進党を潰した戦犯、自らの延命第一
文=神澤志万/国会議員秘書

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 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 1月28日、第198回国会が開会しました。会期は6月26日までの150日間を予定しています。今回は年明けから浮上した厚生労働省の統計問題に注目が集まったことで「統計国会」とも揶揄され、早くも与野党の攻防が始まっています。

 今年は皇位継承や参議院議員選挙などの大きな政治イベントが相次ぐので、政府・与党は提出法案を絞ったようですが、安倍晋三首相の施政方針演説も特筆するような内容はなく、そのため統計問題がクローズアップされてしまったようです。野党(特に立憲民主党)の追及への対応次第では、開会早々に国会が止まる事態にもなりかねない雰囲気です。

平成最後の国会開会式に予約殺到

 平成最後の通常国会ということもあり、今年の開会式には「天皇陛下をお迎えする式をぜひ参観したい」という方がとても多かったです。陛下は、この開会式をとても大切にされてきました。前立腺がんの手術後に一度だけ皇太子殿下に「お言葉」の代読をお願いされた以外は、憲法を尊重して必ず開会式にお越しくださっています。今回も、定例の健康診断の検査の予定をずらしてのご来臨と報道されましたね。

 開会式は、旧貴族院だった参議院の議場で行われます。陛下の御席は参議院にしかありません。通常の本会議の傍聴は当日の申し込みでもおおむね大丈夫ですが、開会式だけは事前の申し込み手続きが必要です。今回は特に人気が高かったので、早い時期から参議院警務部は予約の注意事項について全事務所に告知していました。

 申し込みの受付は電話予約のみで、衆参の議運(議院運営委員会)理事会で開会式の日程が了承された翌日の10時から始まります。今国会の場合、衆議院の議運理事会では1月18日に開会式の日程の了承が行われましたが、参議院は「政府の統計問題への対応の悪さ」を理由に、野党は開会式の日程について議題にもあげませんでした。

 翌週も参議院の議運理事会は断続的に開かれましたが、なかなか日程が了承されず、ギリギリの24日にようやく了承されて25日と決まりました。遠方からの参観を希望していた方々は、予約が取れたかどうかわからずにやきもきされたと思います。

 さて、やっと予約受付が始まった25日10時。秘書たちも、みな必死で警務部へ電話しました。その結果、予約申し込みが殺到し、参議院警務部の電話が混線、衆議院から参議院への内線自体がつながらない事態になりました。

 参観証は議員事務所ごとに3枚まで予約が可能なのですが、それも合計180枚まで。先着順なので、早ければ60事務所で打ち切られてしまいます。ちなみに、現在は衆議院465議員・参議院242議員・欠員2議員で、あわせて707の議員事務室があります。そのうち1割以下にしか参観証が交付されないので、超激戦でした。

野田聖子議員が“大人気”だったワケ

 開会式は13時から行われ、議場が開場されるのは1時間前の12時からです。プレミアがついた参観証を持った180名の方々が参議院の通用門から傍聴者用入り口を通り、厳しい荷物検査を受け、コートや荷物、ポケットの中のものまでロッカーに預けてから議場に案内されます。

 傍聴席は180人全員が座ることができないので、30人くらいは立ち見状態で開始を待ちます。待っている間に、礼装した衛視さんが議場内をゆっくりと歩いて警備している姿を見たり、傍聴席担当の衛視さんから注意事項の説明を受けたりするのも、貴重な経験になると思います。
 開始15分前になると議員席の扉が開錠され、衆参の国会議員たちが続々と入ってきます。開会式の日は和装の議員も多く、とても華やかです。著名な議員を見つけるのも、楽しみのひとつになると思います。

 議員たちの座席も決まっていないので、空いている席を探すためにウロウロしたり、時間ギリギリに入場して後ろのほうで立ったまま陛下の到着を待ったりする議員もいます。「平成最後」ということでいつもは列席しない議員も参列したので、例年よりも立ち見組が多かったです。

3570チバQ:2019/02/01(金) 17:32:38
 開会すると、国会議員も傍聴者も全員起立し、ずっと立ったままです。衆議院議長が両議院を代表して式辞を述べ、陛下からお言葉を賜るのが通例になっています。

 陛下は「国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」と述べられました。細かい部分は報道されないため、機会があればぜひ足を運んでいただきたいです。

 式の終了後に陛下をお見送りしてからは、恒例の和装振興議員連盟の写真撮影会がありました。女性議員では圧倒的に野田聖子・和装議連事務局長が人気で、党派を超えて撮影依頼が多く、そのたびに笑顔で応じていました。水色のさわやかなお着物で、とても素敵でした。女性議員の議員バッジはたいてい帯揚げにつけるのですが、野田議員は帯に直でつけていて、みなさんからいじられていました。

社民党にすり寄る立憲民主党のお粗末さ

 開会式が終わると、衆参両院で安倍首相をはじめ大臣の施政方針演説が行われます。神澤としては、安倍首相が韓国軍のレーダー照射問題の件で「日本政府として韓国と対話での解決に向けて取り組む」などと発言してくれれば国民の関心も高くなるのにと思っていたのですが、残念ながら言及したのは統計問題でしたね。

 統計問題の原因は単なる人手不足です。根本的な解決策は人材の補給以外にないと思います。統計を取るほうも取られるほうも人手が足りなかっただけでしょう。そして、それをひとりの職員のせいにして終わらせようとしている厚労省の対応もよくありません。「職員のせいじゃないだろ」と思ってしまいます。

 また、それを「与党攻撃のチャンス」とばかりに追及を続ける立憲民主党にも疑問がありますね。そもそも、立憲民主党は「数合わせ」については否定的だったのに、国民民主党が自由党と会派を結成して参議院の野党第一党になったとたん、社民党にすり寄りました。「『数合わせ』なんてダメだって偉そうに言ってたよね?」と永田町の女性秘書たちはみんなあきれています。
細野豪志議員、自民党二階派入りの裏事情

 もっとあきれたのは、無所属のまま自民党会派入りすると見られている細野豪志議員です。民主党政権時には環境大臣や党幹事長を歴任した細野議員ですが、二階派に「特別会員」として入会する見通しが報じられました。

 二階俊博議員は「来るもの拒まず」で有名で、派閥には“やらかし議員”が多いことも知られています。もはや説明不要の片山さつき内閣府特命担当大臣のほか、失言で知られる桜田義孝大臣(東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当)、さらには“路チュー騒動”の中川郁子議員(当時)と門博文議員、不倫スキャンダルの宮崎謙介議員と金子恵美議員夫妻(いずれも当時)など“スター”がそろっています。そして、二階派の会合や秘書会は正直楽しいです。

 しかし、同じ選挙区内で自民党の議員同士を競わせるようなことを平気でする二階議員には「なんか違うんじゃないかな」と思ってしまいます。同じ政党の秘書同士なのに、総選挙の時期になると微妙な間柄になってしまうこともあり、つらく感じることもあります。

 実は、無所属の議員を二階派に入れて当選したら自民党入党を認めるという手法は、二階議員の得意技なのです。今回の細野議員も、そういうことなのでしょう。とはいえ、細野議員の選挙区には、すでに自民党として活動を続けている候補者がいるのです。ただ、その候補が次の選挙で当選するかは微妙で、細野議員が当選する可能性のほうが高いです。そうなれば、必然的に細野議員の自民党入りは確実ということになります。

 こうした二階議員の手法については派閥内でもあきれる声があがっているようですが、自民党の幹事長なので誰も意見できないのでしょう。

 また、細野議員にも疑問があります。今の秘書の方々の処遇はどうするつもりなのでしょうか。たとえば、同じように民主党から自民党へ無所属で会派入りした松本剛明議員は、自民党に移ったときに、それまでの秘書をみんなクビにしました。もし細野議員も同じようなことをするのであれば、許せないです。

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2019/01/post_26502_3.html
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3571チバQ:2019/02/01(金) 17:32:51
 そもそも、希望の党への電撃移籍もなんだったのでしょうか。民進党の「顔」だったのに、2017年8月に急に離党して翌月には希望の党に入り、総選挙では民進党出身者の公認をめぐって多くの候補者が出馬すらできない事態になってしまいました。その人たちの無念を、細野議員は受け止める責任があります。
 自分の政治生命の延命のためだけに自民党入りなんて、選挙区の支援者たちも受け入れられないでしょう。すでに「地元の反発」を危惧する報道も出始めています。ただ、その一方で「与党議員として政治活動をしたい」という気持ちも理解できます。与党の議員でないとできないことも多いからです。

 神澤の友人の50代の女性秘書は、参院選の出馬オファーを何度も受けているそうです。彼女いわく「私もいい年齢になったから、出馬も考えなくはない。でも、本気で勝負するなら与党からがいい。若ければ野党で経験を積むことも考えられるかもしれないけど、もう私にはそういう時間はないから。しょせん、私は野党が女性候補者を増やしたいがための数合わせ要員なの」とのこと。

 数合わせの国会運営を許してはいけないと思います。自分の政治生命より、国民や日本のために尽力する。そういう国会議員を求めて、神澤はこれからも国会の中心からレポートしていきたいと思います。

 平成最後の結び年、新元号元年の2019年。今年もよろしくお願いいたします。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

3572とはずがたり:2019/02/02(土) 20:09:13
自民・竹下派が第2派閥に並ぶ=麻生派1減、ともに56人に
2019年01月29日17時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019012900967&g=pol


 自民党竹下派が党内第2派閥の麻生派と所属議員数で並んだ。両派はそれぞれ56人。麻生派メンバーが先に告示された愛知県安城市長選に立候補して衆院議員を自動失職、1減となったためで、1人差で追っていた竹下派が浮上した形だ。
加藤氏、「ポスト安倍」に浮上=竹下派で力学変化-自民

 麻生派は昨年12月、所属していた鴻池祥肇元防災担当相と北川知克元環境副大臣が相次いで死去し、57人に減っていた。一方、竹下派は昨年11月に無派閥の園田博之元官房副長官(衆院比例九州)の死去に伴い、同派所属の宮崎政久氏が繰り上げ当選。計56人となっていた。(2019/01/29-17:05)

3573とはずがたり:2019/02/02(土) 21:38:30
中島岳志の「自民党を読む」(5)岸田文雄
当たり障りのないことを言う天才。何をしたいのかが極めて不明瞭。本当にリベラルか?

中島岳志 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2018122900001.html
2019年01月06日

3574チバQ:2019/02/03(日) 15:47:19
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190202-00000003-sasahi-pol
「弱み」につけ込まれた? 細野豪志氏「自民党二階派」入りの内幕〈AERA〉
2/2(土) 11:24配信 AERA dot.
「弱み」につけ込まれた? 細野豪志氏「自民党二階派」入りの内幕〈AERA〉
細野豪志氏 (c)朝日新聞社
 野党第1党で要職を歴任した細野豪志元環境相が自民党二階派に入る。孤立と権力志向という弱さを二階俊博幹事長につけ込まれたという。

【細野氏のこれまでの歩みと、「弱み」につけ込んだ?二階氏はこちら】

*  *  *
 これでは「節操がない」と有権者ばかりか、国会議員から責められても仕方がない。自民党二階派(志帥会)の「特別会員」となった無所属・細野豪志元環境相(47)のことだ。1月31日に開かれた二階派の定例会出席後に記者の取材に応じた細野氏は、平身低頭。神妙な面持ちで、派閥を率いる二階俊博幹事長への忠誠を語った。

「二階先生といろんな話をする中で、私が考えていることを実現できるのではないかと考えるようになった」

 この会見の様子をテレビで眺めていたある野党幹部は一言、こうつぶやいた。

「軍門に降ったな」

 旧民主党政権では原発担当相や環境相、党幹事長を歴任。旧民進党では代表代行も務めた。しかし、憲法改正に関する見解の相違を理由に離党すると、その後は、小池百合子・東京都知事らと旧希望の党を結党し、政権奪取を試みるが失敗。その上、野田佳彦前首相ら旧民主党の「三権の長」経験者を念頭に、希望の党の公認申請は「ご遠慮頂くのがいい」と発言した自身の責任を取り、以後、無所属での活動を強いられていた。旧民主党時代に立ち上げた派閥「自誓会」で行動を共にした国会議員は、細野氏の心中をこう察する。

「自らも主導した政変で2017年に野党第1党(民進党)を解体させた戦犯であり、完全に野党内では孤立していました。自業自得としか言いようがありませんが、この時点で早々と野党に未練はなかったのではないでしょうか。経済政策はともかく安全保障の分野では、野党の中枢にいたころから極めて自民党に近い感覚を持っていました
から」

 発言や立場をたびたび変える姿勢は有名。細野氏を古くから知る後援会の関係者は、民主党政権下で遭遇した11年の東日本大震災以降、細野氏の権力志向は強まったと語る。

「首相補佐官という立場で原発事故に遭遇し、政権を握らなければ政治は動かせない現実を思い知ったのだと思います。下野してもマインドは与党のままでした」
 細野氏は党内改革ではなく、野党共闘によって安倍政治と対峙する路線を強める執行部と反目。14年に発表した「わが民主党改革宣言」の論文の中で、民主党の弱点を「党内ガバナンスの欠如」とし、「いざという時にまとまる人間関係を自民党から学んで良い」と自民党を引き合いに執行部を批判した。

 細野氏の与党マインドと野党内で失った居場所。この弱みにつけ込んだのが二階氏だった。野党幹部が「軍門に降った」と語ったのは、無所属の議員をそのまま入会させ、派閥の拡大をもくろむなど独自色の強い二階派は、野党に居場所のない議員にとって格好の受け皿だからだ。細野氏を迎えれば、同じ境遇の旧民主党保守派の議員へのサインにもなる。ただ自民党内の反発は強い。二階氏が当然予想された反発を押してでも細野氏を迎え入れた決断の真意を、ある与党議員はこう語る。

「次の総裁を自らの派閥から誕生させたい思いが二階氏にはある。だから、来る者拒まずの姿勢で懐の深い印象を世間に与えたい。とはいえ、おそらく細野氏の政治手腕そのものに二階氏の関心はない。自民党ではなく、派閥のために仕事をさせられる細野氏は、統一地方選、参議院選挙を通じて、それ相応の『踏み絵』を踏まされる。次の自らの選挙で自民党の公認がもらえなければ、細野氏の政治生命は絶たれるだろう」

 細野氏は静岡5区以外での活動は全く考えていないとし、5区を離れるときは政治家をやめると明言している。(編集部・中原一歩)

※AERA 2019年2月11日号

3575チバQ:2019/02/04(月) 18:36:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019020400775&g=pol
「子供産まぬ方が問題」=麻生氏また発言、撤回
2019年02月04日17時05分

衆院予算委員会で答弁する麻生太郎副総理兼財務相=4日午後、国会内
 麻生太郎副総理兼財務相は4日の衆院予算委員会で、「子供を産まなかった方が問題」との自身の発言について、「一部だけが報道され誤解を与えた」と釈明し、撤回した。立憲民主党会派の大串博志氏への答弁。麻生氏は2014年にも同趣旨の発言をして批判を浴びた経緯がある。
 麻生氏は3日の福岡県での講演で、少子高齢化問題に触れる中で「年寄りは年を取った方が悪いみたいなことを言う変なのがいっぱいいるけど、それは間違っている」と述べた上で「子供を産まなかった方が問題なんだから」と発言した。
 立憲民主党の辻元清美国対委員長は4日、記者団に「麻生節では済まされない。人権感覚、全くなしだ」と批判。共産党の小池晃書記局長は記者会見で「麻生氏の辞書に『反省』という言葉はない」と非難した。(2019/02/04-17:05)

3576チバQ:2019/02/05(火) 10:48:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190204-00000593-san-pol
細野氏、自民入りに意欲 二階派幹部も「政界トップに」
2/4(月) 21:06配信 産経新聞
細野氏、自民入りに意欲 二階派幹部も「政界トップに」
あいさつする細野豪志氏=4日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)
 自民党二階派(志帥会)に特別会員として入会した無所属の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=は4日、東京都内で政治資金パーティーを開き、「自民党の中で自分の政策の実現を目指す」と改めて自民党入党に意欲を示した。

 旧民主党政権で要職を務めた細野氏は、現在の野党は立憲民主党が軸となり、参院選では共産党と選挙協力する可能性があると強調。「安全保障の信条、憲法改正の考え方がどうしても合わない。野党に入る選択肢はあり得なかった」と語り、支援者に二階派入りへの理解を求めた。

 「北朝鮮、北方領土の問題もある中で安倍外交は本当によく頑張っていると思う」とも述べた。

 パーティーには二階派を代表して河村建夫会長代行が出席。「政界では昨日の友は今日の敵であり、昨日の敵は今日の友ということもある」と述べた。「これまでの経験を政界に生かし、いずれトップに立っていただきたい」と「将来の総裁候補」としての期待感も示した。パーティーに野党議員は出席しなかった。

3577チバQ:2019/02/06(水) 11:49:32
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-556276.html
細野豪志の二階派入り、地元からは“来るなら自民党員辞める”の声
2019/02/06 05:57デイリー新潮

細野豪志の二階派入り、地元からは“来るなら自民党員辞める”の声

されど選挙は強い(撮影・上森清二)

(デイリー新潮)

 1月28日に召集された通常国会。初日から不穏な動きをする議員を発見した。細野豪志(ごうし)元環境相(47)だ。

「院内で河村建夫(たけお)元官房長官に細野さんがヘコヘコ頭を下げて、『また相談させてください』と言っていたんです。河村さんは自民党二階派の重鎮で、同派の会長代行。本気で二階派に入るつもりなんだと驚きました」(自民党関係者)

 細野氏は民進党時代、静岡県知事選に欲を出すも結局は出馬を取りやめ、小池旋風が吹けば希望の党へと乗り移り、古巣の同志の「排除」を主導して顰蹙(ひんしゅく)を買った。今では野党改編の流れからあぶれて無所属。ついたあだ名は、“モナチュー”改め“ウソ野豪志”。

 そんな流浪の政治屋が最後に泣きついたのが、まさかの自民党だったのだ。

「昨年末、二階幹事長の懐刀である林幹雄(もとお)幹事長代理と極秘で会食しています。先日の山梨県知事選でも、二階派の長崎幸太郎氏の応援に駆けつけて、裏方仕事に勤しんでいた。1月31日の派閥定例会で入会が承認された」(政治部デスク)

 地元・静岡では、細野氏の元秘書で国民所属県議のSNSが話題になっていた。

「先日、県議が事務所開きをした際の写真を載せていたのですが、細野さんからの選挙応援の為書きが写っていなかった。常に行動を共にしていた細野さんの為書きを載せないのは訣別の意思表示では、と囁かれました」(地元関係者)

 県議本人に聞けば、

「写真に写ってなかっただけで飾ってはいました。今回の件は、言いようがないし、答えが見つからない」

 と、かなり歯切れが悪い。対照的に舌鋒鋭く批判するのは、自民党県連の関係者。

「新年会では、細野さんが来るなら党員を辞めるという声が続出しました。辛酸をなめさせられてきた相手を、突然応援するなんてできませんからね。彼も逆風を感じ取り、福島や新潟など他の選挙区に逃げるって話も聞こえてきてます」

 本人は取材に“選挙区替えなら政治家辞める”と答えているが……。4月の統一地方選で、自民党候補の応援に回れるかが踏絵になるが、来られても迷惑との声も。踏絵さえ踏ませてもらえそうにない。

「週刊新潮」2019年2月7日号 掲載

3578チバQ:2019/02/06(水) 22:04:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190206-00000081-asahi-pol
「二階さんもやり過ぎだ」 細野氏の派閥入会、軋轢生む
2/6(水) 20:57配信 朝日新聞デジタル
「二階さんもやり過ぎだ」 細野氏の派閥入会、軋轢生む
細野豪志氏の自民党二階派入りをめぐる主な発言
 非自民を掲げてきた細野豪志衆院議員=静岡5区=が自民党二階派(志帥会、44人)に入ったことをめぐる騒動が収まらない。自民党静岡県連の国会議員団は6日、細野氏と議席を争ってきた元職の支援を続ける方針を決定。10日の党大会を前に、党幹部を巻き込んだ軋轢(あつれき)が生じている。

 自民党本部で6日にあった静岡県連(会長・牧野京夫参院議員)の会合には、衆参9人の国会議員が集まった。議題は、衆院静岡5区で争ってきた細野氏の二階派入りへの対応だ。

 会合では「党のあり方が問われている」などと批判が続出。牧野氏は会合後、記者団に「全員一致で吉川(赳・元衆院議員)さんを支援することを決めた」と説明した。会合に出席したベテランの一人は「派閥だからって何をしてもいいわけじゃない。二階(俊博・幹事長)さんもやり過ぎだ」と吐き捨てた。

 旧民主党出身の細野氏は同派入りを足がかりにした自民入党をねらう。同派を率いる二階氏は5日の記者会見で「自民党は謙虚に受け入れる雅量がなければダメだ」と述べ、細野氏の入党を歓迎した。

 ただ、静岡5区では岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会、48人)の吉川氏が次期衆院選に向けて活動中。細野氏は別の選挙区からの立候補を強く否定しており、調整もままならない事態に陥っている。岸田氏は6日、視察先の群馬県内で記者団の取材に応じ、「マスコミ情報しか持っていない」と不快感をにじませ、「静岡5区には正式な自民党の支部長がいる。宏池会のメンバーだ。支部長、宏池会の同志は大事にしなければならない」と牽制(けんせい)した。

3579とはずがたり:2019/02/07(木) 16:28:34
「麻生さん、常識は元々欠けていましたけど…」山崎拓氏
http://news.livedoor.com/article/detail/15984142/
2019年2月6日 18時58分 朝日新聞デジタル

■山崎拓・元自民党副総裁(発言録)

 (麻生太郎・副総理兼財務相についてどう思うか問われ)麻生さんは浮世離れした政治家じゃないかと思う。

 常識は元々欠けていましたけど、最近はちょっとぼけ老人になりましたね。恵まれて育ちすぎて、上から目線でずっときているから、ああいう発言が次々出てくる。(6日、文化放送で)

3580チバQ:2019/02/08(金) 15:41:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190208-00000021-asahi-pol
首相、石破派除く6派閥と「極秘」会合 裏口から公邸へ
2/8(金) 7:56配信 朝日新聞デジタル
 安倍晋三首相は6日夜、自民党7派閥のうち石破派を除く6派閥の事務総長らと首相公邸で会食した。首相を支持した昨秋の党総裁選の慰労が名目だが、公邸の裏口からひそかに入り、取材に対し、会合自体を否定する出席者もいる異例の会合となった。

 出席者によると、会合では国会で野党から追及を受けている統計不正問題や、細野豪志衆院議員の二階派入りなどが話題になった。参院選情勢についても意見交換し、首相は「参院選で1人区を落とさないように結束してがんばろう」などと話したという。

 ただ、この日の会合については首相周辺から箝口令(かんこうれい)が敷かれ、首相の出身派閥である細田派事務総長の下村博文・元文部科学相は7日、記者団に「昨日はそういうことはしていないと正式に言う」と否定した。総裁選で首相支持と石破茂・元幹事長支持でわかれた竹下派も参加しており、石破派からは「何が(総裁選が終われば)ノーサイドだ」と反発の声が上がった。(明楽麻子)

朝日新聞社

3581チバQ:2019/02/11(月) 11:13:42
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1902100005.html
【自民党大会】自民・谷垣禎一氏が党大会でスピーチ 参院選出馬布石?
2019/02/10 11:44産経新聞

【自民党大会】自民・谷垣禎一氏が党大会でスピーチ 参院選出馬布石?

自民党大会に出席した元総裁の谷垣禎一氏=10日午前、東京都港区(鴨川一也撮影)

(産経新聞)

 谷垣禎一前自民党幹事長は10日、都内のホテルで開かれた党大会でスピーチし、「世界は大きな変動に見舞われている。わが国が新しい道を切り開くのは、自民党が安定した政治を作っていくことだ」と述べ、4月の統一地方選や夏の参院選の勝利に向けて党員・党友らに協力を求めた。

 谷垣氏は車いすに乗って登壇、平成28年7月の幹事長在任中の自転車事故について「私の不注意から大けがを負った。突然、仕事ができなくなり、迷惑をかけたことをおわびする」と述べた。

 また「いま楽しみにしているのは東京五輪・パラリンピック、なかんずくパラリンピックだ」と述べた。その上で「自分が障害を負うと、障害は一人一人によって抱えている課題が全部違うと感じる。パラアスリートがそれぞれ課題をどう乗り越え、どう勇気を振り絞って大会に挑戦するのか、ぜひ拝見したい。それが私にも勇気を与えてくれる」と語った。「来年を機会にバリアフリーが大きく前進するように心から祈っている」とも述べた。

 一方で谷垣氏は「政治を引退する決意をした」と改めて明言した。

 谷垣氏をめぐっては、安倍晋三首相周辺などからは「夏の参院選比例代表の目玉候補に」との声も上がっている。稲田朋美筆頭副幹事長が谷垣氏にスピーチを依頼した経緯があり、ある党幹部は「出馬への地ならしだ」とも語る。顧問を務める谷垣グループ(有隣会、約20人)にも待望論が根強い。

 公明党の山口那津男代表は党大会で、谷垣氏に「これからも大所高所からご指導、ご鞭撻(べんたつ)をいただきたい」と述べた。

3582チバQ:2019/02/12(火) 10:52:47
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-00423110HDK.html
二階氏は谷垣演説に涙 「対韓国生ぬるい」「細野問題」で青年局から批判も 自民党大会で見た党内の異論と活力
2019/02/12 07:00FNN PRIME

二階氏は谷垣演説に涙 「対韓国生ぬるい」「細野問題」で青年局から批判も 自民党大会で見た党内の異論と活力

二階氏は谷垣演説に涙 「対韓国生ぬるい」「細野問題」で青年局から批判も 自民党大会で見た党内の異論と活力

(FNN PRIME)

鬼門の“亥年選挙”安倍首相は必勝を誓う

2月10日、自民党は都内のホテルに約3500人の国会議員・地方議員・党員らを集めて党大会を開催した。安倍首相は演説で、「12年前(2007年)のいのしし年、亥年の参議院選挙はわが党は惨敗した。当時の総裁だった私の責任であります。このことは片時たりとも忘れたことはありません」と述べた。

自民党大会で挨拶する安倍首相(2月10日)

その上で、2007年の参議院選挙の敗北が、2009年に民主党政権を誕生させたとして、「わが党の敗北によって、あの悪夢のような民主党政権が誕生した。決められない政治、経済は失速し後退し、低迷した。人口が減っていくんだから、成長なんかできないと諦めていた、あの時代に戻すわけにはいかないんです!」と語気を強め、「まなじりを決して、戦い抜いていく先頭に立つ決意だ」と春の統一地方選挙、夏の参議院選挙での必勝を誓った。

この安倍首相の民主党批判に関しては、石破元幹事長から「我々として現に戒めないといけないのは、ほら、あの民主党に比べれば良いでしょという、過去に終わった政権のことを引き合いに出して自分たちは正しいんだというやり方。私は危ないと思います」との批判も飛び出した。それでも安倍首相としては、負けられない選挙を前に、野党批判はあえて強調したかった点だったのだと見られる。

自民党・石破元幹事長

谷垣氏の演説に二階幹事長は“涙” 「復帰・復活を期待」

党大会には毎年、特別ゲストが出席するが、今年は自転車事故で頚髄損傷の大けがをし、政界から身を引いた谷垣前総裁がスピーチを行った。

自民党・谷垣前総裁が車いすで登壇

「世界のどこをみても大きな変動に見舞われています。わが国はその中で新しい道を切り開いていかなければならないと思います。わが国が新しい道を切り開いていくのは、自民党が今までの経験と、国民の間にどれだけ根をおろせるかと、さらに精進をして安定した政治を作っていくことではないか。病床にいながら、そのことをつくづく感じている毎日でございます」

2009年に民主党が政権を奪取し、自民党が野党に転落した苦しい時代に、自民党を総裁としてけん引してきた谷垣氏の挨拶に、会場では涙する人たちの姿も見受けられた。

自民党・谷垣前総裁

また、党大会後に記者団の取材に答えた、二階幹事長は涙し、嗚咽しながら、谷垣氏が元気な姿で一般党員の前で演説できたことを喜び、「復活・復帰を私は期待している」と政界への復帰を引き続き期待していく考えを示した。谷垣氏は1983年8月の補欠選挙で初当選し、二階氏はその4か月後の12月に行われた第37回衆議院選挙で初当選をしている。二階氏としては、同じ時代を政治家として過ごしてきた“同志”としての思いが強く、最近も周辺に「彼には国に果たすべき責任がある」と谷垣氏ことを熱く語っていたとのことで、谷垣氏の演説に感極まったのではないかと言われている。

自民党・二階幹事長

3583チバQ:2019/02/12(火) 10:53:27
首相への登竜門“青年局長” 岸田氏「私の前は安倍首相です(笑)」

自民党は党大会に合わせて、前日に各種のイベントを開催している。もはや恒例となった自民党本部前の屋台村は、東京が降雪の予報となったことを受け、急遽本部内の食堂で開催された。

また若手議員らの会議なども開かれ、45歳以下の国会議員や地方議員などで構成する「全国青年部長・青年局長合同会議」には、第32代青年局長の岸田文雄政調会長、第41代青年局長の萩生田幹事長代行が、党執行部として出席した。この中で、普段は慎重な物言いの岸田政調会長だが、後輩たちを前にしてリップサービスする一幕があった。

「第4代青年局長は竹下登元首相、第5代青年局長は宇野宗佑元首相、そして第6代青年局長は海部俊樹元首相、こうした青年局長の先輩方が、その順番で総理大臣に就任したと。青年局長は(首相への)登竜門だから頑張れと、激励をしていただきました。この話を紹介した上で、ちなみに申し上げるなら、私の前の31代青年局長は安倍晋三首相であります(笑)、というとマスコミが少し喜ぶかなと(笑)」

自民党・岸田政調会長(2月9日)

自らがポスト安倍の有力候補であるとちゃっかりアピールしたこの発言に、会場からは笑いが起きた。さらに岸田氏は青年局長当時の思い出として、「昼間の会議は荒れに荒れて、ずいぶん突き上げられました。夜は一転して懇親会。大いに飲み上げて、盛り上がりました。私も、今と違ってあの当時、酒をいくら飲んでも酔うような気がしなかった。本当に有意義なひと時でした。今でもあの当時の思い出を振り返って、懐かしく思い、そうした人間関係を大事にして、今も仕事をしています」と述べ、永田町指折りの酒豪として知られる自身のエピソードも披瀝し、後輩たちへのメッセージとした。

萩生田氏「青年局は党内野党で良い。時の執行部の顔色を見るな」

また萩生田幹事長代行は、自らが八王子市議、東京都議として経験を積んできたことを踏まえ、「私も政治の原点は皆さんと同じ、青年局・青年部の活動でした。このフロアで結構吠えていましたからね(笑)」と述べた。

自民党・萩生田幹事長代行

その上で、東京都青年部長当時の逸話として、会議中に落ち着かず、頻繁に出入りを繰り返す若手国会議員に対して「全国の青年局のみんなは飛行機や新幹線を乗り継いで、1日がかりでこの会議に真剣に出ているんだ!選挙区と名前だけ言って帰るならもう入ってこなくていいから!」と、当時自民党所属だった現大阪府知事の松井一郎氏らと共に文句を言ったエピソードを披露。「私もそうだったように、皆さんも自民党の青年局は党内野党で良いんだと思います。時の執行部の顔色なんか見る必要は全くありません。それぞれ地域で、最も身近な国民、市民の皆さんに接している皆さんですから、その肌感覚を、ややもすれば、永田町の空気にだんだん染まってきてしまう我々に、生の声で伝えていただくことが青年局の大きな役割だ!」と後輩たちを激励した。

青年局「韓国の対応生ぬるい!細野問題はやめてほしい!」

自民党 青年部・青年局 女性局合同会議(2月9日)

この先輩の訓示が影響したのかは定かではないが、現在の第49代青年局長の佐々木紀衆議院議員は、この会合の後に開かれた、「青年部・青年局、女性局合同全国大会」で、安倍首相、二階幹事長が出席する中、執行部に向けて次のように要望した。

「レーダー照射事案をはじめとした、韓国への対応が生ぬるいのではないか。もっと厳しく政府には当たってほしいという意見もありました。また、いわゆる細野問題、静岡5区では我々の青年局の仲間が、野党の閣僚経験者(細野豪志氏)を相手に頑張っている、その努力をないがしろにするようなことはやめてほしいとの意見もありました。憲法改正の覚悟を持ってほしい、伝えて欲しいという意見も出ておりました。これらはいずれも党員の声、国民の声として、この場で執行部の皆様にお伝えしたいと思います。青年局は、時には党内野党として発言し、行動していきます。これができることも自民党の底力であり、活力だと思っております」

自民党青年局長・佐々木衆院議員

3584チバQ:2019/02/12(火) 10:54:07
自民党大会にあたっては、こうしたプレイベントが前日に開催され、地方議員からの意見などを聞く機会が持たれている。党大会当日には、来賓の挨拶や党務報告以外にも、優秀党員や優秀組織、党勢拡大の特別表彰なども行われている。

ある自民党の重鎮議員は「自民党の強さは、地方組織の強さ」と語っている。過去には政権を失い野党に転落したことや、離党者が続出するなど苦しい時代もあったが、そのたびに這い上がってきた力の源泉は、こうした地方組織や団体だといわれると、「なるほどな」と思う所がある。安倍一強ともいわれる中、こうした地方組織が活力をもって、「永田町に染まらない」意見を伝えることの重要さも感じ取れる場だった。

(政治部 自民党担当キャップ 中西孝介)

3585とはずがたり:2019/02/12(火) 15:43:50

石破派除外会合に不快感=自民幹事長
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-00000032-jij-pol
2/12(火) 11:14配信 時事通信

 自民党の二階俊博幹事長は12日午前の記者会見で、安倍晋三首相が党内7派閥のうち石破派を除く6派事務総長と首相公邸で会食したことについて、「みんなが愉快に思うか。内緒でやるほどのことではないではないか。(会合を)仕切った人は反省していると思う」と述べ、不快感を示した。

3586チバQ:2019/02/12(火) 18:54:38
https://www.asahi.com/articles/ASM2D34VBM2DUTFK007.html
首相「なぜ民主の名変えた?」 「悪夢」発言を撤回せず
2019年2月12日10時05分
 衆院予算委員会は12日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して基本的質疑が行われた。

 立憲民主党会派の岡田克也氏は、首相が10日の自民党大会で民主党政権時代を「悪夢」と呼んだことを問題視。「私たちは自民党政権の重荷を背負いながら政権運営をしてきた」として首相に発言の撤回を求めた。

 これに対し首相は「少なくともバラ色の民主党政権ではなかったのは事実だろう」とした上で、「岡田さんは反省がないのか。我々は政権を失ったときに深刻に反省した」と強調。さらに「悪夢でないというなら、なぜ民主党という名前を変えたのか。イメージが悪いから変えたんだろうと推測する人たちがたくさんいる」と反論した。

 岡田氏は「本当に自民党政権時代を反省したらあんな言葉は出てこない」とさらに撤回を求めたが、首相は「例えば財政赤字についていえば、それぞれ必要があって行ったことで漫然と行ったわけではない。覚悟して出さなければならない時はある」とかわした。

https://mainichi.jp/articles/20190212/k00/00m/010/054000c
首相、「悪夢」発言の撤回拒否 予算委で岡田克也氏と応酬
毎日新聞2019年2月12日 10時59分(最終更新 2月12日 11時09分)
 安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、10日の自民党大会で民主党政権時代を「悪夢」とした発言の撤回を、立憲民主党会派の岡田克也氏から求められ「党総裁として、そう考えている。少なくともばら色の民主党政権ではなかった」と述べ、拒否した。
 岡田氏は「悪夢」発言に関し「政党政治で頭から相手を否定して議論が成り立つのか。全否定するようなレッテル貼りはやめてほしい」と批判した。岡田氏は民主党政権時代に副総理や外相などの要職を務めている。

 首相は「採決で『アベ政治を許さない』と全否定したプラカードを持っていたのはどこの党だったのか」と応酬を繰り広げた。(共同)

3587チバQ:2019/02/14(木) 10:31:17
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-556660.html
細野豪志の“自民党入り” 去りゆくプリンスへ「贈る言葉」
2019/02/14 08:01デイリー新潮

細野豪志の“自民党入り” 去りゆくプリンスへ「贈る言葉」

細野豪志氏

(デイリー新潮)

「盟友」「政敵」10人が「細野豪志」へ贈る言葉(1/2)
「簡単に『自民党へ』なんて言えません」「自民入り? 立場は変わりません」。細野豪志代議士(47)が1年以内に受けたインタビューでの発言である。その彼が先日、堂々簡単に立場を変え、「二階派」に入会した。去りゆくプリンスへ「盟友」「政敵」が「贈る言葉」。

 ***

 細野氏の「二階派」入会が認められた前日、1月30日。永田町の議員会館では挨拶回りをするご本人の姿が見られたという。

 さる野党関係者によれば、

「ビシッと決めたスーツ姿で、野党サイドの事務所を回っていました。“こういう決断になり、申し訳ありません”と頭を下げていましたね。議員がいない事務所には、名刺にメッセージを書いて置いていく。とにかく腰が低く、ペコペコしていた。その後は自民党の事務所も回っていました」

 どんな仕事もそつなくこなす、総務系サラリーマン。どんな相手とも寄り添える八方美人。永田町での細野氏の評価はこんなところだが、こうした挨拶の振る舞いひとつとっても、如才なさは変わらず垣間見える。しかし、逆に過剰なそれが“軽さ”“芯の無さ”の表れとも指摘されてきたが。

 民間シンクタンクに勤めていた細野氏が政界入りしたのは、2000年のこと。民主党から旧静岡7区(現静岡5区)で初当選を果たした。184センチの身長とルックス、京大法学部卒の頭脳。山本モナとの路チュー騒動でミソを付けたものの、次第に頭角を現し、党では役員室長、内閣では環境相などの大臣や首相補佐官を歴任。下野後も、幹事長や政調会長を務め、自らの派閥も立ち上げるなど、党の華の時代に中枢を占め続けていたワケだ。

忘れられなかった権力の味
 それが暗転するのは、2017年。憲法改正に対するスタンスを巡って党と対立し、離党。続いて小池新党「希望の党」に参画したものの、

「民進党との合流の際、“三権の長を務めた方は参加をご遠慮いただく”と述べ、同志たちから大反発を招きました。結局、これが党分裂の原因のひとつとなりました」(政治部デスク)

 総選挙で「希望」が惨敗した後は、後継の国民民主党に参加せず、無所属に。そしてこの1月、事実上の自民党入りを果たしたのだ。

「権力の味が忘れられなかったということでしょう」

 とは、さる政治ジャーナリストの解説である。

「彼は選挙に強いですから、無所属でも当選は出来る。しかし、国会では何も出来ません。常に日の当たる場所にいた彼には、耐えられるものではありませんでした。そんな時に手を差し伸べたのが二階幹事長です」

 二階氏が、野党からこぼれ落ちたメンバーを次々引き込み、派閥を拡大してきたことはよく知られている。

「細野さんの有力後援者に、田中角栄さんの元秘書がいます。この人が旧田中派出身で旧知の二階さんに、細野さんを紹介した。二階さんとしては、断る理由は何もありません。話はとんとん拍子に進んだようです」(同)

3588名無しさん:2019/02/14(木) 10:31:38
「安倍政権はグロテスク」
 細野氏は当選以来、一貫して「二大政党制の実現」「自民党政治の打破」を旗印にしてきた。

〈今や自民党から穏健な保守勢力は消え去り、国家主義が跋扈している〉〈安倍総理の思想は、保守というより国家主義への回帰〉

 細野氏が2013年に著した『未来への責任』の中の言葉である。「安倍政権の権力行使はグロテスク」「日本の民主主義を救うのは民主党しかない」とまで述べたことも。

 政治家ってそんなものだろう、と思いつつも、ここまで悪口を言っていた政党に頭を垂れるとは、その変わり身の早さには驚きを禁じ得ないが、この“昨日の同志”について、かつての盟友たちは何を思っているのか。

 まずは、

「寄らば大樹、ということですよね」

 と嘆息するのは、希望の党の松沢成文代表である。松沢代表は、民主党と希望の党で細野氏と行動を共にしたが、

「今の『希望の党』を作った時に、彼を誘ったんです。“一緒にやろうよ。小さくても今は頑張っていけばいつか必ずチャンスは来るから”と。それでも結局、彼は逃げちゃった」

 この時点で自民党志向なのかな、と思ったという。

「細野さんはまだ若くて先も長いので、大きなところに入っていかないと出世できないと判断したんでしょう。小さいところで闘うのはツライと思って来なかったんでしょうね。でもベンチャービジネスだって最初は小さいもの。アップルのようにガレージの中で始めた会社が世界規模の大企業になることもある」

 47歳は政界ではまだ年若。なのに挑戦の気概に欠けると喝破するのである。

「人相が悪く…」「弱い。薄い」
 続いて、

「彼は昔と比べて、人相が悪くなりましたね。思うままにいかないことが続いたせいでしょうか」

 と揶揄するのは、民進党時代に席を同じくした、立憲民主党の有田芳生・参院議員である。

「彼の選択は、俗っぽく言うと、自己実現が出来れば、どこの党でもいいってことでしょう。そのためなら利用するものは平気で利用する。かつてあれだけ批判していた自民党でもいい。よく言えばプラグマティストということになるんでしょうが。そういう意味では驚きはない。ただ、普通は恥ずかしくてなかなか出来ないことですよね。まぁわかったことは、彼がリーダーだというのは、マスコミが作った虚像だということ」

 とこちらは、節操のなさをど真ん中から指摘する。

 一方で、

「政策より権力を取る、というのはありだ。それをやらないのではダメ」

 と逆にその姿勢を誉めるのは、亀井静香・元運輸相である。亀井氏は民主党政権時、金融担当大臣に就任し、国民新党として連立を組んでいた。もっとも、亀井氏とて彼を評価しているわけではない。問うのは、彼の“重み”である。

「でも、細野は自民党に頭下げて入れてもらっているでしょ。それがダメなんだ。本当なら、三顧の礼で迎えられるくらいの器量を持たないと。これでは党と党の間をウロチョロしているだけだよ。政治家としての印象? 弱い弱い。薄い薄い。人相の通りだよ。頭はいいんだろうけどもっと迫力がないと。その上で自民に呼ばれて初めて意味がある」

 言葉は乱暴だが、なるほど頷けるところも少なくない話である。

(2)につづく

「週刊新潮」2019年2月14日号 掲載

3589名無しさん:2019/02/14(木) 10:35:00
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2019021300077.html
桜田五輪相が池江選手への発言を謝罪 「本人の危機感薄く、どう引導渡すか…」と自民党幹部
2019/02/13 18:47AERA dot.

桜田五輪相が池江選手への発言を謝罪 「本人の危機感薄く、どう引導渡すか…」と自民党幹部

桜田義孝五輪相(c)朝日新聞社

(AERA dot.)

 桜田義孝五輪相は13日の衆院予算委員会で、競泳の池江璃花子選手の白血病公表に対し「本当にがっかり」と発言したことについて「配慮を欠いた。おわびをして撤回をする」と述べた。野党の辞任要求については「職務を全力で全うするつもりだ」と拒否した。



 桜田五輪相は12日、池江選手について「日本が本当に期待している選手ですから、非常にがっかりしている」、「1人リードする選手がいると、みんなその人につられて全体が盛り上がるので、そういった盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」などと発言。

 波紋を広げ、衆院予算委員会で野党に「選手というのはメダルをとるためだけの駒なのでしょうか」などと追及された。

 野党は「あなたができる責任の取り方は、直ちに今やめることです。それ以外ない」と迫ったが、桜田五輪相は「職務を全うする」とかわした。
野党側は任命権者である安倍晋三首相にもその資質をただしたが、「しっかりと職務を果たしてもらいたい」と述べた。

 しかし、自民党では桜田五輪相に対し、あきらめムードが漂っているという。

「去年、大臣になって集中砲火受けて、とにかくなんでも、隣にいる官僚に聞く、自分で答えないと徹底していた。いくら公衆の面前であろうが、恥も外聞も関係なしで、少しでもわからないと、すぐに官僚に聞いたり、代わりに答えさせたりしていた。ぶら下がりはできるだけ応じない、 聞かれても事務方から答えさせると徹底していたが、最近、悪いクセが出てきた。昨年の危機を乗り切り、変な自信がついてきたか、オレの答弁もさまになってきたと、と自慢し、調子いいこと言い始めていた矢先に、やっちまった」(自民党幹部)

 4月の統一地方選までわずかな微妙な時期だけに厳しい声も相次いでいるという。

「これまで二階(俊博)幹事長も誰にも失敗はあるからとずっと庇っていた。 そして、自分では記者に答えるなと指示していた。それがこの失言でしょう。 二階派からももう庇えない、選挙に影響が出ると危惧する声が上がっている。ただ、桜田さんを切れば、次は片山さん(さつき地方創生相)と目に見えている。どう引導を渡すかだな。ただ、桜田本人はまだ今回の発言に対し、イマイチ危機感を持ってない。どうして?って感じだそう。これがより深刻な問題ですよ」(二階派幹部)

 誰が、桜田五輪相に引導を渡すのか…。(取材班)

3590とはずがたり:2019/02/15(金) 18:47:07

桜田義孝五輪大臣(今度、初入閣)が我孫子の一市民に放った言葉 「おい、お前、国に逆らう気なのか!」
https://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/67c2c83c77d227f346a0d6a75eeaf100

桜田よしたか物語
https://sakurada-yoshitaka.jp/wp-content/themes/main/images/sakurada_monogatari.pdf

3591チバQ:2019/02/18(月) 20:09:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190217-00000544-san-pol
傘寿の自民・二階俊博幹事長 「二階の後に二階なし」も派後継者不在
2/17(日) 22:04配信 産経新聞
傘寿の自民・二階俊博幹事長 「二階の後に二階なし」も派後継者不在
自民党の二階俊博幹事長
 自民党の二階俊博幹事長が17日、80歳の誕生日を迎えた。平成28年に歴代最高齢で幹事長に就任後、総裁任期の延長や自身が率いる二階派(志帥会、44人)の拡大を進めるなど豪腕ぶりを発揮している。同派ベテランは「二階の後に、二階なし」と手腕を高く評価するが、言葉の裏には後継者不在への危機感も垣間見える。(大島悠亮)

 二階氏は17日、山梨県昭和町を訪れ、1月の同県知事選で当選した長崎幸太郎知事の実父の「お別れ会」に参列した。二階氏は長崎氏の当選に向け総力戦で戦い、長崎氏の父は当選報告を受けた直後の1月28日未明に亡くなった。

 長崎氏は二階派の特別会員でもある。同派には新たな特別会員も加わった。旧民主党政権で要職を務めた無所属の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=だ。

 「志帥会は厳しいぞ。しっかり勉強して頑張れ」

 細野氏の派閥入りが了承された1月31日、二階氏は細野氏をこう激励した。将来的な自民党入りも視野に入れる。静岡5区は岸田派(宏池会、48人)所属で落選中の吉川赳元衆院議員が支部長で、党内に波紋が広がるが、二階氏は「現職議員だって地元の動きが悪ければ、差し替えられることがある」と意に介さない。

× × ×

 二階氏の35年超に及ぶ国会議員の歩みは平坦(へいたん)ではなかった。田中角栄元首相の田中派(現竹下派)候補として初当選した二階氏は田中氏の「最後の弟子」にあたり、数年間とはいえ政治手法などを間近で学んだ。二階氏は田中氏から学んだこととして周囲に「人を大切にするということだ。今でも毎日振り返る」と語る。

 その後、自民党を離れ、選挙で自民党と対決したこともある。自民党を飛び出した過去を持ちながら、復帰後に党要職を務め続ける希有(けう)な存在だ。

 「来るものは拒まず」の姿勢を貫く二階氏は過去にも山口壮元外務副大臣や平野達男元復興相ら旧民主党出身者を積極的に受け入れ、周囲を驚かせた。過去を問わない背景には、多くの政党を渡り歩いた自身の経験もある。

× × ×

 二階氏は派閥拡大について「結果論だ」と語り、その先の目標を明確にしていない。二階派関係者は「あの世代の政治家にとって『政治は数、数は力』だ。いずれは派内から総裁を輩出し、総裁派閥になることを腹の中では考えているはずだ」と代弁する。悩みは派内に衆目が一致する総裁候補がいないことだ。

 二階氏が身を引いた場合の後を誰が担うのかも不透明だ。二階氏を支える林幹雄幹事長代理や河村建夫元官房長官の名が挙がるが、二階派ベテランは「いずれも人望はあるが、優しすぎる。二階氏のような力業は難しいのではないか」と話す。高齢に伴う健康不安は常につきまとう。派閥関係者は総裁候補不在の現状を嘆き、こうつぶやいた。

 「二階氏が、もう10歳若ければ…」

3592チバQ:2019/02/18(月) 20:12:34
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13897941.html?_requesturl=articles%2FDA3S13897941.html&rm=150
(底流2019)自民党 ポスト安倍、駆け引き過熱 知事選巡り麻生・二階・岸田3氏
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2019年2月18日05時00分
 安倍政権の「柱」がきしんでいる。

 1月30日、自民党本部4階の赤じゅうたんの奥にある幹事長室。幹事長の二階俊博の前に、急きょ福岡から呼び出された県連幹部が並んだ。

 県連は、4月の知事選で現職支持か新顔支持かで割れていた。現職は2011年、地元選出の実力者で副総理兼財務相の麻生太郎の強い後押しでログイン前の続き当選を果たしたが、16年の衆院福岡6区補選で麻生の推す候補を応援しなかったことなどから関係が悪化。今回、麻生は新顔の支援に動いた。

 一方、公明党や地元経済界は現職寄りで、二階が率いる二階派の議員らも現職を支持。党が実施した情勢調査では、現職優位の結果が出ていた。

 ■福岡の調整難航

 両陣営が譲らず、候補者調整は難航した。「麻生のメンツ」(麻生周辺)か、「勝てる候補」か――。党幹部から「麻生さんも困ったものだ」との声が漏れる中、二階の本命は勝てる候補、つまり現職だった。

 だが、この日の幹事長室で選挙対策委員長の甘利明が告げた裁定は「新顔推薦」。麻生に軍配を上げた。

 裁定を聞く二階は笑みを浮かべるのみで、ほとんど言葉を発しなかった。

 腹の中は違った。

 麻生が首相の安倍晋三らに「推薦をもらえなければ副総理を辞める」と訴えていたといううわさを、後日伝え聞いた二階は言い放った。「辞めたらいいんだ!」

 現政権は、麻生と官房長官の菅義偉、二階の3本柱が安倍を支える。だが、3人の実力者のつながりは弱く、時に緊張をはらむ。福岡知事選をめぐる甘利の裁定に口を挟まなかった二階の真意を、周辺はこう解説する。「新顔が負ければ麻生の失点。麻生の政治力に傷がつくだけだ」

 二階のふるまいもまた党内のあつれきを生む。

 無所属の衆院議員、細野豪志の二階派入りは波紋を呼んだ。非自民を掲げ、民主党政権の中核を担った細野を、まずは無所属のまま二階派の「特別会員」として受け入れ、次期衆院選後に入党させるというシナリオだ。当然、党内からは「説明なしにうろうろされるのは迷惑だ」(萩生田光一幹事長代行)など不満が噴き出した。

 二階の政治信条は「数は力」。数を確保するためなら政治スタンスの異なる勢力との協力を躊躇(ちゅうちょ)しない。昨秋も国民民主党の取り込みに動き、細野と新党を立ち上げて自民党に挑んだ東京都知事の小池百合子とも会合を重ねる。「我々は道を歩いている人にも『自民党へ入党してください』と呼びかけている」とうそぶく二階に、細野入党を迷う理由はない。

 ただ、細野の衆院静岡5区では、岸田派に所属する自民党元職が再起をねらう。二階は、派閥を率いる政調会長の岸田文雄にも知らせないまま一気に細野の派閥入会を認めた。「ほかの集団がいろんなことを言うだろうが、お話として聞いておく。我々は選挙に勝たなきゃしょうがない」

 立場をなくしたのが岸田だ。

 1月27日投開票の山梨県知事選で岸田は4回、二階が推す候補のために現地でマイクを握った。岸田、二階両派の衆院選の候補者調整をめぐる過去の恩讐(おんしゅう)を乗り越えての選挙戦だっただけに、「タイミングが悪すぎる」(岸田派議員)との不満が相次ぐ。しかし幹事長として党内で強大な権力を持つ二階を前に、岸田は「何も聞いていない」としか言わないままだ。

 そんな岸田に麻生が触手を伸ばす。

 2月8日、午後。朝から続いた衆院予算委員会での審議を終え、麻生はひそかに岸田を誘い、東京都内で会った。コーヒーを口にすると、麻生がさっそく切り出した。

 「福岡知事選、よろしくな」

 新顔への党推薦を決めても、現職は戦う姿勢を崩さない。現地では支援団体の引きはがしなどの熾烈(しれつ)な暗闘が続く。岸田は、「そうですね」とだけ答えた。

3593チバQ:2019/02/19(火) 15:12:58
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13898919.html?rm=149
(底流2019)自民党 怒る石破氏、参院選後に的 青木氏「後継」の去就が焦点
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2019年2月19日05時00分
 堰(せき)を切ったように批判の言葉が続いた。

 10日、自民党大会後の東京都内のホテル。記者団に囲まれた元幹事長の石破茂は、党総裁の首相、安倍晋三の演説にかみついた。

 「『悪夢のような民主党政権』と。国民が求めているのは民主党に対する批判ではない」

 「企業の利益が史上最高と言われる中にあってログイン前の続き、実質賃金は史上最高になったのか。国民の実感と乖離(かいり)を起こしている」

 「(演説では)『自衛隊の募集に協力しない自治体があるから憲法を変える』という論法だった。憲法違反なので自衛隊の募集に協力しませんという自治体を寡聞にして存じない」

 石破は、昨秋の総裁選で「正直、公正」を掲げ、一騎打ちとなった安倍の政策や政治姿勢を批判。地方票(党員・党友)で45%を獲得し、国会議員票でも50票台とみていた両陣営の予想を上回る73票を得た。だが、その後の人事では、自身を含め、石破派の大半が政府や党の要職から外された。「冷や飯」(石破派幹部)の境遇下、表立っての安倍批判はこらえてきた。

 激しい批判に転じたきっかけは、6日夜に石破派を除外した6派閥の事務総長らが、安倍と公邸で「極秘」会食に臨んだことだ。「総裁選後はノーサイド」とは言いがたい事態に、堪忍袋の緒が切れた。記者団には「どんな意図があったか知らないが、堂々とやるべきだ。裏口から入るとか、日程に載せないとか。そういう姿勢はあんまりいいと思わない」と不快感を隠さなかった。

 ■「ドン」から激励

 自民党本部のほど近く、かつて田中角栄、中曽根康弘ら首相経験者や派閥が事務所を構え、権力闘争の舞台となってきた砂防会館。昨年12月19日午後、緊張した面持ちの石破が菓子折りを手に向かったのは、「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄の事務所だ。総裁選後初めてこぎ着けた青木との面会だった。

 昨年の総裁選前まで、石破と青木は年に数回顔を合わせる程度で、それほど近い関係ではなかった。青木は次期参院選は安倍では戦えないと判断。総裁選では石破支持にまわり、青木の意を受けた参院竹下派も石破支持で動いた。国会議員の支持の少ない石破にとって青木の支援は貴重だ。面会の最大の目的は支援継続をとりつけることだった。

 応接室のソファに腰掛けた青木は身を乗り出し、こう予言した。「参院選は一番の山場だわね。下手したら(自民党で40人近くいる)改選の1回生の半分は負けるわね」。総裁選での地方票「45%」は、安倍陣営の締め付けでも抑えられなかった政権批判だと意気投合。青木から「元気でがんばれや」と送り出された石破は、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 地方には6年を超えて政権を運営してきた安倍への「飽き」や「不満」がたまっており、夏の参院選の結果次第では出番が回って来る――。そうした現状分析が石破陣営を支える。石破派幹部は「高下駄(げた)を履いた政権。小石でもあったら一気にこける」と意気軒高だ。

3594チバQ:2019/02/19(火) 15:13:11
 ■比例区か引退か

 そうした戦略のカギを握るもう一人の人物がいる。

 党参院幹事長の吉田博美。青木の後継的存在だ。政界を退いて久しい青木が今もなお、永田町で影響力を保つのは、参院自民党をまとめ上げる吉田が、現職でいることが大きい。

 山口県出身で安倍とも良好な関係を築く吉田。石破とは深いつながりはなかったが、総裁選では青木の意を酌んで水面下で石破票の取りまとめに動き、国会議員票の上積みに貢献した。

 その吉田は今夏の参院選で改選を迎える。自らの選挙区である長野では立候補しない意向を表明。残された選択肢は比例区での立候補か引退だ。

 1月9日午前の砂防会館。青木は日本歯科医師連盟会長の高橋英登に頭を下げた。「吉田を頼む。10万票、お願いできないか」。吉田が参院選比例区で立候補する条件を整えようと青木は様々な団体票獲得に動く。

 吉田は毎週水曜日になると、政治の師と仰ぐ青木のもとを訪れる。ただ、青木から参院選への出馬を促されても、吉田は「自分の進退は自分で決める」と答えているという。

 遠からず明らかになる吉田の決断は、ポスト安倍を見据えて動く石破と青木の戦略を大きく左右することになる。=敬称略(岡本智)

3595チバQ:2019/02/19(火) 15:14:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000000-mai-pol
安倍首相「次の総裁候補は岸田氏」 野田氏「私もいる」
2/19(火) 1:31配信 毎日新聞
安倍首相「次の総裁候補は岸田氏」 野田氏「私もいる」
安倍晋三首相(右)と自民党の岸田文雄政調会長=根岸基弘撮影
 安倍晋三首相は18日夜、自民党の岸田文雄政調会長や野田聖子衆院予算委員長、根本匠厚生労働相ら当選同期の衆院議員と東京都内で会食した。出席者によると、昨秋に自民総裁に3選している首相が「次は出ない。次の総裁候補は岸田氏だよね」と語りかける場面があった。岸田氏は無言で、当時推薦人がそろわず総裁選出馬を断念した野田氏から「私もいる」との声も出たという。

 会食では、統計不正問題なども話題に上ったが「大変なごやかだった」(別の出席者)という。岸田氏は昨秋の総裁選出馬を見送って安倍政権を支えているだけに、首相の発言には岸田氏へのリップサービスの面もありそうだ。【影山哲也】

3596チバQ:2019/02/20(水) 14:01:14
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190220-00557038-shincho-pol
自民党「田畑代議士」離党騒動の真相 被害女性が “盗撮被害”と“告訴”を独占告白
2/20(水) 12:00配信 デイリー新潮
自民党「田畑代議士」離党騒動の真相 被害女性が “盗撮被害”と“告訴”を独占告白
田畑代議士
 豊田真由子や宮崎謙介、中川俊直の各氏が名を連ねる2012年初当選「魔の3回生」に、新たな顔ぶれである。2月15日に突如、自民党に離党届を提出した田畑毅代議士(46)。その真相を“被害女性”が告白する。

【音声】田畑代議士を問い詰めた被害者捨て身の録音音声

 ***

自民党「田畑代議士」離党騒動の真相 被害女性が “盗撮被害”と“告訴”を独占告白
被害女性が独占激白
 名古屋市在住の20代会社員・中村清美さん(仮名)が、田畑代議士を被告訴人とした書面を愛知県警に提出したのは、今月6日のことだった。「準強制性交等罪」での告訴である。

「田畑さんがクリスマスイブにしたことを私は絶対に許しませんし、しっかりと社会的制裁を受けてもらうべきだと思います」

 と語るのは、中村さん本人だ。田畑代議士とはSNSを通じて知り合い、昨年10月頃から交際をスタートしたという。ちなみに田畑代議士は、離婚歴ありの独身の身だ。

 交際当初から、中村さんは田畑代議士に対して、ある“疑惑”を抱いていたという。

「スマホで動画を撮る時って“ピコン”ていう小さな電子音が必ず鳴るじゃないですか。その音が会話をしている最中などに聞こえてくるんです」

 性行為前に、田畑代議士が不自然にスマホを立てかけようとしていたこともあった。さらには避妊をめぐる身勝手な言動もあったため、徐々に別れたい気持ちに傾いていた折に、“イブ”が訪れた。

 この日、居酒屋、焼肉屋とハシゴし、記憶をなくすまで飲んでしまったという中村さん。気付いたときには、全裸で自宅にいたという。傍らには、肌着姿の田畑代議士が。この時は不審に思うことなく田畑代議士と接した中村さんだったが、ささいなことで喧嘩に発展。その流れで件の盗撮についても問い詰めた。

「“盗撮してるでしょ。消してよ”って言ったんです。そしたら田畑さん、“はいはい消します消します”って……」

 その“軽さ”に信用ができず、中村さんは田畑代議士のスマホを取り上げる。そこに収められていたのは、盗撮動画の数々。台所に立つ姿や電話中の姿に加え、性行為の様子を隠し撮りしたものまで……。さらに彼女を茫然とさせたのは、

「まさに“今夜”の動画もあったんです。全裸で横たわる私の姿が舐めるように写されていて……」

 泥酔して意識がないのをいいことに、田畑代議士は避妊具なしの行為に一方的に及んだという。先述のとおり、以前から身の危険を感じていたという中村さんは、この夜のやりとりを記録していた。その一部はデイリー新潮で公開中である。

 告訴状を提出した理由について、中村さんはこういう。

「レイプや盗撮もそうですが、その後の彼のやり方が酷いと思ったからです。年明け、彼の弁護士から文書が来ました。そこには“お詫びの気持ちとして100万円をお支払いしたい”って……」

 札束で頬を叩かれた気分だった、と中村さんは振り返る。

 田畑代議士は、自民党を離党する意向を示しているものの、依然、議員バッジはつけたまま。取材を申し込んだが、締め切りまでに回答はなかった。21日発売の週刊新潮で詳しく報じる。

「週刊新潮」2019年2月28日号 掲載

3597チバQ:2019/02/24(日) 12:31:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190223-00000536-san-pol
一番のファン…陰で支えた二階氏夫人の献身
2/23(土) 17:19配信 産経新聞
一番のファン…陰で支えた二階氏夫人の献身
各界から多くの参列者が訪れた自民党二階俊博幹事長の妻、怜子さんを偲ぶ会=23日午後、和歌山県御坊市(大島悠亮撮影)
 自民党の二階俊博幹事長の妻、怜子さんを偲(しの)ぶ会が23日、和歌山県御坊市の同市民文化会館で営まれた。昨年12月、77歳で亡くなった怜子さんは政治の表舞台に出ることは少なかったが、地元の支援者と信頼関係を築き、陰ながら夫を支えた。

 「決して前に出すぎることなく、周囲を優しく気遣う方だった」。新生党時代から二階氏と行動を共にする江崎鉄磨元沖縄北方担当相は怜子さんをこう振り返る。

 二階氏と怜子さんは父親同士が友人で、和歌山の同じ小中高校で過ごした。怜子さんが大学進学で上京した際、二階氏が都内を案内したことがきっかけで距離が縮まり、東京・神保町の古本屋でデートを重ねた。恋愛結婚だった。

 「私は政治の世界は嫌いだけど、いずれ(二階氏が)政治の道に進むとは思っていた」

 怜子さんは生前、結婚当時を振り返り、周囲にこう語っていた。2人の結婚生活は東京都国立市の4畳半一間・風呂なしの部屋からスタート。覚悟はしていたものの、二階氏が初めて和歌山県議選に挑戦しようとした際は「反対はできない」と再認識し、重圧で声が出なくなった。

 二階氏からは「お前を選挙で街頭に立たせなければいけなくなったなら、俺は政治を辞める」と言われていたという。だが、怜子さんは「事務所や後援会の人が動き回ってくれている。彼らの言うことを聞こう。主人の言うことは聞かない」と決め、自発的に地元の支援者らを回り、絆を強めた。車の運転が得意で、二階氏を乗せて東京-和歌山間を移動する間が夫婦の時間だった。

 「主人は本当に仕事一筋。演説が上手で、主人の演説が始まると、どんなときでも聞きにいきました」。怜子さんは二階氏のよき妻であり、一番のファンでもあった。平成16年に肺がんを発症し、手術や抗がん剤治療を続けていたという。多忙を極める二階氏だが、亡くなる2日前、半日ほど夫婦水入らずの時間を過ごすことができたという。(大島悠亮)

3598チバQ:2019/02/24(日) 22:16:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190224-00010004-jij-pol
【点描・永田町】波紋広げる細野氏の二階派入り
2/24(日) 19:01配信 時事通信
【点描・永田町】波紋広げる細野氏の二階派入り
報道陣の取材に応じる細野豪志元環境相=1月31日、東京・平河町
 民主党政権で環境相などを務めた細野豪志衆院議員(無所属・静岡5区)の二階派入りが、政界に波紋を広げている。非自民のホープと期待を集めた同氏が、自民党入りを前提に幹事長派閥に加わるという「百八十度の変身」に、旧民主党時代の同僚らはあきれ、自民党内からもブーイングが巻き起こっている。

【国会議員情報】細野 豪志(ほその・ごうし)氏

 細野氏が、自民党第5派閥の二階派に「特別会員」として入会したのは、1月31日の同派総会。細野氏自身も出席してあいさつし、記者団に「難しい判断だった。批判はあるが受け止め、勉強していきたい」と語った。

 同氏は自民入党の意欲も隠さないが、同派領袖(りょうしゅう)の二階俊博幹事長は「県連、地域の情勢も判断して党が決める」としており、当面は自民系無所属で活動を続けることになる。

 細野氏は、2000年衆院選で民主党議員(当時)として20代の若さで中央政界入りし、現在は当選7回・47歳の「働き盛り」の政治家だ。長身に加えハンサムで弁が立つこともあって、“空中分解”するまで自民党と対峙(たいじ)した民主党と民進党で、要職を歴任した。

 17年夏には「政権交代可能な二大政党をつくる」と民進党を離党し、当時は飛ぶ鳥落とす勢いだった小池百合子東京都知事の希望の党立ち上げに参画して、一躍「時の人」となった。

 しかし、同年秋の衆院選での同党敗北に、選挙前の民進党一部有力議員に対する「排除発言」への反発も重なって、野党の“希望の星”の座を追われ、居場所のない無所属議員に甘んじてきた。

 その細野氏をスカウトしたのが“寝業師”で知られる二階氏。「政界の孤児」となっていた細野氏に「政策を実現したいなら仲間に入れ」と誘いをかけ、細野氏も「寄らば大樹の陰」とばかりに二階派入りを決断したとされる。

 二階氏自身も自民党を離党して新進党、自由党、保守党などを渡り歩いた末に復党した経験を持ち、同氏が率いる二階派は、勢力拡大も狙って保守系無所属や旧民主党系議員らを次々と入会させていることで、「政界の駆け込み寺」とも呼ばれている。

静岡で「岸田・二階派戦争」再燃
 ただ、知名度の高い細野氏の自民党入りには、同党内から反発や不満が噴出している。

 二階氏は「野党で活躍していた人が志を新たにして『自民党へ入る』と言っている。これをもっと謙虚に受け止めなければならない」と自民入りを推し進める構えだが、細野氏と衆院静岡5区で議席を争ってきた吉川赳元衆院議員を抱える岸田派では、領袖の岸田文雄政調会長が「(党として)どうあるべきかを丁寧に考えていくべきだ」と、細野氏の入党には反対する姿勢だ。

 細野氏が当選を続けてきた静岡5区では、吉川氏が自民公認候補となる党支部長だ。「静岡5区で育ててもらったので、ここでの活動は絶対に変えられない」とする細野氏が入党すれば、激しい公認争いが勃発する。

 同区で細野氏と対決してきた吉川氏は、12年衆院選では比例復活したものの14年、17年の衆院選では落選しているだけに、「自民入党を目指すなら議員辞職すべきだ」と気色ばみ、吉川氏を支援する自民党静岡県連も「あり得ない話」(幹部)と猛反発する。

 岸田、二階両派は、党公認をめぐる山梨2区での派閥争いを、1月の山梨県知事選への二階派前議員の転出・当選で「解消」したばかり。このため、岸田派だけでなく二階派でも、対立再燃への危機感もあって細野氏に対する視線は冷たい。

 そもそも自民打倒を叫んできた政治家の変身を、これまでの支持者らが受け入れるかどうかも不透明。細野氏は4日、自らの政治資金パーティーで「これからがいばらの道」と語ったが、今後の「駆け込み寺」での修業も極めて厳しそうだ。

(政治ジャーナリスト・泉 宏)

〔時事通信社「地方行政」2月18日号より〕

3599チバQ:2019/02/25(月) 00:01:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000070-mai-pol
田畑毅氏離党、自民が了承 党執行部、「魔の3回生」に苦慮
2/21(木) 20:54配信 毎日新聞
田畑毅氏離党、自民が了承 党執行部、「魔の3回生」に苦慮
田畑毅衆院議員=名古屋市の愛知県庁で2017年10月3日、斎川瞳撮影
 自民党は21日の党紀委員会で、女性関係を巡るトラブルを理由に田畑毅衆院議員(46)=比例代表東海ブロック、当選3回=が提出していた離党届を受理することを決めた。田畑氏を巡っては、交際していた女性が準強制性交容疑の告訴状を愛知県警に提出。与野党から議員辞職を求める声があがっている。同党では、2012年衆院選で初当選した当選3回の衆院議員によるトラブルが多発しており、執行部は苦慮している。

 「皆さんにいろいろな面でご迷惑をかけ、大変残念。責任者として本当に申し訳なく思っている」。田畑氏が所属する党二階派の二階俊博幹事長は21日、党紀委に先立つ派閥会合で陳謝した。田畑氏は12年衆院選の初当選組。同期の議員は過去に問題発言やトラブルを頻繁に起こしており、「魔の3回生」と呼ばれている。

 執行部は、田畑氏の早期の離党で同党への影響を最小限にとどめたい考えだ。しかし、野党は「離党では済まない問題で、本人が身の処し方を決めるべきだ」(国民民主党の大塚耕平代表代行)と議員辞職を求めて攻勢を強めている。

 一方、与党もこの問題が長引き、来年度予算案審議や春の統一地方選に与える影響を懸念している。田畑氏の地元の自民党愛知県連の藤川政人会長は21日、「決して許されるものではなく、到底看過できない」とし、議員辞職を求める上申書を党本部に提出。林幹雄幹事長代理は「議員辞職は田畑氏本人が結論を出すことだ」と述べるにとどめた。【竹内望】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-10000968-nksports-soci
自民党が田畑氏離党届受理 愛知県連は議員辞職要求
2/21(木) 20:45配信 日刊スポーツ
自民党は21日、元交際女性から準強制性交容疑の告訴状を愛知県警に出された田畑毅衆院議員(46=比例東海)の離党届を受理した。

党紀委員会の山東昭子委員長が、会見で発表した。

4月の統一地方選や衆院補選、夏の参院選を前に、深刻な女性問題を起こした田畑氏をかばう声はない。委員からは、最も重い除名を求める声もあったが、現状では田畑氏と女性の間で主張が食い違うことや、男女間の問題であることを踏まえて「この辺(離党)が妥当だろうということになった」(山東氏)が、「甘いのではないか」(党関係者)と疑問の声もある。

一方で、山東氏は「政治とは関係ないところで離党につながったことは残念でならない」と強調。「党紀委は辞職を促す場ではなく、政治家の出処進退はあくまで自分で判断するもの」と述べ、田畑氏を突き放した。「選挙イヤー」を意識したスピード決着になったが、党紀委に先立ち、田畑氏が所属する自民党愛知県連が、議員辞職させるよう文書で要請。実際の党内は、「離党では済まない」との空気が大勢だ。

ただ、田畑氏が辞職すると、所属する二階派会長の二階俊博幹事長が無所属のまま入会させた細野豪志衆院議員と、繰り上げ当選となる吉川赳氏が同じ静岡5区のため、同じ選挙区で競合する議員が2人生まれる異常事態になる。二階氏に忖度(そんたく)した田畑氏が、辞職に踏み切れるのか不透明との見方もある。二階氏は派閥会合で「誠に申し訳ない」と謝罪した。

田畑氏の地元では、地方議員が同氏と写ったポスターの作り直しを迫られている。

影響は拡大する一方だが、田畑氏は依然公の場に現れず、説明責任も果たしていない。【中山知子】

3600チバQ:2019/02/26(火) 18:58:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190225-00000624-san-pol
自民、細野氏の二階派入会に渦巻く不満「無節操」
2/25(月) 21:54配信 産経新聞
自民、細野氏の二階派入会に渦巻く不満「無節操」
細野豪志元環境相の主な過去発言
 細野豪志元環境相が自民党二階派に特別会員として入会し、入党も目指していることに、党内で不満がうずまいている。細野氏が安倍晋三首相をはじめ、自民党政権を激しい口調で批判してきたためだ。過去の言動を挙げて「無節操」との指摘もあり、一部の自民党幹部は細野氏に説明責任を求めている。(沢田大典)

 「コメントの通りです」

 平成18年10月、女性タレントとの不倫を報じられた細野氏は、記者団にこう繰り返していた。事前に「深く反省しております」とのコメントを出したが、事実関係の説明はなかった。

 時を経て、細野氏はまた説明責任を求められる立場となった。

 先月31日、細野氏の二階派入りが了承されると、萩生田光一幹事長代行は今月4日の記者会見で「野党幹部として政権批判をしてきたのだから、自分の言動を国民に説明したらどうか」と厳しく指摘した。

 確かに、安倍首相が党総裁に返り咲いた24年以降、細野氏は旧民主党幹事長や政調会長などを歴任し、政権批判を繰り広げてきた。

 同年11月、細野氏は「消えた年金問題が出たときの首相は安倍さんだ」と言及。安倍首相の経済政策「アベノミクス」に関連し「建設国債を日銀に引き受けさせるのは、戦争のときにやった手法だ」とも批判した。同年衆院選では、安倍首相について「首相になるべき人物か疑問を持っている」などと訴えていた。

 憲法改正に前向きな細野氏だが、自民党が24年4月に発表した憲法改正草案を「グロテスク」と表現している。集団的自衛権行使を一部容認する安全保障関連法をめぐる与野党攻防の際にも、細野氏は27年6月の自身のブログに娘を登場させ、徴兵制の可能性が「彼女たちにとっては現実」と不安をあおった。

 細野氏は29年衆院選で「政権交代可能な二大政党制を作りたい」と語り、東京都の小池百合子知事らと希望の党を立ち上げた。ここから約1年半しか過ぎていないことも自民党内の反発を増幅させている。

 そもそも、細野氏は議員が党を移ることに批判的だった。24年10月には「選挙で勝てそうだから、得だからということで移るということは、議員の本質的な役割としてあるべきではない」とも述べている。

 国会議員の「世襲」に関しても主張が変遷している。19年9月のブログで「2世を否定する意識はほとんどなくなった」などと記していたが、24年11月には「自民党幹部は世襲ばかり。私は自分の力でこの世界に入った。親のすねをかじって政治家になったのとは全く違う」と断じた。

 細野氏は24年12月「将来の日本を担う人は自民党にはいない」とも語っている。その自民党に入党を目指す以上、説明責任をどう果たすのか。党内外で注目が集まる。

3601チバQ:2019/03/01(金) 17:25:31
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190301-00268559-toyo-bus_all
麻生、二階、菅、「安倍政権3本柱」にあつれき
3/1(金) 16:00配信 東洋経済オンライン
麻生、二階、菅、「安倍政権3本柱」にあつれき
安倍首相(中央)を支える菅官房長官(左)と麻生財務相(右)の間にあつれきが出ている。写真は2018年6月の中央防災会議に出席する安倍首相ら(写真:時事通信)
 米朝首脳会談や統計不正をめぐる国会の与野党攻防に注目が集まる中、ここにきて安倍晋三政権を支える麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長、菅義偉官房長官の「3本柱」のあつれきが永田町の話題となっている。3人のそれぞれの行動や発言ぶりが党内外での批判や反発を招いていることに加え、お互いの政治的対立にもつながっているからだ。

 麻生、二階、菅の3氏は、首相が政権の骨格として、多くの政治課題での対応を委ねている実力者だ。ただ、首相と3氏の個人的な距離がそれぞれ異なっている上、「ポスト安倍」での戦略や立場の違いが水面下での権力闘争につながり、安倍1強体制にすきま風が吹く原因とみられている。

■岸田、二階両派の抗争が再燃

 衆院予算委通過をめぐる与野党攻防が大詰めを迎えた27日、女性問題で自民党を離党した田畑毅衆院議員(比例代表東海ブロック)が衆院に議員辞職願を提出した。同氏の辞職により、同党比例名簿に従って元職の吉川赳氏が繰り上げ当選する。二階派の田畑氏は2012年衆院選で初当選し、現在当選3回で、いわゆる「魔の3回生」の1人だ。同氏は知人女性から準強制性交容疑で愛知県警に刑事告訴され、与党からも議員辞職要求が噴出したことから辞職に追い込まれた。

 単なるスキャンダル辞職以上の騒動となったのは、繰り上げ当選する吉川氏が岸田文雄政調会長の率いる岸田派所属で、衆院静岡5区での自民公認となる党支部長を務めているのが理由だ。1月末に同区選出で旧民主党出身の細野豪志元環境相(無所属)が二階派に「特別会員」として入会して自民入党を目指しているため、次期衆院選での同区公認候補をめぐる岸田、二階両派の派閥抗争が激化するからだ。

 細野氏の二階派入会以来、静岡5区の公認をめぐる両派のさや当てはすでに始まっている。岸田氏は25日の吉川氏の後援会会合で「吉川氏を静岡5区でぜひ押し上げてほしい」と拳を振り上げた。ただ、同区では細野氏が3回連続で吉川氏を圧倒した実績があり、二階氏は翌26日の記者会見で「(静岡5区では)有権者の判断を尊重する」と語った。二階氏は25日夜に都内で細野氏と会食して選挙戦略などを話し合っており、岸田氏をけん制した格好だ。

 二階、岸田両派は衆院山梨2区で激しい保守分裂選挙を展開してきたが、1月下旬の山梨県知事選で共闘、勝利したことで対立を解消した。しかし、今回の静岡5区での公認争いで派閥抗争が再燃した形だ。自民党内からは「直属議員の監視・教育もできない幹事長が、自派の勢力拡大にまい進するのは横暴だ」(閣僚経験者)との批判が相次ぎ、首相周辺からも「二階氏はやり過ぎ」との批判が漏れるが、二階氏は「どこ吹く風」(側近)とされる。

 二階氏とは次元が違うが、「知事選でのごり押し」(自民選対)が批判されているのが麻生氏だ。4月7日に投開票される統一地方選前半戦の焦点の一つとなる福岡県知事選で、麻生氏が新人の武内和久氏を自民党本部の推薦とするべく首相らを押し切ったからだ。自民党が前2回の知事選で支援した現職の小川洋知事に対し、麻生氏が小川降ろしを狙って元厚生労働官僚の武内氏を擁立したが、地元の二階派所属衆院議員らが現職支援に回ったことで同知事選は保守分裂選挙となっている。

 事前の党世論調査で小川氏が圧倒的にリードしていたこともあって、首相や二階氏は小川氏を推薦したい考えだったが、麻生氏が「だめなら閣僚を辞める」と凄んだこともあって武内氏推薦を渋々受け入れたのが実態だ。首相側近の甘利明選対委員長は推薦決定後、「この決断は異例中の異例」と首をすくめるばかりだった。

3602チバQ:2019/03/01(金) 17:25:57
■菅氏は「質問排除」発言が問題に

 今回の麻生氏のごり押しは2016年の衆院福岡6区補選で、麻生氏が擁立した新人候補を小川知事が応援しなかったことが原因だ。ただ、この補選で圧勝した別の新人を応援したのが二階、菅両氏で、それが今回知事選での保守分裂の遠因ともされる。麻生氏に反発する地元の二階派議員は党本部の推薦手続きを「瑕疵だらけだ」と批判し、政界引退後も地元で影響力を持つ山崎拓元副総裁や古賀誠元幹事長らともに党決定に反して現職支援に全力を挙げている。二階氏も周辺に「(武内氏は)勝手に負ければいい」と不快感を示したとされ、「選挙結果次第で麻生氏と二階氏の対立が深刻化する」(自民幹部)のは避けられそうもない。

 その一方、政府のスポークスマンである菅氏は26日の記者会見で、特定の記者に「あなたに答える必要はない」と質問排除につながりかねない発言をした。この記者は、いわゆる「モリ・カケ問題」などで菅氏を問い詰めてきたことで知られ、昨年末には官邸側がこの記者の質問内容は事実誤認だとして、官邸の記者クラブに対応を申し入れるという異例の事態となった。菅氏の発言は、この記者が「会見は何のための場か」と質問したのに答えたものだ。

 菅氏は27日に改めて発言の趣旨を問われると、「26日は2回にわたり同趣旨の質問があったので、あえて繰り返す必要はないということで(必要はないと)申し上げた」と強張った表情で説明し、発言撤回は拒否した。先に河野太郎外相が日ロ交渉に絡んで「次の質問どうぞ」を連発して謝罪した経緯もあり、立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は「記者に圧力をかける。誠実に答えない。官房長官として失格だ」と厳しく批判。首相サイドにも「官房長官が傲慢にみえると、内閣のイメージダウンにつながる」との不安が広がっている。

 こうした3氏の言動やあつれきが永田町の耳目を集めるのは「3人の実力者の主導権争い」(細田派幹部)との見方が多いからだ。3氏の首相との距離は三者三様だ。麻生氏は首相の長年の盟友で後見人も自認し、「首相の精神安定剤」と呼ばれている。二階氏は首相と主義主張が異なるが、「首相を支持することで党内影響力を拡大している」(自民幹部)ことに加え、「剛腕だけに首相も切るに切れない関係」(同)とみられている。無派閥の菅氏は第1次政権以来、重要閣僚などで首相を支え続け、「人事などで辣腕を振るい、霞が関を支配する官邸主導の張本人」(財務省幹部)との評がもっぱらだ。

 政界では「敵の敵は味方」「昨日の敵は今日の友」が常識で、とくに派閥領袖など実力者の人間関係は「めまぐるしく変化するのが当たり前」(自民長老)とされる。3氏もこれまでの政局で対立と連携を繰り返してきたが、第2次安倍政権発足以降は、首相支持を前提に協力することで、それぞれの立場を強めてきた。自民党内では「昨年9月の総裁3選で首相の任期が区切られたことで、麻生氏ら実力者3氏の主導権争いが始まった」(自民幹部)と解説する向きが多い。

3603チバQ:2019/03/01(金) 17:26:11
■狙いはキングメーカー

 二階氏80歳、麻生氏78歳、菅氏70歳と、3氏とも首相(64歳)よりかなり年上だ。ただ、麻生氏は副総理兼財務相に就任した際、側近に「首相が突然退陣したら受け皿になる」と胸を張ったとされる。また、二階氏も第2次政権発足の段階では「機会があれば総裁選に挑戦も」と意欲も見せた。一方菅氏は、岸田氏、石破茂元幹事長、加藤勝信総務会長と並んで一部メディアで「岸(岸田)破(石破)義(菅)信(加藤)」などと紹介されるなど、ポスト安倍の一角に名が挙がっている。ただ、現状では「3氏の共通項はポスト安倍でのキングメーカー狙い」(自民長老)との見方が支配的だ。

 首相側近の加藤勝信総務会長は27日の講演で「国民から『さらに』という声が出てくれば、そうした状況が生まれるかもしれない」と首相の総裁4選論にも触れた。これは2月10日の自民党大会後に二階氏が「4選」に言及したことを踏まえたものだ。首相は「次はない」と笑って否定するが、「これもポスト安倍での神経戦の一環」(首相経験者)とみる向きが多い。ただ、麻生氏ら3氏のあつれきが深まれば、現在の安倍1強体制も揺らぐだけに、参院選後の党・内閣人事も含めて首相の頭痛の種ともなりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3604チバQ:2019/03/05(火) 08:39:33

7178 :チバQ :2019/03/05(火) 08:39:10
https://www.asahi.com/articles/ASM3464JPM34UTFK01D.html
自民・二階幹事長、小池知事の支援表明 次期知事選
2019年3月4日20時52分
自民党の二階俊博幹事長が4日の記者会見で、東京都の小池百合子知事が次期知事選に立候補した場合、「全面的に協力する」と表明した。小池氏は都議会の運営などで自民都連と対立関係にあり、二階氏の意向が党内で反発を呼ぶことは必至だ。

 二階氏は4日、党本部で小池氏と会談。小池氏は「(東日本大震災の)被災地の木材を東京のオリパラ(五輪・パラリンピック)などの施設に記念植樹できないかという依頼を(二階氏から)受けていて、その返答をお持ちした」と記者団に述べた。

 二階氏はその後の記者会見で、小池氏と都知事選の話題があったかを問われ、「もっと崇高な話をした。ただ、都知事選に小池知事が出馬することになれば、全面的に協力するのは当たり前。実績を見てわかるじゃないですか」と主張。「(小池氏に知事選で)勝つ自民党の公認候補というのはどんな人がいますか。今、活動してなきゃだめですよ」などと述べた。

 小池氏は2016年の都知事選で自民推薦候補らを相手に圧勝。地域政党「都民ファーストの会」を率いた17年夏の都議選でも自民と対抗し、自民党内に遺恨が残った。一方、同年秋の衆院選の際につくった新党「希望の党」は失速。18年11月には、二階氏が仲介して自民都連幹部に「過去の選挙では言葉が過ぎた部分もあった」と伝え、陳謝した。

 それでも両者の溝は埋まらず、都議会では対立が続く。都連幹部は二階氏の発言に「勝手に何を言っているんだ」と反発した。党幹部からも「ハレーションが起きるだろう」との声が相次いだ。

https://www.sankei.com/politics/news/190304/plt1903040019-n1.html
安倍首相、二階幹事長言及に「早いな」 小池都知事への「協力」発言めぐり
2019.3.4 21:42
 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日夜、首相公邸で開かれた与党幹部らとの会合で、二階俊博幹事長が来年夏の東京都知事選で小池百合子知事に協力すると述べたことについて「(知事選への言及が)早いな」と驚いた様子を見せた。出席者が明らかにした。

 二階氏は同日の記者会見で、小池氏が再選を目指して都知事選に立候補した場合に「協力するのは当たり前」と発言した。

 この日の会合には自民党の森山裕、公明党の高木陽介両国対委員長や菅義偉官房長官らが出席し、夏の参院選などについても話題に上がったという。

3605とはずがたり:2019/03/05(火) 17:52:31
安倍に近い大阪は牽制して東京自民と全面対決中の小池には容認と二階流ですなあ。

「小池知事以外の選択肢ない」二階氏発言に反発も
[2019/03/05 14:54]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000149087.html

 自民党の二階幹事長は来年の東京都知事選で自民党が支持する候補者について、前回の選挙では対立候補だった小池都知事以外の選択肢はないという考えを改めて示しました。

 自民党・二階幹事長:「他に選択はありますか。今の知事に勝てる候補者を出しますか。それ以外の選択があれば別だけれども、そんなものあるわけないじゃないですか」
 都知事の任期が満了する1年以上前にあたる今の時期に候補者に言及した理由について、二階幹事長は「選挙は早く対応しないとだめだ」と説明しました。一方で、自民党は東京都議会では野党のため、小池知事と対立しています。二階幹事長の考えに対し、都連の幹部らが反発していることについて、二階幹事長は「機会があれば喜んで話し合う」と述べました。一方、都政で小池知事と協力関係にある公明党の山口代表は「知事選において予断を持ってものを言う立場にはない」と話しました。

安倍首相、二階幹事長言及に「早いな」 小池都知事への「協力」発言めぐり
https://www.sankei.com/politics/news/190304/plt1903040019-n1.html
2019.3.4 21:42政治政局

 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日夜、首相公邸で開かれた与党幹部らとの会合で、二階俊博幹事長が来年夏の東京都知事選で小池百合子知事に協力すると述べたことについて「(知事選への言及が)早いな」と驚いた様子を見せた。出席者が明らかにした。

 二階氏は同日の記者会見で、小池氏が再選を目指して都知事選に立候補した場合に「協力するのは当たり前」と発言した。

 この日の会合には自民党の森山裕、公明党の高木陽介両国対委員長や菅義偉官房長官らが出席し、夏の参院選などについても話題に上がったという。

3606チバQ:2019/03/06(水) 11:37:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190306-00000010-jij-pol
二階氏「独断」、反発招く=力添え、細野氏に続き小池氏も-自民
3/6(水) 7:06配信 時事通信
二階氏「独断」、反発招く=力添え、細野氏に続き小池氏も-自民
記者会見する自民党の二階俊博幹事長(左)=5日、国会内
 自民党の二階俊博幹事長が来年夏に想定される東京都知事選で小池百合子知事の再選支持を表明し、党内の反発を招いている。

【国会議員情報】二階 俊博(にかい としひろ)

 二階氏は先に、無所属の細野豪志元環境相を二階派に迎え入れ、細野氏と競合する元職を抱える岸田派の反感を買ったばかり。「独断専行」とも映る二階氏の言動は、党運営に影を落としかねない状況だ。

 「他に選択はあるのか。今の知事に勝てる候補者を出せるのか。勝てなきゃ意味がない」。二階氏は5日の記者会見で、前日に続き、小池氏が都知事選に立候補すれば全面的に協力する考えを示した。

 自民党は2016年の都知事選で小池氏に敗れ、17年の都議選でも小池氏が当時代表だった地域政党「都民ファーストの会」に惨敗を喫した。自民党都連の小池氏に対する遺恨は根強く、開会中の都議会でも双方は激しく対立している。

 二階氏の狙いについて、周辺には「早く自民党の候補者を立てろという叱咤(しった)激励」との解説もある。しかし、党内は真意を図りかねているのが実態で、波紋が広がっている。党幹部の一人はあきれ気味に「みんな怒っている」と語り、都連所属の中堅衆院議員は「100%あり得ない」と断じた。

 二階氏は1月、旧民主党政権で要職を歴任した細野氏を派閥に特別会員として引き込み、将来の自民党入党を後押しする構えも見せている。細野氏の地盤の衆院静岡5区には岸田派所属の元職がおり、同派は反発しているが、意に介する様子はない。

 二階氏の言動に党内には「やり過ぎだ」との声が広がりつつある。党幹部の一人はこうつぶやいた。「参院選が終われば幹事長は代えればいい」。

3607名無しさん:2019/03/08(金) 22:12:32
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190214-00010734-bunshun-pol
細野豪志に続け!? 小池百合子氏はなぜ二階幹事長を絶賛するのか
2/14(木) 7:00配信 文春オンライン
 小池百合子東京都知事(66)が、年明け早々「次の都知事選に向けて選対の体制を整えて」と周辺に指示し、再選へ向けて意欲満々だという。週末には、普段なら知事が出席しないような小さなイベントにも顔を出すなど、知事選に向けた地ならしを始めている。

 そんな中、彼女のある言動が注目を集めている。無所属のまま自民党二階派入りした細野豪志元環境相と、それを受け入れた二階俊博幹事長を称える発言を繰り返しているのだ。2月1日の記者会見でも細野氏を「希望の党立ち上げで、中心的な役割を果たしてくれた。大変責任感の強い方」と絶賛。さらに二階氏を「色々な人を寛容に受け止められる方。山梨県知事選でも長崎幸太郎さんを二階先生がケアされて知事になった。二階先生のような寛容な方が減ってきている」と持ち上げた。

 実は昨年末も、二階氏に重病説が流れると小池氏は自民の中堅議員らに電話で「二階さんと連絡がとれないの。一体どうなっているの?」と何度も訊ねていた。

なぜ小池氏は「二階先生」を持ち上げるのか
 こうした小池氏のすり寄りについて、東京都の幹部は「来夏の都知事選で、さすがに自民の推薦はもらえなくても、せめて対立候補を擁立しないでほしい、との淡い期待を込めて二階さんを頼っているのだろう。一昨年の衆院選で安倍政権を倒しに行った小池さんが自民党で頼れるのは、新進党以来の長い付き合いで、清濁併せ呑む二階さんぐらいしかいない」と解説する。

 ただ頼みの二階氏を巡っては、「参院選後にも幹事長交代か」との見方が燻ぶる。後継候補の一人が安倍政権の大番頭・菅義偉官房長官だ。菅氏は周囲に「小池って人は、信用できない女狐だね」などと漏らすこともあり、“犬猿の仲”なのは周知の事実。菅氏が選挙の全権を握れば、小池氏の淡い期待は儚く潰え、強力な対抗馬を立てられて再選に黄信号が灯るだろう。

 そうした危機感からか、政府の拉致問題対策本部と東京都の共催で2月9日に開かれた「北朝鮮拉致問題解決を願う都民の集い」では、拉致問題担当相を兼ねる菅氏を前に、小池氏が笑顔を振りまいて同席する珍しい場面も見られた。

 一方、秋波を受ける二階氏は満更でもないのか、10日の自民党大会に小池氏を独断で呼ぼうとし、萩生田光一幹事長代行らの怒りを買ったという。当の小池氏は、彼女一流の嗅覚で空気を読んだのだろう、姿を現すことはなかった。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年2月21日号

3608チバQ:2019/03/10(日) 19:52:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00394113-okinawat-oki
「あまりにひどい」波紋広がる防衛相発言 自分の言葉で語る“岩屋流” 際立つ沖縄との乖離
3/10(日) 5:15配信 沖縄タイムス
「あまりにひどい」波紋広がる防衛相発言 自分の言葉で語る“岩屋流” 際立つ沖縄との乖離
 岩屋毅防衛相の国会や記者会見での名護市辺野古の新基地建設を巡る発言が波紋を広げている。「米軍普天間飛行場を返還するため」という目的を説明しようというのが本心とみられるが、現状は辺野古に固執する政府方針と「辺野古反対」の民意との乖離(かいり)を浮き彫りにしている。(東京報道部・大城大輔)

【沖縄は決起せよ】橋下徹氏が書いた「政治的けんか」の指南書

防衛族 衆院8期目 麻生派
 岩屋氏は早稲田大の雄弁会出身で、ゆっくりとした語り口が特徴。自民党内で国防部会長や安全保障調査会長を歴任した「防衛族」議員だ。衆院8期目で麻生派に所属。安保法制の与党協議主要メンバーで法整備を推し進める一方、「自衛隊のリスクは高まる」と、リスク増を認めない安倍政権に異を唱えたこともある。

 大臣就任後、記者会見などでは想定問答を集めた紙に目を落とさず、自身の言葉で語ることもしばしば。政権にとって重要課題である沖縄に関する答弁も岩屋流だ。「南西地域を守ることは沖縄を守ることであり、沖縄を守ることは日本を守るということだ」などの言い回しもある。

 「辺野古反対」が多数を占めた県民投票の結果を受けた2月26日の記者会見では、「沖縄には沖縄の民主主義があり、国には国の民主主義がある。それぞれに民意に対して責任を負っている。沖縄の民意はしっかり受け止めないといけないが、国も民主的に選挙された国会によって内閣が構成され、時の政権は日本の国の安全保障という大きな責任を負っている」と言葉をつないだ。

 記者団に「国は強大な力を持っているということを示そうとしているのか」と詰められると、「そういうことではない。沖縄の皆さんにも多くの悩みはあると思うが、国は国で悩み、考えながらこの政策を進めている」と言葉を選んだ。

「1日も早い普天間返還を」
 「辺野古に移設し、普天間飛行場を全面返還する」という政府方針の説明を尽くそうとする中、今月5日の参院予算委員会では「かねてより事業を継続させていただきたいと決めていた」と、県民投票前に辺野古の工事続行を決めていたと明かし、「あまりにひどい発言だ。直接民主主義の趣旨を理解していない」(謝花喜一郎副知事)と強い反発を買った。

 防衛省関係者は「自分の言葉で伝えようとするのは長く防衛に関わってきた岩屋さんらしい」と評する。事前決定の発言は「一日も早く普天間を返還したいという思いの中での発言だ」と解説した。

 説明する姿勢は見せるも、工事を強行している実態は変わらず民意との乖離が際立つ。軟弱地盤の改良工事が必要となり工事は長期化することが確実で、普天間の早期返還も不透明だ。

 県幹部は「政府は『沖縄に寄り添う』というが、それはまやかしだ」と批判した。

3609チバQ:2019/03/10(日) 20:18:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190309-00000504-san-pol
またやらかした「魔の3回生」…細野豪志氏が予言していた自民党の人材難
3/9(土) 19:55配信 産経新聞
またやらかした「魔の3回生」…細野豪志氏が予言していた自民党の人材難
細野豪志元環境相(古厩正樹撮影)
 平成24年衆院選で初当選した自民党議員が、またやらかした。交際していた女性から準強制性交罪で刑事告訴された田畑毅氏(46)=二階派(志帥会)=の議員辞職が、1日の衆院本会議で認められた。同期当選組は29年衆院選をはさみ「魔の2回生」「魔の3回生」と呼ばれる。若手の人材難は深刻といえるが、この事態を「予言」していた人物がいた。自民党入りを目指し、二階派の特別会員となった細野豪志元環境相(47)だ。

【表】自民党「魔の3回生」の主な不祥事

 田畑氏が衆院に辞職届を提出した翌日の2月28日、東京・平河町のビルの一室。二階派の例会で、二階俊博幹事長(80)は「このごろは、なんだか痛める日が多いように思う」とこぼした。

 関係者によると、マスコミ退席後は、田畑氏の同期議員が「こういうときだからこそ、田畑氏を支えていこう」などと述べ、同調する議員が続いた。仲間同士の結束が固い二階派らしい場面だ。二階派最高顧問の伊吹文明元衆院議長(81)は「この場ではよいが、外に出たらそういうことを言わないように」とたしなめた。

 例会には細野氏も出席していた。田畑氏の辞職を受け繰り上げ当選する吉川赳元衆院議員(36)=岸田派(宏池会)=は、静岡5区で細野氏と争っている。渦中となった細野氏は記者団に「選挙はお互いにしっかり戦う」と語った。

 民主党、民進党、希望の党で自民党と対決してきた細野氏は、党幹部として自民党を批判し続けてきただけに、説明責任を問う向きは多い。「魔の3回生」が初当選した24年12月衆院選では、民主党政調会長としてこう語っていた。

 「誰が将来の日本を担うのか。自民党にそんな人はいない。民主党には人材がいる」

 当時、細野氏がこう主張していた背景は、主に自民党の「世襲議員」の多さへの批判だった。24年11月には国会で「自民党幹部は世襲ばかりだ。私は自分の力でこの世界に入った。親のすねをかじって政治家になったのとは全く違う」と熱弁した。

 先代から、地盤(後援会などの組織)、看板(名前や顔)、カバン(資金)の「三バン」を受け継げる世襲議員は選挙に有利で、自民党は世襲議員が多くなりがちだ。29年衆院選で小選挙区で自民党から当選した218人のうち、世襲議員は72人と33%を占め、他党に比べ突出していた。

 24年初当選組の世襲議員では、中川秀直元幹事長(75)の次男、俊直氏(48)=細田派(清和政策研究会)=が29年4月に不倫問題で経済産業政務官を辞任。自民党を離党し、同年12月の衆院選で出馬を断念した例がある。

 自民党では、世襲の多さが党の閉鎖性や不公平さを印象づけるなどとして、有志議員がたびたび見直しを検討した。菅義偉官房長官(70)や河野太郎外相(56)はその急先鋒だった。

 世襲批判を避けるように広く導入されている候補者の「公募」の問題点も指摘されている。

 妻の妊娠中にタレント女性と不倫していたことが発覚して議員辞職した宮崎謙介氏(38)=二階派=や、未公開株をめぐる金銭トラブルなどを週刊誌に報じられ自民党を離党した武藤貴也氏(39)=麻生派(当時の為公会)=らが公募組だ。

 公募に関しては、政党の主張に合うように書類を作成して候補者となる例や、公募の形を取りながら結果的に世襲候補が選ばれる例も目立つという。

 あるベテラン議員は「自民党は地元密着の政党だ。国会議員や地方議員が地元で有望な人を発掘して、候補者として選ぶべきだ」と訴えた。昔は派閥が候補の発掘機能を果たしていたが、衆院小選挙区制になってから党本部主導の公募がトレンドとなり、「政治家が小粒になった」として、手法を見直すべきだと主張した。

 一方、細野氏は18年10月に女性タレントとの路上キスを報じられながら、衆院の連続当選を7回に延ばし、二階氏は「総裁候補だ」と持ち上げている。この強さは、政治家には求められるもののひとつなのかもしれない。(政治部 沢田大典)

 ※平成24年衆院初当選組の派閥は、自民党議員時代の所属

3610チバQ:2019/03/10(日) 21:23:11
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/609388.html
二階幹事長、静岡県入り 同行の細野氏「手足となり働く」
(2019/3/10 10:55)
建設中の橋などについて細野豪志元環境相(左)に質問する自民党の二階俊博幹事長(中央右)=9日午後、富士市内
建設中の橋などについて細野豪志元環境相(左)に質問する自民党の二階俊博幹事長(中央右)=9日午後、富士市内
 自民党の二階俊博幹事長が9日、静岡県入りし、1月に同党入りを目指して二階派に入った無所属の細野豪志氏(衆院静岡5区)を伴って沼津市内の会合に出席した。8日には同党の岸田文雄政調会長が静岡市で個人後援会発足の会合を開いたばかり。静岡5区で過去3回、細野氏と議席を争った吉川赳元衆院議員が所属する岸田派は細野氏の同党入りに反発していて、対立する派閥の領袖(りょうしゅう)が前後して本県に入り、けん制し合った格好だ。
 二階氏は沼津市で、自らが秘書を務めた旧静岡2区選出の衆院議員で建設相などを務めた故遠藤三郎氏の関係者による会合に出席した。あいさつした細野氏は二階氏を「私よりも地元を理解しているし実力も持っている」と持ち上げ、「二階幹事長の手足となって働きたい」と改めて自民党入りを目指す考えを示した。
 二階氏は細野氏の会派入りなどには触れなかったものの、秘書時代を振り返り「(自分は他県出身者だが)『よそもの』と言われたことがない。静岡の人は心が広くて、私をすっぽり包むように受け入れてくれた」と述べ、県外出身の細野氏を支援する考えをにじませた。二階氏と細野氏は会合の後、富士市を訪れて国道工事の現場も視察した。
 一方、吉川氏は12日に比例東海から繰り上げ当選する見通し。岸田氏は8日の会合後、報道陣の取材に応じ、細野氏について「まだ自民党の議員ではない。吉川氏に支部長として頑張ってもらいたい」と述べ、吉川氏支援の立場を強調した。

3611とはずがたり:2019/03/11(月) 08:03:58

細野氏「二階先生の手足となって働きたい」
2019年3月9日15時43分
https://www.asahi.com/articles/ASM394VHJM39UTFK004.html?ref=newspicks

 自民党の二階俊博幹事長が9日、静岡県入りした。自らが秘書を務めていた故・遠藤三郎衆院議員の関係者らとの会合に出席。1月末に二階派に入った無所属の細野豪志衆院議員=衆院静岡5区=も同席した。

 細野氏は会合で二階派入りしたことに触れ「長く非自民にいたので、批判があることは当然。それを乗り越えても貢献をしたい。二階先生にご指導いただいて、手足となって地元のために働きたい」とあいさつした。

 細野氏は会合後、記者団から選挙区の変更について問われたが、「ここ以外でやるという話になれば政治家をやめる」と改めて否定した。

 衆院静岡5区で細野氏と議席を争ってきた自民党の吉川赳(たける)・元衆院議員(岸田派)は、田畑毅衆院議員=比例東海ブロック=の辞職に伴い、比例東海ブロックから繰り上げ当選する見通しだ。

3612チバQ:2019/03/13(水) 13:52:32
https://www.sankei.com/politics/news/190312/plt1903120038-n1.html
安倍総裁4選論、自民に急浮上 求心力維持…二階氏「十分あり得る」
2019.3.12 22:34政治政策
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安倍晋三首相の自民党総裁連続4選をめぐる主な発言
安倍晋三首相の自民党総裁連続4選をめぐる主な発言
 自民党内で安倍晋三首相の党総裁連続4選論が急浮上している。二階俊博幹事長は12日の記者会見で「十分あり得る」と明言した。総裁任期は「連続3期9年まで」となっており、党則改正が必要だ。首相の任期は平成33年9月末までで、任期後半の求心力を維持する狙いがありそうだ。野党は「悪夢だ」などと批判している。(沢田大典)

 二階氏は12日の会見で「党内外や海外からの支援もあり、この状況では十分あり得る。首相は党員の期待に応えて頑張っている」と述べた。内閣支持率が堅調で、首相がトランプ米大統領やプーチン露大統領らと良好な関係を築いていることなどが念頭にあるとみられる。

 もっとも「ポスト安倍」候補とされる岸田文雄政調会長や茂木敏充経済再生担当相らを牽制する狙いもあり、「余人をもって替え難いというときには、何ら問題はない」と強調した。

 菅義偉官房長官は会見で「自民党総裁としての任期はまだ始まったばかりなので、一つ一つの政策課題にしっかり取り組んでいきたい」と述べるにとどめた。

 4選をめぐっては、二階氏側近の林幹雄幹事長代理が2月18日、首相との会合で「あり得る」と漏らしたのをはじめ、首相に近い加藤勝信総務会長も2月と3月の講演で重ねて触れた。首相自身は2月28日の衆院予算委員会で「自民党のことは自民党においてしっかりと議論していく」と述べ、否定はしていない。

 二階氏は、29年3月の党大会で決まった総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」とする党則改正を主導した。昭和61年7月の衆参同日選で自民党が大勝し、当時の中曽根康弘首相の任期が1年間延長になった例もある。

 首相が目指す憲法改正や北朝鮮による日本人拉致問題の解決、ロシアとの平和条約締結といった課題は今回の任期中に実現するか見通せない。若手参院議員は「4選があれば、求心力をもって課題にじっくり取り組める」と語った。

ただ、党内には4選論が世論の反発を招き、「おきゅうを据える選挙」といわれる参院選に悪影響を与えかねないとの警戒感もある。吉田博美参院幹事長は12日の会見で「議論すること自体がまだ早い」と述べた。

 一方、首相批判を続けている石破茂元幹事長に近い中堅議員は「受けて立つよ。いいんじゃない」と述べ、総裁選で首相に3度挑戦する構えを見せる。

 野党からも発言が相次いだ。共産党の小池晃書記局長は会見で「悪夢だ。論外中の論外だ。連続する選挙で、口にできなくなるような結果を出したい」と批判し、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は会見で「(二階氏は)党の人材不足を痛感しているのではないか」と指摘した。

3613チバQ:2019/03/14(木) 13:44:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1903130046.html
竹下派統率、変わる茂木敏充氏 トップ不在で若手掌握に汗
2019/03/13 22:44産経新聞

竹下派統率、変わる茂木敏充氏 トップ不在で若手掌握に汗

【自民党竹下派パーティー】降壇する際、壇上から写真撮影に応じる平成研究会の茂木敏充会長代行=13日午後、東京都港区(川口良介撮影)

(産経新聞)

 自民党第2派閥の竹下派(平成研究会、56人)は13日夕、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。竹下亘会長は食道がんの治療に専念しており、派を代表してあいさつしたのは会長代行の茂木敏充経済再生担当相。トップ不在の間、派内を統率できるかどうかは「極めて優秀だが部下や後輩に厳しい」と評された茂木氏にとって「ポスト安倍」に向けた試金石にもなる。(田中一世)

 「トランプ米大統領が『手ごわそうだ』という人はあまり世の中にいない」

 パーティーに来賓として出席した安倍晋三首相(党総裁)は、昨年、日米の通商交渉の担当閣僚として茂木氏を紹介した際、トランプ氏が語った言葉を引用し、茂木氏を持ち上げた。

 当の茂木氏は自らの主張は抑え「皆さまの大きなご支援を参院選でたまわりたい」と頭を下げた。

 首相は茂木氏の手腕を高く買い、要職に起用し続けてきた。周囲には後継候補として岸田派(宏池会)会長の岸田文雄政調会長とともに茂木氏の名を挙げる。

 しかし、派内では慕う仲間が少ないとも言われ、衆目一致するリーダーと認知されていなかった。昨年、額賀福志郎元財務相からの会長交代劇では、主導した参院側(21人)と対立し、首相にたしなめられた。

 茂木氏はこの頃からイメージチェンジを図ったようだ。最近は派の議員と当選期別に懇親会を重ねる。2月下旬、中華料理店に若手を招き、悩みに耳を傾けつつ「会長不在だが、動揺せずに一枚岩でやっていこう」と宴を締めた。参加者は「茂木さんはかなり変わった」と語る。

 参院側を率いる吉田博美参院幹事長も茂木氏を立てており、派閥運営は今のところ順調といえる。引退後も参院側に影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長は茂木氏中心の態勢に難色を示したが、吉田氏が「任せてほしい」と抑えた。

 ただ、青木氏や参院側の一部には「反茂木」感情が根強く残る。しかも、派内にはライバルとなりそうな加藤勝信総務会長がいる。

 加藤氏は最近「高みを見据えたい」とポスト安倍への意欲を見せ、青木氏との関係も良好だ。信頼感ゆえか、首相は13日のパーティーで2度も「加藤幹事長」と呼び間違えた。同派幹部は「能力や面倒見の面で茂木氏が本命、加藤氏が対抗馬」と解説する。

 竹下氏の復帰は夏の参院選後になる公算が大きい。政治決戦における茂木氏の献身ぶりに、竹下派だけでなく自身の命運がかかる。

3614チバQ:2019/03/14(木) 13:45:47
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-190313X532.html
自民・竹下派、揺らぐ結束=参院選へ正念場
2019/03/13 19:05時事通信

 自民党第2派閥の竹下派(56人)の結束が揺らいでいる。昨年の党総裁選で対応が割れたしこりに加え、派閥会長の竹下亘前総務会長の病気療養による「不在」が長期化し、「鉄の結束」を誇った往時の存在感はない。参院議員の割合が比較的多い竹下派にとって、夏の参院選は求心力維持に向けて正念場となりそうだ。

 竹下派は13日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催。会長代行の茂木敏充経済再生担当相が「われわれは日本政治の中枢で、さまざまな政策を立案、実現してきた」と強調し、「竹下会長から『4月の統一地方選、夏の参院選に、一丸となって取り組んでほしい』との伝言を受けている」と結束を訴えた。

 竹下派は昨年4月、参院側が額賀福志郎元財務相に会長交代を迫る「お家騒動」を経て、額賀派から衣替えして発足した。同年9月の党総裁選では結束できず、茂木氏や加藤勝信総務会長らが安倍晋三首相、竹下氏や吉田博美参院幹事長らが石破茂元幹事長をそれぞれ支持した。

 この時の不協和音を拭えないまま、竹下氏が今年1月、食道がんを公表し、治療に入った。復帰までの派閥運営は茂木、吉田、額賀3氏中心の「集団指導体制」としたが、茂木、吉田両氏は政権の要職にあり、閥務に集中しづらい状況だ。

 竹下派の参院議員21人のうち、夏に改選を迎えるのは吉田氏を含む10人。自民党の苦戦も予想されている上、参院を束ねる吉田氏の去就がはっきりせず、参院選の結果によっては派の足並みがさらに乱れかねない。

 故小渕恵三首相(当時)を最後に、竹下派は20年近く総裁派閥の座から遠ざかっている。「ポスト安倍」候補に茂木、加藤両氏も取り沙汰されるが、いずれも派が一致して推す状況にはない。

 恵三氏の次女の小渕優子元経済産業相を将来の首相候補と期待する向きもあるが、過去の政治資金問題による閣僚辞任の影響が尾を引いている。

3615とはずがたり:2019/03/14(木) 20:14:54

自民・竹下派、揺らぐ結束=参院選へ正念場
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00000025-jij-pol
3/14(木) 7:16配信
時事通信

 自民党第2派閥の竹下派(56人)の結束が揺らいでいる。

 昨年の党総裁選で対応が割れたしこりに加え、派閥会長の竹下亘前総務会長の病気療養による「不在」が長期化し、「鉄の結束」を誇った往時の存在感はない。参院議員の割合が比較的多い竹下派にとって、夏の参院選は求心力維持に向けて正念場となりそうだ。

 竹下派は13日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催。会長代行の茂木敏充経済再生担当相が「われわれは日本政治の中枢で、さまざまな政策を立案、実現してきた」と強調し、「竹下会長から『4月の統一地方選、夏の参院選に、一丸となって取り組んでほしい』との伝言を受けている」と結束を訴えた。

 竹下派は昨年4月、参院側が額賀福志郎元財務相に会長交代を迫る「お家騒動」を経て、額賀派から衣替えして発足した。同年9月の党総裁選では結束できず、茂木氏や加藤勝信総務会長らが安倍晋三首相、竹下氏や吉田博美参院幹事長らが石破茂元幹事長をそれぞれ支持した。

 この時の不協和音を拭えないまま、竹下氏が今年1月、食道がんを公表し、治療に入った。復帰までの派閥運営は茂木、吉田、額賀3氏中心の「集団指導体制」としたが、茂木、吉田両氏は政権の要職にあり、閥務に集中しづらい状況だ。

 竹下派の参院議員21人のうち、夏に改選を迎えるのは吉田氏を含む10人。自民党の苦戦も予想されている上、参院を束ねる吉田氏の去就がはっきりせず、参院選の結果によっては派の足並みがさらに乱れかねない。

 故小渕恵三首相(当時)を最後に、竹下派は20年近く総裁派閥の座から遠ざかっている。「ポスト安倍」候補に茂木、加藤両氏も取り沙汰されるが、いずれも派が一致して推す状況にはない。

 恵三氏の次女の小渕優子元経済産業相を将来の首相候補と期待する向きもあるが、過去の政治資金問題による閣僚辞任の影響が尾を引いている。

3616チバQ:2019/03/19(火) 15:07:25
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/01250558/?all=1
ボスにがん発覚でも… 「竹下派」後継者に疑問符がつく「茂木敏充」
政治週刊新潮 2019年1月24日号掲載

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竹下亘
竹下亘会長(他の写真を見る)

 後顧の憂いを絶てぬまま病に臥(ふ)したのは、自民党竹下派(平成研)の竹下亘会長(72)である。今月9日、食道がんの治療に専念すると公表したのだ。

 政治部記者によれば、

「竹下さんは、早ければ数カ月で職場復帰できると話していますが、逆に言えば、1カ月や2カ月で退院できるような病状ではないということ。何せ酒と煙草をこよなく愛する人でしたから、遅かれ早かれこうなるのは覚悟していたのかもしれませんが……」

 ご存知の通り、竹下派は衆参合わせて56人の議員を擁する大派閥。当然、会長の不養生の後始末は、自身の覚悟云々では済まされない。

「竹下さんは病気療養中も会長職にはとどまるものの、派閥の運営は経済再生相の茂木敏充さんと参院幹事長の吉田博美さんの“集団指導体制にする”と話していました。留守を任された茂木さんは、早くも後継者としてのやる気を見せていますが、果たしてコトがそう上手く運ぶかどうか」

 その理由はというと、

「何せ人望がないんですよ。東大経済学部卒で当選も9期連続と能力は高いのですが、短気で怒りっぽく人が寄りつかない」(同)

茂木敏充
茂木敏充経済再生相(他の写真を見る)

 さらに、後継者としての資質に首を傾げるのは、さる自民党関係者で、

「彼は昨年の総裁選で、石破支持を要請したかつての参院のドンこと青木幹雄さんの意向を無視して、早々に安倍支持を打ち出した。それで、参院竹下派の反感を買ってしまったのです」

 平成研では、伝統的に参院の力が強く、

「現在の参院竹下派を取りまとめている吉田さんは、今夏の参院選で選挙区からの不出馬を決めており、政界引退もちらついている。吉田さんという要を失えば、参院竹下派が空中分解し、彼らが茂木さんの会長就任にノーを突きつける、というシナリオも現実味を帯びてきます」(同)

 留守預かりの間に徳を積めるかどうか……。

3617さきたま:2019/03/23(土) 09:45:22
内容的にはこちらか。

2936 :さきたま :2019/03/23(土) 09:44:04
旧民主出身の鷲尾衆院議員が自民入党
毎日新聞2019年3月22日 19時45分(最終更新 3月22日 20時00分)
https://mainichi.jp/articles/20190322/k00/00m/010/208000c

 自民党は22日、旧民主党出身で無所属の鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)の入党を了承した。新潟2区では2017年衆院選で鷲尾氏に敗れた細田健一氏(比例代表北陸信越ブロック)が党支部長を務めており、執行部は細田氏との競合を回避する方針。ただ、党内には野党議員の入党に反発も出ている。

 これに先立ち、自民党青年局長の佐々木紀衆院議員は同局会合で、鷲尾氏ら旧民主党出身の国会議員の入党の動きが相次いでいることに関し「簡単に入党を認めることは看過できない」と指摘。青年局として党執行部に慎重な対応を申し入れる意向を表明した。

 佐々木氏は「なんで自民党を批判していた人が今さら入ってくるのか。おかしいじゃないか」と批判。入党プロセスを明確にする▽党員・支援者への説明責任を果たす▽自民現職は次期衆院選で従来と同じ選挙区から立候補する――の3点を求める考えを示した。【田辺佑介】

3618チバQ:2019/03/26(火) 19:18:47
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190326/k10011861131000.html
自民 石破派から議員1人退会の意向 次の総裁選へ痛手
2019年3月26日 14時07分

ポスト安倍を目指す自民党の石破元幹事長の派閥から、衆議院議員1人が退会する意向を示し、次の総裁選挙をにらんで態勢固めを図る石破派にとって痛手となりそうです。

衆議院比例代表北陸信越ブロック選出で、石破元幹事長の派閥に所属する石崎徹議員は26日、石破派の幹部と面会し「初心に返って、政策の幅を広げるため、無派閥で出直したい」などとして、派閥を退会する意向を伝えました。

石破派は、今後、幹部が対応を協議することにしています。

石破派は、石破氏本人を含め国会議員20人が所属していますが、石崎氏が退会すれば、19人となります。

自民党の総裁選挙に立候補するためには、国会議員20人の推薦人が必要で、去年9月の総裁選挙で、石破氏は、みずからの派閥に加え、竹下派の参議院側や無派閥の議員らから推薦を得て立候補しました。

次の総裁選挙をにらんで態勢固めを図る石破派にとっては痛手となりそうです。

石崎議員「当面は無派閥で」
自民党の石崎徹衆議院議員は記者会見し、石破元幹事長らと26日面会し、派閥の退会届を提出したことを明らかにしました。

そのうえで、「派閥にとらわれることなく、さまざまな政策課題に取り組んでいきたいという思いが強くなった。平成の時代が終わろうとしていて、社会全体が大きな節目を迎えることも判断材料の1つだ。去年9月の総裁選挙は石破氏への恩返しのつもりで頑張った。当面は無派閥で活動したい」と述べました。

3619チバQ:2019/03/26(火) 22:00:05
https://www.asahi.com/articles/ASM3V4RZPM3VUTFK00W.html
石破派、痛い若手退会 冷遇状態から立て直しのさなか
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岡本智 2019年3月26日20時52分
 自民党の石破茂・元幹事長率いる石破派(水月会、20人)から、石崎徹衆院議員=比例北陸信越、3期目=が退会する見通しとなった。昨秋の党総裁選で安倍晋三首相に敗れ、冷遇状態からの立て直しを図る石破派にとって、大きな痛手となる。

 石崎氏は26日、石破氏に派閥退会の意向を直接伝えた。石破氏は慰留したものの、石破派事務総長の田村憲久・元厚生労働相に退会届を提出。その後の記者会見で「派閥にとらわれることなく、様々な政策課題に取り組んでいきたいとの思いを強くした」と説明した。当面は無派閥で活動するという。派閥幹部が協議のうえ、退会を認める。

 石破氏は、昨秋の総裁選で「正直、公正」を掲げ、一騎打ちとなった安倍首相の政策や政治姿勢を批判。石破派に加え、参院竹下派などの支援で党員・党友の地方票45%を獲得し、国会議員票でも50票台とみていた両陣営の予想を上回る73票を得て存在感を示した。

 ところが、その後の内閣改造・党役員人事では、自身を含め、石破派に所属する議員の大半が外された。参院竹下派との連携の継続を模索した「合同勉強会」は実現しなかった。今年2月には、石破派を除外した6派閥の事務総長らが首相と公邸で「極秘」会食に臨んでいたことが発覚した。

 ログイン前の続きそれでも石破氏は、「地方票45%」を糧に、次期総裁選を視野に入れた地方行脚を開始。「選挙の恩は選挙で返す」と、4月の統一地方選や夏の参院選に活路を求め、総裁選で支援を受けた議員の地元を中心に、休日返上で選挙応援に走り回る。「地方人気をテコに国会議員を動かす」(石破派幹部)とのねらいだ。

 とはいえ、派閥の「数」の積み重ねが総裁選の勝敗を左右するなか、もともと20人の小所帯からの離脱は石破氏の求心力にも影響しかねない。石破氏は周囲に、「(石崎氏が)自分で決断したことだ。自分で責任を取ればいい。もう何も言わない」と語った。

 党内では石破派への冷めた反応が相次ぐ。総裁選で首相を支持した閣僚経験者は「あと2、3人は(派閥から)出るんじゃないか」と指摘。石破氏を支持した参院議員からも「石破氏に期待ができなくなったら去っていく人が出てくるのも当然だ」との声が上がる。(岡本智)

3620チバQ:2019/03/27(水) 14:17:50
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20190327-00119738/
二階幹事長に健康不安説! 迷走する発言と後継者不在の悩み
安積明子 | 政治ジャーナリスト
3/27(水) 8:00
体調不良で部屋から出られない
 二階俊博幹事長が倒れた―。3月26日午前に行われた役員連絡会に姿を見せないことで、自民党本部はちょっとした騒ぎになった。自民党関係者はこう述べている。

「どうも体調が悪くて自室から出られず、宿舎で安静にしているそうです」

 2月17日に80歳になった二階氏には、“健康不安”の噂がつきまとう。3月4日に小池百合子東京都知事と自民党本部で会い、「東京都知事選に小池知事が出馬すれば、全面的に協力するのは当たり前」と述べた時もそうだった。

小池知事にしてやられた?
 これについて「何を考えているんだ!」という批判が上がった一方で、「小池知事以上の候補を早く探せと自民党都連にはっぱをかけたということだ」との騒ぎを鎮静化する声も聞こえた。だが冷静に見る側からも、「小池知事にやられたのではないか」と疑問も出ていた。

 この日の都議会は荒れていた。午前に東京都議会の経済港湾委員会が開かれ、築地市場跡地の再開発を巡る知事への一問一答方式での質問が行われたが、2017年の東京都議会選挙直前に築地市場跡地の「食のテーマパーク」化を宣言して都民ファーストを躍進させた小池知事が、希望の党が振るわなかった衆院選後の11月には「ひとつの考え方だ」と一気にトーンダウンしたことに、自民党都議が激しく追及していた。

「都議会での紛糾を助けてもらおうと、小池知事が二階幹事長に急遽面会を要請した。旧来の知り合いである小池知事の懇願に、二階幹事長が抗えなかったのだろう」

 自民党東京都連関係者はこう述べている。実際に二階氏は、6日に公明党の斉藤鉄夫幹事長や高木陽介国対委員長と会談した際に、「もう(小池擁護の)発言しない」と宣言した。しかし15日には小池知事と会食して、緊密な関係を見せつけた。「昨年末に奥さんが亡くなったので、二階幹事長も寂しいのではないか」-そんな声も聞こえている。

辞職した田畑前議員も二階氏を無視?
 そのような二階氏の側に常に寄り添うのは、林幹雄幹事長代理だ。「林代理の主な仕事は二階氏の発言をチェックして、訂正することだ」-これは自民党議員から直接聞いた言葉だ。

 実際にSNSで知り合った女性とのトラブルで議員辞職した田畑毅前衆議院議員は、2月15日に離党届を二階幹事長ではなく林代理に提出している。

「離党届というのは幹事長のところに持ってくるものだ。私は受け取っていないし、その様子を聞いたこともない」

「こういう話題になった以上は、本人が釈明に来るというか、お詫びに来るとかがあっても当然だ」

 2月18日の会見で二階氏は、このように田畑氏への不満を述べている。しかも田畑氏は二階派に所属していた。

 もっとも党内の求心力を維持するために、二階氏は勢力拡大に努めている。細野豪志氏や鷲尾英一郎氏など元民進党の衆議院議員を傘下に入れ、山梨県知事選を勝利に導き、いち早く「安倍4選」も提唱した。しかし懸念は地元・和歌山の選挙だ。

有望な後継者不在という悩み
 長男の俊樹氏は2016年5月の御坊市長選に出馬。小泉進次郎氏や稲田朋美氏などが次々と応援に入る華々しい選挙戦を展開したが、7期目を目指した75歳(当時)の柏木征夫市長に9375票対5886票で敗北した。次男・直哉氏は二階氏が経済産業大臣の時に秘書官に就任し、後継者として有望視されていたが、役員を務めていた企業がトラブルを起こしたというハンディがある。三男・伸康氏が航空会社を退職し、2014年から二階氏の秘書を務めているが、まだ選挙区を譲るまでに至っていない。

 そういう事情のためだろうか。二階氏が一貫してぶれないのは、大阪維新の会への批判だ。3月4日には「思い上がっているのではないか」「もっと謙虚にやって下さいと要望したい」と皮肉った。

 というのは、和歌山県と大阪府は同じ近畿圏内にあるため、大阪維新の会の台頭は二階氏の選挙にも影響する。ましてや後継者問題を抱える二階氏にとって、黙ってはいられないものだ。

 このように古いタイプの政治家として、その存在感を発揮してきた二階氏。しかし最近は、それも限界に来ているように見えなくもない。だが二階氏という「一角」がなくなれば、党内の勢力バランスが一気に崩れる危険もあり、自民党はなかなか悩ましい。

3621チバQ:2019/03/29(金) 16:58:56
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190328-OYT1T50335/
石破氏、足元グラグラ…「冷遇」に求心力低下か
9 時間前
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 自民党の石破茂・元幹事長率いる石破派は28日の幹部会で、石崎徹衆院議員(比例北陸信越、当選3回)の派閥退会届を受理した。昨年末には古川禎久衆院議員が事務総長を辞任しており、「ポスト安倍」をうかがう石破氏の足元は揺らいでいる。

 石破氏は幹部会後に開いた派の全体会合で石崎氏の退会を報告し、「同志だった絆を大切にし、石崎氏の大成を願いたい」と述べた。石破氏によると、石崎氏は「政策集団(派閥)にとらわれることなく、自らの政策の幅を広げたい」と退会の理由を説明したという。石崎氏は当面、無派閥で活動する。

 石破氏は昨年9月の党総裁選で安倍首相の政策や政治姿勢を強く批判し、直後の内閣改造・党役員人事で派のメンバーの多くが冷遇された。関係者によると、石崎氏は周囲に「自分の活動が評価されない」と不満を漏らしていた。

 石崎氏の退会で、派は19人に減った。党総裁選への立候補には20人の推薦人が必要だ。派の事務総長を務める田村憲久・元厚生労働相は会合後、記者団に「仲間を増やしていこうという意識はある」と語った。

 派内では昨年12月にも、古川氏が石破氏の慰留を振り切って事務総長を辞任した。石破氏の求心力に疑問符が付きかねない事態が続き、派内から「後を追う者が出なければいいが」(若手)と懸念する声も出ている。

 一方、他派閥は冷ややかだ。首相の出身派閥である細田派のベテラン議員は「石破氏に期待できなければ人は去る。極めて自然なことだ」と突き放した。

3622チバQ:2019/04/02(火) 17:27:21
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190402-00000005-pseven-soci
参院選で菅vs二階vs麻生が激突 安倍自民怨恨の人間関係
4/2(火) 7:00配信 NEWS ポストセブン
参院選で菅vs二階vs麻生が激突 安倍自民怨恨の人間関係
悲願の幹事長就任は叶うか?(時事通信フォト)
 夏の参院選は自民党の大苦戦が予想されている。選挙分析に定評がある政治ジャーナリスト・野上忠興氏は、自民党幹部たちは「20議席減」の“大敗”を覚悟していると読む。

【写真】統一地方選のカギを握る男

「自民党は6年前の参院選で大量当選(65議席)した議員たちが改選を迎えるため、今回は大幅に議席を減らすのは確実。甘利明選対委員長は、『目標は自公で安定多数』と語っているが、それは自民党が20議席減の大敗で40議席台しか取れなくても達成可能な数字です」

 だが、議席を20も減らせば、選挙の指揮を執る二階俊博・幹事長の引責辞任論が浮上するのは避けられない。参院選後の内閣改造・党人事は「幹事長ポスト争奪戦」が焦点になる。

“影の総理”として官邸を仕切る菅義偉・官房長官は次は幹事長を希望するとみられており、岸田文雄・政調会長も幹事長就任が悲願だ。麻生太郎・副総理も自分の派閥から後釜の幹事長を出そうと虎視眈々と狙っている。

 しかし、二階氏は選挙に負けても幹事長の座を譲る気はない。二階氏が大阪で菅氏、福岡で麻生氏との代理戦争を仕掛けたのは、「地方選で2人を敗北させ、参院選後の“二階降ろし”を防ぐための戦術」(自民党ベテラン)と見られている。

 幹事長の座を脅かすもうひとりの政敵、岸田氏にも参院選で露骨に“ケンカ”を吹っかけた。岸田氏の地元・広島選挙区(改選2)には岸田派現職がいるにもかかわらず、二階氏は「2議席独占は可能だ」と自民党から2人目の候補を公認した。自民党候補同士の“骨肉の争い”を強いられる岸田派議員は「うちの派閥に刺客を送ってきた」とカンカンだ。

 そればかりか、二階氏は旧民主党の細野豪志氏(衆院静岡5区)、鷲尾英一郎氏(衆院新潟2区)をスカウトして党内の批判を浴びながら、参院選ではさらに旧民主党の元議員3人を二階派から比例代表に出馬させるという野党人材を利用した派閥拡大戦略に走っている。

「政治家は当選すれば正義。二階さんは派閥の勢力拡大で幹事長留任の足場を固めながら、静岡と新潟の野党陣営の要だった細野と鷲尾を引き抜いて野党の参院選準備を混乱させようとしている」(二階派議員)

 まさに自分の立場を守るために、党内紛争の十字路で敵にも味方の自民党にも鉄砲を撃ちかけている。不気味なのは、安倍晋三首相がそんな二階氏の“ケンカ上等”に高みの見物で、事態収拾に動かないことだ。

「総理は菅官房長官の力が突出するのを警戒しており、実力者たちが互いに足を引っ張り合うのはむしろ都合がいいと考えている」(安倍側近官僚)

 そうなると対立の連鎖は参院選の先、来年の東京都知事選へと続いていく。

 都知事選は小池百合子・都知事が二階氏の「全面支援」で再選をめざしているのに対し、小池氏と五輪の主導権争いをしてきた森喜朗・元首相―麻生副総理の文教族ラインは橋本聖子氏ら対立候補を擁立する構え。そこに菅氏とパイプが太い橋下徹氏が出馬すれば、それこそ二階vs麻生vs菅の三つ巴の大混戦に発展する。

 新元号で最初の国政選挙を3か月後に控え、日本政治は安定の時代から群雄相食む時代に突入する。

※週刊ポスト2019年4月12日号

3623チバQ:2019/04/02(火) 18:00:27
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190326-00011115-bunshun-pol
成り上がり茂木 VS. 小渕家の姫 竹下派の「跡目争い」勃発
3/26(火) 6:00配信 文春オンライン
成り上がり茂木 VS. 小渕家の姫 竹下派の「跡目争い」勃発
安倍首相と同じ93年初当選の9回生 ©共同通信社
 自民党竹下派の政治資金パーティーが、3月13日に都内ホテルで開かれた。竹下亘会長が食道がん療養で不在の中、一人高揚していたのが会長代行の茂木敏充経済再生相(63)。「安定政権を作ることが外交、経済、社会保障といった様々な課題解決の上でも重要だ」と声を張り上げた。

 同じく会長代行で「参院のドン」、吉田博美党参院幹事長は欠席。足を痛め、車イスに乗る吉田氏は今夏、改選を迎えるが不出馬説が有力。実力者が次々と力を失う中、パーティーでカメラを向けられピースサインをする茂木氏に、派閥領袖への意欲が滲んだ。

 茂木氏といえば、以前は「パワハラ男」として有名だった。官僚との打ち合わせで、自分と違うタイミングで資料をめくる音が響くと「うるさい!」と一喝。レクに訪れる官僚たちは緊張で震えたという。朝が弱く不機嫌なことでも有名で、記者も朝方は寄りつかなかった。早朝の会議に遅刻し、おまけに酒臭かったため谷垣禎一元総裁から面罵されたこともある。

 東大から丸紅、ハーバード大大学院に入り直して読売政治部記者、さらに米コンサル大手マッキンゼーと華麗なる経歴を誇り、政策に強く英語も堪能で能力は高いが人望は皆無。そんな評が定着していた茂木氏だが、最近変化が見えている。予算成立時、汗をかいた党側にあんパンを差し入れたり、若手議員を誘って飲み会を開いたり。

 記者との接し方も然り。かつては好き嫌いが明確で「利用しがいがある」か「付き合っておかないと怖い」と思った記者とだけ付き合っていたが、最近は自らブリーフを行うようになった。以前は一度の説明で理解できない記者には露骨に不快感を示したが、今は繰り返し説明し、笑顔で「Do you understand?」。参院選後には念願の外相就任も噂される。

 そんな茂木氏の対抗馬が、小渕優子元経済産業相だ。小渕恵三元首相の愛娘で34歳で初入閣。早くから「女性宰相候補」「いずれは小渕派へ大政奉還」といわれたが、2014年に「政治とカネ」問題で経産相を辞任。秘書が有罪判決を受けて以降、表舞台から遠ざかった。ただ最近は沖縄サミットを開催した父の志を継ぎ、党沖縄振興調査会長に就任。今も4月の沖縄三区補選のために飛びまわる。

“地盤、看板、鞄”もなく日本新党から成り上がり、名門派閥を手中に収めんとする茂木氏に、姫の逆襲はあるか。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年3月28日号

3624チバQ:2019/04/04(木) 16:43:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000094-asahi-pol
「忖度」発言の塚田副大臣、政府や自民にも更迭論
4/3(水) 23:14配信 朝日新聞デジタル
「忖度」発言の塚田副大臣、政府や自民にも更迭論
塚田一郎国土交通副大臣
 本州と九州を新たに結ぶ道路事業の調査で、安倍晋三首相と麻生太郎副総理の意向を「忖度(そんたく)した」と発言し、撤回した自民党麻生派の塚田一郎国土交通副大臣(55)は3日、国会答弁で「我を忘れて事実と異なる発言をした。行政の信頼性をゆがめた」と陳謝した。菅義偉官房長官は塚田氏を厳重注意し、安倍首相は塚田氏の続投を明言したが、政府自民党内にも更迭を求める声が出ている。

 塚田氏は北九州市で1日にあった集会で、自民党の吉田博美参院幹事長から「首相と副総理の地元事業なんだよ」と言われたことを紹介し、「国直轄の調査に引き上げた。私が忖度した」と発言した。3日の衆院厚生労働委員会では、発言が「事実と異なる」として改めて撤回し、陳謝。そのうえで昨年12月20日、国交省副大臣室で吉田氏と会談したことは認めた。

 一方、吉田氏は3日、塚田氏が紹介した自身の言葉について「発言した事実はない」とするコメントを発表。ただ、会談に同席した同省関係者によると、道路事業が話題となり、吉田氏が塚田氏に「僕も一生懸命やるし、国の仕事だよね」などと陳情したという。

 菅氏は3日の記者会見で、塚田氏に対し、2日午後に厳重注意したことを明かした。首相は3日の衆院内閣委員会で「まずは本人からしっかり説明すべきで、そのことを肝に銘じて職責を果たしてもらいたい」と述べ、続投させる考えを示した。

 しかし、政府内には「辞めたほうがいい」(官邸幹部)、自民党内にも「国会で徹底追及される。辞めさせたほうがいい」(参院幹部)との声が出ている。立憲民主党など野党6党は3日、塚田氏の辞任要求で一致した。

朝日新聞社

3625チバQ:2019/04/05(金) 09:45:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190404-00000068-mai-pol
忖度発言、地元統一選に影響 アピール材料が一転、疑惑の的に
4/4(木) 20:23配信 毎日新聞
忖度発言、地元統一選に影響 アピール材料が一転、疑惑の的に
下関北九州道路の位置
 統一地方選のさなかに飛び出した、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元を結ぶ下関北九州道路での「忖度(そんたく)」発言が、地元の選挙戦にも余波を広げている。自民参院議員の塚田一郎副国土交通相(新潟選挙区、麻生派)の発言を巡り、自民候補の陣営からは悪影響への懸念が聞こえる一方、野党陣営は「敵失」に乗じ批判を強めている。

 「あんなことを言わなくてもいいのに」。福岡県北部で県議選を戦う自民候補の陣営関係者は気をもんだ。

 地元自治体や経済界が求める下関北九州道路は、財政難から2008年に計画が凍結されたが、19年度予算で国は再び調査費を計上。自民関係者が困惑するのは、事業推進がアピール材料だったが、一転して疑惑の的になったからだ。県内の麻生氏の勢力圏で県議選を戦う保守系候補は「自分の選挙に必死の中、世間から『政治家はみんな利益誘導する』とみられかねない」と迷惑がった。

 野党側は攻撃材料を得て争点化を図る。対岸の山口県下関市で議席を争う県議選の野党系候補の陣営幹部は「安倍さんは問題発言した人を処分しないから図に乗っているようにしか思えない。こういう政治は変えなくてはいけない」と批判。立憲民主福岡県連も「政治の私物化」と指摘し、3日の統一選候補の合同個人演説会で取り上げて問題視するなど攻勢を強めている。

 影響は、保守分裂選挙の福岡県知事選にも及んでいる。

 自民推薦で新人の武内和久氏(47)の陣営関係者は「選挙に関係ない。我々は有権者と毎日触れあうだけだ」と打ち消しに必死だ。小川洋氏(69)は現職として下関北九州道路推進の立場。国直轄の調査移行を実績として訴えてきただけに、陣営関係者は「下関北九州道路の問題を政争の具にするなど許されない。我々は正々堂々と政策として(必要な道路だと)訴えていく」と話した。

 一方で、共産推薦の新人、篠田清氏(70)は「(武内氏と小川氏の)2人とも下関北九州道路の推進を表明している。忖度政治のもとで、大型開発に熱中するような県政でいいのか」と保守系の両候補を矛先に批判を強めている。【西嶋正法、下原知広、近藤綾加】

 ◇「本当の話、許されない」

 塚田氏は発言を撤回し謝罪したが辞任要求は拒否している。政権の「緩み」との指摘もある今回の問題を有権者はどう受け止めているのか。

 福岡市中央区の公園で花見をしていた同市の無職の男性(67)は「(塚田氏は)本当の話をしたのだと思う。政治家として許されないし、責任は取るべきだ」としつつ「自民党を支持するのは変わらないし、それは知事選でも同じ。自民党はもっとしっかりしてほしい」と注文をつけた。

 同市の会社員の男性(47)は「発言を撤回するのは当たり前。安倍首相は早めに辞任させた方が良いのではないか」と語った。

 「(事実ではなかったという)言い訳は苦し紛れにしか聞こえない。公共事業を正当な理由なく進めてはいけない」と問題視するのは同市の会社員の男性(24)。「このままでは自民がやりたいようにやってしまう」と統一選の投票先は自民党を避けるつもりで「野党がもっと頑張ってほしい」と漏らした。【佐野格】

 ◇塚田副国交相の「忖度」発言

 大家(敏志)さんが、私が逆らえない吉田博美参議院の幹事長と一緒に、私の副大臣室にアポを取って来られました。地元の要望がある。これが下関北九州道路です。実はこれ、11年前に凍結されているんです。下関は誰の地盤ですか。安倍晋三総理ですよ。安倍総理から麻生副総理の地元でもある北九州への道路の事業が止まっとるわけです。大家敏志が来てですね、「副大臣、これ何とかしてもらいたい」。吉田幹事長が私の顔をみて「塚田分かってるな。これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」と。私すごく物分かりがいいんです。すぐ忖度します。分かりましたと。総理とか副総理がそんなこと言えません。そんなこと実際ないんですよ。森友とかいろいろ言われてますけど。でも私は忖度します。今回の新年度予算に国で直轄の調査計画に引き上げました。できるだけ早く、皆さまのもとに下関から橋が通ってこられるように頑張りたいと思います。=1日の北九州市内の集会で。一部を抜粋

3626チバQ:2019/04/05(金) 16:18:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190405-00000044-kyodonews-pol
忖度発言、塚田国交副大臣を更迭 野党、任命責任追及
4/5(金) 9:47配信 共同通信
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忖度発言、塚田国交副大臣を更迭 野党、任命責任追及
記者会見で謝罪する塚田一郎国交副大臣=5日午前11時59分、国交省
 塚田一郎国土交通副大臣(55)=参院新潟選挙区=は5日、道路整備を巡り「安倍晋三首相や麻生太郎副総理(兼財務相)が言えないので、私が忖度した」と発言した問題の責任を取って辞表を提出した。国交省で記者団に明らかにした。事実上の更迭で、統一地方選や衆院大阪12区、沖縄3区補欠選挙への影響を抑えるための判断とみられる。夏の参院選を控え安倍政権への打撃となるのは必至で、野党は首相の任命責任を追及。政府は牧野京夫元国交副大臣を充てる方針を固めた。

 森友、加計学園に続き、政権への忖度問題が与野党論戦の焦点になる。

3627チバQ:2019/04/09(火) 15:29:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00000083-mai-pol
菅官房長官、高まる存在感 北海道知事選で大勝 派閥領袖は「失速」
4/8(月) 21:00配信 毎日新聞
菅官房長官、高まる存在感 北海道知事選で大勝 派閥領袖は「失速」
統一地方選で浮沈する政権内での立場
 統一地方選の大阪、福岡、島根の3府県知事選で派閥領袖(りょうしゅう)が支援した自民党推薦候補が敗北する中、唯一の与野党対決となった北海道知事選で新人擁立を後押しして大勝につなげた菅義偉官房長官(70)の存在感が政権内で高まっている。

 福岡では麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相(78)が現職に対抗する新人擁立を主導し、党本部推薦をもぎ取った。だが古賀誠、山崎拓両元幹事長や、過半数の党所属衆院議員・県議が現職支援に回る分裂選挙に突入し大敗。5日には麻生派の塚田一郎元副国土交通相が「忖度(そんたく)」発言で辞任に追い込まれた。

 島根では竹下派会長の竹下亘前総務会長(72)と最大派閥・細田派の細田博之会長が新人を推したが、竹下氏の直系県議らが造反し、別の新人に敗れた。

 二階派会長の二階俊博幹事長(80)は大阪府知事・大阪市長のダブル選挙の支援で選挙期間中3回現地入りしたが、いずれも地域政党「大阪維新の会」に敗北。二階氏は地元・和歌山県議選で元秘書の現職が共産党新人に敗れる痛手も負った。

 領袖の中央での力は、地元を制する政治力が基盤だ。今回、地元の基盤が傷ついた領袖の中央での影響力に影が差す可能性がある。

 対照的に「連勝」したのが菅氏だ。8日の記者会見で菅氏は北海道知事選に触れ、「全国最年少の知事。幅広い声を反映させ新たな道政に取り組んでいただける」と語り、前夕張市長の新人、鈴木直道氏(38)への期待を隠さなかった。菅氏は昨年8月に鈴木氏と直接会い出馬の決断を後押し。選挙戦最終日の6日に札幌市で街頭演説するなど精力的に支援した。菅氏の地元・神奈川県知事選でも支援した現職が3選した。

 派閥領袖が「失速」する中、菅氏は1日の新元号「令和」発表で脚光を浴び、注目度が高まる。1989年に「平成」を発表した当時の小渕恵三官房長官はその後、首相に上り詰めた。菅氏は派閥に属していないが「ポスト安倍」として取りざたされるのは確実だ。

 早速、二階氏が10日発売の月刊「文芸春秋」のインタビューで官房長官としての手腕を評価し「そういうこと(『ポスト安倍』の総裁候補)にも十分堪えうる人材だ」と発言。菅氏は8日の会見で「私自身、今まで発言しているように全く考えていない」と苦笑いを浮かべて打ち消してみせたが、注目が増すのは確実だ。

 ただ、菅氏は大阪市長に当選した維新代表の松井一郎氏と近く、大阪ダブル選に精力を注いだ二階氏と対照的に静観の姿勢を貫いた。菅氏の「維新優遇」への党内の不満も強まっており、二階氏は8日の会見で「党が真剣にやっている最中に意識的にサボタージュするというようなことがあったとすれば、けしからんことだ」と暗にけん制した。【高橋克哉、竹内望】

3628チバQ:2019/04/09(火) 15:46:25
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190409-00275727-toyo-bus_all
統一地方選、安倍政権「実力者3人」に明暗
4/9(火) 5:40配信 東洋経済オンライン
統一地方選、安倍政権「実力者3人」に明暗
大阪ダブル選挙で当選確実となり、記者会見する地域政党「大阪維新の会」の松井一郎氏(左端)と吉村洋文(同2人目)(写真:時事通信)
 「亥年選挙」の初戦となった統一地方選前半戦の11道府県知事選、6政令市長選などが7日、投開票された。

 最大の焦点だった大阪府知事・市長ダブル選は、大阪都構想実現を目指して立場を入れ替えて立候補した吉村洋文前同市長(43)と松井一郎前大阪府知事(55)の大阪維新コンビが、自民党を軸とする「維新包囲網」を突破して圧勝した。

 一方、自民実力者も絡む激しい保守分裂選挙となった福岡県知事選では、現職の小川洋知事(69)が、麻生太郎副総理兼財務相の意向を踏まえて自民党本部が推薦した新人候補を圧倒的大差で退けて3選を果たした。今回の知事選で唯一の与野党対決として注目された北海道知事選は、与党が推薦した新人の鈴木直道前夕張市長(38)が、同じ新人で野党統一候補となった石川知裕元衆院議員(45)に大差をつけて初当選した。

■野党は参院選の態勢を立て直し

 与野党が「反維新」で結集した大阪と、地元の「反麻生連合」が結成された福岡に、安倍晋三首相の政権運営とも絡んで永田町の関心が集中したが、大阪では維新が勝利、福岡では麻生氏の落胆ぶりが際立った。

 首相や自民党首脳にとってどちらも苦い結果だが、維新との太いパイプを維持する首相官邸や、候補擁立での麻生氏のごり押しに不満を隠さなかった自民党本部は、「ある程度予想されたこと」(選対幹部)と冷静に受け止めている。投開票直前に事実上更迭された塚田一郎・前国土交通副大臣の「忖度(そんたく)発言」の影響が軽微だったこともあって、安堵の表情を浮かべている。一方、唯一の与野党対決で敗れ、選挙戦全般でも存在感が希薄だった主要野党の意気は上がらず、野党共闘の困難さも浮き彫りになったことで、参院選に向けての態勢立て直しを迫られている。

 大阪ダブル選で吉村、松井両氏が予想を超えて圧勝したことで、大阪での維新人気の根強さを見せつけた。同時に行われた府議選では維新が過半数を獲得、市議選でも過半数まで2議席と勢力を拡大した。「悲願の大阪都構想実現への展望も開けた」(維新幹部)ことは間違いない。主要野党も巻き込み、与党は維新降ろしをもくろんだが、維新側の「野合批判」と陣営内の足並みの乱れによる惨敗に意気消沈している。

 ただ、維新創業者の橋下徹・元大阪市長は安倍首相と親しく、菅義偉官房長官は松井氏と太いパイプを持っている。安倍政権に協力的で改憲勢力でもある維新が「大ばくちに勝って生き残った」(官邸筋)ことを、首相官邸は内心では好感しているとみられている。松井氏らは2025年の大阪万博開催でも政府との連携を強めており、「今後も首相官邸と維新の協力は不可欠」(政府筋)だからだ。

 一方、保守分裂となった福岡県知事選は、現職の小川氏が自民推薦の新人で厚労省出身の武内和久氏(47)にトリプルスコアをつけて圧勝した。武内氏は、麻生氏が強引な手法で自民党本部の推薦を取り付けた候補者だが、地元の二階派国会議員や山崎拓元副総裁、古賀誠元幹事長らによる「反麻生連合」の前になすすべもなく敗れ去った。

■「反麻生」圧勝で麻生氏の求心力低下も

 過去2回の知事選では、麻生氏が先頭に立って小川氏を支援したが、保守分裂選挙となった2016年の衆院福岡6区補選での小川氏の対応に激怒した麻生氏が、子飼いの武内氏擁立に走ったのが内輪もめの原因だ。ただ、麻生氏が「失政」と批判した8年間の小川県政が、県民には高い評価を受けていたこともあり、麻生氏のごり押しへの嫌悪感も重なって小川氏の地滑り的大勝となった。

 選挙期間中、小川氏を支援する自民議員らを「造反者」と攻撃した麻生氏だが、県民から突き付けられた選挙結果には「誠にふがいなく、我々の力不足だったと心からお詫び申し上げる」と苦虫をかみ潰したような表情で頭を下げた。自民党内では「わざわざ党本部を負け戦に引きずりこんだ麻生氏の罪は大きい。責任を取るべきだ」(選対幹部)との声も相次ぐ。安倍政権内部での麻生氏の求心力低下は避けられそうもない。

3629チバQ:2019/04/09(火) 15:46:45
 総務省出身の新人同士が激突した島根県知事選は、自民地元県議の多くが推した丸山達也氏(49)が、地元国会議員全員が支援した自民党推薦の大庭誠司氏(59)に競り勝った。

 島根は故竹下登元首相や青木幹雄元参院議員会長が築いた強固な選挙地盤から「竹下・青木王国」と呼ばれてきた。今回も故竹下氏の実弟で自民竹下派を率いる竹下亘前総務会長が大庭氏の推薦を決めたが、分裂選挙に敗れ、竹下・青木王国の崩壊が現実のものになった。竹下氏が病気療養中で、青木氏の威光にも陰りが見えていたが、今回の選挙結果は竹下派の後継争いも絡んで、自民党内の権力構造の変化にもつながりそうだ。

 保守分裂選挙ばかりが目立った今回知事選で、参院選の前哨戦として注目されたのが、与野党全面対決となった北海道知事選だ。現職の参院選転出で新人同士の戦いとなった同知事選は、自民党が擁立し与党推薦候補となった鈴木氏が、野党統一候補の石川氏に60万票超の大差をつけた。

 都庁職員だった鈴木氏は財政破綻した夕張市に乗り込んで市政を改革した実績と手腕を買われて知事候補に推されたが、選考過程での地元の自民党国会議員の不満もあって、選挙戦には不安も抱えていた。これに対し、主要野党が小沢一郎自由党代表の元秘書でもあった石川氏を統一候補に担ぎ、共産党とも連携して与党打倒を狙った。

 北海道は前回衆院選でも与野党が議席を分け合う結果を出してきた地域だけに、今回の大差の敗北を「善戦」と評価した立憲民主党の長妻昭選対委員長に対し、野党内でも「負け方がひどすぎる。これでは参院選も戦えない」(国民幹部)との声が噴出している。このため、野党共闘の前途に暗雲が垂れ込め始めている。

 今回の統一選前半戦は、1強を誇示する安倍政権や自民党にとって「参院選への不安要素が拡大した」(自民選対)ことは否定できないが、それ以上に野党の共闘戦略の乱れや脆弱さが際立った。与党内には「結果的に、参院選も与党が優位となるはず」(公明党幹部)との安堵感も広がっている。

■菅官房長官の存在感が拡大

 ただ、安倍首相の今後の政権運営に波乱要因が拡大したことは間違いない。政権の3本柱と呼ばれる麻生、二階、菅各氏の立ち位置の違いや感情的対立が露呈したからだ。

 首相の盟友を自認する麻生氏は、政権内での存在感の低下につながる可能性が少なくない。選挙の最高責任者だった二階氏も、大阪での維新圧勝や保守分裂選挙の頻発で、幹事長としての指導力が問われている。立場上選挙戦の前面には立たなかった菅氏は、与野党対決の北海道を制した鈴木氏を「菅氏主導で擁立した」(自民道連)とされ、維新を率いる松井氏との連携も含めて「政権の要としての存在感が拡大した」(閣僚経験者)との見方も広がる。

 「大阪春の陣」と騒がれた自民と維新の戦いも、「一皮めくれば、菅氏が笑って二階氏が泣いた」(自民選対)という構図にもみえる。選挙戦の最中に、二階氏の仕掛けで首相の総裁4選論が浮上したが、その一方で新元号「令和」決定に絡んで「菅後継」説も取り沙汰されるなど、3本柱の力関係にも変動が目立つ。

 安倍首相は当面、首脳外交や天皇陛下退位・新天皇即位の皇室行事に専念する構えだが、自民党の苦戦が予想される9日告示の衆院大阪12区と同沖縄3区の両補欠選挙の結果や、参院選での実力者の貢献ぶりは注視せざるをえない。参院選後に想定される自民党役員・内閣改造人事での「骨格維持か人心一新かの重要な判断材料」(自民長老)となるからだ。それだけに、今回の選挙戦では冷静さを装った安倍首相も「これからは心中穏やかには過ごせない」(側近)のが実情だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3630チバQ:2019/04/10(水) 19:41:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190410-00010005-nishinpc-soci
自民に亀裂、修復なるか パワーバランス変化 参院選にくすぶる「火種」
4/10(水) 11:51配信 西日本新聞
自民に亀裂、修復なるか パワーバランス変化 参院選にくすぶる「火種」
福岡県知事選で、支援してきた武内和久氏の敗戦を伝えるテレビ速報を見つめる麻生太郎副総理兼財務相=7日午後8時、福岡市博多区
 20年ぶりの「紙幣刷新」を発表する晴れの場にも笑顔はなかった。

 9日朝、麻生太郎副総理兼財務相は財務省で記者会見し、1万円札などの紙幣刷新について説明。福岡県知事選で支援した新人が大敗した受け止めを問われると、「政府の立場で今、答弁していますんですね…」と渋りながら「自民党福岡県連の立場というのであれば、責任を感じている」とだけ答えた。

【写真】落選が確実となった武内和久氏にねぎらいの言葉を掛ける麻生氏

 麻生氏側近は「安倍晋三首相の総裁3選を真っ先に支持したのも麻生氏。首相との関係は揺らがない」と語るが、自民党第2派閥の領袖(りょうしゅう)の影響力低下を懸念する声は強まるばかりだ。

   ◇    ◇

 麻生氏の会見直後。自民党の二階俊博幹事長が国会内で記者会見に臨んだ。

 二階氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで「ポスト安倍」候補の一人に菅義偉官房長官の名前を挙げた。理由を問われると、「多くの候補が出てくると思うが、その1人として一例を挙げた」と語り、菅氏を持ち上げた。

 菅氏は麻生氏とは対照的に、北海道知事選で新人擁立を後押しして勝利に導いたほか、地元の神奈川県知事選でも支援した現職が3選。新元号「令和」の発表で知名度も上げ、「ポスト安倍」として光が当たる。

 一方の二階氏。全面支援した大阪府知事、大阪市長のダブル選で自民推薦候補が敗北。地元の和歌山県議選御坊市選挙区(定数1)で元秘書の自民現職が共産新人に破れ、「二階王国」の崩壊を印象づけた。

 緊張関係をはらみながら「3本柱」(与党関係者)で政権を支えてきた麻生、二階、菅の3氏だが、パワーバランスに微妙な変化が生じている。

   ◇    ◇

 故竹下登元首相が保守の固い地盤を築いた島根でも自民党県連は分裂、党推薦候補が敗れた。対立候補を支援した自民党町議は「激しい戦いだったもんだから、すぐに皆で一緒にやっていくのは一筋縄にはいかないね」とこぼす。徳島、福井両県知事選でも自民は分裂し、しこりを残した。

 今年は統一地方選と参院選が同じ年に行われる12年に1度の亥(い)年。前回の2007年は閣僚の不祥事や失言が重なり、統一地方選後に総崩れして参院選に惨敗、第1次安倍政権の退陣につながった。

 今回の統一地方選前半戦では自民党は堅調だったが、「火種」はいくつも残る。党幹部は「地方では政権への不満がたまっており、閣僚の失言や不祥事が相次ぐ。12年前と雰囲気は似ている」と警戒する。

 「結果については真摯(しんし)に受け止め、(統一地方選)後半戦、必勝を期して全力で臨んでまいりたい」。参院選まで約3カ月。亥年選挙のトラウマを抱える首相は8日、政府、与党の幹部会合で力を込めた。

西日本新聞社

3631チバQ:2019/04/10(水) 23:36:43
https://www.asahi.com/articles/ASM4B6VYTM4BUTFK01H.html
桜田五輪相を更迭 被災地議員を「復興以上に大事」発言
有料記事

2019年4月10日21時35分
 桜田義孝五輪相は10日夜、東日本大震災で被災した岩手県出身の自民党衆院議員のパーティーであいさつし、議員の名前を挙げ「復興以上に大事」などと発言した。その後、記者団に釈明したが、被災地軽視と言える発言への批判が高まり、辞表を提出した。事実上の更迭とみられる。

 安倍政権にとっては忖度(そんたく)発言で塚田一郎・前国土交通副大臣が辞任したばかり。相次ぐ発言をきっかけとした更迭は政権にとって痛手となる。後任には衆院岩手2区選出の鈴木俊一前五輪相(麻生派)を起用する。

 安倍晋三首相は辞表を受理した後、記者団に「任命責任は私にある。国民の皆様におわび申し上げる」と述べた。桜田氏は「被災者の気持ちを傷つけた話をしてしまい申し訳ない。それだけでは十分でないと感じ、辞表を提出した」と話した。

 発言は、同日夜、東京都内であった高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーのあいさつ。桜田氏は来年の東京オリンピック・パラリンピック開催で多くの訪日客が訪れるとし、「おもてなしの心を持って、復興に協力していただければ、ありがたい。そして、復興以上に大事なのは、高橋さんでございます」と語った。

 桜田氏は今年2月にも、競泳の池江璃花子選手が白血病を公表したことに「がっかりしている」などと発言し、その後、謝罪、撤回した。この日のあいさつでは、乾杯前だったことに触れ「がっかりしているんじゃないかと(みなさんが)思ってですね。がっかりという言葉は禁句なんですけど」とも述べた。

 桜田氏はパーティー出席後、記者団に対し、いったんは「言ったことありません。記憶にありません」と釈明。その後、首相官邸を訪れ、辞表を提出した。安倍首相も同日夜、急きょ官邸に戻り、政権幹部と対応を協議。桜田氏の辞表を受け入れた。

 二階派に所属する桜田氏は千葉…

3632チバQ:2019/04/10(水) 23:38:18
https://www.sankei.com/politics/news/190410/plt1904100037-n1.html
桜田義孝五輪相、問題発言で辞任 後任に鈴木俊一氏再起用
2019.4.10 20:47
桜田義孝五輪相(69)は10日夜、東京都内で開かれた自民党所属国会議員のパーティーで東日本大震災の被災者を傷つける発言をしたとして安倍晋三首相に辞表を提出した。首相は受理し、後任に鈴木俊一元五輪相(65)を充てる方針を決めた。

 道路整備をめぐる「忖度(そんたく)」発言で塚田一郎元国土交通副大臣が事実上更迭された直後の辞任となった。閣僚の辞任は第2次安倍内閣以降、8人目。平成29年4月には当時の今村雅弘復興相が東日本大震災の被害を「まだ東北で良かった」と発言した責任を取って辞任している。

 桜田氏は10日夜、岩手県出身の高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーで、出席者らを前に「復興以上に大事なのは高橋さんだ」と発言した。「おもてなしの心を持って、復興を協力していただければありがたい」とも語った。

 桜田氏は3月にも千葉県柏市の集会で、東日本大震災の津波被害で沿岸部の高速道路や国道が各地で不通になったにもかかわらず「健全に動いていたから良かった」と発言した。

 桜田氏は首相官邸で首相に辞表を提出した後、記者団に「被災者の気持ちを傷付けるような発言をして申し訳ない。発言の撤回だけでは十分でないと思うので責任を感じ(首相に)辞表を提出した」と述べた。

 首相も記者団の取材に応じ「被災地の皆さまに首相として、この発言に深くおわび申し上げたい。任命責任は首相たる私にある」と述べた。

3633チバQ:2019/04/10(水) 23:51:54
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201904100001137.html
「USBはよく分からない」/桜田氏過去の問題発言
[2019年4月10日22時31分]

桜田義孝五輪相(18年11月6日撮影)
桜田義孝五輪相(18年11月6日撮影)

桜田義孝五輪相(69)が10日、安倍晋三首相に辞表を提出した。同日、都内で行われた高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーで「復興以上に大事なのは高橋さんだ」などと発言。これまで、不適切な発言が相次いだ責任を取る必要があると判断した。同大臣の過去の主な問題発言は、以下の通り。

◆「自分でパソコンを打つことはない」(18年11月14日)衆議院内閣委員会で、立憲民主党の今井雅人議員から「パソコンは使うか」と質問され「25歳の時から自分で独立し、そういうことは常に従業員、秘書に指示をしてやっているので、自分でパソコンを打つということはない」と断言。サイバーセキュリティー基本法改正案の担当閣僚として不適格と指摘されると「私1人で決めることではない。私の事務所、国の総力を挙げて総合的にやること。落ち度がないと自信を持って言える」と反論

◆「USBはよく分からない」(同日)同委員会で、国民民主党の斉木武志議員からUSB(パソコンなどに周辺機器を接続する規格)メモリーを使ったイラン核施設サイバー攻撃事件を例に挙げた、日本の原発に関する質問を受けた。その中で「使う場合は穴を入れるらしいですけど、細かいことは私はよく分かりませんので、専門家に答えさせます」とUSBを知らないと明言

◆「世界に私の名が知られた」(同21日)同委員会で「自分でパソコンを打つことはない」と発言したことが世界各国で報じられたことに「世界に私の名が知られた。いいか悪いかは別として、有名になったんではないか」と主張

◆「せいご」(同日)14日の同委員会で、斉木議員から「(USBを)知らないで、どのように危険を判断するのか」と質問され「事務所では使っていない」と答弁。その中て官僚原稿を読む際、制御システムの「制御」を「せいご」と読む場面が何度も見られた

◆「スマートフォンは使うがパソコンは諦めた」(同22日)同委員会で、今井議員からスマートフォンは使うかと聞かれ「便利なので1日に何回も使っている」とポケットから得意げにスマホを取り出したが、パソコンは「教室に行ったが、忙しくて自ら覚えるのはやめようと(思った)」と諦めたと発言

◆「答弁書を、間違いのないように読むことが最大の仕事」(同日)斉木議員から、官僚が用意した答弁書の読み上げばかりだと批判され「多くのスタッフの協力に基づく答弁書を、間違いのないように読むことが最大の仕事だ」と述べた

◆「国防省」(同日)同委員会で防衛省を「国防省」と言い間違える場面も

◆「いしまきし」(9日)参院内閣委で、宮城県石巻市の東京五輪・パラリンピック関連イベント欠席の理由を聞かれ「いしまきし」と答弁。2回目はいったん「いしまきし」と言い「いしのまきし」と言い直したが3回目も間違い。

3634チバQ:2019/04/11(木) 10:30:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190411-00000012-jij-pol
政権中枢、力学変化の兆し=菅氏に存在感、揺らぐ麻生・二階氏-統一選
4/11(木) 7:10配信 時事通信
政権中枢、力学変化の兆し=菅氏に存在感、揺らぐ麻生・二階氏-統一選
記者会見する菅義偉官房長官=10日午後、首相官邸
 統一地方選前半の結果を受け、安倍政権中枢の力学に変化の兆しが出てきた。

 後ろ盾となった首長選などをめぐり、菅義偉官房長官は勝利して存在感を高める一方、敗北を喫した麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博自民党幹事長は求心力が揺らいでいる。安倍晋三首相を支える3氏の明暗は、今後の政権運営に影響を与えそうだ。

 「私自身は全く考えていない」。菅氏は10日の記者会見で、党内外から「ポスト安倍」の一人に挙げる声が出始めたことへの感想を問われ、こう語った。新元号「令和」の発表を務めた菅氏は、「令和おじさん」として一躍注目を集めている。

 菅氏は北海道知事選で、新人の擁立などに積極的に関与。6日には北海道入りし支持を訴え、知事選で唯一の与野党対決を約65万票の大差で制した。首相は「野党が強い地域でこれだけの差が出るとは」と喜んだという。

 大阪府知事・市長のダブル選で地域政党「大阪維新の会」が勝利したことも、菅氏にとってプラスに働きそうだ。菅氏は、新市長に当選した維新の松井一郎代表と近く、引き続き国会運営などで協力を期待できるからだ。

 これに対し、麻生氏は福岡県知事選で、強引な新人の擁立が党内の分裂を招き、現職に100万票近い大差で惨敗した。投開票日の直前に、麻生派の塚田一郎参院議員が「忖度(そんたく)」発言で国土交通副大臣を辞任したことも、劣勢に追い打ちをかけた。

 麻生氏は「誠にふがいなく、力不足だった」と陳謝。党県連最高顧問を辞任する意向も示した。党内には「麻生氏はやり過ぎだ」(関係者)と不満の声がくすぶる。

 二階氏は大阪ダブル選の期間中、3度も現地入りしたが及ばなかった。さらに、お膝元の和歌山県議選でも、元秘書の現職が共産党新人に敗れた。党内からは、影響力の衰えを指摘する声が上がった。

 統一選の余波は党の派閥にも及んだ。島根県知事選では、竹下派会長の竹下亘前総務会長らが推した新人が、県議らの反旗により敗北。故竹下登元首相が強固な地盤を築いた「竹下王国」の陰りを印象付けた。

3635チバQ:2019/04/11(木) 21:46:46
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190411/soc1904110013-n1.html
問答無用!安倍首相の逆鱗に触れた“失言大臣”桜田氏 「復興より議員」発言から2時間で更迭へ (1/2ページ)
2019.4.11
 安倍晋三首相は10日夜、桜田義孝五輪相(衆院千葉8区、自民党二階派)を事実上、更迭した。これまでも、桜田氏は失言を繰り返してきたが、東日本大震災(2011年)の被災地を傷つける暴言が、逆鱗に触れた。安倍首相は、被災地復興を「政権の最重要課題」と位置付けており、来年には「復興五輪」を控えている。夏の参院選への影響も踏まえて、発言からわずか2時間で電撃決着を図った。

 「復興以上に大事なのは、高橋さんだ」

 桜田氏は、自民党の高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーで、こうあいさつした。全体を聞くと、被災地を地盤とする高橋氏への支援を求める内容だが、冒頭部分はさすがに「復興軽視」だと問題視された。

 記者団が早速、真意をただした。桜田氏はいったんは「記憶にありません」とはぐらかしたが、批判は一気に広まった。

 桜田氏には、以前から言語処理能力に疑問符が付いていた。競泳の池江璃花子選手による白血病公表を「がっかりした」と述べたり、被災地の宮城県石巻市を国会答弁で3回にわたり「いしまきし」と言い間違えるなど、失言と謝罪を繰り返してきた。

 だが、被災地に関わる失言は次元が違う。

 安倍首相は2年前にも、「(東日本大震災が)まだ東北だったから、よかった」という暴言を吐いた今村雅弘復興相(当時)を即刻更迭している。今回も問答無用で、桜田氏は辞表を提出するほかなかった。

 安倍首相は同日夜、「任命責任は私にある。全閣僚が復興相だとの認識を再確認し、今後も東北の復興に全力を傾けたい」と官邸でわびた。後任は、鈴木俊一元五輪相を再登板させた。

 安倍内閣では5日、塚田一郎前国土交通副大臣が、山口、福岡両県を結ぶ「下関北九州道路」事業をめぐり、安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相を「忖度(そんたく)した」と発言し、辞任したばかり。

 統一地方選後半戦と衆院大阪12区、沖縄3区の補欠選挙の最中、夏の参院選も見据えて、これ以上、「辞任ドミノ」を広げるわけにはいかないという危機感が、今回の即断劇につながった。

 政治評論家の小林吉弥氏は「桜田氏の発言は論外であり、政治家の自覚がなさすぎる。彼に限らず、政治家全体の言葉が軽すぎる。塚田発言も論外だ。『安倍一強』ゆえ、党内に緩みが出ていることは否定できない。今一度、襟を正す必要がある」と語っている。

3636チバQ:2019/04/12(金) 10:44:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190411-00000598-san-pol
桜田氏更迭「危機感足りない」 大型選挙への影響懸念
4/11(木) 20:30配信 産経新聞
桜田氏更迭「危機感足りない」 大型選挙への影響懸念
自民党役員会へ向かう岸田文雄政調会長=8日午後、国会内(春名中撮影)
 桜田義孝前五輪相が東日本大震災をめぐる失言で事実上更迭されたことを受け、政府・与党には11日、危機感が広がった。道路整備をめぐる「忖度(そんたく)」発言で辞任した塚田一郎元国土交通副大臣に続く失態で、21日投開票の衆院大阪12区と沖縄3区の両補欠選挙や夏の参院選に響きかねないからだ。自民党幹部は痛手を最小限に食い止めようと、党内を引き締めている。

 「統一地方選後半戦に臨むところで水を差されたのは否めない。長期政権だけに、いつ国民が愛想を尽かすかという危機感が足りない」

 石原派(近未来政治研究会)会長の石原伸晃元幹事長は派の会合でこう苦言を呈した。

 11日の各派の会合では、桜田氏の失言に対する批判が続出した。

 岸田派(宏池会)会長の岸田文雄政調会長も「あってはならない発言。政権、与党の気の緩みがあるのではないか」と訴えた。細田派(清和政策研究会)の下村博文元文部科学相は「(問題が)立て続けで、今後に非常に影響する。引き締めてやらないと大変厳しい」と呼びかけた。

 とりわけ沈痛な空気に包まれたのが、桜田氏が所属する二階派(志帥会)だ。東日本大震災に絡む失言での閣僚辞任は「まだ東北で良かった」と発言した今村雅弘元復興相に続く2人目。同派の河村建夫元官房長官は「閣僚はもちろん、国会議員は日頃から言葉に気をつけていかなければならない」と注意を促した。

 公明党の山口那津男代表も11日の中央幹事会で「(塚田氏の辞任後に)与党として気を引き締めて、と申し上げた矢先だ。怒りを禁じ得ない」と指弾し、「二度とないよう政府には厳しく申し上げていく」と強調した。

 厳しい批判の声が上がるのは、衆院の2補選や統一地方選後半戦、夏の参院選へのダメージを懸念しているからだ。安倍晋三首相が10日夜、桜田氏の失言から2時間で更迭を即決したのも、早期の幕引きで影響を最小限に抑えようという危機感による。

 自民党内からは、閣僚の不祥事や失言が相次ぎ自民党が惨敗した平成19年の参院選を引き合いに「嫌な流れだ」(党中堅)との声も漏れ始めている。

 桜田氏はこれまでも閣僚としての資質が問われてきたが、首相は、昨年9月の自民党総裁選で支持を受けた二階俊博幹事長への配慮もあり、二階派の桜田氏をかばい続けてきた。

 自民党関係者は「派閥推薦型や入閣適齢期を重視しすぎる人事はもう止めるべきだ。失敗したときのリスクが大きすぎる」と語った。(長嶋雅子)

3637チバQ:2019/04/12(金) 10:45:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190412-00000013-jij-pol
就任半年、実績なく自滅=過去の教訓も学ばず-桜田氏
4/12(金) 7:14配信 時事通信
就任半年、実績なく自滅=過去の教訓も学ばず-桜田氏
辞表を提出後、取材に応じる桜田義孝五輪担当相(中央)=10日夜、首相官邸
 就任わずか半年で五輪担当相を更迭された自民党の桜田義孝衆院議員は、相次ぐ失言で「抜群」の存在感を示す一方、開催まで1年余りに迫った2020年東京五輪・パラリンピックの担当閣僚としては実績を残せなかった。

 震災復興をめぐっては過去の閣僚もたびたび軽率な言動で批判されてきたが、こうした教訓に学ばず「被災者を傷つけるような発言」(桜田氏)で自滅した。

 桜田氏は昨年10月の内閣改造で初入閣後、緊張感を欠く言動で注目を浴び続けた。サイバーセキュリティー基本法の担当閣僚にもかかわらず、国会答弁で「自分でパソコンを打つことはない」と開き直った
 国会答弁では資料を棒読みすることが多かったが、質問と関係ない別の答弁書を間違って読んだり、「防衛省」を「国防省」などと誤読したりする場面も目立った。

 五輪啓発イベントには精力的に出席したが、政策面で指導力を見せることもなかった。記者会見で北朝鮮の五輪参加への対応を問われた際は、なぜか「(所管)分野外だ」と明言。その後、政府関係者が「事実誤認」と訂正する一幕もあった。

 東日本大震災後、歴代内閣は復興を政権の最重要課題と位置付けてきたが、被災者の感情を逆なでする言動が繰り返された。安倍内閣では今村雅弘復興相(当時)が「まだ東北で良かった」と発言して辞任。石原伸晃環境相(同)は、原発事故の除染で出た汚染土の中間貯蔵施設建設をめぐり「最後は金目でしょ」と述べた後、謝罪した。

 東京五輪は「復興五輪」と位置付けられているだけに、五輪のイメージダウンや、被災地との溝が生まれることも懸念される。桜田氏の後任に任命された自民党の鈴木俊一衆院議員は記者団に「被災地と五輪の距離を縮め、真に復興五輪になるよう仕事をしたい」と強調した。

3638とはずがたり:2019/04/15(月) 14:15:29

耄碌して抑制の効かなくなった麻生は国益を損ねてるけどまあ仕方が無い。

麻生副総理が自民党福岡県連最高顧問を辞任へ 県知事選の対応で引責
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1904090024.html
2019/04/09 15:04産経新聞

 麻生太郎副総理兼財務相が、自民党福岡県連の最高顧問を辞任する意向を県連幹部に伝えたことが9日、分かった。保守分裂選挙となった7日の県知事選で、党が推薦した候補が敗れた責任をとる。22日の県連執行部会で承認される見通し。

 県知事選をめぐり県連は過去2回の選挙で支援した現職の小川洋氏を推さず、党本部は元厚生労働官僚の新人、武内和久氏を推薦したが大差で敗れた。

 新人候補擁立にこだわった麻生氏は7日、福岡市内で支援者に対し「残念ながら当選させ切れなかったことは誠にふがいなく、われわれの力不足だった」と陳謝した。麻生氏は8日に県連の蔵内勇夫会長に最高顧問を辞任する考えを伝えたという。

 知事選での敗北を受け、県連ではすでに蔵内氏が会長を辞任する意向を表明している。

3639チバQ:2019/04/15(月) 18:48:30
https://www.sankei.com/politics/news/190415/plt1904150001-n1.html
【政界徒然草】福岡知事選で動かなかった「ポスト安倍」岸田氏
2019.4.15 01:00政治政局
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安倍晋三首相に面会するため、首相官邸に入る自民党の岸田文雄政調会長=4月8日、首相官邸(春名中撮影)
安倍晋三首相に面会するため、首相官邸に入る自民党の岸田文雄政調会長=4月8日、首相官邸(春名中撮影)
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 保守分裂となった7日投開票の福岡県知事選。「ポスト安倍」候補で岸田派(宏池会・49人)会長の岸田文雄政調会長(61)もまた厳しい判断を迫られた。派の国会議員や古賀誠名誉会長(78)は現職を支援していたが、党推薦の新人を推す麻生派(志公会・56人)会長の麻生太郎副総理兼財務相(78)から応援のために福岡入りするよう再三要請されていたためだ。だが、最終的に岸田氏は動かなかった。なぜか。

 岸田氏は2日、東京・永田町の砂防会館に古賀氏を訪ねた。関係者によると、当時、岸田氏の気持ちは麻生氏の要請に応え、福岡入りに傾いていたが、古賀氏は否定的だった。

 知事選の勝敗が見えている中で、岸田氏を福岡に入れようとする麻生氏の狙いは何か。派をばらばらにしたいからではないのか-。古賀氏はそう不信感を持っていた。

 岸田氏にとって、有力派閥である麻生派との連携は次期総裁選を考えるうえで無視できない選択肢だ。麻生氏とは定期的に2人で会食する仲でもあり、知事選の応援も麻生氏本人や周辺から強く要請されていた。

 知事選は早い段階から現職の圧勝が有力視され、麻生氏は厳しい立場に立たされていた。その状況下で党三役の岸田氏が福岡入りすれば、麻生氏のメンツは立ち、恩を売れる。

 麻生派の議員も「総裁選を考えても両派の関係は間違いなく良くなる。夏の参院選(福岡選挙区)で出馬する岸田派の現職を一丸となって支援できる」と期待を示した。岸田派内の一部にも支持する声があった。

■派閥内は否定的

 しかし、現在も派内に影響力を保つ古賀氏や、派内の大半の議員は岸田氏の福岡入りに否定的だった。

 幹部の1人は「同じ派閥で会長と名誉会長が違う候補を応援するのはおかしい」と漏らす。ベテランも「負ける選挙に総裁候補がわざわざ行く必要はない。その程度で麻生さんが本当に恩を感じるのか」と疑問を呈していた。

 知事選では、岸田派の福岡選出の国会議員4人のうち2人が現職、2人が新人の応援にまわった。だが、全員が岸田氏の福岡入りには反対した。

 最終的に、岸田氏は福岡入りを見送った。竹下派(平成研究会・56人)との関係も考慮し、島根県知事選の応援に入る案も一時浮上したが調整がつかず、立ち消えになった。

 岸田派幹部は「総裁選まではまだ時間がある。勝負時まで変に動かず、どの派閥とも敵対しないでやっていくのも戦略の一つだ」と語る。

 他の議員も、麻生氏と反麻生派の有力OBや議員が複雑に対立する福岡の特殊事情に触れ、「二階俊博幹事長(80)や麻生派の甘利明選対委員長(69)も応援に入らなかった」と岸田氏の決断を評価する。

 一方、岸田氏の福岡入りに賛成した議員は「それなら、次の総裁選までにどんな戦略を描いているのか」と落胆する。

 「首相を目指す人間がリスクを取れなくてどうする。古賀さんを説得できずに、トランプ米大統領を説得できるはずがない」

 袖にされた形の麻生氏周辺からも早速、批判の声が上がりはじめた。

 そんな中、古賀氏は8日のBS番組で、岸田氏について「ポスト安倍の一人ということは否定しない」としつつ「必ずしもポスト安倍でなければいけないということではない」と言及した。さらに、自身と親しい菅義偉(すが・よしひで)官房長官(70)もポスト安倍の一人との見方も披露した。

 岸田派幹部は「岸田さんへの叱咤(しった)激励だ」と分析するが、派内には知事選をめぐる対応が両者の関係に影響を与えたとみる向きもある。

 派をまとめつつ、他派との連携をいかに構築していくか-。今回の知事選を通じ、岸田氏がポスト安倍を目指すうえで避けて通ることのできない課題が浮き彫りになったといえる。

 「気宇壮大(きうそうだい)」

 自民党が製作したカレンダーの「4月」には、岸田氏が揮毫(きごう)した力強い字が記されている。「心意気がよく度量の広い」(大辞泉)という意味には、岸田氏のどんな思いが映し出されているのだろうか。(政治部 田村龍彦)

3640チバQ:2019/04/17(水) 09:25:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190417-00000003-asahik-pol
石破氏の応援行脚、摩擦 「総裁選の恩」参院竹下派を優遇
4/17(水) 5:30配信 有料 朝日新聞デジタル
石破氏の応援行脚、摩擦 「総裁選の恩」参院竹下派を優遇
石破氏が応援に入った自民分裂選挙の構図
 統一地方選で全国行脚を進める自民党の石破茂・元幹事長の応援が一部でハレーションを生んでいる。自民系候補が分裂した余波を受けた格好だが、「ポスト安倍」を狙う石破氏にとっては地方人気が頼りでもあるだけに、石破派内からは懸念の声も上がる。

 ■地方議員反発「義理欠く行動」
 石破氏は、昨秋の自民党総裁選で安倍晋三首相に一騎打ちを挑み、党員・党友の地方票45%を獲得。首相には敗れたものの、「選挙の恩は選挙で返す」と、総裁選で支援を受けた参院竹下派の議員の地元を中心に、選挙応援に走り回る。
 自民党の国会議員が推す党推薦候補と県議の大半が支持する候補との事実上の一騎打ちとなった島根県知事選(7日投開票)。……

3641チバQ:2019/04/17(水) 09:30:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190415-00000572-san-pol
安倍首相が石原慎太郎、亀井静香両氏と会食
4/15(月) 22:19配信 産経新聞
安倍首相が石原慎太郎、亀井静香両氏と会食
安倍晋三首相(春名中撮影)
 安倍晋三首相は15日夜、東京都内で石原慎太郎元東京都知事、亀井静香元金融担当相、衛藤晟一首相補佐官と会食した。衞藤氏によると、自民党が公認候補を擁立している衆院大阪12区補欠選挙(21日投開票)や外交について意見を交わしたほか、夏の参院選も話題に上り「今度は大変だ。簡単にはいかない」などの意見が出たという。

3642 チバQ:2019/04/21(日) 21:42:55

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00000514-san-pol
「昨日の敵は今日の友」相次ぐ旧民主組の入党に反発する自民党青年局の理

4/19(金) 11:09配信��
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自民党の二階俊博幹事長(右)主導で旧民主党議員の引き抜きが続く。細野豪志元環境相が代表例だ(大島悠亮撮影)

 昨日の敵は今日の友-。旧民主党に籍を置いた議員による自民党入党や入党希望が相次いでいる。入党した鷲尾英一郎衆院議員(42)=新潟2区=や、二階派(志帥会)入りした無所属の細野豪志元環境相(47)=静岡5区=が代表例だ。党内では、二階俊博幹事長(80)が主導する一連の動きに、45歳以下の党員で構成される党青年局が反発するという世代間抗争の様相も呈している。どちらに「理」があるのか。

【表】自民党「魔の3回生」の主な不祥事

 ■「現職の国会議員いる」

 「自民党を地方で支えてきた皆さんにすれば、苦しいときに自民党を批判していた人たちが今さら入ってくるのはおかしい、納得がいかないのではないか」

 自民党の佐々木紀(はじめ)青年局長(44)=衆院石川2区=は3月22日、党本部で開かれた青年局の会合でこう訴えた。

 佐々木氏は「現職の国会議員がいる選挙区もある。簡単に入党を認めるのは看過できない」とも語った。その上で(1)プロセスを明確にする(2)説明責任を果たす(3)比例復活も含め前回衆院選小選挙区で立候補した現職を同じ選挙区で党公認とする-ことなどを求める提言をまとめたい考えを示した。4月21日の統一地方選後半戦終了後に、議論を本格化させる。

 提言は事実上、新潟2区で細田健一衆院議員(54)=比例北陸信越、静岡5区で吉川赳(たける)衆院議員(37)=比例東海=の公認を求める内容だ。佐々木氏と細田氏は細田派(清和政策研究会)、吉川氏は岸田派(宏池会)にそれぞれ所属しており、二階派を牽制(けんせい)する意味合いもある。

 佐々木氏の念頭にあったのは、平成29年衆院選での埼玉11区の例だ。24、26年の両衆院選で自民党公認だった細田派所属の今野智博前衆院議員(43)は党公認を得られず、復党が認められた二階派所属の小泉龍司国際局長(66)と無所属同士で争って落選した。

 佐々木氏自身は26年衆院選以来全3回の当選を小選挙区で果たしているが、同期には不祥事が相次ぎ、「魔の3回生」と呼ばれる。追い風の選挙しか経験しておらず、その中でも比例復活組に関しては、二階氏が「差し替え」の可能性に言及している。佐々木氏の発言は、これに対する若手らの危機感を代弁した形だ。

 3月22日の青年局の会合では、旧民主党経験者への反感や、「差し替え」に対する若手の危惧を象徴するような発言があった。

 出席者によると、山本朋広国防部会長(43)=比例南関東=は「自民党議員は党議拘束がかかった法案で造反すれば、最悪、除名処分にもなる。他党の議員は毎回、造反しているようなものだ」と訴えた。「3〜5年間、法案への投票行動をみるなど、経過期間を置いたほうがよいのでは」とも指摘した。

 山本氏は4回の当選のすべてで小選挙区で敗れ、比例代表で復活当選している。山本氏が地盤としている神奈川4区では、旧みんなの党代表だった浅尾慶一郎前衆院議員(55)が自民党に入党し、29年衆院選では山本氏が自民党公認、浅尾氏が無所属で戦い、立憲民主党の早稲田夕季衆院議員(60)が漁夫の利を得る形で小選挙区を制した。

 山本氏は周囲に「僕は相手が落選しているから吉川さん、細田さんらとは違う」と話しており、青年局会合では「(自民党公認を希望する者同士の)予備選という考え方もある」と述べた。

 ■目立つ比例復活組

 当事者である吉川氏は、今回の件について言葉が少ない。青年局の会合後、記者団には「経過を見守りたい」と述べるにとどめた。関係者によると、会合では「(自民党公認を意味する)支部長選任規定を精査した方がよい」などと語ったという。

 衆院選に3回当選した吉川氏だが、24、26、29年の各選挙で小選挙区ではすべて細野氏に敗れ、比例復活を果たした。自民党には2回連続小選挙区で落選した者は原則として公認しないルールがあるが、形骸化している。吉川氏が寡黙なのは、今後、青年局の提言と引き換えに、このルールを厳密に適用されたら抗弁できなくなるという負い目もありそうだ。

 若手も一枚岩ではない。二階派に所属する中曽根康隆衆院議員(37)=比例北関東=は同じ会合で、「公認に関する自民党のルールは、あってないような面もある。その選挙区で『この人に出てほしい』という声があれば認められるような制度作りも必要だ」と強調した。

3643 チバQ:2019/04/21(日) 21:43:17

 新陳代謝の重要性を語ったものだが、中曽根氏自身、29年衆院選で群馬1区からの出馬を模索した経緯がある。「比例復活も含め前回衆院選で小選挙区で立候補した現職を同じ選挙区で党公認とする」とする青年局の提言は、自らの足かせとなりかねないのだ。

 党総務会では3月26日、細野氏らの入党問題について議論が交わされた。佐々木氏は「自民党を非難していた議員の入党を簡単に認めるべきでない」などと訴え、村上誠一郎元行政改革担当相(66)が同調した。

 これに対し、林幹雄幹事長代理(72)は「地元県連の了承のもと、入党が認められた。党の懐の深さを示すものだ」と主張。平沢勝栄元内閣府副大臣(73)も「とにかく選挙に勝つことだ」と述べた。両氏は二階派に所属しているため、ある若手は「二階派は勢力拡大のために、今後も旧民主党議員をどんどん入党させるのではないか」と不満を漏らした。

 選挙区での公認は議員の生殺与奪を握っている。安倍内閣の支持率が堅調に推移し、野党の影響力が一向に上向かない中、今後も自民党の公認問題をめぐり、党内の派閥間や世代間で骨肉の争いが繰り広げられるのは間違いない。(政治部 沢田大典)

3644チバQ:2019/04/23(火) 18:34:29
932 :チバQ :2019/04/23(火) 18:32:46
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASM4Q73LRM4QUTFK01V.html
自民・吉田参院幹事長、政界引退へ 健康状態など考慮
2019/04/22 22:11朝日新聞

自民・吉田参院幹事長、政界引退へ 健康状態など考慮

自民党の吉田博美参院幹事長

(朝日新聞)

 自民党の吉田博美・参院幹事長(69)が今夏の参院選に立候補せず政界を引退する意向を固め、22日、周辺に伝えた。23日に記者会見をして説明する。長野選挙区を後進に譲り、比例区での立候補を検討したが、健康状態などを考慮した。参院を取り仕切る実力者の引退は、政権運営にも影響を与える可能性がある。

 吉田氏は、金丸信・元自民党副総裁の秘書や長野県議を経て、2001年の参院選長野選挙区で初当選。3期連続で当選を重ね、今夏の参院選で改選を迎える。だが、昨年10月に元衆院議員を後継指名して同選挙区からの立候補を断念。比例区への転出か、政界引退かの検討を重ねてきた。

 国会では、政治の師と仰ぐ青木幹雄・元参院議員会長と気脈を通じて参院自民党をまとめ、野党との水面下交渉などで力を発揮。安倍晋三首相や二階俊博幹事長ら政権幹部からの信任も厚く、党内からは比例区転出による現役続行を求める声が相次いでいた。青木氏も比例区での当選に向け、後ろ盾となる業界団体からの支援が得られるよう調整に奔走した。

 ところが、有力な支援団体は見つからず、吉田氏の体調がすぐれない状態も続いた。関係者によると、吉田氏は足が思うように動かせなくなった。当初は杖をついて歩いていたが最近は車いすを欠かせず、リハビリや検査入院などを繰り返している。昨年12月の記者会見では「体力、気力が十分の選挙ができるのか疑問」と話していた。


933 :チバQ :2019/04/23(火) 18:33:51
https://www.sankei.com/politics/news/190422/plt1904220097-n1.html
自民・吉田参院幹事長、参院選不出馬へ 体調不良で引退決断
2019.4.22 23:01政治政局

 自民党の吉田博美参院幹事長(69)は22日、改選を迎える夏の参院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。23日の記者会見で表明する。自身の健康状態を踏まえ、出馬は困難と判断した。

 吉田氏は参院自民党の人事や国会運営を取り仕切っており、党内では出馬を求める声が強かった。不出馬を決めたことで参院の権力構造が大きく変わる事態は避けられず、安倍晋三首相の参院選後の政権運営にも影響しそうだ。

 吉田氏は昨年10月、地盤の参院長野選挙区(改選数1)で出馬せず、元衆院議員に選挙区を譲ると表明した。比例代表で出馬するか引退するかを3月末に決断する意向だったが、脚の具合が悪化。検査に時間を要し、判断を先送りしていた。

 一部の党幹部は特定の比例代表候補を優先的に当選させる「特定枠」の適用を検討したが、吉田氏は「選挙区に候補を擁立できない合区対象県の候補に適用すべきだ」として固辞した。

 吉田氏は故金丸信・元副総理の秘書や長野県議などを経て平成13年に初当選し、現在3期目。青木幹雄元参院議員会長の下で頭角を現し、26年に参院国対委員長、28年に参院幹事長に就任した。竹下派(平成研究会)の会長代行も務めている。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019042301009&g=pol
自民・吉田参院幹事長、政界引退を正式表明=参院選不出馬、政権運営に影響も=
2019年04月23日18時20分


記者会見する自民党の吉田博美参院幹事長=23日午後、国会内

 自民党の吉田博美参院幹事長は23日、国会内で記者会見し、改選を迎える夏の参院選には立候補せず、政界を引退する考えを正式に表明した。足のけがに加え、脳腫瘍も発覚して25日に手術する予定だと明かし、「この健康状態では選挙運動は難しい。出馬しない決断をした」と語った。参院自民党を取り仕切る吉田氏の引退は、安倍晋三首相の政権運営に影響する可能性がある。
 車いすで会見に臨んだ吉田氏は、参院議員の18年で最も印象に残るエピソードとして、参院国対委員長時代の2015年に成立した安全保障関連法を挙げた。「大変厳しい委員会運営だった。私にとって一番の大仕事だった」と振り返った。

記者会見を終え、退室する自民党の吉田博美参院幹事長=23日午後、国会内

 吉田氏は、参院の実力者として法案処理などに力を発揮。昨年10月には長野選挙区からの不出馬を表明したが、党内からは比例代表での現役続行を求める声が出ていた。ある政権幹部は「存在感があった。吉田氏の穴は手痛い」と指摘。公明党幹部は「いつも配慮してくれた。本当に残念だ」と引退表明を惜しんだ。
 吉田氏は会見で、参院の今後の在り方について、「衆院との違いを出すハウスとして、野党との話し合いの中で丁寧に粘り強くやってほしい」と述べ、与野党協調の重要性を訴えた。

3645チバQ:2019/04/24(水) 13:06:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190424-00000502-san-pol
大阪4重選で惨敗自民、読みも甘くまとまらず
4/24(水) 7:00配信 産経新聞
大阪4重選で惨敗自民、読みも甘くまとまらず
大阪府・市議選の結果
 維新政治の息の根を止める-。こう意気込んで臨んだ大阪府知事・市長のダブル選と府議・市議選で、自民党が大敗を喫し、組織の立て直しを迫られている。停滞していた大阪都構想の議論を進めるため、知事と市長の立場を入れ替えてダブル選に持ち込むという大阪維新の会の奇策に、候補者選定の段階から後手に回った自民府連。選挙では、安倍晋三首相(総裁)の大阪入りはかなわず、維新との関係で首相官邸との温度差も垣間見えた。一連の結果を受け、府連の左藤章会長は辞職の意向を示しているが、自民関係者からは「府連の立て直しは10年かかっても無理」と、ため息ばかりが聞こえてくる。

■甘かった見通し

 今回の“4重選挙”では、「大阪の成長を止めるな」という分かりやすいフレーズで、これまでの改革や実績をアピールした維新が戦略勝ちし、無党派層から保守層まで幅広く浸透。府議選では31ある1人区のうち8割で勝利を収めた。市議選でも過半数に迫る40議席まで積み上げることに成功した。

 対する自民は、府議選では選挙前の24から15、市議選では同19から17と大幅に議席を減らした。「そもそも戦ったこと自体が間違いかもしれない。われわれに力がなかったということに尽きる」。自民府連の幹部は、ショックを隠しきれない様子で語った。

 そもそも見通しが甘かった。高い発信力を誇った維新前代表の橋下徹氏はすでに政界を去り、選挙前には「維新にこれまでのような勢いはない」と楽観視する声もあった。

 ダブル選では準備不足も否めなかった。ある自民市議は「知事と市長が辞職するとは思っていなかった」と話す。

 知事だった維新代表の松井一郎氏と、大阪市長だった吉村洋文氏(維新政調会長)は、都構想の住民投票に協力を求めていた公明党との交渉が決裂したことを受け、3月8日に記者会見し、任期途中の辞職と入れ替え選への立候補を表明した。

 ただ正式表明はこの日になったものの、昨年末の時点ではダブル選に挑む覚悟を固めていたとされる。「最終的には公明が維新に折れると思っていた」(自民市議)というように政局の筋読みを誤り、それが候補者擁立の遅れにつながってしまった。

 ■内部の不協和音も

 維新への追い風が急速に吹き始めた選挙戦では、内部の不協和音も聞こえ始めた。

 その一つが、党内の温度差だ。二階俊博幹事長が複数回応援に駆け付け「自民党は力の限り応援する」と挙党態勢をアピールしたのに対し、安倍首相や菅義(よし)偉(ひで)官房長官が選挙中に大阪入りすることはなかった。維新は国政において貴重な改憲勢力。菅氏と松井氏はかねて親交が深く、維新との関係性に配慮したがための静観だったとみられている。

 これには地元議員からは不満が続出。「維新は党首が出て戦っているんだから、こっちも党首が出てきてくれないと。なかなか五分の戦いにはならない」(府連幹部)、「官邸が維新との関係を優先し、中途半端なことをした。もっと協力してほしかった」(大阪市議)と恨み節が漏れる。

 公明党も党本部が府本部と距離を置き、山口那津男代表が大阪で、自民が擁立したダブル選候補を応援することはなかった。地元の陣営関係者は「有権者はこちらが本気がどうかをよくみている。中央が熱を入れていないというのが伝わっている」と悔しがった。

3646チバQ:2019/04/24(水) 13:07:18
■維新にどう対峙するか

 ダブル選の余波は、府議・市議選にも伝わった。平成に入ってから府議会では40前後、市議会では30前後の議席をそれぞれ保ってきたが、今回の府議選で自民は、平成23年に次いで少ない15議席となった。

 一方、両議員選でも大きく勢力を伸ばした維新は、「民意が示された」と都構想の協議再開へ意欲をみせている。府議選で過半数の議席を獲得した維新は、都構想の制度案を議論する法定協議会でも過半数の委員確保が確実となり、制度案を単独でまとめることが可能になった。松井氏は夏までに法定協を再開したい意向を示し、「スケジュールありきではなく、反対派の意見も聞きたい」と他会派に秋波を送る。

 ただ、仮に法定協で制度案が可決されても、住民投票の実施には府市両議会で過半数の賛成が必要。維新は、市議会では過半数にあと2議席届かず、松井氏は多数派工作に乗り出す考えを示している。

 維新前代表の橋下徹氏も自身のツイッターで自民の大阪市議団に対し、維新と組んで都構想の推進を促すなど、“側面支援”の動きもみられる。

 維新に今後どう対峙(たいじ)していくのか-。自民市議団幹部は選挙後、「住民投票に賛成することはないというのははっきり言える」と強調。「大阪市民が、いばらの道をいくというのが都構想。1票をいただき負託を得ている以上、賛成することはない」と断言した。

 今回の惨敗に火だねはくすぶる。府連幹部は「官邸を含めてとことん戦えたなら別だが、無理だった。あまりに敵が巨大だった」と吐露。これまで反対一辺倒だった住民投票への向き合い方についても再考せざるを得ないのではとの見解を示した。

3647 チバQ:2019/05/06(月) 07:50:28
>>2999
https://www.sankei.com/smp/politics/news/190423/plt1904230016-s1.html
党員獲得数1位は堀内氏 自民が国会議員ランキング

2019.4.23 11:33政治政局

 自民党の山口泰明組織運動本部長は23日の記者会見で、党所属国会議員の昨年1年間の党員獲得数ランキングを発表した。トップは堀内詔子衆院議員(山梨2区)だった。2位は二階俊博幹事長(和歌山3区)、3位は野田毅元自治相(熊本2区)と続いた。目標に設定した党員1000人以上の獲得は、国会議員全体の約8割が達成したという。
 そのほかの上位は、4位・森山裕国対委員長(鹿児島4区)▽5位・寺田稔副幹事長(広島5区)▽6位・宮腰光寛沖北相(富山2区)▽7位・茂木敏充経済再生担当相(栃木5区)▽8位・根本幸典衆院議員(愛知15区)▽9位・城内実衆院議員(静岡7区)▽10位・中曽根康隆衆院議員(比例北関東ブロック)-となった。

 ワースト10については「その中に参院選の関係者がいる」(山口氏)として、夏の参院選後に公表する。

3648チバQ:2019/05/10(金) 20:09:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190509-00000590-san-pol
二階氏、参院選へ「党内融和」 幹事長続投へ試金石
5/9(木) 22:00配信 産経新聞
二階氏、参院選へ「党内融和」 幹事長続投へ試金石
【政治 自民党志帥会(二階派)パーティー】パーティーで乾杯する自民党の二階俊博幹事長(中央)=9日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)
 ■負の連鎖

 自民党二階派(志帥会、43人)を率いる二階俊博幹事長は9日、都内で開いた同派の政治資金パーティーで、夏の参院選に党の総力を挙げて臨む考えを重ねて示した。自民党は4月の大阪府知事・大阪市長のダブル選と衆院大阪12区、沖縄3区の両補欠選挙で敗れた“負の連鎖”を断ち切りたいところ。二階氏にとって、参院選の勝敗は幹事長職の続投を左右する試金石となるとの見方もあるだけに、危機感も強い。

 「内外に極めて重要な問題が山積している。われわれには一つ一つ丁寧に答えていく義務がある」

 二階氏はパーティーで、党が安倍晋三政権を支え、政治の安定化に取り組む意向を訴えた。

 来賓として駆けつけた安倍首相も「こういう人を大黒柱という。自民党の安定感はまさに二階氏が幹事長であるからこそだ」と持ち上げた。首相は、2月の自民党大会で口にしたフレーズを再び使いながら「(かつて)民主党政権が誕生し、混迷を極めた。悪夢が舞い戻ることのないように参院選に勝ち抜く」とも語った。

 二階氏は平成28年8月、歴代最年長の77歳5カ月で党幹事長に就任した。昨年9月の党総裁選では「連続2期」までだった総裁任期を「連続3期」に延ばす党則改正を主導して首相の連続3選の流れを作った。

 今年に入り、連続4選の可能性について言及したのも「首相のレームダック(死に体)化を防ぐための高度な判断」(政府高官)との見方もある。

 しかし、最近は両者の足並みがそろわない場面もみられた。4月の大阪ダブル選では、憲法改正で協力を仰ぎたい日本維新の会への配慮から、首相や菅義偉(すがよしひで)官房長官は選挙応援に入らず静観した。自民推薦候補はいずれも敗れ、二階氏は「(官邸の)サボタージュがあったとすれば、けしからん」と非難した。

■官邸と足並み

 今年は統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥年選挙」で、選挙疲れから地方組織の動きが鈍るとされる。12年前の第1次安倍政権下では「消えた年金問題」などで大敗を喫している。二階氏は二の舞いを避けるため、党と官邸との足並みをそろえ、引き締めを図りたい考えだ。

 パーティーには、岸田派(宏池会、49人)を率いる岸田文雄政調会長ら各派の領袖(りょうしゅう)も出席した。岸田派は旧民主党出身の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=が二階派に入り、岸田派の議員が所属する同区をめぐって対立している。しかし岸田氏は「二階氏の下、心を一つに政治決戦に臨まなければならない」と訴え、党内融和を演出した。

 衆参同日選もささやかれる中、自民党を勝利に導けば、二階氏の「次」も見えてきそうだ。(大島悠亮)

3649チバQ:2019/05/14(火) 16:31:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190514-00010006-nishinpc-soci
石破氏「ポスト安倍」へ正念場 苦言が不評、支持低迷
5/14(火) 11:51配信 西日本新聞
石破氏「ポスト安倍」へ正念場 苦言が不評、支持低迷
石破茂元幹事長=2018年撮影
 自民党の石破茂元幹事長(62)が「ポスト安倍」候補として正念場を迎えている。13日には都内で自身が率いる派閥のセミナーと政治資金パーティーを開き、次期党総裁選に改めて意欲を示したものの、国会議員の支持は広がりを欠く。存在感をアピールする政権運営への苦言も、主要派閥から「党内野党」とやゆされる状況で、求心力を高める戦略は描けていない。

 「総裁選でいろんな考え方、いろんな選択肢を提示することは、国民政党であるわが党が党員に対して果たす責任だ」。石破氏は13日のパーティーで昨年9月の総裁選を振り返りつつ、「ポスト安倍」への意欲を強くにじませた。

 安倍晋三首相が連続3選を果たした昨年9月の総裁選で石破氏は地方票(党員・党友票)の45%を獲得。地方での根強い人気を示し、課題は国会議員への支持拡大とされる。ただ、この日のパーティーは二階俊博幹事長や加藤勝信総務会長ら党幹部を除けば、他派閥であいさつのマイクを握ったのは2人だけ。首相も姿を見せなかった。

 首相に直球勝負を挑み知名度を上げた石破氏だが、首相がなお求心力を維持する中で党内での立ち位置は微妙だ。3月には若手衆院議員が派閥を退会。派閥は現在19人で、総裁選出馬に必要な20人の推薦人を自前で確保できない。

 しかも総裁選で唯一、組織だって石破氏を支援した参院竹下派をまとめる吉田博美参院幹事長が夏の参院選への不出馬を表明した。石破氏支持を吉田氏に求めた青木幹雄元参院議員会長も、自民分裂選挙となった地元の島根県知事選で影響力の低下がささやかれる。

 パーティーでは参加者から「昨年より人数が減ったのでは」との声も漏れた。地方人気を追い風に、国会議員の「石破ファン」をどう増やすか。石破派議員の一人は、「本の虫」である石破氏の立ち回り方について「とにかく酒を飲めとは言わないが、他派閥の議員ともっと付き合った方がいい」と気をもむ。

西日本新聞社

3650とはずがたり:2019/05/15(水) 18:16:32
現実見ないで安倍凄いってのに心地よくなってるの多過ぎるしな。。

石破氏、苦言が不評、支持低迷 「ポスト安倍」へ正念場
https://web.smartnews.com/articles/fTTv2kGUybq
西日本新聞

 自民党の石破茂元幹事長(62)が「ポスト安倍」候補として正念場を迎えている。13日には都内で自身が率いる派閥のセミナーと政治資金パーティーを開き、次期党総裁選に改めて意欲を示したものの、国会議員の支持は広がりを欠く。存在感をアピールする政権運営への苦言も、主要派閥から「党内野党」とやゆされる状況で、求心力を高める戦略は描けていない。

 「総裁選でいろんな考え方、いろんな選択肢を提示することは、国民政党であるわが党が党員に対して果たす責任だ」。石破氏は13日のパーティーで昨年9月の総裁選を振り返りつつ、「ポスト安倍」への意欲を強くにじませた。

 安倍晋三首相が連続3選を果たした昨年9月の総裁選で石破氏は地方票(党員・党友票)の45%を獲得。地方での根強い人気を示し、課題は国会議員への支持拡大とされる。ただ、この日のパーティーは二階俊博幹事長や加藤勝信総務会長ら党幹部を除けば、他派閥であいさつのマイクを握ったのは2人だけ。首相も姿を見せなかった。

 首相に直球勝負を挑み知名度を上げた石破氏だが、首相がなお求心力を維持する中で党内での立ち位置は微妙だ。3月には若手衆院議員が派閥を退会。派閥は現在19人で、総裁選出馬に必要な20人の推薦人を自前で確保できない。

 しかも総裁選で唯一、組織だって石破氏を支援した参院竹下派をまとめる吉田博美参院幹事長が夏の参院選への不出馬を表明した。石破氏支持を吉田氏に求めた青木幹雄元参院議員会長も、自民分裂選挙となった地元の島根県知事選で影響力の低下がささやかれる。

 パーティーでは参加者から「昨年より人数が減ったのでは」との声も漏れた。地方人気を追い風に、国会議員の「石破ファン」をどう増やすか。石破派議員の一人は、「本の虫」である石破氏の立ち回り方について「とにかく酒を飲めとは言わないが、他派閥の議員ともっと付き合った方がいい」と気をもむ。

=2019/05/14付 西日本新聞朝刊=

3651チバQ:2019/05/20(月) 15:10:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00000502-san-pol
菅官房長官の「令和おじさん」ブームで政権にきしみ
5/18(土) 11:00配信 産経新聞
菅官房長官の「令和おじさん」ブームで政権にきしみ
新元号「令和」を発表する菅義偉官房長官=4月1日、首相官邸(春名中撮影)
 菅義偉(すが・よしひで)官房長官が「令和おじさん」として「ポスト安倍」候補に急浮上したのを受け、安倍晋三政権の屋台骨が揺れている。菅氏は平成24年12月の第2次安倍政権発足後から一貫して首相の黒子役に徹し、首相の座を目指す意欲の一端も感じさせなかった。だが、歴史的な新元号発表と官房長官としての異例の米国訪問を行って一気に知名度を上げたことで、政府・自民党内では、菅氏への警戒感が急速に強まっている。

 「確かに知名度はあがりましたよね」。菅氏は4月1日に新元号「令和」を自身の手で発表してから数日後、周囲にこう語り、満足そうな表情を浮かべた。

 「令和おじさん」の勢いはすさまじい。同月13日、東京・新宿御苑で首相が開いた「桜を見る会」では菅氏と記念撮影を求める来場者が相次ぎ、菅氏は名刺の束を用意して終始笑顔を絶やさず撮影に応じた。

 同月28日には動画配信サイトのイベントに参加し、観衆から大歓声があがった。菅氏は会場に向かって「こんなに注目されるとは思わなかった」とうれしそうに語った。

 菅氏は普段から口数が少なく、感情を表に出すことはめったにない。それゆえ「菅氏があんなにうれしそうな表情をするのに驚いた」(自民党閣僚経験者)と話す人は多い。菅氏は記者会見で「ポスト安倍」への意欲を聞かれると「全く考えていない」と繰り返すが、今、その言葉を信じる人は永田町にいないだろう。

3652チバQ:2019/05/20(月) 15:10:57
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 4月の統一地方選の結果も菅氏への警戒感を増幅させた。大阪府知事選・市長選のダブル選は日本維新の会が圧勝したが、菅氏は維新の結党に深く関わった。国会運営では与野党対決型の法案採決でたびたび維新の協力を得て「強行採決」との批判をかわすなど、菅氏と維新代表の松井一郎大阪市長は盟友だ。ダブル選で維新の存在感が高まる一方、自民党は大阪府議・市議選で議席を減らしたことで、党内から「得したのは菅氏だけ」(中堅)との恨み節が聞かれるようになった。

 さらに、安倍政権で菅氏と互角の影響力を持つ麻生太郎副総理兼財務相は、保守分裂になった同月の福岡県知事選で擁立に関わった新人候補が大惨敗を喫した。首相の党総裁連続3選の布石を打った二階俊博幹事長も、地元の和歌山県議選の御坊市選挙区(定数1)で、二階氏の元秘書の現職県議が共産党の新人に敗れた。一連の選挙で麻生、二階両氏の影響力が衰えたことで、相対的に菅氏の存在感は高まった。

 一方、新元号「令和」の発表後、官邸にも波風が立っている。ある政府関係者は「官邸の中は抜き差しならない状況になっている」と話す。

 平成の御代替わりでは、昭和天皇の崩御が伴ったこともあり、「平成」の発表は小渕恵三官房長官(当時)が行い、首相は書面で談話を出すのみだった。今回は上皇さまがお元気な中での改元であるため、安倍首相自らが新元号を公表する案が検討され、実際に複数の政府高官が首相と菅氏に進言した。

 しかし、最終的に首相の判断で菅氏が新元号を発表することが決まった。

 菅氏は年下の首相に対し、常に敬語を使う。観光振興による成長戦略や携帯電話料金の値下げなど“菅案件”と呼ばれる政策は、首相の看板政策である「アベノミクス」が目指すデフレからの脱却が目的だ。首相はそうした菅氏の献身と貢献を誰よりも理解している。だからこそ、新元号発表という「せっかくの晴れ舞台」(首相)を菅氏に譲ったのだ。

 ただ、数年前から、首相が全幅の信頼を置く今井尚哉首相秘書官と菅氏に対しては、自民党や経済官庁の中で「どちらが決定権を持つのかわかりにくい」などと戸惑いが広がっている。菅氏が「ポスト安倍」として影響力を増すようになったことで、首相と菅氏の真意とは別に、永田町や霞が関の思惑もからみ、官邸内の主導権争いは激化するだろう。

 菅氏の5月上旬の米国訪問がひときわ注目されたのは、内政を一手に引き受けてきた菅氏が、首相の“独壇場”である外交に進出したとみられたためだ。

 菅氏は米国滞在中、ペンス副大統領やポンペオ国務長官、シャナハン国防長官代行の米政権中枢と相次いで会談。訪米直前までトランプ大統領に面会するとの観測が根強く残り、「菅氏がトランプ氏と一瞬でも会ったら政権は終わりだ」(関係者)という声も出ていた。今回の訪米は表向き目新しい成果はなかったが、菅氏が周囲に「こんなものでしょう」とそっけないのは、首相への配慮だろうか。

 安倍政権は、首相と「日米同盟」に例えられる盟友の麻生氏と、官僚を掌握し政策実行力で首相を支えてきた菅氏との絶妙なパワーバランスの上に続いてきた。それだけに「令和おじさん」ブームが政権運営に与える影響は小さくない。

 菅氏が万一、自民党の岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長、河野太郎外相など「ポスト安倍」といわれる面々を追い抜いて首相の座を射止めれば、党内の勢力図は大きく塗り替えられる。夏の参院選の結果次第で菅氏が政界の台風の目になる可能性もあり、今後の動向に目が離せない。(政治部 小川真由美)

3653チバQ:2019/05/20(月) 15:11:42
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190518-00562037-shincho-pol
「令和おじさん」がポスト安倍に急浮上 菅官房長官のアキレス腱とは
5/18(土) 10:00配信 デイリー新潮
「令和おじさん」がポスト安倍に急浮上 菅官房長官のアキレス腱とは
ポスト安倍に急浮上
 4月1日、新元号「令和」発表という「歴史的な瞬間」の舞台に立ち、一躍「ポスト安倍」の有力候補に浮上した菅義偉官房長官。その地味な政権の「黒子役」が5月9〜12日の訪米で華々しい外交デビューも果たした。このまま後継首相レースのトップランナーとしてゴールを切れるのか――。しかし「政界一寸先は闇」。先はまだまだ長いのである。

「裏を返せば官房長官を歴代最長の6年以上もやっているのに、驚くほど国民にはなじみがなかったということだ。新元号発表までは歴代で最も“無名”の官房長官だったかもしれない」

 自民党のベテラン秘書は、ライジングスターたる菅氏をそう評する。

 このところ永田町、霞ヶ関での菅氏の“株”はうなぎ登りだ。「令和おじさん」の愛称も女子高生たちの間で一気に広がるなど、菅氏が知名度を上げるうえでも令和効果は予想以上に大きかった。出所不明の「菅内閣」の閣僚名簿も永田町に流れた。

 そして、その余韻に浸っての訪米だった。菅氏の海外出張は4年前の10月、在沖縄米海兵隊の移転先となる米領グアムを訪問して以来のことだ。拉致問題担当相として北朝鮮による拉致問題解決に向けて日米の連携を確認する――というものだったが、それはあくまで表向きの理由にすぎなかった。

「米国側も菅氏を日本の『政権ナンバー2』、いや『政権ナンバー1.5』とみなして厚遇してくれた。トランプ米政権は今後、菅氏の存在を重視してくるだろう」

 外務省関係者は、先の菅氏の訪米をそう総括する。

 菅氏は10日、目玉だったトランプ政権ナンバー2のペンス副大統領との会談や国連本部での講演をこなし、訪米日程を終えた。

 ペンス氏とは北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射や日本人拉致問題、在日米軍再編など幅広い分野で連携することで一致した。安倍政権の要として存在感を増す菅氏には米側も9日、シャナハン国防長官代行、ポンペオ国務長官ら政権幹部が相次いで会談に応じ、強固な日米関係を演出した。

 本来、日本の政権ナンバー2は副総理を兼務する麻生太郎財務相だが、危機管理担当で外交の表舞台に立つことは稀な菅氏を、米側は「青田買い」よろしく破格のもてなしで迎え入れたようである。

 折しも7月上旬に、安倍晋三首相が「無条件」で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との日朝首脳会談を行う方向で調整中とされる。むろんその実現には、米側からお墨付きを得るのは不可欠である。それだけに官邸も、外務省から鈴木量博北米局長、金杉憲治アジア大洋州局長、山上信吾経済局長の3局長を揃って菅氏に同行させる「首相級の異例の陣立て」(官邸筋)を敷いた。

 かくして菅氏は、ご満悦そのもので、ニューヨークでの“締め”の記者会見で「(米側と)拉致問題の早期解決や米軍再編の着実な推進に向けて連携を確認することができた。大変有意義だった」と成果を強調してみせた。

 その外交成果の具体的な中身は不明だが、ポスト安倍をめぐる菅氏の存在を世に知らしめるだけの大きな効果はあったといえる。

3654チバQ:2019/05/20(月) 15:12:05
「ポスト安倍」最右翼の死角
「次(の総理)は菅さんかな」。昨年9月の自民党総裁選後、安倍首相が周囲にそう漏らしたとされる。

 当の菅氏は訪米直前、記者にポスト安倍に向けての意欲を問われ「全くありません」と改めて否定したが、政界でそれを額面通りに受け取る空気はない。

 菅氏に近い官邸筋いわく「菅氏には、自らを支える若手グループは自民党内にあるが、派閥という強固な支持母体がない。本人もポスト安倍を狙う上で“数”はどうしても必要だと十分承知している。いずれ大勝負に出る。早ければ夏の参院選後に動くのではないか」。

 やはり「総理のイス」に対して菅氏は野心満々ということらしい。

「目の前に極上の女性(最高権力)が現れたら、その気にならない男(政治家)はいない」。自民党の閣僚経験者は、いささか下品な表現ながら、菅氏の立場をそう解説する。

 しかし「総理を目指さない政治家」「裏方がはまり役」と評されてきた菅氏が、かくもスポットライトを浴び始めたのも、岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長、野田聖子元総務会長らポスト安倍候補の誰もが生彩を欠き、ドングリの背比べ状態だからにほかならない。

 菅氏は秋田県のイチゴ農家の長男に生まれたが、家業を継ぎたくないとの一心で高校卒業後に上京した。2年間の工場勤務後、法政大学に進み、卒業後はサラリーマンや国会議員秘書、横浜市議を経て国政に転身した。二世・三世議員が跋扈する自民党にあっては数少ない「たたき上げ」の一人である。

 その地味すぎる政治家が、官房長官の最長在任記録を更新し続け、今や霞ヶ関を掌握した。安倍政権の屋台骨を支えてきた実績と安定感からも、ポスト安倍の最右翼に挙げる向きも強まっているが、死角はないわけではない。解説するのは自民党の閣僚経験者だ。

「ポスト安倍として浮上したのが時期尚早だった。早いアドバルーンは落ちていくのが運命だ。安倍首相の自民党総裁任期(2021年9月)まで2年余り。それまでに官邸を巻き込んだ失政やスキャンダルで安倍退陣となれば、菅氏も連帯責任で退場を余儀なくされる」

 こう解説する自民党閣僚経験者が続ける。

「菅氏が首相の座を射止めるのは、せいぜい安倍氏が第一次政権と同様に体調不良で辞めるときに限られる。ただ、安倍氏の意中の後継者は、兄弟のように仲が良い加藤勝信総務会長だ。乳母日傘(おんばひがさ)の安倍氏は、育ちや匂いが違う菅氏にはバトンをつなぎたくないだろう」

 自民党の中堅議員も手厳しい。

「菅氏は人望がなく陰険で、そもそも首相の器ではない。あの相変わらずの身なりでオーラがなく、まさに明るい農村ならぬ『暗い農村』といった感じ。選挙の候補者調整で強引に我を通すなどの手法も党内で反発を買っており、菅氏がポスト安倍レースに最後まで残ることはない」

 そんな菅氏にとって最も怖いのは、自身や周辺の「政治とカネ」などをめぐるスキャンダルだろう。

「たたけばホコリが出る身だろうが、今まで鉄壁の防御で尻尾をつかませなかった。警察庁出身の杉田和博官房副長官を通じて警察組織をがっちり押さえ込んでいるようだ。しかし、首相候補となればメディアの目もより厳しくなる。多くの週刊誌も手ぐすねを引いている。実は菅に関する疑惑のネタは尽きないから……」。警察関係者はそう声を潜める。

“わけあり”の「成り上がり者」が土壇場で奈落の底に落ちる――。作家・松本清張が代表作「砂の器」などで描いた主人公はそんな末路をたどる。

 はたして「菅政権」は日の目を見るのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2019年5月18日 掲載

新潮社

3655チバQ:2019/05/21(火) 11:01:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000501-san-pol
竹下派続く受難 竹下氏療養、吉田氏引退…茂木氏に負担
5/21(火) 0:42配信 産経新聞
竹下派続く受難 竹下氏療養、吉田氏引退…茂木氏に負担
自民党の竹下亘総務会長=東京・永田町の自民党本部(斎藤良雄撮影)
 自民党第3派閥の竹下派(平成研究会、55人)が非常事態にある。会長の竹下亘前総務会長は今年1月から食道がんの治療に専念し、派の参院側(20人)を束ねる吉田博美会長代行(党参院幹事長)は脳腫瘍が見つかり、夏の参院選への不出馬を表明した。かつて最大派閥として権勢をふるった平成の名を冠する名門派閥は、受難が続く中で令和を迎えた。

 16日には参院選で派閥を挙げて所属候補の支援態勢を整えるため、派としての選対本部を立ち上げた。本部長に就いた茂木敏充経済再生担当相(同派会長代行)は同日の派閥定例会合で「(候補者以外の)衆参の議員が自分の選挙だという思いで取り組めば勝利につながる」と強調した。

 同派は平成の最初の11年間で竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三の3氏が首相を務めたが、その後は遠ざかり、最大派閥の座も細田派(清和政策研究会、97人)に譲っている。参院選では改選の現職9人に加え、新人4人を当選させて派の勢力を拡大し、名門復活に弾みをつけたい考えだ。

 昨年1、2月に起きた額賀福志郎元財務相から竹下氏への会長交代劇も、参院選を意識して吉田氏ら参院側が主導した動きだった。竹下氏の兄は平成研の前身の経世会を旗揚げした登氏。吉田氏らは竹下氏を会長に担ぐことで自民党支持者に利く「竹下ブランド」の復活に期待した。しかし、竹下氏は参院選を前に療養に入り、本格的な復帰は参院選後になる公算が大きい。

 吉田氏自身も4月23日、参院選に出馬しない考えを明らかにした。記者会見では「平成研に総理・総裁を狙える人材が登場してみんなで仲良くやっていくことが大事だ」と派閥再興を願った。早期の現場復帰を目指しているが、参院選をもって引退する。同派幹部は「吉田さんが党参院幹事長として自民党の参院全体を動かしていたことが平成研の影響力の大きさにつながっていた。(引退は)非常に痛い」と語る。

 派内では、確実に当選できる比例代表の「特定枠」で処遇されていた同派所属の島田三郎参院議員が今月8日に死去した。参院選の前哨戦となった4月の衆院沖縄3区補欠選挙では、同派の島尻安伊子元沖縄北方担当相が野党統一候補に敗れた。

 現在の竹下派は、もう一人の会長代行である茂木氏が牽引(けんいん)せざるを得ない状況にある。参院選では海外出張を抑えて同派の候補者の応援に奔走する構えだ。しかし、参院側の勢力が衰えれば、竹下派は土台から揺らぎかねない。(田中一世)

3656チバQ:2019/05/21(火) 18:06:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00010005-fnnprimev-pol
“失言防止マニュアル”だけじゃなかった! 野党も羨む!?自民党の“遊説虎の巻”が面白い!
5/21(火) 17:01配信 FNN.jpプライムオンライン
“失言防止マニュアル”だけじゃなかった! 野党も羨む!?自民党の“遊説虎の巻”が面白い!
写真:FNN PRIME
賛否両論の“失言防止マニュアル”は「遊説ハンドブック」の号外だった
自民党の遊説局が5月10日に全ての所属国会議員や、夏の参議院選挙の候補者に配布した、「『失言』や『誤解』を防ぐには」と題したいわゆる“失言防止マニュアル”。FNNも含め様々なメディアが、賛否両論を交え取り上げた。

「発言は切り取られることを意識する」
「タイトルに使われやすい『強めのワード』に注意」

【写真】自民党が作った“選挙虎の巻”・・・画像を見る

マニュアルは、こうした見出しをつけた上で、「説明を端折ったり、言葉遣いが荒くなったりしないように」「歴史認識、政治信条に関する個人的見解や事故や災害に関し配慮に欠ける発言には特に気をつけるように」などと注意喚起し「誰もがスマートフォンで写真や映像を発信できることを意識しましょう」と呼びかけている。

自民党議員について「復興以上に大事」と発言して更迭された桜田前五輪担当相や、安倍首相と麻生副首相を「忖度した」と発言して辞任した塚田前国交副大臣の舌禍の記憶が残る中で、自民党としては夏の参議院選挙に向け引き締めを図る狙いがあるとみられるが、「よく読むと勉強になる」との声が党内から挙がる一方で、野党はもちろん自民党の閣僚経験者からも「レベルが低い」といった否定的見方も出ている。

このように物議を醸した“失言防止マニュアル”だが、実はこれは「号外」として配られたものであり、これよりも詳細に遊説のコツなどがまとめられた【遊説活動HANDBOOK】が存在しているのをご存じだろうか。これがなかなか面白いのだ。

演説の“ビールケースのステージ”は理想
「歩いた家の数しか、票は出ない。握った手の数しか、票は出ない」
「行動する事は少しも恐れはしない。恐れるのは、ただ無為に時を過ごす事だけだ」

ハンドブックの冒頭には、田中角栄元首相とウィンストン・チャーチル元英国首相の言葉が大きく書き込まれている。そして、「政治に携わろうとする者は昼夜を問わず自らの足で歩き、有権者と言葉を交わし、指が腫れるほどの握手を繰り返す。そこまでして私たちが得なければいけないもの、それは有権者からの『信頼』です」とした上で、ハンドブックには遊説活動のコツが具体的に4つの点にまとめられている。それを1つ1つ見ていきたい。

1「遊説のスタイルを考える」
1番目の項目では、自民党の様々な遊説の形が紹介されている。北海道では「お茶懇」として、お茶の間を借りて、地元政治家と有権者が語り合う“集会スタイル“がとられていることが紹介され「陣営からの細かいお願いを地域毎に浸透させる際に有用」「意見交換の後は皆で写真撮影としっかり握手」などと指南が書かれている。

また、「商店街の練り歩きとスポット演説」の組み合わせの遊説スタイルが紹介され「地元の商店街という場所柄、お客さんや通行人、またお店で働く皆さんはその地域に居住する有権者の可能性が高く、活動の効果が期待できます」と利点が示されている。

その上で演説の際には「ビールケースなどをステージに使い、聴衆と近い目線で話ができることが理想です。最後に一人ひとりとしっかり握手することをお忘れなく」と、安倍首相がビールケースのステージで演説している写真付きで説明がされている。

他にもこれまでの効果的な取り組みが紹介され、番外編としては、家族で演説会に行けるような環境を整えていくことの必要性が指摘されていた。
筆者としては小泉進次郎議員が「赤ちゃんが泣いてもいい。子どもが走り回ってもいい。」というコンセプトで取り組んでいる「0才からの活動報告会」を取材した際、新しい時代を感じたことを思い出した。
また、「過密スケジュールで握手する時間が十分に取れない」時には「ハイタッチ」がおススメとも説明されている。ちなみに、安倍首相も、演説などの際に聴衆とのハイタッチを多用している。

3657チバQ:2019/05/21(火) 18:06:18
宣伝車の効果的な使い方も・・・
2「遊説の場所を考える」
2つ目の項目は演説会の場所選びについての指南だ。
準備がスムーズだからと言って「いつもの場所」になりがちな演説場所について、「『いつもの場所=“有権者のいる場所”』という固定観念を取り払い、本当に効果的な場所であるか見直してみる」と記されている。

さらに参考として期日前投票の利用が増える中で、演説場所を「期日前投票所の直近」にすることで、「演説会後に投票依頼をアナウンスできることはもちろん、演説の中でも投票を促してもらうことが可能」という点が挙げられているほか、「商店街のような有権者の生活に近い場所を選ぶ」「宣伝車の運行ルートの見直し」についても触れている。

3「遊説のツールを考える」
3つ目の項目は遊説するときの道具の説明だ。
ここで大きく記述が割かれているのは「宣伝車」についてだ。選挙中の宣伝車から候補者の名前が連呼される様子はよく目にするが、「うるさい」という指摘も多く、スピーカーの音が反響し、もはや何を言っているのか聞き取れない演説もある。また車の上からの演説は目線が高くなり、有権者との距離が開くという問題も指摘されているが、ここではそれらへの対処法が指南されている。

例えば「スピーカーを使用せずに、窓から地声であいさつ」する例や、細かい路地がある住宅街では「自転車遊説」を行っていることが紹介されている。音の問題についても、PA(Public Address)システムという美しい音を届けるシステムが勧められているほか、上から目線の演説と言われないように、前にも登場した「ビールケース」を使用することや、「トラックの荷台」を使用した例なども記され「現場にあるものを使うことで、目の前の聴衆にも映像や写真を見た人にも親近感やインパクトを与えることができる」と説明されている。

“その女性は奥様か?”“お父さんお母さんによろしく”の問題点
4「遊説の言葉を考える」
そして最後の4点目は“失言防止マニュアル”にも通じる注意点だ。

ここでは、「果たして、その女性は『奥様』か!?」として、宗教や文化、性別や容姿などの違いによる偏見・差別を含まない政治・社会的に中立な表現や用語を使おうという「ポリティカル・コレクトネス」という概念が説明されている。そして「昔ながらの概念で固定化されてしまっていませんか?」との注意喚起とともに、「多様性を重んじる自民党にふさわしい言葉づかいになっているか、一度点検してみましょう」と呼びかけている。

例えば、前述の「奥様」という表現については、独身女性に呼び掛けている可能性もあるし、「主夫」として働いている男性がいることも指摘されている。また、具体例として女子学生が「人口減少、少子化時代なんだから子ども産みなさないよ!」と言われたことや、「選挙カーに手を振ったら、『お母さん、ありがとう』と言われた女性が、不妊治療中で悲しい思いをした」という話、子どもに対して「お父さん、お母さんに宜しく伝えてね」と話している候補者を見て、シングルファザーの有権者から「家族の形は様々だと思いますので、『おうちの方にも』と言ったほうが良い」と指摘されたケースなどが挙げられている。

過去に「必ず3人以上の子供を産み育てていただきたい」と結婚披露宴で発言し、その後撤回した国会議員もいた。本人としては「良かれ」と思って言ったことが、誰かを傷つけたり悲しませたりすることもある。
自分の価値観と他人の価値観が同じだと思わないことも重要だろう。もちろん公人であるかないかに関係なく、我々も十分注意して判断しなければいけないことは言うまでもない。それだけ言葉というのは、重みがあるのだ。

3658チバQ:2019/05/21(火) 18:06:32
野党にも有用?マニュアルを生かすかは候補者次第
“失言防止マニュアル”も含めた、こうしたマニュアルを遊説局が作成したことについて、ある自民党幹部は「ここは幼稚園じゃない。そんなことは言わなくてもわかることだ」と吐き捨てていた。一方で、野党議員には自民党のこうした手厚い“指導”に羨ましさを抱き、マニュアルを有効な実践書として欲しいという人もいた。

政治家の普段の活動の仕方や、発言のスタイル、選挙戦の在り方については様々な形があるだろう。これまでの政治家たちが積み上げてきた効果的な手法もあれば、時代に合わせて変化していくもの、新たに生み出される方法もある。世の中にマニュアルというものが溢れていることは身に染みて感じるところだが、マニュアル化には画一化を招いてしまうという問題点もある。

それだけに、このマニュアルを見た人自身が、いかにこれを有効活用し、自分のものとして生かすことができるかが問われている。そして、その結果は、来る夏の参議院選挙にもつながっていくことになるだろう。

3659チバQ:2019/05/21(火) 18:16:19
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/511241/
佐賀との交渉「北朝鮮のよう」 自民・谷川氏、長崎新幹線巡り
2019/5/19 6:00 (2019/5/19 6:00 更新)
西日本新聞
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 自民党の谷川弥一衆院議員(長崎3区)は18日、九州新幹線西九州(長崎)ルートのフル規格整備に難色を示す佐賀県の山口祥義知事を説得することは「北朝鮮と交渉するようなものだ」とやゆした。長崎県内の新幹線トンネル掘削現場を視察中、あいさつの中で発言した。

 山口知事は4月の与党検討委員会で、長崎ルートの新鳥栖-武雄温泉に関し「佐賀県は新幹線整備を求めたことはなく、現在も求めていない」と述べ、着工に向けた協議は暗礁に乗り上げている。長崎県側はフル規格整備を求めている。

 西日本新聞の取材に谷川氏は「本人にも言ったことがある。平和的に解決したいという意味だ」と話した。視察には長崎県選出の国会議員や沿線の首長らが参加した。

=2019/05/19付 西日本新聞朝刊=

3660チバQ:2019/05/22(水) 15:12:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00010001-huffpost-soci
男性育休「義務化」は、「誰かが悪役にならなくては」。 議連発足、自民・和田義明氏の決意とは
5/22(水) 10:21配信 ハフポスト日本版
男性育休「義務化」は、「誰かが悪役にならなくては」。 議連発足、自民・和田義明氏の決意とは
和田義明衆院議員
男性の育児参加を促そうと、5月23日に自民党有志による「男性の育休『義務化』を目指す議員連盟(仮称)」の発起人会が開かれる。

議連発足の契機は、2018年12月に行われた自民党女性活躍推進本部(森まさこ本部長)の会合で、和田義明衆議院議員が「男性の育休は義務化すべきだと思う」と発言したことだった。育休「義務化」への思いを聞いた。(中村かさね、泉谷由梨子/ハフポスト日本版)

「文化を変える。荒療治が必要だ」
ーー「義務化」というワード、思い切りましたね。

潜在的なニーズは感じていたんです。この話をすると、友人でも顔色が変わるほど「本当にやってほしい」という人がものすごく多くて。特に女性は「絶対やって」と切実。男性も取れるものなら取りたいけど、そんな雰囲気でも文化でもないし、というところですよね。

日本の育休は、これだけ以前からいい制度があるのに、取得が進まない。これは文化を変えなければいけない。荒療治が必要だ、と。そういう意味で「義務化」という刺激的な言葉を使いました。それくらいの覚悟でやらないと実効性が担保できない、という切迫した思いがあった。


ーー「義務という形で強制するべきではない」というような反発もあるのでは?

報道を見て、地元・札幌の事務所には「中小企業でできるわけがない」とお叱りの電話もありました。経営者の団体、企業の団体からは反発が強いと思う。ただ、中長期的に見れば、「このままではあなた方の未来がないんですよ」ということを丁寧に理解を求めていかなくてはと思っています。

それから、男女とも親の責務は果たしましょうよ、と。日本の一番の問題は少子化ですよね。教育無償化とか対策はやってはいるが、特効薬はない。効くだろうということを、ひたすら打ち続けていくしかない。そして、男性が子育てをすることによって、状況は必ず変わってくる。最大の国益につながる政策の一つだと思っています。


ーー議連のゴールは? 「義務」を盛り込んだ法改正も検討していますか?

「義務化」というのは職場側に対するメッセージですよね。議連として目指すのは、法改正というよりも、一定期間、きちんとした期間の育児休業を取りましょういうことと、取得率100%。

ただ子どもとベッタリ一緒にいるのではなく。育休を5日取っても、その後の働き方が変わらなければ意味がないわけです。きちんと育児参加が定着していくことが大事。休むばかりでは限界もあるでしょうが、そもそも現行の育休制度では、育休中でも月80時間までは働くことが可能です。こうした制度や時短勤務などの軽勤務をミックスしてもいい。

軽勤務は有効活用するればサステナブル(持続可能)だと思うんですよ。じゃあ、育休を何日取るのがいいのか。軽勤務はどれくらいの期間なのか。まだ議論すべきところは色々あって、時間をかけて切り崩していく必要があると思っています。

もちろん法律に落とし込むのは簡単ではない。理念法かガイドラインか分からないが、企業や団体が動いてくれるようなものを作る。何より実効性が大事なので。

以下略

3661チバQ:2019/05/22(水) 15:23:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000582-san-pol
「令和も1強」目指す細田派に3つの弱点
5/21(火) 21:24配信 産経新聞
「令和も1強」目指す細田派に3つの弱点
細田派のパーティーであいさつする細田博之会長=21日午後、東京港区(古厩正樹撮影)
 安倍晋三首相(自民党総裁)の出身派閥で党内最大勢力の細田派(清和政策研究会、97人)は21日、東京都内のホテルでパーティーを開いた。長期政権を背景に、令和の時代も「1強」維持を目指す。ただ、足元では派閥内の「ポスト安倍」不在をはじめ、3つの弱点がささやかれている。(沢田大典)

 ◇後継者不足

 「参院選では(政権の)大黒柱を支えている清和研の候補者に勝ち抜いてもらう必要がある」

 パーティーに出席した安倍首相は、細田派が夏の参院選に22人の候補者を擁立することを紹介し、気勢を上げた。

 「ポスト安倍」を狙う岸田文雄政調会長は、15日に自身が率いる岸田派(宏池会、49人)のパーティーを同じ会場で開いたことを紹介し「清和研のほうが勢いがあるかな、と正直申し上げる」と持ち上げた。

 細田派の空気を象徴する場面が4月25日、派の幹部会合であった。下村博文事務総長が「『令和』と『清和』はよく似ているから、令和の時代も清和研の時代になるように頑張ろう」と呼び掛けた。下村氏は会合後、記者団に「今後もおごることなく政策を継続したい」と語った。

 平成12年の森喜朗氏以降、小泉純一郎氏、安倍氏、福田康夫氏と細田派出身の首相が続いた。麻生太郎元首相や民主党政権をはさみ、安倍氏が再び首相に就いた。安倍首相は退任後、「安倍派」の領袖(りょうしゅう)としてキングメーカーを担うとの見方が強い。

 派幹部らによる宴席での定番のあいさつは「細田氏を次の総裁に」だ。細田氏の名前を挙げるのは首相を支える立場を強調する意味があるが、衆目の一致するポスト安倍候補の不在の裏返しともとれる。

 竹下派(平成研究会、55人)に所属する加藤勝信総務会長を擁立する案がささやかれるのがその証左だ。細田派内では松野博一元文部科学相や首相の実弟の岸信夫元外務副大臣、西村康稔官房副長官、萩生田光一幹事長代行、稲田朋美筆頭副幹事長らを推す声があるが、いずれも決め手を欠く。

 ◇結束の緩さ

 派内の結束も緩い。若手は「先輩の面倒見が悪い」と口をそろえる。細田派は福田赳夫元首相が創設したが、源流は首相の祖父である岸信介元首相の岸派だ。福田系と岸・安倍系が対立しながらDNAの二重らせんのように絡み合う。

 直近で表れたのは、町村信孝元官房長官と安倍首相が争った24年の自民党総裁選だった。首相が勝利し、その後、下村、萩生田、稲田各氏ら首相に近い議員が重用されてきたことに不満もくすぶっている。

 ◇「魔の3回生」

 細田派は衆院当選3回以下の議員を30人以上抱える。選挙基盤が弱く、言動が問題視される衆院の「魔の3回生」も少なくない。

 幹部も若手への強い危機感を持っており、4月には都内の日本料理店で若手を対象とした「選挙塾」を開くなど対策に必死だ。一時期、派の例会で若手議員の「1分間スピーチ」がマスコミに公開されていたが、「失言の温床」だとして昨年の臨時国会以降、なくなった。

3662チバQ:2019/05/22(水) 15:41:01
https://www.sankei.com/premium/news/190522/prm1905220006-n1.html
【政界徒然草】「令和おじさん」台頭でポスト安倍「岸破義信」構図に変化
2019.5.22 01:00
自民党内で安倍晋三首相の「次の首相候補」を指す「岸破義信」(きしばよしのぶ)の勢力図が変化してきている。岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、加藤勝信総務会長の4人からそれぞれ一文字を取った造語で小欄が初報したものだが、この中で菅氏が「令和おじさん」として名を上げ、急浮上しているのだ。派閥領袖(りょうしゅう)や大物OBの思惑も絡み、ポスト安倍レースのマグマはたぎっている。

長老らの利害一致

 「こんなに人気が出るとは思わなかった」

 菅氏は最近、側近から「令和おじさん」として親しまれていることについて水を向けられ、軽く笑みを浮かべながらこう話したという。

 5月上旬の米国訪問が注目されたのは、内政を担ってきた菅氏が、ポスト安倍をにらみ外交デビューしたとみられたからだ。

 菅氏が「ポスト安倍」の有力候補に挙げられる理由は大きく分けて3つある。

 まず、「平成」を発表した当時の小渕恵三官房長官が「平成おじさん」と親しまれ、後に首相となった先例がある。

 次に、長老らの利害計算だ。二階派(志帥会、43人)を率いる二階俊博幹事長と、岸田派(宏池会、49人)で名誉会長を務めているはずの古賀誠元幹事長が「ポスト安倍」に菅氏を挙げている。念頭にあるのは、安倍首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会、97人)と麻生太郎副総理兼財務相が率いる麻生派(志公会、56人)との力関係だ。自民党ベテラン議員はこう読み解く。

 「仮に盟友関係にある首相と麻生氏が岸田氏を担げば総裁選は帰趨(きすう)を決し、二階、古賀両氏が権力の中枢に近づく余地がなくなりかねない。麻生氏は古賀氏と犬猿の仲で、菅氏との関係は微妙といわれる。両氏は菅氏の名前を出すことで、麻生氏や岸田氏らを牽制(けんせい)している」

 古賀氏は一時期、岸田氏を「ポスト安倍でなくてもいい」と言い切ったこともある。議員を引退したとはいえ、永田町で権力を維持し、政敵と対峙(たいじ)するためには、腹心の岸田氏より菅氏を選ぶような冷静な計算が働く可能性があるのだ。

 首相にしても、後継に菅氏を選択しうる背景があるという。細田派の議員は、首相が党則で上限となる党総裁連続3期目を迎えていることなどを念頭に「70歳の菅氏が『次』なら時計の針が動かず、待望論が出れば(菅氏をワンポイントリリーフとして)安倍首相の再登板の目もある。(ロシアで大統領と首相へ交互に就任した)プーチンーメドベージェフ方式だ」と話した。

 最後に、菅氏自身にも足場となる議員グループがあり、30人を超える人数がいる。派閥に所属していない無派閥議員による複数の集団で、ゆるやかな連合体を形成している。これには、派閥横断的に菅氏に近い議員が集まった「偉駄天の会」、そのうち衆院当選4回以下に絞った「ガネーシャの会」などがあり、梶山弘志前地方創生担当相や菅原一秀国対筆頭副委員長らベテランもいる。菅氏はポスト安倍について「全く考えていない」と繰り返すが、文字通り受け止める向きは少ない。

3663チバQ:2019/05/22(水) 15:41:34
板挟みの岸田氏、存在感薄い加藤氏

 菅氏の急浮上に反比例する形となっているのが岸田氏だ。岸田氏は首相からの「禅譲路線」が基本で、細田派や麻生派との連携が不可欠だ。しかし、保守分裂となった4月の福岡県知事選では、麻生氏が岸田氏に自身が推した新人候補の応援に入るよう求めたにもかかわらず、岸田氏は最終的に断念した。

 麻生派中堅議員は「岸田氏がポスト安倍を目指すなら、麻生派と岸田派が合流する『大宏池会構想』に乗るのが近道なのに-」と不快感を示した。岸田氏はこの先も、麻生氏と古賀氏の板挟みに苦しみそうだ。

 総務会長に抜擢(ばってき)され「ポスト安倍」に数えられるようになった加藤氏は、先月末から5月上旬にかけて訪米した。記者会見では、ポスト安倍を意識しているのかを問われ「私自身の知見を広めたいと同時に、日本としてのネットワークづくりに少しでも資することができればよいと思う」と述べるにとどめた。会見などの発言は安全運転が目立ち、世論調査で「首相にふさわしい政治家」として問われても「0%」という結果もある。

 加藤氏が浮上したのは、安倍首相と家族ぐるみの付き合いがあるうえ、抜きんでた総裁候補が不在の細田派と、加藤氏が所属する竹下派(平成研究会、55人)が連携する場合を想定してのことだ。ただ、加藤氏自身は細田派内では「首相に近い議員以外とはあまり接点がない」(細田派若手)とされ、竹下派内にも会長代行の茂木敏充経済再生担当相をポスト安倍に推す声が広がり始めている。

石破氏「令和」批判で風向き一変

 石破氏は13日、都内で開いた石破派(水月会、19人)のパーティーで「政策集団(派閥)とは、その中から誰かを党総裁にして政策を実現すべきものだ」と述べ、改めて「ポスト安倍」への意欲をにじませた。しかし、石破氏は党所属議員への支持の広がりを欠いており、総裁選では「選挙の顔」として党員票で圧勝して議員の態度を変えさせる以外の活路がみえていない。

 また、首相への批判の受け皿となる思惑もあり苦言を続けてきたが、「令和」を批判して風向きが変わった。石破氏は「(令和の)字が『命令』を連想させる」と述べ、社民党などの主張と同一視され、派内の議員らから猛反発を受けたのだ。

 「岸破義信」に河野太郎外相や野田聖子衆院予算委員長を入れるべきだとの議論もある。ただ、河野氏は菅氏の評価が高いことが背景にあり、菅氏が浮上している現状では、入る余地は少ない。野田氏は総裁選出馬に必要な党所属国会議員20人の推薦人を超える固い支持層を持たないことがネックとなっている。

(政治部 沢田大典)

3664チバQ:2019/05/23(木) 19:58:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00050190-yom-soci
眠っていて気づかず…白須賀議員、秘書「当て逃げ」に
5/23(木) 13:33配信 読売新聞オンライン
 白須賀貴樹・文部科学政務官(衆院千葉13区)は23日の参院文教科学委員会で、1月に千葉県内で公設秘書の運転する車が別の車と接触事故を起こし、その場から立ち去っていたことを認め、「心から被害を受けた方におわび申し上げる。真摯(しんし)に対応したい」と陳謝した。事故当日は緊急事態に備えて、首相官邸や文部科学省に約1時間以内で駆けつけられる場所で待機する当番の日だった。

 国民民主党の大島九州男氏らの質問に答えた。白須賀氏は事故時に車に同乗していたが、「眠っていて(事故に)気づいておりません」と釈明した。秘書から報告を受けた直後に警察へ届け出るよう指示しなかった点については、「車幅規制のブロック柱にぶつけたものだと思いこみ、相手がいるとは思わなかった」と説明した。

3665チバQ:2019/05/29(水) 19:53:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000503-san-pol
「ポスト安倍」より「ポスト吉田」が喫緊の課題
5/27(月) 14:00配信 産経新聞
「ポスト安倍」より「ポスト吉田」が喫緊の課題
参院自民党を代表して定例の記者会見に臨む(左から)関口昌一国対委員長、吉田博美幹事長、松村祥史幹事長代理 =3月26日、国会内(春名中撮影)
 自民党の吉田博美参院幹事長は脳腫瘍が見つかったため、夏の参院選に出馬せずに議員を引退する。120人超の参院自民党を派閥を超えて束ねた吉田氏の存在は、安倍晋三首相にとって安定した政権運営のために必要だった。参院が揺らげば政権も揺らぐ。「ポスト吉田」問題は「ポスト安倍」以上に喫緊である。

 吉田氏が参院で事実上の最高実力者として取り組んできたのは、時に「衆院の補完勢力」と揶揄(やゆ)された参院の発言力を高め、衆院や首相官邸にモノが言える存在にすることである。4月23日の引退表明の記者会見直前、部下にあたる副幹事長らを国会内に集め、語った言葉によく表れている。

 「参院自民党は強くなくてはダメなんだ。強くなければ必ず参院不要論が出てくる」

 政府が提出する法案の大半は衆院で可決された後、参院で可決されて成立する。参院が法案の生殺与奪権を握っている。かつて青木幹雄元参院議員会長は、この構図を利用して「強い参院自民党」を目指した。

 青木氏は平成17年の郵政民営化法案の審議などで小泉純一郎首相(当時)に恩を売り、独断タイプの小泉氏も青木氏の要求だけは飲んだ。参院の存在感は高まったが、青木氏が一線を退くと薄れていった。

 だが、吉田氏が平成26年に参院国対委員長、28年に参院幹事長に就くと状況は変化した。安倍首相を高く評価する吉田氏は参院を挙げて法案審議や政権運営に協力した。首相は吉田氏の野党人脈や根回しの手腕を信頼し、国会運営などで意向を尊重した。

 27年の通常国会は安全保障関連法を成立させるため、会期を現行憲法下で最長の95日間延長した。昨年の通常国会は32日間延ばした。いずれの時も衆院側では短い延長幅を求める声が強かったが、「衆院よりも熟議に力を入れる参院」という独自性を打ち立てたい吉田氏の考えを、首相や官邸が飲んだ結果だ。

 人事の要求にも応えた。直近2回(29年8月と30年10月)の内閣改造では、当選回数や参院への貢献を考慮して吉田氏が作成した推薦リストの中から、それぞれ参院議員2人を入閣させた。以前の安倍政権下での組閣でも参院議員は入閣しているが、当選2回の丸川珠代元五輪相ら大半が首相の一本釣りだった。

 衆院や官邸を相手に成果を残すことで参院内での吉田氏の求心力は高まり、首相もますます吉田氏を重んじるようになった。

 ■周囲に「次は世耕さん」

 当面、吉田氏に代わるかじ取り役は見当たらないが「同じやり方はできないにしてもリーダーは必ず出て来るもの」(参院自民党幹部)だろう。

 それは誰なのか。本命視されるのは最大派閥の細田派(清和政策研究会)に所属する世耕弘成経済産業相(10年初当選)だ。

 吉田氏は半年ほど前から周囲に「次は世耕さん」と語っていた。世耕氏は24年12月の第2次安倍政権発足以降、政府で官房副長官と経産相を務め、首相とのパイプは太い。参院でも世耕氏、竹下派(平成研究会)の吉田氏、岸田派(宏池会)の林芳正前文部科学相の主要3派の実力者3人による会食を定期的に重ねてきた。

 一方、野党への根回しや派閥を超えて参院議員をまとめる能力は未知数だ。現在、閣僚としてロシアとの平和条約締結に向けた経済協力を担当しており、閣僚を退任すれば「日本政府は北方領土返還を諦めたとのメッセージになりかねない」との懸念もある。

 現職閣僚である点がネックとの指摘もある。参院議員会長と幹事長は参院選直後の総会で選ぶのが通例で、世耕氏がどちらかに就けば次の内閣改造まで経産相ポストに空白が生じてしまうからだ。過去、現職閣僚が参院会長や幹事長に就いたケースは少ない。

3666チバQ:2019/05/29(水) 19:54:20
 ■「3本の矢」と呼ぶ部下3人も

 いずれにせよ、次のかじ取り役は主要3派の中核議員が務める公算が大きい。国会運営の司令塔を2年間務めている関口昌一参院国対委員長(15年初当選、竹下派)も候補に名前が挙がっている。

 松山政司・前1億総活躍担当相(13年初当選、岸田派)、吉田氏の療養中に代役を務め、首相にも近い岡田直樹参院幹事長代行(16年初当選、細田派)、議院運営委員長を経て入閣した山本順三国家公安委員長(16年初当選、細田派)についてもそれぞれの所属派閥で参院幹事長などのポストに推す声がある。

 吉田氏が引退表明の記者会見で「3本の矢」と呼んだ直属の部下もいる。岡田幹事長代行、松村祥史幹事長代理(16年初当選、竹下派)、石井準一筆頭副幹事長(19年初当選、竹下派)の3人で、「私の精神を受け継いでいただける。(今後の参院自民党について)何も心配していない」と強調した。

 当面、こうした面々が中心になるとみられる。自民党の二階俊博幹事長は「今後、参院の皆さんがより一層団結し、吉田さんの後をみんなで埋めようと取り組んでほしい」と語っている。(政治部 田中一世)

3667チバQ:2019/05/30(木) 17:59:03
https://this.kiji.is/506442349864371297
桜田氏「子ども最低3人産んで」
前五輪相、少子化問題で発言

2019/5/29 23:07 (JST)
 自民党の桜田義孝前五輪相(69)=衆院千葉8区、二階派=は29日、千葉市で開かれた会合で少子化問題に言及し「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と来場者に呼び掛けた。会合は猪口邦子元少子化担当相のパーティー。

 発言後、「子どもを安心して産み、育てやすい環境をつくることが重要との思いで発言した。誰かを傷つける意図はなかった」と釈明するコメントを出した。

 出産を巡っては昨年、自民党の加藤寛治衆院議員が同様に発言し、批判された経緯がある。

 会合で桜田氏は「結婚しなくていいという女性がみるみる増えちゃった」とも語った。

3668チバQ:2019/05/30(木) 22:30:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000079-asahi-pol
「3人くらい産んで」に与野党反発 自民内に擁護の声も
5/30(木) 18:14配信 朝日新聞デジタル
「3人くらい産んで」に与野党反発 自民内に擁護の声も
衆院本会議後、自らの発言に関して記者らに囲まれる自民党の桜田義孝・前五輪相=2019年5月30日午後1時15分、国会内、岩下毅撮影
 自民党衆院議員の桜田義孝・前五輪相が少子化問題に関連し、「子供を3人くらい産むようお願いしてもらいたい」などと述べたことに対し、与野党は30日、一斉に反発した。一方、自民党の一部からは、発言の内容自体には理解を示す声も上がった。

 桜田氏の発言は、29日に千葉市であった自民党参院議員のパーティーで飛び出した。桜田氏はその後、コメントを発表し、「子供を安心して産み・育てやすい環境を作ることが重要だとの思いで発言した。それを押し付けたり、誰かを傷付けたりする意図はなかった」などと釈明した。

 立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は党会合で、北方四島をめぐって戦争に言及した丸山穂高衆院議員に与党が譴責(けんせき)決議案を出したことを引き合いに、「開いた口がふさがらない。大臣を辞めたからといって見過ごせない。こういうのは譴責だ」と批判。公明党の斉藤鉄夫幹事長も党会合で、「ニュースを見てびっくりした。まさに与党のおごり、ゆるみだ。これは選挙に直結する」と危機感をあらわにした。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「自民党の(失言)防止マニュアルがあまり効果を発揮していないのかなという印象だ。政治に携わる者は『3人産め』と言うのではなく、望む子どもの数を持てるような環境を整えていくことが大切だ」と指摘した。

 桜田氏は30日、記者団の取材に応じなかった。所属する自民党二階派の会合では、河村建夫・元官房長官が「一回口から出ると覆水盆に返らずで影響がある。しっかり考えた上で発言してほしい」と注意を促した一方、「桜田先生の気持ちはよくわかる。婚礼の席に行くと、激励の意味を込めてそういうことは我々もよく口にする」とも述べた。

 同党の加藤寛治衆院議員も昨年5月、所属する細田派の会合で「必ず新郎新婦に3人以上の子どもを産み育てて頂きたいとお願いする」などと述べて批判を浴びた。同派の下村博文・元文部科学相は記者団に「加藤さんが同じこと言って炎上した。あの年齢層の方々は共通して思っていることかもしれないが、ちょっと昔の感覚だ」と述べた。(明楽麻子)

朝日新聞社

3669チバQ:2019/06/03(月) 15:12:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00010004-jij-pol
【点描・永田町】多難な最強軍団復活への道
6/2(日) 19:07配信 時事通信
【点描・永田町】多難な最強軍団復活への道
自民党竹下派の政治資金パーティーで、壇上で撮影に応じる会長代行の茂木敏充経済再生担当相(右端)=3月13日、東京都港区
政治ジャーナリスト・泉 宏
 かつて自民党最大派閥として権勢を振るった平成研究会(竹下派)が、影響力の回復に苦しんでいる。

〔写真特集〕問題発言集〜あの政治家が…〜

 2018年春に派嫡流の竹下亘総務会長(当時)を領袖(派会長)に担ぎ出し、保守本流の名門派閥再興に踏み出したが、同年秋の自民総裁選への対応では結束が乱れた。

 さらに、会長の竹下氏が年明けから闘病生活に入り、参院を取り仕切ってきた吉田博美参院幹事長も体調悪化で引退表明を余儀なくされ、リーダー不在で派閥運営もままならないのが現状だ。

 19年の亥年選挙前半戦の統一地方選でも、竹下氏や、派長老で参院のドンと呼ばれた青木幹雄元官房長官の地元の島根県知事選で、両氏が擁立を主導した新人候補が敗北。その結果、故竹下登元首相と青木氏が築いた「竹下・青木王国」にも、崩壊の危機がささやかれている。

 今後の派結束のためには総理総裁候補擁立が必要だが、有力視される茂木敏充経済再生相は派内の信望が不足し、加藤勝信総務会長も「本籍・安倍派」と揶揄されるなど、“外様”扱いが目立つ。このため、当面は竹下氏の本格復帰と、ポスト安倍候補の一本化が同派の課題となる。

 平成研は2000年代の初めまで、政局を支配する自民最大派閥で、「一致結束箱弁当」という結束の固さと戦闘力から、最強軍団と呼ばれていた。

 派閥の源流は、1972年に故田中角栄元首相が立ち上げた田中派(七日会)で、故竹下元首相が同派を割って出る形で旗揚げした竹下派(経世会)は、竹下元首相の退陣以降も最大派閥として党運営を仕切り、「経世会支配」と恐れられた。

 95年には派閥の名称を「平成研究会(平成研)」に変更したが、派領袖の橋本龍太郎、小渕恵三両氏(いずれも故人)が連続して首相を務めるなど、最強軍団は健在だった。

 平成研という名称は、竹下政権下で元号が昭和から平成に変わったことが由来だが、同派幹部は「令和になっても名称は変えない」と口を揃える。

茂木氏らも「ポスト安倍には程遠い」
 議員数と資金力で自民党を支配してきた平成研が落ち目になったのは、2001年の小泉純一郎政権誕生からだ。

 同年春の総裁選で、「自民党をぶっ壊す」と叫んで国民の熱狂的支持を得て圧勝、首相の座に就いた小泉氏は、公約の郵政民営化に反対する平成研を「抵抗勢力」と敵視し、党執行部からも外した。

 その後、派閥幹部の政治資金スキャンダルなどもあって所属議員の離脱が相次ぎ、急速に影響力を失った。

 永田町では「小泉氏は、自民党ではなく、派閥政治の中心の平成研をぶっ壊した」(細田派幹部)というのが定説だ。

 その結果、平成研は最大派閥の座を、小泉氏や安倍晋三首相らの出身派閥でもある清和政策研究会(現細田派)に奪われ、有力な総裁候補も出せない状況が続いている。

 19年1月に食道がんを公表して以来、入院加療を続けている竹下氏は、当初連休明けの復帰説もあったが、「手術の影響で声が出しにくいことなどから、なおリハビリが必要」(周辺)とされる。

 このため、竹下氏不在の間の派閥運営は会長代行の茂木氏と、参院組を代表する吉田氏、前会長の額賀福志郎氏で進められている。

 表舞台で派を代表するのは茂木氏だが、総裁候補として認知されたわけではない。派内には加藤氏に加えて、派嫡流で「初の女性首相」を目指す小渕優子元経産相もいるからだ。

 現在、55人の議員を抱えて麻生派に次ぐ党内第3派閥だけに、竹下氏も次期総裁選での独自候補擁立を狙っているが、派内調整は難航必至。このため、党内では「茂木氏も含め、まだポスト安倍には程遠い」(閣僚経験者)との声が多く、最強軍団復活への道は前途多難と言えそうだ。

(時事通信社「地方行政」5月27日号より)

3670チバQ:2019/06/04(火) 19:12:26
>内閣府副大臣兼環境副大臣を務める秋元司衆議院議員が登場する。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190604-00064973-gendaibiz-pol
ついに警視庁に「ロックオン」された大物衆議院議員の名前
6/4(火) 6:30配信 現代ビジネス
ついに警視庁に「ロックオン」された大物衆議院議員の名前
写真:現代ビジネス
東レのトラブルと、なぜか登場する「副大臣」
 警視庁が国会議員の立件に向けて動き出したという。

 「化学企業大手で三井グループの中核たる東レが、業者との資金の貸し借りを巡ってトラブルになった事件について、捜査二課が『貸金業法違反』だけでなく『弁護士法違反』の容疑でも捜査を開始した」

 警視庁のさる捜査幹部はそう明かす。なぜこの事件で国会議員が立件対象となるのか。核心に触れる前に、これまでの経緯を説明しておこう。

 事件の発端は、2016年7月に遡る。東レがバングラディシュで受注した水処理装置の販売が、同国内で発生したテロ事件による治安悪化などの影響で頓挫。だが、すでに装置は製造段階に入っていた。

 処理に窮した東レは、その装置の引き受け先を探した。白羽の矢が立てられたのは、中国や東南アジア向け事業のコンサルを行うO社。東レ水処理事業部の営業部長であったF氏は、「資金調達ではうちが連帯保証するし、転売にも全面的に協力する。売れ残ったものは、高値で引き取る」と好条件でかき口説いた。

 応諾したO社だったが、問題がすぐに発生した。関係者が語る。

 「慌てて資金調達に走ったO社は足元を見られたんでしょう。昨年4月に飛び込み営業をかけてきたL社から2億4000万円の融資を受けたのですが、このL社、本業は広告や経営コンサルで貸金業者ではないのです。

 融資は2ヵ月という短期で、金利は月利8%にもおよぶ法外なものでした。返済に苦慮したO社は借入期間を延長。8月に完済するまでに7000万円もの金利を払わされてしまった」

 そして、この最中、なぜか内閣府副大臣兼環境副大臣を務める秋元司衆議院議員が登場する。前出の捜査幹部が語る。

 「のちの捜査で判明したことだが、L社の実質的なオーナーが知人を介して、秋元議員に融資金の残額1億2000万円の返済を催促してくれるよう依頼したという。議員は8月の完済日直前に東レの日覺(昭廣)社長に電話を入れた」

 副大臣を務める国会議員から突然の連絡を受けた東レは、慌てて事態収拾に動いたという。営業部長のF氏に事情説明を求めると同時に、法務・コンプライアンス部が調査に着手。また、L社に1億2000万円を返済したのちには、O社のほかの借入先との交渉の場も設けるなどした。

 だが、L社への高額な金利の影響で各社の融資金は契約通りに返済されず、事態は紛糾。そうしたなか、F部長はこっそりと退職届を出して姿を消し、東レ側の呼び出しにも応じなくなってしまった。

 窮したのはO社だった。東レと借入先との間に挟まれ身動きが取れず、代わりに一連の経緯資料を各社に開示、状況説明に努めた。

非弁活動
 そして、年が明けて今年2月。にわかに事が動き出した。

 「あの名門企業の東レが架空売り上げを計上して粉飾決算をしている!」――そんな話がメディアを駆け回った。裏付けとなる資料も流布されたのである。

 直後、東レが火消しに動いた。警視庁幹部が続ける。

 「2月12日、東レは警視庁中央署に、『Fの独断による不正取引が行われた』として告訴状を提出したが、それによって断片的にしか聞こえてきていなかった事件の構図が明らかになった。

 これを機に内偵を開始すると、資金を融資した業者の悪質な貸付実態や関係者の過去の犯罪などが判明すると同時に、弁護士資格のない者が借金取り立てを行う『非弁活動』、すなわち弁護士法に抵触する行為の数々の証拠まで出てきた」

 貸金業登録もせず、法外な金利で貸し付けをしているその業者については、下記のような実態が確認されたという。

 ・悪質として知られる業者が実際の資金提供者で、その代表者は過去に摘発されたこともある人物であった

 ・グループの一員と見られる会社がさらに東レを揺さぶろうとした動きがあった

 ・暴力団関係者との交流があった

 一方、秋元議員の「非弁活動」疑惑についても、以下のような証拠が押さえられたとされる。

 ・秋元議員への依頼状

 ・取り立てを迫る通話記録

 ・秋元議員への回答書

 などなどだ。

3671チバQ:2019/06/04(火) 19:12:43
警視庁が国会議員を狙う「前例」
 ところが、警視庁がこうした捜査の進展を伏せ、今後の方向性を検討している最中、「週刊文春」が事件について報じたのだった。

 そして、秋元議員は同誌の取材に対し、東レに電話を入れたことも、L社のことについても「知らない」と繰り返した。完全否定である。また、事務所を通じて「そうした(借金を取り立てた)事実は全くない」とのコメントも出した。

 もっともその際、「知らない」との前言を撤回するような説明も自身のFacebook上で行っている。「知人から相談があり、東レに債務の連帯保証をしているか確認するため電話したところ、社長から『そのような事実はない』と回答があった」というのだ。しかし、「借金の支払いを求めたという記事は、事実に反する」と記し、あくまでも取り立てについては否定していた。

 そこで筆者と「現代ビジネス」は、秋元議員に完済の報告をしたF部長らによる書面を傍証として改めて確認したが、それでも「既に返済が終わっていた件であり、ご質問、ご指摘のような会話はした覚えはありません」と突っぱねたのである。

 警視庁は、こうした経緯も踏まえ、秋元議員の立件を視野に入れているというのだが、東京地検ではなく警視庁が国会議員をターゲットにするのは珍しい。友部達夫議員(故人)以来のことだ。

 友部議員は1995年7月、小沢一郎氏らが率いる野党の新進党から参院選に出馬し、比例区で当選したものの、翌年には議員自身が理事長を務めていた共済団体・オレンジ共済組合が出資法違反の容疑で捜索を受けて倒産。さらに1997年1月、高金利と元本保証を謳った預金で顧客から計約1億4000万円をだまし取ったとして、詐欺の容疑で警視庁と北海道警、広島県警の合同捜査本部の捜査によって逮捕された。

 友部議員は総額93億円にもおよぶ資金を集めながら、私的に流用。多額の資金が選挙費用や政界工作費、遊興費や組合専務理事だった妻・次男らの手当てなどに充てられていたことが判明した。

 裁判では厳しく罪が問われ、2000年、東京地裁で懲役10年の実刑判決が下された後、控訴・上告したものの、翌2001年には早々に上告棄却。判決が確定し、議員を失職した。

選挙との兼ね合い
 この事件と比べると、弁護士法違反はスケールが小さい。また、友部議員と違って今回のターゲットは政権幹部。しかも、安倍晋三首相を支える二階派所属でもある。

 かねて政権への忖度が指摘されている警視庁とその指揮官庁たる警察庁に、本当に立件までする覚悟があるのだろうか。

 「もう安倍首相も二階(俊博)幹事長も了承している。参院選後の8月には内閣改造もある。だから、秋元氏の事情聴取は8月以降の予定だ」

 官邸筋は、あっさりと言うものの、こう付け加えるのも忘れなかった。

 「もっとも衆議院が解散されて衆参同日選挙になれば、話は違ってくるだろう」

 やはり政権による有形無形の圧力は避けられなさそうだ。警視庁は捜査機関として毅然たる姿勢が示せるのか。事件の行方が気になるところだ。

時任 兼作

3672チバQ:2019/06/06(木) 13:14:17
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190606-00012234-bunshun-pol
女同士の戦いをどうまとめるか……“ポスト安倍”狙う岸田文雄の試練
6/6(木) 6:00配信 文春オンライン
女同士の戦いをどうまとめるか……“ポスト安倍”狙う岸田文雄の試練
酒の強さには定評があるが…… ©文藝春秋
 自民党の岸田文雄政調会長(61)が率いる岸田派が沸いている。衆院の比例中国ブロック選出の現職議員が、夏の参院選に転じることになり、同ブロックで次点だった畦元将吾氏が繰り上がるのだが、同氏は岸田派への所属が確定的だからだ。岸田派の正式名称は宏池会。池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一と4人の総理を輩出し、領袖が代わっても唯一名称を変えなかった名門派閥だ。「これで期せずして50人の大台に乗る」(同派若手議員)と、ポスト安倍に向けて気勢が上がる。

【写真】この記事の写真を見る

 しかしその勢いも、夏の参院選で一気にしぼみかねない。秋田、山形、山梨、滋賀の4つの一人区で、岸田派の現職が厳しい戦いを強いられているのだ。いずれも党が指摘する激戦区だが、中でも岸田氏のリーダーとしての資質が問われかねないのが山形だ。「安倍晋三首相も『男前』と評するイケメン岸田氏が、女同士の戦いをどうまとめるかが注目です」(政治部記者)。

「女同士」とは、参院2期目を目指す大沼瑞穂元厚生労働政務官と、地元選出の加藤鮎子衆院議員のこと。同じ79年生まれの40歳で、慶応大学法学部卒も一緒。かたや国際法学の権威だった大沼保昭東大名誉教授の娘、こなた一時は首相候補筆頭だった加藤紘一元官房長官の娘である。

「応援してもらいたいなら私への悪口をやめないとね」
 元々大沼氏が山形の反加藤勢力に担がれた経緯もあり、2人の犬猿の仲は有名だ。最近、岸田氏が仲を取り持つ会合を開いたが、加藤氏が「応援してもらいたいなら私への悪口をやめないとね。聞こえてくるわよ」と大沼氏に言い放ち、仲介は無惨にも失敗した。「山形を一枚岩にさせる力量ぐらいないと、首相になんて到底なれるはずがない」と政治部デスクは嘆息する。

 夏の参院選で山形をはじめ懸案の4つの一人区を死守しても、岸田氏には次なる関門がある。領袖を譲った今も派内に影響力を持つ古賀誠元幹事長だ。4月にテレビ番組で「岸田氏は必ずしもポスト安倍でなければいけないわけではない」と語り、菅義偉官房長官をポスト安倍に挙げたことが波紋を広げたが、実は、古賀氏の本音はもっと厳しい。

 先日、若手議員らとの会合で「世界は激動の時代だ。岸田さんに総理なんて無理だ。総理になったら、耐えられずに死んでしまう」と漏らし、その場は凍り付いた。安全運転ばかりが目立つ岸田氏だが、時には後輩を従わせ、長老を刮目させる「剛腕」が必要かもしれない。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年6月13日号

3673チバQ:2019/06/11(火) 20:22:58
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190611-00000067-sasahi-pol
人気女性モデルと自民党のコラボ広告で公選法違反か 「ViVi」の政党ロゴ付きTシャツプレゼントが波紋〈dot.〉
6/11(火) 17:01配信 AERA dot.
人気女性モデルと自民党のコラボ広告で公選法違反か 「ViVi」の政党ロゴ付きTシャツプレゼントが波紋〈dot.〉
ViViのモデルと自民党のコラボ企画ホームページ
 講談社の女性向けファッション雑誌「ViVi」オンライン版が、自民党の広告記事で同誌所属のモデルを9人登場させ、Tシャツをプレゼントする企画を発表したことが波紋を広げている。

 同誌は10日、「わたしたちの時代がやってくる!権利平等、動物保護、文化共生。みんなはどんな世の中にしたい?」と題した記事を公開。ツイッターでは、「#自民党2019」「#メッセージTシャツプレゼント」の2つのハッシュタグをつけて、どんな世の中にしていきたいかをツイッターやインスタグラムに投稿するよう呼びかけた。また、メッセージを投稿した人から抽選で13名にモデルたちが考えたメッセージをプリントしたTシャツをプレゼントすると発表した。

 講談社に取材を申し込むと、「このたびの自民党との広告企画につきましては、ViViの読者世代のような若い女性が現代の社会的な関心事について自由な意見を表明する場を提供したいと考えました。政治的な背景や意図はまったくございません」との回答だった。なお、今回の企画の広告費用については「お答えできません」(講談社広報担当者)という。

 ただ、今夏に実施される参院選を控えた政党が、人気カリスマモデルを使って広告を展開すること自体は異例なこと。広告の連絡先は『「#自民党2019」プロジェクト事務局』となっていて、同プロジェクトは安倍首相の側近の一人である甘利明選対委員長がリーダーを務めている。

 しかも、ViViのホームページでは「メッセージTシャツプレゼント」の企画も告知されていて、そのTシャツには自民党のロゴマークも印刷されているように見える。公職選挙法では、政治家が選挙区内でお金や物を贈ることは禁止だ。選挙区内の有権者に線香セットを配ったことで、2000年に小野寺五典衆院議員が議員辞職した例もある。

 はたして違法性はないのか。政治資金の問題に詳しい神戸学院大学法学部の上脇博之教授は、こう話す。

「公職選挙法では、現金や物を渡したり、受け取ったりするだけではなく、事前に受け渡しを約束することも寄付行為として禁止されています。また、自民党はすでに今夏の参院選で全国比例で出馬する候補者を発表しています。同法では、候補者の氏名が類推されるような方法での寄付は禁じられており、今回のプレゼント企画は同法に抵触している可能性があります」

 一方で、同法では候補者による寄付については細かく禁止規定があるが、政党による寄付については定義があいまいだ。総務省に問い合わせたところ「後ほど回答します」とのことで、現在でも正式な見解は示されていない。今回の広告記事を出稿した「自民党プロジェクト2019」の事務局担当者は「法律上は、党内で問題ないと判断してプロジェクトを進めています」と、違法なことはしていないとの認識を示している。

 ただ、「ViVi」という有名女性雑誌が、人気モデルと協力して制作した限定Tシャツとなると、プレミア価格がつくのは必至。当選した場合、高額で転売される可能性もある。この点について上脇教授は、「プレゼント企画が仮に法律違反ではなくても問題がある」と指摘する。

3674チバQ:2019/06/11(火) 20:23:18

「自民党は178億円の政党交付金を得ています。その原資は国民の税金であることを考えると、今回のTシャツの制作費にも税金が事実上使われていることになります。法律で明確に禁止されていないことに乗じて税金を使ってプレゼント企画をすることは、たとえ違法ではなくても、政治的・道義的に問題があります」

 もし、今回の企画が「合法」と判断された場合、どうなるのか。政党は選挙のたびに有名タレントを雇ってプレゼント企画をする必要が出てくる。選挙費用が激増すれば、大きな政党が選挙戦で有利になる。選挙資金で不利になる野党議員は「どう考えてもアウト」とバッサリだ。

 Tシャツプレゼントだけではなく、人気モデルが自民党とコラボ企画をしたことでも炎上も止まらない。

 ViViの記事では、モデルのメッセージとして「他の文化を認めて、いろんな文化が共存できるようにしたい」、「他人の価値観を理解し、尊敬し合えることができたらどんなにいいだろう」といったメッセージが掲載されている。ところが、ツイッターでは自民党議員の過去の問題発言として「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考えて(いる人がいる)」(二階俊博幹事長)、「必ず新郎新婦に3人以上の子供を産み育てていただきたいとお願いする」(加藤寛治衆院議員)などが紹介されているほか、「Tシャツよりも年金が欲しい」「早く自民党政権が終わってこういうくだらない企画が二度と起こらない世の中にしたいです! 」といった意見も相次いでいる。

 もっとも一番かわいそうなのは、ひょんなことから政治の世界のいざこざに巻き込まれ、違法性まで指摘されてしまった若きカリスマモデルたちかもしれない。ツイッターでは、「自民党に迎合した#ViViのことは嫌いでも、素晴らしい意見を表明したモデルさん達のことは応援しような!」といった声も出ている。(AERA dot.編集部/西岡千史)

3675 チバQ:2019/06/14(金) 18:12:19
https://www.sankei.com/smp/premium/news/190614/prm1906140009-s1.html
【政界徒然草】二階幹事長、参院選へ全国行脚 なぜか岸田派関係先に集中

2019.6.14 01:00プレミアム

 夏の参院選を目前に控え、自民党の二階俊博幹事長が全国行脚を本格化させている。勝敗を分ける改選1人区のなかでも、山形や滋賀、秋田などとりわけ激戦が予想される地域に入り、自民党の支持団体や経済界の関係者を回って頭を下げた。これらの選挙区には、いずれも二階派(志帥会)と衝突を繰り返した岸田派(宏池会)の候補が出馬するが、二階氏は気にするそぶりを見せない。党を勝利に導けば、幹事長として今秋以降、4期目の続投の目も出てくるからだ。

 「必ず勝利をするという自信を持って、ことに臨んでいきたい」
 二階氏は10日の記者会見で、参院選に向けた決意をこう力説した。
 今回、改選を迎える現職が当選した平成25年の参院選は、自民党が政権奪還した直後に行われた最初の大型国政選挙で、同党は65議席を取り、大勝した。
 当時は32の改選1人区で与党候補が29勝2敗と圧勝したが、主要野党が1人区で統一候補をそろえた28年参院選では、野党が11勝をあげている。今回も野党は1人区すべてで候補を一本化した。

 安倍晋三内閣の支持率は50%前後と堅調に推移しているとはいえ、10月には消費税率の10%引き上げを予定するなど、与党は厳しい政策も抱えている。6年前に「これ以上できないほど議席を取った」(閣僚経験者)反動も見込まれるだけに、自民党は今回、厳しい戦いを強いられるとの見方もある。
 党の陣頭指揮を執る二階氏は、早い段階から選挙戦に向けて動き出した。3月には山形、5月には滋賀、秋田に立て続けに入った。3選挙区で自民党から出馬する山形の大沼瑞穂(40)、滋賀の二之湯武史(42)、秋田の中泉松司(40)の3氏は、いずれも岸田派に所属する。


 夏の参院選を目前に控え、自民党の二階俊博幹事長が全国行脚を本格化させている。勝敗を分ける改選1人区のなかでも、山形や滋賀、秋田などとりわけ激戦が予想される地域に入り、自民党の支持団体や経済界の関係者を回って頭を下げた。これらの選挙区には、いずれも二階派(志帥会)と衝突を繰り返した岸田派(宏池会)の候補が出馬するが、二階氏は気にするそぶりを見せない。党を勝利に導けば、幹事長として今秋以降、4期目の続投の目も出てくるからだ。

 「必ず勝利をするという自信を持って、ことに臨んでいきたい」
 二階氏は10日の記者会見で、参院選に向けた決意をこう力説した。
 今回、改選を迎える現職が当選した平成25年の参院選は、自民党が政権奪還した直後に行われた最初の大型国政選挙で、同党は65議席を取り、大勝した。
 当時は32の改選1人区で与党候補が29勝2敗と圧勝したが、主要野党が1人区で統一候補をそろえた28年参院選では、野党が11勝をあげている。今回も野党は1人区すべてで候補を一本化した。

 安倍晋三内閣の支持率は50%前後と堅調に推移しているとはいえ、10月には消費税率の10%引き上げを予定するなど、与党は厳しい政策も抱えている。6年前に「これ以上できないほど議席を取った」(閣僚経験者)反動も見込まれるだけに、自民党は今回、厳しい戦いを強いられるとの見方もある。
 党の陣頭指揮を執る二階氏は、早い段階から選挙戦に向けて動き出した。3月には山形、5月には滋賀、秋田に立て続けに入った。3選挙区で自民党から出馬する山形の大沼瑞穂(40)、滋賀の二之湯武史(42)、秋田の中泉松司(40)の3氏は、いずれも岸田派に所属する。

3676チバQ:2019/06/20(木) 21:45:12
https://digital.asahi.com/articles/ASM6N53J2M6NUTFK018.html?rm=400
「ポスト安倍」への基板固め? 菅氏の「令和の会」発足
有料記事

永田大 2019年6月20日19時53分

 菅義偉官房長官に近い自民党無派閥の衆参議員13人による「令和の会」が発足し、20日に東京都内で会合を開いた。派閥やグループではなく、「連絡会」との位置づけだが、党内では「ポスト安倍」に取りざたされる菅氏の基盤固めの動きとみられており、存在感を高めそうだ。

 この日の会合は、自民党の各派閥の定例会合と同じ時間帯に開かれた。菅原一秀、城内実、鷲尾英一郎、石川昭政、木村弥生、三谷英弘各衆院議員と自見英子、小川克巳、朝日健太郎、小鑓隆史各参院議員の計10人が出席。菅氏も駆けつけ、意見交換した。

 会合後、菅原氏は「(参加者)それぞれが長官との縁があり、長官をバックアップすることで安倍政権を支えるというスタンスだ」と記者団に説明。派閥に所属する数人の議員からも参加の申し出があったという。参加者の一人は「無派閥の菅さんに党内で政治的な基盤はない。党務に戻った時に我々が必要だ」と発足の意義を強調する。

 ログイン前の続き菅氏は、新元号「令和」の発表役を担ったことで、知名度が上昇。自民党の二階俊博幹事長らが「ポスト安倍」の有力候補に挙げるなか、5月に訪米するなど、党内では「ポスト安倍を見据えて動き出した」との見方が広がる。

 党内には、衆院当選4回以下の無派閥議員でつくる「ガネーシャの会」や、派閥に属している議員も加えた「偉駄天(いだてん)の会」など、事実上の「菅派」と呼ばれる集まりが複数ある。令和の会は、菅氏側近の菅原氏の主導で発足。中堅議員を中心に、石田真敏総務相などベテランも参加する。

 菅氏はかつて小渕派や古賀派に所属していたが、2009年以来、無派閥を貫いている。派閥には否定的とみられているが、令和の会の参加者は「菅さんが腹を決めたら、派閥化するだろう」と話す。(永田大)


https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190620/k00/00m/010/264000c
菅氏支える「令和の会」発足 自民・無派閥議員間で主導権争い
会員限定有料記事 毎日新聞2019年6月20日 19時56分(最終更新 6月20日 20時29分)
 菅義偉官房長官に近い自民党の無派閥議員による動きが活発化している。菅氏を支える中堅議員を中心に新たなグループ「令和の会」が発足し、20日、菅氏と会食した。新元号「令和」発表で知名度が急上昇し「ポスト安倍」としての期待感が高まる菅氏に対し、無派閥議員間の主導権争いが過熱しそうだ。【遠藤修平、立野将弘】

 「(令和の発表で)びっくりするくらい注目が集まって驚いている。元号の発表は大きかった」。20日昼、…

3677とはずがたり:2019/06/25(火) 16:29:55

自民党が党として作成した本の絵と謀略ビラの絵の作者,完全に一緒やろ。

沖縄に関する様々なフェイクニュースを検証し、ファクトを発信するブログメディア
2019-06-22
参院選2019 ① 自民党本部が配布した謎冊子と差別的イラスト - ネトウヨ化がとまらない自民党の闇の闇 - 昨年四月に沖縄市でばら撒かれた中傷ビラと同列の悪質さ
FactCheck 2019 選挙
http://uyouyomuseum.hatenadiary.jp/entry/2019/06/22/180629

3678チバQ:2019/06/26(水) 22:13:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190626-00000567-san-pol
長島氏「今の野党は政治信条と相いれない」 自民入り
6/26(水) 16:42配信 産経新聞
 旧民主党政権で防衛副大臣を務めた長島昭久衆院議員=東京21区=は26日、自民党に入党届を提出した理由について「二大政党の実現を目指してきたが、今日の野党勢力のありようはほど遠く、私の政治信条とは相いれない」と述べた。自民党本部で記者団の取材に応じた。

 長島氏は、主要野党が参院選で32の改選1人区全てで候補者を一本化することを念頭に「政権交代可能な政治の実現には、政権を担いうる健全な野党の存在が不可欠だ。しかし、その根本を見失い、自衛隊も日米安全保障条約も天皇制をも否定する共産党との選挙協力を堂々と進めている」と批判した。

 また、長島氏は「外交安全保障には与野党もなく、あるのは国益だけということを信条に国会活動を続けてきた。このことは野党陣営に身を置いてきたとはいえ、保守政治家として誇るべき点だ」と強調した。

3679チバQ:2019/07/01(月) 17:29:34
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190626-00012513-bunshun-pol
大塚高司防災担当副大臣 新潟・山形地震直後もホステスと飲酒疑惑
6/26(水) 16:00配信 文春オンライン
大塚高司防災担当副大臣 新潟・山形地震直後もホステスと飲酒疑惑
派閥の事務局長でもある大塚副大臣 ©共同通信社
 6月18日夜10時22分頃、最大震度6強を観測した新潟・山形地震。その発生直後、防災担当の国交副大臣・大塚高司衆院議員(54)が、周囲の制止にもかかわらず、赤坂の老舗クラブでホステスらと飲み続けていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

【写真】大塚氏が地震直後に飲酒していたクラブ「K」

 大塚氏がこの日、竹下派の後輩議員3人と訪れたのは、行きつけだという赤坂の老舗クラブ「K」。同席者によれば、大塚氏は芋焼酎「佐藤」の水割りを飲んでいたという。

「地震が発生して、一同テレビに釘付けになり、後輩議員は『国交省に上がった方がいいんじゃないんですか?』と何度も声を掛けていました。ところが、大塚氏は『(行かなくて)大丈夫や』と繰り返すだけで、水割りを飲み続けていたのです」(居合わせた客)

 震度6弱以上の地震だったため、対応を「非常体制」としていた国交省。政務三役には、「直ちに登庁できる態勢で付近に待機」することが求められていた。

 大塚氏に事実関係を尋ねると、以下のように回答した。

「国会議員どうしの懇親を深めるため、質問にあるとおり『K(回答は実名)』を訪れました。実際には、対策会議が開催され参集する必要が生じる可能性があったため、アルコールを取るのを止め、国交省からも近い距離にある同店で、テレビなどで状況を確認しながら、待機していました。この対応は、適切であったと認識しています」

 だが、事態の発覚を恐れたのか、翌19日以降、「俺はあの日、飲んでないよな?」などと周囲に念押ししていたという。

 国際医療福祉大学の川上和久教授(政治心理学)はこう指摘する。

「防災担当の政務三役には、『国民の生命・財産を24時間365日守り抜くんだ』という強い覚悟が求められます。(クラブで待機したことは)国民感情としても納得できる説明ではなく、政治家の資質が問われる問題です」

 昨年7月の西日本豪雨の際には、西村康稔官房副長官が酒席「赤坂自民亭」の画像をSNSに投稿し、批判を招いたばかり。防災担当の国交副大臣として大塚氏の行動は適切だったのか、議論を呼びそうだ。

 6月27日(木)発売の「週刊文春」では、大塚氏の経歴や、大塚氏とKの関係、店内での詳しい様子などについて報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年7月4日号

3680チバQ:2019/07/08(月) 11:04:35
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190708-00012651-bunshun-pol
鷲尾、長島が相次ぎ“菅派”へ 勢力拡大する“令和おじさん”が狙う次の標的は?
7/8(月) 6:00配信 文春オンライン
鷲尾、長島が相次ぎ“菅派”へ 勢力拡大する“令和おじさん”が狙う次の標的は?
危機管理の要だが、積極的に選挙応援に回る ©文藝春秋
「文春の記事はひでぇな。運転手も待機させて、誰にも迷惑をかけないようにしているのになぁ……」

【写真】この記事の写真を見る

 こうぼやくのは菅義偉官房長官(70)。衆院議員会館の保育所用駐車スペースを、菅氏の車がルールに反して使っていると報じた小誌先週号への愚痴だ。衆議院議員会館課も「保育所利用者の待機用」と明言、他議員なら少し停車しただけで即座に衛視に注意される場所なのだが、どうも反省の色は薄い。

 それもそのはず、菅氏はその勢力を益々拡大しているのだ。参院選を前に、菅氏を支える新グループ「令和の会」が発足。若手中心の「ガネーシャの会」など、複数の菅グループは計40人を超え、事実上の“菅派”は第4派閥の岸田派に迫る。党外からの流入も進む。6月27日に自民党入りした長島昭久衆院議員。民主党政権で首相補佐官などを歴任した同氏が自民入りを相談した相手は菅氏だった。当初は次の衆院選を無所属で戦うことで経歴をロンダリングしてから自民入りする目論見だったが、細野豪志、鷲尾英一郎両衆院議員らが次々と活発に動く中、「このままでは埋没する」と菅氏のもとへ。菅氏は自民党東京都連に所属する萩生田光一幹事長代行や菅原一秀国会対策副委員長の名を挙げて「彼らと相談して欲しい」と応じ、自らも根回しに動いた。菅氏の手引きで地元の反発を抑え、スムーズに自民入りしたのは、鷲尾氏と同じ構図。鷲尾、長島両氏は将来“菅派”に所属することが確実視されている。

 さらなる触手も伸ばす。「同じ神奈川の笠浩史衆院議員が次の標的だろう」(菅氏と近いベテラン議員)。民主党政権で文科副大臣を務めた笠氏は、自民党が勝った過去3回の衆院選でいずれも小選挙区勝利と選挙に強い。このベテランによると、笠氏は先の国会で内閣不信任案の採決に眼帯をして登院、反対票を投じた。「目の病を理由に欠席してもよかったはずだが、あえて反対票を投じ、自民入りへアピールした」(同前)。財界人の仲介で既に菅氏との面会も済ませているという。

 面白くないのが、事あるごとに菅氏と対立する麻生太郎財務相だ。長島氏は、一昨年、民進党を離党した直後に麻生氏に挨拶しに行ったほど可愛がられていた。笠氏が自民入りとなれば、最も困るのは同じ選挙区で比例復活している麻生派の中山展宏衆院議員。菅氏が権勢を拡大するほど、2人の間の火種は大きくなる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年7月11日号

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3681 チバQ:2019/07/11(木) 22:21:48
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190710-00570127-shincho-pol
二階俊博vs岸田文雄 「次期自民党幹事長」はどっち?

7/10(水) 5:57配信��
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迷走気味?

 参院選後に控える自民党の党内人事。中でも目玉になるのは、幹事長ポストなのだが……。

 政治部記者によれば、

「現在幹事長の二階俊博さんは、就任してすでに丸3年。1期1年という任期を考えれば、かなり長い。さらに、80歳と高齢で健康不安説もあり、選挙の結果如何によっては、当然、交替ということになるでしょう」

 これを知ってか知らずか、

「二階さんは6月に入ってから、参院選に向け、老体に鞭打って全国行脚を本格化しているんです。各地の経済団体などに率先して頭を下げて回っている。細野豪志さんの問題や、山梨県知事に当選した長崎幸太郎さんの問題など、岸田派とぶつかることが多かった二階さんですが、岸田派議員の選挙区にも率先して入っている。議席を大きく減らせば、幹事長続投の目は無くなりますからね」

 ここまでされれば、岸田文雄政調会長(61)も怒りの矛を収めざるを得まい。ところが、その岸田氏も複雑な心境なんだとか。

「実は、彼も幹事長ポストにご執心なんですよ」

 と、自民党関係者。

「もちろん今でも総裁の座を狙っているんですが、そのための最短ルートが幹事長だと考えている」

 この理屈がまた岸田氏らしく、

「先の総裁選で出馬を辞退し、派閥の内外から“決められない男”のレッテルを貼られた岸田さんですが、今回も決して積極的な理由ではありません。幹事長として身を粉にして働いて安倍総理にゴマをすり、ポスト安倍の椅子を禅譲してもらおうと思っているだけなんです」

 もっとも“岸田幹事長”の政権構想は、砂上の楼閣のごとくだといい、

「二階さんは幹事長というおいしいポストを手放す気などサラサラありません。さらに、もし二階さんが倒れでもして、岸田さんが後を継いだところで、次の衆院選を仕切って勝利すれば安倍さんの4選が見えてくる。そうすると、岸田さんへの禅譲は遠のくばかりなんですよ」

“岸田総理”誕生は見果てぬ夢か。

「週刊新潮」2019年7月11日号 掲載

新潮社

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3682チバQ:2019/07/15(月) 23:06:14
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190714/pol1907140002-n1.html?ownedref=feature_not%20set_newsList
【参院選2019】北海道、鈴木宗男氏の応援で自民「2議席目」あるか? 依然強い非自民系の地盤…北の大地で熱い戦い! (1/2ページ)
参院選2019
2019.7.14
 改選定数3に、主要政党など9人が出馬し、激戦となった北海道選挙区。今回、従来の参院選とは少し様相が異なる現象が出ている。自民党道議会議員が解説する。

 「自民党は伊達忠一参院議長が高齢を理由に引退するなか、新人2人が立候補して、2議席獲得を狙っている。新人の1人は、4期16年、道知事史上最長を誇った高橋はるみ前道知事で、知名度・実績とも群を抜いている。事実上、高橋氏以外の残り2議席の争奪戦となっている」

 選挙戦中盤での報道各社の世論調査を見ても、高橋氏が2位以下をやや引き離しているが、高橋陣営は「上滑り」を警戒して、引き締めに躍起だ。

 「リードしているという情報は耳に入るが、あくまで投開票前の不確定情報だ。とにかく、気を引き締めて最後まで愚直に道民に政策を訴えていくしかない」(高橋事務所広報担当者)

 高橋氏は道内各地で、「食と観光による北海道の観光成長は著しい。しかし、まだ伸びしろがある。それを国政の立場からサポートしたい」などと訴えている。

 今月に入り、札幌市内のホテルで開いた総決起集会には、約1200人が集まり、細田博之元官房長官(清和会会長)や、鈴木直道知事らも駆け付けた。

 もう1人の自民党新人は、道議5期を務めた岩本剛人(つよひと)元道連幹事長だ。北海道の名門政治家一家の出身で、父は元道議で元道議会議長。叔父は参院議員を2期務めた。

 自民党関係者は「岩本家の人脈がフル稼働している。6月の札幌市内で行われた総決起集会には約1800人が集まった。そこには、菅義偉官房長官や、吉川貴盛農水省(党道連会長)らが駆け付け、弾みになった」という。

 自民党は2議席獲得のため、鈴木宗男元衆院議員が率いる地域政党「新党大地」や、公明党の支援も仰ぐ。

 二階俊博幹事長も北海道入りし、農業関係先などを訪れて農業票固めに走った。

 だが、北海道はもともと非自民系が強い地盤だ。

 2016参院選でも、自民党は2人擁立して2議席獲得を狙ったが、野党が2議席で、自民党は1議席に甘んじた。

 今回、野党陣営からは、道議4期、道議会副議長も務め、教職経験もある立憲民主党の勝部賢志氏や、元衆院議員で一定の知名度はある共産党の畠山和也氏、国民民主党の獣医師、原谷那美氏ら、強力新人が激しく競っている。

 26万人の組織力がある連合北海道は、立憲民主党と国民民主党を支援する。

 札幌市議会関係者は「原谷氏は35歳と若く、知名度は低い。だが、知名度の高い徳永エリ参院議員と二人三脚で全道を回っている。獣医師だけに畜産農家などの評判もよく、支持拡大中だ」

 北の大地で、熱い戦いが続いている。(ジャーナリスト・田村建雄)

3683チバQ:2019/07/15(月) 23:09:41
https://www.sankei.com/politics/news/190715/plt1907150001-n1.html
【政界徒然草】自民入りした長島昭久氏 菅長官が誘導 苦渋の選挙区返上 
2019.7.15 01:00政治政局

 長島昭久元防衛副大臣=衆院東京21区=が6月27日、自民党に入党した。長島氏はかつて旧民進党を離党し、新党結成も視野に無所属の道を選んだが、自ら「生きるしかばね」と語るほど、これまで存在感を発揮できなかった。次期衆院選で自らの選挙区を返上する代償を払ってまで、安全保障政策などで自身に近い自民党の門をたたいた背景には、菅義偉官房長官の存在もあった。

おわびの日々

 7月7日夜、東京都国立市の洋食店。自民党幹部が長島氏を囲み、ささやかな歓迎会を開いた。

 「民主党や民進党では(安保政策や憲法議論で)党内に気を使って窮屈だったでしょう。これからはのびのびと自由にやってくださいね」

 こう語りかけたのは安倍晋三首相(自民党総裁)だ。首相は外交や参院選に話題を振って場を盛り上げ、長島氏は安倍首相に丁寧に謝辞を伝えた。

 今の長島氏は、これまでの選挙区内で自分の選挙ポスターを剥がしてまわっている。同じ選挙区には、これまで戦ってきた自民党の現職議員がいるためだ。長島氏の予定には「おわび行脚」の予定がびっしり詰まっている。



 「申し訳ありません。小選挙区制度では所属政党を変えれば選挙区の変更も余儀なくされます。小選挙区制の先輩である英国でも元首相のチャーチルは保守党から自由党に、また保守党に復党するたびに選挙区を替えたんです」

 長島氏は支援者のもとでこう語りながら頭を下げる。とはいえ、長年、長島氏に期待をかけ、支えてきた支持者の理解は簡単に得られるものではない。

民進党を離れるも…

 長島氏はニューヨークの米シンクタンク「外交問題評議会」で上席研究員を務めた後、平成15年衆院選で旧民主党から出馬し、初当選した。米共和党を中心に培った安保人脈は重宝され、党の安保政策の取りまとめ役を担った。

 しかし、野党転落後に党名を変えた民進党は共産党との選挙協力にかじを切るる。長島氏は、共産党との共闘路線を嫌い、離党して同年9月に小池百合子東京都知事が代表を務めた希望の党結党に加わった。

 ただし、同党は安全保障法制廃止を掲げた民進党出身者を大量に受け入れ、政策のすり合わせが難航。翌10月衆院選で大敗後は民進党出身者が主導権を握り、古巣の同党との合流を模索するようになった。

3684チバQ:2019/07/15(月) 23:10:31
 長島氏はその頃、首相官邸の幹部に、自民党と憲法改正で共闘できないか相談していた。同党は昨年5月に分党し、長島氏は無所属となった。

新天地は自民党

 長島氏が自民党入りに向けたプロセスを踏み出したのは昨年12月。交渉相手は菅義偉官房長官だった。

 両氏の距離が縮まったきっかけは、2016年11月の米大統領選だった。当時は民主党のヒラリー・クリントン元国務長官の当選が有力視され、長島氏は後のトランプ政権で外交・安保政策の要職を務める人物を菅氏に紹介した。

 長島氏は菅氏の了解を得た萩生田光一幹事長代行らと自民党入りを模索した。ただ、東京21区の自民党支部長は小田原潔衆院議員=比例東京=が務めている。当初、長島氏は小田原氏と21区で戦い、勝者が自民党公認となる主戦論を念頭に置いていたが、自民党側は受け入れなかった。

 長島氏にとって転機となったのが、6月6日の衆院安全保障委員会だ。同委では、国民民主党の前原誠司元外相が岩屋毅防衛相に新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」の課題などについて質問した。前原氏の質問は練られたものだったが、岩屋氏を始め官僚らもどこか白けた雰囲気に映った。

 「この質問がいったい何につながるのか。前原さんの姿は今の自分なんだ…」

 その数日後、長島氏は小異を捨てて大同につく決断に至ったという。

 「落ち度のない小田原さんを蹴落としてまで、自分が自民党に入りたいというのは道理に合わない」

 長島氏は萩生田氏に選挙区変更も受け入れる考えを伝えた。萩生田氏もほっとした表情だったという。

 現職の自民議員との競合を避けたことで、長島氏の入党話はスムーズに進んだ。党執行部は都内を念頭に長島氏の選挙区を調整している。

煮え切らない男の返上なるか

 長島氏には「腰が重く、政治決断が曖昧だ」という評価がある。

 昨年5月に希望の党が分党する直前、長島氏は松沢成文参院議員(現・日本維新の会)らが結成する新たな希望の党へ参加する方針を記者団に示していたが、土壇場で無所属を選んだ。

 今回の入党劇も、野党勢力が低迷するさなかに衆参同時選挙の可能性が浮上したため、政権与党へ駆け込んだという見方もある。

 自分の選挙ポスターを一枚一枚剥がす悔しさをバネにしてもらいたい。

(政治部 奥原慎平)

3685チバQ:2019/07/18(木) 11:08:16
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190718-00292373-toyo-bus_all
与党優勢の参院選、関心は早くも「選挙後人事」
7/18(木) 5:10配信 東洋経済オンライン
与党優勢の参院選、関心は早くも「選挙後人事」
自民党候補者の応援演説後、集まった有権者と手を合わせる安倍晋三首相(写真:時事通信)
 参院選での自民党優勢が伝えられる中、政府与党内では安倍晋三首相が選挙後に断行するとみられる党役員・内閣改造人事に関心が移り始めている。

 最大の焦点は政権の「3本柱」と位置付けられる麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長、菅義偉官房長官の処遇だ。自民党内では続投説が多いが、人心一新のための交代説も浮上しており、選挙後の安倍首相の判断が注目される。

■安倍流人事の集大成となる選挙後人事

 参院選は、各メディアの情勢調査で「自民堅調、与党勝利」との見方が支配的となっている。政権幹部が勝敗ラインとした「与党改選過半数(63議席)」を大きく上回り、2016年参院選で与党が獲得した70議席(自民56、公明14)も超える勢いだ。

 野党が統一候補で自民に挑む32の1人区も自民劣勢の選挙区は限定的で、比例代表でも自民18議席以上が確実視されている。安倍首相の国政選挙6連勝は濃厚で、2013年参院選での自民の記録的大勝で築いた安倍1強体制が選挙後も継続するとみられている。

 そこで注目されるのが、選挙後に発足する第4次安倍再改造内閣の顔ぶれだ。周辺に「総裁4選はまったく考えていない」と繰り返す首相だけに、「次が安倍流人事の集大成になる」(自民長老)とみられている。政権の骨格として重用してきた麻生氏らを続投させるかどうかが焦点で、人心一新なら「新体制での政権の仕上げ」(同)につながるからだ。

 首相は第1次政権以来、すでに10回の組閣・内閣改造人事を断行して、歴代最多記録を更新中だ。次の人事は第2次安倍内閣として9回目となるが、過去8回の人事で、麻生、菅両氏を副総理兼財務相、官房長官という内閣の要に起用し続けてきた。二階氏は前回参院選後の2016年8月の人事で、自転車転倒事故で重傷を負った谷垣禎一元総裁に代わって幹事長に就任して以来、党運営などで剛腕を発揮し、麻生、菅両氏とともに政権の3本柱と呼ばれてきた。

 ただ、「安倍政権を全力で支える」ことでは一致している3氏も、首相との個人的関係や政治理念、手法などは「三者三様」(自民幹部)だ。首相の長年の盟友で後見人を自認する麻生氏は、「首相の精神安定剤」(政府筋)とも呼ばれるが、前代未聞の財務省の公文書改ざん事件や老後資金2000万円不足問題で担当閣僚としての責任を問われ続けている。さらに相次ぐ失言、放言などへの国民的批判も重なって「安倍内閣の不良債権」(閣僚経験者)との指摘も少なくない。

 また、首相が「政治的技術は最高」と持ち上げる二階氏もすでに80歳と高齢で、激職の幹事長としての体調も不安視されている。その一方で、保守色の強い野党議員の一本釣りなどによる強引な派閥勢力拡大で党内の反発も買っている。

 対照的に、「内閣の黒子」に徹してきたことで党内での求心力が日増しに拡大しているのが菅氏だ。新元号発表をきっかけに、国民の間で「令和おじさん」として一気に注目度があがった菅氏は、無派閥ながら党内無派閥議員の半数以上を束ねている。ここにきて菅氏に近い無派閥議員による政策勉強会「令和の会」も発足し、麻生、二階両氏と肩を並べる党内実力者にのし上がっている。

■目立つ政権運営をめぐる主導権争い

 こうした状況の変化も反映して、現在の3氏の関係は「極めて微妙」(自民長老)とされる。安倍首相との距離では「いちばん近いのが麻生氏で、遠いのが二階氏。菅氏はその中間だが、首相への忠誠心はいちばん」(自民幹部)と評されている。

 さらに、政界では「麻生、菅両氏の不仲説」も広くささやかれる一方で、二階氏は麻生、菅両氏と「あえて一定の距離を置いている」(自民幹部)とみられている。しかも、人気急上昇でポスト安倍の有力候補にも浮上している菅氏と、「年齢的にも政界引退間近」(自民若手)とされる麻生、二階両氏との政権運営をめぐる主導権争いも目立ち始めている。

 安倍首相はこれまで、3氏を政権の骨格と位置付けることで、党内基盤の安定化を図ってきた。政治理念も手法も異なる3氏をまとめて政権に取り込むことで、党内の反安倍勢力の増大を防ぐ効果もあったからだ。内閣から離れて以降、反安倍の立場を鮮明にする石破茂元幹事長や、首相からの政権禅譲論が取りざたされる岸田文雄政調会長というポスト安倍の有力候補も3氏の陰に隠れる状況が続いており、「現在の安倍1強は、首相の指導力だけでなく、麻生、二階、菅の3氏の存在によって維持されてきた」(自民長老)とみる向きも多い。

3686チバQ:2019/07/18(木) 11:08:35
 このため、党内では次回人事でも3氏の続投を有力視する向きが多い。参院選の司令塔の二階氏は、かねてから幹事長続投を狙っているとされ、「参院選で自民が勝てば、続投以外の選択肢はない」との見方が多い。その場合、幹事長ポストでの「ポスト二階の本命」とされる菅氏も官房長官続投が順当ということになる。そうなると、「麻生氏だけを外すことはありえない」(首相周辺)だけに、首相も「とりあえず3本柱続投という安全策を選択する可能性が大きい」(自民幹部)というわけだ。

 しかし、長期化した1強政権のもと、与党や霞が関官僚による「過度の忖度(そんたく)」が政治をゆがめているとの批判も根強い。与党内からも「任期満了まであと2年余となれば、人心一新による安倍新体制づくりが必要」(公明党幹部)との声も広がる。政権運営をめぐる党内の閉塞状況を打破し、首相も後継者づくりに取り組むことが「歴史的大宰相への道」(首相経験者)とみるからだ。

 党内の一部では、二階氏を副総裁に格上げして菅氏を幹事長に据え、岸田氏を麻生氏の後任の財務相に起用する人事案も取りざたされている。麻生氏については首相との盟友関係を傷つけないため、副総理のまま、五輪担当相として東京五輪の総責任者とする案も浮上している。東京五輪直前の1964年7月の第3次池田勇人内閣で、党内有数の実力者だった河野一郎氏(故人、河野洋平氏の父、河野太郎外相の祖父)が副総理、東京五輪担当相を務めた例もあるからだ。

■例年と異なる「9月上中旬人事」の可能性も

 人事のタイミングも注目されている。7月の参院選後の人事は選挙結果を踏まえて7月末から8月初旬に行われるケースが多く、2016年の参院選後は8月3日に人事を断行した。今回も8月初旬説が有力とされていたが、ここにきて首相周辺では9月上中旬説が浮上している。

 9月末か10月初旬とみられる次期臨時国会の召集や、8月から9月にかけての首相の首脳外交の日程を考慮したものだ。ただ、お盆休み後の9月上中旬人事では、党内状況が変わる可能性も少なくない。このため、党内には「あえて時間を置くとすれば、首相が人心一新の可能性を探るためでは」(岸田派幹部)との臆測も広がる。

 「憲法改正を国会で議論するのか、しないのか」を選挙の争点に掲げた首相だけに、仮に参院で改憲勢力3分の2を失っても、参院選での与党勝利で「国民が憲法論議の必要性を認めた」と主張して任期内の改憲実現に猛進する可能性もある。その場合、党・内閣人事で「改憲シフト」を進め、「改憲慎重派とされる二階氏を菅氏と交代させ、党や国会役員人事でも要所に改憲派を起用する」(細田派幹部)とみる向きもある。

 今回、安倍首相が衆参同日選を見送ったのは、衆院での改憲勢力3分の2を失うことを恐れたからとされる。政権幹部も「首相にとって、国政選挙は今回が最後との思いもあるはず」と安倍首相の心中を推し測る。「任期満了までのあと2年2カ月を、解散権を行使せずに改憲実現にまい進するのでは」(自民幹部)とみるからだ。

 だからこそ、自民党内では早くも選挙後の人事に注目が集まっているのだ。11月下旬には史上最長政権という勲章を手にする首相が「政権のレガシー(政治的遺産)づくりなど、安倍政治の締めくくりをどう考えるのか」(首相経験者)によって新体制の陣容は変わる。そこに、麻生、二階、菅3氏の権力闘争と、石破氏らのポスト安倍の戦いも絡む。安倍首相が人事断行でこれまで以上に熟考を強いられるのは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3687チバQ:2019/07/18(木) 11:16:09
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190718-00572155-shincho-pol
茂木敏充大臣、参院選後の「平成研奪取」で総裁ポストを狙う
7/18(木) 5:56配信 デイリー新潮
茂木敏充大臣、参院選後の「平成研奪取」で総裁ポストを狙う
茂木敏充・経済再生担当相
 参院選を前に怪しい動きを見せているのは、自民党の竹下派こと平成研究会の会長代行、茂木(もてぎ)敏充・経済再生担当相である。

 政治部記者によれば、

「会長の竹下亘さんが食道がんで入院して以来、茂木さんは、参院幹事長の吉田博美さんとともに派閥の運営を仕切ってきました。しかし、その吉田さんも体調不良を理由に引退を決めた。茂木さんは、平成研の命運を一身に背負う形になり、最近、派閥を拡大させようとうごめいているんです」

 最大派閥として鉄の結束を誇った平成研も、今や第3派閥。勢力回復は悲願で、

「茂木さんは、参院平成研を中心に、改選を迎える無派閥議員15人ほどに声を掛けている」

“参院平成研”とは、平成研に共鳴する無派閥の参院議員を加えて組織された別働隊。いわば、非正規会員を正規会員に勧誘しようという腹づもりなのだが、

「茂木さんは自信たっぷりに“7〜8人は入る”と吹聴しています。平成研は公示前の時点で55人。仮に8人増えれば麻生派を抜き、第2派閥に躍り出る」

 もちろん、茂木氏にも“意図”があって、

「彼はとにかく人望がないし、平成研を裏で牛耳る青木幹雄さんのウケも悪い。だから青木さんの目の黒いうちは茂木さんが領袖の座に収まることはないとすら言われていました。茂木さんは、実績を手土産に、会長就任を認めさせようと企てているのでしょう」

 野心はこれにとどまらず、

「彼のライバルは同じ平成研の加藤勝信衆院議員。加藤さんが党三役である総務会長に就任した際は機嫌が悪く、会見でも職員に当たり散らしていました。ただ、近頃は9月の内閣改造で外相をやりたいと漏らしていて、本気で総裁ポストを狙いに行くつもりです」

 私利私欲では“中興の祖”も遠のくばかり? 

「週刊新潮」2019年7月18日号 掲載

3688 チバQ:2019/07/21(日) 21:09:11
溝手落選はポスト安部レースに大きな影響ですね。岸田が一気に不利になった流れ
禅譲は消えたかなあ。
菅が色気を見せたときに、二階や麻生はどう動く?

3689とはずがたり:2019/07/22(月) 08:44:48
腐った宏池会等滅んでしまえば良い。

自民・岸田派、現職4人敗れる “惨敗”に力なく
2019/07/22 01:54産経新聞
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1907220058.html

 参院選で自民党岸田派(宏池会)の現職候補が相次ぎ落選した。同派会長の岸田文雄政調会長の地盤、広島選挙区(改選数2)でも溝手顕正元国家公安委員長が自民新人との「2議席目」の争いに敗北。21日夜のテレビ東京番組に出演した岸田氏は「2人の自民候補を通すのは難しい戦いだとずっと感じていた」と力なく語った。

 岸田派は改選1人区の秋田、山形、滋賀の3選挙区でも現職が野党統一候補に敗れた。今月、比例中国の衆院議員が繰り上げ当選し、正式な入会手続きを経れば10年ぶりに派閥議員が50人台になるはずだった。参院選で現職4人が落選し、「幻の50人」になりそうだ。

 「ポスト安倍」を狙う岸田氏の求心力が弱まる可能性もある。テレビ東京番組では、安倍晋三首相が広島市での参院選の応援演説で「令和の時代は岸田さん」と持ち上げたことについて水を向けられた。岸田氏は「広島(選挙区)に対する一つの応援という演説だったと理解している」と言葉少なだった。

3690チバQ:2019/07/22(月) 15:26:32
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/327460?rct=n_councilors
「ポスト安倍」処遇焦点 内閣改造9月12日軸
07/22 05:00
 安倍晋三首相は参院選で与党が勝利した結果を踏まえ、9月中旬にも内閣改造を行う。首相は21日夜のNHK番組で「国民から『安定した政治基盤のもとでしっかりと政策を進めてほしい』と判断をしてもらった。期待に応えたい」と強調した。ただ、米国が提唱する中東ホルムズ海峡での「有志連合」構想への対応など課題は山積している。

 首相は11月19日に通算在職日数が戦前の桂太郎に並び歴代最長となる。内閣改造は9月12日の日程が軸で、これに先立つ同10日にも自民党役員人事を予定。政権の骨格の麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官、二階俊博幹事長らの留任に加え、岸田文雄政調会長ら「ポスト安倍」候補の処遇が焦点となる。首相は22日に記者会見し、今後の政権運営について説明する。

 首相は21日夜のNHK番組で、自衛隊の派遣が焦点となる中東ホルムズ海峡での「有志連合」に関し「米国から聞き取りをしているところで、それを見極めたい。イランとも友好関係を維持しており、日本の役割を果たしたい」と述べた。 民放番組では、膠着(こうちゃく)しているロシアとの平和条約締結交渉について「なんとか任期中に前進させたい」と強調。日米貿易協定交渉でも米国から厳しい要求が予想されるほか、元徴用工訴訟問題などを巡り悪化している日韓関係なども重要課題となる。

 一方、政府・与党は参院の構成を決める臨時国会を8月1日に召集し、5日までの5日間の会期とする方向。引退した伊達忠一参院議長らに代わる正副議長を選出する。

 参院選後初の本格論戦となる秋の臨時国会は10月上旬の召集となる見通しで、参院選の争点となった老後資金2千万円問題なども問われそうだ。(金子俊介)

3691チバQ:2019/07/22(月) 18:23:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000078-jij-pol
参院議長、山東氏で調整=来月臨時国会で選出へ-自民
7/22(月) 16:04配信 時事通信
 自民党は22日、今期で引退する伊達忠一参院議長の後任に山東昭子元参院副議長(77)を推す方向で調整に入った。

 8月1日召集予定の臨時国会で選出される。

 山東氏は比例代表選出で当選8回。旧科学技術庁長官や副議長を歴任し、2015年から約2年間、女性で初めて自民党の派閥領袖(りょうしゅう)を務めた。

3692チバQ:2019/07/23(火) 08:22:07
1677: チバQ :2019/07/17(水) 10:18:25
https://www.sankei.com/politics/news/190716/plt1907160053-n1.html
石破氏、選挙応援「ビッグ3」から陥落危機 菅長官人気で
2019.7.16 22:04
 参院選(21日投開票)で自民党の石破茂元幹事長が、昨年9月の党総裁選で自身を支持した参院議員を熱心に応援し、“恩返し”に励んでいる。ただ、与野党が拮抗する激戦区へは「令和おじさん」として一躍有名になった菅義偉官房長官が重宝される。石破氏は知名度の高さから党内で安倍晋三首相や小泉進次郎厚生労働部会長に並ぶ人気弁士「ビッグ3」と称されていたが、その座を菅氏に奪われた形だ。

 「信念と行動力と実力の人。両手を振っての声援、ありがとうございます」

 今月10日、石破氏は遊説カーで千葉市内を回り、千葉選挙区(改選数3)に立候補した自民現職の名前を連呼して支持を訴えた。次の遊説会場に移動する時間も有効活用したい陣営側の要請を石破氏が快諾したという。

 石破氏は選挙戦終盤に接戦が伝えられる秋田(同1)や三重(同1)に入る。とはいえ、これまでの応援先は自民現職の当選が確実視される自身の地元の鳥取・島根(同1)のほか、千葉や佐賀(同1)、静岡(同2)など昨年の総裁選で石破氏を支持した参院竹下派の議員が中心だ。

 石破氏は「総裁選で力をもらった人に恩返しをするのは人の道として当然だ」と語るが、石破派(水月会)の議員は「人気の高い石破氏が広く応援演説することで、石破氏の求心力を高める機会だ」と参院選を位置づけていた。

 石破氏は幹事長時代の平成25年参院選では「党の顔」として全国を駆け回った。投開票日にテレビに映る石破氏の日焼けした姿はネット上で話題となり、アンパンマンをもじって「焦げパンマン」と称された。

 今回、石破氏に代わり、激戦区を回るのが菅氏だ。官房長官は危機管理の要として国政選挙の際も官邸に待機するのが通例だが、菅氏は4月の新元号「令和」発表を機に知名度が高まり、応援要請が相次ぐ。今月4日の公示後、少なくとも延べ19都県で遊説した。石破氏は9都県だ。

石破氏は昨年10月の内閣改造や党役員人事で冷遇され、衆院予算委員会で質問の機会も与えられない。首相は4年連続で石破派パーティーへの出席を見送っている。石破氏も党内で冷遇されている状況を察したのか、参院選前に周囲にこう漏らしていた。

 「今回の参院選では久しぶりに自分の選挙区を回ろうかな。『死ぬ前に石破茂の顔を一目見たい』という人もいるだろうから…」(奥原慎平)

3693チバQ:2019/07/23(火) 08:24:20
https://special.sankei.com/a/politics/article/20190722/0001.html
自民、人事にらみ派閥明暗 岸田派4現職落選 二階氏続投弾み
2019.7.22
 参院選は自民党が勝利したが、岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会)と二階俊博幹事長の二階派(志帥会)で明暗が分かれた。岸田派は派内の現職4人が落選し、「ポスト安倍」を見据える岸田氏にとって大きな痛手となった。一方の二階派は所属する岩手選挙区の現職が落選したが、党としては平成28年の前回を上回る57議席を獲得、自身の幹事長続投に弾みをつけた。

3694チバQ:2019/07/23(火) 08:41:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000670-san-pol
安倍首相「国政選6連勝」の軌跡 安定の得票、異例の長期政権
7/22(月) 23:22配信 産経新聞
安倍首相「国政選6連勝」の軌跡 安定の得票、異例の長期政権
平成〜令和 安倍首相6連勝の軌跡
 安倍晋三首相は21日投開票の参院選で、自民党総裁として前回の平成28年参院選の56議席を上回る57議席を獲得し、平成から令和にかけて国政選挙6連勝を果たした。その軌跡を振り返る。

 最初の勝利は野党・自民党の総裁として臨んだ24年12月の衆院選だった。自民党は「日本を、取り戻す。」とのキャッチフレーズを掲げ294議席で大勝した。首相が「悪夢のような時代」とする旧民主党政権から3年3カ月ぶりに政権を奪還し、自身も5年3カ月ぶりに首相に復帰した。

 しかし、安定への道はまだ半ばだった。自民、公明両党の連立政権は参院では多数派ではなく、衆参のねじれが生じていた。これを解消したのが、第2次安倍政権後、首相として臨んだ最初の国政選挙である25年参院選だ。24年衆院選と同じキャッチフレーズで自民は65議席(改選数121)を獲得し、衆参両院での多数派を「取り戻」した。

 消費税率は26年4月に5%から8%に引き上げられた。首相は同年11月、27年10月に予定していた10%への引き上げを1年半延期すると表明。その判断の評価を問うとして初めて衆院解散を断行した。結果は291議席の大勝だった。

 28年参院選は主要野党が32の改選1人区全てで候補者を一本化して対抗した。首相は消費税率10%への引き上げを再び2年半延期して勝負に臨み、自民は1人区で21勝するなどしてまたも勝利。自公に憲法改正に前向きな党などを加えた「改憲勢力」が衆参両院で3分の2を超えた。

 首相は29年9月に消費税率の引き上げ分の使途変更などを表明して再び衆院を解散した。衆院選直前に発足した希望の党が台風の目となったが惨敗。自民は284議席を得た。

 首相は今回の参院選で「政治の安定」を掲げたが、国政選挙ではまさに安定的な結果を出してきた。特徴的なのは自民の比例代表の安定ぶりで、1600万〜2千万票台で推移した。24年衆院選までは、選挙のたびに第一党が交代する「振り子現象」が顕著だったが、自公の議席占有率は、衆院で24年が67%、26年が68%、29年が67%とほぼ同じ。参院選の結果を踏まえた議席占有率も25年が55%、28年が60%、今回が57%と安定している。

 18〜24年に7年連続で首相が交代していた時代とは異なり、6年半以上続く安倍政権だからこそ、アベノミクスや「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」など腰を据えた政策が可能となっている。

 首相の通算在職日数は11月20日に桂太郎を抜いて歴代単独1位となることも確実となった。一方、これだけ国政選挙で勝利を重ねても、首相が強い意欲を示す憲法改正はなお道筋が見えていない。首相は令和3年9月までの自民党総裁任期までの間に衆院解散・総選挙に臨むとみられるが、憲法改正の実現に向け国政選挙7連勝へと記録を伸ばすかどうかも焦点となる。(酒井充)

 ■国政選挙の連勝記録 自民党総裁としての国政選挙の連勝記録は、これまで佐藤栄作元首相の5連勝(衆院2回、参院3回)だった。4連勝は池田勇人、中曽根康弘(昭和61年の衆参同日選を含む)、小泉純一郎各元首相がいる。選挙直後も政権を維持したとの意味では、自民党結党前に首相を務めた吉田茂氏も5連勝している。

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3695チバQ:2019/07/23(火) 09:02:53
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20190723-OYT1T50110/
岸田氏は「選挙の顔には到底ならぬ」…手腕疑問視
08:02
 今回の参院選では、自民党岸田派所属の現職候補が相次いで落選した。派を率いる岸田政調会長の「ポスト安倍」としての求心力に影響が出る可能性がある。


 岸田派は改選を迎えた現職9人のうち、5人が当選した。改選定数1の「1人区」では、秋田、山形、滋賀の3選挙区で野党統一候補の新人に競り負けた。岸田氏の地元・広島(改選定数2)でも、無所属の現職と自民党本部が全面支援した新人が当選し、同派の溝手顕正・元防災相が敗れた。

 岸田氏は21日夜のBS朝日の番組で広島選挙区の結果について「議席独占を目指したが、厳しい選挙だった」と力なく語った。

 岸田氏は選挙期間中、広島市で街頭演説をした安倍首相(党総裁)から「令和の時代は岸田さんだ」と持ち上げられた。しかし、今回の結果を受け、党内からは「地元すら勝たせられないなんて、選挙の顔には到底ならない」(幹部)と岸田氏の手腕を疑問視する声が出ている。

 派内には不安感が漂い始めた。「ポスト安倍」に急浮上している菅官房長官が広島で当選した新人の支援に積極的だったため、「岸田氏は菅氏に差をつけられた」(中堅)との指摘が出ている。

3696とはずがたり:2019/07/23(火) 23:46:24

そもそもこいつ最近全く目立ってなかったやろ。

自民比例で丸山弁護士が落選、敗因は丸山穂高氏?
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201907220000788.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=20190723-07230158-nksports-soci
[2019年7月22日19時19分]

「行列のできる法律相談所」で人気を博したタレント弁護士の先駆けで、07年参院選で初当選し、2期務めた自民党の丸山和也氏(73)は、比例代表で落選した。

22日、自身のツイッターで、同姓の丸山穂高衆院議員が起こした問題発言の被害を受けたことを、3つの敗因の1つとして挙げた。一方で「選挙を含め何事も基本は自己責任。他人のせいにするなど考えてもいません」と、つづった。

3697チバQ:2019/07/24(水) 09:45:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000136-jij-pol
自民参院会長に関口氏調整=主要派閥のバランス考慮
7/23(火) 19:59配信 時事通信
 自民党は23日、新たな参院議員会長に竹下派の関口昌一参院国対委員長(66)=埼玉選挙区=を推す方向で調整に入った。

 本命候補が不在の中、主要3派閥のバランスを考慮した結果、当選4回の同氏が浮上した。

 会長人事は現職で細田派の橋本聖子氏(54)の任期満了に伴う。参院自民党は23日、国会内で選挙管理委員会を開き、会長選を25日告示、29日投開票の日程で行うことを決めた。ただ、関口氏以外に出馬の動きはなく、無投票で選出される見通しだ。

 参院執行部の主要人事は細田、竹下、岸田の3派が主導して決めてきた。3派の幹部は23日、人選をめぐり断続的に協議した。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は9月中旬に内閣改造・党役員人事を行う方向で調整している。このため、今回は参院議員会長だけ決め、参院幹事長や参院国対委員長など他の主要ポストは内閣改造を踏まえて調整する見通しだ。

3698チバQ:2019/07/24(水) 16:58:16

1942 :チバQ :2019/07/24(水) 16:58:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190724-00000017-pseven-soci
参院広島選挙区 岸田派と官邸・執行部に深い“怨念”残る
7/24(水) 16:00配信 NEWS ポストセブン
参院広島選挙区 岸田派と官邸・執行部に深い“怨念”残る
「参院のドン」を巡って仁義なき戦い(写真/時事通信フォト)
 参院広島選挙区では次の「参院のドン」の座をめぐる“仁義なき戦い”が展開された。広島は6人の岸田派国会議員がいる岸田派の牙城で、参院選では6選をめざす同派最高顧問・溝手顕正氏の“楽勝”とみられていたが、そこに「2議席独占」を掲げた官邸と執行部が元広島県議の河井案里氏を擁立したことで自民候補同士の血で血を洗うつぶし合いとなった。

 案里氏の夫は河井克行・総裁外交特別補佐。安倍晋三首相に近いだけでなく、菅義偉・官房長官の「側近ナンバー1」としても知られる。岸田派の地元議員はこう語る。

「参院自民党を仕切ってきた吉田博美・前参院幹事長が引退したことで、今回は“参院のドン”を決める選挙でもあった。次の“ドン”の有力候補が溝手さんだったが、溝手さんは2012年の総裁選の前に安倍さんを『過去の人』と言い放つなど安倍批判を繰り返した経緯がある。総理は肌が合わない溝手さんに参院を牛耳られるのは面白くないのだろう。だから官邸は2議席独占などという無理難題を吹っかけて“刺客”を立ててきた」

 そこで岸田派主導の自民党広島県連はホームページの表紙に参院選候補として溝手氏の名前を写真入りで載せながら、案里氏は名前も載せないといった恥も外聞もない“パワハラ”に出た。

 選挙戦でも非難の応酬。安倍首相、菅義偉官房長官、さらに二階俊博氏ら大物が案里氏の応援に入り、焦った溝手氏が「党幹部が少しフラフラし過ぎている。天から一声かければ何でも有利になるというのは間違いだ」と中央を批判すれば、二階氏は「悪口を言ってイジメていては政治家は育たない」と反論した。

 結果、河井氏は当選したものの、溝手氏は落選し、“参院のドン”の座も逃すことになった。選挙が終わってもノーサイドにはなりそうになく、岸田派と官邸・執行部に深い“怨念”が残りそうだ。

※週刊ポスト2019年8月2日号

3699チバQ:2019/07/25(木) 13:05:43

1950 :チバQ :2019/07/25(木) 13:05:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000139-jij-pol
参院選、岸田派一人負け=菅氏存在感、「ポスト安倍」影響も-自民
7/24(水) 19:51配信 時事通信
 自民党は今回の参院選で現職10人(選挙区8、比例代表2)が落選した。

 党内の派閥ごとに見ると、岸田派が4人と突出して多い「一人負け」状態。菅義偉官房長官が存在感を示したこともあり、安倍晋三首相の後継レースにも影響しそうだ。

 岸田派の現職は9選挙区に1人ずつ出馬。このうち改選数1の秋田、山形、滋賀で落選。岸田氏のお膝元広島(改選数2)で同派最高顧問の溝手顕正氏が議席を失い、衝撃が走った。岸田氏は投開票日の21日夜の民放番組で「定数2で2人の自民候補を通すのは難しい」と言葉少なに語った。

 現職で他の落選者は細田、麻生、二階、石原各派の1人ずつと無派閥の2人。最大の細田派は20人が立候補した中では健闘とも言える数字だ。

 岸田派は新人1〜2人の入会を期待するが、一連の結果を受けて党内から、岸田氏に対し「選挙の顔になるのか」(関係者)と疑問視する声が上がった。ある岸田派中堅は「首相を目指すどころじゃなくなる」と危機感を隠さない。

 一方、新元号発表で「令和おじさん」として知名度が急上昇した菅氏は、溝手氏から議席を奪った形の新人河井案里氏を全面支援。当初の劣勢予測を覆した。河井氏の夫は菅氏を囲む無派閥議員グループの中心メンバー。公明党が最重視した兵庫(改選数3)で同党新人を2位に押し込み、失速気味の岸田氏と対照的な結果となった。

3700チバQ:2019/07/25(木) 13:29:46
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328142?rct=n_councilors
岸田氏、揺らぐ足元 参院選で派閥内現職4人落選 求心力低下「ポスト安倍」混沌
07/24 05:00
 自民党の「ポスト安倍」有力候補の岸田文雄政調会長の足元が揺らいでいる。自ら率いる岸田派から擁立した現職9人中4人が参院選で落選し、求心力低下は避けられない情勢に。安倍晋三首相の総裁4選論も浮上し、ポスト安倍レースの行方は混沌(こんとん)としてきた。

■菅氏存在感首相4選論も浮上

 「与えられた職責に結果を出す。その役割を果たしてもらったと感謝している」。首相は22日の記者会見で、参院選「勝利」の功績者として菅義偉官房長官や二階俊博・自民党幹事長らを挙げたが、同席した岸田氏の名前には触れず、岸田氏は硬い表情を崩さなかった。

 岸田派は激戦となった改選1人区の秋田、山形、滋賀のほか、優勢とみられた岸田氏の地元・広島選挙区(改選数2)でも敗北。20人を擁立して1人が敗れた細田派、8人が立候補して敗戦は「忖度(そんたく)」発言で国土交通副大臣を辞任した塚田一郎氏1人だった麻生派などに比べ、選挙の弱さを印象付けた。

 特に広島選挙区は首相や菅氏らが全面支援した自民新人と競り合っての敗北。岸田氏は「2人の自民候補を通す難しい戦いだった」と話すが、首相からの禅譲狙いとされる岸田氏が官邸主導の新人擁立を許しただけに、岸田派議員には「首相に配慮しすぎ」「判断が甘かった」との不満が広がりつつある。

 他派閥からは「ポスト安倍から脱落した」(中堅議員)との見方も出るほど。首相は9月に内閣改造・党役員人事を行う意向で、岸田派関係者は「冷遇されれば一気に求心力を失いかねない」と懸念する。

 ポスト安倍候補の中で存在感を示したのは「令和おじさん」として全国を回った菅氏だ。広島選挙区には新人の後ろ盾として6月以降3回訪れ、パイプを持つ公明党の支持母体・創価学会にも支援を要請。岸田氏との「代理戦争」を制した。兵庫選挙区(改選数3)でも自民新人が当選確実とみるや、劣勢の公明新人に業界票を回すよう主導。両候補とも当選したが、公明新人が得票数で上回る逆転現象を生んだ。ただ、菅氏が連日入った全国32の1人区で自民は10敗。「菅効果がどこまであったか微妙」(自民関係者)との声も漏れる。

 目立たなかったのは石破茂元幹事長。首相への批判的な姿勢からか、過去の国政選挙より応援依頼が減り、「我慢の時」(石破派幹部)が続いている。(山田崇史、金子俊介)

3701チバQ:2019/07/25(木) 22:10:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000564-san-pol
岸田氏、派閥会合で「断腸の思い」 参院選で現職4人落選
7/25(木) 18:51配信 産経新聞
岸田氏、派閥会合で「断腸の思い」 参院選で現職4人落選
岸田文雄政調会長=21日午後、東京・永田町の自民党本部(佐藤徳昭撮影)
 自民党の岸田文雄政調会長は25日、自身が率いる岸田派(宏池会)の会合で挨拶し、先の参院選で派に所属する現職4人が敗れたことについて「大切な4人の同志を落選させてしまった。誠に残念で断腸の思いだ。申し訳ない」と謝罪した。その上で「選挙の借りは選挙で返すという覚悟で、しっかりと(次期)衆院選に向けて一致結束、努力していかなければならない」と訴えた。

 会合では、繰り上げ当選した畦元将吾衆院議員(比例中国)の派閥入りが正式に決まり、派の所属議員数は46人になった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000576-san-pol
自民党各派閥が参院選当選者の争奪戦を展開
7/25(木) 20:37配信 産経新聞
自民党各派閥が参院選当選者の争奪戦を展開
参院選で初当選した自民党新人らの動向
 自民党の各派で、先の参院選の当選者をめぐる「争奪戦」が本格化している。25日の二階派(志帥会)の会合には初当選組3人が出席した。複数の派閥から誘いの声がかかり、態度をはっきりさせない当選者もいる。勢力拡大に向け、各派の駆け引きは今後も激しさを増しそうだ。

 「溶け込んでしっかりやってもらいたい」

 二階俊博幹事長は二階派の会合でこうあいさつし、初当選組を歓迎した。

 会合に出席したのは、岩本剛人(北海道)、河井案里(広島)、宮崎雅夫(比例代表)の3氏。いずれも二階派入りする。

 菅義偉官房長官の支援を受け、岸田派(宏池会)の現職を破り当選した河井氏は、菅氏の助言を受けて二階派に入ったという。

 二階派は先の参院選で、現職1人が落選した。別の現職1人が引退するため、差し引き1増の44人となる。派関係者によると、群馬で初当選した清水真人氏も加入する可能性があるという。

 竹下派(平成研究会)は衆院からくら替えした三浦靖氏(比例)が、衆院時代から所属していた竹下派に所属。細田派(清和政策研究会)には、元北海道知事の高橋はるみ氏(北海道)が入会する見込みだ。

 派の勢力拡大は、参院執行部人事などの駆け引きに直結する。入会する新人側も、派から選挙支援や人事の配分などが期待できる。

 このため、複数の派閥が新人獲得に綱引きするケースも多い。兵庫で当選した加田裕之氏について、二階派は特別会員であることを理由に「仲間に加わる可能性がある」(幹部)と期待する。ただ、選挙戦では岸田派が議員秘書を派遣し、加田氏を支援した。

 両派は25日にそれぞれ会合を開いたが、加田氏はどちらにも姿を見せなかった。加田氏の地元関係者は「本人は岸田派にも恩義を感じているはず」と胸の内を明かす。

 日本薬剤師連盟の組織内候補として比例で初当選した本田顕子氏は、岸田派が選挙戦で支援したが、麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派(志公会)も秋波を送る。(大島悠亮、田村龍彦)

3702チバQ:2019/07/26(金) 11:04:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00010010-fnnprimev-po
「かわいい」と大人気で“ポスト安倍代理戦争”にも勝利! 「令和おじさん」菅長官の選挙戦と今後
7/25(木) 20:04配信 FNN.jpプライムオンライン
「かわいい」と大人気で“ポスト安倍代理戦争”にも勝利! 「令和おじさん」菅長官の選挙戦と今後
(FNN PRIME)
「かわいい〜」の声相次ぐ!選挙戦での令和おじさん人気
参院選の選挙戦最終日の7月20日。日焼けした菅義偉官房長官の姿は、自身の故郷、秋田にあった。到着後、会場に集まった人たちから歓声と大きな拍手を受けた。

【画像】「かわいい〜」と駆け寄ってきた女子高生と一緒に写真を撮る令和おじさん…

そして演説に先だって、司会者から次のように紹介された。
「今の安倍政権発足から官房長官を6年半務めました。歴代1位の記録です。いまや永田町では安倍総理の次の総理候補と、有力者という声が日増しに高くなっています」

今回の参院選にあたって菅長官は、安倍首相から「徹底してやってほしい」と伝えられ、公示前から精力的に全国各地を飛び回った。各候補者からの応援要請は党内きっての人気者、小泉進次郎氏をしのぐほどだったという。公示から17日間の遊説先も、のべ28都県と各党首を凌ぐほどの移動距離だったが、それ以上に目を見張ったのが全国どこに行っても圧倒的だったその人気ぶりだ。

遊説中の菅長官の周りには幾重もの人垣ができ、記念撮影の列が伸び、新元号「令和」の額縁まで掲げる人たちがいた。なかでも10代や20代の若い女性たちからの人気は群を抜いていたのではないだろうか。まるで人気アイドルを偶然見かけたように歓声を上げ、興奮を抑えられない女子高生もいた。

当の菅長官本人はこの人気について「一過性に過ぎない」と控えめだが、4月1日に新元号「令和」を発表してから沸騰した人気は、3ヶ月経過して冷めるどころか、この選挙戦でさらに熱を上げているように伺えた。

新登場“スガノメシ”はアベノメシに勝るとも劣らず!?
その菅長官は一部では「ガースー」のニックネームで親しまれているが、世の女性たちからは“かわいい”という声が相次いでいる。女性たちが“かわいい”と表現する一つの理由が、菅長官の「大の甘党」としての横顔だ。

菅長官のインスタグラムには広島で好物のパンケーキを食べる姿、仙台でアイスクリームを食べる姿がアップされている。また、選挙戦中のインスタと言えば安倍首相が連日“アベノメシ”をアップしているが、菅長官も香川の讃岐うどんや秋田の稲庭うどん、広島のお好み焼きなど、“スガノメシ”とも言える遊説先での食事風景を掲載し、ネットでも話題となっている。

3703チバQ:2019/07/26(金) 11:04:40
高まる「菅総理待望論」…加藤キャスターが直撃取材
FNNはそんな菅長官の素顔を探るべく参院選期間中に単独インタビューを行い、加藤綾子キャスターが、期待の声が上がる総理大臣就任への思いがあるのかどうか直撃した。

加藤キャスター:
演説会場を取材していても、やはり多くの方から日本のリーダーにという声があがったんですが、いかがですか?

菅長官:
考えていません。とにかく今は私共やる事がございますから、政権として一つ一つ実行に移していくしかない。こういう風に思っております

加藤キャスター:
ただ、やはり人気ぶりも含め、日本のリーダーにという声が上がる事自体は、菅さんにとって嬉しい事じゃないですか?

菅長官:
やるべきことをやるという事が、一番だと思っています

加藤キャスター:
これから、より国民の民さん、議員の方々からもこういった声が大きくなってくると思うのですが、いずれ決断すべき時というのは来ますでしょうか?

菅長官:
いや、そこはないです

加藤キャスター:
でも、(国民の望む)政治を実現させるという信念からすると、総理という道もあるのではないでしょうか?

菅長官:
そこは考えていないです

加藤キャスター:
でも2万%ないと言って出た人も…

菅長官:
ないです。はい。はい。

このように総理大臣就任に関しては「考えていない」「ない」と否定した菅長官。かつて大阪府知事選にあたって「2万%ない」と出馬を否定しながら一転して出馬した橋下徹氏を念頭においた加藤キャスターの質問も、あっさりといなした。しかし、総理就任についての菅長官の答えのうち、「ない」ではなく「考えていない」の方に注目すれば、今後考える余地は残しているという見方もできるかもしれない。

ポスト安倍代理戦争に勝利で一層高まる求心力
実は、今回の選挙戦でポスト安倍レースを見据えた代理戦争とも表現された選挙区があった。2議席を巡って7人が立候補し争われた広島選挙区だ。

この選挙区で自民党は、地元広島県連が全面支援する現職の溝手顕正氏に加え、首相官邸や自民党本部が主導して新人・河井案里氏を擁立し、2議席独占を狙った。

溝手氏は、ポスト安倍候補の1人である岸田政調会長(広島1区)が率いる岸田派に所属している。岸田氏は広島が選挙区であり、その地盤を活かして溝手氏を支えた。

一方の菅長官は、公示前も含めて3度広島入りするなど河井氏を全面的に支援した。そのため、この広島選挙区は、ポスト安倍をにらんだ「岸田VS菅の仁義なき戦い」として注目された。そして結果は新人の河井氏のみが当選し、現職の溝手氏が議席を失う形となった。

岸田氏については、地元で派閥の重鎮を落選させたことで、求心力の低下を指摘する声も出始めた。対照的に菅長官は、河井氏当選の立役者の一人として求心力が一層高まったという声が出ている。これについて22日の首相官邸での菅長官の定例会見で記者団から質問が及んだ。

記者:
この選挙戦は菅長官と岸田政調会長のポスト安倍代理戦争との見方も一部にあったが、菅氏が応援した新人河井氏が勝った。ポスト安倍レースへの影響はあると思うか?

菅長官:
それは全く考えすぎじゃないでしょうか。いずれにしろ個々の選挙区の結果については選挙区の皆さんの投票によって決められるものでありますのでコメントは控えたいと思います

参院選でも自身の人気と影響力を改めて見せつけた形の菅長官。その胸に抱く青写真に描かれているのは、自らのどんな姿なのだろうか。

FNN PRIME編集部

3704チバQ:2019/07/27(土) 15:40:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000599-san-pol
岸田派と谷垣G 合流話…紆余曲折も
7/26(金) 23:39配信 産経新聞
岸田派と谷垣G 合流話…紆余曲折も
自民党岸田派との会合後、記者団の取材に応じる谷垣グループの逢沢一郎代表世話人=26日午後、東京都港区(田村龍彦撮影)
 自民党の岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会)と谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)の両幹部が26日、都内のホテルで会合を開いた。今後は一部の岸田派議員が谷垣グループを兼務する方向で調整しており、将来の合流も視野に関係を深める考えだ。岸田氏は次の総裁選に向けて勢力を拡大したいが、谷垣グループには「ポスト安倍」レースを見据えて合流に慎重な声もあり、紆余(うよ)曲折も予想される。

 会合に出席したのは、岸田派が岸田氏と望月義夫事務総長、谷垣グループが代表世話人の逢沢一郎元国対委員長と中谷元・元防衛相、小里泰弘事務総長の5人。表向きは参院選の慰労会で、約1時間、昼食を取りながら意見交換した。

 会合後、岸田氏は「選挙で(岸田派候補を)応援してもらったお礼の会だ。引き続きいろんな形で意思疎通を図っていく」と記者団に述べた。ただ、逢沢氏は岸田派との合流について「あらゆることが選択肢にあるかもしれないが、特に傾いているわけではない」と明言を避けた。

 谷垣グループでは、岸田派との合流をめぐって意見が割れている。ある幹部は「可能性はゼロではない」と打ち明ける。谷垣氏の政界復帰が難しい中、今後も党内で単独で生き残りを目指すのか見通しにくくなっているためだ。昨年には石原派(近未来政治研究会)との合流話も浮上した。

 そもそも同グループは宏池会の流れをくみ、逢沢氏も「同根で、特に近しい関係にある」と認める。

 ただ、岸田派は今回の参院選で派所属の現職4人が落選し、岸田氏の求心力が落ち込んでいる。別の谷垣グループ幹部は「じっくり党内の様子をみるべきだ」と慎重な姿勢を崩さない。岸田派にも「焦って合流に動いているとみられる」との懸念がある。

 そもそも、谷垣グループは他派との掛け持ちを認めているため、若手を中心に菅義偉官房長官に近い議員も多い。これとは別に、グループには安倍晋三首相の政権運営に批判的な議員もおり、首相からの“禅譲”を視野に入れる岸田氏は難しい対応を迫られる。

 一方、麻生派(志公会)を率いる麻生太郎副総理兼財務相はかねて、自身が主導して岸田派などと合流する“大宏池会構想”に意欲を見せ、岸田氏にも秋波を送ってきた。岸田派と同グループの急速な接近は新たな軋轢(あつれき)を生む懸念もくすぶる。(田村龍彦)

3705チバQ:2019/07/28(日) 18:27:45
https://digital.asahi.com/articles/ASM7T5749M7TUTFK00S.html?rm=393
「勧誘がすごい」 自民の各派、初当選組取り込み活発化
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豊岡亮 2019年7月26日08時00分

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 自民党の各派閥が25日の会合で参院選を総括した。所属議員の当落により受け止めはさまざま。派閥は「数が力」。今後の党役員や閣僚の人事で有利な立場になるために、派閥に所属していない初当選組を取り込もうとする動きが活発になっている。

 竹下派は現職7人全員が当選。茂木敏充会長代行(経済再生相)は会合で「たいへんいい結果。現職議員の全員当選を果たすことができた」と報告した。

 一方、岸田派の会合では会長の岸田文雄政調会長が「大切な4人の同志を落選させてしまった。誠に残念で断腸の思い」と厳しい表情で振り返った。岸田氏の地元・広島選挙区で派閥最高顧問の現職が議席を失うなど現職4人が落選した。派閥幹部は「岸田氏にとっても派閥にとっても衝撃だ」と「ポスト安倍」レースへの影響を懸念する。岸田氏は「選挙の借りは選挙で返す。衆院選に向けて一致結束、努力をしていかなければならない」と再起を誓った。

 ログイン前の続き党内最小派閥の石原派は現職が比例区に立候補したものの、獲得した個人票が自民の当選枠(19人)の水準に届かず落選した。会長の石原伸晃前経済再生相は「我々の応援も力及ばず大変申し訳ない。結果的には(参院選は)完勝ではない」と評した。

 自民で当選した57人中9人が前職・新顔で無派閥。内閣改造や党人事を前に、派閥による引き抜きが激しくなっている。

 日本薬剤師連盟の組織内候補として比例区で初当選した本田顕子氏に対しては「勧誘がすごい」(閣僚経験者)という。麻生、岸田、竹下の各派閥が誘う。麻生派幹部は選挙期間中に何度も応援に入った。岸田派は投開票日の21日に、派閥事務所に設けた本田氏のネームプレートに花をつけて祝った。

 兵庫選挙区で初当選した加田裕之氏の勧誘には、少なくとも岸田、二階両派が動いている。

 一歩先を行っているのが幹事長派閥の二階派だ。25日の会合には、北海道選挙区の岩本剛人氏、広島選挙区の河井案里氏、比例区の宮崎雅夫氏の初当選組3人がさっそく顔を出した。派閥を率いる二階俊博幹事長はあいさつで「当選した人は一日も早く動きに溶け込んでしっかりやってもらいたい」と励ました。

 これに対し岸田派の若手議員からは「この結果では勧誘にも影響が出るかも」と派閥の求心力低下を心配する声が出ている。(豊岡亮)

3706チバQ:2019/07/30(火) 10:56:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190730-00000008-jij-pol
参院自民「3派体制」揺らぐ=麻生派存在感、岸田派に並ぶ
7/30(火) 7:07配信 時事通信
参院自民「3派体制」揺らぐ=麻生派存在感、岸田派に並ぶ
自民党の参院議員会長に就任し、記者会見する関口昌一氏=29日午後、国会内
 参院自民党の運営を主導してきた細田、竹下、岸田各派による「3派体制」が揺らいでいる。

 参院選で現職4人を失った岸田派が、所属議員数で麻生派に並ばれた。麻生派は次期参院議長を手中に収めて存在感を増す一方、岸田派は党の参院幹部の主要ポストを得られない可能性がある。

 参院自民党は29日の特別議員総会で、新たな議員会長に竹下派の関口昌一氏を正式に選出。関口氏は記者会見し「参院のことは参院で決める。その先頭で汗をかきたい」と抱負を語った。

 これまで参院議長と、党参院の議員会長、幹事長、国対委員長のポストは、所属議員が多い3派が協議して分け合うことが多かった。だが、今回は麻生太郎副総理兼財務相が安倍晋三首相に直談判し、麻生派の山東昭子氏の議長起用に道筋を付けたとされる。麻生派中堅は「3派の枠組みを壊そうとは思わないが、今後は発言させてもらう」と語る。

 焦点は9月の内閣改造に合わせて行われる参院の幹事長、国対委員長人事。衆参共に最大勢力の細田派幹部が「少なくとも幹事長を取り、できれば国対もほしい」と意気込む一方、岸田派幹部は「うちは政審会長だろう。国対委員長をできる人がいない」(幹部)とこぼしている。

3707チバQ:2019/07/30(火) 10:57:36
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190730-00000009-pseven-soci
内閣改造で注目の外相、五輪担当相 小泉氏は火中の栗拾うか
7/30(火) 7:00配信 NEWS ポストセブン
内閣改造で注目の外相、五輪担当相 小泉氏は火中の栗拾うか
次期幹事長はこの人か(時事通信フォト)
 自民党内では安倍晋三首相が参院選勝利の余勢を駆って「11月の大嘗祭の後に衆院解散、12月総選挙に踏み切る」との見方が強まっている。そうなると、「9月12日」が有力視されている内閣改造と党役員人事では、「11月解散」や「憲法改正」を睨んで大幅な組み替えが行なわれる可能性が高い。

【図解】安倍自民「玉突き・椅子取りゲーム」相関図

 最大の焦点は次の総選挙の司令塔となる幹事長の座。次期幹事長の椅子を争うと見られているのは岸田文雄・政調会長と“影の総理”の菅義偉・官房長官だ。

 また、「菅幹事長」が誕生すれば、内閣の要である官房長官の椅子が空く。後任に名乗りを上げそうなのが安倍首相の“お友達筆頭”といわれる下村博文・元文科相と自称「側近ナンバーワン」の萩生田光一・幹事長代行だ。

 内閣改造で注目されるのは、河野太郎・外相。徴用工訴訟で韓国大使に「極めて無礼だ」と詰め寄るなど強硬姿勢をアピールし、留任濃厚に見えるが、「総理は自分より目立つ外相はいらないと考えている」(安倍側近)と“逆効果”のようだ。

 それならば、と悲願の外相ポストをうかがうのが同じ竹下派の茂木敏充・経済再生相と加藤勝信・総務会長。対米貿易交渉で手腕を見せた茂木氏は交渉能力をアピールし、安倍首相と母親同士が親友の加藤氏は“コネ”で「少しでも上のポスト」へと野心を見せる。厚労相候補は注目の小泉進次郎・党厚労部会長だ。政治評論家・有馬晴海氏がいう。

「根本匠・厚労相は答弁能力が疑問視されている。進次郎氏は将来を考えると入閣適齢期で、社会保障がライフワーク。年金改革に取り組まなければならない厚労大臣への大抜擢が考えられます」

 進次郎氏の父・純一郎氏は年金改悪で批判を浴びた。自分に反抗的な進次郎氏に“火中の栗”を拾わせようというのは安倍首相が考えそうな人事ではないか。

◆五輪、憲法、防衛相は?

 女の戦いも激しい。五輪担当相には「恥を知れ」の三原じゅん子氏や橋本聖子氏のほか、参院選で115万票近くを得た丸川珠代氏も再入閣の呼び声が高い。丸川入閣は来年の東京都知事選に小池百合子・都知事の対立候補として出馬させる布石ともいわれる。

 さらに、安倍首相は内閣改造で本格的な「憲法改正」シフトを敷く。

「憲法担当大臣を新設する案が検討されている。その場合、自民党憲法改正推進本部長の下村氏や萩生田氏が候補でしょう」(有馬氏)

 改憲のシンボルとするならいっそ、発信力が強い進次郎氏の「憲法大臣」就任で、内閣の新たな看板とする方がインパクトはあると首相が考える可能性もある。

 それだけではない。参院選では自公と日本維新の会の改憲勢力で3分の2に届かなかった。そこで、人事でも野党切り崩しの“秘策”が練られている。旧民進党から自民党入りした移籍組の長島昭久・元防衛副大臣の防衛相起用構想だ。岩屋毅・現防衛大臣の後任人事として防衛相経験者の小野寺五典氏や下村博文氏、西村康稔・官房副長官の起用もあり得ると政治評論家の有馬晴海氏は言うが、長島氏の起用構想の意図を自民党幹部はこう語る。

「国民民主には、改憲賛成で自民党への鞍替えを望む離党予備群がかなりいるが、冷遇される不安があって踏み切れない。そこで長島氏を大臣にし、『自民党に移れば厚遇される』ことを見せつける」

 国民民主から議員を引き抜き、改憲に必要な3分の2の勢力を確保する作戦だ。欲望丸出しで恥も掻き捨ての猟官ゲームが始まった。

※週刊ポスト2019年8月9日号

3708チバQ:2019/08/01(木) 08:46:17
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190801-00574627-shincho-pol
「ポスト安倍」有力の岸田政調会長、派閥の重鎮が落選で求心力低下
8/1(木) 5:59配信 デイリー新潮
「ポスト安倍」有力の岸田政調会長、派閥の重鎮が落選で求心力低下
開票当日の岸田氏
 残った遺恨は次なる戦の原動力だが、自民党の総大将を狙う彼の場合はといえば……。このたびの参院選で配下の家来が討ち取られたのに、岸田文雄政調会長(62)は煮え切らない。このままでは落ち武者同然、求心力の低下は免れまい。

 次期総理として名前が挙がる岸田氏のお膝元、広島選挙区は明暗が分かれた。定数2の選挙区で2人の自民党公認候補が立ったが、当選したのは新人の河井案里(あんり)氏(45)のみだった。

 片や落選した現職の溝手顕正(けんせい)氏(76)は、

「2人出すのはやはりバカげた話。今後、自民党として考えなくてはいけない」

 と支援者らに頭を下げた。

 溝手氏といえば、国家公安委員長や防災担当相を歴任、党内でも前参議院議員会長や岸田氏の派閥・宏池会の最高顧問を務める重鎮である。さらに広島は、岸田氏の地元のみならず宏池会を作った池田勇人元総理や、かつて派閥の長だった宮沢喜一元総理の故郷。そのため過去2回の選挙では、野党候補の倍以上の得票で圧勝してきた実績もあって、党本部も「党勢拡大のため」を理由に2人の候補を立てたという経緯があった。

 けれど、自民会派のさる県議が明かすには、

「県連は岸田派に刺客が送り込まれたと猛反発したんです。当選した河井さんは元県議ですが、夫の克行氏は総裁特別外交補佐。実際、菅官房長官も応援に来て官邸との蜜月ぶりをアピールしましたし、安倍総理も溝手さんより先に河井さんの演説に立ったんですよ」

 これには理由がある。かつて溝手氏は第1次安倍政権で防災相を務めた際、参院選の惨敗で「首相責任論」を唱えるなど、安倍批判の言動を繰り返していたのだ。

 別の県連関係者が言う。

「安倍さんに睨まれたが最後だったのかもしれませんが、岸田さんの姿勢にも疑問を感じます。溝手さんは今回の選挙が“最後の挑戦”と言っていたんですから、岸田さんが党の要請を無視して複数擁立に反対したり、河井さんの出馬を1期遅らせるなど体を張って調整してくれたら、溝手さんは花道を飾れたと思いますよ」

 恨み節に溢れた地元をよそに、当の岸田氏は開票日の晩に出演した民放番組で、

「2人の自民候補を通すのは、難しい戦いだとずっと感じていました」

 と肩を落として話すのみ。終わってみれば、岸田派候補は秋田、山形、滋賀でも落選。所属議員が4人減で悲願の50人は幻となってしまった。

 先の県議はこう憤る。

「総理は広島の街頭に立った際、『令和の時代は岸田さん』と持ち上げたんですが、迎える側の岸田さんはまんざらでもない顔で一緒に河井さんの応援に入ってしまった。板挟みの立場なのは分かるけど、その姿に心底落胆しましたね……」

 禅譲を仄めかされた挙句に刃向う姿を見せられないとあっては、せいぜい「遺恨は残らない」と冷笑されるのが関の山だろう。そもそもが戦国武将たり得ず。

「週刊新潮」2019年8月1日号 掲載

3709チバQ:2019/08/01(木) 22:01:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190801-00050238-yom-pol
参院選後の自民勢力、議員数増えたのは1派閥
8/1(木) 20:42配信 読売新聞オンライン
 先の参院選の結果を受け、自民党各派閥の新たな勢力が1日、固まった。各派閥は今後も、所属先が決まっていない新人議員らへの勧誘を続ける構えだ。

 勢力順は参院選前と変化がなく、最大派閥の細田派に高橋はるみ氏(北海道選挙区)が加入した。所属人数は選挙前から1減の96人。会長の細田博之・元官房長官は1日の派閥会合で「大いに頑張って奮闘してもらいたい」と語った。

 第5派閥の二階派は各派を通じて唯一、議員数を増やして44人を確保した。新人3人が加入したためで、派を率いる二階幹事長は1日の会合で「地道な地域活動を忘れないでほしい」と呼びかけた。

 残る5派閥は、選挙前に比べて微減か横ばいだった。

 一方、無派閥は75人で、選挙前と同様、事実上の「第2派閥」に相当する。勢力拡大を目指す各派は、無派閥の議員らに的を絞って接触を図っている。

3710チバQ:2019/08/04(日) 15:56:05
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080201321&g=pol&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb

自民の二階幹事長、連続在職で最長=続投なら通算「角栄」超えも


2019年08月03日07時48分
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 自民党の二階俊博幹事長(80)の連続在職日数が3日で1096日となり、前尾繁三郎氏を抜き歴代最長に躍り出た。9月の党役員人事で続投した上で、さらに1年程度務めれば、通算在職日数でも、政治の師と仰ぐ歴代トップの田中角栄氏(1497日)を超える可能性がある。
 二階氏は2016年8月に幹事長に就任。約3年の在任中、17年の衆院選や先の参院選で自民党を勝利に導いた。総裁任期を延長する党則改正を唱え、安倍晋三首相の連続3選を実現。中国との太いパイプを生かして独自の党外交も展開するなど、党内外で存在感を発揮してきた。
 焦点は党役員人事だ。今後、次期衆院選や憲法改正など安倍政権には試練が待ち受ける。党関係者の一人は「他の誰に幹事長が務まるのか」と語り、二階氏の交代は望ましくないと指摘する。
 一方、党内の反対を押し切って野党出身議員らを入党させるなど、強引とも映る政治手法には不満もくすぶる。党副総裁や衆院議長への起用で、幹事長ポストから外すべきだとの意見もある。
 二階氏は7月30日の記者会見で「日々、党の前進のため懸命に働いてきた」とアピールし、続投へ意欲をにじませた。角栄氏に迫る可能性を問われると「大先輩に日数が近づいたということは、長く居過ぎたかな」とけむに巻いた。

3711チバQ:2019/08/06(火) 11:13:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190804-00010004-jij-pol
【点描・永田町】3本柱続投、それとも人心一新
8/4(日) 17:02配信 時事通信
【点描・永田町】3本柱続投、それとも人心一新
安倍政権を支える「3本柱」と位置付けられる(左から)自民党の二階俊博幹事長、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官=いずれも7月
政治ジャーナリスト・泉 宏
 7・21参院選での与党勝利を受けて、政府与党内では安倍晋三首相による党役員・内閣改造人事の行方に、関心が集まっている。

【図解】内閣支持率の推移

 「政権の3本柱」と位置付けられる麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長、菅義偉官房長官のそれぞれの処遇が焦点で、自民党内では続投説が有力視される一方で、人心一新のための交代説もあり、国政選挙6連勝で求心力を維持する首相の判断が注目の的だ。

 令和初の国政選挙となった参院選は、自民党が57議席、公明党が14議席で与党71議席と、前回2016年参院選の実績(70議席)を上回った。これにより、「安倍1強体制」は今後も継続する見通しだ。

 そこで注目されるのが、首相が人事を断行して発足させる予定の第4次安倍再改造内閣と自民党役員の顔触れだ。

 党内には「次が“安倍流人事”の集大成」(長老)との見方もあり、首相自身が「政権の骨格」と重用してきた麻生氏らの続投という安全策を取るのか、人心一新による新体制で「長期政権の仕上げを目指す」のかが見どころとなる。

 首相は第1次政権以来、すでに10回の組閣・内閣改造人事を断行して、歴代最多記録を更新中だ。首相は、夏から秋口にかけての首脳外交の日程などから、人事は9月中旬とする方向で調整しているとされる。

 12年12月の第2次政権発足以降、首相は一貫して麻生、菅両氏をそれぞれ副総理兼財務相、官房長官という「内閣の要」に起用し続けてきた。

 また、二階氏は前回参院選後の16年8月の人事で、党ナンバー2の幹事長に就任して以来、党運営などで剛腕を発揮して、麻生、菅両氏と共に「政権の3本柱」と呼ばれている。

【点描・永田町】3本柱続投、それとも人心一新
参院選で当選確実となった候補者名に、花を付ける自民党総裁の安倍晋三首相=7月21日夜、東京・永田町の同党本部
目立ち始めた「3本柱」の主導権争い
 ただ、「安倍政権を全力で支える」ことでは一致している3氏も、首相との個人的関係や政治理念、手法などは「三者三様」(自民幹部)だ。

 首相の「後見人」を自認する麻生氏は、「首相の精神安定剤」(官邸筋)とも呼ばれるが、財務省の公文書改ざん事件や、「老後資金2000万円不足」問題での金融庁報告書の受け取り拒否などで、担当閣僚としての責任を問われ続けて久しい。

 また、首相が「政治的技術は最高」と評価する二階氏も、80歳と高齢で、強引な派閥勢力拡大が党内の反発を買っている。

 その一方、「政権の黒子」だった菅氏は、新元号発表で「令和おじさん」と国民的人気が急上昇し、ポスト安倍の有力候補とも目されるなど、麻生、二階両氏と肩を並べる党内実力者にのし上がってきた。

 こうした状況の変化もあって、現在の3氏の関係は「極めて微妙」(自民長老)とされる。

 首相との距離では「一番近いのが麻生氏で、遠いのが二階氏。菅氏はその中間だが、首相への忠誠心は一番」(自民幹部)との見方が多く、永田町では「麻生、菅両氏の不仲説」も広く取り沙汰されている。

 また、二階氏も麻生、菅両氏とは「一定の距離を置いている」(同)とみられている。このため、ここにきて影響力を増す菅氏と、「年齢的にも政界引退間近」(自民長老)とされる麻生、二階両氏との政権運営をめぐる主導権争いも目立ち始めている。

 これまで首相は、3氏を政権の骨格と位置付けることで、党内基盤の安定化を図ってきた。このため、反安倍の立場を鮮明にする石破茂元幹事長や、首相からの政権禅譲論が取り沙汰される岸田文雄政調会長というポスト安倍の有力候補も、「3本柱」の陰に隠れる状況が続いてきた。

 それだけに、「3氏を要職から外せば政権が不安定化する」(細田派幹部)との声も多く、首相にとっての新体制づくりの人事は、これまで以上に「熟考」が必要となりそうだ。

(時事通信社「地方行政」7月29日号より)

3712とはずがたり:2019/08/06(火) 21:31:28

自民公募制度の見直し必要 面接や論文で人物見抜けぬ
https://www.sankei.com/politics/news/190726/plt1907260036-n1.html
2019.7.26 21:01政治政局

 自民党の石崎徹衆院議員のパワハラ問題は、石崎氏を選んだ候補者公募のあり方にも波紋を広げている。公募は、世襲政治家のような「地盤・看板」に頼らずに政治家への道を開く一方、選考過程で人格まで見抜くことが難しい。党幹部は、公募で選ばれた議員に不祥事が相次いでいることを受け「制度の見直しを検討する」と語る。

 「公の場に姿を見せず説明責任を果たしていない。石崎さんでは次期衆院選を戦えない」

 党新潟県連の小野峯生幹事長は26日、石崎氏の処分を求める文書を萩生田光一幹事長代行に手渡した後、厳しい表情でこう訴えた。

 自民党の公募制度は、世襲批判の高まりを受け、平成16年から本格的に導入された。同年の衆院埼玉8区補欠選挙では、党所属議員だった前職が公職選挙法違反事件で起訴されたことを受け、当時の安倍晋三幹事長が「党改革」の一環として公募に踏み切った。

 若手起業家などの応募も多く、このとき選ばれたのが柴山昌彦文部科学相だ。

 石崎氏は自民党が政権復帰を目指した24年の衆院選で、新潟1区の公募で候補者に選ばれ、最年少の28歳で当選。最近は児童虐待罪の創設を目指して若手の勉強会を立ち上げるなど、精力的に活動していた。

 同じ選挙で初当選した新人議員には、不倫を認めて議員辞職した宮崎謙介氏や、秘書への暴行などで29年衆院選で落選した豊田真由子氏らがいる。不祥事が相次ぎ「魔の3回生」とも呼ばれる。宮崎、豊田両氏も公募で候補者となった。

 公募では、応募者が書類審査と論文、面接でふるいにかけられる。


 「応募者の多くは一流大学を卒業し、経歴はピカピカ。論文も党の政策を研究した上で練り上げられており申し分ない」。党幹部は論文や面接のみで人を見抜く難しさに頭をかかえる。

 なかには、理念や政策の異なる複数の政党に応募する者もいる。選挙に関わる党幹部は「人物像を見るため、候補を絞り込む前に一定期間、研修を受けさせるなど見直しが必要だ」と話している。(長嶋雅子、今仲信博)

3713チバQ:2019/08/06(火) 21:57:53
https://www.sankei.com/premium/news/190806/prm1908060008-n1.html
【政界徒然草】ポスト安倍前哨戦 菅氏、岸田氏に先行も党内に不満
2019.8.6 01:00
 先の参院選は自民党の勝利で幕を閉じたが、その裏では「ポスト安倍」をめぐる熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられた。代理戦争の様相を呈した広島では、岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会)の現職が落選する一方、菅義偉官房長官が支援した新人が初当選を果たした。菅氏は兵庫での公明候補の当選もおぜん立てし、今回の前哨戦は菅氏が岸田氏に先行したかにみえる。ただ、その強引な手法は党内に不満も生みつつある。

おひざ元で“敗北”

 8月1日夜、安倍晋三首相(自民党総裁)と岸田氏は東京・新橋の広島風お好み焼き店を訪れた。岸田氏が企画したもので、党の幹部職員らも同席。首相は一般客との写真撮影に応じ、上機嫌だったという。

 2日前の7月30日には岸田氏が官邸を訪れ、首相と40分ほど面会した。2人は平成5年の当選同期。首相は岸田氏を後継候補の1人と期待してきた経緯があり、参院選後もその関係に揺らぎはないかに見える。

 もっとも岸田派内には、次の党役員人事で岸田氏の幹事長就任を期待する向きもあっただけに、ベテラン議員は「あれだけ参院選で負ければ無理だろう」とため息を漏らす。

 参院選で岸田派は現職4人が落選した。岸田氏にとって特に痛かったのは、自身と派閥のおひざ元といえる広島選挙区(改選数2)での派幹部の落選だ。

 自民は広島で21年ぶりに2人の候補を擁立した。地元県連は最後まで反対したが、首相官邸の意向もあり、党本部は岸田派の現職に加え、新人の元県議に公認を出した。選挙戦は、県議の大半や岸田派の国会議員が推す現職と、新人が票を奪い合う構図となった。

 菅氏は新人の夫である河井克行・党総裁外交特別補佐と親しく、新人を全面的にバックアップした。公示前から応援演説に訪れたほか、公示後の7月15、16日には公務の合間を縫って2日連続で広島入りする力の入れようだった。さらに、良好な関係を築く公明党とその支持母体の創価学会にも協力を要請した。

 対する岸田氏は、派閥会長として現職の支援を優先した。公示後に世論調査で劣勢が伝えられると、東京事務所の秘書を地元に張り付かせ、終盤には党幹部として各地の自民候補らの応援をこなしながらも、地元に戻って支援を呼びかけた。

 しかし、最終的に新人が当選し、現職は約2万5千票差で落選する結果となった。現職陣営の関係者は敗因として、首相の秘書や選挙に精通する党職員OBが広島入りして自民支持層を新人に取り込み、公明票も新人に流れたことを挙げる。

3714チバQ:2019/08/06(火) 21:58:40
 一方、現地に応援に入った岸田派議員は「岸田会長は優しすぎる。地元任せにせず、前面に立って指揮すべきだった」と漏らす。選挙戦では、岸田派の現職や県連幹部が新人や党本部に対する批判を繰り返し、自民支持層や無党派層が離れたとの見方があるためだ。

兵庫で番狂わせ

 菅氏の影響力があらためて注目されたのが兵庫選挙区(同3)だ。28年参院選で議席を得た公明党は今回も新人を擁立したが、日本維新の会が4月の大阪府知事・市長のダブル選などで勢いにのる中、苦戦が予想されていた。

 そこで頼ったのが菅氏だった。菅氏は公示前から自ら兵庫入りし、応援を行った。結果的に公明新人は自民新人を上回り、2位当選を果たした。

 ただ、7月21日の投開票日には一時、自民新人が落選するのではないかとの見方も広がり、自民陣営の関係者からは「菅長官が自民の支持組織にも公明への投票を呼びかけたせいだ」と恨み節が聞かれた。自民新人は約3万票差で立憲民主党新人を抑えて3位当選したが、自民内には「いくら公明と連立を組んでいるとはいえ、自民が議席を失う事態になっていれば菅氏の責任問題だった」(ベテラン)との声も漏れる。

 参院選後には、初当選組3人が二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)に加入した。広島選挙区で当選した新人は、菅氏が二階派入りを薦めたとされ、党内からは「総裁選に立候補したときに二階派の支援を受けるためではないか」と警戒する声があがる。

 菅氏自身は次期首相への意欲を明らかにしていないが、候補の1人であることは衆目の一致するところだろう。

 選挙期間中、菅氏が演説を行う会場には「令和」と書いたプラカードを持った若者らも詰めかけた。また、好物であるスイーツを食べる姿はSNSなどで頻繁に発信された。総裁選では党員票(地方票)の動向がカギになるが、菅氏としては、新元号発表を機に高まった全国的な知名度を党員や支持層に示したといえる。

 もっとも、菅氏が応援に入った複数の激戦区でも生まれ故郷の秋田選挙区(同1)をはじめ、自民候補が落選した。9月に予定される党役員人事や内閣改造で岸田氏と菅氏の2人がどう処遇されるのか、今後のポスト安倍レースを見極めるうえでも重要になりそうだ。

(政治部 田村龍彦)

3715チバQ:2019/08/07(水) 14:40:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190807-00000057-jij-pol
自民・吉田氏、総裁特別補佐に=安倍首相が見舞い
8/7(水) 12:54配信 時事通信
自民・吉田氏、総裁特別補佐に=安倍首相が見舞い
安倍晋三首相(左)がツイッターで公開した、病気療養中の吉田博美自民党前参院幹事長との写真
 安倍晋三首相(自民党総裁)は7日、自身のツイッターで、同党の吉田博美前参院幹事長を総裁特別補佐に起用することを明らかにした。

【国会議員情報】吉田 博美(よしだ ひろみ)氏

 
 吉田氏は先の参院選への出馬を見送り、東京都港区の国際医療福祉大三田病院に入院中。首相はこの日、吉田氏を見舞った後にツイッターで「このたび参院議員を引退されましたが、国を思う気持ちはみじんも変わることなく、ほとばしるような情熱に改めて心を打たれました」と発信。2人で写った写真も投稿した。

3716チバQ:2019/08/07(水) 18:04:00
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190807-00013327-bunshun-pol
当選11回なのに大臣固辞 自民党・逢沢一郎衆院議員「違法風俗」連続撮
8/7(水) 16:00配信 文春オンライン
当選11回なのに大臣固辞 自民党・逢沢一郎衆院議員「違法風俗」連続撮
ホテルから出るとき、逢沢氏は眼鏡をずりさげている ©谷川周平
 自民党の逢沢一郎衆院議員(65)が、売春防止法に抵触する可能性が高い風俗店に頻繁に通い、違法な買春行為を繰り返している疑いがあることが、「週刊文春」の取材でわかった。

【動画】ラブホテルの裏口から出てくる逢沢一郎議員と女性

 小誌は逢沢氏に関する情報を4年前に入手し、取材を重ねてきたところ、逢沢氏が「本番店」とされる料金に性交渉を含んだデリヘル業者を複数回利用し、“本番行為”(性交渉)に及んでいた可能性が高いことを写真や証言などで確認した。

 風俗営業法に詳しい清瀬雄平弁護士が解説する。

「売春の定義は“対償を受け、または受ける約束で不特定の相手方と性交すること”で、売春防止法上、禁止された違法行為です。デリヘルの店舗が、プレイ内容に性交渉を組み込んで料金を設定し、集客していたとすれば、売春の周旋と評価される蓋然性が高い。また、客の側がそのような店舗と知りながら頻繁に利用していたとすれば、違法な買春行為を繰り返していたと評価されてもやむを得ないでしょう」

 関係者によれば、逢沢氏がこうした行為に使う金額は年間1500万円に及ぶ可能性があり、また、指名を受けた女性とトラブルになったこともあったという。

 逢沢氏は小誌の直撃に対し、女性に部屋に招き入れたことを否定した上で、「(デリヘル嬢に金銭を渡して性交渉をしたことについて)そんなことはないですよ」と答え、事実関係を否定した。また、逢沢事務所に書面で質問状を送ったが、回答はなかった。

 祖父、父が衆院議員を務めた逢沢氏は、松下政経塾一期生として卒塾後、政界入り。1986年の初出馬以来、連続当選を誇り、自民党国対委員長や予算委員長など要職を歴任し、現在は谷垣グループの代表世話人を務める大物議員だ。選挙に強く、スキャンダル報道もない逢沢氏が、大臣ポストを固辞していることは、「永田町の七不思議の一つ」(政治部記者)と言われる。

 そんな逢沢氏は、連日、どのような行動、行為を行っていたのか。8月8日(木)発売の「週刊文春」では、複数回、また複数人の女性をホテルに呼ぶ写真など、詳しく報じる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年8月15・22日号

3717チバQ:2019/08/09(金) 21:50:36
進次郎入閣。ご祝儀相場のうちに11月解散あるかもなあ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190808-00000048-tospoweb-ent
進次郎氏悩むポスト安倍 人気再沸騰で“飛び級総理”急浮上も後継指名“望んでいない”理由
8/8(木) 17:04配信 東スポWeb
進次郎氏悩むポスト安倍 人気再沸騰で“飛び級総理”急浮上も後継指名“望んでいない”理由
自宅前で会見する小泉進次郎氏(右)と滝川クリステル
 自民党のホープ小泉進次郎衆院議員(38)が深い悩みに襲われそうだ。フリーアナウンサー滝川クリステル(41)とのおめでた婚で進次郎人気は再沸騰。以前から“将来の首相候補”との呼び声は高かったが、ますます拍車がかかっている。早くも安倍晋三首相の任期満了に伴う総裁選の出馬に期待する向きもあるほど。安倍首相の後継指名もあり得る。ところが同僚議員は「進次郎氏はそれを望んでいない」と指摘する。なぜなのか――。

 サプライズ&デキ婚に自民党の同僚議員たちもビックリ。ある同僚議員は「本当によかった。進次郎氏に会うたびに『結婚しろよ』と言ってきたが、まさか相手がいたとはね。しかもクリステルさんでしょ。そんなそぶりはなかった。これだけ隠してきたのは、表に出たら潰されるかもと思ったのかもね」と喜んだ。

 これまで女性関係をめぐってはあまりにシッポをつかませないゆえに、永田町では“右手が恋人”とささやかれるほどだった。

「このままデートもできず、独身を貫く人生なのか?と気の毒に思っていた」と同僚議員らは右手からの卒業にホッとしている。

 同時に結婚して父になることで、政治家としてひと皮むけることも期待されている。父・小泉純一郎元首相の地盤を引き継ぎ、着実に政界で帝王学を身につけている進次郎氏だが、唯一の弱点が家庭を持っていないことだった。

「進次郎氏は少子化対策や婚活推進にも取り組んでいるが、本人が手本を示すのが最も説得力があり、演説や講演でも“結婚していない”の自虐ネタをいつまで続けるのかと、ことあるごとに言われていた。女好きなのは間違いないが、男色じゃないかとか、変わった性癖でもあるんじゃないかとあらぬウワサもあった。自分が父になることで、地に足のついた議論ができるようになるでしょう」(自民党のベテラン秘書)

 7、8日のニュース、ワイドショーは進次郎氏一色。改めて人気の高さを見せつけた。ここに安倍首相が目を付けているという。

 進次郎氏は安倍首相に結婚報告をした際の会話も明かした。安倍首相からは「実は僕も結婚するとき、小泉さんのお父さんに報告したんだよ」と言われ「普通はまず『おめでとう』と言うでしょ。それが『結婚は大変だよ』と言われたね」と祝福されたという。

 来月にも予定される内閣改造では、これまで「まだ早い」と固辞していた大臣ポストも結婚を機に就任が実現する可能性が高い。

「厚労、農水相あたりが適任だが、官房副長官もあるのでは」(党関係者)。また、自民党幹部は「純一郎氏が安倍首相を育てたように、安倍首相は進次郎氏を育てるタイミングだと改めて思ったんじゃないか。進次郎氏を官房副長官に抜てきすることもあり得る」と言う。

 安倍首相は純一郎氏の推薦で官房副長官になり、出世街道を駆け上がることになったことを思えば、十分な恩返しである。安倍首相の党総裁任期は2021年9月。「直後の総裁選に出ても国民は受け入れるだろう」(前出幹部)と、進次郎氏はポスト安倍に急浮上している。

 とはいえ、「ポスト安倍というのを進次郎氏は嫌がるのではないか」と指摘するのは前出の同僚議員だ。

「純一郎氏は進次郎氏について常々、『修業が足りん』と言っていた。いつかは進次郎氏が総裁選に出ることはあると思うが、“飛び級”だと嫉妬で足を引っ張られかねない。経験不足で失敗も考えられる。今は胆力をつけるときだろう」

 国民からは進次郎氏は実績よりも人気が先行しているとみられがちだ。

「進次郎氏は人気がなくなったときに周りが180度変わるだろうことをちゃんと理解している。これまで話してきた中で『地道にやる』というニュアンスのことをよく言っていた」(同僚議員)

 安倍首相にとっては進次郎氏を内閣に取り込めば恩返しだけでなく支持率上昇も期待できる。一方、進次郎氏は地道に力をつけながら総理総裁を目指すことが得策との考え。もし入閣の誘いがあったらどうするのか。身を固めてからの身の振り方で将来は大きく変わりかねない。

3718チバQ:2019/08/10(土) 08:30:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190810-00000024-jij-pol
二階派独り勝ちの様相=自民、参院新人争奪戦
8/10(土) 7:19配信 時事通信
 自民党内で、先の参院選で初当選した新人8人の争奪戦が展開されている。

 3人の入会が決まった二階派は独り勝ちの様相。まだ3人の入会が決まっておらず、9月の内閣改造・党役員人事をにらみ、お盆明けに改めて駆け引きが繰り広げられそうだ。

 二階俊博幹事長が率いる二階派には、北海道選挙区の岩本剛人氏、広島選挙区の河井案里氏、比例代表の宮崎雅夫氏が入会。衆院でも同派特別会員の細野豪志元環境相らが入党を目指しており、さらなる勢力拡大をもくろむ。同派幹部は二階氏の幹事長続投が懸かる人事について「メンバーの入閣を含め、期待は当然ある」と語った。

 最大派閥の細田派は、北海道選挙区でトップ当選した高橋はるみ氏を加えた。第3派閥の竹下派には、衆院から参院比例の特定枠に回った三浦靖氏が入った。

 現職4人が落選した岸田派は苦境が続く。日本薬剤師連盟が推す比例候補は宏池会(岸田派)に所属するのが通例だったが、本田顕子氏は入会を保留。岸田文雄政調会長の求心力低下は否めない。

 兵庫選挙区の加田裕之氏は、細田派入会が有力。群馬選挙区の清水真人氏をめぐっては、竹下派と二階派の間で綱引きが続いている。麻生、石破、石原各派への新規入会はなさそうだ。

3719チバQ:2019/08/10(土) 08:31:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190810-00000016-jij-pol
菅官房長官、「小泉カード」で存在感=ポスト安倍へ足場固め
8/10(土) 7:12配信 時事通信
 菅義偉官房長官(70)が10日発売の月刊誌上で行われた自民党の小泉進次郎衆院議員(38)との対談で、小泉氏の初入閣の可能性に触れ、次の党総裁の有資格者との認識も示した。

 社会保障改革など政策面の連携もアピール。フリーアナウンサー滝川クリステルさんとの結婚で注目が増す小泉氏の後見役の立場を得つつあり、「ポスト安倍」時代を見据えた足場固めを着々と進めている。

 菅氏は9日の記者会見で、9月に予定される内閣改造に関し、「人事は首相の専権事項だ」としながらも小泉氏について「今後の活躍を期待している」と語った。内閣改造では小泉氏の処遇が注目されるのは確実。入閣すれば、総裁任期が2021年9月に切れる安倍晋三首相の後継レースで候補の一人と目されそうだ。

 親子ほど年の差があり、たたき上げと世襲政治家と経歴も違う2人だが、菅氏は対談で小泉氏の資質を「何かをやろうという意思を常に持っている」と高く評価。次期総裁選への小泉氏出馬について「早過ぎることはない」と期待をにじませた。

 「ポスト安倍」としては菅氏自身も候補に取り沙汰されており、実際に出馬するなら小泉氏の支援は大きなポイントになる。「小泉カード」は、「自分で勝負を懸ける場合と出馬を見送る場合の両方をにらんだ作戦」(閣僚経験者)という見方が出ている。

 一方の小泉氏は首相の政権運営に批判的な言動が散見され、12年と18年の総裁選では石破茂元幹事長に投票。首相とは「反りが合わない」(党関係者)とされる。これに対し、菅氏とは同じ神奈川県選出の議員仲間として親交があり、結婚の報告で首相官邸を訪れた際も首相より先に菅氏の執務室に入った。

 党農林部会長として手掛けた農業改革では、政権の実力者である菅氏の側面支援を受けた経緯がある。小泉氏は対談で、菅氏を「いくさ上手。そういった点は自分がもっと持たないといけない」と持ち上げて見せた。

 ただ、小泉氏は衆院当選4回で無派閥。仮に入閣すれば、「入閣待機組」を押し込みたい各派閥の反発を買いそうだ。さらに、菅氏が小泉氏に肩入れし過ぎると、首相との関係がぎくしゃくする可能性もある。

3720チバQ:2019/08/10(土) 08:31:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190809-00000014-kana-pol
菅官房長官、小泉氏の初入閣に前向き 「今後の活躍期待」
8/9(金) 20:50配信 カナロコ by 神奈川新聞
菅官房長官、小泉氏の初入閣に前向き 「今後の活躍期待」
(写真:神奈川新聞社)
 「今後の活躍を期待している」。菅義偉官房長官(衆院2区)は9日の会見でこう述べ、9月に予定する内閣改造で小泉進次郎氏(11区)の初入閣に前向きな姿勢を示した。政権幹部が組閣に絡んで事前に発言するのは異例。

 菅氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」で小泉氏と対談し、小泉氏の閣僚起用について「私はいいと思う」と言及。司会からの「ポスト安倍」候補の有資格者かどうかの問いに対しては、「私はそう思う。早すぎるということはない。本人がやる気であれば別に構わない」と答えた。小泉氏は明確な意思表示を避けた。

 会見で記事に関して問われた菅氏は「人事は総理の専権事項」とした上で、「小泉氏は(党の)農林水産部会長として農政改革をとりまとめ、現在は厚生労働部会長として社会保障に関する諸問題を担当し、経験を積んでいる」と評価。「ポスト安倍」候補かとの質問には、「総裁任期は残り2年ある。目の前の政策課題に政府、与党を挙げて取り組んでいくことが大事だ」と述べるにとどめた。

神奈川新聞社

3721チバQ:2019/08/12(月) 13:47:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190812-00000005-jij-pol
各派閥研修会、9月上旬に集中=内閣改造にらみ存在感誇示-自民
8/12(月) 8:09配信 時事通信
 自民党各派閥の夏季研修会が8月下旬以降、相次いで開催され、9月上旬にピークを迎える。

 安倍晋三首相が同月中旬で調整中の内閣改造・党役員人事をにらみ、各派はポスト獲得へ存在感を誇示したい考えだ。

 二階派は9月7、8両日に福島県郡山市を訪れる。首相が重視する東日本大震災からの復興に全力を挙げる姿勢を示すのが狙いだ。会長の二階俊博幹事長の処遇が党役員人事の焦点で、続投をアピールする好機と意気込む。

 岸田派は9月4、5両日に山梨県山中湖村で開催。7月の参院選で現職4人が落選し、派内には沈滞ムードが漂う。「ポスト安倍」を目指す会長の岸田文雄政調会長は改めて足場固めを図りたい考えだ。

 石破派は9月1、2両日に神奈川県小田原市で開き、会長の石破茂元幹事長が講演する。石破氏は昨年の党総裁選で首相に敗れて以来、政権批判を一段と強めており、改めて一線を画す姿勢を強調するとみられる。

 竹下派は、各派の先陣を切って8月25、26両日に長野県軽井沢町で開催。「ポスト安倍」候補の茂木敏充経済再生担当相と加藤勝信総務会長を抱える一方、会長の竹下亘前総務会長が食道がん治療に専念しており、派内の結束維持が課題だ。

 細田派も9月4、5両日に軽井沢町で開き、楽天の三木谷浩史会長兼社長らを特別講師に招く。首相の出身派閥として、安倍政権を全力で支える姿勢を示す。

 麻生派は9月3日に横浜市で開催する。首相が目指す憲法改正をテーマに、高村正彦前副総裁が講演。改憲の実現に向けて機運醸成を図る。

 石原派は9月4、5両日に長野県大町市などで開催。閣僚ゼロからの脱却を目指す。旧谷垣グループが9月11日に東京都内のホテルで開催予定の研修会は、自転車事故による大けがで政界を引退した谷垣禎一前幹事長の参加を調整している。

3722チバQ:2019/08/14(水) 11:00:51
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190814-00013332-bunshun-pol
「我々は選挙を控えている」元“裏番長”二階俊博幹事長コメントの見事な「そのまま感」
8/14(水) 5:30配信 文春オンライン
「我々は選挙を控えている」元“裏番長”二階俊博幹事長コメントの見事な「そのまま感」
二階俊博氏 ©文藝春秋
「我々は選挙を控えている」

「選挙を一生懸命頑張ったところに予算を付ける」

【写真】「黙って聞けぇ」とすごんだ二階俊博幹事長

 あ、すいません、どちらも自民党の二階俊博幹事長の言葉でした。

 前者は老後2千万円問題で金融庁に撤回を求めた際の発言。後者は参院選直前の業界団体の会合でのもの。

 決して私は二階幹事長をお題にしたわけではなく、政治家と選挙についてよくわかる言葉を選んだらこの二つだったのである。

二階氏の発言は「そのまま」感の繰り返し
 どちらも共通するのは「そのまま」感だ。ホントに言っちゃうんだという底が抜けた感がある。

 しかし二階氏の発言はこの繰り返しなのである。

 たとえば幹事長就任以降のこの発言。北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて、

「大きな防空壕を造ることができるかできないか、対応していかなければならない」(2017年7月)。

防空壕は絶好の「公共事業=国土強靱化」だった?
 この発言には「え、防空壕? 何言ってんだ?」という多くの批判を浴びた。呆れられた。だが二階氏は「公共事業を重視する国土強靱化を主張し、財政出動に積極的」(2016年8月1日・日本経済新聞)という人だ。

 つまり「防空壕をつくろう」というのは比喩でも冗談でもなく「そのまま」なフシがあった。土建業界の熱い支持も得て成り上がってきたおじさんにとって防空壕は絶好の「公共事業=国土強靱化」だったのだろう。見事なそのまま感ではないか。

「オモテに出てはいけないおじさん」から「二階のトシちゃん」へ
 私は二階氏が自民党の幹事長に就任後、「 オモテに出てはいけないおじさん 」が出てきてしまったと2年前に書いた。同時にこれは注目しといたほうがいいと周囲に言い続けてきた。それまでは陰の実力者っぽかったけど、幹事長に就任したからにはそのヤバさが可視化されて見逃せないと思ったからだ。

 私のなかでは注目度がアイドル以上という意味で「二階のトシちゃん」と呼ぶことにした。

 オモテに出ちゃったトシちゃんのヤバさはさっそく可視化された。

 衆院本会議での代表質問で野党席からヤジを浴びると「黙って聞けぇ」と公然とドスをきかしたトシちゃん。

 都議選の投票日の前に「落とすなら落としてみろ」と威嚇したトシちゃん。

 政治家の失言を報じるマスコミに対し「人の頭をたたいて血を出したって話じゃないのだから」とパンチの効いた例えをかましたトシちゃん。

 どれも予想以上にヤバかった。

 先日の参院選の選挙特番ではこんなシーンもあった。

3723チバQ:2019/08/14(水) 11:01:39
「ほーってなんですか」と不機嫌に
 池上彰氏に「選挙を一生懸命頑張ったところに予算を付ける」発言についてさっそく問われると、

「一生懸命頑張っていただいた人たちに対してはそれなりの対応をしていくのは当たり前のことじゃないですか」と答えた。

 それを聞いた池上氏が驚いたという表情で「ほー」と言うと、「ほーってなんですか」と不機嫌になった二階のトシちゃん。

「予算をエサにして選挙を有利に誘導しようってことじゃないですか」と池上氏が言うと、「そんなゲスなこと言ってるわけじゃない」とまた不機嫌になったトシちゃん。

 そして池上氏との時間を会話や論議ではなく、ただただ時間が過ぎるのを待つという劇的な戦法を見せたのだ。

 あのシーンは選挙特番の面白さでもあったが、こうも言えまいか。

 時間が過ぎるのを待つという二階幹事長の姿勢は、今の政治を「そのまま」体現していたのではないか?

 見事に「そのまま」あぶり出してくれたトシちゃん。

「幹事長の連続在職日数」では歴代最長の「1096日」
 さらに驚くのは、そんな二階幹事長は今月3日に「幹事長の連続在職日数」で歴代最長の「1096日」に達したのである。

 つまり、ダメ幹事長なんかでは決してなく、むしろ政権側にとっては歴代最良の幹事長なのかもしれない。この事実に驚いてしまう。

 思い起こせば3年前、当時の谷垣幹事長の自転車事故が起きた。政局でもなんでもないイレギュラーな幹事長人事がおこなわれた結果、「裏番長」が表舞台に出てこざるを得なかった。急を要するからである。

 二階幹事長の登場で自民党の「そのまま」の体質が世の中に見えやすくなった。しかし一方で、それがどうしたとばかりに党や政権の“面の皮”はますます厚くなったとも言えないか。

 二階氏を見てると「そのまま」思えて仕方ないのである。

プチ鹿島

3724とはずがたり:2019/08/18(日) 18:45:59
二階派独り勝ちの様相=自民、参院新人争奪戦
2019年08月10日07時18分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080901149&g=pol&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb

 自民党内で、先の参院選で初当選した新人8人の争奪戦が展開されている。3人の入会が決まった二階派は独り勝ちの様相。まだ3人の入会が決まっておらず、9月の内閣改造・党役員人事をにらみ、お盆明けに改めて駆け引きが繰り広げられそうだ。

 二階俊博幹事長が率いる二階派には、北海道選挙区の岩本剛人氏、広島選挙区の河井案里氏、比例代表の宮崎雅夫氏が入会。衆院でも同派特別会員の細野豪志元環境相らが入党を目指しており、さらなる勢力拡大をもくろむ。同派幹部は二階氏の幹事長続投が懸かる人事について「メンバーの入閣を含め、期待は当然ある」と語った。
 最大派閥の細田派は、北海道選挙区でトップ当選した高橋はるみ氏を加えた。第3派閥の竹下派には、衆院から参院比例の特定枠に回った三浦靖氏が入った。
 現職4人が落選した岸田派は苦境が続く。日本薬剤師連盟が推す比例候補は宏池会(岸田派)に所属するのが通例だったが、本田顕子氏は入会を保留。岸田文雄政調会長の求心力低下は否めない。
 兵庫選挙区の加田裕之氏は、細田派入会が有力。群馬選挙区の清水真人氏をめぐっては、竹下派と二階派の間で綱引きが続いている。麻生、石破、石原各派への新規入会はなさそうだ。

3725チバQ:2019/08/19(月) 18:16:43
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190817-00297603-toyo-bus_all
菅と麻生、「安倍後」見据えた知られざる暗闘
8/17(土) 6:10配信東洋経済オンライン
菅と麻生、「安倍後」見据えた知られざる暗闘
「ポスト安倍」をめぐり、菅義偉官房長官と麻生太郎副総理兼財務相の「暗闘」が繰り広げられている(写真:時事通信)
 今年最大の政治決戦である参院選が終わった。首相の安倍晋三が率いる自民党は議席を減らしたものの、改選過半数を大きく上回る議席を確保。第2次政権が発足して以降、国政選挙6連勝を果たした。

 安倍が今後、自らの任期中に解散・総選挙に打って出て勝利すれば自民党総裁4選の可能性はなお残るが、安倍自身は周辺に今の任期での退任を明言している。その任期切れが2年後に迫る中で行われた今回の参院選では、表面上の与野党攻防とは別に「ポスト安倍」に向けた自民党の実力者たちによる熾烈な主導権争いが繰り広げられた。むしろ、それが参院選の真の焦点だった。

■「令和おじさん」がめぐらせる権謀術数

 その主役は、安倍の参謀役として7年近くも官房長官を務め、霞が関の官僚たちを掌握して「影の総理」と呼ばれる菅義偉だ。今度の参院選で菅によるライバル追い落とし工作の一端が表面化し、新聞各紙も「参院選で菅氏の存在感増す」などと書き立てた。

 だが今春、「令和おじさん」として有力な首相候補に躍り出るはるか前から、菅が「ポスト安倍」時代をにらんで、ライバルたちの力を削ぐために権謀術数をめぐらせてきたことはほとんど知られていない。

 菅の第1の標的は、安倍の盟友として今の内閣で存在感を示し続ける副総理兼財務相の麻生太郎、第2の標的はポスト安倍の最有力候補と言われてきた自民党政調会長の岸田文雄だ。その岸田が菅の標的になる理由にも麻生が関わっているので、まずは菅と麻生の対立構図から解き明かそう。

 2人の対立は根深い。麻生は、名宰相と言われる吉田茂の孫であり、皇室とも縁戚関係にある政界のサラブレッドだ。一方、秋田県のいちご農家の長男で、高校卒業後に上京して議員秘書から横浜市議を経て国会議員になった叩き上げの菅。かつては菅が麻生を支えた時期もあったが、2人は対照的な出自のせいか、ともに今の安倍政権の大黒柱でありながら重要な局面でことごとく対立してきた。

 2015年には消費税への軽減税率の導入をめぐって、公明党・創価学会の意向をくんで大規模導入を主張する菅と、それに反対する麻生が鋭く対立。最後は安倍が菅に軍配を上げて決着した。

 翌2016年には、財務省を率いる麻生が予定どおり翌年の消費増税の実施を求め、「もし再延期するなら衆参ダブル選で国民の信を問うべきだ」と主張したのに対し、菅は消費増税の再延期を唱え、衆参ダブル選にも猛反対して対立。ここでも安倍は菅の判断に軍配を上げた。麻生が菅に向かって「おまえはいつも創価学会の言いなりだ」と吐き捨てる場面もあった。

 その2人が今、安倍の任期切れをにらんで激しい暗闘を繰り広げている。安倍を挟んで均衡を保ってきた両者が、「ポスト安倍」政権での生き残りをかけてしのぎを削っているのだ。

 それでは、菅はなぜ「岸田潰し」にも血道をあげるのか。それは、「ポスト安倍」で、安倍と麻生の2人がそろって岸田を推す可能性を感じ取っているからだ。

 安倍は第2次政権発足間もない頃から、自分の後は岸田を首相にしたいとの意向を漏らしてきた。その理由は単純で、自分に正面から盾突く石破茂を何としても首相の座に就けたくないからだ。安倍から見て石破に代わる次期総裁の最有力候補が岸田だった。

 第2の理由は、岸田とは当選同期で、同じ二世議員同士でもあり、若い頃からの遊び仲間で気心が知れているからだ。安倍は首相を退任した後、出身派閥(現在の細田派)の領袖となり、政権に影響力を持つ立場でいわば「院政」を敷きたいと考えている。そうした安倍の願望を実現するうえで岸田はうってつけなのだ。そのため、安倍は親しい政界関係者に「岸田さんの人気が上がる方法を考えてほしい」とたびたび漏らしてきた。

3726チバQ:2019/08/19(月) 18:17:03
■麻生も「岸田首相」を有力と考えてきた

 一方の麻生も、やはり岸田を有力候補と考えてきた。2人は元々同じ宏池会(旧宮沢派)の出身だ。麻生が宏池会本家=岸田派との合併による「大宏池会構想」を持ち掛けたのは3年前。岸田がそれを断ったことで構想は頓挫し、麻生は当時、岸田への不快感をあらわにした。だが、その後も2人は定期的に酒食を共にする。それは、麻生が次の総裁選で岸田を担ぐことを有力な選択肢として考えているからだ。

 麻生派は一昨年、三木派以来の伝統派閥である山東派を吸収するなどして自民党内第2派閥に躍り出たが、同派に有力な後継者は見当たらない。派内には麻生の兄貴分で派閥の創設者である元総裁・河野洋平の長男・太郎がおり、2年前、外相に抜擢されたことで総裁候補とみなされるようにはなった。

 だが、派閥活動にまったく関心を示さず麻生とも距離を置く河野太郎について、麻生は「もっと社会常識や礼儀作法を身につける必要があるな」と側近たちに言い放つ。菅が以前から河野に目をかけ、将来の首相候補だと公言していることも不愉快だ。そうなると麻生の選択肢は限られ、元同僚の岸田が有力候補として残る。

 国会議員の勢力図だけを考えれば、党内最大派閥の細田派(安倍派)と第2派閥の麻生派、それに第4派閥の岸田派が組めば、それだけで党所属の衆参両院議員の過半数を超える。

 これに対して「岸田政権」が誕生すれば自らの出番が失われると感じ、それを阻止するために動いているのが菅だ。

 菅は昨年の自民党総裁選を前に、岸田がなかなか安倍支持を明言しなかった7月初めごろ、「岸田さんには総裁選に出てもらったほうがいいじゃないですか」と安倍に進言したことがある。安倍―岸田関係を分断したいと考えたのだろう。

 新元号「令和」の発表で一躍人気者になり、有力な総裁候補と目されるようになった菅だが、自らが首相の座を目指すか否かにかかわらず、「ポスト安倍」政権下でも当然、主導権を確保したいと考える。

 一方の麻生は、今年9月で79歳になるものの次の衆院選でも引退せず、自民党第2派閥のオーナーを続ける考えで、やはり「ポスト安倍」政権下でも影響力を維持したいとの意欲は強い。仮に麻生が主導権を取って岸田政権が誕生することになれば、菅はそこからはじき出される可能性が強く、菅にとっては「ポスト安倍」時代をにらんで、今から麻生と岸田の力を削いでおくことは極めて重要なのだ。

3727チバQ:2019/08/19(月) 18:17:16
■麻生の牙城、福岡県に手を突っ込んだ菅

 話を菅の「手練手管」に戻そう。まずは、今年4月に行われた麻生の地元の福岡県知事選挙だ。知事選は事実上、現職の小川洋と麻生が擁立した自民党推薦の新人による一騎打ちとなり、現職の小川が圧勝。麻生は選挙後、自民推薦候補が惨敗した責任を取るとして県連の最高顧問の職を辞した。

 麻生はなぜ、大きな失点がなかった小川を引きずり降ろそうと考えたのか。そもそも8年前、小川を福岡県知事に据えたのは麻生だったのだ。

 話は2016年9月の衆院福岡6区の補欠選挙にさかのぼる。保守分裂選挙となったこの補選で、麻生は自らの盟友である自民党福岡県連会長である県議の長男を全力で支援。小川にも応援に入るよう要請して了解を取り付けた。

 ところが、小川は直前になって病気と称して入院。「この俺が頭を下げて頼んだのに病院に逃げ込みやがった」。自分が知事に据えた小川の裏切りに麻生は激怒し、それ以来、予算の陳情に知事が上京しても会わない状態が続いた。麻生は「小川を必ず引きずり降ろす」と周辺に宣言。その言葉どおり、対立候補擁立に動いた。

 首相の安倍が「どうみても現職が強いのだから」と小川との和解を進言しても麻生は頑として受け入れず、敗北覚悟の選挙戦に突入した。これには周囲がみな首を傾げ、安倍も「麻生さんも歳のせいか、おかしくなったよね」とこぼした。

 実は、麻生が勝てる見込みのない知事選に突っ込んだのには隠れた理由があった。それは菅の存在だった。

 3年前の衆院補選で小川が麻生から応援を頼まれたとき、情勢はすでに対立候補である鳩山二郎の勝利が濃厚だった。麻生の要請を断り切れなかった小川だったが、悩んだ小川が鳩山を支援していた旧知の菅に相談したところ「行く必要はない」とアドバイスされ、小川は病院に逃げ込んだ。少なくとも麻生は自らが得た情報からそう信じた。麻生に近い永田町関係者は、「菅に面子を潰されたと感じた麻生は、それゆえ負け戦覚悟で知事選に突っ込んだ」と明かす。

 衆院補選時の菅と小川のやり取りの真偽は不明だ。だが、小川が知事選の1年近く前から菅に立候補について相談し、菅から「仮に自民党の推薦が出なくても私が支援する。出馬を断念する必要はまったくない」と激励を受けていたのは事実だ。経産省幹部が同省出身の小川の続投を菅に陳情したこともあり、菅は一貫して裏で小川を激励。それゆえ、一時は弱気になっていた小川も麻生との全面対決に突き進んだ。

 小川は昨年12月、福岡県を視察に訪れた菅と会った後、知事選について「不退転の決意で臨むことを官房長官に伝えた」と記者団を前に述べたが、以前から菅と連絡を取り合っていたのだ。

 いずれにせよ、麻生は今春の福岡県知事選で、菅と結んだ小川を追い落とそうとして見通しの立たない戦いに突っ込んで惨敗。大きな痛手を負った。

■古賀元幹事長はなぜ菅の名前を挙げたのか

 菅は、以前は自分と対立した相手でも役立つと思えば、平然と手を結ぶ。

 今年4月8日、岸田派の名誉会長で元自民党幹事長の古賀誠が日本テレビのBS番組に出演。自身の後継として派閥を率いる岸田について「ポスト安倍でなくてもよい」と述べたうえで、次期首相候補として菅の名前を挙げた。このニュースは永田町を驚かせたが、この古賀発言の背景を知る永田町関係者はほとんどいない。

3728チバQ:2019/08/19(月) 18:20:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190818-00000006-jij-pol
安倍首相、内閣改造「大幅」で検討=人選、政権総仕上げ意識-二階幹事長の処遇焦点
8/18(日) 7:16配信時事通信
安倍首相、内閣改造「大幅」で検討=人選、政権総仕上げ意識-二階幹事長の処遇焦点
首相官邸に入る安倍晋三首相=15日午前、東京・永田町
 安倍晋三首相は9月半ばで調整中の内閣改造・自民党役員人事について、憲法改正などの重要課題に取り組む体制を強化するため、大規模とする方向で検討に入った。

【図解】内閣支持率の推移

 党総裁選の論功行賞の色合いが濃かった前回から一転、今回の人事に首相はフリーハンドで臨み、長期政権の総仕上げを意識した布陣としたい考え。内閣の要である菅義偉官房長官と麻生太郎副総理兼財務相は続投する見通しだが、その他の人選に関して政権幹部は「大幅交代になるだろう」と述べた。

 「人事はこの夏、じっくり考えたい」。首相は6日の記者会見でこう強調した。16日から山梨県の別荘で静養に入っており、1週間程度の滞在中、党総裁として2年余りの残り任期をにらみながら人選について熟慮するとみられる。首相は17日、同県富士河口湖町のゴルフ場で、記者団に人事の構想について問われたが、笑顔で質問をかわした。

 最大の焦点は二階俊博幹事長の処遇だ。政府・自民党内では、80歳で在任期間が3年を超えたことから党副総裁などに起用する案が出ている。一方、次期衆院選や改憲など大きな政治課題が山積する中、党内の「重し」として「他の誰に幹事長が務まるのか」(党関係者)と続投を求める意見もある。

 「ポスト安倍」の有力候補と目される岸田文雄政調会長について、首相は引き続き要職で処遇する方針。岸田派は幹事長への昇格を期待し、二階氏の人事を注視する。ただ、岸田派は7月の参院選で現職4人が落選。党内からは「岸田氏で選挙は戦えない」(ベテラン)と厳しい声が漏れる。

 首相は盟友の甘利明選対委員長、側近の加藤勝信総務会長についても、政権の主要ポストでの起用を検討する。

 結婚を発表したばかりの小泉進次郎党厚生労働部会長の初入閣も取り沙汰されている。38歳で衆院当選4回の小泉氏を抜てきすれば、政権の求心力を高める効果を期待できる。菅氏も今月発売の月刊誌で、小泉氏の入閣が望ましいとの考えを示した。

 一方、2012年12月に第2次安倍政権が発足して以降、一貫して閣内で首相を支える菅、麻生両氏に対し、政府・自民党内では「政権の骨格は変えられない」との見方が強い。

3729チバQ:2019/08/20(火) 10:40:13
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190819-00297981-toyo-bus_all
「太郎と進次郎」、首相候補2人のライバル意識
8/19(月) 6:50配信東洋経済オンライン
「太郎と進次郎」、首相候補2人のライバル意識
将来の首相候補としてライバル関係にある河野太郎氏(左)と小泉進次郎氏(右)(写真:左はロイター/アフロ、右はつのだよしお/アフロ)
 夏休み状態の永田町にあって、将来の首相候補2人は公私ともに多忙を極めている。河野太郎外相と小泉進次郎自民党厚生労働部会長だ。

 河野氏は外相として東奔西走し、小泉氏は滝川クリステルさんとの結婚について関係者への報告に追われている。

■ともに世襲エリート、英語が堪能な人気者

 両氏とも神奈川県出身で、代々続く政治家一家の世襲エリート。どちらも学生時代にアメリカに留学し、英語は堪能だ。選挙区での人気も高く、ポスト安倍の総理・総裁候補にもそろって名を連ねるなど、政治家としての共通点が多い。

 経歴や現状をみれば「似た者同士」(自民幹部)ともいえるが、これまでの政治家としての生き方や、父親との関係などでは違いが目立つ。近い将来、自民党総裁選で対峙する可能性が高いが、両氏の本格的なライバル関係はようやく始まったばかりだ。

 現在、河野氏56歳、小泉氏38歳と年齢は二回り近く離れている。初当選は河野氏が33歳、小泉氏は28歳で、いずれも先代から続く選挙地盤を引き継ぎ、当選を重ねてきた。河野氏の同期には菅義偉官房長官ら有力政治家も多く、小泉氏の同期には斎藤健元農林水産相がいる。

 河野氏は、2015年10月発足の第3次安倍内閣(第1次改造)で国家公安委員長・内閣府特命担当相(規制改革など)として初入閣。 2017年8月発足の第3次安倍内閣(第3次改造)で外相に抜擢され、その後も再・留任して「総理・総裁候補への足掛かりをつかんだ」(自民幹部)。

 河野太郎氏の父は、元衆院議長の洋平氏。自民党の実力者として副総理兼東京五輪担当相などを務めた一郎氏は祖父、参院議長を務めた謙三氏は大叔父という名門政治家一家だ。

■2人とも党内有数の政治家一家

 祖父、父とも総理・総裁を目指したが、祖父・一郎氏は総理・総裁の一歩手前で病に倒れた。さらに、父・洋平氏は、8党派の細川連立政権が誕生した1993年6月の衆院選後に野党の自民党総裁となり、その1年後の自社さ連立内閣(首相は村山富市社会党委員長)で副総理・外相も務めたが、1995年の党総裁選では所属した派閥(宏池会)の内部対立で出馬断念を余儀なくされ、首相になれなかった初めての自民総裁となった。

 この総裁選で勝ったのはその後首相になった橋本龍太郎氏で、対抗馬として小泉純一郎氏(元首相)も出馬している。

 河野氏は父・洋平氏の地盤の一部を引き継いで、1996年衆院選で神奈川15区から出馬・初当選し、現在8期目。自民党が2度目の下野に追い込まれた2009年衆院選後の総裁選には閣僚経験のないまま立候補し、谷垣禎一氏(政界引退、前自民党幹事長)に敗れている。

 一方、小泉氏は「政権交代選挙」と呼ばれた2009年衆院選で父・純一郎元首相の地盤を引き継いで初当選し、現在当選4回。閣僚経験はなく、自民党青年局長や農林部会長、復興大臣政務官などを経て、現在は厚生労働部会長として社会保障政策の党側の取りまとめ役を務めている。

 小泉氏の曽祖父・又次郎は戦前に衆院副議長や逓信大臣を務め、祖父・純也氏は防衛庁長官、そして父・純一郎氏は2001年4月から約5年半首相を務めた、こちらも党内有数の政治家一家だ。

 今やライバル視される関係となった両氏だが、それぞれの父親との関係は対照的だ。初当選後、13年間にわたって父・洋平氏と親子で国会議員を務めた河野氏は、「父と私は別人格」が口癖で、洋平氏も「息子のやることには関知しない」と距離を置いていた。

 洋平氏が持病の肝機能障害が重症化した際、太郎氏がドナーとなって自らの肝臓の3分の1を提供したが、外相就任後の河野氏の言動について、父・洋平氏は公式の場でも「俺に聞かないでくれ」と顔をそむける場面が多い。

3730名無しさん:2019/08/20(火) 10:40:40
■一匹オオカミの河野氏、若き優等生の小泉氏

 一方、小泉氏は大騒ぎとなった先の結婚発表会見でも「政治家としての父をまねするつもりはない」と語ったが、「一緒に温泉に行くなど、お父さんっ子で、常日頃の相談相手も父」(小泉氏周辺)とみられている。今回の滝川クリステルさんとの結婚についても、小泉氏が滝川さんを父と引き合わせた際は「(父も)涙ぐんでいた」(兄・孝太郎氏)とされるなど、政界でも「仲良し親子鷹」として知られる。

 政治家としての歩みも大きく異なる。河野氏は徒党を組むことを嫌う一匹狼として独自の活動を展開し、「変人」「異端児」と揶揄されることが多かった。料亭政治などを嫌い、政治家や官僚との打ち合わせもハンバーガーで済ませるなど、従来の自民党政治家とは一線を画した。このため、初入閣も遅く、外相になるまでは本格的な総理総裁候補とはみられていなかった。

 これに対し、小泉氏は初当選時から若さとルックスですぐさま人気政治家となり、父親譲りの弁舌とアピール力で安倍首相と並ぶ人気応援弁士として東奔西走。「若き優等生」(自民幹部)として瞬く間に「近未来の総理総裁候補」としての地歩を固めている。ただ、小泉氏は2012年9月の自民党総裁選と2018年9月の前回総裁選では、いずれも首相の対抗馬だった石破茂氏(元幹事長)に投票している。

 また、安倍政権での河野氏の初入閣や外相抜擢の際は、当選同期でもある菅義偉官房長官が河野氏を強く推薦したとされ、党内では「河野氏の後ろ盾は派閥の親分の麻生氏ではなく、菅氏」との見方も広がる。

 初当選以来、菅氏とは一定の距離を保ってきたとされる小泉氏だが、参院選直後の7月下旬に月刊誌の企画で菅氏と初めて対談。菅氏は小泉氏を「ポスト安倍の有資格者」と持ち上げた。

 8月7日にはあえて菅氏を官邸に訪ねて結婚を最初に報告したことで、「菅氏と小泉氏の距離が一気に縮まった」(自民幹部)とみられている。このため、「菅氏は令和おじさんとしての人気急上昇でポスト安倍の有力候補となったが、本音は河野、小泉両氏の後見人として自民党のキングメーカーを狙っているのでは」とのうがった見方も出ている。

 もちろん現状では、首相が4選を狙うか、任期途中で退陣しない限り、2021年9月に実施される予定の総裁選の有力候補は石破氏と岸田文雄政調会長だ。河野氏は「第3の候補」としての出馬に意欲をにじませるが、小泉氏は「次の次狙い」(周辺)との見方が多い。仮に河野氏が出馬しても、年長で当選回数も多く派閥の領袖でもある石破、岸田両氏を破って河野氏が首相の座を射止める可能性は低いとみられている。

 となれば「次の次」となる2024年総裁選で、河野、小泉両氏が激突する可能性は少なくない。その時には河野氏は61歳、小泉氏は43歳で、小泉氏が勝てば自民党史上最年少の総理総裁誕生となる。その場合、勝敗のカギを握るのは安倍、菅両氏となる可能性が高い。

3731名無しさん:2019/08/20(火) 10:40:56
■王道を歩む小泉氏、横道から頂点目指す河野氏

 小泉氏については、現在、派閥を超えた自民若手中心の「小泉親衛隊」が形成されている。祖父と父が首相だった福田達夫氏(衆院当選3回)がその中軸となるなど、政権獲得への基盤づくりも進んでいる。 

 対する河野氏は、麻生派を引き継ぐ可能性も不透明だ。それだけに河野、小泉両氏が対決する総裁選では、「派閥単位での多数派工作に頼らない新時代の総裁争い」(自民長老)となる可能性もある。その場合、党員・党友による地方票が勝敗のカギとなるが、現状では圧倒的な人気を持つ小泉氏が有利だろう。

 ただ、政治家の人気は移ろいやすい。今回の結婚発表も「あまりにもあざとい」との自民党内の批判ややっかみも少なくない。一方で、河野氏も「もともと一匹狼だけに党内に友人が少ない」(自民若手)という弱点も目立つ。

 戦後の政界で祖父と孫が首相となったのは、「吉田茂―麻生太郎」「鳩山一郎―鳩山由紀夫」「岸信介―安倍晋三」の3組で、親子で首相というのは「福田赳夫―福田康夫」だけだ。将来、小泉氏が首相の座を射止めれば2組目の親子首相となる。一方、河野氏が首相となれば「親子孫3代かけての悲願達成」となるわけだ。

 これまでの河野、小泉両氏の総理総裁候補への歩みを比較すれば、「小泉氏は王道、河野氏はやや横道から頂点を目指している」(自民長老)ようにもみえる。保守合同後、神奈川県選出の首相は小泉純一郎氏だけで、「まさに政治家一家の跡取り同士の因縁の対決」(自民幹部)となる。どちらが勝つのか、はたまた2人とも首相の座にたどり着くのか。それは「今後の両氏の行動次第」(首相経験者)となる。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3732チバQ:2019/08/20(火) 10:42:23
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190818-00297711-toyo-bus_all
ポスト安倍最有力「菅首相」に問われる資質
8/18(日) 5:50配信東洋経済オンライン
ポスト安倍最有力「菅首相」に問われる資質
7月の参院選で有権者と話を交わす菅義偉官房長官(写真:時事通信)
 今回の参院選で菅義偉は、麻生太郎や岸田文雄の力を削ぐための工作に全力を挙げた。とりわけ目を引いたのが、岸田の地元、広島選挙区での自民党候補擁立による岸田の後見人の追い落としだ。

 だが、それだけではない。水面下では自党の候補者をそっちのけで他党の候補者を支援し、自らの影響力の拡大を図った。

■地元・広島県で露骨な「岸田潰し」

 新聞や週刊誌でも一部報じられたが、広島選挙区では自らの人脈を使って露骨な岸田潰しに出た。岸田の地元である広島県の自民党現職は宏池会(岸田派)の最高顧問である溝手顕正。菅は「広島では自民党が2議席とれる可能性が高い」として、自らの側近である衆院議員・河井克行の妻・河井案里(県議)を2人目の候補として擁立した。これには地元の広島県連が猛烈に反発し、自民党の地方議員の大半が溝手についた。

 だが、菅はこの6年余で極めて密接な関係を築き上げた創価学会副会長(広宣局長)の佐藤浩に河井への支援を要請。今の創価学会で選挙対策を担う佐藤の指示を受けた広島県の創価学会は、学会票を河井に集中させ、マスコミ各社の期日前の出口調査では公明党支持者の70%以上が河井に投票していた。この学会票が河井当選の決定打となった。

 結果的に溝手は落選。岸田派の牙城である広島県連内では、選挙期間中に岸田が河井の応援にも立ったことに一部幹部が猛反発するなど大混乱に陥った。

 通常であれば、創価学会=公明党は、選挙区で自民党候補を支援する際、見返りに比例の公明票を上積みしてくれる候補を優先する。今回の広島選挙区では、自民党支持の各種団体の大半が溝手支援に回ったため、本来であれば公明党は比例で公明票を出せる力を持つ溝手を優先する。

 ところが今回は、浮動票頼みで比例票の見返りがあまり見込めない河井を全力で支援した。異例の対応だが、その背景には、今度の参院選で最も苦戦が予想された兵庫選挙区の公明候補に菅の支援を得る必要があるとの事情もあった。

 実際、菅は学会の要請を受けて公示前後に3回も神戸市に入ったほか、地元兵庫県連の猛反発を無視し、本来は自民党支持の運輸や住宅関連の業界団体票を公明党に回すなど公明党支援に全力を挙げた。そのおかげで公明党は維新に次ぐ2位当選を果たしたが、その余波で最下位の3位当選と肝を冷やした自民党の地元関係者からは、厳しい菅批判の声が上がった。

 菅の工作は、自民党内にとどまらない。定数2の静岡選挙区では、国民民主党の現職・榛葉賀津也と立憲民主党の新人が2位争いを繰り広げたが、最後は榛葉が滑り込んだ。

 決定打は、裾野が広い自動車会社のドンであり、影響力が極めて大きいスズキの会長・鈴木修が榛葉支援を打ち出したことだったが、これも菅が鈴木に頼んだと言われる。憲法改正論議に国民民主党を引き込む戦略の一環だったと言われるが、それだけではない。一時は落選かと言われた現職を助けてもらったことで、国民民主党は今後、国会対策などで菅の意向を無視できなくなる。

 党首の玉木雄一郎が選挙後、ネット番組で「私は生まれ変わった」としたうえで「憲法改正の議論を進めていくし、首相にもぶつける」と述べて波紋を呼んだが、菅への「返礼」と考えればわかりやすい。

3733チバQ:2019/08/20(火) 10:42:38
■維新への影響力を一層強める菅

 さらに菅は、東京選挙区でも元都議で維新の新人・音喜多駿を当選させるために水面下で動いたといわれる。選挙関係者の間では、公示前の世論調査で当選圏外だった音喜多が選挙戦に入って急浮上したため、「組織票が動いたのではないか」とささやかれていた。

 政府関係者によれば、菅が自民党支持の有力な宗教団体に音喜多の支援を依頼したという。結果的に自民党は東京で何とか2議席を確保したが、音喜多が浮上したことによって現職の武見敬三は最下位での当選となった。武見は麻生派の所属だから、武見を落としてでも維新の音喜多を当選させるのが菅の作戦だったのかもしれない。

 同様の現象は神奈川選挙区でも見られた。維新の松沢成文が選挙戦終盤になって浮上し、最後の4議席目に滑り込んだが、その松沢にも菅は水面下で企業票を回して支援したと言われている。

 菅は維新代表の松井一郎と極めて親しい。その維新は国会でほかの野党とは一線を画し、多くの野党が反対する法案でも賛成することが少なくない。憲法改正を掲げていることも政権にとっては都合のいい存在だ。維新は、安倍政権にとって国会における野党分断カードになり、同時に憲法改正など右寄りの政策ではつねにブレーキ役となる公明党を牽制するカードにもなるのだ。

 今回の参院選で維新が初めて関西以外で当選させた2人に多大な恩を売ったことで、菅は維新に対する影響力を一層強めることになる。これが菅にとって大きな力の源泉となることは言うまでもない。

 一方の麻生だが、先述のように地元の福岡県知事選では菅に完敗し、中央でも昨年の財務次官のセクハラ問題や今年の「老後2000万円問題」への対応で批判を浴びるなど、ここ数年精彩を欠いている。

 菅に足元を脅かされる麻生だが、菅に反撃した形跡はあまりみられない。ただ、2017年の内閣改造の際、安倍に対して官房長官の交代を強く進言したことはあった。また、2017年10月の衆院選直前に公明党の参院議員と衆院議員に相次いで女性スキャンダルが発覚し、公明党が大打撃を受けた裏にも麻生の影がちらついた。

■「ポスト安倍」政局で麻生派は草刈り場に

 2人のうち参院議員は、創価学会副会長の佐藤浩の直系議員。前述したようにその佐藤は学会における菅とのパイプ役だ。これについて、ある公明党幹部は当時、「麻生さん周辺が、菅―佐藤ラインに打撃を与えるために週刊誌に情報を流したと聞いた。菅さんと麻生さんの権力闘争に巻き込まれて本当に迷惑だ」と漏らした。

 麻生の足元が揺らいでいるのは、菅のせいだけではない。今も朝のウォーキングを欠かさず、夜は遅くまでホテルオークラのバーで番記者らを相手にする姿は、まもなく79歳になる老人にはとても見えない若々しさだ。だが、年齢からくる判断力の衰えは隠しようもなく、派閥の後継者不在により、「ポスト安倍」政局では各陣営の草刈り場になりかねないことも頭痛の種だ。

3734チバQ:2019/08/20(火) 10:43:26
 麻生の妻は、元首相・故鈴木善幸の3女。その妻から麻生は「早く息子に交代してほしい」と迫られているが、一代で大派閥に育てた麻生派を維持するために、少なくとも次期衆院選には立候補する考えと言われる。もはや自らの再登板に党内の支持が得られる状況にない中で、「ポスト安倍」政権下でも自らの影響力を維持するために次は誰を担ぐべきか。有力な選択肢として考えていた岸田が今回の参院選で大きく失速したこともあって、麻生の悩みは深い。

 仮に「菅政権」が誕生し、麻生派が主要ポストから外される事態になれば、有力な総裁候補を持たない麻生派は一気に求心力を失う。そうでなくても、外相の河野が麻生の説得を振り切って菅の後押しで総裁選に出馬すれば、その時点で麻生派が分裂することにもなりかねない。

 こうした状況を受け、麻生は最近、周辺に「菅と俺とを本気でけんかさせようとするやつもいるが、そんなことにはならねえよ」と話しているという。とりあえず今は劣勢とみて「休戦しよう」ということか。

 麻生は同時に、最近は周辺に「(ポスト安倍候補には)加藤勝信(総務会長)もいるじゃないか」とも漏らす。

 竹下派所属ながら安倍側近として第2次内閣発足後、一貫して安倍から重要ポストを与えられている加藤であれば、細田派(安倍派)と連携して総裁に押し上げることができるかもしれない。何より加藤自身が麻生の下を足しげく訪れるなど関係は良好だ。麻生としては加藤カードを持つことで「菅首相」に安倍が加担することも牽制できる。

■事実上の「菅派」は無派閥議員の半数近くに

 官房長官として歴代最長記録を更新し続け、その権力を最大限に使ってライバルたちの力を削ぎ、影響力の拡大を図る菅。新元号「令和」の発表で国民的人気まで獲得したことで、最有力の「ポスト安倍」候補と目されるようになった。

 しかも、無派閥の若手議員らによる「ガネーシャの会」や今春新たに発足した無派閥の中堅議員らによる「令和の会」など、無派閥議員を中心とした菅を囲むグループは4つもある。本人も無派閥だが、70人余の無派閥議員のうち30人以上が事実上の「菅派」と言われる。

3735チバQ:2019/08/20(火) 10:43:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190818-00297711-toyo-bus_all
ポスト安倍最有力「菅首相」に問われる資質
8/18(日) 5:50配信東洋経済オンライン
ポスト安倍最有力「菅首相」に問われる資質
7月の参院選で有権者と話を交わす菅義偉官房長官(写真:時事通信)
 今回の参院選で菅義偉は、麻生太郎や岸田文雄の力を削ぐための工作に全力を挙げた。とりわけ目を引いたのが、岸田の地元、広島選挙区での自民党候補擁立による岸田の後見人の追い落としだ。

 だが、それだけではない。水面下では自党の候補者をそっちのけで他党の候補者を支援し、自らの影響力の拡大を図った。

■地元・広島県で露骨な「岸田潰し」

 新聞や週刊誌でも一部報じられたが、広島選挙区では自らの人脈を使って露骨な岸田潰しに出た。岸田の地元である広島県の自民党現職は宏池会(岸田派)の最高顧問である溝手顕正。菅は「広島では自民党が2議席とれる可能性が高い」として、自らの側近である衆院議員・河井克行の妻・河井案里(県議)を2人目の候補として擁立した。これには地元の広島県連が猛烈に反発し、自民党の地方議員の大半が溝手についた。

 だが、菅はこの6年余で極めて密接な関係を築き上げた創価学会副会長(広宣局長)の佐藤浩に河井への支援を要請。今の創価学会で選挙対策を担う佐藤の指示を受けた広島県の創価学会は、学会票を河井に集中させ、マスコミ各社の期日前の出口調査では公明党支持者の70%以上が河井に投票していた。この学会票が河井当選の決定打となった。

 結果的に溝手は落選。岸田派の牙城である広島県連内では、選挙期間中に岸田が河井の応援にも立ったことに一部幹部が猛反発するなど大混乱に陥った。

 通常であれば、創価学会=公明党は、選挙区で自民党候補を支援する際、見返りに比例の公明票を上積みしてくれる候補を優先する。今回の広島選挙区では、自民党支持の各種団体の大半が溝手支援に回ったため、本来であれば公明党は比例で公明票を出せる力を持つ溝手を優先する。

 ところが今回は、浮動票頼みで比例票の見返りがあまり見込めない河井を全力で支援した。異例の対応だが、その背景には、今度の参院選で最も苦戦が予想された兵庫選挙区の公明候補に菅の支援を得る必要があるとの事情もあった。

 実際、菅は学会の要請を受けて公示前後に3回も神戸市に入ったほか、地元兵庫県連の猛反発を無視し、本来は自民党支持の運輸や住宅関連の業界団体票を公明党に回すなど公明党支援に全力を挙げた。そのおかげで公明党は維新に次ぐ2位当選を果たしたが、その余波で最下位の3位当選と肝を冷やした自民党の地元関係者からは、厳しい菅批判の声が上がった。

 菅の工作は、自民党内にとどまらない。定数2の静岡選挙区では、国民民主党の現職・榛葉賀津也と立憲民主党の新人が2位争いを繰り広げたが、最後は榛葉が滑り込んだ。

 決定打は、裾野が広い自動車会社のドンであり、影響力が極めて大きいスズキの会長・鈴木修が榛葉支援を打ち出したことだったが、これも菅が鈴木に頼んだと言われる。憲法改正論議に国民民主党を引き込む戦略の一環だったと言われるが、それだけではない。一時は落選かと言われた現職を助けてもらったことで、国民民主党は今後、国会対策などで菅の意向を無視できなくなる。

 党首の玉木雄一郎が選挙後、ネット番組で「私は生まれ変わった」としたうえで「憲法改正の議論を進めていくし、首相にもぶつける」と述べて波紋を呼んだが、菅への「返礼」と考えればわかりやすい。

3736チバQ:2019/08/20(火) 10:43:56
 菅自身は、首相を目指すのかと問われれば、最近もこれまでどおり「まったく考えていない」と繰り返す。だが、仮に菅が「ポスト安倍」の自民党総裁選に立候補する意向を固めた場合、果たして安倍は、長期政権の最大の功労者である菅を見捨てて岸田ら他の候補を支援することなどできるのか。

 菅は党内第5派閥を率いる幹事長・二階俊博と良好な関係を築いており、菅が立候補の意向を固めれば、総裁候補を持たない細田派(=安倍派)と二階派、それに無派閥の菅グループ30〜40人程度が支援する体制があっという間に出来上がる可能性がある。

 では、はたして菅は宰相の器なのだろうか。菅は安倍政権下で「黙々と首相を支える忠義の人」とのイメージを作ったが、実は衆院議員に初当選して以来、担ぐ総裁候補=仕える親分を次々と乗り換えてきた。

 最初に入った派閥は当時の最大派閥である橋本派。橋本龍太郎内閣総辞職に伴う総裁選では派閥会長の小渕恵三ではなく、元官房長官の梶山静六を担いで敗北。すると今度は当時、政界のプリンスだった加藤紘一の加藤派へと移籍し、2000年の森喜朗内閣不信任案をめぐる「加藤の乱」では加藤に同調した。それが鎮圧されると、今度は反加藤の堀内派、その後の古賀派に移った。

 【2019年8月18日18時13分注記】初出時の記事の古賀派に関する表現を上記のように修正いたします。

 2006年の総裁選では派閥領袖の古賀に逆らって安倍晋三を担いで奔走。その功で第1次安倍内閣ではわずか当選4回で総務相に就任した。敗北続きの菅にとって初めての「当たり馬券」が安倍だったが、その安倍内閣はわずか1年で総辞職した。

 その後の総裁選では、本命の福田康夫ではなく麻生太郎を担いでまた敗北といった具合で、20年余の議員生活は負け続きだった。その間、「世代交代」「脱派閥」をスローガンに元首相の森喜朗らに早期引退を迫った経緯などもあり、党内では長く異端児扱いで、ベテラン議員たちからは「裏切りの菅」「渡り鳥の菅」と陰口をたたかれ続けた。

3737チバQ:2019/08/20(火) 11:05:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000551-san-pol&pos=1
自民、秋の「改憲」人事焦点 議論進展へ布陣見直しも
8/19(月) 20:15配信産経新聞
自民、秋の「改憲」人事焦点 議論進展へ布陣見直しも
自民党憲法改正担当者の人事の焦点
 安倍晋三首相(自民党総裁)は9月中旬に予定している党役員人事に合わせ、憲法改正推進本部や衆参憲法審査会の布陣も一部見直す。憲法改正の成否は秋の臨時国会で改憲議論を進められるか否かにかかるだけに、臨時国会前の党人事でどのような「改憲シフト」を敷くのかが焦点になる。

 首相は13日、地元の山口県長門市で父の晋太郎元外相の墓参りをし、「憲法の議論をいよいよ国会で本格的に進めていくべき時を迎えている」と報告した。周囲には「憲法改正は私がやる」と意欲を語る。党総裁任期まで残り2年余りの安倍政権で改憲ができなければ、党内の熱が冷める可能性があるからだ。

 そのためには来年中に与野党で改憲原案をまとめ、令和3年の通常国会で発議する必要がある。その第一歩として今秋の臨時国会で憲法審の自由討議を開き、4項目の党改憲案を示し、議論の具体化を図る。

 野党第一党の立憲民主党による自由討議開催への抵抗も予想される中、国会での与野党交渉が最も重要で、その任は現在、昨秋に衆院憲法審の与党筆頭幹事に就任した新藤義孝元総務相が負っている。

 今年の通常国会では立民の枝野幸男代表の意向で方針が揺れる野党の対応に苦しみながら、野党筆頭幹事と辛抱強く交渉を重ね、公明党にも「非常に丁寧にやっている」(幹部)と評価されている。

 首相とのパイプも太い新藤氏の続投論が出ている一方、局面打開のため人心一新を図るのではないかとの見方もある。その場合、上川陽子前法相、根本匠厚生労働相らを推す声が一部にある。両氏は安倍政権下で党憲法改正推進本部の役員を経験した。

 参院憲法審では岡田直樹氏が与党筆頭幹事を務める。党推進本部事務局長も兼務し、改憲議論に精通するが、9月の人事で内閣の重要ポストや参院幹部への起用が取り沙汰される。

 党活動の責任者である党推進本部長は昨年10月から下村博文元文部科学相が担っている。憲法講演など世論喚起に注力してきた下村氏は水面下で野党の協力を取り付けようと画策したが、成就しなかった。昨年11月には、憲法審開催を拒む野党を「職場放棄」と批判して反発を買い、内定していた衆院憲法審幹事を辞退した。本部長が憲法審幹事に就き、党と国会の連携を強める狙いがあっただけに、本部長交代論もある。

 本部長には世論喚起に加え、国会の外で野党幹部と接触し、改憲への協力を取り付ける政治交渉の手腕も期待される。萩生田光一幹事長代行や岸田文雄政調会長の兼務なども話題に上っているが、首相はまだ人選に言及していないようだ。(田中一世)

3738 チバQ:2019/08/21(水) 23:12:07
>>3727
最後抜けてた


 古賀は2012年の衆院選に立候補せず、政界を引退した。その後は、日本共産党の機関紙『赤旗』や岩波書店の月刊誌『世界』に登場して安倍政権の改憲姿勢を批判するなど、評論家のような活動を行ってきた。その一方、今も自民党本部近くに個人事務所を構え、政治資金を集めては岸田派の若手議員に配ることで政治的な影響力を行使するという現役政治家としての顔も持つ。

 だが、有力政治家といえども引退して7年も経てば資金集めは苦しくなる。「菅さんは古賀派を飛び出した経緯から、古賀さんと疎遠になっていた時期もあったが、今や菅さんは古賀さんが資金集めをしやすいよう企業関係者に声をかけるなどがっちり手を組んでいる」(地元の自民党関係者)という。

 古賀は長年、同じ福岡県で主導権争いを繰り広げてきたことから麻生とは犬猿の仲。菅からすれば「敵(麻生太郎)の敵は味方」で、安倍政権批判を繰り返してきた古賀をも取り込んだということだろう。実際、菅の思惑どおり、先の福岡県知事選でも古賀は菅と水面下で連携し、農政連や医師会など各種団体を小川支持に回すなどして小川圧勝を裏で支えた。さらに「岸田はポスト安倍でなくてもよい」との発言も引き出し、岸田に打撃を与えた。

 そして、菅の策略は、岸田の地元・参院広島選挙区など全国各地でも繰り広げられた(次回は8月18日に掲載)。=文中敬称略=

3739チバQ:2019/08/25(日) 12:00:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190825-00000015-jij-pol
「待機組」処遇が焦点=約70人、内閣改造にらみ-自民各派
8/25(日) 7:22配信 時事通信
 9月中旬に行われる見通しの内閣改造では、自民党の各派閥に散らばる「入閣待機組」の処遇が焦点となる。

 安倍晋三首相に直接働き掛ける派閥も出ており、各派は一人でも多く押し込もうと意気込む。ただ、首相は今回、長期政権の総仕上げを担う布陣としたい考えで、各派にどこまで配慮するかは見通せない。

 首相は「政権の骨格」と位置付ける麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を続投させる一方、それ以外の閣僚については大幅な入れ替えを検討している。自民党内で初入閣の目安は、衆院当選5回以上、参院当選3回以上とされ、無派閥を含むと計約70人が対象となる。

 最大派閥の細田派は衆院で当選7回以上が入閣済みのため、同派幹部は「次は6回だ」と強調。西村康稔官房副長官(衆院6回)らを推す。

 麻生派は、田中和徳元財務副大臣(同8回)の入閣を最優先としている。麻生氏は15日に首相と会談した際、派閥の希望を伝えたという。竹下派は三原朝彦元防衛政務次官(同8回)、山口泰明組織運動本部長(同7回)らの入閣を目指す。

 岸田派では、竹本直一元財務副大臣(同8回)が初入閣に強い意欲を示す。二階派は、平沢勝栄元内閣府副大臣(同8回)が筆頭格だ。

 石破派は古川禎久元財務副大臣(同6回)が適齢期。石原派は閣僚ゼロからの脱却が目標だ。無派閥の中では、河井克行総裁外交特別補佐(同7回)や菅原一秀元財務副大臣(同6回)らの名前が挙がる。

 もっとも、新閣僚には不祥事や失言のリスクがつきまとう。実際、五輪担当相だった桜田義孝氏が相次ぐ失言などで4月に更迭された例もある。

 首相に近いベテラン議員は「今度の改造は間違いなく憲法改正などを意識した布陣になる」と語る。党幹部は「首相も慎重に判断するだろう。危ないことはできない」と指摘した。

3740チバQ:2019/08/26(月) 11:05:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190826-00000522-san-pol
領袖不在の竹下派 一致結束の伝統示せず
8/26(月) 9:23配信 産経新聞
領袖不在の竹下派 一致結束の伝統示せず
長野県軽井沢町で開かれた竹下派の夏季研修会=25日
 自民党竹下派(平成研究会、53人)は25日、長野県軽井沢町のホテルで夏季研修会を開いた。昨年の党総裁選では派閥として一致した対応が取れず、結束にほころびが生じたが、会長の竹下亘前総務会長は病気療養中で、代わりに派を取り仕切る会長代行の茂木敏充経済再生担当相は外遊のため研修会を欠席した。9月の内閣改造・党役員人事を前に「一致結束、箱弁当」という派の伝統を示すことはできなかった。

 「事に臨んでは一致団結し、平成研の存在感を示していきたい」

 竹下派の額賀福志郎最高顧問は研修会で、こう結束を呼びかけた。

 竹下派は先の総裁選で、茂木氏ら多くの衆院議員が安倍晋三首相(党総裁)を支持したが、吉田博美前参院幹事長ら参院側が石破茂元幹事長を支持し、一致した行動を取れなかった。派閥領袖(りょうしゅう)の竹下氏が石破氏の支援に回ったこともあり、総裁選後も亀裂は完全に修復されなかった。

 さらに、竹下氏が今年1月、食道がんの治療で永田町を離れ、領袖は不在になった。首相の信頼が厚く参院に影響力を持っていた吉田氏も7月の参院選に出馬せず引退し、派の求心力に陰りが生じている。

 派には日米貿易交渉を担う茂木氏や、首相に近い加藤勝信総務会長ら「ポスト安倍」と目される候補がいる。中でも、茂木氏は派内の若手らと交流を重ね、存在感を高めつつある。

 ただ、茂木氏は日米貿易交渉で米仏を訪問中で、研修会に参加できなかった。25日投開票の埼玉県知事選とも重なり、新藤義孝元総務相=衆院埼玉2区=や関口昌一参院議員会長=参院埼玉選挙区=も欠席した。

 「なんか空気がふわっとしているよね。そういうときこそ問題も起きやすい」

 研修会に出席した派内の党ベテランは、船頭なき同派の現状をそう憂えた。(大橋拓史)

3741チバQ:2019/08/26(月) 13:04:06
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190826-00013488-bunshun-pol
まるでサラリーマン 自民党・岸田文雄氏が好きでもないゴルフを練習する理由
8/26(月) 5:30配信 文春オンライン
まるでサラリーマン 自民党・岸田文雄氏が好きでもないゴルフを練習する理由
派内には次期幹事長を期待する声もあるが……
 自民党の岸田文雄政調会長(62)が最近、にわかにゴルフに力を入れ始めた。政治部デスクは、「普段、ゴルフをやらない岸田氏が20年ぶりにゴルフセットを買い替えて練習に励んでいます」と明かす。


 急にゴルフに目覚めた背景には、7月の参院選での“惨敗”がある。岸田派所属の現職が秋田、山形、滋賀、広島と4つの選挙区で落選。中でもダメージが大きかったのが、岸田氏のおひざ元の広島だ。地元県議らはこぞって、6選を狙った派の重鎮、溝手顕正元参院議員会長を支援したものの、野党系現職と、安倍晋三首相や菅義偉官房長官が全面支援した自民新顔の河井案里氏に苦杯を喫した。「岸田氏には『選挙の顔』になる首相の資格などない」との声が党内に広がった。

 実は岸田氏は、選挙前からこの事態を最も恐れていた。参院選公示を一カ月後に控えた6月3日、岸田氏は安倍首相の私邸を訪ねている。永田町は「すわ衆院解散、W選を見据えた密談か」とざわめいたが、実はこの時なされたのは広島選挙区の相談だった。溝手氏の地盤を切り崩さないよう頼んだが、結局、安倍首相は一切手を抜かず、河井氏を全面支援したのだ。

 だが一方で、ポスト安倍政局で岸田カードを保持しておきたい安倍首相は最近も、「溝手さんは演説が下手。街頭に立つほど票が減った。岸田さんじゃなくても、溝手さんを勝たせることはできなかった」と岸田氏をかばう言動を周囲に見せている。岸田氏にしても、安倍首相に直接、不満をぶつけることなどできない。

「岸田さんが宰相の座を射止めるには安倍首相の強力な後押しが必要不可欠。首相にとにかく付いていくしかない様はある種の悲哀を感じさせる」(政治部記者)

 その象徴が好きでもないゴルフの練習なのだ。



 ここ数年、夏休みに安倍首相のほか、森喜朗、小泉純一郎、麻生太郎の元首相らが河口湖近くにある笹川陽平日本財団会長の別荘に集まる恒例行事がある。岸田氏は昨年、夕食会に参加。笹川氏のブログに〈普段余り笑わない岸田政調会長も破顔一笑〉と書かれるなどご機嫌だったが、翌日のゴルフには不参加。だが今年は安倍首相のご指名でゴルフにも参加することに。

「歴代総理と並んでゴルフをすれば『やっぱり安倍首相の本音は岸田氏後継か』との見方が益々永田町で広がる」(同前)

 休日も上司の趣味にとことん付き合うサラリーマンさながらの岸田氏の忠勤ぶり。ところが、超大型の台風10号の影響で肝心のゴルフはキャンセルに。「やっぱり岸田さんは“持ってない男”」(同前)と囁かれたのは言うまでもない。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年8月29日号

3742チバQ:2019/08/26(月) 16:13:40
https://www.sankei.com/politics/news/190822/plt1908220049-n1.html
9月内閣改造、入閣待機組70人「狭き門」 首相、総仕上げ布陣へ 
2019.8.22 23:11政治政局

繰り上げ閣議に臨む(左から4人目)安倍晋三首相=22日午前、首相官邸(春名中撮影)
繰り上げ閣議に臨む(左から4人目)安倍晋三首相=22日午前、首相官邸(春名中撮影)
 安倍晋三首相が9月中旬に行う内閣改造では、「入閣待機組」の自民党議員約70人の処遇も焦点だ。首相の通算在職日数は24日で佐藤栄作を抜いて歴代単独2位となり、今回は歴代最長政権も視野に入れた人事になる。昨夏の党総裁選後の前回は首相を支持した各派閥への配慮が色濃く反映されたが、令和3年9月末の党総裁任期満了を見据えた総仕上げの布陣になるとみられ、手腕が未知数の待機組には狭き門となりそうだ。

 内閣改造に向け各派は衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない待機組の処遇を求める。

 首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会、97人)は入閣待機組を順調に消化してきた。

 衆院では当選7回以上は入閣済みで、6回の西村康稔官房副長官や、西村氏と初当選同期の萩生田光一幹事長代行(5回)らが取り沙汰される。参院では当選5回の橋本聖子前参院議員会長、いずれも当選3回の末松信介参院議院運営委員長、岡田直樹参院幹事長代行が適齢期だ。

 現在、各派で最大となる閣僚5人を抱える麻生派(志公会、54人)は会長の麻生太郎副総理兼財務相が留任の方向だ。待機組では衆院予算委員会の田中和徳与党筆頭理事(8回)が筆頭。先の参院選で5選を果たした武見敬三元厚生労働副大臣も候補に挙がる。同派幹部は「麻生氏を含め4人の入閣が目標」と話す。

 竹下派(平成研究会、53人)内では、日米貿易交渉を担う同派会長代行の茂木敏充経済再生担当相の留任が有力視される。茂木氏以外に「少なくとも1人の入閣枠の確保」(派閥関係者)を目標にしている。待機組では同派事務総長を務める山口泰明組織運動本部長(衆院7回)の初入閣を「最優先の取り組み」(同派幹部)と位置付ける。

 岸田派(宏池会、46人)は領袖(りょうしゅう)である岸田文雄政調会長の処遇が焦点の一つだ。岸田氏は「ポスト安倍」に意欲を見せており、そのためのステップとして党務を取り仕切る幹事長就任を望む声が強い。

 待機組では、入閣に強い意欲を示す竹本直一元財務副大臣(衆院8回)らの名が挙がる。岸田派は先の参院選で現職4人が落選し、派幹部は「選挙で負け、さらにポストも取れないなら岸田氏は会長としての力量が問われることになる」と打ち明ける。

 二階派(志帥会、45人)が最優先とするのは、二階氏が「閣僚5人分」ともいわれる幹事長に留任することだ。待機組には事務総長の平沢勝栄元内閣府副大臣(衆院8回)を筆頭に二階氏側近の武田良太元防衛副大臣(同6回)らがいる。

 石破茂元幹事長が会長を務める石破派(水月会、19人)では古川禎久元財務副大臣(衆院6回)が適齢期だ。前回は山下貴司法相が当選3回で抜擢(ばってき)されたが、総裁選以降も石破氏は首相の政権運営を批判し続けており、党内で孤立を深めている。派幹部からは「入閣は厳しいのでは」との見方が出ている。

 石原派(近未来政治研究会、11人)は、坂本哲志政調会長代理(衆院6回)の入閣に期待がかかる。派幹部は「閣僚ゼロの現状を打開したい」と意気込む。

 無派閥議員では首相に近い河井克行総裁外交特別補佐(同7回)や菅原一秀元財務副大臣(同6回)らが適齢期だが、首相官邸で滝川クリステルさんとの結婚を発表した小泉進次郎厚生労働部会長(同4回)の起用も取り沙汰されている。(長嶋雅子)

3743チバQ:2019/08/26(月) 16:15:07
https://www.sankei.com/politics/news/190822/plt1908220049-n1.html
9月内閣改造、入閣待機組70人「狭き門」 首相、総仕上げ布陣へ 
2019.8.22 23:11政治政局

繰り上げ閣議に臨む(左から4人目)安倍晋三首相=22日午前、首相官邸(春名中撮影)
繰り上げ閣議に臨む(左から4人目)安倍晋三首相=22日午前、首相官邸(春名中撮影)
 安倍晋三首相が9月中旬に行う内閣改造では、「入閣待機組」の自民党議員約70人の処遇も焦点だ。首相の通算在職日数は24日で佐藤栄作を抜いて歴代単独2位となり、今回は歴代最長政権も視野に入れた人事になる。昨夏の党総裁選後の前回は首相を支持した各派閥への配慮が色濃く反映されたが、令和3年9月末の党総裁任期満了を見据えた総仕上げの布陣になるとみられ、手腕が未知数の待機組には狭き門となりそうだ。

 内閣改造に向け各派は衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない待機組の処遇を求める。

 首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会、97人)は入閣待機組を順調に消化してきた。

 衆院では当選7回以上は入閣済みで、6回の西村康稔官房副長官や、西村氏と初当選同期の萩生田光一幹事長代行(5回)らが取り沙汰される。参院では当選5回の橋本聖子前参院議員会長、いずれも当選3回の末松信介参院議院運営委員長、岡田直樹参院幹事長代行が適齢期だ。

 現在、各派で最大となる閣僚5人を抱える麻生派(志公会、54人)は会長の麻生太郎副総理兼財務相が留任の方向だ。待機組では衆院予算委員会の田中和徳与党筆頭理事(8回)が筆頭。先の参院選で5選を果たした武見敬三元厚生労働副大臣も候補に挙がる。同派幹部は「麻生氏を含め4人の入閣が目標」と話す。

 竹下派(平成研究会、53人)内では、日米貿易交渉を担う同派会長代行の茂木敏充経済再生担当相の留任が有力視される。茂木氏以外に「少なくとも1人の入閣枠の確保」(派閥関係者)を目標にしている。待機組では同派事務総長を務める山口泰明組織運動本部長(衆院7回)の初入閣を「最優先の取り組み」(同派幹部)と位置付ける。

 岸田派(宏池会、46人)は領袖(りょうしゅう)である岸田文雄政調会長の処遇が焦点の一つだ。岸田氏は「ポスト安倍」に意欲を見せており、そのためのステップとして党務を取り仕切る幹事長就任を望む声が強い。

 待機組では、入閣に強い意欲を示す竹本直一元財務副大臣(衆院8回)らの名が挙がる。岸田派は先の参院選で現職4人が落選し、派幹部は「選挙で負け、さらにポストも取れないなら岸田氏は会長としての力量が問われることになる」と打ち明ける。

 二階派(志帥会、45人)が最優先とするのは、二階氏が「閣僚5人分」ともいわれる幹事長に留任することだ。待機組には事務総長の平沢勝栄元内閣府副大臣(衆院8回)を筆頭に二階氏側近の武田良太元防衛副大臣(同6回)らがいる。

 石破茂元幹事長が会長を務める石破派(水月会、19人)では古川禎久元財務副大臣(衆院6回)が適齢期だ。前回は山下貴司法相が当選3回で抜擢(ばってき)されたが、総裁選以降も石破氏は首相の政権運営を批判し続けており、党内で孤立を深めている。派幹部からは「入閣は厳しいのでは」との見方が出ている。

 石原派(近未来政治研究会、11人)は、坂本哲志政調会長代理(衆院6回)の入閣に期待がかかる。派幹部は「閣僚ゼロの現状を打開したい」と意気込む。

 無派閥議員では首相に近い河井克行総裁外交特別補佐(同7回)や菅原一秀元財務副大臣(同6回)らが適齢期だが、首相官邸で滝川クリステルさんとの結婚を発表した小泉進次郎厚生労働部会長(同4回)の起用も取り沙汰されている。(長嶋雅子)

3744チバQ:2019/08/26(月) 16:15:23
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/335831
五輪相に橋本聖子氏が浮上 9月の安倍内閣改造
08/19 05:00
橋本聖子氏
橋本聖子氏
 安倍政権が9月前半に予定する内閣改造・自民党役員人事で、橋本聖子前参院議員会長(54)が初入閣し、鈴木俊一五輪担当相の後任に充てる案があることが分かった。元五輪選手でスポーツ行政に精通し、幅広い人脈があることから、来夏の東京五輪・パラリンピックの「顔」に適任との理由だ。実現すれば、今回の目玉人事になる。

 東京五輪は改造後の布陣で迎える可能性が高い。政権内には五輪相を巡り、国内外にアピールできる象徴的な人選を望む声があり、実績や女性活躍の観点も踏まえ、橋本氏が浮上した。

 首相周辺は「起用は十分あり得る」と語った。五輪開催地の東京選出の議員らを推す意見もあり、安倍晋三首相が今後検討を進める。

 橋本氏は胆振管内早来町(現安平町)出身で、スピードスケート、自転車の選手として冬季、夏季計7回の五輪に出場。1992年冬季五輪で銅メダルを獲得した。95年の参院選比例代表で初当選し、外務副大臣などを経て現在5期目。同じ細田派の首相とは関係が良好だ。

 日本オリンピック委員会(JOC)副会長も務める。過去も入閣が取り沙汰されたが、党務やJOCの仕事を優先させてきた。2030年の冬季五輪・パラリンピックの札幌誘致に積極的で、五輪相に就けば追い風になるとの見方がある。

 このほか人事では菅義偉官房長官の留任が強まっている。日米貿易協定交渉や10月の消費税率10%への引き上げなど外交・内政で課題が山積する中、麻生太郎副総理兼財務相や二階俊博幹事長の続投の見方もある。(藤本卓郎、佐藤陽介)

3745名無しさん:2019/08/27(火) 10:49:50
https://digital.asahi.com/articles/ASM8V5141M8VUTFK00Q.html?rm=236
苦境の竹下派、ポスト安倍目指す2人 主導権争いに火花
有料記事

大久保貴裕 2019年8月27日05時00分
 自民党竹下派(平成研究会、53人)の研修会が25〜26日、長野県軽井沢町であった。かつて権勢をふるった同派も昨秋の党総裁選では結束が乱れ、竹下亘会長は病気療養が続く。吉田博美・前党参院幹事長も引退し、派内では主導権争いの火花が散る。

 25日の研修会には約40人が参加。インターネット選挙のあり方などについて勉強した。幹部あいさつでは竹下氏に代わり、前会長の額賀福志郎・元財務相が「9月は党内の人事、内閣改造があると言われている。平成研の存在感を示したい」と呼びかけた。

 ログイン前の続き竹下派の源流は1987年に当時の竹下登幹事長(のちに首相)が旗揚げした「経世会」。だが政界で「経世会支配」とおそれられたのも今は昔。昨秋の総裁選では安倍晋三首相を支持する議員と石破茂・元幹事長を推す議員に割れた。

 亀裂修復にあたっていた竹下氏は今年1月に食道がんを公表し、治療中。政界引退後も同派に影響力をもつ青木幹雄・元参院議員会長と師弟関係にある吉田氏も引退し、派内には「いつ空中分解してもおかしくない」との声がくすぶる。

 苦境に陥る同派の中で、首相が「平成研のホープ」と持ち上げるのが、茂木敏充経済再生相と加藤勝信党総務会長だ。

 派閥会長代行を務める茂木氏は、距離があるとされる参院側に気を配る。7月の参院選では、日米通商交渉のかたわら同派のすべての選挙区候補者の応援に奔走。とりわけ、吉田氏の後継候補が出た長野には3度も入った。派内の若手と懇親会も重ね、「『ポスト安倍』に向け、まずは派閥継承を狙う戦略だ」との見方が強まる。

 一方の加藤氏。昨秋の総務会長就任の記者会見で首相を目指すかを問われ、「高みを見据えながら進めていきたい」と踏み込んだ。慎重な物言いで知られる加藤氏の発言は党内で波紋を呼んだが、加藤氏周辺は「茂木氏への牽制(けんせい)の意味合いが強い」と解説する。

 加藤氏も参院選では同派の全選挙区候補者の応援に駆け回った。派内での役職はないものの、青木氏との関係が良好とされ、義父が安倍首相の父、晋太郎・元外相の側近だった縁から首相との関係が深いのが強みだ。派内からは「(9月の内閣改造・党役員人事での)処遇次第で『ポスト安倍』に一気に躍り出るのではないか」との声が上がる。(大久保貴裕)

3746チバQ:2019/08/27(火) 21:39:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1908270049.html
内閣大幅改造、若手起用を示唆 小泉氏ら念頭か
2019/08/27 21:09産経新聞

 安倍晋三首相(自民党総裁)が9月の内閣改造・党役員人事を明言したことを受け、政府・自民党では具体的な動きが活発化しつつある。首相は政権の骨格は変えない方針だが、「新たな人材に突破力を発揮してもらう」と若手を含め幅広く起用する可能性に言及したことに、党内からは「大幅改造」の声も上がる。令和3年9月末の党総裁任期満了を見据え、総仕上げに向けた布陣となりそうだ。

 自民党内には衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない「入閣待機組」が約70人いる。待機組を押しのけて注目されるのが、衆院当選4回の小泉進次郎厚生労働部会長の処遇だ。

 首相はフランス・ビアリッツで行った記者会見で「わが党には老壮青、たくさんの人材がいる。そういう方々にも光を当てながら考えたい」と述べ、若手を含めた起用をにじませた。

 首相は過去の内閣改造で、昨年10月に衆院当選3回の山下貴司氏を法相、平成29年8月には当時同3回の斎藤健氏を農林水産相にそれぞれ起用した。小泉氏の登用は順当とも言える。二階俊博幹事長は27日の記者会見で、小泉氏を「将来性を持って活躍されている」と評価。「若手が成長していくのは党が発展していく姿で、その象徴だ」とも語った。

 昨年の人事は、前月に行われた党総裁選の論功行賞の色彩が強く、総裁選で首相を支持した派閥が尊重された。しかし、今回は首相が国政選挙6連勝となった7月の参院選後の内閣改造ということもあり、フリーハンドで臨めそうだ。

 一連の人事では、首相が目指す憲法改正を進めるためにどういう布陣を敷くかも焦点となる。連立を組む公明党の幹部は、今回の首相の発言について「『安定と挑戦』なら、憲法はどう考えても挑戦だ。憲法に関する人事は特に注目している」と語った。

 3年以上にわたり幹事長を務めてきた二階氏の処遇も焦点だ。党内には80歳という高齢を不安視する声もある。二階氏は記者会見で、続投の意欲を問われ「幹事長の人事は全く興味がない」と述べるにとどめた。同時に「党の円満な運営に心を砕いて実施してほしい」とも要望した。

 党幹部は「与えられた職務を全うするというのが、幹事長の考えではないか」と推察するが、政権運営を一貫して支えてきた二階氏が幹事長を外れた場合、党内の力学が変化する可能性もある。(今仲信博)

3747チバQ:2019/08/28(水) 13:03:52
https://www.asahi.com/articles/ASM8W4DNKM8WUTFK00C.html?iref=sp_poltop_feature_list_n
自民党人事、飛び交う二階氏交代論 「やり過ぎ」不満も
有料記事

明楽麻子、石井潤一郎 2019年8月27日22時20分
 安倍晋三首相が9月に内閣改造・自民党役員人事を行う考えを表明した。自民党各派閥の領袖(りょうしゅう)は「入閣待機組」の処遇に気をもみ、働きかけを強める。首相周辺では二階俊博幹事長の交代論もささやかれ、つばぜり合いが始まっている。

 首相は26日夕(日本時間27日未明)、訪問先の仏南西部ビアリッツで記者会見し、「来月、内閣改造、党役員人事を行いたい。安定と挑戦の強力な布陣を敷いていきたい」と述べた。自民党関係者によると、9月10〜12日の日程で準備を進めている。

 首相は会見で「これまでの政治の継続性、安定性も重視していかなければならない」とする一方、「新たな人材に突破力を発揮してもらう」とも言及した。政権の骨格を維持したうえで中堅や若手の起用にも意欲を示した発言で、自民党内では「大幅改造になるのでは」との受け止めが広がっている。

 安倍首相が連続3選を果たした自民党総裁選後に行った昨秋の人事では、首相を支持した派閥の意向に配慮した布陣を余儀なくされた。7月の参院選勝利後の今回は2021年9月までの総裁任期を見据え、自身の後継育成や憲法改正などの政治的遺産を意識した布陣になるとの見方が強い。

 ログイン前の続き首相からの禅譲に期待する「ポスト安倍」候補の岸田文雄政調会長の処遇が焦点となるほか、首相の信頼が厚く、同じ竹下派でライバル関係にある茂木敏充経済再生相や加藤勝信総務会長らのポストにも注目が集まる。首相とは距離があるものの、次世代のリーダー候補と目される小泉進次郎衆議院議員を登用するかどうかも焦点の一つだ。

 一方、各派閥は「衆院当選5回以上、参院当選3回以上」で未入閣の待機組を抱える。派内の閣僚数は領袖の政治力を示す側面もある。麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相は今月15日、首相官邸で首相と会談し、同派から3人の待機組の起用などを求めた。改造を前にした9月上旬には、すでに実施した竹下派を除く全派閥が研修会を開き、人事を見据えて存在感をアピールする。

二階幹事長に交代論
 安倍政権の骨格は、麻生氏と菅義偉官房長官が屋台骨となり、政治経験の長い二階氏が幹事長としてにらみを利かせることで安定感を維持している。だが、党内最大派閥で首相が出身の細田派を中心に、二階氏の交代論が飛び交う。

 連続2期までの総裁任期を3期に延長する党則改正を主導した二階氏だが、17年衆院選では自ら率いる二階派の候補を細田、岸田両派の候補にぶつけ、しこりを残した。今年1月には民主党政権で環境相を務めた細野豪志氏を二階派に受け入れ、「やり過ぎだ」との不満が党内にくすぶる。

 自民党東京都連が対立する小池百合子知事との距離の近さにも批判が集まる。来夏に予定される都知事選に向け、「都連は小池を推さない。障壁は二階氏だけだ」(首相周辺)との声も交代論を強めている。

 交代する場合、後任に取りざたされるのは二階氏と距離がある岸田氏だ。ただ、岸田氏は7月の参院選で自ら率いる岸田派の現職議員4人を失い、党内では「選挙の責任者となる幹事長が岸田氏では党がもたない」との声も根強い。

 二階氏が幹事長を外されることで不満を抱えれば、首相と対立関係に陥るリスクもはらむ。二階氏周辺は「参院選で勝った幹事長を代える理由がない。交代なら党内はガタガタになる」と牽制(けんせい)する。二階氏は27日の記者会見で「人事は総理一任。特に意見を申し上げるつもりはないが、円満な運営に心を砕いてやっていただきたい」と注文をつけた。(明楽麻子、石井潤一郎)

3748チバQ:2019/08/28(水) 14:26:33
https://www.asahi.com/articles/ASM8X4DFTM8XUTFK00F.html
上野厚労政務官が辞任願を提出 週刊誌が口利き疑惑報道
2019年8月28日13時36分
 自民党の上野宏史・厚生労働政務官(衆院南関東ブロック)は28日午前、政務官の辞任願を提出した。政府関係者が明らかにした。外国人の在留資格認定証明書の交付をめぐり、法務省に口利きをした疑惑があると先週発売の週刊文春で報じられていた。

 週刊文春によると、上野氏は、東京都内の人材派遣会社が法務省の出入国在留管理局に申請した外国人の在留資格認定証明書の交付をめぐり、法務省に証明書の早期発行を働きかけ、人材派遣会社から1件あたり2万円を受け取ろうとしたとされる。また上野氏側は、同社から受け取った187人分の証明書交付申請の一覧をもとに、法務省に認定の可否について問い合わせをしたという。

 上野氏は経済産業省出身で、参院当選1回、衆院当選2回。昨年10月の内閣改造で厚労政務官に就き、労働施策や年金を担当している。

3749とはずがたり:2019/08/31(土) 21:48:00
自民二階派が岸田派と並ぶ第4派閥に=鷲尾氏入会へ
2019年08月30日23時45分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019083001404&g=pol

 自民党の鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)が二階派入りすることが30日、分かった。9月7、8両日に福島県郡山市で開かれる同派の夏季研修会に参加し、正式に入会が認められる運びだ。関係者が明らかにした。同派の勢力は46人となり、岸田派と並ぶ第4派閥となる。
 鷲尾氏は旧民進党出身で、2017年の離党後は無所属で活動し、今年3月に自民党入り。二階俊博幹事長が入党を主導し、選挙区で競合する細田健一氏(比例代表北陸信越ブロック)が所属する細田派が反発していた。

3750チバQ:2019/09/02(月) 10:53:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000012-jij-pol
石破氏、浮上の目あるか=存在感低下、発信少なく
9/2(月) 7:07配信時事通信
石破氏、浮上の目あるか=存在感低下、発信少なく
自民党石破派の研修会であいさつする会長の石破茂元幹事長=1日午後、神奈川県小田原市
 自民党の石破茂元幹事長の存在感が一段と低下している。

 党への貢献度が試される先の参院選応援では目立たず、内閣改造に向けた積極的な動きも見えない。政権中枢の菅義偉官房長官らが「ポスト安倍」候補として脚光を浴びる中、浮上の目はあるのか。

 石破氏は1日、神奈川県小田原市で開いた派閥研修会であいさつし、「自民党は次の時代に責任を持たねばならない」と強調。この後、記者団にポスト安倍への意欲を問われ、「常に準備はしていかねばならない。政策を錬磨し、支持を増やす努力はこれから先もしていきたい」と語った。

 参院選前は党の結束を優先して安倍晋三首相への批判を封印した石破氏。選挙中は10都県に応援に入ったものの、「令和おじさん」として知名度が急上昇した菅氏らの陰に隠れる形になった。

 選挙後に再開した政権批判が活発になったともいえない。むしろ最近では、自らのブログで韓国との関係悪化の原因が日本にあると受け取られかねない発信をして、党内の強い反発を招いたことが話題になった。

 見るべき点が乏しい状況に、竹下派参院議員は「石破氏の魅力が落ちてきている」と指摘する。竹下派の参院側は昨年9月の党総裁選で派閥としては唯一、石破氏を支援したが、同派では「ポスト安倍」候補として加藤勝信総務会長らが浮上。「次は期待できない」(石破派中堅)との声も出ている。

 こうした中、党内の石破氏包囲網ともいえる状況を打破する切り札として石破派内で期待が広がるのが、小泉進次郎衆院議員との連携だ。

 小泉氏は2012年と18年の総裁選で石破氏に投票したことを選挙後に明らかにした。19人の石破派は自前で推薦人をそろえられないが、同派幹部は「小泉氏が出馬しない場合、初めから味方になってくれれば景色が変わる」と語る。

 一方、石破派会長代行の山本有二元農林水産相の地盤の衆院高知2区に、高知県の尾崎正直知事が自民党公認で出馬を目指す意向を表明した。尾崎氏は二階俊博幹事長に近く、今後は二階派との火種になる可能性がある。阻止できるかも石破氏の求心力に影響しそうだ。

3751チバQ:2019/09/02(月) 11:09:34
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190901-00000011-sasahi-pol
二階幹事長は留任、進次郎氏は復興相、三原じゅん子氏の名前も 内閣改造で派閥間のポスト争いが激化〈週刊朝日〉
9/2(月) 10:07配信AERA dot.
二階幹事長は留任、進次郎氏は復興相、三原じゅん子氏の名前も 内閣改造で派閥間のポスト争いが激化〈週刊朝日〉
”滝クリ婚”で注目される小泉進次郎氏(C)朝日新聞社 
 まさかあの人がというビックリ入閣の隠し玉はあるのか──。

9月10日にも行なわれるとみられる内閣改造・自民党役員人事。近づくにつれ、自民党内の派閥争いが復活、激化してきた。

「入閣するのは狭き門なんだよ。70人とも言われる入閣待機組がいるからね。今回が安倍政権の最後の組閣になるかもしれないから、安倍首相に近く、閣僚未経験の連中は必死の売り込み作戦ですよ。安倍首相に直接売り込んだり、安倍首相と親しい経済人や地元の人にまで頼み込んでいる議員もいます」(安倍首相出身派閥の清和会幹部)

 昨年10月の第4次安倍改造内閣では「在庫一掃内閣」と呼ばれ、19人の閣僚のうち12人が初入閣だった。ところが、初入閣組の桜田義孝前五輪相、片山さつき地方創生相、吉川貴盛農水相らはみな、スキャンダルで叩かれた。

「だから、今回は安倍カラーを前面に打ち出すのではないか。小泉進次郎や三原じゅん子あたりが若手のフレッシュな目玉で、進次郎は復興相がおさまりがいい。本人もそれが希望だそうだ。野党に『恥を知れ』と発言し、物議をかもした三原は何を言い出すかわからないから、目立たないポストだろうね。あとは女性を2〜3人起用するのではないかな」(前出・清和会幹部)

 地方創生相就任の認証式では、ど派手なシルバーのドレスで出席し、話題をかっさらった片山さつき氏の動向は気になるところ。

「口利き疑惑で騒がれた片山さつきは留任したくて仕方ないそうで、あちこちに自分で『留任だ』と触れまわってますよ。絶対ないと思うけどね」(自民党幹部)

 病気療養中の竹下亘会長が率いる竹下派(平成研究会)では茂木敏充経済再生相、小渕優子元経産相、加藤勝信総務会長の3人の総裁候補がしのぎを削る。

「小渕は2014年、『政治とカネ』の問題で経産相を辞任したけど、あれから5年近くたち、ジワリと復活しつつある。小渕が復活すると、茂木は派内で自分の芽がなくなるから、面白くないはず。ただ、安倍首相はアメリカのトランプ政権との交渉をまとめた茂木の実力を評価しているから、茂木は大臣残留濃厚だね」(同)

 このほか、安倍直系では西村康稔官房副長官も大臣待望組。
「西村さんは大臣になりたくって仕方ないよ。けれど、まだ当選6回だ。派閥内でも安倍首相の間に入閣しておかないと政権が変われば無理だ今がラストチャンスと、内輪で熾烈な争いですよ」(同)

 安倍首相は会見で内閣改造について、「新たな人材に突破力を発揮してもらう」と発言しているが、小泉進次郎衆議院議員の大臣就任はなるのか。進次郎氏は8月31日、地元横須賀での結婚後初めての国政報告会で、報道陣から閣僚の打診があった場合について質問されると、「決めるのは総理。これからどんな立場であっても、思いをもってしっかりと自分のできることを最大限にやって行きたい」と語った。

3752チバQ:2019/09/02(月) 11:09:56
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう見る。

「安倍首相の『新たな人材』というのは、同じ派閥(清和会)の西村官房副長官と萩生田光一幹事長代行の2人も含まれているのではないか。2人とも安倍直系だし、ここらで入閣させないと、自分が総理の時に大臣にさせるチャンスがなくなるから」

 閣僚ポストの新人争いも見物だが、一方で、党役員人事では、二階俊博幹事長の交代論が飛び交っている。

「二階更迭だという話と留任に決まっているだろうという話と、毎日、日替わりメニューのように大きくなったり、小さくなったりしています。安倍内閣は麻生太郎財務相、菅義偉官房長官、二階幹事長で続けてきているので、これが崩れるとメリットとデメリットがある」(角谷氏)

 メリット、デメリットとは何なのか。

「たとえば、韓国や中国とのチャンネルは二階さんが担ってきているわけで、二階さんが抜けたりするとどうなるか。安倍3選の流れを作ってくれたのも、二階さんだったわけです。二階さんは幹事長という強力なポストにいることで、党内に睨みをきかせたり、人とカネを動かせる。二階さんを替えるだけのメリットを後任者が作り出せるか。ここはすごく難しいと思いますね」(同)

 安倍首相は「憲法改正」のために衆議院解散を虎視眈々と狙っているとみられている。

「次の幹事長に誰がなるかで、選挙が遠いか近いかが見えてくる。岸田さんが幹事長になれば少し選挙は遠くなるのかな。二階さんが続投すれば早いかもしれないし、遅いかもしれないとまたもやブラフをかけるでしょう」(同)

 前出の清和会幹部はこうみる。

「二階幹事長は替えられないでしょう。参院選でも勝利したからね。二階さんを副総裁、党幹事長を麻生太郎財務相にし、甘利明元経産相を後釜の財務相にということを言う人もいるが、難しいんじゃないか。麻生さんがウンと言わないみたいだ」

 二階派幹部は「とにかくうちは二階先生の留任が一番」と言う。

「参院選で勝利して、公明党との良好な関係を築けているのは二階先生のおかげですよ。二階先生が失脚したら後釜には岸田文雄政調会長が取り沙汰されているけど、岸田派は参院選で広島、秋田、滋賀、山形と4つも落とした。幹事長は選挙に強いことが絶対条件。安倍さんが広島で『令和は岸田さん』なんて言って喜んでいたが、そうもいかないよ」(二階派幹部)

 その岸田派幹部も弱気になっているという。

「うちの派閥は参院選で負けてばっかりだったので、次の組閣で強気に出られないね。勝っていれば、二階さんの後は、岸田先生が幹事長ってことだったんでしょうが、これじゃあ偉そうには言えないよ。根元匠厚労相が留任するかもという話もある。根本さんは安倍さんとのパイプもあり、力をつけているので、岸田会長もひやひやものですよ」
 

 石破茂が派閥領袖の石破派からは山下貴司法相が内閣にいるが、組閣ではどうなるのか。

「石破さんのところは、山下法相は交代かもしれない。そうなると、大臣はゼロ。石破派では後藤田正純氏が何とか大臣がやりたくて仕方がないようだが、地元徳島でも問題ばかり起こして、県議らが幹事長に陳情にくるほど。あれだけスキャンダルがあったら身体検査、通らんよ」(前出・二階派幹部)

 次の改造内閣で誰がどんな閣僚ポストを獲るかで、派閥の浮き沈みも占えそうだ。(今西憲之/本誌 上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事

3753チバQ:2019/09/02(月) 11:21:40
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190831-00300279-toyo-bus_all
9月の内閣・党役員人事、二階氏の処遇が焦点に
8/31(土) 6:40配信東洋経済オンライン
9月の内閣・党役員人事、二階氏の処遇が焦点に
G7サミットのため、フランスのビアリッツに到着した安倍首相夫妻、9月の内閣・党役員人事に何を思うのか(2019年8月23日、写真:ABACA PRESS/時事通信フォト)
 「政局秋の陣」の幕開けとなる、内閣改造・党役員人事が9月前半に行われる。

 参院選で勝利した安倍晋三首相は、2021年9月までの総裁任期をにらみ、「新体制での“安倍政治”の完結」(側近)を目指す。今回の人事を「安定と挑戦」と位置づける安倍首相にとって、党役員人事のポイントは派閥領袖の二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長の処遇になる。

 小泉進次郎・党厚生労働部会長の初入閣にも注目が集まるが、安倍首相は周囲にも胸の内を明かさず、ぎりぎりまで熟慮する構えだ。

■若手を抜擢、内閣は大幅に改造

 フランス・ビアリッツで開催された先進7カ国(G7)首脳会議に出席した首相は、8月26日(現地時間)に行った記者会見で「9月に人事を行う」と明言。新内閣についても「新たな人材に突破力を発揮してもらいたい」とし、若手の抜擢も含めた大幅改造の意向を明らかにした。

 その一方で「安定と継続性も重視する」として、内閣の骨格である麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官の続投を示唆した。

 今後の政治・外交日程などからみて、9月10日の自民党役員会後に党4役などの役員人事に着手して同日中に新役員を決めたうえで、11日から改造人事の党内調整を進め、12日午後にも第4次安倍再改造内閣発足という段取りが想定されている。

 役員人事では、党ナンバー2として辣腕を振るう二階幹事長を続投させるかどうかが最大の焦点だ。就任以来3年を超え、連続在任記録を更新中の二階氏は「幹事長人事には興味がない」ととぼけるが、周辺からは「選挙に勝った幹事長を交代させれば政権基盤が揺らぐ」(二階派幹部)との声が出る。

 ただ、野党系議員を二階派に取り込むなど、強引に派閥を拡大する手法への批判も根強く、80歳と高齢で体調不安も指摘されることもあって、「衆院議長や党副総裁への棚上げ」説も取りざたされている。

■幹事長就任に意欲をにじませる岸田氏

 二階氏の地元選挙区ではすでに、三男に地盤を引き継ぐ動きも表面化している。安倍首相にとって、「どこまで二階氏と一体の関係を続けるか」(側近)が人事判断のポイントとなる。

 二階氏を交代させるには、後任として国会や選挙など党運営を仕切れる人物が必要だ。岸田氏や加藤勝信総務会長のほか、「腕力の強さ」(自民幹部)などから菅氏の官房長官からの転身説も消えていない。

 ポスト安倍の有力候補とされる岸田氏は、かねてから幹事長就任に意欲をにじませている。首相と当選同期で親しい友人でもあるだけに、「幹事長になれば一躍、ポスト安倍の本命に踊り出る」(岸田派幹部)。

 ただ、岸田氏の後見人の立場の古賀誠元幹事長(岸田派名誉会長)は「岸田氏はポスト安倍でなくてもいい」と突き放している。岸田派は今回参院選で重鎮も含む4人の改選議員が落選しており、「選挙を仕切る幹事長ができるのか」(二階派幹部)との指摘も多い。

 一方、加藤氏は竹下派ながら「本籍安倍派」(自民幹部)と揶揄されるように、安倍首相の信頼の厚さが売り物だ。手堅い手腕には定評があり、「調整役にはうってつけ」(自民幹部)とされるが、「幹事長となると、党内の掌握力に不安がある」(閣僚経験者)との声も少なくない。

 加藤氏には、同じ竹下派に茂木敏充経済再生相という強力なライバルがおり、幹事長就任の条件とされる派閥の領袖ではないことも弱点だ。

3754チバQ:2019/09/02(月) 11:22:05
■「菅幹事長」は党内の権力バランスが崩れる

 その一方で、党内には「二階氏を引き継げるのは菅氏しかいない」(無派閥菅グループ)との声は多い。ただ、首相にとって「内閣の要は極めて重要」なことに加え、首相周辺からは「菅幹事長となると存在感が大きくなりすぎ、党内の権力バランスが崩れる」(細田派幹部)との懸念も広がる。安倍首相が「安定と継続性」を優先するのなら、菅氏は続投というのが常識的な見方だ。

 麻生氏は、安倍首相の盟友で「精神安定剤」ともいわれている。もちろん、公文書改ざん事件をはじめとする一連の財務省不祥事の最高責任者だけに、各種世論調査でも「麻生氏は辞めるべきだ」が多数となっている。しかし、内閣の大黒柱で、10月からの消費税率引き上げを控えている。安倍首相も「余人をもって代えがたい」との考えとみられる。

 主要閣僚人事も注目だ。中でも、河野太郎外相は続投説と交代説が交錯している。2年前の就任以来、過去に例のないハイペースでの外国訪問などで存在感をアピールしてきたが、「単なる回数だけ」(外相経験者)との批判も多い。

 政界でも有数とされる語学力は評価が高いが、日韓問題で韓国の駐日大使を呼びつけ、「無礼だ」と罵倒した際は、「官邸からも厳しく注意された」(外務省筋)。野党からも「日韓関係を悪化させる外相は代えるしかない」(立憲民主党の枝野幸男代表)との声が出る。

 ただ、対韓外交での強硬姿勢が世論調査でも評価され、「続投支持」は閣僚の中でもトップ。河野氏がポスト安倍にも意欲を示していることもあり、「首相も続投か交代かで迷っている」(周辺)とされる。

 交代した場合は即戦力となる茂木氏の名前が挙がるが、こちらも竹下派の派内事情から「茂木氏だけが重用される」とのやっかみの声も多く、状況は複雑だ。

 最大の注目はやはり小泉氏だ。過去に例のない首相官邸での結婚報告は派手に報道されたが、党内では「露骨な官邸へのごますり」(閣僚経験者)との批判も相次いだ。ただ、ポスト安倍で人気ナンバーワンの小泉氏を入閣させれば、「内閣支持率も最低5ポイントは上昇する」(世論調査専門家)とされる。安倍首相としても「目玉閣僚になれるのは小泉氏だけ」(側近)であることは間違いない。

■悲願の憲法改正に向け、人事も「改憲シフト」

 安倍首相はこれまでも小泉氏に入閣を打診したとされる。その一方で、小泉氏は総裁選では2回連続で首相の対抗馬だった石破茂元幹事長に投票しており、「本音は反安倍」(自民長老)との見方も多い。

 現在、党厚生労働部会長として社会保障政策づくりを担当し、首相周辺からは「混乱が続く厚生労働省の立て直しに取り組ませる」と、厚労相への抜擢説も出ている。ただ、伴侶となった滝川クリステルさんが来年1月出産の予定で、「イクメン議員に徹するため、今回も入閣を断るのでは」(自民幹部)との見方もある。

 参院選勝利を受けて、首相は悲願の憲法改正実現にも強い意欲をアピールし、10月4日召集予定の次期臨時国会で衆参両院憲法審査会での改憲論議の本格化を党幹部に指示している。今回の人事でも、党や国会での「改憲シフト」が注目されている。

 昨年10月の人事で、側近の下村博文元文科相を党憲法改正推進本部長に、新藤義孝元総務相を衆院憲法審査会の自民筆頭理事に配する「改憲シフト」を敷いた。しかし、両氏の挑発的な言動に野党側が反発し、「逆効果になった」(自民長老)。このため、野党側とのパイプもあり、党長老で最大派閥の細田派会長でもある細田博之元幹事長を党本部長に復帰させる案が浮上している。

 自民党内の入閣待望組は約70人とされるが、首相は8月27日の記者会見で「党内でまだ光が当たっていなくても有能な人材はいる」と述べた。これは、「今回の人事で安倍首相は、派閥を超えて能力重視で一本釣りする考え」と受け止められている。

 総裁選直後となった前回人事で「派閥バランスを重視して順送り人事を強いられた」(首相周辺)ことへの反省からだ。「今回が安倍政治の完結のための最後の布陣」(同)ともなるだけに、「首相は安倍流人事の集大成として、ぎりぎりまであらゆる要素を考慮して判断する」(首相経験者)。関係議員は人事直前まで「首相の片言隻句に神経をとがらせる」(同)ことになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3755チバQ:2019/09/02(月) 17:58:50
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190901-00000055-jnn-pol
社会保障担当の閣僚ポスト、内閣改造で新設へ
9/1(日) 19:14配信TBS News i

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 政府が社会保障改革の司令塔として、新たな会議を創設することがわかりました。

 安倍総理は今月予定する内閣改造で、担当閣僚ポストを新たに設ける見通しです。

 「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者になり始める2022年以降、医療費などの社会保障費の急増が見込まれていることから、政府としての本気度を示し、改革を進める狙いがあるものと見られます。(01日16:19)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190831-00000004-kyodonews-pol
茂木敏充氏が重要閣僚に浮上 内閣改造、日米大枠合意を評価
8/31(土) 2:09配信共同通信
茂木敏充氏が重要閣僚に浮上 内閣改造、日米大枠合意を評価
茂木敏充経済再生担当相
 安倍晋三首相が9月の内閣改造で、茂木敏充経済再生担当相を閣内に残し、重要閣僚として処遇する案が浮上している。政権幹部が30日、明らかにした。首相は、大枠合意にこぎ着けた日米貿易交渉を担った茂木氏の実務能力を評価。自民党幹部は「交渉が一段落し、交代には最適な時期だ」と指摘する。党内では外相などへの起用が取り沙汰される。

 日米交渉は、米国の環太平洋連携協定(TPP)離脱を受け4月に協議入りし、茂木氏はライトハイザー米通商代表との交渉を重ねた。大筋合意について茂木氏は29日の党会合で「国益を守り、バランスのある取りまとめができた」と成果を強調した。

3756チバQ:2019/09/02(月) 18:00:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190830-00000623-san-pol
幹事長ポスト 岸田氏動く 内閣改造・自民党人事は来月10日軸
8/30(金) 23:58配信産経新聞
幹事長ポスト 岸田氏動く 内閣改造・自民党人事は来月10日軸
首相官邸で会議に臨む自民党の岸田文雄政調会長(手前)。この後、安倍晋三首相と面会した。左奥は二階俊博幹事長=30日午後(春名中撮影)
 「ポスト安倍」候補の一人である自民党の岸田文雄政調会長が9月の内閣改造・党役員人事を前に動きを活発化させている。30日は安倍晋三首相(党総裁)と官邸で面会し、意見交換した。会長を務める岸田派(宏池会、46人)では岸田氏の幹事長就任を望む声が強い。党内には二階俊博幹事長の強引な手法への反発もある中、岸田氏の処遇が焦点になっている。(田村龍彦)

 内閣改造・党役員人事は9月10日を軸に調整している。岸田氏は首相との面会後、記者団に「いろんな話をした」と述べるにとどめた。岸田派議員の処遇などが話題に上ったとみられる。

 岸田氏は29日夜には、東京・築地の日本料理店で同派の当選5回以上の衆院議員を集め会合を開いた。出席者は「派として岸田会長をこれからも支えていくことを確認した」と意気込む。岸田氏は27日夜も若手の会合に顔を出し、派の結束維持に心を砕いている。

 首相は人事の方針について「安定と挑戦の強力な布陣」と述べている。そこで取り沙汰されるのが岸田氏の幹事長起用だ。

 首相は当選同期で、外相として長く政権を支えた岸田氏を後継候補の一人と目してきた。台風で中止になったが、8月の休暇中に山梨県でのゴルフに岸田氏を誘い、ラウンドする予定だった。岸田氏もやめていたゴルフを再開させていた。

 一方、二階氏は首相の総裁任期延長に道筋をつけるなどの実績を残してきたが、就任から3年を超えた。前回の衆院選で二階派(志帥会、45人)の候補を他派閥の候補にぶつけ、旧民主党政権で要職を務めた細野豪志元環境相を派閥入りさせるなど強引な手法は党内で反発を招く。

 岸田氏は首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会、97人)や麻生派(志公会、54人)などの幹部とも関係を維持し、周辺から「調整型で首相の信頼も厚く適任だ」との声が上がる。

 もっとも、先の参院選で現職4人が落選した岸田派とは対照的に、二階派は参院選後に議員が増えた。さらに鷲尾英一郎衆院議員が近く入会し、所属議員数は党内第4派閥の岸田派と同じ46人となる見通しで、二階氏の続投に向け存在感発揮に余念がない。

3757チバQ:2019/09/03(火) 10:51:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190903-00000505-san-pol
首相、11日に内閣改造 外相に茂木氏が浮上
9/3(火) 5:00配信産経新聞
首相、11日に内閣改造 外相に茂木氏が浮上
政府与党連絡会議に臨む安倍晋三首相(手前)=2日午後、首相官邸(春名中撮影) 
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日に内閣改造と党役員人事を行う。河野太郎外相の後任に、日米貿易交渉を担った茂木敏充経済再生担当相の名前が浮上している。内閣の要である菅義偉(すが・よしひで)官房長官と麻生太郎副総理兼財務相は留任する。党役員では就任から3年を超えた二階俊博幹事長の処遇が最大の焦点となる。

【表でみる】閣僚・党幹部の続投への賛否

 首相は2日の政府与党連絡会議で内閣改造を来週に行うと表明し、「政治の継続性、安定性も重視し、気持ちも新たに、さまざまな課題に果敢に挑戦していく。与党は老壮青、人材の宝庫なので、よく検討し、安定と挑戦の強力な布陣を整えたい」と述べた。改造規模が大幅になる可能性もある。

 公明党の山口那津男代表は記者団に「今週中に党の構想を固めたい」と述べ、人事への対応を急ぐ考えを示した。

 二階氏の去就に関して自民党内では、先の参院選を勝利に導いた手腕を評価し、「代える理由がない」(ベテラン議員)と続投の観測が強い。ただ、80歳の高齢を不安視する声もあるほか、自身が率いる二階派(志帥会)に野党出身議員を入会させて拡大を図る強引な手法には不満もくすぶる。

 首相の党総裁任期満了を2年後に控え、「ポスト安倍」を狙う岸田文雄政調会長の周辺では幹事長就任を望む声が多く、岸田氏の処遇も注目されている。

 自民党参院執行部は2日、閣僚の参院枠を増やすよう首相に要望した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00050244-yom-pol
内閣改造、去就焦点の二階氏「円満な党運営を念頭に」と注文
9/2(月) 19:16配信読売新聞オンライン
 安倍首相は2日、首相官邸で開かれた政府・与党連絡会議で、来週、内閣改造に踏み切る方針を表明した。改造に合わせ自民党役員人事も行う予定だ。

 首相はこの中で、「気持ちも新たに様々な課題に果敢に挑戦していくためにも来週、内閣改造を行いたい。与党は老壮青、人材の宝庫だ。安定と挑戦の強力な布陣を整えたい」と強調した。

 党役員人事では、二階幹事長の去就が焦点だ。二階氏は同日の記者会見で、「広く多くの党員の意見を聞いて、円満な党運営、国会運営を念頭に入れて行うことが大事だ」と語った。

 一方、公明党の山口代表も記者団に、「党としてどう臨むか、今週中に構想を固めていきたい。改造前に首相に伝えたい」と述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190902-00000186-nnn-pol
首相「来週、内閣改造を」自民党役員人事も
9/2(月) 15:38配信日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

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安倍首相は、政府与党の幹部会議で来週、内閣改造を行う方針を明らかにした。あわせて自民党の役員人事も行う考え。

安倍首相「政治の継続性、安定性も重視しつつ、同時に気持ちも新たに様々な課題に果敢に挑戦していく。そのためにも来週、内閣改造を行いたいと考えております」

安倍首相はさらに「安定と挑戦の強力な布陣を整えたい」と述べ、若手議員も登用したい考えを改めて示した。今回の人事では政権の骨格として、菅官房長官と麻生副総理兼財務相は留任する見通し。

一方、同じく骨格と位置づけられる自民党の二階幹事長の処遇が最大の焦点。政府与党内では「代える理由がない」などとして続投するとの見方が広がりつつある。

また、ポスト安倍をうかがう岸田政調会長を幹事長や憲法改正を担う役職に推す声もある。

3758チバQ:2019/09/03(火) 18:09:08
https://www.asahi.com/articles/ASM925SQ5M92UTFK01T.html
ポスト安倍めざす岸田氏 正念場の役員人事に期待と不安
有料記事

豊岡亮 2019年9月3日14時00分
 内閣改造・自民党役員人事で「ポスト安倍」に名乗りを上げる岸田文雄政調会長が正念場だ。安倍晋三首相からの禅譲をめざし、党幹事長など要職を射止めて存在感を高めたい考えだが、与党内には手腕を不安視する声もある。岸田氏の処遇は、政権内の主導権争いを映す鏡になりそうだ。

 首相は先月30日、岸田氏と首相官邸で約30分会談した。人事について意見を交わしたとみられる。岸田氏は会談後、記者団に「色んな話をした」と語った。

 岸田氏の処遇が焦点となるのは、首相が2021年9月に総裁任期を迎えるため、今回の人事がポスト安倍の動向に影響するとの見方があるからだ。

 岸田氏の立ち位置は、首相から…

残り:600文字/全文:874文字

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49307160S9A900C1PP8000/
内閣改造、消えた「骨格」発言 主要ポストに変動観測
政治
2019/9/3 2:00日本経済新聞 電子版

3759チバQ:2019/09/04(水) 11:23:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190904-00000002-asahi-pol
二階幹事長の続投で調整 「安定」重視、麻生・菅氏も
9/4(水) 5:00配信朝日新聞デジタル
二階幹事長の続投で調整 「安定」重視、麻生・菅氏も
二階俊博幹事長
 安倍晋三首相(自民党総裁)は3日の党役員会で、内閣改造と党役員人事を11日に行う方針を表明した。首相は役員会に先立って二階俊博幹事長と会談。二階氏を続投させる方向で調整に入った。複数の政権幹部が明らかにした。首相は麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官も留任させる意向だ。

【図で解説】内閣改造・自民党役員人事はここに注目!

 首相は3日の役員会で「参院選で頂いた国民の支持に応えていくため、人事を刷新し、安定と挑戦の強力な布陣を敷きたい」と発言。人事の一任を取り付けた。

 二階氏は2016年8月、谷垣禎一前幹事長が自転車事故で入院したのを受け、幹事長に就いた。首相の党総裁3選に道を開く党則改正を主導し、4選論にも言及するなど一貫して首相を支えてきた。7月の参院選も自民党は堅調で、二階派を中心に「幹事長を代える理由がない」との声が出ていた。

3760チバQ:2019/09/04(水) 11:27:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190903-00000001-ykf-soci
茂木再生相に外相起用論が浮上、小泉進次郎氏は官房副長官に抜擢か 内閣改造予想リスト
9/3(火) 16:56配信夕刊フジ
茂木再生相に外相起用論が浮上、小泉進次郎氏は官房副長官に抜擢か 内閣改造予想リスト
予想される内閣改造・党役員人事の顔ぶれ
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、「安定と挑戦」を掲げて、内閣改造と党役員人事を断行する。日米貿易交渉をまとめた手腕が高く評価され、茂木敏充経済再生相の外相への起用論が浮上した。安定的な政権運営のため、政権の骨格は変えず、菅義偉官房長官と麻生太郎副総理兼財務相は留任する。政界のプリンス、新婚の小泉進次郎衆院議員は、官房副長官への抜擢(ばってき)がささやかれている。

 「気持ちも新たに、さまざまな課題に果敢に挑戦するためにも来週、内閣改造を行いたい。与党は老壮青、人材の宝庫だ。『安定と挑戦』の強力な布陣を整えたい」

 安倍首相は2日、官邸での政府・与党連絡会議でこうあいさつした。

 党総裁の任期も残り2年。適材適所で、かつ、悲願の憲法改正論議を前進させる観点で、大胆な人事に着手する。

 党役員人事では、二階俊博幹事長の処遇が焦点だ。先の参院選を勝利に導き、続投論もあるが、80歳の高齢を不安視する向きもある。なり振り構わず、二階派(志帥会)に旧民主党出身の議員らを入会させる強引さに党内の不満もくすぶっている。

 そこで、衆院議長ポストや党副総裁に落ち着くのではとの観測もある。

 幹事長の後任には、岸田文雄政調会長の名前が取り沙汰される。

 外相ポストも注目だ。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が「反日・離米・従北・親中」路線をひた走り、日本の安全保障環境が揺らぐなか、毅然(きぜん)と日本の国益を主張できる人材が適役だ。

 河野太郎外相の続投論もあるが、徴用工問題で南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使に「無礼だ」と抗議した際、「上から目線」とみられ、評価は二分していた。

 茂木氏には日米関係を深化させ、日韓関係の修復にもあたらせる狙いがありそうだ。河野氏は党要職へのスライドがありそうだ。

 若手では、西村康稔、野上浩太郎両官房副長官や、首相側近の萩生田光一幹事長代行、三原じゅん子女性局長の閣僚起用の声が上がる。

 進次郎氏は、復興相や厚労相への起用論も消えていないが、「将来の宰相候補」として着実に経験を積ませる観点から、永田町では副長官ポストが現実的だとの声がある。

 参院役員人事では、吉田博美・党総裁特別補佐が、世耕弘成経産相を後継の参院幹事長に後押ししている。元五輪選手の橋本聖子氏の五輪担当相への起用論もある。

3761チバQ:2019/09/04(水) 11:31:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190903-00000097-jij-pol
甘利氏の党要職起用が浮上=麻生、菅氏留任へ-11日に内閣改造・党人事
9/3(火) 18:47配信時事通信
甘利氏の党要職起用が浮上=麻生、菅氏留任へ-11日に内閣改造・党人事
自民党役員会に臨む安倍晋三首相(中央)=3日午前、東京・永田町の同党本部
 安倍晋三首相は3日の自民党役員会で、内閣改造・党役員人事を11日に行う方針を示した。

 盟友の甘利明選対委員長を引き続き党要職で起用する案が浮上。政権の中枢を担う麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官は留任する見通しで、一連の人事では二階俊博幹事長の処遇が最大の焦点となる。

 首相は役員会で「国民の力強い支持にしっかり応えていくため人事を刷新し、安定と挑戦の強力な布陣を敷きたい」と表明、一任を取り付けた。副大臣・政務官人事は13日の見通し。

3762チバQ:2019/09/04(水) 11:32:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190904-00000013-jij-pol
ポスト獲得へ動き本格化=人事「大幅」にらみ-自民各派
9/4(水) 7:08配信時事通信
ポスト獲得へ動き本格化=人事「大幅」にらみ-自民各派
閣議に臨む安倍晋三首相(中央)ら=3日午前、首相官邸
 安倍晋三首相が11日に行う内閣改造・自民党役員人事に向けて、各派によるポスト獲得の動きが本格化している。

【図解】内閣支持率の推移

 派閥幹部らは連日のように首相と面会。「安定と挑戦の強力な布陣」を掲げる首相が大幅な入れ替えを検討していると見て、派内の入閣候補を押し込もうと躍起だ。

 麻生派は3日、横浜市内のホテルで研修会を開いた。麻生太郎副総理兼財務相は講演で「責任ある立場で安倍政権を支え、日本のさらなる発展に貢献してもらいたい」と強調。主流派として大量入閣を狙っている。

 首相は8月30日に首相官邸で岸田文雄政調会長と会談したのを皮切りに、今月2日には参院自民党をまとめる関口昌一参院議員会長、竹下派会長代行の茂木敏充経済再生担当相と相次いで協議した。岸田氏は、当選を重ねながら閣僚経験のない岸田派の「入閣待機組」の名前を挙げて起用を要望。関口氏は通常2人とされる参院枠を増やすよう求め、茂木氏も竹下派の考え方を伝えた。

 昨年10月の人事では12人が初入閣を果たしたが、党内にはなお衆院当選5回以上、参院3回以上の待機組約70人が残る。政権幹部は今回の人事は大幅になるとしており、細田派の閣僚経験者は「人事で遠慮はしない。党4役を含めポストを取りに行く」と意気込んだ。

 一方、処遇に注目が集まる二階俊博幹事長は、3日の記者会見で人事について「党が結束して円満な国政運営に頑張ってもらいたい」と述べた。二階氏が「結束」や「円満」に言及したことについて、中堅は「幹事長続投へ首相をけん制している」との見方を示した。

3763チバQ:2019/09/04(水) 11:32:27
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190903-00000043-sasahi-pol
“滝クリ婚”進次郎は入閣確実か 肩たたきの二階幹事長は逆襲も〈週刊朝日〉
9/4(水) 8:00配信AERA dot.
“滝クリ婚”進次郎は入閣確実か 肩たたきの二階幹事長は逆襲も〈週刊朝日〉
首相官邸で結婚を発表した小泉進次郎衆院議員と滝川クリステルさん=8月7日 (c)朝日新聞社
 安倍晋三首相は9月10日にも内閣改造に踏み切るとみられる。首相は会見で「新たな人材に突破力を発揮してもらう」と発言したことから、それは小泉進次郎衆議院議員を指すのではという臆測が一気に広まった。

【写真】安倍首相から肩たたきがある?

 作家の大下英治氏も「進次郎は入閣を受けるでしょう」と断言。

「安倍首相としても、新鮮な自民党をつくるのに、進次郎は目玉ですよ。進次郎にとっても近い将来、首相の椅子を狙っているのですから、それまでには大臣を少なくとも2回くらい経験しておきたい。まずは厚労相、復興相のポストで入閣するのではないか」

「本人の希望は復興相」(自民党幹部)ともされる。

 だが、その一方で「今回は進次郎が入閣するタイミングではない」と分析するのは政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。

「進次郎には帝王学を学ばせなきゃいけないとはいうものの、安倍首相から見れば別に、進次郎がいてくれないと政権が持たないわけではない」

 むしろ、進次郎が大臣になると内閣が騒がしくなるデメリットも予想される。

「滝川クリステルと結婚した後も、週刊誌は進次郎の女性問題を書きたてています。閣僚になると国会で答弁の必要もあるし、会見もやらなきゃいけない。安倍首相がそのリスクを負って入閣させる必要があるのか……」(角谷氏)

 そして交代論がかまびすしいのが、二階俊博・自民党幹事長。後釜の幹事長には麻生太郎財務相、岸田文雄政調会長らの名前が取り沙汰されている。

 二階幹事長は80歳。もし幹事長を続投して1年余り務めれば、通算在職日数で田中角栄を抜き、歴代最長となるのだが、ふらつき加減で歩くことから健康状態が不安視されている。首相3選の流れをつくった人だが、そろそろ安倍首相から肩たたきがあるのではないかという見方も根強い。

「二階さんを副総裁、麻生さんを幹事長にという話もあるが、麻生さんがウンと言わないみたいだ。公明と組んで参院選を無難に乗り切ったのに、二階さんを肩たたきすると、逆襲されて後の火種になりかねない」(自民党幹部)

 二階氏と長年、交流のある前出の大下氏はこう話す。

「二階さんに最近会ったけど、健康は大丈夫。『絶対に次も幹事長をやる』と言わんばかりの意欲がみなぎっていました」

(本誌・上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日  2019年9月13日号

3764チバQ:2019/09/04(水) 16:41:48
>>3758
ポスト安倍めざす岸田氏 正念場の役員人事に期待と不安
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豊岡亮 2019年9月3日14時00分 内閣改造・自民党役員人事で「ポスト安倍」に名乗りを上げる岸田文雄政調会長が正念場だ。安倍晋三首相からの禅譲をめざし、党幹事長など要職を射止めて存在感を高めたい考えだが、与党内には手腕を不安視する声もある。岸田氏の処遇は、政権内の主導権争いを映す鏡になりそうだ。

 首相は先月30日、岸田氏と首相官邸で約30分会談した。人事について意見を交わしたとみられる。岸田氏は会談後、記者団に「色んな話をした」と語った。

 岸田氏の処遇が焦点となるのは、首相が2021年9月に総裁任期を迎えるため、今回の人事がポスト安倍の動向に影響するとの見方があるからだ。

 ログイン前の続き岸田氏の立ち位置は、首相から政権を譲り受ける禅譲路線。首相との良好な関係作りには、とりわけ気を配ってきた。8月中旬には台風で中止になったものの、山梨県内で首相とゴルフをする計画を進めた。首相と盟友関係にある麻生太郎財務相や首相の出身派閥である細田派幹部とも意見交換を重ねる。

 岸田氏が会長を務める岸田派のメンバーが期待するのは、党幹事長への「昇格」だ。先月29日の派閥の会合では「結束して頑張っていこう」との方針を確認。人事やカネなど党務全般を仕切る要職を手中にし、ポスト安倍への地固めをしたい考えだ。

 同派内では、日米安保改定を進めた安倍首相の祖父・岸信介氏の後を岸田派源流の池田勇人氏が継いだことになぞらえ、「タカ派の安倍の後はハト派の岸田だ」と、路線転換の役割を担うことを望む声もある。

 ただ、党内では岸田氏への厳しい評価も多い。参院選では地元広島など派閥の現職議員4人が落選。第4派閥だったが、党勢拡大を図る二階派に人数で並ばれることに。「選挙を仕切る幹事長は任せられない」「党内ににらみがきかない」。首相周辺ではそんな見方もくすぶる。

 事前に派閥内の期待値が高まっただけに、政調会長に留任した場合の存在感の低下を懸念する声もある。岸田氏周辺は「2年やっても実績が残せなかった政調会長を3年やっても同じ」。岸田氏と距離を置く党幹部の一人は「ポスト競争から脱落する」と語る。(豊岡亮)

3765チバQ:2019/09/04(水) 17:05:50
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201909/CK2019090402000132.html
二階、岸田氏処遇は 11日に内閣改造・自民役員人事

2019年9月4日 朝刊


写真
 安倍晋三首相(自民党総裁)は三日の党役員会で、内閣改造と党役員人事を十一日に実施することを表明した。党役員人事では、就任から三年を超えた二階俊博幹事長と「ポスト安倍」を目指す岸田文雄政調会長の処遇が焦点となる。 (清水俊介)

 二階氏は二〇一六年八月に幹事長に起用され、一七年十月の衆院選、今年七月の参院選で自民党を勝利に導いた。二階派からは「参院選に勝利した幹事長を交代する理由はない」との声が上がる。

 首相は三日の役員会に先立ち、二階氏と二人だけで会談した。二階氏は役員会後の記者会見で、今回の人事について「党が結束して円満な国政運営に腐心し、頑張ってほしい」との考えを語った。

 一方、「ポスト安倍」を目指す岸田氏の処遇に関しては、岸田派内に二階氏の後任として幹事長への起用を期待する声もある。

 内閣改造で首相は、一二年の政権復帰以来、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉(すがよしひで)官房長官ら主要メンバーを要職で起用し続けている。今回の改造でも両氏の続投論が政府・与党内で強まっている。

 茂木敏充経済再生担当相も外相を含む重要ポストで閣内に残留するとみられている。

 起用メンバーの固定により、自民党内では衆院当選五回以上、参院当選三回以上で閣僚経験のない「入閣待機組」が膨らんでいる。昨年十月の内閣改造では十二人が初入閣したが、それでも待機組は約七十人に上る。首相は役員会で「人事を刷新し、安定と挑戦の強力な布陣としたい」と強調しており、大幅改造の可能性もある。

 一連の人事は十日に行う案が有力だったが、首相が四日から六日までロシア極東ウラジオストクを訪れる日程などを踏まえ、十一日となった。

3766チバQ:2019/09/04(水) 17:06:59

https://mainichi.jp/articles/20190904/ddm/005/010/070000c
麻生派 結束に腐心 内閣改造、合流組を後押し
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月4日 東京朝刊
 麻生太郎副総理兼財務相率いる自民党麻生派(54人)は3日、横浜市内のホテルで研修会を開き、11日の内閣改造・党役員人事に向けた結束を確認した。旧山東派など三つの派閥・グループとの合流から2年余り。麻生氏は今回の人事で、合流組を積極的に後押しすることで、求心力を維持する戦略をとる。【飼手勇介】

 「内閣や党のさまざまな立場で、みんな活躍している。今後も責任ある立場で安倍政権を支え、日本の更なる発展に貢献してほしい」。麻生氏は研修会での講演で、派閥所属議員に呼びかけた。

 麻生派は2017年、山東昭子参院議長(議長就任に伴い派閥離脱中)率いる山東派と甘利明選対委員長らの…

3767チバQ:2019/09/04(水) 17:07:43
https://www.asahi.com/articles/ASM9345GMM93UTFK01D.html
反発招いた二階氏の剛腕 首相、政権安定を優先
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明楽麻子、安倍龍太郎 2019年9月4日05時00分
 内閣改造・自民党役員人事で、安倍晋三首相は二階俊博幹事長(80)を続投させる方向になった。首相周辺には高齢の二階氏の交代論もあったが、首相は政権の安定には党重鎮である二階氏が欠かせないと判断。首相を支える骨格を維持したうえで、刷新イメージを打ち出したい考えだ。

 3日朝、自民党本部であった党役員会。首相は「安定と挑戦の強力な布陣を敷きたい」と述べ4〜6日のロシア訪問から帰国後の11日に、内閣改造・党役員人事を行う考えを表明した。二階氏は「総裁に一任する」と短く応じた。

 その直前、首相は党本部の一室で二階幹事長と10分間向き合った。改造人事後の新体制をめぐり意見を交わしたとみられる。役員会後の記者会見で、自らの人事について問われた二階氏は「私は特に関心を持っていない」と淡々と話した。

 首相がこの日、二階氏と会ったのは、焦点だった幹事長人事にメドを付けるためだ。会談後には党幹部らに「幹事長は続投だろう」との見方が広がった。

二階氏の交代を求める党内の声は、首相にも届いていました。それでも続投の方向となった背景を詳報します。

 この間、首相には二階氏の続投…

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3768チバQ:2019/09/04(水) 18:02:58
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190904-00013814-bunshun-pol
「月に100万でも入れば」上野宏史前厚労政務官 “口利き疑惑”新たな録音データ
9/4(水) 16:00配信文春オンライン
「月に100万でも入れば」上野宏史前厚労政務官 “口利き疑惑”新たな録音データ
雲隠れを続ける上野氏 ©共同通信社
「週刊文春」が報じた外国人在留資格を巡る口利き疑惑により、厚生労働政務官を辞任した自民党の上野宏史衆院議員(48)。

【動画】新音声 特捜部が重大関心 上野宏史前政務官の“悪だくみ”音声

 しかし、疑惑については「法令に反する口利きをした事実はない。報道は大変遺憾だ」とコメントを出しただけで、一切公の場で説明していない。

 このほど、「週刊文春」では、さらに疑惑を深める新たな音声を入手した。

 そもそも上野氏の疑惑は、人材派遣会社「ネオキャリア」(以下ネオ社)が派遣する外国人の在留資格について、法務省に少しでも早く許可が出るよう口利きすることで、同社からカネを得ようと画策したもの。小誌は当初、上野氏が政策秘書A氏との打ち合わせの席で「ネオキャリアからお金もらう案件でやってんだ」「1件につき2万円」などと語る生々しい録音データを入手、すでに公開している。

 新たな録音データは、ネオ社を上野氏に紹介した女性経営者N氏と上野氏の会話だ。これは上野氏が「ネオキャリアからお金もらう案件でやってんだ」と発言した翌日に、N氏を議員会館に呼び、打ち合わせを行った際のもの。そこには、こんなやり取りが収められている。

N氏「私、手間がすんごいかかるって、ちょっと、わざと(ネオ社に)言っていて(笑)。言った方が値上げできるんで〜。(略)高値で売りたいんですよね」

上野氏「許可も極力速やかに出すようにするので、そこで2万ずつ手数料もらうだけでも、まあ月に100万でも入れば」

N氏「そう。私ももうちょっと値上げとか取れる所があると思ったんで(後略)」

上野氏「3とか5(万円)にするとか」

 まさに法務省に口利きをして利得を得るための計画を上野氏は自らの口で語っている。

 上野事務所は「(以前)貴誌からの取材にお答えした通り」との文書回答だけで、個別の新たな質問には答えなかった。N氏は録音データのやり取りは「事実です」と認めた上で、値上げに関する話などは「ネオ社に請求するコンサルティング報酬について」だと言い、「上野議員に、パーティー券購入も含め金銭の提供をした事実もなく、その予定もない」と答えた。

 9月5日(木)発売の「週刊文春」では、新たな録音データの詳細や、東京地検特捜部の狙い、森本宏特捜部長と上野家の因縁についても詳報している。また、「 週刊文春デジタル 」では、上野氏とN氏が口利きの単価について相談する《完全版》音声を同日午前5時より公開する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年9月12日号

3769チバQ:2019/09/05(木) 10:31:52
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190905-00580345-shincho-pol
埼玉知事選・自公まさかの敗北で気になる二階幹事長の世渡り戦略
9/5(木) 5:57配信デイリー新潮
埼玉知事選・自公まさかの敗北で気になる二階幹事長の世渡り戦略
二階幹事長
 埼玉で波乱が起きた。

 8月25日投開票の埼玉県知事選で、自民・公明推薦のスポーツライター、青島健太氏(61)が敗れ、国民民主の参院議員だった大野元裕氏(55)が当選。

「大野氏は、4期16年間も知事をつとめた上田清司氏(71)の後継指名を受けました。事前調査では、選挙活動を早くに始めた青島氏が大きくリードしていましたが、あっという間に差は縮まり、ついに逆転を許してしまった」(地元記者)

 その原因はというと、

「公明党が機能しなかったことが一つです」

 一体、何があったのか。

「春の統一地方選、7月の参院選と選挙が続き、現場の創価学会員は疲弊していた。青島陣営が優勢だという、初期の数字に気が緩んだ部分もある。学会にパイプをもつ菅官房長官は危機感を覚え、投開票3日前に学会幹部に電話したものの、時すでに遅しでした」

 気になるのは、自民党の選挙を取り仕切る二階幹事長の動きだが、

「菅さんのほか、自民党は加藤総務会長、岸田政調会長を埼玉に投入して総力戦を展開したのに、肝心の二階さんは情勢悪化を察知してか距離を置き、現場では不満の声があがっていた」

 背後には、二階氏と上田前知事の近さ、仲の良さがあると誰もが見ている。

「上田さんは10月の参院補選に出馬するのが既定路線で、ほぼ当確の情勢。当選後は二階派の特別会員になるとの見方がある。二階さんは大野・上田の連合軍に自公陣営が葬られるのを座視した形ですが、ウラには上田さんとの“友情”があるというわけです」

 選挙戦中、大野選対がれいわ新選組の山本太郎氏に応援演説を頼もうとすると、

「上田さんが猛反対して計画は潰えました。“山本氏に名声アップの場を与えたくない”との判断もあったと言われています。もちろん、れいわと真っ向対立する関係にある自民党への目配せ、そして二階さんへの配慮が働いたと考えられますね」

 老獪な大人たちの世渡り。

「週刊新潮」2019年9月5日号 掲載

3770チバQ:2019/09/05(木) 10:37:02
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190905-00301053-toyo-bus_all
孤立する石破氏、遠ざかる「ポスト安倍」への道
9/5(木) 6:30配信東洋経済オンライン
孤立する石破氏、遠ざかる「ポスト安倍」への道
2018年9月の自民党総裁選で、退場する安倍晋三首相(右)をうながす石破茂元幹事長(写真:時事通信)
 「ポスト安倍」で総理総裁の座を目指す石破茂元幹事長が自民党内で孤立感を深めている。

 昨年9月の総裁選で、安倍晋三首相にただ1人挑戦し、地方票で善戦したものの議員票では大差をつけられた石破氏は、その後も反安倍の立場で臥薪嘗胆の日々を送っている。ただ、総裁選後も党内の「石破包囲網」が進み、今のところ反転攻勢への突破口も見いだせない状況だ。

■ケミストリーが合わない安倍氏と石破氏

 首相が11日に断行する内閣改造・党役員人事でも、石破氏が要職に起用される可能性はほとんどない。首相による石破派(水月会)からの一本釣りもささやかれている。

 党内で、安倍1強のおごりや緩みを批判し続ける石破氏の「影響力を削ぐ」(細田派幹部)のが狙いだ。麻生太郎副総理兼財務相らも、それぞれの立場から「石破潰し」に同調する構えで、このままだとポスト安倍レースで極めて不利な立場に追い込まれかねない。

 石破氏と安倍首相は、自民党が野党だった2012年9月の自民党総裁選で対決して以来、ギクシャクした関係が続いてきた。憲法改正論者で、国防タカ派という点では共通するが、政治手法の違いなどから「ケミストリー(相性)が合わない」(自民長老)とされる。

 2012年の総裁選では、地方票で断然トップとなった石破氏を議員票で上回る安倍氏が決選投票で逆転。2012年暮れの衆院選で安倍氏の首相再登板につながった。

 僅差で敗れた石破氏は党ナンバー2の幹事長に就任し、その後の2年間は「安倍・石破体制」での党運営が続いた。しかし、新安保法制実現を目指した安倍首相が2014年夏、防衛政策に精通する石破氏に「安保法制担当相」への転身を打診した際、「首相との基本認識の違い」を理由に拒否したことなどから関係が悪化した。

 2014年9月の内閣改造・党役員人事で、石破氏は地方創生相に起用されたが、党内では「座敷牢に入れられた」(閣僚経験者)と評された。

 石破氏は2015年9月の総裁選では「安倍内閣の閣僚」であることを理由に総裁選出馬を断念して地方創生相として留任する一方、総裁選後に石破派を立ち上げてポスト安倍を目指す立場を鮮明にした。そのあと、2016年8月の内閣改造で自らの意思で退任して以来、「党内野党」の立場を続けている。

■「冷や飯をおいしく食べています」と皮肉る

 昨年9月の総裁選出馬の際、石破氏は党内の首相支持派からの攻撃に「冷や飯を食わせろとかいうのは、まさにパワハラだ」などと反発。実際に総裁選後に人事で干されると、「冷や飯をおいしく食べています」と安倍首相を皮肉ってみせた。

 党内での孤立を恐れない石破氏の自信を支えているのは、この総裁選で獲得した地方票の45%だ。約5年に及んだ幹事長・地方創生相時代に「とにかく地方を回り、地方議員らと意見交換した」(石破氏)ことによる政治的財産でもある。

 ただ、今年7月の参院選では、自民党公認候補者からの応援要請が激減した。筋論を重視する石破氏は「党の結束を優先して首相批判を封印して臨んだ」(石破氏側近)とされるが、選挙期間中の応援先は10都県にとどまった。

 「令和おじさん」として引っ張りだこだった菅義偉官房長官や、超人気弁士の小泉進次郎党厚生労働部会長と比べて影の薄さが際立った。前回総裁選で約半数が石破氏を支持した竹下派からも「党内での影響力低下が、地方での人気下落にもつながっている」(竹下派幹部)との声が出る。

 石破氏は、日韓の対立について、8月23日に自身のブログに「我が国が敗戦後、戦争責任と正面から向き合ってこなかったことが多くの問題の根底にある」と書き込んだ。韓国へ強硬姿勢を続ける安倍首相への批判ともとれる内容で、党内からは「敵(韓国)に塩を送るような発信だ」(細田派若手)などの反発が相次いだ。

 石破氏は、9月1日に神奈川県小田原市で開催された石破派研修会で「自民党は次の時代の責任を持たなければならない」と力説、記者団に「(次期総裁選に向け)つねに準備していかねばならない」とポスト安倍への強い意欲を示した。

 そのうえで石破氏は11日に予定される内閣改造人事について「次の時代に評価される人事が行われることを切望する」と注文を付けた。こうした石破氏の言動について正論との評価もあるが、石破派内には「党内の反発を買うだけ」との不安が広がる。

3771チバQ:2019/09/05(木) 10:37:28
■高知県知事の出馬表明に「石破潰し」の声

 石破派の所属議員は現在19人で、総裁選立候補に必要な推薦人20人を下回る。もちろん、無派閥議員の中には「一定数の隠れ石破派がいる」(石破派幹部)とされるが、「今後、人事などで首相サイドからの締め付けが強まれば、石破離れを起こす」(麻生派幹部)ことも否定できない。

 そうした中、高知県知事として4選不出馬を表明した尾﨑正直知事は3日、官邸で首相と面会して次期衆院選に立候補する意向を伝えた。尾﨑氏が狙うのは高知2区から自民党公認での出馬だが、同区自民現職の山本有二元農林水産相は石破派会長代行を務める石破氏の最側近だ。

 今後の候補者調整は難航必至だが、尾﨑氏の背中を押したのは二階俊博幹事長とされるだけに、石破派内には「党執行部の石破潰しの一環」との疑心暗鬼も広がる。

 首相が4選を狙わずに任期満了を迎えれば、次期総裁選は2021年9月実施となる。その場合、石破氏が頼りにするのは、昨年の総裁選で半数が石破氏支持に回った竹下派だが、同派では茂木敏充経済再生相や加藤勝信総務会長がポスト安倍に意欲を示しており、「次回総裁選での石破支持は期待できない」(石破派幹部)のが実情だ。

 前回総裁選で石破氏の得た国会議員票は73票にとどまっており、それから竹下派の支持グループが抜ければ「基礎票はさらに減る」(同)ことにもなりかねない。

■岸田氏が要職に起用されれば、石破氏は窮地に

 党内有力議員の中で、総裁選で2回連続で「石破票」を投じたのが小泉氏だ。このため、石破派は「次回も小泉氏が支持表明してくれれば議員票も増える」と期待する。

 しかし、小泉氏は滝川クリステルさんとの結婚を真っ先に菅義偉官房長官に報告したことで、「官邸にすり寄った」(自民幹部)との見方も広がる。小泉氏が頼った菅氏は、今やポスト安倍の最有力候補で、石破氏のライバルだ。小泉氏が菅陣営に加われば、石破氏の総裁選戦略はさらに苦しくなる。

 最新の世論調査の「次の首相にふさわしいのは誰か」との設問では、小泉氏が断然トップの29%。安倍首相が18%で続き、石破氏は13%で3位だ。菅氏と河野太郎外相は6%で並び、首相からの禅譲説もある岸田文雄氏は1%と低迷している。

 この結果を見る限り、首相と小泉氏を除けば石破氏への国民的期待度は「ポスト安倍レースの1番手」をキープしているようにみえる。しかし、11日の人事で岸田氏が引き続き党・内閣の要職に起用されれば、状況が変わる可能性がある。しかも、退任後の院政のために、岸田氏への禅譲を狙って安倍首相が党内の多数派工作を進めれば、石破氏は一段と窮地に追い込まれる。

 このため、派内からは「次回は岸田氏に譲って、次の次を目指しては」との弱気の声も出る。ただ、そうなると河野、小泉両氏の台頭などで「年齢的にも政治的にも過去の人」(別の閣僚経験者)となりかねない。党内の反安倍勢力の間には「安倍1強政権の歪みを正せるのは石破氏だけ」(閣僚経験者)との声もあるが、今後も首相主導の権力闘争が続く限り、石破氏が総理総裁への道を切り開くのは「至難の業」(自民長老)との見方が多い。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3772チバQ:2019/09/05(木) 13:09:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190904-00000572-san-pol
二階幹事長、岸田政調会長留任へ 首相方針、党の安定重視
9/4(水) 20:10配信産経新聞
二階幹事長、岸田政調会長留任へ 首相方針、党の安定重視
自民党の岸田文雄政調会長(春名中撮影)
 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日、11日に行う党役員人事で、二階俊博幹事長(80)と岸田文雄政調会長(62)を留任させる方針を固めた。今回の人事では幹事長就任から3年を超えた二階氏の処遇が焦点となっていたが、7月の参院選を勝利に導いた手腕を首相は評価した。合わせて岸田氏も続投させることで党運営の安定を重視した。複数の関係者が明らかにした。

 首相は内閣改造・党役員人事の基本方針について「安定と挑戦の強力な布陣」と述べていた。今後は首相が目指す憲法改正が大きな政治課題となるだけに、首相は「自民党で最も政治的技術を持った人」と評価する二階氏の手腕に期待し、続投を決めたとみられる。

 二階氏は平成28年8月に幹事長に就任し、29年の衆院選と先の参院選で自民党の勝利に貢献した。また、連続2期6年だった党総裁任期を連続3期9年に改める党則改正を主導し、首相の連続3選への道を開いた。党内では高齢で健康面を不安視する向きもあったが、「代える理由がない」(ベテラン議員)との見方が強まっていた。

 一方、岸田氏は24年12月の第2次安倍政権発足とともに外相に就き、29年8月から政調会長を務めている。岸田氏は4日、官邸で首相と面会し、人事をめぐり意見交換した。岸田派(宏池会)内には、「ポスト安倍」を目指す岸田氏の幹事長就任を求める意見があったが、首相は党の安定を重視したようだ。

 内閣改造では、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉(すが・よしひで)官房長官を留任させるほか、河野太郎外相の後任に、日米貿易交渉を担った茂木敏充経済再生担当相の起用が浮上している。

3773チバQ:2019/09/05(木) 16:10:07
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019090401128&g=pol
「ポスト安倍」へ正念場続く=岸田氏、幹事長昇格かなわず-自民三役人事
2019年09月05日07時13分


岸田派研修会であいさつする岸田文雄政調会長=4日午後、山梨県山中湖村

 「ポスト安倍」を目指す自民党の岸田文雄政調会長は足場固めのため、11日の党役員人事で幹事長への昇格を期待していたが、政調会長続投となり、その芽は消えた。総裁への道は依然険しく、正念場が続きそうだ。
 「宏池会(岸田派)の基本的な姿勢は、『寛容と忍耐』『信頼と合意』といった歴代宏池会内閣のキャッチフレーズとして示してきた。新しい時代でも大切にしなければならない」。岸田氏は4日、山梨県山中湖村のホテルで開いた同派研修会でこう語り、「岸田政権」樹立に意欲をにじませた。
 7月の参院選で岸田派は現職4人が落選し、党内では「岸田氏では選挙の顔にならない」(細田派中堅)と冷ややかな声が広がった。ただ、安倍晋三首相周辺によると、首相がかねて岸田氏に抱く期待は変わっていないとされ、今回の人事をめぐる各派との調整でも8月30日に最初に官邸に招く配慮を見せた。
 結局、政調会長留任となり、岸田派内には落胆の声が広がる。同派幹部は「幹事長の可能性があると思っていたから残念だ」と肩を落とし、参院の中堅議員は「いつになったら宏池会政権ができるんだ」と嘆いた。
 党内には「政調会長留任でも総裁候補の立場は変わらない。ほかに適当な人がいない」(竹下派幹部)との見方がある。しかし、2年余りの政調会長ポストで目立った実績はなく、無派閥の閣僚経験者は「留任では参院選での負のイメージ払拭(ふっしょく)にはならない。岸田氏はこのままでは終わる」と指摘した。

3774チバQ:2019/09/06(金) 09:33:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000014-jij-pol
五輪相に橋本氏浮上=茂木氏は外相有力-内閣改造
9/6(金) 7:07配信時事通信
 安倍晋三首相が11日に行う内閣改造で、自民党の橋本聖子前参院議員会長を五輪担当相に起用する案が5日、浮上した。

 五輪メダリストでスポーツ行政に精通しており、来年夏の東京五輪・パラリンピックの「顔」になるとの見方だ。茂木敏充経済再生担当相は外相起用が有力となった。

 橋本氏は1992年のアルベールビル大会でスピードスケート選手として銅メダルを獲得するなど、夏冬計7回の五輪出場を果たした。現在も日本オリンピック委員会(JOC)副会長を務めるなど、長く五輪と関わっており、「最有力候補」(閣僚経験者)との声が上がっている。首相が掲げる「女性活躍」の方針とも合致する。

 内閣改造に伴う自民党役員人事では、森山裕国対委員長が続投を含め、党の要職で起用されるとの見方が強まっている。

 森山氏はこれまで国会運営の要として手堅い手腕を発揮。首相や菅義偉官房長官の信頼も厚く、政府高官は「森山氏の果たした役割は大きい」と評価する。党四役で処遇されるとの観測も出ている。

 公明党は5日の常任役員会で、内閣改造への対応を山口那津男代表に一任した。同党から入閣している石井啓一国土交通相の処遇が焦点。交代する場合は石田祝稔政調会長の名前が挙がっている。山口氏はロシア訪問中の首相が帰国する6日以降に、同党の要望を伝える方針だ。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000509-san-pol
五輪相に橋本聖子氏有力 石井国交相は続投で調整
9/6(金) 7:00配信産経新聞
五輪相に橋本聖子氏有力 石井国交相は続投で調整
橋本聖子氏
 安倍晋三首相が11日に行う内閣改造で、自民党の橋本聖子前参院議員会長(54)の五輪相での起用が有力となったことが分かった。公明党の石井啓一国土交通相(61)は続投の方向で調整している。

 橋本氏はスピードスケートと自転車で夏冬あわせ計7回オリンピックに出場し、1992年のアルベールビル冬季五輪スピードスケート女子1500メートルで銅メダルを獲得。来年開催される東京五輪・パラリンピックに向け適任と判断したとみられる。入閣は初めてとなる。

 橋本氏は平成7年の参院選比例で初当選。今年7月の参院選で5回目の当選を果たした。参院議員会長のほか、外務副大臣などを歴任した。

 石井氏は党政調会長などを経て27年10月に国交相に就任。在職3年11カ月に及び、歴代国交相として最長を記録している。

3775チバQ:2019/09/06(金) 09:34:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000505-san-pol
首相、一時は二階幹事長交代も検討 後進育成か安定か…続投選択
9/6(金) 5:00配信産経新聞
首相、一時は二階幹事長交代も検討 後進育成か安定か…続投選択
自民党・二階俊博幹事長の主な経歴
 11日の自民党役員人事・内閣改造で最大の焦点だった幹事長ポストは、二階俊博氏が続投する方向となった。二階氏に対しては、政治手腕を評価する声がある一方、就任から3年を超え、80歳と高齢であることを不安視する向きもあった。安倍晋三首相(党総裁)も後進の育成のため、一時は二階氏の交代も検討したが、党運営の安定を優先した。

 「ありがとう。またよろしくね」

 4日午後、自民党本部4階の幹事長室。テレビで「二階氏留任で調整」の一報が流れると、周囲から「おめでとうございます」と祝福された二階氏は、はにかんだような表情でこう応じた。

■党内から交代論も

前日の3日朝、二階氏は党本部で約10分間、首相と2人きりで向き合い、人事について意見交換したとみられる。その後、記者会見に臨んだ二階氏の表情は気迫に満ちていた。

 幹事長は、党運営の事実上のトップで、選挙での候補者の公認や資金配分など絶大な影響力を発揮する。二階氏は幹事長として総裁任期延長の党則改正を主導し、昨年の総裁選での首相連続3選に道を開いた。平成29年の衆院選と先の参院選での自民党勝利にも大きく貢献した。

 ただ、自身が率いる二階派(志帥会、46人)に野党出身議員を引き込む強引な拡大路線は反発を招き、党の長老や首相側近らからは「党内を混乱させている」と二階氏の交代論が出ていた。一方、「ポスト安倍」を目指す岸田文雄政調会長は今回の人事で、「首相への登竜門」でもある幹事長就任に意欲を示していた。

 首相は、二階氏への恩義と側近らの意見、後継者の育成などのはざまで悩み、周囲にこう漏らしていた。

 「二階氏の処遇が最大の悩みどころだね」

 実際、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官は「内閣の重要な柱」として留任が早々に伝えられる一方、マスコミは「二階氏の処遇が焦点」と報じた。当初は今月10日とされていた党役員人事・内閣改造が11日に後ろ倒しにされたのも、二階氏の処遇がなかなか決まらなかったからとされる。

■憲法改正を視野

 二階氏もそうした空気を敏感に感じ取り、交代の要因になりかねない「健康不安説」が流されることに神経をとがらせた。

 結果的に首相は二階氏の続投を決めた。二階氏と関係を深めている菅氏が、続投を首相に進言したことも大きな後押しとなった。政府高官は「安定して党を支えてもらうということだろう」と首相の意図を読み取る。党関係者は首相が目指す憲法改正を挙げ「二階氏でなければ進まない」と話す。

 ただ、今回の人事をめぐって党内の不満が顕在化したのも事実だ。8月に幹事長の連続在職記録を更新し、さらに要職を務めることには「長すぎる」との声も出ている。こうした不満に二階氏自身がどう向き合うかが、今後の党運営の鍵になりそうだ。(大島悠亮、広池慶一)

3776チバQ:2019/09/06(金) 09:34:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190905-00000616-san-pol
内閣改造、公明が山口代表に一任 国交相ポスト焦点
9/5(木) 21:07配信産経新聞
 公明党は5日の常任役員会で、安倍晋三首相が11日に行う内閣改造人事への対応を山口那津男代表に一任することを決めた。同党の現職閣僚である石井啓一国土交通相の去就が焦点で、山口氏は近く首相と会談し、党の要望を伝達する。

 石井氏は平成27年10月の第3次安倍改造内閣で、公明党代表を務めた太田昭宏氏の後任として入閣した。旧建設省出身で安定した仕事ぶりが評価され、在職期間は歴代国交相で最長の3年11カ月に及ぶ。公明党の閣僚としても過去最長を更新している。

 首相が「安定と挑戦の強力な布陣」を掲げていることを踏まえ、石井氏が留任するとの見方もある一方、党内では「長すぎる」との声が強く、後任候補に石田祝稔(のりとし)政調会長(68)=衆院比例四国=らの名前が浮上している。

 交代論には、石井氏入閣後の国政選挙の結果も微妙に絡む。公明党の比例代表得票数は28年参院選で757万票だったが、29年衆院選は697万票に落ち込み、今年7月の参院選では653万票とさらに減った。支持母体の創価学会の幹部は「参院で過去最多の28議席を得ながら、それに見合う票数が出ていない」と話す。

 党勢拡大は「根源的な課題」(党幹部)で、6日の党会合で次期衆院選を見据えた活動方針を打ち出す。今回の内閣改造で石井氏交代となれば、次期代表候補として「党の顔」に育てる狙いもあるとみられる。

 一方、国交相ポストは24年12月の第2次安倍内閣発足後、公明党の「指定席」となっているが、自民党のベテラン議員は「権力の源泉たる各種団体の陳情が省庁の中で最も多く、誰もがやりたい役職の一つだ。何とかして手に入れたい」と語る。

 これに対し、公明党も「建設や運輸のほか観光、災害対策など幅広い分野に関わる国交行政こそ、わが党のネットワークを生かせる」と手放す気配はない。(清宮真一)

3777チバQ:2019/09/06(金) 09:35:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190905-00000221-kyodonews-pol
外相に茂木氏起用が有力 自民加藤氏の経済閣僚浮上
9/5(木) 22:06配信共同通信
外相に茂木氏起用が有力 自民加藤氏の経済閣僚浮上
茂木敏充経済再生担当相
 安倍晋三首相(自民党総裁)が11日に実施する内閣改造・党役員人事で、茂木敏充経済再生担当相の外相への起用が有力となった。加藤勝信党総務会長を経済閣僚とする案も浮上した。公明党の山口那津男代表は同党の石井啓一国土交通相の処遇について留任を含め調整に入った。複数の関係者が5日、明らかにした。

 外相には元徴用工訴訟問題を巡り悪化する日韓関係や、停滞するロシアとの平和条約締結交渉への対応が求められる。首相は、日米貿易交渉の大枠合意をまとめた茂木氏の実務能力を高く評価している。自民党幹部は「茂木氏が外相に横滑りするだろう」と語った。

3778チバQ:2019/09/06(金) 09:55:38
https://digital.asahi.com/articles/ASM95514FM95UTFK00P.html?rm=503
岸田氏悲願の「幹事長」かなわず 勝者は二階-菅ライン
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明楽麻子、安倍龍太郎 2019年9月6日09時00分
 安倍晋三首相(自民党総裁)は、11日の内閣改造・党役員人事で、二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長を続投させる方向となった。「岸田幹事長」も選択肢だったが、党内の不安定化を招くとみて回避。競争に敗れた形の岸田氏が、傷を負わないよう重要ポストに残す。柱を維持したため、「安定」が際立つ状況になっている。

 最大の焦点だった幹事長ポストは、二階氏の留任で事実上決着した。約3年間にわたり、選挙と、党の人事と資金の動きを仕切ってきた重鎮を容易に動かせなかった。

 二階氏も自らの派閥も、最優先は幹事長ポストの維持だった。二階氏は周囲に「俺は選挙に負けていない。代えたら党内がガタガタするだろうな」と高齢などを理由にした党内の交代論を牽制(けんせい)。あえて派閥からの入閣も求めず、首相側にメッセージを送った。

 菅義偉官房長官も、「党内でこれだけ何も問題がないなんて、ありがたい」と手腕を評価し、連携を深める二階氏の留任を強く後押ししていた。岸田氏の影響力が増すことへの警戒もあったからだ。留任について、党内には早くも「二階―菅ラインの勝利」と分析する声も出ている。

 一方で、懸案となるのが、岸田氏の処遇だった。

 ログイン前の続き首相は当選同期で気心が知れた岸田氏を「ポスト安倍」候補として重用してきた。岸田氏も、首相の2021年9月の総裁任期満了を見据えて、首相から政権を譲り受ける「禅譲」をめざしているとされ、政権を支えてきた。さらに存在感を高めるためには、幹事長ポストは理想的だった。

 党関係者によると、岸田氏は首相に幹事長就任への意欲を伝えていた。同時に、仮に「昇格」が実現しなかった場合の政調会長留任も希望していたという。首相としても自らが退いた場合の後任として、影響力を及ぼせる岸田氏というカードは残しておきたいところ。政策責任者という重責を担わせることで、「ポスト安倍」候補としての足場を残した形だ。

 今回の内閣改造・党役員人事で、首相は「安定と挑戦の布陣」を掲げる。党では2本の柱を残し、安定を優先した。菅氏に近い中堅議員は「安定と安定と少し挑戦、という感じだ」と解説した。

 首相は6日午後にロシアから帰国し、人事の本格的な検討に入る。ある党幹部は「挑戦の布陣は、閣僚を大幅に変えることで打ち出すしかない」。(明楽麻子、安倍龍太郎)

3779チバQ:2019/09/07(土) 21:53:19
https://www.asahi.com/articles/ASM964DN3M96UTFK00D.html
参院自民に「権力の空白」 官邸の影響下か自主性保つか
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鬼原民幸 2019年9月7日14時30分
 自民党で参院幹部人事に注目が集まっている。実力者の参院幹事長が引退し、後継次第で一定の緊張を保ってきた首相官邸との関係が変わるからだ。安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正論議の行方にも関わるだけに、首相の側近が起用されるとの見方も出ている。

 7月の参院選で吉田博美・参院幹事長が引退した。かつて参院に君臨し、いまも影響力を持つ青木幹雄・元参院議員会長と気脈を通じる吉田氏が不在となったことで、参院自民では「権力の空白」が生じている。

 参院自民は長年、多数の議員を抱える竹下、細田、岸田の3派閥が主要ポストを分け合ってきた。だが、7月の参院選で岸田派の現職4人が落選。岸田、麻生両派の議員数が並び、このバランスが崩れた。

 参院選後、議長に麻生派の山東…

3780チバQ:2019/09/08(日) 22:14:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-00000005-jij-pol
自民二階派、幹事長ポスト維持で意気軒高=継承者不在に不安も-党役員人事
9/8(日) 7:08配信時事通信
自民二階派、幹事長ポスト維持で意気軒高=継承者不在に不安も-党役員人事
二階派研修会であいさつする自民党の二階俊博幹事長=7日午後、福島県郡山市
 11日の内閣改造に伴う自民党役員人事で二階俊博幹事長の続投が固まり、同氏率いる二階派は意気軒高だ。

 「幹事長派閥」として党内で影響力を維持できるからだ。一方、派閥は拡大志向を強めながらも、継承者不在の状況に変わりはなく、将来には不安も漂う。

 同派は7日、福島県郡山市で研修会を開催。二階氏はあいさつで「皆さんの大きな期待に応えるべく決意を新たにしている。われわれは団結の力で頑張っていかなくてはならない」と派の結束を呼び掛けた。

 二階氏は80歳で幹事長就任から3年が経過しており、今回は交代論も出ていた。衆目の一致する総裁候補もおらず、二階氏が幹事長から外れれば派閥は急速に力を失う可能性があった。

 それだけに、引き続き人事や資金面、次期衆院選の公認などで「党運営を掌握できる」(同派中堅)ことへの安堵(あんど)感は強い。若手は「二階氏がいる限り何でもありだ」と勢いづく。

 一方、他派閥の視線は冷ややかだ。幹事長ポストの威光を振りかざすように、野党出身議員を自派に取り込むなど強引さも目立つためだ。

 前回衆院選で細田派現職を比例代表での復活当選に追いやった旧民進党出身議員の自民入党を二階氏が認め、細田派の反発を招いた。無所属の細野豪志元環境相を派閥に迎え入れ、選挙区で競合する現職が所属する岸田派は警戒を強めている。

 高知でも、石破派と次期衆院選の公認争いが勃発しそうな雲行きだ。細田派中堅は「二階氏の党運営は我田引水が過ぎる」と批判する。

 もっとも、二階派がどこまで勢いを保てるかは見えない。「うちと麻生派の弱点は、今の領袖(りょうしゅう)がいなくなれば、いずればらばらになり消えることだ」。二階派幹部はこう自嘲気味に語り、将来を案じている。

3781チバQ:2019/09/08(日) 22:41:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000008-khks-pol
「猫の目五輪相」次は誰? 鈴木氏処遇、内閣改造で注目
9/6(金) 11:30配信河北新報
「猫の目五輪相」次は誰? 鈴木氏処遇、内閣改造で注目
(写真:河北新報)
 大幅交代との観測がある11日の内閣改造を巡り、一部で注目されるのが「復興五輪」を推進する鈴木俊一五輪相(衆院岩手2区)の処遇だ。五輪相は全閣僚が留任した2017年の第4次安倍内閣発足を除き、改造のたびに目まぐるしく交代した。東京五輪・パラリンピックまで1年を切った。今回はどうなるのか。

 鈴木氏は今年4月、前任の桜田義孝氏が「復興以上に大事なのは議員」と発言し更迭されたことを受け再登板。安倍晋三首相は「復興五輪に強い思いを持っている。成功に導いてもらいたい」と説明した。

 鈴木氏の在任は通算1年7カ月で歴代五輪相=表=で最長。東日本大震災で被災した岩手県山田町出身で「被災地と五輪の距離を近づける」と強調してきた。最初の在任時には被災地が選手らと交流する「復興ありがとうホストタウン」制度を創設。選手村などで被災地産食材を活用することも働き掛ける。

 ある大会関係者は「大会準備の経緯をよく理解し、安定感がある。被災地に精通するのも強み」と手腕を評価する。一方、自民党内では「大会アピールのため知名度の高い人物を起用するのでは」「入閣待機組への配慮も働くはずだ」と臆測が飛び交う。

 鈴木氏は「改造でどうなるか分からない」としつつ「テロ対策や感染症対策など国が取り組むべき課題は多い。本番まで1年を切り、大切な時期に差し掛かっている」と話した。

3782チバQ:2019/09/08(日) 22:42:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000026-asahi-pol
外相に茂木氏起用、河野氏を交代 内閣改造で首相調整
9/6(金) 11:25配信朝日新聞デジタル
 安倍晋三首相は、11日の内閣改造で外相に茂木敏充経済再生相を起用する方向で調整に入った。悪化する日韓関係や、米イランの対立で緊張が高まる中東情勢、相次ぐミサイル発射の一方で拉致問題に進展がみられない北朝鮮問題など、課題が山積する外交の打開をめざす。

 茂木氏は経済再生相として日米貿易交渉を担い、閣僚級協議を重ねて8月の日米首脳会談での大枠合意に導いた。首相はこうした手腕を高く評価した。

 茂木氏は自民党第3派閥の竹下派(平成研究会)の会長代行。昨秋の党総裁選では、同派の参院側が首相の対立候補となった石破茂・元幹事長支持を打ち出す中、首相に近い茂木氏らが巻き返し、衆院側の多数を首相支持でまとめたことも評価されたとみられる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00000509-san-polhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00000509-san-pol
大幅改造 17閣僚交代も 世耕氏、閣外なら参院幹事長
9/7(土) 5:00配信産経新聞
大幅改造 17閣僚交代も 世耕氏、閣外なら参院幹事長
会見する世耕弘成経産相=8月2日、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)
 安倍晋三首相が11日に行う内閣改造で、政権の核として留任が固まっている麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉(すが・よしひで)官房長官を除く17閣僚が交代する見通しとなっている。自民党の橋本聖子前参院議員会長(54)の五輪相での初入閣が有力となっているほか、自民党役員人事では二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長の留任が確実となった。

 ロシア経済分野協力担当相を兼務する世耕弘成経済産業相の処遇についても調整が続いており、閣外に出る場合は参院幹事長に就く見通し。

 首相は6日、日露首脳会談などロシア極東ウラジオストクでの一連の外交日程を終え、政府専用機で羽田空港に帰国。本格的な人事に着手した。

 首相は帰国後、公明党の山口那津男代表と官邸で約40分間会談し、人事の方針について意見交換した。山口氏は会談後、記者団に「首相が掲げた継続性と挑戦の方針に沿うよう考えた」と述べた。

 首相は内閣改造・自民党役員人事にあたって「安定と挑戦の強力な布陣」を掲げ、菅氏や二階氏ら政権の要を維持する一方で、閣僚を刷新し、清新さをアピールしたい考えだ。

 内閣改造では、河野太郎外相の後任に、日米貿易交渉を担った茂木敏充経済再生担当相を起用する案が浮上している。首相と距離を置く石破茂元幹事長が率いる石破派(水月会)から起用された山下貴司法相は交代する。社会保障改革を担う厚生労働相や、危機管理能力が問われる防衛相などの重要ポストを中心に人選を進めている。

 五輪相での起用が有力となった橋本氏は、スピードスケートと自転車で夏冬あわせ計7回オリンピックに出場し、1992年のアルベールビル冬季五輪スピードスケート女子1500メートルで銅メダルを獲得。来年開催される東京五輪・パラリンピックに向け適任と判断したとみられる。

 副大臣と政務官の人事は13日に行われる予定。

3783チバQ:2019/09/08(日) 22:43:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00000504-san-pol
岸田氏、改憲布陣先頭に 自民、もろ刃の剣も
9/7(土) 0:13配信産経新聞
岸田氏、改憲布陣先頭に 自民、もろ刃の剣も
最近の憲法改正をめぐる動き
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造・党役員人事で、悲願の憲法改正に向けて挙党態勢を組む方針だ。続投が固まっている二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長ら党幹部に改憲を担わせる布陣を敷くとみられる。岸田氏としては、改憲で実績を作ることができれば「ポスト安倍」に近付くが、自身が率いる岸田派(宏池会)には9条改正に否定的な声もあり、もろ刃の剣になる可能性もある。

 「そういうことも踏まえてしっかりやります」

 首相は3日夜、幹事長などの党幹部を改憲に関与させるべきだと電話で訴えてきた自民党ベテラン議員にこう応じた。

 首相に近い中堅議員も「首相の頭の中心に憲法改正があるのは間違いない。人事でも反映されるだろう」と語る。

 背景には、遅々として進まない憲法論議への危機感がある。

 自民党は昨年、憲法9条への自衛隊明記を含む4項目の改憲案をまとめた。しかし、野党第一党の立憲民主党などの抵抗もあり国会に示すことすらできていない状況だ。先の通常国会では、衆院の憲法審査会で実質的な審議が行われたのは1度だけだった。

 首相の党総裁任期は残り2年余りだが、このペースでは任期中の改憲実現はおぼつかない。首相はこれまで、自身に近い党憲法改正推進本部長の下村博文元文部科学相や、衆院憲法審の与党筆頭幹事を務める新藤義孝元総務相らに党の改憲論議や野党との交渉を担わせてきた。しかし、党を挙げて改憲に取り組む姿勢を示すためにも党三役の参加を期待する声が党内には広がる。

 自民党関係者は「野党と高度な政治的駆け引きをするには党三役を前面に立てるしかない」と語る。

 そこで浮上しているのが岸田氏に改憲を担わせる案だ。政務調査会で改憲を扱ったり、岸田氏が憲法改正推進本部長と政調会長を兼務したりすることが取り沙汰されている。

 岸田氏は首相と当選同期で関係が良く、折に触れて首相の改憲への強い思いを感じてきた。政調会長として取りまとめを主導した参院選公約には、早期の憲法改正を目指すと明記。岸田氏自身、「国民の理解を得ながら必要な改正は行うべきだ」との立場だ。

 岸田氏が前面に出ることで、保守色の強い首相へのアレルギーを隠さない野党との調整だけでなく、国民的な議論が進むとの期待感もある。

 「ポスト安倍」に意欲を示し、首相からの“禅譲”を期待する岸田氏にとっても、「改憲で結果を出せばプラス」(岸田氏周辺)になるうえ、課題となっている発信力も強まる。

 ただ、懸念材料は岸田氏が率いる岸田派46人の結束を維持できるかどうかだ。岸田派には伝統的にリベラルというイメージがあり、実際、派内には9条への自衛隊明記に慎重論が根強い。

 特に名誉会長を務める古賀誠元幹事長は否定的だ。古賀氏は現在も派内に強い影響力を持っており、岸田氏周辺は「これからがいばらの道だ」と身構えている。(石鍋圭、田村龍彦)

3784チバQ:2019/09/08(日) 22:44:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00000530-san-pol
内閣改造 国交相に公明・赤羽氏起用で調整
9/7(土) 12:32配信産経新聞
 安倍晋三首相は11日に行う内閣改造で、公明党の石井啓一国土交通相を交代させ、後任に同党の赤羽(あかば)一嘉政調会長代理(61)=衆院兵庫2区=を起用する方向で調整に入った。関係者が7日、明らかにした。同党の山口那津男代表が6日に首相と会談した際に要請していた。

 国交相ポストをめぐり、公明党は支持母体の創価学会の意向を踏まえ、平成27年10月の入閣から安定した仕事ぶりが評価されてきた石井氏の続投も検討した。

 しかし在職期間が歴代国交相で最長の3年11カ月に及び、「党執行部で経験を積ませるべきだ」との交代論が強まった。石井氏自身も党務への復帰を希望していた。

 石井氏は党の要職で処遇される。8日に山口氏が代表就任10年を迎えることから「後継候補の1人として育成モードに入った」(創価学会幹部)と見る向きもある。

 赤羽氏は5年衆院選で初当選し、当選8回。衆院国土交通委員長や財務副大臣を歴任し、第2次安倍内閣で経済産業副大臣を務めた。首相と初当選同期で、公明党議員の中では首相と親しいことで知られる。

3785チバQ:2019/09/08(日) 22:45:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-00000515-san-pol
河野氏 防衛相への起用検討 国交相に公明・赤羽氏 自民・森山国対委員長は再任
9/8(日) 5:00配信産経新聞
河野氏 防衛相への起用検討 国交相に公明・赤羽氏 自民・森山国対委員長は再任
河野太郎外相(佐藤徳昭撮影)
 安倍晋三首相が11日に行う内閣改造・自民党役員人事で、防衛相に河野太郎外相の起用を検討していることが分かった。公明党の石井啓一国土交通相の後任には、同党の赤羽一嘉政調会長代理の起用を固めた。自民党の森山裕国対委員長は再任が有力になっている。複数の関係者が7日、明らかにした。

 河野氏は、いわゆる徴用工訴訟をめぐり、国際法違反の状態を続ける韓国政府に是正を求め続けた。首相は毅然(きぜん)とした対応を評価している。また、米国のポンペオ国務長官らとは厚い信頼関係を築いている。

 韓国側は先月、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めた。河野氏の防衛相起用は、不協和音が目立っている日米韓の安全保障協力の強化を図る狙いもある。

 一方、公明党の閣僚枠をめぐっては、同党は支持母体の創価学会の意向を踏まえ、石井氏の続投も検討した。しかし3年11カ月に及ぶ歴代最長の在職期間も考慮し、山口那津男代表は6日、首相に交代を要請した。赤羽氏は首相と平成5年の初当選同期で親しい間柄だ。

 また、29年8月に自民党の国対委員長に就いた森山氏は、国会運営の調整能力に定評があり、続投が決まった二階俊博幹事長との関係も良好だ。二階氏の再任に伴い、林幹雄幹事長代理も続投する見通し。

 首相は党四役のうち、二階氏と岸田文雄政調会長の再任を固めている。党人事では総務会長と選対委員長のほか、首相が意欲をみせる憲法改正議論を進展させるため、憲法改正推進本部長の人選が焦点となる。

 注目を集めている小泉進次郎厚生労働部会長に関しては、「首相への登竜門」とされる官房副長官には起用しない方針だ。初入閣にも慎重な見方が広がっているが、国民的な人気が強いことも踏まえ、首相は引き続き調整する考えだ。

3786チバQ:2019/09/08(日) 22:45:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-00000514-san-pol
二階派研修会 拡大路線で再び波紋 幹事長留任で影響力衰えないものの…
9/8(日) 1:14配信産経新聞
二階派研修会 拡大路線で再び波紋 幹事長留任で影響力衰えないものの…
派閥研修会で挨拶する自民党の二階俊博幹事長=7日、福島県郡山市
 自民党二階派(志帥会、46人)は7日、福島県郡山市で研修会を開いた。領袖(りょうしゅう)の二階俊博幹事長は留任が確実となったが、党内では、選挙に強い議員を派内に引き込む「拡大路線」がさらに強まることへの警戒感が強い。この日の研修会でも、次期衆院選で自民党現職がいる高知2区からの出馬を目指す尾崎正直高知県知事が招かれ、再び波紋が広がった。

 「仲間がそろってこそ、大きな力になる。それが政治だ。派閥政治のどこが悪いのか」

 二階氏は研修会で国会議員や地方議員ら約500人を前に、派の拡大路線を進める考えを示した。

 7月の参院選を勝利に導くなど政権運営に貢献してきた二階氏の幹事長続投は、派内で「順当」と受け止められている。内閣改造で閣僚経験のない「入閣待機組」を送り込み、存在感をさらに高めたい考えだ。

 ただ、今回の続投は、すんなり決まったわけではない。他派の一部からは、党内での公認争いも厭(いと)わない拡大路線への反発が強く、露骨に幹事長の交代を求める声もあり、一時は不安も広がった。

 研修会で講師として登場した尾崎氏は6日、自民党本部で国会議員らへのあいさつ回りをこなし、公認獲得に向けた根回しに余念がない。

 尾崎氏が出馬を目指す衆院高知2区は自民現職の山本有二元農林水産相=衆院比例四国=の地盤だ。山本氏はブログで「知事が何党から出馬されるかは知らないが、私は、自民党議員として次期衆院選に誠実謙虚に取り組んでいく」と対決姿勢を鮮明にした。所属する石破派(水月会)も現職優先を訴える方針だ。

 肝心の二階氏は「県連の意向を尊重する」と述べるが、候補者調整の難航は避けられそうにない。(広池慶一)

3787チバQ:2019/09/08(日) 22:47:51
https://www.sankei.com/politics/news/190908/plt1909080015-n1.html
甘利氏を自民党の要職で処遇へ
2019.9.8 18:51
 安倍晋三首相は8日、東京・富ケ谷の私邸で麻生太郎副総理兼財務相と面会した。11日に行う内閣改造・自民党役員人事について意見を交換した。処遇が注目されている甘利明党選対委員長については、党の要職での起用が有力となった。

 また、留任が固まった岸田文雄政調会長が、党憲法改正推進本部長を兼務する案が出ていることに関して下村博文憲法改正推進本部長は8日、「(首相に)そういう思いがあるのか」と聞いたところ、首相が「そういうことは考えていない」と答えたことを明かした。都内で記者団に答えた。

 甘利氏は、麻生氏が率いる麻生派(志公会、54人)に所属している。平成24年12月発足の第2次安倍内閣で経済再生担当相に就任し、首相の経済政策、アベノミクスの司令塔役を担ったほか、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉を進めるなど首相の信頼が厚い。28年1月に金銭授受問題で引責辞任したが、昨年10月に選対委員長に就任し、先の参院選を取り仕切った。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190908-00000405-nnn-pol
参院幹事長に世耕氏起用へ 後任に西村氏も
9/8(日) 19:01配信日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

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安倍首相は、今月11日に行われる内閣改造・自民党役員人事で、参議院幹事長に世耕経済産業相を起用する意向を固めた。また、西村官房副長官を入閣させる方針で、世耕氏の後任に起用することも検討している。

今回の人事で安倍首相は憲法改正の議論を前に進めるための「改憲シフト」を重視していて、側近の世耕氏を、参議院での改憲議論をにらみ、閣僚から要の参議院幹事長に替える考え。また、安倍首相は西村氏を入閣させる方針で、世耕氏の後任の経産相に起用することも検討している。

さらに、五輪相にオリンピック銅メダリストの橋本聖子氏が内定した。

一方、安倍首相は8日午後、麻生副総理と会談した。人事をめぐり、意見交換を行ったものとみられる。

3788チバQ:2019/09/09(月) 06:18:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-00000544-san-pol
自民党総務会長に鈴木俊一氏有力
9/8(日) 23:56配信産経新聞
自民党総務会長に鈴木俊一氏有力
鈴木俊一五輪担当相(飯田英男撮影)
 安倍晋三首相(自民党総裁)は8日、11日に内閣改造とあわせて行う党役員人事で、加藤勝信総務会長を交代させ、後任に鈴木俊一五輪相の起用で調整に入った。加藤氏は再入閣する案が浮上している。

 首相は同日、東京・富ケ谷の私邸で麻生太郎副総理兼財務相と面会し、人事について意見を交換した。鈴木氏は麻生氏が率いる麻生派(志公会、54人)に所属し、父は鈴木善幸元首相。衆院当選9回で、環境相などを歴任した後、平成29年8月〜30年10月には五輪相に就任。失言により今年4月に辞任した桜田義孝前五輪相の後任として、再任した。同じ麻生派の所属で処遇が注目されている甘利明党選対委員長については、党の要職での起用が有力となった。

 甘利氏は平成24年12月発足の第2次安倍内閣で経済再生担当相に就任し、首相の経済政策、アベノミクスの司令塔役を担ったほか、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉を進めるなど首相の信頼が厚い。

 また、留任が固まった岸田文雄政調会長が、党憲法改正推進本部長を兼務する案が出ていることに関して下村博文憲法改正推進本部長は8日、「(首相に)そういう思いがあるのか」と聞いたところ、首相が「そういうことは考えていない」と答えたことを明かした。都内で記者団に答えた。

3789チバQ:2019/09/09(月) 17:52:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00010011-nishinpc-pol
「幹事長」死守、二階派安堵 露骨な勢力拡大に批判も
9/9(月) 15:57配信西日本新聞
「幹事長」死守、二階派安堵 露骨な勢力拡大に批判も
派閥研修会であいさつする自民党の二階俊博幹事長=7日、福島県郡山市
 安倍晋三首相が11日に実施する自民党役員人事で続投する見通しの二階俊博幹事長率いる二階派が7日、福島県郡山市で派閥研修会を開いた。党ナンバー2に就任して3年を超えたことに加え、傘寿の高齢も相まって、副総裁への「棚上げ」説も取り沙汰されていた二階氏。勢力を拡大してきた派閥の力の源泉であるポストを死守したことに、派内には安堵(あんど)感が広がる。

 「一人一人の国会議員の力はたいしたことはない。仲間がそろってこそ、大きな力になる。それが政治」

 7日、研修会の壇上に立った二階氏が派閥の結束を呼び掛けると、拍手が湧き起こった。自身の人事に直接は触れなかったが、「満足している。みんなの協力のおかげだ」とも発言。中堅議員は「安定には二階さんしかいない。(続投は)良い流れだ」と顔をほころばせた。

 2016年8月に幹事長に就任して以来、二階氏は麻生太郎副総理、菅義偉官房長官とともに政権の「3本柱」として、安倍首相を支えてきた。17年には、党総裁任期を3期9年まで延長する党則改正を主導。今年に入ってからは「安倍総裁4選」にも言及して、厚い忠誠心を示してきた。

 だが、今回の党役員人事では二階氏の去就が焦点と目され、名誉職的な副総裁への棚上げもささやかれた。

 選挙での公認、人事、資金を差配する幹事長の座は、二階派の求心力と直結する。危機感を募らせた派閥幹部は、「交代なら副総裁室に(幹事長室の)金庫を移してもらう」と抗戦の構えを見せ、同時に内閣改造では二階派として閣僚ポストを求めない硬軟両面の作戦を取った。首相は今週、二階氏続投を決めた。

 二階派の「春」はしばらく続きそうだ。一方で、なりふり構わず野党出身議員らを招き入れ勢力を伸ばしてきた手法に、党内からは冷ややかな視線がある。

 今月5日にも旧民進党出身の1人が入会し、幹事長就任時の37人が46人になった二階派は、岸田文雄政調会長率いる岸田派と並んで党内第4派閥に上がった。二階氏は7日の研修会講師に、石破派の現職が地盤とする衆院選挙区への出馬を表明した高知県知事を招いた。これも、将来の入会への布石とみられている。

 高齢や党内バランスを踏まえると、「二階氏の幹事長続投は今回まで」との見方が支配的。二階派には有力な総裁候補が育っておらず、こんな不安の声も漏れる。「『ポスト二階』の時代には、バラバラになるかもしれない」(関係者)

西日本新聞社

3790チバQ:2019/09/09(月) 17:55:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00010005-houdoukvq-pol
防衛相に河野外相固まる 加藤氏 甘利氏も要職起用へ
9/9(月) 16:53配信FNN.jpプライムオンライン

FNN.jpプライムオンライン

安倍首相は、11日に行う内閣改造で、岩屋防衛相の後任に河野外相を起用する意向を固めた。

河野氏をめぐっては、日韓関係が悪化する中、徴用工問題などへの毅然とした対応を評価する声が政府内で上がっていた。

防衛相に横滑りさせることで、アメリカなどと安全保障面での連携強化を図る狙いがあるとみられる。

また、加藤総務会長は、重要閣僚で起用される見通しのほか、甘利選対委員長は、党の要職で起用される方向。

今回の内閣改造は、麻生副総理と菅官房長官を除く閣僚がほぼ交代する、大幅改造になる見通しで、安倍首相は詰めの調整を続けている。

FNN

3791チバQ:2019/09/09(月) 17:56:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000039-jij-pol
河野氏、防衛相に起用=世耕氏は参院幹事長へ
9/9(月) 13:33配信時事通信
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造・党役員人事で、岩屋毅防衛相を交代させ、後任に河野太郎外相を起用する方針を固めた。

 日韓両国の対立が安全保障分野に波及する中、外相を2年間務めた河野氏を横滑りさせることで、改めて日米韓3カ国の連携強化を模索する。世耕弘成経済産業相は交代し、参院幹事長に就く見通しだ。

 河野氏は2017年8月に外相へ就任。抜群の英語力と行動力で世界各国を飛び回り、ポンペオ米国務長官らと信頼関係を構築。元徴用工問題などをめぐり、韓国に一貫して毅然(きぜん)と対応しており、首相は河野氏を閣外に出せば韓国に誤ったメッセージを送りかねないと判断したとみられる。

 首相が信頼を寄せていた前参院幹事長の吉田博美氏が引退し、後任の人選が焦点となっていた。世耕氏は首相側近の一人で、官房副長官を経て16年8月に経産相に就き、ロシア経済分野協力担当相を兼務している。首相は世耕氏を通じて参院側を掌握し、政権の安定を図る考えだ。

 内閣改造をめぐり首相は、茂木敏充経済再生担当相を外相に起用する方針で、加藤勝信総務会長の再入閣も検討している。河野氏も含め、有力な「ポスト安倍」候補に要職を担わせ、経験を積ませる思惑もありそうだ。

 首相は8日、麻生太郎副総理兼財務相と東京・富ケ谷の私邸で会談。今回の人事などをめぐって意見交換したとみられる。首相は「安定と挑戦」を重視する姿勢を示しており、政権の「骨格」と位置付ける麻生氏と菅義偉官房長官らを除き、閣僚は大幅に交代する見通しだ。

3792チバQ:2019/09/09(月) 17:56:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000502-san-pol
かつての4分の1 「閣僚ゼロ」最小派閥の石原派、入閣なるか 
9/9(月) 9:00配信産経新聞
かつての4分の1 「閣僚ゼロ」最小派閥の石原派、入閣なるか 
石原派の研修会で結束を呼びかける石原伸晃元幹事長=9月4日、長野県大町市(今仲信博撮影)
 11日の内閣改造・自民党役員人事を前に、党内最小派閥の石原派(近未来政治研究会、11人)が正念場を迎えている。7月の参院選では唯一の現職が落選して所属議員が1人減った。党内7派のうち唯一閣僚を出していないだけに、今回の人事でポストを獲得し、求心力の回復に努めたいところだ。

 「いろんな意見があっていい。しかし、まとめるときはまとめていく。この近未来(政治研究会)の伝統の下、憲法にしても秋の臨時国会での法案審議にしても、皆さんとともに力を合わせていい成果を出していこうではありませんか」

 派を率いる石原伸晃元幹事長は4日、長野県大町市で開いた派の夏期研修会でこう述べ、所属議員に結束を呼びかけた。

 大町市は、石原氏の叔父にあたる俳優・石原裕次郎のゆかりの地だ。主演を務めた映画「黒部の太陽」の舞台となった黒部ダムに通じる「大町トンネル」(全長5430メートル)の入口がある。

 研修会には、最高顧問の山崎拓元副総裁をはじめ、森山裕国対委員長ら8人が参加。慶応大法科大学院の山本龍彦教授(憲法学)を講師に招き、憲法改正などを議論した。研修会では、大町トンネルを通って黒部ダムを見学する予定も組まれ、参加者は、仲間が結束して北アルプスを貫いた往事の大事業に思いをはせた。

 研修会について、派の幹部は「少ない人数だが、今後も一致結束してやっていくと確認する場だ」と強調する。当日も、参加した議員より同行記者の数が多い逆転現象がみられ、派全体としての寂しさは隠しようがなかった。

 石原派は平成10年、山崎氏が所属していた旧渡辺派から独立して立ち上げた「山崎派」を前身とし、かつては甘利明選対委員長や林幹雄幹事長代理ら約40人が所属した時期もあった。しかし、山崎氏らへの反発から退会が相次ぎ、現在約4分の1にまで勢力を落としている。

 石原氏は昨年の党総裁選で安倍晋三首相への支持を表明したが、「反安倍」を鮮明にする山崎氏への配慮もあり、7派で最も遅い表明となった。昨年の党役員人事・内閣改造では、森山氏が国対委員長に再任され存在感を示したが、入閣は前回に続きゼロとなった。

 過去には二階派(志帥会、46人)や谷垣グループ(有隣会、約20人)などとの合流話が持ち上がったが、実現には至っていない。新たな入会者の話もなく、派閥の拡大に向けた見通しも立っていない。「一度は大派閥でやってみたいという気持ちはあるけれど…」と若手議員は吐露するが、「どこの派よりも居心地はいい」と魅力も語る。

 魅力の一つは、幹部と若手との距離の近さだろう。衆院当選10回の石原氏をはじめ、同16回の野田毅元自治相、同6回・参院当選1回の森山氏らベテランが名を連ねるが、11人のうち7人は衆院当選4回以下の中堅・若手だ。

 石原氏らは定期的に中堅・若手との意見交換を重ねている。若手は「大きな派閥では、領袖に名前も覚えられていないそうだが、われわれにそれはない」とアットホームな雰囲気を味わっている。

 人数が11人に減り、新たな船出となった今回の研修会。「何も心配することはないよ。山椒は小粒でぴりりと辛い。それでいいじゃないか」。派のベテランはこう笑うが、問題は党内で低下している存在感をどう回復するかだ。

 派内では、今回の人事で衆院当選6回の坂本哲志政調会長代理の入閣に期待をかけている。石原氏は安倍首相に直接働きかけを繰り返しているが、派閥会長として力量が試される場面を迎えている。

 映画「黒部の太陽」には、大規模な出水事故など数々のトラブルを克服しながら、「世紀の難工事」と言われたトンネルを完成させる様子が描かれている。派を取り巻く環境は厳しくなる一方だが、力を合わせて「入閣ゼロ」という暗いトンネルから脱し、光明を見いだすことができるか。(政治部 今仲信博)

3793チバQ:2019/09/09(月) 20:32:08
総裁   安倍晋三(細田派)
幹事長  二階俊博(二階派)
政調会長 岸田文雄(岸田派)
総務会長 鈴木俊一(麻生派)
選対委員長????
国対委員長森山裕 (石原派)

選対委員長は竹下派から出さないとバランス悪いが
茂木敏充→外相
加藤勝信→入閣
だし
新藤義孝は埼玉知事選負けたばかりだし、誰だ?

甘利明を「党要職」ってゆーけど、なに?
憲法改正推進本部長くらいしか残ってないよーな

3794チバQ:2019/09/09(月) 20:35:35
参院会長  関口昌一(竹下派)
参院幹事長 世耕弘成?(細田派)
参院政調会長?????
参院議長  山東昭子(麻生派)

岸田派から政調会長出すのがバランスとれてるかな?
となると林芳正?

3795チバQ:2019/09/09(月) 21:09:53
外務相 茂木敏充
防衛相 河野太郎
再入閣 加藤勝信


五輪相 橋本聖子
国交相 赤羽一嘉(公明)

3796チバQ:2019/09/10(火) 09:37:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000101-jij-pol
萩生田・西村・加藤氏入閣へ=総務会長に鈴木氏浮上-内閣改造
9/9(月) 20:31配信時事通信
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造・党役員人事で、萩生田光一幹事長代行(56)と西村康稔官房副長官(56)を初入閣させる方針を固めた。

 加藤勝信総務会長(63)は重要閣僚での再入閣を調整。加藤氏の後任には、鈴木俊一五輪担当相(66)の名が浮上している。

 河野太郎外相(56)は防衛相に横滑りさせ、後任に茂木敏充経済再生担当相(63)を起用。2021年9月まで残り2年の党総裁任期をにらみ、要所に「ポスト安倍」候補を配置して競わせ、求心力を維持する構えだ。

 萩生田氏は首相と思想信条が近く、首相も全幅の信頼を置く。これまで官房副長官などに就け、現在は幹事長代行として首相官邸と党のパイプ役を担わせている。

 西村氏は首相の出身派閥である細田派のホープ。旧通商産業省出身の政策通として知られる。自民党が下野した直後の09年の党総裁選に出馬した経験を持つ。

 加藤氏は首相側近の一人で、官房副長官や厚生労働相などを歴任。自民党内では経済産業相や社会保障改革担当相などに加え、昨秋まで務めた厚労相への再起用も取り沙汰されている。

 鈴木氏は鈴木善幸元首相を父に持ち、麻生太郎副総理兼財務相(78)は義兄に当たる。失言で五輪担当相を辞任した桜田義孝氏の後をそつなくこなし、安定感には定評がある。

 内閣改造では、政権中枢の麻生氏と菅義偉官房長官(70)の留任が既に固まっている。これ以外の閣僚ポストは大幅に入れ替える見通し。農林水産相には江藤拓首相補佐官(59)の初入閣が有力だ。

 党役員人事では、二階俊博幹事長(80)と岸田文雄政調会長(62)、森山裕国対委員長(74)の留任が固まった。甘利明選対委員長(70)は交代する見通し。首相は引き続き党の要職で処遇する方針で、税制調査会長への起用を検討している。甘利氏の後任には下村博文憲法改正推進本部長(65)の名が挙がっている。

3797チバQ:2019/09/10(火) 10:12:02
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190910-00000004-ann-pol
内閣改造 萩生田氏・西村氏が初入閣
9/10(火) 0:05配信テレ朝 news

All Nippon NewsNetwork(ANN)

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 11日に行われる内閣改造と自民党の役員人事で、安倍総理大臣は側近の萩生田光一幹事長代行や西村康稔官房副長官らを入閣させる意向を固めました。

 閣僚人事では安倍総理側近の萩生田幹事長代行や西村官房副長官に加え、江藤拓総理補佐官の初入閣が固まりました。再入閣では加藤勝信総務会長が重要閣僚で起用されます。自民党役員人事では総務会長に鈴木俊一オリンピック担当大臣、選挙対策委員長に下村博文憲法改正推進本部長が就任することが固まりました。また、税制調査会長には甘利明選挙対策委員長が起用されます。一方、今回の内閣改造に合わせて横畠裕介法制局長官を退任させ、後任として近藤正春法制次長を昇格させる方針を固めました。横畠法制局長官は2014年5月に就任し、安保法制の整備にあたって政府の憲法解釈を変えて集団的自衛権の限定的な行使を可能にするなど、安倍政権を法制面から支えてきました。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190910-00423758-fnn-pol
経産相に加藤勝信氏で調整 内閣改造 最新情報
9/10(火) 0:17配信Fuji News Network

フジテレビ

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安倍首相は、11日に行う内閣改造で、世耕弘成経済産業相の後任に、加藤勝信総務会長を起用する方向で調整に入った。

加藤氏については、「ポスト安倍」の候補の1人に挙げられていて、経済閣僚として再び入閣させることで、経験値を積ませる狙いがあるものとみられる。

また、江藤拓首相補佐官が、農水相として初入閣する見通しになった。

自民党役員人事では、総務会長に、鈴木俊一東京オリンピック・パラリンピック担当相を起用することが固まった。

また、甘利明選対委員長は、税調会長に起用される見通し。

(フジテレビ)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000503-san-pol
萩生田、西村康氏初入閣へ 農水相は江藤氏、加藤氏再入閣
9/10(火) 5:00配信産経新聞
萩生田、西村康氏初入閣へ 農水相は江藤氏、加藤氏再入閣
自民党・萩生田光一幹事長代行(春名中撮影) 
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日に行う内閣改造・党役員人事で、萩生田光一幹事長代行と西村康稔官房副長官を初入閣させる方針を固めた。西村氏は経済再生担当相での起用を検討している。江藤拓首相補佐官も農林水産相で初入閣する見通しだ。加藤勝信党総務会長は再入閣し、後任に鈴木俊一五輪相を起用する方向で調整している。

 萩生田氏は首相の最側近として知られ、文部科学政務官、党総裁特別補佐、官房副長官などを歴任。西村氏も官房副長官として首相を支えてきた。いずれも首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会)に所属する。

 鈴木氏は麻生太郎副総理兼財務相の義弟で、父は善幸元首相。首相は二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長の留任を決めており、党三役が固まった。甘利明党選対委員長は交代し、党税制調査会長への就任が内定した。

 首相は茂木敏充経済再生担当相を外相に、河野太郎外相を防衛相にそれぞれ横滑りさせる方針で、世耕弘成経済産業相は参院幹事長に就く見込みだ。首相は8日、都内の私邸で麻生氏と人事などをめぐり意見交換した。

 世耕氏は、実力者の吉田博美前参院幹事長の政界引退で空席となっていた重要ポストを担う。首相は側近の世耕氏を据え、安定した国会運営や憲法改正論議を加速させたい考えとみられる。世耕氏は9日、国会内で関口昌一・党参院議員会長と会談した。

 また、首相は内閣改造に合わせ横畠裕介内閣法制局長官が退任し、後任に近藤正春内閣法制次長を充てる方針も固めた。横畠氏は、集団的自衛権の限定的行使を可能とする首相の方針を容認し、平成27年の安全保障関連法成立に尽力した。

 首相は11日午前に党役員人事を決定。公明党の山口那津男代表との与党党首会談後に官邸に組閣本部を設置し、菅義偉(すが・よしひで)官房長官が組閣名簿を発表する。その後、皇居での閣僚の認証式を経て第4次安倍再改造内閣が発足。首相は記者会見で改造の狙いなどについて説明する運びだ。

3798チバQ:2019/09/10(火) 10:13:20
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190910-00000013-jnn-pol
下村氏起用で調整、党4役出そろう
9/10(火) 5:09配信TBS News i

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 11日の内閣改造にあわせて行われる自民党役員人事で、安倍総理は、下村憲法改正推進本部長を党の選挙対策委員長に起用する方向で調整に入りました。党4役の顔ぶれがそろうことになります。

 党役員人事をめぐっては、続投が既に固まっている二階幹事長、岸田政調会長に加えて、鈴木俊一オリンピック・パラリンピック担当大臣の総務会長への起用が固まっています。

 さらに党幹部によりますと、選挙の実務を取り仕切る選対委員長には下村博文憲法改正推進本部長を起用する方向で調整が進められているということで、これで新たな党4役がそろうことになります。

 また、内閣改造では、農水副大臣などを務めた江藤拓総理補佐官を農水大臣で起用する方向で調整が進められているほか、安倍総理の側近として知られる萩生田光一幹事長代行と西村康稔官房副長官の初入閣が固まりました。(10日00:44)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000027-jij-pol
文科相に萩生田氏=選対・下村氏、甘利氏は税調-内閣改造・自民党役員人事
9/10(火) 9:44配信時事通信
 安倍晋三首相(自民党総裁)は10日、内閣改造・党役員人事で、萩生田光一幹事長代行を文部科学相に、甘利明選対委員長を税制調査会長に、甘利氏の後任に下村博文憲法改正推進本部長を充てる意向を固めた。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000041-kyodonews-pol
西村官房副長官の経済再生相起用を調整
9/10(火) 9:51配信共同通信
 安倍首相は内閣改造で、西村康稔官房副長官を経済再生担当相に起用する方向で調整に入った。関係者が10日、明らかにした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000040-kyodonews-pol
内閣改造、萩生田氏は文部科学相
9/10(火) 9:49配信共同通信
 安倍晋三首相は11日の内閣改造・自民党役員人事で、萩生田光一党幹事長代行を文部科学相に起用する方針を固めた。関係者が10日、明らかにした。

3799チバQ:2019/09/10(火) 16:04:19
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190910-00000226-nnn-pol
河井克行総裁外交特別補佐が法相に内定
9/10(火) 13:04配信日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

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11日に行われる内閣改造・自民党役員人事で、新たに河井克行総裁外交特別補佐が法相に内定した。

安倍首相は新たに法務副大臣や首相補佐官などを歴任した河井氏を法相に起用する意向を固めた。また文部科学相に萩生田光一幹事長代行、外相に茂木経済再生担当相、農林水産相に江藤拓首相補佐官も内定した。衛藤晟一首相補佐官、菅原一秀氏の入閣も固まっている。

また加藤総務会長と西村官房副長官は経済閣僚への起用が検討されている。官房副長官には西村明宏氏と岡田直樹氏をあてることも決まった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000541-san-pol
経済産業相に菅原一秀氏
9/10(火) 15:57配信産経新聞
 安倍晋三首相は11日の内閣改造で、自民党の菅原一秀元財務副大臣を経済産業相に起用する方針を固めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000539-san-pol
衛藤晟一氏は1億総活躍相 田中和徳氏は初入閣
9/10(火) 15:55配信産経新聞
 安倍晋三首相は11日の内閣改造で、衛藤晟一首相補佐官を1億総活躍担当相に充てる方針を固めた。少子化問題担当相も兼務させる。田中和徳元財務副大臣の初入閣も固まった。西村康稔官房副長官は経済再生担当相に就くことが内定した。

3800チバQ:2019/09/10(火) 16:06:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00050200-yom-pol

総務・高市、文科・萩生田氏…衛藤、河井、菅原氏が初入閣
9/10(火) 15:50配信読売新聞オンライン
 安倍首相(自民党総裁)は11日に行う内閣改造・自民党役員人事で、萩生田光一党幹事長代行(56)を文部科学相に起用する意向を固めた。高市早苗衆院議院運営委員長(58)は総務相に充てる方針だ。衛藤晟一首相補佐官(71)と河井克行党総裁外交特別補佐(56)、菅原一秀衆院議員(57)の初入閣も固まった。

 萩生田氏は首相の出身派閥の細田派に所属し、首相側近の一人。党総裁特別補佐や官房副長官などを歴任し、初入閣となる。高市氏は2014年9月発足の第2次安倍改造内閣から約3年間、総務相を務めており、再登板となる。衛藤氏は12年12月の第2次安倍内閣発足時から首相補佐官を務めている。無派閥の河井氏と菅原氏は菅官房長官に近い。

 首相は「安定と挑戦の強力な布陣」を目指し、続投する麻生副総理兼財務相と菅氏以外の閣僚は大幅に入れ替える見通しだ。

 橋本聖子・前参院議員会長(54)は五輪相に起用する。加藤勝信党総務会長(63)と西村康稔官房副長官(56)は経済閣僚に据える方向で調整している。

 党幹部では、留任する二階幹事長と岸田政調会長に加え、鈴木俊一五輪相(66)を総務会長に、下村博文党憲法改正推進本部長(65)を選挙対策委員長にそれぞれ起用することも固まり、党四役がそろった。甘利明選対委員長(70)は税調会長に充てる。

 官房副長官には、西村明宏衆院議員(59)、岡田直樹党参院幹事長代行(57)を起用する意向を固めた。官僚トップとなる事務の杉田和博官房副長官(78)は留任する。

 首相は11日午前に党役員を決定し、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめる。同日午後に公明党の山口代表と会談した後、閣僚名簿が発表され、首相が記者会見で内閣改造の狙いなどを表明する。皇居での認証式を経て、第4次安倍再改造内閣が発足する。

入閣が固まった顔ぶれ 敬称略。()内は当選回数、選挙区

▼総務
高市早苗 58(衆〈8〉奈良2区)

▼外務
茂木敏充 63(衆〈9〉栃木5区)

▼文部科学
萩生田光一 56 初(衆〈5〉東京24区)

▼農林水産
江藤拓 59 初(衆〈6〉宮崎2区)

▼国土交通
赤羽一嘉 61 初(衆〈8〉兵庫2区)

▼防衛
河野太郎 56(衆〈8〉神奈川15区)

▼五輪
橋本聖子 54 初(参〈5〉比例)

ポスト調整中

河井克行 56 初(衆〈7〉広島3区)

加藤勝信 63(衆〈6〉岡山5区)

菅原一秀 57 初(衆〈6〉東京9区)

西村康稔 56 初(衆〈6〉兵庫9区)

衛藤晟一 71 初(参〈3〉衆〈4〉比例)

■留任
副総理 財務・金融
 麻生太郎 78

官房
 菅義偉 70

内定した自民四役(敬称略)

▼幹事長
 二階俊博 80
 和歌山3区。運輸相、経済産業相、党総務会長。中大。当選12回。(二階派)

▼総務会長
 鈴木俊一 66
 岩手2区。環境相、党総務会長代理、五輪相。早大。当選9回。(麻生派)

▼政調会長
 岸田文雄 62
 広島1区。沖縄・北方相、党国対委員長、外相。早大。当選9回。(岸田派)

▼選対委員長
 下村博文 65
 東京11区。文部科学相、党憲法改正推進本部長。早大。当選8回。(細田派)

3801チバQ:2019/09/10(火) 16:07:06
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190910-00423777-fnn-pol
経済再生相に西村氏“大幅改造”へ 党人事は安定重視
9/10(火) 12:51配信Fuji News Network

フジテレビ

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安倍首相は11日、内閣改造と自民党役員人事を行う。

この中で、経済再生担当相に、西村官房副長官の起用が内定した。

今回の人事のポイントは、党役員は安定を重視する一方で、閣僚人事では、「挑戦」をキーワードに大幅な改造になる見通し。

まず、党四役では、二階幹事長と岸田政調会長が留任するほか、総務会長に、鈴木オリンピック・パラリンピック担当相、選対委員長に下村元文部科学相の起用が決まった。

一方、閣僚人事では、政権の骨格として、麻生副総理と菅官房長官が留任し、茂木経済再生担当相が外相に、河野外相が防衛相にそれぞれ横滑りすることが内定している。

また、五輪担当相に橋本聖子参院議員の起用が内定したほか、江藤拓首相補佐官が農水相、萩生田光一幹事長代行が文部科学相として、いずれも初入閣が決まった。

同じく初入閣組では、西村官房副長官の経済再生担当相への起用も決まった。

一方、加藤総務会長と高市元総務相を再入閣させる方向で、ポストの調整が続いている。

このほかに、衛藤晟一首相補佐官と、河井克行衆議院議員、田中和徳衆議院議員、そして菅原一秀衆議院議員を初入閣させる方向で、安倍首相は、人選を加速させている。

(フジテレビ)

3802チバQ:2019/09/10(火) 16:07:33
良くも悪くも御友達色が強いですね

3803チバQ:2019/09/10(火) 19:27:10
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019091001002156.html?ref=rank
小泉進次郎氏、初入閣へ 加藤氏厚労、高市氏総務に再登板

2019年9月10日 18時33分


 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造・党役員人事で、小泉進次郎元復興政務官を初入閣させる方向で調整に入った。高市早苗衆院議院運営委員長を総務相に、加藤勝信党総務会長を厚生労働相にそれぞれ再登板させる方針も固めた。西村康稔官房副長官は経済再生担当相で、全世代型社会保障改革も担当する。初入閣となる河井克行・党総裁外交特別補佐を法相に、菅原一秀元財務副大臣を経済産業相に起用する。関係者が10日、明らかにした。

 首相は人事の最終調整を続けた。江藤拓首相補佐官は農相に、衛藤晟一首相補佐官は1億総活躍・少子化担当相に就く。

(共同)

3804チバQ:2019/09/10(火) 19:27:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091000844&g=pol
経産菅原、経済再生に西村氏=総務高市、厚労加藤氏で再入閣-衛藤氏は1億総活躍
2019年09月10日18時54分

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、内閣改造・党役員人事を行う。「安定と挑戦」の布陣を目指す首相は政権中枢を維持する一方、閣僚は大幅に交代。菅原一秀元財務副大臣(57)を経済産業相、西村康稔官房副長官(56)を経済再生担当相として初入閣させる。西村氏は首相肝煎りの社会保障改革担当相を兼務。高市早苗衆院議院運営委員長(58)を総務相、加藤勝信総務会長(63)を厚生労働相で再び起用する。
<内閣改造 関連情報>

 河井克行総裁外交特別補佐(56)は法相、衛藤晟一首相補佐官(71)は1億総活躍・少子化担当相で初入閣。竹本直一元財務副大臣(78)、田中和徳元財務副大臣(70)、武田良太副幹事長(51)の初入閣も固まった。
 首相は麻生太郎副総理兼財務相(78)と菅義偉官房長官(70)を留任させる一方、河野太郎外相(56)は防衛相に転じ、後任に茂木敏充経済再生担当相(63)が就く。萩生田光一幹事長代行(56)は文部科学相、江藤拓首相補佐官(59)は農林水産相、公明党の赤羽一嘉政調会長代理(61)は国土交通相として初入閣する。
 首相は「女性活躍」を重視する観点から、現在1人の女性閣僚を増やすことを検討。高市氏に加え、自民党の橋本聖子前参院議員会長(54)を五輪担当相に充てる。
 党役員人事では、派閥均衡に配慮。二階派会長の二階俊博幹事長(80)と岸田派会長の岸田文雄政調会長(62)を留任させ、総務会長に麻生派の鈴木俊一五輪担当相(66)、選対委員長に細田派の下村博文憲法改正推進本部長(65)を起用する。
 森山裕国対委員長(74)は留任。幹事長代行には首相と近い稲田朋美筆頭副幹事長(60)を昇格させる。
 参院では、世耕弘成経済産業相(56)が幹事長、末松信介議院運営委員長(63)が国対委員長、松山政司前1億総活躍担当相(60)が政審会長に、それぞれ就く。
 首相官邸の体制は、官房副長官に西村明宏衆院議員(59)と岡田直樹参院幹事長代行(57)を起用。事務担当の杉田和博氏(78)は留任する。
 首相は11日、臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめた後、組閣本部を設置。皇居での認証式を経て、第4次安倍再改造内閣が発足する。

3805チバQ:2019/09/10(火) 19:28:31
https://www.fnn.jp/posts/00423801CX/201909101816_CX_CX
内閣改造 ほぼ出そろう... 安倍政権“総仕上げ”顔ぶれ
カテゴリ:国内
2019年9月10日 火曜 午後6:16
安倍首相は11日、第4次安倍再改造内閣を発足させる。

FNNの取材で9日までに判明していたのは、以下の通り。

安倍首相は、政権の安定を意識して、麻生副総理と菅官房長官を留任。

茂木経済再生相と河野外相を閣内に残して、それぞれ外相と防衛相に横滑りさせた。

一方の初入閣組、オリンピック担当相に起用されるのは、スピードスケートの元メダリスト・橋本聖子氏ら3人が判明していた。

そして、10日に新たに判明したのが以下の通り。

一気に新内閣の全容が見えてきた。

安倍首相の最側近ともいわれる萩生田幹事長代行が、文部科学相に。

そして、西村官房副長官は経済再生担当相に内定した。

加藤総務会長と高市早苗氏は、それぞれ過去にも務めた厚生労働相と総務相に返り咲く形になっている。

それに加えて、河井克行氏が法務相、菅原一秀氏が経済産業相、衛藤晟一首相補佐官が1億総活躍・少子化担当相、武田良太氏が国家公安委員長と、それぞれ初入閣が固まっている。

そして、入閣待機組の田中和徳氏も、ポストは未定だが、初入閣する見通しだという。

それに加えて、11日は自民党の役員人事も行われる。

二階幹事長と岸田政調会長は留任の一方で、総務会長には、鈴木俊一オリンピック担当相が内定して、10日、新たに下村博文氏が選挙対策委員長に起用されることもわかっている。

11日の午後には、閣僚名簿が発表されるという。

3806旧ホントは社民支持@鹿児島2区:2019/09/10(火) 21:01:02
ハギウダ文科相だけはご勘弁ください・・・。゜(゜´Д`゜)゜。

3807チバQ:2019/09/10(火) 21:43:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091000844&g=pol
環境相に小泉進次郎氏=経産菅原、経済再生に西村氏-11日内閣改造
2019年09月10日21時23分



小泉進次郎氏

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、内閣改造・党役員人事を行う。全19閣僚と党執行部の顔ぶれが10日までに固まり、小泉進次郎衆院議員(38)の環境相としての初入閣が内定した。首相は「安定と挑戦」の布陣を目指し、政権中枢を維持しつつ、閣僚を大幅に入れ替える。

小泉氏は小泉純一郎元首相の次男で当選4回。「ポスト安倍」候補に取り沙汰され、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの8月の結婚発表が話題となった。38歳での入閣は戦後3番目の若さ。首相は政権運営に注文を辞さない小泉氏の抜てきに慎重とされたが、小泉氏の発信力を生かす方針に転じたとみられる。

西村康稔氏

 菅原一秀元財務副大臣(57)を経済産業相、西村康稔官房副長官(56)を経済再生担当相で初入閣させる。西村氏は首相肝煎りの社会保障改革担当相を兼務。高市早苗衆院議院運営委員長(58)を総務相、加藤勝信総務会長(63)を厚生労働相で再び起用する。

高市早苗氏

 河井克行総裁外交特別補佐(56)は法相、衛藤晟一首相補佐官(71)は1億総活躍・少子化担当相、武田良太副幹事長(51)は国家公安委員長で初入閣。竹本直一元財務副大臣(78)、田中和徳元財務副大臣(70)、北村誠吾元防衛副大臣(72)も初入閣する。

加藤勝信氏

 首相は麻生太郎副総理兼財務相(78)と菅義偉官房長官(70)を留任させる一方、河野太郎外相(56)は防衛相に転じ、後任に茂木敏充経済再生担当相(63)が就く。萩生田光一幹事長代行(56)は文部科学相、江藤拓首相補佐官(59)は農林水産相、公明党の赤羽一嘉政調会長代理(61)は国土交通相で初入閣する。

河井克行氏

 「女性活躍」を重視し、現在1人の女性閣僚を増やす。高市氏に加え、自民党の橋本聖子前参院議員会長(54)を五輪担当相に充てる。

衛藤晟一氏

 党役員は派閥均衡に配慮。二階派会長の二階俊博幹事長(80)と岸田派会長の岸田文雄政調会長(62)を留任させ、総務会長に麻生派の鈴木俊一五輪担当相(66)、選対委員長に細田派の下村博文憲法改正推進本部長(65)を起用する。森山裕国対委員長(74)は留任。幹事長代行には首相に近い稲田朋美筆頭副幹事長(60)を昇格させる。

竹本直一氏

 参院では、世耕弘成経済産業相(56)が幹事長、末松信介議院運営委員長(63)が国対委員長、松山政司前1億総活躍担当相(60)が政審会長に、それぞれ就く。

田中和徳氏

 官房副長官に西村明宏衆院議員(59)と岡田直樹参院幹事長代行(57)を起用。事務担当の杉田和博氏(78)は留任する。

北村誠吾氏

 首相は11日、臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめた後、組閣本部を設置。皇居での認証式を経て、第4次安倍再改造内閣が発足する。

3808チバQ:2019/09/10(火) 22:46:10
○ 細田(3人入閣+選対も確保) 麻生(3人入閣+総務会長) 二階(2人入閣+幹事長確保)
△ 岸田(2人入閣も軽量+岸田政調残留)
▲ 竹下(茂木・加藤入閣も参院入閣なし、党4役確保できず) 
× 石破 石原 (入閣も党4役も無し)

細田派 萩生田、西村、橋本
麻生派 麻生、河野、田中
竹下派 茂木、加藤
二階派 衛藤、武田
岸田派 竹本、北村
石破派 なし
石原派 なし
谷垣G なし

>>3793-3795
総裁    安倍晋三(細田派) 留任
幹事長   二階俊博(二階派) 留任 
政調会長  岸田文雄(岸田派) 留任 ★
総務会長  鈴木俊一(麻生派) 五輪相
選対委員長 下村博文(細田派) 憲法改正推進本部長◎
国対委員長 森山裕 (石原派) 留任
幹事長代行 稲田朋美(細田派) 筆頭副幹事長◎

参院会長  関口昌一(竹下派)
参院幹事長 世耕弘成(細田派) 経産相◎
参院政審会長松山政司(岸田派)
参院議長  山東昭子(麻生派)

党税調会長 甘利明 (麻生派)


財務相 麻生太郎 (麻生派) 留任
官房長 菅義偉  (無派閥) 留任

外務相 茂木敏充 (竹下派) 経済再生相 ★
防衛相 河野太郎 (麻生派) 外務相   ★
厚労相 加藤勝信 (竹下派) 総務会長  ★◎

総務相 高市早苗 (無派閥) 議院運営委員長
農水相 江藤拓  (無派閥) 首相補佐官 
経産相 菅原一秀 (無派閥) ◎
環境相 小泉進次郎(無派閥)
法務相 河井克行 (無派閥 菅G)総裁外交特別補佐◎
文科相 萩生田光一(細田派) 幹事長代行 ◎
経再相 西村康稔 (細田派) 官房副長官 ◎
五輪相 橋本聖子 (細田派) 参議院議員会長 参
国交相 赤羽一嘉 (公明)

1億総活躍 衛藤晟一(二階派)首相補佐官 参
国家公安 武田良太 (二階派)

田中和徳 (麻生派)
竹本直一 (岸田派)
北村誠吾 (岸田派)
3人で復興相+特命大臣2名

3809チバQ:2019/09/10(火) 23:06:56
・菅(小泉や河井克行入閣)、二階(幹事長留任、武田・江藤入閣)、麻生(田中和徳入閣 鈴木総務会長など)のバランスは引き続き維持。
・ポスト安倍候補は岸田筆頭ながらも、茂木・加藤・河野を重要閣僚としてポスト安倍として残す感じ。
・石破と野田は引き続き干す感じか。
・目ぼしい議員だと林芳正が無役なままかな

3810チバQ:2019/09/10(火) 23:09:37
https://news.livedoor.com/article/detail/17062507/
石破派、閣僚ゼロに=自民
0
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2019年9月10日 22時1分 時事通信社
 11日に行う内閣改造で、安倍晋三首相は自民党石破派からの起用を見送る。

 党内の主要派閥に配慮する一方、同派会長の石破茂元幹事長が「反安倍」の姿勢を鮮明にしていることが影響したとみられる。派内からは「今回は完全に外された」(幹部)との恨み節が漏れた。 

https://mainichi.jp/articles/20190910/k00/00m/010/300000c
首相、側近重用が顕著に 身内で脇を固める「守り」の姿勢にじむ
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月10日 21時31分(最終更新 9月10日 22時08分)

 安倍晋三首相(自民党総裁)が11日に行う内閣改造・党役員人事の陣容が固まった。加藤勝信総務会長(63)、萩生田光一幹事長代行(56)、西村康稔官房副長官(56)の官房副長官経験者3氏を入閣させ、第1次安倍内閣で官房副長官を務めた下村博文元文部科学相(65)を党選対委員長に起用し、側近重用が顕著となった。参院幹事長には官房副長官経験者の世耕弘成経済産業相(56)を充てる。身内で脇を固める「守り」の姿勢がにじむ。

 閣僚19人のうち初入閣は13人で、2012年12月に発足した第2次政権で過去最多となった。初入閣す…

https://mainichi.jp/articles/20190910/k00/00m/010/308000c
田中和徳元副財務相は復興相に起用へ 初入閣
毎日新聞2019年9月10日 21時43分(最終更新 9月10日 21時51分)
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造で、田中和徳元副財務相を復興相に起用する人事を固めた。田中氏は初入閣。

3811チバQ:2019/09/10(火) 23:11:23
岸田派の2人が軽量大臣過ぎる

https://mainichi.jp/articles/20190910/k00/00m/010/309000c
竹本直一氏は科学技術担当相に起用へ、初入閣
毎日新聞2019年9月10日 21時44分(最終更新 9月10日 21時51分)
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造で、竹本直一元副財務相を科学技術担当相に起用する人事を固めた。竹本氏は初入閣。
https://mainichi.jp/articles/20190910/k00/00m/010/307000c
北村誠吾氏は地方創生兼規制改革担当相に起用固まる
毎日新聞2019年9月10日 21時41分(最終更新 9月10日 21時46分)
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造で、北村誠吾元副防衛相を地方創生兼規制改革担当相に起用する人事を固めた。北村氏は初入閣。

3812とはずがたり:2019/09/10(火) 23:36:23

石破派、閣僚ゼロに=自民
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000123-jij-pol
9/10(火) 22:03配信時事通信

 11日に行う内閣改造で、安倍晋三首相は自民党石破派からの起用を見送る。

 党内の主要派閥に配慮する一方、同派会長の石破茂元幹事長が「反安倍」の姿勢を鮮明にしていることが影響したとみられる。派内からは「今回は完全に外された」(幹部)との恨み節が漏れた。

 首相はこれまで、山下貴司法相ら石破派からも閣僚を起用。ただ、最近は派閥の意向を無視した「一本釣り」が目立っていた。石原派も引き続き閣僚ゼロとなるが、党役員人事で森山裕国対委員長が留任した。

岸田氏は「次がラストチャンス」=自民・木原氏
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000097-jij-pol
9/6(金) 16:08配信時事通信

 自民党の木原誠二政調副会長は6日、BSテレビ東京の番組収録で、「ポスト安倍」を目指す岸田文雄政調会長について「次(の総裁選)がラストチャンスでありワンチャンスだと思う」と語った。

 安倍晋三首相の党総裁4選も取り沙汰されているが、「4選に向かうか向かわないかにかかわらず、(岸田氏が)次出るというのは間違いないと思う」とも述べた。木原氏は岸田派に所属している。

「ポスト安倍」へ正念場続く=岸田氏、幹事長昇格かなわず-自民三役人事
2019年09月05日07時13分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019090401128

 「ポスト安倍」を目指す自民党の岸田文雄政調会長は足場固めのため、11日の党役員人事で幹事長への昇格を期待していたが、政調会長続投となり、その芽は消えた。総裁への道は依然険しく、正念場が続きそうだ。
<関連情報>内閣改造

 「宏池会(岸田派)の基本的な姿勢は、『寛容と忍耐』『信頼と合意』といった歴代宏池会内閣のキャッチフレーズとして示してきた。新しい時代でも大切にしなければならない」。岸田氏は4日、山梨県山中湖村のホテルで開いた同派研修会でこう語り、「岸田政権」樹立に意欲をにじませた。
 7月の参院選で岸田派は現職4人が落選し、党内では「岸田氏では選挙の顔にならない」(細田派中堅)と冷ややかな声が広がった。ただ、安倍晋三首相周辺によると、首相がかねて岸田氏に抱く期待は変わっていないとされ、今回の人事をめぐる各派との調整でも8月30日に最初に官邸に招く配慮を見せた。
 結局、政調会長留任となり、岸田派内には落胆の声が広がる。同派幹部は「幹事長の可能性があると思っていたから残念だ」と肩を落とし、参院の中堅議員は「いつになったら宏池会政権ができるんだ」と嘆いた。
 党内には「政調会長留任でも総裁候補の立場は変わらない。ほかに適当な人がいない」(竹下派幹部)との見方がある。しかし、2年余りの政調会長ポストで目立った実績はなく、無派閥の閣僚経験者は「留任では参院選での負のイメージ払拭(ふっしょく)にはならない。岸田氏はこのままでは終わる」と指摘した。

3813チバQ:2019/09/10(火) 23:45:32
>>3786
https://www.sankei.com/politics/news/190910/plt1909100003-n1.html
【政界徒然草】石破氏の側近に二階派が刺客か 波紋ブログも懸念材料
2019.9.10 09:00
 自民党石破派(水月会、19人)の会長代行を務める山本有二元農林水産相の地元・衆院高知2区に、高知県の尾崎正直知事がくら替え出馬する意向を示した。尾崎氏は自民党の公認を目指し、党内で「拡大路線」を進める二階派(志帥会、46人)に近づいている。公認争いを仕掛けられそうな石破派は派の結束を呼びかけるが、防波堤となるべき会長の石破茂元幹事長の求心力の低下もあり、どこか緊張感に欠けた対応が続く。

公認争いに発展か

 「体を張ってでも山本氏は守らねばならない」

 石破氏は周囲にこう漏らし、5日の石破派幹部会では、党執行部に高知2区は現職の山本氏の優先を求める方針を確認した。

 尾崎氏は8月21日に国政転出を表明した。その後の行動は早かった。

 9月3日に党高知県連会長の中谷元・元防衛相を伴い、首相官邸に安倍晋三首相を訪問した。関係者によると、次期衆院選で高知2区で出馬を目指す意向を伝えたという。

 6日には自民党本部1階に陣取り、出入りする所属議員にあいさつを重ねた。さらに7日は、二階派が福島県郡山市のホテルで開いた夏季研修会に講師として出席した。尾崎氏は11月24投開票の県知事選に出馬せず、知事を退任後、二階派に入るもようだ。

 二階派は、旧民進党出身の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=や鷲尾英一郎衆院議員=同新潟2区=を入会させ、派の拡大路線を鮮明にしている。いずれの選挙区も他派の若手議員が支部長を務めるが、二階氏は意に介さない。

 一方の山本氏は、金融担当相など要職を歴任した当選10回のベテランだ。平成29年の衆院選で旧民進党出身の無所属議員に敗れたが、周囲には「現職は自分だ。尾崎氏は(公認を得られる見込みもなく)フライング気味だろう」と語るなど、選挙区を譲る気はない。首相も、尾崎氏との面会は「事前に県政報告のために来るとしか聞いていなかった」と山本氏に伝え、安心させたという。

 山本氏が所属する石破派は、二階派から「公認争い」という戦いを挑まれそうになっているが、権力闘争や政略にうとい「政策型」の議員が多いためか、派内の危機感は薄い。

 石破派の中堅は「5年もたてば、二階さんの影響力も低下する。尾崎氏は力を借りて党に入っても、その後は悲惨だろう」と語る。別の中堅も「二階派のいつもの作戦だろう」とひとごとのような見方を示す。

3814チバQ:2019/09/10(火) 23:46:15
守るべき領袖は存在感が薄まり…

 ここは領袖の政治力が問われる場面だが、石破氏の党内での影響力は低下の一途をたどっている。11日の内閣改造・党役員人事では、「ポスト安倍」候補と目される岸田文雄政調会長や菅義偉官房長官の続投が決まった。ライバルとなりそうな茂木敏充経済再生担当相や河野太郎外相も日の目があたるポストに収まりそうだ。

 他方、石破氏は昨年の総裁選で党員票で全体の45%を獲得し、地方人気の高さを示した。ただ、安倍政権と距離を置き、批判を重ねる手法に眉をひそめる党関係者は少なくない。石破派も新規加入がなく、党総裁選の出馬に必要な20人の推薦人を自前で調達できない状態が続いている。

 加えて、石破氏は8月23日、自身のブログで、韓国による日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄の背景には政府の戦争責任への向き合い方が不十分なためだと持論を展開し、インターネット上で批判が殺到する事態となった。

 石破氏は9月1日、記者団から戦後総括の具体的なあり方について問われると、「内容について言っているわけではない。日本人の手できちんと(戦後総括を)やることが必要だということを申し上げたつもりだ」と述べたが、具体論には踏み込まなかった。

 ブログは党内でも波紋を広げた。無派閥の中堅議員は「首相候補とされる石破氏が『日本は戦争責任に向き合ってこなかった』と唱えたら、文在寅(ムン・ジェイン)政権による反日キャンペーンの補強材料になりかねない」と懸念する。この中堅は、党幹部にブログの修正を要請できないかと相談したという。

 高知2区をめぐる公認権争いは、尾崎氏が知事を退任後に過熱するとみられる。石破氏は派の領袖としてきちんと子分を守ることができるかどうか。それは、「ポスト安倍」を目指すために必要な「求心力」を測るバロメーターともなる。

(政治部 奥原慎平)

3815チバQ:2019/09/11(水) 10:13:00
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190911-00582148-shincho-pol
安倍内閣でずーっと国交大臣ポストをもらい続ける公明党 その狙いは?
9/11(水) 6:00配信デイリー新潮
安倍内閣でずーっと国交大臣ポストをもらい続ける公明党 その狙いは?
公明党の山口那津男代表
 9月11日の改造内閣で、国土交通大臣に公明党の赤羽一嘉衆院議員(61)が就任した。安倍晋三首相は、6日に会談した公明党の山口那津男代表から閣僚枠1人を要望され、国交相の継続を求められていた。今や国交相といえば、公明党というイメージが定着しつつある。なぜ、このポストを欲しがるのか? 

 ***

 実際、この十数年の国交相を遡って見てみると、公明党議員が圧倒的に多い。

北側一雄衆院議員
2004年9月27日〜2005年9月21日(第2次小泉内閣[改造])
2005年9月21日〜2005年10月31日(第3次小泉内閣)
2005年10月31日〜2006年9月26日(第3次小泉内閣[改造])

冬柴鐵三衆院議員(当時)
2006年9月26日〜2007年8月27日(第1次安倍内閣)
2007年8月27日〜2007年9月26日(第1次安倍内閣[改造])
2007年9月26日〜2008年8月2日(福田康夫内閣)

太田昭宏衆院議員
2012年12月26日〜2014年12月24日(第2次安倍内閣)
2014年9月3日〜2014年12月24日(第2次安倍内閣[改造])
2014年12月24日〜2015年10月7日(第3次安倍内閣)

石井啓一衆院議員
2015年10月7日〜2016年8月3日(第3次安倍内閣[第1次改造])
2016年8月3日〜2017年8月3日(第3次安倍内閣[第2次改造])
2017年8月3日〜2017年11月1日(第3次安倍内閣[第3次改造])
2017年11月1日〜2019年9月11日(第4次安倍内閣)

赤羽一嘉衆院議員
2019年9月11日〜(第4次安倍内閣[改造])

3816チバQ:2019/09/11(水) 10:14:02
 省庁再編で国土交通大臣のポストができたのは01年1月。以来、今日までの18年余りのうち、公明党議員が11年も務めているのだ。

 さらに、1次から4次までの安倍内閣では、計7年9カ月すべて公明党議員が独占している。自公連立で、公明党は閣僚を2人要求してもよさそうだが、あえて国交相という1ポストに拘るのは何故なのか。

「今回の改造内閣で、赤羽氏が国交相に就任した背景には、今年7月の参院選が関係しています」

 と語るのは、創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏。

「参院選では、1票の格差是正で、兵庫、愛知、福岡、東京、埼玉、北海道で定数が増えました。このうち一番の激戦区は兵庫でした。公明党は新人の高橋光男氏を出馬させたのですが、公示前から高橋氏が当選するには15万票足りないと分析していた。そこで山口代表がわざわざ兵庫に出向いて、三顧の礼で“兵庫の港湾のドン”と言われる日本港運協会の久保昌三会長に彼の後援会長になってもらったのです。安倍首相と菅義偉官房長官も高橋氏の応援のため兵庫入りしました。赤羽氏は兵庫2区が選挙区で、兵庫県本部代表ですから、高橋氏の街頭演説では司会を務めるなど、全面的に支援した。その結果、高橋候補は当選を果たすことができた。赤羽氏は参院選での論功行賞で入閣したということでしょう」

 赤羽氏は慶応大学法学部を卒業後、三井物産に入社。北京事務所、南京事務所、関西支社で勤務した。北京事務所時代は天安門事件に遭遇している。1993年7月の衆議院総選挙初当選し、当選8回。安倍総理とは初当選同期で、親しい間柄と言われ、これまで国土交通委員長や財務副大臣、経済産業副大臣を歴任している。

 乙骨氏によれば、公明党が国交相ポストに拘るのは、支援母体創価学会とゼネコンの間には深い繋がりがあるからだと分析する。

「1972年に竣工した日蓮正宗総本山の大石寺・正本堂(静岡県富士宮市)は、創価学会の寄付350億円で建てられました。ゼネコンは共同企業体でしたが、この頃から創価学会とゼネコンは密接な関係となり、ゼネコンは公明党の票田となっていくのです」

 共同企業体は、大成建設、清水建設、大林組、竹中工務店、鹿島建設、戸田建設と、大手ゼネコンが名を連ねた。

 創価学会は、学会員は国内だけでも827万世帯(公称)を擁するが、年に1回、学会員から寄付を募る“財務”では数千億円が集まり、資産は一説に10兆円とも言われている。

「創価学会の会館は、全国で1000以上あります。いずれも立派な建物です。また、全国に研修道場、八王子には創価大学や牧口記念会館、東京・巣鴨には戸田記念講堂、東京と関西に創価学園があります」

 創価学会は、東京・信濃町周辺に次々とビルを建設している。13年には、老朽化した東京・信濃町の本部ビルを建て替え、創価学会の御本尊を安置する広宣流布大誓堂(総本部会館)が竣工した。

「今年の11月18日には、東京電力病院の跡地に、聖教新聞の本社屋となる世界聖教会館がオープンします。ゼネコンにとって創価学会は大得意先。切っても切れない関係ですから、公明党が国交相のポストを握れば、ゼネコン側にとっても何かと頼りになるということでしょう」

週刊新潮WEB取材班

2019年9月11日 掲載

新潮社

3817チバQ:2019/09/11(水) 10:44:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000015-jij-pol
政権浮揚へサプライズ起用=安倍首相、「囲い込み」狙いも-小泉氏入閣
9/11(水) 7:16配信時事通信
 国民的人気の高い小泉進次郎氏の初入閣は、今回の内閣改造・自民党役員人事で最大のサプライズとなった。

 安倍晋三首相(党総裁)には、政権浮揚を図るとともに「将来の総裁候補」を自らの手で育て、囲い込む狙いもあるとみられる。

 小泉氏は、28歳の初当選時から脚光を浴びた。父の純一郎元首相譲りの歯切れのいい演説で、国政選挙の際には党内きっての人気弁士として全国を回り、先の参院選までの国政選挙6連勝にも貢献。早くから若手政治家の登竜門である官房副長官や、閣僚への起用が取り沙汰されてきた。

 ただ、小泉氏は党総裁選で過去2回、首相ではなく石破茂元幹事長に投票。昨年9月の総裁選の際には「党内で多様な意見が言える環境が大事だ」と強調した。

 強権的に映る政権運営に苦言を呈することも辞さない小泉氏に対し、首相は複雑な思いも抱いていたようで、小泉氏の入閣には慎重だった。今回の人事をめぐって首相周辺からも「小泉氏の起用はない」という声が上がっていた。

 そうした中での小泉氏抜てきには、菅義偉官房長官の意向が働いたとの見方が強い。8月発売の月刊誌で小泉氏と対談した菅氏は、小泉氏の入閣が望ましいとの考えを表明。小泉氏の先月の結婚も、先に報告した菅氏に促されて首相に伝えた。小泉氏周辺は「菅氏が首相に入閣を推薦した」と語った。

 関係者によると、小泉氏も今回は入閣に前向きだったという。これまでに党農林部会長で農業改革、筆頭副幹事長で国会改革、現職の党厚生労働部会長で社会保障改革に取り組んだが、めざましい成果を挙げたとは言い難い。ベテランは「早期の総裁選出馬を見据え、経験を積みたいのだろう」と指摘。無派閥議員を中心に勢力を持つ菅氏との関係強化も狙いのようだ。

 党内は歓迎する声が大勢だ。細田派幹部は「いいじゃないか。政権浮揚につながる」と手放しで評価する。小泉氏が育休取得に意欲を示し、選択的夫婦別姓制度の導入に言及したことに関し、政権幹部は「両立したらいい」と容認。石破派中堅は「バンバン発信すればいい。党内で文句が出ても、一般国民は共感する」(石破派中堅)とエールを送った。

 ただ、プライベートでも注目される中、閣僚として手腕を発揮するのは容易ではない。成果が挙げられなければ野党の攻撃は避けられず、「進次郎さんは丸裸にされる。相当大変だ」と不安を口にする党関係者もいる。

3818チバQ:2019/09/11(水) 11:12:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-09101261-nksports-soci&pos=1
冷や飯人事で目立つ「お友達」重用、石破派入閣ゼロ
9/10(火) 23:34配信日刊スポーツ
冷や飯人事で目立つ「お友達」重用、石破派入閣ゼロ
11日の内閣改造では、閣僚19人中17人が交代し、小泉進次郎氏を含めて13人が初入閣となる。一方、高市早苗氏が総務相、自民党の加藤勝信総務会長が厚労相で再登板するほか、萩生田光一、河井克行、衛藤晟一の各氏ら首相に特に近い側近らが軒並み初入閣し、「お友達」重用が目立つ。

「入閣待機組」の竹本直一、田中和徳、北村誠吾、武田良太各氏も初入閣し、首相を支える派閥への配慮がなされる半面、首相と対立する石破茂氏が率いる石破派からの起用は、ついにゼロ。露骨な冷や飯人事となった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000098-mai-pol
内閣改造、小泉進次郎氏初入閣で政権刷新アピール 19閣僚のうち麻生、菅両氏を除く17人が交代へ
9/10(火) 20:52配信毎日新聞
内閣改造、小泉進次郎氏初入閣で政権刷新アピール 19閣僚のうち麻生、菅両氏を除く17人が交代へ
小泉進次郎衆院議員
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日に行う内閣改造で、小泉進次郎元復興政務官(38)を環境相として入閣させる意向を固めた。首相は「安定と挑戦の強力な布陣」を目指すとしており、第2次内閣発足から続投する麻生太郎副総理兼財務相(78)と菅義偉官房長官(70)以外の、19閣僚中17人を交代させる大規模改造を行う。発信力のある若手の小泉氏起用で政権のイメージ刷新と「挑戦」の象徴とする一方、党役員の多くを留任させて政権の「安定」も図った。

 小泉氏は、首相が総裁3選を果たした昨年9月の総裁選で石破茂元幹事長に投票し、首相と距離があるとされる。一方、同じ神奈川県が地盤の菅氏と近い。

 小泉氏は当選4回で、小泉純一郎元首相の次男。復興政務官や自民党筆頭副幹事長を経て党厚生労働部会長を務め、次世代のリーダー候補として知名度が高い。先月には首相官邸で、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの結婚を首相と菅氏に報告した。第1子誕生後に育児休暇取得を検討する意向を明らかにしている。34歳で少子化担当相に起用された小渕優子氏、37歳で郵政相となった野田聖子氏に続いて戦後3番目の若さとなる。

 初入閣は13人で、安倍内閣で最多だった昨年10月改造時の12人を超える。衛藤晟一首相補佐官(71)を1億総活躍担当相、萩生田光一党幹事長代行(56)を文部科学相、西村康稔官房副長官(56)を経済再生担当相に起用。いずれも首相側近だ。五輪担当相に、1992年アルベールビル冬季五輪のスピードスケート銅メダリストで日本スケート連盟会長の橋本聖子前党参院議員会長(54)を充てる。

 菅氏と近い菅原一秀元副経済産業相(57)を経産相、河井克行党総裁外交特別補佐(56)は法相で起用する。江藤拓首相補佐官(59)は農相で起用する。

 官房副長官には、いずれも首相の出身派閥、細田派の西村明宏元副国交相(59)と岡田直樹党参院幹事長代行(57)が固まった。

 党役員では、選対委員長に下村博文憲法改正推進本部長(65)、幹事長代行に稲田朋美元防衛相(60)の起用が固まった。いずれも細田派で首相に近い。

 首相は11日午前に党役員人事を行い、与党党首会談を経て組閣本部を設置。皇居での認証式を経て第4次安倍再改造内閣を発足させる。首相は同日夕に記者会見し人事の狙いを説明する。【立野将弘、高橋克哉】

 ◇新内閣発足までの主な流れ(11日)

午前10時半  新役員による初の自民党役員会

  11時   新役員が記者会見

  11時半  臨時閣議で閣僚の辞表取りまとめ

午後1時   与党党首会談、組閣本部設置

  1時20分 官房長官が閣僚名簿発表

  3時半  皇居で新閣僚認証式

  6時   首相記者会見

  6時45分 初閣議

3819チバQ:2019/09/11(水) 15:15:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000551-san-pol
閣僚の担当発表 衛藤1億活躍相は領土問題も 武田氏は国土強靱化
9/11(水) 14:01配信産経新聞
閣僚の担当発表 衛藤1億活躍相は領土問題も 武田氏は国土強靱化
握手を交わす麻生太郎氏と小泉進次郎氏(左)=11日午後、首相官邸(三尾郁恵撮影)
 安倍晋三首相は11日、内閣改造に伴い各閣僚の担当を決めた。菅義偉官房長官は引き続き拉致問題と沖縄基地負担軽減担当を、麻生太郎副総理兼財務相も金融担当に任命された。

 衛藤晟一1億活躍担当相は領土問題、沖縄北方、消費者、少子化対策、海洋政策などを担当する。武田良太国家公安委員長は防災、行政改革、国家公務員制度に加え、所属する自民党二階派の二階俊博幹事長が力を入れる国土強靱(きょうじん)化担当も兼務する。

 菅原一秀経済産業相は、前任の世耕弘成氏と同じくロシア経済分野協力や国際博覧会担当を兼務する。橋本聖子五輪相は女性活躍と男女共同参画を担当する。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190911-00423844-fnn-pol
狙いは“ポスト安倍育成”と“石破外し”か 小泉氏起用は菅氏と早くから決定
9/11(水) 11:59配信Fuji News Network

フジテレビ

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安倍首相は11日、内閣改造を行い、午後に第4次安倍再改造内閣が発足する。

改造人事の顔ぶれから透けて見えるのは、安倍首相がポスト安倍候補の育成とともに、次の総裁選レースから石破元幹事長を外したいという思惑。

今回の人事の最大の目玉は、小泉氏の初入閣だが、それ以外の顔ぶれを見ると、安倍首相が派閥のバランスを意識しつつ、側近の加藤総務会長を厚労相に再登板させたり、菅官房長官に近い河野太郎氏を防衛相に横滑りさせたりと、ポスト安倍をにらんだ布陣になっている。

実際、河野氏について、政権幹部は「総裁候補として閣僚に残したということだ」と語っている。

一方、今回、石破派からの入閣はなかった。

また、進次郎氏については、安倍首相と菅官房長官が協議し、改造前の早い段階から入閣させることで一致していたことがわかった。

自民党内には、進次郎氏の活躍に期待する声がある一方で、一部の閣僚の答弁能力を不安視する声もあり、改造内閣が待ったなしの内外の課題に結果を出していけるかが問われる。

(フジテレビ)

3820チバQ:2019/09/11(水) 17:10:38
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190911-00000191-nnn-pol
最多初入閣「お友達ねぎらい内閣」と批判も
9/11(水) 12:14配信日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)

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安倍首相は11日、内閣改造と自民党の役員人事を行う。政権の骨格は維持する一方で、小泉進次郎議員を環境相に起用するなど政権発足以来、最多の13人を初入閣させる。

自民党本部では11日午前、新しい執行部が発足した。安倍首相は憲法改正について意気込みを語った。

安倍首相「新しい体制のもとで、わが党の長年の悲願である憲法改正を、党一丸となって力強く進めていきたい」

自民党の新執行部だが、二階幹事長と岸田政調会長が再任され総務会長にオリンピック・パラリンピック担当相を務めた鈴木俊一氏、選挙対策委員長には憲法改正推進本部長を務めた下村博文氏が就任した。

新執行部の会見で、二階幹事長は「党を挙げて憲法改正に向けて努力をしていきたい」と強調した。また、岸田政調会長は「議論の雰囲気作りを後押ししていきたい」と述べた。

今後の流れだが、午後1時15分に組閣本部が立ち上がり内閣改造が行われる。新内閣では政権の骨格である菅官房長官と麻生財務相以外の閣僚を交代させ、政権発足以来最多の13人が初入閣となる大幅改造となる。

しかし、安倍首相に近い議員の登用が目立ち党内から「お友達ねぎらい内閣」との批判や「入閣待機議員の在庫一掃だ」という声も出ている。安倍首相は「安定と挑戦」を掲げており、38歳と若く、知名度の高い小泉氏を「挑戦」の象徴として内閣のイメージアップをはかる狙いもありそうだ。

また、外相に茂木経済再生担当相、防衛相に河野外相を横滑りさせて起用し、厚生労働相として経験者である加藤総務会長として再任するなど、留任した岸田政調会長や小泉進次郎氏を含め、ポスト安倍候補を要職に配置し競わせる狙いもうかがえる布陣となっている。

3821チバQ:2019/09/11(水) 17:32:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00010011-fnnprimev-pol
「小泉にいけよ!」官邸が大混乱に陥ったいまどきの組閣舞台裏
9/11(水) 17:03配信FNN.jpプライムオンライン
「小泉にいけよ!」官邸が大混乱に陥ったいまどきの組閣舞台裏
(FNN PRIME)
さっそうと“一番乗り”したのは…
今回の第4次安倍再改造内閣では、19人の新閣僚らが入閣。
新閣僚らが官邸に召集される、いわゆる「呼び込み」の取材のために、官邸のエントランスには、新聞社や通信社、テレビ局などマスコミが100人以上集結。

【画像】「小泉にいけよ!」官邸が大混乱に陥ったいまどきの組閣舞台裏

そのエントランスには閣僚らの導線に沿ってきちんとラインが敷かれ、さらにエリアごとにムービー(テレビ)と、スチール(新聞社)に分かれ、混乱が起きないよう整理された。

さらに、生スルー(映像がそのまま生で本社に送られる)用のお立ち台も設置され、カメラマンたちも顔と名前を間違えないよう、カメラ本体に新閣僚一覧を張り付けるなど、準備万端のなか、果たしてだれが“一番乗り”するのか記者らが話していたところ…

満面の笑顔で余裕たっぷりにあらわれたのは麻生副総理。今回も留任。正直、目新しさはまったくない。記者の間からも特に声があがることなく、新聞社のカメラのシャッター音がエントランスに響き渡る。

姿勢よくさっそうと、カメラマンたちの前を大股で歩いて行った。

「これは一番乗りってことなのかなぁ」と記者の間でも疑問の声も。「新閣僚」というわけではないし…ということで、次に来るのはだれなのか待っていたところ、麻生副総理から遅れること約5分。官邸入口に白のエルグランドが横付けされた。記者たちがにわかにさわぎ始める。

「あの車、進次郎じゃないか?」

到着したのは、今回のサプライズ人事の目玉となった小泉進次郎氏。自信たっぷりのいつもの表情で官邸入り。

記者たちからは一斉にどよめきの声があがった。

「進次郎がきたぞ」
「小泉に声掛けいけよ!」
「進次郎はいくべきだろう!」

自分がいけばいいのに、みな勝手である。

確かに、エントランスに集結した何十台ものカメラの前に躍り出て、小泉氏に声掛けするのは多少の勇気がいる(カメラは線より前に出てはいけないが、記者は出てもいい決まりになっている)。それに、このあとまた帰りにエントランスを通過する際、「囲み取材」が発生する予定となっていたため、「あえてここで行く必要があるのか」、というためらいも理解できる。

結局、みな誰か声掛けにいかないか様子をみながらも、結局ひとりも小泉氏のもとに駆け寄ることはことなく、彼は安倍首相が待つ上の階へとあがっていった。

このあと続々と閣僚らが入ってきたのだが、後にも先にもエントランスが動揺に包まれたのは小泉氏の到着のときだけであった。

3822チバQ:2019/09/11(水) 17:32:33
“そのとき”が間もなく…緊張感に包まれるエントランス
さて、新閣僚らは安倍首相のもと、一堂に会した後、一斉にエントランスに降りてくる。
ここで「囲み取材」が発生するのだが、撮れる内容は全社一緒だし、あえて競い合う必要もないので、無用な混乱を避けるべく、事前にどの閣僚にどのテレビ局がいくのか、きめてある。いわゆる「代表制」だ。

記者が下りてくる閣僚に声かけをしてカメラの前まで誘導するのだが、もし見失ってしまい、「囲みに失敗」したとなると、全社に迷惑がかかる。となりの記者からも「小泉落としたらやばいよな…」との声が。ちなみに、小泉氏に代表として声掛けすることが決まっていたのはフジテレビ…

「カメラ通ります!」

との声があちこちに上がり、「代表カメラマン」と声掛けのための記者が、前方に集結。

緊張感に包まれるエントランス。

果たして無事に声掛けできるのか…いよいよ訪れたその瞬間、官邸は大混乱に陥ったのだった。

「さすがにこうなるともう無理だ…」SPもため息の“お祭り状態”に
みな「線からは出ない」約束は守ろうとしたんですけどね…

なんせ20人近い閣僚が一斉に降りてきて、ひとりひとりカメラの前に誘導し、ということをしていると、自然にみな、前に、前にとなってしまうんですよね…

「代表制」の責任から、記者もどんどん前に出ていく。すると隣の記者も出ざるを得ない…ということで、閣僚らが下りてきてものの数分で、エントランスは「お祭り状態」(※各社入り乱れてぐちゃぐちゃになること)に。

もはや出入り口すら見えなくなり、各所に配置されていたSPからは「さすがにこうなるともう無理だ…導線だけでも確保を」との声が。横付けされる車にのるための線だけは最低限確保するために方針を切り替えた模様。

ただ、問題は、まだ小泉氏が下りてきていないことだった。

焦る担当のフジテレビ…まさか見落としか!?と弊社女性記者に変な汗が流れはじめたその時…

結局「小泉劇場」で終わった呼び込み
いたるところで新閣僚らへの「囲み」が出現するなか、ついに小泉氏が登場。

ある程度、新閣僚らが出て落ち着き始めたところで降りてくるのは、もはや注目を集めるための計算なのではないかとすら勘ぐってしまう。

当然、記者らは小泉氏に集中。
通常、10人ほどが新閣僚らの元に集まるのだが、小泉氏の元にはあれよあれよというまに30人ほどの記者が。
さらに、代表カメラ以外のカメラも集結。
エントランスの中央を「小泉氏の囲み」が陣取る事態に。

質問が質問をよび、ほかの閣僚らの倍以上、20分に及ぶ囲み取材になったのだった。

組閣のパターンにはさまざまあり、過去には“サプライズ感演出”などのため当日の呼び込みまで誰が何大臣になったのかすらわからないこともあったのだが、最近の安倍政権は、事前に念入りに各派閥間などの調整をし、決まり次第その情報が数日前から流れてくるようになった。

第一次政権の反省から、“サプライズ”よりも“安定”を重視しているからだろう。

今回は全19閣僚のうち13人が初入閣となったが、顔ぶれはこれまでの安倍首相の側近が目立ち、全体的なサプライズ感はさほどない。

そうした中、当初入閣の可能性が低いとみられていた小泉氏が、戦後3番目の若さで初入閣した“衝撃”は大きく、この日の取材も小泉氏に集中した結果を見れば、そうした「安定型」政権の中でも、少しでも「内閣刷新」のイメージを国民に与えたい安倍政権の思惑は、とりあえずのところ狙い通りになったのだろう。

しかし、注目すべきはこれからの新閣僚らの手腕であることを忘れてはならない。

(執筆:フジテレビ プライムオンラインデスク 森下知哉)

FNN PRIME編集部

3823チバQ:2019/09/11(水) 20:49:03
https://news.goo.ne.jp/article/tvnc/region/tvnc-05087.html
浅からぬ“因縁”…麻生氏と武田氏が入閣 安倍総理が内閣改造 福岡県内の政界に波紋か
2019/09/11 20:37テレビ西日本

浅からぬ“因縁”…麻生氏と武田氏が入閣 安倍総理が内閣改造 福岡県内の政界に波紋か

テレビ西日本

(テレビ西日本)

11日に安倍総理が行った内閣改造、福岡からは2人が入閣しました。

まずは留任した、麻生太郎副総理兼財務大臣(78)。

そしてもう1人は初入閣、福岡11区選出の武田良太衆議院議員(51)です。

国家公安委員長、防災担当大臣に就任しました。

この2人、過去をさかのぼると並々ならぬ因縁があるんです。

(2019年1月)▼4月の知事選
【麻生太郎 氏】
「ちゃんと書類も受け付けて、その上で武内和久という知事候補が選出された」

【武田良太 氏】
「(武内氏の推薦は)一部の閉鎖的なメンバーで決めて、福岡県連がその決定に追従した。
 意見が割れてる状態で、福岡県連が党本部に上げていること自体がおかしい」

4月の福岡県知事選をめぐり、分裂状態となった自民党。

現職と新人が争った結果、小川知事が勝利し、小川知事を推した武田氏は喜びを隠しませんでした。

【武田良太 氏】
「いやいや“裏”ではなく“表”で動いていましたよ(笑)」
Q・麻生氏に対して
「責任問題については、政治家ですからご自身で判断されれば良いと思う」

一方、この知事選で新人を支援したのが麻生氏。

安倍総理に直談判して、党本部の推薦を取り付けたにもかかわらず、大差で敗れました。

【麻生太郎 氏】
「誠にふがいない…我々の力不足だった。
 心からおわび申し上げます」

麻生氏と武田氏は、ともにかつて炭鉱で栄えた筑豊の出身。

その過去をさかのぼると…。

(1979年)▼麻生氏国会初登院(12月20日)
「緊張しています。
 こんなに人がいっぱいいるし」
Q・議員バッジにかけられたお金は3億といわれているがー
「お金のことは分からない」

一方、武田氏が総選挙に初出馬したのは1993年。

3回連続で落選したのち、35歳でようやく初当選を果たしました。

(2003年)
「10年頑張ってきて良かったです(涙)」
「(有権者に対して)何かあったら言ってくださいね」

両者の間に亀裂が走ったのは、麻生氏の2回目の総裁選だったと、2人を良く知る大任町の永原町長は話します。

【大任町 永原譲二 町長】
「当初、麻生氏が総理大臣になった時には、推薦人に武田氏は名を連ねていたから、昔、関係は良かった。
 でも次の時に(武田氏が)推薦人にならず、こじれていった」

(2011年)▼自民党福岡県連内での議論
武田氏が党の福岡県連の会長を務めていた時には、党の公認候補選びをめぐって両者はことごとく対立。

その後の選挙でも、緊張関係は続きました。

(2014年)▼県議会議員補欠選挙
2014年の県議会補欠選挙では、武田氏の地盤にもかかわらず、麻生氏が支援する候補が武田氏の秘書を破って当選。

(2016年)▼福岡6区補選
2年後の福岡6区の衆院補選でも、両者の対立の構図が持ち込まれ、このときは武田氏が支援した鳩山二郎氏が当選しました。

対立する2人がどちらも入閣したことについて、福岡県町村会の会長も務める大任町の永原町長は…。

【大任町 永原譲二 町長】
「将来的に麻生さんの引退後は、武田氏がまとめていくための“1つの布石”かなと、我々はそう思っている」
Q・安倍首相がその方向性を認めた?
「安倍首相も福岡県知事選挙の推薦をめぐり、いろいろあった。
 (武田氏が所属する)二階派の意向も聞きながら、そういうことをある程度認めたのでは。
 『麻生氏が引退した後は…』ということじゃないか」

一方、麻生氏がふるさと飯塚に帰省した際、よく立ち寄るという中華料理店の店主はー

【麻生氏が立ち寄る 中華料理店の店主】
「(麻生氏は)長すぎるという意見も出ているみたいだが、まだまだ頑張れますよ」

【飯塚市民】
「みなさんに認められる立派な方なので、良いところをどんどん出してほしい」
「(麻生氏の)率直なところが良いのではないか。
 地元のためにいろいろとやってもらっているので」

自民党の重鎮・麻生氏と、初めて大臣の座を手に入れた武田氏。

安倍内閣を支える両者の一挙手一投足が、今後、福岡県内の政界にも大きな波紋を広げることになりそうです。

3824チバQ:2019/09/12(木) 10:20:02
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190912/pol1909120001-n1.html
ポスト安倍5人激闘へ!「闘う内閣」発足 憲法改正や朝鮮半島「赤化統一」に対応、進次郎氏も「対韓」参戦の可能性 (1/3ページ)
2019.9.12
 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、内閣改造と党役員人事を断行した。アジアや中東での有事勃発を感じさせる世界情勢を受け、政権の骨格は維持したうえで、実力があり信頼できる面々を集めた。今後、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が暴走し、朝鮮半島が「赤化統一」した場合にも対応する。悲願の憲法改正を達成する「闘う内閣」であり、日本経済復活や社会保障改革、来年の東京五輪・パラリンピック成功なども見据えて、国民と国益を守り抜く覚悟を示す。次世代の日本のため、「ポスト安倍」候補を競わせる布陣ともいえそうだ。



 「『安定と挑戦』の強力な布陣を敷きたい。わが党には老壮青と、たくさんの人材がいる」

 安倍首相は、内閣改造と党役員人事の方針を、こう語っている。

 第4次安倍再改造内閣では、政権を支える麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官は続投となり、残る17人を大幅刷新。注目は外交・安全保障の顔ぶれだ。

 厳しい外交・安保環境に対応するため、茂木敏充経済再生相を外相に、河野太郎外相を防衛相に起用する。ともに政界屈指の国際派であり、同盟国・米国をはじめ世界各国に幅広い人脈を誇る。

 韓国が、米国の警告を無視して日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定したうえ、在韓米軍基地の早期返還を要求するなど、急速に「米韓同盟の空洞化」を進めている。茂木氏と河野氏は、東アジアの安全保障環境の激変や、共産党独裁国家・中国の海洋覇権拡大、日露平和条約交渉などにも対応する。

 「ポスト安倍」候補では、菅氏と茂木氏、河野氏に加え、加藤勝信総務会長が厚労相での再登板となった。

 改造最大のサプライズは、「政界のプリンス」こと小泉進次郎元復興政務官の初入閣だろう。フリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの“電撃授かり婚”で話題を集め、初入閣が注目されたが、進次郎氏が「育児休暇取得」に言及したこともあり、一時起用方針が見送られていた。

3825チバQ:2019/09/12(木) 10:20:15
 安倍首相は、進次郎氏の父、小泉純一郎元首相に、幹事長や官房長官に抜擢(ばってき)されて、首相の座をつかみ取った。今回の改造にあたり、「将来の宰相」と期待される進次郎氏を育てようと考えたようだ。

 環境相は、国際会議も多く国際経験を積めるが、原子力発電所の再稼働や、所管外だが東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水を処理した処理水の問題にも関与する可能性がある。韓国政府が汚染水問題で大騒ぎするなか、進次郎氏が「対韓強硬戦線」に加わることもありそうだ。

 ジャーナリストで東海大学教授の末延吉正氏は「よく考え抜かれた、思い切った人事だ。キーワードは『国家・国民への忠誠心』と『仕事の力量』だろう。安倍首相は、菅、茂木、河野、加藤の各氏に、岸田文雄政調会長の5人を『ポスト安倍』候補として、党と内閣の要職に配置した。大叔父である佐藤栄作元首相が『三角大福中』(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の各氏)を競わせたのを思わせる。『厳しい仕事で競わせれば、ポスト安倍は自然と決まる』とみているのではないか」と分析した。

 改造内閣は、内政でも試練が待ち構えている。10月の消費税増税後の景気対策や、年金をはじめとする社会保障制度改革などだ。そして、安倍首相の悲願である憲法改正が待ち構えている。

 政治評論家の屋山太郎氏は「安倍首相は政治哲学として、『憲法改正』と『防衛』『教育改革』を必ず解決すると心に留めてきた。今回の改造で、自らを官邸や党で支えてきた信頼できる人材を派閥とは関係なく、初入閣組として表舞台に出した。これは、『憲法改正を今こそ実現すべきだ』という決意だろう」と語る。

 確かに、官房副長官だった萩生田光一氏を文科相、西村康稔氏を経済再生相に、首相補佐官だった江藤拓氏を農水相、衛藤晟一氏を一億総活躍担当相、党総裁外交特別補佐だった河井克行氏を法相に抜擢した。

 日本国憲法は、日本が終戦後の占領時に、GHQ(連合国軍総司令部)の作成した英語の草案をもとにつくられた。自民党は憲法改正を「結党以来の党是」としてきた。安倍首相は「勝負」をかける気迫のようだ。

 屋山氏は「日本外交はかつて、『中国や韓国とは対立するな』との立場で、無理難題を受け入れてきた。かえって外交関係をおかしくして、日本の国益を損なった。第2次安倍政権の6年半で『外交は我慢だけではダメだ』という姿勢に変わった。今回の新閣僚は『将来、太平洋の覇権を狙う共産党独裁国家・中国と向き合わざるを得ない』との共通認識を持っている。朝鮮半島もいずれ赤化し、中国の子分になりかねない。『ここで今、きちんと構えておかなければ』と覚悟を決めた新内閣になった。評価したい」と語っている。

3826チバQ:2019/09/12(木) 10:20:31
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190911/pol1909110007-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsRelated
石破茂氏「ポスト安倍」脱落か 内閣改造で石破派ゼロ…存在感発揮できず人気に陰り 進次郎氏抜擢の配慮も
2019.9.11
 安倍晋三首相が11日に実施した内閣改造・自民党役員人事では、石破派(水月会、19人)からの起用はゼロに終わった。同派会長の石破茂元幹事長が「反安倍」の姿勢を崩さず、一部メディアに乗せられてか、後ろから鉄砲を撃つように感じられる言動を繰り返したことが影響したようだ。

自民党 安倍内閣
 安倍首相は昨年10月の内閣改造で、同派から山下貴司氏を法相に「一本釣り」したが、今回は石破氏に積極的な動きは見られなかった。

 石破氏は「ポスト安倍」に意欲をみせるが、最近は存在感を発揮できていない。先の参院選では10都県に応援に入ったが、新元号「令和」の発表で人気上昇中の菅義偉官房長官らにお株を奪われ、かつての人気に陰りが見えている。

 自らの言動も求心力を落とす。8月23日付のブログでは、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めた理由は「日本が敗戦後、戦争責任と正面から向き合ってこなかったことが問題の根底にある」と発信した。

 すると、官邸周辺からは「どこの党の人なの?」とあきれられ、ネット上では「鳩山由紀夫元首相とソックリだ」とそっぽを向かれた。

 安倍首相は今回の人事で、菅氏や岸田文雄政調会長、茂木敏充外相、河野太郎防衛相、加藤勝信厚労相の5人を軸に「ポスト安倍」候補として競わせることにした。石破氏を「ポスト安倍」候補から外したのか。

 ただ、配慮(?)も感じられた。2012年と18年の総裁選で石破氏に投票した小泉進次郎衆院議員を環境相に抜擢(ばってき)したのだ。石破派からは入閣ゼロでも、石破氏支持勢力に気を配ったともいえそうだ。

3827チバQ:2019/09/12(木) 13:06:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000062-jij-pol
今井首相秘書官が補佐官兼務=官房副長官に西村明、岡田氏-国家安保局長は北村氏
9/11(水) 14:34配信時事通信
今井首相秘書官が補佐官兼務=官房副長官に西村明、岡田氏-国家安保局長は北村氏
安倍晋三首相(中央)に続いて自民党本部に入る今井尚哉氏(右)=11日午前、東京・永田町の同党本部
 安倍晋三首相は11日の内閣改造に伴い、今井尚哉首相秘書官(政務担当)を首相補佐官兼務とした。

 今井氏は政策企画を総括する。政務担当の官房副長官には西村明宏衆院議員と岡田直樹参院議員がそれぞれ就任。事務担当の杉田和博官房副長官は続投する。

 横畠裕介内閣法制局長官は退任し、近藤正春内閣法制次長が昇格した。首相補佐官に秋葉賢也、木原稔両衆院議員が新たに就き、和泉洋人、長谷川栄一両補佐官は留任した。

 国家安全保障局の谷内正太郎局長は13日付で退き、後任に北村滋内閣情報官を起用。北村氏の後任は警察庁出身の滝沢裕昭内閣審議官を充てる。

3828チバQ:2019/09/12(木) 13:22:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000508-san-pol
内閣改造 菅氏が存在感 近い小泉氏ら入閣、各派閥は横ばいか減少
9/12(木) 6:00配信産経新聞
内閣改造 菅氏が存在感 近い小泉氏ら入閣、各派閥は横ばいか減少
 11日に発足した第4次安倍晋三再改造内閣の閣僚数を自民党派閥別にみると、0〜3人で、前回平成30年10月の内閣改造と比べいずれも横ばいか減少だった。一方、無派閥議員が6人を占め、唯一の「勝ち組」となった。小泉進次郎環境相や菅原一秀経済産業相、河井克行法相ら菅義偉官房長官に近いとされる議員の起用が目立ち、派閥に所属しない菅氏の存在感が際立っている。(長嶋雅子)

 「菅氏の影響力がさらに高まっているのかな…」。自民党の中堅議員はこうつぶやいた。サプライズ人事となった小泉氏の初入閣を後押ししたのは菅氏とされる。小泉氏は同じ神奈川県が地盤の菅氏と関係が良好で、先月は首相官邸で結婚を報告。安倍首相の指示で小泉氏に電話で入閣を打診したのは菅氏だった。

 菅原氏は、菅氏に近い無派閥の中堅議員でつくる勉強会を今年発足させ、河井氏は首相との関係が良く、菅氏とも近い。菅氏本人を含め、これらで4人となり、今回の内閣で「最大勢力」とも言える。

 一方、首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会、97人)からは改造前と同じ3人を起用した。首相側近の萩生田光一文部科学相と西村康稔経済再生担当相の2人を初入閣させた。下村博文元文科相を党四役の党選対委員長に登用し、政府と党にバランスよく配置した。

 麻生派(志公会、54人)は2人減の3人となった。ただ、河野太郎前外相が横滑りで防衛相に、鈴木俊一前五輪相が党総務会長にそれぞれ起用された。選対委員長を外れた甘利明氏は党税調会長就任が内定し、同派幹部は「政権を中枢で支えられるポジションだ」と語る。

 竹下派(平成研究会、53人)は改造前と同じ2人。茂木敏充外相と加藤勝信厚生労働相の「ポスト安倍」候補が順当に入閣した。

 留任となった岸田文雄党政調会長が会長を務める岸田派(宏池会、46人)は3人から2人に減少。周囲で期待が高まった岸田氏の党幹事長就任はかなわず、要職の党税調会長ポストも甘利氏に奪われた形だが、「待機組」の2人を閣内に押し込み、面目を保った。

 二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、46人)は改造前と同じ2人。幹事長留任で満足の結果といえそうだ。石原派(近未来政治研究会、11人)は森山裕国対委員長が留任したが、今回も閣僚はゼロだった。

3829チバQ:2019/09/12(木) 13:23:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000088-jij-pol
女性閣僚2人にとどまる=初入閣は13人で最多-内閣改造
9/11(水) 18:07配信時事通信
女性閣僚2人にとどまる=初入閣は13人で最多-内閣改造
首相官邸に入る高市早苗氏=11日午後、東京・永田町
 11日に発足した第4次安倍再改造内閣では、女性閣僚が内閣改造前の1人から2人に増加した。

 ただ、安倍晋三首相が旗印の一つとして「女性活躍」を掲げる中、なお不十分との指摘もある。一方、初入閣は、これまでの安倍内閣で最多となる13人に上った。

 第4次改造内閣の女性閣僚は片山さつき地方創生担当相のみ。今回は高市早苗総務相と橋本聖子五輪担当相の2人で、一時浮上した三原じゅん子参院議員は調整の結果見送られた。2014年の第2次改造内閣発足時は5人を登用している。

 初入閣のうち、環境相に抜てきされた小泉進次郎氏は衆院当選4回の38歳。歴代内閣で起用された小渕優子少子化担当相の34歳、野田聖子郵政相の37歳に次いで、戦後3番目の若さだ。

 自民党の派閥別では、無派閥が6人で最多。細田、麻生両派が各3人で続き、竹下、岸田、二階3派は各2人だった。石原、石破両派からの起用はなかった。

 平均年齢は首相を含め61.6歳。第4次改造内閣発足時の63.4歳を1.8歳下回った。最年長は78歳の麻生太郎、竹本直一両氏で最年少は小泉氏。

3830チバQ:2019/09/12(木) 17:17:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000010-jct-soci
高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ  内閣改造から見る「ポスト・ポスト安倍」 トップへの登竜門、有資格者は...
9/12(木) 17:00配信J-CASTニュース
高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ  内閣改造から見る「ポスト・ポスト安倍」 トップへの登竜門、有資格者は...
安倍首相が内閣改造を行った(画像は9月11日の記者会見)
 東日本を台風15号が直撃した中、2019年9月11日、内閣改造が行われた。台風被害の方にはお見舞いも申し上げる。インターネットの上で、そうした被害がある中で内閣改造している場合かという批判がある。気持ちはわかるが、実務ではまったく影響ない。それどころか、かえっていいタイミングだ。

■菅官房長官の影響力が増した

 台風などの災害被害の場合、実働部隊は地方官僚、現場の官僚らだ。筆者もかつて地方財務局で災害予算執行を担当したことがある。災害現場に行って、予備費予算執行の可否を判定するという役目だ。実際には予算執行を否定することはなく、ただ追認するだけだが、形式的に現場に行くわけだ。

 こうした事務で、一番面倒臭いのが、中央省庁からの連絡だ。中央省庁は実情がわからないので、地方に問い合わせてくるが、それへの対応で、地方官僚が時間をとられるのが痛い。ところが、内閣改造では、中央省庁官僚は、基本事項を新大臣へレクすることで手一杯であり、地方災害のことを地方に問い合わせる時間の余裕がない。このため、地方の官僚が余計なことをしないですむのがいい。

 ところで、内閣改造であるが、これで、ポスト安倍、ポスト・ポスト安倍が見えてきた。ズバリ言えば、ポスト安倍は、菅義偉官房長官と岸田文雄政調会長。ポスト・ポスト安倍は、加藤勝信厚労相、河野太郎防衛相、茂木敏充外務相。

 まず、今回の組閣の派閥構成を見てみよう。細田派3(改造前3)、麻生派3(5)、竹下派2(2)、岸田派3(2)、二階派2(2)、石破派0(1)、石原派0(0)、無派閥6(2)。麻生派、岸田派、石破派の減少が無派閥の増になっている。無派閥は、隠れ「菅派」なので、ここにきて、菅官房長官の影響力が増したわけだ。

閣僚を競わせながら憲法改正へ進むか
 菅官房長官は、「令和おじさん」と親しまれ、先の参院選でも引っ張りだこだった。

 今は政治家のパワーは、選挙の時に頼りになる人気が大きい。選挙応援に来てもらったかどうかは、政治家にとって貸し借りになる。

 岸田政調会長は、安倍首相との関係で、依然として有力な後継候補である。先の参院選では、菅官房長官が選挙での強さをみせ、岸田政調会長はその後陣をはいした。これから、菅官房長官とポスト安倍でしのぎを削るだろう。

 ポスト・ポスト安倍は、有力閣僚をみればいい。トップへの登竜門である重要な閣僚といえば、官房長官、財務相、外務相、厚労相、経産相、防衛相だ。そのうち、ポスト・ポスト安倍の有資格者をみると、加藤厚労相、河野防衛相、茂木外務相に絞られてくる。

 こうした改造布陣で、安倍首相は各閣僚を競わせながら憲法改正を進めるのだろう。最善の今後のスケジュールは、来年通常国会で衆参ともに3分の2以上で発議し、東京五輪終了し年内に国民投票である。そのときには、衆院解散・総選挙とのダブル選挙だろう。もっとも、参院で憲法改正の発議をするのは容易でない。

 その前に、秋の臨時国会で、消費増税に伴う景気後退を防ぐために補正予算があるだろう。米中貿易戦争、英国のEU離脱、日韓関係悪化、ホルムズ海峡の緊張激化など国際情勢は緊迫している。そうした中、日本が消費増税で景気後退したら、憲法改正どころでなくなる。憲法改正へのハードルは高い。

++ 高橋洋一プロフィール高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。著書に 「さらば財務省!」(講談社)、「安倍政権『徹底査定』」(悟空出版)、「『バカ』を一撃で倒すニッポンの大正解」(ビジネス社)など。

3831チバQ:2019/09/12(木) 17:18:16
https://news.livedoor.com/article/detail/17069893/
安倍・麻生vs菅・二階…改造人事で繰り広げられた国民不在の暗闘
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2019年9月12日 9時26分 日刊ゲンダイDIGITAL
幹事長続投でシナリオは狂った(左からー 安倍首相と麻生副総理。菅官房長官と二階幹事長は急接近に…)/(C)日刊ゲンダイ
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 11日の内閣改造・自民党役員人事。安倍首相は早々に「安定と挑戦の布陣」とキャッチフレーズを付け、麻生副総理兼財務相、菅官房長官、二階幹事長の骨格3人の留任が「安定」の象徴だと解説されているが、実態は違う。裏では安倍首相・麻生氏vs菅氏・二階氏の暗闘が繰り広げられていた。

“日本のタマネギ男”甘利明氏の復権にメディアは完黙なのか

■幹事長続投でシナリオ狂う

 今度の人事の肝は「幹事長」で、安倍首相は二階氏を外すつもりだった。しかし、改憲を睨んだ公明党とのパイプ維持などで、結局、二階氏を続投させざるを得なくなったという。

「つまり人事は最初からシナリオが狂ったということです。さらに、菅氏の子飼いの若手が二階派に入会するなど、菅氏と二階氏が急接近している。安倍首相は強い警戒感を抱いています」(安倍首相周辺)

 菅氏と二階氏の接近は「ポスト安倍」を見据えたものだ。二階派は所属議員が46人いるものの後継者が不在。菅氏は無派閥ながら“実質菅派”という議員が50人ほどいる。「令和おじさん」で人気上昇の菅氏と「ポスト安倍」で組めば、100人の一大勢力になる。

 安倍首相と麻生氏は、こうした動きに敏感に反応した。8日の日曜に麻生氏が安倍首相の私邸を訪問。1時間半にわたって会談しているのだ。

「安倍首相は人事について真っ先に麻生氏と打ち合わせするので、既に話は終わっていたはず。日曜に改めて会ったのは、二階氏の幹事長留任と菅・二階連合の攻勢という予定外の事態となり、巻き返しを図る必要が出てきたからでしょう」(前出の安倍首相周辺)

 実際、きょうの人事でその巻き返しが具体的に表れた。閣僚人事では「党務や閥務の経験を積ませるべき」とされていた麻生派の河野太郎外相が横滑りで防衛相に残った。党役員人事でも、麻生派の鈴木俊一五輪相が総務会長に起用されることになった。鈴木氏は麻生氏の義弟でもある。

 麻生派の甘利明選対委員長が、絶大な利権を握る税調会長となり、後任の選対委員長には、安倍首相の出身派閥である細田派の下村博文憲法改正推進本部長が就く。幹事長代行は細田派の稲田朋美元防衛相だ。安倍首相と麻生氏の側近たちが幹事長の“お目付け役”となるわけだ。

 そのうえ、初入閣組には過去の安倍政権で官房副長官だった萩生田光一氏と西村康稔氏、首相補佐官だった衛藤晟一氏と江藤拓氏と河井克行氏という5人の安倍首相“お友達”がズラリである。

「長く続くと権力は腐敗するという典型。『安定』を求め、麻生氏、菅氏、二階氏の3人を長期にわたって要職に置いた末に、菅氏、二階氏の“裏切り”という代償を招いたということ。『安倍・麻生』『菅・二階』という二重構造の権力闘争の結果、ますます国民不在の人事になってしまった感があります」(政治評論家・野上忠興氏)

 1強政権の末路である。

3832旧ホントは社民支持@鹿児島2区:2019/09/12(木) 21:13:48
わーお。。。
でも,個人的には不倫だけを理由として政治家を批判するのはあまり好きではないです。

https://www.tv-tokyo.co.jp/news/original/2019/09/12/006007.html
今井絵理子議員が内閣府政務官に

3833 チバQ:2019/09/12(木) 22:01:06
606 チバQ 2019/09/12(木) 09:09:07
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190912-00581662-shincho-pol
二階幹事長vs石破茂の代理戦争が高知で勃発! どうなる衆院選
9/12(木) 5:57配信デイリー新潮
二階幹事長vs石破茂の代理戦争が高知で勃発! どうなる衆院選
二階俊博幹事長
 まさに奇襲であった。

 8月21日、高知県の尾崎正直知事(51)が、次期衆院選に高知2区から出馬する意向を表明したのだ。

 驚いたのは、同区を10期に亘って根城にしてきた自民党の山本有二衆院議員(67)である。

「山本さんは金融担当大臣や農林水産大臣を歴任した、いわば重鎮議員。一方、尾崎さんは財務官僚を経て、2007年に自民党などの推薦を受け初当選。以来、知事を3期務めてきましたが、今回の決断は、これまで支援を受けてきた地元の大物政治家に弓引く行為に他なりません」(政治部記者)

 これが一首長の思いつきであればまあ、それだけの話で済んだのであろうが、

「尾崎さんは事前に自民党県連に対して周到な根回しをしていたんです。さらに、出馬表明の前日には二階俊博幹事長に面会し、了解を取り付けている。二階さんは県連の判断を尊重するとしていますが、県連は“勝てる候補を支援する”と、暗に前回衆院選で比例復活当選だった山本さんを牽制しているのです」

 気になるのは二階氏の腹の中。

「山本さんは安倍政権に敵対する石破茂氏率いる水月会の所属。二階さんに、石破派の戦力を削ぎ、安倍さんに恩を売る意図があるのは間違いない。さらに、尾崎さんは今月7日から福島県郡山市で開かれる二階派の研修会に講師として招かれることになっている。当選後は二階派に所属するとみられ、二階さんにとっては一石二鳥なのです」

 と同記者は取材時に語った。

 一方、1日に小田原で開かれた派閥の研修会で総裁選への意欲を語った石破氏だったが、

「仮に山本さんが落選すれば石破派は18人となり、総裁選出馬の条件である20人の推薦人が遠のいてしまう。石破さんは記者を前に“俺と有ちゃんとは一心同体。何があろうと守ってやらにゃ”とこぼしていましたが、内心は腸(はらわた)が煮えくり返る思いだったでしょう」

 石破氏の、親分としての力量が試されている。

「週刊新潮」2019年9月12日号 掲載

新潮社

3834チバQ:2019/09/15(日) 08:42:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000010-jij-pol
幹事長人事、揺れた決断=岸田氏抜てき模索も-安倍首相
9/15(日) 8:12配信時事通信
幹事長人事、揺れた決断=岸田氏抜てき模索も-安倍首相
自民党の臨時総務会後、手を取り合う(左から)下村博文選対委員長、鈴木俊一総務会長、安倍晋三総裁(首相)、二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長=11日、東京・永田町の同党本部
 11日の内閣改造・自民党役員人事では、幹事長の椅子をめぐり水面下で攻防が繰り広げられた。

 「ポスト安倍」の足場固めへ昇格を狙った岸田文雄政調会長に対し、二階俊博幹事長は権力維持へ巻き返しを図った。岸田氏の抜てきか、二階氏の続投か。安倍晋三首相は最後まで揺れた。

 「憲法改正をしっかりやる」。8月30日夕、岸田氏は首相と官邸で向き合い、こう伝えた。首相の宿願である改憲を幹事長として担う決意を込めた発言だった。

 幹事長人事をめぐり、党内からは二階氏が80歳の高齢であることに加え、在職期間が3年を超えるため交代を求める声が浮上。首相もその可能性を探っていた。

 「二階氏は副総裁じゃ駄目かな」。首相は7月の参院選直後、二階氏を副総裁に起用し、後任の幹事長に岸田氏を据える構想を周辺に漏らした。

 首相はかねて岸田氏を「信頼できる」と評価。参院選で岸田派の現職4人が落選し、党内で岸田氏の指導力に疑問符が付いても、「誰が派閥会長でも四つは取れなかった」と擁護し続けた。

 麻生太郎副総理兼財務相も、首相の姿勢を後押し。関係者によると、麻生氏は「このあたりで岸田氏を幹事長に引き上げてはどうか」と首相に助言したという。

 一方、二階氏サイドはこうした動きに反発。側近からは「二階氏以外に誰が幹事長をできるのか。岸田氏に代えても混乱するだけだ」などとけん制する声が相次いだ。

 菅義偉官房長官も二階氏続投を支持し、首相に進言した。周辺には「二階氏だから党内が安定している」と統率力を評価。岸田氏の力量への懸念も示したという。

 こうした中で、首相が最終的に選択したのは政権の「安定」。9月に入って、岸田氏に「二階氏は動かせない」と伝えた。「岸田幹事長」が幻となった瞬間だった。

 引き続き幹事長を担うことになった二階氏は11日の新執行部発足を受けた記者会見で、首相の党総裁連続4選に関して、「もし決意を固めたときは、党を挙げて支援していきたい」と持ち上げてみせた。幹事長ポストを逃した岸田氏周辺は「二階、菅両氏にしてやられた」と悔しがった。

3835チバQ:2019/09/15(日) 08:48:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190914-00000035-jij-pol
サプライズ、決断は直前=全体布陣、際立つ側近-内閣改造〔深層探訪〕
9/14(土) 8:28配信時事通信
サプライズ、決断は直前=全体布陣、際立つ側近-内閣改造〔深層探訪〕
第4次安倍再改造内閣の記念撮影を終え、笑顔を見せる小泉進次郎環境相(中央)=11日午後、首相官邸
 11日の内閣改造でサプライズ人事となった小泉進次郎氏の初入閣。安倍晋三首相が自らと距離のあった小泉氏の環境相起用を最終決断したのは改造のわずか2日前だった。全体の布陣は側近重用や待機組の処遇が際立つ。石破茂元幹事長を除く「ポスト安倍」候補を軒並み取り込み、政権の求心力維持に腐心する姿勢もにじませた。

【写真】安倍首相と記念撮影する副大臣ら

 首相は11日夕の記者会見で、小泉氏と同じ初当選から10年後に、小泉氏の父純一郎元首相から自民党幹事長に任命されたことに言及。「首相の重責を担う上で糧になった。責任ある立場で結果を出してもらいたい」と期待を示してみせた。

 ◇菅氏が橋渡し
 小泉氏は11日、首相官邸で記者団に「首相から入閣要請があったのは月曜日(9日)だ。『よろしくお願いします』と答えた」と明らかにした。

 関係者によると、小泉氏と首相の橋渡しをしたのは菅義偉官房長官だ。先のロシア・ウラジオストク訪問から帰国した首相が菅氏に小泉氏入閣の可能性を探るよう指示。菅氏が電話をかけて「受けるか」と尋ねると、小泉氏が応じたため、すぐさま首相と電話を交代。一気に入閣が固まった。

 首相は当初、小泉氏の起用に慎重だった。小泉氏は2017年の内閣改造で官房副長官就任を辞退。12年と18年の党総裁選では石破氏に投票し、政権批判とも受け取れる発言も目立っていたからだ。

 逆に小泉氏を高く評価していたのが菅氏だ。8月の月刊誌で、対談した小泉氏の入閣が望ましいと表明。党幹部は「首相はなかなか首を縦に振らなかったが、菅氏が押し込んだ」と解説する。

 菅氏と小泉氏は地元が同じ神奈川。今後を見据え、将来の首相候補生の「後見人」としてのポジションを固めたいとの思惑もあるとみられる。ほかならぬ腹心の菅氏の推薦を首相も受け入れたようだ。

 ◇各派へ配慮も
 今回の人事では首相側近と呼ばれる面々が大量入閣したのも特徴だ。

 初入閣の萩生田光一、西村康稔両氏は首相の出身派閥の細田派所属で共に官房副長官を経験。萩生田氏は10日、携帯電話に首相から着信があり、「文部科学相をよろしく」と告げられた。

 再入閣の加藤勝信厚生労働相も派閥は異なるが側近として知られる。高市早苗総務相や衛藤晟一1億総活躍担当相も首相の熱烈な応援団だ。閣内を「身内」で固めた印象は強い。

 一方、各派閥への配慮もにじんだ。麻生派の田中和徳氏、岸田派の竹本直一氏、二階派の武田良太氏が初入閣。いずれも当選を重ねながら閣僚経験がなかった待機組だ。

 特に岸田派は、かねて推薦していた竹本氏を入閣させようと10日、官邸側と綱引きを演じた。結果的に受け入れられ、岸田派ベテランは「ようやく喉に刺さった骨が取れた」と語り、ほっとした表情を見せた。

 首相の自民党総裁任期は21年9月。残り2年でレームダック(死に体)化を避けるには党内への目配りも欠かせない。党役員人事では自らに近い下村博文氏と稲田朋美氏を起用。閣僚経験者は「側近の存在感を高めることも政権安定につながる」と指摘した。

 ただ、新閣僚の「資質」を懸念する向きも多い。萩生田氏は加計学園の獣医学部新設問題で野党から関与を指摘され国会で繰り返し釈明を強いられた。問題が再燃する可能性がある。

 言動や政治とカネの問題でも「危ない面々がいる」(菅氏周辺)とされ、国対幹部は「いつ何が出てきてもおかしくない」と漏らす。立憲民主党幹部は「臨時国会が楽しみだ」と語った。

 ◇石破氏の冷遇鮮明
 首相は小泉氏や政調会長留任の岸田文雄氏以外にも、菅、茂木敏充、加藤、河野太郎各氏を引き続き要職で処遇した。自民党内では「ポスト安倍候補として競争させ後継者を育て、求心力を保つのだろう」(岸田派中堅)との見方が出ている。

 対照的なのが石破派。党内7派閥のうち、閣僚も党幹部も不在なのは石破派だけだ。政権批判を繰り返す石破氏を徹底して冷遇した形だ。石破派幹部は「人材がいないとは言わせない。『適材適所』はどうなったんだ」と憤った。

3836チバQ:2019/09/15(日) 08:51:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00010012-fnnprimev-pol
内閣改造の勝ち組はどの派閥? 自民党各派の泣き笑いと「ひとり勝ち」したあの大物
9/12(木) 21:30配信FNN.jpプライムオンライン
内閣改造の勝ち組はどの派閥? 自民党各派の泣き笑いと「ひとり勝ち」したあの大物
(FNN PRIME)
内閣改造から一夜明けた12日、自民党の多くの派閥が定例の会合を開いた。今回の改造人事を各派閥はどのように受け止めたのか取材すると、勝ち組、負け組の泣き笑いがにじみ出た。

【画像】内閣改造の勝ち組はどの派閥?

安倍首相の出身派閥・細田派は派内の出世レース加速へ
安倍首相の出身派閥で党内最大派閥の細田派は、改造前と変わらず3つの大臣枠を死守した。新たに入閣した萩生田光一文科相、西村康稔経済再生相、橋本聖子五輪相の3人については、派閥としても入閣を求めていたことから、人事に関する不満は少ない。この日行われた派閥の会合では、新大臣から挨拶があり、今後も一致結束していくことを確認した。

そして 党役員人事では、「細田派から党四役を起用してほしい」と安倍首相に求めた結果、下村博文元文科相が四役の一角である選対委員長に起用された。さらに参院幹事長に世耕弘成前経産相が就き、幹事長代行には稲田朋美元防衛相が起用された。派内で「ポスト安倍」時代を担う次世代のリーダー候補たちが順当にポストに就いたことで、今後は誰が頭角を現すのか、派内の競争にも注目が集まる。

麻生派は閣僚の人数減少もポストの重さでカバー
留任した麻生副総理率いる麻生派の閣僚はこれまでの5人から3人となり、2人減少した。ただ、人数こそ減ったが、大使への「無礼だ」発言などの韓国への対応が評価された河野太郎前外相が横すべりで防衛相に起用されたほか、派閥幹部が「最大の懸案事項」としていた「入閣待機組」の田中和徳復興相が入閣したことで、麻生氏の影響力の強さが改めて示された。

さらに、鈴木俊一前五輪相が自民党四役の1つ総務会長に起用され、甘利明前選対委員長は税制改正の責任者である税調会長となった。すでに参議院議長には山東昭子氏が就任していて、「数の減少」を「ポストの大きさ」で補完する形となった。

重要閣僚2人を輩出し、首相補佐官も2人起用された竹下派
「お陰様で外務大臣に就任しました。皆様ご指導よろしくお願いいたします」
竹下派の会合でこう挨拶したのは、念願だった外相に就任した茂木敏充会長代行だ。竹下派からの入閣は茂木氏と、厚労相に再登板することになった加藤勝信前総務会長の2人だ。閣僚数は2人で増減はないものの、「外交」と「社会保障」という日本にとっての大きな課題を担うことになった。

外相という重要ポストを手に入れた茂木氏と、安倍首相の側近として政権肝いりの全世代型社会保障改革という難題に挑む加藤氏。両氏は同い年で「ポスト安倍」を巡ってライバル関係にもある。茂木氏は挨拶の中で、加藤氏にも触れ「しっかり連携しながら頑張っていきたい」と語ったが、それぞれの担当で成果を上げることが、未来の総理大臣への近道となることは確実だ。

また首相補佐官として、木原稔氏と秋葉賢也氏が官邸入りすることになった。首相の出身派閥でないにも関わらず2人が補佐官に起用されたこの異例の人事も含め、安倍政権内での竹下派の存在感は増す可能性がある。

3837チバQ:2019/09/15(日) 08:52:14
岸田派は閣僚減少も”喜び”のワケは
岸田派は会長である岸田文雄氏が党政調会長に留任したものの、大臣の数は改造前から1減の2人となった。しかし会合で岸田氏は「派閥の結束ということを考えた場合には良い人事であった」と笑みを浮かべた。その理由は、入閣を果たした北村地方創生相と竹本科学技術相の2人が、派閥として入閣を推していたいわゆる「入閣待機組」と呼ばれる存在だったからだ。

今回の人事で岸田氏は、『岸田派にいればいつかは大臣になれる』という絶好のアピールを果たした形で、笑顔はその手ごたえの証だ。さらには会合の中で、派閥幹部から「大事なのは2年後の総裁選だ」という発言も飛び出し、次期総裁選で岸田氏を勝利に導き「岸田政権を誕生させる」といった声まで挙がるなど、会合全体が高揚感に包まれる瞬間さえあった。

幹事長続投&閣僚枠確保の二階派も“満足”
二階幹事長の交替論が流れる中、背水の陣で臨んだ二階派は、幹事長の続投を勝ち取った上に、改造前と同じ2つの大臣枠を確保した。会合では、1億総活躍相に就任した衛藤晟一氏が抱負を述べるなど、明るい雰囲気に終始したという。

派閥内からは、「入閣待機組」の平沢勝栄氏の入閣が果たされなかったことを悔やむ声も上がるものの、「予想どおり。十分な結果でしょう」「幹事長が続投できた上に、変わらず2枠もらえたのだから、それだけ総理から信頼されているということではないか」との声もあがるなど、満足げなムードだ。

石破派は冷遇も「とにかく楽しく明るく…」。石原派も閣僚ゼロ
今回の改造で最も冷遇されたのは石破派だ。山下貴司前法相が閣外に去る一方、代わりの人物が入閣することはなく、これまで保ってきた大臣枠がついにゼロとなった。

石破派には現在19人の議員が所属するものの、この日の派閥会合の出席者は半分の10名。そして、その中に石破茂元幹事長の姿はなかった。

派閥の事務総長を務める田村憲久元厚労相は、派内からの入閣なかったことについて記者団から問われ、「もともと人数的にそれほど多くないのに、これまで3回連続で入閣しているので特にコメントはない。次に向かって自民党が日本の政治をリードするために我々は政策集団として政策をしっかりやる」と前向きな姿勢で派閥の存在意義を強調した。

会合の中では山下前法相が出席者1人1人の名をあげてお礼を述べたほか、今後については「とにかく楽しく明るくやることが大事」「逆に石破派の注目が高まっている」などと、変わらずに安倍政権と距離を置く立場をとりつつ、一致団結する姿勢が確認されたようだ。

また、石原伸晃元幹事長の率いる石原派は、森山国会対策委員長が留任したものの、入閣は今回もゼロとなった。会合でも内閣改造に関しての話は特段なかったという。

3838チバQ:2019/09/15(日) 08:52:31
内閣改造は菅官房長官のひとり勝ち?
各派閥の閣僚の数が横ばい、あるいは減少する中で、入閣者を大幅に増やしたのが派閥に所属しない無派閥議員だ。そして、その実態は菅官房長官を慕う、事実上の「菅グループ」の議員が次々と入閣したということだ。

河井克行法相と菅原一秀経産相はまさに菅長官の側近であり、最大のサプライズ人事となった小泉進次郎環境相も菅官房長官と親密な関係だ。

菅長官は、改造当夜の会見で記者から「菅長官の存在が一段と高まっているという指摘が党内から出ている」と問われ、「人事は総理の専権事項であり、総理ご自身が判断したことだと思う」と答えるに留めたが、満足する人事だったに違いない。菅氏は党内人事でも二階幹事長留任に尽力したとされていて、菅長官の存在感が一層高まる形の人事となった。

岸田派の岸田政調会長、竹下派の茂木外相と加藤厚労相、麻生派の河野防衛相、そして菅グループ菅官房長官と小泉環境相といった面々が重要ポストでしのぎを削り、冷遇された石破氏はポスト安倍に向け政権と距離を置き続けるという形になったポスト安倍レース。次期総裁選を見据えた各派の駆け引きは今後加速していきそうだ。

(フジテレビ政治部)

FNN PRIME編集部

3839チバQ:2019/09/15(日) 08:59:59
https://sp.m.jiji.com/generalnews/article/genre/politics/id/2266089
内閣府政務官に今井絵理子氏=副大臣らの人事決定
2019-09-13 11:49

政府は13日午前の閣議で、副大臣・政務官人事を決定した。内閣府政務官には参院当選1回で自民党の今井絵理子氏らを充てた。副大臣・政務官の顔触れは次の通り。(敬称略、再は再任、公は公明)
【副大臣】
復興=菅家一郎、横山信一(公)▽内閣府=大塚拓、平将明、宮下一郎▽総務=長谷川岳▽総務兼内閣府=寺田稔▽法務=義家弘介▽外務=鈴木馨祐、若宮健嗣▽財務=遠山清彦(公)、藤川政人▽文部科学=上野通子▽文科兼内閣府=亀岡偉民▽厚生労働=稲津久(公)、橋本岳▽農林水産=伊東良孝、加藤寛治▽経済産業=牧原秀樹▽経産兼内閣府=松本洋平▽国土交通=青木一彦▽国交兼内閣府兼復興=御法川信英▽環境=佐藤ゆかり▽環境兼内閣府=石原宏高▽防衛兼内閣府=山本朋広
【政務官】
内閣府=神田憲次、今井絵理子▽内閣府兼復興=藤原崇▽総務=木村弥生、斎藤洋明▽総務兼内閣府=進藤金日子▽法務=宮崎政久▽外務=尾身朝子、中谷真一、中山展宏▽財務=井上貴博、宮島喜文(再)▽文科=佐々木さやか(公)▽文科兼内閣府兼復興=青山周平▽厚労=小島敏文、自見はなこ▽農水=河野義博(公)、藤木真也▽経産=宮本周司▽経産兼内閣府兼復興=中野洋昌(公)▽国交=門博文、佐々木紀▽国交兼内閣府=和田政宗▽環境=八木哲也▽環境兼内閣府=加藤鮎子▽防衛=岩田和親▽防衛兼内閣府=渡辺孝一。
[時事通信社]

3840チバQ:2019/09/15(日) 09:00:24
2149: チバQ :2019/09/15(日) 08:58:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00000595-san-pol
二階派歓喜、安堵の細田、麻生、竹下、岸田派…自民派閥、改造で明暗
9/13(金) 23:28配信産経新聞
二階派歓喜、安堵の細田、麻生、竹下、岸田派…自民派閥、改造で明暗
記念撮影に臨む新閣僚ら=11日午後、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
 11日発足した第4次安倍晋三再改造内閣をめぐり、自民党の各派では入閣や要職の獲得をめぐり、安堵(あんど)と不満が交錯している。

【表でみる】第2次安倍政権以降の内閣名称、首相の決意

 ■「党主要ポスト取れたので十分」

 首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会、97人)は12日、党本部で開いた会合で、今後も一致結束して首相を支える方針を確認した。党選対委員長に起用された下村博文元文部科学相は「衆院選に向けて全員が当選できる態勢をつくっていく」とあいさつした。

 細田派から入閣したのは、改造前と同数の3人だが、今回は党四役の選対委員長を確保した。最大派閥でありながら改造前は党四役を逃し、中堅や若手に不満がたまっていただけに今回は「満額回答だ」と安堵の声が広がった。

 麻生派(志公会、53人)では、閣僚が改造前の5人から3人に減った。一方、鈴木俊一前五輪相が総務会長に起用され、甘利明元経済再生担当相は税制調査会長に内定した。中堅議員は「閣僚は減ったが、党の主要ポストを取れたので十分だろう」と語った。

 領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総理兼財務相は改造前に首相との面会を重ねた。人事について意見を交わしたとみられ、ベテラン議員は「首相との長年の信頼関係があるからこそできる」と話す。

 竹下派(平成研究会、53人)の茂木敏充会長代行は12日の会合で、自身の外相就任や加藤勝信厚生労働相の再入閣を報告した。「わが派は人材の宝庫だ。皆さんが活躍できるよう、この後もしっかり調整していきたい」と述べた。

 茂木氏は、10月に参院から新たに2人が入会することも明らかにした。所属議員は55人となり、麻生派を抜いて第2派閥となる。茂木氏は記者団に「大きなエネルギーを持つためには仲間は多い方がいい」と強調した。

 ■幹事長留任「これ以上ない人事」

 「ポスト安倍」を目指す岸田文雄政調会長は、会長を務める岸田派(宏池会、46人)で閣僚経験のない「入閣待機組」2人を閣内に押し込んだ。

 12日の会合では2人の入閣に喜びの声があがった。岸田氏は「派閥の結束を考えた場合、いい人事だった」と手応えを述べた。

 衆院当選8回で初入閣を果たした竹本直一科学技術担当相は「閣僚になるときは宏池会という信念を貫いたから、遅いけど良かった」と話し、笑いを誘った。根本匠前厚労相は「大事なのは2年後の総裁選だ。私も閥務に戻って皆さんとしっかり取り組みたい」と呼びかけた。

 もっとも祝福ムードが広がったのは二階派(志帥会、46人)だ。領袖の二階俊博幹事長が留任し、衛藤晟一(せいいち)1億総活躍・少子化担当相と武田良太国家公安委員長が初入閣した。二階氏は12日の会合で「しっかりやるように」と引き締めを図った。

 一時は幹事長交代も取り沙汰されたが、最優先の二階氏続投が決まり、派内には安堵の空気が流れる。ある所属議員は「派として幹事長留任が生命線だった。これ以上ない人事だ」と満足げに語った。

 ■「さしてコメントはない」

 逆に、首相と対立する石破茂元幹事長が会長を務める石破派(水月会、19人)は平成27年9月の派閥創設以来、初めて入閣者がゼロになった。12日の会合に石破氏は姿を見せなかった。

 事務総長の田村憲久元厚労相は記者団に「さしてコメントはない」と答えた。「次に向かって自民党が日本の政治をリードしていくために、われわれが政策集団として政策を磨いていく」とも強調した。

 最小派閥の石原派(近未来政治研究会、11人)では森山裕国対委員長が留任したものの、昨年10月の前回の改造に続いて閣僚を送り込めなかった。

 7月の参院選では、唯一の現職が落選。存在感の低下に歯止めをかけるため、衆院当選6回の坂本哲志政調会長代理の初入閣に期待をかけたが、かなわなかった。

 石原派の議員は「残念の一言だ。派閥の発言力、発信力を高めていく必要がある」と述べ、憤懣(ふんまん)やるかたない様子だった。

3841 チバQ:2019/09/16(月) 00:13:04
2145 チバQ 2019/09/15(日) 08:54:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000640-san-pol
世耕氏、参院幹事長に就任 政審会長に松山氏 国対委員長は末松氏
9/11(水) 23:42配信産経新聞
 自民党の関口昌一参院議員会長(竹下派)は11日、参院幹事長に世耕弘成・前経済産業相(細田派)を任命した。参院政審会長には松山政司元科学技術担当相(岸田派)、参院国対委員長には末松信介参院議院運営委員長(細田派)をそれぞれ充てた。

 参院執行部人事は参院議員会長が就任直後に行うのが通例だが、7月の参院選後に就任した関口氏は、内閣改造・党役員人事に合わせて実施する意向を示していた。幹事長代行には野上浩太郎前官房副長官が就き、西田昌司国対委員長代行は続投する。

 【参院幹事長】

 世耕弘成氏(せこう・ひろしげ)早大卒。官房副長官、経済産業相。56歳。和歌山選挙区、参院当選5回(細田派)

 【参院政審会長】

 松山政司氏(まつやま・まさじ)明大卒。外務副大臣、1億総活躍相。60歳。福岡選挙区、参院当選4回(岸田派)

 【参院国対委員長】

 末松信介氏(すえまつ・しんすけ)関西学院大卒。党幹事長代理、国土交通副大臣。63歳。兵庫選挙区、参院当選3回(細田派)

 自民党の関口昌一参院議員会長(竹下派)は11日、参院幹事長に世耕弘成・前経済産業相(細田派)を任命した。参院政審会長には松山政司元科学技術担当相(岸田派)、参院国対委員長には末松信介参院議院運営委員長(細田派)をそれぞれ充てた。

 参院執行部人事は参院議員会長が就任直後に行うのが通例だが、7月の参院選後に就任した関口氏は、内閣改造・党役員人事に合わせて実施する意向を示していた。幹事長代行には野上浩太郎前官房副長官が就き、西田昌司国対委員長代行は続投する。

 【参院幹事長】

 世耕弘成氏(せこう・ひろしげ)早大卒。官房副長官、経済産業相。56歳。和歌山選挙区、参院当選5回(細田派)

 【参院政審会長】

 松山政司氏(まつやま・まさじ)明大卒。外務副大臣、1億総活躍相。60歳。福岡選挙区、参院当選4回(岸田派)

 【参院国対委員長】

 末松信介氏(すえまつ・しんすけ)関西学院大卒。党幹事長代理、国土交通副大臣。63歳。兵庫選挙区、参院当選3回(細田派)

3842 チバQ:2019/09/16(月) 00:40:24
2146 チバQ 2019/09/15(日) 08:56:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000003-kumanichi-l43
首相補佐官に木原氏起用
9/12(木) 9:37配信熊本日日新聞
 安倍晋三首相は11日、首相補佐官5人を任命し、新たに自民党の木原稔衆院議員(50)=熊本1区=を起用した。

 担当は国家安全保障。首相、官房長官、外相、防衛相らで構成する国家安全保障会議(NSC)に出席するほか、防衛や消防、海上保安など安全保障政策の企画・立案に携わり、首相を補佐する。木原氏は「安全保障はこれまで取り組んできた政策の柱で、身が引き締まる思いだ」と話した。

 木原氏は2005年以来、衆院当選4回。防衛政務官や党文部科学部会長、財務副大臣などを歴任している。(嶋田昇平)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000062-jij-pol
今井首相秘書官が補佐官兼務=官房副長官に西村明、岡田氏-国家安保局長は北村氏
9/11(水) 14:34配信時事通信
今井首相秘書官が補佐官兼務=官房副長官に西村明、岡田氏-国家安保局長は北村氏
安倍晋三首相(中央)に続いて自民党本部に入る今井尚哉氏(右)=11日午前、東京・永田町の同党本部
 安倍晋三首相は11日の内閣改造に伴い、今井尚哉首相秘書官(政務担当)を首相補佐官兼務とした。

 今井氏は政策企画を総括する。政務担当の官房副長官には西村明宏衆院議員と岡田直樹参院議員がそれぞれ就任。事務担当の杉田和博官房副長官は続投する。

 横畠裕介内閣法制局長官は退任し、近藤正春内閣法制次長が昇格した。首相補佐官に秋葉賢也、木原稔両衆院議員が新たに就き、和泉洋人、長谷川栄一両補佐官は留任した。

 国家安全保障局の谷内正太郎局長は13日付で退き、後任に北村滋内閣情報官を起用。北村氏の後任は警察庁出身の滝沢裕昭内閣審議官を充てる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00000531-san-pol
自民・総裁外交特別補佐に薗浦氏
9/13(金) 11:48配信産経新聞
自民・総裁外交特別補佐に薗浦氏
薗浦健太郎氏
 自民党は13日、河井克行法相が務めていた党総裁外交特別補佐に、薗浦健太郎前首相補佐官を起用する方針を固めた。関係者が明らかにした。薗浦氏は新聞記者や麻生太郎総務相(当時)の秘書を経て、平成17年の衆院選で初当選し、現在4期目。外務副大臣などを歴任した。

3843 チバQ:2019/09/16(月) 00:41:41
2147 チバQ 2019/09/15(日) 08:56:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00000012-akt-l05
3つの副大臣兼務に自分もビックリ 秋田3区・御法川信英氏は国土交通・内閣府・復興の副大臣に就任
9/13(金) 19:50配信秋田テレビ

秋田テレビ

 11日に再改造した安倍内閣の副大臣の人事が13日発表され、衆議院秋田3区選出の御法川信英氏が国土交通・内閣府・復興の副大臣に就任した。御法川副大臣は「秋田を含め、国全体の発展に貢献したい」と話す。

 国土交通・内閣府・復興の副大臣に就任したのは、秋田県大仙市出身で秋田3区選出の自民党の衆議院議員、御法川信英氏(55)。
 御法川副大臣は、父親の故・御法川英文衆議院議員の秘書を経て、2003年の衆院選で初当選を果たし、現在5期目。
 これまで外務大臣政務官や衆議院の財政金融委員長を歴任したほか、2014年には財務副大臣を務めていた。

 御法川副大臣は「広い範囲にわたり責任ある仕事をできるのは光栄。秋田県はもちろん、国全体の発展に貢献したい」と意気込みを語った。

 社会資本の整備や交通政策などを管轄する国土交通省に加え、内閣府では統合型リゾート・IRを担当。さらに東北出身議員として復興も担う。

秋田テレビ

3844 チバQ:2019/09/16(月) 00:42:17
2148 チバQ 2019/09/15(日) 08:57:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00000074-asahi-pol
原発自主避難者「復興庁は担当外」 田中復興相が発言
9/13(金) 20:00配信朝日新聞デジタル
原発自主避難者「復興庁は担当外」 田中復興相が発言
記者会見で自主避難者に対する発言を修正するよう、秘書官(中央)に促される田中和徳復興相(左)=東京・霞が関の復興庁
 田中和徳復興相(70)は13日の閣議後会見で、東京電力福島第一原発事故の自主避難者について、「復興庁は担当の役所ではない」と発言した。復興庁は自主避難を含む原発事故避難者の生活を守る「子ども・被災者支援法」を所管し、東日本大震災の被災者支援全体には毎年100億円強の予算も使っており、専門家から疑問の声が出ている。

 田中氏の発言は、原発事故で国の避難指示が出なかった地域からの自主避難者の一部が、福島県から避難先の住居の明け渡しなどを求められている問題に関するやりとりで出た。福島県内からの自主避難者は2017年3月末で1万2千世帯(約1万6千人)いた。国と県は同月末に家賃補助の打ち切りを始め、県は現在、国家公務員宿舎に住み続ける世帯に損害金の請求や、明け渡しを求めた訴訟の準備をしている。

 田中氏は会見で、国の対応を問われ、「担当ではない役所があんまり明確に申し上げることは差し控えたい」と答えた。直後に秘書官からメモを渡された後、「訴訟では」と補足したが、県が避難中の県民を提訴するという事態の解決に復興庁が乗り出す考えは示さなかった。すべての自主避難問題についても「復興庁は財政、人材面で福島県の活動を支援している。福島県で責任をもって対応することになっている」と述べた。

 田中氏は衆院神奈川10区選出で当選8回。11日の内閣改造で初入閣した。13日の会見では環境副大臣などを務めた経験から、「今まで復興には相当かかわってきた」と説明していた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00000026-asahi-pol
IT相ははんこ議連会長 「印鑑とデジタル、対立せず」
9/13(金) 11:16配信朝日新聞デジタル
IT相ははんこ議連会長 「印鑑とデジタル、対立せず」
「はんこ議連」会長でもある竹本直一IT担当相=2019年9月12日夕、内閣府、相原亮撮影
 日本の商慣行に欠かせない印鑑と、押印のいらないデジタル決済は両立するのか――。安倍内閣の新閣僚が12日の記者会見で、こんな問いに直面する一幕があった。

 念願の初入閣を果たした竹本直一・IT担当相は、行政手続きのデジタル化を含めた日本のIT分野を進める立場。その一方で、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟(はんこ議連)」の会長も務めている。

 竹本氏は就任から一夜明けた12日の会見で、双方の立場は「ベクトルが反対方向では」と記者から質問された。竹本氏は「印鑑とデジタル社会を対立するものととらえるのではない。工夫はいろいろできる」と反論。決済のデジタル化が進めば印鑑が必要なくなるとの指摘がある中、両立は可能だとの考えを示した。

 ただ、会見では「印鑑をデジタルで全部処理できないかという話があるが、印鑑を業とする人たちにとっては、死活問題だから待ってくれという話になっている」とも言及。「理屈では分かるが、即対応できない分野が結構ある」と述べ、議連会長としての立場を強くにじませる場面もあった。

 また、13日の会見では、記者から竹本氏の公式ホームページ(HP)が閲覧できない状態になっているとの指摘があった。竹本氏は「HPを管理している会社からロックがかけられた状態だ。なぜロックされているか、よく分からない」と述べ、閲覧できるよう復旧を求めていることを明らかにした。(相原亮)

3845チバQ:2019/09/16(月) 15:26:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190916-00000005-jij-pol
菅氏の影響力拡大=次期総裁候補は警戒
9/16(月) 7:38配信時事通信
菅氏の影響力拡大=次期総裁候補は警戒
記者会見する菅義偉官房長官=13日、首相官邸
 11日の内閣改造・自民党役員人事は、菅義偉官房長官の影響力拡大を印象付けた。

 小泉進次郎環境相を筆頭に、自身に近い議員を入閣させ、政府内では「事実上の菅内閣」(関係者)との声すら上がる。高まる菅氏の存在感に、他の「ポスト安倍」候補は警戒を強めている。

 安倍晋三首相は当初、自身と距離を置く小泉氏の初入閣に消極的だった。だが、菅氏が小泉氏を後押しし、首相は方針を転換した。

 菅氏の権勢は幹事長人事にも及んだ。首相は一時、当選同期の岸田文雄政調会長の登用を模索したが、菅氏は「二階俊博幹事長が党内をまとめてくれているのはありがたい」と、二階氏続投を進言し、首相も受け入れた。

 内閣改造では、いずれも菅氏を囲む議員グループで、「令和の会」を発足させた菅原一秀経済産業相と、「きさらぎ会」中心メンバーの河井克行法相が初入閣を果たした。13日の副大臣人事でも菅氏に近い議員が複数起用された。

 菅氏自身は意欲を否定するが、二階氏や岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長は「ポスト安倍」候補に菅氏の名を挙げ、自民党幹部は「若手が『菅派』に流れている」と指摘する。派閥領袖(りょうしゅう)を脅かす勢力伸長ぶりに、ある次期総裁候補の周辺は「菅氏が出てくると厳しい」と危機感をあらわにした。

3846チバQ:2019/09/16(月) 15:56:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000013-jij-pol
対韓国、強硬姿勢変わらず=河野氏横滑り、継続重視-安倍首相
9/15(日) 8:14配信時事通信
 安倍晋三首相は内閣改造後も、韓国に対して、引き続き厳しい姿勢で臨む方針だ。

 韓国との間で懸案を抱える外務、防衛、経済産業の3閣僚には、これまで対韓外交を担ってきた河野太郎前外相を防衛相に横滑りさせるなどした。徴用工問題では韓国側の具体的な対応を強く迫る考えだ。

 河野氏は外相時代、徴用工問題をめぐる韓国側の対応を受け、南官杓駐日大使に「極めて無礼だ」と抗議し、韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決めた際も「地域の安全保障環境を見誤った」と断じた。河野氏の防衛相起用について、政府高官は「閣内から外せば、問題があったと思われかねない」と述べ、外交の継続性を重視したと解説する。

 外相には、首相がその手腕を評価する茂木敏充氏を据えた。茂木氏は13日の記者会見で、外交当局間の接触は続ける意向を示しつつ、「国際法違反の状態の一刻も早い是正を求める」と述べ、一歩も引かない姿勢を強調した。

 輸出管理を所管する菅原一秀経産相は菅義偉官房長官に近い。自民党関係者は3閣僚の顔触れについて、「対韓外交は今後も官邸が主導する」との見方を示した。

 韓国政府は11日、日本政府による輸出管理強化に対し、世界貿易機関(WTO)に提訴したことを発表。日韓対立が泥沼化する中、日本政府関係者は「韓国はこの布陣を見て身構えているだろう。強硬姿勢は変わらないとのメッセージになる」と強調した。

3847チバQ:2019/09/17(火) 11:17:34
https://digital.asahi.com/articles/ASM9F5693M9FUTFK00W.html?rm=183
副大臣、政務官決まる 「話題」の人も菅氏「適材適所」
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2019年9月14日07時00分
 政府は13日の閣議で、内閣改造に伴う副大臣25人と政務官27人の人事を決めた。女性の起用は副大臣、政務官で計8人の2人増。内閣府政務官にはダンスボーカルグループ「SPEED」のメンバーで歌手の今井絵理子氏が起用された。

 菅義偉官房長官は記者会見で「適材適所だ。内外の諸課題に対応していける態勢が整った」と自賛した。だが、過去に言動が問題視された人の起用も目立つ。

 ログイン前の続き農林水産副大臣に就任した加藤寛治氏は2018年5月、派閥会合で「必ず新郎新婦に3人以上の子供を産み育てていただきたいとお願いする」などと発言。撤回、謝罪に追い込まれた。法務副大臣に起用された義家弘介氏は文部科学副大臣だった17年6月、加計(かけ)学園の獣医学部新設問題をめぐり、文科省の内部告発者に対しても守秘義務違反の可能性を示唆。公益通報制度を損ないかねないとの批判が上がった。

 政務官では、国土交通兼内閣府政務官に就いた和田政宗氏は18年3月の参院予算委員会で、財務省の決裁文書改ざん問題で答弁した財務省の太田充理財局長(当時)について「民主党政権時代の野田総理の秘書官も務めており、安倍政権をおとしめるために意図的に変な答弁をしているのか」と発言。野党の抗議を受け、議事録から発言が削除された。

 今井氏については、17年に一部週刊誌で神戸市議(当時)との不倫が報道され、本人が否定した経緯がある。この件について問われた菅氏は「本人が説明するだろう。いずれにしろ、まさに適材適所の対応をした」と繰り返した。

副大臣
 【復興】菅家一郎③、横山信一・参②=公明【内閣府】大塚拓④、平将明⑤、宮下一郎⑤【総務】長谷川岳・参②【総務兼内閣府】寺田稔⑤【法務】義家弘介③【外務】鈴木馨祐④、若宮健嗣④【財務】遠山清彦④=公明、藤川政人・参②【文部科学】上野通子・参②【文部科学兼内閣府】亀岡偉民④【厚生労働】稲津久④=公明、橋本岳④【農林水産】伊東良孝④、加藤寛治③【経済産業】牧原秀樹④【経済産業兼内閣府】松本洋平④【国土交通】青木一彦・参②【国土交通兼内閣府兼復興】御法川信英⑤【環境】佐藤ゆかり③【環境兼内閣府】石原宏高④【防衛兼内閣府】山本朋広④

政務官
 【内閣府】神田憲次③、今井絵理子・参①【内閣府兼復興】藤原崇③【総務】木村弥生②、斎藤洋明③【総務兼内閣府】進藤金日子・参①【法務】宮崎政久③【外務】尾身朝子②、中谷真一③、中山展宏③【財務】井上貴博③、宮島喜文・参①(留任)【文部科学】佐々木さやか・参②=公明【文部科学兼内閣府兼復興】青山周平③【厚生労働】小島敏文③、自見英子・参①【農林水産】河野義博・参②=公明、藤木真也・参①【経済産業】宮本周司・参②【経済産業兼内閣府兼復興】中野洋昌③=公明【国土交通】門博文③、佐々木紀③【国土交通兼内閣府】和田政宗・参②【環境】八木哲也③【環境兼内閣府】加藤鮎子②【防衛】岩田和親③【防衛兼内閣府】渡辺孝一③

 (敬称略。丸数字は当選回数、「参」は参院議員。「公明」以外の所属政党は自民)

3848チバQ:2019/09/17(火) 23:54:06
令和の会
 木村弥生総務政務官
 自見英子厚生労働政務官
ガネーシャの会
 牧原秀樹副経済産業相
 山本朋広副防衛相
参院若手
 和田政宗国土交通政務官

https://mainichi.jp/articles/20190917/k00/00m/010/273000c
内閣改造で影響力増す菅氏 「無派閥菅系」、他派閥と肩並べる勢力に
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月17日 20時54分(最終更新 9月17日 22時03分)
 安倍晋三首相(自民党総裁)が行った今回の内閣改造・自民党役員人事では、菅義偉官房長官の影響力の大きさが如実に表れた。いずれも無派閥で、菅氏側近の菅原一秀経済産業相、河井克行法相が初入閣し、目玉となった小泉進次郎環境相には菅氏が直接感触を探った。副大臣・政務官人事でも無派閥議員6人のうち5人が菅氏を支援するグループに所属。「無派閥菅系」は他の派閥と肩を並べる勢力となっている。

 副大臣・政務官人事を閣議決定した13日、菅氏は記者会見で「適材適所で選抜されている」と強調した。た…

3849チバQ:2019/09/18(水) 13:05:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000016-jij-pol
参院自民、強まる官邸の影響力=3派均衡崩れ、野党は懸念
9/18(水) 7:08配信時事通信
参院自民、強まる官邸の影響力=3派均衡崩れ、野党は懸念
記者会見する自民党の世耕弘成参院幹事長(中央)ら=17日午後、国会内
 参院自民党の新執行部が17日、本格始動した。

 安倍晋三首相(党総裁)は、陣頭指揮に当たる幹事長に側近の世耕弘成前経済産業相を起用。首相官邸の影響力を強化する狙いとみられる。参院自民党は衆院と一線を画し、細田、竹下、岸田の3派の合議で運営、時の首相も配慮してきたが、今後も「独自性」を維持できるかは不透明だ。

 世耕氏は同日の記者会見で「政権運営に協力する一方で、参院として言うべきことはしっかり言っていかなければいけない」と述べた。

 参院自民党はこれまで、3派が主要ポストを分け合ってきた。今回の人事では、世耕氏以外にも幹事長代行に野上浩太郎前官房副長官、国対委員長に末松信介参院議院運営委員長が就任。いずれも首相出身派閥の細田派所属で、重要法案の出口となる参院の要職を「身内」で固めた格好だ。

 参院議員会長こそ竹下派の関口昌一氏が務めるが、当選回数は世耕氏(5期)より少ない4期で、指導力を発揮しにくい環境だ。首相は、政権運営に協力してきた吉田博美前幹事長が先の参院選で政界引退したため、「しっかりグリップできる体制にする必要がある」(細田派中堅)と判断したとみられる。

 ただ、参院自民党は野党との独自のパイプを活用しながら国会運営を進めてきた経緯がある。ある幹部によると、立憲民主党の参院幹部が「官邸の言いなりになるのではないか」と懸念を伝えてきたという。竹下派中堅は「この体制で世耕氏が結果を残せるかが問われる」と語った。

3850チバQ:2019/09/18(水) 15:00:22
なんつーか、朝日っぽい記事
https://digital.asahi.com/articles/ASM9K5DGCM9KUTFK013.html?rm=128
「ポスト安倍」新旧外相が「火花」? 河野氏と茂木氏
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楢崎貴司 2019年9月17日22時03分
 外務省で17日、外相、外務副大臣ら政務三役の交代式があった。前外相の河野太郎防衛相と茂木敏充外相がそれぞれ外務省職員を前にあいさつ。「ポスト安倍」に挙げられる新旧外相による「さや当て」ともとれる独特な言い回しの応酬となって「火花」を散らし、会場が沸いた。

 ログイン前の続き口火を切ったのは、前任の河野氏。「これからは裸の外交力で勝負しなければならない。そのためには、なんといっても『足腰予算』と英語力。(外相)専用機が必要だと今でも思っている」と外相時代からの持論を展開した。そのうえで、強く導入を主張していた外相専用機の導入に関する費用を予算計上できなかったことを「残念」と振り返った。

 河野氏はさらに、「専用機」を見送った代わりにチャーター機利用の費用を大幅に増やしたと強調。「しっかり使っていただきたい。茂木大臣、朝が弱いわけですから、これまで以上に日程管理にはしっかり気をつけていただかなくてはならない」と語った。

 これに対し、茂木氏もすかさず「応戦」。河野外相が約2年間で延べ123カ国・地域を訪問したことを王貞治氏の持つプロ野球の通算本塁打の世界記録に例え、「世界地図を塗りつぶすような外交を展開した。最長不倒記録ではないか。とてもこの記録を乗り越えるのは無理だと思っている。はなからこれには挑戦しない」と宣言した。

 そのうえでこう述べ、「茂木カラー」の外交を打ち出す考えを強調した。「河野大臣の記録は『記録』として、私は(外務省の)みなさんと『記憶』に残る外交をつくっていきたい」(楢崎貴司)

3851チバQ:2019/09/18(水) 15:07:55
https://www.asahi.com/articles/ASM9K3Q13M9KUTFK007.html
北村地方創生相、「犠牲」発言撤回せず 「今後は注意」
2019年9月17日12時39分
 北村誠吾地方創生相は17日の閣議後の記者会見で、石木ダム(長崎県川棚町)の建設計画をめぐり「誰かが犠牲に」などと発言したことについて、「閣僚としてではなく長崎出身の政治家として地元の問題について述べた」と語った。

 発言について、謝罪や撤回はしない考えを示す一方、「不快な思いをさせるような表現ということであれば、今後は十分注意していきたい」とも述べた。

 石木ダムをめぐっては、県の収用委員会が5月、建設に反対する13世帯約60人が暮らす水没予定地の明け渡しを命じる裁決を出した。今月19日を過ぎると、土地の所有権が国に移り、明け渡し期限の11月18日までに立ち退かなければ、行政代執行が可能になる。

 北村氏は14日、地元の長崎県佐世保市で記者会見した際、「みんなが困らないように生活するためには、誰かが犠牲(になり)、協力して、人のために役に立とうという精神で世の中は成り立っている」と発言した。

3852チバQ:2019/09/18(水) 15:14:41
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/344246?rct=n_politics
ポスト配分派閥で明暗 首相、細田派や麻生派など厚遇 内閣改造・党役員人事
09/13 05:00
ポスト配分派閥で明暗 首相、細田派や麻生派など厚遇 内閣改造・党役員人事
 安倍晋三首相(自民党総裁)は内閣改造・党役員人事で、各派閥への処遇の差を鮮明にした。出身派閥の細田派や支持を明確にする麻生、二階両派には重要ポストを配分し、菅義偉官房長官に近い無派閥議員も多く登用。一方、他の派閥は昨年の総裁選で首相と戦った石破派の入閣がゼロになるなど冷遇が目立っており、党内からは「偏りすぎだ」との不満も漏れている。

■石破派冷遇 入閣ゼロ

 「満額回答だ」。細田派中堅議員は今回の人事を手放しで評価した。同派からは橋本聖子五輪相兼女性活躍担当相、萩生田光一文科相、西村康稔経済再生担当相が初入閣。入閣者数は前回の昨年と同じだが、党四役として下村博文選対委員長、参院でも世耕弘成幹事長らが就任した。

 首相を支える麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博幹事長が率いる派閥も「勝ち組」だ。麻生派は河野太郎防衛相ら閣僚3人に加え、党四役の総務会長も押さえた。二階派は懸案だった二階氏の留任を勝ち取った。当初、80歳の二階氏から岸田文雄政調会長への交代論も浮上したが、二階氏や周辺が反発を強め、首相に留任をのませた形だ。

 菅氏に近い無派閥議員の登用も目立つ。無派閥の菅氏は無派閥議員の支持グループが複数ある。これらから今回は菅原一秀経済産業相、河井克行法相が初入閣。党関係者は「事実上の『菅派』が厚遇された」と分析する。

 他の派閥幹部の表情はさえない。岸田派は前回より閣僚が1減の2人。政調会長に留任した岸田氏を巡っても、幹事長就任への期待が高まっていただけに落胆ムードが広がる。竹下派は「ポスト安倍」とされる茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相が就任したが、同派の竹下亘会長、加藤氏と2期続いていた総務会長を明け渡し「まったく喜べない人事」(若手議員)。

 冷遇が際立ったのが石破茂元幹事長が率いる石破派だ。石破氏が政権批判を繰り返すことが要因との見方も強く、党内には「首相は石破氏を干し上げ『ポスト安倍』の芽を摘むつもりだ」との見方も。同派ベテラン議員は「1人は何とか閣僚ポストを確保したかった」と不満を漏らす。

 また、首相が「入閣待機組」や側近を多く起用したことで、早くも新閣僚の資質を懸念する声も漏れている。岸田派で衆院当選7回の北村誠吾地方創生担当相は11日の就任会見で、所管の政策について「これから勉強する」「引き継ぎを受けていない」などと返答に窮した。

 首相側近の萩生田氏も、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画に関与した疑いを改めて追及される可能性が高い。他にも発言が危ぶまれている閣僚がおり、党関係者は「国会でしっかり答弁できるのか」と不安をのぞかせた。(藤本卓郎、広田孝明)

3853チバQ:2019/09/18(水) 18:50:02
https://www.sankei.com/premium/news/190916/prm1909160007-n1.html
【政界徒然草】「派閥政治の何が悪い」 二階派、ポスト争奪戦で存在感誇示
2019.9.16 01:00プレミアム
政界徒然草
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自民党臨時総務会を終え記念撮影に臨む新執行役員の(左2人目から)下村博文選対委員長、鈴木俊一総務会長、安倍晋三首相、二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長=11日、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
自民党臨時総務会を終え記念撮影に臨む新執行役員の(左2人目から)下村博文選対委員長、鈴木俊一総務会長、安倍晋三首相、二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長=11日、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
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 11日の内閣改造・自民党役員人事で、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、46人)が存在感を示した。懸案だった二階氏の幹事長続投を勝ち取っただけでなく、入閣を待ち望んでいた衛藤晟一1億総活躍担当相と武田良太国家公安委員長を閣内に押し込んだからだ。派は勢いづいているが、そのぶん他派は警戒感を強めている。二階派の膨張は、今後の「ポスト安倍」レースの構図にも影響を与えそうだ。

 「(内閣改造は)政府にとって大きな仕事だ。その中で2人が選ばれたことは大変うれしく思う」

 二階派の河村建夫会長代行は11日昼、東京・平河町の二階派の事務所で、入閣が内定した衛藤、武田両氏を祝福しながら頬を緩ませた。事務所には派の所属議員が多数集まり、盛大な拍手に包まれた。

 官邸の呼び込みに向かう議員を派を挙げて見送ることは、内閣改造当日の恒例行事となっている。河村氏は「日頃から精進すればチャンスは必ずくる。われわれが一致団結することによってその力は何倍にもなる」と結束を呼びかけ、閣僚経験のない入閣待機組や若手にも奮起を促した。

悲願だった幹事長続投

 二階派にとって、今回のの人事は相当神経をすり減らすものとなった。焦点はもちろん二階幹事長の続投の有無だ。

 与党の幹事長は党の人事や資金、選挙の公認権を握り、絶大な影響力を誇る。二階氏は80歳と高齢で、かつ就任から3年が経過。細野豪志元環境相ら野党だった議員を自派に取り込んだり、他派の現職議員がいる選挙区に自派の候補をぶつける「拡大路線」も目立つようになり、他派からは交代を求める声もあがっていた。

 とりわけ、「二階交代論」が強かったのは、岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会)だ。岸田氏は「ポスト安倍」に向けた求心力を高める狙いも込め、首相に幹事長への登用を直談判した。首相も一時期、当選同期で親しい岸田氏の幹事長就任を検討したとされる。

 二階派では、二階氏が党則を改正し、安倍首相の総裁連続3選への道を開いたことなどをあげ「二階氏が外れたら党内のパワーバランスが崩れる」(ベテラン)などと他派を牽制してきた。二階氏も、近い関係にある菅義偉官房長官と連携を強化。自身も「ポスト安倍」の一角にあげられる菅氏は、岸田氏の影響力拡大を警戒していることもあり、最終的に首相に二階氏の続投を直言したという。

3854チバQ:2019/09/18(水) 18:50:32
 続投が決まった二階氏は11日の記者会見で、首相が目指す憲法改正について「われわれは総裁のご意向に沿って、党を挙げて憲法改正に向けて努力を重ねて参りたい」と強調。首相の総裁連続4選についても「もし総裁がそういう決意を固めたときは、国民の意向に沿う形で、党を挙げて支援していきたい」と言い切った。

 首相を徹頭徹尾支える姿勢を示し、他派に付け入る隙は与えない-。会見の様子をテレビで見た自民党関係者は「最近元気がなさそうな様子もあったが、今日は眼光がいつにも増して鋭かった」と語った。

悩みは「ポスト安倍」候補不在

 当然、党内からは二階派の影響力がさらに強まることに警戒する声があがる。

 ある閣僚経験者は「幹事長を3年もやるとカネが集まるようになる。二階さんはそれを自分の派閥のために使っている。ちょっとやりすぎだ」と眉をひそめる。

 二階派の「拡大路線」への反発も強い。

 7日に福島県郡山市で開かれた二階派の研修会では、次期衆院選で高知2区からの出馬を目指す尾崎正直高知県知事が講師として招かれた。研修会では、尾崎氏が大勢の出席者に名刺を配り続けており、関係者は「不出馬を決めた高知県知事選(11月24日投開票)の後に、尾崎氏が二階派に入る可能性が高い」と語る。

 衆院高知2区は自民現職の山本有二元農林水産相=衆院比例四国=の地盤だ。山本氏は警戒感を強めており、自身のブログで「知事が何党から出馬されるかは知らないが、私は、自民党議員として次期衆院選に誠実謙虚に取り組んでいく」と対決姿勢を鮮明にした。所属する石破派(水月会)も現職優先を訴える方針だ。

 二階氏はこれまでも野党出身議員を派に引き込み、所属議員の選挙区が重なる岸田派などと衝突してきたが、本人はどこ吹く風。7日の研修会では「派閥政治に文句を言う人がいるが、何も知らない人が言っていることだ。派閥政治の何が悪い」と一蹴した。

 一見順風満帆にみえるが、派の将来には不安要素もある。衆目が一致する総裁候補が見当たらないのだ。首相は今回の内閣改造で、「ポスト安倍」といわれる面々をちりばめ、派閥同士の競争を促したが、そこに二階派の議員はいない。首相の総裁任期はあと2年で切れる。派の影響力を保つためにどういう戦略を描くのか。まだ将来の青写真はみえない。

(政治部 広池慶一)

3855チバQ:2019/09/19(木) 00:47:00
https://news.livedoor.com/article/detail/17098668/
“待機組”平沢勝栄氏 入閣見送りの裏に公明党・山口代表の怨念
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2019年9月18日 9時26分 日刊ゲンダイDIGITAL
二階幹事長(右)の推薦でもかなわず(平沢衆院議員=左)/(C)日刊ゲンダイ
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 入閣待機組について今回は派閥の要望がかなり聞き入れられているのに、なぜ平沢勝栄衆院議員(74=当選8回)は見送られたのか。11日の内閣改造以降、「永田町の謎」として不思議がられている。

「平沢氏については、派閥領袖の二階幹事長はもちろんのこと、伊吹文明元衆院議長や河村建夫元官房長官らも安倍首相に入閣を推薦していた。平沢氏同様、待機組で毎度名前が挙がってきた麻生派の田中和徳復興相(70=同8回)、岸田派の竹本直一IT担当相(78=同8回)と北村誠吾地方創生相(72=同7回)は、身体検査でヤバイと言われながらも今回起用されたのに、なぜ平沢氏だけダメだったのか。安倍首相はよほど個人的な理由で平沢氏を大臣にさせたくないのか……」(二階派関係者)

 平沢氏が小学生時代の安倍首相の家庭教師だったことは永田町で知られた話だ。勉強嫌いの安倍少年が叱られた恨みを持っていてもおかしくはないが、知られざる別の理由もあるらしい。公明党の山口那津男代表(67)への“配慮”だという。

 平沢氏と山口代表は、過去に衆院選(東京17区)で2度対決している。初の小選挙区制となった1996年と2000年だが、いずれも山口代表が敗北し、その後、参院に鞍替えした経緯がある。特に00年は、自公連立政権発足後で自公間で選挙協力が行われたのに、東京17区だけは、全国で唯一、自公がガチンコで戦った。公明党にとって平沢氏は“天敵”なのだ。

 あれから20年近く経過しているが、その怨念は消えていないようで、「選挙時に自民党本部が公明党への推薦申請を機械的に全員行うが、東京では24選挙区のうち、平沢氏だけに推薦が出ない」(自民党都連関係者)という。

「安倍・山口会談の際、山口代表は、平沢氏と選挙で戦った時のことをよく口にするそうです。平沢引退後に衆院への再鞍替えが念頭にあるのか、山口代表は今も東京17区内の行事に頻繁に顔を出しているので、平沢氏が大臣になれば両者の序列が逆転してしまう。両党首間で『平沢氏を閣僚や党の要職で使わない』という暗黙の了解があるのだろう」(安倍周辺)

 だとすると、山口氏が代表である限り、平沢氏は貧乏くじだ。

3856チバQ:2019/09/19(木) 21:40:20

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00010004-fnnprimev-pol
人事に“仕込まれた”安倍首相期待の後継者 「挑戦“三羽烏”」と「安定“三人衆”」は結果を出せるか
9/19(木) 17:04配信FNN.jpプライムオンライン
人事に“仕込まれた”安倍首相期待の後継者 「挑戦“三羽烏”」と「安定“三人衆”」は結果を出せるか
(FNN PRIME)
内閣改造・役員人事で見えた安倍首相の“後継”候補
「令和の時代が幕を開けて初めてとなる今回の改造は、新しい時代の国作りを力強く進めていく。そのための布陣を整えました」

【画像】「挑戦“三羽烏”」と「安定“三人衆”」

内閣改造を行った夜の記者会見で、安倍首相はこのように述べ、令和初の内閣改造を機に、新しい時代、新しい国作りを進めていくことを強調した。「安定」と「挑戦」。安倍首相は今回の人事について、一貫としてこのような方向性を示していた。

結果的に、小泉進次郎氏が環境大臣として初入閣を果たしたことが「挑戦」として注目され、麻生副総理・菅官房長官・二階幹事長の3人の留任が「安定」の象徴とされたが、実は安倍首相が仕込んだ「安定」と「挑戦」の人事はこれだけではない。

過去の記事(https://www.fnn.jp/posts/00310731HDK)でもご紹介した、安倍首相の出身派閥である細田派を中心とした次世代の後継候補たちが、肝となる各ポストに配置されているのだ。

まず閣僚から見ていきたい。安倍首相は会見で、大臣に任命した人物たちの狙いと目的を1人ずつ説明している。その中でも「いつでも誰でもその個性を生かせる社会。その目標に向かって教育・労働・社会保障3つの改革に安倍内閣は挑戦していく」と強調し、この3つの改革に挑戦する3人の大臣を紹介した。

物言える安倍首相最側近・萩生田氏は教育改革を担当
1人目が、「教育改革」を司る文部科学大臣に起用された、首相の最側近である萩生田光一氏だ。

萩生田氏は大臣になる直前は自民党の幹事長代行を務めていた。その仕事は自民党内外の調整とともに、豪腕を振るう二階幹事長に対しての、いわば“お目付役”として、首相官邸と自民党の間を繋げる役割も担っていた。自民党から離れて首相官邸で政権を運営する安倍首相にとって、党内の情勢には疎くなりがちなだけに、重要な仕事の1つだ。

萩生田氏はサラリーマン家庭から地方議員という道をたどった叩き上げ政治家で、人脈が多岐にわたる一方、歯に衣着せぬ発言で物議を醸すなど、武闘派としても知られる。一方で、保守派の論客でありながら、安倍首相を支援しつつ保守色の強い政策の実行を求めている“保守系団体”とは一線を画している。その団体の1つ「日本会議」と連携する超党派の議員連盟には2012年以降、出席を控えているほか、市議時代には共産党などとともに「乳幼児医療費無料化条例」を提案。キャリアとノンキャリアに分けられている、国家公務員の育成システムの一元化も訴えるなど、政策についてはフラットに判断している点が強みだ。

今年2月には、衆議院の予算委員会で政府が進めている「幼児教育の無償化」について、画一化された基準により補助金の対象外になった施設などが生まれていることを指摘。安倍首相に対して、「自治体が存続させるべきだと判断したところには例外を作るべきだ。地元の要望をくみ上げて総理の決断で判断すべきだ」と迫り、首相から「検討させて頂きたい」との答弁を引き出した。これを受けて共産党の宮本徹議員が「自民党の萩生田さんが予算委員会で、幼児教育無償化の対象外とされている幼児教育施設についても対象とすべきと質問、私も、「そのとおり。差別をするな」と応援」とツイッターで称賛するという異例の展開をたどり、政界でも話題となった。

自民党内でも「萩生田氏は安倍首相にも遠慮なく進言する」との声が挙がるように、安倍首相の最側近でありつつも、是々非々で意見をいう姿勢が際立つ。大臣就任後の会見で萩生田氏は、「これから国家百年の計、しっかりと打ち立てていきたいと思っています。特に様々な価値観が変わってきた子供たちを巡る環境にしっかりと対応できる多様性のある教育、一本道ではなくて、複数の道を作っていきたい」と語った。2020年には小学校から高等学校までの「学習指導要領の改訂」とともに、「大学入試改革」が控えるだけに、今後どう結果を出していくかが問われそうだ。

3857チバQ:2019/09/19(木) 21:41:40

“働き方改革”にはポスト安倍の側近
第2の“挑戦”である働き方改革を担う厚生労働大臣には、2度目の登板となる加藤勝信前総務会長が就任した。加藤氏は、ポスト安倍候補を指す「岸破義信」の1人として、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官に並んで名前が挙がる人物だ。

東大から旧大蔵省に入省し、いわゆるエリート街道を歩んできた。そして、安倍首相の父・晋太郎氏の元側近であり当時農水相だった加藤六月議員に見いだされ娘婿として政界入りした。

しかし当初は自民党から出馬できず2度の落選など挫折も経験し、自民党入り後は現在の竹下派に所属することになった。それでも2012年の総裁選挙では、派閥の意向とは別に、個人的関係の深かった安倍首相を支持し、安倍内閣では官房副長官、拉致担当相、厚労相を歴任・直近では自民党四役である総務会長も経験した。

政策通であるとともに、答弁の安定感や敵を作らない人柄が評価されているが、一方で発信力不足との指摘もある。同じ竹下派には、将来の首相候補と目される茂木外相もいるだけに、自らの存在感をどうやって高めていくのかが今後重要な点だ。

働き方改革では「労働生産性の向上」や「長時間労働の是正」などが大きな課題となっている。厚労省は裁量労働制をめぐる調査データの不適切使用問題や、「毎月勤労統計調査」の不正問題など、不祥事が続出しているだけに、そこの立て直しとともに「働き方改革」の挑戦を実現できるのか。手腕が問われることになるだろう。

“社会保障改革”には「憎めない」忠臣を
そして、第3の“挑戦”「社会保障改革」を担うのは内閣府特命大臣の西村康稔経済再生相だ。

安倍首相は会見で「少子高齢化と同時に、ライフスタイルが多様となる中で誰もが安心できる社会保障制度へ改革を進めていく」と強調し、新たに全世代型社会保障検討会議を設置することを発表した。その担当大臣として、2年間官房副長官を務めた西村康稔氏を指名した。

経済産業省出身で、政策にも精通している西村氏は実直に安倍総理の忠臣として仕事を果たしてきた。一方で、2018年の自民党総裁選挙直前には、西日本で豪雨となる中で、安倍首相とともに自民党議員の懇親会に出席した集合写真を自身のツイッターに投稿したことで謝罪に追い込まれるなど、リスク管理などの甘さも指摘されている。

ただ、閣僚経験者からは「足りない点は多いが、憎めない性格だ」と人柄を評価する声もある。今後、幅広い世代が納得できるような制度設計に向けて、どう調整を進めることができるのかが鍵となりそうだ。

この3人が今回の組閣で最も期待され、攻めの視点で「挑戦」を実行に移す“安倍三羽烏”として抜擢されたといえるだろう。3人が結果を出すのを競い合わせることで、安倍流の人づくりを実践しようという形だ。一方で次は「安定」を目指す自民党内のポストに注目したいと思う。

3858名無しさん:2019/09/19(木) 21:41:56
バランス重視の自民党人事の中で“注目の細田派3人衆”
大胆な抜擢が行われた閣僚人事の一方で、自民党役員人事は各派閥のバランスがとられた。幹事長は二階派の領袖である二階俊博氏が留任。政調会長もポスト安倍に名を連ねる岸田文雄氏が留任。また、総務会長には麻生派の重鎮で、父の善幸元首相と親子二代にわたっての就任となる鈴木俊一氏を起用した。国対委員長には石原派の森山氏が留任した。それぞれの派閥に中核となるポストを分配した形だ。その中で安倍首相の出身派閥・細田派から3人が党内を安定させるための重要なポストについたことが注目される。

細田派はおよそ100人の議員が所属する大派閥だが、去年の総裁選後の人事では他派閥に譲る形で、党の主要役員ポストからは外れていた。他派閥に配慮した形だが、派内の中堅・若手からは「細田派から党役員を出すべきだ」と怒りの声も挙がっていた。その中で今回、安倍首相の信頼が厚い下村博文氏が党四役の1つ、選対委員長に就任した。

都知事選で小池知事を支持できる?選対委員長を務める下村氏
下村氏は細田派の事務総長として、他派閥との連携を強化して、去年の総裁選挙で安倍首相の三選実現に動いた。また、直近では憲法改正推進本部長として、安倍首相の悲願である憲法改正の実現に向けて、全国行脚や広報活動にも努めた。

一方で、憲法改正論議に慎重姿勢の野党を「議論さえしないのは国会議員としての職場放棄だ」などと批判し、議論をより停滞に追い込んでしまった局面もあった。選対委員長としては、衆議院の任期がまもなく残り半分となり、解散総選挙のタイミングを探るという中で、10月27日に投開票を迎える参議院埼玉選挙区補欠選挙の対応が最初の山場だろう。

そして、選対委員長は党の要の幹事長との連携も重要だが、その点では来年に控える東京都知事選挙の対応も注目される。小池都知事の再選を後押しする二階幹事長に対して、小池知事と都民ファーストの会への積年の恨みがある自民党東京都連内では、「死んでも小池だけは応援できない」との怒りの声もあがっているのだ。都連幹部でもある下村氏にとっては、難しい舵取りが迫られる。様々なバランスを取りつつ選挙で結果を出せるのか。まさに安定を維持できるかどうかの核となるポジションとも言える。

3859名無しさん:2019/09/19(木) 21:42:15
稲田元防衛相は幹事長代行の重責に
2人目の注目人事は、萩生田氏が担当していた幹事長代行に就任した稲田朋美氏だ。安倍首相の秘蔵っ子の稲田氏だが、あまりに早い党幹部や大臣への就任で、準備不足な面や、周囲の理解を得られることができず評価を下げていた。今回の幹事長代行への就任についても反対する声が党内から挙がっていた。

しかし、この約1年、総裁特別補佐として党務に尽力したほか、二階幹事長との関係も良好とされることを背景に幹事長代行のポストを勝ち取った。今後は幹事長代行として党内外の調整のほか、党のお目付役として安倍首相と二階幹事長の間でバランス感覚を保ち、自民党の安定を維持し続けられるかのキーポイントになりそうだ。

松野元文科相は細田派を取り仕切る事務総長に
そして3人目が、下村氏の後を継いで、細田派の事務総長に就任した松野博一氏だ。事務総長は派閥の実務面での責任者になる。「細田派では非主流派」と評されるように、安倍首相の側近でもなく親しい関係でもない松野氏だが、派閥内の人望は厚い。政治家としては控えめな性格で、与えられた仕事を着実にこなす職人肌。こうした姿勢が、自民党内からは「目立たないが、重要な仕事は必ず実現してくれる」と評価され、重要な法案の担当などには引っ張りだこになっている。

松野氏自身は、駅前の居酒屋で1杯100円のハイボールを飲みながら政治を語るような庶民派でもあって、役人やマスコミにもシンパが多い。細田派内では、実は安倍首相と距離がある議員が多いだけに、そういった議員の声をくみ取りつつ、派閥の求心力を高めて安定政権の土台を作り上げるという重要な役割を担ったと言える。

こうして今回の人事を振り返ると、安倍首相が内閣では「挑戦」、党内には「安定」を目指して、自らの出身派閥を中心とした信頼できる次世代の政治家を要所に配置し、競わせることで、将来の総理を育成する構図を作り上げていることがわかる。

この人材配置が吉と出るか凶とでるか。ポスト安倍よりも一歩先の視点で、安倍首相が期待する後継候補たちがどのような働きをしていくのか注目される。

(フジテレビ報道局 中西孝介 門脇功樹)

FNN PRIME編集部

3860チバQ:2019/09/20(金) 11:32:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00010000-fnnprimev-pol
「調整型」起用で安倍首相悲願の憲法改正なるか 自民党幹部らの“本気度”に注目
9/20(金) 6:34配信FNN.jpプライムオンライン
「調整型」起用で安倍首相悲願の憲法改正なるか 自民党幹部らの“本気度”に注目
(FNN PRIME)
安倍首相が悲願とする憲法改正は実現するのか。安倍首相は12日、自民党内で憲法改正に関して議論し方針を決める憲法改正推進本部の本部長に、細田博之元幹事長を起用することを決めた。また、国会で憲法改正について審議する憲法審査会の衆議院側の会長に佐藤勉元総務相を起用することを決めた。この体制で憲法改正に向けた議論が進むかどうかが、今秋の臨時国会の焦点の1つとなる。

【画像】安倍首相悲願の憲法改正なるか

2017年の安倍首相の提案で改憲議論が加速
憲法改正は自民党の結党以来の党是だ。改憲の実現に向けて具体的に動き出したのは、日本国憲法施行70年となる2017年5月3日の憲法記念日だった。安倍首相が東京都内で開かれた集会にビデオメッセージを寄せ、憲法9条について「1項・2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」と言及した。

その後、自民党は憲法改正推進本部で議論を重ね、2018年3月、憲法9条に自衛隊の明記、緊急事態条項の創設・参院選「合区」の解消・教育の充実という改憲4項目のイメージ案をまとめた。

▽自民党による憲法改正のイメージ案「4項目」の要点
・憲法9条改正・・・憲法9条1項・2項の「戦争放棄」「交戦権を認めず」など平和憲法の規定を維持したうえで、新たに9条の2に内閣総理大臣を指揮監督者とする「自衛隊」を保持と明記

・緊急事態条項の創設・・・内閣の職務を定める憲法73条に、大地震などの大規模災害への迅速な対応を行うため、国会の機能維持と行政権限の一時的な強化など「緊急事態」に迅速に対処する仕組みを設けることなどを規定

・参院選「合区」の解消・・・人口減少と一極集中が進み、参院選では2つの県を1つの選挙区にする「合区」が生まれたため、憲法47条に広域の地方公共団体の選挙区に少なくとも一人を選挙すべきと定め、地方自治の原則を規定する憲法92条に地方公共団体の定義を新たに規定

・教育の充実・・・教育を受ける権利を定める憲法26条に、新たに「教育環境の整備」について規定し、私学助成の禁止では?と指摘される憲法89条の表現を、現状に即した表現に改正

側近起用で改憲目指すも「職場放棄」発言に野党が抵抗
そして去年9月、自民党総裁選で勝利した安倍首相は、憲法改正推進本部長に自身に近い下村博文元文科相を、国会での憲法議論において野党との調整役を担う衆院憲法審査会の筆頭幹事に、信頼を置く新藤義孝元総務相をそれぞれ起用した。安倍首相の憲法改正に関する本気度が見える人事だったが、それでも与野党の国会での議論は進まなかった。

その大きな要因の一つは、下村氏が、野党の憲法議論に消極的な姿勢に対して、「職場放棄だ」と発言し物議を醸すなどした結果、反発した野党との協議が整わなかったことだ。野党側は、憲法審査会での協議を進めようとする自民党に対し、安倍首相のもとでの憲法改正には反対という姿勢を強めた。これに対し新藤氏は粘り強く交渉を重ねてきたが、議論は停滞したままだ。

3861チバQ:2019/09/20(金) 11:32:50
「調整型」を起用した新体制で問われる“本気度”
こうした環境の中で、今回の自民党役員人事では、二階幹事長、岸田政調会長、森山国対委員長が続投した。安倍首相は、11日の役員会で「我が党の長年の悲願である憲法改正を二階幹事長、岸田政調会長、鈴木総務会長、下村選対委員長の四役、さらには関口参議院会長をはじめ参議院の皆様の協力をいただきながら党一丸となって力強く進めていきたい」と決意を述べた。

首相の決意表明を受けて二階氏は、「党をあげて、憲法改正にむけて努力を重ねて参りたい」と応じ、岸田氏も「自民党の党是でもあり憲法改正に向けて私も党の一員としてしっかりと雰囲気づくりを後押ししたい」と述べた。二階氏も岸田氏もこれまで憲法改正について必ずしも積極的ではなかった面があるが、今回の続投を機に改憲に本気で取り組むかどうかが大きなカギを握る。

また、国会での議論については、国会運営全般を取り仕切る国対委員長も重要だ。森山氏も国対委員長続投となったことで、持ち前の粘り強い交渉力を生かし、憲法議論を進められるかどうかも注目だ。

先述した憲法改正推進本部長に、派閥領袖でベテランの細田氏が再登板したことは、自民党の憲法改正に対する強硬的なイメージを払しょくする狙いがありそうだ。また、衆院の憲法審査会長に就く佐藤勉氏は、党の国対委員長経験者で、野党と太いパイプを持ち、調整能力が高いことで知られる。両氏の起用に党内からは「適材適所だ」と期待する声があがっている。

安倍首相による公明党の説得も重要…「党一丸」で悲願達成なるか
さらに、憲法改正に向けては野党だけでなく与党・公明党との折衝も必要だ。公明党の山口代表は、首相が目指す憲法9条改正について、これまで慎重姿勢を示してきた。自民党憲法改正推進本部のある幹部は「安倍首相と山口代表が憲法改正について向き合うべきだ」と指摘する。憲法改正に関し実務者同士が合意しても、山口代表が同意しなければ、議論は進まないからだ。今後、安倍首相自らが、山口代表に憲法改正に向けた決意を伝え、理解を得る必要があるだろう。

憲法改正を実現させるためには、こうした公明党や野党を前向きにさせるための環境整備と、広く国民的議論を呼び起こすことの両面が必要となる。自民党のある議員は「安倍首相が秋の国会に向けてどれだけアクセルを踏むかにかかっている」と指摘する。安倍首相は早ければ10月から始まる臨時国会で、憲法議論を進めたいだけに、今回の人事で起用された実務者から党幹部まで自民党が一丸となって、憲法改正の空気を醸成できるかが焦点だ。

(フジテレビ政治部 自民党担当 門脇功樹)

FNN PRIME編集部

3862チバQ:2019/09/20(金) 11:33:24
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190920-00583402-shincho-pol
安倍官邸の「二階幹事長外し」作戦がことごとく失敗…どうなる「自民党の金庫」の行方
9/20(金) 5:57配信デイリー新潮
安倍官邸の「二階幹事長外し」作戦がことごとく失敗…どうなる「自民党の金庫」の行方
二階俊博幹事長
 閣僚の入れ替わりはさておき、今回の人事で最も注目を集めたのは二階俊博幹事長の処遇だった。何しろ、3年余りにわたって力の源泉である「党の金庫」を掌握、権勢をほしいままにしてきた人物である。おかげで安倍首相との間にも、にわかに払拭しがたい“力関係”が確立してしまったというのだ。

「二階幹事長留任に至るまでには、激しい攻防がありました」

 とは、政治部デスクである。

「安倍総理は9月3日、党本部でおよそ10分間、二階さんと2人きりで面会しています。ですが、この時点で“勝負”は決しており、総理からは、ただ幹事長の留任が打診されただけでした」

 面会直後、幹事長の表情はいつになく明るかったという。両者の間に何があったのかといえば、

「総理が、自身の後継に岸田(文雄)政調会長を思い描き、そのために幹事長に就かせようと考えているフシは、二階さん側にも伝わっていました。二階派が幹事長ポストにこだわるのは、やはりお金。二階さんは官僚や財界人と会食する時、自派の議員たちも連れて行くものだから、一晩で党の金が100万円飛ぶと言われている。『派閥のカネでやってほしい』というのが党の本音ですが、彼らはその旨みを手放したくないわけです」(自民党関係者)

 安倍官邸は今回、傘寿を迎えた大幹事長を、あの手この手で外すべく試みたのだが、ことごとく失敗に終わったという。

「まず、衆院の議長に祭り上げるという案は、早々につぶれました」

 とは、先のデスク。

「総理にとって、一昨年に成立した譲位特例法の付帯決議にある『安定的な皇位継承を確保するための諸課題』を早く議論すべきだと主張し、女性宮家創設に理解を示す大島(理森)衆院議長は、煙たい存在でした。それもあって、総理の側近である萩生田(光一)幹事長代行が7月下旬、ネットの番組で『憲法改正が進まないなら大島議長を替えるべきだ』と発言した。後任には二階さんを、という意図だったのですが、当の二階さんからも『立場を考えて発言してほしい』と批判され、結果、議長交替の目は消えてしまったのです」

「オレがいないで…」
 さらには、党副総裁に押し込むといったプランも浮上したのだが、

「これには二階派が猛反発。ある最側近議員など『それなら党の金庫も副総裁室に移してほしい』と周囲に公言していたほどです。また二階さん自身も『もし副総裁というのなら、金丸(信)さんのようになってもいいのか』といった不穏なメッセージを、総理に届けています」(前出関係者)

 金丸副総裁は92年初めに就任。東京佐川急便からのヤミ献金が発覚した同年8月まで務め、その間は綿貫(民輔)幹事長という体制だった。すなわち、

「このメッセージは、幹事長に実権がなく、すべて副総裁が握っていた時代に戻すぞ、という“脅し”だったわけです。実際に二階さんはこの期間、ほうぼうで『オレがいないでどうやって党を回していくんだ』と息巻いていました」(同)

 その一方、こんな“合わせ技”も巧みに用いたという。

「二階さん側から先月、総理の側近議員に『(地元の)和歌山で憲法改正に関する大会を開きたい』という連絡が入りました。これは、親中派の代表格で改正には消極的だとみられていた二階さんが“幹事長に留任させてくれるのなら憲法改正にも真剣に取り組もう”という意思を表明したことになるわけです。これを聞いた総理は、半信半疑で『本当に?』と驚いていたと言います。二階さんは改正に後ろ向きな公明党にも太いパイプがありますからね」(前出デスク)

 硬軟織り交ぜるなどお手のもの。老獪な金庫番は「安倍4選」を掲げつつ、再来年へ向け存在感をいや増すばかりである。

「週刊新潮」2019年9月19日号 掲載

3863チバQ:2019/09/20(金) 14:01:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00000552-san-pol
参院憲法審査会長に自民・林元文科相の方針
9/19(木) 16:49配信産経新聞
 自民党は19日、参院憲法審査会長に林芳正元文部科学相を充てる方針を固めた。複数の党関係者が明らかにした。

 林氏は当選5回で、岸田派に所属。防衛相や文科相などを歴任している。自民党はすでに、衆院憲法審査会長に佐藤勉元国対委員長を充てる方針を固めている。 

 参院憲法審は昨年2月以降、実質的に一度も開かれておらず、10月4日召集予定の臨時国会では開催の有無そのものが焦点となっている。

 7月の参院選で、参院は憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を割り、主要野党の協力が必要な中、国会答弁などで安定感をみせる林氏を憲法審会長に充てて改憲議論を進めたい考えだ。

3864とはずがたり:2019/09/23(月) 19:51:42
石破ももう身動き取れないねえ。。

石破氏、政権批判強める構え=埋没に危機感
https://www.msn.com/ja-jp/news/politics/%e7%9f%b3%e7%a0%b4%e6%b0%8f%e3%80%81%e6%94%bf%e6%a8%a9%e6%89%b9%e5%88%a4%e5%bc%b7%e3%82%81%e3%82%8b%e6%a7%8b%e3%81%88%ef%bc%9d%e5%9f%8b%e6%b2%a1%e3%81%ab%e5%8d%b1%e6%a9%9f%e6%84%9f/ar-AAHHO5r?ocid=st
2019/09/23 14:23

 自民党の石破茂元幹事長が、安倍晋三首相の政権運営への批判を一段と強める構えだ。先の内閣改造で他の「ポスト安倍」候補が軒並み要職に就いたため、発信を強化しなければ埋没するとの危機感が背景にある。石破氏は憲法改正を中心に自らの見解を打ち出し、存在感を発揮する考えだ。

 「党大会で賛同を求められた記憶は全くない」。石破氏は20日、BSフジの番組で、首相が内閣改造後の記者会見で「自民党の(改憲)たたき台は党大会で承認され、党の意思となっている」と述べたことに猛反発。総務会了承などの党内手続きを踏んでいないとして「党内の民主主義を非常に危うくする」と警告した。

3865チバQ:2019/09/23(月) 20:21:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190923-00000036-jij-pol
石破氏、政権批判強める構え=埋没に危機感
9/23(月) 14:25配信時事通信
 自民党の石破茂元幹事長が、安倍晋三首相の政権運営への批判を一段と強める構えだ。

 先の内閣改造で他の「ポスト安倍」候補が軒並み要職に就いたため、発信を強化しなければ埋没するとの危機感が背景にある。石破氏は憲法改正を中心に自らの見解を打ち出し、存在感を発揮する考えだ。

 「党大会で賛同を求められた記憶は全くない」。石破氏は20日、BSフジの番組で、首相が内閣改造後の記者会見で「自民党の(改憲)たたき台は党大会で承認され、党の意思となっている」と述べたことに猛反発。総務会了承などの党内手続きを踏んでいないとして「党内の民主主義を非常に危うくする」と警告した。

3866チバQ:2019/09/23(月) 20:41:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00000067-mai-pol
自民、参院憲法審会長に岸田派の林元文科相
9/19(木) 19:25配信毎日新聞
自民、参院憲法審会長に岸田派の林元文科相
自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影
 自民党は19日、参院憲法審査会長に林芳正元文部科学相(58)=岸田派=を充てる方針を固めた。複数の党関係者が明らかにした。

 林氏は政策通として知られ、防衛相、農相などを歴任。憲法9条改正に慎重な議員が多い岸田派座長も務めており、憲法改正議論を「党一丸」(安倍晋三首相)で進める姿勢を示す狙いもある。参院自民党幹部は「閣僚経験者で、野党とも話ができる」と説明した。

 参院憲法審の与党筆頭幹事には首相に近い野上浩太郎前官房副長官(52)=細田派=らの名前が挙がっている。

 同党は党憲法改正推進本部長に細田派会長の細田博之元官房長官(75)、同本部事務総長には根本匠前厚生労働相(68)=岸田派=をそれぞれ再登板させ、衆院の憲法審会長には野党とのパイプが太い佐藤勉元国対委員長(67)=麻生派=を充てる。政治経験が豊富なベテランを多く起用し、安定感のある布陣で改憲議論の推進を図る。【古川宗】

3867チバQ:2019/09/23(月) 20:41:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190921-00000519-san-pol
党四役を前面に 首相の人事ににじむ「改憲解散」の可能性
9/21(土) 11:30配信産経新聞
 安倍晋三首相(自民党総裁)が悲願の憲法改正に本気でかじを切った。党総裁としての任期が残り2年余りに迫る中、11日の内閣改造と党役員人事では、挙党態勢で改憲に臨む決意を示した。その布陣からは、秋の臨時国会で議論が進まなければ衆院解散も辞さない覚悟もにじむ。

 ■党四役前面に挙党態勢

 「必ず成し遂げる決意だ」

 首相は11日、一連の人事を終えた後の記者会見で、憲法改正についてこう断言した。同日の党役員会でも「長年の悲願である憲法改正を、党一丸となって進めていきたい」と強調した。

 「これは解散まで視野に入れているな」。役員会に出席した党幹部は、首相の重い決意を感じ取ったという。

 これまで自民党は、一部の憲法族議員や首相側近を中心に改憲議論を進めようとしてきた。しかし、野党第一党の立憲民主党などは安倍政権下での議論に応じない姿勢を貫くなど、目に見える成果は生まれていない。昨年の臨時国会では、党憲法改正推進本部長を務めていた首相側近の下村博文選対委員長の発言が反発を呼び、国会審議の日程に影響が出る場面もあった。

 新たな布陣では、党四役を改憲の前面に立てた。とりわけ鍵を握るのが、留任した二階俊博幹事長だ。これまで改憲議論とは距離を置いてきたが、11日の記者会見では「安倍総裁の意向に従い党を挙げて努力を重ねたい」と首相に呼応してみせた。

 二階氏の側近は「首相に憲法改正を頼まれたのだろう。二階氏も敏感に首相の温度を感じ取っている」と語る。

 7月の参院選では、参院の「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を割った。野党を議論の場に引き出すには、今まで以上に高度な駆け引きが必要となる。同時に、改憲に慎重な公明党との調整も進めなければならない。首相が「党内随一の政治的技術を持つ」と評価する二階氏の協力は不可欠というわけだ。

 ■新内閣の布陣は解散も念頭?

 党や国会の人事でも「路線変更」を明確にした。党憲法改正推進本部長は下村氏を交代させ、細田博之元幹事長を再起用する。首相の出身派閥である細田派(清和政策研究会)会長で、自衛隊明記などの党改憲案をまとめた業績もある。改憲論議では野党や公明党との協調を重視するだけに、首相は温和な性格の細田氏を起用することで、野党が警戒感を解くことを期待する。

 国会議論の舞台となる衆院憲法審査会長は、佐藤勉元国対委員長を起用する方向だ。野党との調整を担う国会対策のベテランだ。一向に動かない国会審議を、なんとか前進させたいという意向の表れだろう。

 首相としては、野党との協議も見据えて打てる手は打った。それでも野党が態度を硬化させたまま秋の臨時国会が無為に過ぎればどうなるか。首相に近い党幹部は「解散を引く可能性は十分ある」とみる。総裁任期である再来年9月までの国会発議と国民投票を実現するには、これ以上の空転は許容できないからだ。

 新たに発足した内閣に目を向ければ、菅義偉官房長官や茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相、河野太郎防衛相ら「ポスト安倍」と呼ばれる面々が名を連ねている。将来のホープとして国民的人気が高い小泉進次郎環境相も初入閣した。互いの切磋琢磨(せっさたくま)を狙ったものだろうが、いざとなれば、いつでも解散を打てる布陣という点にも注目せざるを得ない。(政治部 石鍋圭)

3868チバQ:2019/09/24(火) 19:49:35
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190924-00023285-gonline-bus_all
最後の内閣改造に?…「ポスト安倍」レースが本格化
9/24(火) 14:00配信幻冬舎ゴールドオンライン
ピクテ投信投資顧問株式会社が、日々のマーケット情報を分析・解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報・ヘッドラインを転載したものです。

第4次安倍第2次改造内閣が発足して一週間が経った。小泉進次郎環境相の初入閣が目立っているものの、注目すべきは今回が安倍首相の下での最後の内閣改造となる可能性ではないか。2020年のオリンピック・パラリンピック終了後、安倍首相は自ら退任することも考えられ、今後、「ポスト安倍」レースが本格化するだろう。

ポイントとなる自民党総裁任期と衆議院の任期満了
安倍首相は、昨年9月の自民党総裁選で3選を果たした。再び党則を改正しない限り、その任期は2021年9月までだ。一方、2017年10月に前回の総選挙が行われているため、衆議院議員の任期満了は2021年10月である。つまり、安倍首相が3期目を全うして退任する場合、後任の首相(自民党総裁)は、バトンを受けてから1ヶ月で選択肢なく総選挙を戦わなければならない。

それは政界の常識から見て考え難く、安倍首相は、3期目の間にもう1回解散・総選挙を行うか、それとも任期途中で退任して後継者の下で国民に信を問うか、二者択一を迫られることになるだろう。

政界の鉄則:総選挙のインターバルは3年以内
1955年に自民党が結党されて以降、衆議院総選挙は21回あった。このうち、間隔が3年以内で行われた10回だと、9回、解散時与党が過半数を維持している。他方、3年を超えた11回では、8回で過半数割れに追い込まれた。2009年に自民党が、2012年に民主党が政権を失った総選挙は、いずれも前回から3年超で行われたものに他ならない。従って、総選挙の間隔は3年以内が政界の鉄則だ。

安倍首相は、2014年に前の総選挙から2年、2017年には2年10ヶ月で国民に信を問い、いずれも圧勝している。この鉄則に則れば、次の総選挙は2020年秋までに行われなければならない。

最後の内閣改造に?…「ポスト安倍」レースが本格化
[図表]安倍首相、自民党総裁 3期目の政治日程 期目の政治日程 出所:ピクテ投信資顧問作成
浮上するオリンピック・パラリンピック後の退任と後継指名のシナリオ
今年11月20日、安倍首相の在任期間は憲政史上最長となり、2020年8月24日には連続在任記録も更新する。オリンピック、パラリンピックを成功させ、二つの在任期間を塗り替えれた場合、安倍首相にとって十分なレガシーと言えるのではないか。そこで自ら退任し、指名した後継首相を自民党最大派閥の領袖として後見すれば、極めて強い政治力を維持する可能性が強い。

後継首相は、就任後、日を置かずに衆議院を解散、総選挙を行うことにより、間隔3年の鉄則を守ることができる上、2022年7月の参議院選挙まで大きな国政選挙を戦う必要がない。その間、安倍(前)首相に支えられ、政権基盤を固めることが期待できるだろう。

安倍首相の後継者については、岸田文雄自民党政調会長が最有力であり、日米通商交渉に尽力した茂木敏充新外相がそれに次ぐのではないか。いずれにせよ、7年間、日本の政治に安定をもたらしてきた政権が交代期を迎える可能性があるわけだ。

世界景気に減速の兆しが台頭していることを含め、日本の政治・経済は、大きな転換点の入り口にあると言えるのではないか。


当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『最後の内閣改造に?…「ポスト安倍」レースが本格化』を参照)。

(2019年9月20日)

市川 眞一

ピクテ投信投資顧問株式会社
シニア・フェロー

市川 眞一,ピクテ投信投資顧問株式会社

3869チバQ:2019/09/25(水) 11:33:26
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190925-00000001-pseven-soci
ポスト安倍候補に「河泉敏信」 岸田氏、石破氏から世代交代
9/25(水) 7:00配信NEWS ポストセブン
ポスト安倍候補に「河泉敏信」 岸田氏、石破氏から世代交代
新婚ボケしているヒマはない?(写真/時事通信フォト)
 安倍政権内の権力構造は改造をきっかけに大きく変質しつつある。安倍晋三・首相は第2次政権で返り咲いてからの7年間、官邸の実務を菅義偉・官房長官に任せ、自らは「外交の安倍」として外遊三昧だった。結果、内政の実権を「影の総理」の菅氏に掌握されてしまった構図が浮かび上がる。

 その安倍首相と菅氏はこれまでは役割を分担し、互いに利用し合う関係だった。だが、ポスト安倍の後継者選びをめぐって、2人の利害がいよいよ衝突する。

 自民党総裁の残り任期があと2年となった安倍首相は、岸田文雄・自民党政調会長と茂木敏充・外相と加藤勝信・厚労相を“後継者候補”として忠誠心を競い合わせるために重要閣僚に起用した。

 内閣改造から早々に、菅氏の側近の大臣や岸田派、麻生派、二階派の新閣僚の新旧のスキャンダル情報が流出しているのも、自民党内がポスト安倍をにらんだ“仁義なき戦い”に突入したことを物語っている。

 そこで菅氏が安倍首相の傘下にある岸田、茂木、加藤氏らに対抗する自前の総裁候補に育てようとしているのが河野太郎・防衛相と小泉進次郎・環境相だ。河野氏は麻生派だが、いまや麻生氏より菅氏の“庇護”下にある。小泉進次郎氏も大臣就任後の共同インタビューで菅氏のことを、「何かを変えようと思い、変えられるところを常に探している人。私もそういうタイプだと思っている」と絶賛するなど、すっかり“菅チルドレン”だ。

 いつの間にか、ポスト安倍候補の顔触れも変わった。永田町では少し前まで、岸田氏と石破茂氏、菅氏に加藤勝信氏を加えた4人が「岸破義信」と呼ばれて有力候補に名前があがっていた。しかし、いまや菅氏が担ぐ河野太郎氏、進次郎氏と、安倍首相が引き立てようとしている茂木氏、加藤氏が「河泉敏信」と呼ばれ、新たな総裁候補として脚光を浴びている。

 安倍首相と総裁選を争った石破氏、首相と当選同期の岸田氏は“過去の人”として扱われ、総裁候補の世代交代が行なわれたのだ。

 新総裁候補「河泉敏信」の4人の共通点は、いずれも派閥領袖ではなく、党内・派内の基盤が弱いことだ。

 まず河野氏。「麻生派のプリンス」と言われるが、これまで原発廃止を唱えるなど党内で「異端児」と見られ、菅氏と近いことから麻生派内でも浮いた存在だ。

 進次郎氏は父の小泉純一郎氏が会長を務めた細田派には入らず、初当選以来、無派閥を通している“一匹狼”である。

 茂木氏は竹下亘・元総務会長の病気療養で竹下派会長代行に就任したものの、前回総裁選では石破支持に回った派の方針に反して安倍首相を応援するなどスタンドプレーが目立ち、派内からは「派閥の正統な総裁候補」とは見られていない。

 同じ竹下派に所属している加藤氏も同じだ。加藤氏は旧安倍派の大幹部だった加藤六月・元農水相の娘婿で、義理の母(六月氏の夫人)の睦子氏が安倍首相の母で「安倍家のゴッドマザー」と呼ばれる洋子夫人と親友という関係から、安倍首相の側近として要職を歴任してきた。しかしそれゆえ、“本籍”の竹下派内に自前の勢力はほとんどいない。

 すなわち、4人とも政治的実力は安倍首相や菅氏らには遠く及ばず、「河泉」の2人は菅氏、「敏信」の2人は安倍首相の後ろ盾がなければ、総裁選出馬さえ覚束ない立場にある。だからこそ、安倍首相や菅氏には好都合だ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「次期総裁レースの実態は安倍首相と菅氏の言いなりに動く、いわば“操り人形”選び。どちらの系列が総理・総裁になるかでキングメーカー争いに決着がつくが、菅氏が河野氏でも進次郎氏でも勝ち目がなさそうだと判断すれば、最後は二階氏と組んで自分が出馬する可能性も十分残っている」

 政治の世界では、いったん権力闘争が始まれば雌雄を決するまで戦うしかない。途中で退けば、その途端に政治生命を絶たれてしまう。

 古くは“加藤の乱”の加藤紘一氏、最近では現役の自民党総裁の立場にありながら、2012年総裁選への出馬を断念した谷垣禎一氏も大魚を逃した。

 2年後に控える総裁選に向けて、キングメーカーの座を賭けた戦いに踏み込んだ安倍首相と菅氏による長い権力抗争が続く。

※週刊ポスト2019年10月4日号

3870チバQ:2019/09/25(水) 11:42:02
こんな感じか

菅義偉・官房長官  1948年生 当選8回 無派閥
【安倍晋三・総理】 1954年生 当選9回 細田派
茂木敏充・外相   1955年生 当選9回 竹下派
加藤勝信・厚労相  1955年生 当選6回 竹下派
石破茂・元幹事長  1957年生 当選11回 石破派
岸田文雄・政調会長 1957年生 当選9回 岸田派
河野太郎・防衛相  1963年生 当選8回 麻生派
小泉進次郎・環境相 1981年生 当選4回 無派閥

3871チバQ:2019/09/26(木) 13:18:59
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/348412?rct=n_politics
自民改憲布陣、ハト派前面 要所に岸田派登用 野党に協調姿勢アピール
09/26 05:00
自民改憲布陣、ハト派前面 要所に岸田派登用 野党に協調姿勢アピール
 自民党が目指す憲法改正を巡る人事で、党内で「ハト派」とされる岸田派の起用が目立つ。党憲法改正推進本部事務総長に根本匠前厚生労働相を据え、参院憲法審査会会長には林芳正元文部科学相を内定。安倍晋三首相は同派会長の岸田文雄政調会長に改憲の旗振り役を担わせたことと合わせ、9条改正に慎重論が根強い同派からの起用で野党に協調路線をアピールし、議論を促す狙いだ。

 「国民が何を求めているかという徹底した現実主義で(改憲)議論をリードする」。岸田氏は21日に訪問先のシンガポールで、記者団に改憲議論推進を主導する考えを強調した。岸田氏は既に、各地で開く地方政調会のテーマに改憲を取り上げる方針も示している。

 「ポスト安倍」候補とされる岸田氏にとって、基本路線は首相からの政権禅譲。首相が岸田氏に改憲議論推進を担わせるのは、禅譲への「踏み絵」を迫ったとの見方も出ており、党関係者は「後継指名を受けるため、岸田氏はこれからも改憲に取り組む姿勢を強調するだろう」とみる。

 岸田派は池田勇人元首相が1957年に結成した池田派の流れをくみ、「保守本流」を自認し、党内では護憲色が比較的強いと見なされてきた。派内に影響力を持つ名誉会長の古賀誠元幹事長は、9条を「平和憲法の根幹で『世界遺産』に匹敵する」と語るなど、首相の宿願とされる9条改正には否定的な立場だ。

 根本氏が就任した改憲推進本部事務総長は細田博之本部長(細田派)を補佐し、林氏は停滞している参院憲法審での改憲議論を主導する役割。今回の人事は首相が岸田派をあえて取り込むことで、野党に対して強硬的な印象を薄めようとする思惑が透ける。

 党中堅議員は「『安倍色』を抑え、(来月4日開会予定の)臨時国会は与野党協調で進めたいというメッセージになる。以前よりも野党が軟化しやすくなる」と期待する。

 ただ、主要野党は警戒を緩めていない。立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者会見で、安倍政権が2015年に野党の反対を押し切って安全保障関連法を成立させた経緯を踏まえ「人事がどうであっても、姿勢がどう変わるのかは国会が始まってみなければ分からない」と指摘。同党国対幹部も「マイルドな人柄の担当を充てればいいとか、与野党の信頼構築はそういうことではない」と切り捨てた。(藤本卓郎)

3872チバQ:2019/09/26(木) 13:25:22
https://www.sankei.com/politics/news/190925/plt1909250001-n1.html
【政界徒然草】入閣ゼロの石破派 それでも明るい理由は
2019.9.25 01:00政治政局
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自民党の石破茂元幹事長
自民党の石破茂元幹事長
 11日に発足した第4次安倍再改造内閣で、自民党の石破茂元幹事長率いる石破派(水月会、19人)は入閣者がゼロとなった。石破氏は安倍晋三首相の政権運営への批判を強める構えをみせるが、一方で「ポスト安倍」のライバルが軒並み重要なポジションに起用されたことで、トップを目指す立場からすれば、存在感が一層埋没しかねない。それでも石破派を取材すると、メンバーは一様に明るい表情をみせる。なぜか。

 「昨年3月の党大会で、挙手を求めたり起立を求められた記憶はまったくない。民主主義はプロセスだ。ルールを曲げたら何でもできてしまう」

 石破氏は20日のBSフジ番組でこう述べ、憲法9条への自衛隊明記など4項目の党改憲案が昨年3月の党大会で了承されたとする首相の考えに「党議決定を経ていない」と反論してみせた。

 石破氏は、首相が主導した自衛隊加憲案についても「書くだけで何も変わらないなら議論の優先順位は高くない。政治のかけられるエネルギーには限りがある」とも強調した。これまでも、石破氏は首相が唱える憲法改正の考え方に持論を展開してきている。

 今回の内閣改造で、石破派の入閣者は平成27年9月の派閥発足以来、初めてゼロとなった。副大臣ポストでも、平将明元内閣府副大臣が再登板したのみだ。

 昨年の総裁選直後の同年10月の内閣改造では、当選3回の山下貴司衆院議員が法相に起用された。当時、石破氏は山下氏が担当する外国人労働者の受け入れ拡大を図る改正出入国管理法(入管法)をめぐる議論への批判は表だっては封じていた。

 石破派の閣僚経験者は「今回は干してもらった方がありがたい。気兼ねせずに言いたいことが言える」と語る。とはいえ、入閣者ゼロという事態は、石破派の党内外での存在感をいっそう低迷させかねない。

 首相の側近は、「今回の改造で首相は昨年の総裁選の対応を徹底して人事に反映させた。石破氏が現職の首相に挑戦したからには相応の覚悟が求められるということだ」と“石破派外し”の背景を解説する。

 石破氏は13日、内閣改造の顔ぶれについての感想を記者団に問われ「人事権は首相がお持ちなので、あれこれ言うべきじゃない。石破派には、この人がこの分野をやったら素晴らしいなと思う人はたくさんいる」と恨み節をこぼした。

 ただ、石破氏のぼやきとは異なり、今回の人事をめぐり、派内で悲観的な声は目立たない。内閣改造翌日の12日に石破派が開いた会合では、派の事務総長を務める田村憲久元厚生労働相が「入閣はゼロだったが明るくやっていこう」と強調。斎藤健元農林水産相や山下氏も異口同音に続き、穏やかな雰囲気に包まれた。

3873チバQ:2019/09/26(木) 13:25:57
 石破派の関係者は「入閣者ゼロの方が、派の結束も強まるだろう」とも語る。

 楽観的な理由の一つにあるのが、首相が党総裁の連続4選論を否定していることだ。石破派の幹部は「首相はもうライバルにはならない。今回の人事で冷遇されても、次が勝負だ」と次期総裁選を見据えてこう語り、現段階の“冷や飯人事”も意に介さない。

 石破氏が首相に遠慮なく持論を展開すれば、現政権との路線の違いを印象づけられ、安倍政権に対する飽きや批判層の受け皿となり、存在感も高まるとの見方がある。

 もう一つの理由が、石破氏が「ポスト安倍」候補に比べ党員票の支持固めで先行していることだ。石破氏は首相と一騎打ちとなった昨年の総裁選で、党員票の45%を獲得した。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が14、15両日に実施した合同世論調査で、次期首相に関する質問で、石破氏は16%の支持を得た。「令和おじさん」として知名度が急上昇した菅義偉官房長官でも6・3%。首相からの「禅譲」がささやかれる岸田文雄政調会長は5%だった。

 しかし、先の総裁選以降、石破氏のメディアへの露出は減り、頼みの綱とする地方での人気が下降傾向にあるのは否めない。昨年10月の世論調査では、石破氏は同様の質問で27・6%。今年4月の調査でも20・7%を得ていた。石破氏にとって、首相と距離を置く独自路線にリスクがあるのは間違いない。

(政治部 奥原慎平)

3874チバQ:2019/09/29(日) 21:24:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190929-00000079-jij-pol
ポスト安倍、試される力量=沖縄、イージスが難題-河野防衛相
9/29(日) 19:17配信時事通信
ポスト安倍、試される力量=沖縄、イージスが難題-河野防衛相
玉城デニー沖縄県知事(右)と会談する河野太郎防衛相=29日午後、県庁
 先の内閣改造で外相から横滑りし、引き続き活躍の機会を得た河野太郎防衛相。

 沖縄の基地や、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」設置など安倍政権が抱える難題を指揮することとなり、「ポスト安倍」候補の一人として力量を試される。

 河野氏は29日、就任後初めて沖縄県を訪れ、玉城デニー知事らと会談。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設について、「抑止力を維持しながら普天間飛行場を全面返還するための方策として、一日も早く実現しないといけない」と理解を求めた。これに対し玉城氏は「直ちに埋め立て工事を中断し、県との対話に応じてほしい」とにべもなく、会談は平行線に終わった。

 普天間移設をめぐる政府と県の対立に依然接点が見えない中、辺野古の埋め立て予定海域で軟弱地盤が発覚。県をはじめ移設反対派が抵抗の材料を得た形となり、移設作業の進捗(しんちょく)に不透明感が漂っている。

 政府が秋田、山口両県への配備を目指す陸上イージスをめぐっては、説明資料に誤りがあり、地元が猛反発した。現在、進めている再調査を終えた後の地元との調整がヤマ場となる。

 外相時代の2年間は、巧みな英語力や延べ123カ国・地域を回る積極姿勢などで存在感を示した一方、「軽さ」ものぞいた。新元号決定に沸いた4月、外務省として元号表記をやめる意向を一時示して政権内で不興を買い、外相就任当初から訴えていた外相専用機導入も実現できなかった。今後は、地道な調整作業に汗をかけるかが問われそうだ。

3875チバQ:2019/09/30(月) 11:40:17
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190930-00584644-shincho-pol
武田良太公安委員長「元暴力団から献金」「対立候補は防弾着で選挙戦」の暴れん坊伝説
9/30(月) 11:31配信デイリー新潮
武田良太公安委員長「元暴力団から献金」「対立候補は防弾着で選挙戦」の暴れん坊伝説
武田良太(Adrian Cadiz/Wikimedia Commons)
 このたびの内閣改造で、入閣早々に周囲をざわつかせたのが武田良太国家公安委員長(51)だった。山口組系元組員とされる人物から、彼の政治資金管理団体に政治資金パーティ代として70万円が支払われていたことが明らかになったのである。

「武田さんの地盤の福岡11区は、北九州の暴力団『工藤会』の影響が強い地域で、ヤクザと無縁でいるほうが難しいとも言える土地柄です」(地元記者)

 そうした環境ゆえか、武田氏も政界では強面(こわもて)として通っていて、地元に行くと彼の「暴れん坊伝説」を耳にすることができる。

「2000年代の選挙では、福岡11区で武田さんと山本幸三さん(元地方創生相)が、同じ自民党系ながら保守分裂選挙で激しい戦いを繰り広げていた。その際、山本さんは、なんと防弾チョッキを着て選挙戦に挑んでいました。武田陣営の“攻撃”を恐れてのことです」(福岡県政関係者)

〈政治は一種の戦争〉を地で行く話である。

 当時、武田氏の陣営は「防弾チョッキ騒動」を山本氏サイドによる「ネガティブキャンペーン」であると批判したが、仮にそうだとしても、防弾チョッキを着用するという「奇想」はそうそう湧くものではない。そんな奇抜なアイディアを対立陣営に思い付かせるほど、武田氏には「迫力」があったということなのだろう。また14年には、

「地元の町長選を巡る意見の対立から、武田さんが自民党福岡県連幹事長だった女性県議に対し、電話で『おぼえとけ、承知せんぞ』と恫喝した疑惑が朝日新聞によって報じられました。彼女はその電話のために体調を崩してしまいましたが、武田さんは『電話で選挙のアドバイスをしただけ』などと恫喝を否定。武田さんを巡るこの手の噂はよく耳にします」(同)

 このように、強面を取り締まる側の国家公安委員長自身に、強面風の風聞がつきまとうという、ブラックジョークまがいの事態が起きているわけだ。

「週刊新潮」2019年9月26日号 掲載

3876チバQ:2019/09/30(月) 11:40:52
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/09271131/?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&ui_medium=http&ui_source=yahoo&ui_campaign=link_back
「菅原一秀」経産相、愛人秘書を練馬区議に? “ブラック事務所”指摘の声も
政治週刊新潮 2019年9月26日号掲載

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菅原一秀
菅原一秀経産相(他の写真を見る)

 9月11日に実施された内閣改造。今回の入閣で菅原一秀経産相(57)は、氏が側近として知られる菅義偉官房長官(70)の「パワー」の体現者のひとりとして注目された。と同時に、音楽グループ「TRF」のダンサーであり、安室奈美恵の元夫でもあるSAMと、学生時代にダンスユニットを組んでいたことも脚光を浴びた。しかし、元ダンサーの爽やかな印象とは裏腹に、

「菅原さんの“厳しさ”は有名。『このハゲー!』で豊田真由子さんが世間の耳目を集めた時、『次は一秀だ』なんて声があがっていました」

速報韓国に利用される「小泉進次郎」 その“空っぽな言葉”が及ぼす実害

 と、菅原氏の地元である東京9区(練馬区の一部)に住む自民党関係者はこう語る。事実、菅原氏の複数の元秘書たちは、彼の秘書を務めることがいかに困難であるかを力説するのだった。こんな具合に――。

「『てめえ、この野郎』といった暴言は日常茶飯事でした。車を運転していてちょっと道を間違ったりすると、さらに……」(元秘書A氏)

「朝6時半から駅頭演説の準備をし、それを終え、各種団体の会合を回り、事務所に戻って日報を書くと、仕事が終わるのは22時半頃という超ブラックな事務所でした。4時間睡眠とかでフラフラになりながら、朝の駅頭でビラ配りをしていると、『覇気がない!』と議員(菅原氏のこと)に胸倉を掴まれる。睡眠不足で覇気が出るはずもないのに……」(元秘書B氏)

「議員の指示で出ていた会合の最中に議員から呼び出しを受け、無理な待ち合わせ時間を指定される。少しでも遅れてしまうと、1分ごとに携帯電話を鳴らされ続け、ようやく出ると『なんで遅れるんだ!』と怒鳴られる。『坊主にして来い!』と言われたこともあります」(元秘書C氏)

「書類を持って行って、『これどうしましょうか?』と訊くと、『なんでそんなことも分からないんだ!』と大声をあげ、その書類を取り上げて私の頭上からそれを降らせてきた」(元秘書D氏)

 出るわ、出るわの「被害証言」。

 そして、元秘書や関係者が口を揃えるのは、菅原氏と、ある元女性秘書との「関係性」である。

 その元女性秘書とは、

「容姿端麗な50代の女性で、10年以上、菅原事務所に勤め、金庫番の役割を果たしていました。誰もが、菅原さんとイイ仲だと見ていましたが、昨年、練馬区議に立候補し、当選。菅原さんとの関係がこじれたものの、金庫番としていろいろと知っているため野に放つわけにもいかず、菅原さんが必死に応援して区議の座に就かせ、彼女を納得させたのではないかと言われています」(練馬区政関係者)

菅原氏に訊くと…
 一連の証言を受け、菅原氏本人は、まず「ブラック事務所」との指摘に対して、

「ご質問の事実は全くありません」

 こう言って「ホワイト」であることを強調。それにしては、A氏からD氏まで、証言のバリエーションに富み過ぎている気もするが、元女性秘書との関係についても、

「そういうことは、前にも周りの人に言われましたけど」

 と、噂になっていることは認めつつも、

「1万%ありません。第三者からすれば、もしかしたら仲いいなって思うかもしれないけど、彼女に対してそもそもそういう感情を持ったことがない。彼女も独身で、私もバツイチで独身ですが、それはあまりに失礼ですよ」

 と否定。一方、前出の元秘書のひとりは改めてこう振り返る。

「元女性秘書から直接、議員と付き合っていると聞かされました。『別れようか、迷ってる』と恋愛相談されたこともあります」

 再び菅原氏の弁。

「どちらかと言うと彼女は気が強いから、本当にそういう感情を持ったことがない」

 食い違う菅原氏と元秘書たちの言い分。いずれにせよ、菅原氏の言い分を信じるとするならば、独身の彼が今後、好みと思われる気の弱いパートナーと出会えることを願う以外にない。

3877チバQ:2019/09/30(月) 11:46:24
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190927-00014313-bunshun-pol
“12の不祥事を持つ男”が新大臣に……いま菅原一秀経産相から目が離せない!
9/27(金) 17:00配信文春オンライン
 9月11日、第4次安倍第2次改造内閣が発足した。時事芸人のプチ鹿島氏は内閣の顔ぶれを見て「バーベキュー内閣」と評した(毎日新聞 9月12日)。安倍晋三首相と本当に親しい人たちが集まった内閣という意味だが(安倍首相、加計孝太郎氏、萩生田光一氏のバーベキュー写真を思い出す人もいるだろう)、その中でも初入閣を果たした菅原一秀氏の過去の発言を遡ってみたい。

【写真】「無派閥を貫いてきたのはこの方がいらしたから」菅原経産相が“絶賛”する政治家

菅原一秀 経済産業相
「女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない」
「子供を産んだら女じゃない」
「嘘を申請したから大丈夫」
『週刊文春』2016年4月7日号

“12の不祥事を持つ男”が新大臣に……いま菅原一秀経産相から目が離せない!
菅原一秀経済産業相 ©AFLO
「シングルマザー世帯の雇用拡充」を公約に掲げながら……
 新入閣を果たした菅原経済産業相は不祥事のデパートとして知られ、ウィキペディアにすら12もの不祥事が掲載されている。上記の発言はその中の一つ。

 報道によると、菅原氏は2012年の年末頃から27歳の女性と交際(ちなみに菅原氏は独身だったので、ここで「愛人」という表現を使うのはおかしい)。女性によると、菅原氏は何かというと怒り、彼女に対して「バカじゃないの」「親の教育が悪い」などと言ったり、物を投げつけたりしていた。また、彼女を含めた女性を見下した発言を再三行っており、「25歳以上は女じゃない」「子供を産んだら女じゃない」などと話していたという。

 菅原氏は「10の約束」として「子育て・教育無償化・不妊治療に財源確保!」「シングルマザー世帯(ひとり親世帯)の雇用拡充!」という公約を掲げているが、彼の目には子育てをする女性は「女じゃない」と映っているのだろうか。

反論は「誤って消してしまいました」
 また、国会開会中だった2013年4月27日から5月1日にかけて、彼女を同伴してハワイ旅行に出かけていたことも判明した。菅原氏は衆院議員運営委員会に「政治経済事情視察」として請暇願いを出していたが旅行中は「ゴルフ三昧」で、心配する彼女に言い放った言葉が「嘘を申請したから大丈夫」だった。

 菅原氏は報道を受けてフェイスブックに反論を記したが、「誤って消してしまいました」とのことで現在は読むことができない。「週刊誌報道に関するご報告」と題されたブログ記事も削除されている。

「出てきて下さい。そのA子さん」
 なお、記事中で菅原氏は「本人が公衆の前に出てくれば冷静に判明できます」「出てきて下さい。そのA子さん」と呼びかけていたが、これは財務省の福田淳一事務次官がセクハラ問題で辞任した際、財務省や麻生太郎財務相が被害者に名乗り出るよう呼びかけた事例とまったく同じだ。

菅原一秀 経済産業相
「五輪に反対で、『日本人に帰化をしたことが悔しくて悲しくて泣いた』と自らのブログに書いている。そのような方を選ぶ都民はいない」
朝日新聞デジタル 2016年6月17日

 菅原氏の発言をもう一つ。2016年6月、東京都知事選をめぐる党会合で、都知事選への出馬が取りざたされていた蓮舫民進党代表代行(当時)について、「五輪に反対で、『日本人に帰化をしたことが悔しくて悲しくて泣いた』と自らのブログに書いている。そのような方を選ぶ都民はいない」と発言していた。

3878チバQ:2019/09/30(月) 11:46:59
デマに踊らされる“自民党ネットメディア局長”
 しかし、実際にはそのような記述はなく、菅原氏は取材に対して「蓮舫氏のブログではなく、ネットで流れていた情報だった」と訂正した。蓮舫氏は「(帰化して泣いたというのは)SNSで拡散されているデマだ。国会議員がこのレベルの書き込みを真剣に受け取って発言するとは驚きだ」とコメントしている。

 だが、菅原氏はネットに疎かったわけではない。その真逆で、2015年10月には自民党ネットメディア局長に就任。2016年当時は自民党公認のボランティア組織、自民党ネットサポーターズクラブの代表も兼務していた。菅原氏が自民党ネットサポーターズクラブの書き込みを目にして、そのデマを利用しようとしたということも十分考えられる。

 菅原氏の嘘といえば、選挙公報に「甲子園出場4回」と記されていたが、実はアルプススタンドで3回応援していただけだった、というものがある。立派な経歴詐称だが、この嘘が可愛く見えるのだから困ったものだ。

公約だった「脱原発」はちゃっかり破棄
菅原一秀 経済産業相
「原発ゼロは、今この瞬間、将来的に考えても現実的ではない」
ロイター 2019年9月12日

 これは経済産業相に就任してからの発言。菅原氏はこれまで一貫して「脱原発」を訴えてきた。菅原氏の公約である「10の約束」にも「原発依存低減へ、あらゆる取組みの強化!」とあり、「党内で脱原発政策を進め、全国の高速道路に太陽光パネルを設置したり、従来の2〜3倍の発電効率のある発電技術を実現します」と書かれている。

 しかし、省内で記者の質問に答えた菅原氏は、「原発のリスクや恐ろしさはある」としながらも「原発ゼロは、今この瞬間、将来的に考えても現実的ではない」と断言した。現在だけではなく、「将来的に」も現実的ではないというのだ。「脱原発」という公約は放棄したと考えていいだろう。

 菅原氏は、菅義偉官房長官と非常に親しい間柄だ。菅原氏の両親は菅氏と同郷の秋田県で出身高校も同じ。ツイッターには「菅官房長官は常に冷静沈着で、あらゆることに気を配られる天才です。衆議院議員初当選以来、無派閥を16年間貫いてきたのはこの方がいらしたからです」と記していた(4月30日)。

3879チバQ:2019/09/30(月) 11:53:20
菅官房長官は常に冷静沈着で、あらゆることに気を配られる天才です。衆議院議員初当選以来、無派閥を16年間貫いてきたのはこの方がいらしたからです。拉致問題を解決すべく、いよいよ訪米の日も近づいてまいりました。全日本国民が刮目する初訪米となります。

― 菅原一秀〈経産大臣〉(すがわらいっしゅう/自民党東京9区) (@ sugawaraisshu) 2019年4月30日

菅官房長官の主張が乗り移った?
 菅官房長官は、脱原発には一貫して否定的な立場をとっている。2013年には小泉純一郎元首相が脱原発を政府に求めたことに対して、「(政府は)責任あるエネルギー政策を推進していくことが極めて重要。その中で、できる限り原発依存度を低減させていく」と発言(日本経済新聞 2013年11月12日)。

 竹中平蔵氏との対談では「世界で最も厳しい安全基準をつくったので、これで規制委員会が認めるかどうか、だ」「当然、それで規制委員会が認めたものについては稼動という方向になっていく」と明言している(GLOBIS知見録 2014年1月16日)。

「今の原子力規制委員会の新規制基準は世界一厳しいと評価されている。そこに合致した場合、判断を尊重して、地元の理解を得ながら再稼動を進めるのが政府の一貫した考え」という菅原氏の発言は、菅氏の発言とまったく同じと言っていい。

 菅氏は今年1月、日立製作所が英国での原子力発電所新設計画の凍結を決めたことについて、「安全運転や東京電力福島第1原発事故の収束を実現するためにも人材、技術、産業基盤の維持・強化は不可欠だ」「どのような方策で維持、強化を実現するか経済産業省がしっかり検討している」と原発輸出を進めていく方針について語っている。菅原氏はもはや脱原発どころではないだろう。まさに「バーベキュー内閣」の面目躍如である。

大山 くまお

3880チバQ:2019/09/30(月) 18:10:05
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201909/CK2019091402000141.html
派閥推薦で初入閣組 疑惑?資質不安?

2019年9月14日 朝刊


記者会見する武田良太国家公安委員長兼防災相(上)と竹本直一科技相(下)=11日、首相官邸で

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 十一日発足の第四次安倍再改造内閣で、自民党の派閥推薦で初入閣した閣僚のうち、二氏について十三日、早くもスキャンダルや担当分野での資質を不安視される指摘が相次いだ。再改造内閣には、野党が問題視する新閣僚がほかにもおり、十月に召集される臨時国会で徹底追及する構えだ。 (木谷孝洋)

 武田良太国家公安委員長は、元暴力団関係者から献金として政治資金パーティーの代金が支払われたと週刊朝日電子版で報じられた。警察庁を所管する武田氏は十三日の記者会見で「個別の報道には答えを差し控えたいが、政治資金は法令に基づき適切に処理されている」と説明した。

 同電子版は、竹本直一科学技術担当相が元暴力団幹部と一緒に撮影した写真が会員制交流サイト(SNS)に掲載されていたとも報道。竹本氏は会見で「名前も知らないし、初めて会った人」と関係を否定した。

 竹本氏については、IT行政担当なのに自身の公式ホームページが閲覧できなくなっていることも明らかに。「管理している会社からロックがかけられた状態になっている。早く復旧してくれと言っている」と釈明に追われた。

 田中和徳復興相もかつて、暴力団の関連企業をパーティー券の販売先として自らの政治団体の政治資金収支報告書に記載。問題発覚後に「事務所のミス」として修正したことがある。

 また、萩生田光一文部科学相は学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題を巡り自身の関与を指摘した文書をまとめた因縁の文科省を率いる。官房副長官当時の二〇一六年に「官邸は絶対やると言っている」と早期設置を迫ったとされたが、萩生田氏は十一日の就任会見で「なぜこんなことに巻き込まれたのか」と関与を重ねて否定した。

 西村康稔経済再生担当相は官房副長官だった一八年、米国カジノ事業者の関係者が西村氏の政治資金パーティー券を購入したと週刊誌が報道。国会で事実関係を大筋で認めたが「法令に従い適正に処理した」と答弁し、同年七月に成立したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案との関連はないとした。

 こうした新閣僚に対し、野党は「国会での論戦を強めていきたい」(国民民主党の玉木雄一郎代表)と臨時国会での追及に手ぐすね引く。

 自民党幹部は「(野党に)たたかれても最後まで生き延びられるかだ」と早くも危機感を募らせる。

3881チバQ:2019/09/30(月) 18:10:30
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201909/CK2019091302000172.html
首相特命ポスト乱立 兼務ばかり 本気度に疑問符

2019年9月13日 朝刊


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 第四次安倍再改造内閣が十二日、本格始動した。安倍晋三首相は官邸で記者団に「直ちに現場、持ち場で全力を尽くしたい」と新閣僚への期待感を示したが、内閣には長期政権で「一億総活躍」「地方創生」「働き方改革」などの首相の特命ポストが乱立。複数を兼務する閣僚が続出し、担当内容の把握に手間取るなど看板政策は色あせ気味だ。(川田篤志) 

 「多岐にわたった問題で大変だなと思ってます」

 衛藤晟一沖縄北方担当相は十二日の就任会見で、六つの閣僚を兼ねる難しさを率直に語った。

 兼務するのは二〇一五年に新設された一億総活躍担当をはじめ、領土問題、消費者および食品安全など。前任者から引き継ぎを受けた際には「沖縄問題で注意しなければいけないところを言って」と教えを請う場面もあった。

 首相が十一日の記者会見で「最も重視している」と強調した地方創生を担うのは北村誠吾氏。首相は「地方の実情を十分に熟知している」ことを任命理由に挙げたが、北村氏は就任の記者会見で、地方創生の総合戦略について問われ「引き継ぎを受けていない」と答えられなかった。

 人工知能などを駆使した最先端都市「スーパーシティ」を実現する国家戦略特区法改正案も担当するが「これから責任ある答えができるよう勉強していく」と回答し、政策実現の本気度を疑われかねないような対応に終始した。

 首相はこれまで次々と看板政策を掲げる手法を駆使した。一四年の地方創生相や一六年の働き方改革担当相、一七年の人づくり革命担当相、一八年の全世代型社会保障改革担当相とポスト新設を繰り返した。

 いずれの政策も実現への途上で、成果の検証には至らず、ほとんどの担務は残ったまま。今回は新たな担当相を置かなかったが、閣僚十九人のうち三つ以上のポストを兼務する人は九人に上る。

3882チバQ:2019/10/01(火) 18:57:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191001-00000064-asahi-pol
自民・竹下派、麻生派抜き第2派閥に 2人が新加入
10/1(火) 16:39配信朝日新聞デジタル
 自民党竹下派は1日、上月良祐(茨城選挙区)、小野田紀美(岡山選挙区)両参院議員が入会し、所属議員が衆参計55人になった。麻生派(53人)を抜き、最大派閥の細田派(97人)に次ぐ党内第2派閥となる。

 党内では派閥拡大の動きが相次いでおり、二階派は9月、今年3月に自民入りした鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)が加入し、第4派閥の岸田派の46人と並んだ。

3883チバQ:2019/10/01(火) 18:57:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191001-00000095-jij-pol
自民・関口氏の復帰、臨時国会召集に間に合わず
10/1(火) 16:08配信時事通信
 体調を崩して休養中の自民党の関口昌一参院議員会長の復帰が、4日の臨時国会召集に間に合わない見通しであることが分かった。

 同党の世耕弘成参院幹事長が1日の記者会見で明らかにした。世耕氏によると、関口氏は過労による不整脈があり、医師の判断で療養を優先することになった。

 関口氏は9月17日の党役員会後、体調不良を訴え、東京都内の病院に入った。

3884チバQ:2019/10/02(水) 09:50:31
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191002-00585265-shincho-pol
岸田派を悩ませる入閣待機組・國場幸之助衆院議員の「不貞行為」
10/2(水) 5:56配信デイリー新潮
岸田派を悩ませる入閣待機組・國場幸之助衆院議員の「不貞行為」
岸田文雄氏
 人事の季節が到来するたびに派閥の領袖たちが頭を抱えるのが“入閣待機組”の存在。

 このほどの内閣改造で“粘り勝ち”との声も聞かれるのは、竹本直一(なおかず)科学技術担当相(78)、北村誠吾地方創生担当相(72)の2名を初入閣させることに成功した岸田派である。

「会長の岸田文雄さんは、安倍総理に“自分の政調会長のポストを失ってもいいからあの2人を入閣させてほしい”と直談判したそうです」(政治部記者)

 今夏の参院選で自派閥から4人の落選者を出してしまった岸田氏も、これで名誉を挽回した感があるが、

「あの派閥の“懸案”は実は他にもあるんです」

 と、派閥の関係者。

「当選3回の國場(こくば)幸之助衆院議員(46)が政務官になれず、売れ残っているんですよ。長期政権となった安倍政権では、政務官の候補者が不足しており、今回の人事でも参院議員の1回生や衆院議員の2回生から登用が行われている。國場さんは不祥事を連発した“魔の3回生”のうちの一人ですが、中川郁子(ゆうこ)さんと不倫をしていた門(かど)博文衆院議員すら今回、国交政務官に就任しましたからね」(同)

岸田派を悩ませる入閣待機組・國場幸之助衆院議員の「不貞行為」
國場幸之助衆院議員
 もっとも、國場氏が政務官になれないのは、まさにその“不祥事”ゆえで、

「彼は昨年春に地元・沖縄のガールズバーで暴行事件を起こし、さらに、その後、そのバーを経営する女性の夫から不貞を理由に裁判を起こされている。今後、本人出廷なんてことになれば政務官どころではないでしょう」(先の記者)

“懸案”は政務官になれないばかりでなく、

「彼の起こした不祥事によって沖縄の創価学会婦人部は完全にソッポを向いてしまった。さらに、親族が経営する県下随一の建設会社・國場組も彼のことを見放したそうで、次の衆院選で勝てる見込みは殆どありません」(同)

 また一人、駒を失う日も近い? 

「週刊新潮」2019年10月3日号 掲載

3885チバQ:2019/10/02(水) 18:37:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000572-san-pol
自民・金田幹事長代理が竹下派を退会へ
10/2(水) 16:36配信産経新聞
自民・金田幹事長代理が竹下派を退会へ
金田勝年
 自民党の金田勝年幹事長代理(元法相)が、党第2派閥の竹下派(平成研究会、55人)を退会する意向を固め、2日に同派幹部に伝えたことがわかった。4日召集の臨時国会前に退会し、無派閥で当面活動する。閣僚経験もある現職の党役員の派閥離脱は極めて異例。

 関係者によると、金田氏は退会を慰留されたが、周囲に「いったん自由な立場で活動し自分を見つめ直したい」と話している。

 金田氏は、旧大蔵官僚時代の蔵相だった竹下登元首相らに政界入りを勧められ、平成7年の参院選秋田選挙区で初当選、後に衆院にくら替えした。竹下登氏が創設した同派を長年支えてきた古参メンバーだ。

 一方、二階派(志帥会、46人)を率いる二階俊博幹事長の下で幹事長代理を2年余り務めており、二階氏の信任が厚い。自身と同じ秋田県出身の菅義偉(すが・よしひで)官房長官とも近い関係にある。竹下派では会長代行の茂木敏充外相らが「ポスト安倍」候補とみられているが、次期総裁選に向けて金田氏退会は痛手となりそうだ。

3886チバQ:2019/10/03(木) 10:24:01
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191003-00014402-bunshun-pol
安倍新内閣 “イニシャルT”の3閣僚がヤバすぎる……武田、田中、竹本の実像
10/3(木) 5:30配信文春オンライン
安倍新内閣 “イニシャルT”の3閣僚がヤバすぎる……武田、田中、竹本の実像
武田国家公安委員長
「安定と挑戦」を掲げ、9月11日にスタートを切った第四次安倍再改造内閣。だが、その掛け声とは裏腹に、早くも「イニシャルTの三閣僚が危ない」(自民党関係者)と醜聞や失言を懸念する声が噴出している。

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◆◆◆

 最初のTこと、武田良太衆院議員(51)に「国家公安委員長兼防災相」内定の吉報が届いたのは組閣前夜のことだった。

「安倍氏からの電話を受けた武田氏は、お酒が入っていた勢いもあって、総理に『一回、飲みに連れて行って下さい』とかましたそうです。そして、その場にいた記者らを前に、『俺が国家公安委員長、これは大きいよ』と何度も繰り返していました」(政治部デスク)

 福岡県出身で、早大卒業後、亀井静香元衆院議員の秘書を経て1993年に初出馬。3度の落選を経て、2003年に初当選を果した武田氏はその後、めきめきと頭角を現した。安倍政権を支える重鎮、二階俊博幹事長の最側近であり、将来の二階派後継者とも目されている。

 亀井氏が振り返る。

「私のところに来たのは、警察官僚時代の先輩にあたる山田英雄元警察庁長官の紹介でした。良太の父親が福岡で経営していたゴルフ場の理事長を務めていたのが山田氏で、当時の良太はまだ被選挙権もないのに『選挙に出たい』と言ってきてね。彼はまだ若いですが、このまま努力すれば総理大臣を狙える男ですよ」

 武田氏は日頃から着流し姿で福岡の繁華街や東京・赤坂界隈を飲み歩き、カラオケでは矢沢永吉が十八番。その豪快さと羽振りのよさはつとに知られる。だが一方で、彼を取り巻く人脈の“危うさ”をかねてから指摘する声があった。

「90年代に彼の父親が経営していたゴルフ場を巡って、地元の指定暴力団『工藤会』の関係者らが法外な値段で会員権を販売。警察庁元長官が理事長を務めているゴルフ場が舞台になっていたことから、警察内部でも当時問題になっていました。暴力団が幅を利かせる土地柄でもあり、武田氏の周辺にも、とかく反社会的勢力の影がチラついていたのです」(警察関係者)

 さらに看過できないのは、武田氏が熾烈な選挙戦のなかで、自陣営から逮捕者を出す“選挙違反”を繰り返していることだ。

「96年の衆院選では、武田氏を支援していた右翼団体幹部が、選挙区内の飲食店の店長を、『武田良太に入れんと、店の営業ができんごとするぞ』などと脅し、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)で逮捕。その後、略式起訴され、30万円の罰金を科せられています」(福岡県警関係者)

「勘違いしている」と麻生太郎氏
 00年には武田氏を支援する建設会社社員が居酒屋で16人を供応接待、03年には武田陣営の運動員が「田川から地域に役立つ本物の“若い”政治家を」などと書かれた武田氏の写真入り文書を頒布し、いずれも略式起訴され、罰金刑に処せられている。

「その後の選挙でも福岡県警は武田陣営を徹底マークしていた。その武田氏が警察行政を管理する立場にある国家公安委員長になったことで各方面に波紋が広がっています」(同前)

 武田氏は大臣就任が決まった際の前述の酒席で、「地元の(自民党福岡)県議団が相当ビビっとるらしいな」と口走ったという。

「この発言を伝え聞き、敏感に反応したのが、地元で対立関係にある麻生太郎財務相です。氏は自身と近い県議団を牽制しての発言と受け取り、『武田は国家公安委員長を取ったと21回も言ったらしいが、勘違いしている。国家公安委員長に警察権はないんだ』などと周囲に語っています。警察行政が“政争の具”にされかねない危険を孕んだ人事です」(県政関係者)

3887チバQ:2019/10/03(木) 10:24:21
“2番目のT”はソープランド街の仕切り役と親密
 2番目のT、復興大臣の田中和徳氏(70)は川崎市議、神奈川県議から96年に国政に転じ、8選の末、悲願の初入閣を果たした。

「16年の内閣改造でも入閣が取り沙汰されましたが、“身体検査”で引っ掛かり、選から漏れたと言われました。彼は財務副大臣在任中の06年の政治資金パーティーで、指定暴力団『稲川会』系の組長が取締役を務めるB社に40万円分のパーティー券を販売していた疑惑を、暴排条例が施行された11年に報じられました」(別の政治部デスク)

 この時は政治資金収支報告書の記載ミスと釈明して難を逃れたものの、実は、田中氏と稲川会との関係はこれだけではなかった。

 田中氏の事務所関係者が明かす。

「かつて川崎のソープランド街を仕切り、『堀之内の帝王』と呼ばれた稲川会系の組長がいました。田中氏はこの組長と国会議員になる前から親密な付き合いで、初当選後、彼の長男を秘書として雇っていました。しかし、選挙区内でブランド物のスリッパを配ったとして問題になり、結局半年ほどで事務所を辞めました」

 責任を息子一人に押し付けられたと感じ、釈然としない組長側と田中氏はその後、疎遠になった。

「街頭演説などに組関係者などが姿をみせることもあり、田中氏はかなり警戒していました」(同前)

 田中氏の選挙地盤には稲川会の中枢を担う別の二次団体の事務所があり、稲川会との関係は避けては通れない部分もあったという。

「系列組織の組長の娘の結婚式に出席したり、田中氏がかかわる日韓の親睦団体で、稲川会系幹部の親族の帰化などの相談を受けることもあった」(地元関係者)

“3番目のT”はIT担当相なのに自身のHPが閲覧不能
 一方、本当に「適材適所」なのか疑問符が付くのが3番目のT。IT担当相に任命された直後、自身のHPが閲覧不能になっていると指摘された竹本直一氏(78)である。

「元建設官僚で、大阪選出の竹本氏は、大阪万博誘致のために中南米など世界中を回った論功もあって入閣。ただ本人は、スマホは使っているものの、パソコンは苦手で、副大臣に就任した平将明衆院議員に『ITは任せた』と話しています。HPが閲覧不能になっているのは、長く事務所を預かって来た女性秘書が今春地方議員に転身した上、ブログの更新などを任せていた学生インターンがこの春卒業したことが一因のようです」(自民党関係者)

 竹本氏には昨年3月の自身の「新春賀詞交歓会」に山口組元幹部が参加し、その場にいた派閥の長である岸田文雄政調会長とのツーショットが「フライデー」で報じられるなど、脇の甘さを指摘する声もある。

「さらに竹本氏には舌禍の心配もある。今年3月に地元の富田林市長選の決起集会で、昨年の富田林署管内の容疑者逃亡事件に触れ、『富田林の知名度が上がった』と発言し、失笑を買っていました」(政治部記者)

 三閣僚はそれぞれ、事務所を通じてこう回答した。

「国家公安委員長の立場で選挙違反取締りを利用するかのような発言をしたことは一切ありません」(武田事務所)

「(当該の秘書は)職安を通じて採用した後、2カ月ほど公設秘書を務めましたが、海外留学を機に退職しました。親族については承知していません」(田中事務所)

「(パソコンが使えない)事実はありません。平副大臣はIT関係をよく勉強されているそうなので、その手腕発揮に期待を込めたところです。逃走事件を肯定するような趣旨の発言はしていません」(竹本事務所)

 この新内閣、「安定」とは程遠い。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年9月26日号

3888チバQ:2019/10/03(木) 11:12:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000053-asahi-pol
自民・下村氏、改憲項目に「同性婚」提示 党内から反発
10/2(水) 19:40配信朝日新聞デジタル
自民・下村氏、改憲項目に「同性婚」提示 党内から反発
下村博文氏
 自民党の下村博文選挙対策委員長が憲法改正の対象となり得る議論のテーマとして同性婚を挙げた。9条への自衛隊明記など同党の「改憲4項目」以外のテーマを提示し、野党側を改憲論議に呼び込む狙いがあったと見られるが、同性婚に否定的な議員も多い同党内から批判が出ている。

 下村氏は安倍晋三首相の側近で、前党憲法改正推進本部長。関係者によると、下村氏は9月21日にあった党富山県連主催の改憲勉強会で、「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」と定める憲法24条に言及。同性婚の議論をめぐり、「両性の合意」を「両者の合意」と書き換える案を示したという。憲法学者の間では、現行憲法は同性婚を禁じていないとの説が有力とされるが、政界の一部には改憲項目と見る向きもあり、下村氏として検討対象の例に挙げた形だ。

 今月1日に開かれた党総務会では、この発言への反発が出た。古屋圭司・元拉致問題担当相は「自民党として改憲4項目をすでに出しており、24条はまったく議論していない」「憲法を改正し同性婚を認めるなどと、軽々しく言うべきではない」と指摘したという。(別宮潤一)

朝日新聞社

3889チバQ:2019/10/04(金) 14:35:00
https://digital.asahi.com/articles/ASMB34W08MB3UTFK00D.html?rm=322
石破氏、確執目立つ幹事長と会食 側近公認巡り直談判か
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河合達郎、石井潤一郎 2019年10月4日08時00分

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写真・図版自民党の二階俊博幹事長との会食を終え、ホテルを出る石破茂・元幹事長(中央)=2019年10月3日、東京・永田町、鬼原民幸撮影

写真・図版
写真・図版
 自民党の二階俊博幹事長は3日夜、石破茂元幹事長と都内で会食した。かつては田中角栄元首相に師事し、自民党離党後も一時、行動を共にした間柄だが、復党後は距離が広がり、安倍政権では確執が目立っていた。会食は二階氏の呼びかけで実現したものの、狙い通り党内融和につながるかは見通せない。

自民に絶望「国が壊れる」 25年の沈黙破った男の独白
「俺を野に放つと…」 幹事長交代、首相は危険を感じた
 会食には、石破派の山本有二・元農林水産相と二階派の林幹雄幹事長代理というそれぞれの側近が同席した。比例四国で復活当選した山本氏は衆院高知2区が地盤。ところが8月に尾﨑正直・高知県知事が次期衆院選高知2区から自民党公認で立候補をめざす考えを表明。その尾﨑氏を二階派が9月の派閥研修会で講師で招いたことから、石破派には「けんかを売っているようなもの」と警戒感が強い。

 ログイン前の続き石破氏は周囲に「はいそうですか、という話ではない」と憤り、この日の会合でも引き続き山本氏を公認するよう二階氏に直談判したものとみられる。

 一方の二階氏は「各派の意見を伺っておくということが大事だ」として、臨時国会開会を前に各派閥の会長と会食を重ねている。幹事長ポストを巡りせめぎあった岸田文雄政調会長との9月25日の会食では、「(ポスト安倍に向けて)一気に駆け上がれ」と岸田氏を激励する場面もあったという。だが、2日に竹下派退会を表明した金田勝年幹事長代理が、いずれ二階派に入るとみられるなど、幹事長派閥の「拡大」に対する党内の警戒感は根強く、融和の実現は簡単ではなさそうだ。(河合達郎、石井潤一郎)

3890chibaQ@Korea:2019/10/06(日) 08:40:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=自公連立20年 進む相互依存 公明、安保で妥協も
10/5(土) 17:42配信産経新聞
 自民、公明両党が平成11年10月に連立政権を組んでから5日で20年を迎えた。非自民勢力から与党に転じた公明は自民との協議を通じ安全保障などで妥協した一方、低所得者ら弱者のニーズをつかみ政策を実行してきた。(清宮真一)

 「安定的な議席を選挙協力で確保し、幅広い国民の声を受け止め、合意にして実行する。確かな与党としての経験を積んできた」

 公明の山口那津男代表は4日の党会合でこう連立の意義を強調した。公明が連立に加わった契機は10年参院選での自民の惨敗だった。小渕恵三首相は国会の多数派形成のため公明に協力を要請した。

 公明も政治の安定を重視し、「反自民」路線から転換した。党代表だった神崎武法常任顧問は「当初は閣外協力を考えていたが、小渕氏から閣内での協力を強く求められた」と明かす。11年1月に自民、自由両党が連立を組んだ後、同年10月に自自公連立が発足。15年11月以降は2党の連立が続き、野党に転落した21〜24年も連携を維持した。

 宗教団体の創価学会を支持母体とする公明にとって選挙の勝利は政策実行の上で「絶対的使命」(党関係者)といえる。森喜朗首相の「神の国」発言などで13年に政権が失速すると、直後の参院選への影響を懸念し「森おろし」に動いた。神崎氏は語る。

 「選挙で負けて政治が不安定になったら、何のための連立かとなる。森氏が辞めなければ、こちらが辞めるしかないと思っていた」

 そうして培った選挙協力はすっかり定着した。衆参の多数の選挙区で公明・学会が自民を支援する見返りに、比例代表と一部選挙区で自民が公明を後押しする。自民の二階俊博幹事長は連立について「政治の安定の象徴といえ、今後もこの関係をもとに国民の期待に応えたい」と語る。

 とはいえ、困難もあった。公明は自衛隊のイラク派遣、集団的自衛権の行使を一部容認した安全保障関連法をめぐり、反対する支持者を説得しながら連立を維持する難しい対応を強いられた。何より腐心したのは「平和の党」として、憲法9条との整合性を確保することだった。

 消費税増税に合わせた生活必需品への軽減税率導入など、家計に直結する政策は自民を押し切ってでも実現してきたが、安倍晋三首相が目指す憲法9条への自衛隊明記などをめぐっては自公最大の局面が訪れる可能性もある。(肩書は当時)20191005-00000537-san-pol

3891chibaQ@Korea:2019/10/06(日) 08:40:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-00000538-san-pol
自公連立20年、合意政策実現に濃淡 政治とカネ、地方外国人参政権は
10/5(土) 17:52配信産経新聞
自公連立20年、合意政策実現に濃淡 政治とカネ、地方外国人参政権は
与党党首会談を前に握手を交わす公明党・山口那津男代表(左)と安倍晋三首相=9月11日、首相官邸(春名中撮影) 
 自民、公明両党は政権発足ごとに政策課題の合意書を交わしてきた。主要政策をめぐり、どのような攻防があったのか。

 小渕恵三政権は政治とカネの問題をめぐる国民の信頼回復に向け平成11年に政治資金規正法を改正、政治家個人への企業・団体献金を禁じた。12年に衆院比例代表の定数を20削減する改正公職選挙法も成立した。

 一方実現していない課題もある。公明は永住外国人が地方税を納めているとして、地方参政権付与を容認する立場だ。議員立法で関連法案を提出したが、自民が慎重姿勢を崩さず成立していない。

 「聖域なき構造改革」を掲げる小泉純一郎首相は財政健全化策として新規国債発行額30兆円以下の目標を立てた。公明などは積極的な財政出動による景気の下支えを重視して反対したが、14年度予算で押し切られた。

 教育基本法の改正をめぐっては「愛国心」を盛り込むことに公明が「国家主義の復活」と反発し、連立離脱の危機ともいわれた。18年の与党協議で「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできたわが国と郷土を愛する」との表現で合意し、改正法を成立させた。

 24年の第2次安倍晋三政権発足時に交わした合意書は「憲法改正に向けた国民的な議論を深める」と明記した。今国会で立憲民主党などに議論を促し、合意内容を実行できるかどうかが問われるが、公明内にさえ、自民がまとめた9条への自衛隊明記案への慎重論が根強い。(肩書は当時)

3892chibaQ@Korea:2019/10/06(日) 08:41:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-00000035-jij-pol
安倍首相、改憲へ正念場=党総裁任期、2年切る-野党は対決姿勢〔深層探訪〕
10/5(土) 8:32配信時事通信
安倍首相、改憲へ正念場=党総裁任期、2年切る-野党は対決姿勢〔深層探訪〕
野党の新会派代議士会であいさつする立憲民主党の枝野幸男代表(中央左)=4日午前、国会内
 4日開会した臨時国会で、安倍晋三首相は憲法改正への強い意欲を重ねて表明した。2021年9月までの自らの自民党総裁任期は2年を切り、焦りもにじむ。今国会でどこまで前進を図れるか正念場を迎えており、「安倍改憲に反対」を掲げる主要野党との攻防は激しくなりそうだ。

 ◇シナリオに狂いも
 「国民への責任を果たそう」。首相は23分間の所信表明演説の締めくくりで改憲を取り上げ、国会で議論を進めるよう呼び掛けた。

 改憲を争点に掲げた先の参院選で与党が勝利したとして、首相は踏み込んだ表現を用いたようだが、立憲民主党など主要野党はこれに反発。議場内には野党議員の激しいヤジが飛び交い、騒然とした空気に包まれた。

 国会開会の冒頭から対決色が強まった一幕だったが、自民党は今国会で、憲法改正国民投票の利便性を高める国民投票法改正案の成立に全力を挙げる方針だ。同改正案は18年の通常国会に提出された後に継続審議を繰り返しており、今国会で結論を出す展開を描く。

 自民党が今国会にこだわるのは今後のシナリオに影響しかねないためだ。首相は20年の改正憲法施行を掲げるが、国民投票法改正案が来年の通常国会に持ち越されると、処理は各種法案と同様に20年度予算成立後の来春以降となる。その場合、同年中の国会発議、国民投票は時間的に困難だ。

 そうした状況を見越してか、首相は野党との折衝も担う党の改憲布陣を「ソフト路線」に刷新。党改憲推進本部長は温厚な人柄で知られる細田博之元幹事長を再登板させ、野党に不評なタカ派の下村博文氏を外した。

 衆院憲法審査会長には、国対委員長の経験が長く、立憲の安住淳国対委員長とのパイプを持つ佐藤勉元総務相を起用。首相は国会で改憲論議開始へ環境整備を進めたい考えだ。

 佐藤氏は4日、記者団に「野党の皆さんの発言を真摯(しんし)に受け止めて運営するのが私の仕事だ」と述べ、丁寧な国会運営に努める意向を示した。

 今年11月に首相は通算在職日数が歴代最長となる。「戦後外交の総決算」を掲げて進めた北方領土交渉、北朝鮮による日本人拉致問題は暗礁に乗り上げているだけに、改憲を「レガシー(政治的遺産)」としたい考えだ。

 ◇結束に不安
 「それぞれの持ち場で全力を発揮し、国民の負託と期待に応えていこう」。立憲の枝野幸男代表は、国民民主党などと結成した新会派の4日の合同会合でこう語り、結束を呼び掛けた。

 安住氏は「与党はたぶん憲法、憲法、憲法と言ってくるだろう。しかし、私はあえて言う。関電、関電、関電だ」と述べ、国会では憲法論議より関西電力幹部の金品受領問題の追及を優先する考えを強調した。新会派は基本的に「安倍改憲」に反対の立場で政権と対峙(たいじ)する構えだ。

 一方、国民民主は国民投票法改正案の対案を提出済みで、同党の玉木雄一郎代表は4日、記者団に「しっかり議論して成立させたい」と述べた。与党の出方によっては野党が分断される可能性もある。

 また、新会派の参院側は立憲と国民民主が対立し、早くも足並みの乱れが露呈している。結束とは程遠い雰囲気で、野党側が団結を維持できるかは見通せない。

 ◇憲法改正をめぐる予定
【2019年】
10月 4日 臨時国会召集
       安倍晋三首相が所信表明演説で改憲論議呼び掛け
11月20日 首相の通算在職日数が桂太郎超え歴代1位
12月 9日 臨時国会会期末
【20年】
 1月〜   通常国会
 夏     東京都知事選
 7〜9月  東京五輪・パラリンピック
 秋     臨時国会? 
【21年】
 1月〜   通常国会
 9月30日 首相の自民党総裁任期満了
10月21日 衆院議員の任期満了

3893chibaQ@Korea:2019/10/06(日) 09:15:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00010005-chibatopi-l12
<公用車テスラ問題>市長問責決議を否決 市川市議会に波紋
10/2(水) 12:06配信千葉日報オンライン
<公用車テスラ問題>市長問責決議を否決 市川市議会に波紋
電気自動車テスラ
 市川市議会は9月定例会最終日の1日、村越祐民市長らの公用車として米・電気自動車大手テスラを導入した経緯を巡り、市政に対する市民の信頼を失墜させたとして、市長に対する問責決議案を議員発議で提出した。問責決議は否決されたものの、リース契約の早期解除を求める決議や、新庁舎への追加工事に慎重な姿勢を求める決議は可決。いずれも法的拘束力はないが、テスラ問題は市議会にも波紋を広げ、村越市長は今後の市政運営に課題を残した形だ。

 問責決議案は無所属の会の議員が提出。市民や議会に対し説明なく車両1台を入札したことや、導入見直しを求める決議が可決されたにもかかわらず導入に踏み切ったことが市政を混乱させたと指摘し「市政に対する市民の信頼を失墜させ、本市ブランドを大きく傷つけた市長の責任は厳しく問われるべき」と非難した。

<公用車テスラ問題>市長問責決議を否決 市川市議会に波紋
テスラ導入に関する発議案が出された市川市議会=1日、市川市
 一方、保守系議員らが、既に導入した車両のリース契約の早期解除を求める決議を提出。また、新第一庁舎に中央階段を追加する工事に伴い、供用開始が5カ月遅れ、追加工事費用として約1億5千万円が見込まれることから慎重な判断を求める決議も提出され、いずれも可決した。

 市長は環境に配慮する市政方針から、7月にテスラ車1台を導入。2台目の導入も検討していたが市民らの反対を考慮して保留し、1台目は国産車のリース額との差額を市長自身の給与で負担する考えに転換したが、市議会からの反発を受けて契約解除を表明していた。

 定例議会は、17億7567万円を追加する一般会計補正予算案など15議案を可決し閉会した。

3894チバQ:2019/10/06(日) 21:19:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191006-00010005-jij-pol
【点描・永田町】「安定と挑戦」新体制の『落とし穴』
10/6(日) 19:02配信時事通信
【点描・永田町】「安定と挑戦」新体制の『落とし穴』
第4次安倍再改造内閣が発足し、記者会見する安倍晋三首相=9月11日、首相官邸
政治ジャーナリスト・泉 宏
 安倍晋三首相が9月11日に断行した内閣改造・自民党役員人事により、残り2年の任期をにらんだ安倍新体制がスタートした。

〔写真特集〕小泉進次郎氏〜結婚発表、初入閣、外交デビュー〜

 「安定と挑戦」を旗印とした新布陣は、麻生太郎副総理・財務相、二階俊博幹事長ら政権の3本柱が留・再任する一方、横滑りも含めて17人の閣僚が交代。

 その中で首相は、岸田文雄政調会長(再任)ら、石破茂元幹事長を除く6人の「ポスト安倍候補」を党・内閣に並べて「後継者育成」(首相側近)に力を注ぎながら、いわゆる『アベ友』と呼ばれる側近も要所に配することで、安倍1強体制の堅持に腐心したのが特徴だ。

 2021年9月に自民党総裁としての任期が終わる首相にとって、「今回は最後の本格的人事」(自民幹部)とみられている。

【点描・永田町】「安定と挑戦」新体制の『落とし穴』
初閣議を終え、記念撮影に臨む第4次安倍再改造内閣の閣僚ら=9月11日、首相官邸
 首相サイドは、悲願の憲法改正実現やアベノミクス完結に向けての「適材適所の陣容」(官邸筋)と位置付けるが、政界やマスコミの一部からは「側近だらけの閉店セール内閣」とも揶揄されている。

 確かに、新人閣僚の中には『滞貨』と呼ばれる多選・高齢議員や、首相への忠誠ばかりが際立つ『アベ友議員』が数多く含まれており、国会での野党の追及など「今後の政権運営の火種になる」(自民長老)との不安も拭えない。

 そもそも、今回の人事での最大の注目点は二階氏の処遇だった。幹事長の在任記録を更新中だが、80歳という高齢による体調不安と、野党系議員の取り込みを含む強引な二階派拡大の手法には党内の批判が強いため、首相も副総裁昇格などを模索した。

 しかし、二階氏サイドが「交代させれば政権が揺らぐ」(二階派幹部)と凄み、二階氏と気脈を通じる菅官房長官の働き掛けもあって、当初「岸田幹事長」を念頭に置いていた首相も、最終的に幹事長交代を断念したとされる。

【点描・永田町】「安定と挑戦」新体制の『落とし穴』
自民党石破派の研修会であいさつする会長の石破茂元幹事長=9月1日、神奈川県小田原市
『石破外し人事』も逆効果?
 その一方で、ポスト安倍レースをにらんでの露骨な『石破外し』も際立った。昨秋の自民総裁選で首相と対決し、45%の地方票を獲得した石破氏は首相にとって「目の上のたん瘤」(側近)でもある。

 もし、ポスト安倍の総裁選で石破氏が当選すれば、「安倍政治が否定されて院政どころではなくなる」(同)だけに、今回の人事で石破氏はもとより、石破派からの閣僚起用も見送ることで「次期総裁の芽を摘もうとした」(閣僚経験者)とみられている。

 そうした「安倍流人事」の『暗部』を覆い隠そうとしたのが、国民的人気者の小泉進次郎氏の環境相抜擢だ。

 8月上旬、わざわざ首相官邸に出向いて滝川クリステルさんとの結婚報告をした小泉氏だが、2年前の人事の際に官房副長官への就任を断り、昨年の自民党総裁選でも前回に続いて石破氏に投票したこともあって、首相は当初、閣僚抜擢には慎重だったとされる。

 しかし、小泉氏とのパイプを持つ菅氏の仲介もあって人事直前に環境相起用を決断、小泉氏も快諾した。これにより、人事をめぐるメデイアの報道も『小泉一色』となり、その後も続く『進次郎劇場』で、新人閣僚の抱えるスキャンダル報道などは覆い隠された。

 まさに、「首相の思惑通りの展開」(細田派幹部)となり、『小泉効果』で内閣支持率も上昇。ただ、その一方で各種世論調査での「次の首相にふさわしい政治家」では、これまでトップを独走してきた小泉氏への支持が減り、石破氏への支持が増えるなど、「首相の軍門に下った小泉氏への失望が、石破氏への期待につながる」(世論調査専門家)との『逆効果』も生んだ。

 人事直前に関東地方を直撃し、千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号への対応の遅れも批判されており、一連の人事劇が結果的に1強政権の『落とし穴』となる可能性もある。

(時事通信社「地方行政」9月30日号より)

3895チバQ:2019/10/07(月) 17:28:08
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/543334/
【福岡コンフィデンシャル】武田氏入閣の衝撃 反目の自民県連、警戒 内閣改造
2019/9/15 6:00 (2019/9/15 9:22 更新)
西日本新聞 一面
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 11日に発足した第4次安倍再改造内閣の入閣情報が駆け巡った10日夜の東京・赤坂。国家公安委員長の内定を得ていた武田良太(衆院福岡11区)は、祝宴の席で上機嫌でうそぶいた。「地元の(自民党)県議団が相当びびっとるらしいな」

 国家公安委員長は警察行政をつかさどり、情報を掌握するポスト。武田は「俺が国家公安委員長、これは大きいよ」と十数回繰り返したという。

 首相安倍晋三の盟友で、政権の屋台骨を支えてきた副総理兼財務相の麻生太郎(同8区)と、地元・福岡を舞台に対立を繰り返してきた武田。ここ数年は、麻生と歩調を合わせる県議団主導の県連執行部とも反目し合ってきた。武田が麻生と同じ内閣に顔を並べることは、派閥として武田を閣僚に推した二階派幹部でさえ難しいと踏んでいた。

 福岡県政界にとっても、武田の初入閣は想像もしなかったサプライズ。自民県連幹部は「何か仕掛けてくるかもしれない。傾向と対策を考えないと」。自民重鎮も「武田の時代が来るだろう」と警戒する。

   ◇    ◇

 同じ筑豊地区を地盤とし、親子ほどの年齢差の2人には浅からぬ因縁がある。

 2007年党総裁選で武田は麻生の推薦人に名を連ねたが、次の総裁選では推薦人から離脱。武田が県連会長になると党公認候補の選出を巡ってことごとく対立する。12年衆院選では、福岡1区で県連が公認申請した候補とは別の候補を麻生がねじ込み、勝利。16年衆院福岡6区補選では、麻生が選対本部長を務めた県連推薦候補を、武田が支援した鳩山二郎が破った。

 今年4月の福岡県知事選は、麻生が擁立した自民党推薦候補と、武田が推す現職小川洋とが「代理戦争」を展開。武田は麻生に向け「あんたが代われよ」と言い放つなど対抗心を隠さなかった。結果は約95万票の大差で小川が勝利した。

 麻生と武田は選挙のたびに周囲を巻き込んだ「覇権争い」を繰り返し、亀裂を深めてきた。

   ◇    ◇

 9日午前の首相官邸。「武田を入閣させて、麻生さんは大丈夫ですか」。そう尋ねる二階派幹部に、安倍は「それは関係ありませんから」と地方でのいさかいを持ち込まない考えを示した。安倍の判断を聞いた麻生は周囲に「仕方ないな。(兼務する)防災担当相として汗をかけばいい」と漏らした。

 武田の入閣を受け入れた麻生。2人の関係は改善に向かうのか-。

 知事選前後、武田は「麻生と話がしたい」と二階派幹部を通じて麻生に働き掛けている。だが麻生はかたくなに拒否。二階派幹部が将来的な派閥連携を見据えて議員リストを持っていった際には、武田の名前を見つけた麻生が、指ではねのけるしぐさをしたという。

 ある自民県議は「麻生が武田と手を組むことはあり得ない。それができれば麻生にこんなに多くの敵はいない」。別の県議は「あえて武田を閣内に入れることで自由な動きや発言を封じ、つぶそうとしているのかも」といぶかる。

 2人が同時に閣内にいることで、県議団も含めたパワーバランスがどう変化するのかは、まだ見えない。

 13日夜、福岡市内のホテルで開かれた自民福岡県連会長、原口剣生の就任祝賀パーティー。マイクを握った関係者らは、出席した麻生の再入閣や参院政審会長に就いた松山政司への祝意も表した一方で、そこにいなかった武田の入閣には誰ひとり触れることはなかった。 (敬称略)

3896チバQ:2019/10/07(月) 18:29:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191004-00000550-san-pol
出畑氏が二階派入りへ 岸田派を抜いて単独第4派閥に
10/4(金) 13:21配信産経新聞
 自民党の宮川典子衆院議員の死去に伴って繰り上がり当選した出畑実氏が4日、国会内で二階俊博幹事長と面会し、二階派(志帥会、46人)に入会する意向を伝えた。10日の派閥会合で正式に入会する見通し。出畑氏の加入により、同派は岸田派(宏池会、46人)を抜いて単独第4派閥となる。

3897とはずがたり:2019/10/10(木) 09:40:40

長谷川岳総務副大臣 旭川空港に「与党として支援できない」発言でトラブル
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191009-00014599-bunshun-pol
10/9(水) 16:00配信
文春オンライン

 長谷川岳総務副大臣(48)が、旭川空港ビルに対して「与党として支援できない」「説明に来い」などと発言し、トラブルになっていることが、「週刊文春」の取材で分かった。

 長谷川氏は2010年の参議院選挙で北海道選挙区から出馬し、現在は二期目。今年9月の内閣改造で総務副大臣に就任した。また自民党北海道支部連合会会長代行も務めている。

 今年8月、長谷川氏から、旭川空港ビル社長も務める西川将人旭川市長に、長谷川氏の知人が空港に出店しているスイーツ専門店について、相談に乗るよう要望があった。空港ビルの専務らがイーツ専門店オーナーと専門店オーナーが協議した結果、9月末での閉店が決定し、8、9月分のテナント料免除が決まった。

 だが、9月3日、また長谷川氏から西川市長に「専務から連絡がほしい」と電話が入った。そこで佐々木専務が電話をすると、長谷川氏は、テナントに全く協力していないのは大問題などと言ったあと、こう叱責したという。

「空港民営化が始まるのに、空港ビルの姿勢に問題があるならば、旭川空港に対して支援できない。与党自民党の議員としてはっきり言っておく」

 長谷川議員から電話を受けた専務は、「週刊文春」の事実確認に対し、次のように回答した。

「民営化を支援しないという発言は、議員からの圧力だと感じ、社長の西川らに相談しました」

 旭川空港ビルは、長谷川氏へ弁護士を通じて事実確認の申し入れを行っている。

 長谷川議員は、「週刊文春」の取材に、次のように回答した。

「地元の農業者や飲食店を応援しなければいけない行政が、芽を摘み取ることをしている空港側の姿勢はどうなのかと思った」

――それで専務を叱責したのか。

「その通りです。(「支援できない」と言ったかについては)申し訳ないが、『言った、言わない』の話になるとあれなので。ただ私の言った趣旨としてはそういうこと」

 政治評論家の伊藤達美氏が話す。

「政治家が地元住民の相談に乗るのは当然ですが、与党自民党の看板を背景に、威圧するような発言をしたのは問題がある」

 市関係者によれば「長谷川氏が専務とやりとりした音声もある」という。

 10月10日(木)発売の「週刊文春」では、長谷川氏と旭川空港ビルとのやりとりの詳細、長谷川氏の人物像などについて詳しく報じる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月17日号
【関連記事】

3898チバQ:2019/10/10(木) 15:58:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191009-00000650-san-pol
岸田氏「ポスト安倍」へ「禅譲ありえぬ」
10/9(水) 23:35配信産経新聞
岸田氏「ポスト安倍」へ「禅譲ありえぬ」
自民党・人生100年時代戦略本部で挨拶する岸田文雄政調会長(中央)=9日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
 自民党の岸田文雄政調会長は9日夜、都内で記者団に対し「ポスト安倍」について「(自民党)総裁選という制度がある以上、“禅譲”なんてありえない。闘わなければいけない」と述べた。安倍晋三首相からの禅譲を狙っているとの見方を否定し、あらためて次期総裁選に出馬する考えを示した形だ。BS11番組に出演後、記者団の取材に応じた。

 岸田氏は番組で「ポスト安倍ということになると、その人のもとでどんな時代がくるのか、どんな社会にしたいかを発信しなくてはいけない」と指摘。「自国第一主義、分断、格差…息苦しさを感じる世の中なので、日本だけは自由や個性、多様性を尊重する『ほっとできる国』でありたい」と自身の目指す国家像を説明した。

3899チバQ:2019/10/14(月) 18:26:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191014-00000037-mai-pol
菅官房長官「すご腕」に見えるほころび
10/14(月) 16:00配信毎日新聞
菅官房長官「すご腕」に見えるほころび
菅義偉官房長官=藤井達也撮影
 9月に行われた内閣改造・自民党役員人事を経て、同党内に「ポスト安倍」をにらんだ権力闘争の銅鑼(どら)の音が高らかに響き渡った。2021年9月の自民党総裁選に向け、激しい争いが始まった。【編集編成局編集委員・中川佳昭】

 今回の改造劇では、小泉進次郎氏の環境相就任を強く推し、自らに近い無派閥議員を経済産業相(菅原一秀氏)、法相(河井克行氏)などの要職に押し込んだ菅義偉官房長官の「すご腕」が目を引いた。

 安倍晋三首相が交代を検討していた二階俊博幹事長の続投を強く求め、二階氏に恩を売った。二階氏は80歳、就任3年を迎え、強引な手法による自派閥の拡大には岸田派、麻生派、細田派などの党内各派から強い反発が寄せられていた。

 そんな中で「進次郎氏を事実上自分の派閥のシンボルマークにし、二階氏を用心棒にした」(自民党幹部)菅氏の権力が確立したかのように見える。

 しかし、あまりの満額回答にはどこかほころびが出ようと言うもの。目を凝らしてみると、「権力の促成栽培」の危うさが見える。

 まず次期総裁有力候補の岸田文雄自民党政調会長を「潰そう」とする動きが露骨すぎたことだ。岸田氏は今回の人事で幹事長就任への強い意欲を示していたし、安倍首相も二階交代→岸田新幹事長を検討していた時期がある。

 しかし、菅氏は「岸田幹事長」を強く拒絶した。岸田氏がこの時点で幹事長に就けば、ポスト安倍は事実上、岸田氏で固まると言ってよい。ワンポイントリリーフでの自らの政権担当、あるいは小泉進次郎首相という名のもとの「菅政権」を目指しているとみられる菅氏にとっては、「安倍→岸田」への禅譲の流れだけは何としても阻止したいのだ。

 これは菅氏の岸田氏へのあいくち(短刀)というより、安倍首相に向けられたものと言っていいだろう。

3900名無しさん:2019/10/14(月) 18:27:01
 ◇「つくしの坊や」

 こうした中、菅氏はある人物に援軍を申し出る。本来、岸田氏の後見人であるはずの岸田派(宏池会)名誉会長・古賀誠氏だ。

 古賀氏は後輩の岸田氏のことが好きになれないらしく、8月20日のBSフジの番組で「(岸田氏は)『ポスト安倍』であることは間違いないが、修羅場や政治センスという意味で一苦労、二苦労してもいい。いくら禅譲と言っても『つくしの坊や』じゃないが、ポキッと折れたら何もない」と酷評した。そのうえで菅氏については「私と同じ土の匂いがする。政権を担ってもらいたい」と最大限持ち上げた。

 岸田氏には総裁候補の資格なしと天下に触れ回ったようなもの。古賀氏の「つくしの坊や」発言を聞いた岸田氏は怒りをあらわにしたという。

 派閥会長が天下盗(と)りに臨もうとしている時に、名誉会長が後ろから袈裟懸(けさが)けに切りつける。よく言えばすごみがあるが、悪く言えば覇道である。

 古賀氏という政治家は、故野中広務元自民党幹事長に愛され、野中氏の後任の幹事長にもなった。かつて野中氏と交友のあった公明党の古老がこう言ったことがある。

「京都の『野』の字(野中氏のこと)は古賀誠のことをほんとうに信用して買っているが、私にはどうしても古賀のことをそう思えない。古賀は人の背後に回って柱の陰から狙撃するようなところがある」

 古賀氏の側に立って考えると、自分を政界の実力者に取り立ててくれた野中氏を首相にできなかった悔恨があるのかもしれない。小泉純一郎元首相が地滑り的勝利を収めた01年自民党総裁選には結局出馬できなかったが、この総裁選のもう1人の主役は「土の匂い」のする野中氏だった。あれから20年近くたち、今は亡き野中氏に代わって、菅氏を天下人に押し立てたい――。01年総裁選の勝者であり、野中氏の天敵だった小泉純一郎元首相の息子である進次郎氏は、今や菅氏の軍門に降っている。

 「土の匂い」と言えば、言葉はよいが、手段を選ばないどう猛さが通奏低音になっているのも事実だ。一種の派内クーデターに近い古賀氏との提携は菅氏にとってマイナスが多いのではなかろうか。

 古賀氏は9月28日に「憲法九条は世界遺産」と題する自著を出版した。

 一読すると「戦争未亡人を再び生み出さないための平和国家の創造」「少しでも9条改正につながるようなことは針の穴程度でもやってはダメ。憲法9条は一切改正してはダメだ」と強調している。世の中で共感する声は多いと思うが、時節柄、額面通り受け取られず、権力闘争のツールになってしまうのではないか。近ごろ、安倍首相の改憲姿勢に同調している岸田氏との溝はますます深まっていくだろう。

 9月21日、岸田氏は訪問先のシンガポールで記者団に、「党を挙げて憲法改正を動かしていきたい」と語った。9条への自衛権明記など4項目の改憲案の実現を目指す意向を鮮明にしたといえる。

 こうなると岸田派46人は岸田支持30、古賀支持15〜16程度に割れるのは必至だ。もはや岸田、古賀両氏の関係修復は無理と見た方がよい。岸田氏の天下盗りの選択肢は、麻生派、谷垣グループとの合流による「大宏池会」構想を実現させ、その代表選手として安倍首相の支持を得ることしかありえない。

 古賀氏が菅氏の陣営に参入した場合、古賀氏が憲法改正にノーの立場を貫けば、菅氏と首相の間もぎくしゃくしかねない。菅氏の権力が意外と脆弱(ぜいじゃく)なのはこのあたりにある。

3901チバQ:2019/10/14(月) 18:27:26
 ◇二階氏の焦り

 さて、菅氏との二人三脚を強める二階氏はどうか。

 二階氏は9月27日BSテレ東番組で、安倍首相の総裁選連続4選が有力との見方を強調した。「今の展望は『安倍さんの後は安倍さん』という状況だ。おのずとそういう声が出てくる」と語った。

 二階氏は総裁3選の党則改正を主導し、安倍3選の原動力となっただけに、「4選」主張に対し、またさらなる二階マジックかとの声が出て来よう。

 しかし、当の首相は二階氏の4選論に冷淡だと思われる。

 首相の胸中は「11月には在任期間は桂太郎を抜き1位になる。佐藤栄作、吉田茂らも抜いた。東京五輪が終わっても首相の座にいても意味はない。憲法改正に道筋をつけて、余力を持って退陣し、院政を敷きたい。実際憲法改正にあたるのは岸田さんでいい」というところではないだろうか。

 首相の胸中には同じ長州の大先輩宰相である山県有朋らの生き様があるのだろう。首相退任後も長く、現役首相への影響力(寺内正毅、原敬ら)を保持した山県らに対し、安倍氏に抜かれるまで戦後最長の7年8カ月、首相を務めた佐藤栄作は、無理に無理を重ねた結果、首相退任からわずか3年でこの世を去った。政界への影響力も薄れ、「過去の人」になるのは超スピードだった。安倍首相はこの大叔父宰相の轍(てつ)は踏みたくないはずだ。二階氏はこのあたりの透視力が失われていると思われる。

 今年80歳の二階氏は明らかに焦りがある。今回の人事でも幹事長の椅子を絶対手放そうとしなかった。副総裁への横滑りを頑としてはねつけた。二階サイドの本音はこうだ。「幹事長から外れたら権力から取り残されてしまう」

 無理もない面はある。二階氏が若き日に所属した田中派、竹下派から出た副総裁の末路が凄惨(せいさん)なものだったからだ。

 1人は二階堂進氏。田中角栄元首相の名代として田中派会長と自民党幹事長を長く務めた後、副総裁となったが、竹下登元首相、金丸信元副総理のコンビによって権力の中枢から外された。金丸氏は幹事長、副総理を務め、竹下派会長兼副総裁となったが、東京佐川事件で失脚、逮捕・起訴の憂き目にあっている。

 しかし、二階氏ほどの「自民党随一の政治技術を持った政治家」(安倍首相)が故事を気にする必要はない。今回副総裁になり、岸田氏に幹事長を譲っていれば、岸田氏に恩を売り、ポスト安倍政局で二階氏は隠然たる力を発揮できたのだが……。尾羽うち枯らすどころか、門前市を成す状況が生まれただろう。

3902チバQ:2019/10/15(火) 10:52:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000011-mai-pol
首相、二階氏の台風「まずまず」発言に「コメント控える」 参院予算委
10/15(火) 10:10配信毎日新聞
首相、二階氏の台風「まずまず」発言に「コメント控える」 参院予算委
参院予算委員会の冒頭、台風19号による犠牲者を追悼し黙とうする安倍晋三首相(前列左端)と閣僚たち=国会内で2019年10月15日午前9時11分、川田雅浩撮影
 安倍晋三首相(自民党総裁)は15日午前の参院予算委員会で、二階俊博党幹事長が台風19号対応で開いた党本部での緊急役員会で「予測に比べると、まずまずに収まった感じ」と発言したことについて「発言の全体を承知していないので、政府としてコメントをすることを控える」と述べた。立憲民主党の杉尾秀哉氏への答弁。

 首相は「私自身、発言を確かめてもいない。それよりも私たちは一人でも多くの人たちに一日も早く不安のない生活を取り戻すことができるように全力を尽くすことが使命だ。この程度であればよかった、ということは全くない」と述べた。【佐藤慶】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000510-san-pol
台風19号 「『この程度で良かった』はない」 自民幹事長発言で首相 参院予算委
10/15(火) 10:12配信産経新聞
台風19号 「『この程度で良かった』はない」 自民幹事長発言で首相 参院予算委
参院予算委員会で政府として、台風19号での人的被害、河川被害等の現状を報告する安倍晋三首相(中央)=15日午前、国会・参院第一委員会室(春名中撮影)
 安倍晋三首相は15日午前の参院予算委員会で、自民党の二階俊博幹事長が台風19号の被害について「まずまずに収まった」と発言したことについて「発言の全体を承知していないので、コメントは控える」と述べた上で「私たち政府は、この程度で良かったということは全くない」と語った。

 首相は「1人でも多くの命を救うため全力の対応をしている。(被災者が)一日も早く不安のない生活を取り戻せるよう全力を尽くすのが使命だ」と訴えた。

 立憲民主党の杉尾秀哉氏に対する答弁。

3903チバQ:2019/10/17(木) 14:23:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191016-00000636-san-pol
河野防衛相、次期総裁選出馬を明言
10/16(水) 23:25配信産経新聞
河野防衛相、次期総裁選出馬を明言
河野太郎防衛相(春名中撮影)
 河野太郎防衛相は16日夜のBSフジ番組で、次期総裁選に立候補する考えを示した。総裁選に名乗りを上げるかと問われ「上げたい」と明言した。

 掲げる主要政策については「社会保障とエネルギー」とし、「(公的年金などの)負担と給付のバランスが取れていなければ持続可能性がないことは(国民に)理解していただく」と述べた。

3904チバQ:2019/10/18(金) 11:53:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00000613-san-pol
自民・二階氏、被災地を視察 「まずまず」発言挽回に奔走
10/17(木) 20:41配信産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は17日、広範囲に甚大な被害をもたらした台風19号の被災地を視察した。台風被害をめぐる自身の“失言”を挽回すべく、災害に強い国づくりを目指す「国土強靱(きょうじん)化」の必要性を改めて強調した。9月の党役員人事では、自身の幹事長続投を疑問視する声もあっただけに、二階氏は党内各派との会食も重ねるなど、足場固めに余念がない。

 「災害復旧は先手先手で対応していく努力を進めていかないといけない」

 二階氏は同日、雨水を貯留し下流の利根川で大きな氾濫を防ぐのに役立ったとされる八ツ場(やんば)ダム(群馬県)を視察後、福島県の福島空港で記者団にこう強調した。

 台風19号の被害をめぐり、二階氏は13日の党緊急役員会で「まずまずに収まった」と述べ、野党から厳しい批判を受けた。二階氏は発言の撤回に追い込まれたが、土木事業を中心とした「国土強靱化」は二階氏の政治信条でもある。いち早く被災地に出向くことで、防災・減災に取り組む姿勢をアピールする狙いがある。

 二階氏は9月以降、岸田(宏池会)、石破(水月会)、麻生(志公会)の各派の幹部と会食を重ねた。「謙虚な党運営」(二階氏)を目的としているが、旧民進党出身議員らを自身が率いる二階派(志帥会)に入会させる「拡大路線」への警戒を和らげる狙いもありそうだ。(広池慶一)

3905チバQ:2019/10/18(金) 13:40:43
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191018-00067760-gendaibiz-pol
首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
10/18(金) 8:31配信現代ビジネス
首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
写真:現代ビジネス
 (戸坂弘毅・ジャーナリスト、文中一部敬称略)

「安倍首相は空虚である」自民党を徹底分析して見えた「実像」

首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
古賀誠(Photo by gettyimages)
ある大物との接近
 今年4月、元自民党幹事長で岸田派名誉顧問の古賀誠がテレビ番組に出演し、自らが派閥の後継者に指名した岸田について「ポスト安倍でなくてもよい」とし、さらに次期総裁候補として、なんと菅の名前を挙げた。

 この突然の発言に岸田は衝撃を受けた。背後には、何があったのか──。

 安倍政権にとって古賀は敵だ。野中広務や加藤紘一とともに自民党内ハト派の代表格であり、建設族のドンだった古賀を、安倍は以前から毛嫌いしてきた。「古賀さんは悪い自民党の代表格だ」と漏らす安倍の言葉を、多くの永田町関係者が耳にしている。

 その古賀は、2012年に政界を引退した後、日本共産党の「赤旗」にまで登場し、集団的自衛権の行使容認などに関する安倍政権の姿勢を批判。「反安倍」の姿勢を鮮明にしてきた。

 ところが、安倍政権の大番頭である菅がここ数年、その古賀と急接近しているのだ。

 古賀は引退後も自民党本部近くの砂防会館に個人事務所を構え、政治資金を岸田派の若手に配ることで政治的影響力を保持している。 

 今春、その古賀事務所を久しぶりに訪れたある後援会関係者は、驚いた。室内に、古賀の孫を抱いた菅が、笑顔で古賀と並んでいる写真が掲げられていたからだ。

 古賀をよく知る永田町関係者は「10年前に菅が古賀派を脱会してから2人は疎遠になっていた時期もあったが、現在は蜜月関係にある。古賀は福岡県で長年、麻生と主導権争いを繰り広げてきたので、2人は『反麻生』で利害が一致するんだ」と解説する。

 具体的には、古賀の政治資金集めに菅が全面協力しているという。前出の永田町関係者は「古賀は岸田派への影響力を維持しようと今も資金集めに余念がないが、引退して7年も経てば苦しくなってくる。その古賀の金集めを、菅が助けている」と話す。

首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
岸田文雄(Photo by gettyimages)
ギブ・アンド・テイク
 その典型的なケースが、福岡空港の民営化に伴う運営権の入札だったという。昨年、九州電力や西日本鉄道など地元の有力企業グループが、中央の有力な企業連合を押しのけて落札したが、「今の古賀にそんな力はないのに、菅は『古賀さんのおかげで落札できた』という“神話”を福岡財界に広め、古賀が政治資金を集めやすいようにした」(同前)というのだ。

 その結果、菅の思惑通り、今春の福岡県知事選で古賀は菅と水面下で連携。医師会や農政連など各種団体や地元企業に小川支持を働きかけ、小川圧勝を裏で支えた。

 さらには「岸田はポスト安倍でなくてもよい」との発言まで引き出し、岸田に打撃を与えることもできた。古賀を支援することで、菅は十分すぎるほどの見返りを得ているのだ。

 だが、安倍政権批判を繰り返す古賀と蜜月関係を築き、盟友・麻生の足を引っ張っていることについて、安倍が不快に思っていない筈はない。

 菅は今夏の参院選で、岸田文雄の力を削ぐために力を注いだ。その際、威力を発揮したのが、菅が太いパイプを築いている創価学会だった。

 改選2の広島選挙区の自民党現職は、岸田派最高顧問の溝手顕正だった。菅は「広島では自民党が2議席独占できる」として、2人擁立を主張した。自民党選対に働きかけ、自らに近い広島3区選出の衆院議員・河井克行(現法相)の妻で、県議会議員の河井案里を2人目の候補として擁立したのだ。

 これには、岸田系が大多数を占める広島県連が猛反発。自民党系県議のほとんどが溝手陣営についた。

 菅は事態打開のため、この6年で太いパイプを築いてきた、創価学会の選対責任者である副会長の佐藤浩に河井の支援を要請。佐藤は広島の学会及び公明党に、河井を支援するよう指示を出した。

 当初、公明党の地方議員の中には「河井夫妻は地元で評判が悪い」として、佐藤の指示に抵抗を示す者もいた。だが佐藤は、そうした地方議員にまで個別に電話をかけ、河井を全面的に支援するよう説得。

 「今回の参院選で、公明党は兵庫選挙区で大変な苦戦を強いられている。そこでは菅さんの支援が不可欠なのだから、河井案里がどんな候補者かなど関係ない。広島では、菅さんの要請通りやるしかないんだ」とまくし立てたという。

3906チバQ:2019/10/18(金) 13:40:59
「岸田の芽はなくなった」
 結局、広島の創価学会は票を河井に集中させた上、河井の街頭演説に地元の公明党県議や市議を同行させるなど全面協力。報道各社の期日前出口調査によれば、公明党支持者の70〜80%が河井に投票した。これが河井当選の決定打となった。

 溝手陣営は投票日の数日前になって、岸田や元県議会議長らが創価学会の総広島長・塩出大作に「溝手にも半分は票を回してほしい」と懇願したが、手遅れだった。菅は大手ゼネコンなど広島県内に支店を持つ大手企業にも「溝手は安泰だから、河井に票を回してほしい」と要請し、多くの大手企業が河井を支援した。

 菅による2名擁立作戦の狙いは、まさしく「岸田潰し」にほかならなかった。溝手は落選し、選挙後には広島県連内でも「これでもう岸田の(首相の)芽はなくなった」との声が広がった。

 一方、公明党・創価学会は、全国の学会員に兵庫入りを指示するなど極めて異例の態勢で兵庫の公明候補の支援に力を注いだが、威力を発揮したのはやはり菅の応援だった。

 菅は公示前後に3回も神戸入りしたほか、本来は自民党支持である住宅や運輸・港湾関連の業界団体票を公明党に回した。その結果、公明候補は2位当選を果たす。

 だが、その余波で自民候補は最下位の3位当選。肝を冷やした自民党の兵庫県連内からは、「菅長官は自分の利益のために党を公明党に売り渡した。長官を処分してもらいたいくらいだ」といった菅批判の声が沸き起こった。

 菅の工作は、自民党内にとどまらなかった。定数2の静岡選挙区では、国民民主党の現職・榛葉賀津也(しんば・かつや)と立憲民主党の新人・徳川家広が2位争いを繰り広げ、榛葉が自民党に次ぐ2位で当選を果たした。

 当初は自民党を支援していた自動車メーカースズキの会長・鈴木修が、途中で榛葉支援を打ち出したことが決定打となったが、これも菅が鈴木に依頼したといわれる。落選の危機にあった党幹部を助けてもらったことで、国民民主党は菅の意向を無碍にはできなくなった。

 さらに菅は、神奈川選挙区でも当落線上だった維新の松沢成文に県内の企業票を回して支援し、当選させたと囁かれる(松沢は最下位の4位で当選)。

 菅と維新代表の松井一郎は長年の盟友関係だ。これまでも菅は、大阪における維新と公明党の仲介役を務めるなど維新に対して大きな影響力を持っていたが、先の参院選で多大な恩を売ったことで、その影響力は格段に強化されることになる。

3907チバQ:2019/10/18(金) 13:41:39
安倍に「禅譲」を迫るのか
 保利茂、後藤田正晴、福田康夫ら名官房長官と言われた先輩たちの在任記録を塗り替え、官房長官在任の過去最長記録を更新する菅。新元号「令和」の発表で国民的人気まで獲得したことで、最有力の「ポスト安倍」候補に躍り出たと言っても過言ではない。

 菅自身は、「首相を目指すのか」と問われれば今も「全く考えていない」と繰り返す。だが、安倍周辺は「長官は『令和おじさん』人気ですっかり舞い上がっている。安倍首相の任期切れ前に、自らへの禅譲を迫りかねない」とまで警戒する。

 先述のように安倍は、第二次政権の発足直後から、岸田を自らの後継者にしたいと考えてきた。だが、仮に菅が総裁選に名乗りを上げる意向を固めて安倍に支援を求めた場合、安倍がそれを拒否して岸田を支援することなどできるのか。

 菅が安倍長期政権の最大の功労者であることは否定できない。いくら安倍でも、菅の意向を無碍にはできないだろう、というのが多くの永田町関係者の見立てだ。

 幹事長の二階と菅は良好な関係にあるため、菅が立候補すれば二階派も同調する可能性が高い。そうなれば、細田派=安倍派と二階派、それに無派閥の菅グループ40〜50人が菅を支援する枠組みが、即座に構築される可能性がある。岸田が麻生派などの支援を得てこれに対抗しても、菅を上回るのは容易ではない。

 それでは、菅は日本国民の代表に相応しい政治家なのか? 後編では、その足跡から見えてくる菅の人物像を見極めよう。

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後編【次の首相に最も近い男・菅官房長官、哀しいまでの「中身のなさ」】につづく
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戸坂 弘毅

3908チバQ:2019/10/18(金) 13:47:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191018-00000010-mai-pol
「みんなで靖国神社に参拝する会」の98議員が参拝 加藤副農相と政務官5人も
10/18(金) 8:58配信毎日新聞
「みんなで靖国神社に参拝する会」の98議員が参拝 加藤副農相と政務官5人も
靖国神社の秋季例大祭に合わせて参拝した超党派議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の尾辻秀久会長(手前右)ら=東京都千代田区で2019年10月18日午前8時6分、佐々木順一撮影
 超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)は18日午前、東京・九段北の靖国神社を秋季例大祭に合わせて参拝した。古屋圭司元拉致問題担当相や山本順三前国家公安委員長、原田義昭前環境相ら衆参国会議員計98人が参加。政府からは加藤寛治副農相と、政務官5人が参拝した。

 秋季例大祭が始まった17日には、衛藤晟一沖縄・北方担当相が参拝。安倍晋三首相は同日、真榊(まさかき)と呼ばれる供え物を奉納し、参拝は見送った。尾辻氏は参拝後の記者会見で、首相の参拝見送りについて、「台風19号被害の復旧作業を優先しなさいというのが、ご英霊のお気持ちではないか」と述べた。【古川宗】

3909名無しさん:2019/10/20(日) 20:57:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191019-00000503-san-pol
「煮え切らない」脱却の岸田氏 ポスト安倍へ憲法シフト明確
10/19(土) 18:00配信産経新聞
「煮え切らない」脱却の岸田氏 ポスト安倍へ憲法シフト明確
統合型リゾート施設(IR)内の水族館でスタッフから説明を受ける自民党の岸田文雄政調会長(右)=9月21日、シンガポール南部のセントーサ島(田村龍彦撮影)
 自民党の岸田文雄政調会長が次期総裁選への出馬を見据え、発信を強めている。安倍晋三首相が宿願とする憲法改正の機運を盛り上げようと憲法をテーマにした地方政調会を初めて開くほか、年明けには書籍を出版する予定だ。記者会見の曜日の変更など“伝わり方”にも気を配る。先の党人事では幹事長の座を逃し、「ポスト安倍」のライバルたちも台頭しているだけに、あらためて存在感を高める狙いがありそうだ。

 ■「多様性」「ほっとできる国」

 「その人の元でどんな時代が来るのか、そういうことをしっかり示さないと国民も選びようがない。政策やどんな社会にしたいか発信しなくてはいけない」

 岸田氏は9日のBS11番組で「ポスト安倍」に向け、自身の考えを積極的に発信する考えを示した。キャスターが「奥ゆかしく、あまり自分を出すことをしなかった」と評すると、岸田氏は「ポスト安倍時代はいつか必ず来る。その時代は誰かが担わなくてはいけない」と応じた。

 番組では「自由や個性、多様性を尊重できる社会」や「ほっとできる国」など、自身の目指す国家像や社会に言及した。年明けには、自身の考えをまとめた書籍を出版する計画も進めている。

 出演後には、記者団に「(自民党)総裁選という制度がある以上、禅譲なんてありえない。闘わなければいけない」と述べ、首相からの禅譲頼みとの見方にクギを刺した。

 翌10日に衆院予算委員会で質問に立った際には、北朝鮮の弾道ミサイル発射をめぐる政府の対応に関し、「歯がゆさを感じている。発射のたびに『米国と連携して対応する』との説明だけでは国民の不安が募る」と苦言を呈した。

 自分の主張や手柄を喧伝する政治家が多い永田町で、岸田氏は自分の実績などを語りたがらないタイプだ。政調会長としても自身の主張を押し通すのではなく、党内の意見に耳を傾け、結論をまとめるケースが多い。

 前回の平成29年衆院選で、官邸が消費税の使途を変更して幼児教育・保育の無償化を打ち出した際には党内で批判が噴出した。当時、岸田氏は族議員の重鎮を細かく説得に回り、党内の反発を鎮めた。だが、根回しをあからさまに語ることはない。

 一方で、こうした岸田氏の姿勢は周囲から「何をしたいかわからない」「決断できない」などの批判を招いてきた。昨年の党総裁選では自らが率いる岸田派(宏池会)内に主戦論もある中、最終的に自身の不出馬と首相支持を表明したが、「煮え切らない」と揶揄(やゆ)された。

 ■「決めたことはやりぬく」

 ただ、ある岸田派幹部は岸田氏について「頑固なまでに1度決めたことは絶対にやりぬく性格だ」と評する。岸田氏と安倍首相は平成5年の初当選同期で関係も近く、「岸田氏の頭には最初から首相と闘う選択肢はなかったのではないか」(幹部)とみる。

 そんな岸田氏に“変化”が見えたのは9月の党人事で政調会長留任が決まってからだ。首相は一時、岸田氏の幹事長就任も検討し、本人も意欲を示していたが、最終的に二階俊博幹事長を続投させた。

 岸田氏は留任が決まった直後の9月21日、出張先のシンガポールで、憲法改正を推進するため、改憲をテーマにした地方政調会を開催する考えを表明し、“憲法シフト”を鮮明にした。10月28日の埼玉を皮切りに、地元の広島や福島で順次実施する。

 名誉会長の古賀誠元幹事長が「憲法九条は世界遺産」と題した著作を出版するなど派内には9条改正に慎重な意見もある。ただ、岸田氏は「平和主義という大原則は変わらない」として、改憲に挙党態勢で臨む首相と歩調を合わせる。

 テレビだけでなく、10日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューでも「(次期総裁選に)立つ」とこれまでにない表現でポスト安倍への意欲を語った。

 岸田派の会合では、関西電力の役員らが多額の金品を受領していた問題を強く批判。政調会長として北朝鮮問題や災害に関する党の会合を積極的に開いており、二階氏への対抗意識も見える。

 10月から定例記者会見をこれまでの水曜から月曜に変更したのも発信強化の一環だ。月曜は党幹部や閣僚らが記者会見する機会が少なく、メディアに取り上げられやすいことを踏まえた。

 「首相は岸田氏を後継の1人として持ち上げようとしているが、いったん首相になれば、野党も党内の反対派も降ろそう降ろそうとする。岸田氏はそれに耐えられるのか」

 こうした党内の声をはね返すためにも、岸田氏の試行錯誤は続く。(政治部 田村龍彦)

3910チバQ:2019/10/21(月) 15:33:26
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191021-00023738-gonline-biz
岸田政調会長が号砲を鳴らす「ポスト安倍」レース
10/21(月) 5:00配信幻冬舎ゴールドオンライン
ピクテ投信投資顧問株式会社が、日々のマーケット情報を分析・解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報・ヘッドラインを転載したものです。

岸田自民党政調会長が次期自民党総裁選の立候補へ強い意欲を見せた。これを契機に、自民党内では「ポスト安倍」へ向け後継者争いが本格化する可能性がある。安倍首相にとり、石破茂元自民党幹事長と小泉進次郎環境相の連携は好ましくないシナリオではないか。それを念頭に入れつつ、衆院解散と自らの去就を考えることになろう。

岸田政調会長が号砲を鳴らす「ポスト安倍」レース
[図表]「ポスト安倍」有力候補 出所:朝日新聞、産経新聞、各氏のホームページなどからピクテ投信投資顧問作成
岸田氏が口火を切ったポスト安倍レース:有力候補は7名と言われるが…
10月10日発売の『文芸春秋』でインタビューに答えた岸田文雄政調会長は、次の自民党総裁選挙へ立候補する強い意欲を示した。これまで、2回、総裁選で安倍晋三首相と戦った石破茂元自民党幹事長が常に再挑戦を掲げていることを除けば、「ポスト安倍」へ向け明確な意思表示をしたのは岸田氏が最初だろう。

現在、一般に次期自民党総裁、即ち内閣総理大臣の候補者とされているのは岸田、石破両氏に加え、菅義偉官房長官、茂木敏充外相、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相の7名だ(図表)。このうち、派閥を率いているのは、岸田氏と石破氏の2人に止まる。

自民党総裁選挙は、支える国会議員の数と結束の両方が必要だ。2001年4月の総裁選で「一匹狼」と言われていた小泉純一郎元首相が不利な下馬評を覆して橋本龍太郎元首相を破った際にも、実は清和会(森派:現在の細田派)が全面的にバックアップしていた。

従って、7月の参議院選挙で派閥に属する4名の現職を失った岸田氏だが、次期総裁への可能性が消えたわけではない。むしろ、いずれの派閥にも属していない菅官房長官、小泉環境相は、この点でハンディキャップがある。また、河野防衛相も、所属する志公会(麻生派)の支持は得難いと見られ、ハードルは高いだろう。




安倍首相周辺が恐るシナリオ:石破・小泉2位、3位連合
2018年9月の総裁選は、安倍首相と石破元幹事長の一騎討ちだった。石破氏は、国会議員の投票で73票と安倍首相の224票に遠く及ばなかったが、党員投票では44.7%を得て善戦した。

次の総裁選挙が同様に自民党所属国会議員と党員投票で行われる場合、例えば石破氏と小泉環境相が共に立候補して決選投票で2、3位連合を組めば、それは大きな力になり得る。この2人は政治哲学・政策の両面で安倍首相とは距離があるだけに、同首相としては、そうしたシナリオは避けたいところではないか。

従って、国会議員投票のみで総裁選を行うことができる安倍首相の任期途中での退任シナリオが浮上する。その場合、安倍首相との関係が強い岸田政調会長は、最も有力な候補の1人となるだろう。ただし、参議院選挙での失点を取り返すためには、岸田氏は強いリーダーとしての印象を再構築する必要がある。それが、文芸春秋のインタビューの背景と言えそうだ。

後継者争いは本格化へ:安倍首相が見極める解散のタイミング、自らの去就
第2次安倍政権が7年近く続き、政界においても「ポスト安倍時代」を想像するのは難しいようだ。しかし、岸田氏が口火を切ったことで、今後、後継レースは本格化する可能性がある。安倍首相は、その流れを見極めながら、次の解散・総選挙のタイミング、そして自らの去就を慎重に検討することになるだろう。

当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『岸田政調会長が号砲を鳴らす「ポスト安倍」レース』を参照)。

(2019年10月18日)


市川 眞一

ピクテ投信投資顧問株式会社
シニア・フェロー

市川 眞一,ピクテ投信投資顧問株式会社

3911チバQ:2019/10/23(水) 13:05:10
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191023-00000002-pseven-soci
菅原一秀経産相 疑惑が報じられる度に吹き飛ぶ強運の歴史
10/23(水) 7:00配信NEWS ポストセブン
菅原一秀経産相 疑惑が報じられる度に吹き飛ぶ強運の歴史
運も政治家には必要?(時事通信フォト)
「あの人ほど悪運の強い人はいない」──永田町の住人の間でそう囁かれているのは、9月の内閣改造で初入閣を果たすやいなやスキャンダルが噴出した菅原一秀・経産相だ。

 10月10日発売の『週刊文春』で「『秘書給与ピンハネ』『有権者買収』を告発する」との記事が報じられ、野党も記事にある贈答品リストを入手し追及する構えを見せていたが、その翌々日、台風19号が上陸し永田町も台風対策一色に。その後も国会では追及が続いているものの、盛り上がりに欠けている感は否めない。自民党関係者が語る。

「彼には過去にも今回と同じようなスキャンダルが報じられてきましたが、その直後になぜか大きな出来事が起きているんです。世の関心は一議員の醜聞どころではなくなり、菅原さんは追及を逃れてきた」

 2009年8月には、菅原氏が選挙区の支持者らに1個約2000円の高級メロンを贈っていた疑惑が新聞で報じられたが、同月末の衆院選で民主党が圧勝し、政権が交代。“一野党議員”となった菅原氏への注目は一気に薄れた。

 2016年3月末には、菅原氏が愛人に、「子供を産んだら女じゃない」「25歳以上は女じゃない」などと女性蔑視発言を浴びせていたことがスッパ抜かれたが、4月に「熊本地震」が起き、この醜聞もウヤムヤに。

「これまで疑惑が多かった菅原さんが今回入閣できたのは、菅義偉・官房長官の側近だからだと言われています。今回の疑惑を乗り切れるかどうかは菅さんの今後も左右することです」(大手紙政治部記者)

 菅原氏は疑惑を全面否定。善くも悪くも「運」は政治家の資質かもしれないが……。

※週刊ポスト2019年11月1日号

3912チバQ:2019/10/24(木) 00:17:39
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-14904.html
有権者に香典や供花 菅原一秀経産相の新たな公選法違反疑惑をスクープ撮
2019/10/23 16:00文春オンライン

 菅原一秀経産相(57)が、選挙区の住民に対しメロンやカニなどを贈っていた「有権者買収疑惑」。「週刊文春」がこの疑惑を報じ、国会で追及を受ける最中、有権者に対し、公職選挙法で禁じられた香典や供花・枕花を贈っていたことがわかった。

 10月17日午後6時過ぎ、菅原氏の選挙区である東京都練馬区内にある斎場に姿を見せたのは、公設第一秘書のA氏。A氏はエントランスを進むと、香典袋を取り出し、恭しい様子で受付に手渡した。

 斎場関係者が明かす。

「この日、斎場で行われたのは菅原氏の支援者である地元町会の元会長の通夜でした。菅原氏の代理として参列したのが、公設第一秘書のA氏だったのです。香典袋の中には2万円が入っていました」

 菅原氏と関係が深い後援会関係者は、「秘書たちは後援会関係者が亡くなると、必ず菅原氏に報告をあげ、金額のお伺いを立てています」と説明する。

 神戸学院大学法学部の上脇博之教授が解説する。

「議員の名前が書かれた香典袋を秘書が代理で持参した場合、公職選挙法で定められた『寄附の禁止』に抵触する可能性がある。冠婚葬祭について議員本人が出席することは認められていますが、秘書が議員の代わりに香典を配ることができれば、法律が骨抜きになってしまうからです。罰則規定は50万円以下の罰金。最長5年間の公民権停止となり、当選も無効となります」

 菅原事務所は、「週刊文春」の取材に対して、次のように回答。公設秘書が香典を渡したかどうかについては明言しなかった。

「故人は、後援会関係者であり、日ごろからお付き合いのある秘書が通夜に参列しました。菅原は翌日の葬儀に駆け付けその場で弔問し、香典をお渡ししました。香典は菅原個人からの支出です。お供え用の花は送っていません。(過去にも)選挙区内の葬儀に花は出していません」

 だが「週刊文春」は、公設秘書が香典を手渡す瞬間の写真を撮影していた。また、菅原事務所が、今回の葬儀に際して、お供えの花を花屋に発注したファックスを入手している。

 さらに、今年に入って、有権者の葬儀に際して、お供えの花を贈っていたことも判明。贈られた複数の遺族が、「週刊文春」の取材に対して、菅原氏からの花を受け取ったことを認めた。この公職選挙法違反の時効は成立していない。

 菅原大臣が、メロンやカニにとどまらず、有権者に対して、金品を常習的かつ組織的に贈っていたことになり、説明を求める声が高まりそうだ。

 10月24日(木)発売の「週刊文春」では、菅原氏が選挙区内の有権者に対し、香典、供花・枕花にとどまらず、胡蝶蘭や「令和りんご」などを贈ってきた新たな「有権者買収」疑惑を証言や文書に基づいて詳報している。また、「 週刊文春デジタル 」では、《完全版》動画を公開中だ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月31日号)

3913チバQ:2019/10/25(金) 10:37:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000012-asahi-pol
菅原一秀経産相が辞表提出 寄付・香典めぐる疑惑指摘
10/25(金) 8:47配信朝日新聞デジタル
菅原一秀経産相が辞表提出 寄付・香典めぐる疑惑指摘
首相官邸に入る菅原一秀経産相=2019年10月25日午前7時50分、岩下毅撮影
 公職選挙法が禁じる選挙区内での寄付行為に関する疑惑が指摘されていた菅原一秀経済産業相(57)は25日午前、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相に辞表を提出した。菅原氏側が過去にカニなどを選挙区内の有権者に贈っていた疑惑に加え、週刊文春(電子版)が23日、菅原氏の公設秘書が有権者に香典を渡していたとする記事を掲載していた。

 菅原氏の後任には梶山弘志・元地方創生相(64)が就く。

 菅原氏は国会内で記者団に対し、「様々な懸案が山積している中、自らの問題によって経済産業行政、あるいは政府全体の審議が止まってしまうことは本意ではない。このことを重く受け止め、さきほど安倍総理に辞表を提出した。任期途中で経済産業大臣の職を辞することは慚愧(ざんき)に堪えない。おわびを申し上げたい」と話した。

 安倍首相は25日午前、記者団に対し、菅原氏からの辞表を受理したと明かし、「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対し、国民の皆様に深くおわびを申し上げます」と謝罪した。菅原氏からは辞表提出の理由について、「大切な国会審議の時間が自らの問題に割かれる事態となってしまった」との説明があったという。

 菅原氏は衆院東京9区選出で当選6回。自民党国会対策委員会の筆頭副委員長、財務副大臣などを経て、9月11日の内閣改造で初入閣した。無派閥だが、菅義偉官房長官に近いことでも知られる。

 第2次安倍政権での閣僚の辞任は19年4月の桜田義孝五輪相以来で、9人目となる。野党側は25日に開かれる衆院経済産業委員会で疑惑を追及する構えだった。

 菅原氏の疑惑をめぐっては、2006〜07年に菅原氏側がカニやメロン、ミカンなどを選挙区内の有権者らに贈っていたとされるリストをもとに野党側が追及していた。菅原氏の指示でリストを作成したとする元秘書の証言を音声でも公開。菅原氏は18日、閣議後の記者会見で「元秘書がどなたかわからず、その証言も見ていない。現状ではコメントできない」と述べていた。

 週刊文春は23日、ウェブサイトで、10月17日に菅原氏の選挙区内の斎場で秘書が香典を受付に手渡した様子を写真とともに24日発売号で掲載すると予告した。公職選挙法は、政治家本人が葬式などに自ら出席して渡す場合を除き、香典を出すことを禁じている。自民党や官邸からは「厳しい」との声が出ていた。

 朝日新聞は23日、菅原氏の事務所に、週刊文春の報道について事実関係を問い合わせる質問状を送付したが、25日午前8時現在で回答はない。


■菅原一秀氏をめぐる主な疑惑と反論

●衆院予算委員会(10日)

 野党議員「有権者に金品を渡したことはないか」

 菅原氏「そのようなことはございません」

●衆院予算委(11日)

 野党議員「秘書の給与を寄付しろとお願いをしたら秘書給与法違反になる。そのようなことをされたことはないか」

 菅原氏「秘書に対して寄付の勧誘、要求といったことはございません」

●参院予算委(15日)

 野党議員「(菅原氏の指示で元秘書がつくったとされる贈答品と贈り先のリストについて)確認はできたか」

 菅原氏「資料そのものはない。従ってリスト作成を命じたこともない」

 野党議員「有権者にメロンやカニを配ったのか」

 菅原氏「いま確認している。金品と言えば、通常は現金とかそういったものかなと思って、それはありませんと答えた」

●閣議後会見(18日)

 (菅原氏の指示で贈答品と贈り先のリストをつくったとする元秘書の証言音声を野党議員が公開したことを受け)「元秘書がどなたかわからず、その証言も見ていない。現状ではコメントできない。(リストは)事務所を探したが、全く見当たらない。データもない」

朝日新聞社

3914チバQ:2019/10/25(金) 10:37:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000519-san-pol
菅原一秀経産相が辞表を提出 安倍首相「任命責任は私にある」
10/25(金) 9:21配信産経新聞
 菅原一秀経済産業相(57)=衆院東京9区=が25日午前、地元有力者の通夜で公設秘書が香典袋や供花を渡したと週刊誌で報じられたことを受け、安倍晋三首相に辞表を提出した。菅原氏は国会内で定例の閣議後会見に臨み、「懸案山積の中で任期途中で職を辞するのはざんきに堪えない。おわび申し上げる」と謝罪した。

 一方、安倍首相は菅原氏の後任に梶山弘志元地方創生担当相を充てる人事を決めた。梶山氏は受諾した。

 安倍首相は首相官邸で記者団に「任命責任は私にあり、国民に深くおわび申し上げる」と述べた。

 ただ、9月11日の第4次安倍再改造内閣発足からわずか1カ月あまりで閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任に追い込まれ、政権への打撃は避けられない。

3915チバQ:2019/10/25(金) 10:56:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000532-san-pol
菅原経産相スピード辞任に擁護の声聞かれず 週刊誌報道で早くから「アウトだ」
10/25(金) 10:47配信産経新聞
菅原経産相スピード辞任に擁護の声聞かれず 週刊誌報道で早くから「アウトだ」
閣議で辞表を提出したことを表明し、記者団の質問に答える菅原一秀経産相=25日午前、国会内(春名中撮影)
 菅原一秀経済産業相が25日午前、安倍晋三首相に辞表を提出した。9月11日の第4次安倍再改造内閣発足後わずか1カ月あまりで重要閣僚が事実上の更迭に追い込まれたことは、政権にとって大きな痛手だ。野党は首相の任命責任を追及する構えで、閣僚の辞任が続く「辞任ドミノ」を狙っている。

 菅原氏は25日、国会内での記者会見で「自らの問題によって経産行政、政府全体の審議の課題が止まるのは本意ではない」と述べた。公設秘書が選挙区内で香典や供花を渡したとする週刊文春の報道については「翌日の葬儀に私が自ら出席した」と説明した。

 公職選挙法では議員本人が持参するものを除き、選挙区内での香典は寄付行為に当たるとして禁じている。報道が事実であれば、買収行為とみなされて公選法に違反する可能性がある。

 菅原氏は当初、25日の衆院経産委員会で説明する意向を示したが、野党の追及に耐えられないと判断したとみられる。

 週刊文春の発売翌日にスピード決着した背景には、国会が空転することへの政府・与党の懸念があった。菅原氏を擁護する声はほとんど聞かれなかった。政府高官は、週刊文春が発売される前日の23日「事実ならアウトだ」と早くも危機感をあらわにしていた。

 後半国会は日米貿易協定案や憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案など、重要課題が控えている。首相の外遊も予定されており日程はタイトだ。政府・与党は菅原氏が辞任しなければ、国会運営に支障をきたすとの判断に傾いたようだ。

 首相は菅原氏の後任に梶山弘志元地方創生担当相を充てる。閣僚経験者を起用することで、新たな問題が発覚するのを避ける狙いがあるとみられる。

 一方、野党は勢いづき、北村誠吾地方創生担当相らを「次の標的」と定めている。北村氏は23日の衆院内閣委員会で、国民民主党の森裕子参院議員の質問通告をめぐり、内閣府から漏洩(ろうえい)があった場合は「責任を取る」と明言した。

3916とはずがたり:2019/10/25(金) 15:06:04
滋賀選出かあ。今回,野党が久々に勝利して自民が落とした滋賀だけど,それ以上に現職いっぱい落とした岸田派に入るとはどんな力学?

元内閣参事官だそうで岸田派に官僚出身者枠的なもの未だ残ってるのかね??

小鑓氏が岸田派入りへ=自民
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102500780&g=pol
2019年10月25日14時51分

 自民党の小鑓隆史参院議員が近く岸田派に入ることが分かった。関係者が25日、明らかにした。所属国会議員は47人となり、二階派と並び第4派閥となる。

3917とはずがたり:2019/10/27(日) 20:19:43
世耕弘成氏、名誉毀損と提訴 青学教授のツイッター投稿
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019102501001710.html
2019年10月25日 13時22分


 ツイッターへの投稿内容が名誉毀損だとして、自民党の世耕弘成参院幹事長が、青山学院大の中野昌宏教授に150万円の損害賠償と謝罪文の掲載などを求めて東京地裁に提訴した。25日の第1回口頭弁論で、中野教授は請求棄却を求めた。

 中野教授は昨年2月と今年7月、世耕氏が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体に所属していたと投稿。世耕氏は「所属したことはなく、投稿内容は虚偽だ」としている。

 弁論で中野教授は「インターネット上のうわさについて言及しただけ」と反論した。政権に批判的な言論を抑圧する意図で起こした「スラップ」訴訟だとして取り下げるよう求めた。

(共同)

3918チバQ:2019/10/28(月) 07:52:53
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-191026X242.html
吉田博美氏が死去=自民党前参院幹事長、70歳
2019/10/26 21:33時事通信

吉田博美氏が死去

自民党前参院幹事長の吉田博美(よしだ・ひろみ)氏が26日午後、東京都内の病院で死去した。党関係者が明らかにした。70歳だった。【時事通信社】

(時事通信)

 自民党前参院幹事長の吉田博美(よしだ・ひろみ)氏が26日午後、東京都内の病院で死去した。党関係者が明らかにした。70歳だった。脳腫瘍が見つかったことを今年4月に公表し、改選を迎えた7月の参院選に出馬せず、政界を引退。療養を続けていた。山口県出身。

 故金丸信衆院議員の秘書や長野県議会議長を経て、2001年参院選長野選挙区で自民党から初当選。連続当選3回。「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院議員会長の側近として頭角を現し、参院国対委員長など参院の党要職を歴任した。国土交通政務官や参院国交委員長も務めた。

 安全保障関連法など重要案件の処理に尽力し、安倍晋三首相の強い信頼を得た。18年の党総裁選で石破茂元幹事長の支持に回ったが、首相との良好な関係は続き、引退後に総裁特別補佐に起用されていた。

3919チバQ:2019/10/28(月) 08:04:13
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-191026X168.html
問われる安倍首相の任命責任=経産相辞任、菅官房長官の求心力に影響も
2019/10/26 10:03時事通信

 地元での金品贈与疑惑が次々と浮上した菅原一秀経済産業相が辞任に追い込まれた。就任からわずか1カ月半の失態。政権へのダメージは必至で、安倍晋三首相の任命責任が厳しく問われそうだ。菅原氏の入閣は菅義偉官房長官の推薦だったとされ、自民党内では菅氏の求心力に影響が及ぶとの見方も広がっている。

 ◇お祝いムードに水

 菅原氏は25日朝の定例閣議後、首相執務室に入り、菅氏同席の下で辞表を提出。首相はこの後、記者団に「任命責任は私にあり、国民の皆さまに深くおわびを申し上げる」と述べた。天皇陛下が即位を宣明されてから3日しかたっておらず、お祝いムードに水を差した形だ。

 菅原氏をめぐる疑惑を最初に報じたのは、10日発売の週刊文春。菅原氏が自身の選挙区でメロンやカニを配っていたと指摘。野党は公職選挙法が禁じる寄付行為に当たる可能性があるとして国会で追及した。この時点で政府高官は「記事の内容は10年以上も前の話だ」として、「時効」を盾に擁護する姿勢を示していた。

 潮目が変わったのは23日だ。週刊文春(電子版)が続報で、菅原氏の公設秘書が今月17日に地元選挙区での通夜で2万円の香典を渡したとの記事を掲載したのだ。

 事実なら「時効」で逃げ切るのは難しく、菅氏が24日に菅原氏から事情を聴取。与党内では既に「守り切れない」との声が広がっており、政権は「更迭」を決断せざるを得なかった。

 この後、菅原氏の辞任と後任の選定は一気に進められた。後任の梶山弘志氏が首相と面会したのは菅原氏の辞表提出の9分後だったことから、人選は水面下で綿密に進められたことがうかがえる。菅原氏は25日朝まで同日の衆院経産委員会に出席する意向だったが、首相官邸から引導を渡され、国会で説明をすることはなかった。

 ◇身体検査すり抜け

 菅原氏は菅氏を囲む勉強会「令和の会」を発足させるなど、菅氏と関係が近いことで知られていた。一方、菅原氏の言動には以前から問題を指摘する声が出ていた。結果的に、スキャンダルの有無などを事前に調べる「身体検査」のずさんさが浮き彫りとなったとも言える。

 菅氏は25日の記者会見で「任命前にチェックできていたのか」と問われたが「詳細について発言することは控える」と述べるにとどまった。

 菅氏へのダメージは避けられない情勢だ。自民党関係者は「梶山氏も菅銘柄。首相も菅氏に配慮したのではないか」と見る。だが、首相周辺は「今回の辞任は菅氏の責任。身内への甘さが出た」と憤る。菅氏が入閣を後押しした小泉進次郎環境相も「セクシー」発言などで批判を浴びており、政権内で菅氏への不満は尾を引く可能性がある。

 天皇陛下の即位の礼が続くさなかの閣僚交代。梶山氏の皇居での認証式は祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」がお開きになってほどなくという異例のタイミングとなった。通常使用される「松の間」には玉座「高御座(たかみくら)」などが据えられているため、会場は「竹の間」に変更された。国民民主党幹部は「慶事に影響を与えた。菅原氏は議員辞職ものだ」と厳しく批判した。

3920チバQ:2019/10/28(月) 08:14:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1910250047.html
甘かった側近人事 与党は辞任ドミノ警戒 菅原氏辞任
2019/10/25 20:59産経新聞

甘かった側近人事 与党は辞任ドミノ警戒 菅原氏辞任

閣議で辞表を提出したことを表明し、記者団の質問に答える菅原一秀経産相=25日午前、国会内(春名中撮影)

(産経新聞)

 菅原一秀前経済産業相が25日、自らの公職選挙法違反疑惑を報じた週刊誌の発売翌日の「スピード辞任」に至ったのは、安倍晋三首相の意向による事実上の更迭劇といえる。政権に与える打撃を最小限にする狙いだが、菅義偉官房長官が菅原氏の入閣を働きかけた経緯があり、与党内には「側近人事が甘かった」との批判がくすぶっている。閣僚の辞任が続く「辞任ドミノ」への警戒もある。

 「重要な行政、政策立案分野において一刻の停滞も遅滞も許されない」。首相は25日、菅原氏の辞任を受け、官邸で記者団に厳しい表情で語った。

 菅原氏は24日深夜に更新したブログで「明日、国会でお話をする」明記し、25日の衆院経産委員会で説明する意向を示していた。

 しかし、菅原氏はその前に官邸で首相に辞表を提出した。首相はその後10分とたたないうちに後任の梶山弘志経産相を官邸に呼んで就任を打診。午後には皇居での認証式に臨んだ。

 首相周辺によると菅原氏の辞任が事実上固まったのは24日夜だったという。「首相は報道が出る前から判断していた。総合的に考えた」と説明した。

 外堀は早くから埋まっていた。野党は24日の段階で菅原氏の説明がない限り一切の国会審議に応じない姿勢を示していた。後半国会は日米貿易協定案や憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案など、重要課題が控えている。首相の外遊も予定されており日程はタイトだ。菅原氏が野党の追及で立ち往生したり、市民団体などが菅原氏の刑事告発すれば、野党がますます硬化するのは確実で、内閣支持率にも影響しかねなかった。政府・与党内には菅原氏の辞任やむなしの空気が広がった。国対経験が長い菅原氏も事情を察し、苦渋の決断をした。

 首相はもちろん、菅氏にとっても痛手といえる。菅原氏の入閣には慎重な首相側近の意見がある一方で、首相が菅氏の進言を受け入れた経緯があるためだ。野党は勢い付き、北村誠吾地方創生担当相らを「次の標的」と定めている。北村氏は岸田文雄政調会長率いる岸田派の希望で入閣した。自民党ベテラン議員は「首相側近がねじこんだ閣僚が政権のリスクになっている」と語った。

 第2次内閣以降では、閣僚の辞任は菅原氏で9人目だ。「政治とカネ」問題で重要閣僚が就任後早々に辞任に追い込まれたことで、第1次内閣で閣僚の辞任が相次いだ「悪夢」もよぎる。(沢田大典、永原慎吾)

3921チバQ:2019/10/28(月) 08:21:10
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20191025k0000m010080000c.html
首相、菅原経産相の辞表を受理 改造から1カ月余、政権への打撃に
2019/10/25 11:07毎日新聞

首相、菅原経産相の辞表を受理 改造から1カ月余、政権への打撃に

安倍晋三首相に辞表を提出したことを記者団に話し頭を下げる菅原一秀経済産業相=国会内で2019年10月25日午前8時39分、川田雅浩撮影

(毎日新聞)

 地元有権者に秘書が香典を渡したなどの金品配布疑惑が週刊誌に報じられていた菅原一秀経済産業相(57)=衆院東京9区=は25日午前、安倍晋三首相に辞表を提出した。首相はこれを受理し、後任に梶山弘志・元地方創生担当相(64)=衆院茨城4区=を起用した。9月の第4次安倍再改造内閣発足から1カ月あまりでの閣僚辞任は、政権運営への打撃となりそうだ。

 菅原氏は同日の閣議後、国会内で記者団に「自らの問題で経済産業行政、政府全体の審議が止まってしまうのは本意ではない。先ほど首相に辞表を提出した」と述べた。首相も記者団の取材に応じ、「任命責任は私にあり、こうした事態になったことを深くおわび申し上げる」と述べた。経産省は今国会で、関西電力幹部らの金品受領問題などを抱えているほか、日米貿易協定の国会承認にも関わる。首相はこの点を念頭に「政策立案に一刻の停滞も許されない」とし、後任に梶山氏を充てることを明らかにした。梶山氏は同日午後の認証式を経て就任する。

 菅原氏を巡っては、十数年前に地元有権者にメロンやすじこなどを配った疑惑が取り沙汰され、24日には週刊誌「週刊文春」が、公設秘書が今月17日、公職選挙法に反し、選挙区内の通夜で香典2万円を渡したと報道した。菅原氏は24日には、25日の衆院経済産業委員会で自身の疑惑について説明する考えを示していたが、野党の追及をかわしきれないと判断した模様だ。辞任を受けて同委は流会となる見通し。

 菅原氏は6期目。無派閥だが菅義偉官房長官に近く、9月の内閣改造で初入閣したばかりだった。梶山氏は菅氏が「政治の師」と仰ぐ故梶山静六元官房長官の長男で2017年に地方創生担当相として初入閣した。

 自民党の森山裕国対委員長は25日、記者団に「辞任は極めて遺憾。ただ、このことが国会運営全体に影響を与えないようにしなければならない」と述べた。これに対し、立憲民主党の安住淳国対委員長は「まず国民に事実関係を説明することが先だ。国会に迷惑をかけるから辞めるというのは筋違いもいいところだ。首相の任命責任も重い」と指摘。森山氏に衆院予算委での集中審議開催を求めた。

 12年の第2次安倍内閣発足後で閣僚辞任は9人目。政治とカネの問題では、14年10月、自身の関連政治団体による不明朗な会計問題が発覚した小渕優子経済産業相と、選挙区内で「うちわ」を配った松島みどり法相がダブル辞任。さらに15年2月には西川公也農相が国の補助金を受ける会社から献金を受けていた問題で、甘利明経済再生担当相も16年1月に建設会社からの金銭授受問題で辞任している。最近では今年4月、「復興より議員が大事」と発言した桜田義孝五輪担当相が辞任している。【堀和彦、野間口陽、松本尚也】

3922チバQ:2019/10/28(月) 08:41:53
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1910260018.html
【評伝】繊細でシャイな「参院のドン」 吉田博美・前自民党参院幹事長逝く
2019/10/26 20:29産経新聞

【評伝】繊細でシャイな「参院のドン」 吉田博美・前自民党参院幹事長逝く

吉田博美氏

(産経新聞)

 「けんかは勝たなきゃ意味がないからね」

 平成30年1月25日の昼過ぎ、国会内の自民党参院幹事長室で吉田博美氏と2人きりになり、独特の甲高い声でたんかを切られた。政治家が勝負をかけた時の迫力を感じた。

 この時間、別の場所では自民党の名門派閥「平成研究会」(現・竹下派)の会合が開かれていたが、吉田氏は平成研の参院メンバー21人全員を欠席させた。派閥の会長交代を狙って政局を仕掛けたときである。用意周到に会長交代劇を進め、翌月、狙い通りの結果となった。

 この騒動の最中、国会内を歩く吉田氏に話しかけたら「ついてこないでくれ」と言われた。後で聞けば、医務室で点滴を受けに行くところだったという。見られたくなかったのだろう。派閥を再興したいとの思いから威勢良く拳を振り上げた裏で1人で悩み、心労をため、体調を崩していた。

 政局に強く「参院のドン」と呼ばれた吉田氏をおそれる議員もいたが、実は繊細で、シャイで、他人に気を使い過ぎる人だった。

 批判的な記事を書いた私に「もう俺のところに来るな」と激怒したことがある。売り言葉に買い言葉で「もう行きません」と応じた。1週間くらいたって吉田氏の側近に「『あいつ今日も来ないな』と毎日気にしているよ」と耳打ちされた。

 昨年9月の総裁選では、強い信頼関係で結ばれていた安倍晋三首相(党総裁)を支援しなかった。この時は「申し訳ない。俺はユダ(裏切り者)だ」とこぼしていた。

 引退を表明したのは今年4月。側近議員に対してでさえ、脳腫瘍だと伝えたのは記者会見の1時間ほど前だった。哀れまれたくない、動揺させたくない、という美学だった。

 6月、入院先からの一時外出が許され、車いすで自民党本部に来訪した。「記事を書いてくれてありがとう」。弱々しい声でそう言ってもらい、うれしかったが寂しく感じた。魅力的な「古いタイプの政治家」だった。もう少し取材させていただきたかった。合掌。(田中一世)

3923チバQ:2019/10/28(月) 08:55:02
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-14920.html
「日本会議の人に“裏切り者”って言われるんよ……」稲田朋美氏が“変身”した理由は“野心”!?
2019/10/25 06:00文春オンライン


弁護士の夫との間に一男一女 ©文藝春秋
 臨時国会で野党が追及する関西電力幹部による金品受け取り問題。自民党関係者は言う。「一番、ほっとしているのは稲田朋美幹事長代行(60)だ」。福井県高浜町の元助役(故人)が役員を務める会社からの献金が発覚したばかりではない。「20万円以下」という表に出にくい形で関電を含む電力8社等から計112万円分のパーティー券を購入してもらっていた問題を共産党が国会で蒸し返した。稲田氏が閣僚なら野党追及の最大の的だったことは確実だ。日報問題で防衛相を辞任後、「閣僚失格」の烙印を押され、閣内にいなかったことが皮肉にも幸いした。

 その稲田氏と最近面会した人が口々に言うのは「稲田氏は変わった」。2005年の郵政選挙で安倍晋三幹事長代理(当時)に見出され、政界入りして以降、最強硬の保守派と見られてきたが、近頃は「勉強したんや。夫婦別姓や同性婚は認めんといかん」と熱く語る。

 以前から、性的少数者であるLGBTのイベントに参加してはいたものの、周囲には「LGBTにも自民党支持者はいる。野党の専売特許にさせてはいけない」と語り、あくまでも選挙対策といわんばかりだった。だが、「最近の夫婦別姓や同性婚への賛同は熱が入っている」(政治部デスク)。

 稲田氏はこんな愚痴もこぼす。「日本会議の人に『裏切り者』って言われるんよ」。戦前回帰色の強い日本会議からみれば「夫婦別姓や同性婚を認めるなんて、あり得ない」というわけだ。

変身の理由は“野心”?
 変身の理由はさらなる高みを目指す野心だ。今春、議員連盟「女性議員飛躍の会」を結成し、共同代表に。「政治は男のものという意識を変えたい」と語り、女性議員を増やす活動を進めている。後ろ盾は二階俊博幹事長。稲田氏は「二階さんって理解があるんよ」とべた褒めし、二階氏の母親が当時としては希少な女医で、働く女性に理解が深いことをしばしば強調する。

 稲田氏が座る幹事長代行のイスは9月まで萩生田光一文科相のものだった。安倍首相の腹心中の腹心で、「二階氏が変な動きをしないかどうかの見張り役」(政治部記者)。萩生田氏の入閣にともなって、首相の出身派閥である細田派幹部の松野博一元文科相が後任に内定していたが、二階氏が稲田氏を一本釣りした。同記者は「二階氏は『稲田氏の方が御しやすい』と考えたんだろう」とみる。

 台風19号の被害をめぐり「まずまずに収まった」と発言、非難を浴びた二階氏。稲田氏は周囲に「あの発言はダメやなあ」と語ったが、二階氏にはだんまり。「変わった」と評判の稲田氏だが、二階氏に諫言できるほど“強い政治家”への変身はまだまだ先のようだ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月31日号)

3924チバQ:2019/10/28(月) 14:25:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191028-00000030-asahi-soci
萩生田文科相「身の丈に合わせて」発言を謝罪 英語試験
10/28(月) 12:30配信朝日新聞デジタル
萩生田文科相「身の丈に合わせて」発言を謝罪 英語試験
記者会見する萩生田光一文科相=2019年9月11日、首相官邸、仙波理撮影
 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される英語の民間試験について、萩生田光一文部科学相がニュース番組で「身の丈に合わせて」と発言したことについて、批判が相次いでいる。萩生田氏は28日、報道陣の取材に対し、「受験生に不安や不快な思いを与える説明不足な発言だった」と謝罪した。

【写真】取材に応じる萩生田光一文部科学相=28日午前、東京都千代田区の文部科学省

 発言は24日夜のBSフジ「プライムニュース」でのもの。英検などの民間試験の利用で、受験生の経済状況や地理的条件によって不公平が生じないかと問われ、「それを言ったら『あいつ予備校通っていてずるいよな』というのと同じ」と反論。「裕福な家庭の子が回数受けてウォーミングアップできるみたいなことがもしかしたらあるのかもしれない」と述べた。試験本番では、高3で受けた2回までの成績が大学に提供されることを踏まえ、「自分の身の丈に合わせて、2回をきちんと選んで勝負して頑張ってもらえれば」と答えた。

 萩生田氏は28日、不公平を容認しているとの指摘に対し、「どんなに裕福でも2回しか結果は提出できないので、試験の条件は平等な制度」と強調。「民間試験なので、全ての人が(本番の)2回しか受けてはいけないというルールにはなかなかできない」などと述べた。

 英語民間試験は「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るため導入される。受験生は英検など7種類から受ける試験を選び、原則として高3の4〜12月に受けた2回までの成績が大学に提供される仕組み。

 菅義偉官房長官は28日午前の記者会見で、萩生田氏について「適材適所だと思う」と述べた。(宮崎亮)

3925チバQ:2019/10/29(火) 13:53:17
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191029-00000003-pseven-soci
小池百合子氏vs橋本聖子氏の謀略戦 マラソン札幌開催の次は
10/29(火) 7:00配信NEWS ポストセブン
小池百合子氏vs橋本聖子氏の謀略戦 マラソン札幌開催の次は
急転直下の変更だった(AFP=時事)
 急転直下で札幌への「移転」がIOCから発表された東京五輪のマラソン開催地。開幕まで300日を切ったタイミングでの発表は、小池百合子・東京都知事をはじめ、多くの人には唐突な印象を与えた。しかし、橋本聖子・五輪担当相にとっては突然ではなかった。開催地変更の内幕を探ると、「1年後」を見据えた“2人の女政治家の闘い”の構図が浮かび上がってきた。

【写真】コーツ委員長から言及された橋本聖子・五輪担当相

◆「小池には知らせるな」

 オリンピックの最終日に行なわれる男子マラソンは「五輪の花」と呼ばれる。その花形競技のマラソンと競歩の開催地変更が国際オリンピック連盟(IOC)から通告されると、「マラソンがない東京五輪なんて、東京の五輪じゃない」(元キャスターの木村太郎氏)という声があがった。

 それでもIOCのバッハ会長は「札幌に移すことを決めた」と発言し、開催地変更は既成事実化しつつある。明暗を分けたのは2人の女性政治家だ。

 IOCから“事後通告”を受けた小池百合子・都知事は「東京は最後に知らされたんじゃないか。まさに青天の霹靂だ」と地団駄を踏み、東京からマラソンを奪い取った形の“道産子大臣”橋本聖子・五輪担当相は“してやったり”とばかりにこう凱歌を上げた。

「北海道がさらに大きな舞台となっていくのは非常に喜ばしい」

 地元の北海道で開催したい聖子と東京開催を譲れない百合子──“重量級”の女性政治家2人のバトルの緒戦は橋本氏の“完勝”に見える。

 とはいえ、小池氏も競技の開催地変更でバッハ会長と渡り合い、都知事選と都議選では自民党を手玉に取った海千山千の女性政治家だ。出し抜かれたまま引き下がる性格ではない。

 10月30日からはIOC調整委員会が開かれ、開催地変更問題が話し合われる。

「五輪開催都市の知事として、(札幌開催を)認めるとは言えないわ」。小池氏は周辺に強い口調でそう語り、巻き返しをうかがっている。

 マラソンと競歩の開催地変更はいわば“密室”で決められた。きっかけは中東のドーハで開催された世界陸上の女子マラソン(9月28日)で暑さのため選手の4割以上が棄権したことだった。バッハ会長とIOC調整委員会のコーツ委員長が東京でのマラソン開催見直しに傾き、東京五輪組織委員会会長の森喜朗・元首相に札幌開催を打診する。森氏は橋本五輪相に伝えた―─と報じられている。

 コーツ委員長も10月16日に、「先週には北海道出身の(橋本)五輪相が前向きであることも知った」(共同通信)と語った。橋本氏が早い段階で情報を聞かされていたことをうかがわせる証言だ。

 橋本氏は森氏の“秘蔵っ子”として政界で出世してきた。念願の五輪相に就任すると森氏のもとに挨拶に出向いて「森会長は私を政界に導いてくれた、父みたいな存在」と持ち上げ、森氏も、「パーティとかで私が演壇に向かうと、いつも手を取って助けてくれていた」と相好を崩したほどだ。

 対照的に、小池氏と森氏は“犬猿の関係”である。

「小池にはマラソン札幌開催をギリギリまで知らせるなというのが森会長周辺の暗黙の了解だった」

 組織委員会関係者は“小池外し”が最初からの作戦だったと語った。森氏と橋本氏は秘密裏に札幌開催へ国内での根回しに動いた。10月8日に組織委員会は五輪チケットの第2次申し込み受付の延期を決め、翌9日には森氏が首相官邸で安倍首相と会談、10日には森氏と橋本氏が一緒に札幌市長と会談した。

「小池知事はチケット販売延期の理由を『関係者の調整がついていない』と聞かされていたし、森会長の札幌行きも全く知らなかった」(都庁幹部)

 小池氏が札幌開催案を組織委員から聞かされたのは、IOCの発表前日の10月15日。森氏に対し、「どうして私に電話を下さらなかったのか」と食ってかかったが、その時にはすでに外堀は埋められていた。

3926チバQ:2019/10/29(火) 13:53:35
◆「2030年札幌五輪」の思惑

「灼熱の8月に東京でのマラソン開催は選手に死者が出かねない」。それがIOCの開催地変更の理由だ。

 だが、変更の経緯には不自然に映る点がある。ドーハの世界陸上の女子マラソンが見直しのきっかけだったのなら、IOCがマラソン開催地の見直しを検討する際、世界陸上を主催する国際陸連の意見を聞くのが自然な流れのはずだ。

 しかし、IOCが国際陸連に伝えたのは発表当日だった。「IOCに札幌開催を働きかけたのは日本側」と見るのは組織委員会関係者だ。

「札幌市は2030年の冬季五輪招致を準備しており、それに合わせて新幹線を札幌まで延ばし、千歳空港の近くには大規模なカジノ付きリゾートを開設する構想がある。札幌五輪とカジノ招致の旗振り役が橋本五輪相で、官邸も熱心だ。マラソン開催でIOCに札幌をアピールし、東京五輪の後、一気に2回目の札幌冬季五輪の招致まで決めてしまいたい」

 北海道では今年1月、各国のカジノ業者が参加して「第1回北海道IRショーケース」が開催され、挨拶に立った橋本氏は「私はIR議連のメンバー。北海道は、素晴らしい魅力をどこよりも持ち合わせる。道民に素晴らしさを理解いただき、IR誘致のウェーブを」とぶち上げていた。

 それに対して都庁内には、マラソンの札幌開催を阻止するため、「震災復興五輪を掲げているのだから、東京より気温の低い都市を選ぶなら、マラソンと競歩を札幌ではなく東北で開催する選択もある」との“橋本潰し”の対案が浮上している。

◆都知事選が「五輪の顔」争奪戦に

 東京五輪の開会式(来年7月24日)では、安倍首相や小池都知事、橋本五輪相が列席する中、組織委員会会長である森氏とバッハIOC会長の挨拶の後、天皇が開会宣言する。

 開催都市の東京都知事は期間中、セレモニーなどで招待者のホスト役を務め、閉会式(8月9日)では次の開催地・パリの市長に五輪旗を手渡す大役を務める。

 ただし、小池知事は五輪期間中の7月30日に任期を迎える。公選法では知事選は「任期満了の前の日から30日以内に実施する」と決められており、五輪直前か期間中に都知事選が行なわれることになる。

 その都知事選が五輪の顔をめぐる“女の戦い”の最終決戦になりそうだ。自民党東京都連は小池氏に対立候補をぶつける方針で、候補には橋本氏自身や、妹分の丸川珠代・元五輪相らの名前があがっている。

 都知事選には2人の因縁もある。自民党都連関係者が語る。

「前回の都知事選でも党内には橋本擁立論があった。出馬はしなかったが、その後の都議選では参院議員会長だった橋本さんが小池氏率いる都民ファーストの会と闘うために、参院自民党の女性議員を率いて街頭演説に立った。都連はその恩を忘れていないし、小池氏に勝てる都知事候補として待望論も根強い」

 小池氏の初当選は1992年の参院選で、総理・総裁候補として自民党総裁選にも出馬。橋本氏は1995年初当選でいまや参院当選5回の長老、次の参院議長候補だ。五輪出場(7回)のメダリストでもあり、「聖子」の名は1964年の東京五輪の聖火にちなんでいることも因縁の深さを感じさせる。

 政治キャリアも近い2人が「五輪の顔」を賭けて都知事選で戦う日が来るのか。

※週刊ポスト2019年11月8・15日号

3927チバQ:2019/10/30(水) 03:37:17
https://www.excite.co.jp/news/article/President_30457/
「次の経産相も菅派」で響く安倍内閣の不協和音
プレジデントオンライン2019年10月28日 15:15


「次の経産相も菅派」で響く安倍内閣の不協和音

■ダメージが大きいのは安倍首相よりも菅官房長官
菅原一秀経済産業大臣が10月25日、安倍晋三首相に辞表を提出した。公設秘書が支援者の通夜で香典を渡したことで公職選挙法違反が指摘されたのを受けた引責辞任だ。
第4次安倍再改造内閣の発足から1カ月あまりでの閣僚辞任は、安倍政権にとっては打撃となる。ただし、ダメージを負ったのは安倍首相だけではない。菅原氏の後見人だった菅義偉官房長官のほうが、はるかにダメージは大きい。「菅原辞任劇」は、菅氏の今後の政治人生にも影響を及ぼしかねない。
■メロン、カニ、香典をせっせと配る「日本のタマネギ男」
「ただいま、安倍総理に辞表を提出してまいりました。私の問題に関して国会が停滞するということは、私の本意ではありません。懸案山積にも関わらず職を辞するのは慚愧に堪えない」
25日朝、国会内で菅原氏は記者団にこう語った。
菅原大臣をめぐっては、地元有権者へのメロンやカニなどの贈答、そして支援者の葬儀に秘書が香典を持参していたことを「週刊文春」が報じていた。疑惑が次々と出てくることから、韓国で法相辞任に追い込まれた曺国(チョグク)氏に擬せられ「日本のタマネギ男」などと呼ばれていた。
菅原氏は24日深夜まで25日の衆院経済産業委員会で答弁に立つ準備をしていた。親しい同僚議員に「明日はきちんと説明する」と語っている。
わずか半日あまりでの状況の変化。菅原氏は「一晩考えたが、今朝、自ら決意した」と説明する。しかし、辞任発表からわずか数十分で後任の経済産業相に梶山弘志氏が就任することが発表されたことを考えると、首相官邸側が背後で外堀を埋めた、事実上の更迭劇だったと考えるのが自然だ。

■「任命責任」を認めながら、責任を取るそぶりもみせない
それにしても「過去何度も見た光景」だった。後援会の観劇費用を一部負担していたと指摘されて経産相を辞任した小渕優子氏、名前入りの「うちわ」を有権者らに配布して法相を辞任した松島みどり氏……。「政治とカネ」で辞任した閣僚は後を絶たない。
その多くは、疑惑そのものに対する説明責任を果たさず「国会が停滞する責任」を理由に辞任。安倍氏は「任命責任」を認めながら、具体的な責任を取るそぶりもみせない。この手法が政権へのダメージが一番少ないというのが、長い政権運営の下で導き出された結論なのだ。今回も、従来通りのシナリオに沿って辞任劇は進んだ。

3928チバQ:2019/10/30(水) 03:37:44
■菅原氏の辞任で「菅バブル」がはじけた
更迭された菅原氏は、どういう人物なのか。その件に関しては内閣改造直後の9月15日の記事「次の首相の最有力が『令和おじさん』である根拠」を参照いただきたい。
9月に発足した内閣には、無派閥の閣僚が6人いる。その中の1人は菅義偉官房長官だが、他の5人も大部分が事実上の「菅派」であることを紹介した。そして、代表的な「菅派」議員が菅原氏だった。
菅原氏は、菅氏の親衛隊的な役割の勉強会「令和の会」の中心メンバーで、尊敬する政治家は菅氏であると言ってはばからない。9月の内閣改造での入閣も、菅氏の力添えがあったことは間違いないだろう。
その菅原氏がスキャンダルで失脚した。その事実は菅氏にとってもダメージとなる。菅氏は、記者会見で新元号「令和」を発表以来、知名度が急上昇し「ポスト安倍」の有力候補として注目されるようになったが、菅原氏の辞任で「菅バブル」がはじけたといえるかもしれない。
■菅氏に対する「やっかみ」が党内に充満していた
今回、野党から集中砲火を浴びる菅原氏に対し自民党内からも「完全にアウトだ」などという冷ややかな声が多かった。次々に疑惑が露呈したことで、守り切れない状況だったのも事実だが、根底には菅氏に対するやっかみのようなものが党内に充満していたように思われる。
官房長官として霞が関を掌握し、党内でも50人近い「隠れ菅派」を持つといわれる菅氏に対し、党内では警戒感が強まっている。その警戒感が、菅氏の側近を自任する菅原氏にも向けられていたのだ。そう考えると、菅原氏の辞任劇は、自民党内で「反菅」勢力が増幅してきたことを示しているのかもしれない。
今回、菅原氏の更迭を最終判断したのは菅氏だったと言われる。守り切れないと見切れば、側近とはいえ早いうちに対応する。鮮やかで冷徹なリスクマネジメントと言えよう。ただしその後の対応には首をかしげざるを得ない。
■「菅派」の後にまた「菅派」を許した背景
菅原氏の後任の梶山氏の父は官房長官などを歴任した故・梶山静六氏。故・橋本龍太郎氏、故・小渕恵三氏や小沢一郎氏らとともに「竹下派七奉行」と呼ばれた剛腕政治家だった。菅氏は、梶山氏を政治の師とあおいでおり、静六氏の死後は、弘志氏をかわいがっている。
失敗した「菅派」・菅原氏の後に、やはり「菅派」の梶山氏が就任する。菅氏に対するジェラシーはますます強くなる懸念がある。今回の人事に当たり、菅氏が梶山氏を強引にねじ込んだという事実はない。しかし、自身の側近の不祥事で自民党に多大な迷惑をかけたことを鑑みれば、後継には菅派とみられる人物は起用しないように安倍氏に進言するのが本来の姿ではなかったか。
苦労人である菅氏は、「気配りの人」として現在の地位を気づいてきた。しかし、今年に入り求心力が高まったことと平仄(ひょうそく)を合わせるように「人が変わった」というような批判の声も聞こえ始めている。その批判に対し、どう答えるか。
(プレジデントオンライン編集部)

3929チバQ:2019/10/30(水) 03:39:51
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12122-450530/
菅原経産相の電撃辞任の裏でうごめく「ポスト安倍」をめぐる”権力者たちの暗闘”


2019年10月29日 00時00分 日刊サイゾー

菅原経産相の電撃辞任の裏でうごめく「ポスト安倍」をめぐる”権力者たちの暗闘”
安倍晋三首相

 有権者への「寄付行為」などを追及されていた菅原一秀経済産業相が、就任からわずか一カ月余りで辞任した。

 10月上旬より「週刊文春」(文藝春秋)が、選挙区の有権者らにカニやメロンなどを贈っていた疑惑を、証拠となるリストと共に報道。

 さらには秘書へのパワハラや秘書給与ピンハネ疑惑など、多くのスキャンダルを2週にわたって掲載した。極めつきは同誌の10月24日発売号で、菅原氏の公設秘書が選挙区内の有権者に香典2万円を渡す様子を写真付きで掲載した記事。それまで国会での追及をのらりくらりかわしていた菅原氏も、この写真によってトドメを刺された格好になった。

「カニやメロンの贈答は、リストがあるとはいえ、10年以上前の話。菅原氏も菅義偉官房長官に『昔のことなので問題ありません』と説明していた。しかし、香典は国会で追及されているさなかの10月17日に渡している。しかも、写真という動かぬ証拠を押さえられた。24日時点で、自民党や公明党の幹部からも『これではもう持たない』との声が上がりはじめ、菅氏もかばいきれなくなった。外堀が埋まり、25日には急転直下で辞任せざるを得なくなった」(政治部記者)

 安倍政権の強気な答弁姿勢もあり、週刊誌が閣僚の不祥事を報じても辞任にまで追い込まれるケースはかつてよりは少なくなっている。だが、菅原氏のケースでは「逃げ切る」時間も作らせず、週刊文春の記事が回を重ねるごとに詳細、確信的になっていったことで、辞任にまで追い込んだ。週刊文春の関係者は、その実情をこう語る。

3930名無しさん:2019/10/30(水) 03:40:06
「菅原氏に、とにかく人望がないんですよ。文春チームは公設、私設秘書を含めて30人くらいに取材をしていますが、ほとんどの人が取材に応じて、菅原氏のやり方に対して悪しざまに言う。ウチの記事を見た関係者も義憤にかられたようで、だんだんと菅原氏に『近い』人物からも情報提供が来るようになった。それが香典の現場写真へとつながったのです」

 閣僚が、それも1カ月で辞任となれば、安倍首相はその任命責任を問われることになる。25日朝、安倍首相は沈痛な面持ちで「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対して国民に深くお詫びしたい」と記者団に語ったが、今後は国会で野党から厳しい追及を受けることになる。

 自分を窮地に追い込んだ菅原氏の軽率な行動に安倍首相は怒り心頭のはず、と思いきや意外にも安倍首相の顔に悲壮感はみられないという。その理由を、自民党関係者はこう解説する。

「菅原さんの入閣を安倍首相に薦めたのは、菅官房長官です。菅原さんは、今春に菅さんを囲む中堅議員による『令和の会』を発足させるなど、如実に菅さんにすり寄っていた。安倍さんとしては『菅さんがそこまで推すなら』という体で菅原さんの入閣を受けいれた経緯がある。官房長官による『身体検査』もクリアしたとされていたので、身辺はキレイにしたのだろうと安倍さんも考えていたはずです。それがこんな事態になったのだから、安倍さんとしては『菅さんがお墨付きを与えたのに話が違う』という姿勢でいられる。外から見れば任命責任は自分にあるが、自民党内部では『菅さんの責任』となっているのです。事実、自民党内部からは菅さんへ批判の声が上がっています。内心、安倍さんは菅さんがどうリカバリーするのか冷静に見ていると思います」

 とはいえ、安倍首相にとって菅官房長官は大事な右腕であり、政権の屋台骨のはず。菅原氏の任命責任を菅官房長官に“押し付ける”ような態度を取るのは、いったい何故なのか。そこには「ポスト安倍」をめぐる水面下での駆け引きがあるようだ。

「政権運営の手腕において安倍さんが菅さんを評価していることは確かだが菅官房長官、『ポスト安倍』となると話は別です。安倍さんの本音は『俺の次は俺』と思っていて、自民党総裁4選の可能性はまだまだ捨てていない。菅さんは『令和おじさん』としてお茶の間でも知名度が上がり、最近では女性誌などの取材も受けるなど露出を増やしている。政治的にも裏方から表舞台に出ることが多くなり、5月には官房長官としては異例の“外交デビュー”を果たし、北朝鮮による日本人拉致問題などを巡って米政府高官らと会談しました。こうした動きに対して安倍さんは敏感になっており、菅さんが政権内で目立った行動をすることは快く思ってない節があります。そこにきて『菅案件』ともいえる今回の菅原さんの入閣をめぐる失態は、安倍さんにとっては自民党内での立場をより盤石にすることにもつながった。だから安倍さんは涼しい顔をしていられるわけです」(前出・自民党関係者)

 菅原氏の辞任の裏には、権力者たちの「暗闘」が見え隠れする。

3931名無しさん:2019/10/30(水) 03:50:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000616-san-pol
相次ぐ閣僚の失言 野党攻勢、与党は警戒
10/29(火) 21:14配信産経新聞
相次ぐ閣僚の失言 野党攻勢、与党は警戒
萩生田文部科学相と河野防衛相の発言と謝罪
 閣僚の不用意な発言や疑惑が相次いでいる。大学入学共通テストへの英語民間検定試験の導入をめぐる萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言の直後、河野太郎防衛相が台風被害に関し「私は雨男」と軽口をたたいた。菅原一秀前経済産業相の香典配布問題に続き、7月の参院選で初当選した河井克行法相の妻の選挙運動をめぐる公職選挙法違反疑惑を近く週刊誌が報じるとの話もあり、野党は国会で厳しく追及する構えだ。

 「閣僚の発言でいろいろ心配をかけて申し訳ない。これから引き締めて真摯(しんし)に取り組む」

 安倍晋三首相は29日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、陳謝した。山口氏は会談後、記者団に「国民から不快感や非難を受ける発言は慎むべきだ。撤回すべきものであれば速やかに撤回する謙虚な姿勢が必要だ」と強調した。

 萩生田氏自身も29日の記者会見で「受験生に不安を与えてしまった」と述べ、発言を撤回した。

 一方、河野氏は28日に東京都内で開かれた自身の政治資金パーティーで、災害派遣の任務にあたる自衛隊員の処遇改善に言及するくだりで「私は地元で雨男といわれ、防衛相になってすでに台風が3つ」と発言した。甚大な被害が出る中、批判を浴び、29日の参院外交防衛委員会で「不快な思いをされた方におわびを申し上げたい」と陳謝した。

 これに対し、野党は攻勢を強めている。立憲民主党の枝野幸男代表は29日の党会合で萩生田氏の発言について「(受験生の)機会の均等が確保されないことについて文科相も十分認識があることが証明された」と批判した。

 同党の安住淳国対委員長は河野氏について、国会内で記者団に「閣僚を辞めたほうがいい。被災地や自衛隊に失礼だ」と非難した。

 国会は、菅原氏の辞任をめぐり、25日に予定された衆院の委員会が流会してから正常化したばかりで、与党は危機感を強めている。

 なかでも今国会の焦点の一つになっている日米貿易協定の承認案について、政府・与党は11月上旬の衆院通過を目指しており、これ以上の審議日程の遅れは避けたいところだ。

 自民党の森山裕国対委員長は29日の記者会見で「国民から批判を受けるような発言には気をつけてほしい」と苦言を呈した。(中村智隆、大橋拓史)

3932チバQ:2019/10/30(水) 16:49:32
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191030-00015073-bunshun-pol
河井克行法相 妻の参院選に公選法違反の疑い
10/30(水) 16:00配信文春オンライン
河井克行法相 妻の参院選に公選法違反の疑い
「菅派」で知られる河井法相 ©共同通信社
 河井克行法務大臣(56)と妻の案里・自民党参院議員(46)が、7月の参院選で、ウグイス嬢に違法な報酬を払う「運動員買収」に関与した疑いのあることが「週刊文春」の取材でわかった。

 今年7月の参院選では、河井氏は、妻の案里氏を参院選広島選挙区(改選2)に出馬させ、自民党現職と野党候補との間で、熾烈な選挙戦となった。結局、菅義偉官房長官や公明党などの支援を受けた案里氏が、自民党現職を振り切り、初当選。夫の克行氏は、9月の内閣改造で、法務大臣として待望の初入閣を果たした。

 選挙でのウグイス嬢の報酬は、公職選挙法で上限額が1日1万5000円と定められている。だが、「週刊文春」がウグイス嬢や河井氏の後援会関係者、広島県連関係者などを取材すると、案里氏の事務所はウグイス嬢13人に対し、法定額の倍の1日3万円を支払っていた疑いがあることがわかった。さらに、ウグイス嬢の領収書や支払いを記した“裏帳簿“を入手。こうした文書によれば、案里氏の事務所は、選挙期間中には、1日1万5000円を支払ったことにして領収書をウグイス嬢に書かせ、残りの額は、公示(7月4日)前の7月1日付で、選挙が始まる前の「人件費」で支払った形にしていた。なお、取材に応じたウグイス嬢9人は、選挙前には活動を行っていなかったと証言している。

 こうした支払い方法の指示やウグイス嬢との連絡は、克行氏の元公設秘書で、当時は案里氏の秘書を務めていた男性が行っており、支払いなどの実務は経理担当の女性秘書が行っていたという。案里氏は、当選するまで事務所を克行氏の事務所に置いており、克行氏が案里氏の参院選を仕切っていた。

 公選法に詳しい上脇博之・神戸学院大法学部教授はこう解説する。

「これは公選法が禁じる典型的な運動員買収です。買収した人もされた人も、3年以下の懲役・禁固又は50万円以下の罰金に問われます。候補者本人が与り知らない場合であっても、秘書や出納責任者など一定の立場の人による買収が確定すれば、連座制が適用され、当選無効となります」

 河井法相と案里氏に、1日3万円の日当を支払っていた事実があるか、確認を求めると「選挙運動は、法令に従って行っております」と回答した。ただ、選挙の経理を担当した女性秘書は、「週刊文春」の直撃取材に対して、複数の領収書を準備して、1日3万円の日当を支払ったことを認めている。

 法務行政のトップに立ち、特捜部などの捜査に対し指揮権を持つ法務大臣夫妻に、公選法違反の疑いが生じたことで、河井氏は国会などで丁寧な説明を求められることになりそうだ。

 10月31日発売の「週刊文春」では、菅原一秀前経産相に続く「疑惑のデパート」とも言われる河井法相の、有権者へのジャガイモ贈与疑惑、秘書の残業代不払いの実態、本来なら免許停止となるスピード違反などのさまざまな疑惑を詳報する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年11月7日号

3933チバQ:2019/10/31(木) 09:19:35
文春すげえな


https://www.sankei.com/politics/news/191031/plt1910310007-n1.html
河井法相の後任に森雅子氏
2019.10.31 08:53
 安倍晋三首相は31日、辞表を提出した河井克行法相の後任に森雅子元少子化担当相(55)を充てる人事を決めた。森氏は参院福島選挙区選出。当選3回。

https://www.sankei.com/affairs/news/191031/afr1910310007-n1.html
「妻と相談し決断」「説明責任果たす」 法相辞任の河井氏
2019.10.31 08:46社会事件・疑惑
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安倍晋三首相へ辞表を提出し、記者団の質問に答える河井克行法務相=31日午前、首相官邸(春名中撮影)
安倍晋三首相へ辞表を提出し、記者団の質問に答える河井克行法務相=31日午前、首相官邸(春名中撮影)
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 河井克行法相は31日午前、首相官邸で記者団に「(安倍晋三首相に)辞表を提出し了解してもらった。国民の法務行政への信頼が停止してしまうと考え、妻と相談の上、今朝決断した」と述べた。

 河井氏をめぐっては、妻の案里参院議員=参院広島選挙区=が7月の参院選で運動員に法定の上限額を超える報酬を渡していたとされる公職選挙法疑惑が週刊誌で報じられていた。

 疑惑について河井氏は「今後調査して説明責任を果たしていく」と語った。

3934チバQ:2019/10/31(木) 09:21:38
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20191031-OYT1T50095/
河井法相が辞任…妻の選挙巡る問題で引責
2019/10/31 08:48
 河井克行法相(56)(衆院広島3区、当選7回)は31日午前、7月の参院選広島選挙区で初当選した妻の河井案里参院議員の陣営が運動員に法定限度額を超える報酬を支払ったとする問題の責任を取り、安倍首相に辞表を提出し、受理された。事実上の更迭となる。

 31日発売の週刊文春は、案里氏の陣営が選挙運動を行うウグイス嬢に対し、公職選挙法で上限額と定められた1日あたり1万5000円の倍にあたる3万円を支払っていたと報じた。河井法相の元公設秘書の関与も指摘していた。

 河井氏は首相官邸で記者団に、「今回の一件は私も妻も全くあずかり知らないところだ」と疑惑を否定した上で、「その確認、調査を行う間、国民の皆さまの法務行政への信頼は停止してしまう。妻と相談し、今朝(辞任を)決断した」と語った。

3935チバQ:2019/10/31(木) 18:11:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000032-asahi-pol
また「菅人事」で失敗 辞任ドミノ、ポスト安倍に影響も
10/31(木) 11:27配信朝日新聞デジタル
また「菅人事」で失敗 辞任ドミノ、ポスト安倍に影響も
今年8月、菅義偉官房長官を囲む河井克行氏(後列左)、案里氏(前列左から2人目)ら自民党若手・中堅議員による「向日葵(ひまわり)会」のメンバー=河井克行法相のフェイスブックから
 河井克行法相が31日、辞任した。公職選挙法違反疑惑が報じられた菅原一秀・前経産相の辞任からわずか1週間。内閣改造から2カ月足らずで閣僚2人が去るという事態となった。河井、菅原両氏は菅義偉官房長官の側近でもあり、「ポスト安倍」の後継レースにも影響を与えることになる。


 第1次安倍政権の約1年間では、閣僚5人が閣外に追われ、最後は安倍首相自らも退陣に追い込まれた経緯がある。今回辞任した河井、菅原両氏の起用は「菅人事」とされる。「辞任ドミノ」は安倍政権全体への打撃となるだけでなく、「令和おじさん」として知名度が上がり、「ポスト安倍」にも浮上している菅氏の求心力にも影を落とす。

 法相を辞任した河井氏は安倍首相とも近く、外交担当の首相補佐官や党総裁外交特別補佐官として「安倍外交」を側面支援してきた。一方で菅氏を慕う若手、中堅議員で構成する「向日葵(ひまわり)会」を主宰。今年8月には、自らのフェイスブックで妻の河井案里参院議員も入会したことを紹介し、夫妻で菅氏を囲む写真を掲載していた。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASMB03SN0MB0UTIL00M.html?ref=yahoo
河井法相辞任「政権はツーアウト」 与党からも批判の声
有料記事

2019年10月31日13時39分
 法に対する国民の信頼を損ないかねない疑義が生じた――。河井克行法相は辞任理由をそう述べる一方で、疑惑については関与を否定した。「追及逃れだ」「任命責任は」。菅原一秀前経済産業相に続き、2週連続で閣僚が辞める異例の事態に、政官界からも驚きや批判の声があがった。

 妻の選挙での公職選挙法違反疑惑をめぐる週刊文春の記事を受け、河井克行法相が辞任した。相次ぐ閣僚辞任に野党は安倍晋三首相の任命責任を追及する構えだ。与党内からも厳しい声が上がる。

 河井氏の辞任を受け、野党は31日朝、国会対策委員長会談を開いて対応を協議。会談後、立憲民主党の安住淳・国対委員長は記者団に「毎週閣僚辞任という本当に情けない状況だ。首相の任命責任が焦点だ」と述べ、予算委員会の開催を求めていく考えを示した。

 河井氏が出席する予定だった参院法務委員会をはじめ、この日予定されていた委員会審議はストップし、本会議開催の見通しも立っていない。

 自民党の森山裕国対委員長は野…

3936チバQ:2019/10/31(木) 18:15:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000089-jij-pol
河井法相辞任、自民各派幹部が危機感=石破氏、人選を疑問視
10/31(木) 16:12配信時事通信
 菅原一秀前経済産業相に続く河井克行氏の法相辞任を受け、自民党内では31日、派閥例会などで危機感を示す発言が相次いだ。

 石破派の石破茂元幹事長は閣僚の人選に疑問を呈し、石原派の石原伸晃元幹事長は長期政権による緩みを指摘した。

 麻生派の麻生太郎副総理兼財務相は「常に緊張感をもって事に当たっていかなければならない」と強調。岸田派の岸田文雄政調会長は「この国会も重要課題が山積している。国民から負託された責任をしっかり果たしていきたい」と語った。竹下派会長代行の茂木敏充外相は記者団に「内閣として反省し、重く受け止めなければならない」と述べた。

 石破氏は「適材適所というのは一体何なのか」と指摘し、「国民の信頼が政権から離れることのないよう今後も努力していきたい」と強調。石原氏は「長期政権の緩みを認めざるを得ないような非常事態ではないか」と語った。

3937チバQ:2019/10/31(木) 20:42:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000166-jij-pol
河井法相辞任、政権に打撃=後任に森元少子化相
10/31(木) 20:33配信時事通信
 河井克行法相(56)=自民、衆院広島3区=は31日、妻の陣営による選挙違反疑惑を週刊文春で報じられたことを受け、辞任した。

 安倍晋三首相による事実上の更迭。後任に森雅子元少子化担当相(55)=同、参院福島選挙区=が就いた。閣僚辞任は9月の内閣改造後2人目で、25日に菅原一秀前経済産業相が政治とカネの問題で辞任に追い込まれたばかり。2週連続の閣僚交代は異例で、政権に大きな打撃となる。

 河井氏は辞任理由を記者団に「疑義が生じたこと自体、法の番人として国民の信頼に耐え得るものではない」と説明。首相は「責任を痛感している。国民に深く心からおわび申し上げたい」と記者団に語った。

 法相辞任の影響で、31日に予定されていた衆院本会議や参院各委員会などは取りやめになった。野党は首相の任命責任を徹底追及していく構えだ。

 河井氏の妻の案里氏は、7月の参院選広島選挙区に自民党から出馬し、初当選した。週刊文春によると、案里氏陣営は車上でマイクを握るウグイス嬢と呼ばれる運動員に法定上限の倍の3万円の日当を支払った疑い。克行氏が選挙戦を「仕切っていた」とも報じた。

 克行氏は「私も妻も全くあずかり知らない」と疑惑を否定。案里氏は「法令順守の方針の下、信頼できるスタッフにお願いしていた」とのコメントを出した。 

最終更新:10/31(木) 20:33

3938チバQ:2019/10/31(木) 20:45:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000588-san-pol
梶山弘志氏、経産相就任で問われる真価
10/30(水) 20:17配信産経新聞
梶山弘志氏、経産相就任で問われる真価
首長らから被災状況を聞く梶山弘志経済産業相(中央)=30日午後、茨城県常陸太田市役所(永井大輔撮影)
 公選法違反疑惑で経済産業相を辞任した菅原一秀氏の後任に、自民党茨城県連会長の梶山弘志氏(衆院茨城4区)が就いた。台風19号で甚大な被害を受けた同県北部を地盤とする梶山氏の就任に、地元には復旧の牽引(けんいん)役を期待する声が根強い。地方創生担当相などを経て当選7回で初めて主要閣僚に名を連ねた梶山氏にとって、真価を問われる局面を迎える。

 梶山氏は30日、台風19号で被災した同県常陸太田市を訪れ、被災企業の視察や地元首長との意見交換に臨んだ。

 「視察」とはいっても、常陸太田市は梶山氏の出生地。意見を交わした大久保太一市長、大井川和彦知事らとは勝手知ったる仲だ。

 「中小企業政策に責任を持つ経産相として、被災事業者が事業継続できるかどうかの観点での支援に力を入れる」

 自身も中小企業経営者の経験を持つ梶山氏は、記者団にこう強調した。

 災害復旧が喫緊の課題として突きつけられる中、地元選出の梶山氏が関係閣僚に就いたことへの期待は大きい。梶山氏の元秘書は「経産相は以前から梶山氏が望んでいたポストだった」と明かす。

 党県連の束ね役としての梶山氏は、組織運営に大きな失点はなく、所属地方議員らの信頼も厚い。

 今夏の参院選茨城選挙区(改選数2)の人選をめぐっては、党本部側で浮上した「2人目擁立論」を押し切り、現職候補1人に絞る決断を主導した。支持者の奪い合いが過熱することによる党組織の亀裂を避けた判断は「勇気をもらえる英断」(県連関係者)と肯定的に受け止められた。

 大井川氏が初当選した平成29年の知事選で、菅義偉官房長官や自民党幹部を応援に呼び込んだ力も評価されている。

 ただ、実直な仕事ぶりには定評がある半面、突出した存在感や実績が不足していることも否めない。

 地元では、菅氏も「政治の師」と仰いだ父の梶山静六元官房長官の残像がなお鮮烈だ。ある支援者は「静六氏と比べると存在感が足りない」と率直に語る。

 自らの地盤が未曾有の災害に襲われたタイミングで就いた経産相の在任中は、静六氏と肩を並べる政治家に脱皮できるかを問われる正念場になりそうだ。

(永井大輔)

3939チバQ:2019/11/01(金) 10:31:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00000018-jij-pol
「菅人事」次々と裏目=ポスト安倍に影響も-河井法相辞任
11/1(金) 7:12配信時事通信
 初入閣から2カ月足らずで辞任に追い込まれた河井克行法相は、先に更迭された菅原一秀前経済産業相と並ぶ菅義偉官房長官の側近だ。

 自民党内では、2人の入閣を後押ししたとされる菅氏への風当たりが強まりつつある。安倍晋三首相の後継レースにも影響を与えそうだ。

 「厳しい批判をきちんと受け止める必要がある。一層身を引き締めて行政の責任を果たしたい」。菅氏は31日の記者会見で、辞任した2人が自身と近いことについて問われたが、正面から答えなかった。

 菅、河井両氏は1996年衆院選の初当選同期で、いずれも無派閥だ。2012年党総裁選で、ともに首相を支援したことをきっかけに距離を縮め、河井氏は菅氏を「菅ちゃん」と呼んで慕ってきたという。最近は党若手・中堅議員の会「向日葵(ひまわり)会」を結成し、菅氏を支えてきた。

 7月の参院選で、ウグイス嬢の買収疑惑が持ち上がった河井氏の妻案里氏が初当選した背景にも、菅氏の存在がある。首相官邸は広島選挙区の2議席独占を狙い、党重鎮と競合する案里氏の擁立を主導。菅氏は選挙期間中、2度にわたって現地入りするなど、案里氏を全面支援した。

 河井氏をめぐっては、過去にパワハラ・セクハラ疑惑が週刊誌で報じられており、メロンやカニの贈答疑惑が取り沙汰された菅原氏と同様、入閣を不安視する声が党内では根強かった。それでも、2人が念願の初入閣を果たせたのは、菅氏の後押しが大きかったとみられている。

 自民党内からは「『菅銘柄』は全員駄目」「危なっかしいのを閣僚にした菅氏のミス」との批判が広がっている。「令和おじさん」として知名度を上げ、「ポスト安倍」の有力候補と目される菅氏だが、一連の辞任劇により求心力が揺らぐ可能性もある。

3940チバQ:2019/11/07(木) 13:21:56
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191106-00000008-sasahi-pol
“お友達”閣僚ドミノ辞任 次の標的は…萩生田文科相、北村地方創生相?〈週刊朝日〉
11/7(木) 11:30配信AERA dot.
“お友達”閣僚ドミノ辞任 次の標的は…萩生田文科相、北村地方創生相?〈週刊朝日〉
萩生田文科相 (c)朝日新聞社
 9月の内閣改造で、菅義偉官房長官が推薦して大臣にしたとされる菅原一秀経済産業相と河井克行法務相が、週刊文春の報道をきっかけに辞任した。一連の動きは自民党内での「菅潰し」なのか?

【写真】河井案里氏

「特に菅グループが狙われたわけではないです。結果として2人がダメだったというだけ。菅グループを見渡しても人材がいないんですよ。他に入閣適齢期がいなくて、菅さんがこの2人を押し込んだらこうなった」(政治部記者)

 河井氏については、7月の参院選挙(広島選挙区)で、妻の案里氏陣営がウグイス嬢に対し、法律で定められている一日につき上限1万5千円を上回る3万円の報酬を支払っていたのではないかという疑惑が持ち上がっている。

 広島県の地元議員によると、この話は選挙直後から出ていたという。

「ウグイスは地元の人で、あそこの陣営はいくら出したとか噂(うわさ)になる。案里氏の事務所は3万円だったという話は広がっていた。事実、ウグイスは『案里氏のところは景気がいい』と言っていた」

 選挙後、案里氏はこの議員のところにあいさつにきたという。

「いかにも安倍さんのお墨付きで通ったという横柄な態度だったね。やっぱり夫婦で衆参の席をとるというのはハレーションがあるよ。おまけに夫はすぐに大臣。官邸の威光をかさに着て、との批判は強かったからね」

 河井氏と安倍首相の関係も親密だったようだ。

「河井さんは菅さんの側近と言われていますが、本当は安倍首相の『お友達』でもあるんです。2012年の総裁選の時、自民党の派閥横断勉強会『きさらぎ会』で鳩山邦夫元総務相を説得し、安倍支持でまとめたのが河井さんでした。それ以来、安倍首相は河井さんのことを大事にしてきたんです」(前出の政治部記者)

 河井氏は安倍首相の補佐官を務めた後、自民党の党総裁外交特別補佐という初めてできたポストに就き、安倍首相を支えた。

 それにしては、あっさりと河井氏を辞めさせたのはなぜなのか。内閣官房関係者はこう言う。

「参院選では、安倍事務所の秘書らが案里さんの陣営に入っている。安倍さんの許可なく選挙の応援には行けませんから、当然、安倍さんも知っていた。菅さんも応援に入ったし、官邸まる抱えの選挙だった。だから今回は菅さんだけではなく、安倍さんの失敗にもつながりかねないので、すぐに辞めさせたのではないか、との見方が出ています」

 2閣僚の辞任は次期総理をめぐる動きにも影響しそうだ。

「参院選では、広島で案里さんが勝ち、岸田派の溝手(顕正)さんが落選。岸田派は山形などでも落とした。菅さんは次の総理を意識したのか、自身に近い人を内閣に入れて岸田(文雄)さんを潰す魂胆だったんだろうけど、やりすぎたんだよ。今回の辞任は菅さんには大きなダメージ。これで岸田さんも一気に復活するからね」(自民党幹部)

 気になるのは今後だ。「辞任ドミノ」はまだ続くのか。次の「標的」に挙げられているのは萩生田光一文部科学相。英語の民間試験を巡る「身の丈」発言が火ダネになった。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「英語試験の『検討・準備グループ』の議事録は非公開だから出さないと文科省は言ってますが、これが出てくるようだとさらにスキャンダルが広がる可能性がある。試験は延期となりましたが、受験の準備をしていた生徒たちはどうなるのか。萩生田氏の責任を追及する動きは続くでしょう」

 北村誠吾地方創生担当相にも、国民民主党の森ゆうこ参院議員の国会での質問通告が、事前に所管の内閣府から漏れていたのでは、との問題が浮上した。

「北村さんは、内閣府からの漏洩(ろうえい)だった場合、『責任を取る』と言っていたが、その後、『あれは一般論です』と逃げ始めた。それでも、十分、追及はできますよ」(角谷氏)

 もし3人目が辞めるようなことになると、政権運営は一気に厳しくなりそうだ。(本誌・上田耕司)

※週刊朝日  2019年11月15日号

3941チバQ:2019/11/12(火) 18:55:18
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191112-00000018-pseven-soci
安倍派vs菅派 菅氏が政権離脱ならダメージ被るのは安倍氏
11/12(火) 16:00配信NEWS ポストセブン
安倍派vs菅派 菅氏が政権離脱ならダメージ被るのは安倍氏
いよいよ逆襲開始か(時事通信フォト)
 安倍政権の閣僚が2人相次いで辞任に追い込まれた。菅原一秀・前経産相と河井克行・前法務相だ。こうしたスキャンダルのほかにも、小泉進次郎・環境相は妻・滝川クリステル氏の資産公開が炎上し、河野太郎・防衛相は「雨男」発言で謝罪に追い込まれるなど、菅義偉・官房長官に近い政治家が狙い撃ちされてきた。

 いまや自民党内は議員らが会合を持つたびに「次は誰か」が話題の中心になる。

 そんななか、11月初旬のある会合で、自民党の派閥領袖クラスの有力議員が親しい議員にこう囁いた。

「いよいよ菅さんの逆襲が始まるらしい。今度は安倍首相側近のものすごいスキャンダルが表に出る」

 旗色が悪く見えるとはいえ、菅氏は官房長官として足かけ7年間、政権の危機管理を担当して内閣情報調査室をはじめ各省庁の情報を一手に握ってきた。当然、閣僚候補の議員たちに対する“身体検査”の報告も受けている。

 安倍首相も菅サイドの出方に疑心暗鬼になっている。衆院予算員会(11月6日)で「これ以上の大臣辞任はないか?」と質問されると、「1人であればいい、2人であればいい、3人ではだめということではなくて……」と曖昧な答弁に終始し、“次はこっちに矢が飛んでくるかもしれない”との不安を隠せない様子だった。

 安倍vs菅、両陣営のスキャンダルの刺し合いがさらにエスカレートすればどうなるか。政治評論家の有馬晴海氏が指摘する。

「菅官房長官はこれまで安倍政権の手綱を引き締め、取り回してきた。アベノミクスの成長戦略から、カジノ解禁、外国人労働者の受け入れ拡大など政権の柱となる政策も主導したのは菅さんです。2人が決別し、もし菅さんが政権を離れるようなことになれば、政権は空洞化し、一番ダメージを受けるのは安倍首相自身でしょう」

 安倍首相は11月20日に首相在任期間が桂太郎氏を抜いて憲政史上最長となる。しかし、その超長期政権の屋台骨は大きくぐらついている。

※週刊ポスト2019年11月22日号

3942チバQ:2019/11/12(火) 18:55:55
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191112-00000010-pseven-soci
安倍派vs菅派 閣僚ドミノ辞任の裏で“醜聞紙爆弾”飛び交う
11/12(火) 7:00配信NEWS ポストセブン
安倍派vs菅派 閣僚ドミノ辞任の裏で“醜聞紙爆弾”飛び交う
倒れるのはどっち?(時事通信フォト)
 大権力者2人が本気で闘い始めたら、どちらか一方が倒れるまで終わらない。それが権力闘争の“定め”だろう。

 側近2人の辞任で“影の総理”菅義偉・官房長官は窮地に立たされ、“表の総理”の安倍首相はここぞとばかりに攻勢をかける。だが、このまま勝負がつくと考えるのは早すぎる。なりふり構わぬ闘争は「次の展開」を迎えた──。

◆法務省の職員が回収

 菅原一秀・経産相と河井克行・法相の辞任を大新聞はこぞってこう書き立てた。

〈また「菅人事」で失敗 辞任ドミノ、ポスト安倍に影響も〉(10月31日付、朝日新聞)
〈「側近閣僚」の相次ぐ引責辞任は、菅氏にとっても大きな打撃となりそうだ〉(10月31日付、読売新聞)

 極めつきは、自民党内に流れている安倍首相が漏らしたとされる一言だ。「これで菅も終わりだな」。

 そんな発言が伝わっていること自体、安倍首相と菅氏という権力者2人の関係が決定的に悪化していると永田町では受け止められていると物語っている。

 だが、現実の権力闘争は総理大臣と“影の総理”が正面切って弾を撃ち合うわけではなく、水面下のもっと隠微で複雑な動きとして進行している。菅原氏が選挙区にメロンやカニを配ったという公選法違反疑惑が国会で追及されていた10月中旬、国会議員会館に1通の“怪文書”が配られた。

 本誌・週刊ポストが入手した文書は、検察の機密費に関するもの。“稲田伸夫・検事総長と検察幹部の会話を録音した内容”として、次の発言が抜粋されていた。

〈稲田検事総長「今回やっと機会がめぐってきた。河井法務大臣は何も疑わなかったよ。凄いだろう、法務大臣から機密費を騙し取ったんだ。」〉

 文末には“文書の作成者”として、共産党の区議会議員の実名と顔写真、住所、電話番号が掲載されている。

 文書を受け取った国会議員によると、議員会館内の事務所の郵便受けに直接ポスティングされていたという。そのことから、議員会館に出入りできる政界関係者か役所関係者などがバラ撒いたと考えられる。配布先は法務行政に関係の深い議員の事務所が選ばれているともいう。

 永田町には日常的にこの手の文書が出回っている。特定議員のネガティブ情報を拡散させる意図で差出人不明の文書が全国会議員の事務所に郵送されることもあれば、実名の告発者から有力政治家の不正行為を分厚い証拠文書とともに野党幹部に郵送されたり、議員会館の事務所に持ち込まれることも珍しくない。

 ただし、本誌が“差出人”とされた区議に確認すると、「文書を作成したことはないし、内容も全く知らない」と全面的に否定した。裏を取ればすぐにバレる代物で、検事総長が法務大臣から機密費を騙し取るという内容そのものも荒唐無稽。ところが、法務省側はこの怪文書に過敏な反応をみせた。文書の配布先の1人である議員の事務所スタッフは、「法務省の職員が回収に来た」と証言するのだ。

 検察に係わる文書とあって法務省が情報収集に動くのは当然にしても、内容を見れば笑い飛ばしてもおかしくない程度のもの。そんな怪文書を役所がわざわざ回収に動くとは聞いたことがない(法務省広報室は回収の事実を否定)。

 実は、永田町住人の関心を集めた理由は内容ではなく、このタイミングで「検事総長の名前」が怪文書に記されていたことだった。

 折しも、政権内部には、次期検事総長人事をめぐる争いがあり、それが安倍首相と菅氏の権力闘争にも密接に絡んでいた。

3943チバQ:2019/11/12(火) 18:56:13
◆完成前に記事のコピーが流出

 法務・検察トップの検事総長は、オール検察の捜査の指揮監督権という強い権限を持つ。政界に汚職疑惑が浮上すれば、政治家にとって“最大の敵”となる。それだけに政治家は検事総長に親しい人物を据えて、検察ににらみを利かせたい。

 現在の稲田検事総長は来年8月に65歳の定年を迎え、後任の有力候補には、検察ナンバー2の黒川弘務・東京高検検事長と林真琴・名古屋高検検事長という2人がいる。法務・検察首脳部の本命は林氏の検事総長就任と目されている。そこに政治介入の動きがある。検察人事に詳しいジャーナリスト・伊藤博敏氏が語る。

「菅官房長官は官僚の人事権を握ることで現在のポジションを築いてきた。その菅さんの覚えめでたいのが黒川検事長です。黒川氏はかつて甘利明・元経済再生相の口利き疑惑の捜査では、特捜部ににらみを利かせて甘利氏を不起訴に持ち込んで政権を守ったとも検察内部で言われていた。菅さんにすれば、黒川氏を検事総長に据えて法務・検察を完全に掌握したい。しかし、それにはネックがある」

 高検検事長の定年は検事総長より2年早い63歳。黒川氏は来年2月に定年を迎え、退官しなければならない。総長への道を断たれてしまうのだ(林氏は黒川氏と同期入省だが、年齢は1歳下)。

「黒川氏を検事総長に据えるには、稲田現総長には定年前に退任してもらわなければならない。人事のタイムリミットは12月とされ、菅さんが腹心の河井氏を法務大臣に起用したのは、そうした検察人事の根回しのためという見方がなされていた」(同前)

 そのタイミングで怪文書が政界に流れた。法務行政関係者が神経を尖らせたのは、怪文書の背景に“稲田総長を早く交代させたい”との政治的意図を感じ取ったからではなかったか。

 しかし、逆に河井氏のスキャンダルが発覚し、辞任に追い込まれた。菅氏にすれば検察を掌握する有力な手駒を失ったかたちになる。

 奇しくも、その河井氏の辞任の決め手になったのも別の“怪文書”だった。河井氏は先の参院選で当選した妻の案里氏がウグイス嬢に違法な報酬を支払っていたという週刊文春の報道(10月31日発売号)で辞任したが、同誌の締め切り前に、完成前の記事のコピーが政界やマスコミに流出したのだ。政治アナリスト・伊藤惇夫氏も週刊文春発売の3日前に記事コピーを入手したと明かす。

「タイトルも写真もない本文だけの記事でした。こんなに早く出回るのは異例なことで、事実上、記事掲載号が発売される前に辞任が決まった」

 河井氏や菅原氏の疑惑は大臣辞任で終わりではない。いずれも公選法違反で刑事告発され、これから捜査が行なわれる可能性は高い。

 そうなると、菅陣営にとっては、検察を押さえることがこれまで以上に重要になる。ところが、安倍首相は河井氏の後任に、菅氏に近い人物ではなく、自身の出身派閥である細田派の森雅子氏を起用した。

「検事長人事の主導権を安倍首相側が握ったことで、黒川氏の検事総長就任は厳しくなったと見ることもできます。菅氏の法務・検察に対するコントロールが弱まるようなことになれば、菅原氏や河井夫妻の捜査の行方にも影響する可能性がある」(前出・伊藤博敏氏)

 安倍vs菅の戦いの第2ラウンドは検事総長人事、つまり菅側近議員の立件をめぐる綱引きとして始まった。

※週刊ポスト2019年11月22日号

3944チバQ:2019/11/12(火) 21:09:12
https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20191112094.html
二階幹事長 「当然」発言が大炎上…トレンド入り「火に油」「二階からガソリン」
2019/11/12 17:23デイリースポーツ

二階幹事長 「当然」発言が大炎上…トレンド入り「火に油」「二階からガソリン」

安倍晋三首相

(デイリースポーツ)

 自民党の二階俊博幹事長の名前が12日午後、ツイッターのトレンド上位に浮上した。

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に首相の地元後援会員が多く招待された問題について、二階幹事長は同日、「誰でも議員は選挙区の皆さんに機会あるごとに何かできるだけのことを呼びかけて、ご参加いただくことに配慮するのは当然のことではないかと思います」と述べた。これが広く報じられると、ネット上は二階氏関連の投稿が殺到。

 「だめだこりゃ」「大炎上」「これはさすがにアウト」「一番ひどいのキタ」「暴走してる」「びっくりした」「大変な事になりそうな感じ」と驚く投稿が相次いだ。

 問題を拡大しかねない発言に、「火に油」「二階からガソリン」「二階強えぇぇぇwww」と揶揄するコメントも集まっている。

3945チバQ:2019/11/14(木) 18:28:28
https://www.jiji.com/jc/v4?id=201911tnc350001
【点描・永田町】「側近連続辞任」で菅氏に逆風

政治ジャーナリスト・泉 宏
記者会見する菅義偉官房長官=2019年11月8日、首相官邸【時事通信社】
記者会見する菅義偉官房長官=2019年11月8日、首相官邸【時事通信社】

 菅原一秀経済産業相と河井克行法相の連続辞任で、菅義偉官房長官に逆風が吹いている。「政治とカネ」絡みで閣僚辞任に追い込まれた菅原、河井両氏が菅氏の側近だからだ。

 新元号発表で「令和おじさん」として人気が急上昇し、ポスト安倍の有力候補に躍り出た菅氏だけに、今回の側近の不祥事に「出る杭(くい)は打たれる」との格言通り、野党だけでなく自民党内からの風圧も強まりつつある。

 2019年7月の参院選での与党勝利を受けて、9月11日に発足したのが第4次安倍再改造内閣。安倍晋三首相が掲げた「安定と挑戦」のうちの“挑戦”を託された13人の初入閣組の中で、“菅人事”と注目されたのが菅原、河井両氏の主要閣僚への抜擢(ばってき)だった。

 両氏は無派閥ながら、それぞれが「菅グループ」のまとめ役で、永田町では「菅氏の強い推しで入閣した」(閣僚経験者)との見方が支配的だった。

 菅原氏は財務、経産両省副大臣など、河井氏は自民党総裁外交特別補佐、文化外交担当首相補佐官などをそれぞれ務めた実力派中堅議員で、菅氏も「仕事をしてきた人を閣僚に」と推薦し、首相も受け入れたという。

 ただ、両氏とも党内では“ヤリ手”と評される一方で、「秘書へのパワハラや政治資金などで“黒い噂(うわさ)”が絶えない政治家」(有力議員のベテラン秘書)としても知られていた。

安倍晋三首相に辞表提出後、記者団の質問に答える菅原一秀経済産業相(中央)=2019年10月25日、国会内【時事通信社】
安倍晋三首相に辞表提出後、記者団の質問に答える菅原一秀経済産業相(中央)=2019年10月25日、国会内【時事通信社】

 このため、当初からメディアなどの“危ない閣僚リスト”に名を連ね、「スキャンダル発覚は時間の問題」(閣僚経験者)と不安視される中で、いわゆる“文春砲”の標的となり、対応の拙劣さもあって閣僚就任からわずか1カ月半余での連続辞任となった。

3946チバQ:2019/11/18(月) 09:54:23
https://www.asahi.com/articles/ASMCK424CMCKPTJB005.html
自民・大岡氏、無料で飲食提供 政治資金パーティーで
新谷千布美 2019年11月17日17時20分

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 自民党の大岡敏孝衆院議員(47)=滋賀1区=が、自身の後援会が開いた政治資金パーティーで、選挙区内の自治連合会長らに無料で料理や酒などを提供していたことがわかった。公職選挙法は、政治家による選挙区内の人への飲食物の提供は寄付行為にあたるとして禁じている。17日に記者会見した大岡氏は「公職選挙法に抵触すると疑われる部分があった。来年以降、一切招待をやめる」と話した。

 大岡氏によると、パーティーは今月4日に大津市であり、約500人が参加。会費は1万円。無料で招かれて出席した来賓は知事や市長ら46人で、大津市内の自治連合会長21人も含まれていた。

 大岡氏によると、3年前に無料招待した場合に寄付行為にあたる金額を滋賀県選管に問い合わせ、飲食の実費が該当すると回答を得たという。実費は約3千円相当で、「地域の課題を参加者と意見交換してもらう、いわば『講師』の位置づけで招き、対価として飲食代を無償にするのは問題ない」と判断し、翌2017年から自治連合会長らの招待を始めた。ただ自治連合会長らには積極的に意見交換するよう十分に伝えていなかったという。

 大岡氏は12年に初当選し、現在3期目。(新谷千布美)

3947チバQ:2019/11/18(月) 09:55:39
https://www.asahi.com/articles/ASMCK424CMCKPTJB005.html
自民・大岡氏、無料で飲食提供 政治資金パーティーで
新谷千布美 2019年11月17日17時20分

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 自民党の大岡敏孝衆院議員(47)=滋賀1区=が、自身の後援会が開いた政治資金パーティーで、選挙区内の自治連合会長らに無料で料理や酒などを提供していたことがわかった。公職選挙法は、政治家による選挙区内の人への飲食物の提供は寄付行為にあたるとして禁じている。17日に記者会見した大岡氏は「公職選挙法に抵触すると疑われる部分があった。来年以降、一切招待をやめる」と話した。

 大岡氏によると、パーティーは今月4日に大津市であり、約500人が参加。会費は1万円。無料で招かれて出席した来賓は知事や市長ら46人で、大津市内の自治連合会長21人も含まれていた。

 大岡氏によると、3年前に無料招待した場合に寄付行為にあたる金額を滋賀県選管に問い合わせ、飲食の実費が該当すると回答を得たという。実費は約3千円相当で、「地域の課題を参加者と意見交換してもらう、いわば『講師』の位置づけで招き、対価として飲食代を無償にするのは問題ない」と判断し、翌2017年から自治連合会長らの招待を始めた。ただ自治連合会長らには積極的に意見交換するよう十分に伝えていなかったという。

 大岡氏は12年に初当選し、現在3期目。(新谷千布美)

3948チバQ:2019/11/18(月) 11:08:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191116-00010000-jij-pol
「菅失速」 政権内力学に異変
11/16(土) 17:10配信時事通信
「菅失速」 政権内力学に異変
新元号「令和」を発表する菅義偉官房長官=2019年4月1日 、首相官邸【時事通信社】
 時事通信社解説委員・山田 惠資
 9月の内閣改造からほんの2カ月足らずの間に、菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相が、「政治とカネ」の問題で相次いで辞任したことは、異常事態と言うしかない。

 一方で、両氏とも菅義偉官房長官の側近とあって、このところ政権内で存在感を増しつつあった菅氏の失速は、ポスト安倍政局にも影響を与えそうだ。菅原氏の後ろ盾だった菅氏の影響力に少なからぬ影響を与える可能性があるからだ。

 ◆色めき立つ「隠れ反菅」
 「今回のことで党内の『隠れ反菅』の連中が色めき立っているな」。政界関係者の一人はこうつぶやいた。

 菅氏は麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長と共に、安倍政権の3本柱の一角。首相官邸から霞が関の官僚ににらみを利かせ、党内にも大きな影響力を発揮してきた。

 平成から令和への改元を機に「令和おじさん」の異名をとり、政治に無関心な若者の間の知名度も急上昇。

 また、4月の統一地方選では、与野党対決となった北海道知事選で菅氏が肩入れした新人候補が当選した他、大阪知事選・市長選でも支援した親しい維新の会の2候補が勝利。支援候補が敗北した麻生、二階両氏とは明暗を分ける形となった。

 こうした経緯から春以降、菅氏は「ポスト安倍」の有力候補の一人にも数えられるようになった。党内では「今や『菅一強』か」との声も聞かれた。その菅氏にとって、菅原氏はまさに「側近中の側近」だ。

「菅失速」 政権内力学に異変
左は菅原一秀前経済産業相、右は河井克行前法相【時事通信社】
 ◆菅氏を囲む会
 菅原氏は、東京都議を経て2003年衆院選で初当選。予算委員会の与党筆頭理事や財務副大臣を務めた。

 また、菅氏を囲む中堅議員の勉強会「令和の会」の発足(6月)では、中心的役割を果たした。菅原氏の経産相への起用を、菅氏は強く推したとされる。

 菅原氏に続いて法相を辞任した河井氏も、菅氏の側近。先の参院選で選挙違反疑惑が浮上した河井氏の妻、案里氏の初当選にも、菅氏の存在がある。

 広島選挙区の2議席独占を目指して、菅氏は自民党のベテラン議員と競合する形となる案里氏擁立を主導。選挙戦で案里氏を全面支援した。菅原、河井両氏が「菅銘柄」と呼ばれるゆえんだ。

 しかも、内閣改造の最大の目玉だった小泉進次郎環境相の初入閣も菅氏の後押しがあった。

 その小泉氏も気候変動問題をめぐる「セクシー発言」が波紋を広げるなど、期待された発信力がどこまで発揮できるかは、不透明となっている。

 ◆首相には悪くない展開
 そうした状況に党内からは「菅人事はうまくいっていない」との陰口も聞こえてくる。

 もっとも、安倍晋三首相にとって、菅氏への逆風は必ずしも悪い展開ではなかろう。

 仮に今後、菅氏の存在感が一段と増すことになれば、「ポスト安倍」時代に入っても、憲法改正の旗振り役として影響力を保持したい安倍氏にとって、望ましい状況とは言えないからだ。

 自民党関係者によると、安倍氏は周辺に「菅原さんは官房長官が連れてきた人だ」と語ったという。真偽のほどは定かではないが、さもありなんとみる。

 (時事通信社「金融財政ビジネス」より)

3949名無しさん:2019/11/18(月) 18:00:35
https://www.areabiz.jp/fukuoka/archives/21223
19/11/18
石破派と二階派合流の布石?高知知事選挙のウラを読む
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 現在、元大阪府知事で、総務省大臣官房総括審議官だった浜田省司候補(自民党)候補と松本顕治候補(共産党)の一騎打ちとなっている高知知事選挙。浜田候補の当選が濃厚で、特筆すべき選挙ではないのだが、ウラ事情をのぞくとおもしろい。

 現職の高知知事、尾崎正直氏は4選には挑戦せず、高知2区から衆議院選挙に出馬することを表明したのだが、同選挙区には自民党の山本有二元農林水産相がいる。山本元大臣は石破派、尾崎氏は二階派と関係が深く、分裂選挙、公認争いになるのでは、と見られていた。

 しかし、水面下で微妙な綱引きがあったようで、高知2区を尾崎氏に譲り、山本大臣は比例から出ることになったという。つまり、石破派が二階派に貸しを作った格好になったわけだ。

 政治部の記者曰く、

「二階幹事長が幹事長の座を降りたら、二階派には実力者が誰もいなくなる。現在ですら総裁候補がいないんです。石破派と協力関係を結んでおいたほうがいいと考えたのでしょう。石破派は19人と弱小派閥ですから、恩を売っておこうということでしょう。もしかしたら石破派と二階派が合流なんてこともなきにしもあらず、です」

 仮に両派閥が合流すると麻生派を抜いて第2派閥となる。石破総理誕生なんてことがあるかも??

3950チバQ:2019/11/20(水) 08:41:55
https://www.asahi.com/articles/ASMCM5D0WMCMUTFK00X.html
安倍首相の長期政権は…「ポスト安倍」候補、一様に評価
西村圭史 2019年11月20日06時00分

 安倍晋三首相の在職期間が歴代最長になる前の19日、将来の「ポスト安倍」候補に名前が挙がる面々が定例会見で一様に長期政権を評価し、次世代を担う意欲や課題を語った。

 ポスト安倍に名乗りを上げる岸田文雄・自民党政調会長は記者会見で「難しい選挙に勝利したことが大きなエネルギーとなった」と分析。最近の閣僚辞任には「おごり高ぶりではないかと言われる点も多くあった」と戒め、次期政権の課題として「新鮮な気分、雰囲気を作っていくことが大事だ」と述べた。

 小泉進次郎環境相は閣議後の会見で「短期政権が連発した時代に比べてメリットは大きい」と政権の安定ぶりを評価。次期政権については「誰でも苦労する。私の父が5年5カ月首相を務めた後で、様々な苦労をされた首相自身も感じられたことではないか」と語った。

 河野太郎防衛相は「国際会議の場でも首相はベテランの域。発言に重きが置かれるようになった」と海外での存在感を評価。次期総裁選への意欲を問われると「まずは自分の仕事をやる」と述べるにとどめた。

 茂木敏充外相は第2次政権で自らが歴任した要職を挙げ、「安定した政権のもとで様々な政策課題に取り組み、着実に結果を出してきた」と自賛。ポスト安倍については「リーダーシップを発揮して成果を出す人物」と述べた。

 首相側近の加藤勝信厚生労働相は「ポスト安倍」への意欲を問われ、「私自身も高みを目指していくと言ってきた。いま与えられた職責に全力を尽くしていきたい」と語った。(西村圭史)

3951チバQ:2019/11/21(木) 13:18:14
https://www.sankei.com/politics/news/191121/plt1911210001-n1.html
【政界徒然草】無名の参院議員がなぜ最高実力者になったのか 故・吉田博美氏を振り返る
2019.11.21 08:00政治政局
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自民党の吉田博美前参院幹事長(春名中撮影)
自民党の吉田博美前参院幹事長(春名中撮影)
 10月26日に死去した自民党の吉田博美前参院幹事長は、参院の最高実力者として永田町の政治力学を変えるほどの影響を及ぼした。表舞台に出ず、閣僚経験もない。永田町以外で無名の参院議員は、どのようにして権力を手中にしたのか。

首相との信頼関係

 最後の「公の場」は6月17日の自民党役員会だった。難色を示す主治医を押し切り、入院先から車いすで参加した。70歳の誕生日でもあった。

 役員会室で安倍晋三首相が「お誕生日おめでとうございます」と声をかけると、二階俊博幹事長が「言葉だけでいいんですか」とツッコミを入れた。首相は笑ってこう話した。

 「言葉だけの人と、そうじゃない人がいますよね」

 吉田氏は役員会であいさつをして退席した。首相も中座して隣の部屋に移り、「吉田さん、これからも信頼関係を続けていきましょう」と語った。

 吉田氏は「言葉だけではない人」として首相に大きな信頼を寄せられ、時には首相への要求を通した。そうした関係を築いたことが、吉田氏が政権内で影響力を持った理由の1つだ。

 参院国対委員長だった平成27年の通常国会では、集団的自衛権の限定的行使を可能とする安全保障関連法を、野党の猛反対の中で成立させた。そのために、国会会期を現行憲法下で最長となる95日間も延長した。衆院側や官邸内には長期延長に反対論があった。野党が政権批判をする時間が増えるからだ。

 吉田氏は首相に、昭和35年の安保闘争で女子学生が死亡した経緯を語り、「丁寧に国民の理解を得る努力をすべきです。絶対に犠牲者を出してはいけない」と進言し、首相は聞き入れた。

 昨年の通常国会で、首相が答弁で感情的になる場面があった。後日、首相官邸で政府・与党連絡会議への出席を終えた吉田氏は、出口で首相を待ち構えた。

 「あの態度は何ですか。もっと冷静に、謙虚にやらないと。あなたは世界のシンゾーなんですから」

 首相は「吉田さんの言う通りですね」と素直に応じた。吉田氏は首相に耳の痛いことを言った。同時に「あれほど人の話に耳を傾ける総理大臣は今までにいない」と評価し、首相が苦境に立つたびに「支える」と表明してきた。

 首相も「参院のことはすべて任せます」と吉田氏の意向を重んじた。働き方改革関連法などを抱えた昨年の通常国会にもそれが現れた。最大20日程度の会期延長論があった衆院側や官邸に対し、吉田氏は「熟議するのが参院だ」と主張し、32日間の延長が決まった。

 首相は内閣改造でも、吉田氏が参院枠として推した初入閣候補の中から選んだ。

 吉田氏は時に「衆院の補完勢力」と揶(や)揄(ゆ)された参院を、首相官邸や衆院にモノが言える存在にすることを目指した。その姿勢は多くの参院議員に支持された。

3952チバQ:2019/11/21(木) 13:18:43
参院内で求心力

 吉田氏は52歳で参院に初当選後、青木幹雄元参院議員会長に見いだされて側近となり、権力の足がかりをつかんだ。26年に参院国対委員長、28年には参院幹事長に就いた。

 首相とのパイプを生かして参院の要求を通す政治技術は、青木氏に重なる。吉田氏と首相の「ウマが合った」関係とは異なるが、青木氏も総裁選や郵政民営化法案で小泉純一郎元首相に協力する代わりに、参院側の要求を飲ませた。

 もう一つ重なるのがポストを求めない姿勢だ。入閣の機会はあったが、断って他の参院議員に譲った。

 青木氏同様に「政治は数」を重視する現実主義者でもあった。所属する竹下派(平成研究会)の参院議員数は党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)に劣る。そこで、無派閥議員を加えた「参院平成研究会」という独自グループを結成。竹下派の参院議員に、10人前後の無派閥議員を加えた約30人の勢力を誇った。

 普段は冗談ばかり言っている人物だったが、節目で政局を仕掛けた。昨年9月の総裁選では青木氏の意向を受け、首相ではなく、石破茂元幹事長の支持を決断。竹下派の参院議員21人の大半を石破氏支持でまとめ、「石破氏は泡まつ候補」ともみられていた総裁選の構図を一変させた。


 首相が長期政権を敷く中で対抗馬を支持し、それでいて首相との信頼関係は変らなかった。石破氏は敗れたが、吉田氏の株はむしろ上がった。石井準一参院幹事長代理ら交渉術にたけた側近がいたことも吉田氏にとって大きかっただろう。

 今年7月の参院選への出馬を決めかねていた頃、比例代表で優先的に当選できる「特定枠」での立候補を甘利明選対委員長(当時)から水面下で打診された。特定枠は吉田氏が主導して創設しただけに、我田引水を嫌う吉田氏は「それは私に、政治家として死ねということですか」と断った。

 ポストを求めず、我田引水せず、政局に強い人間の周りに人が集まるのは自然の成り行きだ。吉田氏の薫陶を受けた中堅・若手は「吉田学校」と呼ばれた。

 参院自民党は議席が少ないほど存在感を高めやすい。政府の法案を多数派工作をして成立させるため、野党にパイプを持つ参院幹部の重要性が増すからだ。吉田氏が参院幹事長だった3年間は自民党が単独過半数で、真逆の環境だった。

 それでも、120人を超える参院自民党をまとめる吉田氏を首相は頼りにした。すると参院内での求心力がより強まり、政権内での影響力もさらに増した。そんな循環が吉田氏を押し上げたのだろう。

(政治部 田中一世)

3953チバQ:2019/11/22(金) 14:13:05
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191122-00015654-bunshun-pol
ポスト安倍レース最有力のはずが……走れない岸田文雄氏に麻生太郎氏が接近
11/22(金) 6:00配信文春オンライン
ポスト安倍レース最有力のはずが……走れない岸田文雄氏に麻生太郎氏が接近
早大、旧長銀、父の秘書を経て政界入り ©共同通信社
「本来なら圧倒的に先頭を走っていなければいけないんだけどなあ」(安倍首相に近い自民重鎮議員)。ポスト安倍レースを走る岸田文雄政調会長(62)のことだ。

【写真】この記事の写真を見る

 首相の意中の後継候補が岸田氏なのはもはや永田町の常識。最大派閥(97人)の細田派を率いる首相の後ろ盾があるだけでも、圧倒的に有利なはずだ。加えて有力ライバルの菅義偉官房長官は失速。自らに近い菅原一秀、河井克行両大臣のW辞任で「令和おじさん」の勢いは削がれた。本来、「次はやっぱり岸田さん」との声が高まりそうなものだが、そんな気配は微塵もない。

 永田町の空気は霞が関にも伝播する。大学入試への英語民間試験の導入延期を萩生田光一文科相が発表した11月1日朝、岸田氏は番記者に怒りをぶちまけた。「政調会長の私に、事前に何の報告もなかった」。実力政治家への根回しは官僚の基本動作。与党幹部で「次期首相」最右翼ならば、根回しされるのは当然のはずなのだが……。

 そもそも岸田氏には以前から重みがなかった。伝統派閥の宏池会を古賀誠元幹事長から譲り受けた時のこと。岸田氏を領袖に指名した理由を若手議員が尋ねたところ、古賀氏は一言、「岸田さんは、私の存在を超えないからね」と吐露した。

 昨年の総裁選での立候補を一時期、模索した岸田氏。派の中堅議員が政策を練り、「理解しやすいように」とA4用紙2枚程度にまとめて渡したが、岸田氏は「難しくて頭に入らない」。中堅は「まじか」と頭を抱えた。

そんな岸田氏に麻生太郎氏が接近する理由
 そんな岸田氏に「神輿は軽い方がいい」とばかりに接近するのは、キングメーカーを目指す麻生太郎副総理だ。11月13日夜に2人は会食。政治部デスクは「生臭い話をしているはず。松本さんも同席しているので」。同席したのは麻生氏の最側近である松本純国対委員長代理。実は松本氏、周囲にこんな秘策を漏らしていた。「古賀さんがいる限り麻生派と岸田派の合流は難しい。ならば、岸田さんと側近数人だけでも麻生派に入ってほしい」。

 そもそも麻生派は、宏池会の分裂で生まれた派閥。麻生氏は両派合流の「大宏池会」構想が持論だが、古賀氏とは犬猿の仲で実現は難しい。一方で麻生派には衆目の一致する「ポスト麻生」候補もいない。麻生氏は河野太郎防衛相に目をかけるが、松本氏ら派幹部による河野評は「人望がない」など散々。そこで松本氏が狙うのが、ポスト麻生候補も兼ねた岸田氏一本釣りだ。

 実現すれば永田町を揺るがす動きだが、政治記者は鼻で笑う。「岸田氏にそんな決断ができるなら、今頃、ポスト安倍レースの圧倒的先頭です」。レースの行方は未だ見通せない。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年11月28日号

3954チバQ:2019/11/23(土) 09:42:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191123-00000011-jij-pol
二階氏「ポスト安倍」品定め?  自民全派閥と相次ぎ会食
11/23(土) 7:19配信時事通信
 自民党の二階俊博幹事長が、各派閥の領袖(りょうしゅう)らとの会食を重ねている。

 党内の結束固めを名目に掲げるが、将来の「ポスト安倍」政局をにらみ、有力候補を抱える各派の動向を探る狙いが透ける。

 二階氏は22日夜、石原派(11人)の石原伸晃元経済再生相と東京・赤坂の日本料理店で会食。同日で各派との会合を一巡させた。

 9月の内閣改造・党役員人事で幹事長続投が決まった直後から、二階氏は各派への接触を続けている。岸田派(47人)の岸田文雄政調会長を振り出しに、麻生派(53人)の麻生太郎副総理兼財務相、細田派(97人)の細田博之元官房長官、竹下派(54人)の茂木敏充外相らと、矢継ぎ早に食事を共にした。

 一連の会合について、二階氏は「各派の意見を伺うことが大事だ」と指摘。党内融和を図るためと目的を説明するが、額面通りに受け取る向きは少ない。

 背景には、二階氏が率いる二階派(47人)には、安倍晋三首相の後継をうかがう有力候補が不在との事情がある。党関係者は「自身の求心力を維持するためにどう動くべきかを探っている」と二階氏の真意を推し量る。

 実際、二階氏は岸田氏との会合で「(宰相の座に)駆け上がってください」と激励。その一方で、首相と距離を置く石破派(19人)の石破茂元幹事長や、無派閥の野田聖子元総務相とも会うなど、党内の全方位に目配りを欠かさない。

 その一方で、二階氏は首相の党総裁4選にも繰り返し言及。「安倍氏の後は安倍氏」とまで踏み込んでいる。「ポスト安倍」の品定めをするかのような言動に、政権内からは「勝ち馬にしか乗らない」(首相周辺)との皮肉も漏れる。

3955チバQ:2019/11/25(月) 11:41:31
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191125/k10012189681000.html
自民 谷垣グループ 幹部体制改め他派閥との連携模索へ
2019年11月25日 7時09分

次の自民党総裁選挙も見据え、谷垣グループは幹部の体制を改めることになり、ほかの派閥との連携を模索するなどして存在感を高めたい考えです。

自民党の谷垣前総裁を中心とする議員グループは、ほかの派閥と掛け持ちする議員も含め20人余りが所属していますが、谷垣氏の引退後、存在感の低下が指摘されています。

こうした中、グループの代表世話人として運営にあたってきた逢沢 元国会対策委員長が顧問に退き、今後はもう1人の代表世話人の中谷 元防衛大臣が、新たに就任する遠藤 元オリンピック・パラリンピック担当大臣とともに運営を担うことになりました。

谷垣グループは次の自民党総裁選挙も見据え、今後、政策的に近い岸田派など、ほかの派閥との連携を模索するなどして存在感を高めたい考えです。

3956チバQ:2019/11/26(火) 09:35:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000602-san-pol
谷垣G「全方向」遠藤氏が代表世話人昇格へ ポスト安倍へ布陣変更
11/25(月) 23:40配信産経新聞
 自民党の谷垣禎一元幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は25日、遠藤利明元五輪相を代表世話人に昇格させる方針を固めた。現在代表世話人を務める2人のうち中谷元・元防衛相は留任し、逢沢一郎元国対委員長は顧問に就く見込み。27日にも決定する。今後想定される党総裁選や総選挙を見据え、幹部態勢を変更する。

 谷垣グループは他派閥との掛け持ちを認めており、衆参の国会議員23人が所属している。ただ、谷垣氏の政界引退後、結束力の維持が課題となっている。このため、グループ内には派閥化や他派との合流話がくすぶっている。

 今年7月には、岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会)と谷垣グループの幹部が会合を開いた。同グループは宏池会の流れをくみ、逢沢氏もその際、「同根で、特に近しい関係にある」と話した。

 ただ、グループの一部には、平成24年9月の党総裁選で谷垣氏が、現在、岸田派の名誉会長を務める古賀誠元幹事長の反対で不出馬に追い込まれたこともあり、アレルギーが残る。また、若手を中心に菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い議員も少なくない。

 一方、遠藤氏は岸田派幹部だけでなく、安倍晋三首相や森喜朗元首相らとも良好な関係を築いている。このため、今後、「ポスト安倍」をめぐって党内の主導権争いが強まる中で、“全方向”で他派閥との合流や派閥化を検討していくものとみられる。

3957チバQ:2019/11/26(火) 09:53:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191124-00010005-jij-pol
【点描・永田町】揺らぎ始めた「安倍1強」の構図
11/24(日) 19:02配信時事通信
【点描・永田町】揺らぎ始めた「安倍1強」の構図
河井克行法相の辞任を受け、陳謝する安倍晋三首相=10月31日、首相官邸
政治ジャーナリスト・泉 宏
 まだまだ続くとみられていた、中央政界での「安倍1強」の構図が揺らぎ始めている。

 第4次安倍再改造内閣発足からわずか1カ月半余で経済産業相、法相という主要2閣僚が「政治とカネ」のスキャンダルで辞任し、同時進行で文部科学相の問題発言をきっかけに、安倍晋三首相の肝煎りで進められてきた教育改革の一環となる大学入試共通テストでの英語民間試験実施が、予定されていた来年度からの実施の見送りを余儀なくされたことなどが、背景にあるとみられている。

【図解】内閣支持率の推移

 一連の騒動をきっかけに、これまで政府与党内で封印されてきた首相や菅義偉官房長官に絡む“官邸批判”が「同時多発的に噴き出したことで、自民党内の“物言えば唇寒し”の雰囲気が変わり始めた」(石破派幹部)からだ。

 これと連動する形で、1年10カ月後の「ポスト安倍」をにらむ各候補、派閥による水面下の動きも公然化し始めている。

 一部週刊誌で公選法違反疑惑などが暴露され、2週連続で閣僚辞任に追い込まれた菅原一秀前経産相と河井克行前法相は、いずれも菅氏の側近で首相とも近いとされる。

 さらに、英語民間試験に絡むいわゆる「身の丈」発言で、野党だけでなく一般国民からも集中砲火を浴びている萩生田光一文科相は、「首相の側近中の側近」(細田派幹部)だ。

 それだけに「官邸が抜擢した3人の新人閣僚が起こした問題で、政権運営が混乱に陥った」(自民国対)ことについて、与党内では「首相と菅氏の“お友達人事”が原因」(閣僚経験者)との声も広がる。

【点描・永田町】揺らぎ始めた「安倍1強」の構図
辞任した菅原一秀前経済産業相(左)と河井克行前法相(中央)。右は、英語民間試験に絡む「身の丈」発言で批判を浴びる萩生田光一文部科学相=いずれも10月
苛立つ首相に「終わりの始まり」の声も
 首相にとって、今臨時国会での最優先課題は日米新貿易協定の国会承認と、任期中の実現を目指す憲法改正のための、衆参両院憲法審査会での本格的改憲論議の促進だった。

 しかし、2閣僚連続辞任や英語民間試験見送りによる国会審議の混乱で、日米両国が来年1月1日発効を予定している貿易協定の会期内承認が不確実となり、改憲論議の前提となる国民投票法改正案の会期内成立も困難視される状況だ。

 与党内では会期延長論も取り沙汰されているが、大規模な台風災害に対応するための大型補正予算案と来年度予算案の編成作業が急がれることや、首相の外交日程もあって、「大幅延長は困難」(自民国対幹部)なのが実態だ。

 ただ、こうした国会混乱の原因が「“官邸人事”の失敗」(自民長老)とされたことで、「1強」と呼ばれてきた首相の求心力にも陰りが生じた。

 河井氏が法相を辞任した10月31日夜に開かれた岸田派所属議員のパーティーでは、「出席議員から首相や菅氏を公然と批判する声が相次いだ」(出席者)とされる。

 また、公明党の山口那津男代表が2閣僚辞任について「そもそも問題ありそうな人を閣僚に据えた」と、あえて首相に苦言を呈したことに象徴されるように、「安倍1強でたまっていた不満が一気に表に出始めた」(閣僚経験者)のは否定できない。

 これまで、党内が動揺するたびに首相サイドが流してきたとされる事態打開のための衆院解散説も、「今回ばかりは誰もまともに取り合わない」(自民若手)のが現状だ。「こんな状況で解散すれば、自民大幅議席減で、首相が自分の首を絞めるだけ」(自民選対)と見切られているからだ。

 自民が野党の要求に屈する形で応じた、11月6日と8日の衆参両院予算委での集中審議では、首相が「任命責任」と「国民へのお詫び」を繰り返したが、野党の激しい追及に苛立ってやじも連発し、かえって批判を拡大させた。

 このため、自民党内でも「首相の態度が、1強の終わりの始まりを示唆している」(閣僚経験者)との声が広がり始めている。

(時事通信社「地方行政」11月18日号より)

3958チバQ:2019/11/28(木) 10:44:58
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191128-00594778-shincho-pol
二階幹事長が麻生財務相にチクリ…武田防災相政治資金パーティー閑散に言及
11/28(木) 5:57配信デイリー新潮
二階幹事長が麻生財務相にチクリ…武田防災相政治資金パーティー閑散に言及
二階幹事長
 安倍総理の後援会パーティーが炎上する中、永田町でひっそり注目を集めたのは、武田良太防災相(51)の政治資金パーティーだった。

 今月11日に地元・福岡で行われたこの宴は、

「入閣後初めてとあって、地元企業の関係者などが多数参加しました」(地元記者)

 ところが、

「当の本人は、全国知事会に出席するため、ドタキャン。ビデオのみでの参加となり、なんだか締まりのないものになってしまった」

 もっとも、締まりがなかったのは、“本人不在”ばかりが理由ではなく、

「側近の鳩山二郎・宮内秀樹両衆院議員などを除き、県連の幹部議員は殆ど出席していなかったのです」

 一体どうしたことか。

「同じ日、蔵内勇夫・自民党福岡県連前会長の日本獣医師会会長再任のお祝いが東京で開かれ、県連の幹部や国会議員は軒並みこちらに取られてしまった」

 蔵内氏といえば、押しも押されもせぬ福岡政界のドン。麻生太郎財務相も一目置く地元の重鎮県議だが、

「武田さんは、3年前の衆院補選で麻生さんが推す蔵内さんの長男を支持せず、鳩山二郎さんを擁立した。さらに、今春の県知事選でも反麻生の候補者を応援。この責任をとって蔵内さんは県連会長を辞し、麻生・蔵内という二大巨頭との溝は決定的になったのです」

 これに気を揉むのは、武田氏が所属する二階派の二階俊博幹事長だ。

「翌12日、二階さんは、銀座のステーキ屋で安倍さんや麻生さんらと会食をしていたんですが……」

 と二階派関係者。

「安倍さんが“武田さんも頑張ってくれている”と水を向けると、二階さんは“まだまだですよ。彼も麻生さんに可愛がってもらえるようにならんと”とチクリ。一連のやり取りに麻生さんは苦笑いだったといいますが、当てこすり以外の何物でもないでしょう」

 ステーキの後味やいかに。

「週刊新潮」2019年11月28日号 掲載

新潮社

3959チバQ:2019/11/29(金) 13:48:30
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191129-00316892-toyo-bus_all
ポスト安倍レース、結局「岸田vs石破」の争いに
11/29(金) 5:15配信東洋経済オンライン
ポスト安倍レース、結局「岸田vs石破」の争いに
自民党石破派のパーティーで岸田文雄外相(左、当時)と握手する石破茂・元幹事長(2017年5月、写真:時事通信)
 師走を目の前にして、永田町が花見政局に揺れている。史上最長政権という勲章を手にした安倍晋三首相が、自らが主催してきた「桜を見る会」の私物化疑惑で墓穴を掘りつつあるからだ。

 自民党内も1強の揺らぎに敏感に反応し、「どんぐりの背比べ」とされるポスト安倍の構図も輪郭が浮かびつつある。

■「孤立する」石破氏と「精彩を欠く」岸田氏

 ここにきて党内では「後継レースは結局、岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長が主軸になる」(自民長老)との見方が広がっている。同じ62歳、選挙区は広島と鳥取で隣接し、ともに世襲議員と政治的には似た者同士。しかし、ポスト安倍に挑む基本戦略は、岸田氏は「親安倍」、石破氏が「反安倍」と正反対だ。

 桜解散説など年末年始に向けて政局のざわめきが増す中、それぞれが互いを意識しながら「次」に向けた発信に躍起となっている。

 2018年9月の自民党総裁選は、2017年春の総裁3選を可能とする党則改正を受けて出馬した安倍首相(党総裁)と石破氏の一騎打ちとなり、石破氏は党員・党友による地方票では45%を獲得して善戦したものの、国会議員票では安倍首相に大差をつけられて敗北した。出馬するかどうかが注目された岸田氏は、「迷いに迷った末」(岸田派幹部)に7月下旬に不出馬を表明し、首相支持に回った。

 安倍3選後、「首相に歯向かった石破氏」(細田派幹部)への党内の包囲網は維持・強化され、石破氏は孤立。内閣・党人事での無役も常態化した。一方の岸田氏は、外相、政調会長と要職を続けるが、一般国民レベルで「闘わない男」との印象が広がり、総理・総裁候補として精彩を欠く状況が続いている。

 その結果、若手有望株の河野太郎防衛相や小泉進次郎環境相に加え、菅義偉官房長官や茂木敏充外相ら政権内の実力者が、2021年9月に予定される次期総裁選に向けたポスト安倍レースの有力候補に浮上。今年9月の内閣・党役員人事の後には「出馬の可能性があるのは最大8人」(自民幹部)という混戦模様となり、2大本命とされてきた岸田、石破両氏の影も薄れつつあった。

 しかし、10月下旬からの主要2閣僚連続辞任や桜を見る会の私物化疑惑などで安倍1強が大きく揺らぎ、党内に根強かった首相4選説も下火となっている。菅氏は側近2閣僚の辞任や桜を見る会疑惑への対応での狼狽ぶりなどで失速。小泉氏もいわゆる「セクシー発言」などで人気が急落し、結果的に岸田、石破両氏が存在感を増しつつあるのが現状だ。環境の変化を意識してか、ここにきて両氏もメディアなどでの発信に力を注いでいる。

3960チバQ:2019/11/29(金) 13:48:54
■慎重居士の鎧をかなぐり捨てた岸田氏

 まず岸田氏は、政調会長続投後は月刊誌や週刊誌のインタビュー企画に積極的に応じ、「次の総裁選には立つ」「禅譲はありえず、総裁選で堂々と戦う」などと、これまでの慎重居士の鎧をかなぐり捨て、ポスト安倍への意欲を繰り返している。

 総裁選出馬を明言するに至った経緯について岸田氏は、「総裁は任期3回で終わるのがルール。次の時代には自らが責任を持つ立場になりたい」と強調。依然としてつきまとう「首相からの禅譲待ち」との評についても、「総裁選という制度があるので、戦わないと総裁になれない。禅譲というものはありえない」と明快な口調で否定してみせた。

 同氏を支える岸田派では、名誉会長で同氏の後見人でもある古賀誠元幹事長が、岸田氏について「つくしの坊や」(折れやすい優等生)と揶揄し、ポスト安倍には「土の匂いのする政治家」の菅氏が適任との考えを示したことが波紋を呼んだ。これについて岸田氏は「古賀さんはいつも、宏池会政権を作ると強調されており、宏池会の会長と名誉会長として協力し合っている」と受け流すが、当惑は隠せない。

 その一方で、総裁選に向けた党内の多数派工作については「勝たなければならないが、今の段階で数合わせを始めるのは時期尚早」とし、年明け解散説についても「リスクを冒してまで選挙をするというのは、よほどの大義がないと」と否定。そのうえで、自らが目指す政権像について、①多様性を尊重した社会、②持続可能性のある政策づくり、③軍縮平和など地球規模の課題解決への挑戦、などを挙げた。

 対する石破氏は、2018年9月の総裁選敗北以降、ことあるごとに安倍政権のおごりや緩みについて厳しい批判を続けている。石破外しで要職から遠ざかり、表舞台での発信の場がなくなったため、民放テレビ番組や雑誌のインタビューなどで積極的に発信する必要に迫られている。同氏周辺も「大きく取り上げられるためにも、(反安倍での)尖った発言をせざるをえない」(側近)と解説する。

 桜を見る会について石破氏は、「1952年以来続いてきたことで、それなりに意味があった」と評価する一方で、「内閣総理大臣として(社会を支えた人たちを)お招きして慰労するのが本来の趣旨。(多数の後援会関係者を招待したのは)やはり公平、公正でなかった」と批判。来年の開催中止についても「なぜ辞めるのかの説明が必要」と指摘する。

 野党が追及している内閣府での招待者名簿の廃棄についても、「不審に思われても仕方がない面がある。廃棄の理由は薄弱で、保安上も(毎年の)重複を避ける趣旨からも、リスト保存はむしろ必須」と、証拠隠しとみえる官邸サイドの対応を指弾した。

3961チバQ:2019/11/29(金) 13:49:11
■「親安倍」「反安倍」の党内確執が浮き彫りに

 この問題で安倍首相は、首相官邸で記者団に詳しく事情を説明したが、石破氏は「せっかく総理が自ら説明されるなら、立ち話的なものではなく、きちんと記者会見で堂々と(説明)されればいい」と手厳しい。さらに、主要2閣僚辞任での首相の任命責任についても「甘く見るべきではない。(辞任2閣僚は)その非について国民に謝罪なり説明なりするべきで、それを2人に指示するのが任命責任の取り方だ」と疑問を呈した。

 安倍政治の継承を軸に、細田、麻生両派など党内の安倍支持勢力の後押しを得ようと腐心する岸田氏と、長期にわたる1強政治の歪みや緩みを厳しく批判することで「党内の潜在的な安倍政治への不満の吸収」を狙う石破氏。ここにきての両氏の発信ぶりは、まさに党内の親安倍と反安倍の確執も浮き彫りにしている。

 そうした中、岸田氏は政調会長という立場を活用して、大規模な台風災害の視察を繰り返している。それに伴う今年度補正予算の編成について、「すべての(政調)部会長に議論を始めてもらっている」と党主導での大型補正実現への指導力発揮に余念がない。

 さらに、安倍首相が悲願とする憲法改正についても、改憲をテーマとした「地方政調会」を各地で主催し、「リベラルの砦」とされる岸田派で憲法勉強会を3回開き、「安倍改憲」実現への貢献をアピールしている。

 対する石破氏は、民主党政権時代に自民党改憲案づくりを主導した改憲派であるにもかかわらず、安倍首相の目指す憲法改正との対決姿勢を鮮明にする。とくに、安倍改憲の軸となる憲法9条を維持しての自衛隊明記については「私は理解できない」と批判し、安倍改憲阻止で野党と連携する構えすらにじませる。

 こうして「次」を競い合う岸田、石破両氏にとって、「最大のポイントは『首相のやめ方』」(自民長老)だ。永田町で岸田氏への禅譲説が消えないのは、「任期満了による本格総裁選になれば、現状では地方票で圧倒する石破氏が有利」(自民長老)との見方が多いからだ。

 だからこそ、安倍首相が東京五輪後の2020年秋に勇退して岸田氏を後継に指名すれば、「両院議員総会での議員投票(地方代表は47票のみ)で岸田氏が圧勝できる」(閣僚経験者)との筋書きが浮上し、石破氏が「党員党友の意思を無視する」と反発するのだ。

 もちろん、今回の桜を見る会騒動をみても「政界の一寸先は闇」だ。禅譲説につながる首相の五輪花道論と並行して、「トランプ大統領が再選すれば、首相の4選が現実味を帯びる」(細田派幹部)との臆測も飛び交う。そうした中で、岸田、石破両氏が今後、次を見据えて党内での足場をどのように固めていくのかが、年末以降のポスト安倍政局の最大のカギとなりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3962チバQ:2019/12/02(月) 13:24:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00000050-kyodonews-soci
渡辺防衛政務官、公選法抵触の恐れ
12/2(月) 11:02配信共同通信
 渡辺孝一防衛政務官が代表を務める自民党支部が、支持者が参加したバスツアーの不足分を支払っていたことが2日、2018年分の政治資金収支報告書で分かった。選挙区の有権者への寄付を禁じた公職選挙法に抵触する恐れがある。

3963チバQ:2019/12/09(月) 20:47:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191208-00010005-jij-pol
【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起
12/8(日) 19:04配信時事通信
【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起
地方政調会で憲法改正について語る自民党の岸田文雄政調会長=2日、福島県郡山市
政治ジャーナリスト・泉 宏
 「桜を見る会」での私物化批判で安倍1強政権の動揺が目立つ中、ポスト安倍を目指す岸田文雄政調会長が“変身”に躍起となっている。

【図解】「ポスト安倍」の顔触れ

 「リベラルの砦(とりで)」とされてきた宏池会(岸田派)の領袖(りょうしゅう)なのに、首相が悲願とする憲法改正を党三役として積極的に後押ししているからだ。

 決断・行動力不足との批判払拭(ふっしょく)の思惑もあるが、党内の反応はいまひとつで、国民の期待度上昇にも結び付いていない。

 9月の党役員人事で政調会長続投となった岸田氏は、憲法改正実現に向けての地方政調会実施を決め、地元広島など3県で開催して憲法9条への自衛隊明記を軸とする4項目の改憲案を掲げて「時代背景に合った憲法をつくる必要がある」と訴えた。

 地方政調会は岸田氏が2年前の政調会長就任後にスタートさせたもので、憲法改正の早期実現に向け世論喚起を図るのが目的だ。

【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起
憲法改正をテーマにした自民党岸田派の若手向け勉強会で、講師を務める同派名誉会長の古賀誠元幹事長(中央)=11月13日、東京・永田町
 岸田氏は、護憲派が多いとされる岸田派でも憲法改正勉強会を開催することで、イメージチェンジに腐心している。

 国会での改憲論議が一向に本格化せず、安倍晋三首相の目指す任期内改憲実現が困難視される中、「改憲実現は岸田政権で」(岸田派若手)とアピールすることで、ポスト安倍レースで優位に立とうとする狙いもあり、後継者として岸田氏への期待をにじませる首相も、岸田氏の変身を評価しているとされる。

 前回総裁選で首相の意向を拒めず、周囲の期待も裏切る形で「出馬辞退」を決めた岸田氏。その際の優柔不断ぶりが「闘わない男」と批判され、世論調査での「次期首相候補ランキング」でも、ライバルの石破茂元幹事長に大きく差をつけられ、下位低迷の状況が続いている。

 「いい人」という定評がかえって存在感の薄さとなり、「どうでもいい人」(自民幹部)と揶揄(やゆ)されているのが実態だ。

【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起
自民党岸田派の政治資金パーティーで、乾杯する岸田文雄政調会長(前列右)ら=5月15日、東京都港区
“2番手人生”からの脱却がカギ
 首相は9月の内閣・党人事で、岸田氏を二階俊博幹事長の後任に起用することを模索したが、内閣の要役の菅義偉氏が「政権が弱体化する」と首相に強く進言、二階氏続投が決まったとされる。

 党内では「岸田幹事長なら、一気にポスト安倍の最有力候補になるとみて、菅、二階両氏が連携して阻止した」(二階派幹部)との見方が多い。

 岸田氏自身も幹事長就任に意欲を見せていただけに、政調会長続投には岸田派内にも失望感が広がった。だからこそ岸田氏は憲法改正に積極的に協力することで首相の期待に応え、存在感を示そうとしているのだ。

 岸田氏は、最近の月刊誌のインタビューで「次は立つ」「禅譲は有り得ず、総裁選で堂々と戦う」と明言した。

 ただ、国会議員票と党員・党友票が半々となる本格総裁選となれば、「現状では党員票で石破氏にダブルスコアで負ける」(自民長老)との見方が少なくない。このため「首相勇退による禅譲しか岸田氏にはチャンスがない」(自民幹部)との声も出る。

 確かに、首相が任期途中で退陣すれば、両院議員総会での国会議員投票(地方代表は47人)で新総裁が決まる可能性があり、その場合は、首相ら石破氏を嫌う多くの党実力者の支持が見込める岸田氏が、相対的に優位に立つとみられている。

 だからこそ、石破氏が「自民党を支えるのは党員党友。総理総裁を選ぶ権利を奪ってはいけない」とけん制するのだ。

 人事などでの「首相らによる露骨な石破外し」(石破派幹部)もあって、党内では石破氏の孤立化が際立つだけに、総裁選での派閥単位の多数派工作では岸田氏が有利とされる。

 しかし、安倍1強が崩れた状態での総裁選となれば、国民的支持が低迷する岸田氏の不利は否めない。

 それだけに「『俺が俺がを嫌う』ことによる地味な“2番手人生”」(自民幹部)からの脱却が、当面の課題となりそうだ。

(時事通信社「地方行政」12月2日号より)

3964チバQ:2019/12/09(月) 21:51:23
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20191209k0000m040217000c.html
秋元衆院議員、元秘書周辺を捜索 任意で事情聴く 東京地検
2019/12/09 20:58毎日新聞

秋元衆院議員、元秘書周辺を捜索 任意で事情聴く 東京地検

秋元司衆院議員

(毎日新聞)

 国土交通省などで副大臣を務めた自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の元政策秘書の関係先に、東京地検特捜部が外為法違反容疑で家宅捜索に入っていたことが判明した。元政策秘書は秋元氏周辺の資金の流れなどを把握していたといい、特捜部は元政策秘書から任意で事情を聴いている模様だ。

 家宅捜索は7日に始まり、8日未明まで続いたという。

 元政策秘書は2000年代前半に小林興起・元衆院議員の秘書を秋元氏とともに務めた。08年ごろに秋元氏の公設秘書となり、16年ごろには政策秘書となった。昨年秋ごろに病気を理由に退職したが、それまでは企業からの陳情などの対外的な対応を事務所内で一手に引き受け、「秋元氏の右腕」(秋元氏の元秘書)と評されていた。

 関係者への取材や法人登記簿によると、元政策秘書は、秋元氏が落選中だった11年に芸能タレントの育成などを目的にした会社を東京都内に設立し、17年まで代表を務めた。その後に代表は秋元氏の別の元秘書に交代したが、秋元氏自身も一時、顧問を務めていた。

 秋元氏は04年の参院選に比例代表で出馬し、全国で2番目に多い票を集めて初当選した。再選を目指した10年の参院選で落選したが、12年の衆院選で比例復活して国政に復帰した。17年10月の衆院選で3選を果たし、環境省や内閣府の副大臣も務めた。現在は党の国会対策副委員長。

 ◇秋元氏「やましい資金の移動はない」

 秋元氏は9日、報道陣の取材に「捜索の事実関係は確認できていない。顧問を務めていた会社にやましい資金の移動はない。(そのほかの不正に携わったことも)ない。(元政策秘書と最後に連絡を取ったのは)今年の夏ごろ」と話した。【遠山和宏、金寿英、志村一也】

3965 チバQ:2019/12/11(水) 12:09:06
721 名無しさん sage 2019/12/11(水) 10:06:43
無所属・井出庸生氏が自民入りへ 「考えた上での結論」
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019121101000945.html
無所属の井出庸生衆院議員(長野3区)が自民党入りする意向を同党幹部に伝えていたことが11日、分かった。
自民党側は近く入党手続きを始める見通しだ。
井出氏は取材に対し「支援者から自民党入りを望む声があった。長く考えてきた上での結論だ」と述べた。

関係者によると、井出氏は10日に自民党の下村博文選対委員長ら党幹部と面会し、入党の希望を伝えた。
下村氏は「ぜひ一緒に活動したい」と話し、歓迎する意向を示したという。

井出氏は当選3回。旧新党さきがけの井出正一元厚相のおいで、NHK記者を経て2012年の衆院選に旧みんなの党から初当選した。

3966チバQ:2019/12/12(木) 22:21:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191212-00000014-jij-pol
麻生氏「首相4選」が波紋 岸田・石破派が不快感 自民
12/12(木) 7:11配信時事通信
麻生氏「首相4選」が波紋 岸田・石破派が不快感 自民
首相官邸に入る安倍晋三首相=11日午前、東京・永田町
 麻生太郎副総理兼財務相が安倍晋三首相の自民党総裁連続4選を後押しする考えを示し、党内で波紋を広げている。

【図解】内閣支持率の推移

 「ポスト安倍」を狙う岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長がそれぞれ率いる派閥から不快感が示され、4選論にいち早く言及した二階俊博幹事長の周辺からは麻生氏主導の流れが生まれないようけん制する声が上がった。

 総裁任期は1期3年、連続3期まで。首相は2021年9月に任期切れを迎えるが、自らは4選を再三否定。残り2年弱で悲願の憲法改正を実現するのは困難との見方が広がる。こうした中、麻生氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」で、改憲を果たすには「総裁4選も辞さない覚悟が求められる」と強調した。

 これに対し、岸田派中堅は「麻生氏が影響力を保ちたいだけだ。老害だ」と批判した。岸田派は首相からの事実上の禅譲を期待しており、4選が現実味を帯びると基本戦略が狂う。

 首相と距離を置く石破派は4選支持の広がりを警戒する。同派中堅は「『桜を見る会』問題で長期政権はどうなのかとこれだけ言われているタイミングなのに」とくぎを刺した。

 4選論は二階氏がかねて繰り返し触れている。二階派の河村建夫元官房長官は11日の講演で「(来年11月の)米大統領選でトランプ氏が再選されるかどうかで雰囲気は変わる。再選すれば、大統領とさし(二人だけ)で話せる首相を代えるのはなかなか難しい」と指摘。同時に別の二階派幹部は、麻生氏発言を「幹事長の二番煎じだ。最初に言うから価値がある」と冷笑してみせた。

3967チバQ:2019/12/17(火) 19:31:55
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121600818&g=pol
「ポスト安倍」揺れる谷垣G 埋没懸念、独自擁立論も―自民
2019年12月17日07時07分

自民党旧谷垣グループ「有隣会」の緊急総会に出席する(左から)新代表世話人の遠藤利明元五輪担当相、谷垣禎一前幹事長、代表世話人を退任する逢沢一郎元外務副大臣、筆頭の代表世話人になった中谷元・元防衛相=11月27日、東京都港区
自民党旧谷垣グループ「有隣会」の緊急総会に出席する(左から)新代表世話人の遠藤利明元五輪担当相、谷垣禎一前幹事長、代表世話人を退任する逢沢一郎元外務副大臣、筆頭の代表世話人になった中谷元・元防衛相=11月27日、東京都港区

 新たな幹部人事を決めた自民党の旧谷垣グループ(有隣会、24人)が「ポスト安倍」に向けた戦略で揺れている。池田勇人元首相が結成した「宏池会」(現岸田派)の流れをくむことから、同派会長の岸田文雄政調会長との協調を求める声がある。一方、埋没への懸念から独自候補の擁立を訴える意見も出ており、意思統一が今後の課題となる。
【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起

 有隣会は11月27日の緊急総会で幹部人事を改め、中谷元・元防衛相と遠藤利明元五輪担当相を代表世話人とする新体制で運営することを決めた。遠藤氏はこれまで党内の各派関係者との会合を重ねており、起用には次期総裁選をにらみ連携の幅を広げる「全方位外交」にシフトする狙いがある。
 有隣会は他派閥との掛け持ちを認めており、緊急総会では、かつて同会に籍を置いていた岸田派の三ツ矢憲生衆院議員の復帰も決まった。安倍晋三総裁の後継を狙う岸田氏は、有隣会の支持を取り付けたい考えで、同28日の派閥例会では「(有隣会へ)どんどん行ってください」と促し、有隣会に秋波を送った。
 岸田派と有隣会の若手は16日、東京都内で会食し意見交換。岸田氏も参加した。有隣会は岸田派と政策的に共通点が多く、同派との合流論も取り沙汰されている。ただ、岸田氏の発言には「懐柔されていると見られかねない」(有隣会幹部)との警戒感も広がり、岸田氏支持でまとまるかは見通せない。
 別の幹部は「自分たちから総裁候補を出す気概を持たなくてはいけない」として、派閥化して独自の総裁候補を担ぎ上げる可能性に言及する。もっとも、派閥になれば、他派と掛け持ちする議員や菅義偉官房長官に近い議員が有隣会から相次いで離脱する恐れもあり、具体化していない。
 有隣会は、安倍氏と石破茂元幹事長が争った2018年9月の前回総裁選では対応を一本化できなかった。同会幹部は「少なくとも7〜8割はまとまって動けるようにしたい」と話すが、次回も自主投票となれば会の存在意義が問われそうだ。

3968チバQ:2019/12/19(木) 18:23:00
732: チバQ :2019/12/19(木) 18:22:21
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191219/KT191218ATI090040000.php
井出氏、自民に入党届 面会の二階幹事長が了承

自民党入りが了承され、記者会見する井出庸生氏=18日、衆院議員会館
自民党入りが了承され、記者会見する井出庸生氏=18日、衆院議員会館
 衆院3区選出で無所属の井出庸生氏(42)は18日、自民党本部で二階俊博幹事長と会い、入党届を提出した。二階氏は了承。近く正式決定する。3区支部長(次期衆院選立候補予定者)選任のための申請も下村博文選対委員長に提出。井出氏は「進めていただけると思う」と述べた。

 井出氏は、後藤茂之県連会長(衆院4区)や萩原清県連幹事長(県議)と共に二階氏と面会。後藤氏らによると、二階氏は入党届の紹介者欄に署名し「(井出氏の祖父で元官房長官の)井出一太郎さんに世話になった。若いのだから思い切ってやれ」などと声を掛けた。

 面会後、井出氏は衆院議員会館で記者会見し「将来の日本、地域にもっと役立てる政治家になるため」と自民入りの理由を説明。2017年衆院選で旧希望の党から出馬した経緯などを念頭に「ご一緒することができなくなる方々に対し、この場を借りておわび申し上げたい」と頭を下げた。所属先の派閥については「そう遠くないうちに結論を出したい」とした。

 一方、衆院比例北陸信越元職で3区支部長だった木内均氏(55)は18日、井出氏の入党が了承されたことについて「コメントする立場にない」とした。今後について「今までの佐久市議、県議、衆院議員の経験を生かして地域に貢献していく気持ちに変わりない。政治活動は続ける」と述べた。

(12月19日)

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191211/KT191210ATI090007000.php
井出氏、自民入りへ 衆院3区の構図に影響


 衆院長野3区選出で無所属の井出庸生氏(42)が10日、自民党入りの意向を同党幹部に伝えた。自民側は今後、手続きを経て入党を認める見通し。井出氏は信濃毎日新聞の取材に「熟慮を重ねた上での気持ちだ」と述べた。近く正式に記者会見するとみられる。

 2012年衆院選3区に旧みんなの党から出馬し、比例復活で初当選。同党や維新の党など「第三極政党」を経て、民主党の流れをくむ旧民進党に属した時期があった。政権与党入りは従来の政治姿勢を変えることになる。次期衆院選3区の構図や県内政界にも大きく影響する。

 井出氏は同日、自民党県連の後藤茂之会長(衆院4区)にも入党の意向を伝えた。後藤氏は「有為な政治家の申し入れ。丁寧に検討する」とした。

 井出氏は当選3回。2017年の前回衆院選では旧希望の党から出馬し、自民候補らに5万票を超える差をつけた。その後、旧民進党と合流した国民民主党に参加せず、無所属となった。今年1月には野田佳彦前首相らと無所属議員による衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(社保)を結成したが、9月の社保を含む野党会派の合流には加わらず、政党、会派とも無所属で活動していた。

 県内では旧民進系政治団体「新政信州」に18年10月の結成当初から参加。今夏の参院選では野党統一候補を支援したが、その後、脱退の意向を示していた。

 次期衆院選を見据え、年明けの通常国会から与野党の争いが本格化する。その直前での井出氏の自民入りは、中央の与野党の勢力争いにも影響する可能性がある。

(12月11日)

3969チバQ:2019/12/19(木) 22:20:30
>>3964https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121900417&g=soc
秋元議員事務所を捜索 中国企業の外為法違反―IR関連捜査・東京地検
2019年12月19日12時32分


東京地検特捜部の捜索を受けている秋元司衆院議員の地元事務所=19日午前、東京都江東区
東京地検特捜部の捜索を受けている秋元司衆院議員の地元事務所=19日午前、東京都江東区

 日本での統合型リゾート(IR)事業進出を計画していた中国企業が不正に現金を国内に持ち込んだ疑いがある外為法違反事件で、東京地検特捜部は19日、IR担当の内閣府副大臣だった秋元司衆院議員(48)=自民、東京15区=の地元事務所などを家宅捜索した。
 特捜部は既に、秋元議員の元政策秘書と元私設秘書の自宅などを関係先として捜索しており、事務所の捜索で押収した資料と合わせて精査し、持ち込まれた現金とIR事業との関連について捜査を進める。
 捜索を受けたのは、東京都江東区の地元事務所と千代田区の議員会館事務所。地元事務所はシャッターが下ろされ、入り口のガラスのドアも特捜部係官が張ったとみられる白い布で覆われており、中の様子をうかがい知ることはできなかった。議員会館の事務所では、関係者とみられる人の出入りはあったが、問い掛けに何も答えなかった。
 秋元議員は2017年8月、那覇市であったIR関連シンポジウムで、中国企業の最高経営責任者(CEO)と共に講演。特捜部は秋元議員から任意で事情を聴き、中国企業との関係などについて説明を求めたが、議員は不正への関与を否定したとみられる。
 関係者によると、不正に現金を持ち込んだとみられているのは、中国企業が17年7月に東京都内に設立した日本法人の元役員で、国内に数百万円を持ち込んだ際、事前に必要な税関への届け出をしなかった疑いが持たれている。
https://www.sankei.com/affairs/news/191219/afr1912190003-n1.html
秋元議員の事務所捜索 東京地検特捜部
2019.12.19 10:26社会事件・疑惑
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秋元司衆院議員の事務所前に集まった報道陣=19日午前、東京都江東区
秋元司衆院議員の事務所前に集まった報道陣=19日午前、東京都江東区
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 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)への日本参入を目指していた中国企業の元役員が多額の現金を無届けで国内に持ち込んだ疑いがある外為法違反事件に絡み、東京地検特捜部は19日、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の地元事務所を家宅捜索した。特捜部は元政策秘書らの自宅も関係先として既に家宅捜索。IR担当の内閣府副大臣だった秋元氏と中国企業の関係などについて実態解明を進める。

 家宅捜索を受けたのは、東京都江東区にある秋元氏の地元事務所。特捜部は、IRへの参入を目指していた中国企業の元役員が現金数百万円を無届けで国内に持ち込んだとされる外為法違反事件について捜査を進めており、秋元氏側の関与について実態を解明するには強制捜査が必要と判断したもようだ。

 中国企業は深●(=土へんに川)に本社を置き、インターネットゲーム事業などを展開。平成29年8月に那覇市で開いたシンポジウムでIR進出を検討していることを表明し、秋元氏はこのシンポジウムで基調講演を行った。30年1月には北海道留寿都(るすつ)村でのIR計画に投資を検討していることも明らかになった。

 特捜部は今月7〜8日、秋元氏の元政策秘書と元私設秘書の自宅などを家宅捜索。北海道庁などに関連資料の提出を求めるなどし、秋元氏自身への任意での事情聴取も始めていた。

 秋元氏は9日、報道陣に「私自身が不正にかかわったことは一切ない」と説明。特捜部にも不正への関与を否定したとみられる。

 秋元氏は28年の臨時国会で衆院内閣委員長としてIR推進法の成立に関わったほか、29年8月から今年9月まで内閣府副大臣を務め、昨年10月まではIRを担当していた。

3970名無しさん:2019/12/19(木) 22:20:54
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/717891.html
望月義夫元環境相死去 72歳 衆院8期、中部横断道など尽力
(2019/12/19 15:00)
 静岡4区選出の自民党衆院議員で環境相、衆院災害対策特別委員長などを務めた望月義夫(もちづき・よしお)氏が19日午前7時5分、肝不全のため静岡市清水区で死去した。72歳。静岡市清水区出身。自宅は静岡市清水区矢倉町5の8。葬儀・告別式の日程、場所は未定。
 1970年、中央大法卒。旧清水市議を経て91年から県議を2期務めた。96年の衆院選に静岡4区から無所属で出馬して初当選後、自民党入りした。現在8期目。2001年の第2次森内閣で初代外務大臣政務官に就くと、ハワイ沖で愛媛県立宇和島水産高の実習船「えひめ丸」が米原子力潜水艦に衝突され、9人が死亡した事故で、現地対策本部責任者として情報収集や米政府との交渉に奔走した。06年の第1次安倍内閣では国土交通副大臣として、中部横断自動車道の早期開通に注力した。
 09年の総選挙で敗れたものの、11年に大村秀章衆院議員=当時、現愛知県知事=の辞職に伴い、比例東海ブロックで繰り上げ当選。14年の第2次安倍改造内閣で環境相・原子力防災担当相として初入閣すると、富士山の環境保全や東京電力福島第1原発事故後の復興対策に献身した。
 17年からは災害対策特別委員長として防災対策の強化を推進。阪神淡路大震災の被災者に貸し付けた災害援護資金の返済免除対象を低所得者らに広げる改正災害弔慰金法の法案提出者となり、19年5月の成立に尽力した。
 地元の発展にも力を入れ、清水港や静岡空港の整備、振興に貢献した。自民党では岸田派(宏池会)に所属し、派閥のとりまとめ役である事務総長として岸田文雄政調会長を支えた。
 19年秋からは病気療養のため、国会欠席が続いていた。

 ■2020年4月26日補選の見通し 衆院静岡4区
 公選法によると、3月15日までに衆院選挙区の欠員が生じた場合、4月の第4日曜日に補選を行うと定められている。このため、望月氏の死去による衆院静岡4区の補選は来年4月26日に行われる見通し。

3971とはずがたり:2019/12/23(月) 15:50:41

二階幹事長がついに見限った? 安倍首相“口撃”2連発の真意
公開日:2019/11/27 14:50 更新日:2019/11/27 14:50
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265355

 今ごろ、安倍首相は疑心を深めているに違いない。自民党最大の実力者・二階俊博幹事長が、安倍首相を直撃する発言を連発したからだ。二階氏は26日、記者会見でこう発言した。


 まず、安倍政権が「桜を見る会」の招待者名簿を廃棄したことについて、「のちのちの記録、来年の参考にもなるから、いちいち破棄する必要はない」と安倍政権の対応に苦言を呈し、さらに安定的な皇位継承に関して、「男女平等、民主主義社会であることを念頭に考えていけば、おのずと結論は出ると思う」と、女性天皇を容認してみせた。

 いずれも、大多数の国民が納得する指摘だが、名簿の廃棄を「問題ない」と強弁し、女性天皇を否定している安倍首相からしたら、真っ向から異論を突きつけられた格好である。

 もともと、安倍首相と二階氏の関係は、決してよくない。9月の改造人事の時、安倍首相が幹事長から外そうとし、2人の間に亀裂が走ったとみられている。

二階発言の狙いは、どこにあるのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。


「ズバリ、安倍首相の命運は俺が握っている、という二階さんの脅しでしょう。ただでさえ、“桜を見る会”の疑惑が拡大し、内閣支持率が急落し、安倍1強だった党内の空気も変わりつつある。安倍首相は、“二階発言の意図はなにか”と疑心暗鬼になっているはずです」

 実際、自民党の国会運営次第では、安倍首相はどんどん窮地に追い詰められていく。

 しかも、二階氏は、派閥領袖と会食を重ねるなど、“ポスト安倍”選びに動きだしている。

「安倍首相にとって、二階幹事長の存在が脅威なのは間違いないでしょう。二階幹事長の強みは、“ポスト安倍”に浮上している菅義偉官房長官と近いことです。いずれ、二階派と菅グループを合併させて最大派閥を結成するのではないか、という臆測も流れている。もし、二階―菅の2人がタッグを組んで“ポスト安倍”に動き始めたら、安倍政権はあっと言う間に崩壊しかねません」(鈴木哲夫氏)

 二階氏は変幻自在だけに発言の真意が測りづらい。安倍首相は気が気じゃないはずだ。

3972とはずがたり:2019/12/23(月) 15:51:23
記者に激高…二階幹事長「秋元カジノ疑惑」に怒り大爆発
公開日:2019/12/23 14:50 更新日:2019/12/23 14:50
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266639

 あの怒り方はタダごとじゃない。自民党の二階俊博幹事長が20日、台風19号の被害を受けた栃木県内を視察。報道陣へのぶら下がりで、東京地検特捜部から任意聴取された秋元司衆院議員について聞かれると、突然激高。色をなして記者を罵倒したのだ。テレビ東京が報じた動画がSNSで広がり、物議を醸している。

 質問され憮然とした表情を浮かべた二階幹事長は、指で記者を小突きながら「キミは大事な仕事としてオレに聞いてるんだろうけど、今そんなことの説明に来たんじゃないじゃないか、オマエ。場所を考えて言え!」とブチ切れ。「東京地検がすった転んだって、そんなことをオレが知るかい!」「ここには災害のことで来てんだもん」と怒りが収まらず、さらに記者を指さし、「キミは得意になってるけど、そんなバカなことあるかい!」と切れながら立ち去っていったのだった。

 べらんめえ口調で「オマエ」と何度も繰り返す様子に、SNSでは、〈みっともないクソジジイ〉〈情けないというか呆れるというか。どうしようもないね〉〈この件に触れられたくないんだな〉といった声があふれている。

 秋元議員への捜査で、カジノを含むIR事業はイメージがガタ落ち。二階幹事長も地元・和歌山での設置を前向きに推進してきただけに、今回の一件でミソがついたことに怒り心頭なのは間違いあるまい。さらに、別の原因もありそうだ。ある二階派関係者はこう言う。

「正直、二階さんの怒り方には驚きました。公の場で声を荒らげることはまずありませんから、相当な怒りだったのでしょう。秋元さんが二階派所属ということも影響していると思います。これまで二階派所属の大臣や議員が次々に不祥事を起こしていますからね……。党内で『また二階派議員か』と受け止められるのは必至です」

 確かに二階派は“ポンコツ”だらけだ。失言連発だった桜田義孝元五輪相に、有権者へのカレンダー配布問題などで大揺れだった片山さつき元地方創生相。準強制性交などの疑いで書類送検され辞職した田畑毅元衆院議員も二階派だった。

 よくぞこれだけ二階派に集まったものだ。

3973チバQ:2019/12/25(水) 10:31:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000002-asahi-soci

秋元司衆院議員を逮捕へ IRめぐり数百万円収受の疑い


12/25(水) 5:00配信

朝日新聞デジタル







秋元司衆院議員を逮捕へ IRめぐり数百万円収受の疑い


東京地検前には多くの報道陣が集まった=2019年12月25日午前9時57分、東京都千代田区、林敏行撮影


 カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=が中国企業側から現金200万〜300万円を不正に受け取っていた疑いが強まったとして、東京地検特捜部は秋元氏を逮捕する方針を固めた。24日に逮捕状を請求しており、25日にも秋元氏を取り調べる。

 秋元氏は2017年8月から内閣府副大臣を務め、昨年10月まではIR担当だった。特捜部はこれまでにIR参入をめざしていた中国企業の日本法人と、秋元氏の議員会館の事務所や元秘書宅を捜索。押収した資料を分析するなどした結果、秋元氏が中国企業側に便宜を図る見返りに現金を受け取った疑いが浮上し、24日に逮捕状を請求した。

 秋元氏は朝日新聞の取材に対し、中国企業側からの現金などの利益供与については「100%ありません」と否定。「中国企業やその他のIR事業者に便宜を図ったことはない」と説明している。
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朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000023-mai-soci

自民・秋元司衆院議員を逮捕へ 東京地検特捜部


12/25(水) 10:02配信

毎日新聞







自民・秋元司衆院議員を逮捕へ 東京地検特捜部


カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が可決された衆院内閣委員会に出席した秋元司副国交相=国会内で2018年(平成30年)6月15日、川田雅浩撮影


 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、不正な現金の授受があった疑いが強まったとして、東京地検特捜部は25日、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=を逮捕する方針を固めた模様だ。

 特捜部は12月に入り、IR事業への参入を目指していた中国企業日本法人の元幹部が海外から現金数百万円以上を税関に申告せずに国内に持ち込んだ疑いが強まったとして、外為法違反容疑の関係先として、東京都千代田区の衆院議員会館の秋元氏の事務所や、元秘書の自宅などを家宅捜索した。

 特捜部は、現金が持ち込まれた経緯について、元秘書や秋元氏本人らから任意で事情聴取。さらに観光政策を所管する国土交通省やIRを担当する観光庁、北海道、北海道留寿都村から、IRや中国企業などに関係する資料の提供も受けている。副国交相を務めた時期の秋元氏の公用車の日報なども提供されているという。秋元氏は取材に対し、不正に関わったことを否定していた。【遠山和宏、金寿英、志村一也】

 ◇カジノを含む統合型リゾート(IR)

 カジノを中核に国際会議場やホテル、劇場、商業施設などを一体化したリゾート。基本法となるIR整備推進法は2016年、野党が「審議が不十分」と反発するなか成立。18年7月には実施法が成立した。開設区域は最大3カ所で、さらなる増設の検討は最初の認定から7年後とされている。これまでに米国や香港などのIR運営会社が事業者として参入する意思を表明している。IRはIntegrated Resortの略。

3974チバQ:2019/12/25(水) 11:02:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191224-00000592-san-pol

細田派 下村氏らが「ポスト安倍」に自薦も支持広がらず 急務は「次の次」育成


12/24(火) 21:35配信

産経新聞







細田派 下村氏らが「ポスト安倍」に自薦も支持広がらず 急務は「次の次」育成


「ポスト安倍」を自薦する下村博文氏(右から2人目)と、細田派からまとまった支持を得たい岸田文雄氏(左から2人目)=春名中撮影


 「ポスト安倍」候補に乏しい自民党最大派閥の細田派(清和政策研究会、97人)で、下村博文選対委員長らが自薦の声を上げている。ただ、派内では「現実的ではない」と支持が広がる気配はない。次の総裁選で、細田派からまとまった支援を期待する岸田文雄政調会長らは気をもむが、派にとって次期首相候補の不在は求心力の低下に直結する。派の急務は「次の次」を担う人材の育成といえる。(石鍋圭)

 細田派では、「ポスト安倍」を自ら目指すと言及する議員が相次いでいる。安倍晋三首相の側近で知られる下村氏は10月、「チャンスがあれば頑張りたい。やりたいことを一番できるのは首相だ」と強調。首相が目をかける稲田朋美幹事長代行も11月のCS番組で「議員になったときから(首相を)狙っている」と重ねて意欲を示した。

 細田派幹部は「いろいろな声が上がるのは良いことだ。派閥の活性化につながる」と歓迎する。ただ、本人の意欲とは裏腹に、党全体でみれば、衆目の一致する総裁候補とはいえない。

 下村氏は党憲法改正推進本部長時代、野党の「職場放棄」発言が衆院憲法審査会の審議に影響を与えたことや、中堅や若手との関係が薄いことなどが懸念材料とされる。最近では、派内で懇談会を重ね求心力向上に腐心するが、ある若手議員は「いい人だが派はまとまらない」と厳しい。

 女性活躍の推進などで存在感を増す稲田氏も、陸上自衛隊の日報問題で防衛相を引責辞任した「失敗のイメージが根強い」(中堅)との声が上がる。

 100人に迫る細田派だが、もともと結束して行動するのは不得手な集団だ。同派出身の安倍首相自身、平成24年の総裁選では派重鎮らの反対を押し切って出馬し、町村信孝元官房長官との「派閥分裂選挙」を演じた。細田派の関係者は「次の総裁選は他派の候補を担ぎ、影響力を保つのがベストだが…」と漏らす。

 最大派閥の動向は、岸田氏ら他派の総裁候補の戦略にも影響する。岸田氏は首相と良好な関係を築いているが、仮に細田派が総裁候補を立てた場合、同派と自ら率いる岸田派(宏池会、46人)を合わせ、400人近い党所属国会議員の票固めを有利に進める戦略に狂いが生じかねない。

 岸田氏自身、産経新聞のインタビューで、細田派とは「個別に良い関係をつくる努力をしている」と語っており、首相の懐刀で知られる萩生田光一文部科学相らと会合を重ねている。

 とはいえ、細田派の中に有力な総裁候補がいなければ、他派に足元をみられ、求心力が生まれないのは明らかだ。派内には、萩生田氏のほか、実務能力に定評のある松野博一元文科相や西村康稔経済再生担当相らがいる。福田達夫元防衛政務官ら「次の次」を担う中堅らの育成も課題といえそうだ。

3975チバQ:2019/12/25(水) 14:38:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00050099-yom-soci

秋元衆院議員、IR巡り収賄容疑…国会議員逮捕は10年ぶり


12/25(水) 11:44配信

読売新聞オンライン







秋元衆院議員、IR巡り収賄容疑…国会議員逮捕は10年ぶり


秋元司衆院議員


 カジノを含む日本の統合型リゾート(IR)事業への参入を目指していた中国企業側から現金300万円などの賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は25日、内閣府のIR担当副大臣だった秋元司衆院議員(48)(自民、東京15区)を収賄容疑で逮捕した。現職国会議員の逮捕は、2010年1月の石川知裕・元衆院議員(46)(政治資金規正法違反で有罪確定)以来、約10年ぶり。

 特捜部は同日、中国企業「500.com」の日本法人元役員・鄭希(ていき)(37)と、いずれも500社顧問だった紺野昌彦(48)、仲里勝憲(47)の3容疑者を贈賄容疑で逮捕した。500社側による外国為替及び外国貿易法(外為法)違反事件は、IRを巡る汚職事件に発展した。

 秋元容疑者は25日朝、読売新聞の取材に「裏でお金をもらうことはなく、不正はしていない」と収賄容疑を改めて否定し、同日に投稿したツイッターでも不正への関与を否定した。一方、関係者によると、贈賄側の容疑者の一部は賄賂の提供を認めているという。特捜部は4人の認否を明らかにしていない。

 発表によると、秋元容疑者は内閣府副大臣などとしてIRを担当していた17年9月下旬、IR事業で有利な取り計らいを受けたいとの趣旨であることを知りながら、東京都内で鄭容疑者らから現金300万円を受け取った疑い。

 秋元容疑者は18年2月中旬、500社がIR参入の候補地としていた北海道留寿都(るすつ)村を家族で訪問し、村幹部らと会食するなどしていたが、この際、500社側が負担したとされる計約70万円相当の航空運賃や宿泊費なども逮捕容疑となっている。

 500社は深センに本社を置くオンラインゲーム会社で、17年7月に東京都内に日本法人を設立。翌月、那覇市でIR関連のシンポジウムを主催し、副大臣に就く直前の秋元容疑者もIRの展望などについて基調講演を行った。

 秋元容疑者はこのシンポジウムをきっかけに、500社の最高経営責任者(CEO)や鄭、紺野、仲里の3容疑者らと面識を持ったとされ、同年12月には、他の国会議員らを誘い、500社の本社を訪問していた。

 鄭、紺野の両容疑者は、外為法で定められた上限(100万円)を超える数百万円の現金を持ち込んだ疑いも持たれている。特捜部は持ち込んだ現金の一部が、秋元容疑者への資金提供に充てられた可能性があるとみている。

 特捜部は今月7〜8日、外為法違反事件の関係先として秋元容疑者の元秘書2人の自宅などを捜索。秋元容疑者を任意で事情聴取するとともに、19日に国会事務所などを捜索していた。

 秋元容疑者は2004年の参院選で初当選。10年の参院選で落選したが、12年の衆院選で国政に復帰し、現在、衆院3期目。

3976チバQ:2019/12/26(木) 11:21:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000046-asahi-soci
自民の白須賀衆院議員事務所を捜索 IR汚職巡り特捜部
12/25(水) 19:51配信朝日新聞デジタル
自民の白須賀衆院議員事務所を捜索 IR汚職巡り特捜部
白須賀貴樹・衆院議員
 カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、自民党を離党した衆院議員、秋元司容疑者(48)=東京15区=が収賄容疑で逮捕された事件に絡み、東京地検特捜部は25日、関係先として同党の衆院議員、白須賀貴樹氏(44)=千葉13区=の千葉県印西市内の事務所に家宅捜索に入った。関係者への取材でわかった。

 白須賀氏は前文部科学政務官。秋元議員とともに2017年12月に贈賄側の中国企業の本社(広東省・深圳)を訪問していた。(福冨旅史)

3977チバQ:2019/12/26(木) 13:21:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000085-mai-soci
自民・勝沼元衆院議員の事務所捜索 秋元議員収賄事件に絡み 宮城・石巻
12/25(水) 22:32配信毎日新聞
自民・勝沼元衆院議員の事務所捜索 秋元議員収賄事件に絡み 宮城・石巻
勝沼栄明元衆院議員
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、自民党衆院議員、秋元司容疑者(48)が逮捕された贈収賄事件に絡み、東京地検特捜部は25日、宮城県石巻市にある自民党の勝沼栄明元衆院議員(45)の事務所を家宅捜索した。


 事務所はJR石巻駅のそばにあり、捜索には地元の事務所関係者が立ち会ったとみられる。捜索後の事務所には職員の姿もなく、ひっそりとしていた。

 勝沼氏は横浜市出身。2012年衆院選で比例北海道ブロックから出馬し初当選した。14年衆院選では宮城5区から立候補し、現・立憲民主党国対委員長の安住淳氏に敗れたものの、比例復活で再選した。17年衆院選でも安住氏に敗れ落選した。【百武信幸】

3978チバQ:2019/12/26(木) 13:32:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191226-00000005-jij-pol
安倍政権に打撃 野党、カジノ見直しに照準 秋元議員逮捕
12/26(木) 7:07配信時事通信
安倍政権に打撃 野党、カジノ見直しに照準 秋元議員逮捕
秋元司衆院議員の逮捕を受け、取材に応じる自民党の二階俊博幹事長=25日午後、東京・永田町の同党本部
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業に絡み、秋元司衆院議員(自民党離党)が収賄容疑で逮捕された。

【図解】IRをめぐる事件の構図

 事件は政界へさらに広がる可能性もある。首相主催「桜を見る会」問題がくすぶる中、新たな火種が生まれた形で、安倍政権への打撃は必至。IRは政権の成長戦略の一環とあって、主要野党は「カジノ利権の闇」と位置付け、来年1月召集の通常国会で徹底追及する構えだ。

 自民党の二階俊博幹事長は25日、党本部で記者団に対し、自ら率いる二階派メンバーの秋元議員逮捕に「大変残念だ」と声を落とした。

 党関係者によると、秋元議員は逮捕直前の25日朝、党幹部に電話で「潔白なので最後まで戦う」と伝えた。この幹部は離党届を提出するよう促し、党紀委員会は同日付で了承した。早期に自民党とのつながりを断ち、批判をかわす狙いがあるとみられる。

 だが、「第2次安倍政権発足後初の国会議員の逮捕」(関係者)に、自民党内の危機感は強い。

 二階氏は政権への影響に関し「政権そのものが関与したわけではない。別問題だ」と否定したが、中堅議員は「内閣も党も支持率が下がる」と警戒。来年の衆院解散も取り沙汰される中、議員辞職を求める意見もある。

 政権が進めてきたカジノ整備には「停滞する可能性がある。世間の目は厳しい」(党関係者)と懸念の声が上がる。東京地検特捜部は自民党の白須賀貴樹衆院議員の事務所も家宅捜索。関係者によると、白須賀氏は周辺に「カネはもらっていない」と説明したが、党内には「深刻だ。こればかりは見ているしかない」(閣僚経験者)と動揺が広がる。

 立憲民主党など主要野党は25日、国対委員長会談を開催。これを受け、立憲の安住淳国対委員長は自民党に閉会中審査の実施を要求した。安住氏は記者団に「カジノは百害あって一利なしだ」と批判し、IR実施法廃止法案を通常国会に提出する方針を表明した。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「事実なら議員辞職に値する」と指摘。共産党の小池晃書記局長は会見で「安倍晋三首相の責任が鋭く問われる。責任は重大だ」と訴えた。

3979チバQ:2019/12/31(火) 21:11:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191231-00023216-bunshun-pol
ポスト安倍に急浮上 河野太郎「河野家3代の悲願」天下取りの可能性は?
12/31(火) 6:00配信文春オンライン
ポスト安倍に急浮上 河野太郎「河野家3代の悲願」天下取りの可能性は?
河野太郎氏 ©文藝春秋
「ポスト安倍」人気急落 小泉進次郎は滝クリ結婚で何を失ったのか――「プリンスは必ず転落する」 から続く

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 あれは確か、河野太郎氏が小学6年生の時だったと思う。父親の洋平氏に誘われ、当時所有していた栃木県・那須の那須野牧場を訪ねた。洋平氏の家族も一緒で、長男の太郎氏もいた。夜、敷地内の別荘で次男の二郎君、長女の治子ちゃんも入ってトランプゲームに興じた。その際、太郎氏が私のカードの出し方にクレームを付け、「篠原のおじちゃん、それは……」と言い出した。「おじちゃんじゃないだろう。お兄ちゃんと呼べ」と言い返したのだが、彼の正義感の強さに感心したのを覚えている。

 その「太郎ちゃん」が第2次安倍政権で行革等担当相(国家公安委員長)、外相、防衛相と要職を重ね、ポスト安倍に急浮上している。

 今回の内閣改造で外相ポストは外れたものの、「(外交と)コインの表裏の関係にある」(河野氏)防衛相という重要ポストに横滑りした意味は小さくない。先に向けて足場を固めた形だ。

最大の後見人は菅義偉官房長官
 河野氏の最大の後見人になっているのが菅義偉官房長官だ。衆院議員当選同期で、選挙区も同じ神奈川ということもあり、2人の関係は親密。菅氏には初当選時から「同期からトップが出るとすればこの男以外にいない」との思いがあったようで、自民党が野党に転落した後の2009年の総裁選に河野氏が出馬した際、その背中を押している。

 2017年の第3次安倍第3次改造内閣の人事で河野氏を外相に推したのも菅氏だ。今度の防衛相起用も、菅氏の安倍晋三首相への働きかけによるところが大きい。そこには茂木敏充、加藤勝信、小泉進次郎氏らポスト安倍のライバルたちが主要閣僚や新閣僚に起用される中、閣外に去り、無役になれば、「ポスト安倍レースから脱落しかねない」との判断があったと聞いている。

一番の武器はTwitter?
 河野氏にはもう1人、後見役がいる。派閥(麻生派)のボスでもある麻生太郎副総理・財務相だ。麻生氏はもともと父親の洋平氏が作ったグループ(「大勇会」)に属し、洋平氏の薫陶を受けてきただけに、その息子の太郎氏を育てようとの“親心”が随所に感じられる。

 河野氏の一番の武器はその「発信力」だろう。ツイッターのフォロワーは122万人(2019年12月下旬現在)を超える。「物事を分かりやすく世の中に伝える」ことをモットーにしているだけのことはある。

 行革相時代に見せた「突破力」、外相時に発揮した「行動力」も売りだ。約2年間の外相在任中に訪れた国・地域は77(延べ123)にのぼり、外相としては過去最高だ。

 率直な物言い、毅然と言い放ち、自説を曲げない言動は誤解を生みやすく、時には物議を醸す。それでも菅氏はその胆力と「約束を守る」態度を高く評価する。菅氏によると、安倍首相もこの点を買っているという。

菅氏も認める河野太郎の難点とは
 英語力の高さも大きなアドバンテージだ。ジョージタウン大留学を通じて身に付けた語学力は外務省内でも「歴代の首相、外相の中でも1、2を争う」(幹部)との声がもっぱらだ。

 難点は根回しと気配りが欠けていることだ。この点は菅氏も認めている。

 防衛省という役所は北朝鮮のミサイル発射や災害などへの緊急対応が求められる“事件官庁”の性格を有し、「目配り気配り」が欠かせない組織だ。防衛相に就任してから外相時代に見せたエキセントリックなトゲトゲしい面がやや薄らぎ、ソフトになっている気もするが、防衛相ポストを通じてこの弱点をどう克服するか、河野氏の今後の課題であろう。

3980チバQ:2019/12/31(火) 21:12:00
「天下取り」は3代にわたる悲願
 河野家にとって「天下取り」は3代にわたる悲願だ。太郎氏の祖父の一郎氏も父親の洋平氏もあと一歩のところで及ばなかった。

 党人派の実力者だった一郎氏は当時抜群の国民的人気を博していたが、1964年のポスト池田争いで佐藤栄作氏に破れ、翌年急逝する。

 洋平氏も自民党総裁になりながら結局首相にはなれずじまいだった。

 最も首相に近付いたのが総裁時代の1995年夏の参院選直後。「自社さ」政権で首相を務めていた社会党の村山富市氏から禅譲を持ちかけられる。村山氏は参院選で社会党が惨敗したことで、すっかり政権担当意欲を失っていた。

 ところが洋平氏はこれを断る。参院選で自民党が振るわなかった状況下、申し出を受けると党内がもたないとの判断に加え、選挙中に愛妻(武子夫人)を失った悲しみの中、もう一つ気合が入らなかったことも影響していたように思う。

 同年秋の総裁選で再選に挑もうとするも、出馬断念に追い込まれ、かつての盟友橋本龍太郎氏が総裁の座に就く。

 以来、チャンスは巡って来ず、「総理になれなかった唯一の総裁」という不名誉なレッテルを貼られてしまう。もっともその後谷垣禎一氏が同じ運命を辿ったことから、「唯一」は消えたが。

 太郎氏が洋平氏に生体肝移植で肝臓を提供したように、河野家の結び付きの強さはつとに知られている。それだけに太郎氏に対する祖父と父が成就できなかった「天下取り」の期待は大きい。

「時代が河野太郎を求めるかどうか」
 かつてテレビ番組のキャスターを務めていた際、太郎氏の追っかけ取材をしたことがある。秘書も連れず、自分でマイクと幟を持ち、駅頭で演説する姿を見て新鮮さを覚えつつ、「こんなことをしていて永田町でのしていけるのか」と不安を持った記憶がある。本人はずっと総理・総裁への望みを持ち続けていたようで、最近では次期総裁選への出馬意欲を隠そうとしないが、正直私自身、ここまで台頭してくるとは思わなかった。

 後は自身も言うように、「その時の時代が河野太郎を求めるかどうか」だ。英国のチャーチルや小泉純一郎元首相が時代を味方につけ登場したように。全ては時代の“気分”にかかっている。

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3981チバQ:2019/12/31(火) 23:19:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191231-00000558-san-pol
自民岸田派事務総長に根本氏有力 望月氏の後任
12/31(火) 23:13配信産経新聞
自民岸田派事務総長に根本氏有力 望月氏の後任
根本匠氏
 自民党岸田派(宏池会)の事務総長を務めた望月義夫元環境相の死去に伴い、後任として、同派筆頭副会長の根本匠前厚生労働相が兼務する案が有力となったことが31日、分かった。

 同派率いる岸田文雄政調会長が出馬を明言している次期総裁選を制するには、安倍晋三首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会)の協力は不可欠で、首相や岸田氏と衆院当選同期で関係が良好な根本氏が適任との見方が強まっている。

 根本氏は復興相や厚労相を歴任し、安倍政権を支えたほか、党憲法改正推進本部事務総長として平成30年3月、自衛隊明記など4項目の党改憲案をまとめた。令和元年9月の党役員人事で同本部事務総長に再任され、首相が宿願とする改憲に尽力している。一方、政界引退後も岸田派に影響力を持ち、首相とは距離を置く古賀誠名誉会長とも関係がよい。

 岸田氏は次期総裁選で首相からの禅譲を念頭に置いている。根本氏を事務総長に据えることで派内をまとめつつ、首相との良好な関係も維持できるメリットがある。

3982チバQ:2020/01/01(水) 19:38:45
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/379365?rct=n_politics
「ポスト安倍」争い低調 岸田氏「地味」、石破氏「孤立」 菅氏、小泉氏勢い欠く/続投望む声も
2019/12/29 05:00
 安倍晋三首相の自民党総裁任期満了を2021年9月に控え、20年は「ポスト安倍」争いが本格化する。次の総裁選には岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長が立候補する構えで、菅義偉官房長官や小泉進次郎環境相の名前も取り沙汰されるが、どの候補も決め手を欠く。首相の続投を求める声も根強い。

 首相は27日収録のBS番組で、党則改正が必要な総裁4選を改めて否定。後継に岸田氏、茂木敏充外相、菅氏、加藤勝信厚生労働相を順に挙げた。
 とりわけ「べた褒め」だったのは岸田氏だ。「外相として相当経験を積んだ。誠実で相手を尊重するので、あの人といると居心地がいいと感じる人が大変多い。(英国の)ジョンソン首相も、会うといつも『フミオは元気か』と言う」

 党内リベラル派の名門・宏池会(岸田派)の領袖(りょうしゅう)。当選同期の首相と気脈が通じ、第2次安倍政権発足と同時に外相に起用された。10月発売の月刊誌インタビューでは「安倍首相の時代が終わった後、挑戦したい」と宣言。首相が目指す憲法改正の旗振り役も務め、「禅譲」狙いとささやかれる。

 ネックは、地味なキャラクター。報道各社の「次の首相」を問う世論調査で低迷し、「選挙の顔」として不安視する声がある。昨年の総裁選では首相との対峙(たいじ)を避け、押し出しの弱さを印象づけた。岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長でさえ「安倍さんが禅譲して岸田さんだと言っても、ツクシの坊やでポキッと折れたら何もない」と話す。

 世論調査で軒並みトップなのが、石破氏だ。総裁選に3度挑み、昨年は首相との一騎打ちで党員票の45%を得た。首相に批判的な言動を繰り返し、「桜を見る会」を巡る疑惑でも説明責任を果たすよう要求。内閣支持率が下がる中、相対的に存在感を増す。

 ただ、率いる石破派は19人の小所帯で、「党内野党」的なスタンスが孤立をより深める。加えて党則は「総裁が任期中に欠けた場合」に、両院議員総会で後任を選ぶことができると定めている。

 首相が任期途中で退陣し、総裁選を国会議員のみの投票で行えば、世論頼みの石破氏は不利になる。「緊急事態だから党員投票をスキップしようというのはおかしくないか」。11月、石破氏は民放テレビ番組でこうくぎを刺した。

 菅氏は浮沈の1年だった。新元号の発表で「令和おじさん」として知名度を上げたが、臨時国会で側近の2閣僚が「政治とカネ」に絡み辞任。「桜」疑惑でも政府のスポークスマンとして説明が二転三転し、「首相の座は、ちょっと厳しくなった」(菅氏周辺)との見方も出ている。

 小泉氏も勢いは頭打ちだ。8月の官邸での結婚発表で話題を振りまき、閣僚に抜てきされたが、気候変動問題に「セクシーに取り組む」との発言が物議を醸し、言動を自重気味。最近は週刊誌で政治資金などの疑惑も報じられた。

 09年の総裁選に出馬し、「毎回チャンスがあれば出ようと思っている」と公言する河野太郎防衛相は、所属する麻生派の支援もままならない。小泉、河野両氏は、関係が近い菅氏の支援を得られるかが鍵になる。

 「首相が本気で憲法改正をやるなら、総裁4選も辞さない覚悟が求められる」。麻生太郎副総理は10日発売の月刊誌のインタビューで明言。二階俊博幹事長も「安倍さんの後は安倍さん」と重ねて主張する。来年の米大統領選でトランプ氏が再選した場合、渡り合えるのは首相だけだとして4選論が強まる可能性がある。

 一方で麻生氏は岸田氏とも関係が良好で、二階氏は菅氏と距離を縮める。官邸関係者は「首相はこのままなら党内の空気が4選に向くと思っているが、今はその気はない。狙うのはキングメーカーだ」と話し、党内力学の変化を注視する。(佐藤陽介)

3983チバQ:2020/01/05(日) 11:06:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000032-asahi-soci
自民4議員が現金受領を否定 IR汚職巡り5人任意聴取
1/4(土) 20:40配信朝日新聞デジタル
自民4議員が現金受領を否定 IR汚職巡り5人任意聴取
IR事業参入をめぐる中国企業の「政界工作」
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐり衆院議員の秋元司容疑者(48)が逮捕された汚職事件で、贈賄側とされる中国企業側が現金を配ったと供述した国会議員5人のうち、自民党の4人が4日までに記者会見を開くなどして現金の受領を否定した。東京地検特捜部が5人から任意で事情聴取していたことも判明。実際に現金を受け取ったかどうかなどについて慎重に調べている。

 5人中4人は自民党の衆院議員で、前防衛相の岩屋毅氏(62)=大分3区=、中村裕之氏(58)=北海道4区=、法務政務官の宮崎政久氏(54)=比例九州=、船橋利実氏(59)=比例北海道。もう1人は日本維新の会の議員。

 関係者によると、贈賄容疑で逮捕された中国企業「500ドットコム」顧問で元沖縄県浦添市議の仲里勝憲容疑者(47)が特捜部の調べに、衆院が解散した2017年9月28日に秋元議員に300万円を渡し、同じころ5人に「それぞれ100万円前後を渡した」と話しているという。特捜部は、この供述と符合するメモも押収している。

 岩屋氏は4日、大分県別府市内で開いた会見で「中国企業から金銭を受け取った事実は断じてない」と現金の受領を否定。「500」社側との関係について「名刺交換した中にいたかもしれないが記憶にない。何かを頼まれたことも便宜を図ったこともない」と述べた。岩屋氏は当時、超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連)の幹部を務めていた。

3984チバQ:2020/01/05(日) 11:07:23
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200104-00000010-jnn-soci
IR汚職、国会議員5人 現金の授受など否定
1/4(土) 13:14配信TBS News i

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 IR=統合型リゾート事業をめぐる汚職事件で、贈賄側として逮捕された中国企業側が、秋元司衆院議員とは別に「現金を渡した」と供述している議員らが会見などを行い、「現金授受はない」などと否定しました。

 この事件をめぐっては、秋元容疑者(48)に賄賂を渡した疑いで逮捕された、中国企業側の顧問ら3人のうちの1人が、「秋元容疑者以外の5人の国会議員側にも100万円前後の現金を配った」と供述していることが明らかになっています。

 関係者によりますと、5人は、自民党・中村裕之議員、岩屋毅議員、宮崎政久議員、船橋利実議員と、日本維新の会・下地幹郎議員で、いずれも超党派のIR議連に所属していました。

 「(中国企業の幹部らとは)3回お会いしてますけど、現金も羊かんも一切いただいておりません」(中村裕之 衆議院議員)

 中村議員は、中国企業の幹部らと会ったことはあるとしたものの、金銭の受け取りなどについては否定しました。

 また、中村議員が代表を務める政党支部は、中国企業と共にIR参入を計画していた札幌市の観光会社幹部から200万円の寄付を受けていますが、これについては「仮に中国企業の金が入っていれば返還する」と話しました。中村議員は、この200万円のうち100万円を岩屋議員の支部に寄付していましたが、その理由については、岩屋議員を観光会社側に紹介したことや、岩屋議員がセミナー講師を務めてくれたことを挙げました。

 一方、岩屋議員は次のように述べました。

 「私は天地神明に誓って、一切不正に関わっておりません」(岩屋毅 衆議院議員)

 岩屋議員は、中国企業側と付き合いはなく、金銭の受け取りもないと説明。中村議員側からの寄付については、「セミナーの講演のお礼との申し出があった。仮に原資が中国企業の資金だったとしたら当然、返金する」と話しました。

 また、宮崎議員は、「中国企業から金銭の提供を受けたことは一切ない」、船橋議員も「中国企業側からの資金提供はない」などとする声明を発表しました。

 下地議員は、「政治資金収支報告書上は受け取っていないが、調査中」としていて、来週会見を行うということです。(04日16:16)

3985チバQ:2020/01/05(日) 11:18:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000534-san-pol
岸田氏「ポスト安倍」へ始動
1/4(土) 19:38配信産経新聞
 自民党の岸田文雄政調会長は4日、地元・広島市の神社を初詣に訪れ、「ポスト安倍」に向けた勝負の一年をスタートさせた。安倍晋三首相の党総裁任期が来年9月に迫るが、知名度では石破茂元幹事長が先行しており、今年は存在感をどう高めるか真価が問われる。

 「新しい時代を担うという気持ちを強く感じている。次の総裁選に向け、奮闘努力する」

 岸田氏は参拝後、記者団にこう強調した。首相の党総裁任期までは約1年9カ月あるが、「今年は大切な1年になる。いつ総裁選が行われるか定かではない」とも指摘。あらゆる事態を想定し、準備を急ぐ考えも示した。

 首相が後継の1人として岸田氏に期待していることは「光栄だが、総理、総裁を目指すには総裁選を乗り越えなければいけない」と述べ、首相からの禅譲頼みの見方に距離を置いた。

 「ポスト安倍」を争う石破氏は安倍政権に批判的な層も取り込む。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による昨年12月の世論調査では、石破氏が次期首相候補として支持率で首位に立った。首相が来年10月の衆院議員任期満了までに解散しなければ、新総裁の下で総選挙が行われることになり、総裁選は「選挙で勝てる候補」に支持が集まる可能性がある。

 このため、岸田氏も課題の発信力に力を入れる。4日には統合型リゾート施設(IR)に絡む汚職事件に関し「政治家自身が説明責任を尽くし、政治不信を払拭する努力をしなければならない」と苦言を呈した。

 試金石となりそうなのが、岸田派(宏池会)の事務総長だった望月義夫元環境相の死去に伴う後任人事と、4月に予定される衆院静岡4区補欠選挙だ。

 望月氏は他派との関係強化に尽力してきた。後任には、派筆頭副会長の根本匠前厚生労働相が事務総長を兼務する案が有力だ。総裁選は首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会)の協力が不可欠だが、根本氏は首相と良好な関係を築いている。

 静岡4区補選は、地元県議が二階派(志帥会)から立候補を目指す動きも取り沙汰されるが、岸田氏は周囲に「(岸田派の)議席は守る」と断言する。昨年の参院選では派の現職が4人落選しただけに、今回の補選で失地回復し、「選挙に強い」というイメージを打ち出せるかが課題となる。

3986チバQ:2020/01/06(月) 10:30:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200106-00000006-jij-pol
菅官房長官、揺らぐ足元 周辺不祥事、「桜」対応に批判
1/6(月) 7:08配信時事通信
菅官房長官、揺らぐ足元 周辺不祥事、「桜」対応に批判
記者会見に臨む菅義偉官房長官=2019年12月23日、首相官邸
 安倍政権の屋台骨を担う菅義偉官房長官の足元が揺らいでいる。

 自身に近い2閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任したのに加え、首相主催の「桜を見る会」をめぐる対応で批判を浴びた。自身が推進してきたカジノを含む統合型リゾート(IR)事業も汚職事件で逆風にさらされている。新元号「令和」発表を機に「ポスト安倍」に浮上したが、求心力低下もささやかれている。

【図解】安倍政権の歩み

 「大変失礼しました」。菅氏は昨年11月29日の記者会見で冒頭の発言の段取りを誤り、閣議の概要を読み上げることなしに記者に質問を促した。同様の読み飛ばしは、その後の会見でも複数回あった。

 桜を見る会の問題で野党の厳しい追及を受けていた中でのミス。菅氏は周囲に「権力の重圧には慣れている」とうそぶいたが、表情には疲れがにじんだ。

 新元号発表で「令和おじさん」として知名度を高めた菅氏は、昨夏の参院選で全国行脚して自民党の勝利に貢献。党内の無派閥若手による「ガネーシャの会」など自身を囲むグループの存在感も増した。

 だが、ここにきて周辺で不祥事が続いた。昨年9月の内閣改造で菅氏が入閣を後押ししたとされる菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相が1カ月半程度で相次ぎ辞任。首相補佐官でありながら菅氏の5月訪米に同行した「右腕」の和泉洋人氏は女性問題で批判を受けた。

 桜を見る会の問題では、会見での返答に対してぶれや説明不足を指摘された。答えに窮し、事務方からたびたびメモの差し入れを受ける場面もあった。政権内で会見対応の安定感に定評があっただけに、菅氏は「(桜という漢字は)見たくも聞きたくもない」と思わずこぼした。

 IR事業をめぐり国会議員らが贈収賄容疑で逮捕されたが、菅氏は「必要な準備を進めていきたい」と2020年代半ばにIR開業を目指す方針を堅持。しかし、与党内では事件の行方や世論の動向によっては政府のシナリオが狂いかねないとの見方が出ている。

 政権発足以来、数々の危機を乗り越えてきた菅氏が苦しんでいる状況について、自民党の閣僚経験者は「相次ぐ問題を抑えきれないほど力が弱まってきたのではないか」と指摘している。

3987チバQ:2020/01/06(月) 10:32:37
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200105-00000017-sasahi-pol
「約2千万円もらっているIR三羽烏の議員がいる」秋元容疑者が逮捕前に語る 便宜供与リスト30議員〈週刊朝日〉
1/6(月) 8:00配信AERA dot.
「約2千万円もらっているIR三羽烏の議員がいる」秋元容疑者が逮捕前に語る 便宜供与リスト30議員〈週刊朝日〉
中国企業「500ドットコム」顧問の紺野昌彦容疑者(左)がSNSに掲載した秋元司容疑者との写真
カジノを中核とした日本の統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件が拡大している。

 2019年12月25日に収賄容疑でIR担当の副大臣だった秋元司容疑者が東京地検特捜部に逮捕されたが、収賄側の中国企業「500ドットコム」は、新たに5人の衆院議員にも資金提供をしたと供述。

 東京地検特捜部が衆院議員らを事情聴取していたことが判明した。100万円の提供を受けたと指摘されているのは、前防衛相の岩屋毅氏(自民、大分3区)、中村裕之氏(自民、北海道4区)、船橋利実氏(自民、比例北海道)、宮崎政久氏(自民、比例九州)の4人と元郵政担当相の下地幹郎氏(日本維新の会、比例九州)だ。5人はIR誘致を表明している、北海道、九州、沖縄から選出されている。

「5人の議員には2017年9月から10月にかけて、一人につき100万円ほどの現金が渡されたという500社側のメモに残っている。なぜ100万円の現金が渡ったのか、その経緯や趣旨を捜査している」(捜査関係者)

 閣僚経験者の岩屋氏には中村氏を経由して現金100万円が渡っていたとされる。

 しかし、4日に地元で記者会見した岩屋氏は、「平成29年8月の中村氏の地元の政治資金パーティーで、講演した謝礼として、平成29年10月5日に自民党北海道第4選挙区支部から自身の自民党大分県第3選挙区支部寄附していただいた」と500社からの献金であることを否定。

 寄付した中村氏も献金は500社からではなく、北海道の観光会社からだと説明している。船橋氏、宮崎氏も500社からの献金はないと否定。下地氏は後日、説明するとしている。

 秋元容疑者は逮捕前に「300万なんてはした金もらわねえよ」と反論して、批判を浴びた一方、「500社は議員への働きかけ、ロビー活動はすごかった」などと語っていた。

 そして本誌に「直接、見たわけじゃないが」と断りつつ、こう打ち明けていた。

「約2000万円もらっている議員がいる。ケタが1つ、違うだろうっていう議員だっている」

「(自民党内の)

って呼ばれる議員なんか、そりゃすごいんじゃないか。12月になって、俺の疑惑が報じられはじめたら、3人は俺の電話にすら、出なくなった。ひどいやつらだ」

 さらに驚くべき「闇」を示唆する証言をしていた。

「なんらかの形でカネもらったり、便宜を受けたリストに載っている議員は30人はいるんじゃないか」

 東京地検特捜部はすでに、自民党の白須賀貴樹衆院議員や勝沼栄明前衆院議員の関係先を家宅捜索。事情聴取など突っ込んだ捜査が行われる見込みだ。前出の捜査関係者がこう続ける。

「500社は秋元容疑者以外にも、幅広くたくさんの国会議員に食い込んでいたことは捜査でわかっている。その数は少なくとも10人以上はいる。問題はそれらの議員がどのような便宜を図ったか?職務権限があったのか?という点。まあ、こんな多くの国会議員に働きかけをしようとすれば、費用だってかなりかかる。それほどIRの商売はカネになるという証明かもしれない」

 野党幹部はこう話す。

「秋元容疑者、さらに名前が上がっている4人の自民党や維新の議員にも金銭授受の可能性が出てきた。あと1人でも逮捕されたらIRの法案は吹っ飛ぶ。2人、3人と逮捕者が出れば、安倍政権自体がアウトですよ」

(本誌取材班) 
※週刊朝日オンライン限定記事

3988チバQ:2020/01/08(水) 11:26:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-00000038-asahi-pol
高市総務相「心折れていた」 辞表携え官邸通った年末
1/7(火) 17:28配信朝日新聞デジタル
高市総務相「心折れていた」 辞表携え官邸通った年末
高市早苗総務相
 高市早苗総務相は7日、現職の総務事務次官が昨年末に情報漏洩(ろうえい)問題で更迭されたことをめぐり、「総務省の職員全員を敵に回したんじゃないか、皆さんの力を借りて総務大臣の仕事を進められるのか。悩みに悩んだ」と心境を明かした。総務省の仕事始め式での幹部職員への訓示で、高市氏は「昨年末の仕事納めまでは心が折れていた」とし、「官邸に行くたび自分の辞表を携え、何度も年末まで考えた」とも振り返った。

【写真】総務省の仕事始め式で訓示する高市早苗総務相=2020年1月7日、東京・霞が関

 前次官はかんぽ問題での行政処分関連の情報を漏らしたことが判明し、停職処分を受けて辞職。相手は処分対象の日本郵政の上級副社長で、同じ旧郵政省出身で元次官の先輩だった。

 旧郵政出身者の間に「素人の女大臣が何を考えているのか」「情報漏洩じゃなくて情報共有じゃないか」などの声がある、と高市氏は指摘。旧省庁の壁を取り除き、総務省が一体になり課題に取り組むよう求めた。

 郵政やNHKの問題には利用者や視聴者の目線で対応するといい、高市氏の考えが間違いだと思うときは「ばりばり文句を言ってください」。さらに「どんなに嫌なことを言われても人事には反映されない。約束する」と付け加えた。

朝日新聞社

3989チバQ:2020/01/08(水) 18:21:06
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200108-00032103-president-pol
「ポスト安倍」が霞んでいく菅官房長官の想定外
1/8(水) 18:15配信プレジデントオンライン
「ポスト安倍」が霞んでいく菅官房長官の想定外
衆院平和安全法制特別委員会の傍聴席で話す菅義偉官房長官(左)と維新の党の下地幹郎氏=2015年7月3日、東京・国会内 - 写真=時事通信フォト
■「統率力があり戦略家」と菅氏を褒めちぎっていた下地氏

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)にからむ汚職事件で、下地幹郎衆院議員(日本維新の会に離党届提出)が、贈賄の疑いが持たれている「500ドットコム」側から現金100万円を受け取ったのを認めた。

 秋元司衆院議員(自民党を離党)が収賄容疑で逮捕されたIR汚職は、新しい局面に入った。そしてこの問題は安倍政権の屋台骨を支えてきた菅義偉官房長官を窮地に追い込むことにもなる。

 今から4年以上前の2015年9月、プレジデントオンラインは下地氏のインタビューを掲載している。

 聞き手を務めた作家・評論家の塩田潮氏が「菅官房長官とは、同じ1996年総選挙の初当選の同期生だそうですね」と水を向けると、下地氏は「菅さんは政党と官僚を統率する力があります。安倍晋三首相に対する忠誠心が強い。加えて、戦略家です」と菅氏を持ち上げている。

 さらに沖縄問題の担当を菅氏が兼務していることに話が及ぶと「沖縄に対する愛情とか思いといったような、そんな浮ついた感じで物事を考えていないのでは…。私の政治の師は山中貞則先生(元通産相・初代の沖縄開発庁長官)ですが、山中先生は『さかしらに沖縄を語るなかれ。栄光も苦労も知らずして』と言い『本当に沖縄に入り込むやつは沖縄にこい』と口にしていましたが、菅さんは今、そういうところに入ろうとしているのではないかと思います」と褒めちぎっている。

■互いに利用しあってきた「しもちゃん」「すがちゃん」

 菅氏と下地氏の盟友関係は永田町では有名だ。2人は「しもちゃん」「すがちゃん」と呼び合う仲は、下地氏が自民党を離党してからも続いている。下地氏は、どちらかというと言葉が先に出るタイプ。菅氏は一歩下がり裏で流れを操るタイプ。お互い持っていないものに引かれ合っているのかもしれない。

 昨年6月には96年当選の自民党議員の同期会にも、野党議員である下地氏がスペシャルゲストとして出席。菅氏との蜜月ぶりを示してみせた。

 菅氏は、永田町屈指の豊富な人脈を誇る。その中でも維新の幹部で沖縄出身の下地氏とのパイプは貴重だった。維新は、野党と位置づけられてはいるが、政策面ではむしろ自民党に近く、憲法改正に向けても足並みをそろえる。

 さらに下地氏は沖縄出身でもあるため、彼からもたらされる情報は大いに参考になる。菅氏と下地氏の人間関係で、沖縄県の地方選挙は、自民、公明、維新の3党の共闘関係を組むことも少なくない。

 下地氏にとっても、自民党と霞が関ににらみを利かす菅氏とのパイプは「勲章」だ。

3990チバQ:2020/01/08(水) 18:21:25
■「100万円の受領」で政治生命を絶たれる可能性も

 「しもちゃん」「すがちゃん」の人間関係から、下地氏が自民党に復党するという噂も取り沙汰されていた。

 だが、下地氏が100万円を受け取ったことを認めたことで状況は変わった。下地氏は1月7日、維新に離党届を提出したが、松井一郎代表からは、議員辞職の要求を突きつけられている。政治生命が絶たれる可能性さえある。

 菅氏も傷ついた。これにより、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移転で下地氏の側面支援を得ることができなくなる。さらに維新との関係も、距離ができてしまうかもしれない。

 昨年秋以降、菅氏の周囲では、歓迎できないことが続く。昨年秋の臨時国会開会中には、菅原一秀経済産業相、河井克行法相が「政治とカネ」の問題で辞任した。菅原、河井氏は、無派閥ではあるが事実上は「菅派」であることは自他共に認めるところ。2人が去ったことで菅氏にも影響が及ぶ。

■政府のスポークスマンでもある菅氏は苦しい立場に

 「桜を見る会」を巡って、菅氏は記者会見で連日記者団からの追及を受け、立ち往生した。官僚からの「差し紙」を受け取って棒読みする姿は、かつて「鉄壁の菅」と言われた影もない。この件については「実は『危機管理』が苦手だった菅官房長官の実力」(12月9日付)で論じているので参照いただきたい。

 菅氏は、側近の2閣僚を失い、最大の売りだった危機管理能力に疑問符がつき、今度は野党と沖縄のパイプを失いつつあることになる。さらに安倍内閣が進める成長戦略の中の重要な要素であるIRに傷がついたことは安倍政権にとっても大きなダメージだ。政府のスポークスマンでもある菅氏はさらに苦しい立場に追いやられるだろう。

■永田町では「陰謀説」まで取り沙汰されるが…

 永田町では「陰謀説」までささやかれる。自民党内で菅氏を面白くないと思っている勢力が、菅氏を陥れようとしてマスコミにリークしている、という説だ。

 今、自民党内では安倍首相のもと一枚岩の結束を保ってきたようにみえたが、安倍氏と麻生太郎副総理兼財務相を中心としたグループ、菅氏と二階俊博党幹事長を中心としたグループに分かれて「ポスト安倍」をにらみせめぎ合いを始めている。その中で「リーク説」が出ているのだ。

 実際にリークだとすれば、被害は菅氏だけでなく自民党、安倍政権全体に関わる話だけに、この説はにわかに信じ難い。しかし、ここまで菅氏にとって不都合なことが続くと、リーク説も少しずつ信憑性を帯びてくる。亀裂が生じ始めた自民党内で疑心暗鬼が増幅することにもなるだろう。

 そして菅氏が「ポスト安倍」として再浮上するのも難しくなってしまった。ここから再浮上を図るのは、政治経験ゆたかな菅氏といえども並大抵のことではない。

プレジデントオンライン編集部

3991チバQ:2020/01/09(木) 13:12:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200108-00000588-san-pol
維新、下地氏を除名処分 議員辞職も勧告
1/8(水) 20:12配信産経新聞
 日本維新の会は8日、大阪市内の党本部で党紀委員会を開き、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、贈賄の疑いが持たれている中国企業からの現金受領を認めた下地幹郎元郵政民営化担当相を党規則で最も重い除名処分とすることを決めた。同日付で議員辞職も勧告した。

 下地氏は7日に離党届を提出したが、党紀委は受理しなかった。馬場伸幸幹事長は処分理由について記者団に「100万円を預かりながら、政治資金収支報告書に記載していなかった。本人はIR事業に絡む働きかけを否定しているが、党として事態の重要性に鑑みた」と説明した。

 辞職勧告については「国民に疑念を持たれたことについて、潔く(議員)バッジを外してくださいということだ」と述べた。

 下地氏は議員辞職について、20日予定の通常国会召集までに判断する考えを示している。

3992チバQ:2020/01/15(水) 18:19:32
https://digital.asahi.com/articles/ASN1G777TN1GULFA012.html?pn=5
麻生氏、以前にも「一つの民族」 失言とおわび繰り返す
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木村和規

2020年1月14日 22時22分
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地元であいさつする麻生太郎副総理=2020年1月12日、福岡県直方市のユメニティのおがた

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 麻生太郎副総理兼財務相が14日、日本について「長きにわたって一つの民族が続いている」と述べた前日の発言の訂正に追い込まれた。麻生氏は総務相だった2005年にも同じ趣旨の発言をして抗議を受けており、繰り返される失言に、野党からは「論外だ」との批判が上がる。

 麻生氏は13日に地元の福岡県直方市で開いた国政報告会で「2千年の長きにわたって一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いている国はここしかない。よい国だ」と述べた。

 政府は昨年、アイヌ民族を「先住民族」と明記し、誇りを尊重する社会をめざすとしたアイヌ施策推進法を施行した。14日の閣議後会見で、発言の真意を問われた麻生氏は「誤解が生じているのならおわびのうえ訂正する」と述べ、「比較的まとまったかたちで2千年近くの間継続してきたということを述べただけ」と釈明した。「政府の方針を否定するつもりはまったくない」とも話した。

 麻生氏は05年にも「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」と発言し、北海道ウタリ協会(当時)から抗議を受けている。

ここから続き
 菅義偉官房長官は14日の会見で「麻生大臣は記者会見で、政府の方針を否定するつもりは全くなく、誤解が生じるのであれば訂正すると言っており、麻生大臣の発言の通り」と話した。

 麻生氏はこれまでも失言や放言を繰り返し、謝罪や撤回をしてきた。少子高齢化で社会保障費が増えていることについて、14年12月に「(高齢化よりも)子どもを産まない方が問題だ」と述べて批判を受け釈明したものの、19年2月にも同様の発言をして撤回した。18年5月には、前財務事務次官のセクハラ問題について「セクハラ罪っていう罪はない」と発言し、セクハラ問題を軽視しているとの批判を浴びた。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は14日の会見で「麻生大臣の問題発言は、度重なる発言でいろんな場面がある。コメントするのもあきれるぐらい論外。すぐにおわびをして訂正するような発言を何回もするのはいかがなものか」と批判した。(木村和規)

過去に問題になった麻生太郎財務相の主な発言
・少子高齢化問題にからみ「子どもを産まなかったほうが問題」(2019年2月、国政報告会で)

・「セクハラ罪っていう罪はないですよね。殺人とか強わい(強制わいせつ)とは違いますから」(18年5月、前財務事務次官のセクハラ問題について会見で)

・社会保障費の増加について「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいっぱいいるが、子どもを産まない方が問題だ」(14年12月、応援演説で)

・憲法改正をめぐり、ナチスを引き合いに「あの手口に学んだらどうかね」(13年7月、シンポジウムで)

・終末期医療にふれて「さっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないといけない」(13年1月、社会保障国民会議で)

・国内外の米価の差について「アルツハイマーの人でも分かる」(07年7月、講演で)

3993チバQ:2020/01/17(金) 11:03:07
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200115-00000071-sasahi-pol

IR疑獄の本丸は閣僚ルート 秋元容疑者が暴露「I R三羽烏」の正体〈週刊朝日〉


1/16(木) 14:27配信

AERA dot.







IR疑獄の本丸は閣僚ルート 秋元容疑者が暴露「I R三羽烏」の正体〈週刊朝日〉


下地幹郎衆院議員(左)/岩屋毅前防衛相 (c)朝日新聞社


 IR疑獄で東京地検特捜部の捜査が本格化し、「菅ショック」が永田町で広がっている。逮捕された元IR担当副大臣の秋元司容疑者、100万円の受領を認め、日本維新の会を除名された下地幹郎衆院議員は、菅義偉官房長官と関わりの深い人物だったからだ。疑惑隠しで内閣改造も浮上した。

【写真】秋元司容疑者と一緒に中国の500ドットコム本社を訪れたのは…
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「菅さんと下地さんとは自民党の同期で、菅さんは下地さんを隠密として沖縄の基地問題などで協力してもらっていた。下地さんはその見返りに自民党復帰を菅さんに頼んで画策していたと言われています。逮捕された秋元も菅さんを慕っていた。その関係で菅さんも贈賄側の中国企業『500ドットコム』(以下は500社)幹部と面識があったようです」(自民党議員)

 特捜部は1月14日にも秋元容疑者を収賄容疑で再逮捕する方針で、賄賂の総額は1千万円前後に上るとされている。その秋元容疑者は逮捕前、本誌にこうぶちまけていた。

「オレばっかりマスコミはたたくが、IRにどっぷり漬かっている議員は30人くらいいる」

「IR三羽烏が自民党にはいる。三羽烏は贈賄で幹部が逮捕された500社だけではなく、他のカジノ参入希望の業者とも親密だった。約2千万円くらい、もらった議員もいるぞ」

 IR三羽烏とは一体、誰なのか。これまで500社から資金提供を受けたとして名前が挙がった自民党衆院議員は、前防衛相の岩屋毅氏、中村裕之氏、船橋利実氏、法務政務官の宮崎政久氏の4人だ。さらに特捜部は秋元容疑者と一緒に2017年、中国・深センにある500社本社を訪れた自民党衆院議員の白須賀貴樹氏と前衆院議員の勝沼栄明氏の事務所を家宅捜索、任意での事情聴取を始めた。

 秋元容疑者は本誌に三羽烏の実名を明かしたが、これまで名前が挙がっていない人物だった。秋元容疑者はこう怒っていた。

「三羽烏は現職閣僚、安倍(晋三)首相と親しい側近。腹が立つのは、俺の疑惑が報じられると、IR三羽烏と呼ばれる議員たちはまったく電話にも出なくなった」

 秋元容疑者と一緒に逮捕された500社元顧問の紺野昌彦容疑者のスマートフォンには20人以上の国会議員の名前、携帯番号が登録されていたという。

「報道で名前が出ているのは、職務権限のない議員ばかり。特捜部が目指す“本丸”は、数千万円単位のカネが動いたとされる閣僚ルートでしょう。IR捜査を見ていると、安倍官邸もどこまで捜査の手が伸びるのか、把握できていないんじゃないかという印象は受けますね」(捜査関係者)

 昨年10月には菅官房長官の子飼いだった菅原一秀前経済産業相、河井克行前法務相が週刊文春に狙い撃ちされ、失脚。さらにカジノ疑獄が動きだし、菅官房長官の言動にキレが見られなくなった。

3994チバQ:2020/01/17(金) 11:03:35
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「これまでは、記者の質問を強気にしりぞけていたのに、昨年11月頃からメモを見て話し、目が泳ぎ、うっすらと汗をかいて見えるようになった。まごついて、自信がない感じ。官邸の中でちゃんと情報共有なり意思統一ができてないのではないか……。カジノは菅さんは地元の横浜で推進役の筆頭だし、500社や秋元が関わった北海道、沖縄についても関わりを持っているだけに、不安を感じているのかもしれません」

 当面の節目は1月20日から始まる国会。新年度の予算審議も始まるが、野党からの追及のボルテージも上がりそうだ。自民党のベテラン議員はこう認める。

「秋元が逮捕され、ビクビクしている連中はいるよ。『どこまで検察はやる気なんでしょう』と、不安げに電話してきた議員もいる」

 一連のカジノ疑獄は、政権中枢にも影響を及ぼしつつある。

「IR疑惑浮上で、安倍首相と菅官房長官の間がギクシャクしている。閣議でも、視線も合わせないし、ほとんど言葉も交わさない。麻生(太郎・財務相)さんが2人の間に入ってとりなしたりしている。周囲もハラハラしていますよ」(自民党幹部)

 昨年12月7日、菅官房長官は「世界レベルの高級ホテルを全国で50カ所程度、新設したい」などの構想をぶちあげた。だが、同12月中旬、財務省など各省庁が補正予算の説明を野党議員にした際、菅官房長官のホテル発言について、質問が相次いだが、担当の国土交通省の役人がおろおろして答えられなかったという。

「最終的に財務省理財局が引き取って答えていたが、国交省の慌てぶりから察するに、菅さんが根回しもせずにぶちあげたのではないかと思った」(野党議員)

 先の自民党幹部はこう解説する。

「菅氏が急に50カ所のホテル新設を国策のようにぶちあげた裏にはIRがあったのではないか。しかし、安倍首相はホテル誘致の詳細を知らされておらず、不愉快だとなった。秋元容疑者、下地議員と、検察は意図的に菅氏と近い人脈を狙い撃ちにしたように感じる。わかりやすく言うと、安倍周辺と菅さんの暗闘だよ」

 菅氏と親しい政治ジャーナリストはこう話す。

「確かに2人の関係は、微妙になってはいるようですね。官房長官を7年余も続けているうちに、いつの間にか菅さんの力が上がりすぎたんです。それに対して、嫉妬を抱く、安倍さんの周辺もいるわけです」

 長期政権で官邸の力学も変化してきたという。

「菅氏と共に官邸を牛耳ってきた首相秘書官の今井尚哉氏との関係も隙間風が吹いている。今井氏は今では首相補佐官も兼務し、格がぐーんと上がった。秘書官と補佐官を兼務することによって、職務権限も増え、官邸内で発言力も大きくなっている。安倍首相を守るために、予算編成後、『桜を見る会』、カジノ疑獄など一連のスキャンダルの責任を菅さんになすり付けようとする動きも官邸内にはある。カジノでは安倍首相の側近、閣僚の名も出ていますからね」(前出の自民党幹部)

 予算編成後、安倍首相は内閣改造に踏み切るとの観測も出ている。

「次の官房長官として名前が挙がっているのは、安倍さんの盟友・甘利明氏、出身派閥の側近・下村博文氏、加藤勝信厚生労働相ら。加藤氏は安倍首相の母・洋子さんが夫人の友人でもある加藤六月氏の娘婿。財務省出身でそつもない。加藤氏は安倍さんが唯一、育てた人材で、菅氏の後釜の有力候補です」(官邸関係者)

 しかし、角谷氏は菅外しは大きなリスクが伴うと警告する。

「大番頭の菅さんが辞めたら内閣は瓦解すると思いますよ。安倍、菅、二階(俊博・幹事長)、麻生の一角が崩れると、鉄板の関係が崩れる。そうなれば、安倍内閣の求心力がガクンと下がり、レームダック化する危険性がある」

 カジノ疑獄が拡大していけば、安倍政権の終わりの始まりとなるのだろうか。(今西憲之/本誌・上田耕司)

※週刊朝日  2020年1月24日号

3995チバQ:2020/01/21(火) 14:30:21
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200120-00000066-sasahi-pol

カジノの次は…崖っぷちの河井前法相夫妻  後見人の菅官房長官は官邸で孤立〈週刊朝日〉


1/21(火) 10:10配信

AERA dot.

カジノの次は…崖っぷちの河井前法相夫妻  後見人の菅官房長官は官邸で孤立〈週刊朝日〉


衆院本会議に出席する河井克行議員


 ウグイス嬢ら運動員に法定上限を超える日当を支払った疑いで刑事告発された河井案里参院議員、さらには夫で元法相の克行衆院議員=いずれも自民党=が崖っぷちだ。広島地検は案里議員だけでなく、克行議員の事務所や自宅なども家宅捜索している。案里議員の秘書で、克行議員の元秘書でもあったT秘書が広島地検から呼び出され、任意の事情聴取を受けている。国会が開幕した20日、河井夫妻は姿を見せ、記者団の取材に応じたが、疑惑について説明しない考えは変わらなかった。

【写真】参院本会議に出席する河井案里議員
.

「身体検査までされました。10年くらい前の携帯電話まで押収した」(捜索されたウグイス嬢)

 河井夫妻にはウグイス嬢への「日当疑惑」だけではなく、新たな疑惑も浮上している。

「これ見てください」と参院選で案里議員の選挙を手伝ったAさんは記者にスマートフォンを差し出した。

 そこには、Aさんの銀行口座明細が。

<20190731 43000 ジユウミンシュトウヒロシマケンサンギインセンキョク ダイナナシブ>と記されていた。

 自民党広島県参議院選挙区第7支部は案里議員が支部長を務める政党支部だ。

 Aさんは昨年7月末、克行議員の政治団体「河井克行を育てる会」の広島市内の事務所にT秘書から呼び出され、報酬11万2500円を現金で受け取ったという。

3996チバQ:2020/01/21(火) 14:30:37

「Tさんから残りは振り込みますと言われ、残りを振り込みで受け取った。案里議員の選挙を11日間、バイト感覚で手伝いましたが、公選法違反になることを知らなかった。報酬は返却しようと思う」(Aさん)

 Aさん以外にも報酬を受け取って案里議員の選挙を手伝った運動員は複数、いるという。日当疑惑などを刑事告発した都内の男性はこう話す。

「1月15日に広島地検から『告発状を受理した』と連絡があった。公明正大に捜査してほしい」

 今後、捜査は政界にどんな影響を与えるのか。
.

「克行氏は菅官房長官の子飼い中の子飼い。昨夏、案里さんを参院選に出馬させたのも、菅氏がポスト安倍でライバル視する岸田文雄政調会長の派閥議員を落選させる策略だった。結果、岸田派議員が落選したので、克行氏は法相に抜擢されたが、疑惑発覚で辞任。菅氏はIR疑獄も重なり立場なく孤立している」(自民党幹部)

 その菅氏は10日、「桜を見る会」の招待者名簿の取り扱いについて、公文書管理法違反を認めた。野党は各党の国対委員長が会談し、違反が菅氏の足元で行われていたとして菅氏に辞任要求することで一致した。

「自民党内部にも対立があり、安倍さんを守るために、菅降ろしをしかけているのではないかと見られるふしもある」(政治ジャーナリスト)

 一方、「IR汚職」の捜査も着々と進んでいるようだ。捜査関係者はこうつぶやく。

「カルロス・ゴーンのレバノン逃亡は検察の失態。ゴーンが何かアクションを起こすたびに、日本だけでなく、世界のマスコミが大騒ぎするから、上層部はめちゃくちゃ気にしているよ。IR捜査で検察の威信を示すと言っている」

 東京地検特捜部は14日、衆院議員の秋元司容疑者=自民党離党=を、中国企業「500ドットコム」などから約350万円の賄賂を受け取った疑いで、500社顧問の紺野昌彦ら3容疑者を贈賄容疑で再逮捕した。秋元容疑者の元政策秘書、500社と共同でIR参入を計画していた札幌市の観光会社会長も在宅起訴となった。

 札幌市の観光会社関係者はこう話す。

「うちはホテル代20万円とスキーのリフト券を、秋元先生に渡したということが賄賂だと取り調べられた。国会議員の先生が家族で来られて、何もしないわけにはいかないから代金を請求しなかっただけ。検察は飛行機代も払ったんじゃないかと疑っていたが、うちは出していないよ」

 秋元容疑者に近づくメリットは特になかったという。

「秋元先生よりもっと上の方をたくさん知っているからね。500社側が熱心でニセコが一歩リードしている状況で何とか留寿都に持ってこられないかと力を入れていた。もっと慎重になればよかった」(観光会社関係者)
.

野党共同で立ち上げたカジノ問題追及本部の第2回ヒアリング(16日)で、無所属の階猛衆院議員が、こう追及した。

「外為法違反で1500万円の現金が日本に持ち込まれているわけですが、賄賂に使われたとされる300万円以外の残りの1200万円が行方不明。行方がわからないうちに、(カジノ推進の)ルールを作るのはおかしい」

 国会が始まった20日、立憲民主などの野党4党は、カジノ営業を禁止する法案を衆院に提出した。

 野党は「IR汚職」のほか、「河井夫妻」「自衛隊の中東派遣」「桜を見る会」の問題についても追及する構えだ。(本誌・上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日2020年1月31日号より抜粋

3997名無しさん:2020/01/22(水) 12:16:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00000607-san-pol
岸田派、「ポスト安倍」へ集団指導体制確立へ
1/21(火) 23:57配信産経新聞
岸田派、「ポスト安倍」へ集団指導体制確立へ
自民党役員会に臨む、岸田文雄政調会長(左)=20日午後、国会内(川口良介撮影)
 集団指導体制で「ポスト安倍」を狙う-。自民党岸田派(宏池会)の新しい体制が固まった。望月義夫元環境相の死去で空白だった事務総長ポストに根本匠前厚生労働相を充てるほか、事務総長代理を1人増やして4人体制とし、派を率いる岸田文雄政調会長が次の総裁選を戦う陣容を整えた。谷垣グループ(有隣会)にも在籍する三ツ矢憲生元外務副大臣が事務局長に就き、根本氏らとともに党内の票固めも進める。

 岸田氏は、他派との調整役を担った望月氏の後任を選ぶ際、新たな派の陣容が「集団体制になる」との見方を示してきた。根本氏は復興相や厚労相を歴任して安倍晋三政権を支え、党憲法改正推進本部の事務総長を務めるなど首相の信頼が厚い。一方、派内に影響力を持ち、首相に批判的な古賀誠名誉会長とも良好な関係を築く。

 岸田氏が次の総裁選を制するには、首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会)の協力が不可欠だ。根本氏も重点的に細田派との連携強化を図るとみられる。

 また、事務総長代理は小野寺五典元防衛相、平井卓也元科学技術担当相、松山政司党参院政審会長の3人が留任。これまで事務局長として望月氏を支えた金子恭之党政調会長代理が事務総長代理に昇格し、4人の代理体制を整えた。

 事務局長となる三ツ矢氏は、平成30年の前回総裁選で岸田氏に出馬するよう強く説いた。最終的に出馬は見送られたが、三ツ矢氏は慎重論との間で揺れる派内の意見集約に努めた。

 次期総裁選への足がかりという狙いも含め、昨年11月にはかつて所属した谷垣グループにも岸田派との掛け持ちで復帰した。同グループは宏池会から分かれ、同じ派の流れをくむだけに、支持を取り付けたい考えだ。

 新体制の発足を待たず根本氏らは動き出している。

 21日には岸田派の大西宏幸、国光文乃両衆院議員や谷垣グループの加藤鮎子衆院議員ら衆院当選3回以下の若手6人とともに、東京都江東区の昭和大江東豊洲病院を訪問。母乳の出ない母親の代わりに別の母親の母乳を小さく生まれた赤ちゃんに無償提供する「母乳バンク」を視察した。

 岸田氏は派の集団指導体制を整えたが、「船頭が多いと思い切った決断がしにくくなる」(派中堅)と冷ややかな意見もある。「岸田政権」の実現には根本氏ら軍師の調整能力はもちろん、岸田氏のリーダシップが何よりも問われている。(長嶋雅子)

3998名無しさん:2020/01/22(水) 12:17:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200118-00000502-san-pol
「ポスト安倍」を見据え 岸田派の軍師にベテランが就任する理由
1/18(土) 10:30配信産経新聞
「ポスト安倍」を見据え 岸田派の軍師にベテランが就任する理由
根本匠前厚生労働相
 「ポスト安倍」に向け、軍師役に顔の広いベテランを起用へ-。自民党岸田派(宏池会)は、派の事務総長に、同派筆頭副会長の根本匠前厚生労働相を兼務で登用する見通しとなった。前事務総長の望月義夫元環境相の死去に伴う措置だが、根本氏は安倍晋三首相や派会長の岸田文雄政調会長と衆院初当選同期で、特に首相と親しい。一方で、政界引退後も派内に影響力を持ち、首相に批判的な古賀誠名誉会長とも良好な関係を築く。派内外の調整を図りながら「岸田政権」を実現できるか。

 「筆舌に尽くしがたい悲しみを覚えずにはいられません。なぜこんなにも早く逝ってしまったのか」

 昨年12月23日、望月氏の地元・静岡市で営まれた葬儀で、岸田氏は絞り出すように弔辞を読みあげた。

 地方議員を経て国会議員になった望月氏は、政局に弱い「お公家集団」とも揶揄される岸田派では、数少ないたたき上げだ。派を超えて多くの議員から「もっちゃん」と呼ばれ、愛された。首相も「宏池会の党人派」と一目置いた。

 平成30年の前回総裁選で、岸田氏が出馬を検討した際には事務総長として他派との折衝を担った。

 「もっちゃんの代わりをできる人はいないよ…」

 宏池会のベテラン議員は、力なくこう語る。

 根本氏は旧建設省出身。若手時代から、首相や石原伸晃元幹事長、塩崎恭久元官房長官と政策グループ「NAIS」を結成するなど、首相と活動を共にする機会が多かった。復興相や厚労相として安倍政権を支えたほか、30年3月には、党憲法改正推進本部事務総長として、憲法9条への自衛隊明記など4項目の党改憲案の策定に尽力した。

 令和元年9月の党役員人事では、同本部事務総長に再任されるなど首相の信頼は厚い。2度の入閣は「首相銘柄」といわれる。

 その一方で、古賀氏との関係も良好だ。古賀氏は首相からの禅譲を基本戦略に据える岸田氏に不快感を示しており、昨年8月には「いくら禅譲といっても『つくしの坊や』じゃないが、ポキッと折れたら何もない」と厳しく批判。次期総裁の有力候補として菅義偉官房長官の名前を何度も挙げ、波紋を広げた。

3999名無しさん:2020/01/22(水) 12:17:55
 さらに昨年9月には、著書「憲法九条は世界遺産」(かもがわ出版)を出版した。首相は憲法9条に自衛隊を明記する改憲案を提唱したことに加え、岸田氏が「ポスト安倍」を見据え、改憲議論の推進にかじを切った時期と重なっただけに、派内から「なぜこのタイミングで」と疑問視する声があがった。

 首相と古賀氏の双方と良好な関係を維持する根本氏の事務総長就任には、2つの狙いがあるとみられる。

 1つは首相が所属する党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)との連携強化。もう1つは微妙な関係にある岸田氏と古賀氏の結節点となることだ。

 当選8回を重ねる根本氏は、事務総長としては「シニア」(岸田派ベテラン)の部類に入る。だが、総裁選という非常事態に備えて引き受けたようだ。さらに事務総長代理の人数も増やし万全の体制で臨む構えだ。

 ただ、リベラルな雰囲気の岸田派は、結束力に欠けるのが難点だ。

 「ウチの派閥の人は自分のことしか頭にないよ」

 宏池会の中堅議員は、自虐的にこう語る。

 若手議員は「派閥というのはもっと先輩議員が後輩議員の面倒を見てくれると思っていたが、宏池会はさっぱりだ」と不満をぶちまける。総裁選を戦い抜くには派内の結束力が不可欠だ。

 根本氏は昨年9月に厚労相を退任後、「未来テクノロジーと金融・制度戦略研究会」や「医療介護における未来イノベーション戦略研究会」など、岸田派に所属する衆院当選3回以下の若手を中心にした研究会を4つ立ち上げた。

 「宏池会といえば政策。共に取り組むことにより仲間意識も芽生えるはずだ」

 根本氏は意義をこう強調する。

 首相は1日放送のテレビ朝日番組で「岸田氏は次の総裁選に出ると明確に言っている。(次の打順を待って)バットをぶんぶん振っている。もうじきその音が聞こえてくると思う」と述べ、存在感が今後高まることへの期待感を示した。

 秋波を送られた岸田氏も4日、地元・広島市内で初詣後、「私自身が評価されたということであるならば光栄なこと」と記者団に応じた。

 首相の期待を具現化するためにも、今後は岸田氏の軍師役となる根本氏の調整能力が試される。

 試金石となるのが、望月氏の弔い合戦となる4月の衆院静岡4区補欠選挙だ。自民党では、望月氏の後継とされる県議のほか、二階派(志帥会)から別の県議が立候補を目指す動きも取り沙汰される。まずは岸田派の候補をしっかり党公認としたうえで、補選を勝利に導くことができるかが問われる。(政治部 長嶋雅子)

4000名無しさん:2020/01/22(水) 12:18:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200117-00010003-fnnprimev-pol
“ポスト安倍”有力候補岸田氏に黄信号か?岸田派幹部の小野寺元防衛相が「安倍4選」に言及
1/17(金) 12:06配信FNN.jpプライムオンライン
“ポスト安倍”有力候補岸田氏に黄信号か?岸田派幹部の小野寺元防衛相が「安倍4選」に言及
(FNN PRIME)
安倍総理の任期が2年を切る中、政界ではポスト安倍を巡る動き、観測が広がっている。

その有力候補の一人である岸田政調会長は、自民党の伝統派閥・宏池会の領袖として政権への意欲をみなぎらせている。しかしそうした中、派閥の幹部である小野寺五典元防衛大臣が1月14日、BSフジ「プライムニュースSUPER」(1月18日放送)の収録で、「安倍4選」の可能性に言及。岸田総理誕生の可能性に疑問符をつける形となった。

【画像】“ポスト安倍”有力候補岸田氏に黄信号か?

番組の中で小野寺氏はポスト安倍に関して、まず、「我々は岸田総理の誕生目指して、みんなで応援していくという、そういう政策集団だから、安倍内閣の後に岸田内閣を誕生させ、しっかりとした日本を作っていくという、その考え方は変わらない」と述べた。

しかし小野寺氏は「今後は日米の政治日程が密接に関連してくる」とも述べ、トランプ大統領が再選されるかどうかがポスト安倍に大きく影響するとの見方を示した。

その上でトランプ再選が安倍4選を後押しするのかとの質問に対し、「実際に今の外交状況を見て、世界の首脳の中でトランプ大統領に直接、多少厳しいことも言えるのは安倍総理だけという印象はある。だとすれば、もし、トランプ大統領が再選されたら、やっぱりトランプ大統領にしっかり言ってもらうためにも安倍総理に期待するという声は出てくる。少なくとも今の国際社会の中での安倍総理の立ち位置、特にトランプ大統領が再選された時の立ち位置は、さらにその存在感が強まるというのは事実だ」と述べ、トランプ再選が安倍4選につながる可能性に言及した。

安倍総理とトランプ大統領との蜜月ぶりが周知であるだけに、後継を狙う岸田氏にとってはトランプ大統領との関係構築は大きな課題との指摘もあり、派閥内からも「派閥の思いはあるが、国益は別だ」との声も聞かれる。アピール度、発信力が足りないと言われる岸田氏にとって、「トランプ再選」が新たなハードルとなりそうだ。

(フジテレビ報道局解説委員長 反町理)

4001名無しさん:2020/01/22(水) 12:19:00
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200122-00069895-gendaibiz-pol
菅官房長官が「男の嫉妬と権力闘争」で潰されるまで
1/22(水) 7:01配信現代ビジネス
菅官房長官が「男の嫉妬と権力闘争」で潰されるまで
写真:現代ビジネス
 飛ぶ鳥を落とす勢いは、どこへ行ってしまったのか。わずか3ヵ月で一気に失速した理由は明白だ。男の嫉妬の感情はかくも凄まじいものである事実を、さしもの名官房長官も忘れてしまっていたのだ。

次期首相に最も近い? 菅官房長官、哀しいまでの「中身のなさ」

菅官房長官が「男の嫉妬と権力闘争」で潰されるまで
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動きを封じられた
 規則的で単調なことで有名な内閣官房長官・菅義偉のスケジュールが乱れ始めたのは昨年10月に入ってからのことだ。

 「官房長官とは定期的に夜の懇親会をやっていたんですが、突然のドタキャンが続き、日程が出ない」(財閥系企業幹部)

 融通無碍の人脈で知られる菅は、「朝昼1回、夜2回」の会合を開き、情報収集を怠らないことで知られる。出席者は、若手官僚から大物政治家、政治記者にIT社長まで幅広い。それが狂い始めたのには理由があった。

 端的にいえば、菅は「上司」である安倍晋三に嫌がらせをされていた。

 「10月に入り、安倍総理は副大臣や予算委員長といった議員たちと、不要ともいえる会食を連日、公邸で続けたのですが、そこに毎回、菅さんを同席させたのです。菅さんに『夜の会合』を入れさせないためだったのは明白です」(政治部デスク)

 安倍はこの時期、菅の動きを封じておく必要があった。その理由は、後に明らかになる。

 昨年4月1日の元号発表によって、「令和おじさん」の名は一躍国民的なものとなった。1ヵ月後の5月9日には単独訪米、ポンペオ国務長官やペンス副大統領ら要人と次々に会談、「SUGA」の名を国際的に印象づけた。

 これまでは名前も上がらなかったのに、「次期総理」を問う世論調査で、菅は上位に食い込むようになる。

 菅は元来、「水戸は天下の副将軍。自分はあくまでナンバー2。安倍さんが太陽で、自分は月だから」と公言してきた。だが、総理が目指せるとなると話は違う。慎重に野心を隠しているつもりでも、どこか気が急いてしまうものだ。

 そして、人の嫉妬心に鈍感になる――。

菅官房長官が「男の嫉妬と権力闘争」で潰されるまで
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「菅派」に怒った安倍
 6月、突然、無派閥議員の勉強会「令和の会」が菅をトップとして立ち上げられたことが報じられる。「菅派結成か」と永田町は騒然となった。

 「総理を刺激したみたいだね。『何なんだろうね、あれ』とかなり怒った表情で言っていましたから」(自民党の重鎮議員)

 もとより菅は、無派閥議員を中心に、「ガネーシャの会」や「偉駄天の会」、「向日葵会」といった勉強会を組織していたが、ここまで公然となったのは初めてのことだった。

 もう頂点が見えるかもしれない――菅の権力への野心は、翌月の参院選・広島選挙区で、より明白なものになった。

 「次期総理候補№1」の岸田文雄が推す溝手顕正という古参議員が、菅がごり押ししたもう一人の自民党候補に「大敗」したのだ。この新人こそ、菅を「ガースー」とまで呼ぶ最側近議員、河井克行の妻・河井案里だった。

 「菅さんは何度も現地入りし、河井を支援。選挙終盤になると、公明党の兵庫選挙区の候補を自民党本部が全面支援することの代わりに、広島で公明党は河井支持にまわるというバーター工作まで行った」(政治部記者)

 結果、河井は当選し、溝手は落選した。

 菅の行動の理由ははっきりしている。安倍と「禅譲の密約」までかわしたという岸田文雄の力を徹底的にそぎ落とすためだ。

 自分のお膝元で、かつ自派所属のベテラン議員を、落選させてしまった岸田の株は大いに下がった。「決断力がない」「人の上に立つ器ではない」。

4002名無しさん:2020/01/22(水) 12:19:27
幹事長人事の反乱
 菅はここでほくそえんだに違いない。「政敵」は徹底的に潰しておかなければならない。

 その2ヵ月後、9月に行われた党役員人事で、岸田が長らく望んでいた幹事長就任も、その直前で二階俊博と菅のタッグによって阻止された。菅は安倍にこう直接語っている。

 「二階さんでなければ党内はまとまりませんよ」

 ここで岸田が幹事長になってしまえば、岸田の禅譲路線は加速してしまう――ギリギリまで権力を長引かせたい二階と組んだ菅の手だった。

 しかし、これが安倍には「菅の反乱」と映った。自分の決めた人事を、真っ向から否定したのだから。安倍のなかでこれまで燻っていた菅への嫉妬と不信感は頂点に達した。

 「安倍さんは自分より人気がある人は大嫌いなんだよ。今まではギブアンドテイクで菅さんを利用してきたけれど、幹事長人事の件で、警戒心が最大になった」(安倍側近)

 菅は、この党人事と同時に行われた内閣改造で、自他共に認める最側近の議員を大臣の座にねじこんでいる。

 法務大臣に河井克行。さらに経産大臣に菅原一秀である。河井も菅原も、それぞれ「きさらぎ会」や「令和の会」といった「菅グループ」を事実上取り仕切る「腹心」だ。

 安倍は、菅の助言に従って、唯々諾々と一連の人事を行っただけなのだろうか。否。冒頭に触れたように、自由に動き回る菅の動きを封じようとしていたのは安倍だ。

 それは、菅殺しへの助走期間だったのだ。10月以降、怒濤の勢いで菅の周りに異変が起こる。

入閣させた側近が狙い撃たれた
 まずは10月10日、菅原一秀の有権者買収スキャンダルが発覚し、辞任に追い込まれる。菅は慌てて自分の子飼いの梶山弘志を後任に据えさせ、面目を保ったが、同月31日には、河井克行が辞任。

 前述した参院選で、妻・案里の陣営が、ウグイス嬢を「違法買収」したというスキャンダルだった。

 河井夫妻については、菅が岸田潰しのため、血眼になった選挙での話である。当の河井が辞任に追い込まれるとは! 

 立て続けに入閣させた2人の「側近」がボロボロと落ちていったのだ。これが偶然だと言えようか。菅は、とても「派閥拡大」など口にできる立場ではなくなった。

 この状況で、突然勃発したのが、「桜を見る会」騒動である。11月8日、共産党議員の質問を契機に、総理の招待枠や、安倍晋三後援会による会費5000円の「前夜祭」など、疑惑が噴出する。

 しかし、ここで菅は得意の「危機管理力」を発揮できなかった。

 「菅が記者からの質問にもしどろもどろになっているのは、安倍に近い連中が情報を与えていないからだ」(自民党幹部)

 総理官邸には、「ふたつの権力」があることはよく知られている。菅と、そして首相補佐官の今井尚哉である。「桜」問題では、このふたつが一気にぶつかった。今井は昨年、周囲の記者に堂々とこう語っている。

 「菅さんは危険だ。何もわかっていない癖に、あれこれ口を出す。自分のよく知らない外交にまで口を出しているんだぜ」

とても偶然とは思えない
 菅と今井の対立は抜き差しならない状況だ。それが表面化したのが「桜」問題だった。菅側近の一人がため息交じりに言う。

 「桜の会については、あの菅さんが一切コントロールが利かないというんだ。安倍事務所の問題にすぎないから、口出しすると、総理から『俺の追い落としを狙っているのでは? 』と疑われるので、口出しできないという」

 結果、桜問題は、首相補佐官の今井が取り仕切った。安倍の11月15日のぶら下がり会見を設定したのは今井だ。安倍は20分にわたる長広舌を振るった。会見の後、今井は記者にこう語っている。

 「そら見ろ、すべて解決しただろ」

 実際は、「前夜祭」会合について、「会費はホテルが決めたこと」と、矛盾する発言をして墓穴を掘っただけだが、すべてを今井が仕切っている時点で、菅の力の低下は明らかだ。

 国会を閉じた矢先の12月11日、菅の「最大の懐刀」といわれた首相補佐官・和泉洋人の、厚労省女性審議官との「不倫」疑惑が報じられる。

 「明らかに『菅つぶし』だよね」と語るのは、ある官邸官僚の一人。

 「内閣府から和泉さんの日程が漏れていた。今井さんと菅長官の対立が決定的になったのを見て、官僚も造反を始めたんだ」

 菅は和泉を留任させると主張しているが、通常国会での追及は必至。側近をまたしても失うのだ。

4003名無しさん:2020/01/22(水) 12:19:46
「官邸のアイヒマン」が暗躍
 菅は、危機管理にも失敗し、そして官僚の掌握にすら失敗した――かつての「最高実力者」にはそんな烙印が押される。

 そればかりではない。12月19日にはIR(統合型リゾート)担当の内閣府副大臣だった秋元司が家宅捜索を受け、後に逮捕された。

 IRの旗振り役だった菅と秋元は非常に近い。秋元がカネを受け取った疑いのある中国企業が参入を狙っていたのは、北海道である。

 「誘致先として北海道の留寿都をごり押ししていたのは菅さんです。鈴木直道知事とともに動いていた案件ですから、菅さんには大ダメージでしょう」(内閣府官僚)

 翌20日には、総務次官が日本郵政の副社長・鈴木康雄に行政処分情報を漏らしたことが発覚し、更迭に追い込まれた。

 「郵政のドンと呼ばれる鈴木氏の退任も必至でしょう。菅さんが総務大臣時代に審議官を務めて以来、鈴木氏は菅さんの大のお気に入りで、日本郵政に送り込んだのも菅さんです」(経済部記者)

 またも、菅案件である。どうだろうか。わずか3ヵ月に、菅周辺で起こったことは、すべて偶然の一致といえるだろうか。

 安倍が手を下したのか。今井が手を下したのか。『官邸のアイヒマン』と呼ばれる北村滋内閣特別顧問が、しきりに菅周辺のスキャンダルを洗っていたという噂も乱れ飛ぶ。

最後の一手はあるか
 少なくともひとつ言えることは、もはや5月にあった菅の勢いは一切そがれ、政治的に「殺された」という事実だ。

 「ただし、安倍は菅を切り捨てることはない。総理を続けるかぎり、菅を留任させる。

 安倍政権での官邸は、菅がいないと回らないシステムになってしまったからだ。その代わりこのままでは、安倍が退任を迎えたときに菅の政治生命は終わる。岸田の禅譲で決まりだろう」(別の自民党幹部)

 菅は、最近、投げやりな表情でこう語っている。

 「俺も長くやりすぎたな。こんなに長く官房長官に居座る気はないんだよ」

 そう、最後のチャンスは、官房長官を辞任し、安倍と徹底抗戦するため、菅派を結成する瞬間だ。二階俊博と古賀誠の2人が後ろ盾になる。

 二階派、それに岸田派の古賀グループを引き入れ、党内最大勢力として、「安倍・岸田連合軍」を蹴散らす。キングメーカーでもいいし、自分が総理になってもいい……。

 そんな夢想をしながらも、菅には以下の記憶も刻み込まれているはずだ。自分の師で、同じように名官房長官といわれた梶山静六がその「分」を忘れ、時の総理・橋本龍太郎を軽く見るようになり、総裁選に出馬、見事に砕け散ったあの記憶を。

 菅に残されている手段は限られている。進むも地獄、退くも地獄。悶えたまま、菅は2020年の新年を迎えた。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2020年1月11日・18日合併号より

週刊現代(講談社)

4004チバQ:2020/01/22(水) 15:08:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00000591-san-pol

竹下氏「ど真ん中で政局つくる」 次期総裁選 派から擁立に意欲


1/21(火) 20:48配信

産経新聞







竹下氏「ど真ん中で政局つくる」 次期総裁選 派から擁立に意欲


自民党・平成研究会の会合に臨む竹下亘会長=2019年11月28日午後、東京・永田町(春名中撮影)


 自民党竹下派(平成研究会)の竹下亘会長は21日、東京都内で開いた派の会合で「次期衆院選以降は(竹下派が)ど真ん中で政局をつくる」と述べ、次の総裁選で派内からの候補者擁立に意欲を示した。

 竹下氏は会合で「東京五輪・パラリンピック以降は何が起きてもおかしくない」とも語り、所属議員に選挙準備を促した。

 同派は前回の平成30年総裁選で、所属議員が安倍晋三首相(党総裁)と石破茂元幹事長の支持に分かれた経緯がある。

4005チバQ:2020/01/22(水) 15:42:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00018946-miyazaki-l45

武井議員秘書、書類送検へ 飲酒後に友人乗せ運転


1/22(水) 11:01配信

宮崎日日新聞



 自民党の武井俊輔衆院議員(宮崎1区)の男性私設秘書(23)が昨年9月、酒気帯びとみられる状態で追突事故を起こした問題で、秘書は直前に友人2人を車に乗せて東京都内を走っていたことが21日、武井議員の事務所や捜査関係者への取材で分かった。
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宮崎日日新聞

4006チバQ:2020/01/23(木) 13:36:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-00000030-asahi-pol

選択的夫婦別姓ヤジ、自民の杉田氏か 野党が確認求める


1/23(木) 12:32配信

朝日新聞デジタル







選択的夫婦別姓ヤジ、自民の杉田氏か 野党が確認求める


自民党の杉田水脈衆院議員(中央)=2018年10月


 22日の衆院代表質問で国民民主党の玉木雄一郎代表が選択的夫婦別姓に関する質問をした際、「それなら結婚しなくていい」という趣旨のヤジが飛んだとされる問題で、野党は23日の衆院議院運営委員会で自民党の杉田水脈衆院議員の発言ではないかとして自民に確認を求めた。

 同委の高木毅委員長によると、野党側は▽杉田氏と認識しているのか▽杉田氏だとすれば本人が撤回、謝罪をするか▽自民としての考えはどうか――と問題提起した。同委の手塚仁雄筆頭理事(立憲民主党)は記者団に「前列に座っている(野党の)若手議員から杉田氏だとの話もあった。事実確認してもらいたい」と説明。自民に対して事実確認を求めたと明らかにした。

 朝日新聞は22日、杉田氏の事務所に確認を求めたが、同日深夜、「現時点で本人と連絡がついていない。明日改めてご連絡する」との回答があった。23日午前には記者団が杉田氏に発言の意図を尋ねたが、答えなかった。

 杉田氏は2012年、日本維新の会公認で初当選。次世代の党を経て17年衆院選で自民公認で再選された。18年にはLGBTのカップルについて「生産性がない」と主張し、批判を浴びた。
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朝日新聞社

4007チバQ:2020/01/23(木) 13:38:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00000083-mai-pol

古賀誠氏「ポスト安倍で岸田応援団に」 テレビ番組で発言 「菅氏推し」から軌道修正


1/22(水) 22:40配信

毎日新聞







古賀誠氏「ポスト安倍で岸田応援団に」 テレビ番組で発言 「菅氏推し」から軌道修正


古賀誠氏=福岡市博多区で2019年8月2日、徳野仁子撮影


 自民党岸田派(宏池会)名誉会長の古賀誠元幹事長は22日、BS―TBSの番組で、「ポスト安倍」候補として、派閥会長の岸田文雄政調会長を推す考えを示した。昨春以降、菅義偉官房長官を推す発言を繰り返していたが、軌道修正した形だ。

 古賀氏は「何のために総理を目指すのかさえ発信してくれれば実現したい。応援団にはなる」と述べ、岸田氏を支える考えを強調。菅氏を推した発言については「当時は(岸田氏が2018年総裁選への出馬を)決断しなかったことへの不満が含まれていたのかもしれない」と釈明し、「岸田さんは意欲を示しているが、菅さんは残念ながら明確ではない。岸田さんの方が先行していくだろう」と述べた。【飼手勇介】

4008名無しさん:2020/01/23(木) 22:10:48
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN1R6GR5N1RUTFK01G.html
夫婦別姓ヤジ、杉田議員は取材拒否 自民は特定に応じず
2020/01/23 19:53朝日新聞

夫婦別姓ヤジ、杉田議員は取材拒否 自民は特定に応じず

23日朝、自民党本部を出る杉田水脈衆院議員(中央)。ヤジに関する記者団からの問いには答えなかった=鬼原民幸撮影

(朝日新聞)

 衆院代表質問で選択的夫婦別姓に関する質問の際に自民党議員から「それなら結婚しなくていい」というヤジがあったとされる問題で、野党は23日の衆院議院運営委員会の理事会で事実関係の確認を求めた。自民党側は「ヤジは確認していない」とし、党に持ち帰り報告すると回答した。

 野党はヤジを飛ばしたのは、杉田水脈(みお)衆院議員とみられると指摘している。杉田氏は同日、自民党本部や国会内で記者団から事実関係を問われたが、取材に応じなかった。

 ヤジは22日の衆院代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が「速やかに選択的夫婦別姓を実現させるべきだ」と述べた際に飛んだ。23日の議運委理事会で立憲民主党が「杉田さんのヤジだったのか確認してほしい」と要求。また、立憲の安住淳国会対策委員長は23日の自民党の森山裕国対委員長との会談で、「国会議員の品位を傷つける。看過できない」と伝えた。ただ、森山氏は会談後、記者団に「今のところ(杉田氏に)問い合わせる予定は国対としてはない」と語った。

 杉田氏は同日午前から、記者団に「杉田さんのヤジなのですか」「意図はなんですか」などとたびたび事実関係を問われたが、携帯電話で話し続けるなどして、質問に答えなかった。

4009チバQ:2020/01/24(金) 11:00:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200124-00000045-dal-ent

杉田水脈議員「エア電話ウケる」「液晶真っ暗」と揶揄される…毎回電話中で取材お断り


1/24(金) 10:53配信

デイリースポーツ







杉田水脈議員「エア電話ウケる」「液晶真っ暗」と揶揄される…毎回電話中で取材お断り


杉田水脈議員(2014年撮影)


 選択的夫婦別姓導入に関する野党の衆院代表質問時に「だったら結婚しなくていい」とのヤジを飛ばしたと、野党側から名指し批判されている、自民党・杉田水脈衆院議員(52)が、報道陣の前に姿をみせるたびに電話を耳に当てて回答しない様子を、24日のフジテレビ「とくダネ!」などが伝えた。

 エレベーターの中で、テレビカメラに取り囲まれたまま、杉田議員が電話を続ける場面も。

 ネット上では一斉に「絶対、電話してないやろww」「エア電話ウケる」とのイジりが入った。

 意見を述べたり、説明を行うべき立場にあるが、頑なに回答しない態度が裏目に出たか、通話の相手は不明ながら、「電話のフリド下手」「繋がってないのに通話できるなんて素晴らしい」と揶揄する声が続いた。

 スマホの画面を指して「電話真っ暗」「液晶真っ暗だったけどあれ通話中か?」との指摘も入り、「画面が真っ黒なのは耳にスマホ当てるとそうなる」としたうえで「まああれは演技」と断じるコメントもみられる。

4010チバQ:2020/01/28(火) 16:50:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000068-asahi-pol

杉田氏、夫婦別姓ヤジは「玉木氏がひどいこというから」


1/27(月) 22:28配信

朝日新聞デジタル







杉田氏、夫婦別姓ヤジは「玉木氏がひどいこというから」


23日朝、自民党本部を出る杉田水脈衆院議員(中央)。ヤジに関する記者団からの問いには答えなかった=鬼原民幸撮影


 選択的夫婦別姓に関する国会質問の際に自民党議員から「それなら結婚しなくていい」というヤジが飛んだ問題で、安倍晋三首相は27日の衆院予算委員会で「国会対策委員会に対応をゆだねたい」と、具体的な言及を避けた。自民党はこの日も野党が求めた事実関係の確認に応じなかった。

【写真】衆院本会議に臨む杉田水脈氏

 ヤジは22日の衆院代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が「速やかに選択的夫婦別姓を実現させるべきだ」と述べた際に飛んだ。野党は自民党の杉田水脈(みお)氏によるヤジだと指摘している。野党関係者によると、玉木氏の質問後、杉田氏は玉木氏に「玉木氏がひどいことをいうから(ヤジを飛ばした)」などと述べていたという。野党は、衆院議長に発言の特定と撤回を促すよう要請している。

 27日の予算委では、立憲民主党の大串博志氏がヤジについて「選択的夫婦別姓や多様性に関する政府の方針にも関わる。事実関係を確認してほしい。ヤジを述べたのは杉田氏ではないか」と問うた。

 これに首相は「調査する立場にない。一般論では、議事進行を妨げる不規則発言はお互いに慎まなければならない」などと述べるにとどめた。
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朝日新聞社

4011チバQ:2020/01/29(水) 14:40:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200129-00000218-fct-l07

北塩原村 村議会議員を逮捕(福島県)


1/29(水) 13:14配信

福島中央テレビ






福島中央テレビ

無許可でタクシー行為を行ったとして北塩原村の村議会議員が逮捕された。
道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは北塩原村の村議会議員で会社役員の池田睦宏容疑者(48)。
池田容疑者は昨年11月頃、計4回にわたり、経営する会社のバスを使い許可を得ずにタクシー行為などを行い、乗客から運賃などを徴収していた疑い。
池田容疑者は昨年4月に行われた選挙で初当選した村議会議員。

4012チバQ:2020/02/06(木) 13:22:43
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200206-00000002-pseven-soci

菅官房長官辞任なら自民党内で「菅の乱」も 安倍一強終焉か


2/6(木) 7:00配信

NEWS ポストセブン







菅官房長官辞任なら自民党内で「菅の乱」も 安倍一強終焉か


追い詰められたかに見える菅氏だが…(時事通信フォト)


 自民党の「河井夫妻」をめぐる公職選挙法違反容疑での捜査をはじめ、“影の総理”とまで言われた菅義偉官房長官にさまざまな逆風が吹き、「2月辞任説」と「6月辞任説」という具体的な見立てまで飛び出している。実際、自民党のなかにも、菅氏の辞任を望む声もあるという。

【写真】渦中の河井克行・案里夫妻
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「菅氏を辞めさせたい」勢力には、安倍晋三首相-麻生太郎副総理-今井尚哉官房長官(現在は総理首席秘書官だが、菅氏の次の官房長官との声もある)という新たな政権中枢ラインの形成と、党務は二階俊博幹事長を交代させて岸田文雄幹事長が握る陣容を想定していることが透けて見えてくる。
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 しかし、ひとたび菅氏が野に下れば、安倍首相にとって強敵として立ちはだかるはずだ。菅義偉という政治家の本質は、体制の変革を求める根っからの改革派で「乱」を好む。
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 その政治経歴を見ると、小渕派時代は総裁選で小渕恵三氏に反旗を翻した梶山静六氏に従った。その後、宏池会に移ってからは、「加藤の乱」に参加して森内閣不信任案に欠席するなど「造反」の繰り返しだ。それがゆえに党内長老からは“反骨精神が過剰な要注意人物”とも見られていた。
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 安倍首相には忠実に仕えているように見えるが、それも体制改革で一致したからだ。菅氏は内閣人事局をつくって官僚の人事権を掌握し、官僚主導政治を政治主導に転換させた。それが安倍長期政権の原動力となった。政治ジャーナリストの藤本順一氏が言う。
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「いま政治を動かしているキーマンは菅さんです。官房長官を解任すれば、安倍さんは霞が関ににらみが利かなくなる。スキャンダルを防いでいた防波堤がなくなり、間違いなく安倍長期政権は瓦解に向かい始める」
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 そうなった時、切り捨てられた菅氏が安倍首相に忠誠を尽くし、政権を支える理由はなくなる。菅氏に近い二階派ベテラン議員が“菅の乱”が起きると予言する。
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「これまで自民党内に反安倍勢力といえるものはなかったが、菅官房長官の更迭、岸田幹事長となれば、政権中枢を追われた形の菅、二階、それに竹下派や大乱を望む石破派、改憲反対の谷垣グループなど非主流派を加えて党内に大きな反安倍勢力ができる。そうなると安倍一強の時代ははっきり終わる」
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 総裁選は安倍首相の鶴の一声で岸田氏に決まるという状況ではなくなる。
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「菅さんが引き立ててきた河野太郎や小泉進次郎といった発信力の強い政治家の存在感も高まる。自民党に権力闘争が蘇れば政治は安倍の次の時代に進む。だから、“菅辞任情報”は菅さんにとっても都合がいいとさえ言える」(二階派ベテラン)
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 追い詰められたかにみえる菅氏にとって、官房長官辞任の一手は、実は安倍政治をひっくり返すという大政局の始まりにつながる。そう見ると、辞任情報は逆の意味を帯びる。
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「私が辞めたら政権の命運は尽きる。それでもいいのか」
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 菅氏が安倍首相に突きつけた“最後通牒”かもしれない。
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※週刊ポスト2020年2月14日号

4013チバQ:2020/02/06(木) 13:27:36
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200205-00000003-pseven-soci

幹事長が近付く岸田政調会長 「スキップしそうな足取り」の声


2/5(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン







幹事長が近付く岸田政調会長 「スキップしそうな足取り」の声


岸田氏が元気になった?(時事通信フォト)


 永田町で菅義偉官房長官の辞任説が流れているという。公職選挙法違反容疑で検察の捜査を受けている河井案里・参院議員と、夫で菅氏の側近の河井克行・前法相への捜査をはじめとした、数々の官邸への逆風がその背景にある。そんななか、自民党内にも、菅氏の失脚を待ち望む政治家たちがいるという。菅氏の辞任説が流れるとにわかに元気になったのが岸田文雄・自民党政調会長だ。
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 岸田氏は昨年の参院選でお膝元の広島で岸田派重鎮議員の対立候補に河井案里氏を擁立されて敗北し、内閣改造では悲願の幹事長就任を阻止されるなど菅氏にことごとく煮え湯を飲まされてきた。
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 それが攻守一転、菅側近である河井夫妻、菅原一秀・前経産相が釈明会見を開くと、「説明は十分ではない」と真っ先に批判し、地元の広島でも、案里氏が議員辞職した場合の補欠選挙に備え、選挙準備を急いでいる。
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「何事も慎重で動きが遅い岸田さんが、議事堂をスキップしそうな足取りで歩いている」(番記者)
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“これで幹事長が近づいた”という心中がダダ漏れだという見方だ。これまで「ポスト安倍は菅官房長官。岸田はまだ早い」と言っていた“親分”の古賀誠・岸田派名誉会長が、菅氏に逆風が吹くや一転、「岸田の応援団になる」と秋波を送ってきたことも足取りを軽くしている理由だろう。
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 安倍首相の政敵、石破茂・元幹事長も意気軒昂になってきた。政権の不祥事対応を「国民に対する説明責任が恐ろしく欠けている」とラジオ番組で批判し、憲法改正に必要な国民投票法改正案をめぐっては、「金持ちの政党がばんばんCMを流せば勝っちゃう。金のある方が勝つ憲法改正はおかしい」と講演で野党の主張に同調してみせた。
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「石破氏は菅さんが官房長官を辞任すれば、安倍政権は長くないと読んでいる。勝負のときが近づいていると張り切りだした」(石破派議員)
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 こちらは大乱を待っている。
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※週刊ポスト2020年2月14日号

4014チバQ:2020/02/12(水) 15:48:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-00010004-jij-pol

【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


2/9(日) 19:02配信

時事通信







【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


立憲民主党の枝野幸男代表(右)と国民民主党の玉木雄一郎代表=いずれも1月22日、国会内


政治ジャーナリスト・泉 宏

 令和2(2020)年の政局で最初の舞台となる通常国会召集時に、立憲民主党と国民民主党の合流協議が頓挫したことが、安倍晋三首相らを安堵(あんど)させている。

【図解】政党支持率の推移〜立憲、国民は何%?〜

 巨大与党に対峙(たいじ)する「ワンチームの“1強野党”」(立憲若手)を目指して、年をまたいで交渉を続けた両党だが、国会召集翌日の1月21日に出した結論は「当面、合流は見送り」という「事実上の破談」(同)だった。

 吸収合併か対等合併かという「合流の原点」で折り合えなかったのが理由だが、背景には「バラバラといわれた旧民主党のDNA」(共産党幹部)が見え隠れするだけに、両党の合流推進派の間には「変わらない体質」(国民若手)への虚しさが広がっている。

 「野党が大きな塊になって、政権交代の受け皿になる」との共通目標を掲げて昨年末以来、公式、非公式の党首会談を重ねてきたのが枝野幸男・立憲民主、玉木雄一郎・国民民主の両代表。交渉不調を受けて「通常国会の対応を優先する」と口をそろえたが、どちらも無力感を隠せない表情だった。

 当面両党は、昨秋結成した統一会派を基盤に「スキャンダルまみれの安倍政権を攻撃する」(立憲幹部)ことで、改めて合流への環境を整備したい考えだ。ただ、認識の違いが再確認されたことで「時間をかけても合意は困難」(立憲民主幹部)との見方が支配的だ。
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【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


会談に臨む立憲民主党の福山哲郎幹事長(右)と国民民主党の平野博文幹事長=1月21日、衆院議員会館


 「合流見送り」を決めたのは、党首会談を踏まえた21日の福山哲郎・立憲民主、平野博文・国民民主両幹事長の会談。

 国民民主が20日の両院議員総会で決めた「両党の合流協議継続」を受けて、平野氏は改めて立憲民主の協力を求めたが、福山氏は「ここまで詰めてきたものが受け入れてもらえなかったのは非常に残念」と、協議打ち切りを通告した。

 両幹事長は会談後、「ぎりぎりのラインで折り合わなかった」(福山氏)、「国会に専念し、その中で合流に向けたうねりが起こることを期待する」(平野氏)などとして、幹事長レベルでの意見交換は続ける考えを示した。

 その一方で、主役のはずの枝野、玉木両代表は憮然(ぶぜん)とした表情で多くを語らず、22日の衆院本会議での代表質問でも、枝野氏は「疑惑追及」、玉木氏は「政策論争」を軸とするなど、党首としてスタンスの違いも際立たせた。


「枝野氏に助けられた」と首相

 立憲、国民などに分散した旧民主・民進党系勢力も、「バラバラでは永遠に野党のまま」(無所属の会幹部)との危機感は共有している。

 だからこそ、1強を誇示してきた安倍政権が相次ぐスキャンダルで動揺しているのを「絶好のチャンス」として、首相の早期解散断行に備えて合流協議に踏み出したのだ。

 しかも、幹事長協議では比例代表の統一名簿作成など具体的な合流案も確認していたのに、枝野、玉木両党首の党名や合流方式をめぐる「インテリ同士の意地の張り合い」(国民若手)が、事実上の破談につながったとみられている。

 与野党攻防緊迫化の中での野党再結集の失敗は、「与党にとっては朗報」(自民国対)だ。
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【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


衆院本会議に臨む立憲民主党の枝野幸男代表(中央)と国民民主党の玉木雄一郎代表(左)。右は国民民主党の小沢一郎氏=1月22日、国会内


 自民党の二階俊博幹事長は「合流しようがしまいが、どうぞご自由に」と無関心を装ったが、「桜を見る会」や「IR汚職」で苦境に立つ首相は、「枝野氏に助けられた」と周辺に漏らしたとされる。

 「与党の嫌がることをするのが野党の役割」(自民長老)との永田町の政治論から見ると、今回の合流見送りは「わざわざ敵に塩を送った」(同)と揶揄(やゆ)されている。

 立憲、国民両党からは、玉木氏と枝野氏を互いに非難する声も噴き出すあたりは、「まさに旧民主党の宿痾(しゅくあ)」(首相経験者)とも見えるだけに、このままでは“野党の星”とされる枝野、玉木両氏のリーダーとしての器量が厳しく問われかねない。

(時事通信社「地方行政」2月3日号より)

4015チバQ:2020/02/17(月) 23:32:39
https://www.asahi.com/articles/ASN2G6QKHN2FUTFK01H.html
岸田氏、「選挙に弱い」払拭なるか 正念場の静岡選挙
有料記事

西村圭史、増山祐史

2020年2月14日 20時26分

 「ポスト安倍」に名乗りを上げる自民党の岸田文雄政調会長が、静岡の選挙に注力している。衆院静岡4区では、派閥の議員の死去に伴う補欠選挙を4月に控え、同5区でも他派閥の議員らと議席を奪いあう。岸田氏は昨夏の参院選で派閥の現職4人を落選させており、選挙に弱いイメージを払拭(ふっしょく)できるかが問われる。

派閥幹部の「弔い選挙」に檄
 「宏池会(岸田派)にとっても大切な補欠選挙。力を合わせて勝利したい」。13日、岸田氏は派閥の会合で4区補選の檄(げき)を飛ばした。

 補選は、昨年末に死去した岸田派の事務総長を務めた望月義夫元環境相の「弔い選挙」。望月氏の後継として県議が出馬予定だが、野党も統一候補の擁立を探る。必勝を期す岸田派は、4月に予定されていた政治資金パーティーを延期し、派閥所属の国会議員を続々と投入する予定だ。

ここから続き
 背景にあるのは昨夏の参院選の「敗北」だ。現職4人を落選させた岸田氏に、自民党内では「岸田さんは選挙の顔にならない」という見方が広がった。

 安倍晋三首相が「桜を見る会」の問題などで批判にさらされるなか、元々自民党が議席を持っていた補選を落とせば、政権にさらなる打撃となりかねない。党幹部の一人は「負ければ岸田さんの総裁の目は厳しくなる」と語る。

自民党入りめざす細野豪志氏と対決
 岸田氏は隣の静岡5区でも難題を抱える。岸田派の吉川赳氏は、前回2017年の衆院選で無所属の細野豪志氏と争い落選。昨年、比例東海ブロックの議員の辞職で繰り上げ当選した。岸田氏は11日に静岡入りし、吉川氏の国政報告会に出席。「吉川さんの政治生命がかかっている」と支援を呼びかけた。

 5区が注目されるのは、細野氏が次回の選挙後に自民党入りをめざしているからだ。細野氏はいま、二階俊博幹事長率いる二階派に特別会員として所属する。二階氏は「選挙の際には細野陣営にはせ参ずる」と明言し、党幹部が候補者の支援をめぐって対立する異例の事態も予想される。

 ポスト安倍をめざす岸田氏にとって、党の実力者である二階氏との衝突は避けたい一方、派閥候補の当選をめざすのは領袖(りょうしゅう)の責務でもある。野党も5区に候補者擁立を検討しており、岸田派の関係者は「どうなるか先行きが見えない」。党幹部は岸田氏について「いつも問われ続けているが、今はまさに正念場だ」と語る。(西村圭史、増山祐史)

4016名無しさん:2020/02/20(木) 23:01:17
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200220-OYT1T50106/
開成高OB議員・官僚の会、岸田氏が出席…足場固め着々
2020/02/20 08:42
 自民党の岸田政調会長は19日夜、東京都内のホテルで開かれた母校の開成高校出身の同党議員や官僚でつくる「永霞会」の総会に出席した。


 岸田氏は会長を務めており、メンバーは約550人。この日は北村滋国家安全保障局長があいさつし、会の開催を祝して寄せた安倍首相のメッセージを代読した。会合は2017年9月の設立以来、2回目。

4017名無しさん:2020/02/20(木) 23:18:20
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200220-00070309-gendaibiz-pol
安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
2/20(木) 10:01配信現代ビジネス
安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
写真:現代ビジネス
 政権の終わりが見えてきたと思ったら、一枚岩だったはずの政権幹部たちの関係が異様なまでに軋み始めている。自分が死ぬか、相手が死ぬか。五輪まで半年、永田町で本格抗争の号砲が鳴った。

総理に呼ばれなくなった
 「もう、あの人も終わりだよな」

 ある自民党のベテラン議員が言う。官房長官・菅義偉のことである。官邸の守護神と言われたのも今は昔。

 定例の記者会見では、記者の質問にもまるで上の空。「すみません、もう一回言って?」を繰り返すシーンは、毎度のこと。回答に窮し事務方からペーパーを差し込まれることも増えた。

 この4ヵ月、菅はさんざんだった。菅原一秀や河井克行といった「側近」を無理矢理入閣させたものの、一気にスキャンダルに見舞われた。

 重用してきた官僚が不倫騒動に追い込まれ、自分が肩入れしてきたIR問題でも、10年ぶりの国会議員逮捕という騒動に巻き込まれた。すべて菅の周りで醜聞が出たことから、「菅潰し」の声が囁かれた。

 総理候補など夢のまた夢、スキャンダル処理にほとほと疲れた菅は、「このままやけくそで辞任するんじゃないか?」と噂を立てられる始末だ。

 安倍総理との関係も決定的に軋みだした。昨年末から、菅が安倍に呼ばれる機会が減った。もちろん、朝、官邸で顔は合わせるものの、安倍は視線を合わせない。

 要人との同席回数や接触時間は、かねてから菅との不仲が囁かれる今井尚哉秘書官のほうが格段に多くなった。

 安倍に嫌われたのか。自分を嵌めたのは、今井ではなくて、安倍なのではないか。疑心暗鬼が、菅の胸中を交錯している。

 官邸に2つあった危機管理ラインのもと、菅と今井は、修復不能な関係に陥った。今井は「菅さんは信用できないよ。総理の寝首をかく男だしね」と公言し、菅も「総理にぶら下がり会見なんてやらせて、本当にあのバカ」と今井を批判。だが、安倍は今井を選んだ。

 「今井が官僚だからですよ。政治家とちがって、主君に取って代わろうとすることはありえない。総理にとって菅さんは不気味だが、今井は安心して使える。その結果、安倍総理と菅さんは『官邸内別居』状態になってしまった」(安倍側近)

 このままでは、菅の政治家生命は終わる。頻繁に行っていた夜の会合も鳴りを潜め、菅の側近議員も「まったく誘われなくなったね。何をしているんだろう」と言う。表情も乏しくなり、抜け殻のようだ。

 だが、これは演技だ。

 『仮名手本忠臣蔵』に出てくる大星由良之助の一力茶屋のシーンを覚えているだろうか。連日酒を飲み、昼行灯そのものの大星は、ここで敵を油断させ、討ち入りのタイミングを見計らう。

 慎重に五感を働かせていれば、どんなときにも運は巡ってくる――後ろ盾もない横浜市議から出発した叩き上げの菅は、それがわかっているのだ。俺をバカにして、ただで済むと思うなよ。「逆襲」への兆しはかすかに出てきている。

 1月21日、廃棄していたはずの「桜を見る会」の3年分の資料が、突然見つかった。

 会場設営の契約書などが、内閣府総務課に残っていたというのだ。これまでの説明とはまったく異なるが、これは菅を後押しする官僚の「反乱」だった可能性が高い。官邸職員の証言。

 「桜の件は、けっきょく安倍さん自身の問題なわけです。安倍後援会が850人も招待され、昭恵枠まで膨大にあった。

 すべて『廃棄』でウヤムヤにするつもりが、ここでわざわざ資料が出てくるというのは、菅さんに世話になった官僚が、菅復権のために、あえて出したとしか考えられない」

4018名無しさん:2020/02/20(木) 23:18:59
ぜんぶ、俺のせいか?
 最近の「菅潰し」は、人事権を握ってきた菅に恨みを持つ官僚が荷担してきたという見方がある。一方で、アメとムチを使い分ける菅に「人事で世話になった」と感謝の感情を持っている官僚も多い。前出の職員が言う。

 「菅さんにとっては、資料が突然出てきたのは大きな援軍でしょう。総理が追及されるきっかけになるし、『桜』対応を振り付けてきた今井氏にとっても失点となります」

 菅が入閣させた前法相・河井克行と妻の案里についてはどうか。すでに広島地検は家宅捜索だけでなく秘書をはじめ30名以上の事情聴取まで行っている。しかし、もともと、河井夫妻は安倍総理との関係が深い。

 「河井氏は『菅銘柄』と言われてきましたが、実際には河井さんは『安倍派』といっていい。案里氏の出馬も、対立候補の溝手顕正元参院議員を、安倍総理が大嫌いだったことからごり押ししたもの。菅さんは後から従っただけ」(自民党代議士)

 だが河井が法務大臣を辞任する段になると安倍は「菅さんが大丈夫といったから」「菅さん自身が何度も選挙区に入ったでしょう。だから問題ないと思っていた」と菅に責任転嫁している。

 そのような事情があるからこそ、週刊文春が報じた「参院選前、1億5000万円が自民党から河井陣営に振り込まれていた」という事実は、菅にとっては有利に働く。

 カネの主体は党なのだ。官房長官である菅には関係ない。むしろ安倍銘柄であることがクローズアップされていくだろう。

安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
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二階とのタッグ
 「さらに、次期検事総長と目されてきた東京高検検事長の黒川弘務氏が、2月8日の誕生日をもって定年退官する可能性が高まってきたのが、菅氏にとって追い風です。

 『官邸の門番』としてさまざまな政治案件を握りつぶしてきた黒川氏が消えれば、菅氏も『黒川がいなければ、私も手を出せません』と堂々と安倍総理に言える。

 稲田(伸夫)検事総長は、『黒川がやめれば、8月の任期までバンバン事件をやる』と語っているため、河井夫妻の立件は確定的になるでしょう」(政治部デスク)

 大臣経験者の逮捕となれば、政権への打撃は大きい。菅と安倍のどちらがダメージを受けるか? 安倍のほうだろう。

 IR問題についても、実は安倍のなかでは危ない時限爆弾がある。逮捕された秋元司が、細田派の有力議員の名前を具体的に挙げ、カジノ企業との癒着を検察に話しているという。

 「具体的に、安倍に近い現職大臣の名前と、その人物が受け取った2000万円という金額も話している」という噂で永田町は持ちきりだ。

 これまで挙げてきた「追い風」は、今のところ、静かなさざ波にすぎない。どう活かすかは、菅次第。しかも、先手を打たれるかもしれない。

 「総理には、年内に内閣改造を行って、菅さんを閣外に出すという思いもあるようだ。後任には甘利明氏の名前が上がってきている」(安倍側近)

 実際には、「菅以外に、安倍さんの防波堤がつとまる政治家はいない。安倍さんとしては、菅に内閣を守らせつつ、力だけは着実に削いでいくという戦略だ」(閣僚経験者)という見方が強い。

 いずれにせよ、菅は座して死を待つことはできない。チャンスがくれば、官房長官を辞任し、派閥を立ち上げるだろう。

 援軍は多い。なにせ、睡眠時間まで削って会合を行い、飼い慣らしてきた「隠れ菅派」の議員は優に50人を超える。いまの菅を支えるのは、幹事長の二階俊博である。

 「二階さんは今年になっても、何かにつけて菅さんの携帯に電話を入れて、ねぎらったりアドバイスをしたりしています。総理は、去年9月の人事で、いったん本気で二階幹事長更迭を計画しましたから、二階さんは安倍への警戒心を募らせているのです」(自民党幹部)

 安倍に切られそうになった実力者2人が、タッグを組み始めているのだ。

 目下、安倍が4選を狙わないかぎり、岸田文雄への総理禅譲はほぼ確定的だとされる。

 「岸田さんと犬猿の仲である菅さんは、ついに『タダの人』になる。そうなるくらいなら、自分が総裁選に出馬するか、あるいは同じ神奈川選出の河野太郎か小泉進次郎を担いで政権をつくり、幹事長に就き『キングメーカー』として生きながらえるしかない」(菅派議員)

 隠れ菅派に加え、二階派はもちろん、岸田を見捨てた古賀誠率いる宏池会の古賀グループ、さらに竹下派や石破派も戦列に加わる――。人数的には、不可能ではない。針に糸を通すような繊細なやり方で、最後の一手を下す。

 裏切られたなら、裏切り返すだけ。菅はいま、牙を研ぎ続けている。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2020年2月1日・8日合併号より

週刊現代(講談社)

4019とはずがたり:2020/03/02(月) 09:10:36
「極めて危機的」“ポスト安倍”が現状を懸念[2020/02/28 10:05]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000177461.html

 「ポスト安倍」に名を連ねる自民党の岸田政調会長や石破元幹事長らが都内で会談し、自民党を取り巻く状況について「極めて危機的だ」との認識で一致しました。

 会合には岸田氏や石破氏のほか、石原元経済財政担当大臣と中谷元防衛大臣も出席しました。石破氏によりますと、東京高検の黒川検事長の定年延長問題について「非常に批判が強く、やり方についてかなり問題がある」との意見が出たということです。また、新型コロナウイルスに対する政府の対応への批判も「予想以上のものがある」と語りました。一方、安倍総理大臣が来月2日から全国の小学校などを臨時休校にするよう要請したことについて、中谷氏は「党の方にはほとんど相談なく、テレビで知った。きちんと議論を重ねてやっていくべきだ」と苦言を呈しました。

4020チバQ:2020/03/02(月) 23:35:27
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020030201002600.html
「高齢者は歩かない」とやじ 参院予算委で自民松川るい氏
2020/03/02 21:46共同通信

「高齢者は歩かない」とやじ 参院予算委で自民松川るい氏

自民党の松川るい参院議員

(共同通信)

 参院予算委員会で2日、立憲民主党の蓮舫氏が小中高校への休校要請に関連し高齢者施設を対象にしなかった理由を政府にただしたところ、自民党の松川るい参院議員が「高齢者は歩かない」とやじを飛ばした。委員会後、記者団に発言を認め「舌足らずで誤解を与える表現だった。高齢者の皆さんに不快な思いをさせ、率直に反省している」と陳謝した。立民の福山哲郎幹事長は国会内で記者団に「少し問題がある」と指摘した。

 松川氏は発言の趣旨について「施設の高齢者は介護が必要というイメージだった。出掛ける頻度が子どもほど活発でなく、扱いが異なる合理性はあるとの意味だった」と釈明した。

4021チバQ:2020/03/02(月) 23:36:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200302X872.html
山本防衛副大臣、在京当番でホテル泊=宿舎入居せず、公費120万円
2020/03/02 20:17時事通信

 防衛省は2日、山本朋広副大臣が大規模災害などに備えて東京23区内に待機する「在京当番」のため同省近くのホテルに宿泊し、公費約120万円が支出されていたと発表した。山本氏は都内の議員宿舎には入らず、神奈川県内の自宅で居住を続けていた。

 防衛省によると、同省がホテルの部屋を確保。山本氏は防衛副大臣を2度務めており、2017年8月〜18年10月の在任中に134回(約108万円)、19年9月以降は12回(約10万円)宿泊した。記録が残る過去5年で、山本氏以外に在京当番のためホテルを利用した例はないという。

 河野太郎防衛相は、ホテル泊に伴う公費支出を問題視し、議員宿舎に入るよう指示。山本氏は現在、東京都港区の衆院青山議員宿舎に居住している。

4022チバQ:2020/03/03(火) 14:43:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200303-00000027-jij-soci

河井案里参院議員の秘書ら逮捕 車上運動員に超過報酬 公選法違反容疑・広島地検


3/3(火) 7:46配信

時事通信







河井案里参院議員の秘書ら逮捕 車上運動員に超過報酬 公選法違反容疑・広島地検


報道陣に囲まれながら広島地検に向かう河井案里参院議員の秘書(中央)=3日午前、広島市


 自民党の河井克行前法相の妻、案里参院議員(広島選挙区)の陣営をめぐる選挙違反事件で、広島地検は3日、昨年7月の参院選で車上運動員に法定上限を超える報酬を支払ったとして、公選法違反(運動員買収)容疑で案里氏の公設第2秘書、立道浩容疑者(54)ら3人を逮捕した。

 
 昨年10月に浮上し、克行氏が法相辞任に追い込まれた問題は、案里氏の秘書の逮捕に発展した。公選法は、買収の罪で秘書らの有罪が確定するなどした場合、候補者本人が関与していなくても当選無効となる「連座制」が適用されると規定している。

 地検は同日午前、参院議員会館内の案里氏の事務所と、衆院第2議員会館内の克行氏の事務所を捜索。午後には広島市にある案里氏の事務所の捜索に入った。

 他に逮捕されたのは、克行氏の政策秘書、高谷真介(43)、無職脇雄吾(71)両容疑者。

 逮捕容疑は昨年7月、ウグイス嬢と呼ばれる参院選の車上運動員に対し、法定上限の日当(1万5000円)を超える報酬を支払った疑い。

4023チバQ:2020/03/09(月) 19:24:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200306-00000591-san-pol

自民、党員獲得順位公表へ 7年ぶりの減少で危機感


3/6(金) 18:45配信

産経新聞







自民、党員獲得順位公表へ 7年ぶりの減少で危機感


自民党・二階俊博幹事長=3日午前、国会内(春名中撮影)


 自民党の昨年の党員数が7年ぶりに減少に転じたことに執行部が危機感を募らせている。統一地方選と参院選が重なる12年に一度の「亥年選挙」の影響で、党員獲得への意識が低下したとの見方もある。とはいえ、現状を放置すれば組織基盤の弱体化につながりかねない。党は近く所属議員が獲得した党員数を公表して危機感を共有、反転攻勢のきっかけにしたい考えだ。(広池慶一)

 「大変残念ながら党員が減ってしまった。ご指導をいただければありがたい」

 党員獲得の総責任者である山口泰明組織運動本部長は6日の党会合で、全国の都道府県連幹部にこう呼びかけた。2日の役員会では昨年の党員数が前年比1万4581人減の108万6298人になったと報告。2つの大型選挙によって党員獲得活動が低調になったとの見方を示した。

 一方、二階俊博幹事長は3日の記者会見で「組織を通じて党員募集をしっかりやって、心配に及ばないようにしたい」と強調。党員数の目標に関しては「まずは元へ取り返すことが大事だ」と語った。 

 党員は「満18歳以上で日本国籍を有する方」が対象で、総裁選への投票など党活動に参加できる資格がある。野党時代は70万人台(非公表)まで落ち込んだが、政権復帰後の平成25年から6年連続で増加。近年は「120万党員」を目標に掲げて全国会議員に1千人以上の獲得ノルマを課し、達成できない場合は不足党員1人につき2千円の罰金を命じたことも話題になった。

 ただ、昨年は選挙が続いたことに加え、自然災害が多発し、千葉県など複数の県で党員が減少。7年ぶりの後退のショックは大きく、5日の岸田派(宏池会)会合では「二階氏が『何としても今年中に挽回しろ』と言っている。引き締めて頑張っていこう」と号令がかかった。

 政府・与党は、新型コロナウイルスの感染拡大で内閣支持率が急落するなど逆風にさらされている。執行部は党員獲得数の順位を明らかにすることで所属議員の自覚を促し、強い組織へと再生したい考えだ。

4024チバQ:2020/03/11(水) 19:10:11
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-609913.html
「参院竹下派」を激怒させ、世耕弘成の野望が潰えた日
2020/02/26 05:56デイリー新潮

「参院竹下派」を激怒させ、世耕弘成の野望が潰えた日

逃げ足は速かった?

(デイリー新潮)

 派閥政治が終わったと言われて久しい永田町で存在感を誇示したのは、竹下派こと「平成研究会」である。

 今月8日、参院の麻生派、細田派、岸田派が合同で勉強会を設けようとしたものの、竹下派の横ヤリで頓挫したと報じられた。

 異例の3派合同勉強会のミソは、竹下派の名前が入っていないことで、

「麻生派が、影響力の強い参院竹下派を外して、参院での自分たちの存在感を高めようとしたのです。そこに参院幹事長で細田派の世耕弘成さんなども加わり、10日には『参院賢人会』と称して初会合が予定されていた」(政治部記者)

 参院竹下派といえば、かつて“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄氏や昨年10月に死去した吉田博美前参院幹事長のもと、隠然たる影響力を党内に及ぼしてきたことで知られる。

「吉田さんの没後も強い力を持ち続ける参院竹下派は、幹事長に就任した世耕さんにとって目の上のタンコブ。渡りに船と麻生派の画策に乗ったと見られている」

 ところが、

「参院幹事長代理を務める石井準一参院議員ら竹下派の幹部がこれに猛反発。“ならば竹下派は、参院予算委員会の理事を全員降ろす”と、世耕さんの喉元に匕首(あいくち)を突き付けたのです」

 慌てたのは世耕氏。

「首相のヤジで衆院が荒れる中、参院が内輪揉めでは、自らの沽券(こけん)にかかわる。即座にそろばんを弾いて翻意したのでしょう」

 虎の尾を踏んづけた世耕氏。本業で存在感を示せるのは、いつになるやら。

「週刊新潮」2020年2月27日号 掲載

4025チバQ:2020/03/16(月) 11:27:46
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200316-00613458-shincho-pol

“俺を捕まえていいのか”“大臣を呼ぶぞ!” 「武田良太国家公安委員長」秘書の暴行逮捕


3/16(月) 11:00配信

デイリー新潮







“俺を捕まえていいのか”“大臣を呼ぶぞ!” 「武田良太国家公安委員長」秘書の暴行逮捕


武田良太国家公安委員長


 酔っ払いがタクシー運転手に絡んで手を上げる。繁華街では珍しくない光景だが、こと今回はそれでは片付くまい。何しろ被疑者は国家公安委員長の「秘書」であり、父親も政財界でつとに知られた大立者という。ところがこの一件、なぜか新聞・テレビでは報じられず――。

 ***
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 巷では日常茶飯事のトラブルでも、登場人物いかんで、その様相は一変する。

 ことが起きたのは2月26日の夜、9時半頃だった。現場は東京・日本橋。飲食店の連なる一方通行の路上を、体格のよい男がふらふらと歩いてきた。

「男は泥酔していて、道路わきに停車していた個人タクシーの車体を、突然蹴り始めました。異変に気付いた運転手が車を降りてとがめると『俺は何もしていない』『俺には国会議員がついているんだ』などと騒ぎ出したのです」

 とは、当日の目撃者。

「口論ののち、男はその場から逃げ出そうとし、阻もうとした運転手の顔や胸めがけて拳を振り上げたのです」(同)

 運転手は、体格で勝る狼藉者に引きずられるような格好となり、通りすがりの会社員風男性3〜4人が間に割って入った。が、

「男は彼らに『さわるな庶民!』と罵声を浴びせ、『俺は大臣の秘書だ。大臣を呼ぶぞ』と延々叫び続けていました」

 さらに数分後、

「揉み合いを目にした近くの飲食店の従業員が止めに入りました。彼は男を落ち着かせようとガードレールの方へ誘導したのですが、男はその従業員にも数回、殴りかかっていました」

 ほどなくパトカー1台と自転車数台、総勢10人ほどの制服警官が到着。が、主役のボルテージは上がりっ放しで、

「『僕は不当な扱いを受けています』と訴えかけたかと思えば『お前らは東大を出られないからいつまでも制服警官のままなんだよ』と毒づくなど、支離滅裂だった。野次馬は20人ほどに膨れ上がっていて、『大臣はまだ来ないのか』などと、ヤジも飛んでいましたね」

 暴力を振るわれた運転手と従業員の事情聴取を終え、騒動発生から30分弱、ようやく男はパトカーで連行されていったのだが、

「最後まで『俺は国家公安大臣の秘書だぞ』『俺を捕まえていいのか』『大臣を呼ぶぞ』と繰り返し、最後は車内で笑みを浮かべながら連行されていきました」

 人騒がせな酔漢は、器物損壊と暴行容疑で警視庁中央署に逮捕された。ところが、実際にこの男の所持品から、現職の国家公安委員長・武田良太代議士の「秘書」であるという名刺が見つかったのだ。そこには、こう記載されていた。

〈自民党幹事長特別補佐兼幹事長代理 武田良太 秘書 白川由仁〉

 国家公安委員会は、国務大臣である委員長と5人の委員で構成されており、HPではその役割として、

〈警察行政の政治的中立性の確保〉

〈警察運営の独善化の防止〉

 とある。つまりは警察機構の「お目付け役」であり、そのトップに武田大臣が就いているわけだ。自らの秘書が警察沙汰を起こしていたとなれば、バツが悪いことこの上ない。

 さる自民党関係者が明かすには、

「今回逮捕された男は、秘書といっても公設はおろか、私設秘書でもありません。いわば武田大臣との個人的な関係で仕事を頼まれている“裏の秘書”といった立場だったのです。もちろん、武田事務所にも出入りしていました」

 さらに続けて、

「彼の本業は、政界では知らぬ人のない父親が関係する会社の役員です」

 というのだ。
結納にも同席して

 その男の父親とは、長らく政財界に重きをなす実業家の白川司郎氏。原子力発電関連の警備会社などの経営に携わり、斯界に隠然たる力を持つ大立者である。実際にこれまでも、

〈白川氏やその側近らは、施設用地の買収だけではなく、青森県むつ市に誘致する段階から東京電力に先行して重要な役割を果たしていたという。地元関係者は白川氏らを「東電の影」と呼んだ〉(「朝日新聞」2013年7月16日朝刊)

〈東京電力、ゼネコン、そして警備会社会長の白川司郎氏らの関係は、国税当局の税務調査や検察当局の捜査を取材する過程で、何度か垣間見えたことがある〉(「朝日新聞」同年7月28日朝刊)

 などと報じられてきた。そんな人物の息子が、なぜ武田大臣の“裏の秘書”に収まっているのか。先の自民党関係者は、

4026チバQ:2020/03/16(月) 11:28:09
「武田大臣は大学を卒業後、亀井(静香)さんの秘書に就きました。また、白川(司郎)さんはかつて三塚(博)さんの秘書だったこともあり、同じ派閥だった亀井さんとも親しくなった。そうした経緯で委員長と白川さんも昵懇になり、白川さんは『(武田大臣を)将来は総理にしたい』と、折に触れて口にしていました。表向き名を出してはいませんが、白川さんは有力な後援者として大臣を支えているのです」

 2人をつないだ形の亀井元運輸相に尋ねると、

「白川は友達だけど、息子のことは知らないな。その子が暴行事件を起こしたって、俺には関係ない話だ。(武田大臣を白川氏に紹介したかは)いちいち過去の関係は覚えてないよ」

 というのだが、先の関係者が続けて、

「資金の集め方を含め、政治家としての基本を亀井さんから叩き込まれた武田大臣は03年に初当選を果たします。その後は党内で力をつけ、16、17年と続けて獲得党員数が1万人を超えるなど、トップの成績を残している。そうした手腕が買われて昨年秋に初入閣を果たすわけですが、それには、白川さんの力添えも大きいと言われています」

 白川氏との間柄を物語るエピソードとして、

「由仁君が数年前に結婚した時のことです。両家の結納が、安倍総理も行きつけの新橋のすし店で交わされました。その時、なぜか親族でもない武田さんも駆け付けたので、新婦側は『国会議員と知り合いなのか』と驚いたといいます」(白川家を知る関係者)

 大事なタニマチの御子息ゆえ「秘書」として受け入れたというわけだ。

4027チバQ:2020/03/16(月) 11:28:26

「お目付け役」への忖度か

 が、その新郎の実態は、絵にかいたようなドラ息子だったという。この関係者が続ける。

「由仁君は当時、お父さんの関係する複数の会社の役員報酬で、月に数百万円の収入を得ていました。それでも家には金を入れようとせず、銀座や六本木で飲み歩いていたのです。電車には乗らず移動はもっぱらタクシー。酒好きな上に肉が好物で、体重は増える一方でした」

 そんな生活が長続きするはずもなく、

「結婚生活は1年ほどで破綻。2年前には離婚しています」(同)

 挙句、繁華街で虚勢を張って逮捕というのだから処置なし。ところが不思議なことに、今回の事件は一切、公式発表されておらず、メディアでも報じられていないのだ。

 一般に、軽微な犯罪であれば発表に至らないケースはままあるが、被疑者や被害者の属性によって、公共性や報道による公益性を帯びる事案であればその限りではない。この点、警視庁広報課に問うと、

「一般論として、公表については事件ごとに個別に検討し、適切に判断することとしております」

 あるいは「お目付け役」の大切な身内ゆえ、例のごとく忖度が働いたのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「上から下まで、長期一強政権のゆるみ・たるみ・おごりの中に浸っているとしか思えません」

 そう呆れながら、

「まともな秘書であれば議員に迷惑を掛けまいという思いを持つはずです。そもそも、秘書といってもパーティ券を売り捌かせるために名刺だけ使わせている可能性もあります。今回は、本人も秘書だと認めているのだから、何のためにそんな名刺を持たせていたのか。武田大臣には、説明責任がありますよ」

 白川氏が代表取締役を務める会社は、

「(息子の逮捕については)プライバシーに関わる事ですので、お答えは差し控えさせて頂きます」

 そう言うのみ。が、武田委員長の事務所に聞くと、

「(事務所に出入りしていた)事実は一切ございません」

 などと、あたかも無関係であるかのような回答。一方で、白川氏が有力な後援者であることについては、

「数多くの方々とお付き合いはございますが、個別の交友関係についてはお答えを差し控えさせていただきます」

 自身のお膝元がこんな調子では、国家の公安どころではないはずだ。

「週刊新潮」2020年3月12日号 掲載
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新潮社

4028チバQ:2020/03/18(水) 15:44:20
https://mainichi.jp/articles/20200318/ddm/012/010/055000c

焦点
ポスト安倍「凪状態」 新型コロナ一色 自民両院議員総会
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会員限定有料記事 毎日新聞2020年3月18日 東京朝刊

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自民党の党大会に代わる両院議員総会に臨む安倍晋三首相(左端)、岸田文雄政調会長(右から2人目)ら=東京都千代田区で2020年3月17日午後6時3分、藤井達也撮影

 自民党は17日、党本部で両院議員総会を開き、2020年運動方針を採択した。新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、安倍晋三首相(党総裁)の来年9月の総裁任期満了をにらんだ「ポスト安倍」の動きや、首相が宿願とする憲法改正の具体的な取り組みが顕在化する機会だったが、そうした機運は雲散霧消。各種世論調査で安倍政権の感染防止対応が一定程度評価されていることもあり、党内は事態の推移を様子見する「凪(なぎ)」状態だ。

 自民党は8日に東京都内のホテルで党大会を開く予定だったが、感染拡大を受け延期を決定。運動方針採択のために、党大会に次ぐ意思決定機関の両院議員総会を開いた。
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4029チバQ:2020/03/19(木) 13:03:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200319-00000022-jij-pol

東京五輪延期なら政局直撃 「ポスト安倍」戦略、衆院解散左右 首相4選? 退陣論も


3/19(木) 7:10配信

時事通信



 新型コロナウイルス感染拡大のあおりで7月24日からの東京五輪・パラリンピックが予定通りに開催できなければ、日本の政局を直撃するのは必至だ。

 延期される場合、開催時期がいつになるかで安倍晋三首相(自民党総裁)の衆院解散戦略が左右される。「ポスト安倍」候補の動きにも影響が出そうだ。

 ◇花道論、幻か
 衆院議員の任期満了は来年10月21日で、新型ウイルスが猛威を振るう前は、衆院解散は東京五輪・パラリンピックが終わる今秋以降が有力視されていた。首相の党総裁任期も来年9月末までだが、政界では首相が年内にも余力を残して退陣し、岸田文雄政調会長にバトンタッチする「禅譲」論も取り沙汰されていた。

 仮に五輪が1年延期されれば、この「五輪花道論」は幻となりそうだ。「21年五輪」は首相の総裁任期に収まり、自民党閣僚経験者は「安倍氏は21年五輪まで首相を続け、すぐ岸田氏に譲ってそのまま解散だ」と予測した。

 もっとも、こうしたシナリオについて岸田派中堅は「岸田氏としては、きつい。首相になってすぐに総選挙で、解散のフリーハンドがない」と危惧する。ポスト安倍候補には茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相らの名も挙がるが、衆院選が直後に控える総裁選では、「選挙の顔」として一般の人気が最も高い石破茂元幹事長が、選挙地盤の弱い若手らの支持を集めるとの見方もある。

 「石破総裁」を阻止するため、首相が「コロナ克服五輪の実現」を掲げて今秋から来年初めに衆院を解散する展開も考えられる。その場合、来年9月の総裁選直後に衆院議員の任期が満了する政治日程がリセットされ、石破氏の優位が薄れるためだ。

 ◇禅譲シナリオに暗雲
 2年延期だと状況はさらに複雑になる。首相の現在の総裁任期を越えるからだ。政府関係者は「首相も東京五輪が終わるまでは続けようとする」とみる。閣僚経験者も「総裁任期は(22年9月まで)1年延長だ。首相はその前に経済対策を打ち出して衆院解散するだろう」と指摘した。

 首相が一定程度経済を立て直し、世論の支持を得るようならば、総裁4選論の流れが加速し、岸田氏への禅譲論が不透明になる可能性もある。

 一方、過去の五輪は中止となったことはあるが、延期となった例はない。首相は、予定通りの時期でなくとも「完全な形で実施」する方針だが、最終決定権は国際オリンピック委員会(IOC)にあり、日本の事情がどこまで配慮されるかは分からない。

 自民党の鈴木俊一総務会長は2月の講演で、7月に五輪が開催できなかった場合、政権の「政治責任」につながるとの見方を披露。もしも中止となれば経済的な損失は計り知れず、「首相は即退陣だ」(自民中堅)という声もある。

4030チバQ:2020/03/19(木) 15:22:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200318-00000611-san-pol

首相と岸田氏が総裁選、新型コロナ、五輪で意見交換


3/18(水) 22:29配信

産経新聞



 安倍晋三首相は18日夜、東京都内のホテルで、「ポスト安倍」候補の1人に掲げる自民党の岸田文雄政調会長と会食した。総裁選を含む党内情勢、新型コロナウイルスの感染拡大に対処するための経済対策、東京五輪・パラリンピックなどについて意見交換した。新型コロナに対応するための政府と与野党による協議会設置に関して、首相は「聞いていなかった」と話したという。

4031チバQ:2020/03/22(日) 14:45:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00000007-jij-pol

自民党細田派、「ポスト安倍」で決め手欠く 下村、西村、稲田氏ら意欲


3/22(日) 7:14配信

時事通信



 安倍晋三首相(自民党総裁)の出身派閥で党内最大の細田派(細田博之会長、97人)が、「ポスト安倍」の対応に苦慮している。

 下村博文選対委員長(65)や西村康稔経済再生担当相(57)、稲田朋美幹事長代行(61)らが意欲を示すが、衆目の一致する有力候補はいない。一方、首相は岸田派会長の岸田文雄政調会長を後継候補に推すと目され、細田派の方針は当面定まりそうにない。

 「自民党の『おじさん政治』をぶっ壊す」。稲田氏は19日のTBSのCS番組収録でこう宣言。これまでの保守的な主張だけでなく、女性政策などでも発信を強めるなど、次期総裁選へ存在感を高めていく構えだ。

 稲田氏は細田派内の基盤に乏しく、周辺に「20人の推薦人を集めるのは容易でない」と漏らす。他派閥の協力は必須で、二階派会長の二階俊博幹事長とは良好な関係を築く。12日夜には東京都内で竹下派幹部とも意見交換した。

 下村氏は昨年の党役員人事で念願の「四役入り」を果たし、総裁選出馬の足掛かりを築いた。最近は細田派内の若手らと懇談を重ねており、関係者は「派内の面倒を見ることで上を狙っている」との見方を示す。

 西村氏も「意欲がある」(細田派幹部)とされる。自民党が下野した直後の2009年総裁選に出馬経験があり、派閥横断の勉強会を毎週開催するなど、党内の人脈拡大に余念がない。周辺には「今は新型コロナウイルスへの対応が最優先だ」と語っており、担当の経済分野を通じて存在感を発揮したいとの思惑も透ける。

 もっとも、3氏に対する党内の評価は、いずれも「総裁候補には物足りない」(中堅)と厳しい。首相の「意中の人」が岸田氏とされる中、細田派ベテランは「岸田氏を支援して派の影響力を発揮した方がいい」と指摘。「細田派として総裁選は1回休んで、幹事長を狙うべきだ」(中堅)との声もある。

 細田派は12年総裁選で、首相と当時派閥会長だった町村信孝氏(元衆院議長、故人)が争う「分裂選挙」を余儀なくされた。このため、次期総裁選は結束して臨みたいとの本音ものぞく。

 一方、細田派幹部の一人は次期総裁選に向け、当選回数別の懇談会を開き、意見聴取を始めたことを明かした。「総裁候補を出さなければ、他派閥の草刈り場になってしまう」との危機感からだ。

 派内に依然影響力を保つ森喜朗元首相は、2月発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで「安倍さんに続けてもらうことが最も国益にかなう」と述べ、首相の党総裁4選を支持した。

4032チバQ:2020/03/24(火) 17:12:10
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200324-00339393-toyo-bus_all

五輪延期で不透明化する「ポスト安倍」レース


3/24(火) 17:01配信

東洋経済オンライン







五輪延期で不透明化する「ポスト安倍」レース


東京五輪・パラリンピックの延期が濃厚になってきた。写真は2019年7月の五輪1年前のイベントで並んで歩くIOCのバッハ会長(右)と安倍晋三首相(左)(写真:ロイター/アフロ)


 世界が注目する今夏の東京五輪・パラリンピックの開催延期が事実上固まった。国際オリンピック委員会(IOC)が延期を視野に「4週間以内に結論」を表明、安倍晋三首相も「延期容認」の姿勢を打ち出したからだ。

 延期後の新たな開催時期は今後の検討次第で、関係者の間では「年内」「1年後」「2年後」の3案が浮上している。これを受けて、安倍首相の今後の政権運営のカギとなる衆院の解散時期も含めた政治日程も様変わりし、「ポスト安倍」の構図も一段と不透明感が増してきた。
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■コロナの感染収束が五輪開催の前提に

 IOCのバッハ会長は3月22日(現地時間)の臨時理事会で、新型コロナウイルスの世界的感染拡大を踏まえ、東京五輪について延期を含めて検討すると発表した。日本政府や大会組織委員会、東京都などと協議したうえで、今後4週間以内に結論を出す方針だ。中止は「誰の助けにもならない」(バッハ会長)と議題にはしない。

 これを受けて安倍首相は、23日の参院予算委員会集中審議の冒頭に「アスリートの皆さんのことを第一に考え、延期の判断も行わざるをえない」と答弁。さらに、大会組織委会長の森喜朗元首相に、コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催することと完全な形での実施などの考えを説明。森氏を通じてバッハ会長に伝えたことも明らかにした。
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 安倍首相は16日のG7首脳とのテレビ会議で「打ち勝つ証し」と表現していたが、23日の答弁では「打ち勝った証し」と過去形の表現に軌道修正し、感染の収束が開催の前提となるとの考えをにじませた。

 五輪は過去に戦争のため中止されたことがあるが、延期の前例はない。安倍首相と盟友関係にあるアメリカのトランプ大統領が「安倍首相の決断に任せる」などと発言していることもあり、主催国のリーダーとしての決断力をアピールし、与野党も安倍首相の対応を支持する声が大勢だ。
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 ただ、安倍首相にとって開催延期が今後の政権運営を大きく左右することになる。安倍首相の自民党総裁としての任期は2021年9月末まで。しかも、現在の衆院議員の任期満了はその直後となる2021年10月21日だ。このため、「いつまで延期されるかで、解散時期やポスト安倍レースの構図も変わる」(自民長老)ことは間違いない。

 今回のコロナ大流行の収束は「誰にも見通せない」(専門家会議有力メンバー)だけに、4月中旬までに出されるIOCの決断も「見切り発車とならざるをえない」(JOC関係者)とみられている。


■年内開催なら首相に複数の選択肢

 延期3案のうち、年内開催案は政府や組織委、東京都にとって「いちばん打撃が少ない延期」(組織委関係者)だ。もちろん、年内といっても9月から10月の初秋から、11月から12月にかけての晩秋までの幅がある。ただ、政治日程からみれば、解散時期も含め「首相は複数の選択肢を手にする」(自民幹部)ことになる。

 安倍首相にとって、2021年9月の任期切れに向けた政権運営の最大の武器は衆院解散だ。仮に五輪を年内に開催するとなれば、安倍首相にとって五輪閉幕直後の年末から2021年夏にかけて解散を断行するチャンスが生まれることになる。コロナの収束に成功し、五輪も開催して経済もV字回復する中での解散となれば自民党の勝利も見込め、それによって安倍4選論が急浮上する可能性もある。
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 さらに、これまで取り沙汰されていた「五輪花道論」という五輪閉幕直後の勇退も選択肢となり、状況次第では意中の後継候補とされる岸田文雄政調会長への事実上の禅譲も可能となる。コロナショックで経済が低迷する中、政治空白につながる総裁選実施を回避する大義名分もある。

 これに対し、1年延期の場合は状況が大きく変わる。世界的なコロナの収束が遅れれば、安倍首相にとって五輪前の解散権行使は難しい。その場合、五輪開催直後の安倍首相による解散断行か、自民総裁選を実施したうえでの新総裁(首相)による任期満了選挙が選択肢となる。
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 開催日程がほぼ1年延期となれば、パラリンピックの閉幕は9月初め。となれば、閉幕直後に解散するには、9月中下旬に予定される総裁選の延期が必要になる。ただ、その場合でも本格総裁選とせざるをえず、「反安倍」の立場を維持して国民的人気が高い石破茂元幹事長の当選の可能性も広がる。

 もちろん、総裁選に先立つ衆院選で自民勝利となれば安倍首相の続投論が浮上する可能性があるが、事前に総裁公選規程を改正していない限り続投は困難だ。

4033チバQ:2020/03/24(火) 17:12:25

 さらに複雑なのが2年延期のケースだ。安倍首相にとってコロナの収束次第で2020年末から2021年夏までの解散断行が選択肢となる。仮に2021年6月に想定される通常国会閉幕時に解散して、国政選挙7連勝となれば「4選論」か「五輪閉幕後までの総裁任期1年延長論」が浮上しそうだ。

 その場合は「首相の本音とされる院政への道も開ける」(細田派幹部)が、「選挙に負ければ即退陣」(自民長老)ともなりかねない。

 その一方で、それぞれのケースでポスト安倍の構図も変わる。最有力候補とされる岸田、石破両氏に加え、党内有力者の菅義偉官房長官、茂木敏充外相、加藤勝信厚労相、河野太郎防衛相、さらに小泉進次郎環境相や初の女性首相を目指す野田聖子元総務会長と多士済々。ただ、それぞれの立ち位置がコロナ対応などで変化している。
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■ポスト安倍候補は多士済々だが…

 永田町で本命視されている岸田氏は、党の政策責任者として超大型経済対策策定で指導力を発揮できれば、低迷が際立つ同氏の支持率が上向く可能性がある。これに対し、各種世論調査での「次の首相にふさわしい政治家」でトップに立つ石破氏は、党所属国会議員票と全国党員・党友票が「1対1」となる本格総裁選の実施が当選へのカギとなる。

 この両氏と並んで有力視されてきた菅氏は「2019年秋に、菅氏側近とされる2閣僚の連続辞任などで安倍首相との関係にひびが入った」(自民幹部)とされ、コロナ対応でも失速が目立つ。また、環境相就任後に「セクシー発言」などで批判された小泉氏も、「次どころか10年後を見据えて新規まき直しが必要」との見方が支配的だ。
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 茂木氏は外相としての手腕の評価が高いが、自らが所属する竹下派内での求心力は「まだ不足している」(同派幹部)のが実態だ。同派同僚でもある加藤氏はコロナ対応の先頭に立つが、「官僚臭が抜けず、決断力不足を露呈した」(閣僚経験者)とこちらも脱落ムードだ。

 2019年9月に外相から防衛相に転身した河野氏は総裁選出馬への意欲を隠さない。ただ、所属派閥・麻生派の領袖である麻生太郎副総理兼財務相が「一般常識に欠けている」などと指摘し、「出馬しても当選は困難」(自民幹部)との見方が多い。さらに、野田氏は前回総裁選時と同様に「20人の推薦人集めが課題」とされ、「出てもお飾り候補」(自民長老)とみられている。
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 現在五輪関係者の間で最も有力視されている1年延期となれば、安倍首相が任期どおり退陣するのか、そして総裁選前の解散断行で「続投への勝負」に出るのか、さらには総裁公選規程を変えられるのか、といった不確定要素が絡んでくる。こうしてみると、結局は「首相の腹次第」(自民長老)となりそうだ。
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泉 宏 :政治ジャーナリスト

4034チバQ:2020/03/24(火) 17:14:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00000564-san-pol

産経・FNN合同世論調査 ポスト安倍、首相本人が再浮上、自民支持層では石破氏に大差


3/23(月) 18:04配信

産経新聞







産経・FNN合同世論調査 ポスト安倍、首相本人が再浮上、自民支持層では石破氏に大差


次の首相にふさわしいのは?


 産経新聞社とFNNの合同世論調査で、次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、安倍晋三首相が昨年9月の調査以来のトップに返り咲いた。今年2月の前回調査などでは自民党の石破茂元幹事長にリードを許していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が欧州や米国で深刻化する中、政府の感染防止対策が評価されたようだ。

 首相は前回調査より3・8ポイント増の18・8%で、石破氏の18・5%や小泉進次郎環境相の9・8%を抑えた。自民党支持層に限れば、39・3%の支持を集め、石破氏の19・7%を大きく突き放した。

 首相が要請した小中高校の一斉休校や大規模イベントの自粛といった感染防止に向けた対策が評価され、支持につながったとみられる。新型コロナウイルスをめぐる政府の対応について「評価する」と答えたのは首相の支持層では77・2%に上り、石破氏支持層の44・1%を大きく上回った。

 2月に政府の感染症対策本部の会合を欠席した小泉氏は落ち込んでいたが、今回は一定程度回復した。立憲民主党の枝野幸男代表は前回の6・0%から4・9%に落ち込んだ。

4035チバQ:2020/03/24(火) 17:15:05
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200323-00000005-pseven-soci

“派閥政治”が失われ自民党内が弛緩、自浄作用が消滅した


3/23(月) 7:00配信

NEWS ポストセブン







“派閥政治”が失われ自民党内が弛緩、自浄作用が消滅した


安倍一強は続く(イラスト/井川泰年)


 新型コロナウイルス問題への対応で右往左往する安倍政権。以前であれば自民党内から後継者の話題があがり、ポスト安倍への動きが活発になるものだった。ところが、新しいリーダーが決まりそうな気配が見られない。派閥がなくなり、「独裁」状態になったことでダイナミズムが失われた政治の不毛について、経営コンサルタントの大前研一氏が考察する。
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 新型コロナウイルス問題で安倍晋三政権が右往左往している。対応が後手後手に回り、安倍首相が思いつきの場当たり的な対策を連発して危機管理能力が驚異的に低いことを露呈した。
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 さらに検察官定年延長問題や「桜を見る会」答弁などで安倍首相の強引な政権運営が取り沙汰され、急激な景気悪化と株安・円高で「経済の安倍」の金看板にも影が差している。
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 にもかかわらず、どさくさに紛れて、国民の私権を制限できる「緊急事態宣言」を首相が国会の承認なく出せるようにするなど、安倍首相は“独裁者”への道を邁進している。このため、野党だけでなく与党内からも政権批判の声が上がり始めているのだ。
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 いよいよ「安倍一強」が崩れて“ポスト安倍”の動きが本格化してもよさそうな情勢だが、いかんせん自民党内に有力な後継者候補は見当たらない。
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 たとえば、安倍首相からの禅譲を期待しているとも言われてきた岸田文雄政調会長は、存在感が薄くて知名度も低い。石破茂元幹事長は、評論家のようなことばかり言っていて、石にかじりついてでも首相になるという気迫が感じられない。菅義偉官房長官は、事実上の「菅派」とされる菅原一秀経済産業相と河井克行法相の「政治とカネ」の問題に伴う辞任、河井氏の妻・案里参議院議員の公設秘書らによる公職選挙法違反事件などで影響力に大きく陰りが出ている。小泉進次郎環境相は、早くも底の浅さが露見した。いずれも、帯に短し襷に長しで“ポスト安倍”としては力不足だ。
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 従来の日本の政治=自民党政治は「一強」ではなく「派閥(ムラ)」が牛耳り、常に派閥間で熾烈な党内抗争を繰り広げていた。


 政権派閥の首相が政策で失敗したりスキャンダルを起こしたりすれば、すぐに他の派閥が蠢いて政権交代の党内圧力をかけ、カラーが異なる別派閥の「領袖」を首相に担いで国民の批判をかわしながら政権を維持してきた。いわゆる「三角大福中」(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘)や「安竹宮」(安倍晋太郎、竹下登、宮澤喜一)の時代であり、当時は派閥が若手の人材を育成する役割も担っていた。
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 私は退陣後の竹下元首相から夜の会食で有名料亭に呼ばれたことがある。そこには、首相になる前の小渕恵三さんが同席していて、竹下さんは「小渕を首相にしてやってください。彼が首相にならないと、私は死んでも死にきれません」と頭を下げた。竹下さんにとっては後継者の小渕さんを首相にすることが残された自分の使命であり、それが派閥の論理だったのである。それ以前から私は小渕さんと親しかったので、竹下さんに頼まれなくても応援できることは何でもするつもりだったが、その夜の竹下さんの表情には鬼気迫るものがあった。

4036チバQ:2020/03/24(火) 17:15:28

 つまり、かつての自民党の実態は派閥という名の小政党の集合体であり、党内には派閥間のパワーゲームによるダイナミズムがあったのである。組閣人事には派閥の意向が強く反映され、経済や外交などの政策は派閥によって異なり、官僚やマスコミも別々の派閥・政治家とつながっていた。このため派閥同士は絶えず緊張関係にあり、ライバル派閥の政権に対する追及は野党以上に厳しかった。
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 ところが、今は派閥が弱体化し、単なるサークルのような緩い集団になってしまった。これは小選挙区制導入の影響が大きい。派閥の役割と政治家のスケールが小さくなって派閥抗争がなくなった代わりに総理総裁や幹事長の権限が強くなり、党内の“自浄作用”が失われたのである。
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 結果、安倍政権下ではロシアとの北方領土問題や北朝鮮の拉致問題など外交的には全く成果がなく、経済的にはスローガンを連発するだけで景気は悪化する一方。憲法改正も実現できず、大々的にぶち上げた政策のほとんどは雲散霧消した。そんな“蜃気楼”のような安倍政権を「歴代最長」まで延命させてしまった。

 しかし、今は新型コロナウイルス禍という“国難”で日本政治の貧困と不毛がまさに国家を危機に陥れている。“モリカケ桜”で綻び、コロナで完全に国を誤った方向に導いている安倍政権の暴走を、与党も野党も止めることができない。令和の世に新しいリーダーが降臨することを願わずにはいられない。
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●おおまえ・けんいち/1943年生まれ。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社長、本社ディレクター等を経て1994年退社。現在、ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長などを務める。最新刊は小学館新書『経済を読む力「2020年代」を生き抜く新常識』。ほかに『日本の論点』シリーズ等、著書多数。
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※週刊ポスト2020年4月3日号

4037チバQ:2020/03/24(火) 17:17:27
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200323-00036681-bunshun-pol

“ポスト安倍”は「岸田氏・菅氏のタッグ」発言が波紋 古賀誠元幹事長79歳の“人たらし”


3/23(月) 6:00配信

文春オンライン







“ポスト安倍”は「岸田氏・菅氏のタッグ」発言が波紋 古賀誠元幹事長79歳の“人たらし”


運輸大臣、幹事長、選対委員長などを歴任した古賀誠氏 ©文藝春秋


 菅義偉官房長官が「安倍政権はまだ1年数カ月ある」と淡々と語れば、岸田文雄政調会長も「まだ記事を読んでいない」と言葉少な。「ポスト安倍」候補の2人が記者団に答えたのは、岸田派で名誉会長を務める古賀誠元幹事長(79)のインタビュー記事への感想だ。

【写真】この記事の写真を見る

 古賀氏は10日発売の 月刊誌「文藝春秋」 で「菅さんと岸田会長がタッグを組めば、強い」と語り、「岸田政権」で、菅氏を幹事長や官房長官に据える案を披露。

「菅氏が普段、岸田氏を『何をやりたいのか分からない』と馬鹿にしているのは周知の事実。だが古賀氏はそんな2人をあえてくっつけようとしている」(政治部記者)。菅、岸田両氏は古賀氏の政治的思惑を感じ取り、踏み込んだ発言を避けた。

 8年前に引退した古賀氏だが、その政治力はなお強い。今も古賀氏の政治団体には年間7000万円の収入があり、繰越金は6億円を超える。この資金力に加え、古賀氏は政界指折りの「人たらし」だ。宴席があれば豪華な土産を用意し、熨斗に「心ばかり 古賀誠」と記す。2018年の党総裁選を控えた安倍晋三首相から、ひそかに会食に誘われた際は、首相に、スーツ仕立て券30万円分を手土産として渡した。

 ここぞという時のカネの使い方を熟知する古賀氏。対照的なのは皮肉にも、派を譲った岸田氏だ。新型コロナウイルスが問題化した直後、徹夜で働く外務省職員に差し入れたのは栄養ドリンクとカップ麺。高級寿司を差し入れた二階俊博幹事長とのギャップもあって、「古賀氏なら、どーんと差し入れたはずなのに」と困惑気味の不満が漏れた。
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望月元環境相の葬儀でも鮮明になった古賀氏と岸田氏の差

 古賀氏はスーツにタツノオトシゴのブローチをつける。岸田派の事務総長で昨年末に亡くなった望月義夫元環境相が生前、辰年生まれの古賀氏の誕生日にプレゼントしたものだ。その望月氏の葬儀でも、新旧領袖の違いが鮮明になった。「望月先生」と呼び、淡々と用意した紙を読み上げた岸田氏に対し、古賀氏は永田町での綽名の「もっちゃん」と何度も呼びかけ、会場はむせび泣いた。地元での綽名の「よっちゃん」とも時に呼びかけ、地元関係者への配慮まで見せつけた。

 政治部デスクは言う。

「岸田氏は首相になれてもお人形。古賀氏からの親離れを勧め、岸田政権を牛耳ろうと目論む安倍&麻生に、麻生太郎財務相と犬猿の仲の古賀氏がそうはさせまいと、同じく麻生氏と関係の悪い菅氏を抱き込んだ岸田政権像を示して見せたのでしょう」

 古賀氏は昨秋『憲法九条は世界遺産』なる自著を上梓したほどの改憲反対派。人形遣いの座をめぐる戦いは早くも過熱しつつある。
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「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年3月26日号

4038チバQ:2020/03/28(土) 23:51:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000508-san-pol

「二階」対「岸田」 新型コロナ緊急経済対策めぐり自民内で激しい綱引き   


3/28(土) 19:00配信

産経新聞







「二階」対「岸田」 新型コロナ緊急経済対策めぐり自民内で激しい綱引き   


自民党総務会に臨む二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長(右)=2月14日、国会内(春名中撮影)


 新型コロナウイルスの感染拡大に対処する政府の緊急経済対策をめぐり、自民党の二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長が激しい駆け引きを繰り広げている。岸田氏は安倍晋三首相から指示を受けて党内議論を進めているが、二階氏は今月17日、突然、政府と与野党による連絡協議会の設置をぶち上げた。過去最大級の対策を策定し、「ポスト安倍」としての存在感を示そうとしている岸田氏にとっては寝耳に水で、面目をつぶされた格好だ。

【表】「自粛生活」で気をつけるべきこと

 「首相の意向をうかがい、大筋の方向性では一致した。党内でもしっかりと議論をさせたい」

 岸田氏は17日午前、首相から経済対策の取りまとめを指示された後、首相官邸で記者団にこう語り、表情を引き締めた。

 岸田氏は首相からの指示に先立ち、令和2年度補正予算案の編成を見据えた対策の取りまとめを党のそれぞれの部会に指示しており、対応をさらに加速させようとしていた。

 ところが同日午後、国会内の公明党役員室から出てきた岸田氏の表情はいつになく硬くなっていた。対策策定への意気込みを聞こうと待ち構えた記者団の問いかけにもほとんど答えず、足早に国会内の別の部屋に入っていった。

 岸田氏の不機嫌の理由は、公明党の斉藤鉄夫幹事長から「こんな話がある」と協議会の設置を知らされたからだ。

 岸田氏は党の政策責任者だが、事前に協議会の話を知らされていなかった。岸田氏周辺は、二階氏の動きが表面化する前に岸田氏が首相から指示を受けていたことを取り上げ、「本当によかった。その前にやられていたらかなりまずかった」と胸をなでおろした。

 協議会の設置は、表向き、対策に取り組む姿勢を見せたい野党の要請に与党が応じる形をとっている。ただ、実際に水面下で主導していたのは二階氏だ。意向を踏まえた自民党の森山裕国対委員長が、立憲民主党の安住淳国対委員長に根回しして実現した。

 岸田氏は、同日夕の記者会見で、協議会と党の政調会で議論の住み分けをどうするのか問われ、こう強調した。

 「(協議会が)どういうことをされるのか承知はしていない。党としては政調会長のもとでしっかり経済対策をまとめてもらいたいとの総理の指示だったので、しっかり議論をまとめ政府に提出し、政府が対策に反映させる。そのように努力する。それに尽きる」

 翌18日、二階氏の側近の林幹雄幹事長代理と森山氏が、党本部の政調会長室に岸田氏を訪ねた。協議会設置の“事後連絡”に、岸田氏は「協議会は政策を議論する場ではない」とクギを刺した。この時、政調会長室は「ピリピリした雰囲気」(政調幹部)に包まれ、「手柄を争っている場合ではない」(二階氏周辺)という幹事長室との間に緊張が走ったという。

 協議会は、新型コロナ対策に関わりたい野党と、野党にも責任を負わせることで政府・与党への批判を分散しつつ、補正予算案の編成などを円滑に進めたい与党の思惑が一致したものだ。ただ、協議会が政策決定にどの程度、関与できるのかは見通せない。

 19日に開かれた協議会の初会合には、自民、公明両党から新型コロナ対策本部の幹部が出席し、立憲民主党など野党5党は各党の政策責任者が出席した。与党の政策責任者である岸田氏と石田祝稔政調会長は出席しなかった。

 与党内には「与党が練った対策を野党に『良いところ取り』されるだけだ」「野党を入れると相対的に与党の存在感が低くなってしまう」と警戒する声がある。一方、野党でも対策の規模や消費税の扱いなど主張に隔たりがある。

 政府の経済対策の事業規模は、民間資金の活用分なども加えて30兆円を上回る見通しだ。「インパクト」を求める岸田氏は国民の手に届く具体策として現金給付を「有力な案」として掲げている。

 しかし、二階氏は「何かあるたびに現金を給付しなければいけないということではダメだ」と否定的だ。自民党は週明けにも経済対策を取りまとめるが、岸田氏と二階氏のせめぎあいは激しくなる一方だ。(長嶋雅子)

4039チバQ:2020/03/29(日) 22:49:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00010006-jij-pol
【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
3/29(日) 19:08配信時事通信
【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
衆院法務委員会で国会が混乱したことを陳謝する森雅子法相=3月13日、国会内
 “コロナショック”による国会審議の混乱を、「支離滅裂答弁」で加速させているのが森雅子法相だ。安倍晋三首相の“盾”として、有識者も首を傾げる東京高検検事長の定年延長を「適法な手続き」と強弁し続ける森氏だが、苦し紛れの果ての「東日本大震災の時に検察官は逃げた」との“とんでも答弁”で野党側を激高させ、首相の厳重注意を受けて「撤回」と「謝罪」に追い込まれた。森氏は前代未聞の「定年延長」を閣議決定した際の法務省の手続きを野党にただされると、答弁を二転三転させた揚げ句「口頭で決裁した」と開き直って野党から辞任要求を突き付けられ、与党内からも「もはや安倍政権のお荷物」と非難されている。

【図解】今後の主な政治日程

 有名な女性歌手と同じ呼び名の「モリマサコ」として、中央政界にデビューしたのが森氏。東北大法学部卒、27歳で司法試験を突破して人権派弁護士として活動し、2006年福島県知事選落選を経て、07年参院選福島選挙区で初当選した。現在3期目だが、その間参院議員としては異例の2度の入閣を果たし、稲田朋美元防衛相と並んで首相の“秘蔵っ子”と目されている。このため、妻の陣営の公選法違反疑惑で昨年10月末に辞任した河井克行前法相の後任として起用された際は、予党内でも「首相の“お友達”人事」と揶揄する声が広がった。

 弁護士出身で司法に精通していることが起用の理由とされただけに、森氏自身も自信満々で国会答弁に臨み、当初は「強かな答弁ぶり」(自民国対)が一定の評価も得ていた。しかし、「司法の独立を侵す」と野党や世論の批判が巻き起こった黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題で追及の矢面に立たされると、それまでの“鉄面皮”な答弁ぶりの反作用で野党の集中砲火を浴び、法律家なのに答弁を二転三転させて“火だるま”状態となった。

【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
森雅子法相の国会答弁を厳重注意した後、記者団に説明する安倍晋三首相=3月12日、首相官邸
「検察官逃げた」答弁に首相も厳重注意
 そこで飛び出したのが件の「検察官逃げた」発言。3月9日の参院予算委で、定年延長問題での野党議員の執拗な追及に苛立ち、唐突に「検察官は福島県いわき市から市民が避難していない中で最初に逃げた」などと答弁したことが、その後の国会全面空転を招いた。そもそもこの発言は、東日本大震災の際の福島県での検察官の行動についての法務省公式見解を真っ向から否定するもので、12日に首相から厳重注意を受けた森氏は、13日の衆院法務委員会で「個人的見解を述べた。法務省が認定した事実を確認するべきだった」として発言を撤回、陳謝した。ただ、その後の答弁でも「はぐらかしや詭弁と説明拒否」(立憲民主幹部)を続けて「火に油を注ぐ状態」(自民国対)を招いている。

 そもそもこの問題は、政官界で「官邸の守護神」などと呼ばれている黒川氏について、政府が1月末に前例のない定年延長を閣議決定したのが発端。だからこそ野党側は「司法の独立を崩壊させる脱法行為」(共産党幹部)などと反発、手続きの正当性や決定までの経過を明らかにするよう担当閣僚の森氏に迫ったが、重要人事では本来あり得ない「口頭決裁」まで持ち出し、「ひたすら隠蔽を図った」(同)ことが国会混乱につながった。

 首相を支える細田派幹部で、森氏と同様に首相側近を自任する世耕弘成参院幹事長は、森氏の問題答弁を「非常に軽率、猛省を求めたい」としながら続投を認めた。しかし、与党内には「辞任させないと、国会運営が持たない」(国対幹部)との不安も広がる。ただ、コロナ対応で悪戦苦闘の首相にとって「法相辞任は政権危機を加速させかねない」(閣僚経験者)だけに、苦悩は深まるばかりだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏】

4040チバQ:2020/03/30(月) 20:46:36
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2003300027.html
自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず
2020/03/30 19:24産経新聞

自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず

石破茂氏

(産経新聞)

 自民党の石破茂元幹事長が「次の首相」を問う世論調査で岸田文雄政調会長らライバルに差をつけている。とはいえ、後押ししているのは自民党総裁選の投票権を持たない野党支持層が目立ち、自民党議員には派閥の枠を超えて強固な“アンチ石破”が少なくない。(奥原慎平)

 「自民党を1回出たから信用ならん。顔が怖い。『常に言うことが正論で、世の中はそんなものではない』というところもあるかもしれない」

 石破氏は30日に都内の日本外国特派員協会で行った記者会見でこう述べ、党内で評価が高まらない理由を自己分析した。新型コロナウイルスをめぐる政府の対応について「中国からの入国制限はもっと早く行うべきだった」などと述べたが、一時は盛んだった安倍晋三首相への批判は抑制的だった。首相が2月末以降、計3回開いた記者会見についても「予定時間でおしまいではなく、進化は遂げつつある」と評価した。

 余裕も感じさせる石破氏の自信の源は最近の世論調査だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に行った合同世論調査で、石破氏は首相の18・8%をやや下回る18・5%で2位を確保。小泉進次郎環境相は9・8%、首相の「意中の人」とされる岸田氏は2・9%にとどまった。他の調査も似た傾向で、首相を除けば石破氏が抜きんでている。

 しかし、調査結果を細かく分析すると実像は異なる。自民党支持層に限れば石破氏は19・7%で、首相の39・3%の半分程度。逆に石破氏には立憲民主党(21・9%)、共産党(35・9%)、れいわ新選組(39・4%)と野党支持層からの支持が高い。

 自民党内には人付き合いが淡泊な石破氏を敬遠する議員が少なくない。平成24年の総裁選で石破氏を推した中堅は「会食に招待してもカラオケで1980年代のアイドルの曲を歌ってすぐに帰るだけ。ねぎらいもなく、顔すら向けない」と、リーダーとしての器量に疑問を呈する。

 石破派関係者は「石破氏は世論調査の結果に自信を深めている。選挙地盤の弱い若手から支持が流れるだろう」ともくろむが、弱点とされる身内との交わりは相変わらず低調のようだ。

4041チバQ:2020/03/31(火) 17:38:48
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200331-00546724-fsight-pol

「新型コロナ」が大きく変えた「安倍後継」と「解散」


3/31(火) 10:45配信

新潮社 フォーサイト





「新型コロナウイルス」が経済や社会全体に及ぼす影響が、深刻化しつつある。

 もちろん政治の世界も例外ではない。良いことでも悪いことでもなんでも利用しようとするのが、政治の世界だ。新型コロナも当然、政治的な視点で扱われる。

 国会の質疑は、新型コロナ対策に関して蜂の巣をつついたような騒ぎだ。

 野党は安倍内閣の対応策に一応の協力姿勢を見せつつも、細かい失策をつつき、ここぞとばかりに攻撃中。政府の対応が遅れれば「後手後手に回っている」と批判し、早めの対応をとればとったで、「本当に効果があるのか」などと政権の責任追及に余念がない。

 一方の安倍晋三政権も右往左往。さらに自民党内各勢力も、自民党総裁選に向けて新型コロナの影響による政治的な損得勘定で動き始めており、与野党ともに一種の興奮状態にある。


■「発生責任」のない政権の強み

 大手新聞各紙、通信社の3月の世論調査結果がほぼ出そろった。1月、2月、3月の内閣支持率の推移は次の通りだ。

『朝日新聞』38→39→41、『読売新聞』52→47→48、『産経新聞』45→36→41、『共同通信』49→41→50、『時事通信』40→39→39(単位は%、一部調査は小数点以下四捨五入)。

 この世論調査の結果をみるかぎり、国民は政権に対して比較的冷静な反応を示している。

 安倍内閣の支持率はほとんど下落していないどころか、逆に3月に入って上昇に転じた。次の首相候補の第1位に、安倍首相本人が返り咲いたという一部の調査結果もある。安倍首相と周辺は、ほっと胸をなでおろしているにちがいない。

 調査結果をみるかぎり、学校の一斉休校などの安倍内閣のウイルス対策は、一定の評価を得ているとみていい。ただ、こうした支持率の推移は、大規模災害時などによくみられる現象でもある。

 2011年3月の東日本大震災を振り返ってみる。当時は菅直人内閣だった。

 この地震に伴う津波が原因で起きた福島第1原子力発電所事故への対応について、菅首相ら政権幹部の対応は迷走し、強い批判を浴びた。事故の余波は今も続いている。

 ところが、大震災発生前後の世論調査を比較してみると、多くの世論調査で内閣支持率は地震発生後のほうが発生前を上回っていたのだ。

 天変地異と今回の新型コロナウイルスのような感染症を同一の基準で議論するのは少し乱暴だが、この2つに共通していることがある。震災後の復旧や復興、ウイルスの感染防止対策などには、当然、政府が責任をもって取り組まなければならないが、地震やウイルスの発生そのものについては政府に責任がほとんどない、という点である。

 つまり、対応の責任はあるが、発生の責任はない――。

 これが政権の強みだ。

 被災地復興も感染症対策も、国民は政府に頼らざるを得ない。政府はその組織と国家予算を使って対策に真正面から取り組むことができる。野党や民間企業にはなかなかできないことが、政府にはできる。これは、対野党という面で言えば、政権与党にとって大きなアドバンテージになる。

 さらに、政府の対応が全面的に評価できるものではなかったとしても、少しずつでも努力して前進する姿は、国民から高評価を得やすい。なにしろ、発生は政府の責任ではないのだ。

4042チバQ:2020/03/31(火) 17:39:05
■「安倍1強」の終焉を予告

 だが、このことだけをもって安倍内閣が今後も安泰だと考えるのは早計である。なぜなら、大震災と感染症は、被害が拡大する時間的な要素がまったく異なるからである。

 大震災は、発生時点もしくはその直後数日間が最悪の状態であって、その後は対応が早いか遅いかの違いはあったとしても、復旧、復興は進み、しだいに状況は改善されていく。

 これに対して、今回の新型コロナは発生以降、徐々に被害が拡大している。日本や世界は今、最悪の状況に向かっている途中なのかもしれない。

 被害の拡大は、政府の新型コロナ対策の失敗を意味する。失敗すれば当然、国民の批判の矛先は現内閣に向けられるだろう。

 そういう意味では、新型コロナ対策は、安倍内閣の命運をかけた戦いだと言っていい。

 安倍政権はこれまで学校休校、入国制限、渡航制限、特措法制定など様々な対策を立案し実行に移してきた。これらは国民からそれなりに支持されている。

 だが、安倍首相の足元の自民党内からはこんな声も聞こえてくる。

「首相の一連のコロナ対策は、『僕はリーダーシップとっていますよ』というアピールにみえる」

 皮肉を込めてこう話すのは、自民党中堅議員だ。アピールだろうがポーズだろうがパフォーマンスだろうが、効果的な施策が打ち出されているのならば、ケチをつけられる謂れはない。

 だが、政策的にはそうであっても、政局的には少し違った視点からみる必要がある。

 野党ではなく身内の自民党内からこういう声が上がること自体が、安倍1強時代の終焉を予告し、政局の大きな節目が近づいてきた兆候ととらえることができるからだ。


■重要な意味を持つ「安倍・岸田会談」

 また、この中堅議員は、押しも押されもせぬポスト安倍の有力候補である岸田文雄自民党政調会長に比較的近い人物だったので、自民党内でその意図について様々な憶測を呼んだ。自民党総裁選をにらんだ布石のように聞こえたからだ。

 仮に安倍首相が新型コロナ対策に失敗した場合、政権の求心力は衰える。そういう事態に備えて、次の首相を目指す岸田氏は戦略の変更を迫られている。これまで岸田氏は安倍首相に歩調を合わせることで、禅譲路線を貫いてきたからだ。

 安倍首相から事実上の後継指名を受けることこそ、これまでの岸田氏にとって首相の座への近道だった。

 岸田氏は有力候補だとはいえ、岸田派が抱える議員数はそれほど多くない。多数決による自民党総裁選を見据えて、岸田氏としては安倍首相を擁する党内最大派閥の細田派の支援はほしい。

 だが、安倍首相が失脚した場合、その路線は裏目に出るかもしれない。安倍首相の影響力が低下すれば、細田派が一枚岩の対応をとれるとはかぎらないからだ。

 このため、今の岸田氏にとっては、安倍首相が今後も安定的に政治力を維持した場合の保険として禅譲路線を維持しつつも、そうならなかった場合に備えて、安倍首相や首相周辺から嫌われない程度に独自色を打ち出す戦略が求められる。

「安倍首相の力を借りなくても、岸田氏こそ首相にふさわしい人物だと思ってもらえること」(岸田氏周辺)

 が重要になるからだ。

4043チバQ:2020/03/31(火) 17:39:21
 その意味で、新型コロナ対策こそ、岸田氏が政治的手腕を発揮する絶好の機会なのだ。

 今、岸田氏は自民党の政策担当責任者として、与党の新型コロナ対策を仕切り、政府の対策に強い影響を及ぼし得る地位にある。

 政府は3月20日、「新型コロナウイルス感染症対策本部」を開いて、小中学校の4月からの授業再開などの方針を固めた。4月には緊急経済対策を発表する予定だ。

 これに先立つ3月16日、岸田氏は記者会見に臨み、報道陣から政府の経済対策に関する見解を問われた。

「国民の皆さんに直接届く政策を用意する必要があるということは感じている。さらに、規模についても、いろんな議論がある。昨年末にも大規模な経済対策を策定したが、現状はそれをはるかに超える規模が求められているのではないか。リーマンショックの例なども参考にしながら、思い切った内容が求められるということを感じている」

 昨年末に決まった26兆円の規模を「はるかに超える」経済対策は、すでに政府内で検討されていた内容かもしれない。

 だが、それを岸田氏が公言したことの政治的な意味は小さくない。

 その翌々日、岸田氏は東京都内のホテルで安倍首相と会談し、緊急経済対策について話し合った。安倍首相と歩調を合わせている姿をみせつけるとともに、岸田氏自身の強い意思も感じられた。

 この会談は、安倍首相と一体となって新型コロナ対策に取り組む姿勢をみせつつ、独自の積極姿勢も打ち出しておきたい今の岸田氏にとってきわめて重要な意味をもっていたのだった。


■難しくなった「解散時期」

 新型コロナと自民党総裁の関係をめぐって微妙な空気が漂っているのは、岸田氏周辺にかぎったことではない。

 世論調査では安倍首相本人と並ぶ人気を誇る石破茂元自民党幹事長の周辺からは、安倍首相の新型コロナ対策への批判が公然と語られるようになってきた。

 また、自民党は党内に「新型コロナウイルス関連肺炎対策本部」を設置して、政府への提言などをまとめている。新型コロナ対策は与党としての強みを示す絶好機でもあるから力が入るのは当然だ。

 だが、この会議も一枚岩ではない。実行本部のメンバーの一部からは、安倍首相の新型コロナ対策への不満が漏れ始めている。


■「寝耳に水だった」

 学校の一斉休校などの思い切った施策は、自民党側には、ほんの少数の議員を除いて事前の相談がなかったと、このメンバーは話している。 

 東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期が決まったことで、今後の政治日程も混沌としてきた。

 日本にとって数十年に一度のビッグイベントである東京五輪開催前の政治的混乱をできるかぎり回避するため、衆院解散は五輪後になると、これまで言われてきた。だが、五輪が延期され、衆院解散の実施時期の選定はきわめて難しくなった。

 安倍首相の自民党総裁任期は来年9月まで。さらに、衆院議員の任期が切れるのが来年10月。五輪が来年夏に延期された場合、その夏から秋にかけて大イベントが集中することになる。

 もちろん、衆院解散は首相の専権事項であり、極端に言えばいつでも解散することができる。だが、新型コロナの影響で景気が悪化しつつある中では、なかなか解散はしにくい。

4044チバQ:2020/03/31(火) 17:45:45
■足並みがそろわない「消費税問題」

 安倍政権にとって問題なのは、景気の減速が単純に新型コロナのせいばかりだとは言い切れない点だ。

 内閣府が2月17日に発表した2019年10〜12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、実質前期比1.6%減だった。年率換算は6.3%減である。この数字を受けて、野党は色めき立った。

「大幅なGDPの減少、マイナスとなった。これはまさに予測を大幅に超える数字だと言われているし、このままでは国民の暮らしは大変な困難になり、日本は大不況に陥る可能性が出てきたと思う。(中略)やはり消費税の増税が決定的な悪影響を与えたことは間違いないと思う。増税によって景気が悪化した以上、減税に踏み切る、この決断をするべきだと思う」

 この日、国会内で記者会見した共産党の小池晃書記局長は語気を強めて、安倍内閣の経済政策を批判した。

 共産党に指摘されるまでもなく、世論はもちろん安倍首相本人も景気悪化の原因の1つが消費税増税にあることに気づいていたはずだ。

 その約1カ月後、今度は10〜12月期のGDPの改定値が発表された。結果は、年率換算で7.1%減。速報値から大きく下方修正されたのだった。野党はさらに勢いづいた。

 3月9日の参院予算委員会で立憲民主党の吉川沙織氏がGDPの下方修正に関する見解を問いただしたのに対して、安倍首相は次のように答弁した。

「全体としては、主に個人消費が消費税率引き上げに伴う一定程度の反動減に加え、台風や暖冬の影響を受けたことから前期比マイナスとなっています。その上で、足元で新型コロナウイルスの感染が世界的な広がりをみせる中、海外からの観光客減少に加え、工場の製造ラインを維持できるのかといった不安も拡大しているところであります」

 この答弁は実に奇妙である。安倍首相は消費税増税の影響を認めつつも、後半部分で新型コロナの影響に言及している。

 だが、昨年10〜12月期には新型コロナの存在は知られていなかった。あのころ、新型コロナの影響とはまったく関係なく景気は減速していたのだ。

 無関係の話題を持ち出してきて、議論を紛らわすのは安倍首相のよく使う手ではあるが、いずれにしても景気低迷の下で衆院選を実施すれば、消費税が間違いなく主要な争点になる。野党が主張してきた消費税減税に対抗するには、「自民党も消費税減税を打ち出すしかない」(自民党若手議員)という声も強まってきている。

「リーマンショック級の出来事がないかぎり、消費税は引き上げる」(菅義偉内閣官房長官)

 これは、昨年10月に消費税率を10%に引き上げるに際して、安倍政権サイドがよく使った言い回しである。

 今年に入っての「新型コロナショック」による景気への影響は、リーマンショックを超えると言われている。それならば、安倍政権としては消費税を8%に戻す口実にはなるはずだ。

 だが、政権内の足並みはそろっていない。

 麻生太郎財務相は自らが率いる自民党麻生派の例会で次のように発言している。

「リーマンブラザーズ並みのショックとかなんとか言っているけど、あの時は市場に金がなくなりましたから。今市場に金は余っとる」

4045チバQ:2020/03/31(火) 17:46:02

■様変わりする選挙手法

 新型コロナの影響で、選挙の戦い方そのものも様変わりしそうだ。自民党細田派の派閥総会では、細田博之会長が、次のように警告を発している。

「われわれ政治家だから、常に握手する慣行がある。握手は最も濃厚な接触の1つだから。私は議運委員長には、各党の政治家に万が一媒体にならないように握手は控えるようにと。大きな声でしゃべるのはしょうがないが握手は控えたらどうかと思うが、これは別途議論してもらいたい」

 こうした政界全体の雰囲気を受けて、実際の選挙はどうなっているか。

 望月義夫元環境相の逝去に伴う衆院静岡4区補欠選挙が、4月26日に投開票を迎える。すでに事実上の選挙戦は激しさを増している。

「新型コロナウイルスの影響で集会等もまったくできませんし、また握手も自粛をしております。そういう中でやりにくい選挙で今、ちょっとまあ、何となく手探りでやっているような状況でございます」

 自民党の牧野京夫参院議員(参院静岡県選挙区選出)は、衆院静岡4区補選の現状について、3月11日に国会内で開かれた自民党参院議員総会でこのように報告した。

 この選挙には、自民党公認候補以外にも、無所属の野党統一候補らが出馬する予定だが、どの立候補予定者も事情は同じ。これまでとは違った選挙戦にとまどいを隠せない。

「企業・団体回りも嫌がられる危険性がある。回ることで嫌われて、集票の面で逆効果になることさえある」

 との懸念を募らせている。

 そこで各党が力を入れ始めたのが、インターネットを使った発信だ。公職選挙法で禁じられているメールの活用を除いて、「フェイスブック」、「ツイッター」、「インスタグラム」、「ユーチューブ」など、各党はありとあらゆる活動方法を研究し、実施に移している。ネット選挙では、立憲民主党のような組織力で劣る政党が、自民党や公明党のような動員力に優れている政党と互角に渡り合えるとの指摘もある。

 いずれにしても、各政党ともに新型コロナに振り回されている状況にあるのは間違いない。感染が拡大するのか収束するのか。収束するならいつ収束するのか。それしだいで、今後の政治日程が影響を受けるのはもちろんのこと、新型コロナが安倍政権の命運さえ左右する状況になってきた。

4046チバQ:2020/04/01(水) 09:43:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00000004-kana-soci

【新型コロナ】「志村さんまでヘイトに悪用」 森法相が非難


4/1(水) 5:00配信

カナロコ by 神奈川新聞







【新型コロナ】「志村さんまでヘイトに悪用」 森法相が非難


国会で答弁する森雅子法相(資料写真)


 新型コロナウイルスに感染したコメディアンの志村けんさんの死に伴い、インターネット上で「殺したのは中国人」といったへイトスピーチが横行している問題で、森雅子法相は31日、「新型コロナウイルスに関連して不当な差別や偏見があってはならないのは言うまでもない」との見解を示し、悪質で暴力につながりかねない危険なヘイトスピーチを非難した。

【まとめ】新型コロナウイルスの衝撃

 衆院法務委員会で共産党の藤野保史氏(比例北陸信越)の質問に答えた。藤野氏は「亡くなった志村さんまでヘイトに悪用する動きがある。新型コロナへの不安はどんな形で噴き出すか分からない。今こそ特定の人種や民族を攻撃する行為は許されないと、強いメッセージを政府として発するべきだ」と迫った。

 志村さんの訃報を受け、ツイッターなどでは「怒りの矛先を中国人に向けるべき」「日本に来た中国人全員死刑」などと中国人を敵視し、虐殺まで扇動するヘイト投稿が相次いでいる。
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神奈川新聞社

4047チバQ:2020/04/01(水) 16:17:18
https://www.jiji.com/jc/v4?id=202003skkt0001
新型コロナ対応で浮かんだ亀裂 菅氏「失権」 重み増す今井補佐官
枝野氏の違和感


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開かれた与野党党首会談。中央は安倍晋三首相、右は公明党の山口那津男代表、左は立憲民主党の枝野幸男代表=2020年3月4日、国会内【時事通信社】


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開かれた与野党党首会談。中央は安倍晋三首相、右は公明党の山口那津男代表、左は立憲民主党の枝野幸男代表=2020年3月4日、国会内【時事通信社】

 新型コロナウイルスへの対応をめぐり、首相官邸の政策決定のあり方に永田町や霞が関官僚から「異変」を指摘する声が上がっている。経緯をたどると浮かび上がるのは、「ポスト安倍」をにらんで生じている官邸内の亀裂の深刻さだ。関係者の話から、舞台裏の動きを探った。

(2020年3月19日配信)

  ◇  ◇

 4日夕刻、国会内で行われた与野党党首会談で、立憲民主党の枝野幸男代表は互いに「気が合わない」と認め合う安倍晋三首相を相手に20分近く法解釈をめぐって長広舌を振るった。

 話題となったのは、政府が野党に早期成立の協力を求めた改正新型インフルエンザ等対策特措法。目線すら合わせない首相の一方、眠たげでも話の要所でうなずく自民党の二階俊博幹事長の姿に、枝野氏は腹の中で苦笑いしつつ、もう一つの思いを強くした。

 「やはり、菅がいないな」

 特措法は、政府提出の形が採られた。協力を呼びかけるのであれば、内閣の大番頭とされる菅義偉官房長官が同席してもおかしくない。ただ目の前に居並んだのは与党幹部らで、枝野氏の目には「不自然」と映った。

 こうした違和感を枝野氏が抱いたのは、霞が関を含む人脈から「菅長官と今井尚哉首相補佐官の対立が深刻」とする情報が寄せられたことも影響している。

 官邸内の異変が広く浸透することとなったのは、折しも新型ウイルスの感染拡大のさなか。文部科学省との調整が付かないまま、2月27日に首相は電撃的に全国小中学校などに対する休校措置を要請したが、政府関係者によると今井氏は菅氏不在の内部会議でこの対応を発案。国民行動を左右する重要政策の判断にも関わらず、「危機管理の要」には事後承諾で済まされたという。

 「官邸主導」と呼ばれる安倍政権の運営には特徴がある。首相は思い入れの深い外交分野に深く関与する一方、内政分野全般は菅長官や首相側近の今井氏による総合調整に任せることが多かった。菅氏もかつて「この内閣で本当のことを知っているのは、総理以外は俺と今井だけだ」と語っていた。

台頭する経産省ライン


首相官邸に入る安倍晋三首相(右)と今井尚哉秘書官=2018年4月9日、東京・永田町【時事通信社】


首相官邸に入る安倍晋三首相(右)と今井尚哉秘書官=2018年4月9日、東京・永田町【時事通信社】

 振りかえれば、「桜を見る会」をめぐっても、鉄壁とも言われた菅氏の説明ぶりはいつになくたどたどしい印象を与えていた。先の政府関係者は「桜関連の対応は安倍事務所と今井補佐官で仕切っている。菅氏はそこでの決定事項を伝えられている形」と明かす。

 ラインの一角を占めていた菅氏の「空白」を埋めるように、新型コロナ対策で台頭しているのが今井補佐官ら、経済産業省出身の官邸官僚ら。先の休校要請のほか、第2弾の緊急対応策実施を表明した2月29日の首相会見の内容は彼らを中心に突貫作業で取りまとめられた。

 霞が関幹部は、緊急対応策に当たって今井氏らの突出ぶりを示すエピソードを明かした。

 新型コロナの拡大に伴う需要増により、医療機関でのマスク不足も深刻化。今井氏の指示を受けた官邸官僚は医療用マスクを「2500万枚」確保するよう、厚生労働省に要請した。

 ただ、中国からのマスク輸入が減少したことで、厚労省は「2500万枚には根拠がなく、実現は難しい」と官邸側に再考を求め、結局1500万枚を順次医療機関に配布することで折り合った。

 厚労省は急きょ、国が保有するマスク250万枚を医療機関に放出するとしたが、新型コロナは全世界に拡大、従来のマスク輸出国も次々と禁輸措置を検討している。同省は、一般用マスクの医療用への転用をメーカーに打診。ただ実現しても、一般用マスクの供給減につながる可能性もあり、「今井氏の仕切りは強引過ぎる」と先の幹部は話した。

4048チバQ:2020/04/01(水) 16:17:55
決め手は「電撃婚」

 かつて「俺と今井だけ」と菅氏が称した両氏の関係は、どこでこじれたのか。別の政府関係者は、「決定的だったのは官邸での小泉進次郎氏の結婚発表だった」と指摘する。

 昨年8月、小泉氏は夫人となる滝川クリステル氏を伴って官邸で菅氏を訪ね、「電撃婚」を公表。「総理にも会っていったら」との菅氏の言葉に従い、予定にはなかった首相とも面会した。

 当時、菅氏は「令和おじさん」として知名度が高まり、「次期首相」にも擬されるように。自民党内では事実上の「菅派」と位置付けられる若手グループの活動が活発化した。


記者会見する菅義偉官房長官=2019年12月9日、首相官邸【時事通信社】


記者会見する菅義偉官房長官=2019年12月9日、首相官邸【時事通信社】
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 同年9月の内閣改造・自民党役員人事に当たって、菅氏は首相の意中だった「岸田文雄幹事長」起用案をつぶし、太いパイプを持つ二階俊博幹事長の留任を実現。人事の駆け引きが続く中、菅氏の振り付けによる官邸内での人気政治家のパフォーマンスに、「首相と心中する」と公言する今井氏は「黒子としての立場を離れ、『ポスト安倍』を見据えた菅氏の変化を見て取った」(政府関係者)という。

麻生氏の危惧


衆院予算委員会の冒頭、全国の小中高校の臨時休校について発言する安倍晋三首相(手前)=2020年2月28日、国会内【時事通信社】


衆院予算委員会の冒頭、全国の小中高校の臨時休校について発言する安倍晋三首相(手前)=2020年2月28日、国会内【時事通信社】

 国内での感染収束の見通しはなく、政府も一丸での対応を余儀なくされている。菅氏も例外ではなく、「コネクティングルーム出張」で一躍有名人となった腹心の和泉洋人首相補佐官が中小企業向け金融支援策などの具体化に携わっている。

 とはいえ一度歯車がくるった菅、今井両氏の関係が修復する兆しは見えず、「今やまともな話が成り立たない」(霞が関幹部)。新型コロナによる流動的要素も残るが、秋にも行われるとされる内閣改造では官房長官交代と、満を持しての「岸田幹事長」起用論が取り沙汰される。

 菅氏はかねて「岸田さんで選挙は乗り切れない」との立場。首相は後継として岸田氏への傾倒を強めており、取り巻く状況は厳しさを増すようにも見えるが、与党幹部は「首を切られる前に自ら辞めれば話は違う。新型コロナの収束めどが立った辺りで、政府対応の責任を取って辞任すると言えば、一気に政局の中心になる」と指摘する。

 2004年には当時の在任最長記録を更新する中、年金未納問題の責任を取り官房長官を突如として辞任し、後に首相となった福田康夫氏の例もある。福田氏辞任も、北朝鮮の拉致問題をめぐり、小泉純一郎首相や安倍幹事長(いずれも当時)との対立が顕在化したタイミングだった。

 露わになった亀裂の深刻さを最も敏感に受け止めているのは麻生太郎副総理兼財務相のようだ。麻生氏は最近、周辺にこう話したという。「あまり菅を追い詰めるなよ。野に放てばどう転ぶか分からねえぞ」。

4049チバQ:2020/04/01(水) 21:47:24
今年最大のエイプリールフール
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200401/k10012362911000.html
1住所当たり2枚の布マスクを配布の方針 安倍首相
2020年4月1日 20時23分

新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄状態が続いていることから、安倍総理大臣は政府の対策本部で、全国のすべての世帯を対象に1つの住所当たり2枚ずつ、布マスクを配布する方針を明らかにしました。

この中で、安倍総理大臣は国内の感染状況について「新規感染者数は都市部を中心に急増しており、爆発的感染拡大、いわゆるオーバーシュートが見られている諸外国に比べ、感染者数の拡大スピードは緩慢なものの、すでに医療提供体制がひっ迫しつつある地域もある」と述べました。

そして、品薄状態が続くマスクについて、「布マスクは洗剤で洗うことで、再利用が可能なことから、急激に拡大しているマスク需要に対応するうえで、極めて有効だ」と述べました。

そのうえで、全国すべての世帯を対象に日本郵政のシステムを活用し、1つの住所当たり2枚ずつ、布マスクを配布する方針を明らかにしました。

再来週以降、感染者数の多い都道府県から順次、配布するとしています。また、必要な経費は今年度の補正予算案に盛り込むとしています。

さらに、安倍総理大臣は新学期からの学校再開に向けた新たなガイドラインについて、「文部科学省には、地域や学校現場で円滑な対応が行われるよう周知徹底を図るとともに、必要な支援を行ってもらいたい」と指示しました。

そして、休校が続く場合には仕事を休まざるを得なくなった保護者への助成や、学童保育などへの支援も続ける考えを示しました。

一方、1日の専門家会議の提言でバーやナイトクラブなどへの出入りを控えることが指摘されたことから、「引き続き、『密閉』『密集』『密接』の3つを避ける行動の徹底など感染拡大防止に向けた協力を改めてお願いしたい」と呼びかけました。

4050チバQ:2020/04/02(木) 13:39:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00050230-yom-pol

首相、対策本部に麻生氏と同席せず…閣僚は2班に分け交互出席へ


3/31(火) 20:40配信

読売新聞オンライン



 安倍首相は31日の閣僚懇談会で、新型コロナウイルスの感染リスクを分散するため、自らが本部長を務める政府対策本部に麻生副総理兼財務相を出席させず、閣僚も2チームに分けて交互に出席させる考えを示した。西村明宏官房副長官が同日の記者会見で明らかにした。

 政府は対策本部以外の会議でも、出席者の削減やマスク着用などの対策に乗り出す。首相は早速、この日の夕方に首相官邸で開かれた政府の経済財政諮問会議にマスクを着用して出席し、あいさつした。

 国会も、1日に安倍首相と全閣僚が出席して行う参院決算委員会で、閣僚席の間隔を広げ、委員も席を空けて座る対応をとる。自民、立憲民主両党の参院国会対策委員長が31日、合意した。

 自民党は、法案などを審議する部会について、緊急を要するもの以外は開催しない方針だ。ほとんどの派閥も、週1回の定例会合の中止を決めた。

4051チバQ:2020/04/02(木) 13:40:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000594-san-pol

自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず


3/30(月) 19:29配信

産経新聞







自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず


石破茂氏


 自民党の石破茂元幹事長が「次の首相」を問う世論調査で岸田文雄政調会長らライバルに差をつけている。とはいえ、後押ししているのは自民党総裁選の投票権を持たない野党支持層が目立ち、自民党議員には派閥の枠を超えて強固な“アンチ石破”が少なくない。(奥原慎平)

 「自民党を1回出たから信用ならん。顔が怖い。『常に言うことが正論で、世の中はそんなものではない』というところもあるかもしれない」

 石破氏は30日に都内の日本外国特派員協会で行った記者会見でこう述べ、党内で評価が高まらない理由を自己分析した。新型コロナウイルスをめぐる政府の対応について「中国からの入国制限はもっと早く行うべきだった」などと述べたが、一時は盛んだった安倍晋三首相への批判は抑制的だった。首相が2月末以降、計3回開いた記者会見についても「予定時間でおしまいではなく、進化は遂げつつある」と評価した。

 余裕も感じさせる石破氏の自信の源は最近の世論調査だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に行った合同世論調査で、石破氏は首相の18・8%をやや下回る18・5%で2位を確保。小泉進次郎環境相は9・8%、首相の「意中の人」とされる岸田氏は2・9%にとどまった。他の調査も似た傾向で、首相を除けば石破氏が抜きんでている。

 しかし、調査結果を細かく分析すると実像は異なる。自民党支持層に限れば石破氏は19・7%で、首相の39・3%の半分程度。逆に石破氏には立憲民主党(21・9%)、共産党(35・9%)、れいわ新選組(39・4%)と野党支持層からの支持が高い。

 自民党内には人付き合いが淡泊な石破氏を敬遠する議員が少なくない。平成24年の総裁選で石破氏を推した中堅は「会食に招待してもカラオケで1980年代のアイドルの曲を歌ってすぐに帰るだけ。ねぎらいもなく、顔すら向けない」と、リーダーとしての器量に疑問を呈する。

 石破派関係者は「石破氏は世論調査の結果に自信を深めている。選挙地盤の弱い若手から支持が流れるだろう」ともくろむが、弱点とされる身内との交わりは相変わらず低調のようだ。

4052チバQ:2020/04/05(日) 12:27:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-00010001-chugoku-l35

布マスク「安倍友優遇」とデマ 名指しの地元業者「国から注文などないのになぜ…」と困惑


4/5(日) 6:30配信

中国新聞デジタル







布マスク「安倍友優遇」とデマ 名指しの地元業者「国から注文などないのになぜ…」と困惑


山口県から受注した子ども用マスクの製造を急ピッチで進める中村被服の社員たち


 安倍晋三首相が全国約5千万世帯に布マスクを2枚ずつ配布すると表明したことを巡り、首相の地元山口県の企業に受注させるのではないかとの風評がインターネット上に飛び交っている。国とは別に県から布マスクの大量受注を受けたことで、名指しで中傷を受ける防府市の中村被服は「国から注文などなくデマが広がっている」と困惑する。

【動画】立体マスクの作り方

 同社は幼稚園や保育園の制服メーカー。抗菌仕様の給食服の生地を転用したマスクを製造している。県は3月23日、県内の幼稚園や保育施設などへ布マスク12万枚を配ることを表明。1人あたり2枚が行き渡るよう同社に製造を委託した。

 安倍首相は4月1日、各世帯への布マスク配布を表明。直後からネット上に同社を名指しして「桜を見る会の次のお友達はマスク製造会社」「この非常時でも安倍友優遇」「しょぼい布マスクすら地元利権」などと批判が拡散した。

 中村顕社長(53)が異変に気付いたのは2日昼。社員から「社長、安倍首相の友達だと大変なことになってます」と知らされた。「まったく個人的な付き合いはないのに。なぜ、こんなことに」と中村社長。県のマスク製造を始めた直後に経済産業省からマスクの製造について問い合わせがあったが、弟の大二郎専務(51)は「なんでそんなことを聞くのか尋ねたが『答えられない』と教えてもらえなかった。国から作ってくれとも言われていない」と首をかしげる。

 その後も「なぜ、あなたの会社が受注するのか」との電話が寄せられ、ホームページにアクセスが殺到。社内のメールサーバーもつながりにくい状態に陥った。中村社長は「マスク不足で困っている子どものために県の仕事を受けたのに。今は子どもたちのために頑張って作るだけ」と話している。
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中国新聞社

4053チバQ:2020/04/05(日) 12:34:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040301114&g=pol

安倍首相、「緊急事態宣言」で苦悩 経済に影響、補償も課題―新型コロナ


2020年04月04日07時29分
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参院本会議で改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく政府対策本部の設置について報告する安倍晋三首相=3日午前、国会内

参院本会議で改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく政府対策本部の設置について報告する安倍晋三首相=3日午前、国会内

 新型コロナウイルスの感染拡大などをめぐり質疑が行われた2、3両日の衆参両院本会議で、安倍晋三首相は焦点となっている緊急事態宣言の発令に慎重な姿勢を崩さなかった。宣言は私権制限を伴う重い判断となるが、医療関係者や地方自治体からは発令を求める声が出ており、首相は難しい対応を迫られている。

 「全国的かつ急速なまん延という状況には至っていない」。首相は3日の参院本会議で、緊急事態宣言発令の要件は満たしていないとの認識を重ねて示した。「必要な状況になればちゅうちょなく行う」とも語った。
 緊急事態宣言は改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく措置で、首相が地域と期間を定めて発令する。対象地域の都道府県知事は外出自粛の要請やイベント中止の指示などが可能となる。感染者数が増え、医療崩壊への懸念が高まっている東京都の小池百合子知事は3日の記者会見で「(宣言を)出すと都にとって大きなパワーになる」と語った。
 日本医師会は1日、一部地域での病床の不足を踏まえ、「医療危機的状況宣言」を発表。医師資格を持つ国会議員でつくる超党派議員連盟でも3日の会合で、発令を求める声が相次いだ。財界内にも「さらなる外出抑制には緊急事態宣言しかない」との意見がある。
 しかし、政府内では慎重論が強い。宣言が発令された場合、自粛ムードが一層高まり、日本経済へのさらなる影響は避けられない。政府関係者は「経済への打撃を考えたら、そう簡単にできる話ではない」と語る。
 野党からも「宣言を出さない理由が理解できない」(立憲民主党の枝野幸男代表)との声が上がるが、「補償とセット」との意見が大勢だ。これに対し、首相は3日の参院本会議で「個別の損失を直接補償することは困難だ」との認識を示した。ただ、「自粛」頼みの状況が続けば、事業者などの政府への不満がさらに強まる可能性もある。
 首相は緊急事態宣言について、感染状況を注視しながら慎重に判断するとみられる。しかし、今後感染拡大が地方都市にも飛び火すれば、「全国的なまん延」となりかねない。このため、自民党内からは「来週にも宣言があるかもしれない」(幹部)との観測も出ている。

4054チバQ:2020/04/07(火) 19:30:41
2018年 >>2990>>2994
2019年 >>3647
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000041-mai-pol

自民党党員獲得ノルマ ベストワンは堀内詔子衆院議員、ワーストは…


4/7(火) 12:33配信

毎日新聞







自民党党員獲得ノルマ ベストワンは堀内詔子衆院議員、ワーストは…


自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影


 自民党は6日、党所属国会議員に課していた1国会議員あたり1000人の党員獲得運動の結果を公表した。「120万党員獲得運動」の一環として、各議員に昨年割り当てた結果をまとめた。6日の二階俊博幹事長の記者会見の際に、山口泰明組織本部長が「ベスト10」と「ワースト9」の氏名を発表した。目標を達成した議員は前年比10ポイント増の約90%だったという。

 「ベスト10」は、

 ①堀内詔子衆院議員(山梨2区)

 ②二階俊博幹事長(和歌山3区)

 ③武田良太国家公安委員長(福岡11区)

 ④森山裕国対委員長(鹿児島4区)

 ⑤野田毅衆院議員(熊本2区)

 ⑥鷲尾英一郎衆院議員(17年衆院選で新潟2区で当選)

 ⑦寺田稔副総務相(広島5区)

 ⑧茂木敏光外相(栃木5区)

 ⑨宮腰光寛衆院議員(富山2区)

 ⑩城内実衆院議員(静岡7区)。

 下位10人のうち1人は「選挙区内の党員数4000人」という別の目標を「9割達成」していることを評価して公表を控え、残る9人は「武士の情け」(山口氏)で順位ではなく50音順で公表された。

 石井浩郎参院議員(秋田選挙区)、石川昭政衆院議員(茨城5区)、泉田裕彦衆院議員(新潟5区)、門山宏哲衆院議員(千葉1区)、小寺裕雄衆院議員(滋賀4区)、高木啓衆院議員(比例東京ブロック)、武村展英衆院議員(滋賀3区)、丹羽秀樹衆院議員(愛知6区)、穂坂泰衆院議員(埼玉4区)【野間口陽】

4055名無しさん:2020/04/07(火) 22:20:02
枝野野田岡田あたりが自民党に入党し党内の不満分子が離党すればだいぶスッキリするのだが

4056チバQ:2020/04/10(金) 17:27:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200410-00010003-nishinpc-pol

国会議員、地元入り苦悩 自民党は「控えて」 地方の実情「反映せねば」


4/10(金) 10:03配信

西日本新聞







国会議員、地元入り苦悩 自民党は「控えて」 地方の実情「反映せねば」


イメージ


 新型コロナウイルス特措法に基づく政府の緊急事態宣言を受け、自民党の二階俊博幹事長は9日、党所属の国会議員に対し、地元選挙区に戻っての政治活動を控えるよう通知を出した。「人と人の接触を最大8割減らす」との政府要請に呼応するものだが、全国に感染が広がる中、議員には地域ごとの切実な声を国政に届ける使命があり、地方選挙も控える。ジレンマは深い。

【写真】「侍マスク」口コミで広がり…静かな反響

 議員は通常、平日は国会で活動し、週末には地元選挙区に帰る。だが、政府が国民に向け、東京都などから地方への移動自粛を求めていることから、二階氏は「(議員が)選挙区に入れば、選挙区民からも誤解を受けかねない」と通知。代わりに、インターネットやスマートフォンを活用して地元とコミュニケーションを取るよう呼び掛けた。世耕弘成参院幹事長も「国民の模範となる必要がある」と足並みをそろえた。

 現実には、通知をそのまま守るのは難しそうだ。「幅広い業種の事業主や個人から、『直接話を聞いてほしい』との電話やメールがひっきりなしに来る。応じないわけにはいかない」。緊急事態宣言の対象地域である衆院福岡2区選出の鬼木誠議員はこう話し、今週末も地元に帰るという。「もちろん密閉、密集、密接の『3密』は避けるが、地方の実情をくみ取り国政に反映させなければ」と訴える。

 自民党鹿児島県連会長として、鹿児島市議選の告示を12日に控える森山裕国対委員長も9日、記者団に「今週末は鹿児島県関係の国会議員8人のうち、私を含む2人だけが地元に帰り、残りは東京にとどまることを決めた」と説明。来週以降は帰郷を控える意向も示した。 (下村ゆかり)

4057チバQ:2020/04/12(日) 15:33:50
そりゃそうだwww
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041100279&g=pol
全閣僚外遊見送りの公算 大型連休、新型コロナ対応で
2020年04月11日20時34分


 4月下旬からの大型連休を利用して例年行われてきた首相や閣僚の外遊は、今年は全て取りやめとなる公算が大きくなった。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を安倍晋三首相が発令し、感染防止への対応が急務になっていることに加え、海外でもウイルスが猛威を振るっているためで、「連休外交」が凍結されるのは極めて異例だ。

 首相は、ロシア政府から招待された5月9日にモスクワで行われる対ドイツ戦勝75周年記念式典への出席を見送る方向だ。平和条約締結に向けた日ロのトップ外交は足踏みすることになる。
 東京など7都府県が対象の緊急事態宣言の期間は5月6日まで。このため、首相周辺は「連休中もコロナ対策だ」と説明、首相は感染症対策本部を開催するなどしてウイルス対応に専念するとみられる。
 茂木敏充外相は、アルゼンチンなど中南米諸国の訪問を検討していたが、取りやめた。外相時代から外国訪問に積極的な河野太郎防衛相も、感染の深刻化を受けて国内にとどまる予定だ。
 政府関係者は「コロナ対策で国際便も十分に飛んでいない状況では、閣僚外遊は難しいだろう」と説明する。
 一方で、大型連休中の閣僚外遊が日本の国際舞台での存在感発揮に一定程度寄与していたことも事実だ。こうした状況に、外務省幹部は「外遊を再開できるのは早くても(6月17日が会期末の)国会閉会後だが、世界の感染状況次第でどうなるか分からない」と嘆いている。

4058チバQ:2020/04/12(日) 16:53:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec50106657d9aa9782208d173f01cb0bd3f254c4
国会議員、地元帰る?東京留まる?選挙は? 職責と感染防止のはざまで
4/12(日) 11:00配信

京都新聞
【資料写真】国会議事堂

 東京と地元の往来を巡り、京都、滋賀選出の国会議員で対応が分かれている。「非常時だからこそ地元の声を」と帰省する人がいる一方で「自分や周囲の感染リスクを高める」と自重する人も。職責と感染防止の兼ね合いに悩みつつ、会員制交流サイト(SNS)などを活用する動きも広がっている。

 緊急事態宣言の対象区域では不要不急の外出や地方への移動自粛を要請している。これを受け、自民党は9日、二階俊博幹事長名で党所属国会議員に対し地元入りを慎む通知を出した。
 自民の本田太郎衆院議員(京都5区)は地元選挙区で新規の感染者が出たことを踏まえ、予定していた今週末の帰省を見送った。「不要不急の判断が難しく悩ましい。感染の状況や仕事の内容、地元の理解が得られるかどうかも含め慎重に判断したい」と話す。自民の小鑓隆史参院議員(滋賀選挙区)は「地元で行事の中止が相次いでいる」として当面東京にとどまる。
 野党も多人数の会合は取りやめ、密閉、密集、密接の「3密」を避ける行動を議員に呼び掛けている。無所属の山井和則衆院議員(比例近畿)は「元気であってもウイルスが潜伏している可能性がある」と往来を控える。地盤の府南部は感染者数が比較的多く「帰ってこいという支援者からの声は皆無」。自身のフェイスブックで国政報告を動画で配信したり、市民の困りごとを受け付けている。
 一方、今週末も地元へ帰る議員はいる。地域の声を聞いて国会で反映させるのは本分であり、有権者との結びつきを強める意味でも地元活動は不可欠だ。複数の自民議員は「断れない用事があるので仕方ない。来週からは自粛したい」と理解を求める。ベテラン議員の1人は「東京の議員宿舎にいてもすることがない」と本音を漏らす。
 不要不急となりにくいのが選挙。衆院静岡4区補欠選挙(14日告示)の応援で12日に街頭演説を予定する共産党の穀田恵二選対委員長(比例近畿)は「人を集めることはせず、遠目から見てもらう。安倍首相が選挙はすると言っている以上、感染拡大防止対策をしつつやるしかない」と話す。

4059チバQ:2020/04/12(日) 22:02:13
https://digital.asahi.com/articles/ASN365WG1N33UTFK02G.html?iref=pc_rensai_article_long_209_prev
首相に逆風、「石破雪崩」起きるか 政権の行方占う軸に

石井潤一郎

2020年3月6日 20時00分
 政府と自民党、それぞれの支柱として手を携えたのも今は昔。安倍晋三首相(65)と石破茂元幹事長(63)を分かつ溝はいま、政権の行方を占う対立軸と化している。

 2月12日午後、衆院第1委員室。与党席に座る石破氏は憮然(ぶぜん)とした表情で、予算委員長席に詰め寄る野党議員の猛抗議を聞いていた。

 その直前、野党議員に「タイは頭から腐る。そろそろ首相自身の幕引きだ」と批判された首相は「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばした。続く野党の質疑で首相が「質問ではなく罵詈(ばり)雑言の連続。こんなやりとりでは無意味と申し上げた」とヤジを正当化すると、石破氏は首をかしげた。

 翌13日昼の石破派の例会で、石破氏はこんなあいさつをした。「私が議員になった頃は『七三の構え』の教えがあった。国会運営は野党に7割、罵詈雑言を浴びせられようが平身低頭。自民党にはそういう知恵があった」。そして、周辺にこう漏らした。「総理は、おれとは色々な意味で違う人なんだな」

 2012年9月、野党自民党の総裁選を制した首相は、敗れた石破氏を幹事長に起用した。「政権を奪還するための強力な布陣」と自賛し、3カ月後に政権に復帰。安倍、石破両氏は、二人三脚で政権運営にあたった。それから7年余り。党総裁任期の満了が近づく首相と、多くの世論調査で「ポスト安倍」候補のトップに立つ石破氏は、いま視線も合わせないほどに仲が冷え込む。

 昨年末、首相はBSテレ東の番組で「自民党は人材の宝庫」と語り、ポスト安倍候補として岸田文雄政調会長(62)、茂木敏充外相(64)、菅義偉官房長官(71)、加藤勝信厚生労働相(64)の名を次々と挙げた。「石破さんはどうですか」と司会者に振られた首相はこう応じた。「チャレンジ精神にあふれた方だろうと思う」

 首相周辺は、その首相の言葉を「石破さんに対する皮肉」と解説。首相への対決姿勢もあらわな石破氏に対する当てこすりだったとする。

首相と石破氏、異なる系譜 主張も対照的

 政治家一家に育ち、中国地方で父親の地盤を受け継いで政界入りした両氏。ともに「保守」を標榜(ひょうぼう)するが、たどった系譜は大きく異なる。

 首相の「保守」像には、祖父・岸信介元首相の影響が色濃くにじむ。後の保守本流路線の基底をなす「軽武装・経済重視」の吉田茂元首相に対抗し、自主憲法の制定をめざした岸氏。その思いを継ぐ首相は、現行憲法を「押しつけ憲法」と捉える「右派路線」を一貫して歩んだ。所属する派閥・清和会では早くから首相候補と目され、06年に1度目の首相に就任。初の戦後生まれの首相だった。

 石破氏の原点は、田中角栄元首相の書生経験だ。中曽根派などの禄も食(は)んだが、「権力を抑制的に使うのが『保守本流』と教えられてきた」と、吉田元首相の流れをくむ田中派の教えを忘れない。1993年に宮沢喜一内閣への不信任決議案に賛成票を投じて離党、4年後に復党した経緯があり、「党が苦しい時に逃げた」(幹事長経験者)との批判もつきまとう。

 2人の信頼関係が大きく損なわれたのが、14年秋の内閣改造・党役員人事だ。

 翌年の通常国会で、集団的自衛権行使の一部容認などを盛り込む安全保障関連法の成立を期していた首相。担当大臣の人選に悩んだ末、白羽の矢を立てたのが安保通の石破氏だった。

 そのころ、首相周辺では幹事長としての石破氏の調整力や根回しの手腕を疑問視する声も上がっていた。石破氏は閣僚へのスライドを「体のよい更迭」と受け止めた。首相の内々の打診に言葉を濁し、出演したラジオ番組で「首相と100%(安全保障の考えが)一緒の人が答弁するのが一番いい」と主張。記者会見でも「(担当相になれば)閣内不一致になる」と不満を漏らした。

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4060チバQ:2020/04/12(日) 22:02:38
 「任命権者に先んじて人事を語るのはあり得ない」。菅官房長官は首相に石破幹事長の交代を進言。首相も「ラジオで幹事長の続投を求められても困る」と漏らした。9月上旬の人事で、石破氏は幹事長を外れ地方創生相に横滑りした。石破氏に近い議員は要職から外され、首相と思想や信条の近い側近たちが政権中枢に集まった。

総裁再選直後の石破派結成、首相絶句
 「この件さえなければ、それ以降の安倍政権に違った展開もあり得た」。現職閣僚のひとりはそう振り返る。

 それから安倍、石破両氏の距離は遠ざかる一方だ。

 15年9月上旬、首相が総裁に無投票で再選された翌日に会議で官邸を訪れた石破氏は、記者団に石破派の立ち上げを表明した。それを聞いた首相は「総裁再選直後に派閥結成を表明するとは……」と言葉を詰まらせた。

 その3年後の18年9月の総裁選で、石破氏は3選をめざす1強首相にただ1人挑んだ。森友・加計学園の問題で首相が批判にさらされる中、石破氏はキャッチフレーズに「正直、公正」を掲げ、首相の政治姿勢に疑義を突きつけた。国会議員票で支持が広がらなかった石破氏は首相に敗北。その後の人事で、石破派の大半が政府や党の要職に就けなかった。首相への忖度(そんたく)が広がる党内で、石破氏をとりまく面々は居場所を失っていった。

「石破氏支援を」 側近の頼みに菅氏は
 そしていま、首相は「桜を見る会」の問題や東京高検検事長の定年延長問題、新型コロナウイルス対応の迷走などで、激しい逆風にさらされる。首相の総裁任期といまの衆院議員の任期の満了はともに21年秋。権力の流動化に備える政界のキーマンたちは、「次」への布石を打ち始めている。

 1月末のある夜、都心のホテルのレストラン。石破派会長代行の山本有二・元農林水産相(67)は政権の番頭・菅官房長官と向き合った。

 誘いをかけた山本氏の用件は明快だった。「次の総裁選、石破さんを支援してもらえないだろうか」。ステーキをほお張りながらのお願いに、菅氏もはっきりと応じた。「任期が終わるまで安倍さんを支えます」

 この晩、ポスト安倍レースをめぐる両者の主張が交わることはなかったが、石破氏と距離を置いていた菅氏が山本氏との会食に応じたことを、石破氏側は大きな収穫と受け止めた。

「石破雪崩」なら「安倍4選」で… 思惑渦巻く
 ポスト安倍にふさわしいのは誰かを問うた朝日新聞の2月の世論調査で石破氏を挙げた人は25%。この1年ほど、調査を重ねるごとに期待値が上がる。

 「今の政権と違うスタンスなのが私なので、そういうことになるのかな」。2月3日のBS番組で、石破氏はポスト安倍をめぐる世論について、そんな分析を披露した。

 ただ、首相批判も辞さない石破氏の姿勢に自民党内の忌避感は根強い。当の首相は、政権復帰時から首相を支える岸田政調会長への期待感を隠さない。「岸田さんの面倒をみてほしい。腹心がなかなかいないんだ」。ある首相側近には、そんな依頼もしている。細田派幹部は「総理は石破さんだけは総裁にしたくない」と、首相の思いを代弁する。

 だが、自民党内の一部では、次の衆院選を前に石破氏への世論の期待感がさらに高まれば、かつての「小泉純一郎フィーバー」のような「石破雪崩」が起きかねないとの見方も出始めている。その流れが強まったとき、阻止できるのは党総裁任期をさらに延長する「安倍4選」だけ。そう語る党幹部もいる。

 政権の足元が揺れるなか、次の総裁選びの節目が迫り来る。首相と石破氏の因縁が、自民党の行方を左右するのは間違いない。(石井潤一郎)

4061チバQ:2020/04/12(日) 22:06:15
12月の記事だけど
https://digital.asahi.com/articles/ASMDB5T7HMDBUTFK01W.html?iref=pc_rensai_article_long_209_prev
総理の器「耐えること」 足場固める岸田氏にちらつく影
西村圭史、石井潤一郎

2019年12月14日 7時00分
 政権の座を譲り受ける「禅譲」路線に現実味はあるのか。「ポスト安倍」をめざす自民党の岸田文雄政調会長(62)が、岐路に立っている。

 勤労感謝の日の11月23日、岸田氏は福井市内の大学で講演していた。

 「出身は広島ですが、福井とはありがたいご縁をたくさんいただいています」。岸田氏は昨年秋、福井で後援会を立ち上げた。前日22日には、兵庫で後援会を新設。地元・広島を除く地方後援会は7カ所に増え、来年は熊本でも立ち上げる計画だ。

 安倍晋三首相(65)が「後継」に目しているとされる岸田氏の視線は、いま地方を向く。永田町では「ポスト安倍の最右翼」(細田派幹部)との呼び声も高い岸田氏だが、ポスト安倍を問う世論調査では、これまで3度の総裁選に挑んだ石破茂・元幹事長(62)に水をあけられている。

 総裁選は国会議員票と党員・党友による「地方票」で決する。世論に近いとされる地方票で、昨年秋の総裁選で45%の得票を得た石破氏にどう対抗するか。岸田氏の課題は明白だった。

 8月末、岸田氏は東京・月島でその石破氏と、もんじゃ焼きをつついていた。同世代の党の面々による、7月生まれの岸田氏のための遅めの誕生会だった。

 「岸田さん、このままでいいと思うの」。石破氏は岸田氏にそう問いかけた。いまの日本社会と政治のありようをどう考えるのか。率直な意見交換を求めたのだ。「いや、このままでいいとは思わない」。そう応じた岸田氏に、石破氏は「ではどうするの」と重ねて問うた。だが、岸田氏はそれには直接答えずに笑顔を浮かべた。

 歯切れが良い理想家肌の石破氏と、慎重な言い回しが多い実務家肌の岸田氏。気が置けない食事の席でも、2人の振る舞いは変わらなかった。

持ち上げる麻生氏
 岸田氏の地方戦略は党内にあつれきも生んでいる。

 「私の後援会のなかでハレーションが起きています」。福井市を地盤とする稲田朋美・幹事長代行(60)は昨年秋、福井で後援会をつくろうとした岸田氏に不快感を伝えた。首相の出身派閥の細田派に所属する稲田氏にも、安倍首相は将来の首相候補としての期待を託す。稲田氏としては、足元で支持拡大をめざす岸田氏の動きは見過ごせなかった。

 ただ、岸田派の関係者は、「細田派全体が稲田氏を推すことはないだろう」とみる。地方進出に向けて、ある程度のあつれきは覚悟する構えだ。

 その背景には、優勢な派閥勢力図がある。

 今のところ「岸田推し」とみられているのは、岸田氏率いる岸田派(47人)に加え、第3派閥の麻生派(53人)だ。安倍首相の後ろ盾を得て、最大派閥の細田派(97人)の支援も見込めば、衆参で約400人いる議員の半数を抑えることができる。総裁選の立候補に必要な20人の推薦人を自派でまかなうこともできない石破派(19人)との差は圧倒的だ。

 岸田氏は、党内の足場固めに余念がない。

 「俺が政調会長のときは、全国の党員アンケートをしたんだ」。11月中旬、東京・赤坂の料亭。岸田氏は、麻生太郎副総理(79)の言葉に耳を傾けた。麻生氏は元首相としての経験を踏まえ、岸田氏に全国に足を運ぶよう促したという。

 麻生氏は12月発売の「文芸春秋」のインタビュー記事で、ポスト安倍に岸田氏の名を挙げた。やはりポスト安倍に名が上がる菅義偉官房長官(71)については、「安倍さんの代わりになろうとするオーラは特に感じない」としながら、岸田氏を「選挙も強いし、思想信条もチャラチャラしていない」と持ち上げた。

 岸田氏は、2012年の総裁選を機に分裂した谷垣禎一・元総裁が名誉顧問の谷垣グループ(24人)にも秋波を送る。11月下旬に都内であったグループの会合には、岸田派中堅の姿があった。同グループは他派閥との掛け持ちが認められているため、自派の議員を投入して「架け橋」とする考えだ。

4062チバQ:2020/04/12(日) 22:06:38
繰り返されるすれ違い
 だが、不安要素もある。

 「いったい何を根拠に言っているのか」。11月下旬、岸田氏は周りにいら立ちをぶつけた。直前にあった党幹部の会議で二階俊博幹事長(80)が、政府が編成する今年度補正予算の規模について「10兆円を下らない」と打ち出したのだ。党の政策責任者として議論を重ねていた岸田氏は、二階氏から事前に何も聞かされていなかった。

 党三役である2人のすれ違いは、それまでも繰り返されてきた。

 10月の台風の後、岸田氏が被災地に足を運んでの視察を検討すると、それに先駆けて二階氏はヘリコプターで視察に飛んだ。首相が意欲を示す憲法改正についても、岸田氏が地方から改憲機運を盛り上げようと「地方政調会」を企画すると、二階氏はそれに先んじて地元・和歌山で千人規模の大集会を開いた。

 両者の溝が広がったのが、9月の内閣改造・党役員人事だ。安倍首相は当初、党の要である二階幹事長を交代させ後任に岸田氏を据えようとしたが、二階派(47人)の猛反発で果たせなかった経緯がある。これがその後もしこりを残した。「どんな仕事をやってきたんだ?」。岸田氏に向けられる二階氏の視線は、冷ややかだ。

 岸田派が恐れるのは、岸田氏と距離を置く二階氏と菅氏に手を組まれ、敵対されることだ。無派閥の議員には、菅氏を支援する複数の有志グループがある。党内きってのけんか上手の2人が、百人規模の手勢を率いて向かってきたら……。「そういう事態になる前に、議員票を固めて数で圧倒するしかない」。岸田氏を支持する派閥の幹部はそう語る。

「飛べないハト」の声も
 「想像するに、耐えることだと思います」。11月初旬のBSフジの番組で「総理の器」について問われた岸田氏は、そう語った。

 岸田派の別名は宏池(こうち)会。安倍首相の祖父・岸信介元首相の後を継いだ池田勇人元首相が創設し、軽武装・経済優先という戦後日本の基本政策を支えた。17年8月に外相から政調会長に横滑りした際、岸田氏は「首相が保守。あえて言えばタカ派。私はリベラル、ハト派」と語り、ポスト安倍レースに向け首相との違いを語ったこともある。

 それから2年余。岸田氏が昨秋の総裁選に立候補せず、「禅譲」路線の色合いが強まるなかで、党内からは「飛べないハト」などと揶揄(やゆ)する声も上がる。

 臨時国会が閉幕した12月9日夜、都内のイタリアンレストランに岸田派のメンバーが顔をそろえた。

 「次こそ総裁選に出て下さい」。若手がテーブルを回る岸田氏に求めると、岸田氏は「おう」と笑顔で応じた。「岸田政権に向けて頑張りましょう」。そんなかけ声も上がった。「We are the champion」「We love FUMIO」。店内には、そんな言葉と共に岸田氏や派閥メンバーの写真をあしらったパネルが掲げられた。

 新年に地元・広島の神社に初詣した後、記者団の取材に答えるのが最近の岸田氏の慣例だ。今年1月には「政治の安定、信頼回復という観点から、1強状態からの脱却を考えていかなければならないのではないか」と述べた。

 安倍首相の総裁任期切れまで2年を切った。次の年初に岸田氏は何を語るのか。正念場である。(西村圭史、石井潤一郎)

4063チバQ:2020/04/12(日) 23:09:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad2c5b38f67b463f89f181451d4c1a7b0dbb336
コロナ危機の背後で急加速する「ポスト安倍」レース
4/10(金) 6:01配信

現代ビジネス
写真:現代ビジネス

 緊急事態宣言により、コロナ対策は新たな段階に入った。

 しかし、4月7日の安倍晋三総理大臣の記者会見は相変わらずだった。プロンプターに映し出された原稿を読み上げ、予定調和の質問に答える従前の形式である。

 ルーズベルト大統領が大統領就任演説で使ったフレーズ(我々が恐怖すべきことはただ1つ、恐怖そのものなのである)や、メルケル独首相に倣い、市井で頑張る人々の個別具体的職業をあげて感謝をするものの、その言葉は全て「借り物」だとわかってしまう。そこに、未知なるウィルスに闘いを挑むといった迫力は感じられない。

 会見を見ている人々には安倍支持、不支持を問わず「今日こそは、なんらかのサプライズがあるかも」との期待感があったはずだ。

 さすがにことここまできたら、危機感をあらわにし、感情をぶつけてくる瞬間があるのではないか。もしくはすでに痛み始めている国民生活に理解を示し、一律交付金等に多少の深堀りがあるのではないか、と。しかし何の変化もなく過ぎていく。

 予定調和が崩れたのは会見中継の最終盤、手を挙げた外国人記者が指名され、新型コロナウイルス感染拡大への対策が失敗した場合、責任をどう取るかと問われた一瞬ぐらいか。

 「私が責任を取ればいいというものではありません」

 そこだけはついついいいかっこしいで口を滑らした「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」とし、公文書改ざんへとつながる森友問題を誘発したことから学んだのだろうが、この発言もすでに幾度も予行練習はされていたのだろう。

「コロナ会見」は「ポスト安倍」の予備選挙
 「ステイ ホーム」

 安倍総理による緊急事態宣言と記者会見が終わると、画面は小池百合子東京都知事の会見に切り替わる。

 小池知事は会見が始まるとまずは東京都の感染者数を発表したのち、「大事なことですから、もう一度言わせてください」として右手の人差し指を示して、いつものようにネイティブ風にカタカナ語を発した。

 安倍総理同様、プロンプターに映し出される原稿を読んでいることは自明だが、二人の差は明確だ。

 キャスターとしてのキャリアを考えれば当然なのだが、どこかでこの風景は既視感がある。そう、それはまるで大統領指名選挙や大統領選で中継される候補たちの姿なのだ。

 実際、今、私たちが何を見せられているのは、次の次、いや、もしかしたら次の総理を決めるレース=「ポスト安倍」の予備選なのではないだろうか。

 少なくとも小池知事にとっては、日々の会見はまたとない、絶好のアピールの機会でもある。


「総理大臣」の座に最も近づいた女性政治家
〔PHOTO〕gettyimages

 この国で、総理大臣の座に「あと一歩」まで近づいたのは、後にも先にもたった二人しかいない。

 一人は土井たか子氏。1989年の与野党逆転が起こった参議院選挙後、参議院で首班指名を得たが、ねじれ国会の中で衆議院の優越により、衆議院で指名された海部俊樹が両院協議会を経て就任することとなった。

 悲願は達成できなかったものの、国会の本会議の場で、あと一歩で総理の座が見えたという意味では土井を超えた女性政治家はいない。

 そしてもう一人こそ、小池百合子だ。2007年、福田康夫が突如総理と自民党総裁の座を辞すと発表。小池氏はこの際の総裁選に立候補する。当選すれば即、その場で総理大臣が決まる。結局は麻生太郎が当選するが、その後民主党への政権交代に至るのはご承知のとおりである。

 土井たか子氏と小池百合子氏については、岩本美砂子三重大学教授が詳細な比較論考を準備中と聞く。そちらも楽しみに待ちたい。

 土井氏が亡くなった今、国家権力の最も近くでその座を掴もうとした経験者は小池氏以外には存在しないということだ。

 小池氏は2017年、自ら希望の党を立ち上げ、再び総理を狙う道程を歩き始めたと思われたが、得意の会見での失言による失速以降は一時期の勢いは鳴りを潜めていたようにも見える。

 しかし、どういう巡り合わせか、まずは灼熱の東京オリンピックのマラソンコース移転問題で、続いて新型コロナ対策で、またもや小池氏が日本の政治の中心でスポットライトの下にいるのである。

4064チバQ:2020/04/12(日) 23:10:06
「おっさん迎合」からの脱皮
〔PHOTO〕gettyimages

 小池氏は40歳で政界へ進出、日本新党→ 新進党→自由党→保守党→自民党と出入りの多い道を歩んで来た。

 権力を持つ男性に近づき、その威力がなくなると見たら次の権力者に移る。そう揶揄もされてきた。組織の中でポジションを得るために、小池氏は自らの持てるポテンシャルを全て使ってきたのだろう。

 ただ、彼女は組織をまとめたり、その中でリーダーとなるタイプではない。つまり、メディアを使って国民に訴えかける大統領タイプの政治家なのだ。

 そうした前提に立つと都知事選挙はまさに大統領選挙と同様で、議院内閣制で衆議院議員の中から総理大臣を選ぶ選挙とは根本的に戦い方が違う。

 政党内政治ではなく、政党組織の外にいる大衆を味方につけて勝ち抜いていく。つまりもはや党内の気に食わないおっさんに気を遣ったり、迎合する必要は全くない。むしろ逆で、そうした権力と戦うことで自分の価値を際立たせることができる。

 小池氏は衆議院時代、決して女性に人気がある政治家ではなかったし、特別女性政策を進めるわけでもなかった。選挙の際にはその実感もあったことだろうと思う。

 しかし、都知事選挙では大転換が起こる。主婦層を含む女性たちが圧倒的に支持された。前時代的なおっさんに立ち向かうことで、票が集まるという経験をしたのである。

 それまで気を遣い、時間を使ってきたおっさんの機嫌取りというコストがなくなり、もしかすると小池氏は今が一番政治家として仕事ができているのかもしれない。

 地方政治には本当は興味がないのではないか等も言われるところだが、まさに感染症対策等の公衆衛生は国家レベルの課題であり、他国とも対話していかなければならない。日本のリーダーとして世界から認知をされるための、またとないチャンスなのだ。

 後述するように、小池氏にとって、この課題が巡っていたことで、新たなエネルギーの蓄電をしているようにも見える。

「女子の本懐」=I shall return
 小池氏は防衛大臣就任から辞任までの55日間を綴った著作『女子の本懐』(文春文庫)で自らの「行動パターン」の原理原則を明らかにしている。

 (1)映像での映り方を逆算し、1日3回の「お召し替え」も辞さず
(2)「偉そう」と思われても、なりきる。むしろ威厳を持ってあたらねば、相手が困るので、偉そうであるべき
(3)肩肘張って女性のトップを迎え入れるのは男性側
(4)考えられる全てを準備……他

 これらにはテレビでの経験が圧倒的に役立つとしている。

 防衛大臣就任時に「肩肘張って」彼女を迎え入れた人がいる。当時「防衛省の天皇」守屋武昌次官だ。

 守屋氏は百合子氏の初登庁日は女性自衛官が花束で出迎えるセレモニーを発案、週刊誌のグラビア取材には、大臣のバックに選りすぐりの“イケメン”自衛官を揃えたという。

 もちろん狙いは小池氏に取り入り、異例とも言える5年目に突入した在任期間をさらに延長しての続投を確保することだったが、小池氏はすでに東京地検が守屋氏を調べているという情報を得て、別の後任人事を進める。

 そこからの大バトルは小池氏に政治的挫折を味わわせることとなる。国会ではテロ特措法延長の問題もあり、混乱の責任をとって防衛大臣を辞めることになるだ。

 「女ヘンの二文字『嫉妬』を男ヘンに変えてほしい」

 防衛大臣辞任の痛手は小池氏にいずれのときにかのリベンジを誓わせた。

 「最後に、『I shall return』の気持ちで、これからも頑張っていきたいと思っている」

 退任会見をこう締めくくった小池氏は、『女子の本懐』でこうつけ加えている。

 「『to where(どこに)』ということは言わなかったが……」

 そのときの首相は安倍晋三氏である。

4065チバQ:2020/04/12(日) 23:10:31
「コロナ対策」こそ「ポスト安倍」レース
 小池氏にとっては、すでに政治的フェーズは変わっているのかもしれない。

 日々の露出は「ポスト安倍」レースそのものだ。小池氏は岸田氏、石破氏といった想定される相手候補に大きく水をあけ、安倍総理と対等、それ以上に能力があるのだ、危機管理ができるのだとアピール三昧だ。

 4月7日の緊急事態宣言のときに小池氏は近所からもらったという手作りマスクをつけてきたが、寸足らずのマスクをつけた安倍総理と比較対象のコントラストを見せつける演出意図もあったに違いない。

 実際にはこの日安倍総理はあのマスクは非着用だったが、ずっと威厳がある、自分の方が危機管理ができるのだと対照となるような戦略だったのだろう。

 「ポスト安倍」は安倍総理と競ってこそ、獲得できるのだと確信しているに違いない。つまりたとえ岸田氏になっても、皆はすぐに安倍時代を懐かしく思い出すはずだ。

 そこに安倍氏とともに残像するのは自分である。その際には安倍氏よりずっと能力のある自分こそが総理にふさわしいと誰もが思い出すであろう、と。

本命であり大穴
 現在の東京の状況は3月の3連休前に対処すべきことが未然に防げなかったことの結果とされ、小池知事は感染者が増大した非難を受ける立場にもあった。

 しかし連休明けにはオリンピックの延期が決定するとケロっとした顔で「このままではロックダウンを招く」との表現で翌週末の外出自粛などを呼び掛けた。

 こうした小池知事の一連の言動は官邸を刺激し、国と都の対立構造と緊張状態を作った上で、むしろそれをテコに危機対応能力をアピールする意図もあるのだろう。都知事選時に培ったノウハウはここでも生きている。

 加えて言えば、希望の党で失敗した経験から、再び自分が悪者にならないようにと考えているはずだ。もし今後、コロナ対策がうまくなかった場合、非難の矛先は国、つまり安倍総理に向くよう、常に闘う構図でのシナリオをしっかり準備しているのである。

 呼吸困難から肺炎に至る新型コロナウイルス患者の症状は、小池知事にとっては「苦しい、苦しい」といって叫びながらもがいた肺がん末期の母親の姿(『自宅で親を看取る 肺がんの母は一服くゆらせ旅立った』幻冬舎)と重なる部分もあり、自分の使命を今一度確認しているに違いない。

 昨年11月の小池氏のツイッターにはその母親をともに自宅で看取りった17歳の愛犬についての記載がある。長寿犬を育てたとして表彰状をもらったことを、母への思いの吐露とともに嬉しそうに報告している。

 この愛犬は小池氏が自民党に移り、2003年、小泉内閣で環境大臣に就任した時に宝塚市のペットショップで購入したという。名前は「総理」からとり「ソウちゃん」。母ともに政治的野心を確認する存在なのだろう。

 我が家のアイドルも11月で17歳になりました。これぞChoju!  長寿犬を育てたとして表彰状をいただきました。ソウちゃんに感謝状を出したいくらいです!  母の看取りの手伝いもしてくれたし。 pic.twitter.com/9EaQUw77Do

― 小池百合子 (@ecoyuri) November 24, 2019

 小池氏にとっては「I shall return」の「to where(どこに)」、行くべき場所はそのときから、いやもっとずっと前から決まっているのである。

 手作りマスクの奥には、都民を守ろうとするリーダーの包容力を演じつつも、この場を最大限に利用して女性初の総理大臣に、本命ならぬ大穴で駆け上がろうとする新たなドラマの始まりが透けて見えるのである。

井戸 まさえ

4066チバQ:2020/04/13(月) 09:54:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00000505-san-pol

鳩山二郎衆院議員の男性秘書が新型コロナ感染 国会議員秘書では初


4/13(月) 9:39配信

産経新聞







鳩山二郎衆院議員の男性秘書が新型コロナ感染 国会議員秘書では初


国会議事堂


 自民党の鳩山二郎衆院議員(福岡6区)の60代の男性秘書が新型コロナウイルスに感染したことが13日、分かった。党関係者が明らかにした。東京・永田町に勤務する国会議員秘書の感染が確認されたのは今回が初めて。

 関係者によると、男性は1週間ほど前に発熱。臭いが分からなくなる「嗅覚障害」などの症状もあり、10日にPCR検査を受けた結果、11日に陽性と確認された。13日から入院する見通し。衆院事務局には13日午前に届け出た。

4067チバQ:2020/04/13(月) 10:12:19
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200413-00000006-pseven-soci

首相と都知事の暗闘 安倍政権はなぜ理髪店を特別扱いするか


4/13(月) 7:05配信

NEWS ポストセブン







首相と都知事の暗闘 安倍政権はなぜ理髪店を特別扱いするか


理髪店を巡って利権争いが発生(写真/JMPA)


「国家的な危機にあたり、ウイルスとの戦いに皆さんの力をお借りしたい」。4月7日、会見を開いた安倍晋三首相は国民にそう語りかけた。しかし、首相が戦っていた相手は、新型コロナウイルスではなかったようだ。


 緊急事態宣言の発令はなぜ遅れたのか──。その裏側には、国民そっちのけで繰り広げられた安倍首相と小池百合子・東京都知事との権力闘争があった。
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◆「理髪店」を強調
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 コロナ危機の中で総理大臣と東京都知事の暗闘が繰り広げられている。緊急事態宣言で後手に回った安倍首相は、宣言発表後の記者会見で異例の言及をした。
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「理髪店は休業要請の対象とは考えていない。理容、美容は国民の安定的な生活の確保のために事業継続することが必要なサービスだ」
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 宣言を発令すれば多くの業種に影響が出る。そんな中で、なぜ理髪店を名指しして「休業させない」と強調したのか。それは小池百合子・東京都知事に向けた強烈な牽制だった──。
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 バトルの引き金を引いたのは小池氏のほうだ。経済に深刻な影響が出ることを懸念して緊急事態宣言に慎重な安倍首相に対し、小池氏は“それなら勝手にやらせてもらう”とばかりに4月3日の会見で、宣言が出された場合の都の対応を発表する。“官邸はいつまでぐずぐずしているのか”とばかりに強引に歯車を動かしたのだ。
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「このままでは小池が何をしでかすかわからない」
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 安倍首相のもとには側近から“小池の暴走”を心配する情報が伝えられた。東京都が事実上のロックダウンとなる強力な規制を用意しているという内容だった。
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 それを受けて首相は4月5日の日曜日、菅義偉・官房長官、西村康稔・コロナ担当相、腹心の今井尚哉・総理補佐官らを官邸に招集し、緊急事態宣言の発令を決断する。
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「総理からは“小池に行き過ぎた規制をさせるな”という指示が出されたそうです。官邸の新型コロナ感染症対策本部にも伝えられた」(官邸官僚)
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 しかし翌6日、官邸が恐れていた事態が起きる。「首相が緊急事態宣言を発令する意向を固めた」という一報が流れると、東京都は待ってましたとばかりに「緊急事態措置(案)」として休業を要請する業種をまとめたリストを発表する。

4068チバQ:2020/04/13(月) 10:12:36

 そのなかに「理髪店」が含まれていた。閣内で真っ先に批判の声を上げたのは安倍側近の衛藤晟一・一億総活躍相だ。
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「理髪店に対する規制はあるはずがない」
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 衛藤氏は全国理容生活衛生同業組合連合会の支援を受けていることで知られる。東京都との調整役である西村大臣も、小池都知事にリストの見直しを申し入れた。
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 ところが、ただちに休業を要請する方針だった小池氏はクビを縦に振らず、調整は難航する。“小池が強行するかもしれない”──慌てた官邸は非常手段を取る。
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 3月28日に発令したばかりの新型コロナの「基本的対処方針」の内容を改定し、緊急事態宣言で自宅で過ごす国民に不可欠なサービスとして「事業継続を要請する」業種を指定した。そこに百貨店、レストラン、喫茶店などと並んで「理美容」(理容室と美容院)を盛り込んだのだ。
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 理髪店は、東京都のリストでは休業要請の対象、政府のリストでは事業継続要請の対象と真逆の扱いになった。
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 そうやって準備を整えたうえで、安倍首相は冒頭の会見で「休業させない」と言い切ったのだ。小池氏は直ちに行なうはずだった休業要請を先送りし、政府との調整を余儀なくされ、娯楽施設などへの休業要請が大幅に遅れることになった。
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 10日には、東京都が休業実施を要請する対象業種を発表し、理美容店の営業は認められたが、休業の是非は措くとして、安倍政権が理髪店をそこまで特別扱いするのはなぜか。
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 全国に理容室は約12万店、美容院は約25万店。産業分野としてみると決して大きいわけではないが、多くの議員が選挙になれば業界の支援を受け、自民党の有力な支持基盤として知られる。元経産官僚で『日本人を縛りつける役人の掟 「岩盤規制」を打ち破れ!』などの著書がある原英史氏が、理美容業界と政界の結びつきを解説する。
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「理容や美容業界は政治力が強い。全国に多くの店舗があり、理髪店の店主は昔から地域の商店会のメンバーというケースが多い。政治家にすれば商店会の票のとりまとめにつながる。理容、美容関連の生活衛生議員連盟は自民党でも力がある議連で、そのメンバーの政治家が役所に働きかけ、規制緩和がなかなか進まない現実がある」
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 生活衛生議連は理容、美容に加えて興行、旅館、飲食業、喫茶などコロナでとくに深刻な影響を受けている16業種の組合が支持基盤で、会長の伊吹文明・元衆院議長、副会長の鈴木俊一・元五輪相らメンバーに自民党重鎮が名を連ねる。感染対策に対しても政府に業界への支援を訴えてきた。
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 安倍首相も父・晋太郎氏以来、地元・山口の理容組合と関係が深いと報じられ、官邸に表敬訪問を受けたこともある(「理美容ニュース」)。
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 小池氏の休業要請方針は、安倍首相や自民党実力者からすると「俺たちの票田を潰すつもりか」と見えたはずだ。
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※週刊ポスト2020年4月24日号

4069チバQ:2020/04/13(月) 22:05:50
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20200413k0000m040217000c.html
「政府の広報が下手すぎ」 自民内からも次の新型コロナ対策求める声
2020/04/13 21:35毎日新聞

「政府の広報が下手すぎ」 自民内からも次の新型コロナ対策求める声

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 経済対策を巡っては、与党内にも「規模の割にインパクトが薄い」「制度が複雑で分かりにくい」といった不満が渦巻き、13日の自民党役員会では「政府の広報が下手すぎて、中身がしっかり伝わっていない」と苦言を呈する発言も出た。「次の対策」を求める声が早くも上がっている。

 自民党の稲田朋美幹事長代行は9日に安倍晋三首相と首相官邸で面会し、党内の議員連盟「女性議員飛躍の会」がまとめた提言を手渡した。1世帯30万円の現金給付に関し「不公平感が出ないように」と共働き世帯や別居中の女性などへの配慮を要求。稲田氏は面会後、記者団に「一律給付をこれからやるなら、マイナンバーカードの普及策とセットにすべきだ」と次の経済対策を見据えた発言もした。

 事業規模で過去最大級の108兆円の経済対策に関しても、「有権者は自分たちがどんな支援を受けられるかに関心があるのであって、規模感なんて気にしていない」(自民中堅)との声が漏れる。今回は当初、「一律の現金給付」が模索されただけに、給付対象の限定やわかりにくい要件への落胆は大きい。

 東京都の小池百合子知事が営業自粛に協力した中小企業に50万〜100万円の「協力金」を支払う方針を示したことへの焦りも大きい。自民の閣僚経験者は「政府も雇用調整助成金拡充などの事業者対策はかなり打っているが、『協力金』は分かりやすい」と漏らす。

 補正予算案の国会審議すら始まらないうちに追加対策の議論に移ってしまうと、野党から補正の組み替えを求められかねない。このため与党内で追加対策を求める声は抑制的だが、既に追加対策ありきの「頭の体操」(自民中堅)が始まっている。【飼手勇介】

4070チバQ:2020/04/15(水) 22:47:34
https://www.asahi.com/articles/ASN4G6D4CN4GUTFK00W.html?iref=com_rnavi_srank
IT相「しょせんは民間の話」 はんこのデジタル化
坂本純也

2020年4月14日 19時17分
 竹本直一IT相は14日の記者会見で、日本の「はんこ文化」がテレワーク(在宅勤務)の妨げになっているとの指摘について「民・民の取引で支障になっているケースが多い」との認識を示した。ただ具体的な対応策については「民間で話し合ってもらうしかない」と述べるにとどめた。

 政府が出勤者を最低7割減らすよう企業に要請するなか、書類に決裁印が必要などの理由から出社せざるを得ないケースが課題となっている。竹本氏はこの日の会見で、役所の届け出はデジタル化が進んでおり、「役所との関係ではそういう問題は起きない」と説明。「しょせんは民・民の話だ」と語った。

 竹本氏は行政手続きのデジタル化を進める担当大臣だが、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」(はんこ議連)の会長も務める。昨年9月の就任会見では印鑑とデジタル化について問われ、「共に栄えるためにはどうすればいいかということに知恵を絞っていきたい」と述べていた。(坂本純也)

4071チバQ:2020/04/15(水) 22:49:37
https://www.asahi.com/articles/ASN4G3D42N4GUTFK003.html
自民・船橋氏の家族が感染 赤坂宿舎で同居、登院を自粛
新型コロナウイルス

2020年4月14日 10時22分
 自民党の船橋利実衆院議員(比例北海道)は14日、衆院赤坂議員宿舎で同居する家族が、新型コロナウイルスに感染したと文書で発表した。自身も「保健所の調査に全面的に協力する」とし、調査終了まで国会への登院を控えるという。

 発表によると、船橋氏の家族は13日に感染が判明。勤務先での感染が疑われており、症状は軽いという。同日中に衆院に報告し、宿舎の消毒も行われた。

4072チバQ:2020/04/16(木) 13:54:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000034-asahi-soci

自民・木原誠二衆院議員の秘書が感染 勤務先は議員会館


4/16(木) 13:38配信

朝日新聞デジタル



 衆院事務局は16日、自民党の木原誠二衆院議員(東京20区)の50代の男性秘書が新型コロナウイルスに感染したと発表した。秘書は東京・永田町の衆院第1議員会館内の事務所に勤務していた。

 木原氏によると、秘書は7日以降は在宅勤務だったが、15日にPCR検査で感染が判明したという。

4073チバQ:2020/04/16(木) 22:46:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a22d970cdf34c4b8c3f2006883d6a33e0af5cfd
10万円給付 存在感示す公明、自民はガバナンスの危機 迷走に野党は批判
4/16(木) 21:14配信

産経新聞
安倍晋三首相との面会を終え記者団の取材に応じる公明党・山口那津男代表(中央)=15日午前、首相官邸(春名中撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策で、政府は令和2年度補正予算案の組み替えによる1人当たり一律10万円給付へと方針を転換した。当初の「減収世帯などへの30万円給付」への批判に危機感を強めた公明党が、一律給付に慎重な安倍晋三首相に政治決断を迫って存在感を示した一方、補正予算案成立後の追加対策での対応を求めていた自民党ははしごを外された形となり、党の政策決定のあり方を疑問視する声も出ている。

 「2次補正ではダメですよ」

 公明の山口那津男代表は16日、首相との電話でこう述べ、補正予算案に組み込まれた「世帯30万円給付」を取りやめ、組み替えにより同党が求める一律10万円の現金給付を実施するよう重ねて求めた。「30万円」を強行すれば収入判定を迫られる地方自治体に事務負担を課すことに加え、国民からの支持も得られないとの認識も懇々と伝えた。

 15日に行われた自民との幹事長、政調会長協議でも不退転の決意を示した。山口氏は交渉に当たる党幹部に「理はこちらにある。主張をしっかり通すように」とハッパをかけ続けた。

 ただ、当初の補正予算案は、公明でも党内手続きを経て了承した。それでも「ちゃぶ台返し」に踏み切った背景には世論からの強い不満がある。支持母体の創価学会からも、一律給付について「譲るな」との督励が繰り返し届いた。もともと公明は1人10万円を提案していただけに、補正予算案には党中堅・若手にも不満がくすぶっていた。

 そんな状況で飛び出したのが、14日の自民の二階俊博幹事長の発言だった。二階氏は所得制限の必要性を唱えつつも「1人10万円給付」を表明し、これを奇貨とした。公明幹部は「二階氏が言うなら流れができる。1人10万円を実現するチャンスだと捉えた」と振り返る。

 対照的なのが自民の岸田文雄政調会長だ。岸田氏は党の政策責任者として難産の末、経済対策の党内議論を取りまとめた。党本部で6日、政府案を議論した会議では世帯30万円への批判が相次ぎ、当選3回の安藤裕衆院議員が「経済対策の体をなしていない。撤回し、自民党は下野した方がいい」と訴えるなど若手を中心に不満が続出した。

 10日には別の3回生らが新型コロナを受けて歳費の削減を求める提言への賛同者を募り二階氏に提出。世論を気にする選挙基盤の弱い若手が浮足立ち始めていた。党内の不満を抑えた上で了承した補正予算案が覆る事態は、「ポスト安倍」を目指す岸田氏にとって厳しい事態となる。

 もっとも、「1人10万円」をぶち上げた二階氏も、所得制限を設けた上で追加の経済対策での実施を求めていたが、最終的に公明の主張が通った。自民が得意としてきた党内ガバナンス(統治)が危うくなっている事態に、岸田氏周辺はこうつぶやいた。

 「党で一度決まったものが覆るなんて滅茶苦茶(めちゃくちゃ)だ。自民が崩れ始めている」

(石鍋圭、長嶋雅子)



 野党は16日、緊急経済対策に盛り込む現金給付をめぐり、政府・与党が迷走したことを一斉に批判した。野党は早い段階から、手続きに時間のかからない国民1人当たり10万円の一律給付を求めてきたが、政府は一貫して拒んできただけに「安倍晋三内閣は総辞職すべきだ」(野党幹部)と強気の構えを見せている。

 「自己否定だし、朝令暮改だ。首相も内閣も信用できなくなる。責任を取らないといけない」

 立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団にこう述べ、閣議決定した令和2年度補正予算案の組み替えを厳しく批判した。野党はかねて国民1人当たり一律10万円の給付を訴えていただけに、首相の方針転換に攻勢を強めた。共産党の志位和夫委員長も記者会見で「(1世帯30万円の給付案は)破綻した。すべての人に10万円を配る方がスピードの面でも公平性の面でも合理的だ」と胸を張った。

 野党は16日、政府との連絡協議会であらためて10万円の一律給付を要求。さらに立民など主要野党の幹事長・書記局長は、補正予算案を独自に組み替え、共同提案することで一致した。

 強気の背景には世論の追い風がある。布マスクの全世帯配布などに批判が強いとみており、報道各社の直近の世論調査でも安倍内閣の支持率は軒並み低下しているからだ。立民幹部は「政府が決めた予算案を土壇場でひっくり返すのはクーデターだ。首相は与党側から内閣不信任案を突き付けられた」と言い放った。 (千田恒弥)

4074チバQ:2020/04/17(金) 11:36:08
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200415-00000014-pseven-soci

「マスク2枚配布」以外にも…国家を危うくした怪物官僚列伝


4/15(水) 16:05配信

NEWS ポストセブン







「マスク2枚配布」以外にも…国家を危うくした怪物官僚列伝


安倍首相と並ぶ今井氏(時事通信フォト)


「戦後最大の危機」に臨んで安倍晋三首相の混乱ぶりが際立っている。突然の全国一斉休校要請で並みいる大臣たちを驚かせ、唐突にマスク2枚配布を言い出して国民を唖然とさせた。緊急事態宣言をめぐっては「まだそういう事態には至っていない」と渋りながら、一転、発表即日に公布するという場当たり対応で混乱に拍車をかけた。
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 そんな安倍首相を陰から動かしているとされるのが今井尚哉・総理首席秘書官兼総理補佐官ら官邸官僚たちだ。
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 経産官僚から「総理の分身」と呼ばれる首席秘書官に起用されて以来8年間、今井氏は常に首相のそばに仕え、昨年秋からは「政策企画の総括担当」の総理補佐官を兼務して国政全般ににらみを利かせる立場に就いた。
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「今井ちゃんはなんて頭がいいんだ。頭の中を見てみたい」
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 首相はその才を高く買い、コロナ対策にあたっても今井氏の献策を採用するといわれる。だが、官僚が分を越えて政治家以上の権勢を振るうのは正常な国のあり方とはいえない。過去、権力が集中した“怪物官僚”が政治を主導して混乱を招いたことは何度もあった。
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◆次官交代を「拒否」
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 平成初めの混乱期、政治腐敗で行き詰まった自民党長期政権を倒して細川護熙連立政権が発足(1993年)。
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 期待を集めた細川政権がわずか8か月で倒れる原因をつくったのが、当時、霞が関で「10年に1人の大物次官」と呼ばれた斎藤次郎・大蔵事務次官だ。連立政権の中心人物、小沢一郎・新生党代表幹事と太いパイプを持ち、細川首相に国民福祉税の創設を強く迫った。
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 細川首相の総理首席秘書官を務めた成田憲彦・元駿河台大学学長は舞台裏をこう振り返っている。
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「大蔵省は政権発足時から何回も隠密に細川さんに会い、消費税引き上げの必要性を説明した。(中略)細川さんは妥協として、消費税は廃止して福祉のための税金にするということで国民福祉税になった」(日経新聞2012年1月3日付電子版インタビュー)
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 1994年2月3日の午前1時、細川首相は異例の深夜緊急会見を開いて税率7%の「国民福祉税」を創設すると発表した。


 しかし、これに与党第一党の社会党が激しく反発、8党派の寄り合い所帯だった政権は内部崩壊を起こし、細川氏は2か月後に退陣を表明する。国民の期待を集めた政権交代はこうして潰えた。
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 かつて「防衛省の天皇」と呼ばれたのが守屋武昌・元防衛事務次官だ。
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 小泉内閣時代の2003年に次官に就任すると人事で側近を重用し、後継次官候補の官僚を次々に左遷し、「次官1年、長くても2年」の霞が関の慣行を破って異例の4年にわたって次官にとどまって権勢を恣にした。
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 その陰で、守屋氏は防衛商社と癒着、夫婦同伴の旅行やゴルフ接待を受けて防衛省の防衛装備品の納入で便宜を図っていた(辞任後に汚職事件に発展)。
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 第一次安倍内閣の小池百合子・防衛大臣が就任直後に守屋次官の交代と新次官人事を内定すると、反発した守屋氏はなんとこれを拒否する。守屋氏は官邸に根回ししてイエスマンを自分の後任の次官に据えようと工作し、防衛省内で“内乱”を起こしたのだ。

4075チバQ:2020/04/17(金) 11:36:29

◆菅直人氏、野田佳彦氏を籠絡した官僚
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「消費税は上げない」と国民に公約して政権をとった民主党内閣は、消費税増税という国民への裏切りで瓦解した。
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 その立役者が菅内閣と野田内閣の2代にわたって財務事務次官を務めた勝栄二郎氏だ。この人物の“凄み”は、政治家に増税推進と引き換えに権力を与えたことである。
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「官僚は大バカ」と言っていた菅直人氏は、鳩山内閣の副総理兼財務相に就任すると増税反対派から増税派に変身。鳩山政権の後を継いで首相になると突然「消費税10%」を掲げ、東日本大震災が発生すると復興の前に「復興増税」を決めた。裏にいたのが勝次官である。
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 シロアリ演説(*)で知られた野田佳彦氏も同じ手法で籠絡された。財務相になると増税推進派に転じ、菅首相の失脚後、首相に就任すると民自公3党合意で消費税10%へのレールを敷いた。
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【*2009年の衆院選の演説で、天下り官僚をシロアリにたとえて「シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ消費税を引き上げる話はおかしいんです」などと語っていた】


 菅氏と野田氏に共通するのは、財務大臣を務めて増税派に転向し、総理の座を射止めたことである。
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◆「総理が無能だと官僚がのさばる」
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 今井氏には先達がいる。24年前、通産官僚から橋本龍太郎首相の総理首席秘書官となり、橋本行革に辣腕を振った江田憲司氏(元民進党代表代行)だ。
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 橋本首相が行革の目玉に掲げたのは、明治以来の中央省庁の大再編であり、1府22省庁あった中央官庁を1府12省庁に半減させるものだ。当然、霞が関や族議員あげた猛反対を呼び、金融行政と財政を分離して財務省に“格下げ”となる大蔵省は徹底抗戦した。
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 その中央省庁再編を取り仕切った江田氏は、「橋本の森蘭丸」と呼ばれて批判の矢面に立たされた。
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 森蘭丸とは、織田信長のお気に入りの小姓で秘書役を務め、織田家の有力部将たちから「蘭丸に睨まれると信長様の覚えが悪くなる」と恐れられたと伝えられている。
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 まさにかつての江田氏は現在の今井氏とそっくりな立場にいた。総理秘書官に振り回される現在の政治状況をどうみているのか―─江田氏本人はこう語った。
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「私自身も橋本総理秘書官のときは今の今井さんのように官邸を牛耳っていると随分と批判をされたが、私も彼も、あくまで総理の命を受けて総理を補佐している。今回の新型コロナ対策でも安倍総理に意見具申しているのでしょうが、だからといって今井さんが勝手に政策を差配しているわけではなく、あくまで最終判断は安倍総理が行なっている。その政策がまちがっているとすれば、安倍総理を批判すべきでしょう」
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 そのうえでこう警鐘を鳴らす。
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「確かに、官僚に操られている政治家は多い。それが一国のトップ、総理だったら大変です。だから政治家がもっと賢くならねばならない。政治家、総理が無能だと、権力官僚がのさばることになる」
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 かつて日本は「政治は三流、官僚一流」といわれて優秀な官僚が国を支えた。それがいまや総理の側に仕える官僚が国難にあたって「マスク2枚」の知恵しか出せない。いつの間にか「政治も官僚も三流」に成り下がったのか。
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※週刊ポスト2020年4月24日号

4076チバQ:2020/04/17(金) 13:03:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00050168-yom-pol

自民・大塚拓議員の秘書が感染…国会内勤務の議員秘書で3例目


4/17(金) 12:47配信

読売新聞オンライン



 衆院事務局は17日、内閣府副大臣を務める自民党の大塚拓衆院議員(埼玉9区)の30代の女性秘書が新型コロナウイルスに感染したと発表した。国会内で勤務する議員秘書の感染が確認されたのは3例目。

 事務局などによると、秘書は今月6日から自宅待機しており、16日に感染が確認された。大塚氏本人は6日以降、秘書と接触しておらず、発熱などの症状はないという。

4077チバQ:2020/04/17(金) 15:15:14
https://www.sankei.com/politics/news/200416/plt2004160039-n1.html
混乱続いた末の現金給付決着 公明は一律、官邸や自民は難色 補正組み替えでも温度差


2020.4.16 20:01|
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として、16日に固まった所得制限などを設けない一律の現金給付は、与党内で早くから議論されてきた。安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相らは慎重だったが、世論の反発を意識した公明の強い働きかけにより、政府は異例の方針転換に踏み切ることになった。

 「リーマン・ショックの時も給付金を行った。あの時の経験を鑑みれば、ターゲットをある程度、置いて思い切った給付を行っていくべきだ」

 首相は3月28日、令和2年度補正予算案の編成指示にあたっての記者会見でこう述べ、給付は制限が必要だとの考えを示していた。首相が言及した麻生政権時(平成21年)の1万2千円の定額給付金は貯蓄に回るなど効果が乏しく、麻生氏も今回、「二度と同じ失敗はしたくない」と一律給付に反対した。

 与党内で「制限なし」を求める声は強かったが、自民の岸田文雄政調会長らはいったん制限付きの内容で党内をまとめ、3月末に首相に提言。4月7日に閣議決定した補正予算案は「減収世帯へ30万円」となった。しかし世論の反発は強く、野党も「給付に不公平が生じる」などと一斉に批判。政府は10日に支給基準を見直す方針を示すなど、混乱は続いた。

 14日には自民の二階俊博幹事長が所得制限を設けた上での10万円給付を政府に求める考えを表明。公明の山口那津男代表は15日、首相に一律給付を迫り、自公幹部で調整が始まった。首相や自民は当初、補正予算成立後の対応を想定したが、公明の要求を受け入れ、16日に異例の補正予算案組み替えを指示した。


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 国民民主は3月18日、日本維新の会は同25日に「一律10万円」を含む提言を公表。野党統一会派も4月2日に政府に申し入れており、結果的に野党の主張が通った形にもなった。

4078名無しさん:2020/04/17(金) 20:11:09
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN4K54G9N4KUTFK00T.html
「自民も訴えてきた」10万給付で岸田氏ツイート
2020/04/17 15:41朝日新聞

「自民も訴えてきた」10万給付で岸田氏ツイート

記者会見で質問に答える自民党の岸田文雄政調会長=2020年3月9日午後、国会内、西村圭史撮影

(朝日新聞)

 自民党の岸田文雄政調会長が16日夜、自身のツイッターで、新型コロナウイルス対策として政府が国民への一律10万円給付を決めたことについて、「自民党としても当初から訴えてきた」と発信した。撤回した減収世帯に対象を絞った30万円給付案を主導したのは岸田氏だっただけに、党内やネット上などで疑問の声が上がっている。

 岸田氏はツイッターで、「皆様の暮らしを守るために、自民党としても当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施することを総理が決断しました」などと発信。「あとはスピード、全力で取り組みます」と早期の給付を目指す考えを強調した。

 実際に、自民党内でも10万円の一律給付を求める声は根強くあったが、岸田氏が今月3日、安倍晋三首相との会談で「一定水準まで所得が減少した世帯に1世帯30万円支給すべきだ」と進言し方針が決まった。それでも、党内の反対意見は収まらなかったが、岸田氏が「今後の追加対策でさらなる現金給付を政府に求める」と説得し、自民党として了承した経緯がある。

 岸田氏のツイートに対し、細田派の中堅は「あんなことやらないほうがいい」。岸田派内からも「負け惜しみみたいだ。振る舞いがなっていない」(衆院中堅議員)との声が上がった。ネット上では「岸田さんは反対していたんじゃないのか。国民はそう思っている」「自分たちの手柄みたいに言わないで」「世論に押されただけでしょ」などの批判が相次いだ。

 次の自民党総裁選で「ポスト安倍」を目指す岸田氏は、課題とされる発信力強化のため、今月からツイッターを始めたばかりだった。フォロワー数は今のところ2千数百ほどだ。(西村圭史)

4079名無しさん:2020/04/17(金) 20:12:16
https://digital.asahi.com/articles/ASN4H7DNGN4HUTFK00L.html?pn=6
批判を気にした与党、唐突な10万円給付案 官邸が当惑
岡村夏樹、木村和規、大久保貴裕

2020年4月15日 23時16分
 自民党の二階俊博幹事長と公明党の山口那津男代表が足並みをそろえて政府に新たな現金給付の実施を求めた。対象を絞った30万円給付が国民の不評を買っており、与党が政府を突き上げた形だ。政府は補正予算成立後に対応を検討する方針だが、給付時期や所得制限の有無など課題も多い。

 一律の現金給付は、もともと与党からの要請が強かった案だったが、政府は慎重だった。首相としてリーマン・ショックの対応に当たった麻生太郎財務相は、経済対策として実施した「定額給付金」(1人あたり1万2千〜2万円)を例に、一律給付は貯金に回るだけで効果がないと反対していた。

 政府内には「金持ちにまで支給する必要はない」(政府高官)との指摘もあり、最終的に「薄く広く配るより、本当に困っている人に手厚く配る方が大事だ」(財務省幹部)として、減収後の月収が一定の条件を満たした人の世帯を対象に現金30万円を給付することになった。

10万円給付、首相「方向性持って検討」 山口氏提案に
与党からも不満噴出
 だが評判は散々だった。対象範囲が狭く、制度が複雑なため、野党だけでなく、自公の若手・中堅議員からも「不十分だ」と不満が噴出した。二階氏や山口氏の発言はそうした不満を反映している。

ここから続き
 現時点では、政府は1次補正予算の成立を待って追加の現金給付の検討に入る方針だが、課題は少なくない。所得制限がなく高額所得者も支給の対象になれば、「バラマキ」との批判は避けられない。官邸幹部は「みんなにばらまくというわけにはいかないだろう」と話す。

 財源の問題もある。補正予算案では緊急経済対策の財源として建設国債と赤字国債を計16・8兆円追加で発行。所得制限次第だが、一律で10万円を給付しようとすれば十数兆円が必要となる見込みだ。赤字国債でまかなうとしても、すでに巨額の借金がのしかかる国の財政がさらに悪化することは避けられない。

 手元に届くまでの期間も見通せない。安倍首相は緊急経済対策を決定した7日の民放の番組で、一律の現金給付を見送った理由を「国民に10万円ずつとの案もあった。これだと(給付に)3カ月かかる」と説明。一度は見送った案を実施することになれば、首相の政策判断の甘さも指摘されることにもなりそうだ。

一律給付、時期や規模に課題
 来週に補正予算案の国会審議入りを控える異例のタイミングで与党が突きつけた10万円給付案。口火を切ったのは自民党の二階俊博幹事長だった。

 14日、党本部で記者団に「速やかに実行に移すよう政府に強力に申し入れる」と、所得制限を設けた上での給付を求める考えを表明。さらに公明党の山口那津男代表は15日、安倍晋三首相に所得制限を設けない「1人10万円」の実現を直談判。記者団に「国民が先が見通せず困っている状況に励ましと連帯のメッセージをしっかりと伝えるべきだ」と語った。

 直近の報道各社の世論調査では、内閣支持率が軒並み落ち込んだ。所得制限を設ける政府の対策への評価は割れ、対策の規模そのものが不十分との声も多い。

 自民党からは、政府が目玉に据える「1世帯30万円」の現金給付が先に公表された直後から「実際にもらえる人は少ない」との異論が相次ぎ、「足りなければ次の経済対策も考えていく必要がある」(鈴木俊一総務会長)との注文が出ていた。

 元々「1人10万円」の給付を求めていた公明党でも、先の経済対策の発表後に中堅・若手らが「国民全員に一律現金給付が王道」(岡本三成衆院議員)と公然と異論を突きつけた。14日の両党の幹事長、国会対策委員長の会談では、公明党側が世論の批判を懸念し、「政権はこのままで大丈夫か」との危機感を伝えたという。

 15日午後、両党の幹事長、政調会長らが夜まで断続的に協議を行った。公明側は、10万円を速やかに給付するため、今回の補正予算案に組み入れるよう要求。自民側は難色を示し協議は持ち越しとなった。

 政府・与党はこれまで大型連休前の予算案成立を見込んでいたが、予算案を組み替えれば遅れは必至だ。協議後、自民の岸田文雄政調会長は記者団に「平行線。引き続き補正予算の準備を進める」と述べるにとどめた。(岡村夏樹、木村和規、大久保貴裕)

一律現金給付の主な課題
・所得制限を設けるのか。設ける場合は線引きをどうするのか

・国民の手元に届く時期はいつか。迅速な給付が可能か

・国の財政負担がさらに増大

・一律給付に慎重だったこれまでの政策との整合性は

4080チバQ:2020/04/17(金) 20:16:30
https://digital.asahi.com/articles/ASN4J76W1N4JUTFK00M.html?pn=9
1人10万円、土壇場の修正「首相のメンツ丸つぶれ」


清宮涼、安倍龍太郎

2020年4月16日 22時30分
 新型コロナウイルスに対する経済対策として政府が打ち出した「減収世帯への30万円給付」が一転、「国民1人10万円の給付」に変わった。世論の不満を受けた与党に押し切られる形で、安倍晋三首相が目玉政策の修正に追い込まれた。提出まぎわの補正予算案を組み替える異例の事態だ。

 異例ずくめの展開だった。

 「スピーディーに、国民の窮状を受け止めて政治判断が必要だ」。16日午前、公明党本部であった党の幹部会合で、山口那津男代表は緊急経済対策を見直す必要を改めて訴えた。その直前に首相と電話で協議して補正予算案の組み替えを求めたことも明らかにし、「結果を見守りたい」と語った。

 同じころ、衆院では週明けに始まる予定だった補正予算案の審議日程などを協議する予算委員会の理事懇談会が、公明が出席を拒んで中止となっていた。「連立を組んでいる党のやることか」。自民内からは、そんな悲鳴が上がった。

 一方、首相は山口氏との協議後、首相官邸で麻生太郎副総理兼財務相に続き、自民党の二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長ら政権幹部と相次いで会談した。政府が経済対策の目玉に据えていた、減収世帯に30万円を給付する案に世論の反発は強く、修正を迫る公明党は一歩も引かない強硬姿勢を示していた。

 首相は公明党の主張をほぼ丸のみし、麻生氏らに予算案の修正を指示。減収世帯への30万円案を主導した岸田氏は会談後、記者団に「首相から調整するよう努力しろと言われた」と、硬い表情で繰り返した。

世間との感覚のズレ? 与党内から不満
 政府と一体となって予算案や法案を国会で成立させる役割を担う与党が、合意した経済対策の中身や予算案の修正を迫るのは極めて異例だ。公明党がそれでも主張を押し通した背景には、支持母体である創価学会内の強い不満があったと同党関係者は話す。

ここから続き
 元々公明党は、1人10万円給付案を政府に求めていた。減収世帯への30万円案が固まった後も、支持者から「もらえる人が少なすぎる」「これでは選挙は戦えない」といった声が寄せられ続けた。そんな中、自民党の二階氏が14日、記者団に対し10万円の給付案について「大変強い要望が集まっている。速やかに実行に移すよう政府に強力に申し上げる」などと表明。公明党はこれを機に、一気に政府への攻勢を強めた。

 自民党内でも16日、10万円給付案を評価する声が相次いだ。党本部であったコロナ対策本部の役員会後、田村憲久本部長は「一律10万円かそれ以上を配ったほうがいいと多くの意見があった」と説明した。若手議員による勉強会では「10万円給付を出来るだけ早く実現することを求めたい」(安藤裕・衆院議員)との要望が出た。

 与党内からは、肝いりの経済対策が土壇場で修正を強いられた首相の求心力低下を指摘する声もじわりと広がる。

 ベテラン議員は、首相が全世帯への配布を決めた「マスク2枚」や、ミュージシャンの星野源さんの楽曲「うちで踊ろう」とともにSNSに投稿した首相の動画なども合わせ、「首相ら政権中枢の世間との感覚のズレが明らかになっている」と指摘。官邸幹部は「30万円給付を推し進めた首相と岸田政調会長のメンツは丸つぶれだ」と話した。(清宮涼、安倍龍太郎)

4081チバQ:2020/04/18(土) 11:22:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdcca3c77c1537391c82b0d6e4ca520e618d0c8c
政策スピード不足 官僚の壁 一律給付に財務省反対
4/18(土) 0:50配信

産経新聞
財務省の庁舎正面=東京都千代田区霞が関(飯田英男撮影)

 安倍晋三首相は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の阻止に向け「国民皆でこの状況を連帯し、乗り越える」と訴えた。2月29日以降、記者会見の回数は5回に上る。だが、都市部を中心に感染者数は増え続け、緊急経済対策に盛り込んだ現金給付では減収世帯への30万円の給付から国民1人当たり現金10万円の一律給付に方針転換するなど迷走を重ねた。首相の思惑とは逆に、政権への批判は強まっている。

 首相官邸の政策決定にスピード感が欠けるのは、前例踏襲を常とする官僚が壁になっているためだ。

 感染の有無を調べるPCR検査について、首相は再三、1日当たりの検査能力の引き上げを指示したが、厚生労働省は軽症者の入院が増えて重症者支援が遅れれば医療崩壊を起こすと難色を示してきた。新型コロナは感染しても軽症か無症状の人が多い。検査ができないままでは、国民の不安が強まるのは当然だ。

 新型コロナ感染症に治療効果が期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の承認手続きやオンライン診療でも、副作用への懸念から、医師免許を持つ幹部職員らが「立ちはだかった」(政府関係者)とされる。

 現金給付をめぐっては、財務省が国民全員を対象にすれば、「大企業や年金生活者など打撃のない人にも配るのは不公平だ」と主張した。官邸は一律給付が膨大な財源を必要とすることも考慮し、対象を減収世帯に限り、1世帯当たり30万円の給付に傾いた。

 だが、首相が要請した全国の小中高校などの休校や外出自粛による在宅勤務で、家庭では食費など想定外の支出がかさんでいる。企業は先行きへの不安から今後の賃上げに慎重になるのは必至だ。消費税率10%も家計の重しになるだろう。首相はこうした国民感情を重視し、緊急事態宣言の対象区域を全国に拡大したのを機に10万円の一律給付に転じた。17日の記者会見で首相は「もっと判断を早くしておけばよかった」と率直に語った。

 「私たちにはもっとできることがある。目の前の現実に立ち向かうだけではなく、未来を変えることだ」。首相は会見でこう協力を呼びかけた。ただ、5月の大型連休を過ぎても感染者数が高止まりし続ければ、首相が要請した国民の努力も巨額の経済対策も水泡に帰する。来年7月に延期した東京五輪・パラリンピックの開催も危ぶまれる。首相は自らの判断が国家の命運を握る覚悟を持ち、果敢に対応すべきだ。(小川真由美)

4082チバQ:2020/04/18(土) 11:28:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/272c5d1d54f95d638db35fb3e3261280912fc5ee
「3月の大分旅行」で安倍昭恵氏のインスタ炎上 首相の説明にも「そこじゃない」
4/17(金) 22:56配信

デイリースポーツ
 安倍昭恵氏

 安倍晋三首相の昭恵夫人が国内で新型コロナウイルス感染が拡大していた3月中旬、大分県を旅行していたと週刊文春が報じて物議を醸している中、更新が2月上旬から止まっている昭恵氏のインスタグラムにも批判のコメントが殺到し、炎上状態になっている。

 昭恵氏のインスタグラムは、2月9日に宮城県気仙沼市の飲食店で「ランチ」をしたとして店舗前で記念撮影した写真が投稿されているのを最後に更新されていない。ところが、この9週間前の無関係な投稿に対しても、「大分旅行」報道があった今月15日以降に続々とコメントが書き込まれている。

 17日夜には「先程の総理の会見も上っ面にしか聞こえなくなってしまいました。反省し誠意を持って国民に謝罪してください」「花見と大分旅行と開いた口が閉じません。見直してください、あなたの行動が民度を下げています」「#赤木さんを忘れない→#安倍さんを忘れたい」「外出控えろって旦那が言ってるよ」などのコメントが書き込まれた。

 週刊文春の記事によると、昭恵氏は3月15日に約50人の団体ツアーと共に大分県宇佐市の宇佐神宮を参拝。ツアーの主催者に「コロナで予定が全部なくなったので、どこかへ行こうと思っていた」と連絡し、参拝のみに合流したという。昭恵氏は3月下旬にも知人らと桜の下での集合写真が報じられており、危機感が薄いと批判が強まっている。

 安倍首相は17日の衆院厚生労働委員会で野党議員の質問に対し、「事前に本人より聞いていた」とし、団体ツアーに参加したのではなく、参拝のみ団体と合流し、それ以外の観光などは行っていないと説明。3月15日は東京都が外出自粛を要請する前であり、問題はないとした。

 首相の釈明について、ツイッターでは「とっくに休校になってますよね、この時期。子供達は健気に家に閉じこもってますよ」「ツアー参加じゃないとか国民が問題にしているのはそこじゃない」などの指摘が続いた。

4083とはずがたり:2020/04/18(土) 21:51:11

岸田氏、メンツ丸つぶれ=肝煎り「30万円」撤回で―新型コロナ経済対策
2020/04/17 20:02時事通信
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200417X608.html

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策として、安倍晋三首相は減収世帯への30万円給付を撤回し、全国民への一律10万円給付を決めた。公明党の主張を全面的に受け入れたためだが、30万円給付を主導した自民党の岸田文雄政調会長のメンツは丸つぶれとなった。今後の「ポスト安倍」レースに向け、求心力低下は避けられそうにない。

 「公明党が言えばひっくり返すというのはどういうことか」。10万円給付を議論する17日の党会合。出席者から不満の声が相次ぐ中、岸田氏は黙って耳を傾けていたという。

 30万円給付をめぐり、岸田氏は政府・与党内調整の最終局面で首相と直談判。政府が検討していた20万円から、10万円の上乗せを勝ち取るなど、存在感を発揮した。しかし、支給の手続きが複雑で条件も厳しかったため、与野党から批判が集中。最後は首相からはしごを外される形で、方針転換を余儀なくされた。

 岸田氏は16日夜、自身のツイッターで「自民党も当初から訴えてきた10万円一律給付を首相が決断した」と主張した。実際、党内にも一律給付を求める声はあったが、最終的な党提言には盛り込まれなかった。このため、党ベテランは「歴史の書き換えだ」と冷ややか。ネット上でも「うそ言わないで」といった批判が殺到した。

 政策責任者として指導力不足を露呈した格好の岸田氏に対し、党内の風当たりは厳しい。閣僚経験者は「党は政府の下請けではない」と酷評。党中堅は「岸田氏も終わりだ」と述べ、将来の首相候補としての力量を疑問視した。

4084チバQ:2020/04/19(日) 15:19:45
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200418X660.html
揺らぐ1強、力学変化=コロナで混迷、安倍政権
2020/04/18 15:02時事通信

 安倍晋三首相が新型コロナウイルス対応に苦戦し、政府の危機対応は混迷を深めている。感染を封じ込める医療対応や、国民生活を守る経済対策は後手に回り、出口は見えないまま。「安倍1強」体制は揺れ、政権内の力学変化もささやかれる。

 「長期戦も予想される中でウイルスとの闘いを乗り切るためには、何よりも国民との一体感が大切だ」。首相は17日の記者会見で、外出自粛など国民の協力を訴えた。同時に、首相官邸が主導した目玉政策の「収入減少世帯への30万円給付」が、公明党の反対によって「国民1人10万円給付」に急きょ変わった「混乱」を認めて陳謝した。

 首相は2012年の政権復帰以来、国政選挙で勝利を重ねて1強体制を築き、危機管理や国会対応に臨んできた。だが、コロナ問題では十分な手を打てていないとの厳しい見方が広がる。医療従事者への高性能マスクなどが不足し、経済対策もスピード感に欠けるためだ。

 背景には、危機対応の要だった菅義偉官房長官が重要政策決定から「外されている」(自民党閣僚経験者)ことや、政府・与党の連携が十分機能していないことがあるとみられる。

 これまでは菅長官が公明党の支持母体である創価学会幹部とのパイプを生かし、同党との調整役を担ってきた。公明党関係者は現金給付をめぐる迷走に「菅長官と学会幹部のパイプは機能していなかった。首相が周辺とだけで決めた結果だ。第1次政権と同じだ」と断じた。

 不評を買う布マスク2枚配布も含め、首相の対応は経済産業省出身の秘書官ら「官邸官僚」が主導。一斉休校など事前に与党への根回しがないケースも目立ち、与党側は不満を強めている。

 自民党内には「秘書官が首相日程を絞り、若手議員はなかなか会えない。首相の感覚がどんどんずれていく。役人だけで物事を決めている」(石破派ベテラン)との不満も。閣僚経験者は「首相は菅長官ではなく、官僚の言うことしか聞かなくなっている」と語った。

 首相にとって、1年延期となった来年の東京五輪・パラリンピックの成功が至上命令。コロナ禍収束に全力を挙げ、経済対策にまい進することで活路につなげたい考えだ。

 しかし、報道各社の世論調査でも内閣支持率は下落傾向にあり、感染収束の先行きが見えない中で、態勢の立て直しは容易ではない。首相の自民党総裁任期は来年9月までだが、同党中堅は「政権末期だ。野党がだらしないことに救われている」と指摘。政府高官は「安倍政権もいよいよ終盤。コロナ収束とともに退陣か衆院解散・総選挙になるだろう」と予想した。

4085チバQ:2020/04/19(日) 15:33:10
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041900122&g=pol
自民党の二階幹事長、通算在職2位に 9月に首位「角栄」越えも
2020年04月19日14時15分


自民党の二階俊博幹事長=3月4日、国会内
自民党の二階俊博幹事長=3月4日、国会内

 自民党の二階俊博幹事長(81)の通算在職日数が22日で1359日となり、森喜朗元首相の記録を抜いて歴代2位となる。今年9月8日まで務めれば、政治の師と仰ぐ田中角栄元首相の最長記録を塗り替える。

 二階氏は、谷垣禎一前幹事長の後任として2016年8月に就任し、相次ぐ国政選挙を勝利に導き、安倍晋三首相を支えている。首相の党総裁4選論を重ねて唱え、7月に東京都知事選を控える小池百合子知事とも良好な関係を維持している。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた10万円の現金給付では、14日に経済対策として政府に求める考えを表明し、政策転換の流れをつくった。

4086チバQ:2020/04/19(日) 15:37:22
独断と迷走の安倍政権 与党内からも「末期の様相」

2020年4月18日 7時30分
 新型コロナウイルスの感染拡大を止めるため、安倍晋三首相は17日の記者会見で改めて全国の国民の協力を求めた。新型コロナ対応では、一度決めた方針や政策を首相自身が覆し、現場の混乱をまねいたケースも目立つ。いま政権内ではなにが起きているのか。

独断が「成功体験」
 「やるべきことは、今まですべてやってきたつもりだ。至らない点はあったとは思うが、これからも全力を尽くして努力していきたい」。首相は記者会見で、16日に指示した補正予算案の組み替えを始めとする新型コロナ対応について、自らの評価を問われてこう答えた。

 閣議決定した補正予算案の国会提出直前の組み替えに限らず、新型コロナ対応では、一度決まった政府方針が、首相の政治判断で覆る例が目立つ。

 はじめはイベント開催をめぐる方針だった。2月25日にまとめた政府の基本方針では、「現時点で全国一律の自粛要請を行うものではない」と明記。だが、その翌日、首相は全国的なスポーツ・文化イベントの2週間の自粛要請を突如、打ち出した。

 学校の臨時休校でも、自治体に判断を委ねると定めた基本方針を2日後に覆し、法的根拠なく、全国一斉の休校要請を出した。首相の側近の萩生田光一文部科学相とも事前に綿密な調整をした形跡はなく、専門家の意見も聴いていないなかでの「独断」だった。

ここから続き
 しかし、官邸内ではこの休校要請は「成功体験」と受け止められた。報道各社の世論調査では休校要請を評価する声が多く、首相自らも17日の記者会見で「全国の一斉休校は、私は判断として正しかったと思っている」と断言した。

 ある政府関係者は、今回の緊急事態宣言の全国拡大と一律10万円の現金給付への変更も、その体験が大きく影響していると解説する。

 「(緊急事態宣言の)対象地域の外に人が流れていくなら、全国に広げた方がいいよ」。政府高官によると、首相は先週後半、宣言の全国拡大を口にしていた。だが、加藤勝信厚生労働相ら多くの関係者が「(都道府県ごとに区域を判断する新型コロナ対応の)法律の立てつけが変わってしまう」などと反対した。

専門家や官僚、蚊帳の外?
 緊急事態宣言をめぐって意見が分かれるなか、降ってわいたのが、現金給付をめぐる自民党の二階俊博幹事長と公明党の巻き返しだった。

 現金給付では、首相の頭にはもともと「全国民に一律10万円」があった。それが「減収し、生活に困る世帯に30万円」となったのは、麻生太郎財務相や財務省の強い反対があったためだ。しかし、財務省の意見を採用した結果、30万円給付は世間から「もらえる人が少ない」「要件が分かりにくい」といった強い批判を呼んだ。

 「批判されているのは、役人の言った通りにした政策ばかりだ。どうせ批判されるなら思った通りにやった方がいい」。政権幹部は首相の心情をこう代弁する。その姿勢は、専門家や政策に精通する各省庁の官僚の知見が政策決定に反映されなくなっていく危険をはらむ。

 首相は16日午前、一律10万円給付と緊急事態宣言の全国拡大を政治決断した。

 そんな首相自身も宣言解除に向けた「出口戦略」が描けているわけではない。首相会見に同席した政府の諮問委員会の尾身茂会長は「感染が仮に下火になってもまったくゼロになるということはありえない」と指摘した。

 そもそも首相が言及した「大型連休中の人の移動」が実際に最小化され、効果が分析できるのは連休後で、官邸幹部の一人は「(解除の時期は)全く分からない」と厳しい見方を示す。大型連休後も住民への外出自粛の要請が続くのか問われた首相も、こう語るしかなかった。「断定的なことを申し上げることはできない」

4087チバQ:2020/04/19(日) 15:37:41

混乱の背景に政権内のパワーバランス変化
 安倍政権の新型コロナ対応をめぐる混乱の背景には、発足当初から政権を支えてきた力学の変容があるとの見方がある。

 従来、政権の危機管理は菅義偉官房長官、杉田和博官房副長官が政官の双方から担ってきた。菅氏は二階俊博幹事長や公明党との間にパイプがあり、杉田氏のもとには各省庁の情報が集まってくる。

 しかし、首相が2月に全国一斉の休校要請を決断した際には、首相の側近である首相補佐官が中心となり、担当する萩生田光一文部科学相だけでなく、菅、杉田両氏も蚊帳の外に置かれた。地域経済への打撃を懸念する両氏は、今回の緊急事態宣言の全国拡大にも慎重姿勢だったが、顧みられることはなかった。

 首相は全世帯への配布を表明した「マスク2枚」に加え、ミュージシャンの星野源さんの楽曲「うちで踊ろう」とともに自宅でくつろぐ動画をSNSに投稿。世間との感覚のズレに批判が相次いだ。マスクは官邸官僚の発案だとされるが、官邸幹部が止めに入ることはなかった。菅氏は記者会見で「ツイッターでは過去最高の35万を超える『いいね』をいただくなど多くの反響がある」と首相をかばうしかなかった。

 報道各社の世論調査では内閣支持率は軒並み下落傾向にある。新型コロナに翻弄(ほんろう)され、迷走する政権には、与党内からも「政権末期の様相だ」との声が漏れるようになった。

 「ポスト安倍」をめぐるレースへの影響は避けられない。世論調査でポスト安倍候補の筆頭にあげられる石破茂・元自民党幹事長に加え、新型コロナ対応をめぐって強気の発言を繰り返す東京都の小池百合子知事が存在感を増す。一方、首相が後継者と目しているとされる岸田文雄政調会長は、自らがまとめた世帯当たりの30万円給付案が、公明党だけでなく身内の自民党からもひっくり返される事態となり、「大きな傷を負った」(自民党ベテラン)とみられている。

4088チバQ:2020/04/19(日) 16:20:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d14063e958c985e654905947817b5026f449e6c
安倍首相、遅すぎる「コロナ対応」のワケ 「ポスト安倍」をめぐり、菅氏との関係が…
4/18(土) 16:56配信

夕刊フジ
安倍首相(左)と、菅長官は「国難」に一致結束して取り組むべきだ

 【ニュースの核心】

 新型コロナウイルスに対する、安倍晋三政権の対応に批判が高まっている。「布マスク2枚の配布」に加えて、遅れた「緊急事態宣言」の発令、緊急経済対策のみすぼらしさ、直近では歌手とのコラボ動画と、いずれも評判が悪い。

 振り返れば、安倍政権の対応は、最初からギクシャクしていた。

 例えば、中国・武漢から邦人を救出したチャーター機の費用1人8万円は当初、本人負担のはずだったのに、途中で政府負担に変えた。

 英国船籍のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、対応した官僚に何人もの感染者を出したうえ、感染の可能性を完全に排除できない乗客の下船と帰宅を認めてしまった。

 中国に対する入国制限は当初、湖北省と浙江省に限定し、中国全土に広げたのは、習近平国家主席の「国賓」訪日延期の発表と同時だった。「中国に遠慮した」とみられても、仕方がない。

 PCR検査は今ごろになって、韓国や米国のような「ドライブスルー方式を検討」と言っている。

 極めつけは、緊急事態宣言の遅れと中身が乏しい経済対策である。各社世論調査によれば、8割前後が「宣言は遅すぎた」と答えている。遅れたのは「経済対策とセットで発表」と考えたからだろう。

 だが、対策の中身を見れば、経済を下支えする「真水」の一般会計歳出は16兆円程度にとどまった。国内総生産(GDP)比で3%だ。米国の対策は真水がGDP比で10%に上っている。3%では、まったく力不足だ。

 なぜ、こんな事態になってしまったのか。

 個別の理由は同じでないとしても、「政権内部の力学変化」と無関係とは思えない。例えば、4月2日付の朝日新聞は「経済官庁出身の官邸官僚」が安倍首相に布マスクを提案した、と報じている。「ハハーン」と思った読者も多いだろう。「危機管理の要」であるはずの菅義偉官房長官が外され、代わりに官邸官僚が仕切り役になっているのだ。

 小中高校への休校要請でも、菅氏や萩生田光一文科相は事前の相談にあずかっていなかった、という。休校要請自体は評価できるが、官房長官を重要な意思決定プロセスから外したのだとすれば、明らかに異例である。

 なぜ、菅氏が遠ざけられたのか。

 それには、「ポスト安倍」をめぐる思惑が背景にある。安倍首相は、自民党の岸田文雄政調会長を後継に推しているが、菅氏は岸田氏に消極的とされる。永田町では「路線の違いが、盤石だった安倍・菅関係にヒビを入れた」という観測がもっぱらだ。

 霞が関ににらみを利かせていた菅氏の存在感が薄くなれば、反動で財務省など官僚の発言権が強くなるのは当然である。その結果、緊急事態宣言が遅れ、経済対策は薄味になってしまった。

 最近の首相動静を見る限り、菅氏は休日も安倍首相との重要会議に出席しており、関係修復の兆しも見える。2月7日発行号の本コラムで書いたが、繰り返そう。

 いまは駆け引きをしている場合ではない。首相官邸は政治休戦して、新型コロナ対策に集中すべきだ。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

4089チバQ:2020/04/19(日) 18:02:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/39c854425acc2765df6067613e67f848e86e5fc8
自民・谷衆院議員が重傷 車がガード突き破り田んぼに転落
4/19(日) 16:58配信

神戸新聞NEXT
谷公一氏=19年3月16日撮影

 19日午後0時40分ごろ、兵庫県養父市八鹿町小佐の県道交差点で乗用車がガードパイプを突き破り、道路脇の田んぼに転落した。兵庫県警養父署によると、助手席に乗っていた自民党の谷公一衆院議員(68)と、運転していた事務所スタッフの男性(65)が病院に搬送された。谷氏は左足の痛みを訴え、重傷のもよう。スタッフの男性も命に別条はないという。

 同署によると、現場は丁字路の交差点で、曲がりきれずにガードパイプに衝突したとみて事故原因を調べている。

4090チバQ:2020/04/20(月) 11:42:54
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200420-00000002-pseven-soci

菅官房長官 安倍首相との関係微妙で「やってられるか」状態か


4/20(月) 7:05配信

NEWS ポストセブン







菅官房長官 安倍首相との関係微妙で「やってられるか」状態か


迷走ぶりに一強が揺らぐ(時事通信フォト)


 非常時には強力な政権基盤を持つ「強い総理」でなければ危機を乗り切ることは難しい。新型コロナ危機にあたって国民は「一強」と呼ばれる安倍晋三・首相のリーダーシップに期待した。


 安倍内閣は大臣を首相のイエスマンで固め、官僚はいちいち指示しなくても総理の意向を忖度して動く。それは平時には批判の対象になるが、危機にはトップの号令一下、政府が一致団結して危機対応に当たる“原動力”になると思われたからだ。
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 ところが、この総理はやることなすこと国民の神経を逆なでしている。466億円の“アベノマスク”に続いて、今度はギターを弾きながら歌うミュージシャン・星野源と、私邸のソファーで愛犬を抱いてくつろぐ自分のコラボ動画をツイッターに投稿し、たちまち「貴族動画」「現代のルイ16世」と批判が殺到した。総理の女房役の菅義偉・官房長官は記者会見で“火消し”に追われた。
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「星野源さんが歌を公開したことに総理が共感をし、今般の配信を行なった。若者に外出を控えてもらいたい旨を訴えるにあたり、SNSでの発信は極めて有効。過去最高の35万を超える『いいね』をいただくなど、大きな反響があり、多くの皆様にメッセージが伝わることを期待している」
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 そう擁護した。
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「いや、あの会見はとても総理を擁護しているようには見えなかったな」
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 自民党ベテランは、菅氏の様子に別の印象を持ったという。
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「菅さんが総理を本気で守るときはもっと高圧的で断定的な言い方をする。加計学園問題では文科省資料を『怪文書みたいなもの』と一刀両断してみせた。それに比べて、今回は役人のメモをボソボソと読み上げただけ。マスクもコラボ動画も安倍側近官僚の入れ知恵といわれており、菅さんは役人を重用する総理と距離を置きたいんじゃないか」
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 これまで菅氏は安倍政権の大黒柱として国の危機管理に手腕を発揮してきた。とくに「初動が早く、指示も的確だった」と官僚に強い印象を残しているのが4年前の熊本地震(2016年4月14日)の対応だ。


 一報を受けると真っ先に官邸に駆けつけ、被害状況の把握と応急対策を指示し、発生から1時間半後には官邸で対策会議を開く準備を整えた。
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 時には総理の“女房役”として耳に痛いことも直言する。昨年秋、萩生田光一・文科相の「身の丈」発言で英語民間試験を導入する大学入試改革に批判が高まると、菅氏は「今からでは間に合わない」という文科省官僚の抵抗を押し切って安倍首相に導入延期を進言し、延期を決断させて批判を封じ込めた。
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 しかし、首相は菅氏が「令和おじさん」として注目されると警戒して次第に遠ざけるようになり、今回のコロナ危機では、菅氏は安倍首相から危機管理の指揮権も情報さえも与えられていない。

4091チバQ:2020/04/20(月) 11:43:20

◆安倍官邸への決別宣言
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 それを物語るのが、安倍首相が全国一斉休校要請を突然発表したとき、休校に慎重だった菅氏が決定を直前まで知らされていなかったことだ。最終判断は発表当日(2月27日)、官房長官がいない席で、首相と今井尚哉・総理補佐官らごく一部の側近だけで決定されたとされる。
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 菅氏自身がその経緯を参院予算委員会でこう説明している。
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「どうするか(首相と)議論した。『最終的には首相のご判断ですよ』とも申し上げた。4〜5日間議論して、首相がその日午後、判断されたと聞いた」
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 全国の小中高校を休校させるには文科省、総務省をはじめ多くの役所が関係する。その重大な決定を行なう会議に、「行政各部の総合調整」を所掌事務とする内閣官房長官が呼ばれないというのは異例中の異例だった。
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 菅氏に近い議員は、それ以上に菅氏が自ら内情を明らかにしたことに驚いたという。
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「菅さんの反対を総理が聞き入れなかったことはこれまでも何度もあったが、そのやりとりを一切言わないのが菅さんの基本姿勢でした。しかし、今回は裏事情を国会で答弁し、しかも自らが“部外者”であったことを隠しもしなかった。安倍官邸との関係が悪化し、国の重要な決定が官房長官抜きで決められることに、“やってられるか”と感じているからでしょう。こんな体制では感染対策は無理だという批判、安倍官邸に対する決別宣言だと感じた」


 官房長官が国政の重要事項に関与できなくなれば、残る仕事は毎日2回の定例会見を行なう“ただのスポークスマン”だ。
.

「君、君たらざれば、臣、臣たらず」
.

 中国の法家の書「管子」にある言葉だ。
.

 政権を支えてきたと自負する菅氏が、安倍首相の仕打ちに屈辱を感じなかったはずがない。菅氏は首相を“支え甲斐がない上司だ”と愛想を尽かした。それからの官房長官会見は精彩がなく、会見でも役人が書いたメモを棒読みするばかりになった。政権を支えるモチベーションを失っていることが傍目に見て取れる。
.

「総理の動画アップについても菅さんが相談を受けていたら止めていたでしょうが、知らされないまま、批判を浴びると会見で説明責任だけ押し付けられた。菅さんは感染対策が一段落した時点で官房長官を辞任する腹を固めているでしょう」(同前)
.

 こうして総理と官房長官が「官邸内別居」の状態になったことが、政府のコロナ対応を迷走させていく。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。
.

「安倍首相は“強いリーダー”像を掲げてはいるが、もともとトップダウン型ではなく、バランス型の総理。政策判断ではブレーンや部下が提案した案のうちどれにするかを選ぶ。その案に役人が反対すれば官僚人事を握る菅官房長官が抵抗をはねのけて実行していくという役割分担だった。だが、決定するのは安倍、実行するのは菅という政権運営の仕組みが崩れ、口うるさい“女房役”がいなくなった安倍首相が自ら危機管理の司令塔になると、政府の方針がコロコロ変わるようになった」
.

 この肝心なときに官邸は機能不全に陥った。
.

※週刊ポスト2020年5月1日号

4092チバQ:2020/04/20(月) 22:11:31
逆ダチョウ倶楽部か・・・
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2004200026.html
全閣僚と自民党国会議員は10万円給付を辞退 二階氏「共感得られる形で」
2020/04/20 20:24産経新聞

全閣僚と自民党国会議員は10万円給付を辞退 二階氏「共感得られる形で」

官邸入りする自民党・二階俊博幹事長=20日、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 安倍晋三首相(自民党総裁)は20日の党役員会で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として行う1人当たり一律10万円の現金給付について、全閣僚が受け取りの辞退を申し合わせたと説明した。一方、党は所属する全国会議員に関し、受け取りの申請を行わない方針を固めた。役員会で、対応が二階俊博幹事長に一任された。

 二階氏は記者会見で「国会議員が受け取るということではなく、できるだけ皆さんの共感が得られるような形で処理したい」と説明。「政治家の寄付禁止と整合させる問題があるが、理解が得られるように努力したい」とも述べた。

 役員会では、出席者から10万円の現金給付について「党として統一した行動をとる必要がある」との意見が出たという。一部の党幹部からはすでに、受け取り辞退を求める声も上がっている。

4093チバQ:2020/04/20(月) 22:12:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2004200024.html
【新型コロナ】「ポスト安倍」明暗…傷ついた岸田氏、菅氏も存在感なく、西村氏の存在感は向上
2020/04/20 19:39産経新聞

 新型コロナウイルスへの対応策をめぐり、自民党の「ポスト安倍」候補の明暗が目立ってきた。政府が20日、閣議決定をやり直した令和2年度補正予算案をめぐる攻防などをひもとくと、各候補の現状もうっすら見えてくる。

 今回、大きく傷ついたのが自民党の岸田文雄政調会長だ。

 補正予算案に盛り込む現金給付の在り方をめぐり、岸田氏は当初、国民への一律給付を主張していた。しかし、財務省や麻生太郎副総理兼財務相らの反対論を考慮し、一度は自民党内の異論を抑え、大幅な減収があった世帯などに絞る案をまとめた。

 岸田氏を有力な後継候補と位置付ける安倍晋三首相も、一時は岸田氏の要請を受け入れる形で、給付額を世帯当たり「20万円」から「30万円」に上積みする配慮をみせた。

 それだけに、補正予算案を7日に閣議決定した後、首相が二階俊博幹事長や公明党のちゃぶ台返しを受け入れ、国民1人当たり一律10万円の現金給付へと方針転換したのは「ダメージが大きい」(岸田氏周辺)。自民党の政策立案の責任者として、今後も求心力を維持できるか、正念場を迎えている。

 一方、菅義偉官房長官は全国の小中高校への休校要請で最終決定に関与せず「首相との間にすきま風が吹いたか」と揶揄(やゆ)された。ただ、首相が布製マスク2枚の配布を決めた際や、シンガーソングライターの星野源さんとのコラボ動画投稿で批判が集まったときには、記者会見で手堅く首相をフォローするなど、政権運営に携わる姿勢は以前と変わっていない。

 しかし、政策面ではもっぱら各省庁間の調整役に特化し、中核となって具体策を練り上げるような動きは見られない。現金給付の攻防に深く関わった岸田氏らにくらべると、存在感がかすんでいる印象を受ける。

 「ポスト安倍」候補として存在感を高めたのは、経済と新型コロナの両方の対策を担った西村康稔経済再生担当相だ。緊急事態宣言の発令を早くから首相に進言し、休業要請をめぐる協議では小池百合子東京都知事と渡り合った。

 西村氏は、「地方創生臨時交付金」を都道府県知事が休業要請に応じた事業者に支給する「協力金」の財源として活用できるように調整した。官僚側は「休むだけで一律に交付するのは、地方創生になじまない」などと消極的だったが、西村氏は先週後半、北村誠吾地方創生担当相と交渉し、実現にこぎつけた。

 同じ閣僚でも、茂木敏充外相は、感染拡大に伴い各国が講じる入国拒否などにより、見せ場となる外交活動が制約されて苦しんでいる。

 3月にロシアのラブロフ外相を迎え、日露間の最大の課題である平和条約締結交渉を前進させる考えだったが、来日日程はいまだ見えていない。世界貿易機関(WTO)改革の方向性を打ち出すべく出席を模索した6月のカザフスタンでのWTO閣僚会議も中止が決まった。

 ただ、海外に残る邦人の帰国をめぐっては自ら各国の外相らに掛け合い、帰国手段の道筋をつけるなど、指導力を発揮している。

 各候補が悲喜こもごもの動きを見せる中、政府や党の要職にない石破茂元幹事長への支持は高まっている。11、12両日に行った産経新聞社とFNNの合同世論調査では、次の首相にふさわしい政治家として、石破氏が20・2%の支持を集め、2カ月ぶりにトップに立った。

 最近の石破氏は、首相への批判は抑え、対応策をメディアなどで発信することに努めている。17日付のブログでは「早急に為(な)すべきこと」として「重症患者の急増による医療崩壊の回避」など7項目を提言した。

4094チバQ:2020/04/21(火) 11:55:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00134361-fnnprimev-pol

「全国民に10万円」めぐる自公連立21年目の大喧嘩!安倍×山口×二階・岸田…緊迫48時間の舞台裏


4/21(火) 11:30配信

FNN.jpプライムオンライン







「全国民に10万円」めぐる自公連立21年目の大喧嘩!安倍×山口×二階・岸田…緊迫48時間の舞台裏


FNNプライムオンライン


「減収世帯へ30万円」から一転「すべての国民へ10万円」なぜ急転

4月16日夜、安倍首相は首相官邸で行われた新型コロナウイルス対策会議の場で、特措法に基づく緊急事態宣言の対象区域をこれまでの7都府県から全国に拡大すると発表した。そしてそれに伴う緊急経済対策として次のように述べた。

【画像】全国民一律10万円給付に転換の背景

「全国すべての国民の皆様を対象に、一律1人あたり10万円の給付を行う方向で、与党において再検討を行っていただくことと致します」

すべての国民に10万円ずつ現金を配るというのだ。しかし、経済対策としての現金給付に関しては、『収入が減少した世帯を対象とした30万円の現金給付』が既に7日に閣議決定され、実行に向けた補正予算案の編成が大詰めを迎えていた。「減収世帯」から「すべての国民」への対象変更。緊急経済対策の最大の目玉とも言える現金給付をめぐるこの大転換の陰で、いったい何が起きていたのか。舞台裏では安倍首相、自民党の二階幹事長、岸田政調会長、そして山口代表率いる公明党との間での凄まじい暗闘が繰り広げられていた。
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発端は自民党・二階幹事長の「一律10万円現金給付」発言

すべての発端は、一律10万円の給付表明の2日前、14日の午後5時半頃に遡る。自民党の二階幹事長が緊急記者会見を開き、冒頭に次のように切り出した。

「経済対策では、一律10万円の現金給付を求める等の切実な声があります。できることは速やかに実行に移せるように、自民党としての責任を果たしてまいりたい」

政府が目指す「一世帯30万円の現金給付」の後に、さらに「一律10万円の現金給付」が必要だと突然ぶち上げたのだ。二階氏は、その理由を、新型コロナウイルス感染症が日本経済や家計に大きな打撃を与えている現状をあげた上で、「国民に安心の気持ちを持ってもらうため」だと強調した。

この背景について政府関係者は、「自民党の若手を中心に、一世帯30万円の給付の仕方に不満がたまっていた」と説明しており、政府内でも「一律給付の方がスッキリして早い」と呼応する声もあるとした。さらに、自民党関係者も「これで党の存在感を示すことが出来る」とのその狙いを語った。

しかしこの発言は、「見切り発車だ」との指摘も聞かれた。党内から「聞いていない」「補正予算が成立する前に、追加の現金給付の話を持ち出すと混乱する」などと懸念の声も噴出した。また実際に経済対策を担う官邸関係者に話を聞いても「二階幹事長の提案は報道で知った、何もわからない」と漏らしていた。まさに二階氏の独断だったようだ。

そして、この二階氏の発言に大きな衝撃を受けたのが公明党だった。

怒り心頭の公明党…“蚊帳の外”からの逆襲

実は、現金給付を巡っては、公明党はすでに3月の時点で、「すべての国民に一律10万円の現金給付」を提言していたのだ。しかし、今月3日、自民党の岸田政調会長と安倍首相との会談で「収入が減少した世帯を対象とした30万円の現金給付」が一気に決まった。

しかも、当日朝に支給額は1世帯20万円との情報が流れた中で、1世帯30万円に増額した形となったこの決定について、ある幹部は「総理は岸田さんに花を持たせたかったのだろう」と、安倍首相が後継候補として考えている岸田氏の見せ場を作る演出だとの見方を示した。

一方で、主張が退けられる格好となった公明党には動揺が走った。党内からは「給付の基準がわかりづらい」「国民の期待に応えられていない」などの異論が噴出。それに加えて、一部の幹部からは「与党なのに意思決定のプロセスに関われていない」「公明党は蚊帳の外だ」などと、党の存在感を示せていないことについて執行部への不満の声が聞かれた。

それでも何とか与党としての足並みを揃えるべく、「一世帯30万円の現金給付」で党内をまとめた矢先の二階氏の10万円支給発言だった。

公明党内では「一律10万円の現金給付は公明党が先に主張していたことだ」として、一気に不満が爆発した。公明党にしてみれば、自民党によって諦めさせられた自分たちの提案を、今度は自民党が自らの手柄にしようとしたと映っても仕方がない状況であり、支持者の不満を抑えるためにも一人10万円給付を自らの手で直ちに実現する必要性に迫られた。

4095チバQ:2020/04/21(火) 11:55:36
山口代表が直談判、一律10万円支給を要求

翌15日午前、山口代表は急きょ首相官邸を訪れ、安倍首相との与党党首会談を行った。そして会談終了後、次のように述べ「一律10万円の現金給付」を安倍首相に迫ったことを明かした。

「先が見通せず困っている状況に、連帯のメッセージをしっかり伝えるべきだ」

これに対して安倍首相も「方向性を持って検討する」と一定の理解を示したという。山口氏は「総理に決断を促した。総理には積極的に受け止めて頂いたものと理解している」と強調し、一律10万円の現金給付実現への手ごたえを語った。

加えて、前日の二階発言について問われた山口氏は、「二階さんがどういう意図でお話になったのか伺っていない。公明党は独自に今日、総理に要望した」とあくまで公明党独自の提言であるとし、二階氏の発言は全くの別物だと強調してみせた。


与党決裂!?の声も…岸田氏肝いり「減収世帯に30万円」撤回巡る自民・公明の攻防

この会談を受けて午後4時、自民・公明両党の幹事長、政調会長が出席しての緊急会合が国会内で開かれた。自民党側は二階氏・岸田氏が顔をそろえた。議題は、一律10万円支給のタイミングと、収入減少世帯への30万円給付の扱いだった。

公明党はスピードを重視して、「一世帯30万円の現金給付を取りやめた上で、一律一人10万円給付の速やかな実施」を主張し、閣議決定目前の補正予算案を組み替えるよう求めた。対する自民党はというと岸田氏肝いりの収入減少世帯への30万円給付を取り下げるわけにはいかない。そこで「一世帯30万円の現金給付を行ったあとに追加として一人10万円給付を実施する」として、一律給付を否定はしないものの、混乱を避けるためにもまずは決定事項である減収世帯への給付を優先すべきだとした。

主張は真っ向から対立し、会談は断続的に4時間以上続いた。そして終了後、足早に部屋をあとにした公明党幹部に対して、自民党幹部は一向に部屋から出てくる様子がなかった。この様子に「与党決裂か!」との声も聞こえ始める中、自民党の岸田政調会長が報道陣の前に姿を現し、次のように述べた。

「結論としましては平行線でありました。よって引き続き補正予算の準備は続けていくということになります。今日は以上です」

一見、協議継続ともとれる内容の発言だが、補正予算の準備を続けていくということは、これまで通りの減収世帯案を目指すということに変わりなく、すなわち公明党の案には応じられないとの姿勢を岸田氏は示したのだ。自民党関係者からは「岸田さんが何とか守り抜いた」との安堵の声が漏れた。しかし、公明党の覚悟の度は自民党の想像を遙かに超えていた。
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山口氏が安倍首相に伝えた覚悟…予算案組み替え決まる

翌16日朝、状況は一変する。動いたのは、再び公明党の山口那津男代表だった。山口氏は安倍首相に電話し「政治決断が必要だ」と迫った。このとき、山口氏はこの一律10万円給付が直ちに実現しなければ補正予算案に賛成できないとの強い覚悟を示したとされる。与党である公明党が予算案に賛成できないとなれば、連立の根底を覆す事態となる。これに安倍首相は「検討する」と応じたという。そして安倍首相は、まず麻生財務大臣と、続いて自民党の二階幹事長と岸田政調会長らと首相官邸へと相次いで面会した。

麻生氏はこれまで一律の現金給付には、自らが首相だった際の定額給付金を教訓に、「貯蓄に回ってしまい経済効果が薄い」などと一貫して否定的だったが、「党で話し合って決めてくれるのであれば」と補正予算案組み替えを容認した。

そして、二階氏と岸田氏は首相との面会後、並んで記者団の前に立ち、堅い表情の岸田氏は「引き続き調整の努力をするように安倍首相から指示された」とだけ、言葉少なに語った。

この後ほどなくして安倍首相から10万円の現金給付へ向けた「補正予算案の組み替え」の指示が出されたという。そして夕方には安倍首相から山口氏へ「所得制限をつけない」形での10万円の現金給付実施の意向が伝えられた。安倍首相が自らの決定を覆し公明党の主張を丸呑みすることが決定した瞬間だった。

4096チバQ:2020/04/21(火) 11:55:52

与党内闘争に「こんな時に恥ずかしい」と身内からはため息も

自民党幹事長の一言に端を発し、ついには公明党代表が首相に進退をかけ直談判するまでに至った今回の「現金給付」めぐる与党内攻防。ある自民党関係者はこの稀にみる展開を振り返り、とにかく公明党は「一律10万円の現金給付の一点張りだった」「公明党の本気を感じた」という。

しかし、ここまで両党の主張がこじれた原因の根底には、自民党と公明党という2つの政党間の意地やプライドといった極めて内向きの理由が存在する。ある関係者は「こんな時に身内でやりあって恥ずかしい」とため息交じりにこぼしたほどだ。また、安倍一強・官邸主導と言われて久しい中で、これほど与党が安倍官邸を揺さぶり、政権の方針を変えさせたことは第二次安倍政権下ではなかった。今回のことをきっかけに政府与党内にパワーバランスの変化が生じる可能性もある。

新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の国難に対して、まさに国をあげての正念場だと言われる中、今回の「現給給付」をめぐる一連の動きが真に国民に向き合った結果の行動だったかは疑問が残る部分もある。政府与党には、すべての国民に10万円の現金を配ることが「政策」ではなく「政局」だったと言われないだけの丁寧な説明が今後求められる。

(フジテレビ政治部)
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福井 慶仁

4097チバQ:2020/04/22(水) 21:56:47
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200422/dom2004220003-n1.html
心もとない岸田氏、評論家みたいな石破氏…コロナ対応で混乱“ポスト安倍”戦線に異変あり!? 「一律10万円給付」で男をあげたのは… (1/2ページ)
2020.4.22
 安倍晋三政権が、新型コロナウイルスをめぐる対応で混乱した。国民生活を守る経済対策では、閣議決定した「減収世帯への30万円給付」が撤回され、「国民1人当たり一律10万円給付」になった。一連の過程で「ポスト安倍」候補の誰が評価を上げ、逆に下げたのか。政治評論家の小林吉弥氏が論評した。

 「自民党も当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施することを総理が決断した」

 岸田文雄政調会長は急転直下で、政府・与党の国民給付の方針が変わった16日、自らのツイッターでこう発信した。

 岸田氏は「減収世帯への30万円支給」で党内の意見集約に奔走し、存在感を示した。だが、お蔵入りになり、ツイッターには《うそ言わないで》などと批判が殺到した。

 小林氏は「岸田氏は心もとない。『この国難で、自民党はカネは出すぞ!』と、大胆な政策を発信すべき立場なのに、男を下げた。風当たりも強くなるだろう。ただ、党内派閥の力学を考えれば、最有力候補に変わりはない」と分析する。

 菅義偉官房長官は、側近の河井克行前法相夫妻をめぐる選挙違反事件もあってか、最近、存在感が薄い。

 小林氏は「今回の給付策の意思決定では外されていたようだ。一連の事件が逆風となった。『ポスト安倍』としてはどうか…」と指摘する。

 石破茂元幹事長は17日、自らのブログに「ここ数日の動きを見ると、混迷・混乱の度が高まっているように思えて心配だ」と、まるで評論家のように書き込んだ。

 ただ、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の直近の世論調査(11〜12日)では、「次の首相にふさわしい政治家は?」の質問で1位になった。

 小林氏は「石破氏はいま、下手に前に出ないのが得策と考えているようだ。新型コロナウイルスの感染が拡大する現状への不満が、相対的に評価を上げている可能性がある」と語る。

 「ポスト安倍」では、河野太郎防衛相らの名前も挙がるが、小林氏は「唐突感がある」と語るにとどめた。

 安倍首相の党総裁としての任期が来年9月に迫るなか、誰が「ポスト安倍」にふさわしいのか。

 小林氏は「『ポスト安倍』の争点は、コロナ禍からの日本をどう立て直すかだ。誰がやるにも、未曽有の重責を背負っての船出で、相当の腕力がいる。簡単ではない」と語っている。

4098チバQ:2020/04/22(水) 22:01:05
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200422/dom2004220003-n1.html
心もとない岸田氏、評論家みたいな石破氏…コロナ対応で混乱“ポスト安倍”戦線に異変あり!? 「一律10万円給付」で男をあげたのは… (1/2ページ)
2020.4.22
 安倍晋三政権が、新型コロナウイルスをめぐる対応で混乱した。国民生活を守る経済対策では、閣議決定した「減収世帯への30万円給付」が撤回され、「国民1人当たり一律10万円給付」になった。一連の過程で「ポスト安倍」候補の誰が評価を上げ、逆に下げたのか。政治評論家の小林吉弥氏が論評した。

 「自民党も当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施することを総理が決断した」

 岸田文雄政調会長は急転直下で、政府・与党の国民給付の方針が変わった16日、自らのツイッターでこう発信した。

 岸田氏は「減収世帯への30万円支給」で党内の意見集約に奔走し、存在感を示した。だが、お蔵入りになり、ツイッターには《うそ言わないで》などと批判が殺到した。

 小林氏は「岸田氏は心もとない。『この国難で、自民党はカネは出すぞ!』と、大胆な政策を発信すべき立場なのに、男を下げた。風当たりも強くなるだろう。ただ、党内派閥の力学を考えれば、最有力候補に変わりはない」と分析する。

 菅義偉官房長官は、側近の河井克行前法相夫妻をめぐる選挙違反事件もあってか、最近、存在感が薄い。

 小林氏は「今回の給付策の意思決定では外されていたようだ。一連の事件が逆風となった。『ポスト安倍』としてはどうか…」と指摘する。

 石破茂元幹事長は17日、自らのブログに「ここ数日の動きを見ると、混迷・混乱の度が高まっているように思えて心配だ」と、まるで評論家のように書き込んだ。



 ただ、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の直近の世論調査(11〜12日)では、「次の首相にふさわしい政治家は?」の質問で1位になった。

 小林氏は「石破氏はいま、下手に前に出ないのが得策と考えているようだ。新型コロナウイルスの感染が拡大する現状への不満が、相対的に評価を上げている可能性がある」と語る。

 「ポスト安倍」では、河野太郎防衛相らの名前も挙がるが、小林氏は「唐突感がある」と語るにとどめた。

 安倍首相の党総裁としての任期が来年9月に迫るなか、誰が「ポスト安倍」にふさわしいのか。

 小林氏は「『ポスト安倍』の争点は、コロナ禍からの日本をどう立て直すかだ。誰がやるにも、未曽有の重責を背負っての船出で、相当の腕力がいる。簡単ではない」と語っている。

4099チバQ:2020/04/23(木) 13:31:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000561-san-pol

自民・二階幹事長、在職歴代2位に 衰えぬ影響力、軋轢も


4/22(水) 19:02配信

産経新聞







自民・二階幹事長、在職歴代2位に 衰えぬ影響力、軋轢も


自民党・二階俊博幹事長(春名中撮影)


 自民党の二階俊博幹事長(81)の通算在職日数が22日、1359日となり、森喜朗元首相を抜いて歴代2位となった。9月8日まで務めれば「政治の師」と仰ぐ田中角栄元首相を抜いて最長となる。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策では「10万円給付」実現へのきっかけをつくった二階氏。その政治力は党内の多くの議員を引きつける一方、軋轢(あつれき)も生んでいる。(広池慶一)

 「多くの皆さんのご意見を吸収して、円満に運営していくことが大事だ」

 20日の記者会見で歴代2位の感想を問われた二階氏はこう答えた。政府が減収世帯などへの30万円給付から一律10万円給付へと方針転換したことには「自民党は国民の声に寄り添いながら政治を運営している」と語った。菅義偉(すが・よしひで)官房長官は22日の記者会見で「政府にとっては極めて頼もしい幹事長だ」と持ち上げた。

 10万円給付をめぐっては、党内でも実現を求める声が根強かったが、財務省が激しく抵抗。岸田文雄政調会長が安倍晋三首相と30万円給付で合意した後に開かれた6日の政調全体会議では、給付対象が絞られたことに反対論が噴出した。

 党関係者によると、この頃、30万円給付について連日、1千件を超える苦情が党本部に殺到した。こうした状況を踏まえ、二階氏は14日、記者団に「一律10万円の現金給付を求める切実な声がある」と発言。これに公明党が乗る形で首相に方針転換を決断させた。

 「30万円給付」への不満の高まりと比例するように、二階氏の政治力に頼る動きが増えた。

 10日には世論の動向を気にした衆院当選3回の若手が歳費削減を求める提言への賛同者を募り二階氏に提出。二階氏も前向きに応じ、歳費を1年間、2割削減する与野党合意の流れを作った。

 また、医師資格を持つ冨岡勉政調副会長らは15日、新たな新型コロナ関連対策本部の設置を二階氏に要望。快諾した二階氏は党本部での看板掛けで「対策の先頭に立っていただきたい」と激励した。

 ただ、こうした動きは岸田氏らの神経を逆なでしている。「30万円給付」ではしごを外される形になった上、政調のもとに設けられているのとは別の新型コロナ関連対策本部が頭越しに設置されたためだ。岸田氏は周囲に「政調と違う動きをしたら許さん」と語るなど警戒を強める。政府・与党は追加の経済対策も検討しているが、幹事長室と政調会長室の綱引きは続きそうだ。

4100チバQ:2020/04/23(木) 13:32:46
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200419-00000014-sasahi-pol

現金給付「二階幹事長の乱」に敗れた岸田文雄政調会長 ポスト安倍が遠のく…〈週刊朝日〉


4/19(日) 18:43配信

AERA dot.







現金給付「二階幹事長の乱」に敗れた岸田文雄政調会長 ポスト安倍が遠のく…〈週刊朝日〉


安倍首相に提言をした岸田政調会長(C)朝日新聞社


 新型コロナウイルス対策で安倍官邸と与党のスッタモンダの挙句、「減収世帯に30万円」から「国民1人当たり10万円」に変更された国民への現金給付。

 安倍晋三首相の意をくみ「減収世帯に30万円」で自民党内の意見集約に奔走した岸田文雄・政調会長の株が暴落している。

「これで首相の椅子は遠のいたね……」

 こう肩を落とすのは、自民党の岸田派所属の国会議員だ。4月3日、首相官邸で安倍首相と会談した岸田氏は当初、収入が減った世帯に20万円だった政府案を30万円に上積みするよう安倍首相に直談判。

「ご了解いただいた」と誇らしげに記者団に語っていたものだった。

 しかし、公明党と組み、突然「1人当たり10万円給付」を要求した二階俊博幹事長の発言で風向きが一変。30万円給付案はお蔵入りとなり、岸田氏のメンツは丸つぶれとなった。

「ポスト安倍と言われつつ、知名度がイマイチな岸田氏に30万円給付をまとめさせることで、華をもたせてあげようという思いが安倍首相にはあった。それなのに二階幹事長から強烈なパンチをもらってしまった…」(自民党のベテラン議員)

 安倍首相の自民党総裁として任期は来年9月、衆議院の任期は来年10月までとなる。すでに自民党総裁3選の安倍首相はそろそろ「後継」の品定めをする時期だ。

 戦後最長の在任期間を誇る安倍首相だが、森友、加計問題など大きなピンチがあり、それをしのいで支え続けたのが、盟友の麻生太郎財務相だ。

「安倍首相は政策を引き継いでくれ、かつ自身の派閥・清和会や麻生派(志公会)が支援できる人物に後継を託したいと思っている。清和会は現在97人。麻生派は55人。そこに、岸田派46人が加われば、ほぼ大勢が決する。麻生派と岸田派はもともと同門の宏池会。麻生氏も岸田氏なら反対はしないので、三者の思惑が一致している。最有力候補に岸田氏が躍り出るはずだったのに…」(前出・岸田派所属の国会議員)

 だが、そんな動きの蚊帳の外にされた二階幹事長が公明党とタッグを組み、猛烈に巻き返し、「1人当たり10万円給付」を安倍首相にねじ込み、急転直下で認めさせた。

 岸田氏は同17日、「1人当たり10万円」を一律給付に転じた経緯を党会合で説明したが、「公明党から言われて転換したのか」など厳しい声が相次いだ。

 岸田氏の地元は、河井克行前法相夫妻の公職選挙法違反事件で揺れる広島だ。地元ではかねてから岸田氏への次期首相待望論が高い一方、知名度やキャラクターを不安視する声もあった。

「河井夫妻の公職選挙法違反事件で、岸田氏にも近い広島県議、市議らが広島地検から事情を聞かれるなど、地元はひっくり返っている。30万円給付の手柄で地元の空気も変わると思っていたが、ダメになって『やっぱり岸田先生じゃいけんのかのう』というガッカリした声が聞かれる」(自民党の広島県議)

 そんな声を気にしてか、岸田氏は自身のTwitterで30万円給付案がひっくり返されたにもかかわらず、<皆様の暮らしを守るために、自民党としても当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施することを総理が決断しました>とつぶやいているのである。

 前出の広島県議がこう言う。

「ポスト安倍と言われながら、それだけの器があるのかと心配されていた。岸田氏が地元に帰ってくると、『この選挙区でオレに勝てそうな候補者が出てくるか』と決まって聞くそうです。会議に参加している秘書らが『先生の相手になる者は誰もいません』と言うと、嬉しそうに笑うといいます。衆院広島1区は8回連続で岸田氏が圧勝ですよ。首相を狙うには、あまりに器が小さいと危惧されています」

 ポスト安倍の最有力とみられていた岸田氏が一歩後退となるとポスト安倍レースは混沌とする。

「岸田氏は今回の失態で脱落まではいかないが、求心力はかなり落ちたね。今、安倍首相が後継候補と考えているのは、河野太郎防衛相(麻生派)、茂木敏充外相(竹下派)、加藤勝信厚労相(竹下派)。ただ、年代的に少し若いので、つなぎ役として自民党の鈴木俊一総務会長(麻生派)も適任ではとの声が聞こえますね。お父さんは鈴木善幸元首相で麻生氏とは身内ですしね」(前出・自民党のベテラン議員)

 岸田氏は巻き返せるか。(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

4101チバQ:2020/04/26(日) 00:25:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcaa0141fb52090ca52983fbeecff7be117e6cd9
馳浩氏が少女団体のセクハラ抗議に謝罪「意識に残ってないが、事実ならば大変申し訳ない」
4/25(土) 22:20配信

スポーツ報知
馳浩氏

 自民党の馳浩元文部科学相(58)が、虐待などの被害を受けた10代の女性らを支援する団体を視察した際に、セクハラ行為などがあったと抗議された問題で、馳氏は25日、自身のホームページに「いきなり大勢の男性が若年少女支援の現場に参集した事に多大な不安感と不愉快な思いをさせた事となり、おわびします」との謝罪文を掲載した。

【写真】陳情を受ける馳浩議員

 馳氏は22日、議員や秘書ら十数人で、虐待や性暴力の被害に遭った10代女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」が行う「移動式カフェ」の活動を視察。その際、カフェ設営の作業中に、10代少女の後ろを通った馳氏が、「ちょっとどいて」と言いながら少女の腰を左右から触ったなどといった抗議文を、同団体が24日にツイッターに公開し騒ぎとなっていた。

 セクハラ行為に関し、馳氏は「ご指摘のように、移動の際に後ろを通って、『ちょっとどいて』と言いながら腰に手を当てたかどうかは、全く意識に残っておりません」としながらも、続けて「しかしながら、それが事実ならば大変申し訳ない事であり、心より深くお詫び申し上げます。」と同ホームページで謝罪した。

4102チバQ:2020/04/28(火) 11:58:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200428-00623661-shincho-pol

コロナ「10万円給付」の舞台裏 グラつく公明党に「二階幹事長」の助け舟


4/28(火) 5:58配信

デイリー新潮







コロナ「10万円給付」の舞台裏 グラつく公明党に「二階幹事長」の助け舟


二階俊博幹事長


 急転直下、新型コロナウイルスに対する経済対策が、減収世帯への30万円給付から1人10万円の一律給付へと変わったのは、今月15日のことだった

【写真】聖教新聞の配達を読売新聞が担当することになったワケとは
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 この日午前中、公明党の山口那津男代表が安倍総理に官邸で直談判。山口氏は“連立離脱もあり得る”と啖呵を切り、ついに“下駄の雪”の汚名返上かと映った。ところが、

「公明の面目躍如と言うには出来すぎていますよ」

 と、自民党の中堅議員。

「山口さんが官邸で総理と膝詰めをする前日、二階さんが自身の囲みでシレっと“1人10万円の一律給付をすべきだ”と声を上げた。これを引き金に公明が反撃の狼煙(のろし)を上げたと報じられていますが、党内には出来レースとみるムキも」

 一体どういうことか。

「二階さんは“一律10万円”を打ち出しはしたが、所得制限を設け、30万円給付に続く追加対策であることを条件としていました。一方、公明党の方は“ただちに”“全員に”であり、結果的に二階さんの発言が“公明の勝ち”という形を際立たせることになった」

 そんな強いアピールが必要なほど、公明党の足元はグラついているという。

「実は、支持母体の創価学会はもう2カ月も前から全国の会館で集会を開けていません。ちょうど2カ月ほど前、韓国・大邱の新興宗教でクラスターが発生しましたが、学会の上層部はこの轍を踏むことを異様に警戒しているのです。公明党の選挙は各地区での集会が命ですから、現状では勝負にならず、学会員たちを喜ばせる“バラマキ”が必須かつ死活問題だった」

 またも公明―学会の“身内の都合”で政策と国費がもてあそばれたわけだ。

「週刊新潮」2020年4月30日号 掲載

4103チバQ:2020/04/30(木) 15:09:09
536 :チバQ :2020/04/30(木) 14:56:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020043000714&g=pol
深沢氏が岸田派入会 自民
2020年04月30日14時29分


 自民党岸田派は30日の例会で、先の衆院静岡4区補欠選挙で初当選した深沢陽一氏の入会を了承した。同派の所属議員は47人となり、二階派と並び党内第4派閥となった。

4104チバQ:2020/04/30(木) 15:22:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/db88c4bc3e96549e52ab17bae1aa6c52eb3a5a72
コロナ禍で揺れる安倍官邸 危うい「菅官房長官外し」と「今井補佐官の独壇場」
4/30(木) 6:34配信

デイリー新潮
菅官房長官

 新型コロナウイルスの危機管理対応で迷走する安倍晋三政権。緊急経済対策を出すその前後の重要な局面。私の取材で官邸のキーマンの名前が2度も出てきた。今井尚哉首相補佐官兼秘書官だ。

 緊急経済対策は事業規模で108兆円(その後117兆円に修正)だったが、安倍首相に近く閣僚経験もある与党ベテラン議員が官邸の様子をこう明かした。

「108兆円には条件付きの1世帯30万円の現金支給も入っていて評判は散々だったが、方向性を決めたメンバーは4人だった。それは安倍首相、麻生太郎財務相、財務官僚、そして、今井氏だ。この4人が官邸に集まって最終的にすり合わせたようだ」

 また、3月中旬、自民党若手議員勉強会のメンバーが「消費税減税」「中小企業への全額補償」など大胆な独自の政策をまとめ、安倍首相に直接手渡したいと官邸に申し入れた。するとしばらくして、新型コロナ担当大臣の西村康稔経済再生担当相から若手議員のところに連絡があったという。

「安倍首相には直接会えない。今井さんの判断だ。私が会ってみなさんの提案について話を聞く」

 結局彼らは西村氏に政策を手渡したのだった。

 なぜ会わせなかったのか。「緊急経済対策を取りまとめようとしていたまさにさ中で、若手の要望を首相が直接受け止めるとそれが世論を喚起し、まとめようとしている中身に影響すると困るというのが今井氏の判断」(西村氏周辺)

 その緊急経済対策は4月7日に出された。そもそもこの対策は、新型コロナ感染で7都府県に最初の緊急事態宣言を出す大きな節目に、安心材料として同時に打ち出す大型の対策という意味があった。極めて重要で予算総額や内容は安倍政権の危機管理の勝負どころでもあった。その主導的な立場だったのが何度もその名前が出た今井氏であったのは明らかだ。

 これまで安倍内閣は別名“経産省内閣”とも言われてきた。今井氏は経産省出身。政権の看板も1億総活躍など生産性をメインにしたものばかり。本来政権運営では財布を握っている財務省が発言力を持っているのだが経産省優位の構図だった。ところが、今回の経済対策は、本来は対立関係にある経産省系譜の今井氏と財務省は歩調を合わせたという。首相への面会を拒否された自民党若手議員が言う。

「108兆円というが、社会保険の猶予や昨年の補正予算の残りなどがカウントされ真水は20兆円行かない。現金給付も30万円と大きく見せているが条件を付けて結果的に抑えるというのはいかにも財務省的。今井さんも官僚出身だからその辺のノウハウは同じ。しかも、いま新型コロナの陰に隠れているが、森友問題で自殺した職員の遺族が訴えを起こした。今後の裁判で安倍首相は財務省にまた守ってもらうことになる。今井さんが経済対策で財務省の声を聞き入れたのはそんな背景があると思う」

 一方でこの30万円は、与党である自民党と公明党に火をつけた。官邸主導に甘んじてきた与党だが、「二階幹事長も公明党も、今井氏主導の中身に怒った」(二階派幹部)のである。二階幹事長が一律10万円の給付を政府に申し入れることを発表。続いて連立を組む公明党も声を上げ所得制限なしで一律10万円を主張。山口那津男代表は官邸に乗り込んだ。安倍首相も、布マスク配布や星野源とのコラボ動画などで支持率も下がってきていたことからこれに乗ったのである。そう言えば、マスクも動画も「今井氏のお墨付き」(前出若手)とされる。今井氏の打った手は悉く世論の批判の対象になってしまったということだ。前出二階氏幹部は「今井氏の新型コロナでの失策は1年半以内に(任期が切れて)必ず来る選挙にももろに影響する。与党としてどんどん動いて官邸にモノを言う。自民党vs今井だ」と話す。

 このように経済対策は一見今井氏と財務省の完全な敗北だがもちろん黙っているはずはない。自民党ベテラン議員がこんな見方をした。

4105チバQ:2020/04/30(木) 15:22:39
「今井氏や財務省は、30万円政策は失敗ではなかったという大義を作った。それが安倍首相が突然全国一斉に出した緊急事態宣言ではないか。つまりこれからはすべての国民に外出自粛をお願いすることになる。だから国民一人一人に一律10万円給付することに政策が変わっただけだと。全国には感染者が少ない県などもあるのになぜ一斉に出したのか疑問の声があちこちで上がっていたが、そうした狙いがあるんじゃないか。そんな芸当ができるのは今井氏しかいない」

 新型コロナをめぐって今後も官邸中枢と与党の対立は続くだろう。

 権力構図の変化はほかにもある。今井氏の官邸内の最大のライバル・菅義偉官房長官との距離感だ。

 菅氏は第二次安倍政権発足以来危機管理を負ってきたのだが、同じく安倍首相にぴったりと寄り添う今井氏の危機管理とバッティングすることが多かった。連立与党ベテラン議員が話す。

「この二つの危機管理は性質が違う。菅氏は政権を守ろうとし、今井氏は安倍首相個人を守ろうとする。たとえば閣僚人事で問題があったら菅氏は政権のために切るべきと主張するが、今井氏は首相に傷がつかないことを第一に考え、任命した安倍首相への責任に及ぶからしばらく様子を見るべきと進言する。結果的にズルズルと留任させてしまい支持率が下がってしまうことにもなる。にもかかわらず安倍首相は自分を慮ってくれるから今井氏を取る。菅氏が忸怩たる思いをした場面は何度かあった」

 またこのベテランの話では、今井氏は昨年の春、新元号会見以来菅氏が力をつけポスト安倍にも名前が挙がり始めたことに警戒感を抱き始めたのではないかという。今後ポスト安倍政局の難しい舵取りの中で、菅氏の存在が壁になるという意味だ。そして、昨秋の菅氏の側近2人の大臣辞職をきっかけに今井氏と菅氏の溝は深まり、桜を見る会問題処理では今井氏が首相のぶら下がり会見を行うことなどについて菅氏に相談をしなかったという。菅氏を遠ざける動きは新型コロナ感染でも同様だ。

「今井氏は菅氏とは十分話を詰めずに学校休校やイベント自粛などを首相に進言した。緊急経済対策の詰めも菅氏を外して4人でやった」(前出連立与党ベテラン)

 また、安倍首相は西村経済再生相を担当にして連日記者会見させているが、本来ならあれは「官房長官の仕事」(同ベテラン)なのだ。西村氏は経産省出身で今井氏の後輩。「今井氏に気を遣うのは当たり前。菅氏に代わって西村氏を前面に出しているのも実質的な菅外し」(同)なのだという。

 菅氏は官邸内のゴタゴタを口外しないが、最近菅氏をよく知る財界関係者が「そんな扱いなら職を辞したらどうか」と言うと静かに笑ったという。今後、権力闘争でどんな立ち位置を取るのか。いずれにしても、官邸の危機管理に携わる2人、今井氏と菅氏との確執が続く限り不安定な官邸の意思決定が続くだろう。

 新型コロナで政権基盤が揺らぎ始めた。

鈴木哲夫/ジャーナリスト

4106チバQ:2020/04/30(木) 17:21:57
https://www.excite.co.jp/news/article/Bizjournal_202004_post_154686/
安倍首相“コロナ失態”連発、ついに菅官房長官が呆れる…定例会見も“投げやり”に
ビジネスジャーナル2020年4月28日 18:40
 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、毎日行われる菅義偉官房長官の定例記者会見は毎日行われている。

「会見での発言に気合が感じられない。『何で俺がこんなことに答えなきゃいけないのか』という本音が透けて見える」(メディア関係者)

 それは、安倍晋三首相が肝入りの“政策”で顕著だ。シンガーソングライターの星野源がインスタグラムにアップした動画「うちで踊ろう」にコラボするかたちで載せた安倍首相の動画に批判が殺到した一件では、4月13日の会見でこう発言。

「過去最高の35万以上もの『いいね』など多くの反響をいただいた」

 菅長官が安倍首相を擁護したと解説したメディアもあったが――。

「首相が国民に向けてメッセージを出すのに、ただ反響があったからいい、というものではない。さすがに菅さんも呆れているんだな、と感じた」(自民党中堅議員)

 全世帯に布マスク2枚を配布する「アベノマスク」に関するやりとりでもそうだ。不良品が問題になり納入業者2社が未配布分を全量回収する事態となったが、菅長官は24日の会見で、布マスク配布は「国民の不安解消の政策目的」だと従来からの答弁を繰り返し、配布中止など見直すべきではないかと問われると、「そうしたことは考えていない」の一言。政府の忠実なスポークスマンに徹しているといえば聞こえはいいが、「どこか投げやりな印象」(前出の自民党中堅議員)だった。

 安倍首相と菅長官の関係は、昨年来、微妙だ。きっかけは、昨年5月の改元で菅長官が「令和おじさん」として知名度を上げ、「ポスト安倍」にも名前が上がるようになったこと。安倍首相が菅長官への警戒感を強めるなか、小泉進次郎環境相が結婚相手の滝川クリステルさんを官邸で菅氏に紹介したことが、ひとつの決定打になった。当初、「進次郎氏が滝クリを安倍首相に紹介」と報じられたが、実際は菅氏の“ついでに”安倍首相に面会したもので、安倍首相が腹を立てていたという報道も出た。

変わる官邸内の力学
 しかし、そんな菅長官も、子飼いの2大臣、菅原一秀前経産相と河井克行前法相が公職選挙法違反疑惑で辞任したことで失脚。官邸内の力学が変わった。

「新型コロナの対応には、いまや菅さんはほとんど加わらず、旗振り役は今井尚哉首相補佐官です。全国の小中高校の一斉休校もアベノマクスもそうでした。それに、危機管理は官房長官マターなのだから担当大臣だって官房長官が就くのが自然なのに、西村康稔経済再生担当相になった」(自民党関係者)

 なかでも象徴的なのが、緊急経済対策のための補正予算案の最終調整という、政権にとって重要な場面に菅長官が加わっていなかったことだ。当初の「条件付き1世帯30万円給付」が盛り込まれていた108兆円の補正予算案は、安倍首相、今井補佐官、麻生太郎財務相、太田充財務省主計局長の4人で内容の詰めの協議が行われたという。

 首相と官房長官は「夫婦」に例えられるが、今の安倍政権は「官邸内別居」の状態。本来、総力戦で闘わなければならない国難を、そんなことで乗り越えられるのか。

(文=編集部)

4107チバQ:2020/04/30(木) 17:22:37
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200429/pol2004290001-n1.html
【解剖 政界キーマン】菅義偉官房長官 “ポスト安倍”候補に急浮上から…首相周辺との“溝”顕著に? (1/2ページ)
2020.4.29
 新元号を揮毫(きごう)した色紙を掲げ、「令和おじさん」の愛称で「ポスト安倍」候補の一人にも急浮上したのは、ちょうど昨年の今ごろだった。

自民党
 菅義偉官房長官。安倍晋三政権で危機管理能力を発揮し、それが長期政権を支えてきたことは誰もが認めている。しかし、このところ菅氏の存在感はどうか。

 菅氏を支える無派閥議員は「新型コロナウイルス担当大臣として、安倍首相のお友達の西村康稔担当相が前面に出て調整や国会答弁をしているが、本来、官房長官がやっていい。首相との距離感を感じる」と話す。

 菅氏の危機管理は筋金入りだ。2012年の第2次安倍政権発足直後に、何をやりたいかと尋ねたら、菅氏は「官僚人事を官邸が行うための内閣人事局」と即答した。政権運営の安定にとって最大の難関は霞が関であり、これを抑えることが最重要だからだ。

 アルジェリア人質事件(13年)や、小渕優子氏ら女性閣僚の公選法違反疑惑ではすぐに引導を渡すなど、危機管理の場面は数えきれない。

 だが、実は官邸には2つの危機管理ラインがあり、「いつかこれが深い溝になる」と指摘する声があった。連立与党ベテラン議員が話す。

 「2つとは、菅氏と首相の信頼の厚い今井尚哉秘書官兼補佐官。ただ、この2つは同じ危機管理でも違う。菅氏は『政権を守る』、今井氏は『安倍首相個人を守る』。例えば、安倍首相の肝いりの大臣にスキャンダルがあると、菅氏は政権を守るために『切るべきだ』と主張するが、今井氏はここで切ったら安倍首相にも大臣にも傷がつくから『しばらく様子を見て、内閣改造で代えればいい』という判断になる」

 その溝が顕著になったのは、まさに1年前に菅氏の名前が浸透し始めたあたりから。今後、「ポスト安倍」政局に入っていくなかで、安倍首相が自民党総裁4選を目指すにも後継者を指名するにも、その段階で菅氏に主導権を握られたくないという警戒感からだろう。

 「菅氏が推して昨年9月の内閣改造で入閣した2閣僚が公選法違反問題で辞職したのをきっかけに、今井氏など首相周辺が菅氏と一線を引くようになった。『桜を見る会』の問題処理では、慎重に事に当たっていた菅氏に相談せずに安倍首相をぶら下がり会見させたり、新型コロナウイルスの対応では、菅氏とは十分に話を詰めずに学校休校などを決めたようだ」

 菅氏は官邸内のゴタゴタを口外しないが、最近、菅氏を古くから知る財界関係者が「やり切ったし、そんな扱いなら職を辞したらどうか」と言うと、静かに笑ったという。

 「いつもなら即座に否定する。私の進言を受け止めた印象だ」(同関係者)

(ジャーナリスト・鈴木哲夫)

4108チバQ:2020/05/03(日) 21:02:24
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050100850&g=pol
【点描・永田町】「アベノマスク」が誤算の連鎖に
2020年05月03日19時00分


布マスクをポストに入れる郵便配達員=4月17日午前、東京都世田谷区
布マスクをポストに入れる郵便配達員=4月17日午前、東京都世田谷区

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、安倍晋三首相が繰り出す対応策が、インターネットで炎上する騒ぎが相次いでいる。まずは「アベノマスク」と揶揄されて、国民的不興を買った布マスク2枚の全世帯配布。さらに、シンガーソングライターの星野源さんがツイッターに投稿した楽曲演奏動画に同調する形で、首相が自らの優雅な外出自粛生活の動画を投稿した際も、ネット上に「とんでもない勘違い」「今度は“アベノコラボ”か」などと非難する書き込みがあふれた。

 首相が突然、布マスク配布を打ち出したのは1日に開かれたコロナ対策本部の席上。首相は「再利用可能な布マスク2枚を全世帯に配布する」と発表、各メデイアも一斉に速報した。首相は「急激に拡大するマスク需要に対応する上で極めて有効だ」と胸を張ったが、ネット上では「たったそれだけ?」「エイプリルフール?」など反発の書き込みが殺到し、瞬く間にトレンド上位となった。

 しかも、その後に郵送料も含めて466億円もの税金投入が判明すると「なぜ、その分を医療現場の支援に充てないのか」などと批判が拡大し、高齢者らからの「マスク2枚でもありがたい」との感謝の声もかき消される結果に。思わぬ不評に、首相はその後の国会答弁などで「苦闘する医療現場へのマスク供給を優先するためにも、洗えば使える布マスクの配布には理がある」などと意地を張ったが、自民党内からも「究極のポピュリズム」(長老)などの批判が相次いだ。

◇「星野源」動画とのコラボも炎上
安倍晋三首相(右)が自身のツイッターに投稿した外出自粛を国民に呼び掛ける動画。左はシンガー・ソングライターの星野源さん。[本人ツイッターより]
安倍晋三首相(右)が自身のツイッターに投稿した外出自粛を国民に呼び掛ける動画。左はシンガー・ソングライターの星野源さん。[本人ツイッターより]


 次の炎上騒動は、「緊急事態宣言」後初の日曜日となった12日午前に、首相が自らのツイッターに投稿した動画。自宅とみられる私室の高級そうなソファで愛犬と戯れる姿などと、星野氏が演奏する「うちで踊ろう」とのコラボレーション動画。これも投稿と同時に「まるでKY(空気が読めない)」などの書き込みが殺到。首相は投稿に合わせて「きょうはうちで……。どうか皆さまのご協力をお願いします」と改めて外出自粛を訴えたため、「ゆっくり休んでください」など好感する声もあって、“アンチ安倍”と“安倍シンパ”による賛否が交錯した。

 「うちで踊ろう」は、星野氏がインスタグラムで公開したギターによる楽曲。「生きて踊ろう 僕らそれぞれの場所で」などの歌詞が反響を呼び、多くの有名人がそれぞれ伴奏やコーラス、ダンスなどでコラボして、大きな話題となっていた。ただ、首相の投稿の数時間後には「何様のつもり」「政治利用」などの言葉がツイッターのトレンド上位にランクインし、翌13日の記者会見での「いいね! が35万もあった」との菅義偉官房長官の擁護も、どこか空々しかった。

 首相サイドによると、どちらもいわゆる“官邸官僚”の発案とされ、布マスクも動画による外出自粛の訴えも、「本来なら美談になるはずが、見事にスベった」(自民若手)だけに、与党内でも「取り巻きが悪過ぎる」との声が広がる。

 首相は16日に決断した緊急事態宣言の全国拡大に合わせて、前代未聞の補正予算案の組み替えによって、国民への現金給付策を「困窮家庭30万円」から「全国民一律10万円」に大転換する勇断もアピールした。しかし、一連の炎上騒動の前後に次々発覚した昭恵夫人の無自覚な行動も重なって、「せっかくの好感度狙いも、誤算の連鎖」(自民若手)となっていることは否定できない。加えて、ここにきて目立つ政権の右往左往ぶりが国民の不安をかき立て、ほとんどの世論調査で内閣支持率を不支持率が上回る結果となっている。このため「このままでは、首相の求心力低下で政権の危機が迫る」(自民長老)との見方も出始めている【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」4月27日号より】。

4109チバQ:2020/05/04(月) 10:59:29
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200503X236.html
菅長官、影響力に陰り=新型コロナで安倍首相と距離?
2020/05/03 15:04時事通信

 菅義偉官房長官の影響力低下を指摘する声が出ている。昨年の新元号「令和」発表を機に「ポスト安倍」の有力候補へ浮上したが、最近は側近の相次ぐ不祥事で足元が揺らぐ。新型コロナウイルス対応でも、安倍晋三首相との「すきま風」がささやかれる。

 「いろいろな意見がありますよ」。首相が4月、新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛を呼び掛けるため、自宅でくつろぐ自身の動画をツイッターに投稿すると、菅氏は直接こう苦言を呈した。

 新型コロナ対応をめぐり、首相と菅氏の間にはコミュニケーション不足が目立つ。首相は全国一斉休校の方針を菅氏抜きで決定。全世帯への布マスク配布でも事前に相談しなかった。与党内からは「菅氏が意思決定から外されている」との声が漏れる。

 一連の対応は、首相側近の今井尚哉首相補佐官らが主導したとされる。政府関係者によると、首相が側近重視に傾く中、菅氏も「半身」の構えに転じ、両者の間にずれを生んでいるという。

 安倍政権を一貫して中枢で支える菅氏は、昨年4月の元号発表で「令和おじさん」として知名度が急上昇。翌月には、危機管理を担う官房長官としては異例の米国訪問で、ペンス副大統領らと会談して存在感を高めた。同7月の参院選では、全国から応援依頼が殺到する人気ぶりだった。

 しかし、同9月の内閣改造から2カ月足らずの間に、菅氏が入閣を後押ししたとされる2閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任。側近の和泉洋人首相補佐官にも女性問題が浮上した。

 これに、自民党内からは「『菅銘柄』ばかりだ」(ベテラン)との批判が噴出。さらに、新型コロナ対応で首相との距離感が取り沙汰されると、菅氏は周囲に「疲れた」とこぼした。

 首相の党総裁としての任期は残り1年半を切った。菅氏は自身の総裁選出馬を繰り返し否定。引き続き首相を支える姿勢を示す一方、党内の派閥領袖(りょうしゅう)らと会食を重ねるなど、今後の「ポスト安倍」政局をにらんだ布石も打っている。無派閥の中堅・若手を中心に、菅氏の出馬を期待する向きも根強い。

 「日々直面する新たな課題に対処してあっという間に月日が過ぎており、落ち着いて振り返るのはまだ早い」。菅氏は4月30日の記者会見で、改元からの浮き沈みの激しい1年をこう振り返った。

4110チバQ:2020/05/06(水) 12:43:16
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-625875.html
「馳浩」元文科相のセクハラ問題 明るい体育会系議員の落とし穴
2020/05/06 08:05デイリー新潮

「馳浩」元文科相のセクハラ問題 明るい体育会系議員の落とし穴

馳浩氏

(デイリー新潮)

 選挙での握手はいうまでもなく政治家とは「スキンシップが大好きな人種」だ。このスキンシップ(本人は「意識にない」としている)で失敗したのが元文科大臣の馳浩氏(58)=自民党衆院議員である。

 虐待や性暴力の被害に遭った10代女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」(東京・仁藤夢乃代表理事)によれば、馳氏は4月22日、議員や秘書など十数人で、同法人が運営する「移動式カフェ」の活動を視察した。ところがカフェ設営の作業中、十代少女の後ろを通った馳氏が「ちょっとどいて」と少女の腰を左右から触ったという。仁藤代表は24日に詳細な経緯を書いた抗議文と要望書を、馳氏が会長を務める部会「自民党ハウジングファースト勉強会」に送ると同時にツイートで内容を公開した。

 慌てた馳氏は翌25日、自身のホームページで「いきなり大勢の男性が若年少女支援の現場に参集した事に多大な不安感と不愉快な思いをさせた事となり、お詫びします」との謝罪文を掲載した。セクハラ行為について馳氏は「ご指摘のように、移動の際に後ろを通って、『ちょっとどいて』と言いながら腰に手を当てたかどうかは、全く意識に残っておりません」とし、「それが事実ならば大変申し訳ない事であり、心より深くお詫び申し上げます」とした。

 Colaboの「抗議文と要望書」によれば、4月21日夕刻、自民党の阿部俊子衆院議員から稲葉隆久副代表理事にSMSと電話で移動式Cafe視察の申し出があった。「5人までなら」「訪問者名を知らせてほしい」と返事した。電話で馳氏の名は出していたが、その後連絡もないまま当日(22日)の午後5時に阿部議員と男の国会議員一人が来た。

 少女たちが来た経緯や被害からの回復途中であること、活動内容などを説明するうち馳議員や身長約2メートルの元バレーボール選手、朝日健太郎参院議員ら4人の国会議員がやってきた。秘書は挨拶もしない。「全員に自己紹介をお願いしています」と呼び掛けても「秘書です」というだけだった。4人の新宿区議らも加わり15人ほどになった。女性は阿部議員だけ。取材者も含めて30人ほどになり新型コロナウイルスの感染リスクが高まった。この時の様子を稲葉副代表は「馳議員は名刺交換をされませんでした。阿部議員は以前から存じ上げておりました。馳議員は、仁藤(代表)とは初対面でしたが、自己紹介で名乗られました」と振り返る。

 馳議員は説明を受けると、テント内の奥の椅子に腰を下ろした。救いを求める少女たちが座る場でその姿に「そんな人はこれまで初めて」と呆れられている。大きな声で威圧的に秘書を呼びつけたりすることも少女らを怖がらせた。設営では馳氏がテントなど重いものを持ち「女の子だから」と、受け取ろうとした少女ではなく、秘書らに運ばせたりした。

「荷物運びや設営も女性たちが中心に行っているのに、馳氏の対応に少女たちは傷ついた」とされてしまった。そうした「哲学」を持つ団体であることも馳氏は知らなかったのか、「いつもの自分の流儀」が好意的に受け取られると思っていたようだ。

 馳氏に腰を両手で触られたという少女はすぐにその場から逃げたが、視察団が大勢いたため、視察終了後にスタッフに打ち明けた。触られた感覚が残り、過去の被害を思い出したり、無力感を感じたりして、食欲もなく、翌日は朝起き上がれなかったという。

 性搾取業者が少女を連れ戻しに来る可能性などがあり、Colaboでは警備員を置いている。顔が知られて困る少女も多く、撮影についても「指定した場面でお願いします」と言ったにもかかわらず視察団は勝手に写真を撮り、自己のSNSなどにアップしたりしていた。稲葉氏は「報道関係者は何名かいらしていましたが約束を守り、議員たちが帰った後に指定の場面のみ撮影されました」と振り返る。

 視察終了後、議員らは活動をSNSなどで報告したが、鈴木隼人衆院議員は「アウトリーチ活動にボランティアで参加しました」などとアップした。Colaboでは「視察でなくてボランティアとは。Tsubomi Cafeが利用された」と不信感を募らせる。

4111チバQ:2020/05/06(水) 12:43:30
 人気プロレスラーから政治家に転身した馳浩氏は富山県出身。隣の石川県出身の森喜朗元総理大臣(現・東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長)の庇護で文部科学大臣にまで登った。現在も党教育再生実行本部長、同組織委員会顧問委員会の顧問や日本レスリング協会の副会長などに就く。

 虐待や性的被害などの経験からも怯えるように生きる少女たちの中に大男がずかずかと乗り込み、「やあ、やあ、元大臣が視察に来てあげましたよ」と言わんばかりだった様相が目に浮かぶ。

「Tsubomi Cafe」は、虐待などで家を出たりして夜の街をさまよう女子中高生らが「性売買」に引きずり込まれないうちに彼女らと繋がることを目指して実現した。「赤い羽根福祉基金」や、東京都や新宿区、フードバンクなどの支援を受けて、中古のマイクロバスを可愛らしくデザインした「夜間巡回バス」を都内の繁華街に駐車してはバスの周囲にテントを張り、椅子とテーブルも置く。車内では歯ブラシや化粧品、食事や飲み物、衣類なども提供して悩みの相談に乗る。場合によっては病院に同行したり、シェルターでの保護や宿泊支援、シェアハウスでの住まいの提供などを行っている。仁藤代表自身、中高時代に街をさまよう生活を送った経験を生かした活動はメディアでも多く報じられ、仁藤氏は朝日新聞の「フロントランナー」に取り上げられたり、TBSの「サンデーモーニング」でもコメンテーター出演するなどしていた。

 メディアも知らない無名団体に国会議員がぞろぞろと視察に行くはずもない。馳氏らは発信力のある仁藤氏に視察を肯定的に報じてもらうことを期待し有権者へのPR効果を狙ったのだろう。裏目に出たのは、馳氏が元プロレス仲間や支援者に接するのと同じような態度で臨んだからに違いない。「豪放磊落な明るい体育会系人間」を自己の魅力と信じて疑わず、それがどこでも通じると勘違いしていたようだ。

 女性である阿部議員がしっかり「事前レク」をしなかったのだろうが、最もまずい男が「視察」に出かけたといえる。両手で腰を触ったとされたことについて馳氏が発信した、「意識にはないが、もしそうであったら申しけ訳ない」はこうしたケースでの最も便利な方便だ。

「スキンシップ」が日常であった馳氏なら「劣情」のなせる業でなければ「意識はない」は嘘ではないのだろうが、余計に始末が悪い。

 視察のきっかけは、NPO団体からハウジングファーストの事務局にColabo視察の案内があったことで、Colaboが政治家たちに売り込んだのではない。

 Colaboに直接謝罪しないうちに馳氏らがHPやSNSで発信していたことも「謝罪になっていない」と不信感を持たせている。当事者とのやり取りが終わってからすべきことだ。

 稲葉副理事によれば、腰を触られた少女は馳議員のブログに掲載された文章(阿部俊子議員が馳氏に謝罪にきたという内容)やHPへ掲載された文章を読み「触られたのはまぎれもない事実なのに。遠回しにじゃなくて潔く謝るまで私は許さない。小さい頃に悪いことしたら謝りましょうと習わなかったのでしょうか。そんな基礎的なこと出来ない人が国会議員になって日本の法律決めてるなんて」と話しているという。「弱者に寄り添う」を振りかざして視察してみせても当事者など眼中にない。福祉団体を利用して世間への自己アピールだけ考えている議員たちの「正体」がはからずも暴露した。

粟野仁雄(あわの・まさお)
ジャーナリスト。1956年、兵庫県生まれ。大阪大学文学部を卒業。2001年まで共同通信記者。著書に「サハリンに残されて」「警察の犯罪」「検察に、殺される」「ルポ 原発難民」など。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年5月6日 掲載

4112チバQ:2020/05/08(金) 10:18:54
この画像はやばい・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000598-san-pol

自民が「3密」状態でコロナ対策協議 懸念の声も


5/7(木) 22:44配信

産経新聞







自民が「3密」状態でコロナ対策協議 懸念の声も


新型コロナウイルス対策を協議するために開かれた自民党会合=7日、東京・永田町の議員会館


 自民党は7日、新型コロナウイルス対策本部などの合同会議を国会内で開き、家賃支援策などを盛り込んだ令和2年度第2次補正予算案の早期編成を政府に求めることを確認した。会議には多数の議員が詰めかけ、感染リスクの高い密閉、密集、密接の「3密」状態だったことを懸念する声も漏れた。

 党関係者によると、会議は「3密」を避けるため、通常使用している党本部の会議室より広い場所に移して開催した。間隔を空けて着席するよう指示があったが、想定以上の出席者で会場は満席となった。約2時間を見込んでいた会合は、発言者が相次いだため4時間以上も続いた。

 途中退席したある閣僚経験者は「後ろの方は、すし詰め状態で明らかに『3密』だった。1人でも感染者が出たら全員自宅待機になるのではないか」と自嘲気味に語った。

4113チバQ:2020/05/08(金) 11:31:40
政治関係の初のコロナ死者ですかね
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000181-kyodonews-pol

元首相補佐官、岡本行夫氏が死去 新型コロナに感染


5/7(木) 23:48配信

共同通信







元首相補佐官、岡本行夫氏が死去 新型コロナに感染


死去した岡本行夫氏


 橋本政権などで首相補佐官を務めた外交評論家の岡本行夫(おかもと・ゆきお)氏が死去したことが7日、分かった。74歳。関係者によると、死去は4月24日。新型コロナウイルスに感染していたという。

 神奈川県出身。1968年外務省に入省し、北米1課長などを経て91年に退官。96年11月〜98年3月に橋本龍太郎内閣で、2003年4月〜04年3月に小泉純一郎内閣で首相補佐官を務めた。

 橋本内閣では沖縄問題担当として、米軍普天間飛行場問題の解決や振興策推進のため、政府と沖縄とのパイプ役を担った。小泉内閣ではイラク復興支援に当たった。

4114とはずがたり:2020/05/08(金) 19:19:40

>>3885

金田勝年氏が二階派入り 自民党第4派閥に
https://www.sankei.com/politics/news/200123/plt2001230010-n1.html
2020.1.23 14:40政治政局

 自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)は23日、金田勝年幹事長代理の入会を決めた。同派の所属議員数は47人になり、岸田派(宏池会、46人)を抜いて第4派閥となった。

 金田氏は派閥会合で「二階先生は一緒にいて、もっと一緒にいたくなる先生だ。包容力があって人間味がある。仕事はスピード感があり、大局観がある」とあいさつした。金田氏は昨年10月に党第2派閥の竹下派を退会し、無派閥で活動していた。

 一方、次期衆院選高知2区からの立候補を目指す尾崎正直前高知県知事も同日、二階派に入会した。

4115チバQ:2020/05/11(月) 17:25:03
ずいぶん前の記事だけど
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200312-00612471-shincho-pol

コロナで自粛、政治家のパーティーは “夫人お披露目”で乗り切りも


3/12(木) 5:58配信

デイリー新潮







コロナで自粛、政治家のパーティーは “夫人お披露目”で乗り切りも


新妻を披露した務台氏(中央)


 新型コロナ対策を巡る安倍政権のドタバタ劇に振り回されるのは“身内”とて同じ。2月26日に総理が要請した“イベント自粛”にうろたえたのは、政治資金パーティーを予定していた議員センセイ方だ。
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「自粛要請の当夜に立食パーティーを催した秋葉賢也首相補佐官が“俺だけじゃない”と言い訳した通り、パーティーを開いていたのは、一人や二人ではありません」(政治部記者)

 自粛の是非はさておいて、ここでは騒動の渦中にパーティー開催日が重なったセンセイ方の姿を見ていこう。

 例えば、要請の翌日にパーティーを開催した自民党の高鳥修一衆院議員(59)。事務所に経緯を尋ねると、

「飲食の提供はせず、時間も30分程度に。受付では手の消毒をお願いし、希望者にはマスクを配布した。マスクも東京にはありませんので、地元新潟の秘書を総動員して買い集めたんです。料理に代わり、当日は急遽、稲荷ずしの手土産を用意しました」

 一方、一風変わった“土産話”で乗り切ったのは26日に開催した同党の務台俊介衆院議員(63)だ。

「参加予定者への連絡が間に合わず、延期はできませんでした。料理も出さず時間も20分。ただ、それだけでは申し訳ないので、せんだって代議士が入籍した夫人のお披露目をさせていただきました」(事務所担当者)

 もちろん自粛を決めたセンセイも。無所属の細野豪志衆院議員が予定していたのは3月2日。担当者曰く、

「総理の自粛要請を受けて、急遽、延期することにしました。翌日にはパーティー券の購入者に通知を発送し、当日は代議士本人が会場前で通知が行き渡らなかった方にお詫びをしています。延期とはいえ、直前だったこともあり、キャンセル料もかかりました」

 やるも、やらぬも苦労は変わらず? 

「週刊新潮」2020年3月12日号 掲載
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新潮社

4116チバQ:2020/05/11(月) 23:02:29
https://www.asahi.com/articles/ASN577GMYN56UTIL00S.html?ref=goonews
怒る麻生氏「意思決定の正当性が」 「10万円」舞台裏
有料会員限定記事 新型コロナウイルス

2020年5月8日 5時00分
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が延長された7日の東京・新宿。超高層ビルが立ち並び、百貨店やネオン街が人々を引きつけてきた街には、まるで別の場所のような静けさが漂っていた。

 商業施設は軒並みシャッターを下ろし、多くの飲食店の店先には「臨時休業」の紙が貼られたまま。この日から営業を再開する動きも一部でみられたが、「6日まで」という休業期間を示す文字の上に赤線を引き、「収束するまで」と書く店もあった。

 路地裏には、空き缶やごみが重なっていた。地元の人によると、東京都の要請に応じて多くの飲食店が休業し、店周辺を掃除する人も減ったためという。「ずっと休んでいるのが不安になった」と、この日から居酒屋を再開することにした佐藤豊さん(52)はこうこぼした。「いつも輝いていた新宿が、よどんでいるように見えるね」

 NTTドコモのデータによると、6日の新宿駅周辺の人出は昨年の大型連休と比べて8割減。大阪・梅田や福岡・天神といった国内有数の繁華街も8〜9割ほど減り、にぎわいが戻る見通しは、いまも見えない。

 「まだ、この状況が続くんですね……」

 特別措置法に基づく初めての緊急事態宣言が4月7日に出されてから1カ月。都内の派遣会社に所属する川崎市の女性(60)は連休が明けても仕事がなく、自宅アパートで一人、不安で胸が押し潰されそうな日々を過ごしている。

 家庭用品のメーカーから業務委託を受け、全国に出張して製品の展示会やショールームの運営にあたってきた。月収の平均は13万円ほど。しかし2月末、メーカーが入るビルで新型コロナの感染者が確認された。出張は禁止され、展示会もキャンセルが相次いだ。3月の収入は2万円。4月はゼロになった。

 今後について派遣会社からは、「自力で切り抜けてほしい」と言われるだけだった。メーカーの担当者からは「5月から出社してもらって、また考えましょう」と説明されていたが、宣言が延長されたことで、5月中に仕事が入る見込みもなくなった。

拡大する写真・図版
店舗の看板に明かりがついた歌舞伎町一番街。臨時休業を続ける店、再開する店、テイクアウトの営業を始めた店など、自粛要請への対応は様々=2020年5月7日午後5時、東京都新宿区、伊藤進之介撮影

 家賃6万円と食費、光熱費……。4月は8万円ほどでやりくりした。それでも8千円だけ、友人から借りた。4月7日、「減収世帯への30万円給付」という支援策が閣議決定され、期待をつないだが、ラジオから流れるニュースで「国民に一律10万円給付」と変更されたことを知った。一人暮らしの女性の手から、もらえると思った20万円がすり抜けていった。10万円すら、いつ手元に届くかは分からない。

 宣言の延長は「感染の拡大を止めるため」と理解しているつもりだ。それでも、やるせなさが募る。「政府は給付や融資の対応を『すぐにやる』と言うけれど、約束がころころ変わる。少しの遅れが、こちらには命取りなんです」

沈んだアベノミクス 悩み続けた首相
 緊急事態宣言を決断した安倍晋三首相はこの間、揺れ続けてきた。

 「やむをえない。これから先の…

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4117チバQ:2020/05/12(火) 18:59:34
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200512-00037766-bunshun-pol

自粛要請中、務台俊介“おんぶ政務官”が長野に3回帰省していた!


5/12(火) 16:00配信

文春オンライン







自粛要請中、務台俊介“おんぶ政務官”が長野に3回帰省していた!


「おんぶ政務官」こと務台代議士 ©共同通信社


 自民党の務台俊介衆議院議員(63)が緊急事態宣言発令後、東京都と地元選挙区の長野県を少なくとも3回往復していたことが、「週刊文春」の取材で分かった。自民党は党所属国会議員に対して緊急事態宣言の期間中の地元選挙区入りを自粛するよう要請している。

【画像】公式サイトで地元入りを報告

 務台氏は公式サイトで4月10日の活動をこう記していた。

〈本会議に出席の後、松本に戻る。塩尻市から安曇野市に引っ越ししたばかりの妻と娘の片づけを手伝う〉

 緊急事態措置が全国に拡大した後の4月19日にも、長野で家族と散歩する写真をFacebookに投稿したが、後日削除。さらに、「週刊文春」の取材で、5月6日に松本市内で行われた親族の葬儀に参列していたこともわかった。

 務台議員は長野県安曇野市出身。1980年に東京大学法学部を卒業して、自治省(現・総務省)へ入省。2012年の総選挙で長野2区から出馬して初当選した。内閣府政務官兼復興政務官だった2016年9月、台風被災地の視察中におんぶされて水たまりを渡り、“おんぶ政務官”と批判された。その半年後のパーティーで「(おんぶ事件で)長靴業界はだいぶ儲かった」と発言し、政務官を辞任。2017年の総選挙では落選し、比例復活した。また、最近再婚したばかりで、今春は新婚生活の準備もあり、妻に会いたかったものとみられる。

 自民党の二階俊博幹事長は4月9日、党所属の国会議員に「政府が国民の皆さまに、外出自粛や地方に移動するなどの動きを厳に控えて頂くことを要請する中で、選挙区に入れば、選挙区民からも誤解を受けかねません」と地元入りの自粛を求めて通達を出した。

 また、長野県でも県や市が県外からの往来自粛を求め、高速道路に「往来自粛要請中!」と書いた看板を県職員が掲げるなど感染拡大の防止に必死だった。

 務台議員に聞いた。

――党の自粛要請通達後も複数回地元入りした?

「いや、あの〜今、(東京の)自宅に籠っているんで……」

――帰省はプライベート?

「はい。家庭的な事情もありまして戻っていたことは事実ですけど、何回戻ったとかはプライベートな話なので申し上げられません」

――フェイスブックの投稿をなぜ削除したのか?

「……終わります」

 二階幹事長による地元入り自粛要請に加えて、安倍晋三首相も、国民に対して「オンライン帰省」を呼びかけ、往来の自粛を要請していただけに、国会議員による再三の帰省は論議を呼びそうだ。

 5月13日(水)発売の「週刊文春」では、務台氏の人物像、なぜ務台氏は帰省したのか、などについて詳報する。また、データに見る全国知事の“本当の実力”、西村康稔コロナ担当大臣がアベノマスクをつけない理由、なぜ岡田晴恵氏はテレビにリモート出演しないのか、などについて「コロナの主役と悪役」を28ページにわたって詳報する。
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「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年5月21日号

4118チバQ:2020/05/13(水) 18:40:57
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200513-00000006-pseven-soci

安倍氏“放り出し辞任”で「公明・山口那津男総理」が急浮上か


5/13(水) 7:05配信

NEWS ポストセブン







安倍氏“放り出し辞任”で「公明・山口那津男総理」が急浮上か


弱音も漏れるように(時事通信フォト)


 先の見えないコロナ感染危機の中、安倍晋三・首相は「長期戦の覚悟を」と国民に自粛を要請し、結束してウイルスとの戦いに勝利しようと呼びかけた。

【画像】ジャケットに花を挿す公明党の山口那津男代表
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 だが、政権中枢では政治家たちが足を引っ張り合い、すっかり“戦意喪失”したこの総司令官はいつ政権を投げ出してもおかしくない状況にある。
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 元々5月6日までとされていた緊急事態宣言の延長を31日までと発表した4日の記者会見では「国民の皆様におわび申し上げたい」「責任を痛感」と自らの政治的責任に言及したものの、視線は終始、演壇の左右に置かれたプロンプターに交互に向けられ、そこに映し出された官僚の作文を棒読みするばかりだった。自民党ベテラン議員は緊急事態延長の記者会見について、こういう。
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「総理が『責任を痛感』と弱音を吐くのは珍しい。口にした以上、いずれ責任を取るつもりかもしれない。政治的に見ても、安倍政権による憲法改正はコロナで断念せざるをえない。
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 来年に延期した東京五輪も、米国が今の状況では開催は難しいと判断しているという情報が伝わり、総理はガックリきている。ベテラン議員の仲間たちと話をすると、このまま総理を続けてもレガシーを残せない安倍さんはある日突然、気持ちが折れて第1次内閣の再現のように政権を投げ出す可能性が出てきたという人が増えている」
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 安倍退陣説とともに、与党内でさざ波のように広がっているのが後継首相の意外な名前だ。
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「公明党の山口那津男代表が次の総理という流れが生まれている」。そう指摘するのは政治ジャーナリスト・藤本順一氏だ。
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「来年10月には衆院の任期満了を迎える。安倍首相の高い支持率という追い風がなくなって、自民党議員は次の選挙では公明党の票に頼らなければならない。その公明党は安倍政権を見限っており、ポスト安倍の与党体制は非安倍政権の枠組みに向かう可能性が高まっている。
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 そこで浮上するのが山口総理です。かつて自民党は社会党の村山富市氏を総理に担ぐことで政権復帰した。公明党を連立につなぎ止めるためにも、山口氏を首相に担ぐ構想です」


 コロナの経済対策では公明党の山口代表と二階俊博・自民党幹事長が政府の方針をひっくり返して10万円支給を決め、主導権を握った。あれが“非安倍”自公政権への布石だったと見られている。
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 安倍首相がコロナとの戦いに“戦意喪失”したきっかけも、その時の山口代表の言葉とされる。
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「国民を取るか、政権を取るかと聞かれたら、わが党は国民を取る」。山口氏はそんな言葉で公明党の連立離脱を示唆し、首相に10万円支給を迫ったと与党内に伝わっている。
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 しかも、連立離脱は口だけではなかった。公明党は緊急経済対策(補正予算)を審議する予算委員会の日程を決める理事懇談会への出席を拒否し、安倍政権は公明党の造反でコロナ対策の補正予算を国会で成立させることができないという状況に追い込まれ、要求を飲むしかなかったからだ。4月16日のことである。
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「総理が要求を突っぱねれば、公明党は間違いなく連立離脱の道を選んでいた。本気で安倍内閣のコロナ対応にNOを突きつけたことがはっきりわかった」(自民党国対幹部)
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 自民党議員たちはこの動きに震え上がった。それだけではない。公明党の連立離脱には自民党内の“仕掛け人”の存在が取り沙汰されている。

4119チバQ:2020/05/13(水) 18:41:20

前述のように、自民党で山口氏と連携したのは二階幹事長だが、もう一人、公明党の支持基盤である創価学会側で山口氏に「国民一律10万円支給でなければ選挙は戦えない」と強く要求したのは選挙担当の佐藤浩副会長だとされる。菅義偉・官房長官と太いパイプを持つことで知られる人物だ。
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「その佐藤副会長に“連立離脱を持ち出せば安倍は崩れる”と裏で焚きつけたのは菅さんに違いない」(安倍側近)と首相周辺には疑心暗鬼が広がっている。
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 まさかの公明党内閣の誕生も、そうした自民党中枢の協力があるとすれば、俄然、現実味が増してくる。政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。
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「安倍首相は権力の鎧を着ているように見えるが、守りに弱い。党内では二階幹事長に見捨てられ、官邸では菅官房長官に見限られ、盟友の麻生太郎副総理にも距離を置かれて孤立無援。いまや頼れるのは今井尚哉・総理補佐官だけというのが実情だ。しかし、役人1人で政権を守れるはずがない」



 安倍政権は首相の体調如何にかかわらず、事実上の“死に体”となりつつあることがわかる。
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◆「麻生では国民が納得しない」
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 この非常事態に安倍首相が任期途中で退陣することになれば、順当なら後任の最有力者は麻生副総理のはずだ。
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 麻生氏は首相に不測の事態が起きた場合に首相臨時代理を務める序列1位で、首相と同時にコロナに感染するリスクを防ぐために4月からは官邸でのコロナ対策本部の会議などへの出席を免除され、“万一の事態”に備えてきた。
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 しかし、麻生氏への後継はすんなりまとまりそうにない。政治評論家の有馬晴海氏の指摘だ。
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「安倍首相が退陣した場合、自民党総裁選を実施し、当選者が国会で首相指名を受けることになる。しかし、有事に総裁選で政治空白をつくる余裕はない。そのため、副総理の麻生氏が安倍さんの残り総裁任期の来年9月まで暫定的に首相に就任し、総裁選を実施するのが自民党のセオリーです。
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 しかし、今回はそう簡単にはいかない。まず麻生氏はリーマンショック当時に総理を務めて経済回復に失敗した。あの時の定額給付金を『失敗だった』と自分で言っているし、今回の10万円支給も、『手を上げた方に1人10万円』と払い渋るような言い方をして国民の批判を浴びた。
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 しかも、森友問題をめぐる財務省の文書改竄事件では責任を取っていない。そんな麻生氏が後継首相としてコロナ対策の指揮を執ることは公明党も自民党からも反対が起きるし、なにより国民が納得しないでしょう」
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 次の総裁選に出馬を目指している石破茂氏や岸田文雄氏、河野太郎氏らは乱戦になることが予想され、話し合いで一本化できる可能性はない。無理に総裁選に突入すれば、自民党の親安倍勢力と反安倍勢力が二分する戦いになり、とても危機対応どころではなくなる。
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 そうなると、ここでも自民党が総裁選を実施するまで「山口総理」のワンポイント登板が有力な選択肢になる。前出の藤本氏が語る。
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「公明党内閣には国民のアレルギーが予想される。それが山口総理の最大のネックになるかもしれない。そこで考えられるのが自公に国民民主党を加えた3党連立です。国民民主はコロナ対策で公明党と政策が一致し、玉木雄一郎代表も公明に接近している。コロナ危機を乗り切るための3党連立で公明党アレルギーを薄め、山口氏が暫定的に首相になる」
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 憲政史上初の公明党内閣は、果たして“救国内閣”となるか、それとも自民党の人材不足による“破れかぶれ”の選択か。
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※週刊ポスト2020年5月22・29日号

4120とはずがたり:2020/05/13(水) 20:53:23
https://twitter.com/IzumidaHirohiko/status/1260421556334989319
泉田 裕彦
@IzumidaHirohiko
私、国家公務員法等改正案を審議している衆議院内閣委員です。今、一部委員退席のため休憩中です。検察庁法の改正案は争点があり国民のコンセンサスは形成されていません。国会は言論の府であり審議を尽くすことが重要であり強行採決は自殺行為です。与党の理事に強行採決なら退席する旨伝えました。
午後1:08 ・ 2020年5月13日

https://twitter.com/IzumidaHirohiko/status/1260471000627585024
泉田 裕彦
@IzumidaHirohiko
「強行採決をすべきでない。」との声が届くのかわかりませんが、内閣委員をはずされることになりました。
午後4:24 ・ 2020年5月13日・

4121 チバQ:2020/05/13(水) 21:06:13
>>4118
すごい創造力豊かだなあ

4122チバQ:2020/05/14(木) 14:42:42
赤旗だけど。
そして2016年の出来事みたいだけど
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-12/2020051213_01_1.html
2020年5月12日(火)

「ぶん殴るぞ」その直後

自民・山田議員の暴行 録音データ 本紙入手

被害者「まさか本当に」

 自民党本部で2016年3月に開かれた会合後に自民党の山田俊男参院議員(73)から胸部を殴られたと証言した元全国農業協同組合連合会(JA全農)参事の立石幸一さん(62)。本紙は同会合の出席者が録音していた音声データを入手しました。(丹田智之)


写真

(写真)2016年3月に山田俊男参院議員による暴行があった自民党本部=東京都千代田区


 この会合は加工食品の原料原産地表示義務の拡大について、生産者や食品事業者らの意見を聞く場として開かれました。

 JAグループは、国産の農産物の消費を拡大し、消費者への情報を明確にするためにも原料原産地表示が必要だとして、義務化に賛成の立場で参加していました。他方、会合に途中から出席した山田議員は反対するかのような意見を述べたのです。山田議員は全国農業協同組合中央会(JA全中)の元専務理事です。傍聴していた主婦連合会参与の佐野真理子さんも「JA出身の議員とは思えない発言だったので驚いた」といいます。

写真

(写真)元JA全農参事の立石幸一さん


 立石さんは、山田議員が発言の中で示した事例が現実とは異なると指摘しました。山田議員は、この指摘を「暴言」だと捉えたといいます。

 会合が終了した直後、山田議員と立石さんは言い争いになりました。音声データには、そのときのやり取りが録音されていました。

 山田議員「(原産地表示を)全部やれっていうのか? なに言ってんだ、おまえさ」

 立石さん「やり方は全部、あの、出していますから」

 山田議員「なに言ってんだ。なに言ってんだ。なに言ってんだ、おまえ」

 山田議員が激しい口調で立石さんを問い詰めている様子が分かります。会合が終わったばかりの室内には、議員と自民党関係者ら20人以上が残っていたとみられますが、次第にエスカレートします。

 山田議員「本当にぶん殴るぞ」

 立石さん「殴るって?」

 山田議員「お願いしますの話では済まない」

 立石さん「じゃあ、殴ってください」

 その直後、衣服が擦れたような物音が残されていました。立石さんによると、こぶしで胸部を2回、強く殴打されたといいます。

 「私も頭にきて平常心を失っていましたが、まさか本当に殴られるとは思わなかった」

 立石さんは都内の医療機関で全治1週間の胸部打撲傷と診断されましたが、体の痛みは2週間ほど続いたといいます。

4123チバQ:2020/05/14(木) 21:34:38
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200514X273.html
石破氏「国民理解ない」=検察定年延長、船田氏も強行反対
2020/05/14 19:47時事通信

 自民党の石破茂元幹事長は14日、インターネットを通じた石破派の「ウェブ例会」で、検察幹部が内閣の判断でポストにとどまれる検察庁法改正案について「国民の納得、理解を頂ける状況とは全く思っていない」と述べ、政府に説明を尽くすよう求めた。

 同党の船田元・衆院議員も14日、自身のウェブサイトで「内閣にとって都合の良い役職検察官の定年延長は認め、それ以外は認めない現象が生じる可能性が排除できない」と指摘。「強行的に議事を進めることは国民世論をないがしろにする所業だ」と問題視した。

4124とはずがたり:2020/05/14(木) 21:50:41
村上,武井の不動のガス抜き要員に今回は泉田・船田が名を挙げたようだ。もっと拡がるかな?

自民・船田氏「三権分立の一角崩す行為」検察庁法改正案
2020年5月14日 18時12分
https://www.asahi.com/articles/ASN5G5WN6N5GUTFK01F.html

 検察官の役職定年の延長特例については、内閣にとって都合の良い役職検察官の定年延長は認め、それ以外は認めないという現象が生じる可能性が排除できない。三権分立の統治機構の大原則がありながら、行政イコール内閣に都合の良い幹部検察官を誕生させることは、その一角を崩す行為に等しいのではないか。

 政府は新型コロナ対策に追われている状況だ。しかし時間がないからといって丁寧な説明と議論の機会を制限し、強行的に議事を進めることは民主主義国家としてふさわしくないし、国民世論をないがしろにする所業ではないか。(14日配信のメールマガジンで)

4125チバQ:2020/05/15(金) 17:53:25

6287 :チバQ :2020/05/15(金) 17:53:07 >>6055-6061あたり
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000108-kyodonews-pol

桜井充氏、自民会派入りへ 野党統一会派に退会届


5/15(金) 13:23配信

共同通信







桜井充氏、自民会派入りへ 野党統一会派に退会届


桜井充参院議員


 無所属の桜井充参院議員(宮城選挙区)は15日、近く自民党会派入りする方針を国会内で記者団に表明した。立憲民主、国民民主両党などでつくる野党統一会派に同日付で退会届を提出。新型コロナウイルス対策を挙げて「与党に行かないとなかなか仕事ができない」と記者団に述べた。

 自民党の世耕弘成参院幹事長に対し、会派入りの希望を伝えた。桜井氏は昨年11月に国民を離党。統一会派にはとどまっていたが、今年1月の参院本会議では、会派の方針に反し2019年度補正予算案の採決で賛成に回った。

4126チバQ:2020/05/17(日) 09:09:46
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20200516_11003.html
参院宮城・桜井充氏が自民会派へ 入党には慎重姿勢
2020/05/16 10:30河北新報

参院宮城・桜井充氏が自民会派へ 入党には慎重姿勢

宮城県庁で記者会見し、自民会派入りの意向を決めた理由を説明する桜井氏

(河北新報)

 無所属の桜井充参院議員(宮城選挙区)は15日、立憲民主、国民民主両党などでつくる統一会派に退会届を提出し、自民党の世耕弘成参院幹事長に会派入りの希望を伝えた。当面は無所属で活動する方針で、入党については「簡単な話ではない」と慎重姿勢を示した。
 桜井氏は国民の大塚耕平参院会長に統一会派を離脱する意向を伝えた後、世耕幹事長ら自民幹部と約30分間、非公開で会談。自民会派への入会届を提出した。
 会談後、桜井氏は報道各社の取材に「新型コロナウイルスの第2次補正予算案の編成に、医師としての経験を役立てたい。与党に行かないと十分な仕事ができない」と述べた。
 会談では、世耕幹事長らから入会を歓迎されたと説明。入党に関しては「自民党宮城県連にお願いしなければならない話になる。今すぐどうこうというわけではない」と語った。
 2016年の参院選宮城選挙区で旧民進党から立候補した桜井氏は、野党統一候補として自民現職との事実上の一騎打ちを制した。桜井氏は「民進党がなくなり、どこの政党で活動するのが県民の利益になるか考えた」と理解を求めた。
 退会届は国民の参院役員会が開かれる19日以降に受理される見通し。国民は昨年11月に桜井氏の離党を認める際、統一会派に当面残ることを踏まえて除籍(除名)処分にしなかった。

◎野党は批判、県連も反発

 無所属の桜井充参院議員(宮城選挙区)が自民党会派入りの意向を表明した15日、2016年の参院選を野党共闘で当選に導いた関係者に批判と戸惑いが交錯した。公認候補が苦杯をなめた自民党宮城県連も拒否反応。22年夏の次期参院選に向けた構図が一気に流動化し、与野党の心理戦が静かに始まりそうだ。
 「身売りであり、手のひら返し。辞職に値する」と一刀両断したのは立憲民主党県連の鎌田さゆり幹事長。「野党共闘がなければ、今座っている議席はない。議員バッジを着けられれば、政党はどこでもいいのではないか」と皮肉った。
 共産党県委員会の中島康博委員長も「裏切り行為は許されない」と怒りが収まらない。「完全に寝返ったので、われわれにも会えないのだろう。思いを聞きたいとも思わない」
 一方、桜井氏の古巣である国民民主党県連代表の沼沢真也仙台市議は「決断はそのまま受け止めるが、消化しきれていない」と困惑した。
 桜井氏から14日に連絡があったと明かし、「離党の延長線上にある判断だと思う。本人も悩んでいた」と説明。「与野党の立場に分かれたが、現時点で関係が決定的に変わるわけではない」と語った。
 鎌田、中島、沼沢の3氏とも今後の国政選挙で野党共闘の枠組みを維持する方針を示す。次期参院選について「白紙」と強調する桜井氏への対抗馬の擁立も辞さない構えだ。
 16年参院選で宮城選挙区は2人区から1人区となり、再選を目指した熊谷大氏(現宮城県利府町長)の議席を失った自民党。入党には慎重姿勢の桜井氏に、冷ややかな視線を送る。
 県連幹部の一人は「地方議員の間では『共産党と組んだ人間が今更なんだ』の大合唱。理解を得るのはかなり難しい」と内部の雰囲気を説明。ベテラン県議も「言行不一致。政治家の風上にも置けない」と切り捨てた。

4127チバQ:2020/05/17(日) 09:51:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/412a6e8e03e21ffc5d2ee4f6e5035791cdd460b5
加速する安倍政権の終焉…次の首相に手を挙げる「イマイチな顔ぶれ」
5/16(土) 6:46配信

現代ビジネス
写真:現代ビジネス

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前編はこちら:【安倍首相「人生の出口戦略」はコロナですべて吹き飛んだ】
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過去の醜態を忘れたかのように
Photo by gettyimages

 自民党の次期総裁選――「ポスト安倍」の椅子をめぐって、安倍の出身派閥である細田派=清和政策研究会の中で、今年に入ってから想定外の動きが相次いでいることは、ほとんど知られていない。

 安倍は以前から首相続投の意欲がないことを周囲に漏らしていたが、昨秋、その意思が固いことが細田派内に伝わると、年明けにかけて安倍の下を訪れて「派の代表として総裁選に立候補したい」と言い出す議員が派内から3人も相次いだのだ。

 その筆頭は、安倍首相の秘蔵っ子として、わずか当選3回で行革担当相として入閣、当選4回で自民党政調会長、防衛相と極めて異例の厚遇を受けてきた、幹事長代行の稲田朋美だ。

 周知の通り安倍の寵愛を受けてきた稲田だが、防衛相在任時、都議選の応援演説で「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」という失言をしたのに続き、破棄したとされたPKO部隊の「日報」を陸上自衛隊が密かに保管していた問題では、防衛省や自衛隊を全く統制できない醜態を晒し、途中辞任した。

 党内のやっかみを無視して抜擢人事を繰り返した安倍は当時、周辺に「清和研に皆が認める総裁候補がいないから、育てようと思って稲田を使ってきた。他派との駆け引きをする上でも、自分のところ(派閥)に首相候補がいないと迫力が出ないからね。『女性初の首相』という看板も立つし、女性だから派内のやっかみもまだ少ないだろうと考えて抜擢したんだが、その任になかったね」と本音を漏らしていた。

 そんな経緯をすっかり忘れたかのように手を挙げた稲田に、安倍も意表を突かれた。

「岸田さんなら私の方が…」
二階俊博(Photo by gettyimages)

 「夏ぐらいまでに、目指す日本の将来を本にまとめようと思っている」「自分の考えに賛成してくれる人を集め、仲間づくりをやっていきたい」。稲田は3月上旬、時事通信のインタビューでこう述べて、次期総裁選への立候補を目指す考えを表明している。

 実は、稲田はそのしばらく前に安倍と面会し「本気で次の総裁選に出馬したいんです」と理解を求めていた。

 安倍は「そんなに焦らなくてもまだ時間はある。次は派として岸田さんを推すことを検討しているので、協力してほしい」と説得したが、稲田は「岸田さんですか〜? 失礼ながら、岸田さんなら私の方が能力はあると思います。私ではダメなんですか?」と抵抗。安倍が仕方なく「それでは、自力で推薦人を集めてごらんなさい。(立候補に必要な)20人集まらなかったら、私に協力して欲しい」と切り返したところ、稲田は不満顔で部屋を出て行ったという。

 そうした経緯もあって、安倍は稲田がこれほど早く立候補を表明するとは思っていなかったようだ。周辺に「稲田もあんな失敗をしたのに、自分のことが分かっていない。もっと目立たないところで汗をかかないと。20人の推薦人など集まるわけがない」と呆れ顔で漏らしたという。

 だが、そもそも安倍が稲田を抜擢し続けたことに強い不満が燻っていた細田派内では、幹部からも「あれだけの大きな失敗をしたのに、わずか2年で幹事長代行という要職に起用するなど、首相が稲田を甘やかしてきたからだ。彼女を増長させたことを反省してほしい」との声が出ている。

 稲田はそうした派内の冷たい視線を察してか、あるいは安倍から突き放されたためなのか、今は幹事長代行として幹事長の二階俊博に接近する。

 二階派は、47人の議員を抱える自民党内第4派閥だが、衆目が一致する総裁候補も派閥の後継者も不在だ。これに目を付けた稲田は、二階の海外出張に二階派の議員に交じって参加するなどしてすり寄っている。稲田が共同代表を務める議員連盟「女性議員飛躍の会」が4月30日、女性活躍に向けた政策提言集「女性議員が永田町の壁を砕く!」を出版したが、その巻頭言も二階が寄せた。

 そのため、細田派の関係者の間では、「稲田は清和研にいても総裁候補になれないと見切りをつけ、二階派への移籍を画策しているのでは」との見方も浮上している。

4128チバQ:2020/05/17(日) 09:55:13
当選8回のベテランまで
 さらに細田派では、当選8回のベテラン議員で自民党選対委員長の元文科相・下村博文が、以前から総裁選への立候補に意欲を示している。安倍の側近を自認する下村は昨年10月の講演で「首相は4選を考えていない」との見立てを示した上で、「チャンスがあれば頑張りたい。やりたいことを一番できるのは首相だ」と意欲を示した。

 だが、官房副長官や文科相、党4役である選対委員長を務めるなど経歴は立派で、昨夏まで派閥の事務総長も務めていたにもかかわらず、自分本位の行動が多いために人望に欠け、派内から総裁候補に推す声はほとんど上がらない。

 新型コロナウイルスの影響がすでに出ていた今年2月中旬、下村は、派閥の最高顧問を務める元衆院副議長・衛藤征士郎とともに、当選3回の議員を中心とした若手議員たちを連日、ホテルに集めて会食した。

 衛藤は「派として必ず候補を出すべきだ。下村君はその有力候補だ」と熱弁を振ったが、「次は(清和研は)一回休んで他派の岸田氏を推した方がいい」と考える安倍に同調する派閥会長の元幹事長・細田博之も、こうした下村の動きに眉を顰める。

「おしゃべり大臣」
西村康稔(Photo by gettyimages)

 こうした稲田や下村の動きに刺激されたのか、さらに2人の清和研の所属議員が、相次いで安倍に総裁選立候補の意欲を伝えた。 

 ひとりは、昨秋の内閣改造で経済再生相として初入閣し、今は新型コロナ担当相も兼ねて連日テレビに顔を出す西村康稔。そしてもうひとりは、元経産相で参院自民党幹事長を務める世耕弘成だ。

 2人は、いずれも安倍のもとを別々に訪れて、次の総裁選に清和研の代表として立候補したいとの意向を伝え、お墨付きを得ようとした。だが安倍は2人に対しても、稲田同様に「次は宏池会や志公会(麻生派)と一緒に岸田さんを支援したい」との意向を伝えて自重を促した。両者が食い下がったため、やはり「まずは自力で20人の推薦人を集めてみたら」と言って追い返したという。

 西村は灘校―東大―通産省と歩み、大学時代はボクシング部で活躍したスポーツマンでもある、絵にかいたようなエリートだ。

 役人時代に石川県庁の勤務経験があり、地元の元首相・森喜朗の知遇を得て可愛がられている。そのため自民党が野党に転落した09年、麻生太郎の後継を選ぶ総裁選では、森のお膳立てで当選3回ながら立候補した経験もあり、早くから将来を嘱望されてきた。

 だが下村同様、自分勝手な行動が多く、頭の良さを鼻にかけて他人を見下すような言動も目立つことから人望に欠ける。官房副長官を務めていた一昨年には、西日本豪雨災害が差し迫っていた晩に、安倍や岸田らと宴会で同席した集合写真をわざわざツイッターに投稿、国民の強い批判を招いた。

 本人は「私も(総裁選立候補の)有資格者だ」と強気だ。安倍も西村には期待するところがあり、新型コロナ担当相に起用したのだが、自らの活躍をアピールしたいとの気持ちが先走り、「おしゃべり大臣」とも揶揄される。緊急事態宣言の解除基準を巡って政府に苦言を呈した大阪府知事の吉村洋文を批判して逆にネット上で集中砲火を浴びるなど、言動の軽さが相変わらず目立つ。

4129チバQ:2020/05/17(日) 09:56:51
「即退陣」こそないが…
 他方、世耕は参院議員ながら安倍側近として首相補佐官、官房副長官、経産相など要職を歴任し、昨秋から参院自民党幹事長を務めている。

 経産相在任中はロシア経済分野協力担当相を兼ね、安倍の意向を受けて日ロ平和条約締結に向けた地ならしに奔走した。西村同様に目立ちたがり屋で、かと思えばマスコミへの情報漏れに過剰反応し、経産省内全室の施錠や取材対応の厳格化を省内に指示するなど「器が小さい」とも指摘される。

 和歌山が地元の世耕は、二階引退後の衆院和歌山二区への転出を狙っており、親しい知人には「二階さんが早く消えてくれればいいのに」と本音を漏らす。だが、二階は子息を後継者に据えたいと考えていると見られ、強行すれば激突は避けられない。参院で派閥を超えた勉強会を主宰するなど足場固めに精を出す世耕は、「衆院に鞍替えすれば即、派閥の総裁候補になれる」と考えている節があるが、現在のところ細田派内で首相候補に担ごうという動きは見られない。

 安倍は親しい永田町関係者に「稲田も西村も世耕も、もっと党内で支持が得られるよう汗をかいてから(総裁選立候補を)言って欲しいよね」などと漏らす。しかし、思い描いてきた「退陣シナリオ」がコロナで吹き飛び、自らの足元さえ危ういいま、安倍に「後継」を云々する余裕などあるのか。

 世界を見渡せば、コロナ対策で各国首脳の支持率が上昇している中、大幅に低下した安倍は例外的な存在だ。野党のあいかわらずの支持率低迷と、自民党内に衆目の一致する後継候補が不在であることから、直ちに退陣に追い込まれる恐れこそないだろう。しかし、少なくとも「岸田政権を作って余生を楽しむ」という夢は、もはや風前の灯だ。

「次は石破を担ぎたい」
Photo by gettyimages

 コロナ対策で、第二次安倍政権発足以降、初めて危機管理の中心から外された官房長官の菅義偉が、今年1月に石破側近である元農水相・山本有二と密談。その後、次の総裁選では石破を担ぎたいとの考えを側近に漏らしたとの情報も、安倍の耳には入っている。安倍は新型コロナ対策に追われる中、菅への疑心暗鬼も募らせている。

 安倍が目論見通り岸田を後継者に据えるためには、まず新型コロナを収束させて支持率を回復させ、延期した東京五輪を確実に開催させるため、全力を挙げるしかない。だが、その道はかなり険しい。

 新型コロナウイルスは、安倍の「老後の計画」を白紙に追い込んだ。感染拡大を早期に抑え込めるか否かは、安倍という政治家の今後、そして「次の首相」に向けた政界の趨勢に直結している。

 (了。ジャーナリスト、文中敬称略)

戸坂 弘毅

4130チバQ:2020/05/18(月) 11:45:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200517-00000509-san-pol

首相と菅氏にすきま風? ポスト安倍めぐる政局の引き金にも


5/17(日) 20:00配信

産経新聞



 新型コロナウイルスの感染拡大の阻止に全力を挙げる首相官邸内で、安倍晋三首相やその周辺と、菅義偉官房長官との間ですきま風が強まっている。平成24年12月に発足した第2次安倍政権は、首相を支える側近の結束力を「エンジン」に長期政権を実現したが、コロナ対応では結束にほころびが目立つ。首相の自民党総裁としての任期が来年9月末まで残り1年4カ月に迫る中、首相周辺の権力闘争は「ポスト安倍」をめぐる政局の引き金になるかもしれない。

 「岸田(文雄自民党政調会長)では選挙に勝てない。石破(茂元党幹事長)が優勢だと思えば皆そちらに傾く」

 菅氏は最近、周辺にこう語っている。岸田氏への「ダメ出し」をはばからず、首相と激しく対立する石破氏を持ち上げるかのような印象だ。コロナへの政府対応をめぐり、菅氏の存在感低下を指摘する報道に対しても「誰かが書かせている」と話し、官邸内のきしみを認めている。

 1年前、菅氏は破竹の勢いで「ポスト安倍」に躍り出た。昨年4月1日に新元号「令和」を発表し、一躍「令和おじさん」として知名度を上げた。翌5月に内政を担う官房長官としては異例の訪米で、ペンス米副大統領ら米政府要人との会談を精力的にこなした。

 その後、公職選挙法違反疑惑で河井克行氏が法相、菅原一秀氏が経済産業相を相次いで辞任。2氏はともに菅氏に近いといわれ、菅氏失速の一因となった。だが、閣僚の任命権は首相にあり、2閣僚の辞任では首相と菅氏は一蓮托生(いちれんたくしょう)の共存関係でもあった。だが、今井尚哉首相補佐官ら首相周辺は、菅氏の勢いに「野心」をみてとり、警戒感は高まった。

 官邸内でくすぶっていた不和は、コロナ対策で「菅外し」につながったのだろうか。

 1月下旬、コロナの発生地である中国湖北省武漢市からの邦人帰国に向けたチャーター機手配では、日本貿易振興機構(JETRO)と連携し、スピード重視で奔走したのは今井氏で、外務省主導を主張した菅氏はほぼ蚊帳の外に置かれた。2月下旬、首相が全国公立小中高などの一斉休校を決断した席に菅氏は同席しなかった。

 菅氏の指示で3月9日に約40人態勢で発足した「マスクチーム」は現在、100人超の職員が医療器具全般の調達などを担うが、政府のコロナ対策の司令塔である内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室とは「関係ない」(菅氏周辺)という。コロナ関連の最新情報は、西村康稔経済再生担当相が連日記者会見などで発信し、スポークスマンとしての菅氏の露出も相対的に減っている。

 コロナの感染拡大は、菅氏を取り巻く環境も変えた。菅氏が主導し、右肩上がりに成長してきた観光は、コロナの世界的流行で大打撃を受け、コロナ収束後も誘客活動の本格化には時間がかかる見通しだ。

 菅氏は沖縄基地負担軽減担当相も兼ねるが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設は軟弱地盤の改良工事が新たに加わり、コロナの影響で工事さえもままならない。普天間の返還が予定より大幅にずれ込むことは確実で、「逆風」が続けば、菅氏の影響力がそがれる可能性がある。

4131チバQ:2020/05/18(月) 11:45:14
 菅氏と首相周辺との距離が広がる一因に、首相が「ポスト安倍」として本命視する岸田氏の存在がある。菅氏は岸田氏について「何をやりたいのかわからない」と批判し、「権力は自ら取りに行くものだ」とも語っている。実際、岸田氏は首相が宿願とする憲法改正議論で党内を取りまとめた印象は薄い。コロナの経済対策をめぐっても、全国民への現金10万円の一律給付を土壇場で公明党に押し切られ、政策責任者としての能力に疑問符がついた。

 菅氏は政権発足以来、与野党議員や経済界など1日数十人と面会して築いたパイプを生かして政策を実行し、国政選挙5連勝を導いたという強い自負がある。その菅氏からみれば、「禅譲狙い」で首相の座を目指す岸田氏や、岸田氏を次期首相候補に推す首相に対しても、強い違和感があるのだろう。岸田氏が今秋に予定する党役員人事で幹事長に就けば、菅氏との力関係が逆転するかもしれず、菅氏の岸田氏への強烈な批判は焦りの裏返しでもある。

 もともと、戦後政治を彩る政治家一家の出自を誇る首相と、秋田県の農家に生まれ、横浜市議からのたたき上げの菅氏は、首相が首相経験者として心を許す麻生太郎副総理兼財務相のような気心の知れた関係ではない。首相は菅氏の「仕事師」としての実力を評価し、麻生氏、菅氏、甘利明党税調会長の「3A+S」が政権を支えてきた。

 一方、菅氏をしのぐ影響力を持つ今井氏は、第1次政権後に失意の中にあった首相を支え、そのずば抜けた政策立案能力は誰もが認めるが、あくまで官僚出身の首相補佐官であり、政治家ではない。長期政権の宿命でもある有権者の飽きが強まる中、今後も首相を支え続けられるのか。

 菅氏と首相との距離が広がれば、政権運営が不安定になるリスクを抱えるだろう。菅氏が「政治の師」と仰ぐ梶山静六元官房長官は平成10年、党総裁選に出馬し、落選した。コロナ収束後、菅氏が「ナンバー2」からの脱却を目指し、ポスト安倍をめぐる政局で台風の目になるかもしれない。 (政治部 小川真由美)

4132チバQ:2020/05/18(月) 18:47:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020051700138&g=pol

2次補正「岸田プラン」ずらり 求心力回復に全力―新型コロナ


2020年05月18日07時05分
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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う2020年度第2次補正予算の編成作業をめぐり、自民党の岸田文雄政調会長は、求心力の回復に躍起となっている。自らが主導した減収世帯への30万円の現金給付が撤回に追い込まれ、指導力に疑問符が付いたためだ。岸田氏は2次補正のメニューに、自らが打ち出した家賃支援策や雇用調整助成金の倍増などを盛り込む方針だ。


月内解除へ自粛継続を 2次補正「日本経済守る規模」

 「国難と言われる深刻な事態に向けて、力を合わせて努力を続けていきたい」。岸田氏は14日の岸田派会合で、2次補正編成への決意をこう強調した。
 岸田氏はこれまでに、(1)家賃支援(2)学生支援(3)企業への資金供給(4)雇用調整助成金(5)マイナンバー活用―のプロジェクトチームを党内に設置。19日にも自民案をまとめ、政府に提言する。
 家賃の支払いが困難になった事業者への支援では、岸田氏は無利子・無担保の融資と給付を組み合わせた制度を「岸田プラン」として提唱。従業員を休ませた企業に支給する雇用調整助成金の上限額(8330円)をめぐっても、早々と「1万5000円」案を打ち上げた。
 安倍晋三首相は、こうした岸田氏の案を追認。14日の記者会見では「家賃負担を軽減するための給付金も新たに創設する」と言及。雇用調整助成金も上限を特例的に1万5000円まで引き上げる考えを示した。政府関係者は、「30万円給付」撤回の一件があったため、「首相は岸田氏の言うことは受け入れる」との見方を示す。
 岸田氏は13日に立憲民主党の逢坂誠二政調会長と会談し協力を要請するなど、野党との調整にも当たっている。「ポスト安倍」をにらみ2次補正で指導力を発揮できるかどうか。自民党内からは「お膳立てされているのに、まとめられなかったら大変だ」(閣僚経験者)との声が漏れている。

4133チバQ:2020/05/18(月) 18:49:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020051800607&g=pol

検察庁法改正、今国会断念 世論が反発、求心力低下必至―政府・与党


2020年05月18日18時27分
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首相官邸に入る安倍晋三首相=18日午前、東京・永田町

首相官邸に入る安倍晋三首相=18日午前、東京・永田町

 政府・与党は18日、検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案の今国会成立を断念した。安倍晋三首相が自民党の二階俊博幹事長に伝えた。同改正案に対する世論の強い反発で見送りに追い込まれた形で、求心力低下は必至だ。

 当面は新型コロナウイルス感染対策に集中し、秋に予定される臨時国会での成立を目指す。
 首相は、二階氏と首相官邸で会談、同改正案について「国民の理解なしには進められない」との認識で一致した。この後、自民、公明両党の幹事長、国対委員長は、検察庁法、国家公務員法の改正案などを一本化した「束ね法案」を継続審議とすることを確認した。
 これを受け、自民党の森山裕国対委員長は立憲民主党の安住淳国対委員長と会談し、こうした方針を伝達。安住氏は「評価したい」と応じた。野党は15日に提出した武田良太国家公務員制度担当相の不信任決議案を取り下げた。

4134チバQ:2020/05/22(金) 10:29:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200522-00000001-pseven-soci

自民重鎮の秘書、緊急事態宣言2日後に熱海で泥酔し警察沙汰


5/22(金) 7:05配信

NEWS ポストセブン







自民重鎮の秘書、緊急事態宣言2日後に熱海で泥酔し警察沙汰


元・衆議院議長の伊吹文明氏(時事通信フォト)


 コロナ禍の昨今、「気の緩みに気を付けろ」と政府・与党は国民に口を酸っぱくして言うが、まずは身内を引き締めるべきではないか。


 緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大された2日後の4月18日、静岡県熱海市の温泉街を訪れていたのは、自民党の伊吹文明・元衆議院議長(82)の公設秘書・S氏だ。
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 伊吹氏といえば、当選12回、現職の衆院議員の中で最高齢となる重鎮で、自民党二階派会合では「自己免疫が強くならないとコロナには打ち勝てない。だから、遊びすぎない、飲みすぎない。みなさん得意のことを抑制してください」と呼び掛けていた。
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 伊吹氏の秘書S氏が熱海にいたその日は、熱海市長が県外からの来訪を5月6日まで自粛するよう求めるメッセージを発表。静岡県では衆院静岡4区補選中だったが、新型コロナ対策として自民党の岸田文雄・自民党政調会長はじめ党幹部は静岡入りをやめ、ネット電話などを活用しての選挙応援に切り替えていた。
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 ところが、S氏は酒に酔った様子で熱海のスナックに来店したという。同店の関係者が言う。
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「都内から来たとのことでした。先にカウンターで飲んでいた地元のお客さんと間隔をあけてもらいたかったマスターが2メートル以上離れたボックス席に案内した。そうしたら“検査を受けているから大丈夫”などと言って自分もカウンターに座らせろとゴネ続けたんです。はじめは『公務員』と語っていましたが、お酒が進むうちに『議員秘書だ』と言い出し、ネットに載った自分のプロフィールを見せながら自分は伊吹文明代議士の政策秘書なのだと自慢気でしたね」
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 会計を済ませて「明日は仕事で東京に帰る」と話していたが、酔った様子のS氏は帰るそぶりを見せなかったという。
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「“あと一杯”などと言い、なかなか帰っていただけなかった。他のお客さんにも絡み出したので“警察を呼びますよ”と伝えると“どうぞ呼んで”と言うので、やむなく通報したんです。警察官が店内に入ってくるとさすがに驚いた様子でしたが、警察官に促されて抵抗することなくパトカーに乗せられていきました。


 普段なら楽しく一緒に飲めたかもしれないですが、デリケートな時期なのに他のお客さんに迷惑をかけちゃったので。議員秘書は大変な仕事でしょうからストレスがたまっていたのかもしれませんが……」
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 国民が自粛生活を送る中で、県外に“遠征”して警察沙汰とは……。伊吹事務所に事実関係と見解を問うと、「うちでは(新聞の)4大紙以外の取材はお断わりしている」との回答。そこで確認のためにS氏の携帯電話にかけると、
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「その件は公務とは関係がない。お答えする義務がない」と繰り返し、「誰かが私の携帯番号を不特定多数に伝えている。私の個人情報が洩れているから警察に通報しなくてはならない。それでいいんですか」など抗議の弁。
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 かつて「名議長」と与野党から一目置かれた伊吹氏はこの主張を認めてしまうのだろうか。
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※週刊ポスト2020年6月5日号

4135チバQ:2020/05/22(金) 10:35:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000009-mai-pol

自民会派入り「背信行為」 桜井充参院議員の転身、宮城の支援者憤慨


5/22(金) 9:11配信

毎日新聞







自民会派入り「背信行為」 桜井充参院議員の転身、宮城の支援者憤慨


記者会見を開き、自民会派への入会の意向を表明した桜井充参院議員=宮城県庁で2020年5月15日、滝沢一誠撮影


 宮城選挙区選出の桜井充参院議員(64)=無所属=が自民会派へ入会し、県内の関係者らに波紋が広がっている。前回2016年の参院選で、野党共闘をアピールして自民候補に勝利しただけに、支援した市民団体は「許しがたい背信行為。選挙民を愚弄(ぐろう)する」などと厳しく非難し、辞職を求めている。

 ◇「安倍政権打倒」掲げたはずが

 「私事で大変恐縮ですが、会派を離脱し……」。桜井氏が自民会派への合流を表明した翌日の16日、元支持者の自宅に転身の理由を述べる封書が届いた。

 「『私事』という言葉遣いに怒りが湧き上がる。議席は桜井氏のものではない」と市民団体「オールみやぎの会」のメンバーは憤りを隠さない。

 16年の参院選は、改選数が2から1に減り、自民現職の熊谷大氏(現利府町長)と桜井氏が事実上の一騎打ちとなる厳しい選挙戦で、県内初の野党共闘だった。旧民進の桜井氏は、共産・社民などと組み、その際、応援の根拠になったのがオールみやぎとの政策協定書だった。憲法9条擁護▽アベノミクスによる国民生活の破壊を許さない▽安倍政権の打倒を目指す――など8項目。熊谷氏に約4万票差を付けて4選を果たしたが、比例で合わせて13万票を集めた共産・社民の支持者の投票が明暗を分けたといわれた。

 桜井氏は民進と希望が合流した国民民主の県連代表を務めたが、昨年11月に離党し、無所属に。15日に自民会派への入会願を提出し、新型コロナウイルス対策を挙げて「与党に行かないと仕事ができない」と述べた。

 オールみやぎの共同代表、小野寺義象弁護士は「議員が政策協定を無視しては市民参加の政治は成り立たない」と指摘し、「変節する議員を受け入れるなら、自民も情けない政党になる」と述べた。

 共産県委員会の中島康博委員長も「野党共闘が無ければ当選していない。辞職すべきだ」などと批判した。【深津誠】

4136チバQ:2020/05/22(金) 10:44:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000027-jij-pol

安倍首相、森法相の続投指示 進退伺に対し 検事長問題


5/22(金) 9:17配信

時事通信







安倍首相、森法相の続投指示 進退伺に対し 検事長問題


衆院法務委員会で答弁する森雅子法相=22日午前、国会内


 森雅子法相は22日の記者会見で、東京高検の黒川弘務検事長が新聞記者らと賭けマージャンをしていたとして辞表を提出した問題で、安倍晋三首相に進退伺を提出したと明らかにした。

 首相の慰留を受け、続投することも表明した。

 進退伺を出したのは21日夜。森氏によると、首相は「検察の損なわれた信頼を回復するために引き続き職務に当たってもらいたい」と指示。森氏は「非常につらい道ではあるが、法務行政を停滞させることなく進め、検察の立て直しをしなければならないという思いに至った」と述べた。

4137チバQ:2020/05/22(金) 10:46:40
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200521-00629301-shincho-pol

ポスト安倍に鎬、「石破」が敵手「岸田」に頭を下げた“ちんたい”陳情


5/21(木) 5:59配信

デイリー新潮







ポスト安倍に鎬、「石破」が敵手「岸田」に頭を下げた“ちんたい”陳情


記念撮影の笑顔も引きつり…


「岸田さん、後生です。次の総裁ポストは私に譲ってください……」

「石破さん、安倍総理はあなたのことがお嫌いなんですよ。次は総理の寵愛を受ける私で決まりです」

 そんな会話が繰り広げられたかどうか――。
.

 今月1日、自民党本部で岸田文雄政調会長に深々と頭を下げたのは、石破茂衆院議員である。

 ポスト安倍の有力候補として鎬を削る2人なのに、石破氏が韓信の股くぐりか。

「“ちんたい議連”会長として、岸田さんに陳情に行ったんですが、実は、この日の未明、東京に住む岸田さんの母が逝去。そんなときに申し訳ないと詫びを入れたんです」(政治部記者)

 陳情の中味は、

「新型コロナウイルスの支援策の一つである家賃支援について、賃貸物件オーナーに不利益とならないよう、議連が一肌脱いだのです」

 この“ちんたい議連”、侮れない“圧力団体”で、

「自民党の衆院議員266名、参院議員84名と、党所属の国会議員の約9割が加盟する超マンモス議連なんです。賃貸オーナーは自民党の支持基盤に重なる層で、強大な発言力がある」

 19名の弱小派閥を率いる石破氏にとっては、心強い援軍になったりする? 

「いやいや。この日、岸田さんのもとを訪れたのは石破さんの他、石破派の山本有二衆院議員を高知2区から追い出した中谷元氏、パンツ大臣こと高木毅氏、“風俗狂い”をすっぱ抜かれた逢沢一郎氏ら。逢沢さんなんて、同じ岡山1区で立民の高井崇志氏に“コロナおっパブ通い”報道が出て急に明るくなったと揶揄される軽さ。頼りになんてならないですよ」

 総裁への道も沈滞? 

「週刊新潮」2020年5月21日号 掲載

4138チバQ:2020/05/22(金) 10:47:08
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200521-00000009-friday-pol

黒川検事長「賭け麻雀で辞任」で菅官房長官が危機に陥る可能性


5/21(木) 13:01配信

FRIDAY







黒川検事長「賭け麻雀で辞任」で菅官房長官が危機に陥る可能性


写真:FRIDAYデジタル


なぜこのタイミングで…

黒川弘務東京高検検事長がゴールデンウィークの最中、検察担当の新聞記者らと「賭け麻雀」に興じていたのではないかという疑惑を、5月21日発売の週刊文春が報じ、衝撃が走っている(https://bunshun.jp/articles/-/37926)。

元婚約者が明かす「小室圭さん母子ここまでヤバイとは!」

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下で、多くの国民が我慢と窮乏の日々を強いられている中、検察幹部が「賭博罪」が適用される可能性のある「賭け麻雀」をしていたら、看過できる問題ではない。まして、政府与党が5/18、国会に提出していた「検察庁法改正案」の成立を断念したばかりのタイミングだからなおさらだ。

法務・検察に詳しい永田町関係者は言う。

「黒川検事長は1月末の定年延長閣議決定後、国会が大荒れになったこともあり、しばらく大人しくしていましたが、コロナでメディア取材も制限される中で気が緩んでいたのでしょう。もともと好きな麻雀をやってしまったようです。

しかし、このタイミングで平然と『賭け麻雀』に興じていたとなると、前代未聞の不祥事。黒川検事長は辞任の意向を固めましたが、東京高検検事長の任命責任だけでなく、定年延長の閣議決定をした内閣の判断自体にも疑問符がつきかねません」

黒川氏と雀卓を囲んでいた「三密違反」のメンバーはいずれも法務・検察を担当する現役記者またはOBだとされており、ここで「口を割る」と、今後の法務・検察取材活動に支障をきたすおそれもある。したがって「賭け麻雀」だったかどうかの真相は、簡単には明らかにならないと思われたが、法務・検察の事情聴取に対して、黒川氏本人が賭け麻雀を認め辞任する旨を述べたとも報じられた。

麻雀でいえば予期せぬ「放銃」。思わぬところで振り込んで敗北を喫し愕然となる状態だが、自業自得だ。

しかし、問題は黒川氏一人の去就に留まらないだろう。今国会での成立が断念されたとはいえ、検察庁法改正案は「廃案」ではなく「継続審議」になる予定。検察官人事をめぐる問題は、秋以降の臨時国会に先送りにされることになっている。今回の検事長賭け麻雀問題は、一般の国家公務員法改正も含めた今後の法案審議スケジュールに狂いを生じさせ、その影響で検察庁法改正案がお蔵入りする可能性もある。

黒川氏は、あれだけ大騒ぎとなった閣議決定による定年延長をまっとうすることなく、検察から去ることになるわけだが、大山鳴動したあげく「賭け麻雀で検事長辞任」とは、何とも言えない拍子抜けの感が否めない。

◆ポスト安倍を巡る、国民不在の権力闘争

もともと検察庁法改正案は、検察官の定年を65歳に延長するとともに、内閣や法務大臣の判断で、さらに最高で3年の定年延長を認めるという特例措置を導入するものだった。

しかし、5月8日に国会で実質的に審議入りすると、1月末に行われた黒川検事長本人の定年を延長する閣議決定を受けた直後の法改正であったことから、「安倍政権による検察人事への政治介入を狙ったものではないか」という疑問の声が上がるようになった。

小泉今日子、きゃりーぱみゅぱみゅから元プロレスラー高田延彦に至るまで、多くの芸能人がツイッターで抗議の声をあげ、松尾邦弘元検事総長ら有力な検察OBが反対の声明文を出すに至った結果、当初、5/20に強行採決して衆議院を通過させる日程を描いていた安倍政権は、今国会での成立断念に追い込まれたのだ。

先の永田町関係者はこう指摘する。

「今回の検察庁法改正案の成立断念は、菅義偉内閣官房長官が一敗地に塗れたに等しいという声が永田町では多いのです。

黒川氏の定年を延長する閣議決定もそうですが、従来の改正案にはなかった『特例措置』を急遽追加させたのは誰かといえば、総理か官房長官以外にいません。内閣法制局の審査がいったん終わっていた法案の内容を変えるという荒業が許されたわけですから。

その安倍総理と菅長官の関係は、昨年秋の内閣改造後、著しく悪化していました。ポスト安倍を担う後継者として、総理の意中の人物は岸田文雄政調会長。しかし、菅長官は岸田氏を評価しておらず、岸田幹事長実現を阻止。我こそは次の総理に、という野望を隠そうともしなくなりました。

4139チバQ:2020/05/22(金) 10:47:20
昨年の内閣改造で、菅さんが法相に押し込んだ側近の河井克行氏がスキャンダルで失脚。広島地検の捜査で逮捕されるか否かの瀬戸際になっていますが、菅長官は転んでもタダでは起きない叩き上げ。コロナ対策の30万円給付金が土壇場でひっくり返され10万円の給付金になりましたが、岸田政調会長のメンツを潰した黒幕は、創価学会・公明党に太いパイプのある菅長官だという声もあります。

検察庁法改正案の成立断念に加えて、黒川検事長が辞任に追い込まれたとなると、今度は逆に、菅長官のメンツが丸潰れになります。官邸の中には、こうした次期総理をめぐる『シーソーゲーム』を見ながらほくそ笑んでる人間がいる可能性があります」

ポスト安倍を巡って、繰り広げられる権力闘争。しかし、コロナの緊急事態が続く中で、国民そっちのけで権力闘争にかまけているとしたら、不義不道と言う他ない。

取材・文:レイモンド・ベーダー

4140チバQ:2020/05/22(金) 10:47:44
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200522-00037943-bunshun-pol

とにかく話がつまらない……口ぐせは「ですから」加藤勝信厚労相の正念場


5/22(金) 6:00配信

文春オンライン







とにかく話がつまらない……口ぐせは「ですから」加藤勝信厚労相の正念場


竹下派の跡目争いも茂木氏に軍配?


 新型コロナの対策を担う加藤勝信厚生労働相(64)の評判が悪い。「37・5度以上の発熱が4日以上続いた場合」としていたPCR検査相談目安の変更を厚労省が発表したのは5月8日。それまで検査拒否が続出し、怒りが広がっていたことを指摘された加藤氏は「相談や受診の際の基準のように思われてきた。我々からみると誤解だ」と発言した。

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「とんでもない責任転嫁だ!」と国民の怒りの火に油を注いだが、当の加藤氏は反省の色なし。11日の衆院予算委員会では立憲民主党の枝野幸男代表から「責任転嫁をやめて欲しい」と批判されると、「いや、まず責任転嫁してないんですよ」。追及を続ける枝野氏に「ですから」と長々と言い訳を続けた。

 質問をわざとはぐらかし、「ご飯論法」と揶揄される加藤氏。「ですから」も彼の特徴的な話法で、ツイッターでは「ですから加藤」とのあだ名も。厚労省担当記者は「野党に対して『お前は分かっていない』とばかりに、『ですから』とだらだら説明する。上から目線の性格が透けて見える」と話す。

「加藤氏は後に事務次官3人を輩出することになる“花の54年組”として大蔵省に入省。エリート官僚臭は今も抜けず、インタビューでは脱線発言は一切なし。そのつまらなさは岸田文雄政調会長と一、二を争う」(政治部デスク)
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首相官邸の評価が高い理由

 だが一方で、首相官邸の評価は高い。官僚トップの杉田和博官房副長官は最近、茂木敏充外相や西村康稔経済再生相と比べつつ「天才の茂木、努力の西村、人柄の加藤」と漏らした。政治部記者は「安倍政権発足時から一緒に副長官を務めた加藤氏への杉田氏の愛があふれている。一方で、国民や野党には上から目線なのに官邸には媚びへつらっている実態がよく分かる」と笑う。厚労省の評価も散々だ。「いつも官邸目線で我々を責め立てる。省のトップとして官邸に物を言ってくれない。単なる官邸のイエスマンだ」(元幹部)。

 所属する自民党竹下派での人望もいまひとつだ。官房副長官時代に、菅義偉官房長官から「後輩議員と飲み食いしたりして仲間を増やした方がいい」と助言を受けた加藤氏。だが同席したある議員は「とにかく話がつまらなくて、盛り上がらない。結局会食も1回きり」とぼやく。同じ竹下派でも「一緒に飲むと楽しい。二次会のカラオケまで行って盛り上がる」と評される小渕優子元経産相とは天地の差だ。

 危機は政治家の本質をあぶり出す。このまま沈むか。それとも、今後のコロナ対策でリーダーシップを発揮できるか。一時は「ポスト安倍」にも名が上がった加藤氏の正念場は続く。
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「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年5月28日号




【関連記事】

4141チバQ:2020/05/23(土) 18:34:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3a484e9e6e115ef6add8284b0a521797f9d81f5
けじめ付けば辞職も一つ 安倍首相「責任ある」発言で 自民・石破氏
5/23(土) 14:42配信

時事通信
 自民党の石破茂元幹事長は23日、テレビ西日本の番組で、安倍晋三首相が黒川弘務東京高検検事長の辞職について「責任は私にある」と発言したことをめぐり、「けじめが付いたら職を辞すのも一つの在り方だと思う」と語った。

 同時に「ただ、普通の閣僚と首相は違う」とも述べた。

4142チバQ:2020/05/24(日) 20:50:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/65fe42bd873b48db1f1083a5b4402d3d520328b9
「安倍1強」政権に末期感 与党内、自民から公然と異論 公明も「信用されない」
5/24(日) 11:30配信

北海道新聞
与党から相次ぐ安倍政権への不満

 「安倍1強」政権を取り巻く与党内の空気が変わってきた。新型コロナウイルス対策や、検察幹部の定年を延長する検察庁法改正案などの迷走に対し、自民党からも公然と異論を唱える声が相次いでいる。これまでは批判や不満を抑え込んできたが、安倍晋三首相の党総裁としての任期が1年以上残る中、「政権末期感が強まってきた」との見方も出始めた。

 「最近の首相官邸はちょっとおかしい」。自民国対幹部は22日、首相が衆院厚生労働委員会で検察庁法改正案を含む国家公務員法改正案の廃案に言及した後、突き放すように語った。

 幹部は今国会成立を目指す官邸の強い意向を受け、野党との調整に奔走してきた。根回しもなく政府内で廃案論が強まる現状に、不満は募る。定年延長した黒川弘務前東京高検検事長の辞任もあり、公明党幹部も「もう首相が何言っても信用されなくなった」と冷ややかな視線を向ける。

 与党内にはそもそも、改正案への不満があった。与党が衆院内閣委で強行採決を辞さない姿勢を示していた13日、委員だった泉田裕彦衆院議員(自民)はツイッターに「国民のコンセンサスは形成されていない。強行採決は自殺行為だ」と採決で退席する意向を投稿。その日のうちに委員から外されたが、投稿は約3万7千件転載されるなど大きな反響を呼んだ。

 翌14日には船田元・元経済企画庁長官も自身のホームページで「強行的に議事を進めることは国民世論をないがしろにする」と指摘。中谷元・元防衛相は18日のインターネット番組で「到底国民の理解を得られない」と述べた。

 安倍政権は選挙での公認権や人事などを背景に、強権的な手法で自民党内の異論を封じ、安全保障関連法など世論の賛否が割れる重要法案を成立させてきた。時折、石破茂元幹事長や村上誠一郎元行政改革担当相らが批判の声を上げていたものの、党内にはもの言えぬ空気があった。

 第2次政権発足から約7年半。直近の内閣支持率は下落し、官邸をけん引してきた首相と菅義偉官房長官との溝もささやかれるなど、1強政権はかつての安定感を失いつつある。自民の閣僚経験者は「政権はもう死に体に近づいている」と指摘した。

4143チバQ:2020/05/24(日) 21:46:19
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052100271&g=pol
【点描・永田町】心に響かない首相の記者会見
2020年05月24日19時00分


緊急事態宣言を5月31日まで延長することを決定し、記者会見する安倍晋三首相=5月4日、首相官邸
緊急事態宣言を5月31日まで延長することを決定し、記者会見する安倍晋三首相=5月4日、首相官邸

 コロナ禍に対応するための緊急事態宣言の期限が5月31日まで延長され、外出自粛による国民の“総巣ごもり状態”は長期化している。1カ月近い延長決断を余儀なくされた安倍晋三首相は、4日の記者会見で「責任を痛感」「国民にお詫びする」と、自責の念を繰り返した。併せて首相は6月からの宣言解除への意欲をにじませ、「人と人との絆の力」などと情緒的な言葉で国民全体の協力を訴えたが、「国民の心には響かない会見」(立憲民主党幹部)との不満や批判が相次いだ。

 これまでと同様に午後6時から始まった記者会見。カメラのフラッシュを浴びて登壇した首相は、慣例の冒頭発言(スピーチ)で「緊急事態宣言から間もなく1カ月。国民の皆さまには大変なご協力を頂きました」と切り出し、全国の新規感染者数がピーク時の約3分の1まで減少したことなどを挙げて「皆さんの行動が未来を確実に変えつつある」と、まずは国民の努力を称えた。その上で、「現時点では感染者の減少が十分なレベルとは言えない」「医療現場の過酷な状況が続いている」などと期限延長の理由を説明する一方、「5月は終息のための1カ月で、次なるステップに向けた準備期間」と再延長には否定的な考えを示した。

 ただ、首相は宣言解除の具体的条件や出口戦略については、数値目標も含めて明確な言及は避けた。専門家会議での議論が錯綜したことが原因とみられているが、首相は会見の中で「全国で毎日100人を超える方々が退院しているが、その水準を下回るレベルまでさらに新規感染者数を減らしていく必要がある」とも述べた。これは専門家会議の主要メンバーが「新規感染者数100人以下が続く状態」と指摘したのと符合する。ただ、その前提となる新規感染者数については、極めて少ない日本のPCR検査数からみて「実態を表していない」(医療関係者)ため、現状では「感染者数を基準にする限り、出口戦略も組み立てようがない」(感染症専門家)のが実情だ。

緊急事態宣言を全47都道府県を対象に5月31日まで延長することが決定し、記者会見する基本的対処方針等諮問委員会の尾身茂会長(左手前)を見る安倍晋三首相=5月4日、首相官邸
緊急事態宣言を全47都道府県を対象に5月31日まで延長することが決定し、記者会見する基本的対処方針等諮問委員会の尾身茂会長(左手前)を見る安倍晋三首相=5月4日、首相官邸

◇問われるコミュニケーション力

 4日の首相会見は、左右と手元に設置されたプロンプター(原稿映写機)を見ながらの冒頭発言などは、これまで通り。身振り手振りの熱弁とも見えたが、ネットのライブ中継では、画面余白の書き込み欄に「がっかり」「悲しい」など、不満や落胆の投稿が続いた。中でも批判の投稿があふれたのは、冒頭発言の半ばに事業者が期待する持続化給付金に言及した際。首相が「5月1日から最大200万円の持続化給付金の受け付けを始めたが、最も早い方で『8月』から入金を開始します」と説明した途端、「ウソー!」「遅すぎ!」「もう駄目!」など悲鳴の書き込みで大炎上した。

 メモにあった「8日」(5月8日)を「8月」と読み間違えたようだが、首相が気付いたのは冒頭発言後に手元に届いた「連絡メモ」を見た時とみられる。国会での演説や答弁でも首相の言い間違いや読み間違いは少なくないが、この持続化給付金は最も首相がその効力をアピールしていたもので、「すぐ言い間違いに気付かなかったのは考えられない事態」(閣僚経験者)だ。

 首相は、その後の質疑の中で、そっと訂正したが、「メモ読みに集中して、内容は上の空だった」(自民長老)とも指摘された。これまでの首相の「コロナ会見」には「説明不足」「言葉に力がない」などの不評、不満が付きまとってきただけに、感染者の大幅減で、首尾よく6月からの宣言解除に踏み出すことができたとしても、期限の5月末の記者会見などでは、改めてコミュニケーション力が厳しく問われることになりそうだ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」5月18日号より】。

4144チバQ:2020/05/27(水) 11:28:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/e481324d14681155f1716eacf343e8e817b614e9

安倍官邸 身内が造反気配でも野党大物一本釣りで切り崩す




5/27(水) 7:05配信

 コロナ禍の裏で安倍政権が“数の力”でゴリ押ししようとした検察庁法改正案は国民の怒りで潰えた。そればかりか渦中の黒川弘務・東京高検検事長は緊急事態下で賭け麻雀に興じていたことが発覚し、辞任に追い込まれた。

 しかし、この法案成立断念によってかき消された動きもある。自民党内の不穏な気配は、同法案の委員会採決を目指していた5月13日、元新潟県知事の泉田裕彦・代議士が「強行採決は自殺行為。強行採決なら退席する」とツイートして委員を外されたことから始まった。


 その翌日には石破茂・元幹事長が派閥のウェブ例会で「国民の納得、理解を頂ける状況とは全く思っていない」、竹下派副会長の船田元氏も、「国民世論をないがしろにする所業だ」と批判が広がっていった。自民党幹部の1人はこう見ていた。


「強行採決に持ち込めば、本会議で党内からかなりの棄権票や欠席者が出る可能性がある。地元の批判も強いし、次の選挙を考えたら、オレだってできるなら棄権したいくらいだ」


 野党幹部も、「加藤の乱の再現になるかもしれない」と自民党からの造反に注目していた。


 ところが、造反が起きたのは野党の方だった。旧民主党の参院政審会長や財務副大臣を歴任した立憲民主、国民民主などからなる野党統一会派の大物、桜井充・参院議員が安倍首相側近の世耕弘成・参院幹事長と会談し、「与党に行かないとなかなか仕事ができない。医師としての経験を新型コロナウイルスの第2次補正予算案の編成に役立てたい」(15日)と、自民党会派入りを表明したのだ。野党幹部が言う。


「桜井さんは立憲と肌が合わず、自民党に行きたがっていた。官邸サイドの仕掛けだろうが、まさか検察庁法改正で国民の批判が高まっているタイミングで自民への移籍を表明するとは」


 安倍官邸は、自民党に造反の気配があるなら野党を切り崩せばいいとカウンターを浴びせたのだ。自民党長老の山崎拓・元副総裁が語る。


「現下の情勢では新型コロナ関連を国会で優先しなければならないが、だからといってその他の法案の議論で時間がないからと丁寧な説明をしなかったり、強行的な議事を進めるべきでない。検察庁法改正も説明や議論が足りないから世論の批判を浴びた。

 国会でこうしたことが起きている背景の一つには、野党が弱いこともある。新型コロナという緊急事態で、野党に抵抗力がない。だから与党は強引な国会運営に走る。しかし、そうした傲りを国民はしっかり見ていることに気づくべきでしょう」


 与野党ともに、政党政治の“ソーシャルディスタンス”を見失っている。


※週刊ポスト2020年6月5日号

4145チバQ:2020/05/29(金) 11:50:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b77d5f58ac4e15552948dc1697cdf0fe8185e816

共産党支援で当選して自民党入り 桜井充の「変節」に地元からすさまじい怒り




5/29(金) 6:01配信


文春オンライン







仙台一高から東京医科歯科大医学部卒 ©共同通信社
「新型コロナ対策一つとっても、与党でないと仕事ができない」

 そう宣言し、野党統一会派を離脱、5月21日に自民党会派入りしたのは桜井充参院議員(64)だ。東京高検の黒川弘務検事長が賭けマージャンで辞任し、政権の力が急落する最中の転身に野党担当記者は「コロナ対策で安倍晋三首相も野党の提案を受け入れる姿勢を示している。『与党でないと仕事ができない』とは大嘘」と呆れ返った。


 何しろ桜井氏、ついこの間まで安倍政権追及の急先鋒だった。首相が衆院を解散した2017年9月には「モリカケ追及逃れの解散だ。選挙がどうなろうと総理の関与は追及する」と宣言。自民圧勝に終わった選挙後も追及チームのリーダーとして厳しく迫った。

 桜井氏を知る地元・宮城の記者は「変節漢は昔から。偉くなりたいだけで筋の通った政治信条はそもそもない」。心療内科医の桜井氏は98年の参院選に宮城選挙区から民主党公認で出馬し初当選。地元の地方議員は明かす。「彼の素性を調べると、事前には自民にも共産にも『私を候補にして下さい』と声をかけていた」

 国政に進出してからの口癖は「将来は総理になる。だから衆院に鞍替えしたい」。事あるごとに「無所属でも衆院宮城一区から出る」と啖呵を切るも、決断できず機を逸した。民主党政権だった12年9月の代表選では、当時の野田佳彦首相に対抗しようと立候補を模索したが、推薦人が集まらず断念。



地元からすさまじい怒り
 昨年9月、野党統一会派が結成されたタイミングで「新しい挑戦をしたい」と国民民主からの離党を表明。統一会派に所属したまま、自民党側に接触を重ねた。岸田文雄政調会長と面会し、「ぜひ岸田派に入りたい」と懇願したかと思えば、麻生太郎副総理と縁のある宮城の有力者を頼って、その筋からも自民入りを画策したという。「もともと自民でも共産でも良かった桜井氏にとっては、派閥などどこでもいいのは当然だろう」(前出・地元記者)。

 今回の自民会派入りで地元の怒りはすさまじい。宮城選挙区の定数が1に削減された16年参院選では共産と手を握り、野党統一候補として四選しただけに、地元の共産関係者は「背信行為だ」と怒り心頭。一方で、地元の自民筋からも「共産と組んだ政治家が、今さら何だ」と散々で、五選を狙う再来年の参院選は視界不良だ。

 自民の世耕弘成参院幹事長からは「ハレーションが大きいから、すぐの派閥入りは控えて欲しい」とクギを刺されたという。変節を繰り返してきた桜井氏、与党会派入りでも仕事はできそうにない。


「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年6月4日号

4146チバQ:2020/05/29(金) 18:24:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b2fd9ffc3dfe593be36a18e6274529ee9b59aab

消費税暫定ゼロ法案化 自民保守派




5/29(金) 16:56配信


時事通信


 自民党保守派議員でつくる「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」代表幹事の青山繁晴参院議員は29日の会合後の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済悪化を踏まえ、「特異な経済状態が続く間は消費税を執行停止する法案を作る」と述べた。

 6月にも関連法案を取りまとめ、党内に同調を呼び掛けていく考えを示した。

 青山氏は昨年10月の消費税率10%への引き上げに触れ、「経済は増税ショックが加わり、他国に比べて悪い状況だ」と指摘、税負担軽減を急ぐべきだと訴えた。 


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%A8%E5%9B%BD%E7%9B%8A%E3%82%92%E8%AD%B7%E3%82%8B%E4%BC%9A
日本の尊厳と国益を護る会
所属議員[編集]

2020年(令和2年)5月2日現在[4]

【執行部】
青山繁晴(代表)( 参・比例 )
山田宏(幹事長)( 参・比例 )
鬼木誠(副代表)( 衆・福岡2区 )
長尾敬(副代表)( 衆・大阪14区 )
高木啓(事務局長)( 比例東京 )
石川昭政(常任幹事)( 衆・茨城5区 )
山谷えり子(常任幹事)( 参・比例 )

【衆議院】( 五十音順 / 氏名非公開を要望された議員を除く)
青山周平( 比例東海 )
上野賢一郎( 滋賀2区 )
上野宏史( 比例南関東 )
大西宏幸(幹事)( 大阪1区 )
加藤寛治(幹事)( 長崎2区 )
神谷昇( 比例近畿 )
木村弥生( 比例近畿 )
高村正大( 山口1区 )
桜田義孝( 千葉8区 )
杉田水脈(幹事)( 比例中国 )
谷川とむ(幹事)( 比例近畿 )
渡嘉敷奈緒美( 大阪7区 )
長坂康正(幹事)( 愛知9区 )
原田義昭( 福岡5区 )
深澤陽一( 静岡4区 )
三谷英弘(幹事)( 比例南関東 )
務台俊介(幹事)( 比例北陸信越 )
山田賢司(幹事)( 兵庫7区 )

【参議院】 ( 五十音順 / 氏名非公開を望まれた議員を除く)
有村治子(幹事)( 比例 )
石田昌宏( 比例 )
磯崎仁彦(幹事)( 香川 )
大野泰正( 岐阜 )
小川克巳(幹事)( 比例 )
小野田紀美(幹事)( 岡山 )
加田裕之( 兵庫 )
北村経夫( 比例 )
小鑓隆史(幹事)( 滋賀 )
清水真人( 群馬 )
自見英子(幹事)( 比例 )
進藤金日子( 比例 )
高野光二郎( 徳島・高知 )
鶴保庸介( 和歌山 )
中西哲( 比例 )
長峯誠( 宮崎 )
堀井巌( 奈良 )
三原じゅん子( 神奈川 )
三宅伸吾( 香川 )
山下雄平( 佐賀 )
吉川有美( 三重 )
和田政宗( 比例 )

衆議院 27名 ( うち非公表希望4名 ) 参議院 27名 ( うち非公表希望2名 ) 合 計 54名

4147チバQ:2020/05/31(日) 14:04:33
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200530X052.html
衆院解散、狭まる選択肢=支持率急落、コロナも左右―「ポスト安倍」に持ち越しも
2020/05/30 15:10時事通信

 来年10月21日の衆院議員任期満了まで1年5カ月を切った。衆院解散のタイミングとして、早ければ今秋との声もあるものの、新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、内閣支持率も急落する中、否定的な見方が大勢。来年も夏に東京五輪・パラリンピックが控え、安倍晋三首相の選択肢は狭まっている。新たな不祥事が発生すれば、首相の手では解散できなくなる可能性も否めない。

 ◇年内は環境整わず

 「解散は今秋か、来年1月召集の通常国会冒頭しかない」。首相と最近面会したベテラン議員はこう語る。周囲には選挙準備を指示しているという。新型コロナ感染拡大は、緊急事態宣言が全面解除されて一区切りがついた空気が広がり、与野党議員の間では解散時期が話題に上り始めた。

 ベテラン議員がこう想定するのは、来年7月に任期満了を迎える東京都議選と東京五輪がほぼ連続し、この間は衆院解散を打ちにくいためだ。公明党が、都議選と衆院選の間隔を空けるのが望ましいとの立場を崩していないこともある。

 ただ、自民党内では今秋の可能性について「とても選挙をする環境にはならない」(幹部)というのが共通認識だ。新型コロナの影響で経済悪化の底が見えない上、前東京高検検事長の定年延長や検察庁法改正の試みで示した安倍政権の手法が「恣意(しい)的」などと強い反発を招き、世論の信頼を大きく損ねた。得意とする外交上の重要課題も行き詰まり気味で、支持率が上向く材料は見当たらない。

 来夏の五輪・パラリンピック後は、9月末に首相の自民党総裁任期満了、10月には衆院議員任期満了が迫り、事実上、解散時期の選択の余地がなくなる「追い込まれ解散」となる。一方、コロナが収束せず、五輪が中止となれば、末期を迎えた安倍政権は求心力を失いかねない。いずれの場合も、総裁選前倒しも視野に「ポスト安倍」に解散を委ねる展開もあり得る。実際、竹下派幹部は「解散は総裁選の後ではないか」とみる。

 ◇河井前法相の買収疑惑も

 一連の政治日程とは無関係に、政権基盤に深刻な打撃を与えかねないのが、政権中枢に近い自民党の河井克行前法相の地元政界に現金が配られた疑惑だ。検察当局は、前法相の公職選挙法違反(買収)容疑での立件に向け、調べを進めている。展開次第では「安倍首相の下では選挙は戦えない」との声が与党内の大勢となり、解散どころか政権運営が立ち行かなくなる可能性もある。

 一方、野党は早期解散への警戒を解いていない。立憲民主党の枝野幸男代表は29日の記者会見で、次期衆院選で争点化を目指す新たな政権構想を発表。「いつ解散があってもおかしくない。最短のケースを常に想定し続けるしかない」と野党陣営を引き締めた。

4148チバQ:2020/05/31(日) 14:13:15
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN5Y6H5SN5YUTFK00H.html
党員獲得、目標未達は比例救済せず 自民が「ムチ」検討
2020/05/29 19:48朝日新聞

党員獲得、目標未達は比例救済せず 自民が「ムチ」検討

自民党の二階俊博幹事長

(朝日新聞)

 「党員獲得目標」を達成できなければ、次期衆院選で比例復活の可能性はなくなる――。党員減に頭を悩ませる自民党が、こんな引き締め策を検討している。ただ、二階俊博幹事長が旗を振っているものの、コロナ禍で地元入りが制限されている所属議員からは戸惑いの声も漏れる。

 自民が所属国会議員に求める党員獲得の年間ノルマは1千人。党幹部はノルマ未達の衆院議員について「(小選挙区で)公認しても比例名簿には入れない」と話す。名簿に載らなければ、小選挙区で落選した公認候補は、比例区で復活当選する可能性を閉ざされる。

 自民は2014年、「党員120万人」の目標を定めた。党員数は政権復帰の翌13年から前年比増が続いていたが、昨年は前年比1・3%減の108万6298人にとどまり、7年ぶりの減少に転じた。

 二階氏は今年3月、党大会に代わる両院議員総会で「7年ぶりの減少は大変残念だ。元の数字に即刻回復し、120万党員を達成するように特に努力をお願いしたい」と指示。「党員獲得に幹事長は並々ならぬ思いを持っている」(二階氏周辺)とされ、これまで党員獲得数の上位・下位議員の実名を公表するなど党内に努力を迫ってきた。

 衆院任期が来年10月に迫り、選挙に向けて地盤固めを促す狙いだが、二階氏の繰り出す「ムチ」に党内では困惑も広がる。新型コロナウイルスの感染防止のため、党所属議員は地元入りの自粛を求められており、若手議員は「集めなきゃしょうがないが、状況が落ち着かないと動けない」と漏らす。(河合達郎)

4149チバQ:2020/06/01(月) 17:21:22
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-631986.html


内閣支持率急落で囁かれる安倍首相辞任のタイミング 党則第6条で揉める可能性
2020/06/01 05:57デイリー新潮

内閣支持率急落で囁かれる安倍首相辞任のタイミング 党則第6条で揉める可能性

安倍総理

(デイリー新潮)

辞任が得策!?
 有権者はもちろん、自民党内にも衝撃が走った。毎日新聞と朝日新聞の内閣支持率が共に30%を割り込んでしまったのだ。自民党の国会議員からも「下がるとは思っていたが、これほどの急落は予想できなかった」との声が上がっている。

 ***

 両紙の報道により、安倍晋三首相(65)の党内影響力が低下、“ポスト安倍”レースが一気に加速する可能性が取り沙汰されているという。

 だが、その前に支持率急落の理由について、しっかりと報道を見ておこう。

 毎日新聞(電子版)は5月23日、「内閣支持率27%に急落 黒川氏『懲戒免職にすべきだ』52% 毎日新聞世論調査」の記事を配信した。

《安倍内閣の支持率は27%で、今月6日に行った前回調査の40%から急落した。不支持率は64%(前回45%)に跳ね上がった。社会調査研究センターとの共同調査は3回目で、最初の4月8日に44%あった支持率が1カ月半で17ポイント落ち込んだ》

 さらに朝日新聞(同)は24日、「内閣支持率29%、発足以来最低に 朝日新聞世論調査」の記事を配信した。

《安倍内閣の支持率は29%(前回5月16、17日は33%)で、2012年12月に第2次安倍政権が発足して以来、最低となった。不支持率は52%(同47%)に増え、5割を超えた》

《男性の支持率は33%で、女性は25%。特に50〜60代女性の支持は2割以下で、7割近くが不支持と答えた。支持政党別では、自民支持層の内閣支持率は68%だったが、無党派層では14%にとどまった。第2次安倍政権のこれまでの最低支持率は、森友・加計問題への批判が高まった18年3月と4月の調査の31%だった》

 モリカケ問題より現在のほうが、安倍政権を見つめる有権者の目は厳しいことが指摘されている。

 一体、何に有権者は怒り、不満を感じているのだろうか。政治記事を担当するデスクが解説する。

「毎日新聞の記事では、《東京高検の黒川弘務検事長が賭けマージャンをしていた問題で辞職したことについては「懲戒免職にすべきだ」が52%と半数を超えた》とあり、安倍政権の支持率が急降下した原因の1つだと考えられます。さらにアベノマスクの不評や特別定額給付金の10万円がなかなか届かないといった、新型コロナウイルス対策に関する不満が重なったことも大きいでしょう」

 黒川弘務氏(63)の問題に有権者が不満を感じているのは、森まさこ法務大臣(55)に対する、安倍首相の“弱腰”も影響しているようだ。

「黒川氏の問題で、森法相が進退伺いを提出したところ、安倍首相が『強く慰留』したと大手マスコミは報じました。これも有権者には不評だったようです。責任を取り、森法相を辞任させるべきだったという意見のほうが多いのでしょう」(同)

 デスク氏は「安倍首相と距離のある自民党の国会議員ほど、支持率急落の報道に驚いている」とも指摘する。

 ならば逆に、安倍首相に近い議員は、報道にどう反応したのだろうか。官邸中枢はどう受け止めたのかというと、どうも有権者の感覚とは距離があるようだ。

「官邸にいる安倍さんの周辺は、新型コロナ対策を『そこそこ、うまくいっているのではないか』と分析しています。『何よりの死者を出さないよう万全の策を講じてきたし、実際に死者を少なく抑えられている』というわけです。ところが有権者は、何よりも黒川氏の問題に怒っており、コロナ対策でも死者数ではなく、マスクや給付金の件で批判しています。その現状を、いまいち理解できていないようです」(同)

4150チバQ:2020/06/01(月) 17:22:22
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/05300600/?all=1
吉村知事の名前はタブー、支持率急降下「安倍官邸」7年半で最大ピンチの元凶
国内 政治 2020年5月30日掲載
安倍・菅」間の距離の原因とは
 歴史にifはないけれど、本来なら、オリパラに向けて国民が何となくソワソワし始めて、気持ちの高ぶりを抑えきれない、そんな季節になるはずだった。しかし現実は厳しく、コロナ禍でのチョンボが続き、支持率はダダ下がり。政権始まって以来のピンチを迎えた安倍晋三首相。官邸内の誰が何をどう間違えたのか。

 ***

 毎日新聞の5月23日の調査によると、支持率は前回から13ポイント急落して27%。朝日新聞の23、24両日の調査は29%で、第2次安倍政権発足以来最低を記録している。

「民主党から政権を奪取した2012年12月から7年半経過しましたが、その中で一番のピンチと言ってもいいと思います」

 この間ずっと安倍官邸を見続けてきた永田町関係者の話だ。

「安倍さん以下、今井さん(尚哉首相補佐官)ら側近は頭を抱えています。まだ届かないアベノマスクにまつわるゴタゴタ、公明党からの強い圧力で10万円の一律給付への電撃シフト、星野源動画との勝手にコラボでの見事なスベり方、そして検察庁法改正案から黒川検事長の賭けマージャン問題まで、よくもこんなにミスができるなってくらい続いている。だから、支持率低下は仕方ない面がある。これに乗じて維新の支持率は上がってますけど、吉村さん(洋文大阪府知事)の名前は聞きたくないって感じでしょう」

 官邸内の余裕のなさを象徴するような話だが、もっとも、

「WHOにホメてもらうくらい、新型コロナウイルスの封じ込めには現時点で相当成功しています。現実には成果をあげているわけですから、もう少し政権に対する評価があってもいいとは思うんですが、先に触れた失政のダメージがあまりに重く、世間の目は極めて厳しいですよね」

 その理由は様々あるだろうが、コロナ禍での政策提案は主として今井補佐官が行うことが多く、おのずと失政を重ねていることになる。

「たとえば現金給付については、所得制限したりすると手続きに時間がかかりますからね。スピード勝負という意味でも『一律』は悪くなかった。ただ、そこに口を挟んだのが今井さん。リーマン・ショックで麻生さんの時に出した定額給付金を持ち出して“意味ないですよ。貯蓄に回りますよ”と。で、安倍さんも一律は見送ろうとしたら今度は公明党が噛みついてきてひっくり返されたという流れです。結果論かもしれないけど、リーマンの時に1万2000円給付したことと今回とは同じ土俵では考えられないでしょう」

 読売新聞は、5月26日付の朝刊に、〈[政治の現場]危機管理(1)首相の決断 菅氏不在〉という記事を掲載している。要するに、安倍首相と菅義偉官房長官との間に距離ができつつあるという指摘だ。

《安倍と菅の二人三脚から、安倍の独壇場へ。こうした官邸内力学の変化は、「ポスト安倍」をめぐる安倍と菅の温度差がもたらしたと見る向きもある。安倍は来年9月末の自民党総裁任期切れをにらみ、盟友である副総理兼財務相の麻生太郎とともに、自民党政調会長の岸田文雄に期待を寄せる》

《一方の菅が、政治家としての岸田を見る目は厳しい。安倍が麻生、岸田との間だけで減収世帯への30万円給付という目玉政策を構想し、菅を絡ませなかったのも、そうした背景からだとする見方もある》

《安倍が2月下旬に学校の一斉休校を打ち出した際も、菅は蚊帳の外だった》

「“安倍さんと菅さんに溝がある”と書かせて、誰が得するのかを見ていくと、やはり今井さんなのかなという感じがしますね。いや、今井さんしかいない(笑)。菅さんじゃなくて今井さんあってのこの内閣だというアピールができることになりますからね。この記事にあるように、一斉休校について菅さんは知っていたけれど、“あの日にやる”ことは聞かされていなかったようです」

4151チバQ:2020/06/01(月) 17:22:34
「アサノマスク」にシフト?
 今井補佐官が首相の側で権勢をふるうことに問題があるというよりはむしろ、それが諸刃の刃になりかねないということが危惧されるのだという。

「アベノマスクひとつとっても決まるまでに癒着だ利権だと言われて、決まったら決まったで安くできたはいいけれど、8割は配られないままになっている。世帯に2つを配るにあたって、“とにかく早く集めろ”の大号令はかかったけれど、その後の流れがうまくいっていないですよね。それに今年の夏は暑いと言われていて、それでも”withマスク”は続けなくてはならないわけで、だったらアベノマスクは諦めて夏用の麻のマスク(アサノマスク)に注力するとか、そういうアイディアがあってもいいと思うんですが……。結局ユニクロとかMUJIとかそういうところが先を行くことになるでしょう」

「これまでの安倍官邸は菅さんと杉田(和博)官房副長官が危機管理を取り仕切ってきたわけですが、それが今井さんと北村さん(滋・国家安全保障局長)にシフトしている部分があります。今井さんが首席秘書官から補佐官に、北村さんが内閣情報官から現職に“出世”して以降その傾向は強まっていますが、霞が関からは、嫉妬も少なからずあるけれど、“2人は確かにワーカホリックで安倍さんに尽くしているけど、安倍さんだから仕事をやらせてもらっているだけ。他の人が宰相ならここまで続いていないでしょう”と冷ややかな声はあがっています」

「『安倍退陣』とか面白おかしく言われていますが、安倍さんが辞める理由はない。ただ、打開策がないのは事実。通常国会の会期が切れる6月17日まで、安倍批判は止むことはないですが、その後に、河井克行前法相の逮捕とかG7とかで風向きが変わることがあるのか、暗中模索というところじゃないですかね」

週刊新潮WEB取材班

4152チバQ:2020/06/02(火) 11:56:49
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e5%af%be%e7%ad%96%e3%81%a7%e7%b7%8f%e7%90%86%e3%81%b8%e3%81%ae%e8%a6%96%e7%b7%9a%e3%81%8c%e5%a4%89%e5%8c%96-%e9%9c%9e%e3%81%8c%e9%96%a2%e3%81%8c%e9%9a%a0%e3%81%99%e6%9c%80%e5%a4%a7%e7%b4%9a%e3%81%ae%e7%88%86%e5%bc%be/ar-BB14Txge?ocid=ientp

コロナ対策で総理への視線が変化 霞が関が隠す最大級の爆弾







2020/06/02 07:05





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9月入学「拙速導入せず」首相が表明


船から運ばれるスルメイカ=2日午前、北海道函館市

スルメイカ、コロナで昨年の半値以下





第一次政権の悪夢ふたたび?(AFP=時事)© NEWSポストセブン 提供第一次政権の悪夢ふたたび?(AFP=時事)
 安倍内閣の支持率が20%台の「危険水域」に急落し、芸能人からも「さよなら安倍総理」の声が挙がった。そこに追い打ちをかけるようなリーク報道が相次いでいる。

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 2つとも共同通信によるものだが、一つ目の5月25日のものは、〈首相官邸に報告した法務省は、国家公務員法に基づく懲戒が相当と判断していたが、官邸が懲戒にはしないと結論付け、法務省の内規に基づく「訓告」となったことが24日、分かった。複数の法務・検察関係者が共同通信の取材に証言した〉とある。

 もう一つは、スピード承認に前のめりになっていた「アビガン」に関するものだ。共同通信は5月20日の配信で〈(アビガンについて)国の承認審査にデータを活用できると期待された臨床研究で、明確な有効性が示されていないことが、分かった。複数の関係者が共同通信に明らかにした〉と報じた。

 こうした報道の背後には、これまで安倍官邸の支配下で“忖度”してきた官僚たちが潜んでいるとみられる。内部事情に詳しい者によるいわゆる「リーク」である。

 安倍首相はそうした「官僚の造反」に苦い経験がある。第一次政権当時、社会保険庁改革を打ち出した途端に「消えた年金問題」が発覚(2007年)して支持率が急落、自民党内から「社保庁役人のリークによる自爆テロだ」との声があがった。さらに天下り規制に乗り出すと、大臣の不祥事が次々に表面化して退陣に追い込まれ、「役人のリークで政権が潰された」(当時の閣僚)といわれる。

 そうした教訓から、首相に返り咲くと官邸に「内閣人事局」を設置して各省庁の幹部人事を一元的に掌握し、忖度官僚を出世させ、気に食わない官僚は容赦なく左遷する“恐怖政治”で官僚をおさえつけてきた。だからこそ今、安倍首相やその“虎の威”を借りて行政を壟断してきた官邸の安倍側近官僚たちはこの状況に恐怖しているはずだ。元文科官僚の寺脇研・京都芸術大学教授が語る。

「コロナ対策で霞が関の総理への視線が明らかに変わった。総理は全国一斉休校を文科省の反対を押し切って法的根拠もなく実施し、クルーズ船への対応でも、厚労省内からおかしいという批判があったが、聞き入れなかった。挙げ句にアベノマスクというアホな政策に466億円。さすがに霞が関の官僚もこのままでは危険だと考えている。

 これまではモリカケ問題などスキャンダルに口をつぐんできたが、総理の独断を止めるために過去の不祥事の決定的な証拠が明らかにされる可能性もある」

 その霞が関が隠し持つ最大級の“爆弾”が「桜を見る会」の招待者名簿だ。総理や昭恵夫人が、誰を招待したのかの記録がある名簿は表向きシュレッダーで裁断、廃棄され、電子データのバックアップも消去されたことになっている。それが見つかれば大スキャンダルに発展するのは確実だろう。

「招待者名簿は省庁ごとに作成して保管されてきた。総理や昭恵夫人など官邸分の名簿は内閣総務官室の人事課が作成したが、機密指定されていない資料だから、他の役所の職員とも電子データでやり取りされていた。国会で問題化した後も公安などが名簿の一部をもとに内々に反社の出席者の確認に動いていたくらいです。

 どの役所も問題の名簿を探し、わが社(役所)の大臣官房は官邸分の名簿データを持っている。ないことになっているだけで、主だった役所は部外秘にして握っていると思う」(有力官庁の人事課職員)

 霞が関が“さらば安倍首相”と政権に三行半を突きつける時、そうした爆弾資料が流出する。総理が強いときはいわれるまま“疑惑隠し”に加担しながら、弱ったとみるや裏に回って倒閣に動く。官僚組織が長年受け継いできた“総理使い捨ての論理”こそ、安倍首相にとって最大の脅威なのである。

※週刊ポスト2020年6月12・19日号

4153チバQ:2020/06/03(水) 22:06:22
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020060301002142.html
ノルマ未達は比例復活なし、自民 衆院選へ党員年千人
2020/06/03 21:36共同通信

 自民党は、1人当たり年間千人の党員獲得ノルマを今年達成できなかった議員について、次期衆院選では比例代表名簿に登載しない方針を固めた。小選挙区の候補者は名簿に載らないと、比例代表で復活当選する可能性が閉ざされる。昨年の党員数は7年ぶりに減少に転じており、党勢拡大へ奮起を促す狙い。3日の選対幹部会合で林幹雄幹事長代理が説明した。党関係者が明らかにした。

 昨年末時点の党員数は108万6298人と、2018年に比べて約1万5千人減少した。危機感を強める党はノルマ未達成の場合、罰金を科すほか、獲得党員数が下位の議員名を公表して引き締めを図っている。

4154とはずがたり:2020/06/04(木) 09:50:55
自民党議員がご近所トラブル 焼肉店に「ダクトとファンを使うなら1日150万円払え」
国内 政治 週刊新潮 2020年6月11日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/06031659/?all=1

 緊急事態宣言が解除されても、飲食店は短縮営業などでなおも窮地に陥っている。そんな折、本来であれば彼らを救うべき存在である国会議員が、法的措置をふくむ“ご近所トラブル”を起こしていた。

 ***

「店から出る煙や臭い、音について、うちに隣接する一戸建てとマンションの方、2組から苦情をいただきました。現在は“ダクトと排気ファンを使うのなら、1日当たり150万円支払え”と言われています。あまりに法外な要求です」

 と語るのは、東京・六本木に店を構える、とある焼肉店のオーナーだ。煙や臭いをめぐるトラブルはよくある話でも、1日150万円を要求とはさすがに……。150万円を求めているのはご近所のうち「一戸建て」の住民で、「マンション」住民が求めるのは1日4万円というから、いかに高額な要求かがわかるというものだ。

 その「一戸建て」の住民とは、自民党の伊藤信太郎衆院議員。衆院議長をつとめ“東北のケネディ”として親しまれた宗一郎氏を父に持ち、本人もハーバード大学に留学した後に外務政務官と外務副大臣を経験している二世議員だ。

 1年半前に店がオープンして以降、たびたび議員から“苦情”が出ていたと、折衝に当たる店の経営幹部は話す。

「昨年3月の22時前、営業中でお客さまがいるにも関わらず、“改修工事のプランを出せ”と怒鳴り込んできた。顔が真っ赤でお酒の匂いがしていたのを憶えています」

 昨年4月には、件のダクトとファン使用を禁じる旨の仮処分命令が申し立てられた。店側は500万円ほどかけて3回の改修工事を行ったが、伊藤議員は納得しなかったようだ。今年4月、仮処分命令が裁判所に認められる。とはいえ、ダクトなしでは経営ができない。やむなく営業を続けていると、5月になって「間接強制」が申し立てられ、1日当たり150万円の支払いを求められることとなってしまった。


「週刊新潮」2020年6月11日号
ネット書店で購入する

 伊藤議員の代理人弁護士は、150万円もの要求額について、

「裁判所の命令を無視して営業しても割に合わないと感じる金額である必要があるためです」

 と説明する。先のオーナーはこう嘆息する。

「コロナで世の中全体が大変なときです。本来ならば補償の仕組みを決めるなどして私どもを助けてくださるはずの国会議員が、店を営業するな、するならカネを寄越せとはあまりに酷い……」

 これでは困窮する飲食店イジメではないか。詳しくは6月4日発売の週刊新潮で報じる。

4155チバQ:2020/06/08(月) 21:18:47
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN686SK1N68UTFK00M.html
二階氏、石破派パーティーで講演へ「石破氏は期待の星」
2020/06/08 20:42朝日新聞

二階氏、石破派パーティーで講演へ「石破氏は期待の星」

自民党の二階俊博幹事長と会談後、記者団の取材に応じる石破茂元幹事長=2020年6月8日午後2時56分、国会、松山尚幹撮影

(朝日新聞)

 自民党の石破茂元幹事長は8日、二階俊博幹事長と国会内で会談し、石破派の9月の政治資金パーティーでの講演を依頼した。二階氏は「行こう」と受諾したという。「ポスト安倍」に意欲を示す石破氏と、党の実力者の二階氏との連携の足がかりとなる可能性もあり、注目が集まりそうだ。

 会談は幹事長室で約20分間行われ、石破派の山本有二・元農相や二階派の林幹雄幹事長代理らが同席した。石破氏は会談後、記者団に「自民党はいかにあるべきか。政策集団の果たすべき役割とかコロナ後の日本とか、色々なお話を頂けたら」と語った。同派のパーティーではこれまで石破氏自身が講師を務め、外部から招くのは初めて。

 一方、二階氏は同日の記者会見で「要請があれば、喜んでお伺いするのが幹事長の仕事」としつつ、「石破さんは我が党でも最も古い政治家、最も経験豊かな政治家の一人であることには違いない。大いに期待をして、将来さらに高みをめざして進んでいただきたい期待の星の一人だ」と、石破氏を持ち上げた。

 石破氏は「次の首相にふさわしい人」を問う世論調査でトップに立つことも多い。だが、自民内では安倍晋三首相への批判も辞さない言動を好まない議員もおり支持の広がりを欠く。二階派には今のところポスト安倍候補がおらず、石破派内では二階氏と連携を強め、党内の支持拡大につなげたいとの期待がある。

 同じくポスト安倍をめざす岸田文雄政調会長は8日の記者会見で、二階氏が石破派の講演を引き受けたことを記者団に問われ、「幹事長は各派閥のパーティーに出席していたのではないか。(講演に)どのような意味があるのかと思う。冷静に注意深く見守っていきたい」と語った。(松山尚幹)

4156チバQ:2020/06/09(火) 19:59:46
https://www.sankei.com/politics/news/200608/plt2006080042-n1.html
石破氏、「ポスト安倍」へ党内工作 二階氏に派閥の講師依頼
2020.6.8 21:59
 自民党の石破茂元幹事長が8日、二階俊博幹事長と国会内で会談した。9月17日に予定する石破派(水月会、19人)パーティーでの講師を依頼し、二階氏は快諾した。石破氏は「ポスト安倍」候補として高い支持を集める一方、来年の総裁選での当落を左右する党内の支持は広がっていない。二階派(志帥会、47人)への接近を足掛かりに勢力拡大を図る思惑が透ける。(奥原慎平、広池慶一)

 「政策集団(派閥)の果たすべき役割や新型コロナウイルス後の日本などについてお話をいただけたらありがたい」

 石破氏は会談後、記者団にこう語った。他派閥の議員を講師として招くのは平成27年9月の派閥発足以来初めて。会談が行われた部屋を出た石破氏の前を安倍晋三首相が偶然、通り過ぎたが、石破氏は顔を伏せ、2人が目を合わせることはなかった。

 最近の石破氏は次の首相にふさわしい政治家としてトップにある。5月末に産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した合同世論調査で18・2%となり、安倍首相の12・2%を引き離した。

 首相批判も遠慮がない。7日放送のBS朝日番組では「国会でもっと説明を尽くすべきだ」と強調。対抗軸として存在感を高めようとしているのは明らかだ。

 とはいえ、相変わらず足元は盤石とはいえない。合同世論調査では、自民支持層の28・7%が首相を推したのに対し、石破氏は16・0%だった。同僚議員への浸透も十分ではなく、石破氏も先の番組で「顔が怖い、言うことが難しい、嫌なやつという印象を少しでも変える努力」の必要性に言及したほどだ。二階氏周辺は「石破派はもっと戦略的に動かなければいけない。前回の総裁選で負けた経験を生かしているか?」と苦言を呈していた。


 二階氏は8日の記者会見で「要請があれば喜んでうかがうのが幹事長の仕事だ。それ以上でもそれ以下でもない」と述べた。ただ、秋に想定される党役員人事で続投の有無が焦点となる二階氏にとっても、石破氏の接近は悪い話ともいえない。世論調査では人気が高い一方で首相とそりが合わない石破氏との距離が縮まれば、首相を牽制(けんせい)できるとの見方があるためだ。

 二階派幹部は「講師を引き受けたからといって総裁選で応援するということではない」と解説する一方、思わせぶりにこう続けた。

 「幹事長は勝ち馬に乗るからね。石破さんが勝てるとなったらそっちに流れる可能性は十分にある」

4157チバQ:2020/06/11(木) 22:16:38
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN6C6TZ5N6CUTFK00V.html
「コロナ後」見据え議連 首相側近2人、岸田氏を牽制?
2020/06/11 21:01朝日新聞

「コロナ後」見据え議連 首相側近2人、岸田氏を牽制?

新たな国家ビジョンを考える議連総会であいさつする自民党の下村博文選挙対策委員長=2020年6月11日午後、国会、笹井継夫撮影

(朝日新聞)

 自民党の下村博文選挙対策委員長が会長を、稲田朋美幹事長代行が幹事長を務め、新型コロナウイルスの終息後の社会像を議論する議員連盟が11日、発足した。130人を超える議員が参加し、幅広い分野での提言をめざす。「コロナ後」の政策立案を主導し、党内での求心力を高めるねらいもありそうだ。

 国会内でこの日開かれた「新たな国家ビジョンを考える議員連盟」の設立総会で、下村氏は政権のコロナ対策への不満の高まりを念頭に「このままでは自民党も相当厳しい状況になる」と強調。稲田氏も会合後の会見で「巨額な経済対策のわりには不満がある」と述べ、危機感をにじませた。

 会合では出席者から「今回の政策は歴史的検証にたえられるのか」との声が相次いだ。議連は今後、政権のコロナ対策の検証に取り組むほか、コロナ後の社会改革、教育改革などの議論を進め、同党への提言につなげるという。

 議連発足の背景には、新型コロナ対策のとりまとめ役を党内で担ってきた岸田文雄政調会長に対抗する狙いも透ける。いったん決めた減収世帯への30万円給付案がひっくり返るなど、この間の政府・与党の対応への不満もくすぶり、下村氏らは、政調以外でも政策議論の場が必要と議連の立ち上げに動いた。

 党幹部が主導し、党の正式ルートと異なる政策論議の場を立ち上げるのは異例だ。下村、稲田両氏は次の総裁選への立候補を探っており、党内では「議連で存在感をアピールしたいのだろう」との見方も出ている。

 岸田氏も今月、コロナ後を見据え政策を議論する「新国際秩序創造戦略本部」を立ち上げており、11日には2回目の会合を党本部で開いた。一方で、岸田氏は議連の総会に招かれたものの「都合が付かない」として党4役でただ一人出席しなかった。岸田派若手は「政局のにおいがぷんぷんする。普通の議連とは違う」と警戒感を語る。(石井潤一郎)

4158チバQ:2020/06/11(木) 22:43:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2006110033.html
下村、稲田氏の「コロナ後」議連が初会合 ポスト安倍候補…動向に注目
2020/06/11 20:19産経新聞

下村、稲田氏の「コロナ後」議連が初会合 ポスト安倍候補…動向に注目

コロナ収束後の社会や国家のビジョンを議論する議員連盟の発足を表明する下村博文選対委員長(左)と稲田朋美幹事長代行(中央)=5月28日、自民党本部(長嶋雅子撮影)

(産経新聞)

 自民党の下村博文選対委員長が会長、稲田朋美幹事長代行が幹事長を務める新型コロナウイルス収束後の社会や国家像について考える議員連盟の設立総会が11日、国会内で開かれた。議連を率いる両氏は、安倍晋三首相の出身派閥で党内最大の細田派(97人)に所属。いずれも「ポスト安倍」を目指しているだけに動向が注目されている。(広池慶一)

 「大胆な発想の国家ビジョンづくりが求められている」。下村氏は総会冒頭、議連設立の意義をこう強調した。稲田氏も「新しい日本の社会像を示していくのが私たちの役目ではないか」と語った。

 総会には、二階俊博幹事長や鈴木俊一総務会長ら184人が出席。稲田氏自ら電話で参加を呼び掛けるなど奔走し、目標としていた150人を上回った。呼び掛け人の一人は「派閥横断的でインパクトがあった」と手応えを口にする。

 協議する政策テーマは、テレワーク促進などの働き方改革や「9月入学制」導入を含めた教育改革、憲法改正など12項目。必要に応じて令和3年度予算編成の指針となる「骨太方針」に反映させたい考えだ。

 一方、コロナ後の社会像を議論する党政務調査会直轄の「新国際秩序創造戦略本部」(本部長・岸田文雄政調会長)も11日、会合を開いた。岸田氏は戦略本部には出席したが、下村氏に招かれた議連の設立総会は「都合がつかない」として欠席した。

 コロナ後を議論する組織が並び立つ現状について、党内には「ポスト安倍」を意識した動きとの見方もある。盛況だった設立総会に出席した党幹部は、帰り際にこうつぶやいた。

 「権力闘争のためのものか、政策を議論するためのものか。それをみんな見に来たんじゃないのか」

4159さがら療法(さがらセラピー)心の健康法うつ病の予防と改善:2020/06/12(金) 11:49:27
うつ病の予防と改善の他、引きこもり不登校いじめパニック障害潔癖症摂食障害睡眠障害不安悩みイライラストレス自信がない勇気がないなどの改善方法や人材育成の方法を紹介しています

4160チバQ:2020/06/12(金) 17:07:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/858e2d9e626ed80c28078b8dc3c3d8ce266b8c32

自民・二階氏「ポスト安倍」を値踏み?  石破氏らと接近、岸田氏とは距離




6/12(金) 7:11配信


時事通信







自民党の会議に臨む二階俊博幹事長(手前)と石破茂元幹事長(手前から3人目)=11日午前、東京・永田町の同党本部
 自民党の二階俊博幹事長は11日、石破茂元幹事長ら党内の「ポスト安倍」候補と、相次ぎ顔を合わせた。


 安倍晋三首相の求心力低下がささやかれる中、「次」を見据えた動きとみられる。党内は実力者の動向に目を凝らしている。

 二階氏は、党本部で開かれた議員連盟の会合で、石破氏と同席。政局的な発言はなかったものの、9月に予定される石破派パーティーで二階氏の講演が決まった直後だけに、両氏の接近を印象付けた。

 石破氏はこの後の石破派会合で、8日にも二階氏と面会したことを紹介。「『政策集団としての役割をきちんと果たすんだ』と幹事長も言っていた。われわれは率先してその役割を果たしたい」と述べ、二階氏との良好な関係をアピールした。

 二階氏はまた、下村博文選対委員長や稲田朋美幹事長代行を中心とする議連の会合にも参加。この議連は「ポスト安倍」レースをにらんだ動きと目されており、二階氏は「思い切って前進するように頑張ってください」とエールを送った。

 新型コロナウイルス対策をめぐる不手際や、賭けマージャンによる黒川弘務前東京高検検事長の辞職などで、首相の政権基盤は揺らいでいる。二階氏としては、次の内閣改造・党役員人事や、その先の党総裁選に向け、「先手を打つ」(関係者)ことで存在感を高める思惑が透ける。

 一方、首相の「意中の人」とされる岸田文雄政調会長に対し、二階氏は反りが合わないとされる。二階氏周辺は「世論調査で人気がない岸田氏を、二階氏は評価していない」と明かす。

 岸田氏が主宰する「新国際秩序創造戦略本部」も11日、党本部で会合を開いたが、二階氏は出席しなかった。

4161チバQ:2020/06/12(金) 17:26:43
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200612-00000049-jnn-pol

自民 「定年」めぐって世代間バトル?、背景には永田町に吹く“あの風”


6/12(金) 17:01配信

TBS News i
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 自民党内で「世代間バトル」です。ベテラン議員らが衆議院比例候補の「73歳定年制」の廃止を求める一方、若手議員がこれに反発しています。

 「若い人は重複立候補させ、高齢者は重複立候補させない。これはおかしいじゃないかと、限定しているんですよね」(自民党 衛藤征士郎 元防衛庁長官)

 12日午後、自民党の選挙対策委員長室を訪れたのは、70歳を超えるベテラン議員たち。自民党は、衆議院小選挙区と比例代表の重複立候補については「73歳定年制」をとっていますが、その「廃止」を訴えたのです。

 「年齢によって優劣の差を条件にすることは、議会制民主主義に著しく逆行する」(自民党 衛藤征士郎 元防衛庁長官)

 ベテラン議員は、安倍政権が「人生100年時代」や「1億総活躍社会」の実現を掲げていることも理由に、年齢によらない同一条件での公認を求めました。しかし、若手議員らは「党の活性化、世代交代に逆行する動き」として猛反発しています。

 「今、このコロナにおいて、大変国民が厳しい状況にあるなかで、ご自身の立場、国会議員の立場を守るための話し合いがされたということは、まったく優先順位が異なる」(自民党 小林史明 青年局長)
 「100歳であっても200歳であっても小選挙区は定年制がありませんから。だから私は反対です」(小泉進次郎 環境相)

 自民党が比例候補の「73歳定年制」の厳格運用を始めたのは、進次郎氏の父・小泉純一郎氏が総理を務めていた2003年。党内の世代交代を促すためでした。当時、いずれも80歳代で、比例代表単独候補だった党の重鎮・中曽根元総理(当時85歳)、そして宮沢元総理(当時84歳)に対し、小泉氏は衆院選への不出馬を要請。これに中曽根氏は・・・

 「こんな非礼なやり方はない。一種の政治的テロみたいなもの」(自民党 中曽根康弘 衆院議員〔当時〕)

 反発したものの、最終的には要請を受け入れ、政界を引退しました。

 長い歴史を持つ定年制をめぐる「世代間バトル」。今回、ベテラン議員が動いた背景にあるとみられるのが、永田町で吹き始めた「解散風」です。

 「先週あたりからでしょうか、解散が取りざたされるようになっています」(自民党 石破茂 元幹事長)

 10日、安倍総理は麻生財務大臣とおよそ1時間、会談しました。国会開会中の平日としては異例の長さです。与党内からは・・・

 「解散またはポスト安倍について意見を交わしたのかもしれない」(閣僚経験者)

 与党内では、「内閣支持率が低下するなか、解散は難しい」との声が大勢を占めますが、次期衆院選を見据えた動きが活発化し始めています。(12日15:30)

4162チバQ:2020/06/14(日) 10:02:53
https://www.sankei.com/politics/news/200613/plt2006130001-n1.html
出馬表明の小池氏 「推薦不要」に都議選への警戒強める自民 
2020.6.13 06:30
 自民党が東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)の対応を自主投票と決めたことについて、下村博文選対委員長は12日、政党の推薦を拒んだ小池百合子都知事の意向を「尊重した」と語った。小池氏が政党と距離を置いたのは、来年の都議選で、同氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」と自民との対立構図を温存させる思惑があったとの見方もあり、関係改善を模索する自民側は警戒を強めている。

 「このコロナ禍の中で都民を守るために全力を尽くしている」

 安倍晋三首相は12日、記者団に、出馬表明した小池氏をこう持ち上げた。自民が自主投票を決めたことは「党本部や党都連の決定を尊重したい」と語った。

 党幹部によると、小池氏は12日午前、二階俊博幹事長に「どの政党からも推薦や支持は受けないことにした。フリーの立場で立候補させていただきたい」と電話で伝えたという。

 自民都連は都議会で小池都政と対峙(たいじ)してきたこともあり、昨年6月に知事選の候補者選考委員会を立ち上げ、独自候補の擁立を目指してきた。しかし、知名度の高い小池氏と勝負できそうな候補は見つけられず、今月12日の4回目の選考委で擁立断念を決めた。

 逆に、小池氏の支援に前のめりだったのが党本部だ。小池氏と親しい二階氏は9日の記者会見で「最善最適の候補だ」と評価し、要請があれば推薦を出す意向を示していた。 

 都連の一部には、知事選を契機に小池氏との関係改善を期待する声もあった。推薦は不要とする強気の姿勢を前に、都連幹部は「自主投票に追い込まれたのは事実上の決裂だ。小池人気が高まる中、都議選も次の国政選挙も自民に厳しい戦いになる」と声を落とした。


(今仲信博)

4163チバQ:2020/06/14(日) 10:04:27
https://www.sankei.com/politics/news/200420/plt2004200024-n1.html
【新型コロナ】「ポスト安倍」明暗…傷ついた岸田氏、菅氏も存在感なく、西村氏の存在感は向上
2020.4.20 19:31政治政局


 新型コロナウイルスへの対応策をめぐり、自民党の「ポスト安倍」候補の明暗が目立ってきた。政府が20日、閣議決定をやり直した令和2年度補正予算案をめぐる攻防などをひもとくと、各候補の現状もうっすら見えてくる。

 今回、大きく傷ついたのが自民党の岸田文雄政調会長だ。

 補正予算案に盛り込む現金給付の在り方をめぐり、岸田氏は当初、国民への一律給付を主張していた。しかし、財務省や麻生太郎副総理兼財務相らの反対論を考慮し、一度は自民党内の異論を抑え、大幅な減収があった世帯などに絞る案をまとめた。

 岸田氏を有力な後継候補と位置付ける安倍晋三首相も、一時は岸田氏の要請を受け入れる形で、給付額を世帯当たり「20万円」から「30万円」に上積みする配慮をみせた。

 それだけに、補正予算案を7日に閣議決定した後、首相が二階俊博幹事長や公明党のちゃぶ台返しを受け入れ、国民1人当たり一律10万円の現金給付へと方針転換したのは「ダメージが大きい」(岸田氏周辺)。自民党の政策立案の責任者として、今後も求心力を維持できるか、正念場を迎えている。

 一方、菅義偉官房長官は全国の小中高校への休校要請で最終決定に関与せず「首相との間にすきま風が吹いたか」と揶揄(やゆ)された。ただ、首相が布製マスク2枚の配布を決めた際や、シンガーソングライターの星野源さんとのコラボ動画投稿で批判が集まったときには、記者会見で手堅く首相をフォローするなど、政権運営に携わる姿勢は以前と変わっていない。

 しかし、政策面ではもっぱら各省庁間の調整役に特化し、中核となって具体策を練り上げるような動きは見られない。現金給付の攻防に深く関わった岸田氏らにくらべると、存在感がかすんでいる印象を受ける。

 「ポスト安倍」候補として存在感を高めたのは、経済と新型コロナの両方の対策を担った西村康稔経済再生担当相だ。緊急事態宣言の発令を早くから首相に進言し、休業要請をめぐる協議では小池百合子東京都知事と渡り合った。

 西村氏は、「地方創生臨時交付金」を都道府県知事が休業要請に応じた事業者に支給する「協力金」の財源として活用できるように調整した。官僚側は「休むだけで一律に交付するのは、地方創生になじまない」などと消極的だったが、西村氏は先週後半、北村誠吾地方創生担当相と交渉し、実現にこぎつけた。

 同じ閣僚でも、茂木敏充外相は、感染拡大に伴い各国が講じる入国拒否などにより、見せ場となる外交活動が制約されて苦しんでいる。

 3月にロシアのラブロフ外相を迎え、日露間の最大の課題である平和条約締結交渉を前進させる考えだったが、来日日程はいまだ見えていない。世界貿易機関(WTO)改革の方向性を打ち出すべく出席を模索した6月のカザフスタンでのWTO閣僚会議も中止が決まった。

 ただ、海外に残る邦人の帰国をめぐっては自ら各国の外相らに掛け合い、帰国手段の道筋をつけるなど、指導力を発揮している。

 各候補が悲喜こもごもの動きを見せる中、政府や党の要職にない石破茂元幹事長への支持は高まっている。11、12両日に行った産経新聞社とFNNの合同世論調査では、次の首相にふさわしい政治家として、石破氏が20・2%の支持を集め、2カ月ぶりにトップに立った。

 最近の石破氏は、首相への批判は抑え、対応策をメディアなどで発信することに努めている。17日付のブログでは「早急に為(な)すべきこと」として「重症患者の急増による医療崩壊の回避」など7項目を提言した。

4164チバQ:2020/06/14(日) 10:11:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061101016&g=pol
自民・二階氏「ポスト安倍」を値踏み? 石破氏らと接近、岸田氏とは距離
2020年06月12日07時09分

 自民党の二階俊博幹事長は11日、石破茂元幹事長ら党内の「ポスト安倍」候補と、相次ぎ顔を合わせた。安倍晋三首相の求心力低下がささやかれる中、「次」を見据えた動きとみられる。党内は実力者の動向に目を凝らしている。

 二階氏は、党本部で開かれた議員連盟の会合で、石破氏と同席。政局的な発言はなかったものの、9月に予定される石破派パーティーで二階氏の講演が決まった直後だけに、両氏の接近を印象付けた。
 石破氏はこの後の石破派会合で、8日にも二階氏と面会したことを紹介。「『政策集団としての役割をきちんと果たすんだ』と幹事長も言っていた。われわれは率先してその役割を果たしたい」と述べ、二階氏との良好な関係をアピールした。
 二階氏はまた、下村博文選対委員長や稲田朋美幹事長代行を中心とする議連の会合にも参加。この議連は「ポスト安倍」レースをにらんだ動きと目されており、二階氏は「思い切って前進するように頑張ってください」とエールを送った。
 新型コロナウイルス対策をめぐる不手際や、賭けマージャンによる黒川弘務前東京高検検事長の辞職などで、首相の政権基盤は揺らいでいる。二階氏としては、次の内閣改造・党役員人事や、その先の党総裁選に向け、「先手を打つ」(関係者)ことで存在感を高める思惑が透ける。
 一方、首相の「意中の人」とされる岸田文雄政調会長に対し、二階氏は反りが合わないとされる。二階氏周辺は「世論調査で人気がない岸田氏を、二階氏は評価していない」と明かす。
 岸田氏が主宰する「新国際秩序創造戦略本部」も11日、党本部で会合を開いたが、二階氏は出席しなかった。

4165チバQ:2020/06/15(月) 22:12:34
https://www.asahi.com/articles/ASN6H5JQ3N6HUTFK00M.html?iref=com_alist_8_08
「そうではなくて…」自民・後藤田氏、首相説明に苦言?
2020年6月15日 17時20分
 自民党の後藤田正純衆院議員は14日、持続化給付金の民間委託をめぐり、安倍晋三首相が同日のインターネット番組で「得意なところ(企業)に再委託すると説明を受けている」と説明したことに対し、自身のツイッターで「そういうことではない」と反論した。

 後藤田氏は首相の説明について「いや、いや、いや、そういうことやなく!得意とかでなく!」と指摘。委託先を選ぶ入札については「(参加した)片方の(企業の)見積もりがいくらだったのか?国民の税金なんやから黒塗りはあかんやろ?」。民間委託についても「再委託の割合が高すぎ」「なぜ直接電通に発注せんかったん?」と疑問を投げ掛けた。

4166チバQ:2020/06/16(火) 09:20:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f795a8389c40188ce9ef183b9f5325cbb263953

ポスト安倍に異変 1強崩れ、鍵握る二階氏




6/15(月) 22:57配信


産経新聞







自民党・二階俊博幹事長=3日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
 来年9月に迎える安倍晋三首相の自民党総裁任期満了を見据え、党内の動きが活発化している。新型コロナウイルスの災禍で長らく続いた「安倍1強」の構図がほころびを見せ、「ポスト安倍」レースにも異変が生じている。首相からの禅譲を狙う岸田文雄政調会長も目算が狂い、首相と距離を置く石破茂元幹事長が党内の支持獲得に動き出した。党役員人事で続投かが焦点となる二階俊博幹事長の思惑も錯綜(さくそう)し、今国会が閉会する17日以降、政局は激しさを増しそうだ。

【世論調査】「次の首相にふさわしい政治家」トップは

 「次の時代を担う人間の一人として努力をしていきたいという思いは変わっていない」。岸田氏は15日の記者会見で、総裁選への思いを改めて吐露した。「ポスト安倍」候補として首相のみならず、麻生太郎副総理兼財務相らから注目される。新型コロナ収束後の国家像を議論する「新国際秩序創造戦略本部」の立ち上げも主導し、新時代のリーダーとして存在感を示そうとしている。

 一方で新型コロナ対策として主導した減収世帯への現金30万円給付案を覆される憂き目にもあった。背景には「蚊帳の外」に置かれた二階氏の不満もあったとされ、岸田氏周辺は「他の党幹部らともっとコミュニケーションをとるべきだ」とつぶやく。

 「次の首相にふさわしい政治家」として世論調査のトップを走る石破氏も精力的に動いている。人付き合いの悪さも手伝って党内で支持の広がりを欠いていたが、9月に予定する石破派(19人)パーティーでの講師をこれまで距離があった二階氏に依頼。最近では議員宿舎で若手議員と「たこ焼きパーティー」を楽しむなど派外への浸透を虎視眈々と狙う。とはいえ、党内には「内閣支持率の低下に付け込んでいるだけで『反石破』勢力が固まる結果を招く」(ベテラン)との冷めた見方も根強い。

 菅義偉官房長官も有力候補に挙がる。総裁選への表立った動きは見られないが、周囲には「(岸田氏が総裁では)選挙で勝てない」と漏らす。首相は菅氏との関係を「一心同体」と語るが、総裁選でたもとを分かつ可能性がある。

 こうした有力候補が等しく注視するのが二階氏の存在だ。9月8日まで幹事長を務めれば「政治の師」と仰ぐ田中角栄元首相の最長記録を更新する。二階派(47人)関係者は、石破派の講師を引き受けた背景には、石破氏と距離がある首相や、幹事長就任に色気があるとされる岸田氏を牽制する狙いがあると指摘。「『俺を代えたら石破につくというカードもある』ということも見せておかないといけない」と解説する。

 二階氏は、岸田氏の禅譲路線を「上からぼた餅が降ってくるのを待っていたらだめだ」と批判する一方、菅氏とは友好関係を築いている。安倍首相続投の選択肢も残し、陰の主役としての立ち位置を固めつつある。15日の記者会見では、総裁選について泰然自若とした様子でこう語った。

 「伝統ある自民党を背負うわけですからね。誰でもいいというわけにはいきませんよ」(内藤慎二)

4167チバQ:2020/06/16(火) 17:45:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca04e6cdc7a1c9ede98b8c2d8c019558f2bf9ad1

稲田氏の「リベラル化」不満? 自民内に新保守グループ設立へ




6/16(火) 15:33配信


産経新聞







自民党・稲田朋美氏=国会・衆院第18委員室(春名中撮影)
 自民党の高鳥修一筆頭副幹事長や赤池誠章参院議員らが近く新たな保守系グループ「保守団結の会」(保守の会)を立ち上げることが16日、分かった。月内に講師を招いて第一回勉強会を開く方向で調整している。稲田朋美幹事長代行が会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会」(伝創会)の活動が休止状態にあることに加え、稲田氏の最近の「リベラル化」への不満が背景にありそうだ。

 高鳥、赤池両氏は15日夜、東京都内で設立に向けた準備会合を開き、城内実元外務副大臣や長尾敬衆院議員が出席した。国会閉会中も月1回のペースで会合を開くことや、総裁選への対応とは一線を画することを確認した。

 保守の会の綱領案によると、「保守主義を信奉する同志が相集い、団結して、『勇気を持って自由闊達(かったつ)に真実を語り、協議し、決断する』(自民党綱領)ため、保守の会を設立する」とした。基本方針には「皇室の尊崇」「靖国神社の参拝」「憲法の自主的改正」などを掲げた。

 関係者によると、新たな保守系グループの構想が持ち上がったきっかけは、伝創会を退会するメンバーが出たことだったという。

 伝創会は、平成18年に設立され、日本が守るべき伝統・文化の研究や道徳教育の充実など国の根幹にかかわる問題について勉強会を開き、靖国神社への参拝も行ってきた。

 しかし、最近は主だった活動はなく、稲田氏も未婚の一人親支援や選択的夫婦別姓に理解を示すようになっていたことから、伝統的な家族観を重視する党内保守層から疑問の声が上がっていた。(広池慶一)

4168とはずがたり:2020/06/16(火) 20:17:23

なかなか瘠せてますな。。

竹下氏が4カ月半ぶり派閥会合リモート出席「選挙区の田の草取りしっかり」
毎日新聞2020年6月16日 18時50分(最終更新 6月16日 18時50分)
https://mainichi.jp/articles/20200616/k00/00m/010/173000c

 自民党の竹下亘・元総務会長は16日、自身が会長を務める竹下派の会合にリモートで出席し「新型コロナウイルスで県境をまたぐ移動ができなかったが、いよいよ国会議員としてさまざまな活動ができる状況になる。気力体力を充電し、選挙区の田の草取りをしっかり行ってほしい」と述べた。竹下氏の派閥会合出席は1月30日以来約4カ月半ぶり。

 竹下氏は2019年1月から食道がんで療養に入り、同年11月に国会復帰したが、新型コロナの感染拡大を受けて外出を控えていた。この日は会場にスクリーンを設置し、オンラインシステムで竹下氏の自宅とつないだ。【高橋恵子】

4169チバQ:2020/06/16(火) 21:44:19
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN6J6S3ZN6JUTFK016.html
菅原氏、香典めぐる公選法違反認める 離党・辞職はせず
2020/06/16 20:57朝日新聞

菅原氏、香典めぐる公選法違反認める 離党・辞職はせず

公職選挙法違反の疑惑について説明する自民党の菅原一秀衆院議員=2020年6月16日午後、自民党本部、松山尚幹撮影

(朝日新聞)

 公職選挙法に反して選挙区内の有権者に秘書が香典を渡していた疑惑などを受けて昨年10月に経済産業相を辞任した菅原一秀衆院議員(自民党)が16日、同党本部で記者会見し、「一部公選法に触れる事案があった」として疑惑を認めた。公選法違反の疑いがある支出が2017〜19年にかけて年平均30万円前後に上ったことを明らかにし、謝罪した。ただ、離党や議員辞職については否定した。

 菅原氏は会見で「私の認識が甘かった。大いに反省している。申し訳ございませんでした」と述べる一方、「残りの(議員)任期、一兵卒としてしっかり活動、精進したい」と強調した。

 菅原氏は昨年10月、公設秘書が選挙区内であった支援者の通夜に参列し、香典を渡していたと週刊文春に報じられた。公選法は政治家が選挙区内でお金や品物を贈ることを原則禁止。香典は本人が弔問し、直接渡す場合は例外的に認められているが、秘書が持参するのは違法とされる。

 菅原氏は香典について「9割は自ら通夜、告別式に出席して渡していたが、海外にいた場合や国会で夜遅くなった場合に秘書に出てもらって渡すこともあった」と説明。葬儀前に個人宅に贈る枕花(まくらばな)についても「社会的儀礼で行ったこともあるが、公選法では香典は金銭に限るという解釈もあるため、私の認識が甘かった」と、自身の行為が違法である可能性を認めた。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200616k0000m010270000c.html
菅原氏「秘書が香典」 公選法抵触認める 離党や議員辞職は否定
2020/06/16 20:57毎日新聞

菅原氏「秘書が香典」 公選法抵触認める 離党や議員辞職は否定

菅原一秀氏

(毎日新聞)

 自民党の菅原一秀前経済産業相(衆院東京9区)は16日、党本部で記者会見し、「選挙区内の葬儀に際して故人の自宅に枕花を送ったり、秘書が香典を渡したりした」として公職選挙法に抵触した事実を認めた。一方で「原点に戻り一兵卒として精進したい」として、離党や議員辞職は否定した。

 菅原氏によると、公選法に抵触する形で渡した香典や枕花は、最近3年間の年平均で30万円前後あった。海外出張や国会日程が夜まで続くなど本人が不在だった場合に、秘書が代理で香典を渡したという。

 しかし公選法では、政治家本人が通夜などに出席して香典を渡す場合を除き、選挙区内の有権者に金品を提供することは禁じられている。菅原氏は「甘い考えもあった。政治への不信感をこれ以上招かないよう原点に戻って精進をしたい」と謝罪。党のオリンピック・パラリンピック東京大会実施本部の本部長代理を15日付で辞任し、議員歳費3カ月分を東日本大震災義援金に寄付した。

 一方、地元有権者にメロンなどを配ったとされる疑惑については、「13年以上前のことで資料全体が事務所から無くなっている。報道を機に大いに反省した」と述べるにとどめた。菅原氏は昨年9月の内閣改造で経産相として初入閣したが、メロンなどの配布や香典疑惑が報じられたことを受け、10月25日に辞任した。【遠藤修平】

4170チバQ:2020/06/17(水) 18:44:56
https://www.sankei.com/politics/news/200616/plt2006160062-n1.html
維新か立民か…国民、連携先で神経戦 前原氏勉強会、立民派は警戒


2020.6.16 22:06| 国民民主党の前原誠司元外相と日本維新の会の馬場伸幸幹事長らが中心となって立ち上げた地方分権に関する勉強会の初会合が16日、国会内で開かれた。「大阪都構想」の実現や地方分権を進める法改正などを目指す。ただ、立憲民主党との合流を模索する国民の合流推進派は両氏の動きを警戒しており、神経戦が続きそうだ。

■維新・国民から40人程度出席

 「地域が頑張れば、国の目標を達成できる。国が外交・安全保障、国家戦略に特化することで、失われた30年を変える大きなきっかけになるのではないか」

 代表世話人に就いた前原氏はこうあいさつし、地方分権の推進で国のあり方を変えられると訴えた。勉強会には維新と国民の議員ら40人ほどが出席したが、維新議員の姿が目立った。

 前原、馬場両氏は純粋な「政策勉強会」と強調するが、国民の一部は警戒感を隠さない。国民は結党から2年たつが、政党支持率は1%前後をさまよう。国民内には次期衆院選では、共産党も含めた野党共闘を進める立民と合流して臨むべきだという声が根強く、共産への接近を快く思わない前原氏らは少数派だ。

■「小さく生んで、大きく育てる」

 国民の平野博文幹事長は16日、記者団に「私は開くなという立場にない」と強調したが、実際は設立趣意書に維新の看板政策である「大阪都構想」の文言が盛り込まれるのを知ると、入会予定の国民の議員に辞退するよう迫った。

 結果として、当初、役員名簿に名を連ねていた国民の馬淵澄夫元国土交通相や小熊慎司役員室長らは姿を見せなかった。平野氏に近い中堅議員は「この勉強会は立民と国民の合流の邪魔になる。これで維新への流れは止まる」と打ち明ける。


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 こうした国民の事情を見透かしたのか、来月15日の勉強会には新型コロナウイルス対応で支持を集める維新副代表の吉村洋文大阪府知事を講師に招くことが決まっている。国民を揺さぶる維新の狙いが透ける。

 馬場氏は勉強会終了後、記者団に「小さく生んで、大きく育てるのが、健康優良児をつくるコツだ。健康な政治家をつくるように頑張りたい」と語り、含みを持たせた。(千田恒弥)

4171とはずがたり:2020/06/17(水) 23:47:24
二階氏「相談なく一方的に発表」 イージス・アショアめぐり防衛省に怒り
2020.6.17 12:17政治政局
https://www.sankei.com/politics/news/200617/plt2006170012-n1.html

 自民党は17日、防衛省が秋田県と山口県で進めていた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を停止したことを受け、党本部で北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部(本部長・二階俊博幹事長)の会合を開いた。二階氏は「国防の重要な問題を党と政府はともに進めてきたはずだが、今回は何の相談もなく一方的に発表された」と怒りをにじませた。

 二階氏は北朝鮮のミサイル技術が向上していることに触れ、「国民はこのことに不快感とともに不安を感じている」と指摘。「国家安全保障会議の真剣な議論を求めるとともに、地元や国民に納得のいく説明をすべきだということを強く政府に申し入れたい」と語った。

 これに対し、河野太郎防衛相は「党に対するご報告が遅くなったことは大変申し訳なく思っている」と陳謝。「党ともよくご相談をしながら、今後の方向性についてしっかり議論していきたい」と語った。

二階氏「何の相談もなく一方的」 陸上イージス停止で河野氏に苦言 防衛相は陳謝
毎日新聞2020年6月17日 18時53分(最終更新 6月17日 18時53分)
https://mainichi.jp/articles/20200617/k00/00m/010/191000c

 自民党の二階俊博幹事長は17日の北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部役員会で、政府の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画停止に対し、「何の相談もなく一方的に発表した。再びないようにしないといけない」と苦言を呈した。「地元や国民に納得のいく説明をするよう政府に強く申し入れる」とも求めた。

 これに対し、河野太郎防衛相は「党への報告が遅くなり、大変申し訳ない。党とよく相談しながら今後の方向性を議論したい」と陳謝した。河野氏は週内にも配備候補地だった山口、秋田両県を訪問し、知事らに経緯を説明して陳謝する見通し。【田辺佑介】

4172とはずがたり:2020/06/17(水) 23:47:34

稲田氏の「リベラル化」不満? 自民内に新保守グループ設立へ
https://www.sankei.com/politics/news/200616/plt2006160031-n1.html
2020.6.17 00:30政治政局

 自民党の高鳥修一筆頭副幹事長や赤池誠章参院議員らが近く新たな保守系グループ「保守団結の会」(保守の会)を立ち上げることが16日、分かった。月内に講師を招き第1回勉強会を開く方向で調整している。

 高鳥、赤池両氏は15日夜、東京都内で設立に向けた準備会合を開き、城内実元外務副大臣や西田昌司参院議員らが出席。国会閉会中も月1回のペースで会合を開くことや、総裁選への対応とは一線を画することを確認した。

 保守の会の綱領案では、「保守主義を信奉する同志が相集い、団結して、『勇気を持って自由闊達(かったつ)に真実を語り、協議し、決断する』(自民党綱領)ため、保守の会を設立する」とした。基本方針には「皇室の尊崇」「靖国神社の参拝」「憲法の自主的改正」などを掲げた。

 関係者によると、新たな保守系グループの構想が持ち上がったきっかけは、高鳥、赤池両氏が参加し、稲田朋美幹事長代行が会長を務める党内保守系グループ「伝統と創造の会」(伝創会)を退会するメンバーが出たことだったという。

 伝創会は、平成18年に設立され、日本が守るべき伝統・文化の研究や道徳教育の充実など国の根幹にかかわる問題について勉強会を開き、靖国神社への参拝も行ってきた。しかし、最近は主だった活動はなく休止状態。稲田氏も選択的夫婦別姓に理解を示すようになっており、伝統的な家族観を重視する党内保守層から疑問の声が上がっていた。

4173とはずがたり:2020/06/17(水) 23:47:44

二階氏が幹事長続投に意欲? 「現政権の任期いっぱい補佐」
https://www.sankei.com/politics/news/200617/plt2006170034-n1.html
2020.6.17 19:31政治政局

 自民党の二階俊博幹事長は17日、党内で次期総裁選への関心が高まっていることに関連し、「私はいつまでも幹事長をやっているわけでない」と断りつつ、「現政権が任期いっぱいお務めになることを幹事長として補佐していきたい」と述べ、今秋にも想定される党役員人事での幹事長続投に意欲をにじませた。国会閉会を受け、党本部で記者団に語った。

 次の党役員人事をめぐっては、「ポスト安倍」をうかがう岸田文雄政調会長が幹事長に就くかどうかが焦点となっており、二階氏の発言は波紋を広げそうだ。

4174チバQ:2020/06/18(木) 03:57:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd00d4ae480c62373b27ad751915ae82002ea85c
河井克行・案里夫妻18日逮捕へ 検察方針、参院選巡る買収の疑い
6/18(木) 0:20配信

中国新聞デジタル
河井克行氏(左)と案里氏

 昨年7月の参院選広島選挙区で、票の取りまとめを依頼する趣旨で選挙区内の地方議員や首長らに現金を配ったとして検察当局が18日に、河井克行前法相(57)=衆院広島3区=と同選挙区で初当選した妻案里氏(46)を公選法違反(買収)の疑いで逮捕する方針を固めたことが17日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、河井夫妻はこれまでの複数回の任意聴取で買収行為を否定しているという。検察当局は、地元の議員や首長らを巻き込んだ大規模な買収事件の様相が強まっていることも踏まえ、在宅起訴ではなく、逮捕して実態解明を進める必要があると判断したもようだ。

 克行氏は安倍晋三首相らに近いとされ、参院選では自民党本部が案里氏の擁立を主導。資金面を含めて支援しており、安倍政権への打撃は必至だ。

 克行氏は、案里氏が参院選広島選挙区で同党の公認を得た昨年3月以降、選挙区となる広島県内の県議や市議、後援会幹部ら計数十人に現金を配ったほか、公選法が原則無報酬と定める陣営関係者らにも現金を渡すなどした疑いがある。配布先は100人近くで、総額は約2500万円に上る見通し。案里氏も一部の議員らに計百数十万円を配った疑いが持たれている。

 同選挙区では、自民党現職の溝手顕正氏と同党新人の案里氏、無所属現職の森本真治氏の3人が2議席を巡って激戦を展開。1億5千万円の資金提供を受けるなど自民党本部の後押しを受けた案里氏と、森本氏が当選し、6選を目指した溝手氏が落選した。検察当局は、各地に支持基盤を持つ地方議員らに票の取りまとめや支援の拡大を頼む趣旨で河井夫妻が現金を幅広く配ったとみている。

 案里氏の陣営を巡っては、車上運動員14人に法定を超える報酬計204万円を払ったとして、案里氏の公設第2秘書立道浩(54)と克行氏の元政策秘書高谷真介(44)の両被告が今年3月に同法違反(買収)の罪で起訴された。

 広島地検は立道被告について、案里氏が失職する連座制適用対象の「組織的選挙運動管理者」に当たるとして「百日裁判」を申請。広島地裁は今月16日、懲役1年6月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。懲役刑は連座制の適用対象で、案里氏が失職する可能性が濃厚となっている。

4175とはずがたり:2020/06/18(木) 10:03:41
「辺野古も見直し必要」 中谷・元防衛相 イージス停止受け
2020年6月18日 06:30
中谷元 イージス・アショア 辺野古新基地建設
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1140611.html

中谷元・元防衛相
 中谷元・元防衛相は15日、BS―TBSの番組に出演し、防衛省が地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画をやめたことに関連し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設についても見直しが必要だとの認識を示した。「十数年、1兆円かかる。完成までに国際情勢は変わっている」と述べ、辺野古移設の不合理性を説明した。

 ただ、辺野古新基地建設を中止すべきとは明言していない。計画見直しの例には「軍民共用」を挙げた。また、在沖米軍の役割を日本の自衛隊が担うことも代替案として示した。

 中谷氏は「日米間でよく議論し、今の時代にしっかりと対応できるような南西の防衛体制が必要だ。もっと自衛隊が(米軍の役割を)肩代わりし、わが国独自の安全保障を日米で検討する時間ができた」と強調した。

 一緒に出演した玉木雄一郎国民民主党代表は「私も辺野古の基地を必要だとする立場だったが、軟弱地盤が発見され工期が大幅に延び、コストもどれだけかかるか分からない。安全保障の観点からも冷静に分析すべきだ」と話し、見直しを訴えた。

 両氏が出演したのはBS―TBSの番組「報道1930」。松原耕二キャスターが自身のツイッターで中谷氏の発言を紹介し、玉城デニー知事が自身のアカウントでリツイート(転載)した。

4176とはずがたり:2020/06/18(木) 10:04:36
地元組織ガタガタしてるから無党派受け狙ってるよな。穢い野郎だぜ

自民・後藤田氏 首相に「いや、いや、いや、そういうことやなく!」 「得意な企業に再委託」発言に
会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月16日 05時15分(最終更新 6月16日 10時54分)
https://mainichi.jp/articles/20200615/k00/00m/010/264000c

 「持続化給付金」の業務が活動実態の乏しい一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」に外部委託され、大部分が広告大手の電通に再委託された問題を巡り、安倍晋三首相はインターネット番組で「得意な企業に再委託している」などと述べた。これに対し、自民党の後藤田正純・元副内閣相は「いや、いや、いや、そういうことやなく!得意とかでなく!」などとツイッターで激しく「ツッコミ」を入れた。どういう思いで発信したのか? 本人に聞いてみた。【立野将弘】

 この問題を巡り、安倍晋三首相は14日、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」の番組で「それぞれの分野に得意な企業がいる。得意なところに再委託すると説明を受けている」などと説明した。

 これに対し、後藤田氏は「片方の見積もりがいくらだったのか?国民の税金なんやから黒塗りはあかんやろ?」「再委託の割合高すぎ、つまり丸投げはいいのか?」「なぜ直接電通発注せんかったん?」とツイートし、首相発言に疑問を投げかけた。ウイルス感染拡大を受け、中小企業や個人事業主に最大200万円を支給する持続化給付金事業の事務を約769億円で協議会に委託した。しかし、協議会は金額の97%を電通に再委託しており、野党は「協議会はトンネル団体だ」などと批判している。入札を巡っても、協議会と競合した「デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社」の応札額の方が低く、デロイトの応札額だけが黒塗りで開示されるなど不透明さが指摘されている。

 後藤田氏は首相と距離がある石破派に所属しているとはいえ、当選7回の経歴を誇る自民党衆院議員の発言としては、かなり踏み込んだ内容だ。どういう気持ちでツイートしたのか、話を聞いてみた。

 ――総理の説明で、どこに違和感を覚えたのでしょうか。

 ◆以前からおかしいと思っていたのは、国民の知る権利がなぜ反映されないのかと。もちろん、持続化給付金の政策自体は否定しない。できるだけ早く届くことが大事だと思っています。けれど…

4177チバQ:2020/06/18(木) 18:33:15

https://news.yahoo.co.jp/articles/214a0880e9f68f7e234d950f6df5efd396d5d8df

河井夫妻逮捕、2570万円渡した疑い 参院選めぐる買収




6/18(木) 14:55配信


産経新聞


 参院選の票のとりまとめを依頼する目的で地元議員らに多額の現金を配布したとして、東京地検特捜部は18日、公選法違反(買収)の疑いで、前法相で衆院議員、河井克行容疑者(57)=広島3区=と妻で参院議員、案里容疑者(46)=広島選挙区=を逮捕した。案里容疑者が初当選した昨年7月の参院選をめぐる買収疑惑は、ついに現職議員2人に対する強制捜査に発展した。

 克行容疑者の逮捕容疑は、昨年3月下旬〜8月上旬、参院選で案里容疑者を当選させるため、投票や票の取りまとめなどの報酬として116回にわたって計約2400万円を91人に供与。また、案里容疑者は克行容疑者と共謀し、5人に5回にわたり、170万円を渡したとしている。

 関係者によると、受け取ったのは広島県内の首長や地方議員、陣営関係者らが含まれるという。

 両容疑者は自民党に離党届を提出し、17日に受理された。克行容疑者は同日、国会内で記者団に「良心に照らして、やましい政治行動、法にもとるような政治活動を行ってきたことはない」と強調した。案里容疑者は「弁護士から(発言を)止められています。申し訳ありません」とだけ述べていた。

 克行容疑者は平成8年の衆院選で初当選し、現在7期目。自民党総裁外交特別補佐などを歴任し、昨年9月に法相に就任したが、翌10月に車上運動員への違法報酬疑惑が週刊誌に報じられ辞任した。案里容疑者は15年から広島県議を4期務め、昨年7月の参院選で初当選した。

4178チバQ:2020/06/18(木) 20:03:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061801127&g=pol
安倍政権に大打撃 首相「責任を痛感」―求心力低下へ・河井夫妻逮捕
2020年06月18日19時32分


記者会見の冒頭、河井克行前法相らが逮捕されたことについて謝罪する安倍晋三首相=18日午後、首相官邸
記者会見の冒頭、河井克行前法相らが逮捕されたことについて謝罪する安倍晋三首相=18日午後、首相官邸

 河井克行前法相=自民離党=と妻の案里参院議員=同=の公選法違反容疑(買収)での逮捕について、安倍晋三首相は18日の記者会見で、「かつて法相に任命した者としてその責任を痛感している。国民におわび申し上げる」と陳謝した。しかし、法務行政の元トップによる事件は衝撃で、野党の追及は必至。首相への打撃は大きく、政権運営への影響は不可避だ。

 克行前法相は首相や菅義偉官房長官と近く、案里議員が当選した昨年7月の参院選では首相も菅氏も広島入りし、てこ入れした。首相は事件について「全ての国会議員が襟を正さなければならない」などと一般論を述べたが、詳細に関しては「個別の事件に関すること」と深入りを避けた。
 17日閉幕した通常国会では、新型コロナウイルス対策をめぐる迷走や、前東京高検幹事長の賭けマージャン辞職などが相次ぎ、内閣支持率は低下。「安倍1強」体制は大きく揺らいだ。
 「政治とカネ」の問題では、昨年12月にカジノを含む統合型リゾート(IR)汚職事件で秋元司被告=自民離党=が逮捕された。今回の河井夫妻により安倍政権下で3人の現職国会議員が逮捕される異例の事態となった。
 首相は新型コロナの「第2波」へ備えるとともに、傷んだ経済の回復を急ぎ、政権の立て直しを図る考え。だが、どちらも容易に結果が出る課題ではなく、さらなる求心力低下は避けられない。

4179チバQ:2020/06/19(金) 08:55:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/09f6cba2d17211d31b7703c36d4f6b2cfc3a0ced

揺らぐ政権、与党も憂慮 「安倍首相の責任」野党追及 河井前法相夫妻逮捕




6/19(金) 7:32配信


時事通信


 安倍晋三首相(自民党総裁)が重用した河井克行前法相とその妻、案里参院議員が公職選挙法違反(買収)容疑で、そろって逮捕された。

 党に所属した現職国会議員の夫婦が「政治とカネ」で同時に立件される前代未聞の事態に、ただでさえ逆風にあえぐ安倍政権は基盤が大きく揺らぎ始めた。与党幹部は憂慮の声を上げ、勢いづく野党は首相の政治責任を徹底追及する構えだ。

 河井夫妻逮捕を受けて、自民党の二階俊博幹事長は「大変残念なことだ。厳粛に受け止めたい。現在、捜査中であり、捜査の推移を見守りたい」とのコメントを発表した。

 新型コロナウイルス対応など首相の政権運営に国民の批判や不満が集中、報道各社の世論調査で内閣支持率は急落しており、求心力のさらなる低下は避けられない。自民党の石破茂元幹事長は記者団に「票をカネで買うという民主主義の否定に等しい行為をなした。政権に対して非常に大きな影響がある」と指摘した。

 公明党の斉藤鉄夫幹事長も取材に対し、「国民の政治不信を招いた。誠に甚だ遺憾に感じる。容疑が真実であれば議員辞職に値する」と夫妻を批判。「政権にとって大きな打撃になっている」と認めた。

 野党は攻勢を強めている。立憲民主党など野党は国対委員長会談で、(1)衆参法務委員会理事会などで法務省が逮捕事実を説明(2)衆参予算委で首相が出席して集中審議を開催―するよう政府・与党に求める方針を確認した。衆院予算委の与野党筆頭理事が国会内で協議。野党は要求事項を伝えたが、自民党は持ち帰った。

 立憲の枝野幸男代表は、買収行為が疑われる昨年7月の参院選から2カ月後の内閣改造で河井氏が入閣したことを踏まえ、「直前に逮捕されるような行動を取っていた方を法相に任命した首相の見識が問われる」と非難し、退陣を要求。国民民主党の玉木雄一郎代表は「夫婦そろって現職議員が同時に逮捕されるのは憲政史上に残る汚点だ」と断じ、「速やかに議員辞職すべきだ」と迫った。野党は議員辞職勧告決議案の提出も目指す。

 検察当局は、予定された首相記者会見の3時間前に逮捕に踏み切った。検察トップの検事総長人事をめぐり首相官邸と法務省・検察当局が暗闘を繰り広げてきただけに、自民党内では「(政権への)当て付けだ」(中堅)との声も漏れた。

4180チバQ:2020/06/19(金) 09:25:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/148e70e06baf65560ee033cc11fe8e0df469816f

「パワハラ気質」地元で孤立も スタッフどう喝、選挙仕切る 河井前法相




6/19(金) 7:38配信


時事通信


 河井案里参院議員(46)が初当選した昨夏参院選をめぐり、公選法違反(買収)容疑で逮捕された夫の河井克行前法相(57)。

 関係者からは、周囲をどう喝するなどの「パワハラ気質」を指摘する声が多数聞かれ、地元広島の自民党県連でも孤立していたという。

 前法相は広島県議を経て1996年に衆院議員に初当選し、現在7期目。菅義偉官房長官の側近で、首相補佐官や党総裁外交特別補佐を務めた。昨年9月、第4次安倍再改造内閣で法相として初入閣したが、就任2カ月足らずで案里議員陣営の選挙違反疑惑が表面化し、同10月末に辞任した。

 陣営関係者によると、案里議員の選挙運動では、街宣車のルートを早く決めるよう指示するなど、細部まで取り仕切った。気に入らないことがあるとすぐに声を荒らげ、「土下座しろ」とスタッフを怒鳴り付けたり、「辞めろ」と大声を上げたりする姿が目撃されていた。「ウグイス嬢はトイレにも行かせてもらえなかった」という。

 党関係者も「議員バッジの威光をかさに、国や自治体の役人をどう喝することがあった」と明かす。岸田文雄政調会長=衆院広島1区=が影響力を持つ党県連内では孤立しがちで、地元選出議員に県が政府への要望を説明する年2回の会合にも参加していなかったという。

 前法相と同じく県議出身の案里議員は06年の県議会で、後援会幹部が逮捕された当時の知事に、事件の真相を明らかにするよう迫っていた。「男らしくなさいよ。私がもし知事でしたら、恐らく辞職をしている」。1年生県議ながら激しく知事に詰め寄った当時とは裏腹に、3月の秘書逮捕後も説明を避け続けた前法相夫妻の姿勢には、県民から強い批判が出ている。

4181チバQ:2020/06/19(金) 15:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c9027cfe0d40b08dd9fd6ea9edd0301afffde24

「憲政史の汚点」「前代未聞」河井夫妻逮捕に与野党啞然




6/18(木) 22:30配信


朝日新聞デジタル







衆院本会議を終え、記者に囲まれて国会を後にする河井克行氏=2020年6月17日午後3時10分、恵原弘太郎撮影
 自民党を離党した前法相の河井克行衆院議員と妻の案里参院議員が18日に公職選挙法違反(買収)容疑で東京地検特捜部に逮捕されたことを受け、野党からは安倍晋三首相の任命責任を問う声が相次いだ。与党からも政権運営への懸念が示されたものの、党幹部は多くを語らなかった。


 「逮捕されるような行動をとっていた方を法相に任命した首相の見識が問われる」

 立憲民主党の枝野幸男代表は記者団にそう語り、首相を批判した。特に克行氏が刑事司法のトップだったことも問題視し、「一言で言って、焼きが回ったとしかいいようがない。退陣表明でもされたらいいんじゃないか。法相に任命した見識を疑う」と語気を強めた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は「夫婦そろって現職の議員が同時に逮捕されるというのは憲政史上に残る汚点だ」と、事態の深刻さを強調。そのうえで「お金の原資は自民党から出ており、(両氏が)離党したとはいえ自民党の責任も極めて重い」とも述べた。

 共産党の小池晃書記局長も、首相が克行氏を法相に任命した経緯から「犯罪行為の疑いをかけられる人物を法務大臣にすえていたという意味では単なる任命責任を超え、重大な責任が安倍首相には問われる」と語った。

 与党内でも、夫妻の問題にとどまらないとして、首相らの責任を指摘する声が上がる。

 公明党の斉藤鉄夫幹事長は「政治不信を招いた。政権にとって大きな打撃になっている」とし、「総理の任命責任はある」と明言した。

 自民党の石破茂元幹事長は記者団に「政権に非常に大きな影響がある。そういう覚悟はしなければいけない」と語り、政権運営に対する悪影響への懸念を表明。石破派の田村憲久・元厚生労働相はBS番組で「前の法務大臣が逮捕ということで本当に前代未聞。(選挙資金などで)党の話も絡んでくるとすれば、党として説明しなければならない」と、党として何らかの説明が必要との考えを示した。

 一方、党幹部は公に多くを語らなかった。案里氏が所属する二階派を率いる二階俊博幹事長は、記者団の取材要請に応じずにコメント発表で対応。「大変残念なことで厳粛に受け止めたい」としたが、「捜査の推移を見守りたい」と記すにとどめた。岸田文雄政調会長は、「自民党の信頼回復のため努力をしなければならない」と応じて見せたが、首相の任命責任の有無を問われても同様の文言を繰り返すばかりだった。(石井潤一郎)


朝日新聞社

4182とはずがたり:2020/06/19(金) 21:07:38
やるきねーなーw

自民拉致対策本部、早期解決訴えるも…目立つ空席
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2006190016.html
2020/06/19 14:54産経新聞

 自民党は19日、北朝鮮による拉致問題対策本部(山谷えり子本部長)の会合を党本部で開いた。横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父、滋さんの死去を受け、改めて早期解決を目指す方針を確認した。ただ、出席議員は20人あまりにとどまり、会合は熱気を欠いた。

 会合冒頭、滋さんへの黙祷(もくとう)がささげられた。山谷氏は「国家の威信をかけて一日も早く解決しなければいけない。意見交換を活発に行いたい」と訴えた。出席議員からは「政府・与党が一丸となって取り組むべきだ」「なぜ進展しないのか検証すべきだ」といった声が上がった。

 ただ、会場には空席が目立った。この日から新型コロナウイルス対策として求められていた「県をまたぐ移動」の自粛が解除され、多くの国会議員が地元に帰ったことが影響したとみられる。出席議員の一人は「みんなずっと地元に帰れていなかった。仕方がない」と語る。

 とはいえ、拉致問題の解決は安倍晋三首相(自民党総裁)が政権の最重要課題に位置付け、18日の記者会見でも「私の使命」と言及している。自民党は挙党態勢で後押しすべき立場にあるが、党会合が振るわない状況では“本気度”を疑われかねない。(石鍋圭)

4183チバQ:2020/06/22(月) 00:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a364459521003d0ecd1b94c2e99ac35c9f008cd6

1.5億円使途、自民内に不信感 首相の説明求める声も 河井夫妻逮捕




6/20(土) 7:22配信


時事通信


 昨年7月の参院選をめぐり、前法相の衆院議員河井克行容疑者と妻の参院議員案里容疑者(ともに自民党離党)が逮捕された公職選挙法違反事件で、党本部は夫妻側に送金した計1億5000万円の使途を「広報費」としか明らかにしていない。

 党内には安倍晋三首相(党総裁)ら執行部の説明不足に対する不信感が募る。一方、これを「買収の原資」とみる野党は、一段と攻勢を強めた。

 「首相には、なぜ1億5000万円も払わないといけない候補だったのか、説明責任がある」。自民党幹部の一人は19日、こう言い切った。

 ◇「広報費」に疑問
 二階俊博幹事長は夫妻が離党した17日、1億5000万円の使途について、記者団に「党勢拡大のための広報紙を複数回、全県に送った費用に充てられた」と説明。「買収資金に使うことはできない」と強調した。

 しかし、夫妻が逮捕された18日は記者団の質問に応じず、「捜査の推移を見守りたい」とのコメントを文書で発表するにとどめた。

 案里容疑者の陣営は、広島県内の全世帯に3〜4回程度、チラシを配布したとされるが、費用の詳細は不明。党参院幹部は「(地元議員らに渡ったとされる)2570万円の原資だったのか、調べないといけない」と指摘した。

 「広報費」との説明に対し、党内からは「帳簿上はそうなっているが、怪しい。党の資金以外にも官房機密費が使われている可能性もある」(関係者)との疑念も漏れる。

 1億5000万円の提供を誰が決めたのかも不透明なままだ。党関係者の一人は「これだけ多額の資金を一人の候補者に振り込むことは、通常あり得ない。首相官邸の指示がないとできない」と指摘した。

 先の参院選で案里容疑者と競合、落選した岸田派ベテランに、党本部から提供されたのは、10分の1の1500万円だった。岸田派が18日に開いた例会では「(広報費に)1億5000万円もかかるわけがない。ちゃんと説明すべきだ」との恨み節が漏れた。

 ◇「買収資金」と追及
 野党側は真相究明を求めて勢いづく。立憲民主党の安住淳国対委員長は19日、自民党の森山裕国対委員長と会談し、国会の閉会中審査で首相が直接説明するよう要求。森山氏は「前例がない」と難色を示したが、安住氏は「答えられる人は首相しかいない」と譲らなかった。

 衆参両院の法務委員会は19日の理事懇談会で、法務省から事実関係を聴取した。野党共同会派の階猛氏は「1億5000万円が買収資金に使われたのではないか」とただしたが、与党側は「この場で議論すべきではない」と反発。理事懇後、階氏は記者団に「(与党が)非常にナーバスになっている」と述べ、今後も追及する考えを示した。

4184チバQ:2020/06/22(月) 18:26:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a8d74656c412eb4c08e94d90127eb1731ab52a8
安倍首相の周囲にいる大臣以上の権力持つ7人の「君側の奸」
6/22(月) 16:05配信

NEWS ポストセブン
安倍首相の傍らにはいつも今井氏がいる(時事通信フォト)

 三国志で知られる後漢末期、皇帝に取り入った十常侍(じゅうじょうじ)と呼ばれる宦官たちが権勢をほしいままにし、王朝の滅亡を早めた。安倍晋三・首相の周囲にも、総理の威を借りて大臣以上の力を持ち、行政をねじまげてきた7人の“君側の奸(くんそくのかん)”がいる。

 その筆頭が「総理の振付師」と呼ばれる今井尚哉・総理首席秘書官だ。「今井ちゃんはすごく頭がいいんだよ」。安倍首相は今井氏をそう絶賛する。

 父は勤務医で、宇都宮高校から1浪して東大法学部に入学し、通産省(現・経済産業省)に入省(1982年)。第一次安倍内閣で総理秘書官を務めたことで首相の信頼を得た。父方の伯父は城山三郎の『官僚たちの夏』のモデルの1人である今井善衛・元通産事務次官、もう1人の叔父は今井敬・元経団連会長という官界のサラブレッドで、省内では“将来の事務次官候補”と見られていた。

 しかし、安倍氏は首相に返り咲くと資源エネルギー庁次長に出世していた今井氏を政務の総理首席秘書官としてスカウトする。今井氏は経産省を辞職して官邸入りし、2019年からは総理補佐官(総括担当)を兼務して名実ともに国政全般で総理を補佐する立場になった。

 コロナ対策でも今井氏が官邸から実質的な指揮をとっているとされる。安倍首相が文科省の反対を押し切って全国一斉休校を要請したのは今井氏の進言とされ、新型コロナ治療薬の開発でも古巣の経産省に「アビガン・チーム」を発足させ、安倍首相に「5月中に承認したい」と言わせた。ただし、現在も承認のめどは立っていない。

『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』の著書があるノンフィクション作家・森功氏が語る。

「今井氏は国民に選挙で選ばれた政治家ではなく、あくまで総理の助言者だが、いまやその官邸官僚が安倍政権そのものを傀儡化するといういびつな権力構造になっている。今井氏の頭にあるのは国民生活や国益より、自分を重用してくれた安倍総理の支持率をあげること。そのために経産官僚を用いて政策を総合的に動かし、経産省の後輩の西村康稔をコロナ担当相に抜擢するなど閣僚人事にも影響力を行使するまで権力を肥大化させた」

 官邸官僚はこの今井氏を中心に人脈がつながる。

◆上役を叱りつける

「全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ」。安倍首相にそう進言した“アベノマスクの発案者”とされるのが佐伯耕三・総理秘書官だ。

 灘中、灘高から東大法学部を卒業。経産省の先輩である今井氏に引き立てられて官邸の“チーム今井”に入り、史上最年少の42歳で総理秘書官(事務)に抜擢された。いまや今井氏を通さずに安倍首相に直接意見を具申できる立場とされる。

「桜を見る会」では、首相のそばに寄り添い、地元支援者や芸能関係者を甲斐甲斐しくアテンドする映像が流れた。

「学生時代の友人に取材すると、佐伯氏は『頭は抜群にいいが、朗らかで偉ぶらない』という人物評だった。それが官邸で権力を持つと人が変わった。アベノマスク配布をめぐるトラブルでは経産省の7期上の上役である荒井勝喜・政策立案総括審議官を『安倍内閣を潰す気なのか』と叱りつけている」(森氏)

 国会でも、加計学園問題で総理を追及した野党議員に対し、佐伯氏が控え席から「違う」と野次を飛ばして大問題になった。“虎の威”官僚の典型だろう。

 官邸の経産省人脈で今井氏、佐伯氏の大先輩にあたるのが長谷川榮一・内閣広報官兼総理補佐官である。

 長谷川氏が安倍首相と親交を深めたのは2人が“不遇”な時代だった。第一次安倍内閣で内閣広報官を務めた長谷川氏は10年に退官したが、民主党政権下で満足な天下り先が用意されなかった。

 その頃、持病の悪化で退陣を余儀なくされた安倍氏も“失意の底”にあった。長谷川氏はそんな安倍氏を誘って後輩の今井氏とともに高尾山に登山するなど親交を絶やさなかったが、そのことが思わぬ出世につながった。安倍氏が首相に返り咲くと、再び内閣広報官に起用されたのだ。

「内閣広報官に復帰すると、『拾われた身だから恩返ししたい』と言っていたそうです」(同前)

 その言葉通り、「総理の護衛役」を任じ、長谷川氏が室長を務める内閣広報室は毎日のテレビ番組の内容を監視し、政権を批判するコメンテーターなどの発言をチェックしている(本誌・週刊ポスト6月5日号既報)。

4185チバQ:2020/06/22(月) 18:26:52
 また、長谷川氏自身、安倍首相の記者会見の進行役を務め、厳しい質問が続くと会見を切り上げることでも知られる。

「総理は自分の口から言えないから」
 官邸官僚の権力を笠にきた乱脈ぶりをさらけ出したのがこのカップル、和泉洋人・総理補佐官と大坪寛子・審議官だろう。

 公務での海外出張中、2人は内扉でつながったコネクティングルームに宿泊するなど公私混同の“不倫旅行”などが報じられ、京都出張ではかき氷を「あ〜ん」と食べさせながら、ノーベル賞学者の山中伸弥・京都大学教授の研究所を訪問してiPS細胞研究予算の打ち切りを宣言し、大坪氏は「私の一存でなんとでもなる」と恫喝した。

 一方の和泉氏は加計学園の獣医学部新設をめぐって、文科省の前川喜平・事務次官(当時)に「総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う」と早く認可を出すように迫ったとされる(前川証言)。

 まさに政権の汚れ仕事を担う“隠密”のような存在であり、パートナーの大坪氏はさしずめ“くの一”といったところだ。

 その和泉氏は今井氏らとは人脈が違う。東大工学部から建設省(現・国土交通省)に入省した技術キャリア。第二次安倍政権発足と同時に「国土強靭化」担当の総理補佐官に抜擢される。

 安倍政権が官邸に「健康・医療戦略室」を新設すると、和泉氏は室長を兼務し、厚労省から参事官として出向していた大坪氏を内閣審議官室次長に引き上げた。

「和泉氏は各官庁に幅広い人脈があって、神出鬼没で加計学園から辺野古の米軍基地移設、東南アジアへのインフラ売り込みやコロナのクルーズ船対応まで多くの分野に口を出す。一連のスキャンダルの責任を取らせて解任説もあったが、政権の恥部を知るだけに官邸も首を切ることができなかったようです」(森氏)

 警察人脈も官邸で重用されてきた。霞が関官僚の頂点に立つ杉田和博・官房副長官と北村滋・国家安全保障局長だ。

「総理の守護神」と呼ばれる杉田氏は警察庁警備局長から内閣情報調査室長、初代の内閣情報官、内閣危機管理監を歴任した危機管理のプロで、退官後、「2008年に失意の時代の安倍氏とスキー旅行で親交を深め、第二次安倍政権の内閣官房副長官に抜擢された」(森氏)という人物だ。後に加計学園問題で官邸の介入を告発する前述の前川・文部科学事務次官を“出会い系バー通い”で注意した人物でもある。

 北村氏と安倍氏との出会いは1989年。「北村氏が警察署長だった時に、順天堂病院に入院した安倍首相の父・晋太郎氏をなにかと気にかけた。その時、まだ秘書だった晋三氏と知り合った」(同前)

 その後、警察庁総括審議官、内閣情報官を歴任し、特定秘密保護法の成立から北朝鮮外交まで安倍首相の“特命”で動いてきた。

 杉田氏と北村氏の2人はインテリジェンス(諜報)のプロで、各省庁の情報を握って政権の危機管理を担ってきた。安倍政権がこれまでスキャンダルを乗り越えてきたのは彼らが目を光らせてきたからでもある。

 北村氏は「官邸のアイヒマン」の異名がある。

 ある者は官邸から官庁の頭越しに指示を出し、ある者は上役を怒鳴り上げ、またある者は情報に目を光らせ、“隠密”となって敵を恫喝する。

 安倍首相に“忠誠”を誓う7人の官邸官僚が国民に牙を剥いたとき、この政権は坂道を転がり始めたのだ。

※週刊ポスト2020年7月3日号

4186チバQ:2020/06/22(月) 22:33:07
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-38571.html
【ポスト安倍】不仲説は本当? 岸田文雄氏に菅官房長官との関係を直撃
2020/06/21 06:00文春オンライン

「前回の総裁選に出馬された石破(茂)さんも政治家です。自らどうあるべきか、どう行動すべきか、絶えず自問自答しておられるのでしょう。石破さんは同じ1957年生まれで、以前から一緒に誕生会を開いている間柄でもある。ただ、私としては他人をどうこう言うより、まずは自分がやるべきことを考えるほうが先。腹の中は別として、表向きはそうありたいと思っています」

「文藝春秋」7月号のインタビューで、そう語ったのは、岸田文雄政調会長(62)。「ポスト安倍はどっちだ」と題した同じ7月号のインタビューで、石破茂元幹事長が二階俊博幹事長や菅義偉官房長官へ秋波を送るなか、安倍晋三首相が次期総裁の「本命」と見ている岸田氏の動向が注目されている。

古賀氏も認めていた岸田氏と菅氏の「距離感」
「文藝春秋」2019年11月号に掲載したインタビューで、初めて総裁選出馬を明言した岸田氏。ただ、「ポスト安倍」候補を尋ねる世論調査では軒並み支持率は3〜4%程度に留まり、知名度の低さは相変わらずだ。

 それでも、安倍首相や麻生太郎副総理らは、岸田氏を次期総裁候補として位置付けてきた。第1次補正予算案で当初、首相の意を受け、「減収世帯への30万円給付案」を取りまとめたのも岸田氏だった。ところが、公明党・創価学会の反発を受け、「国民一律10万円給付案」へ舵を切らざるを得なくなったのは記憶に新しいところだ。

 首相らの支持を背景に先頭を走ってきたはずの「ポスト安倍」レースに暗雲が立ち込めるなか、焦点となっているのが、菅氏との関係である。

 古賀誠元幹事長が「文藝春秋」4月号で「どうも互いが互いを苦手にしているのか、接点があまりないようです」と述べたように、両者に距離感があるのは事実。菅氏が裏では、岸田氏に否定的な発言を重ねているとも伝えられる。そんな中、若手議員らへの影響力も大きい菅氏との連携に期待感を滲ませたのが、総裁選のライバル・石破氏だ。

「二人だけでお話しする機会はありません」
 果たして岸田氏は、“不仲説”が取り沙汰される菅氏との関係をどう受け止めているのか。

「私が現在会長を務めている宏池会の先輩、古賀誠名誉会長が『文藝春秋』(4月号)のインタビューで『岸田総理を菅(義偉)さんが支える』と仰ったそうですね。どういう趣旨なのか、詳しくは聞いていませんけれど(笑)。もちろん菅さんとは仕事柄、時々お会いします。かなり昔ですが、菅さんも一時期、宏池会にいらっしゃいました。ただ、最近は二人だけでお話しする機会はありません。いずれにしても、菅さんをはじめ様々な方の意見を聞き、決断をしていくことが大事だと思います」

 世論調査の数字が低迷するなか、岸田氏は今、来年9月に予定される総裁選についてどう考えているのか。その答えは、「文藝春秋」7月号ならびに「文藝春秋」digitalに掲載した岸田氏のインタビュー「 リーダーには『聞く力』が必要だ 」をお読みいただきたい。そのほか、安倍首相の新型コロナウイルス対応に欠けている点や、黒川弘務前東京高検検事長の賭けマージャン問題、「大好き」と語るお酒との付き合い、自身が目指す「コロナ後の国家像」などについても8ページにわたって語っている。

※「文藝春秋」編集部は、ツイッターで記事の配信・情報発信を行っています。 @gekkan_bunshun のフォローをお願いします。

※音声メディア・Voicyで「 文藝春秋channel 」も放送中! 作家や編集者が「書けなかった話」などを語っています。こちらもフォローをお願いします。

(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2020年7月号)

4187とはずがたり:2020/06/23(火) 23:06:03
まあ規格外は全部二階みたいなとこあるけど安保オタクの石破のとこの方が似合ってたような。

長島昭久氏が二階派入りへ 幹部に意向伝える
6/23(火) 15:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1615a4784858726542f2091253411032e686138c
産経新聞
長島昭久衆院議員

 旧民進党出身で昨年6月に自民党入りした長島昭久衆院議員が二階派(志帥会、46人)に入会することが23日、分かった。二階派幹部に入会の意向を伝え、近く了承される見通し。長島氏の加入により、二階派は所属議員数で党内第4派閥の岸田派(宏池会、47人)と並ぶ。

4188とはずがたり:2020/06/24(水) 00:49:15
まあ今の段階ではリップサービスだろうけど,安倍がやばくなったら全自民党議員が石破に靡いて自民党は変わったとかいうやろし,そんな中,一番初めから石破を支持してたみたいな顔してどっかり幹事長席に坐るのが二階だと思ってるw

ポスト安倍レースで石破氏に勢い 二階幹事長が支持表明、鍵握る麻生副総理
2020年6月23日(火)11時32分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93752.php?t=1

ポスト安倍を巡る与党内議論が流動化している。首相が後継者として期待してきた岸田文雄政調会長に対する支持が広がりを欠いているためだ。その中で各種世論調査で人気の高い石破茂元幹事長に二階俊博幹事長が支持を明言し、これを菅義偉官房長官も側面支援。写真は都内で2015年7月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

ポスト安倍を巡る与党内議論が流動化している。首相が後継者として期待してきた岸田文雄政調会長に対する支持が広がりを欠いているためだ。その中で各種世論調査で人気の高い石破茂元幹事長に二階俊博幹事長が支持を明言し、これを菅義偉官房長官も側面支援。次期首相は岸田氏よりも石破氏が有利との見方が与党内で浮上しつつある。これまで安倍首相と共に岸田氏を支持してきた麻生太郎財務相兼副総理の意向が注目されつつある。

安倍首相の自民党総裁任期まで1年以上あるにもかかわらず、ポスト安倍が取り沙汰されるのは、首相が安倍政権を批判し続けてきた石破氏が後継者となるのを嫌い、岸田氏に禅譲を目指すのであれば、任期前の辞任が必要とみられてきたためだ。自民党の党則で、総裁が任期満了前に辞任すれば、石破氏の人気の高い地方票の影響が少ない形で、主に国会議員の意向で総裁を決められるためだ。

首相が退陣し得るタイミングとして、1)東京五輪・パラリンピックが新型コロナウイルスの世界的な感染継続懸念により今秋に中止された後、2)米大統領選で安倍首相と良好な関係を構築してきたトランプ氏が落選した場合──などが想定されている。


このため首相が所属する党内最大派閥の細田派と麻生派、岸田派が連携し、安倍首相が任期中に退陣すれば「岸田政権」への禅譲は可能とされていた。

しかし、ここにきて自民党内では岸田氏の不人気が表面化し、このシナリオに黄信号がともり始めた。新型コロナ対策の2020年度第1次補正予算案策定では、困窮者向けに30万円給付を打ち出したが、閣議決定後に公明党の反対で配付対象を全世帯一律に広げた10万円給付に差し替えられ、「リーダーシップがない」(自民中堅)とみられ、「真面目だが、演説が面白くない」(自民党幹部)などと言われ始めた。

一方、報道各社の世論調査で軒並みポスト安倍人気首位に立つ石破氏については、従来「与党内では人気はない」(細田派)とされてきたが、二階幹事長が8日、「将来さらに高みを目指して進んでいただきたい期待の星の一人だ」「自民党でも最も古い最も経験豊かな政治家の一人だ」と持ち上げ、支持を明確にしたことで、流れが変わってきた。

従来から岸田氏のリーダーシップ不足を批判してきた菅義偉官房長官も二階氏と石破氏の接近を「裏でつないだ」(自民党幹部)とされる。石破氏支持を公言しないのは、「官邸の要職についているから控えている」(二階派幹部)とみられる。

その中で、岸田氏不利との観測は広がりを見せている。首相のお膝元の細田派内で下村博文選挙対策委員長、稲田朋美党幹事長代行らが、岸田氏に対抗してポストコロナ時代を見据えた政策勉強会を立ち上げたほか、自民党内の票読みでは「岸田氏は結局、岸田派からしか支持を得られないことになる」(閣僚周辺)との試算もあるようだ。このため「国会議員だけで総裁選を実施しても岸田氏が勝てるかどうか分からない」(麻生派)との見方も出てきた。

このため麻生氏の判断に注目が集まっている。複数の自民党幹部によると、麻生氏は安倍首相に対して、岸田氏では党内がまとまらないとの情勢分析を伝えたもよう。「現時点では石破氏・岸田氏両にらみだが、現実的判断に傾くのは時間の問題」(自民中堅)との観測も聞かれ、動向が注目される。


[ロイター]

4189チバQ:2020/06/24(水) 10:47:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ca4bcca0b0c831627564fda54247876d9cfd872
自民人事、二階氏続投が焦点 党内安定か刷新か 「ポスト安倍」の戦略左右

6/24(水) 7:11配信
 9月に任期満了を迎える自民党役員人事では二階俊博幹事長(81)が続投するかが最大の焦点だ。

 安倍晋三首相(党総裁)が留任させて政権基盤の安定を狙うのか、党内きっての実力者を交代させて人心一新を図るのか。「ポスト安倍」を目指す石破茂元幹事長(63)と岸田文雄政調会長(62)も注視している。

 首相と二階氏は24日夜に会食し、党内情勢を話し合う予定。2人は新型コロナウイルス感染拡大で自粛していた「夜の会合」を再開させ、連日のように党内の実力者と顔を合わせている。24日は秋の人事をにらみ腹を探り合う前哨戦となりそうだ。

 二階氏の処遇が注目されているのは、来年9月末が総裁任期満了となる首相にとって最後の党役員人事となる可能性が高いためだ。昨秋の人事では二階氏の交代を一時模索し、見送った経緯もある。今回は政権総仕上げに向けた首相のメッセージとなる。

 河井克行前法相夫妻の逮捕などで政権の土台が揺らぐ中、首相が続投を選択すれば、党内ににらみを利かす二階氏を取り込むことで、引き続き安定を重視したとみられる。一方、幹事長交代ならば人事刷新で政権立て直しを図る意図が伝わる。新幹事長に岸田氏を据えれば、自身の後継者とする狙いも鮮明になる。

 人事は石破、岸田両氏の戦略も左右しそうだ。石破氏は総裁選での後ろ盾を期待し、二階氏との連携強化を模索。18日のBS番組でも二階氏を「政界の表も裏も、人の心のあやも、与野党の関係も一番知っている方だ」と持ち上げた。二階派内には、幹事長から外れれば二階氏が石破氏と「反安倍」で結束すると警告する声もある。

 岸田氏はコロナ対策で主導した「30万円給付」案が二階氏の発言を契機にひっくり返ったこともあり、関係はぎくしゃくしたままだ。岸田派内には二階氏との距離を縮めようとする動きがある一方、総裁選をにらみ「岸田氏は幹事長をやった方がいい」(派閥幹部)との意見も根強い。ただ、岸田氏が幹事長ポストを狙えば、続投を求める二階派との関係悪化は避けられない。

 細田派ベテランは幹事長人事について「現状維持だろう。二階氏を代えるリスクは高い」と指摘した。

 石破、岸田両氏は23日夜、東京都内で石原伸晃元幹事長らを交えて定例の食事会を行い、政治情勢をめぐって意見を交わした。

4190チバQ:2020/06/24(水) 13:39:17

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bfda739daffcc59ed52842742ed0926d3c3c2c6

自民無派閥の長島昭久氏、二階派加入の意向固める




6/23(火) 23:03配信


毎日新聞







長島昭久氏=川田雅浩撮影
 旧民主党政権で首相補佐官などを歴任し、2019年自民党に移籍した長島昭久衆院議員(東京21区)が、二階派に加入する意向を固めた。二階派幹部が23日明らかにした。長島氏はこれまで無派閥で活動してきたが、支持者などへの説明を終え次第、加入手続きに入るという。

 二階派の所属議員数は公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された参院議員の河井案里容疑者の離党に伴い46人になっていたが、長島氏の加入で47人に戻る。【野間口陽】

4191チバQ:2020/06/24(水) 21:31:33
https://www.sankei.com/politics/news/200624/plt2006240023-n1.html
自民、党内にじわり解散風? 首相「頭の片隅にもない」
2020.6.24 19:41
 衆院議員の任期が残り約1年4カ月となる中、政界で安倍晋三首相が早期の衆院解散・総選挙に打って出るのではないかとの臆測が広がっている。年内のタイミングを逃せば「追い込まれ解散」となり、防戦を余儀なくされる可能性が高まるためだが、新型コロナウイルスの第2波に備える必要などから慎重論も根強い。(広池慶一)

 「いつ解散があってもいいという、研ぎ澄まされた感覚で政治に臨んでいかなくてはならない」

 自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、解散時期をめぐり、さまざまな発言が増えていることに、こうクギを刺した。

 党内では、早期解散論への指摘が増えている。森山裕国対委員長は20日、鹿児島市で開いた党会合で「そう遠くない時期にある。しっかり備えなければならない」と強調。首相に近い世耕弘成参院幹事長も23日の会見で「いつあってもおかしくない」と語った。

 早期解散の臆測は、首相と麻生太郎副総理兼財務相とが10日、2人きりで約1時間会談した後、一気に広まった。麻生氏は首相時代、支持率の高かった就任直後の解散機会を逸し、衆院議員の任期満了近くとなる「追い込まれ解散」を強いられ、下野した苦い経験がある。党幹部は「失敗を知るだけに早期解散を進言しているはずだ」と見る。

 解散風に神経をとがらせているのは野党も同じだ。国民民主党の玉木雄一郎代表は24日の会見で、「常在戦場という言葉があるが、常に備えを万全にしていく」と強調。立憲民主党の枝野幸男代表も「お盆明けにも解散だと思っている」と警戒を強める。

 特に選挙基盤の弱い若手を中心に危機感が強まっており、国民の幹部は「野党は大きな固まりにならなければ勝てない」と語った。

 一方、解散論と距離を置くのが、新型コロナの影響で得意の組織運動を封じられている公明党だ。党幹部は早期解散について「準備が間に合わない。こんな状況で選挙をしたら自民も公明も負ける」と断言。24日に首相と会談した山口那津男代表も記者団に、首相が「頭の片隅にもない」と語ったことを強調した。

4192チバQ:2020/06/24(水) 21:33:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/81ae5a530643d77e0415c1052e813e95a9ebed7d
年齢差別?「定年制の乱」に二階氏・進次郎氏も参戦!自民「73歳規定」廃止めぐりベテランと若手が火花
6/24(水) 12:00配信

FNNプライムオンライン
自民党独自のルール「比例73歳定年制」めぐる世代間闘争
FNNプライムオンライン

自民党内で適用されている、衆院選の比例代表の「73歳定年制」が、国会閉会後もベテラン議員と若手議員の間の対立の火種となっている。

【画像】自民党若手議員がベテラン議員に反発

自民党の現在の規定では、党内の「世代交代」を促す目的で、73歳以上の衆院選候補者は比例代表への重複立候補が認められず、小選挙区で敗北した場合、比例復活当選ができないことになっている。これは小泉政権の時から適用された、自民党独自の決まりだ。

この規定について党内のベテラン議員らが、「政府が人生100年時代を唱える中で年齢により“差別”を行うのはおかしい」と廃止を求めたのに対し、定年制維持を求める若手議員らが猛反発しているのだ。

定年制廃止へ動き出したベテラン議員
6月12日、自民党の衛藤征士郎元衆院副議長(79)と平沢勝栄広報本部長(75)が、二階幹事長(81)や下村選挙対策委員長(66)と面会し、定年制廃止を直訴した。両氏は、「いやしくも候補者にハンディを附すことは著しく平等を欠く」「年齢によって優劣の差を条件にすることは、議会制民主主義に著しく逆行する」として定年制廃止を求めた「有志議員一同」名での要請書を提出した。

要請後、衛藤氏は記者団に対し、二階幹事長も定年制廃止について「当然じゃないか、当たり前じゃないか」と述べ賛同したと強調した上で、次のように若手議員をけん制した。

「あえて若手の候補者に一言申し上げたい。高齢者の高き志に対し、果敢に挑戦し、圧倒する意気込みと迫力を示してほしい」

若手議員らがベテランに反発
こうしたベテラン議員らの動きに対し、党内の若手議員らはすぐさま反発した。ベテラン議員らによる申し入れの直後、若手議員中心の青年局が議論を行い、小林史明青年局長(37)が、73歳定年制の維持を下村選対委員長に申し入れた。

小林局長は、その後の記者会見で次のようにベテラン議員を批判し、挑発的とも言える言葉で、定年制廃止への「断固反対」を強調した。

「コロナにおいて大変国民が厳しい状況にある中で、国会議員の立場を守るための議論が行われていることに正直、優先順位が全く違うと驚きを隠せない。新しい課題を解決したいと国政に挑戦してくる新しい方々に門戸を開くことが優先順位は最も高い。高き志を持っている先輩方にはぜひ堂々と小選挙区で戦っていただきたい」

会見に同席した若手議員からも次のように、定年制維持を求める声が相次いだ。
「厳しい初陣を戦う人たちが国民の負託に応えるためには比例の枠を活用することもある」
「比例には選挙が脆弱な若い人たち、女性に枠を設けるべき」
「(定年制)導入の際には中曽根元総理や、宮沢元総理にも引退いただいた、ある意味多くの血を流した制度だ」

ある青年局所属議員は「ベテランは余人を持って代えがたいと言う人もいるが、選挙で選ばれているんだから誰だって余人を持って代えがたい」と強調している。現時点で73歳以上の自民党国会議員は、党の全議員の1割以上を占めていて、若手議員には党内の「世代交代」への期待の声が強い。

自民党幹部の反応は二分
この「73歳定年制」をめぐるベテラン議員と若手議員の真っ向からの対立に、党幹部である二階幹事長と岸田政調会長(62)の意見は真っ二つに分かれた。

二階幹事長:
「上の年齢なんかとやかく言うべきではなくて、選挙があるから、選挙がすべてではないか。年齢制限よりも選挙に勝つことが大事ではないか」

岸田政調会長:
「定年制を設けることによって、選挙基盤の弱い若手や、多様な人材により大きなチャンスを与えるという趣旨で設けられていると理解している。そういったことから意味はあると思っている」



廃止賛成の二階氏と、廃止反対の岸田氏。両氏は去年の人事での幹事長ポスト争いや派閥所属議員の選挙区調整、さらにポスト安倍をめぐっても緊張関係にあるが、この定年制をめぐっても真っ向対立する形となった。

4193チバQ:2020/06/24(水) 21:35:09
閣僚も賛成・反対分かれ“閣内不一致”に
今の安倍内閣の閣僚の中でも、それぞれの立場により意見が分かれた。定年制廃止に賛成の立場を示したのは竹本直一IT相(79)だ。かつて73歳を目前にして比例復活したこともある竹本氏は12日の記者会見で、閣僚としてではなく個人の見解として次のように述べた。

「そもそも年齢制限があるという国はあまりないんじゃないか。100歳までの人生設計を考えることを国政でやらなきゃいけないという時に、年齢で除くというのはどうかと個人的には思っている」

一方、定年制維持を明確に主張したのは小泉進次郎環境相(39)だ。小泉氏もかつて青年局長を務めた上、この定年制を導入したのは父の小泉純一郎元首相だったという経緯もある。小泉氏は会見で、「これは自民党の青年局魂が発揮されるところだと思う」と述べた上で、次のように廃止反対を訴えた。

「小選挙区は定年ありませんから。人生100年時代と合わせて今回の比例の定年制を見直せという動きがあるそうですが、小選挙区であれば人生100年時代という以上に、100歳であっても200歳であっても、小選挙区は定年制がありませんから。だから私は反対です」

党幹部への直訴“第2ラウンド”が同日に勃発
このように閣僚も参戦し賛否が入り乱れる中で、党執行部への働きかけをめぐる戦いの第2ラウンドが始まった。

小林氏率いる青年局は18日、自民党幹事長室、下村選対委員長、岸田政調会長に対し、再度申し入れを断行した。73歳定年制が堅持されることで、女性をはじめとした多様な人材が登用されやすくなると論陣を張り、地方議員らも含めた青年局の総意だと主張した。

一方で同日夜、二階幹事長と食事を共にしたのは衛藤氏、平沢氏ら定年制廃止を唱えるベテラン議員たちだった。「能力ではなく、年齢で一律に差別されるのはおかしい。選挙にはどうしても不確定要素がある。比例復活の保証があるかどうかでは安心が全然違う」と力説した出席者の1人は、二階幹事長が「不退転の決意で(定年制廃止を)やる」と明言したと廃止への自信を見せた。

平均寿命が延び、頭脳明晰なベテラン議員も活躍している中で、「年齢だけで差別されるのはおかしい」と訴えるベテランたち、一方で「世代交代への逆行」だと異を唱え、多様な人材が登用されやすくする定年制の重要性を訴える若手たち、どちらの意見も十分傾聴に値するだろう。

党内の世代間闘争にポスト安倍をめぐる政局的要素も絡み始めたこの議論。秋にも解散総選挙が行われる可能性が取りざたされる中で、どのような結論に至るか議論の推移を見守りたい。

(フジテレビ政治部 山田勇)



山田勇

4194とはずがたり:2020/06/24(水) 22:18:52
いよいよ「政局モード」 首相が「よろしければ」二階氏と会食 「通訳」は林幹雄氏
会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月24日 21時11分(最終更新 6月24日 21時11分)
https://mainichi.jp/articles/20200624/k00/00m/010/252000c

 安倍晋三首相は24日夜、自民党の二階俊博幹事長と東京・赤坂の日本料理店で会食した。首相と二階氏が少人数で会食するのは2年3カ月ぶり。首相は同日昼には公明党の山口那津男代表と首相官邸で昼食を共にした。通常国会が閉会し、内閣支持率が低迷する中で、首相は与党の引き締めを図るためか会合を増やし始めた。衆院解散や内閣改造・自民党役員人事などを巡って「政局モード」に入りつつある。

 首相と二階氏の会食には、二階氏の腹心である林幹雄幹事長代理も同席した。首相は自身の後継候補と見込む岸田文雄政調会長を秋の党役員人事で幹事長に起用する案を抱いているとされ、二階氏の反応を探った可能性がある。二階氏は続投に意欲的で、会談の行方によっては党内情勢が緊迫化しそうだ。

4195とはずがたり:2020/06/24(水) 22:21:05
いよいよ「政局モード」 首相が「よろしければ」二階氏と会食 「通訳」は林幹雄氏
会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月24日 21時11分(最終更新 6月24日 21時11分)
https://mainichi.jp/articles/20200624/k00/00m/010/252000c

 安倍晋三首相は24日夜、自民党の二階俊博幹事長と東京・赤坂の日本料理店で会食した。首相と二階氏が少人数で会食するのは2年3カ月ぶり。首相は同日昼には公明党の山口那津男代表と首相官邸で昼食を共にした。通常国会が閉会し、内閣支持率が低迷する中で、首相は与党の引き締めを図るためか会合を増やし始めた。衆院解散や内閣改造・自民党役員人事などを巡って「政局モード」に入りつつある。

 首相と二階氏の会食には、二階氏の腹心である林幹雄幹事長代理も同席した。首相は自身の後継候補と見込む岸田文雄政調会長を秋の党役員人事で幹事長に起用する案を抱いているとされ、二階氏の反応を探った可能性がある。二階氏は続投に意欲的で、会談の行方によっては党内情勢が緊迫化しそうだ。

4196チバQ:2020/06/25(木) 20:06:37
>>4167
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200625k0000m010254000c.html
自民・高鳥修一氏が新保守グループ 稲田幹事長代行と距離
2020/06/25 19:44毎日新聞
自民・高鳥修一氏が新保守グループ 稲田幹事長代行と距離

自民党の高鳥修一衆院議員

(毎日新聞)

 自民党の高鳥修一筆頭副幹事長らが25日、新たな保守系グループ「保守団結の会」を発足させた。高鳥氏は稲田朋美幹事長代行と行動を共にしてきたが、稲田氏が女性活躍に活動の力点を移し選択的夫婦別姓にも理解を示したことから、距離を置く姿勢が見え隠れする。次期総裁選への立候補に意欲を示す稲田氏には痛手となりそうだ。

 同日党本部で開かれた設立総会には25人が出席。高鳥氏は冒頭あいさつで「総裁選のための会ではない。稲田さんに対抗するための会でもない」と断りつつ、「日本の保守主義を政治理念とし、この国難にあたり生ある限り祖国に尽くす。その一点だ」と述べた。

 党内には稲田氏が会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会(伝創会)」があり、高鳥氏も参加。2人は安倍晋三首相の側近として連携し、高鳥氏は稲田氏の総裁選立候補を応援すると公言してきた。ただ、稲田氏は近年、「女性議員飛躍の会」などを通じた一人親支援や性的少数者の地位向上に注力し、伝創会は事実上休止状態になっている。【遠藤修平】

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200625X903.html
稲田氏から離反の動き=自民有志が「保守団結の会」
2020/06/25 19:39時事通信

 自民党保守派の有志議員でつくる「保守団結の会」が25日、党本部で設立総会を開いた。稲田朋美幹事長代行と行動を共にしてきた議員が、稲田氏が選択的夫婦別姓に理解を示したことなどに反発、離反する形で設立した。次期総裁選出馬に意欲を示す稲田氏の足元が揺らいでいる。

 代表世話人に就任した高鳥修一筆頭副幹事長は冒頭、「保守主義を政治理念とし、国難に当たり生ある限り祖国に尽くす」と、設立趣旨を説明した。総会では、憲法改正や伝統的な家族制度の堅持などの活動方針を確認した。出席者は25人で、稲田氏が会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会」ともメンバーが一部重なる。

4197とはずがたり:2020/06/25(木) 23:51:29

ふささんによるとこれで小池を潰して自分の後継を当選させたとのことw

「小池氏、総理へのラストワンチャンス」山崎拓元副総裁
2017年10月2日 18時16分
https://www.asahi.com/articles/ASKB25HZRKB2UTFK015.html

 今度の選挙で一番の注目点は、小池百合子・東京都知事が立候補するかどうかだ。(小池氏側近の)若狭勝・前衆院議員が政権奪取は「次の次ぐらい」と言っていたが、「次の次」なんて政治の世界では通らない。政治生命というものはそんなに長くない。一寸先は闇の政界で「次の次」を論じるのは、悪い冗談としか思えない。

 小池さんは女性の議員でもっとも権力闘争に強いから、総理大臣を狙っているだろう。年齢からしても、総理になるラストワンチャンスじゃないか。今度出なければ、もう総理の道は閉ざされると思う。「衆院選に立候補しない」という報道もあるが、私はまだフィフティー・フィフティーで可能性は残していると思う。もし出なければ、この希望の党はあっという間に失速するだろう。(都内での講演で)

4198チバQ:2020/06/28(日) 23:34:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fdfbd0d3f205693169ddd1b29c73ea7abc1bd32
【点描・永田町】“絶滅危惧種”二階氏の変幻自在
6/28(日) 19:02配信

時事通信
自民党の会議に臨む二階俊博幹事長(手前)と石破茂元幹事長(手前から3人目)=6月11日、東京・永田町の同党本部

 コロナショックで安倍晋三首相の苦闘が続く中、政権ナンバー2の二階俊博自民党幹事長の言動が、政界で注目の的となっている。混戦模様の「ポスト安倍レース」でも、首相の「4選」に言及したかと思えば、反安倍の立場を鮮明にする石破茂元幹事長を「期待の星」などと持ち上げる変幻自在ぶり。首相を筆頭とする世襲政治家とは対照的な「(組織に所属しない)一本どっこの叩き上げ」(自民長老)と位置付けられる二階氏。持ち前のしたたかな腹芸ぶりから「政界の絶滅危惧種」(同)とも呼ばれるだけに、「コロナ政局を動かすキーマン」(自民幹部)になることは間違いない。

 これまで、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官と共に「政権の3本柱」として、首相を支えてきたのが二階氏。ところが、緊急事態宣言を受けてのコロナ対策の目玉だった国民への現金給付をめぐり、政府に「困窮家庭限定30万円」を「全国民一律10万円」に大転換させるきっかけをつくったのが、二階氏の「国民には10万円給付を求める切実な声がある」との発言だった。これを受けて公明党の山口那津男代表が政権離脱もちらつかせて方針転換を迫った結果ではあるが、政界では「公明党と意を通じる二階氏が仕掛けた」と受け止められた。政府がいったん閣議決定した第1次補正予算案の組み直しを余儀なくされたのは前代未聞の事態で、これを機に「首相の求心力低下が加速した」(閣僚経験者)のは間違いない。

 二階氏が6月8日に石破氏と会談して、9月に予定される石破派政治資金パーティーでの講演を快諾したことも、ポスト安倍に絡む動きとして、自民党内に波紋を広げた。会談後に二階氏が「高みを目指してほしい期待の星の一人」と、石破氏を持ち上げたからだ。その一方で、国会閉幕直後の18日に告示された東京都知事選では、早くから小池百合子知事の再選支持を公言し、自民党都連の反対を抑え込む剛腕ぶりも見せつけた。「党のことは俺が決めるとのアピール」(側近)だ。

狙うは「最強のキングメーカー」?
参院予算委員会で麻生太郎副総理兼財務相(右)と話す安倍晋三首相=6月11日、国会内

 二階氏はすでに81歳と高齢で、常々体調不安説もささやかれ、永田町では「政界引退は間近」との声も少なくない。数々の“”爆弾発言”も「その場の思い付きにすぎない」(政府筋)との指摘もあるが、二階氏周辺は「極めて緻密な戦略に基づくもの」と強調する。「ここにきて、二階氏の発言が政局の流れを変えている」(二階派幹部)のは事実だからだ。17日の国会閉幕を受けて、政界では夏から秋にかけての、「コロナ解散」やその前段となる党・内閣人事の断行説が流布されている。「お定まりの衆院解散と人事による党内の抑え込み」(閣僚経験者)とみる向きも多いが、二階氏は1日の記者会見で「早期解散の必要性は感じていない」などと機先を制してもいる。

 その一方で二階氏は、首相との“隙間風”がささやかれる菅氏と「水面下で連携を進めている」(細田派幹部)との見方も多い。首相は国会での野党の質問に「官房長官とは一心同体」と強調したが、昨年9月の党・内閣人事で二階氏の交代を模索した首相を押しとどめたのが菅氏だったことは、永田町で周知の事実だ。

 そうした中、首相が10日に盟友の麻生氏と2人だけで約1時間も密談したのも、「解散時期や人事を話し合ったとの憶測を党内に広げることでの求心力回復作戦」(自民幹部)とみられている。ただ、こうした「3本柱の足並みの乱れ」(岸田派幹部)が、政局運営での二階氏の存在感を高める要因となっており、二階氏周辺からは「狙うはポスト安倍での最強のキングメーカー」(側近)との声も出ている。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」6月22日号より】

4199チバQ:2020/06/30(火) 14:35:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a9a59abe4027ad9586ed818fa10b41f855aecb3
岸田氏、敵基地攻撃で問われる手腕 自公調整、ポスト安倍へ試練




6/30(火) 7:09配信

 安倍晋三首相が唱える敵基地攻撃能力保有に関し、自民党の岸田文雄政調会長は与党内の調整段階で板挟みとなる可能性もありそうだ。

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」計画断念を受け、30日から議論を開始する自民党は前向きな一方、公明党が慎重な立場を崩していないためだ。

 岸田氏は29日の記者会見で、「わが国のミサイル防衛体制、安全保障体制が十分か議論を深めるのは大事だ。あるべき姿を提言し、与党として責任を果たす」と語った。

 30日にスタートする自民党国防族議員による「検討チーム」は、岸田派の小野寺五典元防衛相が座長を務める。小野寺氏は党が2017年に敵基地攻撃能力保有の検討を政府に求める提言をまとめた際の中心人物。このため、検討チームは従来方針に沿って議論を進め、7月中に提言をまとめる見通しだ。

 これに対し、「平和の党」を掲げる公明党は保有に消極的で、山口那津男代表は23日の記者会見で「慎重に議論したい」と明言した。同党関係者は、来年7月に任期満了を迎える東京都議選や衆院議員の残り任期が1年4カ月であることを踏まえ、「選挙前に持ち出されても困る」と不快感を示す。

 自民党は党内議論の結論を踏まえ、公明党との協議に入るとみられる。ただ、岸田氏は新型コロナウイルス感染拡大をめぐり、「減収世帯への30万円給付」が断念に追い込まれ、調整能力に疑問符が付けられたばかり。自民党関係者は「給付金すらまとめられず、岸田氏で大丈夫か」と語る。

 後手が目立つ新型コロナ対応などで首相の求心力は低下し、岸田氏の「禅譲」路線にも狂いが生じ始めている。国民の間で岸田氏の人気は広がりに欠けており、首相も周辺に「岸田氏の演説は心に響かない。大事なことは情念だ」と漏らしたという。岸田氏は、さらに失策を重ねたら難しい立場に立たされそうだ。

4200チバQ:2020/06/30(火) 19:53:15
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200630X443.html
自民、「73歳定年」維持=亀裂懸念、個別に例外容認
2020/06/30 19:01時事通信

 自民党は30日、衆院比例代表候補の「73歳定年制」を維持することを決めた。撤廃を求めるベテラン議員と堅持を訴える若手がそれぞれ署名活動を展開しており、これ以上亀裂を広げるべきではないと判断した。執行部は定年制の例外を認めるなど柔軟に対応する方針だ。

 73歳定年制は党の内規に定められ、「世代交代」をアピールするため小泉政権下の2003年衆院選で本格運用がスタート。この時は中曽根康弘、宮沢喜一両元首相(ともに故人)が引退に追い込まれた。

 見直しを主張したのは衛藤征士郎元衆院副議長(79)ら。二階俊博幹事長(81)に申し入れ、二階氏もいったんは前向きな意向を示したため、小林史明青年局長(37)ら若手が反発。中堅クラスにも反対論が広がった。

4201チバQ:2020/07/01(水) 18:24:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3d5a20c0cabff2b9226e5e09ab55246f45e7dbf
自民・長島氏が二階派入り 入党促した細田派は反発




7/1(水) 15:58配信

 旧民主党政権で首相補佐官や防衛副大臣などを務め、昨年6月に自民党入りした長島昭久衆院議員(58)が近く同党二階派(46人)に入会する方向となった。

 これに対し、入党を後押しした細田派(97人)は、自派に取り込もうとしていただけに猛反発している。

 長島氏は衆院当選6回。旧民主党などを経て、2017年には希望の党の結党メンバーに名前を連ね、同年の衆院選では東京21区で当選を果たした。二階派幹部によると、近く同派を率いる二階俊博幹事長と面会し、今月中旬にも入会が正式決定する見通し。

4202チバQ:2020/07/01(水) 21:40:10
https://www.sankei.com/politics/news/200623/plt2006230047-n1.html
【ポスト安倍の夏】岸田文雄政調会長 支持拡大へ 必要なのは「情念」
2020.6.23 23:11
 「どうしたら岸田をシャキッとさせることができるか」

 10日午後、官邸で向き合った首相(自民党総裁)の安倍晋三と副総理兼財務相の麻生太郎が口にしたのは、政調会長の岸田文雄が求心力に欠けることへの危機感だった。

 2人は「ポスト安倍」に岸田を推す考えだが、知名度では元幹事長の石破茂に大差をつけられている。

 安倍は首相候補として研鑽(けんさん)を積ませるため、岸田を党の政策責任者に抜擢(ばってき)したが、腕をふるうはずの新型コロナウイルス対策では、逆に深い傷を負った。令和2年度第1次補正予算の編成で、安倍とともに主導した減収世帯への「30万円給付」が党幹事長の二階俊博と公明党の反発にあい、1人当たり10万円の一律給付にひっくり返されたのだ。

 当初は岸田も一律給付を唱えていた。それを押し殺して安倍に従い、「経済対策になっていない」などと反発した若手らも激論の末、平定したはずなのに-。

 党内外に指導力をアピールする意味も込め、2次補正の編成でこだわったのが、休業を余儀なくされた中小・小規模事業者らに最大600万円の家賃を補助する案だ。財務省や官房長官の菅義偉は、すでに最大200万円を給付する「持続化給付金」制度があるとして反発したが、岸田は、休業要請に苦しむ事業者にとって不可欠だと考えた。

 「助けてくれないか」

 岸田が電話口でこう訴え、家賃支援に関するプロジェクトチーム(PT)の座長就任を求めたのは、同じ昭和32年生まれの元幹事長、石原伸晃だった。岸田には、石原が平成24年の総裁選に出馬した際、支援に回った経緯もある。PTの座長代理は、岸田派(宏池会)で事務総長を務める前厚生労働相、根本匠に頼んだ。いわば、気心の知れた2人とチームを組み、窮状の打開に挑んだのだ。


 岸田が固執した家賃支援策は、「岸田のために」と考えた麻生が財務省を抑え、安倍も衆院予算委員会の場で、質問に立った岸田にお墨付きを与えた。谷垣グループ(有隣会)の閣僚経験者は「首相と麻生が岸田を支える様子が、逆によくわかった」と振り返る。

 次期総裁選に向けた岸田の戦略は、安倍からの「禅譲」路線を基本としながらも、党内から幅広い支持を集め、組織力で石破を圧倒することだ。

 岸田は2次補正に絡み、雇用調整助成金の拡充、マイナンバーカードの活用、学生支援、企業への資金供給に関するPTを発足。細田派(清和政策研究会)の事務総長を務める元文部科学相の松野博一、竹下派(平成研究会)の元総務相、新藤義孝ら閣僚経験者を座長に置いた。

 6月4日には「ポスト・コロナ」の社会像を議論する「新国際秩序創造戦略本部」の初会合も開いた。実質的なトップに据えたのは、安倍の盟友で麻生派(志公会)に所属する税調会長、甘利明だ。甘利は岸田に「岸田政権の大きな構想としてどんどん前に出せばいい」とエールを送った。

 石破をターゲットにした戦略的な布石も打っている。今月22日、岸田が本部長を務める党経済成長戦略本部は、新型コロナ収束後の成長戦略に関する提言をまとめた。

 提言は、デジタル化を進めて地域分散型の「デジタル田園都市国家構想」の実現を掲げ、宏池会の会長を務めた元首相、大平正芳が地域間格差の是正の構想として提唱した「田園都市構想」を受け継いだ。これは石破の看板政策である「地方創生」に「あえてぶつけた」(岸田側近)という。

 岸田が得意とする「聞く力」を生かし、最近は他派閥の若手議員とも夜に会合を重ねている。17日には、都内のレストランで議員10人と会食。最近、岸田派の若手から「若手が発言できる場を作ってほしい」と意見されたことを気にしてか、「政調でやりたいことがあれば、どんどん言ってほしい」と声をかけた。

 岸田は「チーム力」で政策を着実に実現しようと努めるが、世論にはこうした党内の努力は見えづらい。安倍は19日午後、官邸で根本と面会した際、こうアドバイスした。

 「情念が大事だよね」

(長嶋雅子) =敬称略

4203チバQ:2020/07/01(水) 21:42:32
https://www.sankei.com/politics/news/200629/plt2006290026-n1.html
【ポスト安倍の夏】(4)河野太郎防衛相「常識欠ける」も変化の兆し 地上イージス停止で謝罪行脚
2020.6.29 20:29
 15日夕、防衛相の河野太郎は防衛省で緊急記者会見を開き、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画停止を発表した。自民党への根回しは一切していなかった。

 慌てた党は翌朝、部会を招集した。ミサイル防衛政策に取り組む国防族議員らが防衛省に説明を求めたが、河野本人は出席せず、怒りと不満が渦巻いた。

 4時間後、自民党本部1階のエレベーターホールで、河野は元防衛相の浜田靖一と鉢合わせした。浜田の隣にいた元総務相の野田聖子が一瞬の気まずい空気を察したのか、「噂をすれば!」と明るく声をかけた。

 「動揺が走っているわよ。特に一生懸命やってきた人たちに」

 うつむいた河野は言葉少なで、浜田は冷めた視線を向けながら立ち去った。

 昨年7月の参院選秋田選挙区(改選数1)でイージス・アショアの秋田配備反対を訴え勝利した野党の寺田静(無所属)はブログで、河野から緊急記者会見後に電話で連絡を受けたと明かした。一方、配備予定地を地元とする自民党議員は「防衛省の事務方のメールで知らされた」と絶句した。

 河野の判断には「ずるずると先延ばしにするよりも良い」と好意的な評価も多いが、「段取りに問題があった」(所属する麻生派=志公会=幹部)と受け止められた。

 河野は25日に再び開かれた部会に出席し、頭を下げて謝罪した。さらに寺田に敗れて議員の座を失った前参院議員、中泉松司の名前も挙げ、声を震わせた。

 「本当に取り返しがつかない。申し訳ない…」

 合理主義者で、過去には官僚や党幹部をもストレートに批判し、不協和音を生んだ河野。国会対策など党務で汗をかいた経験は浅い。部会の出席者は「河野さんがこんなに頭を下げたのは初めてじゃないの。いい経験になるかもしれないね」と驚く。


 人気と政策あるが…

 「総裁選に出馬しないのですか?」。13日、インターネット動画サイトのライブ配信で質問を受け、河野はサラリとこう宣言した。

 「しようと思っています」

 党総裁は選挙時の「党の顔」。河野の知名度は上昇気流に乗っている。

 ツイッターのフォロワー数は160万人以上を誇り、自衛隊の災害派遣活動や周辺国の動向を発信して評判はいい。

 新型コロナウイルス対応にあたる医療従事者らに感謝するため、5月末の航空自衛隊アクロバットチーム「ブルーインパルス」の東京都心での飛行を発案し、称賛された。防衛省幹部は「前例がないことを『やろう』と言うのは河野さんならでは」と語る。

 そんな河野を、麻生派所属議員はこう解説する。

 「国民人気、発信力はある。政策もある。ないのは常識」

 外相時代の平成30年12月の記者会見では、日露関係に関する質問を無視して「次の質問どうぞ」と4回連続で繰り返し、謝罪に追い込まれた。麻生派領(りょう)袖(しゅう)で副総理兼財務相の麻生太郎も「何が欠けているといえば一般的な常識に欠けている」と愛のむちをふるう。

 後輩議員と食事会も

 「仲間と宴席を共にすることを大切にしろ」

 最近の河野は麻生の助言を守ろうとしている。

 今年に入り、信頼を置く同派の中堅議員に幹事役を頼み、4、5人単位での派内の中堅・若手を集めた食事会を繰り返している。

 参加した議員の一人は「同じ派閥の河野さんにいつか総理総裁になってほしい。でも何が何でも次だとは思わない」と語る。

 麻生にとって「ポスト安倍」の本命は、盟友で首相の安倍晋三と同じく、政調会長の岸田文雄とみられる。河野にとってカギを握るのは、官房長官の菅(すが)義(よし)偉(ひで)(無派閥)の動向だ。


 同じ神奈川県選出で当選8回の同期だが、14歳も年上だ。河野の発信力などを買い、安倍に重要閣僚への起用を進言した。「総裁選で河野を担ぎ出すのでは」との噂は絶えない。

 麻生が出馬を自制するよう求めても河野は振り切り、菅らの支援を受けて名乗りを上げる-。そんな見方も根強い。そのとき河野は麻生派で孤立するのか、発信力で岸田に勝る「選挙の顔」として多くの支持を取り付けるのか。(田中一世)

 =敬称略

4204チバQ:2020/07/01(水) 22:43:54
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200630/pol2006300001-n1.html
10月解散・総選挙急浮上 安倍首相の“秘策”は… 消費税率8%、所得1000万円以下に所得税免除 (1/2ページ)
永田町・霞が関インサイド
2020.6.30
 永田町に「解散風」が吹き始め、与野党の衆院議員は浮足立っている。永田町では、気の早い向きの間で次期衆院選日程「10月13日(仏滅)公示・25日(大安)投開票」まで流布されている。

 年内早期の衆院解散・総選挙説が急浮上したのは、安倍晋三首相が6月19日、約3カ月ぶりに夜会合を再開したことがトリガー(引き金)となった。

 安倍首相は同夜、東京・虎ノ門のホテルアンダーズで、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明・自民党税調会長と2時間半、会食した。

 早期解散論者として知られる麻生氏の呼びかけに、安倍首相との隙間風が指摘されてきた菅氏が応じたことから、安倍、菅両氏の関係修復が喧伝された。

 4者会食前後他の夜会合も、その日時と場所をチェックすると興味深い。

 16日=東京・赤坂の日本料理店「浅田」で、麻生氏と、二階俊博幹事長。両氏の側近である鈴木俊一総務会長と松本純国対委員長代理、林幹雄、金田勝年両幹事長代理が同席。

 17日=東京・東麻布の中国料理店「富麗華」で、二階、菅両氏。菅氏に近い森山裕国対委員長と、二階氏最側近の林氏が同席。

 22日=東京・丸の内のパレスホテルの日本料理店「和田倉」で、安倍首相と細田博之元幹事長。細田氏は党内最大かつ首相の出身派閥である清和会(細田派)の領袖(りょうしゅう)。

 24日=赤坂の日本料理店「たい家」で、安倍首相と二階氏。林氏同席。

 「浅田」は赤坂で数少なくなった料亭のなかで自前の高級和食を供する店で、二階氏の麻生氏への配慮である。

 「富麗華」は中国料理が好きな菅氏への配慮である。そして、「たい家」も鯛料理で名高い名店であり、安倍首相への気配りである。

 店選びにも気を配る二階氏が、9月に予定される内閣改造・自民党役員人事で自らの幹事長続投を強く願っていることがうかがえる。

 肝心の「今秋解散総選挙の可能性」である。新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからないので難しいとの指摘は承知している。

 だが、安倍首相とその側近グループが総選挙に向けて秘策を胸中に秘めているとみる。

 その秘策とは、消費税率8%への引き下げと、所得1000万円以下を対象に1年間の所得税免除。前者は年5兆6000億円歳入減、後者が約7兆円の歳出で可能となる。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

4205とはずがたり:2020/07/03(金) 01:20:12
無能でブレブレの稲田の政治生命は終わったんだよ。

稲田氏、伝統と創造の会にわび状
選択的夫婦別姓推進への反発念頭
https://this.kiji.is/651380999974012001
2020/7/2 20:18 (JST)7/2 20:27 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

自民党の稲田朋美幹事長代行
 自民党の稲田朋美幹事長代行は、会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会」メンバーに宛て、選択的夫婦別姓の議論推進など自身が取り組む政策を念頭に「皆さんが疑問に思い、心配されたのは事実だ。説明不足だったことは率直に反省している」と釈明する文書を配布した。関係者が2日、明らかにした。

 伝統的家族観を重視する議員が多く、稲田氏に不満を持つ一部議員が6月に別の保守グループを発足させた経緯がある。

 文書は、伝統と創造の会が15日に開く総会の案内とともに配った。具体的政策への言及は避けつつ「常に時代を先取りし、変えるべきものは変えていく」などと理解を求めた。

4206チバQ:2020/07/05(日) 22:26:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ed03c90cd4a354298b147c6b5c2657679d551ef
茂木敏充外相 タフな手腕 鍵は派内参院との関係修復
7/4(土) 12:00配信

産経新聞
参院決算委員会で答弁する茂木敏充外相=6月15日、参院第1委員会室(春名中撮影)

 国会閉会を翌日に控えた6月16日昼、外相の茂木敏充は自身が会長代行を務める竹下派(平成研究会)の会合に顔を出した。国会が閉じれば、永田町の関心は衆院解散のタイミングや自民党の次期総裁選の行方に移る。

【表】茂木敏充とはどんな人?

 「ポスト安倍」の一人と目される茂木は会合後、記者団に総裁選に向けた対応を問われると、「世の中の状況がどうなっているかをみながら、よく議論していきたい」とけむに巻いた。だが、決して総裁選を傍観する腹ではない。

 2日後の18日夜、都内のフランス料理店に姿を見せた茂木は、自民党衆院議員の村井英樹や小林史明、福田達夫ら、将来を嘱望される若手数人とテーブルを囲んだ。話題は茂木が得意とする経済政策から安全保障まで多岐にわたった。

 出席者の一人がフランスで認められている事実婚制度に話を移し、「茂木内閣でやりましょう」と持ち掛けると、茂木は「それで出生率は上がるかな」と応じ、終始笑みを浮かべながら意見に耳を傾けた。

 仲間内で「茂木勉強会」と呼ばれるこの会合は、茂木が経済再生担当相だった約3年前、自身のもとで内閣府政務官を務めていた村井に声をかけて始まった。村井と小林は岸田派(宏池会)、福田は細田派(清和政策研究会)に所属するなど、派閥を超えた茂木のネットワークとなり、数カ月に1度集まっている。

 新型コロナウイルスの感染が国内で拡大し、学校の一斉休校が実施された直後の3月5日夜の会合では、若手から「お母さんたちが大変だ」「現金給付が必要」との声が上がり、茂木がその場で文部科学相の萩生田光一に電話をかけた。茂木は若手に「すぐに案をまとめろ」と指示し、翌日には萩生田のもとに届けさせた。勉強会メンバーの一人は「政策を実行させる腕力を見た」と振り返る。

 商社や外資系コンサルタント会社を経て政界に転じ、「政策新人類」と称された茂木は、自ら政策を練り上げ、成し遂げることへの思いが強い。交渉力への評価も高く、経済再生担当相として日米貿易協議を担ったころには、米大統領のトランプから「モテギはタフ(手ごわい相手)だ」と一目置かれた。

 新型コロナへの対応に追われる今も、出国や移動ができなくなった在外邦人の帰還に向け、自ら関係国の外相に掛け合い、1万人以上の帰国を実現させた。入国制限の緩和をめぐっても、ベトナムやタイなど4カ国の外相と電話で会談し、道筋をつけている。

 こうしたリーダーシップが茂木の強みだが、来年の総裁選を見据えれば、最大の課題は足元にある。6月9日夜、都内の中華料理店に当選3回の竹下派衆院議員約10人を集めた茂木は、「いざというときに派内が固まっていることが大事だ」と熱を込めた。念頭にあるのはこの数年の間に続いた派閥内の騒動だ。

 平成30年初め、当時の派閥会長、額賀福志郎の退任を求める声が派内の参院議員から噴出し、「額賀降ろし」につながった。額賀の退任を阻止しようとした茂木と参院側の確執は深まった。

 派内の参院に今も影響力をもつ元参院議員会長の青木幹雄は同年9月の前回総裁選で元幹事長の石破茂を支援し、参院側は首相の安倍晋三を支持した衆院の大半と対応が分かれた。衆院側を「安倍支持」でまとめようとした茂木に「今も参院の反発は残っている」(中堅参院議員)とされる。

 衆院側では当選回数別に年に数回の会合を持ち、結束に動く茂木も、参院側との関係修復は今も果たせていない。派内には厚生労働相の加藤勝信や元経済産業相の小渕優子を総裁候補に推す声もある。派閥幹部は「次の本命は茂木だ」と断言するが、「参院側をまとめられればの話だろう」と冷ややかに見る衆院議員もいる。

 茂木にとって、派内の参院とどう融和を図るかが「ポスト安倍」に向けた重要なポイントとなる。(大橋拓史、力武崇樹)=敬称略

4207チバQ:2020/07/05(日) 22:30:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/db1947f5be3ac7455527d5cf07298b1ac90b3065
「ポスト安倍」ここに来て「二階=菅」ラインが見えてきた…!
7/4(土) 7:01配信

現代ビジネス
「策士」「寝業師」の異名
写真:現代ビジネス

 7月4日は三木武吉の命日である(1956年7月4日死亡。享年71歳)。三木は、戦後政治史で言う「55年体制」の確立とされた55年11月15日の日本民主党と自由党の保守合同で誕生した自由民主党(自民党)結成の最大功労者の一人である。

【写真】安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった

 54年12月7日に吉田茂内閣が総辞職、3日後の10日に鳩山一郎内閣が誕生した。反吉田勢力を統合した中核には後に首相となる日本民主党(鳩山総裁)の岸信介幹事長と三木総務会長が位置していた。

 岸自身保守合同について、『岸信介証言録』(原彬久編。毎日新聞社刊)のなかで「民主党から岸、三木、自由党から石井光次郎(元自民党総務会長)、大野伴睦(同元副総裁)が(合同準備のために)4者会談を数えきれないくらい持った」と語っている。

 「策士」「寝業師」の異名を取った三木武吉は戦後、日本自由、分党派自由、日本民主、自由民主党などで党務の重責を担うが一度も主要閣僚を経験していない。52年10月衆院選の立会演説会(旧香川1区)で対立候補から「三木は4人の妾を持っている」と攻撃されるや、「いや4人ではなく5人であります。5を4と数えるごとき、小学1年生といえども恥ずべき間違いであります」と一蹴、当選したエピソードは有名。豪放磊落なのだ。

 中曽根康弘元首相は後年、中曽根政権下の幹事長だった金丸信、小渕恵三政権の官房長官だった野中広務両氏の絶頂期を称して「三木武吉を超える党人派政治家」と言ったことも永田町では語り草となっている。

安倍首相と菅官房長官の関係に変化が…?
photo by gettyimages

 なぜ今、三木武吉を取り上げるのか。各メディアは安倍晋三首相の求心力低下を報じている。コロナ禍抜本対策が迷走し、景気大幅後退の打開が見えず、米中対立激化に伴う国際情勢の激変もあり、内閣支持率の低迷が続く中で、「ポスト安倍」を念頭に9月予定の内閣改造・自民党役員人事と、今秋衆院解散説が取り沙汰される政局の先行きに永田町の耳目が集まっている。

 これまでの「安倍1強」を支えてきた麻生太郎副総理・財務相、菅義偉官房長官、二階俊博自民党幹事長の権力構図に亀裂が生じているとの指摘がなされて久しい。とりわけ、マスコミ各紙(誌)報道の焦点になっているのが、安倍首相と菅官房長官の間の「隙間風」である。

 筆者はこれまで一貫して、菅氏と安倍周りの「官邸官僚」には「対立」はあっても、安倍氏とは今なお「不離一体」であり、今後も「偕老同穴」の関係にあるだろうと書いてきた。

 ところがここに来て、その見立てを修正する必要を感じるようになった。その理由は、安倍首相を含む自民党有力者や政権主要閣僚の夜会合が活発となる中で、特に二階幹事長と菅官房長官のそれが絶妙且つ微妙な時期に繰り返し行われていることである。

2週間に2回も会食
photo by gettyimages

 9月人事で幹事長続投に強い意欲を持つ二階氏を軸に夜会合の日時、場所と相手をチェックする。

 6月16日:東京・赤坂の「浅田」で二階氏と麻生氏が会食(両氏側近各々2人が同席)
17日:東麻布の「富麗華」で二階氏と菅氏が会食(二階氏側近の林幹雄幹事長代理と菅氏に近い森山裕国対委員長が同席)
19日:虎ノ門のホテルアンダーズのレストラン「ザ・タヴァン・グリル&ラウンジ」で安倍、麻生、菅氏と甘利明党税調会長が会食
22日:丸の内のパレスホテルの「和田倉」で安倍氏と細田博之元幹事長が会食。
24日:赤坂の「たい家」で安倍氏と二階氏が会食(林氏が同席)
7月1日:「たい家」で二階氏と菅氏が会食(評論家の鈴木棟一氏が同席)
2日:紀尾井町のホテルニューオータニの「千羽鶴」で二階氏と岸田文雄政調会長が会食(両氏側近各々2人が同席)

 こうして見ると、多くの夜会合が二階氏主導で行われていることが分かる。筆者が関心を抱くのは2週間に2回も会食した二階、菅両氏であり、特に「毎日新聞」政治部OBの鈴木氏が見届人然と同席した2回目である。同氏が二階、菅両氏が手を握れば「ポスト安倍」政局の主導権を掌中に収められると煽ったのではないかと推察しているのだ。

 まさに老獪な二階氏、凄みの菅氏の2人が合体すれば、それこそ三木武吉超えの「キングメーカー」になり得る。いや、菅氏の場合は「メーカー」を外した「キング」そのものになるかも知れない。二階氏が菅氏に「菅さん、遠慮せず貴方が(総裁選に)出たら」と語ったと漏れ伝わってきている。

歳川 隆雄(ジャーナリスト)

4208チバQ:2020/07/07(火) 20:28:45
なんでいまさら?
https://www.sankei.com/politics/news/200707/plt2007070019-n1.html
自民、清水鴻一郎元衆院議員の復党審査へ 元小泉チルドレン
2020.7.7 13:16
 自民党は7日の党役員会で、「小泉チルドレン」の一人だった清水鴻一郎元衆院議員の復党をめぐり党紀委員会で審査すると決定した。清水氏は平成17年の郵政選挙の際、同党公認で衆院京都3区から立候補。比例近畿で復活し、初当選した。21年衆院選で落選後、旧みんなの党から22年参院選に出馬する意向を示したため、自民党から除名された。

4209チバQ:2020/07/07(火) 20:44:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020070701069&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
習氏国賓「中止」を明記 二階氏反発、岸田氏と亀裂―自民決議
2020年07月07日18時57分
 自民党は7日、中国による香港統制を強める「香港国家安全維持法」を非難する決議をまとめた。習近平国家主席の国賓来日について「中止を要請せざるを得ない」と明記。ただ、中国とのパイプを持つ二階俊博幹事長の反発を踏まえ、原案より抑制的な表現に修正した。政策責任者として決議を後押しした岸田文雄政調会長との亀裂が浮き彫りになった。

 外交部会などの役員会は当初、習氏来日について「中止を要請する」との原案をまとめた。しかし、6日の外交部会・外交調査会の合同会議では、二階派議員を中心に「その一言が独り歩きする。修正すべきだ」と異論が噴出。一方、保守系議員らは「中国には厳しく対峙(たいじ)すべきだ」と主張し、議論が紛糾した。
 二階、岸田両氏は7日、党本部で会談して対応を協議。決議は党の総意ではなく、外交部会などによるものと位置付けることを確認した。「新たな時代の友好関係構築に向け、中国への強い働き掛けを要請する」との表現を盛り込み、日中友好の重要性にも配慮した。
 決議はもともと、保守系議員の要請を受け、岸田氏が外交部会に作成を指示した。中山泰秀部会長は決議を了承した7日の政調審議会の終了後、記者団に「通常のプロセスにのっとり決裁をもらった」と正当性を強調。政府に近く申し入れる意向も示した。
 これに対し、二階氏は7日の記者会見で、決議について「外交は相手があることで、慎重の上にも慎重に行動するべきものだ」と苦言を呈した。周辺には「党の正式なものではない」と突き放すなど、岸田氏とのしこりが残った格好だ。

4210チバQ:2020/07/09(木) 17:43:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0e8d5f7faa215a7c9e8e7bdc512b2576b81fad7

対中姿勢から見る「ポスト安倍」有力4候補 識者「4人は中国寄りだ。国際的には通用しない」




7/9(木) 16:56配信

夕刊フジ
 中国発の新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)や、東・南シナ海での中国の軍事的覇権拡大、香港への「国家安全維持法」施行などをめぐり米中対立が激化している。米国の同盟国である日本としては、中国とどう距離をとるかが重要になりそうだ。そこで、日本のかじ取り役を目指す「ポスト安倍」の有力候補らの対中姿勢を探った。

 「日本の安全保障の基軸はあくまで米国です。一方で、隣国である中国との関係もうまくマネージしていかなくてはならない」「強ければ、人権を重んじるなど『基本的な価値観』を犠牲にしてよいとは日本人は決して思わないのではないか」

 自民党の岸田文雄政調会長は、月刊誌「文芸春秋」7月号のインタビューで、こう語った。後半部分は、チベットやウイグルでの人権弾圧が指摘される中国を念頭にしたものといえそうだ。

 岸田氏は、党内リベラル派とされる「宏池会」(岸田派)を率いている。第2次安倍晋三政権の発足から4年8カ月間、外相を務めた。対中姿勢については、やや穏便に済ませようとしている印象を受ける。

 ライバルである石破茂元幹事長は3日、日経新聞社主催の講演で「日本は日米同盟をとるか、中国をとるか二者択一の立場ではない」と述べた。日経新聞が翌日報じた。

 石破氏は、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄元首相に口説かれて政界入りしている。

 サンデー毎日(1月19日号)の記事「私の保守王道再生宣言」でも、中国の習近平国家主席の「国賓」来日について、「(国賓招待を)日本国として表明した以上、今更覆すことは反対だ。米国の顔色をうかがっても仕方ない」と「中国寄り」の発言をしていた。

 これに対し、河野太郎防衛相は最近、自らのブログ「ごまめの歯ぎしり」で、中国の強大な軍事力への対処が課題だと言及している。

 対中関係では外相時代の昨年6月13日、自らの公式ツイッターで、香港での「逃亡犯条例改正案」に反対する民主化運動に理解を示していた。日本政府が静観するなか、「香港の友人」との個人的な立場で、「香港の自由と民主が維持されることを強く期待する」と発信し、称賛の声が上がった。

 菅義偉官房長官は、対中国では目立った見解は示していない。

 あくまで安倍政権のスポークスマンとしてだが、冒頭の香港への国家安全法施行には「強い懸念」(5月25日)から「遺憾」(6月30日)と、記者会見で選ぶ言葉をみると、中国批判のトーンを強めているようだ。昨年5月の外交デビューでは、隣国中国ではなく米国を選んだ。

 「ポスト安倍」候補をどう分析するか。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「米中対立が深まるなか、日本は腹をくくって『自由』『平等』といった共通の価値観を持つ米国と一緒に歩むしかない。親中派のリーダーでは、日本は北米市場から締め出され、国際社会からもバッシングを受ける。候補4人は安倍首相よりも中国寄りだ。とても国際的に通用しない。中国にハッキリものが言える指導者に期待したい」と語っている。

4211チバQ:2020/07/12(日) 12:13:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/503e874936a541d0d2767cc3a5201178c576554f
【動く「ポスト安倍」の夏】稲田朋美・自民幹事長代行 突破力期待も応援団不在
7/11(土) 9:30配信

産経新聞
自民党・稲田朋美幹事長代行=30日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 「ちょっと相談したいことがある」

 自民党幹事長代行の稲田朋美は6月24日夜、東京・新橋のすし店に総裁外交特別補佐の薗浦健太郎、経済産業副大臣の松本洋平、首相補佐官の木原稔を呼び出した。自身が力を入れる女性政策などが理解されないことを悩み、稲田が会長を務める「伝統と創造の会」(伝創会)の設立メンバーである薗浦らに、相談を持ちかけたのだ。

【表】稲田朋美氏とはどんな人?

 話題は筆頭副幹事長の高鳥修一が新たに立ち上げた保守系グループ「保守団結の会」に及んだ。高鳥は伝創会副会長として稲田とともに行動してきた盟友だ。

 「なんでやろ」

 不満そうな稲田に、薗浦らは「何も説明してこなかったあなたが悪い」と諭した。「みんな忙しそうで声を掛けるのを遠慮していた」。稲田は説明不足だったことを認めた。

 稲田は平成17年、当時幹事長代理だった現首相、安倍晋三に政界入りを促され、衆院選で初当選した。以降、選挙に強い保守政治家として頭角を現し、翌18年には当選同期の議員が稲田のもとに集まり、伝創会が設立された。

 安倍も稲田を首相候補に育てようと、当選3回で行政改革担当相、政調会長に抜擢(ばってき)した。しかし、防衛相時代には東京都議選に関する失言や学校法人「森友学園」問題をめぐる国会答弁などで失態を重ねた揚げ句、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題で辞任に追い込まれた。稲田は「辞任直後は『立ち直ることができるだろうか』と悩むほど落ち込んだ」と振り返る。

 この挫折が稲田に変化を生んだ。昨年3月に女性議員を増やすための議連「女性議員飛躍の会」の共同代表に就くと、選択的夫婦別姓の実現やLGBT(性的少数者)の問題に本格的に力を入れるようになった。未婚のひとり親を「寡婦(夫)控除」の対象に加える税制改正にも奔走した。

 「保守とは多様性を認めること」。稲田はこう説明し、新たな保守の姿を模索している。

 だが、周辺は「ウイングを広げようとしているのだろうが、やればやるほどついて行けない人たちがいる」と語り、支持層が離反する原因だと分析する。稲田に近い議員も「宇宙人的なところを含めて突破力は買っている。しかし、党三役も閣僚も経験したのに、何でも相談できる本当の仲間がいない」と指摘する。

 稲田は今月5日、次の総裁選に関し「女性目線で政策を語ることは絶対必要だ。そのために努力したい」と語り、出馬への意欲を示した。ただ、現状は立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保できる見通しはない。

 稲田は1日、国会の議員会館にある伝創会メンバーの事務所に個別に出向き、15日に開く総会の案内を配って回った。周囲には「原点に戻って再出発したい」と語る。仲間づくりは緒についたばかりだ。(広池慶一)=敬称略

4212チバQ:2020/07/12(日) 12:14:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/30088450d0fb862a0c61f11bff794d3ded4650a3
安倍首相が後継者選び失敗 自民党「四分五裂」相関図
7/11(土) 7:05配信

NEWS ポストセブン
ポスト安倍との声もあるが…(時事通信フォト)

「次の総理」は誰になるのか──歴代最長政権となった安倍晋三・首相にとって“後継者選び”は何よりも「求心力」を維持できる道具だったはずだ。しかし、コロナ対応で安倍首相の重用する後継候補が何の成果も挙げられず、一気に「遠心力」が生まれ始めた。“だったら俺にやらせろ”──。都知事選を圧勝した小池百合子氏が国政復帰を見据えるなか、自民党は四分五裂の状態に陥りつつある。

【相関図】ポスト安倍を巡る「8大政争」

 その最大の原因は、安倍首相が「後継者選び」に失敗したことだ。歴代最長政権を誇る安倍首相にとって、「後継者選び」は自らの権力維持の重要な手段のはずだった。

 かつて中曽根康弘・首相(在任5年)は3人の後継者を競わせ、最後は「中曽根裁定」で竹下登氏を後継総裁に指名する力を維持した。小泉純一郎・首相(在任5年5か月)も安倍氏を後継者として養成し、総裁選で圧勝させた。

 安倍首相が後継者に据えようとしてきたのが岸田文雄・政調会長だ。面長の顔に顎を隠せない小さなアベノマスクを国会でも議員会館でも着用し続けて首相に“忠誠”を示していることで知られる。首相は自分に決して逆らわない岸田氏であれば、退陣後も「院政」を敷けると考えていた。

 ところが、その判断は裏目に出た。自民党内に“ボロ神輿は担げない”という不満が広がったからだ。岸田後継に最も反発したのが菅義偉・官房長官と二階俊博・自民党幹事長だとみられている。

「菅さんは岸田さんと同じ派閥にいたことがあるが、“何がやりたいのかわからない”と政治家としての評価は最低レベルで、“発信力がないから選挙に勝てない”と総理にふさわしくないと考えている。二階さんも同じ党三役として、岸田さんの調整能力の乏しさに失望している」(自民党役員経験者)

 安倍首相が昨年の内閣改造でその岸田氏を幹事長に起用して後継レールに乗せようとしたときも、二階―菅ラインが阻止。以来、2人と首相との溝が深まっている。

 コロナ対策の給付金でも岸田氏は力量不足を露呈した。首相と会談して所得が減少した世帯への「30万円」給付を決めたと胸を張ったものの、二階氏や公明党に「一律10万円」給付へと一晩でひっくり返された。それを誤魔化そうと〈自民党としても当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施する〉とSNSで発言して恥を上塗りする始末だった。政治評論家・有馬晴海氏が語る。

「岸田氏は外相や自民党政調会長など要職を歴任してきたが、これといった実績は残していない。政界の名門家系の3世議員で宮沢家の親戚というだけで派閥の会長になった。俗に存在感がない人を毒にも薬にもならないというが、政治家の場合は国民にとって毒にしかならない。国難の中でリーダーシップを取れる人物ではないという評価は政界に広く定着している」

“その程度の人物”が総理・総裁候補とあって、「岸田を担ぐならオレが」と首相のお膝元の最大派閥・細田派では、西村康稔・新型コロナ担当相、稲田朋美・幹事長代行、下村博文・選対委員長、萩生田光一・文科相らがポスト安倍に意欲を見せ始めたのだ。

 西村氏が新型コロナ対応で出番が増えて知名度を上げると、下村氏と稲田氏はコロナ後の社会を考える「新たな国家ビジョンを考える議員連盟」を設立。“初の女性首相”を目指す稲田氏は他にも「女性議員飛躍の会」や「伝統と創造の会」などを主宰して勢力拡大に動いている。3人とは派内でライバル関係にある萩生田氏も意欲ありと見られている。

 第二派閥の麻生派からは河野太郎・防衛相が「岸田後継」に反旗を翻した。新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備中止を表明し、「次は出る、と言っている」と事実上の総裁選出馬を表明。「岸田支持で派内を一本化したい麻生さんは出馬を止めるだろうが、河野さんは聞く耳持たない」(麻生派議員)という。

4213チバQ:2020/07/12(日) 12:14:36
 安倍首相が後継者の人選を見誤ったことで、細田派、麻生派の主流派から我も我もと“自称後継者”が出現して政権に遠心力が働いている。

 それだけではない。コロナ危機は総裁レースの様相を一変させた。岸田氏に次いで首相の覚えがめでたい総理候補とされていた加藤勝信・厚労相はコロナ対策が後手後手に回って評価を下げ、茂木敏充・外相も外交場面そのものがなくなって存在感を失い、レースから脱落しかかっている。

◆石破総理だけはマズい…

 それでもなお、安倍首相は岸田後継を諦めていないとされる。理由は「石破さんだけは絶対に総理にしたくないから」(安倍側近)という。

 ポスト安倍では岸田氏が地盤沈下する一方で、首相の「政敵」である石破茂・元幹事長が最右翼に浮上し、新聞の世論調査の「次の総理にふさわしい人」で他に水をあけて1位に位置している。

 官邸が警戒しているのは総理・総裁選びと検察の動きが連動することだ。河井克行・前法相と案里夫妻の選挙買収事件をめぐる東京地検特捜部の捜査は、自民党本部から夫妻に流れた1億5000万円の“買収資金”の流れの解明を目指している。ターゲットは自民党首脳部だ。

 公選法では、「買収行為をさせる目的をもって金銭・物品の交付を行った者」も「買収交付罪」に問われる(221条)。自民党側で河井夫妻に1億5000万円もの資金を交付すると決裁した者にも捜査が及ぶ可能性があるのだ。

 買収の舞台となった昨年の参院選で安倍事務所は案里陣営に4人の秘書を派遣し、案里氏の後援会長だった町議も、克行氏から「安倍さんからです」とカネを渡されたと証言している。それだけに特捜部は巨額の党資金の決裁に安倍サイドがどう関わっていたかを注目しているとされる。

 かつて田中角栄内閣の跡を継いだ三木武夫首相は、ロッキード事件が発覚すると政敵の田中前首相を守らずに検察捜査にゴーサインを出した。

「今回の選挙買収事件が自民党中枢に波及し、11月危機と重なって次が石破首相になると、“第2の三木”となって捜査を安倍勢力の弱体化に利用しかねない。そうした懸念があるだけに、石破後継を阻止して安倍総理の意向に従う後継者を選ばなければならない」

 首相周辺にはそうした警戒の声がある。麻生太郎・副総理の「9月解散、10月選挙」論も石破後継阻止という首相サイドの思惑と一致する。永田町には、解散論の裏に安倍―麻生への「政権禅譲」シナリオがあると囁かれている。

4214チバQ:2020/07/12(日) 12:14:53
「11月危機で退陣に追い込まれる前に、安倍首相が麻生氏に首相の座を禅譲し、麻生内閣が五輪中止など安倍政権の残務整理をする。9月解散で自民党が議席を減らせば総理交代の口実になるし、一度選挙をやれば自民党議員は当面選挙の心配がなくなるから、来年の総裁選では人気のない岸田氏を総裁に担ぎやすい」(自民党関係者)

 麻生リリーフ首相の後に、岸田“傀儡”政権をつくるシナリオだ。

 そして、自民党の外からは、東京都知事選で圧勝し、“いつ国政に復帰すべきか”とひそかに野心を燃やす小池百合子氏が、自民党の人材不足を象徴する総理選びの迷走を、舌なめずりしながら見つめている。

※週刊ポスト2020年7月24日号

4215チバQ:2020/07/12(日) 18:36:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071100345&g=pol
アイヌの歴史で「価値観の違い」 萩生田氏
2020年07月11日11時03分


 萩生田光一文部科学相は10日の記者会見で、北海道白老町で12日にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に関し、「原住民と新しく開拓される皆さんの間で、さまざまな価値観の違いというのは、きっとあったのだと思う。それを差別という言葉でひとくくりにすることが、果たして後世にアイヌ文化を伝承していくためにいいかどうかは、ちょっと考えるところがある」との見解を示した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071100438&g=pol
アイヌ民族「困難な時代も」 萩生田氏、差別めぐる発言で釈明
2020年07月11日17時21分


 萩生田光一文部科学相がアイヌ民族をめぐり「差別でひとくくりにするのはどうか」などと発言したことについて、同氏は11日、北海道白老町で記者会見し、「もちろん困難な時代を越えてきたアイヌの人たちがいたのも事実だ」と釈明した。同氏は会見に先立ち、町内に12日開業するアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の記念式典に出席した。

 萩生田氏は10日、「原住民と新しく開拓される皆さんの間で、さまざまな価値観の違いはあったと思う。それを差別という言葉でひとくくりにすることが、果たして後世にアイヌ文化を伝承していくためにいいかどうかは、ちょっと考えるところがある」と語っていた。
 同氏は11日の会見で「これまでの歴史や経緯を全て差別という言葉でひとくくりにすることが、アイヌ文化を伝承していくためによろしいのかという発言だ」と改めて述べ、ウポポイについて「(差別の歴史を)正しく伝承しながらアイヌ文化を国内外に発信する拠点として活用いただきたい」と語った。

4216チバQ:2020/07/12(日) 21:10:46
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200711X743.html
自民、河井夫妻辞職に賛否=「党員が反発」「補選回避を」
2020/07/11 17:25時事通信

 昨年7月の参院選をめぐる公職選挙法違反の罪(買収)で起訴された前法相の河井克行衆院議員と妻の案里参院議員=ともに自民党離党=が議員辞職を否定していることに、同党内の賛否が割れている。党員をはじめ世論の強い反発を受け、辞職を求める声が相次ぐ一方、辞職すれば逆風下での補欠選挙を強いられることを懸念し、執行部は静観の構えだ。

 河井夫妻の事件では、党本部の振り込んだ計1億5000万円の選挙資金が、買収の原資となった疑いが取り沙汰されている。これには政党交付金のほか、党費も含まれているとみられ、党員は反発を強めている。

 折しも自民党は6月、党所属国会議員に年間1000人の党員獲得目標を課し、達成できなければ次期衆院選で比例代表との重複立候補を認めない方針を決めたばかり。中堅議員は「河井夫妻のところに行く金は払えないと党員から言われる。早く議員辞職させた方がいい」と訴えた。

 閣僚経験者も「離党だけでは全然駄目だ」と指摘。「2人に(国会議員としての)ボーナスが出るたびに『ふざけるな』と言われる」とため息をついた。連立を組む公明党も辞職論一色だ。

 これに対し、執行部は辞職を求めることには慎重だ。党幹部は「本人は無実と言っているから何とも言えない。推定無罪だ」と述べ、あくまで裁判の推移を見守る姿勢を強調。早期の補選を回避し、事態の沈静化を図る思惑が透ける。

 昨年の参院選をめぐる「1票の格差」訴訟が継続しているため、案里議員が辞職しても、参院広島選挙区補選は来春以降となる見通し。一方、克行議員が9月15日までに辞職すれば、衆院広島3区補選は10月に行われる。

 しかし、広島県政界は現在、河井夫妻から現金を受け取った首長らの「辞職ドミノ」で、混乱状態に陥っている。今秋に補選が行われた場合、組織が機能しづらい上、買収事件が争点となることは確実で、自民党としては「避けたい」(ベテラン議員)のが本音だ。

 「この問題をうやむやにするには早期の衆院解散しかないのではないか」。党関係者からはこんな声も漏れる。

4217チバQ:2020/07/13(月) 15:23:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/41d19dc17e8a17da2d474ad2658d662878588138
狙いは「幹事長ポスト」死守 二階氏、秋人事へ布石 党内政局仕掛け活発

7/13(月) 11:37配信
 今秋に迎える自民党役員人事に向け、二階俊博幹事長の動きが慌ただしくなっている。安倍晋三首相(党総裁)ら政権幹部と相次いで会食する一方、首相と反目する石破茂元幹事長にも急接近。こうした党内政局を仕掛けることで、その中心に身を置き、存在感を強調している。狙いは、自身の力の源泉でもある「幹事長ポスト」の死守に他ならない。

【画像】二階幹事長を巡る相関図

 「(首相に)『しっかり支える』と言っておいてほしい」。今月初旬の党本部幹事長室。二階氏は首相に近い二階派幹部に告げた。6月中旬に「現政権が任期いっぱい務めることを幹事長として補佐していく」と記者団に語った二階氏。この幹部は首相への「伝言」は9月にもある党役員人事での幹事長続投を強く意識した発言と受け止めた。

 二階氏は6月中旬以降、活発に動いている。麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官とそれぞれ会食。24日は首相の誘いで2時間、都内の日本料理店で杯を交わした。首相と二階氏の少人数の会食は2年3カ月ぶり。首相は、二階氏が口火を切った新型コロナウイルスの緊急経済対策の現金給付「一律10万円」への転換劇に触れ「言ってくれて良かった。おかげで党の面目を保てた」と謝意を述べたという。首相が昨秋の党役員人事で、自身の後継含みで岸田文雄政調会長への幹事長交代を画策してから首相と二階氏には微妙な距離感が生じていることから、党関係者は「和解も含め、互いに腹の内を探り合う場だった」と推察する。


    ■   ■

 幹事長は選挙の公認権や資金の差配を握る党ナンバー2のポストだ。二階氏は2016年の就任以来、この立場を活用し、老練な政治術を駆使。反安倍派を抑え込み、党内のバランスを保ってきた。9月8日まで務めれば「政治の師」と仰ぐ田中角栄元首相を抜き通算在職日数は歴代トップとなる。ただ、81歳の高齢などを理由に今秋の役員人事で「交代論」がくすぶる。

 幹事長を巡り、ライバルと目されるのは昨年と同じく岸田氏だ。二階氏は今月2日、岸田氏と双方の派閥幹部を交えて会食した。二階氏はこの席で「(岸田氏は)トップを目指すのだから。前途洋々、次に期待する」と岸田氏にエールを送ったが、党内に言葉通りに受け取る向きは少ない。

 もっとも二階氏は既にポスト安倍レースで岸田氏と競う石破氏との「接近」という布石も打つ。6月に石破派の政治資金パーティーの講師役を引き受け、従来「党の人材の一人」と評し距離を取ってきた石破氏を「期待の星」と持ち上げた。二階派ベテラン議員は「『石破とも組めるぞ』という首相や岸田氏へのけん制だ」と解説する。

 来年9月に総裁任期を迎える首相にとって今秋が人事権を振るう最後の機会とみられる。昨秋と比べ新型コロナ対応の混迷などで内閣支持率は低迷し、ぐらつく政権の体力は少ない。首相は党内政局の火種を生みかねない幹事長交代を選ぶか否か。二階氏周辺は警告する。

 「二階氏を外すなら首相は『安倍降ろし』に動くリスクを覚悟する必要がある」 (一ノ宮史成)

4218チバQ:2020/07/15(水) 09:50:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/65284c439c762646e64db4ebd3638f4d7ef2440a
「ポスト安倍」で激突、河野&西村両大臣の明暗

7/15(水) 5:50配信
 ここにきて閣僚としての存在感が際立ち、「ポスト安倍」候補にも名前の挙がる河野太郎防衛相と西村康稔経済再生・コロナ担当相。両者の派手な言動が永田町の注目を集めている。

 河野氏は陸上迎撃ミサイルシステム(イージス・アショア)配備計画の「停止」を、西村氏はコロナ対策での政府専門家会議の「廃止」を、どちらも唐突に宣言して、政権内外に賛否両論を巻き起こした。

 どちらの「宣言」も、事前に政府・与党や関係者への根回しがほとんどなかったことで、「独断専行の政治的パフォーマンス」(自民幹部)などの批判や反発が相次いだ。ただ、国民レベルの評価は河野氏が高く、西村氏には批判的な声が目立っている。ポスト安倍レースでも明暗が分かれる展開となりつつある。


■河野氏の決断は「大英断」と評価

 河野氏が配備計画の停止を宣言したのは、国会閉幕直前の6月15日。迎撃ミサイルを発射する際に使う「ブースター」と呼ばれる推進補助装置を演習場内に確実に落下させるには、ソフトとハードのシステム改修が必要となり、千億円単位の巨額な経費と10年程度の期間が想定された。

 安倍晋三首相や菅義偉官房長官ら官邸中枢の了解は得ていたものの、与党への事前説明はまったくなかったため、二階俊博幹事長を激怒させ、自民党内の防衛相・防衛庁長官経験者らからも「防衛省はわれわれをだましてきた」「代替措置をどうするのか」などの批判、反発が相次いだ。


 ただ、配備予定の自衛隊演習場を抱える秋田、山口両県では、配備計画決定時から反対運動が続いていた。特に、秋田では地元への計画説明の際の防衛省のデータの誤りなどから、関係自治体や住民が猛反発。同県への配備計画は頓挫しつつあった。河野氏の決断は秋田、山口県では歓迎され、「大英断」と評価する声が広がった。

 これを受けて、政府は6月24日の国家安全保障会議(NSC)4大臣会合で、配備計画の撤回を正式決定。NSCでは9月までに陸上イージスに代わるミサイル防衛などについて一定の方向づけをして、年内に外交・安保の基本方針「国家安全保障戦略」と防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画を改定する段取りを確認した。

 河野氏は、自ら秋田、山口両県を訪れて知事や関係者に謝罪。自民党国防関係合同会議では、2019年夏の参院選秋田選挙区で同党現職が落選したことにも言及し、「本当に取り返しがつかない」と声を詰まらせながら謝罪するというパフォーマンスも繰り返した。

 一方、コロナショックの深刻化を受けて、安倍首相が西村経済再生相をコロナ担当相と兼務させたことで、西村氏がコロナ対応の前面に躍り出た。それまで、国会答弁も含めて政府対応を一手に引き受けていた加藤勝信厚労相に代わって、西村氏は政府の責任者としてメディアにも積極的に出演している。「西村氏の顔をみない日はない」(政府筋)という活躍ぶりで、国民的知名度を一気にアップさせた。


 ただ、自信満々の多弁ぶりが、「おしゃべり大臣」(官邸筋)と揶揄されるなど、政府与党内での批判も噴出。4月の政府の緊急事態宣言時に休業自粛要請の対象業種などをめぐって小池百合子都知事と激しく対立した際は、「社長だと思っていたら、中間管理職だった」と痛烈に皮肉る小池氏に「事実上押し切られる結末」(自民幹部)となった。

4219チバQ:2020/07/15(水) 09:50:58
■謝罪と苦しい釈明を迫られる西村氏

 西村氏の言動が非難されたのが、6月24日の記者会見でコロナ対策の「専門家会議廃止」発言だった。ほぼ同じ時間に専門家会議の脇田隆字座長(国立感染症研究所所長)や尾身茂副座長(地域医療機能推進機構理事長)らが記者会見している最中で、記者団から西村発言を問われた尾身氏が「それは知りませんでした」と首を傾げた。


 尾身氏らは「会議の発展的解消」は知っていたが、自分たちの会見に合わせたように西村氏が「廃止宣言」するとはまったく予想していなかったとされる。与党内からも「そんな話は聞いていない」(公明党幹部)と批判が相次ぎ、国民の間からも「専門家会議に失礼だ」との声があがった。

 このため、西村氏は6月28日の記者会見で「『廃止』という言葉が強すぎた。専門家会議の皆さんを排除するように取られてしまったことも反省している」と謝罪と苦しい釈明を強いられた。

 尾身氏は安倍首相の会見に同席し、具体策の説明役となる一方、同氏を含めた専門家会議メンバーが会見で「接触の8割削減」「新しい生活様式」などのキーワードを説明し、法的位置づけを超えるコロナ対策のリード役を果たしてきた。

 24日の脇田、尾身両氏らの会見は、政府対策本部と専門家会議の関係を検証することが目的だった。脇田氏らは専門家会議の一連の活動が「前のめりだった」などと反省する内容の文書を説明していたが、「その最中の西村氏の廃止宣言はまさに不意打ち」(専門家会議関係者)だった。


 与党内には「専門家会議が政府とのあつれきを公表することを懸念した西村氏が、先手を打つ形で廃止宣言したのでないか」(公明党幹部)との疑念が広がった。

 専門家会議は、新たな対策本部の分科会に主要メンバーを残留させたが、議事録公表も含めて分科会の内容は不透明となり、会議後の会見も行われていない。7月に入って東京を中心にコロナ第2波とみえる感染拡大が続いているが、政界では「専門家会議の廃止は政府の隠蔽体質の表れ」(共産党幹部)などの批判も相次ぐ。


 国会閉幕後は安倍首相がコロナ会見に応じなくなり、一連の批判が西村氏に集中している。

4220チバQ:2020/07/15(水) 09:51:22
■ポスト安倍レースで競い合う

 防衛とコロナという国家的課題への対応で明暗が分かれる河野、西村両氏だが、ともに57歳で同学年。当選回数は河野氏8回、西村氏6回だが、両氏は自民党が衆院選で惨敗して政権を失った際の2009年9月の総裁選にそろって出馬するなど、当時から若手成長株としてのライバルでもあった。

 この総裁選には自民党政調会長などを歴任した谷垣禎一氏が出馬。対抗馬と目された石破茂氏らが不出馬を決めたため、河野、西村両氏に出番が回った。特に西村氏は、首相退陣後の蟄居中だった現首相の安倍晋三氏の代理出馬との見方もあった。


 総裁選の結果は国会議員199、地方票300の合計で谷垣氏が圧勝。獲得票は河野氏144、西村氏54だったが、議員票では西村氏の43票が河野氏の35票を上回った。ちなみに、西村氏の推薦人代表は現在、厚労相としてコロナ対策でコンビを組む加藤勝信氏だった。

 その両氏が競い合うことで、混戦模様のポスト安倍レースの一角に食い込みつつあるのは事実だ。両氏とも閣僚としての注目度は高く、有力政治家としての存在感も高まっている。

 河野氏は陸上イージス停止宣言に前後して、コロナ禍に対応する医療従事者らを激励するための航空自衛隊ブルーインパルスの飛行を都上空で実施して、都民らの大喝采を浴びるなど話題作りにも余念がない。

 一方、西村氏は首相の腹心だが、所属する細田派には下村博文党選対委員長や稲田朋美幹事長代行、萩生田光一文科相ら、将来の首相を目指すライバルが多い。ただ、総裁選への出馬経験があるのは西村氏だけで、派内でも「総合的評価は西村氏がトップ」と期待する向きもある。


 祖父の河野一郎元建設相、父の河野洋平元衆院議長が果たせなかった首相の座を目指す河野氏は、アメリカの名門大学卒業という有力政治家としては変わり種。一方、西村氏は東大法学部卒で、通産省(現経済産業省)からの政界入りしたエリートだ。どちらも選挙区での人気は高く、「よほどのことがない限り落選の不安はない」(自民選対)とみられている。

 ここにきて、ポスト安倍レースには10人近い候補が浮上し、大混戦の状況だ。その中で、麻生派所属ながら、菅氏とも近い河野氏は、石破、岸田両氏に次ぐ「第3の候補」として「大逆転で首相」(自民若手)との声も出る。一方で西村氏は、最大派閥・細田派のホープではあるが、「ポスト安倍へのハードルは高い」(同派幹部)のが実情。8月か9月に予想される党内閣人事での処遇も含め、河野、西村のライバル関係は「これからが勝負どころ」(自民長老)とみる向きが多い。


泉 宏 :政治ジャーナリスト

4221チバQ:2020/07/15(水) 11:22:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/37db0a18bbbf7b32e942dfd454421581d329bc69

【独自】白須賀議員、受領金で数十万円高級バッグ…カジノで使用も

7/15(水) 7:54配信

読売新聞オンライン

白須賀貴樹・衆院議員
 カジノを中核とした日本の統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に絡み、中国への視察旅行中に中国企業側から100万円を受け取った白須賀(しらすか)貴樹(たかき)・衆院議員(45)(自民、千葉13区)が、その現金でお土産の高級ブランドバッグを購入していたことが関係者の話でわかった。カジノでも使用し、余りは日本に持ち帰っていた。

 関係者によると、白須賀氏は2017年12月27〜29日、秋元司・衆院議員(48)(収賄罪で起訴)に誘われ、中国企業「500.com」が秋元被告を招待した視察旅行に同行。「自民党宮城県第五選挙区支部」の支部長を務める勝沼栄明・前衆院議員(45)らも参加し、中国・深センの同社本社やマカオのカジノ施設を訪れた。旅費は同社側が負担した。

 白須賀氏は旅行2日目の同月28日、マカオのショッピングモールの通路上で同社元顧問・仲里勝憲被告(48)(贈賄罪で起訴)から100万円入りの封筒を受領。勝沼氏もトイレ内で仲里被告から100万円を受け取ったという。

 白須賀氏はその現金を使い、モール内の高級ブランド「イヴ・サンローラン」でバッグを数十万円で購入。残りは香港ドルに替えてカジノで使用し、余った分は持ち帰って日本円に両替したという。

 白須賀氏は東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、相手は思い出せないとしつつ、100万円の受領やバッグの購入を認め、「非常に反省している」と述べたという。勝沼氏も受領を認め、生活費に充てたなどと説明した。

 白須賀氏の事務所は14日、「当局からの聴取には真摯(しんし)に協力し、何ら法令に反する点はないと説明している。これ以上の詳細は差し控える」とのコメントを出した。勝沼氏の事務所は「お答えは控える」としている。

 事件では、内閣府のIR担当副大臣だった秋元被告が、「500」社側から視察旅行の旅費など計約185万円相当を含む総額約760万円相当の賄賂を受け取ったとして起訴された。秋元被告は起訴事実を否認している。白須賀氏は当時、IRに権限のある政府の役職に就いておらず、旅費と現金100万円について、収賄容疑での立件は見送られた。勝沼氏は17年10月の衆院選で落選していた。

4222チバQ:2020/07/15(水) 11:22:26
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200714-OYT1T50092/

【独自】IR汚職、白須賀衆院議員が100万円受領…中国企業側から視察中に


2020/07/14 10:14















中国・深センの「500」社本社を視察した際に撮影された写真。(左から)白須賀貴樹・衆院議員、勝沼栄明・前衆院議員、秋元司・衆院議員、同社の潘正明・最高経営責任者(当時)、同社日本法人元役員の鄭希被告(2017年12月27日撮影)中国・深センの「500」社本社を視察した際に撮影された写真。(左から)白須賀貴樹・衆院議員、勝沼栄明・前衆院議員、秋元司・衆院議員、同社の潘正明・最高経営責任者(当時)、同社日本法人元役員の鄭希被告(2017年12月27日撮影)
 カジノを中核とした日本の統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に絡み、白須賀貴樹・衆院議員(45)(自民、千葉13区)が2017年12月、秋元司・衆院議員(48)(収賄罪で起訴)への贈賄罪で起訴された中国企業側から現金で100万円を受け取っていたことが関係者の話でわかった。白須賀氏は東京地検特捜部の任意の事情聴取に受領を認めたが、IRに関する職務権限がなく、立件は見送られた。




 これまでの複数回の取材に対し、白須賀氏は「ノーコメント」とし、文書での取材にも回答がなかった。

 関係者によると、白須賀氏は17年12月27〜29日、秋元被告に誘われ、同被告が中国企業「500.com」から招待された中国への視察旅行に同行。17年10月の衆院選で落選し、現在、「自民党宮城県第五選挙区支部」の支部長に就く勝沼栄明・前衆院議員(45)らも参加した。旅費は「500」社側が負担した。

4223チバQ:2020/07/16(木) 18:04:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/668855dd281b984d6db989f126d31aea2fa5912b

二階氏との距離感反映? 対中決議めぐり石破、岸田両氏が対照的な反応




7/16(木) 14:34配信


産経新聞







自民党・岸田文雄政調会長(春名中撮影)
 中国の習近平国家主席の国賓来日をめぐり、自民党の「ポスト安倍」候補が対照的な反応を示している。石破茂元幹事長は中国の香港国家安全維持法の施行後も予定通り国賓として招くべきとの考えを示した一方、岸田文雄政調会長は表現を後退させたものの、党の非難決議にあった「国賓来日中止」の文言を死守した。次期総裁選のカギを握る二階俊博幹事長との距離感が反映されたとの見方もある。

【表】「ポスト安倍」有力候補4人の比較

 石破氏は9日の石破派(水月会)の会合で、香港の人権問題を改善させる必要性に言及しつつ、「安倍晋三首相が国賓としての来日を要請した事実がある。民主主義国家として礼儀を尽くさないといけない」と述べ、国賓来日中止に触れた非難決議に同調しない考えを示した。

 石破氏は次の総裁選を見据え、党内に強い影響力を持つ二階氏に9月に予定される派閥パーティーの講師を依頼している。国賓来日に反対しなかったのは、中国との関係改善を重視する二階氏への配慮との見方があり、実際、石破派幹部は「二階氏の考えにも合わせたのだろう」と語る。

 対照的な印象を残したのが岸田氏だ。外交部会などがとりまとめた決議の原案をめぐっては、6日の党内会合で二階氏に近い出席者が「中止を要請する」との文言に反発。岸田氏が二階氏らと調整した結果、「外交部会として中止を要請せざるを得ない」という抑制的な表現へと修正を余儀なくされたが、「中止」の削除は譲らなかった。

 党幹部は「岸田氏は二階氏に対しても腰砕けにならず、筋を通した」と評価した。しかし、二階氏周辺は「岸田氏とは歴然たる差だ」と石破氏の対応を高く評価した上で、岸田氏をこう牽(けん)制(せい)した。

 「虎の尾を踏んだかもしれないね」(奥原慎平)

4224チバQ:2020/07/16(木) 18:07:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec0e839c6514fae427cdc99d98615967610bbd38

旧民進出身の長島昭久氏が二階派入会

7/16(木) 13:28配信
産経新聞

長島昭久衆院議員
 自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派(志帥会)は16日の会合で、旧民進党出身で昨年6月に自民党入りした長島昭久衆院議員の入会を正式に了承した。所属議員数は47人になり、党内第4派閥の岸田派(宏池会)と並んだ。

 長島氏は会合で、中曽根康弘元首相が政治家を志した原点だったと説明し、「中曽根氏を源流とする伝統ある志帥会に入会させていただき感無量だ」とあいさつ。「1年生議員になったつもりで一から勉強し直したい」と語った。

4225とはずがたり:2020/07/16(木) 21:28:47
>入党を仲介した細田派は二階派入りに反発している。

フサギコさんの解説だと落選した前任者が二階派入りしたので,だそうな。

長島氏が二階派入り 自民
2020年07月16日14時21分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071600732&g=pol

 自民党二階派は16日の例会で、長島昭久衆院議員の入会を正式に決めた。長島氏は、会長の二階俊博幹事長らを前に「感無量だ。1年生議員になったつもりで一から勉強し直したい」とあいさつした。

 二階派の所属議員は47人となり、岸田派と並ぶ党内第4派閥となった。長島氏は旧民主党や旧希望の党を経て昨年6月に自民党入り。入党を仲介した細田派は二階派入りに反発している。

4226チバQ:2020/07/17(金) 10:26:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1b0123c25226702490ed87d1235e35a10d79dda

長島昭久元副防衛相が二階派入り 47人で岸田派と並び党内第4派閥に

7/16(木) 21:46配信

毎日新聞

長島昭久 衆院議員=東京都千代田区で、川田雅浩撮影
 自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派は16日、長島昭久元副防衛相の入会を了承した。二階派は47人となり、岸田文雄政調会長が率いる岸田派(47人)と並ぶ党内第4派閥となった。

 長島氏は旧民主党の野田佳彦内閣で首相補佐官を務めたが、2017年に旧民進党を離党。地盤を衆院東京21区から東京18区に移し、19年に自民に入党した。【野間口陽】

4227とはずがたり:2020/07/17(金) 15:59:31
観光県宮崎の選出だからしょんないけーがまあ基本自民党ガス抜き要員の1人。

玉川徹氏「GoTo」に理解を求める自民党の武井俊輔衆院議員に質問「GoToをやって感染者が出るのはある程度仕方がないとお考えですか?」
2020年7月17日 10時16分スポーツ報知 # 社会
https://hochi.news/articles/20200717-OHT1T50089.html
テレビ朝日

 17日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)で、政府が国内旅行代金の一部を補助する「Go To トラベル」キャンペーンについて、東京発着を対象外とする方針を決めたことを報じた。

 番組には自民党の観光立国調査会事務局次長の武井俊輔衆院議員がリモート生出演した。武井氏は、観光業界の窮状を示した上でGoToキャンペーンの必要性を訴えた。一方でコメンテーターで同局の玉川徹氏は「感染が収束していない以上、本当はやるべき時期じゃないというのが私の考えです」などと指摘し武井氏と「GoTo」を巡り議論を重ねた。

 武井氏は、ウイズコロナの視点から経済を回しながら感染防止に努めることを繰り返し主張した。最後に玉川氏は「一言だけ聞きたいんですけど、GoToをやって、結果として感染者が出るのはある程度仕方がないとお考えですか?」と尋ねた。

 これに武井氏は「そういうことを言っているわけでは決してありません」と答えると玉川氏は「イエス、ノーで答えてください」と迫った。武井氏は「いえ、いえ、イエス、ノーで答えるって…」と返答せず「だからこそ、努力をしてきてるわけですからしっかりと、本当に今、努力してますから、ぜひそこは分かっていただきたい。そこを分かっていただいた上で経済を回していく、その努力をこれからも政治も観光業界も努力していくことはご理解いただきたいですし、旅行を行かれる方もそこを心がけて一緒に成功させていくそれが今回のGoToトラベルだとぜひご理解いただきたい」と訴えていた。

4228チバQ:2020/07/18(土) 07:32:07
789 チバQ 2020/07/12(日) 12:15:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/84cd293ffde014354bfa96a15c947b3f366c4b57
額賀元財務相「ゆで卵ボヤ」と茂木外相「漁夫の利」の行方
7/10(金) 6:00配信

文春オンライン
元産経記者。経済財政担当相、防衛庁長官などを歴任した額賀福志郎元財務相 ��躑ζ営命�社

 東京・赤坂の衆院議員宿舎でボヤ騒ぎがあったのは7月2日午後11時のことだった。部屋の主は自民党の額賀福志郎元財務相(76)。ゆで卵を作る途中で眠りこけ、鍋が空だきに。煙を感知し駆けつけた消防に泥酔したまま暴言を吐き、顰蹙を買ったという。

【写真】この記事の写真を見る

 源流を辿れば田中角栄元首相に行き着く名門派閥・平成研究会(現竹下派)。つい2年前まで領袖だった額賀氏だが、からきし存在感がない。「ポスト安倍」レースに向けて活発に夜会合をこなす年長の二階俊博幹事長(81)や麻生太郎副総理(79)とは大違いだ。

 平成研は、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三という歴代首相を生み、「一致団結、箱弁当」という鉄の結束を誇ったが、もはや遠い過去。前回2018年9月の総裁選の半年前には、領袖の額賀氏を引きずり下ろすクーデターが勃発。竹下亘・元総務会長が領袖になり、「竹下派」が復活した。総裁選で、竹下氏は、兄・登氏の秘書だった青木幹雄元党参院議員会長の意向を受け、石破茂元幹事長で派をまとめようとしたが、安倍晋三首相を推したい衆院側と分裂し、自主投票に追い込まれた。

「岸田がダメなら次は茂木でいい」との声
 次の総裁選で竹下派はどう動くか。意欲を示すのは茂木敏充外相だが、前回、衆院側で安倍首相支持を取りまとめた中心で、参院側からは「今も茂木は許せない」(ベテラン)との怨嗟が渦巻いてきた。しかし、ここにきて茂木氏に追い風が吹き始めている。発生源は「ポスト安倍」に岸田文雄政調会長を推してきた安倍、麻生の両氏だ。安倍首相周辺からは「岸田がダメなら次は茂木でいい」との声が漏れ、茂木氏を一方的に嫌っていた麻生氏との関係も、会食を約束するまでに修復された。

「岸田氏はコロナ対策で失態続き。『岸田首相じゃ選挙に勝てない』との声が広がっている。このままでは安倍、麻生両氏が、どうしても避けたい『石破政権』が誕生しかねず、2人は“次善の策”を考え始めた」(政治部デスク)。党員人気はあるものの、国会議員の支持が広がらない石破氏にとって、竹下派(54人)は、固まった議員票が見込める貴重な存在。安倍、麻生両氏が茂木氏に秋波を送るのは、石破氏を「数の論理」で追い込むためでもある。岸田氏の失速、そして実力者2人の石破嫌い。「漁夫の利とはいえ、派内を固め切れていない茂木氏には渡りに船の展開」(政治部記者)。茂木氏の総裁選出馬に向かって竹下派が久々に「一致団結」できるかもしれない情勢だ。ただし、「最近派内の若手とも会食を重ねたりしているが、元々パワハラ体質で人望はない」(同前)。“箱弁当”の復活は簡単ではなさそうだ。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年7月16日号

4229チバQ:2020/07/19(日) 23:07:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4df8d2ac176cef1801c125c536739bec98cecb09

自民党麻生派 他派閥に先がけ「コロナ対応」パーティー
7/16(木) 22:37配信

朝日新聞デジタル
飛沫(ひまつ)防止の透明なシートが設置された演台であいさつする麻生太郎副総理兼財務相=2020年7月16日午後6時50分、東京都千代田区、藤原伸雄撮影

 自民党麻生派(54人)の政治資金パーティーが16日夕、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれた。東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多を更新するなか、他派閥に先駆けて開催に踏み切った。出席者に感染防止策の徹底を求め、飲食物は提供しない異例の会合となった。

 パーティーは「3密」回避のため、同ホテル内で3会場に分け、着座形式で行われた。参加者には来場時に検温を求め、マスク着用を原則とした。政府が提供する接触確認アプリの利用徹底を促し、登壇者の前にはアクリル板を設置。パーティー券の購入者には、インターネットの同時配信も行った。

 麻生太郎副総理兼財務相はあいさつで、新型コロナ対応について「今の憲法が緊急事態に対応できるのか。我々は責任政党、政権与党として憲法改正に向けた議論もしっかり行っていくべきではないか」と訴えた。ビデオメッセージを寄せた安倍晋三首相も「立党以来の悲願である憲法改正への挑戦、その歩みを止めるわけにはいかない。自民党総裁として、任期中に憲法改正を成し遂げたい。その決意に変わりはない」と応じた。

 その後、派閥重鎮の甘利明税制調査会長が「コロナ後」の社会像をテーマに講演し、パーティーは約1時間で終了した。

 麻生派はもともと4月に開催予定だったパーティーを新型コロナの感染拡大を受けて延期した。5月の緊急事態宣言の解除を受け、他派閥が9月以降の開催を予定するなか、7月の開催を決めた。麻生氏は最近、早期の衆院解散・総選挙に前向きな言動を強めており、党内では「衆院選に向けた資金集めを急ぐ狙いがある」との臆測が広がった。

 東京都内の新規感染者が16日には280人を超え、派内では開催に慎重な意見もあった。だが、準備段階で日本感染症学会の監修を受けたと説明。例年は4千人ほどの参加者を減らし、時間も短縮したりして開催できると判断した。

朝日新聞社

4230チバQ:2020/07/19(日) 23:08:41
https://www.youtube.com/watch?v=qlgXp9GFVIw
これ、じゅうぶん3密じゃね!?

4231チバQ:2020/07/19(日) 23:09:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf901e860c87b2914ac30db5a4514258cf3c4121
麻生派が政治資金パーティー ポスト安倍政局へ先陣
7/16(木) 20:16配信

産経新聞
麻生派(志公会)パーティーの会場を後にする麻生太郎財務相=16日午後、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ(酒巻俊介撮影)

 自民党麻生派(志公会、54人)は16日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各派閥がパーティーを秋に延期する中、次期総裁選に向けて先陣を切る形となった。派内では「ポスト安倍」候補として岸田文雄政調会長を念頭に置いた声がある一方、同派所属の河野太郎防衛相が出馬に意欲を示しており、結束を維持できるかが注目される。

 「今、われわれは変化に挑戦する勇気を持たなければならない。志公会は政権のど真ん中で引き続き精進し、政権をしっかり支えてまいりたい」

 派閥を率いる麻生太郎副総理兼財務相はパーティーでこう述べ、安倍晋三政権を支えていく姿勢を重ねて強調した。パーティーは新型コロナが収束しない中での開催となり、「3密」を防ぐためホテル内の3会場に入場者を分散。来場できない人のためにオンライン中継で視聴できるようにもした。また、従来の立食形式から着席に変更し、飲食物の提供は控えた。

 安倍首相はビデオメッセージを寄せ、「第2次安倍政権の発足から7年半が経過した。この間、屋台骨として支えていただいたのが麻生氏だ」とたたえた。

 安倍政権をど真ん中で支えてきた党内第2派閥の麻生派だが、ポスト安倍に関し足並みがそろうかは不透明だ。麻生氏の本命は首相も期待する岸田氏とみられるが、派内では発信力が強い河野氏が総裁選出馬に意欲を示しているためだ。

 麻生氏は最近、派閥の結束を強めるため、当選同期同士で懇談を行うよう指示を出した。派閥幹部は「総裁選に向けた麻生会長の考えはまだ白紙だが、態度を決めたらそれで結束するのが派閥だ」と強調。河野氏の動向については「総裁選に出ると言っているが、いつの総裁選とは言っていない」と話す。

 とはいえ、河野氏は中堅・若手を集めた食事会を繰り返し開くなど派内での浸透に力を入れる。以前はあまりみられなかった行動で、次期総裁選に出馬する可能性は否定できない。

 他派閥の中堅議員は、河野氏が麻生氏の制止を振り切った場合、「派内からどれぐらいの議員が同調するのかが焦点になる」と指摘。その上で「麻生氏が分裂を避けるため『次は岸田』とならずに河野氏の挑戦を追認する形になれば、総裁選をめぐる状況は一気に変わる」と語った。(今仲信博)

4232チバQ:2020/07/20(月) 20:45:33
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2007190013.html
総裁選へ「鉄の結束」下準備? 竹下派若手が勉強会
2020/07/19 18:19産経新聞

総裁選へ「鉄の結束」下準備? 竹下派若手が勉強会

鈴木宗男参院議員

(産経新聞)

 自民党竹下派(平成研究会)の若手議員が「ポストコロナ」の社会像をテーマに勉強会を重ね、注目されている。新型コロナウイルスの感染収束後の社会を先取りする議論もさることながら、首相経験者やベテラン議員らが相次いで講師を務め、派閥の奮起を促しているためだ。秋に予定する政策提言の発表が主眼だが、次期総裁選に向けた下準備との臆測も呼んでいる。

 「自分のグループから(総裁候補を)出せばおのずとまとまる。戦う気概を持たなければ先に進めない」

 かつて同派に所属した日本維新の会の鈴木宗男参院議員は14日の勉強会でこう述べ、次期総裁選では派内から候補を立てるよう訴えた。

 同派は前身の「経世会」時代を含めると、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三の3氏を首相に出した名門派閥だ。ただ、小渕氏のあとは首相の座から遠ざかり、かつての最大勢力も現在は党内第2派閥に甘んじる。

 同派の強みだった「鉄の結束」も、揺らぎ始めている。平成30年の前回総裁選では衆院の大半が安倍晋三首相を支持したのに対し、参院は石破茂元幹事長を支援し、対応が割れた。

 鈴木氏が自派閥からの候補者擁立を説いたのもこうした経緯が念頭にあり、「派閥から候補を立てることで求心力が生まれる」と強調した。東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は今月8日の勉強会で、人間関係の大切さを説いた。

 派内では茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相、小渕優子元経済産業相の名前が総裁候補として挙がる。最も有力視されているのが茂木氏だが、前回総裁選で衆院側を率いた中心人物でもあり、参院側との溝は今も残っているとされる。

 若手勉強会は衆参双方の議員でつくり、両院の同派幹部とも綿密に連携を取りながら進めている。若手議員の一人は「結束を取り戻すための環境整備になればいい」と話す。(大橋拓史)

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200718X517.html
揺らぐ「岸田氏禅譲」路線=麻生氏らが疑問符―菅氏でつなぐ案浮上
2020/07/18 14:24時事通信

 安倍晋三首相の盟友である麻生太郎副総理兼財務相ら首相に近い有力者から、自民党の岸田文雄政調会長を「ポスト安倍」候補として推すことに疑問の声が漏れ始めている。課題の発信力が向上せず、党内での指導力も見えにくいためだ。首相が避けたい石破茂元幹事長の党総裁選出阻止のため、菅義偉官房長官を担ぐ案も浮上しており、首相が描く岸田氏への禅譲路線が揺らいでいる。

 「平時の岸田だ。乱世の岸田じゃない」。麻生氏は最近、同僚議員にこう語った。麻生氏はこれまで首相が目指す岸田氏への禅譲路線に異を唱えていなかったが、立場に変化が表れた。

 岸田氏の肝煎りとされた新型コロナウイルス対策の「減収世帯への30万円給付」は、公明党が求める一律10万円給付に覆され力量不足が露呈。各種世論調査の「次の首相にふさわしい人」では石破氏に大きく水をあけられ、差が縮まる気配もない。首相周辺は「あれでは石破氏に負けてしまう」と危機感を隠さない。

 首相の信頼が厚い閣僚の一人は、首相の後継として政権を任せる場合、岸田氏ではなく「菅氏がつなぐのが一番いい」と指摘する。菅氏は党内に一定の支持派を抱え、党側を押さえる二階俊博幹事長との関係も良好だ。

 岸田氏に対する不安の声は首相の耳に直接入っている。ただ、2018年総裁選で自らの支持固めのため岸田氏を不出馬に追い込み、「禅譲」をちらつかせてきた首相としては、ここではしごを外しにくい。最近も「岸田氏の面倒を見てほしい」と周辺に伝え、岸田氏を擁護してみせた。

 「ポスト安倍」選びが「選挙の顔」を決める印象を強めれば、知名度の高い石破氏に支持が雪崩を打つ展開は否定できない。「もう少し発信したらいいのに」。首相は岸田派幹部にこう不満を漏らした。今後の評価次第で首相の岸田氏に対する姿勢に変化が生じる可能性もある。

4233名無しさん:2020/07/21(火) 03:06:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2007200019.html
【ポスト安倍の夏】加藤勝信厚労相 続く雌伏のとき、突破口はどこに  
2020/07/20 20:04産経新聞

【ポスト安倍の夏】加藤勝信厚労相 続く雌伏のとき、突破口はどこに  

衆院予算委員会で答弁する加藤勝信厚労相=10日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

(産経新聞)

 新型コロナウイルスの感染が収束するまでの時限的措置として、4月から解禁された医療機関の初診からのオンライン診療。日本医師会(日医)は受診履歴のない患者にまで認めることに抵抗したが、解禁にかねて前向きだった厚生労働相、加藤勝信は厚労省内の動きを押さえ込み、ゴーサインを出した。

 6月29日にはオンライン診療を実施する川崎市内の病院を視察した。記者団には「オンラインか対面かというより、全体として病気になったときの対応力を上げるため活用するのが大事だ」と必要性を強調した。

 オンライン診療の解禁は指導力を発揮したケースの一つだ。ただ、政府では調整力の方を買われることが多い。良くも悪くも自身をあまりアピールせず、地味なイメージがつきまとう。旧大蔵省出身とあって、役人気質との評も消えない。

 5月に自民党本部で行われた厚労族による非公式の会合で、ある議員がこう苦言を呈した。

 「あのコメントには違和感を覚えた」

 やり玉に挙がったのは、同月8日の記者会見で語った、新型コロナウイルス感染症に関する保健所などへの相談・受診の目安に関する「誤解発言」だ。目安とは、厚労省が2月に提示した「37.5度以上の発熱が4日以上続く」を指す。野党は「目安のせいでPCR検査を受けられなかった人が多い」と批判した。

 加藤は目安が相談や受診の基準のように捉えられたとして、「われわれから見れば誤解だ。幾度となく通知を出し、相談や受診は弾力的に対応してほしいと言ってきた」と釈明した。「誤解」という言葉からは通知内容が行き届かなかったことへの反省はうかがえず、世論の反発を招いた。

 ここに加藤の弱点がある。手堅い手腕で答弁能力も高いとされるが、世間の受け止めより、政策の整合性に重きを置く役人的な感覚が顔をのぞかせる。

 これまでは「ポスト安倍」について「常に高みを見据えながら進めていきたい」と語ってきた。加藤の地元・岡山県の関係者によると、平成27年10月に59歳で1億総活躍担当相として初入閣し、お国入りした際「あと10年あるかないかという中、橋本龍太郎先生と同じ椅子に座れるかというとなかなか…」と周囲に漏らしたという。首相の座はしっかり意識している。

 ただ、置かれた政治的な立ち位置が、振る舞いを難しくしている。首相の安倍晋三の父、晋太郎を支えた「安倍派四天王」の一人で元農林水産相の加藤六月(むつき)の娘婿で、晋三の母親と六月の夫人は大の友人だ。晋三の信頼は厚いが、後継者として視界にあるのは、政調会長の岸田文雄とされる。

 所属する竹下派(平成研究会)のポスト安倍候補である外相、茂木敏充とは同じ64歳だが、永田町で物を言う当選回数は、茂木の9回に対し加藤は6回だ。

 祖父が元島根県議会議長ということもあり、派内に影響力をもつ島根県が地元の元参院議員会長、青木幹雄にかわいがられている。しかし、青木は30年の前回総裁選で元幹事長の石破茂を支援した。首相の座を目掛け、どこに突破口を見いだすのか。(坂井広志)=敬称略

4234チバQ:2020/07/21(火) 03:07:35
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2020071400036.html
習近平問題で激怒の二階幹事長 「ポスト安倍」仕掛けるも足元揺らぐ
2020/07/15 08:00AERA dot.

習近平問題で激怒の二階幹事長 「ポスト安倍」仕掛けるも足元揺らぐ

影響力の低下も指摘されはじめた二階幹事長 (c)朝日新聞社

(AERA dot.)

 安倍長期政権を支え、自民党幹事長の連続在職日数最長を更新中の二階俊博幹事長が最大のピンチを迎えているという。4選支持まで一時は打ち出していたが、「次の改造で幹事長交代の可能性もある」と二階氏に近い自民党幹部は話す。



 昨年7月の参院選を巡って、前法相で衆院議員の河井克行被告と妻の河井案里被告が7月8日、公職選挙法違反(買収など)で起訴された。案里被告は参院議員となり二階派に入ったが、疑惑が浮上し、自民党を離党。しかし、前出の自民党幹部は内情をこう話す。

「案里被告は離党の際も『今後も二階先生のご指導を仰ぎたい』と希望していた。二階氏も了承したので、保釈されたら案里被告は二階派の特別会員です」

 二階派でもう一人、自民党を離党して特別会員になっているのは、昨年12月に収賄罪で逮捕、翌1月に起訴された秋元司被告。派閥から逮捕者が2人も出ている。

 さらに、二階氏の影響力低下を裏付けるような出来事があった。4月に予定されていた中国の習近平・国家主席の国賓としての訪日。これを中止するようにと、自民党外交部会が菅義偉官房長官に申し入れたのだ。

 習氏は6月に、民主化運動が続く香港に対し、「香港国家安全維持法」を強引に施行。半世紀は不変とされた高度な自治「一国二制度」を覆しかねない状況で、国際的な批判を浴びている。外交部会に所属する国会議員が訪日中止についてこう話す。

「施行後、香港独立の旗を持っているだけで逮捕される市民が出るなど、香港に保障されていた民主主義が脅かされている」

 だが、“寝耳に水”だった二階氏は激怒。自民党内で習氏と最も太いパイプを持つだけに「軽々しく決めるな」と外交部会や官邸に反旗を翻したのだ。

「二階氏は外交部会の決定に『何を言ってんだ』『わかってないぞ』と大荒れ、めちゃくちゃ怒っている。自身が安倍政権を支えていると自負しているが、外交部会の主要メンバーが首相に近いことが気に入らなかったよう。怒りに拍車がかかっている。その上、秋元被告に続き、案里被告も起訴され、『なぜ、うちの派閥だけこうなるんだ』と不快感を隠せないようです」と前出・自民党の幹部が解説する。

 岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長ら「ポスト安倍」の面々と会食するなど、精力的に動き回る二階氏。

「夏の内閣改造で安倍首相に幹事長を代えられたら、石破氏をポスト安倍に担ぎ、総裁選で負けたら最悪、自民党を割って出るという選択肢も考えているようだ」(同幹部)

 しかし、力の源泉である「派閥」と、「中国」というカードが切れず、足元が揺らいでいるようだ。(今西憲之)

※週刊朝日  2020年7月24日号

4235チバQ:2020/07/21(火) 14:38:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/d26392cf48e34751407fd2f385c86d98abdd7bbf

戦後保守政治の裏側 「右派ポピュリズム」のコンプレックス




7/19(日) 18:05配信


時事通信



意外な苦言





参院本会議で代表質問する自民党の世耕弘成参院幹事長(手前)。奥右は安倍晋三首相=2019年10月8日、国会内
 国会では本会議であれ、委員会であれ、与党の質問に耳目を集めるものは少ない。内閣にとっては身内だから疑惑や不正の追及が難しいというのは人情だろうが、特に「安倍1強」になってからは、歯の浮くようなチョウチン質疑も目立つ。【日本テレビ政治部デスク・菊池正史】


 しかし昨年10月から12月まで開かれた臨時国会では、参院本会議で自民党から興味深い代表質問が飛び出した。安倍の「お友達」の一人であり、その直前まで経済産業大臣を務めていた世耕弘成が、演壇に立った時だ。

 「外国首脳との会談では、相手の提起した論点に一つ一つ丁寧に応答し、相手の心をわしづかみにしていく。そして難病を経験されたからでしょうか、人に対して何とも言えない優しさを示される。そういう総理の人柄に強く惹かれたという面もまた大きいものがあります」

 ここまでは、お馴染みのゴマスリかと思って聞いていたら、突然、口調が変わった。

 「しかし国会審議の現場では、時々、私の知る総理とは異なった一面が垣間見えることがあります。私は安倍政権に否定的な立場の方にお会いすることがあると、その理由を尋ねるのですが、『答弁の時の居丈高な態度が気に食わない』『やじにいちいち反応するところが嫌いだ』といった理由を挙げる方が少なくありません。総理の普段の人となりを知る者として、これほど残念でもったいなく感じることはありません。総理、これからの国会審議では、ぜひ謙虚で丁寧な対応に徹していただくよう、強くお願いしたいと思います」

 今の内閣には「お友達一掃内閣」という批判が付きまとうので、あえて苦言を呈する演出でもあろうが、それにしても本質的、かつ的確な指摘だったと思う。 私が政治取材を始めた1993年の首相は宮沢喜一だった。それから13人の首相を現場で見てきたが、安倍ほどやじを飛ばす首相を見たことがない。

 2012年に第2次政権が発足したばかりの時は、たった1年で政権を放棄したという自らの失態を念頭に置いてか、「過去を振り返っても、あるいは前政権を批判しても、今現在、私たちが直面をしている危機、課題が解決されるわけではありません。我々は過去を振り切り、今から未来に向かって力強く第一歩を踏み出していきたい」(2012年12月26日の首相就任会見)などと謙虚に話していた。

 ところが、2013年7月の参院選で自民党が圧勝して政権が軌道に乗り始め、反対論も多かった特定秘密保護法の成立にこぎ着けたあたりから野党への敵対姿勢が強くなった。そして2014年になって、念願だった集団的自衛権の行使容認をめぐる議論が活発になり始めると、野党のやじに頻繁に反応し、自らもやじり、すっかり謙虚さは影を潜めることになる。

やじ将軍





安倍晋三首相の東京都議会議員選挙の応援演説で、掲げられた抗議のプラカード=2017年7月1日、東京都千代田区のJR秋葉原駅
 象徴的だったのが、2015年2月19日の衆院予算委員会。当時民主党議員だった玉木雄一郎(現国民民主党代表)が閣僚の「政治とカネ」の問題について追及した時だ。突然、大臣席から「日教組はどうするの!」とやじって審議は混乱し、与党の委員長にすら注意される始末となった。つい先日も、立憲民主党議員の辻元清美に「鯛は頭から腐る」などと疑惑を抱える安倍政権の体質を批判されると、「意味のない質問だ」とやじを飛ばして審議をストップさせた。

 安倍の反撃は、国会だけにとどまらない。2017年の東京都議選の街頭演説の際には、「辞めろ」と叫ぶ一部聴衆に対し、「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」とやり返した。「反安倍」も含めて首相が代表する「国民」であるはずだ。野党からは「品位に欠ける。器量が小さい」と批判も出たが、どこ吹く風だ。

 2019年になってからは、2012年の就任会見のことも忘れて、民主党政権を「悪夢」と繰り返し罵っている。

4236チバQ:2020/07/21(火) 14:39:00
 世耕の苦言に安倍はこう応じた。

 「この忠告を拳々服膺し、そして野党の皆さま方からもですね、謙虚で丁寧な総理大臣だと言っていただけるように努力を重ねてまいりたい」

 しかし、その舌の根も乾かぬうちに、直後の国会審議でもやじを飛ばし続けた。

 加計学園の問題をめぐって、野党系無所属の今井雅人が、萩生田光一文部科学相の関与をうかがわせる文書を取り出して追及すると、席から「あなたが作ったんだ」と指をさして発言し、国会を混乱させた。

 また、高市早苗総務相が2016年に放送局への電波停止の可能性に言及したことについて質問した立憲民主党の杉尾秀哉に対しては、突然「共産党!」と叫んで、委員長に注意される一幕もあった。

 与党にでさえ「まるで子どもの口喧嘩」とあきれる議員も多い。とにかく安倍は第2次政権が発足してからというもの、歴代首相にはなかった「やじ将軍」ぶりを発揮している。

 なぜ安倍は批判されようが、忠告されようが、やじをやめないのか。かつて病に倒れ、どん底を見た人間ならではの捨て身の新境地なのだろうか。その開き直りによって野性が解き放たれ、怒りをコントロールできないのだろうか。

 しかし、安倍が意識をしてか、しないでか分からないが、このやじは、右派ポピュリズム(大衆迎合主義)を魅了する強力な武器となっている。

強くありたいという精神





参院予算委員会で野次に苦言を呈す安倍晋三首相=2014年2月5日、国会内
 安倍を支持している右派ポピュリズムは、権力への抵抗に軸足を置く左派ポピュリズムとは対照的に、国家権力や権威との一体化に快感を抱き、人々を統制しようとする強さに憧れる。だからこそ、野党への敵意を剥き出しにしてやじり返し、「安倍辞めろ!」と叫ぶ国民にも口角泡を飛ばす「強い安倍」を見ていると爽快な気分になり、快感に浸るのだ。

 水島治郎の著作「ポピュリズムとは何か」(中公新書)では、欧米で台頭した右派ポピュリズム政党が分析されている。そのリーダーたちのスタイルとしての特質に「大胆かつ粗野な言葉使い」があるという。その最たる者がオランダで「自由党」を率いるヘールト・ウィルデスで、閣僚や与党議員に「臆病者」「田舎者」「番犬」といった罵詈雑言を浴びせ、「議会にストリートの言葉とスタイルを持ち込んでいる」と、指摘されたそうだ。

 この「崩壊したマナー」が、左右を問わずポピュリズムと親和性がある。既存の体制と闘うためには、既成勢力が構築してきた「常識」を突き破り、「タブー」を破壊しなければならない。そこに不満分子は魅了されていく。

 ただ、水島によると左派ポピュリズムは「大衆を可視化して支配エリートに圧力をかける」手法だった。まさに戦後日本の労働運動や、学生運動がその典型だろう。

 これに対し、現在、台頭している右派ポピュリズムは、「メディアやインターネットを通じ、内心で不満を鬱積させている『サイレント・マジョリティ』に訴え、その共感を呼ぶことで」支持を集めるという。「サイレント・マジョリティ」は街頭でデモなどしない。テレビに映し出される「やじ将軍」を見て興奮し、SNS(インターネット交流サイト)で「左派」や「中国、韓国」にゲスな言葉を浴びせ、鬱積した不満を発散させるのだ。

 その不満は、戦後日本の「リベラル保守」を支えてきた「エリート」や「インテリ=知識人」への不満であり、理性的で抑制的な議論をしようと努力する協調型システムへの不満なのだろう。

 内閣総理大臣が、頻繁にやじを飛ばすという行動は、「リベラル保守」を支えてきた「エリート・インテリ」たちには見ることのできなかった行動様式だ。子どもの頃から「他人の意見をしっかり聞け」「わがまま言うな」「喧嘩してはいけない」「弱い者をいじめるな」「言葉遣いに気を付けろ」と「大人のマナー」を教育され、勉学に励んで偏差値の高い大学に入学し、あるいは苦労してたたき上げて実績を残し、自分の実力で社会的地位を築いた「エリート・インテリ」たちには受け入れてもらえない、むしろばかにされ、蔑まれ、否定されるものだ。

4237チバQ:2020/07/21(火) 14:41:09
 しかし、その「エリート・インテリ」に及ばず、疎外され、でも少し憧れ、その反動でひがみ、嫉妬し、それを人前で発露できなかった「サイレントな非エリート・非インテリ」層は、安倍のやじに自己投影して不満や嫉妬の発露を見いだす。安倍のやじは、戦後の保守本流の裏側で、鬱々としてきた不満や劣等感を一気に吹っ飛ばしてくれるのだ。

 「一国の総理が俺たちの気持ちを代弁して喧嘩してくれている」という思いと、安倍のやじが粗野なものであればあるほど、「なんだ、一国の総理も俺たちと同じレベルで口喧嘩している」という思いが交錯し、そういうレベルでの「一体化」「同質化」が右派ポピュリズムの底流となって安倍の支持率に流れ込んでいる。

戦後レジームからの脱却“劇場”





靖国神社参拝に臨む安倍晋三首相(中央)=2013年12月26日、東京・九段北
 安倍という「我らがリーダー」と一体化し、同質化した右派ポピュリズムは、たとえ幻想であろうと、イメージであろうと、自分たちも「強者」になろうとする。「強者」であるということは、常に何かと闘い、勝利しなければならない。そのためには「敵」が必要となる。左右にかかわらず、ポピュリズムは「敵」を求める。

 「既得権にしがみつくエリート」「豊かなブルジョア」「イスラム教徒」「移民」などなど、時代と状況に応じて設定される「敵」の姿はさまざまだが、敵と味方の二極対立をつくり上げて、敵を徹底的にたたくことがエネルギーとなる。「敵」を罵倒することが、「強さ」の幻想を担保する。

 かつて、小泉純一郎が郵政民営化に反対する人々を「抵抗勢力」として設定し、「刺客候補」を擁立して落選に追いやったように、この「二極対立」には妥協や協調の余地はない。議論は主張と批判の応酬となって形骸化し、優れたアジテーターであることがリーダーの資質となる。ポピュリズムを煽るリーダーにとって、広く合意を求める議論は必要ない。むしろ弊害だ。敵を攻撃し続けることが自らの求心力を高める。

4238チバQ:2020/07/21(火) 14:41:25
 しかし、小泉が演出した「劇場型政治」は、既に幕を下ろした。そして、今、前回の時事通信社「地方行政」2020年1月6日号で指摘したように、安倍が新たに提示した「戦後レジーム」という「敵」に、右派ポピュリズムが刺激されている。その「敵」は吉田茂に始まり、田中角栄から野中広務に至る系譜が支配してきた「保守本流」だ。これは戦争経験と、理性、自制をもって護憲を許し、協調外交、協調型意思決定を重視して、「左派」との共存を図ってきた。

 右派ポピュリズムは、それに我慢できず、苛立ち、抑え込まれてきたナショナルアイデンティティーを取り戻したいという願望によって、戦闘意欲を掻き立てている。

 しかし、その「敵」は、「保守本流」だけではない。背後には、「戦後レジーム」をつくり上げた米国がいる。だから極めて堅固なのだ。

 これも以前、指摘したが、安倍が東京裁判史観からの脱却をにおわせ、靖国神社に参拝した途端、米国から拳骨を落とされる始末だ。米国との対等性なくして「真の独立」などあり得ないが、米国からの「自立」がいかに難しいかは、ここで語るまでもあるまい。

 「右派」でも一部のインテリはその難しさを知っているが、右派ポピュリズムはそこまで求めはしない。「戦後レジーム」を「米国製憲法」や「弱腰外交」という言葉に落とし込んで、安倍が「憲法改正」「拉致被害者奪還」「北方領土返還」「韓国元徴用工問題は解決済み」などと叫ぶ姿に、ナショナルアイデンティティーの回復を期待し、ストレスを発散させているのだ。

 かつて文芸評論家であり保守論客だった江藤淳は、米国との戦争に敗れ、米国に占領されたことで、近代の中で日本人が「辛うじてつくり上げようとした独自の価値体系」が破壊されたと悔やんだ。そして、次のように憤りを露わにしている。

 「一夜にして『民主主義』の謳歌者に変貌させられた日本人が、どんな奇怪な心理的操作を迫られ、どんな痛みを内面に感じたかについて、世の『転向』論者が口を緘して語らないのを私は奇怪至極と訝らぬわけにはいかない」(江藤著「成熟と喪失─“母”の崩壊─」)

 「戦後レジームからの脱却」とは、その「痛み」を与えられたことに、一矢報いるための挑戦ではなかったのか。安倍の「強さ」が「米国が許す範囲」のものにすぎないとすれば、まさに「脱却“劇場”」であり、「右派ポピュリズム」を巻き込んで空騒ぎするための諧謔にすぎない。第2次安倍内閣発足以降、安倍自身からとんと「戦後レジームからの脱却」と聞かなくなったのは、それを自覚してのことだろうか。【時事通信社「地方行政」2020年2月20日号より】

 菊池正史(きくち・まさし)日本テレビ政治部デスク。1968年生まれ。慶應義塾大大学院修了後、93年日本テレビ入社、 政治部に配属。旧社会党、自民党などを担当し、2005年から総理官邸クラブキャップ。11年から報道番組プロデューサー等を経て現在は政治部デスク。 「著書に「官房長官を見れば政権の実力がわかる」(PHP研究所)、「安倍晋三『保守』の 正体」(文藝春秋)などがある。

4239チバQ:2020/07/21(火) 15:46:36
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071600608&g=pol
【点描・永田町】「3A1S」会談復活の裏舞台
2020年07月19日19時00分


参院予算委員会で麻生太郎副総理兼財務相(右)と話す安倍晋三首相=6月11日、国会内
 梅雨明け間近の永田町は、「真夏の政局」で暑苦しさが増している。来年9月の安倍晋三首相の任期切れをにらんだ「ポスト安倍」の動きが加速する一方、秋の衆院解散説も飛び交っているからだ。コロナ禍への対応の迷走や、相次ぐ政権スキャンダルなどで求心力低下が目立つ首相だが、政局運営の主導権を確保しつつ、国会閉幕直後の6月19日の麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明自民党税制調査会長との4者会談を手始めに、本格的な党内工作で“1強復活”を狙う構えだ。このため、今後の政局夏の陣では、解散や党・内閣人事にポスト安倍レースも絡んだ複雑な神経戦が展開されそうだ。

 首相と麻生、菅、甘利3氏の会談は、それぞれの頭文字から「3A1S」と呼ばれてきた。首相の盟友の麻生、甘利両氏と、内閣の大番頭の菅氏は、2012年暮れの第2次安倍政権発足以来、結束して首相を支えることで「真の政権中枢」(自民幹部)とされてきた。それだけに、3カ月ぶりに夜の会食を再開した首相が、まず3氏を相手に選んだのは「政権運営の原点に戻る」(官邸筋)との判断があったことは間違いない。

 その一方で、4氏だけでの会食は2017年7月以来約3年ぶりとあって、自民党内では直ちに「衆院解散や内閣改造をめぐって意見調整した」(閣僚経験者)との憶測が広がった。特に、昨秋から関係悪化が噂され、「官邸の隙間風」などと揶揄されている首相と菅氏が、久方ぶりの「3A1S」会談で改めて結束ぶりをアピールしたことで、与党内では「今後の政権運営の主導権確保を狙う“安倍戦略”の一環」とみる向きも多い。

◇「隙間風」払拭の狙いも

安倍晋三首相との面会後、記者団の質問に答える自民党の二階俊博幹事長(中央)=7月10日、首相官邸

 この4者会談に3年もの空白期間が生じたのは、首相の後見人を自認する麻生氏と、首相の女房役の菅氏との間での政治的あつれきが目立つ一方、甘利氏も政治とカネの問題での閣僚辞任後、表舞台から遠ざかっていたことで、首相にとっても「集めにくい雰囲気が続いていた」(側近)からだ。しかし、首相が苦闘を強いられたコロナ国会が6月17日に閉幕。19日からは都道府県をまたぐ移動やイベント開催が解禁され、プロ野球も開幕するなど日本社会全体が新たな日常に動きだしたことが、久しぶりの4者会談につながったとみられる。

 会談の発案者は麻生氏で、同10日の安倍・麻生会談で提案、首相も快諾したとされる。首相と麻生氏は「運命共同体を自認する盟友関係」(政府筋)で、政権が危機を迎えた際には、麻生氏との会談が首相の“精神安定剤”となってきたのは周知の事実。一方、菅氏は麻生、甘利氏とは一定の距離を置いてきたとされ、消費税など重要な政策決定や衆院解散のタイミングなどをめぐる意見対立も目立っていた。

 このため4者会談の復活には「隙間風」払拭の思惑もにじむ。3年前はいわゆる「モリ・カケ疑惑」で内閣支持率が急落し、都議選での自民惨敗を受けての会談で、その後の17年10月の衆院選につながったとされる。それだけに「3年前のビデオテープのような会談」(自民長老)との見方もあり、これをきっかけに「9月末解散・10月25日投開票」説が浮上したのも事実だ。

 ただ、当時とは党内事情が大きく異なる。党ナンバー2の二階俊博幹事長は首相に対抗するように、党内各派領袖らとの個別会談を精力的に進める一方、二階氏とのパイプが太い公明党は「準備ができていないし、コロナ対応が最優先だ」と解散論をけん制する。このため、「3A1S」に二階氏が絡む主導権争いの結末はまだまだ見えてこない【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」7月13日号より】。

4240チバQ:2020/07/22(水) 13:09:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbd077aa87a4362697f6ed407bf07cf24613ca1b
ポスト安倍レースかき乱す「二階幹事長」の思惑
7/22(水) 6:01配信


7月10日、安倍晋三首相との面会後、記者団の質問に答える自民党の二階俊博幹事長(写真:時事)
 政界随一の「寝業師」と呼ばれる自民党の二階俊博幹事長の「生臭い動き」(自民幹部)が、コロナ禍と長梅雨でよどむ永田町の空気をかき乱している。

 二階氏は6月17日の国会閉幕前後から安倍晋三首相や自民党各実力者らとの個別会談を繰り返し、その変幻自在な言動でポスト安倍レースをにらむ自民党内に揣摩臆測を広げている。

 お盆明けから始まる見通しの「政局秋の陣」は、党・内閣人事とそれを受けての解散・総選挙の有無が焦点だ。ただ、「すべてはコロナ次第」(政府筋)で確たる見通しが立たず、それゆえに「二階劇場」が政界の耳目を集めている。
■変わる「ポスト安倍レース」の展開

 二階氏の最初の仕掛けは、6月8日の石破茂元幹事長との会談だった。二階氏は、各種世論調査でポスト安倍候補の人気ナンバーワンとなっている石破氏を「さらに高みを目指して進んでいただきたい期待の星の1人」と持ち上げ、9月の石破派政治資金パーティーでの講師も快諾した。

 石破氏は党内実力者では唯一人、安倍首相の政権運営を厳しく批判し続け、安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相から敵視されている。その石破氏が政権の支柱でもある二階氏と気脈を通じれば、ポスト安倍レースの展開も大きく変わるだけに首相周辺に疑心暗鬼が広がっている。
 7月2日には岸田文雄政調会長とも会談した。両氏が率いる二階、岸田両派の幹部も交えての懇親会で、二階、岸田両氏の親密な会食は約1年ぶり。同席者によると、両氏は思い出話に花を咲かせるなど和気あいあいで、終わり際に二階氏が「前途洋々、次に期待する」と岸田氏にエールを送った。

 二階、岸田両氏は2019年秋の党内閣人事で幹事長ポストをめぐって火花を散らし、安倍首相が秋口に断行するとみられる党人事でも、再び幹事長職の争奪戦を演じる可能性が指摘されている。岸田氏にとって次の人事で幹事長になれば、ポスト安倍への展望が開けるからだ。それだけに、このタイミングでの二階・岸田会談は自民党内に複雑な波紋を広げた。

 二階氏はかねてから「現政権が任期いっぱい、しっかり務めることを幹事長として補佐したい」と語るなど、幹事長続投への強い意欲を隠さない。9月8日まで幹事長を続ければ、通算在職日数で田中角栄氏(元首相)の1497日を抜いて最長記録保持者となる。そのため、「幹事長の座を死守する必要がある」(側近)。

 安倍首相はかねて自らの後継者に岸田氏を推す意向をにじませており、二階氏が岸田氏に接近することにも「複雑な思いを隠せない」(周辺)とされる。二階・石破会談で生じた二階氏への不信感も絡み、安倍首相が幹事長人事でどういう決断をするのか、強い風圧になっているのは間違いない。

4241チバQ:2020/07/22(水) 13:10:12
■二階・麻生がポスト安倍で手を組む? 

 石破、岸田両氏との個別会談と並行して、二階氏は安倍首相や麻生氏を含む与党有力者とも相次いで会談している。国会閉幕直前の6月16日には麻生氏と会談。衆院解散のタイミングやポスト安倍をめぐり、互いに腹を探り合ったとされる。両氏は7月15日にも再会談しており、「2大実力者としてポスト安倍で手を組むのでは」(細田派幹部)との憶測も広がる。

 さらに、菅義偉官房長官とは6月17日と7月1日に会談している。前者は二階・麻生会談の翌日、後者は二階・岸田会談の前日という「まさに政局的なタイミング」(自民長老)での会談だ。
 菅氏は二階、麻生両氏とともに政権の3本柱の一角を占める。二階氏の幹事長続投で連携したとされる2019年夏以来、政権運営でも二階、菅両氏の連携が目立つ。こちらも「ポスト安倍をにらんだ二階流の戦略」(閣僚経験者)との指摘が多い。

 そうした一連の政局会談のさなかの6月24日に、二階氏は安倍首相と密談した。二階氏側近の林幹雄幹事長代理が介添え役として同席したが、安倍首相と二階氏が少人数で会食するのは2年3カ月ぶり。安倍首相は同日昼には公明党の山口那津男代表と首相官邸で昼食をともにしており、安倍首相と二階氏の会談は「与党内の政局モードを一気に加速させた」(自民幹部)結果となった。

 このトップ会談は、首相サイドが「お時間があれば」と持ち掛けたとされる。国会閉幕後も政府のコロナ対応への批判などから内閣支持率が低迷しており、安倍首相としても二階氏との連携をアピールすることで、求心力回復を狙う思惑もちらつく。

 会談内容は明らかにされていないが、 「党・内閣人事や今秋解散の是非について、お互いの腹の内を探った」(自民幹部)のは間違いなさそうだ。安倍首相は二階氏が自民党実力者との会談を繰り返す狙いを探り、幹事長続投を狙う二階氏は安倍首相の感触を探るという「生臭さ満載の会談」(同)とみられている。
■「二階発言」で流れが変わる政局

 二階氏はこれまで、混戦模様のポスト安倍レースに絡めて安倍首相の4選にも言及するなど、「変幻自在な二階流」(側近)で真意をつかませないできた。二階氏は、安倍首相を筆頭とする世襲政治家とは対照的な「たたき上げの党人派」(自民長老)で、したたかな腹芸で「政界の絶滅危惧種」(同)とも呼ばれている。

 その一方、二階氏は野党出身議員を相次いで二階派に迎え入れることで派閥拡大も進めている。これらの野党出身議員は各派閥の現職と選挙区で競合するケースが多く、次期衆院選に向けて「激しい二階氏への反発」(岸田派幹部)にもつながっている。
 22日からのGoToトラベル事業でも、政府の迷走ぶりが国民の強い批判にさらされた。とくに、都知事選で圧勝した小池百合子知事と事業推進役の菅官房長官のあつれきが政権不信を拡大させている。

 その小池氏を都知事選で全面支援したのは二階氏で、小池氏も二階氏の幹事長続投に強い期待を示しているとされる。GoTo事業の混乱についても、安倍首相と二階氏がそろって沈黙を守り、政府は菅氏が、自民党は岸田氏らが全面に出てそれぞれの立場で発言しているのも「何やら意味ありげ」(閣僚経験者)ともみえる。
 二階氏はすでに81歳と高齢で、体調不安説もささやかれている。相次ぐ政局向け発言についても、「その場の思いつきでは」(政府筋)といぶかる声が少なくないが、「二階氏の発言が政局の流れを変えている」(二階派幹部)のは事実だ。

 東京でのコロナ感染再拡大が国民の不安をかき立て、「政局秋の陣もすべてはコロナ次第」(閣僚経験者)ではあるが、複雑なポスト安倍レースのカギを握るのは安倍、麻生、菅、二階の4実力者であることは間違いない。二階氏周辺からは「狙うはポスト安倍での最強のキングメーカー」(側近)との声も出る中、今回の二階劇場の結末はまだまだ見えてこない。
泉 宏 :政治ジャーナリスト

4242とはずがたり:2020/07/23(木) 13:08:35
自民 二階幹事長「解散よりもやるべきことがある」
2020年7月21日 13時42分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200721/k10012525951000.html

衆議院の解散について自民党の二階幹事長は記者会見で、新型コロナウイルス対策や豪雨災害への対応などを優先すべきだとして、早期解散に否定的な考えを示しました。

この中で自民党の二階幹事長は、衆議院の解散について「解散は安倍総理大臣の専権事項なので、幹事長は意見を求められたときには申し上げたいと思うが、今、そういう要請があるわけではない」と述べました。

そして「安倍総理大臣に『今すぐ解散する考えがあるか』と尋ねたことはない。今は解散よりも国民からの要請でやるべきことがたくさんあり、これらを着実にやっていく。政局の問題だけで政治を左右するのはいかがかと思う」と述べ、新型コロナウイルス対策や豪雨災害への対応などを優先すべきだとして、早期の衆議院解散に否定的な考えを示しました。

4243とはずがたり:2020/07/25(土) 23:56:02
民・谷垣グループが全方位外交…次期総裁選へ存在感高める狙いか
2020/07/25 21:46
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200725-OYT1T50207/

 自民党の谷垣禎一・前総裁を中心とするグループ「有隣会」(24人)が、次期総裁選に向けて全方位外交に徹している。特定の「ポスト安倍」候補に肩入れしないことで存在感を高める狙いがありそうだ。

 有隣会の代表世話人を務める中谷元・元防衛相は21日、ポスト安倍候補の岸田政調会長、石破茂・元幹事長らと昼食をともにした。中谷氏は、前回総裁選で石破氏の推薦人となったが、岸田派と有隣会との会食も企画し、幅広い人間関係づくりに腐心する。

 同じく代表世話人の遠藤利明・元五輪相は、岸田氏の下に近く設置される国家戦略を検討する特命委員会で会長代行を務める。また、二階幹事長らが近く設立する地方創生などをテーマとする議員連盟には、有隣会所属の複数議員が呼びかけ人として参加する予定だ。

 有隣会は緩やかなつながりのグループで、他派閥との掛け持ちが可能だ。定例会合も各派閥が行う木曜日ではなく、水曜日に開いており、政界引退を表明した谷垣氏も時々顔を見せる。一時は派閥化する案もあったが、「他派閥との交流を増やすことで活動幅が広がる利点を生かしたい」として見送った経緯がある。

 有隣会幹部は「ポスト安倍選びが本格化すれば、全方位外交で培った人脈で存在感を高めたい」と語る。

4244とはずがたり:2020/07/25(土) 23:56:17
ずっとsageてた。。

4245チバQ:2020/07/26(日) 17:19:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2007250004.html
資金集め、どうしたら…若手議員深刻、コロナでパーティー二の足
2020/07/25 18:44産経新聞

資金集め、どうしたら…若手議員深刻、コロナでパーティー二の足

パーティーを開いた麻生派(志公会)。岸田文雄政調会長(右から3人目)らがあいさつした。右端は二階俊博幹事長=16日午後、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ(酒巻俊介撮影)

(産経新聞)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国会議員が政治資金パーティーを開きにくい状況が続いている。近く衆院解散・総選挙があるとの臆測も飛び交う中、選挙基盤が脆弱な若手議員らは資金不足に不安を隠せない。

 ■持ち出し1000万円超…土地売ってしのぐ

 「金持ちか、集金能力の高いやつしか政治家にはなれないってことだね」

 活動資金が枯渇し、親から受け継いだ土地を売って当座をしのいでいるという自民党の衆院当選2回の議員はこう漏らす。

 秋までに政治資金パーティーを開けなければ、自らの政治活動にかかる今年の持ち出し額は1千万円超になるという。この議員は「秘書らの人件費がかかり、周囲には『年越しができるか心配』と漏らす同僚もいる」と明かす。

 ■歳費削減…家賃安い青山宿舎へ

 与野党は、感染拡大で国民生活に影響が出ていることを踏まえ、国会議員の歳費を5月から1年間、2割削減することを申し合わせた。衆院議員には、出費を節約しようと、月の家賃が約13万8千円(3LDK)の衆院赤坂宿舎から約2万1600円(2DK)の衆院青山宿舎に転居した議員もいるという。

 新型コロナ禍で3月以降、政治資金パーティーはほとんど開かれない状況だ。緊急事態宣言の解除を受け、開催を予定する議員も出てきたが、多くは「東京で感染が再拡大し、収束が見通せない中ではやりにくい」と二の足を踏む。

 ■企業も経営難「券買ってと言えぬ」

 夏のパーティーを延期した衆院当選3回の若手は「コロナで経営難の企業にパーティー券を買ってくれとはいえない」とあきらめ顔だ。資金不足解消のためやむなく秋にパーティーを開催する若手は「例年は700人ぐらい呼ぶが、300人程度に絞る」と語る。

 一方、自民党の各派閥の政治資金パーティーは16日の麻生派(志公会)を皮切りに10月末までに全7派閥が実施を予定している。

 所属議員に重くのしかかるのは1枚2万円のパーティー券の販売ノルマだ。当選1回の衆参議員は50枚、2回以上で閣僚未経験の議員は100枚といった具合に義務を課す派閥が多い。当選3回の若手は「(新型コロナの影響で)今回は達成できないかもしれない」と頭を抱えている。(長嶋雅子)

4246チバQ:2020/07/26(日) 20:57:48
https://www.sankei.com/politics/news/200725/plt2007250005-n1.html
幹事長の座は? 自民・岸田政調会長、連続在職日数トップに
2020.7.25 19:33
自民党の岸田文雄政調会長が連続在職日数の記録を更新し続けている。平成29年8月に就任し、今年6月に記録を塗り替えた。党の政策責任者として新型コロナウイルス対応などに汗をかくが、今後は「ポスト安倍」への足がかりとして、秋にも行われる党役員人事で幹事長の座を射止められるかが焦点となる。

 政調会長は党の政策立案の責任者で、幹事長などとともに「党三役」と呼ばれ、総裁への登竜門としても知られる。

 岸田氏は外相として戦後歴代2位、連続・専任では戦後最長の1682日務めた後に政調会長に就任。今年6月14日、平成7〜10年に政調会長だった山崎拓氏の連続記録(1035日)を超え歴代最長となった。

 岸田派(宏池会)からは、次の総裁選を見据え、党の政治資金や公認権などに絶大な影響力を持つ幹事長に「次は何としても就任を」と期待がかかる。ただ、9月8日に通算在職日数が単独で歴代最長となる二階俊博幹事長も続投に意欲的とされる。

 安倍晋三首相(党総裁)は昨年9月の党役員人事でも岸田氏の幹事長起用を検討したが、同年7月の参院選で勝利に貢献した二階氏の続投を認めた。岸田氏にとって、政調会長の連続在職記録は本意でない面もあるだけに、秋の人事で記録の行方が注目される。

 (永原慎吾)

4247名無しさん:2020/07/26(日) 21:15:57
https://www.sankei.com/politics/news/200723/plt2007230005-n1.html
迷走「Go To」舞台裏 菅官房長官の巻き返しで東京のみ除外
2020.7.23 18:56
 政府の観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンは、新型コロナウイルスの感染が再拡大している東京都発着の旅行を割引対象から除外したが、政府内では当初、神奈川、埼玉、千葉を加えた1都3県を除外する案も一時浮上した。しかし、政府内で観光振興の旗を振ってきた菅義偉(すが・よしひで)官房長官が中心となって巻き返し、最終的に除外対象は「東京のみ」となった。

 「仕方がない。東京都が外れると(経済)効果が落ちるが、安心感につながる」。安倍晋三首相は方針が決まった16日、周囲にこう語った。

 赤羽一嘉国土交通相が8月上旬を予定していた「Go To」事業の開始を今月22日に前倒しすると発表したのは10日。だが、東京都の新規感染者は9日に前日の約3倍の224人に跳ね上がり、以後も高水準が続いて隣県への感染拡大の兆候が見えていた。

 感染の再拡大が進む中での前倒しに対し、野党や都道府県知事、自治体からは、感染拡大を恐れ「コロナばらまきキャンペーン」「人災」などと事業の延期を求める声も高まった。

 政府関係者によると、「東京除外」が決まる前には、ほかにも意見があった。有力だったのが1都3県の対象からの除外だ。ホストクラブやキャバクラなど、接待を伴う「夜の街」飲食店の感染防止対策を1都3県で一体的に行ってきたことが背景にあり、首相や西村康稔経済再生担当相も理解を示していたという。延期論もあった。

 一方、菅氏は経済を重視する立場から東京も予定通り「Go To」の対象とするよう主張。ただ、政府高官は「強行すると公明党の赤羽氏が矢面に立つことになる。赤羽氏を傷つけてはいけないということで、見直しが必要だという空気になった」と振り返る。


 こうした中、東京都の小池百合子知事が都民に都外への不要不急の外出を自粛するよう要請し、「Go To」にも異論を唱えた。

 菅氏は「東京問題」という言葉を用いて東京が実効性のある感染防止策を講じず、軽症者向けホテルのベッド数を減らしていることなどを批判し対立した。その裏では、自身が影響力を持つ千葉県の森田健作知事、神奈川県の黒岩祐治知事らを通じ、「Go To」から両県が除外されないよう働きかけた。菅氏は周囲に「前から東京は難しいと思っていた」と明かした。

 与党からは「山形県など反対している自治体を外してはどうか」との強硬論も届いた。しかし官邸側は「踏み絵を踏ませることはできない」と突っぱねた。

 公明党の山口那津男代表は16日の政府の決定に先立ち「東京は慎重に」と述べた。「東京外し」は政権のコンセンサスになった。(沢田大典、大島悠亮)

4248チバQ:2020/07/27(月) 10:45:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/04305c6a9639b8ae0ef6e08c8554ff152a7222e9
稲田氏、ポスト安倍へ模索 LGBT、夫婦別姓に理解 自民保守派「変節」
7/25(土) 10:24配信

支持拡大は不透明

稲田氏を巡る関係図
 自民党の稲田朋美幹事長代行(61)が「ポスト安倍」に向け、模索を続けている。安倍晋三首相や二階俊博幹事長との近さをアピールしつつ、足場固めに奔走。保守のイメージが強いが、最近はLGBTら性的少数者や選択的夫婦別姓などの問題にも取り組み、リベラル色も打ち出し始めた。ただ党内保守派からは「変節した」との批判の声も上がり、ジレンマも抱える。

 「女性目線で政策を語ることは絶対に必要だ」。稲田氏は今月5日、BS番組で次期党総裁選への立候補に意欲を示した。出馬に必要な推薦人20人を集めるのは難しいとした上で「努力したい」と語った。

 稲田氏は2005年、当時、幹事長代理だった安倍首相に促され、政界に進出。「安倍派」の代表格として、行政改革担当相や党政調会長を歴任したが、17年には自衛隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で防衛相を辞任した。

 19年からは幹事長代行を務め、二階氏に接近してきた。周囲に「最後まで幹事長に尽くす」と語るほか、8月には二階氏の地元和歌山で女性議員の研修会を開催。総裁選を視野に後ろ盾としたい思惑が透ける。

 最近は未婚のひとり親支援や選択的夫婦別姓などに理解を示し、昨年3月には女性議員を増やすための議員連盟「女性議員飛躍の会」を設立。保守派グループ「伝統と創造の会」を主宰するなど右派の論客とのイメージが強かっただけに、「ウイングを広げて党内支持を広げる狙い」(党関係者)との見方が強い。

 だが、こうした動きについて党内保守派からは失望の声が漏れ、伝統と創造の会から分裂する形で新たな保守グループもできた。所属する細田派では、新型コロナウイルスの感染が収まった後の国家ビジョンを考える議連を一緒に設立した下村博文選対委員長のほか、西村康稔経済再生担当相もポスト安倍をうかがっており、支持拡大はなお見通せない。(竹中達哉)

4249チバQ:2020/07/27(月) 10:48:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/92c01781821f849d1575688fee1d6ac9e628e4ee
野田聖子氏、周辺議員と会食 総裁選立候補への理解求める
7/21(火) 22:00配信


自身に近い国会議員との会食後、記者団の取材に答える野田聖子元総務相=2020年7月21日夜、東京・四谷、松山尚幹撮影
 自民党の野田聖子元総務相が21日夜、東京都内の日本料理店で自身に近い国会議員と会食した。野田氏がめざす次期総裁選への立候補に向けて協力を求めた格好だが、立候補に必要な推薦人20人を確保できる見通しは立っていない。

 会合には、2015年総裁選で野田氏支持を公言した尾辻秀久元参院副議長、野田氏と同じ岐阜県が選挙区の渡辺猛之参院議員のほか、川崎二郎元厚生労働相、三原じゅん子・党女性局長ら野田氏を含め自民党国会議員8人が出席した。

 野田氏は会合後、記者団に「自民党は自由で多様な政党だと表現できる一人になりたい」と総裁選立候補をめざす意向を示し、出席者に理解を求めたという。
朝日新聞社

4250チバQ:2020/07/29(水) 10:28:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5d6e3531c82dd7c60f3fbeeee6af94949652174
麻生派の存在感際立つ 第2次安倍政権以降の自民党派閥の伸長
7/28(火) 23:52配信

 自民党の派閥の中で、麻生派(志公会、54人)の拡大傾向が目立っている。平成24年12月の第2次安倍晋三政権発足以降は入閣数もトップクラスで、派を率いる麻生太郎副総理兼財務相の存在感が際立つ。二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、47人)の伸長も著しいが、麻生、二階両氏とも安倍晋三首相(自民党総裁)との協力関係を力の源泉としてきた。来秋の首相の党総裁任期が近づく中、こうした構図に変化は起きるのか。

 「人事については首相が権限を持っているので、コメントは控えたい」

 自民党最大の細田派(清和政策研究会、97人)幹部の世耕弘成参院幹事長は28日の記者会見でこう述べ、次の内閣改造・自民党役員人事への具体的な言及を避けた。細田派からは第2次政権発足から28人(延べ数、以下同)が入閣し、他派をしのぐ。97人という規模を考慮すれば、首相の出身派閥で他派に配慮する事情があるとはいえ、少ない印象を拭えない。

 その点、当初は27人だったメンバーを旧山東派(番町政策研究所)との合流などで54人まで増やした麻生派は、旧山東派から閣僚になった3人を含め、25人を入閣させている。

 首相も今月16日に都内で開かれた麻生派の政治資金パーティーで、「第2次安倍政権の発足から7年半、まさに『屋台骨』として支えていただいたのが麻生副総理だ」と持ち上げるなど、麻生氏に寄せる信頼は厚い。

 麻生派以上の伸びを示すのが二階派だ。野党から入党した議員だけでなく、他派からも積極的に取り込み、所属議員は2倍超の47人に増えた。

 田中角栄元首相を政治の師と仰ぐ二階氏は、「数は力」の論理で動いた田中派のDNAを色濃く受け継ぐ。「角栄先生を思い出さない日は一日もない」と話すほど敬慕し、他派から「二階派はかつての田中派のようだ」と評される。

 田中派の流れをくむ竹下派(平成研究会、54人)は、平成30年初めに派内で額賀福志郎会長(当時)に退任を迫った「額賀降ろし」が象徴するように、往時の鉄の結束にほころびが目立つ。所属議員は10人増、入閣者は18人にとどまる。

 「ポスト安倍」を狙う岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会、47人)からは、26人が入閣した。岸田氏は発信力の弱さをたびたび指摘されるが、今の内閣には入閣待機組だった竹本直一科学技術担当相(衆院当選8回)ら2人を押し込み、領袖(りょうしゅう)の面目を保った。

 この7年半で新たに誕生した石破派(水月会、19人)は、発足時の20人からメンバーを1人減らした。「ポスト安倍」の有力候補とされる領袖の石破茂元幹事長は世論の高い支持を得ながら、自民党の議員には支持の広がりを欠く。

 石破氏は「うちはベンチャー企業のようなもの。(仲間が自分以外に)18人いるのはありがたい」と強調するが、総裁選に向け、党内基盤の強化が大きな課題となる。(力武崇樹)

4251チバQ:2020/07/29(水) 19:09:59
>橋本副大臣と自見氏 不倫報道
yahooのみだしが↑だったので 橋本聖子と自見パパかと思った・・・
パパ元気だなあ と



https://news.yahoo.co.jp/articles/2c610292db9159baaa2fcf6563acd13e0871f151
コロナ拡大の中、2週間で5回不倫デート 厚労省の橋本岳副大臣と自見英子政務官が交際
7/29(水) 16:00配信

文春オンライン
厚労省のナンバー2、橋本岳副大臣 ©共同通信社

 感染者数が過去最多となるなど全国に感染が拡大している新型コロナ。コロナ対応の最前線に立つ厚労省では、官僚たちが終電間際まで残業を続けている。その最中、ナンバー2である橋本岳副大臣(46)と、ナンバー3の自見英子政務官(44)が、不倫関係に陥り、連日夕刻に退庁後、デートを重ねていることが「週刊文春」の取材で分かった。橋本氏には妻と4人の子供がいる。

【画像】肩を寄せ合う橋本氏と自見氏

「週刊文春」の取材では7月、最近の2週間で、赤坂の居酒屋、丸の内の和牛レストラン、ホテル内のとんかつ屋などでゆっくりと食事を楽しみ、その後は散歩をしたり、コンビニで買い物をしたりする仲睦まじい様子が頻繁に確認された。

 また、東京都のコロナ新規感染者が293人と過去最高(当時)となった7月17日の夜には、橋本氏は自見氏が住む参議院麹町宿舎を訪れ、翌朝午前4時近くまで約7時間にわたって滞在していたことも判明した。

「週刊文春」の直撃取材に橋本氏は「(17日夜の宿泊は)記憶にありませんね」「副大臣と政務官として食事をすることはあります」などと答え、今の妻と離婚が成立したら自見氏と再婚するのか、との問いかけには「それは神のみぞ知ることです」と答えた。

 一方の自見氏は、「毎日、お昼も夜も一緒に食べているので、付き合っているって言われても仕方ないのかな」と言いつつ、「(橋本氏は)物凄く尊敬する国会議員の先輩。(ただ橋本氏とは)別にお付き合いしている人がいる」などと不倫交際は否定したが、連日行動を共にしていることは否定しなかった。また「(橋本氏と自分は)コロナセットとして仲良く頑張っています。これからも変わらず2人セットで仕事をしていくと思います」とも語った。

 厚労省については、7月1日の衆院厚労委員会の閉会中審査でも、新型コロナ対応によって厚労省職員の今年1〜5月の残業時間が昨年よりも大幅に増えたことが議論された。延べ555人が過労死ラインとされる月100時間を超える残業をしていることも話題になっている。橋本副大臣を巡っては、ダイヤモンド・プリンセス号対応の混乱の張本人とされ、また接触確認アプリ「COCOA」の責任者を務めるがダウンロード数が伸び悩んでいる。コロナ感染が拡大し、政府をあげて対応にあたる中、2人の行動は論議を呼びそうだ。

 橋本氏の父・橋本龍太郎首相時代に郵政大臣として初入閣したのが自見氏の父・自見庄三郎氏だった。サラブレッド同士の不倫愛はどう展開するのか。

 7月30日(木)発売の「週刊文春」では、2人が5度のデートでとった不可解な行動や、参院宿舎を訪れた際の橋本副大臣の「ルール違反」、仲を深めるきっかけになったダイヤモンド・プリンセス号での言動などを、デート現場のツーショット3ページと合わせ、合計9ページにわたって詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年8月6日号

4252とはずがたり:2020/07/30(木) 21:16:07

菅官房長官がついに大勝負に出た…「ポスト安倍」仁義なき戦いの勝算
GoToで見えた「決断する政治家」の姿
伊藤 博敏ジャーナリスト
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/74483

「GoTo」ふたりの立役者
コロナ禍が拡大、全国的に感染者数が増えているなか、政府による観光支援策の「GoToトラベル事業」を、前倒しで進めるのはリスキーだが、そこに菅義偉官房長官は、あえて踏み出した。

国民の8割近くが「時期尚早」と捉え、外出に積極的になれないなか、利用拡大に多くは望めず、逆にGoTo利用者の感染が地方に及べば、批判されるのは必至。誰もが旗振り役は菅氏と知っているだけに、「ポスト安倍(晋三)」の猟官運動とみなされる恐れがあり、GoToに失敗すれば、「焦り過ぎ」と、嘲笑されよう。

GoToのもうひとりの立役者は、二階俊博自民党幹事長。知る人ぞ知る「観光のドン」。GoToの運営業務を国交省から約1895億円で受託したのはツーリズム産業共同提案体だが、中心となるのは一般社団法人全国旅行業協会であり、会長は二階氏である。

このところ二階、菅の両氏は急接近。8月下旬には、地方創生と防災力強化を目的とした議員連盟を創設。呼びかけ人には、2人のほか65人が名を連ね、半数が二階派だが、9月にも行われる党役員人事や、今後の政局を見据えた動きだという。

「二階と菅は同床異夢。二階の狙いは、カネと権力を握る幹事長ポストを継続すること。9月の人事で、岸田(文雄)政調会長を幹事長に就けたいという安倍の思惑がわかっているだけに、菅を取り込んでおきたい。菅も、二階と組むことで、石破(茂)への浮上をなにより恐れる安倍を牽制できる」(ベテラン政治記者)

「ポスト安倍」レースの行方
「安倍一強」を支えたのは、今井尚哉首相補佐官兼秘書官を中心とする官邸官僚と、右腕の杉田和博官房副長官を使い、霞が関人事と情報網を操る菅氏である。

双方をバランスよく使い、長期政権につなげた安倍首相だが、岸田後継を鮮明にする安倍首相に対し、「情報発信力も胆力もない政治家」と、岸田氏を酷評する菅氏は、「ポスト安倍」に名乗りをあげ、菅グループを形成していった。

今井氏はもちろんその周辺も、所詮は官僚であり、安倍政権が終われば「次はない」が、「岸田なら安倍院政で、それなりのポストが用意される」という計算も成り立つ。

そこで、小中高の全国一斉休校を菅氏に相談しないなど、露骨な「菅外し」を行った。菅氏の方にも、「菅枠」で政権に送り込んだ河井克行前法相と、菅原一秀前経済産業相が相次いで失脚。その背後には、「菅の検察パイプ」といわれた黒川弘務前東京高検検事長が、賭けマージャンで失職するという蹉跌もあり、「菅の(首相の)目はない」という評価が定着しつつあった。

だが、そこは秘書、市議、代議士とのぼりつめた策士である。電通に丸投げした持続化給付金で今井氏ら官邸官僚が下手を打ち、GoToを同じ枠組みのなかでやろうとして仕切り直し。経産省の扱いではなく、各省庁の事業とした。そこに尻拭いの形で入ってきたのが菅氏だった。

国交省を完全にコントロール
菅氏は、国交省を完全にコントロールしている。1カ月以上前、国交省幹部が、筆者にこう告げた。

「次官人事を差配しているのは菅さん。国交省の『たすき掛け人事』を守りながら、自分の意中の人物を次官にしており、次の次まで菅人事だ」

その言葉は、7月21日発令人事で証明された。

4253とはずがたり:2020/07/30(木) 21:16:22
>>4252
01年の中央省庁再編で、建設、運輸、国土、北海道開発庁の4省庁が統合した国交省は、旧建設事務官、同技監、旧運輸事務官の3者が、順序良く1年で事務次官ポストを譲り合っている。

ここ4代は、武藤浩氏(旧運輸)、毛利信二氏(旧建設)、森昌文氏(同技監)、藤田耕三氏(旧運輸・82年)と続いていた。7月21日の人事で、後を継いだのは栗田卓也氏(旧建設・84年)で、その次に、技監の山田邦博氏(84年)を据えるつもりで留任させ、その次に官房長の水嶋智氏(旧運輸・86年)を就けるのが菅氏の考えだという。

「水嶋氏は前鉄道局長で、リニア新幹線では着工を認めない川勝平太静岡県知事と激突した人物。筋を通す官僚で、川勝知事は『許せない!』と、今も怒っているが、JR東海の葛西(敬之)名誉会長のレガシーであるリニアを完成に導くには、水嶋氏が必要だというのが菅氏の判断」(国交省幹部)

「信念なくパフォーマンスに走る政治家」が大嫌い
ここまで、国交省を押さえている菅氏にとって、GoToの前倒しスタートは造作ない。発着から東京を外すのも同じである。

菅氏は、記者会見での冷静な受け答えから、落ち着いた人柄を想像させるが、実は頑固で好き嫌いが激しい。

嫌いなのは、岸田氏のように「政治家として勝負しない人」であり、もっと嫌いなのは「信念なくパフォーマンスに走る政治家」。その典型が、菅氏が「名前を聞いただけで嫌になる」という小池百合子東京都知事だ。

常に敵を作り、闘う姿勢を見せることで人気を得てきた小池氏。築地移転騒動の時の敵は石原慎太郎元知事や自民党東京都連のボスたちであり、コロナ騒動が始まってからは、「早く緊急事態宣言を!」と、決断しない安倍首相に迫り、ハッパをかけることで評価を高め、都知事選で圧勝した。

「『動くな!』と、小池さんがいうのなら都民には動かいないでいてもらおう」――。

これが、嫌み半ばの菅氏の本音だろう。

もともと、コロナ対策は必要だが、経済を回していかなければ、困窮による自殺者も含め、日本は大変なことになる、というのが菅氏の考えだ。

もちろん、感染者爆発の米国の例が示すように、経済を回せば感染者は増える。そのリスクは承知しつつ、側近の和泉洋人氏などを通じて、日本の致死率の低さなどのデータも取っており、アクセルとブレーキのバランスには留意しているという。

いずれにせよ、GoToで菅氏が見せたのは、決断する政治家であること。それが「宰相の条件」だとして、臆することなく表面化させた菅氏の野望が叶うかどうかは、それほど遠くない時期に判明しよう。

4254チバQ:2020/07/30(木) 23:38:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020073001160&g=pol
安倍首相、岸田氏が会食 人事・ポスト安倍で意見交換
2020年07月30日22時18分


 安倍晋三首相は30日夜、東京都内の日本料理店で、自民党の岸田文雄政調会長と会食した。9月末の党役員任期切れまでに見込まれる内閣改造・党役員人事や、「ポスト安倍」をめぐる党内情勢などについて意見を交わした。衆院解散・総選挙にも話が及んだという。

 党人事では、続投に意欲を示す二階俊博幹事長と岸田氏の処遇が焦点。岸田派内には、「ポスト安倍」に向けた足掛かりとして岸田氏の幹事長昇格を望む声がある。
 一方、二階氏は30日夜、都内の中華料理店で、自身が国対委員長だった当時の国対幹部を集めた会合を主催し、加藤勝信厚生労働相らが参加した。岸田氏は首相との会食後、この会にも加わった。

4255チバQ:2020/07/31(金) 09:48:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/238c0277c8fb3773ad220d46e0ebf7723a4bc6a3
「自・公・維の連立構想」でポスト安倍に 菅官房長官が急浮上のワケ〈週刊朝日〉
7/31(金) 8:00配信


菅官房長官 (c)朝日新聞社
 コロナ対策と同時進行で、橋下徹氏がかつて挫折した大阪都構想の準備も着々と進んでいる。
 今年11月1日に予定される大阪都構想の住民投票では、前回反対した自民と公明は賛成に回る見通しだ。

「自民党の大阪府連、二階(俊博)幹事長はこれまで頑なに維新の都構想を否定し、対立してきました。しかし、維新は大阪では無敵。菅(義偉)官房長官の説得もあり、今回は自民、公明が折れた。閣僚ポストを維新に約束すれば、連立に乗ってくるだろう」(自民党幹部)

 ただ、連立がまとまるまでには、越えなければならないハードルも残されている。まずは次の解散総選挙での選挙区調整だ。

 吉村洋文大阪府知事は自民・公明との選挙協力を否定しているが、過去の選挙では維新と公明は選挙区調整をしたこともある。17年10月の衆院選では、大阪都構想の住民投票実施に賛成することと引き換えに、維新は関西の6選挙区で公明党に対抗馬を立てなかった。次の総選挙でどのような選挙協力をするかが連立入りの試金石となる。維新の国会議員がこう言う。

「自民、公明との連立に対しては慎重な意見も多い。だが、幹部は閣僚ポストを割り振ってもらって与党になることは頭の中に入れている。大阪都構想が実現したら初代知事は吉村さんに任せて、松井(一郎)さんが国政に出るかもしれない」

 自・公・維の連立構想は、安倍晋三首相の後継者選びにも影響を与えている。『小池百合子の大義と共感』の著者大下英治氏がこう話す。

「名前が挙がっている次の首相候補をタイプで分けると、平時の岸田文雄(政調会長)、乱世の石破茂(元幹事長)、大乱世の菅義偉。今のコロナ状況は、およそ平時ではない。安倍首相は3人の中では支持率が最も高い石破さんだけは後継にしたくないと考えている。大乱世の今、維新と公明の両方とつながりのある菅さんが浮上してくる。菅さんが吉村さんとの蜜月をアピールするのも、選挙後の政権の枠組みを考えての行動とも読める。ポスト安倍のキーマンである二階さんも、官房長官を務めてきた菅さんのしたたかな手腕を十二分に認めている。ポスト安倍の最有力に躍り出た」

 しかし、このシナリオは絵に描いた餅になる可能性もある。

 安倍首相が憲法改正を争点の一つに掲げた19年の参院選では、公明は比例代表の得票数が約654万票で、前回から約104万票減らした。安倍首相が維新と進めようとする憲法改正は、公明の支持母体である創価学会に評判がよくない。憲法改正を次の衆院選の争点にすることに、公明党幹部は警戒心を隠さない。

「憲法改正の発議をするのは国会で、最後は国民投票で決めるのがルール。衆院選の争点で憲法改正を掲げて選挙するというのは、憲法改正の道筋として間違っているし、国民投票の形骸化につながる」

 だが、日本維新の会の馬場伸幸幹事長はこう話す。

「公明とはこれまでいろいろあり、吉村さんは以前、『公明党をぶっこわーす』と言っていたが、今では維新と公明は超大人の関係です」

(本誌・西岡千史、上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日  2020年8月7日号

4256チバQ:2020/07/31(金) 14:09:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b132da20500b333d58fc40164d6a276bd555cd3
首相から二階氏へ「はしご」会食 岸田氏の思惑は・・・
7/30(木) 21:48配信


自民党の岸田文雄政調会長
 自民党の岸田文雄政調会長が30日夜、安倍晋三首相と同党の二階俊博幹事長との会食を「はしご」した。9月に任期満了となる党役員人事では、安倍首相(党総裁)が、幹事長職に意欲を見せる岸田氏を二階氏に代えて起用するかが焦点。動向が注視される2人のキーパーソンと、岸田氏自ら次々に会食した格好だ。

【写真】安倍晋三首相

 岸田氏はまず首相と東京都内の日本料理店で会食した。2人の夜の会食は今年3月以来。「ポスト安倍」を選ぶ次期総裁選に向けた党内情勢のほか、秋の党役員人事、解散・総選挙を控えた今後の政権運営などについて意見を交わした。

 続いて岸田氏は、東京・麻布の中華料理店で開かれていた二階氏らの会合に合流した。二階氏とは今月2日、都内のホテルで会食をしたばかり。岸田氏にとっては、距離があるとされる二階氏と関係改善を図る狙いがある。この会合には岸田派幹部の小野寺五典元防衛相や二階派の江崎鉄磨元沖縄北方担当相らも出席した。
朝日新聞社

4257チバQ:2020/08/02(日) 20:09:48
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008020005.html
菅氏、「ポスト安倍」の動き活発化に「正直、早すぎる」 
2020/08/02 12:14産経新聞

菅氏、「ポスト安倍」の動き活発化に「正直、早すぎる」 

会見に臨む菅義偉官房長官=7月31日、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は2日のNHK番組で、安倍晋三首相の自民党総裁任期が来年9月に満了するのをにらみ「ポスト安倍」をめぐる動きが活発化していることについて、「正直、早すぎるのではないか」と指摘した。自身が有力候補の一人に挙げられていることについては「私個人は、考えたこともない」と重ねて強調した。

 また、今秋との観測もある衆院解散・総選挙については「まずは感染防止策に政府を挙げて取り組むことが大事だ」と述べ、否定的な認識を改めて示した。「首相の判断だが、首相自身、新型コロナウイルス対策に全力で取り組んでいる」とも語った。

 新型コロナに関しては、「入院や重症化するケースは前回(3、4月のピーク時)と比べたら少ないが、中高年層への拡大が徐々にみられ、重症者も増加傾向にある状況だ。しっかり注視しながら対応していきたい」と強調。使い勝手の悪さなどが指摘されている改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に関しては「感染が収束した際には特措法改正を含め、政府の対応を検証していく必要がある」と語った。

4258チバQ:2020/08/02(日) 20:50:47
https://www.sankei.com/politics/news/200802/plt2008020010-n1.html
菅長官、ポスト安倍レース再浮上 首相とのすきま風払拭
2020.8.2 20:32
 政府の新型コロナウイルス対策への批判が集まる中、菅義偉(すが・よしひで)官房長官がメディアへの露出を増やしている。テレビ番組などに積極的に出演し、コロナ対策を最優先課題とする安倍晋三政権の方針を強調しつつ、今秋との観測もある衆院解散・総選挙にも否定的な姿勢を示す。一時は安倍首相との「すきま風」も指摘され、求心力に陰りが見えたが、政権の安定に不可欠な役目に徹する姿が見直され、「ポスト安倍」レースで再浮上したとの見方が広がっている。

 「国民生活が立ち行かなくなることは避け、絶対に感染防止するという強い決意で取り組んでいる」。菅氏は2日のNHK番組でこう強調し、感染拡大防止と社会経済活動の両立に取り組む政府の考えを重ねて強調した。菅氏がテレビ番組の出演・収録をこなすのは、先月半ば以降4回目。雑誌のインタビューなどにも応じ、自身が矢面に立って政権批判を和らげる狙いもあるようだ。

 テレビ番組に出演する際の菅氏は平日に行われる記者会見と「違う顔」を見せる。7月30日のTBSのCS番組収録では今秋の衆院解散・総選挙について「なかなか難しいのではないか」と言及。記者会見では触れたがらない政局がらみの質問にも踏み込み、新たな政府方針を打ち出すこともある。ポスト安倍への意欲を一貫して否定するが、一連の言動が意欲の表れとも受け止められている。

 菅氏はコロナ対応をめぐって一時、首相との間で溝があるとされていた。政権の危機管理を担う菅氏が政府の一斉休校要請や布マスク配布などの政策判断に関わっていなかったからだ。


 だが6月19日に麻生太郎副総理兼財務相や甘利明自民党税調会長を交えて首相と会食し、改めて結束を確認。首相は月刊誌「Hanada」9月号のインタビュー記事の中で菅氏を「(ポスト安倍の)有力な候補者の一人であることは間違いない」と持ち上げた。

 菅氏に近いベテラン議員は「流れが変わった。コロナ禍の中、日本のためには首相と菅氏がもう一度がっちり組むことが重要だ」と語る。党内でも次期総裁候補として菅氏に期待する声がある。自民党の二階俊博幹事長も安倍政権を中枢で支え続けた菅氏の手腕を高く評価している。

 ただ、新型コロナ対策をめぐり、安倍政権は厳しい世論にさらされている。今後感染の再拡大をコントロールできない事態に陥れば、社会経済活動再開の旗振り役を務める菅氏に批判が集まりかねない。菅氏にとっては至難の時が続くことになりそうだ。(大島悠亮)

4259チバQ:2020/08/03(月) 11:26:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/96c1150b4a7cf60c7dff47238ba2dd4d4fe61e5d
自民の森山国対委員長、3日で在職3年 9月に連続最長、処遇注目
8/3(月) 7:08配信


自民党の森山裕国対委員長=7月28日、国会内
 自民党の森山裕国対委員長(75)が3日、就任から丸3年を迎えた。

 このまま務めれば、9月3日に在職日数が1128日となり、小泉政権下の中川秀直氏を抜き、連続では歴代単独1位となる。安倍晋三首相や菅義偉官房長官らの信任も厚く、9月末までに見込まれる内閣改造・党役員人事で、その処遇が注目されている。

 「臨時国会に付託する議案が何なのか定かではない」。森山氏は7月31日、野党が求める臨時国会の早期召集に対し、記者団にこう述べて反論。首相官邸サイドの消極姿勢を踏まえたもので、自民党幹部は「森山氏だと安心できる」とその手腕を高く評価する。

 森山氏は鹿児島市議7期の「たたき上げ」。1998年の参院選で初当選した。2004年に衆院へ転じ、15年に農林水産相として初入閣。17年8月3日から国対委員長を務めている。

 高収入の専門職を労働時間規制から外す「働き方改革」関連法や、外国人材の受け入れを拡大する改正出入国管理法など、重要な与野党対決法案の成立に尽力。同時に、立憲民主党の安住淳国対委員長ら野党幹部とも一定の信頼関係を築き、政権内では「森山氏でないと野党を抑えられない」(政府関係者)との声が上がる。

 ただ、森山氏が自民党鹿児島県連会長として臨んだ7月の知事選は、保守分裂の影響で与党推薦の現職が敗北。党内には「森山氏は無傷ではいられない」(閣僚経験者)と、国政での影響力低下を指摘する向きもある。

 今秋の人事では、党4役など他の幹部ポストへの横滑りも取り沙汰される。後任には、松本純国対委員長代理(70)や佐藤勉衆院憲法審査会長(68)、高木毅衆院議院運営委員長(64)らの名前が挙がる。

 その一方で、森山氏に国対委員長の続投を望む意見も根強い。政府関係者は「森山氏以外に適任者はいない」と強調した。

4260チバQ:2020/08/03(月) 15:54:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f10419ea2cadd66b1fc56a3020c960ba2f2f8fea
【点描・永田町】「政局秋の陣」をにらむ自民各派
8/2(日) 19:04配信


自民党麻生派の政治資金パーティーで、あいさつする会長の麻生太郎副総理兼財務相=7月16日、東京都内のホテル
 コロナ第2波への不安が募る中、自民党内では「政局秋の陣」に向けた各派閥の動きが活発化している。まず、7月16日に党内第2勢力の麻生派が政治資金パーティーを決行、他派閥も8月のお盆明け以降に、それぞれ研修会やパーティーを計画している。各派とも、秋口とみられる党・内閣人事やその後の衆院解散の有無、さらには来年9月の安倍晋三首相(自民党総裁)の任期切れに向けたポスト安倍レースをにらみ、派の結束や軍資金確保を目指す。ただ、「今後の展開はすべてコロナ次第」(自民長老)だけに、各派の活動には政局的思惑も交錯する。

【図解】政党支持率の推移

 先陣を切る形となった麻生派パーティーでは、首相の盟友で各派領袖との活発な個別会談も続ける麻生太郎副総理兼財務相が「政権のど真ん中で(首相を)しっかり支えていきたい」と派の結束を訴えるとともに、憲法改正の必要性を力説。ビデオ出演となった首相も「任期中に憲法改正を成し遂げたい」と、早期改憲実現で足並みを揃えた。

 麻生氏は、パーティー開催に先立つ15日に、党内第4勢力の二階派を率いる二階俊博幹事長と両派幹部も交えて会談するなど、ここにきて政局を意識した動きが目立っている。このため、党内では「解散時期も含めて、首相の意向を受けた動き」(閣僚経験者)との憶測も広がり、麻生氏と首相のあいさつが注目されていた。しかし、麻生氏は持論の今秋解散説には全く言及せず、首相も政局絡みの発言を避け、出席者には拍子抜けの表情も目立った。

 各派のパーティーは春から初夏にかけての開催が通例だが、今年はコロナ禍の影響で、いずれも夏以降に延期された。東京の新規感染者急増もあって、16日の麻生派パーティーは、検温・マスク着用に加え、参加者を3会場に分散させ、着席で飲食なしの講演会形式とすることなどで感染防止策を徹底した。
「3前の法則」に身構える各派

多くの所属国会議員が出席した自民党細田派の例会=5月28日、東京・永田町の同党本部
 一方、麻生派以外はパーティーに先立ち研修会を開催する予定だ。すでに3派閥が日程を決めており、最大勢力で総裁派閥の細田派が8月23〜24日、竹下派と石破派が9月7〜8日に、それぞれ所属議員などによる研修会を開催する。さらに9月中旬から、石破派(9月17日)、細田派(同28日)、岸田派(10月5日)、二階派(同7日)、石原派(同8日)、竹下派(同30日)の順でパーティーを開催する予定だ。

 この中で政界が注目するのは、細田派の日程だ。8月のお盆明けに研修会、9月末にパーティーという設定は「秋口解散を意識した日程」(岸田派幹部)とも見えるからだ。自民との選挙協力体制を組む公明党が細田派パーティー前日の9月27日に党大会を開くことも、「何やらきな臭い雰囲気」(自民長老)を醸し出す。その一方で、岸田派など4派閥のパーティーがいずれも10月となっているのは「秋口解散はないとの読みから」(閣僚経験者)との見方が多い。

 麻生氏による今秋解散説について、永田町では「3前の法則」が噂されている。首相の解散断行は(1)晩秋から予測されるコロナ感染再拡大の前(2)米国の政権交代もあり得る大統領選の前(3)東京五輪開催中止の検討が進む前──が前提との見立てだ。たしかに、コロナ“第2波”だけでなく、米大統領選では首相の盟友のトランプ氏の苦戦が予想され、国際オリンピック委員会(IOC)が秋以降に五輪中止の本格検討に入れば、「政権への逆風」となる可能性が大きい。首相サイドは「首相は解散など考えていない」と煙幕を張るが、10月にパーティーを設定した各派は「状況次第では日程前倒しも」と身構えているのが実態だ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」7月27日号より】

4261チバQ:2020/08/04(火) 11:26:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/238820a8180da9c31e9aa2563f15b361a2cad10f
「ポスト安倍」に菅官房長官が急浮上する事情
8/4(火) 5:46配信


安倍政権下で菅義偉官房長官の存在感が高まっている。写真は7月31日の記者会見(写真:時事)
 新型コロナウイルスの感染再拡大が加速する中、巣ごもりを続ける安倍晋三首相に代わって、菅義偉官房長官が政権の指揮官としてフル稼働し始めている。

 感染防止と経済回復の両立を大義名分に、反対論を押し切って観光業救済のためのGoToトラベルを7月22日に見切り発車させたのが菅氏だ。その前後からテレビ出演などで露出度も急増し、コロナ対応の成果と正当性のアピールに余念がない。

■政権運営は菅氏主導に

 菅氏は、国民の猛批判を浴びた「アベノマスク」の医療施設などへの追加配布見直しも主導したとされ、布マスクを着用し続けてきた安倍首相も8月1日から別の大型マスクを着用。メディアは「とうとうアベノマスクから卒業」とはやし立てた。
 野党などからGoToトラベルの中止や臨時国会の早期開会を求める声にも、菅氏は平然と政府の立場を説明している。存在感が薄れる安倍首相と対比させて「もはや菅氏主導の政権にしかみえない」(閣僚経験者)との声が広がる。

 全国的に梅雨明けとなった8月2日、菅氏はNHKの討論番組に出演し、政府与党を代表する形で当面のコロナ対応などについて約30分間にわたって見解を披露した。その中で菅氏は「感染防止と経済の両立は極めて困難な対応だ」としつつ、感染再拡大に伴う緊急事態再宣言には「重症者が少ないから状況が違う」と否定。GoToトラベルについても「関連する900万人が瀕死の状況だ」として計画続行の必要性を力説した。
 野党や地方自治体が強く求めるコロナ対応での特措法改正とそのための早期の臨時国会召集についても、「まずは現行法を活用して感染拡大阻止に取り組むべきだ」と慎重姿勢を崩さなかった。

 国民への一律10万円給付やGoToトラベルをめぐる東京除外など相次ぐ方針転換については、「批判は受け止めるが、初めてのことでもあり、専門家などの意見も聞いて対応している」とかわした。

 安倍首相は8月24日に連続在任記録が歴代1位となるが、すでに7年8カ月を超える菅氏の官房長官在任日数には、政界関係者のほとんどが「永遠に破られない記録だ」と驚嘆する。

 菅氏が長期間、首相の女房役で官邸の大番頭、さらには霞が関の人事を仕切る「影の総理」という重要な役割を着実にこなしてきたのは、「鉄壁ガースーと呼ばれるガードの固さと、黒衣に徹する姿勢によるもの」(政府筋)との評価からだ。

 2019年4月の新元号発表をきっかけに、「令和おじさん」として国民的人気が爆発し、その後の7月参院選や9月の党・内閣人事でも影響力の大きさを誇示した。その結果、自民党内では「ポスト安倍の最有力候補」(自民幹部)との声が広がった。
■国会閉幕後に息を吹き返す

 ただ、好事魔多し。菅氏の側近として初入閣した菅原一秀、河井克行両氏に公選法違反疑惑が持ち上がり、それぞれ経済産業相、法相を辞任した頃から与党内でも菅氏への批判が拡大。安倍首相との不仲説も取り沙汰され、徐々に影響力が削がれた。

 その後も、桜を見る会の私物化疑惑での国会答弁や記者会見での迷走でさらに精彩を失い、1月末から本格化した政府のコロナ対応でも、担当相に指名された西村康稔経済再生相の影に隠れる場面が続いた。
 コロナ対応では、4月7日の緊急事態宣言発出時も含め、安倍首相が会見して説明することが定着し、政府のスポークスマン役からも実質的に外れることになった。「政策決定でも、いわゆる官邸官僚に主導権を奪われた」(自民幹部)とされ、存在感が薄れていた。

 その菅氏が息を吹き返したのは、国会閉幕後だ。安倍首相が6月18日の会見を最後に直接国民に訴えることがなくなり、専門家会議の存廃問題や都道府県各知事との意見対立で西村氏も右往左往。与党内でも菅氏の指導力への期待が高まったからだ。
 隙間風が目立っていた安倍首相との関係も、6月19日に安倍首相と菅氏、麻生太郎副総理兼財務相、甘利明自民党税制調査会会長が会談して修復をアピール。これをきっかけに、菅氏自身も自民党を取り仕切る二階俊博幹事長と連携を強め、政権運営の主役として影響力を復活させた。

 与党内では当面、9月上中旬と想定されている党・内閣人事と、その後の解散総選挙の可能性も視野に入れた実力者間の駆け引きがお盆前後から本格化するとみられている。

4262チバQ:2020/08/04(火) 11:26:47
 もちろん、「すべては安倍首相の意向次第」(官邸筋)だが、政府部内からは安倍首相の気力や体力を不安視する声が漏れてくる。GoToトラベルが始まった7月下旬の4連休以降、休日に出勤してもごく短時間で、平日でも半休で済ませるケースが目立っているからだ。

 これとは対照的に、菅氏はメディア各社のインタビューに積極的に応じ、各省庁の夏の人事を差配することで霞が関も掌握した。「政権運営の表舞台と裏舞台の両方を仕切る状況」(政府筋)を作り出している。ここにきて、与党内で「ポスト安倍は菅氏」との声が急増しているのも、「菅氏の意欲的な動きへの評価と期待」(自民長老)からとみられている。
■狙いはポスト安倍のキングメーカー

 菅氏は2日のNHK番組で、司会者から「次の人事でも政権の骨格は維持されるのでは」と水を向けられると、「首相の判断で、私の立場で言うことはない」と煙幕を張り、ポスト安倍に名前が挙がることについても「来年9月の話。早過ぎるし、私は(ポスト安倍など)考えたこともない」とかわした。

 政界の一部でなおも取り沙汰される今秋解散説については、「これも首相の専権事項」としながらも、「現状からは、まずコロナ対策に全精力を注ぐべきだ」と否定的見解を強調した。早期解散に反対する公明党と太いパイプを持つ菅氏だけに、「あえて首相の解散権を縛るような発言」(閣僚経験者)をした格好で、政界の注目も集めた。
 こうして、従来の守りの姿勢をかなぐり捨てる形で政権運営の前面に出てきた菅氏だが、GoToトラベルに異を唱えた小池百合子都知事との感情的対立は収まりそうもない。7月の4連休に観光業を後押ししたことが、全国的なコロナ感染拡大につながったかどうかは、8月5日前後には判明するとみられている。

 政府は5日にコロナ対策の有識者会議や専門家による分科会を開く予定だが、その時点で全国の感染者数が過去最多を大きく更新すれば、お盆休みの移動や外出の自粛要請が必須となり、GoToを主導した菅氏への風当たりが強まりそうだ。

 菅氏はそもそも、「危機管理も含めた守備力が持ち味で、大向こうをうならせるような弁舌や行動は不得意」(政府筋)とされてきた。ここにきてのテレビ出演も「ガードの固さばかりが目立ち、スポークスマンとしては落第」(有力コメンテーター)との厳しい評価もある。

 「安倍首相にとっての魔の8月を菅氏がどう切り回すかが、菅政権誕生の可能性を占うカギになる」(菅氏周辺)とされるが、「菅氏の本当の狙いは、ポスト安倍以降のキングメーカー」(細田派幹部)との見方も根強い。
 菅氏が「政界の師」と尊敬する故梶山静六元幹事長は、「大乱世の梶山」と評された。現在の状況はまさに「大乱世」と見えるが、「調整型の菅氏は平時向きで、乱世は不得手」(自民長老)との評を覆せるのかどうか。菅氏にとっても正念場の8月となるのは間違いない。
泉 宏 :政治ジャーナリスト

4263チバQ:2020/08/06(木) 13:13:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/baeb11c0f8773bd1d2f76a01e78865984f8eb697
発信力強化? 自民・岸田政調会長がテレビをはしご出演 ポスト安倍見据え
8/5(水) 20:51配信


自民党・岸田文雄政調会長
 自民党の岸田文雄政調会長が、テレビ局をはしごして番組収録に臨むなど、長年の課題とされてきた発信力不足の克服に動き出している。「ポスト安倍」を問う世論調査ではライバルの石破茂元幹事長らの後塵(こうじん)を拝しており、積極的な露出により政治家としての考えやキャラクターを浸透させる狙いも透ける。

【表】「ポスト安倍」有力候補4人の比較

 「自分の色を十分出し切れていなかった。岸田文雄がどう思っているのかをしっかり出さないといけない」。岸田氏は5日放送のテレビ朝日番組で発信力強化への意欲をこう語った。

 これに先立つTBSでのCS番組の収録では、新型コロナウイルスに対応する改正新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正について「休業要請に応じなかった方に厳しく対応する考え方はあっても良い」と強調。特措法改正に慎重な意見が目立つ政府・与党の幹部の中では踏み込んだ印象を残した。

 毎週月曜日の定例記者会見でもメディアの注目を集める発言が増えており、3日には地元・広島での「黒い雨訴訟」で原告全員の請求を認めた広島地裁判決をめぐり、国が援護の対象とする区域の拡大を求める考えを表明した。

 発信力強化の背景には、次期党総裁選に向けての焦りも見え隠れする。岸田氏側は安倍晋三首相や、その盟友の麻生太郎副総理兼財務相の後押しを支えに勝ち抜く戦略を描いてきた。しかし、最近は両氏の周辺から発信力が上向かない岸田氏を推すことに懐疑的な声も上がっていたからだ。

 岸田派(宏池会)ベテランは「ギアが入ってきた」と変化を歓迎しており、従来の「温厚で堅実だが地味」というイメージから脱却できるかが、今後の焦点になりそうだ。

(永原慎吾)

4264チバQ:2020/08/11(火) 00:42:23


878 :チバQ :2020/08/11(火) 00:37:39
https://www.sankei.com/politics/news/200809/plt2008090016-n1.html
【動く「ポスト安倍」の夏・派閥編】石破派 他派閥連携へ側近奔走 恩人・吉田氏墓参、二階氏接近
2020.8.9 21:20
 うだるような暑さに包まれた7日。「ポスト安倍」を狙う自民党元幹事長、石破茂ら石破派(水月会)の13人は、東京・信濃町の寺院を訪れ、昨年10月に死去した元参院幹事長、吉田博美の墓前で手を合わせた。

 石破にとって、吉田は政治生命をつないでくれた恩人だ。首相の安倍晋三との一騎打ちとなった平成30年の前回総裁選で、吉田は自身が率いる参院竹下派(平成研究会)を石破支持でまとめた。石破派だけでは、出馬に必要な20人の推薦人すら確保できなかった中、吉田の加勢がなければ再起もままならない大敗となった可能性もあった。

 8日には、石破派が中心となり、吉田が地盤とした長野県喬木(たかぎ)村で「しのぶ会」も開いた。石破は吉田関係者を前に演説し、こう力を込めた。

 「望めば大臣は何回もできたが、声をかけられても『人にやらせてくれ』という。稀有(けう)な政治家だった」

 実は、今回の墓参りと「しのぶ会」をアレンジしたのは、派の会長代行の元農林水産相、山本有二だった。「人間関係の機微が分かっていない」とみられがちな悪評を軽減する狙いがあったという。次の総裁選でも参院竹下派の支持を期待する思惑も垣間見える。

 石破派はこれまで、石破の知名度と発信力に一方的に頼る傾向が強かった。ただ、安倍の党総裁任期満了まで約1年1カ月に迫る今でも、肝心の党内で石破に対する議員の支持は伸び悩む。こうした事態を改善しようと、最近は派のメンバーが能動的に動く場面が目立つようになった。

 山本は7月8日、吉田の墓参に了承をもらうため、参院竹下派に今も絶大な影響力を誇る元参院議員会長、青木幹雄の個人事務所も訪れた。次の総裁選で引き続き同派から支援を得られるかどうかは、石破にとって死活問題だ。頭を下げる山本に、青木は「最近は元気にしているのか」と石破を気遣ったという。

 9月の石破派パーティーに幹事長の二階俊博を講師に招くプランも山本が発案した。1月には、ポスト安倍でライバルとなりうる官房長官の菅義偉(すが・よしひで)とも会食し石破支持を呼びかけた。

 他派の系統を引かない石破派は、「束縛がなく自由にやれる」(中堅)雰囲気がある。その半面、わずか19人のメンバーが増えないどころか、派内の若手議員や秘書と石破の連携不足を指摘する声も多い。

 同派事務総長の元厚生労働相、田村憲久は年が明けると、東京・麹町の飲食店で石破と同派秘書との会食を設けた。

 普段から「人に頭を下げるのが苦手」と語る石破だが、会食では秘書から他派の議員と交流を深めるよう訴えられ「自分から誘うのは苦手だが、機会があればやろう」と応じたという。以降、若手が他派議員と会食する際、石破は時折、顔を出すようになった。

 石破はこれまで、安倍の政権批判ばかり目立たせてきたためで、党内には「きれいごとだけで汗をかかない」(党三役経験者)という不信感が根強くあった。側近が派の内外で棘(とげ)を取り除く作業を始め、石破も頭を下げて協力を求める場面が増えてきたことで、かみ合わなかった歯車は動き出すのだろうか。

(奥原慎平)

=敬称略

4265チバQ:2020/08/11(火) 09:31:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/b25637370dd0a77453f7d1e4c54663d9fb4ee45d
菅氏「ポスト安倍」再浮上 岸田・石破氏の影で存在感
8/11(火) 7:08配信

時事通信
 安倍晋三首相の後継として衆目が一致する候補が不在の中、女房役の菅義偉官房長官が再浮上する気配が出始めた。

 首相が「禅譲」を探った自民党の岸田文雄政調会長は発信力の乏しさを依然克服できず、首相と敵対する石破茂元幹事長は党内の支持が上向かない。対照的に、菅氏が安定した存在感と指導力を再び示しつつある。

 「感染拡大防止と経済を両立させていかないと国民の生活が立ち行かなくなる」。菅氏は7日のインターネット番組で持論を展開した。新型コロナウイルス感染が急拡大する中、肝煎りの観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンに批判は絶えないが、菅氏の発言にぶれはない。

 菅氏は昨年4月の新元号発表で「令和おじさん」として知名度を高め、「ポスト安倍」の一角に躍り出た。しかし、同9月の入閣を後押しした菅原一秀前経済産業相、河井克行前法相が「政治とカネ」で辞任するなど、周辺で不祥事が相次いだ。コロナ対応では首相との「すきま風」もささやかれ、失速ぶりは否めなかった。

 それだけに、政権の命運を左右するコロナ対応での確固たる姿勢は、もともと定評があった危機管理への自信を取り戻したかに見える。7月中旬、在沖縄米軍基地で感染者が多数確認されると、菅氏は外務省に「このままではまずい。数を出させた方がいい」として、在日米軍司令部に感染者数を公表させるよう指示。菅氏の意向と知った同司令部は、基地別の公表に応じた。

 ここへきて、政権中枢のポスト安倍戦略には変化の兆しも見える。複数の政府関係者は、首相が「意中の人」としてきた岸田氏に見切りを付けたのではないかと指摘。石破氏を阻止したい首相周辺からは「菅氏も選択肢」との声も漏れる。

 首相は7月、月刊誌のインタビューで、菅氏について「有力候補の一人であることは間違いない」と明言。同時に「『菅総理』には『菅官房長官』がいないという問題がある」と、菅氏の「裏方」としての能力を評価してみせた。だが、ある政府高官は「菅氏はまんざらでもない。『俺は表だってできる』と思っている」と明かした。

 菅氏自身は首相後継について「全く考えていない」と繰り返す。一方で7月中旬以降、テレビなどの番組出演を重ね、地方経済を支える観光業を下支えすると力説。地方重視の姿勢は、党総裁選の行方を左右する地方票にも結び付く。党を押さえる二階俊博幹事長とも関係強化に余念がない。

 とはいえ、コロナ対応を誤れば菅氏も無傷ではいられない。次期総裁選びは今のところ、岸田、石破両氏の争いが軸となっており、菅氏が名乗りを上げるとしても、まだ先のことになりそうだ。

4266チバQ:2020/08/12(水) 15:27:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/a12deacb81ec48c45bb8da843e7b2b1cc6d1d826

岸田氏「発信力」強化に懸命 「ポスト安倍」へ巻き返し




8/12(水) 7:06配信


時事通信







インタビューに答える自民党の岸田文雄政調会長=4日、東京・永田町の同党本部
 自民党の岸田文雄政調会長が課題の「発信力不足」を克服しようと懸命だ。

 「ポスト安倍」の有力候補と目される岸田氏だが一般からの人気は伸び悩み、「次の首相にふさわしい人」の世論調査では石破茂元幹事長に水をあけられている。9月に想定される内閣改造・党役員人事を前にメディアへの露出度を増やすなど、巻き返しを図っている。

 「やりたいことを三つ言っている。新しい資本主義、デジタル田園都市、ソフトパワー外交」。岸田氏は8月に入り、テレビ番組出演やインタビューに積極的に応じている。自らの「政権構想」の一端を披露し、岸田カラーのアピールに余念がなく、9月には自身の基本政策をまとめた著書の出版を予定。被爆地広島が選挙区であることを踏まえ、核軍縮・不拡散をテーマにした書籍も企画中だ。

 「踏み込み不足」と言われてきた発言にも変化が出始めた。広島地裁が政府による援護対象区域外の原告を被爆者と認めた「黒い雨」訴訟判決を受け、3日の記者会見では対象区域について、「範囲の拡大はしっかり求めていかなければならない」と断言。21日には岸田派若手議員が広島市で開く勉強会で講演し、足場固めも図る。

 だが、党内からの岸田氏への視線は厳しさを増す。新型コロナウイルス対策の給付金をめぐっては、岸田氏が中心となってまとめた減収世帯への30万円支給案が世論の猛反発を浴び、二階俊博幹事長や公明党の主導で国民一律10万円給付に急転換。岸田氏の調整手腕に疑問符が突き付けられた。

 安倍晋三首相の選択肢には岸田氏への政権「禅譲」もあるとされる。しかし、岸田氏の評価が上向かない中、ある党幹部は「次が岸田氏でいいのか、首相は悩んでいる」と明かす。首相は月刊誌「中央公論」インタビューで、指導者に必要な資質に「情熱」を挙げた。岸田氏を念頭に奮起を求めたとみられる。

 当面の焦点は内閣改造・党役員人事での岸田氏の処遇。岸田氏は幹事長就任に意欲を見せ、岸田派中堅議員も「天下取りへのステップとして、幹事長は絶対に経験するべきだ」と指摘する。ただ、二階氏は幹事長続投に強い意欲を表明。内閣の要の菅義偉官房長官も二階氏を後押しする姿勢をにじませており、岸田氏の思いが首相に通じるかは見通せない。

4267チバQ:2020/08/16(日) 20:34:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/8876763f6b40a4cb11dd0a96b13e49eda99db070
安倍首相、残り任期占う改造人事 求心力に陰り、駆け引き活発化 二階・岸田氏焦点
8/16(日) 7:14配信

時事通信
 秋に予想される内閣改造・自民党役員人事は、来年9月末に党総裁任期切れを迎える安倍晋三首相の最後の人事になる可能性が高い。

 既に党内の駆け引きは活発化しており、求心力に陰りが指摘される首相がフリーハンドで臨めるかも、今後の政権の行方を占うポイントとなりそうだ。

 秋の人事について、政府関係者は「もう政権に体力はないから、骨格は変えられない」との見方を示す。骨格とは政権中枢の菅義偉官房長官、麻生太郎副総理兼財務相、党の要である二階俊博幹事長のことだ。

 収束の見えない新型コロナウイルス対応をめぐり、「後手」「迷走」などの批判を浴びてきた首相。与党の圧力による「10万円給付」への方針転換では威信低下も露呈した。自民党ベテラン議員は「首相は体調が良くないように見える。気力もなさそうだ」と表情を曇らせる。実際、12日に「黒い雨」訴訟で控訴したことを受け、首相が記者団に政府対応を説明した声は聞き取れないほど小さかった。

 人心一新で態勢立て直しを図ろうにも、こうした状況ではリスクを伴いかねない。二階氏を幹事長から外せば「何をするか分からない」(閣僚経験者)との危うさを指摘する声もある。二階氏は6月24日の首相を皮切りに、7月1日に菅氏、同2日に岸田文雄政調会長、同15日に麻生氏らと立て続けに会食し、留任へのアピールに余念がない。

 二階氏周辺は「続投は当たり前だ」と首相をけん制する。二階氏が留任した場合、政権安定を重視した守りの布陣との印象が強くなる。

 一方、「ポスト安倍」をうかがう岸田氏も幹事長の座を虎視眈々(たんたん)と狙う。7月30日には二階氏に対抗するかのように首相と会食し、じっくり意見を交わした。岸田派内からは「天下取りのため、幹事長は絶対に経験しないといけない」(中堅議員)との声が上がる。

 5日のテレビ朝日の番組に出演した岸田氏は、幹事長ポストへの意欲を問われると「あまり表立って何か言うのは控えないといけない」との表現で否定しなかった。

 ただ、発信力の弱さが改善されないことなどもあり、首相の意中の後継候補とされる岸田氏の評価は上向かないままだ。幹事長人事は、ポスト安倍選びに向けた首相の胸中を推し量るバロメーターにもなり得る。

4268チバQ:2020/08/16(日) 20:36:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b78454d1ba47ff8f72c121491e27d393ece9476
自民保守系グループ別々に靖国へ 総裁選へ稲田氏は足場に不安
8/15(土) 18:32配信

共同通信
 終戦の日を迎えた15日、自民党の保守系グループ「伝統と創造の会」と「保守団結の会」が別々に靖国神社を参拝した。団結の会は6月、伝統の会を率いる稲田朋美幹事長代行への不満から発足した経緯がある。党内保守系の溝が深まり、次期総裁選をうかがう稲田氏は足場に不安を抱える。

 伝統の会は元々、2005年の郵政選挙初当選組のうち保守色の濃い議員が06年に発足させた。ただ、会長を務める稲田氏が昨年、議員連盟「女性議員飛躍の会」をつくり、選択的夫婦別姓の議論など女性政策を推進。伝統の会の一部メンバーが疑念を強め、団結の会結成に至った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f7878a1a0260c2fa1bb92728ac0be65e45e91d93
小泉氏ら4閣僚が靖国参拝 現職4年ぶり、政権最多 安倍首相は玉串料
8/15(土) 16:26配信

時事通信
靖国神社へ参拝に訪れた小泉進次郎環境相=15日午前、東京都千代田区

 小泉進次郎環境相、高市早苗総務相、萩生田光一文部科学相、衛藤晟一沖縄・北方担当相の4閣僚が終戦記念日の15日、東京・九段北の靖国神社を相次いで参拝した。

 終戦の日の閣僚参拝は2016年以来4年ぶりで、安倍政権では最多。一方、安倍晋三首相は参拝を見送り、自民党総裁として代理人を通じ、私費で玉串料を奉納した。

 入閣前から毎年参拝してきた小泉氏は、環境省で記者団に「不戦の誓いは一衆院議員であろうと閣僚であろうと変わらない」と表明。高市氏は「どの国であれ、国のために命をささげた方をどうお祭りし、慰霊するかはそれぞれの国民が判断することだ」と語った。

 閣僚が参拝したのは、16年の高市総務相と丸川珠代五輪担当相(いずれも当時)以来。首相自身は13年12月を最後に参拝を控える一方、終戦記念日は毎年玉串料を、春秋の例大祭には祭具の真榊(まさかき)を納めている。

 首相は玉串料の奉納に当たり「今日の平和の礎となられた戦没者に心から敬意と感謝の念をささげ、み霊の平安と恒久平和を祈る」とのメッセージを代理人の高鳥修一自民党総裁特別補佐に託した。首相は15日、東京・三番町の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花。続けて政府主催の全国戦没者追悼式に参列し、式辞を述べた。

 閣僚以外では、自民党の下村博文選対委員長や稲田朋美幹事長代行、木原稔首相補佐官ら保守系議員が参拝。超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は新型コロナウイルス感染拡大を受け集団参拝を見送り、会長の尾辻秀久元参院副議長らが代表して参拝した。

4269チバQ:2020/08/16(日) 20:37:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/11899d9a1038c1a21832c68d76b1d53b374bdab2
茂木氏、手堅い外交手腕で存在感 「ポスト安倍」へ派内融和が鍵
8/15(土) 7:20配信

時事通信
外遊先のシンガポールからオンラインで取材に応じる茂木敏充外相=13日(外務省提供)

 自民党の「ポスト安倍」候補として、茂木敏充外相の存在感が増しつつある。

 外交分野でも持ち前の政策遂行力や交渉力を発揮。手堅い仕事ぶりに、安倍晋三首相ら政権幹部の信頼は厚い。ただ、茂木氏が会長代行を務める竹下派は、次期総裁選をめぐり「一枚岩」とは言い難い。派内融和が今後の鍵を握りそうだ。

 「行動制限もあったが、その分の成果もあった」。茂木氏は13日、訪問先のシンガポールでバラクリシュナン外相と会談し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で停滞するビジネス目的の往来再開を確認。その後、オンライン形式で記者団の取材に応じ、コロナ禍の中で今月から解禁した「対面外交」の意義を強調した。

 茂木氏は昨年、経済再生担当相として日米貿易協定の交渉に臨むと、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と渡り合い、評価を高めた。外相就任後は、新型コロナ対応をめぐり、在外邦人の帰国支援に奔走したほか、入国制限緩和に向けた協議を推進。首相は「ポスト安倍」候補の一人として、茂木氏の名前も挙げる。

 次期総裁選について、茂木氏自身は「外相の仕事に集中したい」と明言を避けるが、その言動には変化が見えるという。かつては周囲に求める仕事の厳しさから、批判的な声も多かったが、最近は「性格がマイルドになった」(外務省関係者)と評判だ。

 他派閥との連携も意識する。先月31日には、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相と東京都内の日本料理店で会食。党関係者によると、麻生氏は総裁候補として「茂木氏を高く評価している」という。

 一方、茂木氏にとって次期総裁選に向け、最大の課題は身内である竹下派内の掌握だ。

 2018年の総裁選で同派は対応が割れた。首相支持を主導した茂木氏に対し、石破茂元幹事長を推したのは派内に今なお影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長。党参院幹部によると、両者間のしこりは残ったままで、現在も疎遠な関係が続いているという。

 同派では加藤勝信厚生労働相も「ポスト安倍」候補に取り沙汰される。将来の独自候補として、小渕優子元経済産業相に期待する声も根強い。派閥幹部は「茂木氏が総裁選に出馬すれば、派内の対応は必ず割れる」と危惧する。

 「青木氏との関係を変えるには、茂木氏本人が頭を下げるなりして理解を求めるしかない」。茂木氏に近い同派中堅はこう指摘した。

4270チバQ:2020/08/16(日) 20:37:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/62181422f1e91f2e1598b5ad776c1af6d1df6e22
首相、影響力保持に腐心 「ポスト安倍」へ対応焦点 連続在職単独1位へ〔深層探訪〕
8/15(土) 8:30配信

時事通信
 安倍晋三首相の連続在職日数が24日、大叔父の故佐藤栄作元首相(2798日)を抜いて歴代単独1位となる。新型コロナウイルス感染拡大や急速な経済悪化など相次ぐ難題にうまく対処できず、長期政権の緩みも露呈して求心力は低下。退陣後を見据え、「ポスト安倍」選びを通じて影響力をどう保持するかに腐心する。最後は政権の体力を失い、後継者を指名できなかった佐藤首相の轍(てつ)は踏みたくないところだ。

 ◇「石破氏以外なら」
 「石破(茂・元自民党幹事長)でなければ誰でもいい。菅(義偉官房長官)でもいい」。ポスト安倍をめぐる首相の心境を、側近はこう明かす。首相の意中の候補は、信頼を置く自民党の岸田文雄政調会長であることは半ば公然の事実だったが、党内外で岸田氏への支持は広がらない。首相の迷いを証言するのは、この側近だけではない。

 首相の党総裁3期目の任期は来年9月末まで。党則は連続4選を認めておらず、首相もルールの変更を繰り返し否定する。党内では既に次期総裁レースの前哨戦が始まっている。

 これまでのところ、現政権の基本路線を引き継ぐ岸田氏と、政権批判を隠さない石破氏の争いが軸。ここへきて、岸田氏への事実上の「禅譲」を狙った首相の戦略に狂いが生じており、菅氏ら「第3の候補」が急浮上する可能性も取り沙汰されている。実際、菅氏については「やる気を感じる」(政府関係者)との声も漏れる。

 首相の出身派閥で最大勢力の細田派(98人)も一枚岩ではない。西村康稔経済再生担当相、下村博文選対委員長、稲田朋美幹事長代行が総裁選出馬に意欲を示し、首相の意向で派内がまとまるかは見通せない。首相は後継候補に誰を指名するのか、あるいは意思表示をしないのか。首相の対応は派内、ひいては党内への影響力を測るバロメーターともなり得る。

 ◇佐藤氏は後継指名できず
 「後継者は育てるものではなく、育ってくるものだ」。首相は6月18日の記者会見でポスト安倍について聞かれた際、佐藤政権に言及。後継候補の田中角栄、福田赳夫両氏らについて「(佐藤氏が)育てたかと言えば、まさにその人たちを活用する中で、彼らは切磋琢磨(せっさたくま)しながら、地位を生かしてチャンスをつかんだ。私も育てるより、活用させてもらう」と語り、先例を強く意識していることをうかがわせた。

 実際、佐藤首相は晩年、求心力を失い、意中の福田氏を後継指名できなかった。長期政権への「国民の飽き」に加え、2度にわたるニクソン・ショックで外交も行き詰まり、沖縄返還を花道に退陣。自民党は田中氏を次期首相に選んだ。

 こうした歴史を繰り返したくない安倍首相にとって、長く続いた「1強」体制への党内外の批判や不満は気掛かりだ。「身内」の岸田氏ですら、7月4日のラジオ番組で「長期政権のおごり、飽きがあるのではないかということについては謙虚に受け止めなければならない」と苦言を呈した。

 首相が政権立て直しに向け、衆院解散・総選挙や内閣改造・自民党役員人事にどう臨むのか。ある党幹部は、佐藤氏の記録を塗り替える24日に注目する。「首相はそこを区切りに考えていると思う。そこからどうするかだ」と指摘した。

4271チバQ:2020/08/16(日) 20:37:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a409f585b2de238c003df436c99bc5f5f47e505
二階、菅氏の接近鮮明 自民総裁選で連携か
8/15(土) 7:20配信

時事通信
政府・与党連絡会議に出席するため、首相官邸に入る自民党の二階俊博幹事長=3日、東京・永田町

 自民党の二階俊博幹事長と菅義偉官房長官の接近ぶりが目立ってきた。

 互いに政治家としての手腕を高く評価する発言を繰り返し、地方創生を掲げ9月に発足する議員連盟の呼び掛け人に共に名を連ねた。党と内閣の要をそれぞれ担う実力者は、安倍晋三首相の後継を選ぶ次期総裁選での連携を視野に入れているとの見方も出ている。

 「政局観、政治観がずばぬけている。内閣として本当に頼りになる幹事長だ」。菅氏は7月30日のCS番組で、二階氏をこう絶賛。二階氏も7日放送のBS番組で、菅氏に「立派な指導者として活躍している」と賛辞を贈った。

 二階氏は元和歌山県議、菅氏は元横浜市議で、共に地方議員出身という共通項を持つ。菅氏は7日発売の月刊誌で「『地方創生』を抜きにして日本の発展はあり得ない」と力説、こうした認識を共有できる政治家として二階氏の名を挙げた。二階派関係者も、二階氏の胸中を「菅氏は『同じ言語で話せる政治家』という認識だろう」と代弁しており、両氏の関係は今や「蜜月」に見える。

 両氏の利害が重要局面で一致したのが、昨年9月の自民党役員人事だ。首相は早くから自身の「後継」と見定めていた岸田文雄政調会長を二階氏に代えて幹事長に据えようとしたが、二階氏側が反発。二階氏の「政権の重し」としての役割を重視する菅氏もこの人事案に反対し、最終的に二階氏続投で落ち着いた経緯がある。

 首相の総裁任期は残り1年余りとなり、石破茂元幹事長と岸田氏の争いが前哨戦の様相を呈しているが、いずれも支持に広がりを欠く。こうした中、菅氏は「第3の候補」として存在感を増しつつある。実際、二階派議員は、菅氏が後継争いに名乗りを上げれば二階氏が支持に回るとの見方を示し、「『菅首相』なら二階氏は幹事長続投だ」と期待を隠さない。

 その二階氏は「ポスト安倍」争いでキーマンと見なされ、石破氏も岸田氏も秋波を送る。老練な二階氏は石破氏に「最も経験豊かな政治家だ。期待の星の一人だ」、岸田氏には「前途洋々だ。次に期待する」と好意的なメッセージを発して選択肢を自ら狭めず、党内情勢を見極める構えだ。

 二階氏と菅氏は、9月に設立される「地方創生・未来都市推進議員連盟」で行動を共にする。最大派閥の細田派を率いる細田博之元幹事長、麻生派の鈴木俊一総務会長ら重鎮に加え、二階氏側近の林幹雄幹事長代理、菅氏に近い森山裕国対委員長らも参加。総裁選の行方を左右する全国の党員に、注目の2人が「地方重視」を印象付ける場となりそうだ。

4272チバQ:2020/08/16(日) 20:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd196622013204f17bcbcaefd4db3a7adf4cabc8
石破氏が故・吉田博美氏に誓った「総裁選リベンジ」 党内基盤の弱さに周辺は焦りも
8/10(月) 11:22配信

西日本新聞
吉田博美氏の事務所前で手を合わせる石破茂氏(中央)=8日、長野県松川町

 自民党の石破茂元幹事長は8日、昨年10月に死去した吉田博美前参院幹事長の初盆に合わせ、吉田氏の地元の長野県で講演した。吉田氏は2018年の前回総裁選で石破氏「善戦」の原動力となった人物。故人に次期総裁選でのリベンジを誓った石破氏だが、課題の党内基盤の弱さは克服されず、周辺からは焦りの声も上がる。

【画像】吉田博美氏をしのび、講演する石破茂氏=8日、長野県喬木村

 「『閣僚に』と声が掛かっても他に譲り、大勢から感謝される、まれな政治家だった」。8日午後、長野県喬木村のスポーツ施設。登壇した石破氏は、吉田氏の支援者ら約100人を前に故人をしのんだ。

 同日午前には同県松川町にある吉田氏の事務所前で手を合わせ、7日には東京都内で墓参。「未来永劫(えいごう)続く政権はない。一昨年よりもさらに国家国民、党のために役に立てる自分であらねばならない」と記者団に語り、次期総裁選への意欲をにじませた。

 吉田氏は参院自民を束ねる「ドン」と呼ばれた。安倍晋三首相に近かったが、18年9月の総裁選では、先代の「ドン」である自民党の青木幹雄元参院議員会長の意向を受け、所属する竹下派参院側を石破氏支持でまとめた。石破氏の国会議員票は73票。石破派中堅議員は「みっともない票だったら『ポスト安倍』の資格を失っていた」と吉田氏への恩義を口にする。

 それから2年。首相の求心力が低下する中、世論の期待を背景に石破氏は存在感を維持。石破氏を「期待の星の一人だ」と持ち上げた二階俊博幹事長に続き、菅義偉官房長官も7日、「総裁候補に名乗りを上げるということは(党内で)そういう評価をされているのではないか」と発言した。

 ただ党内基盤の弱さは隠せない。今回の墓参や講演でも、石破派幹部が竹下派参院側に同席を打診したが断られた。竹下派参院側幹部は「竹下派には茂木敏充外相ら『ポスト安倍』候補もいる。現段階で一緒には動けない」と手厳しい。

 最大のライバルと目される岸田文雄政調会長は、麻生太郎副総理兼財務相ら実力者との会食を着々と重ねる。「党内の支持拡大に一層力を入れなければ置いていかれる。もう吉田さんはいないのだから」。石破派のベテラン議員は焦りを募らせる。 (湯之前八州)

4273チバQ:2020/08/17(月) 19:30:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200817k0000m010247000c.html
首相の体調は「本当に大丈夫なのか」 検査で広がる健康不安説
2020/08/17 19:20毎日新聞

首相の体調は「本当に大丈夫なのか」 検査で広がる健康不安説

慶応大病院での検診を終え、私邸に戻る安倍晋三首相=東京都渋谷区で2020年8月17日午後6時16分、竹内紀臣撮影

(毎日新聞)

 安倍晋三首相が17日に東京・信濃町の慶応大病院で検査を受けたことを巡り、政府・与党からは首相の体調を懸念する声が出ている。首相は新型コロナウイルス対応でまとまった休みが取れておらず、周辺は「疲れがたまっているだけ」と健康不安説を打ち消すが、自民党内からは「体調が心配だ」などと不安の声も漏れる。

 首相は第1次政権時の2007年7月の参院選で大敗後、持病の潰瘍性大腸炎が悪化し、任期途中の同年9月に辞任した。この時に入院したのも慶応大病院だったが、その後は治療薬の効果もあり、健康に問題はないとされている。

 自民党幹部は検査について「念には念を入れてのことだ。心配ない。また首相が表に出てくれば、健康不安説はなくなっていく」と話した。西村康稔経済再生担当相も17日の記者会見で「首相は体力・気力とも充実しているとの認識をずっと持っている」と語った。

 首相の健康を巡っては、写真週刊誌「FLASH」で、7月6日に吐血した情報があると報じられた。菅義偉官房長官は8月4日の記者会見で「私は連日お会いしているが、淡々と職務に専念している。全く問題ないと思っている」と首相の健康悪化説を否定した。

 一方、自民党の甘利明税制調査会長は16日のフジテレビの番組で「ちょっと休んでもらいたい。数日でもいいから強制的に休ませなければならない」と指摘した。党内からは「普通、リーダーに休むべきだなんてことは言わない。首相側近の甘利さんが殊更に休んでほしいというなんて、本当に大丈夫なのだろうか」(中堅議員)と、首相の健康状態を不安視する声も上がる。【花澤葵、東久保逸夫】

4274チバQ:2020/08/17(月) 19:31:16
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-pol2008130002.html
【ポスト安倍の条件】石破茂氏 最大の懸念は「外交軽視」 回りくどい話しぶり…鳩山由紀夫元首相と同じ轍?
2020/08/17 17:15夕刊フジ

【ポスト安倍の条件】石破茂氏 最大の懸念は「外交軽視」 回りくどい話しぶり…鳩山由紀夫元首相と同じ轍?

石破茂氏

(夕刊フジ)

 報道機関の世論調査で、自民党の石破茂元幹事長は「ポスト安倍」として支持が高い。与党支持率が低調なら、田中角栄元首相の後を三木武夫元首相が継いだ「椎名裁定」の再現もあり得る。

 ところが、自民党の支持率は高く、安倍晋三首相への批判はモリカケ問題とか、新型コロナウイルス対策での漠然とした不満だけである。党内野党に徹し、選挙のときですら味方を背後から攻撃し続けた石破氏が後継者では、与党支持層の大半は行き場がなくなってしまい、理不尽だ。

 最大の懸念は、石破氏の「外交軽視」である。

 石破氏は国際経験が乏しく、もっと自ら外遊して海外の要人と会ったり、彼らが集まるスイスのダボス会議などに出かけて、英語でスピーチなどをすべきである。

 回りくどい話しぶりも良くない。ドナルド・トランプ米大統領には、韓国の文在寅(ムン・ジェンイ)大統領と同じように嫌われ、日本の国益を守れないだろう。

 最近の月刊「正論」(9月号)のインタビューで、「(米国を取るか、中国を取るか)単純な二者択一」は許されないとか、米軍普天間飛行場の移設問題で「他の解(代替案)を見つける努力をすべき」と発言していたが、民主党の鳩山由紀夫元首相と同じ轍を踏みかねない。

 中国の民主化を厳しく主張しつつ、習近平国家主席の「国賓」招請に賛成というなど、多分に「口だけ番長」チックだし、誤ったメッセージを避ける慎重さに欠ける。

 地方振興が看板だが、個別の地域が隙間狙いで田舎らしさを生かせば成功するという「里山資本主義」では、いくつかの成功例はつくれても地方衰退という流れの挽回にならない。だらからこそ、地方創生相として期待に応えられなかった。

 師である竹下登元首相を代表とする地方政治家的な発想では、その場しのぎのカンフル剤にしかならない。地方での選挙応援に熱心だから、票集めに協力する人は多いが、彼らに聞いても評価が高いわけでない。また、杉村太蔵元衆院議員からマクロ経済政策についての知識不足を批判されて話題になった。

 憲法第9条については、現行憲法の解釈でも改正問題でも、安倍首相よりタカ派的といえる。自民党幹事長時代、集団的自衛権を容認した場合の自衛隊の活動範囲について、「地球の裏側でも排除はしない」という考えを披露した。現実性に欠ける一方、野党や自称リベラル系マスコミは「反安倍」というので現時点では利用しているが、首相になったら容赦するはずがない。(評論家・八幡和郎)

4275チバQ:2020/08/18(火) 01:09:06
言わなきゃいいのに
https://www.chunichi.co.jp/article/105836

野党「体調を注視する」 安倍首相の病院受診で

2020年8月17日 11時22分 (8月17日 11時46分更新)��会員限定

 安倍晋三首相の慶応大病院受診について、野党からは17日「首相の体調がどうなのか注視する必要がある」(立憲民主党幹部)との声が出た。首相周辺は「通常の健康チェックだ」としている。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は国会内で記者団に「検査だと聞いている。体調が悪いのであれば、静養して一日も早い回復を祈念する」と述べた。

 野党国対幹部は取材に「新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、政治的な空白を生むべきではない」と指摘。立民の若手議員は「もし本当に体調が悪いのであれば、首相は交代するべきだ」と述べた。

4276チバQ:2020/08/18(火) 17:25:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/3caeb9c00d259fb7df19d01f0c8428b6cb704ed6
「淡泊」岸田氏、殻破れるか ポスト安倍の存在感発揮に焦り
8/17(月) 14:27配信


イメージ(写真と本文は直接関係ありません)
 安倍晋三首相が後継にと望む筆頭候補でありながら、存在感がなかなか高まらず苦しむ自民党の岸田文雄政調会長。ライバルたちの動向に焦りを深め、ようやく「慎重居士」を払拭(ふっしょく)して発言をとがらせ、党内で賛否が交錯する課題の調整にも汗をかき始めた。首相との良好な関係が崩れれば命取りとなるだけに、独自色発揮のさじ加減には神経を使っているようだ。

 4日夜、都内のフランス料理店。「ポスト安倍」レースの行方を左右する一人、麻生太郎副総理兼財務相に向き合い、岸田氏は「力を貸してください」と頭を下げた。首相の党総裁任期まで1年余り。改めて次期総裁選への熱意を訴えた岸田氏に対し、麻生氏は「もうちょっとアピールしねえと、人も集まってこねえぞ」。従来の助言を念押しした。

 麻生氏が徹底的に支えてきた首相も「リーダーには情念が大事なんだ」と話し、岸田氏に淡泊な言動から脱皮するようけしかける。2人の言葉が響いているのか、5日のテレビ番組で岸田氏は率直に語った。「自分が何をしたいのか、しっかり出していかなければいけない。分かりやすく思いを訴えるように、努力している」

 首相からの後継指名を錦旗とし、首相の出身派閥である細田派、自身が率いる岸田派、麻生氏が領袖(りょうしゅう)の麻生派を核に党内多数派を形成し、一気にトップをつかむ-。この必勝シナリオを首相と温めてきた岸田氏の視界は今、不良と言える。

 「次の首相」を問う世論調査では、下位に低迷。新型コロナウイルス対策でも、首相と合意していた「収入減世帯対象の30万円給付」案を与党内の反対に遭ってあえなくひっくり返された。

 対照的に、世論の支持が堅調な石破茂元幹事長は最近、二階俊博幹事長の懐に飛び込むなど党内の支持拡大になりふり構わない。一時期は「ポスト安倍」から脱落したとみられていた菅義偉官房長官もメディア露出を増やしており、求心力を完全復活させた形だ。「この難しい時代に、剛腕でない岸田さんでは心もとない」との空気が、細田派などに広がりつつある。

   ■ 

 「人は人。自分の特徴を大事にしたい」と、気にするそぶりを見せない岸田氏だが、実際には「よほど、尻に火が付いている」(自民関係者)。それを裏付けるように、言動には変化が目立つようになった。

 7月にはNHKの討論番組で、観光支援事業「Go To トラベル」を巡る政府方針の変更をいち早く発信。党外交部会などが中国・習近平国家主席の国賓来日中止を求める決議案をとりまとめた際も、親中派の二階氏らを押し切って議論を先導してみせた。自ら政府や党の幹部を夜の会合に誘い、杯を交わして関係を築き固めようとする場面も多い。

 ただ、岸田氏の言動はあくまでも「首相が後見人」の範囲内にとどまらざるを得ない。次の人事でのステップアップに執念を燃やそうにも、党内多数派のひんしゅくを買ってしまっては逆効果。難しい立ち位置に、岸田派幹部は「首相と一蓮托生(いちれんたくしょう)でいくしかない。他に選択肢はないんだから」と自らに言い聞かせる。

(河合仁志)

4277チバQ:2020/08/20(木) 10:27:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ffff2400f720c48c9b36e79e027b11fa7ddbbd0
自民・秋本真利議員秘書、有権者にマスク配布 公選法抵触の恐れ
8/20(木) 6:00配信




秋本真利議員=千葉県庁で2014年11月20日、渡辺暢撮影
 新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が出ていた4〜5月ごろ、自民党の秋本真利議員(衆院千葉9区)の秘書が、選挙区内の有権者に対し使い捨てマスクを配布していた。毎日新聞の取材で明らかになった。秋本議員側は政党支部としての「適正な政党活動」と主張しているが、専門家からは「公職選挙法に抵触する可能性がある」との指摘が出ている。

 同選挙区内に住む70代の男性によると、秋本議員の男性秘書が4月末ごろ、自宅を訪問。「こういうご時世ですのでマスクを持参しました」などと話し、茶封筒を手渡された。封筒の中には、使い捨てマスクが7枚入っていた。

 男性は後援会などには入っていないが、昨年末に秋本議員を囲む会合に参加したことがあった。取材では他に5月初めに選挙区内の医療機関にもマスクが郵送されていたことが確認できた。

 秋本議員の国会事務所に対し事実確認を求めたところ、同議員が支部長を務める「自民党千葉県第9選挙区支部」から書面で回答があった。「(新型コロナの)感染拡大阻止という公衆衛生の見地から、9区支部で入党して頂いている方等に債務の履行としてマスクを配布したものだ」と答えた。

 秋本議員は現在3期目の45歳。国土交通政務官などを務めた。【川崎桂吾】

4278チバQ:2020/08/20(木) 10:28:15
俺にもマスクくれ!w

4279チバQ:2020/08/20(木) 21:59:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008200022.html
秋元容疑者所属の二階派幹部「推移見守る」 自民内に影響「不可避」の声も
2020/08/20 18:34産経新聞

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件に絡んだ証人買収事件で再逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)が特別会員として所属する自民党二階派(志帥会)の幹部は20日、「再逮捕は驚いた。容疑が事実なら重いが、有罪が確定していない以上は、これまで通り推移を見守るしかない」と語った。

 秋元容疑者は20日午前、別の派閥幹部に電話をかけ、証人買収事件に絡み東京地検特捜部が近く秋元容疑者を聴取するとの報道について「ご迷惑をおかけしている。報道にあるようなことは一切ない」と説明していた。

 一方、自民党中堅議員は秋元容疑者について「すでに離党しており、党とは関わりはない。議員としてきちんと説明すべきだ」と述べた。その上で、二階派について「前回の逮捕後も籍を置かせていたのは節操がなさすぎる。影響は避けられない」とも語った。

 秋元容疑者は昨年12月の逮捕直後に自民党を離党したが、二階俊博幹事長率いる二階派に所属したままとなっている。

4280チバQ:2020/08/20(木) 22:05:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20200820k0000m040234000c.html
「信じてたのに」支援者ショック 「焦りの表れか」「ただ、ため息」 秋元容疑者逮捕
2020/08/20 21:12毎日新聞

「信じてたのに」支援者ショック 「焦りの表れか」「ただ、ため息」 秋元容疑者逮捕

東京拘置所に入る衆院議員の秋元司容疑者を乗せたと見られる車両=東京都葛飾区で2020年8月20日午後7時32分、竹内紀臣撮影

(毎日新聞)

 カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で身の潔白を訴えてきた衆院議員、秋元司容疑者(48)が20日、東京地検特捜部にまたも逮捕された。保釈から半年。自身が裁判で有利になるように「虚偽証言」を働き掛けた疑いで再び拘置所に収容されるというまさかの事態に、支援者たちは「無罪を信じていたのに、ショックだ」と失望の声を上げた。

 東京都江東区にある秋元議員の地元事務所には20日夕、特捜部の係官が家宅捜索に入った。事務所は店舗やマンションが並ぶバス通り沿いのビルにあり、窓や出入り口はシャッターやブラインドが下ろされていた。事務所に出入りしたことがあるという支持者の男性は「ここまで危ないことをする議員だとは思っていなかった」とつぶやいた。

 秋元議員は大学在学時から政治家を目指し、小林興起・元衆院議員の事務所で学生秘書として活動。2004年、国政初挑戦の参院選比例代表で当選した。落選の憂き目も見たが、再起して17年に副内閣相と副国土交通相に就任。たたき上げの政治家として活躍する傍ら、パチンコやエンターテインメント業界などとのつながりを深め、「素性の悪い企業との付き合いがある」「金集めに特に熱心」との評価も付きまとった。

 だが、政治家人生は19年12月に暗転する。自身が力を注いできたIR事業を巡り、参入を目指していた中国企業から賄賂を受け取ったとして収賄容疑で逮捕され、再逮捕を経て計50日間、身柄を拘束された。

 それでも一貫して無罪を主張。20年2月に保釈されると、記者会見を開いて「特定の事業者のために便宜を働くようなことは断じてない」と身の潔白を訴え、政治活動を再開させた。インターネット上に、駅周辺でフェースシールドを着けて演説する姿や政治についての解説動画を投稿し、7月には東京都内で政治資金パーティーを開いた。

 ただ、一部の支援者たちは、保釈後の秋元議員の行動に「違和感」があったようだ。選挙運動を支援していた地方議員の男性は「選挙にも勝たなければならないし、もう一度、政治人生を立て直そうと思って行動していたのだろうが、焦っているようにみえた。今回の事件もその表れではないか」とみる。

 3度目の逮捕となった証人買収事件で、特捜部は、IR汚職事件で収賄罪に問われた秋元議員が自身が有利になるよう、贈賄側の被告に虚偽供述を働き掛けたという構図を描く。「証人買収の指示なんて、あり得ない。秋元議員は普通とは感覚が違うのだろう」。ある検察幹部は、現職の国会議員が3度逮捕された異例の事件をそう評した。

 秋元議員は日ごろ、地元で開かれるイベントに頻繁に顔を出していた。地元の後援会関係者は「祭りやラジオ体操にも駆けつけていて、若くて期待していた。逮捕のニュースをみて、ただ、ため息しか出なかった。こんな人を応援していたと思うと、悔しい」と声を落とした。【国本愛、五十嵐朋子、遠山和宏】

4281チバQ:2020/08/20(木) 22:06:03
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr2008200024.html
秋元容疑者「議員と思えぬ裏人脈」 逃亡のコンサル男と接触か
2020/08/20 20:49産経新聞

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件に続き、証人買収事件でも逮捕された衆院議員、秋元司容疑者(48)。資金力のある支援者に囲まれ、献金や政治資金パーティーの収入は多く、政党支部、後援会とも多い年で1億円前後の収入がある。一方、他の国会議員が距離を取るような人物とも親密につきあうことでも有名だった。ある支援者は「地縁のない選挙区で票と資金をがむしゃらに集めてきた。ブラックマネー(汚い金)もいとわず、脇が甘いところがある」と話す。

 秋元容疑者は昨年12月、IR汚職事件で、事業参入を目指す中国企業「500ドットコム」側から現金などの供与を受けたとして、収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された。今年2月3日までに総額約760万円相当の賄賂を認定され起訴された。

 同月12日に保釈されると、14日に記者会見を開き「起訴された事実すべてを否認して無罪を主張していく」と強調。起訴段階で認定された賄賂のうち、平成29年9月に衆院議員会館で受け取ったとされる現金300万円については「そもそも贈賄側とは(渡したとされる日に)会っていない」と訴えていた。

 関係者によると、秋元容疑者は保釈後、支援者だった会社役員、淡路明人容疑者(54)や、逮捕状が出ながら行方が分かっていないコンサルタント会社経営の男と複数回、面会していたとみられる。淡路容疑者は独自の暗号資産(仮想通貨)を連鎖販売取引(マルチ商法)で販売していた会社を経営していたことがあり、会社経営の男も幅広く事業を手がける。2人を知る人物は一様に「(2人とも)資金力がある」と話す。

 淡路容疑者は佐藤文彦容疑者(50)と共謀し、IR汚職事件の贈賄側である中国企業「500ドットコム」元顧問、紺野昌彦被告(48)に接触。紺野被告らが300万円を渡したと供述している29年9月に「会っていないことにしてほしい」と持ちかけた疑いがもたれている。

 関係者によると、淡路容疑者は特捜部の調べに「(買収は)秋元容疑者に依頼された」と話しているといい、秋元容疑者の逮捕につながったもようだ。特捜部は今後、面会時の会話など、秋元容疑者の関与について捜査を進めるとみられる。

 特捜部は紺野被告だけでなく、「500」社元顧問、仲里勝憲被告(48)の買収工作についても秋元容疑者の関与がないか捜査を続けている。会社経営の男は那覇市の会社役員、宮武和寛容疑者(49)と共謀し、仲里被告に同趣旨で、現金の支払いを申し込んだ疑いがもたれている。

 関係者によると、宮武容疑者が仲里被告に提供しようとした現金は、会社経営の男が用意したという。宮武容疑者と秋元容疑者を会社経営の男がつないだ疑いがある。

 秋元容疑者をよく知る人物は「国会議員とは思えないほど、裏の人脈はすごい。資金力のある支持者を集めて、互いに利用しあう関係なのだろう。犯罪行為を上塗りするとは驚いた」と話した。

 

■IR汚職事件

 日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への参入を目指す中国企業「500ドットコム」側から賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は令和元年12月25日、収賄容疑で秋元司容疑者を、贈賄容疑で同社側の3人を逮捕。

 特捜部は、議員会館での現金提供や北海道留寿都村への旅費負担、中国旅費負担など計約760万円相当の賄賂の授受があったとして、秋元容疑者らを起訴した。秋元容疑者は無罪を主張し、今年2月の保釈後に議員活動を再開。公判日程は未定だが、贈賄側は26日に初公判がある。

■証人等買収罪

 刑事事件で、うその証言や証拠隠滅をしてもらう報酬として、事件の関係者に金銭を提供する行為を処罰する組織犯罪処罰法の規定。相手が受領しなくても、提供を申し込めば対象となる。法定刑は2年以下の懲役または30万円以下の罰金。平成29年に「テロ等準備罪」の趣旨などを盛り込んで組織犯罪処罰法を改正した際に新設された。

4282チバQ:2020/08/20(木) 22:06:28
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008200033.html
【動く「ポスト安倍」の夏・派閥編】石原派 誰を支持 思惑絡む幹部
2020/08/20 20:19産経新聞

【動く「ポスト安倍」の夏・派閥編】石原派 誰を支持 思惑絡む幹部

(産経新聞)

 過去に2度、自民党総裁選に出馬した石原派(近未来政治研究会、11人)会長の石原伸晃は、次の総裁選には出馬しない意向を周囲にこう明言している。

 「今回は俺の番じゃないと思っている」

 「ポスト安倍」を狙う政調会長の岸田文雄や元幹事長の石破茂と同じ昭和32年生まれの石原は、元防衛相の中谷元を含めた4人で「四季の会」を結成し、定期的に食事を共にする間柄だ。

 岸田や石破と関係の深い石原は、次期総裁選をめぐり、派の態度を明確にしていない。ただ、派の幹部は平成24年の総裁選で、岸田が石原の推薦人を務めたことに触れ「石原会長はあの時の恩を相当感じている」と語り、岸田支持になるとの見方を示す。

 石原は首相の安倍晋三とも近く、派は30年の前回総裁選で安倍を支持した。しかし、支持表明は党内7派のうち最も遅くなり、出遅れ感は否めなかった。

 背景には、党内最少派閥の派が抱える複雑な事情がある。最高顧問を務める元副総裁の山崎拓は「反安倍」を鮮明とし、前回の総裁選では一騎打ちを演じた石破を正面から支持した。

 「石破政権ができた暁には、みなさんよろしく」

 山崎は昨年12月、東京・赤坂の中華料理店に集まった石破らを前に、上機嫌でこうあいさつした。石原の意向と関係なく、石破への傾倒は逆に強まっている。

 一方、派で座長を務める国対委員長の森山裕は、幹事長の二階俊博や官房長官の菅義偉ら、現政権を支える主要幹部と関係を密にする。仮に菅が次期総裁選に名乗りを上げた場合、森山は支援する可能性もある。派の議員は「森山さんが何を考えているかが重要だ」と複雑な胸の内を明かす。

 山崎の影響力など複雑な事情が絡み合う中、総裁選の対応は、派の今後を左右する。近年の内閣改造では一人の入閣者も出せない状態が続いているだけに、幹部は「うちみたいな小さな派閥が選択を間違えると吹き飛んでしまう」と肩をすくめる。

 石原と事務総長の坂本哲志は、若手議員との会合を重ね、派の結束に余念がない。今月6日には東京・六本木のレストランで、派全体を対象とした会合も開いたが、総裁選にどう臨むか、まだ明確な方向性は定まらない。

 石原の叔父で俳優の故・石原裕次郎が設立した石原プロモーションは7月、来年1月に解散することを発表した。石原プロの俳優は、衆院選のたびに石原の選挙応援に駆けつけるなど、強力なバックアップ態勢を敷いてきた。

 「ポスト安倍」をめぐり、幹部の思惑がすれ違う政界の石原派はどうなるのか。混沌(こんとん)とする情勢を前に、ある若手は「態度を明確にせず、柔軟性を持ってやっていく」と語るが、不安な表情は隠さない。(今仲信博)=敬称略

4283チバQ:2020/08/21(金) 11:49:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/d04da08b6feb99c491632565d6bb96474a25e936
公判控える現職衆院議員が買収工作関与か 秋元容疑者逮捕 前代未聞の事態に
8/20(木) 20:34配信




家宅捜索が行われる秋元司衆院議員の事務所前に集まった報道陣=東京都江東区で2020年8月20日午後5時35分、西夏生撮影
 カジノを含む統合型リゾート(IR)汚職を巡る証人買収事件で、贈賄側の被告に虚偽証言を依頼した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は20日、衆院議員の秋元司容疑者(48)=収賄罪で起訴=を、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の疑いで逮捕した。自身の公判を控える現職国会議員が、保釈中に自ら事件関係者への買収工作に関わった疑いが浮上する前代未聞の事態に発展した。

【写真】2月に保釈された秋元議員

 逮捕容疑は、いずれも証人等買収容疑で逮捕された会社役員の佐藤文彦(50)、淡路明人(54)の両容疑者と共謀し、IR参入を目指していた中国企業「500ドットコム」元顧問の紺野昌彦被告(48)=贈賄罪で起訴、保釈中=に、公判で虚偽の証言をする報酬として、6月27日に那覇市のホテルで現金1000万円、7月22日に現金2000万円の提供を持ちかけたとしている。特捜部は東京都江東区にある秋元議員の事務所などを家宅捜索した。

 秋元議員は2019年12月にIR汚職事件で逮捕され、起訴された後、20年2月12日に保釈された。IR担当の副内閣相などを務めていた17〜18年に計約760万円相当の賄賂を受け取ったとされ、うち300万円は、衆院解散当日の17年9月28日、議員会館の事務所で、紺野被告と、ドットコム社元顧問の仲里勝憲被告(48)=同=から受け取ったとされる。紺野、仲里両被告は現金提供を認めているというが、秋元議員は授受そのものを否定していた。

 関係者によると、淡路容疑者は秋元議員の支援者。秋元議員の保釈後も定期的に食事をするなど面会していたといい、特捜部に対して秋元議員の関与を認める供述をしているという。

 仲里被告には、会社役員の宮武和寛容疑者(49)が面会し、虚偽証言を依頼した疑いで逮捕されている。面会には、秋元議員の知人でコンサルタント会社経営の男性が同席していた。特捜部は、秋元議員が淡路容疑者やこの男性を通じ、紺野、仲里両被告の主張を覆す働き掛けを背後で指示したとみて調べる。特捜部は男性の行方も追っている。

 秋元議員は国会議員秘書を経て04年の参院選比例代表で初当選。12年の衆院選で比例復活して国政に復帰し3期目。IR汚職事件で自民党を離党した。取材に「証人買収なんてやるわけがない。何もしていない」と関与を否定していた。

 紺野、仲里両被告の初公判は26日にあり、秋元議員の公判日程は未定。【金寿英、志村一也、二村祐士朗】

4284チバQ:2020/08/21(金) 22:46:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020081900740&g=pol&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb
安倍首相、「病状深刻」見方強まる 公務復帰も入院促す声
2020年08月19日17時27分


 安倍晋三首相の健康状態をめぐり、持病の潰瘍性大腸炎が深刻化しているとの見方が19日、政府・与党内で強まった。首相は17日に慶応大病院で長時間の検査を受けており、自民党幹部は「病状は相当重いようだ」と指摘。一定期間入院し、体調を回復させるよう促す声が出ているが、首相は職務続行に意欲を示した。

 首相は19日午後、3日間の休暇を終えて公務を再開。首相官邸に入った際、記者団の問い掛けにマスクを外して淡々と応じ、「体調管理に万全を期すため検査を受けた。これから再び仕事に復帰し、頑張っていきたい」と述べた。「休養を勧める声もある」との追加の質問には答えなかった。
 この後、面会した側近の萩生田光一文部科学相が体調を尋ねたのに対しても、首相は「大丈夫だ。責任を持ってしっかり陣頭指揮を執りたい」と強調した。

4285チバQ:2020/08/25(火) 10:26:34
3052 :チバQ :2020/08/25(火) 10:26:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd097378268ff1b6f972b652d4d2088058c4eee3
行田邦子氏が自民に入党/埼玉県
8/24(月) 21:56配信
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旧民主党、旧みんなの党などに所属した行田邦子・前参議院議員が自民党に入党したことが分かりました。

行田氏は、2007年に参議院埼玉選挙区で民主党公認で初当選し、2013年には旧みんなの党から出馬し再選、去年7月の参院選には出馬せず、翌8月の埼玉県知事選に立候補を表明しましたが、取りやめていました。
テレ玉

4286チバQ:2020/08/25(火) 11:10:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b038e997d4f1c933fd2c2ac7092ab95c97b61482
「選挙せず菅氏に禅譲」案が急浮上 政権を手放した「いつか来た道」を避ける極秘シナリオ〈AERA〉
8/24(月) 14:00配信
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次期総理に有力視されている菅官房長官 (c)朝日新聞社
 安倍首相の体調不安をめぐる騒動から、次期総理に菅官房長官が有力視されている。安倍首相が選ぶシナリオとは。AERA 2020年8月31日号の記事を紹介。

【画像】安倍首相の評価は「5段階で2」 リーダー通信簿はこちら!
*  *  *
 安倍晋三首相の「健康不安説」がささやかれる中、存在感を増しているのが菅義偉官房長官だ。21日にはテレビ朝日「報道ステーション」に生出演するなど、定例記者会見以外にも積極的に露出を増やしている。政権内では仮に安倍首相が9月中にも退陣を表明した場合、「次の総理は菅」という路線が最有力だという。

 派閥を持たない菅氏にとって、安倍首相を支える細田派、麻生派に加え、二階派の協力が必要不可欠だ。「政高党低」と言われるほど党本部に対して官邸の優位が続いてきた安倍政権で、菅氏と二階俊博幹事長はGoToキャンペーンなど数々の政策で対立してきた。しかし今、首相の求心力の低下で両者の距離は急接近している。

 安倍首相は8月24日で、第2次政権発足後の連続首相在任日数が佐藤栄作氏を抜いて戦後最長を記録する。その直後に退陣という噂もある。

 政権を手放した13年前の「いつか来た道」を避けるシナリオはこうだ。安倍内閣は総辞職。麻生太郎副総理がつないで緊急の両院議員総会、そして総裁選。首相指名で菅氏が選出され、晴れて「菅政権」の発足となる。菅氏に近い自民党議員の一人は「解散なし」が肝だと意気込む。

「今、解散すれば自公は総崩れになる。コロナ危機を理由に解散は避け、危機管理内閣を立ち上げる。支持率が低空飛行でも来年の衆議院議員の任期を迎えればいい。コロナさえ終息すれば経済は必ず復活しますから」

 いずれにしても、体調不安を抱えた安倍首相が求心力を取り戻すことは不可能のようだ。(編集部・中原一歩)

※AERA 2020年8月31日号より抜粋

4287チバQ:2020/08/25(火) 11:21:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1692a74f7347b1f42520f964d18eb8c8288af43c
安倍首相体調悪化 二階、菅氏ら新・五人組は誰を選ぶか
8/25(火) 7:05配信
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小渕首相が倒れた当時の「五人組」(野中、亀井、森、青木、村上の各氏。写真/共同通信社)
 安倍晋三首相(65)は8月17日に慶応病院で検診を受け、当日のうちに退院した。1週間後の24日にも再度、検査を受けた。首相の体調悪化説に火をつけたのは8月4日発売の写真週刊誌『FLASH』の“吐血”報道だった。7月6日の首相動静に5時間の空白があり、永田町ではこの間に吐血したのではないかという情報がめぐっているという内容だ。

【写真】13年前、白い花柄のテーブルクロスが掛った長机で、横に2人の白衣の医師を連れ、退陣表明をする安倍首相。ネクタイは紺色
 安倍首相は慶応病院に向かう2日前の8月15日、全国戦没者追悼式に出席した後、東京・渋谷区富ヶ谷の私邸に“盟友”の麻生太郎・副総理を招いて1時間ほど会談した。

「総理は自分に万が一のときを考えて、麻生さんに後を託した」

 自民党ではそんな見方がまことしやかに伝わっている。現在、麻生氏は閣内での首相臨時代理の序列第1位であり、安倍首相に不測の事態が起きた場合、間違いなく総理の執務を代行することになっている。安倍首相が入院すれば、いわば“麻生臨時政権”になるのだ。

 自民党では麻生氏への政権禅譲シナリオを阻止する動きが水面下で始まった。そのキーマンが、二階俊博・幹事長と菅義偉・官房長官だ。

「二階さんは政局観がズバ抜けている。頼りになる幹事長」(菅氏)
「菅官房長官は立派な指導者として活躍している」(二階氏)

 と2人はスクラムを組み、9月に「地方創生・未来都市推進議員連盟」を旗揚げする。「『地方創生』を抜きにして日本の発展はあり得ない」と主張する菅氏の政策に賛同する菅―二階連合の新勢力結成といっていい。
 注目されるのは、同議連の呼びかけ人には2人の他に、二階側近の林幹雄・幹事長代理、菅氏に近い森山裕・国対委員長をはじめ、最大派閥・細田派会長の細田博之・元幹事長、麻生派ナンバーツーの鈴木俊一・総務会長、竹下派幹部の関口昌一・自民党参院議員会長という党中枢や派閥領袖クラスの錚々たるメンバーが加わっていることだ。

 二階派ベテラン議員は、「安倍総理にもしものときは、後継者を事実上決定できる顔触れが揃っている」と見る。麻生氏が安倍首相からの禅譲を狙えば、それを防ぐため二階氏、菅氏を中心に反麻生クーデターが起きるという読みだ。

 念頭にあるのは、2000年4月、時の小渕恵三・首相が脳梗塞で倒れて搬送された翌日にホテルニューオータニで開かれた、いわゆる「五人組の密議」だ。当時のメンバーは青木幹雄・官房長官、森喜朗・幹事長、野中広務・幹事長代理、亀井静香・政調会長、村上正邦・参院議員会長で、会合では村上氏が森氏に「あんたが(総理を)やればいいじゃないか」と発言し、森後継の方針が決まったとされる。

 後に村上氏は本誌・週刊ポストに、「あのときは、キャリアからいって森が一番と、誰しも思ったわけですよ。私はそれを代弁しただけ」(2016年9月2日号)と語ったが、当時の自民党で次期総理の最有力候補と見られていたのは小渕氏と総裁選を争った加藤紘一・元幹事長だった。

 しかし、官房長官だった青木氏には最初から早大雄弁会の1年後輩で政治家となってからも付き合いが深かった森氏を後継首相に据える狙いがあったとされる。実際、会合には加藤派の党三役だった池田行彦・総務会長が参加していない。

 さらに五人組は党内の反対を封じ込めるため、会合の2日後には自民党両院議員総会と両院の本会議を開いて森首相を選出し、加藤氏らが反対の声を上げた時には森内閣が発足していた。

4288チバQ:2020/08/25(火) 11:21:27
 これをモデルとするなら、安倍首相の体調に異変が起きたときに集まるのは菅官房長官、二階幹事長、林幹事長代理、鈴木総務会長、関口参院議員会長の“新・五人組”になる。会合には副総理の麻生氏や党三役ながら総裁候補である岸田文雄・政調会長、石破茂・元幹事長は呼ばれないはずだ。

 では、次の総理・総裁には誰が選ばれる可能性が高いのか。先の二階派ベテラン議員はこう読む。

「二階さんは幹事長留任を強く希望している。麻生後継ではそれが望めない。岸田は論外、反安倍の石破でもまとまらないだろう。二階さんは万一のときに安倍路線と政権の骨格をそのまま引き継げるのは官房長官として、安倍総理を長年支えてきた菅さんしかいないと考えている」

 反発しそうな麻生派や安倍首相の出身派閥・細田派への対策も前述の「地方創生・未来都市推進議員連盟」の呼びかけ人人脈がものをいう。

「温厚でバランス感覚ある麻生派の鈴木総務会長であれば、会合の席で『麻生さんは総理になるには高齢すぎる』(麻生氏は9月20日に80歳になる)と正論を言われたら反論できないだろう。最大派閥である細田派は分裂問題を抱えており、安倍さんが病気退陣となれば後継者問題でバラバラになりかねない状況だ。菅後継の方針が決まった後に細田会長の承諾を求めれば、派の結束を守りたい細田さんは受け入れざるを得ない。麻生派と細田派が飲めば党内から大きな反対は出ないはずだ」(同前)

 そこまで読んだうえでの議連呼びかけ人の人選だとすれば、菅―二階連合が麻生氏より一枚上だ。

※週刊ポスト2020年9月4日号

4289とはずがたり:2020/08/25(火) 14:25:21
何したいねん。。

行田邦子氏が自民入り、埼玉から入党模索で反発も
https://www.nikkansports.com/general/news/202008250000248.html
[2020年8月25日11時26分]

希望の党幹事長を務めた行田邦子元参院議員が自民党に入党していたことが25日分かった。関係者によると、選挙区だった埼玉の自民党県連から入党を模索したが県議らの反発があったため、入党を推薦した野田聖子元総務会長の地元、岐阜県連を通じて手続きを取った。

4月に二階俊博幹事長へ入党希望を伝えていた。行田氏は2007年参院選に民主党から出馬し初当選。17年に旧希望の党結成に参加し、18年の解党後、新たにつくった希望の党の幹事長に就任した。19年7月の参院選には出馬せず、翌月の埼玉県知事選立候補のため離党したが、体調不良で出馬を取りやめた。(共同)

4290チバQ:2020/08/26(水) 10:37:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce1916bb1fc1575ef6e55e124b11de079de011b1

自民・岸田政調会長、皇統と憲法で“安倍保守路線”継承へ 派閥の理解得られるか
8/25(火) 20:05配信
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自民党・岸田文雄政調会長(春名中撮影)
 次の首相を目指す自民党の岸田文雄政調会長が、安倍晋三首相の保守路線の継承に動き出した。憲法改正を目指す考えを打ち出し、皇位継承に関しても父方が天皇の血を引く男系継承を尊重する意向を示す。国の骨格となる重要テーマで立ち位置を明確にし、他のライバルとの違いを際立たせる狙いもありそうだ。

 「憲法は国の基本を定める。時代の変化とともに検証していくことは大事だ」。岸田氏は25日の東京都内での講演で「岸田政権」樹立の際は改憲議論を推進していくことを明言した。

 自民党の改憲4項目に、首相の座を争う石破茂元幹事長は否定的な考えだが、岸田氏は「大変重要な課題だ」と強調。安倍首相が最も重視する憲法9条への自衛隊明記に関しては、「自衛隊の違憲論争に終止符を打つ」と語った。

 皇位継承に関しては、24日の記者会見で「男系天皇を維持してきた歴史の重みを強く感じている」と強調。「ポスト安倍」候補のライバルで、条件付きで女系天皇容認に言及した河野太郎防衛相との違いをアピールした。

 首相は平成24年の第2次政権発足以降、一貫して改憲を主張。皇位についても国会答弁で「男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みを踏まえる」と訴えてきた。岸田氏の一連の発信は基本的に首相の方針を引き継ぐことを示す。

 総裁選で首相や、出身派閥の細田派(清和政策研究会)の協力を得たい考えも透けるが、岸田氏を支える岸田派(宏池会)はリベラルの印象が強く、9条改憲に慎重意見も根強い。名誉会長の古賀誠元幹事長は「針の先ほども変えるのはだめだ」と周囲に語ってきた。

 中堅議員は「リベラルの岸田氏が改憲を訴えることで、国民も受け入れやすくなるはずだ」と期待するが、派内で理解が得られるかが注目される。(永原慎吾)

4291チバQ:2020/08/26(水) 21:36:14
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020082601006&g=pol
「首相会見」与党に波紋 固唾のみ見守る幹部ら
2020年08月26日20時32分

首相官邸に入る安倍晋三首相=26日午前、東京・永田町
首相官邸に入る安倍晋三首相=26日午前、東京・永田町


 健康不安が取り沙汰される安倍晋三首相が28日に記者会見し、自身の体調について説明する方向となり、与党内で26日、波紋が広がった。自民党役員は9月末に、衆院議員も来年10月に任期切れを控え、人事権や衆院解散の権限を握る首相の健康状態は、政局の行方を大きく左右しかねないためだ。首相は何をどう説明しようとしているのか。与党幹部らは固唾をのんで見守っている。
与野党、首相の体調注視 政局に備え

 自民党幹部は数日前、官邸に常駐する首相の側近に電話し、体調について探りを入れた。直接官邸に出向けば「大騒ぎになる」と思い、電話にしたという。この幹部は首相側近の話の内容は明かさず、「退陣しないといけないほど悪いわけではない」との見方を示す一方、「気力があれば続けられる。通院しながら公務をやればいい」とも語り、極めて微妙な状況をうかがわせた。
 首相は第1次政権時の2007年9月、持病の潰瘍性大腸炎を悪化させて退陣した経緯があり、政権復帰後も健康不安説は影のようにつきまとってきた。春先からの新型コロナウイルス対策で忙殺された上、政府対応が批判を招いて内閣支持率が急落。通常国会閉幕後の7月ごろには「顔色が悪い」「疲れているようだ」などの声が周辺から漏れていた。今月17日に慶応大病院で検査を受けたことで、健康不安説が一気に広がった。
 ただ、首相が24日に改めて同病院で受診した後、テレビカメラの前で「体調管理に万全を期し、これからまた仕事に頑張りたい」と発言したのを見て、回復傾向を感じ取った自民党幹部もいる。この幹部は「お盆の頃が一番大変だったみたいだ。だんだん良くなっている」と胸をなで下ろし、秋に臨時国会を召集しても首相は対応可能ではないかと期待を示した。
 だが、政権トップの健康問題はそもそも「秘中の秘」だけに、首相と直接面会した党幹部らも含め、疑心暗鬼を募らせる一方だ。仮に首相が会見で検査結果などを詳しく説明し、健康不安を否定しても、周囲の疑念を払拭(ふっしょく)できるとは限らない。
 実際、20日に首相と会った自民党の岸田文雄政調会長は25日の講演で、「首相の体の中は外から分からないし、心の内もうかがい知ることはできない」と明かした。公明党幹部も「本人と主治医しか本当のところは分からない」と指摘した。

4292とはずがたり:2020/08/27(木) 12:27:45

谷垣グループ、自民総裁選で分裂含み 草刈り場の可能性も 一枚岩には程遠く
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月26日 21時12分(最終更新 8月26日 21時12分)
https://mainichi.jp/articles/20200826/k00/00m/010/310000c

 自民党の谷垣禎一前総裁を中心とする谷垣グループ(有隣会、23人)が、来年9月に任期満了となる党総裁選への対応で揺れている。同じ流れをくむ岸田派(47人)の会長、岸田文雄政調会長を推す声があるものの、石破茂元幹事長や菅義偉官房長官と近い議員もいて意見集約が難しいためだ。元々結束が緩い「準派閥」で、2018年の前回総裁選は自主投票だった。対応を誤ると分裂含みの草刈り場になりかねない。

 東京・紀尾井町のホテルで26日に開かれた谷垣グループの研修会。特別顧問の谷垣氏が車椅子姿で「有隣会の皆さんには日本の課題を背中に背負って頑張っていただきたい」と激励すると、出席議員19人が姿勢を正した。谷垣氏が16年に自転車事故で負傷し、政界を引退してから約3年。「どこまで行っても谷垣さんあってのグループだから」と出席議員は強調した。

 谷垣グループは、「加藤の乱」(00年)で失脚した加藤紘一元幹事長を支えた谷垣氏が、加藤派の分裂と古賀派(現岸田派)としての再結集を経て12年、古賀派を割る形で結成した。谷垣氏の人柄と他派閥との掛け持ちを認める自由度の高さから、現在も石破派(19人)や石原派(11人)を上回る一定勢力を保つ。掛け持ちしていない議員は16人だ。

 谷垣グループは集団指導体制をとってきた。谷垣氏が17年に政界を引退後、安倍晋三、石破両氏の一騎打ちとなった前回総裁選では、グループとしての方針をまとめられず自主投票となった経緯がある。所属議員は他派閥から合流・連携の打診や引き抜きを受けることが多い。

 最も熱心に合流・連携を呼びかけているのが岸田氏だ。岸田氏はポスト安倍に向け手勢を増やす思惑もあり19年、合流を打診。岸…

4293チバQ:2020/08/27(木) 22:51:49
https://www.sankei.com/politics/news/200826/plt2008260030-n1.html
谷垣グループ、超党派議連やコロナ後政策立案で存在感
2020.8.26 20:14
 自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)の動きが活発だ。掛け持ちを合わせて20人余りの小所帯ながら、メンバーの中谷元(げん)・元防衛相や遠藤利明・元五輪相らベテラン組が超党派議員連盟を立ち上げたり、新型コロナウイルス収束後をにらんだ政策立案を主導したりと党内外で活動の幅を広げている。候補者乱立による接戦が予想される次期総裁選をにらみ、存在感を高める狙いも透ける。

 「国家に貢献できるような、実力を養成できるような集団にならなければならない」。26日に東京都内で開いたグループの研修会で、代表世話人を務める中谷氏は仲間たちにこう結束を呼びかけた。

 派閥ではない有隣会は小規模とはいえ、メンバーには政治経験豊かなベテランがそろう。中谷氏は7月、中国が香港の統制強化のために導入した香港国家安全維持法(国安法)に対応する超党派議員連盟を結成。ともに共同代表に就いた国民民主党の山尾志桜里衆院議員との異色のタッグは話題となった。

 遠藤氏も新型コロナ収束後を見据え、日本の文化芸術などを国家戦略として発信するための自民党特命委員会発足を主導し、委員長代行に就任。特命委は次期首相の座を目指す岸田文雄政調会長の下に置かれており、岸田氏と親交が深い遠藤氏による支援の布石かとの観測も広がった。

 グループには他にも川崎二郎元厚生労働相や逢沢一郎元国対委員長らが所属。逢沢氏は24日夜、岸田氏や鈴木俊一総務会長と会食し、岸田派(宏池会)の流れをくむ勢力の再結集による「大宏池会構想」について意見を交わしたという。

4294チバQ:2020/08/27(木) 22:59:49
https://www.tokyo-np.co.jp/article/51404?rct=ibaraki
衆院7区 中村氏が新党参加方針 保守分裂から与野党対決へ
2020年8月27日 07時44分
元衆院議員のパーティーで野党勢力の結集を呼び掛けた中村喜四郎氏=昨年9月、水戸市で
元衆院議員のパーティーで野党勢力の結集を呼び掛けた中村喜四郎氏=昨年9月、水戸市で

 元自民党で無所属の中村喜四郎元建設相(71)=衆院茨城7区=が、立憲民主、国民民主両党が結成する新党に参加する方針を表明した。7区では長年、中村氏と自民の永岡桂子前文部科学副大臣(66)=比例北関東=による「保守分裂」が定着していたが、中村氏が反自民色を鮮明にしたことで選挙戦は与野党対決の色合いが濃くなりそうだ。
 中村氏は二十五日、立民の枝野幸男代表と会談し、新党への参加の意向を伝達。その後、国会内で記者団に「野党で政治改革のために汗をかきたい。自浄能力をなくした今の自民党を復元するのは簡単ではない」と語った。
 7区の区域は古河、結城、下妻(一部)、常総、坂東各市と八千代、五霞、境各町。永岡氏が初出馬した二〇〇五年以降、五回の選挙は全て無所属の中村氏が競り勝ち、永岡氏は比例復活に甘んじてきた。
 中村氏の強さの源泉の一つは公明党だ。公明は過去四回の選挙で永岡氏ではなく中村氏を支援・推薦し、自公の選挙協力の「治外法権」としてきた。自民出身で「保守系無所属」の中村氏を永岡氏とともに国政に送り出すことは、地元にもメリットがあった。
 だが、完全に野党に軸足を置くことになった中村氏を、公明は次期衆院選で支援しない公算が大きい。
 前回一七年衆院選の茨城7区は、中村氏が七万八千票弱、永岡氏が六万三千票弱、共産党候補が一万八千票あまり。中村氏の得票のうち「公明票」は二万票程度とみられ、この分が永岡氏に上積みされれば中村氏には厳しい闘いとなる。
 カギを握るのは共産の動向だ。中村氏は一八年の県議選で共産候補に為書きを送り、今年一月の共産党大会にも出席するなど、共産との連携強化に努めてきた。二万票近い基礎票を持つ共産が中村氏の支援に回るかどうか、注目される。
 永岡氏にとっても背水の陣となる。自民では「小選挙区で二連敗したら比例代表と重複立候補できない」のが原則。だが永岡氏の場合、公明を巡る「特殊事情」から例外が認められてきた。自民県議の一人は「今度は『公明』を言い訳にできない」と指摘する。
 中村氏は一九七六年衆院選で初当選。九四年にゼネコン汚職事件で逮捕され実刑判決を受けたが、収監中を除き無所属のまま十四回の当選を重ねる。近年は立民、国民両党などに野党共闘を呼び掛けてきた。昨年一月、野田佳彦前首相ら野党系無所属議員とともに衆院の立民会派に加わった。(宮尾幹成)

4295とはずがたり:2020/08/28(金) 00:19:41
麻生氏が派閥幹部と「緊急」の夜会合 首相会見を前に
2020年8月27日 21時51分
https://www.asahi.com/articles/ASN8W6VDVN8WUTFK01H.html?ref=tw_asahi

 自民党の麻生太郎副総理兼財務相は27日夜、東京都内の中華料理店で佐藤勉元総務相ら麻生派幹部と会食した。

 関係者によると、緊急の幹部会合との位置づけで、28日の安倍晋三首相の記者会見を前に、今後の政権運営や「ポスト安倍」に向けた派閥の対応などについて協議したとみられる。会合には、森英介元法相や松本純国会対策委員長代理らが出席した。

4296チバQ:2020/08/28(金) 00:27:41
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008270033.html
内閣改造はいつ? 首相、体調不安説で、ざわつく自民
2020/08/27 23:59産経新聞

内閣改造はいつ? 首相、体調不安説で、ざわつく自民

未来投資会議のヒアリングで発言する安倍晋三首相=27日午後、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 安倍晋三首相(自民党総裁)が内閣改造・党役員人事に踏み切る時期に注目が集まっている。今の党役員の任期が9月末に切れることを見据え、同月内に行うとの見方が強いが、具体的な日程は不透明だ。当初は「ポスト安倍」の行方と絡め、首相がどのような布陣を敷くかにも関心が集まったが、最近は新型コロナウイルス対策に継続性を持たせる意味も込め、人事を行うにしても小幅な入れ替えに終わるとの見方もある。

 首相は、平成24年12月の第2次安倍政権発足以降、閣僚と党役員を留任させた25年を除き、毎年8月以降に人事を実施してきた。昨年は9月3日の党役員会で一任を取り付け、11日に断行。今年も9月上旬に行うとの見立てがあった。

 ところが、首相が8月17日に検査などで病院に約7時間半滞在して以降、首相の健康不安説に注目が集まり、党内には先行きが読めなくなったとの声もある。

 改造後は一定の準備期間を置いて臨時国会が召集され、首相や新閣僚が所信を述べるのが通例だが、首相の体調次第では配慮も必要となる。

 9月11日には首相と二階俊博幹事長が在職日数で歴代最長となったことを合同で祝う会が予定されている。人事のタイミングは同日以降になるとみられるが、実際に行うかどうかや規模も含め、具体的な見通しは不透明だ。

 こうした状況に気をもんでいるのが当選回数が一定以上で閣僚経験のない「入閣待機組」だ。入閣を果たして知名度が上がれば選挙で有利になり、地元にも顔が立つ。例年なら各派の幹部が入閣リストを官邸に売り込む時期だが、首相の体調への配慮もあるのか、目立った動きはみられない。

 党役員人事に関しては、岸田文雄政調会長が24日の記者会見で「多少の前後はいくらでも対応できる」と述べ、後ろ倒しもあり得るとの見方を示した。現在の党役員の任期は9月末で切れるが、党則は後任が決まらない場合は引き続き職務に当たると規定しており、延長は可能だ。近年では27年と30年に内閣改造の時期に合わせ、党役員の任期が10月まで延長された。

 最近は新型コロナ対応などを理由に「大胆な入れ替えは難しいのではないか」(自民党関係者)と語る向きは多い。待機組の一人は「あまり期待しないで待っている」と自嘲気味に語る。党幹部は「今後の政治日程は首相の体調次第だ」と語った。(広池慶一)

4297チバQ:2020/08/28(金) 15:14:12
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6369515

安倍首相、辞任の意向固める




8/28(金) 14:20配信



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自民党幹部に辞任の意向を伝えるため党本部に入る安倍晋三首相=東京都千代田区永田町の自民党本部で28日午後2時ごろ、遠藤修平撮影
 安倍晋三首相は28日、辞任する意向を固めた。政府・与党関係者が明らかにした。新型コロナウイルス対策などによる疲労の蓄積が側近から指摘される中、首相は17日に続いて24日も東京・信濃町の慶応大病院を訪れ、体調不安が指摘されていた。28日午後5時から、首相官邸で約2カ月半ぶりの記者会見に臨む予定。

【写真で振り返る第2次安倍内閣】

 首相は潰瘍性大腸炎の持病があり、第1次政権時は2007年7月の参院選で大敗後に体調が悪化し、約1年で退陣した経緯がある。今回も21年9月末まで自民党総裁3期目の任期が残る中、2度にわたって任期途中での辞任となる。

 12年12月に第2次安倍政権が発足してからの連続在任日数が24日で2799日となり、佐藤栄作元首相を抜いて歴代1位となったばかりだった。第1次政権と合わせた通算在任日数は、19年11月に戦前の桂太郎元首相(2886日)を超えて最長記録を更新している。今年に入ってからは新型コロナに対する政権の対応が迷走し、内閣支持率が低迷していた。

 首相は今月17、24両日に2週続けて慶応大病院を訪れ、計11時間余り滞在。19日には「体調管理に万全を期すために検査を受けた」、24日には「先週の検査の結果を詳しく聞き、追加的な検査を行った」と自ら記者団に説明していた。しかし、政府・与党内では持病の潰瘍性大腸炎の治療で通院しているのではとの見方が広がり、体調を不安視する声が上がっていた。

 新型コロナの感染拡大に伴い、首相は今年1月26日から6月20日まで147日間連続で出勤。その後も土日に出勤するケースがあり、首相周辺は「明らかに疲れている」などとして、疲労の蓄積を危惧していた。12年末の第2次内閣発足以降、「政権の骨格」として首相を支え続けた菅義偉官房長官や麻生太郎副総理兼財務相、自民党の甘利明税制調査会長らも休養を進言したが、首相は新型コロナ対応で「陣頭指揮」を執りたいとの思いが強く、応じなかったという。

 首相が辞任すれば、今後の焦点は「ポスト安倍」に移る。自民党は近く総裁選を行って次期総裁を選出する。総裁選には、自民党の岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長が意欲を示しているほか、党内には菅氏や河野太郎防衛相らを推す声もある。

 首相は晋太郎元外相の次男で、祖父は岸信介元首相。晋太郎氏の死去に伴い、1993年衆院選で旧山口1区から立候補して初当選し、当選9回。03年には小泉政権下で党幹事長に抜てきされ、05年に官房長官に就任。06年9月、小泉純一郎元首相の後を受け、52歳で首相に就任したが、翌07年の参院選で大敗後に体調不良で辞任した。

 自民党が野党に転落していた12年9月に党総裁に返り咲き、同年12月の衆院選で過半数を得て政権に復帰。15年には無投票で総裁に再選した。16年には総裁任期が「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長され、18年総裁選で石破氏を破って3選を果たしていた。

4298チバQ:2020/08/28(金) 15:18:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/16b19aef0507b5e2c474ba4410e35dbbbc14bf13

安倍首相、辞任の意向固める




8/28(金) 14:20配信



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自民党幹部に辞任の意向を伝えるため党本部に入る安倍晋三首相=東京都千代田区永田町の自民党本部で28日午後2時ごろ、遠藤修平撮影
 安倍晋三首相は28日、辞任する意向を固めた。政府・与党関係者が明らかにした。新型コロナウイルス対策などによる疲労の蓄積が側近から指摘される中、首相は17日に続いて24日も東京・信濃町の慶応大病院を訪れ、体調不安が指摘されていた。28日午後5時から、首相官邸で約2カ月半ぶりの記者会見に臨む予定。

【写真で振り返る第2次安倍内閣】

 首相は潰瘍性大腸炎の持病があり、第1次政権時は2007年7月の参院選で大敗後に体調が悪化し、約1年で退陣した経緯がある。今回も21年9月末まで自民党総裁3期目の任期が残る中、2度にわたって任期途中での辞任となる。

 12年12月に第2次安倍政権が発足してからの連続在任日数が24日で2799日となり、佐藤栄作元首相を抜いて歴代1位となったばかりだった。第1次政権と合わせた通算在任日数は、19年11月に戦前の桂太郎元首相(2886日)を超えて最長記録を更新している。今年に入ってからは新型コロナに対する政権の対応が迷走し、内閣支持率が低迷していた。

 首相は今月17、24両日に2週続けて慶応大病院を訪れ、計11時間余り滞在。19日には「体調管理に万全を期すために検査を受けた」、24日には「先週の検査の結果を詳しく聞き、追加的な検査を行った」と自ら記者団に説明していた。しかし、政府・与党内では持病の潰瘍性大腸炎の治療で通院しているのではとの見方が広がり、体調を不安視する声が上がっていた。

 新型コロナの感染拡大に伴い、首相は今年1月26日から6月20日まで147日間連続で出勤。その後も土日に出勤するケースがあり、首相周辺は「明らかに疲れている」などとして、疲労の蓄積を危惧していた。12年末の第2次内閣発足以降、「政権の骨格」として首相を支え続けた菅義偉官房長官や麻生太郎副総理兼財務相、自民党の甘利明税制調査会長らも休養を進言したが、首相は新型コロナ対応で「陣頭指揮」を執りたいとの思いが強く、応じなかったという。

 首相が辞任すれば、今後の焦点は「ポスト安倍」に移る。自民党は近く総裁選を行って次期総裁を選出する。総裁選には、自民党の岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長が意欲を示しているほか、党内には菅氏や河野太郎防衛相らを推す声もある。

 首相は晋太郎元外相の次男で、祖父は岸信介元首相。晋太郎氏の死去に伴い、1993年衆院選で旧山口1区から立候補して初当選し、当選9回。03年には小泉政権下で党幹事長に抜てきされ、05年に官房長官に就任。06年9月、小泉純一郎元首相の後を受け、52歳で首相に就任したが、翌07年の参院選で大敗後に体調不良で辞任した。

 自民党が野党に転落していた12年9月に党総裁に返り咲き、同年12月の衆院選で過半数を得て政権に復帰。15年には無投票で総裁に再選した。16年には総裁任期が「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長され、18年総裁選で石破氏を破って3選を果たしていた。

4299チバQ:2020/08/28(金) 15:19:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a82e1c6416788edbc79ed15e00da18003caa184

安倍首相が退陣へ、コロナ下で持病悪化…歴代最長政権に幕




8/28(金) 14:19配信


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読売新聞オンライン





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新型コロナウイルス感染症対策本部でワクチン確保や検査体制の拡充など追加対策を表明する安倍首相(28日午後、首相官邸で)=源幸正倫撮影





 安倍首相は持病の悪化を理由に退陣する意向を固めた。28日夕の記者会見で表明する。新型コロナウイルスへの対応が長期化する中、体調に不安を抱えながら難局のかじ取りに当たるのは困難と判断した。第1次内閣を含め、歴代最長を記録した長期政権が幕を閉じる。

 自民党は後継の総裁を選出するが、党内には岸田政調会長や菅官房長官、石破茂元幹事長らを推す声がある。

 首相は持病の潰瘍性大腸炎の悪化を受け、8月17日と24日に東京・信濃町の慶応大病院で診察を受けた。しかし、体調は思わしくなく、退陣を決めた。第1次内閣の2007年9月に退陣した際も潰瘍性大腸炎の悪化が原因だった。

 首相は12年9月の党総裁選で総裁に返り咲くと、同12月の衆院選で民主党に大勝し、第2次内閣を発足させた。大胆な金融緩和を柱とした経済政策「アベノミクス」を推進し、経済・雇用を回復軌道に乗せた。外交・安全保障政策では日米同盟を基軸とし、集団的自衛権の限定行使を認める安全保障法制を整備した。

 党総裁としては衆院選と参院選をあわせて「国政選6連勝」を達成。18年9月の総裁選で石破氏を破り、総裁連続3選を決めた。総裁任期は来年9月まで。

4300チバQ:2020/08/28(金) 15:22:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8562b7f50ffc9d92658ccd5f936fbc71b6a4c9a5

安倍首相、辞任の意向固める




8/28(金) 14:19配信



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産経新聞







安倍晋三首相=28日午前、首相官邸(春名中撮影)
 安倍晋三首相は28日、辞任する意向を固めた。新型コロナウイルス感染症への対応で、年明けから6月20日まで147日連続で執務するなど激務が続いており、健康状態の悪化が理由とみられる。複数の関係者が明らかにした。

【表】「ポスト安倍」有力候補4人の比較

 首相は今月17日、東京・信濃町の慶応大病院に約7時間半滞在し、日帰りで検診を受けた。官邸関係者は「休み明けの体調管理に万全を期すためだ」と強調。病院関係者は、6月13日に首相が受診した人間ドックの「追加検査」だとしたが、健康状態を不安視する声が出ていた。

 首相は平成18年9月に第1次内閣を発足。しかし、持病の潰瘍性大腸炎が悪化し約1年で退陣した。24年12月の第2次内閣発足以降は薬の効果もあり、長期政権を実現。今月24日には連続在職日数で歴代最長の佐藤栄作を抜き1位になった。

4301チバQ:2020/08/28(金) 15:25:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/40c8225de8df84f70f53f9542a901ddd81645fea

安倍首相が辞任の意向




8/28(金) 14:11配信



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共同通信


 安倍晋三首相(65)は28日、辞任する意向を固めたと自民党関係者。

4302チバQ:2020/08/28(金) 15:28:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/668e91929bffe445f4af413cacddfbe54e56ab7f

二階氏「菅氏は首相有力候補」 石破、岸田氏も評価




8/28(金) 12:36配信



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時事通信


 自民党の二階俊博幹事長は28日、TBSのCS番組収録で、安倍晋三首相の後継候補の一人と目される菅義偉官房長官について「(首相に)指名されれば十分任に堪え得る人材だ。有力候補の一人だ」と評価した。

 
 二階氏は他の「ポスト安倍」候補についても論評。石破茂元幹事長を「政策通だ。有力な候補者の一人だ」と持ち上げ、岸田文雄政調会長に関しても「立派な候補者の一人だ。政策面で頑張ってきた」と語った。

4303チバQ:2020/08/28(金) 15:56:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d3a84ff503ff09f767ff7cda9fad4bb8da4edd8

ジンクスまた「ねずみ年の首相辞任」戦後7回中6回




8/28(金) 15:40配信



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日刊スポーツ







安倍晋三首相(19年7月撮影)
安倍晋三首相は28日、辞任の意向を固めた。今年、2020年は子(ね)年だが、子年は「政変の年」で知られ、過去にも首相が辞任し、新たな首相へと交代してきた。

【写真】25日、閣議に臨む赤羽国交相、安倍首相、麻生財務相

今年を含め戦後の子年は7回。過去6回のうち実に5回、首相が辞任し、政権が変わっている。唯一政権交代がなかった84年(昭59)にも、自民党内での権力闘争が起きている。

これまで、「安倍1強」で来た永田町。今年、安倍首相が辞任するなど、ほとんど人が予測しなかったはずだが、子年の政変のジンクスは、今回も生きていたことになる

   ◇   ◇   ◇

▼1948年(昭23)3月 片山哲内閣総辞職受けて、芦田均内閣が発足。芦田内閣も同年10月に総辞職。第2次吉田内閣が発足

▼60年(昭35)7月 安倍首相の祖父、岸信介首相退陣で、池田勇人内閣発足

▼72年(昭47)7月 佐藤栄作首相が辞意表明を受け、田中角栄内閣が発足

▼84年(昭59)10月 自民党総裁選をめぐる権力闘争、「二階堂進・擁立構想」騒動が起きる

▼96年(平8)1月 村山富市首相が退陣し、橋本龍太郎氏が首相に

▼08年9月 福田康夫首相が退陣し、麻生太郎内閣が発足

▼20年8月 安倍首相が辞任の意向を固める

4304チバQ:2020/08/28(金) 16:00:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec024d61b43f61338ed25379eb7e5ba7ed81db3c

アベノミクスに宿題残す 経済とコロナ対策の両立の道険しく




8/28(金) 15:53配信



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産経新聞


 安倍晋三首相が辞任の意向を固めたことで経済政策「アベノミクス」の宿題は次期政権に引き継がれる。新型コロナウイルスの感染拡大で4〜6月期の国内総生産(GDP)は平成24年12月の第2次安倍政権発足前の水準まで落ち込み、7年半で積み上げた国富が蒸発。経済再生と感染抑止を両立するめどは立たない。

 デフレからの脱却に向け大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間活力を喚起する成長戦略という「3本の矢」を掲げて登場したアベノミクス。特に日本銀行の「異次元緩和」が奏功して政権発足前の歴史的円高は円安方向に反転し、1万円を割り込んでいた日経平均株価は2万円台に上昇した。求職者1人当たりの求人数を示す有効求人倍率も1倍を大幅に上回った。

 だが、既に景気が後退局面に入っていた令和元年10月に消費税増税に踏み切った“判断ミス”に加え、その後のコロナ禍で物価変動を除く実質のGDPは4〜6月期に年率換算額で485兆円と政権発足時の24年10〜12月期(498兆円)以来、初めて500兆円を割り込み、民主党政権時代の水準に戻った。

 緊急事態宣言で経済活動を止めたことに伴う需要喪失に加え、6月の有効求人倍率(季節調整値)は1・11倍と5年8カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。今後は1倍を割り込む可能性も指摘される。アベノミクス最大の成果とされる雇用環境の改善が雲散霧消しかねない中、日本経済をどう立て直すのか、後継首相に課された責任は重い。

4305チバQ:2020/08/28(金) 16:31:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d5254b716583ce8026e59d79aa77fc5da646a31
安倍首相の「衝撃辞任表明」…体調不良の真相、次期総裁選は?
8/28(金) 15:12配信
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安倍晋三内閣総理大臣の辞任が明らかとなった。2006年から始まった第1次政権では、持病の潰瘍性大腸炎が悪化しわずか1年で辞任している。そこから14年。歴代最長の連続在任期間に終止符を打ったのは、やはり体調面の不調のようだ。
安倍首相が辞任表明 2週連続で病院訪問の裏側
安倍首相(65)が28日、辞任を表明することが自民党関係者から明かされた。6月18日以降、コロナ禍で極端にメディア露出が減り「雲隠れ」も一部噂されていた安倍首相だったが、実情は違っていたのだろうか。

8月16日から18日まで夏季休暇を取得していた安倍首相だったが、17日に都内の慶応義塾大学病院を訪れ、日帰り検診を受診していた。関係者からは「休暇明けの体調管理に万全を期すため」との説明があり、19日には公務復帰をしている。同日、首相官邸で記者団に対し、「体調管理に万全を期すために検査を受けた。これから再び仕事に復帰してがんばっていきたい」との旨を話していた。

2799日と、歴代最長の在任期間を記録した24日の午前、安倍首相は再び慶応義塾大学病院を訪れている。「受診は医師からの指示で前回の続き」との旨を公表していたが、健康を不安視する声は与野党問わず高まっていた。麻生太郎財務相の「総理は147日間休まず働いている」とのコメントも話題になっていた最中の辞任発表だった。
次期総裁選挙はどうなる

(写真/PIXTA)
自民党の谷垣幹事長が特別顧問を務めるグループが26日、東京都内のホテルで開催された研修会で、次期総裁選に向け結束を高めていたことも記憶に新しい。次期総裁選はどうなるのか。

現在出馬に意欲を示しているとされるのは、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、河野太郎防衛大臣。河野太郎防衛大臣は、安倍政権で要職を重ねており、世論調査でも次の首相にふさわしい人物として支持を得ていることが確認されている。今後の与党内の展開には目が離せないだろう。

本日17時より記者会見が予定されている。首相の発言に注目だ。
GGO編集部

4306チバQ:2020/08/28(金) 21:21:09
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%9F%B3%E7%A0%B4-%E5%B2%B8%E7%94%B0-%E9%87%8E%E7%94%B0-%E4%B8%8B%E6%9D%91%E5%90%84%E6%B0%8F%E3%81%8C%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8%E3%81%AB%E6%84%8F%E6%AC%B2/ar-BB18s5ui?ocid=msedgdhp
石破、岸田、野田、下村各氏が総裁選に意欲
2020/08/28 19:11

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安倍首相、辞任表明=持病悪化で職務継続困難―国民に「おわび」、コロナ収束半…
ワンオクTaka 「重度の日焼け」…赤くなった手足の写真にフォロワー「火傷」

 安倍晋三首相が28日に辞意を表明したことを受け、自民党の「ポスト安倍」と目される議員らから、首相の後継を選ぶ党総裁選への出馬に意欲を示す声が相次いだ。

 石破茂元幹事長は、国会内で記者団に「20人の推薦があれば、やらねばならない。そう遅くない時期に判断したい」と述べた。

 岸田文雄政調会長は、訪問先の新潟市内で、総裁選に立候補する意向を記者団に問われ、「変わりない」と語った。

 野田聖子元総務相も国会内で記者団に「考えは変わらない」と述べ、立候補する意向を改めて示した。

 首相の出身派閥の細田派に所属する下村博文選対委員長は「推薦人が20人いれば出られる。仲間と相談したい」と都内で記者団に語った。

4307チバQ:2020/08/28(金) 21:22:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d00bad38a05d4241f489b33357d3579b3c83c3bd
動き出すポスト安倍候補 総裁選へそれぞれに緊急会合
8/28(金) 21:17配信

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産経新聞
辞任の意向を表明する会見に臨む安倍晋三首相=28日午後、首相官邸(春名中撮影)

 安倍晋三首相(自民党総裁)が辞任表明した28日、後任を選ぶ「ポスト安倍」レースの号砲も鳴った。次期総裁候補として菅義偉官房長官の名が挙がる中、石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長らを推す派閥のメンバーは緊急会合を開き、今後の対応を協議した。

「(持病の)いい薬が出たので頑張っていたが、予算作りなどで迷惑をかけてはいけない。ここが潮時だと思った」

 首相は28日午後2時過ぎ、参院重鎮に電話をかけ辞任の理由をこう説明した。約1時間前に新型コロナウイルスの政府対策本部で新たな政策パッケージを決めたことを受け、一区切りついたと判断したようだ。同日午前には財務省幹部らとの打ち合わせに同席した麻生太郎副総理兼財務相を呼び止め、最初に辞意を伝えた。

 首相に近い自民党の稲田朋美幹事長代行は記者団に「予想もしていなかったので驚愕(きょうがく)している。経済や安全保障をしっかりと再生されたことに敬意と感謝の気持ちだ」と語った。

 約7年8カ月に及んだ「安倍1強」時代が終焉(しゅうえん)を迎えたことを受け、各派閥は緊急会合を開き、総裁選への対応を協議した。

 石破氏は、自身が会長を務める石破派(水月会、19人)のメンバーを国会内に集め、首相が辞任を表明した記者会見のテレビ中継を視聴した。終了後は、総裁選について記者団に「(出馬に必要な)20人の推薦人があれば、やらねばならないということではないか。遅くない時期に判断したい」と意欲を示した。

 石破派の幹部は「スタートの笛が鳴った」と述べ、総裁選では、課題である国会議員票の獲得が重要になると語った。

 岸田氏率いる岸田派(宏池会、47人)も所属議員が派閥事務所に集まった。岸田氏は記者団に「次を担う気持ちは変わっていない」と強調した。同派の小野寺五典元防衛相は産経新聞に「今後、具体的に総裁選びの手続きが決まっていく。その状況を見極め、岸田氏を支えたい」と語った。

 一方、麻生氏が率いる麻生派(志公会、54人)は28日夜、幹部らが都内の日本料理店に集まった。派内では河野太郎防衛相が出馬に意欲を示すが「まだ出る時期ではない」(幹部)との声も根強く、派が結束できるかどうかが焦点となる。

 「ポスト安倍」候補として茂木敏充外相や加藤勝信厚生労働相らを擁する竹下派(平成研究会、54人)は31日に会合を開く。茂木氏は総裁選への出馬意欲を記者団に問われ「皆とよく話し合いたい」と語った。

 首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会、98人)も31日に総会を開催する予定だ。同派の下村博文選対委員長は記者団に「(総裁選には)推薦人が20人いれば出られる。仲間と相談したい」と語った。同派では稲田氏も総裁選に意欲を見せるが、幹部は「一致結束して動くことが重要だ」と述べ、首相や細田博之会長の意向に従う考えを示す。

 首相は記者会見で後継候補にこうエールを送った。

 「それぞれの政策を競い合う中において、素晴らしい方が決まっていくのだろうと期待している」

4308チバQ:2020/08/28(金) 21:23:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/59eb15664450c25d641744902f8ee2a9b7f7eac4
両院総会による選挙で選出へ 安倍首相後継の自民党総裁
8/28(金) 21:09配信

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朝日新聞デジタル
記者会見で質問に答える安倍晋三首相=2020年8月28日午後5時53分、首相官邸、藤原伸雄撮影

 自民党は28日、安倍晋三首相の後継を決める党総裁選について、両院議員総会による総裁選挙とする方針を固めた。衆参国会議員が1人1票を持つ議員票に加え、各都道府県に一律3票割り当てられた地方票による選挙とすることを検討している。9月1日の総務会で正式決定する。

 8月28日の緊急役員会で、党総裁選の時期や形式については二階俊博幹事長に一任することを決めていた。党則では、総裁が任期途中で欠けた場合などに党大会に代わる両院議員総会で後任を選ぶことができると規定している。任期満了に伴う総裁選では、党員・党友投票に国会議員票と同数の票が割り当てられるが、今回は任期途中で総裁が辞任し、「特に緊急を要するとき」との党則を適用する。


■今後想定される政治日程

2020年

8月28日 安倍晋三首相が辞任を表明

9月中  自民党総裁選

     安倍内閣が総辞職後、衆参両院で首相指名選挙

     新内閣発足

11月3日 米大統領選

2021年

1月 通常国会召集

7月22日 東京都議の任期満了

7月23日 東京五輪開幕(〜8月8日)

8月24日 東京パラリンピック開幕(〜9月5日)

10月21日 衆院議員任期の満了

朝日新聞社

4309とはずがたり:2020/08/29(土) 10:37:02
総裁選日程は二階幹事長に一任 自民党臨時役員会
2020年8月28日 16時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200828/k10012588611000.html

自民党は、臨時役員会で、安倍総理大臣の後任を選ぶ総裁選挙の在り方や日程について、二階幹事長に一任することを確認しました。出席者によりますと、来月1日に開く総務会で正式に決定する方向で調整を進めるということです。

4310とはずがたり:2020/08/30(日) 09:16:00
下村一択だなw

石破、岸田、野田、下村各氏が総裁選に意欲
8/28(金) 19:08配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/88e50b306f051545036cb84bc30f85e4a1395727
産経新聞

 安倍晋三首相が28日に辞意を表明したことを受け、自民党の「ポスト安倍」と目される議員らから、首相の後継を選ぶ党総裁選への出馬に意欲を示す声が相次いだ。

 石破茂元幹事長は、国会内で記者団に「20人の推薦があれば、やらねばならない。そう遅くない時期に判断したい」と述べた。

 岸田文雄政調会長は、訪問先の新潟市内で、総裁選に立候補する意向を記者団に問われ、「変わりない」と語った。

 野田聖子元総務相も国会内で記者団に「考えは変わらない」と述べ、立候補する意向を改めて示した。

 首相の出身派閥の細田派に所属する下村博文選対委員長は「推薦人が20人いれば出られる。仲間と相談したい」と都内で記者団に語った。

4311とはずがたり:2020/08/30(日) 09:28:23
>党内には政策の継続性を重視し、菅官房長官に一本化し、無投票での選出を目論む動きも出ています。

「ポスト安倍」“後継者選び”活発化
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4065313.html
29日 22時32分

 安倍総理の辞意表明を受け、自民党の各派閥は緊急の幹部会合を開くなど、後継選びに向け動きを活発化させています。

 自民党石原派は29日、都内で会合を開き、次期総裁を早期に決めるべきだという意見で一致しました。
 「緊急事態に鑑みて、早期にリーダーを決めていこうと。政治に空白を作らない、そういうことを中心に議論をいたしました」(石原派 石原伸晃会長)

 また、二階幹事長は大島衆院議長と会談し、今後の国会日程などについて意見を交わしたということです。

 一方、「ポスト安倍」候補は、総裁選に向け着々と準備を進めています。石破派は29日、一部の幹部が集まり、総裁選に向けた政権構想について打ち合わせを行いました。

 「ポスト安倍」選びは、菅官房長官、岸田政調会長、石破元幹事長の3人を軸に進むものとみられていますが、党内には政策の継続性を重視し、菅官房長官に一本化し、無投票での選出を目論む動きも出ています。

 自民党は9月1日の総務会で総裁の選出方法を正式に決め、15日前後に新しい総裁を選出する方向で調整しています。

4312とはずがたり:2020/08/30(日) 10:16:35
様子見「ポスト安倍」 決め手欠く有力3氏 勝ち馬探り派閥は「復権」
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月29日 21時44分(最終更新 8月29日 22時39分)
https://mainichi.jp/articles/20200829/k00/00m/010/215000c
政治プレミアタイムライン

岸田…岸田派47人
菅…無派閥
石破…石破派19人

細田派98人…下村・稲田
麻生派54人…河野
竹下派54人…茂木
二階派47人
石原派11人

 安倍晋三首相(自民党総裁)の辞任表明を受けて29日、後任の総裁を選ぶ動きが始まった。ただし、これまでに立候補を正式表明した候補者はなく、自民党の各派閥は様子見を続けている状況だ。立候補に意欲を示している岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)に加え、党内に菅義偉官房長官(71)を推す声もあり、この3氏が軸となる可能性が高い。

 これまでに立候補に必要な20人の推薦人確保のめどがついているのは、岸田、石破両氏だ。岸田氏は29日、谷垣禎一前総裁と東京都内の谷垣氏の自宅で面会。夜には国会近くで岸田派(47人)議員と会食後、記者団から「総裁選への準備は順調か」と問われ、「いやいや、はい、これからです」と語った。総裁選の手法が決まる来月1日の党総務会後に岸田派の総会を開き、正式表明する段取りを描く。

 石破派は19人の小所帯だが、過去3度の立候補経験がある石破氏には、他派閥にも確実な協力者がいる。派閥幹部を中心に公約づくりを始めたほか、党員投票の見送りも見越し、電話などで個別に国会議員への働きかけに動いた。

この記事は有料記事です。

4313さきたま:2020/08/30(日) 14:52:52
自民・石原伸晃元幹事長、総裁選不出馬の考え示す
8/29(土) 15:08配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c61d0053e81d12c81c2b9c5e1c18d46248e5926
 自民党の石原伸晃元幹事長は29日、辞任する意向を表明した安倍晋三首相(党総裁)の後継を選ぶ総裁選に出馬しない方針を改めて示した。東京都内で記者団の質問に答えた。

 石原氏は「(平成24年に)安倍首相と総裁選を争って敗れた身だ。(総裁選に)『出ろ』という方もいたが、今回は立候補しない」と述べた。

 石原氏が率いる石原派(近未来政治研究会)は29日昼、安倍首相の辞任表明を受け、都内のレストランで在京懇談会を開いた。森山裕国対委員長らが出席し、総裁選に関しての協議が行われ、今後も総裁選に向けた会合を重ねていくという。

4314とはずがたり:2020/08/30(日) 15:11:07

小泉環境相 総裁選立候補せず 河野防衛相立候補の場合には支援
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200830/k10012591291000.html
2020年8月30日 14時18分

安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙について、小泉環境大臣は、福島市内で記者団に対し、みずからは立候補しないとしたうえで、仮に河野防衛大臣が立候補する場合には、支援したいという考えを示しました。

この中で、小泉環境大臣は自民党総裁選挙について、記者団が「今回は立候補しないのか」と質問したのに対し、「そうです」と述べ、みずからは立候補しない考えを明らかにしました。

そのうえで「河野防衛大臣が出るのであれば応援したい。防衛省と環境省の連携を深める中で、省庁や永田町の難しい壁を越えなければできない改革も一緒に突破できる可能性を感じた」と述べ、仮に河野大臣が立候補する場合には、支援したいという考えを示しました。

小泉大臣は、河野大臣が平成21年に行われた総裁選挙に立候補した際に支持しています。

4315さきたま:2020/08/30(日) 17:56:14
石破氏、党員投票見定めて出馬判断
8/30(日) 13:27配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cfec00d20d6dbb322060dcd0321f6597635c24a
 石破氏は自身の総裁選出馬に関し、党員・党友投票が実施されるかどうかを見定めた上で判断する考えを示した。「党員が選んだという正統性がなければ、強力な政治を進める上でハンディになる」と述べた。

4316チバQ:2020/08/30(日) 21:59:31
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008300026.html
【総裁選】菅義偉官房長官が出馬へ 9月8日告示、14日投開票で調整
2020/08/30 21:34産経新聞

【総裁選】菅義偉官房長官が出馬へ 9月8日告示、14日投開票で調整

会見に臨む菅義偉官房長官=27日午前、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官が、辞任を表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選に出馬する意向を二階俊博幹事長に伝えたことが分かった。複数の党幹部が30日、明らかにした。菅氏は安倍政権の屋台骨として首相を支えてきただけに、新型コロナウイルス対策の継続性などの観点から、有力な候補となる可能性がある。総裁選は9月8日告示、14日投開票とする日程で調整しており、臨時国会を17日に召集し、新首相を選出する案が有力となっている。

 菅氏は平成24年の第2次安倍政権発足以来、官房長官として政権の要を担ってきた。総裁選への立候補は初めてとなる。昨年4月に新元号の令和を発表し、「令和おじさん」として知名度も上げた。

 菅氏はこれまで出馬に慎重な姿勢を示していたが、党内では、安倍政権の主要政策が継続できるとして、待望論が高まっていた。二階氏が率いる二階派(志帥会)も支援する方向だ。

 菅氏が出馬する意向を固めたことを受け、他の有力候補も慌ただしく動いた。石破茂元幹事長は30日、菅氏について、「安倍政権の大黒柱として支えてきた」と記者団に述べ、実績を評価した。同時に、9月1日の総務会で総裁選の方法が決まった後に、出馬の是非を判断する考えも示した。

 同じく「ポスト安倍」を目指す岸田文雄政調会長は30日、東京都内で麻生太郎副総理兼財務相と会談した。総裁選での支援を要請したとみられ、記者団に「指導をお願いした」と語った。これに先立ち、麻生派(志公会)に所属する鈴木俊一総務会長の自宅も訪れた。

 小泉進次郎環境相は30日、訪問先の福島市で記者団に総裁選に立候補しない考えを表明し、同じ神奈川県選出の河野太郎防衛相が出馬した場合は支援する意向も明らかにした。

 河野氏は記者団に、小泉氏の表明に謝意を示しつつ、石破氏と同様、党員らの投票を重視する立場から「どういう選び方になるのかも見ながら周囲と相談して決めていきたい」と述べるにとどめた。

 自民党は、総裁選の選挙管理委員長に野田毅元自治相を起用する方針だ。コロナ禍の3密を回避するため、総裁選の会場をこれまでの党本部から変える方向で調整している。

4317チバQ:2020/08/30(日) 22:00:52
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN8Z6VJ3N8ZUTFK005.html
菅氏が出馬へ、二階氏ら支持 岸田氏、石破氏の3氏軸か
2020/08/30 20:56朝日新聞

菅氏が出馬へ、二階氏ら支持 岸田氏、石破氏の3氏軸か

記者会見を終え、会見場をあとにする安倍晋三首相。右は菅義偉官房長官=2020年8月28日午後6時1分、首相官邸、藤原伸雄撮影

(朝日新聞)

 菅義偉官房長官(71)は30日、安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選に立候補する意向を固めた。党内では、二階俊博幹事長率いる二階派や無派閥議員の間で、菅氏を支持する動きが広がっている。総裁選は菅氏に加え、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の3氏を軸に争われる見通しだ。

 菅氏は29日、東京都内で二階氏と会談。立候補への意欲を伝えると、二階氏は「がんばってほしい」と応じたという。関係者によると、菅氏は総裁選の日程や選出方法を決定する1日の総務会後にも立候補を表明する方針。

 安倍政権を官房長官として支えてきた菅氏の立候補を期待する声は党内で広がっている。二階派(47人)の幹部は30日、自民党本部で対応を協議した。同派の河村建夫元官房長官は会合後、記者団に「そういう(菅氏を推す)空気が生まれてきつつある」と述べ、派として菅氏を支持する考えを示した。菅氏に近い無派閥議員のグループは、31日に菅氏に総裁選への立候補を要請する。

 立候補への意欲を示してきた岸田氏は30日、最大派閥・細田派(98人)の細田博之会長、麻生派(54人)会長の麻生太郎副総理兼財務相らと相次いで会談した。総裁選での協力を求めたとみられ、党内での支持固めに動く。

 石破氏は大津市であった党滋賀県連の会合に出席。「今度の総裁選でも党員投票をするべきだ」と述べ、党執行部が検討する党員・党友投票を省く新総裁の選出方法について批判した。自らの対応について記者団に問われると「無責任なことはできない」と述べ、改めて立候補への意欲をにじませた。

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008300028.html
菅氏出馬意向で各派に動揺 岸田派、戦略に影響必至
2020/08/30 21:39産経新聞

菅氏出馬意向で各派に動揺 岸田派、戦略に影響必至

麻生太郎副総理兼財務相の事務所を後にする岸田文雄政調会長=30日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)

(産経新聞)

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選に菅義偉官房長官が出馬の意向を固めたことは、党内各派の動向にも大きな影響を与えた。新型コロナウイルス対策などを理由に「菅氏の下にまとまるべきだ」との声が強まっており、総裁候補の擁立を検討している派閥に動揺が広がった。

 岸田派(宏池会、47人)を率いる岸田文雄政調会長は首相との信頼関係を背景に、首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会、98人)と、首相の盟友・麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派(志公会、54人)の支持を得る戦略を描く。

 しかし、この主要派閥との連携は、首相と二人三脚で歩んできた菅氏の決断によって崩れかねない。岸田氏は平成30年の前回総裁選で悩んだ末に出馬を見送り、首相支持に回った。岸田派幹部は「今回の総裁選に出なければ政治生命を失う」と苦しい胸の内を語る。

 追い込まれた岸田氏は30日、麻生氏と会談。改めて支援を求めたとみられるが、麻生氏は最近、菅氏について周囲に「選択肢の一人」と語り、「乱世の岸田じゃない」とも述べている。

 岸田派の幹部らは30日夜、都内で対応を協議したが、若手からは「出馬して負ければ宏池会の会長としての立場も厳しくなる」との声も出ており、対応を誤れば求心力を失う恐れもある。

 在任中の平成12年に病に倒れた小渕恵三元首相以来、首相の座を他派に譲ってきた竹下派(平成研究会、54人)も総裁候補を出すべきだとの声が根強い。前回総裁選では、首相の支持をめぐり衆院側と参院側で対応が割れた。同派幹部は「自派から候補を出さなかったためだ」と反省。擁立する場合は会長代行の茂木敏充外相が有力視されている。

 ただ、政界引退後も派閥に強い影響力を持つ青木幹雄元自民党参院議員会長は現在も衆院側に不信感を抱いているとされ、参院側には「菅氏の支援に回るべきだ」との意見も出始めている。同派は31日の総会で対応を確認する方針だが、一致した行動をとれるかが注目される。

 菅氏を支援する方針を固めた二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、47人)は総裁候補を持たないため、幹事長派閥として次の総裁を決めるキャスチングボートを握ることが基本戦略だ。幹部は「『菅内閣』が誕生すれば幹事長は二階氏以外にいない」と語った。

 細田派は30日夜、都内で幹部会を開催。首相の意向も踏まえ31日の総会で一致した対応をとることを確認する方針だ。谷垣グループ(有隣会)の幹部らも30日、対応を協議した。

4318チバQ:2020/08/30(日) 22:10:06
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008300031.html
石破氏、菅氏出馬で戦略見直し 派内に非戦論も
2020/08/30 21:44産経新聞

石破氏、菅氏出馬で戦略見直し 派内に非戦論も

次期総裁選に意欲を示す自民党の石破茂元幹事長=30日午前、大津市(奥原慎平撮影)

(産経新聞)

 菅義偉官房長官が自民党総裁選に出馬する意向を固めたことで、立候補の準備を進める石破茂元幹事長も戦略の見直しを余儀なくされた。知名度を生かす武器と考えていた党員・党友投票が見送られる方向となる中、連携を期待した二階俊博幹事長が菅氏の擁立に動き、国会議員の支持拡大も難しくなってきたからだ。

 「一緒に(民主党から)政権を奪還した信頼する人だ。立候補していろいろな見解を述べ、選挙が行われることは意義がある」

 石破氏は30日、大津市内で記者団にこう述べ、菅氏の立候補を歓迎した。

 ただ、石破派(水月会、19人)では菅氏の参戦に頭を抱える議員が多い。党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な石破氏は二階氏への期待感が強かった。それだけでなく、二階氏と関係が良好な菅氏との連携を模索する向きもあった。

 石破氏は、9月17日に予定する石破派の政治資金パーティーで二階氏を講師に招いた。さらに、6月発売の月刊誌「文芸春秋」では、菅氏を「地方への熱い思いを持っている」と持ち上げ、秋波を送った。石破派の関係者は「菅氏が出馬し、それを二階氏が支える構図ができたことでシナリオが崩れた」と語る。

 総裁選で党員投票が見送られる方向となったことも、石破氏を苦しめる。石破氏は今月30日、「民主主義にもとるやり方で、総裁を決めることはあってはならない」と批判。石破派の幹部は「党員投票抜きなら『談合総理』と呼ばれる。そんな中途半端な総裁選に出ることはない」と出馬見送りを求める声すら出始めた。

 ただ、石破氏は同日、記者団に「(不出馬という)無責任なことはできないということに変わりはない」と出馬に重ねて意欲を示した。党内では「今回出馬を見送る方が政治生命の終焉(しゅうえん)に近づく」(閣僚経験者)という声もある。石破派は30日夜の会合で、党員投票が省略された場合の対応も含め、石破氏の意向に従う方針を確認した。(奥原慎平)


https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008300021.html
【総裁選ドキュメント】岸田政調会長、麻生副総理と会談 総裁選支援要請か
2020/08/30 18:14産経新聞

【総裁選ドキュメント】岸田政調会長、麻生副総理と会談 総裁選支援要請か

自民党・岸田文雄政調会長(春名中撮影)

(産経新聞)

 「ポスト安倍」を目指す自民党の岸田文雄政調会長は30日、麻生太郎副総理兼財務相と東京・永田町で会談した。総裁選出馬に向けた支援を要請したとみられる。岸田氏はこれに先立ち、麻生氏率いる麻生派(志公会)に所属する鈴木俊一総務会長の都内の自宅も訪れ、意見交換した。

 岸田氏は、自身を支える岸田派(宏池会)に加え、麻生派や安倍晋三首相の出身派閥である細田派(清和政策研究会)の3派共闘で総裁選に臨む戦略を描いており、首相の盟友でもある麻生氏が下す判断が鍵を握ることになりそうだ。

4319チバQ:2020/08/30(日) 22:12:56
https://news.goo.ne.jp/article/fukui/politics/fukui-20200830165502615.html
稲田朋美氏が自民党総裁選への出馬意欲明言 「推薦人20人集めたい。集まれば出馬する」
2020/08/30 16:52福井新聞

稲田朋美氏が自民党総裁選への出馬意欲明言 「推薦人20人集めたい。集まれば出馬する」

自民党総裁選について「推薦人が集まれば出馬する」と語る稲田朋美幹事長代行=8月29日、東京都内

(福井新聞)

 安倍晋三首相の退陣表明に伴う自民党総裁選について、稲田朋美幹事長代行(衆院福井1区)は8月29日、福井新聞の取材に対し「ハードルは高いが、(出馬に必要な)20人の推薦人を集めたい。集まれば出馬する」と明言した。「女性活躍の象徴として、首相を目指す女性を体現したい」と意欲を語った。

 稲田氏は出馬を目指す理由について「日本の政治は女性があまりにも少なく、民主主義がゆがんでいる。女性のためではなく、日本をよりよくするために首相を目指したい」と強調。「新型コロナウイルスの感染拡大でしわ寄せが来ている貧困家庭など、自民が少し置き去りにしてきた分野にしっかりと目を向ける。多様性を認め、自由で公平な、経済的に豊かな社会をつくりたい」と主張した。

 7年8カ月にわたった第2次安倍政権が成し遂げられなかった政策を引き継ぐ決意も示した。「日本の周りには力で『現状変更』しようとする大国があるが、安倍首相は価値観を共有する国々と『法の支配』の重要性を発信してきた。引き継ぎたい」とし、党是である憲法改正についても「志を継いで取り組んでいく」と述べた。

 地方創生への意欲も語った。「新型コロナによって社会、経済の在り方が変わってきている。福井のような地方都市にとってもチャンスだ。東京の会社を福井に持ってきたりすることが可能になる」と指摘。交通インフラの整備が重要だとし「道路や新幹線など公共事業を充実させて、東京一極集中を是正したい」と話した。

 膠着(こうちゃく)状態が続く拉致問題に関しては「安倍首相が最も関心を寄せて、若いうちから取り組んできた。自ら交渉したいと言っていたが、できなかったのは残念だったと思う」と無念を推し量り、「引き継ぐべき事柄だ」と力を込めた。

4320チバQ:2020/08/30(日) 22:16:20
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20200829-567-OYT1T50326.html
細田氏、独自候補の擁立に慎重…他派閥のやっかみも大きい
2020/08/30 10:28読売新聞

細田氏、独自候補の擁立に慎重…他派閥のやっかみも大きい

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党総裁選を巡り、安倍首相の出身派閥で党内最大の細田派(98人)の動向が注目を集めている。ベテラン議員を中心に、今回は独自候補の擁立を見送り、他派閥の候補を支援するべきだとする意見が根強い中、出馬に意欲を示す議員もいるためだ。

 「我々は安倍首相を支えてきたグループだから、首相の思いを十分に考えて、今後の行動は統一して考えていく」

 同派会長の細田博之・元幹事長は29日、松江市で記者団にこう強調した。同派は31日に派閥会合を開き、総裁選への対応を協議する予定で、細田氏の発言は、「安倍首相一任」を目指す考えを示唆したとみられる。

 首相が辞任の意向を表明した28日夜には、同派の塩谷立会長代理や、松野博一事務総長らが集まり、同派が結束して行動する考えで一致した。出席者の一人は、「今回は他派で出馬する人を選ぶ番だ」と語り、派内からの擁立を見送るべきだとの考えを示した。

 同派は2000年の森首相就任以降、自民党の5人の首相のうち、4人を輩出してきた。他派閥のやっかみは大きく、細田氏は今回、独自候補の擁立には慎重な立場とみられている。参院細田派を率いる世耕弘成参院幹事長も同様の考えとされる。

 首相は28日の記者会見で、「次の総裁選に影響力を行使しようとは全く考えていない」と述べ、現時点では静観する構えだ。

 これに対し、派内には、独自候補を出さなければ細田派が草刈り場になりかねないと懸念する声もある。

 下村博文選挙対策委員長は29日、千葉県船橋市で記者団に、「一人では総裁選に出られない。同志とよく相談したい」と述べ、総裁選出馬への意欲をにじませた。下村氏は28日には、自らに近い議員に対し、同派の若手議員の推薦人確保に向けた感触を探るよう指示した。

 また、稲田朋美幹事長代行は29日、民放の番組に出演し、「チャンスがあれば女性でも首相を目指すことが日本にとっても必要だ」と意欲を語った。

 ただ、両氏が総裁選出馬に必要な20人の推薦人を集めるハードルは高いとの見方が強い。

 こうした中、派閥の対応が割れれば、今後に禍根を残す恐れがあるとして、岸田政調会長や菅官房長官を念頭に、首相が意中の候補を示すことに期待する声が出ている。同派関係者は、「首相の意向が示されれば、派閥のだれもが今回は従わざるを得ないだろう。派閥のためにもそうしてほしい」と話している。

4321チバQ:2020/08/30(日) 22:32:11
https://www.sankei.com/politics/news/200829/plt2008290025-n1.html
【総裁選ドキュメント】岸田氏、谷垣前幹事長と会談 支援要請か
2020.8.29 23:00
 「ポスト安倍」を目指す自民党の岸田文雄政調会長が29日、東京都内で政界を引退した同党の谷垣禎一前幹事長と会談した。総裁選に向けた支援を要請したとみられる。岸田氏は同日、同党石原派(近未来政治研究会)を率いる石原伸晃元幹事長とも意見交換した。

 谷垣氏は、岸田氏を支える岸田派(宏池会)の流れをくむ谷垣グループ(有隣会)の特別顧問。岸田氏は以前から宏池会系勢力の結集を目指す「大宏池会構想」を模索しており、合流話もたびたび浮上していた。

 谷垣グループは遠藤利明元五輪相など岸田氏と親交が深いベテランが所属する一方、総裁選出馬を明言している野田聖子元総務相と近い議員も少なくない。このため30日、都内で幹部による会合を開き、今後の対応を協議する。

https://www.sankei.com/politics/news/200829/plt2008290018-n1.html
竹下氏「派内が一本であること優先」 総裁選、党内動向見極め
2020.8.29 17:51
 自民党竹下派の竹下亘会長は29日、安倍晋三首相の退陣表明を受けた党総裁選に関し、派内の結束を重視する考えを表明した。松江市で記者団に派閥対応を聞かれ「何も決まっていない。他グループの動きもじっくり見て対応する。派内が一本であることが一番の優先事項だ」と述べた。

 竹下派会長代行の茂木敏充外相が「ポスト安倍」有力候補になり得るとの認識も示した。竹下派は平成30年の前回選で派内の支持動向が二分した経緯がある。

 竹下氏は、党員・党友投票を省略する方向が固まった総裁選の形式について「党員投票から積み上げるのが王道だ」と指摘した。

4322チバQ:2020/08/30(日) 22:40:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020083000243&g=pol
自民総裁選、菅氏が出馬意向 二階派が支持、追随の動きも―来月17日にも首相指名
2020年08月30日22時27分
 安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選に向け、菅義偉官房長官(71)が出馬する意向を固め、二階俊博幹事長に伝えた。同党が総裁選の日程や段取りを決定する9月1日以降に正式表明する。党幹部が30日明らかにした。二階派(47人)が支持する方針で、他の主要派閥にも追随する動きがあり、選挙戦は菅氏を軸に展開しそうだ。

 菅氏は二階氏と29日に東京都内で会談、出馬の考えを示した。竹下派(54人)は幹部が菅氏支持で既に動いており、麻生派(54人)も会長の麻生太郎副総理兼財務相が菅氏支持をにじませている。最大派閥の細田派(98人)は、同派出身の首相が「菅氏が望ましい」との立場を関係者に漏らしている。菅氏に近い議員グループ(約20人)は31日に会合を開き、菅氏支援を確認する。
 自民党は9月1日の総務会で、党大会に代わる両院議員総会を開いて国会議員と都道府県連代表の投票により新総裁を選出することを決める見通し。7日か8日に告示、14日投開票とする日程が有力だ。16日までに主な党役員の人事を終え、17日に臨時国会を召集、同日中に衆参両院本会議で首相指名選挙を行う方向で調整に入った。
 一方、石破茂元幹事長(63)は30日、出馬するかは党員投票の有無を見極めて判断する考えを示した。大津市で講演し、「国会議員のための自民党ではない」として党員参加を重ねて要求。この後、記者団から不出馬の可能性について問われ、「今、言及はしない」と述べるにとどめた。
 石破氏は過去の総裁選で党員からまとまった支持を得ており、党員投票が行われなければ不利になる。石破派(19人)が夜に開いた会合では出馬見送り論も出て、対応を石破氏に一任した。
 岸田文雄政調会長(63)が率いる岸田派(47人)は幹部会で選挙対策本部の設置を決定。岸田氏は記者団に「挑戦しようということで準備を進めている」と述べた。ただ、同氏は首相の支援を期待してきた経緯があり、首相が菅氏支持に傾いていることで戦略の見直しを迫られそうだ。
 河野太郎防衛相(57)は党員投票を実施すべきだとの立場を記者団に示し、「どういう選び方になるかも見ながら皆さんと相談して決めていきたい」と語った。2018年の前回総裁選で石破氏に投票した小泉進次郎環境相は自身の立候補を否定し、「河野氏が出るなら河野氏を応援する」と記者団に表明した。
 細田派は幹部会を開き、対応を細田博之会長に一任すると決定。出馬の意欲を示す下村博文選対委員長も会長の判断に従う考えを示した。

4323チバQ:2020/08/30(日) 22:42:08
https://mainichi.jp/articles/20200830/k00/00m/010/208000c
二階派、竹下派、無派閥有志が菅氏支援へ 「政治空白避ける」大義名分に
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月30日 21時40分(最終更新 8月30日 21時45分)
 菅義偉官房長官(71)は、辞任表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選に立候補する意向を固めた。こうした意向を二階俊博幹事長らに伝えた。複数の自民党関係者が30日、明らかにした。菅氏は9月1日以降に出馬の意向を表明する方向で、二階派は菅氏を支援する方針。党内に待望論のある菅氏の立候補は他派閥の動向にも影響を与えそうだ。

 二階派は所属議員47人の党内第4派閥。第2派閥の竹下派(54人)も30日、菅氏を支持する調整に入った他、最大派閥で安倍首相の出身派閥の細田派(98人)、竹下派と並ぶ第2派閥の麻生派(54人)などからも菅氏を支持する声が上がり始めている。

 関係者によると、菅氏は29日、東京都内で二階氏と会談し、総裁選での支援を要請した。二階氏は「頑張ってください」と伝えたという。会談には森山裕国対委員長も同席した。

 二階氏は28日の党役員会で総裁選の実施方式などの対応を一任されており、二階派内には「党内をまとめる立場にある」(幹部)ため、総裁選の詳細が決まる前に態度を決めることに慎重な意見もあった。だが、同派関係者によると、二階氏は29日…

https://mainichi.jp/articles/20200830/k00/00m/010/190000c
菅氏立候補で総裁選の構図はどう変わるのか 広がる支援の動き 苦境の石破氏
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月30日 20時31分(最終更新 8月30日 21時58分)
 辞意を表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める党総裁選に菅義偉官房長官(71)が立候補の意思を固めたことで、選挙戦の構図は一変した。二階俊博幹事長が率いる二階派(47人)は早々と菅氏支援の動きを加速させ、竹下派(54人)内でも支持が広がる。主要派閥の支援に期待した岸田文雄政調会長(63)の戦略は揺らぎ、党内基盤の弱い石破茂元幹事長(63)は一層苦境に立たされた。今後は細田派(98人)、麻生派(54人)などの派閥の動向が焦点。菅、岸田両氏のつばぜり合いの様相が強まった。

 「政権の大黒柱として支えてきた経験、実績がある。信頼する方なので立候補していろんな見解をお述べになることは非常に意義のあることだ」。自民党の石破茂元幹事長(63)は30日、大津市で記者団に対し、総裁選出馬の意向を固めた菅義偉官房長官(71)にエールを送った。だが、菅氏の参戦で苦境に立たされたのは石破氏だ。

 報道各社の世論調査で「安倍晋三首相の次に首相になってほしい人」のトップに居続けた石破氏。高い支持率とは裏腹に、自身の石破派は19人と少数で、国会議員の支持が得られないことが悩みの種だった。そのため期待したのが…

4324さきたま:2020/08/31(月) 08:28:58
>>4323
どうやら菅の流れですね。
過去の言動、とくに記者会見での対応などを考えると、菅が後継なら安倍政権と大差ないでしょう。
河野太郎も同様で、本質的には安倍と変わらない。

日本国、日本国民全体にとっては岸田や石破の方が安倍政権よりマシでしょうが、彼らの勝ち目は薄そうですね。

誰が総理であれ、合流野党がしっかり地固めをすること。
そして、次期衆院選、参院選で与党に緊張感を持たせるだけの議席を得ることが、なにより重要だと思います。
首相への忖度で官僚が組織的に公文書改竄を行ったにも関わらず、内閣が吹っ飛ぶどころか、担当大臣のクビさえ取れない弱い野党では、日本国の民主主義にとってマイナスなのは明白ですから。

4325チバQ:2020/08/31(月) 11:57:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ae10fb6b545a1ce0157e09d3c9d82bb09d4de0f
主流派、菅氏に白羽の矢 派閥主導で石破氏封じ 自民総裁選
8/31(月) 7:07配信
4335



 安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党総裁選に、菅義偉官房長官が出馬する意向を固めた。

 二階俊博幹事長や麻生太郎副総理兼財務相が菅氏を推す考えで、首相も前向きとされる。次期政権でも主流派として既得権益を維持し、人事や政策決定に影響力を行使したい勢力が、政権中枢で7年8カ月にわたり首相を支えた菅氏が適任とみて白羽の矢を立てた格好だ。

 二階氏はかねて菅氏の手腕を評価しており、首相が辞任を表明した28日朝のテレビ番組収録でも「(首相に)指名されれば十分任に堪え得る人材だ。有力候補の一人だ」と明言。共に国会議員秘書と地方議員を経験、最近も頻繁に会食を重ね、気脈を通じる間柄だ。29日には菅氏から直接、出馬の意向を伝えられた。二階派の河村建夫元官房長官は30日、「(菅氏支援の)空気が生まれている」と記者団に語った。

 一方、麻生氏は消費税への軽減税率導入で菅氏と対立するなど反目。岸田文雄政調会長への「禅譲」を探る首相と歩調を合わせてきた。だが、岸田氏はここへきて発信力や指導力の欠如を露呈。政権批判を繰り返す石破茂元幹事長と一騎打ちになれば「勝ち目はない」(竹下派幹部)と目されていた。首相退陣が確定すると、麻生氏は「菅氏が一番収まりがいい」と方針転換を口にした。

 首相自身、任期途中での不本意な退陣で当初描いていた岸田氏への禅譲がかなわなくなると、複数の関係者に「菅氏が望ましい」と本音を漏らした。ただ、後継選びに関与すべきではないとの立場から、表立っての発言は控える意向だ。

 「『菅待望論』の雰囲気を徐々につくっていこう」。あるベテラン議員は29日、菅氏と会ってこう申し合わせた。菅氏と親しいこの議員は、首相が17日に慶応大病院を受診して健康不安説が高まった頃から、後継には菅氏しかいないと見定めて党内の根回しを進めている。

 ある主要派閥の幹部は、二階派が既に菅氏支持を固めたことを踏まえ、「細田派、麻生派、竹下派がどうするかで流れが決まる」と述べ、派閥主導で選挙戦の行方を決定付ける考えを示した。

 総裁選に当たり、二階氏は党内の根強い異論をよそに、党員投票を伴わない両院議員総会で決着させる方針。新型コロナウイルス感染拡大や経済悪化という国難に直面する中、政治空白の長期化を避けるという「大義名分」の下、過去の党員投票で強さを示してきた石破氏に不利な構図に持ち込もうとしている。

 一方、首相からの禅譲を基本戦略としてきた岸田氏は、主流派から菅氏に乗り換えられた形となった。岸田氏は30日、東京都内で細田派会長の細田博之元幹事長、麻生氏と相次ぎ会談。改めて支援を要請したとみられる。だが、岸田派中堅は「今回は勝ち目がない。一度我慢した方がいい」と語り、撤退も視野に入れるべきだと指摘した。

4326チバQ:2020/08/31(月) 11:59:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/12e314eba2ac733b26156b872a41740bbc5bd62e
消えた“敵”野党に戸惑い…旗印失い「試される2週間だ」 安倍首相が辞意
8/31(月) 10:59配信




国会議事堂
 「総理の体調は思ったよりも悪い。要注意だ」。公明党内にそんなメールが出回ったのは今月中旬だった。情報をもたらしたのは安倍晋三首相に近い前代表の太田昭宏氏。現代表の山口那津男氏ではない。

【グラフ】2000人が評価した安倍政権の実績

 首相と山口氏のぎくしゃくした関係は与党内では周知の事実だ。2人は昨年11月、東京・赤坂のふぐ料理店で会食した。「仲居さんがお酌して話題を振るような状態。ほとんど会話がなかった」。当時そんなうわさが出回った。

 集団的自衛権行使の一部容認、安全保障関連法制定…。「安倍カラー」とも言える保守色の強い政策に同調しているうちに、公明党は集票に苦しむようになった。2019年参院選では、比例票が3年前の前回を100万票も下回った。

 首相の辞任表明に「山口代表は少しほっとしているに違いない」とみる公明関係者は少なくない。自民党内で憲法改正の熱気は恐らく冷める。繰り返された支持基盤の創価学会との「板挟み」も遠のく-。

 28日午後、山口氏は国会内で首相から直接辞意を伝えられた。山口氏は「非常に残念です」と言い、こう加えた。「これまでの支え方が十分でなかったとすれば申し訳ない」

      ■

 一方の野党。反転攻勢に鼻息を荒くしているかと思いきや、そんな熱気は伝わらない。

 野党は7年8カ月に及ぶ歴代最長政権の弊害を並べ「アベ政治を許さない」という共通目標を掲げてきた。「桜を見る会」問題に続き、公選法違反(買収)の罪で起訴された河井克行前法相と妻の案里参院議員の事件、ちぐはぐな新型コロナウイルス対策などを追及。臨時国会召集を迫り「安倍1強」体質をえぐろうと構えていたところで、眼前から「敵」が消えた。

 しかも新党結成のタイミングは自民党総裁選と重なる。大きな旗印を失う形での船出にならざるを得ず、国民に政権交代の必要性を訴える戦略は練り直しが避けられない。

 「安倍政権のひずみをどう修復していくか。新党結党は新しい時代の要請だ」。30日朝、立憲民主党の福山哲郎幹事長はテレビ番組で強調した。個人的に新党と距離を置く国民民主党の玉木雄一郎代表は冷ややかだ。「安倍内閣がだめというだけではもう通用しない」

 30日、「ポスト安倍」を巡る自民党内の駆け引きが本格化した。党幹部主導で菅義偉官房長官をかつぐ思惑が表面化。岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長らの周辺も慌ただしい。

 運命共同体とはいえ、友党の人事に口出ししないのは与党の不文律だ。ところがこの日のテレビ番組で、公明の斉藤鉄夫幹事長は自民党総裁選に注文した。「国民の幅広い理解が得られる選び方をしてほしい」「穏健な保守中道勢力を大切にする総裁になってもらいたい」

 野党からはいつもの原則論が出てこない。誰が後継になるにせよ、新政権は民意を反映しておらず「早急に解散し、国民の審判を仰げ」と迫るのが常道だが、威勢のいい言葉はない。

 立民の逢坂誠二政調会長は「政策を純化させるだけでは自民党には勝てない。今後は協調や包摂といった政治手法が重要になる」という。相手よりも、まず身内が結束できるか。国民の議員は「野党の力あわせが本物になるか。試される2週間だ」とつぶやいた。 (森井徹、川口安子)
西日本新聞

4327とはずがたり:2020/08/31(月) 12:19:02
もう毎度纏まれずガタガタ,一致結束箱弁当は何処へ行った!?

自民党総裁選、週明けで各派の活動活発化 竹下派若手は自派擁立求める
8/31(月) 11:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d2f19288e2e5577efb48397475b270a5a5971ac
産経新聞

 辞意表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選に向け、同党の各派閥は週明けの31日、活動を活発化させた。菅義(よし)偉(ひで)官房長官が立候補の意向を固めたことで、主要派閥が無派閥の菅氏の支援に回るかが焦点。だが、第2派閥の竹下派(平成研究会、54人)の若手議員らが同日朝、派内からの候補者擁立を求める会合を開くなど情勢は流動的だ。

 出馬の準備を進める岸田文雄政調会長は31日午前の日本テレビ番組で、菅氏の出馬に関し「(総裁選で)自分の思いを示していく中でおのずと違いは見えてくる。それぞれの政治家がその思いを示し、競い合うことは重要だ」と述べた。菅氏は朝から議員事務所に入り、各派の動向や情勢の分析を進めた。

 菅氏を支援するかどうかをめぐり、各派閥も活発に動き始めた。竹下派の参院議員グループは午前、都内で会合を開き、「菅氏支持」を念頭に派閥の対応を竹下亘会長に一任することを確認した。

 一方、同派の若手衆院議員ら10人超は朝の会合で同派会長代行の茂木敏充外相を擁立すべきとの意見で一致した。竹下氏は派内の結束を重視する考えを示しており、同日の同派総会で意見を集約し、近く対応を決める。

 最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)も午後、総会を開く。主要派閥が菅氏を支援すれば形勢は菅氏に大きく傾くことになり、各派の動きが注目される。

 首相は午前、官邸で記者団に、菅氏が出馬の意向を固めたとの報道に対する受け止めを問われたが、「おはようございます」とだけ述べた。

4328とはずがたり:2020/08/31(月) 12:21:40

岸田氏、総裁選の形式「党員投票が望ましい」
8/31(月) 9:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/04716bbe166694e9358e62dc0fc18e5a14cf0c9e
産経新聞

 自民党総裁選に出馬する意向を示している岸田文雄政調会長は31日朝、日本テレビ番組に出演し、総裁選の形式について「自民党のありようや選考過程を国民にアピールするのなら党員投票を行うことが望ましい」と述べた。「新型コロナウイルス対策の中でどこまで党員の意思を確認することが可能か、追求しなければならない」とも語った。

 岸田氏は、菅義偉官房長官が総裁選出馬の意向を固めたことに関し「(総裁選で)自分の思いを示していく中でおのずと違いはみえてくる。それぞれの政治家がその思いを示し、競い合うことは重要だ」とした。

 北朝鮮による日本人拉致問題や北方領土問題に関しては「次を担う人間が取り組まなければならない課題だ」と解決に向けて意欲を語った。

小泉進次郞氏ら若手有志、党員投票を求める 署名提出へ
安倍首相辞任へ
https://www.asahi.com/articles/ASN803VZRN80UTFK00H.html?ref=tw_asahi
2020年8月31日 12時09分

 党員投票を含む党総裁選の実施を求める自民党若手有志は31日午後にも二階俊博幹事長に対し、国会議員から集めた署名を提出し、申し入れを行う予定だ。賛同の呼びかけには、小泉進次郎環境相らが名を連ねている。

 申入書では「国民が自民党に向ける視線が非常に厳しいことを踏まえれば、両院議員総会によってではなく、国民の政治不信を払拭(ふっしょく)できるような開かれた総裁選挙の実施が不可欠」とした。

 午後には下村博文選対委員長が二階氏に面会し、党員投票の実施を求める。稲田朋美幹事長代行も同調するとみられる。

4329とはずがたり:2020/08/31(月) 12:22:16

岸田氏、総裁選で首相に協力要請
2020/8/31 12:11 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://this.kiji.is/673002710609462369

 自民党の岸田氏は安倍首相との面会で、出馬を目指す総裁選に関し「お力添えを頂きたい」と協力を要請した。

4330チバQ:2020/08/31(月) 17:05:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d06688d310db9181e04028f1cbd7a92b8a06461
麻生派が菅氏支持 自民総裁選
8/31(月) 16:17配信
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 自民党麻生派(54人)は31日、総裁選で菅義偉官房長官を支持することを決めた。

 同派関係者が明らかにした。

4331チバQ:2020/08/31(月) 17:25:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b87361bd68d9a82863c820801902156c775648c
無派閥の菅グループが対応協議
8/31(月) 13:19配信
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会見に臨む菅義偉官房長官=8月31日午前、首相官邸(川口良介撮影)
 辞任表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選をめぐり、菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い無派閥有志議員は31日、国会内で会合を開き対応を協議した。坂井学元総務副大臣らが出席した。総裁選出馬の意向を持っている菅氏支援を確認する見通しで、菅氏に出馬要請を行うことも検討している。

4332チバQ:2020/08/31(月) 17:47:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f75223117f1f138cf59dcfc19ad573e83a1b4d7

下村博文氏、総裁選立候補を見送る方針 「今ではない」




8/31(月) 12:36配信


朝日新聞デジタル

取材に応じる自民党の下村博文選挙対策委員長=2020年3月2日、東京・平河町、大久保貴裕撮影
 自民党の下村博文選挙対策委員長は31日、総裁選への立候補を見送る方針を固めた。20人の推薦人を確保する見通しは立っていたものの、副会長を務める最大派閥・細田派全体からの支援を得るのは難しいと判断した。下村氏は周囲に「今ではない。次の総裁選をめざしたい」と語った。


https://news.yahoo.co.jp/articles/24f2fe54bdc684a728a1583f257f848a3fda4da3
無派閥若手、菅氏に出馬要請へ 各派閥は意見集約 自民総裁選
8/31(月) 11:19配信
15




自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影
 辞任表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選で、自民党の各派閥、グループは31日、対応を協議する。菅義偉官房長官(71)を支持する無派閥の若手グループは同日午後、菅氏に立候補を要請する。菅氏は9月1日にも出馬を表明する意向で、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)も出馬に意欲を示す。各派閥は役員会や総会を開いて意見集約を本格化させる。

 菅氏は31日午前、首相官邸での定例記者会見で総裁選への対応を問われたが、「この場は政府としての見解を説明する場なので、コメントを控えたい」と述べるにとどめた。

 菅氏は派閥に所属していないが、菅氏を支持する無派閥若手のグループが複数存在する。二階俊博幹事長率いる二階派(47人)が支持する方針。菅氏を支持する方向の竹下派(54人)は31日朝に所属参院議員が会合を開き「一致団結」を確認し、昼に総会を開催する。

 岸田派(47人)会長の岸田氏は31日午前、日本テレビの番組に出演し「感染症に強い社会を作らないといけない。地方についても『デジタル田園都市』という考え方を示している」と、自らの政権構想を示した。30日には、細田派(98人)の細田博之会長や麻生派(54人)会長の麻生太郎副総理兼財務相らと会談した。首相の出身派閥である細田派は31日午後に派閥会合を開催する予定で、岸田氏は同日午前に首相と面会した。

 石破派(19人)も31日に会合を開く予定で、党内情勢を分析する。

 また与野党の幹事長・書記局長は31日午前、国会内で会談した。自民党の二階氏が首相の退陣を説明したうえで、今後の臨時国会召集と首相指名選挙の段取りについて各党の理解を求めた。9月17日にも新首相を選出する日程を調整している。【秋山信一、飼手勇介】

4333とはずがたり:2020/08/31(月) 18:03:06
岸田某の総裁選が始まってもないのに詠める

契りおきしさせもが露を命にて あはれ今年の秋ももう去ぬめり!?

麻生派が総裁選で菅官房長官を支持へ
https://this.kiji.is/673048253742105697?c=39550187727945729
2020/8/31 15:12 (JST)8/31 17:24 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 自民党麻生派は31日、安倍晋三首相の後継を決める総裁選で、菅義偉官房長官を支持する方針を固めた。関係者が明らかにした。

4334とはずがたり:2020/08/31(月) 18:03:22
麻生派、菅官房長官を支持する方針固める 河野防衛相は立候補を見送りへ
https://news.livedoor.com/article/detail/18821238/
2020年8月31日 17時27分 ABEMA TIMES


 自民党総裁選をめぐって、麻生副総理が会長を務める麻生派が菅官房長官を支持する方針を固めた。また、立候補の可能性をにじませていた麻生派に所属する河野防衛大臣は、今回は立候補を見送る考え。

今日の午後、麻生氏と河野氏が会談し、派閥としての方針を確認したものとみられる。(ANNニュース)

4335とはずがたり:2020/08/31(月) 18:04:45

あんだけこけにされたんだから岸田は石破に頭下げて今回は支援して貰えよ。

どうせ自民党ピンチの時は石破で,岸田の出番は無いけど石破政権時に重用してもらえっど。

党員投票「やらない理由がない」…石破元幹事長、出馬は「そう遠くない時期に判断。期待を裏切らない自分でなければならない」
2020.08.31 16:47
https://times.abema.tv/posts/8622227

 自民党の石破茂元幹事長は31日夕方、自民党総裁選への対応について「そう遠くない時に判断をしなければらならない。多くの方々の思いを裏切ってはならない。自分の損得を考えてはならない。何が党のためになり、何が国のためになり、なにが民主主義であるか」と述べた。

・【映像】会見する石破氏

 また、各種世論調査で自身の名前を挙げる人が多いことについて尋ねられると、「数字を見て舞い上がっていけない。ただ、それだけの期待があるという責任は自分にある。あらゆる意味において、それを裏切らない自分でなければならない」と答えた。

 一方、焦点となっている党員投票については「まず自民党は今、総力結集というスローガンの下、党員増強運動をやっている。そして“自民党に入ってください”とお願いする時のセールストークは、“あなたにも総裁を選ぶ権利があります”、この一点だけ。その権利を行使できませんとなると、それは党員の皆さまの思いに反すると思う。2点目は、新政権は強い支持の下に成立する、強力な政権でなければならない。それには多くの党員の支持があることが必要だ。3点目は、民主主義が機能するためには、情報が伝わらなければならないということ。1日や2日で伝わるはずがない。ある程度の期間をとって、コロナについて、安全保障について、経済財政政策について、防災について、首都一極集中の是正について、自分が何を考えるのか、候補者が有権者の前できちんと説明する必要がある。それは正式な総裁選でなければならない。リモートによるスキルも上がった。広く国民、党員に伝達することも可能だ。(党員投票)をやらない理由がない」とした。(ANNニュース)

4336チバQ:2020/08/31(月) 19:48:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e40eecb57cf91acb9d50476f685f3ab6735f5b8
イマシリ! ポスト安倍「岸田首相」の可能性は? 広島
8/31(月) 18:47配信
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 今、知っておきたい情報をわかりやすくお伝えする「イマシリ!」。きょうのキーワードは、「ポスト安倍『岸田首相』の可能性は?」。

 「ポスト安倍」候補の主な顔ぶれを確認します。

 ▽ 広島出身の自民党・岸田文雄政調会長。お伝えした通り30日夜、総裁選に出馬することを明言しました。

 ▽ 菅義偉官房長官。この週末、二階幹事長に対して出馬する考えを伝えました。

 ▽ 石破茂元幹事長。JNNの取材では、支持する国会議員の数で菅、岸田両氏に水をあけられています。党員投票を行う通常の総裁選挙を求めています。

 ここでオンライン出演のゲストを紹介します。共同通信社編集委員の久江雅彦さんです。

 ― 「ポスト安倍」選びは、今、刻々と動いていて、たとえば岸田さんが細田さんや麻生さんに会いに行ったり、各派閥の状況が逐次、伝えられている状況ですが、どのようにご覧になっていますか?

 「今の動きを見ていますと、時々刻々と変わっているように見えると思うんですけど、4月に岸田さんが発表した国民への一律30万円、結果、10万円になりましたけども、あのころから、やはり安倍さんは、岸田さんではなく、別の候補、はっきり言ってしまうと、菅さんという流れがすでに水面下であったのではないかと。逆に言いますと、これまでの数年間は安倍さんは岸田さんを自らの後継にするために、どうしたら岸田さんの人気が上がるだろうかということ 今、知っておきたい情報をわかりやすくお伝えする「イマシリ!」。きょうのキーワードは、「ポスト安倍『岸田首相』の可能性は?」。

 「ポスト安倍」候補の主な顔ぶれを確認します。

 ▽ 広島出身の自民党・岸田文雄政調会長。お伝えした通り30日夜、総裁選に出馬することを明言しました。

 ▽ 菅義偉官房長官。この週末、二階幹事長に対して出馬する考えを伝えました。

 ▽ 石破茂元幹事長。JNNの取材では、支持する国会議員の数で菅、岸田両氏に水をあけられています。党員投票を行う通常の総裁選挙を求めています。

 ここでオンライン出演のゲストを紹介します。共同通信社編集委員の久江雅彦さんです。

4337チバQ:2020/08/31(月) 19:48:30
 ― 「ポスト安倍」選びは、今、刻々と動いていて、たとえば岸田さんが細田さんや麻生さんに会いに行ったり、各派閥の状況が逐次、伝えられている状況ですが、どのようにご覧になっていますか?

 「今の動きを見ていますと、時々刻々と変わっているように見えると思うんですけど、4月に岸田さんが発表した国民への一律30万円、結果、10万円になりましたけども、あのころから、やはり安倍さんは、岸田さんではなく、別の候補、はっきり言ってしまうと、菅さんという流れがすでに水面下であったのではないかと。逆に言いますと、これまでの数年間は安倍さんは岸田さんを自らの後継にするために、どうしたら岸田さんの人気が上がるだろうかということをかなり多くの人に相談もしていましたし、岸田さんを後継にすえたいという思いはそれまではあったと思います。今は流れは岸田さんにとってかなり厳しい状況になっていると思います。」(共同通信社 久江雅彦編集委員)

 ― 広島では、地元の政治家ということで岸田氏を推す声が根強くあります。31日、広島市内で取材しました。

 「広島人じゃから大歓迎ですよ。そりゃ、地元じゃけえ、うれしいでしょう。期待はすごくしとるね。」

 「広島の話なんで、やはり岸田政調会長さんが、って。外交がやっぱり一番、日本にとって必要。(外務大臣をしていた)過去の経験からすると岸田さんが強いのかなと。」

 「これぞという方は見受けられないとみてまして、(岸田さんは)リーダーシップ、パンチ力がないのかなと。穏やかなんだけど、リーダーなんでズバッというところがあった方がいいのかなと。」

 「本当は広島だから岸田さんがいいんですけど、説得力がないというか、ちょっと物足りない感じがしますよね。」(街の声・広島)

 ― 広島の街の声を聞いて、久江さん、いかがですか?

 「やはり岸田さんと言えば、広島が生んだ池田隼人さん、あるいは、もともとの岸田さんのご親せき、宮沢(喜一首相)さんもそうですけど、元総理。名門に生まれて毛並みがいいということで、県民の期待は一定程度あるというのは非常に理解できます。他方、今のコメントにもありましたとおり、誠実さ・生真面目さ・正直さ。これは、わたしも何度も岸田さんと接したことがありまして、そこは本当に間違いのないことだと思います。他方、裏返してみますと、おもしろみに欠ける、とげがない、特徴がない、インパクトがないということで、やはり、こういう時代になりますと、岸田さんが外務大臣、政調会長をやられましても支持率が5%前後とか低迷している。やはり、安倍さんが最後、岸田さんから距離を置き始めたというのも、そのへんの岸田さんのインパクトのなさ、パンチのなさ、これが次の総選挙をにらんで自民党の党勢を考えたときにどこまでプラスなのか、あるいはマイナスになるんじゃないかというような要素も強く働いたと思います。もともとはすごく岸定さんと安倍さんは当選同期で仲がよくて、昔はよく海にも行ってましたんで。」(共同通信社 久江雅彦編集委員)

4338チバQ:2020/08/31(月) 19:48:45
 ― ほかのポスト安倍候補はどうご覧になりますか?

 「やはり菅さんは、秋田から上京し、議員さんの秘書をやりながら市会議員、そして国会議員ということで、政治・まつりごとの調整能力は非常に長けています。安倍さんの女房役の官房長官ですけど、安倍さんがインパクト・発信力があるのと逆でですね、菅さんは調整力が非常に力がある。逆に、この石破さんは、世論の人気は極めて高いんですけども永田町の中に仲間がいない。そこが最大の弱点だと思いますね。」(共同通信社 久江雅彦編集委員)

 ― さきほどの話の給付金あたりのタイミングで安倍さんと岸田さんの間で距離が空いてきて、逆に安倍さんは菅さんの方を向き始めていると?

 「そうですね。強いて言えば、そういうところで、安倍さんの本当の腹の中は見えませんけど、少なくとも去年からことしの初めくらいまでは岸田さんに禅譲しようという意思はやはりあったと思うんですね。どうしたら岸田さんの支持率が上がるのだろうかということをかつての総理の森喜朗さんであるとか、安倍さんの周囲にかなり聞くようなことがありましたし。」(共同通信社 久江雅彦編集委員)

 ― 久江さんが考える現時点での最有力候補は誰ですか?

 「今の流れで見ますと、やはり菅さんですね。これは総裁選をフルスペックでやっても、どちらでもわたしは菅さんに最終的になると思います。」(共同通信社 久江雅彦編集委員)

 ― 菅さんは無派閥で、さまざまな政治課題を乗り越えていかなくてはならない。このあたりは?

 「確かに派閥で見ますと、宏池会を率いる岸田さん。それに対して菅さんは派閥は持っていません。ただし、自分自身で、今、小選挙区になったので、必ずしも派閥有利ではなくて、無派閥の中に『ガネーシャの会』など菅さんを支える30人から40人のグループがいます。そこにもって来て、なおかつ、二階さんのところには総裁候補がいませんので、これがほぼ丸々乗るという状況になっています。それと、もう1つはあまり一般には知られていないんですけども、河野太郎さん、この人は麻生派ですけども麻生さんとはやや微妙なところもありまして、同じ神奈川県民ということで菅さんとは極めていい関係にあるんですね。もう1つ、小泉進次郎さんも無派閥ですけども小泉さんも菅さんとものすごくいい。それで、某有名女性アナウンサーと結婚する前に一番最初に報告したのも実は菅さんでして、それもテレビで放送される前からこっそり教えていたんですね。つまり菅さんは地味で調整能力があって、『令和おじさん』ということですけど、実は世論の人気がある河野太郎さんと小泉進次郎を抱えているという意味で、非情にいい翼を持っているんですね。」(共同通信社 久江雅彦編集委員)

 ― 岸田さんの一発逆転というのは?
 
 「一発逆転、現時点ではそうとう厳しいですけど、もし安倍さんが心変わりをして、いわゆる清和会(細田派)、これが丸々、岸田さんをやるというような、かなりドラスチックな変化がない限り、流れはそうとう厳しいかなという感じはします。」(共同通信社 久江雅彦編集委員)
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4339チバQ:2020/08/31(月) 19:52:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/7df8ef3839b98a85d30357951a518e57febae558
完全な「非・世襲」総裁は海部氏以来 「菅義偉首相」なら七光り候補が一気に減る?
8/31(月) 18:39配信

菅義偉官房長官は2010年のJ-CASTニュースのインタビューで、世襲制限の必要性を強調していた(2010年6月撮影)
 辞任を表明した安倍晋三首相の後任を選ぶ自民党総裁選に向けた動きが活発化してきた。岸田文雄政調会長が出馬の意向を明言しているほか、石破茂元幹事長も意欲を見せる。菅義偉官房長官も出馬の意向を固めたとみられる。

 この主要3候補のうち唯一世襲でないのが菅氏で、世襲は制限すべきだというのが持論だ。自民党が野党だった2010年のJ-CASTニュースのインタビューでも、「党から公認されるのは世襲の人が多い」などと党の選挙への臨み方を批判していた。官房長官としての会見でも世襲の問題点に言及することがあった。仮に首相の座についたとしても、その持論を曲げることはないのか。

■10年前、J-CASTニュース記者に語った決意

 野田佳彦前首相など「非自民」では世襲ではない首相は多いが、自民党をみると、父親が石川県能美郡根上町の町長を務めていた森喜朗氏(首相在任:00年〜01年)を除けば、海部俊樹氏(1989〜91年)までさかのぼる。仮に総裁に選ばれれば30年ぶりの「非世襲」だ。

 菅氏は、自民党が下野するきっかけになった09年の衆院選で、選対副委員長としてマニフェスト(政権公約)に「『世襲候補』の制限等」を盛り込んだ。党内の反発も大きく、菅氏が当時のJ-CASTニュースのインタビューで明かしたところによると、「マニフェストを発表する当日の総務会が、荒れに荒れました」。麻生太郎首相(当時)も「途中でブレていた」が、菅氏が「私はこれでいきますよ」と押し切ったという。

 菅氏は当時、

「国民政党という性格からすると、幅広く、多彩な人材が入ってくるというのが基本だと思います。しかし、世襲の人が立候補することで、それ以外に他の人が立候補を諦めてしまう」

などとして、世襲議員を全体の1割程度に抑えるべきだと主張。選挙制度や党の公認プロセスの問題も指摘していた。

「選挙の仕方も資金の配分も、完全に政党選挙になっていて、党から公認されるのは世襲の人が多い。小選挙区制は若い人が挑戦できる仕組みでなくなっています。私たちは知恵を出すべきだったんですが、出し切れていなかった」

官房長官としての会見でも「私の持論だが、世襲制限は必要」
 12年12月に官房長官に就任してからも「持論」は捨てていない。例えば、14年12月の衆院選直後にあたる14年12月26日の記者会見では、

「(09年衆院選)当時、私は選対の副委員長だった。私の持論だが、世襲制限は必要だと思っている。自分がその立場(選対)になったので世襲制限を行った。当時、自民党の国会議員のうち4割近い人が世襲で、党内でも色々な論争があったが、そうしたことを貫いたことで現在は多分1割以下になったと思う」

などと述べた。ただ、この衆院選で当選した自民党候補291人のうち世襲は85人で、「世襲率」は29.2%もある。菅氏の「現在は多分1割以下になったと思う」という発言は正確ではない。菅氏はこの会見で、

「自民党はある意味で幅広く『国民政党』になってきている、そう思っている。色々な方が自民党公認で出馬できる機会が大きく広がった。公募の導入など色々なことを行ったので、そこは間違いなくそういう方向になってきた」

などと状況は改善されつつあるとの見方を示したが、17年の衆院選でも、自民党から当選した議員の3割弱が世襲だった。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

4340チバQ:2020/08/31(月) 21:29:32
https://www.sankei.com/politics/news/200831/plt2008310035-n1.html
【総裁選ドキュメント】河野防衛相、総裁選出馬を見送りへ
2020.8.31 18:49政治政局
 河野太郎防衛相は31日、辞任を表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選への出馬を見送る意向を固めた。河野氏はかねてより次期総裁選への出馬を公言してきたが、所属する麻生派(志公会、54人)が菅義偉(すが・よしひで)官房長官を支持する方針を固めたことなどから断念した。

 党員・党友による投票を省略した両院議員総会で新総裁を選出する見通しになったことも、人気と発信力の高さを生かしたい河野氏にとってマイナス材料だったとみられる。

 河野氏は同日、所属する麻生派(志公会、54人)会長の麻生太郎副総理兼財務相らと東京都内で会談した。


https://www.sankei.com/politics/news/200831/plt2008310027-n1.html
《独自》【総裁選ドキュメント】石原派も菅氏支持で調整
2020.8.31 17:21
 自民党の石原伸晃元幹事長が率いる(近未来政治研究会)が、次期総裁選に立候補する意向を固めた菅義偉(すが・よしひで)官房長官を支持する方向で調整に入ったことが31日、分かった。派閥関係者が明らかにした。石原派は同日、幹部会を開催。9月1日に開く派閥の全体会合で派としての方針が示される予定だ。

 石原派の最高顧問を務める山崎拓元副総裁は、ポスト安倍を目指す石破茂元幹事長支持を鮮明としているが、派閥幹部は「総裁選では山崎氏とは距離をとって調整している」と述べた。

4341チバQ:2020/08/31(月) 21:35:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020083100672&g=pol
菅氏が支持拡大 岸田、石破氏との争いか―自民新総裁、14日選出
2020年08月31日20時36分



 安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選で、出馬の意向を固めた菅義偉官房長官(71)が31日、支持を広げた。二階派(47人)に続き、麻生派(54人)も同日、菅氏支持を決めた。無派閥議員グループ(約20人)なども菅氏支持を確認。既に出馬を表明している岸田文雄政調会長(63)は有力者に支援を求め、石破茂元幹事長(63)も立候補を目指している。

 自民党は31日、総裁選を9月8日告示、同14日投開票の日程で実施する案を決めた。1日の総務会で、党員投票は行わず両院議員総会で選出する方針を決定。選挙日程は2日に総裁選挙管理委員会を開いて確定する。次期首相の座を懸けた選挙戦が事実上スタートする。
 菅氏は31日、参院竹下派に影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長と東京都内で会談。「安倍政治を継承する。1日の総務会の後、正式に表明する」と伝え、支援を要請した。
 菅氏は吉川貴盛前農林水産相(二階派)ら当選同期の衆院議員から出馬要請を受けた。吉川氏によると、十数人が菅氏支持に回る見通し。菅氏は「しっかり受け止める」と応じた。自身に近い無派閥若手の議員グループ「ガネーシャの会」からも要請を受けた。竹下派(54人)の幹部も菅氏支持で調整している。同派は総会で、結束して対応する方針を確認した。
 こうした中、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は、一致して菅氏を推すよう派内に指示。同派では河野太郎防衛相(57)が出馬を模索していたが、立候補に必要な推薦人20人の確保は困難で、見送る見通しとなった。石原派(11人)も菅氏を支持する検討に入った。
 一方、岸田氏は首相を官邸に訪ね、「総裁選に向けた準備を進めている」と協力を要請。竹下派会長の竹下亘元総務会長、青木氏らへのあいさつ回りを続けた。
 石破氏は衆院議員会館で記者団に「多くの思いを裏切ることがあってはらない」と述べ、出馬への意欲を重ねて表明。石破派(19人)所属議員と情勢分析を進めた。同派は出馬の判断を石破氏に一任することを改めて確認した。
 最大派閥の細田派(98人)は総会を開き、会長の細田博之元幹事長に対応を一任した。同派出身の首相は「菅氏が望ましい」との立場だ。
 総裁選は国会議員票(394票)と都道府県連代表票(141票)の計535票で争われる。投開票を行う両院議員総会は、新型コロナウイルス対策として議員らの密集を避けるため、党本部ではなく東京都内のホテルで開く。

4342チバQ:2020/08/31(月) 21:38:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020083100091&g=pol
短期決戦、菅氏が軸 各派対応急ぐ―両院総会で14日投開票・自民総裁選
2020年08月31日13時13分

首相官邸に入る菅義偉官房長官(右)=31日午前、東京・永田町
首相官邸に入る菅義偉官房長官(右)=31日午前、東京・永田町

安倍晋三首相との面会後、取材に応じる自民党の岸田文雄政調会長=31日正午ごろ、首相官邸

 安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選で、菅義偉官房長官(71)が出馬の意向を固めたことを受け、各派閥は31日、相次ぎ対応を協議した。短期決戦で行われる総裁選は、既に派閥横断で一定の支持のある菅氏が軸になる見通し。岸田文雄政調会長(63)も立候補を明言しており、石破茂元幹事長(63)の動向を含め、選挙戦の構図がどう定まるかが焦点だ。

 自民党は総裁選日程を「9月8日告示―同14日両院議員総会で投開票」とする案を決めた。菅氏は派閥に所属していないが、二階俊博幹事長の率いる二階派(47人)が支持する方針。他派の幹部や無派閥議員からも推す声が出ている。新型コロナウイルス対応が急務とされる中、歴代最長の安倍政権を支えてきた安定感や「政策の継続性」を理由としている。
 菅氏は31日午前、首相官邸で定例記者会見に臨み「私の件を含めて総裁選についてはコメントは差し控えたい」と述べた上で「当面は新型コロナ対策が最大の課題だ」と強調した。1日に総裁選日程が決まった後に正式に態度表明する。

4343チバQ:2020/08/31(月) 22:03:42
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN806VXCN80UTFK010.html
菅氏優位、細田・麻生両派が支持 総裁選、顔ぶれ固まる
2020/08/31 21:10朝日新聞

菅氏優位、細田・麻生両派が支持 総裁選、顔ぶれ固まる

記者会見を終え、会場をあとにする安倍晋三首相。左は菅義偉官房長官=2020年8月28日午後6時1分、首相官邸、藤原伸雄撮影

(朝日新聞)

 自民党総裁選に立候補する意向を示した菅義偉官房長官(71)に対し、同党の細田派と麻生派は8月31日、菅氏を支持する方針を決めた。主要派閥の多くが菅氏支持に傾きつつあり、国会議員票での争いを優位に進められる情勢となっている。石破茂元幹事長(63)や岸田文雄政調会長(63)は9月1日に立候補を表明する。

 無派閥の菅氏は31日、最大派閥・細田派(98人)を率いる細田博之元幹事長、参院自民党や竹下派(54人)に強い影響力を持つ青木幹雄元参院会長と会談。青木氏に「安倍政権の路線を継承する」と述べ、近く立候補を表明する考えを伝えた。現職閣僚を含む初当選同期7人や、自身に近い無派閥議員14人とも会い、立候補要請を受けた。

 31日には、第2派閥の麻生派(54人)が菅氏支持の方針を決めた。会長の麻生太郎副総理は、立候補を模索する同派の河野太郎防衛相と会い、一本化に協力するよう求めた。同派幹部は「河野氏は出ない」と語っており、立候補見送りの見方が強まっている。

 細田派は同日夜に幹部会合を開き、菅氏支持の方針を決めた。同派の下村博文選挙対策委員長、稲田朋美幹事長代行は立候補を見送る。

 石原派(11人)も菅氏支持で調整に入った。石原伸晃元幹事長は記者団に「政策の継続性も非常に重要だし、コロナは一日にして終了しない」と語った。

 岸田氏は31日、官邸で安倍晋三首相と面会し、総裁選での支援を求めた。その後、岸田派(47人)の総会を開き、選挙対策本部の設置を決めた。岸田氏は「ぶれることなく、しっかりと次の戦いに向けて準備を進めていきたい」と強調した。

 石破派(19人)を率いる石破氏は党内基盤が弱いが、世論調査では高い支持率を得ており、「国民に選択肢を示すべきだ」として立候補を決断した。派閥会合後、「多くの方々の思いを裏切ることはあってはならない」と語った。

4344チバQ:2020/08/31(月) 22:07:22
https://digital.asahi.com/articles/ASN803W2MN80UTFK004.html?_requesturl=articles%2FASN803W2MN80UTFK004.html&pn=4
竹下派は茂木氏擁立の動き 菅氏を同期の桜田氏ら支援へ
会員記事 安倍首相辞任へ

2020年8月31日 12時34分
 安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選に向け、立候補をめぐる動きが激しくなっている。岸田文雄政調会長(63)は31日、安倍首相と会談し、改めて支援を要請。立候補の意向を固めた菅義偉官房長官(71)を支援する初当選同期の活動も表面化した。竹下派の若手は、同派に所属する茂木敏充外相(64)に立候補を要請する方針を確認した。

 岸田氏は同日午前、首相官邸で安倍首相と会談。岸田氏は「総裁選に向けた準備を進めている。お力添えを」と要請。首相は「自分の立場からは個別の名前をあげるのは控えている。細田派はこれからだ」と応じたという。

 岸田氏はこれに先立ち、日本テレビの情報番組に出演した際には「次の時代に向けて、どういった政策を進めていくのか。私自身も今まで党の仕事を務める中で様々な思いをめぐらしてきた。その自分の思いをしっかりと示していく」と意欲を語った。

ここから続き
 一方、立候補の意向を固めた菅氏。初当選同期の桜田義孝元五輪相ら十数人の議員が同日午後、菅氏の事務所を訪れ、立候補するよう要請する見通しだ。菅氏は同日午前の記者会見で、総裁選への立候補について問われ、「この(会見の)場は、政府としての見解を説明する場であるので、コメントは差し控えたい」と述べるにとどめた。

 菅氏は、29日に二階俊博幹事長と会談し、立候補への意欲を伝達。1日の総務会後にも立候補を表明する方針だ。菅氏には、二階氏率いる二階派(47人)や、無所属議員の間で支持する動きが広がっている。

 一方、自民党第2派閥の竹下派(54人)の若手衆院議員14人は31日午前、国会内で会合を開き、同派会長代行の茂木氏に立候補を求める方針を確認した。

 同派は小渕恵三元首相以来、長らく総裁を出せていないことに加え、前回の総裁選では派内で対応が割れるなど、足並みの乱れが課題となってきた。

4345さきたま:2020/09/01(火) 00:35:21
稲田朋美氏、総裁選立候補見送り 推薦人確保めど立たず
8/31(月) 19:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/19b7c07b50cac790ee686ae94b0726fe7f10be41
 自民党の稲田朋美幹事長代行は31日、総裁選への立候補を見送る方針を固めた。稲田氏はこれまで「女性候補の不在はおかしい」と語り、女性議員を中心に支援を募ったが、20人の推薦人を確保するめどが立たなかった。

 また、同日に首相官邸で会談した安倍晋三首相からも「焦らずに一歩一歩頑張ればいい」と、不出馬を促されたことも決め手になった。(石井潤一郎)

朝日新聞社

4346チバQ:2020/09/01(火) 10:30:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/10e1b2ba4803171cfa33387c61c0f6d8532bced5
菅氏支持広がる 細田派、麻生派、石原派も 岸田氏、石破氏は1日出馬表明 自民党総裁選
8/31(月) 23:10配信
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記者会見する菅義偉官房長官=首相官邸で2020年8月31日午前11時36分、竹内幹撮影
 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選(9月8日告示、14日投開票予定)で党内第1派閥の細田派(98人)と第2派閥の麻生派(54人)、第7派閥の石原派(11人)は31日、菅義偉官房長官(71)を支持する方針を固めた。第4派閥の二階派(47人)は菅氏支持を決めており、麻生派と並ぶ第2派閥の竹下派(54人)も菅氏支持の方向で調整するなど菅氏への支持が大勢となった。一方、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)は立候補の意向を固め、1日に出馬表明する。

 細田派は31日夜の幹部会合で菅氏支持の方針を固めた。細田博之会長は会合後、「最も継続性の期待し得る方に総裁、総理として頑張ってもらいたい」と記者団に述べ、松野博一事務総長は「細田会長は菅氏を念頭に考えている」と付け加えた。

 麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は31日、竹下派の竹下亘会長と面会し、総裁選の対応について意見交換した。関係者によると麻生氏は前後して、菅氏支持の意向を麻生派幹部に伝えたという。夕方には東京都内で出馬に意欲を見せる派内の河野太郎防衛相と面会。河野氏に出馬を見送るよう促したとみられる。

 石原派も国会近くの派閥事務所で幹部会合を開催。会合後、石原伸晃会長は、「政策の継続性は非常に重要。幹部の間でそごはほぼなかった」と述べ、菅氏支持で派内をまとめる方針を示唆した。

 菅氏は31日の記者会見で出馬の可否について「政府としての見解を説明する場でありコメントは控えたい」と述べるにとどめたが、周辺によると、菅氏は1日の党総務会で総裁選の形式が決定するのを待ち、出馬表明をする方針だ。

 菅氏の元には31日、国会議員有志が相次ぎ訪れ、出馬を要請した。昼には二階派の吉川貴盛前農相ら菅氏の当選同期7人が国会内で菅氏と面会し立候補を要請。菅氏は「しっかりと受け止める」と応じた。坂井学元副総務相ら菅氏を支持する無派閥議員有志も同様の要請を行った。

 岸田氏は31日昼、首相官邸を訪ね、安倍首相と面会した。岸田氏は面会後、記者団に「お力添えをお願いしました。まあこれからということなんでしょう」と述べた。ただし、関係者によると首相は特定の候補者を推す考えがない意向を伝えたという。岸田派ながら竹本直一IT担当相が「同期7人」の一人として菅氏に出馬要請するなど、情勢は厳しい。岸田氏は夕方、党本部での記者会見で「逆風でも活路を見いだす努力は最後まで続けなければいけない。最後まで諦めることなく強い気持ちで戦い続けていきたい」と述べた。関係者によると、1日出馬表明するという。

 石破氏も31日、出馬の意向を固め、関係者に伝えた。1日の党総務会後に記者会見を開いて表明する。

 石破氏が会長を務める石破派は19人だが、無派閥議員らの協力を得て、20人の推薦人確保のめどをつけた。石破氏は周辺に「国民の『納得と共感』を大切にした政治をしたい」と語っているという。【加藤明子、秋山信一、畠山嵩】

4347チバQ:2020/09/01(火) 10:32:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/42ad54292576e4bd67c567645ed3131aebfea7aa
カギ握る大派閥 竹下派は波乱含み
8/31(月) 22:23配信
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 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選は、候補者を擁立しないとみられる大派閥の動向が選挙戦を大きく左右する。党内では、二階派(志帥会、47人)が菅義偉(すが・よしひで)官房長官の支持を正式決定、麻生派は菅氏支持の方針を固めた。加えて細田派(清和政策研究会、98人)と竹下派(平成研究会、54人)が菅氏の支援に動けば形勢は決するが、派によっては内部に波乱要因を抱える。

 「日本の政治の真ん中で竹下派がみこしを担ぐのが大事だ」。31日の竹下派総会では、若手の衆院議員らから会長代行の茂木敏充外相を候補に立てるべきだとの意見が続いた。だが、参院側の幹部が「固有名詞を挙げるのは時期尚早だ」と声を荒らげると、擁立論はしぼんでいった。

 ただ、総裁選への対応は竹下亘会長への一任とはならず、「一枚岩で臨む」ことを確認するにとどまった。これまで対立を繰り返した派内の衆参両サイドがともに納得できる形でなければ、再び派閥の対応が割れかねないためだ。

 首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなった平成30年の前回総裁選では、竹下派内が真っ二つに分かれた。衆院側の大半が首相を支持したのに対し、竹下氏ら一部衆院と参院側は石破氏を支援した。

 竹下氏や参院側が「石破支持」で動いたのは、今も派内に強い影響力を持つ青木幹雄元党参院議員会長の意向とされる。そのため、衆院側は参院側への不信感がいまなお根強く、会長一任とならなかったのも、こうした派閥内の複雑な事情がある。

 安倍政権下では首相の出身派閥として結束の強かった細田派も、不安要素を抱える。「派内で一致して動く」「今回は他派に首相の座を譲る」というのが細田氏の基本的な考え方だが、首相に近い稲田朋美幹事長代行と下村博文選対委員長が出馬への準備を進めているためだ。

 細田派は31日の総会で、総裁選の対応を細田氏に一任することを確認した。稲田氏は総会後、今後も出馬を目指すかどうかについて記者団に、「同志と考えたい」と慎重に判断する意向に転じた。下村氏は立候補に必要な20人の推薦人を「既に集めた」としながらも、「派閥の分裂は望んでいない」と周囲に話す。

 細田、竹下両派が菅氏支持を決めれば、党内の無派閥議員も雪崩を打つ可能性がある。(力武崇樹)

4348チバQ:2020/09/01(火) 10:37:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/12af21946142471a6ead4cc99acb6bdd38e2dfdb
岸田氏、狭まる包囲網 “刃こぼれ”の危険性も
8/31(月) 22:16配信
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自民党総裁選に関する記者団の取材に答える、岸田文雄政調会長=31日午後、東京・永田町の自民党本部(松本健吾撮影)
 自民党総裁選に出馬する意向の菅義偉(すが・よしひで)官房長官を麻生派(志公会、54人)などの主要派閥が相次いで支持する方向となり、岸田文雄政調会長が窮地に追い込まれた。1日に出馬を正式に表明する岸田氏だが、足元の岸田派(宏池会、47人)からも菅氏になびく議員が出かねない厳しい情勢だ。

【表】自民党総裁選をめぐる人物相関図

 菅氏は31日、初当選同期の有志から出馬要請を受けた。中には岸田派の竹本直一科学技術担当相の姿もあった。

 「雪崩が起きないようにしなければ…」

 岸田氏側近はこう語り、唇をかみしめた。岸田氏は安倍晋三首相との信頼関係をてこに、首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会、98人)や麻生派の支援を期待していた。しかし、菅氏が出馬の意向を固めると状況は一変し、「菅氏支持の大きな流れ」(党幹部)ができた。

 宏池会には総裁選をめぐる苦い過去がある。昭和45年の総裁選で、出馬に意欲を示した当時の前尾繁三郎会長は、4選を目指した佐藤栄作首相から内閣改造での優遇を約束され、立候補を見送った。しかし、佐藤氏は4選後、内閣改造を見送り、前尾氏は若手の猛反発を買って会長の座を追われた。安倍首相からの「禅譲」を期待して平成30年の前回総裁選への出馬を見送った岸田氏とも重なる。

 今回、すでに出馬を明言している岸田氏だが、仮に見送った場合、求心力低下は避けられない。31日の記者会見では「諦めることなく、強い気持ちで戦い続けたい」と重ねて意欲を示した。

 岸田氏は他派閥の支持が確約されておらず、敗れれば岸田派が「反主流派」になる可能性もある。岸田氏は「迷惑をかけて悪いね」と周囲に語るが、その決意とは裏腹に、結束が問われる局面で「刃こぼれだけは避けなければいけない」(岸田氏側近)との危機感は拭えていない。(永原慎吾、長嶋雅子)

4349とはずがたり:2020/09/01(火) 11:00:10
一週間前の記事。貧乏くじw

岸田氏、ポスト安倍に意欲
「貧乏くじでもひるまず」
https://this.kiji.is/670930969773638753
2020/8/25 18:59 (JST)8/25 19:11 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 自民党の岸田文雄政調会長は25日、東京都内で講演し「ポスト安倍」への意欲を改めて示した。安倍晋三首相の後継が衆院選に臨んだ場合、議席維持は難しいとの出席者の指摘に「貧乏くじだろうが何だろうが、そんなことでひるんでは安倍首相の次を担うという大きな目標にたどり着けない。どんな状況でも『自分はやる』との強い覚悟を持つ」と語った。

 9月にも想定される内閣改造・自民党役員人事を巡り、幹事長就任への思いを問われると「大きな目標に資するポジションを得たい」と述べた。

 憲法改正にも触れ、首相に就いた場合は、党の改憲4項目を中心に議論を進める考えを重ねて強調した。

4350チバQ:2020/09/01(火) 11:33:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cb45fd3a4188f26da4cde6bc066336adcdfa363
「菅義偉総理」誕生へ…その閣僚人事をどこよりも早く予測する
9/1(火) 7:01配信
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写真:現代ビジネス
 安倍晋三総理が8月28日、体調不良による辞任を表明したことにより、ポスト安倍レースの号砲がついに鳴った。本稿では、次期総理最有力候補に躍り出た菅義偉官房長官の政権構想、そして閣僚人事を大胆に予想してみたい。永田町や霞が関関係者、報道関係者への取材を総合し、それぞれ根拠も合わせて説明していこう。

【写真】安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
最初から「菅氏が本命」だった

Photo by gettyimages
 次期総理候補の筆頭は、安倍総理の辞任表明前から、実は菅義偉官房長官だったと言っていい。というより、現在の自民党の政治家の顔ぶれを見ても、菅氏の他に総理が務まる人材がいないのだ。菅氏はきょう1日にも、正式に自民党総裁選への立候補を表明する見通しだ。このこと自体が、もはや「菅総理」が自民党内で既定路線となった証拠とも言える。

 現実的な「ポスト安倍」候補は、菅氏の他には2人いた。麻生太郎財務相・副総理と岸田文雄自民党政調会長だ。

 だが79歳の麻生氏は、高齢のため再登板は難しい。すでに総裁選に立候補しないことも表明しており、安倍政権の終了後まもなく政界を引退する可能性もある。一方、「ポスト安倍の最有力候補」と言われ続けてきた岸田氏は、新型コロナでの給付金をめぐる一連の騒動で政調会長としての威信が大きく揺らぎ、レースから事実上脱落していた。

 安倍総理が辞意を表明した8月28日に新潟に出張していたことも、岸田氏の政局勘のなさを露呈してしまった。「番記者に『さすがに今日はやばいんじゃないですか』と午前中に念押しされたのに、『予定通りだ』と強行した」(全国紙政治部記者)というのだから、目も当てられない。慌てて夕方に東京にとんぼ返りしたが、「いかに安倍総理との距離が開いていたかがわかる」(同)。

 石破茂元自民党幹事長は、国民からの人気は高いものの、自民党内の支持基盤があまりに弱いため、下馬評ほど総理の座に近いとは言い難い。また、「何でもかんでも自分で解決しようとして部下に仕事を任せない」(自民党ベテラン議員)性格がリーダーには不適格だとの指摘も出ている。今回の総裁選が党員投票なしで実施される公算が大きいことも逆風となる。

 二階俊博自民党幹事長は81歳と高齢で、麻生氏と同様、総理の激務に耐えられるとは思えない。何より二階氏自身が、幅広い人脈と政局勘を最大限に生かせる幹事長ポストこそ、自分の天職だと自覚している。「二階氏は総理が誰だろうが、自分を最大限評価してくれる人の味方につく。それが今は安倍首相なだけ。総理が誰であっても、二階氏の立ち位置は変わらない」(同)。

 結局、総理大臣は国民からの認知度や人気だけでなく、党内を納得させ、黙らせるだけの力や実績がある人物でないと務まらない。自民党というムラ社会における政治力と人脈、連立与党である公明党とのパイプの太さ、霞が関をも掌握する調整力と統率力など、官房長官を7年半務めた菅氏の実力は、いまや岸田氏や石破氏とは比べ物にならない。

安倍政権の路線を踏襲する

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 では、菅氏がもし総理となった場合、どのような政治を展開するのだろうか。

 菅氏は理念先行型ではなく実務家タイプの政治家だ。かつてインタビューで「自分には政治家としての目標がない」と述べたことすらある。そのため、新たな国家像を打ち立てるというよりは、安倍政権の路線を継承しつつ、規制緩和や省庁改革など、社会の効率化路線を一層推し進めると予想される。

 菅氏はこれまで、官房長官として全省庁から情報を吸い上げると同時に、各省庁の局長級人事を差配する内閣人事局を掌握してきた。当然、各省庁がどのような課題を抱えているか、政策遂行のためには、どの幹部に何を指示すべきかについても通暁している。

 菅氏はこれまで、農協改革や携帯料金値下げなど、規制産業の改革を主導してきた。総理になった場合、このような規制改革をさらに進めることを目玉として、政権支持率の浮揚を目指すだろう。

 一方で、口数が少ない菅氏は、多くを説明せず「ゴリ押し」に頼る傾向も強いため、それが裏目に出る可能性もある。かつて「ふるさと納税」を導入した際には、制度に欠陥があるとして反対した当時の総務省幹部を左遷し、実施を強行した。こうした「剛腕」の実情が大きく報じられるようになれば、少なからぬ国民の反感を買うことは間違いない。

4351チバQ:2020/09/01(火) 11:33:44
 もうひとつ、菅氏の致命的な欠点が「人を見る目のなさ」である。

 昨年は菅原一秀前経産相、河井克行前法務相と、菅氏に近い閣僚のスキャンダルが続出した。党内外の情報を集約する立場である菅氏が、それらの話を事前に耳にしていなかったとは思えない。「身内びいき」で問題を放置していたとすれば、由々しきことだ。

 今回の総裁選をきっかけに、表向きは「無所属議員の勉強会」という形を取ってきた菅氏支持グループが組織化される可能性がある。しかし総理就任後、「菅グループ」の議員を重用しすぎれば、やがて身内のスキャンダルが政権の安定を危うくすることにもなるだろう。

外交は素人

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 菅氏の身上は、派手な言動を慎み、実績を確実に残す「小言実行」。それは裏を返せば、華やかさに欠け、国民へのアピール不足・説明不足にもつながりやすいということだ。それがとりわけ懸念されるのが、外交分野である。

 実質的な成果はさておき、安倍総理はドナルド・トランプ米大統領との親交、今年初めのイラン渡航など、外交に関しては「やってる感」を効果的にアピールできていた。

 一方、菅氏は外交については素人。昨年5月の訪米の際には、「次期総理としての顔見せなのではないか」と噂されたものの、具体的な成果や内容はまったく表に出ず、何をしに行ったのか訝られた。

 菅氏は自身の英語が拙いことも自覚している。だが総理ともなれば、外国首脳との懇談や「立ち話」で当意即妙な切り返しを要求される局面が少なくない。「寡黙で真面目なおじさん」キャラは日本では評価されるかもしれないが、諸外国からは失望されるだけだろう。

 おそらく菅氏は、外交は部下に任せるのではないか。そもそも菅氏が外交分野で取り組みたい課題は、北朝鮮による拉致問題だけ。安倍首相と距離を縮めたきっかけも、拉致問題に関して意気投合したことだった。それを踏まえれば、後述するように茂木外相にトランプ大統領後のアメリカとの関係を、そして二階幹事長に中国との関係を、それぞれ維持してもらう方策をとると考えるのが合理的だ。
「河野官房長官」誕生か

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 さて、ここからは「菅内閣」の閣僚人事について予想していこう。

 まず、菅氏が総理となった場合、最も難しいのが官房長官のポストだ。「菅総理には菅官房長官がいない」と安倍総理が語ったのは、非常に的を射た見解である。

 有力候補は河野太郎防衛相だろう。永田町では「『親の七光り』と見られていて人望がなく、若手の取り巻きもほとんどいない」(自民党ベテラン議員)と評判が悪いが、同じ神奈川を地盤とする菅氏とは距離が近い。菅内閣は1年ほどの短期政権で終わることも予想されるため、菅氏がグリップしつつ河野氏を引き上げることが考えられる。

 岸田氏も候補ではあるが、菅氏との関係が悪い。ただ、総理候補としては地味であることが、官房長官としては逆に生きてくる可能性もある。官房長官を長く務めた菅氏は、「余計なことを言わない」ことが官房長官に最も必要な資質であるとよく知っているから、岸田氏を適任と考えるかもしれない。

4352チバQ:2020/09/01(火) 11:34:05
 官房長官は政権の代表として、毎日総理に代わって記者からの質問に答えるのだから、余計な感情をみせる人間やスタンドプレー好きな人間では務まらない。岸田氏が大派閥・宏池会の領袖であることも、政権運営にプラスになると判断しても不思議ではない。

 「岸田官房長官」に不安があるとすれば、海外での邦人拉致・拘束など緊急事態における「鉄火場」で適切に対応できるかどうか、また今後、官房長官会見では予定質問の提出が減る可能性が高いが、想定外の質問にアドリブで回答できるかどうかだろう。これらは「決められない男」岸田氏にとって、最も苦手な分野だ。

 ちなみに、西村康稔経済再生担当相が官房長官に就くとの下馬評も一部であるが、「マスコミにサービスし過ぎる」「脇が甘い」との評価が自民党内には根強く、官房長官を任せるのはリスクが大きい。自民党参院幹事長の世耕弘成氏も官房長官候補として取り沙汰されるが、「経産相時代には、2018年2月の日米首脳会談直前に経産省からのリークが疑われ、慌てて省内の部屋にカギをかけた『マスコミ締め出し』くらいしか目立った仕事をしていない。頼りの安倍総理がいなくなれば、枢要ポストは厳しい」(全国紙経済部記者)。

甘利氏「復活」は財務相として?

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 次は重要閣僚だ。財務相は麻生財務相が留任するシナリオが有力だが、加藤勝信厚労相がスライドする可能性もある。財務省は加藤氏の出身官庁であり、実務上安定すると考えられるからだ。

 一方、甘利明自民党税制調査会長が財務相に就くとの観測もある。理由は、新型コロナウイルス流行により、世界経済が壊滅的な打撃を受ける中、日本でも近く「コロナ債」の発行が現実味を帯びてくるためだ。

 コロナ債とはその名の通り、現下の緊急事態で事業者への補償や経済活性化の原資を調達する国債である。7月にはEU各国が初めて共同債を発行し、約7500億ユーロを調達することで合意した。いまだにコロナ終息のタイミングが全く読めない以上、第二波、第三波が起きれば、また自粛要請を出す必要にも迫られる。飲食店や観光業などは特に大きな打撃を受けるため、その対策が必須となる。

 こうした緊急事態の中、財務相が財政規律に厳しい人物では思い切った政策を打ち出せないため、経済再生担当相としてアベノミクスによる金融緩和を支えてきた甘利氏に、白羽の矢が立つ可能性がある。

 甘利氏は財政規律を重んじる財務省とは距離があるため、機動的な財政を行えるという点では適任だろう。現職の麻生財務相は「財務省の守護神」とも言われたが、もし甘利財務相が誕生すれば、官邸と財務省の対立がより明確になるかもしれず、注目ポイントとなりそうだ。

 甘利氏は2016年1月、支援者からの金銭授受疑惑を週刊文春に報じられ閣僚を辞任したが、事件に関する説明責任をまだ果たしていないとの声も国民には根強い。ただ、それ以前は「3AS(安倍、麻生、甘利、菅)」の一角として権力の中枢にいた。現在も「政府の重要案件については必ず絡む実力者」(自民党議員)であり、菅政権誕生の暁には入閣しても全くおかしくない。
外交は茂木氏・二階氏でカバー

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 次は外交だが、前述したように、外交は菅氏にとって苦手分野である。懸案である北朝鮮による拉致問題については米国の出方にも大きく左右されるうえ、北朝鮮の体制にも動揺がみられる今、トランプ政権が終了すれば、いったんはそれなりに良好な関係を築いた米朝も再び対立を強めてゆくだろう。

 トランプ政権が倒れて民主党のジョー・バイデン大統領が誕生した場合、少なくとも現在よりは対北強硬姿勢をとるとみられ、菅外交はその流れにうまく乗るしかなくなる。トランプ大統領が続投する場合も、安倍政権のように密接な対米関係を維持できるとは思えない。

 そのため、対米外交については茂木外相を続投させ、大きな裁量を与えると考えられる。英語に堪能な茂木氏は目立ちたがり屋ではあるが、モチベーションが高く、何より日米貿易交渉をまとめた実績がある。国際交渉の経験が豊富なある自民党議員は「ほかの人材は国際交渉になると40点といったところだが、茂木氏はコンスタントに60点を取れる」と話す。

 一方、対中国については二階氏の人脈でカバーする展開となるだろう。ただ、今回のコロナ禍でも、二階氏が習近平国家主席を国賓として迎え入れることにこだわったことが、日本国内での感染拡大を許す一因にもなった。「確かに頼りになるが、二階一本足打法はリスクも高い」(全国紙政治部記者)ため、どうヘッジするかが試されそうだ。

 なお、韓国の文在寅大統領が親北朝鮮の姿勢を変えず、「反日」を梃子としたポピュリズム政治を続けるかぎり、日本側のトップが交代しても日韓関係に大きな変化はないだろう。

4353チバQ:2020/09/01(火) 11:34:23
最大の課題は「政権内の人間関係」
 その他の主だった閣僚ポストについてはどうか。平時でも実務の幅が広く、さらにコロナ対応で力量が問われる厚労相は、「とてもではないがバカが務まるポジションではない」(自民党閣僚経験者)ため、官僚出身で実務能力のある加藤氏が続投しない場合、厚労族のエースであり、厚労相の経験もある田村憲久衆議院議員が再任するとの見方が強い。

 経産相については、経産官僚出身の西村氏は有力候補だ。新しいアイデアが求められる官庁の経産省は、スタンドプレーに走りがちな西村氏にはむしろいい舞台になるかもしれない。小泉進次郎環境相が経産相に就任するとの観測もあるが、自民党ベテラン議員は「環境相になって以降、底の浅さが露呈してしまった。とても任せられない」と語る。あくまで超ダークホースである。

 防衛相は岸田氏か、河野氏が官房長官に就かない場合は続投の可能性がある。河野氏は得意の英語を駆使できるポジションが外務大臣の他に防衛相しかないことと、自民党支持層、とりわけ自衛隊ファンからの人気が大きいことが要因として挙げられる。いずれにせよ、宏池会への配慮のうえでも、岸田氏が何らかの形で入閣する公算が大きい。

 ここまで予測した人事のうち、甘利財務相が誕生すれば、インパクトが非常に大きく、政策もかなりダイナミックに進むと思われる。その場合、菅氏にとって最大の課題は、甘利、茂木両氏の仲を円滑に取り持つことだろう。甘利氏は文春報道で失脚する前は、環太平洋経済連携協定(TPP)の困難な交渉の取りまとめに当たっていた。妥結直前になって、後任の茂木氏に「美味しいところを横取りされた」との思いがある。茂木氏のアピール癖が甘利氏を刺激しないか、配慮が必要となりそうだ。 

 以上、菅内閣の青写真を提示してみた。予想はあくまで予想であるが、一つの考え方としてお楽しみいただきたい。
松岡 久蔵(ジャーナリスト)

4354チバQ:2020/09/01(火) 12:16:10
岸田にとっては茂木が出てもらったほうが『爽やかな総裁選』になって良いかもしれないですね。まあ、二位になれなければ終わりでしょうが。

4355名無しさん:2020/09/01(火) 15:02:14
https://digital.asahi.com/articles/ASN913QKJN91UTFK004.html


 自民党は1日午前に総務会を開き、辞任表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める党総裁選について、投票権を国会議員と都道府県連の代表者に限る「簡易総裁選」とすることを決めた。従来の総裁選と比べて地方の意見が反映されにくいことから反発もあったため、各都道府県連に予備選挙を要請する。総裁選の選挙管理委員会は2日に開催する。

自民総裁選、うねりを生んだ地方票 政局動かしたことも
総裁選、「ポスト安倍」は誰に 活発化する永田町を詳報
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 総務会に先立って開かれた党役員連絡会後の記者会見で、二階俊博幹事長は「政治空白は一刻も許されない。コロナウイルスの感染で国民が大変な不安に陥っているときに、積極的な対応を早急に講じていかなければならない」と述べ、全国の党員・党友投票を省略し、国会議員と都道府県連の代表で新総裁を決める「簡易総裁選」を選択する考えを明らかにしていた。

 総裁選は通常、国会議員票に加えて全国の党員・党友による投票を実施し、地方の声を反映する仕組みだ。このため「簡易総裁選」では地方の声を反映できないとして、党内でも反発は強い。小林史明青年局長ら若手有志は31日に二階幹事長に党員投票の実施を求め、145人の署名を提出。下村博文選挙対策委員長や稲田朋美幹事長代行も「党員参加型の総裁選を」と訴えており、党幹部内でも意見が割れていた。

 岩手、山形、神奈川、岐阜、三重、滋賀、大阪、兵庫、鳥取、島根の10府県連も、党本部に党員投票の実施を要望した。

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 総裁選の選出方法は選挙戦の行方を左右するだけに、各立候補予定者も強い関心を寄せていた。菅義偉官房長官、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長の立候補が確実視されているが、党内の主流派閥から支持を得る菅氏に対し、石破氏は党内基盤が弱い。一方で石破氏は地方からの支持は厚いため、党員投票を省く簡易型の総裁選は「石破潰し」との見方も出ている。

 菅氏は1日の会見で、党員投票の実施を求める声が党内から出ていることについて問われたが、「いち国会議員としての見解を申し上げる場ではない」として言及を避けた。

4356チバQ:2020/09/01(火) 21:25:01
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200901k0000m010185000c.html
河野氏、西村氏、野田氏…相次ぐ不出馬 各派が続々と「菅氏支持」
2020/09/01 19:07毎日新聞

河野氏、西村氏、野田氏…相次ぐ不出馬 各派が続々と「菅氏支持」

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 安倍晋三首相の後任を決める自民党総裁選で、細田、麻生両派など各派が続々と菅義偉官房長官への支持を決めたのを受け、立候補を検討してきた議員は続々と不出馬に追い込まれた。

 「仲間といろいろ相談して今回は出馬しないことにした。今後のことは麻生(太郎)会長としっかりご相談していきたい」。河野太郎防衛相(麻生派)は1日、東京都内で記者団に出馬を断念したことを明らかにした。断念の理由を尋ねた記者団の質問には答えなかった。

 西村康稔経済再生担当相(細田派)も1日の記者会見で出馬見送りを表明。「仲間と相談してきたが、私自身は今回立候補することはない」と語り、「何より新型コロナウイルス対策に空白を作るわけにはいかない。与えられた職責をまっとうしていきたい」と述べた。

 2015年、18年の総裁選で出馬を断念した野田聖子元総務相(無派閥)も1日、党本部で記者団に「非常に残念なことだが、今回の総裁選への出馬はしない」と述べた。一方で「派閥でなければリーダーになれないという党ではなく、どんな人間でも志高く仕事に取り組めば報われることを見せたい」と語り、来年9月の自民党総裁任期満了に伴う総裁選に向け、準備を続ける意向を示した。

 下村博文選対委員長(細田派)は8月31日、記者団に「私も菅長官をしっかりと応援したい」と明言。稲田朋美幹事長代行(細田派)も既に周囲に出馬断念の意向を伝えた。【村尾哲、加藤明子】

4357名無しさん:2020/09/02(水) 03:37:36
令和の加藤紘一こと石破茂
とにかく安倍が嫌いという人間の受け皿
昔の社会党のような役割

国民的人気などは当然ない

枝野なんて首相になれるわけもないんだから帰ってきた民主党は首班に石破の名前を書いてみてはどうか

4358チバQ:2020/09/02(水) 09:59:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ddfb13acc2acfefbb90f63c5a3de9c0c4fdba5e
菅氏支持派が主導権争い 新政権人事でさや当て 自民総裁選
9/2(水) 7:04配信
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自民党役員連絡会に臨む二階俊博幹事長=1日午前、東京・永田町の同党本部
 自民党総裁選は8日の告示を待たずに菅義偉官房長官優位の構図が固まり、党内では早くも党役員・閣僚人事をめぐるさや当てが始まった。

【図解】「ポスト安倍」と各派の動向

 菅氏支持を真っ先に打ち出した二階俊博幹事長は続投確実との見方が広がる中、二階派と、その突出を快く思わない細田、麻生、竹下の主要3派による主導権争いの様相を呈している。

 ◇「二階派外しを」
 「二階幹事長の続投は当然だ」。二階派の閣僚経験者はこう語り、「菅政権」での幹事長ポスト堅持に自信を示した。

 安倍晋三首相が辞任を表明した翌日の8月29日、菅氏が真っ先に接触して総裁選出馬の意向を伝えたのが二階氏と森山裕国対委員長だ。3氏はいずれもいわゆる「党人派」で厚い信頼関係にあり、野党の攻勢で守勢に回る場面が多かった先の通常国会を緊密な連携で乗り切った。

 二階氏は2016年8月、自転車事故で重傷を負った谷垣禎一前幹事長の後を継いで党の資金や国政選挙の公認権を握り、4年間にわたって絶大な権力を行使。逮捕・起訴された河井克行前法相の妻、案里参院議員が当選した昨年7月の参院選では、選挙資金として破格の1億5000万円を送金した。党内には「かなりの我田引水をやっている」(中堅)と二階氏への不満が鬱積(うっせき)している。

 主要派閥のある幹部は、菅氏が2日に総裁選出馬を正式表明するのを受けて、3派幹部が共同で菅氏支持を表明する「構想」を披露。実際には難しいと断りつつ「要は二階派外しだ。二階氏を幹事長から外し、副総裁にしたい」と漏らす。

 もっとも、菅氏出馬の道筋を二階氏が付けたことは衆目が認めるところで、「幹事長は二階氏で決まり。しょうがない」(細田派中堅)、「二階幹事長で衆院選を勝ち、その後に議長にすればいい」(麻生派関係者)と、続投やむなしとの見方が大勢だ。

 ◇官房長官が最大の焦点
 菅氏の女房役となる官房長官にも注目が集まる。内閣の要として霞が関へのにらみを利かせるだけでなく、連日の記者会見で国民に広く認知されるポストだけに、各派が熱い視線を向ける。

 二階派関係者は「菅政権のキーマンは森山氏だ」として、二階氏の信任の厚い森山氏が適任と強調。党幹部も「森山官房長官の可能性がある」と話す。石原派所属の森山氏は「本籍は石原派だが住民票は二階派」(中堅)と見なされており、「菅氏優位」を確定させた3派としては、官房長官に森山氏が就くのは阻止したいところだ。

 細田派重鎮は「幹事長は取られた。官房長官は絶対に取らなければいけない」と派内にハッパを掛けた。麻生派関係者は「細田派は官房長官を狙う。菅氏の下で副長官だった萩生田光一文部科学相が適任だ」との見方を示す。

 官房長官人事では、河野太郎防衛相(麻生派)や梶山弘志経済産業相(無派閥)の名も取り沙汰されている。16日にも発足する新政権人事の最大の焦点となるのは間違いない。

4359名無しさん:2020/09/02(水) 10:23:24
自民党 総裁選 (両院議員総会)総合スレ6
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/giin/1598934819/758

758 名前:無党派さん (ワッチョイ 5f4b-th+2)[] 投稿日:2020/09/02(水) 08:36:07.10 ID:wjtwvl8E0
中々政治の世界は怖いね


官邸内の確執は岸田評の違いから生じたらしい。「非力だ」と否定的な菅さんに対し、
今井尚哉首席秘書官ら側近集団は「岸田政権=安倍院政」とみて歓迎するという構図だ。
岸田さんと高校が同窓の北村滋国家安全保障局長は公然と旗振り役もしている。

 では、菅さんは首相とも意見を異にしていたのだろうか。「実情は違う」と話すのは
中枢にいる高官だ。「総理のちょっとした言葉遣いに菅さんに託すニュアンスを感じる
ことがあった。今考えるとすべて符合する。少しずつ菅さんに軸足を移してきたと思う」

つまり「菅新政権」を裏書きしたのは首相本人ということになる。首相側近官僚は7月ごろから
一転して官房長官室に頻繁に出入りするようになったそうだ。
https://mainichi.jp/articles/20200902/ddm/002/070/077000c

4360名無しさん:2020/09/02(水) 10:23:47
Hideo Seki
@seki33

田﨑史郎氏が、安倍首相が麻生副総理に、官房長官と仲良くせよと説得したと、独自の取材に即して発言。

4361チバQ:2020/09/02(水) 11:41:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a1663e2acd069fe65357750988c80a066706723
菅氏の有利導く思惑見え隠れ…“密室”の自民総裁選 「古い派閥政治に逆戻り」若手から反発も
9/2(水) 10:19配信




東京・平河町の自民党本部(資料)
 自民党が党総務会を開き、総裁選で党員・党友投票を実施しないことを決めた1日、中堅・若手議員からは「密室政治と批判を招く」との声が噴出。安倍晋三首相の「継承者」を掲げる菅義偉官房長官を、党内の主要派閥が出馬表明前に競って支持しながら、「地方の声」を十分に反映しない選挙戦に突入する。党総務会後、正式に立候補表明した岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長はそれぞれ、「安倍路線」との差異化もアピールした。

【画像】菅氏、小泉氏、河野氏…「ポスト安倍」に推す理由は?2000人に聞いた

 「次の総裁は選挙の顔だ。自ら総理・総裁を選べるのが自民党員なのに、強引にやると必ず禍根を残す」。村上誠一郎元行政改革担当相は党総務会で、執行部の党員投票省略に対し異議申し立ての口火を切った。
最後は慣例の「全会一致」
 この日は、国会議員140人超の署名を集めて党員投票実施を二階俊博幹事長に申し入れた小林史明青年局長ら、若手議員もオブザーバーとして出席し、次々と同様に発言。小泉進次郎環境相も「新型コロナウイルス対策など、政府の組織はしっかり回っている。(党員投票を実施すると)『政治の空白が生まれる』との執行部説明は本当だろうか」と後押しした。

 だが約2時間の議論の後、最後は慣例の「全会一致」(鈴木俊一総務会長)として執行部が押し切り、決着を見た。
主導は二階氏、ひそかな反発呼ぶ
 総裁選の党員投票省略は、「緊急を要するときは党大会に代わる両院議員総会で決める」との党則にのっとったもの。党幹部は、2007年に第1次政権の安倍氏、08年に福田康夫氏が首相を辞任した際も同じ方法で実施したとし、適正を強調する。

 若手議員や地方県連が懸念したのは、党員に「開かれていない選挙」で誕生した総裁が新政権を発足させても、正統性の薄さを突かれるというのが一つ。さらに、ひそかな反発を呼んだのは主導したのが二階氏という点だった。
菅氏有利を導くような思惑
 首相の辞任表明翌日に、菅氏と最初に接触。電光石火で二階派として支持を発信し、最大派閥の細田派や麻生派などが「菅支持」に雪崩を打つ今の流れをつくった二階氏。菅氏のライバルの一人、石破氏は地方県連の人気が高いため、党員投票見送りにはこれを封じ、菅氏有利を導くような思惑が見え隠れする。

 選挙の政策論争が始まる前に、水面下の派閥間の合従連衡によって大勢が決してしまうようなシナリオとすれば、国民の目にどう映るのか―。若手議員の署名に賛同した閣僚経験者は、その胸中を代弁するように「われわれはかつて自民の『脱派閥』を約束したのに、これでは古い派閥政治に逆戻りだ」と嘆く。

 党総務会での発言者の賛否は「1対1の割合だった」(当選3回の参院議員)。報道陣に囲まれた小泉氏は「残念な結論になったが、多様な声があることが証明された。国民の声が反映される自民党のスタートにしたい」と話した。 (東京支社取材班)

4362チバQ:2020/09/02(水) 11:41:33
岸田氏、石破氏が立候補表明
 岸田文雄氏の立候補表明は1日午後、国会近くの岸田派事務所に派閥メンバー約40人を集めて行われた。岸田氏は「頑張れ」の声と拍手に押されて登場。初挑戦に緊張した面持ちで「徹底した現実主義に基づく、保守本流の政治を目指す」と決意を語った。

 続いて臨んだ記者会見では、「経済と外交はしっかりとした成果を発揮できる」と自身の強みをアピール。経済政策「アベノミクス」を巡っては評価しつつ、「成長の果実が中間層や中小企業、地方に分配されていない」と指摘し、格差解消にも取り組む意欲を示した。キャッチフレーズには「分断から協調へ」を掲げ、「安倍政権の継承」を前面に打ち出す菅義偉氏との違いをにじませた。


 党員投票が実施されず、5派閥が菅氏支持に雪崩を打っている現状に関しては「党則に基づいた手続きで、正当性がないと言うわけにはいかない」と冷静に受け止めながら「大変厳しい戦いだが、丁寧に訴えを続けることで活路を生み出す努力を続ける」と声に力を込めた。

 石破茂氏も1日午後、国会内で記者会見を開いて立候補を表明した。石破派の約10人が見守る中、会見は石破氏が所用で一時退出した時間を挟んで計約1時間半に及んだ。
 菅氏の圧倒的優勢が伝えられる中、「自分に不利だから立候補をやめるという判断は私はしない。きちんと思いを述べることが強い政権につながる」と出馬を決断した理由を説明した。一方で、地方の声が十分に反映されない総裁選になったことについては「来る国政選挙に多大な影響を与える。野党がバラバラだからと慢心を持つべきではない」と党執行部の決定を強く非難した。

 表に「納得と共感」と大書きし、裏に28項目の政策を掲げたパンフレットを配布。キャッチフレーズに込めた思いについて「納得していただく努力を惜しんではならない」などと訴え、数の力で強行する場面の多かった第2次安倍政権の姿勢を暗に批判した。森友、加計(かけ)学園や、「桜を見る会」といった現政権を巡る疑惑に関しても「検証の必要があれば、しなければならない」と述べた。 (東京支社取材班)

4363名無しさん:2020/09/02(水) 15:54:52
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200902-OYT1T50020/

【独自】自民総裁選、党員投票は実施せず…33都府県連は予備選の方針
2020/09/02 07:38
安倍首相退陣
 自民党は1日の総務会で、安倍首相の後継を選ぶ党総裁選の方式について、全国一斉の党員投票は実施せず、国会議員と各都道府県連の代表者による投票で選出することを決めた。一方で党員投票を求める声に配慮し、都道府県連による党員投票(予備選)の実施を促す。読売新聞社の調べでは、検討中を含めて33の都府県連が予備選を実施する方向だ。


 総裁選は原則、党員投票を実施するが、「特に緊急を要する」場合、国会議員と都道府県連の代表が党大会に代わる両院議員総会で投票し、選出できると党則で定められている。

 二階幹事長は総務会に先立つ記者会見で、「新型コロナウイルスの感染問題に積極的な対応を早急に講じなければならず、後継総裁の選出は緊急を要する」と語り、党員投票の見送りに理解を求めた。新総裁は衆参両院の議長を除く国会議員394人と、47都道府県連の代表者各3人(141人)の計535人による投票で選出されることになる。

 一方で、同党は1日、二階幹事長名で文書を出し、各都道府県連が総裁選での投票先を決定するには、予備選などを通して党員の意向をできる限り反映させるよう各国会議員に求めた。予備選には党本部から財政支援を行う予定だ。

 読売新聞社の調べでは1日現在、東京、神奈川、愛知、兵庫、広島など18都県連が予備選を実施する予定。実施の方向で調整を進めているのは、埼玉、千葉、京都、大阪など15府県連に上っている。対応検討中のところも多く、予備選はさらに広がる可能性がある。

4364チバQ:2020/09/02(水) 17:29:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/36bd4e73b87f347ce5255d142a9e5390b23aaed5
竹下派、菅氏支援を決定
9/2(水) 13:10配信
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 自民党竹下派(平成研究会)は2日午前、東京都内で臨時総会を開き、安倍晋三首相(党総裁)の後継を決める総裁選について、菅義偉官房長官を支援することを決めた。

 竹下亘会長は記者団に対し、「政策の継続性から考えると、菅氏が望ましい」と述べた。

 若手から出馬を求める声が上がった会長代行の茂木敏充外相は出馬を見送り、「次はしっかりチャレンジ、対応する」と来年の総裁選出馬に意欲を示した。

4365名無しさん:2020/09/02(水) 17:30:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b57ae0508c96d655497e178f64a1c19ed1af2927
山梨知事が菅氏の必勝祈願 武田神社参拝し支持明言

 山梨県の長崎幸太郎知事は2日朝、戦国武将の武田信玄を祭る武田神社(甲府市)を参拝し、自民党総裁選での菅義偉官房長官の必勝を祈願した。

 長崎氏は自民党二階派の元衆院議員で県連常任顧問。公用車ではない車で到着し、臼井成夫元県議とともに昇殿参拝。取材に対し、「菅さんを応援したい。(国会議員としての)1票がないので神様にお願いした」と語った。

 都道府県知事では、菅氏の故郷・秋田県の佐竹敬久知事が菅首相誕生への期待感を表明しているが、菅氏支持を明確に表明したのは長崎氏が初めて。

 長崎氏は平成21年の衆院選で公認争いに敗れた際の党選対副委員長が菅氏だったと思い出を語り、「当時は立場が違ったが、その後は長くお付き合いさせていただいている」と説明。「危機管理能力や先見性を評価している」と述べた。

4366チバQ:2020/09/02(水) 17:31:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/2224d114df7197963f536164e3de4b17d67e105d
石破茂氏「誤算」 二階幹事長から袖にされて早くも崖っぷち〈週刊朝日〉
9/2(水) 8:00配信
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石破茂元幹事長(C)朝日新聞社
 有力候補たちは、早くも首相の座を射止めるための活動を開始。石破茂元幹事長も出馬の意向を示している。国民からの人気も高く、報道各社の世論調査でも常に「ポスト安倍」の筆頭として名前が挙がるが、目下のところ“逆風”に見舞われている。

 石破派は19人で菅グループより少なく、安倍晋三首相は「石破氏だけには政権を譲りたくないと考えている」(細田派議員)ことから、頼みの綱は約100万人の党員票だった。

 しかし、今回の総裁選は党員投票を行わず、国会議員394票、全国の都道府県連141票の合計で決定する両院議員総会で総裁選を実施することが9月1日の総務会で決まってしまった。党員投票なしの総裁選については、小泉進次郎環境相が「過程を国民にも共有することが信頼回復につながる」と批判。こうした声が高まれば情勢がひっくり返る可能性も考えられたが、決定を一任された二階俊博幹事長は「党員投票なし」で押し切ったかたちだ。

 石破氏の最大の誤算は、「頼みの綱」の二階氏の支持を確保できなかったことだ。

 二階氏は6月、石破氏から9月にある石破氏の政治資金パーティーでの講演を依頼されると、これを快諾。2人が接近する動きに永田町がざわついた経緯がある。8月28日の安倍首相の電撃辞任直後、ある自民党幹部はこう語っていた。

「今は二階さんが表立って支援する気配はないが、石破さんが『幹事長は引き続き二階さん』と言えばわからないね。あるいは、石破氏と二階氏の古巣である竹下派の竹下亘会長や、青木幹雄元参院議員会長あたりが二階さんと話をつけるとか。竹下派も長く、総裁が出ていないからね」

 ある派閥の領袖も本誌の取材に「うちは石破を推す」と胸中を明かしていた。

 ところが、菅義偉官房長官の「電光石火」の動きによって、石破氏は大きく先行を許してしまった。それまで出馬の意向を示してこなかった菅氏は8月29日、いち早く二階氏と会談。麻生派を率いる麻生太郎財務相兼副総理、細田派の細田博之会長とも立て続けに会談し、31日には二階派、麻生派、細田派という3派閥が菅氏を推す流れがつくりあげられたのだ。

 同じく、菅氏の素早い動きに行動を封じられたのは、河野太郎防衛相だ。河野氏が所属する麻生派の中堅議員は安倍首相の電撃辞任後、こう語っていた。

「河野氏は安倍首相の辞任会見の日、派閥の緊急会合に欠席。麻生氏も『大事なときになぜ来ない』と不満そうだった。麻生派は候補を出さない方針。行けば、出馬できないと思っているんじゃないか」

 河野氏は29日の記者会見で「これからしっかり考えていきたい。仲間と相談したい」と出馬に意欲を見せていた。

 だが、31日に麻生派が菅氏を支持する流れとなると、麻生氏は河野氏と会談。河野氏は出馬断念に追い込まれてしまった。

 激しさを増す権力闘争。国民を置き去りにしたパワーゲームの中で、新たなリーダーが決まろうとしている。

(本誌・西岡千史、上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日2020年9月11日号に加筆

4367名無しさん:2020/09/02(水) 17:33:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d8b24a2595df546ff5e29e53782b226d752bb4f
二階氏が青木氏と会談 菅氏支持で連携確認か
9/2(水) 12:32配信

 自民党の二階俊博幹事長は2日午前、竹下派(平成研究会)に強い影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長と東京都内で会談した。

 二階氏率いる二階派(志帥会)と竹下派は総裁選で菅義偉(すが・よしひで)官房長官を支持することを決めており、連携を確認したとみられる。

4368名無しさん:2020/09/02(水) 18:16:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/02682ee975446cf1beff33624ccf15e54495b5f5
「立候補を決意することを強く要請」二階派が立候補要請書、菅官房長官「天下国家のために全力を尽くして頑張る」
9/2(水) 10:55配信

 2日午前、二階派(志帥会)の河村建夫元官房長官が記者団の取材に応じ、菅官房長官に立候補要請書を提出したことを明らかにした。

 要請書では「新しい内閣はできるだけ安倍内閣を継承することが必要と考えるが、これができるのは菅義偉官房長官ただ一人と考える。よって我々志帥会一同は菅官房長官を全力で応援することを決めた。国家、そして国民のために立候補を決意すること強く要請する」としており、受け取った菅官房長官は「大変ありがたい。天下国家のために全力を尽くして頑張るので、引き続きよろしくお願いしたい」と返答したという。(ANNニュース)

4369チバQ:2020/09/02(水) 18:30:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8df2a8e4ba84fec45f2ad254ac51aaf070591f2
岸田派、国会議員票拡大へ熱気 林芳正氏「選挙に王道なし」
9/2(水) 16:26配信
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岸田文雄政調会長=1日午後、東京・永田町(三尾郁恵撮影)
 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選に出馬する岸田文雄政調会長を支える岸田派(宏池会、47人)は2日午後、東京・永田町の派閥事務所に所属議員が集まり、国会議員票の拡大に向けた会合を行った。同派座長の林芳正元文部科学相は「選挙に王道はない。活発な議論を行い、さらに前進できるようにお願いしたい」と求めた。

【表】識者に聞いた「ポスト安倍」に求めること

 出席議員によると、会合では、当選同期などの人間関係がある他派や無派閥の議員に投票までに複数回接触することなどが呼びかけられた。政策通が多い一方、政争に暗い「お公家集団」と揶揄(やゆ)される岸田派だが、宮沢喜一氏以来、約30年ぶりの首相輩出に向けボルテージは高まっているようだ。

4370名無しさん:2020/09/02(水) 18:31:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ececadaf02ac4cb3d50af5602ad4f04f6d2f6c0b
谷垣グループは自主投票 自民党総裁選
9/1(火) 21:52配信

 自民党の谷垣グループ(有隣会)は1日、会合を開き、安倍晋三首相の後継を選ぶ党総裁選を自主投票とすることを決めた。グループ内には、中堅・若手を中心に菅義偉官房長官を推す声が強い一方、岸田文雄政調会長と親しいベテラン議員も多いことを踏まえた。

4371チバQ:2020/09/02(水) 23:26:03
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN926D91N92UTFK01N.html
菅氏支持の3大派閥が会見 政権見据え主導権争い表面化
2020/09/02 19:36朝日新聞

菅氏支持の3大派閥が会見 政権見据え主導権争い表面化

自民党総裁選で候補者の菅義偉官房長官を推薦した会見を終え、退出する(左から)麻生太郎財務相、細田博之元幹事長、竹下亘元総務会長=2020年9月2日午後6時15分、国会内、山本裕之撮影

(朝日新聞)

 菅義偉官房長官が自民党総裁選への立候補を正式に表明したのを受け、菅氏を支持する細田、麻生、竹下の3派閥の領袖(りょうしゅう)が記者会見を開いた。二階派と石原派も菅氏を支持するが、3大派閥のみの会見となった。国会議員は「菅氏支持」で雪崩を打っており、菅政権の誕生を見据えた派閥の主導権争いが表面化した格好だ。

 安倍晋三首相の出身母体で最大派閥・細田派(98人)の会長・細田博之元幹事長は憲法改正や新型コロナウイルス対策などを挙げ、「(菅)官房長官が安倍内閣の業務を引き継いでいただいて、リーダーになることが最善」と支持理由を語った。

 安倍首相の盟友で麻生派(54人)会長の麻生太郎副総理兼財務相も「(安倍首相の)これまで進んだ道と全然違うベクトルに話が進むのはいかがなものか。これだけの支持がある政策を継続していっていただける方がいいのではないか」と語った。

 記者団から、立候補表明した岸田文雄政調会長も安倍首相の路線を継承すると指摘されると「政調会長、外務大臣もして、よく分かっておられるのは間違いない」と述べた上で「危機管理のコロナっていうものに対する対応は、(国民が)一番関心がある」「非常時だということを考えた時に、菅候補のほうが優れている」と語った。

4372チバQ:2020/09/02(水) 23:27:26
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009020086.html
【総裁選を追う 9月2日】二階派幹部「主導権争いという余計な臆測呼ぶ」 菅氏支持各派、早くも綱引き
2020/09/02 23:04産経新聞

【総裁選を追う 9月2日】二階派幹部「主導権争いという余計な臆測呼ぶ」 菅氏支持各派、早くも綱引き

自民党総裁選への出馬会見に臨む菅義偉官房長官=2日午後、東京都千代田区(桐山弘太撮影)

(産経新聞)

 自民党総裁選は2日、「大本命」の官房長官の菅義偉が出馬を正式に表明した。表明前から全7派閥のうち5派閥の支持を取り付け、雌雄がほぼ決する中、周辺では「菅政権」誕生をにらんだ綱引きが始まった。(田中一世)

■菅氏「雪深い秋田に生まれ…」

 午後5時、東京・永田町で菅の記者会見が始まった。前日に派閥事務所で出馬表明した政調会長の岸田文雄、元幹事長の石破茂と異なり、派閥に属さない菅が会場に選んだのは衆院第2議員会館の会議室だった。

 数十台のカメラのレンズが向く中、マイクの前に立った菅は緊張しているようにも見えた。話し始めると、官房長官として毎日こなしている定例記者会見のように無表情だったが、言葉にはやや力がこもっていた。意外な展開となったのは開始から3分。

 「私の原点について少しだけお話をさせていただきたい。雪深い秋田の農家の長男に生まれ…」 

 首相の安倍晋三を支える黒子役だった菅が自身の生い立ちを詳しく語り始めた。

 終盤には東京新聞記者が、首相就任後の記者会見で十分に時間を確保するかという趣旨の質問を62秒間にわたり続けると、こう切り返した。

 「早く結論を質問すれば、それだけ時間が浮くわけであります」

 菅は安倍路線を継承する考えを強調した。着用していたブルーのネクタイは、安倍が8月28日に辞任表明した際のものと色も柄もそっくりだった。

■麻生派幹部「声がけなかった」

 菅の周辺では午前から思惑が交錯した。

 菅は午前9時41分、東京・永田町の官邸に出邸。50分足らずの10時27分、議員会館の事務所に移った。

 数分後、河村建夫ら第4派閥の二階派(志帥会)の幹部が菅の事務所に入り、総裁選出馬の要請書を手渡した。続いて第7派閥の石原派(近未来政治研究会)幹部も出馬要請に訪れた。

 安倍の辞任表明後、菅擁立の潮流をいち早く作ったのも二階派領袖で幹事長の二階俊博と、石原派所属の国対委員長、森山裕だった。

 両派の先駆けた動きに対し、所属議員数で上位の3派閥からは「二階派も石原派も表明するときにこっちに声をかけてくれればよかったのに、しなかった」と異論が出た。

■「二階派外し」?

 夕方の菅の出馬会見が最終盤に差し掛かった午後5時40分。隣の衆院第1議員会館の会議室で上位3派閥の会長が共同記者会見を開いた。

 細田派(清和政策研究会)の細田博之、竹下派(平成研究会)の竹下亘、麻生派(志公会)の麻生太郎-。平均年齢76歳、平均国会議員歴30年の重鎮3氏が横並びに座り、「田舎者丸出しの菅という男が持つ波を日本の政界に吹き込んでいただきたい」(竹下)などと、そろって菅支持を表明した。

 すると、今度は「二階派外しだよね」(菅に近い無派閥議員)という声が漏れた。二階派の河村は記者団に不満を述べた。

 「『一緒にやるべきではないか。主導権争いをやっているのではないかと余計な臆測を呼んでもおかしいですよ』と麻生さんに申し上げた」

 その麻生は3派閥共同記者会見で、淡々とこう説明した。

 「(二階、石原両派は)すでに支持を表明している。ここは表明していない。バラバラに(記者会見を)やってバラバラに集められたら皆さんも迷惑でしょ?」

 菅周辺の慌ただしさが増す中、岸田は午前中から参院議員会館の党所属議員の事務所を回り、頭を下げて支持を依頼し続けた。

 石破は昼過ぎ、TBS「ひるおび!」に出演。平成20年の総裁選で「そんなに親しくなかった」(石破)という麻生と元官房長官の与謝野馨と争い、麻生が与謝野を立派な人だと思うに至ったとの話を紹介し、こう語った。

 「戦ってみて仲良くなることはある。一緒に戦わないと分からないことはある」

(敬称略)

4373チバQ:2020/09/02(水) 23:28:22
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009020084.html
【総裁選ドキュメント】「令和おじさん」で知名度一気 堅実手腕も口下手の評
2020/09/02 22:59産経新聞

【総裁選ドキュメント】「令和おじさん」で知名度一気 堅実手腕も口下手の評

新元号「令和」が書かれた墨書を掲げる菅義偉官房長官=2019年4月1日、首相官邸(古厩正樹撮影)

(産経新聞)

 自民党総裁選で最右翼と目される菅義偉官房長官は安倍晋三政権で黒子役に徹し続けた。華やかさに欠け、パフォーマンスも苦手。知名度の低さを指摘されもしたが、昨年4月の新元号発表で一気に人を呼べる存在になった。7年8カ月にわたる長期政権を支えた点も評価され、次期首相に推される立場にたどり着いた。

 「国民の皆さんが安心できる生活を一日も早く取り戻すことができるために、今なすべきことは何か熟慮をしてきた」

 菅氏は2日の記者会見で出馬を決断する経緯をこう説明した。

 7月下旬ごろから安倍首相の体調が悪化していくのをそばで感じていた。「(出馬すべきかどうか)ずっと自問自答を繰り返してきた」。出馬の意向を固めた後も、周囲にこう苦しい胸の内を明かしていた。

 首相との出会いは北朝鮮による日本人拉致問題がきっかけだ。菅氏は平成13年12月の自民党総務会で北朝鮮の貨客船「万景峰(マンギョンボン)号」の入港禁止を主張。当時、官房副長官だった首相がこれを知り、菅氏と直接連絡をとって支援を約束したのが始まりだ。以来、菅氏は首相を支え続けてきた。

 霞が関に太いパイプを持ち、インバウンド観光推進や利水ダムの洪水対策活用など、縦割りを排した省庁横断型の政策を実現する菅氏の実行力は折り紙付きだ。ただ、口下手で酒を飲まないことから「堅物」「何を考えているのか分からない」と陰口をたたかれることもあった。典型的な実務型の政治家ゆえに全国的な知名度は低かった。

 だが、昨年4月の元号発表で一躍「令和おじさん」と呼ばれ、露出が増えた。「声をかけてくれる層がものすごく若くなった」と戸惑うが、国民の幅広い人気も必要とされる総裁選で有力候補となる素地が徐々に作り上げられていった。

 「ポスト安倍」にはさまざまな名前が挙がった。だが、首相が病で急に辞任を決めたことで政策の継続性を求める声が高まり、最も近くで支え続けた政権ナンバー2の菅氏を担ごうという機運が党内で醸成されていった。

 出身地の秋田から集団就職で上京し、段ボール工場での勤務などを経て、小此木彦三郎元通産相の秘書や横浜市議を経た苦労人だ。

 「今もなんで自分が(総裁候補の中に)いていいのかと思う。田舎から出てきて、そもそも市議も遠い存在だったのに」。周囲にそうつぶやく菅氏が総裁選レースの主役に躍り出ている。(大島悠亮)

4374チバQ:2020/09/02(水) 23:29:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009020083.html
【総裁選ドキュメント】菅官房長官、経済、憲法、拉致、外交は安倍路線を継承
2020/09/02 22:09産経新聞

【総裁選ドキュメント】菅官房長官、経済、憲法、拉致、外交は安倍路線を継承

自民党総裁選への出馬を表明する菅義偉官房長官=2日午後、東京都千代田区(桐山弘太撮影)

(産経新聞)

 菅義偉官房長官は出馬を表明した2日の記者会見で、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」を「責任を持って引き継ぎ、さらに前に進めていく」と述べた。憲法改正や北朝鮮による日本人拉致問題といった課題に「引き続き挑戦する」と強調し、外交・安全保障政策も踏襲する考えを示した。安倍政権の基本路線は継承する考えだ。

 菅氏は平成24年に旧民主党から政権を奪還して以降、「経済再生最優先で取り組んできた」と強調。「役所の縦割りの弊害をぶち破って新しいものを作っていく」と今後も改革を進める意気込みを示した。

 外交・安保政策も基本的に引き継ぐ。「日米同盟を基軸としながら近隣諸国との関係をつくる。今の日本の立ち位置は変えるべきではない」と指摘した。

 拉致問題については、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と条件を付けずに会い、活路を切り開きたい気持ちは安倍首相と同じだ」と述べた。北方領土問題は「次の世代に先送りせずに終止符を打つ。領土問題を解決し、平和条約を締結するとの方針に変わりはない」と語った。

 秋田出身の菅氏は地方創生にも力を尽くしてきた。会見では、自身が総務相時代に発案した「ふるさと納税」や官房長官として推し進めたインバウンド(訪日外国人客)拡大などを挙げながら、「活力ある地方を作るとの思いを常に胸に抱いて政策を実行してきた」と述べ、今後も地方の活性化を進める考えを示した。

4375チバQ:2020/09/02(水) 23:32:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009020082.html
【総裁選ドキュメント】雌雄決して、焦点は石破、岸田両氏の「2位」争いへ
2020/09/02 22:04産経新聞

【総裁選ドキュメント】雌雄決して、焦点は石破、岸田両氏の「2位」争いへ

左から岸田文雄氏(2019年12月16日撮影)、石破茂氏(2020年6月8日撮影)

(産経新聞)

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選は、7派閥のうち5派閥が支持を打ち出した菅義偉(すが・よしひで)官房長官が有利に戦いを進める公算が大きい。政界の関心は、菅氏の背中を追う石破茂元幹事長と岸田文雄政調会長との争いに傾きつつある。

 4度目の挑戦となる石破氏を推す石破派(水月会、19人)は「打倒菅氏」で気合を入れる。ただ、石破氏は2日のフジテレビ番組で「誰がどう計算しても厳しい以外の何物でもない」と選挙情勢を冷静に分析した。

 とはいえ、初挑戦となる岸田氏の後塵(こうじん)を拝することになれば、「本当の勝負」と位置付ける来年の総裁選での勝利が危うくなる。「石破首相」誕生の芽を残すためにも支持の取りこぼしは許されない状況だ。

 石破氏は2日のTBS番組で、岸田氏について「外交や歴史認識、政治手法は似通っている所があるかもしれない」と語った。「(今回の)選挙の結果がどうなるかで組むことはないとはいえない」とも述べ、来年の総裁選を念頭に岸田派(宏池会、47人)との連携の可能性に含みを持たせた。

 一方、岸田派も領袖(りょうしゅう)の支持を広げるために精力的に動いている。万が一、勢力で岸田派に劣る石破派の石破氏にまで後れをとれば、「将来の首相」の期待も一気にしぼみかねない。石破氏を上回ることは最低ラインであり、派の中堅は「われわれの天王山だ。下手な戦いをすれば次につながらない」と気を引き締める。

 岸田氏も2日、記者団を前に「長い経験に裏付けられたさまざまな発信を続けてこられた。総裁選でもしっかりと訴えている」と石破氏を持ち上げた。ただ、同日の読売テレビ番組で今回の総裁選での連携の有無を問われると、「自分がどう戦うのかを世の中に示すのが大事だ」とやんわり否定した。(永原慎吾、奥原慎平)

4376チバQ:2020/09/02(水) 23:33:21
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst2009020029.html
菅氏出馬表明で思惑交錯 維新は歓迎、不安の自民
2020/09/02 21:49産経新聞

菅氏出馬表明で思惑交錯 維新は歓迎、不安の自民

(産経新聞)

 自民党総裁選をめぐっては、大阪維新の会と自民党大阪府連の思惑が交錯している。維新代表の松井一郎・大阪市長は、3人の候補予定者のうち最有力とされる菅義偉(すがよしひで)官房長官との蜜月を背景に大阪都構想などの主要政策を推進し、「菅首相」誕生を歓迎する。一方の自民府連は、菅氏が総裁選を制した場合、“維新寄り”にうつるスタンスが変わるかどうか気をもんでいる。

 「安倍晋三首相のもとで8年近くにわたり、政権の屋台骨として支えてきた。緊急事態の中で国家を運営していくには適任だ」

 維新の吉村洋文代表代行(大阪府知事)は2日、菅氏の出馬表明に先立つ記者会見で、菅氏をこう持ち上げた。菅氏の対抗馬となる岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長を含め「誰が首相になろうと、維新は是々非々でやる」とも述べた。

 総裁選の行方は維新の浮沈にかかわる。都構想に加え、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)や2025年大阪・関西万博の誘致といった目玉政策は「安倍-菅-松井」ラインがあってこそ前進してきた。

 松井氏は「あらゆる形で安倍首相と協議しながら進められた」と話す。菅氏とも「週に1回ペースで連絡を取り合っている」(関係者)といい、年末には維新創設者の橋下徹前代表を交えた4人での会食が恒例となっている。

 与野党の枠を越えた親交が続いてきたのも、安倍首相の悲願である憲法改正をめぐり、国政政党「日本維新の会」が一貫して協力姿勢を示してきたことが大きい。

 一方で、苦杯をなめさせられてきたのが、自民府連だ。

 都構想をめぐる膠着状態を打開するため松井、吉村両氏が入れ替え出馬した昨年4月の大阪府知事・大阪市長のダブル選でも、安倍首相と菅氏は自民推薦候補を応援するための大阪入りを見送った。

 対照的に、石破氏は10年以上前から自民府連との関係を構築してきた。ある府議は「地方選挙の応援演説にも駆け付けてくれ、恩義を感じている議員は少なくない」と打ち明ける。府連所属の一部の国会議員らは岸田氏を支援するとみられる。

 大阪市議団の北野妙子幹事長は現在の官邸と維新の関係を「属人的だ」と指摘。菅氏が次期首相になった際は「難産のたまものである都構想反対を認めてもらわなくては」と強調する一方、不安も口にした。

 「どうなることかと心配な面もあるが、まずは信じて進んでいきたい」

4377チバQ:2020/09/02(水) 23:34:24
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-200902-202009020000747.html
異例3派閥会長の合同会見「二階派外し」の側面も
2020/09/02 20:37日刊スポーツ

異例3派閥会長の合同会見「二階派外し」の側面も

合同会見を行った左から麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相、細田派の細田博之会長、竹下派の竹下亘会長(撮影・近藤由美子)

(日刊スポーツ)

自民党総裁選をめぐり、麻生派会長の麻生太郎財務相(79)、細田派の細田博之会長(76)、竹下派の竹下亘会長(73)が2日、合同会見を行い、菅義偉官房長官(71)支持を表明した。

党内最大派閥細田派(98人)、54人で第2勢力の竹下、麻生両派のトップが、合同で会見を開いたのは、今回の総裁選がいかに「派閥の論理」で進められているかを物語っている。以前の自民党派閥政治に戻ったような光景だ。

派閥トップがそろい踏みで会見するのは「聞いた事がない」(自民党関係者)事態という。背景には「菅内閣」発足をにらんで、早くも、人事やポスト獲得含みの主導権争いが始まっている、内輪の事情がある。

派閥として、菅氏支持をいち早く支持したのは二階俊博幹事長率いる二階派だ。「菅-二階ライン」はもともと良好で、菅総裁のもとで二階氏が幹事長を続投するとの見方も強い。幹事長は党ナンバー2で、人事やカネを一手に取り仕切る存在で、各派閥にとって「のどから手が出るほど欲しいポスト」(関係者)。16年8月の就任後、二階氏は剛腕幹事長として党内外ににらみを利かせている。

そんな二階氏が、「菅総裁」誕生への流れをつくり、今回他の派閥は先を越された格好になった。ある党関係者は「菅氏が新総裁に選ばれた後も二階氏が影響力を強めることに、焦りがあるはずだ。菅氏支持の流れをつくったのは二階氏なら、多くの議員を抱える自分たちが支持を決めたことで、菅氏優位を決定づけたという自負をアピールしたいのだろう」と、この日の3ボスそろい踏み会見を分析。「流れを決定づけたからには、人事での何かしらの『見返り』を求めたい、都合のよい思いが透けてしまっている」とも話す。

今回の会見について、二階派への事前連絡はなかったといい、今後を見据えた主導権争いからの「二階派外し」という側面もありそうだ。

自民党内では、すでに「ポスト菅」=菅官房長官の後継を筆頭に、主要ポストをめぐるさや当ても始まっており、細田、竹下、麻生各派のトップが意識していることは間違いない。総裁選での支持と見返りのポスト要求の「論功行賞」方式がいやでもちらつく3人の記者会見は、「古い自民党への先祖返り」(野党関係者)と、酷評されても仕方がない。

4378チバQ:2020/09/02(水) 23:38:51
97細田派 菅
56麻生派 菅
54竹下派 菅
47二階派 菅
47岸田派 岸田
19石破派 石破
11石原派 菅

谷垣G=自主投票

4379チバQ:2020/09/03(木) 01:21:37
心情的にはハト派宏池会の岸田には頑張ってもらいたかったが
センスないなあ・・・
次の次も無理だな、こりゃ

https://twitter.com/kishida230/status/1300819460039667714
夜のテレビ出演の合間に、地元から上京してきてくれた妻が食事を作ってくれました。
ありがたいです。
#岸田文雄 #自民党総裁選 #束の間のひととき #妻の手料理

4380チバQ:2020/09/03(木) 01:30:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/143af57cefdc7ed22f554a34ea0ba56d79962bf2
安倍路線「継承」菅氏に「修正」の岸田氏、「転換」の石破氏…独自色アピールに腐心
9/2(水) 20:03配信

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読売新聞オンライン

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自民党の臨時総務会に臨む岸田政調会長(2日、東京都千代田区永田町で)=源幸正倫撮影

 自民党総裁選で、安倍首相の路線継承を掲げる菅官房長官が国会議員票で優位に立つ中、岸田政調会長と石破茂・元幹事長は、政策や政治姿勢の違いを打ち出そうと腐心している。

 「中間層や中小企業や地方に恩恵がいくと言われ続けてきたが、現状ではそれは実現されていない。意識的に支援の中心を変えていかなければいけないのではないか」

 岸田氏は2日、民放のテレビ番組で、安倍首相の経済政策「アベノミクス」の修正が必要だとの認識を示した。「格差の少ない豊かな社会」を掲げ、アベノミクスの負の側面を是正するとしている。

 岸田氏はこれまで、首相からの禅譲路線を模索してきたが、首相の出身派閥の細田派や麻生派の支持を得られず、独自色をアピールする戦略への変更を迫られている。

 一方、石破氏は、「納得と共感」をキャッチフレーズに掲げ、首相との政治姿勢の違いを強調している。2日のラジオ番組では、「菅氏が政策も発表していないのに、(国会議員の)支持が決まるのは民主主義の否定ではないか」と菅陣営の姿勢も批判した。新型コロナウイルス対策では、必要なら感染収束前にも特別措置法を改正し、経済的支援を伴った休業要請の権限強化を行うと主張する。

 読売新聞の調べによると、2日現在、両氏の地元の広島、鳥取を含む35以上の都道府県連が予備選を実施する方向だ。国会議員票で劣勢に立つ両氏は、独自路線のアピールで、全投票数の26・4%を占める地方票に活路を見いだしたい考えだ。

4381チバQ:2020/09/03(木) 09:52:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/1600ac72d7103557cfbf29feb80f508f9f8241ad
長老支配、派閥均衡…高齢「菅内閣」誕生前に浮かぶ、数々の懸念
9/3(木) 6:02配信
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フラット化の兆しがあったが

写真:現代ビジネス
 安倍晋三首相が辞意を表明する1週間前、自民党で史上初の出来事があった。

 8月21日に全国青年部長・青年局長合同オンライン会議を開催、そこで青年局の組織規約改正を行い、オンライン上で議決が可能になった。

【写真】安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった

 これまでは党大会の直前に行われる「青年部局全国大会」に実際に出席して議決する必要があったが、新型コロナウイルスの蔓延や災害発生時には、オンラインで迅速に議決できるように変えた。

 この日は委任状を集めるなど従来の規定に従ったものの、会議には全国の青年局のメンバーら180人がオンラインで参加した。

 2019年秋に小林史明衆議院議員が党の青年局長に就任すると、オンライン会議の導入を一気に進めた。小林議員は当選3回の37歳。上智大学理工学部卒業後、NTTドコモに務めた経験を持つ。

 世の中で進むDX(デジタル・トランスフォーメーション)化を、もっとも遅れている組織の代表格と思われる自民党に持ち込んだ。昨年来、会議にオンラインでの参加も取り入れてきたが、新型コロナウイルスの蔓延がオンライン化の背中を押した。

 自民党は全国に地方組織を持ち、「青年局」も置かれている。党組織はピラミッド構造で、支部から県連、そして党中央へと意見が集約されていくのが伝統的な組織のあり方だった。

 ところがオンライン会議の導入などDX化は組織のあり方も変える。「オンライン会議になって、党中央の青年局長と直接話ができるようになった」と地方議員を務める若手などは目を見張った。いわば、フラットな組織に変わる大きなきっかけになったのだ。DXをきっかけに、自民党組織が大きく変わるのではないか、そんな予感を抱かせた。
いつか見た派閥の論理
 ところが1週間後、予期せぬ事態が起きる。安倍首相が突如、辞意を表明すると、かつての長老支配、派閥支配を彷彿とさせる動きが党内に広がったのである。

 フラットな組織への転換を進めようとしていた小林議員ら青年局所属の議員が、全国の党員で投票を行うフルスペック(完全な形)での総裁選を求めたのは当然の流れだった。だが、そうした声は「派閥の論理」にかき消されていく。

 9月1日に開いた党の総務会では、小林議員や小泉進次郎環境相などが「フルスペック」の総裁選を求める声を挙げたが、「結局はガス抜き」(ベテランの総務会メンバー)に終わり、党員投票を省略し、両院議員総会で新総裁を選ぶことに満場一致で決した。

 地方票のウェートが半分以下になる両院議員総会での選挙戦では、国会議員の票が決定的な力を持つ。

 選挙方法が決まった段階で、下村博文・元文部科学相や稲田朋美・元防衛相、野田聖子・元総務相など、いったんは出馬に意欲を見せた議員たちも相次いで不出馬を決めた。一方で、派閥の長老たちが、次々に菅義偉官房長官への支持を表明、菅総理誕生への道筋が引かれている。

 河野太郎・防衛相は最後の最後まで出馬にこだわったが、最後は所属派閥の領袖である麻生太郎・副総理兼財務省に、「ならば、派閥から出ていけ」と恫喝されて出馬を取りやめたと噂される。

4382チバQ:2020/09/03(木) 09:53:53
長老たちの春
 派閥の長老が談合で次の総理を決める――。かつて見た光景だ。今回の菅後継の仕掛け人は二階俊博幹事長。

 禅譲を期待した岸田文雄政調会長や地方組織の期待が高い石破茂・元幹事長ら前々からの有力候補を外し、一気に菅氏支持をとりまとめた。

 「あんなに機嫌の良い二階さんは初めてみました」と二階氏に近いベテラン議員が言うほど、キングメーカーとなった自らに陶酔しているという。

 菅総理・総裁が誕生すれば、大臣ポストなどは二階氏の同意なく任命できなくなるに違いない。ご本人が希望するという幹事長続投は、本決まりだと自民党議員の誰もが口をそろえる。

 国民の間で人気のある河野氏を抑え込み、いち早く菅支持を打ち出した麻生氏は、さっそく、副総理兼財務相の留任が語られている。これも麻生氏本人の希望だという。

 二階氏81歳、麻生氏79歳。そして菅氏は71歳である。
「古い自民党へは戻らない」
 安倍氏が自民党総裁に返り咲いた2012年、安倍氏は「古い自民党には戻らない」と強調して総選挙を戦った。当時、政権与党だった民主党への批判は強かったとはいえ、自民党の支持率も決して盤石とは言えなかった。政官業の癒着、長老支配、派閥均衡の組閣などいわゆる「自民党的」なものへの国民のアレルギーは強かった。必死に安倍首相は「古い自民党」を否定してみせたのだ。

 そして第2次安倍内閣が発足した時、安倍首相は58歳、菅官房長官は64歳、自民党幹事長は55歳の石破氏だった。また、総務会長には51歳の野田氏、政調会長には63歳の甘利明氏を据えた。いまや長老の代表格である麻生氏は当時71歳。総理も経験した重鎮として、党内支持基盤が盤石ではなかった安倍総理総裁を支える役回りを担ったが、例外的な高齢だった。

 当時、安倍首相が「古い自民党」を否定して国民の支持を回復しようとしたのは、今と同様、「国難」に直面していたからだ。長引くデフレで経済は疲弊し、東日本大震災からの復興が求められ、外交はボロボロの状況だった。

 今また新型コロナウイルスの蔓延で経済縮小が起きている未曽有の「国難」に直面している。そんな時に、自民党はかつての「古い自民党」に戻っていくのだろうか。菅内閣は適材適所ではなく、閣僚ポストを支持を打ち出した派閥に均衡配分することになるのか。

 そんな長老支配、派閥均衡に戻る自民党とその内閣を、国民は許すのだろうか。圧倒的な議席数を国会で握り、野党も結束を欠く中で、古いスタイルで総理総裁を決めても国民は自民党を指示してくれる、と思っているのだろうか。

 安倍首相は7年8カ月の間、プロンプターを使って国民に直接政策や考えを訴えるスタイルを使ってきた。国民の前で説明するというのが首相として当然の責務だと多くの国民が考えるようになった。

 だからこそ、6月以降、まともな記者会見を開かなかったことに国民の不満が募ったのだ。もはやこの国ではかつてのような「密室政治」は許されないのではないか。

 長老支配・派閥均衡の菅政権は、国民への説明責任を果たし、多くの人たちの支持を得ることができるか。1年以内に行われる総選挙で試されることになる。
磯山 友幸(経済ジャーナリスト)

4383チバQ:2020/09/03(木) 10:11:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/e32549ca7c4ee88341c2aecec0bf246b6b5f29a5
大胆な官僚登用、政策実現 「強力な人事権」に不満の声
9/3(木) 0:06配信
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重要課題に対処するため官僚を大胆に起用した
【検証92カ月】

 今年の夏、ある防衛省の人事が関係者を驚かせた。「大臣官房長に昇任させる」。辞令を受けたのは防衛監察本部の副監察監を務めていた芹沢清氏だった。

 「芹沢氏は政権の方針に反対して飛ばされた。もう出世コースに戻ることはないと思われていた」

 防衛省関係者はこう語る。かつて「将来の事務次官」と目された芹沢氏は平成27年10月に配属された国家安全保障局で、集団的自衛権の限定行使を可能にする安全保障関連法に反対した。同法は安倍晋三首相がこだわった目玉政策だ。その後の冷遇は「政権の逆鱗(げきりん)に触れたから」と受け止められた。

 芹沢氏が官房長として出世コースに「返り咲き」を果たした背景にも官邸の影響力がささやかれる。芹沢氏を引き上げたのは、8月に事務次官に就いた島田和久氏で、島田氏は第2次安倍政権発足から昨年7月まで首相秘書官を務めていた。防衛省関係者は「芹沢氏の復権は首相に近い島田氏だからできたことだ」と解説する。

 数々の政策を実現する上で、人事権を駆使した官僚操縦術は安倍政権の真骨頂ともいえる。

 安倍内閣は平成25年8月、小松一郎駐仏大使を内閣法制局長官に起用し、集団的自衛権の行使容認につなげた。外務省出身の小松氏は国際法の専門家だったが、総務、財務、経済産業、法務の4省出身者を順送りで法制局長官に充てる慣例を破る人事だった。

 異例の登用はこれにとどまらない。第2次安倍内閣発足直後には次官級の官房副長官補に外務省国際法局長だった兼原信克氏を起用。後に発足した国家安全保障局のナンバー2に充て、首相が推進した「自由で開かれたインド太平洋」構想の参謀役となった。29年7月には経産省出身の佐伯耕三氏を42歳の若さで首相秘書官に選任した。

 安倍内閣は26年5月、中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局を発足させ、霞が関人事の掌握に乗り出す。審議官級以上約600人の人事権を握ることで、縦割り行政を是正し、族議員が人事に介入する余地も狭まった。

 慣例にとらわれない霞が関人事が官邸の主導権確保に貢献した一方、人事に不満を持つ者からは「官邸にごまをする人間だけが出世する」という批判の対象となった。「強力な人事権を発揮する官邸」というイメージは副作用も伴った。

 その最たる例が、検察官らの定年を引き上げる国家公務員法改正案をめぐる騒動だ。野党は東京高検検事長だった黒川弘務氏の定年を延長した今年1月の閣議決定と関連付け「恣意(しい)的な人事で三権分立が脅かされる」と攻撃。芸能人のツイッターでも批判が広がり、政府は国公法改正案の廃案を余儀なくされた。

 実態はどうだったのか。法務省幹部は「国家公務員法も黒川氏の人事も法務省から官邸に上げたもので、官邸は認めただけだった」と明かす。だが、それまでの強力な人事権行使は、官邸が検察人事へ不当に介入したという印象づくりに利用された。その意味で、人事をテコにした霞が関統治はもろ刃の剣でもある。

4384チバQ:2020/09/03(木) 19:19:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/60dd7b1aeb5112c401a7bdd3d03d96d632e56034
3陣営、地方票争奪戦 組織引き締め、世論へ訴え 自民総裁選
9/3(木) 18:44配信
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 自民党総裁選(8日告示、14日投開票)に立候補する菅義偉官房長官(71)ら3陣営は3日、「地方票」獲得に本腰を入れた。

 全国一斉の党員投票は見送られたものの、ほぼ全ての都道府県連が独自の党員投票(予備選)を実施する方向。その結果は新政権の「正統性」に関わり、敗れた陣営も「次」に影響するとあって、組織の引き締めや世論への訴えに懸命だ。

 菅氏は3日午後のフジテレビ番組で、新型コロナウイルス対応について「社会経済活動を両立させなければならない」と強調した。石破茂元幹事長(63)と岸田文雄政調会長(63)も民放番組に相次ぎ出演し、政策や人柄のアピールに努めた。

 総裁選は国会議員票394票と47都道府県連代表に3票ずつ割り当てられる地方票141票の計535票で争われる。議員票は菅氏が優勢。地方票は全体の4分の1だが、民意により近いとされる。結果判明後に行われる国会議員の投票に影響を及ぼす可能性もある。

 菅氏を推す二階俊博幹事長は3日の二階派例会で「地元の有権者と連携を取っていくことが一番大事だ」と述べ、党員の支持を固めるよう号令を掛けた。菅陣営は同日、選対準備会合を開催。本部長に小此木八郎元国家公安委員長(無派閥)、事務総長に山口泰明党組織運動本部長(竹下派)を選任するなど態勢づくりを急いだ。両氏とも菅氏に近い。

 陣営のある幹部は地方票について「石破氏4〜5割、菅氏3〜4割、岸田氏1〜2割」と分析。「石破氏は地方でずっと前から活動し、菅氏は知名度があり、岸田氏は出遅れている」との見立てを披露した。

 石破陣営も選対会合を開き、地方票中心に巻き返しを図る方針を確認。石破氏は記者団に「党員、そして投票権はない国民に向け、精いっぱい訴える」と語った。新型コロナウイルスや台風の影響で活動しづらいとの懸念があり、派幹部は「相当やりにくい」と嘆く。

 岸田氏は3日に発表した政策集に、デジタル化を進めて地方の活力を引き出す「デジタル田園都市構想」を掲げた。記者会見で「地方の豊かな自然と都市を結び付けることで地方創生を考えていく」と訴えた。4日に福岡県を訪れて自身の後援会を発足させ、党員らに支持を直接呼び掛ける。

4385チバQ:2020/09/03(木) 19:21:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/4db7fbcfff59e1ca83d491cbfeb57763bb89b4c8
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月3日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。自民党総裁選に菅官房長官が出馬表明をしたニュースについて解説した。
菅官房長官が自民党総裁選への出馬を表明

大臣室へ入る麻生太郎副総理兼財務相=2018年3月13日午前、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社
菅官房長官)1人の政治家として、安倍政権を支えた者として、いまなすべきことは何かを熟慮してまいりました。そして私は、自由民主党総裁選挙に立候補する決意をいたしました。私の持てる力をすべて尽くす覚悟であります。



飯田)9月2日、国会で行われた菅官房長官の出馬表明のコメントです。「安倍政権を継承しながら力のすべてを尽くす」と語っております。これで構図が岸田政調会長、石破元幹事長、菅官房長官の3人で固まったということになります。
安倍総理の辞任会見の裏で〜すでに総裁選に向けて動いていた自民党各派閥

2020年8月28日、会見を行う安倍総理〜出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202008/28kaiken.html
鈴木)3人の総裁選ということになります。総理が辞めるという会見をしたその瞬間から、私は20分くらい、いろいろな合間に議員会館へ行きました。某派閥の幹部を含めた部屋に行ったのですが、誰も総理の辞任会見は聞いていません。すでにその夜、派閥で会うための連絡を取り合って、誰も総理を見ていないのです。

飯田)なるほど。
安倍1強のなかで力を誇って来た人達がそのまま移行〜菅氏総裁という既定路線で動いていた

会見に臨む菅義偉官房長官=2020年6月8日、首相官邸 写真提供:産経新聞社
鈴木)何十年も記者をやっていて、いまさら言うのも何ですが、目の当たりにしました。7年8ヵ月、「1強」と言われていた総理が辞任を口にした瞬間から、誰も自民党の議員は総理を見なくなるのですね。どういうことかと言うと、そのあとの8月29日、30日で菅さんの流れが強まったと言われています。そう考えると、もう既定路線で動いていたのだろうという気がします。あの2日間は、石破さんや岸田さんなど、菅さんの路線ではない派閥の人たちが動いていました。しかし根っこの部分では、菅さんの流れができていた。その根っこの流れをつくったのは、安倍政権で安倍1強を支え、権力の中枢にいた人たちが、そのまま移行しようと。そのためには誰であれば収まりがいいのか、となったわけです。麻生さんという説がありました。安倍さんの某側近が、麻生さんをいまの菅さんのような形にすると。ところが麻生さんは、国民の支持率も含めて、発言などの面でどうなのかという部分があります。そのため、「ならば菅さんがよいのではないか」となった。安倍1強の安倍さんはいなくなりますが、そこで力を誇って来た人たちが、そのまま移行するというような構図です。

飯田)2日の別の記者会見で、細田派の細田さん、竹下派の竹下さん、麻生派の麻生さんの3人が、3派連合で会見をしましたよね。この辺が核となって回そうとしていたというのは、確かにそれぞれの派閥から、いろいろな閣僚を出しているなと思いました。

鈴木)そうなのです。そういう意味では、安倍1強が終わるのではなく、安倍さんがいなくても安倍1強が続いている、というような総裁選の推薦騒動があるという見方をした方がいいです。そのなかで、菅さんが2日に記者会見をした。菅カラーをもっと出すべきだと思いましたが、それは出せません。なぜなら、安倍政権の継承ということで、菅さんはみんなに推されている。継承として菅さんを推している人たちは、自分たちの権力の流れをそのまま移行したい。その菅さんが、「私は私の独自色を出します」とは言えません。

4386チバQ:2020/09/03(木) 19:21:43
菅氏には「地方」をキーワードにした独自路線を出して欲しい

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」
鈴木)いろいろあるとは思います。しかし、私は国民の方を見たときに、菅さんらしく行える国民のための政策は、かなりあると思います。いままでの菅さんのキーワードは「地方」だと思います。ここが実は、石破さんと似ているところです。菅さんが地方に対して行ったことの1つが、ふるさと納税でしょう。

飯田)昨日(2日)の会見でも言っていましたね。

鈴木)あの仕組みにいまは慣れて、「どこに納めようかな、カニがもらえるかな」などと考えるようになりました。

飯田)おいしいものがあるだろうか、と探したりする。

鈴木)いまでは当たり前にやっていますが、これは画期的な税制の仕組みでした。そうした地方というものをキーワードにやって来た。地方創生、地方分権と2日の会見でも言っていました。安倍さんのマクロなものや経済ではなく、菅さんは経済も地方に根差したものだというような、独自色を出していいと思います。しかし、そこが言えない。権力闘争、権力の移行という意味での総裁選なのかな、という感じがします。さらに突き抜けて何をやるのか言って欲しいのですが、そうした矛盾から、国民にはある意味での失望感がある気がします。

飯田)その辺りは、今後の総裁選に向けての選挙活動などで、いろいろなものが出て来たり、メディアの露出も増えるでしょうね。

鈴木)そういう議論をこれからして行きますよね。だからこそもう少し長く、党員投票なども含めて、国民には投票権がありませんが、三者三様の意見を聞きたいですよね。権力の移行が水面下で働くことによって、クローズドな総裁選になってしまう。むしろオープンにした方が、自民党にとってもプラスのような気がしますけれどね。
解散総選挙を菅氏が打つのかどうか〜注目すべきポイント

自民党総裁選への出馬を表明する菅義偉官房長官=2020年9月2日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社
飯田)菅さんがカラーを出せないという状況に、必然的になるという話ですが、そのカラーを出すために「俺には国民の支持があるのだ」ということで、例えば早期に解散を打って出るようなことはあるのでしょうか?

鈴木)いま10.25説が出ています。菅さんはやらないだろうという予想の人もかなりいますが、ある幹部は「確率は50%ある」と。半々だということです。おっしゃるように菅さんが選挙で勝てば、菅色を出してもいいのです。

飯田)安倍さんは選挙に勝つことによって、自分のカラーを出すということをやって来ましたよね。

鈴木)安倍さんはそこです。選挙で勝って来たからです。安倍さんを継承すると言うのならば、そこも継承できますよね。それで勝てば、来年(2021年)の総裁選でも勝った菅さんを降ろすわけには行きません。次のポイントは人事もありますが、解散総選挙を菅さんがどのタイミングで打つのか、打たないのか、ここが非常に注目です。

飯田)麻生さんに政権が代わった直後に、解散をした方がいいでしょうと直談判に行きましたよね? あれは確か菅さんでした。

鈴木)そうです。しかし、麻生さんはできなくて、民主党に代わってしまった。

4387チバQ:2020/09/03(木) 19:47:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/760e6deec4a0af25bd8f02de6714ee58f0f994bb
3氏が選対本部立ち上げ 谷垣G草刈り場に
9/3(木) 17:24配信
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Nippon News Network(NNN)
自民党総裁選の動きです。岸田政調会長に続き、菅官房長官と石破元幹事長も3日午後、選挙対策本部を立ち上げました。

総裁選は事実上の選挙戦に突入し、菅氏優位の中でも票の奪い合いや切り崩しが本格化してきています。

石破氏は2日に続き、自民党議員の事務所を回って協力を要請しました。

石原派・石原元幹事長「石破先生はわれわれの奥さん方では最大の人気者です」

石破元幹事長「奥様によろしく」

岸田派、石破派以外のすべての派閥が菅氏を支持する中でいま、国会議員票の草刈り場となっているのが、無派閥と、支持する候補を決めず自主投票となった谷垣グループです。

2日に石破氏のキャッチフレーズ、「納得と共感」の言葉が含まれた額を手渡した谷垣グループの中谷元防衛大臣。実は3日、岸田氏も中谷氏のもとを訪れ、協力を要請したんです。

すると――。

谷垣G・中谷元防衛相「激励の意味で、これ『学海』というんですけど」

今度は、別の言葉が書かれた色紙を手渡します。「目標を絶やさずに頑張れば目標は達成できる」という意味だそうですが、しかし、中谷氏は石破氏の推薦人に名を連ねたことが明らかになりました。

一方、既に圧倒的優位に立っている菅氏も3日、谷垣グループの特別顧問・谷垣前総裁の自宅まで足を運んで協力を要請しました。

Q.谷垣さんの支持は得られたか?
菅長官「応援をいただけるようお願いしました」

同席した議員によると、谷垣氏は「国民に安心感を与えるよう頑張ってほしい」などと述べたということです。

4388チバQ:2020/09/03(木) 19:49:05
>>4379
良くも悪くもSNSって1枚の写真で判断されちゃいますよ
https://news.yahoo.co.jp/articles/600062cfe56a04e7c943fcf9875de3631991e3a1
岸田氏「家事は分担している」
9/3(木) 16:50配信
4



 自民党総裁選(14日投開票)に出馬する岸田文雄政調会長は3日の記者会見で、妻の裕子さんについて「妻に対しては強い立場にない。平素から風呂掃除や皿洗い、家事を分担している」と語った。

 岸田氏は1日、総裁選の準備の最中、地元・広島から駆け付けた裕子さんの手料理を楽しむ様子をツイッターに投稿した。ところが、岸田氏が席に座り、裕子さんが立った状態だったことから「対等ではない」などとのコメントが寄せられていた。

 会見でもツイッターの件を問われたが、「あれから食事が始まるので、必ず家族は同じ食卓につく。写真は途中の一コマだ」と説明。「私は平素の生活で自分のできる家事は分担している。ぜひ理解をしてほしい」と語った。

4389チバQ:2020/09/03(木) 19:49:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/91273204dbd281c6787fa52bf74722bb66ba9a5d
「2人の菅総理」問題 初の事態に新聞記者らが頭を抱える
9/3(木) 16:05配信
158




「すが」と「かん」でも漢字にすると混乱する(時事通信フォト)
 安倍首相の辞任を受けて自民党総裁選が行われ、その勝者は9月16日に召集される臨時国会の首班指名で第99代総理大臣となる。総裁選は菅義偉・官房長官が党内主要派閥の支持を取り付けて圧倒的優位が伝えられるが、そうした中で問題となってくるのが「菅総理」の表記だという。

【写真】カイワレサラダを口いっぱいに入れた菅氏
 憲政史上、同姓の総理大臣は「田中義一と田中角栄」「鈴木貫太郎と鈴木善幸」など5組あるが(うち「鳩山一郎と鳩山由紀夫」「福田赳夫と福田康夫」は親族)、菅氏が総理に就任すれば、そこに「菅直人と菅義偉」という“準同姓”の組み合わせが加わることになる。

 声に出せば「かん」と「すが」。テレビ報道では問題ないが、頭を悩ませているのは新聞の表記だ。

「過去の同姓総理は在任時代が大きく離れていたので、同一記事に登場することは稀だった。だが、“2人の菅総理”は在任時期のズレが10年未満となるうえに、菅直人氏は現職の野党議員。“菅元総理が菅総理を国会で追及”という場面もあり得る」(全国紙政治部記者)

 ちなみに戦前の「加藤友三郎と加藤高明」は在任期間こそ同じ1920年代だが、先に就任していた加藤友三郎氏が首相在任中に病死していたため、「2人の菅」とは事情が異なる。

 菅直人政権時代に発生した東日本大震災からの復興や原発政策は、9年が過ぎた現在も大きな政治課題。当時の菅直人氏の発言などを引用して記事を作るケースも出てくるので、字面の紛らわしさは避けられない。常にフルネームを記す方法もあるが、総理の名前はあらゆる記事で頻繁に登場するため、「読者にストレスを感じさせてしまう」(同前)との懸念もあるという。

 もう一つ大きな問題となりそうなのが「検索」だ。これまでは「菅首相(菅総理)」のキーワードで検索すれば菅直人氏の記事や写真がヒットしたが、今後は「2人の菅首相」がズラリと並ぶ。今後の需要が高まるのは“菅義偉・首相”だが、少なくとも当面は「菅義偉を探しているのに、菅直人ばかり表示されてしまう」という事態が想定される。

 記者らの間では2人の使い分けについて、〈菅(平成)と菅(令和)〉、〈菅(旧)、菅(現)〉〈菅(イラ)と菅(冷静)〉〈菅(カイワレ)と菅(パンケーキ)〉などといった大喜利のような話が飛び交っているが、まさか紙面に書くわけにもいかないだろう。読み手の側にも混同しないように注意が必要かもしれない。

4390とはずがたり:2020/09/03(木) 20:25:41

喧嘩出来る人がいなくなってる自民党

「継承」繰り返す菅氏の狙い 自民議員、冷や飯恐れ雪崩
有料会員記事 自民党総裁選2020
https://www.asahi.com/articles/ASN927L38N92UTFK00P.html?oai=ASN936HTPN93UTFK017&ref=yahoo
岡村夏樹
2020年9月3日 7時00分

 菅義偉官房長官(71)は2日、自民党総裁選への立候補を正式に表明し、安倍晋三首相(党総裁)の政策を継承していく考えを示した。岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)、両氏が率いる派閥を除く全5派閥が推す菅氏が争う構図だ。

 菅氏は国会内で開いた記者会見で、7年8カ月にわたる官房長官としての実績を強調。「政治の空白は決して許されない。安倍総裁が全身全霊を傾けて進めてきた取り組みをしっかり継承し、さらに前に進める」と、自らを安倍首相の後継候補と位置づけた。

 大規模な金融緩和と財政出動などを柱とする「アベノミクス」についても「責任を持って引き継ぐ」と明言。菅政権が誕生した場合の最優先課題に新型コロナウイルス対策を挙げ、「感染拡大の防止と社会経済活動の両立を図る」とした。

4391とはずがたり:2020/09/03(木) 20:41:41

鈴木修か!?>源馬氏を支える自動車系の組織

労組なら労組って書くよねえ。。

野党合流 「新党への挑戦」分かれる決断 静岡県
9/3(木) 19:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/53b20dd3de40f4b79a1063495b2ecd18e81e9f2b
静岡朝日テレビ

 野党は、立憲民主党と国民民主党の合流が決まりました。
県内議員は判断が分かれる中、国民民主党の源馬謙太郎衆議院議員は、合流後の新党に参加することを決めました。立憲民主党と合流後の新党に加わるのか、国民民主党に残るのか。最後まで悩んで出した結論は合流新党でした。

源馬謙太郎議員:「まともな政党づくりに挑戦していきたい。挑戦の意味をもってチャレンジしていきたいと、いうことを最終的に決断した大きなポイントになった」

「挑戦」の文字を掲げた源馬氏。
合流をめぐっては国民民主党の最大の支援組織・連合静岡で支援体制が一本化できていません。
関係者によりますと、源馬氏を支える自動車系の組織は合流新党に参加した場合、支持しない考えを示していました。
源馬氏は強力な支援を失う可能性もありますが、野党の大きな受け皿が必要と訴えました。
次の衆院選での比例復活の確率も考えた選択とみられています。

源馬謙太郎議員:「野党はいろんなイメージ。批判一辺倒に見える姿や民衆党時代の失敗これに対する国民のイメージはまだ払しょくされていない。新しいまともな政党づくりをしていきたい」

 国民民主党県連に所属する国会議員の決断は割れ県内の分裂は避けられない状況です。
県連会長の榛葉賀津也参院議員は国民に残ることを選び、渡辺周衆院議員と日吉雄太衆院議員は合流新党に加わります。

4392チバQ:2020/09/04(金) 00:37:30
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN936WNLN93UTFK00V.html
「選挙の顔にならない」「やっぱりそうだよね」切られた岸田氏
2020/09/03 21:42朝日新聞

「選挙の顔にならない」「やっぱりそうだよね」切られた岸田氏

政策を発表する自民党の岸田文雄政調会長=2020年9月3日午前10時51分、東京・永田町、杉本康弘撮影

(朝日新聞)

 自民党総裁選で5派閥の支持を受け、ほかの候補を圧倒する菅義偉官房長官。安倍晋三首相は当初、岸田文雄政調会長に後継を期待したが、党内や世論の期待が広がらずに支持を見送った。首相批判を繰り返す石破茂元幹事長に「勝てる候補」として浮かんだのが、菅氏だった。

 8月28日夕、首相官邸。安倍晋三首相は辞任の意向を表明した記者会見で、自らの病状を説明した。「先月中ごろから体調に異変が生じ、体力をかなり消耗する状況となった」

 首相が体調を崩した7月半ば、全国で新型コロナウイルスの感染が再拡大していた。首相に国会審議などで説明を求める声が広がっていたが、首相が応じることはなかった。同30日の岸田文雄政調会長との会食を最後に首相官邸から自宅に直帰するようになり、首相周辺は「食が細くなった」と懸念を深めていた。

 関係者によると菅義偉官房長官はこのころから、首相の健康不安が高まった場合、自身が後を託される可能性があると考えていたという。

 8月上旬には持病の潰瘍(かいよう)性大腸炎の再発が確認されたといい、来年9月まで総裁任期があるはずだった安倍首相の後継探しは抜き差しならない状況に陥った。

 「ポスト安倍」への期待を問う世論調査では、首相批判を繰り返す石破茂元幹事長がほかを大きく引き離しトップを走っていた。石破氏は、森友・加計学園の問題や財務省による公文書改ざんの再調査にも言及。菅氏の周辺は「後継候補として重要なのは、そういう問題をほじくり返さない人だ」と語っていた。

■「岸田さんではまとまりません」政治手腕を疑問視

 石破氏を警戒する首相や盟友の麻生太郎財務相兼副総理らにとって、「ポスト安倍」は岸田氏が適任という判断が早くからあった。「令和の時代はここにいる岸田さんだ」。昨年7月、参院選の応援演説で岸田氏の地元・広島を訪れた首相は、広島ゆかりの池田勇人、宮沢喜一の両元首相に触れ岸田氏を持ち上げた。昨秋の党役員人事でも、一度は党の要の幹事長に岸田氏の起用を検討。長く首相の政務秘書官を務める今井尚哉・首相補佐官が岸田氏の周辺と会食した際、政権運営の心得を説いたこともあったという。

 だが、党内では岸田氏の政治手腕を疑問視する声が徐々に強まっていった。今年4月には、新型コロナ対応の経済対策として、首相とともに「減収世帯への30万円給付」を主導したが、二階俊博幹事長や公明党幹部らの反発を招いて「国民一律10万円給付」へと方針転換を余儀なくされた。

 「岸田が何をやったんだ」。二階氏はしばしば、岸田氏への批判を口にした。菅氏も「選挙の顔にならない」などと突き放した。「党内は岸田さんではまとまりませんよ」。首相の出身派閥・細田派の閣僚経験者が首相にそう伝えると、首相が「やっぱり、そうだよね」と応じることもあったという。

 そんな中で首相の体調が悪化し、「次善の策」(閣僚経験者)として急浮上したのが菅氏だった。岸田氏は31日、首相官邸で首相と会い、「お力添えをお願いいたします」と総裁選での支援を求めた。だが、首相は「個別の名前を挙げるのは控えている」と、口を濁した。

 「いつから総理になりたいと思ったんだ」。麻生氏は9月1日、立候補の意向を伝えに来た菅氏に尋ねた。菅氏は最近、自身に近い若手議員を集め、石破、岸田両氏のどちらが後継首相にふさわしいか聞いたところ、大半が石破氏の名を挙げたと説明。「出なければいけないと決意しました」と話したという。

4393チバQ:2020/09/04(金) 00:39:07
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200903k0000m010233000c.html
各候補が本格始動 岸田氏「分断から協調」の政策発表 菅氏は「派閥均衡」選対に
2020/09/03 21:12毎日新聞

各候補が本格始動 岸田氏「分断から協調」の政策発表 菅氏は「派閥均衡」選対に

自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 自民党総裁選(8日告示、14日投開票)の構図が固まり、各候補は3日、活動を本格化させた。党内7派閥のうち5派閥から支持を得て優位に立つ菅義偉官房長官(71)は、選対本部の発足に向けた準備会合に出席した。劣勢とされる岸田文雄政調会長(63)は記者会見で政策を発表し、石破茂元幹事長(63)も選対本部を設置した。

 細田、麻生、竹下、二階、石原の5派から支持を受ける菅氏は3日午前、各派事務総長と無派閥議員の代表者らが開いた選対本部の準備会合に出席した。山口泰明・党組織運動本部長(竹下派)を調整を担う選対事務総長に決めた。

 2日には、二階、石原両派幹部が菅氏と会い、直接支援を伝える一方、残りの細田、麻生、竹下の3派領袖(りょうしゅう)がそろって記者会見するなど支援体制にほころびが見えたばかり。このため午後に再度開かれた準備会合では、無派閥の小此木八郎元防災担当相をトップの選対本部長とし、各派や菅氏に近い無派閥議員、菅氏の当選同期組から1人ずつ副事務総長にあてるなど、各方面に配慮した「均衡人事」となった。

 菅氏はまた、フジテレビの番組で、衆院解散について「状況次第だ。今はまさにコロナ禍。何としても新型コロナウイルス対策はしっかりやってほしいというのが国民の声だ。新型コロナが終焉(しゅうえん)を告げられるかどうかだろう」と指摘。当面は新型コロナ対策を優先すべきだとの認識を示した。

 一方、岸田氏は3日午前、自身の派閥事務所で記者会見し、総裁選に向けて「分断から協調へ」をテーマとする政策を発表した。

 岸田氏は「経済、社会、国際社会の分断を考えると求められているのは『分断から協調へ』だ」と主張。ビッグデータや第5世代通信規格(5G)などを活用して地方と都市を結びつける「デジタル田園都市国家構想」や中間所得層の支援、国民皆保険維持などを掲げ、「安倍政権時代の政策を発展させ、時代に適合させる」と強調。消費税減税は「たちまち具体的に考えていない」と否定した。

 国会議員票で劣勢となる石破氏だが3日午前は、カメラに囲まれながら国会内の歯科医院で定期検診を受けた。記者団に「日本の虫歯はどこにあるのか」と問われると、「定期的にきちんと見ていかないと。ほっとくと後で大変なことになる」とユーモアを交えて答えた。

 その後、東京都内のホテルで選対本部を発足させた。石破派(19人)の山本有二元農相が本部長、鴨下一郎元環境相が本部長代理に就いた。石破派以外の出席者は、渡海紀三朗元文部科学相や三原朝彦衆院議員のみだったが、「国民のために、次の時代のために意義ある戦いにしたい」と気勢を上げた。【飼手勇介、立野将弘、畠山嵩】

4394チバQ:2020/09/04(金) 00:40:06
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009030042.html
【総裁選】内紛勃発の気配も 菅氏支援5派の主導権争いが過熱 
2020/09/03 21:04産経新聞

【総裁選】内紛勃発の気配も 菅氏支援5派の主導権争いが過熱 

会見に臨む菅義偉官房長官=3日午後、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選をめぐり、早くも菅義偉官房長官を支持する方針を打ち出した党内5派による主導権争いが過熱している。3日には東京都内のホテルに集まり、選挙対策本部の態勢などを協議したが、選挙後に控える組閣や党役員人事を見据え、内紛が勃発する気配さえ漂った。不協和音が高まれば、派閥に所属せず、党内基盤が盤石ではない菅氏の今後にも影響を与えかねない。

 選対本部には、党内最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)に加え、第2派閥の麻生派(志公会、54人)と竹下派(平成研究会、54人)、二階派(志帥会、47人)、石原派(近未来政治研究会、11人)などからメンバーが派遣される。

 トップの選対本部長には、派閥色を打ち消すため、無派閥の小此木八郎元防災担当相の就任が内定した。事務総長に就く自民党の山口泰明組織運動本部長(竹下派)は記者団に「人の輪が大事だ。皆の良いところを引き出してベストな方向に持っていきたい」と述べ、結束して菅氏を支える考えを強調した。

 ただ、党内では派閥間の主導権争いを懸念する声が多い。党中堅は選対本部を「(菅氏に対する)猟官運動の巣窟」と表現し、選挙対策ではなく貢献度を競い合う舞台になりかねないと懸念を示した。

 支持勢力同士の神経戦は、菅氏が出馬表明した2日から顕在化。細田、麻生、竹下の3大派閥の会長が緊急の合同会見を開き、菅氏の支援を表明したが、いち早く菅氏の支援を決めた二階派の二階俊博幹事長には声をかけなかったのだ。

 麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は会見で「主導権なんか争ってない」と語ったが、3派に先駆け菅氏が優位に立つ流れを整えた二階氏を牽制(けんせい)する狙いが透ける。

 菅氏に近い無派閥の閣僚経験者は「二階派はカンカンだ」と憤る。党幹部も「自民党が派閥政治をやっていると思われることが良くない。無派閥の菅氏のイメージを損なってどうするのか」と声を荒らげた。

 菅氏もこうした動きに内心は不安を募らせているようだ。3日の記者会見で派閥間の主導権争いを問われると、苦笑いを浮かべながらこう答えた。

 「私は無派閥だ」

(今仲信博)

4395名無しさん:2020/09/04(金) 01:56:39
https://www.asahi.com/articles/ASN936G0XN92UTFK028.html
二階氏「あんたしかいない」 菅氏支持は雪崩となった
2020年9月3日 20時31分

 安倍晋三首相が退陣を表明した翌日の8月29日夜。菅義偉官房長官は東京・赤坂の議員宿舎内の一室で、自民党の二階俊博幹事長、森山裕国会対策委員長と話し込んでいた。二階氏が安倍政権の継続性を念頭に「あんたしかいない」と語りかけると菅氏はこう応じた。「継続性はそうですね」。二階氏は菅氏のその言葉を立候補への意欲と受け止めた。

 それから二階氏の動きは素早かった。翌30日午後、二階派(47人)の幹部が集まり総裁選の対応を話し合った。同派の河村建夫元官房長官は会議後、菅氏について記者団に「首相の残り任期についての責任があるのではないか」と話し、派として支持する姿勢を打ち出した。この時、すでにネット上やテレビで「菅氏、総裁選に立候補へ」との速報が流れ始めていた。

 派閥に属さない菅氏が総裁選を勝ち抜くには、実力者の後押しと「数の力」が欠かせない。二階派が早々に支持を打ち出したこの日の夜、菅氏は周囲にこう意欲を口にしたという。「俺がやらざるを得ない。これで出なかったら、逃げたと言われちゃうよ」

 長期政権で黒衣役に徹してきた菅氏だが、昨年4月に新元号「令和」を発表すると、「令和おじさん」として知名度が上昇。「ポスト安倍」の一人に数えられるようになった。一方で、首相への意欲を問われると「全く考えていない」と否定し続けた。

 そんな菅氏が一転して有力候補に浮上したのは、安倍首相が後継含みで目をかけてきた岸田文雄政調会長の評価が上がらないことが理由だった。昨秋、岸田氏の幹事長への「昇格」を見送った首相は今年に入って以降、「岸田さんは化けないんだよね」と漏らすようになっていた。

 これを好機とみたのが、二階氏…

4396名無しさん:2020/09/04(金) 01:57:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/4346d2317eb2fd8700b924e9ffe9c895962e0c7e
「二階派だけ抜け駆けたまらない」、菅氏支持3派閥が共同会見…総裁選後にらみ存在感誇示か
9/3(木) 7:58配信

 自民党総裁選で菅官房長官を支持する派閥の間で、早くも主導権争いが始まっている。他派閥に先駆けて菅氏支持を打ち出した二階派に対し、党内最大派閥の細田派、ともに第2派閥の麻生、竹下両派のトップ3人は2日、そろって記者会見し、菅氏支持をアピールした。総裁選後の人事をにらみ、存在感を誇示する狙いがありそうだ。

■二階派 呼ばれず不快感

 「7年8か月の間、官房長官として安倍首相を支え、あらゆる国内問題、海外の問題にともに戦ってきた菅氏が安倍内閣の業務を引き継ぎ、リーダーになってもらうことが最善だ」

 細田派会長の細田博之元幹事長は2日、国会内の記者会見でこう述べ、菅氏を支持する考えを正式に発表した。両隣には麻生派会長の麻生副総理兼財務相、竹下派会長の竹下亘元総務会長が並び、細田氏に続いて菅氏支持を表明した。

 主要派閥の領袖(りょうしゅう)がそろって記者会見に臨み、総裁選対応で結束を示すのは異例だ。3派の議員の合計は206人で、党所属国会議員の過半数を占める。細田派幹部は共同記者会見の狙いについて「二階派外しの動きだ」と明言。別の同派幹部も「二階派だけに抜け駆けされてはたまらない」と語った。

 一方、二階派会長代行の河村建夫元官房長官は2日、首相官邸で安倍首相と会談し、菅氏を支持する方針を報告した。共同記者会見に二階派が呼ばれなかったことについては、「これから支援するグループは一つになってやる方がいい」と述べ、首相の出身派閥である細田派の対応に不快感を示した。河村氏は首相との会談に先立ち、麻生氏にも「主導権争いをやっているという余計な臆測を呼ぶ」と懸念を伝えた。

 二階幹事長もこの日、竹下派に隠然とした力を持つ青木幹雄元官房長官や、細田派に影響力がある森元首相と相次いで会談した。両派の動きをけん制する狙いがあるとみられる。

 二階派は、菅氏の出馬表明前の8月30日、他派閥に先駆けて支持を表明した。その後、岸田、石破両派を除く全派閥が菅氏支持に雪崩を打つ流れを作った。菅氏が総裁選で優位に立つ中で、二階派内からは「菅政権になれば、ポスト争いで優遇が期待できる」との声が出ている。

 菅氏支援を確約した二階派議員の署名は2日、菅氏に手渡された。二階氏は署名について、「総裁選でうちが責任を持つということだ」と周辺に語った。

 菅氏の陣営で派閥の動きが活発なことに、岸田派の中堅議員は「総裁選が始まってもいないのに、派閥の都合で決着がつく。先祖返りしたような自民党の姿を国民がどう見るのか」と不安視している。

4397名無しさん:2020/09/04(金) 02:02:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2991ed10fe9ca8e6e05983a09db5c0aba68f3ac
会見呼ばず…露骨な“二階派外し”  「主流派」巡り争い激化
9/3(木) 10:11配信

 派閥に属さない菅義偉官房長官を自民党の5派閥がこぞって担ぎ、「派閥政治の復権」がささやかれる今回の総裁選。2日、菅氏支持をアピールした細田、麻生、竹下の3派会長の共同会見に、「菅氏優勢」の流れをつくった二階俊博幹事長率いる二階派は呼ばれなかった。次期政権発足を視野に入れた派閥間のさや当てがあらわになった形。二階氏も「怒っている」とされ、尾を引きそうだ。

 「二階派と石原派は、既に菅氏支持を表明されている。だから(2日に支持を決定した)3派。主導権を争っているのではない」

 夕方。国会内で開かれた3派会見の席上、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は他の2派が同席していない点を問われ、木で鼻をくくったように答えた。

 実情は異なる。共同会見の発案は麻生派。菅氏陣営が走りだす上で「うちらが党内主流派で、反主流派じゃない。一発、けん制しておかないと」(麻生派幹部)との思惑から、露骨な二階派外しを仕掛けたのだった。

 かたや二階派もこの日朝、所属議員45人の署名を添えて菅氏に出馬を直接要請する場面をしつらえ、「主流派」を演出していた。共同会見の動きに対し、同派幹部は「そんなばかなことがあるか」とほえた。

 各派閥がけん制し合い、菅氏により多くの恩を売ろうとする駆け引きの先に見据えるのが、次期政権下での人事の厚遇だ。総理・総裁を頂点とする官邸主導の「安倍1強」が幕を下ろすのと同時に、鳴りを潜めていた派閥の権力闘争が息を吹き返しつつある。党内からは「5派も絡めば選対組織もまとまらない。勝っても『派閥の意向に強く配慮せざるを得ない総裁』になるのは間違いない」(衆院中堅)との声が出ている。

(郷達也、森井徹)

4398名無しさん:2020/09/04(金) 02:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b154eac60a0cd76962d2f0f7dffd334d7f4e991
「菅政権」暫定か本格か 派閥影響濃く、解散時期も焦点 自民総裁選
9/3(木) 7:08配信

 自民党総裁選の本命候補である菅義偉官房長官が出馬を表明した。

 5派閥の支持を受け後継レースの先頭を走るが、党内では安倍晋三首相の残り任期1年限りの「暫定政権」との見方もくすぶる。派閥の影響力を排し、本格政権を確立できるかは不透明だ。

 「安倍政権が進めてきた改革の歩みを決して止めるわけにはいかない」。菅氏は2日の出馬会見で安倍路線の継承を強調。同時に携帯電話料金の引き下げ、外国人観光客の誘致など自ら主導してきた政策を列挙し、独自色も披露した。

 秋田の農家に生まれ、国会議員秘書や地方議員を務めた自らの歩みも紹介。「活力ある地方をつくっていきたいという思いを抱きながら、政策を実行していく」と訴えた。主要派閥の意向に左右されるのでは、という質問に対しては「派閥の連合で推されて今、ここにいるわけではない。自らの判断で出馬を決意した」と反論した。

 しかし、二階俊博幹事長率いる二階派や、最大派閥の細田派などの支持表明で、菅氏の優位が固まったことに変わりはない。実際に各派は組閣や党役員人事を見越し、露骨なアピール合戦に入っている。細田派会長の細田博之元幹事長、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相、竹下派会長の竹下亘元総務会長は2日、そろって記者会見を開き、菅氏への影響力を誇示してみせた。

 会見から外された格好の二階派は「主導権争いをしていると余計な臆測を呼ぶ」(幹部)と不快感を隠さない。二階派メンバーは菅氏に直接面会し、支援を伝達。菅氏の勝利を前提にした陣営内の競い合いは過熱の一途だ。

 主要派閥が菅氏支援に傾くのは、安倍氏の病気退陣に伴う緊急登板だとの認識が底流にあるためだ。次期総裁の任期は安倍氏の残り任期の2021年9月まで。細田派ベテランは「菅氏は首相の残り任期しか担わない」と指摘、竹下派関係者は「1年限定ならみんな納得だ」と話す。

 菅氏が総裁選で勝利した場合、支援を受けた派閥の影響力を排除するのは容易ではなく、政権運営のフリーハンドが狭まるのは確実。菅氏をよく知る中堅議員は「菅氏は大変。自由がない」と懸念を示した。

 こうした中で政界には、本格政権への脱皮を図るため、菅氏が早期の衆院解散に踏み切るとの観測が飛び交う。新政権発足後は「ご祝儀相場」で支持率が高くなる傾向があり、立憲民主党と国民民主党による合流新党に追い風が吹いていないことも、背景にある。

 菅氏自身は1日の記者会見で「当面は新型コロナウイルス対策が最大の課題。経済の回復にも取り組まなければいけない」と語り、早期解散には慎重な姿勢をにじませているが、竹下派若手は「菅さんは官房長官としては慎重だが、首相になったら解散するのではないか」と指摘した。

4399名無しさん:2020/09/04(金) 02:03:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/595920b3b78e8a93a0415758df237adc3a2c9c96
自民党総裁選 菅氏支持5派などが選挙態勢協議 菅氏も出席
9/3(木) 11:52配信

 自民党総裁選に出馬する菅義偉官房長官への支持を決めた細田派(清和政策研究会)、麻生派(志公会)、竹下派(平成研究会)、二階派(志帥会)、石原派(近未来政治研究会)の幹部らは3日午前、都内のホテルに集まり、選挙戦略や選対本部の態勢などを協議した。

 会合は報道陣に非公開で行われた。菅氏も駆け付け、会場に入ると大きな拍手が上がった。

 関係者によると、菅氏は「全身全霊をかけて取り組む」とあいさつしたという。

 午前の会合では一部の選対役員を決め、午後に改めて協議する。

4400名無しさん:2020/09/04(金) 02:03:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/760e6deec4a0af25bd8f02de6714ee58f0f994bb
3氏が選対本部立ち上げ 谷垣G草刈り場に
9/3(木) 17:24配信

自民党総裁選の動きです。岸田政調会長に続き、菅官房長官と石破元幹事長も3日午後、選挙対策本部を立ち上げました。

総裁選は事実上の選挙戦に突入し、菅氏優位の中でも票の奪い合いや切り崩しが本格化してきています。

石破氏は2日に続き、自民党議員の事務所を回って協力を要請しました。

石原派・石原元幹事長「石破先生はわれわれの奥さん方では最大の人気者です」

石破元幹事長「奥様によろしく」

岸田派、石破派以外のすべての派閥が菅氏を支持する中でいま、国会議員票の草刈り場となっているのが、無派閥と、支持する候補を決めず自主投票となった谷垣グループです。

2日に石破氏のキャッチフレーズ、「納得と共感」の言葉が含まれた額を手渡した谷垣グループの中谷元防衛大臣。実は3日、岸田氏も中谷氏のもとを訪れ、協力を要請したんです。

すると――。

谷垣G・中谷元防衛相「激励の意味で、これ『学海』というんですけど」

今度は、別の言葉が書かれた色紙を手渡します。「目標を絶やさずに頑張れば目標は達成できる」という意味だそうですが、しかし、中谷氏は石破氏の推薦人に名を連ねたことが明らかになりました。

一方、既に圧倒的優位に立っている菅氏も3日、谷垣グループの特別顧問・谷垣前総裁の自宅まで足を運んで協力を要請しました。

Q.谷垣さんの支持は得られたか?
菅長官「応援をいただけるようお願いしました」

同席した議員によると、谷垣氏は「国民に安心感を与えるよう頑張ってほしい」などと述べたということです。

4401名無しさん:2020/09/04(金) 02:04:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/4beb23b13558ee58baebb0cbb411c76d8d908789
自民党総裁選 内紛勃発の気配も 菅氏支援5派の主導権争いが過熱 
9/3(木) 21:03配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選をめぐり、早くも菅義偉官房長官を支持する方針を打ち出した党内5派による主導権争いが過熱している。3日には東京都内のホテルに集まり、選挙対策本部の態勢などを協議したが、選挙後に控える組閣や党役員人事を見据え、内紛が勃発する気配さえ漂った。不協和音が高まれば、派閥に所属せず、党内基盤が盤石ではない菅氏の今後にも影響を与えかねない。

 選対本部には、党内最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)に加え、第2派閥の麻生派(志公会、54人)と竹下派(平成研究会、54人)、二階派(志帥会、47人)、石原派(近未来政治研究会、11人)などからメンバーが派遣される。

 トップの選対本部長には、派閥色を打ち消すため、無派閥の小此木八郎元防災担当相の就任が内定した。事務総長に就く自民党の山口泰明組織運動本部長(竹下派)は記者団に「人の輪が大事だ。皆の良いところを引き出してベストな方向に持っていきたい」と述べ、結束して菅氏を支える考えを強調した。

 ただ、党内では派閥間の主導権争いを懸念する声が多い。党中堅は選対本部を「(菅氏に対する)猟官運動の巣窟」と表現し、選挙対策ではなく貢献度を競い合う舞台になりかねないと懸念を示した。

 支持勢力同士の神経戦は、菅氏が出馬表明した2日から顕在化。細田、麻生、竹下の3大派閥の会長が緊急の合同会見を開き、菅氏の支援を表明したが、いち早く菅氏の支援を決めた二階派の二階俊博幹事長には声をかけなかったのだ。

 麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は会見で「主導権なんか争ってない」と語ったが、3派に先駆け菅氏が優位に立つ流れを整えた二階氏を牽制(けんせい)する狙いが透ける。

 菅氏に近い無派閥の閣僚経験者は「二階派はカンカンだ」と憤る。党幹部も「自民党が派閥政治をやっていると思われることが良くない。無派閥の菅氏のイメージを損なってどうするのか」と声を荒らげた。

 菅氏もこうした動きに内心は不安を募らせているようだ。3日の記者会見で派閥間の主導権争いを問われると、苦笑いを浮かべながらこう答えた。

 「私は無派閥だ」

(今仲信博)

4402名無しさん:2020/09/04(金) 02:07:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e42927707785a99c64ba423fbbf7917499d20f
安倍氏退陣表明前からすでに権力交代も、自民内部では抗争激化
9/2(水) 7:05配信

 安倍晋三・首相の体調悪化が表面化する前から、政権内部ではひそかに権力の交代が進んでいた。「総理の側用人」と呼ばれた今井尚哉・首相補佐官を頂点とする官邸官僚が力を失い、「影の総理」菅義偉・官房長官が再浮上したからだ。

 政府のコロナ対応が二転三転する混乱の原因はそこにあったといえる。

 安倍氏が慶応大学病院で検査を受け、「健康不安説」が広がる最中の8月20日夜、菅氏と二階俊博・幹事長が会談した。検査といっても首相が入院したわけではなく、会談前日には官邸で公務に復帰していることは2人も当然承知している。

 首相が辞任する前に、ポスト安倍を巡ってタッグを組む菅氏と二階氏が政局をにらんだ会合を持ったのだから“謀叛”と見られかねない大胆な行動といっていい。しかし、2人はもう首相を怖れていなかった。毎日新聞専門記者兼論説委員の伊藤智永氏はこう語る。

「安倍政権はすでに事実上の“菅政権”になっていた。つい最近までは、首相補佐官の今井氏らが総理の権威を笠に着て実権を振るう“側用人政治”と呼ばれたが、官邸官僚はアベノマスク配布や持続化給付金業務の電通への委託といったコロナ対策を打ち出して失敗し、総理との関係もギクシャクしていた」

 代わって指揮を執っているのが菅官房長官だ。

「菅氏は感染拡大下でGo Toトラベルキャンペーンを推進してきた。暖房と冷房をいっぺんにかけるような政策は、『医療崩壊しない限り、社会経済活動は止めない』という方針だからです。新規感染者数が過去最高を更新しても、政府は緊急事態宣言を発令しない。それも総理ではなく菅氏が判断していた」(伊藤氏)

 政権の権力構造はコロナ禍で大きく変わっていたというのだ。二階派幹部がシナリオをこう語る。

「安倍総理が退陣すれば総裁選になる。ワンポイントリリーフで首相再登板を目指す麻生太郎副総理が麻生派、岸田派、そして安倍総理の出身派閥の細田派と組めば、菅─二階連合では数で勝てない。それなら、安倍総理をできるだけ延命させて、官邸は菅さん、党は二階さんが権力を掌握し、ポスト安倍に備えて麻生さんの力を削いだ方がいい」

4403名無しさん:2020/09/04(金) 02:08:07
>>4402

レガシーが何もない
 そうした2人の計略は安倍氏の辞任で大きく狂った。安倍氏から政権禅譲してもらうつもりだった麻生氏や岸田文雄政調会長らの反発を招き、自民党内抗争が激化するのは間違いない。この計略は一旦変更されることとなるが、自民党内での動きは激しくなっている。

 すでに麻生氏は「安倍さんから後事を託された」(側近)と動き出し、憲法改正に慎重だった岸田氏は講演(8月25日)で「もし私が政権を担うことになったとしても、憲法改正にしっかり取り組む」と態度をコロリと変えてなりふり構わぬ安倍支持層の取り込みに乗り出した。ポスト安倍に野心を抱く河野太郎防衛相、石破茂元幹事長らも黙ってはいないだろう。

 安倍氏は大叔父である佐藤栄作首相の連続在任記録を抜いたものの、佐藤首相の沖縄返還のような歴史に残る政権のレガシー(遺産)を残していない。安倍氏のお膝元である細田派の長老からもこんな声がある。

「安倍首相が『私の内閣で実現する』と約束した憲法改正、北方領土返還、拉致被害者の帰国はいずれも見通しさえ立っていない。

 経済政策では日本再興を掲げたが、アベノミクスによる景気拡大は2年前に終わり、過去最長のいざなみ景気(小泉政権)を抜けずに政権の終盤はコロナで日本経済は瀕死の状態になってしまった。その上、せめて花道にしようと1年延期した東京五輪も、開催は危うい状況だ。安倍さんにすれば、レガシーが何も残せないのでは辞めようにも辞めることができないと思っていたんじゃないか」

※週刊ポスト2020年9月11日号

4404名無しさん:2020/09/04(金) 02:12:03
「麻生総裁」の声もあった新総裁候補選出の裏側
9/3(木) 17:30配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月3日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。自民党総裁選に菅官房長官が出馬表明をしたニュースについて解説した。

菅官房長官が自民党総裁選への出馬を表明

菅官房長官)1人の政治家として、安倍政権を支えた者として、いまなすべきことは何かを熟慮してまいりました。そして私は、自由民主党総裁選挙に立候補する決意をいたしました。私の持てる力をすべて尽くす覚悟であります。



飯田)9月2日、国会で行われた菅官房長官の出馬表明のコメントです。「安倍政権を継承しながら力のすべてを尽くす」と語っております。これで構図が岸田政調会長、石破元幹事長、菅官房長官の3人で固まったということになります。

安倍総理の辞任会見の裏で〜すでに総裁選に向けて動いていた自民党各派閥

鈴木)3人の総裁選ということになります。総理が辞めるという会見をしたその瞬間から、私は20分くらい、いろいろな合間に議員会館へ行きました。某派閥の幹部を含めた部屋に行ったのですが、誰も総理の辞任会見は聞いていません。すでにその夜、派閥で会うための連絡を取り合って、誰も総理を見ていないのです。

飯田)なるほど。

安倍1強のなかで力を誇って来た人達がそのまま移行〜菅氏総裁という既定路線で動いていた

鈴木)何十年も記者をやっていて、いまさら言うのも何ですが、目の当たりにしました。7年8ヵ月、「1強」と言われていた総理が辞任を口にした瞬間から、誰も自民党の議員は総理を見なくなるのですね。どういうことかと言うと、そのあとの8月29日、30日で菅さんの流れが強まったと言われています。そう考えると、もう既定路線で動いていたのだろうという気がします。あの2日間は、石破さんや岸田さんなど、菅さんの路線ではない派閥の人たちが動いていました。しかし根っこの部分では、菅さんの流れができていた。その根っこの流れをつくったのは、安倍政権で安倍1強を支え、権力の中枢にいた人たちが、そのまま移行しようと。そのためには誰であれば収まりがいいのか、となったわけです。麻生さんという説がありました。安倍さんの某側近が、麻生さんをいまの菅さんのような形にすると。ところが麻生さんは、国民の支持率も含めて、発言などの面でどうなのかという部分があります。そのため、「ならば菅さんがよいのではないか」となった。安倍1強の安倍さんはいなくなりますが、そこで力を誇って来た人たちが、そのまま移行するというような構図です。

飯田)2日の別の記者会見で、細田派の細田さん、竹下派の竹下さん、麻生派の麻生さんの3人が、3派連合で会見をしましたよね。この辺が核となって回そうとしていたというのは、確かにそれぞれの派閥から、いろいろな閣僚を出しているなと思いました。

鈴木)そうなのです。そういう意味では、安倍1強が終わるのではなく、安倍さんがいなくても安倍1強が続いている、というような総裁選の推薦騒動があるという見方をした方がいいです。そのなかで、菅さんが2日に記者会見をした。菅カラーをもっと出すべきだと思いましたが、それは出せません。なぜなら、安倍政権の継承ということで、菅さんはみんなに推されている。継承として菅さんを推している人たちは、自分たちの権力の流れをそのまま移行したい。その菅さんが、「私は私の独自色を出します」とは言えません。

4405名無しさん:2020/09/04(金) 02:12:53
>>4404

菅氏には「地方」をキーワードにした独自路線を出して欲しい

鈴木)いろいろあるとは思います。しかし、私は国民の方を見たときに、菅さんらしく行える国民のための政策は、かなりあると思います。いままでの菅さんのキーワードは「地方」だと思います。ここが実は、石破さんと似ているところです。菅さんが地方に対して行ったことの1つが、ふるさと納税でしょう。

飯田)昨日(2日)の会見でも言っていましたね。

鈴木)あの仕組みにいまは慣れて、「どこに納めようかな、カニがもらえるかな」などと考えるようになりました。

飯田)おいしいものがあるだろうか、と探したりする。

鈴木)いまでは当たり前にやっていますが、これは画期的な税制の仕組みでした。そうした地方というものをキーワードにやって来た。地方創生、地方分権と2日の会見でも言っていました。安倍さんのマクロなものや経済ではなく、菅さんは経済も地方に根差したものだというような、独自色を出していいと思います。しかし、そこが言えない。権力闘争、権力の移行という意味での総裁選なのかな、という感じがします。さらに突き抜けて何をやるのか言って欲しいのですが、そうした矛盾から、国民にはある意味での失望感がある気がします。

飯田)その辺りは、今後の総裁選に向けての選挙活動などで、いろいろなものが出て来たり、メディアの露出も増えるでしょうね。

鈴木)そういう議論をこれからして行きますよね。だからこそもう少し長く、党員投票なども含めて、国民には投票権がありませんが、三者三様の意見を聞きたいですよね。権力の移行が水面下で働くことによって、クローズドな総裁選になってしまう。むしろオープンにした方が、自民党にとってもプラスのような気がしますけれどね。

解散総選挙を菅氏が打つのかどうか〜注目すべきポイント

飯田)菅さんがカラーを出せないという状況に、必然的になるという話ですが、そのカラーを出すために「俺には国民の支持があるのだ」ということで、例えば早期に解散を打って出るようなことはあるのでしょうか?

鈴木)いま10.25説が出ています。菅さんはやらないだろうという予想の人もかなりいますが、ある幹部は「確率は50%ある」と。半々だということです。おっしゃるように菅さんが選挙で勝てば、菅色を出してもいいのです。

飯田)安倍さんは選挙に勝つことによって、自分のカラーを出すということをやって来ましたよね。

鈴木)安倍さんはそこです。選挙で勝って来たからです。安倍さんを継承すると言うのならば、そこも継承できますよね。それで勝てば、来年(2021年)の総裁選でも勝った菅さんを降ろすわけには行きません。次のポイントは人事もありますが、解散総選挙を菅さんがどのタイミングで打つのか、打たないのか、ここが非常に注目です。

飯田)麻生さんに政権が代わった直後に、解散をした方がいいでしょうと直談判に行きましたよね? あれは確か菅さんでした。

鈴木)そうです。しかし、麻生さんはできなくて、民主党に代わってしまった。

4406名無しさん:2020/09/04(金) 02:13:54
>>4404-4405

「麻生総裁」の声もあった新総裁候補選出の裏側
https://news.yahoo.co.jp/articles/4db7fbcfff59e1ca83d491cbfeb57763bb89b4c8

4407名無しさん:2020/09/04(金) 02:14:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/913cb355454e307acc6e501a26b4c935e2e55707
菅氏の勝利は確実なのに、世論に不評の「党員投票の省略」を決めた本当の理由
9/3(木) 19:16配信

■「政治空白を作るわけにはいかない」というナゾの理由

 次の自民党総裁は菅義偉官房長官となりそうだ。総裁選は9月8日に告示されるが、党内主要派閥は軒並み菅氏の支持を決めている。このため、メディアは「誰が選ばれるか」ではなく、党員投票を行わない簡略版で総裁が選ぶことになったことを「密室談合」と批判している。

 ただ、あえて党員投票を行わないこの決断は、年内に解散・総選挙を行うための布石だという見方がある。一体どういうことなのか。順を追って説明しよう。

 9月1日、自民党総務会が正規の党員投票を省略する簡略版の総裁選を行うと決定すると、新聞、テレビなどのメディア、さらに政治評論家たちは競い合うように選出方法を批判した。

 8月28日に辞任表明した安倍氏は、新しい首相が決まるまでは通常通り職務を続けて、政治空白は作らないと明言している。それにもかかわらず自民党執行部は「緊急事態に政治空白を作るわけにはいかない」という理由で簡略版の実施を決めてしまった。

■党員投票が行われた場合でも、菅氏の勝利は動かなかったはず

 党員投票を行わない本当の理由は「石破茂元党幹事長つぶし」であったというのは衆目の一致するところ。石破氏は、過去3度の総裁選チャレンジで党員・党友に人気がある。党員投票を行う正規の総裁選を行うと石破氏は有利だ。

 安倍氏は、「与党内野党」として安倍政権にかみついてきた石破氏が後継指名されるのは避けたい。その安倍氏の考えを忖度して二階俊博幹事長ら執行部は、党員投票を省略した「簡略版」を押し通したのだ。この経緯については1日に配信した「『安倍1強』のあとにやってくる『菅1強』は一体いつまで続くのか」で詳しく紹介した。

 結局、総裁選は党所属国会議員による394票、47都道府県に3票ずつ割り振られた141票の計535票で争われることになった。

 県連の中には自主的に党員による投票を行って県連票の指標にしようとしているところもあり、石破氏がある程度存在感を示すかもしれないが、細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)、二階派(47人)、石原派(11人)といった派閥に守られた菅氏の有利は動かない。

 しかし、ここで素朴な疑問が生じる。簡略版ではなく党員投票が行われた場合でも、菅氏の勝利は動かなかったはずなのだ。

4408名無しさん:2020/09/04(金) 02:14:57
>>4407

■石破氏が党員票で爆発的に得票するのは不可能だったが…

 正規の党員投票は国会議員の394票と、同じ394票を党員票に委ね、計788票で定める。菅氏は今、議員票のうち300票あまりの支持をとりつけている。党員投票についても、「石破氏が強い」とは言われているが、安倍氏と一騎打ちとなった前回総裁選での党員票の得票率は約45%だった。岸田文雄氏も含めて3人で争われる今回は前回以上の得票率を得るのは難しい。

 例えば菅氏の地元神奈川、麻生太郎副総理兼財務相の福岡、二階氏の和歌山などは菅氏が大量得票するのは確実。広島は岸田氏が意地を見せるだろう。そう考えると石破氏が党員票で爆発的な得票率を稼ぐのは不可能だったことが分かる。であれば、世論の反発の中、強引に「簡略版」とする必要はなかったように思える。

 その理由について自民党幹部議員は、こうつぶやく。

 「最終的には菅氏の判断になるが、衆院解散の布石を打ったのだろう。二階幹事長らはそのことも頭に入れて『簡略版』で押し切ったのではないか」

■政権発足時の「ご祝儀支持」が解散絶好のタイミング

 つまりこういうことである。

 今、自民党は、党員の声に耳を貸すことなく、事実上の首相である総裁を選ぼうとしている。このことに対して野党は「正統性のない政権」という批判を強めることだろう。それに対し「そういう批判をするのなら、党員だけでなく国民全員の声を聞いてみようではないか」と言って、衆院を解散・国民に信を問う道を選ぶ。野党も反対するわけにいかないだろう。

 言い換えれば「民意なき総裁選」を行うことで、早期の衆院解散・総選挙に持ち込む大義名分をつくったということになる。

 菅氏が首相となった時、国民にどのように受け止められるかは不透明だ。ただ、8月28日に行った安倍氏の記者会見を多くの国民は好意的に受け止めたようで、現政権の支持率は再浮上している。新しい首相が選ばれた時は「ご祝儀相場」で支持率が上がるのが通例であり、おそらく菅新政権も順風に乗ってスタートするのではないか。

4409名無しさん:2020/09/04(金) 02:15:19
>>4408

■2008年に「解散先送り」を強く進言したのが菅氏だった

 一方、野党側は立憲民主党と国民民主党の合流による新党結成で期待値を高め、上昇気流に乗りたい考えだったが、結党のタイミングが「菅新政権」のタイミングと重なってしまった。注目度は極めて低い船出となる。

 両者の立場をにらめば、今秋から暮れにかけての衆院選を政権与党側が模索する意味は十二分にあるのだ。それに向けての大義を「菅政権の正統性を問う」と設定するとすれば、8月28日以降の自民党の戦略は極めて高度な政治判断だったといえる。

 2008年、麻生氏が首相に就任した時、麻生氏は発足時の高支持率を背景としてすぐに衆院解散をする考えだった。しかし、その頃、リーマンショックが起きたため解散を見合わせたほうがいいとの意見が高まり、麻生氏は解散を先送りした。このとき最も強く解散の先送りを進言したのは、当時、党の選挙責任者だった菅氏だった。

 ここで解散の機会を逃した麻生内閣の支持率は、どんどん下がっていき、翌年の衆院選で大敗、民主党政権が誕生し、自民党は下野する。

 あれから12年。リーマンショックとコロナ禍という大きな危機の中、新政権が誕生するという意味で、現在と政治状況はとても似ている。12年前の体験を踏まえ、菅氏はどういう決断をするのか。結果が見えてしまった総裁選の行方よりもはるかに興味深いテーマではないだろうか。

永田町コンフィデンシャル

4410名無しさん:2020/09/04(金) 03:03:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/78d654aac5071c0bfe391bb1ef9971809fd539fc
「選挙の顔にならない」「やっぱりそうだよね」切られた岸田氏
9/3(木) 21:42配信

 自民党総裁選で5派閥の支持を受け、ほかの候補を圧倒する菅義偉官房長官。安倍晋三首相は当初、岸田文雄政調会長に後継を期待したが、党内や世論の期待が広がらずに支持を見送った。首相批判を繰り返す石破茂元幹事長に「勝てる候補」として浮かんだのが、菅氏だった。

 8月28日夕、首相官邸。安倍晋三首相は辞任の意向を表明した記者会見で、自らの病状を説明した。「先月中ごろから体調に異変が生じ、体力をかなり消耗する状況となった」

 首相が体調を崩した7月半ば、全国で新型コロナウイルスの感染が再拡大していた。首相に国会審議などで説明を求める声が広がっていたが、首相が応じることはなかった。同30日の岸田文雄政調会長との会食を最後に首相官邸から自宅に直帰するようになり、首相周辺は「食が細くなった」と懸念を深めていた。

 関係者によると菅義偉官房長官はこのころから、首相の健康不安が高まった場合、自身が後を託される可能性があると考えていたという。

 8月上旬には持病の潰瘍(かいよう)性大腸炎の再発が確認されたといい、来年9月まで総裁任期があるはずだった安倍首相の後継探しは抜き差しならない状況に陥った。

 「ポスト安倍」への期待を問う世論調査では、首相批判を繰り返す石破茂元幹事長がほかを大きく引き離しトップを走っていた。石破氏は、森友・加計学園の問題や財務省による公文書改ざんの再調査にも言及。菅氏の周辺は「後継候補として重要なのは、そういう問題をほじくり返さない人だ」と語っていた。

■「岸田さんではまとまりません」政治手腕を疑問視

 石破氏を警戒する首相や盟友の麻生太郎財務相兼副総理らにとって、「ポスト安倍」は岸田氏が適任という判断が早くからあった。「令和の時代はここにいる岸田さんだ」。昨年7月、参院選の応援演説で岸田氏の地元・広島を訪れた首相は、広島ゆかりの池田勇人、宮沢喜一の両元首相に触れ岸田氏を持ち上げた。昨秋の党役員人事でも、一度は党の要の幹事長に岸田氏の起用を検討。長く首相の政務秘書官を務める今井尚哉・首相補佐官が岸田氏の周辺と会食した際、政権運営の心得を説いたこともあったという。

 だが、党内では岸田氏の政治手腕を疑問視する声が徐々に強まっていった。今年4月には、新型コロナ対応の経済対策として、首相とともに「減収世帯への30万円給付」を主導したが、二階俊博幹事長や公明党幹部らの反発を招いて「国民一律10万円給付」へと方針転換を余儀なくされた。

 「岸田が何をやったんだ」。二階氏はしばしば、岸田氏への批判を口にした。菅氏も「選挙の顔にならない」などと突き放した。「党内は岸田さんではまとまりませんよ」。首相の出身派閥・細田派の閣僚経験者が首相にそう伝えると、首相が「やっぱり、そうだよね」と応じることもあったという。

 そんな中で首相の体調が悪化し、「次善の策」(閣僚経験者)として急浮上したのが菅氏だった。岸田氏は31日、首相官邸で首相と会い、「お力添えをお願いいたします」と総裁選での支援を求めた。だが、首相は「個別の名前を挙げるのは控えている」と、口を濁した。

 「いつから総理になりたいと思ったんだ」。麻生氏は9月1日、立候補の意向を伝えに来た菅氏に尋ねた。菅氏は最近、自身に近い若手議員を集め、石破、岸田両氏のどちらが後継首相にふさわしいか聞いたところ、大半が石破氏の名を挙げたと説明。「出なければいけないと決意しました」と話したという。

朝日新聞社

4411とはずがたり:2020/09/04(金) 08:29:15
>>4410
国家をどうしようみたいな国家観は自分には無いみたいに云ってた菅だけに立候補もネガティブ過ぎるww
>菅氏は最近、自身に近い若手議員を集め、石破、岸田両氏のどちらが後継首相にふさわしいか聞いたところ、大半が石破氏の名を挙げたと説明。「出なければいけないと決意しました」と話したという。

4412名無しさん:2020/09/04(金) 09:37:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/05d54873f6d92e93342d5a0120643b650883e3a1
「次は菅さんに」 自民総裁選、安倍首相の一言で流れ 新政権でも影響力維持か
9/4(金) 7:09配信

 自民党総裁選で菅義偉官房長官優位の流れが早々にできた背景には、安倍晋三首相が辞任表明当日に漏らした一言があった。

 この一言が出馬に向けて菅氏の背中を押し、大半の派閥が菅氏に雪崩を打つきっかけになったとの見方は強い。菅氏が後継に選ばれれば、首相は次期政権でも一定の発言力を維持する可能性がある。

 「次は菅さんに任せたい」。任期途中で職を辞すると表明した先月28日、首相は周辺にこう明言した。「自分が言わなくても、菅さんの出馬を求める声が出るだろう」とも語った。

 政権批判を続ける石破茂元幹事長の後継阻止を目指す首相は、岸田文雄政調会長に禅譲するシナリオを長く温め、こうした意向を岸田氏に伝えてきた。しかし、岸田氏待望論は党内外で一向に高まらず、首相は辞任表明の前から「岸田さんで大丈夫か」「勝てるなら菅さんでもいい」と漏らすようになっていた。

 首相は31日、岸田氏と首相官邸で面会。総裁選での支援を求めた岸田氏に対し、「自分から個別の名前を挙げるのは控えている」として、岸田氏への「後継指名」はできなくなったと伝えた。

 首相の意中の人は菅氏との一言は党内にじわりと広がり、首相による「事実上の後継指名」(ベテラン議員)との認識が醸成されていった。

 菅氏は出馬の判断について「誰にも相談していない」と説明している。だが、関係筋によると、首相の意向は遅くとも29日には菅氏に伝わっており、菅氏は同日に二階俊博幹事長と会談、出馬の考えを伝えた。二階派が菅氏支持の方針を30日にいち早く固めたのは「首相の意向を側聞し判断したのではないか」(党関係者)との見方がある。

 首相の出身派閥の細田派は31日に仲介者を介して首相の意向を伝えられ、菅氏支持を打ち出した。

 首相の盟友である麻生派の麻生太郎会長は28日の辞任表明当日、官邸で首相と約30分間会談している。30日に岸田氏と面会した際、麻生氏は「首相の考えは大事だ」として、首相からの支持獲得が支持の条件だと通告。31日に岸田氏が空振りに終わったことを確認すると、菅氏を一致して推すよう派内に指示した。

 首相の説明によれば、辞任の直接の理由は持病の潰瘍性大腸炎の再発だ。ただ、内閣支持率が過去最低レベルに落ち込むなど、政権運営が行き詰まっていたことが首相の気力をそいだとの見方も根強い。首相周辺は「さまざまな批判がやまず、首相は精神的にまいっていた」と明かす。

 一方、辞任表明後、内閣支持率は大きく改善した。自民党の閣僚経験者は「首相の影響力はまだまだ大きい。菅氏が勝利すれば、人事についても首相に相談せざるを得ないだろう」と語った。

4413名無しさん:2020/09/04(金) 10:46:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/c71f373bad8b7aeb3c09cee9bd9d86a5355c7dbb

【独自】自民総裁選、全都道府県連で予備選…党員の意向すくい上げる狙い
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9/4(金) 5:03
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読売新聞オンライン

1/3

(写真:読売新聞)

 自民党総裁選(8日告示―14日投開票)で、全47都道府県連が党員投票(予備選)を行う見通しであることが3日、読売新聞社の調査で分かった。全国一斉の党員投票が見送りとなるなか、党員の意向をできるだけすくい上げる狙いがあるとみられる。菅義偉官房長官(71)などの3陣営はこの日、活動を本格化させた。

 3陣営 本格始動

 予備選では、31府県が各候補の得票割合に応じて票を割り振る「ドント方式」を採用する方向だ。このほか、4都県が得票1位の候補が3票すべてを得る「総取り方式」で調整している。奈良県は1位に2票、2位に1票を与える。11道県が票の配分方法をまだ決めていない。当初、予備選を見送る考えだった福岡、鹿児島両県は方針転換した。

 今回の総裁選は、国会議員394票と、都道府県連代表141票の合計535票で争う。党本部は都道府県連に予備選などの実施を促しており、必要な財政支援も行う。

4414名無しさん:2020/09/04(金) 17:06:01
和歌山は県連幹部に3票を割り当てるって報道もあったけど予備選やるんですね

自民党総裁選で、和歌山県連も予備選実施
https://this.kiji.is/674477439665325153?c=39546741839462401
自民党和歌山県連は4日、役員会を開き、安倍晋三首相の後継を決める党総裁選で、党員・党友による予備選を実施することを決めた。
最も得票の多かった候補者に全3票を投じる「総取り」とする。

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/569564
>予備選を行わないと答えたのは和歌山県連。幹事長ら幹部3人に1票ずつ割り振った上、投票先は委ねる。

4415チバQ:2020/09/04(金) 17:37:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9c96b9b1c8612c20d72d7232e1bff75d15f4b91

菅政権の仕掛け人、81歳「二階俊博」が幹事長を絶対手放さない“家庭の事情”
9/4(金) 11:31配信
228



旧和歌山2区の“怨念”

果たして菅=二階ラインは誕生するのか?
 少なくともネット世論では、二階俊博・自民党幹事長(81)への批判が急速に高まっている。菅義偉・官房長官(71)の首相就任を実現させ、“キングメーカー”として今後も政界に君臨する可能性が高まるにつれ、SNS上には《老害》などの投稿が増えている。

 ***
 自民党最高の実力者として、権勢をほしいままにする──二階幹事長は世間から、こんなイメージを持たれているようだ。

 だが、それは本当の姿なのだろうか。二階幹事長にも“弱点”があるのではないか。それを探るためにも、改めて“菅擁立”の流れを振り返ってみよう。

 新聞各紙の報道を辿ってみると、老害と紙一重の老獪さ、用意周到な計画性には、やはり驚かされる(註:以下の引用ではデイリー新潮の表記法に合わせた)。

 読売新聞が8月30日朝刊に掲載した「[スキャナー]総裁選 『安倍後継』菅氏に焦点 実績強み『緊急登板』待望論」には、二階幹事長と菅官房長官の“急接近”を、次のように報じた。

《「次の首相はどうか。やるなら応援するよ」自民党の二階幹事長は6、7月と2か月連続で行った菅氏との会食で、こう水を向けた。いずれでも菅氏は「ありがとうございます」と応じ、二階氏の申し出を拒否しなかった》(註:改行を省略)
着々と打たれた布石
 2人は8月20日にも会食を行った。その様子を報じたのは朝日新聞の「菅氏、じわり存在感 総裁任期残り1年、岸田氏・石破氏決め手欠く中」(8月25日朝刊)だ。

《菅氏だが、与党内ではポスト安倍候補として名前が取りざたされることが増えている。菅氏は20日に政治評論家を交えて二階俊博幹事長と2時間半会食。3カ月連続となる実力者同士の会合は耳目を集めた》

《ともに議員秘書、地方議員出身のたたき上げ。両氏の信頼が厚い森山裕国対委員長も交え、政権運営をめぐり連携を密にする。二階氏は3日の記者会見で「しっかりやっておられる。大いに敬意を表している」と菅氏を評価した》

 更に二階幹事長は8月28日、TBSのCS放送「TBS NEWS」の「国会トークフロントライン」に出演、ポスト安倍レースで菅官房長官が有力候補と発言した。

 自民党総裁の選出方法を早い段階で一任されると、二階幹事長は両院議員総会での選出を決めたと言われている。

 理由を新聞各紙は「両院議員総会なら国会議員票で趨勢が決まる。地方党員に人気の高い石破茂・元自民党幹事長(63)の伸長を封じ込めることができる」と解説した。

 8月31日には、二階幹事長が記者団に「党員投票は行わない」ことを言明。翌9月1日の自民党総務会で正式に決定した。

目指すは田中角栄!?
 一方、菅官房長官も動いた。9月2日に記者会見を開き、自民党総裁選の出馬を表明した。

 同じ日には細田、麻生、竹下の3派閥も会見で「菅支持」を発表。二階派は含まれていなかったため、九州のブロック紙である西日本新聞は電子版で「会見呼ばず…露骨な“二階派外し” 『主流派』巡り争い激化」と報じた。

 要するに“菅首相”を前提に党内で激しい権力闘争が争われていることが垣間見えたわけだ。

 ひょっとすると3派閥には相当な危機感があったのかもしれない。何しろ前日、毎日新聞は「自民党総裁選:菅氏、自民総裁選出馬へ 二階派、支援の方針」の記事を掲載した。

 記事にある以下の記述を読むと、二階=菅ラインの結束は更に強固になったように見える。

《菅氏は29日、東京都内で二階氏と会談し、総裁選での支援を要請した。二階氏は「頑張ってください」と伝えたという。会談には森山裕国対委員長も同席した》

 4月22日、二階氏は幹事長の通算在職日数が1359日となり、それまで歴代2位だった森喜朗元首相(83)の在職記録を抜いた。9月8日まで幹事長の座にとどまれば、田中角栄元首相(1918〜1993)の最長記録を抜く。

4416チバQ:2020/09/04(金) 17:38:03
目指すは田中角栄!?
 一方、菅官房長官も動いた。9月2日に記者会見を開き、自民党総裁選の出馬を表明した。

 同じ日には細田、麻生、竹下の3派閥も会見で「菅支持」を発表。二階派は含まれていなかったため、九州のブロック紙である西日本新聞は電子版で「会見呼ばず…露骨な“二階派外し” 『主流派』巡り争い激化」と報じた。

 要するに“菅首相”を前提に党内で激しい権力闘争が争われていることが垣間見えたわけだ。

 ひょっとすると3派閥には相当な危機感があったのかもしれない。何しろ前日、毎日新聞は「自民党総裁選:菅氏、自民総裁選出馬へ 二階派、支援の方針」の記事を掲載した。

 記事にある以下の記述を読むと、二階=菅ラインの結束は更に強固になったように見える。

《菅氏は29日、東京都内で二階氏と会談し、総裁選での支援を要請した。二階氏は「頑張ってください」と伝えたという。会談には森山裕国対委員長も同席した》

 4月22日、二階氏は幹事長の通算在職日数が1359日となり、それまで歴代2位だった森喜朗元首相(83)の在職記録を抜いた。9月8日まで幹事長の座にとどまれば、田中角栄元首相(1918〜1993)の最長記録を抜く。

長男落選の衝撃
 二階幹事長の長男は2016年、和歌山県の御坊市長選に立候補した。父の選挙区は和歌山3区で、御坊市も含まれている。

 まさに“父のお膝元”だ。6選を果たしていた現職も、そもそも二階幹事長が政界にスカウトした人物だ。4回も無投票当選を果たしていることにも、圧倒的な「二階王国」の姿が浮かび上がる。

 ところが長男が出馬を決め、それを受けて現職も7選への挑戦を発表した。「二階王国」の分裂選挙と大きな話題になり、おまけに市長選の結果は長男の敗北で終わった。

 現職が約9300票を集めたのに対し、長男は約5800票に留まった。おまけに長男は小泉進次郎・環境相(39)の応援など、国政選挙なみのバックアップを受けながら、現職を倒すことはできなかった。

「これで長男が後継者として国政に出馬する可能性は低くなったと言われています。二階さんには次男と三男の2人が後継者候補として残っていますが、次男は2018年、元暴力団幹部と共謀して会社の乗っ取りを企んだと報じられました。この報道がどれほど影響を与えたのかは分かりませんが、全日空に勤務していた三男は今、二階さんの秘書をしています。三男後継が現実的と見られているようです」(同)
二階俊博VS.世耕弘成
 二階陣営にとって、「たかが御坊市長選」と強がることもできない理由がある。世耕弘成・自民党参院幹事長(57)の動向がそれだ。

「実は旧和歌山2区は、世耕さんの祖父である世耕弘一・衆議院議員(1893〜1965)の地盤でした。伯父である世耕政隆氏(1923〜1998)も1度当選しましたが、次の選挙で落選。そのため参院に転じて5期連続当選を果たしました。この伯父の死去に伴い、1998年、世耕さんは参院に立候補、当選を重ねて現在に至っています。しかしながら世耕さんの本音は、『祖父と同じように衆議院議員として活躍できるよう鞍替えしたい』なのです」(同)

 実のところ、世耕参院幹事長と二階幹事長がガチンコで戦えば、世耕幹事長が勝利すると報じたマスコミもある。

 もちろん仮定の話であるわけだが、二階幹事長が引退した後、参院から鞍替えした世耕氏と新人の三男が戦うというケースはあり得る。

 世耕氏の知名度を考えただけでも、二階サイドの焦りが簡単に想像できるというものだ。

「世耕さんの衆院鞍替えを封じ込み、息子さんへの地盤継承をスムーズに進めるためには、権力が必要です。二階さんからすると、ご自身にいくら権力が集中しても、集中し過ぎるということはありません。菅首相の後見人として党内と国会に君臨しなければ、世耕さんに攻め込まれるという危機感を持っているのです。そして三男を自民党公認で出馬させることに全力を注ぐでしょう」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年9月4日 掲載

4417チバQ:2020/09/04(金) 17:43:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/c403cf1ecb42e1452f5e263e817cf8814284cf41
菅氏支持派に早期解散論 政権発足の「ご祝儀」狙い
9/4(金) 11:09配信
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早期衆院解散のメリット、デメリットは
 自民党総裁選で優位に立つ菅義偉官房長官が、首相就任後に早期の衆院解散に踏み切るとの観測が党内で流れている。新政権発足による支持率の「ご祝儀相場」が選挙戦の追い風になるとの見立てだ。菅氏は3日、新型コロナウイルスの状況などを見極める考えを示したものの、可能性は否定しなかった。ただコロナ禍での選挙や、さらなる「政治空白」への世論の反発は必至で、新首相は難しい判断を迫られそうだ。

 菅氏はこれまで、早期解散について「当面は新型コロナ対策が最大の課題」などと否定的な考えを示してきた。3日も含みを持たせたものの、慎重姿勢は崩していないとみられる。

 ただ、菅氏支持派では、麻生太郎副総理が早期解散論者で、安倍晋三首相側近の言動も拍車を掛けている。下村博文選対委員長は8月28日のBS番組で「新首相に選ばれれば国民に信を問わざるを得ない」と発言。世耕弘成参院幹事長も参院議員の会合で「確実に解散はある」と10月解散の可能性を伝えたという。

 背景にあるのは内閣支持率の推移だ。安倍内閣は30%台に下降していた支持率が退陣表明後の8月29、30の両日の共同通信の調査で56・9%と前回より約21ポイントも上昇。新政権の発足直後は高くなり、その後は下がるのが一般的で、党内の一部では「解散をやるなら発足直後しかない」(幹部)との声が上がる。15日の立憲民主党と国民民主党の合流新党結党を踏まえ、野党が共闘態勢を整える前に選挙を戦いたいとの思惑も働く。

 自民党には苦い教訓もある。麻生政権はリーマン・ショック対策のため発足直後の解散を断念し、2009年に追い込まれる形で解散して政権を失った。現在の衆院議員の任期満了は来年10月で、麻生氏周辺は「『菅首相』にも早期解散を言い続ける」と明かす。

 だが、新型コロナ収束が見えない中で解散に踏み切れば選挙活動が感染拡大を招く懸念があり、世論の反発は必至だ。

 総裁選では政治空白を生まないために党員・党友投票の省略を決めただけに、長い選挙期間を要する衆院選の断行は整合性も問われる。政府関係者は「新首相は世論の動向もにらみつつ慎重に時期を探るだろう」とみる。(藤本卓郎、石井努)

4418チバQ:2020/09/04(金) 17:53:48
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/456866
岸田・石破氏 2位争い激化 来年の出馬に影響 地方票獲得 TVやはがき作戦も
09/04 05:00





 14日投開票の自民党総裁選で菅義偉官房長官の優位が鮮明になったことで、岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長の2位争いが激しさを増している。今回一定の結果を出せなければ、来年9月に見込まれる次期総裁選での出馬が危うくなるためだ。両氏は、菅氏がすでに議員票の7割を固めている現状を踏まえ、地方票の獲得に向けた活動を強化。一方、「派閥主導」で選ばれたイメージを払拭(ふっしょく)したい菅氏も地方票取り込みに総力を挙げ、圧倒を目指す。
 「できれば3位にしたいんだけどね」。安倍晋三首相は3日、石破氏の得票を気にしながら周辺にこう語った。主要派閥の大半を固め「菅首相」誕生は既定路線となったが、党ベテランは「首相は来年9月の総裁選への芽が残らないよう、石破氏を徹底的につぶしたいんだろう」と指摘する。
 次期総裁選を視野に入れる岸田、石破両氏にとって2位争いの行方は、今後の政治生命に影響しかねない。両氏が熱い視線を送るのが地方票だ。岸田派幹部は「2位は至上命令。石破氏には負けられない」と強調。石破派幹部も「地方票で敗れれば、もう総裁選には出られなくなる」と語る。
 石破氏はもともと地方人気が高く、首相と一騎打ちとなった2018年総裁選では地方票の約45%を獲得。直近の共同通信の世論調査でも「次期首相にふさわしい人」で34・3%でトップとなり菅氏の14・3%、岸田氏の7・5%を引き離した。
 今回の地方票は各都道府県連3票の計141票と国会議員票の3割強で、国会議員票と同数だった前回総裁選より割合が少ない。地方人気の高い石破氏には不利になるが、陣営内には「議員票と合わせ100票近くは取れる」との期待がある。陣営はテレビ出演を増やすほか、県連関係者などに働きかけている。
 一方、石破氏に知名度で後れを取る岸田氏は、いかに存在感をアピールできるかがカギだ。3日の政策発表会で配布したパンフレットでは、「公正でやさしい」「芯の通った政治」とのキャッチフレーズを急きょ付け加えた。
 森友・加計学園などで「公正さ」を問われた首相を念頭に、「反安倍路線」で人気を得てきた石破氏支持層の取り込みを狙う。陣営幹部は「菅氏が継承路線を打ち出し、戦略の転換を迫られた」と明かす。全国的な「はがき作戦」も展開して票の掘り起こしを目指す。
 国会議員票だけで既に全体の過半数をうかがう菅氏だが、党関係者は「議員票で圧勝しても、地方票で大敗すれば派閥主導と見られる」と指摘。菅氏は党を束ねる二階俊博幹事長の力を背景に、各都道府県連の投票者を割り出して地方票の積み増しを働きかけるなど、徹底した地方票対策を展開する構えだ。(広田孝明、吉田隆久)

4419チバQ:2020/09/04(金) 17:55:07
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/456456?rct=n_politics
同床異夢の圧勝態勢 二階氏幹事長、続投へ先手 首相、石破氏封じ影響力 辞任表明5日で「流れ」
09/03 05:00



 自民党総裁選で菅義偉官房長官が、安倍晋三首相の辞任表明からわずか5日間で圧倒的優位に立った背景には、首相と二階俊博幹事長の「同床異夢」の思惑があった。二階氏は親密な関係を築いてきた菅氏の出馬を素早く察知して主導権を掌握し、幹事長続投を視野に入れた。一方、首相は本命視してきた岸田文雄政調会長が新型コロナウイルス対応でつまずくと、対立する石破茂元幹事長の勝機を奪って新政権に影響力を残すため、菅氏に傾いた。
 いち早く動いたのは二階氏だ。首相の辞任表明翌日の8月29日夜、側近らと菅氏と会談。関係者によると「日程が固まれば意思を示したい」と述べた菅氏を見て、二階氏は「出る」と確信した。すぐさま周辺に、菅氏出馬と二階派が支持するとの情報を流した。他派閥幹部は「完全に二階氏に流れをつくられた」と漏らす。
 2016年から幹事長を務め、8日に通算在職日数が歴代最長になる二階氏は81歳。昨年の人事では首相が岸田氏への交代を検討したが反発し、断念させた。その際、二階氏を援護したのは菅氏だった。
 今年に入り両氏は会食を重ね、蜜月ぶりを加速。老練な二階氏の狙い通り、菅氏が優勢になり、幹事長留任の公算は大きくなった。二階派議員は「『菅政権』で人事の優先権はうちにある」と期待する。
 「(菅氏支持を)細田派としてちゃんと取りまとめてくれた」。首相は2日、官邸で面会した河村建夫元官房長官に対し、菅氏優勢の流れを評価した。昨年夏の街頭演説では「令和の時代は岸田さんじゃないか」と述べていた首相の変節には「絶対に後継にしたくない」(周辺)と漏らす石破氏への警戒感があった。
 岸田氏は新型コロナ対策で主導した減収世帯への30万円給付案が覆され、求心力が低下。麻生太郎副総理も首相に「総裁選で候補が乱立したら、岸田氏は(決選投票に残れる)2位になれるか」と、石破氏に敗れる懸念を伝えていた。
 首相にとっては、石破氏は公然と政権批判を繰り返してきたことに加え「森友・加計学園、『桜を見る会』問題が石破政権で再検証される恐怖心がある」(参院幹部)との見方もある。政権の中枢として疑惑の火消し役を担ってきた菅氏なら、その心配はない。
 首相は8月31日に菅氏に支持を伝えた。政府関係者によると側近の今井尚哉首相補佐官らも、距離を置いていた菅氏との接近を図っているという。
 首相周辺はこう明かす。「首相は機嫌がいい。一番狙っていた影響力を菅政権なら残すことができるから」(藤本卓郎、竹中達哉)

4420チバQ:2020/09/04(金) 17:58:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a00d5c5aeda73cbb4d7f1a6cd9bfa71028257f0
目線は次期?窮地の岸田氏 麻生氏が突き付けた条件に「できません」
9/4(金) 10:12配信




自民党総裁選に出馬表明した(右から)菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏
 安倍晋三首相が辞任表明する前まで、後継候補の「先頭ランナー」と目されていた岸田文雄政調会長。自民党総裁選で大きく出遅れ、窮地に立っている。首相や麻生太郎副総理兼財務相の後押しを取り付け勢いに乗る戦略は、そのまま菅義偉官房長官にお株を奪われる形で早々と頓挫した。もし惨敗すれば、政治生命の保証もない。反転攻勢に転じ、どこまで菅氏の背に食らい付いていけるか-。

【画像】岸田氏を巡る相関図

 3日午前。都内の岸田派事務所で総裁選の政策を発表した岸田氏は「国民の理解が、今の(厳しい選挙)状況を動かしていくことを願っている」。序盤戦で菅氏の圧倒的優位が報道される中、ファイティングポーズを強調した。続けて昼の民放番組に生出演し、新型コロナウイルス感染症と最前線で闘う国立病院など2カ所を視察、現場重視の姿勢を見せた。深夜もテレビ局をはしごした。

 「地味で優柔不断な優等生」の印象が強い岸田氏が、何か吹っ切れたように動きだした。地元・広島から呼び寄せた妻と一緒のショットも公開し、親しみやすさを売り込む姿に、距離を置く派閥の衆院ベテランは背水の覚悟を感じ取った。「ようやく顔つきが変わってきたよな」
首相は「化けきれなかったよね」
 初当選同期同士で、首相が気が置けない友人の岸田氏。第2次安倍政権では外相を4年7カ月、党政調会長を3年1カ月と常に要職の座を任された。首相がバトンを託す相手と見定め、そのゴールをお膳立てしようと岸田氏にアシストを出したのは明らかだった。だが、「次の首相」を問う世論調査では毎回、首相が目の敵にする石破茂元幹事長に大きく水をあけられ続けた。

 6月のことだ。再び非常事態の様相を呈し始めていた新型コロナ対応と今後の政権運営で腹合わせするため、首相と盟友・麻生氏は一対一で向き合った。ふと「平時なら(次期首相は岸田氏で)いいんだがな…」。水を向ける麻生氏に、首相は「化けきれなかったよね」とうなずいた。

 この前後から首相の胸中で「岸田氏の優先順位が下がっていた」(麻生氏周辺)とみられる。持病の再発による退陣劇が世間を震撼(しんかん)させた8月28日午後、岸田氏の姿は党本部ではなく、講演先の新潟県にあった。織田信長が本能寺の変で倒れた後、織田領の配分を決める「清洲会議」に間に合わず没落したとの説がある家臣・滝川一益を引き合いに、「岸田氏の命運は尽きた」(党関係者)ともささやかれた。

麻生氏が最後の助け舟
 菅氏が電光石火で実力者の二階俊博幹事長と会談し、総裁選の流れを一気にたぐり寄せつつあった同月30日、岸田氏は助力を麻生氏にすがった。そして、条件を突き付けられた。自ら率いる岸田派(宏池会)の前会長で、政界に隠然と影響力を残す古賀誠元幹事長との絶縁だった。

 政界の要石である麻生、古賀の両氏は長年にわたり、地元・福岡の政財界を巻き込んでお互いをけん制し合ってきた間柄。「それはできません」と拒む岸田氏に、麻生氏は最後の助け舟を出した。「だったら、首相に『岸田を応援する』と言わせてこい」-。
 翌31日。官邸に出向いた岸田氏に、友人が掛けた言葉はむなしく響いた。「(総裁である)自分の立場から個別の名前を挙げるのは控えている」。麻生氏は、菅氏支持にかじを切った。雪崩が加速した。

 もはや菅氏の優位は揺るがない。それでも、岸田派は「派閥の人数(岸田氏を除き46人)と石破氏の得票をいずれも上回れば、来秋の『次の総裁選』に望みがつながる」(若手)とし、支持固めと他派閥の切り崩しに奔走する。菅氏支持を決めたとはいえ、後見役だった首相と麻生氏がひそかに、岸田氏に温情票を回す可能性もある。麻生氏の側近は「菅氏に何かあったら、次こそは岸田氏だ。そのカードを完全に捨てたわけじゃない」と話す。 (河合仁志、下村ゆかり)

4421チバQ:2020/09/04(金) 17:58:51
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/640081/
自民派閥探る「勝ち馬」 政策論より「選挙の顔」 ポスト安倍号砲
2020/8/30 6:00 (2020/8/31 11:51 更新)
西日本新聞 一面 郷 達也
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【激震 安倍首相辞任】(上)
 安倍晋三首相の電撃的な辞任表明から一夜明けた29日昼すぎ。都内のホテルに集まっていた報道陣がざわついた。「ポスト安倍」候補の一人、自民党の岸田文雄政調会長と、老練な政治技術で政権を支えてきた実力者の二階俊博幹事長が、同時間帯に現れたのだ。さほど親密な仲ではないとされる2人が、総裁選へ向けて急接近か-。
【関連】消えた“敵”野党に戸惑い…安倍首相が辞意「試される2週間だ」
 後に岸田氏は秘書らとの打ち合わせ、二階氏は大島理森衆院議長との会合と、それぞれ別行動だったことが判明したのだが、ニアミス一つで臆測が駆け巡る水域に永田町は入りつつある。
 土曜のこの日、表向きの会合を開いたのは石原派。総裁選の情勢を慎重に分析したが、誰を推すかは結論を持ち越した。幹部は「派閥として一致団結する。何より時間がない」。夜に入っても、国会近くのホテルでこの幹部と二階氏がひそかに会食するなど、派閥間の情報収集が続いた。
      ■ 
 有力候補をけん制する駆け引きも幕を開けた。
 過去3回の総裁選経験がある石破茂元幹事長は、首相と「険悪な関係」で党内支持基盤は心もとないが、世論調査では高い人気を誇る。今回も意欲を燃やし、国会議員票と同数の394票を割り当てられる党員・党友投票でリードを奪うのが基本戦略だ。
 だが、党執行部は「緊急事態で時間をかけられない」との建前で、党員投票を省く方針。これを露骨な「石破つぶし」とみる若手議員らから「投票の権利を奪うのは党員への裏切り。『密室の総裁選』との批判を招く」と反発の声が上がっている。一方、自身の派閥内には形勢不利とみて「出馬を見送り『次』を狙った方がいい」と石破氏に勧めるメンバーもおり、その足元は混沌(こんとん)としている。
 前回総裁選で首相の3選を支持し、「禅譲」路線を目指す岸田氏は、自ら率いる岸田派と首相出身の最大派閥・細田派、麻生太郎副総理兼財務相が領袖(りょうしゅう)の麻生派の3派をまとめて一気に流れをつくろうと模索する。政権の「番頭格」で最近、首相からの信任が一層高まっているとされる菅義偉官房長官も待望論が強い。
 首相は28日の記者会見で、「総裁選に影響力を行使しようとは全く考えていない」と明言したものの、水面下で後継指名する場合は、2人のうちどちらかを選ぶことになりそうだ。
      ■ 
 小選挙区と政党交付金の制度の定着を背景に、公認権とカネ、人事を握る党執行部の求心力は極まった。派閥間の権力闘争が影を潜めるのと逆に、総裁・総理は「自民党、日本の『顔』であり、選挙に耐え得る、国民の支持が集められる確信がなければ担げない」(二階氏)存在に。国政選挙に6連勝し、約7年8カ月間もの第2次政権を築いた「安倍1強宰相」は、一つの完成形として君臨した。
 その恩恵が消え、動揺を隠せないのが選挙に不安を抱えた「安倍チルドレン」と呼ばれる2012年衆院選の初当選組。「おかしいと思うことがあっても、上に物が言えず情けない」(3期生)。自身の生き残りを懸け、総裁選に自由闊達(かったつ)な政策論争を求めるのではなく、勝ち馬を見極め乗り遅れまいとする党内政局が激しくなっていく。 (郷達也)
   ◇    ◇ 
 「ポスト安倍」レースの号砲が唐突に鳴らされた。思惑が入り乱れる与野党、巨大な主人を失いさまよう官邸官僚はどこへ向かうのか。

4422チバQ:2020/09/04(金) 17:59:33
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/640282/
消えた“敵”野党に戸惑い…安倍首相が辞意「試される2週間だ」
2020/8/31 6:00 (2020/8/31 14:55 更新)
西日本新聞 総合面 森井 徹 川口 安子
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【激震 安倍首相辞任】(中)
 「総理の体調は思ったよりも悪い。要注意だ」。公明党内にそんなメールが出回ったのは今月中旬だった。情報をもたらしたのは安倍晋三首相に近い前代表の太田昭宏氏。現代表の山口那津男氏ではない。
【関連】自民派閥探る「勝ち馬」 政策論より「選挙の顔」 ポスト安倍号砲
 首相と山口氏のぎくしゃくした関係は与党内では周知の事実だ。2人は昨年11月、東京・赤坂のふぐ料理店で会食した。「仲居さんがお酌して話題を振るような状態。ほとんど会話がなかった」。当時そんなうわさが出回った。
 集団的自衛権行使の一部容認、安全保障関連法制定…。「安倍カラー」とも言える保守色の強い政策に同調しているうちに、公明党は集票に苦しむようになった。2019年参院選では、比例票が3年前の前回を100万票も下回った。
 首相の辞任表明に「山口代表は少しほっとしているに違いない」とみる公明関係者は少なくない。自民党内で憲法改正の熱気は恐らく冷める。繰り返された支持基盤の創価学会との「板挟み」も遠のく-。
 28日午後、山口氏は国会内で首相から直接辞意を伝えられた。山口氏は「非常に残念です」と言い、こう加えた。「これまでの支え方が十分でなかったとすれば申し訳ない」
      ■
 一方の野党。反転攻勢に鼻息を荒くしているかと思いきや、そんな熱気は伝わらない。
 野党は7年8カ月に及ぶ歴代最長政権の弊害を並べ「アベ政治を許さない」という共通目標を掲げてきた。「桜を見る会」問題に続き、公選法違反(買収)の罪で起訴された河井克行前法相と妻の案里参院議員の事件、ちぐはぐな新型コロナウイルス対策などを追及。臨時国会召集を迫り「安倍1強」体質をえぐろうと構えていたところで、眼前から「敵」が消えた。
 しかも新党結成のタイミングは自民党総裁選と重なる。大きな旗印を失う形での船出にならざるを得ず、国民に政権交代の必要性を訴える戦略は練り直しが避けられない。
 「安倍政権のひずみをどう修復していくか。新党結党は新しい時代の要請だ」。30日朝、立憲民主党の福山哲郎幹事長はテレビ番組で強調した。個人的に新党と距離を置く国民民主党の玉木雄一郎代表は冷ややかだ。「安倍内閣がだめというだけではもう通用しない」
      ■
 30日、「ポスト安倍」を巡る自民党内の駆け引きが本格化した。党幹部主導で菅義偉官房長官をかつぐ思惑が表面化。岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長らの周辺も慌ただしい。
 運命共同体とはいえ、友党の人事に口出ししないのは与党の不文律だ。ところがこの日のテレビ番組で、公明の斉藤鉄夫幹事長は自民党総裁選に注文した。「国民の幅広い理解が得られる選び方をしてほしい」「穏健な保守中道勢力を大切にする総裁になってもらいたい」
 野党からはいつもの原則論が出てこない。誰が後継になるにせよ、新政権は民意を反映しておらず「早急に解散し、国民の審判を仰げ」と迫るのが常道だが、威勢のいい言葉はない。
 立民の逢坂誠二政調会長は「政策を純化させるだけでは自民党には勝てない。今後は協調や包摂といった政治手法が重要になる」という。相手よりも、まず身内が結束できるか。国民の議員は「野党の力あわせが本物になるか。試される2週間だ」とつぶやいた。 (森井徹、川口安子)

4423チバQ:2020/09/04(金) 18:00:43
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/640609/
官邸官僚“暴走”の先に…突然の退陣劇に早くも水面下で猟官運動
2020/9/1 6:00 (2020/9/3 11:12 更新)
西日本新聞 総合面 湯之前 八州 前田 倫之
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国会議事堂

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【激震 安倍首相辞任】(下)
 8月31日午前9時40分すぎ、安倍晋三首相は辞任表明後、初めて官邸に出勤。記者団の声掛けに「おはよう」と右手を軽く上げた。吹っ切れたようなさばさばした表情。その後ろには、いつものようにかばんを抱えて随行する首相秘書官が。うつむき加減でエレベーターへ急ぐ背中は、首相とは対照的にどこか寂しげだ。
 ≪官邸官僚≫。第2次安倍政権の象徴となったこの四字熟語は、秘書官や補佐官など首相の手足となる側近たちを指す。出身省庁に戻る道を自ら断ち切り、主人への絶対忠誠を誓った彼ら。内閣人事局が省庁幹部の配置を掌握する仕組みが整ったことも追い風に、「総理のご意向」を具現化する実動部隊として発言権を高めてきた。
 その功罪は相半ばする。
 中核を担う今井尚哉首相補佐官らは「1億総活躍社会」「働き方改革」といった看板スローガンを次々に発案。厚生労働省の尻をたたき、企業に定年延長や残業規制を導入させた。熊本地震や九州豪雨では、警察出身の杉田和博官房副長官らが迅速な「プッシュ型支援」を指揮。首相の強力なリーダーシップと「決められる政治」を演出し、最長政権の原動力となった。
 2016年の参院選や17年の衆院選では、消費税を巡る自民党の選挙戦略にまで深く関わり、「公務員の『範』を超えている」との非難を招く。自然な流れで、省庁側は常に官邸官僚の顔色をうかがうようになり、忖度(そんたく)や異論封じが横行する「行きすぎた官邸主導」が完成した。

    ■ 
 一枚岩を誇った官邸官僚の力に陰りが見えたのが、一連の新型コロナウイルス感染症対策だった。
 2月下旬には今井氏らが独走して全国一斉休校の流れをつくり、官邸内にあつれきが生じた。「アベノマスク」の配布、首相とシンガー・ソングライター星野源さんのコラボ動画の公開も、側近の秘書官らが十分な議論抜きに強行。当ては外れ、支持率の下落傾向に拍車を掛けた。このころ、菅義偉官房長官は「一部の官邸官僚のアイデアだけで政策遂行をしないでください」と首相に詰め寄ったという。
 「何をやっても支持率が上がらない」と周囲に漏らす首相。「暴走する官邸官僚の存在は最近、首相の悩みの種に変わっていた」と政府関係者は明かす。そして-。

4424チバQ:2020/09/04(金) 18:01:02
   ■ 
 主人の突然の退陣劇に、「わが世の春」を謳歌(おうか)してきた官邸官僚はぼうぜん自失となったり、次期政権で留任できるよう早くも水面下で猟官運動を始めたりしている。
 総裁選出馬に意欲を見せる「ポスト安倍」候補の中で、彼らと長く仕事をしてきたのは菅氏。仮に菅内閣が発足すれば、現体制の大枠を維持した官邸主導でコロナ禍に挑むことが予想される。岸田文雄氏や石破茂氏らが官邸の主になった場合、官邸官僚を重用する政策決定システムは過去のものとなるかもしれない。
 「批判もされたけど、いいこともやってきたと自負している。7年8カ月支えられ、誇らしい」。長老格の官邸官僚は首相の辞任会見を見届けた夜、しみじみと息を吐いた。 (湯之前八州、前田倫之)
 =おわり

4425チバQ:2020/09/04(金) 18:03:05
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/641616/
2日前まで分裂懸念…竹下派、菅氏一本化に安堵 自民党総裁選
2020/9/4 6:00
西日本新聞 総合面 森井 徹
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菅義偉官房長官の支持でまとまった竹下派の臨時総会であいさつする竹下亘会長(中央左)=2日、東京都

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菅義偉官房長官の支持でまとまった竹下派の臨時総会であいさつする竹下亘会長(中央左)=2日、東京都

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菅義偉官房長官の支持でまとまった竹下派の臨時総会であいさつする竹下亘会長(中央左)=2日、東京都



自前候補擁立論抑える
 自民党総裁選で、菅義偉官房長官支持でまとまった竹下派(平成研究会、54人)に安堵(あんど)感が広がっている。安倍晋三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなった前回は衆参が真っ二つに割れ、しこりが残った。今回も自前候補の擁立論がいったんは浮上したが、「一致結束が最優先」(幹部)として、何とか前回の再現を避けて結束を保った。
 「一本化できたのはものすごくありがたい。これを出発点にしないといかん」。2日にあった派閥の臨時総会。菅氏支持を取り付けた竹下亘会長は「一枚岩」をアピールした。
 わずか2日前の8月31日。衆院若手は会合で「ど真ん中でみこしを担ぎたい」として、茂木敏充外相の出馬を求めた。その数時間後、引退後も影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長が、かつて同派に所属していた菅氏と面会。参院側は菅氏支持で動き、今回も分裂が懸念された。
 二階派や細田派など主要派閥は早々と菅氏支持で足並みをそろえ、茂木氏を担いでも負け戦になるのは明白。「前回の轍(てつ)を踏んではならない」と幹部は慎重に意見集約を進め、茂木氏が「次はしっかりチャレンジする」と次期総裁選への出馬を目指すことで主戦論の若手を納得させた。
 竹下派は亘氏の兄、竹下登元首相が旗揚げした「経世会」が源流。かつて党内最大勢力を誇ったが、近年は有力な首相候補がおらず、2018年には参院側が額賀福志郎前会長の交代を求めて離脱騒動が起きた。同年の総裁選では衆院側が首相、参院側の多くが石破氏を推し、派内に大きなしこりを残した。
 かつて同じ弁当を食べる慣例から「一致団結箱弁当」と呼ばれた竹下派。関係者は「衆参でまとまっただけで御の字だ」と胸をなで下ろす。ただ菅氏支持が出遅れ、対応の一本化に腐心した状況を踏まえ、参院若手からは「こんなことでは他派閥に置いていかれる」と冷ややかな声も漏れ、名門派閥復活への道は険しい。 (森井徹)

4426チバQ:2020/09/05(土) 03:12:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/64306be9912df2b3a8afcd1ccb014892e3b0f0e1
菅氏「地銀多すぎる」…かつて「ハードランディング」主張の梶山氏支持 地銀改革待ったなし
9/4(金) 18:43配信
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自民党総裁選への出馬を表明する菅義偉官房長官=2日午後、国会内(春名中撮影)
 自民党総裁選で本命視される菅義偉官房長官が2日の記者会見で、地方銀行について「数が多すぎる」と述べ、再編が必要との認識を示唆した。菅氏はかつて、倒産も辞さず銀行の不良債権処理を進める「ハードランディング」論者の梶山静六元官房長官を師と仰いだ経歴の持ち主。足元では新型コロナウイルスも打撃となっており、自前の競争力強化に失敗すれば、地銀は他行との合併や統合を迫られそうだ。(岡本祐大)

 地銀と第二地銀の数は今年3月末で計102行。平成22年4月1日(計106行)から10年で4行減ったのみとなっている。

 菅氏は2日の出馬表明会見で「地方の銀行は将来的には数が多すぎる」と言及し、翌3日の会見では「再編も1つの選択肢になる」と、さらに踏み込んだ。

 地銀には「従来の政府方針を踏襲しただけで無理やり再編は迫られないだろう」という“楽観的”な声もある。ただ、わざわざ言及したからには、菅氏には再編への強い意思があるのではと見る向きもある。

 人口減や長引く超低金利に加え、コロナの影響もあり地銀の経営は厳しい。三菱UFJモルガン・スタンレー証券によると、上場地銀78社の令和2年4〜6月期決算は、約6割の46社で最終利益が減り、2社が赤字となった。

 すでに各行は店舗の統廃合や人員再配置などで経費削減を進めている。関西地盤の2行が合併した関西みらい銀行は今春、約270ある店舗の3分の1程度を集約する方針を発表。滋賀銀行は約130の店舗を4分の3程度に整理する。

 「もはや店舗はコスト」(地銀トップ)という声まであり、北洋銀行(北海道)や山陰合同銀行(島根県)も拠点網を見直す。

 デジタル化による経営効率化の動きもあり、横浜銀行や福岡銀行がオンライン融資を手掛けるほか、スマートフォンのアプリを使った入出金サービスの導入も広がる。中小企業の事業承継などに関するコンサルティング業務で収益源の開拓を探る地銀もある。

 ただ、農林中金総合研究所の南武志主席研究員は「こうした改革は、さらに進める必要がある。コロナによる融資先の貸し倒れで経営リスクが高まっており、(改革が進まなければ)再編が選択肢として検討される可能性がある」と指摘する。

 一方、地銀が統合すれば「経営規模が大きくなり、しぼむ地方経済で果たせる役割が増える」ともしている。

     ◇ 

 各地では地銀と異業種がからんだ合従連衡や地銀同士の統合、合併の動きも出始めている。

 ネット金融大手、SBIホールディングス(HD)は「地銀連合構想」を進め、すでに島根銀行や福島銀行など4行と資本業務提携した。今後10行程度に広げる方針だ。北尾吉孝社長は2日、東京都内で講演し、「合意に近いのが3、4行ある」と述べた。

 また、SBIHDは8月末、複数の地銀などと地方活性化支援を目的に新会社「地方創生パートナーズ」を設立した。横浜銀行などを傘下に持つコンコルディア・フィナンシャルグループや山口フィナンシャルグループなどが参画する。

 地銀間でも連携は広がる。傘下に長崎県の親和銀行を持つふくおかフィナンシャルグループ(福岡市)は、長崎地盤の十八銀行と昨年4月に経営統合。同県内でのシェアの高まりから公正取引委員会に「待った」をかけられたが、他行への債権譲渡で実現した。

 同じ新潟県内を本拠地とする第四銀行と北越銀行は来年1月に合併を予定し、大手の横浜銀行と千葉銀行は昨年7月に業務提携を発表した。銀行以外と連携する地銀もあり、山陰合同銀行は野村証券と包括提携している。

4427名無しさん:2020/09/05(土) 10:52:08
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63482520U0A900C2MM8000/
電光石火の菅氏優勢 自民党総裁選、本命交代の舞台裏
自民党総裁選 政治
2020/9/5 2:05 (2020/9/5 5:15更新)日本経済新聞 電子版

自民党総裁選の候補が出そろった。主役に躍り出たのは7年8カ月の最長政権を支えてきた菅義偉官房長官だ。「ポスト安倍」の本命候補は岸田文雄政調会長とみられてきた。党内有力者の主導権争いが絡み合い、電光石火で「菅氏優勢」の流れが固まった。

「無派閥で総裁選に出るところまでいけるとはなあ」。8月31日、衆院議員会館の自室。菅氏は自身を推す無派閥議員たちに出馬の意向を伝えた後、こう語った。菅氏は2009年…

4428名無しさん:2020/09/05(土) 10:52:37
>>4427

自民党 総裁選 (両院議員総会)総合スレ8
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/giin/1599215139/137

137 名前:無党派さん (ワッチョイ 5f4b-biH0)[] 投稿日:2020/09/05(土) 08:23:12.02 ID:4BpZGZmy0
それほど新しいことが書いてあるわけではないが、最近言われてるのと同じ感じ。
首相が徐々に岸田→菅に動いていくのを、二階氏も察知して菅で動いた。
首相にとっては、菅氏のほうが細田派がまとまるという事情もあったようだ。
もう一つ、首相が麻生氏に「河野さんはどう?」と聞いて、麻生氏が「まだまだだろう」と答えるやりとりがある。
これは別の媒体では、首相が河野氏にも期待をかけた、と解釈されてるが、
ここではこのやりとりで「今なら麻生氏も(河野でなく)菅推しだろう」と首相が考えた、となっている。


>空気の変化を二階俊博幹事長は察した。首相や麻生氏らと会合を重ねるうち、
>岸田氏を語る場面が減り、菅氏を話題にする機会が増えたと感じ取った。

>「勝ち馬は菅氏」と読んだ二階氏は首相が辞任を表明した8月28日には派閥幹部会で
>一任を取り付け、いち早く菅氏を支持する意向を伝えた。


電光石火の菅氏優勢 自民党総裁選、本命交代の舞台裏
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63482520U0A900C2MM8000/

4429名無しさん:2020/09/05(土) 12:17:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/8981c2ba40c1a75507c3593a66cc276f7cd2696f
菅官房長官 支持の理由「緊急事態」
9/3(木) 19:39配信

支持される理由は、「緊急事態だから」との認識を示した。

菅官房長官「現状を見ると、コロナ問題は極めて深刻な問題。経済も、4〜6月期の経済は戦後最大の落ち込み。危機的状況の中で、わたしを支持していただいている。その状況について対応するのに、わたしに期待してくれているのだろうと思う」

自民党総裁選挙に出馬表明した菅官房長官が「Live News it!」に出演し、コロナ対策と経済対策を最優先にすると強調した。

尖閣問題などを抱える中国との関係については、「言うべき点は言う。首脳同士で忌憚(きたん)のない意見交換ができる環境をつくることが大事だ」と指摘した。

また、早期の解散総選挙の是非について、「状況次第だ。コロナ禍の中で国民が何をやってほしいか、客観的に考えながらやるべきだ」と述べた。

4430名無しさん:2020/09/05(土) 12:24:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/81f6e62286d4caca86e2390a7f55aeee8c9083b6
アングル:令和に蘇る自民党「密室政治」、総裁選びにも派閥の論理
9/4(金) 9:18配信

[東京 4日 ロイター] - 安倍晋三首相の後継者選びの行方は、自民党総裁選の投票前に決まりつつあるようにみえる。安倍首相が辞任を発表する数カ月前から、すでに自民党の重鎮の間で駆け引きは始まっていた。

9月14日の総裁選は菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の3人が戦う構図となったが、安倍政権をずっと支えてきた菅氏は、出馬を正式表明する前から党内7派閥のうち5派から支持を得ていた。

議院内閣制の日本は通常、与党第一党の党首が首相となる。菅氏が総裁選に勝利すれば、首相になるのは確実だ。

菅氏が次期首相の最有力に浮上するまでの一連の動きは、総裁選びが政策論争よりも派閥の力関係、議員と議員の人間関係、さらには党の資金を握る実力者とのつながりで決まるという、古い政治が今も生きていることの表れだとの声が、党内から聞こえる。

「密室」で決まったというイメージは、次の総選挙に向けて自民党を引っ張る菅氏にはマイナスに作用するかもしれない。

「政策論争は党首を決めることとは関係ない」と、自民党の政調会長だった亀井静香氏は言う。83歳になる亀井氏は今から20年前、小渕恵三首相が脳梗塞で倒れた後、ホテルの1室に集まった自民党の重鎮5人のうちの1人だ。5人は、その部屋の中にいた森喜朗幹事長を次の総裁とした。

保守政党の自民党は、長く派閥政治に支配されていた。派閥の領袖は選挙資金を集め、配下の議員に分配、選挙を支援する。そうして確保した数の力で、派閥内から党総裁を送り出す。

各選挙区1人しか当選しない小選挙区制度を導入した1990年代半ばの選挙制度改革で、派閥の影響力は弱まった。しかし、党内や閣僚ポストの配分や、総裁選の勝敗を決める上で、派閥の領袖は今も重要な役割を果たしている。

4431名無しさん:2020/09/05(土) 12:25:08
>>4430

<党内からも異論>

自民党内では珍しく菅氏はどの派閥にも属していないだけに、今回の動きは際立つ。党関係者は、実力者である二階俊博幹事長との接近が菅氏の立場を押し上げたと指摘する。菅氏と二階氏は6月以降、3回食事をともにしている。

このころ安倍首相は支持率が低迷、辞任するかもしれないという見方が出ていた。持病が悪化したとの報道が、その観測に拍車をかけた。

81歳になる二階氏の党内における影響力は絶大で、選挙制度改革前は各派閥の領袖が決めていた選挙資金の配分を、幹事長として一手に引き受けている。

「古い政治をやる二階さんが出てきた。二階さんは国民の世論だとか関係ない」と、東洋大学の薬師寺克行教授は言う。「菅さんと組んで、党内で根回しをして、短期間でポスト安倍は菅という流れを作ってしまった」と、薬師寺教授は話す。

二階氏にとっては菅官房長官と組むことで、幹事長職にとどまる可能性が高まるメリットがある。ロイターは二階氏のコメントを得られていない。

自民党は1日に開いた総務会で、総裁の選出方法について、全国の党員が投票する通常のやり方をやめ、国会議員と各地方支部の代表3人に限定することを決めた。地方の党員や議員から人気の高い石破氏に有利なやり方ではなく、菅氏に有利な方式を選択した。

旧態依然としたこうしたやり方に対し、党内、とりわけ若手の国会議員や地方の議員からは異論の声が挙がる。

自民党神奈川県連の土井隆典幹事長は「密室で決める形もちろんだめ。幹事長として言えることじゃないけど、石破さんつぶしでしょう」と話す。

安倍政権7年8カ月の中で、石破氏は党内で珍しく安倍首相に批判的な立場を取ってきた。世論調査では、次の首相にふさわしい人物としてトップに立ってきた。

石破氏は、簡易式の総裁選になったことについて「党員に対する侮辱だ」と、ロイターのインタビューなどで語っている。

石破氏の派閥に所属する議員はわずか19人。安倍氏が所属する清和研は98人、麻生太郎副総理が率いる志公会は54人で、いずれも菅氏を支持する。

安倍首相は自身の後継者として、もう1人の総裁選立候補者である岸田文雄政調会長に期待していると考えられてきた。しかし岸田氏は世論調査で支持率が低いこともあり、最終的に安倍氏の支援を得られなかった。これで菅氏に道が開いた。

そして菅氏が勢いを得たと見るや、他の派閥の領袖らはこの流れに乗ったと、複数の関係者は言う。新政権で所属議員を閣僚ポストや党の要職につけるためだ。

総裁選を巡って起きたあらゆることが、古き自民党の政治と似ているものの、一つ重要な違いがある。菅氏自身が派閥の領袖どころか、派閥に属していないということだ。

「派閥は今でも重要だが、昔のように強力な派閥のリーダーがいて、みんなが首相になりたいと思っていた時代とは違う」と、日本の政治に詳しいコロンビア大学のジェリー・カーティス名誉教授は言う。「菅氏は最も強力な人物であり、どの派閥にも属していない」

(Linda Sieg、村上さくら 取材協力:宮崎亜巳、竹本能文 日本語記事編集:久保信博、青山敦子)

4432名無しさん:2020/09/05(土) 12:25:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a00d5c5aeda73cbb4d7f1a6cd9bfa71028257f0
目線は次期?窮地の岸田氏 麻生氏が突き付けた条件に「できません」
9/4(金) 10:12配信

 安倍晋三首相が辞任表明する前まで、後継候補の「先頭ランナー」と目されていた岸田文雄政調会長。自民党総裁選で大きく出遅れ、窮地に立っている。首相や麻生太郎副総理兼財務相の後押しを取り付け勢いに乗る戦略は、そのまま菅義偉官房長官にお株を奪われる形で早々と頓挫した。もし惨敗すれば、政治生命の保証もない。反転攻勢に転じ、どこまで菅氏の背に食らい付いていけるか-。

 3日午前。都内の岸田派事務所で総裁選の政策を発表した岸田氏は「国民の理解が、今の(厳しい選挙)状況を動かしていくことを願っている」。序盤戦で菅氏の圧倒的優位が報道される中、ファイティングポーズを強調した。続けて昼の民放番組に生出演し、新型コロナウイルス感染症と最前線で闘う国立病院など2カ所を視察、現場重視の姿勢を見せた。深夜もテレビ局をはしごした。

 「地味で優柔不断な優等生」の印象が強い岸田氏が、何か吹っ切れたように動きだした。地元・広島から呼び寄せた妻と一緒のショットも公開し、親しみやすさを売り込む姿に、距離を置く派閥の衆院ベテランは背水の覚悟を感じ取った。「ようやく顔つきが変わってきたよな」

首相は「化けきれなかったよね」
 初当選同期同士で、首相が気が置けない友人の岸田氏。第2次安倍政権では外相を4年7カ月、党政調会長を3年1カ月と常に要職の座を任された。首相がバトンを託す相手と見定め、そのゴールをお膳立てしようと岸田氏にアシストを出したのは明らかだった。だが、「次の首相」を問う世論調査では毎回、首相が目の敵にする石破茂元幹事長に大きく水をあけられ続けた。

 6月のことだ。再び非常事態の様相を呈し始めていた新型コロナ対応と今後の政権運営で腹合わせするため、首相と盟友・麻生氏は一対一で向き合った。ふと「平時なら(次期首相は岸田氏で)いいんだがな…」。水を向ける麻生氏に、首相は「化けきれなかったよね」とうなずいた。

 この前後から首相の胸中で「岸田氏の優先順位が下がっていた」(麻生氏周辺)とみられる。持病の再発による退陣劇が世間を震撼(しんかん)させた8月28日午後、岸田氏の姿は党本部ではなく、講演先の新潟県にあった。織田信長が本能寺の変で倒れた後、織田領の配分を決める「清洲会議」に間に合わず没落したとの説がある家臣・滝川一益を引き合いに、「岸田氏の命運は尽きた」(党関係者)ともささやかれた。

4433名無しさん:2020/09/05(土) 12:26:50
>>4432

麻生氏が最後の助け舟
 菅氏が電光石火で実力者の二階俊博幹事長と会談し、総裁選の流れを一気にたぐり寄せつつあった同月30日、岸田氏は助力を麻生氏にすがった。そして、条件を突き付けられた。自ら率いる岸田派(宏池会)の前会長で、政界に隠然と影響力を残す古賀誠元幹事長との絶縁だった。

 政界の要石である麻生、古賀の両氏は長年にわたり、地元・福岡の政財界を巻き込んでお互いをけん制し合ってきた間柄。「それはできません」と拒む岸田氏に、麻生氏は最後の助け舟を出した。「だったら、首相に『岸田を応援する』と言わせてこい」-。

 翌31日。官邸に出向いた岸田氏に、友人が掛けた言葉はむなしく響いた。「(総裁である)自分の立場から個別の名前を挙げるのは控えている」。麻生氏は、菅氏支持にかじを切った。雪崩が加速した。

 もはや菅氏の優位は揺るがない。それでも、岸田派は「派閥の人数(岸田氏を除き46人)と石破氏の得票をいずれも上回れば、来秋の『次の総裁選』に望みがつながる」(若手)とし、支持固めと他派閥の切り崩しに奔走する。菅氏支持を決めたとはいえ、後見役だった首相と麻生氏がひそかに、岸田氏に温情票を回す可能性もある。麻生氏の側近は「菅氏に何かあったら、次こそは岸田氏だ。そのカードを完全に捨てたわけじゃない」と話す。 (河合仁志、下村ゆかり)

4434名無しさん:2020/09/05(土) 12:32:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/6672f20f2d57b5b0205d21f32f57fea8d5705133
「次の総理」菅義偉はなぜ頼られるのか、圧倒的な危機管理能力と決断力
9/3(木) 7:01配信

 「雪崩を打って」というしかないのが、「勝ち馬」に乗ろうと、菅義偉官房長官の支持に回った自民党各派閥の姿である。

 「安倍後継」といわれていた岸田文雄政調会長、国民的人気の高い石破茂元幹事長は既に敗色濃厚で、「病に倒れた安倍首相の“弔い合戦”を菅新首相のもとで行う」といった観測気球が早くも飛び交う。

 内閣支持率は急速に持ち直しており、10日に代表選が決まった立憲民主党と国民民主党などの合流新党に、混乱が見られ、統一感がない間に、解散総選挙を行って、現在の3分の2を占める与党勢力を維持しようという思惑である。

二階氏の思惑と菅氏の決断

 流れを作ったのは二階俊博幹事長だ。

 二階氏は幹事長を継続、同時に「観光のドン」として、疲弊する観光地の旅館、ホテル、バス、タクシー、土産物屋などを救済、人の移動を促すことで飛行機、新幹線、鉄道などの業界を活性化させたかった。菅氏は、その思いをすくい取った。

 筆者は、本サイトで<菅官房長官がついに大勝負に出た…「ポスト安倍」仁義なき戦いの勝算>(7月30日配信)と題し、二階氏の思惑に乗りつつ、首相候補に名乗りを挙げた菅氏の「政治家としての決断」について触れた。

 菅氏は、7月22日、GoToトラベル事業を前倒しでスタートさせた。新型コロナウイルスが第2波の兆しを見せていただけに、「時期尚早」という批判もあるなか、あえてリスクを取ったのは、それがキーマンの二階氏との連帯を証明するものであるのに加え、「経済を回すべき」という信念からだ。

 新型コロナは、8割以上の感染者にとっては軽症か無症状で、「単なる風邪」の域を出ない。怖いのは、ワクチンも治療薬も治療法もないなか、70代以上の高齢者や既往症、基礎疾患のある人は、重症率、致死率ともに高いことだ。

 風邪ですらない無症状の若者が、老人に感染させ、死に至らしめる――。

 これがこのウイルスの怖いところで、だから指定感染症として、SARS(急性重症呼吸器症候群)、ジフテリア、結核に相当する第二類相当の厳しい措置が取られているが、それが原因で、旅行、飲食、集会、スポーツ観戦、映画・演劇・コンサート鑑賞などすべてに自粛が要請され、経済は3割も収縮した。

 経済の死は人の死に直結。そこに踏み込むことが政治家の務めだと、「ステイホーム。動かないで!」と、呼びかける小池百合子東京都知事を無視、「動くな、というなら東京は除外」と、露骨な嫌がらせでGoToトラベルから東京を外した。

 この時点で、「安倍首相の病による退任」を知っていたわけではない。ただ、今井尚哉首相補佐官兼秘書官と菅官房長官に、左右から支えられていた安倍氏は、今井氏が「菅氏の首相への色気」を疎んじ、安倍氏への讒言を繰り返すなか、一時、菅氏に距離を置いていた。

4435名無しさん:2020/09/05(土) 12:32:47
>>4434

頼りになるのは菅さん
 だが、安倍氏はコロナ禍のなかで控えていた夜の会食を6月19日に解禁。その日、菅氏に加え、麻生太郎副総理・財務相、甘利明党税調会長と、久々に食事するなかで、菅氏へのわだかまりは解け、以降、しばしば相談を持ち掛けるようになった。

 そこには、アベノマスクの失敗、電通との癒着など、失敗続きながら、しょせんは官僚で責任を取らない今井氏らへの不満、「30万円給付」でヘタを打った後継・岸田氏への不信があった。

 やはり頼りになるのは菅さんだ――。

 加えて、「官邸ポリス」のトップに位置する杉田和博官房副長官・内閣人事局長を通じて、「霞が関」の官僚群を掌握し、「表」と「裏」の情報に精通する菅氏の危機管理能力は得がたかった。

 『官邸ポリス』は、覆面作家の幕蓮が18年末に上梓したノンフィクションノベル。主人公・瀬戸和弘官房副長官のモデルが杉田氏で、北村滋国家安全保障局長、中村格警察庁次長のモデルと覚しき人物が登場、水面下で政権を支える。

 「官邸ポリス」のほかに菅氏は、「官邸の代理人」も重用していた。

 今年5月、賭けマージャンで退任を余儀なくされる黒川弘務前東京高検検事長で、森友・加計学園、桜を見る会などで、いくら首相が刑事告発されようと、検察がピクリとも動かないのは黒川氏の差配だったという。

 検察との関係は、黒川総長の実現を目指し、稲田伸夫前検事総長に官邸が退任を迫ったことからギクシャクし始め、「検察VS官邸」の構図となって、東京地検特捜部は河井克行前法相、妻の案里参院議員を立件した。

マルチ業者と昭恵夫人の関係

 だが、総長人事を守った検察は、秩序の維持という目的を同じくする政権と対立を続ける気はなく、「菅官房長官に借りを返した」(検察関係者)という。

 「官邸ポリスの一員である内調(内閣情報調査室)が注目している人物に、淡路明人というマルチ業者がいます。札幌に48(よつば)ホールディングという会社を持ち、仮想通貨で200億円以上のカネを集め、消費者庁から業務停止命令を受けた。いろんな政治家とつきあいがあるうえ、安倍昭恵夫人との関係を吹聴、カネ集めにも利用した」

 その政界人脈のなかに秋元司代議士もいて、カジノを含む統合型リゾート(IR)を舞台とした汚職事件で起訴された秋元代議士は、贈賄側被告にウソの証言をさせようと、淡路氏に依頼したという。

 証人買収容疑で淡路氏は8月4日、秋元代議士は8月21日、それぞれ逮捕され容疑者となったが、事件関係者の誰もが驚いたのは、秋元容疑者が否認しているのに、淡路容疑者が勾留期限を迎えた8月25日、起訴され被告となり、すぐに保釈されたこと。

 「淡路は、罪を全て認め、秋元以外の政治家との関係も話した。なかには昭恵夫人との関係も含まれていた。検察はそれに蓋をし、杉田を通じて菅に伝えた。淡路の保釈にはそんな取引がある」(検察事情通)

 体調を崩している安倍氏にとっては、刑事告発の決着がついていない桜を見る会、河井夫妻への1億5000万円の法外な選挙資金の提供など、検察との諸問題が残されており、桜を見る会の出席者でもある淡路被告との関係を、昭恵夫人絡みで蒸し返されるのは避けたい。その意を汲み、動いてくれる菅氏は、やはり頼りになる政治家だ。

 二階氏との関係も含め、菅氏が発揮したのは、調整力であり、胆力であり、情報力である。安倍路線を継承、7年8カ月の実績を訴え、病を押しての総選挙を戦う場合、「選挙の顔」は菅氏ではなく安倍氏。その場合の勝算は高く、そのあたりの計算も派閥領袖たちには働いたのだろう。

伊藤 博敏(ジャーナリスト)

4436名無しさん:2020/09/05(土) 12:37:19
これでわかる!自民党総裁選の結果を左右する「派閥」とは?もう菅官房長官で決まりなの?
9/4(金) 15:41配信

 14日の自民党総裁選に向け、出馬を表明した“ポスト安倍”3候補が本格的に始動した。
 
 しかし、その選出方法をめぐっては議員を中心に決めたい執行部と地方も含めた自民党員全員で決めたい若手や中堅の議員たちが対立。さらに、8日の告示を前に、早くも自民党内の多くの派閥が菅氏支持を表明するなど、大勢が決しているとの見方もある。

 3日の『ABEMA Prime』では、自民党の柴山昌彦衆議院議員とテレビ朝日政治部の官邸キャップ・吉野真太郎記者を招き、自民党総裁選とは?ニュースでよく耳にする“派閥”とは?など、素朴な疑問をぶつけてみた。

■そもそも派閥って何?

今回の総裁選に出馬を表明している石破茂元幹事長は石破派(水月会)を、岸田文雄政調会長は岸田派(宏池会)を率いる、派閥のリーダーでもある。一方、菅官房長官自身は派閥に属さない(無派閥)の議員だが、すでに細田派(清和政策研究会)、麻生派(志公会)、竹下派(平成研究会)など、多くの派閥に支持されている。そもそも、党内の派閥とは何なのだろうか。

山田俊浩(『週刊東洋経済』編集長):思いや政策を同じくする人たちが集まった派閥同士が政策を競い合うという側面があると思う。

柴山:例えば小泉純一郎さんが「官から民」へ、つまり役所だけでなく、民間の力も取り入れていこうとおっしゃり、「郵政民営化」を掲げた。一方、岸田さんたち宏池会は、どちらかといえば経済的に強い人がどんどん走っていく政策よりも、格差を是正し弱者を救うとか、健全財政の政策といったカラーがある。

そして、現在では(衆議院では)各選挙区から1人だけを選ぶ「小選挙区制」が取られているが、かつてはもう少し大きな選挙区の中から複数の議員を選んでいた(中選挙区制)。つまり、同じ選挙区内で複数の自民党候補者が争ったり、同時に選ばれたりしていた。そうなると、やはり応援してくれる仲間づくりが大切になってくる。だから派閥が選挙、そして党総裁選びにも一定の力を持ってきた。ところが各選挙区に1人しか候補者を立てないようになり、お金もあまりかからなくなってきたので、かつてのような強さは無くなり、一言で言えば“軍団”から“仲良しグループ”に変わりつつある。

それでも、総裁だけでなく、誰を大臣や党の役員にするかという議論の中で「うちの派閥、グループにこういう専門家がいる」「この人は当選何回生だよ」というような形で推薦することで、調整がしやすいという側面はある。

4437名無しさん:2020/09/05(土) 12:37:54
>>4436

吉野:駆け出しだった15、6年前、小泉元総理に「政策論争と権力闘争、どちらを優先するのですか」と聞いたことがある。私も若かったので、郵政民営化を推し進めている総理のことだから、「政策に決まっている」と答えると思った。ところが、何の迷いもなく「決まっているではないか。間違いなく権力闘争だ」とおっしゃった(笑)。やはり政治家というのは、勝つか負けるか、というところでやっていると。昔ほどではないにせよ、今はまさに、軍団同士が天下分け目の戦いの権力闘争が行われていると思う。活躍して手柄を立てた軍団は、ご褒美が貰えるわけだ。柴山先生もいる軍勢と、石破さんの19人の軍勢が闘うとどうなるか。自民党を読み解く上で、そういう側面は切っても切れない。

柴田阿弥(フリーアナウンサー):それなら、なぜ派閥に入らない無派閥の議員がいるのだろうか。

吉野:やはり、かつてほど派閥に属するメリットが少なくなっているということがある。派閥という言葉には古いイメージもあるので、むしろ所属していないということがアピールポイントになる場合もある。菅さんも、これまで「自分は無派閥でやってきた」と主張してきた人。今や“派閥丸抱え状態”のようになっているので、ちょっと居心地が悪いと感じていると思う。

ただし、菅さんには「グループ」がある。派閥は体育会系の部活のようなもので、掛け持ちしてはいけない。しかしサークルなら兼務してもいいように、グループは掛け持ちも許される。そして、この菅さんのサークルには鉄の結束があって、会合に招かれたある議員によると、派閥よりも強いくらいの結束力があるらしい。

■結果はもう決まってる?

現在、国会では自民党が与党であるため、安倍総裁の後継を決める自民党総裁は、実質的には次の総理大臣が選出される選挙でもある。

兼近大樹(EXIT):民意とかとかよく分かんないけど、俺らが参加できないのに“私はこうだ”と主張されても。ただ見守っている状態でしかない。

柴山:確かに、多くの方に「自分たちの国の代表なのに投票権がないの?とおっしゃる。アメリカでは「大統領選挙人」を選ぶことで、要は有権者ひとりひとりが大統領を選ぶことができる。だからこそ、それをバックに強力な権限を行使することもある。一方、日本やイギリスやドイツのような国の場合、まず国会議員を選んで、その国会議員が総理大臣を選ぶ仕組みになっている。そして総理大臣は国会に責任を負うということで、国民主権を間接的に担っている。どちらの方が優れた制度だとは言えない。

吉野:自民党総裁選挙は「自由民主党」という組織のリーダーを決める選挙なので、党費も払っていない人が投票権を持つというのはどうか思うが、一方で自民党総裁は総理になるので、後に選挙で国民の審判を受けることになる。我々も聞くべき話を聞き、言うべきところを言って、国民が判断できるようにしたいと思っている。

しかし、告示、そして本格的な政策論争の前に、すでに大勢が決しているとの見方もある。

4438名無しさん:2020/09/05(土) 12:38:28
>>4437

吉野:安倍さんが辞めるということに皆が驚き戸惑っている中、菅さんがさっさと戦闘を始め、会心の一撃をバーンと決めた、という感じになっている。特に“二階軍団”(二階派=志帥会)が先制攻撃をし、“菅さんでいくぞ”という流れを作ってしまった。おそらく、このまま投票まで行くんだろうというのが既定路線だ。

平石直之(テレビ朝日アナウンサー):柴山議員は細田派の所属だが、自分たちの派閥から候補を出さなくても良かったのか。

柴山:確かに、そういう考え方もある。一方で、森喜朗さん、小泉純一郎さん、福田康夫さん、そして安倍さんと、非常に長い期間を清和政策研究会(細田派)出身者が担ってきた。細田会長は党内の融和やバランスを考えた時に、自分たちの派閥だけでポストを独占していいのか、ということを常々気にされてきた。

柴田:では、柴山さんの心の中は決まっている(笑)?

柴山:はい。私は安倍さんが総裁選に出馬した時には率先して応援したし、安倍内閣では首相補佐官や文部科学大臣をしてきたので、安倍さんの政治姿勢、政策を最もよく継承してくれる方がいい。ただ、今は岸田政調会長の下で政調会長代理をやっているので、身近に見ている岸田さんが苦戦をされているということに心を動かされる部分がないことはない(笑)。それでも菅さんとは考え方が近いし、今回はやはり菅さんを応援したい。

やはり今回の総裁選挙は、安倍さんの次のリーダーを選ぶ選挙ということなので、安倍さんの近くで仕事をしてきた菅さんが適任ではないかということで、多くの派閥が支持を表明することになった。つい先日まで菅さん自身は「立候補しない」と仰ってきたが、そういう多くの期待が寄せられたことで、立候補を決意したんだろうと思う。

ただ、岸田さんも石破さんも、自らが率いる仲間たちの思いを実現させていきたい。自民党の総裁選挙は名前を書かない「無記名投票」になっている。逆に言えば、他の派閥でも支持を拡大できるのではないかという考えもあると思う。石破さんの場合、安倍さんとは距離を置いてきた部分があるので、割合は大きくはないものの、安倍さんに対して批判的な人たちの受け皿になっている。だから党員の人たちによる投票を行えば、石破さんが有利だという見方もある。

りんたろー。(EXIT):例えば細田派の議員でも、「石破さんの言っていることがすばらしいな」と感じれば、石破さんに投票する可能性があると?

柴山:それがチェックできない仕組みになっている。だからこそ石破さんも岸田さんも、自分が実現したい政策を他派閥の議員にも一生懸命に訴え、支持をお願いして回っているということだ。

兼近:ただ、この状況を見ている限り、絶対に勝てないと思う。もしかして、でかい金が動いていたりもする?

柴山:確かに、昔の総裁選挙では他の派閥の切り崩しにあたって、お金のやり取りがあったと聞いている。しかし今は政治資金の透明性が求められているし、献金の額も少なくなってきているので、お金を使って総裁ポストを買うというようなことは行われていない。

兼近:だったら本当に負け確定じゃないか。

柴山:ただ、例えば小泉純一郎さんが総裁に選ばれた時には、議員からの支持は少なかった。それでも国民の人気があったので、一般の党員たちも支持をした。それが議員票に影響を与えるということもありうる。

4439名無しさん:2020/09/05(土) 12:39:26
>>4436-4438

これでわかる!自民党総裁選の結果を左右する「派閥」とは?もう菅官房長官で決まりなの?
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3b27c00bc9d8fbc33769e14c1c5b9bab30c469

4440名無しさん:2020/09/05(土) 12:40:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f388c08dfa46fe7ee5691d18ed750dc9afeda53
「自民党の悪いところは全て見た」政治家・菅義偉 異例のロングインタビュー【緊急公開】
9/4(金) 15:10配信

 安倍総理の突然の辞任を受けて、「次の総理」の最有力候補に急浮上した菅義偉官房長官についての評価はさまざまであるが、「官僚を掌握する力、実務に長けている」といったところが概ねよく伝えられるところである。

 しかし、言うまでもなく、こうした評価が広く知られるようになったのは第2次安倍政権で官房長官に就いてから。

 官房長官ではなく「政治家・菅義偉」あるいは「人間・菅義偉」とはいかなる人物なのか。

 ここで掲載するのは、それを知るうえで格好のノンフィクションである。取材が行われたのは麻生政権末期。政権支持率は低迷し、民主党への政権交代が現実味を帯びていた時期で、菅氏の肩書は自民党選挙対策副委員長だった。

 この時期、菅氏にロングインタビューを行ったのがノンフィクション作家の豊田正義氏。

 政府の要職にいなかったこともあってか、菅氏としてはかなり珍しく生い立ちや自身の考えについて率直に語っている。青春時代については、工場での仕事に明るい展望を抱くことはできず、「ここで一生を終わるのかと暗澹とした気持ちになった」「あまり思い出したくない」と振り返る。

 番記者にすらプライベートについてあまり語らないという菅氏の人物像を知るうえで必読のテキストと言えるだろう。

(以下、豊田正義「根性を忘れた日本人へ 世襲禁止を目指す“反骨漢”衆議院議員・菅義偉」〈『新潮45』2009年5月号収録〉より)

 ***

“家出”同然で東京へ
 桜のつぼみがふくらみ始めた、3月下旬の早朝、菅義偉は黄色いブルゾンに身を包み、相鉄線西横浜駅前にいた。

 事務所スタッフとボランティアの10人ほどが、通勤途中の市民に菅の活動を知らせるパンフレットを配る。菅は、マイクを握り朝の挨拶と政策を短いフレーズで訴え続けていた。

 現在自民党選挙対策副委員長を務める菅義偉、60歳。世襲でも、官僚出身でもない「たたきあげ」の代議士である菅の、国会議員に初当選した13年前からの毎朝の日課が街頭演説である。

 麻生内閣誕生直後から、常に解散総選挙の時期が注目されてきた。菅は選対副委員長として現在最もその動向が注目されている政治家のひとりだ。そのため、朝の街頭演説には多いときで20人近くの記者が集まる。

 今年3月22日、菅は秋田県湯沢市に講演に訪れていた。神奈川2区を地盤にする菅だが、故郷はここ、秋田県湯沢市秋ノ宮だ。秋田藩の時代からの財政をささえた院内銀山のお膝元で1948年の冬に生まれた。父は米を作る農家、姉2人、弟1人の4人姉弟だ。

 菅は読書が好きな少年で、歴史小説を夢中になって読んだ。特に好きな人物は織田信長。天下取りのドラマに胸を躍らせた。

 成績は優秀で、小学校3年から中学卒業まで級長を務めた。

「秋ノ宮は貧しい農村でした。中学の同級生は120人いて、約半数が中卒後に集団就職で上京しました。残り60人のうち30人が家業の農家を継ぐ。高校へ行くのは30人程度でしたね」

 湯沢高校に入学してからは、バスで通学していたが、毎年11月にもなると深い雪に閉ざされ、交通が寸断される。菅は、冬になると実家をでて高校のそばに下宿を借り、そこから通学した。村は、男たちが出稼ぎのため東京に出て行き閑散としていた。冬は家族がばらばらになる季節だった。

 高校までは何とか出させてもらったが、かといって家業の農家を継ぐのは気がすすまなかった。

「どうせいつかは死ぬわけですから、一度の人生思いっきり生きてみたいと。学校で就職を世話してもらって家出同然に東京へ出てきたんです」

4441名無しさん:2020/09/05(土) 12:40:37
>>4440

「テレビには出たくない」
 最初の就職先は、東武東上線沿線にあるダンボール工場だった。

「東京に出さえすれば、将来の展望が開けると考えていました。自分にとって東京は希望そのものだったし、地方の若者は皆同じように考えていたと思う」

 荷運びなどの肉体労働をしながら、ただ日々を食いつぶすような毎日に、やがて菅は疑問を覚えるようになった。

「ここで一生を終わるのかと思うと暗澹とした気持ちになった。現在のフリーター・派遣労働者問題にも通じると思うんですが、将来設計が立てられないところにいると、意欲を失ってしまうでしょう。あのころはあまり思い出したくない青春時代という感じ。とにかくこのままここにいるのだけはいやだと強く思った」

「大学に入って人生を変えよう」、そう決意して、ダンボール工場を辞めた菅は、築地市場で台車運びなどのアルバイトをして入学金を貯め、夜は受験勉強を続けた。2年後に、私学の中で一番学費が安かった法政大学法学部に入学。20歳の時のことだ。

「学生運動全盛期で、授業のロックアウトが非常に多かった。学費を払うのがもったいないと思ったね、法律の勉強はほとんどできなかったし(笑)」

 昼間部に入学した菅は、貯金とアルバイトで、学費と生活費を捻出していた。ロックアウトばかりで授業がないとはいえ、大学とアルバイトを両立するのは困難だった。

「夜間部に転部したい」と学生課に相談に行った菅に、大学職員は「もったいない。あとで後悔するから、がんばりなさい」と慰留したという。菅は根性で学業と仕事を両立し、4年で卒業した。

 青年期の話をするときの菅の口は重い。「田舎の人間だから、口下手ですしね」と言う。いまや政治の世界では珍しい苦労人で、それを売りにすることもできるのだが、「テレビに出るのは嫌い。討論番組は絶対出たくない。雑誌にもあんまり載りたくない」と言う。実際、菅番の記者たちも「プライベートの話はほとんど聞いたことがないし、聞いても、あまり答えてくれない」というほどだ。

4442名無しさん:2020/09/05(土) 12:41:04
>>4441

運命の市議選立候補
「自分の人生の一番の勝負所だったと思う。このとき、失うかもしれないものを顧みて、勝負に出なかったら、今の私はなかったと思う」と菅は言う。それは横浜市議への立候補だった。

 その当時、中曽根内閣が打ち出した売上税構想が、国民からの大反発を受けており、自民党に逆風が吹いていた。

 横浜市議選でも波乱が予想され、長年自民党の公認を受けてきた77歳(当時)の長老市議が引退を表明。長老市議は自分の息子を後継に据えることを発表した。そうすることで自民党の若返りを狙ったのだ。

 しかし、菅と同年齢のその息子は、候補者としてのお披露目をする直前に、風呂場で倒れ、突然死してしまう。

 公認候補がいなくなった自民党は、急遽候補者探しを始め、小此木事務所で頭角を現し、地元支持者の信頼も篤かった菅に、白羽の矢を立てたのだった。

 菅は長老市議の息子の突然の不幸をいたましく思ったが、これも運命だと感じ、立候補する決意を固めた。ところが、菅が出馬表明をした直後に、77歳の市議が引退を撤回して「もう1期やる」と言い始めた。

「皆が私を降ろしにかかり、小此木先生も『今回は止めておけ』と。しかし、子供のころから歴史小説を読み漁ってきた私は、こういう波乱の時こそ、自分の運命が開ける前兆だと感じ取ったんです。だから、もう誰が反対しようが出ようと決心した」

 しかし菅には家庭という守るものがあった。

「誰もが落選する可能性が高いと思っていたから、気持ちは相当揺れましたね。当時息子は3歳、1歳、1カ月でした。落選したら当然無職です。妻は何も言いませんでした。言っても聞く男じゃないと思っていたのでしょうけれど(笑)」

自民党の悪いところはすべて見た
 無所属で立候補すると腹を決め、小此木事務所に辞表を提出した。

 1988年4月の投票日のちょうど1年前に、菅は選挙区の西区に引越しをし、たった一人で準備を始めた。

 後援会作りも難航した。地元の有力者は、長老市議を恐れて、誰も菅を応援しようとしなかったからだ。選挙区内で後援会長を見つけられなかった菅は、秘書時代に付き合いのあった隣の選挙区の会社社長に後援会長を引き受けてもらった。

「当時、私の選挙区の市議は皆60代以上で高齢化していたから、30代という若さはそれだけで武器になると確信していた。そこに勝機をみて、若さを前面に押し出そうと。あとは、『おれは運がいいんだ』と、いま思えば根拠はなかったけれどそれを信じました」

 菅は選挙区をくまなく回った。

 選挙区の西区には、箱根駅伝のルートの一部が存在する。駅伝大会の日には、沿道で応援する人々に挨拶をしながら、何キロも歩いた。毎日300軒を訪問して歩く傍ら、選挙区内に3軒あった葬儀屋に日参して選挙区内の葬儀の情報を集め、弔問にも欠かさず訪れた。

 そして半年が過ぎたある日、長老議員は再び決意を翻し、市議選の立候補を取りやめると発表した。

「この日が10月10日。偶然大安吉日だったんです。これはますます風向きが良くなったと思った。しかし、自民党は公認選びが二転三転して、混乱を極めていたわけです。無所属で出る私に、混乱の責任をとって立候補を取りやめろと迫ってきた人もいました。自民党の悪いところ嫌なところはこのときすべて見ました」

 秘書時代の11年間を尽くしてきた自民党からの冷たい仕打ちに耐え、菅は選挙運動をやりぬいた。そして、投票日の直前になって、土壇場で自民党は菅を公認候補としたのだった。

 選挙の結果は8813票を獲得し、2位当選。菅の選対事務所には大勢の支持者が集まった。万歳をする前に、後援会長は「この中で菅さんが当選すると思っていた人は誰もいないでしょう」と言って、皆を笑わせた。

「結果的にまったくしがらみがない状態で市議会に入れたので、恐いものはなかったです。言いたいことを言えました」

 2期目の選挙では得票を5割も伸ばし、自民党横浜市議の若手のリーダー格になった。

 菅は次第に、国政への進出を考えるようになる。国に財源や権限が握られている中央集権体制に強く疑問を抱いたからだ。

〈記事の全文は下記サイトで購読できます〉

2020年9月4日 掲載

新潮社

4443名無しさん:2020/09/05(土) 12:43:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/24bc2afcf8488e850caca59b53ac9a07918b972d
菅内閣誕生で浮上する「河野・進次郎起用で総選挙」シナリオ
9/2(水) 8:02配信

8月20日、二階幹事長との2時間半にわたった密談を終えた菅官房長官。総理の座への野心が漏れ伝わってくる

7年8ヵ月にわたる長期政権で「黒衣」に徹してきた男が、表舞台に躍り出た。菅義偉官房長官(71)。安倍晋三総理(65)が体調不良を理由に辞任、菅氏が後継の自民党総裁に選出され、総理になる可能性が断然高まってきた。

「菅さんはやる気です。安倍総理が8月17日に慶應大学病院を訪れ、7時間半に及ぶ『治療』を受けた後、8月20日に菅さんは二階(俊博)幹事長(81)と『ザ・キャピトルホテル東急』の日本料理店『水簾(すいれん)』で密談。このとき、総理の健康状態を踏まえて、万が一、安倍総理が退陣した場合のことも話し合ったはずです」(官邸関係者)

安倍総理の健康不安説が浮上した当初から囁かれていたのは、麻生太郎副総理(79)が臨時代理に就き、安倍総理の意中の後継候補である岸田文雄政調会長(63)に禅譲するというシナリオだった。

「しかし、麻生氏は’09年に自民党が悪夢のような大敗をしたときの総理です。議員は選挙の恨みは忘れないもので、自民党内には、『麻生氏が総理で選挙に勝てるのか』と不安視する人が多い。また、岸田氏の世間的な知名度のなさも致命的です。結局、麻生再登板説の期待値は急速にしぼんでいきました」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)

次に浮上したのが、石破茂元幹事長(63)の名前である。

「麻生氏か岸田氏のいずれが総理になるにせよ、面白くないのは二階氏です。麻生氏や岸田氏では選挙を戦えないという声が党内から挙がれば、政権も揺らぐ。それならば比較的人気が高い石破氏を担いだほうが選挙にも有利だし、自身の地位も維持できるので一石二鳥です。

しかし、安倍総理が、石破氏にだけは総理・総裁の座を渡したくないと考えていることもまた事実です」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

◆安倍総理の気力次第

こうした事情を勘案すれば自ずと導き出されるのが、菅総理というわけだ。菅氏は総裁選への出馬を表明。このままいけば圧勝が予想される。

「二階氏と菅氏の密談では、内閣や党三役の人事まで話し合ったはずです。二階幹事長はもちろん続投。イージス・アショア導入撤回で脚光を浴びた河野太郎防衛相を官房長官にサプライズで抜擢。野田聖子元総務相や小渕優子元経産相、稲田朋美元防衛相を女性閣僚として登用し、小泉進次郎環境相を重要閣僚に任命すれば、支持率40%超えは十分に可能です。

その勢いで解散に打って出る。すでに10月13日公示・25日投開票と言われています。立憲民主党と国民民主党が合流すると言っても、まだ選挙区調整もできていませんし、菅総理なら日本維新の会とも蜜月関係です。与党が負けることはありえません」(前出・官邸関係者)

安倍路線をそのまま継承することが予想される「菅内閣」の日が一日一日と近づいている。

『FRIDAY』2020年9月11日号より

FRIDAYデジタル

4444名無しさん:2020/09/05(土) 12:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/b412692f4490f71b09674a74981250262a74843b
47人いる二階派も合流で…「次期総理」は菅義偉に決まる
9/1(火) 6:32配信

「志半ばで、断腸の思いです」
 8月28日。安倍晋三首相(65)は、辞任表明会見でこう述べた。辞任する理由は、2007年と同じく、17歳のころから苦しむ持病の悪化だった。

 本誌の “吐血スクープ” に端を発した第二次「投げ出し」辞任劇と同時に、永田町では「次期宰相」をめぐる政争の狼煙が上がる。だが、すでに勝負の決着はついているようなのだ。その勝者は、菅義偉内閣官房長官(71)ーー。

「コロナ禍が続く以上、政策の継続性を考えると、菅さんしかない。すでに政府の陣頭指揮は、菅さんが完全に担っており、政治的空白を生まないためにも最善手だ」(自民党幹部)

 だが、安倍首相が職務を遂行できなくなった際、“代理” となるのは麻生太郎副総理兼財務相(79)のはずだ。会見直後、英国の高級紙『ガーディアン』が、「次期首相は失言の多い麻生氏」と報じるなど、“麻生再登板” の可能性もあったが、次期総裁選への不出馬を早々と表明した。

 ジャーナリスト・森功氏は、その経緯を次のように明かした。

「持病の潰瘍性大腸炎が悪化したことを知った安倍首相は、このままでは首相の職務を果たせないと考え、総理臨時代理を麻生氏に頼んだのですが、断わられた。そこで安倍首相は、菅氏にまかせようと決断したんです。麻生氏は、これには反対し、『まだ頑張れよ』と励ましたようですが……」

 これまで安倍首相は、岸田文雄政調会長(63)への政権禅譲を狙っているとされてきたが、その目はもう薄い。

「特別定額給付金の支給をめぐって、岸田氏は政調会長として与党の政策をまとめられず、調整能力のなさを完全に露呈した。その点、菅氏は省庁や党・国会との調整に長け、斬新な人材登用策も期待できる。政策の実行力への評価や、新内閣発足後の “ご祝儀相場” で、内閣支持率は50%を超えるのは間違いない。

 最近人気を集めている河野太郎防衛相(57)を、官房長官に抜擢する可能性も囁かれている」(『インサイドライン』編集長の歳川隆雄氏)

 また、根強い支持を集める “ポスト安倍” 候補・石破茂元幹事長(63)も、総裁選出馬への意欲を見せたが……。

「石破さんは周囲に、『今回の勝負の行方はわからない。でも今回は、ただの負け戦にはならない』と話した。安倍総理の後継を決める両院議員総会での勝負は、分が悪いとみている。石破さんは、菅さんの “次” を狙っている」(自民党中堅議員)

 菅氏に近い議員は、この展開に高揚感を隠さない。

「安倍総理の辞任会見直後、『時が来ましたね。頑張ってください!』と、菅さんを支える議員たちでメールを送り、励ましました。菅さんが手を挙げれば、国会議員50人はすぐに集まる。47人もいる二階派も同調する。石破さんに勢いがあろうと、絶対に負けません」

 野心を見せない菅氏が師事したのは、“大乱世の人” と政界で恐れられた、梶山静六元官房長官である。総理総裁になれなかった師に代わり、大乱世を制する宰相が、まもなく誕生する。

(週刊FLASH 2020年9月15日号)

4445名無しさん:2020/09/05(土) 12:47:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/224d15bcf31917ffb01155331552bf1428384424
田崎史郎氏、28日会見の安倍首相の今後を解説…「続投か退陣か五分五分」
8/27(木) 9:07配信

 27日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月〜金曜・前8時)で、安倍晋三首相の健康問題について特集した。

 首相は28日午後に会見するが政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、首相の体調について「新型コロナ対策で相当ストレスがたまり持病(潰瘍性大腸炎)の悪化につながったのでは?」と指摘し今後、考えられる政権のシナリオを「薬の効果を期待しながら続投」「今後の感染症対策を示した上で退陣」「首相臨時代理を示した上で入院」の3パターンを予想した。



 その上で田崎氏は「そのうちほとんど可能性がないとみられているのが、首相臨時代理をおいて入院されるっていうことなんです」と明かした。続けて「先週、安倍総理に対して僕が知るだけでも2人の議員が臨時代理をおいて病院に入られて休まれてはどうですかと進言されているんです。しかしながら総理のご判断としてそういうことはしないというご判断なんです。総理大臣というのは臨時代理をおくような軽い職ではないと。続けるか続けないか2つに1つの判断なんです」とし続投か退陣かは「五分五分」と解説した。

報知新聞社

4446名無しさん:2020/09/05(土) 12:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a92dda1d7c63638f1caba38c773aee5d7e5e52e
有馬晴海氏、安倍首相休養の際の臨時代理第一候補の麻生太郎氏は「俺が代わりにやってもいいよ』という感じです」
8/25(火) 12:51配信

 25日放送のフジテレビ系「バイキング」(月〜金曜・前11時55分)では、安倍晋三首相(65)に2週続けて東京・信濃町の慶応大病院で検査を受けるなどの健康問題が浮上していることを取り上げた。

 政治評論家の有馬晴海氏(62)は、安倍首相が休養した場合の臨時代理就任に麻生太郎副総理(79)が意欲を見せているという説について、「安倍さんが(前回の病気による辞任から)復活して、3年くらい前までは『安倍さんがうまくやっているんだから、俺だってもう1回(首相を)やらせればうまくいくんだよ』みたいなことで、やる気満々だったんですね」と説明。

 「最近は年齢も高くなって、そうでもなかったんですが、今は『早く解散しろ。安倍さんの体調悪ければ、俺が代わりにやってもいいよ』という感じ。選挙になったら、安倍さんは体調面で(全国を)回れないけど、俺は回れるよというのが、一つの根拠に…」と説明していた。

報知新聞社

4447名無しさん:2020/09/05(土) 12:50:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7f09ca58f367572da04b9c759682cab5b182afc
安倍首相退陣よぎる持病説「麻生臨時代理」には慎重
8/24(月) 22:52配信

安倍晋三首相は24日、東京・信濃町の慶応大病院を2週連続で訪れ、治療に当たった。「追加的な検査」と説明したが、詳細な内容を求める質問に応じず、永田町では「健康不安説」が拡大。今後も通院が続くとの見方があり、健康問題の表面化による求心力の低下も避けられない。来月予定される内閣改造や自民党役員人事に踏み切れるかが、今後の焦点だ。この日連続在職日数が2799日と歴代単独1位になったが、歓喜なき節目の日となった。

   ◇   ◇   ◇

健康問題を表に出したくないのが、政治家の常。それだけに、17日に続いて首相が病院を受診したことは異例の行動だった。

首相はこの日、東京・信濃町の慶応大病院に4時間近く滞在。17日は7時間半だった。官邸で取材に「先週の検査の結果を詳しく伺い、追加的な検査を行った」と説明。「体調管理に万全を期して、これからまた仕事を頑張りたい」と執務続行に意欲を示したが、孤独で激務といわれる総理の職を今まで通りに続けられるのか。首相の健康問題は永田町だけでなく、国民の関心事にもなっている。

首相は、検査内容を問う質問に「そうしたことはまたお話をさせていただきたい」とだけ、答えた。記者会見での説明を求める声は多く、首相サイドが近く会見を開く方向で検討に入ったとの情報もある。

政府・与党内では、体調不良の原因は持病の潰瘍性大腸炎の悪化ではないかとの見方が強い。第1次安倍政権退陣の一因になった病気だ。この日、首相は追加的検査を受けたと述べており、今後も通院は一定期間続くとみられる。

一方、過去に首相退陣にも結びついてきた「首相臨時代理」を置くことに、首相は慎重とされる。当面は9月の内閣改造、自民党役員人事を断行できるのかが焦点だ。党総裁の残り任期は約1年で、最後の本格的な人事。一部では党役員で二階俊博幹事長を外し、後継含みで岸田文雄政調会長の起用計画も浮上したが、自民党関係者は「二階氏を代える体力は、もう残っていないだろう」と話す。

昨年、「在庫一掃人事」といわれた内閣改造では大幅交代も予想されたが、「小幅」との見方も。思い通りの人事ができなければ、求心力はさらに低下する。

この日、連続在職日数が2799日の単独1位となり、佐藤栄作元首相超えという大きな節目を迎えた首相だが、歓喜の表情はなかった。「約束した政策を実行するため、全身全霊を傾けてきた」「職に何日間在職したかではなく、何を成し遂げたかが問われる」と、淡々と振り返った。

◆首相臨時代理 内閣法9条に定められ「首相に事故のあるとき、または欠けたときは、あらかじめ指定する国務大臣が臨時に首相の職務を行う」とある。現在の内閣では5人の閣僚が指定されており<1>麻生太郎財務相<2>菅義偉官房長官<3>茂木敏充外相<4>高市早苗総務相<5>河野太郎防衛相の順。もし首相に何かあれば、麻生氏が代理を務める。首相は今年4月の会見で、自らが新型コロナウイルスに感染した際の対応を問われ、仮に意識がなくなった場合には麻生氏が臨時代理になるとの認識を示した。

4448名無しさん:2020/09/05(土) 12:51:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b83cafb042d9202367b73d954fd1bc6499831b0
安倍首相歓喜なき在職1位2799日、求心力低下も
8/25(火) 8:10配信

安倍晋三首相は24日、東京・信濃町の慶応大病院を2週連続で訪れ、治療に当たった。「追加的な検査」と説明したが、詳細な内容を求める質問に応じず、永田町では「健康不安説」が拡大。今後も通院が続くとの見方があり、健康問題の表面化による求心力の低下も避けられない。来月予定される内閣改造や自民党役員人事に踏み切れるかが、今後の焦点だ。この日連続在職日数が2799日と歴代単独1位になったが、歓喜なき節目の日となった。

健康問題を表に出したくないのが、政治家の常。それだけに、17日に続いて首相が病院を受診したことは異例の行動だった。

首相はこの日、東京・信濃町の慶応大病院に4時間近く滞在。17日は7時間半だった。官邸で取材に「先週の検査の結果を詳しく伺い、追加的な検査を行った」と説明。「体調管理に万全を期して、これからまた仕事を頑張りたい」と執務続行に意欲を示したが、孤独で激務といわれる総理の職を今まで通りに続けられるのか。首相の健康問題は永田町だけでなく、国民の関心事にもなっている。

首相は、検査内容を問う質問に「そうしたことはまたお話をさせていただきたい」とだけ、答えた。記者会見での説明を求める声は多く、首相サイドが近く会見を開く方向で検討に入ったとの情報もある。

政府・与党内では、体調不良の原因は持病の潰瘍性大腸炎の悪化ではないかとの見方が強い。第1次安倍政権退陣の一因になった病気だ。この日、首相は追加的検査を受けたと述べており、今後も通院は一定期間続くとみられる。

一方、過去に首相退陣にも結びついてきた「首相臨時代理」を置くことに、首相は慎重とされる。当面は9月の内閣改造、自民党役員人事を断行できるのかが焦点だ。党総裁の残り任期は約1年で、最後の本格的な人事。一部では党役員で二階俊博幹事長を外し、後継含みで岸田文雄政調会長の起用計画も浮上したが、自民党関係者は「二階氏を代える体力は、もう残っていないだろう」と話す。

昨年、「在庫一掃人事」といわれた内閣改造では大幅交代も予想されたが、「小幅」との見方も。思い通りの人事ができなければ、求心力はさらに低下する。

この日、連続在職日数が2799日の単独1位となり、佐藤栄作元首相超えという大きな節目を迎えた首相だが、歓喜の表情はなかった。「約束した政策を実行するため、全身全霊を傾けてきた」「職に何日間在職したかではなく、何を成し遂げたかが問われる」と、淡々と振り返った。

◆首相臨時代理 内閣法9条に定められ「首相に事故のあるとき、または欠けたときは、あらかじめ指定する国務大臣が臨時に首相の職務を行う」とある。現在の内閣では5人の閣僚が指定されており<1>麻生太郎財務相<2>菅義偉官房長官<3>茂木敏充外相<4>高市早苗総務相<5>河野太郎防衛相の順。首相に何かあれば麻生氏が代理を務める。首相は4月、自らが新型コロナウイルスに感染した際の対応を問われ、仮に意識がなくなった場合は麻生氏が臨時代理になるとの認識を示した。

<今後の主な政治日程>

9月 内閣改造、自民党役員人事?

下旬 国連総会一般討論演説。新型コロナウイルス対応で、事前収録したビデオ声明を上映

30日 首相の自民党総裁任期満了まで1年

10月21日 衆院議員任期満了まで1年

10月末以降 臨時国会召集?

11月3日 米大統領選

21年1月 通常国会召集 7月23日 東京五輪開幕

9月30日 首相の自民党総裁任期満了

10月21日 衆院議員任期満了

4449名無しさん:2020/09/05(土) 12:57:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7da55cee38b17e84bde375fcb542329ee3f4e3
安倍「体調不安説」に永田町がざわめき始めた
8/19(水) 5:40配信

 炎暑の中、政界が安倍晋三首相の体調不安説にざわめいている。

 8月上旬に一部メディアが「執務室で吐血」と報じたのをきっかけに、各メディアが安倍首相の挙動の不自然さなどを取り上げ始めた。休暇をとった17日には都内の病院で長時間の日帰り検診を受けたことで、早期退陣説など政界の噂に尾ひれがつく状況となった。

 吐血情報については菅義偉官房長官が「まったく問題ない」と否定し、日帰り検診も、側近らが「体調に万全を期すための検査」と力説した。周辺によると、安倍首相は18日も終日静養し、19日から公務を再開する方針だという。

■広がる「体調不安説」

 8月に入って以来、6日の広島、9日の長崎での記者会見での応答ぶりや15日の終戦記念日での一挙手一投足など、安倍首相が傍目にも精彩を欠いており、体調不安説が広がっていた。

 8月24日には、大叔父の故佐藤栄作元首相の持つ連続在職最長記録を更新(2799日)して「最長首相」の勲章を独占する。9月には党・内閣人事を断行し、態勢立て直しを図るとみられている。

 ただ、第1次政権の2007年9月には、持病の潰瘍性大腸炎の悪化で突然退陣表明した過去もある。当面は安倍首相の体調が政局の焦点となる。

 春からのコロナ感染拡大への対応で、月2回程度の記者会見をこなしてきた安倍首相は、通常国会閉幕直後の6月18日を最後に本格的な記者会見は開いていない。ほぼ毎週開催される衆参両院の閉会中審査にも出席せず、野党などからは「巣ごもり首相」と批判されていた。

 東京ではコロナ第2波ともみえる感染再拡大が始まり、7月中旬以降には全国に拡大した。政府は経済優先を理由に、観光業救済のための「GoToトラベル」の前倒し実施を強行。感染拡大を恐れる自治体などから「なぜ今なのか?」との批判を浴びた。

 このGoTo実施を主導したのは菅官房長官で、安倍首相は官邸でのごく短時間のインタビューで「緊張感をもって事態を注視する」と繰り返すだけだった。その際の生気のない表情やかすれ気味の小さな声に、首相番記者の間でも「体調がおかしいのでは」との声が広がっていた。

 安倍首相は広島と長崎での原爆忌記念式典に出席し、短時間の記者会見には応じた。ただ、わずか数問の質疑応答にも事前に用意された応答メモを棒読みし、逃げるように退出する姿が目立った。

4450名無しさん:2020/09/05(土) 12:58:02
>>4449

■7時間半の検診にいぶかる声

 その後、安倍首相は事実上の夏休み状態を続け、15日の終戦記念日は武道館でのあいさつを終えるとすぐ私邸に戻り、盟友の麻生太郎副総理兼財務相と約1時間、密談した。

 翌16日朝の民放情報番組に出演した安倍首相の盟友・甘利明自民党税調会長は、「ちょっと休んでもらいたい。責任感が強く、自分が休むことは罪だとの意識までもっている」と語った。これを受けて、永田町では「首相が明日入院」との情報が飛びかい、実際に病院を受診したことで体調不安説が現実味を帯びた。

 午前10時半ごろから始まった17日の日帰り検診は、約7時間半もかかった。私邸とかかりつけの慶応義塾大学病院を公用車で往復した安倍首相は、私邸に戻った際、体調を尋ねる記者団に「お疲れさま」とだけ答え、以後来客もなく自宅静養に徹した。

 安倍首相はこれまで、春と秋の同病院での人間ドック受診を恒例としていた。ただ、コロナ禍への対応もあって、今年は通常国会閉幕直前の6月13日に受けたばかり。今回の日帰り検診について、病院側は「6月に時間切れとなった分の追加検査」と説明したが、与党内にも「それにしては時間が長すぎる」(自民若手)といぶかる声が広がった。

 8月に入って、安倍政権を取り巻く政治的環境は一段と悪化している。コロナ第2波とみられる感染再拡大は一向に収まらず、政府が狙うGoToトラベルを軸とする経済対策も空回り気味だ。こうしたコロナ対応の迷走で、内閣支持率も危険水域スレスレの状況が続いている。

 17日に発表された2020年4〜6月期のGDP速報値は戦後最悪の下落となり、株価も下落した。これにより、政権の命綱とされてきたアベノミクスによる経済的成果も吹き飛び、「コロナが収束しなければ、安倍首相の任期内の経済回復は絶望的」(有力エコノミスト)との悲観論も広がる。

■首相の体調は「最高機密」

 安倍首相の求心力を高めてきた首脳外交も、8月末と見込まれていたG7首脳会議が、議長役のアメリカ・トランプ大統領の判断で11月に延期され、国際舞台での活躍の場も当分見込めない。意欲を示してきたロシアとの北方領土交渉や北朝鮮の拉致問題解決も、進展の糸口さえつかめていない。安倍首相の体調不安説は、そうした八方ふさがりの政権運営も絡んで、政界に波紋を広げた。

 第2次安倍政権発足から7年8カ月が経過した。毎年8月15日の終戦記念日の前後に1週間以上の休暇をとり、山梨県の別荘に滞在して親しい政治家や財界人らと趣味のゴルフに興じて英気を養う一方、地元・山口にお国入りをして、父・晋太郎元外相の墓参りや地元後援会関係者と交流するのが恒例だった。それだけに、安倍首相にとって「今年は、第2次政権発足以来、最悪の夏」(周辺)ともみえる。

4451名無しさん:2020/09/05(土) 12:58:25
>>4450

 安倍首相は第1次政権時代の2007年8月に、参院選での自民惨敗による心労などから持病の潰瘍性大腸炎が悪化。お盆明けの外遊後に体調不良を隠して8月末に党・内閣人事を断行したものの、9月10日に召集した臨時国会での代表質問直前の同12日昼に突如退陣表明した。それだけに、安倍首相が今回、都内の病院で日帰り検診を受けたことも含めて、政界で「13年前の悪夢再び」との声が相次ぐ。

 戦後の政治史を振り返っても、時の首相の体調悪化が政局混迷につながった例は少なくない。衆院解散による選挙戦の最中に死亡した故大平正芳元首相や、突然の病魔による入院で退陣を余儀なくされ、そのまま死去した故小渕恵三元首相のケースは、現職議員も鮮明に記憶しているはずだ。

 ただ、いずれもトップリーダーの体調は「最高機密」として秘匿され、そのことが虚実取り混ぜた揣摩臆測(しまおくそく)につながり、混乱を拡大させる原因ともなった。今回の安倍首相の体調不安説は「必要以上に騒ぎすぎ」(細田派幹部)との見方も多い。19日以降、安倍首相が元気に公務に勤しめば、「体調不安説はパッと消える」(首相周辺)との声も出る。

 安倍首相は12日に甘利氏、15日に麻生氏と2人だけで密談している。安倍政権を支える実力者の中でも、麻生、甘利両氏は「首相がもっとも頼りにする盟友」(側近)だ。このため、政界では「首相が麻生、甘利両氏と秋の党内閣人事や衆院解散を含めた政局運営について、突っ込んだ意見を交換したはず」(自民長老)との見方が広がる。

 その麻生氏は、17日に記者団から安倍首相の体調不安説を問われると、147日もの連続執務に絡めて「普通なら体調がおかしくなる」と指摘し、15日の会談で体調管理のため休むことを勧めたと明らかにした。

■麻生「首相臨時代理」説も

 ただ、政界では「安倍・麻生会談では、万一の場合は麻生氏が首相臨時代理となることを確認した」「いざとなれば、早期解散で勝負をかけることで一致した」などの怪情報も飛びかう。安倍首相自身も2019年、「私に何かあれば、麻生さんが臨時代理になる」と周辺に語ったことがある。

4452名無しさん:2020/09/05(土) 12:58:46
>>4451

 お盆明け以降の政治日程をみても、内政、外交両分野での重要行事は見当たらず、安倍首相はコロナ対応や経済対策に専念したまま、9月の党・内閣人事に臨むことになる。

 G7サミット先送りにより、人事を断行するタイミングの選択肢が増えた。8月末に訪米すれば、人事断行は帰国後2週間が経過する9月中旬以降とみられていたが、現状では9月上旬の人事も可能となった。

 第1次政権末期の党・内閣人事では、政権維持のために党内実力者を取り込み、挙党一致態勢を敷いたが、持病の悪化で退陣を余儀なくされた。今回も野党が要求する秋の臨時国会召集をにらみ、「挙党一致内閣をつくるのが政権維持の常道」(自民長老)との声は多い。

 しかし、焦点となる幹事長人事では、今や党の最高実力者ともみえる二階俊博幹事長が続投に執念を見せており、安倍首相が模索してきた岸田文雄政調会長の起用は困難視されている。結局、「麻生、二階、菅3氏は留・再任させざるをえず、コロナ対応の継続性を含め、政権浮揚にもつながらない小幅人事を余儀なくされる」(閣僚経験者)可能性が大きい。

 安倍首相の持病の潰瘍性大腸炎は「過度のストレスが発症のきっかけになる」(医療専門家)ことが知られている。このため、19日に無事公務復帰となっても、「コロナ対応や人事工作は、持病悪化と背中合わせ」(自民幹部)となる。首相サイドの楽観論とは裏腹に、体調不安説による政界のざわめきは当分収まりそうもない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4453名無しさん:2020/09/05(土) 12:59:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/80cbcd514aa4bd0ed0881c2a390ea1ffcb8dec4f
安倍体調不安で「二階と菅」の不気味な急接近
8/26(水) 5:21配信

 体調不安説が広がり、安倍晋三首相の求心力が急速に弱まる中、二階俊博自民党幹事長と菅義偉官房長官の急接近が永田町の注目を集めている。

 自民党総裁である安倍首相に代わり、二階氏が自民党の最高実力者となる一方、内閣では菅氏が指揮官となりつつある。両氏が連携を密にすることで、政界では「政権は今や、二階・菅の『2頭立て態勢』になった」(自民長老)との見方も広がる。

■再度の検査で乱れ飛ぶ憶測

 安倍首相はお盆明けの8月17日に、かかりつけの慶応大病院で7時間半もの検査に臨んだ。1週間後の24日にも4時間近い追加検査を受けたことで、政界では「近日中に退陣表明」「臨時代理に任せて入院」などの憶測が乱れ飛んだ。

 24日の追加検査後、首相官邸に入る際に安倍首相は「今日は先週の検査の結果を詳しくうかがい、追加的な検査を行った。体調管理に万全を期して、これからまた仕事に頑張りたい」と淡々とした表情で語った。 

 その一方で、同日に首相としての連続在職記録を更新したことについては「7年8カ月、国民にお約束したことをいかに実行するか、日々全身全霊で取り組んできた。その積み重ねで現在がある」と笑みを浮かべながらはっきりとした声で語った。

 安倍首相はその後、コロナ対策の会議などをこなし、午後7時前には帰宅した。周辺によると、月内にも本格的な首相記者会見を開き、コロナ対策と自らの健康状態について説明する方向だ。

 これを受けて、政界が騒然となった安倍首相の「病気による早期退陣」説は、いったんは沈静化の方向となっている。ただ、25日に予定された自民党役員会は中止され、在職記録更新に伴い二階氏が企画していた27日の「お祝いの会」も見送りとなった。安倍首相の体調悪化に対する政府与党内の懸念はなお拭いきれない。

 こうした安倍首相の体調不安説に伴い、「党と内閣の事実上の主役」(自民幹部)となったのが二階氏と菅氏だ。両氏の動きに、政界だけでなく国民の注目も集まりつつある。

 菅氏は「首相はこれまで通り執務を続けている」と繰り返し、二階氏も「首相を全力で支えるのが自分の務め」と語るが、その表情には近い将来の「ポスト安倍」候補を差配しようとの気概もにじむ。

 二階氏が幹事長に就任したのは2016年夏。それ以来、第2次安倍政権は麻生太郎副総理兼財務相と二階、菅両氏が「政権の3本柱」として安倍1強を支えてきた。ただ、3氏の首相との距離は三者三様で、相互に牽制し合いながら、それぞれの立場で内閣や党を動かしてきたのが実態だ。

4454名無しさん:2020/09/05(土) 12:59:45
>>4453

■二階・菅氏は親密ぶりをアピール

 首相経験者でもある麻生氏は、安倍首相の長年の盟友で後見人を自任している。「首相の精神安定剤」として独自に振る舞い、危機管理や人事を担う菅氏と重要な局面での意見対立も目立ってきた。

 一方、自民党ナンバー2として党運営を委ねられた二階氏は、「百戦錬磨の寝業師」(自民幹部)として党内ににらみを利かせ、安倍首相も「最も政治的技術を持った人」と評価してきた。ただ、野党の保守系議員の取り込みなど「政界駆け込み寺」と揶揄される二階派の露骨な拡大戦略で、麻生氏や岸田文雄政調会長ら他派閥の領袖とのあつれきも生じている。

 これまで「つかず離れずの関係」(自民幹部)を続けてきた二階、菅両氏だが、2019年9月の党・内閣人事で安倍首相が岸田氏の幹事長起用を模索した際に、菅氏が二階氏続投で安倍首相を説き伏せた辺りから、連携が深まったとされる。安倍政権がコロナ対応で迷走した通常国会の閉幕前後から、政局の節目ごとに会談し、親密ぶりをアピールしてきた。

 安倍首相の体調不安説に政界が騒然となっていた20日夜も、両氏は国会近くの日本料理店で会食した。両氏の会談は3カ月連続で、約2時間半にわたった密談の内容も「政局の分析と対応が中心」(二階氏周辺)だったとされる。

 与党内では「首相の体調不安も踏まえ、党・内閣人事の行方や衆院解散の可否、さらにはポスト安倍候補の品定めなどで、本音を語り合った」(閣僚経験者)との憶測も広がる。

 政権危機もささやかれる中で会談を重ねる二階、菅両氏は、「菅さんは立派な指導者でポスト安倍の有力候補」(二階氏)、「二階さんが党をしっかり主導してくれている」(菅氏)などと互いに熱いエールを送り合う。ただ、そのこと自体が「ポスト安倍をにらんだ両氏の権力拡大戦略」(自民幹部)と受け取る向きもある。

 二階氏は81歳、菅氏は71歳。10歳の年齢差はあるが、政治家としての共通点は多い。両氏とも国会議員秘書を長く勤めて政治家修行をし、二階氏は和歌山県議、菅氏は横浜市議を経て中央政界入りしたいわゆる「叩き上げ」だ。

 両氏とも観光業界との関わりが深く、コロナ感染第2波の最中の7月下旬に、各界から噴き出す反対論を押し切って菅氏が「GoToトラベル」の前倒し実施に踏み切ったのも、二階氏の後押しがあったからだとみられている。

4455名無しさん:2020/09/05(土) 13:00:05
>>4454

■たたき上げvs世襲エリート

 地方政治を経験した両氏は、中央政界入り後も地方振興に力を入れ、二階氏の発案で9月に発足する地方創生関連の議員連盟では、菅氏が呼びかけ人に名を連ねている。両氏はまさに「土の匂いのする政治家」(古賀誠元幹事長)の代表格でもある。

 これに対し、安倍首相と内閣の大黒柱の麻生氏は、どちらも祖父が首相という名門出身で、代表的な世襲政治家だ。若手時代に「都会育ちのお坊ちゃん」(自民幹部)と揶揄されてきた点も共通しており、「苦労人」の二階、菅両氏の対極に位置する。このため、政界では「安倍、麻生両氏は籠に乗る人で、二階、菅両氏は籠を担ぐ人」と色分けされてきた。

 ただ、ポスト安倍政局では菅氏が有力候補と目されるなど、状況は変わりつつある。政界では安倍、麻生、二階、菅の4氏が「それぞれキングメーカーを狙っている」(自民長老)と見る向きもある。

 二階氏と菅氏の接近は、安倍首相と麻生氏による後継選びに対抗する動きともみられている。このため、自民党内では「すでに『安倍・麻生対二階・菅』の権力闘争が始まっている」(幹部)との見方も出ている。

 安倍首相の体調次第ではあるが、当面は9月中に予定されている党・内閣人事が政局の焦点となる。これまでは安倍首相が後継者と期待する岸田文雄政調会長の幹事長就任など、現体制を一新する可能性も取り沙汰されてきたが、安倍首相の健康不安により「人事自体が先送りされるか、やっても小幅にとどまる」との見方も浮上している。9月に入っても現状が続けば、安倍首相が人事の主導権を握るのは困難と見る向きが多いからだ。

 「二階外し」を伴う岸田幹事長説についても、「岸田氏を評価していない二階、菅両氏が抵抗すれば無理」(自民幹部)との見方が支配的だ。このため、安倍首相が退陣表明せずに体調不良を押して人事を強行しても、二階・菅連合に主導権を奪われる可能性があり、「そのこと自体が安倍首相の求心力をさらに低下させて、結果的に早期退陣につながる」(自民長老)との声が広がっている。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4456名無しさん:2020/09/05(土) 13:40:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeab6424cf1dafbae41c223646cd19eb0d6959cd
まさに情報戦…相反する「安倍首相重篤説」と「健康不安解消説」を徹底考察
8/22(土) 7:01配信

慶応大学病院「日帰り検査入院」を巡り

 安倍晋三首相の「健康不安」説に関する核心情報はない。8月17日の慶応大学病院「日帰り検査入院」を巡り揣摩臆測が乱れ飛び、いわば「情報戦」の様相を呈しているからだ。諸説ある中で、相反する「安倍首相重篤説」と「健康不安解消説」を紹介する――。

 「重篤説」:
(1)7時間半に及んだ「6月13日に受診した人間ドックの追加検査」(官邸サイドの説明)は、実は画像診断、内視鏡・超音波検査を含む「生体検査」であり、安倍氏の病状は深刻である、
(2)8月10日に7カ月ぶりに東京・港区のホテル内のジムに行ったのは、持病の潰瘍性大腸炎の薬「アサコール」の薬効がなく、同ジム内で即効治療を受けた、
(3)病院に帯同したのは首相最側近の今井尚哉首相補佐官・政務秘書官であり、異例の事である、
(4)終戦の日である8月15日の全国戦没者追悼式後に恒例の河口湖での夏季休暇を取り止め、東京・富ヶ谷の自宅で盟友の麻生太郎副総理・財務相と差しで会い、厳しい病状を伝え後を託した――。

 「不安解消説」:
(1)2000年4月2日未明に脳梗塞で倒れた小渕恵三首相が緊急搬送されたのは順天堂大学附属病院裏口であったが、安倍氏は隠すことなく慶応大学病院正面玄関から入った、
(2)主要省庁から出向する事務秘書官が首相に同行することは情報保秘の観点からあり得ず、今井補佐官が同道したのは当然である、
(3)6月中旬まで土、日曜日を含め147日間連続して官邸に出勤した上に、趣味であるゴルフと知人や秘書官家族とのバーベキューなどの機会もなくストレスが高じていたが、日帰り検診後に自宅に戻った際の表情は温和であり、足取りも軽かった、
(4)同日夜に安倍氏と電話で話した下村博文自民党選対委員長に対し開口一番「選挙(情勢)はどうなっている?」と聞いたという――。

 いずれにしても、現時点でハッキリ言えることは、安倍首相が連日の新型コロナウイルス対策の激務によって体調を崩し、さらにストレスが高じているのは事実である。常用薬その他の影響もあって時には躁鬱の症状が出るのも否めない。

4457名無しさん:2020/09/05(土) 13:41:25
>>4456

「健康不安」説はどのような影響を与えるのか
 それでも公正に言えば、筆者がこの数日間に面談した複数の各省幹部(そのうちの1人は検査入院した当日だった! )は異口同音に「我々のブリーフに対する総理の質問は的確であり、気力も充実しているように見受けられた」と語っている。もちろん、緊急の検査入院の第1報に接して「大変驚いています。現下の状況からも総理の一日も早い回復を祈っています。国益に関わることですから」と付言した。

 では、安倍首相の「健康不安」説は今後の「酷暑の政局」にどのような影響を与えるのか。永田町では様々な「首相退陣シナリオ」が流布されている。これまでに得た情報を総合すると、安倍氏が自民党総裁任期の来年9月30日まで続投することはまず考えられない。焦点はすでに退任の時期と後継総裁(首相)に絞られている。

 先ずは退任のタイミングである。最速は、8月24日に首相の連続在職日数が2798日となり、大叔父の佐藤栄作元首相を抜いて史上最長となることから、月末にも緊急記者会見を開いて健康問題を理由に退任表明するという見立てである。可能性はゼロではないが、早くても9月上旬ではないか。

今後の政局を占う上で最も重要なポイント

 このシナリオに従えば、安倍首相退任と同時に、閣内後継第1位の麻生太郎副総理・財務相が首相臨時代理に指名され、その後、日を置かずして自民党衆参院議員総会を開催し、新総裁に同氏が選出されるというのである。もちろん、石破茂元幹事長も手を挙げるが、党内主流派の支持を得た麻生氏が圧勝する。

 他方、公務復帰した安倍氏はコロナ対策に全力投球で臨む中で9月下旬に予定通り内閣改造・党役員人事を断行する。そのサプライズ人事は、二階俊博幹事長を衆院議長、菅義偉官房長官を幹事長、岸田文雄政調会長を財務相、甘利明税調会長を政調会長、そして麻生副総理・無任所相という“荒業”となる。そして安倍首相による衆院解散・総選挙を11月中に断行するというシナリオもあるのだ。その場合、来年夏後に本格的な総裁選を実施し、後継総裁を選出する。

 今後の政局を占う上で最も重要なポイントは、安倍氏が石破氏だけは後継者に絶対したくないとの強い思いを持っていることである。その思いは、麻生、菅両氏も共有している。党内には菅氏後継説も根強いものがあるが、早期の安倍氏退陣であれば、麻生氏が後継最有力である。自民党は今、酷暑に晒されているのだ。

歳川 隆雄(ジャーナリスト)

4458名無しさん:2020/09/05(土) 13:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b284995e9f941f7c243349b94c117cc189d61f94
菅氏「派閥に相談して決意したのではない」 TV番組で
9/5(土) 12:19配信

 自民党総裁選に立候補する菅義偉官房長官は5日午前、読売テレビの番組に出演し、消費減税について「社会保障の貴重な財源であり、継続性を考えたら私はいまのままでと思っている」と述べ、否定的な考えを示した。

 新型コロナウイルスをめぐる経済対策として消費税率の引き下げを求める声があると聞かれ、答えた。新型コロナの経済対策として、「いま大事なのは給付。給付、融資を中心に行って、雇用をしっかり守って、企業が継続することができる環境をつくっていく」と訴えた。

 立候補を決めた経緯については、「私が派閥に相談して決意したのではない。私自身が熟慮して、やらなきゃダメだと決心した」と語った。主要派閥の支持により優位に立つ菅氏には「派閥政治」との批判も出始めており、発言には、無派閥候補の立場を強調する狙いがあるようだ。

朝日新聞社

4459名無しさん:2020/09/05(土) 13:43:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb7b63555df7f5216e80130ca8a25403a1c5c318
麻生氏 首相臨時代理なら残り任期1年総理を務める野望も
8/24(月) 16:05配信

 安倍晋三首相(65)は8月17日に慶応病院で検診を受け、当日のうちに退院した。首相の体調悪化説に火をつけたのは8月4日発売の写真週刊誌『FLASH』の“吐血”報道だった。7月6日の首相動静に5時間の空白があり、永田町ではこの間に吐血したのではないかという情報がめぐっているという内容だ。

 いまや自民党内は安倍の体調急変は間違いなさそうだと受け止め、「秋退陣」をにらんで動き出した。

 安倍首相は慶応病院に向かう2日前の8月15日、全国戦没者追悼式に出席した後、東京・渋谷区富ヶ谷の私邸に“盟友”の麻生太郎・副総理を招いて1時間ほど会談した。

「総理は自分に万が一のときを考えて、麻生さんに後を託した」

 自民党ではそんな見方がまことしやかに伝わっている。

 2007年8月の安倍退陣劇(第一次安倍政権)の際にも似た状況があった。インドネシアなどアジア3か国歴訪後に安倍首相の持病の潰瘍性大腸炎が悪化したのだ。あのとき、安倍首相は退陣表明の2日前、当時幹事長だった麻生氏だけに辞任するつもりであることをひそかに伝えた。

 事前に情報を得た麻生派では、「次は麻生さんだ」とフライングで総裁選準備を進めた。そのことは麻生氏自身が記者団に「2日前から聞いていた」と漏らしたことで発覚して党内から批判をあびた。

 現在、麻生氏は閣内での首相臨時代理の序列第1位であり、安倍首相に不測の事態が起きた場合、間違いなく総理の執務を代行することになっている。

 そのため政府は4月から首相と副総理が同時に感染して政府機能が麻痺することを避けるため、麻生氏をコロナ対策本部の会議など重要な会議には出席させずに“温存”するフォーメーションをとってきた。

 安倍首相が入院すれば、いわば“麻生臨時政権”になるのだ。国民にとってこれ以上の悲劇はないだろう。コロナ禍で麻生氏が政府のトップに立てばどんな政治になるか、これまでの言動をみると容易に想像できる。

 まず、生活支援は見込めない。財務相を兼ねる麻生氏はコロナ対策の国民一律10万円の現金給付について、「リーマンショックの時の定額給付金は効果がなかった」「一律支給でやった場合、貯金に回らない保証はあるのか」と反対していた。

 給付決定後も、「手を挙げていただいた方に給付する」と口走り、できるだけ給付を減らすために記入間違いが起きやすい申請方式をとった。 “下々”の生活苦はわからないのだ。

 感染対策も期待できない。第1波の感染者数が減少した6月、麻生氏は日本の死亡率が低いことを「(欧米諸国と)民度のレベルが違う」と誇った。裏を返すと“民度が高ければたいしたことない”と言っているようなもので、この人の発想は「コロナはたいしたことない」と対応が遅れた米国のトランプ大統領やブラジルのボルソナロ大統領とさして違わない。

 その程度の認識の“臨時総理”が指揮を執って第2波の感染拡大を食い止めることができるとは思えない。極めつきは、安倍首相の体調をめぐって記者団に言い放ったこの言葉だろう。

4460名無しさん:2020/09/05(土) 13:44:05
>>4459

「あなたも147日間休まず働いてみたことありますか? ないだろうね。140日働いたこともない人が、働いた人のこと言ったってわかんないわけですよ」

 体調不良で日帰り検査した安倍首相をかばったつもりかもしれないが、国民の命を預かる総理大臣にはまず自らの体調を維持する責任があり、不休で働くことは、誉められることでも自慢できることでもない。

 総理経験者にもかかわらず、「総理だからこそ休まなければならない」という基本がわからない人物にとうてい政権は任せられない。ところが、である。麻生氏の野心は「首相臨時代理」にとどまらないらしい。政治評論家の有馬晴海氏が語る。

「麻生副総理が首相臨時代理として総理執務を代行しても、安倍首相が退陣となれば、自民党ルールでは総裁選を実施し、後任の総理・総裁を決めることになる。首相臨時代理の役割はそこまでで終わる。しかし、麻生さんは、首相臨時代理になった後、そのまま安倍さんから政権禅譲を受けて残り任期の1年、自ら総理を務めるつもりでしょう」

 麻生側近議員も、「麻生さんの悲願は1日でもいいから総理に再登板し、前回の総理時代に自民党が選挙に大敗して政権を失った汚名を返上することです」と見ている。

 この9月に80歳の誕生日を迎える麻生氏にとっては、安倍首相からの政権禅譲が再登板の「最後のチャンス」に見えているのかもしれないが、首相臨時代理どころか、これから1年間の麻生再登板など国民にはたまったものではない。

※週刊ポスト2020年9月4日号

4461名無しさん:2020/09/05(土) 13:48:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/12306dc23db8ceb0ec7789ab1c28bcf9b14cfa8c
「岸田文雄」「石破茂」、進むも退くも地獄で選んだ自民党総裁選2位争い
9/5(土) 5:58配信

たとえ2位でも獲得票数次第で岸田派はボス交代も

 リアル「半沢直樹」を見ているという評もあった。日本で、最も残酷な人事が展開されるのが永田町だということはよく知られているわけだが、それにしても……。やる前から結果が明らかな勝負に出て討ち死にした後でも、その存在をアピールできるのだろうか。今回の自民党総裁選で最注目は岸田VS石破、どちらが2位になるかだ。

 ***

「“平時の岸田、今は有事だから”とオブラートに包んで言われていますけれど、首相に平時も有事もない。いつ地震があるかロケットが飛んでくるか、国際紛争に邦人が巻き込まれるかわからないのだから、常在戦場なんですよ」

 と、自民党の閣僚経験者。

「コロナ対策が喫緊の課題でそれは『平時の岸田』には適当ではないという話ですが、要するに岸田さんは失格だということを遠回しに言っているだけです」

「安倍さん(晋三首相)は人を育てなかったとよく言われますけれど、リーダーは自分に何かあった時に誰が後を襲えるかということは常に考えている。安倍さんにとって岸田さんは意中の人だったことは間違いない」

「二階さん(俊博)の抵抗で幹事長にはなれなかったけど、政調会長としてアピールの機会は幾らでもあった。でも、話をしても全くつまらない。だからメディアも取り上げたがらない」

「決断力もない。自民党が下野していた時に国対委員長をやっていたんだけど、その際も幹事長だった石原伸晃にいつもお伺いを立てていたね。今回の総裁選出馬が初めての決断じゃないの?」

負けるのはわかっているけど消化試合ではないという厳しい現実

「安倍さんの考え方はシンプル。自分とたもとを分かった石破さんには絶対に政権を渡したくない。仮に彼が勝つような状況になるなら、誰かに譲るのではなく自分が4選出馬する腹づもりだった」

「でも、それが叶わないほど身体のダメージが大きいとなって、じゃあ誰なら勝てるのかと言うと、それはもう菅さんしかいなかったということです」

「結局、菅さん(義偉官房長官)もやりたくて出たと言うよりはむしろ、他に誰もいないという状況の中で、“自分がやるしかない”と政治家として決断したということでしょう」

 菅氏の決断の前から、自民党内では「菅支持」に雪崩を打っていた。それを茫然と見つめるほかなかった岸田、石破の両氏がそれでも出馬したのは、

「出るのも地獄だけど出ないのも地獄で、出馬しない時点で政治生命が終わってしまうのなら出たほうがいいだろうというギリギリの決断。とはいえ消化試合かと言うとそうではなく、来秋予定の正式な総裁選出馬に向け、切符を得るために今回の出馬は必要な通過儀礼だった」

 と、永田町関係者。

 今回の総裁選は国会議員票394、都道府県票141の合計の過半数を争う。ほとんどの派閥が菅氏を支持しているから、岸田、石破の両氏にとって確実なのは自派閥の陣営しかない。

 岸田派が47、石破派が19。

4462名無しさん:2020/09/05(土) 13:48:43
>>4461

岸田さんは選挙の顔たり得ないから

 一方で、各種世論調査はこれまで全て石破氏がトップだった。出馬3人を対象とした直近の朝日新聞の調査では、菅38%:石破25%:岸田5%。都道府県票は地方での人気を反映するとされており、

「これまでの調査とか今回の朝日の数字を見ると、石破さんは岸田さんを超える可能性はある。で、結構差が開いてしまえば岸田さんは派閥のボスとしての求心力はほぼなくなって遠心力だけになる」

 少し前までは次期総理総裁に最も近いと言われていたのに、派閥領袖の座さえ失いかねないというわけだ。

 別の関係者に聞くと、

「石破さんの都道府県票獲得予想は出来過ぎな感じもするけど、不可能ではない。岸田さんは選挙の顔たり得ないから菅さんになったという報道が出ている中で、そんな人に入れようと思う人はいますか? 岸田さんにとっては悲劇でしかないけれど」

 岸田派には、ナンバー2の林芳正元文科相、根本匠元復興相、小野寺五典元防衛相らが、ポスト岸田に意欲を燃やしている。

「岸田さんは立候補表明の際に、“私の全てをかけて取り組む”と言いましたね。つまり、結果=私の全てになってしまうわけで、自ら総裁選挙後の生きる道を塞いでしまった感じすらあります」

 どこか投げやりに映る印象。それは例えば、総裁選の政策コピーにも現れている。

「『分断から協調』って安倍さんへの当て付けでしかないですよね。ゴニョゴニョと岸田さんは訴えていましたけれど、安倍さんには最後の最後で裏切られた、悔しいと思っているんじゃないでしょうか」

週刊新潮WEB取材班

2020年9月5日 掲載

新潮社

4463名無しさん:2020/09/05(土) 13:54:12
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/74269
菅官房長官の逆襲、「陰の総理」がいよいよ「ポスト安倍」へ動き始めた…!
霞が関では「菅首相」待望論も広がる
伊藤 智永

「ポスト安倍」、陰の本命
やっぱり出てきたか??。迷走するコロナ対策で「巣ごもり」を決め込む安倍晋三首相に代わり、菅義偉官房長官が政府の陣頭指揮を執り始めた。

菅氏はやると決めたらやる。「Go To トラベル」(以下、GoToキャンペーン)で東京発着の旅行を対象外にしたのも、感染拡大で弱気になった政府が混乱したと見るのは見当違いである。混乱は承知で、いびつな例外を作ってでも、断固キャンペーン実施に踏み切った強気にこそ注目すべきだ。

結果的に「感染爆発が起きない限り経済を動かす」という政府方針は不退転であると印象づけた。これが菅流だ。菅氏は「陰の総理」と言われてきたが、コロナ危機の展開次第で事実上の「菅政権」がどんどん前面へ出てくるだろう。それだけではない。「ポスト安倍・陰の本命」へ菅氏がずずんとせり上がってきた。

「東京で感染者が増えて、また緊急事態宣言出すんですかと聞かれるんですけど、政府としては社会経済活動を進めていく方針に変わりありません。この問題は圧倒的に東京問題と言っても過言ではない」

7月11日、北海道千歳市での菅氏の発言には力がこもっていた。

北海道行きは、菅氏肝いりの国立アイヌ民族博物館「ウポポイ」(白老町)の一般公開を控えた視察である。その帰路、わざわざ元公明党衆院議員が集めた若手経営者20人余りのために、わずか20分ほど講演した。東京では刺激が強すぎる言葉の矢を、地方から東京に向かって発信するのは、老練な保守政治家が狼煙を上げる時の常とう手段である。講演は「これからは私が仕切る」という菅氏の明白な「奪権」宣言に他ならない。

4464名無しさん:2020/09/05(土) 13:54:56
>>4463

責任を負えないので決して認めないが、政府は「全国一斉休校」と「全国一斉緊急事態宣言」は下策だったと後悔している。感染拡大におびえる世論の大勢が皮肉にも「やって良かった」と支持しているので、失敗だったとは言いにくい事情もある。

とはいえ、一方で世論は、政府の対策全体は評価していない。経済失速への不満と不安の方が、感染への心配より大きいからだ。世論はしばしばこのように矛盾した意思を示すが、為政者はその奥の本音を見切れば、時に世論の反対を押し切ってでも政策を実行していくものだ。菅氏はまさしく経済重視のコロナ対策へかじを切るリーダーになろうとしている。

「GoToキャンペーン」決行、休業補償のための新型コロナウイルス特別措置法改正方針、「夜の街」対策で風俗営業法に基づく警察の積極的な立ち入り調査……。菅氏が北海道行きの後、矢継ぎ早に打ち上げたコロナ対策は、「実利主義」「攻めの対策」「実行力」をアピールしている。安倍首相が逃げる国会対応も受けて立つ構えだ。

官邸権力の二重構造
7年7カ月続いた今の安倍内閣は、「一強政権」「官邸主導」と言われるが、官邸権力の内実は二重構造になっている。一つは首相の最側近、今井尚哉首相秘書官兼首相補佐官が君臨する「官邸官僚」系。表に見えやすい派手な「官邸主導」政治の大半は彼らが担当している。

彼らが腐心するのはただ一つ、「安倍首相の見せ方」である。演説や国会答弁、記者会見、視察などのイメージ戦略、メディア対策、森友・加計・桜を見る会問題などのスキャンダル処理……。いわば「官邸政治の電通」みたいなものか。

厄介なのは、彼らが単なる「官僚の広告屋」では収まらないことだ。「首相の見せ方」とは、「官邸主導の演出」に他ならない。手出しする範囲はどんどん広がる。最初は、政権のキャッチフレーズや看板政策のメニュー作りだった。

4465名無しさん:2020/09/05(土) 13:55:33
>>4464

今井氏の代表作は「三本の矢」(アベノミクス、デフレ脱却、経済好循環、地方創生)。政策作りの手足は、もっぱら今井氏の出身官庁である経済産業省だったが、2014年からは経産官僚の後輩、新原浩朗氏にとりまとめを任せてきた。「新三本の矢」(一億総活躍、輝く女性、子育て支援、待機児童・介護離職ゼロ)「働き方改革」「人づくり革命」「人生100年時代」(全世代型社会保障改革)……。

次第に各省庁は「今井機関」と化した経産省の「下請け官庁」になる。反発が溜まり、「面従腹背」が広がる。経産官僚には他省庁がどれも「頭が悪く仕事が出来ない」と映る。そこへ電通に代表される「現代の政商」が「お困りですか。お役に立ちますよ」と揉み手・愛想笑いで取り入る。

経産省総合庁舎
政策の企画・立案は「頭のいい」経産官僚が作る。現場の実施部門は、役所より民間の方が使える。それをITビジネス用語を転用してもっともらしく「ソリューション」(問題解決)と呼んできた。新原氏はさしずめ「ソリューション官僚」の親玉である。

コロナ対策の第一幕も「今井機関」が主導した。彼らにとってコロナ問題とは、何より「首相リーダーシップの演出」問題である。だから、アベノマスク、首相が優雅に「家に居よう」と呼びかけるSNS動画配信で無用の失敗を重ね、中小企業向け持続化給付金や「GoToキャンペーン」の迷走を招いた。

最大の失敗が、感染症専門家の助言もなく、菅官房長官・萩生田光一文部科学相・加藤勝信厚生労働相が全員反対したのに、若い北海道知事がコロナ対策で目立っていたのに焦って、今井氏が「全国一斉休校」を首相に進言し、何の準備もなく踏み切った愚策である。危機の宣伝効果は絶大だったが、保護者たちは振り回され、社会的副作用が大きすぎた。一連の失敗で「今井機関」は権威も発言力も失う。「今井機関」はコロナに弱かった。

4466名無しさん:2020/09/05(土) 13:56:33
>>4465

「菅政権」の復活
代わって登場したのが、「官邸主導・二重構造」のもう一つの系統として長期政権を実務的に切り盛りしてきた「内閣官房」系である。菅氏をトップに、腹心の杉田和博官房副長官(内閣人事局長)が事務局長として、強大な幹部官僚の人事権を使って霞ケ関全体ににらみを利かせてきた。

政策調整の司令塔は財務省出身の官房副長官補。「今井機関」の派手な「演出」政策も手伝うが、それ以外の地道な政策全般の「球拾い」に徹してきた。二重構造が破綻せず共存してきたのは、「菅機関」が、安倍首相の個人的寵愛を集める「今井機関」の顔を立て、決して領域を侵さないように気配りしてきたからだ。

政府高官たちは異口同音に「官邸主導」の異様な内情を証言する。安倍首相の元へ政策の報告・相談に出向くと、首相の代理人然として今井氏が1人でしゃべりまくる。菅氏は同席していても、決して今井氏に抗弁しない。安倍首相は聞き置くだけで何も言わない。今井氏が「陰の総理」と陰口を叩かれてきたゆえんだ。菅氏は政府高官たちに「総理には俺から言っておくから」と慰める。

その気で仕事を進めていると、「なに勝手なことしてるんだ」と今井氏が怒鳴り込んでくることがしょっちゅうある。こんな有り様だから、霞ケ関の大勢はどうしても「菅・杉田ライン」にすがらざるを得ない。人事権も握られているからなおさらそうなる。この政権には「陰の総理」が二人もいる。今井氏が「大言壮語する陰の総理」なら、菅氏は「寡黙に裏技を駆使する陰の総理」と表現したらいいか。

アベノマスクは菅氏の息がかかった日本郵政を通じて全戸配布を急いだ。立ち往生した「GoToキャンペーン」事務局を、旅行は国土交通省、飲食は農水省、イベントは経産省に振り分けたのも菅氏だ。「今井機関」がしくじった後始末をてきぱきと片づけ、コロナ対策の主導権を握った。官界・経済界は安倍政権の実態が「菅政権」であることを知っていたが、コロナ危機で初めて世間にも「菅政権」が「見える化」した。

4467名無しさん:2020/09/05(土) 13:57:29
>>4466

岸田も、石破も「次」はない
感染拡大の行方は誰にも分からないが、コロナと共生していくしかないことははっきり言える。第1波感染対策の相次ぐ「失敗」で官邸が一時的に地盤沈下したように見えようと、政府は存在し続け、コロナとの「共生社会」を築いていかなければならない。

北朝鮮のミサイルとも、甚大被害が一度に発生する自然災害とも、経済恐慌とも違う特殊な安全保障危機に、何はともあれ手探りでも政府を動かし、行政機関を最大限機能させることができる政治指導者は誰か。政界を見渡したところ、あくまで消去法ではあっても、コロナ危機を乗り切る現実的選択肢として浮上してきたのが菅氏だった。

安倍首相は数年来、岸田文雄自民党政調会長を「ポスト安倍」の最有力候補に位置づけてきたが、第1波対策の目玉だった給付金政策が、困窮世帯のみ30万円から全国民10万円へひっくり返った与党調整の失敗で、事実上「失脚」した。与党・霞ケ関の失望と冷笑は、挽回不能なくらい深刻だ。

世論調査では石破茂元幹事長の人気が高いが、コロナ対策での言動は典型的な「評論家」のそれ。具体的な政策も行動も示さない体たらくに、政界では「危機のリーダー」としての資質に懐疑的な見方が少なくない。

岸田氏を諦めつつある首相周辺からは、やはり首相がお気に入りの茂木敏充外相を「第3の候補」に擬する噂が盛んに流されている。だが、部下としての政策能力は抜群でも、所属する竹下派さえまときれない現状では、リーダーとして台頭するだけの党内基盤がない。河野太郎防衛相や小泉進次郎環境相は次の次の候補である。

4468名無しさん:2020/09/05(土) 13:57:58
>>4467

「安倍さんはもう嫌だ」。7月、一斉に行われた霞ケ関人事で退いた元政府高官たちの口から、安倍首相への忌避感があけすけに語られるのを耳にする。「自分に責任があると言いながら、結局は全部役人に押しつける。不誠実な態度には、誰だってうんざりだよ」。明らかに風向きは変わった。

コロナ危機は深刻だ。「菅さんしかいない」。霞ケ関と経済界に「菅待望論」が広がりつつある。「本人も意欲がある」。周囲の見方は一致する。もちろん今、「菅政権」への道筋が描けているわけではない。コロナの感染状況、東京五輪の成否、衆院解散の成り行き、何より安倍首相の心境……。不確定要素は多い。それでも政府は存在し、行政は試行錯誤しながら続く。求心力を失った安倍首相の漂流時間が長引けば長引くほど、菅氏の存在感はどんどん高まっていく。

4469名無しさん:2020/09/05(土) 13:59:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d797e34c44efe9fa6f00e18e87ff9f3968bcd988
菅義偉新政権が「9月解散」を狙う「これだけの事情」
9/5(土) 7:31配信

 「次の総理は、99.9%菅さんでしょうね」ポスト安倍の話をふると、誰もがそう答える――。永田町ではすでに菅総理大臣誕生を前提とした空気が支配している。

 「退陣理由が激しい批判を浴びた前回と同じ健康上の理由なのに、コロナ禍の中では逆に同情が集まった。引退表明なのに、20%の内閣支持率アップ(共同調査)だなんて、奇跡に近いことが起きている。事前にシナリオを描き用意周到に進めてきたとは思うが、こんなに彼らの思惑通りに進むなんてめったにない。笑いが止まらないだろう」

 笑っているのはもちろん、菅と二階幹事長である。二人は急接近したかのようにいわれているが、今になって始まったことではなく、実際には2年以上前から二人で「菅総理誕生」の絵を描いてきた。

 二人が接近した動機は面白い。

 もともと菅氏は二階幹事長の座を狙っていたが、高齢の二階幹事長にとっては、幹事長というポストは死守すべきものだった。そこで二階は菅に対して、次期総理として推すカードを差し出した。ライバル関係を協調関係に変えてしまうのは、幾重にも危機を乗り越えてきたベテラン政治家の力量をも示している。

 「総理なんて、全く考えていません」

 これまで誰が質問しても、菅は総理への野心をおくびにも出さなかった。

 「あんなに本人が否定しているんだから、総理なんて、なる気ないんでしょ」とは、これまでよく聞かれた周辺の言葉であるが、そんなふうに周りを油断させておきながら、突然、ポスト安倍が取り沙汰される局面が来ると、十分に準備された二階氏とのタッグを表に現し、ライバルの手を巧みに塞いでいるのだから策士である。

最も揉めている「官房長官人事」
 菅は総裁への道を今まさに歩んでいる。すでに菅周辺では、目下新政権の組閣人事が進められているという。

 最も揉めているのが、官房長官人事。副官房長官を務めてきた加藤勝信などが有力視されているが、以外にも、菅が推す本命は、梶山弘志・経産大臣だという。

 「麻生派は河野太郎を推して、細田派は西村康稔とねじ込もうとしている。ただ、総裁選前の人事となると、派閥力学を無視できない。こればかりは菅の思惑通りには行かないかもしれないが」(ベテラン秘書)

 官房長官候補に、菅が梶山弘志経産相の名を挙げているのは意外な気もするが、菅の経歴や人間関係を振り返ると、納得できる。

 梶山弘志は、菅が「師」と仰ぎ「目標」として定めてきた梶山静六(橋本政権の官房長官)の長男である。菅とは、初当選が同期にあたるなど、長きにわたり信頼関係を築いてきた。

 菅も梶山も当時は派閥も違ったが、現在はお互いに無派閥。最近では、梶山氏は「いわゆる菅派閥のようなもの」という風に非常に近き存在としてカテゴリーされてきた。

 梶山は第4次安倍内閣では国務大臣をつとめ、さらに菅原一秀経産大臣辞任後の後任にとして経産相の座に就き今に至っている。

 総理の懐刀として官房長官の存在が政権の成功を決める上で最重要だと考えると、菅が古くから信頼関係のある人物を挙げるのもわからないではない。

4470名無しさん:2020/09/05(土) 14:00:24
>>4469

現実味を帯びてきた「9月解散」

 菅内閣成立を前提に、順風満帆の菅がいま描いているのが、9月解散だ。

 自民党は、9月18日から3日間で情勢調査を開始し、この結果が望ましいものであれば、即時解散するというものだ。

 翌週の9月25日(金)に再度召集。総理所信演説と代表質問を行ったあと、9月30日解散、13日公示、10月25日投開票で選挙に踏み切る公算だ。

 「新聞の情勢調査では、自民党支持率が跳ね上がっている。一方、立憲民主の支持率はダウンしている。そして、今の菅人気ムード……。いい材料が揃っている。こんな風はめったに吹かないんだから、とにかく早くやったほうがいい。電光石火のごとくにね。

 特に麻生氏が“早くやったほうがいいぞ”と急かしている。麻生は第1次安倍政権の退陣以降、福田、麻生と言う流れで総理を引き継いだけれど、支持率はただ下がる一方で迷走したトラウマがあるからね」(自民党関係者)

 過去を振り返ると、首相の突然の辞任に呼応する形で成立した政権はいずれも短命傾向にある。

 小渕恵三総理の急逝をうけた森喜朗(2000年)。第1次安倍政権の首相辞任を受けて選出された福田康夫(2007年)。福田辞任後の麻生太郎(2008年)。いずれも約1年で政権を終えている。

 これらの政権ではいずれも、緊急事態を口実にして、正式な党員による総裁選挙を経ず両院議員総会で総理が選出された。最初から正統性に欠けた総理でもあり、批判が多かった。

 総裁選を経ず両議院総会で総理になろうとしている菅もそういう意味では同じパターンであり、菅政権も同じ轍を踏んで1年程度の政権で終わる可能性がないとはいえない。

 ただ、ひとつ違いを挙げるとすれば、菅は彼らと違って親から選挙区を引き継いだ世襲議員ではない。

 森、福田、麻生の三人の総理はいずれも二世議員であることが批判に拍車をかけたが、菅はダンボール工場での勤務経験など苦労話が国民からの共感を呼んで世論の反応は現状、好意的になっている。

 とはいえ、支持率など脆いもので、今は良かったとしても今後政局がどう変わるかわからない。第1次安倍政権後の轍を踏まないためには、鉄は熱いうちに打てということなのだろう。この流れに乗って選挙で自民党が圧勝すれば、過去のポスト安倍政権とは違い、菅政権は十分な正統性をもった存在にすることができる。

 「菅本人は、選挙区の情勢に詳しい。自分自身でくまなく見て情勢判断するのが得意な人だ。自ら勝てると判断すれば、勝負師として大胆な決断をするだろう」(ベテラン秘書)

 すでに菅政権は始まっているかのように、動き出している――。

福場 ひとみ(ジャーナリスト)

4471名無しさん:2020/09/05(土) 14:40:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/3073624ab732670807b3962aff5b145dbdbee446
これは「弔い合戦」だ…菅総裁誕生のキーワードは「継承」である
9/5(土) 7:01配信

 9月14日に実施される自民党総裁選を巡り、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の3氏が鎬を削っているが、戦いは菅氏の圧勝に終わる。

 菅新総裁誕生後の17日には臨時国会が召集され、衆参院本会議の首班指名選挙で菅氏が第99代内閣総理大臣(首相)に選出される。同日中に菅内閣が発足し、自民党の新執行部も立ち上がる。

 菅氏の総裁選出馬決断の経緯は、朝日新聞(9月4日付朝刊)の一面トップから二面までの記事「自民党2020総裁選」に詳述されている。同記事の冒頭である。

 〈安倍晋三首相が退陣を表明した翌日の8月29日夜。菅義偉官房長官は東京・赤坂の議員宿舎の一室で、自民党の二階俊博幹事長、森山裕国会対策委員長と話しこんでいた。二階氏が安倍政権の継続性を念頭に「あんたしかいない」と語りかけると菅氏がこう応じた。「継続性はそうですね」。二階氏はその言葉を立候補への意欲と受け止めた。〉

 「継続」(継承)が「菅総裁」誕生の背景を理解する上でキーワードである。同紙が2〜3日に実施した世論調査の結果がそれを物語っている。第2次安倍政権の7年8カ月の実績結果評価について、「大いに」17%、「ある程度」54%合わせて、71%が「評価する」と回答している。と同時に、首相後継に誰が相応しいかとの質問に対し、菅官房長官38%、石破元幹事長25%。岸田政調会長5%という結果が出ている。

 菅氏の立候補表明前では考えられなかったことだ。2日午後5時から衆院第2議員会館内の多目的ホールで開かれた記者会見での菅氏発言をチェックしてみる。会見翌日の読売新聞一面の見出し「菅氏、安倍路線を『継承』―自民党総裁選、出馬正式表明」からも分かるように、菅氏は「安倍首相が全身全霊を傾けて進めてきた取り組みをしっかり継承し、さらに前に進めるために、私の持てる力をすべて尽くす覚悟です」と述べている。

表舞台から立ち去る者に

 因みに、安倍首相は退陣表明で「(主要課題で)結果を出すことに全身全霊を挙げてきた」と語っている。だが、一部メディアや識者の間でこの「全身全霊」という言葉が空虚であり、中者がないとの批判が出た。

 元来日本人は、「水に落ちた犬は打つな」の諺ではないが、表舞台から立ち去る者に鞭打つようなことはしない。菅氏は、こうした日本人の感性を踏まえて「継承」を掲げて総裁選に臨んだからこそ世論調査で38%もの支持を得たのであり、ほぼ間違いなく自民党都道府県代表票141票中の相当数を獲得すると思われる。言わば「弔い合戦」なのだ。

 では、なぜ安倍氏の「意中の人」が岸田氏から菅氏に変わったのか。朝日新聞記事にある〈石破氏を警戒する首相や盟友の麻生太郎財務相兼副総理らにとって、「ポスト安倍」は岸田氏という判断が早くからあ〉り、〈昨秋の党役員人事でも、一度は党の要の幹事長に岸田氏の起用を検討〉したのに、である。同紙は、〈そんな中で首相の体調が悪化し、「次善の索」(閣僚経験者)として急浮上したのが菅氏だった。〉と続けている。

 本当に菅氏は急浮上したのだろうか。筆者は異なる見立てを持っている。安倍氏と親しい経済人から「プライベートの場で首相の口から岸田という名前を聞いたことは殆どない。頻繁に名前が挙がるのは菅か茂木(敏充外相)であり、時々加藤(勝信厚生労働相)の名も挙がった」と聞いたことがある。

 安倍氏が互いの父親の秘書時代からの友達であり、初当選同期の岸田氏に「一度は花を咲かせてあげたい」との気持ちを抱いていたのは事実である。しかし、早くから岸田氏を自らの後継と判断していたことはなかったのではないか。

4472名無しさん:2020/09/05(土) 14:40:40
>>4471

官房長官として異例の訪米
 そう推測する根拠の一つは、官房長官として異例である菅氏の昨年5月の訪米である。岸田氏は4年7カ月に及ぶ外相経験がある。名前は国際社会で売れているし、外相としての成果も上げている。一方の菅氏は安倍外交の内実を傍らで見聞きしているものの、現場を踏んでいない。

 ワシントン滞在中にペンス副大統領、ポンペオ国務長官、シャナハン国防長官代行などと相次いで会談、トランプ政権の要路を総ナメにした印象を与えた。平たく言えば、菅官房長官の外交デビューだったのだ。筆者は当時、この菅氏訪米は安倍氏の「温情」と受け止めた。それだけではない。万年ナンバー2の「令和おじさん」もチャンス到来の暁にはナンバー1を目指せとの「励まし」と捉えたのである。

 爾来、慎重な菅氏は密かに爪を研ぎ澄ませながら機会を窺ってきたのではないか。そして終に安倍首相の体調不良・退陣決意というチャンスを得て、一気に「菅・二階連合」を結成して勝負に打って出たというのが真相であろう。これまでに何度となく言及しているように、コロナ禍の異常事態が出来しない限り、菅首相は「10月総選挙」を決断するはずだ。

歳川 隆雄(ジャーナリスト)

4473名無しさん:2020/09/05(土) 14:42:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/c94c685d1a4f356a7e46e11e0b22fe12a60a4276
圧勝の勢い「菅首相」に死角はないか 派閥主導「古い自民党」に先祖返り
9/5(土) 10:02配信

 自民党総裁選(8日告示、14日投開票)は、党内5派閥が推す菅義偉官房長官が出馬表明し、早くも圧勝の勢いとなった。派閥の力学で後継首相が事実上決まることを疑問視する声は多いが、永田町の関心はもはや、新政権の布陣や衆院解散の時期に移っている。派閥主導に先祖返りした「菅政権」で本当にいいのか。安倍政権の中枢にいた菅氏に「死角」はないのだろうか。(共同通信=内田恭司)

 ▽「四人組」の思惑

 菅氏と岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の3氏が争う構図が固まった総裁選。安倍晋三首相の出身母体で最大派閥の細田派(98人)と麻生派、竹下派(共に54人)、二階派(47人)、石原派(11人)の5派が菅氏支持を決め、勝敗は既に決した観がある。菅氏を支援する無派閥議員も加わり、単純計算で国会議員票394の7割以上を抑えた格好だ。

 今回の総裁選は党員・党友投票を省くため、地方票は各都道府県連に3票ずつの計141票だ。地方に人気の石破氏が過半の票を集めたとしても、合計で菅氏を上回るには国会議員票を切り崩すしかないが、まず不可能だろう。

 なぜここまで優勢になったのか。官房長官としての実績や改元時に「令和おじさん」として知名度を高めたこともあるが、「今のポジジョンを保ちたい安倍政権の主流派が菅氏を押し立て、一気に優位に持っていった」(党関係者)ことが大きい。

 8月中旬以降、首相が持病である潰瘍性大腸炎の悪化で、辞任の可能性が現実味を増すと「二階俊博幹事長や麻生太郎副総理兼財務相らが水面下で動き、首相の意もくみながら菅氏擁立の流れをつくった」(同)という。

 首相の意中はもともと岸田氏だった。麻生氏も同調していたが、菅、二階両氏は、発信力と政局観に乏しいとして岸田氏の首相後継には否定的だった。首相と麻生氏としては、ここで岸田氏にこだわった場合、菅、二階両氏を石破氏擁立に走らせかねない。嫌悪する石破氏に政権を渡すくらいなら、菅氏を後継にした方が権力構造を維持できる―。

 首相、麻生、菅、二階の「四人組」の思惑が一致。首相の辞意表明のわずか2日後、8月30日には菅氏が岸田、石破両氏を圧倒する方向になっていた。

4474名無しさん:2020/09/05(土) 14:42:42
>>4473

 石破氏は、菅氏の出馬はないと踏み、二階氏に接近することで活路を見いだそうとしていたが、逆に首相を菅氏側に引き寄せるための「当て馬」にされた形となった。岸田氏は細田、麻生両派の支持獲得を基本戦略にしたものの、はしごを外された。

 ▽河野、小泉両氏の官邸入りも

 菅政権誕生を織り込み、永田町では早くも人事を巡る派閥間の主導権争いが始まっている。2日に細田、竹下、麻生3派会長がそろって記者会見をしたのは、党三役を分け合おうとする動きとも受け止められている。細田派が幹事長狙いなのは明白だ。

 一方、二階氏と麻生氏が「政権の継続性」を理由に幹事長と財務相に留任し、正副官房長官に河野太郎防衛相と小泉進次郎環境相を抜てきするともささやかれる。河野、小泉両氏はともに菅氏と同じ党神奈川県連所属で、菅氏に近いと見られている。人気の高い2人を「政権の二枚看板」に据え、政権の発信力を強化する狙いだ。

 菅政権は当面、安倍首相の残り任期である来年9月までの「暫定政権」と受け止められている。2人の要職起用は「ポスト菅」までも見据える。また、二階、麻生両氏が今回、潔く退き、どちらかが衆院議長に就くという「構想」もあるようだ。

 早期の衆院解散・総選挙も取り沙汰されている。共同通信社が8月末に行った世論調査では、内閣支持率が56・9%と、1週間前の調査に比べて20ポイント以上も上昇。安倍政権7年8カ月への肯定的な評価を印象づけた。自民党の支持率も45・8%で、同じく13ポイント近くアップした。

 この結果を見れば「新政権誕生のご祝儀相場で支持率がさらに上がれば、解散は近い」(立憲民主党ベテラン議員)との見方が永田町に広まるのは当然だ。東京都内で公明党議員が街頭演説を始めたとの情報も、臆測に拍車を掛ける。

 立憲民主党は9月15日に、国民民主党との合流新党を立ち上げるが、小選挙区が重なる議員同士の選挙区調整はこれから。候補者擁立ができていない空白区も多い。野党は、立民と共産党による野党共闘勢力、合流しない議員による新党、日本維新の会、れいわ新選組に分かれ、次期衆院選も多党乱立となる可能性が高い。

 菅氏陣営では「今は非常時だ」として、新型コロナウイルス対応や経済回復に注力すべきだとの声が根強い。ベースにあるのは来年9月の自民党総裁選で暫定政権から脱皮し、本格政権を立ち上げ、総選挙に臨むという戦略だ。ただ勝てる保証はない。今秋の衆院選で勝利すれば「長期政権の足場を築ける」(自民党中堅)だけに、菅氏も解散の可能性を探ろうとするのは間違いない。

4475名無しさん:2020/09/05(土) 14:43:05
>>4474

 菅氏は3日のフジテレビ番組で、解散はコロナ感染の収束次第だと語り、観測気球を上げてみせた。ちまたで言われる「10月13日公示、25日投開票」に向け、9月27日の公明党大会後の解散はありうるとの見方が、じわりと強まった。

 ▽「ダーティーワークの中心」

 菅政権になれば、これまでの政策が当面維持されると市場は好感し、8月31日の日経平均株価は一時400円以上も上昇した。だが、懸念がないわけではない。

 一つは、今回の決定の仕方だ。安倍政権の一部有力者だけで菅氏擁立の流れをつくり、党員・党友投票によらず派閥の力学で新政権を誕生させる手法は、2000年に森喜朗首相を生んだ「五人組」による「密室談合」をほうふつとさせる。「古い自民党」と批判を浴びた森内閣は低空飛行を続け、わずか1年で退陣に追い込まれた。

 今回の総裁選では47都道府県連の多くで、誰に投票するかを決める「予備選」が行われる見通しだ。その結果を候補者ごとに記名数で集計し、党員・党友投票を実施した場合の獲得票数を計算すれば、石破氏が善戦しそうだ。予備選における各候補の票数は公表されない見通しだが、菅氏との票差が大きければ民意との乖離(かいり)も大きいことになり、菅政権の正統性は揺らぐことになる。 

 菅氏が安倍政権の「ダーティーワークの中心」(立民関係者)にいたことも懸念材料だ。森友・加計問題に関する公文書の廃棄や「桜を見る会」の名簿廃棄、検事総長人事への介入を狙ったとされた黒川検事長問題は、首相とともに批判の矢面に立たされた。コロナ対応では、観光支援事業「Go Toトラベル」を主導したのが菅氏だ。

 昨年9月の内閣改造で就任した腹心の河井克行法相と菅原一秀経済産業相は、その後不祥事で閣僚を辞任。河井氏に至っては、選挙違反事件で夫婦そろって東京地検特捜部に逮捕され、被告の身となった。腹心2人に対する菅氏の政治的責任は問われないままだ。

 カジノを中核とする統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に関し、秋元司衆院議員が8月20日、東京地検特捜部に再逮捕された。IR構想は安倍政権の「目玉」として菅氏が推進してきただけに、自民党内には再逮捕を不安視する声もある。

 ▽「党高政低」

 政策面では、菅氏は外交経験がほとんどない。深刻化する米中対立にどこまで対応できるかは未知数だ。仮にトランプ米大統領が再選した場合、安倍首相と同様「蜜月」関係を築けるのだろうか。事実上白紙となった習近平中国国家主席の来日問題は、米中対立もあり極めて機微な問題となった。ロシア、韓国、北朝鮮対応も喫緊の課題。経済政策も、単にアベノミクスの継承でいいのだろうか。

 無派閥の菅氏は自民党内に十分な政治的基盤がない。菅氏擁立が主要派閥の主導で進んだだけに、「安倍1強」時代とは打って変わり、「菅政権」のパワーバランスは「党高政低」になりそうだ。経済政策にしろ、外交にしろ、政策を独自に遂行できる余地が限られれば、政権は早晩行き詰まりかねない危険性をはらむ。

 「菅政権」の誕生を見据え、野党は「臨時国会で徹底的に追及する」(立民幹部)と手ぐすね引いて待つ。「暫定政権」の衣を脱いで本格政権に脱皮できるか、馬脚を現して政権運営が苦しくなるか。判明するまで、そう遠くはないだろう。

4476名無しさん:2020/09/05(土) 15:43:01
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_662993
自民総裁選は“菅圧勝ムード”…安倍首相をさらに追い込む「3つの大誤算」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年8月31日 14時0分

 ポスト安倍レースの号砲が鳴り、自民党内では暗闘が繰り広げられている。長らく本命視されてきた岸田政調会長はまったく浮揚せず、二階幹事長に急接近する菅官房長官が急浮上。この状況を苦々しく思っているのが、安倍首相だという。菅政権の誕生は、安倍首相にとって大誤算だという。

  ◇  ◇  ◇

 安倍首相にとって、最初の誤算は、禅譲しようと考えていた岸田政調会長がいつまでたってもパッとしないことだ。操りやすい岸田氏を首相に就け、院政を敷く計画だったが、難しくなってしまった。

 “飛べない男”と揶揄されてきた岸田氏も、さすがに今回は「次を担うべく、しっかり努力していく気持ちは変わっていない」と出馬意欲マンマンだ。しかし「次期首相は誰がふさわしいか」の世論調査での支持は1ケタ台に低迷。国民的人気の高い石破元幹事長に圧倒されている。

「モリカケや桜疑惑など数々の不祥事を抱え、訴追の懸念が消えない安倍さんは、従順な岸田氏を後継とすることで身の安全を確保し、キングメーカーとして影響力を保持する算段だった。ところが、岸田氏は知名度も人気もサッパリ。さらに間も悪く、総理の辞任会見当日は地方行脚中で党臨時役員会を欠席。政権獲得に向けてまとめた初の政策集の出版は新総裁が決まった後になりそうです」(自民党関係者)

 岸田氏の初著書「岸田ビジョン 分断から協調へ」は9月17日に出版予定。新総裁を選出する両院議員総会は15日開催で調整中で、敗北後となればドッチラケである。

キングメーカー君臨構想は破綻寸前

 ここにきて現実味を帯びてきている「菅政権」も、安倍首相にとっては誤算だという。この8年間、首相―官房長官のコンビでやってきたが、2人の間にすきま風が吹いていたのは公然の秘密だ。天敵である石破氏の総理就任を阻止するため、次善の策として、菅政権を容認しているようだが、内心は複雑だという。

「官邸官僚に取り込まれた安倍さんは、次第に菅長官を遠ざけ、とりわけコロナ禍をめぐる対応では完全に外していた。屈辱的な扱いをされた菅長官は内心、恨み骨髄のはずです。安倍さんが頼みにする盟友の麻生副総裁も叩き上げの菅長官を見下し、反目し合っている。安倍さんにとって不気味なのは、“モリカケ桜”といったスキャンダルの真相を菅長官が熟知していることです。いつ暴露されるか、安倍さんは心が休まらないでしょう。総裁選が大接戦となれば、菅新首相も大きな顔をできないでしょうが、現状では圧勝ムード。大きな権力を握る可能性があります」(永田町関係者)
 
 長期政権を終えた後、安倍首相はキングメーカーとして自民党に君臨することを考えていたが、キングメーカーとしての地位も、「菅政権」の誕生によって、二階―菅コンビに奪われる可能性がある。

 権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を出てしまえば“ただの人”。次期政権に“100倍返し”の恥辱を味わわされ、司直の手に落ちることになるのか。

 持病の潰瘍性大腸炎はストレスが大敵なのに、大丈夫なのか。

4477チバQ:2020/09/05(土) 16:08:30
安倍麻生あたりの感覚は
・次は菅
・次の次として、岸田を残しておきたい
・菅も圧勝されると、自由にやられる
→岸田にも票を回して『善戦した』とさせたい感じかな

4478とはずがたり:2020/09/05(土) 17:51:32
石破茂氏はなぜ、あの時の小泉純一郎氏になれなかったのか〜自民党総裁選
ブレのなさで総裁の座を獲た小泉氏。石破氏の失速を招いたものは……
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020090400009.html
曽我豪 朝日新聞編集委員(政治担当)
2020年09月05日

今日は政局話を書く。… 20年前に似た状況があった。従って今の政治家たちの帰納法による問題設定は、この一言に集約された。

「石破茂はあの時の小泉純一郎になれるか?」



「橋本盤石」のシナリオを崩したふたつの動き
 前述した通り、当初は橋本氏優位は揺るがぬように見えた。そもそも森首相退陣と総裁選前倒しのシナリオを描き、慎重に実現させて来たのは他ならぬ、野中氏ら橋本派だった。

 野中氏は気脈を通じる公明党に森退陣の声を上げさせ、後見役を任じた古賀誠幹事長に都道府県が3票ずつを持つ総裁選のルール作りを主導させた。その地方の「3票」は今回の総裁選と数の上では同じである。

 だいいち、都道府県連票にしても、名うての秘書軍団が数々の総裁選政局の行方を決めてきた田中、竹下両派の直系である橋本派に一日の長があるというのが、永田町の下馬評だった。

 その橋本派の磐石に見えたシナリオが崩れたのは、小泉氏自身の直接の力ではない。橋本派が自滅する下手を打ったのがひとつ、その影響もあって派閥が橋本派から離反する動きが生じたことがもうひとつ、だった。

 3年前の1998年参院選敗北の総括をすることなく立った橋本氏の予想外の「不人気」に焦ったのか、野中氏は自民党三役のうち2人の留任をぶち上げてしまった。

 現在の岸田派につながる堀内派の総会に出て、「党にとって一番重要だ」と古賀幹事長の留任を約し、翌日には亀井静香政調会長の留任まで明言した。亀井氏は総裁選に立候補した論戦相手である。

 これを小泉氏が見逃すはずがない。「派閥の論理丸出しだ」「解党的出直しと言ったのはウソだったのか。怒るより笑っちゃう」と小泉節を炸裂(さくれつ)させた。

 亀井氏を担ぐ江藤・亀井派がたまらず動いた。それまで橋本氏と進めてきた政策協議を、小泉氏とも始めた。呼応するように森首相と中曽根康弘元首相が会談し、「小泉総裁選出」の可能性を検討したとの情報が駆け巡る。

 古い自民党のままでは参院選で勝てない。地方の選挙現場に危機感が走り、七県連が実施した予備選の結果がいち早く小泉氏の地滑り勝利を告げた。決戦投票の工作さえままならぬまま、橋本派が事実上の「敗北宣言」に至ったのは、野中氏の「失言」からわずか4日後である。

理解できない石破氏の振る舞い
 この故事が教えるのは、いくら派閥の合従連衡で多数派に見えても、そこから生じる傲(おご)りや油断から、一つ道を踏み外せば一寸先は闇であること、ただし挑戦者がその隙をつくためには、何よりブレない改革の姿勢と言葉が必要であること、である。

 今回、多くの政治家が「石破は小泉になれるか」と設問を立てたのはそのためである。結果はどうだったか。

 個人的に不思議だったのは、二階俊博幹事長と石破茂氏との「急接近」が取り沙汰された際、石破氏がそれを歓迎する素振りを見せたことである。

 この6月、石破氏は9月に予定していた自分の政治資金パーティーの講師を二階氏に頼んだ。二階氏は応じ、「高みを目指してほしい期待の星の一人だ」とエールを送り、石破氏も「自民党が今後の日本で果たす役割を話してほしい」と二階氏への期待を語った。

 結局は二階氏も自民党という「コップの中の争い」に石破氏を封じ込めようとしたとしか思えなかったが、表向きでもここまでエールを送り合えば、メディアが連携の模索と書くのも不思議ではない。

4479とはずがたり:2020/09/05(土) 17:51:49
>>4478
 ただ、石破氏はこの間、事あるごとに安倍政権批判を続けてきた。森友・加計疑惑に対する政権の説明責任のなさを指弾し、コロナ禍対応でも国民の側に立つよう厳しい注文を付け続けた。改革姿勢を貫こうとしたことに疑いはない。

 だが、それでなぜ、党の最高責任者であり、政権に共同責任を持つ二階氏との連携を、説明や条件もなしに受け入れようとしたのか、自分には分からない。あえて書けば、あの時なら、小泉氏が古賀幹事長に接近するような話ではないか。

 あくまで政策協議を前提に二階派など他派閥に協力を仰ぐならまだしも、個人の関係を軸に連携を模索するのも、石破氏らしくなかった。

小泉旋風の「構成要件」を満たせず
 ブレない姿勢があって初めて、小泉氏がそうだったように、例え3票ずつの都道府県連票であっても、雪崩を打つ激変の兆しを総裁選に注入できたのだと思う。

 小泉政治の功罪はもちろん議論はある。ただ、自民党総裁選政局に限って言えば、石破氏の失速の原因は、小泉旋風の「構成要件」を満たしていなかったことに尽きると思う。

 民意は移ろい易い。朝日新聞が4日に載せた世論調査の結果によると、安倍首相の後継に「ふさわしい」人は菅義偉官房長官が38%に対して石破氏は25%にとどまった。政党支持率は自民党が10ポイント跳ね上がって40%、立憲民主党は5%から3%まで下がった。

 こうなると、「菅首相」による早期解散の可能性が取り沙汰されるのも無理はないかもしれない。だが、本当にそうだろうか。話は逆ではないのか。

衆院選を制するものは
 故事にもう一度倣うなら、2001年の小泉旋風は結局、参院選で負けるかも知れないという政権党の危機感に発していたのだ。それなら今回は、衆院選で野党に負けることはないとの安逸感が、結局のところ、菅氏へと雪崩を打った主因だとは言えまいか。…

4480名無しさん:2020/09/05(土) 18:13:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ec8e4e14c27f8cb13a498f1fdf48b1a52438e83
岸田氏「因縁の地」山梨と静岡で支持呼びかけ
9/5(土) 17:55配信

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選への出馬を表明した岸田文雄政調会長は5日、山梨県と静岡県を訪れ、それぞれの支援者に支持を呼びかけた。両県では前回衆院選で岸田派(宏池会)と二階派(志帥会)の候補が対立した経緯があり、総裁選で最右翼と目される菅義偉官房長官を支持する二階派との間で、県連票をめぐってつばぜり合いを演じている。

 岸田氏は5日午後、静岡市清水区の龍華寺を訪れ、昨年12月に死去した望月義夫元環境相の墓前に花を供え、手を合わせた。望月氏は岸田派の事務総長を務め、他派にも人脈を広く持ち、岸田氏と気脈を通じていた。望月氏を失ったことが、今回の総裁選で岸田氏が苦戦を強いられている一因ともいわれる。

 岸田氏は墓参後、報道陣に「亡くなる直前まで『一緒に目指そう』と言っていた総裁選がいよいよ目の前。感慨深いものがある」と目を潤ませ、「語り合った高い志を今一度思い返し、望月さんの気持ちと魂とともにしっかりと戦い抜く」と思いを新たにした。

 これに先立つ同日午前、岸田氏は甲府市内の山梨県連を訪問。岸田派の堀内詔子(のりこ)氏(衆院山梨2区選出)が県内議員らとともに迎えた。

 同区では堀内氏と、二階派の長崎幸太郎氏(現山梨県知事)が熾烈(しれつ)な選挙戦を繰り広げてきた。平成29年の前回選では両氏とも公認を得られず無所属で出馬、堀内氏が長崎氏を下し、長崎氏は知事選に転向した経緯がある。

 岸田氏は会合で、自身の掲げるスローガン「分断から協調へ」に絡め、「山梨でもさまざまな選挙の歴史があった。しかし結果として『分断から協調へ』という動きが進み、協力がぐんと進むことで大きな成果が上がっている」と述べ、党としての協調を求めた。

 望月氏の墓参後には静岡市内のホテルで開かれた静岡県連の集会に顔を出した。ここでは静岡5区の元職、吉川赳(たける)氏も参加。吉川氏は前回選で当時希望の党から出馬した細野豪志元環境相に敗北。細野氏はその後、二階派特別会員となり、自民党入りを目指している。

 集会で岸田氏は「静岡は宏池会に多くの先輩を輩出しており、縁の深い、強い思いのある県だ。望月さんと誓った思いを、私の決意を伝えたい」と述べた。

4481名無しさん:2020/09/05(土) 19:09:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/27641aa331923b5c9bc55e273cdf8af21013cd01
新政権「暫定ではない」と菅官房長官
9/5(土) 18:23配信

 菅義偉官房長官は5日、共同通信のインタビューに応じ、新首相に就任した場合の政権運営を巡り「新政権は暫定ではない。自信を持って堂々と務めるべきで、それが国民への責務だ」と述べた。

4482名無しさん:2020/09/05(土) 20:13:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/74823d1baae2d4a28d2cde11903e97f07b65f149
菅氏「自分しかいない」 “安倍路線”継承へ、水面下で周到な準備
9/3(木) 10:41配信

 安倍晋三政権を中枢で支えてきた大番頭、菅義偉官房長官(71)が2日、首相後継を選ぶ自民党総裁選に名乗りを上げた。「ポスト安倍」への意欲をこれまで全否定してきたにもかかわらず、一転、出馬を決めたのは「安倍路線」を引き継ぐのは「自分しかいない」という確固たる自信だった。首相の体調不安説が浮上する中で、首相の座を射止める準備を水面下で始めていたようだ。

 「雪深い秋田の農家の長男に生まれた。高校卒業後、農家を継ぐことに抵抗を感じ、就職のために東京に出た」。菅氏はこの日の記者会見で「たたき上げ」の自らの経歴をアピールした。出馬については、先月28日の退陣表明後から「熟慮に熟慮を重ねて判断した」と説明したが、その以前から出馬を意識していた。

 「で、いつ、総理になろうと思ったんだ」。1日昼。都内で密会した麻生太郎副総理兼財務相から疑問をぶつけられた菅氏は「夏に総理の体調不安説が出たころ」と明かした。

 自らを慕う衆院若手たちとの会食で大多数が「ポスト安倍」には、首相の“宿敵”である石破茂元幹事長の名を挙げ、岸田文雄政調会長はごく少数。「石破にだけは継がせない」。それが首相の意向だった。

 菅氏は麻生氏に対し、ひた隠しにしていたトップへの思いをぶつけた。

 「選挙で勝つためには岸田さんではだめだ。自分が出た方が良いと思った」

   ◇    ◇

 菅氏は2012年に発足した第2次安倍政権をつくった一人だ。7年8カ月、官房長官として、派手さはないが、危機管理を担ってきた実務家。天下人・豊臣秀吉の補佐役に徹した弟・秀長を引き合いに「おれは女房役」と言い聞かせてきた。

 ポスト安倍の一角に躍り出たのは昨年4月。新元号発表時の「令和おじさん」ブームで人気急上昇。トップになることは「全く考えていない」とけむに巻いてきた。首相は菅氏の動向に警戒感を強め、女房役との関係はぎくしゃくし始めた。

 一方、菅氏が暗転する。昨秋の内閣改造でごり押しして入閣させた側近議員2人が「政治とカネ」で相次いで辞任。「桜を見る会」問題では「鉄壁」と言われた会見での答弁がぶれ、集中砲火を浴びた。今年に入り、新型コロナウイルス対応では「全国一斉休校」など、意思決定ラインから外され、首相とのすきま風がささやかれた。

4483名無しさん:2020/09/05(土) 20:14:37
>>4482

 このころから、菅氏は二階俊博幹事長との間合いを詰めていく。6月から毎月、会食して急接近した。

   ◇    ◇

 首相の持病再発で突如、空席となる宰相の座。派閥を持たず、党内基盤の弱い菅氏が頼ったのは二階氏だった。退陣表明翌日の8月29日に真っ先に接触し、出馬意向を伝えた。

 これに前後して菅氏はあちこちに電話をかけ、麻生氏の動向も探った。もともと麻生氏と首相の「本命」は岸田氏だった。だが、コロナ対策で存在感を発揮できない岸田氏の評価は低迷し2人は岸田氏から離れていく。退陣後、首相は側近に「菅さんしかいないよね」と漏らし、一気に流れができた。

 農村から上京、地盤のない横浜で市議となり、官房長官まで上り詰め、さらなる頂が目の前に迫る。出馬会見を数日後に控え、菅氏は周囲にぽつりとつぶやいた。「今もなぜ、ここ(国政)にいるのかと思う。市議だって遠い存在だったのに」 

(一ノ宮史成、下村ゆかり)

西日本新聞

4484名無しさん:2020/09/05(土) 20:16:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/11c1d9024e6c00a3c8e73b05d071e43f2f08e7bc
「伝家の宝刀」抜く?自民党内に早期解散論が浮上 “ご祝儀”期待も
9/2(水) 19:39配信

 安倍晋三首相の後継総裁を14日に選出することが決まった自民党内で、早期の衆院解散・総選挙を求める声がにわかに高まり始めた。首相の辞任表明を機に、安倍内閣と自民党の支持率は急回復。ポスト安倍政権発足直後の「ご祝儀相場」も当て込み、一気呵成(かせい)に衆院選を仕掛ければ選挙態勢が不十分な野党に大勝できるとのもくろみからだ。新型コロナウイルス感染症の全国的な流行状況と世論の動向を慎重に見極め、新宰相はためらいなく「伝家の宝刀」を抜くか。

 ≪10月13日公示、25日投開票≫

 首相が退陣を表明した8月28日夕から時を置かずして、永田町にまことしやかな総選挙日程が出回った。出元とされたのは、かねて「今秋解散論」を唱え、今回の総裁選でも存在感を示す麻生太郎副総理兼財務相を頂く財務省-。

 衆院議員の任期満了が約1年2カ月後に迫る中、総裁選で高まった世論の関心も冷めないうちの電撃解散説にリアリティーを嗅ぎ取ったのか。自民内からは、早くも「『準備を急げ』と地元事務所に指示を飛ばした」(中堅議員)との反応も見られる。

 にわかにかまびすしくなった出発点にはデータがある。

 共同通信が8月29、30日に実施した全国緊急世論調査で、次期衆院選比例代表の投票先で自民党は48・0%と急伸。国民民主党などと野党合流新党を結成する立憲民主党(11・6%)に大差をつけた。低迷していた安倍内閣の支持率も、前回比20・9ポイント増の56・9%に跳ね上がったのだ。「持病の再発による志半ばでの首相退陣」に、同情が寄せられたとの見方が強い。

 この潮流の上に、8年ぶりとなる「顔」の交代と新内閣発足で清新さを演出し、解散に踏み切るのが主戦派の描く戦略。加えて、今回の総裁選で全国一斉の党員・党友投票を実施しないことも、その理屈づけに一役買っている。「国民から遠い密室」「古い派閥政治の復権」との風圧が強いため、「『早々に国民に信を、首相としての正統性を直接問いたい』と訴えれば納得を得られる」(自民関係者)というわけだ。

   ◇   ◇ 

 総裁選では現時点で、安倍路線の「継承者」を自任する菅義偉官房長官が圧倒的優勢に立つ。

 麻生氏は最近、支持を請うて面会に訪れた菅氏に対し、こんな考えを授けた。早期の総選挙勝利で自ら民意の支持と政治的求心力を調達できれば、来年9月に再び来る総裁選も問題なく制し、長期政権への道が開ける-。麻生氏にはかつて首相時代、時機を逸した「追い込まれ解散」で旧民主党に政権交代を許した苦い記憶が深く刻まれている。

 ただ、新型コロナ感染状況の行方はいまだ予断を許さない。今冬にかけ、再びウイルスが全国的に猛威を振るい、総選挙が許容されるような国民心理でなくなっている可能性がある。新首相に最も近い菅氏も、これまでは早期解散に否定的だ。

(河合仁志)

西日本新聞社

4485名無しさん:2020/09/05(土) 20:21:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/04020788be24ab2661da17125c6de104606cbd21
「ポスト安倍」菅氏、ダークホースから本命へ 誤算の岸田氏と石破氏
9/1(火) 10:54配信

 安倍晋三政権のど真ん中でにらみを利かせてきた「大番頭」が急転直下、首相後継レースの主役に躍り出た。自民党総裁選は8月31日、二階派、麻生派、細田派が相次いで菅義偉官房長官の支持を決め、情勢は大きく動いた。「ポスト安倍」のダークホースが瞬く間に本命へ。二階俊博幹事長による電光石火の仕掛けに岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長は不意を突かれ、早くも戦略の練り直しを迫られる。

 「私の件を含め、自民党総裁選についてはコメントは差し控えたい」。31日午前、首相官邸の記者会見場。菅氏は定例の官房長官会見で、総裁選に関する記者の質問をはぐらかし続けた。それでもこらえきれないのか、時折笑みが浮かぶ。

 午後は「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院議員会長と面会し「ご指導よろしくお願いします」と頭を下げた。当選同期や菅氏に近い若手議員らの訪問も受け、相次ぐ出馬要請に「しっかり受け止める」と応じた。

 それまで首相への意欲を一切口にしなかった菅氏を「その気」にさせたのは二階氏だった。率いる二階派に首相候補はいない。次期政権でも党内の主導権を握るには「無派閥の菅さんは担ぎやすい存在」(自民中堅議員)といえた。

 動きは速かった。菅氏と二階氏は29日夜、都内で密会。翌日、二階氏と気脈を通じた党幹部らが「菅総理で決まりだ」と各方面に情報を流した。「(党内の駆け引きは)今日からかと思っていたら、週末に流れができていた」。31日、細田派幹部は肩をすくめた。

   ◇    ◇

 岸田氏に近いと思われた麻生太郎副総理兼財務相も菅氏支援に回った。側近議員は「危機管理に強い菅氏を首相に押し上げ、世論の期待感があるうちに衆院解散を断行する」と麻生氏のシナリオを代弁。この日は「首相も菅氏を推している」との情報も流れ、首相出身派閥の細田派も夜になって菅氏支持を固めた。

 麻生派と細田派の支援を受け、多数派を形成しようという岸田氏の戦略は大きく揺らぐ。

 「麻生派の幹部に直接、電話したが『何も聞いていない』という答えだった」。31日夕、党本部で記者会見した岸田氏はこう明かし、平静を装った。前日には麻生氏と会談し「(協力を)期待しています」と秋波を送っていた。

4486名無しさん:2020/09/05(土) 20:22:14
>>4485

 誤算はそれにとどまらない。この日、菅氏の出馬を求めた当選同期組の中に、竹本直一IT・科学技術担当相の姿があった。昨年の内閣改造で岸田氏が首相に頼み込んで入閣させた岸田派のベテラン。「どう判断していいのか分からない」。気付かないうちに足元を切り崩された岸田氏は動揺を隠せない。

   ◇    ◇

 有力な「ポスト安倍」候補と見なされながら首相支持に徹してきた岸田氏は「どんな逆風の中にあっても、戦い続けなければいけない」と総裁選からの撤退を強く否定。岸田派幹部は「今回も不出馬だったら永遠にチャンスは消える」と悲愴(ひそう)感を漂わせる。

 石破氏も苦しい。31日の石破派会合では、立候補を本人の判断に委ねる方針を改めて確認。石破氏は「なるべく早いうちにお伝えする」と記者団に述べた。石破氏は同日夜に立候補の意向を固めたが、派内には党員投票がなければ厳しい結果が予想されるとして、不出馬論も出ていた。

 このまま菅氏への流れが加速していくのか。共同通信の世論調査では、次期首相にふさわしい政治家は石破氏がトップで、菅氏は大きく水をあけられている。党内の若手は安倍政権下で追い風の選挙戦しか知らない。当選3回の衆院議員は菅氏を「選挙の顔としては弱い」と不安を漏らす。 (東京支社取材班)

西日本新聞

4487名無しさん:2020/09/05(土) 20:29:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ea4fb7811032a24414e48a6672dc4d4e4e426c2
「投げ出し批判、死んだ方がまし」安倍首相、麻生氏説得にも応じず
8/29(土) 13:52配信

 またも任期途中の退陣を表明した安倍晋三首相。連続在職日数が史上最長となった24日に辞任の意向を固めたが、周囲は記者会見の直前まで必死に引き留めた。「休んでまた復帰すればいい」「短期間の入院なら誰も批判はしない」。首相は葛藤したが、新型コロナウイルスを巡る新たな対策を取りまとめたことで、「第1次政権時のような『投げ出し』批判を避けられる」と判断し、最長政権の幕引きを決めた。

 28日午後5時、官邸で開かれた記者会見。首相は秋以降の新型コロナ対策を説明した後、「私自身の健康問題を話したい」と切り出した。持病の潰瘍性大腸炎が再発したとして、「投薬の効果はあるが予断は許さない」「国民の負託に自信を持って応えられる状態にない」と語り、「職を辞することにする」と目を伏せた。

 その約6時間半前。閣議を終えた首相は、自らの「後見役」である麻生太郎副総理兼財務相と官邸執務室で向き合っていた。「体力も食欲もない。病気のために国政が停滞するのは耐えられない」と首相。麻生氏は「通院しながら職務を続ければいい」と説得した。

 これまでも職務を続けるように説得してきた麻生氏。15日には首相の私邸を訪れ、「少し休養したってなんてことはない。休んでいる間は私が職務を代理するから、辞めないでほしい」と訴えた。28日は翻意がかなわず、首相との面会を35分で終えると、追いすがる記者を振り切るように官邸を後にした。「辞任は自分一人で判断した」。首相は会見でそう語った。

 首相の説明によると、病の再発の兆候が医師から指摘されたのは6月の検診。7月中旬からは「体力をかなり消耗する状況になった」という。複数の政府関係者は「息が上がり、声がかすれる様子が目立った」と口をそろえて証言する。「体調が相当悪そうだ」との風評が官邸や省庁に広がった。周囲は口々に休養を勧めたが、首相は応じなかった。「病気を押して職務をこなした父親の故晋太郎元外相の姿が頭にあるのだろう」。官邸幹部は推し量っていた。

 今月上旬の診察で再発が確認された。関係者によると、6日、広島市での原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参列した際は、特につらそうだったという。

 「唐突に辞める事態だけは避けたい。また『投げ出し』と言われるぐらいなら、死んだ方がましだ」。首相は常日頃、周囲に語っていた。「病気のことは言いたくない」。健康不安説が大きく報道され、「健康状態を説明すべきだ」との批判が出始めた19日、首相は側近に漏らしている。

 官邸官僚らはこのころから、辞任もあり得ると覚悟した。コロナ対策の新パッケージの取りまとめを急ぐよう関係省庁に指示。投げ出し批判が起きないようなシナリオ作りに腐心した。一方で慰留にも努めた。27日には、内閣改造の構想を会見で発表することによって求心力を再び上昇させる案も提示したが、首相は断ったという。

 「1強政権」のあっけない幕引き。自民党は各派閥が幹部会合を開くなど、早くも「次」を見据えた動きが始まった。官邸関係者は非情に語った。「2度も突然辞任する事態。今後、政界に影響力は働かせられないだろう」

(東京支社取材班)

西日本新聞

4488名無しさん:2020/09/05(土) 20:35:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/11c19518414d8dd5901b08813e4dfcf707d8d50f
自民・森山国対委員長「菅氏とは阿吽の呼吸」
9/5(土) 20:10配信

 連続在職日数が歴代最長となった自民党の森山裕国対委員長が産経新聞のインタビューに応じた。森山氏は鹿児島市議を7期務めた「たたき上げ」で、国対委員長就任以降、野党と信頼関係を築き、堅実な国会運営が目立った。菅義偉官房長官や二階俊博幹事長からも信頼され、二階氏とともに菅氏の党総裁選出馬への流れを作った。

 --菅氏に期待することは

 「所属する石原派(近未来政治研究会、11人)が支持する菅氏は、安倍晋三政権を支えてきた立役者だ。出馬を表明した岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長もふさわしい方だ。誰が選ばれても、日本の首相として立派に職責を果たしてくれるだろう」

 --二階、菅両氏からの信頼が厚い

 「二階氏は国会運営についても長い経験を持っている。短い言葉の中に参考になることが多い。菅氏とは阿吽(あうん)の呼吸で、大体考えていることは合っている」

 --3日に連続在職日数が1128日となり、最長記録を更新した

 「働き方改革関連法案など与野党が対決する重要法案では野党の理解も得て成立させた。法案の成立率はかなり高い。条約については100%だ」

 --心がけていることは

 「国会議員は主権者である国民に選ばれたという基本を忘れてはならない。考え方やイデオロギーが違うこともあるが、お互いの意見を尊重した上で結論を出していくことが大切だ」

 「テレビ中継が入る予算委員会には問題意識を持っている。予算委の質問時間の割り振りは、就任時は『与党2対野党8』だったが、与党議員の方が多いので『与党3対野党7』に変えた。一方的な議論にならないためにも、もう少しいただきたい」

 --新型コロナウイルスの感染拡大で国会改革を求める意見もある

 「『リモート出席』を認めるべきだとの声がある。しかし、国会は前例を積み上げて運営をしてきた歴史がある。憲法56条に『出席議員』と書いてある以上、国会議員が出席をすることは非常に重いことだ」(大橋拓史)

4489名無しさん:2020/09/06(日) 10:50:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/9977c4152c029babf191fb46c4703eb4436e0d8a
衆院解散・総選挙 菅氏「新しい首相が判断」 早期観測受け“動き”も
9/6(日) 1:27配信

自民党の総裁選挙に立候補を表明している菅官房長官は5日、衆議院の解散・総選挙について、「新しい首相が判断する」と強調した。

菅氏は、テレビ番組で早期の衆議院の解散・総選挙について、「新しく首相、総裁になった人が判断する」と述べた。

同時に、「官房長官として『首相が“解散する”と言えば解散、しなければしない、それ以上でもそれ以下でもない』と申し上げてきた」と含みを持たせた。

自民 二階幹事長「自民党は、あす選挙があってもいいように準備を整えておりますから」

自民党の二階幹事長は、「常在戦場」との立場をあらためて強調した。

自民 鬼木誠衆院議員「(写真撮影はいつぶりか?)1年以上していないと思う」

早期の衆議院解散の観測を受けて、選挙用の写真撮影に踏み切った議員もいる。

カメラマン「こっちの肩の力すっとぬきましょうか、顔すっと下げます」

自民 鬼木誠衆院議員「1年2カ月以内には選挙もあるということで、いつあってもいいように(写真を)用意しています」

番組で菅氏は、まずは新型コロナウイルスの収束に全力を挙げる考えも示した。

一方、石破元幹事長と岸田政調会長も、テレビ西日本の番組の中で感染症対策に取り組む姿勢を強調した。

4490名無しさん:2020/09/06(日) 10:51:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef293a5f3d329af5909cadfd8983220e802d0b0
二階幹事長「角栄超え」 通算在職日数、歴代最長に 自民
9/6(日) 7:30配信

 自民党の二階俊博幹事長の通算在職日数が8日で1498日となり、政治の師と仰ぐ田中角栄元首相の最長記録を塗り替える。

 二階氏は、安倍晋三首相の後継総裁の下でも続投を狙っており、自らの記録をさらに大きく伸ばす可能性もある。

 二階氏は2016年8月、自転車事故で負傷した谷垣禎一前幹事長の後任として総務会長から起用された。1993年に離党、曲折を経て03年に復党した経歴の持ち主だが、「政局観、政治観がずばぬけている」(菅義偉官房長官)と一目置かれる党内きっての策士だ。17年3月の党大会で総裁任期を連続3期9年に延長、長期政権を後押しし、17年衆院選、19年参院選を勝利に導いた。

 安倍首相の後継選びでは、いち早く菅氏出馬に道筋を付け、細田、麻生、竹下の主要3派が菅氏支持に雪崩を打つきっかけをつくった。くしくも記録を更新する8日は総裁選の告示日に当たる。

 ただ、二階派のなりふり構わぬ拡張路線や、公職選挙法違反の罪に問われた河井案里参院議員の陣営に対する破格の選挙資金1億5000万円送金などで「党を私物化している」(岸田派中堅)と反発も強い。「菅政権」誕生を見据え、二階派と主要3派との主導権争いも表面化しており、二階氏の政治手法が党内にあつれきを生んでいる面も否めない。

4491名無しさん:2020/09/06(日) 10:52:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/82a49973e741901ec2a5bc0e314a9cf20ad77ff6
崩れたシナリオ…石破氏「いばらの道」 布石一転、手詰まりに
9/6(日) 10:12配信

 自民党総裁選への挑戦が4度目となる石破茂元幹事長だが、かつてない孤立無援の戦いを余儀なくされている。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いと「寝業」のできない性格が災いし、国会議員の確実な支持は、自身が率いる石破派(19人)のほか数人のみ。頼みとする世論人気も、地方出身、たたき上げをアピールする菅義偉官房長官の陰にかすみつつある。陣営は、「本番」と位置付ける来秋の総裁選につなぐ集票を、と必死だ。

 5日午前、石破氏はTNCテレビ西日本(福岡市)の報道番組に生出演し、午後には東京にとんぼ返りした。寸暇を惜しんで九州入りしたのは、各地方県連が行う予備選での集票に照準を定めているからだ。

 「勝ち馬に乗りたい心理はある」と菅氏優勢の現状を分析。その上で、菅氏が「継承する」とした第2次安倍政権の姿勢を「泣いている人の気持ちを十分にくんできたか」と批判した。この日も、石破節に陰りはなかった。

   ◇    ◇ 

 総裁選で涙をのむたびに、もろい党内基盤の強化が課題と言われてきた石破氏。安倍晋三首相の突然の辞任表明前は、来秋の総裁選で岸田文雄政調会長との頂上決戦を制するシナリオを描き、岸田氏と距離がある二階俊博幹事長、菅氏の信用を徐々に得ていく作戦だった。6月に二階氏に石破派パーティーの講師を依頼して秋波を送り、8月には二階、菅両氏と近い森山裕国対委員長と会食するなど布石は打っていた。

 そこへ、想定外の総裁選が降って湧いた。

 石破氏は派閥メンバーと出馬の是非を断続的に協議した。「党員投票はしないもようだ」「二階氏が菅氏擁立で動いている」…。自身にマイナスの情報が次々ともたらされ、一部幹部からは「惨敗したら二度と立候補できなくなる」と不戦論を進言された。かたや、主戦派は2015年の総裁選で立候補を見送り、好感度に陰りが出たことへの反省から「出馬をやめたら『逃げた』と言われる」とけしかけた。

4492名無しさん:2020/09/06(日) 10:52:34
>>4491

 前回総裁選で支援を得た参院竹下派の支持を取り付けられないか探る側近もいたが、時既に遅し。竹下派を含む主要派閥は菅氏支援に走りだしていた。開けぬ展望に、石破派内の結束はぐらついた。

 8月31日。石破氏は出馬の決意を固める。連判状が派内に回った。背水の覚悟を示すため血判状を作ろう、との声も上がった。「今後、党内でどんな冷や飯を食わされようが、もう戦うしかない」。派の閣僚経験者はつぶやいた。

   ◇    ◇ 

 首相は周囲に「石破嫌い」を公言。後継を決めるこの総裁選でも、石破氏を勝たせない環境整備を最優先しているのは明らかだ。かつて首相在任中、石破氏から退陣を迫られたとされる麻生太郎氏も同じ姿勢。最大派閥・細田派の一人は「『石破だけは許さない』との声は多い」と証言する。なぜ、そうなのか-。

 主な理由として指摘されるのが、閣僚や党幹部であっても遠慮なく批判する政治姿勢。第2次安倍政権では、森友、加計(かけ)学園や桜を見る会の問題などが報じられるたびに「説明すべきだ」と注文。党内から「また、後ろから鉄砲を撃っている」と白眼視された。

 政界遊泳術も巧みでない。石破氏のために走り回った参院竹下派のベテランは前回総裁選後、一言も言葉を交わしていないと苦い表情。「次も出たいなら、会いに来るのが筋だろうに」

 地方県連の予備選で首位を奪い、党内にあらためて「選挙の顔」となり得る存在感を誇示し、来年に勝負を懸けたい石破氏。テレビなどで露出を続けるが、「いばらの道」(派閥幹部)には変わりない。

(湯之前八州)

4493名無しさん:2020/09/06(日) 10:59:43
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020081801127
森山国対委員長と会食 石破氏
2020年08月18日23時26分

 自民党の石破茂元幹事長は18日夜、東京都内で森山裕国対委員長と会食した。この後、石破氏は記者団に「総裁選については一切話をしていない」と語ったが、次期総裁選に向けて、二階俊博幹事長や菅義偉官房長官とも近い森山氏と関係を深める狙いもありそうだ。

https://www.asahi.com/articles/ASN8L6CRQN8LUTFK00D.html
石破茂氏、国会議員票の拡大狙い秋波? 森山裕氏と会食
2020年8月18日 23時45分

 自民党の石破茂元幹事長と森山裕国会対策委員長が18日夜、東京都内の日本料理店で会食した。会合は石破氏側の呼びかけで開かれ、石破派幹部の山本有二元農林水産相も同席した。

 「ポスト安倍」をめざす石破氏は、党員・党友による地方票の支持が厚いとされる一方、国会議員票の支持拡大が課題。安倍政権の国会運営を仕切る森山氏は、二階俊博幹事長や菅義偉官房長官に近いキーパーソンの一人で、石破氏には会食を通じて森山氏との関係を深める狙いがあると見られる。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14590927.html
(#政界ファイル)自民党の石破氏と森山氏が会食
会員記事

2020年8月19日 5時00分

 自民党の石破茂元幹事長と森山裕国会対策委員長が18日夜、東京都内の日本料理店で会食した。会合は石破氏側の呼びかけで開かれ、石破派幹部の山本有二元農林水産相も同席した。

 「ポスト安倍」をめざす石破氏は、党員・党友による地方票の支持が厚いとされる一方、国会議員票の支持拡大が課題。安倍政権の国会運営を…

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62786800Y0A810C2000000/
石破、森山両氏が会談
2020/8/18 23:35

自民党の石破茂元幹事長と森山裕国会対策委員長は18日夜、都内のホテルで会食した。石破氏は会談後、記者団に「今の国会の状況、実現しないといけない法案についていろんな考えを承った。総裁選や衆院選の話は一切していない」と語った。

4494名無しさん:2020/09/06(日) 17:43:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/75d437fe43baa70c73ab068bdfbc6c7d4f252c05
二階氏続投に期待 自民・河村氏
9/6(日) 15:03配信

 自民党の河村建夫元官房長官(二階派)は6日、総裁選を受けた党役員人事での二階俊博幹事長の処遇について、同氏が菅義偉官房長官支持をいち早く打ち出した経緯に触れ、「菅氏が総裁になられたら、当然そのことは頭に置いて人事をするのではないか」と述べ、幹事長続投に期待を示した。

 山口県美祢市で記者団の質問に答えた。

4495名無しさん:2020/09/06(日) 19:01:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/26ba149a308a7f5685af521fdd0cef9ecdf19237
自民・鈴木総務会長「誘惑に駆られる」 次期内閣発足直後の解散に期待感
9/6(日) 18:09配信

 自民党の鈴木俊一総務会長は6日放送のBSテレ東の番組で、衆院解散・総選挙について、安倍晋三首相の後継となる新首相が選出された後、速やかに行うことは「一つのタイミングだ」との見方を示した。

 鈴木氏は「新内閣ができて、フレッシュなうちに、評価が高い時に国民の信を問う。(解散の)大義名分も立つ」と述べた。新内閣の支持率が上昇した場合の早期解散について「私もそういう誘惑に駆られる人だ」とも述べ、期待感も示した。

 鈴木氏が所属する麻生派が党総裁選で支持する菅義偉官房長官は5日、読売テレビの番組で、新首相のもとでの衆院解散・総選挙について「総理が解散すると言えば解散。しなければしない。それ以上でも以下でもない」と述べるにとどめた。【水脇友輔】

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e83f499e359766ce42fbad72848a8749841a6a8
新政権発足直後の解散言及 自民・鈴木総務会長
9/6(日) 11:22配信

 自民党の鈴木俊一総務会長は6日放送のBSテレ東番組で、党総裁選を巡り新政権発足直後の衆院解散・総選挙の可能性に言及した。「新内閣ができてフレッシュで、評価が高い時に国民の信を問う。一つのタイミングだ」と述べた。

 安倍晋三首相の後継を決める臨時国会の閉会後、改めて臨時国会を召集し衆院を解散する可能性を問われ「私もそういう誘惑に駆られる一人だ」とした。

 新総裁決定後に国会で新首相が指名され、国民の審判を直接得る機会がないとの認識を表明。「国民の皆さんの信を問うという意味で、大義名分も立つ」と語った。

4496名無しさん:2020/09/06(日) 19:03:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ce81840880c8a41556243ec26232a38763754ed
安倍と麻生の石破茂への“ふか〜い恨み” 政策より“好き嫌い”で決まる自民党総裁選
9/6(日) 8:00配信

 9月14日に行われる自民党総裁選は、すでに議員票の7割を固めた菅義偉官房長官が勝利すると見られている。だが、そもそもマスコミ各社の世論調査で、「次期首相に相応しい政治家」としてトップで名前が挙がるのは石破茂元幹事長だった。にもかかわらず、自民党国会議員から石破待望論が出なかった。なぜか。最も大きな理由は、安倍晋三首相と麻生太郎財務相は、石破氏が大嫌い。「石破だけは総理・総裁にさせない」ことで一致していることが、党内でも知られていたからだ。そこには、石破氏に対する“共通の恨み”があるそうだが……。

 ***

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、二人が石破氏を嫌う理由について、出演したテレビ番組で次のように語っている。「安倍さんも麻生さんも石破さんが嫌いなんです。石破さんは、お二人が総理だった時、退陣するよう迫った。あの時のことを、俺の足を引っ張りやがった……と今も恨んでいるんです」。ならば、石破氏の言動を検証してみよう。

第1次安倍政権は、2007年7月29日の参院選挙で惨敗。これを機に“安倍おろし”が始まった。参院選の2カ月前に松岡利勝農水相が議員宿舎で自殺。後任の赤城徳彦農水相には事務所費問題が発生した。7月3日には、久間章生防衛相の原爆投下「しょうがない」発言で辞任したことなどが響き、参院選では37議席と惨敗。小沢一郎率いる民主党に大きく議席を奪われた。

 にもかかわらず、続投を表明した安倍首相に対して、自民党の派閥領袖からは安倍首相を支持する声が相次いだものの、責任を追及する声も出た。その急先鋒が石破氏だった。

 7月30日付の読売新聞には、こんな記述がある。

《石破茂・元防衛長官(津島派)も「安倍首相は辞めるべきだ。そうでないと、自民党が終わってしまう」と述べ、首相退陣を求める考えを示した。》

 7月31日付の朝日新聞でも、

《石破茂元防衛庁長官も「総理は『私か、小沢代表の選択だ』と何度も訴えた。これを有権者にどう説明するのか。挙党一致は答えにならない」と首相の退陣を促した。》

4497名無しさん:2020/09/06(日) 19:04:52
>>4496

首相は険しい表情
 8月7日の自民党代議士会でも、石破氏は安倍首相の責任を追及した。8月8日付の読売新聞によると、

《小坂憲治政調副会長(津島派)や石破茂・元防衛長官(同)も「(首相が)何を反省するかが大事だ。それを明らかにしてほしい」と批判した。首相は険しい表情でこうした意見を聞いていた。》

 さらに同じ11日付の産経新聞では、「【単刀直言】石破茂元防衛庁長官 国民政党の地位失った」記事の中で、厳しく安倍首相の責任を追及している。

《一度政権を失えば簡単には戻れない。(中略)このまま自民党のイメージがどんどん悪くなり、結果的にそんな政権を作ることに加担していいのか。》

《参院選は安倍首相自らが「政権選択の選挙だ」と言ったことで性格が変わってしまった。候補者の人柄や実績と関係なく結果が左右された。選挙でなぜ負けたかを徹底的に分析しなければ次はない。なぜ負け、どう改めるかを首相が早急に示す必要がある。》

《首相が地位に恋々としているとは思わない。強い使命感があるのだろう。ただ、選挙で民意が示された以上、無視することがあってはならない。》

 まさかこの発言がトドメを刺したわけではなかろうが、2日後の13日、安倍首相は慶応大学病院に入院した。

麻生擁護から造反
 2008年9月に首相に就任した麻生氏の場合はどうか。09年5月に民主党の代表が小沢から鳩山由紀夫に代わると、自民党は大型地方選挙で6連敗を喫し、内閣支持率を急低下させた。そのため、自民党内で麻生首相への退陣要求が高まった。いわゆる、「麻生おろし」である。

 7月12日の都議選で自民党が大敗すると、「反麻生」の中川秀直、加藤紘一らが、総選挙前に総裁選を行うために両院議員総会開催に賛同する議員を募った。総裁選前倒しは、麻生に代わる別の総裁を擁立すること意味する。これに対し、麻生首相は7月13日、21日に衆院を解散し、8月30日投開票の日程で総選挙を行うという「解散予告」をした。

 当時、農水相だった石破氏は、7月11日、北海道釧路市で麻生首相を擁護する講演を行っている。12日付のサンケイスポーツによると、

《石破農相は「昨年(の総裁選で)、みんなで麻生太郎に決めた」とこれまでの経緯を強調し、麻生首相を擁護。「あれが悪い、これが悪いと言う暇があれば、われわれがどれだけのことをやり何を目指すのか、1人でも2人でも説得するのが自民党の責任だし、公明党への信義だ」と述べた。》

 ところが、その舌の根も乾かないうちに、180度方針転換。講演の4日後の7月15日、石破氏は与謝野馨財務相と一緒に、両院議員総会開催に賛成する署名をしているのだ。16日付の毎日新聞によると、

《与謝野氏、石破両氏は15日、首相官邸に麻生首相を訪ね、約40分間会談。地方選連敗を統括するため、総会開催に応じるよう促した。》

「麻生さんからすれば、大臣に起用した石破氏の造反はかなり屈辱的だったでしょう。現在、石破派に属する後藤田正純さんや平将明さんも麻生首相に退陣を要求していますから、石破派に対する麻生さんの恨みはかなり深いものがありますよ」(政治部デスク)

 結局、両院議員総会は開催されなかったものの、予定通り21日に衆院は解散され、自民党は大敗。下野することになった。

 田崎氏は「当時の石破さんの判断は間違っていなかった」とも解説している。自民党総裁は、政策は二の次で、所詮好き嫌いで決まってしまうというわけである。これが日本によって良いのかどうか……。

週刊新潮WEB取材班

2020年9月6日 掲載

新潮社

4498名無しさん:2020/09/06(日) 20:40:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/831ba0a5fc9cec8098246d549d6317ee3f901c77
自民の二階幹事長、歴代最長に 8日に田中角栄元首相抜く
9/6(日) 19:22配信

 自民党の二階俊博幹事長(81)の在職日数が7日、1497日に達し通算記録を持つ田中角栄元首相と並ぶ。二階氏は2016年8月、77歳5カ月の歴代最年長で幹事長に就任。連続在職は昨年8月に前尾繁三郎元衆院議長を抜き、記録を更新中だ。8日には在任期間が通算、連続とも歴代単独トップとなる。

 先月28日、最長政権記録を作ったばかりの安倍晋三首相の退陣表明に「全党一致で首相を支持しているのは党の歴史上、誇るべきこと。健康の理由とはいえ痛恨の極みだ」と惜しんだ。

 和歌山県出身の二階氏は衆院議員秘書、県議を経て1983年に衆院初当選。田中元首相に師事、田中派に所属した。

4499チバQ:2020/09/06(日) 22:12:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009060014.html
【総裁選ドキュメント】石破陣営の「あつ森」活用は中止? 政治主張は規約違反の恐れ
2020/09/06 17:44産経新聞

【総裁選ドキュメント】石破陣営の「あつ森」活用は中止? 政治主張は規約違反の恐れ

総裁選に向けた政策発表会見に臨む自民党の石破茂元幹事長=4日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)

(産経新聞)

 自民党総裁選に出馬する石破茂元幹事長の陣営が任天堂の人気ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」(あつ森)を選挙運動に活用すると発表したことをめぐり、同社の利用規約に違反する恐れがあることが6日午後、分かった。石破氏陣営は「確認のため、いったん(計画を)停止する」とコメントした。

 あつ森は家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のソフトで、他のプレーヤーと交流しながら無人島を開拓していくゲーム。石破氏陣営は6日午前、8日の総裁選告示に合わせ石破氏が「いしばちゃん」を名乗るアバター(分身)としてゲームに登場すると発表した。石破氏の似顔絵ポスターもゲーム内で共有する予定だった。

 一方、発表直後からインターネット上で、任天堂の利用規約違反を指摘する声が相次いだ。同社の「ニンテンドーネットワーク利用規約」は「政治的な主張を含むもの」の利用を禁止しており、総裁選での活用は認められない可能性がある。

 あつ森は米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領陣営も選挙運動に使用している。

4500名無しさん:2020/09/06(日) 23:01:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb76a98e4ec7b1725d2c070a7d43d6ff39d1f433
【自民党総裁選】石破氏、菅氏を「組織束ねる能力卓越」 派閥主体の選出は批判「国民の関心下がる」
9/6(日) 22:11配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選に立候補を表明している石破茂元幹事長が6日、国会内で地方紙各社と懇談した。競合相手となる菅義偉官房長官(衆院神奈川2区)について「大演説をする人ではないが、組織を束ねる、動かすことには実に卓越した能力をお持ちだ」と述べた。

 石破氏は「自分は人の評価ができるような立場ではない」としつつも、菅氏の実務面での能力を評価した上で、「感心させられることが多々あった」と説明。自身と菅氏の比較では「私のほうが優れているなどと申し上げるほど、僭越(せんえつ)なつもりはない」と語った。

 また、菅氏の出馬表明前に支持方針を決めた派閥があることに、「菅さんが政策を発表する前に支持が決まるのは、どういうことかと思う」と違和感を口にした。派閥主体の総裁選では「国民や党員に、しょせん派閥の話し合いで決まるんだと諦めが広がる。政治に対する関心がどんどん下がっていく」と懸念を示した。

神奈川新聞社

4501チバQ:2020/09/07(月) 00:18:58
https://www.sankei.com/politics/news/200906/plt2009060022-n1.html
岸田氏選対本部長に谷垣Gの遠藤元五輪相…7日に発足 自民総裁選
2020.9.6 21:33政治政局
自民党総裁選
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 自民党総裁選に立候補する岸田派(宏池会)会長の岸田文雄政調会長は7日、選対本部を発足させる。本部長には元五輪相で、谷垣グループ(有隣会)の遠藤利明代表世話人が就く予定。

 遠藤氏は6日、山形市で記者団に「岸田氏から『本部長を』と要請されている。自信を持って応援する」と語った。

4502とはずがたり:2020/09/07(月) 01:42:53

総裁選は菅氏1強の構図に “雪崩”起こした二階氏の力学
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月1日 21時38分(最終更新 9月1日 22時38分)
https://mainichi.jp/articles/20200901/k00/00m/010/254000c
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2020自民党総裁選

 自民党総裁選は「1強2弱」の構図が確定した。1日に岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)が出馬を正式表明したが、支持の広がりを欠く。主要派閥が支援に殺到する菅義偉官房長官(71)は2日に正式表明すると決めた。投開票予定の14日までの短期戦が本格化した。

 「1強」の流れを決めたのは8月31日に菅氏支持の方向を出した麻生派(54人)だ。会長の麻生太郎副総理兼財務相は1日の派閥緊急会合であいさつ。「総理が辞任されることとなった今、我々はど真ん中でその政策推進を行ってきた事実を重く受け止めなければならない。今後名乗りを上げる方の中から我々志公会(麻生派)の政策を実行できる候補者を一致結束して推していきたい」。菅氏支持を強く意識したものだ。

 会合後には、出馬に意欲を見せてきた麻生派の河野太郎防衛相が「今回は出馬をしない」と記者団に表明。「今後のことは麻生会長としっかり相談する」と話した。石原派(11人)も1日、菅氏支持を正式決定。自民党内ではこの日も菅氏への雪崩現象が続いた。

 最大派閥の細田派(98人)に第2派閥の麻生派、竹下派(54人)――。主要派閥の支持表明で国会議員票の過半を取りまとめ、「勝敗は決した」(閣僚経験者)とさえ言われる菅氏はこの日、総裁選に関して表立った発信を避ける余裕さえみせた。2回あった官房長官としての記者会見では、再三総裁選に関する質問が出たが、「この場は政府としての見解を説明する場なので、総裁選についてコメントは控えたい」などと答えるにとどめた。

 雪崩のきっかけを起こしたのが、二階派(47人)を率いる二階俊博幹事長だ。二階氏は28日昼に安倍晋三首相から辞意を伝えられると…

4503名無しさん:2020/09/07(月) 11:30:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/b574d874cfb381c55d899852b5fe077e0fc0e353
候補者の地元に温度差 諦めムードの陣営も 三つどもえの自民総裁選
9/7(月) 7:08配信

 自民党総裁選は8日の告示を前に三つどもえの構図がほぼ固まった。

 優勢とされる菅義偉官房長官の地元では、県連幹部が陣営の引き締めに躍起。劣勢が伝えられる陣営の地元では「次につながる戦いを」と早くも諦めムードが漂う。

 総裁選は、全国一斉の党員投票が見送られ、新型コロナウイルス対策で党主催の全国遊説も実施しないことが決まった。安倍晋三首相の出身派閥を含む5派閥が支持する菅氏が選挙戦を有利に運ぶとみられる。

 菅氏の陣営からは「党員をないがしろにすれば、(今後の)選挙で負けてしまう」と全国一斉の党員投票を実施しないことへの不満も出ている。だが、地元の神奈川県連幹部は「注目される議員がいることはありがたい。県内の方が総裁になってくれたらうれしい」と口元が緩む。

 劣勢が伝えられる岸田文雄政調会長の地元の広島県では、県議らが手分けして他県を回るなど、地方票の掘り起こしに力を入れる。

 しかし、ベテラン県議が「今回は勝負ありかもしれないが、岸田さんはまだ若く、将来がある」と話すなど敗戦ムードも。県政界に強い影響力を持つ元県議は「日本をどうするか議論する前に派閥の力学で総裁選の行方が決まってしまうのはいかがなものか。二階(俊博)幹事長に手玉に取られた」と漏らした。

 石破茂元幹事長の地元の鳥取県では、県連幹部が「総裁選後」をにらみ、「次のこともある。全部取りたい」と、地方票の掘り起こしに意気込む。

 党員からは、全国一斉の党員投票が実施されないのは「石破封じだ」と恨み節も聞かれる。

4504チバQ:2020/09/07(月) 11:47:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/435e3e03652a5aedbaf7dae60ff613d7f6e5c1d1
維新、「菅首相」に期待感 蜜月関係拡大か 自民総裁選
9/7(月) 7:05配信
 安倍政権下で築いた蜜月関係をさらに深め、「大阪都構想」など維新の重点政策に今度は首相の立場で後押しを受けたいとの思惑があるためだ。菅氏もこれに応える姿勢を示しており、菅氏が新首相に就けば政権運営に一定の影響が及びそうだ。

 維新の松井一郎代表(大阪市長)は4日、市役所で記者団に「安倍晋三首相の女房役だった菅氏が引き継ぐのは当然の話だ」と強調した。馬場伸幸幹事長も記者会見で「一緒にやっていく思いで取り組んでいきたい」と語っている。

 維新はもともと自民党に所属していた政治家が多く、憲法改正など安倍政権と主張が重なる。他の野党と一線を画し、政府・与党にしばしば協力してきた。安倍、菅、松井各氏と橋下徹元大阪市長の4者の会食は年末の恒例行事だ。

 安倍政権も維新との関係を重視。菅氏を中心に2025年の大阪・関西万博実現に力を貸し、大阪府・市が誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐっても息の合ったところを見せた。

 大阪都構想は維新の「一丁目一番地」の課題。11月に予定される住民投票で過半数を取ることが至上命令だ。

 これに対し、菅氏は自民党大阪府連が反対を訴える中にあっても都構想に好意的な考えを表明。6日の時事通信のインタビューに「(維新とは)政策が似ている部分がかなりある」と答えた。維新側は「心強い限り。信頼関係のたまものだ」(幹部)と手放しで喜ぶ。

 ただ、首相官邸と維新のパイプが太くなることには自民党に「党内の足並みを乱す」(幹部)と快く思わない向きもある。大阪選出のある中堅議員は「大阪自民党を見捨てる気か」と語気を強めた。 G20大阪サミットの会場となる国際展示場「インテックス大阪」を視察する菅義偉官房長官(前列中央)と松井一郎大阪市長(同左)、吉村洋文大阪府知事(同右)=2019年6月、大阪市住之江区
 自民党総裁選で優位に立つ菅義偉官房長官に対し、日本維新の会が連携への期待を強めている。

4505チバQ:2020/09/07(月) 11:50:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c80ddac207273ea0224b25f1f23e116ff393ad55
菅義偉氏“安倍官邸乗っ取り”の全内幕 二階幹事長と急接近
9/7(月) 11:05配信
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“菅総裁”の誕生は既定路線だったのか(時事通信フォト)
 叩き上げの苦労人が、支え続けた総理の無念を受け止め出馬を決断――菅義偉氏自身が語り、メディアが喧伝するストーリーだが、それにしてはあまりに動きが早過ぎはしないか。『総理の影 菅義偉の正体』(小学館刊)でその実像に迫ったノンフィクション作家の森功氏は、この出馬劇を「茶番」と断じた。森氏がレポートする。(敬称略)

【写真】明るいブルーのタイをした二階俊博氏。演台を左手で握る。右手側にはパールの超ロングネックレスをした稲田朋美氏
シナリオはできていた
 すでに首相の椅子を約束された政権ナンバー2とアテ馬の候補者を連日テレビに出演させ、マスコミが一所懸命総裁レースを盛りあげる――。目の前で展開されている自民党総裁選のバカ騒ぎをひと言で表わせば、そうなるだろうか。

「安倍政権の継続に雪崩を打った」とか、「ダークホースが大本命になった」とか、いろいろ言われているが、選挙前から官房長官の菅義偉の総裁就任が決まっている。ただし、新聞やテレビが騒いでいるように、それは安倍晋三が8月28日に辞任会見したあとに決まった流れではない。

 私の耳に官邸関係者からその一報が届いたのは、8月20日のことだ。首相が3日間の休養をとって公務に復帰したあくる日木曜の午前中だった。

「菅さんが立つことに決まりました」

 官邸関係者は唐突にこう打ち明けてくれた。この時点ですでに「安倍退陣、菅へ政権禅譲」のシナリオができているというのである。

「これまで総理は麻生先生など、ごく近い限られた人だけに退陣の相談をしていました。とくに麻生先生には15日に私邸で話したとき、『臨時代理を頼めないでしょうか』と言う総理に対し麻生先生が『それはまずい。少し休めばいい』と説得したのです。このとき辞める腹を固めていたのでしょう」
 もとはといえば、首相の持病再発と退陣説は写真週刊誌『FLASH』(8月4日発売)が報じた7月6日の吐血情報が発端だ。官房長官の菅が病気を打ち消してきた。もっとも次第に潰瘍性大腸炎の再発が確定情報に変わり、萩生田光一や甘利明、稲田朋美といった首相に近い自民党国会議員たちも、「休めばいい」と声を上げていった。そもそも一国の総理大臣の病気というトップシークレットがこうまで簡単に漏れ、それを肯定するような発言が続くものだろうか。先の官邸関係者は当時の状況について、次のように謎解きをしてくれた。

「あのあたりから総理は親しい人たちが心配して話をすると、『もう辞める』という一点張りになった。麻生先生の静養先である軽井沢にまで総理から毎日電話がかかってきたといいます。麻生先生は『辞めるのはまだ早い』と何度も慰留したけど、『もう菅ちゃんに任せたい』と聞き入れなくなったそうです」

 実のところ菅への“政権禅譲”の動きはもっと早くからあったようだが、ことが急展開したのはこのあたりからだという。巷間、指摘されている通り、官邸は間違っても次が石破政権では困る。そのためにどうすればいいか、そこを検討していったようだ。28日午後5時の首相の記者会見が開かれるまでの1週間あまり、取り巻きは説得を続け、駆け引きがあったという。

 もとはといえば、首相の腹積もりが自民党政務調査会長の岸田文雄への政権禅譲だったのは、よく知られている。ところが、いつのまにか首相官邸は岸田から菅に乗り換えた。とりわけ安倍の心変わりとして挙げられる原因が、コロナ禍の景気対策「所得制限付き世帯向けの30万円の定額給付金」だ。安倍は、次の首相候補である岸田にハク付けしようと30万円の給付政策を発表させた。にもかかわらず党幹事長の二階俊博が撤回を迫り「全国民の10万円一律給付金」に落ち着いた。これは岸田の調整力の欠如が招いた結果だ、と官邸内の評価が下がり、安倍が岸田に見切りをつけたとされる。

 しかし、実態はそうではない。30万円の定額給付金は、経産省出身の今井尚哉首相補佐官を中心に財務省の太田充事務次官らで独自に打ち出した政策である。1人世帯でも5人世帯でも同じ30万円の給付、というあまりにわかりにくい制度だ。そして公明党やその支持母体である創価学会からの批判が殺到する。

 つまり30万円の給付は経産出身の官邸官僚が立案し、首相自身が彼らに任せた政策なのである。したがって本来、そこに不満が出たら、創価学会との太いパイプを自任する官房長官の菅や党幹事長の二階が抑え込む役割を担う。

4506チバQ:2020/09/07(月) 11:50:44
 だが、その二階が逆に官邸にねじ込んだ。挙げ句、政策撤回を岸田のせいにしてしまったのである。なぜそんな事態になったのか。別の官邸関係者が解説してくれた。

「もともと岸田さんはこの秋の人事で幹事長になるつもりで、次の総理総裁を目指してきた。一方、二階さんは幹事長ポストを死守したい。で、この際、公明側の立場に立ち、岸田を追い落とそうとしたのでしょう」

 二階は狡猾な立ち回りをする。その一つが石破への接近だ。もともと田中角栄門下の二人は仲が悪いわけではない。そこで二階は官邸が毛嫌いしている石破派のパーティに講師として参加したり、石破を自民党鳥獣議連の会合にゲストとして招いたりし始め、「期待の星」と持ち上げる。つまりこれは「俺を幹事長ポストから外せば、次の総裁選で石破を担ぐぞ」という官邸に対するブラフにほかならない。

 そしてこの時期に二階とタッグを組んだのが、菅なのである。昨年5月1日の改元以来、「令和おじさん」として国民の知名度をあげた菅は、ポスト安倍の有力候補に名乗り出た。その頃、ある自民党の代議士秘書はこう言っていた。

「実は令和の元号は安倍総理ご自身が最初に記者発表したいと言っていたのですが、菅さんが『それは前例がありませんから、私がやります』と押し切った。前例と言っても小渕恵三さんのときの平成しかないのですが、官房長官にはすでにポスト安倍が念頭にあったのでしょう。首相もそのあとに会見したけど、ほとんど記憶にないほど影が薄くなってしまった」
「石破と組むぞ」というブラフ
 もともと官邸内では、首相側近グループと菅官房長官とのあいだで確執があったが、一挙に表面化したのがこの頃だ。さらに菅は昨夏の組閣で河井克行や菅原一秀の入閣を安倍に認めさせた。

 とうぜん総理の分身と異名をとる首相補佐官の今井たちは面白くない。わけても今井たちが菅への警戒心を強めた出来事が、小泉進次郎の結婚報告だろう。菅は小泉と滝川クリステルを官邸に呼び、その場で記者会見まで開かせた。そこで菅が「ついでに総理に報告して来たらどうか」と小泉に指示したことまで明るみに出る。これでは今井たち首相側近が怒り狂うのは無理もない。

 そこから双方の溝が深まり、河井や菅原の選挙違反事件が次々と明るみに出たのは、周知の通りである。そのなかで菅の懐刀として政権における多くの政策を担ってきた首相補佐官の和泉洋人の不倫騒動まで発覚する。

 官邸官僚には、今井に代表される首相直轄のグループと官房長官の菅に仕えるタイプの2種類が存在する。この2タイプの官邸官僚が権力争いを繰り広げてきた。

 結果、菅自身は重要政策から外されていった。4〜5月のコロナの第1波襲来では、今井をトップとする首相直轄の官邸官僚が対策を取り仕切り、菅は知らされず、タッチすることもなかった。

「首相と官房長官にすきま風」。そうマスコミが騒ぎ、双方の関係は修復不可能とまでいわれる。

4507チバQ:2020/09/07(月) 11:51:07
 ところが、ここから菅の逆襲が始まる。その手段の一つが、二階との急接近であり、さらに石破カードだった。ひょっとすると菅は、二階の手法を見習ったのかもしれない。菅は二階だけでなく、石破派の会長代行である山本有二と会食。会ったのは1月なのだが、4月になって「安倍との決別か」と、石破派との接近ぶりがことさらクローズアップされる。

 本人が自ら石破との連携を漏らして騒ぎ立てたかどうか、そこは定かではない。が、菅にとっては渡り船だ。「蔑ろにすれば石破と組むぞ」と安倍や側近の官邸官僚に対するブラフになる。まるで二階流だ。
根っこは市場原理主義
 おまけにこの頃、首相を支えてきた経産省出身の官邸官僚の失態が相次ぐ。アベノマスクはもとより、中小企業の救済策として打ち出した持続化給付金では、電通と経産省とのなれ合いが問題になる。失政続きの今井たちは立場がなくなり、彼らに政策を委ねてきた安倍もまたピンチに陥った。

 そうして菅・二階連合が息を吹き返し立場が逆転していく。その状態を如実に物語る政策が、Go To キャンペーンだ。

 もともとGo To キャンペーンは、今井たち経産省出身の官邸官僚が一手に引き受けるはずだったが、持続化給付金事業で汚点を残し、担当官庁に事業を分散させることになった。その1兆7000億円の総予算の中核を担うGo To トラベルを担ったのが、国交省観光庁だ。そこはインバウンド政策を担ってきた菅と運輸族議員である二階の得意分野でもある。

 結果、Go To キャンペーンを菅・二階で取り仕切り、その開始日を7月22日に前倒しする。

 そしてこの間、コロナ禍で何をやってもうまくいかなかった首相の安倍は、次第にやる気をなくしていった。むろんストレスのせいもあるだろう。

 9月2日の菅の総裁選への出馬会見では、安倍から“政権禅譲”はなかったと言った。だが、8月20日に「菅が立つことに決まった」と話した官邸関係者はこうも言った。

「もはや総理が『菅ちゃんに任せる』と説得を受け付けない以上、仕方がない。で、総裁選のやり方を検討し、両院議員総会と都道府県の党代表による緊急選挙にすればいい、となったんです」

 首相の辞任会見で安倍は表向き後継指名こそしなかったが、「総裁選びは党に一任する」と言った。それは責任者の二階幹事長が、党員投票なしの緊急総裁選に決定することを前提とした話だ。実は両院議員総会などによる総裁選は、もともと岸田へ政権禅譲をしようとしたとき検討した方法でもあるのだという。

 形ばかりのまさに茶番、これを密室談合の出来レースと呼ばずして、何といえばいいのか。そして2度目の政権投げ出しに対し、「病気だからやむなし、無念だろう」という同情論が巻き起こり、内閣支持率が上がっている。その間に9月の臨時国会で解散、総選挙に流れ込もうとしている。

 次期首相確実な菅は、総裁選の出馬会見で、雪深い秋田の農村から高校を卒業し、単身上京して政治家になった自らの泥臭い生い立ちをアピールした。世襲の政治家ではない地方思いの苦労人を自負し、ふるさと納税の旗振り役として、地方の活性化を訴えてきた。

 しかし、本人の政策からはそんな泥臭さを感じない。むしろ政策の根っこは、新自由主義と称される市場原理主義にあるのではないだろうか。菅には格差社会を生んだアベノミクスの反省はない。

 まさに姑息な「居抜き乗っ取り内閣」の誕生である。

※週刊ポスト2020年9月18・25日号

4508チバQ:2020/09/07(月) 11:52:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb34c610e9d1b13b17d7033c982716491e3615bf
【独自】菅氏、厚労省再編に意欲 デジタル庁創設検討…総裁選あす告示
9/7(月) 5:02配信




自民党総裁選に向け、意欲を見せる菅官房長官(6日、国会内で)
 自民党総裁選(8日告示―14日投開票)に出馬する菅義偉官房長官(71)は6日、読売新聞社のインタビューに応じ、厚生労働省の組織再編に意欲を見せた。行政のデジタル化を進める「デジタル庁」(仮称)の創設を検討する意向も明らかにした。

 菅氏は、厚労省について「予算も圧倒的に多く、(過去に)年金問題もあった」とした。その上で「新型コロナウイルスも厚労省(だけ)ではとても対応できない大きな問題だ。コロナが収束した段階で、(組織のあり方を)検証していく」と語った。

 社会保障政策を一手に担う厚労省は、職員の業務負担軽減が課題となっている。自民党内では、かねて「厚生分野と労働分野に分割すべきだ」との声が上がっていた。

 立ち遅れが目立つ行政のデジタル化については、「(デジタル政策が)各省庁にまたがっている。そうしたものを一つに取りまとめるのは必要だ」と述べた。各省庁のデジタル政策を一元化する組織として、「デジタル庁」などを想定しているとみられる。

 新型コロナ対策では、追加経済対策を検討する構えを見せた。感染拡大防止と社会経済活動を両立させるため、「雇用を守り、商売が続けられる状況を保っていきたい」と強調した。

 中国の習近平(シージンピン)国家主席の国賓来日については「日本はコロナ対応を優先すべきで、日程調整をするような段階ではない」と慎重に検討する考えを示した。

 早期の衆院解散・総選挙が取りざたされていることには、「総裁選が終わってから考える話だ。『コロナの対応をきちんとやってほしい』というのが国民の声ではないか」と述べるにとどめた。

 総裁選には、岸田文雄政調会長(63)、石破茂・元幹事長(63)も出馬する。

4509チバQ:2020/09/07(月) 11:59:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b574d874cfb381c55d899852b5fe077e0fc0e353
候補者の地元に温度差 諦めムードの陣営も 三つどもえの自民総裁選
9/7(月) 7:08配信
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 自民党総裁選は8日の告示を前に三つどもえの構図がほぼ固まった。

 優勢とされる菅義偉官房長官の地元では、県連幹部が陣営の引き締めに躍起。劣勢が伝えられる陣営の地元では「次につながる戦いを」と早くも諦めムードが漂う。

 総裁選は、全国一斉の党員投票が見送られ、新型コロナウイルス対策で党主催の全国遊説も実施しないことが決まった。安倍晋三首相の出身派閥を含む5派閥が支持する菅氏が選挙戦を有利に運ぶとみられる。

 菅氏の陣営からは「党員をないがしろにすれば、(今後の)選挙で負けてしまう」と全国一斉の党員投票を実施しないことへの不満も出ている。だが、地元の神奈川県連幹部は「注目される議員がいることはありがたい。県内の方が総裁になってくれたらうれしい」と口元が緩む。

 劣勢が伝えられる岸田文雄政調会長の地元の広島県では、県議らが手分けして他県を回るなど、地方票の掘り起こしに力を入れる。

 しかし、ベテラン県議が「今回は勝負ありかもしれないが、岸田さんはまだ若く、将来がある」と話すなど敗戦ムードも。県政界に強い影響力を持つ元県議は「日本をどうするか議論する前に派閥の力学で総裁選の行方が決まってしまうのはいかがなものか。二階(俊博)幹事長に手玉に取られた」と漏らした。

 石破茂元幹事長の地元の鳥取県では、県連幹部が「総裁選後」をにらみ、「次のこともある。全部取りたい」と、地方票の掘り起こしに意気込む。

 党員からは、全国一斉の党員投票が実施されないのは「石破封じだ」と恨み節も聞かれる。

4510チバQ:2020/09/07(月) 12:00:01
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020090600194&g=pol&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb
谷垣G、3候補に支持分割 各陣営の「草刈り場」に―自民総裁選
2020年09月07日07時11分

 自民党総裁選をめぐり、旧谷垣グループ(23人)の票は、出馬予定の3候補に割れる見通しだ。各派閥が立場を明確にする中、同グループだけは自主投票を決めたため、各陣営の「草刈り場」になっている。
【関連ニュース】自民党総裁選
 代表世話人2人のうち、中谷元・元防衛相は石破茂元幹事長、遠藤利明元五輪担当相は岸田文雄政調会長の推薦人となる方針。同グループはベテランを中心に石破、岸田両氏を推す声が根強い。
 一方、若手の間では菅義偉官房長官への支持が広がる。牧原秀樹経済産業副大臣は、特別顧問の谷垣禎一前総裁と菅氏の面会に立ち会ったことを、インターネット交流サイト(SNS)でアピール。松下新平参院議員は、菅氏と同じ法政大出身議員の一員として、推薦状を渡した。
 同グループは、他派閥との掛け持ちを認めており、全体の3割弱を占める。これらの議員は所属派閥の方針に従う見通しだ。

4511名無しさん:2020/09/07(月) 12:34:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5ef1c0f10496a2a79e9a2bdece865fbf54a7b87
菅新内閣予測 コロナ担当に進次郞氏?橋下氏の起用案も
9/7(月) 7:05配信

 自民党総裁選での勝利が確実視される菅義偉・官房長官。安倍晋三・首相が辞任会見した直後から永田町では、“大臣手形”が飛び交い、菅義偉新内閣の“閣僚名簿”が何度も書き直されている。早々に勝ち馬を見定めるや、総裁選は猟官運動の場と化した。

 菅支持を決めた大派閥のポストの奪い合い、足の引っ張り合いが熾烈だ。菅政権が誕生すれば最大の功労者は二階俊博・幹事長と森山裕・国対委員長(石原派)というのは衆目の一致するところ。

「二階さんの幹事長留任は既定路線で、森山さんを官房長官に推している」(二階側近)

 それに異を唱えるのが、安倍首相の出身派閥の細田派幹部だ。

「二階派だけでは菅さんは総裁選に勝てない。最大派閥のうちが支持したから流れが決まった。安倍内閣では無派閥の菅さんを8年間も官房長官に起用し続けたのだから、当然、菅内閣では官房長官ポストを渡してもらう」

 細田派は菅氏と関係が良好な萩生田光一・文科相を官房長官に押し込もうとしている。

 もっとも、「10月25日総選挙」を視野に入れる菅氏は、組閣では選挙シフトを敷く可能性が高い。

 政権のスポークスマンである官房長官には河野太郎・防衛相、コロナ担当相に小泉進次郎・環境相を起用し、人気のある2人を「新内閣の顔」として毎日会見させることで支持率アップを狙うという見方が有力だ。

 女性閣僚枠も増やす。“竹下派のプリンセス”小渕優子氏を財務相、安倍側近から二階側近に鞍替えした稲田朋美・幹事長代行を法務相、野田聖子・環境相など、菅側近の三原氏を含めて過去最高に並ぶ5人の女性大臣を起用する可能性もある。「政治手腕より女性票」重視の顔触れだ。

 こんなウルトラCの人事案も浮かんでいる。

「最大の目玉は、仲のいい橋下徹・元大阪市長を民間人枠で総務大臣に起用し、総選挙後の維新との連立の布石にする構想です。もう一人、やはり仲のいい舛添要一氏の厚労相もあり得る」(政治評論家・有馬晴海氏)

 安倍首相への“恩返し人事”として、実弟の岸信夫・元外務副大臣を外相に抜擢することで「安倍外交の継承」をアピール。さらに総裁選で争う石破茂氏を防衛相、岸田文雄氏を五輪相などで閣内に封じ込め、「石破にはイージス・アショア撤回の後始末、岸田には五輪中止となる場合の汚れ役になってもらう」(菅側近)という“報復人事”も検討されているという。

 そして菅人事の隠された狙いが安倍首相と麻生太郎副総理の“院政”を阻止することだ。先の二階側近がいう。

「細田派からは萩生田、稲田、西村康稔という後継者候補を大臣にして競わせ、最大派閥の分断をはかるだろう。河野を重用するのも麻生派の世代交代を進めて麻生さんを引退に追い込むためだ」

 権謀術数渦巻く組閣になりそうだ。

※週刊ポスト2020年9月18・25日号

4512名無しさん:2020/09/07(月) 14:42:49
https://www.asahi.com/articles/ASN974CN4N97UTFK005.html
菅氏「派閥の要望、受け付けない」 党役員・閣僚人事で
安倍首相辞任へ 自民党総裁選2020

安倍龍太郎

2020年9月7日 13時33分

 自民党総裁選(8日告示、14日投開票)に立候補する菅義偉官房長官(71)は7日午前、朝日新聞の単独インタビューに応じ、新たに総裁・首相に就いた場合の党役員・閣僚人事について、「各派閥からの要望は受け付けない。事前に打ち合わせなどはしない」と述べた。

 菅氏はかつて小渕派や古賀派に所属していたが、2009年から無派閥になり、「派閥解消」を訴えてきた経緯がある。一方で、総裁選では、立候補予定の岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)がそれぞれ率いる派閥を除く全5派閥から支持を受けた。菅氏側の派閥間の主導権争いとみられる動きも出ており、派閥との関係に注目が集まっている。

 人材登用については、「専門的な知識のある人と、改革意欲のある人を登用していきたい」と表明。菅政権が実現した場合の官房長官に求める能力として、1日2回の記者会見対応に加え、「各省庁をとりまとめられる調整役」を務められることを挙げ、「全体を見られる人でないと難しい」と指摘した。(安倍龍太郎)

4513名無しさん:2020/09/07(月) 15:14:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a89fe96e2053c22d8f1a17ab3abbe35909b0f2c
二階氏「非常に頼りになる」 菅官房長官
9/7(月) 12:07配信

 菅義偉官房長官は7日の記者会見で、通算在職日数が田中角栄氏と並び歴代最長となった自民党の二階俊博幹事長に関し、「政策を実行していくためには政府・与党が緊密に連携することが不可欠だ。党内をしっかりと取りまとめていただけるので非常に頼りになる存在だ」と述べ、手腕を評価した。

4514とはずがたり:2020/09/07(月) 15:29:52
>また、本部長に就任することを事前に相談した森喜朗元首相には「友達が大変なときは手伝うもんだ」、政界を引退した谷垣禎一前幹事長からは「私から頼みたいくらいだ」とそれぞれ背中を押されたことも明かした。

岸田陣営が選対本部を発足 本部長に遠藤氏 自民党総裁選
9/7(月) 14:42配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b65380d8827f1a19166b6de61b4b5929737be8a
産経新聞

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選に出馬する岸田文雄政調会長を支持する陣営は7日、国会内で選挙対策本部の発足式を開き、元五輪相で谷垣グループ(有隣会)の遠藤利明代表世話人が正式に本部長に就いた。主要派閥の支援を受ける菅義偉(すが・よしひで)官房長官の優勢が伝えられるが、遠藤氏は「岸田文雄が『日本のリーダーに最もふさわしい』と自信を持って頑張っていこう」と陣営を鼓舞した。

 遠藤氏は岸田氏と親しく、これまでも「『キッシー(岸田氏の愛称)』、いつ出るんだ」と水を向けていたという。本部長を引き受けた理由について「出るときは応援すると言ってきた。逃げるわけにはいかない」と強調。五輪相時代に新国立競技場の建設問題に取り組んだときの思いを重ね、「かなり厳しい中、『みんなで力を合わせて頑張っていくんだ』」と語った。

 また、本部長に就任することを事前に相談した森喜朗元首相には「友達が大変なときは手伝うもんだ」、政界を引退した谷垣禎一前幹事長からは「私から頼みたいくらいだ」とそれぞれ背中を押されたことも明かした。

4515名無しさん:2020/09/07(月) 17:19:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/482bcec852fdffa4e879e813f7bdbedc9921dc76
連続在職記録更新の二階氏 衰えぬ政局観 他派閥は警戒
9/7(月) 16:54配信

 自民党の二階俊博幹事長(81)の通算の幹事長在職日数が8日に1498日に達し、田中角栄元首相を抜いて歴代トップとなる。同日告示の総裁選ではいち早く菅義偉(すが・よしひで)官房長官への支持を打ち出し、主要派閥が支持へと動くきっかけを作るなど政局観は衰えていない。菅政権が誕生すれば「幹事長続投」との見方もあり、記録をさらに更新する可能性がある。

 「党内に入ったヒビを修復しなければいけない」。8月下旬、二階氏は総裁選後の党運営について周囲に早くもこう漏らした。

 安倍晋三首相が8月28日に辞意を表明した翌日には菅氏と議員宿舎で極秘に会談。菅氏から出馬の意向を伝えられると「支持する」と後押しし、総裁選の流れを決定づけた。二階派幹部は「先手を打って主導権を握るのが二階流。幹事長の続投はほぼ確実」と語る。

 こうした政治手法には不満もくすぶる。総裁選に出馬を表明した岸田文雄政調会長を推す岸田派(宏池会)関係者は「密室政治はダメだ。総裁選を取り仕切る人が特定の候補を応援するのはおかしい」と強調。菅氏を支える麻生派(志公会)の重鎮も「支持表明をするときに二階派は声をかけてこなかった。フライングだ」と顔をしかめる。

 二階氏は平成28年8月に歴代最年長の77歳5カ月で幹事長に就任した。「連続2期6年」だった総裁任期を「連続3期9年」に延長する党則改正を主導。首相を一貫して支えてきた一方、「親中的」な外交姿勢が党内保守層の反発を招いたこともある。

 総裁選後の党役員・閣僚人事を見据えた派閥間のさや当ても始まっており、二階氏が新政権下で「ヒビを修復」するポジションに立ち、引き続き党を一つにまとめ上げられるか注目される。(広池慶一)

4516名無しさん:2020/09/08(火) 00:25:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0c591833f8a5378aa1121d2c0f652df8642cc45
安倍氏の本心は岸田氏 森元首相明かす 自民総裁選
9/7(月) 20:52配信

 森喜朗元首相は7日夜、自民党総裁選に関し、「安倍(晋三首相)さんの本心は岸田(文雄政調会長)さんだ。しかし、周りがだんだん(菅義偉官房長官支持で)納得する空気になって、結局は皆が乗らざるを得なくなった」との見方を示した。

 東京都内で開かれた同党衆院議員のパーティーで語った。

 森氏は安倍首相の「後見役」の立場にあり、首相の出身派閥の細田派に影響力をなお残す。森氏は、流れを岸田氏が変えるには「麻生(太郎副総理兼財務相)さんを味方に引き入れるしかなかった」と指摘。それができなかったのは、岸田氏が率いる岸田派の古賀誠名誉会長と麻生氏の折り合いが悪いためだと説明した。

4517名無しさん:2020/09/08(火) 00:26:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f299153803cd8fdcd5dafbb6237ad6d61e568f6
菅氏優勢、議員票7割固める 岸田・石破氏支持広がらず 自民総裁選8日告示
9/7(月) 20:33配信

 自民党総裁選は8日に告示され、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の3氏が立候補する。

 陣営や議員らへの取材によると、菅氏が394人の国会議員票の7割強を固めて優位な情勢。地方票(141票)を合わせた全体(535票)でも過半数に達する。岸田、石破両氏は伸び悩んでおり、挽回を期す。投開票は14日。

 菅氏は細田、麻生、竹下、二階、石原の5派に所属する議員計264人のほぼ全てを固め、無派閥(64人)のうち30人以上の支持も得る。細田派の下村博文選対委員長は7日、同派出身の安倍晋三首相(党総裁)と面会し、「菅氏の流れができつつある」と報告した。

 ただ、竹下派の一部には派閥の意向に従わない議員もいる。同派の船田元・衆院議員は7日、自身のウェブサイトで「菅氏を支援できない。菅政権は安倍政権の『相似形』だからだ」と表明。結束に不安も抱えている。

 菅氏は7日、陣営の選挙対策本部の会合に出席。「何も準備がないところでスタートした」と語り、活動に謝意を示した。地方票の上積みを目指す菅氏は都議会自民党をあいさつに訪れ、「(政府の)陣頭指揮を私にやらせていただきたい。初心を忘れないで頑張る」と支援を求めた。党所属の都議有志から推薦状を受け取った。

 岸田氏は岸田派(47人)や旧谷垣グループの一部を中心に50人強の支持を得ている。選対本部を7日に発足させ、記者団に「これから戦いが始まる。しっかり働き掛けを続けていく」と語った。

 石破氏支持を打ち出すのは石破派(19人)と無所属議員ら計25人程度だ。陣営は7日、会合を開いて情勢を分析。石破氏は記者団に「選挙はふたを開けてみなければ分からない」と強調した。

4518名無しさん:2020/09/08(火) 00:26:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7247354cce76e4928294d9cdf442034e5d66495
森元首相、岸田氏「日本政治の中心になる人」 “森節”も炸裂 
9/7(月) 20:37配信

 森喜朗元首相は7日夜、自民党総裁選に出馬する岸田文雄政調会長の選挙対策本部長に就いた遠藤利明元五輪相が東京都内で開いた会合に出席し「岸田さんは日本の政治の中心になる人だ。立派な成績を出さないといけない」と鼓舞した。会場には岸田氏も居合わせた。

 遠藤氏は森氏が会長の東京五輪・パラリンピック組織委員会副会長を務めており、今回の本部長就任でも森氏に事前に相談した。森氏は快諾し「(岸田氏の)大事な船出だ。支えてほしい」と送り出したという。

 総裁選は党内5派閥が支援に回った菅義偉(すが・よしひで)官房長官の優勢が伝えられるが、森氏は「(岸田氏が)ひっくり返すには(副総理兼財務相の)麻生(太郎)さんを味方に引き入れるしかなかった。(首相の)安倍(晋三)さんも本心は岸田さんだ」などと“森節”を炸裂(さくれつ)させた。

4519名無しさん:2020/09/08(火) 00:27:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3a63dfdb00f5aadb38ea84b300abe877b0c1726
自民二階氏、幹事長4年超 歴代トップ、記録更新
9/8(火) 0:13配信

 自民党の二階俊博幹事長(81)の在職日数が8日、1498日に達し、通算、連続とも歴代単独トップに立った。2016年8月の就任から4年超が経過。これまでの通算記録は、政治の師と仰ぐ田中角栄元首相。安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選でも存在感を高めており、党役員人事で再任されるかどうかが注目される。

 二階氏は7日、森山裕国対委員長ら執行部を党本部に集め、九州に接近した台風10号による被災状況を確認した。国土強靱化に「事前の対策が重要だ」と強調。幹部が田中元首相の記録に並んだと祝意を伝えると、控えめに笑顔を見せた。

4520チバQ:2020/09/08(火) 01:02:21
幹事長は二階留任以外にないとして
読めないのが官房長官ですよねー。
週刊誌で上がってるだけで これだけ候補が

河野太郎 麻生派総理候補 菅と仲良く 菅後継路線>>4443-4444>>4474
梶山弘志 「菅派」>>4469
加藤勝信 竹下派 安倍フレンズ>>4469
西村康稔 細田派 >>4469
萩生田光一細田派 >>4511
森山裕  石原派 実質二階派 >>4511


週刊紙的に河野太郎はネタになるから書いてるだけとして
(というか、総裁候補として育てるのであれば党務:政調会長では?)

菅としては梶山を据えたいけど、派閥の論理がそれを許すかどうかってかんじですかね。

4521チバQ:2020/09/08(火) 01:18:01
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20200907k0000m040247000c.html
秋元議員を再逮捕へ 別の贈賄側被告にも偽証依頼の疑い IR汚職
2020/09/08 01:00毎日新聞

秋元議員を再逮捕へ 別の贈賄側被告にも偽証依頼の疑い IR汚職

秋元司・衆院議員

(毎日新聞)

 カジノを含む統合型リゾート(IR)汚職を巡る証人買収事件で、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)容疑で逮捕された衆院議員、秋元司容疑者(48)=収賄罪で起訴=が、別の贈賄側被告にも虚偽証言を依頼していた疑いが強まったとして、東京地検特捜部が近く、秋元議員を同法違反容疑で再逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で判明した。地検は勾留期限の9日、秋元議員を同法違反で起訴する。

 秋元議員は、いずれも会社役員の佐藤文彦(50)、淡路明人(54)の両被告(それぞれ同法違反で起訴)と共謀し、中国企業「500ドットコム」元顧問の紺野昌彦被告(49)=贈賄罪で起訴=に、公判で虚偽証言をする報酬として6月27日に現金1000万円、7月22日に現金2000万円の提供を持ち掛けたとして8月20日に逮捕された。

 特捜部は、これとは別に、ドットコム社元顧問の仲里勝憲被告(48)=贈賄罪で起訴=にも同趣旨の働き掛けをしたとして、会社役員の宮武和寛被告(49)を同法違反で起訴。8月28日には、宮武被告と共謀した容疑で、秋元議員の知人でコンサルタント会社経営の松浦大助容疑者(51)を逮捕している。

 関係者によると、秋元議員は2月の保釈後、松浦容疑者と面会し、仲里被告への働き掛けを依頼した疑いが持たれている。

 松浦容疑者は宮武被告とともに6月7日、仲里被告と対面し、「仲里さんを助けたい。一生、面倒をみる」と継続的な金銭提供を提案。7月14日には宮武被告が現金500万円の入った封筒を仲里被告に示したとされるが、現金は松浦容疑者が用意したとみられる。松浦容疑者は大筋で容疑を認めているという。

 紺野、仲里両被告に対する虚偽証言の持ち掛けは、同時期、同じ趣旨で、特捜部は秋元議員が松浦容疑者と淡路被告を通じて紺野、仲里両被告に対する買収工作を主導したとみている模様だ。

 東京地裁は7日、松浦容疑者の勾留を17日まで延長する決定を出した。【金寿英、志村一也、二村祐士朗】

4522とはずがたり:2020/09/08(火) 01:30:15
>>4520
この顔ぶれみて河野太郎か梶山かなと思いました。

菅は兎に角ぶっきらぼうなので弁舌爽やかなのや国民受けしそうなのを揃えそうだけど河野はコミュニケーション能力に問題あるし,西村とか喋りすぎだそうで,梶山辺りの安定感に落ち着きそう。

4523名無しさん:2020/09/08(火) 02:04:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8fde82d94dc1322631453db5fe26d0b965a98cd
菅義偉は“絶滅危惧種”で“異色”? 朝昼晩の会食で太らぬよう豆腐をオーダー〈AERA〉
9/7(月) 17:00配信

 総理の座に興味はない。そう言い続けて裏方に徹してきた菅義偉氏が総裁選に出馬表明。実務能力には定評があるが、一国のリーダーとしての資質は──。AERA 2020年9月14日号では、菅氏の人となりや政治家としての資質に迫った。

*  *  *
 安倍晋三政権を縁の下の力持ちとして支え続けた菅義偉官房長官(71)が、首相の辞任に伴って総裁選に出馬表明。早々と多くの派閥がなびき、まず当選は間違いないとみられる。

 秋田県の田舎、いちご農家の出身。高校卒業後上京して、働きながら法政大学の夜間部を卒業した。就職した会社で「世の中を動かしているのは政治」と感じ、大学の学生課から紹介してもらって政治家の事務所へ。「菅がいないと事務所が回らない」くらい働きまくり、いろいろなところから「うちに来ないか」という話が来て、若手政治家だった小此木彦三郎衆院議員の秘書となる。この「菅がいないと回らないと言われるくらいに猛烈に働いて信頼を得る」というのは、彼の一貫した姿勢だ。

 横浜市議時代、政治への根回しや黒衣などを厭わず「猛烈に働いて」、当時の高秀秀信市長の信頼を勝ち取る。高秀市長が官僚出身で政治まわりが苦手だったこともあり重宝され、2期目ながら、市議の中では頭一つ抜け出た存在になった。市役所の幹部人事は全て市長の相談に乗った。その姿は、内閣人事局を通じて官僚人事を差配する今の姿を彷彿とさせる。

 1996年、国政に初当選。当初は小渕派に所属するが、98年、橋本龍太郎首相が参院選に敗北して退陣、その後の総裁選に私淑していた梶山静六氏が出馬すると、派閥を抜け梶山陣営に加わった。自分にとって筋が通ることをする、信念を貫く。それもまた彼の生き方だ。

 同じ年に、旧国鉄の債務処理法案の採決を棄権した。JRに新たな負担を求めるものだったが「それは筋が通らない」という理由だった。筋を通す党人派。自民党にとって、いや日本の政治家にとって今や絶滅危惧種と言えるかもしれない。

4524名無しさん:2020/09/08(火) 02:06:08
>>4523

 だが、一方で彼の「国家観」や「めざす国のあり方」はよくわからない。目の前の各論や個々の政策実現には馬力を発揮するが、では何をしたいのかがいま一つ見えないのだ。本人も政策力のなさは自覚していて、だから朝昼晩と二階建て、三階建てで人と会い、食事を共にして政策課題について勉強した。重なる会食で太らないよう、オーダーは豆腐が定番だった。

 菅氏らしさが良くも悪くも見て取れたのが、外国人労働力の拡大をめざした2018年の入管法などの改正だ。その年の春まで主要な政策テーマとなっていなかったのが、菅氏が強力に推進して年内に成立させてしまった。労働力が足りないという現場の悲鳴を受けた策だったが、今後日本の人口や社会をどう考えるのか、外国人とどう共生していくのかといった全体像は提示されないままだった。

 だから、国家理念がクリアだった安倍晋三氏とはいいコンビネーションだった。全体像を安倍氏が示し、菅氏がひたすら実現に向けて突きすすむ。自身、官房長官や党の幹事長になりたいと若い頃から口にしていた。

 安倍氏と親しくなったのは、拉致議連の活動を通じて。第1次安倍政権で失敗した安倍氏を、もう一度担ぎ出そうとしたのも菅氏が中心だ。調子の良い時には皆寄ってくる。が、挫折した時に声をかけ励ましてくれた人物は格別の存在だ。だから安倍氏は菅氏に絶対の信頼を寄せた。官房長官時代も「総理は俺に全部任せてくれるからすごく楽」とよく語っていた。

 二世三世の目立つ永田町にあって、異色の存在であることは論をまたない。が、最高権力者となって裏方体質から脱皮できるか。政治家の家系でもない子どもが政治家を夢見た時に「菅総理がいたんだから、なれる」という存在になれるだろうか。(朝日新聞編集委員・秋山訓子)

※AERA 2020年9月14日号

4525チバQ:2020/09/08(火) 10:21:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/52085f16eec7f3ee075e29897b7836ff7649bb4d
ポスト菅「官房長官人事」めぐり派閥対立が激化  「早期解散」も〈週刊朝日〉
9/8(火) 8:00配信
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麻生派、細田派、竹下派の3派閥の会長は9月2日、会見で総裁選での菅氏への支持を表明した(C)朝日新聞社
 安倍首相の辞任表明から、「電光石火」の早業で党内5派閥の支持を取り付け、ポスト安倍候補の中で圧倒的優位な構図をつくった菅義偉官房長官。その背景には、政局のコントロールに長けた二階俊博幹事長との3年半前からの「蜜月関係」があった。

【写真】次の官房長官に名前が上がるのはこの議員
 菅─二階同盟によって岸田文雄政調会長、石破茂幹事長という政敵2人を追い落とし、天下取りへの道はほぼ盤石。すべてが菅─二階同盟の計画通りに進んでいるかのような展開に、二階派議員は「これで二階さんは幹事長留任だ」と話す。自民党の無派閥議員のうち約30人が菅グループと言われ、二階派の47人と合計すると約80人。党内最大派閥である細田派の98人に次ぐ一大勢力となった。菅氏周辺は「ひそかに菅さんを支持する『隠れ菅派』も合わせると、100人程度の規模になるはずだ」とソロバンをはじく。

 ただ、党内には早くも派閥間の軋轢が生じている。菅氏と二階氏の動きに防戦一方だった細田派、麻生派(54人)、竹下派(54人)の3派閥は9月2日、細田博之氏、竹下亘氏、麻生氏の各派閥会長がそろって記者会見を開き、二階氏抜きで菅氏への支持を表明。この動きを主導したのは麻生太郎氏だった。

 これに二階氏が怒った。二階派幹部の河村建夫元官房長官は「主導権争いをやっている、と余計な臆測を呼ぶ」と麻生氏に伝えたことを明かした。前出の二階派議員は言う。

「二階派にケンカを売ってるのか? 菅さんに『3派を優先した内閣にしろ』と言っているようなものではないか。そこまでしてポストが欲しいか」

 目下の焦点はすでに新内閣の人事に移っている。特に、政権の「要」である官房長官に誰がなるかで、水面下の駆け引きが始まっているという。

「菅氏の意中は若手時代に師事した梶山静六の息子で気脈を通じる無派閥の梶山弘志氏、次いで加藤勝信氏と言われる。しかし麻生派が河野太郎氏を、細田派が西村康稔氏をねじ込もうとしており難航している」(自民党関係者)

「寄り合い所帯」の弱点が早くも露呈しつつあるようだ。菅氏は5日に出演したテレビ番組で消費税減税に否定的な見解を示した。元来は「上げ潮派」のはずだが、財政規律を重視する麻生財務相への配慮が働いたともとれる。権力基盤の弱さを解消しようと菅氏が検討しているのが、衆院の早期解散だという。

「菅氏は早くも、党のベテラン職員に選挙に向けた調査を命じたといいます。9月25日に臨時国会を召集して所信表明と代表質問を行った後、30日解散、10月25日投開票の選挙に踏み切るとの情報が駆け巡っています」(同)

 菅氏の「野心」は果たされるのか。早くも大勝負の時が近づいている。

(本誌・西岡千史、上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日9月18日号より抜粋

4526チバQ:2020/09/08(火) 11:09:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/e844967a15f9824cf477830f27d02162ac548cb4
党員投票なし、最大派閥を含む複数の派閥の後押しで菅氏の支持は盤石 迎え撃つ野党の本音とは…〈AERA〉
9/8(火) 8:00配信
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菅氏の側近の一人は「安倍総理からイデオロギー部分を取り除いて、人当たりをよくした感じ」とその人柄を評する/9月2日、国会内で (c)朝日新聞社
 自民党総裁選挙をめぐる世論調査で、菅官房長官が首位に立った。立憲民主党と国民民主党の合流の動きもにらみ、永田町には解散風が吹き出した。AERA 2020年9月14日号の記事を紹介する。

【写真】総裁選の「政局」を操っているのはこの議員
*  *  *
「党員置き去りと批判噴出の総裁選も、ここまで計算通りにピシッと決まれば、石破だろうが進次郎だろうが、誰も文句は言えない。菅総理で決まりじゃないですか」

 まだ当確も出ていない自民党総裁選挙を前に、高笑いが止まらない様子のある自民党幹部は、この一連のシナリオを描いた二階俊博幹事長の側近だ。

■小学生でもできる計算

 この議員は、安倍首相が電撃辞任を発表して1週間後の「誰が次の首相にふさわしいか」という朝日新聞の世論調査で、6月にはわずか「3%」と振るわなかった菅義偉官房長官を、「38%」に押し上げた二階氏の老練な策士ぶりを絶賛する。実際、総裁選への出馬を表明している3人の中で、2位の石破茂氏「25%」を抑えダントツの首位にしてみせたのだ。結局、菅新総裁の誕生の肝は「派閥」と「院政」だったと、この議員は断言する。

「党員投票を入れた総裁選をやれば、国会議員票と同数の票が配分される党員票の多くを石破さんに持っていかれて勝敗は分からなくなる。だが、『党員投票なし』と決まれば、あとは派閥の調整だけ。最大派閥の細田、続く麻生、竹下の各派閥が決まれば、だれが総裁になるか小学生でもできる計算。それに『次は菅さんで』という安倍首相のお墨付きもあるから支持は盤石ですよ。久しぶりに自民党らしい阿吽(あうん)の呼吸でしたね」

 菅陣営にしてみれば当初「3%」という数字は衝撃だったようだ。「総裁選に仮に勝っても総選挙は絶対にない」。早期の秋解散には終始、消極的だった。ところが、支持率が「35ポイント」も上昇し、総理の座への道標が現実のものになった今、「すぐにでも解散を打つべし」と色めき立っている。ただし「菅政権は長続きしない」という声は、菅氏を推した派閥所属の議員からも聞こえてくる。

「無派閥だからこそ、絶大な派閥の力に頼るしかない。だから今回は安倍首相と派閥の領袖(りょうしゅう)らが作った神輿(みこし)に担がれる役として菅さんは抜擢された。事実上の『院政』ですよ。でも、一国の首相としては安倍さんの憲法改正のような、命を賭してでもやり遂げたい政治信念がない。官房長官として政権のスポークスマンをやらせれば上手いが、国のトップとして、自分の言葉で国民心情をつかむ話術があるかといえば、難しいのではないか」

■人当たりよく信念ない

 確かに、9月2日の総裁選への立候補を表明した記者会見を検証すると「安倍政権の継承」や「コロナ対策」はともかく、独自カラーで目をひいたのは「携帯電話料金の引き下げ」「洪水対策としてのダム建設」と中途半端な人気取り政策ばかり。「雪深い秋田の農家の長男に生まれて……」から始まる半生の件(くだり)も、特段、胸を打たれるエピソードはなかった。

 迎え撃つ野党の本音は、「安倍政権からの脱却を掲げる石破さんが相手じゃなくてよかった」だ。立憲民主党と国民民主党は、自民党総裁選投票日の4日前に新党の代表選を行う。立憲の枝野幸男代表と、国民の泉健太・政調会長が立候補するが、枝野氏が新党代表に選出される見込みだ。枝野氏を支持するベテラン国会議員は、菅総理となった場合の対抗戦術をこう打ち明ける。

「これまで不問に付されてきた政策や不祥事の検証と真相究明を求めたい。あちらがいまだに『悪夢の民主党政権』と言うなら、立憲主義を破壊し、憲法をないがしろにした『悪夢の安倍政権』を引き継いだ菅政権と、どちらが政権を担うにふさわしいか有権者に問うてもらいましょう」

 解散総選挙は有るやなしや。いずれにしても、与野党ともに有権者不在の代表選であるのだから、早い段階で国民に信を問うのは、当然のことである。(編集部・中原一歩)

※AERA 2020年9月14日号

4527名無しさん:2020/09/08(火) 12:17:22
https://mainichi.jp/articles/20200908/k00/00m/010/060000c

自民党総裁選 3氏の推薦人は
毎日新聞 2020年9月8日 10時41分(最終更新 9月8日 10時45分)

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

 8日告示された自民党総裁選に届け出た石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)の推薦人名簿は以下の通り。

石破茂氏の推薦人
<衆院>赤沢亮正、伊藤達也、門山宏哲、神山佐市、鴨下一郎、後藤田正純、斎藤健、平将明、橘慶一郎、渡海紀三朗、冨樫博之、中谷元、福山守、三原朝彦、村上誠一郎、八木哲也、山下貴司、山本有二


<参院>中西哲、舞立昇治

菅義偉氏の推薦人
<衆院>木村弥生、河野太郎、坂本哲志、塩谷立、鈴木貴子、西銘恒三郎、浜田靖一、平沢勝栄、藤原崇、牧島かれん、牧原秀樹、山口泰明、山田美樹、吉川貴盛

<参院>有村治子、石井浩郎、柘植芳文、鶴保庸介、山本順三、吉川有美

岸田文雄氏の推薦人
<衆院>畦元将吾、遠藤利明、大西宏幸、小里泰弘、加藤鮎子、金子俊平、上川陽子、国光文乃、辻清人、西田昭二、根本匠、深沢陽一、堀内詔子、本田太郎、村井英樹、吉川赳

<参院>足立敏之、小鑓隆史、林芳正、藤木真也

*敬称略。

4528チバQ:2020/09/08(火) 15:24:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2526785e98afe077d42d90f969d797550188379
自民党総裁選 焦点は「勝ち方」「2位争い」
9/8(火) 12:21配信
493
自民党の総裁選挙が告示され、石破元幹事長・菅官房長官・岸田政調会長の3人が立候補の届け出を行い、三つどもえの選挙戦がスタートした。

8日から本格的な総裁選が始まるが、3候補に共通するのは、勝敗そのものより、総裁選のあとを見据えているという点。

圧倒的優位に立つ菅陣営の幹部は、「議員票、地方票ともに、最低でも6割を固めることだ」と話している。

議員票、地方票ともに圧勝することで、安定した政権運営につなげたい考え。

一方、支持する派閥間の主導権争いが表面化しているため、菅氏にとっては、その後の人事が党内のバランスを保てるかどうかの試金石となる。

これに対し、岸田・石破両氏は、次につなげる戦いにしたいところ。

劣勢が伝えられる岸田氏だが、陣営の結束を固めたうえで、派閥同士のつながりを生かし、ほかの陣営からの票の上積みを狙う。

地方票とあわせて最低でも2位に入ることで、総裁候補としての存在感をアピールしたい考え。

そして、議員票では圧倒的に不利な石破氏は、人気と知名度を生かして、地方票に活路を見いだしたい考え。

地方票で躍進し、2021年の総裁選へのはずみにしたいところで、存在感を維持するための正念場といえる。

また、過去の総裁選では、特に議員票で予想外の得票結果が出たこともあるだけに、今後の政局を見据え、陣営同士の水面下の綱引きがどのように展開されるかも注目される。

4529チバQ:2020/09/08(火) 22:40:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/2414c4b18dcec9f86b8bf9a8e9c2a355853d0260
女性候補、今回も不在 自民総裁・新党代表選 「ガラスの天井」なお厚く
9/8(火) 22:13配信

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毎日新聞
自民党総裁選の出陣式であいさつをする(左から届け出順)石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長=東京都内で2020年9月8日

 自民党総裁選が8日告示されたが、新総裁に意欲を示していた稲田朋美幹事長代行(61)や野田聖子元総務相(60)は立候補できなかった。結党から65年がたつ自民党だが、女性候補が出たのは2008年総裁選の小池百合子元防衛相のみ。女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」はなお厚い。

【自民党総裁選に立候補した3人と支持派閥】

 無派閥の野田氏は1日、記者団に「今回の総裁選は、限られた派閥の強い力に左右される」と述べ、党員投票の見送りを出馬断念の理由に挙げた。前回(18年)と前々回(15年)に続く断念で、「人口減少は男性だけで答えを出せない。地道な活動を通じ、仲間を増やす」と唇をかみしめた。稲田氏は8月31日、後ろ盾の安倍晋三首相に相談。首相から「焦らずに一歩一歩頑張っていけばいい」と自重を求められ、その後に立候補見送りを決めた。

 7日告示の立憲民主党など合流新党の代表選にも、女性候補は立候補していない。自民党よりもリベラルな政策に熱心な野党でも、第1党の女性党首は、旧社会党委員長だった土井たか子氏(14年に死去)と旧民進党代表を務めた蓮舫参院議員(52)の2例があるだけだ。

 日本の国会議員における女性の比率は20年8月現在14%で、世界193カ国中166位にとどまる。男女の候補者数をできるだけ均等にすることを目指す「政治分野における男女共同参画推進法」が18年に施行されたが、その後も比率の低さに大きな変化はない。有識者は「女性議員を増やし、活動しやすい環境を整えていけば、やがて女性総裁候補も出馬しやすくなる」と指摘する。【小山由宇】

4530チバQ:2020/09/08(火) 22:41:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/513e07893bf5b7c5e756919a6f8ee2cc07e0b758
推薦人からみえる陣営の狙い、人間模様
9/8(火) 21:12配信

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産経新聞
自民党総裁選の候補者所見発表演説会に登場した3氏。左から石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長=8日午後、東京都千代田区の自民党本部(飯田英男撮影)

 自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長は8日、届け出に必要な20人の推薦人名簿を提出した。3氏の推薦人名簿を見ると、各陣営の狙いや人間模様が見えてくる。

【図】自民党総裁選をめぐる相関図

 「えげつないな」。総裁選を優位に進める菅氏の推薦人代表に浜田靖一元防衛相の名前があるのを見た自民党関係者はこうつぶやいた。浜田氏は、平成24年の総裁選では石破氏を支持。菅氏の陣営では当時、浜田氏と行動をともにしていた小此木八郎元国家公安委員長も選挙対策本部長に就いている。

 名簿には、派閥色を薄め、菅氏のこだわる「無派閥」を前面に出す意向がにじむ。派閥別でみると、細田派(清和政策研究会)が最多の5人で無派閥は竹下派(平成研究会)と並んで2番目に多い4人。麻生派(志公会)と二階派(志帥会)が3人で石原派(近未来政治研究会)1人。二階派の平沢勝栄広報本部長、石原派の坂本哲志元総務副大臣ら各派が初入閣を希望する議員の名前も並んだ。

 衆参の内訳は、衆院が14人で参院は6人。当選回数は衆院が2〜9回、参院は2〜4回と若手からベテランまでそろえてバランスにも配慮した。女性は3割に当たる6人で、安倍晋三政権が掲げた「女性活躍推進」を継承する姿勢を示した。

 石破氏の推薦人は15人が石破派、5人が竹下派や無派閥、谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)のメンバーだ。石破派以外では前回に続き中谷元(げん)元防衛相や村上誠一郎元行政改革担当相らが名を連ねるが、前回は推薦人となった竹下派参院議員の名前はない。女性議員がいないのも特徴的だ。

 岸田氏の推薦人は16人が岸田派、4人が谷垣グループ。父・加藤紘一元幹事長の「加藤の乱」をきっかけとした派閥の分裂で、岸田派と疎遠になっていた加藤鮎子衆院議員が推薦人となった。一方で、岸田氏は党員の支持に広がりを欠いており、地方で人気のある石破氏を上回るためには議員票上積みに向けて他派の切り崩しが課題となりそうだ。(沢田大典)

4531チバQ:2020/09/08(火) 22:41:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc2acfe2698b5a69b544603c07af002eca4debe4
国会議員票の8割、菅氏へ 全体票も過半数上回る勢い
9/8(火) 21:00配信

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朝日新聞デジタル
(左から)菅義偉官房長官、岸田文雄・自民党政調会長、石破茂・元自民党幹事長

 自民党総裁選が8日告示された。石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)の3氏が立候補し、論戦をスタートさせた。朝日新聞社の調べでは、党所属国会議員の菅氏への支持が8割近くに上る勢いだ。安倍晋三首相(党総裁)の後継を決める総裁選は、14日に投開票される。

【写真】自民党総裁選 国会議員票の動向

 3氏は8日、それぞれの出陣式を終え、党本部での所見発表演説会と、共同記者会見に臨んだ。

 安倍首相の政治姿勢に批判的な立場を示してきた石破氏は演説会で、「自民党は、国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる政党でなければならない」と指摘。「今こそ納得と共感の政治をやりたい。なし遂げたいのはグレートリセットだ」と強調した。

 菅氏は、安倍政権の継承を訴え、経済政策「アベノミクス」も引き継ぐ考えを改めて表明。その上で、中央省庁の「縦割り打破」にも触れ「あしき前例主義を排し、規制改革を全力で進める国民のために働く内閣を作りたい」と訴えた。

 岸田氏は「多くの国民の声を丁寧に聞き、政治のエネルギーに変え、新しい時代に向かっていく」と主張。安倍政権を評価しつつ、経済格差を課題に挙げ、「最低賃金の引き上げに加え、資本主義そのものについても考えなければいけない時期が来ている」と、中間層への支援に力を入れる考えを示した。

 総裁の交代は野党時代の2012年9月以来、約8年ぶり。今回の総裁選は、全国の党員・党友による投票を省略する「簡易型」で、衆参両院の議長を除く党所属国会議員の394票と、47都道府県連の代表者各3票(計141票)を合わせた票数の過半数(268票)を巡って争う仕組みだ。

■竹下派など一部は流動的

 朝日新聞社は8日までに、議員本人への取材や各派閥の方針などをもとに党内の支持動向を調査した。

 菅氏は現時点で、党所属国会議員の78%にあたる308人が支持する情勢。都道府県連の票を加えた全体で見ても過半数の58%に上っている。

 すでに支持を表明している細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)、二階派(47人)、石原派(11人)の5派閥について、ほぼ票を固めた。また、無派閥議員(64人)の約7割の46人が支持する意向を示している。ただ、竹下派からは三原朝彦衆院議員が石破氏の推薦人となり、船田元衆院議員も菅氏を支援しない考えを示す。

 一方、岸田氏の支持は、岸田派(47人)や無派閥5人の計52人で、広がりに欠けている。石破氏も石破派(19人)のほか、三原氏や無派閥4人の計24人の支持にとどまっている。

朝日新聞社

4532チバQ:2020/09/08(火) 22:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/6618bc17c6a03ae0bd610b5185c861b67786f85d
総裁選立候補3氏、省庁再編に意欲 「デジタル庁」「データ庁」「防災省」
9/8(火) 20:53配信

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毎日新聞
自民党総裁選が告示され、記者会見の前に記念写真に納まる(右から)石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長=東京都千代田区の同党本部で2020年9月8日午後2時58分、竹内幹撮影

 辞任を表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める党総裁選が8日告示され、届け出順で石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)の3氏が立候補した。3氏は党本部での所見発表演説会と共同記者会見に臨み、省庁再編に意欲を示した。菅氏は「デジタル庁」、岸田氏は「データ庁」、石破氏は「防災省」設置を唱えた。新総裁の任期は安倍氏の総裁残り任期の来年9月末まで。14日の両院議員総会で無記名投票によって選出され、16日召集予定の臨時国会初日に第99代首相に指名される見通し。

【自民党総裁選に立候補した3人と支持派閥】

 演説会で菅氏は新型コロナウイルスの感染拡大に触れて「浮き上がったのはデジタル化の必要性だ。複数の役所に分かれている政策を強力に進める体制としてデジタル庁を新設したい」と訴えた。岸田氏は成長戦略の柱として「データ庁」と「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進委員会」新設を挙げた。データ活用で「成長のエンジンをしっかりと吹かしていく」と述べた。石破氏は「災害は忘れる間もなくやってくる時代だ。防災省は必要だと心から信じている」とし、異動などで防災に関する知識やスキルが継承されないとして「24時間365日、防災を考える部署が絶対に必要だ」と語った。

 記者会見で衆院解散の判断を問われた菅氏は、新型コロナ対応が最優先とした上で「国民が期待しているのは安心できる日常を早く取り戻してほしいということだ。このコロナの状況がどうかが大きく影響する」と答えるにとどめた。岸田氏もコロナ対応に取り組むとしつつ、「政治が国民からエネルギーをいただかなければいけない、との判断があればありうるんだろう」と話した。石破氏は「憲法が想定する解散は、内閣不信任案可決とか、衆院と内閣の意思が異なった時だ」とし、4年間の任期満了が原則との認識を示した。

 総裁選後の人事の重点に関し菅氏は「改革意欲のある人、専門的立場の人を優先したい。国民の期待に応えるのは、大臣になって何をやるか意欲のある人だ」と説明。岸田氏は「参加した一人一人が輝くチームのリーダーでありたい」と話し、石破氏は「当選期数、年齢、派閥関係なく真剣に国会に臨んだからこそ我が党の今がある。人事とはそういうものだ」と答えた。

 今回の総裁選は任期途中の辞任のため党員投票を省略し、国会議員票394票(衆参両院議長除く)と47都道府県連に3票ずつ配分された地方票141票の計535票で争われる。党内7派閥のうち5派閥が支持を表明した菅氏が優位な情勢だ。【水脇友輔、東久保逸夫、畠山嵩】

4533チバQ:2020/09/08(火) 22:42:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/774e4920fb4a6bfd8f37ece0ae289073cdae5f29
菅氏、地方票も圧勝目指す 石破、岸田両氏は大敗回避に全力
9/8(火) 20:10配信

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産経新聞
自民党総裁選・候補者共同記者会見の冒頭、お互いの健闘を誓う(左から)岸田文雄政調会長、菅義偉官房長官、石破茂元幹事長=8日午後、東京・永田町の党本部(春名中撮影)

 8日告示された自民党総裁選で、出馬した3氏には総裁の座を争う以外に、それぞれの勝敗ラインがある。党内5派の支援を受ける菅義偉官房長官は国会議員票(394票)で優位に立つが、今後の政権運営を安定させるには、地方票(141票)も他を圧倒できるかが焦点となる。石破茂元幹事長と岸田文雄政調会長は、大敗すれば次の総裁選への挑戦権も危うくなりかねず、2位に滑り込むことが最低条件となる。

 菅氏は最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)や第2派閥の麻生派(志公会、54人)など5派と無派閥約30人の支援を取りつけ、党所属国会議員の7割超を固めた。

 その上で注目されるのが、47都道府県連が3票ずつ持つ地方票の行方だ。今回は党員・党友投票が見送られたが、多くの組織で予備選を行い、得票数に応じてドント方式や1位総取り方式で投票先を決める。

 菅氏が一定の民意を踏まえた地方票の大半を獲得できれば政権運営の追い風となり、衆院解散・総選挙の時期もフリーハンドを得る可能性が高い。伸び悩めば、派閥力学に押された「談合」などの批判が起きかねず、不安定な政局を招く危険もある。菅氏の陣営幹部は「とにかく票を積めるだけ積む」と意気込む。

 石破氏は、安倍晋三首相と一騎打ちを演じた平成30年の前回総裁選で、73人の国会議員票を得た。ただ、今回は石破派(水月会、19人)以外への支持拡大は数人にとどまる。前回、党員・党友票の45%を獲得した地方人気を強みに、今回は地方票の上積みで岸田氏を上回りたい考えだ。

 一方、岸田氏が率いる岸田派(宏池会、47人)は人数で石破派を上回るが、岸田氏の知名度は石破氏に及ばない。地方票の差で石破氏に逆転を許せば、派閥領袖としての立場も危うくなりかねない。このため、「票を取れそうな地域で重点的に支持を増やす」(岸田氏の陣営幹部)方針だ。(力武崇樹)

4534チバQ:2020/09/08(火) 22:44:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1e28bf7e71fe2ce8e82f081fc77d568bd2e5a86
菅氏、5派閥バランスに配慮 自派中心の岸田、石破氏 推薦人名簿・自民総裁選
9/8(火) 17:59配信

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時事通信
 8日告示の自民党総裁選に立候補した3候補の推薦人名簿を見ると、菅義偉官房長官は支援を受ける5派閥と旧谷垣グループの一部、無派閥の議員から幅広くそろえた。

 一方、国会議員票で劣勢に立つ岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長は自派閥が中心となっている。

 菅氏の推薦人は細田派5人、竹下派4人、麻生、二階両派それぞれ3人、石原派1人など。麻生派からは、総裁選出馬に意欲を示していた河野太郎防衛相が名前を連ねた。菅陣営では、細田、麻生、竹下の主要3派と二階派による主導権争いの様相を呈しており、推薦人代表には、無派閥の浜田靖一元防衛相が就いた。

 岸田氏は推薦人20人のうち岸田派が16人を占めた。残り4人もかつて同じ派閥だった旧谷垣グループから充てられた。推薦人代表は同グループ代表世話人の遠藤利明元五輪担当相。推薦人15人が衆院当選3回以下または参院当選1回の中堅・若手だった。

 石破氏の推薦人も石破派が中心で15人にのぼる。菅氏支持の竹下派からは三原朝彦衆院議員が加わり、安倍政権に批判的な旧谷垣グループの中谷元・元防衛相や無派閥の村上誠一郎元行政改革担当相も名前を連ねた。石破氏と初当選同期で無派閥の渡海紀三朗元文部科学相は前回2018年総裁選に続き、石破氏の推薦人になった。

4535チバQ:2020/09/08(火) 23:11:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcbfcd4d533f78a8a71be1b074af5b0073b30294
菅官房長官を“鉄の結束“で支える無派閥・非世襲に特化の議員グループ「ガネーシャの会」とは
9/8(火) 15:26配信

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ABEMA TIMES
「菅グループ」

 きょう告示された自民党総裁選は、各派閥の後押しを受けた菅義偉官房長官が独走中だ。菅長官自身は派閥には属さない“無派閥”だが、背後には「菅グループ」の存在があると言われている。

【映像】派閥より鉄の結束?“ガネーシャの会“って?メンバーに聞く

 テレビ朝日政治部の吉野真太郎記者が「派閥よりも強い“鉄の結束”がある」と表現する「菅グループ」。「偉駄天の会」と呼ばれる派閥横断的な勉強会、「参院菅グループ」と呼ばれる参院若手議員11人のグループ、そして無所属、中堅若手議員ら15人程度からなる「ガネーシャの会」だ。

 7日の『ABEMA Prime』では、「ガネーシャの会」メンバーでもある秋本真利衆議院議員(45)に話を聞いた。

■無派閥・非世襲に特化したのが「ガネーシャの会」
秋本氏

 「新人議員の頃の面接官が菅長官で、“君、法政だよね。自民党から法政で出る代議士は珍しい。一緒に力を合わせて頑張ってみないか”と声をかけてもらったのが最初だ。その時の今に至るまで約10年間、ずっとご指導いただいている」。

 菅氏との出会いについて、そう振り返る秋本氏。普段の菅氏は極めてまめな人物なのだという。「仕事の部分はかなり厳しく、私も政策についてかなり怒られたこともある。しかしそれを補ってあまりあるほどの温かさ、包み込むような優しさが感じられる。私がメールを送ると、そんなに時間が経たないうちに返事が返ってくる。会って話しているときはそうではないが、メールは非常に丁寧な言葉遣い。大変お忙しい中なのに、よくここまできちんとした細かい対応ができるなと、信じられないくらいだ」。

4536チバQ:2020/09/08(火) 23:11:52


 秋本氏らがつくる「菅グループ」は、菅氏の選挙区である神奈川とのゆかりがある議員や、同窓(法政大学OB)、無派閥・非世襲、地方議員経験後に国政へといった経歴・政治的ルーツで菅氏と接点のある中堅・若手議員が中心だという。また、派閥のように名簿や事務所がないのも特徴で、メンバー間のつながりは非常に緩いという。「皆さんからすると、一つのグループのように思わるかもしれないが、私も総裁選挙になって初めて、メンバー全員の名前が分かった(笑)」。

 そんな菅グループの中でも、無派閥・非世襲に特化したのが「ガネーシャの会」だという。

 「すでに“偉駄天の会”があったので、“歓喜天の会”にしようかという話もあった。ただ、それよりは何となく聞いたことのある“ガネーシャ”を選び、長官に“どうですか?”と聞いたら、“別にいいんじゃないの”ということだったので、決定した。ガネーシャの会も横のつながりは薄く、メンバーは15人と紹介されるが、菅長官に“横で連絡を取れ”と言われて連絡を取っているだけ。新しいメンバーについても、ある日突然、“この人を入れるから”と長官に言われて決まる。誰かが“この人、長官を慕っているので入れて下さい”というようなことも一切ない」。

■「菅長官との絆以上のものは、なかなか築けるものではない」
“菅グループ“

 一方、ガネーシャの会の絆の力は非常に強いようで、定期的に会合を持つも“議論や話題は他言無用”なのだという。
 
 「皆が長官とものすごい絆で結びついているので、今回も一糸乱れず全員が同じような行動を取った。それも派閥のように誰かに言われてやるというのとは全く違うと思う。私の知る限り、菅グループのような集団は他の議員にはないと思う。それはやはり、菅長官の人間的魅力が理由だと思う。数多くの自民党議員の中でも抜けた位置にいらっしゃる。私にも“うちの派閥に来たら?”という誘いはあるが、菅長官との絆以上のものは、この先もなかなか築けるものではないと思っている」。

 また、派閥ではないからこそ、メンバーが菅氏に意見具申をすることも出来るという。総裁選出馬へ後押しをしたのも、秋本氏らだと伝えられている。

 「それは本当の話だ。総理が辞意表明をした翌週の月曜日、ガネーシャの会のメンバーで長官のところに行って“出て下さい”とお願いした。15人のうち13人で行ったが、長官が“1人ずつ気持ちを聞かせてくれ”と言われたので、1人ずつお願いをした。そして、総理・総裁候補になるような派閥トップが私のような当選3回の議員と “これどうかなと思います” “そうですか”と言い合えるような関係はないと思う。一方、私は菅長官が作った総裁選のためのリーフレットに“台風に温暖化の影響もあると言われる中で、一言も触れていないのは…”ということで、地球温暖化について入れてはどうかと言った。言った瞬間、長官は“それはそうだな。抜けてしまったので足します”ということで記載することになった」。

4537チバQ:2020/09/08(火) 23:12:10

■「河野さんは逡巡されていたのではないか」
菅氏をめぐる人脈

 「もし菅氏が総裁選に出馬をしなかったとしたら…?」。そんな質問に、秋本氏は「間違いなく河野太郎さんが出ていたと思う」と断言する。

 「岸田さんと石破さんの一騎打ちというのは想定としてあり得ない。私が間に入って調整していたので、これは間違いない。本人もそのつもりだったと思う。今だから言えるが、突発的な安倍総理の辞任ということもあったし、菅長官が出るとなった瞬間から、河野さんは逡巡されていたのではないかと思う。かりに菅長官が総理大臣になったとしたら、“河野官房長官”が誕生する可能性は否定できないと思う」。

 では、ガネーシャの会の面々は?そう尋ねると、秋本氏は「我々の目的は菅義偉を総理大臣にすることであって、見返りは一切求めない。報道等によれば、派閥の方々の中には“猟官運動”と言ってもいいかもしれない動きを繰り広げられている方もいるようだが、我々が長官に何かをお願いするということはない」とした。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

4538チバQ:2020/09/08(火) 23:13:26
石破茂氏の推薦人 除く石破派
【谷垣G】
中谷元
【竹下派】
三原朝彦
【無派閥】
村上誠一郎
橘慶一郎
渡海紀三朗

岸田文雄氏の推薦人 除く岸田派
【谷垣G】
遠藤利明
小里泰弘
加藤鮎子
本田太郎


菅義偉氏の推薦人
【細田派】
塩谷立
山田美樹
藤原崇
 山本順三
 吉川有美
【麻生派】
河野太郎
牧島かれん
 有村治子
【竹下派】
鈴木貴子
山口泰明
西銘恒三郎
 石井浩郎
【二階派】
平沢勝栄
吉川貴盛
 鶴保庸介
【石原派】
坂本哲志
【谷垣G】
牧原秀樹
【無派閥】
木村弥生
浜田靖一
 柘植芳文

4539チバQ:2020/09/08(火) 23:28:01

 
【菅派】といえる面々


ガネーシャの会>>3045

坂井学 
星野剛士 谷垣G
三谷英弘
大串正樹 谷垣G
竹村展英
牧原秀樹>>3848 谷垣G
山本朋広>>3848 谷垣G
秋本真利>>4535

朝日健太郎
島村大
渡辺美樹
阿達雅志
拓殖芳文

>3676
令和の会

菅原一秀 →経産大臣辞任
城内実
鷲尾英一郎 二階派
石川昭政
木村弥生
三谷英弘

自見英子
小川克巳
朝日健太郎
小鑓隆史  岸田派


河井克行 →法務大臣辞任
梶山弘志
石田真敏

4540名無しさん:2020/09/09(水) 03:40:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3ad0ece55abb68f3ae188a47416ccf942b65159
自民・二階幹事長、在職歴代トップに「記録、考えたことはない」  
9/8(火) 17:46配信

 自民党の二階俊博幹事長は8日、通算の幹事長在職日数が1498日に達し、歴代トップとなったことについて「一日一日、夕刻を迎え、一日終わると、また明日頑張ろうと。それが積み重なり、そういうこと(歴代最長)になった。誰それの記録に追いつくとかは一切考えたことはない」と述べた。党本部で記者団の質問に答えた。

 これまでの在職最長記録は二階氏が政治の師と仰ぐ田中角栄元首相で、その記録を抜いたことを問われると「考えてみれば恐れ多い。考えたこともない」と強調した。

 二階氏は「多くの党員がいて、全国的な、立派な組織を先輩たちの力で築き上げてきた。組織は一朝一夕にできるものではない。われわれは改めてこの謙虚に、真摯(しんし)に向き合っていかなければならない」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/570dae2a9819fac9c82342201968ef2f65e12857
自民・二階氏、衆院解散「あわてる必要はない」
9/8(火) 18:03配信

 自民党の二階俊博幹事長は8日、党本部で記者団の取材に応じ、衆院解散・総選挙について「解散は首相の専権事項だ。新しい首相が決まり、解散をやりたいということになるのか、そうでないかのことであり、党の方から解散総選挙をやってほしいなんていうような状況ではない」と述べた。「ここはあわてる必要はない」との認識も示した。

 また、「解散は国会議員のクビを切ることになるから、そんな簡単なものではない。あまり振りかざすものでも、振り回すものでもないのではないか」と語った。

4541名無しさん:2020/09/09(水) 03:45:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/058e36dbdf380a147f944542279b5d8c3f7e53fe
新首相と「あうんの呼吸」に意欲 二階・自民幹事長、在職最長記録を更新
9/8(火) 18:23配信

 自民党幹事長としての通算在職日数が1498日となり歴代最長となった二階俊博幹事長(81)は8日、党本部で記者団に「党員の声を吸収して政府の方針を後押しする役割が党にある。あうんの呼吸でやっていきたい」と語った。8日には党総裁選が告示され、14日に新総裁が選出されるが、新政権でも引き続き中枢で役割を果たす意欲を示した。

 これまでの最長記録は、二階氏が政治の師と仰ぐ田中角栄元首相だった。今回の総裁選では、ほかの派閥に先駆けて二階派を菅義偉官房長官(71)支持でまとめて流れを作るなど、老練な政治技術に定評がある。総裁選後の内閣改造・党役員人事では幹事長続投との見方も広まっている。

 二階氏は安倍晋三首相が辞任を表明した翌日の8月29日夜、側近の林幹雄幹事長代理や森山裕国対委員長と共に菅氏と密会。いち早く二階派をまとめて菅氏優勢の流れを作った。4月の新型コロナウイルス対策の現金給付を巡っては、「減収世帯へ30万円給付」から「1人10万円給付」への転換を主導した。

 二階派は現在47人で、二階氏の会長就任後に勢力を増やしてきた。だが、他の派閥には「強引な拡大路線」とも映り、「剛腕」ぶりは党内で摩擦も引き起こしている。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/4bb78bb7e18a60df33ed4b82c9a29841bba56782
総裁選“たたき上げコンビ”存在感 先手必勝のレール一夜で…「ずばぬけた政局観」
9/8(火) 10:41配信

 総裁選が8日告示される自民党内で、二階俊博幹事長(81)と森山裕国対委員長(75)の存在感が高まっている。第2次安倍政権を下支えし、それぞれ今月、連続在職日数は歴代最長に。総裁選でも気脈を通じ、機先を制して「地方出身のたたき上げ」で共通する菅義偉官房長官優位の流れをつくった。このまま「菅政権」が誕生した場合、両ベテランが引き続き要職で遇される可能性は濃厚だ。

 「政策の実行など、二階幹事長が党内をしっかりと取りまとめていただける。非常に頼りになる存在だ」。菅氏は7日の定例記者会見で、二階氏にてらいなしの賛辞を贈った。8日には幹事長在職日数が1498日となり、師と仰ぐ田中角栄元首相を抜いて歴代単独1位に達する。その老練な政治術は今回の総裁選でもいかんなく示されている。

 二階氏は、安倍晋三首相の健康不安説が浮上する以前の6月ごろから菅氏と会食を重ねた。「会うことに意味があるんだ」と報道陣をけむに巻いていたが、真意は首相の辞任表明直後に明確に像を結んだ。8月29日、誰よりも先に森山氏と一緒に菅氏と密会し、安倍路線の「継承者」を訴える先手必勝のレールを一夜のうちに敷いてしまう。まさに「周りの動きをじっと見て、一瞬で決める。ずばぬけた政局観」(閣僚経験者)だった。

 2016年8月、77歳5カ月で党ナンバー2の座に就任。総裁任期を3期9年まで延長する党則改正を主導して首相を支え、党内ににらみを利かせ「アンチ安倍」の声も抑え込んできた。

 一方で高齢に加え、自ら率いる二階派のなりふり構わぬ拡大路線が反発を招き、昨秋の党役員人事では名誉職的な副総裁へ「棚上げ」されそうなピンチもあった二階氏。自民関係者は「今回、菅氏に大きな恩を売ったことで、人事のもくろみで物言う権利はしたたかに確保した」と読む。裏返せば、次期政権でも求心力の源泉である幹事長職は渡さないという意味だ。

   ◇    ◇ 

 森山氏は3日、連続在職日数を1128日とし、小泉政権時に国対委員長だった中川秀直氏を抜いて歴代単独トップとなった。野党と信頼関係を築き交渉術も駆使し、安定した国会運営で法案を次々と成立させ、安倍政権内での評価を不動のものとした。

 今回の総裁選で森山氏の所属する石原派では、山崎拓最高顧問が石破茂元幹事長を推す動きなどがあった。そんな中、国会対策で菅氏と毎日のようにコミュニケーションを取ってきた森山氏は「当初から『菅氏推し』」(自民関係者)を崩さず、派内を取りまとめた。二階氏とも太いパイプを持ち、連携して「菅政権」誕生をアシストすることで石原派の閣僚席を取りたい狙いとみられる。自身も、総務会長など中枢ポストへの就任が臆測されている。

 菅氏は秋田、二階氏は和歌山、森山氏は鹿児島。いずれも地方出身で、市議や県議から国政の場にはい上がってきた。「似た苦労や失敗をしてきた同士だからこそ、何でも分かり合える。『あうんの呼吸』がある」(衆院中堅)。政界重鎮の古賀誠元幹事長に「土のにおいのする政治家」と言わしめた菅氏と、両氏の「次」が注視されている。 (郷達也、森井徹)

4542名無しさん:2020/09/09(水) 03:46:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/7217ed4c8b96dd615b6f7f92b5c5b09486545d1a
菅”首相”天下取りの原点は3年前の二階氏との本誌会談「ギラギラしていた」〈週刊朝日〉
9/8(火) 8:00配信

「令和おじさん」が仕掛けた政局が風雲急を告げている。自民党総裁選に出馬した菅義偉官房長官(71)は、二階俊博幹事長(81)ほか党内5派閥の支援を受けて次期首相の座に王手をかけた。実は、このシナリオは3年半前から準備されていたものだ。菅氏のギラついた野心が次に狙うものは。

 2017年冬、東京都内のホテルで、菅義偉官房長官は一人の男が来るのを待っていた。

 菅氏は安倍政権の実質ナンバー2として日々分刻みのスケジュールをこなしている。約束の時間に遅れて菅氏を待たせるとは尋常ならざることだが、当の菅氏は上機嫌だった。周囲と政界人物評などの話に花を咲かせながら、“主役”の登場を待っていた。

 遅れること約40分。目当ての人はようやく姿を現した。二階俊博・自民党幹事長だ。

 2人はこの日、週刊朝日の企画で対談をすることになっていた。両者の対談はこの時が初。『内閣官房長官』(MdN新書)の著者で、対談の司会を務めた作家の大下英治氏はこう話す。

「菅さんと二階さんは最近になって接近したように報道されていますが、違います。3年半前のあの対談で2人は意気投合し、そこから定期的に会うようになって、関係を深めていったのです」

 現在、菅氏は安倍首相の後継者を選ぶ自民党総裁選(9月14日投開票)において党内5派閥の支持を固め、独走状態に入っている。その菅氏を真っ先にかついだのが、二階氏だ。「天下取り」に向けた2人の蜜月関係は、すでに3年半前から始まっていたのである。

 対談で2人はお互いを褒めたたえ、ポスト安倍について聞かれると、そろって「安倍総理の後は安倍総理」と答えた。だが実際は、菅氏は“ギラついた野心”を隠していた。大下氏は言う。

「政治家ですから、菅さんが総理になる道を考えていたのはある意味、当たり前のこと。ただ、安倍首相が『辞める』と言う日まで、菅さんは一切、衣の下の鎧を見せなかった。それでも、安倍さんは菅さんの怖さを感じていたはずです」

4543名無しさん:2020/09/09(水) 03:46:40
>>4542

 菅氏と二階氏に共通する強さは、政局への大胆さと抜け目なさだ。

 元々、安倍首相は後継に岸田文雄政調会長をと考え、ステップとして岸田氏を幹事長に据えようとしていた。「力の源泉」である幹事長ポストを奪われそうになった二階氏は反発。岸田氏への禅譲に否定的な菅氏とともに、表向きは安倍首相への忠誠を守りつつ「岸田追い落とし」の機をうかがっていた。

 転機は今年4月。政調会長としてコロナ対策をまとめる立場にあった岸田氏は「減収世帯への30万円給付」を主導したが、これに反発した二階氏が公明党を巻き込んで押し返し、「一律10万円給付」にひっくり返したのだ。岸田氏の面目は丸つぶれとなり、その頃から安倍首相も「岸田禅譲」に消極的になったとされる。

 この時期、菅氏は今井尚哉首相補佐官らと対立してコロナ対策の一線から外れていたが、5月に二階氏主導で検察庁法改正案を政府に断念させた際は、二階氏は菅氏に真っ先に情報を伝えた。

 安倍首相の体調不良がささやかれるようになった7月には、菅氏と二階氏は次の展開への布石を打っていた。二階氏の周辺がこう話す。

「二階さんは『私は菅さんと会っているけど、菅グループの幹部とは会っていないな』と言って、二階派幹部と菅グループの幹部で集まった。その時点で、『ポスト安倍』についても話は出たが、菅さんはあくまで出馬については触れなかった。ただ、二階派幹部は菅さんにギラギラした雰囲気を感じたそうです」

 8月28日、安倍首相が電撃的に辞任を表明し、権力闘争の火ぶたが切って落とされる。菅─二階同盟の動きは「電光石火」のごとく素早かった。

 二階氏は28日午後の党役員会で総裁選のあり方について幹事長への一任をとりつけ、党員投票抜きの総裁選への流れを作る。29日には、菅氏は二階氏、林幹雄幹事長代理、森山裕国対委員長と極秘に会談。30日午後には早くも二階派の「菅支持」が報じられた。

 この時点では、安倍首相の出身派閥で党内最大勢力を誇る細田派の出方次第で岸田氏にも勝利の芽があった。だが、ここで「布石」が効いてくる。

4544名無しさん:2020/09/09(水) 03:46:59
>>4543

「安倍首相にとっては石破(茂)氏に勝たれて森友・加計などの問題を再調査されるのが、最も避けたい展開。菅氏と二階氏を切れば、2人に石破氏をかつがれる可能性がある。すでに党内は『岸田では選挙に勝てない』というムードで、岸田氏では石破氏に負けるかもしれない。体調面の不安もあり、安倍首相に菅─二階同盟と事をかまえる気力はもうなかった」(自民党幹部)

 二階氏は6月、石破派の政治資金パーティーでの講演を約束するなど、石破氏と急接近していたが、これも巧妙な「見せ球」だった。二階派幹部は言う。

「石破派の数はいつまでたっても19人。党内の支持が増えない以上はどうしようもない。『急に自分のところに来て、応援をと言っても、無理だ』が二階氏の本音でした」

 そうと知らない安倍首相は、岸田氏への禅譲を断念。周囲に「次は菅さんに」と漏らすと、「勝ち馬」に乗り遅れたくない細田派、麻生派、竹下派などの各派閥が雪崩をうって「菅支持」を表明。こうして総裁選レースの大勢は、わずか3日で決まってしまった。

 安倍首相にハシゴを外されたかたちの岸田派幹部はこう話す。

「安倍首相の辞任表明があって麻生(太郎・財務相)さんに総裁選出馬の支援を求めて挨拶に行ったが、『安倍首相の了承があれば支援を検討する』と言われ、岸田さんは驚いた。安倍首相の考えが変わったとは思ってなかったんだろう」

(本誌・西岡千史、上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日9月18日号より抜粋

4545名無しさん:2020/09/09(水) 03:47:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea467e285676922bf0d2ff217f94d7775af59034
石破・岸田は、こうして潰された…二階俊博の怖ろしき「深謀遠慮」
9/8(火) 7:01配信

 「あいつにだけは、後任は譲らない」

 以前、安倍晋三首相が漏らしたセリフとして、首相周辺が明かした言葉だ。安倍首相が「あいつ」と言った相手は、石破茂元幹事長のことである。

 “党内野党”のごとく、事あるごとに安倍政権のやり方に意見し、反旗を翻してきた石破氏について、「絶対に許さない」と周辺に語ったのだという。安倍首相の盟友、麻生太郎副総理兼財務相も同じ考えで、だからこそ、ポスト安倍は岸田文雄政調会長に禅譲という流れが長く横たわっていた。

 安倍氏・麻生氏が推す岸田氏か、それとも“党内野党”の石破氏か――次期総理・総裁の争いはその対立がメインとなるはずだった。

 しかし、いまや菅義偉官房長官が総裁選で勝つことが既定路線のようになっている。背後にいるのは二階俊博幹事長である。安倍首相と麻生氏の考えをうまく利用しながら、しかし自分が望むような形に路線を敷いたのが、二階氏だった。

 じつは、二階氏は崖っぷちに立たされていた。

 「安倍首相がこのまま続投していれば、9月の党役員人事で二階氏は幹事長職から外されていたでしょう」

 と、官邸関係者が語るとおり、昨年、参院選後の内閣改造および党役員人事で、二階氏は副総裁という“名誉職”にまつり上げられる予定だった。独特の政界遊泳術に長けた二階氏は、それを以下のような方法で封じ込めた。

 今年に入り、2021年9月30日で党総裁任期を終える安倍首相の後任、つまりポスト安倍が囁かれるようになり、二階氏は石破氏擁立を視野に入れながら、菅氏と連絡を密に取るようになる。二階派幹部は語る。

 「菅氏と連携を取り、竹下派も巻き込み、石破氏を擁立する。現在の衆院議員の任期は2021年10月21日で、それまでに総選挙が実施される。世論を見れば石破人気がダントツで、任期が迫ってくれば党内も石破氏に傾くとの読みがあった」

 しかしそれとともに二階氏は、菅氏擁立も視野に入れていた。

 「長く安倍政権を支えてきた実績は間違いない。菅氏は麻生氏とソリが合わないことも、二階氏には好都合だった」(同)

 つまり、仮に菅氏が首相になったとき、麻生氏の影響力を、ある程度制限できるということである。

 かくして、二階氏と菅氏の関係は深まり、今年6月からは月イチの食事会も定例化した。

 その流れの中で、突然の安倍首相の辞意表明だった。8月28日午後2時2分、安倍首相は党本部を訪れ、二階氏と林幹雄幹事長代理に辞意を伝えた。

 緊急入院による非常事態であまりにあわただしく、総理臨時代理を置くことにならなかったことが、二階氏にとって利が働いたということだろう。その場合、麻生氏がその任に就く。政治に混乱が生じるのは明らかで、しかも、二階氏を取り巻く環境が悪化する恐れもあったからだ。

 となれば、速やかに総裁選実施に踏み切るしかない。党員・党友投票も実施する総裁選は、約1ヵ月かかる。「政治空白を作ることは避ける」を大義に、両院議員総会で決める方法に舵を切った。

 「緊急事態で、コロナ禍も収束していない中、政治が停滞してはならない」

 二階派関係者はこう語る。大義を掲げるウラには、二階氏の深謀遠慮が見え隠れする。

 「党員・党友の投票がある総裁選になれば、石破氏有利に働く。また、総裁選の期間、官房長官の職にある菅氏は身動きが取れなくなる」(同)

 つまり、菅氏が出馬しやすく、他派閥も乗りやすい形を作る判断を下したのである。それまで見せていた「石破氏支援」の姿勢は、ここで完全にたち消えてしまったように見える。そして、いち早く二階氏は、菅氏出馬の流れを作る。

4546名無しさん:2020/09/09(水) 03:48:07
>>4545

すでに蚩尤は決した
 菅氏は安倍首相辞意表明会見の翌日夜、二階氏、林幹雄幹事長代理、森山裕国対委員長と会い、「総裁選日程が決まったら、正式表明したい」と伝えた。これを受け二階氏は、菅氏を総裁選で支援する意向を伝えた。

 ポスト安倍の最右翼と見られていた岸田氏は、今年4月の給付金問題で、ミソをつけた。収入減世帯に30万円給付という案を党内でまとめ、閣議決定まで行ったにもかかわらず、安倍首相は公明党の山口那津男代表に迫られ、国民1人当たり10万円給付に変更した。このことが決め手となり、安倍首相と麻生氏の間で、「非常時には向かない」との烙印を押されてしまったのだ。

 しかも8月28日、岸田氏の姿は永田町になかった。講演会のため、新潟を訪れていたのだ。

 「このタイミングの悪さが、運を遠ざけるんだよな」

 岸田派衆院議員はこう嘆く。急ぎ、帰京した岸田氏だが、すでに二階氏の包囲網は各派閥に伝播し、二階氏が菅氏支援を打ち出すと、雪崩を打ったように他派閥の支持が続いた。党内最大派閥の細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)、二階派(47人)、石原派(11人)が菅氏を推し、すでに雌雄は決したような形だ。

 とはいえ、これで終幕ではない。今後、派閥間の主導権争いは激化する。菅氏は当面、居抜き人事で政権運営をするものと見られている。ひとまず、二階幹事長は安泰だ。しかし、菅首相に対する各派閥の長の思惑は、1年限りの“ショートリリーフ”。その後の“ポスト菅”こそが、最大の山場と見ている。

 一方、菅氏自身もショートリリーフで良しでいいとは思っていない。派閥の力学を抑えて、本格政権をどのタイミングで作るか、思案している。菅氏圧勝で終わる第一幕だが、今後の政局こそが見物であることは間違いない。

山田 厚俊(ジャーナリスト)

4547名無しさん:2020/09/09(水) 03:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ebc684a99f042c725a86110bc1b5eb06d22ca72
総裁選所見発表詳報(4)石破氏「成し遂げたいのはグレートリセット」
9/8(火) 17:22配信

■石破茂

 地方創生大臣を2年務めました。食料を作り、エネルギーを作り、出生率の高い地方が滅んで、政治であり、金融であり、経済であり、文化であり、メディアであり、その中心の東京ではありますが、食料を作らず、エネルギーを作らず、出生率は全国最低。そこにヒトが集まる、モノが集まる、カネが集まる。そういう日本国は持続可能なものなのですか。

 私は地方に雇用と所得、そのことは絶対に必要だと思います。おかしくないですか。鉄道が発達し、道路が発達し、航空路が発達し、情報網が発達すればするほど、東京一極集中はなぜ進むのですか。国がそういう仕組みになっているからです。

 明治維新後わずか50年。日本は世界の強国になった。敗戦後わずか20年で、GNP(国民総生産)は世界第2位になった。そのために東京一極集中は人為的に行われたものであります。ふるさとは志を果たして帰るものではない。志を果たしに故郷に帰る。

 東京の負荷を減らしていかねばなりません。東京の集中の利益を、限界を超えたとするならば、首都直下型地震、少子高齢化、東京の持っている負担をいかにして減らすか。地方にいかにして雇用と所得をもたらすか。地方創生に、私はもう一度全身全霊で取り組み、新しい日本をつくってまいります。

 憲法について申し上げます。どうか、平成24年、党議決定をした自民党憲法改正草案、もう一度みんなで読もうではありませんか。起草員の1人として携わりました。なんで政党の役割が憲法に記されていないのですか。わが自由民主党は、日本国の中心として日々努力をしてきた。政党は権力による弾圧があってはならない。最大限自由が保障されねばならない。

 しかし、国民から政党助成金をいただいている。そうであるなら、党のカネをどのように使ったのか。政党の意思はいかに決せられるべきか。そのようなことを国民にきちんと示す。権利だけ享受する主体というのはありえません。政党法の制定が必要であります。

 合区の解消。参院選は間違いなく再来年にはやってくる。鳥取、島根、高知、徳島。合区の厳しさ、苦しさ。これを解消するために憲法改正が必要である。そうしなければ地方はどうなるんですか。地方に厚く、そういうことを申し上げているのではない。合区の解消、そのためにこの時限性のある課題には取り組むべきだ。

 最高裁判所裁判官、総選挙の際に誰がその名前を知っている。この仕組みで本当に三権分離は成り立つのか。その仕組みは法律で定めていかねばなりません。

 自衛隊は国の独立を守るためのものです。そしてその行動は全て国際法にのっとってやるべきものです。相手は外国の国家主権ですから、国際法にのっとって行動するのは当然だ。その国において最強の組織であればこそ、司法・立法・行政による厳格な統制は必要である。当たり前のことであります。憲法改正は国民が決めるものである以上、わが党は先頭に立って議論を深め、一刻も早く憲法改正に取り組むべきものであります。

 私はこの34年間、ひたすら愚直に生きてきました。もっとお利口さんに立ち回ることもできたのかもしれません。ひたすら愚直に生きてまいりました。今回「納得と共感」を掲げました。「そうだね」と国民が言ってくださる、一緒にやろうと言ってくださる、それが「納得と共感」であります。

 今こそ「納得と共感」の政治をやりたい。そして成し遂げたいのはグレートリセット。もう一度この国の設計図を書き換えていくことであります。そうしなければこの国は次の時代に生き残ることができない。やらねばならないのはグレートリセットである。国のあり方をもう一度皆さんとともに考え直し作り直していきたい。

 国民は政治を信じていないかもしれない。しかし、われわれは国民を信じているのだ。「これを言っても分からない」「これを言えば票が減る」。そう言って真実を語らない政治家は国民を信じていないのではないですか。国民を信じない政治家は国民から信用されるはずはない。わが自由民主党は国民政党として、日本国のために、次の時代のために、全身全霊で臨んでまいりたいと決意を申し述べて、所信の一端といたします。ありがとうございました。

4548名無しさん:2020/09/09(水) 03:49:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/3605c9530aa72074cd684a04301368eb5a611f46
総裁選所見発表詳報(6)菅氏「私のような普通の人間でも努力すれば首相を目指せる」
9/8(火) 17:42配信

■菅義偉氏

 私の原点について少しだけお話しさせていただきたいと思います。雪深い秋田の農家の長男として生まれ、地元で高校まで卒業いたしました。卒業後、すぐに農家を継ぐことに抵抗を感じ、就職のために東京に出てきました。町工場で働き始めましたが、すぐに厳しい現実に直面し、紆余(うよ)曲折を経て2年遅れで法政大学に進みました。

 いったんは民間企業に就職しましたが、世の中がおぼろげに見え始めた頃に「もしかしたらこの国を動かしているのは政治ではないか」、そうした思いに至り、縁があって横浜選出の国会議員、小此木彦三郎先生の事務所に秘書としてたどり着きました。26歳のときです。

 秘書を11年務めた頃、偶然にも横浜市会議員選挙に挑戦する機会に恵まれました。直前まで公認を得られない厳しい選挙戦でありましたけども、38歳で当選をさせていただきました。地方政治に携わる中で、市民の皆さま方の声にお応えしていくためには地方分権を進めなきゃならない。そうした思いで国政を目指し、47歳で当選をいたしました。まさに地縁血縁のないゼロからのスタートでありました。

 ときをおいて今、私は、ここで自民党の総裁選に立候補し、皆さんを前に所見の演説をさせていただいております。五十数年前、上京した際に、今日の自分の姿は全く想像をすることもできませんでした。私のような普通の人間でも、努力をすれば総理大臣を目指すことができる。まさにこれが日本の民主主義じゃないでしょうか。

 世の中には国民の感覚から大きくかけ離れたものが数多く、当たり前でないことが残っております。例えば赤坂の迎賓館。私は総務相になって初めて素晴らしい施設に入ったときに「田舎の両親に見させてやりたい」。こう思いました。しかし当時は年間で10日間しか開放しておりませんでした。

 迎賓館は国民の財産です。官房長官になってすぐに、公務で使っていない期間は国民に開放するように指示をしました。現在では年間270日以上開放されています。京都の迎賓館も同じように開放をいたしました。

 そして災害対策のダムの活用です。台風が来る前に事前放流ができるダムは国交省が所管するダムだけでした。ところが同じダムでありながら、経産省が所管する発電用ダムや農林省が所管する農業用のダムは、この事前放流を行うことができませんでした。省庁の縦割りが原因だったんです。

 その見直しを行うことで、全国のダムの事前放流をできるようにしました。その量はなんと従来の約2倍です。今回の台風10号でも、九州を中心に75カ所のダムで事前放流を行って、下流の水位を下げることができました。

 さらに例を挙げるならば、高すぎる携帯料金、電話の料金です。公共の電波の提供を受けているにもかからず、大手3社は市場で9割の寡占状態を維持し、20%もの営業利益を上げ続けています。このような事業者の既得権益を取り払い、競争がしっかりはたらくように、さらに改革を徹底したいと思います。

4549名無しさん:2020/09/09(水) 03:50:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41422b756b6dd815aefca23bbeebcf00cba2af9
安倍政権の功罪 そして総裁選に挑む人々(1)
9/8(火) 17:20配信

「報道部畑中デスクの独り言」(第204回)

ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム。今回は、7年8ヵ月の長期政権となった安倍内閣の総括と、今後の自民党総裁選について―

2020年8月28日、安倍総理大臣が突然の辞任を表明しました。首班指名までは総理の職にありますが、7年8ヵ月の長期政権はまもなく終止符が打たれることになります。

8月28日のこの日、メディアの一員として感じたのは「敗北感」でした。いまになって「前から私は知っていた」かのように解説する方もいらっしゃいますが、私はそのようなことを申し上げるつもりはありません。

確かに、いま思えばというシグナルのようなものはありましたし、そうした噂も永田町にはありました。ただ、「マユツバ」ものの情報もあり、断定に足る裏付けがなかったのも事実です。

私が明らかにやばいなと思ったのは、8月12日、いわゆる「黒い雨」訴訟に関する官邸エントランスでのやり取りです。声が完全に枯れ、時折かすれる、歩くのもしんどいかと思わせるような後ろ姿でした。その後、総理は休みを取り、17日には7時間半、24日は3時間半の検診に臨み、一度は声も戻ったようでした。

総理も会見で話していた通り、「拉致問題」「日露問題」「憲法改正」……国内外で課題が山積しています。任期も1年残っています。10月解散・総選挙の噂も決して消えたわけではありません。

大変不謹慎な話ですが、口の悪い記者からは「国会に出たくないがために、元気がないふりをしているのではないか?」という声もあったぐらいです。それだけ総理の状況は読み切れなかったわけです。

8月28日当日、安倍総理は午前10時前に総理官邸に姿を見せました。記者会見をひかえ、背筋はしゃんとしていたように見えました。定例閣議の後、麻生副総理と会談……内容はなかなかつかめなかったのですが、後に辞任の意向を伝えたことが明らかになります。

4550名無しさん:2020/09/09(水) 03:52:05
>>4549

午後の新型コロナ対策本部会合では、むしろ頬が赤らみ、顔色はよく見えました。しかし、その整った表情は「決意」の表れだったと言えるかも知れません。午後4時の臨時閣議、5時の記者会見を前に、その間隙をついて総理は自民党に向かいました。二階幹事長を官邸には呼ばず、自ら自民党本部に向かったことで、いよいよ「ビンゴ」となりました。

午後5時から始まった記者会見。秋から冬に向けた新型コロナウイルスの「対策パッケージ」、北朝鮮を念頭とした安全保障対策の新たな方針、政策に関するメッセージを5分40秒話した後、健康問題の説明、辞任表明となりました。

「病気と治療を抱え、体力が万全でないなか、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはならない」

「悩みに悩んだが、足元において、7月以降の新型コロナウイルス感染拡大が減少傾向に転じたこと。冬を見据えて実施すべき対応等をとりまとめることができた。新体制に移行するのであれば、このタイミングしかないと判断した」

体調の異変、辞任の理由を語り、未達となった課題については「拉致問題をこの手で解決できなかったことは痛恨の極み」「ロシアとの平和条約、憲法改正、志半ばで職を去ることは断腸の思い」と、かみしめるように語りました。これまでの会見とは違い、質疑では原稿にほとんど目を落とさず、記者の目を見据えて答えていたのが印象的です。

7年8ヵ月、相当な激務、ストレスだったと思います。まずは日本という国のトップを務められたことに対して、敬意を表します。「お疲れさまでした」と申し上げたいと思います。

アベノミクスと呼ばれた経済対策、物価目標など未達の部分は多いものの、就任前に日本全体を覆っていた閉塞感、特に「六重苦」というフレーズはまったく聞かれなくなりました。新型コロナウイルスの影響で先行きは不透明ですが、雇用については「人手不足」と言われるぐらいの状況を導いたことは事実です。

また在任中、2度の消費税率の引き上げを行いました。消費税はそれまで倒閣につながる、いわば「鬼門」であり、タブー視されていました。その引き上げの是非はともかく、これによる選挙での敗北はない、初めての内閣となりました。

4551名無しさん:2020/09/09(水) 03:52:39
>>4550

その他、「地球儀外交」と言われる80の国と地域を訪問し、外交の存在感を高めました。これまた賛否は分かれますが、安全保障関連法、組織的犯罪処罰法を成立させたことは、歴史に刻まれるでしょう。

一方、人に対して好き嫌いのハッキリしていた宰相であったとも思います。国会のやり取りでは挑発にすぐムキになり、自らヤジを飛ばすという一幕もありました。

辞任表明の会見終盤に「メディアの選別」「政権の私物化」を指摘する質問があり、それまでは比較的、張りのあった声が急に「蚊の鳴くような声」になりました。1時間近くにわたる会見の疲れというより、本人にとって嫌な質問に対する“アレルギー反応”に感じました。

当人は否定していますが、敵・味方を峻別する政治手法というのは、わかりやすさの一方で、政権としての限界を示していたのではないかと思います。

総理が悲願としていた憲法改正、皮肉なことに世論調査ではそれ自体には抵抗がなくても、「安倍さんのもとでは反対」という回答が少なくなかったと記憶しています。国民はそれだけ安倍政権に、一種の危うさを感じていたのではないでしょうか。

以前、小欄でいわゆる「タカ派」だった中曽根康弘元総理が、“女房役”の官房長官に「ハト派」とされる後藤田正晴氏を起用した、“バランス感覚”についてお伝えしたことがあります。また、保守派の論客として知られる石原慎太郎氏も好き嫌いの激しい人物ですが、東京都知事時代に、左派系メディアを「バカ●●」と罵りながらも、そうしたメディアにも出演していました。

当時の側近は、「出ることで(左派系の支持者も)味方につける」と話していたことを思い出します。「政権の器」「老獪さ」「懐の深さ」……そんな観点で見ると、安倍政権ははたしてどうだったのかと考えます。

さて、政界はすでに事実上の次の総理、自民党総裁選に向けて動いています。「あすの日本が少しでもよくなるかも知れない」……これは第2次安倍内閣、小泉内閣、鳩山由紀夫内閣の発足時に、多くの国民が感じていたことだと思います。

期待通りだったこともあれば、期待外れのときもあったわけですが、後任にそんな期待感や高揚感を持てる人がいるかどうか……注目して行きたいと思います。

(その2へ続く)

4552名無しさん:2020/09/09(水) 03:53:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/572e3bd181d66e549b68d10a4cdede5da21fc8c2
菅新政権は「暫定」か、解散・人事で揺れる党内
9/8(火) 5:01配信

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が9月8日に告示される。予想通り菅義偉官房長官(71)と岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)が立候補。14日の自民党両院議員総会での投開票に向け、コロナ対応や景気対策、日米・日中外交、地方の活性化など重要課題での論戦に臨む。史上最長となった安倍政権の評価や継続の是非も争点となる。

 ただ、岸田、石破両派以外の5派閥や無派閥・菅グループなどがそろって推す菅氏の総裁選勝利は確定的だ。党内の関心はすでに、菅新政権の党・内閣人事とそれを踏まえた衆院解散の時期に移っている。

 新政権が安倍首相の残り任期を担う暫定なのか。それとも2021年9月の総裁選での再選も狙う本格政権なのか。解散時期もそれと連動するとみられるだけに、総裁選での多数派工作も各派やグループの思惑が複雑に交錯している。

■安倍路線の継承を掲げる菅氏

 総裁選に挑む3氏は石破氏は4度目だが、菅、岸田両氏は初めて。記者会見やテレビ出演などで政権構想を提示しており、8日以降は3氏の討論と各陣営による議員・地方票の獲得工作が、総裁選の最終結果を決めることになる。

 菅氏はアベノミクスも含め内政、外交両面で「安倍路線の継承」を掲げる。安倍首相が退陣表明をした後、世論調査で内閣支持率や自民党支持率が急上昇したことが背景にある。携帯電話料金の値下げや地域金融機関再編などに「菅カラー」をにじませるが、マクロ経済や外交・安保政策は現状維持にとどまる。

 岸田氏は、安倍政治の内政外交政策を評価したうえで、アベノミクスはトリクルダウンと呼ばれる波及効果に乏しかったことなどから、「かえって格差が広がった」と批判。中間層の経済基盤底上げに向けた教育費や住宅費の負担軽減策と、地方再生に向けて派閥の大先輩である故大平正芳元首相にならって「デジタル田園都市国家構想」を打ち出した。

 一方、石破氏はモリカケ問題も含めた安倍政権への国民の不信感を「民主主義の危機」と指摘。内政では「地域分散と内需主導型経済」による政策転換を主張する。また、当面の課題のコロナ対応でも安倍政権の迷走を批判し、PCR検査のさらなる拡大・強化を訴えている。相次ぐ地震や豪雨災害に機動的に対応するための防災省創設も提唱している。

 総裁選は国会議員票394票、各都道府県連代表に3票ずつ割り当てる地方票141票の計535票で争われる。新総裁は16日召集の臨時国会で首相に指名され、新政権が発足する段取りだ。

4553名無しさん:2020/09/09(水) 03:53:55
>>4552

 告示後の3候補の政治理念や政策での論争は、8日の立候補届け出後の所見発表演説会と共同記者会見を手始めに、恒例の日本記者クラブ主催の討論会などで展開される見通しだ。

 論戦は、内政外交両面で「安倍政治の継承」を掲げる菅氏に対し、「安倍政治の変革」を求める岸田、石破両氏が攻める構図となる。圧倒的優勢の菅氏の牙城を岸田、石破両氏がどこまで崩せるかに注目が集まる。

■菅氏の支持はさらに拡大

 党内7派閥のうち5派閥が支持する菅氏の陣営は、それぞれの派内締め付けにより、議員票での造反防止に全力を挙げている。地方票でもライバル2氏を圧倒することによる完勝を目指して、党員・党友への個別電話作戦などを徹底する構えだ。「議員票で見込みより数十票も減らし、地方票でも過半数を逃せば、菅氏の求心力低下につながる」(陣営幹部)との不安からだ。

 菅氏支持への流れを作った二階俊博幹事長が率いる二階派(47人)と細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(同)の3大派閥との主導権争いには、陣営内の若手議員から「古い自民党の復活」との批判が噴き出し、一致結束への不安も残る。

 また、議員票で圧倒的に劣勢な岸田、石破両氏陣営は、個人的関係を頼りに議員票の上積みを目指す一方、地方票での支持拡大に活路を求めている。弱者に味方する日本的な判官びいきムードをかき立てることで、菅氏に一矢報いるのが狙いだ。

 しかし、ここにきての主要新聞などでの世論調査では、「次の首相」に菅氏を挙げる回答がトップとなり、自民党支持層では約3分の2に達している。このため、現状では「議員票で約8割、地方票で6割以上の合計400票に迫る菅氏の圧勝」(菅陣営幹部)との見方も広がる。

 今後の政治日程としては、①14日の総裁選投開票②15日の自民党4役人事③16日召集の臨時国会冒頭での首相指名と同日中の組閣・新内閣発足④18日に臨時国会閉幕、という段取りがほぼ確定している。

4554名無しさん:2020/09/09(水) 03:54:16
>>4553

 党内では新政権の人事予想やそれも踏まえた衆院解散の時期についての、さまざまな臆測が飛びかっている。

 麻生派幹部の鈴木俊一総務会長は6日の民放テレビ番組で、新内閣が改めて召集する秋の臨時国会での衆院解散の可能性について、「(新首相は)その誘惑に駆られる。新内閣ができて評価の高いときに国民の信を問う。大義名分も立つ」と早期の解散・総選挙に言及してみせた。

■党内は菅暫定政権を想定

 ここにきて菅氏の発言も微妙な変化をみせている。連日のインタビューで早期解散の可能性を聞かれると、「状況次第」などと思わせぶりに語る場面もあった。党内にある2021年9月の次期総裁選までの中継ぎを意味する暫定政権説についても、「新政権は暫定ではない。自信を持って堂々と務めるべきで、それが国民への責務だ」と本格政権樹立への意欲と自信をにじませた。

 2日の出馬会見でも、「私は無派閥で、派閥に推されてここに立っているわけではない」と強い口調で語った。しかし、その直後に行われた麻生太郎副総理兼財務相ら細田、麻生、竹下3派領袖による共同会見では、安倍首相の出身派閥で、党内最大勢力を率いる細田博之元幹事長が「引き続き安倍内閣の業務を引き継いでいただきたい」と発言。党内は「3人の領袖は暫定政権を想定している」と受け止める向きが多かった。

 竹下派の総裁候補と目される茂木敏充外相も「次の総裁選には出たい」と語ったことも、3派が次期総裁選での菅氏の続投を前提にしていないことを表している。

 そこで、党内が注目するのが菅新政権の陣容だ。特に内閣の要となる官房長官人事は「菅氏の政権運営と早期解散への本気度を占うバロメーターになる」(麻生派幹部)とみられている。「党内バランスを優先した調整型か、選挙をにらんだアピール型かで、菅氏の解散戦略も推し量れる」(細田派幹部)からだ。

 菅氏は官房長官人事について、4日の大手紙インタビューで「非常に難しい。情報発信、国会対策、政策のとりまとめと、全体を見ていなければダメだ」と語り、総合力が選任のカギになるとの考えを示した。

4555名無しさん:2020/09/09(水) 03:54:38
>>4554

 調整型として下馬評に上がるのは、加藤勝信厚労相、萩生田光一文科相、森山裕国対委員長の3氏。加藤、萩生田両氏は菅氏の下で官房副長官も務め、答弁の手堅さに定評がある。加藤氏は竹下派だが安倍首相と親密で、細田派の萩生田氏は安倍首相の最側近。一方、森山氏は菅氏と同様の叩き上げ政治家で、菅氏と二階幹事長の双方に信頼関係と太いパイプを持っている。

■隠れた本命に挙がる梶山経産相

 対するアピール型としては河野太郎防衛相や小泉進次郎環境相の名前が挙がる。両氏とも「国民向けの発信力は抜群」(自民若手)だからだ。将来の総理・総裁候補と目される両氏は今回、相次いで菅氏支持を明言したが、党内では両氏の選挙区から「神奈川連合」との見方も出る。

 もともと、麻生派の河野氏や無派閥の小泉氏は、「実際の後見人は菅氏」(自民幹部)とされ、「河野官房長官、小泉官房副長官という人事なら、早期解散の布石」(自民長老)と見る向きが多い。ただ、党内には「そんな人事をしたら、各派閥がそっぽを向く」(同)との声も少なくない。

 そこで、政界関係者の間で「隠れた本命」とささやかれるのが、梶山弘志経済産業相だ。菅氏の政界の恩師は故梶山清六元幹事長で、弘志氏はその息子。菅氏と同じ無派閥でバランス感覚や調整力にも秀でているとされ、菅氏の側近でもある。

 過去には石破グループに属していたこともあり、石破氏とのパイプ役にもなれる。仮に菅氏が「梶山官房長官」を選んだ場合は、「早期解散と任期満了選挙の両にらみの戦略」(自民幹部)と読む向きもある。

 菅氏はここにきて、解散や党・内閣人事については「新首相が決めること」とかわしている。ただ、総裁選から新内閣発足まで極めて短時間であることから、「用意周到な菅氏だから、実際には極秘裏に裏工作を進めている」との見方も多い。支持派閥の実力者らは菅氏の言動や表情に神経を尖らせている。

 菅氏にとって、「本格政権を狙うには早期解散・総選挙で勝つのが一番手っ取り早い」のは自明の理。急上昇した内閣支持率や自民党支持率と、分断が目立つ野党陣営を考慮すれば、「今(解散を)やれば300議席も夢ではない」(自民選対)との声も漏れる。

■飛びかう秋解散の怪文書

 派閥談合への批判払拭を狙って、キングメーカー然と振る舞う麻生、二階両氏を要職から外すか、無任所副総理や副総裁に棚上げして世代交代を図れば、「新内閣の支持率は6割を超える」(世論調査専門家)との見方も出る。それで選挙に大勝すれば、安倍氏に続く「菅1強時代」になるとの見立てだ。

4556名無しさん:2020/09/09(水) 03:55:05
>>4555

 こうした状況も踏まえ、永田町ではすでに①9月下旬に臨時国会召集して解散―10月25日投開票②10月上旬臨時国会召集で解散―11月1日投開票、などの怪文書がばらまかれている。もちろん、コロナの感染拡大がある程度収まることが前提だが、「晩秋からの感染再拡大前に勝負をかける」(自民幹部)という意味では現実味を帯びる。

 それにはまず総裁選での圧倒的勝利が前提となる。菅氏の野望をかぎ取って、支持派閥があえて造反を黙認する高等戦術に出れば、菅氏の求心力は低下し、その後の政権運営も各派閥に配慮せざるをえなくなる。

 菅新政権が「安倍政権の負の遺産の管理と後片付け」(細田派幹部)ではなく、「新たな自民党の再出発」(菅グループ幹部)に踏み出せるのかどうか。自民史上、異例の無派閥で非世襲の菅氏。新政権発足までの期間が、トップリーダーとしての資質と器量が問われる「運命の8日間」となりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4557名無しさん:2020/09/09(水) 03:56:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/11d75ad17fefa1255a5d36de999d94fb96aa7555
「安倍政権へのうんざり感」だけが敵? 二階幹事長・竹中平蔵氏を味方につけた菅官房長官が首相の座を射止める可能性(伊藤智永)
9/8(火) 10:10配信

「ポスト安倍」に菅義偉官房長官が再浮上してきた──。盛んに飛び交う観測の虚実を吟味する。自民党の岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長に続く「第3の候補」とも、勢いでは2人をしのぐ「陰の本命」とも言われるが、本当のところはどうなのか。

「再浮上」とは、昨年春に「令和おじさん」ともてはやされた後、秋の内閣改造から鳴かず飛ばずだったのが、新型コロナウイルス対策で「冷房と暖房を同時にかける」政府方針の陣頭指揮を執るようになった見え隠れを言う。

 安倍晋三首相が体力・気力・内閣支持率のいずれも減退している時、「内閣の番頭」が目立つのは当然という見方は表面的すぎる。首相が沈みだしたら代わりに官房長官が前面に出てくる現象は、実は歴代政権で例がない。あったら相当に不穏である。しかも菅氏の場合、安倍首相も了解の上でそうしている。世論の過半数が反対する「Go Toキャンペーン」強行も、早期衆院解散否定も、菅氏の独断専行ならともかく、安倍首相が明らかに追認、黙認している。それが何を意味するか。

 時の首相より官房長官の実力が目立つことはまれにあり、「剛腕」と呼ばれた。橋本龍太郎内閣の梶山静六氏、小渕恵三内閣の野中広務氏が典型だ。中曽根康弘内閣の後藤田正晴氏、小泉純一郎内閣の福田康夫氏は、首相の方が目立っていたからちょっと違う。

 官房長官が首相になるのは意外に難しい。後藤田、梶山、野中3氏は退任後の政局で首相候補に擬せられたが、梶山氏が自民党総裁選に挑んで敗れ、野中氏は野心はあったが派閥事情で抑えられた。後藤田氏は「政界ご意見番」に徹して晩年の名声を保った。

 ◇官房長官出身は3人

 平成以降、官房長官から首相になった例は3人しかない。竹下登内閣の小渕恵三氏、小泉内閣の安倍晋三氏と福田氏。ただし、3人とも派閥領袖の後継者か血筋正しい「プリンス」である。「血統書」なしに実力だけで成り上がった例はない。小渕氏は竹下元首相の「指名」、安倍氏は事実上、小泉前首相からの「禅譲」だった。そもそも後藤田、梶山、野中3氏は党内ににらみは利いても自前の政治勢力を持っていなかった。

4558名無しさん:2020/09/09(水) 03:57:08
>>4557

 こうした経験則に従えば、菅氏がいま目立つからと言って首相候補とみなすのは早合点になる。だが、菅氏が異質なのは8年近い在任中、無派閥を中心に「隠れ菅系議員」をきめ細かく囲いこんできた周到さだ。総勢約50人いるとされ、盟友関係にあって独自の総裁候補を持たない二階俊博幹事長の派閥と合わせれば、総裁選に挑むには十分な勢力になり得る。

 福田氏は、森喜朗内閣から居残りで小泉内閣まで官房長官を足かけ3年半務め、事実上「陰の外相」を兼ねるなど実力を発揮したが、年金未納問題であっさり辞めた後は小泉政権と距離を置いた。この身の処し方が後に生きる。2007年9月、第1次安倍内閣が「小泉改革直系」の呪縛で自滅した時、自民党内に緊急避難で圧倒的な福田待望論が起きたのは、政権運営の実力は実証済みながら、「小泉カラー」に染まらないイメージが好都合だったからだ。福田氏は総裁選で、安倍政権の麻生太郎自民党幹事長との一騎打ちを制した。ちなみに菅氏はこの時、麻生氏の推薦人に名を連ねている。

 因果は巡り、菅氏はいまや、おそらく今後も破られることのないだろう官房長官在任期間史上最長記録を更新中の実力者だ。麻生副総理兼財務相とは安倍首相との距離感や政局観でしばしば対立を繰り返す緊張関係にあり、コロナ対策では事実上の「臨時首相代行」格に収まっている。では、仮に安倍首相がコロナ感染爆発か、東京五輪中止か、体調不良か、何らかの事情で来年9月の自民党総裁任期前に辞める事態になった場合、緊急避難で名実とも「菅政権」に切り替わる可能性はあるのか。

 ◇「発展的継承」

 安倍政権へのうんざり感は、世論だけでなく政官界に広がっている。「菅後継首相」の最大の難点は、菅氏が8年近く政権中枢で支えた「安倍カラー」そのものにある。菅氏周辺は一時「福田方式」の可能性を思い描いたが、コロナ対策から逃げ出すわけにはいかず、むしろ政権の前面に押し出るしかないと腹をくくった。コロナ危機で座礁したアベノミクスを、V字回復は無理でも、新たな軌道に乗せて成長戦略に回帰させる「コロナ時代における安倍政治の発展的継承」を掲げる戦術である。

4559名無しさん:2020/09/09(水) 03:57:32
>>4558

 岸田、石破両氏は「ポスト安倍」の1、2を争う有力候補とされながら、コロナ時代の政権として何をしたいのかはっきりしない。菅氏は二階氏と9月に派閥横断の「地方創生・未来都市推進議員連盟」を作る。人工知能(AI)やビッグデータを活用する「スーパーシティ構想」の改正国家戦略特区法(5月に成立)を使った産業国際競争力強化政策の推進母体というふれこみだ。菅氏のブレーンである竹中平蔵氏の影が色濃く、世論に懐疑論も根強いが、ともあれ菅氏が本気なのは分かる。

 政局のキーマン・二階氏が、候補全員に保険を掛けて勝ち馬に乗るのはいつもの手だが、会食したり、講師を務めたり、会合で持ち上げるだけでなく、一緒に議連まで作るのは菅氏だけである。

(伊藤智永・毎日新聞専門記者)

(本誌初出 ポスト安倍「菅氏本命」の虚実 二階氏との連携に透ける“本気度”=伊藤智永 20200901)

4560名無しさん:2020/09/09(水) 04:04:00
https://www.asahi.com/articles/ASN945WYCN92UTFK02B.html
麻生氏から岸田氏への「宿題」 2人の空気一変、逆境に
有料会員記事 自民党総裁選2020

西村圭史

2020年9月4日 19時00分

 突然の首相退陣を、自民党の岸田文雄政調会長は講演のために訪れた新潟市で聞いた。急いで帰京したものの「ポスト安倍」をめぐるうごめきは、岸田氏抜きで一気に進んだ。数日のうちに5派閥が菅義偉官房長官の支持を表明。「大事な時に東京にいないなんて致命的だ」。自民党内ではそんな辛辣(しんらつ)な声も聞かれる。

 岸田氏が期待していた麻生派や細田派も菅氏支持。岸田派(宏池会)内には悲愴(ひそう)感が漂う。「こんな形ではしごを外されるなんて」。同派幹部はそう顔をゆがめた。別の幹部は悔やむ。「禅譲を狙うという戦略自体、取るべきではなかった」

 派内には撤退論もくすぶったが、岸田氏は1日、「国民のため、国家のため、私の全てをかけて取り組む」と正式に出馬を表明した。同派幹部は「『負けそうだから、またしっぽを巻いて逃げた』と思われたら、政治家として終わる」と苦しい状況を解説した。

首相の退陣発表から2日後、岸田氏は麻生氏を訪ねていました。総裁選での支援を依頼する岸田氏に、麻生氏はある「宿題」を課しました。それを受け、岸田氏は首相官邸へ。総裁選をめぐる舞台裏を追いました。

批判控え、仕え続けた末に
 岸田氏は吹っ切れたかのように発信を強める。3日には一番乗りで政策集を公表。会見では菅氏が掲げる「安倍政権の継承」に対し、「私は安倍政権時代の政策の発展、充実」と主張し、「どんな政策も5年10年と同じことをして通用するほど世の中は甘くはない」と指摘した。

 同日夜に出演したBS番組では…

4561名無しさん:2020/09/09(水) 04:06:12
https://www.asahi.com/articles/ASN956F21N94ULFA024.html
「菅政権」見守る霞が関 財務省は期待、頭抱える総務省
有料会員記事 自民党総裁選2020

2020年9月6日 5時00分

 第2次安倍政権は経済産業省出身者を中心とする「官邸官僚」が省庁全体を掌握し、「経産省内閣」とも呼ばれた。新たな政権では官邸と各省庁との力関係はどう変わるのか――。政権中枢だった菅義偉官房長官(71)が優位に進める自民党総裁選を、霞が関も固唾(かたず)をのんで見守っている。

 2次政権は安倍晋三首相の最側近、今井尚哉首相補佐官兼首相秘書官を筆頭に、新原浩朗経済産業政策局長、佐伯耕三首相秘書官ら経産省出身の「官邸官僚」と呼ばれるメンバーが、外交や社会保障など経済以外の分野でも霞が関を動かした。

 新型コロナウイルス感染症対策でも、飲食や観光など複数の省庁にまたがる消費喚起策「Go To キャンペーン」の取りまとめ役が経産省になったように、存在感は抜きんでていた。だが、学校への一斉休校要請や全世帯向けの布マスクの配布など、こうした官邸官僚主導の政策は混乱を招いた。

「官邸詣で」減りそう
 首相周辺の顔ぶれが一新されれば、官邸から同省への指示は「確実に減るだろう」(同省幹部)とみられている。菅氏がトップに就いたとしても、同省が所管するエネルギーや通商政策について目立った発言をしておらず、「官邸詣で」も減りそうだ。

 かつては「最強官庁」と言われていた財務省。ある幹部は「今井氏らによるトップダウンがなくなることで、各省が持ち寄って調整する形に戻るのではないか」と政策決定過程が変化する可能性を指摘する。

 菅氏が、野党や自民党の一部が…

4562名無しさん:2020/09/09(水) 09:16:47
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/09/09/kiji/20200908s00042000573000c.html
岸田氏に票分け“施し案” 世論調査劣勢も「2位になれば次に目を残せる」 狙いは“石破つぶし”狙う
[ 2020年9月9日 05:30 ]

 自民党総裁選が8日、告示され、菅義偉官房長官、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長の3氏が立候補を届け出た。14日に投開票され、安倍晋三首相の後継総裁が決定する。国会議員票、地方票ともに菅氏が圧倒する中で「岸田氏に票を分けよう」という“施し案”が出るなど党内情勢を左右する2着争いがヒートアップ。党所属議員の注目は今後の人事に移っている。
 東京・永田町の党本部で行われた立候補者演説会。菅氏は勝負カラーの黄色のネクタイ姿で「首相は道半ばで退かれた。悔しさを推察すると政治的空白を作ることはできない」と力を込めた。

 5派閥と無派閥議員約30人の支援を受け、党所属の国会議員票の約7割を固め、地方票も約6割を獲得する見通しとされる。圧勝ムードの中で、党幹部らから漏れてきたのは岸田氏への“票分け”だ。すでに党幹部らが見据えるのは“次の次の総裁”。永田町では菅氏について「ワンポイントかと思われたが、この優勢ムードで次の任期3年をプラスして4年やるつもりだろう」とみられている。4年後に菅氏は75歳。「首相の座を譲っても不思議ではない」とされ「宏池会の会長で岸田派を率いる岸田氏に挑戦の余地を残せるようにすべきでは」の指摘が党内で上がり始めた。

 「2位になれば次に芽を残せる」と岸田氏周辺では次点を目指す動きが活発化。3位なら政府・党内ともに役職のない“無役”になるとみる関係者は多い。朝日新聞が7日に発表した世論調査によると、岸田氏を「次の首相のふさわしい人」としたのはわずか6%。菅氏の48%はおろか、石破氏の27%にも及ばない。石破氏が2位なら「菅氏への不満票がかなり集まったとして、石破氏の影響力が残る。岸田氏に2位になってほしい」と語る自民党議員もいる。

 森喜朗元首相も7日に「安倍さんの本心は岸田さんだ。しかし周りが(菅氏で)納得する空気になって、乗らざるを得なくなった」と援軍のコメントを出していた。党内の“石破つぶし”の側面からも“施し案”が進む。

 14日の投開票で菅氏に続く2位は誰になるのか。岸田氏へどれほどの票が回るのか、まだまだ生臭い駆け引きは続きそうだ。

 ▽自民党総裁選の仕組み 党則に「総裁が任期中に欠け、特に緊急を要するとき」は、党大会に代わる両院議員総会で後任を選ぶことができる規定がある。この場合、党所属国会議員1人1票と47都道府県連3票ずつで投票される。国会議員票が394票、都道府県連票が141票。いずれも有効投票の過半数を得た候補がいなければ、上位2人の決選投票になる。立候補には推薦人20人が必要となる。

4563チバQ:2020/09/09(水) 09:45:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bdcaa83249ed53b44126ebaf9164c556fe7327c
自民総裁選 大阪府連は菅氏と距離、維新蜜月に反発の声
9/9(水) 0:25配信
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総裁選の演説会に臨んだ(右から)岸田政調会長、菅官房長官、石破元幹事長=8日午後、東京都千代田区の自民党本部(飯田英男撮影)
 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が8日、告示された。立候補した3人のうち、大阪府連では大阪維新の会の影がちらつく菅義偉官房長官(71)に反発し、石破茂元幹事長(63)を支援する議員も少なくない。次期首相となる新総裁は新型コロナウイルス対策と経済再生に注力すべきだとし、早期の衆院解散・総選挙に否定的な声も聞かれた。

 「今回は党員投票での1位を目指す。次に向けての準備運動であり、ゴールは来年の9月だ」

 石破氏支持を表明している府連所属の地方議員は8日、来年9月の総裁任期満了を見据え、こう語った。

 今回の総裁選では菅氏が本命視され、石破氏と岸田文雄政調会長(63)による2位争いが焦点とされる。

 ある府議は石破氏の地方創生政策について「東京一極集中はだめだというのは石破氏の持論だ。維新とも距離を置いており、最適の人だろう」と評価した。

 一方の岸田陣営も動いている。8日は広島県連所属の県議が府連を訪れ、岸田氏支援を要請した。府連幹部は「府連や議員団が組織立って特定の候補を支援することはない」と話す。

 新型コロナ対策について、多賀谷俊史・府連幹事長は「国民に分かる方針を立ててしっかりやってもらいたい」と注文を付けた。

 年末にかけ、さらなる冷え込みが指摘される経済も立て直しが急務だ。ある地方議員は「中小・小規模事業者の皆さんの票で戦っている。その人たちの声を優先して聞かなければいけない」と強調する。

 府連内では、次期首相による早期の衆院解散とともに、大阪都構想の是非を問う住民投票との同日実施に対する警戒感も渦巻く。ある幹部は「コロナ禍を理由に総裁選の党員投票を見送る一方で、衆院選をするとなれば矛盾が生じる。どう説明するのか」と不満をにじませた。

4564チバQ:2020/09/09(水) 11:44:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/0714eff895feafa6b22ba414b080af30241d01bf
自民総裁選「とにかく県内3票を」 岸田氏の地元・広島
9/9(水) 10:11配信




自民党総裁選が告示され、共同記者会見に臨む岸田文雄政調会長=2020年9月8日午後3時8分、東京・永田町の自民党本部、遠藤啓生撮影
 自民党総裁選が8日告示され、広島県内からは岸田文雄政調会長(衆院広島1区)が立候補した。菅義偉官房長官と石破茂元幹事長との三つどもえの選挙戦となるが、複数の派閥が菅氏を支持しており、岸田氏は厳しい戦いになりそうだ。岸田氏の後援会幹部は「とにかく(県連持ち分の)3票は確実に押さえたい」と話す。

 「格差や分断が進んでいる中、国民の政治への信頼と、政治の聞く力を取り戻さなければならない」。告示後の立会演説会で、岸田氏は力を込めた。

 新総裁は、国会議員と都道府県連の代表者に投票権を限る「簡易総裁選」で選出される。広島県連(党員約2万7千人)を含むほとんどの都道府県連が党員への予備選挙を行い、各候補者の得票に応じて持ち分の3票を振り分ける。

 県連は、自民県議を中心とした複数のチームを作り、7日から各地の県連を回って岸田氏支持を呼びかけている。宇田伸幹事長は「(県内では)圧倒的な3票を」と意気込むが、岸田氏の地元秘書は「県の北部や東部には石破氏の支持者もおり、決して楽な戦いではない」と漏らす。2018年の総裁選では県連有志らが安倍晋三首相を支持したが、県内の党員・党友投票では安倍氏1万5095票に対し、石破氏も6171票を得ている。
朝日新聞社

4565チバQ:2020/09/09(水) 18:04:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cc74a6122e459134b188c011a4047fcb23d9aa7
重鎮を激怒させた岸田氏「麻生―古賀」股裂きの誤算〜森元首相が示した教訓と次への希望
9/9(水) 18:01配信
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「麻生―古賀」の因縁に翻弄された岸田氏

FNNプライムオンライン
安倍晋三首相の突然の辞任表明を受けた自民党総裁選挙。その行方を大きく左右したと思われるのが次の言葉だ。

【画像】「水と油の関係」麻生氏と古賀氏

「古賀とメシを食ったその足で俺のところに来るなんて、どういうことなんだ」

これは7年8カ月もの間、安倍首相の盟友として政権を支え続けてきた麻生太郎副総理が、当初ポスト安倍の最有力と言われてきた岸田文雄政調会長への怒りを周囲にぶちまけた言葉である。

発端は、首相が退陣表明した8月28日夜、岸田氏を含む岸田派幹部が都内に集まり今後の対応を協議した会合。この会に派閥名誉会長である古賀誠元幹事長が出席していたことを、これまで岸田氏にポスト安倍の一定の期待をかけてきた麻生氏が問題視したのだ。

「話に来る順番が違うだろう」

麻生氏と古賀氏は、共に福岡を地盤にしているが、長年に渡る地元での勢力争いや、安倍政権へのスタンスを含む政治的路線などを巡って「水と油の関係」(自民党関係者)だった。もちろん岸田氏もこの政治的確執を熟知していて、ポスト安倍に向けて、いかにして麻生氏・古賀氏双方の協力を得るという必要条件をクリアし、安倍首相からの支持を受けて勝利の方程式を完成させるかを模索してきていた。

しかし、ポスト安倍レースは安倍首相の電撃辞任により風雲急を告げた。

安倍首相が退陣表明をした2日後の30日夕方、岸田氏は麻生氏の個人事務所を訪れていた。岸田氏は麻生氏に対し総裁選に出馬する意向を伝えるとともに、麻生派の支援を要請し、深く頭を下げた。

ところが、この日の岸田氏に対する麻生氏の対応は、自らも期待をかけ、安倍首相が後継と目していたはずの人物への対応とは思えないほどそっけないものだった。麻生氏の返答は、「首相が支援するのであれば」という“条件付きの支援”だった。麻生氏が岸田氏の“仁義の切り方”に強い不快感を抱いたことが、この対応につながったことは想像に難くない。
菅支持に雪崩を打つ各派閥…岸田氏の支援要請に安倍首相の答え
岸田氏は麻生氏と会談した翌日の8月31日、首相官邸で安倍首相と向き合った。岸田氏は安倍首相に総裁選での支援を正式に要請したが、安倍首相は岸田氏が“総裁候補のひとり”であることを認めつつも、「私自身が個別の名前を挙げるのは控えている」と述べるにとどめた。岸田氏の安倍首相からの“禅譲シナリオ”が明確に崩れた瞬間だった。

その“禅譲シナリオ”を岸田氏から奪う形になったのが、いち早く動いた菅義偉官房長官と二階俊博幹事長だった。安倍首相が辞任表明した翌日の29日、菅氏は衆院赤坂議員宿舎で二階氏と二階氏側近の林幹雄幹事長代理、森山裕国対委員長と面会し、前向きに出馬を検討する意向を伝えた。二階氏ら出席メンバーはかねてから、次の総裁選に菅が出馬すべきだと言い続けていたが、この日の菅の反応から、「出馬は固い」と確信し、二階派として他派閥に先駆けて菅支持を固めた。

そして30日に菅氏が出馬の意向を固めたことが明らかになると、菅氏が本命との見方が一気に広がる。さらに安倍首相と岸田氏の会談により、首相が岸田氏を推さない姿勢が明らかになると、麻生派は同日、二階派に続いて菅氏支持を決め、その夜には安倍首相の出身派閥である細田派も菅氏支持を事実上決めた。

これにより岸田氏の、党内最大派閥の細田派と第二派閥の麻生派の支持を取り付け、選挙戦を優位に進めるという目論見は完全に崩壊したのだった。

4566チバQ:2020/09/09(水) 18:05:13
安倍首相と麻生氏が抱いた岸田氏への“不満”
その予兆は以前より密かにあった。安倍首相や麻生氏は今年春ごろまでは岸田をポスト安倍の最有力とみていたが、新型コロナウイルスへの対応に追われるなかで、その資質について徐々に疑問府を付け始めていた。

麻生氏の周辺によると、岸田氏が自民党の政調会長として与党内の調整にあたった、新型コロナウイルス拡大に伴う経済対策としての国民への現金給付をめぐる経緯にも麻生氏は強い不満を持っていた。政府与党が当初、収入が減った世帯を対象に一世帯あたり30万円の給付を決定したものの、その後、二階幹事長や公明党が国民全員への1人10万円給付に舵を切ったため、政府が閣議決定をやり直す事態になった件だ。

財務大臣の麻生氏は、安倍首相の説得を受け、最終的に政策の変更を受け入れたが、この時、「大事な場面で党を抑えきれない奴だ」と岸田氏の対応に不満を漏らしていた。

そして6月、安倍首相は通常国会の会期末会見で後継について聞かれ、次のように答えている。

「言わば後継者を育てるどうこうという話がございましたが、後継者というのは、育てるものではなくて、育ってくるものであります」

また安倍首相は『月刊Hanada』に掲載されたインタビューで、「(後継は)同僚議員の支持を得なくてはならない。その際、引きつけるのはやはり情熱なのだろう」と語り、次期総裁に必要なキーワードとして「情熱」を挙げた。さらに菅氏についてポスト安倍の「有力候補の一人であることは間違いない」と述べた。

一連の安倍首相の発言からは、岸田氏を念頭に置き激励する意図が感じられる一方、岸田氏が思い通りに育っていないことや情熱が不足していることを嘆き、後継として本当に相応しいのか逡巡しているのではないかとの見方が広がった。同時に、岸田氏より菅氏の方が後継に適任だと感じているのではないかとの憶測も呼んだ。
「平時の人」岸田氏を追い込んだ「2つの緊急」
実際、2012年の第二次安倍政権発足から7年8カ月の間、安倍首相を近くで支えてきた官邸メンバーの一人も、「このコロナ禍の難局で次を任せられるのは、岸田さんではなく菅さんなのではないか」と周囲に語り始め、次のように漏らした。

「岸田さんは平時の人なんだよね」

岸田氏は、緊急時でなければ首相に相応しいが、緊急の場合の登板には向いていないとの認識を示唆した言葉だ。その通り、コロナ禍という未曽有の事態と安倍首相の緊急辞任という「2つの緊急」重なりが、菅氏を浮上させ、岸田氏を窮地に追い込んだ。

そして、とどめとなったのが、古賀・麻生という二人の派閥重鎮の因縁だったのかもしれない。岸田氏にしてみれば、自派閥の名誉会長と会うことは何ら問題がない行動だろう。しかし麻生氏からすると、対立する古賀氏が推す岸田氏であっても「安倍首相が推すのであれば」一肌脱ごうと見守ってきた自負があっただけに、自らより早い面会はその逆鱗に触れるに十分だったのだろう。

岸田氏にとっては、安倍首相の突然の辞意表明により、麻生氏と古賀氏という、相反する両者の利害を一致させるだけの時間的な余裕もなく、「古賀を切ってから俺のところに来い」という、麻生氏が以前より突き付けてきた踏み絵を踏むこともできず、支持を失う結果となった。

4567チバQ:2020/09/09(水) 18:07:01
森元首相が明かした岸田氏の失敗と、「次」への希望
この一連の経緯について、古賀氏と昵懇の関係で、麻生氏のこともよく知る森喜朗首相は、7日夜の自民党議員のパーティーで、来賓席に座る岸田氏を前に、「麻生さんは本当は岸田さんをやりたかったんだと思うがだめになった。なぜか。古賀さんと麻生さんがあまり仲良くないという話。岸田さんは何でだろうと思うかもしれないが、僕は当然だと思う」と述べ、古賀麻生両氏の確執の深さを考えれば当然の結末だとの認識を示した。そして次のように述べた。

「二階さんと菅さんはどんどん進んでいた。それを岸田さんは全然わかっていなかった。それをもういっぺんひっくり返すというのは麻生さんを味方にするしかなかったと思います。安倍さんも本当の気持ちは岸田さんですよ。しかし周りがだんだんそういう空気になって結局菅さんに乗らざるを得なくなった」

このように森氏に「全然わかっていなかった」と面前で一刀両断された岸田氏だが、森氏は、岸田氏に対し「この大事な総裁選挙、なんか勝敗が決まったようなことを言っているが、やってみなきゃわかりません。しかしどんなことになっても岸田さんはこれから次の次の大事な大事な日本の政治の中心になる人だ」とエールも送っている。

出馬後の岸田氏については陣営内からも「吹っ切れた」と評価する声も聞かれる。テレビなどで訴える姿についても、発信力の弱さが指摘されてきた割には、評価する超えも少なくない。岸田氏にとっては、次の次につなげるため、議員票・地方票ともにいかに多くの票を積み上げられるかという重要な戦いが続く。

(フジテレビ政治部 自民党総裁選取材チーム)

4568チバQ:2020/09/09(水) 19:51:18
>>3098の続き
〈4月26日、首相とガネーシャの会の会食に出席したメンバー〉

 秋本真利、大串正樹、黄川田仁志、熊田裕通、坂井学、武村展英、田中良生、藤井比早之、穂坂泰、星野剛士、牧原秀樹、三谷英弘、山本朋広

 〈参院で菅氏に近いとされる当選1回生〉

 朝日健太郎、小川克巳、小鑓隆史、島村大、園田修光、柘植芳文、徳茂雅之、三宅伸吾、渡辺美樹、和田政宗(敬称略)

4569チバQ:2020/09/09(水) 19:59:41
https://www.sankei.com/politics/news/200909/plt2009090031-n1.html
【総裁選】「ポスト菅」も焦点 後任の官房長官…萩生田、河野、加藤、森山氏ら浮上
2020.9.9 18:51政治政局
自民党総裁選
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 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選で優位に立つ菅義偉官房長官が次期首相に指名された場合、新内閣の官房長官にだれを充てるのかが焦点になっている。内閣の要で政権のスポークスマンとなるだけに、菅氏が描く政権構想が最も反映されやすいポストだ。水面下では菅氏を支持する党内5派閥を中心に候補の名前が挙がっている。

 最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)で有力視されているのは萩生田光一文部科学相だ。安倍首相の側近で官房副長官の経験があり、各省庁を取りまとめる官房長官に求められる官僚へのにらみも効く。菅氏も大学入学共通テストへの国語と数学の記述式問題の導入見送りを決めた手腕を高く評価しているとされる。一方で率直な物言いが波紋を広げることもあり、スポークスマンとして適任か意見が分かれそうだ。

 麻生派(志公会、54人)の河野太郎防衛相も菅氏が「あいつは面白い」と評価する一人だ。SNS(会員制交流サイト)を駆使し、永田町の常識にとらわれない言動は、菅氏が掲げる「改革」のイメージに合致する。しかし、合理主義者で、官僚や党幹部を容赦なく批判した過去もあり、「何をしでかすか分からない」(党幹部)との警戒感は根強い。

 竹下派(平成研究会、54人)からは、堅実な仕事ぶりで知られる加藤勝信厚生労働相の名前が挙がる。ただ、旧大蔵省出身の役人気質との声もあり、菅氏が次の官房長官に求める「省庁の縦割りを壊す責任者」としては疑問符もつく。

 にわかに注目を集めているのが石原派(近未来政治研究会、11人)の森山裕国対委員長だ。確実な国会運営が菅氏や二階俊博幹事長から厚く信頼されている。75歳と高齢のため、「体力勝負」の官房長官には不向きとの見方もあるが、官房副長官らとの間で負担が分散されることになれば、新政権の「扇の要」に据えられる可能性がある。

 菅氏と同じ無派閥の国会議員から抜擢(ばってき)されることも想定される。最右翼は梶山弘志経済産業相だ。菅氏が「政治の師」と仰ぐ梶山静六元官房長官の長男で、手堅い答弁に定評がある。ただ、温厚な性格で知られ、官僚をどこまでコントロールできるのかは未知数だ。

 派閥と距離を置く小泉進次郎環境相も注目だ。人気の高さは健在で、小泉氏と個人的に親しい菅氏が英才教育を重視して起用するのではとの噂は絶えない。

 安倍首相は「菅総理には菅官房長官がいないという問題がある」(月刊『Hanada』9月号)と指摘する。政権の安定には力量のある官房長官の存在が欠かせず、菅氏自身がそれを熟知する。次の次の首相も視野に入る「ポスト菅」をだれが射止めるのか。(大島悠亮)

4570名無しさん:2020/09/09(水) 20:07:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d5819777b818206c75f18c4a91ff7dd35d3e97d
菅官房長官の知られざる素顔 妻には敬語、行きつけは回転ずし
9/9(水) 6:32配信

「事務所に秘書として入ったばかりのとき、菅さんから『いっしょにおすしを食べに行こう』と誘われたことがあったんです。私は『国会議員が行くおすし屋さんってすごいところなんだろうな』と期待していたのですが、連れていかれた先は回転ずし店でした(笑)。『ここ、早くていいんだよ』と言って、10分ほどで食べて店を出ていましたね」

そう語るのは、横浜市会議員の遊佐大輔氏(39)だ。

9月14日に実施が予定されている自民党総裁選挙。その候補者のなかで最も“ポスト安倍”に近いといわれているのが、菅義偉官房長官(71)だ。

菅官房長官といえば、最近の政界では異色の存在。世襲やエリート官僚出身の議員だらけのなか、たたき上げで現在の地位にまで上り詰めた。

「高校卒業後は段ボール工場で働いていましたが、一念発起して小此木彦三郎氏(享年63)の秘書になりました。横浜市会議員として政治家デビューしたのは、38歳。衆議院議員初当選は47歳という遅咲きでしたが、そこからメキメキと頭角を現し始めました。安倍政権では官房長官として歴代最長の任期を務め、昨年の新元号発表以降は“令和おじさん”という愛称で国民から親しまれるようになりました」(全国紙記者)

そんな菅官房長官だが、夫人の真理子さんのスタンスもまた“異例”だった。

政治家の妻といえば通常、積極的に人前に出て夫をサポートするタイプが多い。しかし真理子さんはほとんどと言っていいほど、表に出てこないのだ。

「真理子夫人と菅さんの出会いは、小此木事務所。彼女はそこでときどきお手伝いをしていたそうです。職場恋愛のような形です。夫人は表に出ることがあまり好きではないのですが、当時の菅さんは政治家を志していませんでした。だから問題ないと考えていたようです。しかしその後、菅さんは出馬することになりました。その際、夫人に『政治のことは何もしなくていいから!』と頼み込んで説得したそうです」(永田町関係者)

菅官房長官は『週刊文春WOMAN』'19年8月30日号で、政治家になると打ち明けた際の妻との会話をこう明かしていた。

《だから選挙のときだけ手伝ってくれ、ほかは出さないからと。もう否応なしに》

夫妻の関係について、真理子さんの参加していた婦人会の女性はこう語る。

「菅さんは秘書と話すときと、奥さまと話すときとでは口調がまったく違います。奥さまには“ですます調”で実に丁寧な敬語で話すんですよ。最初は驚きましたが、奥さまがいるから自分は議員の仕事を全力で全うできるという気持ちの表れなのでしょう」

「女性自身」2020年9月22日号 掲載

4571名無しさん:2020/09/09(水) 20:16:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/acf14e69453f8df8cd80154dc3c74e988bdf69d4
総裁選投票できるなら…菅氏44%、石破氏36%、岸田氏9% 毎日新聞世論調査
9/9(水) 7:00配信

 毎日新聞と社会調査研究センターは8日、安倍晋三首相の後任を選ぶ自民党総裁選の告示を受けて緊急の全国世論調査を実施した。「あなたが投票できるとしたら誰に投票しますか」と尋ねたところ、菅義偉官房長官と答えた人が44%で、石破茂元幹事長が36%で続いた。岸田文雄政調会長は9%にとどまった。党内5派閥の支持を固めた菅氏優位の情勢を反映する一方、石破氏への世論の支持も根強くあるようだ。

 ◇安倍政権から「変化を期待」55%

 次の首相に期待するのは安倍政権からの継続性か、それとも政策や政治姿勢の変化かとの質問には過半数の55%が「変化を期待する」と答え、「継続性を期待する」との回答は33%、「どちらとも言えない」は11%だった。

 継続性を期待する層の85%が菅氏を支持しており、菅氏が安倍路線の継承者と受け止められていることがうかがわれる。変化を期待する層の56%が石破氏、22%が菅氏と回答。長期政権からの変化を望む声は強いものの、石破氏がその受け皿になり切れていない。

 安倍内閣の支持率は50%で、前回調査(8月22日)の34%から16ポイントの大幅増となった。不支持率は前回の59%から42%に減少した。新型コロナウイルス対策などへの批判で内閣支持率は低迷していたが、安倍首相が持病の悪化を理由に辞任を表明したことで、長期政権をねぎらう雰囲気が広がったとみられる。

 自民党の政党支持率も39%と前回調査より10ポイント増えた。こうした情勢を受け、安倍首相への同情票や新政権へのご祝儀票が期待できるうちに衆院解散・総選挙を行うよう求める声が自民党内で強まっている。

 調査では「首相が代わったら早く衆院選を行って国民に信を問うべきだ」「今は選挙より新型コロナウイルス対策を優先すべきだ」という二つの異なる意見を例示し、どちらに考えが近いかを質問。「コロナ対策を優先すべきだ」との回答が65%を占め、「早く衆院選を行うべきだ」の23%を大きく上回った。「どちらとも言えない」は11%だった。

 第2次安倍政権が発足した2012年12月と比較して自身の暮らしがどうなったかを聞いたところ「良くなった」23%、「悪くなった」24%、「変わらない」52%だった。

 安倍政権の政策や首相の政治姿勢に対する評価は以下の通り。

<新型コロナ対策>評価する29%・評価しない47%

     <経済>評価する45%・評価しない35%

   <社会保障>評価する29%・評価しない41%

<外交・安全保障>評価する57%・評価しない27%

<首相の政治姿勢>評価する43%・評価しない39%

 調査は18歳以上を対象に、携帯電話のショートメール機能を使う方法を主体として実施した。コンピューターで無作為に数字を組み合わせた携帯電話と固定電話の番号に自動音声応答(オートコール)で電話するRDS法で対象者を抽出。携帯電話の場合は、調査を承諾した人にショートメールで回答画面へのリンク情報を送付。固定電話の場合は、自動音声の質問にプッシュ番号で回答してもらった。目標サンプル数を携帯700件・固定300件に設定し、携帯730件・固定301件の有効回答を得た。【平田崇浩】

4572名無しさん:2020/09/09(水) 20:35:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a19c425594aa3ef18c64e12724bf20d7469f1c7d
大勢決した自民総裁選 注目集まる「その先」
9/9(水) 17:55配信

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が8日に告示され、石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)が立候補した。総裁選に3人以上が出馬するのは、自民党の野党時代に安倍氏が勝利した2012年以来だ。本来なら投票日(14日)まで激しい舌戦が繰り広げられ注目も高まっていくはずだが、今回の総裁選では党内7派閥のうち5派閥が支援する菅氏の圧倒的優位は変わらず、永田町には「消化試合」のムードも漂っている。

石破氏を抜き人気急上昇した菅氏
 石破派のベテラン秘書はこう嘆く。「菅さんはこれまで政権で黒子役に徹していたこともあり、一般からの人気が低いのが“弱点”でした。しかし、コロナ禍で安倍政権の継続を求める人が多く、先週の新聞各紙の世論調査でも軒並み、『次の首相にふさわしい人』1位は菅さんでした。(こうした流れが)地方の議員や党員に与える影響は大きく、地方票も大きく伸ばすでしょう。国会議員票は7割を抑えたというし、とても太刀打ちできません」。

 安倍首相が8月28日に突然の辞任を表明し、総裁選が始まる直前まで、自民党の国会議員の中で国民からの人気が高かったのは石破氏だった。劣勢だった菅氏が短期間で石破氏を追い抜いたことが、各社の世論調査から分かる。朝日新聞の6月の世論調査で「次期総裁にふさわしい人」は石破氏がトップで31%、菅氏は3%だった。ところが、9月2,3日の調査では菅氏が31%、石破氏が25%と逆転。読売新聞が8月7日〜9日に「次の首相にふさわしい自民党の政治家」を聞いた全国世論調査では、石破氏が24%、菅氏と岸田氏はともに4%だったが、9月4〜6日の調査では菅氏が46%、石破氏33%、岸田氏9%と、こちらも逆転している。

 総裁選の形式も菅陣営に有利に働くとみられる。今回は国会議員票と党員票(いわゆる地方票)が同数のフルスペック型(394票+394票)ではなく、「緊急を要する場合」に行われる簡易型(394票+141票)の投票方式を取る。この場合、地方票の割合はフルスペック型よりも大幅に低くなる。

 直近2回の総裁選で石破氏に投票した小泉進次郎環境相も、今回は菅氏を支持することが明らかになった。圧倒的な国会議員票と世論調査の結果は、菅氏がポスト安倍の最右翼であるとのムードを加速させている。

4573名無しさん:2020/09/09(水) 20:36:12
>>4572

絶対優位の菅氏の不安材料は?
 菅氏に不安材料はないのか。総理大臣となれば、これまでの官房長官の役割より幅広い分野での政策的な知見や強いリーダーシップが求められる。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は政策面、とりわけ外交と安全保障面での不安を挙げる

「菅さんは『ふるさと納税』を導入したり、『GoToキャンペーン』を主導したりするなど地方活性化には長けていますが、外交や安全保障は安倍首相らに任せており、明るいとはいえません。(今秋に)大統領選が行われるアメリカと今後どう付き合っていくのか、安全保障をどうするのか、冷え込んだ日中関係をどう立て直すのか、このあたりの手腕は未知数です」

 菅氏の答弁能力に不安があると指摘するのは、麻生派のベテラン議員だ。

「菅さんは分野によっては、まともに答弁しないことがある。委員会でも『おれの答弁の機会を極力減らせ』と事前に指示してくることも多い。総理になれば、野党からの厳しい質問を一日中受けて、答えなければいけません。曖昧な回答をすると国民も失望してしまう。菅さんにとって悩みの種でしょう」

 もっとも大きな不安は、派閥の支援を受けていることと指摘する評論家も多い。
今回、党内の最大派閥の細田派をはじめ、麻生派、竹下派、二階派、石原派の5派閥が菅氏を支援している。総裁選後に多くのポストを得るべく、派閥間の主導権争いも過熱している。

 菅氏は2日の出馬会見で、「私は派閥の連合で推されて、ここにいるわけではない」と派閥の影響力を否定したが、仮に総裁選に勝利して首相になった場合、自身のやりたいように組閣や党人事を行い、政権運営をしていけるのか。

 前出の鈴木氏は「派閥の領袖たちは百戦錬磨。総裁選後はさまざまな要望を出してくるし、菅氏は手を焼く」と指摘。それゆえ菅氏は首相になった後に、すぐに解散・総選挙に踏み切るとみている。

「菅さんはすでに、内閣の顔触れを考えていると思います。総裁選に勝利し、総理大臣になったら、その人事を断行してすぐに解散・総選挙をする。選挙に勝てば、国民の支持を得たということで、その内閣で自由に政権運営ができる。派閥の領袖たちもなかなか口を挟めない。この流れを狙っていると思います」

4574名無しさん:2020/09/09(水) 20:36:37
>>4573

広まる「10月25日総選挙」説
 永田町では、新型コロナウイルス対策が思うように進まず、安倍内閣の支持率が下落していた5月ごろ、「9月衆院解散、10月25日総選挙」の噂が広まっていた。衆院議員の任期は来年10月まであるが、来年はさらに景気が悪化する可能性があり、東京五輪・パラリンピックも開催できるか不透明な情勢だ。それならば先の通常国会で成立させた大型補正予算の効果が出る今年秋に選挙をやった方が政権与党に有利、というのが理由だった。

 最新の世論調査では、内閣支持率がV字回復している。JNNが9月5日、6日に実施した調査では内閣支持率が62.4%(+27.0)、不支持が36.2%(-26.0)。8月1日、2日の調査よりも内閣支持率が27ポイントも増えた。自民党の支持率もそれに比例してアップしている。解散をする環境は整っているようにも見える

 連立を組む公明党にも、10月総選挙を歓迎する声はある。同党の国会議員が言う。「来年7月には東京都議選があり、党を挙げて全員当選を目指します。それに注力する分、同じ年に国政選挙をやる余力がない。今、総選挙をやってくれた方が、都議選に向けて時間も空く。歓迎する人は多いでしょう」。

 重要なのは解散総選挙に打って出たい時期に、新型コロナの感染をある程度、抑え込めているかどうかだ。各紙の世論調査をみると、「本腰を入れて新型コロナ対策、経済対策をやってほしい」「総選挙は来年でいい」という声が多く上がっている。政権側が判断を見誤ると、しっぺ返しを食う可能性もある。

 菅氏も8日の共同記者会見で、「国民が政権に期待しているのはコロナの収束」だとした上で、「コロナの状況がどうかということは(解散総選挙に)大きく影響するだろう」と述べている。

 もう1つ解散の重要な判断材料となり得るのが、野党の支持率だ。国民民主党と立憲民主党などによる「合流新党」が15日に誕生し、玉木雄一郎氏らの新「国民民主党」も同じく15日に発足する。自民党の新総裁が臨時国会での首班指名を経て新しい首相に選出される見込みなのは16日だ。野党の「新しい塊」に国民の期待がどれだけ集まるのか、政府・自民党は今後、細かく情勢調査をして、解散の判断材料にするだろう。

 菅氏が有利に展開する総裁選だが、“その先”への関心も日に日に高まっている。

4575名無しさん:2020/09/09(水) 20:39:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/221c497028a77c8fb24f25228eeae3e4c5fcc11b
ほぼ勝負が決まった自民党総裁選、3氏の出陣式と推薦人から見えた「狙い」
9/9(水) 12:16配信

 9月8日に自民党総裁選が告示され、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、そして石破茂元地方創生担当大臣が出馬した。その日に行われたそれぞれの出陣式は、総裁選の行方をある程度暗示しているともいえるだろう。

 菅義偉官房長官と岸田文雄政調会長は出陣式を永田町に近いホテルニューオータニで行ったが、菅長官が使用したのはホテル内最大のバンケットルームである「鶴の間」だった。

 開始予定の午前11時になる頃には、二階俊博幹事長や麻生太郎副総理兼財務大臣など有力政治家が次々とやって来た。今回の総裁選に出馬を検討していたが、推薦人の数が足りなくて諦めたと言われる野田聖子元総務会長や稲田朋美幹事長代行の姿も見えた。“密”を避けるべく空間をとって並べられた300ほどの椅子は、こうした議員たちでほぼ埋まった。

 いち早く菅長官を支持した二階氏と菅優位を決定付けた麻生氏がその中心といえるが、二階派と麻生派の他、所属メンバー98名という最大規模を誇る細田派や、少数とはいえキャスティングボートを握りかねない石原派が菅支持を表明したために、菅長官の勝利はほぼ確実と見られている。

 そのせいだろうか、会場の空気は躍動感といったものやワクワクする期待感のようなものは感じられず、むしろ落ち着いているように思われた。

任期1年で安倍政治をまっとうする役割
 式の冒頭に挨拶したのは選対本部長を務める小此木八郎衆議院議員で、「10歳の時に菅長官が父の事務所に入り、いつの間にか一緒にご飯を食卓を囲んでいた」とかつてのエピソードを紹介した。

 さらに岡山から全旅連青年部長、兵庫から但馬牛肥育農家、北海道からNPO上士幌コンシェルジュが登壇し、菅長官にエールを送った。

 彼らは午前の記者会見をこなしている菅長官が到着するまでの“繋ぎ”の役だったに違いない。

 だがいずれも菅長官が後押しする「Go To キャンペーン事業」や積極的に取り組んでいる農産物輸出に期待を寄せる関係者たちで、菅長官への期待や業績をアピールするには最適な存在だった。そしていよいよ菅長官が登場すると、会場から拍手が沸き起こった。

 「(体調のために道半ばで退く)総理の悔しさを推察した時に、この国難、政治空白を作ることができない、このコロナ対策、経済対策、携わった者誰かが出馬してこの国難を解決しなければならない、そういう思いで熟慮に熟慮して私自身(出馬を)決心したものであります」

 菅長官の主張は9月2日の出馬表明以来、安倍晋三首相からいささかもはみ出ることはない。その役割はあくまで安倍後継であり、安倍首相がやりのこしたことを成し遂げるということだ。

 もっとも菅長官が多くの議員の支援を得ることになった求心力の源泉は安倍首相だ。よって菅氏に課せられたのは、残りの任期1年で安倍政治をまっとうすることに他ならない。

4576名無しさん:2020/09/09(水) 20:41:25
>>4575

岸田氏は「自分こそが保守本流だ」と主張
 その鶴の間の3分の1ほどの広さの鳳凰の間で、ほぼ同じ時刻で行われたのが岸田文雄政調会長の出陣式。こちらは岸田派を中心に、40名以上が参加した。

 「今こそこの自民党、そして保守本流の考え方。これが国民から求められている」

 3候補の中で「最も影が薄い」と言われる岸田氏だが、「自分こそが保守本流だ」と主張し、気合を入れて勝利を目指すと宣言した。慣例通りに出陣式の後、縁起を担いで参加者にカツカレーがふるまったところも本格的だ。

 一方で「新しい日本を作る」と安倍政治に批判的な石破茂元地方創生担当大臣は、出陣式をホテルではなく自民党本部の一室でこじんまりと行った。

 派閥のメンバーは会長を務める石破氏を入れても19名で、47名の岸田派の半分にも及ばない。政策面では他の2人に負けない石破氏だが、国会議員の間で人気がないこと、そして財政面で苦戦することが予想される。それは立候補届を出した際に提出した20名の推薦人の構成でも見てとれる。

 たとえば石破派は20名の推薦人のうち、15名を派閥内から選抜した。そして橘慶一郎元復興副大臣、渡海紀三郎元文科大臣、中谷元元防衛庁長官、三原朝彦元防衛政務次官、村上誠一郎元規制改革担当大臣の5名を派閥外から選んでいる。このように派閥の外から名前を借りるのは、「派閥の枠にとらわれずに広く支持を集めている」とアピールするためだ。

推薦人の女性メンバーが示すこと

 しかし石破陣営の推薦人20名は全員男性で、女性の推薦人はいない。さらにいえば2018年の総裁選で出馬した時も、石破氏の推薦人には女性はいなかった。

 そもそも石破派に女性のメンバーがいないのだ。出馬会見ではそのことを記者から質問されて、石破氏が答えに窮した場面もあった。

 一方で菅長官の推薦人には、木村弥生総務大臣政務官、鈴木貴子元防衛大臣政務官、牧島かれん元内閣府大臣政務官、山田美樹元外務大臣政務官、有村治子元少子化担当等大臣、吉川ゆうみ参議院議員の計6名の女性が名前を連ねている。彼女らが名前を連ねた背景は様々だが、「推薦人の3割を女性が占めている」ということが重要だ。

 これは第2次安倍政権が最重要政策のひとつとして「女性が輝く社会」を掲げ、「2020年度までに管理職の3割を女性にする」という目標を立てていたことを思い出させる。

 しかし「2020年度までに管理職の3割を女性にする」という目標は実現するのに難しく、今年7月に目標達成期限を「2020年代の可能な限り早期」と先送りした。

 それを責任者として担当していたのが、男女共同参画会議の議長を務めた菅長官だ。よってこの推薦人の構成から、安倍政権時でなしえなかった政策を果たそうという菅長官の意気込みが改めて伺えるのだ。

 なお岸田陣営はその推薦人のうち4名が女性だ。そのうち上川陽子元法務大臣、堀内詔子元厚労大臣政務官、国光あやの衆議院議員は派閥内だが、加藤鮎子衆議院議員は「谷垣グループからの借り」になっている。

 もっとも加藤氏の亡父・加藤紘一元防衛庁長官はかつて宏池会会長を務めていたが、2000年11月の加藤の乱で宏池会を分裂させたという経緯がある。そして加藤氏らのグループが谷垣派に繋がり、もう一方が今の宏池会になる。そのように考えて面子を見れば、なかなか趣があるではないか。

 8日に火ぶたが切られた総裁選は、投開票が行われる14日まで休むことはない。そして来年9月にはまた総裁選が行われるのだ。誰が勝つかはほぼ決まっているとしても、誰が死ぬかは決まっていない。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

4577名無しさん:2020/09/09(水) 20:42:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff1841cb31419e65f0549faecdbf142224b0ba75
安倍政権の功罪 そして総裁選に挑む人々(2)
9/9(水) 17:20配信

「報道部畑中デスクの独り言」(第205回)

ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム。今回は、自民党総裁選に挑む3人の候補者と、それぞれが掲げるスタンスについて―

安倍総理大臣の後継を決める自民党総裁選挙が9月8日に告示され、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長、菅義偉官房長官の3氏が立候補を届け出ました。午前には各候補が出陣式で気勢を上げ、午後には党本部で所見発表演説会、記者会見と慌ただしい時間が過ぎました。

午後1時から開かれた所見発表。候補者3人のネクタイは、左から石破さんが青、菅さんが黄、岸田さんは赤と、奇しくも交通信号と同じ並びとなりました。

記者会見では、3人の並びは逆に。菅さんの優勢は揺るぎない状況ですが、3人のスタンスにははっきりとした違いがみられ、演説そのものは興味深いものがありました。

石破さんは「納得と共感」をスローガンに、内需主導を重視した経済への転換を目指します。「ポストアベノミクスの展開」と銘打ち、消費の活性化、都市・地方間の格差解消のための政策を総動員するとしています。

その1つが、経済金融総合対応会議(日本版NEC)の創設。アメリカでは「経済的安全保障」という理念のもと、国家安全保障会議と同じ機能を期待されて、27年前に設立されました。

所見発表では、記者の間で言われている「あてこすり芸」に磨きがかかった感があります。

「少数意見が尊重されなければ民主主義は機能しない」

「政府を謙虚に機能させる政党でなくてはいけない」

「えこひいきがあってはいけない」

「党は党員のもので国民のものだ。国会議員の党ではない」

具体的な言及こそ避けたものの、安倍一強、公文書改ざん問題、モリ・カケ問題、総裁選で党員投票がスキップされたことなどを暗に批判するフレーズが、随所に散りばめられていました。演説では「グレートリセット」「この国の設計図を書き換えて行く」と結びました。

4578名無しさん:2020/09/09(水) 20:43:20
>>4577

「安倍政権の継承」を明確にしたのが菅さんで、中央省庁の縦割り解消、規制改革、地域活性化に重点を置きます。所見発表では、まず安倍総理への賛辞から始まりました。

「国難にあって政治の空白は許されない」「アベノミクスを今後も継承し、さらなる改革を進める」「最優先の課題は新型コロナウイルス対策」……毎日の官房長官の会見が、そのまま自民党本部に持ち込まれたような印象を受けました。

秋田県で農家の長男として生まれた生い立ちについても触れながら、地方分権の重要さを強調。デジタル庁の新設などは「菅カラー」と言えるものでしょうか。

ただ、7つの派閥のうち、5つの派閥の“みこし”に乗っている現状からか、終始、原稿を目に落としての演説は、「安全運転」がやや鼻につきました。演説が冗漫になり、聞いていた石破さんが途中でスマホをいじる一幕もありました。

ちなみに菅さん自身は、他の候補の演説中、下を向いて表情を殺していました。この辺りが党内や国民にどう映ったのか、気になるところです。

岸田さんは「分断から協調へ」と唱え、経済格差是正を訴えています。「国民の声を丁寧にしっかり聞き、政治のエネルギーに変える“聞く力”を再確認して、新しい時代に向かって行かなくてはいけない」と語ります。

一方、安倍政権については評価しながら、「さまざまな課題も浮かび上がって来た」と指摘。アベノミクスについても成果があったとしながら、「成長の果実がいつか中小企業、地方へという期待があった」として、道半ばという認識を示しました。

すべてが「両論併記」、よく言えば「バランス感覚」とも評せますが、「一体どっちなのだ?」と解釈に苦しむことが多いのも岸田節だと思います。

国会や地方議会には、議事進行係という“お役目”があります。国会で通称「呼び出し太郎」と呼ばれ、「ギチョーーッ」「〜されることを望みまーーす!」と叫ぶあれです。

私が国会を初めて担当した1998年、小渕内閣発足時の議事進行係が岸田氏でした。先輩記者から「あれをやる人は、今後出世する人だ」と言われたことを、私事ながら思い出しました。

4579名無しさん:2020/09/09(水) 20:43:44
>>4578

総裁選は両院議員総会で国会議員票394、47都道府県の地方票47×3=141の535票で争われます。地方票は多くで予備選を行い、得票数に基づいて3票分を振り分けることになります。

菅さん優勢と言われるなかでポイントがあるとすれば、1つは「勝ち方」「負け方」、いわゆる「2位争い」。2位か3位かで、次に向けた布石につながるかどうかが大きく変わって来ます。割合が少なくなったとは言え、党員約100万人の意向は、そういう意味では侮れないと言えます。

もう1つは「地方」です。安倍政権は「トリクルダウン」という言葉を使っていましたが、経済対策の恩恵が地方に浸透する前に、新型コロナウイルスが襲って、道半ばに終わっている感があります。

地方の声をいちばんよく聞いていると自負するのは石破さんですが、菅さんは出馬表明会見で、自らの実績として「ふるさと納税」を挙げて来ました。横浜市議からの“たたき上げ”でもあり、地方重視の姿勢を鮮明にして来ており、地方票にどう影響するかが焦点となりそうです。

盤石に見える菅陣営で死角があるとすれば、5派閥の“呉越同舟”でしょうか。先週(9月2日)の菅氏の出馬会見の直後に、麻生・竹下・細田3派の会長が共同記者会見を開きました。今回の総裁選は二階幹事長が「菅優勢」の流れをつくったと言われ、この3人がそろい踏みの図は、二階派への抵抗という見方がもっぱらです。

前述の党員投票のスキップに加え、各派閥の主導権争い、新政権の“猟官運動”が先鋭化すれば、党員の失望感を生み、党勢の衰退がじわじわとボディーブローのように効いて来る懸念もあります。そして、国民の反発にもつながって行くでしょう。(了)

4580名無しさん:2020/09/09(水) 20:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcac6ddb0c565ca267536ca26a9a72a5e4e293a5
二階幹事長、なぜこれほど強大な力を持つに至ったか
9/9(水) 11:31配信

 2020年9月8日、二階俊博幹事長の在職日数が歴代最長(1498日)となった。政治の師・田中角栄元首相を抜いたのである。師匠の田中元首相は70年代後半から80年代半ばにかけて、暗躍する「闇将軍」として君臨したが、弟子にあたる二階氏は表舞台の最高実力者として汗をかいている。現下の「ポスト安倍」政局でも、菅義偉官房長官を次期首相に事実上内定させる剛腕ぶりを見せ、我が世の春を謳歌しているが、なぜこれほどまでに力を持つようになったのか。政治力の源泉を探る。

■ とにかく先手必勝

 8月28日午後、安倍晋三首相が辞意を表明した。辞意を固めたのは24日だが、28日以前には誰にも言っていない、というのが安倍首相の説明である。永田町も霞が関もメディアも辞意表明を受け、ハチの巣をつついたような騒ぎとなったのは周知の通りである。

 さて、この一大政局を第六感で察知していた人物がいる。

 二階氏である。

 8月17日午前、安倍首相が慶応大病院を訪問したことで一大政局は幕を開けた。この日以降、最高権力者の「体調不安説」は、現実に存在する「体調不安問題」に切り替わり、「ポスト安倍」をめぐる闘いがスタートした。

 二階氏は先手必勝を好む。安倍首相がしばしの静養から復帰した19日、間髪入れずに菅氏と会食している。菅氏とは6月から緊密に会談を重ね、呼吸を整えてきた。政局になると、信頼関係の深さが勝負となる。

 翌20日には安倍首相と岸田文雄政調会長が首相官邸で会談しているが、二階氏は先を越すように別の“動作”に入っていく。25日に予定されていた定例の党役員会を中止したのだ。稲田朋美幹事長代行とともに地元和歌山入りする翌週の出張日程もキャンセルし、さらに27日に予定していた安倍首相の連続在職日数歴代1位を祝う会も見送った。まるで辞意表明を察知していたかのような鋭い動きである。

 20日の時点では、安倍首相の進退はかなり不透明だった。短期的には「当面続投」との見方がほとんどで、安倍首相自身も政権維持に意欲があるとされていた。繰り返すが、安倍首相が辞意を固めたのは24日だ。20日の段階で辞意表明があるとはっきり予測できた人、具体的に想定して準備していた人は少ない。二階氏も実際のところ、確証は得ていなかったはずだ。

 それでも、直感に従うかのように重要な日程の変更に踏み切った。28日、予定通り新潟県に出張していた岸田文雄政調会長とは雲泥の差がある。

 辞意表明翌日の29日、二階氏はまたもや蠢動する。衆院赤坂議員宿舎内で菅氏と会談したのだ。席上、菅氏は二階氏に総裁選に出馬する意向を示す。二階氏も全面支援を約束する。翌30日午前、菅氏が出馬の意向を固めたとの報道があふれ出す。石破茂元幹事長も、岸田氏も、まだ出馬を明言していない状況の中、出馬するかどうかわからなかった菅氏が最初に名乗りを上げる格好となった。「菅氏出馬決断」の情報は、二階氏サイドが戦略的にマスコミに流したとみられている。

 岸田氏は30日、麻生太郎副総理兼財務相に面会して支持を依頼しているが、1日遅れの感は否めない。翌31日午前、今度は安倍首相に面会して支持を求めたが、時すでに遅し。31日夜、最大派閥の細田派は幹部会で菅氏支持の方針を確認した。

 節目の会合、日程変更、マスコミ対策。二階氏がすべてにおいて先手を打っていることがわかる。

■ 段ボールみかんを抱えてあいさつ回り

 二階氏といえば、地元・和歌山県産のみかんを政界関係者に贈ることで有名だ。今でこそ「二階みかん」は宅急便で届くが、数年前までは本人自らみかんの入った小ぶりの段ボール箱を抱えてあいさつ回りをしていた。二階氏と親交の深いある永田町関係者は、事務所のインターホンを二階氏が押し、玄関先に段ボール箱を置いていった姿を覚えている。人心収攬術の極意は「義理(G)と人情(N)とプレゼント(P)」。“二階のGNP”とも呼ばれているという。政治家、番記者、経済人、官僚、誰に対してもその原則は崩さない。

4581名無しさん:2020/09/09(水) 20:45:13
>>4580

 1939(昭和14)年2月生まれの81歳。和歌山県御坊市出身で、実父は県議会議員を務めている。中央大法学部政治学科を卒業後、遠藤三郎元建設相(旧静岡2区)の秘書を11年務め、県議2期を経て1983年の衆院選で初当選を飾る。44歳だった。以来連続当選12回、勤続37年。当選同期に甘利明自民党税調会長、伊吹文明元衆院議長らがいる。

 90年代末まで政局の表には登場してこなかった遅咲きの政治家である。93年に小沢一郎氏とともに自民党を離党し、新進党、自由党、保守党などを経て2003年に自民党に復党した。新進党、自由党時代には小池百合子東京都知事と関係を深めており、10年間の「非自民党」生活で培った人脈は、後にさまざまな場面で生きることになる。

 出戻り組に厳しい自民党内で二階氏が出世できた最大の理由は、選挙対策と国会運営で抜群の才能を見せたからである。

 二階氏が一躍全国区の知名度を持ち、政界での存在感が高まったのは2005年である。復党したばかりの04年、二階氏は選挙の現場責任者である総務局長を拝命。推薦したのは当時の武部勤幹事長だった。05年5月、小泉純一郎首相の強い意向で衆院郵政民営化に関する特別委員会委員長にも就任し、野党に配慮した丁寧な委員会運営で混乱回避に成功する。

 9月の衆院選では、総務局長として「刺客」作戦を陣頭指揮し、空前の圧勝劇に貢献した。

 第1次安倍政権では国対委員長として次々に法案を成立させ、安倍首相の信頼を勝ち得ている。第2次安倍政権が発足すると、衆院予算委員長として戦後最速で予算を成立させ、与党の幹事長として臨んだ2017年の衆院選も大勝に導いた。

 選挙対策と国会運営において、二階氏以上の技量、実績を持っている現役政治家はいない。権謀術数に長けた権力者のイメージが先行するが、選挙(ガチンコ勝負)と国対(寝技的な根回し)における能力は群を抜いている。

■ 政策も二階流

 政策面においても独自のセンスと視点を持っている。

 例えば、災害対策に力点を置いてインフラ整備を推進する「国土強靭化」は二階氏の専売特許である。野党時代の自民党が東日本大震災の甚大な被害を踏まえ、二階氏を中心に具現化していった路線だ。国土強靭化は「土建政治」との批判をものともせず、今では政府の災害対策の代名詞として定着した。これは二階氏の政治力に負うところが大きい。

 二階氏の災害対策に対する意識の高さは特筆に値する。2016年12月22日から23日にかけて、新潟県糸魚川市で大規模火災が発生した。出火元はラーメン店だったが、強風にあおられて火が広がってしまった。死者は出なかったものの、二階氏はこの大規模火災に対する対応が重要な政治判断を伴うものだと瞬時に見抜いた。それまで地震にしか適用されてこなかった「被災者生活再建支援制度」をこの糸魚川市の火災案件にも適用するように主張したのだ。すでに政府・与党内で絶大な発言力を持っていた二階氏の根回しで被災者生活再建支援制度の適用がすんなり決定し、12月31日には二階氏自ら関係議員を連れて現地入り、自治体の要望を聞いている。大晦日でも仕事に取り組む二階氏の姿勢に、地元住民らが感激したのは言うまでもない。

4582名無しさん:2020/09/09(水) 20:45:33
>>4581

 15年12月22日、国連総会本会議で、11月5日を「世界津波の日」にすることが決まった。日本を含む共同提案国は142カ国に上った。この世界津波の日を主導したのは二階氏である。有志の議員たちとともに在京の各国大使を細かく回り、国連での採決を実現させたのだ。

 二階氏が津波対策に尽力しているのは、和歌山県広川町の「稲むらの火」の物語の影響が大きい。1855年の安政南海地震が発生した際、高台に住んでいた庄屋が津波が来ることを察知し、稲わらに火を放った。村人たちは火事だと思って高台に集まって消火にあたったところ、村に津波が押し寄せた。庄屋の機転で村人たちは津波に飲み込まれずに済んだ――というエピソードである。二階氏は、地元の教訓を国連案件にまで発展させ、形にしているのだ。

■ 媚中派、バラマキの批判が起きても翳り見えない政治力

 中国に太いパイプを持つため、しばしば「媚中派」と批判される。国土強靭化については「実態はバラマキ型の公共事業だ」との指摘が絶えない。観光業界のドンであることから「GoToトラベル」キャンペーンをごり押している、との非難も浴びている。それでも、その政治力に翳りは見えない。選挙で勝利し、国会で法案を通し、政策面でも具体的に結果を出しているからである。

 まもなく発足する菅義偉政権下で、二階氏は引き続き幹事長を務めるとみられている。“角栄超え”の史上最強の幹事長の出番はまだ続きそうである。

紀尾井 啓孟

4583名無しさん:2020/09/09(水) 20:47:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/034e8d1efeae38096b18fbf45a79d4aa20ce22f6
「菅政権は進次郎と河野太郎の二枚看板で長期政権になる」作家・大下英治氏が明かす全内幕〈週刊朝日〉
9/9(水) 11:30配信

 自民党内で「次の総理は菅で行こう」という路線はどのように敷かれて行ったのか。菅義偉官房長官と二階俊博自民党幹事長の両方と親しい間柄であるノンフィクションライターの大下英治氏が全内幕を明かす。

 速攻で首相の座を奪取しにいった菅氏。安倍晋三首相が官邸で辞任を表明した8月28日の翌日、菅氏と二階氏、森山裕国対委員長の3人が赤坂議員宿舎で密談し、菅政権で行くことに決めたという。大下氏はこう語る。

「二階さん1人でも菅さん1人でも、天下は絶対獲れない。そこに森山さんが加われば、3人寄れば文殊の知恵ですよ。これまで、ポスト安倍の候補に何人もの政治家が上がって来たけれど、私は今回は菅さんがふさわしいと思っていた。だから、菅さんは総理になるためには二階さんと組むべきだと思っていた。自民党内で雪崩を打って各派閥が菅支持を打ち出し始めた8月31日、菅さんから私の携帯電話に『どうもありがとう』とお礼の電話がありました」

大下氏はこれまで、 『直撃菅義偉 内閣官房長官』『ふたりの怪物 二階俊博と菅義偉』『内閣官房長官秘録』など、2人に関する著書を多数書いてきた。

「2人がタッグを組むきっかけとなったのは、私が企画し、司会をした週刊朝日2017年2月17日号に掲載された二階さんと菅さんの対談なんですよ。 それまで、2人の対談というのは、どこにも見当たらなかった」

 その時が2人の初対談だった。記者もこの対談には同席したが、印象深かったのは、菅氏が「私のところ(官房長官)には、ありとあらゆる情報が集まる」と自信たっぷりに語っていたことだった。政治家のスキャンダルから芸能界、記者のスキャンダルまで、あらゆる情報が集まるのだろうと思った。

対談が終わった後、二階氏、菅氏と大下氏の3人だけで、都内のホテルの個室のあるレストランへ飲みに出かけた。

「3時間くらい飲みました。二階さんは遠藤三郎元建設相の秘書を11年務めた後に県議2期、菅さんは小此木彦三郎元建設相の秘書を11年務めた後に市議を2期していたから、お互いにうまが合う」

 大下氏が言うように、二階氏、菅氏の2人は国会議員までの道のりが似ている。

4584名無しさん:2020/09/09(水) 20:48:05
>>4583

「これまでは、自民党政権の首相は、小泉純一郎、福田康夫、麻生太郎、安倍晋三とバトンが継がれてきた。4代とも父や祖父が首相や大臣経験者というおぼっちゃま政権。そのような2世にはこのコロナ時代の大乱世を率いていくのは難しい」

 菅氏は1948年12月、秋田県雄勝郡秋ノ宮村(現湯沢市)で生まれた。父親の和三郎はいちご農家で、父親が中心になって開発したので和三郎の名前を取って「ワサ」という品種のいちごが現在も生産されている。

「菅さんには、親がいちご農家だったから土の匂いがある。これからは土の匂いのある首相が必要。土の匂いということは、地方の匂いでもある。コロナですっかり、疲弊している地方経済を蘇らせるのは土の匂いのする政治家です」

 菅は地元の高校を卒業後、秋田から単身で、家出同然で上京。東京・板橋の段ボール工場に住み込みとして働く。そんな生活を2年続けながら法政大法学部政治学科に入学した。入学金や学費を貯めるため、ガードマン、新聞社の記事運び、食堂の給仕など、様々なアルバイトを経験したという。 こうした経緯から"苦労人""叩き上げ"と呼ばれる。

 2世でもなく、平凡な生活をしていた 菅氏が、どのようにして首相の座を射止める道をひらいて行ったのか。

「菅さんはこれまで、『総理になるつもりはない』と言い続けてきたのは、衣の下の鎧を見せなかったんですよ。しかし、安倍総理は菅さんの実力はよく知っていて、衣を脱いだ時の強さはわかっていたはず。その菅さんと二階さんが組んだんだから、これは強いと思ったことでしょう。よく見ると、菅さんは笑顔の時ですら怖い目をしている」

 菅氏は官房長官を7年8カ月間している間に、霞が関の官僚たちを掌握していった。

「菅さんは会見で、『(霞が関の)縦割りの弊害をぶち破って、新しいものをつくっていく』と語っていたでしょう。官房長官が弱かったら官僚がバラバラになる。ところが、菅さんは官房長官として強過ぎるほどだった。官僚たちからの忖度まで起きた。普通ならば官僚たちと話を詰めて、安倍さんのところにもって行く案件をA案、B案、C案と3件に絞っていく。菅さんはさらにA、B、C案のうち、たとえば自分はB案がいいと思っていますと口にする。安倍総理はほとんど菅さんの決めたB案で承諾していたそうです。つまりは、安倍官邸がやっていた政治は、菅さんが支え役に徹して動かしていたということ。だから、安倍さんが辞めても、安倍政治を継承できるでしょう」

4585名無しさん:2020/09/09(水) 20:48:30
>>4584

 9月8日に告示された自民党総裁選では、菅氏、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長の3氏が立候補。14日の投開票で新総裁を選出する。

「今年7月上旬、二階さんに会いに幹事長室に行った時、二階さんは『私と菅さんとは2人でいつも会っているけど、幹部同士は会っていないな。もっと、しっかり組まなきゃいけないな』と話していたんです。二階派と菅グループの幹部同士が顔合わせする会を開こうというニュアンスでした」

 布石は着々と打たれていた。二階氏は「次は菅」と決めていたというのは、何故か。

「二階さんにとって、岸田文雄政調会長とは何かとぶつかることが多かったんです。地方選挙では、互いが候補者を出して因縁の戦いをしている。昨年7月に行われた参院選でも、二階さんは岸田派の溝手顕正氏と同じ選挙区で票を競り合っていた河合案里氏の応援に行っている。何かとぶつかるから、岸田さんは二階さんにものを頼みにいったことがない」

 今回の総裁選では、安倍首相が岸田氏を応援せず、岸田氏にとってはハシゴをはずされた形となった。

「安倍さんが強い間は、岸田さんへの禅譲もあったでしょう。しかし、安倍さんは体を壊し、支持率も低下。安倍さんの力が弱くなると、禅譲はあり得ない。最大派閥である 細田派(98人)が岸田さんを応援しないのは、安倍さんがそれまでのように岸田さんを応援しようという強い気持ちを失ったんでしょう。岸田さんは新型コロナ対策の『条件付き給付金30万円』を提案し、閣議決定まで済んでいたのに二階さんと公明党の山口那津男代表にひっくり返された。岸田さんは、根回しをしたり、強引にものが引っ張ったりすることが苦手な資質だから、物足りなさを覚えたのでしょう」

 これまで、報道各社の「次の首相には誰がふさわしいか」というアンケート調査では、常に石破茂氏がぶっちぎりでトップを独走してきた。本来は石破氏が首相の座に就くのが自然にも思える。二階氏も、石破氏のパーティに講師として招かれることにOKを出していた。

4586名無しさん:2020/09/09(水) 20:48:51
>>4585

「菅さんが最終的に出馬を決めるのに、森山さんが重要な役割を果たしたので、新官房長官は森山さんになるかもしれない。河野太郎説も出ていますが、ちょっと、自分を主張しすぎる」

新総裁の任期は来年9月まで。菅政権は1年限りのつなぎで、短命政権との見方もあるが……。

「絶対、そんなことにはならない。菅政権は、長期政権になる。安倍さんの内閣支持率が悪くなったのはモリカケや『桜を見る会』の問題があったから、国民は首相が信頼できないと考えるようになった。菅さんの強みは、安倍流のマイナスがないということ。安倍さんのマイナス要因とは、奥さんの昭恵さん、友達優遇。この2つのマイナスが菅さんにはない。歴代首相の中では竹下登さんに近い。ただ、調整型と言われた竹下さんと違うのは、菅さんは攻めるからね。梶山静六元官房長官に師事していたことがあるだけに、攻撃力がある。大乱世の梶山と呼ばれた人だからね。 菅さんには安倍総理をバックに持ちつつ、二階さんと強く組むうえに、若くて人気のある河野太郎さん、小泉進次郎さんの2枚看板も手の内にある。彼らを育てていけば、長期政権もありうる」

 小泉進次郎氏が妻の滝川クリステル氏を最初に紹介した政治家は菅氏だった。

「菅さんは進次郎さんの一番の後見人ですよ。菅さんは進次郎さんをいいところで使いますよ。安倍さんみたいに意地悪はしません。進次郎さんを光らせるように扱うでしょう」

 そんな菅氏は、地盤である自身の選挙区ではどんな顔を見せているのだろうか。2005年秋から11年3月まで、菅氏の私設秘書を務め、現在は横浜市議3期目の遊佐大輔氏(39)は、菅氏の秘書になった経緯をこう振り返る。

「私は横浜高校野球部で、西武ライオンズの松坂大輔投手の一級下の後輩なんです。その後、ケガのため退部しますが、高校卒業後は桜美林大学に進学しました。しかし、祖父の会社がたち行かなくなって、大学を辞め、アルミ缶とスチール缶を扱う民間のゴミ工場に就職したんです。その会社の社長が菅さんをずっと応援してきた関係で、私も、菅さんの選挙のボランティアをするようになりました。菅事務所でたまたま秘書が辞め、空きが出たタイミングがあって秘書にしてもらいました。菅さんに拾ってもらったようなものです」

4587名無しさん:2020/09/09(水) 20:49:19
>>4586

「安倍さんにとっては石破さんが怖いんですよ。二階さんにその気はまったくないが、石破さんに接近したように見えるというのは安倍総理にとっては牽制になる。二階さんと石破さんが組んで、万が一にでも、石破政権が誕生したら、モリカケ(森友・加計)問題や『桜を見る会』の疑惑を蒸し返される。石破さんは9月1日の会見で、モリカケの再調査を『必要ならばやる』と、堂々と発言してますからね。森友問題の際の公文書改ざんを苦にして自殺した元近畿財務局の職員の妻も、抗議している。それは安倍さんにとって一番、ストレスの原因になるし、妻の昭恵さんとの関わりも追及されますからね」

 総裁選は国会議員票394票と都道府県連代表票141票の535票の行方で決まる。フルスペックの総裁選ではなく、地方票を大きく削られたことから、「石破潰し」とも報じられた。

「フルスペックの総裁選をやれば、石破さんが勝つと信じるのは間違い。石破さんの人気を支えてくれたのは実は皮肉なことに安倍さんなんです。石破票というのは安倍批判票だったんですよ。その安倍さんがいなくなったら、かつてのように地方票も集まらないでしょう。あまりに地方票が集まらないようだと、石破さんは苦しくなる」

 二階氏や菅氏と距離があると思われた麻生氏も、9月2日、細田派会長の細田博之氏、竹下派会長の竹下亘氏と3人で合同記者会見を開き、『菅支持』を表明した。だが、この会見は二階氏には声がかからなった。

「麻生さんが菅支持に回ったのは、自民党主流派が反主流派に転落する怖さをよく知っているから。このまま岸田さんで走ったのでは、菅政権発足後、菅さんと二階さんに人事権やポストを握られてしまい、好き勝手にやられると思ったから反撃に出たのだろう。外された二階さんはカンカンですよ。自分が一番槍で走って、菅政権を誕生させたのに後からやって来て大きな顔をしてという思いでしょう。自民党内の内紛勃発ですね」

 すでに、閣僚ポストのぶん取り合いが始まっている。

4588名無しさん:2020/09/09(水) 20:51:34
>>4587

 菅氏の座右の銘は『意志あれば道あり』。遊佐市議は、菅氏から教わった人生訓を心に刻み、今も実践しているという。

「菅さんは1対1の関係を重んじる人。ずっと教えられて来たことは『絶対に人に見返りを求めるな。今、与えられたことを全力で頑張っていれば、いつか必ず、誰かが見ていて、むくわれる』ということと、『自分で決断し、信じた道を一生懸命、突っ走れ。意志を強く持っていれば必ず、道はひらける』でした」(遊佐市議)

 菅氏の選挙区は神奈川2区。地元の体制は盤石だという。

「神奈川2区は自民党の県議と市議、秘書の関係が日本一強固だと思います。官房長官の7年8カ月、なかなか地元に帰ってくることがかなわないので、地元にいる議員や秘書を信用してくれていて、日々、任されている」(同)

 そんな菅氏だが、秘書たちと飲みに行くこともあるのかというと、「この7年8カ月、飲み会なんてないです。菅さんは危機管理の責任者ですし、お酒を飲めないですから」(同)。

 パンケーキなど甘いものが好きで、アルコールはダメなそうだ。ファーストレディになるかもしれない真理子夫人については、

「奥さんは普段はあまり事務所に来ません。選挙の時には選対事務所に来ますけど」

 遊佐市議らが、強固な結束で地盤を支えているようだ。

(本誌・上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事

4589名無しさん:2020/09/09(水) 20:53:50
順番を間違えました。

1ページ>>4853
2ページ>>4584
3ページ>>4585
4ページ>>4587
5ページ>>4586
6ページ>>4588

https://news.yahoo.co.jp/articles/034e8d1efeae38096b18fbf45a79d4aa20ce22f6
「菅政権は進次郎と河野太郎の二枚看板で長期政権になる」作家・大下英治氏が明かす全内幕〈週刊朝日〉

4590チバQ:2020/09/09(水) 21:34:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/666fd5f68b096a5915e025bcae145570c6151b21
菅氏、地方票で過半数上回る勢い 石破氏、予想外の伸び悩み 岸田氏は苦戦
9/9(水) 21:02配信

自民党総裁選が告示され、記者会見する(左から届け出順)石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長=東京都千代田区で2020年9月8日

 毎日新聞は14日に自民党総裁選が投開票されるのを前に、各都道府県連幹部や国会議員を取材して、47都道府県連に3票ずつ割り当てられた地方票141票の動向を探った。菅義偉官房長官(71)が地方票の過半数(71票以上)を確保して80票を超える勢いで、党内5派閥の支持が固い国会議員票と合わせて新総裁に選出される流れが強まっている。石破茂元幹事長(63)は30票弱、岸田文雄政調会長(63)は10票あまりを確保した模様だ。

【データで見る自民党総裁選】

 総裁選は、議員票394票と地方票の計535票で争われる。44都府県連が、3票の行方を決めるために党員に郵送投票を求める「予備選」を実施。うち36府県(未定だった福井、福島、香川3県を含む)が得票数に応じて3票を割り振る「ドント方式」を採用し、7都県(未定だった山口県含む)が最多得票者が3票全てを得る「総取り方式」を採用した。菅氏の出身地の秋田は予備選を行わずに菅氏に全3票を投じる方針。北海道と新潟は「意向調査」「アンケート」を経て幹部が投票先を協議する。

 菅氏は「総取り方式」の7都県全てで優勢で、この7都県だけで21票を確保しそうだ。地元・神奈川や、菅氏支持の流れを作った二階俊博幹事長の地元・和歌山、安倍晋三首相の地元・山口などが含まれる。

 菅氏はドント方式の36府県でも多くで優位に立っている。3票を巡るドント方式で「2票」を獲得するには過半数の獲得で済むため、菅氏に地方票が集まりやすい構図となっている。

 3票独占には次点の3倍超を獲得する必要がある。石破氏は地元・鳥取がドント方式だが、2018年総裁選での県内の党員得票率が95%に達しており、陣営は鳥取での3票獲得に自信を見せる。岸田陣営もドント方式の地元・広島での3票獲得を目指している。【まとめ・佐藤慶】

4591チバQ:2020/09/09(水) 21:35:04
https://mainichi.jp/articles/20200909/k00/00m/010/262000c?inb=ys
消えた「アンチ安倍」地方票 思惑外れた石破氏 圧勝狙う菅氏 惨敗恐れる岸田氏
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月9日 21時09分(最終更新 9月9日 21時11分)
 安倍晋三首相(党総裁)の後任を決める自民党総裁選(14日投開票)で、47都道府県連に3票ずつ割り当てられた計141票の地方票でも菅義偉官房長官(71)がリードする構図となっている。地方票への浸透をテコに局面転換を図ろうとしてきた石破茂元幹事長(63)には厳しい展開だ。石破氏と岸田文雄政調会長(63)の陣営は、候補の地方行脚や派閥所属議員の地元での投票呼びかけで巻き返そうと懸命だ。

 「東京に集まりすぎたヒト、モノ、カネを地方に分散しなければならない。東京一極集中は大きな効果があったが、これからは変えていかなければならない」。石破氏は9日、埼玉県川越市の田んぼの真ん中で「地方創生」にかける思いをぶつけた。

 この日、石破氏は埼玉県と千葉県で演説を重ね、本格的に全国行脚をスタートさせた。4度目の総裁選挑戦となる石破氏は、自身の「地方人気」に自信を持ってきた。「握手した数が票の数」が持論の石破氏。十数年前から各地の選挙戦の応援行脚に励み、12年総裁選では5人が乱立する中で全党員票の半数近い約48%の支持を獲得。党員に割り当てられた300票のうち165票を得て、安倍首相の87票を上回った。

 18年総裁選でも、現職首相との一騎打ちという不利な状況の中で約45%の党員票を獲得して「善戦」と評価され、「地方の石破」のイメージを定着させた。しかし毎日新聞の情勢取材では、石破氏は菅氏に大差を付けられそうな状況だ。

 石破氏は、最近の「次の首相」を問う世論調査では自民支持層からの支持は必ずしも厚くはなかったが、無党派層などの評価で全体のトップを走ってきた。これを受け、石破陣営は、「次の国政選挙」を見据えた国会議員が、世論の支持の厚い石破氏のもとに集まるのを待つ戦略で総裁選に臨もうとしていた。

 それが安倍首相の…

4592チバQ:2020/09/09(水) 21:59:23
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009090035.html
【総裁選】注目の地方票 石破、菅、岸田各陣営の狙いは 茨城、広島など
2020/09/09 21:09産経新聞

【総裁選】注目の地方票 石破、菅、岸田各陣営の狙いは 茨城、広島など

特産品のレンコンを贈られる岸田氏=9日午前、茨城県美浦村(永原慎吾撮影)

(産経新聞)

 14日投開票の自民党総裁選は、国会議員票で優位に立つ菅義偉官房長官が47の各都道府県連に3票ずつ配分された計141の地方票でも優勢が伝えられる。2位を争う石破茂元幹事長と岸田文雄政調会長も自身の地元やゆかりのある地域で票の取りこぼしは許されず、各陣営が総力戦を展開する。石破、岸田両氏は告示から一夜明けた9日、早速地方に飛んだ。

 「自民党員一人一人に訴えることで地方で支援の輪が広がり、国会議員の判断にも影響する。そう信じて私の思いを訴えたい」

 岸田氏は9日、茨城県美浦(みほ)村で集まった党員らに重ねて支援を求めた。茨城は岸田派(宏池会)所属の衆院議員2人が選出されているだけに、陣営は「岸田氏には回れるだけ回ってほしい」と票の積み上げを期待する。

 ただ、茨城は菅氏に近い梶山弘志経済産業相の地元でもあり、菅陣営も鼻息が荒い。安倍晋三首相と石破氏の一騎打ちとなった平成30年の前回総裁選では石破氏が安倍首相を破っただけに石破陣営も譲る気配はなく、3氏が争う激戦区だ。

 岸田陣営が「恥ずかしい戦いはできない」と背水の陣を敷くのは岸田氏の地元である広島だが、もう一つ落とせないのが昨年12月に死去した望月義夫前事務総長が地元としていた静岡だ。岸田氏も思い入れは強く、総裁選告示前の5日には静岡市の望月氏の墓前で「総裁選を全力で戦う」と奮闘を誓った。だが、静岡には菅氏を支持する有力議員もおり、菅陣営は「勝てる」と自信をのぞかせる。

 知名度の高さを生かし、地方票での巻き返しを図る石破氏は9日、埼玉県ふじみ野市で約30人の支援者を前に「一人一人に居場所のある日本をつくることが私の使命だ」と訴えた。

 陣営は石破派(水月会)所属議員が足場を築く埼玉だけではなく、同派事務総長の田村憲久元厚生労働相の地元である三重でも票の上積みを狙う。三重も前回総裁選で安倍首相を制しており、期待は高まる。

 全国的に雪崩を打ったように菅氏支持に傾く中で、菅氏への反発が渦巻くのが大阪だ。菅氏は「大阪都構想」をめぐり大阪府連と対立する日本維新の会代表の松井一郎大阪市長と気脈を通じ、府連側の不信感は根強い。

 その間隙を突くのが石破氏だ。これまでも地方選の応援で大阪入りを重ね、支援者も多い。石破氏の側近は「維新寄りの菅氏には1票も渡さない」と意気込んでいる。(永原慎吾、奥原慎平、大島悠亮)

4593チバQ:2020/09/10(木) 09:52:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/e12096f23c9ddef48e0ab9edd2efd9d9cadb3bd5
「菅政権」の人事に関心 党内、強まる派閥圧力 自民総裁選
9/10(木) 7:14配信
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 自民党総裁選で、菅義偉官房長官の優位が鮮明になる中、党内は早くも「菅政権」の誕生を前提に動きだしている。

 菅氏は党役員・閣僚人事で「脱派閥」を掲げるが、支援する5派閥は圧力を強めている。

 「選挙が始まって限られた日数での支援に感謝する」。菅氏は9日、衆院議員会館で二階派議員約15人の激励を受け、こう応じた。最後は「勝つぞ」コールで見送られた。

 同派会長の二階俊博幹事長は、菅氏をいち早く支持。その「見返り」として、同派では二階氏続投への期待が高まる。河村建夫会長代行は6日、一連の経緯に触れ、記者団に「(菅氏が)総裁になったら、そのことは頭に置いて人事をやると思う」とあけすけに語った。

 他派閥も事情は同じだ。党内最大の細田派は「官房長官ポストを取りたい」(ベテラン)と宣言。麻生派も「取りに行くものは取りに行く」(関係者)と鼻息が荒い。閣僚経験者の一人は「入閣待機組の面倒を見ないとすぐにつまずく」と指摘。人事をめぐる要求が今後、一段と強まるのは確実だ。

 これに対し、菅氏は8日の共同記者会見で、新首相に就任した場合の人事について、改革意欲と専門知識を優先する「適材適所」を強調。派閥推薦にとらわれない姿勢をにじませた。

 ただ、無派閥の菅氏にとって、足元の党内基盤は脆弱(ぜいじゃく)だ。派閥の意向を無視して支持を失えば、新首相に選出されても、たちまち行き詰まりかねない。こうした事情を踏まえ、菅氏陣営からは「今回は派閥からちゃんと人を出す形にしないと駄目だ」(幹部)との声が漏れる。

 一方、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の陣営は懸命に巻き返しを図るが、劣勢の見通しが広がる中、今後の処遇に無関心ではいられない。

 岸田氏陣営は、岸田氏が安倍晋三首相を支えてきた経緯を踏まえ、「菅氏もそこまでひどい扱いはしないだろう」(中堅)と期待する。石破氏陣営は安倍政権と距離を置いてきただけに、総裁選後も「冷遇」が続くとみている。幹部の一人は「人事には誰も期待していない」と吐き捨てるように語った。

4594チバQ:2020/09/10(木) 10:00:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e69d15eab7e7221ab63933a067cecb61f1fc380
最長宰相の安倍氏、郷土山口の誉れも 「身内びいき」県外では厳しい声
9/10(木) 6:30配信
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▽県内も1強盤石

安倍首相の通算在職最長を祝う県庁の横断幕の下でテープカットする首相の地元秘書(左)と村岡知事(中)、柳居議長(2019年12月2日)
「祝歴代最長達成」。安倍晋三首相の連続在職日数が憲政史上最長となった8月24日、山口県庁玄関に記念の横断幕が掲げられた。村岡嗣政知事は「県民の皆さまとともに心からお祝い申し上げます」とたたえた。

 県は第1、2次政権発足時と通算在職日数の最長記録を更新した昨年11月にもお祝い行事をしている。前回は伊藤博文や桂太郎ら県出身の歴代首相7人と安倍首相を並べて紹介するパネル展を約300万円かけ開催。自民党県連幹部の柳居俊学県議会議長と同じく党員の村岡知事、安倍首相の地元秘書の3人がテープカットして祝った。

 山口が輩出した首相には戦後の岸信介、佐藤栄作の名前もあり、ともに安倍首相の祖父と大叔父。故郷に錦を飾った県庁での祝賀は自民党王国での安倍首相の絶大な存在感を浮かび上がらせた。

 ちなみに高校まで宇部市で過ごした旧民主党の菅直人元首相のことは展示会で触れられていない。

 2012年に当時野党だった自民党を率いて政権を奪還した安倍首相。看板の経済政策「アベノミクス」のおかげか、世界的な景気拡大の流れと軌を一にしたのか、株価は右肩上がり。大企業の業績も軒並み過去最高を更新した。国政選挙では連戦連勝。格差拡大の批判もどこ吹く風と支持率は底堅かった。

 こうした実績に杉田水脈衆院議員(比例中国)は「後世の歴史が安倍政権の7年8カ月を必ず評価する。歴代総理より一歩も二歩も上を行く外交で日本が信頼される国家になった。病気を抱えながらあれだけのことをやられ涙が出そうだ」と絶賛。山口とゆかりがなく、性的少数者(LGBT)を巡る言動などで物議を醸すことも多い杉田氏が党県連入りしたのも、杉田氏を推す安倍首相の威光のおかげとみる関係者が多い。ことほど県政界でも「安倍一強」の態勢は盤石だった。

 お膝元の下関市議会の林透議長は「1次政権を投げ出したと批判され、地元の少人数の集いで『申し訳ない』と謝っていた姿が印象に残る。あの経験があったからこそ今がある」と振り返る。父晋太郎氏の時から応援する無職上河内重雄さん(83)も「経済を再生し、外交もあんなに頑張った総理はいない」と慰労する。

 ただ、地域にとって誉れの「おらが街」の宰相も政権が長期化する中で全国からは身内びいきと見られることが多くなる。地元支援者が多数招かれた首相主催の桜を見る会を巡っては多額の公費投入に「政権の私物化」と批判を浴びた。

▽国家築いた自負

安倍首相の通算在職最長を祝う企画展の等身大パネルと並ぶ村岡知事(2019年12月2日)
 また、日露首脳会談の舞台となった長門湯本温泉の高級旅館「大谷山荘」での新年会が会費1人3千円だったことから「安すぎる」と話題に。市民オンブズマンやまぐちの広岡逸樹代表幹事は「3千円でできるわけがない。森友加計問題や桜を見る会と同じくお友達優遇」と批判。旅館関係者は「地元総理のために旅館も赤字覚悟で頑張っているはずだ」と推し量る。

 こうした批判について桜を見る会に参加した林議長は「総理は地元びいきにならないよう常に気にしていた」と説明。小熊坂孝司市議も「自費で行って何が悪い。地元優遇と言われるが悔しければ自分のところからも総理を出してみろという気持ちだ」と反論する。

 明治維新を成し遂げ国家の礎をつくった自負が強いとされる山口人にとって郷土の首相は特別な存在。だが政権末期に見舞われたコロナ禍では「アベノマスク」などの対応を巡り批判が相次いだ。歴代最長を更新した4日後に突然、退陣を表明した。

 権力の黄昏(たそがれ)を予兆していたかのように、くだんの歴代最長を祝う県の行事には「税金で政党を応援するのはおかしい」「私は安倍政権を支持していない」と県民たちから抗議の電話が158件届く。好意的な意見の21件を大きく上回る。県によると、昨年の行事ではそれほど反発の声はなかったという。

 横断幕は当初は10月9日まで設置する予定だったが、県は早めに外すことも検討している。批判が理由ではなく、予想外の退陣に合わせてだという。

4595チバQ:2020/09/10(木) 10:04:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/11166374fcb34ee13de16c3f788698cc2b0cc5a4
野上氏、初入閣なるか 「有望な一人」だが他に待機組も
9/10(木) 0:55配信
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菅陣営の出陣式に出席した野上氏(右)=8日、ホテルニューオータニ
 自民党総裁選で菅義偉官房長官が優勢に立つ中、党内では閣僚・党役員人事に向け、主導権争いが激しさを増している。富山県在住国会議員では、野上浩太郎参院議員の初入閣が焦点になる。

 今後は14日に新総裁が決まり、16日の臨時国会で新首相を選んで内閣が発足する。無派閥の菅氏は勝利した場合、人事を含め、派閥の意向にとらわれない政権運営を目指す方針。だが、陣営内では新政権での存在感を高めようと、ポストを巡る派閥間の争いが繰り広げられている。

 自民で初入閣の目安は衆院が当選5回以上、参院3回以上とされる。最大派閥・細田派の野上氏は、2016年に3選を果たした。

 同年8月から官房副長官を約3年間務め、安倍晋三首相や菅氏を補佐した。堅実な仕事ぶりや実直な人柄は評価が高く、いまは党参院幹事長代行に就く。

 副長官は「閣僚へのステップ」とされ、2月の政治資金パーティーでは派閥の細田博之会長が「いよいよ大臣だ」と激励。県在住国会議員の間では「菅氏の下で実績を残し、有望な一人だ」との声が上がる。
 ただ、参院の入閣枠は通常2人。同じ細田派の橋本聖子五輪相は東京五輪に備えて続投する可能性があるほか、他に待機組がいるため、野上氏の入閣は次回以降とみる向きもある。

 県関係では、細田派の田畑裕明衆院議員(3期)、竹下派の堂故茂参院議員(2期)が副大臣の適齢期。両氏とも派閥内の年長者や改選期の早い議員が優先されるとの見方があるが、県内の党関係者からは「あり得る」との声も聞かれる。(七瀬智幸)

4596チバQ:2020/09/10(木) 11:24:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/597b7d8a70821c091d042528b0208a0042ddbb12
菅氏支持の5派閥が場外戦 重要ポスト巡りアピール合戦
9/10(木) 10:26配信



目線の先には二階幹事長の背

自民党総裁選に出馬した石破茂氏、菅義偉氏、岸田文雄氏(左から届け出順)
 14日投開票の自民党総裁選で、菅義偉官房長官の支持を打ち出して圧倒的優位な情勢に導いた5派閥が場外戦の様相だ。「菅政権」誕生を見越し、閣僚や党の重要ポストをうかがいアピールし合う。度を過ぎた“派利派略”が次期内閣の「足かせ」となったり、主流派分裂を引き起こしたりするとの臆測も飛んでいる。

【世論調査】次期首相、菅氏が50%

 告示前日の7日夕、国会内に麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派所属の参院議員約10人が集った。党内第2派閥は菅氏陣営の一翼を担う。事前に報道陣に案内を出す念の入れようで、カメラに向け一斉に拳を突き上げ「総裁選、頑張ろー」。幹部は「(菅氏選対で)最も大きな役割を担っていきたい」と話し、選挙後にやってくる派閥間の主導権争いで後手に回らぬ決意をみなぎらせた。

 安倍晋三首相の盟友で精神安定剤とも称される麻生氏は、政権を「ど真ん中」で支えてきた自負が強い。その継承者を自任する菅氏は、麻生派にとって「首相の思いと政策を遂行できる唯一の候補者」(麻生氏周辺)。首相が務めるはずだった残り1年の総裁任期中、麻生派は引き続き人事面で厚遇されてしかるべきだ-との打算が透ける。

 同様に、首相の出身派閥で党内最大の細田派も盛んに情報戦を仕掛けている。「森喜朗元首相が幹部に『官房長官と党三役を取れ』と指令を出した」「首相に近い下村博文氏が入閣希望リストをまとめた」…。最長政権の礎となったメンツと威信を懸け、党内をけん制。麻生派、名門派閥の竹下派と3派だけで、菅氏を担ぐ共同記者会見を開く奇手さえ見せた。

 いずれの派閥も、目線の先にとらえるのは二階派の二階俊博幹事長の背だ。

 首相の退陣表明後、いち早く菅氏と接触、気脈を通じる森山裕国対委員長の石原派と相乗りで「菅氏支持」を表明、一気に流れをつくった。総裁選の告示前から幹事長続投説が取り沙汰され、他派閥は「菅氏との間で既に密約が交わされたのでは」(陣営関係者)と疑心暗鬼を募らせる。

     ■ 

 菅氏の推薦人となった20人の顔ぶれも、入閣待機組とされるベテランを押し込む派閥もあり、「各派閥の論功行賞狙い」(自民関係者)の思惑が色濃い。

 こうしたさや当てを意識してか、当の菅氏は8日、「人事は適材適所。改革意欲のある人を優先して考えたい」と派閥にとらわれない意向を示した。だが、額面通り受け取る向きはない。

 安倍政権の主要ポストを留任させる居抜き人事か、一定の派閥均衡型人事か、信賞必罰を前面に出した「菅カラー」人事か-。過熱するばかりの党内に、菅氏陣営からは「派閥を無視するなんてできない。任じられれば誰でも『適材適所』だ」と予防線を張る声の一方、「一歩間違えれば空中分解しかねない」との懸念も。

 衆院解散戦略とも絡む次期総裁による党役員人事と組閣は15、16日。

 (河合仁志)
西日本新聞

4597名無しさん:2020/09/10(木) 11:57:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7e31f089dea4f80c71c960c3601992d9129d2f2
急接近「菅・二階コンビ」で総裁選圧勝後、新総理は日本経済を回せるか
9/10(木) 7:01配信

 安倍晋三首相の経済戦略であるアベノミクスは、金融緩和、財政出動、成長戦略から成り立っている。では、次期首相が濃厚な菅義偉官房長官のスガノミクスは、どのようなものになるのか。

 コロナ禍が終息を見せないなか、金融緩和を継続、折に触れて財政出動、景気の底割れを防ぐのは避けられないだろう。これは、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長が首相になっても同じ事。では、競うべきは成長戦略なのか。

 菅氏はこれまでに、ビザ発給の条件を緩和する観光立国、地方活性化のためのふるさと納税、労働力確保のための外国人労働者受け入れ、高止まりした大手3社の携帯電話料金の値下げ、などに取り組んできた。

 立候補会見で、さっそく言及したのが携帯電話料金で、この問題に関する菅氏の問題意識の高さを示し、大手3社の株価は揃って下落した。

 供給サイドの改革を促すことで競争環境を高め、通信事業の活性化を促す意義はあり、スガノミクスの一翼を担うだろう。

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、法改正で寡占の弊害を取り除こうとする総務省をあざ笑うように、新プランと称した法の裏をかく奇策で、携帯電話料金の高値安定を維持してきた。

 だが、コロナ禍で国内総生産が年率3割も下落、倒産が相次ぎ、国民が失業の不安に怯える未曾有の経済危機を乗り切るには、個別、ミクロの成長戦略では間に合わない。

 自粛にある程度の終止符を打ち、経済を前に動かす戦略を、感染対策と同時に宣言し、大胆に推進すべきだろう。

コロナ対策、どうすべきか
 新型コロナウイルスの正体が見えず、感染の恐怖に怯え、政治家や自治体の首長が「ステイホーム」繰り返し、マスメディアが危機感を煽る報道のなかでは、ひたすら自粛するしかなかった。しかし、国内ウイルス発生から8カ月が経過、「何をどうすべきか」の方策は立てられている。

 安倍首相が2カ月半ぶりに行った8月28日の記者会見は、「退任会見」となってしまったが、本来、新型コロナウイルス対策本部が、節目として「今後の取組」を打ち出す重要な発表の場だった。

 A4判で6枚に及ぶ取組内容は、相変わらず盛り沢山で焦点を絞りにくいが、詰まるところ「1」の感染症法における入院勧告等の運用の見直し、であり、「2」の検査体制の抜本的な拡充、に尽きる。

 1は、指定感染症の指定除外、あるいは二類相当とされている感染症法上の分類のレベルダウンを意味する。二類相当は、感染者は入院を原則とし、移動と就業に自粛を促し、濃厚接触者には外出を控えてもらい、それを無症状者にも適用するという厳しさ。しかも、その業務をすべて保健所が担うために、「目詰まり」が起こってPCR検査すら受けられないという診療渋滞を生み、第一波のピーク時には、医療崩壊寸前の自治体もあった。

 2は、かねて指摘されている諸外国と比較した際の検査態勢の貧困解消である。PCR検査だけでなく抗原簡易キットによる検査体制を整え、抗原検査で1日20万件、PCR検査で6万件を確保。軽症者と無症状者が8割で、その無自覚が致死率の高い老人と既往症を持つ人を感染させる危険性を除去するため、いつでもどこでも検査する体制を整える。

4598名無しさん:2020/09/10(木) 11:57:38
>>4597

スガノミクス成功のカギ
 実は、スガノミクス成功のカギを握るのは、コロナ禍で経済を回すことであり、そのために必要なのが検査である。マスメディアに評判の悪いGoToトラベルキャンペーンだが、7割の国民が時期尚早と判断するなか、菅氏が主導して踏み出したことを評価する政財界関係者は少なくない。

 そこには、総裁選で後ろ楯となる「観光のドン」の二階俊博幹事長と歩調を同じくしたいという計算があるにせよ、「ステイホーム」と無難な呼びかけをするだけではなく、「経済の死」「日常の喪失」を阻止する宣言をしたに等しい、という意味で評価されている。

 また、政界や経済界だけでなく、医師のなかにも、その決断を“密かに”歓迎している人がいる。

 「満員電車でも、会話がなくマスクをつけていれば移ることはなく、密を避け、手洗い消毒を頻繁になっていれば、このウイルスは恐れるに足りない。それでもパーティー、飲食、夜の街でクラスターが発生することはあるでしょう。その時は、震源地を確かめ、検査を徹底的に行って自粛してもらう。

 そうやって経済を回していかないと、国民生活はたいへんなことになる。だけど、医者の立場で、『恐れず、元に戻そう』とはいえない。感染が流行した時、責任を負わされるのが怖い。それはやはり政治の仕事で、菅さんはやってくれるでしょう」(治療にあたる医師)

検査体制を整えて経済を回す

 過剰な自粛が、今、社会生活を壊している。

 天理大ラグビー部にクラスターが発生すれば、関係のない学生の教育実習やアルバイトまで断わられ、大学はオンライン授業が中心で対面を避ける。阿波踊りも盆踊りも花火大会も開かれず、プロ野球は5000人までで甲子園大会は無観客試合すら認められなかった。

 失われているのは国民総生産だけでなく、「密」なことで生まれる祭やスポーツの活気であり、対面で育まれる友情や愛情であり、人との交わりで生まれる情操、知力、体力である。

 ウイルスが国民を殺すというならともかく、今、ハッキリしているのは60代以下の既往症、基礎疾患のない人には、短期間、発熱、咳、喉の痛み、味覚障害などを生じさせるものでしかないことだ。

 もちろん、ウイルスを高齢者や基礎疾患のある人に撒き散らして感染させると死に直結するから怖い、という側面はあるわけで、だから検査の拡充と徹底である。

 スガノミクスに必要なのは、アベノミクスに代わる成長戦略ではない。経済を回し、日常を取り戻すことであり、そうなって初めて将来展望が開ける。

 橋下徹氏を総務相に迎えての携帯3社との大げんか、といった菅政権誕生後の政治劇にも期待はしたいが、まず成すべきは、国民を引き連れてのコロナ禍からの脱出である。

伊藤 博敏(ジャーナリスト)

4599名無しさん:2020/09/10(木) 11:59:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9eeca9ebf8c97f8523517f29c0d8130cce75a1e
二階幹事長の権謀術数…辞任会見"前"から「菅新総理」で決まりだった
9/10(木) 6:02配信

 8月28日に安倍晋三首相が突然の辞任を表明し、「ポスト安倍」をめぐる戦いが始まった。しかし投開票日は9月14日であるにもかかわらず、大勢は9月初頭の段階で決まっていた。細田派や麻生派など、主流5派が菅義偉官房長官への支持を明らかにしたからだ。その背後で暗躍していたのが二階俊博自民党幹事長だった。

 8月28日の辞任会見前、安倍首相と二階幹事長は2人だけで会談を行った。おそらくそこで事前に首相から辞意が伝えられたのだろう。その瞬間、二階氏の頭の中で「ポスト安倍」候補者は「菅、石破、岸田」の3人に絞られたはずだ。

 その後、同日の会見前に行われたテレビ番組の収録で、「健康状態が心配されている安倍首相が辞任した場合、後継の総裁はどのようにして選ぶのか」と尋ねられた二階氏は、このように答えている。

 「緊急を要するなど状況によって党員がやむを得ないと考えるなら、緊急の措置を講じていく」

 安倍首相が任期途中で辞めるとなれば、それは「緊急を要する状況」だと言える。まだ辞任が発表されていないにもかかわらず、この時点で党則を利用して「緊急事態につき、総裁選において通常の党員投票は行わず、両院議員総会での選挙という緊急措置を講じる」という流れを二階氏はお膳立てしていたのだ。

 実はこれによって、石破茂元幹事長は安倍後継への道が事実上閉ざされることになったのだ。石破氏は「次の総裁選にも必ず出馬する」と目されており、「次の総理大臣にふさわしい人」アンケートでもつねに上位にランクインしている。総裁選での石破氏の強みは、地方からの支持だ。2年前の総裁選でも、党員からの投票結果では安倍首相をおびやかす勢いだった。

 しかし国会議員が大半を占める両院議員総会で総裁を選ぶとなると、主流派から強い支持を受ける必要がある。つまり、安倍政権に批判的だった石破氏は、前述の二階氏の発言によって党員投票がなくなったことで、総理の芽は摘まれてしまったのである。

 「党内野党」と言われるほど安倍政権に対して批判的だった石破氏だが、二階幹事長との仲はそれほど悪くはなかった。6月8日に2人で会談した後、二階氏は石破氏を「さらに高みへと進んでいただきたい期待の星」と評していたし、安倍首相が辞任しなければ、9月17日に行われる石破派の政治資金パーティーで講師役を務めることも決まっていた。しかし、二階氏は後述する理由によって、そんな石破氏を見限った形となった。

 次に切り捨てられたのが、「ポスト安倍」の大本命とみられていた岸田文雄政調会長だ。ここでも二階氏は最初に「流れ」を作ることで、事実上岸田氏を総裁選から排除した。

 辞任会見翌日の29日夜に二階幹事長が菅氏と会談し、翌30日に二階派が「菅支持」を明確にしたことで、「流れ」ができた。他の派閥も勝ち馬に乗るために菅氏支持を打ち出し、結果として岸田氏を支持するのは岸田派のみとなってしまった。二階幹事長が「菅氏支持」を決めた時点で、岸田氏の運命は決まっていたのだ。

4600名無しさん:2020/09/10(木) 12:00:58
>>4599

続投を狙う二階幹事長の思惑

 今回の総裁選において、二階幹事長の最大の目的は「幹事長ポストを死守すること」である。今年81歳になった二階氏は政界引退を念頭に、自身の地盤である和歌山3区を三男に継承すべく動いている。

 しかしそこに立ちはだかるのが、世耕弘成参院幹事長だ。もともと二階幹事長が1983年に初めて衆院選に出馬した旧和歌山2区(現在の和歌山3区)は、世耕氏の祖父の選挙区でもあった。現在は和歌山県選出の参議院議員であるものの、世耕氏としては二階氏の選挙区へと鞍替えし、衆議院に立候補したいはずだ。

 ここで選挙区をめぐる「二階VS世耕」という対立が顕在化した。「幹事長を引退して、次の総選挙で地元を奪われてはならない」。そう考えていると見られる二階氏としては、選挙区の差配に絶大な影響力を持つ幹事長のポストを絶対に手放せない。そこで今回の総裁選びにおいても、幹事長続投が実現しそうな候補者として担いだのが菅氏だったのだ。

 2012〜14年に幹事長を務めた石破氏は党務にも通じている。総裁就任後は独自色を出してくることは間違いなく、これまで「党内野党」として冷遇され続けたため怖いものはない。そうなると、二階氏は幹事長を続投できるかどうかわからない。

 また仮に岸田政権ができた場合、二階氏の影響力が削がれることは想像に難くない。なぜなら、早くから「政権を禅譲される」と言われていた岸田氏の背後には、安倍首相だけでなく麻生太郎財務相の影がチラつくからだ。

 元をたどれば、麻生派と岸田派は同じ宏池会の流れを汲んでおり、一時期は両派が合流した「大宏池会」構想も検討されていた。岸田氏が首相になった場合、岸田派だけでなく麻生派が影響力を拡大することは必至で、この二派から幹事長が出ることも十分に考えうる。

 それに対して、8年近くも官房長官を務めていた菅氏であれば、「安倍政権の継承」をスローガンにして現在の体制を維持する可能性が非常に高い。菅氏は選対本部長以外、党の要職を経験したことがなく、かつて菅氏自身も「本当は幹事長をやりたいが、安倍さんに任せてもらえない」と漏らしていたとされる。

 安倍政権でも「官邸と官僚は菅官房長官、党は二階幹事長」という形で棲み分けができていた。二階幹事長としては、「石破氏や岸田氏ではなく菅氏が総理になれば、このまま自分が党を差配できる可能性が高い」という計算があったのだろう。

 こうした深謀遠慮の結果、二階幹事長はいちはやく菅氏支持を明確にした。しかし前述の通り、腹の内は辞任会見前から決まっていた。だからこそ石破氏を戦略的に排除し、主流派の支持が菅氏に集中する「流れ」を作ることで、自身の野望をかなえようとしている。

4601名無しさん:2020/09/10(木) 12:02:14
>>4600

激化する「菅新政権」でのポスト争い

 今後注目すべきは、やはり新政権の人事である。すでにポスト争いは激化している。9月2日に二階派を排除する形で開かれた細田派、麻生派、竹下派の共同会見は、菅氏支持を明確にする一方で「総裁選後は、二階派だけではなくこちらにも配慮しろ」といった菅氏への牽制が目的だった考えられる。

 しかしこれだけ菅氏に恩を売ったのだから、二階幹事長の続投はほぼ確実と見られる。仮に世耕参院幹事長との間で、「世耕氏が衆議院に鞍替えする代わりに、二階氏の三男は参議院から出馬する。そしてゆくゆくは、三男を衆議院に鞍替えさせる」という確約がなされれば、一部でささやかれている名誉職の副総裁への「昇格」受け入れる可能性はある。しかし総裁選後、党内人事を決めるまでの短期間にそこまでの取引が成立する見込みは低い。

 その他の人事を左右するのは、総裁選での地方票の動向だ。今回、総裁選出の場となる両院議員総会では、国会議員票394票と各都道府県連が3票ずつ持っている地方票141票の合計535票を、候補者3人で奪い合うことになる。国会議員だけでなく地方からも強い支持を得られた場合、菅氏としても自分好みの人材を登用できるだろう。

 逆に地方票の結果が芳しくないと、派閥の意向に従わざるをえない。各派からの圧力を牽制するためなのか、ここ数日、菅氏はしきりに「脱派閥」「適材適所」を唱えており、仮に地方票を獲得できなかったとしても、自己流の人事を断行する可能性はゼロではない。

 サプライズとしては、河野太郎氏の官房長官就任もありうるだろう。現防衛大臣の河野氏は一般からの人気が高く、強力な「選挙の顔」になる。ただし自身の意見を強く主張する傾向があること、麻生派の影響力を強く受けていることもあって、起用にはリスクが伴う。

 またすぐに菅氏支持を表明した小泉進次郎氏の処遇も注目だ。現在は環境大臣の立場にあるが、他の主要大臣や党務での起用も考えられるだろう。

 菅氏も含めた3人は、いずれも神奈川県の選挙区から出馬している衆議院議員だ。派閥色が薄い菅氏としては、自身の後継者を同じ神奈川県から出すことを目指しているのではないだろうか。伊藤博文から安倍晋三まで8人の首相を輩出した山口県をモデルに、「第二の山口」を夢見ているのかもしれない。

4602名無しさん:2020/09/10(木) 12:03:03
>>4601

今秋の衆院解散はありうるのか?

 人事とともに最近うわさされているのが秋口の衆議院解散と総選挙で、具体的な日程が様々に取り沙汰される。本当に解散するとなれば10月の臨時国会冒頭が有力だが、今秋に断行するには二つの条件が必要となる。

 まずは世論調査の結果である。総裁選では一瞬で決着がついたも同然の状況になったものの、菅氏が「選挙の顔」としてどれだけ国民の支持を得られるのか、まだ明らかではない。一般的に、新政権が成立した直後は「ご祝儀相場」ということで支持率が高くなる。

 しかし今回の総裁選は、主流5派が支持する菅氏の圧倒的優位が明らかで、国民から「派閥の力関係が総理を決定する」ように見えてもおかしくはない。「密室政治」と批判する声も多いため、政権成立後の支持率がどのように推移するか、予測するのは難しい。

 菅氏としても、本格政権になるか、「ショートリリーフ」で終わるかの瀬戸際であるため、かなり慎重に支持率を注視するのではないか。加えて、解散する場合は「自公で過半数」という達成しやすい目標を掲げて、続投へのハードルを下げる可能性もある。

 もう一つのポイントが、冬が近づくにつれて懸念される新型コロナウィルスの再流行だ。仮に総選挙が行われるとして、解散から投開票までの期間にコロナ感染者が爆発的に増加した場合、コロナ対策への批判が集中し、政権にとっては厳しい選挙となる。最悪の事態を避けるためにも、感染者数が長期的に安定していることは解散に踏み切る際の必須要件だ。

 この秋に解散総選挙が行われる場合、おそらく二階幹事長は出馬せず、三男の擁立を目指すと見られる。その後は名誉職である副総裁に就任し、菅氏の本格的な政権運営が可能になる。しかし逆に考えれば、今秋に解散総選挙が行われなかった場合、菅氏と二階幹事長の蜜月はまだ続くことになる。これからも、政治は二階幹事長の手の上で踊り続けるのだろうか。

山田 惠資(ジャーナリスト)

4603名無しさん:2020/09/10(木) 12:06:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3d7cafd446e3e3c280928852ee5223f78af03cb
「マスコミが大騒ぎしているだけ」総裁選、“推薦人”は大臣ポストが用意される? 菅氏推薦人の平沢勝栄議員を取材
9/10(木) 11:29配信

 安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙。9日午後には、自民党青年局と女性局が主催する討論会が開催され、官房長官の菅義偉氏、政調会長の岸田文雄氏、元幹事長の石破茂氏、3名の候補者が出席した。

 永田町で「菅官房長官の一強」とささやかれる中、ニュース番組「ABEMAヒルズ」では、菅氏の推薦人で安倍総理の元家庭教師である平沢勝栄衆議院議員を電話取材。まず、推薦人に決まった経緯について、平沢議員は「誰かから頼まれてやるものではない」と主張する。

「菅さんは複数の政策グループだけでなく、同期の人も応援している。選挙対策本部が『それぞれから推薦人を出してもらおう』ということで、二階派の3人は参議院・衆議員から1名ずつ、まとめ役の事務総長の私だった。同じ事務総長という立場では、石原派の坂本哲志さん、竹下派の山口泰明さんがそれぞれ推薦人に名前を連ねている。誰かから『やってくれ』と頼まれるものではなく、グループ内で決めています」

 さらに「推薦人になることで、大臣ポストが用意されていることはないか」という質問には「マスコミが大騒ぎしているだけで、ポストが用意されるなんてことはない。おそらく、菅さんが総理になられると思うが、総理になっても私に何か見返りがあるなどの、そういうことはない」とコメント。

 二階派の事務総長だけでなく、自民党の広報本部長でもある平沢議員。安倍総理の辞任に「突然のことだった。安倍内閣が7年8カ月続いて、みんな予想していなかったこと」と驚きを明かす。

■総裁選、“菅一強”で盛り上がりに欠ける? 平沢勝栄議員「党員選挙が行われない」は間違い

 今回の自民党総裁選挙について、盛り上がりにかけるのではないかと共に、すでに菅陣営は二位を岸田氏にするために一部は岸田氏に投票するのではないかという声が上がっていることについても質問をぶつけた。

「自民党の中はみんな一生懸命。『党員選挙が行われない』と書くマスコミもあるが、規模は小さいけれど、党員選挙は行われている。私の地元でも党員の皆さんにはハガキを出して『菅さんを応援してください』と呼びかけて、電話もしている。そのハガキに菅さんの名前を書いてくれる人、書いてくれない人がいる。普段に比べると、規模が小さいだけで『党員選挙が行われない』は間違い。最後の1票でも無駄にすることなくやらないと大変です」

 また、新政権の外交については「同じ自民党の中だから大きくは変わらないだろう。微調整は必要かもしれないが、特に外交は安倍さんのやり方を継承した方がいい」とコメント。「もしかしたら解散総選挙があるのでは?」と聞くと、「あるかもしれない。残りの任期はあと1年で、今までだいたい3年で総選挙になっている。(菅さんが立候補したことで)支持率が上がった経緯もあり、今(解散総選挙を)やった方がいいんじゃないかという声もある」と語った。

 気になる新首相は9月17日にも選出される見込みだ。

(ABEMA/「ABEMAヒルズ」)

4604名無しさん:2020/09/10(木) 12:08:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/275cbef4d9ee346c98b2f9704a8f3e299d2bd516
石破・岸田潰しを終えた「菅・二階コンビ」が、次に狙うこと
9/10(木) 7:31配信

 8月29日、選挙プランナー・松田馨氏の携帯電話は鳴りっぱなしだった。

 「どうやら衆院選が近い。急いで情勢調査を頼みたい」
「解散になったら、ぜひ私の選対に付いてほしい」
「コロナ禍での選挙になったら、何に気をつければいいのだろうか」
「ネット選挙対策に力を貸してほしい」

 選挙コンサルディングの会社「ダイアログ」の代表を務める松田氏は、選挙情勢の分析に定評があり、選挙でのネット戦略にも長けている。その松田氏に対し、与野党問わず、10人以上の国会議員や陣営関係者から問い合わせや選挙協力の申し出があったのだ。

 この前日の8月28日、安倍晋三首相が、持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に突然の辞意表明を発表。世間は驚きとともに、次期首相は誰になるのかに関心を寄せた。その後、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の3氏が出馬を表明したが、9月14日に総裁選を控えた現段階において、すでに菅氏が次期総裁に就くことが決まったかのようである。

 前回の記事で指摘したが、背景には、二階俊博幹事長が「菅擁立」に尽力したことがある。このまま「菅総理」が誕生したあかつきには、二階氏が党から菅氏をサポートする「菅・二階政権」とでも呼ぶべき政権が誕生する可能性が高い。

 菅総裁誕生がほぼ既定路線となった今、永田町ではもはや次期首相が誰になるのかには興味がなく、ポスト安倍決定後、解散総選挙があると睨み、自分の足場固めに動き出したのである。

どん底の支持率から急上昇

 9月29日衆院解散、10月13日衆院選公示、同25日投開票――。永田町を駆け巡る解散日程である。

 自民党石破派衆院議員の政策秘書は語る。

 「菅氏で決まりでしょう。菅氏は就任早々、すぐに解散に打って出ますよ」

 その理由は支持率だと指摘する。共同通信が8月29、30日に実施した世論調査では、内閣支持率が56.9%ときわめて高い数字を記録したからだ。1週間前に行われた調査から、何と20.9ポイントも跳ね上がったのである。同秘書はこう続ける。

 「安倍首相辞任で、野党の合流話は消し飛んだ。安倍内閣の支持率が高い今なら、安倍政治を継承する菅氏が解散に打って出れば、自民党勝利は見えてくる。タイミングは今しかない」

 今年6月、自民党が極秘裏に進めた独自の衆院選情勢調査で、同党は66議席減という衝撃的な数字が示されたと伝えられている。安倍首相のコロナ対応の悪さに加え、検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案などが有権者の怒りを買い、従来の自民党支持層までも愛想を尽かしたと見られる数字だった。

 ところが、安倍首相辞意表明によって、事態は一変。野党の離合集散にも辟易した有権者が、自民党支持に転じたといってもいい現象だろう。その間隙(かんげき)を縫って解散総選挙になれば、勝たなくても負け幅は極めて少ないとの見立てである。

 加えて、菅氏本人の事情もあると指摘するのは、無派閥の中堅衆院議員だ。

 「主要5派閥が菅氏支持を打ち出した。“石破氏潰し”の側面もありますが、一方で菅氏に対する、1年の期間限定で“私たち派閥が支えてやる”というメッセージでもある。それを打破するために、すぐさま選挙に打って出ることも十分あり得ます」

 官房長官として7年8ヵ月、安倍政権を支えてきた菅氏とはいえ、無派閥宰相となれば各派閥に気を使うしかないとの見方だ。つまり、手足を縛られた傀儡政権で、安倍政治を継承しつつも、独自の政策は打ち出せないというのである。

 派閥の領袖たちからすれば、すぐに解散などせずに新型コロナウイルス対策を続けてほしいというのが本音だという。下手に解散に打って出て、現有議席を上回って菅氏への国民的な支持が固まり、権力基盤ができあがってしまったら、派閥の圧力が利かなくなる恐れがあるからだ。

 しかし、菅氏は決めたことはやり抜く頑固さを持っていると、前出・無派閥議員は語る。

 「総務相時代、菅氏は官僚の反対を押し切って、ふるさと納税を実現した。これで行くと決めたら、どんな反対にあっても突き進む。現在は熟慮の最中で、解散があるかどうかは五分五分だと思う」

 さまざまな情報を収集し分析した上で、判断を下すとの解説だ。解散が既定路線になっているかのような永田町だが、まだ分からないというのが正しい見方だろう。

4605名無しさん:2020/09/10(木) 12:09:43
>>4604

「二階の引き締めに過ぎない」…のか?
 一方、秋解散はないとの見方もある。総裁選が非常時を理由に、両院議員総会で選出する「簡易方式」決めることになったからだ。新首相が就任早々、民意を問い、1ヵ月近く選挙戦を展開することは、簡易方式で押し切った総裁選の手法と明らかに矛盾するとの指摘があるのだ。

 「政治の空白・停滞は一刻も許されない。総裁の体調を考えれば、1日も早く後継を決めることが必要だ」(9月1日、二階俊博幹事長)

 党員・党友の投票実施を訴えた自民党県連や若手議員の要望を二階氏は、はねのけた。この言葉は、一定の大義がある。新首相は速やかに秋冬に向けて来るであろう新型コロナウイルスおよびインフルエンザの猛威に注力すべきだとも受け取れる。であるなら、解散などもってのほか、と言い換えることもできるのだ。

 また、自民党清和会(細田派)OBは、あきれたように語る。

 「解散情報で自民党衆院議員の中には、早くも地元で選挙事務所を構えた者もいる。しかし、これだけ煽って素直に解散するわけがない。二階氏の引き締め策に過ぎない。冷静に判断すれば解散はない」

 要は、二階氏の手のひらで踊っている者が後を絶たないとの指摘だ。

 とはいえ、新総裁に就任しても、あくまでも安倍首相の代わりであり、任期は2021年9月30日まで。しかも、現衆院議員の任期は同10月21日で、約1年の中で、解散総選挙は必至だ。新首相がどこで伝家の宝刀を抜くのか。当分、この話題は避けられない。

山田 厚俊(ジャーナリスト)

4606チバQ:2020/09/10(木) 17:52:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/970c5e314d92c8ce1bdcf8209f3d71ab70119b9c
自民党総裁選に3度敗れた徳島県人 挑戦の末に
9/10(木) 17:09配信




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68年の自民党総裁選を伝える徳島新聞
 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が行われている。その自民党総裁選に3度挑んで敗れた徳島県人がいる。後に首相となる三木武夫氏である。

 三木氏は板野郡御所村(現阿波市土成町)出身。米アメリカン大、明治大を卒業後、1937(昭和12)年の衆院選で初当選。当時30歳で全国最年少だった。以来、19回連続で当選する。

 少数派閥の領袖(りょうしゅう)だった三木氏が最初の自民党総裁選に出馬したのは、68年。安倍首相が連続在職日数を記録するまで歴代最長だった佐藤栄作氏に挑んだ。佐藤氏は現職の首相。三木氏は総裁3選を阻止するため、佐藤内閣の外相を辞任して立候補した。4人中、2位となり、当時の新聞は「三木氏の説く人心一新が党内から意外に多く同調者を集めたことを物語るといえよう」などと伝えている。

 2度目の総裁選は70年。同じく首相だった佐藤氏に挑んだ。大差を付けられた2位だったものの、当時の新聞は「批判票、予想上回る」と記している。

 3度目となった72年の総裁選は、退陣した佐藤氏の後継が争われた。他に田中角栄、福田赳夫、大平正芳各氏が立候補し、田中氏が勝利した。三木氏は4位だった。

 その後、田中内閣が金脈問題で退陣に追い込まれる。後継については当時の副総裁椎名悦三郎氏の裁定に委ねられ、74年12月1日、三木氏が指名された。4日の両院議員総会で選出された後、9日に衆参両院で首相に指名された。

 三木氏がそれぞれの局面で語った言葉が印象深い。過去の徳島新聞によると―。

 1962年に総裁選の出馬の意思を聞かれた際には「男は1度勝負する。勝負の時は近づいている」。総裁選初出馬時には、3選を目指す佐藤を念頭に「人心がうんでは政治の活力は生まれない」と述べている。

 2度目の総裁選出馬表明では「私は何ものも恐れない。ただ大衆のみを恐れる」と決意を示した。総裁選敗退後は「男は何度でも勝負する」。

 椎名裁定で総裁に指名された心境については「青天の霹靂(へきれき)の心境だ。国家、国民のために一身を投げ打つ覚悟がある」。

 政界を揺るがすロッキード事件が国民の関心を集めた時には「たとえ一時政府、自民党が傷ついてもうやむやにする方が日本の民主政治の致命傷になる」「私は政権に恋々とする気持ちはなく、いかなる人物についても究明は徹底的にやる」などと話している。

 76年の退陣表明では「日本の民主政治の健全な発展を目指してただ一筋に歩んできた風雪40年の道を、今後とも不変の情熱を持って歩み続ける決意だ」と語っている。

4607名無しさん:2020/09/10(木) 18:54:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ade01a7598e5e2e171d3fba24d7d45ce0eee0eb
二階幹事長が続投へ 自民役員人事、官房長官が焦点
9/10(木) 18:35配信

 自民党総裁選(14日投開票)で優位に立つ菅義偉官房長官(71)は10日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、新首相を選出する臨時国会を16日に召集すると伝えた。菅氏は14日選出された場合、15日に党役員人事を行い、16日の首相指名選挙で新首相に就いた後、同日中に組閣に踏み切り、新内閣を発足させる方針だ。役員人事では、菅氏は総裁選出馬を全力で支援した二階俊博幹事長(81)を続投させる意向で調整に入る。菅氏の後任にあたる官房長官が焦点となる。

 複数の菅氏周辺が明らかにした。二階氏は2016年幹事長に就任。安倍晋三首相の総裁任期延長を主導し、官房長官を務める菅氏との連携を深めてきた。

 安倍首相が辞意を表明した翌日の8月29日、菅氏は二階氏と会談して出馬の意欲を示した。二階氏は二階派をまとめて菅氏支持をいち早く表明し、総裁選で菅氏優勢の流れを作った。そのため、二階派を中心に二階氏の続投を求める声は強まっており、最大派閥の細田派など他の派閥も容認する方向に傾いている。

 菅氏は9月8日の共同記者会見で人事について「適材適所でやるものだ」と述べ、派閥推薦は受け付けない方針を示している。党内では菅氏と気脈を通じ、菅氏と二階氏の会談にも同席した森山裕国対委員長(75)について、官房長官などの要職起用も取り沙汰されている。

 16日に召集される臨時国会は同日午後、衆参両院の本会議で首相指名選挙を行う。会期は18日までの3日間。総裁選には石破茂元幹事長(63)、岸田文雄政調会長(63)も立候補している。【野間口陽、東久保逸夫、遠藤修平】

4608名無しさん:2020/09/10(木) 19:08:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a59b2d9b9e0ee4b3c8897bc4f547027b1d9a552
「言うほどたたき上げでもない」「努力しない人にはドライ」“パンケーキおじさん”菅氏が若者に冷たい理由
9/10(木) 11:01配信

「菅さんは農家出身で、努力してきた人です。それは事実ですが、父親は満鉄(南満州鉄道)に勤務し、戦後はイチゴの新品種を開発。母親は教員で、菅さんの2人の姉も大学を出て教員になりました。そして菅さんの3人の息子は皆大学を出て、1人は東大です。今言われるほどの“田舎者”ではありませんし、エリートでもあるのです」(政治担当記者)

「庶民の気持ちを知っている」と評価されているが……

 秋田県の農家に生まれ、高校卒業後に上京して就職、その後苦学して大学を卒業し、政治を志して国会議員秘書に……次期首相就任が有力となった菅義偉官房長官の経歴が繰り返しこう紹介され、その叩き上げ振りと、パンケーキが大好きというギャップに好感度が高まっている。

 携帯電話料金の値下げを求める独自の政策も、庶民の気持ちを知っているとして評価が高い。

「金持ちの家に生まれた世襲議員の安倍首相や麻生財務相は携帯料金なんて関心を持たなかったし、電話料金がいくらかかっているのかも知らないでしょう」(同)

 しかし菅官房長官が首相に就けば、厳しい「自己責任」を求める可能性が高いという。

「努力して成功した分、周りも頑張って当然」
「菅さんは国会議員の秘書だった時、『菅さんがいなければ事務所が回らない』と言われたほど働いたし、横浜市議になって誰よりも選挙区を回りました。今は官房長官として1日2回の会見をこなし、夜は会食を3階建てで回し、翌朝5時に起きるのです。

 これだけ努力して成功した分、周りも頑張って当然と考えがちで、努力しない人にはドライな印象です」(同)

 実際、「私は性別問わず、きちんと仕事をする人が好きです」と語っている(『週刊文春WOMAN』 2019夏号』)。

 多くの人の話を分け隔てなく聞くという菅官房長官。“指南”を仰ぐ1人が、90年代にゴールドマン・サックスで日本の不良債権を追及し、現在は文化財修復の小西美術工藝社社長を務める英国出身のデービッド・アトキンソン氏だ。

「低生産性経営」に対するアトキンソンの厳しい批判
 菅官房長官は、「13年から始めた観光立国の仕組みづくりに際して、アトキンソンさんの本を読み、感銘を受け、すぐに面会を申し込んだ。その後何度も会っている」と述べている(『東洋経済』19年9月7日号)。

 アトキンソン氏は経済政策の論客として知られるが、中小企業の生産性が低いことを一貫して批判してきた。今のコロナ禍でも、中小企業を支援する時は「低生産性経営をやめてもらうという条件を付けること」と主張し、「機会があったにもかかわらず成長できず納税もしない企業を優遇すべきではありません」とまで述べている(『日経ビジネス』5月12日)。

 これが正論だとしても、今、低生産性を理由に支援を切られれば中小企業の多くが倒産してしまうだろう。

「菅さんも同様に、経済政策では『自己責任』を基本とする新自由主義を進めるでしょう。自己責任において競争すれば経済成長が期待できる反面、頑張れなければ救われず、格差が広がる問題がある。あの竹中平蔵さんやホリエモンに通じるかもしれません」(前出・政治担当記者)

 菅官房長官にその片鱗は見える。

4609名無しさん:2020/09/10(木) 19:09:12
>>4608

菅氏の掲げる「自助」では、若い世代が割を食う
 小泉首相(当時)が郵政民営化を果たした後、民主党政権の誕生、自民党政権の復活と続く間に反対派が巻き返し、民営化は後退した。菅官房長官は民営化賛成で、その後退を批判している。

 消費税についても、9月3日の会見で「社会保障のために必要なものだ」と述べ、減税を否定した(同日、時事通信)。消費税は、国としては景気に左右されず安定的に徴税できるが、低所得者ほど負担が大きくなる逆進性の高い税だ。

 そして総裁選出馬表明と共に国の基本として掲げた「自助」。

 9月2日のNHK「ニュースウオッチ9」に出演し、「自助・共助・公助」と書かれたフリップを掲げ、「まず自分でできることは自分でやる、自分でできなくなったらまずは家族とかあるいは地域で支えてもらう…」と語った。

 しかし「自助」では、若い世代が割を食うことになる。

60歳以上が6割保有……高齢者に偏る日本人の資産
 夫婦が老後30年暮らすためには、年金収入の他に2000万円必要――昨年6月、金融庁がこのレポートを発表すると世論が反発し、麻生財務相が無理矢理取り下げたことは記憶に新しい。

 取り下げても現実が変わるわけではなく、年金だけに頼れなければ高齢者はお金を貯めて備えるしかない。

 しかも2000万円は厚生年金受給世帯の平均。より豊かな生活を望めばより多くの資金が必要になる一方、自営業者など国民年金だけの人は月の受給額が5万円台しかなく(18年度)、世帯としては4000万円、5000万円が必要になる。

 日本人の資産は高齢者に偏り、国民の金融資産と個人所有の不動産の総額2700兆円のうち6割を60歳以上が保有しているが、今後、高齢化と将来不安で高齢者の資産はさらに増えると見られる。

 問題は、こうしてお金を貯めた高齢者が認知症になること。

「自助」により高齢者は資産を貯め、経済成長を阻害する
 認知症が進行して意思能力が無くなれば財産は凍結され、銀行口座からお金を下ろすことも、不動産を売却することも、投資することもできなくなる。

 凍結されている財産はすでに巨額だ。第一生命経済研究所の星野卓也氏の試算では、認知症の人が持つ金融資産は2017年度末で143兆円に上り、このまま認知症人口が増えれば2030年度末には215兆円に達する。

「これだけのお金が消費に回ること無く、投資も行われないのは経済成長に大きなマイナスです。それより、子供や孫が困っている時に親がお金を使えないのは大きな問題です。

 人生終盤の後期高齢者は年金だけで暮らせるようにして、資産が凍結される前に、子供や孫に資産を移転すべきです。若い世代への資産移転については税制改正大綱でも毎年指摘されていますが、促進策の立案は進んでいません」(星野氏)

 菅官房長官が「自助」を求めれば高齢者は資産を貯めて移転は進まず、経済成長を阻害し、若い世代が割を食うことになるのだ。

 菅新政権には、パンケーキのような甘さは無いだろう。

坂田 拓也

4610名無しさん:2020/09/10(木) 19:16:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d3dc3c41d3366277aa3556d19b030992c081288
「河野発言」政府与党内に波紋・・・政権幹部からは冷ややかな反応
9/10(木) 11:46配信

 河野防衛大臣の衆議院の解散・総選挙について「おそらく10月のどこかで行われるだろう」との発言が、政府・与党内で波紋を広げています。

 「おそらく10月のどこかで早期の解散総選挙が行われるでしょう」(河野太郎防衛相)

 アメリカのシンクタンクのイベントにオンラインで参加した河野大臣は9日夜、自民党の新総裁選出後に速やかに解散総選挙が行われるという見通しを示しました。自民党内では、直近の世論調査で自民党の支持率が高まっていることなどから早期の解散総選挙を求める声があがっています。

 しかし、現職閣僚の解散をめぐる発言について、政権幹部の間からは、「解散は次の総理が決めること」「そういうところが子どもだ」などと冷ややかな反応が相次いでいて、16日に誕生する予定の新しい総理大臣は、連立を組む公明党との協議も踏まえ慎重に判断するとみられます。(10日11:26)

4611名無しさん:2020/09/10(木) 19:48:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/6634072fd104c5148db98e15a9f73d8e0ccbe93b
「後任は菅氏」首相が4月に意向 田原総一朗氏が明かす
9/10(木) 19:11配信

 安倍晋三首相は10日、ジャーナリストの田原総一朗氏と官邸で面会した。田原氏は面会後、記者団に対し、首相は4月に田原氏と面会した際に「(後任の)総裁は誰がやるか、その時にはっきり菅(義偉)さんだと言っていた」と語った。

 田原氏によると、首相は菅氏を推す理由として「彼は世襲でもないし、エリートでもない。他人の足を引っ張ることもない」と述べたという。

4612名無しさん:2020/09/10(木) 20:29:24
https://bungeishunju.com/n/n898ee30b1f3c
安倍長期政権の驕りを糾す! 古賀誠・元自民党幹事長「岸田総理を菅さんが支える」

文藝春秋digital
2020/03/22 08:00

今の安倍総理は、鞘から権力という刀を抜き、ひけらかしているように見える。政権に驕りが見えるし、緊張感を欠いているのは否めない。安倍総理の後は、岸田文雄さんに舵取りをして欲しい。今こそ、一致結束で宏池会政権の樹立を。/文・古賀誠(元自民党幹事長)

目次
権力は鞘に収めておくべき
「つくしの坊や」発言の真意
菅さんの骨のあるところも好き
安倍改憲案「自衛隊明記」には反対だ
「耳の痛いことも伝える」のが宏池会の政治
大平総理と小泉総理の違い
麻生さんとの対立など考えていない
橋下さんのような決断力、実行力
最後は「人」だから


権力は鞘に収めておくべき
昨年11月に安倍晋三総理の在任期間は憲政史上最長に到達しましたが、長い間、政権与党の中にいた私から見れば、功罪相半ばするものがあります。

まず評価すべき点で言えば、何より政治が安定していること。政治が不安定だと、国民生活に様々な支障を来してしまいます。桜を見る会などで支持率が下がったといっても、まだ40%を超えている。歴代の政権を見てもなかなか40%には届かなかったことを思えば、十分に安定していると言えるのではないでしょうか。

反面、長期政権の弊害として、どうしても国民の間に「飽き」が出てきてしまう。結果として政権にも驕りが見えたり、緊張感に欠けた政権運営になりがちです。実際、昨年の臨時国会では、任命したばかりの2人の大臣が辞職に追い込まれました。

私たちは先輩の先生方から、「権力というのは、その力が強ければ強いほど鞘に収めておくべきもの」と教わってきました。ところが今の安倍総理は、鞘から権力という刀を抜き、ひけらかしているように見える。公的な行事であるはずの桜を見る会に大勢の地元支援者を招いていたことは、象徴的だと言えるのか分かりませんね。

野党は今、ここぞとばかりに総理を追及しています。それに対し、総理も感情的になってしまう。人間だから仕方がない。しかし少なくとも一国の最高指導者である以上、我々よりも我慢をしてもらわなくてはいけません。我慢をすることもリーダーとして大事な資質です。

ただ、野党のことを言っては悪いけれど、何でもかんでも攻撃一辺倒という政治手法は、昔と全く変わっていませんね。相変わらず中身のない連合政権の幻想を夢見ては、攻撃に終始している。国民もそのことをよく見ているから、支持率がまだ40%以上もあるのでしょう。

4613名無しさん:2020/09/10(木) 20:29:38
>>4612

「つくしの坊や」発言の真意
その安倍総理の総裁任期は2021年9月までですが、一部には総裁4選を求める声も出ています。当然ながら、色んな意見があっていい。

しかし、政治に携わる人間にとって、誰を総理=総裁として推すかということは極めて重要な選択だと思っています。日本が誰を必要としているか、日本がいかなる指導者を求めているか。使命感を持って、国民の声を丹念に拾い、冷静に誤りのない分析をする。国会議員の先生方にとって、それが最も大事なことです。

「国民の声」という意味では、世論調査を見ますと、石破茂さんへの支持が高いようです。もちろん総理に対し、言うべきことを言っているという面もあると思いますが、これは具体的な政策というより、やはり長期政権への「飽き」が大きいことの裏返しでしょう。

ただ、宏池会政権を実現したい私の立場から言えば、やはり安倍さんの後は、派閥の会長である岸田文雄さんに舵取りをしてもらいたい。

私は、総理大臣には細かな政策は別にして、「3つの柱」をしっかり持って頂きたいと思っています。1つ目は国民に対する政治家としての責任。2つ目は世界の国々に対する日本の指導者としての責任。3つ目は次世代に対する責任。この3つの柱を岸田会長がどのように考え、国を作っていこうとするのか。

これまで岸田会長には、期待も込めて厳しいことも申し上げてきました。昨年8月には、報道番組で「いくら禅譲といっても『つくしの坊や』じゃないが、ポキッと折れたら何もない」と発言したことがメディアでも取り上げられましたが、あの頃はまだ、総理総裁を目指していくという決意、宏池会の会長として保守本流を担っていくという自覚と責任が明確には見えてこなかった。しかし、そこから少しずつ次の総裁選に立候補するという心構えが出てきたように映りますし、ご自分の考えなども率直に仰っているように思います。おこがましいことですが、大きな成長の一つではないでしょうか。

確かに、石破さんに比べて、世論調査の数字はまだ高いとは言えません。だけど、そう物事を急かさないで下さい(笑)。総裁選出馬を決意され、今まさに血を流して肉を付けている時です。もう少し魅力が出てきて欲しいとは思いますが、過剰な期待感を押し付けてしまっては、岸田会長もかわいそうだと思いますよ。

同じ派閥とはいえ、よく「なぜ古賀さんは岸田さんと近いのか?」と聞かれます。私は叩き上げの党人派でしたが、岸田さんは真逆。名門開成高校の出身でスマートなイメージが強い。不思議に思われるのでしょう。

あえて言えば、岸田さんのご尊父、岸田文武さん(元衆院議員)が宏池会の1期先輩で、よく食事や飲み会に誘って下さいました。残念ながら65歳で亡くなられ、後継者の岸田さんが若くして国政に出てきた。ご子息に恩返しを、という意識もあったのだと思います。しかも、地元が近い。私は福岡で岸田会長は広島。新幹線に乗れば1時間半程度の距離です。岸田会長が当選1回生、2回生、3回生くらいの頃は、選挙があれば、よく広島まで立ち寄って応援させてもらいましたね。

岸田さんに派閥を引き継いだのは12年9月です。この時点で私は、次の選挙には出ないことを決めていました。当時、岸田さん、逢沢一郎さん、林芳正さんという3人の先生が派閥の要職に就いておられた。彼らを集めて「後を決めておきたい。話し合いで決めてくれ」と伝えたんです。ところが、3人とも黙り込んだまま。僭越でしたが、私から「岸田さんで行きましょう」と指名いたしました。あのお人柄です。最初は「いやー」と遠慮していましたが、逢沢さんも林さんも「是非」ということで、後任の会長をお願いしたという経緯があります。

4614名無しさん:2020/09/10(木) 20:29:55
>>4613

菅さんの骨のあるところも好き
岸田会長ともう1人、私が期待しているのが、菅義偉官房長官です。

私と菅さんは同じ体験の共有者なんですね。私は戦争で4歳の時に父を亡くし、女手一つで苦労する母を見て、国会議員になろうと決意しました。そこから国会議員の秘書を経て、政治家になった。菅さんも出身地の秋田から横浜に出られ、国会議員の秘書、地元市議を経験し、苦労されて国政に進出した叩き上げの政治家です。

私はよく「“土の匂い”を感じる」と言うんですよ。苦労した体験を生かす政治、地方や弱者にも優しい政治で、日本を引っ張ってもらいたい。何も、2世3世議員だけに総理総裁の資格があるわけではないのですから。

もちろん、世襲議員が一律に悪いとは言いません。ただ一つ言えるのは、2世3世議員は「ふるさと」を持っていないということです。週末は選挙区に帰るのですが、彼らはそこで生まれ育ったわけではありません。学生時代の友達だって東京に居るわけでしょう。私の友達なんか、土に這いつくばって生きてきたヤツばかりですよ。残念ながら、そういう“土の匂い”は勉強しても身に付けることはできません。岸田さんもそうですが、この点は我々と2世3世議員との決定的な違いです。

菅さんは今でこそ無派閥ですが、以前は宏池会に入っていました。ところが、09年の総裁選で、私に真っ向から反発して、派閥から出て行ったのです。私の推薦する候補者とは別の候補の推薦人になった。当然、「会長の俺に楯突くのか」と悔しさ、無念もあったけれど、まぁそういう骨のあるところも好きなんですよ。

安倍政権がこれだけ安定した政権になったのは、番頭役だった菅さんの働きが大きかったのは間違いない。危機管理をはじめ、政権のために身を粉にして働いてこられた。大変素晴らしいことだと思います。

ここのところ、菅さんは色々ご苦労も多いようですが、政治の世界ですから、風も吹けば、雨も降る日もある。しかし、そういうこと一つ一つが血肉となり、より大きな器になっていくのではないでしょうか。皆さんがどういう想像をされるかは別ですが、私は今も菅さんに大変期待しているし、信頼もしています。ほら、そこ(古賀事務所の応接室)に私の孫を菅さんが抱いている写真が飾ってあるでしょう。どういう意図なのか、先月の「赤坂太郎」には、写真が「見当たらなかった」と書いてあったけれど、ずっと置いているんですよ(笑)。

あと、菅さんは、二階俊博幹事長ともすごく仲良くやっておられるみたいですね。二階さんも2世3世議員ではなく、同じ“土の匂い”のする政治家。私にとっても、同志として数少ない盟友です。

その菅さんと岸田会長がタッグを組めば、強いよね。

ところが、2人は同じ宏池会だったのに、どうも互いが互いを苦手にしているのか、接点があまりないようです。でも、一瞬でグッと近づく時もあれば、どれだけ仲が良くても一瞬で離れる時もある。それが政治ですから。もちろん、私が2人を引き合わせるなどという恐れ多いことは、今の時点では考えてもおりませんが……、本当に良い組み合わせだと思いますね。

ただ、今でも菅さんを総裁として見てみたいとも思っていますが、宏池会の政権を作ることが私の最大の責務である以上、何としてでも岸田会長を総理総裁にして、保守本流の政治を担ってもらう。その時に菅さんは幹事長なのか、官房長官なのか。いずれにしても、菅さんの力を引き続き国政で生かして頂きたいと思っています。

4615名無しさん:2020/09/10(木) 20:30:07
>>4614

安倍改憲案「自衛隊明記」には反対だ
岸田会長のことは、安倍総理も期待しておられるようですね。岸田さんもそれは素直に受け止めておられるのではないでしょうか。

総理は岸田さんに憲法論議を進めていくことも、期待しているのでしょう。大いに結構だと思います。法律は国民が守るものですが、憲法は国民が国家に守らせるもの。国会議員である以上、憲法を勉強し、議論を行うのは当然のことですから。私も、緊急事態条項の創設や教育の充実、合区解消など、自民党が掲げる改憲項目はどれも重要だと思っています。ただ一点、憲法9条に自衛隊を明記するという案を除いて、です。

安倍総理はよく「自衛官が息子に『お父さん、憲法違反なの?』と尋ねられ、息子は目に涙を浮かべていた」と説明していますが、本当にそうなのでしょうか。私は、憲法に書かれていないからといって、自衛官の方々やそのご家族の方々がかわいそうとは思いません。災害支援をはじめ、あらゆる分野で国民の多くが自衛隊に感謝と尊崇の念を持っています。自衛隊の存在は国民の皆さんに十分に認められているのです。

もし自衛隊の存在を憲法に書き込めば、戦争に近付く“蟻の一穴”になりかねない。かつて小泉純一郎総理が「自衛隊が活動しているところは非戦闘地域だ」と答弁をしていましたが、最近は実際に戦闘地域の近くまで行くようになっている。歯止めをかけたつもりでも、1つ穴が開くと、運用はどんどん広がっていくのです。

こういうことを申し上げると、特に戦後生まれの若い先生方から「古賀さんの言うことは非現実的で理想に過ぎない」と反論されることがあります。しかし、そういう理想を実現するために、政治というものがあるのではないのか。憲法9条には、大東亜戦争の反省に立った国民の決意と覚悟が込められている。その憲法9条を守り抜く精神こそ、池田勇人さんが旗揚げし、護憲派だった大平正芳さんや宮澤喜一さんらへと連なる宏池会の哲学なんです。だから、本当は岸田会長にはこうしたことをもっと打ち出してもらいたい。別に安倍さんも「それなら岸田さんを応援しない」なんて絶対に仰いませんよ。

「耳の痛いことも伝える」のが宏池会の政治
宏池会の政治とは何か。もう少し説明しましょう。

日本ではここのところ、森喜朗さん、小泉さん、安倍さん、福田康夫さんと、総理の祖父、岸信介さんを源流とする清和会が総理大臣を輩出し続けてきました。その清和会の政治とは、言うなれば、国家の力を強くしていこうというものです。一方、宏池会の政治とは、国民の考え方や自由をもっと大事にしていこう、というもの。そして、批判や悪口ではなく、徹底した現実路線を貫く。国民に聞こえが良いことだけを言うのではなく、耳の痛いこともきちんと伝えていく政治です。

例えば、宏池会出身の大平正芳総理はかつて「売上税」の導入を提唱しました。将来の高齢化社会を見越し、安定した財源確保のための構想だった。直後の衆院選では自民党は大敗しましたが、そこには、必要なことは言わねばならないという信念があったのです。

清和会の政権はどうだったか。国民のニーズに応えるためにやむを得ない面もありましたが、赤字国債をどんどん発行し、国の借金は1000兆円を超えた。40年ほど前、大平政権の頃の借金は何十兆円というオーダーですから、増え方が尋常ではないことが分かるでしょう。

痛みは伴うけれど、財政規律は守るべきです。経済学者の中には「内国債(自国で発行された債券)である限り、国の資産だ。国債利子も資産所得なので、金額が大きくなっても問題ない」という意見があります。確かに一理ありますが、現実の財政レベルの話としては政策の裁量の余地が狭められるということは重大な問題です。

大平総理と小泉総理の違い
20年度予算案(約102.7兆円)で言えば、最も大きいのが社会保障費(約35.8兆円)。次が国債費(約23.3兆円)。そして地方交付税(約15.8兆円)。毎年、この3つで予算の70%を超えているのです。逆に言えば、他の政策に対する裁量権は約30%にすぎない。だから、最も大事なはずの科学技術への投資、中小零細企業対策などもなかなか伸びません。由々しき問題です。こうした現実がある限り、「内国債だから大丈夫」という意見は間違いだと、私は思いますね。

4616名無しさん:2020/09/10(木) 21:27:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/abe53526fb1edcc40600def3690a4aaf240ff612
各派閥、早くもポスト皮算用 「官房長官」狙う細田派 自民党総裁選
9/10(木) 20:57配信

 安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選は菅義偉官房長官の優位が動かず、党内の関心は党役員と閣僚人事に集まっている。菅氏は「脱派閥」を強調しているが、菅氏を支持する5派閥は皮算用を始めている。派閥の意向を無視した人事を行って党内の不満が高まれば、政権基盤は不安定になる危険性もはらんでいる。

 最大勢力の細田派(清和政策研究会、98人)は、首相(党総裁)と幹事長は別の派閥から出す「総幹分離」の考え方から、安倍政権下では幹事長ポストは望んでこなかった。同派執行部は「最大派閥として次は幹事長か官房長官のポストは欲しい」と話す。

 菅氏優位の流れを主導した二階俊博幹事長が続投した場合、官房長官を取れるかが焦点だ。別の幹部は「どちらもダメなら選対委員長は取りたい」と話す。

 麻生派(志公会、54人)は、麻生太郎副総理兼財務相や河野太郎防衛相が長く要職にあったこともあり、入閣の適齢とされる衆院当選6回以上で未入閣の「待機組」が残る。麻生氏らを処遇した上で、当選6回の伊藤信太郎元外務副大臣、井上信治元環境副大臣の初入閣を期待している。

 竹下派(平成研究会、54人)では茂木敏充外相の続投が期待されている。現在は同派が持っていない幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長の「党四役」のポスト確保も目指している。

 二階派(志帥会、47人)では、二階氏の続投は「当然だ」(同派幹部)とみている。衆院当選8回で同派事務総長の平沢勝栄党広報本部長の入閣を最優先する方針で、ほかに衆院当選6回の議員が初入閣する可能性もある。

 石原派(近未来政治研究会、11人)は衆院当選6回の坂本哲志元総務副大臣の初入閣を悲願としている。菅氏に近い森山裕国対委員長は要職に起用される見通しだ。

 総裁選に立候補している岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会、47人)の若手は「まずは沈黙でしょう。勝った側が決める。若手の抜擢(ばってき)はあっても『待機組』の入閣は厳しいと思う」と話した。同じく石破茂元幹事長が率いる石破派(水月会、19人)の中堅議員は「冷や飯を食うのは仕方がない」とこぼした。

 菅氏は10日の記者会見で、人事について「首相の専権事項だ。新内閣が発足した後に考えることだ」と述べるにとどめた。

4617チバQ:2020/09/10(木) 23:39:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fe6af20f43f8db4923956efbccab0fb535fd0c5
政局 長期政権背景に巧みな人事 離合集散の野党は最大の功績者
9/7(月) 20:58配信

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産経新聞
安倍晋三首相 強さの秘訣は選挙と人事

 集団的自衛権行使を限定的に容認する安全保障関連法が成立した平成27年秋。自民党の谷垣禎一幹事長(当時)は、与野党の国会攻防が鎮まった後、安倍晋三首相にこう語りかけた。

【表】キャッチフレーズで振り返る安倍政権

 「国論が二分するような厳しい法律を成立させたのだから、次はすべての国民が『そうだね』と共感できることをやりましょう」

 首相は「私も同じことを考えていました」と応じ、2人で社会保障政策などを話し合った。谷垣氏は翌年の自転車事故で国会から去ったが、このときの会話が、幼児教育・保育の無償化を含め少子高齢化時代を見据えた「全世代型社会保障」改革へとつながった。

 首相が長期政権を築いた背景には、「お友達内閣」などと批判され1年間で終わった第1次政権の反省を踏まえ、人事で絶妙な手腕を発揮し、政局を安定させた面が大きく影響した。

 とりわけ党の要(かなめ)となる幹事長に谷垣氏や二階俊博氏のような政策面で距離のあった重鎮を配置したことが奏功した。アドバイスに耳を傾けつつ、両氏には政権に対する批判を解消に導く役割を担わせた。

 首相は24年12月の第2次政権発足以降、昨年まで毎年のように内閣改造や党役員人事などを行ったが、骨格となる麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官は同じポストにおいた。対照的に、人事では党内各派閥から入閣希望者のリストを受け付け、一定の範囲で採用するガス抜きも図った。

 派閥推薦を受け入れた閣僚には不祥事も目立ったが、首相は多くのケースで早期更迭を決断。政権に致命的な影響を及ぼすことはほとんどなかった。

 政局を安定させたもう一つの要因が、野党総裁時代も含め、国政選挙に6連勝した首相の勝負勘だった。

 消費税率は26年4月に5%から8%に引き上げられたが、首相は同年11月、27年10月に予定した10%への引き上げを1年半延期する方針を示したうえで、衆院解散を断行した。「増税した年の選挙は避けるはず」という野党の油断も突く形で、自民党は291議席を獲得し、大勝した。

 28年7月の参院選で、首相は消費税率10%引き上げをさらに2年半延期する方針を表明して勝負し、自民党は32の改選1人区で21勝するなど勝利を収めた。

 29年9月には、消費税率引き上げ分の使途を変更する是非を問うとして衆院を解散。野党は小池百合子都知事を担ぎ出し政権奪還を目指したが、野党勢力は分裂し自民党は地滑り的に284議席の圧勝を果たした。

 選挙の強さが求心力を高める相乗効果を生み、「安倍1強」の政権基盤は年を追うごとに厚くなった。

 この間、主要野党は政権を奪い返す態勢自体を作ることができなかった。自民党の重鎮は「野党こそ長期政権を支えた最大の功績者だ」と皮肉る。

 野党は国会で「森友・加計学園」問題や首相主催の「桜を見る会」などの追及に力を注いだ。致命傷となる事実は発掘できなかったが、政府にも公文書の改竄(かいざん)や情報公開の不徹底といった、首相への忖度(そんたく)ともとれる動きが目立った。政権終盤、じわじわ内閣支持率が下がったのはこれらが効いた面が大きく、「1強」の弊害が出たともいえる。

4618チバQ:2020/09/10(木) 23:44:11
>>4555
https://news.yahoo.co.jp/articles/572e3bd181d66e549b68d10a4cdede5da21fc8c2?page=4
東洋経済。誤字ってる〜 まだ治ってない~

>故梶山清六元幹事長

4619チバQ:2020/09/10(木) 23:53:21
細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派、菅G 計6つ
幹事長、政調会長、総務会長、選対委員長、官房長官 5ポスト
なんで、どっかのグループがどれも取れないことになるんですよね。
副総裁ポストを久しぶりに作ってお茶濁すか?

4620とはずがたり:2020/09/11(金) 00:49:07
4回生以下の若手にポストの意向調査とかおっぱじめちゃってるもんな。誰も二階を首に出来ないし二階も手放す心算は無いw

二階幹事長が続投へ 自民役員人事、官房長官が焦点
毎日新聞2020年9月10日 18時34分(最終更新 9月10日 19時48分)
https://mainichi.jp/articles/20200910/k00/00m/010/207000c

 自民党総裁選(14日投開票)で優位に立つ菅義偉官房長官(71)は10日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、新首相を選出する臨時国会を16日に召集すると伝えた。菅氏は14日選出された場合、15日に党役員人事を行い、16日の首相指名選挙で新首相に就いた後、同日中に組閣に踏み切り、新内閣を発足させる方針だ。役員人事では、菅氏は総裁選出馬を全力で支援した二階俊博幹事長(81)を続投させる意向で調整に入る。菅氏の後任にあたる官房長官が焦点となる。

 複数の菅氏周辺が明らかにした。二階氏は2016年幹事長に就任。安倍晋三首相の総裁任期延長を主導し、官房長官を務める菅氏との連携を深めてきた。

 安倍首相が辞意を表明した翌日の8月29日、菅氏は二階氏と会談して出馬の意欲を示した。二階氏は二階派をまとめて菅氏支持をいち早く表明し、総裁選で菅氏優勢の流れを作った。そのため、二階派を中心に二階氏の続投を求める声は強まっており、最大派閥の細田派など他の派閥も容認する方向に傾いている。

 菅氏は9月8日の共同記者会見で人事について「適材適所でやるものだ」と述べ、派閥推薦は受け付けない方針を示している。党内では菅氏と気脈を通じ、菅氏と二階氏の会談にも同席した森山裕国対委員長(75)について、官房長官などの要職起用も取り沙汰されている。

 16日に召集される臨時国会は同日午後、衆参両院の本会議で首相指名選挙を行う。会期は18日までの3日間。総裁選には石破茂元幹事長(63)、岸田文雄政調会長(63)も立候補している。【野間口陽、東久保逸夫、遠藤修平】

4621名無しさん:2020/09/11(金) 07:25:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e2872834e93ee6ebeb6655b5ce4d9d8622e9ce7

村上正邦・元自民党参院議員会長が死去

9/10(木) 9:45

産経新聞
KSD事件にからむ証人喚問で答弁する村上正邦氏=2001年2月28日

 自民党参院議員会長、労相などを歴任し、「参院のドン」と呼ばれた村上正邦(むらかみ・まさくに)氏が10日午前4時半、埼玉県朝霞市内の病院で死去した。88歳。家族葬の予定。

 福岡県出身。拓殖大卒。参院議員秘書を経て昭和55年の参院選全国区で初当選し、連続4期務めた。

 けんか腰の発言で物議を醸すこともあった半面、国対畑が長く、根回しや裏方の仕事を得意とした。また、保守派を代表し、参院の独自性を訴える政治家として頭角を現してきた。

 平成4年に宮沢喜一改造内閣の労相で初入閣。その後参院自民党の幹事長、議員会長に就き、存在感を増した。10年には参院議員初の自民党派閥領袖(りょうしゅう)となる「政策科学研究所」(中曽根派)会長に就き、11年に亀井グループと合併した「志帥会」(現・二階派)の初代会長に就いた。同年に行われた「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」の運営に尽力した。

 小渕恵三首相が倒れた12年、青木幹雄官房長官、自民党の野中広務幹事長代理と亀井静香政調会長(いずれも当時)とともに森喜朗政権発足を導き、「5人組」と呼ばれた。同年に参院憲法調査会の初代会長に就任したが、13年2月、「ものつくり大学」設立に関する国会質問などの見返りに現金を受け取ったとされる「KSD事件」の責任を取って議員辞職した。同年3月に受託収賄容疑で逮捕、起訴、20年に実刑が確定、収監された。

 21年に仮釈放。その後は出版やブログを通じて憲法改正を訴えたり永田町の現状を批判したりするなど積極的に発信していた。

4622名無しさん:2020/09/11(金) 10:52:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3ea36253e9360b1be445428b4d550995f961191
「菅官房長官」総裁選で“独走”の理由 麻生副総理に送った「メッセージ」とは
9/11(金) 5:56配信

 安倍総理の退陣表明により、総理大臣への道が拓けた菅義偉(よしひで)官房長官。戦いの幕が開くや、いきなりの王手となったが、背景には密かに総裁選出馬に向けて進めてきた“準備”があったのだ。

 ***

 総理大臣の権力というものが持つ底知れぬ魔力を物語るエピソードがある。

「小渕内閣の官房長官として黒子に徹していた野中(広務)さんですら、最後の最後には自らが総理大臣になるかどうかで相当悩んだ。総理大臣が持つ絶大な権力を間近で見てしまうと、やはりどんな人でも“自分も”と思ってしまうわけです。野中さんは結局、あることを理由に総理大臣になるのは諦めましたが……」(閣僚経験者)

「叩き上げ」「策士」――。野中氏と共通項を持つ一人の政治家が今、野中氏が踏みとどまった最後の一線を越えようとしている。

 菅義偉官房長官(71)。

 安倍総理が退陣を表明した翌日の8月29日、早くも「自民党総裁選に出馬の意向」と報じられたのだ。これまで出馬の可能性について「考えたこともない」と一貫して否定していたにもかかわらず、総理が退陣を表明するや、いきなり豹変したわけである。もちろん、「考えたこともない」との菅氏の発言を額面通りに受け取っていた者は永田町にはいまい。何しろ、表面上は出馬を否定しながら、出馬に向けて着々と布石を打っていたのだから。

 その布石にはすでに報じられているものとそうでないものがある。「ポスト安倍」のカギを握る自民党の二階俊博幹事長と、6月、7月、8月と3カ月連続で会食したことは既報だが、読売新聞の記事によると、そこでは次のようなやり取りがあったという。

二階氏「次の首相はどうか。やるなら応援するよ」

菅氏「ありがとうございます」

麻生氏に送った「メッセージ」
 菅氏と親しい参院議員の鈴木宗男氏が言う。

「安倍総理の残念な記者会見があってから、菅さんには『必ず声がかかりますから頑張って下さい』と激励しました。菅さんはいつも何を言っても『ありがとうございます』。そこが菅さんの偉いところで、他には何も言いません」

 全国紙の政治部デスクによると、

「退陣表明翌日の29日、二階さんは早速菅さんと会談し、改めて総裁選での支援を約束しています。また、二階さんは大島理森衆院議長や森山裕国対委員長とも会談。総裁選の形式を、党員投票なしで両院議員総会で選ぶ方式にすることを確認し、一気に“菅総理誕生”の流れを作ろうとしました」

 こうした動きに、一部からは「密室政治」との批判が出ており、

「2000年に小渕総理が倒れた際、森喜朗さんを後継にすることを密室で決めた『五人組』になぞらえ、二階、菅、大島、森山の4人を『新四人組』と呼ぶ声もあります」(同)

 批判の声は、耳が早い菅氏本人の元にも届いたに違いない。慎重な性格で知られる彼が、それでも出馬の意向を示したのはなぜだったのか。

「安倍総理の出身派閥である細田派は総裁選への対応を安倍総理に一任。長い間安倍総理を支えてきた菅さんとしては、安倍総理の支援は見込める、と踏んだはずです」

 と、政治部記者。

「さらに29日には、自民党の岸田文雄政調会長を推すか菅さんを推すか迷っていると言われていた麻生派の麻生太郎副総理兼財務相が菅さんを支援する、との情報が流れた。こうした情勢を受け、菅さんは『大勝負』に打って出ることを決断したのでしょう」

 本誌(「週刊新潮」)が8月27日号で暴いた菅氏の「策謀」も、総裁選に向けた布石の一つだったに違いない。中国による統制強化が進む香港から流出する金融機能の受け皿都市として彼が提案したのは、世界3位の金融センターである東京ではなく、なぜか大阪と、麻生氏の地元の福岡だった。記事ではそうした事実をお伝えしたが、その後、安倍総理が退陣表明。菅氏が麻生氏に送っていた「メッセージ」が生かされる機会が早くも訪れたのだ。

4623名無しさん:2020/09/11(金) 10:56:18
>>4622

「横浜のドン」と密会
 安倍総理が退陣を考えていることを、いつ菅氏が察知したかは定かではない。ただし、8月17日に続いて安倍総理が慶応病院に入った24日、菅官房長官は極めて興味深い行動に出ている。その日、彼は密かに、大恩ある人物との手打ちを果たしていたのである。

 その人物とは、横浜にある港湾荷役業「藤木企業」会長の藤木幸夫氏。地元企業の役員も多数兼務する「横浜のドン」は、8月18日に90歳の誕生日を迎えたばかりである。

 菅氏が横浜市議だった時代から選挙の支援をしてきたのが藤木氏。菅氏が藤木氏のことを「会長」と呼んで平伏する関係は長らく続いたが、横浜が誘致を目指すカジノに藤木氏が猛反対したことからすきま風が吹きだしたのは3年ほど前のこと。昨年、本誌の取材に応じた藤木氏は菅氏のことを「権力ボケ」「安倍の腰巾着」とコキおろしていた。

「8月24日、菅さんは藤木企業の会長室で藤木会長と会っています。当日朝、急に菅さん側からアポが入り、午後の早い時間に会った。二人が会ってきちんと話したのはおよそ3年ぶりです。前回会って以降、大勢の人がいる場所で顔を合わせることはあったものの、きちんと話をすることは一度もありませんでした」(藤木企業関係者)

 気になるのは二人の会話の内容だが、

「それは分かりません。藤木会長は菅さんと会ったことについて余計なことは口にしないのです。菅さん側も『誕生日を祝いに行った』といった話をするだけのようです。ただ、このタイミングで藤木会長を訪ねてきたのは、総理になろうがなるまいが、今後の政局に備えて、自身の足元を固める必要があったから、としか考えられません」(同)

「ひとつの革命」
 3年ぶりの会談で一体何が話し合われたのか。8月31日朝、自宅から出てきた藤木会長に聞いた。

――3年ぶりに会った? 

「あっちが言ってきたから。でもお互いの気持ちだけは年中ツーカーだったから」

――菅さんが総理候補と言われているが? 

「もう決まりだもん。あの人は叩き上げの人だからね。日本では、世襲的な政治家と苦労して叩き上げた政治家と、真っ二つに分かれている。私は二階さんとは一応、兄弟分になっているから、いつでもどんな連絡でもするけど、よくあんなお坊ちゃんみたいな家の人の面倒を見ているなと。世襲の最たるものが安倍であり、反対側の最たるものが菅くんだからな」

――苦労人である菅さんが日本のトップになろうとしている。

「菅がね、日本のトップの座を射止めたことは、これはもう、ひとつの革命じゃないですか」

――去年の本誌のインタビューでは「(菅氏は)安倍の腰巾着」と言っていたが? 

「いまでも腰巾着ですよ。腰巾着ってのは、すごい褒め言葉なんですよ。腰の巾着だよ。旅に出る時に持っていくんだよ。腰巾着が無くなったら旅は中止だよ」

――大事な存在、と。

「もちろん。腰巾着になれないんだよ、普通は」

――菅さんとはどんな話をしたのか? 

「それは、(国会議員の秘書時代は)苦労したよなぁ、あいつがいたし、お前の上でうるさい秘書がいっぱいいたなぁ、と。いろんなヤツがいたけど君は最後まで我慢して、苦労したよなぁって。そういう話をする雰囲気になっちゃうんだよ。ヤツと二人でいるとね」

 終始にこやかな表情で取材に応じた藤木会長。面倒を見てきた菅氏がついに総理大臣の座に手をかけたという喜びが言葉の端々から感じられた。

「週刊新潮」2020年9月10日号 掲載

新潮社

4624名無しさん:2020/09/11(金) 10:58:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b46ecbd4aaa75258593ab712409e6d110756d33
二階俊博幹事長81歳の黒い魂胆 “菅政権樹立の功労者”を目指し〈重要ポストを手中に…〉
9/11(金) 6:01配信

 7年8カ月に及ぶ一強政権の後に繰り広げられたのは、新たな一強の「勝ち馬」に乗ろうとする者たちの騒乱であった。

 首相の安倍晋三は8月28日の会見で、「総裁を辞めていく立場で、私から次の総裁選に影響力を行使しようとは考えていない。そうすべきでもない」と語った。しかし安倍は6月以降、悪化する健康状態をにらみつつ、後継を選ぶシナリオを描いていた。そこには2007年の第1次政権で批判された「政権投げ出し」の二の舞を演じたくはないとの強い思いがあった。安倍の意向を踏まえつつ、この総裁選の荒波を巧みに乗りこなしたのは、財務相兼副総理の麻生太郎、幹事長の二階俊博、そして自ら総裁候補に名乗りを上げた官房長官の菅義偉の3人だった。

 時は3カ月前にさかのぼる。

「麻生さんにお願いしたい」と語った安倍
 6月13日。安倍は東京・信濃町の慶応大学病院で人間ドックを受診した。官邸広報室は「半年に一度受けている定期的な受診」とメディアに説明したが、すでに安倍は体調に異変を感じていた。退陣会見で安倍は「6月の定期健診で(潰瘍性大腸炎の)再発の兆候がみられるとの指摘を受けた」と述べている。

 この直前の6月10日、安倍は麻生と官邸で約1時間サシで会っている。人間ドックを3日後に控え、体調の異変から「万が一」の事態を予期した安倍に対し、麻生は「疲れているんでしょう。まあメシでも」と安倍を久しぶりの夜会合に誘った。コロナ対応で揺れる政権に対し、世論の風当たりが厳しくなっていた頃だ。

 安倍周辺は「政権を維持できなくなった場合、総理は『そのときは麻生さんにお願いしたい』との腹をこの頃は固めていたようだ」と話す。内閣法9条は「首相に事故のあるとき、または欠けたときはあらかじめ指定する国務大臣が臨時に首相の職務を行う」と規定する。臨時代理は(1)麻生(2)菅(3)外相の茂木敏充(4)総務相の高市早苗(5)防衛相の河野太郎――の順番だ。つまり、序列1位の麻生を臨時代理に指名する、というプランだ。

 6月19日夜、安倍はホテル・アンダーズの「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」で麻生、自民党税調会長の甘利明、そして菅の3人と2時間以上、会談した。コロナ禍で夜会合を控えてきた安倍にとっては3カ月ぶりの外食だった。メディアは会合の趣旨を「総理と官房長官のすきま風を埋めるのが狙い」と書き立てたが、安倍の思いはやや異なる。政権発足時から安倍を支えてきた3人と顔を合わせることで、治療を続けながら何とか首相を続ける道を探るという決意の表れであった。

 この6月の人間ドックの直後、安倍の健康不安説を煽る出所不明のチェーンメールが永田町の一部に出回った。「6月19日の会合には総理の主治医が同伴し、別室で待機していた」「主治医は複数。潰瘍性大腸炎の専門家」などと書かれたものだが、単なる怪文書であり、気に留める者は多くはなかった。

4625名無しさん:2020/09/11(金) 10:58:34
>>4624

「安倍首相が吐血」報道で健康不安説に火が
 ところが8月上旬、写真週刊誌『FLASH』(8月18・25日号)が「7月6日に安倍首相が吐血」と報じ、健康不安説に火がつく。その頃、安倍は潰瘍性大腸炎の再発を主治医から正式に告げられていた。

 終戦記念日の8月15日、安倍は麻生を自宅に招き約1時間会談した。翌々日に控えた慶応病院での精密検査の結果次第では、そのまま長期入院となる可能性もある。その場合、政権運営を麻生に託すしかない。安倍は第1次政権での辞任の際も、幹事長だった麻生に真っ先に伝えている。安倍周辺も「総理は菅さんより麻生さんを信頼している」とみる。

 麻生も「もし安倍総理に何か起きたら自分がやる」と周囲に公言していた。政府専用機に搭乗する際、総理は1号機、副総理は2号機に分乗するとの取り決めがある。不慮の事故でトップ2人が同時に不在となるのを避けるためだが、麻生はいつも「オレは総理と話がある」と、安倍と一緒に1号機に同乗することを求めた。周囲がたしなめると「両方死んだら、菅に(総理を)やらせりゃあいいんだよ」と、意味ありげにニヤリとするのが常だった。

 一方、甘利は安倍が麻生と会った翌16日のフジテレビの番組で、「(安倍は)休むことが罪だというような意識まで持っている。強制的に数日でいいので休ませなきゃだめだ」と、すぐに休養が必要との認識を示した。甘利も安倍が休養をとり、麻生が臨時代理として首相を務める可能性が高いと受け止めていた。第2次麻生政権の足音が聞こえてきた。

 もっとも、内閣法は臨時代理の要件として「事故のあるとき」を挙げているものの、ときの首相が入院した場合も含まれるかは見解が分かれる。菅に近い国会対策委員長の森山裕は、この点を記者団に問われると「(該当するかどうかは)首相の専権事項だ」と濁している。森山の発言は菅の意向か、あるいは安倍の意向かと、疑心暗鬼が広がった。

 だが、臨時代理の正統性が争点となる以前に、そもそも安倍が入院を受け入れなかった。当初は1週間程度の入院が必要と病院側から言われたが、安倍は1週間であっても政治空白をつくるのを避けるため入院せず、臨時代理も置かないことを決意する。この時、安倍はギリギリ執務可能と判断したのだ。

 しかし結局、安倍は24日の再検査の結果を受けて続投を断念。麻生は安倍の退陣表明後の麻生派の会合で「私自身が自民党総裁をめざすことはない」と述べ、自身の出馬を明確に否定した。この瞬間、第2次麻生政権は幻に終わった。

菅との会談を絶妙に入れた二階
 麻生が臨時代理に就くかどうかが焦点となっていた頃、安倍と決して折り合いがいいとは言えない二階は慎重に動きを見定めていた。二階の基本戦略は「勝ち馬に乗る」こと。総裁候補がいない二階派の現状を逆手に取り、特定の候補者が過半数にあと一歩届かない状況が生まれたとき、自らがその最後の一手となる。そして政権樹立の功労者となり、政権の重要ポストを手中に収める――そんなしたたかな戦略だ。



 この記事「 『二階俊博』その男、面妖につき――新政権樹立の功労者へ 」の続きは「文藝春秋digital」でお読みください。

赤坂 太郎/文藝春秋 2020年10月号

4626名無しさん:2020/09/11(金) 10:59:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/187526b28c056172dcb982fa5c7816fba592ea3b
総裁選の3氏、党内での意外な"ひとがら評価"を元自民党職員が語る
9/11(金) 8:51配信

 9月8日に告示され、14日に投開票される自民党総裁選――。

 立候補者は届け出順に石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)の3氏。14日の両院議員総会に向け、論戦が繰り広げられているが、すでに主要派閥の票を固めた菅氏勝利との予想が大半だ。

安倍首相は、当初は岸田氏に譲るつもりだった
 今年7月に著書『気配りが9割 永田町で45年みてきた「うまくいっている人の習慣」』(飛鳥新社刊)を出版した元自民党職員で、政治評論家の田村重信氏は、「気配り力でも菅が圧勝」と語る。

「安倍晋三首相は、当初は岸田に禅譲するつもりだった。岸田は自らが領袖を務める岸田派、そして細田派、麻生派がまとまれば国会議員の過半数を超え、菅は出馬できなかった。それなのに岸田では『選挙の顔』にならないと……。

 結局、岸田は何がしたいのか、周りはよくわからなかった。自民党の野党時代、私は当時政調会長だった橋本龍太郎元首相の10万部を超えるベストセラー『VISION OF JAPAN』(1993年)という本をプロデュースし、橋本が総裁選を勝ち抜く原動力の一つになった。

 現在、政調会長を務める岸田にもビジョンを語った本を早く書くべきだと思っていた。ようやく本を書いたようだけど、発売日が投票日の14日。これでは遅すぎますよ」

菅氏は気配り上手、内輪で慕われる
 菅氏は無派閥ながら細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派など、幅広く支持を集めた。田村氏は「誰からも慕われる」菅氏とのエピソードを打ち明ける。

「参議院選挙のとき、私が菅の選挙区の横浜で自民党員に向け、公約・政策を講演することになっていました。ある会合で偶然、菅と一緒になったら『田村さん、今度横浜で講演をやってくれるのですね。ありがとうございます』とお礼を言われて、本当に驚きました。一介の職員のことを気にかけてくれているだけではなく、その情報収集能力と記憶力の高さには感服しました。

 もちろん職員は、どんな政治家に対しても一生懸命につかえます。でも、そこは人と人ですから、誰に対しても分け隔てなく礼儀正しい、そして気配り上手な菅と仕事したいと思う職員は多い」

4627名無しさん:2020/09/11(金) 10:59:48
>>4626

「首相を目指すなら敵はつくってはいけない」
 菅陣営の選挙態勢にも義理人情に厚い菅氏の特徴が出ているという。

「菅の選挙対策本部長は、無派閥の小此木八郎。父・小此木彦三郎の秘書から菅は政治活動のスタートを切った。その原点・小此木への恩を忘れていないということで、子息の八郎となったのでしょう」

 菅氏が師と仰ぐ梶山静六は竹下(登)派の七奉行の1人。田村氏は「かつて竹下登は、首相を目指すなら『敵は作ってはいけない』と言い、さまざまな政治家に自らできる協力を惜しまなかった。そうした現場にも私は遭遇しています。菅も『Go To キャンペーン』など難しい政策をやり遂げる剛腕で知られながらも、敵が少ない」と話す。

石破氏が国民に人気でも、党内で不人気なわけ
 一方で国民の人気が高い石破氏は、党内ではなかなか支持が広がらない。

「理屈っぽい性格の石破には敵が多い。そして自民党で一番敵にしてはいけない安倍首相まで敵にした。

 2014年、第2次安倍内閣が発足したとき、石破は新設された安全保障法制担当大臣の要請を蹴った。たしかに集団的自衛権に対する考え方は安倍首相と違うかもしれないが、安全保障に詳しい石破の協力がなかったため、国会答弁で大変苦労していた安倍首相を周りは見ています。

 同じ党の人が困っていても石破は助けてくれないという思いから、自民党の政治家は石破の実力は高く評価するが、ついていきたいとは思いません。ただ石破はマスコミの依頼は断らないし、取材に丁寧に答える。これが石破の外と内の人気格差の正体。もう少し石破が党内の仲間に気配りができていれば、総裁選の風向きも変わっていたかもしれません」

 総裁選は、始まる前に雌雄決していたのだろうか――。

<取材・文/村田孔明>

【田村重信】
政治評論家、元自民党政務調査会調査役
1953年、新潟県栃尾市(現長岡市)生まれ。拓殖大学政経学部卒業後、宏池会(大平正芳事務所)を経て、自由民主党本部に勤務。現在は、日本国際問題研究所客員研究員、拓殖大学桂太郎塾名誉フェロー、JAPAN STAR ENTERPRISES特別顧問。7月に新刊『気配りが9割』(飛鳥新社)を出版

日刊SPA!

4628名無しさん:2020/09/11(金) 13:17:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9ccc1fb82e7cb6babd179e0bac585e31a0eb06f
菅義偉内閣が目論む「10月25日解散総選挙」の狙いと勝算
9/11(金) 11:07配信

8月31日朝、議員会館に入る菅官房長官。この日の午後、「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元官房長官を訪ねた 撮影:蓮尾真司

勝ち馬に乗れ――。自民党の名だたる大派閥が雪崩(なだれ)を打って菅義偉官房長官(71)の支持に回った。9月14日投開票の自民党総裁選は、戦う前から勝敗が決した格好だ。すでに菅官房長官の下には財務省や外務省などから「首相秘書官」候補が集められ、組閣作業が急ピッチで進められているという。その先に見据えるのは、解散総選挙だ。

「まずは二階派が菅支持を打ち出し、麻生派、細田派、竹下派が次々と菅支持に回りました。これは、安倍総理がいなくなっても、引き続き、同じ構図で権力を保持していきたいということです。とはいえ、菅総理としてはフレッシュな印象を与える組閣をしなければならない。そこで、河野太郎防衛相と小泉進次郎環境相の二人を重要ポストに登用して、世代交代を印象づけようとするでしょう。

ご祝儀相場で、高い内閣支持率が望めるのは組閣直後です。菅氏は選挙に関して主戦論者ですから、できるだけ早く解散を打つ可能性もあります。ただ、野党も合流新党が15日に発足し、共産党との選挙協力もかなり進んでいます。自民党は20議席程度落とすのではないか」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

現在の自民党は284議席で、仮に20議席を落としたとしても、単独で安定多数を確保できる見通しだ。菅総理は初陣を「勝利」で飾る。選挙に勝てば、総裁選で党員投票を経ず、「内輪の論理で総理になった」という批判を封じることもできる。

「選挙のスケジュールは、10月13日公示で、大安吉日の25日投開票と言われています。菅総理で選挙に勝てば、来年9月にもう一度行われる総裁選で再選される可能性が高まる。菅内閣は1年限りの暫定政権ではなく、長期政権になるかもしれません。それを見越しているから、菅官房長官とは関係がよくない麻生太郎財務相が率いる麻生派は、いち早く菅支持を打ち出した。今の地位を菅内閣でも維持したいがためです」(官邸関係者)

一方、菅官房長官も長期政権樹立への誘惑から逃れることはできない。

「菅総理としては選挙に勝って、権力基盤を盤石なものにするため、オール自民党での組閣を意図しているでしょう。総裁選を争う石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長などを重要閣僚として登用。菅総理誕生の立て役者、二階俊博幹事長はもちろん続投で、甘利明税調会長を閣僚か党幹部として処遇すれば、本格的な政権が出来上がります。官房長官には人気が高い河野防衛相や森山裕国対委員長、梶山弘志経産相といった名前が挙がっています」(全国紙政治部デスク)

そうは言っても、「一寸先は闇」と言われる政界のことだ。

「総裁選は無記名投票なので、菅支持を打ち出している派閥に所属していても石破氏や岸田氏に投票する議員も出てくるはずです。造反議員の数次第では、菅総理は出だしから苦労することになる」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

菅義偉内閣は、9月16日の臨時国会で発足する見通しだ。

『FRIDAY』2020年9月18日号より

FRIDAYデジタル

4629名無しさん:2020/09/11(金) 13:22:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/858efabb48ae5f203478e0465a52bbcb4bd53c05
首相、派閥会長と人事めぐり意見交換か
9/11(金) 12:25配信

 安倍総理は午前10時半ごろ、自民党本部に入り、出身派閥・細田派の細田会長と会談しました。新総裁誕生後の自民党役員人事や内閣改造に向けて意見を交わしたものとみられます。

 細田派は菅官房長官の支持を表明していて、派内からは菅氏の後任となる官房長官ポストなどを求める声が上がっています。(11日11:24)

最終更新:9/11(金) 12:25
TBS系(JNN)

4630名無しさん:2020/09/11(金) 14:16:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/4488ce92313296b6a102645e58d7ba4579140757
関心すでに「人事」「解散」 菅氏“本命”で
9/11(金) 12:06配信

投開票まで、あと3日となった自民党の総裁選挙は、菅官房長官の優位が変わらない情勢で、政界の関心は、新政権の人事と衆議院の解散総選挙の時期に移っている。

総裁選は、議員票を固めた菅官房長官が圧倒的な優位を維持し、石破、岸田両氏は、し烈な2位争いを繰り広げている。

FNNの取材では、394の国会議員票については、菅氏が8割に迫る300票台に乗せる勢いで、石破元幹事長は20票台、岸田政調会長は50票台にとどまっている。

141ある地方票でも、菅氏が過半数を制する見通しで、菅氏の優位は揺るがない。

ただ、菅陣営の1人は、「複数の派閥から岸田氏に一定の議員票を回す動きがある」と話していて、議員票と地方票の上乗せを狙う岸田氏と、地方票で大きく巻き返しを図る石破氏との2位争いも加熱している。

人事では、総裁選でいち早く菅支持を打ち出した二階幹事長の留任が有力視されている。

さらに、年内の解散総選挙の可能性も取りざたされていて、「総選挙は近い。解散できなければ、次の内閣は1年で終わる」と語る自民党幹部もいる。

一方、公明党の斉藤幹事長は11日午前の記者会見で、「新政権は新型コロナの感染拡大防止と社会経済活動の両立に全力を挙げるのが最大の課題だ」と、早期の解散総選挙を強くけん制するなど、総裁選後を見据えた動きが激しさを増している。

4631名無しさん:2020/09/11(金) 14:21:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/64f195f3da4674dfc00a1e871cec12ebae99ac2b
“安定のガースー”こと菅氏を待つ2つの難題と解散論〜仁義なき総裁選で踊った“二階流”の真髄
9/11(金) 7:01配信

「安倍政権が進めてきた改革の歩みを決して止めてはならない」

ポスト安倍を決める自民党総裁選挙出馬にあたり、こう力を込めたのは“大本命”とされる菅義偉官房長官だ。そして菅氏は、あっという間に自民党の7派閥のうち5派閥の支持を受け、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長に対して圧倒的優位に立った。

かつて派閥政治の打破を打ち出したこともある無派閥の菅氏は今や、二階俊博幹事長という老獪な政治家の後ろ盾のもと、並み居る派閥の長を手なずけるかのような体制を構築した。そして余程の波乱が起きない限り、菅首相が誕生するのは時間の問題となっている。

菅氏の強みの1つは、自らが結果を残してきた官僚機構の縦割り打破や規制改革に関しての実行力、そして官房長官として長年にわたり危機管理を担ってきたという自負だ。

さらに菅氏のもう1つの強みが「情報収集力」だ。3台の携帯電話を使い分けつつ、この7年8カ月の間、朝昼晩と様々な相手と会談し、情報収集を続けてきた。その情報を武器にしつつ、「令和おじさん」「安定のガースー」などともてはやされても決して安倍首相の前に出ることはなく黒子に徹してきた。その菅氏がいま、「全く考えていない」と繰り返してきた総理総裁への道を自らの意思で切り拓き、その座を手に入れようとしている。

情報力を維持できるか?いずれ迫る“官邸病”の懸念と“側近人事”の難しさ
今後の課題は、「安定のガースー」が総理総裁として何をやるかだ。しかしその道は必ずしも平たんではない。まず人事だ。派閥からの推薦を受けないと明言した菅氏が、自らを支持した5派閥が納得できる、不満を封じ込める人事を断行できるのかが注目される。

特に、自民党内や連立与党の公明党に絶大な影響力を誇る二階幹事長を続投させるのか交代させるのかが、まず大きな焦点になる。現時点では続投との見方が大勢だが、その場合は二階氏への権力集中を警戒する細田派・麻生派・竹下派の不満に配慮する人事を行う必要性が生じるだろう。

また人事においては、安倍首相に「菅官房長官の官房長官がいない」と言わしめたように、参謀としての官房長官ポストに誰を起用するかも課題だ。菅氏は官房長官として、国会対策や党内情勢の掌握など辣腕を発揮してきたが、その言わば“社内統治”をどのように行うのか、自らが引き続き主導するのか、参謀や側近ら信頼する誰かに託すのかが焦点となる。

次に、総理総裁になっても、武器としてきた「情報収集力」をこれまでと同じ水準で維持できるかどうかだ。安倍政権の残した教訓の一つに、いわるゆる“官邸病”がある。政権後期になると安倍首相は、菅氏という強力な参謀を持ちつつも、側近官僚の意見に傾倒し、コロナ対応などで世論の動向を見誤った場面がある。複数の官邸メンバーがこう証言している。

「政権が長くなって、耳障りの悪い話が首相の耳に直接入りづらくなっている」

この教訓をふまえる必要がある菅氏だが、首相になれば、日々の動向はこれまで以上に国民やメディアに注視され、警備上の都合もあり行動は制限されるようになる。縦横無尽に動き、時に隠密に行ってきた菅氏独自の情報収集は続けられるのか。それは菅氏らしさを打ち出す政策判断・政局判断に影響するだけに、「首相の目と耳になる」とも言われる側近に誰を置くかとも絡んで最初のハードルになりそうだ。

4632名無しさん:2020/09/11(金) 14:21:43
>>4631

縛られる解散総選挙の時期、菅氏の判断は?
そして「次の総理総裁は菅」が既定路線になりつつある今、永田町の関心事は人事と共に解散総選挙の行方に移っている。来年秋の衆議院の任期満了を待つことなく、解散総選挙に打って出る可能性が囁かれているほか、菅氏のもとには自民党議員から「早期解散すべし」との声が多く寄せられているという。

菅氏はコロナ対応を優先する考えを示しつつも、4日のフジテレビの「LiveNews it!」では、いつ解散するかという問いに対して「状況次第だ」と早期解散に含みも持たせている。新内閣発足後の支持率や世論の動向、新型コロナウイルスの感染状況を見極めて、「今やるべきだ!」と思えば瞬時に決断するのだろう。

菅氏は2008年秋、当時就任したばかりの麻生首相や公明党が10月解散総選挙を視野に入れた際、リーマンショックの影響が大きいとして異論を唱え、年が明ければ支持率も回復すると進言した。麻生氏はこれを聞き入れたが、下落した支持率が持ち直すことはなく、自民党は2009年夏の総選挙で惨敗、民主党に政権を明け渡すことになった。麻生氏にとってトラウマになっているとされる、この解散見送り論を唱えた菅氏が、今回自らが「伝家の宝刀」を抜くポジションに就いた時、何を思いどのような決断を下すのだろうか。

菅氏優位の流れを作った「老獪な政治家」に見る永田町を生き抜く術
自民党総裁選挙は、国会議員や党員だけが投票できる国民不在の選挙などとよく言われるが、投票権を持たない多くの国民の民意をくみ取らなければ、共感なき政治を進めることに直結してしまい、支持率もそれを反映したものになるだろう。どの候補が総裁になろうとも、その点は変わらない。岸田、石破両氏は、苦戦を強いられているが、来年秋には再び総裁選がある。今回敗退したとしても、この経験を通じて次にどう戦うのかという教訓や課題が見えるだろう。

今回の総裁選では人間関係をめぐって、岸田氏に対して麻生副総理が苦言を呈したり、石破氏に対して竹下派幹部が厳しい言葉を向けたこともあった。岸田・石破両氏にとって、これを永田町の旧弊だと見ることもできるが、人と人との繋がりやそれぞれの事情という政治の根源的なものだと捉え、果敢に乗り越える勇気がなければ、次回も同じことが繰り返されてしまう可能性がある。

今回の総裁選で、いち早く菅支持を打ち出し、大きな流れを作った二階氏はかつて親しい与党議員に政治の要諦をこう話したという。

「政治家の発言は、七色に光るものでなければならない。どうとでも受け取れる発言をしておけばいいんだ」

愚直さだけでは通らないのが政治の世界だ。安倍首相が辞任を表明する前、二階氏は石破、菅、岸田の3氏について、特定の人物をポスト安倍の最有力と明言することはなかった。しかし、安倍首相の辞任を表明すると、直後にいの一番に菅支持を打ち出した。菅氏の武器が「情報収集力」だとすれば、二階氏の武器は群を抜く「流れを読む力」だろう。権力と人心を同時につかむという一筋縄ではいかない行動を体現してみせた二階氏を評した与党幹部の次の言葉は、権謀術数の渦巻く政界を生き抜く1つの術を表している。

「二階さんは発言がコロコロ変わる。政治の動きに敏感に反応し、体もその通り動いてしまう。でもね、何が何でも仲間のことは守り抜く。これが本当の政治家だよ」

(フジテレビ政治部 自民党総裁選取材チーム)



政治部

4633名無しさん:2020/09/11(金) 14:24:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbc72b2acd4f4d94930210fe8e5c56d43aa85bc3
菅官房長官が安倍政権から”継承しない”のは「順番、説明責任」【自民党総裁選・討論1】
9/10(木) 22:02配信

20代男性・美容師
「コロナの影響で出勤日数が激減、給料も激減。会社も国も補償なく厳しい」
36歳・主婦
「アベノミクスで収入格差が増えたのに、まだ継承していかなきゃいけないの?」
この声に、“次の首相“候補たちはどう答えるのかーー

自民党総裁選に立候補している石破元幹事長・菅官房長官・岸田政調会長の3人の候補が9月9日、日本テレビの「news zero」に出演。「収入」「子育て」「デジタル」の“3つのギャップ”など、さまざまなテーマについて議論しました。
(聞き手:有働由美子キャスター、小栗泉・日本テレビ解説委員)

菅官房長官、安倍政権から”継承しない”のは「順番、説明責任」

有働:突然ですが、日本酒とワインは辛口が好きな石破元幹事長に質問です。自分を歴史上の人物にたとえると、明智光秀か石田三成。そのくらい自民党で追い詰められているということでしょうか?

石破:はっはっは、そうではない。明智光秀が「泣かぬなら逃がしてやろうホトトギス」と言ったらしい。殺すのでもない、鳴かせるのでもない。逃がしてやる。

有働:逃がすのは誰?

石破:いやいや、かわいそうな立場の人だよ。いじめちゃだめですよ。

有働:続いて、お酒は飲まない、パンケーキが大好きな菅官房長官です。安倍政権を継承ということですが、引き継がないもの、引き継ぎたくないものはなんですか?

菅:私は昨日、アベノミクスに点数つけました。80点とつけました。そのマイナスの部分を引き継がない、ということですよ。

有働:具体的には?

菅:具体的というか、100点満点ってほとんどないと思いますから。マイナスの部分。

有働:引き継ぎたくないマイナスの部分は?

菅:ふふ。なかなか厳しいですね。やっぱり、順番とか、説明責任。そういうことだと思います。

有働:そして自他共に認める酒豪、岸田政調会長。森元総理が「岸田さんは次の次の政治の中心」と話しましたが、正直どう思いましたか?

岸田:光栄なことだとは思いますが、今は今の戦いに専念したいと思っています。

4634名無しさん:2020/09/11(金) 14:26:46
>>4633

石破元幹事長「みんな同じにやるってのはいかんですよ。本当に困っている人に(支援を)厚くする」

有働:まずは「収入のギャップ」です。悩んでいるのは20代男性、美容師の方。「コロナの影響で出勤日数が激減、給料も激減。会社も国も補償なく厳しい」という声があがっています。石破さん、こういう方々にどんな支援を考えていますか。

石破:それは経済的支援を増やすことと、いろんな方々に働く場所、そして所得を与えていくことです。日本は男女間の収入差、先進国1位。正社員と非正規、ものすごく差がある。そういうところ埋めていく。そういう方々の生産性、能力を最大限引き出すことと、経済的支援を行うこと、その組み合わせですよね。

有働:経済的支援というと具体的には? 

石破:いろんな人がいろんな理由で収入が減っているんですよ。どういう理由で減っているのか、例えばエンターテインメイント関係、大道具さん、小道具さん、照明さん。自分の努力じゃどうしようないっていう方には(支援を)厚くしていかなければいかんのじゃないですか。

有働:金額的にも?

石破:そうそう。厚くしていく。みんな同じにやるってのはいかんですよ。本当に困っている人に厚くする。そういうことです。

有働:36歳主婦の方からです。「アベノミクスで収入格差が増えたのにまだ継承していかなきゃいけないの?」ということで、アベノミクスうまくいったという菅さんは、この質問にはどう答えますか?

菅:アベノミクスというのは、政権交代してから雇用を過去最大ぐらいに増やすことができたんです。その中で働く人も増えたんです。雇用が400万人増えていますから。そういう中で雇用全体を増やして、最初はどうしてもパートが入りますが、家庭に例えれば、総収入は増えていると思ってます。

有働:なるほど、ただ収入のギャップを数字でみると顕著に表れています。

岸田政調会長「(アベノミクスの)配分のあり方について見直していかなければいけない」

小栗:厚生労働省によりますと、一世帯あたりの平均所得はおよそ552万円です。ただ、割合で多いのは500万円未満の人たちで、全体のおよそ56%を占めています。「生活が苦しい」と答えた世帯も、半数以上に上っています。

有働:つまり稼げている方とそうでない方が二極化している。お三方が収入のギャップをどう解消していくのか。その考え方がこちらです。

4635名無しさん:2020/09/11(金) 14:26:56
>>4634

石破「ポストアベノミクスへの展開」
菅「アベノミクス継承」
岸田「中間層の復活」

有働:岸田さんは「収入格差の解消」を重視していますが、アベノミクスを引き継ぐ菅さんのやり方では格差が解消しないということでしょうか?

岸田:アベノミクスはぜひ発展・充実させなければいけないと申しています。配分のあり方について見直していかなければいけない。また、中間層でご苦労されている方は、教育とか住宅の部分での苦労が多い。そういった支援もしなければならない。そして最低賃金もより上げていかなければいけない。そういった形で、今の成長の果実の分配の有り様をより国民に納得してもらう形にしていく。こういった発展・充実を目指さなければならないと申し上げています。

有働:石破さんはこの収入のギャップ、格差はどう解消していく?

石破:これはいかにして生産性を上げていくかということなんですね。つまり、このお金を出してでもこのサービス受けたいよ。これを生産性という。直接的な支援も必要でしょう。けれど、女性であり、非正規の人であり、そういう人たちの稼ぐ力を上げていくために国があらゆる支援をするということですね。そうしないといけません。

有働:菅さん、2人の意見で取り入れるべきものは?

菅:まずやはり、雇用を増やすことじゃないでしょうか。雇用を増やすことで総雇用者所得は増えるわけですから。一人ひとりで見ると、雇用が増えた分、最初はパートですから(収入が)少なくなりますけど、雇用を増やして経済を成長させる。このこと(が大事)だと思います。

小栗:安倍総理はアベノミクスで400万人以上の雇用を創出したと成果を強調していますが、実はその75%が非正規です。この点をどう変えますか?

菅:最初は、増えた人は非正規から入ります。そういう中で、正規社員の有効求人倍率1を超えていますから、そこ(非正規)から正規に変わっていくという過程をとると思います。

小栗:なかなか非正規から正規になるのは大変だと思いますが、何かいい工夫はありますか?

菅:やはり経済が成長すれば当然そうなっていますから、雇用をまず確保する。そこが大事だと思います。政権交代前は、雇用がなかったんですから。日本でものづくりしても利益を上げることができなくて、会社が雇用をどんどん絞っていった時代ですから。やはりアベノミクスによって雇用が増えた。400万人増えたと言われましたけども、人口減少ですから、高齢者になりますと当然働く人が少なくなりますから、500万人減っているんです。差し引き400万人増えた。女性が330万人、働ける機会ができたと思っています。

4636名無しさん:2020/09/11(金) 14:27:58
>>4635

コロナ禍における経済対策

有働:コロナで非正規から切られてしまうということもあります。コロナ後を考えると、経済の成長はすぐにはなかなか結果が出ないかと思います。

菅:今はとにかく、雇用を守るために雇用調整助成金があります。非正規の方にもこのお金が出るよう対策を講じました。そして、一般の正規の方でも、1日1万5000円という、本来よりもはるかに高いお金にさせてもらったりとかですね。あるいは企業が続けて商売とかできるように無利子無担保の融資をやって、とにかく雇用を守って企業が商売できるように守ることが今は一番だと思っています。

有働:石破さんはどういうふうにお考えですか?

石破:正社員にあたる言葉って英語にないんですよ。だからローマ字で書く。そして若い人の夢が正社員。これおかしくないですか。正社員と非正規がこんなに違っていいんですか。同じ労働は同じ賃金。当たり前のことです。そしてまた、男女間の賃金格差が先進国で一番大きい。それで本当に女性の能力って最大限に使えてますか。そういう格差を是正しなきゃいかんです。

岸田:コロナ後を考えると、やはりITに対応できる企業と対応できない企業、接触型の産業と非接触型の産業。この格差はやはりある程度覚悟しなければいけない社会になります。よってこの「労働移動」を考えていかなければいけない。その受け皿を考えないといけない。新しい成長のエンジンを受け皿として考えていく、労働移動も考えなければいけない。私はコロナ後において一つのポイントになると思っています。

4637名無しさん:2020/09/11(金) 14:56:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091100538&g=pol
自民総裁選、入院治療中の山本元環境相が投票を棄権へ
2020年09月11日11時15分

 自民党総裁選で、入院治療中の山本公一元環境相(衆院愛媛4区)が投票を棄権することが分かった。関係者が11日明らかにした。山本氏は、自主投票を決めた旧谷垣グループに所属。次期衆院選には出馬しないと表明している。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200911/k10012612811000.html
自民党総裁選 山本公一元環境相が投票棄権へ 体調崩し入院中
2020年9月11日 14時09分

安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙をめぐり、衆議院愛媛4区選出で、谷垣グループの山本公一元環境大臣は、体調を崩して入院しているため投票を棄権することを党の総裁選挙管理委員会の事務局に伝えました。

関係者によりますと、山本氏は前日まで認められている不在者投票も行わないということです。

4638名無しさん:2020/09/11(金) 20:46:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd435a2b465157fa50737b75f2b56bc95cc83920
自民、二階幹事長の再任有力 党役員人事
9/11(金) 20:12配信

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選の後の党役員人事で、二階俊博幹事長の再任が有力になっている。新総裁に選出される公算が大きい菅義偉官房長官は二階氏の党運営を高く評価しており、安倍政権から引き続いて党のまとめ役を任せたい考えとみられる。党関係者が11日、明らかにした。

 自民党は14日の総裁選で新総裁を選出。幹事長ら党四役人事は15日に決める方向で準備を始めた。16日召集の臨時国会で新首相が指名されて組閣、新内閣が発足する見通しだ。

 複数の関係者によると、菅氏は新総裁に選ばれる前提で、既に人事の検討に着手。二階氏の再任を軸に人事の調整を開始する。

4639名無しさん:2020/09/11(金) 23:38:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/390e85ff32c4f894ed8254871fb8e3fdd739e2ab
菅氏、総得票7割の勢い 2位争いの岸田、石破両氏は伯仲 総裁選
9/11(金) 21:37配信

 毎日新聞は11日、安倍晋三首相の後任を決める自民党総裁選(14日投開票)の情勢を分析し、国会議員票(394票)の動向を探った。党内7派閥のうち5派閥から支持を得た菅義偉官房長官は約7割を固め、300票に届く勢い。菅氏は毎日新聞が9日に集計した地方票(141票)の動向調査でも80票を超える勢いとなっており、全体(535票)の得票割合でも7割に届きそうだ。菅氏は14日の両院議員総会で新総裁に選出される見通しだ。

 議員本人や秘書、党、派閥幹部などへの取材を基に分析した。明確な回答を得られなかった議員などは無回答扱いとした。

 菅氏は支持を受ける細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)、二階派(47人)、石原派(11人)内をほぼ固めた。無派閥議員(64人)についても、菅氏を支持する「ガネーシャの会」(15人)をはじめ、半数以上が菅氏に投票する方向だ。党内には総裁選後の人事などを意識して菅氏支持を積極的に表明する議員が多く、菅氏陣営が優位に立っている。

 一方、岸田文雄政調会長は岸田派(47人)内をほぼ固め、50票台を確保しそうだ。

 陣営の選挙対策本部長に就任した遠藤利明元五輪相ら谷垣グループの4人は岸田氏への投票を明言。さらに竹下派からも、岸田氏と同じ広島県が地盤の平口洋元副環境相、新谷正義元厚生労働政務官が選対に加わり、他派閥への支持拡大を目指す。

 岸田氏陣営はさらに、菅氏の支持派閥の所属議員らに岸田氏への投票を水面下で呼びかける動きも見せ、上積みに躍起だ。

 石破茂元幹事長も石破派(19人)を固めたが、計30票弱と苦戦を強いられている。

 安倍政権に批判的な谷垣グループの中谷元・元防衛相や無派閥の村上誠一郎元行政改革担当相、石破氏と初当選同期で無派閥の渡海紀三朗元文部科学相らも積極的に支援に回るが、劣勢は否めない。

 地方票動向調査では岸田氏が10票あまり、石破氏は30票弱を確保する模様となっている。国会議員票との合計では両氏の得票は伯仲する可能性があり、2位争いも激しさを増している。【東久保逸夫、加藤明子、水脇友輔】

4640名無しさん:2020/09/11(金) 23:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/b45ee438679fdd4d97733c66b559894a17744630
総裁選 菅氏が石破氏を10Pt以上リード
9/11(金) 11:40配信

日本テレビが自民党の党員、党友を対象に、電話調査を行い、今回の総裁選挙で、誰を支持するか、たずねたところ、菅官房長官が、1位で、2位の石破元幹事長を10ポイント以上リードし、優勢であることがわかりました。

電話調査は、今月8日から3日間、全国の有権者のうち、自民党の党員、党友であると答えた人を対象に行ったものです。

それによりますと、今回の総裁選挙で誰を支持するか、たずねたところ、菅氏が46パーセント、石破氏が35パーセント、岸田政調会長が10パーセントでした。

一方で、「まだ決めていない」、「わからない」との回答は9パーセントでした。

今回の総裁選は、国会議員の394票と都道府県連の141票で争われます。日本テレビが394の国会議員票について取材したところ、10人程度が態度をまだ明らかにしていませんが、菅氏の支持は7割を超え、300票以上を獲得する見通しです。

石破氏は、石破派の19人以外に支持は広がらず、30票以上獲得するのは厳しい情勢、岸田氏も、岸田派の47人のほかは、谷垣グループの一部などの支持にとどまっていて50票台と伸び悩んでいます。

今回の党員・党友への調査を基に取材を加えて都道府県連の141票を予想し、国会議員票を合わせると、菅氏は、全体でも7割をうかがう優勢です。

一方で、石破氏と岸田氏は全体では、ともに1割台にとどまる見込みで、2位争いが激しくなっています。

また、今回は行われなかった、全国一斉の党員投票が仮に行われたとして、調査の結果を394の党員・党友票に換算してみました。

それによりますと、菅氏は、過半数の198票以上を獲得する勢いで、石破氏は4割弱のおよそ150票程度、岸田氏は、およそ1割で、40票程度の見込みでした。

一方、調査で支持した候補について支持の理由をたずねたところ、菅氏は、「安定した政権運営が期待できる」が最も多く51パーセント、石破氏は、「人柄が信頼できる」が最も多く21パーセント、岸田氏も、「人柄が信頼できる」が最も多く40パーセントでした。

また、新しい自民党の総裁に最も取り組んでほしい政策について、たずねたところ、「経済対策」が最も多く、33パーセントで、続いて「新型コロナウイルス対策」が17パーセント、「外交・安全保障」が13パーセントでした。

※日本テレビ緊急電話調査
 9月8日〜10日に実施
 全国の有権者のうち自民党員・党友と答えた1207人が回答
(調査協力:JX通信社)

4641名無しさん:2020/09/12(土) 00:45:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/666fd5f68b096a5915e025bcae145570c6151b21
菅氏、地方票で過半数確保の勢い 石破氏、予想外の伸び悩み 岸田氏は苦戦
9/9(水) 21:02配信

 毎日新聞は14日に自民党総裁選が投開票されるのを前に、各都道府県連幹部や国会議員を取材して、47都道府県連に3票ずつ割り当てられた地方票141票の動向を探った。菅義偉官房長官(71)が地方票の過半数(71票以上)を確保して80票を超える勢いで、党内5派閥の支持が固い国会議員票と合わせて新総裁に選出される流れが強まっている。石破茂元幹事長(63)は30票弱、岸田文雄政調会長(63)は10票あまりを確保した模様だ。

 総裁選は、議員票394票と地方票の計535票で争われる。44都府県連が、3票の行方を決めるために党員に郵送投票を求める「予備選」を実施。うち36府県(未定だった福井、福島、香川3県を含む)が得票数に応じて3票を割り振る「ドント方式」を採用し、7都県(未定だった山口県含む)が最多得票者が3票全てを得る「総取り方式」を採用した。菅氏の出身地の秋田は予備選を行わずに菅氏に全3票を投じる方針。北海道と新潟は「意向調査」「アンケート」を経て幹部が投票先を協議する。

 菅氏は「総取り方式」の7都県全てで優勢で、この7都県だけで21票を確保しそうだ。地元・神奈川や、菅氏支持の流れを作った二階俊博幹事長の地元・和歌山、安倍晋三首相の地元・山口などが含まれる。

 菅氏はドント方式の36府県でも多くで優位に立っている。3票を巡るドント方式で「2票」を獲得するには過半数の獲得で済むため、菅氏に地方票が集まりやすい構図となっている。

 3票独占には次点の3倍超を獲得する必要がある。石破氏は地元・鳥取がドント方式だが、2018年総裁選での県内の党員得票率が95%に達しており、陣営は鳥取での3票獲得に自信を見せる。岸田陣営もドント方式の地元・広島での3票獲得を目指している。【まとめ・佐藤慶】

4642名無しさん:2020/09/12(土) 00:48:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dc59abeddf1bf3b02eac792f78a98584d57a138
安倍首相、細田派会長に「苦労をおかけしました」
9/11(金) 13:03配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日午前、自身の出身派閥である細田派(清和政策研究会)の細田博之会長と党本部で会談した。14日投開票の総裁選をめぐり、細田氏が派内を菅義偉(すが・よしひで)官房長官への支持でまとめたことを念頭に、「いろいろ苦労をおかけしました」とねぎらった。

 同派は28日に都内で政治資金パーティーの開催を予定しており、細田氏は安倍首相に出席を求めた。

 総裁選をめぐっては当初、同派の下村博文選対委員長や稲田朋美幹事長代行が出馬を模索していた。

4643名無しさん:2020/09/12(土) 00:49:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3f5af800cac96a44f0b1693fc314c9745b3916
安倍首相、自民党本部の総裁室で資料整理
9/11(金) 11:16配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日午前、党本部に入った。自身の辞任表明を受けた14日投開票の総裁選を前に、総裁室で資料整理などをするとみられる。

 午前10時半過ぎに党本部に到着した首相は報道陣が見守る中、ゆっくりとした足取りで総裁室に向かった。

4644名無しさん:2020/09/12(土) 00:53:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/80212e5033eb14b9686aa870d32ed4afedbc6fe8
“菅人事”注目は“ポスト菅” “内閣の番頭”候補を直撃!
9/11(金) 19:54配信

自民党総裁選は、早くも次の内閣人事に注目が集まっている。

“菅首相”の誕生となれば、焦点となるのは、女房役の官房長官の行方。

赤いバイクにまたがり、笑顔で記念撮影。

11日午後、電動バイクを導入した日本郵便を視察に訪れた小泉環境相。

今、“次の官房長官”候補の1人として、その名前が一部で取りざたされている。

自民党総裁選で独走状態にあり、“菅首相”の誕生が確実視される中、注目されているのが、次の官房長官。

すなわち、“ポスト菅”。

官房長官は、1日2回の記者会見をはじめ、危機管理や省庁間の調整などを担う、いわば“首相の相棒”。

11日、その候補に名前が挙がる面々に質問をぶつけた。

気になる、“ポスト菅”についての答えは...。

14日に迫った自民党総裁選。

岸田政調会長は、自身初の著書の発売イベントに参加。

石破元幹事長は、異例となる2巡目の議員事務所回りを行った。

一方、本命視される菅官房長官には、「官房長官を務めると首相に近づける?」といった質問が。

菅官房長官は、「なかなかお答えしにくい質問だなと思います」と述べた。

“首相への最短コース”となりつつある、官房長官のポスト。

その座を史上最長の期間務めた菅氏が首相になった場合、自身の相棒となる官房長官に誰を起用するのか。

今、候補に名前が挙がっているのが、菅氏と同じ神奈川県選出の小泉環境相と河野防衛相のほか、菅氏のもとで副長官を務めた萩生田文科相と加藤厚労相。

厚い信頼関係にある、森山国対委員長。

そして、菅氏が“政治の師匠”と仰ぐ、梶山静六元官房長官の長男・梶山弘志経済産業相。

“首相の相棒”として名前が挙がっていることについて...。

河野防衛相「次期総理にお伺いしていただきたいと思います」

萩生田文科相「名前を挙げていただくことは光栄に思っていますが、人事は、新総理がすべて決めることなので」

加藤厚労相「仮定の質問には答えるべきではない」

自民党・森山国対委員長「そのことについてはコメントはありません」

梶山経済産業相も10日、「仮定の質問にはコメントできない」と回答。

そうした中、小泉環境相は、「今までの人事の時期というのは、いろんな報道がありますが、わたしが環境大臣という事前の報道があったことは1回もありません」と進次郎節で答えた。

けむに巻こうとしたため、もうひと押ししたが...。

小泉環境相「特に、わたしからコメントはありません」

彼らの中で、街の人に“首相の相棒”として人気だったのは...。

60代「この中だと加藤さんかな。日頃、テレビで見えている彼自身のありようといいますか」

50代「河野さんかなと思いました。次の総理大臣が河野さんかなと思うので」

自民党新総裁誕生まで、あと3日。

その後の人事にも注目。

4645とはずがたり:2020/09/13(日) 00:34:47
粘るねえ。見苦しいぞ。

案里議員の事務所閉鎖へ 地元広島、活動拠点失う
https://www.sankei.com/affairs/news/200912/afr2009120010-n1.html
2020.9.12 15:54社会事件・疑惑

 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反罪で起訴され公判中の参院議員、河井案里被告(46)の広島事務所が今月末で閉鎖されることが12日、関係者への取材で分かった。同じく公判中の夫で前法相の衆院議員、克行被告(57)=広島3区=も、広島市内の事務所を7月11日に閉鎖。夫妻は今も国会議員を続けているが、ともに地元の活動拠点を失う。

 案里議員の事務所は広島市中区のビルにあり参院選で初当選後に開設された。克行前法相の事務所は、昨年10月下旬に同市安佐南区内で移転。直後に参院選で車上運動員に違法報酬を支払った疑惑が報じられた。

 夫妻の事務所はそれぞれ、今年1月と6月に検察の家宅捜索を受けた。夫妻は6月中旬の逮捕直前に「逮捕されたら広島の事務所を閉めてほしい」と周囲に伝えていたという。

4646名無しさん:2020/09/13(日) 10:12:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/905228e7c0dad89e77974a79b375502ab620e605
「寝首をかかれる」安倍総理が明かしていた菅官房長官への警戒心 なぜ両者に溝が?
9/12(土) 5:56配信

小学生時代から“調整役”

 安倍総理の退陣表明により、“次期総理”の座を掴んだ菅義偉(よしひで)官房長官。両者の関わりを遡ると、2007年の安倍総理退陣後、菅氏は「安倍再登板」を主張し続け、第2次安倍内閣が発足すると官房長官として安倍総理を支えた。が、いつしか安倍総理は「寝首をかかれる」と警戒心を露わにするようになり、昨年両者の溝は決定的なものになったという――。

 ***

 秋田県雄勝郡秋ノ宮村(現湯沢市)出身の菅氏の足跡は、「叩き上げ」そのものだ。

 秋田時代の同級生の話。

「小学校時代は桃組と桜組の2クラスあり、義偉は桜組でした。で、桃組と桜組のケンカがしょっちゅうあったのですが、そういうときに義偉が間に入ってまあまあと双方を説得する。お互いの言い分を聞いて、悪いと思った方には謝らせ、それをもって、もう一方の組に行き、これで水に流してくれと頼んで争いごとを収めてしまうのです」

 早くも調整能力の高さを発揮していた菅少年。地元の高校を卒業後、上京したことについて、菅氏のHPでは以前、〈集団就職〉と記されていたが、

「義偉が東京に行ったのは事実ですが、それが『集団就職』ではなかったことは間違いない」(同)

段ボール工場勤務から政界へ
 上京後は段ボール工場で働きながら学費を貯め、法政大学法学部に入学。卒業後、いったんは電気設備会社に就職するものの、政治の世界に進みたいとの思いを抱き、大学の学生課で法政OBの中村梅吉元法相を紹介してもらう。そして1975年、中村元法相の秘書に横浜を地盤とする小此木彦三郎代議士を紹介してもらい、秘書になるのだ。ちなみに秘書時代に知り合った真理子夫人との間に3人の子どもがいる。

 小此木代議士の秘書を11年間務めた菅氏は87年に横浜市議選に出馬して初当選。95年までの2期8年、市議をやった後、96年に衆院選に挑んで初当選を果たしている。この期間のことを知る関係者の証言を重ね合わせていくと、菅氏はここぞという時に自らの意思を貫いて「勝負」をかけ、這い上がってきたことが分かる。

 83年に小此木代議士が通産大臣に就任すると「自分が大臣秘書官をやりたい」とゴネて翌年、実際に秘書官となった。横浜市議選に出馬する際には、当時の自民党横浜市連幹事長が「神奈川区から出ろ」と言うのを拒否して西区から出た。96年に国政に進出する際には、小此木代議士の三男の八郎氏を神奈川3区に追いやり、自身は小此木代議士が圧倒的な強さを誇った神奈川2区から出馬して当選――。

 また、自らの地盤を強固なものとするために、使える人脈は徹底的に使う。その最たるものが、横浜にある港湾荷役業「藤木企業」会長の藤木幸夫氏との関係である。

 週刊新潮は5年前に掲載した特集記事「政権ナンバー2の座に2年と4カ月! 総理の椅子が欲しくなった『菅官房長官』権力の階段」で、菅氏の歩みを詳報。記事の中で、菅氏の「育ての親」である元自民党神奈川県連会長で元神奈川県議の梅沢健治氏が次のように証言している。

〈藤木幸夫さんは、“あいつ(菅氏)を勝たせる”と言って相当応援していた。藤木さんはいろんな会社をもっていて、その下に大勢の従業員がいる。そんな彼らは“藤木軍団”と呼ばれていて、選挙の半年前くらいから動いてくれる〉

4647名無しさん:2020/09/13(日) 10:12:57
>>4646

安倍総理は「寝首をかかれる」と警戒
 国政に転じてからも「勝負師」の顔は変わらない。当選の2年後、98年の総裁選では小渕派(平成研)を離脱して梶山静六氏を支援するも、結果は敗北。その後は加藤派(宏池会)に属し、2000年には「加藤の乱」に同調して無念を味わっている。

 バクチに例えるなら「負けがこんで」いた菅氏が“大当たり”を勝ち取ったのは06年。「再チャレンジ支援議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三総理を誕生させた菅氏は、第1次安倍内閣で総務大臣兼郵政民営化担当大臣に就任したのだ。さらに、07年に安倍総理が体調不良を理由に退陣した後も「安倍再登板」を主張し続け、12年にそれを実現させた。以来、官房長官の座にあり続ける菅氏について安倍総理は、

「ある時から、“いつか寝首をかかれる”と警戒するようになりました」

 と、自民党関係者。

「警戒心を抱くようになったのは、数年前、菅さんが無派閥のグループを作り出した頃からです。それまで何でも総理の了承を得てから行動していた菅さんが、その時は総理に相談なく動いた、ということで不信感を持ち始めたのです」

 また、菅氏は内閣人事局を通じ、霞が関の人事を掌握して官僚に睨みを利かせてきたが、

「そのせいで官僚が皆、菅さんの方を見て仕事をするようになった。それも安倍総理としては不快だったようです」(同)

菅氏の逆襲
 両者の溝が決定的となったのは、新元号を発表して「令和おじさん」として知名度が急上昇した19年。

「元号発表の翌5月、菅さんは訪米してペンス副大統領と会談しているのですが、あれは明らかに総理の座を意識した行動でした。安倍さんは当然、警戒心を高めました」(先の政治部記者)

 しかも、その訪米に同行した外務省幹部は、

「ペンス副大統領に対し、菅さんのことを『次期総理』だと紹介しています」(政府関係者)

 しかし、好事魔多し。その後、菅原一秀、河井克行両代議士ら側近たちに相次いでスキャンダルが発覚し、「ポスト安倍」レースから一旦脱落した菅氏。今年に入って新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてからも「干された」状態が続いていたが、

「今井尚哉・首相補佐官などの『官邸官僚』が、コロナ対応を巡って布マスク配布などの失敗を繰り返し、馬脚を現しました」

 菅氏に関する著作もあるノンフィクション作家の森功氏はそう話す。

「そして菅の逆襲が始まり、安倍総理が辞任を表明すると、菅の前に総理大臣への道が敷かれていった。ただ、これは安倍総理が政権を放り投げたから総理になれる可能性が出てきただけで、なるべくしてというわけでは当然ない。だから、生まれるのは菅の『居抜き乗っ取り内閣』なわけです」

 とはいえ、「菅総理」が現実のものとなった時、

「党役員人事や組閣では、菅さんが可愛がっている河野太郎防衛相や小泉進次郎環境相を厚遇する可能性もある。彼らは将来の総理候補ですから、菅氏は総理を退いた後も『闇将軍』として影響力を持ち続けられる」(永田町関係者)

 菅氏の政治の師である梶山静六氏は「大乱世の梶山」と評された。まさに「大乱世」であるコロナ禍の今、菅氏の前に総理への道が拓けるとは、何たる因果だろうか。

「週刊新潮」2020年9月10日号 掲載

新潮社

4648名無しさん:2020/09/13(日) 10:13:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/38a734b92bcd87579237a2fa1ff91cd2633d8d70
石破氏、岸田氏の「2位争い」が何とも熾烈な事情
9/12(土) 5:01配信

 次期首相を決める自民党総裁選は、9月14日の投開票を前に菅義偉官房長官の大勝を前提とした消化試合の様相となっている。メディアの事前情勢調査でも、国会議員票、地方票の双方で菅氏の優勢が際立っているからだ。このため、派閥単位の締め付けの中でも見え隠れする“反菅票”が「本番の投票でどれだけ顕在化するか」(無派閥有力議員)に、各陣営の関心が集まっている。

 党員・党友投票抜きの「簡略型」となった今回の総裁選は、石破茂元幹事長、菅官房長官、岸田文雄政調会長の3候補が、国会議員394、地方代表141の計535票を奪い合う構図。議員と地方代表による投票で過半数(268票)を超える候補がいなければ、上位2候補による議員だけの決選投票となるのがルールだが、今回はすでに菅氏が圧倒的支持を集めているため、「一発決着」となるのは確実だ。

 そこで政界が注目するのは「票の出方」(自民幹部)だ。具体的には菅氏がどれだけの票を獲得するかと、石破、岸田両氏の2位争いの行方。菅氏が予想通りの完勝となれば「本格政権の可能性が広がる」(自民長老)とされる一方、石破、岸田両氏のいずれかにとっては、3位に沈んだ場合、「次への挑戦権を失う危機を招く」(自民幹部)との見方が多い。

■菅陣営の目標は「380票以上」の完勝

 9月8日に告示された選挙戦はすでに後半戦で、大手メディアはそれぞれさまざまな手法を駆使して情勢調査を実施、その内容を報道している。これに3氏の陣営の票読みも加味すると「菅氏支持が7割以上で、石破、岸田氏の2位争いは大接戦」というのが大方の予測となっている。その結果、すでに以下のような3候補それぞれの「勝敗ライン」が浮かび上がっている。

 すでに「当確」の菅氏が目標とするのは「全体の7割強となる380票以上」だ。細田派(98)、麻生派(54)、竹下派(54)、二階派(47)、石原派(11)に加えて無派閥議員の半数以上(約40票)の支持を受けており、単純に足し算すれば議員票だけで300票を超える。これに、地方票の6割弱(80票前後)が上積みされれば380票以上となる。

 ただ、前回総裁選で所属議員の参院組を中心に半分近くが石破氏に投票したとされる竹下派は、今回も足並みの乱れが目立つ。しかも、菅氏が無派閥ということもあって、支持する細田派など4派閥にも、一定数の“隠れ反菅”議員が存在するとみられている。

4649名無しさん:2020/09/13(日) 10:14:12
>>4648

 その一方で、地方票でも「総裁選後の主導権争いへの配慮などから、各陣営にバランスをとる動き」(自民幹部)が見え隠れしており、都道府県一律各3人という地方代表票が分散傾向となる可能性も少なくない。このため、自民党内でも「判官びいきも含めて、菅氏の票が予測より30票以上減るのでは」(自民幹部)との見方も広がる。

 さらに「仮に菅氏が330票程度にとどまれば、『これは事件』となりかねない」(菅陣営幹部)との不安を漏らす向きもある。その場合は「菅氏支持陣営での犯人捜しが始まり、それが『菅新首相』の求心力にも影を落とす」(同)ことにもなるからだ。

 これに対し、低レベルの戦いを余儀なくされている石破、岸田両陣営は、「生き残りをかけての2位争い」でしのぎを削る。特に、4度目の挑戦となった石破氏は、前2回の総裁選で地方票の強さが際立ったこともあって、陣営内にも「今回、地方票も伸びずに3位となれば、これが最後の総裁選になりかねない」(幹部)との悲壮感も漂う。

 石破派は19人と弱小で、推薦人20人には事実上の自主投票となった谷垣グループと無派閥に、竹下派1人を加えた5人が名を連ねた。国会議員の固定票は25強とみられており、これに地方票の3割以上(約45票)を足せば、70票程度がいわゆる基礎票で、これにどれだけ上積みできるかが2位争いを左右することになる。

■岸田氏、「地方票1桁で3位」なら再起は困難に

 これに対し、岸田派は47人と石破派に28人の差をつけており、もともと同じ宏池会系だった谷垣グループや無派閥などから、10人以上の支持が見込まれるため、議員票は60前後が基礎票となる。ただ、各種情勢調査でも地方票は「1割前後」と伸び悩みが際立ち、陣営内でも「何とか2桁(10票以上)は確保したい」と弱気の声も広がる。このため、全体では基礎票は石破氏と肩を並べる70票前後となっている。

 かねて安倍晋三首相の「意中の後継者」として、一時は本命視されていた岸田氏だけに、「いくら梯子を外されたとしても、地方票1桁で3位なら再起は難しくなる」(閣僚経験者)のは否定できない。それだけに、「無派閥の“浮動票”や、菅氏支持陣営の議員の1本釣りなどに全力を挙げることで、なんとか80票以上を確保したい」(岸田氏側近)とまなじりを決する。

 仮に、こうした現状が9月14日の投票結果にそのまま表れれば、「菅氏380前後、石破、岸田両氏はいずれも75票前後」という結果も想定される。ただ、菅氏支持陣営の中には「あまり菅氏に勝たせすぎると、本格政権作りに向けて人事でもいうことを聞かなくなる」(麻生派幹部)との声も少なくない。

4650名無しさん:2020/09/13(日) 10:14:43
>>4649

 さらに、「今回総裁選は、反乱分子の石破氏の息の根を止めるのが目的で、場合によっては意図的に菅氏支持陣営が岸田氏に票を流すこともありうる」(自民幹部)との見方もある。加えて、地方議員が軸となる地方代表も、それぞれの派閥系列の人物が多いため、「投票直前の微調整も可能」(自民幹部)との声も漏れてくる。

■いつもの総裁選ドラマ、「どよめき」か「ため息」か…

 こうしてみると、今回の総裁選も「まさに派閥談合の極致」(自民長老)となる公算が大きい。ただ、これまでの総裁選史を振り返ると「必ずドラマがあった」(閣僚経験者)のも事実。その多くは、劣勢と見られた候補が議員票で想定以上に上積みしたケースだ。

 9月14日午後2時からの総裁選は、これまで通り無記名投票で実施される。しかも、国会議員と地方代表計535人が名簿読み上げ順に一緒に投票することになるので、「投票時の表情や動作の“監視”を含めても、誰が誰に入れたかがまったくわからない」(総裁選管理委)のが特徴だ。

 開票結果が報告・公表されるのは9月14日午後3時半前後と見込まれている。届け出順に石破氏、菅氏、岸田氏の得票が読み上げられることになるが、会場となる都内のホテルの大会議場で、どの候補の得票に「おおっ!」というどよめきが巻き起こるか、それとも「あーあ!」というため息ばかりが広がるのか。消化試合ではあっても、「ふたを開けてみるまでわからない総裁選ドラマ」(自民長老)となることは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4651名無しさん:2020/09/13(日) 10:15:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/9367a46dc47e65a11919f8fb9de457ebfb840a61
「ポスト菅」官房長官選び 「派閥重視」「発信力」「政治手腕」どれ重視?
9/12(土) 13:32配信

 自民党総裁選は菅義偉官房長官の優勢が揺るがず、永田町の関心は早くも閣僚・党役員人事に移っている。とりわけ注目されているのが、内閣の要となる官房長官だ。派閥重視か、発信力か、たたき上げの政治手腕か-。「ポスト菅」に誰を据えるかで、菅氏が目指す政権の姿も見えてくる。

 官房長官は、内閣の「番頭格」だ。菅氏は2012年12月の第2次安倍政権発足と同時に就任。熊本地震などで危機管理を担い、省庁横断の政策を実現するため、陣頭指揮を執ってきた。14年の内閣人事局発足以降は人事権も武器に省庁の掌握を強めた。

 安倍晋三首相は「菅総理には菅官房長官がいないという問題がある」と指摘していたが、「ポスト菅」の適任者は誰なのか。

 まず挙がるのが萩生田光一文部科学相。15〜17年に官房副長官を経験し、菅氏は実務能力を高く評価。最大派閥の細田派所属で、同派に影響力がある森喜朗元首相は「官房長官を取れ」と指示を飛ばしており、起用は細田派への配慮になる。

 同じく官房副長官経験者の加藤勝信厚生労働相も答弁が安定し、候補者の一人とされる。ただ新型コロナウイルス対策を巡って、菅氏との溝が生まれたと指摘する声もある。

 発信力に期待するなら、河野太郎防衛相だ。ツイッターのフォロワー数は175万人を超え、「選挙の顔」として期待も高い。菅氏と同じ神奈川県選出で関係も近いが、言動を不安視する声も。9日には10月の衆院解散の可能性に言及し、「就任の目は消えた」と見る向きもある。

 菅氏が最も信頼しているのが、梶山弘志経済産業相だ。菅氏が師事した故梶山静六元官房長官の長男で、安定した国会答弁から期待する声もあり「脱派閥」のアピールにもなる。

 森山裕国対委員長を推す声もある。総裁選では二階俊博幹事長とともに「菅政権」への流れを一気につくった一人。鹿児島市議出身で、熟練した国会戦術に菅氏も安心して任せている。二階氏の幹事長留任が強まる中、官邸の重しとして最適任との見方がある。 (湯之前八州)

4652名無しさん:2020/09/13(日) 11:52:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/96d546d10807b3e433c05329736bb0e32afec085
菅氏の経済指南役は2人「菅政権」閣僚ポストに誰が就くのか
9/12(土) 9:26配信

【プロはこう見る 経済ニュースの核心】

 自民党総裁選がスタートした。ポスト安倍を決める総裁選でもあるが、結果はすでに見えているようなものだ。

 気の早い市場は「菅(義偉)政権」の閣僚ポストに誰が就くのか、その人選に注がれている。

 とりわけ、そうした閣僚人事に神経をとがらせているのが地方銀行の面々だ。「剛腕で鳴る菅氏がどの地銀に再編の白羽の矢を立てるのか、戦々恐々としている」(ある地銀幹部)というのだ。

 菅氏は2日の総裁選出馬会見で、「地方の銀行について、将来的には数が多過ぎるのではないか」と語り、翌3日には「再編も一つの選択肢になる」と踏み込んだ。

 この菅発言を受け、地方銀行の株価が軒並み上昇した。市場は地銀の再編を先取りし始めている。

■地銀再編は北尾吉孝氏

 中でも株価が急騰したのは、福島銀行など人口減少と収益低下に喘ぐ地銀だった。そうした株価急騰の地銀に出資しているのが北尾吉孝社長のSBIホールディングスだ。金融関係者によると「菅氏と北尾氏は昵懇の仲。昨年のSBIグループの20周年の式典にも、菅氏は参院選のさなかであったにもかかわらず駆けつけたと聞いています」という。その北尾氏が打ち出したのが「第4のメガバンク」で、地方経済活性化のために地銀を糾合するという構想だ。同構想に参加したのが福島銀行や島根銀行などで、菅発言で株価が急騰した。「出資した地銀株が急騰して北尾さんはさぞやホクホクでしょう」と地銀幹部は語る。

■デジタル行政は竹中平蔵氏か

 さらに地銀再編の陰にはもうひとりのキーパーソンがいると囁かれている。竹中平蔵氏(東洋大学教授)だ。永田町関係者によると「竹中さんはよく菅さんの元を訪ねている」という。昨年開催された経営者を集めた講演会では、菅氏がゲストに呼ばれ、竹中氏が司会をしている。そこで竹中氏から出されたのが「行政のデジタル化の推進」だった。菅氏が総裁選で「デジタル庁」の創設に言及している背景には竹中氏の影がちらつく。その竹中氏はSBIホールディングスの社外取締役でもある。

 よもや「デジタル庁」の初代長官は竹中氏ということもあるまいが。

(小林佳樹/金融ジャーナリスト)

4653名無しさん:2020/09/13(日) 12:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/38a734b92bcd87579237a2fa1ff91cd2633d8d70
石破氏、岸田氏の「2位争い」が何とも熾烈な事情
9/12(土) 5:01配信

 次期首相を決める自民党総裁選は、9月14日の投開票を前に菅義偉官房長官の大勝を前提とした消化試合の様相となっている。メディアの事前情勢調査でも、国会議員票、地方票の双方で菅氏の優勢が際立っているからだ。このため、派閥単位の締め付けの中でも見え隠れする“反菅票”が「本番の投票でどれだけ顕在化するか」(無派閥有力議員)に、各陣営の関心が集まっている。

 党員・党友投票抜きの「簡略型」となった今回の総裁選は、石破茂元幹事長、菅官房長官、岸田文雄政調会長の3候補が、国会議員394、地方代表141の計535票を奪い合う構図。議員と地方代表による投票で過半数(268票)を超える候補がいなければ、上位2候補による議員だけの決選投票となるのがルールだが、今回はすでに菅氏が圧倒的支持を集めているため、「一発決着」となるのは確実だ。

 そこで政界が注目するのは「票の出方」(自民幹部)だ。具体的には菅氏がどれだけの票を獲得するかと、石破、岸田両氏の2位争いの行方。菅氏が予想通りの完勝となれば「本格政権の可能性が広がる」(自民長老)とされる一方、石破、岸田両氏のいずれかにとっては、3位に沈んだ場合、「次への挑戦権を失う危機を招く」(自民幹部)との見方が多い。

■菅陣営の目標は「380票以上」の完勝

 9月8日に告示された選挙戦はすでに後半戦で、大手メディアはそれぞれさまざまな手法を駆使して情勢調査を実施、その内容を報道している。これに3氏の陣営の票読みも加味すると「菅氏支持が7割以上で、石破、岸田氏の2位争いは大接戦」というのが大方の予測となっている。その結果、すでに以下のような3候補それぞれの「勝敗ライン」が浮かび上がっている。

 すでに「当確」の菅氏が目標とするのは「全体の7割強となる380票以上」だ。細田派(98)、麻生派(54)、竹下派(54)、二階派(47)、石原派(11)に加えて無派閥議員の半数以上(約40票)の支持を受けており、単純に足し算すれば議員票だけで300票を超える。これに、地方票の6割弱(80票前後)が上積みされれば380票以上となる。

 ただ、前回総裁選で所属議員の参院組を中心に半分近くが石破氏に投票したとされる竹下派は、今回も足並みの乱れが目立つ。しかも、菅氏が無派閥ということもあって、支持する細田派など4派閥にも、一定数の“隠れ反菅”議員が存在するとみられている。

4654名無しさん:2020/09/13(日) 12:02:57
>>4653

 その一方で、地方票でも「総裁選後の主導権争いへの配慮などから、各陣営にバランスをとる動き」(自民幹部)が見え隠れしており、都道府県一律各3人という地方代表票が分散傾向となる可能性も少なくない。このため、自民党内でも「判官びいきも含めて、菅氏の票が予測より30票以上減るのでは」(自民幹部)との見方も広がる。

 さらに「仮に菅氏が330票程度にとどまれば、『これは事件』となりかねない」(菅陣営幹部)との不安を漏らす向きもある。その場合は「菅氏支持陣営での犯人捜しが始まり、それが『菅新首相』の求心力にも影を落とす」(同)ことにもなるからだ。

 これに対し、低レベルの戦いを余儀なくされている石破、岸田両陣営は、「生き残りをかけての2位争い」でしのぎを削る。特に、4度目の挑戦となった石破氏は、前2回の総裁選で地方票の強さが際立ったこともあって、陣営内にも「今回、地方票も伸びずに3位となれば、これが最後の総裁選になりかねない」(幹部)との悲壮感も漂う。

 石破派は19人と弱小で、推薦人20人には事実上の自主投票となった谷垣グループと無派閥に、竹下派1人を加えた5人が名を連ねた。国会議員の固定票は25強とみられており、これに地方票の3割以上(約45票)を足せば、70票程度がいわゆる基礎票で、これにどれだけ上積みできるかが2位争いを左右することになる。

■岸田氏、「地方票1桁で3位」なら再起は困難に

 これに対し、岸田派は47人と石破派に28人の差をつけており、もともと同じ宏池会系だった谷垣グループや無派閥などから、10人以上の支持が見込まれるため、議員票は60前後が基礎票となる。ただ、各種情勢調査でも地方票は「1割前後」と伸び悩みが際立ち、陣営内でも「何とか2桁(10票以上)は確保したい」と弱気の声も広がる。このため、全体では基礎票は石破氏と肩を並べる70票前後となっている。

 かねて安倍晋三首相の「意中の後継者」として、一時は本命視されていた岸田氏だけに、「いくら梯子を外されたとしても、地方票1桁で3位なら再起は難しくなる」(閣僚経験者)のは否定できない。それだけに、「無派閥の“浮動票”や、菅氏支持陣営の議員の1本釣りなどに全力を挙げることで、なんとか80票以上を確保したい」(岸田氏側近)とまなじりを決する。

 仮に、こうした現状が9月14日の投票結果にそのまま表れれば、「菅氏380前後、石破、岸田両氏はいずれも75票前後」という結果も想定される。ただ、菅氏支持陣営の中には「あまり菅氏に勝たせすぎると、本格政権作りに向けて人事でもいうことを聞かなくなる」(麻生派幹部)との声も少なくない。

4655名無しさん:2020/09/13(日) 12:04:28
>>4654

 さらに、「今回総裁選は、反乱分子の石破氏の息の根を止めるのが目的で、場合によっては意図的に菅氏支持陣営が岸田氏に票を流すこともありうる」(自民幹部)との見方もある。加えて、地方議員が軸となる地方代表も、それぞれの派閥系列の人物が多いため、「投票直前の微調整も可能」(自民幹部)との声も漏れてくる。

■いつもの総裁選ドラマ、「どよめき」か「ため息」か…

 こうしてみると、今回の総裁選も「まさに派閥談合の極致」(自民長老)となる公算が大きい。ただ、これまでの総裁選史を振り返ると「必ずドラマがあった」(閣僚経験者)のも事実。その多くは、劣勢と見られた候補が議員票で想定以上に上積みしたケースだ。

 9月14日午後2時からの総裁選は、これまで通り無記名投票で実施される。しかも、国会議員と地方代表計535人が名簿読み上げ順に一緒に投票することになるので、「投票時の表情や動作の“監視”を含めても、誰が誰に入れたかがまったくわからない」(総裁選管理委)のが特徴だ。

 開票結果が報告・公表されるのは9月14日午後3時半前後と見込まれている。届け出順に石破氏、菅氏、岸田氏の得票が読み上げられることになるが、会場となる都内のホテルの大会議場で、どの候補の得票に「おおっ!」というどよめきが巻き起こるか、それとも「あーあ!」というため息ばかりが広がるのか。消化試合ではあっても、「ふたを開けてみるまでわからない総裁選ドラマ」(自民長老)となることは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4656名無しさん:2020/09/13(日) 12:15:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/88dcd938c4e339a9d6e68b78d0358c17e853a5b3
頼んだぞ! 絶望日本を救えるのは「菅総理」しかいない
9/12(土) 11:16配信

 自民党総裁選のニュースがメディアをジャックして久しい。最大派閥である細田派の支持を得た菅義偉氏の当選が有力視されている。一方で世論調査の結果では石破茂氏の支持も高い。そんな中、国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏は、「日本の将来を見据えると、次期総理は菅氏しかありえない」と語る。その理由とは ──。

■日本を救うのは菅氏しかいない、5つの理由

 安倍晋三内閣総理大臣の辞任に伴い、自民党総裁選挙に有力議員が名乗りを挙げた。米中覇権争い、予測困難な米国大統領選挙、そして未曽有の経済危機など、国際情勢・経済情勢が不透明さを増す中、日本の首相として難局を乗り切れる人材は一体誰なのか、大きな注目が集まっている。

 その中でポスト安倍に相応しい人物の条件は、「大統領選挙の結果如何にかかわらず日米関係を首尾よくハンドリングし、更なる増税圧力に屈することなく、日本経済を立て直すための政治力、実績、精神力を持った人物」である。そして、これらの条件を満たす人物は、現状では菅義偉官房長官を除いてほかに該当者が存在していない。菅官房長官が日本の総理大臣になるべき理由を5つにまとめ列挙する。

■ドナルド・トランプ大統領が再選した場合

 1.トランプ、バイデンの両方に相対した対米経験を有していること

 菅官房長官および同長官の側近議員らは米国に幅広い人脈を有しており、2019年5月に同長官が渡米した際にはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、パトリック・シャナハン国防長官代行(当時)らに面会している。特に政権の要であるペンス副大統領とは、両者の政権内での役割について意見交換し、その立場の類似性から深く意気投合した仲だと言われている。仮にドナルド・トランプ大統領が再選した場合、対米関係の安定性という観点から望ましいものと思う。

 また、バラク・オバマ、ジョー・バイデン政権時代にも、官房長官として当時難航していた米軍基地問題をはじめとした難問に取り組み、米国側と深い信頼関係を結んだ実績がある。バイデン前副大統領が当選した場合の外交・安全保障スタッフはオバマ時代のメンバーを踏襲する見通しとなっており、同政権の考え方や癖を肌感覚で理解していることは心強い。

 大統領選挙の結果として、トランプまたはバイデンのいずれが勝利した場合でも、経験に裏打ちされた外交関係の構築が見込めることは、米中対立が激化する国際環境の中で、他の候補者と比べて菅官房長官のキャリアが勝っているポイントとなっている。

 2.主要閣僚として経済政策・財政運営に関する見識を有していること

 官房長官は月例経済報告等に関する関係閣僚会議を主宰する立場にある。つまり、第2次安倍政権の約8年間を通じ、菅官房長官は日本経済・政府財政の状況について、他の政治家の誰よりも責任者として詳細に把握してきたと言えるだろう。

 新首相が経済状況に関して一からレクチャーが必要となるキャリアの人物では世界第3位の経済大国の舵取りは任せられない。そのため、菅官房長官が新型コロナウイルス問題による世界的な経済危機、そして日本経済の立て直しに関して、現職や総務大臣という内政上の主要閣僚ポストを経ていることは重要なポイントだ。

 ただし、筆者は財務省に屈して2度の増税を行った現自民党政権の政策を諸手を挙げて支持しているわけではない。したがって、新型コロナウイルスによる景気悪化に対し、菅官房長官には財務省の意向を抑えて、日本経済再生のために消費税減税を断行することを求めたい。

4657名無しさん:2020/09/13(日) 12:16:03
>>4656

■Go To トラベル その本質とは

 3.財務省に安易に屈しない中央省庁を横断する幅広いネットワークを有していること

 財務省は新型コロナウイルスに対する経済対策のための政府支出をコロナ増税として国民から回収することを虎視眈々と狙っている。既に財務省の御用学者らが新たな増税に向けたアドバルーンを揚げ始めており、日本経済を更なるどん底に陥れるための試みが準備されていることは明白だ。

 財務省を抑えるためには、他の現業官庁や政権与党に対する影響力を行使し、政府の内外から財務省の動きに抵抗する政治力を発揮することが必要となる。菅官房長官は内閣人事局を掌握し、また過去の政治キャリアから各官庁の官僚らに対して気脈を通じている。これは安倍首相が経済産業省頼みで財務省に対する政治的な抵抗力が十分でなかったことと比較し、菅官房長官が長年にわたって築いてきた政治力との決定的な差異となるポイントである。

 そして、自民党の二階俊博幹事長、公明党とのパイプも財務省に対して抵抗する重要な要素となる。また、政治的な友好関係にある日本維新の会との反増税に向けた協力もありうるだろう。もちろん、これは菅官房長官が財務省に対抗する政治行動に出た場合の想定にすぎないが、同氏の過去のキャリアを見る限り財務省系のラインにある人物ではない。

 4.国民の生命・財産を守るために剛腕を振るった実績を持っていること

 国民の生命・財産を守るために必要なことを断行してきた実績も評価に値する。

 直近では各省庁で運用目的が異なるダム群に関する運営管理を見直し、頻発する豪雨災害への治水対応能力を飛躍的に高める措置を断行している。これは関東地域の水害対策で評価された八ッ場ダム(建設約50年・事業費5000億円以上)の50個分の治水効果を生み出す大改革であった。地味ではあるものの、官房長官として培われた省庁横断的な視座が可能にした改革であった。

 また、かつて総務大臣就任以来推進されてきた諸改革は、国民生活のコストおよび利便性の改善に繋がる政策として実を結びつつある。最もシンボリックな事例は携帯料金の引き下げに向けた新規参入の促進である。菅官房長官は楽天も含めた携帯各社の競争が進むことで、4割程度の料金引き下げの可能性を過去に示唆している。これは景気悪化で苦しむ家計にとっては大いに助けとなるものだろう。

 Go To トラベルは大きな批判を浴びることになったが、経済指標上業績が大きく落ち込んでいる旅行業・飲食業を支援するという断固たる決意は評価したい。筆者はこの手のバラマキ政策がよいとは考えていないが、約900万人の雇用を支える観光業のホテル・旅館の客室稼働率が1割に落ち込んでいる状況では何らかの対応が必要なことは自明であった。

4658名無しさん:2020/09/13(日) 12:16:30
>>4657

 実際、Go To トラベルは、20年8月24日時点で、約200万人のキャンペーン利用者のうちコロナ感染者は1人(登録されたホテル・旅館で判明した人は10人)にすぎず、心配された感染拡大は杞憂となっており、コロナを恐れず、事実上コロナを制した果敢な取り組みだったと言える。

■高校卒業後に上京、段ボール工場で働いた

 5.世襲議員でなく叩き上げ政治家として国民の生活・境遇を理解していること

 菅官房長官は、秋田県から高校卒業後に上京、段ボール工場で働いたところからキャリアをスタート。2年後、法政大学に苦労して進学し、民間会社に就職後、政治家を志して小此木彦三郎衆議院議員の秘書を11年間務めた。

 これまでにメディア等で名前が挙がった自民党総裁候補は原則として世襲議員だ。親も政治家、場合によっては祖父も曾祖父も政治家という半ば貴族社会のような有り様だ。同氏はその中で異彩を放つ叩き上げの人物であり、国民と同様に辛酸を舐めて泥に塗れて生きてきた人生経験を持つ。

 政治家の秘書、しかも血統的な裏書保証のない秘書は1年間休みもなく働く激務であり、多くの人は3年どころか1年持たずに辞めていく。それを11年間務めたうえで、横浜市会議員となり、国会議員としても修羅場をくぐり抜けてきた精神力は並大抵のものではない。閉ざされた門閥政治の中で、今こそ1人の一般国民が首相になれる道を示すときがきたと言える。

 あまり知られていないが、菅官房長官はほぼ毎日のように多くの民間人と朝食会をこなし続けている。これは官房長官になる前から変わることがない習慣であり、安倍政権内部では最も多くの民間人材との意見交換をこなしてきた人物だと言えるだろう。この習慣は多くの国民から人材・アイデアを登用することに役立っているものと思うが、背景には同氏の政治家としての出自が影響しているものと推量する。

 以上のように、現在名前が挙がっている自民党総裁候補者の中で、菅義偉氏ほど日本の難局を乗り切る資格を持つ人物はほかにいない。自民党の国会議員が正しい見識を持って次の首相を選ぶことを期待する。



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渡瀬 裕哉(わたせ・ゆうや)
早稲田大学招聘研究員
国際政治アナリスト、実業家。パシフィック・アライアンス総研代表取締役所長。国内外のヘッジファンド・金融機関に対するトランプ政権分析のアドバイザーも務める。
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早稲田大学招聘研究員 渡瀬 裕哉 撮影=原 貴彦 写真=時事通信フォト

4659名無しさん:2020/09/13(日) 12:23:05
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200912-00198006/
菅義偉の敵は石破でも岸田でも野党でもなく安倍晋三ではないか
田中良紹 | ジャーナリスト
9/12(土) 20:29

フーテン老人世直し録(534)

長月某日

 結果が分かっている選挙を見るのはツライ。ツライが民主主義は構成員による選挙で物事を決める仕組みだから文句は言えない。16日に菅義偉総理が誕生するまでのプロセスを、選挙に参加できない我々はただ見守るしか方法はない。

 だが見ていると面白いことも見えてくる。菅義偉候補は自民党総裁選挙で石破茂、岸田文雄の両候補と戦っているが、本当の敵は現総理の安倍晋三氏ではないかと思えてくるからだ。

「安倍路線の継承」を言う菅氏に対し、安倍総理は11日、「敵基地攻撃能力」を保有する安保政策への転換を促す「談話」を発表した。退陣を表明した総理が次期政権の政策に口出しするのは異例である。それも国家の安全保障に関わる重大政策に口出ししたのだから、異例というよりあってはならない権限の逸脱である。

 それをなぜこの時期にやったのか。それは細田派、麻生派という二大派閥に担がれて総裁選を戦っている最中だから、菅氏は極めて弱い立場にある。安倍総理の言うことを否定できない立場だ。そこを狙って安倍総理は「談話」を出した。

 安倍総理は菅政権が強力になり、自分の言うことを聞かなくなることを恐れている。そのため菅総理の下で解散・総選挙をやることを阻止したい。選挙で大勝すれば菅氏の権力は強化され、安倍総理の言うことを聞かなくなる恐れがある。

 前のブログで、安倍総理の突然の退陣表明と、それに続く麻生派、細田派の菅後継候補支持表明は、事実上の「禅譲」だと書いた。それは心から菅政権を待望しての「禅譲」ではない。つまり「禅譲」の本来の意味である「有徳の人に権力を譲る」ことではない。

 かつての中曽根総理と同じ「禅譲」、つまり自分が総理を辞めた後に手が後ろに回らないための「禅譲」である。自分を決して裏切らない政権を作り、裏切らない保証として叩けばホコリが出る材料を仕込んでおく。そして総理の権力で辞めた後の自分を守らせる。

 しかし政界には、自分を総理に押し上げた人物を、権力者は必ず「切る」という原理がある。中曽根氏は田中角栄氏の力で総理になるが、総理になった瞬間から「田中切り」を始めた。

 田中派の中で世代交代を主張し、角栄氏の怒りを買って不遇だった金丸信氏を銀座「吉兆」に招き、畳に両手をついて「あなたを必ず幹事長にする」と約束した。そして竹下登、安倍晋太郎両氏を後継者としてそれぞれ大蔵大臣と外務大臣に起用し、中曽根氏は角栄氏の力が衰える時を待った。

 これは竹下政権が誕生した後でフーテンが金丸氏から直接聞いた話である。大の中曽根嫌いを公言していた金丸氏は、実は中曽根政権誕生直後から秘かに中曽根氏と気脈を通じていたのだ。世代交代を実現するための政略である。

 田中角栄の忠実な下僕と言われた二階堂進氏が「中曽根は必ずあなたを裏切る」と忠告したが角栄氏は聞き入れず、それに二階堂氏が怒って田中派に亀裂が入ると、すぐに金丸氏は竹下氏を総理候補に担ぐため「創政会」を立ち上げた。派内は分裂状態となり角栄氏はその心労から病に倒れた。

4660名無しさん:2020/09/13(日) 12:23:24
>>4659

 その後、中曽根氏は竹下氏に「禅譲」し竹下政権が誕生するが、その時に中曽根氏は竹下氏の権力が強くならないようタガをはめた。一つは叩けばホコリが出る状態に追い込み、スキャンダルを握って裏切りをさせないようにする。もう一つは国民に不人気な消費増税をやらせて支持率低下を狙ったのである。

 そして外務大臣に中曽根派の宇野宗祐氏を押し込んだ。文人政治家と言われ外交が得意でない宇野氏が外務大臣になったのは、背後で中曽根氏が外交を仕切るためと見られ、中曽根氏は竹下内閣を短命で終わらせ、自分が再度総理になる気でいるとフーテンに思わせた。

 竹下政権は消費増税を強行採決したが、それでも党内基盤は盤石だった。ところが同時に起きたリクルート事件で政権はガタガタになる。リクルート事件の主任検事を務めた宗像紀夫氏は昨年日本記者クラブの会見で、「特捜部の標的は大勲位だった」と語った。しかし潰れたのは竹下政権で中曽根氏は逃げ切り、中曽根傀儡の宇野宗祐氏が後継総理になった。

 しかし宇野政権は参議院選挙で大惨敗、参議院は社会党の土井たか子氏を総理に選ぶという「ねじれ」が、日本政治史に初めて生まれた。以来日本の政治は大混乱の時代を迎えた。「禅譲」という民主主義に反することをやった報いだとフーテンは思うが、それと同じことが今再現されようとしている。

 安倍総理は今年開かれたはずの東京五輪の後で岸田氏に「禅譲」し、憲法改正の露払いをさせようとしたが、コロナの直撃を受けてシナリオに狂いが出た。さらに黒川弘務元検事長を検事総長にし、総理を辞めた後、手が後ろに回らないよう画策したが、これも検察と世論の反発で失敗した。

 いや失敗したどころの話ではない。検察を敵に回してしまったため、河井克之・案里夫妻の裁判次第では1億5千万円の自民党から河井夫妻への資金提供との関連を追及されかねない。そこで共犯関係にある菅氏に「禅譲」先を変えた。共犯関係にあるのだから裏切れない、必ず自分を守ると思ったのだ。

4661名無しさん:2020/09/13(日) 12:24:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3a7b47b84bfcfe31f3ccea40446d3ccbe347992
菅義偉氏、橋下徹氏の入閣は「私、知りません」
9/12(土) 21:27配信

 自民党総裁選(14日投開票)に立候補した石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)が12日、都内で日本記者クラブ主催の公開討論会に出席した。

 優勢が伝えられる菅氏は、約2時間の会の最後に、代表質問で早くも党や内閣人事に関する質問を受けた。時間の関係で石破氏と岸田氏には聞かれず、「幹事長は二階(俊博)さんが留任と言われている。選択肢として、ないことはないんですか?」と確認されると、菅氏は「なぜ(質問は)私だけなんですか?」と苦笑いしつつ、「総理総裁に選ばれてからの判断だろう」とした。

 さらに入閣についても、「菅さんとご懇意な橋下徹さんというのは、絶対ないんですか?」と聞かれたが、「私、知りません」と菅氏。「いずれにせよ、それは総理大臣になってから考えることだろうと思います」と冷静に話していた。

報知新聞社

4662名無しさん:2020/09/13(日) 12:31:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/7918cf916b2ef18fdfa8c62d9ad3eb658bb947f7
官房長官の後任人事に関心 萩生田、森山、梶山氏らの名
9/13(日) 7:20配信

 自民党総裁選で優位に戦いを進める菅義偉官房長官が新首相に指名された場合の後任に注目が集まっている。

 支援を受ける主要派閥から抜てきするのか、自らの個人的つながりを含め適材適所を意識するのか。各派の水面下の綱引きは激しさを増している。

 菅氏は12日、日本記者クラブ主催の討論会で、官房長官に求められる資質について「全体を見なければならない。そうした総合的な仕事ができる人がいい」と指摘した。

 官房長官人事への関心が高まるのは、2012年の第2次安倍政権発足以降、安倍晋三首相の懐刀として政権を支えてきた実績があり、「余人をもって代え難い」との印象が強いためだ。各派からは既に複数の名前が挙がっている。

 「幹事長か官房長官を取らないと」(ベテラン議員)と息巻く最大派閥の細田派で浮上しているのは萩生田光一文部科学相だ。萩生田氏は安倍首相の側近。同時に官房副長官として菅氏に仕えた経験もあり、気心が知れているという安心感を指摘する声がある。

 安倍首相の盟友である麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派の河野太郎防衛相も官房長官候補の一人と目される。河野氏は菅氏と同じ神奈川県選出。知名度、発信力に定評があり、「起用したらすぐに衆院解散だろう」(中堅議員)とみる向きもある。

 竹下派にも副長官として菅氏を支えた加藤勝信厚生労働相がいる。そつのない仕事ぶりを評価する声は少なくない。

 一方、個人的なつながりも無視できない。

 菅氏は先の通常国会を二階俊博幹事長、森山裕国対委員長との連携で乗り切った。3人とも地方議員出身のたたき上げ。森山氏の安定した国会運営に対する菅氏の信頼は厚く、二階派幹部は「森山氏が官房長官に就けば政府と党の意思疎通がしやすくなる」と語る。

 自民党内では、無派閥の梶山弘志経済産業相が有力との見方もささやかれる。菅氏が師事した故・梶山静六元官房長官の長男で、長く近い関係にあるからだ。ある閣僚経験者は「派閥均衡の人事でなくなるからイメージがいい」と指摘する。

 菅氏が自らの後任を選ぶ基準は新内閣のカラーを左右することになる。仮に派閥の意向を重視すれば、「派閥政治に逆戻り」との印象が広がる可能性もあり、難しい判断を迫られそうだ。

4663名無しさん:2020/09/13(日) 12:32:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b261e1bb15e3f41fbc061fb8db4629368b58cdc
官房長官に狙い集中「ポスト菅」取り沙汰される6人
9/13(日) 7:34配信

自民党総裁選で優位な戦いを続ける菅義偉官房長官(71)の後任、「ポスト菅」をめぐる獲得合戦が激化している。

二階俊博幹事長(81)の続投が固まり、幹事長ポストゲットが厳しい菅氏支持の派閥では、影響力保持のためにも絶対に押さえたい、「菅内閣」人事最大の焦点だ。複数の名前が取り沙汰され、総裁選の菅氏とは対照的な「だんご状態」に。菅氏と石破茂元幹事長(63)、岸田文雄政調会長(63)は12日、日本記者クラブの討論会で選挙戦最後の論戦をかわした。

   ◇   ◇   ◇

菅氏が7年8カ月にわたり務め、「菅内閣」発足なら空席となる官房長官ポスト。菅氏を支持する主要派閥の視線は、特に熱い。先んじて菅氏支持の流れをつくり、強固な「菅-二階ライン」を敷く二階氏が「人事とカネを握り、各派閥が同様に狙った」(関係者)幹事長の続投を固めたこともあり、首相の女房役で露出も多い官房長官に、狙いが集中。菅氏が、官房長官=「首相への近道」のルートを生んだことも大きい。

名前が挙がる人物のポイントは4つ。<1>たたき上げ<2>師弟関係<3>選挙シフト<4>路線継承だ。<1>の代表格は森山裕国対委員長(75)。国会対策の責任者で野党との交渉でも硬軟織り交ぜるベテランらしい対応で、菅氏の信頼は厚い。菅氏が二階氏と同様に最初に出馬の意志を伝えた相手でもある。鹿児島市議出身で、横浜市議出身の菅氏とは気脈を通じた「たたき上げ」だ。

<2>は梶山弘志経産相(64)。父は菅氏の政治の師、故梶山静六元官房長官。就任すれば親子二代の官房長官で「物語性がある」(国会関係者)。菅氏と同じ無派閥で、総裁選で派閥との関係が目立つ菅氏には「脱派閥」の象徴にもなる。

<3>は文字通り国民向け。ネットで人気の河野太郎防衛相(57)や発信力がある小泉進次郎環境相(39)だが、2人とも「官房長官の言動が総理より目立ってしまいかねない」(自民党関係者)本末転倒の結果を招く恐れも。「菅さんは人気取りはしない」との声もあり、実現は不透明だ。

<4>の萩生田光一文科相(57)加藤勝信厚労相(64)は、最大派閥・細田派、老舗の竹下派所属でともに政策通。菅氏との関係も悪くないとされる。この6人とは別に、女性議員の起用案も取り沙汰されている。

菅氏は12日の討論会で官房長官の資質を「国会運営、1日2回の会見など全体を見ないといけない。総合的な仕事ができる人がいい」と回答。バランスある「実務派」の起用を示唆した。さて、腹のうちは?

4664名無しさん:2020/09/13(日) 12:33:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/99c6459199bb6f75032e2a8101d0694a5dcec296
自民総裁選・福岡予備選 菅氏に2票 石破氏1票、岸田氏は支持伸びず
9/13(日) 7:55配信

 自民党総裁選(14日投開票)で福岡県連が県内の党員を対象に実施した予備選の結果、県連に割り振られる3票のうち菅義偉官房長官に2票、石破茂元幹事長に1票が分配されることが12日、関係者への取材で分かった。国会議員票で優位に立つ菅氏が、福岡県内の党員からも支持を集めた。岸田文雄政調会長は思うように得票できず、厳しい結果となった。

 県連は「公平を期すため」として、予備選の結果を公表していない。関係者によると、菅氏が約8千票、石破氏が約4400票、岸田氏が約3600票だった。

 県連の予備選は、各候補の得票に応じて3票を分配する「ドント方式」で実施。投票資格を持つ党員は約2万8千人で、12日に開票された。県連によると投票率は約57%だった。

 党内7派閥のうち5派閥の支持を取り付ける菅氏が、福岡県内でも最も多くの票を集めた。県内の自民国会議員14人のうち菅氏支持を表明している麻生、二階、竹下、石原各派に所属する議員は9人に上る。竹下派の三原朝彦衆院議員(福岡9区)は石破氏支持に回ったものの、麻生派議員を中心に菅氏の得票を押し上げた。

 一方、岸田氏は、自身が率いる岸田派議員を県内に4人擁しているが、最下位に沈んだ。告示前の4日には県内入りし、支持を訴えたが、票は伸びなかった。

 低迷した背景には、菅氏を推す麻生派領袖(りょうしゅう)、麻生太郎副総理兼財務相と、岸田派名誉会長として強い影響力を持つ古賀誠元幹事長の対立がある。両者は地元で長年勢力争いを演じる因縁の間柄で、県連関係者は「岸田派が麻生派との権力争いに敗れたということだ」と解説する。

 古賀氏のおひざ元で、派閥議員を4人も抱える福岡で地方票を取りこぼしたことは、岸田派にとって大きな痛手となる。

4665名無しさん:2020/09/13(日) 14:16:12
https://mainichi.jp/articles/20200913/ddm/001/010/115000c
自民総裁選 「今夜から水面下で」(その1) 菅氏に提案、二階氏ら筋書き
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月13日 東京朝刊

 自民党総裁選(14日投開票)は党内7派閥中5派閥の支持を得た菅義偉官房長官(71)が、岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)を突き放し優勢な状況が続く。なぜ菅氏圧勝の流れとなったのか。舞台裏を検証する。

 「今回の総裁選に出ようと思っています。よろしくお願いします」。安倍晋三首相が辞任表明した翌日、8月29日午後8時ごろ。菅氏が国会近くの衆院赤坂議員宿舎の応接室で頭を下げると、自民党の二階俊博幹事長は「応援するから、しっかりやれ」と激励した。

 会談を持ちかけたのは菅氏だった。この日の日中、石原派の森山裕国対委員長に連絡し二階氏との会談を依頼した。菅氏との会談に先立ち、二階氏は森山氏と側近の林幹雄幹事長代理と東京都内のすし屋で事前の打ち合わせを行った後、3人で1台の車に乗り込み、ひそかに地下駐車場から宿舎に入った。

https://mainichi.jp/articles/20200913/ddm/002/010/064000c
自民総裁選 「今夜から水面下で」(その2止) 「麻生幹事長」岸田氏難色 禅譲失敗「逆転」ついえる
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月13日 東京朝刊

 菅義偉官房長官(71)の出馬情報が駆け巡った8月30日午後。岸田文雄政調会長(63)は国会近くの「ザ・キャピトルホテル東急」で、森喜朗元首相と面会した。最大派閥・細田派に強い影響力を持つ森氏はこれまで谷垣グループとの連携をアドバイスするなど岸田氏の「指南役」でもあった。

 「ごあいさつに伺いました」と語りかけた岸田氏に、森氏は「そんなことより各議員、各派閥を何周も回ったんですか? 情勢はすごいスピードで動いているんですよ」と突き放した。出遅れた岸田氏へのいらだちからだった。

 挽回のカギは麻生太郎副総理兼財務相の支援だった。ところが岸田氏は麻生氏の不信を買っていた。8月28日夜の岸田氏を囲む岸田派会合に古賀誠元幹事長が参加した。麻生氏にとって、古賀氏は地元・福岡で権力争いを続けた「天敵」。当初、岸田氏支持に傾いた麻生氏だが、古賀氏の動きを知り、態度を急変させた。

4666名無しさん:2020/09/13(日) 14:17:08
>>4665

https://mainichi.jp/articles/20200912/k00/00m/010/207000c
ここから水面下で」 菅氏支持へ自民党内「雪崩」を引き起こした密会の賭け
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月12日 17時52分(最終更新 9月12日 21時47分)

 自民党総裁選(14日投開票)は党内7派閥中5派閥の支持を得た菅義偉官房長官(71)が、岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)を突き放し優勢な状況が続く。なぜ菅氏圧勝の流れとなったのか。舞台裏を検証する。

 「今回の総裁選に出ようと思っています。よろしくお願いします」。安倍晋三首相が辞任表明した翌日、8月29日午後8時ごろ。菅氏が国会近くの衆院赤坂議員宿舎の応接室で頭を下げると、自民党の二階俊博幹事長は「応援するから、しっかりやれ」と激励した。

 会談を持ちかけたのは菅氏だった。この日の日中、石原派の森山裕国対委員長に連絡し二階氏との会談を依頼した。菅氏との会談に先立ち、二階氏は森山氏と側近の林幹雄幹事長代理と東京都内のすし屋で事前の打ち合わせを行った後、3人で1台の車に乗り込み、ひそかに地下駐車場から宿舎に入った。

 幹事長と官房長官という中枢で安倍政権を支えた二階氏と菅氏。ともに国会議員秘書、地方議員を経て国政に出た「たたき上げ」だ。同席した森山、林両氏も地方議員出身。総裁選出馬を「考えたことはない」と繰り返してきた菅氏だが、二階氏は6月の通常国会閉会後、菅氏と会食を重ね「安倍さんの次はあんたしかない。総裁選に出たら応援する」と促していた。菅氏が決断したのは、二階氏らの「後ろ盾」を確信したためだ。

 問題は岸田氏と麻生太郎副総理兼財務相の動向だっ…

4667名無しさん:2020/09/13(日) 18:16:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe407655b9c620dec2dff1cfaa166d3e299965cc
「菅義偉首相」にしがみつく創価学会と公明党の限界
9/13(日) 7:01配信

 「困難な中、一緒に努力してきたことが続けられなくなるのは非常に残念だ」

 8月29日午後、国会内で安倍晋三から辞意を伝えられた公明党代表の山口那津男は記者団を前に厳しい表情で語った。

 だが、2012年の第二次安倍内閣発足から8年近く、安倍と山口は数えきれないほど会談を重ねてきたにもかかわらず、最後までウマが合わない微妙な関係のままだった。

 リベラル思想の持ち主である山口は、気を許した相手との酒席では時に安倍を口汚く罵るほどの安倍嫌いであり、一方の安倍も「山口さんは形式的なことばかり言うから苦手だ」と側近にこぼしてきた。

 安倍政権下で常にギクシャクしていた自民党と公明党の仲を取り持ってきたのが、官房長官の菅義偉だ。

 公明党が支持者に約束してきた消費税の軽減税率導入問題で、2016年には財務相の麻生太郎や幹事長(当時)の谷垣禎一ら自民党側が強硬に反対する中、菅は「公明党が賛成しなければ法案は通らないし、選挙もできない」と公明党の主張を全面的に受け入れるよう安倍に迫り、飲食料品全般への軽減税率導入を実現させた。

 昨年の参院選では、公明党候補の苦戦が予想された兵庫選挙区に3回も入り、地元の自民党県連の猛反発を無視して、自民党支持の住宅・港湾関連の業界団体票を公明党に回すなどしてテコ入れし、当選させた。

 こうして強固さを増してきた公明党・創価学会とのパイプが、菅の力の源泉になってきた。

 いまや創価学会と本音で話ができる自民党議員は菅だけであり、衆院小選挙区ごとに2万票以上はあると言われる学会票を差配できるとなれば、選挙基盤が脆弱な若手議員たちは、こぞって菅になびく。

 昨年の参院選の広島選挙区で、新人の河井杏里が現職の溝手顕正を追い落として当選できたのも、菅の依頼を受けた創価学会が全力で河井を支援したからだった。菅と学会のパイプが河井当選の決め手だったのだ。もっともその河井夫妻が公選法違反で逮捕されたため、広島県の学会関係者の間では、菅に対する怨嗟の声が上がっている。

 学会とのパイプが有効なのは、自民党内だけではない。日本維新の会代表の松井一郎は、公明党が成否のカギを握る「大阪都構想」の実現に向け、菅に公明党対策をたびたび頼み込んできた。公明党・創価学会とのパイプは、維新をも引き寄せる効果があるのだ。

4668名無しさん:2020/09/13(日) 18:19:29
>>4667

学会の中枢と直結している

 自民党のベテラン職員は「菅は、かつての野中広務と同じような立場に立ったな」と評するが、そのパイプは野中以上に強い。

 それは菅が、2010年の参院選以降、創価学会で選挙対策を一手に担っている副会長で広宣局長の佐藤浩と極めて親密な関係を築き、その佐藤は会長の原田稔と主任副会長で本部事務総長の谷川佳樹という、今の学会を動かす中枢と直結しているからだ。

 創価学会の絶対的な指導者である名誉会長の池田大作が、体調悪化により人前から姿を消して10年余。もはや池田が指揮をとれなくなっていることは明らかで、原田と谷川が名実ともに学会を動かしている。

 そこに直結している佐藤と菅との約束は、そのまま創価学会と日本政府の約束になる。7年8か月の安倍政権の間に、公明党を「中抜き」して政府と創価学会の間で直接、物事が決まるという歪な関係ができているのだ。

 だが、こうした現状は、創価学会にとって政府・自民党とのパイプが菅だけになっているという脆さの裏返しでもある。

 自公連立政権発足当時の小渕恵三内閣では、官房長官の野中だけでなく、政権の後ろ盾だった元首相・竹下登や首相の小渕自身、それに古賀誠や大島理森などがそれぞれ学会や公明党の幹部とパイプを持ち、自民党と重層的な関係を築いていた。

 だが、安倍政権では菅ー佐藤ライン一本だ。それは代表の山口や、前幹事長で副代表の井上義久ら公明党の幹部が、安倍政権との間にパイプを作ってこなかったことの裏返しでもある。そもそも佐藤が菅との関係を深めるようになったのも、公明党幹部たちが安倍政権中枢との関係を作れず、機微な情報が入ってこないことに苛立ちを深めたからだった。

 こうした現状は、もし菅が政権中枢から外れてしまえば、政権とのパイプが直ちに失われることも意味している。学会幹部によれば、学会内でもそうした懸念の声は以前から出ていたという。だが、公明党・学会の意向を受けて自民党内をまとめてくれる剛腕政治家は他に見当たらず、菅が学会の「打ち出の小槌」になっていることから、学会は菅との関係にさらに嵌っていく。その結果、公明党・創価学会は菅に対して異常なまでに配慮を見せるようになった。

4669名無しさん:2020/09/13(日) 18:21:15
>>4668

「早期解散」をめぐる公明党の変節
 公明党は、東京都議選を国政選挙と同程度に重視する。1955年の統一地方選で創価学会が初めて政界に進出した際、学会の最高幹部が都議選で当選したことや、宗教法人としての認証を得ていた自治体が当時は東京都だったことも相俟って、東京都議は国会議員と同等に扱われ、その選挙には毎回、全国の学会員を動員して全員当選を目指してきた。

 しかし、衆院選がその都議選と近接した時期に行われると、どちらかの選挙の運動量が極端に落ちるため、従来、学会・公明党は都議選の前後半年ほどは衆院解散を避けるよう自民党側に全力で働きかけてきた。実際、都議選の1か月後に行われた2009年の衆院選で公明党は惨敗。2017年にも都議選から3か月後に衆院選が行われ、議席を大きく減らしている。いずれも解散時期をずらしてほしいという公明党の要請を当時の首相、麻生太郎や安倍晋三に却下された結果だった。このうち2017年の際は、学会の佐藤が菅に解散の先送りを強く働きかけたものの、安倍は菅の申し出を受け入れなかったという。

 今回は、都議選が来年7月初めに行われる見通しである一方、同年10月には衆院が任期満了を迎えることから、学会としては本来、衆院選は来年1月頃までに終わらせてほしいと自民党側に強く求めるところだ。

 ところが、6月末に副総理の麻生太郎から「この秋に安倍首相の手で解散することが望ましい」との考えを伝えられた公明党幹事長の斉藤鉄夫は「準備が全く進んでいない」として反対する考えを示し、代表の山口も記者会見などで年内解散に慎重な考えを繰り返し強調した。公明党が、従来の考えと異なる主張をしたのは一体なぜなのか。

 安倍は、この6月に計8回も副総理の麻生太郎と会談した。麻生は、「新型コロナウイルス対策で批判を浴びて求心力が落ちている現状を打開するためには、早期に解散・総選挙を行うべきだ」と繰り返し進言し、安倍も「やれるときにやる」と検討する考えを示していた。

 菅はこの動きを警戒していた。理由は後で述べるが、菅は二度と安倍の手による解散はさせたくなかった。それゆえ、解散は「首相の専権事項」とされ、官房長官といえども言及しないことが永田町の暗黙のルールになっているにもかかわらず、7月30日、TBSのCS番組の収録で今秋の衆院解散の可能性について問われると「新型コロナウイルスの問題がこのような状況では、難しいのではないか」と明確に否定。その後も同様の発言を繰り返した。

 これには首相秘書官兼総理大臣補佐官の今井尚哉ら安倍の側近たちが「何様のつもりだ。菅は総理の解散権を縛るのか」と憤った。

4670名無しさん:2020/09/13(日) 18:21:46
>>4669

菅の依頼だったのでは
 東京都議選を来年に控えているに関わらず、公明党はなぜ年内解散への反対姿勢を強調してきたのか。

 創価学会はこの夏、コロナ禍でストップしていた活動を9月初めから再開させる方針を固めていた。そのため、初秋の解散には対応できないとしても、11月以降の解散・総選挙であれば対応は可能だった。そもそも都議選のことを考えれば、本来は年末・年始までに衆院選を終わらせたほうが有難いはずだ。

 この謎は、菅の解散否定発言と照らし合わせれば氷解する。つまり、安倍の解散権を縛るため、菅が佐藤を通じて公明党側にも「解散に反対の声をあげてくれ」と依頼した――と考えれば全ては符合するのだ。

 創価学会は7月8日、東京・信濃町の本部別館で「最高協議会」を開催した。この会議は、毎年夏と冬の2回開かれ、全国13方面の方面長や婦人部長らの地方幹部と本部の幹部たちが一堂に集まり、組織の課題を話し合う重要会議だ。今回は、新型コロナ対策で出席者を普段の約半数の50人程度に絞り、開催日数も3日から1日に短縮して行われた。

 会議の重要テーマは次期衆院選に向けた体制作りだった。会議の中で佐藤浩は「いよいよ衆院の任期満了まで1年余となった。9月以降はいつ衆院の解散があっても万全の戦いができるよう準備を進めて欲しい」と檄を飛ばした。

 そして出席者が最も高い関心を寄せる衆院選の時期については、「来年7月の都議選から3か月後の10月の任期満了近くになる可能性が最も高い」との見方を示す一方、「可能性は高くはないものの、早期解散を模索する動きもあるのは事実なので、この秋から冬にかけての解散も皆無とはいえない」として、9月から全力で選挙準備に取り組むことを申し合わせた。

 佐藤と菅が蜜月関係にあることは、今や学会内で知らないものはいない。出席した幹部たちは、佐藤の言葉はすなわち菅の考えだと思って聞いていた。会議で佐藤の見立てを聞いたある幹部は「菅さんは『安倍首相はもはや解散できない可能性が高いし、そもそも解散させたくない』と思っているのだろう」と呟いた。

 この幹部の見方は当を得ていた。もともと安倍は、この夏に東京五輪を終えた後、今秋にも途中辞任して党員投票を省略した形の総裁選に持ち込み、気心に知れた政調会長の岸田文雄を後継にする――という青写真を検討していた。来年9月の任期満了まで務め、党員投票が行われる正式な総裁選が行われると、地方党員に人気の高い元幹事長・石破茂が総裁に就任する可能性が高まるからだ。

 ところが東京五輪は1年延期となった。現職の首相として五輪を迎えたいと願っていた安倍が、任期いっぱい首相を務めることと、後継を岸田にすることを両立させるためには、もう一度自らの手で解散に踏み切って勝利し、求心力を回復させるしかない。それゆえ、無理は承知でなお解散を模索していたのだ。

 (文中敬称略。中編につづく)

戸坂 弘毅

4671さきたま:2020/09/13(日) 20:14:35
自民新総裁、菅氏選出へ 議員票圧倒、地方票も上積み―14日投開票
2020年09月13日19時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091300230&g=pol
 自民党総裁選は14日、投開票される。菅義偉官房長官(71)は、党内5派閥から支持を受け、国会議員票(394票)の7割超を固めた。地方票も44票まで積み上げ、石破茂元幹事長(63)の25票、岸田文雄政調会長(63)の9票をリード。全体の過半数(268票)を上回り、退陣する安倍晋三首相の後継となる第26代総裁に選出される見通しとなった。

 各都道府県連では13日、割り当てられた地方票3票の配分を決めるため、それぞれ独自に実施している予備選(意向調査を含む)の開票が進んだ。取材によると、同日までに26都道府県連の結果が判明している。
 菅氏は、得票数1位が全て獲得する「総取り方式」の東京と、予備選に代わる意向調査を行った北海道で3票を獲得。得票数に応じて票を割り振る「ドント方式」の青森、石川、福井、岡山などでは2票を得た。
 岸田、石破両氏は、それぞれ地元の広島、鳥取で3票を独占。福島、香川、長崎、熊本は3候補が1票ずつを分け合った。予備選の開票は14日も行われる。

4672さきたま:2020/09/13(日) 20:48:54
>>4671
【速報】自民党総裁選予備選、広島は岸田氏が3票「総取り」
2020/9/13
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=680478&comment_sub_id=0&category_id=256
 安倍晋三首相(山口4区)の後継を決める自民党総裁選で、党広島県連が県内の党員・党友を対象に実施した予備選を13日に開票した結果、岸田文雄政調会長(広島1区)が県連持ち分の3票を「総取り」した。複数の関係者が明らかにした。県連幹部3人が上京し、14日の総裁選で岸田氏に計3票を投じる。

 県連は持ち分の投票先を決めるのに、得票数に応じた「ドント方式」を採用。岸田氏が石破茂元幹事長(鳥取1区)、菅義偉官房長官を寄せ付けず、3票全てを得たという。

 県連はこの日正午で投票を締め切り、直後に県連が入る広島市中区のビルで開票した。宇田伸幹事長たち県連の総裁選挙管理委員会の5人の立ち会いのもと、事務局職員やスタッフたち19人が作業。岸田氏の票の束を次々と積み、石破氏、菅氏を圧倒した。

 県連によると、予備選は県内の党員・党友2万7443人に向けて往復はがきで実施。有効投票数は1万9299票だった。(岡田浩平)

4673さきたま:2020/09/13(日) 20:53:38
>>4671
自民党総裁選予備選 鳥取県連は石破氏が3票独占
2020.9.13 18:19
https://www.sankei.com/politics/news/200913/plt2009130015-n1.html
 14日に投開票される自民党総裁選で、同党鳥取県連は13日、県内の党員・党友を対象に実施した予備選の開票を行った。関係者によると、ドント方式で得票を割り振りした結果、鳥取選出の石破茂元幹事長が3票を独占したとみられる。

 同県連によると、党員・党友9984人に往復はがきを送り投票を求めたところ、8124人から返信があった。投票率は81・37%。

 開票結果は、14日の新総裁選出後に公表予定だが、関係者によると、石破氏が投票総数の9割以上の票を獲得したという。続いて菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の順だった。

4674名無しさん:2020/09/13(日) 23:05:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/408d7054ac15638de5c0b9b51717e07ba471eed5
総裁選で再び注目 自民党の派閥とその歴史とは? 坂東太郎のよく分かる時事用語
9/13(日) 20:55配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)の辞任表明に伴う自民党総裁選挙が14日に投開票されます。今回は国会議員票394人と都道府県連の代表141票(3票×47都道府県)の計535票を争奪する「簡易型」の総裁選で、過半数268票を得れば当選です。議員票と同数の党員・党友票の合計で戦う通常の「フルスペック型」より議員票の比重が重くなるため、早くも「何派が誰につくか」の票読みが盛んです。

 その際、各候補の議員票を推測するのに重宝されているのが「派閥」です。すでに菅義偉(よしひで)官房長官に5つの派閥が支持表明をしていて「もはや勝負あり」などとも報じられているところ。そもそも「自民党の派閥とは何だ」という点をあらためてみていきます。

●派閥の歴史と系譜
 政治の世界に限らず、いかなる集団においても入社年次や部門、出身大学、好悪や親疎感などから「派閥」はできやすいものですが、自民党の派閥はそれらと大きく異なります。いくら対立が激化している組織でも、公然と事務所を構えて「領袖」(ボス)まで決まっている派閥など稀でしょう。それも道理で、自民党の場合は1派閥がしばしば野党1つ分以上の勢力を抱える「党内党」なのです。言い換えると自民党とは「党内党の連合体」といえましょう。

 現在の自民党内の派閥は主に7つです。名称、人数、領袖、今回支持するとみられる候補を並べると

・細田派98人(会長は細田博之)→菅義偉候補
・麻生派54人(会長は麻生太郎)→菅義偉候補
・竹下派54人(会長は竹下亘)→菅義偉候補
・二階派47人(事実上の領袖は二階俊博)→菅義偉候補
・岸田派47人(会長は岸田文雄)→岸田文雄候補
・石破派19人(会長は石破茂)→石破茂候補
・石原派11人(会長は石原伸晃)→菅義偉候補

となります。菅氏自身は無派閥(約70人)。他に派閥ほど結束が強くない谷垣禎一グループ(他派との重複も含めて20人余)が認められるのです。

4675名無しさん:2020/09/13(日) 23:06:27
>>4674

 派閥の源流は、1955(昭和30)年の自由民主党の結成にさかのぼります。吉田茂が率いていた自由党と鳩山一郎による日本民主党が「保守合同」して成立した自民党では、総裁選挙に向けて有力者による主要8派閥が形成されました。派閥はその後、存亡を繰り返しつつ70年代の5大派閥「三角大福中」を経て現在に至るという流れです。現在までの系譜をざっくりと記すと以下のようになります。

●旧自由党系
池田勇人派→大平正芳派(大)→岸田派、麻生派、谷垣グループ
佐藤栄作派→田中角栄派(角)→竹下派

●旧日本民主党系
岸信介派→福田赳夫派(福)→細田派
河野一郎派→中曽根康弘派(中)→石原派、二階派
三木武夫派(三)……麻生派へ合流

 5大派閥から現在2つ以上に分かれているのが旧池田派と旧河野派です。それぞれの経緯を略述します。

 池田派(宏池会)は、加藤紘一が領袖であった2000(平成12)年、当時の森喜朗首相(派閥は現在の細田派)の倒閣を目指した「加藤の乱」が頓挫。以後は親加藤の谷垣派(現在の谷垣グループ)と反加藤の堀内光雄派(現在の岸田派)に分立しました。

 麻生派は少々複雑です。河野一郎の子の洋平(中曽根派)が1976(昭和51)年に自民党を飛び出して新自由クラブを結成するも力及ばず10年後に復党。宏池会に入りましたが宮沢喜一の後継争いで加藤と対立し、麻生らと小所帯の河野グループを旗揚げして分立しました。それが今の麻生派です。

 旧中曽根派は跡目を継いだ渡辺美智雄の死後、山崎拓が分離独立。「参議院のドン」と畏怖されていた村上正邦らの中曽根派勢力と他派ながら森喜朗と袂を分かった亀井静香らのグループが合流して「村上・亀井派」が立ち上がりました。

 二階俊博は、後述する小沢一郎を実質的なリーダーとする新生党結成で自民党(竹下派)を離党。新進党、自由党と小沢と行動をともにしましたが、自民党との連立政権(自自公連立)で連立から離脱しようとした小沢と決別して新たなグループ(保守党)をつくり、政権に残留。その後、村上・亀井派の後継たる伊吹派(会長:伊吹文明)に属し、2012年に派を継承しました。

 石破派は正確な系譜を記せません。一応は竹下派系ともいえますが一度離党していますし(離党時は渡辺派)、復党後も一時期無派閥でした。

 派閥の名称として有名なのは、前述の宏池会(現岸田派)のほか、佐藤派系の田中角栄が率いた「木曜クラブ」と派内に旗揚げした竹下登の「創政会」(その後独立して「経世会」に)、岸派の跡目である福田赳夫が作った「清和会」(後継の現細田派も「清和政策研究会」を名乗る)などが有名です。

4676名無しさん:2020/09/13(日) 23:07:02
>>4675

●派閥の「番外編」
 今回の総裁選で大本命と目される菅義偉(よしひで)氏はかつて経世会や宏池会の系統に属していましたが、派の総意に反する候補を総裁選で支持するなどの独自行動が目立って無派閥となっています。現在の無派閥議員は数え方によってバラツキがあるものの約70人。内訳は、何かといわくがあったり、派閥の応援なしで勝てたりする強い中堅ベテランや公募や地方議員出身など菅氏と同じ、かつての「党人派」に近い若手に大別できます。今回の総裁選は後者の多くが事実上の「菅派」として20人を超える議員が応援する模様です。

 総裁選勝利の算段として無派閥を標榜した小泉純一郎元首相(実際は森派の大番頭)を除いて無派閥で首相になった人はいません。派閥には、後述するように恩恵と弊害が合わせ鏡になっています。

 もともとは自民党有力者で、今なお野党で一定の影響力を残しているとみられるのが小沢一郎。小渕恵三元首相を推すグループとの竹下派の跡目争いで劣勢になった小沢は、一群を率いて脱党して新生党を結成、1993(平成5)年に細川護熙(もりひろ)非自民連立政権を成立させて自民党を野に追いました。その後、自民党が社会党と新党さきがけをともなって政権を奪還すると政権交代可能な野党として新進党を結成。小池百合子都知事や石破候補も加わっています。

 新進党の分裂後は自由党を立ち上げ宿敵の小渕首相と1999年に連立。連立離脱の際に分裂して政権に残ったのが二階幹事長らです。野に下った小沢自由党は2003(平成15)年に民主党と合併、2009年の総選挙で大勝して再び自民から政権を取り上げました。

 民主党政権末期に小沢派を率いて脱党した後も、山本太郎現「れいわ新選組」代表と組むなどいくつかの政党を経て、国民民主党に合流。今月の立憲民主党との合流で誕生する新政党でも一暴れするつもりのようです。

●派閥の功罪

 「55年体制」当初から外交姿勢は旧自由党系が「ハト派」(穏健)、旧日本民主党系が「タカ派」(強硬)とみなされてきました。こうした政策的な違いに加えて、派閥は1947(昭和22)年から1993年まで衆院選挙で採用された中選挙区制(1つの選挙区からおおむね3人から5人を選出)が存在感を高める要因となっていました。

 93年の総選挙で下野するまで、自民党はほぼ単独与党なので総選挙で過半数を維持しなければなりませんでした。例えば定員3人区としたら当選者は1人ではダメで2人を目指します。当然同じ選挙区で自民党候補同士が争う構図となり、他派閥候補と血で血を洗う選挙戦を展開したのです。派閥の領袖は勝つためにカネを配って自派候補を応援しました。

4677名無しさん:2020/09/13(日) 23:07:42
>>4676

 その時の政権が行き詰まるとカラーの異なる別派閥の領袖を新しい総裁(単独政権下ではイコール首相)に立ててイメージを変えるという「疑似政権交代」もしばしば演出。タカ派の岸内閣の後にハト派の池田内閣を、田中首相が金銭スキャンダルで辞任した際には「クリーン三木」として清潔イメージがあった三木内閣を後任にするといった具合です。

 ある領袖が総裁(=首相)になると他派閥は少しでも内閣に自派の議員を押し込もうとし、総裁も足下を固めるべく派の推薦リストに沿って受け入れてきました。

 とにかく選挙に勝たなければ話にならないので派閥は巨大な集金マシンと化し、総裁選は現ナマが飛び交うありさまでした。当選を重ねるごとに各議員は党の部会や国会の委員会などで特定の分野に精通することを心がけ、やがて「族議員」となってなまなかな官僚では及びもつかぬ知識と権限を振るって選挙地盤や支持母体を培養するなど、私益に走るという弊害もたびたび指摘されてきたのです。

 他方で、派閥は自らを強くするためとはいえ人材発掘にも余念がなく、当選した新人議員の教育も熱心に行いました。総裁選となれば領袖を担いで戦い、当選回数にしたがって党や政府の要職を歴任し、最後は領袖に上り詰めて総理の座を狙うという「自民党ドリーム」が党の体質を強化したのも事実です。族議員も専門性を磨くという範囲では決して悪いことばかりでもありません。

●派閥の盛衰
 「戦国史」とまでうたわれた1970年代の三角大福中のバトル後、派閥の弊害が恩恵よりも強く意識されるようになりました。大きく変わったのが1996年、衆議院に小選挙区比例代表並立制が導入されてから。「1選挙区に当選は1人」が原則なので派閥間での争いが不要となって総裁や幹事長といった党の公認権を持つリーダーに従う傾向が強まります。

 2001年に誕生した小泉政権あたりからハッキリと景色が変わりました。推薦リストに基づく派閥順送り人事を一切せず。また彼自身は派閥の領袖ではありませんでした。以後の総裁・首相でも領袖は麻生首相のみ。安倍、福田康夫各首相は違います。

 それでもなお派閥が健在なのは、大臣こそ順送りが廃されつつあるも、政府の副大臣、政務官や国会の役職、党役員人事などではまだまだ権限を振るう余地が大きく、無派閥のままではそこに仲間を送り込んだり国政選挙で新人に公認をもらったりといった効果が期待できないためでしょう。総務省に派閥を政治団体として届け出れば政治資金パーティーも開けます。パーティーは既存の派閥も有力な資金源としているのでカネの面での恩恵もあるようです。

 だからこそ、菅氏が無派閥というのが注目されます。第2次安倍政権発足から一貫して官房長官を務めた菅氏は、無派閥からの抜てきも積極的で信望が厚いようです。既存派閥の相乗り現象も、その流れをつくった二階幹事長以外は、むしろ「無派閥首相誕生」で置いてきぼりを食らうのを恐れたからともみなせます。「昭和の派閥談合・密室政治の復活」という見方がされる一方で、派閥のありがたみを「少しでも新総裁に分かっていただこう」という試みなのかもしれません。

(※文中一部敬称略)

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■坂東太郎(ばんどう・たろう) 毎日新聞記者などを経て、日本ニュース時事能力検定協会監事、十文字学園女子大学非常勤講師を務める。著書に『マスコミの秘密』『時事問題の裏技』『ニュースの歴史学』など

4678名無しさん:2020/09/14(月) 00:03:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080600956&g=pol
吉川参院議員が細田派入り
2020年08月06日17時09分

 自民党細田派は6日の会合で、無派閥の吉川有美参院議員の入会を決めた。これに伴い、同派所属議員は計98人となった。

4679名無しさん:2020/09/14(月) 00:05:16
自民党総裁選挙スレ 11  管氏選出へ
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/giin/1599987589/406

406 名前:無党派さん (ワッチョイ fa55-H966)[sage] 投稿日:2020/09/13(日) 23:34:24.86 ID:SxpaIMrT0
これで合ってるかしら?

有隣会(谷垣グループ)の投票行動まとめ

【菅支持】
[細田派]小田原潔、吉川有美
[麻生派]井林辰憲、務台俊介
[竹下派]二之湯智
[石原派]田野瀬太道
[無派閥(ガネーシャの会)]牧原秀樹、秋本真利、大串正樹、星野剛士
[無派閥]松下新平、園田修光

【岸田支持】
[岸田派]金子原二郎
[無派閥]遠藤利明、小里泰弘、加藤鮎子、本田太郎

【石破支持】
[石破派]山下貴司
[無派閥]中谷元

【不明】
[無派閥]川崎二郎、逢沢一郎

【棄権】
[無派閥]山本公一

4680名無しさん:2020/09/14(月) 00:15:44
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121600818&g=pol
「ポスト安倍」揺れる谷垣G 埋没懸念、独自擁立論も―自民
2019年12月17日07時07分

 新たな幹部人事を決めた自民党の旧谷垣グループ(有隣会、24人)が「ポスト安倍」に向けた戦略で揺れている。池田勇人元首相が結成した「宏池会」(現岸田派)の流れをくむことから、同派会長の岸田文雄政調会長との協調を求める声がある。一方、埋没への懸念から独自候補の擁立を訴える意見も出ており、意思統一が今後の課題となる。

 有隣会は11月27日の緊急総会で幹部人事を改め、中谷元・元防衛相と遠藤利明元五輪担当相を代表世話人とする新体制で運営することを決めた。遠藤氏はこれまで党内の各派関係者との会合を重ねており、起用には次期総裁選をにらみ連携の幅を広げる「全方位外交」にシフトする狙いがある。
 有隣会は他派閥との掛け持ちを認めており、緊急総会では、かつて同会に籍を置いていた岸田派の三ツ矢憲生衆院議員の復帰も決まった。安倍晋三総裁の後継を狙う岸田氏は、有隣会の支持を取り付けたい考えで、同28日の派閥例会では「(有隣会へ)どんどん行ってください」と促し、有隣会に秋波を送った。
 岸田派と有隣会の若手は16日、東京都内で会食し意見交換。岸田氏も参加した。有隣会は岸田派と政策的に共通点が多く、同派との合流論も取り沙汰されている。ただ、岸田氏の発言には「懐柔されていると見られかねない」(有隣会幹部)との警戒感も広がり、岸田氏支持でまとまるかは見通せない。
 別の幹部は「自分たちから総裁候補を出す気概を持たなくてはいけない」として、派閥化して独自の総裁候補を担ぎ上げる可能性に言及する。もっとも、派閥になれば、他派と掛け持ちする議員や菅義偉官房長官に近い議員が有隣会から相次いで離脱する恐れもあり、具体化していない。
 有隣会は、安倍氏と石破茂元幹事長が争った2018年9月の前回総裁選では対応を一本化できなかった。同会幹部は「少なくとも7〜8割はまとまって動けるようにしたい」と話すが、次回も自主投票となれば会の存在意義が問われそうだ。

https://www.sankei.com/politics/news/191127/plt1911270027-n1.html
谷垣グループ「中谷-遠藤」体制を決定
2019.11.27 19:20政治政局

 自民党の谷垣禎一元幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は27日の緊急総会で、代表世話人の逢沢一郎元国対委員長が顧問に就き、遠藤利明元五輪相が代表世話人に昇格する人事を決めた。代表世話人の中谷元・元防衛相は留任し、遠藤氏とともにグループのかじ取りを担う。

 以前グループに所属していた岸田派(宏池会)の三ツ矢憲生元外務副大臣の復帰も決めた。遠藤氏は「力を合わせ、日本の政治の中核として頑張っていきたい」とあいさつした。

 緊急総会には谷垣氏も出席し、「日本の政治が厳しい時だから、みんなで団結して花も嵐も踏み越えて頑張っていこう」と呼びかけた。

4681名無しさん:2020/09/14(月) 00:17:01
https://mainichi.jp/articles/20200827/ddm/005/010/089000c
自民総裁選 谷垣G、また分裂含み 対応次第で草刈り場
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月27日 東京朝刊

 自民党の谷垣禎一前総裁を中心とする谷垣グループ(有隣会、23人)が、来年9月に任期満了となる党総裁選への対応で揺れている。同じ流れをくむ岸田派(47人)の会長、岸田文雄政調会長を推す声があるものの、石破茂元幹事長や菅義偉官房長官と近い議員もいて意見集約が難しいためだ。元々結束が緩い「準派閥」で、2018年の前回総裁選は自主投票だった。対応を誤ると分裂含みの草刈り場になりかねない。

 東京・紀尾井町のホテルで26日に開かれた谷垣グループの研修会。特別顧問の谷垣氏が車椅子姿で「有隣会の皆さんには日本の課題を背中に背負って頑張っていただきたい」と激励すると、出席議員19人が姿勢を正した。谷垣氏が16年に自転車事故で負傷し、政界を引退してから約3年。「どこまで行っても谷垣さんあってのグループだから」と出席議員は強調した。

https://mainichi.jp/articles/20200826/k00/00m/010/310000c
谷垣グループ、自民総裁選で分裂含み 草刈り場の可能性も 一枚岩には程遠く
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月26日 21時12分(最終更新 8月26日 21時12分)

 自民党の谷垣禎一前総裁を中心とする谷垣グループ(有隣会、23人)が、来年9月に任期満了となる党総裁選への対応で揺れている。同じ流れをくむ岸田派(47人)の会長、岸田文雄政調会長を推す声があるものの、石破茂元幹事長や菅義偉官房長官と近い議員もいて意見集約が難しいためだ。元々結束が緩い「準派閥」で、2018年の前回総裁選は自主投票だった。対応を誤ると分裂含みの草刈り場になりかねない。

 東京・紀尾井町のホテルで26日に開かれた谷垣グループの研修会。特別顧問の谷垣氏が車椅子姿で「有隣会の皆さんには日本の課題を背中に背負って頑張っていただきたい」と激励すると、出席議員19人が姿勢を正した。谷垣氏が16年に自転車事故で負傷し、政界を引退してから約3年。「どこまで行っても谷垣さんあってのグループだから」と出席議員は強調した。

 谷垣グループは、「加藤の乱」(00年)で失脚した加藤紘一元幹事長を支えた谷垣氏が、加藤派の分裂と古賀派(現岸田派)としての再結集を経て12年、古賀派を割る形で結成した。谷垣氏の人柄と他派閥との掛け持ちを認める自由度の高さから、現在も石破派(19人)や石原派(11人)を上回る一定勢力を保つ。掛け持ちしていない議員は16人だ。

 谷垣グループは集団指導体制をとってきた。谷垣氏が17年に政界を引退後、安倍晋三、石破両氏の一騎打ちとなった前回総裁選では、グループとしての方針をまとめられず自主投票となった経緯がある。所属議員は他派閥から合流・連携の打診や引き抜きを受けることが多い。

 最も熱心に合流・連携を呼びかけているのが岸田氏だ。岸田氏はポスト安倍に向け手勢を増やす思惑もあり19年、合流を打診。岸…

4682チバQ:2020/09/14(月) 09:59:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd8119a8c1e7fa6bb87e6ae0bfbad6617f58b1a4
【点描・永田町】突然の首相退陣表明の功罪
9/13(日) 19:01配信
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辞意を表明し、記者会見する安倍晋三首相=8月28日、首相官邸
 厳しい残暑と新型コロナウイルス第2波に国民が苦しむ中、8月28日夕、安倍晋三首相が突然、退陣表明した。長年苦しんできた持病の潰瘍性大腸炎再発が理由で、想定されていた9月の党・内閣人事や10月の臨時国会召集という政治日程を考えれば「今しかなかった」と強調。かかりつけの慶応大病院で2週連続となった24日の検査結果も踏まえ、「誰にも相談せず、一人で決断した」と明かし、政府対策本部で新たなコロナ対策をまとめたことを区切りにしたと説明した。

【図解】安倍内閣の支持率推移

 首相は第1次政権の2007年8月に体調を崩し、党・内閣人事を断行して9月の臨時国会に臨んだところで突然、退陣表明した過去がある。今回首相は、治療を続けながら9月に党・内閣人事での態勢の立て直しも模索したとされるが、8月の2回の検査でも体調回復のめどが立たなかったことで、退陣を余儀なくされたのが実態だ。持病悪化での退陣劇は「13年前の悪夢の再現」と受け止める向きも多く、首相にとっても「痛恨の極み」だったことは間違いない。

 首相の退陣表明会見は、28日午後5時から官邸で行われた。本格的会見は71日ぶり。首相は日ロ北方領土交渉や北朝鮮拉致問題、さらには憲法改正などの懸案解決に至らなかったことも踏まえ、「(辞めるかどうか)悩みに悩んだ」と表情をゆがめながら、「体調不安で正常な決断ができなくなる」ことへの恐れから、退陣表明に踏み切ったとして、国民に謝罪するとともに理解も求めた。
吹っ切れた表情の「最後の会見」

記者会見する菅義偉官房長官=8月28日、首相官邸
 会見は約1時間に及んだが、今回はプロンプターを使わず、冒頭発言も約13分間と簡潔で、多くの質問に答えることで、説明責任を果たす姿勢もアピールした。首相が解決を公約した拉致問題に言及する際に目を潤ませる場面もあったが、肩の力が抜けて吹っ切れた表情が目立った。首相は後継者決定まで、体調を管理しながら職務を完遂することも明言。後継選びについても「口出しすべきでない」とした上で、「選ばれた人には一議員として協力する」と述べるなど、史上最長で1強と呼ばれ続けた「大宰相」としての矜持と見識ものぞかせた。

 今回の退陣表明は、13年前の9月10日に召集した臨時国会で所信表明を行いながら、2日後の各党代表質問直前に「政権を投げ出す形」(自民長老)で退陣したことへの強い悔恨から「同じことは繰り返さない」との思いからだ。このため、政界の反応も「体調不良ではやむを得ない」(自民幹部)「早く回復してほしい」(立憲民主幹部)などの同情論が多く、「大事な時に体を壊す癖がある」などとツイッターに書き込んだ野党女性議員が、炎上後に謝罪する一幕もあった。各メディアの街角インタビューでの反応も「ゆっくり休んでほしい」などの声が多く、結果的に「日本的情緒を計算した退陣表明」(自民長老)ともなった。

 ただ、いわゆる「森友・加計問題」に「桜を見る会私物化」、さらには8月25日に初公判が行われた河井克行前法相と妻の案里参院議員の選挙違反(買収)事件での巨額の党資金投入など、多くの「政権の闇」は、退陣ですべて帳消しになるわけではない。退陣表明と同時に始まったポスト安倍の総裁選では、安倍政治の継続か人心一新による出直しかが争点となる。現状では首相の女房役だった菅義偉官房長官が「継続重視」で後継レースの主役に躍り出たが、「誰が後継者になっても安倍政権の“負の遺産”が重荷になることは避けられない」(首相経験者)。それだけに、「アベノミクスに始まり、アベノマスクで終わった」(共産党幹部)とも揶揄される史上最長政権の功罪が問われるのはこれからだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」9月7日号より】

4683チバQ:2020/09/14(月) 17:05:08
>菅氏が377票、岸田文雄政調会長(63)は89票、石破茂・元幹事長(63)は68票
石破つぶしのために岸田に回してそうですね


https://news.yahoo.co.jp/articles/02c9d0d1cba34a005482eabbd8b26e50eee77c25
自民党新総裁に菅義偉氏…2位岸田氏、3位石破氏に圧勝
9/14(月) 15:34配信
自民党の新総裁に選出された菅官房長官(14日午後3時21分、東京都港区で)=小林武仁撮影
 自民党総裁選は14日午後、東京都内のホテルで開かれた両院議員総会で投開票を行い、菅義偉官房長官(71)が新総裁に選出された。

【写真特集】ポスト安倍 3氏が立候補 自民党総裁選2020

 今回の総裁選は、国会議員票(393票)と、47都道府県連代表に各3票を割り当てた地方票(141票)の計534票で争った。

 獲得票数は菅氏が377票、岸田文雄政調会長(63)は89票、石破茂・元幹事長(63)は68票だった。

 菅氏は、16日召集の臨時国会で第99代首相に指名され、新内閣を発足させる。

 菅氏は選出を受けて、ただちに党役員・閣僚人事に着手する。菅氏の任期は、安倍首相の残り任期である来年9月末まで。

4684チバQ:2020/09/14(月) 17:06:33

https://news.yahoo.co.jp/articles/3c9262a7426c6744565ade8a59e4368b502d7d06
石破氏、過去の強さは…総裁選地方票で菅氏にかなわず
9/14(月) 12:33配信




会見する菅義偉官房長官=2020年9月14日午前11時17分、首相官邸、恵原弘太郎撮影
 各3票が配分されている都道府県連票(計141票)について、朝日新聞のまとめでは、菅氏がトップの89票で、6割超を獲得した。石破氏の42票、岸田氏の10票に大きく差をつけた。

 今回の総裁選では、県連幹部が菅氏に3票を入れることを決めた秋田を除く46都道府県で予備選(党員アンケート、意向調査を含む)が行われた。

 大半の都道府県連は両院議員総会前の結果公表をしていないが、菅氏が北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、和歌山、山口、沖縄で各3票を総取り。青森、岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、石川、福井、長野、岐阜、静岡、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、岡山、徳島、愛媛、福岡、佐賀、大分、鹿児島でも各2票を獲得。全国で幅広い支持を集めている。

4685チバQ:2020/09/14(月) 17:08:43
トータルー地方=国会議員
菅 377-89=288
岸田89-10=79
石破68-42=26

4686とはずがたり:2020/09/14(月) 17:18:16
石破国会議員票でも地方票でも惨敗で終わってますねえ。
一方,岸田は善戦と次ぎに繋がったか。

最初は岸田を担ごうとした麻生が一定の配慮して手を回したかな?

これで菅がこけて(長くやればやる程人気下がってくタイプにみえるw)どうしようもなくなったら石破では無く岸田に繋げられて,安倍政権の悪事もまあ隠蔽できるって寸法か。

総選挙の顔としては,まあ早期解散なら兎も角,人気落ちた来年の菅や,菅惨敗後の岸田の方が石破よりやりやすそうだ。

4687チバQ:2020/09/14(月) 18:32:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/90540d9eef4ca4402171d588728a7530fafde20d

田崎史郎氏、総裁選2位の岸田文雄氏は「24票、施し票があったということ」




9/14(月) 15:29配信



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スポーツ報知







田崎史郎氏
 14日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜・後1時55分)では、この日、投開票された自民党総裁選を速報。菅義偉官房長官(71)が377票を獲得し、新総裁に選ばれた瞬間を放送した。

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏(70)は岸田文雄政調会長(63)が89票で2位となったことについて、「20数票上積みされてますね。89票獲得しましたが、24票、施し票があったということです。このくらい(石破茂氏と)差をつけておかないと、危ない、安心できなかったってことです」と分析。

 宮根誠司キャスター(57)は「これで来年の総裁選も残ったということですね」と岸田氏の今後についてコメントした。

4688チバQ:2020/09/14(月) 18:38:11
https://hochi.news/articles/20200914-OHT1T50115.html
新総裁誕生、2位の岸田氏は来秋総裁選に望み残す
2020年9月14日 15時21分スポーツ報知 # 社会

開票の結果 圧倒的な支持を得て新総裁となった菅義偉氏


自民党総裁選で投票する菅義偉氏
 安倍晋三首相(65)の辞任表明に伴う自民党総裁選は14日、都内のグランドプリンスホテル新高輪で両院議員総会があり、菅義偉内閣官房長官(71)が第26代総裁に選出された。告示前から細田派、麻生派、二階派など主要派閥が菅氏の支持を決め、地方票でも有利に展開した。
 注目の2位争いは岸田文雄政調会長幹事長(63)に軍配が上がり、石破茂元幹事長(63)は最下位に沈んだ。「3位なら政治生命の危機」(陣営)と背水の覚悟で臨んだ岸田氏は、来年9月の任期満了に伴い行われる総裁選に望みを残す一方、石破氏には厳しい結果となった。
 総裁選初挑戦となった岸田氏は安倍首相からの禅譲論も出るなど周囲の期待も高かったが、知名度の低さが選挙戦でも弱点に。「選挙の顔」として戦うには「力不足」(党関係者)との声も上がった。石破氏には知名度も及ばず、来秋の総裁選を見据え、戦略の見直しが必要となる。
 4度目の挑戦となった石破氏は総裁選を振り返り、「政策を作るのが自民党の原点。野に下った時に誓った原点です。そうあるかどうか常に検証し、心がけたい」。報道各社の世論調査では閣僚入りしていないにもかかわらず、安倍首相に次ぐ2位が多く、今回の総裁選に関する調査でも、岸田氏を大きく引き離していた。安倍首相の突然の辞任表明により形勢不利な中、一定の存在感を示した。
 菅新総裁は14日午後6時から党本部で記者会見を行う。15日に党役員人事に入り、16日召集の臨時国会で第99代首相に選出され、正式に菅内閣が発足する。2012年12月から続いた安倍内閣は16日に総辞職、約8年ぶりに首相が変わる。

4689チバQ:2020/09/14(月) 19:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4bc55511cf6cb7d32e10b6469d8b519ef73bd12
自民総裁選、道連3票の行方に不透明感 役員会が決定、党員に不満相次ぐ 「意向調査いらぬ」「いつも密室」
9/11(金) 16:34配信
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 自民党総裁選で党道連に配分された3票の投票先の決め方について、党員・党友から疑問視する声が相次いでいる。道連は党員・党友の意向調査を行っているが、道連分の投票先は最終的に役員会で決めるため、意向がどこまで反映されるのか不透明だからだ。44都府県連は党員投票の結果で投票先を決める予備選を行っており、道連との対応の違いが際立っている。

 「最終的に役員会で決めるなら意向調査なんて要らないのでは」。9日午後、道議会の自民党会派控室で道議の一人が疑問の声を上げると、別の道議が「いつも密室で決めるイメージだ」と相づちを打った。

 吉川貴盛道連会長は総裁選で、菅義偉官房長官の陣営の事務局長に就任。北海道新聞が自民党所属の道内関係国会議員13人に投票予定先を聞いたところ、12人が菅氏と答えた。道内の党員の多くが「執行部は菅氏にしたがっている」とみているが、「事実上、首相を決める選挙なのだから、開かれた形で行ってほしい」との声も少なくない。

 道連は道内の党員・党友約3万8千人に発送した意向調査用紙を13日に集計する。支持が最多の候補に全3票を投じる「総取り方式」を基本とするが、道連幹部が他の役員や国会議員の聞き取りも行い、役員会で投票先を決める。意向調査結果とは違う投票先に変える余地を残している。

 道連執行部は、予備選ではなく意向調査とした理由について、道内は広く離島も多いため、短期間での郵便投票が困難だったと説明。回収率が3割程度の可能性もあるとして、役員会で最終的な検討を加える必要があると判断したという。

4690チバQ:2020/09/14(月) 23:56:45

細田派 下村博文政調会長
麻生派 佐藤勉総務会長(元谷垣G)
竹下派 山口泰明選対委員長
二階派 二階俊博幹事長(留任)
石原派 森山裕国対委員長(留任)
菅G  

岸田派
石破派

https://news.yahoo.co.jp/articles/ebbbf900cb999b715deb4563a121712f19f46dd4
自民党幹部人事固まる 二階幹事長続投、政調会長に下村氏、総務会長に佐藤氏
9/14(月) 23:32配信

毎日新聞
自民党総裁として初の記者会見を前に、笑顔で記念写真に納まる菅義偉官房長官=東京都千代田区の同党本部で2020年9月14日午後5時57分、竹内幹撮影

 自民党の菅義偉新総裁(71)は14日、党本部で記者会見し、党役員・閣僚人事について、「首相がかわるわけだから、思い切って私の政策に合う人を登用し仕事をしていく」と述べた。菅氏は自身への支持を真っ先に表明した二階俊博幹事長(81)=二階派=と森山裕国対委員長(75)=石原派=を続投させ、政調会長に下村博文選対委員長(66)=細田派、総務会長に佐藤勉衆院憲法審査会長(68)=麻生派、選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)=竹下派=を起用する方針を決めた。

【拍手に両手を上げて応える菅義偉官房長官】

 ◇麻生副総理、茂木外相は留任

 麻生太郎副総理兼財務相(79)=麻生派、茂木敏充外相(64)=竹下派=と赤羽一嘉国土交通相(62)=公明党=は留任させる見通しだ。官房長官には、梶山弘志経済産業相(64)=無派閥、加藤勝信厚生労働相(64)=竹下派、萩生田光一文部科学相(57)=細田派=の名前が挙がっている。野田聖子元総務相(60)=無派閥=を幹事長代行に充てる。

 菅氏は「安倍政権の継承」を掲げていることから人事も小幅になるのではとの見方があることについて、会見では中規模以上の人事とすることを示唆した。人選に当たっては「改革意欲があり、仕事ができる人を結集する」と述べ、「適材適所」を強調した。

 二階、麻生両氏に関しては「内閣の要、党の要で、政権運営で極めて重要な2人だ」と強調。森山氏については「素晴らしい国対委員長だ。能力は大変高く評価している」と語った。総裁選で戦った岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の処遇も焦点となる。

 菅氏は衆院解散の条件については「新型コロナウイルスを収束させ、経済を再生してほしいというのが国民の大きな声だと言ってきた」と改めて指摘。「特別の条件というよりも、専門家の先生方が『もう完全に下火になってきた』ということでなければ、なかなか難しいのではないか」と述べた。「収束」に関しては専門家の判断を重視する考えを示した上で、「収束したらすぐ(解散を)やるということでもない。全体を見ながら判断をしたい」と述べた。【水脇友輔、畠山嵩】

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ddf69cd63dca1cbc70a884a48804fb6ca475454
二階幹事長続投へ 政調・下村氏、総務・佐藤氏、選対・山口氏 自民役員人事
9/14(月) 18:41配信

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時事通信
二階俊博 自民党幹事長

 自民党の菅義偉新総裁は14日、二階俊博幹事長(81)を続投させる方針を固めた。

 政調会長に細田派の下村博文選対委員長(66)、総務会長に麻生派の佐藤勉・衆院憲法審査会長(68)、選対委員長に竹下派の山口泰明・党組織運動本部長(71)をそれぞれ起用する。党幹部が明らかにした。

 石原派の森山裕国対委員長(75)の再任も固まった。総裁選で菅氏を支持した細田、麻生、竹下、二階、石原の5派閥のバランスに配慮した。15日に党役員人事を決定し、新内閣は16日に発足する。

 菅氏は総裁選出後の記者会見で、新政権での課題に「規制改革」を挙げ、「改革意欲のある人、改革に理解を示す人を中心に人事を進める」と表明。「(人材は)いろんな派閥に散らばっている」とも指摘し、党内から幅広く起用する方針を示した。

 官房長官には、竹下派の加藤勝信厚生労働相(64)や細田派の萩生田光一文部科学相(57)、菅氏と同じ無派閥の梶山弘志経済産業相(64)らの名前が挙がっている。自身の後任となる官房長官について菅氏は、「全体的に考えて総合的な力がある人が一番落ち着く」と指摘した。

 総裁選勝利に貢献した二階氏と麻生太郎副総理兼財務相(79)については「極めて政権運営で重要な2人だ」と強調。引き続き国会運営の司令塔となる森山氏に関しては「政治経験も豊かで、能力を大変高く評価している」と語った。

 菅氏が「安倍政権の継承」を掲げた経緯から、閣僚の多くが再任するとの観測も出ているが、菅氏は「首相が代わるわけだから思い切って私の政策に合う人を登用する」との意向を示した。

 人事では、総裁選を戦った岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の処遇も焦点。これに関し菅氏は「総裁選が終わった時点で(戦いは)全て終了した」と述べたが、それ以上の言及は避けた。

4691名無しさん:2020/09/15(火) 00:11:10
自民党派閥
http://home.a07.itscom.net/kazoo/seizi/jimin/habatsu_giinmei.htm

4692名無しさん:2020/09/15(火) 00:13:09
>>4691

自民党 党内派閥別 所属議員一覧

議員氏名の頭部の記号は当選区分で、
衆議員は、 ★ 小選挙区、☆ 比例区単独、□ 比例区復活、◎ 補選当選、○ 比例区繰上補充
参議員は、 ★ 選挙区、☆ 比例区、◎ 補選当選、□ 繰上当選
議員氏名欄の右側は順に、
年齢、当選回数、選挙区(衆議員は当選区分に関わらず小選挙区名を優先)、閣僚経験の有無(○印が閣僚経験者)、閣僚就任・再任回数
年齢は、2020年9月1日到来時点での満年齢

党の役職就任に伴う派閥離脱は実態が伴わない為、派閥所属議員として集計
衆議院議員 参議院議員
細田 派 98人 (衆院 62、参院 36 )
★ 衛藤征士郎 79 12 (1) 大分2 ○ 1 ★ 堀井学 48 3 北海道9 2022年改選者
★ 細田博之 76 10 島根1 ○ 4 ★ 菅家一郎 65 3 福島4 ★ 山崎正昭 78 5 福井
★ 塩谷立 70 9 静岡8 ○ 1 ★ 簗和生 41 3 栃木3 ★ 中川雅治 73 3 東京 ○ 2
★ 安倍晋三 65 9 山口4 ○ 12 ★ 福田達夫 53 3 群馬4 ★ 野上浩太郎 53 3 富山
★ 下村博文 66 8 東京11 ○ 3 ★ 三ツ林裕巳 64 3 埼玉14 ★ 岡田直樹 58 3 石川
★ 吉野正芳 72 7 福島5 ○ 3 ★ 大西英男 74 3 東京16 ★ 末松信介 64 3 兵庫
★ 松野博一 57 7 千葉3 ○ 1 ★ 白須賀貴樹 45 3 千葉13 ★ 山本順三 65 3 愛媛 ○ 1
★ 馳浩 59 7 (1) 石川1 ○ 1 ★ 義家弘介 49 3 (1) 神奈川16 ☆ 山谷えり子 69 3 (1) *比例 ○ 2
★ 高木毅 64 7 福井2 ○ 1 ★ 田畑裕明 47 3 富山1 ★ 長谷川岳 49 2 北海道
★ 柴山昌彦 54 6 埼玉8 ○ 1 ★ 佐々木紀 45 3 石川2 ★ 上野通子 62 2 栃木
★ 松島みどり 64 6 東京14 ○ 1 ★ 宮沢博行 45 3 静岡3 ★ 江島潔 63 2 山口
★ 西村康稔 57 6 兵庫9 ○ 1 ★ 根本幸典 55 3 愛知15 ☆ 高階恵美子 56 2 *比例
★ 谷川弥一 79 6 長崎3 ★ 長尾敬 57 3 大阪14 ★ 松川るい 49 1 大阪
★ 西村明宏 60 5 宮城3 ★ 岸信夫 61 3 (2) 山口2 ★ 佐藤啓 41 1 奈良
★ 萩生田光一 57 5 東京24 ○ 1 ★ 加藤寛治 74 3 長崎2 ☆ 山田宏 62 1 (2) *比例
★ 稲田朋美 61 5 福井1 ○ 2 ★ 穴見陽一 51 3 大分1 ☆ 宮島喜文 69 1 *比例
★ 宮下一郎 62 5 長野5 □ 藤原崇 37 3 岩手3
★ 中山泰秀 49 5 大阪4 □ 山田美樹 46 3 東京1 2025年改選者
☆ 奥野信亮 76 5 *近畿 □ 小田原潔 56 3 東京21 ★ 世耕弘成 57 5 和歌山 ○ 4
□ 鈴木淳司 62 5 愛知7 □ 細田健一 56 3 新潟2 ☆ 橋本聖子 55 5 *比例 ○ 1
★ 土井亨 62 4 宮城1 □ 池田佳隆 54 3 愛知3 ★ 森雅子 56 3 福島 ○ 2
★ 大塚拓 47 4 埼玉9 □ 神田憲次 57 3 愛知5 ★ 古川俊治 57 3 埼玉
★ 高鳥修一 59 4 新潟6 ○ 青山周平 43 3 愛知12 ★ 丸川珠代 49 3 東京 ○ 2
★ 関芳弘 55 4 兵庫3 ★ 和田義明 48 2 北海道5 ★ 西田昌司 61 3 京都
□ 亀岡偉民 64 4 福島1 ★ 宗清皇一 50 2 大阪13 ★ 山田修路 66 2 石川
□ 中根一幸 51 4 埼玉6 ★ 尾身朝子 59 2 群馬1 ★ 滝波宏文 48 2 福井
□ 越智隆雄 56 4 東京6 ☆ 上野宏史 49 2 (1) *南関東 ★ 大野泰正 61 2 岐阜
□ 松本文明 71 4 東京7 ☆ 古田圭一 63 2 *中国 ★ 酒井庸行 68 2 愛知
☆ 杉田水脈 53 2 *中国 ★ 堀井巌 54 2 奈良
□ 谷川とむ 44 2 大阪19 ★ 石井正弘 74 2 岡山
★ 木村次郎 52 1 青森3 ★ 長峯誠 51 2 宮崎
☆ 安藤高夫 61 1 *東京 ☆ 赤池誠章 59 2 (1) *比例
☆ 高木啓 55 1 *東京 ☆ 石田昌宏 53 2 *比例
□ 上杉謙太郎 45 1 福島3 ☆ 北村経夫 65 2 *比例
★ 吉川有美 46 2 三重
★ 太田房江 69 2 大阪
☆ 宮本周司 49 2 *比例
☆ 羽生田俊 72 2 *比例
★ 高橋はるみ 66 1 北海道

4693名無しさん:2020/09/15(火) 00:15:29
>>4692

麻生 派 55人 (衆院 42、参院 13 )
★ 麻生太郎 79 13 福岡8 ○ 18 ★ 薗浦健太郎 48 4 千葉5 2022年改選者
★ 甘利明 71 12 神奈川13 ○ 9 ★ 鈴木馨祐 43 4 神奈川7 ★ 猪口邦子 68 2 (1) 千葉 ○ 1
★ 森英介 72 10 千葉11 ○ 1 ★ 赤間二郎 52 4 神奈川14 ★ 中西健治 56 2 神奈川
★ 山口俊一 70 10 徳島2 ○ 2 ★ 武藤容治 64 4 岐阜3 ★ 藤川政人 60 2 愛知
★ 鈴木俊一 67 9 岩手2 ○ 4 ★ 中村裕之 59 3 北海道4 ★ 中西祐介 41 2 徳・高
★ 佐藤勉 68 8 栃木4 ○ 1 ★ 牧島かれん 43 3 神奈川17 ★ 大家敏志 53 2 福岡
★ 田中和徳 71 8 神奈川10 ○ 1 ★ 井出庸生 42 3 長野3 ☆ 今井絵理子 36 1 *比例
★ 河野太郎 57 8 神奈川15 ○ 5 ★ 井林辰憲 44 3 静岡2
★ 棚橋泰文 57 8 岐阜2 ○ 2 ★ 工藤彰三 55 3 愛知4 2025年改選者
★ 原田義昭 75 8 福岡5 ○ 1 ★ 長坂康正 63 3 愛知9 ☆ 山東昭子 78 8 *比例 ○ 1
★ 岩屋毅 63 8 大分3 ○ 1 ★ 今枝宗一郎 36 3 愛知14 ★ 武見敬三 68 5 東京
★ 松本純 70 7 神奈川1 ○ 1 ★ 安藤裕 55 3 京都6 ☆ 有村治子 49 4 *比例 ○ 2
★ 松本剛明 61 7 兵庫11 ○ 1 ★ 山田賢司 54 3 兵庫7 ★ 滝沢求 61 2 青森
☆ 江渡聡徳 64 7 *東北 ○ 1 ★ 井上貴博 58 3 福岡1 ★ 高橋克法 62 2 栃木
★ 伊藤信太郎 67 6 宮城4 □ 船橋利実 59 2 北海道1 ★ 豊田俊郎 68 2 千葉
★ 井上信治 50 6 東京25 □ 高橋比奈子 62 3 岩手1 ★ 高野光二郎 45 2 徳・高
★ 御法川信英 56 5 秋田3 □ 中山展宏 51 3 神奈川9
★ 山際大志郎 51 5 神奈川18 □ 務台俊介 64 3 長野2
★ 丹羽秀樹 47 5 愛知6 □ 斎藤洋明 43 3 新潟3
★ 阿部俊子 61 5 岡山3 □ 大隈和英 51 2 大阪10
□ 永岡桂子 66 5 茨城7 ★ 高村正大 49 1 山口1
竹下 派 54人 (衆院 33、参院 21 )
★ 額賀福志郎 76 12 茨城2 ○ 5 ★ 津島淳 53 3 青森1 2022年改選者
★ 船田元 66 12 栃木1 ○ 1 ★ 鈴木憲和 38 3 山形2 ★ 関口昌一 67 4 埼玉
★ 茂木敏充 64 9 栃木5 ○ 8 ★ 井野俊郎 40 3 群馬2 ★ 二之湯智 75 3 京都
★ 三原朝彦 73 8 福岡9 ★ 笹川博義 54 3 群馬3 ★ 松村祥史 56 3 熊本
★ 小渕優子 46 7 群馬5 ○ 2 ★ 野中厚 43 3 埼玉12 ★ 野村哲郎 76 3 鹿児島
★ 新藤義孝 62 7 埼玉2 ○ 1 ★ 新谷正義 45 3 広島4 ★ 石井浩郎 56 2 秋田
★ 山口泰明 71 7 埼玉10 ☆ 鈴木貴子 34 3 *北海道 ★ 岩井茂樹 52 2 静岡
★ 渡辺博道 70 7 千葉6 ○ 1 ☆ 池田道孝 73 3 *中国 ★ 渡辺猛之 52 2 岐阜
★ 竹下亘 73 7 島根2 ○ 2 □ 中谷真一 43 3 山梨1 ★ 青木一彦 59 2 鳥・島
★ 秋葉賢也 58 6 宮城2 ○ 宮崎政久 55 3 沖縄2 ★ 福岡資麿 47 2 (1) 佐賀
★ 加藤勝信 64 6 岡山5 ○ 5 ★ 鈴木隼人 43 2 東京10 ☆ 宇都隆史 45 2 *比例
★ 西銘恒三郎 66 5 沖縄4 □ 古川康 62 2 佐賀2 ★ 元栄太一郎 44 1 千葉
★ 若宮健嗣 58 4 東京5 ☆ 佐藤明男 68 1 *北関東 ★ 小野田紀美 37 1 岡山
★ 渡嘉敷奈緒美 58 4 大阪7 ☆ 百武公親 58 1 *北関東
★ 大塚高司 55 4 大阪8 2025年改選者
★ 原田憲治 72 4 大阪9 ★ 尾辻秀久 79 6 鹿児島 ○ 2
★ 橋本岳 46 4 岡山4 ★ 石井準一 62 3 千葉
★ 平口洋 72 4 広島2 ★ 牧野京夫 61 3 静岡
★ 木原稔 51 4 熊本1 ☆ 佐藤正久 59 3 *比例
☆ 佐藤信秋 72 3 *比例
★ 上月良祐 57 2 茨城
★ 堂故茂 68 2 富山
★ 山下雄平 41 2 佐賀
☆ 三浦靖 47 1 (1) *比例

4694名無しさん:2020/09/15(火) 00:17:40
>>4693

二階 派 47人 (衆院 38、参院 9 )
★ 伊吹文明 82 12 京都1 ○ 4 ★ 武部新 50 3 北海道12 2022年改選者
★ 二階俊博 81 12 和歌山3 ○ 5 ★ 小林鷹之 45 3 千葉2 ★ 中曽根弘文 74 6 群馬 ○ 3
★ 河村建夫 77 10 山口3 ○ 3 ★ 小倉将信 39 3 東京23 ★ 鶴保庸介 53 4 和歌山 ○ 1
★ 林幹雄 73 9 千葉10 ○ 3 ★ 大岡敏孝 48 3 滋賀1 ☆ 片山さつき 61 2 (1) *比例 ○ 1
★ 平沢勝栄 74 8 東京17 ★ 宮内秀樹 57 3 福岡4 ☆ 進藤金日子 57 1 *比例
☆ 山本拓 68 8 *北信越 □ 勝俣孝明 44 3 静岡6
☆ 今村雅弘 73 8 *九州 ○ 1 □ 門博文 55 3 和歌山1 2025年改選者
★ 桜田義孝 70 7 千葉8 ○ 1 □ 佐藤ゆかり 59 3 (1) 大阪11 ☆ 衛藤晟一 72 3 (4) *比例 ○ 1
★ 江崎鉄磨 76 7 愛知10 ○ 2 ★ 小林茂樹 55 2 奈良1 ☆ 三木亨 53 2 *比例
☆ 福井照 66 7 *四国 ○ 1 ★ 鳩山二郎 41 2 福岡6 ★ 岩本剛人 55 1 北海道
★ 吉川貴盛 69 6 北海道2 ○ 1 □ 岡下昌平 45 2 大阪17 ★ 清水真人 45 1 群馬
★ 小泉龍司 67 6 埼玉11 □ 神谷昇 71 2 大阪18 ☆ 宮崎雅夫 56 1 *比例
★ 長島昭久 58 6 東京21 ★ 泉田裕彦 57 1 新潟5
★ 谷公一 68 6 兵庫5 ★ 小寺裕雄 59 1 滋賀4
★ 山口壮 65 6 兵庫12 ☆ 中曽根康隆 38 1 *北関東
★ 武田良太 52 6 福岡11 ○ 1 □ 繁本護 47 1 京都2
★ 鷲尾英一郎 43 5 新潟2 ○ 出畑実 69 1 *南関東
★ 伊東良孝 71 4 北海道7
★ 金田勝年 70 4 (2) 秋田2 ○ 1
★ 松本洋平 47 4 東京19
★ 伊藤忠彦 56 4 愛知8
岸田 派 47人 (衆院 34、参院 13 )
★ 岸田文雄 63 9 広島1 ○ 7 ★ 村井英樹 40 3 埼玉1 2022年改選者
★ 根本匠 69 8 福島2 ○ 2 ★ 辻清人 40 3 東京2 ☆ 藤井基之 73 3 *比例
★ 宮腰光寛 69 8 富山2 ○ 1 ★ 堀内詔子 54 3 山梨2 ☆ 水落敏栄 77 3 *比例
★ 竹本直一 79 8 大阪15 ○ 1 ★ 小林史明 37 3 広島7 ★ 宮沢洋一 70 2 (3) 広島 ○ 2
★ 山本幸三 72 8 福岡10 ○ 1 ★ 古賀篤 48 3 福岡3 ★ 磯崎仁彦 62 2 香川
★ 小野寺五典 60 7 宮城6 ○ 3 ★ 藤丸敏 60 3 福岡7 ★ 金子原二郎 76 2 (5) 長崎
★ 平井卓也 62 7 香川1 ○ 1 ★ 武井俊輔 45 3 宮崎1 ★ 小鑓隆史 53 1 滋賀
★ 北村誠吾 73 7 長崎4 ○ 1 ☆ 渡辺孝一 62 3 *北海道 ☆ 足立敏之 66 1 *比例
★ 金子恭之 59 7 熊本4 □ 小島敏文 69 3 広島6 ☆ 藤木真也 53 1 *比例
★ 上川陽子 67 6 静岡1 ○ 6 □ 岩田和親 46 3 佐賀1
★ 三ツ矢憲生 69 6 三重4 □ 国場幸之助 47 3 沖縄1 2025年改選者
★ 葉梨康弘 60 5 茨城3 ★ 大西宏幸 53 2 大阪1 ★ 林芳正 59 5 山口 ○ 6
★ 左藤章 69 5 大阪2 ○ 吉川赳 38 2 静岡5 ★ 松山政司 61 4 福岡 ○ 2
★ 寺田稔 62 5 広島5 ★ 国光文乃 41 1 茨城6 ★ 森屋宏 63 2 山梨
★ 木原誠二 50 4 東京20 ★ 西田昭二 51 1 石川3 ★ 古賀友一郎 52 2 長崎
★ 盛山正仁 66 4 兵庫1 ★ 金子俊平 42 1 岐阜4 ★ 馬場成志 55 2 熊本
○ 畦元将吾 62 1 *中国
◎ 深沢陽一 44 1 静岡4

4695名無しさん:2020/09/15(火) 00:18:18
>>4694

石破 派 19人 (衆院 17、参院 2 )
★ 石破茂 63 11 鳥取1 ○ 8 ★ 冨樫博之 65 3 秋田1 2022年改選者
□ 山本有二 68 10 高知2 ○ 2 ★ 田所嘉徳 66 3 茨城1 ☆ 中西哲 68 1 *比例
★ 鴨下一郎 71 9 東京13 ○ 2 ★ 神山佐市 66 3 埼玉7
★ 伊藤達也 59 8 東京22 ○ 2 ★ 門山宏哲 55 3 千葉1 2025年改選者
★ 田村憲久 55 8 三重1 ○ 1 ★ 山下貴司 54 3 岡山2 ○ 1 ★ 舞立昇治 45 2 鳥・島
★ 後藤田正純 51 7 徳島1 ☆ 福山守 67 3 *四国
★ 古川禎久 55 6 宮崎3 □ 八木哲也 73 3 愛知11
★ 平将明 53 5 東京4
★ 赤沢亮正 59 5 鳥取2
★ 斎藤健 61 4 千葉7 ○ 2
石原 派 11人 (衆院 11、参院 0 )
★ 野田毅 78 16 熊本2 ○ 3 ★ 田野瀬太道 46 3 奈良3
★ 石原伸晃 63 10 東京8 ○ 7 ★ 鬼木誠 47 3 福岡2
★ 坂本哲志 69 6 熊本3 ★ 金子万寿夫 73 3 鹿児島2
★ 森山裕 75 6 (1) 鹿児島4 ○ 1 ☆ 宮路拓馬 40 2 *九州
★ 石原宏高 56 4 東京3
★ 上野賢一郎 55 4 滋賀2
□ 冨岡勉 72 4 長崎1
谷垣 グループ 15人 (衆院 14、参院 1 )
□ 川崎二郎 72 12 三重2 ○ 3 ★ 黄川田仁志 49 3 埼玉3 2022年改選者
★ 逢沢一郎 66 11 岡山1 ★ 秋本真利 45 3 千葉9 ★ 松下新平 54 3 宮崎
★ 中谷元 62 10 高知1 ○ 3 ★ 田中英之 50 3 京都4
★ 山本公一 72 9 愛媛4 ○ 1 ★ 大串正樹 54 3 兵庫6
★ 遠藤利明 70 8 山形1 ○ 2 □ 星野剛士 57 3 神奈川12
★ 小里泰弘 61 5 鹿児島3 ★ 加藤鮎子 41 2 山形3
□ 牧原秀樹 49 4 埼玉5 ★ 本田太郎 46 1 京都5
菅 グループ 9人 (衆院 6、参院 3 )
★ 菅義偉 71 8 神奈川2 ○ 10 ★ 石川昭政 47 3 茨城5 2022年改選者
★ 菅原一秀 58 6 東京9 ○ 1 □ 三谷英弘 44 2 神奈川8 ★ 朝日健太郎 44 1 東京
★ 城内実 55 5 静岡7 □ 木村弥生 55 2 京都3 ☆ 自見英子 44 1 *比例
☆ 小川克巳 69 1 *比例
無派閥 41人 (衆院 27、参院 14 )
★ 大島理森 73 12 青森2 ○ 3 ★ 田中良生 56 4 埼玉15 2022年改選者
★ 村上誠一郎 68 11 愛媛2 ○ 2 ★ 坂井学 54 4 神奈川5 ★ 岡田広 73 4 茨城
★ 古屋圭司 67 10 岐阜5 ○ 1 ★ 小泉進次郎 39 4 神奈川11 ○ 1 ★ 三原じゅん子 55 2 神奈川
★ 浜田靖一 64 9 千葉12 ○ 1 ★ 橘慶一郎 59 4 富山3 ☆ 阿達雅志 60 2 *比例
★ 野田聖子 59 9 岐阜1 ○ 6 □ 山本朋広 45 4 神奈川4 ☆ 徳茂雅之 58 1 *比例
★ 渡海紀三朗 72 9 兵庫10 ○ 1 ★ 熊田裕通 56 3 愛知1 ☆ 青山繁晴 68 1 *比例
★ 小此木八郎 55 8 神奈川3 ○ 2 ★ 武村展英 48 3 滋賀3 ☆ 園田修光 63 1 (1) *比例
★ 高市早苗 59 8 奈良2 ○ 5 ★ 藤井比早之 48 3 兵庫4
★ 塩崎恭久 69 8 (1) 愛媛1 ○ 5 ★ 大野敬太郎 51 3 香川3 2025年改選者
★ 梶山弘志 64 7 茨城4 ○ 3 □ 石崎徹 36 3 新潟1 ☆ 山田俊男 73 3 *比例
★ 土屋品子 68 7 埼玉13 ★ 穂坂泰 46 1 埼玉4 ★ 島村大 60 2 神奈川
★ 石田真敏 68 7 和歌山2 ○ 1 ☆ 神田裕 62 1 *北関東 ★ 三宅伸吾 58 2 香川
★ 後藤茂之 64 6 長野4 □ 木村哲也 51 1 千葉4 ☆ 柘植芳文 74 2 *比例
★ 江藤拓 60 6 宮崎2 ○ 1 ☆ 山田太郎 53 2 *比例
☆ 和田政宗 45 2 *比例
★ 加田裕之 50 1 兵庫
☆ 本田顕子 48 1 *比例

4696名無しさん:2020/09/15(火) 02:15:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ad2a167a6e655c6eb88c017b9b15bacdd6d0f68
山本元環境相が棄権
9/14(月) 17:26配信

 14日に投開票された自民党総裁選で、選挙管理委員会の野田毅委員長は、投票総数が534票だったことについて、1人が入院加療中のため棄権となったと説明した。棄権は山本公一元環境相。

4697名無しさん:2020/09/15(火) 02:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fb238402cc2cd96ae1da2367ca030b2a7c18cfb
幹事長代行に野田聖子氏 菅新総裁が起用意向固める
9/14(月) 23:05配信

 自民党の新総裁に選ばれた菅義偉官房長官は、党役員人事で野田聖子元総務相(無派閥)を幹事長代行に起用する意向を固めた。

4698とはずがたり:2020/09/15(火) 02:19:17
なるべく引っ張ってどうしようもなかったら来年の総裁選で首すげ替え出来る方がいいので任期満了かな

酷い面子が揃いそうだ。。

https://www.news24.jp/articles/2020/09/14/04721877.html

二階幹事長
野田幹事長代行
下村政調会長
佐藤総務会長
森山国対委員長
山口選対委員長

4699名無しさん:2020/09/15(火) 02:20:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1046d5c0e11b7a6d46d5ceb447072916488fe905
麻生副総理兼財務相、再任へ調整 総裁選で菅氏を支持
9/14(月) 23:45配信

 自民党総裁選で新総裁に選出された菅義偉官房長官は14日、麻生太郎副総理兼財務相を再任させる方向で調整に入った。「安倍政権の継承」を掲げて総裁選を制した菅氏としては、「骨格」としてともに安倍政権を支えてきた麻生氏を引き続き重要閣僚に置くことで、政権の安定化を図りたい考えだ。

 麻生氏は当選13回で、党幹事長や外相なども歴任してきた重鎮。今回の総裁選では麻生派(54人)を率いて菅氏を支持し、総裁選での勝利に貢献した。

 安倍政権下では、森友学園問題をめぐる公文書改ざんや前事務次官のセクハラ問題といった不祥事が続発。野党から不信任も突きつけられた。

朝日新聞社

4700名無しさん:2020/09/15(火) 02:23:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c9e1dcac8921eada0e34442fad66cf2e8fe1ee9
謎の無派閥議員集団「菅義偉グループ」を解析する
9/14(月) 6:01配信

 菅義偉内閣がまもなく発足する。党内の主要派閥に推され、総裁選では圧倒的な数の力を見せつけたが、改めて注目されたのが衆参の無派閥議員からなる「菅グループ」の存在だ。約30人と報じられ、石破派(19人)や石原派(11人)以上の勢力とされている。しかし、顔ぶれについてはほとんど知られていないのが実情だ。「菅グループ」にはどんな人物がいるのか。詳細に検討してみると、意外なことが判明した。

■ 衆院15人、参院11人でカウント

 一般的に「菅グループ」とされるものには、派閥横断の勉強会である「韋駄天の会」もあるが、真っ先に言及されるのが衆院当選4回以下の無派閥議員からなる「ガネーシャの会」である。このほか、参院にもグループがあり、各派閥にも隠れ“菅派”がまるでスパイのように紛れ込んでいる。グループは非常に緩やかなつながりとされており、菅氏が全員を個別にコントロールしているようだ。

 さて本稿では、グループの面々が菅氏に面会して出馬を要請した際の記念写真、一部推薦人名簿を基準に衆院15人、参院11人の計26人を「菅グループ」と認定する。

 衆院は、大串正樹氏のフェイスブックにアップされた写真を基準にする。菅氏に総裁選への出馬を要請した当選4回以下の「無世襲・無派閥」の14人の顔が確認できる。対外的に名簿が発表されているわけではないので、動かぬ証拠として写真を根拠にしたい。

 敬称略で名前をあげると、後列左から、三谷英弘、熊田裕通、穂坂泰、木村哲也、藤井比早之、秋本真利、田中英之、黄川田仁志、武村展英。前列左から、大串正樹、星野剛士、田中良生、菅義偉、坂井学、山本朋広の各氏だ。

 写真には入っていないが、菅氏の推薦人である牧原秀樹経済産業副大臣を加え、衆院は15人とする。

 参院に関しても、総裁選への出馬を要請した11人と菅氏の記念写真を根拠にする。島村大氏のツイッターなどから確認することができる。

 こちらも敬称略で名前をあげると、後列左から、小川克巳、徳茂雅之、朝日健太郎。前列左から、三宅伸吾、和田政宗、三原じゅん子、松下新平、菅義偉、島村大、園田修光、阿達雅志、柘植芳文の各氏だ。

 以上11人を参院の「菅グループ」とする。

4701名無しさん:2020/09/15(火) 02:23:30
>>4700

■ 地方議員出身者3割 東大法卒が最多

 26人がどういう「属性」の人物であるか、一覧にまとめたのが下に示した表だ。細かくて見えにくい場合は、表下の「拡大画像表示」ボタンで大きな画像を参照してもらいたい。

 では、表の内容に準じて、いくつかのポイントに絞ってみていく。

 やはりというべきか、衆院6人、参院2人の計8人が市議、県議出身であり、グループ全体の3割を占める。国会議員秘書経験者も6人いる。

 意外なのは学歴である。菅氏は法政大出身の初の首相となるわけだが、グループ内での同大出身者は4人にとどまる。最も多いのは東大法の6人だった。令和2年8月版の国会議員要覧(国政情報センター)によると、衆参710人の国会議員のうち、東大出身者は130人に上り、全国会議員の2割弱を占めている。

 菅氏は自らの選挙区がある横浜市内はもちろん、神奈川県内全域に絶大な影響力を持つ。河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相という自民党の2枚看板も同県選出議員である。菅グループの「神奈川率」は衆院4人、参院2人の計6人。決して大所帯ではないが、足元をきっちり固めていることがわかる。

 松下政経塾出身者が4人いる点も興味深い。政経塾が神奈川県茅ケ崎市内に拠点を置いているという要素もあるかもしれない。

 知名度でいうと、元女優の三原じゅん子氏の名前が光る。三原氏は2012年の総裁選で石破茂氏を支持していたとされるが、15年に神奈川選挙区へ転出したこともあり、菅氏側近へと華麗に転身した格好だ。元ビーチバレーボール五輪日本代表の朝日健太郎氏は199センチ。今回の総裁選では、小柄な菅氏との高低差が話題になることはなかった。

■ 独自の情報網 脱原発派もタカ派も

 菅氏のネットワークの広さ、豊富な情報網は他の追随を許さないレベルにあるが、注目すべき人物が菅グループにいる。

 住友商事出身でニューヨーク州弁護士の資格も持つ阿達雅志氏である。トランプ米大統領の側近と個人的な関係を構築しているという。前回2016年の大統領選でトランプ氏陣営の参謀役だったスティーブン・バノン氏ともパイプがあったとされる。菅氏は前回の大統領選で、トランプ氏が勝利するとの見通しをかなり早い段階から示していた。阿達氏のニューヨーク人脈が活きたようだ。

 情報網という意味では、旧みんなの党で当選した三谷英弘氏、和田政宗氏を“引き取っている”点も見逃せない。他党から来た議員の情報は貴重である。二階俊博幹事長も10年間の非自民党時代に人脈、ルートを拡大した。菅氏も他党出身者を重宝しているはずである。

 菅グループには谷垣禎一元幹事長のグループ「有隣会」に出入りする議員が5人以上いる。谷垣グループは今回、自主投票だったが、谷垣氏は一定の影響力を保持する。谷垣グループと菅グループが連携している形跡もある。

 全国郵便局長会(通称「全特」)を代表して国会に送り込んでいる徳茂雅之氏、柘植芳文氏がいずれも菅グループであるのは興味深い。徳茂氏は2016年に52万票余でトップ当選、柘植氏も2019年に60万票余を獲得し、特定枠の上位2人を除いて首位である。抜群の集票力を誇る両氏を傘下に収める剛腕ぶりが伝わってくる。

 イデオロギーに固執しない菅氏らしく、政策面や思想面で距離のある議員がグループ内で共存している。法政大出身の秋本真利氏は「脱原発」を堂々と掲げていた一方、和田氏は歴史認識分野などで保守の立場を鮮明にする。自民党はもともと政策の左右の幅が広いが、菅グループもウイングが広い。

4702名無しさん:2020/09/15(火) 02:23:58
>>4701

■ 苦労している議員を応援、無派閥議員の4割が「菅印」

 俗にいう「たたき上げ」の菅氏は、苦労している人に手を差し伸べている。声をかけられた側が感激するのは言うまでもない。

 永田町では当選同期(初当選した選挙が同じ)の関係が最初に深まる傾向にある。学校生活における同級生のような感覚だ。ただし、途中で落選してしまうと、当選回数が異なり、その後のポストで差が出る。疎遠になることも珍しくない。

 そんな中、菅氏は当選同期との関係を維持することに腐心してきた。

 例えば、園田修光氏は参院当選1回ながら、菅氏と当選同期である。園田氏は96年に衆院で初当選したが、その後衆院選に3回連続落選。参院選でも落選を経験した。16年ぶりに国政復帰したのは2016年の参院選だった。菅氏は折に触れて園田氏を激励、応援してきた。

 衆院には比例復活組が5人いる。選挙区で苦労している議員を可愛がることは、「面倒見の良さ」というリーダーの必須条件を満たすことにつながる。ちなみに、木村哲也氏は野田佳彦前首相、三谷氏は日本維新の会代表を務めた江田憲司氏、牧原氏は立憲民主党の枝野幸男代表と戦っている。いずれも野党を代表する政治家であり、追い風が吹いても簡単には勝てない。裏を返せば、これらの選挙区で彼らが勝利すれば、菅氏の神通力を見せつけることになる。

 「マイナーな議員」が勢ぞろいした観があるのは、菅グループの特徴だ。名前の知られている議員は正直、三原氏ぐらいだろう。

 それでも、総裁選においては、有力議員だろうが、マイナー議員だろうが、同じ1票であることに変わりはない。国会議員要覧によると、自民党の無派閥議員は65人。4割が少なくとも菅グループなのである。適齢期にもかかわらず、副大臣や政務官のポストに就けていない議員も少なくない。彼ら彼女が、菅内閣で念願のポストを手に入れる可能性は十分ある。地味な面々が政治の表舞台に出てくるかもしれない。(文中一部敬称略)

紀尾井 啓孟

4703名無しさん:2020/09/15(火) 02:26:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ec856120faf4ae353fe8218cd801ff453d88dae
「2位争い」制した岸田氏 地方での「大敗」と国会議員票「善戦」で次につながる?
9/14(月) 18:27配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後任を選ぶ自民党総裁選が2020年9月14日に投開票され、菅義偉官房長官が石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長を破って新総裁に選ばれた。9月16日に召集される臨時国会で首相に指名される見通し。

 菅氏が全体の7割以上を得票し、注目されていた2位争いは岸田氏が制した。ただ、各都道府県連からの地方票では、岸田氏の得票率は約7%と惨敗。岸田派の議員が比較的多い静岡県や福岡県で1票も取れない惨状だった。一方の国会議員票では、岸田氏は岸田派の人数を大幅に上回る票数を得票。結果として石破氏に大差をつけた。

■岸田派名誉会長・古賀誠氏のお膝元で「0票」

 今回の総裁選は党員・党友による投票は行われず、国会議員票394票と、各都道府県連に3票ずつ割り当てられた141票の、計535票で争われた。有効投票数は534票で、菅氏377票、岸田氏89票、石破氏68票だった。

 地方票からの投票では、47ある都道府県連のうち44都道府県が予備選を導入。そのうち36府県が、得票割合で3票を割り振るドント方式を採用した。一方、東京、神奈川など8都道県が、最も得票が多かった候補に3票を投じる「総取り」方式を採用した。結果は、菅氏89票、石破氏42票、岸田氏10票。菅氏が63.1%を得票して過半数を押さえ、石破氏は29.8%を得票。得票率7.1%の岸田氏の惨敗が際立つ。岸田氏が3票取れたのは地元の広島だけで、山梨では2票を獲得。それ以外には山形、福島、香川、長崎、熊本で1票ずつ取れただけだ。

 とりわけ痛手だったのが岸田派の議員が多い静岡や福岡で1票も取れなかったことだ。静岡県内に10人いる自民党国会議員のうち、3人が岸田派だが、3票の内訳は石破氏1票、菅氏2票だった。福岡県では14人中4人が岸田派だが、同様に石破氏に1票、菅氏に2票が投じられた。福岡では、岸田派名誉会長として強い影響力を持つ古賀誠元幹事長と、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相が激しい勢力争いを展開してきたことでも知られる。自民党に7つある派閥のうち、麻生派を含む5派閥が菅氏の支持を表明。この「岸田氏0票」という結果は、古賀氏の影響力低下を浮き彫りにしたとも言える。

4704名無しさん:2020/09/15(火) 02:26:38
>>4703

1年後の「フルスペック」総裁選に向けた布石?
 だが、国会議員票393票では様子が一変。菅氏は全体の7割以上の288票を得票したのに続いて、岸田氏は2割強にあたる79票を獲得。石破氏はわずか26票、割合にして6.6%しか獲得できなかった。

 菅氏を支持した5派閥には国会議員265人が所属しており、岸田派は47人、石破派は19人。それ以外に無派閥が64人いる。石破氏には派閥以外から7票しか得票できていないのに対して、岸田が派閥以外から得票したのは32票。国会議員からの石破氏への風当たりの強さが際立つ形になっている。

 菅氏の総裁としての任期は、安倍晋三氏の残り任期にあたる21年9月末まで。その後の総裁を選ぶ総裁選は、今回は省略された党員・党友投票を含めた「フルスペック」で行われる。この「フルスペック」総裁選に向けて、今回の総裁選の順位が岸田氏に有利に働く可能性もある。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

4705名無しさん:2020/09/15(火) 02:27:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a5cd7ae937f290ad09ab2e69816ac57d788194d
「ポスト菅」は誰?菅義偉新総裁 今後の焦点は
9/14(月) 20:12配信

安倍総理大臣の後任を決める自民党総裁選挙の投開票が14日行われ、菅官房長官が新しい総裁に決まりました。総裁が決まり、既に焦点は人事の話になっています。 菅さんは党の総裁として、党の役員人事と、総理大臣として閣僚の人事、両方決めないといけません。菅さんがどのような人事をするのか、ポイントは“派閥”です。

2位は岸田政調会長

今回の総裁選は、国会議員票393票と地方票141票、合わせて534票で争われました。
(※国会議員票は394票のはずが、1票が無効票だったため)

菅さんは議員票288票、地方票89票、計377票
岸田さんは議員票79票、地方票10票、計89票
石破さんは議員票26票、地方票42票、計68票
菅さんは国会議員票も地方票も圧倒的勝利となりました。

焦点の2位は、岸田さんとなりました。岸田さんは派閥の人数は石破さんより多いため、それでも石破さんに負けるとこの先の影響力が弱まる可能性がありました。岸田さんにとっては、一安心というところです。

菅さんは、喜びを次のように語っています。

「新型コロナウイルスが拡大をするというまさに国難にあって、政治の空白は許されません。この危機を乗り越えて国民の皆さん1人1人が安心をして、安定をした生活をすることができるように。そのためには、安倍総理が進めてきた取り組みを継承し、進めていかなければなりません」

「ポスト菅」官房長官の人事は?

総裁が決まり、既に焦点は人事の話になっています。

菅さんは党の総裁として、党の役員人事と、総理大臣として閣僚の人事、両方決めないといけません。菅さんがどのような人事をするのか、ポイントは“派閥”です。
菅さんは無派閥で「脱派閥」を掲げていますが、今回の総裁選は二階派をはじめ、主要な派閥の後押しを受けて国会議員票でも圧勝しました。 そのため、派閥を意識した、いわゆる「派閥均衡型」人事、つまり派閥の意向をくんでポストを選ぶ形にするのか。 または、議員票で7割以上、地方票で6割以上をとり安定基盤ですので、派閥を気にせず自分の意向を適材適所で選ぶのか。

閣僚人事ですが、特に官房長官は誰になるか。こちらの3人が注目されています。

・萩生田光一 文部科学大臣
・加藤勝信 厚生労働大臣
・梶山弘志 経済産業大臣

萩生田さんは細田派、加藤さんは竹下派です。菅さんは「安倍政権の継承」ということで、2人はいずれも官房副長官を経験していて、妥当だという声があります。
さらに自民党関係者は、加藤さんだと派閥内でのポスト争いもありそうなので「一番、収まりがいいのは萩生田さん」との声もあります。

菅さんは、梶山さんの父親で亡くなった梶山静六元官房長官を「政治の師」と仰いでいます。息子の梶山さんとも近い関係で、政府関係者は「菅さんが誰よりも信頼している人物が梶山さん」と言っています。 14日、菅さんは官房長官としての最後の会見でも、梶山静六さんの言葉を引用していました。

菅さんは「脱派閥」を掲げていますが、派閥の意向を無視すると波風が立つため、どこまで推薦を受け入れるか、ということがポイントになります。あまり派閥を重視すると「脱派閥」と言っていたにもかかわらず、時代が逆戻りしたのでは…というイメージになる恐れもあります。

菅さんは次の官房長官について「総合的な仕事ができる人がいい」と答えています。自身が長く官房長官していてどのような資質が必要か分かっているだけに、誰を選ぶのかが注目されます。

4706名無しさん:2020/09/15(火) 02:28:20
>>4705

解散総選挙、どうなる?

解散総選挙を早期に行うかどうかも関心事です。

菅さんは12日、「解散権は新総理が持っていますから、新総理の判断だと思います」と話しました。国民が今望んでいるのはコロナ対策と経済再生だとしていますが、総理になってどう判断するのか。

そのような中、麻生副総理は13日に気になる発言をしました。
「1年以内に衆議院の選挙が確実に行われます。下手したらすぐかもしれない。国民の審判を問われていない内閣じゃないかとか、いろいろたたかれるのは目に見えているんだから、“だったら”という感じがしないでもない」

麻生さんは、「選挙はタイミングが大事で、新しい内閣が国民の審判を受けていないと批判されるのであれば、早めに解散総選挙をすることもありえる」としているのです。

では、国民はどう思っているのでしょうか。
NNNと読売新聞が9月4日〜6日に行った世論調査では、解散総選挙は「今年中に行うのがいい」が16%、「2021年前半がいい」が20%、「任期満了まで行う必要はない」が55%でした。
国民の多くは、すぐにやる必要はないと思っている人が多いということです。

増税はどうなる?

そして、消費税の増税はあるかどうか。
菅さんは「安倍総理がかつて、今後10年くらいあげる必要はないと発言していて、私も同じ考え」と話したのですが、「将来までは否定しない」としています。

安倍政権では2014年に5→8%、2019年に8%→10%に2回増税してきましたが、これをどう判断するのかも注目です。

今後の日程は?

今後の日程を整理します。14日、菅新総裁が誕生しました。
幹事長や政調会長など党の役員人事は15日決まると見られています。 16日には臨時国会を召集し、総理大臣の指名選挙が行われ、ここで菅新総理が誕生。この日に組閣し、新内閣が発足する予定です。

さらにその先、11月にはアメリカ大統領選や、2021年には東京オリンピック・パラリンピック、9月には総裁の任期を迎えます。

(2020年9月14日 16時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)

4707名無しさん:2020/09/15(火) 02:36:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/8acb15b728dfe81688460522ffda2456ca80da22
【速報】政調会長は下村元文科相、3役の人事固まる
9/14(月) 23:09配信

 自民党の菅新総裁は15日に行う党役員人事で、二階幹事長を再任させるほか、下村元文部科学大臣を政調会長に充てるなど、党3役の人事を固めました。

 自民党幹部によりますと、菅新総裁は総裁選でいち早く菅氏の支持を表明した二階幹事長を再任させるほか、総務会長に麻生派の佐藤勉元総務大臣、政調会長に細田派の下村元文科大臣を充てる方針を固めました。

 このほか、選挙対策委員長に竹下派の山口泰明衆院議員を、菅新総裁の信頼も厚く国会対策の要である森山国対委員長も再任させる方針も固めています。

 「今、二階幹事長が都内のお店に入ります」(記者)

 こうした中、14日夜、再任が固まった二階幹事長と森山国対委員長らが、東京都内の日本料理店で会合を開きました。会合には、入閣が取りざたされている二階派の平沢勝栄衆院議員らも出席していて、16日に行われる組閣人事についても情報交換されたものとみられます。(14日22:51)

4708名無しさん:2020/09/15(火) 02:41:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca5c44618e913d34beae99a73d45b1610394fb7f
安倍首相はなぜ「岸田」をあきらめ「菅」にしたのか
9/14(月) 7:01配信

 週明けの自民党総裁選で、菅義偉官房長官が「ポスト安倍」の座を射止める公算が大きくなっている。コロナ前から安倍首相が描いてきた「岸田後継」の青写真は、いかにして頓挫したのか。公明党も絡み水面下で展開されてきた暗闘を、全て明らかにしよう。

「岸田潰し」の策を弄した菅

 自民党総裁3期目に入ってから、首相の安倍晋三は、「2020年夏に東京五輪を終えた後、秋にも途中辞任し、党員投票を省略した形の総裁選に持ち込み、気心の知れた政調会長の岸田文雄を後継にする」との構想を有力な選択肢としてきた。

 一方、官房長官の菅義偉は、盟友関係にある安倍と副総理・麻生太郎の主導で岸田政権が誕生すれば、政権中枢に自分の居場所はなくなると考え、これを阻止したいと考えてきた。

 そのため、菅はこの数年、岸田政権阻止のために様々な策を弄してきた。昨年の参院選で、岸田の地元の広島選挙区に自らの側近である河井克行の妻・杏里を強引に立候補させ、岸田派長老の溝手顕正を追い落としたのは「岸田潰し」の典型だった。

 岸田が新型コロナ感染拡大に伴う経済対策などで力量不足を露呈し、風前の灯火となった「岸田政権」の構想だが、安倍が解散して勝利すれば岸田も復活する可能性があった。それゆえ、菅は安倍の手による解散を阻止したいと考えていたのだ。

 7月8日、東京・信濃町の創価学会本部別館で開かれた、全国の学会幹部が集う「最高協議会」。ここで、学会の選挙対策を担う副会長・佐藤浩は、安倍が衆院解散に踏み切る時期について「来年10月の総裁任期満了近くになる可能性が最も高い」との見立てを披露したが、これには菅の考えが反映されていたとみられる。

 創価学会が、準備が整っていない今年初秋の解散に反対だったのは確かな事実だ。だが、一連の経緯を振り返れば、菅はそうした学会の意向を意図的に拡大解釈し、自ら年内の解散を否定する発言を繰り返すとともに、佐藤を通じて公明党にもそれを後押しする発言を頼み、公明党も菅の意向に沿った発信を行った――という構図が透けて見える。

 同時に、これを裏から見ると、本来は学会としては避けたい都議選から3か月後の衆院選をあえて容認することによって、菅が次期政権でも中枢に座ることが可能になるのであれば、その方が学会にとって有益だ――と判断していたことを意味していた。

4709名無しさん:2020/09/15(火) 02:42:09
>>4708

「河野を担げば簡単に勝てる」
 菅の意向を汲んだと思われる公明党幹部の発言は、これだけではない。例えば、8月5日付の読売新聞に掲載された幹事長の斉藤鉄夫のインタビューだ。

 この中で斉藤は「ポスト安倍」について、「誰が望ましいと言うつもりはないが、党員を含めた総裁選を経て、透明感を持って選ばれた自民党総裁と連立政権を組んでいくのが、友党としての望みだ」「(国会議員だけでの選出は)決して自民党にとっても連立政権にとってもよいことではない」と述べている。

 公明党幹部が他党の党首選びの方法に注文を付けるのは異例で、永田町ウオッチャーの間で話題を呼んだ。この発言も菅の意向に沿った発言と考えれば合点がいく。

 菅は、以前から親しい永田町関係者に対し、自らの立候補を否定するとともに「岸田さんには発信力が全くない。私が河野太郎を担げば簡単に勝てる」と漏らしてきた。

 結果的には、安倍の途中辞任に伴い、菅自身が総裁選に立候補することになったが、菅は河野を担いで総裁選を戦うことも有力な選択肢としてきたのだ。同時に、岸田になるくらいなら石破を担ぐことも検討する考えも周辺に漏らしてきた。

 派閥の論理が幅を利かせる国会議員票では岸田が有利でも、フルスペックの総裁選によって党員投票を実施すれば、岸田よりも国民の支持がはるかに高い石破や河野が有利だと考えていたのだ。つまり、この斉藤の発言も菅の意向に沿って行われたと考えれば辻褄が合う。

安倍が「菅後継」を決心するまで
 一方、安倍と麻生は6月の一連の会談で、岸田への禅譲が難しくなっているとの認識で一致していた。各種世論調査で岸田への期待は一向に高まらず、自民党内でも支持が広がっていなかったからだ。

 そもそも「岸田政権」は、安倍の出身派閥である最大派閥の細田派と第2派閥の麻生派、それに第4派閥の岸田派が組めば、それだけで党内の約半数を抑えることになり、勝利はほぼ確実――という計算の上に成り立っていた。

 ところが、岸田が政調会長として新型コロナ対策で脚光を浴びるはずが逆に深い傷を負い、各種の世論調査の「次の首相にふさわしい人物」でも石破に何倍もの差を付けられた。そのため、安倍の足元の細田派内でさえ、安倍や会長の細田博之が「岸田支援」を口にしても、聞こえてくるのは異論や反発の声ばかり。幹事長代行の稲田朋美に至っては、安倍に正面から反論する有様だった。

 このままでは安倍や麻生が「岸田支持」を打ち出しても、両派内から他候補に流れる議員が相次ぐ恐れがある。そうなれば、安倍も麻生もあっという間に「過去の人」になりかねない。そもそも岸田の擁立構想は、安倍と麻生が共に嫌う石破の総裁就任を阻止するためのものだったのに、安倍批判を繰り返す石破に負ければ元も子もない。

 迷走する新型コロナ対策によって低下した内閣支持率は回復せず、解散して局面を打開する見通しも立たず、八方塞がりとなった安倍。その中で安倍は「石破総裁」を阻止するためには、菅を後継にすることが最も現実的だと考え始めた。

 安倍は昨秋の段階から「本人が本当にやる気になれば菅ちゃんでもいいんだ」と周辺に漏らしてきた。「(夫人の)昭恵がしきりに『次の総理は菅さんがいい』と言うんだよ」という安倍の言葉を耳にした永田町関係者も、複数存在する。

 さらには、安倍と麻生の一連の会談でも「石破総裁」を阻止するための候補として菅の名前が出たという。ただその時点ではまだ、第二次安倍政権発足後、様々な局面で菅と対立してきた麻生は「菅後継」に難色を示していた。

 それでも安倍は7月に入り、菅に対し「本当にやる気なら応援する」と伝えた。これに対し、昨春「令和おじさん」として国民的人気を得て以来、自らの立候補も視野に入れてきた菅も、極めて前向きな考えを示していたのだ。

 安倍は、菅が「岸田後継」に反対し、自らの解散権を縛るような言動をしてきたことに強い不快感も抱いていたのだが、首相の座に就いたら安倍政権の実績をことごとく否定しかねない石破の首相就任を何としても阻止するため、次善の策として、しばらく前から「菅後継」への道筋を敷いていたのだ。

4710名無しさん:2020/09/15(火) 02:44:43
>>4709

公明党・創価学会の苦しい現状
 一方の公明党と創価学会はなぜ、そこまで気を使って菅が政権中枢から外れないよう配慮するのか。そこには、日本最大の新興宗教団体が置かれた苦しい現状がある。

 公明党は、結党後初めて臨んだ1965年の参院選全国区でいきなり509万票を獲得し、その後、90年代まで参院選の全国区(83年以降は比例区)で6〜700万票台の票を得てきた。

 それが自民党と連立を組んだ後の2000年代に入ると得票数を大幅に伸ばし、2004年の参院選では862万票、2005年の「小泉郵政解散」の衆院選では比例の得票総数(11ブロックの合計)を898万票まで伸ばした。選挙区で自民党候補を支援する見返りに、自民党の後援会などから比例の公明票を出してもらう選挙協力の成果だった。

 ところがその後、公明党の得票数は減少していく。2010年代に入ると衆参共に700万票台となり、前回2017年衆院選では、今の選挙制度の下で公明党として選挙を戦い始めた2000年衆院選以降、初めて700万票の大台を割って697万票まで減らした。昨年の参院選はさらに653万票まで減少させている。

 その最大の原因は、1950年代から60年代にかけて創価学会の急成長を担った熱心な学会員の高齢化だ。

 創価学会の会員数は公称827万世帯で、この数字は2007年から変更されていない。ただ、かつては世間が眉を顰めるほどの激しい選挙運動によって、一人で何票もの学会員以外の票を獲得してきた熱心な信者も70代から80代となり、動きが極端に鈍くなっている。その一方で「学会員二世」が多い若い学会員たちは選挙になってもあまり動かず、学会の集票力はかなり低下しているのだ。

 もう一つの原因は、自公連立政権下、とりわけ安倍政権の下で、安全保障関連法など公明党の従来の主張と矛盾する「タカ派」的な政策に次々と賛成してきたため、「平和と福祉の党」という看板が色あせ、古くからの学会員が公明党離れを起こしていることだ。

 これは公明党が内々に行った選挙の分析結果でも指摘されている。そのため創価学会内では、自民党との全面的な選挙協力を見直し、連立を解消した方が選挙活動にも力が入る――との意見が長年、燻っている。

 だが、現在の創価学会を動かしている会長の原田稔や事務総長の谷川佳樹、それに佐藤らには、路線を変更する気配はない。

 「選挙区は自民、比例は公明」という選挙協力によって、公明党は最近の国政選挙で150万前後の比例票を自民党支持層から得ている。今の学会執行部は、この戦術をさらに徹底させることで、組織の弱体化と支持者の公明党離れによる得票減を補おうとしているのだ。目前の選挙での集票を考えると、それが最も手っ取り早い方法だからだ。

 (文中敬称略。後編につづく)

戸坂 弘毅

4711名無しさん:2020/09/15(火) 02:47:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4090bfbe68746f3c02a81f4c89a7bfd021ec0949
菅氏、党役員人事固める 麻生財務相は再任へ
9/15(火) 1:28配信

 自民党は14日、安倍晋三首相の辞任表明に伴う総裁選の投開票を東京都内のホテルで行い、第26代総裁に菅義偉(すが・よしひで)官房長官(71)を選出した。菅氏は国会議員票、地方票とも圧倒し、7割以上の票を獲得。2位は岸田文雄政調会長、3位は石破茂元幹事長だった。菅氏は二階俊博幹事長(81)を留任させ、総務会長に佐藤勉元総務相(68)、政調会長に下村博文選対委員長(66)、選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)をそれぞれ起用する方針を固めた。麻生太郎副総理兼財務相(79)は再任する方向だ。

 菅氏は16日召集の臨時国会で行われる首相指名選挙で第99代首相に選出され、認証式などを経て16日中に新内閣が発足する。総裁任期は安倍首相の残りの来年9月までとなる。

 二階氏率いる二階派=志帥(しすい)会、47人=は菅氏支持を真っ先に表明。下村氏は細田派(清和政策研究会、98人)、佐藤氏は麻生派(志公会、54人)、山口氏は竹下派(平成研究会、54人)に所属し、支持を受けた各派を党幹部として処遇した形だ。菅氏と佐藤、下村、山口各氏は平成8年衆院選初当選の同期でもある。

 森山裕国対委員長(75)は続投させる方針。森山氏が所属する石原派(近未来政治研究会、11人)も菅氏を支援した。幹事長代行には無派閥の野田聖子元総務相(60)を充てる。

 菅氏は総裁選出後のあいさつで「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打倒して規制改革を進めていく。国民のために働く内閣をつくっていく」と強調した。安倍首相は「令和時代に最もふさわしい総裁だ」とエールを送った。

 菅氏は記者会見で「思い切って私の政策と方向に合う人を登用して仕事をしなければ国民に申し訳ない」と述べ、人事は小幅にとどまらない可能性に言及した。衆院解散・総選挙の時期については新型コロナウイルス対策を優先する考えを重ねて強調。「収束後にやるのかといえば、そのようなことでもない」と慎重に判断する構えを示した。

 「デジタル庁」新設に向けた早期の法改正にも意欲を示した。憲法に関しては「現実とそぐわないことがたくさんある」と改憲論議の活性化を目指す考えを強調。北方領土問題について「四島の帰属を明確にした上で交渉する」と語った。

 総裁選は党大会に代わる両院議員総会で行い、国会議員票(394票)と、47都道府県連に3票ずつ割り当てた地方票(141票)の計535票(うち議員1人が棄権)で争われた。

 菅氏は党内7派閥のうち5派閥の支援を受け、地方票も6割を超えて377票(議員288票、地方89票)を獲得。岸田氏が89票(議員79票、地方10票)、石破氏は68票(議員26票、地方42票)だった。

4712名無しさん:2020/09/15(火) 02:49:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1666331b83ce6f5c9dfc662b2415b2e309044b9a
麻生派「了解なく人事をするな」…菅氏、今から派閥に振り回される?
9/14(月) 9:28配信

14日に行われる自民党総裁選で菅義偉官房長官が全体投票人の約70%を確保して次期首相席が事実上確実視されている。だが、圧倒的な支持にも水面下では自民党派閥の主導権争いが繰り広げられていて党内基盤が弱い菅氏が今後派閥に振り回される可能性があるとの懸念も出ている。

13日、毎日新聞によると、菅氏は国会議員394票中76%である300票ほどの支持を確保している。ここに全国地方議員が行使する141票中80票以上が菅氏を支持することが明らかになった。

菅氏は細田派(98人)・麻生派(54人)・竹下派(54人)・二階派(47人)・石原派(11人)など自民党7派のうち5派の支持を受けている。派閥ではないが菅氏を支持する中堅若手議員グループ「ガネーシャの会」(15人)も支持票として計算される。

反面、岸田文雄政調会長は自身が率いる岸田派所属47人を少し超えた50人台の支持を受けるものと把握されている。石破茂元幹事長は石破派(19人)を含めて30人を少し超える票を確保した。

このように党内の圧倒的支持を菅氏が受けているが、これは各派閥が新首相就任後に予定されている自民党人事と改閣で不利益を受けないために積極的な支持表明をしている側面が大きい。支持取り付けに伴う対価を菅氏が払わなければならないということだ。

朝日新聞によると、菅陣営は11日、国会近くのホテルで選挙対策会議を開き、投票直前の決起集会で菅氏を支持する各派閥や無派閥の代表が順番にあいさつする段取りを決めた。まず「菅首相」の流れを作るために決定的な役割を果たした二階俊博幹事長は幹事長留任がほぼ確実だ。2人の連結役を果たした森山裕国会対策委員長も官房長官候補に挙がっている。二階派よりも一歩遅れて菅氏支持を明らかにした細田派・麻生派・竹下派は今月2日、3派が合同記者会見を行って菅支持を表明して存在感をアピールした。

菅氏は「派閥に推されて、ここに立っているわけではない」とし「人事は改革意欲のある人を優先したい」と明らかにしたが、派閥の影響力を無視することはできないというのが大半の見方だ。

麻生派のある中堅議員は「菅さんが選ぶにしても派閥の領袖から事前に了承を取らなければ後が大変になる」と朝日新聞に語った。自民党では安倍1強が終わり「今度こそポストを」という思いは強く、論功行賞を期待している。「人事次第で一気に政争になりかねない」(派閥幹部)という警告まで出ている。

菅氏は12日に日本記者クラブが主催した自民党総裁選候補討論会で「(外交問題では)当然、ご相談させていただきながらおこなっていく」と話した。候補間の質疑応答時間に岸田氏(元外相)は「分断する国際社会の中で、今後日本はどういったこの方向で存在感を維持し、発言力を維持し、そして国益を守っていくか」と菅氏に質問した。菅氏は「日本外交の基軸はなんといっても、日米同盟」としながら「中国、韓国はじめとして、近隣諸国それぞれ、なかなか難しい問題はあるが、2者択一ということでなくて、戦略的にこうした国々ともしっかり付き合いをし、常に意思疎通は行うことができる、そうした外交を進めていきたい」と答えた。7年9カ月続いた安倍第2次政権の間、一貫して官房長官を務めてきた菅氏は内政には明るいが、外交には弱いという評価を受けている。

4713名無しさん:2020/09/15(火) 02:50:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/822efe8a41d3b37f02a07e38da178a828cceaa5f
菅義偉“新首相”に立ちはだかる最大の課題とは…TBS系「NEWS23」キャスターの星浩が鋭く迫る!〈dot.〉
9/14(月) 13:27配信

 連続在任日数で歴代最長となった安倍政権のあとを受け、自民党総裁選挙が実施される。本命はその最長政権を終始支え続け、すでに国会議員票の7割を固めたとも言われる菅義偉官房長官だ。9月14日に迫った総裁選を前に、著書『官房長官 側近の政治学』で菅義偉氏にロングインタビューを行った、元朝日新聞特別編集委員でTBS系「NEWS23」キャスターの星浩が新政権の展望について語った。

*  *  *
■石破氏にだけは政権を渡したくない

 8月28日に安倍(晋三)さんが退陣表明し、憲政史上最長の記録を作った安倍政権が終わることになりました。

 安倍さんの本音としては、できれば政界の同期で仲の良い岸田(文雄)さんに政権を譲りたかったでしょう。しかしその岸田さんは給付金問題の失敗などで、このところ評判がよくありません。

 安倍さんの退陣にあたって、おそらく菅さんと二階(俊博)さんは、「後継はどうするんですか? このままでは石破(茂)さんですよ」と迫ったはずです。森友問題や桜を見る会の件でたたかれた安倍さんとしては、石破さんにだけは政権を渡したくないという思いが強く、「そういうことなら、しかたない。菅さん、あなたが出なさい」となって、一気に「安倍さんの後継は菅さん」という流れになったのでしょう。

 菅さんが次期総裁となることは、ほぼ確定的です。9月14日の自民党総裁選の後、16日には臨時国会で首相指名が行われ、菅政権がスタートすることになります。

■新政権の最大の課題は外交問題だ

 新政権の大きな課題として、「対米、対中関係をどう仕切っていくのか」という外交問題があります。

 菅さんは携帯電話の料金の値下げを進めたり、緊急放流できるダムの範囲を広げたりといったように、調整力を発揮して個別の問題を解決していくことが得意です。また内政については官房長官としてつぶさに見てきたので、すべきことは熟知しています。一方、グローバルな問題やマクロ経済、理念的な問題については、未知数です。

4714名無しさん:2020/09/15(火) 02:50:47
>>4713

 中国はコロナ禍以降、対外的に非常に強硬な態度を見せており、アメリカとの関係は険悪になっています。日本は国別の貿易額では中国が1位ですが、安全保障はアメリカに頼らざるを得ません。米中の対立の中で、どのような立ち位置を取っていくのか。新政権の一つの見所といっていいでしょう。

■新・立憲民主党の枝野代表がかみついた!

 安倍政権は経産省出身の官邸官僚を利用して規制改革を進めましたが、菅さんは従来型の、財務官僚中心の調整型政治に回帰しそうです。財務官僚は政策上の問題を全体的に把握していますから、菅さんの不得意なところを埋める形で政権を助け、そのうちに消費税を上げる方向に持っていこうと考えているでしょう。テレビ番組の中で菅さんが、「将来的には消費税は引き上げるべきだ」と発言して大きな反響を呼び、翌日すぐ訂正しましたが、そのあたりも今後、論議を呼んでくると思います。

 菅さんは総務相を経験しており、最近しばしば「自助・共助・公助の考え方を大切にします」と述べています。これは「まずは個人が自助努力し、それで足りないところは家族やご近所など身近なコミュニティーで助け合う。それでも困った場合に、政府や自治体など行政が出動する」という、社会保障の世界では昔から言われている考え方です。

 これに対して、新しく誕生した立憲民主党の枝野幸男代表が「政治は自助を強く求めるべきではない」とかみついて、対抗軸を出そうとしています。

 小さい政府で自助を求めるのか、それとも若干大きな政府になってもしっかりケアしていくという方向を目指すのか。そうした選択肢を政治が用意して、国民が選択していく。新政権、新党ともに民主主義の原点に戻り、政治を活性化してほしいと願っています。(構成/久保田正志)

4715名無しさん:2020/09/15(火) 02:51:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/df2eabc15a59230f672c0aa7bbeff750c3e139f1
「この人なら間違いない。令和時代に最もふさわしい新総裁ではないでしょうか」自民党新総裁に菅義偉氏、安倍前総裁あいさつ
9/14(月) 15:57配信

 自民党総裁選は14日午後、投開票が行われ、菅義偉官房長官が377票を獲得、岸田文雄政調会長(89票)、石破茂元幹事長(68票)を破って新総裁に選出された。

 菅新総裁の誕生にあたり、安倍前総裁が挨拶。次のように語った。


 まずはじめに、安倍政権に大変なご協力をいただきながら、任期途中の辞任となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。今回、急な総裁選となる中、二階幹事長を中心に、整然と総裁選挙を挙行していただいた執行部の皆さま、同僚議員の皆さま、すべての自民党員の皆さまに厚く御礼申し上げたいと思います。何よりもこの厳しい状況の中、覚悟と勇気をもって立候補していただいた3人の候補者に心から感謝申し上げたいと思います。皆さん自民党らしい、素晴らしい堂々たる論戦を展開していただいた3人の候補者に賞賛の拍手を送ろうではありませんか。

 今回の総裁選においても、各陣営において応援の論陣を張って頑張った若手議員の皆さんの姿が目を引きました。もう昔の話になりますが、平成7年の総裁選挙、橋本さんと小泉さんが戦った1回目の総裁選、党本部において両候補の演説会の前座として、両陣営の若手議員がそれぞれ1名応援演説を行いました。橋本陣営を代表して、当時若き谷垣禎一さんが素晴らしい演説を行いました。小泉陣営を代表して演説を行ったのは、当時当選1回、まだ初々しかった不肖私、安倍晋三でございました。足が震えたのを覚えております。私の演説がつたなかったためか我が陣営は大敗を喫したのでありますが、今回も3陣営においてそれぞれ頑張った、活躍した皆さんの中から将来の自民党の総裁が生まれるんだろうと期待をしております。

 “日本を取り戻す”。この想いの下、皆さんとともに政権を奪還し、夢に向かって進んでいくことができる日本、世界の真ん中で輝く日本を目指し、全力を尽くしてまいりました。困難な課題にも挑戦し、残念ながら残された課題もありますが、達成できた課題もあります。

 7年8カ月、皆さんとともに挑戦し続けることができたこと、熱い戦いを繰り広げることができたことは、私の誇りとするところであります。6回の国政選挙において、その度ごとに新しい仲間が増えました。そして、私たちの挑戦に加わってくれた。全ては至らない私をずっと支えていただいた皆さまのおかげであります。そして、国政選挙のたびに力強い信任を与えて頂いた国民の皆様のおかげであります。8年近く、本当にありがとうございました。

 そして、私たちの戦いは続きます。本日、自民党総裁のバトンを菅義偉新総裁に渡します。この7年8カ月、官房長官として国のため、人のために黙々と汗を流してきた菅さんの姿をずっと見てまいりました。この人なら間違いない。この思いを皆さんと今日、ひとつにできたのではないかと思います。

 令和時代に最もふさわしい自民党の新総裁ではないでしょうか。皆さん、菅義偉新総裁を先頭に、コロナ禍を乗り越えて輝く日本を築き上げていこうではありませんが。私も一議員として、全力で支えていくことを誓い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきたいと思います。皆さま本当にありがとうございました。
(ANNニュース)

4716名無しさん:2020/09/15(火) 02:52:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/3318de1d81be162315f9ed90649c6056117a99cf
「練達の政治家。力量、誠実さ、実行力すべての面で必要な要素を兼ね備えている」菅新総裁誕生に二階幹事長
9/14(月) 16:24配信

 自民党総裁選は14日午後、投開票が行われ、菅義偉官房長官が377票を獲得。岸田文雄政調会長(89票)や石破茂元幹事長(68票)を破って新総裁に選出された。

 菅新総裁に対する期待について聞かれた二階幹事長は「練達の政治家であるし、きょうまでずっと国政、党の運営についても表にも、会派にも、随分お力添えをいただいた方。その力量、誠実さ、実行力すべての面で、政治家に必要な要素を兼ね備えて、持っている。我々は全面的に信頼を申し上げて、協力をさせていただく。こういうことだ」と述べた。

 また今後の人事については「人事は総裁が新たな観点で、日本国の将来、自民党のあるべき立場、姿をお考えになってお決めになること。私から申し上げることは特にない」と話すにとどめた。(ANNニュース)

4717名無しさん:2020/09/15(火) 02:55:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/78997b2bd01a003147fffd7087d63cc3c7d9d283
菅氏はいかにして圧勝したのか 周到な戦略で地方票も
9/14(月) 17:09配信

 安倍晋三首相の突然の辞任表明に伴う今回の自民党総裁選は、首相を官房長官として支え続けた菅義偉(すが・よしひで)新総裁が国会議員票、地方票ともに圧勝した。二階俊博幹事長らの支持を早急に取り付け、党内7派閥のうち5派閥の支援を受けた国会議員票は序盤から優位だったが、その反動で派閥間の主導権争いが勃発。「派閥政治の復活」との批判も出て、地方票への影響が懸念された。そんな流れを止めたのは、菅氏が語った「原点」だった。

 菅氏は首相の辞任表明翌日の8月29日、二階氏に直接、出馬の意向を伝えた。二階氏率いる二階派(志帥会、47人)が菅氏支持を打ち出すと、最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)や第2派閥の麻生派(志公会、54人)などが雪崩を打って加勢した。

 国会議員票は8月中に大勢が決した一方、新政権発足を見据えたポストをめぐる各派の水面下の動きもあり、派閥間抗争の様相も呈した。議員票と地方票の得票差に大きな乖離(かいり)が生じれば、新政権発足後の基盤が脆弱(ぜいじゃく)になりかねなかったが、杞憂(きゆう)だった。

 「私の原点について、少しだけお話をさせていただきたい」

 今月2日の出馬表明記者会見で、菅氏は普段よりゆっくりとした口調で、これまでの半生を語り始めた。

 雪深い秋田県で生まれ、農家を継ぐことに抵抗して上京したこと。働き始めた町工場ですぐに厳しい現実に直面したこと。地縁も血縁もないゼロからのスタートで政治の世界に挑んだこと…。飾りのない言葉の数々は、官房長官としての記者会見で見せる「言葉数の少ない、こわもてのスポークスマン」とは異なる印象を残した。

 「あの出馬会見で党員の反応もガラッとかわった」。党中堅がこう振り返るように、「次のリーダー」を問う報道各社の世論調査で常にトップ級だった石破茂元幹事長を菅氏が上回るようになった。「たたき上げ」の半生が広く知られ、安倍首相や石破氏、岸田文雄政調会長ら「世襲議員」ではないことも新鮮に受け止められたようだ。

 秋田県出身で地方議員の経験をアピールしたことは、論戦にもプラスとなった。総務相時代に取り組んだ「ふるさと納税」や地方の観光振興につながる外国人観光客の「インバウンド誘致」など、実績を織り交ぜた地方経済重視の姿勢に説得力が増したからだ。石破氏を支えた地方の「反安倍」層の切り崩しにもつながった。

 加えて、収束が見通せない新型コロナウイルス対策を最重要課題と位置づけ、安倍政権からの政策の継続と安定を強調して支持を広げた。女性票をにらみ、少子化対策では「不妊治療の保険適用」を打ち出した。

 コロナ禍での特別定額給付金10万円の給付遅れなど国民がイメージしやすい課題を挙げて訴えた「デジタル庁」創設案は、菅氏の信条である省庁間の縦割り打破の象徴にもなった。こうした菅氏の改革志向にも国民の関心が集まるようになり、終わってみれば最初から最後まで「菅圧勝」の総裁選レースだった。(大島悠亮)

4718名無しさん:2020/09/15(火) 02:56:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d0dc8ebd9d3407ac776716cf12ac07c15e5ebc
スガ人事は? 二階幹事長続投へ “ポスト菅”に梶山氏、森山氏ら
9/14(月) 17:36配信

気になるのが、今後の“スガ人事”だが、新内閣や党役員人事で具体的な名前は上がってきているのだろうか。
フジテレビ政治部・鹿嶋豪心記者が中継でお伝えする。

菅新総裁は、すでに人事に着手しているが、事前に周囲には相談しない考えで、自民党内では、人事の動向を探る動きが活発化している。

党の役員人事で、総裁選で菅氏への支持をいち早く打ち出した二階幹事長を続投させる方針を固めた。

そして、菅氏の女房役となる官房長官人事では、複数の名前が上がっていて、菅氏と同じ無派閥の梶山経産相のほか、菅氏や二階氏と太いパイプがある、森山国対委員長らの起用が取りざたされている。

新内閣について、菅氏は「働く内閣にしたい」と周囲に話すなど、派手さよりも、実務型の人材の登用に主眼を置いているものとみられる。

周辺によると、「菅氏は、ほぼ1人で人事構想を練っている」ということで、このあと午後6時からの記者会見で、その構想の一端をどこまで明らかにするのかも注目される。

4719名無しさん:2020/09/15(火) 02:57:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/db9e22d3381a25ef4ea169c2d348fa0406937d96
麻生、二階両氏は政権運営で重要と菅新総裁
9/14(月) 18:24配信

 自民党の菅新総裁は、麻生太郎副総理兼財務相や二階俊博幹事長の起用について「内閣の要、党の要であり、政権運営で極めて重要な2人だ」と説明した上で「続投かどうかはまだ決めていない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6e5b506f9dfded0b3ab9e3f57ccac5e59e1d1c4
改革意欲ある人材登用し大規模人事を〜菅氏
9/14(月) 22:09配信

新たな自民党総裁に選ばれた菅官房長官が会見し、派閥にこだわらず改革意欲のある人材を登用し大規模な人事を行う考えを示しました。

菅総裁「規制改革、ここは徹底してやりたいと思ってますので、改革意欲のある人、改革に理解を示してくれる人、そうした人を中心に人事というのは進めていきたいというふうに思います。二階幹事長、麻生副総理、続投(かどうか)ということですけども、内閣そして、また党の要であります。極めて政権運営で重要なお2人だというふうに私は思います。それと、官房長官であります。総理との組み合わせもそうだと思います。そうしたことを全体的に考えて、総合的な力がある人がやはり1番落ちつくんじゃないかなというふうに思います。(Q.小幅の改造か?)総理大臣が変わるわけですから、思い切って私の政策の方向に合う人を登用して仕事していかないと、国民の皆さんに申しわけないですから」

菅総裁は、既に続投が固まっている二階幹事長に加え、麻生副総理についても政権運営において「極めて重要」と位置づけ、留任を示唆しました。

そして新たに、佐藤元総務大臣が総務会長に内定したことがわかりました。また、菅総裁の誕生に向けて当初から中心的役割を果たしてきた森山国対委員長についても留任が固まりました。

一方、衆議院の解散・総選挙について菅総裁は、新型コロナウイルスの感染状況が「完全に下火になってきたということでなければ難しいのではないか」との認識を示しました。

4720名無しさん:2020/09/15(火) 02:58:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d57887ad3efa429918b377468ba139ecb9fb1072
焦点の人事は? 幹事長は 注目の官房長官は
9/14(月) 19:33配信

菅新総裁は、具体的にどのような人事を行うのか。

就任会見に臨んだ菅新総裁は、二階幹事長と麻生副総理について、「極めて政権運営で重要なお2人だ」と述べた。

一方で、人事は決めていないと語り、具体的な人選を進めるのは、14日夜からになるとみられる。

菅氏は会見で、内閣の要で、自身の後任にあたる官房長官について、「首相との組み合わせもある。全体的に考えて総合的な力がある人に一番落ち着くんじゃないか」と語った。

組閣にあたっては、「思い切って私の政策に方向に合う人を登用する。改革意欲があって、仕事ができる人をしっかり結集して、国民のために働く内閣を作りたい」と強調した。

15日に行われる党役員人事で、菅氏は、総裁選でいち早く菅支持を打ち出した二階幹事長を続投させる方針を固めた。

また、最大の注目となる官房長官ポストについては、菅氏と同じ無派閥の梶山経産相のほか、菅氏や二階幹事長に太いパイプを持つ、森山国対委員長を起用する案が浮上している。

また、最大派閥・細田派からは、萩生田文科相を推す声が上がっているほか、党内から河野防衛相の起用を求める声も出ている。

菅新総裁「(座り心地は?)あまりにも良すぎて落ち着かないです」

菅氏は14日午後6時半すぎ、党の総裁室のいすに座り、記者団の取材に笑顔を見せた。

4721名無しさん:2020/09/15(火) 03:06:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b3ade2bf391081109251e1ba53f60ea3ae260ef
菅内閣の官房長官は誰?岸田氏の処遇は?人事を巡りうごめく5派閥の思惑とは
9/14(月) 19:46配信

菅内閣 二階幹事長は続投へ 

菅新総裁は、党の役員人事で総裁選で菅氏への支持をいち早く打ち出した二階幹事長を続投させる方針を固めた。
そして、女房役となる官房長官人事では、菅氏と同じ無派閥の梶山経産相のほか、菅氏や二階氏と太いパイプがある森山国対委員長らの起用が取りざたされ、複数の名前があがっている。

新内閣について、菅氏は「働く内閣にしたい」と周囲に話すなど、派手さよりも実務型の人材の登用に主眼を置いているものとみられ、菅氏周辺によると「菅氏はほぼ一人で人事構想を練っている」という。

菅内閣の官房長官は誰?6名の候補者に注目
佐々木恭子アナウンサー:
官房長官には、一体誰が起用されるのか?今6人の方が注目を集めています。

無派閥の梶山弘志経産相です。このお父様が梶山静六元官房長官で、菅さんはこの方のことを“政治の師匠”と仰いでいます。
出馬を最初に報告した森山裕国対委員長は、菅新総裁、そして二階幹事長との強いパイプを築いている方です。
安倍首相の出身派閥・細田派からは、萩生田光一文科相を推す声も上がっています。
同じ神奈川が選挙区の河野太郎防衛相。
以前に官房副長官として、一緒に菅さんとコンビを組んでいた加藤勝信厚労相。
同じ神奈川が選挙区の小泉進次郎環境相も注目を集めています。

佐々木恭子アナウンサー:
その中で菅さんは「次の官房長官はいったいどんな人がいいのか?」ということにつきまして、12日の公開討論会で「私自身、官房長官をやって、やはり全体を見なければいけない総合的な仕事ができる人の方がいいんだろうな」と発言しています。
これを踏まえた上で、誰が起用されるのか注目ですね。

加藤綾子キャスター:
田﨑さんは誰が有力だとお考えですか?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
わからないんですけれども、菅官房長官の下で官房副長官をやった方が、その中で2人いらっしゃる。官邸勤務の経験があるのが加藤勝信厚労相、萩生田光一文科相です。

「手堅さでは加藤さん」「前へ物事を進める馬力という点では萩生田さん」僕はどちらかじゃないかなと思うんですけれども、まだ自信はないです。

加藤綾子キャスター:
小泉進次郎さんという名前もありますが?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
小泉進次郎さんはまだちょっと政治家として熟練しなきゃいけない段階で、河野太郎さんはちょっと言葉が跳ねる可能性があって。
森山さんは、菅さんから一番信頼されているんですけど、この方は年が75歳でちょっときついかなって感じます。

4722名無しさん:2020/09/15(火) 03:06:35
>>4721

各派閥からの人事を巡る要望は?
今回、菅さんを支持した5つの派閥には、それぞれ人事をめぐって思惑があるという。

佐々木恭子アナウンサー:
各派閥からも、すでに強い要望が出ているようです。

最大派閥の細田派からは、官房長官など政府や党の要職を確保したい。
麻生派は、麻生副総理の続投と棚橋衆院予算委員長の再入閣を希望。
竹下派は、茂木外務大臣・加藤厚労大臣の続投あるいは要職の起用を希望する。
二階派は、いち早く菅さん支持を決めた二階幹事長は続投させる方針だということが分かりました。その他には、平沢勝栄事務総長の初入閣を希望。
石原派は、坂本事務総長の初入閣。そして、森山国対委員長の要職起用。

派閥によってさまざまな思惑がうごめいています。

加藤綾子キャスター:
すべての人たちに納得を行かせるような人事は難しいですよね?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
党四役の人事も15日に一斉に。閣僚人事を16日。まとめて発表して、それで押さえる形じゃないですかね。少しずつ出すとそれぞれ反発が出てくるので、一括処理の考え方じゃないですかね。

自民党の新しい役員人事はどうなる?
加藤綾子キャスター:
自民党の役員人事なんですが、田﨑さんはどういった顔ぶれ予想されますか?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
二階さんは続投される可能性が高いです。
岸田さんは政調会長ずいぶん長くなっているので、閣僚で処遇される可能性のほうが高いんじゃないかなと思います。そういう感じで、15日一斉に発表じゃないでしょうか。

加藤綾子キャスター:
そこまでは全くわからないですね。
そして閣僚人事ですが、現在第4次安倍再改造内閣の顔ぶれご覧の通りとなっています。
田﨑さんはどれくらい入れ替わると思いますか?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
僕は10人近く。数人は入れ替わるんじゃないかなと思います。

加藤綾子キャスター:
岸田さんの入閣というのが先ほどおっしゃった?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
そうですね。
難しいのは麻生副総理兼財務相の扱い。安倍首相の「盟友」としてずっとやってこられたのですけれども、菅さんにとってはちょっと麻生さんは重たい存在。
しかしながら、麻生さんは「菅から頼まれればやるぞ」って構えなので、そこはちょっと難しいですね。

加藤綾子キャスター:
石破茂さんはないですか?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
石破さんはないと思いますよ。

加藤綾子キャスター:
菅さんは「安倍政権を継承する」としているのですが、どこに注目されますか?

パトリック・ハーラン氏:
安倍政権継承と言っているわりには、入れ替わりが激しいんじゃないか?という声をよく聞きます。「どれくらい変わるのか」「重要ポストはどういうメンツになるのか」がポイントの1つ。

もう1つは「女性の活用」ですね。何人が入閣するのか。これは毎年世界中からも注目されますが、女性が輝く社会を掲げて何年も経つが、安倍さんの次の菅さんはどれくらい実現できるのか注目します。

(「Live News it!」9月14日放送分より)

Live News it!

4723名無しさん:2020/09/15(火) 03:07:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc8ad9cb5ccf9242086f6fd641b2950517c599ae
総裁選菅氏圧勝で岸田・石破両氏は冷や飯?厚遇?ノーサイドでも「次」を見据えた人事の思惑
9/14(月) 20:01配信

菅新総裁誕生を横目に飛び交う「人事推薦リスト」

安倍首相の後継を選ぶ自民党総裁選挙は、党所属の国会議員票と各都道府県連代表の「地方票」を合わせた535票のうち7割以上を獲得した菅義偉官房長官が、石破元幹事長と岸田政調会長を破り圧勝した。菅氏は、当選後のあいさつで次のように新総裁としての決意を語った。

「この危機を乗り越えて国民のみなさん一人一人が安心をして安定した生活をすることが出来るように、そのためには安倍総理が進めてきた取り組みを継承し、進めていかなければなりません。私にはその使命があると認識を致しております」

その“菅新総裁”誕生を見つめた多くの自民党議員の目下の関心は、直ちに行われる党役員人事と組閣の“菅人事”だといって過言ではないだろう。

党役員人事は15日の午後には明らかになるとみられ、閣僚人事は、16日に国会での首相指名選挙による菅総理大臣誕生を受けて同日中に行われるが、すでに次のような声があがっている。

「二階さんと麻生さんはもちろんそのままだとして、官房長官の候補なんて何人も名前が上がってるよね」(自民党閣僚経験者)

今回の総裁選でいち早く菅氏支持を打ち出して流れを作った二階派の二階幹事長の留任や、二階派に続いて菅氏支持を固め、流れを決定づけた麻生派の麻生副総理の続投などは、既に決まったことの様に語られている。

この2派に、細田派、竹下派、石原派などを加えた“菅陣営”では、菅氏が派閥の推薦は受けないと語っているにも関わらず、「うちからはこの人が最優先だ」と人事での登用を求める「派閥推薦リスト」が飛び交う。人事に関する派閥の推薦については、安倍首相もこれまで推薦は受けないと言ってきたが、実際は派閥の推薦も参考にして人事を行ってきており、菅氏も派閥の推薦を無視はできないと見られる。

冷や飯“常連”の石破氏と“初体験?”の岸田氏
こうした人事をめぐる菅陣営の状況を対岸から見つめるのが、総裁選で敗れた石破陣営と岸田陣営だ。これまでの自民党総裁選の歴史では、かつて小渕元首相が現職の時に、総裁の座に挑戦してきた“政界のプリンス”こと加藤紘一氏に向けた「君は僕を追い落とそうとしたじゃないか」といった言葉が象徴するように、時に勝者が敗者を徹底的に冷遇してきた過去がある。今回が総裁選4度目の挑戦となった石破元幹事長の派閥もまさに、安倍首相から冷遇され“冷や飯”を食わされてきた。石破派では敗色濃厚な総裁選の最中から、今回も冷や飯を食う覚悟はできているとの声が聞かれた。

このように“冷や飯”を長年経験してきた石破派と対照的なのが、今回が総裁選初挑戦となった岸田氏率いる岸田派だ。安倍政権下では、岸田氏自身を含め厚遇を受けてきただけに、岸田派内からは「さて、本当に冷や飯を食う覚悟ができているやつが何人いることか」(岸田派中堅)と、派閥として冷や飯を食わされる覚悟が不十分だとの指摘が聞こえる。

4724名無しさん:2020/09/15(火) 03:08:03
>>4723

岸田氏側の選択…次期総裁選見すえ菅政権外に?存在感維持のためポスト重視?
では、岸田氏本人はどう考えているのか。岸田氏は、菅新総裁誕生直後に、早くも来年秋に予定される“次の総裁選”への意欲を語った。
「これからも将来に向けて、総理総裁を目指すべく努力を続けていきたい。こうした努力を続けていきたいと言うことはしっかりと申し上げていきたい」
そして、菅体制での自らの処遇に関しては「人事については新総裁が判断されることですから、私から何か申し上げることはありません」と多くを語らなかった。

さて、岸田氏の今後の処遇に関して、岸田氏の周辺からは「負けた後にポストを欲しがるなんてことは絶対にない。だったらそもそも総裁選に出馬などせずに菅さん側につけばいいことなんだから」と、たとえ菅氏から打診があったとしても、岸田氏が党幹部に就いたり、菅内閣に閣僚として入閣することはないとの声が聞かれる。この考えの背景には、来年秋に控える次回の総裁選に出馬し、再び“菅首相”と戦うためにも、菅氏とは一定の距離を保つべきだとの思惑も働いているようだ。

その一方で、派内からは「石破さんほど知名度もない岸田さんが冷遇されたら、今度は出馬すらできなくなる」(岸田派若手)と、冷や飯を食わされることで岸田氏の存在感がより低下してしまうことへの危機感を示す声も少なくない。

次の総裁選はすでに始まっている。岸田氏を待つ菅人事の思惑
では菅氏の側は岸田氏の処遇をどう考えるだろうか。岸田派のベテランは「菅さんからすれば、自分の手元(閣内)に岸田会長を置いておく方が、岸田会長の性格からして(総裁選で菅氏に)弓を引けなくなるだろう」と、菅氏は戦略的に岸田氏を何らかの役職に起用するだろうと予測している。さらに、菅氏とって「戦いが終わったらノーサイドだとのアピールにもなる」というメリットがあると語っている。

ただ岸田氏にとっては、菅内閣の一員となってしまえば、次の総裁選で菅氏と対峙する時に向けて、“菅政権の身内”という立場が足かせになることが危惧される。事実、岸田氏は今回の総裁選で、「外務大臣や政調会長という立場にとらわれすぎたことが多分にあった。それぞれの立場の“のり”を作ってしまい、超えることをためらっていた」と語るなど、自らが就いてきたポストの役割に徹してしまうあまり、発信力が不足してきたことを指摘している。

いずれにせよ、岸田氏が菅体制の下でポストに就くのか就かないかは、岸田氏の今後の戦略に大きな影響を及ぼすことは間違いなさそうだ。1つの戦いの終わりは、次の戦いの始まりといえる。菅新総裁の誕生と同時に、来年秋の総裁選に向けた駆け引きはすでに始まっているようだ。

(フジテレビ政治部 福井慶仁)



福井 慶仁

4725名無しさん:2020/09/15(火) 03:11:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/250604a0e552f713365140b9b29901699fdfb4fc
菅義偉氏が総裁選圧勝 早くも派閥の思惑見え隠れ
9/14(月) 20:12配信

安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選の投開票が14日、行われ菅義偉官房長官(71)が第26代総裁に選出された。両院議員総会で実施され、国会議員票と都道府県連の地方票の合計で争われた。菅氏は過半数の377票を獲得して圧勝した。岸田文雄政調会長(63)は89票、石破茂元幹事長(63)は68票だった。きょう15日に新役員人事、あす16日に臨時国会が召集され首相指名選挙を経て第99代首相に指名される。

   ◇   ◇   ◇

無派閥から誕生した異例の総裁は、派閥の力学によって生み出された。7年8カ月間の安倍政権は派閥によって支えられ、安倍継承を唱える新総裁は派閥政治の継承者でもある。党本部で会見した菅氏は「派閥のみなさんの弊害ということは私は全くない」と、派閥からの支配を否定した。

だが、今後の党役員、内閣人事に派閥の意向やバランスを重視せざるを得ない立場が浮き彫りとなっている。「改革意欲がある人、改革に理解を示してくれる人を中心に人事は進めていきたい」とした上で「改革意欲のある人はいろんな派閥に散らばっているので、そうした観点からそこは登用していきたい」と改めて派閥重用を示唆した。

二階俊博幹事長、麻生太郎副総理兼財務相を「内閣の要、そして党の要だ。極めて政権運営で重要な2人だと思う」とし、二階氏は続投させる。

8日の告示前に総裁選は決していた。二階派が早々と菅支持を打ち出すや最大派閥の細田派や麻生派、竹下派などが、なだれを打って「菅推し」を表明した。党内7派閥中、5派閥が菅支持に回り、無派閥の菅グループ約30人を加えた国会議員票だけで294人と過半数に達していた。

シナリオ通りの圧勝劇と映ったが、早くも派閥の思惑が見え隠れする。菅氏の得票から地方票89票を除いた国会議員票は288票で想定を下回った。一方で、岸田氏が健闘した。地方票10票と低調も国会議員票79票を獲得して岸田派(47人)を上回る得票をゲット。逆に石破氏は国会議員票26票と、石破派(19人)以外の支持を得られなかった。

新総裁の任期は安倍前総裁の任期の来年9月末日まで。1年後には再び、総裁選となる。この日、菅氏は衆院の解散総選挙の10月説について、新型コロナウイルスの感染拡大が収束することを判断の1つに掲げ「完全に下火になってきたということでなければなかなか難しい」と否定した。党執行部人事や組閣にどんな「菅流」を発揮するのか、早くも新総裁の真価が問われる。【大上悟】

4726名無しさん:2020/09/15(火) 03:12:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/83eed5b061e1da68911d77dcf3582c0e4cc30812
二階氏、幹事長留任へ 菅氏方針 党内掌握手腕を評価
9/14(月) 20:20配信

 自民党の新総裁に選出された菅義偉官房長官は、二階俊博幹事長を留任させる方針を固めた。党幹部が14日、明らかにした。菅氏は党内を掌握する二階氏の手腕を評価しており、政権運営には欠かせないと判断したとみられる。また、二階氏が率いる二階派は安倍首相の辞任表明後、他派閥に先駆けて菅氏支持を打ち出していた。

 菅氏は二階氏について、今月7日の記者会見で「政策実行には政府、与党の緊密連携が不可欠だ。党内をしっかりとまとめていただけるので、非常に頼りになる存在だ」と評価していた。菅氏は安倍政権で、二階氏を党総務会長、幹事長に起用するよう安倍首相に進言した経緯がある。

 菅、二階両氏は安倍首相の辞任表明前の6〜8月に月1回のペースで会食を重ねていた。二階氏は菅氏に対し、総裁選に出馬すれば支援する考えを伝えていたという。

 二階氏は平成28年8月、自転車事故で負傷した谷垣禎一前幹事長の後任として幹事長に就任。今月8日には通算の幹事長在職日数が1498日に達し、田中角栄元首相を抜いて歴代最長となっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/88becb42e05e89b3c60605e18d8005cbf89fb3f4
河井夫妻事件に揺れた広島 岸田氏敗れ菅氏や安倍首相へ不満 自民党総裁選
9/14(月) 20:35配信

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選の投票が14日行われ、菅義偉官房長官が第26代総裁に選出された。

 岸田文雄氏は次点となったものの、得票数は菅氏に大きく水をあけられた。地元の広島県では、大規模買収事件に発展した2019年の参院選広島選挙区で初当選した河井案里被告(46)=自民党を離党、公職選挙法違反で公判中=を支援した菅氏や、岸田氏への「禅譲」をにおわせていた安倍首相への不満が渦巻いた。

 19年の広島選挙区では、改選2議席の独占を狙った党本部が県連の頭越しに案里議員を擁立。岸田氏が領袖(りょうしゅう)を務める派閥の重鎮で、県連が全面支援した元防災担当相の溝手顕正氏(78)は落選した。案里議員の夫で前法相の衆院議員、克行被告(57)=同=は菅氏に近いとされ、参院選の前後に広島入りした菅氏は案里議員のみ応援演説をした。

 河井夫妻側へは、党本部から溝手氏の10倍に及ぶ1億5000万円の選挙資金が渡っていたことも判明。ある県連幹部は「安倍さんにも不満はあるが、県民感情として許せないのは菅さんと、党を仕切る二階(俊博)幹事長だ」と言う。参院選では安倍首相も案里議員と溝手氏双方の応援演説に駆けつけた。溝手氏の会場では立ち会った岸田氏を「令和の時代は岸田さん」と持ち上げており、広島市中区の80代主婦は「安倍さんの本心ではなかったと思うと腹が立つ」と話した。

 岸田氏が次点となったことに、県連幹事長の宇田伸県議は「多くの支持を得られ、次への期待が膨らんだ」とのコメントを出した。ただ、地方票は県内の党員・党友を有権者とした予備選で圧勝した岸田氏が広島の3票を独占したものの、全体では3候補で最低の10票にとどまっており、ある県連関係者は「浸透し切れなかった。普段から知名度アップを心がけなければ」と話した。【賀有勇、中島昭浩、池田一生】

4727名無しさん:2020/09/15(火) 03:13:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/a522508f3469d9e77868cfc21941b38793a31bf0
「働く内閣」「ゼロから総理に」 菅氏、声張り上げる
9/14(月) 20:45配信

 自民党総裁選は14日、官房長官の菅義偉が第26代総裁に選出され、前総裁の安倍晋三(首相)の辞任表明以降、17日間の後継レースが幕を閉じた。「秋田の農家の長男として生まれ、地縁も血縁もない政治の世界に飛び込み、ゼロからのスタートだった」。当選後にこう語った菅は、16日の臨時国会で第99代首相に就任する。(田中一世)

 ■「平常心」 午前9時前 記者団に菅氏

 東京・赤坂の衆院議員宿舎で暮らす菅はいつも通り午前5時に起床した。当選した場合の演説原稿を確認してから周辺を散歩した。午前9時前には国会内の事務所に入り、記者団に「平常心だ」と心境を述べた。

 11時過ぎ、官房長官としての最後の記者会見に臨んだ。在任7年8カ月、前人未到の3213回目。官房長官を辞めたいと思ったことはあるかとの質問に、率直に胸中を明かした。

 「何度もある。国会運営がうまくいかないときだ。安全保障関連法など、いろいろ眠れないことが度々あった」

 ■「いち早く一致」 午後1時からの菅氏決起集会で二階派幹部

 新総裁を決める両院議員総会は東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれた。

 開会直前の午後1時、同じホテルで菅の決起集会が開かれた。菅はいつになく高揚した様子で声を張り上げた。

 「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義、これをぶち壊して規制改革を進め、国民のために働く内閣を作らせていただきたい」

 「ゼロからのスタートでも日本で総理大臣になれることを実証したい」

 見慣れた朴訥(ぼくとつ)とした官房長官としての姿とは全く異なるように見えた。

 党内7派のうち5派の領袖(りょうしゅう)クラスが順番に登壇した。冗談も飛び出すなど勝利集会のような明るいムードに。菅擁立を主導した党幹事長の二階俊博率いる二階派(志帥会)会長代行の元官房長官、河村建夫はこうスピーチし、立役者ぶりをアピールした。

 「この難局を乗り切る人は誰か。この人をおいてほかにない。われわれ志帥会47名は“いち早く”意見が一致した」

 参加した他派の議員は「言わなくてもいいことを…。人事(ポスト争い)だな」とつぶやいた。

 ■「あと1時間ある…」 午後0時50分からの決起集会で岸田氏

 地方票で大幅な出遅れが分かった政調会長の岸田文雄は午前、告示日と同様、妻からプレゼントされた勝負カラーの赤のネクタイで党本部に入った。

 午後0時50分に始まった同じホテルでの決起集会で「(両院議員総会まで)あと1時間ある」と訴え、国会議員票の上積みを呼びかけた。「決断できない」「迫力がない」と評された岸田だが、選対本部長の元五輪相、遠藤利明は選挙戦をこう振り返った。

 「日を追うごとに戦う政治家になった」

 石破は疲れがたまっていたのか、いつもより遅い午前6時20分に起床。午後0時45分、衆院議員会館の会議室で「質素に元気よく」(陣営幹部)集会を開き、「政治は心を震わせるものだと国民の多くに思ってもらった。書生の熱い思いと純粋な志を失ってはならない」と語った。

 ■「安倍首相に万雷の拍手を」 午後2時からの両院議員総会で菅氏

 両院議員総会は午後2時に始まった。3時20分ごろ、菅が全体の7割を占める377票を獲得したとの投票結果が発表された。

 「菅義偉君をもって当選者と決定いたしました」。総裁選管理委員長の野田毅がそう宣言すると、菅は立ち上がり、何度も頭を下げたが、笑顔は見せなかった。

 続いて、誰を支持するか明言しなかった安倍がこうあいさつした。

 「国のため、人のために黙々と汗を流してきた菅さんの姿を私はずっと見てきた。この人なら間違いない。この思いを皆さんと今日一つにできたのではないか。令和時代に最もふさわしい新総裁ではないか」

 菅は安倍に感謝の言葉を述べ、「一緒に万雷の拍手をお願いしたい」と呼びかけると、出席者が一斉に立ち上がり、拍手を送った。

 決意表明を終えた菅は、安倍の長年の労をねぎらい、花束を手渡した。受け取った安倍は、壇上の3候補のうち菅、続いて岸田に頭を下げて謝意を示した。

 地方票で3位だった岸田は、国会議員票で79票を得て2位に食い込んだ。岸田派(宏池会、47人)をはじめとする基礎票を上回る結果は、一部の菅支持の議員が岸田に票を回したのが一因との見方もある。

 一方、石破は国会議員票が伸びなかった。ある議員はこう解説した。

 「3位の人は来年の総裁選への挑戦権を失う。石破氏を3位にする必要があった」。次をにらんだ駆け引きがすでに始まった。(敬称略)

4728名無しさん:2020/09/15(火) 03:14:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e3dc2771c922665804daa6c26e5430a7bea0e20
最下位の石破氏 厳しい再挑戦の道 支持拡大怠った代償大きく
9/14(月) 20:56配信

 「党員すべてに投票権があってもらいたかった」

 自民党総裁選で最下位に終わった石破茂元幹事長は14日、記者団にこう語り、全国一斉の党員投票が見送られたことに重ねて異議を唱えた。敗退は4度目。次回への意欲を問われると「終わったばかりで言えない」と述べるにとどめた。

 石破氏の力の源泉は地方人気だったが、今回の地方票獲得は42票にとどまり、菅義偉官房長官の89票に遠く及ばなかった。課題だった国会議員票は26票で、目標の40票に届かなかった。仲間を増やす取り組みについて問われると「意思疎通に努めることだ」と答えたが、時すでに遅し。努力を怠ってきた代償は大きかった。

 無派閥議員に影響力を持つ菅氏と二階派(志帥会、47人)を率いる二階俊博幹事長の協力を取り付けて頂点に立つ-。石破氏陣営は当初、来年9月の総裁選に照準を合わせ、このようなシナリオを描いていた。だが、安倍晋三首相の辞任表明直後に菅氏は二階氏に出馬を伝達して支持を取り付け、石破氏の計画は破綻した。

 石破派(水月会、19人)は自前で総裁選を戦う基盤を持たない。今後は菅氏に協調姿勢を示しつつ、「菅内閣」の支持率が急落した場合に備え「受け皿」となることを狙う構えだ。

 とはいえ、「反安倍」で注目された石破氏は、首相が表舞台から去れば存在感を失う可能性がある。岸田文雄政調会長にも後れをとったことで「賞味期限が切れた」(閣僚経験者)との評もあり、5度目の挑戦は簡単ではない。(奥原慎平)

4729名無しさん:2020/09/15(火) 03:15:47
>>4721

https://news.yahoo.co.jp/articles/5758f94fb1e2893ca7e9d9f53dc87f951f4035ea
内閣の要 官房長官は誰? 発言で読み解く“意中の人”
9/14(月) 21:12配信

菅新総裁は、党の役員人事で総裁選で菅氏への支持をいち早く打ち出した二階幹事長を続投させる方針を固めた。

そして、女房役となる官房長官人事では、菅氏と同じ無派閥の梶山経産相のほか、菅氏や二階氏と太いパイプがある森山国対委員長らの起用が取りざたされ、複数の名前があがっている。

新内閣について、菅氏は「働く内閣にしたい」と周囲に話すなど、派手さよりも実務型の人材の登用に主眼を置いているものとみられ、菅氏周辺によると「菅氏はほぼ一人で人事構想を練っている」という。

佐々木恭子アナウンサー「官房長官には、一体誰が起用されるのか? 今6人の方が注目を集めています。無派閥の梶山弘志経産相です。このお父さまが梶山静六元官房長官で、菅さんはこの方のことを“政治の師匠”と仰いでいます。出馬を最初に報告した森山裕国対委員長は、菅新総裁、そして二階幹事長との強いパイプを築いている方です。安倍首相の出身派閥・細田派からは、萩生田光一文科相を推す声も上がっています。同じ神奈川が選挙区の河野太郎防衛相。以前に官房副長官として、一緒に菅さんとコンビを組んでいた加藤勝信厚労相。同じ神奈川が選挙区の小泉進次郎環境相も注目を集めています。その中で菅さんは『次の官房長官はいったいどんな人がいいのか?』ということにつきまして、12日の公開討論会で『私自身、官房長官をやって、やはり全体を見なければいけない総合的な仕事ができる人の方がいいんだろうな』と発言しています。これを踏まえた上で、誰が起用されるのか注目ですね」

加藤綾子キャスター「田﨑さんは誰が有力だとお考えですか」

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏「わからないんですけれども、菅官房長官の下で官房副長官をやった方が、その中で2人いらっしゃる。官邸勤務の経験があるのが加藤勝信厚労相、萩生田光一文科相です。『手堅さでは加藤さん』、『前へ物事を進める馬力という点では萩生田さん』、僕はどちらかじゃないかなと思うんですけれども、まだ自信はないです」

加藤綾子キャスター「小泉進次郎さんという名前もありますが?」

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏「小泉進次郎さんはまだちょっと政治家として熟練しなきゃいけない段階で、河野太郎さんはちょっと言葉が跳ねる可能性があって。森山さんは、菅さんから一番信頼されているんですけど、この方は年が75歳でちょっときついかなって感じます」

今回、菅さんを支持した5つの派閥には、それぞれ人事をめぐって思惑があるという。

佐々木恭子アナウンサー「各派閥からも、すでに強い要望が出ているようです。最大派閥の細田派からは、官房長官など政府や党の要職を確保したい。麻生派は、麻生副総理の続投と棚橋衆院予算委員長の再入閣を希望。竹下派は、茂木外務大臣・加藤厚労大臣の続投あるいは要職の起用を希望する。二階派は、いち早く菅さん支持を決めた二階幹事長は続投させる方針だということが分かりました。その他には、平沢勝栄事務総長の初入閣を希望。石原派は、坂本事務総長の初入閣。そして、森山国対委員長の要職起用。派閥によってさまざまな思惑がうごめいています」

4730名無しさん:2020/09/15(火) 03:16:42
>>4729

加藤綾子キャスター「すべての人たちに納得を行かせるような人事は難しいですよね?」

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏「党四役の人事も15日に一斉に。閣僚人事を16日。まとめて発表して、それで押さえる形じゃないですかね。少しずつ出すとそれぞれ反発が出てくるので、一括処理の考え方じゃないですかね」

加藤綾子キャスター「自民党の役員人事なんですが、田﨑さんはどういった顔ぶれ予想されますか?」

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏「二階さんは続投される可能性が高いです。岸田さんは政調会長ずいぶん長くなっているので、閣僚で処遇される可能性のほうが高いんじゃないかなと思います。そういう感じで、15日一斉に発表じゃないでしょうか」

加藤綾子キャスター「そこまでは全くわからないですね。そして閣僚人事ですが、現在第4次安倍再改造内閣の顔ぶれご覧の通りとなっています。田﨑さんはどれくらい入れ替わると思いますか?」

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏「僕は10人近く。数人は入れ替わるんじゃないかなと思います」

加藤綾子キャスター「岸田さんの入閣というのが先ほどおっしゃった?」

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏「そうですね。難しいのは麻生副総理兼財務相の扱い。安倍首相の『盟友』としてずっとやってこられたのですけれども、菅さんにとってはちょっと麻生さんは重たい存在。しかしながら、麻生さんは『菅から頼まれればやるぞ』って構えなので、そこはちょっと難しいですね」

加藤綾子キャスター「石破茂さんはないですか?」

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏「石破さんはないと思いますよ」

加藤綾子キャスター「菅さんは『安倍政権を継承する』としているのですが、どこに注目されますか?」

パトリック・ハーラン氏「安倍政権継承と言っているわりには、入れ替わりが激しいんじゃないか? という声をよく聞きます。『どれくらい変わるのか』『重要ポストはどういうメンツになるのか』がポイントの1つ。もう1つは『女性の活用』ですね。何人が入閣するのか。これは毎年世界中からも注目されますが、女性が輝く社会を掲げて何年もたつが、安倍さんの次の菅さんはどれくらい実現できるのか注目します」

4731名無しさん:2020/09/15(火) 03:17:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef89a718f8918d787c885dcbf561840d7bf4e586
菅新総裁会見(1)政権運営「派閥の弊害は全くない」
9/14(月) 20:16配信

 自民党総裁選を制した菅義偉官房長官は14日、党本部で新総裁の就任会見に臨んだ。会見の全文は以下の通り。

 「改めまして、先ほど自民党総裁に就任をいたしました菅義偉あります。どうぞよろしくお願い申し上げます。私は高校まで秋田で育った農家の長男坊であります。地縁血縁のない私が政治の世界に飛び込んで、まさにゼロからのスタートでありましたけども、歴史と伝統のある自由民主党、その総裁に就任をさせていただける、そうしたことは、まさに民主国家日本の一つの象徴でもあるのかなというふうに思います」

 「私自身、横浜の市会議員を2期8年経験をしてます。まさに現場に耳を傾けながら、そして何がおかしいのか、そうしたことを一つ一つ見極めて仕事を積み重ねてきました。自由民主党総裁に就任した今、まさにそうしたおかしな部分があれば、徹底して見直しをし、この日本の国を前に進めていきたいと思います」

 「まあ、そういう中で、やはり役所の縦割り、さらに既得権益、そしてこの前例主義、こうしたものを打倒して規制改革をしっかり進めていきたい。このように思ってます。そして、国民のために働く内閣というものを作っていきたい。その思いで、自由民主党総裁として取り組んでいきたいというふうに思っております」

 「私自身は内閣官房長官として7年8カ月、安倍晋三首相のもとで日本経済の再生、そして外交安全保障の再構築、さらには全世代型社会保障制度の実現など、まさに重要課題に取り組んできました。そしてこの新型コロナウイルス問題、安倍首相が陣頭指揮を執っていたのでありますけれども、病気のために道半ばで、安倍首相が退かれることになりました。そのときに、私自身、まさに悩みました」

 「それはコロナウイルスの感染が拡大される中で政治空白は作っちゃならない。そして、国民の皆さん一人一人が、安心をして安定した生活を取り戻す、そのためには、この危機を乗り越えていくためには、安倍首相の中で取りまとめてきたコロナ対策とか、そうしたものを実行に移さなければならない。私自身、熟慮に熟慮を重ねて出馬に踏み切ったわけでありますけれども、そういう中で、今日、総裁選によって就任をすることができました。私自身の政治に対する基本的な姿勢は、このような姿勢でありますので、ぜひ皆さんにもご理解をいただく中で、日本の国を前に進めていきたい。よろしくお願いもう上げます」

4732名無しさん:2020/09/15(火) 03:17:50
>>4731

--総裁選に圧勝した勝因は何か。今後の政権運営で、支持を受けた派閥の意向に左右されないか。選挙戦では、「森友・加計学園」や首相主催の「桜を見る会」問題などの追加的対応に否定的だった。今回の総裁選のあり方は党員や国民に理解を得られたか

 「まず、今回のこの総裁選で、今日両院議員総会で発表されましたように、圧倒的大多数の支持のもとに就任をさせていただいたというふうに思ってます。そして私を支持をしていただいた大きな理由として、やはり私自身が地方出身で、地方の現場をよく知っている。ふるさと納税を総務相のときに現に作ったことや、そうした地方の発展のために、インバウンドで、地方の特産品を全部免税品にしたとか、あるいは農業も技術に力を入れ、政権交代をして4500億円から9000億円になって、農林水産品も海外に出始めたとか、そうしたことがかなり浸透し始めてきてるなっていうことがあります」

 「それと私、市会議員を2期8年横浜で経験しました。地方議員の人たちが今回一生懸命に推してくださったというふうにも思ってます。そういうことがあって、私自身にこの票が集まってきたのかな、というふうに思います。それと、やはり先ほど冒頭申し上げましたように、まさに政治空白は作っちゃならない。コロナ対策をちゃんとやってほしい。そして、経済もしっかり再生してほしい。まさにこの両立というものを多くの皆さんが今、望み始めてきたのではないかなというふうに思ってます。そうしたことが相まって、私の大きな勝利につながったのではないかなというふうに思います。いずれにしろ、こうしたことをしっかりこれからもやり遂げていきたいというふうに思ってます」

 「また、派閥でありますけれども、私は派閥に入ってません。で、私自身、この総裁選へ出馬する決心をしたのが、一番遅かったと思います。先ほど申し上げましたけど、首相が病気のために退かれる。そうしたときに、このコロナ対策、そして、私は(観光支援策)『Go Toキャンペーン』なんかも主導してましたので、経済対策、そうしたことを実行に移す人間。私まさに悩みに悩んだんですけど、やはりこれは私がやらなきゃならないと、そういう判断をしました。そうした極めて困難な状況にはやはり、党内の国会議員の皆さんが官房長官として7年8カ月仕事をしてきてますんで、菅がやはり一番適任じゃないかなという、こういうふうになってきたんじゃないでしょうか」

 「私は、ですから、派閥の人からもいろんな意味で、左右されて、私、冒頭申し上げましたけど、まさにこの縦割り、あるいは既得権益、そしてあしき前例主義を、こうしたものを打ち破っていくのが私の仕事でありますから、そう思ってますので、そうした派閥の皆さんの弊害っていうことは、私は全くない。ただ、政策を説明をさせていただいて、大きな数を今日いただきましたんで、安定して自分の目指す政治を行っていける、そういう環境は整ってきたのではないかなというふうに思います」

 「また、森友、加計、桜ですか? について、安倍政権においては、さまざまなご指摘を受けております。そういう中で、客観的におかしいと思ったことについては、正していかなければならないというふうに思いますし、国民の皆さんに、何事も丁寧に説明をすることも大事だというふうに思います。その上で、成果を出して、国民の理解をいただく。そうした対応をしっかり行っていきたいというふうに思います」

=(2)に続く

4733名無しさん:2020/09/15(火) 03:18:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b1b98689951718f39fae191e30643a6e4026272
菅新総裁会見(2)衆院解散「せっかく就任したので仕事したい」
9/14(月) 21:56配信

 --党役員・閣僚人事には全体としてどのような方針で臨むか。支持を受けた派閥に配慮する「派閥均衡型」をとるか。石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長の起用も考えるか。二階俊博幹事長や麻生太郎副総理兼財務相は続投を求めるか。官房長官人事で重視することは。森山裕国対委員長はどう処遇するか

 「まず、基本的な人事方針ですけども、それについては、総理総裁がですね、しっかりした方向性を示して各閣僚と一体となって、仕事に行っていきたいと思ってます。ですから、私が目指すのは、先ほど申し上げましたが、規制改革、ここは徹底してやりたいと思ってますんで、改革意欲のある人、改革に理解を示してくれる人、そうした人を中心に、人事というのは進めていきたいというふうに思います」

 「派閥均衡型、石破さん、岸田さんを起用するかどうかということですけれども、これについては、総裁選が終わった時点で全て終了した。自民党の旗の下にみんな結集して一致団結をして、この国を前に進めていこう。こういう私を今日ごあいさつさせていただきました。そういう意味合いにおいて、適材適所、さっき言いましたけど、改革意識のある人、そうした人たちがいろんな派閥に散らばってますんで、そうした観点から、そこは登用していきたい。こういう意向をもっています」

 「二階幹事長、麻生副総理続投ということですけども、内閣組織の要、そしてまた党の要であります。極めて政権運営で重要なお二人だというふうに私は思います。続投をするかどうかっていうのは、まだ決めてません」

 「それと、官房長官であります。官房長官というのは私、7年8カ月やるにつれて、いろんな要素がありますけれども、それと首相との組み合わせもそうだと思います。そうしたことを全体的に考えて総合的な力がある人がやはり、一番落ち着くんじゃないかなというふうに思います」

 「森山国対委員長でありますけど、本当に素晴らしい国対委員長というふうに思いますし、政治経験も豊かですから森山委員長の能力というのは私は大変高く評価をしております。人事をどうするかということはまだ決めてません」

 「また、安倍政権を継承する方針から、居抜き内閣や小幅改造ということですけれども、これは首相が変わるわけですから、思い切って私の政策に方向にあう人という視点、これ仕事をしていかないと国民の皆さんに申し訳ないですから。改革意欲があって、仕事できる人をしっかり結集して国民のために働く内閣。こうしたものを私は作っていきたいというふうに思ってます」

 「民間の登用ですけれども、まだ決めてません。今日総裁に就任したばかりであり、明日、党の主な人事があるわけでありますから、とにかく総裁選出馬からこの日まで全く時間がない中で、毎日毎日懸命に取り組んできました。ようやく今日で落ち着きましたんで、ゆっくり考える暇は実はないんですが、私自身の基本方針、改革意欲があって仕事ができる人、そうした人を中心にこれから進めていきたいというふうに思います」

4734名無しさん:2020/09/15(火) 03:18:44
>>4733

 --どのような条件が整えば、衆院解散に踏み切るか。これまで「コロナ対策最優先」と発言してきたが、何をもってコロナ感染の「収束」と判断するのか。衆院選で省庁改革を争点として問うか

 「衆院の解散がどんな条件かということですけども、私は官房長官のときから常にコロナ問題を収束してほしいというのが国民の皆さんの大きな声である。また、経済を再生させてほしい。これも皆さんの大きな声がある。そうしたことを申し上げてきました。やはり、今はまさにコロナがまだ感染者が毎日出ている状況でありますから、ここを徹底して収束に持っていく」

 「そして経済も、私(観光支援策)『Go To キャンペーン』を主導してまいりました。地方の経済を考えたときにキャンペーンはやるべきだという判断でした。いろいろ皆さんからご意見をいただきましたけれども、結果的には、780万人の方が利用してコロナの陽性の方は確か7人ぐらいだったというふうに思います。これは地方から大変評価をいただいてます。やはりこのことによって、地方の旅館やホテル、また食品の納入業者だとかお土産屋さんだとか、そうした地方経済にはものすごく役に立ってきているというふうに思ってます。そういう中で、その条件ということでありますけれども、そこは、やはり専門家委員の先生から私はGo To キャンペーンのときそうだったんですけど、そうした専門家の先生の考え方を参考にしながら、判断をさせていただいてますんで。その特別の条件というよりも先生方の見方、もう完全に下火になってきたと。そういうことでなければ、そこはなかなか難しいのではないかなというふうに思っています」

 「それと、せっかく総裁に就任したわけですから、仕事したいなというふうに思ってますんで、収束も徹底して、行っていきたいと思いますし、そうした中で解散の時期というのは、いずれにしろ1年しかないわけですから、なかなか悩ましい問題だろうというふうに思います。官房長官のときは首相がやるっていうのはやる、やらなきゃやらないっていう乱暴な発言しましたけれども、今日は、今申し上げましたように、やはりコロナが収束と同時に、経済はやはり立て直す。こうしたことが大事だというふうに思います。それと、収束したらすぐやるのかというと、そんなことでもないと思います。全体を見ながら判断したいというふうに思います」=(3)に続く

4735名無しさん:2020/09/15(火) 03:19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d71173e7402650ac0f1ad16df21a441af2ce8b6
菅新総裁会見(3完)省庁再編「目標を決めたら進んでいきたい」
9/14(月) 22:54配信

 「それとデジタル庁やこの厚労省再編の省庁改革ということでありますけど、今回のコロナ禍の中であって、浮き彫りになったのは、やはりこの日本のデジタル関係というのが、機能しなかったということが一つの大きな課題であります。実は私、マイナンバーカード、去年から対応してきてたんです。これだけのお金をかけて、なかなか、(普及率が)12%でしたから、これを普及させようと思って、まずやったのが、厚生労働省に健康保険証として使えるような、こうしたことを厚労省としてました。かなり強い抵抗があったんですけども、これは何とか協力してもらえるようにいたしました。ですから、確かラインでした? だと、これ失礼しました。もうそんなに時間がかからないで保険証は使えるようになりました。今は免許証も検討になってますから、少しずつ省庁の壁を越えながら、最終的にはマイナンバーカードがあれば、役所にわざわざ行かなくても24時間365日できるような、そうした方向にしたいというふうに思います」

 「私がなぜデジタル庁を作るといったかといえば、やはりどうしても各省庁が持っているんです。それを法律改正をしなければできませんから、思い切って、その象徴としてデータ庁を作ると。それで法改正も早速やっていきたいと。法改正に向けて早速準備をしていきたい、こう思っています。そういう中で、デジタル庁というものを作り上げて、一つの象徴になると思います」

 「私自身、このコロナ禍の中にあって、(令和2年度)第2次補正で光ファイバーに500億円予算つけてます。これは私、総務省が当初300億円の要求だったんですけども、こういう機会だから一挙に、日本全国に光ファイバーを敷設しようと思いまして、離島まで含めると500億円でできるということで、要求より200億円多くつけてますから。そういう意味で、意気込みというのも皆さんにご理解をいただけるのかなというふうに思っています」

 「選挙で省庁再編というのはどうでしょう。考えてもないんですけども。ただ、抵抗するというんですかね。今は、省庁の皆さんも、変えていかなければならないと私はかなりの人たちが思い始めてきたんじゃないでしょうか。私が官房長官やってたから、ああ、官房長官をやっているからということでなくてですね。省庁そのものもやはり改革に前向きにしないと立ちゆかなくなるという、そうした考え方の方が非常に大きくなってきているのかというふうに思っています。いずれにしろ、目標を決めたら、それに向かって進んでいきたい。こういうふうに思っています」

 --北方領土交渉について。ロシアに4島返還を求めていくか。

 「北方領土ついては、私今申し上げましたように、四島の帰属を明確にした上で交渉していく。それと、安倍晋三首相に相談ということですけど、やはり、ロシアがプーチン大統領でありますから、首相とプーチン大統領の間は極めて信頼感があります。もっと言いますと、森喜朗元首相とプーチン氏ともやはりものすごい信頼感があるんですよね。そういう中で、安倍外交についても、森元首相から、いろんな助言をいただいて進めてきているということも事実でありますんで。やはり外交というのは総合力でありますから、ありとあらゆるものを駆使する中で進めていくだろうというふうに思います」

 「それと、プーチン氏は柔道が大好きで、日本の山下泰裕先生が一緒に来れば、交渉がしやすくなると、そういうことを平気で言われるほど、柔道にはですね、親近感を持ってるようで。プーチン氏が訪日したときも全て山下選手に同行いただいたということも事実ですから。やはり同じ人間ですから、やはり自分のあう人ということはものすごい大事なんだろうと思います」

 --憲法改正に具体的にどう取り組むか

 「自民党は、憲法改正を是として立党された政党であることも事実です。そして、もう70年以上たつわけでありますから、現実とそぐわないことがたくさんあります。そういう中で、自民党は(改憲)4項目を決定をし、4項目を中心に、国会の中でそれぞれの政党の立場を明確にして、まず憲法審査会を動かしていくことが大事だというふうに思います。そこで議論して、国民の雰囲気を高めていくということも大事だというふうに思います。いずれにしろ、私自身総裁として、そうした憲法改正、4項目中心に、自民党はもう決定をしてますので、そうしたことに挑戦をしていきたい。こういうふうに思います」=おわり

4736名無しさん:2020/09/15(火) 03:27:19
https://news.infoseek.co.jp/article/hochi_20200914-OHT1T50113/
田崎史郎氏が予想 総裁選で岸田氏3位なら「派内で岸田下ろしが始まりますよ」
スポーツ報知 / 2020年9月14日 14時15分

 14日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜・後1時55分)では、この日、投開票された自民党総裁選を生中継した。

 菅義偉官房長官(71)の1位がほぼ確実とされる結果について、リモート出演した政治ジャーナリストの田崎史郎氏(70)は投票直前に「菅さんが8割取れそう。370票以上行きそうです」と予想。その上で岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)の2位争いについて、「岸田さんは3位なら派内で岸田下ろしが始まりますよ。石破さんに負けたら、来年の総裁選で岸田さん自身が『この後、立候補できるのか?』となってくると思います。岸田さんの方が必死ですよ」と分析。

 宮根誠司キャスター(57)が「自民党員の皆さんは何とか岸田さんを2位に滑り込ませたいというのは、どういう意図? 石破さんになってもらっちゃ困るってことで、菅さんが出てきたんですか?」と聞くと、田崎氏は「今回も石破さんにはしたくないという意図で菅さんになった。岸田さんでは危ないということで菅さんにしたという背景があるから今、なんとか岸田さんを2位にしたいと必死になっている」と返答。

 「安倍(晋三)さんにしろ、麻生(太郎)さんにしろ、石破さんに恨み骨髄ってところがある。時の首相を引きずり下ろそうとした。俺の足を引っ張りやがってという思いがあるから」と話していた。

4737名無しさん:2020/09/15(火) 03:31:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f6336b7a696c9bdb785c158dd0d61f77f68131a
「菅内閣」組閣全容! 官房長官に河野氏、進次郎氏ら浮上 岸田、石破両氏どうなる? 人事失敗なら“菅降ろし”も
9/14(月) 16:56配信

 安倍晋三首相(65)の後継を選ぶ自民党総裁選(14日投開票)は、大本命の菅義偉官房長官(71、無派閥)が、国会議員票の7割以上を固めるなど、岸田文雄政調会長(63、岸田派)と、石破茂元幹事長(63、石破派)を大きくリードしている。このまま菅氏が勝利すれば、来週16日には「菅義偉内閣」が発足する。新型コロナウイルスの感染拡大と、日本経済の回復という喫緊の課題を抱えて、どんな顔ぶれになりそうか。最新の永田町情報を探ると、国民的人気の高い、河野太郎防衛相(57、麻生派)や、小泉進次郎環境相(39、無派閥)らの名前も浮上している。

 「(新総裁・新首相に選ばれた場合の)人事は適材適所でやるものだ。どのような点を重視するかは、改革意欲のある人を、まず優先して考えたい。専門的立場の人も優先した方がいいだろう」

 菅氏は8日、党本部での共同記者会見で、こう語った。党内7派閥のうち5派閥の支持を得て、終始優勢に選挙戦を進めており、永田町の関心は人事に移っている。

 組閣をめぐる最新の永田町情報は別表の通りだ。

 安倍首相が、持病の潰瘍性大腸炎の悪化を受けて任期途中で辞任表明したうえ、新型コロナ禍という緊急事態もあり、麻生太郎副総理兼財務相(79、麻生派)や、茂木敏充外相(64、竹下派)、新型コロナ対応にあたる西村康稔経済再生相(57、細田派)、1年延期された東京五輪・パラリンピックを担当する橋本聖子五輪相(55、細田派)らは留任とみられる。安倍首相や麻生氏の信頼が厚い甘利明税調会長(71、麻生派)を財務相にという声もある。

 政治評論家の小林吉弥氏は「安倍首相の路線継承が前面に出ると、世論は『代わり映えしない』とそっぽを向く。支持率も上がらない。そこで骨格以外は大胆に入れ替え、新鮮味を出すはずだ」と分析する。

 最大の注目は、「菅首相」の女房役である官房長官ポストだ。

 現時点で、菅氏の推薦人に名前を連ねた河野氏や、菅氏が環境相起用を後押しした進次郎氏、二階俊博幹事長(81、二階派)との「二階-森山ライン」で安倍政権を支えてきた森山裕国対委員長(75、石原派)、菅氏が「政治の師」と仰ぐ梶山静六元官房長官の長男、梶山弘志経産相(64、無派閥)らの名前が浮上している。

 小林氏は「森山氏が適任ではないか。派手さはないが、会見をやれば丁寧に答えられる。菅氏とも呼吸が合う」と語る。

 河野氏は、防衛相留任や、経産相へのスライドも取り沙汰されている。

 進次郎氏については、「将来の宰相候補」として、首相の外遊同行などで経験を積ませる観点から、官房副長官が現実的だと予想する声がある。

 総裁選で激突した、岸田、石破両氏の処遇もポイントだ。

 岸田氏は、党政調会長の続投か防衛相への起用が指摘される。石破氏は農水相か1億総活躍相という声もあるが、菅氏が仕切った安倍官邸とは距離を置いてきただけに、入閣要請があっても拒否するとみられる。

 ■人事失敗なら“菅降ろし”

 別表にはないが、安倍首相の実弟である岸信夫氏(61、細田派)の閣僚起用を推す声もある。

 女性では、行政手腕が手堅い高市早苗総務相(59、無派閥)や、小渕優子元経産相(46、竹下派)、渡嘉敷奈緒美衆院議員(58、竹下派)、三原じゅん子参院議員(55、無派閥)らの名前も上がる。

 「菅官邸」の地味なイメージを払拭するため、歴代内閣で女性閣僚が5人と最多だった第1次小泉純一郎内閣(2001年4月発足)に並ぶか、超える女性を抜擢(ばってき)する案もある。

 一方、自民党役員人事では、いち早く菅氏支持を表明した二階氏の続投が確実視されている。二階氏は8日に幹事長の通算在職日数が田中角栄元首相を抜き、歴代最長となったばかりだ。

 人事には、リーダーの理念や情熱が反映される。これまで軍師的立場だった菅氏は、どんな布陣を敷くのか。

 小林氏は「菅氏は表向き、『派閥の要望は聞かない』と言うが、自身が無派閥だけに、安倍首相の出身派閥で最大派閥の細田派や、二階氏率いる二階派など、各派閥の意向を含んで人事構想を練るほかない。派閥均衡型でなければ、いずれ、じんわりと『菅降ろし』が始まる。難しい人事になるだろう」と分析している。

4738名無しさん:2020/09/15(火) 03:33:06
【入閣待機組】第14次組閣本部スレ【内閣改造予想】
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/giin/1597129334/849

849 名前:無党派さん (ワッチョイ ea4b-QmsY)[] 投稿日:2020/09/14(月) 18:44:58.08 ID:TGKQIwNU0
なんか不安になってきたようで笑える


>二階氏の続投は固まっていますが、人事についてある自民党幹部は
>「本当に一人で決めるかもしれない」と話しています
https://www.news24.jp/articles/2020/09/14/04721612.html

4739名無しさん:2020/09/15(火) 03:34:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091400932&g=pol
二階幹事長続投へ 政調・下村氏、総務・佐藤氏、選対・山口氏―自民役員人事
2020年09月15日00時17分

 自民党の菅義偉新総裁は14日、二階俊博幹事長(81)を続投させる方針を固めた。政調会長に細田派の下村博文選対委員長(66)、総務会長に麻生派の佐藤勉・衆院憲法審査会長(68)、選対委員長に竹下派の山口泰明・党組織運動本部長(71)をそれぞれ起用する。党幹部が明らかにした。

 石原派の森山裕国対委員長(75)の再任も固まった。総裁選で菅氏を支持した細田、麻生、竹下、二階、石原の5派閥のバランスに配慮した。幹事長代行には無派閥の野田聖子元総務相(60)を充てる。15日に党役員人事を決定し、新内閣は16日に発足する。
 菅氏は総裁選出後の記者会見で、新政権での課題に「規制改革」を挙げ、「改革意欲のある人、改革に理解を示す人を中心に人事を進める」と表明。「(人材は)いろんな派閥に散らばっている」とも指摘し、党内から幅広く起用する方針を示した。
 官房長官には、竹下派の加藤勝信厚生労働相(64)や細田派の萩生田光一文部科学相(57)、菅氏と同じ無派閥の梶山弘志経済産業相(64)らの名前が挙がっている。自身の後任となる官房長官について菅氏は、「全体的に考えて総合的な力がある人が一番落ち着く」と指摘した。
 総裁選勝利に貢献した二階氏と麻生太郎副総理兼財務相(79)については「極めて政権運営で重要な2人だ」と強調。麻生氏も続投するとの見方が強まっている。引き続き国会運営の司令塔となる森山氏に関しては「政治経験も豊かで、能力を大変高く評価している」と語った。
 菅氏が「安倍政権の継承」を掲げた経緯から、閣僚の多くが再任するとの観測も出ているが、菅氏は「首相が代わるわけだから思い切って私の政策に合う人を登用する」との意向を示した。
 人事では、総裁選を戦った岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の処遇も焦点。これに関し菅氏は「総裁選が終わった時点で(戦いは)全て終了した」と述べたが、それ以上の言及は避けた。

4740名無しさん:2020/09/15(火) 03:35:29
【入閣待機組】第14次組閣本部スレ【内閣改造予想】
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/giin/1597129334/976

976 名前:無党派さん (ワッチョイW ea1c-4gZj)[sage] 投稿日:2020/09/14(月) 20:38:37.27 ID:2D7JR7c60
茂木留任@テレ朝

【速報】新内閣人事 茂木外務大臣留任 菅総裁が意向固める
https://twitter.com/tv_asahi_news/status/1305470361480224770
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

4741名無しさん:2020/09/15(火) 03:37:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20200914-00198255/
「石破人気」はなぜ幻に終わったか 菅氏大勝の背景にある「選挙制度」と「世論」
米重克洋 | 報道研究者/JX通信社 代表取締役
9/14(月) 15:24

自民党総裁選は、国会議員票、地方票ともに菅義偉官房長官が有効投票総数534票のうち377票を獲得し、大差で勝利する結果となった。

石破茂元幹事長は、当初「有利」とされた地方票でも十分に得票できず、菅氏はおろか岸田氏にも差をつけられて3位に沈んだ(地方票では2位)。下馬評では、世論調査の結果から、石破氏がポスト安倍の「1番人気」とされ、報道でも「党員投票」を行えば、石破氏がかなり有利であるかのような論評も多くあった。現実はそうはならなかったのは一体なぜなのか。各社世論調査のデータや総裁選のしくみから紐解いていきたい。

「勝者総取り」方式で支持率以上に得票を上積み
菅氏に投じられた地方票は全141票中89票と、実に63%に達した。この割合は、党員・党友における菅氏の支持率よりも高い。

11日に報じられた、日本テレビの自民党員・党友向け調査(JX通信社協力)では、支持する総裁候補として、菅氏が46%、石破氏が35%、岸田氏が10%となった。態度未定・不明(9%)を除いて計算すると、ちょうど約半数が菅氏を支持する計算だ。

なぜ、菅氏は地方票でも支持率を上回る地滑り的勝利を収めたのか。地方票を割り振る「予備選挙」の仕組みにその一因がある。

今回の自民党総裁選は、安倍晋三首相が総裁の任期途中で退くため、党則に基づき簡易な方式で行われた。党員投票を伴うフルスペックの総裁選と異なり、国会議員票394票と都道府県連に3票ずつの地方票141票、合計535票で争うというものだ。

国会議員は1人1票投票できるが、都道府県連にはそれぞれ3票が割り当てられる。今回は、党員投票を行わなかった代わりに、北海道、新潟、秋田以外の44都府県連で党員・党友を対象とした「予備選挙」が行われた。

予備選の結果、3票をどう割り振るかは都道府県連によって異なるが、勝者総取りで割り振られるところも多いために、1位の菅氏にはこの支持率以上の得票率が集まりやすい構造となったのだ。

例えば、自民党千葉県連では、予備選の結果、菅氏が1万998票、石破氏が7059票、岸田氏が834票を獲得したとされる。この結果をもとに3票をドント式で割り振ると、菅氏に2票、石破氏に1票が投じられることになるが、千葉県連の予備選は「勝者総取り」方式のため、菅氏に3票全てを投じることとなった。首都圏では、同様に神奈川県、埼玉県、東京都も「勝者総取り」方式であり、これらの都県の地方票は全て菅氏に投じられた。

「勝者総取り」方式は、アメリカ大統領選でも州ごとの選挙人選出に用いられている。2016年のアメリカ大統領選では、トランプ大統領が民主党のヒラリー・クリントン候補より300万票近くも少ない得票であったにも関わらず、「勝者総取り」の接戦州の多くで選挙人を獲得したため、選挙人数では大差で勝利を収めた。自民党総裁選に置き換えると、議員票に比べて比重の小さい地方票の声を、より大きく増幅させる効果があったと言える。

しかし、当初はその地方票でも石破氏が有利という見立てがあった。その根拠として、世論調査で石破氏への支持が最も高かったことや、前回2018年の総裁選で石破氏が安倍首相を相手に戦い、45%もの党員票を獲得したことが挙げられていた。これらの予想は、なぜ外れたのか。

「石破支持」の中身は野党・無党派層など「反・安倍層」が軸
まず前提として指摘しておくべきことは、世論調査が外れたわけではないということだ。むしろ、世論調査の内訳を丁寧に分析すれば、石破氏が党員から十分な支持が得られないことは事前に十分予測できた。

各社世論調査では、菅氏の立候補表明まで、大半の調査で石破氏が「ポスト安倍」支持率1位だった。だが、これはあくまでも「全体」の話であり、自民党支持層に絞って内訳を見てみると様相が異なる。具体的には、石破氏のリードが縮まり、他候補の比重が増える傾向にあったのだ。これは、石破氏の「支持」の源泉が野党支持層や無党派層にあったことが影響している。

加えて、安倍政権の「実績」への世論の評価が高いことも菅氏に支持が集中した要因として挙げられる。

4742名無しさん:2020/09/15(火) 03:37:11
>>4741

安倍首相の辞意表明後、各社世論調査で、政権支持率は10ポイント前後から最大20ポイントまで、軒並み大幅な上昇を記録した。ご祝儀相場ならぬ「花道相場」とも言うべき異例の変化だ。

朝日新聞が9月に行った緊急世論調査では、安倍政権の7年8ヶ月の実績を「大いに評価する」とした層が17%、「ある程度評価する」とした層が54%で、実に71%が実績を肯定的に評価している。

菅氏はその安倍政権の路線をそのまま引き継ぐ候補であり、「グレートリセット」を掲げて安倍路線の転換を掲げる石破氏や、中間的な岸田氏よりも安倍政権を評価する層をそのまま引き継ぎやすい。

加えて、菅氏や、今回菅氏支援に回った河野太郎防衛大臣と安倍政権支持層に年齢層などの共通点が見られることも、先般の記事で指摘した通りだ。これまで「ポスト安倍」への意欲を公には一切示してこなかった菅氏が、立候補表明を機に本命候補として浮上し、安倍政権の路線継続を期待する層の支持を集めたことが窺える。最終的には河野氏や小泉氏が出馬しなかったことで、菅氏が安倍政権を肯定的に評価する層からの支持をそっくり受け止める構図ができた。結果、菅氏が地方票でも大差で勝利する情勢となったわけだ。

4743名無しさん:2020/09/15(火) 03:42:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca5ffb198bee0e31b1c74576fff7850de2a17d51
自民党総裁選で菅氏が圧勝 意味するものは?
9/14(月) 21:30配信

 自民党は9月14日、両院議員総会を開き、菅義偉官房長官が岸田政務調査会長と石破元幹事長を破って圧勝し、新しい総裁に選ばれました。党内の派閥に所属していない「無派閥」で総裁に選ばれるのは異例のことです。

 国会議員と都道府県連の票を合計して開票した結果、菅氏が377票、岸田氏89票、石破氏68票で、菅氏が初回の投票で過半数を得て圧勝しました。このうち、国会議員票は菅氏が288票、岸田氏79票、石破氏26票でした。一方、各都道府県連に3票ずつ配分された地方票は菅氏が89票、石破氏42票、岸田氏10票でした。

 永田町の取材活動を通して幅広い人脈を持つフリージャーナリストの鈴木哲夫さんに、今回の総裁選の得票数の意味するものや、今後の自民党人事について話を聞きました。動画でご覧ください。

4744名無しさん:2020/09/15(火) 03:43:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fc6a3f0ef32ce07a3a7a6d920ee52f975e4803a
自民・菅新総裁が誕生 小池都知事と関係改善は?
9/14(月) 21:34配信

 安倍総理大臣の後継を決める自民党の総裁選挙が9月14日に行われ、菅義偉官房長官が選ばれました。

 菅新総裁誕生で、不安視されている“東京都の小池知事との連携”について、菅氏を支持してきた東京選出の石原伸晃衆院議員は「二階幹事長が党役員人事で続投になるだろうから大丈夫」と述べました。一方、「ポスト安倍」に菅氏が決定して、今後は“総理の女房役”で政権の核となる官房長官、いわば「ポスト菅」が誰になるのか注目されます。

 東京都との関係、そして注目の官房長官人事などについて、永田町の取材活動を通して幅広い人脈を持つフリージャーナリストの鈴木哲夫さんにスタジオで話を聞きました。動画でご覧ください。

4745名無しさん:2020/09/15(火) 03:44:38
https://hochi.news/articles/20200914-OHT1T50115.html
菅新総裁誕生、2位の岸田氏は来秋総裁選に望み残す
2020年9月14日 15時21分スポーツ報知 # 社会

 安倍晋三首相(65)の辞任表明に伴う自民党総裁選は14日、都内のグランドプリンスホテル新高輪で両院議員総会があり、菅義偉内閣官房長官(71)が第26代総裁に選出された。告示前から細田派、麻生派、二階派など主要派閥が菅氏の支持を決め、地方票でも有利に展開した。

 注目の2位争いは岸田文雄政調会長幹事長(63)に軍配が上がり、石破茂元幹事長(63)は最下位に沈んだ。「3位なら政治生命の危機」(陣営)と背水の覚悟で臨んだ岸田氏は、来年9月の任期満了に伴い行われる総裁選に望みを残す一方、石破氏には厳しい結果となった。

 総裁選初挑戦となった岸田氏は安倍首相からの禅譲論も出るなど周囲の期待も高かったが、知名度の低さが選挙戦でも弱点に。「選挙の顔」として戦うには「力不足」(党関係者)との声も上がった。石破氏には知名度も及ばず、来秋の総裁選を見据え、戦略の見直しが必要となる。

 4度目の挑戦となった石破氏は総裁選を振り返り、「政策を作るのが自民党の原点。野に下った時に誓った原点です。そうあるかどうか常に検証し、心がけたい」。報道各社の世論調査では閣僚入りしていないにもかかわらず、安倍首相に次ぐ2位が多く、今回の総裁選に関する調査でも、岸田氏を大きく引き離していた。安倍首相の突然の辞任表明により形勢不利な中、一定の存在感を示した。

 菅新総裁は14日午後6時から党本部で記者会見を行う。15日に党役員人事に入り、16日召集の臨時国会で第99代首相に選出され、正式に菅内閣が発足する。2012年12月から続いた安倍内閣は16日に総辞職、約8年ぶりに首相が変わる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6fc73242cd41e8fb589f618e687baee4e16e6298
青山繁晴参院議員は岸田氏に投票 「習主席国賓来日『中止』守った」
9/14(月) 17:25配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める14日の総裁選で、保守系有志議員による「日本の尊厳と国益を護る会」代表の青山繁晴参院議員は、岸田文雄政調会長に投票した。産経新聞の取材に明らかにした。

 青山氏は「岸田氏は外交部会による習近平主席の国賓来日『中止』(の要請)を守った」と評価した上で、「党と国の全体を考え、(出馬した3人のうち)2位のどなたかを守る選択として、岸田氏に投票した」と説明した。

 青山氏は「トップは決断力がある菅義偉官房長官だ。岸田氏は助言する立場として適役だ」とも語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a47e28bf98e6aebd5585bb447e4def0561cbeda2
野田聖子氏を自民幹事長代行に起用へ
9/14(月) 23:09配信

 自民党の菅総裁は14日、幹事長代行に野田聖子元総務相を起用する方針を固めた。党幹部が明らかにした。

4746名無しさん:2020/09/15(火) 03:45:14
https://blogos.com/article/484132/
田原総一朗2020年09月11日 15:17安倍首相が2年前に決めていた「ポスト安倍」

田原総一朗です。

8月28日、安倍首相が辞意を表明した。
「ポスト安倍」は誰かと、メディアは騒然とした。
岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長が、総裁選に立候補を表明。
遅れて菅義偉官房長官が名乗りをあげると、多くの派閥が支持を決めた。
「菅首相」誕生はまず間違いないだろう。

実は私は、安倍首相に、「ポスト安倍は誰がいいだろう」と聞かれたことがある。
安倍首相が三選した直後、2018年9月のことだった。
その表情は真剣そのものだった。
私は、「菅さんがいい」と答えた。

二世、三世議員が多い自民党のなかで菅さんは世襲ではない。
そして、高校を卒業すると故郷の秋田から上京し、働きながら夜間の大学に通った。
やがて議員秘書を経て、横浜市会議員になる。いわゆるエリートではない、苦労人だ。

だからといって、他人の足をひっぱるようなところはまったくない。
政治家というのは野心がある人が多いけれど、菅さんには、野心もない。
だからこそ、安倍首相は菅さんを心から信頼しきって7年8カ月もの長きにわたり、官房長官を任せていたのだ。「菅さんがいいと思う」という私の答えに、安倍首相も「そう思います」と同意していた。

4月の緊急事態宣言発令後、私は安倍首相と会った。「ポスト安倍」として岸田さんが浮上していたので、私は、「気持ちが変わって、岸田さんでいくのですか?」と聞いてみた。

すると、安倍首相は、「いえ、菅さんでいく」と、きっぱり言ったのだった。
安倍首相の意思は変わっていなかったのである。
その2日後、二階俊博幹事長に会って安倍首相の発言を確かめると、二階幹事長も「菅さんが一番いい」と言う。

今の日本は新型コロナウイルス問題だけでなく、さまざまな問題が山積みである。
去年の春には、私は安倍首相に、「憲法はともかく、日米地位協定を改正すべき」と進言した。

日米地位協定は占領の延長であるドイツもイタリアも改正したのに、日本だけがいまだ「占領」されているのだ。
日本の国土のわずか0.6%という面積の沖縄県に日本にある米軍基地の70%が集中するという、いびつな状況になっている。安倍首相は「必ずやる」と誓っていた。

また、経済では、日本企業の国際競争力が低下し、深刻な事態となっている。
産業構造を抜本から変えるべく、安倍首相はプロジェクトを立ち上げていた。
官房長官として安倍内閣を支えてきた菅さんなら、こうした課題を引き継ぎ、やりきってくれるだろう。

そして、世襲でも、エリートでもない、菅さんならではの政治を期待したい。

4747名無しさん:2020/09/15(火) 03:47:50
https://mainichi.jp/articles/20200914/k00/00m/010/189000c
2位の岸田氏「私の実力不足」 議員票、想定以上の積み上げ「財産」 自民総裁選
毎日新聞2020年9月14日 20時22分(最終更新 9月14日 20時22分)

 自民党総裁選で2位となった岸田文雄政調会長は14日、「私の実力不足」と悔しさをにじませた。一方で議員票が想定以上に積み上がったことを「財産になった」と前向きに評価した。両院議員総会後、記者団に語った。

 開票後に岸田派議員が待つホテルの一室に戻った岸田氏は、総裁選で広まった愛称「キッシー」のコールと手拍子で迎えられた。最下位との予想もあっただけに、陣営には「まるで勝ったみたい」(中堅)との声が漏れるほどの安堵(あんど)感が広がった。

 当初から菅氏優勢の情勢だったが、岸田氏は「派閥の枠組みで大きな方向性が決まったと言われたが、それを超えて多く支持をいただいた」と手応えを語った。ただし、わずか10票だった地方票には「内容はよく分析しなければいけない。これからにつながるよう努力を続けたい」と述べた。【飼手勇介】

4748名無しさん:2020/09/15(火) 03:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebbbf900cb999b715deb4563a121712f19f46dd4
自民党幹部人事固まる 二階幹事長続投、政調会長に下村氏、総務会長に佐藤氏
9/14(月) 23:32配信

 自民党の菅義偉新総裁(71)は14日、党本部で記者会見し、党役員・閣僚人事について、「首相がかわるわけだから、思い切って私の政策に合う人を登用し仕事をしていく」と述べた。菅氏は自身への支持を真っ先に表明した二階俊博幹事長(81)=二階派=と森山裕国対委員長(75)=石原派=を続投させ、政調会長に下村博文選対委員長(66)=細田派、総務会長に佐藤勉衆院憲法審査会長(68)=麻生派、選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)=竹下派=を起用する方針を決めた。

 ◇麻生副総理、茂木外相は留任

 麻生太郎副総理兼財務相(79)=麻生派、茂木敏充外相(64)=竹下派=と赤羽一嘉国土交通相(62)=公明党=は留任させる見通しだ。官房長官には、梶山弘志経済産業相(64)=無派閥、加藤勝信厚生労働相(64)=竹下派、萩生田光一文部科学相(57)=細田派=の名前が挙がっている。野田聖子元総務相(60)=無派閥=を幹事長代行に充てる。

 菅氏は「安倍政権の継承」を掲げていることから人事も小幅になるのではとの見方があることについて、会見では中規模以上の人事とすることを示唆した。人選に当たっては「改革意欲があり、仕事ができる人を結集する」と述べ、「適材適所」を強調した。

 二階、麻生両氏に関しては「内閣の要、党の要で、政権運営で極めて重要な2人だ」と強調。森山氏については「素晴らしい国対委員長だ。能力は大変高く評価している」と語った。総裁選で戦った岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の処遇も焦点となる。

 菅氏は衆院解散の条件については「新型コロナウイルスを収束させ、経済を再生してほしいというのが国民の大きな声だと言ってきた」と改めて指摘。「特別の条件というよりも、専門家の先生方が『もう完全に下火になってきた』ということでなければ、なかなか難しいのではないか」と述べた。「収束」に関しては専門家の判断を重視する考えを示した上で、「収束したらすぐ(解散を)やるということでもない。全体を見ながら判断をしたい」と述べた。【水脇友輔、畠山嵩】

4749名無しさん:2020/09/15(火) 04:02:35
議員票について


>>4531

9/8朝日新聞社調査

菅──308
岸田─52
石破─24
不明─10
合計─394

>>4639
>>4637
>>4696
>竹下派からも、岸田氏と同じ広島県が地盤の平口洋元副環境相、新谷正義元厚生労働政務官が選対に加わり、他派閥への支持拡大を目指す。
>山本公一元環境相が投票棄権

菅──308→306
岸田─52→54
石破─24→24
不明─10→9
棄権─0→1
合計─394→394

>>4705
>菅さんは議員票288票、地方票89票、計377票
>岸田さんは議員票79票、地方票10票、計89票
>石破さんは議員票26票、地方票42票、計68票

菅──308→306→288(マイナス18)
岸田─52→54→79(プラス25)
石破─24→24→26(プラス2)
不明─10→9→0(マイナス9)
棄権─0→1→1
合計─394→394→394

4750名無しさん:2020/09/15(火) 11:30:30
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200915/k10012618331000.html
自民党執行部顔ぶれ固まる 官房長官は副長官経験者軸に人選へ
2020年9月15日 5時09分

自民党総裁選挙で勝利した菅・新総裁は、二階幹事長を続投させるなど、新執行部の顔ぶれを固めました。一方、16日の組閣に向けては、麻生副総理兼財務大臣が重要ポストで処遇されるという見方が強まっているほか、焦点となっている官房長官をめぐっては、安倍政権をともに支えた官房副長官の経験者を軸に人選を進めています。

自民党総裁選挙は14日、国会議員と都道府県連の代表による投票が行われ、菅官房長官が、有効投票534票のうち、およそ7割にあたる377票を獲得して圧勝し、新総裁に選出されました。

これを受けて、菅・新総裁は、新たな執行部の人選を進め、二階幹事長と、石原派の森山国会対策委員長を続投させることが固まりました。

また、総務会長には、麻生派の佐藤・元総務大臣、政務調査会長には、細田派の下村選挙対策委員長、そして、下村氏の後任には竹下派の山口泰明氏をあてる意向で、今回の総裁選挙でみずからを支持した5つの派閥から1人ずつ起用した形となっています。

このほか、幹事長代行には、無派閥の野田聖子・元総務大臣を起用し、二階派の林幹事長代理は続投させる方針です。

一方、菅氏は、16日の組閣に向けて、閣僚人事の検討を本格化させることにしています。

菅氏は15日、麻生副総理兼財務大臣について、「極めて政権運営で重要だ」と述べていて、重要ポストで処遇されるという見方が強まっています。

また、焦点となっている官房長官をめぐっては、第2次安倍内閣以降、政権をともに支えた官房副長官の経験者を軸に人選を進めています。

菅氏は、16日開かれる衆参両院の本会議で第99代の総理大臣に選出される運びで、その日のうちに新しい内閣を発足させることにしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/96e0a7483253358417b45a68fb57f0001d6bf13d
新官房長官 加藤厚労相の起用を軸に調整
9/15(火) 8:53配信

自民党の菅総裁は、新たに麻生副総理兼財務大臣、茂木外務大臣らを留任させる意向を固めました。焦点の官房長官には加藤厚生労働大臣の起用を軸に調整が進んでいます。

自民党の菅総裁は新たに、麻生副総理兼財務大臣、茂木外務大臣、赤羽国土交通大臣、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣を留任させる意向を固めました。

焦点の官房長官には菅官房長官のもとで副長官を務めた経験のある加藤厚労大臣の起用を軸に調整が進んでいます。同じく副長官だった、萩生田文部科学大臣の起用も検討されています。

さらに、坂本哲志氏と平沢勝栄氏の初入閣も固まりました。

また、加藤厚労大臣が官房長官に起用された場合の後任には厚労大臣経験者の田村憲久氏の名前があがっているほか、新型コロナウイルスへの対応にあたっている西村経済再生担当大臣は留任の見通しとなっています。

4751名無しさん:2020/09/15(火) 11:32:38
https://this.kiji.is/678411116724438113
官房長官に加藤厚労相起用で調整
2020/9/15 10:23 (JST)9/15 10:39 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 自民党の菅義偉総裁は15日、新たな官房長官に加藤勝信厚生労働相を起用する方向で調整を始めた。関係者が明らかにした。

https://this.kiji.is/678413647341749345?c=39546741839462401
官房長官は加藤勝信氏、菅総裁
麻生副総理、茂木外相再任

2020/9/15 11:13 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 自民党の菅義偉総裁は16日発足の新内閣で、新たな官房長官に加藤勝信厚生労働相(64)を起用する方向で調整を始めた。また、麻生太郎副総理兼財務相(79)、茂木敏充外相(64)、橋本聖子五輪相(55)、公明党から入閣している赤羽一嘉国土交通相(62)を再任する意向を固めた。関係者が15日、明らかにした。菅氏は16日の衆参両院本会議で首相指名を受け、直ちに組閣に着手。皇居での首相任命式、閣僚認証式を経て、新内閣を発足させる。自民党は15日の臨時総務会で二階俊博幹事長(81)ら党四役人事を決定する。

4752名無しさん:2020/09/15(火) 11:33:45
https://this.kiji.is/678405208610079841
組織運動本部長に小野寺氏起用へ
2020/9/15 09:59 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 自民党の菅義偉総裁は15日、組織運動本部長に小野寺五典元防衛相、広報本部長に丸川珠代元五輪相をそれぞれ起用する方針を固めた。関係者が明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/106f5f95ae837b7b0f5cdeb54b4daf6694107db4
後藤田正純氏、総裁選と報道に苦言「いつから、こんなにカッコ悪い大人が増えたのか」
9/14(月) 23:12配信

 自民党の後藤田正純衆院議員が14日夜、ツイッターに新規投稿。自民党総裁選で菅義偉官房長官が岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長を破って新総裁に選出されたことを受け、「総裁選でみた下作と外道」と題してメディアと政治の在り方に持論をつづった。

 後藤田氏は「正義を愚直に語る石破茂氏に対してコメンテーターやwebニュースは、石破は不人気だと、容赦なく罵倒」と指摘し、「総裁選での『施し票』の話も、もし本当ならば、した方も、された方も、下作で外道」と憂慮。「メディアも政治も、いつから、こんなにカッコ悪い大人が増えたのか」と苦言を呈した。

 後藤田氏はこの投稿に先立ち、「菅自民党新総裁選出」と題して投稿。「総裁選の意味は、自民党や内閣の課題を、遠慮なく忖度なく述べ合い、浮き彫りにして、政党自体が改革・進化を遂げていくためにある」と説き、「自民党は、改革保守、国民政党に進化した姿を、一致団結と語った菅新総裁・新内閣のもと、誠実に示していかなければならない」と呼びかけた。

 菅氏は16日召集の臨時国会で、衆参両院の本会議での首相指名選挙を経て新首相に就任する運びとなる。

4753名無しさん:2020/09/15(火) 11:35:25
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/644918/
露骨な「石破つぶし」 2位岸田氏に票融通 自民総裁選 
2020/9/15 6:00
西日本新聞 河合 仁志 一ノ宮 史成 下村 ゆかり

「派閥の論理」むき出し

 14日、菅義偉新総裁を選出した自民党総裁選はむき出しの「派閥の論理」に始まり、終わった。無派閥の菅氏に5派閥が競うように相乗りし、告示前に勝負はついた。石破茂元幹事長を最下位に落とし、再起不能にさせることをもくろみ、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相がそれぞれ所属する派閥から、2位の岸田文雄政調会長に議員票を融通する工作も行われたとみられる。「密室」「談合」色が拭えぬ選出過程は、新政権を縛る足かせになりそうだ。

 「岸田文雄君、89票」-。

 野田毅・総裁選挙管理委員長が読み上げた瞬間、総裁選会場のホテルにどよめきが広がった。岸田氏の地方票はわずか10票。率いる岸田派は47人のため、数字は岸田氏が事前の予想をはるかに上回る国会議員票を獲得した事実を告げていた。「よしっ」と強くあごを引く岸田氏。派閥の参院中堅は拍手をしながら「予定より30票近く、多いな」とつぶやいた。

 今回、菅氏を推した首相と麻生氏だが、岸田氏も見捨てたわけではなく、一方で石破氏を毛嫌いしているのは周知の事実。2位争いに後れを取りそうだった岸田氏を見かね、当の菅氏も地方票の集計直前、方々に電話して岸田票の現状を情報収集していた。

 この日、首相の出身派閥・細田派の中枢幹部は、菅陣営の関係者から「(岸田氏に)票を回したのか」と尋ねられ「自民党には、こういういいところがあるんだよな」と満足そうに独りごちた。麻生氏の側近も「うまくいった」と漏らし、圧倒的優位だった菅陣営から岸田氏サイドに対する温情票の存在をにおわせた。

 国会議員票が伸びず、計68票にとどまった石破氏は、硬い表情を崩さず会場を後にした。幕引きまで続いた「石破つぶし」の背景を、自民党関係者は明かした。「『石破総理』がいかに非現実的かを、党内外に示す。石破氏の政治生命の芽を徹底的に摘んでおくということだ」

      ■     

 首相が辞意表明した翌日の8月29日、二階俊博幹事長らと菅氏が密会して流れをつくり、5派閥が勝ち馬に乗ろうと「菅氏支持」で雪崩を打った構図だった。

 派閥に属さず、党内基盤の薄さが弱点だった菅氏。自身の派閥に総裁候補を持たないため、「キングメーカー」になることでしか党中枢の地位を保てない二階氏。両者は利害がピタリと一致し、補完し合える関係にあった。二階氏は地方で人気の高い石破氏に有利とならないよう、党員・党友投票を省略する「簡易型」の選挙方式も早々にレールを敷き、菅氏に大きな恩を売った。大勢は決した。告示前から各派閥の関心は菅政権を見越した猟官運動に移り、「論功行賞」狙いの綱引きが際立った。

 自民党はかつてカネ、人事、選挙を陰で操った派閥支配が世論の批判にさらされ、政治改革の潮流ともあいまって2009年には野党に転落、出直しを図ったはずだった。今回の選挙戦では政策論争は後景にかすみ、「数は力」の原理に基づく派閥政治が堂々と復権し、「古い自民に後戻りするな」の声はかき消された。

 16日、第99代首相となることが確実な菅氏。14日の記者会見では「派閥の弊害ということは全くない」と言い切ってみせたが、選挙戦で背負い込んだ派閥のしがらみがそのリーダーシップに影を落とすことは避けられない。

(河合仁志、一ノ宮史成、下村ゆかり)

4754名無しさん:2020/09/15(火) 11:41:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/df9886f443faae061506b9d26f82075f1fb69f68
菅新首相が謀る「安倍首相への逆襲」派閥・側近を切り崩し…
9/15(火) 6:36配信

 ついに、内閣総理大臣まで上り詰めた菅義偉氏(71)。7年8カ月の間、官房長官として黙々と安倍晋三首相(65)に仕えてきたが、「じつはその胸中に怨恨を抱えていた」と明かすのは、菅氏の側近議員だ。

「政権発足以来、閣議前に安倍総理と菅さん、3人の官房副長官と、今井尚哉補佐官兼秘書官が集まって会議を開くのが習わしでした。しかし2019年秋から、先に今井補佐官と安倍総理だけで打ち合わせをすませ、その結果が会議に諮られるようになった。

 それは、“令和おじさん” として台頭した菅さんを、安倍総理と今井補佐官が警戒したからです。以降、菅さんは、不愉快そうに官邸の会議について話していました」

 第2次安倍政権では、経済産業省出身者を中心とする “官邸官僚” が幅を利かせていた。菅氏が、安倍首相とそうした側近への “逆襲” を始めると、永田町がざわめいている。

「安倍総理は、『今井ちゃんを引き続き使って』と菅さんにお願いしたそうだが、菅さんにしてみれば、今井から敵視され続けたばかりか、新型コロナウイルス対策から自分が外された経緯がある。今井は国内に残れればいいほうで、大使として海外に出されるという話もある」(自民党幹部)

“菅新首相” にとって、最大派閥・清和会(細田派)を事実上ひきいる安倍首相が “キングメーカー” として振る舞いだすことは、自身の政権運営にとって邪魔でしかない。

「新政権でキャスティングボートを握るのは、所属議員98人を擁する清和会。今も昔も、永田町では “数は力” だよ。今後、解散総選挙に打って出たとしても、劇的に “菅派” の数が増えることはなく、菅さんの党内基盤は弱いまま。

 その菅さんが、閣僚・党役員人事で『派閥の要望は受け付けない』と発言したのは、最大派閥である清和会への宣戦布告にほかならない。菅さんは今後、“安倍派” となる清和会の分裂工作を加速させるだろう」(同前)

 この自民党幹部は、「今回、総裁候補を出せなかったことが、清和会の終焉が近いことを物語っている」と悲観しつつ、こう続ける。

「後継総裁候補がまったく育っていないし、議員から会費を頻繁に取るほど、いまの清和会にはカネがない。それでも、派閥の結束力さえあれば、安倍さんが体を治して戻ってきたあとに、菅政権に影響力を及ぼすこともできる。

 しかし、安倍さんの院政を許さない菅さんや二階(俊博)幹事長が、萩生田(光一)さんや稲田(朋美)さんを要職に起用して焚きつけて、派閥が割れるように仕向けるだろうね……。そうなれば、安倍さんの戻る場所はない」

 安倍首相を “ぼっち化” し、唯一の権力者となったあかつきに、どんな国を作るのか。元衆院議員の亀井静香氏は、「外交についての発言がないだろ。菅の国家観は、どうにも見えてこないわな」と警鐘を鳴らす。

 菅氏は長年、好きな歴史上の人物として、豊臣秀吉を補佐してきた弟・豊臣秀長を挙げていた。しかし、「いまは秀吉を目指している」と、支援者との会合で漏らす。

 非情な手段も辞さない新宰相の手練手管は、やはり空恐ろしい。

(週刊FLASH 2020年9月26日・10月6日号)

4755名無しさん:2020/09/15(火) 11:43:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/68cc02397b159284cbafb219163590b85bb68260
“たたき上げ”の菅氏が自民党新総裁に、世襲政治に風穴を開けられるか
9/15(火) 6:40配信

 安倍晋三首相の後任を選ぶ自民党総裁選が14日あり、官房長官の菅義偉氏が政調会長の岸田文雄氏、元幹事長の石破茂氏を大差で破り、新総裁に選ばれた。16日に召集される臨時国会で自民、公明両党の多数により首相に選ばれる見通し。自民党出身の首相は2001年に就任した小泉純一郎氏以来、世襲議員が続いていたが、菅氏は横浜市議から衆議院議員に転じたたたき上げ。世襲議員が目立つ政界に風穴を開けると期待する声もある。しかし、立命館大政策科学部の上久保誠人教授(政治学)は「派閥や長老の微妙なバランスの上でトップに立った以上、思い切った改革を進めるのは難しいのではないか」とみている。

●無派閥だが、官房長官として手腕を発揮

 「秋田県の農家の長男に生まれ、地縁血縁のない中、ゼロからスタートした。安倍政権の取り組みを継承し、働く内閣を作っていきたい」。新総裁に選ばれた菅氏は当選あいさつで自らの過去に触れながら、決意を語った。

 自民党総裁選は国会議員394票、地方141票の合計535票で争われた。菅氏は全体の7割を超す377票を集め、2位の岸田氏89票、3位の石破氏68票を大きく引き離して当選した。

 菅氏は1948年、秋田県秋ノ宮村(後の雄勝町、現湯沢市)に生まれた。父はイチゴ栽培で成功し、雄勝町議会議員も務めていた。菅氏は高校卒業後、東京へ行けば何かが変わると信じて上京し、町工場に就職したが、秋田時代と変わらぬ日々を過ごし、現実の厳しさを痛感したという。工場をやめてアルバイトで学費を貯め、法政大に進学した。


 卒業後は民間企業に就職したものの、政治家を志して元通産相の小此木彦三郎衆院議員の秘書になった。1987年に地縁も血縁もない横浜市議会議員選挙に出馬して初当選、2期務めたあと、1996年に自民党公認で神奈川2区から衆院選に立候補して当選した。

 衆院議員になってからは、平成研究会(現竹下派)、宏池会(現岸田派)と派閥を渡り歩いて無派閥に。安倍首相に実力を認められ、第1次安倍政権で総務相、第2次安倍政権で官房長官を務めた。総務相時代はふるさと納税を提唱、官房長官としては内閣人事局を設置して官僚を掌握するなど官邸に絶大な力を集め、実務を取り仕切ってきた。

 身内から地盤を譲られ、若くして国会議員になった世襲議員が多い自民党では、久々に登場したたたき上げの実力者。秋田県の佐竹敬久知事は記者会見で「同郷のよしみもあるが、要望をゆっくり聞いてくれる人情家で、地方行政に詳しい」と評価した。

 ただ、安倍政権の官房長官時代は官僚やマスコミににらみを利かせる一方、裏方として汚れ役もこなしてきた。徳島県選出の自民党国会議員は「実務に秀でた人物だが、目標達成のためには手段を選ばず、冷徹な一面もある」と述べた。

●21世紀の自民党出身首相は全員が世襲

 菅氏が自民党内で異彩を放つのは世襲議員でないことだ。今回の総裁選で菅氏と争った岸田氏は祖父が元衆院議長、父が衆院議員。石破氏は父が鳥取県知事から参議院議員、自治相を歴任している。


 時事通信社が2017年の衆院選に立候補した自民党候補を調べたところ、332人の候補者のうち94人が三親等以内の親族に国会議員がいて、同一選挙区から立候補した世襲議員だった。前回を2.4ポイント上回る28.3%を占めている。安倍政権の閣僚も内閣改造で多少増減があったものの、おおむね半数程度が世襲議員となる。

 首相経験者となると、21世紀になって就任した自民党出身者は安倍晋三首相をはじめ、全員が世襲議員。党内7派のうち、岸田派の岸田氏、石破派の石破氏以外の派閥の領袖(りょうしゅう)では、麻生派の麻生太郎氏、細田派の細田博之氏、石原派の石原伸晃氏は父、竹下派の竹下亘氏は兄が衆院議員を務めていた。


 二階派の二階俊博氏は世襲議員に該当しないが、父が元和歌山県議会議員で、政治家一家の出身だ。父が地方議員を務めた自民党国会議員は、東京都選出の菅原一秀氏、福井県選出の山本拓氏、徳島県選出の山口俊一氏ら数多い。菅氏もその1人に数えられる。

 ただ、地方議員の親族を持つ政治家は国政選挙に立候補した際、自分の力で選挙に勝利した部分が大きい。同じ政治家一家といっても、地盤(選挙区内の支持者組織)、看板(知名度)、かばん(選挙資金)の三バンをそっくり譲渡された世襲議員とは異なる。

4756名無しさん:2020/09/15(火) 11:43:50
>>4755

●党内の年功序列システムが世襲を後押し

 世襲議員が増えるのは親族の七光りで当選しやすいからだ。支援者側にも都合が良い。和歌山県の建設業者は「世襲だと後援会組織をそのまま継続できる。持ちつ持たれつの関係を続けられるメリットは大きい」と証言する。

 しかし、在野の優秀な人材が政界へ進出するのを妨げることになりかねない。さらに、世襲議員の多くは地方に選挙区があっても、子ども時代を東京で過ごし、貧困や差別などを肌で感じることがないお坊ちゃん、お嬢ちゃん生活をすることが多い。世襲と個人の資質に関係はないが、地方や弱者に対する思いやりに欠ける傾向があると指摘する声もある。

 世襲議員が相次いで首相に就いた背景には、自民党内で当選回数による年功序列システムが生まれたことが大きい。首相となった自民党世襲議員の初当選年齢は橋本龍太郎氏、小渕恵三氏がともに26歳、小泉純一郎氏30歳、麻生太郎氏39歳、安倍晋三氏38歳。地方議員や首長からの転身組に40〜50代で国政へ進出するケースが多いのに比べて早い。

 このシステムは当選前の実績や経験をほとんど考慮しない。長く知事を務めた人物でも初当選したときは1回生議員として扱われる。高度経済成長期には1期目に蔵相を務めた池田勇人氏らが抜擢されたが、そうした実力主義は影を潜めた。

 その結果、たたき上げの議員が初入閣する50代後半から60代の時点で同年代の世襲議員は主要閣僚や党役員を歴任し、総裁の座をうかがう位置に立っている。このハンディを乗り越えてたたき上げがトップを目指すのは難しい。

●過去には世襲制限に強い意欲

 そんな中で自民党総裁になった菅氏には、閉塞感が漂う日本の現状を打ち破る活躍が期待されている。横浜市議時代は「影の市長」と呼ばれるほどの手腕を発揮した。安倍政権の官房長官としては実務を取り仕切り、安倍1強を7年8カ月にわたって支えている。

 過去には自民党の政治改革に力を入れたこともある。2007年に自民党選挙対策副委員長になると、当時の古賀誠選挙対策委員長とともに世襲制限に意欲を見せた。党内の反発で実現できなかったが、2010年には個人ブログに派閥解消と世襲制限への強い意欲を記している。

 しかし、今回の総裁選立候補は細田派、麻生派など5派と、安倍首相ら実力者の微妙なバランスの上に実現した。菅氏は無派閥議員に約20人の支持グループがあるとはいえ、党内で大きな勢力を持つわけではない。

 上久保教授は「行政改革や政治改革に下手に乗り出せば、派閥の論理に押しつぶされかねない。かといって、既得権を守るためだけに動けば、改革は難しい。安倍政権は実力者の菅氏が官房長官を務めたことで難しい問題を乗り切れたが、菅氏自身に代わり得る官房長官の人材を探すのも大変だ」との見方を示した。

 菅氏はこれまで年下の部下に心を殺して尽くしてきたこともあっただろうが、その手腕は折り紙つきだ。71歳でたどりついた国政の頂点で目指すのは改革か、それとも安倍政権の継承だけなのだろうか。

政治ジャーナリスト 高田 泰(たかだ たい)

4757名無しさん:2020/09/15(火) 11:44:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/82c3fd9534a7dd31c72e9f23e6bcb84bd241c182
あなたが「菅総理大臣」なら、どうするだろうか?/倉山満
9/15(火) 8:31配信

―[言論ストロングスタイル]―

さて、あなたが「菅総理大臣」なら、どうするだろうか?
 本欄では何回も、「余力を残した上での安倍内閣退陣」を提言してきた。賢明にも採用されて、安堵している。安倍晋三さんには「長い間お疲れさまでした。今後はしっかり療養し、政界の外の大所高所で役割を果たしてください」と申し上げたい。

 一方、“お友達”の枝野幸男さんは、野党新党の代表に当選、党名も立憲民主党と決まった。枝野さんは今後も自民党を支える気だろうか。

 最初に前提となるルールを確認しておく。総理大臣は衆議院の首班指名で決まる。衆議院議員の大半は小選挙区制で選ばれる。小選挙区制は、与党内に反主流派を認めない制度だ。

 なぜなら、小選挙区制とは一つの選挙区で一人しか当選できない制度だ。だから、その党で反主流派になれば、公認を得られない可能性もある。それが不満で党を出ていけば、「刺客」を差し向けられる可能性もある。代議士は落選が怖い。

 最たる例が、郵政選挙だ。小泉純一郎首相が掲げる郵政民営化に、自民党内の半分が敵に回った。これに対し小泉首相(自民党総裁でもある)は、造反者を除名、対立候補を立てて戦い、党を制圧した。

 かつての自民党政治のように活発すぎる派閥抗争は、今の制度では成立しえないのだ。その証拠に、8年間も反主流派だった石破茂派は干しあげられてしまった。

 こうした制度の下で野党第一党が政権を獲得する意思が無いとしたらどうなるか。与党の政権は永遠である。時の首相は内外に敵がいなくなる。安倍首相が党内の目ぼしい敵は石破茂だけ、野党第一党は常にナンチャラ民主党。長期政権を築けて当然だったのだ。

 この状況で、党首が枝野幸男で選挙互助組合を作る。だから、枝野さんは自民党の最大の“お友達”だと言うのだ。

既に熾烈な駆け引きが始まっている
 自民党総裁選挙(総理大臣を決める選挙である)は菅義偉官房長官の当確を前提に(14日、菅官房長官が選出)、関心は人事と総選挙の時期に移り、既に熾烈な駆け引きが始まっている。

 二階俊博幹事長を嚆矢に、細田博之、麻生太郎、竹下亘、石原伸晃と五大派閥の領袖が次々と菅支援を打ち出した。異様なのは、細田・麻生・竹下の三大派閥の領袖が、合同記者会見で菅支持を打ち出したことだ。麻生氏の呼びかけとされるが、露骨な二階はずしだ。現に二階派は不快感を示している。

 党を牛耳る二階幹事長と政府で副総理の麻生財務大臣は、安倍内閣の主流派だったが、常に主導権争いをしてきた。そして、安倍退陣とともに対立が先鋭化した。自らの留任とともに、官房長官に森山裕国会対策委員長を推す二階氏に、主流三派が業を煮やした格好だ。石原派の森山氏は、菅・二階の両氏とトリオを組み、「MSNライン」と称される。

 両陣営は解散時期を巡っても、つばぜり合いを繰り広げている。竹下氏が「コロナが収束していなくても解散総選挙は打てる」と発言すれば、公明党の斉藤鉄夫幹事長と山口那津男代表は「コロナが収束していなければ選挙はできない」と主張、二階氏も同調している。二階幹事長を外すなら、選挙に協力しないとの恫喝だ。菅氏も「国民が望んでいることをやる」とトーンダウンさせている。公明党は、創価学会の意向を受けて発言している。創価学会は今や自民党の最大支持団体でもあるので、時の首相も無下にできない。

4758名無しさん:2020/09/15(火) 11:45:10
>>4757

まずは官房長官。そして幹事長、早期解散総選挙を突破しなければ、安倍内閣の二の舞、死に体だ
 さて、あなたが「菅総理大臣」なら、どうするだろうか?

 まず、官房長官は自派で固めなければ何もできない。菅派の全貌は不明だったが、25名の国会議員が所属しているとか。弱小派閥を率いる「菅首相」は、官邸主導で政官界ににらみを利かすしかない。それは安倍内閣8年で官房長官を務めた菅氏が、誰よりも熟知しているはずだ。具体的には梶山弘志現経済産業大臣のような人材を据えられるかが第一だろう。

 次に幹事長人事だ。安倍首相が満を持して病気退陣したのは、勝てる内に解散総選挙に打って出るという魂胆だ。しかも相手は枝野幸男。天地がひっくり返っても政権交代はない。ならば、次の幹事長は総選挙勝利の功績で留任となる。

 もし二階幹事長留任で選挙に臨む、あるいは「菅首相」が解散を打てないとすると、二階氏に党を明け渡した安倍内閣の二の舞である。

 仮に「菅首相」がやりたいことをやるとしたら、官房長官は自前、幹事長から二階はずし。その上で、財務大臣と外務大臣の主要二閣僚、自民党三役(幹事長・政調会長・総務会長)を主流五派に割り振りつつ、主導権を確保するのが第一の関門だ。

 第二の関門が、早期解散総選挙だ。仮に創価学会・公明党の意向で首相の解散権が封じ込められるなら、「菅首相」は自民党の多数ともども屈服する格好となる。それでは「菅内閣」は死に体だ。しかし、マスコミに流れている10月総選挙説も、安倍内閣の時代から創価学会・公明党を抜きにして決めている訳が無い。二階はずしに対し、それまでの義理で創価学会・公明党が抵抗しているに過ぎないだろう。

 ならばコロナを収束させてしまえばいい。どうやって?

 安倍内閣の時代から、政府は科学的知見など一顧だにしていない。御用学者にテキトーな理由を付けて「収束している」と言わせれば良い。息苦しい世の中に国民は飽き飽きしている。「マスクのいらない生活」を訴えれば、自民党は議席を増やすかもしれない。

 その方法が適切とは思わないが、創価学会・公明党の顔が立つようにすれば、現職総理及び自民党多数三派を敵に回し、二階氏(幹事長を外されているならなおさら)をとるか。とるまい。

 二階氏は親中派として知られるが、麻生氏は祖父吉田茂の代から親米派である。最近でもアメリカの対中経済制裁に合わせて外為法を改正するなど、親米派として親中派を掣肘する動きが見える。「二階はずし」の動きも、その一環か。

 二階氏は「菅内閣」の黒幕として動いていた。その動きすら操る黒幕がいたとしたら、どうだろう。

 菅氏は総裁選出馬の初日、青木幹雄元参議院議員に挨拶に行った。青木氏に関しては、私は2年前から本欄で重要人物として指摘してきた。菅氏との関係も深い、親米派だ。

「菅首相」に期待したいのは、親中派潰しだ。

 切り死に覚悟で戦うなら、応援する。

※当記事は9月11日に執筆されたものです。

―[言論ストロングスタイル]―

【倉山 満】
憲政史研究家 ’73年、香川県生まれ。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務め、’15年まで日本国憲法を教える。現在、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を行っている。ベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』など著書多数。最新著書に『13歳からの「くにまもり」』

日刊SPA!

4759名無しさん:2020/09/15(火) 11:46:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcd77e697f1f23ca67b73188407234950afb48b1
菅自民党新総裁〜森山国対委員長の続投人事に疑問
9/15(火) 11:35配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月15日放送)にジャーナリストの有本香が出演。菅新総裁に決定した今回の自民党総裁選を振り返り解説した。

菅自民党新総裁〜党役員人事着手へ

自民党の菅新総裁は9月15日に行われる自民党の役員人事で、二階幹事長を続投させる意向を固めたと朝刊各紙が報じた。

飯田)党四役も顔ぶれが出ています。政調会長が細田派の下村博文さん、総務会長が麻生派の佐藤勉さん、そして選挙対策委員長は竹下派の山口泰明さん。森山国対委員長も続投となります。

役員人事〜コロナの危機状況のなかで国会空転させた森山国対委員長でいいのか

有本)党内での一種の論考考証的な力関係はさておき、森山国対委員長は内部ではいい仕事をしたと評価されています。この辺りは、国民の目線との違和感があると思います。あの国会対策でいいのかということです。

飯田)「けっこう譲っているではないか」とか。

有本)ほとんど国会は空転していましたよね。それが野党のやり方だったとも言えるのですが、いちばん直近のことを言うと、本当に日本は危機のなかにあったわけです。

飯田)コロナもそうだし。

有本)そのなかで国会が開かれている。そこで国民のため、特に直近の危機のために話し合うべきこと、決めるべきことを優先させる国会になっていたとは、とても言い難いと思います。

飯田)2〜3月の審議状況を見ると、コロナ対策をしなければならないということで、そういう質問をしていた野党議員もいましたが、中心は森友・加計問題と、桜を見る会でした。

有本)ひたすら野党に譲って、日本的に言えば波風を立てない。しかし国民から見れば、国会そのものは波風だらけという感じでした。疑問はありますが、そういう党役員人事になっています。

熱気なき圧勝、見えぬ国家像〜国家像を明確に打ち出した候補はいなかった

有本)一方、総裁選の行方を見ていて、新聞各紙でそれぞれ報じ方は違うのですが、朝日新聞が「熱気なき圧勝、見えぬ国家像」という見出しを掲げています。私も同じようなことを感じました。自民党のなかでは「頑張るぞ」と言って盛り上がるような、一種の熱気はあったのかも知れませんけれども、国民はそれを共有できるような雰囲気ではありませんでした。それぞれ3候補の討論を聞いていても、国家像を明確に打ち出したと言える候補はいなかったと言っていいと思います。それぞれ、そういう観点で論戦したというところも見えませんでした。

飯田)この国をどう率いて行くのか、という大きな話よりも、個別の具体的な政策論というところでした。

4760名無しさん:2020/09/15(火) 11:46:36
>>4759

地方票でも菅氏の圧勝〜党員投票をしても結果は同じ

有本)内政の話が多く、細かい話が多かったように見えました。世界がいまどう動いていて、そのなかで日本がどのように立って行くのかということをお話しになった候補はいませんでした。結果としては、菅新総裁の圧勝ということになり、党員投票をやらないことについてメディアがいろいろと言っていましたが、それぞれの都道府県連に割り当てられた地方票を見ても、菅さんの圧勝です。

飯田)菅さんが89票ですから、全体の6割以上になります。

有本)メディアは石破さんに「国民的人気が圧倒的にある」という描き方をしていたのだけれども、それは果たして正しかったのかということがあります。仮に党員投票をやったとしても、菅さんの勝ちは動かなかったように見えます。

飯田)各都道府県で、予備選的なものをやったにも関わらず。

有本)党員投票をやれば、石破さんが広く票を取るという予測もおかしかったのではないかと思います。そういう意味で、盛り上がりには欠けたという印象でした。

4761とはずがたり:2020/09/15(火) 13:41:29
田崎史郎氏、総裁選2位の岸田氏に「施し票24票が流れた」と指摘「安倍さんや麻生さんは石破さんを許さない」
スポーツ報知 / 2020年9月15日 10時3分
https://news.infoseek.co.jp/article/hochi_20200915-OHT1T50045/
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田崎史郎氏

 15日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)では、安倍晋三首相(65)の辞任表明に伴う自民党総裁選で菅義偉内閣官房長官が第26代総裁に選出されたことを報じた。岸田文雄政調会長が2位、石破茂元幹事長は3位だった。

 岸田氏が2位になったことに、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「施し票24票が岸田氏に流れた可能性がある」と指摘。

 「通常の総裁選である候補がかなり勝ちそうだとなると、バランス感覚が働いて弱い候補に20票前後が通常流れるんです。これが自民党総裁選の歴史なんです」とした上で「今回もっと特殊なのが、岸田さんを何とか生かしたいという気持ちが安倍総理や麻生副総理が強くて」と背景を説明。

 また「岸田さんが石破さんに負けて3位になると、次の芽がなくなると。一方で安倍さんや麻生さんは石破さんを許さないと。その感情なんですよ。どうしても岸田さんを3位から2位に引き上げたかった。そのために24票をまわしたということなんですね」と話した。

4762名無しさん:2020/09/15(火) 13:42:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/37b4cfa8c3624bca9f0de8c7acc6f140b2b3ee69
官房長官に加藤厚労相 派閥バランス型の自民新四役、午後決定
9/15(火) 11:17配信

 自民党の菅義偉新総裁(71)は15日、新たな官房長官に加藤勝信厚生労働相(64)=竹下派=を起用する方針を固めた。菅氏は16日の臨時国会で新首相に指名され、皇居での首相任命式と閣僚の認証式を経て新内閣が発足する。自民党は15日午後の臨時総務会で二階俊博幹事長(81)=二階派=の続投など新四役人事を正式に決める。

 閣僚人事では、麻生太郎副総理兼財務相(79)=麻生派、茂木敏充外相(64)=竹下派、赤羽一嘉国土交通相(62)=公明党、橋本聖子五輪担当相(55)=細田派=を再任させる方針を固めた。加藤氏の後任となる厚生労働相は、田村憲久元厚労相の再登板が有力だ。

 菅氏は官僚トップとなる事務の杉田和博官房副長官(79)も再任させる意向だ。

 党役員人事では、二階氏の続投と、政調会長に下村博文選対委員長(66)=細田派、総務会長に佐藤勉元総務相(68)=麻生派、選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)=竹下派=を起用する方針。森山裕国対委員長(75)=石原派、林幹雄幹事長代理(73)=二階派=を続投させ、幹事長代行に野田聖子元総務相(60)=無派閥、組織運動本部長に小野寺五典元防衛相(60)=岸田派=を起用する。

 菅氏は15日午後の臨時総務会の前に二階氏ら新四役を党本部に呼んで就任を要請する。総務会の承認を受けて、新四役はそろって記者会見に臨む。その後、菅氏は公明党の山口那津男代表と国会内で会談し、連立政権樹立の合意文書に署名する。

 菅氏は総裁選で「派閥均衡型人事」を否定してきたが、党役員人事では、自身を支持した5派閥に主要ポストを均等に割り振っており、バランスに配慮した形だ。【東久保逸夫、遠藤修平、野間口陽】

4763チバQ:2020/09/15(火) 18:13:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/610836d0a2d90460adac9efc921a2ac36336cea9
河野太郎総務相固まる
9/15(火) 15:35配信

 16日発足の新内閣で、総務相に河野太郎防衛相を充てる人事が固まった。政権幹部が15日、明らかにした。

https://this.kiji.is/678438045627909217
<速報>坂本哲志氏、初入閣へ
2020/9/15 12:05 (JST)9/15 12:10 (JST)updated
 自民党の菅義偉総裁は16日発足の新内閣で、坂本哲志元総務副大臣(69)=衆院熊本3区、当選6回=を入閣させる意向を固めた。熊本県選出国会議員の入閣は、2006年9月発足の第1次安倍内閣で農相を務めた故松岡利勝氏以来。

https://news.yahoo.co.jp/articles/443b99e6159fb2a6b825c7588643f17cfe12e213
岸信夫防衛相固まる
9/15(火) 15:37配信
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 16日発足の新内閣で、防衛相に岸信夫元外務副大臣を充てる人事が固まった。政権幹部が明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/663e8777d120294a1278c28c77ee946bbe4b6c11
官房長官に加藤厚労相 麻生財務相再任の方向 茂木外相、赤羽国交相続投・菅総裁
9/15(火) 12:03配信

 自民党の菅義偉総裁(官房長官)は15日、新内閣人事の焦点である官房長官に竹下派の加藤勝信厚生労働相(64)を起用する方針を固めた。

 茂木敏充外相(64)、赤羽一嘉国土交通相(62)は再任が固まり、麻生太郎副総理兼財務相(79)と橋本聖子五輪担当相(55)も再任の方向。二階派の平沢勝栄広報本部長(75)、石原派の坂本哲志元総務副大臣(69)の初入閣も内定した。自民党・政府関係者が明らかにした。

 加藤氏の後任の厚労相には石破派の田村憲久政調会長代理(55)を充てる案が有力。田村氏は厚労相経験があり、党で新型コロナウイルス対策の責任者を務めた。麻生派の河野太郎防衛相(57)は総務相で調整。岸信夫元外務副大臣(61)の防衛相起用が取り沙汰されている。

 事務方トップの杉田和博官房副長官(79)の続投も固まった。

 菅氏は15日、二階俊博幹事長(81)を続投させるなど党4役人事を決めた。政調会長に細田派の下村博文選対委員長(66)、総務会長に麻生派の佐藤勉・衆院憲法審査会長(68)、選対委員長に竹下派の山口泰明・党組織運動本部長(71)をそれぞれ起用。午後の臨時総務会で正式に決定した。

 二階派を率いる二階氏は総裁選でいち早く菅氏支持を打ち出し、圧勝の流れを主導した。細田、麻生、竹下の3派も菅氏を支援した。菅氏が二階氏を中心に4派の幹部を党運営の柱と位置付けた形だ。

4764チバQ:2020/09/15(火) 18:16:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/02edaf04c69379d24abec359bc3b6a9c4c156efb
元法相・上川氏が入閣へ 新閣僚人事
9/15(火) 15:56配信
 自民党の菅義偉新総裁は16日発足の新内閣で、上川陽子元法相=岸田派=を入閣させる方針を固めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1e1000da7e9974902270be4b180252bf3d57d16
平沢勝栄、坂本哲志氏の入閣固まる
9/15(火) 11:27配信

 16日発足の新内閣で、自民党の平沢勝栄広報本部長、坂本哲志元総務副大臣の入閣が固まった。

4765名無しさん:2020/09/15(火) 19:21:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/73151478acf25b0f73e009a8926fc651462ac209
「岸田氏を2位にしたい、石破氏を3位にしたい実力者」の存在か 自民党総裁選、菅氏陣営から動いた“20票“のナゾ
9/15(火) 13:17配信

 きのう投開票が行われた自民党総裁選。総裁に選出された菅氏が400票近くを固めたとの事前の票読みもあったが、蓋を開けてみれば、それよりも20票あまり少ない377票。この差分が、実は菅氏から岸田氏に動いた票ではないかとの見方が広がっている。

■「来年を見据えたドロドロした権力闘争」

 テレビ朝日政治部の官邸キャップ・吉野真太郎記者は「石破さんも岸田さんも、結果だけを見れば完膚なきまでの負け方だ。しかし、総裁選は勝ち方だけでなく、負け方も重要だ。我々の票読みでは、石破陣営は69だったので、これは議員票も地方票もぴったりだった。ということは、菅さんに投票すると思われていた人の20人くらいが岸田さんに流れたということだ。そして、この20票がなければ2位と3位は逆転していたことになる。つまり、菅陣営の中に、石破さんを2位にしたくない人、あるいは、岸田さんに“次の目”を残すことを意図した人たちがいたということだ。これは来年を見据えたドロドロした権力闘争、政局的な動きだ」と話す。

 元産経新聞政治部長で政治ジャーナリストの石橋文登氏も「吉野さんのおっしゃる通り、岸田さんを2位に、石破さんを3位にしたい勢力がいたということだ。ただ、国会議員票を流すのは、そう簡単なことではない。候補者が本当に競っている時には、議員たちが投票台で名前を書いているときの書き順や画数をチェックすることもある。そして、国会議員はお喋りが多いので、すぐにバレてしまう。そういう中で子分に口を割らせず、“岸田”と書かせることができる有力政治家はそんなにいない。麻生さんだったら漏れる(笑)。パッと思い付くのは、二階さん、菅さん、あるいは森山さんあたりだが、二階さんは勝ちにいく時には情け容赦ないからそういうことはしないだろうし、菅さんもやるわけがないと思う。実は安倍さんだったという可能性もある」と語った。

 無派閥である菅新総裁を支える“菅グループ”の中核をなすといわれる「ガネーシャの会」メンバーで経済産業副大臣の牧原秀樹衆院議員は「今回は揺るぎなく菅官房長官だったが、私も無派閥なので、1期目の時の総裁選では“誰にしようかな”と迷ったこともある。“中高の先輩だから”とか、“あの時お世話になった”とか、“この人とは政策が合う”とか、投票の理由は色々あると思うが、ある議員は“直接電話をくれたらコロッと来てしまって入れちゃうんだけどな。でも電話は来なかったな”という話をされていた。つまり、派閥がこの人にと決めたからといっても、最終的には1人の議員として直前に揺れることはあり得る。むしろ、全然いいと思っていないのに派閥で言われたから入れるというよりは、その方が健全ではないかと思う。例えば、菅先生は大阪の方(維新)と仲が良いので、そうでない大阪出身の自民党議員の中には、“なかなかつらい”という方もいるという話もある。今回も、そういった様々な理由から、菅さんではなく岸田さんに入れようと考えた議員がいたということかもしれない」とした。

4766名無しさん:2020/09/15(火) 19:22:35
>>4765

■厳しい状況に追い込まれた石破元幹事長

 一方、3位となった石破氏は、強いとされていた地方票でも、菅氏に差をつけられる結果となっており、今後を心配する声もある。

 吉野記者は「岸田さんは国会議員票で低迷したものの、“あの石破さんを破った”という形を作ることはできたという意味ででは、分のある負け方だった。しかし石破さんは、地方票でも菅さんの半分しか取れなかった。そもそも石破さんの“ビジネスモデル”は安倍総理のアンチを受け皿にした、野党的なものだった。ところがその安倍さんが突然退陣し、菅さんが先制攻撃で一気に勝負を決めてしまった。愚直なところや、地方重視という点で石破さんと菅さんは“キャラ被り”もある。この新たなライバルに対し、石破さんは戦術を組み立て、陣容を整える間もなかった。菅さんは“豊臣秀長が好き”とおっしゃっていたが、むしろ織田信長亡き後の豊臣秀吉そのものだったと思う。石破陣営のある人は意気消沈気味に“来年までモチベーションが保てない”と話していたが、状況はかなり苦しいと思う」と話す。

 石橋氏も「しんどいと思う。これまでに総裁選に4回出ているが、議員票は出る度に減っていた。これはどういうことなのか。精力的に地方を回るので地方票は集めるが、同じ努力をなぜ議員に対してもしないのかと思う。今まで支えていた19人の水月会(石破派)メンバーも、“次も石破でいきます”と本当に言うのかどうか。次の総裁選は黄色信号ではないか。小池都知事と組んで新党結成となってもおかしくはない」との見方を示した。

 牧原議員は「私は自民党青年局長の仲間たちと“ぜひ党員投票をしてくれ”ということで議員150人分の署名も集めた。やはり1カ月、2カ月余分に時間がかかったとしても、きちんとした総裁選挙をやって欲しかった。結局、安倍総理の突然の辞任という自民党内の事情によって、全ての党員による予備投票を行う形になったが、やはり準備が整っていた方、あるいは20人以上の派閥の親分しか出にくい状況だった。来年行われる任期終了に伴う総裁選は若手や女性の方が挑戦できるものにして、自民党には次の人材もいるんだということを見せていく必要があると思う」と指摘した。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

4767チバQ:2020/09/15(火) 20:05:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091401072&g=pol
「派閥の重荷」前途多難 菅自民総裁、看板倒れ憂慮も―識者
2020年09月15日07時12分


 自民党総裁選で圧勝した菅義偉官房長官は、「地方出身・たたき上げ」「非世襲・無派閥」が金看板だが、専門家は「独自色を出すのは容易でない」と指摘。国政運営には苦労が多いと予測する。
 「この勝ち方は危うい」。そう話すのは自民党政治に関する著作も多い一橋大の中北浩爾教授(日本政治史)。「派閥主導で勝利の流れがつくられたが、配分ポストの数は限られる。難しい組閣作業になる」と指摘する。岸田氏が2位となった結果も「石破氏をつぶすため誰かの意向が働いたのではないか」と推測し、派閥の力学が強く作用した選挙戦だったと振り返った。
 政権運営では「党内基盤が弱い以上、世論を味方に付けないといけない」とし、苦労人を印象付けたり、若手登用による世代交代や改革色を打ち出したりして、国民にアピールする手法を予測。「一番の後ろ盾は選挙の勝利。タイミングは今しかないのでは」と、解散総選挙が近いとの見方を示した。
 鳥取県知事や総務相を務めた片山善博早稲田大大学院教授も「勝ちすぎ。人事の不満は不協和音の元になる」と指摘。地方票まで雪崩を打った選挙結果は「匿名性の高い党員投票がなくなり、にらまれないよう勝ち馬に乗ろうとする意識が強く働いたからでは」と分析する。
 地方出身を売りにする菅氏だが、片山教授は「実績というふるさと納税やGo Toキャンペーンは、税金頼みで持続可能性がない。真に地方の底力を引き出すものではない」と厳しく評価。組閣についても「派閥均衡の上、世襲議員が多い顔ぶれになりかねない。偶像化されてきたイメージが剥がれる結果にならなければいいが」と懸念した。人事を中心とした官邸主導については「菅氏の力の源泉で変わらない」と予測。「官僚の息苦しさはさらに続くだろう」と憂慮した。

4768チバQ:2020/09/15(火) 20:11:00
https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150017-n1.html
橋本聖子五輪相再任へ
2020.9.15 12:59政治政策
菅政権発足
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首相官邸入りする橋本聖子五輪担当相・女性活躍担当相=15日午前、首相官邸(春名中撮影)
首相官邸入りする橋本聖子五輪担当相・女性活躍担当相=15日午前、首相官邸(春名中撮影)

 自民党の菅義偉新総裁は15日、橋本聖子五輪相を再任する方針を固めた。来夏に東京五輪・パラリンピックが延期されたことを受け、大会準備を継続して担わせる狙いがあるとみられる。

https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150018-n1.html
「大阪万博担当相」設置へ
2020.9.15 13:43政治政局
菅政権発足
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2025年大阪・関西万博の公式ロゴマーク
2025年大阪・関西万博の公式ロゴマーク

 2025年の大阪・関西万博開催に向け、万博担当相が新たに設置されることが15日、分かった。政府高官が明らかにした。

 自民党は昨年1月、万博開催に向けた大阪・関西万博推進本部(本部長・二階俊博幹事長)が、閣僚増員による専任の万博担当相設置などを求める提言をまとめている。

4769チバQ:2020/09/15(火) 20:12:03
https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150045-n1.html
【自民4役の横顔】二階幹事長 通算在職日数最長、党内掌握する政治手腕
2020.9.15 18:56政治政策
菅政権発足
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 記者会見する自民党の二階幹事長=15日午後、東京・永田町の党本部
 記者会見する自民党の二階幹事長=15日午後、東京・永田町の党本部

 自民党総裁選では他派閥に先駆けて菅義偉(すが・よしひで)官房長官支持を打ち出し、勝利の流れを作った。平成28年8月の幹事長就任以来、党運営の要として一貫して安倍晋三政権を支えてきた。

 今年9月8日には通算在職日数が「政治の師」と仰ぐ田中角栄元首相を抜いて歴代トップに。81歳と高齢で常に交代論がくすぶるが、党内きっての老練な党内掌握術ではね返し再任となった。

https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150044-n1.html
【自民4役の横顔】下村政調会長 文教行政に精通、保守派のベテラン
2020.9.15 18:57政治政策
菅政権発足
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記者会見する自民党の下村政調会長=15日午後、東京・永田町の党本部
記者会見する自民党の下村政調会長=15日午後、東京・永田町の党本部
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 選対委員長から横滑りとなった。自民党最大派閥、細田派(清和政策研究会)の保守派ベテランで、文部科学相を務めるなど文教政策に精通。党憲法改正推進本部長を務めた際には、改憲議論に消極的な野党について「職場放棄」と発言し、反発を招くなど軽率な発言も少なくない。

 父親を交通事故で亡くして奨学金で大学を卒業、苦学した経験から遺児支援にも取り組む。

4770チバQ:2020/09/15(火) 20:12:48
https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150046-n1.html
自民4役の横顔】佐藤総務会長 野党にパイプ、頼れる「サトベン」
2020.9.15 18:59政治政局
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 記者会見する自民党の佐藤総務会長=15日午後、東京・永田町の党本部
 記者会見する自民党の佐藤総務会長=15日午後、東京・永田町の党本部

 国対委員長を3期務めるなど、調整力の高さには定評がある。その経験から、なかなか開催に応じない野党との「パイプ」を期待されて衆院憲法審査会長にも就任、国会における頼れる存在というのが周りの評価だ。

 後輩の面倒見も良く、敬愛を込めて「サトベン」の愛称で親しまれている。裏方気質で、発信力には物足りなさも。ゴルフは政界有数の腕前だ。
https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150047-n1.html
【自民4役の横顔】山口選対委員長 ガス業界顔役、党の「宴会部長」
2020.9.15 19:01政治政策
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記者会見する自民党の山口選対委員長=15日午後、東京・永田町の党本部
記者会見する自民党の山口選対委員長=15日午後、東京・永田町の党本部

 自民党の党員拡大を指揮する組織運動本部長を異例の約5年務め、支援団体との関係強化に取り組んできた。地元でガス会社の役員を務めていたこともあり、今もガス業界では顔役。平成8年衆院初当選同期で同い年の菅義偉(すが・よしひで)官房長官とは関係が深く、次男が菅氏の秘書を務めたこともある。

 飲み方が豪快で誰とでも打ち解ける党の「宴会部長」といわれるが、飲み過ぎを心配する声も。

4771名無しさん:2020/09/15(火) 22:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/694e7627d296c282d6b9f91bd52283a3a255149c
自民党役員人事、二階幹事長と森山国対委員長が再任
9/15(火) 14:29配信

自民党は15日、臨時総務会を開催し、党執行部の役員人事を発表した。

二階俊博幹事長(81)と森山裕国会対策委員長(75)が再任され、総務会長に佐藤勉元総務相(68)、政務調査会長に下村博文元文科相(66)、選対委員長に山口泰明元内閣府副大臣(71)が就任した。

総裁選でいち早く菅支持を表明した二階派率いる二階氏、森山氏(石原派)、下村氏(細田派)に菅義偉新総裁と衆院で当選同期の佐藤(麻生派)、山口氏(竹下派)と、主要ポストは総裁選で菅氏を支持した5派閥から、それぞれ起用された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7236353eb52ce8a624820013793dc33d523f8b5a
自民4役の横顔 二階幹事長 通算在職日数最長、党内掌握する政治手腕
9/15(火) 19:10配信

 自民党総裁選では他派閥に先駆けて菅義偉(すが・よしひで)官房長官支持を打ち出し、勝利の流れを作った。平成28年8月の幹事長就任以来、党運営の要として一貫して安倍晋三政権を支えてきた。

 今年9月8日には通算在職日数が「政治の師」と仰ぐ田中角栄元首相を抜いて歴代トップに。81歳と高齢で常に交代論がくすぶるが、党内きっての老練な党内掌握術ではね返し再任となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2bedeac06c717e2eab9cb9479c73cbf291379a9e
「自民党に対する偏見」二階幹事長、党役員人事は論功行賞との指摘を否定
9/15(火) 16:10配信

 さきほど自民党の新役員による共同記者会見に出席した二階幹事長が、党の新たな役員人事の評価について「菅氏を支持した5派閥からバランスよく役員が登用されているが、派閥均衡、論功行賞型の人事と受け止められるのでは」との指摘を受け「マスコミは得てしてそんなことを言いたがるわけだが、我々は論功行賞なんてことは露ほども思っていない。我々は菅さんを一生懸命支持した。支持はしたが、論功行賞でもって仕事をもらうとか、役割を新総理からいただくとか、そんなことは全く期待していない。事実、そんなことは全くない」と述べたうえで「それはマスコミの皆さんがずっと頭の中に刷り込んでいる自民党に対する偏見だ。論功行賞なんてありません」と話し、論功行賞にあたるのでは、との指摘を真っ向から否定した。(ANNニュース)

4772名無しさん:2020/09/15(火) 22:01:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/b121466741fa0c16ccc6c27c35a3f4407f566056
解散は総裁と相談 自民二階幹事長
9/15(火) 16:15配信

 自民党の二階俊博幹事長は15日、党四役就任の記者会見で、早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰されていることについて、「首相自身が判断することだ」とした上で、「解散は重大な政治問題だ。(菅義偉)新総裁とも十分、日常から意見を交わしながら円満な党運営に腐心していきたい」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e702bb4881fa8de70cc5fcb5a102d1df1fe13a63
二階幹事長、解散は「首相自身が判断」…菅新総裁はコロナ対策に意欲
9/15(火) 16:23配信

 自民党の二階幹事長ら新執行部は15日午後、党本部で記者会見を行った。

 二階氏は、衆院の解散・総選挙について、「首相自身が判断することであり、私の方から特に意見を申し上げることはない」と述べるにとどめた。

 二階氏は「解散は重大な政治問題であり、(菅)新総裁とも十分、日常から意見を交わしながら、円満な党運営に腐心していく」とも語った。

 これに先立ち、菅新総裁(官房長官)は15日午後、党本部での総務会で、新型コロナウイルスの感染拡大に全力で取り組む考えを強調し、「この危機を乗り越えて、国民の皆さんに信頼される政府を作り上げていきたい」と意欲を語った。

 菅氏は「役所の縦割り、既得権益、悪しき前例主義、こうしたものを打破して規制改革を含めて国民のために働く内閣を作っていきたい」とも述べた。

4773名無しさん:2020/09/15(火) 22:01:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/0db12a9ec195d7bcae95f5d2e1466c047539a5fc
日本自民党は「安倍・麻生体制」から「菅・二階体制」へ
9/15(火) 16:58配信

菅義偉自民党新総裁が就任し7年9カ月間にわたり強固だった自民党内の権力構造にも本格的な変化が予想される。

菅政権で位置づけが最も強固になったのは二階俊博幹事長だ。東京のある消息筋は15日、「菅総裁の流れを作る決定的な役割をした二階幹事長の存在感が相当に大きくなるだろう」と話した。

前日TBS「ニュース23」の星浩キャスターは「いままで自民党政権は安倍・麻生体制だったが、菅・二階体制に変わる。麻生氏が副総理・財務大臣を続けるとしても影響力が少しずつ下がってくるだろう」と話した。彼は麻生氏と菅氏・二階氏はそりが良くないとも指摘した。

これまで麻生太郎副総理は名実ともに安倍政権のナンバー2であり実力者として君臨してきた。安倍首相は最近月刊誌のインタビューで、麻生氏は永遠の盟友であり、心を開いて話せる相手だと打ち明けることもした。

実際に安倍首相が先月辞意を表明する前に麻生氏に首相再登板を打診したとの報道もあった。

しかし菅氏が新総裁となり実力者麻生氏の存在感も変わりそうだ。二階幹事長率いる二階派は党内4番目の規模の派閥だが最初に菅氏支持を宣言し残り3派閥が後を追う形に持ち込んだ。麻生氏が率いる麻生派など3派閥が二階派を除いて「菅氏支持」の記者会見を行ったのはそれだけ二階派を牽制しているものという傍証でもある。

また別の消息筋は、「二階幹事長は韓国・中国など周辺国との外交チャンネルがしっかりしている。菅氏は内政には詳しいが、外交には疎いので外交問題は二階幹事長と多く相談することになるだろう」とも予想した。

菅体制の自民党権力構造も徐々に輪郭が現れている。この日発表する自民党役員人事で菅氏は党4役を各派閥にまんべんなく配分する人事案を発表した。

菅氏は二階派の二階幹事長と森山裕国対委員長の留任を最初に決めた。続いて政調会長には細田派の下村博文氏、総務会長には党内第2派閥である麻生派の佐藤勉元総務相、選挙対策委員長には竹下派の山口泰明衆議員を起用すると発表された。

16日に確定する閣僚人事に対しては麻生財務相兼副総理を留任し、茂木敏光外相、赤羽一嘉国土交通相、橋本聖子五輪担当相も留任が確実視されている。

関心が集まる官房長官の後任には加藤勝信厚生労働相が有力視されている。加藤氏は安倍首相の側近としても知られている。

菅氏は2009年に無派閥になってから自ら「脱派閥」を主張してきた。しかし皮肉にも今回の選挙で総裁に当選したのは派閥の積極的な支持があったためだ。

派閥は支持にともなうポスト配分に露骨な欲を示している。朝日新聞は「(菅氏の)脱派閥はマスコミ向け」(麻生派幹部)、「衆参合わせて閣僚4ポストは確保したい」(細田派幹部)など派閥内部の声を伝えた。

4774チバQ:2020/09/15(火) 22:14:00

厚生労働大臣とコロナ担当相を決めるのが先じゃないのか・・・?

4775チバQ:2020/09/15(火) 22:21:12
>加藤氏の後任の厚労相には、石破派の田村憲久・元厚労相(55)を再登板
決まってたか
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b94addec0744ff614b7c5fbea7876c75f0bbc76
国家公安委員長に小此木八郎氏
9/15(火) 22:08配信
 16日発足の新内閣で、小此木八郎元国家公安委員長の再入閣が固まった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dac126d02dd47fecf1bd3e3895f2620f79f7498c
行革相に河野氏、防衛相に安倍首相実弟の岸氏…菅新政権の全容固まる
9/15(火) 22:03配信

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読売新聞オンライン
 自民党の菅義偉総裁(官房長官)は16日召集の臨時国会で第99代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。新政権の全容はほぼ固まり、官房長官に加藤勝信厚生労働相(64)、行政改革相に河野太郎防衛相(57)を起用する。麻生太郎副総理兼財務相(79)は再任し、安倍首相の実弟の岸信夫・元外務副大臣(61)を防衛相で初入閣させる。

 加藤氏は、安倍内閣で官房副長官を務めた。政策全般に明るく、実務能力にも定評がある。菅氏は新型コロナウイルスへの対応を新政権の最優先課題と位置づけており、厚労相を務めた加藤氏の起用で万全の体制を整えたい考えだ。

 菅氏は組閣について「規制改革を徹底してやりたいので、改革意欲のある人を中心に進めたい」と明言しており、行革相には発信力もある河野氏が適任と判断した。麻生氏は2012年末の第2次安倍内閣発足以降、安倍内閣を政権の屋台骨として支えており、引き続き要職に起用し、政権基盤の安定を図る狙いがある。

 茂木敏充外相(64)、梶山弘志経済産業相(64)、萩生田光一文部科学相(57)、西村康稔経済再生相(57)、公明党の赤羽一嘉国土交通相(62)、小泉進次郎環境相(39)、橋本聖子五輪相(55)は再任する。

 加藤氏の後任の厚労相には、石破派の田村憲久・元厚労相(55)を再登板させ、武田良太国家公安委員長(52)は総務相に横滑りさせる。上川陽子・元法相(67)は法相で再入閣する。デジタル分野を担当する閣僚に平井卓也・元科学技術相(62)を充てる。

 平沢勝栄・元内閣府副大臣(75)は復興相、野上浩太郎・前官房副長官(53)は農相、坂本哲志・元総務副大臣(69)は1億総活躍相で、それぞれ初入閣する。井上信治・元環境兼内閣府副大臣(50)は、新たに創設された大阪・関西万博の担当相として初入閣する。

 一方、自民党は15日、新たな党役員人事を決めた。二階俊博幹事長(81)が続投し、総務会長に佐藤勉・元総務相(68)が就いた。政調会長に下村博文選挙対策委員長(66)、選挙対策委員長に山口泰明組織運動本部長(71)をそれぞれ充てた。森山裕国会対策委員長(75)も続投した。

 5氏は、総裁選で菅氏を支持した5派閥にそれぞれ所属しており、枢要なポストを各派に割り振ることで、派閥間のバランスを考慮したとみられる。

 菅総裁は16日午後の衆参両院の本会議で首相に指名され、同日中に皇居での首相親任式、閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。

4776チバQ:2020/09/15(火) 22:21:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/915584d4317b1ed75205ba3f10f461f879db79b1
菅氏の盟友…真価問われる「選挙巧者」 自民選対委員長に山口泰明氏
9/15(火) 20:11配信

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産経新聞
山口泰明氏(春名中撮影)

 15日に発足した自民党の新執行部に、山口泰明衆院議員(埼玉10区)が選対委員長として名を連ね、初の党四役入りを果たした。遠くない将来の次期衆院選を見据え、「選挙巧者」の真価を問われることになる。

【写真】中学3年のクラス写真での菅義偉氏(上段中央)

 山口氏は、菅義偉新総裁とは「盟友中の盟友」(山口氏)の間柄で、今回の総裁選では菅氏の選挙対策本部で事務総長を務めた。

 菅氏とは当選同期でもあり、政治家を志す次男を菅氏の事務所に預けるほど関係は深い。山口氏周辺は「2人とも県は違えど農村部の出身だ。自然と通じる部分があったのではないか」と話す。

 衆院当選7回の山口氏は入閣適齢期でもあり、地元では閣僚への起用を待望する声は根強かった。

 とはいえ、新政権への評価が問われる次期衆院選の陣頭指揮をほぼ確実に担う立場とあって、その責任は極めて重い。

 山口氏を初当選以来支援し続けている地元後援会の小谷野博司さん(83)は、平成21年の衆院選で山口氏が旧民主党候補に敗れた経験に触れ「落選した経験もあり、選挙の酸いも甘いも知っている。選対委員長にこれほど適任の人物はいない」と期待を語る。

 「人を立て、相手の話をよく聞くのが私のカラーだ。全国の意見を聞きながら選挙対策に生かしていきたい」

 山口氏は15日の記者会見でこう意気込んだ。(竹之内秀介)

4777チバQ:2020/09/15(火) 22:22:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/123d995eb3b874128213244fa71099967f085839
菅内閣、16日発足 官房長官に加藤氏、河野氏は行政改革担当相に横滑り
9/15(火) 21:51配信

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毎日新聞
(左上から時計回りに)菅義偉総裁、二階俊博幹事長、森山裕国対委員長、山口泰明選対委員長、佐藤勉総務会長、下村博文政調会長

 自民党の菅義偉総裁(71)は16日、臨時国会で第99代首相に選出される。菅氏はその後、直ちに組閣に着手し、同日中に自民、公明両党連立による菅内閣を発足させる。菅氏は閣僚人事で官房長官に加藤勝信厚生労働相(64)=竹下派=を起用する。河野太郎防衛相(57)=麻生派=を行政改革担当相に横滑りさせ、河野氏の後任の防衛相に安倍晋三首相の実弟の岸信夫元副外相(61)=細田派=を初入閣させる。新設するデジタル担当相には平井卓也前IT担当相(62)=岸田派=を起用する。

 16日午前の臨時閣議で第4次安倍再改造内閣は総辞職する。菅氏は同日午後、衆参両院本会議で行われる首相指名選挙で、首相に選出される。その後、首相官邸で公明党の山口那津男代表と党首会談を行い、組閣本部を設置。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、新内閣が発足する。

 菅氏は15日の自民党総務会のあいさつで、新型コロナウイルスの感染拡大に言及し、「この危機を乗り越えて国民に信頼される政府を作り上げていきたい」と強調。「そのためには役所の縦割り、既得権益、そしてあしき前例主義を打破して規制改革を進めて働く内閣を作っていきたい」と述べた。

 初入閣組では、岸氏のほか、新設する万博担当相に井上信治元副環境相(50)=麻生派=を充てる。平沢勝栄・自民党広報本部長(75)=二階派=は復興相に起用する。野上浩太郎元官房副長官(53)=細田派=は農相に就任する。坂本哲志元副総務相(69)=石原派=は1億総活躍担当相に起用する。

 加藤氏の後任の厚労相には田村憲久元厚労相(55)=石破派=が固まった。また、上川陽子元法相(67)=岸田派=は法相に起用する方針で、2014、17年に続き3度目となる。総務相には武田良太国家公安委員長(52)=二階派=を横滑りさせる。

 第4次安倍再改造内閣に続く再任は、麻生太郎副総理兼財務相(79)=麻生派▽茂木敏充外相(64)=竹下派▽萩生田光一文部科学相(57)=細田派▽赤羽一嘉国土交通相(62)=公明党▽西村康稔経済再生担当相(57)=細田派▽橋本聖子五輪担当相(55)=細田派▽梶山弘志経済産業相(64)=無派閥▽小泉進次郎環境相(39)=無派閥――が固まった。西村氏は引き続き、新型コロナウイルス対策も担当する。

 首相官邸の事務方については、官僚トップの杉田和博官房副長官(79)、菅氏側近の和泉洋人首相補佐官(67)、外交安保政策を取り仕切る国家安全保障局(NSS)の北村滋局長(63)を再任する意向だ。安倍首相側近の今井尚哉首相補佐官兼秘書官(62)は内閣官房参与に起用する方針だ。【東久保逸夫、野間口陽】

4778チバQ:2020/09/15(火) 22:24:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3b5cc4d6625efbb5b93aa730b51a9a838b9a34b
官房副長官に坂井学元副総務相 岡田直樹副長官は再任
9/15(火) 21:47配信

毎日新聞
 菅義偉総裁は官房副長官(衆院)に坂井学元副総務相(無派閥)を起用する方針を固めた。官房副長官(参院)の岡田直樹副長官(細田派)は再任させる意向を固めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3300fa8f1fde602f9ff2001ec71d02f3fb6a8b68
梶山弘志経産相は再任 無派閥 菅総裁、方針固める
9/15(火) 21:42配信



 自民党の菅義偉新総裁は16日発足の新内閣で、梶山弘志経済産業相(無派閥)を再任させる方針を固めた。

4779チバQ:2020/09/15(火) 22:37:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/6336e47806b92ab2bfa25201b0d73e60f7e8ef65
菅内閣、陣容固まる 官房・加藤氏 行革・河野氏 防衛・岸氏
9/15(火) 21:31配信

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産経新聞
官邸に入る菅義偉官房長官=15日午後、首相官邸(春名中撮影)

 自民党の菅義偉総裁(71)が16日に発足させる菅内閣の陣容が固まった。官房長官に加藤勝信厚生労働相(64)を起用する方針を固めた。河野太郎防衛相(57)は、菅氏が特に力を入れる行政改革担当相に登用する。防衛相には岸信夫元外務副大臣(61)を起用する。菅氏は16日召集の臨時国会で、衆参両院の首相指名選挙を経て第99代首相に選出される。

 菅氏は15日の党臨時総務会で「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、社会経済活動を両立をさせる。国民の安全・安心を一日も早く取り戻すのが私の使命だ」と述べた。

 閣僚人事ではこのほか、総務相に武田良太国家公安委員長(52)を横滑りさせるほか、麻生太郎副総理兼財務相(79)、茂木敏充外相(64)、萩生田光一文部科学相(57)、梶山弘志経済産業相(64)、小泉進次郎環境相(39)、橋本聖子五輪相(55)、赤羽一嘉国土交通相(62)、西村康稔経済再生担当相(57)を再任する。

 過去に務めた同じポストへの再登板も目立ち、法相に上川陽子元法相(67)、厚労相に田村憲久元厚労相(55)を起用する。菅氏が「デジタル庁」の創設を掲げていることを踏まえ、デジタル担当相に平井卓也元IT担当相(62)を充てる。

 また、農林水産相に野上浩太郎元官房副長官(53)、復興相に平沢勝栄前広報本部長(75)、2025年大阪・関西万博を担当する万博担当相に井上信治元内閣府副大臣(50)、1億総活躍担当相に坂本哲志元総務副大臣(69)を初入閣させる。

 官僚トップの杉田和博官房副長官(79)と北村滋国家安全保障局長(63)は再任する。

 党役員人事では、二階俊博幹事長(81)と森山裕国対委員長(75)が再任。総務会長に佐藤勉元総務相(68)、政調会長に下村博文選対委員長(66)、選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)を起用した。

 このほか、組織運動本部長に小野寺五典元防衛相(60)、党広報本部長に丸川珠代元五輪相(49)、青年局長には女性初の牧島かれん衆院議員(43)を起用。幹事長代行は野田聖子元総務相(60)を充て、林幹雄幹事長代理(73)は再任した。

4780チバQ:2020/09/16(水) 09:21:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eccf6eb894ccb4ae2e7da35dda154c39f6892c9
消去法の加藤氏起用 論功行賞、派閥均衡の党人事 菅自民総裁
9/16(水) 7:13配信
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参院予算委員会の前に言葉を交わす菅義偉官房長官(左)と加藤勝信厚生労働相=4月30日、国会内
 新内閣の閣僚人事で焦点となった官房長官ポストに厚生労働相の加藤勝信氏が内定した。

【国会議員情報】加藤 勝信(かとう かつのぶ)氏

 選定の過程では複数候補が取り沙汰されたが、いずれも決め手に欠けるなど、最後は消去法で決まったとの見方が強い。一方、自民党役員人事は総裁選で菅義偉総裁を支持した5派閥のベテランを均等に配置する論功行賞の色がにじんだ。

 「私で良ければやらせていただきます」。加藤氏は15日夜、東京都内のホテルで菅氏から官房長官就任を打診され、こう応じた。会談後、加藤氏は記者団に「菅長官と同じようなことはできないと思ったが、できる限り努力をしたい」と語った。

 官房長官人事をめぐっては加藤氏のほか、個人的なつながりの強い森山裕国対委員長、菅氏が師事した故梶山静六元官房長官の長男、梶山弘志経済産業相や、安倍晋三首相の側近で細田派の萩生田光一文部科学相らの名が挙がっていた。

 全体の人事では安定した国会運営に定評のある森山氏の国対委員長再任が早々に固まった。梶山氏に関しては官邸での経験がなく、調整力を不安視する向きもあり、官房長官就任の線が消えたとされる。

 菅氏は官邸の事情に精通する官房副長官経験者の萩生田氏や加藤氏を軸に検討。ただ、細田派が萩生田氏の起用を求めていたため、「受け入れれば派閥人事と言われる」(竹下派中堅)との指摘もあり、萩生田氏も候補から外れた。

 無派閥グループで菅氏側近として知られた河井克行前法相と菅原一秀前経済産業相は、いずれも「政治とカネ」の問題を引きずり、表舞台に姿を見せていない。結局、菅氏は官房副長官として自らに仕え、そつのない仕事ぶりに定評がある加藤氏に白羽の矢を立てた。

 加藤氏は竹下派に所属しているものの派閥のイメージが薄い。菅氏にとって「派閥にとらわれない人事」との印象を打ち出すのに好都合という事情ものぞく。

 一方、党幹部ポストは派閥に配慮。幹事長は二階派、総務会長は麻生派、政調会長は細田派、選対委員長は竹下派、国対委員長は石原派と見事に総裁選の菅氏陣営5派閥から均等に配置した。無派閥で党内基盤の弱い菅氏としては派閥の意向を無視できない。

 ただ、こうした見方は政権のイメージダウンにつながりかねず、党内には警戒する空気も漂う。二階俊博幹事長は新執行部発足後初の記者会見で語気を強めてこう反論してみせた。「われわれは菅氏を一生懸命支持したが論功行賞は全く期待していない。それは自民党に対する偏見だ」。

4781チバQ:2020/09/16(水) 09:22:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c0a15a7b06b16a352d5301810daecec832618df
「庶民の暮らし分かる」 非世襲宰相に期待 「視野の狭さ」「意固地」懸念も
9/16(水) 7:10配信
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官房長官会見で笑顔を見せる菅義偉氏=14日午前、首相官邸
 自民党総裁となった菅義偉氏が16日、次期首相に指名される。

 無派閥、非世襲で「たたき上げ」議員の宰相誕生に、地方出身の会社経営者らは「庶民の暮らしが分かる」などと期待の声を上げる一方、有識者は「視野が狭く、意固地になる可能性がある」と懸念する。

 菅氏は上京後、働いて学費を稼ぎ法政大に進み、衆院議員秘書などを経て横浜市議から国政に進出。地元町議だった父を持つ菅氏だが、父が地方の首長や国会議員ではない党総裁の首相は海部俊樹氏以来初めてになる。

 熊本県の中学卒業後に集団就職し、働きながら夜間の専門学校に通った会社社長の竹森要さん(75)=千葉県鎌ケ谷市=は、菅氏と自らの境遇を重ね「すごく誇りに思う」と声を弾ませる。「ぜいたくが当たり前の人と違い、庶民の暮らしを分かっていると思うので生活に直結する政治をしてくれるのではないか」と期待を寄せた。

 アルバイトで生活費を賄う東京都立大3年の男子学生(21)も「お金がない学生の気持ちが分かるかもしれない」とし、「親の経済力で教育に格差が出ないよう、若者の未来を考えた政策を考えてほしい」と求めた。

 御厨貴東京大名誉教授(日本政治史)は、「問題点を把握するのがものすごくうまい」と菅氏を評する。携帯電話の料金引き下げに意欲を示すのも、「少し高過ぎるのではないかと誰もが思っていても政治の問題にする発想は普通出ない。たたき上げだから、国民目線で『これはおかしい』と思える」と語る。

 一方、御厨氏は「地方の現場を知っているから内政は強いが外交、防衛に関して経験がない。そこをどう補強していくかが一番大きな課題だ」と指摘。一般論として「たたき上げの人はどちらかというと、現実主義で堅実だが視野が狭い」と述べ、「頼むところは自らの力なのでやり方にこだわる。言われても変えず意固地になる可能性がある」との懸念を示した。

4782チバQ:2020/09/16(水) 09:23:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/952b439b52baa1f08b7f207cdfd72c1ea061aaa5
菅氏「俺はつくるほう。壊すのは河野」 安全運転と突破力の布陣
9/15(火) 23:42配信
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河野太郎防衛相=8日午前、首相官邸(春名中撮影)
 自民党の菅義偉総裁が初めて取り組む組閣と党役員人事には、派閥均衡やベテランを重視する「安全運転」が目立つ一方で、改革を進める「突破力」を同居させる一面ものぞかせた。

【図で見る】自民党の新たな勢力図

 ■7派の勢力応じ…ポスト配分

 官房長官に起用する加藤勝信厚生労働相は、安定した答弁や実務能力に定評がある。ただ、一部には加藤氏が旧大蔵省出身で、菅氏が重視する「省庁の縦割り打破」が実行できるか懸念する声もあった。

 加藤氏は平成24年の第2次安倍政権発足時から約2年10カ月、菅氏とともに政権を支える官房副長官だった。菅氏は歩調を合わせて取り組むことができる人材が最適と判断したようだ。

 さらに、二階俊博幹事長や麻生太郎副総理兼財務相ら安倍政権の屋台骨となったベテランを起用。田村憲久元厚生労働相や上川陽子元法相ら前政権の閣僚を再任し、リスク回避に努める姿勢も目立った。

 党四役と国対委員長には、総裁選を支えた党内5派が顔を並べた。菅氏は派閥の推薦を受けない方針を示していたが、党内全7派に勢力に応じたポスト数を分配した。党内政局の安定を優先したといえる。特に総裁選の勝利に尽力した二階氏と森山裕国対委員長には、両氏が推す二階派(志帥会)や石原派(近未来政治研究会)の入閣待機組を登用する配慮も示した。

 ■「目玉だから、しっかりやれ!」

 一方、行政改革・規制改革担当相に起用する河野太郎防衛相は、役所の縦割り打破などを掲げる菅氏の切り札だ。菅氏は15日夜、周囲に「河野には、俺がやりたいことをやってもらおうと思う」と語った。

 菅氏は官房長官として、訪日外国人客(インバウンド)の拡大や利水ダムの事前放流など複数の省庁にまたがる課題に積極的に取り組んだ。その役割を河野氏に託したといえる。

 河野氏は6月、防衛相として地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を断念した際、関係者に十分な根回しをせず反発を受けた。それでも菅氏は、軋轢を生んでも政策を実現する行動力を買った。

 「目玉だから、しっかりやれ!」

 菅氏は15日、河野氏をこう激励したという。周囲には「俺はつくるほうだから、壊すのは河野にやってもらう」と打ち明けた。

 菅氏は15日の党臨時総務会で、新内閣について「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打破して規制改革を進め、国民のために働く内閣をつくっていきたい」と語った。盾と矛を兼ね備えた新内閣の評価はこれから問われる。(大島悠亮、小川真由美)

4783チバQ:2020/09/16(水) 11:15:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c53e33919c223982343414e74694b38ced3d1ca
杉田、北村氏続投へ 首相秘書官は横滑り 新政権
9/15(火) 16:46配信
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杉田和博 官房副長官
 16日に首相に就任する菅義偉官房長官は15日、首相官邸で自身を支えるスタッフの人事を固めた。

 安倍政権との継続性を重視し、事務方トップの杉田和博官房副長官、外交・安全保障政策を統括する北村滋国家安全保障局長(ともに警察庁出身)は続投させる方針だ。

 首相秘書官には官房長官秘書官を務める外務省出身の高羽陽、財務省出身の大沢元一、経済産業省出身の門松貴、警察庁出身の遠藤剛各氏を横滑りさせる。厚生労働、防衛両省からも起用する。長官時代から側近と目されてきた国土交通省出身の和泉洋人首相補佐官も留任させる意向だ。

4784チバQ:2020/09/16(水) 11:35:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/82871dbc953957f5b7c1a2f09cdd30f79de1f9d9
「1強」去り…自民の力学変化 二階氏の影響力、さらに大きく
9/16(水) 5:00配信
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自民党の新たな勢力図
 自民党役員人事は、総裁選で菅義偉総裁を支持した5派からベテラン勢を起用する「派閥均衡型」が目立った。党内では、菅政権誕生の流れをいち早く作った二階俊博幹事長の影響力が強まることへの警戒感が消えない。無派閥で党内基盤が脆弱な菅氏は、これまで「1強」として党内を統率してきた安倍晋三首相の重しが外れることもあり、細田派(清和政策研究会)など主要3派に手厚く配慮したとみられる。

■主要3派、四役がっちり

 「論功行賞だとはつゆほども思っていない。自民党への偏見だ」

 再任が決まった二階氏は15日、新役員による共同記者会見で、総裁選で菅氏を支援した派閥優先の「恩賞人事」との見方を色をなして否定した。

 だが、二階派(志帥会)を率いる二階氏は、同じく再任が決まった石原派(近未来政治研究会)の森山裕国対委員長とともに、いち早く菅氏を総裁選に担ぎ上げた立役者。2人の要職起用は半ば既定路線だった。

 菅氏の支援に回った主要3派は、細田派が下村博文政調会長、麻生派(志公会)が佐藤勉総務会長、竹下派(平成研究会)が山口泰明選対委員長と、すべて党四役ポストを手に入れた。党幹部は「人事の狙いははっきりしている」と論功行賞をにおわせる。

 ■菅氏から絶大な信頼

 今回の総裁選では派閥間の主導権争いも浮き彫りとなった。真っ先に菅氏の支持を打ち出した二階派に対し、やや出遅れた細田、麻生、竹下の3派が反発。菅氏支援を発表した共同記者会見に二階氏を呼ばず、「二階派が抜け駆けするからだ」と不満の声も駆けめぐった。

 二階氏は15日の会見で「党内の小競り合いは絶対に生じさせてはならない」とも語ったが、絶大な権限を持つ幹事長職の続投には「古い政治が全く変わらない」(若手)と世代交代を求める声もくすぶる。

 しかし、菅氏はこうした不満をよそに、「最も頼りがいがある」と二階氏に絶大な信頼を寄せる。デジタル庁創設など省庁再編には既得権益を守ろうとする勢力の反発がつきものだが、老練な二階氏に抵抗者の懐柔を期待しているとの見方がある。

 実際、二階氏には菅氏が希望を抱くに足る“実績”がある。自民党内でも反対が根強かった平成17年の郵政民営化をめぐり、小泉純一郎首相(当時)から衆院郵政民営化特別委員会の委員長に任命され、持ち前の政治力で郵政民営化法案を可決に導いたのが二階氏だった。

 ■派閥バランスと改革の道筋

 とはいえ、菅氏の改革が小泉氏のと同様、党内の反発を二の次に考えられるほどの「民意」の後押しを得られるのかは不透明だ。

 これまでは、最大派閥の細田派出身の安倍晋三首相が強い影響力を持ち、党内の政局を安定させていた。しかし、無派閥の菅氏には、主要3派が足元をみてさまざまな注文をつけることも予想され、改革が暗礁に乗り上げかねない。

 「二階派を立てれば主要3派が立たず」の袋小路に迷い込む危険もある。菅氏は当面、派閥の力学を分析し、改革実現への道筋を模索することになりそうだ。(力武崇樹)

4785チバQ:2020/09/16(水) 11:37:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/443680ef620895a7db55bb04b2ee0cd043881329
官房長官に加藤厚労相、決め手は安定感…「役所の言いなり」との評も
9/16(水) 9:05配信




(写真:読売新聞)
 自民党の菅義偉総裁(官房長官)は、自らの後任の官房長官に加藤厚生労働相を充てることを決めた。官房副長官として自らの下で働いた加藤氏の安定感を高く評価しており、適任と判断したようだ。


 「よろしく頼む」

 菅氏は15日夜、東京都内のホテルで加藤氏と会談し、長官就任を打診した。加藤氏は「私でよければ、やらせていただきます」と応じ、会談後は記者団に「職務をまっとうすべく努力したい」と述べた。

 菅氏は後任の官房長官について、「総合的な力がある人」を選ぶと強調してきた。与党や国会との調整に当たる副長官の経験がある加藤氏は、当初から長官候補の筆頭と目されていた。

 加藤氏は2012年の第2次安倍内閣発足に伴い、当選4回で副長官に就任。約2年10か月間、安倍首相と菅氏を支えながら、長期政権の地盤固めに尽力してきた。

 副長官の後は厚労相や1億総活躍相を歴任して働き方改革を進めたほか、党三役の一つである総務会長もこなし、「ポスト安倍」候補に名前を連ねるようになった。

 加藤氏と同時期に副長官を務めた自民党の世耕弘成参院幹事長は15日の記者会見で、「非常に堅実で、官僚出身として霞が関の特徴や習性を熟知している」と評価した。菅氏は安倍政権の継承を前面に掲げており、首相と加藤氏の関係の近さも重視した模様だ。

 ただ、加藤氏に対しては、新型コロナウイルスへの対応を巡り「厚労省をグリップするどころか、役所の言いなりだった」(首相周辺)との評価もある。菅氏は行政改革や規制改革への意欲を示しており、今後、加藤氏の手腕が問われそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d29b440dd74aa55dceb2711dbafb892c7e7e4e5
菅内閣の全容が判明 官房長官に加藤氏 初入閣5人
9/16(水) 6:24配信
1358




All Nippon NewsNetwork(ANN)
 16日に発足する菅新内閣21人の全容が判明しました。大阪万博担当大臣が新設され、閣僚の数が1人増えます。

 政権の要の官房長官には加藤勝信厚生労働大臣が起用されました。安倍内閣からの再任は麻生太郎副総理兼財務大臣、茂木敏充外務大臣、萩生田光一文部科学大臣、梶山弘志経済産業大臣、小泉進次郎環境大臣、橋本聖子東京オリパラ担当大臣、それに新型コロナ担当の西村康稔経済再生担当大臣と公明党の赤羽一嘉国土交通大臣の8人です。
 また、武田良太国家公安委員長が総務大臣に、河野太郎防衛大臣が行革担当大臣に横滑りで起用されます。再登板するのは上川陽子元法務大臣と田村憲久元厚労大臣、小此木八郎元国家公安委員長で、同じポストで起用されます。菅総裁肝いりのデジタル担当大臣には平井卓也元IT担当大臣が再入閣します。
 初入閣するのは5人です。農林水産大臣に野上浩太郎元官房副長官、防衛大臣に安倍総理の実の弟の岸信夫元外務副大臣が起用されます。また、復興大臣に平沢勝栄元内閣府副大臣、一億総活躍担当大臣に坂本哲志元総務副大臣、そして、新設の万博担当大臣には井上信治元環境副大臣が固まりました。

4786チバQ:2020/09/16(水) 11:45:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/f381e230abbb0c5551b3cc67f99d0db829622796
二階氏“論功行賞”に不快感 安定重視の思惑にじむ…自民党新役員人事
9/16(水) 11:01配信




自民党新総裁に選出され、両手を挙げて拍手に応える菅義偉官房長官=14日午後(撮影・中村太一)
 自民党役員人事で菅義偉総裁は二階俊博幹事長の続投を決めた。総裁選で後押しを受けた党内5派閥に要職を割り振った布陣は「論功行賞」が鮮明で、党内基盤を安定させたい思惑がにじむ。コロナ禍の重要局面で官邸主導の政策決定にほころびが出る中、党運営の実権を握る二階氏の影響力が強まるのは確実で、「政高党低」と言われた構図に変化が起きそうだ。

【写真】自民党の臨時総務会で拳を合わせる菅総裁と二階幹事長ら=15日午後

 「円満な党運営に心を砕いてまいりたい。党内の小競り合いは絶対に生じてはならないし、見過ごさない」

 15日、党本部で記者会見した二階氏はこう強調し、党運営に自信をにじませた。派閥均衡人事ではないかと問われると「論功行賞などつゆほども思っていない。自民党に対する偏見だ」。自身の起用を皮肉るような見方に不快感を示した。

 安倍政権下、老練な政治術で「アンチ安倍」勢力を抑え込む「重し」として党内を掌握してきた二階氏。党総裁任期を3期9年に延長する党則改正も主導し、「安倍1強」を支えてきた。毎年秋の内閣改造では「幹事長を外すとどう動くか分からない」と警戒され、安倍首相も触れない重鎮になった。

 一方、政策面ではこの間に、党が政府の方針に従う「政高党低」が定着する。「本来、政府と与党は車の両輪だが、党の政務調査会が軽視され、首相官邸の意向がまかり通っていた」(中堅議員)。党内には政策に関与できない不満がくすぶる。

 注目されるのは菅政権下での二階氏の出方だ。新型コロナウイルスの緊急経済対策の現金給付では、二階氏が火付け役となって政府が方針を急転換した。首相退陣は政府と党の力関係に変化が出始めた時期と重なるだけに、二階氏が政権運営でも主導権を握ろうとすれば、菅氏との関係が微妙になりかねない。

 菅氏は党内の異論を封じ込める二階氏の手腕に期待し、二階氏も「新総裁を支える」と菅氏への忠誠を誓う。ただ、これまで野党出身議員を相次いで自派閥に受け入れた経緯もあり、選挙区で他の派閥と競合するケースも。「なりふり構わぬのが二階派だ」(ベテラン議員)と「お手盛り」の党運営に冷ややかな視線も集まる。

 強権は敵もつくる。中堅議員は声を潜める。「二階氏の影響力が強まることは間違いないが、人事の顔ぶれにも水面下の派閥間の主導権争いがにじみ出ている。『幹事長1強』で党内が黙っているかというと、そうはいかない」 (郷達也)
西日本新聞

4787チバQ:2020/09/16(水) 15:22:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/905adcfef5b3415192bafd5133eaca43613e5216
"菅内閣"は横滑り、再登板、元「同僚」... 「思い切った」人事には「身体検査」の吟味時間足らず?
9/16(水) 13:33配信
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官房長官に起用されることが決まった加藤勝信氏は、副長官として菅氏の下で働いた経験がある(2015年)
 菅内閣が2020年9月16日に発足する。全国紙各紙などが既に16日付朝刊で閣僚20人の全容を報じているが、うち8人が安倍内閣からの再任、3人が閣内の別ポストへの「横滑り」、他に4人が安倍政権時代と同じポストに「再登板」することに。菅義偉首相は14日に「思い切って私の政策に合う人を登用する」と話していたが、開けてみれば、新鮮味あふれるとは言いがたい。

 全国紙各紙が16日付朝刊で、テレビ各局も16日昼のニュースまでに、菅氏以外の閣僚20人の名前とポストを報じた。全国紙の政治部デスクによると、菅氏側から15日までにそれぞれに入閣の打診があったという。各社とも15日夜までに内閣の全容をつかむことができたようだ。閣僚名簿は16日午後に正式に発表される。

■「新鮮味に欠ける布陣になったな、というのが第一印象です」

「菅さんならではの大胆な人選を期待していましたが、新鮮味に欠ける布陣になったな、というのが第一印象です」(全国紙政治部デスク)

 実際、菅氏以外の閣僚20人のうち、麻生太郎・副総理兼財務相ら8人が同じポストに引き続き就く「再任」、加藤勝信・厚生労働相が官房長官に就くなど3人が閣内の別ポストに就く「横滑り」。田村憲久・元厚労相などかつて安倍政権で同じポストを経験した3人が再び同じポストに就くほか、新設されるデジタル担当相に就く平井卓也氏も安倍政権でIT担当相を経験しており、これら4人が実質的に「再登板」と言える。

 残る新入閣の5人のうち、防衛相に就く岸信夫氏は安倍晋三氏の実弟。農林水産相に就く野上浩太郎氏も安倍政権で2019月秋までの3年間に官房副長官を担うなど、内閣全体として安倍政権からの継続性を強く印象づける布陣となっている。フジテレビは16日昼のニュースで、野党幹部の談話として「『アベノママ内閣』」だと皮肉った」と報じた。

 菅氏は自民党総裁に選出された14日の記者会見で、閣僚について「思い切って、私の政策に合う人を登用して仕事をしていかないと、国民に申し訳ない」と大幅な入れ替えをするとも受け取れる発言をしていた。先出の政治部デスクが言う。

「菅さんは官房長官を7年8カ月務め、同じ内閣で閣僚経験者の15人や副長官だった野上氏らの仕事ぶりをよく分かっています。(万博担当相に就く)井上信治氏も安倍内閣の環境副大臣の時、福島第一原発の放射性廃棄物を保存する中間貯蔵施設の設置に関する福島県や自治体との交渉で菅氏から高く評価されました。菅さんは実は慎重な性格ですから、『同僚』『上司』として仕事ぶりを吟味して、閣僚に適した実績がある人しか選ぶつもりはなかったのでしょう」

就任後のスキャンダル発覚、避けたかった?
「派閥が推薦した『入閣待機組』の平沢勝栄氏(復興相に就任予定)と坂本哲志氏(1億総活躍相に就任予定)がやや未知数ですが、いずれも重要ポストではなく、失言やスキャンダルさえなければ1年くらいは任せようというつもりなのでは」(全国紙政治部デスク)

 別の見方もある。

 大臣ともなれば、全国紙社会部や週刊誌が総力で取材し、「政治とカネ」などのスキャンダルを暴こうとするため、組閣や内閣改造の際に候補者は事前に「身体検査」と呼ばれるチェックを受けるとされる。警察庁や内閣情報調査室などの情報機関が幅広く持つ情報網や蓄積した資料などから情報を集め、「政権中枢」に上げるという。

 ある情報機関で政治家の身辺や選挙区などの情報収集も担当している職員は話す。

「安倍さんの辞任表明が突然だったため、十分な時間がなかったのが実情です。今回の閣僚就任予定者以外にも調査を指示された議員はいましたが、上げた情報が十分と判断されなかったようですね。菅さんが『この人は身辺がきれいだ』と判断できないなら、選ばれないということではないでしょうか」

4788チバQ:2020/09/16(水) 15:27:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec6b276b91a6e842decfcc7b7d927da91784fc10
小泉進次郎氏への1票は丸山穂高議員 首相指名で
9/16(水) 14:54配信
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FNNプライムオンライン
国会では、安倍内閣の総辞職に伴う総理大臣指名選挙が行われ、衆参両院で菅義偉氏が選出されたが、衆議院での投票では小泉進次郎氏に1票が入った。
小泉進次郎氏への1票はNHKから国民を守る党の丸山穂高議員が投票したことがわかった。

丸山議員はSNSで事前に誰に投票したいかアンケートを呼びかけ、小泉進次郎氏を選択肢とするなどしていた。

衆議院での総理大臣指名選挙の結果は、菅義偉氏が314票、枝野幸男氏が134票、片山虎之助氏が11票、中山成彬氏が2票、小泉進次郎氏が1票だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae56264eb4e7e320aa6f2e3ad2c5f9ea4137a3be
参院首相指名 菅氏は142票
9/16(水) 14:52配信
第99代首相に選出され議場に一礼する自民党・菅義偉総裁=16日午後、国会・衆院本会議場(春名中撮影)
 参院本会議で16日に行われた首相指名選挙の投票総数は240票で、自民党の菅義偉(すが・よしひで)氏が142票を獲得した。立憲民主党の枝野幸男氏が78票、日本維新の会の片山虎之助氏が16票、国民民主党の伊藤孝恵氏が1票、白票3票だった。

4789名無しさん:2020/09/16(水) 19:18:16
https://www.asahi.com/articles/ASN9J5CN7N9JUTFK01T.html

自民・関口参院議員会長が白票 「間違えて予備の用紙を…」
2020.9.16 16:23政治政局

関口昌一参院議員会長=15日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
 参院本会議で16日に行われた首相指名選挙で、自民党の関口昌一参院議員会長が白票を投じた。参院自民党は関口氏と欠席した山崎正昭氏を除き、全員が菅氏に投票した。

 関口氏や参院事務局によると、議場内の各議員の机には過半数を得た議員がいなかった場合に行われる決選投票に備え、予備の投票用紙もおかれている。関口氏は、首相に指名された菅義偉氏の名前を投票用紙に記入したものの、誤って何も書かれていない予備を投票したという。


 関口氏は記者団に対し「(菅氏の名前は)書いたが、間違えて予備の投票用紙を出した。他意があるわけではない」と説明した。

4790チバQ:2020/09/16(水) 19:59:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/da7ea945fd8158e28feb1df5ef73b4e91248a92f
河野太郎「行革相」人事のウラ側 「総務相」には党内反発?菅首相の思惑は...
9/16(水) 19:32配信

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J-CASTニュース
防衛相時代の河野太郎氏

 前防衛相の河野太郎氏について、「総務相」から「行革相」に変更されたとも報じられ、ネット上で様々な憶測が流れている。

 「左遷」させられたのではとの見方も一部で広がっているが、実際のところはどうなのだろうか。

■当初は、総務相に固まると報じられるが、結果は無任所大臣に

 「河野なら本当に携帯料金下げられるかもしれない」「テレビ局の電波利権にも手を突っ込んでくれ!」。河野氏を総務相に充てる人事が固まったと、いくつかのメディアが2020年9月15日に報じると、ネット上ではこんな声が相次いだ。

 自民党の菅義偉新総裁が、国際的にも高いとされる携帯電話料金の引き下げに意欲を見せていたため、突破力のあるとされる河野氏に期待が集まった形だ。

 ところが、15日夜になって、総務相から行革相に変更される方向だと報じられると、「変更」にはどんな意味があるかに関心が集まった。

 行革相は、受け持ち省庁のない無任所大臣であることから、「役不足だろう」「実質左遷みたいな形かこれ?」「総理大臣レースから外す思惑があるのではないか」などと推測する声も相次いだ。河野氏は、イージス・アショアの配備断念で十分な根回しを行わずに反発を受けたなどとも報じられていることから、党執行部からクレームがついたのではとの憶測も出た。

 一方で、菅氏が「俺はつくるほう。壊すのは河野」といった内容を周囲に漏らし、河野氏には「目玉だから、しっかりやれ!」と激励した、と産経新聞が報じたこともあって、「菅総理肝煎りのポストだから、むしろ重用されてる」との見方もあった。

 菅氏が16日、国会で首相に指名され、閣僚名簿が発表されると、河野氏は、行革・規制改革相兼沖縄・北方相に起用されたことが分かった。

 河野氏が左遷された可能性があるのかについて、政治評論家の有馬晴海さんは16日、J-CASTニュースの取材に次のように話した。

「政権の目玉だと考え、縦割り打破を期待しているはず」
「具体的なことは聞いていませんが、河野さんでは嫌な族議員がいて、党内から注文があったとも見られています。それでも、菅さんは、河野さんのことを政権の目玉だと考えていると思います。菅さんは、縦割り行政のような無意味なものを壊せと河野さんに言っているそうですから、そのことを河野さんに任せ、自分は国をまとめるという考えでしょう。スクラップ&ビルドによる国政再編を狙っており、菅さんは、河野さんとのすみ分けを考えていると思います」

 例えば、行革においては、菅氏がマイナンバー制度の普及に力を入れていたことから、役所の手続き一元化のために省庁を結ぶオンライン化を進めるのではとみる。また、大雨によるダムの放流で、縦割り行政の弊害が指摘されたことから、一斉にできる横断的なシステムの導入なども考えているはずだとした。

 沖縄担当としては、官房長官時代の菅氏が担当していた辺野古問題について、菅氏と協議しながら対策を進めるはずだとみている。

 衆院解散・総選挙の時期については、有馬さんは、これまでささやかれていた10月ごろではなくなった可能性があると話す。

「菅さんは、コロナの鎮静化やワクチンについて触れていましたので、解散は、来年の任期満了近くになる公算も出てきました。総理になったからには長期政権を目指しているはずで、携帯料金の4割値下げなどを進めて、実績を残してから来年の総裁選に臨むことを考えていると思います。河野さんは、ライバルでもありますが、河野さんも生き残るために一生懸命やるはずで、それは菅さんの実績にもなります。菅さんは、仕事をして、政権の評価を受けてから、総選挙をしたいと考えているのではないでしょうか」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

4791チバQ:2020/09/16(水) 20:02:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d1163580f24e30b443132e14c940074da964ed5
万博相新設、閣僚20人に 省庁再編前へ逆戻り
9/16(水) 16:19配信

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時事通信
 16日発足の菅内閣は閣僚が20人となり、総辞職した第4次安倍再改造内閣から1人増えた。

 2025年大阪・関西万博に向けた特別措置法の全面施行に伴い担当相を新設したためで、01年の中央省庁再編以前の規模に戻った。

 閣僚定員は内閣法に定められ、田中角栄首相時代の1974年に国土庁が設置されて以降は「20人以内」だった。省庁再編時に「14人以内」とし、特別に必要な場合は3人まで増員可と改正。実際は17人であることが多かったが、12年に復興相、15年に五輪担当相が置かれて1人ずつ増えた。

4792チバQ:2020/09/16(水) 20:03:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e1e343f7bfc33cdf1c98922393619d4a5c9ff4d
情報BOX:菅内閣の顔ぶれ
9/16(水) 17:51配信

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ロイター
 自民党の菅義偉総裁(写真)が16日午後、衆参両議院で第99代首相に選出された。官房長官として支えた安倍内閣の政策を踏襲、財務相や外相など主要閣僚を再任した(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 16日 ロイター] - 菅内閣の閣僚名簿は以下の通り。

・内閣総理大臣     菅義偉

・副総理兼財務大臣・内閣府特命担当(金融、デフレ脱却) 麻生太郎

・総務大臣       武田良太

・法務大臣       上川陽子

・外務大臣       茂木敏充

・文部科学大臣・教育再生担当 萩生田光一

・厚生労働大臣・働き方改革担当 田村憲久

・農林水産大臣     野上浩太郎(初)

・経済産業大臣・産業競争力担当・ロシア経済分野協力担当・原子力経済被害担当・内閣府特命担当(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)  梶山弘志

・国土交通大臣・水循環政策担当 赤羽一嘉

・環境大臣・内閣府特命担当(原子力防災)小泉進次郎

・防衛大臣       岸信夫(初)

・内閣官房長官・沖縄基地負担軽減担当・拉致問題担当 加藤勝信

・復興大臣・福島原発事故再生総括担当 平沢勝栄(初)

・国家公安委員長・国土強靭化担当・領土問題担当・内閣府特命担当(防災、海洋政策)小此木八郎

・行政改革担当・国家公務員制度担当・内閣府特命担当(沖縄及び北方対策、規制改革)河野太郎

・1億総活躍担当・まち・ひと・しごと創生担当・内閣府特命(少子化対策、地方創生)坂本哲志(初)  

・経済再生担当・全世代社会保障改革担当・内閣府特命担当(経済財政政策)西村康稔 

・デジタル改革担当・情報通信技術(IT)政策担当・内閣府特命担当(マイナンバー制度)平井卓也

・東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当・女性活躍担当・内閣府特命担当(男女共同参画)橋本聖子     

・国際万博担当・内閣府特命担当(消費者および食品安全、クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策)井上信治(初)

4793チバQ:2020/09/16(水) 20:04:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9c1d4f326f6ddd0ce99c6e33e7bd7083a64982c
まさに「アベノマンマ内閣」菅首相15人留任で発足
9/16(水) 19:42配信
自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。

  ◇   ◇   ◇

衆院の首相指名選挙が行われた国会本会議場で主役は後方席にいた。周囲に対してはリラックスした様子だったが、マスクを着用した目は険しかった。午後1時45分、「菅義偉君を内閣総理大臣に指名することに決まりました」と、議長が発すると菅氏は立ち上がった。マスクはなかった。与党席からの大きな拍手と歓声に何度も頭を下げた。

菅氏は衆院で投票総数462票中、過半数の314票を獲得し、参院でも首相に指名された。初仕事は自民党、連立を組む公明党や各野党の控室を訪ねての就任あいさつだった。警護のSPにガードされて国会内の通路を精力的に移動したが笑顔はなかった。厳しい目で前を見据えていた。

7年8カ月ぶりに誕生した新内閣だが、新鮮味はゼロだ。まさに「アベノマンマ内閣」と形容できる。安倍政権でおなじみの15人が留任(再任)し、初入閣5人を含めて総裁選で菅氏を支持した5派閥に配分。総裁選を戦った岸田派2人、石破派1人も入閣して、党内融和もぬかりない。若手や民間起用などのサプライズはなし。平均年齢60・4歳だ。二階俊博幹事長は「世間で言われている派閥どうのこうのは、ありません」と不快感をあらわにしたが、二階派で入閣待ちの平沢氏抜てきは総裁選でいち早く菅氏支持を表明した二階氏への配慮が色濃い。

一方で安倍路線を継承する実務派の菅氏らしく、派手さはないが、コロナ禍の政権のかじ取りに経験値のある実力重視の面々をそろえたとも言えるが、お手並みを拝見するしかない。コロナ禍でネット通販が増大して家庭ゴミに段ボールが増えた。秋田から単身上京して段ボール工場で働き、粉じんにまみれて汗を流した。「世の中は当たり前のことが当たり前ではない」と、政治を志した。現実の社会を、庶民の思いを肌で知っている。国民宰相の新たな船出に国民は期待を込める。【大上悟】

4794チバQ:2020/09/16(水) 20:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6fd7733eb5d3377293ec6075d62c66b811b11cc
官房副長官に側近坂井氏 補佐官は阿達氏ら 菅首相
9/16(水) 18:15配信

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時事通信
 菅義偉首相は16日、政務担当の衆院の官房副長官に、自身に近い無派閥議員グループのまとめ役である坂井学・元総務副大臣を起用した。

 参院の岡田直樹官房副長官、事務担当の杉田和博官房副長官、近藤正春内閣法制局長官は再任された。

 また、首相補佐官に阿達雅志自民党参院議員を充て、経済と外交を担当させた。同氏は米国の弁護士資格を持つ。木原稔、和泉洋人両補佐官の再任も決まった。

4795チバQ:2020/09/16(水) 20:33:48
・気持ち、麻生派が他に比べて軽量感があるかな。河野は半分菅Gだし
・とりあえず見事な派閥均衡
・岸田派は軽く干してる感じですかね
・石破派はコロナ対策で大変な厚労相をやらせる(しかも再任)とゆー
 なかなか上手いなあ


幹事長、官房長官、外務・財務・経産 3点
政調、総務、選対、国対、省庁大臣・経再2点
特命大臣官房副長官1点 


細田派 下村博文政調会長
    萩生田光一文科相 野上浩太郎農林相 岸信夫防衛相 西村康稔経再生相 橋本聖子五輪
    岡田直樹官房副長官 
    3×0 2×4 1×2=10
麻生派 佐藤勉総務会長(元谷垣G)
    麻生太郎財務相 河野太郎行革相 井上信治万博
    3×1 2×1 1×2=7
竹下派 山口泰明選対委員長
    茂木敏充外務相 加藤勝信官房長 
    木原稔首相補佐官
    3×2 2×1 1×1=9
二階派 二階俊博幹事長(留任)
    武田良太総務相 平沢勝栄復興相
    3×1 2×2 1×0=7
石原派 森山裕国対委員長(留任)
    坂本哲志総活躍
    3×0 2×1 1×1=3
菅G  梶山弘志経産相 小泉進次郎環境相 小此木八郎公安相
    坂井学官房副長官 阿達雅志首相補佐官
    3×1 2×2 1×2=9

岸田派 
    上川陽子法務相 平井卓也デジタル
    3×0 2×1 1×1=3
石破派
    田村憲久厚労相
    3×0 2×1 1×0=1  
谷垣G

無派閥 野田聖子幹事長代行

公明党
    赤羽一嘉国交相

4796チバQ:2020/09/16(水) 21:39:09
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20200916-567-OYT1T50285.html
安倍氏側近「官邸官僚」今井補佐官ら3氏退任…コロナ対策などに影響力
2020/09/16 19:49読売新聞

 菅内閣の発足に伴い、安倍前首相の側近で「官邸官僚」とも呼ばれた経済産業省出身の今井尚哉首相補佐官兼首相秘書官、佐伯耕三首相秘書官、長谷川栄一内閣広報官がそろって退任した。

 3氏は、新型コロナウイルス対策や、外交を含む政権運営全般に影響力があったとされる。

 警察庁出身で事務のトップの杉田和博官房副長官と、国土交通省出身で菅首相の「懐刀」とされる和泉洋人首相補佐官は再任された。外交・安全保障政策の継続性の観点から、北村滋国家安全保障局長も続投させる。

 内閣広報官には、総務省出身で安倍首相秘書官を務めたことのある山田真貴子氏が起用される。

 一方、安倍内閣で5人だった事務の首相秘書官は6人に増やし、新たに厚生労働省から起用した。新型コロナ対策などにあたらせる狙いがある。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200915k0000m010313000c.html
杉田官房副長官を再任 安倍首相側近の今井補佐官は内閣官房参与に
2020/09/15 22:14毎日新聞

杉田官房副長官を再任 安倍首相側近の今井補佐官は内閣官房参与に

杉田和博内閣官房副長官=首相官邸で2020年9月4日、梅村直承撮影

(毎日新聞)

 自民党の菅義偉新総裁は、官僚トップの杉田和博官房副長官、菅氏側近の和泉洋人首相補佐官、外交安保政策を取り仕切る国家安全保障局(NSS)の北村滋局長を再任する意向だ。安倍首相側近の今井尚哉首相補佐官兼秘書官は内閣官房参与に起用する方針だ。

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009160056.html
首相補佐官に木原稔氏ら3人
2020/09/16 19:09産経新聞

 政府は16日、首相補佐官に木原稔衆院議員と阿達雅志参院議員(いずれも自民党)、和泉洋人氏の3人が就任すると発表した。木原、和泉両氏は再任。安倍晋三前政権では5人の首相補佐官がいたが、秋葉賢也衆院議員(同)、政務秘書官でもあった今井尚哉氏、内閣広報官兼務の長谷川栄一氏は退任した。

 政務の官房副長官は坂井学衆院議員(同)が新たに就任。岡田直樹参院議員(同)と、事務の杉田和博官房副長官は再任となった。近藤正春内閣法制局長官も再任された。

 【官房副長官(政務)】

 坂井学氏(さかい・まなぶ)東大卒。自民党副幹事長、総務副大臣。55歳。神奈川5区、衆院当選4回(無派閥)

 【同(政務)】

 岡田直樹氏(おかだ・なおき)東大卒。自民党参院幹事長代行、財務副大臣。58歳。石川選挙区、参院当選3回(細田派)

 【同(事務)】

 杉田和博氏(すぎた・かずひろ)東大卒。内閣危機管理監。79歳。

4797チバQ:2020/09/16(水) 21:42:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200916k0000m010311000c.html
再任8人、閣僚経験者4人再登用の安定志向 菅新内閣発足
2020/09/16 20:51毎日新聞

再任8人、閣僚経験者4人再登用の安定志向 菅新内閣発足

宮中での認証式を終え、記念写真に納まる菅義偉首相(手前中央)と閣僚ら=皇居・宮殿北車寄せで2020年9月16日午後8時14分、手塚耕一郎撮影

(毎日新聞)

 第202臨時国会が16日召集され、衆参両院の本会議での首相指名選挙で自民党の菅義偉総裁(71)が第99代首相に選出された。午後6時前からの皇居での首相任命式と閣僚の認証式を経て、公明党との連立による菅内閣が発足した。

 菅氏は16日朝、東京・赤坂の議員宿舎周辺で日課の散歩をした後、ホテルで秘書官と打ち合わせ。安倍内閣総辞職の臨時閣議に官房長官として出席した後、党本部で広報用の写真撮影をした。午後1時前、首相官邸から去る安倍晋三前首相をホールで見送ってから衆院本会議場に向かった。

 首相指名選挙は衆院(投票総数462票)が菅氏314票▽立憲民主党の枝野幸男氏134票▽日本維新の会の片山虎之助氏11票▽無所属の中山成彬氏2票▽自民党の小泉進次郎氏1票。参院(同240票)は菅氏142票▽枝野氏78票▽片山氏16票▽国民民主党の伊藤孝恵氏1票▽白票3票の結果だった。いずれも菅氏が過半数を得た。

 菅氏はその後、官邸で公明党の山口那津男代表と党首会談を行って組閣本部を設置。加藤勝信官房長官(64)=竹下派=が記者会見で閣僚名簿を発表した。

 菅氏肝いりの「デジタル庁」創設に向けて新設したデジタル改革担当相に就いた平井卓也氏(62)=岸田派=を呼び込んだ際、菅氏は「思い切ってやってくれ」と指示。平井氏は記者団に「総理の覚悟がうかがえた。私も全力を尽くしたい」と語った。

 初入閣は5人で、閣僚経験者4人を再登用。25年の大阪・関西万博に関する特別措置法に基づく万博担当相が新設され、閣僚ポストは1増の20となった。第4次安倍再改造内閣からの残留は11人。麻生太郎副総理兼財務相(79)=麻生派=ら8人が再任され、3人が横滑りで担当を変わった。

 官房副長官に側近の坂井学元副財務相(55)=無派閥=を新たに起用。参院議員の岡田直樹官房副長官(58)=細田派、官僚トップの杉田和博官房副長官(79)は再任した。側近の和泉洋人首相補佐官(67)と木原稔首相補佐官(51)を再任し、トランプ米大統領周辺に人脈を持つ阿達雅志・元党外交部会長(60)を新たに補佐官に起用した。

 菅氏は秋田県出身者で初の首相。70代で初めて首相に就任するのは福田康夫元首相以来、戦後8人目。派閥に所属せず、国会議員の親族を持つ世襲でもない「無派閥・非世襲」議員が自民党から首相となるのは異例だ。【笈田直樹】

4798チバQ:2020/09/16(水) 21:48:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009160084.html
【菅内閣発足】閣僚人事は「仁義と仕事両立」 路線継承と派閥均衡
2020/09/16 21:44産経新聞

【菅内閣発足】閣僚人事は「仁義と仕事両立」 路線継承と派閥均衡

(産経新聞)

 16日に発足した菅義偉(すが・よしひで)内閣の閣僚20人の顔ぶれは、安倍晋三前内閣からの再任や入閣経験者が多く、路線継承の色が濃い。自民党の派閥にポストを割り振った派閥均衡型で、自身の側近も登用した。ただ、要所に菅首相が「仕事人」と評価する人材を据え、安定と能力重視の布陣といえる。

 目立つのは「安倍カラー」だ。前内閣から再任は8人、横滑りが3人。過去の安倍政権での入閣経験者は4人いる。加藤勝信官房長官は官房副長官経験者で調整能力が評価されたほか、安倍氏と先代から親交が深い。岸信夫防衛相は安倍氏の実弟だ。

 総裁選で首相を支持した5派から細田派(清和政策研究会)が5人、麻生派(志公会)3人、竹下派(平成研究会)2人、二階派(志帥会)2人、石原派(近未来政治研究会)1人、無派閥3人が入閣した。派の領袖(りょうしゅう)が出馬した岸田派(宏池会)が2人、石破派(水月会)も1人が入閣した。公明党は安倍政権と同様に1人が入閣した。

 初入閣は5人で、麻生派の井上信治万博相、二階派の平沢勝栄復興相、石原派の坂本哲志1億総活躍担当相は、それぞれの派が入閣を強く希望した。

 無派閥では首相の側近が入閣した。小此木八郎国家公安委員長は首相が秘書を務めた小此木彦三郎元通商産業相、梶山弘志経済産業相は首相が政治の師と仰ぐ梶山静六元官房長官をそれぞれ父に持つ。

 首相が「国民のために働く内閣」と語るように、重要課題と位置付ける分野には豊富な経験や行動力を備えた重厚な布陣を敷いた。

 「縦割り行政の打破」は突破力を期待する河野太郎行政改革担当相、「デジタル庁」創設に向け自民党内の第一人者の平井卓也デジタル担当相を充てた。携帯電話料金値下げなどを扱う総務相には、実行力を高く評価する武田良太前国家公安委員長を横滑りさせた。

 新型コロナウイルス対策では、前厚生労働相の加藤氏と再任した西村康稔経済再生担当相に加え、党の新型コロナ対策本部長を務めた田村憲久厚労相を石破派から一本釣りした。3氏を中心に感染拡大防止と経済社会活動の両立を目指す。

 閣僚経験者は「仁義と仕事を両立させた菅氏らしい人事だ」と語った。(沢田大典)

4799チバQ:2020/09/16(水) 21:50:56
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009160069.html
飯島勲、浜田宏一氏ら内閣官房参与10人退職
2020/09/16 20:54産経新聞

 政府は16日、安倍晋三前首相の辞任に伴い、小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲氏ら内閣官房参与10人の退職を発表した。退職したのは飯島氏のほか、浜田宏一▽宗像紀夫▽吉村泰典▽平田竹男▽谷口智彦▽岡本全勝▽木山繁▽西川公也▽荒井広幸-の各氏。

4800名無しさん:2020/09/17(木) 00:29:23
自民党派閥・閣僚人事更新最新版

http://home.a07.itscom.net/kazoo/seizi/jimin/habatsu_giinmei.htm

4801名無しさん:2020/09/17(木) 02:38:29
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4079938.htm?1600277493536
【独自】林元文科相 衆院に“鞍替え”へ
16日 23時35分
 自民党の参院議員、林芳正元文科大臣が次の衆議院選挙に山口3区から出馬する意向を固めたことがJNNの取材でわかりました。

 農水大臣や文科大臣などを歴任した林参議院議員は、将来の総理大臣候補として衆議院に鞍替えする機会をうかがっていました。

 複数の関係者によりますと、早期の解散総選挙が取りざたされる中、衆議院・小選挙区の山口3区から立候補する意向を固めたということです。

 すでに地元の後援会関係者には報告し選挙区内の事務所を移転させたほか、所属する岸田派の岸田会長らにも鞍替えの意向を伝えています。

 山口3区には自民党で現職の河村元官房長官がいますが、林氏は自民党の公認を得られなくとも無所属で出馬する構えです。

4802名無しさん:2020/09/17(木) 02:59:04
https://www.asahi.com/articles/ASN9H75XLN9HUTFK00X.html
「仕事できる人」どこへ 人事に不安、菅氏いきなり試練
有料会員記事 菅政権発足へ
石井潤一郎、安倍龍太郎 大久保貴裕
2020年9月15日 22時21分

 「脱派閥人事」を掲げた菅義偉・自民党新総裁(71)を支える党執行部が、派閥均衡型に納まった。総裁選で菅氏を支持した5派閥で主要ポストを分け合った。ただ、派閥内では想定と異なる人選に不満もくすぶり、調整過程で混乱もみられた。派閥領袖(りょうしゅう)や公明党からは、早くも政権運営への注文が飛ぶ。

 国会での首相指名選挙を翌日に控えた菅氏は15日朝、公務をこなしながら人事の構想や調整で詰めの作業を進めた。官房長官として最後の定例閣議に臨み、自民党本部であった党役員会などに出席する合間に、関係者と電話連絡を繰り返した。「国民のために働く内閣を作っていきたい」。党4役を正式に決めた総務会では、そう力を込めた。

 その後、新4役はそろって党本部で就任会見に臨んだ。4人に森山裕国会対策委員長(75・石原派)を加えた新執行部のメンバーは、いずれも総裁選で菅氏を支持した派閥の重鎮だ。

 「一丸となって党を盛り上げていく。小競り合いは絶対に生じてはならない」。二階俊博幹事長(81)がそう語ると、横に並んだ山口泰明・選挙対策委員長(71・竹下派)らは深くうなずいた。記者団から「論功行賞では」と指摘されると、二階氏は「つゆほども思っていない。党に対する偏見だ」と色をなして反論した。

菅氏から細田会長への直電
 菅氏は今回の人事に臨むにあたり「派閥からの要望を受け付けない」と脱派閥を強調していた。ただ、新たな党の布陣に「派閥に配慮したということだ」(細田派幹部)との見方が広がる。その調整過程でも派閥への配慮がちらついた。

 細田派には14日夜、菅氏から…

4803名無しさん:2020/09/17(木) 03:13:44
https://mainichi.jp/articles/20200915/k00/00m/010/278000c
「新味なき」バランス人事か 「党主導」看板に中枢握る官邸運営 菅新体制を読み解く
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月15日 21時38分(最終更新 9月15日 23時05分)

 自民党の菅義偉新総裁(71)は15日の党役員人事で、総裁選で自身を中枢で支えた二階俊博幹事長(81)と森山裕国対委員長(75)を再任させ、政権の「骨格」に位置づけた。総務会長、選対委員長も初当選同期の「盟友」を据え、党運営での主導権確保を目指した。一方で閣僚人事では麻生太郎副総理兼財務相(79)の再任を調整するなど各派閥のバランスを考慮した布陣を目指す。「政高党低」とやゆされた安倍政権から様変わりし始めている。

 「論功行賞なんて露ほども思っていない。我々は菅さんを一生懸命支持したが、仕事をもらうとか役割をいただくとかは全く期待していないし、事実そんなことは全くない」。二階氏は記者からの「論功行賞人事」との見方を一蹴した。

 党役員人事では二階派の二階氏、石原派の森山氏を再任させ、総務会長=麻生派の佐藤勉氏(68)▽政調会長=細田派の下村博文氏(66)▽選対委員長=竹下派の山口泰明氏(71)――を起用した。総裁選で菅氏を支援した5派閥からバランス良く登用したことで一見「論功行賞」の色合いもにじむが、布陣を見ると、菅氏の政権運営の狙いが透けて見えてくる。

 二階、森山両氏は菅氏と同じ地方議員から国政に出た「たたき上げ」でもともと菅氏との信頼関係は深い。菅氏が総裁選出馬の意向を固めた際には両氏に最初に伝え、結束を強めた。一方、…

4804名無しさん:2020/09/17(木) 03:17:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/5572b806a07fbb76ce79be3f2e9a7edec473e01b
平沢勝栄氏、復興相で初入閣 元副内閣相、二階派 菅総裁、方針固める
9/15(火) 21:38配信

 自民党の菅義偉新総裁は16日発足の新内閣で、平沢勝栄元副内閣相(二階派)を復興相に起用する方針を固めた。初入閣。

4805名無しさん:2020/09/17(木) 03:18:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/30f7e9f4209c30e9d8455b13b1c38f5e8a24963d
菅自民党総裁誕生〜今後の注目ポイントを整理する
9/16(水) 7:01配信

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供する「市川レポート」を転載したものです。

●総裁選は大方の予想通り菅氏勝利、16日の臨時国会における首相指名を経て新内閣発足へ。

●菅氏は緩和的な金融・財政政策を継続し、規制改革に注力、すでに市場は解散総選挙に注目。

●総選挙は結果が重要、与党圧勝なら市場に安心感が広がり、苦戦なら短期政権嫌気の反応か。

総裁選は大方の予想通り菅氏勝利、16日の臨時国会における首相指名を経て新内閣発足へ
自民党総裁選挙の投開票が9月14日に行われました。結果は大方の予想通り、菅義偉官房長官が、有効投票数534票(国会議員票と地方票はそれぞれ393票、141票)のうち、約7割にあたる377票(同288票、89票)を獲得し、新総裁に選出されました。岸田文雄政調会長は89票(同79票、10票)で2位、石破茂元幹事長は68票(同26票、42票)で3位となりました。

菅氏は、9月16日に召集される臨時国会で次期首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる見通しです。なお、自民党の役員人事については、二階俊博幹事長(二階派)を再任し、総務会長に佐藤勉元総務相(麻生派)、政調会長に下村博文選挙対策委員長(細田派)、後任の選対委員長に山口泰明組織運動本部長(竹下派)を起用するとみられます。総裁選で菅氏を支持した派閥に配慮する形になっており、9月15日の臨時総務会で決定されます。

菅氏は緩和的な金融・財政政策を継続し、規制改革に注力、すでに市場は解散総選挙に注目
改めて、菅氏の政策スタンスを確認してみると、アベノミクスについては責任を持って引き継ぐと明言しており、新型コロナウイルス対策が最優先との見解を示しています。また、必要であれば、金融政策をさらに進め、中小企業や国民への追加給付もしっかり対応したいとし、消費税率は今後10年ぐらい上げる必要はないと述べています。これらを踏まえると、緩和的な金融・財政政策は当面継続と判断できます。

また、規制改革は徹底してやりたいと強く表明していることから、アベノミクスのうち成長戦略に力を入れ、独自色を打ち出したいとする意向がうかがえます。これまでの発言から、菅氏は行政のデジタル化、中小企業や地方銀行の再編、携帯電話の料金引き下げなどに重点を置くと思われます(図表1)。なお、総裁選が終了したところで、市場はすでに、衆議院の解散と総選挙の時期に注目し始めています。

4806名無しさん:2020/09/17(木) 03:24:05
>>4805

総選挙は結果が重要、与党圧勝なら市場に安心感が広がり、苦戦なら短期政権嫌気の反応か

主な政治日程は図表2の通りです。今後の日程を踏まえ、年内の解散総選挙を予想する向きも多くみられますが、新政権について国民の信を問うという大義名分で、早期に解散総選挙が行われることは十分考えられます。ただ、菅氏は、9月9日の民放の番組で、新型コロナの感染が収束していない状況では「解散とかそういうことじゃない」と述べており、やや慎重な姿勢を示しています。

解散総選挙は、新政権が国民の信を得られると確信したタイミングで行われると思われるため、市場の警戒感が強まる恐れは小さいと考えます。より重要なのは選挙結果であり、与党圧勝となれば、来年9月の自民党総裁選での菅氏再選、長期政権安定の思惑から、市場に安心感が広がる可能性が高まります。一方、与党が苦戦を強いられる結果となれば、早々にポスト菅の動きが強まると予想され、短期政権を嫌気する市場の反応が見込まれます。

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『菅自民党総裁誕生〜今後の注目ポイントを整理する』を参照)。

(2020年9月15日)

市川 雅浩
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
シニアストラテジスト

市川 雅浩,三井住友DSアセットマネジメント株式会社 調査部

4807名無しさん:2020/09/17(木) 03:45:28
http://hunter-investigate.jp/news/2019/09/-1113.html
麻生太郎の落日 ― 最大の政敵が初入閣 
2019年9月12日 10:10

 11日、第4次安倍再改造内閣が発足した。留任は麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官だけ。茂木敏充経済再生担当相が外相に、河野太郎外相が防衛相にそれぞれ横滑りした他、総務相に高市早苗氏が厚生労働相に加藤勝信氏が再登板し、残る13のポストを初入閣組が占めた。
 電撃結婚で世間をあっと言わせた小泉進次郎氏の環境相就任や、メダリストでもある橋本聖子参院議員の五輪担当相など話題には事欠かない新内閣だが、組閣人事が固まった直後から、麻生氏の影響力低下を指摘する声が上がっている。

■崩れたパワーバランス
 総理大臣経験者である麻生が、政権の柱として安倍首相を支えてきたのは周知の事実。派閥の領袖でもある麻生の協力がなければ、安倍の長期政権はなかったと言っても過言ではあるまい。

 「セクハラ罪という罪はない」「子どもを産まなかったほうが問題」「医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられん」――麻生の失言、暴言が度々政権の足を引っ張ったが、お咎めは一切なし。財務省の文書偽造や事務次官のセクハラは、当然大臣が責任を取るべき“事件”だったにもかかわらず、安倍は麻生を更迭できなかった。麻生が閣外に去れば、政権の土台が揺らぐからに他ならない。
 
 官邸を菅が、党を幹事長の二階俊博が掌握することによって築かれた長期政権にあって、麻生は政府の重しであり続けてきた。3人の実力者が時に協力し合い、牽制もするというパワーバランスで成り立っていたのが安倍政権なのだが、ここに来て、その構図が崩れかけているのだという。

 ある自民党の国会議員は、次のように解説する。
「総理は、これまで支えてもらった麻生さんに感謝はしているが、傲慢な態度に辟易しているのも事実だ。春の福岡県知事選挙で麻生さんのメンツをたてて新人に推薦を出したが、結果は惨敗。夏の参議院選挙に、マイナスの影響しか与えなかった。普通に勝てたはずの新潟で議席を失ったのも、麻生さんの子分の参議院議員が知事選の応援でバカな忖度発言をしたからだ。懲りないというか、自覚が足りないというか、失言・暴言が止まらない。参議院が(憲法改正の発議に必要な)3分の2を割った責任の一端は、間違いなく麻生さんにある。『いい加減にしてくれ』というのが総理の本音だろう。だから、麻生さんとしては認められない人事が、まかり通った。菅さんや二階さんの力がまさった結果とも言える」

4808名無しさん:2020/09/17(木) 03:45:38
>>4807

■武田氏初入閣の意味
 自民党議員が言う「麻生さんとしては認められない人事」とは、福岡県選出で二階派の武田良太衆院議員が初入閣したことと、麻生派の河野太郎氏が外相から防衛相に横滑りし閣内に残ったことだという。

 武田氏と麻生氏は、誰もが知る犬猿の仲。中選挙区時代の旧福岡4区でぶつかり合っていた2人は、小選挙区制になって戦場が分かれた後も、事あるごとに対立してきた。それぞれの選挙区内における首長選や地方議員の選挙では、両陣営が候補者をたてての激しい争い。2016年に行われた衆院福岡6区の補選でも、麻生と武田が代理戦争を繰り広げた。決着を見たのが、今年4月の福岡県知事選挙である。

 事前調査で、圧倒的有利との結果を得ていたのは現職の小川洋知事。自民党推薦は小川氏で決まるとみられていた。その小川知事を支援する態度を鮮明にしていたのが武田であり、麻生と距離を置いてきた山崎拓元自民党副総裁だった。常識的には「現職推薦」で決まるところを、反小川で動いていた麻生が力業で覆す。

 小川の県政運営を批判してきた麻生は、「推薦が取れなければ閣僚を辞める」と首相に直談判して官僚出身の新人に党の推薦を取り付けたのだ。県連幹部も驚く逆転劇だったが、福岡の有権者は麻生の理不尽な手法に猛反発する。

 結果、麻生が推した新人の知事候補は、小川に約95万票もの差をつけられて惨敗。あまりの票差に責任を問う声も上がったが、麻生は党県連最高顧問を辞任するという「痛くも痒くもない責任の取り方」(自民党関係者)でお茶を濁した。国政の場でも無責任、地元でも無責任――。麻生に対する評価は、下がる一方だ。

 そんな麻生だが、プライドだけは人一倍ある。知事選で現職勝利を主導した武田を、許すはずがない。もちろん、入閣などもってのほか。これまでも麻生は、武田の入閣を阻んできたと言われており、当選6回を数える二階幹事長側近も、大臣の椅子は遠いとみられていた。ところが、その武田が国家公安委員長として初入閣したのである。ある自民党の関係者は、驚き顔でこう話す。  
「これまで、武田氏の入閣を阻んできたのは麻生さんだ。武田氏への憎悪で凝り固まっている麻生さんが、武田氏の入閣を容認するはずがない。その武田氏が国家公安委員長――。武田氏を推した二階さんや菅さんが勝ったとも言えるが、むしろ麻生さんの力が落ちた、というべきだろう。知事選の惨敗で、(麻生氏の)福岡県内での求心力も確実に低下した。永田町でも、ということになれば、麻生さんの晩年は暗いな」

■衰えた麻生の力 
 今回、麻生派から入閣したのは麻生本人を含め3人。そのうちの一人が外相から防衛相に横滑りした河野太郎だ。喜んでいいはずだが、この人事も麻生にとっては心外なものだったらしい。

 衆参合わせて50人を超える勢力の麻生派(正式名称は「志公会」)の悩みの種は、次の総理・総裁候補が育っていないこと。当選13回の麻生の次に位置するのは12回の大島理森衆院議長(派閥離脱中)と甘利明元経済再生担当相で、若返りは到底無理だ。次の世代で知名度があるのは河野ということになるのだが、いかんせん派内での人望がない。麻生としては、いったん河野を閣外に出して“閥務”に専念させたい意向だったという。ところが、麻生の願いを無視した形で安倍が河野を一本釣りし、防衛相に就任させてしまった。永田町の古参秘書は、「麻生さんの力が落ちた証拠」と断言する。

 安倍と麻生は組閣を前にした今月8日、安倍の私邸で1時間半にわたって話し合ったという。麻生は当然、武田の入閣阻止を強く主張し、河野の起用も考えなおすように迫ったはずだ。しかし、武田は国家公安委員長兼防災担当相として念願の初入閣。河野は防衛相として閣内にとどまった。元総理の力に、衰えが見えているのは確かだ。

4809名無しさん:2020/09/17(木) 08:48:45
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261989
安倍“お友達ねぎらい”内閣を丸裸
武田良太・国家公安委員長は麻生氏が“嫌がらせ”で入閣か
公開日:2019/09/19 06:00 更新日:2019/09/19 06:00

 衛藤晟一1億総活躍担当相とともに二階派の入閣待機組だった。「反麻生の急先鋒」(自民関係者)といわれるだけに、今回の初入閣には驚きの声が上がっている。

「麻生さんとの対立は有名です。鳩山邦夫元総務相の死去に伴う福岡6区補欠選挙(2016年10月)では、麻生さんが支援した候補の対立候補を支援して勝利。今年4月の県知事選でも、麻生さんと県連が新人を推したのに対し、現職を応援して95万票の大差をつけて勝利させた。2回連続で煮え湯を飲まされている麻生さんが、武田さんに二階派の実務をこなせなくさせるために、安倍首相に入閣を進言したのではないか、などとささやかれています」(地元政界関係者)

■スキャンダルでクビが飛ぶ日が近いか

 ●危ない閣僚 

 選挙の根回しや資金集めなどの実務面で、常に二階幹事長をサポートしてきた。

「酒豪で『一緒に飯を食うのが政治』を地で行く、一世代前のような政治家です。義理人情に厚く、カネとヒト集めが上手ともいわれ、今の永田町では珍しくなった存在といえるでしょう。ただ、古い体質からなのか、脇が甘く、キナ臭いウワサも少なくありません」(永田町関係者)。早速、組閣直後、元暴力団関係者から政治資金パーティーの代金が支払われた――と週刊誌で報じられた。

 政権内では失言が危ぶまれる閣僚候補として、田中和徳復興相と竹本直一IT政策担当相と並んで「3T」と称されているという。

 1968年、福岡県生まれ。早大文学部卒業後、亀井静香元衆院議員の秘書を経て、93年、伯父の田中六助元通産相の地盤である旧福岡4区から自民公認で出馬したものの落選。以後、2003年に福岡11区から初当選するまで10年かかった。

 ●銃口を人に

 防衛副大臣だった14年6月、パリ郊外で開かれた武器国際展示会「ユーロサトリ」で訓練用の模擬銃(ライフル)を人に向けて構え、相手から払いのけられる姿が報じられたこともある。

 ●党員集め1位

 自民党は所属議員1人当たり党員1000人獲得のノルマを課しており、不足1人につき2000円のペナルティーを科している。自民党が昨年発表した“党員獲得ランキング”によると、武田は17年に党員1万1244人を獲得。第1位だった。

 叩けばホコリがまだまだ出てきそうだ。

4810名無しさん:2020/09/17(木) 10:01:07
https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_20567/
麻生副総理vs二階幹事長 熾烈を極める次期総裁選「代理戦争」
週刊実話2019年11月1日 09:00

 安倍内閣の両輪といわれる麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博幹事長。2人の対立がポスト安倍をめぐってエスカレート。今や二階幹事長とタッグを組み、虎視眈々とポスト安倍を狙う菅義偉官房長官、さらに若手有力候補の小泉進次郎環境相と河野太郎防衛相も加わり、激しい代理戦争が繰り広げられている。

 安倍首相も院政を敷くため、麻生氏寄りの動きを強めていた――。
「昨今の麻生、二階両氏の対立といえば、福岡県知事選での激突です。麻生氏のお膝元である福岡の地盤を二階派に脅かされつつある。9月の改造内閣で国家公安委員会委員長に抜擢された武田良太氏が、4月の同知事選で麻生陣営とガチンコ勝負に出た。麻生氏が担いだ元厚労官僚に対し、現職知事を支持。菅官房長官とタッグを組んだこともあって、100万票近い差で圧勝したのです。武田氏は二階幹事長の最側近ですからね」(自民党関係者)

 福岡県知事選敗北の責任を負い、麻生派が牛耳る自民党福岡県連の蔵内勇夫会長は辞任。その後任人事では再度、麻生派の推す原口剣生県議と武田氏らが推薦する山本幸三元地方担当相(岸田派)が激突。今度は麻生氏が一矢を報い県連会長のポストを死守した。
「麻生VS二階の対立は、内閣改造人事でもありました。二階幹事長は夏の参院選を幹事長として仕切り、自公で改選過半数を上回る71議席を獲得したことで、続投確実と見られた。ところが、高齢を理由に二階交代の動きが一気に表面化した。その旗振り役が麻生氏だったのです」(同)

 安倍首相も一時は二階幹事長交代、岸田文雄政調会長起用に傾きかけた。それを大どんでん返ししたのが菅氏だった。
「公明党とのパイプの強さを盾に猛反対。改憲が頭にある安倍首相も菅氏に匕首を突き付けられ、二階続投を飲まざるを得なかったのです」(同)

 さらに、菅氏は石破茂氏から自分になびいた小泉進次郎環境相をも誕生させ、隠然たる力を見せつけた。

 一方、続投となった二階氏は、ポスト安倍として菅氏のバックアップに動く。
「菅氏が自民に鞍替えさせた元民主党の鷲尾英一郎代議士、参院選で当選させた河井あんり氏などを二階派に預けている。二階氏も続投で命を助けてもらった菅氏のため、二階派一体で菅総理誕生の下準備を始めています」(政界事情通)

 これまで菅氏は「総理総裁など頭にない。一兵卒で派閥を持たない」とアピールしてきた。しかし、10月に入り菅氏の隠れ派閥『ガネーシャの会』(約20人、坂井学衆院議員ら)の定例会を毎週木曜日に開く方向で一気に動き始めた。

 呼応して菅氏の他の勉強会、例えば河井克行法相が参加する『向日葵会』(10数人)も会合を活発化させる気配を見せている。加えて、小泉環境相が中心の勉強会『2020年以降の経済社会構想会議』(約30人)も菅氏・二階氏と足並みを揃える可能性もある。
「二階氏は自分の派閥に有力後継者がいないので、菅氏を総理総裁に担ぎ、自身は院政を狙うようです。菅氏も完全にポスト安倍で手を挙げるつもりだ。その後に、進次郎氏をポスト菅にする腹だ」(菅氏関係者)

4811チバQ:2020/09/17(木) 10:19:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cc77fde57c47035fa4712a9d00f8e87b3a05853
河野行革相「こんなものさっさとやめたら」 深夜の閣僚の連続会見に強い疑念
9/17(木) 9:04配信
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閣僚記者会見で質問に答える河野太郎行政改革担当相=首相官邸で2020年9月17日午前1時、滝川大貴撮影
 河野太郎行政改革・規制改革担当相は17日未明、首相官邸での記者会見で、組閣や内閣改造後の「初閣議」の後、各閣僚が首相官邸で順番に記者会見する慣例に激しい疑念を示した。記者から「規制改革に向けたスピード感」を問われた際に、「例えばこの記者会見も、各省に散ってやれば今ごろみんな終わって寝てますよね。それを延々ここでやるのは前例主義、既得権、権威主義の最たるものだ」と指摘した。「こんなものさっさとやめたらいいと思います。ぜひご協力をいただきたい」と訴えた。

 組閣や内閣改造の際、閣僚は官邸で首相からの「呼び込み」を受けた後、皇居での認証式を経て正式に就任する。その後、首相会見、初閣議、官邸内の階段での記念撮影などを終えた後、順番に官邸の記者会見室で会見する。首相会見が夕方や夜となることが多く、閣僚会見は深夜に及ぶ。この日は最初の加藤勝信官房長官の記者会見が始まったのは16日午後11時前で、河野氏の会見開始は17日午前1時を過ぎていた。【田辺佑介】

4812チバQ:2020/09/17(木) 10:20:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/001d1199ceda551fffd7487510c70e317810c0fe
スガノミクスにハードル 構造改革は長期戦不可避 菅内閣発足
9/16(水) 20:37配信
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認証式のため官邸を出る経済再生担当相に決まった西村康稔氏(中央)ら=16日午後、首相官邸(萩原悠久人撮影)
 16日発足した菅義偉(すが・よしひで)政権の経済政策は、前政権で道半ばだった構造改革や規制緩和などの産業政策を主軸に据えている。行政や大企業の既得権益を打破し、競争原理を働かせることで国民の生活水準を向上させる成長戦略だが、強い抵抗が予想され実現には時間がかかりそうだ。「スガノミクス」の具現化には、衆院解散・総選挙や新型コロナウイルスの再拡大といったハードルを乗り越え、政権基盤を確立する必要がある。

 「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打破して、規制改革を進める」

 菅首相はこう表明し構造改革を経済政策の旗印にする意向を示している。諸外国と比べ割高な携帯電話料金の引き下げや、過当競争が指摘される地方銀行の再編、コロナ禍で整備不足が露呈した行政のデジタル化などが目下の主要課題だ。

 安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の継承を掲げた菅首相だが、主要政策は即効性がある金融政策を主軸に円高是正と株価上昇を狙った前政権とは質的に異なる。内政主体で派手さはないが、抵抗勢力の反発で対立軸が明確になり、世論のウケは良さそうだ。

 一方、菅首相の残存任期は来年9月までのわずか1年間。7年8カ月にわたる官房長官の経験から官僚組織の操縦術にたけているとはいえ、短期政権に官民の身を切る改革はできない。構造改革を目玉に据えたこと自体、長期政権に向けた意欲の表れともいえる。

 ただ政権基盤の構築には来春までに関門がある。まず年内にも見込まれる総選挙で勝利することが絶対条件だ。今冬はコロナ再拡大やインフルエンザとの同時流行が懸念され、緊急事態宣言の反省を生かし景気が「二番底」に陥らないよう医療体制や追加経済対策を準備する必要もある。

 こうしたハードルを乗り越え、「無事に越冬できれば長期政権への橋頭保(きょうとうほ)を築くことになる」(みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミスト)。

 いずれにせよ、目下の国難を乗り越え、景気をコロナ後の回復軌道に乗せなければ構造改革の実現は難しい。菅政権初の組閣は自民党内の「派閥バランス重視の人事」と指摘され、独自色に乏しいのは否めない。菅首相はこれまでに培った「調整役」としての立ち位置を乗り越え、政権トップとして日本経済再生のビジョンと強い指導力を示すことが求められている。(田辺裕晶)

4813チバQ:2020/09/17(木) 10:32:05
https://www.asahi.com/articles/ASN943SYJN93UTFK00L.html?oai=ASN9J71KRN9JULFA03Q&ref=yahoo
憤る稲田朋美氏、悩む野田聖子氏 「女性宰相」を阻む壁


有料会員記事 自民党総裁選2020

太田成美、石井潤一郎
2020年9月4日 14時00分

 三つどもえの争いが固まった自民党総裁選。そこに女性候補の姿はない。結党から65年、総裁選に女性が立候補したのは過去に1度しかない。なぜ今回も、スタートラインにさえ立てないのか。

 安倍晋三首相が辞意を表明した翌日の8月29日。「女性がリーダーを目指すことは自民党にとってもプラスになる。チャンスがあれば挑戦したい」。テレビ番組に出演した自民党の稲田朋美幹事長代行は、「ポスト安倍」への意欲を強調した。

 弁護士の稲田氏は2005年、幹事長代理だった安倍首相に見いだされ衆院議員に転身。首相の側近として知られる。行革相や政調会長に抜擢(ばってき)され出世の階段を駆け上がったが、つまずいたのは16年に就任した防衛相時代。自衛隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で引責辞任に追い込まれた。

 「失敗して初めて、弱い立場の人たちの気持ちがわかるようになった」。その後、右派の論客でならした稲田氏が選択的夫婦別姓に理解を示し、「伝統的な家族観」にも多様性を認めるなどウィングを拡大。女性の議員連盟を立ち上げるなど「女性目線の政治」を自身の軸に据えるようになった。

「女性目線」に冷たい視線

 1カ月ほど前、官邸を訪れた稲田氏は、思い切って首相に思いを伝える。「私、総裁選に出たいんです」。引き留められるかと思ったが、違った。「まずは仲間づくりだね」。道が開きかけた気がした。

 だが現実は厳しい。菅氏が総裁選に出るとの見方が広がると、所属する細田派は早々と支持する方向で調整。憤る稲田氏は31日、再び首相を訪ねて後押しを期待したが、その答えはまたしても予想を裏切るものだった。「今回は急だから仕方ないよ」

 安倍首相が語った「仲間」とは…

4814チバQ:2020/09/17(木) 11:07:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/c00253ded751704eed5890ffe8809eb4c24b70f7
フォロワー175万人、首相候補も 沖縄関係閣僚の横顔
9/17(木) 7:31配信
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加藤勝信官房長官
 首相候補の元官僚 加藤勝信官房長官

 沖縄基地負担軽減担当相を兼務する。官房副長官時には、知事選や名護市長選を控えた仲井真弘多元知事や島袋吉和元名護市長らと面談するなど、沖縄の保守系政治家の要請を受けてきた。2014年の記者会見では同年の知事選を巡り「沖縄の振興、発展を進める政府の立場と意思疎通を図れる知事が選ばれることを期待する」などと述べた。

【写真】「菅内閣とかけまして」

 前厚労相。新型コロナウイルス感染拡大で県と対策に当たった。首相候補の一人として知られる。旧大蔵省出身で、実務能力に定評がある。東京都出身。64歳。(竹下派)

 タフな交渉に一目 茂木敏充外相

 安倍内閣では経産相や政調会長などの要職を歴任。政策能力や交渉力に定評があり、外相続投となった。2013年の小泉内閣では当選3回目で沖縄相に抜てきされた。04年の沖国大ヘリ墜落事故の際には、日米地位協定の問題点を検証するよう提唱したことも。現在は「日米地位協定のあるべき姿を不断に追求していきたい」と政府見解に沿った発言をしている。

 次期首相の有力候補の一人。米国からも「タフネゴシエーター(手ごわい交渉相手)」として一目置かれる。栃木県出身。64歳。(竹下派)

 安倍氏弟、安保精通 岸信夫防衛相

 安倍晋三前首相の実弟。2度の外務副大臣経験に加え、防衛大臣政務官も務めており、外交・安全保障分野に精通する。2013年、当時の仲井真弘多知事との会談では、普天間飛行場のKC130空中給油機を地元の岩国基地(山口県)へ移駐する方針を伝達。参院沖縄北方特別委員会の委員長として、県内を視察したこともある。

 12年に衆院へくら替え。祖父は岸信介元首相という政治家一家。超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」メンバーでもある。山口県出身。61歳。(細田派)

 フォロワー175万人 河野太郎沖縄担当相

 前防衛相。外相時から米軍基地問題に対応してきた。新型コロナウイルス対応では在日米軍関係者の入国後のPCR検査実施を巡り米側と調整。党の行政改革推進本部長時には、県や那覇市がアイドルのイベントに一括交付金を使ったことを批判した。

 首相候補に挙げられ、自身も意欲を何度も明言。ツイッターアカウントには175万人超のフォロワーがおり、発信力に定評がある。一方で、批判的な言動をする人を「ブロック」することも多く、寛容さに欠けるとの指摘も。神奈川県出身。57歳。(麻生派)

4815チバQ:2020/09/17(木) 11:08:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/d03de60e1538934e4b2fb8a7aafc2e3debe87b3d
菅政権誕生の立役者 二階俊博氏の「昭和的人心掌握術」
9/17(木) 7:05配信
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存在感を隠せない二階氏(時事通信フォト)
 菅義偉氏が第99代総理大臣に指名され、新たな時代が始まった。その菅首相誕生の流れを決定づけたのが、細田派(正式名称:清和政策研究会。会長:細田博之元総務会長)や麻生派(同:志公会。同:麻生太郎財務相)といった5派閥の支持表明だった。

 昔ながらの派閥政治とそれに伴う猟官運動が露骨に顔を出したわけだが、一方で、自民党内では派閥の力は少しずつ弱くなってきたのも事実だ。何より「無派閥」の菅氏が総理・総裁に就任したことがその証左だろう。自民党職員として多くの派閥領袖と意見をぶつけ合った経験を持ち、現在は政治評論家として活躍する田村重信氏が解説する。

「1988年のリクルート事件によって、安倍晋太郎氏や渡辺美智雄氏といった領袖であり将来の総理候補といわれていた有力議員たちの芽が摘まれました。それまで派閥の領袖が総裁選に出馬するのが慣例でしたが、この事件を機に、領袖ではない人物が総裁選に出馬し、宇野宗佑氏や海部俊樹氏が総裁、そして総理に就任したのです。以後、派閥の領袖の力がだんだんと弱くなってきたのです」

 そんな中、やや印象が異なるのが二階俊博氏率いる二階派(志帥会)だ。二階派は今回、最初に菅支持を表明し、菅氏も早々に二階氏を幹事長続投させる意向を示した。「昭和の領袖像を受け継いでいるのは二階氏だけかもしれない」(田村氏)というように、二階氏は他派閥でスキャンダルを起こした議員などを自らの派閥に迎え入れて「数の力」を増していった。
 田村氏は、「ある本を執筆した際に、二階氏から『なんぼ買ったらいい?』と声を掛けられたことがある」と明かす。政策に関する本を中心に数十冊を手掛ける同氏。できあがった本をさまざまな議員に献本しにいくと、多くの議員はざっと目を通して“ありがとう”と受け取るだけだが、二階氏はポケットマネーでかなりの量を購入したというのだ。いかにも“昭和の派閥領袖”的な人心掌握術と言えるだろう。

【プロフィール】たむら・しげのぶ/1953年、新潟県栃尾市(現長岡市)生まれ。宏池会を経て、1977年〜2020年まで43年間、自由民主党本部に勤務。政務調査会職員として農林部会、水産部会、国防部会などを歴任。現在は拓殖大学桂太郎塾名誉フェロー、日本国際問題研究所客員研究員、防衛知識普及会理事長、防衛法学会理事などを務める。近著に『気配りが9割 永田町で45年みてきた「うまくいっている人の習慣」』(飛鳥新社刊)、『秘録・自民党政務調査会 16人の総理に仕えた男の真実の告白』(講談社)、『ここが変だよ! 日本国憲法』(内外出版)など。

4816チバQ:2020/09/17(木) 11:09:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/9687a8048d328a69c3d302c33fc13ba2b823eeb3
井上万博相は「落下傘候補」から大出世/新閣僚寸評
9/17(木) 7:39配信

自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。

   ◇   ◇   ◇

▽万博 自民 井上信治(いのうえ しんじ=50)※初入閣

東大法学部 衆6 東京25区 1969・10・7生、血液型A

<人物評>旧建設省官僚から公募を経て、03年衆院選初当選。当初は「落下傘」だったが、選挙の強さに定評あり。自民党青年局長や環境副大臣など歴任。地元の青梅マラソンも走る

<趣味>マラソン、温泉めぐり

<派閥>麻生派

4817チバQ:2020/09/17(木) 11:09:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/af243000ae2351428f57ef8c58114d04220b0045
なぜ?静岡1区・上川さん“3度目の法相登板”
9/16(水) 18:10配信
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静岡放送(SBS)
 9月16日午後4時前、議員会館で吉報を受け取ったのは、衆議院・静岡1区選出の上川陽子さん。県内で唯一、入閣を果たしました。

<上川陽子新法相>「本当にまっすぐに、思いっきり仕事をしてまいりたいと思います」
<加藤勝信官房長官>「法務大臣 上川陽子」
 当選6回の上川さんは、これまでに2度法務大臣を務めています。手堅いメンバーがそろった菅内閣の中で、法務大臣に再登板することになります。
<上川法相(2018年当時)>「鏡を磨いて磨いて磨いて、慎重にも慎重な検討を重ねたうえで死刑執行を判断しました」
 2018年7月、当時法務大臣だった上川さんは、地下鉄サリン事件などオウム真理教の一連の犯行にかかわったとして、教祖だった麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚ら13人の死刑執行を命じました。
 2014年には、地元の静岡刑務所を視察。再犯防止の取り組みなどを確認するなど、法務大臣としての実績は積み重ねました。女性議員という立場で見ても着実にキャリアを歩んできました。
<上川少子化担当大臣(2007当時)>「大臣の扉は大変重たい扉でしたが、皆様のご支援でこの扉を14年目にして開くことができました」
 始めて大臣に就任したのは2007年。内閣改造によって県内初の女性閣僚に。この時は少子化担当大臣でした。
 上川大臣は静岡市生まれで、東京大学を卒業後、ハーバード大学大学院へ留学した経験を持つ国際派です。静岡大学での講演ではこんな一幕も。
<上川大臣>「英語で交流するのは当たり前の時代。積極的なチャレンジを」
 上川大臣はどんな点を評価されたのか。県内政治に詳しい専門家はこう解説します。
<法政大学 白鳥浩教授>「まず第1に、過去三回入閣している中でスキャンダルがなかった。2点目は、これまでに手堅い実績を積み重ねてきた。法案の成立、タブーにも積極的に挑戦。それが実績として評価されたと思う。女性閣僚として実績を積んでいる人は限られる。そういった中で上川氏に白羽の矢が立った」
静岡放送(SBS)

4818名無しさん:2020/09/17(木) 11:12:14
https://www.asahi.com/articles/ASMBS7JR0MBSUTFK01W.html
「品が良い所…川崎、北九州とかじゃなく」 麻生氏発言
2019年10月25日 0時11分

 麻生太郎副総理兼財務相は24日夜、東京都内であった麻生派所属の原田義昭前環境相のパーティーで、原田氏の地盤の衆院福岡5区を「品の良いところ」と紹介したうえで、「(原田氏の中選挙区時代の地元だった神奈川県の)川崎市とか、北九州とか、(福岡県の)田川とかいうところじゃなくて、品の良さが買われたかどうか知らないけど、そこで当選をさせて頂いた」と述べた。

 パーティーは原田氏を「激励する会」で、麻生氏は「生まれは私の選挙区。中学校は武田良太(防災相)の選挙区」と原田氏の来歴に触れる中で、各市に言及した。

 また、原田氏が環境相時代の会見で、東京電力福島第一原発にたまった処理済みの汚染水について「海洋放出しかない」と発言したことを念頭に、「きちんとしたことがはっきり言える。票にならなくても言わなくちゃいけないことは言う。これが大事」と持ち上げた。

4819チバQ:2020/09/17(木) 11:23:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ab174fe361d2db324173c014de31ff268af0f0b
【菅義偉の原点「影の横浜市長」と呼ばれて】(上) 選挙に対する勤勉さが相手をつかむ
9/15(火) 7:55配信
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自民党総裁選の決起集会で、集まった人たちに手を振る菅義偉官房長官=14日午後、東京都港区(松本健吾撮影)
 ■素地固めた国会議員秘書時代 農家継ぐか否か…葛藤の日々

 プロ野球・巨人の長嶋茂雄が現役を引退し、元首相の佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞した昭和49年、横浜市では人口が250万人を突破し、51年には市営地下鉄(横浜-伊勢佐木長者町間、上大岡-上永谷間)が開通するなど、街は着実な発展を見せていた。そんな横浜の地に50年、足を踏み入れたのが、当時まだ26歳の青年だった菅義偉。地元秋田の高校卒業後、民間の段ボール工場などで働いた数年間と、その後の大学時代を東京都内で過ごした後、自民党県連会長の衆院議員、小此木八郎の父で衆院議員を8期務めた小此木彦三郎(故人)の秘書となって横浜に住み始めたのだ。

【表】予想される「菅内閣」の主な顔ぶれ

 ただ、当時から政治の世界に興味はあったものの、自らが政治家になるとは考えてもいなかった。菅自身も「まさかなれるとは思っていなかった」と後年、述懐している通り、菅にとって横浜市議は雲の上の存在であり、国会議員秘書としての生活は、帰郷して実家の農家を継ぐか否かという葛藤の日々でもあった。

 ◆「極めて実直」

 当時の菅をよく知る関係者は、菅の謹厳さを評価する。小此木は菅を何かと厳しく育て、時には激しく叱咤(しった)することもあったが、「不満一つ漏らすことなく、ひたむきに仕えていた」という。

 忙しい小此木に代わり、小此木の盟友で県議会議長を務めた梅沢健治が菅を預かっていた時期もあった。「(菅が小此木の)秘書の頃はよくわが家で朝食を食べ、おやじとおやじの秘書と3人で打ち合わせをしてから出ていく。そういう生活が2、3年続いたかな」。息子で前県議会議長の梅沢裕之はそう回顧する。

 小此木が菅に任せていたのが、神奈川区。小此木本人に代わって各戸を回り、選挙基盤を固める役目だった。菅の勤務態度は「極めて実直」で、「出会う人は皆その真面目さに心を打たれ、年配者も『菅ちゃん、菅ちゃん』と言ってかわいがっていた」という。

 一方で菅の性分である「無口」が、政治の世界で生きるに当たり“弱点”だと指摘する声もあった。梅沢裕之によると、小此木が父の梅沢健治に対し、「こいつは口下手で、とにかくしゃべらない」と案じているのをよく聞いたという。

 ◆弱点を武器に

 ただ、菅は無口という“弱点”を武器に変える能力を持っていたようだ。梅沢裕之は菅について、「雄弁・多弁で好かれるタイプではない。朴訥(ぼくとつ)さで信用を得ていく。決して口数は多くないが、やることはきちんとやる人として、信用を積み重ねていった」と分析する。

 また、「選挙となると、とにかく徹底してやる。そうした勤勉さが、相手の心をつかむ」とも。人心をつかむすべを学んだ経緯については、「支持者獲得のため地道に人とのふれあいを繰り返していく中で、自然に身につけていったんでしょうね」と推察した。

 菅はそのほかにも弱点を長所に変えている。多くの人の間を渡り歩き、人脈を広げなければならない政治家にとって「下戸」であることは致命的な弱点ともなりかねないが、菅はそれもはねのけている。1期先輩でいまも現役の横浜市議、田野井一雄は、飲めなくても酒席で楽しく談笑し、打ち解ける菅の様子を見て「むしろ好感度が高まっている」と感じたという。

 秘書になって約8年後の58年、小此木が通商産業大臣(現・経済産業大臣)を拝命した際、大臣秘書官として抜擢(ばってき)したことは、菅にとって大きな財産となった。構築した中央官庁とのパイプは、その後の横浜市議時代に生かされ、国政進出の礎となっていったからだ。=敬称略

 菅義偉官房長官が14日、自民党の第26代総裁に選出された。菅氏の政治家としての原点が本県選出の衆院議員秘書を務めた約11年間にあるとすれば、為政者としての原点は「影の横浜市長」の異名をとった横浜市議時代の約8年間にあるといえるだろう。後に政治家としてトップに上り詰めることになる一人の青年が、政治の世界に足を踏み入れてからの、この約20年という歳月に、何を考え、日々をどう過ごしたのか。横浜の地を駆け抜けた菅氏の足跡をたどった。

4820チバQ:2020/09/17(木) 11:24:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4470219bdbdef6b69f3752cfaf91b430b2bdb19
【菅義偉の原点「影の横浜市長」と呼ばれて】(中)人と組織動かす掌握力で真価を発揮
9/16(水) 7:55配信
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総裁に選出され会見する自民党の菅義偉総裁=14日午後、東京都千代田区の自民党本部(桐山弘太撮影)
 ■眼前に空席…繰り返す成功の歴史 市議でも群抜く存在

 安倍晋三が持病の再発により突如、首相の座を明け渡すことを表明した際、菅義偉の脳裏には、憧れだった横浜市議への道が突如、開けた過去の情景が想起されたに違いない。昭和62年4月の市議選を前に、自民党内では現職市議の引退と後継者の急死という想定外の事態が生じ、紆余(うよ)曲折を経て、衆院議員、小此木彦三郎の秘書だった菅が市議の座を手にすることとなったからだ。

 意中のポジションが空くまで雌伏を続け、追い風が吹いたとみるや一気に攻勢をかけて手中に収める。菅は過去の成功体験をなぞる形で、最高のポストに就く夢を実現させた。

 ◆猛反対押しのけ

 三十数年前の当時の状況を知る関係者らによると、菅の市議選出馬の経緯はこうだ。横浜市西区(定数2)の議席には、かつて市議会議長も務めた自民の重鎮、鈴木喜一がいた。70代後半だった鈴木は、息子を後継に立てようと考えていたが、息子は不幸にも急死してしまう。周囲の応援も受け、その空席を目指したのが菅だった。

 ただ、菅にとって初となる選挙は、一筋縄ではいかなかった。いったんは引退で話が進められていた鈴木が、その後翻意し、同区からの出馬を公言したのだ。菅は党をはじめとする周囲からの猛反対を受けることとなった。

 結果的には、菅の勢いの前に鈴木が引き下がり、菅は党の公認を得て当選を勝ち取ることになるのだが、当初は無所属での出馬を覚悟するほどにまで追いつめられるなど、まさに「地盤・看板・カバンなし」の苦境。菅は後年、「極めて厳しい状況の中の市議選だった」と振り返っている。

 支持を得るための菅の行動は徹底していた。後に秘書を務めた現職市議の清水富雄は、それを象徴するエピソードとして箱根駅伝の思い出を挙げる。「観衆であふれる国道1号の沿道にのぼりを持っていき、懸命に名前を売っていた」といい、「今ならひんしゅくを買うかもしれませんが。武勇伝ですね」と笑う。

4821チバQ:2020/09/17(木) 11:24:15
 ◆物おじはせず

 時になりふり構わぬ行動は、当選への執念に突き動かされていたのかもしれない。初の市議選で菅が獲得したのは8813票。次点と655票差のぎりぎりの2位当選だった。

 菅の物おじしない姿勢は、当時の菅を知る者の間で、いまも語り草だ。「『長老』と呼ばれる党内の権力者が、物事を取り仕切っていた時代。ぼくらは誰も長老に口をきけなかった。怖かったから」。そう振り返るのは、いまも現役市議の田野井一雄だ。

 菅の1期先輩にあたる田野井は、市議団会議に臨む前、菅に「発言は控えておけ」とくぎを刺す。しかし、いざ会議が始まると、菅は長老に対していきなり「それはおかしいじゃないですか」と言って手を挙げ、「私たちも市民の負託を受けて議員になったんだから、ちゃんと話を聞いてください」などと意見。周囲を凍り付かせたという。

 案の定、長老は「生意気なことを言うな」と激怒。ただ、菅はそれでも引き下がらず、最後には長老も「分かった」と言って折れたという。田野井は「どんな状況でも堂々としている。ものすごい胆力の持ち主だ」と回顧している。

 ◆思うがままに

 市議時代、菅はめざましい躍進を遂げる。当時の市長は高秀秀信。菅は小此木や横浜港港運事業者の実力者、藤木幸夫らとともに市長選で高秀を擁立した経緯もあり、市長当選後も、高秀の業務を手となり足となってサポートする。高秀の厚い信頼を得たことから、当選2期目ながら、市議の中でも群を抜く存在となっていった。

 そこでは菅の人心と組織掌握力の真価が発揮された。菅は市幹部らと会合の場を定期的に設けることで情報収集の場を構築。人事権を事実上握ることで人を従わせ、組織を思うがままに操っていく。そうした辣腕(らつわん)ぶりにより、菅はいつしか「影の市長」と呼ばれ、恐れられるようになった。

 そんな菅について田野井は「国ともつながっているから、行政側の要望にはなんでも応えられた。まさに役人を使いこなしているという感じだった」と驚きを口にした。=敬称略

4822チバQ:2020/09/17(木) 11:24:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d0725ba9d2c789b260b003daa85c6a1578e15ff
【菅義偉の原点「影の横浜市長」と呼ばれて】(下)IR誘致めぐる主戦場に
9/17(木) 7:55配信
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 ■動向に注目、「根回し」暗躍 市になお影響 待機児童問題に先鞭も

 「影の横浜市長」の異名をとった菅義偉(すがよしひで)が横浜市議時代から「根回しの菅」として暗躍していた痕跡は、いまでも数多く残っている。自民党県連が入居する市内のビルが賃貸であるのに対して、党の市連ビルが自前であるという“ねじれ現象”が続いていることも、その一つだ。「菅さんが建設に一役も二役も買った」。当時を知る市議らは、そう口をそろえる。

 それまで市内のビル2階の1フロアを借りていたが、菅が「家賃がかかるので、市連の財産としてどこか探したほうがいい」と発案。自らが中心となって資金の調達などに奔走したという。

 ◆林市長と連携

 当時から横浜市議を務める田野井一雄は「土地の選定、事業者の選定、あらゆることに彼が渡りをつけた」と記憶している。

 現在、市が対策を進める待機児童問題に先鞭(せんべん)をつけていたこともよく知られている。菅自身も総裁選に向けた出馬表明会見で、「横浜市議時代に『横浜型保育室』を市長と一緒に作ったのが、私の一つの誇りだ」と述べている。

 菅が16日、首相の座に就いたことの影響は、横浜市民にとっては単に地元から首相が選出されたという慶事にとどまらない。

 市はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指しているが、菅はこれまでも官房長官の立場で、地元への誘致を推し進めてきたからだ。市長の林文子とも緊密に連携するなど、政権中枢から地元横浜の政界や経済界に大きな影響を与え続けている。

 ただ、林は菅の首相就任による市政への影響力の拡大には否定的な見方を示し、菅の首相選出が有力視されはじめた9月上旬の記者会見では、「個別に情報交換するという関係ではない」とも述べている。

4823チバQ:2020/09/17(木) 11:25:00
 ◆「ハマのドン」

 菅のIR誘致への情熱には、首相だった安倍晋三も圧倒されていたようだ。関係者によると、安倍は菅や市議らを集めた会合で「(IRの設置場所は)官房長官のお膝元を通り過ぎません」と述べ、横浜は“当確”であると事実上明言したこともあったという。

 菅はあらゆる方面に対して根回しを徹底している。総裁選出馬表明に先立つ8月24日には、横浜港の港湾事業者「藤木企業」を訪問。地元事業者らで組織する「横浜港ハーバーリゾート協会」の会長で、誘致候補地の山下ふ頭からの立ち退きとIR誘致に猛反対している90歳の同社会長、藤木幸夫と社内の一室で会談している。

 同席した同社幹部や関係者らによると、会談時間は20〜30分程度。小此木彦三郎の秘書時代や市議時代からの恩義があり、頭の上がらない藤木に対して、菅が歩み寄ったようだ。「ハマのドン」とも呼ばれる藤木は、それまでの考えを翻して、IR誘致に異を唱えはじめた数年前から、菅との関係を一気に悪化させていた。今年6月の産経新聞の取材でも、菅を「権力を腐敗させた張本人」などと苛烈な言葉で批判している。

 菅は首相になる前の足場固めの一環として、藤木との関係を修復し、今後のIR誘致の取り組みを円滑に進めたい思惑があったようだ。菅の藤木訪問によって、藤木の態度が今後どう変わるのかは、「根回しの菅」の腕の見せ所の一つといえそうだ。

 ◆関係修復に待った

 菅の「藤木詣で」は、すでにハレーションを広げている。9月9日には、立憲民主党代表の枝野幸男が藤木を訪問した。協会関係者によると、2人は初対面。来訪は枝野側が提案した。

 枝野は同日、記者らに対し、会談で藤木がカジノ反対への共闘を求めてきたと明かしているが、枝野にとっては菅と藤木の関係修復に待ったをかけたいというのが本音だろう。急激に再接近を図る2人の関係を前に、行動に移さずにはいられなかったと思われる。

 菅の首相就任によって、横浜が、IR誘致をめぐる主戦場になろうとしている。菅就任のインパクトは横浜、ひいては県内の経済にどう影響していくのか。その動向が注目されている。=敬称略

 この連載は外崎晃彦、宇都木渉、太田泰、浅上あゆみが担当しました。

4824名無しさん:2020/09/17(木) 13:07:41
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/17812.html
2019年5月22日特集記事
きのうの敵は、きょうも敵?

先月(4月)の統一地方選挙で相次いだ保守分裂の知事選挙。
選挙後はノーサイドのはずが、亀裂は深まりさえも見せている。

なかでも、麻生副総理の地元として知られる福岡県。そこでは「麻生派VS非麻生派」の激突となった選挙の余波が続く。
衆参同日選挙の見方も出る中、自民党は結束することができるのか。
今も残る「しこり」の現場を追った。
(福岡局 坂本理/政治部 加藤雄一郎、関口裕也、川田浩気)

分裂、再び
「若干意見が出たことも真摯に受け止めることは受け止め、協議することは協議していく考えだ。今回の参議院選挙、私たちは挙党態勢で一丸となって頑張っていく」

自民党福岡県連の新しい会長に就任した原口剣生県議会議員(64)。


4月25日に告示された会長選挙に、自民党の県議のほとんどと、市議の推薦を受けて立候補し、無投票で当選した。

しかし13人いる国会議員からの推薦はゼロ。その13人の国会議員も対応は一枚岩ではないという。


そこには知事選挙の「分裂劇」が影を落としていた。

派閥間「抗争」
発端は4月7日に投票が行われた福岡県知事選挙だ。

現職で、3期目を目指す小川知事。


これに対し、自民党県連は、厚生労働省出身の新人を擁立。保守分裂の選挙となった。


その新人擁立を主導し、背後から支えたのは、麻生副総理兼財務大臣だった。


麻生氏はかつては、小川氏を支援していた。
小川氏は麻生内閣で内閣広報官を務め、麻生氏は小川県政誕生の原動力とされた。

しかし麻生氏は、小川知事の2期目の途中から、県政の将来ビジョンや、福岡市との連携などをめぐって知事に批判的な立場に転じ、完全にたもとを分かつ形になったのだ。

麻生氏は、党本部の推薦を取り付けた上で、小川氏を支援する自民党の議員らを「造反だ」と厳しく批判。麻生派の国会議員が県内外から駆けつけて新人を応援した。

一方、小川氏は、医師連盟や連合など300を超える団体から推薦を受けたほか、二階派の武田良太元防衛副大臣らに加え、


重鎮の古賀元幹事長、


山崎元副総裁も支援に回った。


長く麻生、古賀、山崎の3氏が影響力を発揮していた福岡県で、知事選挙は「麻生派VS非麻生派」の構図となり、激しい選挙戦が繰り広げられた。

結果は小川知事が大差をつけて勝利。


麻生氏は県連の最高顧問の辞表を提出した。


そもそも自民党本部では、現職の小川氏が優勢という見方もあったため、「分裂選挙に突入した麻生氏の発言力が弱まるのではないか」といった声も上がった。

悩む、岸田氏
分裂選挙はポスト安倍に意欲を示す岸田政務調査会長も悩ませた。
岸田氏は麻生氏から直接、新人の応援のため、福岡県に入るよう要請を受けた。


しかし派閥の前会長である古賀氏は、小川知事を支援。
福岡県内には岸田派の議員も多くいることから、慎重な対応を求められた。
応援に入って麻生氏にいわば恩を売ることで、ポスト安倍に向けて、麻生派と良好な関係を築くか、それとも応援に入らず、みずからの派閥の結束を優先するか。

悩んだ末、岸田氏は応援に入ることをやめた。

そして県連会長選挙にも…
知事選挙の結果を受けて、県連の藏内勇夫会長も辞任。


後任の会長を決める選挙の告示日。
立候補を届け出たのは、県議の原口氏ただ1人だった。


これには理由がある。
福岡県連の会長になるには、県連の役員62人のうち、20人以上の推薦が必要だ。
原口氏は43人の推薦を得たため、原口氏を除くと残りは18人。対立候補として立候補したくても誰も出られないのだ。


これに反発したのが、岸田派の山本幸三元地方創生担当大臣ら国会議員だった。


山本氏らは、自民党本部で急きょ記者会見を開き、県連会長は国会議員が務めるべきで、県議の数の力で会長を決めるのはやめるべきだと主張した。


「われわれ福岡県選出の国会議員は、先の統一地方選挙の結果に鑑みて、県連の解体的見直しが必要だと考え、国会議員が先頭に立って一致結束する態勢を構築しなければならないと考えている。国会議員の意見も聞かずに、県会議員だけで、密室的な決定をするということは透明性に欠けており、前回の知事選の轍(てつ)を踏むんじゃないかと懸念をしている」

しかし13人いる国会議員も一枚岩ではなかった。
麻生氏を含む麻生派の4人は、県議側に同調し、山本氏らの主張に賛成しなかったのだ。


「県連会長を国会議員から選出すべきではないかということで議論を進めてきたが、麻生先生のグループの反対で一本化することができなかった。13名中9名が国会議員から県連会長を選出すべきで、その具体名は私、山本幸三ということで賛同を得たが、麻生グループ4名が反対という結果になった」

4825名無しさん:2020/09/17(木) 13:08:18
>>4824

対立する主張
山本氏とともに、県連の新会長選出に異議を申し立てた中心人物の1人が、二階派の武田良太衆議院議員だ。


武田氏は、福岡県知事選挙で小川知事を支援して勝利。
新たな県連会長の擁立は、知事選挙で敗れた側が主導したものだと指摘する。


「現職じゃない新人候補に推薦を決定した時も、今回の県連会長の決定も、全く一緒なわけ。『ルールには抵触してない』と。一部の県議会議員と一部の国会議員が密室で談合で決めて『ルールにのっとってる』って言うんだけど、この差で負けてるってことは、いかに組織を私物化しているかということの表れなんだよね」


「みんなの気持ちが完璧に離れてるってことにどうして気づかないのか。何でもいいから勝手に決めて、選挙やってみたら、みな負けるというようなことが、果たして許されるのか」

武田氏は、県連として知事選挙敗北の反省が生かされていないと主張する。

「ここ最近では、福岡6区の補選、県議会議員の補選、県知事選挙、全ての選挙で負けてるんですね。しかも大差で。知事選にいたっては、100万票負けるなんてことは、空前絶後ですよ。それはいかに自分たちの判断が間違っていたか。派閥抗争に持ち込もうという考えなんか、さらさらない。いかに、有権者というものに耳を傾けなかったか。そこの反省なくして、次に進むってことは考えられない」


「今まで何が悪かったのか、どこをどう改めなきゃいけないのかっていうことを検証して、それを改めることが大事なわけであって。そういう努力がなかったために、これだけの県民からそっぽ向かれるような結果が生まれたわけだから」

これに対し、麻生派のある国会議員は、次のように反論する。
「そもそも派閥間の争いではない。有権者の意見を吸い上げて国政に伝えるのが国会議員の仕事であって、自分たちは、県議の多くが賛同する主張に乗っているだけだ」

「政治家としてこうしたいという考えがあるなら、今ある規則とルールにのっとって行うべきだ。知事選挙の時もそうだが、われわれはさまざまな意見を聞いて、粛々と手続きを進め、全力を尽くした。それを県連大会の直前に変えろというのはあまりに乱暴だ」

県議に力
国会議員の間で意見が分かれた県連会長選挙。
そもそも数の上では県議が圧倒的な力を持っている。
仮に13人の国会議員が一枚岩になっても、独自に会長候補を擁立することはできない。

県連役員の多数を占める県議を一手に取りまとめてきたのが、前県連会長の藏内氏だ。


福岡県議団の会長を6期12年務めたのに続き、ほかの都道府県では国会議員が就くことも多い県連会長を2期4年務めた。
数の力を背景に、今回の会長選挙でも、みずからの後任を決めるに至った。

ある重鎮県議の1人は、今の国会議員の状況を次のように指摘する。
「県知事選挙の経緯から見ても、県連会長選挙をめぐって国会議員どうしが対立することなんて最初から分かっていた。こちらが『次は参議院選挙だから国会議員が一致してまとまってくださいよ』と言っても、意見をまとめる努力がされていない」
「『これなら県連会長は、まとまっている県議から』という話になる。国会議員どうしが一致結束もできず、多数決で決めようとしていたが、多数決なんて子どもでもできる。それだけまとまっていないということじゃないか」

4826名無しさん:2020/09/17(木) 13:08:32
>>4825

遠い結束
そして今月18日に開かれた福岡県連大会。
非麻生派の国会議員は「県連執行部を務める県議が国会議員の意見に耳を傾けないならボイコットも辞さない」としていた。

しかし県議側が、今後の県連の運営をめぐっては、国会議員側と協議を行っていく方向で折り合い、麻生派に加え、岸田派と石原派の国会議員は出席した。
原口新会長のほか、党本部からは岸田政務調査会長が駆けつけ、夏の参議院選挙に向けて一致結束を訴えた。

「先の知事選挙においては大変残念な結果になったこと、皆様方に心からおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。次に行われる参議院選挙は、私どもは国会議員の先生方を含め、挙党一致の中において戦ってまいりたい。私たち福岡県連も一丸となって挙党態勢の中において頑張る所存だ。ここにいらっしゃる皆さんの最大のご協力を切にお願いする」(原口氏)


「新しい時代にしっかりと責任政党としての責任を果たしていき、政権の安定に努めなければいけない。そのために大切なのが参議院選挙だ。ぜひ福岡県連の皆様におかれても、心を1つにして力を合わせて、勝利に向けて取り組んでいただくよう、心からお願い申し上げる」(岸田氏)

しかし武田氏ら二階派の議員は姿を見せず、依然、溝が残ることが浮き彫りになった。
会場からは、先の知事選挙で、麻生氏が擁立を主導した新人候補を党として推薦した経緯をただす質問が出され、県連の新執行部が説明に追われる場面もあり、多難の船出となった。

しこりは福岡以外でも
しこりが残っているのは、福岡県だけではない。
先月の統一地方選挙で、保守分裂の知事選挙となった福井、島根、徳島もそうだ。
福井県では、夏の参議院選挙の候補者が、知事選挙で「動かなかった」として、地元から差し替えを要求する声が出ている。
また島根県では、県議と国会議員の間の対立が解消されず、今月亡くなった参議院議員の後任候補を決められずにいる。
徳島県では、県連が推薦した知事を応援せず、別の候補を支援した国会議員の処分を求める動きも出ている。

こうした事態を受けて、甘利選挙対策委員長は今月12日、徳島県の県連大会でこう呼びかけて結束を訴えた。


「とにかく同志が結束することが 勝利のカギだ。自民党が負ける時の最大の要因は、その結束が乱れて、一本化できない時だ」

各県で残る「しこり」は、夏の参議院選挙にどのような影響をもたらすのか。
自民党は、「しこり」を解消することができるのか。
衆参同日選挙の見方も出る中、自民党に残された時間は、そう多くない。

4827名無しさん:2020/09/17(木) 14:34:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/fccbf1d5d198d9568664d77bcc7b99213165eb86
ドキュメント新内閣…瞳潤む菅首相 岸田派議員は「カビ臭内閣」と揶揄
9/16(水) 23:42配信

 歴代最長政権が幕を閉じ、前首相の安倍晋三から第99代首相の菅義偉(すが・よしひで)(自民党総裁)へと7年9カ月ぶりに首相官邸の主が交代した。日本政治の節目となった16日の動きを追った。

■「国民に感謝」 午前9時前 安倍前首相

 東京・赤坂の衆院議員宿舎で暮らす菅は、普段通りの朝を過ごした。午前6時46分、秘書官を伴って周辺を40分近く散歩した。続いて、永田町の首相官邸の裏手にあるザ・キャピトルホテル東急のレストランで小一時間、朝食を兼ねて秘書官と打ち合わせを行った。

 8時44分に出邸し、玄関ロビーで待ち構えた報道陣に向かって頭を下げながら「おはようございます」と2度発した。

 その11分後、この時はまだ首相の安倍も官邸に入り、感極まった表情で記者団の取材に応じた。

 「経済再生、国益を守るための外交に一日一日、全力を尽くしてきた。全ては国民の皆さんのおかげです。感謝申し上げたい。一議員として菅政権を支えていきたい」

 ■穏やかな笑顔で去る 午後0時42分 安倍前首相

 9時3分に始まった最後の閣議で、安倍内閣は総辞職した。安倍は政権を支えた閣僚たちに謝意を述べ、予定時間をややオーバーして終了。福島県選出で法相だった森雅子は「感動的だった。福島(復興)のことにも言及してくれた」と語った。

 午後0時42分、安倍は官邸を後にした。玄関ホールでは菅ら官邸幹部や職員の総出の見送りを受け、女性職員に花束を贈られた。万雷の拍手で賛辞を贈られると、大きな重圧を抱えた7年9カ月に公の場ではあまり見せなかった穏やかな笑顔で、手を上げて応えた。

 ■目を潤ませ… 午後1時45分 衆院本会議で菅首相を指名

 菅を首相に指名する衆院本会議は午後1時開会。菅は秘書官、警護官(SP)、記者団ら大勢を引き連れ、本会議場に向かった。その数歩後ろには、かつての「首相候補の本命」で今は立憲民主党所属の小沢一郎が静かに歩いていた。

 「菅義偉君を内閣総理大臣に指名することに決まりました」。1時45分、衆院議長の大島理森が宣言すると、菅は硬い表情のまま立ち上がって5度、深々と頭を下げた。瞳は潤んでいた。

 本会議を終え、議場から出るマスク姿の安倍の表情は普段と変わりなく見えたが、ぞろぞろと続く記者団の姿はなくなっていた。

 ■「解散、明日でも結構」 自民・二階氏

 菅はその後もあわただしく、国会議事堂内の各会派の部屋へのあいさつ回り、新閣僚の呼び込み、皇居での親任式などに臨んだ。

 総裁選で敗れ、党政調会長の要職から外れた岸田文雄は「自民党の一国会議員としてしっかりと内閣を支えていきたい」と述べた。新内閣のネーミングを問われると「いいかげんなことを言うと評判を落とすので、丁寧に早急に考える」と慎重に答えたが、岸田が率いる岸田派(宏池会)議員はこう皮肉った。

 「(内閣の面々が)再任も多く、代わり映えしない。『カビ臭(くさ)内閣』だな。衆院解散・総選挙をやるような陣容にはみえない」

 与野党議員は菅がいつ衆院解散を打つのかと臆測をめぐらせている。幹事長の二階俊博は首相指名後、NHKの中継インタビューでこう語った。

 「首相自身が熟慮して判断すればいいことであって、党はいつ解散があっても対応できるように準備を整えている。明日からでも結構ですよ」

 総裁選での菅勝利の立役者として新政権で影響力を増す二階の言葉は耳目を集める。(田中一世)=敬称略

4828名無しさん:2020/09/17(木) 14:35:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/604bc8a5c6dcaeac26b4446b70c60f5b0ad34949
菅内閣が発足……田崎史郎氏「安倍前総理は『菅さんがなってくれるのがいい』と本人と話していた」裏側を明かす
9/16(水) 21:41配信

自民党の菅義偉総裁は9月16日午後、衆参両院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。そして新内閣の陣容を決定し「菅内閣」がスタートし、夜9時からは就任記者会見に臨んだ。

こうしたなか、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、この前日9月15日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に電話出演し、菅総理が自民党総裁に“立候補”するまでの裏側について明かした。

辛坊)ご本人は本音のところで総理大臣になれると思っていなかったですよね。

田崎)思っていなかったと思います。一般的な議員なら誰でも総理大臣になりたいと思って議員になりますので、そういう意味での小さな野心はずっと持ち続けられていると思うのですけれども、総理大臣になろうと思って勉強して、人脈をつくって、お金を集めて、着々と歩を進めてきたというタイプではないのですよ。もしそういう姿が見えたら、安倍総理は危なくて使わないです。

辛坊)そうですよね。官房長官に寝首をかきそうな人をこんなに長く置いておかないですよね。

田崎)そうです。だから、完璧に信頼して、自分の寝首はかかないという安心感があって、菅さんの方も忠誠心で貫き通しましたから。そしてやはり、そこで安倍さんがやめると言ったときに、そこから自分でどうするか考えた。

辛坊)なるほど。

田崎)実はそのとき新聞報道されていないし、僕も言わないでおこうといままできたのですけれども、せっかく辛坊さんの番組なので申し上げておくと、8月28日の午前11時ごろに菅さんは安倍総理に呼ばれたのです。

辛坊)夕方に安倍さんがやめるという記者会見をした日の午前中ですね。

田崎)ええ。そのとき「去っていく人間が『誰がいい』とは言えないのだ」と。「だけど、菅さんがなってくれるのがいいのだけれどな……」という話をされたのですよ。

辛坊)では、実質的にその段階で、安倍さんは菅さんという認識があったということですね。

田崎)そうです。菅さんもその言葉を受けていろいろ考えて、ここで立つべきだと。そして翌日の29日の午後8時ごろに二階(幹事長)さんと会って、その意思を固めたと。「応援お願いします」というふうに菅さんの方から頭を下げているのです。

辛坊)なるほど。

田崎)二階さんの力が強まるのは、すぐに「応援しよう」と言って、翌日にはもう派閥で意思決定しているのです。

辛坊)いまの流れは正確というか、私がもし安倍さんなら「自分が(菅さんを)推しているということが表に出るとマイナスにしかならない」と。だから「もう自分は中立を保ち、禅譲ということをしないのだ」ということで、菅さんの流れを自然に敷いていく。おそらくそのような流れだったのだろうと思うのです。

4829名無しさん:2020/09/17(木) 14:36:36
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200916-00198624/
安倍政治の継承を掲げながら菅政権はそろりと独自路線に突き進む
田中良紹 | ジャーナリスト
9/16(水) 18:32 (有料記事)

フーテン老人世直し録(535)

長月某日

 第202臨時国会が召集され自民党の菅義偉氏が第99代内閣総理大臣に指名された。7年8か月という史上最長の在任期間を記録した安倍前総理が、8月末に病気を理由に突然辞任を表明し、急きょ行われた自民党総裁選挙で「安倍路線の継承」を掲げた菅氏が圧勝したため、新内閣は安倍氏の残り任期を全うするだけの短命内閣と見る向きもある。しかし党役員・内閣人事を見るとただの安倍路線継承内閣とは思えない。

 安倍路線継承と見せながら核心部分に独自カラーを忍ばせ、そろりと安倍政治からの脱却を図る構えに見える。つまり来年の9月以降も政権を続け、あるいは短命に終わることがあっても次のキングメーカーになろうとする構えである。

 安倍前総理の辞任表明は、通常の権力者の辞め方と異なる。執務が不可能なほど病気が悪化したわけではなく、「万が一の時に正常な判断ができなくなることを心配して」の辞任だから「余力を持った」辞任である。従って燃焼し尽くし後は隠遁生活を送るという一般の例とは異なる。

 安倍前総理は様々な問題で追い詰められ、この際は一時的に誰かに任せ、余力を持って次の機会を待つ構えだとフーテンは辞任表明を見て思った。従って後継者は「安倍路線の継承」でなければ困る。自民党内の派閥力学で言えば細田派(事実上の安倍派)と麻生派が組めば後継者はそれで決まる。

 これまでこの2つの派閥は岸田文雄氏を支持することで一致していた。つまり菅氏に目はなかった。唯一の頼みは自民党を牛耳る二階幹事長の支援だ。菅氏にはかねてから総理を狙う野心があったと思う。そのため一時は幹事長の座を狙ったが、二階氏と敵対するより組む方が得策と判断した。そして岸田氏を幹事長に就けようとする安倍前総理を説得して二階幹事長続投に協力する。

 菅氏にすればライバルとなる岸田氏を「禅譲」の対象から外さなければならない。昨年の参議院選挙はその絶好の機会だった。岸田派の重鎮である溝手謙正氏を嫌う安倍前総理と菅氏の思惑は溝手氏を落選させ河井案里氏を当選させることで一致する。溝手氏より10倍多い自民党の資金がつぎ込まれ、思惑通り河井案里氏が当選した。これで岸田派会長である岸田氏の評価は地に堕ちた。

 一方で「モリカケ桜」とスキャンダルが絶えない安倍前総理をかばうため黒川弘務氏を政権の守護神として使ったのも菅氏である。安倍前総理はそれに乗って黒川氏を検事総長にしようと無理な人事介入を行い、それに反発した検察が河井克之・案里夫妻の捜査を徹底する。その裁判の行方は安倍前政権を揺るがしかねないものとなった。

 一方、安倍政治は「二人羽織」だとフーテンはずっと書いてきた。顔は安倍氏だが頭も手足も経産省出身の今井尚哉秘書官兼補佐官や佐伯耕三補佐官が担っている。安倍氏は補佐官のシナリオ通りに総理の役を演じただけだ。ところが菅氏が重用したのは国土交通省出身の和泉洋人補佐官である。官邸内にはその間に微妙な対立構造があった。

 昨年9月の内閣人事は安倍主導ではない。菅主導との折衷だった。河井克之、菅原一秀、河野太郎、小泉進次郎の各氏は菅氏が内閣に押し込んだ。その時から安倍側近補佐官らの菅氏に対する凄まじい攻撃が始まる。河井、菅原両氏は週刊誌報道で辞任を余儀なくされ、和泉補佐官も週刊誌で不倫疑惑が取り沙汰された。菅氏は四面楚歌の状態に陥る。

 しかしその力関係はコロナ対策で一変した。今井、佐伯氏らが安倍前総理に振り付けた学校の全国一斉休校、アベノマスク、コラボ動画がいずれも不評で内閣支持率を下げる。今井氏ら経産官僚が持続化給付金支給や「GoToキャンペーン」に電通を仲介させたのも問題視され、その機に菅・二階コンビが主導権を奪い返した。

 電通を外して「GoToトラベル」を実施し、また一時後ろに引いていた和泉補佐官もコロナ対策の前面に出てくる。官邸内の力関係が変わった時に安倍前総理の突然の退陣表明が起きたのである。「二人羽織」の頭と手足が機能しなくなった時と辞任表明は軌を一にしている。

4830名無しさん:2020/09/17(木) 14:36:50
>>4829

 従って菅内閣の人事でフーテンが最も注目したのは総理補佐官人事だ。メディアは「補佐官人事は横滑り」と書き、これまでと変わらず「安倍路線は継承される」との印象を与えているが、安倍政権の頭脳だった今井氏は内閣参与という軽職に追いやられた。経産省内閣の面影は消え、菅氏が重用した和泉補佐官は留任する。

 また安倍政権は日本の政治を中枢で担ってきた財務省を外し経産省を偏重したが、菅氏は自民党総裁選の最中に「将来の消費増税」に言及し財務省にサインを送った。官房長官に財務省出身の加藤勝信氏を起用したのも同様である。安倍政権と異なり財務省と手を組もうとしているのである。

 そして興味深いのは閣僚ポストを1つ増やし「万博担当大臣」を作ったことだ。「万博」は「五輪」と並ぶ「観光立国」の目玉である。実は「五輪」も「万博」誘致も陰で支えてきたのは菅氏だった。「五輪」は東京で「万博」は大阪で行われる予定だが、「万博」が開催されるのは2025年と5年も先である。

 今からそのための大臣ポストを作ったのは、一つに来年9月までという「短命説」を否定すること、もう一つは大阪の維新勢力との連携である。菅氏は創価学会と特別の人間関係を築いているが、それに加えて維新も巻き込み、政界再編を狙う気があると思わせる。自民党内に自らの基盤が弱いため、これと対抗するには外部の力が必要なのだ。

 さらに注目したのは自民党役員人事で幹事長代行に野田聖子氏を起用したことである。これは菅氏がキングメーカーになるカードを手にしたことを意味する。これまで幹事長代行を務めたのは安倍チルドレンの稲田朋美氏だった。稲田氏は二階幹事長に代わりNHKの「日曜討論」にしばしば出演した。

4831名無しさん:2020/09/17(木) 14:39:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/4009d760dc2564f4150861b8937e1216e3550694
総務相、武田良太氏を起用
9/15(火) 20:54配信

 自民党の菅義偉総裁は16日に発足する新内閣で総務相に武田良太国家公安委員長を充てる方針を固めた。

 総務相は一時、河野太郎防衛相を充てる方針だったが、河野氏は行革担当相に変更した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b67ce290bed0f6fb82fec90284865a2cdb40f67d
総務相に武田良太国家公安委員長
9/15(火) 20:56配信

 総務相に武田良太国家公安委員長の起用が内定した。当初は再任される方向だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/451c3cda5bc9c973b9b1af0e0c88ea2b3791bac2
閣僚の横顔 武田総務相 現場第一主義の二階氏側近
9/16(水) 21:05配信

 昨年9月に防災担当相兼国家公安委員長として初入閣。今年7月の豪雨災害では発生当日には現地入りし、自ら避難所のニーズを把握するなど現場第一主義を貫く。亀井静香元運輸相の秘書から政界入りし、所属する二階派では二階俊博幹事長の側近といえる存在。九州男児らしい酒豪、親分肌で若手議員らの信頼も厚い。無類の矢沢永吉ファンとしても知られる。

4832名無しさん:2020/09/17(木) 14:40:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/a37b844a9441e7d2b0b05617031012961352da63
田崎史郎氏、入閣を予想していた岸田文雄氏が起用されず「残念ながら私、間違えました」
9/16(水) 9:00配信

 16日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)で、自民党の菅義偉総裁(71)がこの日午後、衆院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出され、菅内閣がこの日発足することを特集した。

 政権の要の官房長官には加藤勝信厚生労働大臣が起用される。安倍内閣からの再任は麻生太郎副総理兼財務大臣、茂木敏充外務大臣、萩生田光一文部科学大臣、梶山弘志経済産業大臣、小泉進次郎環境大臣、橋本聖子東京オリパラ担当大臣、それに新型コロナ担当の西村康稔経済再生担当大臣と公明党の赤羽一嘉国土交通大臣の8人となった。

 また、武田良太国家公安委員長が総務大臣に、河野太郎防衛大臣が行革担当大臣に横滑りで起用。再登板するのは上川陽子元法務大臣と田村憲久元厚労大臣、小此木八郎元国家公安委員長で、同じポストで起用され、デジタル担当大臣には平井卓也元IT担当大臣が再入閣し、初入閣は5人となる。

 スタジオで政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、当初、岸田文雄政調会長の経産相への起用を予想していたことを司会の羽鳥慎一アナウンサーに指摘され「僕は岸田さんが入閣されるだろうと思っていたのは、安倍総理が周辺の方に語られる言葉を参考にしたんです」と明かした。

 その上で「人事やる過程で菅さんは、本当に相談してないんですよ。安倍総理はもちろん、各派閥にも相談してない形でやったんで、残念ながら私間違えました」とコメントしていた。

報知新聞社

4833名無しさん:2020/09/17(木) 14:50:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c36bf315b021d184ba3a344b72436f479fa79cb
自見氏が二階派入りへ 自民
9/16(水) 15:09配信

 自民党の自見英子参院議員(比例代表)が近く二階派に入会する。

 同派幹部が16日、明らかにした。自見氏が入会すれば所属国会議員は48人となり、単独で第4派閥となる。 

最終更新:9/16(水) 15:16
時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/62680246acb44bf70cc8283fb420a21097d36498
自見氏が二階派へ、単独第4派閥に
9/16(水) 13:43配信

 自民党の自見英子(はなこ)参院議員が近く二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)に入ることが分かった。同派幹部が16日、明らかにした。自見氏の加入により、二階派所属議員は48人となり、47人で並んでいた岸田派(宏池会)を抜いて単独第4派閥となる。

 自見氏は小児科医で、平成28年に参院比例代表で初当選。昨年9月に厚生労働政務官に就いた。

https://www.nikkei.com/article/DGXDZO09076930S0A610C1PE8001/
郵政・金融 自見庄三郎氏
2010/6/12付
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口角泡を飛ばすとの表現がよく似合う武闘派の論客だ。1994年、野党自民党の政策集団「刷新の会」事務局長に就任し、小沢一郎氏と連携する公明党と創価学会の追及に加わった。医学博士で、日本医師会の原中勝征会長らと親交がある。

2000年の「加藤の乱」では山崎派事務局長として派閥の結束に力を入れ、不信任案採決を欠席する決断に涙した。05年の郵政解散時に自民党を離れ、落選。07年参院選で亀井静香氏の国民新党から比例代表で出馬し、国政復帰を果たした。

4834名無しさん:2020/09/17(木) 14:56:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/08ab26296b0b0c18236e4cf42732eb3c32e4f626
菅内閣誕生で完成「2012年体制」の悪夢 二階氏が後継指名した最大の狙いは
9/17(木) 7:32配信

 安倍晋三首相が突然の辞任表明記者会見をするや否や、瞬く間に菅義偉官房長官を後継とする流れが二階俊博自民党幹事長によって作られ、2週間余りのメディア旋風を経て首相指名がなされた。いったい何が終わり、何が変わるのか、あるいは変わらないのか。分かるようで分からない有権者も少なくないのではないか。(上智大学教授=中野晃一)

 ■安倍政権か、安倍内閣か

 まず「内閣」「政権」「体制」という、政治に関わる基礎的な概念の整理から入ることとしよう。

 言うまでもなく内閣は、最もシンプルには首相と閣僚、つまり政治家からなる政府のトップのことである。広義では、これに各省庁の官僚制を含めた政府全体を指すこともある。

 これに対して政権は、首相や閣僚たちで構成する内閣に加えて、一方ではその指揮下にある官僚制、そしてもう一方では立法府で政府を支える与党を含む。つまり、内閣と政権は重なる概念である。

 ところが内閣が行政府のみを指し、三権分立の下、国会にある与党とも緊張関係に立ちうる別個の組織であるのに対して、政権は、英国型の議院内閣制に倣って政府と与党の一体化を強調する点が決定的に異なる。

 体制となるとさらに概念は広がる。それは、与党だけでなく野党を含めた政党システムのあり方や、政府と市民社会の関係、憲法はじめ法体系などまでも包摂し、通常、より安定的なものである。

 かつて冷戦期に、政権交代が起きないまま自民党政権が38年続いた政治システムは1955年体制と呼ばれ、その下では内閣の交代や改造が頻繁になされていた。

 さて、本稿で論じたいのは、2012年12月26日から7年8カ月の長きにわたり続いた安倍首相の下で形成されたのが「安倍内閣」あるいは「安倍政権」だったのか、はたまた「2012年体制」とも呼ぶべきものなのか、そして菅への交代によって変わる、あるいは継承され定着が図られるのは何なのか、である。

 ■民主党政権に近似する皮肉

 朝日新聞記事データベース「聞蔵IIビジュアル」を活用して、安倍首相の在職期間中に絞って「安倍内閣」もしくは「安倍政権」のいずれかへの言及を含む記事を検索し、そのヒット件数(記事数)を在職日数で割ったものを、同様に何人かの他の自民党の首相と比較したグラフをここに示す(ただし、中曽根康弘についてはデータベースが1984年からの記事に限ることから期間を狭め、また安倍第2次政権についても執筆の都合から歴代最長在職期間記録を更新した2020年8月24日までとした)。

4835名無しさん:2020/09/17(木) 14:57:36
>>4834

 一見して明らかなのは、2006年から2007年までの第1次にせよ、つい終わりを迎えたばかりの第2次にせよ、「安倍政権」に言及する記事数が突出して多く、かつて一般的だった「内閣」をはるかに凌駕(りょうが)していることである。中曽根や竹下では、「内閣」と呼ぶ記事数が「政権」と言及するものの2倍であったものが、第2次安倍政権では「政権」という呼称が定着し、逆に「内閣」とする記事の3倍を超えている。

 実はこうした報道における用語法や政治認識の変化は、第2次安倍政権に先んじた民主党への政権交代を経て加速した。「政府与党一体化」や「政治主導」を強調した民主党では、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦のいずれの首相でも、「政権」としての言及が「内閣」をゆうに上回っており、「鳩山政権」に至っては1日あたり9.9件も(「鳩山内閣」は4.7件)記事があったことが確認できた。皮肉なことに、「内閣」でなく「政権」であったという意味では、安倍は小泉よりも民主党政権に近似しているのである。

 ■2012年体制の本質と懸念

 もちろん根本的な違いは、民主党が政府与党一体化や政治主導によって二大政党制の一方を担うことを目指して挫折し3年3カ月で下野したのに対して、第2次安倍政権が7年8カ月も続き、かつ第1次政権の時から、「政権」たることに満足せず「戦後レジームからの脱却」をうたったように、「体制」変革までも射程に入れていたことである。

 つまり安倍は、2012年12月に民主党政権とともに二大政党制が崩壊した際に政権復帰を果たし、官邸支配と呼ばれる強権的な仕方で、不都合な公文書の隠蔽(いんぺい)、改ざん、廃棄までも自ら犯すほどに官僚制を掌握、操縦した。

 その後も「1強体制」と言われるまでに与党内そして野党を圧倒したのみならず、マスコミを懐柔、圧迫してきた。さらには違憲の安保法制を強行しただけでなく、憲法53条に基づく臨時国会の開会請求を再三無視し、カジュアルに憲法違反を続けてきた。

4836名無しさん:2020/09/17(木) 14:58:24
>>4835

 森友学園問題、加計学園問題、桜を見る会問題、検察幹部定年延長問題、カジノ汚職事件、河井夫妻による買収事件など枚挙にいとまがない数々のスキャンダルについて、法の支配をゆがめ、説明責任(アカウンタビリティー)の放棄を繰り返しても、菅官房長官が「全く問題ない」「適切に対応している」「その指摘は当たらない」と言えば済んでしまう、新しい政治体制(レジーム)――言うなれば2012年体制――を築いてきたのである。

 菅が、安倍や二階によって後継首相に選ばれたのは、安倍内閣が倒れても、安倍政権を存続させ、その取り組んできた体制変革を定着させるのに最適な人物だからにほかならない。

 安倍政権とそのミッションを引き継ぐ以外に当面存在基盤がない以上、まずは菅内閣が安倍内閣にとって代わっただけで(用語法の変化を反映して菅政権との呼称が多用されるにしても)、実態としては安倍政権がそっくりそのまま続くと言って差し支えない。

 しかし、もし継承したはずの政権枠組みが早晩崩れるようなことがあったら、菅内閣は短命に終わるだろう。他方、菅内閣が安定し長期化した暁には、安倍政権に始まった2012年体制が内閣の交代を経てもなお存続することになり、アカウンタビリティーのない政治がニュー・ノーマルとして常態化することになる。

 菅内閣誕生のご祝儀相場に便乗した早期の解散総選挙がうわさされるが、現在のタガが外れた政治体制の起点に民主党の崩壊があることを想起すると、新生・立憲民主党を中心とした野党共闘が有権者に対して選択肢を示すことができるか、日本政治は重大な岐路に立っていると言わざるを得ない。

4837名無しさん:2020/09/17(木) 15:08:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef595d43a16da63f475fbef6842bcda0a69ee20e
菅首相の閣僚人事、 「幅の狭さ」「お友達起用」に垣間見える限界
9/17(木) 6:01配信

 長きにわたる安倍政権が終わり、菅政権が発足した。しかし、今回の総裁選にはあからさまな「石破つぶし」があった上に、閣僚人事にも安倍政権の影響が色濃く影響している。(立命館大学政策科学部教授 上久保誠人)

● 最後まで姑息だった安倍政権

 菅義偉氏が第99代内閣総理大臣として、新内閣を発足させた。しかし、安倍晋三前首相の辞任から総裁選までの流れは姑息といえる。

 安倍前首相とその周囲は、最後まで安倍首相が嫌う石破氏を不利な状況に追い込むために、両院議員総会で決める「緊急のやり方」を採用したのだ。これまでも安倍政権は、何度も都合よくルールをねじ曲げて、自らを守ってきた。いわゆる「モリカケ」問題、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の「日報隠し」、「桜を見る会」の問題、そして検察庁法改正案問題と、疑惑や不祥事が多数あった。

 だが、その都度、官僚の忖度による隠蔽や公文書偽造、資料破棄、首相に都合のいい法律の解釈などが次々に起こった。国会では、閣僚や官僚の答弁が支離滅裂となり、二転三転した。首相やその周辺を守るために、官僚は平気で使い捨てられてきた(本連載第233回)。

 そして、最後の後継者選びまで、首相の「石破嫌い」に忖度して、周囲が一斉に「石破つぶし」に動いてしまった。残念なことだが、いかにも安倍政権らしい、正々堂々としない、姑息な終わり方だった。

● 2位の岸田氏に次のチャンスはない。一方石破氏は政策次第

 総裁選では、菅氏の勝利はほぼ確実という情勢下で、気が早い話だが、「ポスト菅」の総理総裁候補として生き残りを懸ける「2位争い」に焦点が当てられた。結果、2位となった岸田氏が生き残ったようにいわれるが、筆者は逆だと思っている。

 岸田氏は、18年の総裁選に出馬せず、安倍首相からの将来の「首相禅譲」に望みを託した。筆者は「首相禅譲はない」として、その判断の甘さを批判していた(上久保誠人『名門派閥に泥塗った岸田氏「首相禅譲」の望みは不出馬で断たれた』iRONNA )。結局、私の予想通りになってしまったといえるだろう。

 岸田氏は、地方票がわずか10票にとどまった。国会議員票で石破氏を大きく上回ったが、それは岸田氏をなんとか2位にするために菅陣営が岸田氏に票を回したからだという話が出るありさまで、実力のなさを改めてさらけだしてしまった。次の総裁選、岸田氏は出馬しようとするだろう。だが、そのときは次世代の候補者、河野太郎氏、茂木敏充氏らが台頭し、岸田氏にチャンスはないのではないか。

 一方、3位に沈んだ石破氏に対しては、「これで終わった」という声が出ているが、筆者はそうは思わない。なぜ3位では終わりだと単純にいえるのだろう。総裁選3位から復活し、首相になった小泉純一郎元首相のような事例が過去にはある。

 98年、橋本龍太郎首相(当時)退陣による自民党総裁選で、小泉氏は小渕恵三氏、梶山静六氏に敗れ、3位となった。「郵政民営化」を持論とする小泉氏は、「郵政利権」を掌握していた野中広務幹事長(当時)らの橋本派に徹底的に切り崩されたのだ。しかし、その01年に小泉氏は、森喜朗首相(当時)の失言などで窮地に陥った自民党の救世主として復活し、総裁選で圧勝して首相になったのだ。

 18年の総裁選でも石破氏は敗れたが、冷遇にひるむことなく、「言うべきことは言う」という反主流の姿勢を貫いた。その結果、安倍首相が辞任を発表した時点で、「次の総理」の世論調査では圧倒的な1位という評価を得ていた。その「反主流」としての存在感の強さが、安倍首相の周囲が露骨な「石破つぶし」をした原因となった。

 今後も、石破氏は今の姿勢を変える必要はない。これからも、政権の批判勢力に徹すればいい。菅政権がうまくいったときは出番がない。だが、その限界が明らかになり、新しい指導者が求められるときが来るならば、「石破待望論」が世論だけではなく、永田町から出てくることもあるだろう。

 石破氏に求めたいのは、これまでのような権力批判の姿勢だけでなく、政策を徹底的に練り上げることだ。石破氏は「グレートリセット」を標榜していたが、正直いって、その政策はよくわからない。石破氏が永田町で嫌われているというが、それは本質的な問題ではない。それ以上に問題なのは、石破氏の政策に、国民が目を奪われるような魅力がないことだ。

 小泉氏の「自民党をぶっ壊す」には、「郵政民営化」「聖域なき構造改革」という看板政策があった。だから、自民党が危機に陥ったとき、救世主となれたのだ。石破氏は、「アベノミクス」の完全な対案を作成して世に問うべきだと強く勧めたい。

4838名無しさん:2020/09/17(木) 15:09:05
>>4837

● 留任多い菅内閣の人事、実に退屈

 菅政権の内閣・党閣僚人事に話を移したい。一言でいえば、主要閣僚・党役員の留任と、菅氏の「お友達」起用で、実に退屈な布陣となった。

 まず、自民党幹事長は、すでに通算在職日数の最長記録を更新している二階俊博幹事長だ。当然、安倍前首相の退陣とともに「勇退」が考えられたが、留任となった。

 菅首相は、留任させざるを得なかったのだろう。総裁選では、二階幹事長が作った菅首相誕生の流れに、二階派のみならず、細田派、麻生派、竹下派、石原派が雪崩を打って菅支持を表明した。これは、幹事長が持つ「公認権」と「資金配分権」に恐れをなしたからだ。

 二階幹事長は、「公認権」と「資金配分権」を露骨な形で使うと、誰もが恐れている。菅首相への支持とは、その恐怖によって集まったという側面がある。もし、二階幹事長を交代させたら、一挙にタガが緩み、菅首相への求心力が失われてしまう。この不安が、菅首相が二階幹事長を交代させられなかった理由だと考える。

 麻生太郎副総理・財務相も留任となった。後述する大蔵省出身の加藤勝信氏の官房長官起用と併せて、菅政権では財務省中心にパワーシフトするという見方がある。また、菅首相が総裁選で「将来的な消費税の増税」に言及したことも「財務省シフト」を指摘される根拠となっている。

 安倍政権時代には、重要ポジションに経済産業省関係の人物が登用されることが多く、「経産省政権」と呼ばれた。それが変わるかが焦点だが、筆者はないと考える。

4839名無しさん:2020/09/17(木) 15:09:29
>>4838

 麻生氏の留任は、「アベノミクス」を今後も継続していくということだ。すでに、菅首相は自民党総裁選時に「アベノミクス」の成果を高く評価し、「引き継ぎ、さらに前に進めていきたい」と述べている。それ自体は特段驚くべきことではない。

 あえてうがった見方をすれば「森友学園問題」(第178回)から菅首相を守るために留任したという解釈が可能ではないだろうか。

  「森友学園問題」については、「決裁文書の改ざん」に関わり、自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さんの妻が、国や佐川元理財局長を相手に損害賠償を求める裁判を起こしている。だが、菅首相は、自民党総裁選の討論会で、この問題の再調査について、対応しない考えを示している。

 首相官邸の中枢で、森友学園問題の鎮静化に采配を振るっていた菅首相が「再調査」を認められないのは当然だ。しかし、野党やリベラルなメディアがそれに納得するわけがない。野党は再調査を求めて国会で追及を始めるだろう。そのとき、過去の経緯に関わっていない「新しい財務相」の答弁が安定しなかったら、野党の攻勢を許してしまうことになる。それを避けるためには、麻生財務相を留任させて、答弁に立たせるしかなかったのではないか。

● 首相の名を政策に付けるべきではない!批判しづらい空気はダメ

 話はいったんそれるが、菅首相に求めたいのは、経済政策に「自分の名前」を付けないことだ。すでにメディアが「スガノミクス」と言い始めているが、首相本人がそれをやめるべきだ。筆者は、アベノミクスとは、異次元のバラマキで、斜陽産業を延命させただけで、成長産業を生まず、カネが切れたらまたカネがいる問題だらけの経済政策だと考えている(第163回)。

  なによりも深刻なのは、安倍首相の名前を付けた経済政策であるため、その間違いを認められなくなっていたことだ。日銀総裁や経済閣僚が、都合のいい数字だけを出して、アベノミクスの成功を強弁し続けた(第190回・p3)。

 特に、安倍首相が辞任を発表した後、「安倍首相、お疲れさまでした」というねぎらいの言葉があふれ、内閣支持率が突如20%近く上昇した。その空気の中で、安倍首相への批判がよりしづらい状況になった。

 今後は、政策に対する健全な批判による改善が封印されるのは、絶対によくない。菅政権では、このようなことはないようにしてもらいたい。だから、まずは経済政策に首相の名前を付けるのはやめるべきである。

● 留任以外も、安倍前首相に気遣った人事

 さて、菅政権の組閣・党役員人事は、安倍政権からの「継続」が強く打ち出されたものとなっている。安倍前首相が「やりたかった政策」(第252回・p4)だった、憲法改正、安全保障、教育政策は、今後も前首相が裏で操り続けるのではないかと思われるほど、前首相に気を使った人事となった。

 安倍前首相の側近である下村博文氏は政調会長に起用された。憲法改正推進本部長時代には、安倍前首相の進めた「自衛隊の明記」という現実的で国民に受け入れられやすい改憲を目指した(第194回・p4)。また、文科相を経験し、保守的な教育論を持つことでも知られる。留任となった萩生田光一文科相とともに、保守的な価値観に基づく教育を推進していくだろう(第225回)。

 古今東西、さまざまな国で権力者が国民の思想信条、言論を統制しようとするとき、まず学校の統制を狙ってきた。「国民の人権の制限」と「国民の義務の強化」、家族の重視など「道徳の推進」という自民党の進める憲法改正は、教育改革と合わせ技にすればうまく進められるという狙いがあるのではないかと懸念される。

 そして、安全保障政策を担う防衛相には、安倍前首相の実弟・岸信夫氏が起用された。前首相の意向そのままに安全保障政策を進めるということが露骨に見える。

 安倍前首相は、退任直前にもかかわらず、敵基地攻撃能力の保有を含む安全保障政策見直しの検討を本格化させた。「先制攻撃」が可能になる能力との見方もできるもので、専守防衛を堅持してきた日本の安保政策を大きく転換させる可能性がある。これを、前首相は自ら仕切るつもりで、菅首相もそれを容認していると思われる。

 また、安倍前首相の今後の動きで懸念されることがある。

4840名無しさん:2020/09/17(木) 15:10:01
>>4839

 首相時代は憲法改正・安全保障は抑制的で、保守派の嫌う女性の社会進出、働き方改革などの社会民主的な政策を推進する現実的な路線をとってきた。だが、首相を辞めて野に放たれることで、本来の保守的な持論をSNSなどで奔放に主張し始めるのではないか。実際、首相就任前にSNSで保守的な持論を書いていた過去がある。しかし、安倍前首相が「豹変」したらどうなるか。これまでしっかりつかんでいた中道層の「サイレントマジョリティー」の支持を失い(第218回)、国際的にも、前首相に集まっていた外交への高い評価が雲散霧消してしまうだろう。くれぐれも今後の言動には気を付けてほしいと思う。

● 安倍政権よりも人材の幅が狭い菅政権

 菅政権の組閣・党役員人事で気になったのは、起用する人材の「幅の狭さ」と、菅首相の「お友達」の起用が目立つことである。もちろん、安倍政権も「お友達内閣」とやゆされていたが、それなりに多彩であり、かつて「政策新人類」と呼ばれたような、能力の高さが評価された人も少なくなかった。

 一方、菅首相の「お友達」は、非常に幅の狭い範囲で選ばれている。総務会長に起用された佐藤勉氏、選挙対策委員長の山口泰明氏は、菅首相と初当選が同期で「気心の知れた仲」だという。

 また、菅首相の「2人の師匠」の息子たちが起用された。首相がかつて秘書を務めた小此木彦三郎元通産相の三男である小此木八郎氏を国家公安委員長として再入閣させ、首相が政界入りした後に師匠と仰いだ梶山静六元官房長官の息子・梶山弘志氏を経産相に留任させている。

 菅首相は政官財に幅広い人脈を築いてきたとされるが、今回の「お友達起用」の幅の狭さを見ると、首相が本当に信頼できる人は、実は少ないのではないかと不安になる。あるいは、官房長官の強力な権力を振るって築いた人脈であって、自身の人間性や見識などで得た人望ではないという自覚があるのではないか。今は首相を持ち上げていても、いつか寝首をかかれるという疑いが払しょくできない。だから、能力は高いが、首相と距離があるような人材の起用は、できなかったのではないだろうか。これは、「非世襲」で権力の頂点まで上り詰めた、菅首相の限界を示しているのかもしれない。

● 河野氏は力量発揮しづらいポジションへ…

 菅首相は、「世の中には数多くの当たり前でないことが残っている。それを見逃さない」と発言している。具体的には、「縦割り行政の打破」「規制緩和の断行」を挙げた。だが、組閣・党役員人事からは、菅首相は「改革」に本気で取り組む気はなく、安倍政権時代の「やったふり」を踏襲するつもりだ。

 まず、河野太郎氏の行革担当大臣起用だ。外相、防衛相などを歴任してきた河野氏の「発信力」「実行力」には定評がある(第164回)。だが、行革担当相は、河野氏が力量を発揮しづらいポジションだ。

 歴代の行革担当相でまともに機能した人はいない。行革担当相は「内閣府特命担当大臣」の1つである。要は、内閣府の中に部屋を1つもらって仕事をする。各省庁の大臣のような、大組織を率いるのではなく、各省庁の間を調整して改革、規制緩和を進めるためのリソースもスタッフ機能もない。結局、「行革」をメディアにアピールするしかできないのだ。

 菅首相が本気で行革・規制改革に取り組むならば、「森友学園問題」を抱えて、首相自身が「再発防止を徹底する」と語っている財務省、コロナ禍で縦割り行政の弊害が批判される厚労省、巨大官庁である総務省の大臣に、河野氏を起用すべきだ。そして、実際の政策決定の現場で、改革・規制緩和を断行させるべきである。

 しかし、財務相は前述の通り麻生氏の再任、総務相は二階派の武田良太国家公安委員長の横滑り、厚労相は「厚労族」の重鎮・田村憲久氏の起用だ。政策の継続性という点で安定感があることは認めるが、改革・規制改革は進めないと宣言しているに等しい。

 このようなガチガチの布陣を前にして河野氏にできることは、次期首相候補としての得点稼ぎのための、「やったふり」の国民向けの発信だけだ。また、河野氏も自らの役割をよく理解して実行するだろう。

● 官房長官になる加藤氏の役割は、これまで通り「支持率調整」

 最後に、加藤勝信厚労相の官房長官起用である。この連載では、安倍政権で閣僚・党役員を歴任した加藤氏を何度も酷評してきた。その理由は、世論や支持率の維持を強く意識し、優先された政策決定を行う安倍政権を象徴する存在だったからだ。

4841名無しさん:2020/09/17(木) 15:10:52
>>4840

 かつて加藤氏は、「働き方改革担当相」「一億総活躍担当相」「女性活躍担当相」「再チャレンジ担当相」「拉致問題担当相」「国土強靱化担当相」「内閣府特命担当相(少子化対策男女共同参画)」と、実に7つの閣僚職を兼務していた。これらは、まるで一貫性がなさそうだが、全て「国民の支持を受けやすい課題」だという共通点があった。

 つまり、加藤氏はいわば「支持率調整担当相」であり、首相官邸に陣取って、支持率が下がりそうになったらタイミングよく国民に受ける政治課題を出していくのが真の役割だった(第163回・p3)。

 安倍政権の意思決定は不思議なところがあった。新型コロナ対策で官僚と専門家会議が日本独自の戦略を編み出し、一定の成果を上げた一方で、突如として科学的な根拠のない「アベノマスク」のような、一見「国民の受けがよさそうな対策」がポンと出てきた。これは、厚労相だった加藤氏が「支持率調整担当相」だったからだ(第237回)。

 その加藤氏が官房長官となる。与えられる役割は、これまで通り「支持率調整担当」だ。国民に受けそうな改革・規制緩和をタイミングよく出していることが求められている。ただ、コロナ禍という「有事」に、それがうまくいくかは疑問だ。

 一方で、菅首相は、官房長官として自らに集中させた強力な権力を他の誰にも渡さないという姿勢を示したともいえる。加藤氏は、大蔵省出身の能吏で、器用さを安倍首相から重宝されてきた。しかし、厚労相としてコロナ禍の対応をうまくできず、西村康稔経済再生相にコロナ担当を奪われた。本当に強力な権力を振るう力量はない。要は、軽量で起用、安心できるから官房長官に起用されたのだ。

 菅首相が、自ら首相としてみこしに乗り、後任の官房長官に自らと同じ権力を振るわせようとするならば、加藤氏とともに官房長官起用が取り沙汰された萩生田文科相を起用しただろう。萩生田氏は、非世襲のたたき上げだ。保守的な言動が批判されることが多いが、安倍前首相の最側近として、泥をかぶる汚れ仕事ができる。菅氏によく似た政治家だ。

 それだけに、官房長官のポストを与えると、本気で権力を振るう可能性が高い。また、安倍首相の最側近であることも恐ろしい。前首相に実質的な権力を握られる懸念もある。

 つまり、萩生田氏を官房長官に任命しなかったということは、菅首相が自ら集めた強力な権力を、首相になったこれからも自ら使うのだという強い意思を示したといえる。

● 菅首相は「正義」のために権力を使えるか

 筆者は、極端に言えば、菅政権の人事は、誰が官房長官に起用されるかだけにしか関心がなかった。

 菅氏の官房長官在任期間は歴代最長だった。その間、毎年約10億〜15億円計上される官房機密費や報償費を扱い、内閣人事局を通じて審議官級以上の幹部約500人の人事権を使い、官邸記者クラブを抑えてメディアをコントロールし、官邸に集まるありとあらゆる情報を管理した。官邸に集まるヒト、カネ、情報を一手に握ることで、菅氏は絶大な権力を掌握してきた。

 その菅首相が、誰にどういう形で絶大な権力を譲るのか。あるいは譲らないのかは、菅政権の性格の全てを決める。その結果は、菅首相が自ら権力を握り続け、官房長官は改革・規制緩和の「やったふり」を切り盛りするだけの役割ということだった。だが、うまくいくのだろうか?

 なによりも問題なのは、菅首相の「権力」とは、安倍前首相とその周辺が「権力の私的乱用」をして、うまい汁をすすり、問題が起きたら隠蔽、改ざん、虚偽答弁で彼らを守るために集めたものだったということだ。

 その権力は、引き続きうまい汁をすすり続け、彼らを守るために使うならば、許されるだろう。そのために皆、菅首相を担いだのだから。

 だが、菅首相がその権力を、本気で改革・規制緩和の断行に使い、これまでうまい汁をすすってきた人たちを排除するというなら、それは許されるのだろうか。一斉に菅首相を袋だたきし始めるのではないか。

 菅首相が強力な権力を行使し、コロナ禍を乗り切り、改革・規制緩和を断行して、「当たり前のことが当たり前になる日本社会」の実現を期待する国民が多いと思う。しかし、権力の私的乱用を守るために集めた権力を、「正義」を実現するために使えるか。それが、菅政権の最大の課題なのである。

上久保誠人

4842名無しさん:2020/09/17(木) 15:14:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/a95ee45679370506a0fa22815fc64136c928b9a9
新総理菅義偉は日本のジャック・マー
9/17(木) 11:06配信

田勢 康弘

戦後日本政治史の中で突出して異色の総理の誕生だ。容貌、出自、経歴が極めて地味で、エリートとは対極にある刻苦勉励の苦労人。国民の間にはこの前例のない異形の宰相の登場に、困惑にも似た感情が広がっているが、政治ジャーナリストの田勢康弘氏は「本人も予想しなかったような人気政治家に大化けする可能性がある」と占う。

菅と馬雲の共通した雰囲気
菅義偉(すがよしひで)は日本の馬雲(ジャック・マー)である。

最近まであまり知られていなかった菅に言及する際に、必ず登場する言葉は、秋田の農家出身、集団就職、段ボール工場、国会議員の7番目の秘書……。中国アリババグループの創設者マーのエピソードはもっとすごい。高校に入るための全国規模の試験で数学が1点しかとれず、三輪自動車の運転手になったとか。背が小さく、その風貌から「宇宙人」と呼ばれ、時折それを自虐ジョークに使う。そして「男の才能は往々にして容姿と反比例する」などと言ってのける。

菅の出自は中国でのマー人気を思い起こさせる。マーはその後、大学を出ているが、段ボール工場やアルバイトで2年間働いた後、法政大学に入学し、卒業した菅と共通した雰囲気がある。

豊かな家庭に生まれ育ち、欧米の大学院を出てエリート街道を走り、国会議員になった日本の政治家たち。このエリートたちがバッジをつけたとたん、能力もなく、努力もしない単なる大臣病患者になる。河井克行・案里にいたっては、夫婦で国会議員をやり、いかにもエリート風で、夫人は60万円の高級ブランドのバッグを手に総理官邸へ出入りする。挙句は夫婦で拘置所暮らし。

マーは超エリートの中国検索最大手の百度(バイドゥ)の創業者李彦宏(ロビン・リー)、子供の頃から優秀で北京大学卒のイケメン経営者の対極にいる。マーと菅は顔も少し似ている。ハンサムとかイケメンとか言われるような範疇の顔ではない。

絶対に降りない。頼んだことは必ずやる。それも、すぐに
これからの菅は本人も予想しなかったような人気政治家に大化けする可能性を秘めている。何よりもマーが「永遠不放棄(絶対に諦めない)」と言えば、菅の真骨頂は「絶対に諦めない」ことなのである。菅と親しいあるベテラン議員は語る。「あんな頑固な奴はいない。絶対に降りない。その代わり、頼んだことは必ずやる。それも、すぐに」

戦後政治史をひっくり返してみても、世襲議員でもなく、金持ちでもない、極めて普通の人が内閣総理大臣になったケースはないと言うべきか、少ないと言うべきか。強いて言えば新潟の田中角栄か。しかし田中は派閥を率いていたし、経営者でもあり、金持ちだった。

私は山形県人なので、秋田の山形県境の湯沢が郷里の菅にはずっと関心をもって見てきた。私は東北人によくある口数の少ないほうなので、政治家との会話は政治家8、私が2くらいになりがちである。同じ東北人の菅が相手だと、5くらいずつになる。

しかし菅の会話の相手が政治家や官僚だと違ってくる。言葉に鋭さが増してくるという。初めての人と会う時、われわれは知らず知らずのうちに相手のことを値踏みしている。その上で自分より上か下かを考える。会話ではこういうことがよくある。「あの人はあのままあの会社にいても、役員になったかどうか微妙らしいよ」

私たちが政治家について値踏みをする時もそのような物差しが使われる。「◯◯省に残っても局長にもなれないと見限って選挙に出たらしい」。ところがそういう物差しは菅にはない。だから菅という人物が何を考え、どの程度の人物なのかわからないのだ。

そういう政治家は概ね叩き上げである。その神秘性が政治家としての大物化に拍車をかける。昔で言えば、金丸信がその代表だろうか。今回の総裁選は菅と二階がその手の政治家である。この摩訶不思議な2人が何かを仕掛けたら、誰も読めないのだ。

4843名無しさん:2020/09/17(木) 15:16:46
>>4842

7番目の末端の秘書から成り上がった理由
横浜市出身の衆議院議員小此木彦三郎は親分肌の有力政治家だった。とくに神奈川県政、横浜市政に関しては絶大な影響力を持っていた。暴れん坊政治家浜田幸一がいつも直立不動になるのが小此木の前だった。

7人いる小此木事務所の7番目だった菅は「小此木先生に迷惑がかかるようなことは絶対にさせない」と方々で啖呵(たんか)を切った。そこから小此木に気に入られ、役所の人事まで任されるようになり、役人は人事を握れば必ず言うことを聞くと学んだ。菅の人脈の広さと深さには驚かされる。

衆議院議員に当選したばかりの菅を「すごい奴が宏池会に入ってきた」と私に紹介してくれたのは、加藤の乱でつぶれてしまった加藤紘一だった。加藤の乱の時の映像には菅の姿があるが、加藤ももっと菅をうまく使えば、自分の天下もあったかもしれない。

横浜の実力者小此木彦三郎の名代として務めたことが今日の菅義偉という政治家の下部構造になっている。この時の経験は代議士秘書や市会議員レベルで得られるものではない。神奈川県内のすべての事象は菅が了解しなければ存在し得ない。黒岩祐治県知事や林文子横浜市長ばかりか、神奈川県選出の国会議員、河野太郎防衛相や小泉進次郎環境相まで菅の配下となっている。

地味なるが故に高い人気を得、政治家のイメージを変える
そもそも「菅」とはどういう漢字なのか。「茶摘み」という唱歌に、「あかねだすきに菅(すげ)の笠」という一節が出てくる。そのすげが菅(すが)の語源。すげとは笠などを編むときの繊維質の植物。

おそらく秋田の農村地帯に多く見られた苗字であろう。菅(かん)という苗字もある。菅直人元総理である。全国には両方の苗字がある。愛媛と山形は「かん」が多い。秋田は「すが」と「かん」の割合は9:1。愛媛、山形はおおむねその逆になる。

漢字国中国では「菅」という苗字の人が総理大臣になると聴いて、菅直人返り咲きかと思った人が少なからずいたという。

地味な印象の菅は地味なるが故に、夫婦で高い人気を得るような気がする。安倍政権の後のつなぎの菅政権と踏んでいる向きもあるが、私は逆ではないかと思う。2021年9月に行われる自民党総裁選で堂々たる再選を勝ち取る光景もいま目に浮かんでいる。

菅の大舞台への登場は、日本の政治家のイメージを変えることになるかもしれない。地縁血縁のない若者たちが次々と政治の世界に飛び込んでくるかもしれない。そうなれば世襲政治家は必然的に少なくなる。(敬称略)

【Profile】
田勢 康弘 TASE Yasuhiro
政治ジャーナリスト。1944年、中国黒龍江省生まれ。早稲田大学第一政治経済学部卒業後、日本経済新聞社に入社。ワシントン支局長、政治部次長、編集委員、論説副主幹などを歴任した。著書に『国家と政治―危機の時代の指導者像』(NHK出版新書)、『島倉千代子という人生』(新潮文庫)など

4844名無しさん:2020/09/17(木) 15:19:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad06219cd485f7faf6b457d0ad060af2a4ac2d32
「楽隊車」と「負け犬」、そして・・・ 自民党総裁選の得票結果から見えるもの
9/17(木) 11:01配信

なんとも奇矯なタイトルで戸惑われたかもしれない。楽隊車は、英語ではバンドワゴン、負け犬はアンダードッグという。
政治学の世界では、これに「効果」をつけた、バンドワゴン効果、アンダードッグ効果という言葉が、学術用語として定着している。
バンドワゴンとは、パレードの先陣を切って、にぎやかな音楽を演奏する車のこと。欧米で、サーカスや移動遊園地などの興行が街に来たことを、このバンドワゴンが知らせると、楽しい音楽に、子供たち、そして大人も列をなしてついていく・・・、そんなイメージだ。
これに「効果」がつくと・・・、つまり、政治学の用語であるバンドワゴン効果の意味は、勝ち馬に乗る、勝つと見える方に雪崩を打って皆が票を投ずる行動を指す。

一方のアンダードッグ効果、これは水に落ちた犬は打て、ではなくて、形成が不利に見える方を応援してやろう、つまり、負けそうな方に票を投ずる行動をいう。
日本語で言えば、判官びいきといったところか。

「バンドワゴン効果」「アンダードッグ効果」双方が見られた今回の総裁選
さて、投票をめぐって、まったく逆の行動を指すバンドワゴン効果とアンダードッグ効果、一見、相容れないように感じるのだが、それが同時に起こることもある。
菅義偉氏337票、岸田文雄氏89票、石破茂氏68票という結果となった、今回の自民党総裁選の得票結果を見て私はそう思った。

総裁選前哨戦で「バンドワゴン効果」
今回の総裁選を時系列を追って見てみよう。

安倍総理の退陣表明が8月28日、翌29日には、早くも各派閥で菅氏の擁立論が浮上している。そして、菅氏が出馬表明をする前日の9月1日には、細田、麻生、竹下、二階、石原の5派閥がすでに菅氏を推すことを決めていたとされる。
もちろん、安倍総理の病気による退陣という突然の事態に、それぞれの派閥が、堅実で安定感のある菅氏を次期総裁に、と評価したからだろうが、これを一面から見れば、バンドワゴン効果、勝ち馬に乗る流れともいえるだろう。
この時点で、無派閥で菅氏を支持するグループと5派閥所属議員の数を単純に足し上げれば、今回の総裁選の枠組みでは、一回目の投票で菅氏が選出されるのは確実であった。

4845名無しさん:2020/09/17(木) 15:20:47
>>4844

「2位争い」も重要
だが、総裁選はそれだけでは終わらない。3人の候補のうち、誰が2位になるのかも重要だからだ。

任期中に病気で自民党総裁が辞任したケースは過去に4回ある。このうち、石橋湛山氏⇒岸信介氏(1957年)、池田勇人氏⇒佐藤栄作氏(1964年)は、いずれも前の総裁選で2位だった者が、たいした争いもなく次の総裁に就任している。いずれも前の総裁選で1位と接戦を演じたという事情はあるが、総裁選2位は、「次」につながる大事なポジションなのだ。

では今回はどうなるか。報道もされていたが、獲得地方票と派閥所属議員の数を単純に足し込む限り、事前の私の手元の計算でも、石破氏2位、岸田氏3位となっていた。

「アンダードッグ効果」得票を分析
そこで、結果の、菅氏337票、岸田氏89票、石破氏68票をどう読むか、である。
更に手元の計算をすすめると、完全無派閥の議員がすべて岸田氏に投票したと仮定しても、少なくとも菅氏を推す派閥から、ある程度の票が岸田氏に流れたと見るのが自然だ。

これについてある岸田陣営幹部は、総裁選後、菅氏を推す派閥から票が流れた可能性に触れ、議員のバランス感覚が働いたと、安堵の表情を見せながら私に語っている。

こうしたことから、今回の総裁選では、前哨戦でバンドワゴン効果、当日の投票ではアンダードッグ効果があった、つまり、一見矛盾する二つの投票行動が同じ選挙で見られた、というのが、私の基本的な見立てである。

「手をあげること自体が重要」過去の総裁選から
「おそらく出席者の十数名が、
―田中は第一位確実。それならば、大平に入れろ・・・・。
と、そちらに投票してしまったのだ。スポットライトを浴びた大平は、会心の微笑をたたえていた。
―できるだけの票を集め、百票を超え、三木を抜いた。
念願を果たしたという思いが、大平のおもてに満ちていた。
逆に、ライトに照らし出された三木武夫は、茫然自失の体であった。」

これは、政界関係者なら誰でも知っているであろう、政治評論家戸川猪佐武氏の実録政治小説「小説吉田学校(第三部)角福火山」の1972年の総裁選の状況を描いた一節である。

当時は、田中角栄、福田赳夫、大平正芳、三木武夫の4氏が総裁選に出馬しているので、枠組みがそもそも異なるのだが、引用部分だけを、田中=菅氏、大平=岸田氏、三木=石破氏と置き換えると、具体的票数、会心の微笑や茫然自失との直截的な表現は別として、今回の総裁選の状況は、その再現のようにも見えないだろうか。

だが、この話には続きがある。田中総理は、健康とは関係のない、いわゆる金脈問題などから二年足らずで退陣を余儀なくされた。そして、その後を受け継いだのは、「茫然自失の体であった」三木武夫氏だったのである。三木氏は、「青天の霹靂」の名言を残した。

今回の総裁選については、石破氏に2位のポジションを取らせたくないから、菅氏を推す、ある派閥が、岸田氏にも票を流したというアングラ情報もあった。

真偽は不明であるが、仮にそのようなことがあって石破氏が3位になったとしても、青天の霹靂の例がある。これから何が起こるかは分からない。自民党国会議員が総理・総裁を目指すなら、必要な推薦人20人を集めて、様々な思惑の交錯する、この大変なレースに、まずはエントリーしなければならない。その後のドラマは、ここから始まるのだ。

CBCテレビ論説室長 横地昭仁

4846名無しさん:2020/09/17(木) 15:21:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed7fd950c3d3c221a9519c0a775eb3879b2dbd09
菅政権が発足 「菅カラー」は?
9/16(水) 21:56配信

 自民党の菅義偉総裁は9月16日午後、第99代総理大臣に選出されました。菅総裁は直ちに組閣に着手し、皇居での総理任命式と閣僚認証式を経て、自民・公明両党連立による菅新内閣が発足しました。総理大臣の交代は2012年12月以来、7年8カ月ぶりのことです。

 今回の菅政権の自民党役員、閣僚人事についてデータで見てみます。

 組閣に先立って行われた自民党役員人事では幹事長に二階俊博氏(81,二階派)、総務会長に佐藤勉氏(68,麻生派)、政調会長に下村博文氏(66,細田派)、国対委員長に森山裕氏(75,石原派)、選対委員長に山口泰明氏(71,竹下派)、幹事長代行に野田聖子氏(60,無派閥)が決まり、各派閥から1人ずつ選ばれています。このため、閣僚人事にも派閥への配慮があるのではないかといわれていました。実際に内閣の顔ぶれを見てみると、党内最大派閥の細田派から5人、麻生派3人、二階派と竹下派が各2人、菅総理をはじめ無派閥が4人などとなっていて、総裁選を戦った岸田氏と石破氏が率いる派閥からも選ばれています。全体として再任や横滑りが多く、初入閣は5人にとどまっています。また、菅総理は女性の活躍する社会の実現をうたっていますが、女性閣僚は2人となりました。

 今回の人事で「菅カラー」は出せたのでしょうか。永田町の取材活動を通して幅広い人脈を持つフリージャーナリストの鈴木哲夫さんにスタジオで話を聞きました。動画でご覧ください。

最終更新:9/16(水) 21:56
TOKYO MX

4847名無しさん:2020/09/17(木) 15:23:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cfb8db47a2f920cb633640e9b158fa6d67f58e2
解散「野党の準備整えば」 自民・二階幹事長
9/16(水) 15:18配信

 自民党の二階俊博幹事長が16日、衆院解散・総選挙の時期について「野党の皆さんの準備が整ったところで平和的に」と語り、周囲が慌てて打ち消す一幕があった。

 新国民民主党の執行部があいさつ回りで国会の自民党控室を訪れた際の発言。冗談のつもりだったようだが、隣で聞いていた二階氏側近の林幹雄幹事長代理が真面目な調子で「幹事長は選挙と聞くとすぐやりたがっちゃうから聞かないでください」と割って入り、周囲は笑いに包まれた。

 この後、同席した国民幹部は「野党の準備が整ったらというなら、いつまでたってもできない」と自嘲した。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/9499a3c26f4f4cb9fe5cc841b45dd0f5b84501da
自公幹事長らが会談「連携強化して菅新総理を支援」
9/17(木) 2:11配信

 菅政権が発足したことを受けて自民・公明の幹事長らが会談し、連携を強化して政権を支えていく方針を確認しました。

 「国民のために働く内閣を自公はさらに連携を強化して、しっかり支えていく」(自民党 森山裕国対委員長)

 自民党の二階幹事長と公明党の斉藤幹事長らの会談は、都内のホテルでおよそ3時間にわたって行われました。会談では、自民党と公明党がさらに連携を強化して菅新総理を支えていく方針を確認したということです。

 一方、与党内からは早期解散を求める声も上がっていますが、森山国対委員長は「解散については何も話をしていない」と述べました。(16日23:43)

最終更新:9/17(木) 6:50
TBS系(JNN)

4848名無しさん:2020/09/17(木) 15:24:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d796d7f467e3ca977387908491c062eb6d209114
コロナ後の政治、公衆衛生強靭化に国家資源を集中投入=二階幹事長
9/17(木) 14:36配信

 9月17日、自民党の二階俊博幹事長(写真)は、都内で開催された自民党石破派(水月会)の会合で講演し、コロナ後の政治の課題として国土強靭(きょうじん)化とヘルスケアが柱と指摘。「公衆衛生強靭化のため国家資源を集中投入し、人材育成も必要」と強調した。写真は2018年8月、北京での代表撮影(2020年 ロイター/Maxar Technologies)

[東京 17日 ロイター] - 自民党の二階俊博幹事長は17日、都内で開催された自民党石破派(水月会)の会合で講演し、コロナ後の政治の課題として国土強靭(きょうじん)化とヘルスケアが柱と指摘。「公衆衛生強靭化のため国家資源を集中投入し、人材育成も必要」と強調した。

具体的には「トイレや下水道、医療、介護、保健所システムについて、見つめ直しさらに整備し、重要な部分は積極的に対応する。公衆衛生こそ日本の誇るべきインフラの重要な部分」と指摘した。

米中対立や欧州、中東情勢など「世界は波乱要因がいろいろあり、予測・予言はできないが、いろいろなことが起こる想定をしないといけない」と指摘。その中で日本は「平和の基軸だけは絶対守り抜かなければいけない。それが日本の政治の使命にほかならない」と平和重視の姿勢を訴えた。

石破茂元幹事長はことし6月、二階氏に派閥会合での講演を依頼し、二階氏がこれを快諾。安倍晋三前首相の後継を巡り、二階氏が石破氏支持の可能性を示唆したと思惑が広がったが、二階氏は8月末の安倍氏辞任表明後、いち早く菅義偉前官房長官を支持した経緯がある。

(竹本能文)

4849名無しさん:2020/09/17(木) 15:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2a36870dc674b8f99dc79c2a076034f63b153d6
武田総務相は元亀井氏秘書、矢沢も歌う/新閣僚寸評
9/17(木) 7:35配信

自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。

    ◇   ◇   ◇

▽総務 自民 武田良太(たけだ りょうた=52)※安倍内閣から横滑り

早大大学院修了 衆6 福岡11区 1967・4・1生、血液型B 

<人物評>亀井静香氏の秘書出身。国政初挑戦から衆院選で3度落選した苦労人。そんな経験から党員集めの手腕は党内随一。二階幹事長の懐刀。親分肌で、カラオケは矢沢永吉がおはこ

<趣味>読書

<派閥>二階派

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ebefc9e3b92230ee7d356d27e464aee318f672a
平井デジタル相は「あべぴょん」開発/新閣僚寸評
9/17(木) 7:38配信

自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。

    ◇   ◇   ◇

▽デジタル 自民 平井卓也 (ひらい たくや=62)※再任

上智大外国語学部 衆7 香川1区 1958・1・25生、血液型O

<人物評>元電通マン。広報戦略が専門で、党ネットメディア局長時代にスマホアプリ「あべぴょん」を開発、話題に。IT担当相に続く担務で、菅首相肝いりのデジタル政策に臨む

<趣味>陶芸、サッカー

<派閥>岸田派

4850名無しさん:2020/09/17(木) 15:31:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c9ba8c4f5988a7c20a0e6ead6340feac07fca5e
平沢復興相は二階氏推しで75歳初入閣/新閣僚寸評
9/17(木) 7:38配信

自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。

    ◇   ◇   ◇

▽復興 自民 平沢勝栄(ひらさわ かつえい=75)※初入閣

東大法学部 衆8 東京17区 1945・9・4生、血液型A

<人物評>警察官僚時代、後藤田正晴官房長官の秘書官を務める。長年、入閣待望組の代表格だったが、剛腕二階幹事長の推しで悲願の75歳初入閣。テレビの討論&バラエティー番組常連

<趣味>落語、寄席通い

<派閥>二階派

https://news.yahoo.co.jp/articles/d019be2a8eb11067c0fc8bc95483985f3bd4804a
坂本1億総活躍相「温厚だけど一心不乱」新閣僚寸評
9/17(木) 7:39配信

自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。

    ◇   ◇   ◇

▽1億総活躍 自民 坂本哲志(さかもと てつし=69)※初入閣

中大法学部 衆6 熊本3区 1950・11・6生、血液型O

<人物評>地元紙記者、県議などを経て03年衆院選初当選。地方や農業政策の大切さを訴え、振興に力を注ぐ。自身を「温厚だけど一心不乱」と評す。ジョギング好きで皇居一周も

<趣味>剣道、テニス、読書

<派閥>石原派

https://news.yahoo.co.jp/articles/9687a8048d328a69c3d302c33fc13ba2b823eeb3

4851名無しさん:2020/09/17(木) 15:32:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3090cc1c4ad33d19e6e61d90fb7e5fc159f39f31
林元文科相、衆院くら替え検討 自民
9/17(木) 15:24配信

 自民党の林芳正・元文部科学相(参院山口選挙区)が、次期衆院選で山口3区からの出馬を検討していることが分かった。

 関係者が17日、明らかにした。山口3区には現職の河村建夫元官房長官(二階派)がいるが、林氏は党の公認を得られなくても出馬を辞さない構え。

 林氏は農林水産相や文科相を歴任。先の総裁選で次点となった岸田文雄前政調会長率いる岸田派で座長を務めている。17日、記者団の取材に「(くら替えの)意向を固めたという事実はない」とする一方、「10年くらい前から地元では期待があった。期待に応えて精進したいと言い続けてきた」と意欲をにじませた。 

最終更新:9/17(木) 15:24
時事通信

4852名無しさん:2020/09/17(木) 15:32:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd01215f7e001628665a1d69c77ca5fe18608fa
習主席の国賓来日「穏やかな雰囲気の中で」 自民・二階幹事長
9/17(木) 15:02配信

 自民党の二階俊博幹事長は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されている中国の習近平国家主席の国賓としての来日について「穏やかな雰囲気の中で、実現できることを心から願っている。中国は引っ越しのできない隣人だ。仲良くがっちり手を組んで、お互いに共通のことを考える国柄となるように切磋琢磨(せっさたくま)すべき」と訴えた。

 石破茂元幹事長が率いる石破派(水月会)が都内のホテルで開いた政治資金パーティーで講演した。

4853名無しさん:2020/09/17(木) 15:52:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/7788deea307acaf4b57066c4a82bdc94ef6a35c0
デジタル化、積極的に推進 「行政無駄多い」 武田総務相
9/17(木) 11:36配信

 武田良太総務相は17日、初登庁後の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って遅れが指摘された行政のデジタル化について、「今の時代を考えたとき、行政には結構無駄が多いことに気付くと思う。デジタルは国民の利便性にも大変寄与する分野。積極的に進めたい」と述べた。

 1人10万円を配る特別定額給付金で、マイナンバーカードを使ったオンライン申請をめぐる混乱が生じたことに関しては、「給付金を待っている国民に被害を及ぼす形となったのは反省しないといけない」と指摘。その上で、「実効性のある制度にするには今までのやり方を見直す必要がある」と述べ、マイナンバーと預貯金口座のひも付けの検討などを急ぐ考えを強調した。

4854名無しさん:2020/09/17(木) 15:58:43
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/09/17/kiji/20200917s00042000138000c.html
菅新首相“叩きのめされ内閣”誕生 「脱派閥」掲げ改革意気込むも…「こんなはずじゃなかった」
[ 2020年9月17日 05:30 ]

 自民党の菅義偉総裁(71)は16日、衆参両院本会議での首相指名選挙で第99代首相に選出された。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て自民、公明両党連立による菅内閣が発足した。前内閣から閣僚11人を引き継ぎ、再入閣は4人、初入閣は5人。人選では新首相として独自色を打ち出すどころか、組閣の舞台裏では青木幹雄元参院議員会長、森喜朗元首相らに叩きのめされていた。
 菅首相は就任後初の記者会見で「国民のために働く内閣をつくります」と強調。デビューの舞台に晴れやかな表情を浮かべたが、舞台裏では出はなからさまざまな横やりに阻まれていた。新内閣の全容が固まった15日夜、首相は周囲に「こんなはずじゃなかった」とこぼしたという。

 脱派閥人事を掲げ、改革色を前面に出すはずだったが、党総裁選での自身の圧勝を支えた派閥の論理に、結局は押し込まれた格好だ。フタを開ければ党内全7派閥の勢力に応じてポストを配分。内訳は、細田派5人、麻生派3人、竹下派、二階派、岸田派各2人、石破派、石原派各1人、無派閥3人となった。

 人事を巡る攻防は、首相が14日に党総裁に選出された前後から本格化。主戦場は後任となる官房長官だった。首相の本命は「梶山弘志経済産業相」(周辺)。師事した故梶山静六氏の長男で、自身と同じ無派閥とあって「菅カラー」の打ち出しには最適だった。

 だが、政界引退後も、竹下派や参院で隠然たる力を振るう青木氏が目をかける加藤勝信氏の官房長官起用に向けて動いた。最大派閥の細田派に影響力を持つ森氏も援軍に回った。2人はともに2000年に病で倒れた小渕恵三首相の後継人事をホテルで話し合った「5人組」のメンバーで「往年の派閥政治で活躍した80歳すぎの議員バッジもない妖怪」(無派閥議員)。首相は15日午後「加藤氏では破壊力が足りない」とあらがう姿勢を示したが大勢は決していた。

 肝いりの携帯電話料金引き下げなどの改革の切り込み役になる総務相人事でも待ったがかかった。首相に近い森山裕国対委員長や河野太郎氏の名が浮上したが党側が反発。執行部や族議員を中心に「うるさ型の河野氏に口を出されるのを嫌った」(麻生派幹部)。混乱の中、二階俊博幹事長が国家公安委員長だった二階派の武田良太氏を横滑りで押し込み、ベテラン平沢勝栄氏の初入閣にも成功した。

 首相はブレーンの竹中平蔵慶応大名誉教授や三木谷浩史楽天会長兼社長、新浪剛史サントリーホールディングス社長らの入閣を一時、検討したが「党内には優秀な議員がたくさんいる」と二階氏が否定的で断念。叩き上げが叩きのめされて迎えた船出。かじ取りを不安視するささやきが早くも漏れ始めた。

4855名無しさん:2020/09/17(木) 16:10:05
https://mainichi.jp/articles/20200916/k00/00m/010/334000c
菅新内閣、支持5派閥で明暗 二階派「満点の人事」 安倍前首相出身の細田派は
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月16日 21時41分(最終更新 9月16日 22時44分)

 16日発足した菅義偉内閣は、閣僚ポストを自民党内の各派閥にほぼ均等に配分した上で、所管行政に精通した実務家を多く起用する手堅い布陣となった。ただ、派閥別の配慮の仕方には濃淡があり、総裁選で対立候補を擁立した岸田派や石破派などからは不満も漏れる。

 派閥均衡とはいえ、菅首相を総裁選で支持した5派閥の中で「満足度」では差がついた。

 「では、うちの状況を説明してください」。就任前の首相から入閣要請の電話があった15日夜。上機嫌の二階俊博幹事長は、東京都内のホテルに詰めかけた記者団に、二階派の入閣状況を説明するよう同派議員に促した。

 直前の会食では二階氏らが平沢勝栄氏(75)を囲み、首相からの連絡を待っていた。もともと総裁選の打ち上げ名目の会食だったが、首相から平沢氏に電話が入ると、入閣祝いの場に変わった。

 二階派からは初入閣の平沢氏のほか、武田良太総務相(52)が国家公安委員長から横滑りで閣内に残った。入閣は2人だったが、党人事で幹事長再任となったうえ、派閥として最優先で推した平沢氏が入り、武田氏が重要閣僚に起用されたことで「満点の人事」となった。

 首相の総裁選出馬表明の際、いち早く支持を取りまとめて「勝ち戦」の流れを作った二階氏は、無派閥で党内基盤が強くない首相にとって欠かせない後ろ盾で、その恩義にしっかり報いた。石原派も同様だ。二階氏とそろって首相支持で即座に動いた森山裕国対委員長が所属する同派は、党人事での森山氏の再任に加え、望み通り、坂本哲志1億総活躍担当相(69)が初入閣した。

 二階、石原両派に対し、最大派閥の細田派には、決して満足のいく人事ではなかった。5人が入閣し、19年の安倍内閣改造時と比べると2人増えた。だが、初入閣した岸信夫防衛相(61)の抜てきは同派出身の安倍晋三前首相への配慮で…

4856名無しさん:2020/09/17(木) 16:26:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f989be79682a05d9e260e848f953c8bbbafc62d
二階派事務総長に吉川元農水相
9/17(木) 16:12配信

 自民党二階派は17日の会合で、復興相に就任した平沢勝栄氏の後任の事務総長に吉川貴盛元農林水産相を充てる人事を決めた。 

最終更新:9/17(木) 16:21
時事通信

4857名無しさん:2020/09/17(木) 16:33:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eccf6eb894ccb4ae2e7da35dda154c39f6892c9
消去法の加藤氏起用 論功行賞、派閥均衡の党人事 菅自民総裁
9/16(水) 7:13配信

 新内閣の閣僚人事で焦点となった官房長官ポストに厚生労働相の加藤勝信氏が内定した。

 選定の過程では複数候補が取り沙汰されたが、いずれも決め手に欠けるなど、最後は消去法で決まったとの見方が強い。一方、自民党役員人事は総裁選で菅義偉総裁を支持した5派閥のベテランを均等に配置する論功行賞の色がにじんだ。

 「私で良ければやらせていただきます」。加藤氏は15日夜、東京都内のホテルで菅氏から官房長官就任を打診され、こう応じた。会談後、加藤氏は記者団に「菅長官と同じようなことはできないと思ったが、できる限り努力をしたい」と語った。

 官房長官人事をめぐっては加藤氏のほか、個人的なつながりの強い森山裕国対委員長、菅氏が師事した故梶山静六元官房長官の長男、梶山弘志経済産業相や、安倍晋三首相の側近で細田派の萩生田光一文部科学相らの名が挙がっていた。

 全体の人事では安定した国会運営に定評のある森山氏の国対委員長再任が早々に固まった。梶山氏に関しては官邸での経験がなく、調整力を不安視する向きもあり、官房長官就任の線が消えたとされる。

 菅氏は官邸の事情に精通する官房副長官経験者の萩生田氏や加藤氏を軸に検討。ただ、細田派が萩生田氏の起用を求めていたため、「受け入れれば派閥人事と言われる」(竹下派中堅)との指摘もあり、萩生田氏も候補から外れた。

 無派閥グループで菅氏側近として知られた河井克行前法相と菅原一秀前経済産業相は、いずれも「政治とカネ」の問題を引きずり、表舞台に姿を見せていない。結局、菅氏は官房副長官として自らに仕え、そつのない仕事ぶりに定評がある加藤氏に白羽の矢を立てた。

 加藤氏は竹下派に所属しているものの派閥のイメージが薄い。菅氏にとって「派閥にとらわれない人事」との印象を打ち出すのに好都合という事情ものぞく。

 一方、党幹部ポストは派閥に配慮。幹事長は二階派、総務会長は麻生派、政調会長は細田派、選対委員長は竹下派、国対委員長は石原派と見事に総裁選の菅氏陣営5派閥から均等に配置した。無派閥で党内基盤の弱い菅氏としては派閥の意向を無視できない。

 ただ、こうした見方は政権のイメージダウンにつながりかねず、党内には警戒する空気も漂う。二階俊博幹事長は新執行部発足後初の記者会見で語気を強めてこう反論してみせた。「われわれは菅氏を一生懸命支持したが論功行賞は全く期待していない。それは自民党に対する偏見だ」。

4858チバQ:2020/09/17(木) 19:39:18
>>4854
このスポニチ記事がどこまでほんとなのかですね

4859名無しさん:2020/09/17(木) 19:52:52
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200122/k00/00m/010/274000c
首相の地元を歩く
「安倍か林か選べ」 下関で苛烈な自民の政争 「桜」前夜祭の参加者倍増を招いた市長選/前編
会員限定有料記事 毎日新聞2020年1月23日 07時00分(最終更新 1月26日 08時01分)

大場伸也

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」と、その前日に開かれた安倍首相後援会主催の「前夜祭」には安倍首相の後援者らが多数参加していた。山口県下関市にある首相の地元事務所は、この二つをセットにしたツアーを組んで参加者を募っており、前夜祭の参加者は2019年までの5年間で約400人から約800人に倍増したことが、これまでの取材で分かっている。首相はなぜ、公職選挙法違反の疑いすら指摘されるような後援者の「接待」を拡大させてきたのか。地元を歩くと、自民党内の激しい政争が浮かび上がってきた。2回に分けて報告する。【大場伸也/統合デジタル取材センター、佐藤緑平/下関支局】

 安倍首相のライバルである林芳正・元農相(自民党参院議員)が「新春の集い」を開くのに合わせて、私たちは1月11〜13日の3日間、下関市内で集中的に取材をした。

 安倍首相は衆院山口4区(下関市、長門市)の選出である。林氏は県全域が選挙区の山口選挙区の選出だが、やはり下関市を地盤としており、地元政界を巻き込んだ勢力争いが長い間続いてきた。その構図や林氏の「集い」については後編で詳しく書きたい。

 印象に残ったのは、関係者の口が一様に重かったことだ。事前にアポイントを取った人、「アポなし」で直接会いに行った人、合わせて十数人に話を聞くことができたが、ほとんどの人に実名での証言を断られた。

 しかも、桜を見る会の詳細について尋ねると、「かん口令が出ている」「言わないことになっている」と言葉を濁す人が多かった。あえて人目につかない郊外の喫茶店を面会場所に指定してくる議員、「(自分の発言は)匿名ぞ、匿名ぞ」と何度も確認する社長……。何度電話をかけても出てもらえず、自宅を訪ねてようやく玄関先で短く話を聞けた人もいた。

 しかし、匿名の証言をつなぎ合わせると、「前夜祭」について、安倍首相のこれまでの説明とは違う実態が浮かび上がってきた。

 まず、前夜祭の何が問題になっているのかを振り返っておきたい。

 19年の前夜祭は桜を見る会の前日の4月12日、ホテルニューオータニ東京(東京都千代田区)の「鶴の間」で開かれた。参加者によると、立食形式のパーティーでアルコールは飲み放題。銀色のプレートにはオードブルや炒め物、パスタなどが並び、シャンソン歌手の歌の披露もあった。

 安倍首相は5000円の会費制だったと説明しているが、安すぎるとして野党は「安倍事務所が差額を補?(ほてん)したのではないか」と追及してきた。補?していれば、公職選挙法が禁じる有権者への寄付にあたる可能性がある。首相の関連政治団体の政治資金収支報告書にこの前夜祭の記載がないことが、疑惑をさらに深めている。

 これに対し、首相は国会や記者団に「受付で安倍事務所の職員が1人5000円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、集金したすべての現金をその場でホテルに渡した。受け付けの際には、ホテル側職員も立ち会っていた」と説明してきた。

 安倍事務所の職員は集金を代行しただけで、後援会にお金の出入りはないので政治資金収支報告書への記載は不要だという主張だ。

 実際はどうだったのだろうか。19年の前夜祭に参加したという複数の人物から、次のような証言が得られた。

 「妻の分を払わず会場に入ってしまった」

 「受付にいたのは5人前後。あれで何百人…

4860名無しさん:2020/09/17(木) 19:53:08
>>4859

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200123/k00/00m/010/315000c
首相の地元を歩く
「これはすごい戦いになる」ライバル林元農相は党を割って出るのか/後編
会員限定有料記事 毎日新聞2020年1月24日 07時30分(最終更新 1月24日 14時22分)

佐藤緑平大場伸也

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」と、その前日に開かれた安倍首相後援会主催の「前夜祭」には安倍首相の後援者らが多数参加していた。山口県下関市にある首相の地元事務所は、この二つをセットにしたツアーを組んで参加者を募っており、前夜祭の参加者は2017年の下関市長選を境に急増したとみられることが、これまでの取材で分かっている。その背景に地元での自民党内の激しい政争がある。首相の地元を取材した2回シリーズの後編では、政争の構図をひもとく。【大場伸也/統合デジタル取材センター、佐藤緑平/下関支局】 

 前編でも触れたように、安倍首相は衆院山口4区(下関市、長門市)の選出である。一方、林芳正・元農相(参院議員)は県全域が選挙区の山口選挙区の選出だが、やはり下関市を地盤としてきた。2人は衆参ですみ分けてきたため、下関市の自民党支持者には両方の後援会に入っている人も多く、一定の共存関係が保たれてきた。

 ところが17年の下関市長選で事態は一変する。林派の現職市長だった中尾友昭氏を首相の元秘書の前田晋太郎氏が小差で破ったこの選挙は「安倍・林の代理戦争」と呼ばれるほど激しい選挙戦となった。

 「安倍派には『勝ったもんが好きにするんは当たり前や』という強権的な考え方がある。異論があっても関係ないんです」と、林氏の支援者の一人はため息をつく。

 前田市長は19年11月18日の記者会見で記者に桜を見る会に対する見解を問われ、こう答えた。「応援した代議士がトップを取り、招待状が届いて、今まで応援してきてよかったなって、いいじゃないですか」

 下関市立大では前田市長の「トップダウン」が教授たちとの摩擦を招いている。市長が19年5月30日に市長応接室で、市立大の山村重彰理事長らに特定の研究者の名前を挙げ「ぜひ会ってほしい。下関の何か役に立ってくれる方になりそうだ」などと推薦。経営陣は教員らに諮ることなく、約1カ月で…

4861名無しさん:2020/09/17(木) 19:54:07
https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20200914-00198255/
「石破人気」はなぜ幻に終わったか 菅氏大勝の背景にある「選挙制度」と「世論」
米重克洋 | 報道研究者/JX通信社 代表取締役
9/14(月) 15:24

自民党総裁選は、国会議員票、地方票ともに菅義偉官房長官が有効投票総数534票のうち377票を獲得し、大差で勝利する結果となった。

石破茂元幹事長は、当初「有利」とされた地方票でも十分に得票できず、菅氏はおろか岸田氏にも差をつけられて3位に沈んだ(地方票では2位)。下馬評では、世論調査の結果から、石破氏がポスト安倍の「1番人気」とされ、報道でも「党員投票」を行えば、石破氏がかなり有利であるかのような論評も多くあった。現実はそうはならなかったのは一体なぜなのか。各社世論調査のデータや総裁選のしくみから紐解いていきたい。

「勝者総取り」方式で支持率以上に得票を上積み
菅氏に投じられた地方票は全141票中89票と、実に63%に達した。この割合は、党員・党友における菅氏の支持率よりも高い。

11日に報じられた、日本テレビの自民党員・党友向け調査(JX通信社協力)では、支持する総裁候補として、菅氏が46%、石破氏が35%、岸田氏が10%となった。態度未定・不明(9%)を除いて計算すると、ちょうど約半数が菅氏を支持する計算だ。

なぜ、菅氏は地方票でも支持率を上回る地滑り的勝利を収めたのか。地方票を割り振る「予備選挙」の仕組みにその一因がある。

今回の自民党総裁選は、安倍晋三首相が総裁の任期途中で退くため、党則に基づき簡易な方式で行われた。党員投票を伴うフルスペックの総裁選と異なり、国会議員票394票と都道府県連に3票ずつの地方票141票、合計535票で争うというものだ。

国会議員は1人1票投票できるが、都道府県連にはそれぞれ3票が割り当てられる。今回は、党員投票を行わなかった代わりに、北海道、新潟、秋田以外の44都府県連で党員・党友を対象とした「予備選挙」が行われた。

予備選の結果、3票をどう割り振るかは都道府県連によって異なるが、勝者総取りで割り振られるところも多いために、1位の菅氏にはこの支持率以上の得票率が集まりやすい構造となったのだ。

例えば、自民党千葉県連では、予備選の結果、菅氏が1万998票、石破氏が7059票、岸田氏が834票を獲得したとされる。この結果をもとに3票をドント式で割り振ると、菅氏に2票、石破氏に1票が投じられることになるが、千葉県連の予備選は「勝者総取り」方式のため、菅氏に3票全てを投じることとなった。首都圏では、同様に神奈川県、埼玉県、東京都も「勝者総取り」方式であり、これらの都県の地方票は全て菅氏に投じられた。

「勝者総取り」方式は、アメリカ大統領選でも州ごとの選挙人選出に用いられている。2016年のアメリカ大統領選では、トランプ大統領が民主党のヒラリー・クリントン候補より300万票近くも少ない得票であったにも関わらず、「勝者総取り」の接戦州の多くで選挙人を獲得したため、選挙人数では大差で勝利を収めた。自民党総裁選に置き換えると、議員票に比べて比重の小さい地方票の声を、より大きく増幅させる効果があったと言える。

しかし、当初はその地方票でも石破氏が有利という見立てがあった。その根拠として、世論調査で石破氏への支持が最も高かったことや、前回2018年の総裁選で石破氏が安倍首相を相手に戦い、45%もの党員票を獲得したことが挙げられていた。これらの予想は、なぜ外れたのか。

4862名無しさん:2020/09/17(木) 19:54:18
>>4861

「石破支持」の中身は野党・無党派層など「反・安倍層」が軸
まず前提として指摘しておくべきことは、世論調査が外れたわけではないということだ。むしろ、世論調査の内訳を丁寧に分析すれば、石破氏が党員から十分な支持が得られないことは事前に十分予測できた。

各社世論調査では、菅氏の立候補表明まで、大半の調査で石破氏が「ポスト安倍」支持率1位だった。だが、これはあくまでも「全体」の話であり、自民党支持層に絞って内訳を見てみると様相が異なる。具体的には、石破氏のリードが縮まり、他候補の比重が増える傾向にあったのだ。これは、石破氏の「支持」の源泉が野党支持層や無党派層にあったことが影響している。

加えて、安倍政権の「実績」への世論の評価が高いことも菅氏に支持が集中した要因として挙げられる。

安倍首相の辞意表明後、各社世論調査で、政権支持率は10ポイント前後から最大20ポイントまで、軒並み大幅な上昇を記録した。ご祝儀相場ならぬ「花道相場」とも言うべき異例の変化だ。

朝日新聞が9月に行った緊急世論調査では、安倍政権の7年8ヶ月の実績を「大いに評価する」とした層が17%、「ある程度評価する」とした層が54%で、実に71%が実績を肯定的に評価している。

菅氏はその安倍政権の路線をそのまま引き継ぐ候補であり、「グレートリセット」を掲げて安倍路線の転換を掲げる石破氏や、中間的な岸田氏よりも安倍政権を評価する層をそのまま引き継ぎやすい。

加えて、菅氏や、今回菅氏支援に回った河野太郎防衛大臣と安倍政権支持層に年齢層などの共通点が見られることも、先般の記事で指摘した通りだ。これまで「ポスト安倍」への意欲を公には一切示してこなかった菅氏が、立候補表明を機に本命候補として浮上し、安倍政権の路線継続を期待する層の支持を集めたことが窺える。最終的には河野氏や小泉氏が出馬しなかったことで、菅氏が安倍政権を肯定的に評価する層からの支持をそっくり受け止める構図ができた。結果、菅氏が地方票でも大差で勝利する情勢となったわけだ。

4863名無しさん:2020/09/17(木) 19:56:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b11f379ab2a316308e6241f01597a51e5d588c0f
新内閣、目玉なき“居抜き“布陣 にじむ「菅カラー」
9/17(木) 10:20配信

 16日発足した菅義偉政権は、安倍政権の閣僚の過半数を再任や横滑りで維持し、「居抜き」に近い布陣となった。派閥均衡による継承と安定に腐心しつつ、自身が掲げる政策の実行役も滑り込ませ、顔ぶれには「菅カラー」もにじむ。急きょ登板した「庶民派宰相」は衆院解散も視野に内外を揺さぶり、混乱する政局の急場をしのぐ構えとみられるが、不安視される国民への発信や国会論戦でつまずけば、不安定な政権運営を強いられかねない。

 最大の焦点だった官房長官には曲折の末、加藤勝信厚生労働相が起用された。旧大蔵官僚で手堅く、菅氏が命名した「国民のために働く内閣」の要となるが、政治家として発信力のある印象は薄い。

 加藤氏は第2次安倍政権発足から官房副長官を約2年10カ月間務めた。菅氏が期待するのは国会対応や1日2回の記者会見をそつなくこなせる実務能力の高さだ。厚労相時代は新型コロナウイルス対応で「役所寄り」と批判されており、決して「国民受け」する人選ではない。

 森友学園を巡る公文書改ざん問題を引きずる麻生太郎副総理兼財務相の続投も「国民受け」とは程遠い。派閥均衡に腐心した顔ぶれは地味な実務派が目立ち、自民党内からは「選挙に打って出る顔ぶれじゃない」「衆院解散は遠のいた」との見方も出始めた。

 一方で、党総裁選で掲げた「改革」実現への意識もうかがえる。当選同期で同じ神奈川県選出でもある河野太郎防衛相は行政改革担当相に横滑り。防衛相時代に決断した「イージス・アショア」の計画断念は根回し不足で批判も出たが、菅氏はその「突破力」を高く買う。

 「俺はつくる方で(河野氏に)ぶち壊してもらう」。菅氏は周囲にそう語る。記者会見では「私自身、規制改革を政権のど真ん中に置いている」と強調した。早期の衆院解散よりも、政策実行の意欲が先行しているようにも映る。

 もっとも、政権運営には不安もある。準備不足のままトップリーダーになった菅氏自身の言動だ。

 総裁選の討論会などでは、消費税や憲法を巡るやりとりで発言を修正。用意したメモに目を落とす姿も目立ち、答弁の危うさを露呈した。森友・加計(かけ)学園問題など長期政権の「負の遺産」も背負い、国会論戦で野党の追及を受けるのは確実だ。閣僚経験者は「耐えきれるか。ぼろが出かねない」と真剣に危ぶむ。

 さらに党内最大派閥の出身だった安倍氏と異なり、菅氏は無派閥で党内基盤が弱い。政権運営で配慮を欠けば、「安倍1強」からの復権をうかがう党内勢力に足をすくわれかねない危うさも抱える。

 官房長官時代は記者会見で無用な発言を避け、「鉄壁」と言われた菅氏だが、首相になれば自らの言葉で語り、粘り強く国民とコミュニケーションを取ろうという姿勢が不可欠だ。「庶民派宰相」の親近感を政策推進のエンジンにできるか。リーダーとしての資質も試されることになる。 (一ノ宮史成、郷達也)

4864名無しさん:2020/09/17(木) 19:57:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7e39d0939ebc923d0e56efc0371d48bebad5857
岸田氏に温情票?むき出しの“派閥の論理” 露骨な「石破つぶし」も
9/15(火) 9:50配信

 14日、菅義偉新総裁を選出した自民党総裁選はむき出しの「派閥の論理」に始まり、終わった。無派閥の菅氏に5派閥が競うように相乗りし、告示前に勝負はついた。石破茂元幹事長を最下位に落とし、再起不能にさせることをもくろみ、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相がそれぞれ所属する派閥から、2位の岸田文雄政調会長に議員票を融通する工作も行われたとみられる。「密室」「談合」色が拭えぬ選出過程は、新政権を縛る足かせになりそうだ。

 「岸田文雄君、89票」-。

 野田毅・総裁選挙管理委員長が読み上げた瞬間、総裁選会場のホテルにどよめきが広がった。岸田氏の地方票はわずか10票。率いる岸田派は47人のため、数字は岸田氏が事前の予想をはるかに上回る国会議員票を獲得した事実を告げていた。「よしっ」と強くあごを引く岸田氏。派閥の参院中堅は拍手をしながら「予定より30票近く、多いな」とつぶやいた。

 今回、菅氏を推した首相と麻生氏だが、岸田氏も見捨てたわけではなく、一方で石破氏を毛嫌いしているのは周知の事実。2位争いに後れを取りそうだった岸田氏を見かね、当の菅氏も地方票の集計直前、方々に電話して岸田票の現状を情報収集していた。

 この日、首相の出身派閥・細田派の中枢幹部は、菅陣営の関係者から「(岸田氏に)票を回したのか」と尋ねられ「自民党には、こういういいところがあるんだよな」と満足そうに独りごちた。麻生氏の側近も「うまくいった」と漏らし、圧倒的優位だった菅陣営から岸田氏サイドに対する温情票の存在をにおわせた。

 国会議員票が伸びず、計68票にとどまった石破氏は、硬い表情を崩さず会場を後にした。幕引きまで続いた「石破つぶし」の背景を、自民党関係者は明かした。「『石破総理』がいかに非現実的かを、党内外に示す。石破氏の政治生命の芽を徹底的に摘んでおくということだ」

      ■     

 首相が辞意表明した翌日の8月29日、二階俊博幹事長らと菅氏が密会して流れをつくり、5派閥が勝ち馬に乗ろうと「菅氏支持」で雪崩を打った構図だった。

 派閥に属さず、党内基盤の薄さが弱点だった菅氏。自身の派閥に総裁候補を持たないため、「キングメーカー」になることでしか党中枢の地位を保てない二階氏。両者は利害がピタリと一致し、補完し合える関係にあった。二階氏は地方で人気の高い石破氏に有利とならないよう、党員・党友投票を省略する「簡易型」の選挙方式も早々にレールを敷き、菅氏に大きな恩を売った。大勢は決した。告示前から各派閥の関心は菅政権を見越した猟官運動に移り、「論功行賞」狙いの綱引きが際立った。

 自民党はかつてカネ、人事、選挙を陰で操った派閥支配が世論の批判にさらされ、政治改革の潮流ともあいまって2009年には野党に転落、出直しを図ったはずだった。今回の選挙戦では政策論争は後景にかすみ、「数は力」の原理に基づく派閥政治が堂々と復権し、「古い自民に後戻りするな」の声はかき消された。

 16日、第99代首相となることが確実な菅氏。14日の記者会見では「派閥の弊害ということは全くない」と言い切ってみせたが、選挙戦で背負い込んだ派閥のしがらみがそのリーダーシップに影を落とすことは避けられない。

(河合仁志、一ノ宮史成、下村ゆかり)

4865名無しさん:2020/09/17(木) 19:58:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d33a569e521d922400fb683fb62b30023d1c9bd7
解散のタイミングは?「まず仕事」菅首相、慎重な姿勢崩さず
9/17(木) 10:58配信

 菅義偉政権の焦点の一つが、衆院解散・総選挙の時期だ。政権発足直後の「ご祝儀相場」で内閣支持率が高いうちに踏み切るべきだとの見方は自民党内に根強いが、菅首相は「まずは仕事をしたい」と早期解散に慎重な姿勢を崩していない。衆院議員任期は来年10月21日まで。首相は「暫定」ではなく、民意の審判を経た「本格政権」も見据えながら、解散時期を探る政権運営になりそうだ。

 「1年以内に総選挙になる。時間の制約を視野に入れながら考えていきたい」

 16日夜、首相官邸で臨んだ就任記者会見。衆院解散のタイミングを問われた首相はこう述べるにとどめた。

 党内には安倍晋三前首相の辞意表明後、低迷していた内閣支持率が大幅に回復したことで「今がチャンス」と期待が高まっている。脳裏にあるのが2009年の衆院選の惨敗だ。任期満了間近の解散で政権を失った。当時、首相だった麻生太郎副総理兼財務相は15日「早期解散は考えるべきだ」と述べたが、首相は第2次安倍政権時代から麻生氏と衆院解散のタイミングでは意見が食い違っていた。

 ただ永田町には具体的な日程案まで飛び交う。まず考えられるのは高い支持率が見込める10〜11月だ。だが、ここで衆院選となれば、政治空白をつくらないために総裁選の党員投票を見送っていただけに、国民の批判は避けられない。友党の公明党は「準備が間に合わない」として反対姿勢を貫く。

 その後はコロナの感染状況や、東京五輪・パラリンピックの開催判断との見合いになる。ウイルスは冬季に流行しやすいとも言われ、感染が再拡大すれば、選挙どころではない事態も想定される。仮に五輪開催が困難との結論が出た場合、支持率は急降下する可能性も否定できない。

 来年3月末の新年度予算が成立した後との見方がある。夏には五輪のほか、公明党が国政選挙との重複を嫌う東京都議選が予定され、解散できるチャンスは限られてくる。

 首相はこの日の会見で「(まずはコロナ対策に)専念したい」と改めて強調した。感染対策と経済の状況をにらみながら、解散時期を探ることには変わりない。支持率を維持しながら、次の衆院選で勝利すれば、その先の長期政権も視野に入る。

 とはいえ、党内から解散圧力が強まることも予想される。二階俊博幹事長は16日、「いつ解散があっても対応できるよう準備を整える。明日からでも結構だ」と余裕を見せた。 (湯之前八州)

4866名無しさん:2020/09/17(木) 19:59:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e34016a9cada3431ca8449552eeb08248b2dfd3
新布陣を「国民のために働く内閣」 菅氏“居抜き”ではないことを演出
9/17(木) 11:30配信

 秋田の農家の長男が、「非世襲」「無派閥」のたたき上げで宰相に上り詰めた。「国民のために働く内閣をつくる」「おかしいことは直す」。菅義偉首相は16日、初の記者会見に臨み、早口で宣言した。7年8カ月の歴代最長政権を支えた自負と実績を強くにじませて「継承」を訴え、「既得権益の打破」「規制改革」と改革姿勢を前面に打ち出した。新型コロナウイルス感染拡大の影響に苦しむ九州の市民は、政治の安定を望みつつ「仕事師」の手腕を冷静に見極めようとしている。

 午後9時の首相官邸記者会見場に緊張感が漂う。

 「国難にあって、政治の空白は許されない。安倍政権の取り組みを継承し、前に進めていくことが私に課せられた使命だ」「最優先の課題は新型コロナウイルス対策だ。国民の命と健康を守り抜き、社会経済活動との両立を目指す」

 菅義偉首相はえんび服に銀のネクタイを締め、顔を心持ち紅潮させて切り出した。最長在職2822日を数えた官房長官時代の淡々とした会見とは異なり、国のトップは刺すような視線で言葉に力強さを乗せていく。

 「世の中には国民の感覚から大きくかけ離れた、数多くの当たり前でないことが残っている。行政の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打ち破り、規制改革を全力で進める」と声のトーンを上げた菅氏。新布陣を「国民のために働く内閣」と自ら命名し、2度繰り返して前政権の「居抜き」ではないことを演出した。

 この日午後1時45分の衆院本会議場。

 「菅義偉君を、内閣総理大臣に指名する」-。約3分の2の314票を集めた菅氏は万雷の拍手を一身に浴びて一瞬、鉄壁のポーカーフェースを緩ませた。秋田の農村から身を起こし、横浜市議として力を蓄え、国政でも隠忍自重を重ね、ついに頂上に。「たたき上げの庶民派宰相」は立ち上がり深々と5回、こうべを垂れた。

 約7年8カ月の最長政権を率いた安倍晋三前首相が体調不良による退陣を表明して、わずか19日。

 政府の危機管理の要である菅氏はこの間、自身の「天下取り」でも水際立った政局観と行動力を見せつけた。総裁選では、派閥政治のしがらみを引き受けて「継承者」の旗を手に入れるしたたかさで圧勝。初会見でも、得意げに「マイナンバーカード普及に向け、複数省庁に分かれている政策を取りまとめて進めていくデジタル庁を新設する」と「菅カラー」を強調した。だが、この先は-。

 経済政策アベノミクスなどの路線は行き詰まりを見せている。ウイルスを収束させ、来夏の東京五輪・パラリンピックを開催できるかは不透明だ。前政権が残した森友、加計(かけ)学園の問題に関する質問が出ると、従来通り「守り」の説明に終始。初閣議が後に控えているとして、予定された30分間で会見を終えた。 (前田倫之)

4867名無しさん:2020/09/17(木) 19:59:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/e53ffc787ead2dca8981912f4d7b9314723a56b9
「私は負け続けた人間」と語ったことも…“たたき上げ”菅氏、黒子から主役になるまで
9/15(火) 10:18配信

 冬には豪雪に見舞われる山あいの集落は、こうべを垂れる稲穂で黄金色に染まっていた。秋田県南部の湯沢市秋ノ宮地区。田園を縫うように、太公望に愛される役内川が流れる。

 「子どものころは夏は魚捕り、冬は相撲かスキー。それしかなかった」。地区で生まれ育った菊地洋一さん(71)は幼少期を振り返る。「おい、ザッコ(雑魚)捕りさいくどー」と誰からともなく誘い合い、日が暮れるまで川に入った。

 イワナ、アユ、ときに数十センチのマス。地区には、魚捕りがひときわ上手な同級生がいた。モリを手に潜ると獲物をさっと仕留め、周囲にはにかんだ笑顔を見せた。14日午後、菊地さんはテレビ画面でスポットライトを浴びる男に、遠い記憶を重ねた。

 「あの時の表情だな。ヨシヒデがここまでなるなんてな」

 菅義偉氏はこの日、自民党総裁選で圧勝し、万雷の拍手の中で「この日本のために、そして国民のために働くことを誓う」と高揚気味に語った。

 気遣い、負けず嫌い、一度決めたら譲らない-。幼なじみが共有する菅氏の印象はこの3点だ。そしてこう口をそろえる。「スポーツは万能。勉強もできる。でも、どれも1番ではなかったな」

 相撲では相手にけがをさせないよう投げ飛ばさず、つり出した。腕っ節は強かったが、友人同士のけんかは双方の言い分を聞いてなだめた。中学の野球部では、熱心な練習で憧れのサードを射止め、変則的な打撃フォームの修正を監督に命じられても「これが自分に合っている」と貫いた。

 進学した湯沢高まではバスと汽車を乗り継いで2時間。雪に閉ざされる冬場は下宿する。幼なじみの伊藤英二さん(71)は長い時間を語らったが、将来の夢を聞くことはなかった。父はイチゴ農家として成功。姉2人は教員。どちらかの道に進むのだろうと思っていた。

 1967年。卒業を迎え、集団就職の同級生は東京へ。波に乗り遅れた菅氏もすぐに上京を決めた。高校1年の時に地元で聖火ランナーの伴走をした東京五輪の高揚感が残っていたのかは分からない。伊藤さんはこんな言葉を聞いた。

 「農業じゃいい暮らしはできねえ。ほかのことさ見つけてえ。何かやることがあるはずだ」

 間もなく国のトップに立つ菅氏は、明確な目標を持たずに故郷を飛び出した青年だった。

4868名無しさん:2020/09/17(木) 20:00:38
>>4867

目標達成に手段選ばず
 秋田を出て、東京都内の段ボール工場で働いた。学費をため、アルバイトを掛け持ちしながら法政大法学部を卒業。「世の中を動かしているのは政治だ」と政界に飛び込み、国会議員秘書を経て地方議員に-。

 菅義偉氏は自民党総裁選で、「地方出身のたたき上げ」である自身の経歴を繰り返しアピールした。それは今に始まったことではない。

 もう30年以上前、小中高の同級生で元秋田県湯沢市議の由利昌司さん(71)は横浜市議になったばかりの菅氏と会った。同じ地方議員として、縁もゆかりもない土地で選挙を戦う厳しさを知る由利さんが「よくぞやれたな」と声を掛けると、菅氏はこう答えた。

 「横浜は生粋の地元の人だけじゃない。街頭に立つと、演説のなまりを聞いた地方出身者が足を止め、応援してくれた。それが励みになった」

 大学OBの紹介で菅氏が秘書を務めたのが小此木彦三郎元通産相。その地盤が横浜だった。当選同期の元市議は「忙しい小此木氏に代わり、菅氏は地元の企業や支援者と関係を築いていた。議員の素地はできていた」と言う。

 初挑戦の1996年衆院選で「地元じゃない」と他陣営から攻撃された。あえて名刺に「秋田出身」と刷り、地方出身を押し出した。それは現在も続く。大都市の横浜で地盤を固めつつ、「土のにおいのする政治家」(自民党元幹部)を売りに当選を重ねた。


   ■    ■

 自民党横浜市議団には、若手からベテランまで総意で団長を決める慣例がある。市議の田野井一雄さん(79)は「それは菅さんのレガシー(政治的遺産)だ」と語る。トップダウンの人事案に、当時新人だった菅氏が「1期生でも市民の負託を得ている」と異を唱えたのが発端だったという。

 意志あれば道あり-。国政でも自身の座右の銘を貫いた菅氏だが、党内では「負け組」が続く。98年総裁選では、政治の師と仰ぐ梶山静六元官房長官を支持して所属する小渕派を離脱。2000年には森内閣不信任案を巡る「加藤の乱」に同調した。

4869名無しさん:2020/09/17(木) 20:01:10
>>4868

 立て続けに政局に敗れ、いつしか無派閥の「異端児」と見られるようになった。「私は負け続けた人間」と語ったこともある。だが安倍晋三氏を支える「側近」ポジションを確保すると、その境遇が一変する。

 第1次安倍政権で総務相に就任すると、省内の異論を抑え込み「ふるさと納税」を創設。NHKの受信料を引き下げる改革にも着手した。反発する官僚は更迭もいとわなかった。当時を知る元総務省関係者は「信念だけではない。菅氏の持つすごみ、怖さを感じた」と振り返る。

   ■    ■

 危機管理のため東京をほとんど離れず、日課の散歩もスーツでこなす。朝昼晩と各界の関係者と会食し、情報収集にいそしむ-。第2次安倍政権の官房長官として7年8カ月、それが菅氏の日常だった。

 「あれだけ人に会うから、何が批判を受けるか誰よりも分かる」と周辺が語る通り、リスクを嗅ぎ取る感覚は研ぎ澄まされた。問題閣僚は早々に切り捨て、災害時は「プッシュ型支援」で政権批判の芽を摘んだ。

 一方で「目的達成には手段を選ばない」(衆院当選同期)という一面が顕著になっていく。

 官邸主導で中央省庁の幹部を動かせる内閣人事局が14年に発足。「政権の方向に官僚を動かせるようになった」と周囲に漏らし、官邸の歓心を買おうとする「忖度(そんたく)官僚」を生み出した。自身を慕う議員の重用も目立つようになった。

 「自分を舞台の俳優だと思え」。菅氏は自身の秘書をこう指導してきた。自分を客観視し、与えられた役割をこなせとの意味だという。菅氏自身、「令和おじさん」で知名度を上げ、首相候補に名を連ねても、上昇志向を表に出さず、黒子役に徹してきた。

 必然か、偶然か。ナンバー2を演じきった菅氏は主役の座を射止め、舞台の中央に躍り出た。その舞台から飛び降り、国民に信を問うのかどうか。記者会見で衆院解散の意向を聞かれた菅氏は「総裁に就任したわけですから、仕事をしたい」とはにかんだような笑顔で言った。

(森井徹、前田倫之)

4870名無しさん:2020/09/17(木) 20:02:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/b144b74ee17cf24cd56ce7d62d5763ae2d3260b7
携帯値下げ「一刻も早く」 武田総務相、見直し表明
9/17(木) 11:22配信

 武田良太総務相は17日午前の記者会見で、携帯電話料金について「見直す必要がある」と述べ、引き下げを目指す考えを改めて示した。

 有識者会議などで事業者や利用者の意見を聞いた上で「一刻も早く結論を出したい」と強調した。

 携帯料金引き下げは菅義偉新首相の目玉政策の一つ。武田氏は「携帯電話はぜいたく品ではなく、国民の命に関わる重要な通信手段だ」と指摘。その上で、「安く利便性が高く、納得感のある料金体系が求められている」と話した。

 一方、NHK受信料の制度や水準については「国民が必ずしも納得したものではない」と語った。

4871名無しさん:2020/09/17(木) 20:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bab88e603a1af70da59795201290521289cdf80
菅内閣、二階氏「続投」の地雷 米シンクタンクは「親中派」と名指し 安倍首相が漏らした「二階氏は節操ないね」の言葉の意味とは
9/17(木) 16:56配信

 【日本復喝!】

 自民党総裁選で、菅義偉官房長官(71)が新総裁に選出された。新型コロナウイルスの感染拡大という、戦後最大の国難に直面する菅氏は15日に党役員人事を行い、16日召集の臨時国会での首相指名選挙で新首相に就いた後、同日中に新内閣を発足させる。菅氏は党人事で、総裁選出馬を支援した二階俊博幹事長(81)を留任させる方針を固めたが、米中対立が激化するなか、米有力シンクタンクが「親中派」と名指しした人物の重用を懸念する声がある。産経新聞論説副委員長の佐々木類氏が集中連載「日本復喝!」で喝破した。

 予想していたこととはいえ、がっかりだ。

 自民党の菅総裁(次期首相)が、二階幹事長の続投方針を固めたことだ。安倍晋三政権にとっての宿痾(しゅくあ)は「二階氏の去就」だった。それを踏襲するという。

 派閥政治を否定し、無派閥を売りにしてきた菅氏は、その主張とは裏腹に総裁選を勝ち抜くためには、派閥の支持が欠かせないというジレンマを抱えていた。無派閥ゆえに党内基盤が弱いのだから、仕方ないと言えばそれまでなのだが、当選後は話が別ではないのか。

 自民党総裁選前、菅氏は党役員人事や閣僚人事について、「派閥からの要望は受け付けない。聞かない。事前に打ち合わせなどはしない」と語っていた。裏を返せば、早々と二階氏の続投で腹を固めていたということだろう。他派閥の「幹事長を二階氏以外にしてほしい」という要望は聞き入れないとも受け取れる。何しろ、「菅総理総裁」の流れを最初につくったのが二階氏だったのだ。

 安倍首相に近い人物がこうささやく。

 「菅さんは、安倍首相の病状を見誤った。持病の潰瘍性大腸炎が悪化したのではなく、永田町では、それ以外の重病説がいろいろ飛んだ。菅さんはそれに乗っかってしまったフシがある」

 つまり、「しばらくは安倍首相の院政はなく、二階氏の党内における強権ぶりが、自らの政権を支える原動力となる」と判断したというわけだ。そこで、幹事長続投を条件に二階氏にいち早く支持協力を依頼したというのが、くだんの人物の解説だ。

 いずれにせよ、「官邸・菅氏、自民党・二階氏」というラインが確定した。

 懸念されるのが、中国との間合いだ。

 知っての通り、二階氏と言えば日本を代表する「親中派」だ。二階氏は今年2月、中国の外交担当トップ、楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)・共産党政治局員と東京都内で会談した際、防護服5000着とマスク10万枚の提供を約束し、「新型コロナウイルスが収束したときにはお礼の訪中をしたい」と言ってのけたのだ。

 その後、日本国内はマスク不足に陥り、感染爆発した。

 ■中国すり寄れば国益毀損も

 二階氏は2年前、北京週報のインタビュー(2018年8月10日、日本語電子版掲載)に答え、「習近平国家主席の打ち出した巨大経済圏構想『一帯一路』、人類運命共同体の構築という理念は時宜にかない、遠大な卓見と計り知れない意義がある。私はこれに深い称賛と賛同の意を表する」と述べている。

 米中両国の覇権争いが本格化する前のこととはいえ、世界の潮流から完全に乗り遅れ、ピントがずれ切っている。香港の人権弾圧もある。一歩間違えれば、日本が世界中で孤立しかねない。

 米国の有力シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」は今年7月、「日本における中国の影響力」と題する調査報告書を公表した。この中で、二階氏を「親中派」と名指ししている。

 「節操ないね」

 安倍首相が辞任表明前、二階氏を評して周辺に語ったとされる言葉である。何について語ったのかは不明だが、一事が万事。二階氏に引きずられて節操なく中国にすり寄れば、国益を損ないかねない。

 菅次期首相のハンドリングに期待したい。

 ■佐々木類(ささき・るい) 1964年、東京都生まれ。89年、産経新聞入社。警視庁で汚職事件などを担当後、政治部で首相官邸、自民党など各キャップを歴任。この間、米バンダービルト大学公共政策研究所で客員研究員。2010年にワシントン支局長、九州総局長を経て、現在、論説副委員長。沖縄・尖閣諸島への上陸や、2度の訪朝など現場主義を貫く。主な著書に『日本復喝!』(ハート出版)『日本が消える日』(同)、『静かなる日本侵略』(同)など。

4872名無しさん:2020/09/17(木) 20:03:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac42b066141e2e4c0922db4dbe0f09f570cad874
石破氏、総裁選反省の弁 派閥パーティー二階氏参加
9/17(木) 18:15配信

 自民党石破派は17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。石破茂会長は、14日の党総裁選で3位に終わった結果に触れ「何が足りないのか虚心坦懐に反省し、改める」と強調した。講師には総裁選での連携を期待した二階俊博幹事長を招いたが、今回は突然の総裁選となり支援を得られなかった。

 石破氏は4回目の総裁選挑戦で68票にとどまり、菅義偉首相に300以上の票差をつけられた。岸田文雄前政調会長にも勝てず「今度が一番厳しかった」と振り返った。

 今後の活動について「己を捨て、次の時代のために全身全霊でまい進する」と述べるにとどめ、次期総裁選には踏み込まなかった。

4873チバQ:2020/09/17(木) 21:43:01
https://www.sankei.com/politics/news/200917/plt2009170061-n1.html
岸田、石破両氏 敗軍の将が探る再起 次の一手がなければ威信低下にも
2020.9.17 21:06政治政局
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石破派「水月会」のセミナーで挨拶する、自民党の岸田文雄前政調会長=17日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
石破派「水月会」のセミナーで挨拶する、自民党の岸田文雄前政調会長=17日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)

 自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長が、再起を目指して動き出した。17日には、石破氏が率いる石破派(水月会、19人)が政治資金パーティーを開き、岸田氏が応援に駆けつけ激励した。ただ、菅内閣では両氏とも無役となり、早くも求心力の低下が目立つ。次の一手が打ち出せなければ、双方とも領袖の威信が揺らぎかねない。

 「これからも国家国民のため、努力していただきたい」。岸田氏は17日、東京都内のホテルで開かれた石破派のパーティーで登壇し、ライバルの石破氏にエールを送った。

 両氏に共通するのは、総裁選の敗者に待ち受ける厳しい現実だ。

 「私に何が足りないのか。虚心坦懐(きょしんたんかい)に反省をしたい」

 反省の言葉を口にする石破氏には、歓声や拍手が起きることもなかった。石破氏が支援を期待した二階俊博幹事長も姿を現し、「ますます力強く発展されることを心からお祈りする」とあいさつしたが、二階氏は菅政権誕生の立役者となっただけに、会場にはむなしさが漂った。

 石破氏が今回の総裁選で獲得した国会議員票は26票。前回の平成30年総裁選で得た73票から3分の1に減らした。そもそも、石破氏が今回の総裁選で議員票の獲得に本腰を入れた形跡は乏しい。無派閥の中堅議員は「岸田氏からは支持を求める電話があったが、石破氏からはなかった」と打ち明ける。

 菅内閣への入閣も、再登板となる田村憲久厚生労働相の1人に止まり、二階派(志帥会)の入閣待機組を押し込んだ二階氏らとの差が目立った。


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 今回石破陣営に加わった無派閥の議員は「がむしゃらに頑張った形跡はみられない。石破氏こそ、自身の『グレートリセット』が必要ではないか」と得意のキャッチフレーズを引用して苦言を漏らした。

 人事で派のメンバーを処遇できなかったのは、岸田氏も同様だ。岸田氏は総裁選直後から自身の入閣は求めず、岸田派(宏池会、47人)内の入閣待機組を処遇するよう求めてきた。

 だが、首相は聞き入れず、岸田派からは、田村氏と同じ再登板組となる上川陽子法相らを一本釣りした。首相は人事の相談を岸田氏にしなかったという。

 岸田氏は17日の派の会合で「総理総裁を目指して努力を続けていきたい」と強調。今後は弱点の地方回りに力を入れる方針だが、「これまでは政調会長の肩書があったが、役がなければ地方に行っても人を集めるのは難しい」(岸田派ベテラン)と前途多難だ。(永原慎吾、奥原慎平)

4874名無しさん:2020/09/17(木) 23:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/354df7539fca7d70667fb76a57e8e249676c0a41
岸田・石破氏、大敗に「反省」 自民主流派は祝勝会さながら
9/17(木) 20:31配信

 自民党総裁選で敗れた岸田文雄前政調会長(岸田派会長)と石破茂元幹事長(石破派会長)が再起に向けて動き始めた。

 17日にはそろって「反省」を表明。いずれも菅政権で要職に起用されず、1年後に予定される次期総裁選に向けて存在感を発揮できるかが問われる。一方、菅義偉首相を支持した主流派からは閣僚・党役員人事を歓迎する声が相次いだ。

 岸田氏は東京都内で講演し、「2位に終わったことは努力不足だ。謙虚に反省する」と述べた。安倍政権で外相、政調会長と一貫して要職を占めてきたが、菅政権で無役となった。国会議員票で石破氏を引き離したものの、141あった地方票は得票わずか10票と、党員に浸透できていない現実に直面。かねて指摘されてきた発信力不足を克服できるのか、まさに背水の陣を強いられる。

 長らく「ポスト安倍」の本命と目されながら最下位に沈んだ石破氏も、都内で開いた政治資金パーティーで「私に何が足りないかを虚心坦懐(たんかい)に反省し、改め、同志の思いに応えていかねばならない」と再挑戦への決意を語った。

 パーティーではゲストとして招いた二階俊博幹事長が講演した。石破氏は総裁選での支援を当て込んで6月に招待していたが、勝敗を決する重要局面で二階氏は石破氏に目もくれなかった。講演も「新しい時代を担っていく重要な任務が石破先生に課せられているとすれば、力強いご支援を下さるようお願い申し上げる」と型通りだった。

 これに対し、菅政権の重要ポストを分け合った主流派がそれぞれ開いた例会は、「祝勝会」さながらの様相を呈した。

 5人が入閣、1人が党四役の一角を占めた最大派閥の細田派では、萩生田光一文部科学相、岸信夫防衛相らが拍手で迎えられ、会長の細田博之元幹事長は「皆さん頑張っていただきたい」と満面の笑みを浮かべた。二階派では重鎮の伊吹文明元衆院議長が「二階さんが幹事長続投になり、2人の入閣があり、派としては非常におめでたいことだ」と手放しの歓迎ぶりだった。

 竹下派は会長代行の茂木敏充外相が続投、首相が務めた官房長官は加藤勝信氏が引き継いだ。茂木氏は「2人でタッグを組みながら菅政権を支えていきたい」と表明。加藤氏について、会長の竹下亘元総務会長は記者団に「能力は非常に優れている。このポストを一つのジャンプ台に、次へ次へとジャンプするよう期待する」と語った。

4875名無しさん:2020/09/17(木) 23:22:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/3402564785422e9730faeff79bc9bada181599e4
「石破殺し」の総裁選 石破氏が振り返り
9/17(木) 20:39配信

自民党の石破元幹事長は、自身の派閥のパーティーで、「石破殺し」の言葉も飛び交っていたと、厳しかった総裁選挙を振り返った。

自民党・石破元幹事長「『石破つぶし』とか『石破たたき』とか、果ては『石破殺し』とか、なんだかおそろしい言葉が飛び交っておりましたが、一番厳しい選挙だったなと」

自民党・二階幹事長「大変立派な総裁選挙になった」

一方、いち早く菅首相支持を表明し、菅氏圧勝の流れを作った二階幹事長は、同じ会合で、「3人の候補が堂々たる論戦を展開した」と評価した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7feebecdd2a46e5ac0056b4742125be9007a54b0
石破派パーティーで二階氏発言一変「任務あるとすれば」
9/17(木) 20:40配信

 自民党の石破茂元幹事長が率いる石破派(19人)が17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開き、二階俊博幹事長が講演した。元々、石破氏は総裁選での連携を期待して講師を依頼していたが、結局二階氏は菅義偉首相を支援。二階氏は講演で石破氏を持ち上げつつも、発言のトーンはやや後退させた。

 二階氏は講演で、石破氏の総裁選での演説を紹介し、「政治家の原点を我々に思いださせてくれた」と称賛。「新しい時代を担っていく重要な任務が石破先生に課せられているとすれば、お集まりの皆さんが力強くご支援をくださるようお願いします」と語った。

 石破氏が二階氏に講師を依頼したのは6月で、二階氏は依頼があった日の記者会見で石破氏を「期待の星の一人だ」と持ちあげていた。

朝日新聞社

4876名無しさん:2020/09/17(木) 23:23:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/17437d1c5f429a2e5ea40e90d4f30f0630bf4282
二階、茂木氏が会食
9/17(木) 20:58配信

 自民党二階派会長の二階俊博幹事長は17日夜、竹下派会長代行の茂木敏充外相と東京都内の日本料理店で会食した。

 政権運営をめぐって意見交換。今後も定期的に会合を開くことを確認した。

4877名無しさん:2020/09/17(木) 23:26:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/e98e60b4695ca3a2e27ccf5b68864fc5e050366c
菅首相、内閣・党役員人事に込めた「ある思惑」
9/17(木) 17:01配信

 菅義偉新政権が9月16日夜に発足した。安倍晋三前首相の突然の退陣表明からわずか3週間。あれよあれよの急展開で一気に後継候補の本命となった菅氏が、14日の自民総裁選(両院議員総会)での圧勝を経て、第99代首相の座を射止めた。

 首相交代はおよそ7年9カ月ぶり。菅首相は「ゼロからのたたき上げ」を自称する苦労人で、無派閥で非世襲の首相は自民党政権としては事実上初めてだ。選出の経過などから「1年だけの中継ぎ」との見方もあるが、菅首相は本格政権とすべく、早期の衆院解散も視野に入れている。

 ただ、国民の間にはコロナ禍での政治空白への反発も強く、早期に伝家の宝刀を抜けるかどうかは極めて微妙だ。

■「菅カラー」アピールは限定的に

 自民党所属議員の7割を占める5派閥の支持により、菅政権の党内基盤は安定している。しかし、安倍前政権の継承を大前提とする多派閥連合に支えられていることで、党役員や組閣人事は党内バランスを優先せざるをえず、縦割り行政打破などを目指す菅カラーのアピールは限定的となった。

 菅首相は16日の就任記者会見で、新体制を「国民のために働く内閣」と命名。持論である縦割り行政の打破のため「規制改革を政権のど真ん中に置く」と力説した。具体的には、世界的にも高額とされる携帯電話料金の大幅値下げを打ち出したが、外交・安保政策やマクロの経済運営などは「安倍政権の継承」を繰り返すだけで国家像を明確に示すことはなかった。

 その一方、安倍前首相による私物化が問題となった「桜を見る会」の2021年以降の開催中止を明言したが、森友問題で生じた公文書改ざん事件での再調査などはこれまでと同様に否定した。菅新政権は前政権の「負の遺産」を抱えたままの厳しい船出となった。

 新体制の陣容をみると、菅首相とともに安倍前政権の3本柱を形成した麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博自民党幹事長はいずれも再任・留任となった。注目の官房長官に、竹下派幹部で安倍前首相の側近でもある加藤勝信氏を厚生労働相から横滑りさせたのも、「党内バランスに配慮した安全策」(閣僚経験者)との受け止めが大勢だ。

 憲政史上最長の在任日数を記録した安倍前首相は、特に首脳外交で国際的な評価を得た。菅首相はそれとは対照的に「外交手腕は未知数」(外務省OB)で、アメリカのトランプ大統領との個人的信頼関係を築いた安倍前首相のような首脳外交は「菅首相には無理」(同)との見方が支配的だ。就任会見でも菅外交への踏み込んだ言及はなかった。

4878名無しさん:2020/09/17(木) 23:26:33
>>4877

 新内閣発足に先立ち、自民党は14日の両院議員総会で菅氏を選出。15日には新たな自民党主要役員を選任した。

■党運営の中枢は「たたき上げ5人組」

 党役員人事では、絶妙の党内工作で菅氏圧勝の流れを作った二階氏の幹事長留任を決め、総務会長に佐藤勉元総務相(麻生派)、政調会長に下村博文元文科相(細田派)、選対委員長に山口泰明前党組織運動本部長(竹下派)を配した。菅、二階両氏と太いパイプを持つ森山裕国会対策委員長(石原派)の続投も決めた。

 党運営の中枢となるこの5氏は、菅氏を支持した5派閥それぞれの領袖や有力幹部。このため、「総裁選での派閥談合を象徴する論功行賞人事」との批判も出たが、二階氏は「それはマスコミ特有の偏った見方」と反論した。

 たしかに、5氏の所属は菅氏支持の5派閥にきれいに振り分けられてはいるが、二階、森山両氏を除く3氏はそれぞれの所属派閥が推した人物ではない。3氏はそろって菅首相との初当選同期で、それ以来続いてきた親交が選任の背景にあるとみられる。

 しかも、二階、森山両氏も含めた全員が菅首相と同じ非世襲の党人派。このため、党内では「たたき上げ5人組」と揶揄する声も出ている。ただ、官邸主導で「政高党低」と呼ばれ、官邸と党側のあつれきも目立った前政権とは異なり、「政府と党は完全に一体」(党幹部)となった新体制は、「菅流のしたたかな人事」(同)ともいえる。

 一方、菅内閣の人事も、これまでの経験と実績を重視した実務者優先の布陣となった。麻生副総理兼財務相、茂木敏充外相など前内閣の閣僚8人を再任。加藤官房長官や河野行革・規制改革担当相ら3人が横滑りで内閣にとどまった。

 田村憲久厚労相や上川陽子法相ら4人の再登板組も、前内閣で菅首相が一緒に仕事をした閣僚仲間ばかり。念願の初入閣となった平沢勝栄復興相ら新人閣僚は5人で、第2次安倍政権発足以来最少だ。菅首相周辺は「いずれの人選も派閥に相談なく決めた」と強調するが、結果的には各派閥の勢力を反映した布陣となった点も、「菅流の安全運転」(自民長老)と見る向きが多い。

■目玉閣僚の河野行革相

 その中で、菅首相が自ら「目玉閣僚」と位置付けたのが河野行革・規制改革担当相だ。菅首相は持論の携帯電話料金値下げの実現に向け、「河野総務相」も模索したが、最終的には省庁全体の縦割り打破を断行するため、それを特命とする行革・規制改革担当相に河野氏を指名した。

4879名無しさん:2020/09/17(木) 23:27:02
>>4878

 過去に行革担当相の経験を持つ河野氏は、17日未明に及んだ就任初会見で「前回、行政改革を担当した際は行政の無駄をそぎ落とす行政改革をやったが、今回は国民や社会の側から見て価値を創造する、価値をつくり出す規制改革をやらなければいけない」と改革に邁進する意欲をみなぎらせた。

 麻生派に所属する河野氏だが、留任した小泉進次郎環境相とともに菅首相の「お気に入り」としても知られている。菅首相は「『思い込んだら命がけ』という河野氏の突破力に期待した」(周辺)とされるが、未明の就任会見を「これこそ、さっさとやめたらいい」と言い放ち、さっそく物議をかもした。

 河野氏は防衛相時代に、政府の既定方針だった陸上配備型迎撃ミサイルシステム(イージスアショア)の調達・配備中止を、事前の根回し抜きで突然発表し、政府与党内に大きなあつれきを生じさせた過去もある。菅首相はその突破力を買ったとされ、さっそく河野氏に「縦割り110番」の創設を指示したが、「河野氏が暴走すれば、両刃の剣にもなりかねない」(閣僚経験者)との危惧も付きまとう。

 菅首相は総裁選後の党役員人事や組閣を通じて、2021年9月の総裁選での再選を前提とする「本格政権」を狙う意向をにじませた。安倍前首相のような「理念優先」ではなく、携帯料金値下げなど国民生活に直結する課題に積極的に取り組むことで、ご祝儀相場以降も高い内閣支持率を維持して総裁再選への道を拓く戦略とみられている。

 そこで問題となるのが、残り任期が1年余りとなった衆院解散のタイミングだ。就任会見で菅首相は、新型コロナの拡大阻止と社会経済活動の両立が最優先と繰り返し、衆院解散に関しては「1年以内に衆院解散・総選挙がある。時間の制約も視野に入れて考える」と述べるにとどめた。

 政府与党内では、早期解散断行論を主張し続ける麻生副総理兼財務相だけでなく、二階幹事長も「いつでも対応できるよう準備している」などと解散風をあおっている。多くの衆院議員が選挙事務所の確保など選挙準備に着手しているのも事実だ。自民党議員の多くが「内閣支持率が高く、野党の選挙態勢が整わない今が、自民党には有利」との本音を漏らす。

4880名無しさん:2020/09/17(木) 23:27:30
>>4879

■「10月上旬解散説」が浮上するが…

 このため、次期臨時国会を10月初旬にも召集し、冒頭の所信表明とそれに対する各党代表質問をこなしたうえでの「10月上旬解散ー11月1日投開票」という日程も取り沙汰される。しかし、その時点でコロナ感染が下火になっている保証はなく、「コロナ対応最優先」を打ち出した菅首相にとっては「悩ましい選択肢」(周辺)だ。

 菅首相サイドは「そもそも、コロナ対策で政治空白を作らないために急いで菅政権を発足させたのに、1カ月の政治空白を余儀なくされる解散総選挙では国民の反発を招く」と不安も隠さない。日程的には年明け解散も含めたざまざまな選択肢はあるが、首脳外交の日程や2021年度の予算編成、国会審議を考慮すると、「実際にはどれも困難」(自民幹部)というのが実情だ。

 このため、2021年夏の東京五輪・パラリンピック(9月5日閉幕)の開催を前提に、「コロナ最優先の立場を維持する限り、五輪後に事実上の任期満了選挙を選択せざるをえないのでは」(自民長老)との声も広がる。菅首相があえて内政での実績作りに全力投球する構えをみせるのも、そうした客観情勢を意識したものと受け止められている。

 こうした中、安倍前首相は16日、菅首相をはじめとする官邸スタッフ総出での見送り式で、大きな送別の花束を抱えて満面の笑みで官邸を去った。自ら「体調はかなり良くなった」と説明し、「近々大好きなゴルフも再開する考え」(周辺)とされる。また、7年8カ月の安倍前政権で好悪取り混ぜた話題を提供し続けた昭恵夫人も、自らのフェイスブックに「長い間、本当にありがとうございました」と書き込み、フォロワーからの「いいね」が殺到している。

 解放感あふれる前首相夫妻とは対照的に、16日夜の就任会見やその後の全閣僚記念撮影でも菅首相の表情は一貫して硬く、笑顔の場面はほとんどなかった。組閣から一夜明けた17日午前の官邸入りの際も、記者団に対し「まさに身の引き締まる思い」と緊張気味の表情で語った。

 過去の政治史をみても長期政権の後は短命政権となるケースが圧倒的だ。前政権の「負の遺産」だけでなく、こうした歴史的宿命を背負う「たたき上げ宰相」の真価はまさにこれから問われることになる。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4881名無しさん:2020/09/17(木) 23:28:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1f751da07f5e6289a9c9c5c2e6a20e99648ae65
菅新首相を突き動かす「団塊の世代」「ノン・エリート」の情念
9/17(木) 6:01配信

 新たに首相に就任した菅義偉氏には、近年の国会議員としては珍しい「異色」の経歴が注目されている。

 「非世襲議員」「農家の長男」「集団就職で上京」「様々な職業を転々」「初の法政大学OB」「市議会議員出身」「党三役未経験」等々。もっとも、集団就職で上京したとする点は一種の「作り話」だとの指摘も出されているが、秋田県出身でありながら、縁もゆかりもなかった横浜から政治家人生をスタートさせたことや、衆議院議員の初当選が47歳と比較的遅咲きだったことなどは、自民党の国会議員としての菅氏の「異色」ぶりを強調するのに十分な逸話だろう。

 だが、菅氏のもつ重要な属性があまり話題とされない。それは、菅氏が1948年生れで「団塊の世代」が生んだ初の自民党総裁であることだ。歴代の自民党総裁のうち、もっとも若いのは1954年生れの安倍晋三で、次いで1945年生れの谷垣禎一。麻生太郎や小泉純一郎は彼らよりも年長である。つまり自民党総裁は、これまで「団塊の世代」を避けて選ばれてきたのだ。

 他方、菅氏以外の自民党の国会議員では、この世代は誰がいるのだろうか。思いつくところでは、国会でのトンチンカンな答弁が目立った北村誠吾前規制改革担当相、数々の失言で更迭された桜田義孝元五輪担当相、学芸員は観光振興のガンだと放言した山本幸三元地方創生担当相、「被災地が東北でよかった」と発言して辞任に追い込まれた今村雅弘元復興相などで、いずれも閣僚時代には言動が問題視された面々である。

 申し訳ないが、すでに老境に入った彼らが今後、首相候補として浮上することはないだろう。おそらく菅氏が「団塊の世代」としては最初で最後の自民党総裁となる公算が大きい。

「団塊の世代」の政治家の特徴

 ただし、「団塊の世代」の首相は菅氏がはじめてではない。この世代に相当する首相経験者は、民主党政権の鳩山由紀夫と菅直人の二人である。東京都知事では、猪瀬直樹と舛添要一がこの世代に当たる。彼ら全員に共通するイメージは、直情径行で自己主張が強く、スタンドプレーを好み、それが原因でしばしば組織を混乱させ、いずれも1年余りで失脚を余儀なくされたことなどである。ちなみに異例の長期政権を維持している名古屋市の河村たかし市長もこの世代である。

 これに前述した菅氏以外の自民党の団塊議員を重ねると、この世代の政治家を特徴づける何かが見えてこないだろうか。

 そう。彼らに共通するのは、目立ちたがり屋で一見「独善的」と見えてしまう政治姿勢である。だから落ち目になった時、行き詰まりが早いのも、その特徴的なキャラクターゆえの「味方」の少なさと協調性の欠如が要因ではないか。

 そう考えると、菅氏が同世代の政治家の中で、いかに「異色」であるか明白であろう。

 まず菅氏には、これまで記憶に残るような失言や失態がない。官房長官として臨んだ記者会見でも終始仏頂面で、感情を表に出さず、守勢に入っても「その指摘は当たらない」の一点張り。サービス精神は片鱗も見せないが、そのかわり、記者相手に気色ばんで墓穴を掘ることも、世間ズレした物言いで反発を買う場面もほとんどなかった。

 この点が、SNSの常連炎上者である鳩山・菅両元首相、パソコンが使えなくても困ったことはないと開き直った桜田元五輪担当相、会見の場で記者と怒鳴り合いを演じた今村元復興相などとは明らかに違う。

 要するに、菅氏は他の同世代の国会議員とは正反対のキャラクターなのである。だから「敵」が少なく、以前より下馬評に上がっていた他の首相候補を押しのけることもできたのだろう。

4882名無しさん:2020/09/17(木) 23:28:53
>>4881

団塊の世代の「エリート」たち
 菅氏のもう一つの「異色」ぶりは、学閥や閨閥とは無縁なことである。換言すれば、政治的にも学歴的にも「ノン・エリート」ということになる。

 閨閥という面では、菅氏の親族には有力な政治家や経済人が一人もいない。この点は、首相も輩出した「政治エリート」一族の出身で、三代続いた世襲議員である安倍前首相とは対照的だ。

 また学歴面では、菅氏の他の同世代の国会議員の多くが東京大学などのエリート校出身であるのに対し、菅氏は高卒後に社会人生活を経て、2年遅れで法政大学に入学している。その間、築地市場での荷役業務や食堂の皿洗いなど複数のアルバイトを掛け持ちする苦学生であったことは、先の自民党総裁選の報道でも知られるようになった。

 その菅氏が高校2年生だった1965年当時、大学進学率はわずか17%だった。どこの大学であれ、卒業さえしていれば「エリート」と見なされた最後の世代でもある。同時に、この世代の大学生は70年安保闘争に代表される「政治の季節」を生きた人々で、とくに1968年から翌年にかけて各地の大学で盛り上がった学園紛争は彼らが主体となった。有名大学を出た同世代の国会議員たちは、多かれ少なかれ「政治の季節」の風を浴びているはずだ。

 ところが、厳然たる「エリート」層であった大学生も、決して一枚岩ではなかったらしい。たとえば60年安保闘争を学生として経験した教育社会学者の竹内洋によると、デモに参加する学生の中には選民意識を剥き出しにし、同世代の警察官に対して「百姓」「権力の犬」といったあからさまな侮蔑語を投げつける学生もいたという(竹内洋『教養主義の没落』 中公新書)。

 当時の警察官には、経済的な事情で大学進学を断念した者も多くいた。大学生は「エリート」ゆえに、その対極の境遇にあった同世代の若者に対し、いくばくかの優越感情があったのだろう。

「エリート」への屈託
 そこで菅氏の経歴をみると、秋田の高校を卒業して上京したのが1967年である。東京の板橋にある段ボール工場での勤務を振り出しに、さまざまなアルバイト先を転々としたのち、上京から2年後の1969年に法政大学へと進学した。この年は、まさに学園紛争がピークを迎えた時期だが、アルバイト漬けの苦学生だった菅氏には無縁だったはずだ。これが、菅氏のキャラクターが同世代の国会議員と比べ「異色」に見える要因の一つだろう。

 要するに菅氏は、同世代の「エリート」の大学生とは、まったく異なる学生生活を送っていたのである。それどころか、上京してからの数年間は、「エリート」たちから見下される立場だったとも思えるのだ。

 菅氏が大学進学を決意したのは、その上京後の2年間で目の当たりにした同世代の労働者の苦労を見て、「大学ぐらいは出ておいたほうがいい」と思ったからだとされる。だが、上述した菅氏の生活履歴を見てゆくと、それだけが理由だったのかという疑念が頭をよぎる。青年・菅氏の心には、同世代の「エリート」たちを見返したいという気持ちが芽生えていたのではないか。

 また、菅氏は当時を振り返り、自分が政治家になるなど「まったく考えたことがなかった」と語っているが、これは安倍前首相の辞意表明まで「自分が安倍首相の後継になることは、まったく考えていない」と断言していたことと同様、まったく信じられない。菅氏が様々な社会の矛盾に気付く中で進学先に選んだのは「法学部政治学科」である。「エリート」を見返す手段として、当初から政治家を目指していたのではないか。

4883名無しさん:2020/09/17(木) 23:29:31
>>4882

過剰な官僚統制志向

 今明らかになっている菅氏の政治手法の特徴は、徹底した官僚統制である。その力の源泉は、官房長官であった7年余を通じて各省幹部の人事権を一手に握ったことにあるとされる。連続在任日数が歴代最長となった安倍政権で、菅氏が一度も同じポストから外れることがなかったのも、そのためであろう。世にいう「官邸主導」とは、つまり菅氏主導と同義であってと考えてよい。

 だが菅氏は、「官僚操縦術の総本山」とも称された田中角栄元首相のように、官僚を煽て、時にアメを与えて働かせるという感じではない。田中は官僚に慕われたが、菅氏の場合は、逆に辞去した官僚たちから批判が相次いでいる。

 彼らから聞こえてくる菅氏の手法を総合すると、自分の意に沿わない者は平気で飛ばし、あるいは力ずくで捻じ伏せるというもので、よく言えば信賞必罰、悪く言えばパワハラである。その悪い面が図らずも表沙汰となってしまったのが、記憶に新しいところでは東京高検検事長の定年延長騒動であろう。

 では、同じ「叩き上げ」の首相でありながら、官僚機構をがっちり押さえた菅氏と田中角栄とでは、なぜここまで手法が違うのだろうか。菅氏の唯一の著書のタイトルは『政治家の覚悟―官僚を動かせ』(文藝春秋)である。菅氏にとって官僚は、四の五の言わずに動いて当たり前であり、彼らを意のままに動かすスキルがある者こそが政治家なのだと言わんばかりである。

 つまり、強権的とも思える菅氏の官僚統制志向の根底には、かつて青年時代の菅氏が味わった「エリート」に対する屈託があるのではないか。菅氏の世代にとって官僚とは、まさに「エリート」の代名詞的存在であるはずだ。したがって、菅氏を動かす情念を一言で表現すると「団塊ノン・エリートの逆襲」ということになる。

今後のゆくえを占う
 菅首相は、安倍前総裁の残りの任期のみを担当するリリーフ役だとする見方もあるが、情念の男・菅氏が簡単に政権を手放すとは思えない。次期総選挙で自民党が安定多数を確保し、自身が健康でいる限り、菅氏は首相であり続けるだろう。小選挙区制度のもとでは、現職の首相・党総裁を中途で引きずり下ろすのは容易ではない。

 そして、菅氏の官僚統制志向も衰えることはないだろう。新政権は前政権以上に、官僚の忖度と各種情報の隠匿が深刻化するのではないかとの見方が出ているが、当たっていると思う。

 そうした危うさを打ち消す意味でも、菅氏はこれまで以上に「苦労人」としての自分を前面に出してくると思われる。よく考えると、菅氏は高校を卒業した18歳から小此木彦三郎代議士の秘書に採用されるまでの8年間、仕事は安定していなかった。

 その後も公設秘書に昇格することはなく、11年もの長い時間を下積みとして過ごした。こうした菅氏の経歴は、人口構成比で多数を占めている同世代の人々のほか、巡り合わせの悪さから社会人生活を満足に送ることができなかったと感じている世代からも、一定の共感を得る可能性がある。

 だが、やはり憂うべきは、菅氏が「団塊の世代」だということだ。この世代の人々には、自身の成功をすべて自助努力に帰して考える傾向が多々見受けられる。たしかに熾烈な受験競争など、この世代特有の苦労はあったかもしれないが、彼らが社会に出たのは高度経済成長期のまっただ中で、自分の努力次第で将来を明るくできると信じられる「夢の時代」(社会学者・見田宗介の時代区分による)であった。

 菅氏が総裁選の出馬会見で述べた「自助」という言葉に少なからぬ反応があったのも、この世代特有の夢物語を、2000年以降に社会人となった世代にも押し付ける可能性を人々が嗅ぎ取ったからではないか。

 そうなると、菅氏から「自助努力」を求められる弱者が、同じ「苦労人」ゆえの親近感から菅氏を支持し続けるという奇妙な構図が出現することも十分に想定される。そして多くの人が気付かぬうちに、首相の権力のみが強化される近未来が待っているかもしれない。

 新政権の一挙手一投足は、今まで以上に厳しくチェックする必要があろう。

室井 康成(民俗学者)

4884名無しさん:2020/09/17(木) 23:57:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b66eb8ca099dadcb7466cc2b9bf90b4268e9a87d
谷垣グループに深沢氏が加入 岸田派と掛け持ちに
9/16(水) 14:32配信

 自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会、約20人)は15日、国会内で会合を開き、岸田派(宏池会、47人)に所属する深沢陽一衆院議員が新たに加入した。岸田派との掛け持ちは三ツ矢憲生元外務副大臣に続いて2人目となる。

 深沢氏は会合で「皆さんと一緒になって政策を磨き上げていきたい」と述べた。

 総裁選では同グループの代表世話人を務める遠藤利明・元五輪相ら複数の議員が岸田派率いる岸田文雄政調会長の支援に回った。岸田氏は以前から他派閥との掛け持ちを認める同グループとの連携に意欲を示しており、すでに出馬への意欲を示している次期総裁選に向け、一体感を高めていきたい考え。ただ、グループには総裁選で菅義偉(すが・よしひで)総裁を支援したメンバーも多いため、連携の行方は見通せない情勢だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/df13f26eda827048d56ab3c660fcd356e2b09028
岸田氏、議員票伸ばす 「石破氏潰し」で他派閥から票
9/14(月) 21:07配信

 自民党総裁選は、地方票で苦戦した岸田文雄政調会長が予想を大幅に上回る議員票を獲得し、石破茂元幹事長との2位争いを制した。来年9月の総裁選に望みをつなげた形だが、安倍晋三政権を批判してきた石破氏の「次」への芽を摘むため、他派閥が岸田氏に票を回したことも勝因とみられる。

 「どうしても2位になりたい」。投票を翌日に控えた13日夜、岸田氏は党本部6階の政調会長室から他派閥議員に自身への支持を求める電話をかけ続けた。

 岸田氏から電話を受けた青山繁晴参院議員は14日、産経新聞の取材に対し、岸田氏に投票したことを明かした。保守系有志議員による「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の代表を務める青山氏は、中国の習近平国家主席の国賓来日に関する党の非難決議をめぐる議論で、「岸田氏は外交部会による習氏の国賓来日『中止』(の要請)を守った」と語り、「党と国の全体を考え、2位として、どなたかを守る選択として、岸田氏に投票した」と説明した。

 岸田陣営は、岸田氏率いる岸田派(宏池会)の47票と、選対本部長を務めた遠藤利明元五輪相が共同代表を務める谷垣グループ(有隣会)の4票を中心に、議員票は60票程度の獲得とはじき、2位争いは「石破氏と数票差の接戦」(陣営幹部)になるとみていた。だが、結果的に地方票の10票を含めて89票を獲得。細田派(清和政策研究会、98人)や麻生派(志公会、54人)、無派閥などから20票程度が流れてきた計算になる。

 細田派幹部は岸田氏が議員票を伸ばした理由について「いろいろある」と語り、岸田氏に票を回したことを示唆した。同派の所属議員も「石破氏を2位にしないという執念だね」と述べた。

 岸田氏は開票後、壇上で満面の笑みを見せた。それを見た細田派議員はこうつぶやいた。

 「『自分の力だけだ』と思わないほうがいいよね」(長嶋雅子)

4885名無しさん:2020/09/17(木) 23:57:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d0db6fe6379fce5df639c134e5acc62c346c56a
自民党総裁選 県連予備選は石破氏最多 投票率は過去最高 三重
9/15(火) 11:00配信

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は14日、国会議員の投開票があり、菅義偉官房長官が新総裁に選出された。一方、前日の13日に開票された三重県連の党員・党友による予備選では石破茂元幹事長が最多得票。県内選出の国会議員による投票も、石破氏が最も多かったとみられる。

 県連によると、県内の党員・党友票では石破氏が4239票、菅氏が2630票、岸田文雄氏が1630票を獲得。県連持ち分の3票は、この得票数に応じて「ドント方式」で配分し、石破氏に2票、菅氏に1票を投じた。

 県内選出の国会議員では、石破派(水月会)に所属する田村憲久衆院議員(三重1区)と、谷垣グループ(有隣会)の川崎二郎衆院議員(三重2区)は石破氏に投票したとみられる。

 岸田派(宏池会)で事務局長を務める三ツ矢憲生衆院議員(三重4区)は岸田氏に、菅氏の推薦人を務めた吉川有美参院議員は菅氏に投じたとみられる。

 県連は1万1981人の党員・党友に投票用の往復はがきを発送。11日までに8512票が県連に届いた。うち有効票は8499票。投票率は前回より9・49ポイント高い71・04%で、記録が残っている平成12年以降では過去最高となった。

 13日午後1時、津市桜橋二丁目の県連事務所で予備選の開票作業が始まり、県連の職員ら約20人が有権者から届いた投票用はがきを候補者ごとに振り分けた。作業は午後2時半ごろに終了した。

 県連の青木謙順幹事長は14日の総裁選後に県連事務所で記者会見し、新総裁に「安倍総理の時代につくられた県との縁や絆を引き継ぎ、発展させてほしい。太平洋・島サミットや三重とこわか国体が迫っている。成功に向けて絶大な支援をいただきたい」と述べた。

 県内の投票率が過去最高になったことには「新型コロナウイルスなど心配な部分があり、関心を持って立派なリーダーを選びたいという気持ちが大きかったのではないか」と分析。県内の投票結果と異なる新総裁が選ばれたことには「言いようがない。選ばれた方にしっかりと頑張ってほしい」と述べた。

伊勢新聞

4886名無しさん:2020/09/18(金) 01:00:49
>>4292
>>4681
岸田氏はポスト安倍に向け手勢を増やす思惑もあり19年、合流を打診。
岸田派議員たちには「(谷垣グループへ)どんどん行ってください」と呼びかけた。
掛け持ち議員を増やすことで一体感を高める狙いだ。
岸田派からの掛け持ちは現状、三ツ矢憲生元副外相のみだが、今秋には深沢陽一衆院議員も加わる予定だ。

https://r.nikkei.com/article/DGXZZO63899410W0A910C2000000
谷垣グループが会合 岸田派議員も参加
16日 11:30ごろ
2020年9月16日 12:09

谷垣グループが国会内で会合を開きました。自民党総裁選には自主投票で臨み、中谷元代表世話人は石破茂氏、遠藤利明代表世話人は岸田文雄氏をそれぞれ支持しました。菅義偉氏を支援した議員もいます。中谷氏は「一致結束して新総裁を支える。ノーサイドの精神で頑張っていきたい」と話しました。

同グループは他の派閥との掛け持ちを認めています。岸田派の深沢陽一衆院議員がこの日、初参加しました。岸田派には来年に再び実施される総裁選に向けて、もともとは同じ派閥だった谷垣グループへの連携を深める狙いがあります。

4887名無しさん:2020/09/18(金) 11:43:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2ff5ca06b90916796b3cca22ba85f17eb1ed1d
「先生たたえたい」石破派会合に二階氏、漂う微妙な空気
9/18(金) 10:35配信

 自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた石破茂元幹事長率いる石破派は17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。講師に招かれ登壇したのは、石破氏の前に立ちふさがり、菅氏圧勝を導いた二階俊博幹事長。「堂々たる論戦で立派な総裁選。石破先生の矜持(きょうじ)をたたえたい」とねぎらったものの、微妙な空気も漂った。

 「石破つぶしとか石破たたきとか、果ては石破殺しとか…。何だか恐ろしい言葉が飛び交っていた。過去3回もつらかったが、今回が正直、一番厳しかった」。石破氏は二階氏に先立ちマイクを握り、900人超の参加者に向けて敗戦の思いを率直に打ち明けた。

 この日の二階氏の講演は安倍晋三前首相の体調不良が明らかになる前の6月、石破氏が依頼。快諾した二階氏は石破氏に向けて「期待の星の一人だ」とエールを送り、当時は「ポスト安倍」を見据えた両者の接近ぶりが注目された。

 だが、8月末の前首相の辞任表明で急きょ総裁選になると、二階氏は電光石火で菅氏を担いだ。返す刀で、主敵となった石破氏の武器である地方人気を票に反映させないよう、党員・党友投票を省略するなどした。結果、68票の石破氏は岸田文雄前政調会長にも及ばず、3位に沈んだ。

 「私はもとより、石破先生と同じ田中派の出身であります-」。老練な二階氏は温情もにじませながら「菅総理総裁の下、一致結束して国を前に進める。格段のご協力を」と呼び掛け、石破氏は深々と頭を下げた。石破派中堅は「負け惜しみじゃないが、自民党は戦いの後は融和できるということ。ただ、この惨敗で派閥が今後どうなるのかは見通せない」と複雑な表情を浮かべた。

(郷達也)

4888名無しさん:2020/09/18(金) 12:09:51
https://www.sanyonews.jp/article/1051870
菅氏に2票、石破茂氏に1票 党岡山県連の予備選配分
政治行政

 菅義偉官房長官が制した14日の自民党総裁選で、党岡山県連は県内の党員・党友を対象にした予備選の結果、得票に応じたドント方式で持ち分の3票のうち菅氏に2票、石破茂元幹事長に1票を配分した。新総裁誕生に、幹部からは地方重視の政策を求める声が上がった。

 13日正午に締め切った予備選では、党員・党友2万2139人のうち1万1656人が投票。投票率は52・65%で、2018年9月の前回(58・62%)から5・97ポイントダウンした。同日午後に岡山市内の県連事務所で職員が開票作業に当たった。

 14日の総裁選後に発表された結果では、菅氏が6270票で過半数を獲得。一方、石破氏は4233票で3割強を集め、1132票の岸田文雄政調会長を離した。石破氏支援に回った県関係国会議員の存在などもあって全体とは異なる展開となった。

 結果を受け、県連幹部が県議会内で会見。天野学幹事長は「秋田県出身の菅氏は、総務相在任時にふるさと納税を発案するなど地方への思いが人一倍強い。東京一極集中を是正してほしい」と述べた。同席した河本勉総務会長は「多様な意見を尊重する政治を期待したい」とした。

 投票のため都内であった両院議員総会に出席した県連の加藤浩久政調会長は「各自治体の意見を吸い上げ、あらゆる施策に反映させる姿勢を望みたい」と要望。内山登県議団長も「党トップとしてアフターコロナ、ウィズコロナの指針を示してほしい」と早急な対応を求めた。

9人のうち6人が菅氏を支持 県関係の自民国会議員

 14日の自民党総裁選で、県関係の同党国会議員は9人のうち6人が菅義偉氏を支持した。岸田文雄氏には2人、石破茂氏には1人が投じた。

 菅氏を選んだのは竹下派の加藤勝信厚生労働相(衆院岡山5区)、橋本岳厚労副大臣(同4区)、池田道孝氏(衆院比例中国)、小野田紀美氏(参院岡山)と、麻生派の阿部俊子氏(衆院岡山3区)、細田派の石井正弘氏(参院岡山)。無派閥の逢沢一郎氏(衆院岡山1区)と岸田派の藤井基之氏(参院比例)は岸田氏に、石破派の山下貴司氏(衆院岡山2区)は推薦人にもなった所属派閥のトップに投票した。

 選挙管理委員長代理のため態度表明を控えていた逢沢氏は、かつて宏池会(現岸田派)に所属した経緯も踏まえたと説明。「新型コロナウイルスという未曽有の危機の中での政権スタートとなる。菅氏を先頭に自民党の英知を結集して打開していかなければならない」と話した。
(2020年09月14日 20時31分 更新)

4889名無しさん:2020/09/18(金) 12:12:17
https://www.gifu-np.co.jp/news/20200908/20200908-272029.html
岐阜県選出7氏のうち6氏が菅氏を支持、自民党総裁選
2020年09月08日 20:13

 自民党総裁選が告示された8日、同党の岐阜県選出国会議員7人のうち6人が菅義偉官房長官、1人が岸田文雄政務調査会長の支持を岐阜新聞の取材に対し明らかにした。石破茂元幹事長を支持する議員はいなかった。

 菅氏を支持するのは、古屋圭司元国家公安委員長=衆院岐阜5区=、野田聖子元総務相=同1区=、棚橋泰文衆院予算委員長=同2区=、武藤容治元経済産業副大臣=同3区=、大野泰正参院議員、渡辺猛之参院議員。

 岸田氏を支持するのは、金子俊平衆院議員=岐阜4区=。

4890名無しさん:2020/09/18(金) 12:18:15
https://mainichi.jp/articles/20200912/k00/00m/010/215000c
幻の麻生幹事長 党内急変に乗り遅れた岸田氏がつかみ損ねた逆転のシナリオ
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月12日 17時55分(最終更新 9月12日 22時13分)

 菅義偉官房長官(71)の出馬情報が駆け巡った8月30日午後。岸田文雄政調会長(63)は国会近くの「ザ・キャピトルホテル東急」で、森喜朗元首相と面会した。最大派閥・細田派に強い影響力を持つ森氏はこれまで谷垣グループとの連携をアドバイスするなど岸田氏の「指南役」でもあった。

 「ごあいさつに伺いました」と語りかけた岸田氏に、森氏は「そんなことより各議員、各派閥を何周も回ったんですか? 情勢はすごいスピードで動いているんですよ」と突き放した。出遅れた岸田氏へのいらだちからだった。

 挽回のカギは麻生太郎副総理兼財務相の支援だった。ところが岸田氏は麻生氏の不信を買っていた。8月28日夜の岸田氏を囲む岸田派会合に古賀誠元幹事長が参加した。麻生氏にとって、古賀氏は地元・福岡で権力争いを続けた「天敵」。当初、岸田氏支持に傾いた麻生氏だが、古賀氏の動きを知り、態度を急変させた。

 岸田氏は森氏との面会後、麻生氏との会談を控えていた。「麻生さんはまだ態度を決めていないと思う」と語りかけた森氏は、岸田派の前身・旧宮沢派を率いた宮沢喜一元首相が旧田中派に人事権を渡してでも首相の座を狙ったとのエピソードを披露した。そのうえでこうささやいた。

 「私なら麻生さんにこう言うね。『麻生さん、幹事長やってください』って。麻生さんは受けてくれないかもしれないけど、その場合は『幹事長でも官房長官でも、麻生さんの意中の人を起用します』と言うね」

 幹事長を含めた主要ポストの人事権…

4891名無しさん:2020/09/18(金) 12:21:39
http://www.ebc.co.jp/news/data/index.asp?sn=EBC2020091403425
菅氏が圧勝 自民「新総裁」誕生 県内の投票行動は【愛媛】
2020/09/14 18:30:00
14日投票が行われた自民党総裁選挙の結果、菅官房長官が新しい総裁に選ばれました。愛媛県関係の国会議員や党員の意向は、どう反映されたのでしょうか。

「菅義偉君をもって当選者と致しました」

自民党総裁選は394の議員票と、141の地方票、合わせて535票を巡って争われた結果、石破元幹事長が68票、菅官房長官が377票、岸田政調会長が89票と、菅さんが全体の7割を占め圧勝しました。

県選出の4人の国会議員は、衆議院愛媛1区の塩崎恭久さんは菅さんに。

愛媛2区の村上誠一郎さんは推薦人でもある石破さんへ。

愛媛4区の山本公一さんは、病気療養中のため「棄権」しました。

参議院の山本順三さんは、推薦人になった菅候補に投票しています。

また県連に割り当てられた3票の地方票は、およそ2万人の党員・党友による予備選挙の結果、菅さんが6522票、石破さんが4883票、岸田さんが870票で、菅さんに2票、石破さんに1票が割り振られました。

菅新総裁に対して塩崎さんは「地方を大事にする菅氏に期待したい」として、自らも協力したいと語りました。

村上さんは「財政・金融・外交に全力で取り組んでほしい」と喫緊の課題への対応を求めました。

山本さんは「地域に暖かい視線で政策を展開してほしい」とし、「安倍総理がやり残したことをしっかり引き継いでもらえる」と期待を示しました。

4892名無しさん:2020/09/18(金) 12:29:43
https://www.fnn.jp/articles/-/84711
“路線継承”菅新総裁に県民は… 「期待」「見直すところは見直して」 地方票は菅2票・石破1票
2020年9月14日 月曜 午後7:26

自民党の新総裁は菅官房長官に決まり、16日には新内閣総理大臣に指名されます。長野県内の票の行方と県民の受け取めはどうだったのでしょうか。

自民党総裁選は「安倍政権の路線継承」を掲げた菅官房長官が、多くの派閥の支持の下、議員票・地方票双方でリードし、圧勝しました。

県連が実施した党員・党友の投票でも、菅氏が2位の石破氏に1500票余りの差をつけました。岸田氏は伸び悩みました。割り当てられた地方票の3票はドント方式によって菅氏2票、石破氏1票と配分され、総裁選に反映されました。

(菅氏5508票 石破氏3978票 岸田氏655票)

県関係4人の衆院議員は、事前に菅氏支持を表明していた後藤茂之議員、宮下一郎議員、務台俊介議員の3人に加え、慎重に検討する姿勢を見せていた井出庸生議員も含め全員、菅氏に投票したということです。

県連会長の後藤議員は「菅新総裁が今後山積する課題に正面から取り組み、責任をもって政策を実行していくことを確信している」とコメントしています。

「菅新総裁」に県民は…。

70代:

「安倍首相、支えてきたからいいんじゃないですか、続けてやってもらえれば」

50代 会社員:

「期待はしていますけど、見直すべきところは見直してほしい。菅さんなりのカラーを出してほしい」

20代 大学生:

「来年、社会人なので働き方とか残業とかも問題になっているので、その辺をちゃんとしてくれたらいい」

長野県・阿部守一知事:

「地方行政も十分知り尽くしている方なので、地方との連携強化を期待したい」

菅官房長官はあさって16日の臨時国会で内閣総理大臣に指名され、「菅内閣」が発足します。

4893名無しさん:2020/09/18(金) 12:32:31
https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_47191.html
本県選出自民5議員の対応 2人が菅氏支持
2020年9月6日

 自民党総裁選を巡り、本県選出国会議員5人のうち、5日までに対応を明らかにしているのは4人で、所属派閥やグループの方針に基づき、2人は菅義偉官房長官、1人は岸田文雄政調会長、1人は石破茂元幹事長を支持する見通し。農相の江藤拓衆院議員(無派閥、宮崎2区)は地元支持者らの意見を聞いた上で今後判断する意向だ。

https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_47329.html
江藤農相は菅氏支持 自民党総裁選
2020年9月8日

 8日告示の自民党総裁選について農相の江藤拓衆院議員(無派閥、宮崎2区)は7日、菅義偉官房長官を支持する意向を自身のブログで明らかにした。

4894名無しさん:2020/09/18(金) 14:12:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/9634f090e7b255cd592a18764f480a17825ec3ea
自民党総裁選 関西の国会議員もそれぞれの立場・思惑で活発な動き
9/14(月) 19:02配信

 新しい党総裁に菅義偉官房長官を選出した14日の自民党総裁選挙では、関西の国会議員もそれぞれの立場で、活発に動いた。

 兵庫4区選出の藤井比早之・衆院議員は、3期目で無派閥。10年来の付き合いがあるという菅官房長官を応援した。

 藤井議員は「すぐそこが官邸がなんですよ。長官は朝は早くにウォーキングというか歩かれますので、身近な、本当に普通の人がトップに立てるというのは、日本のある意味民主主義を示す機会になるんじゃないかな」と語る。

 同じ無派閥で世襲ではない身で、政界のトップに昇りつめようとする菅さんに期待をしているという。

 岸田派で岸田文雄政調会長の当選を目指す大阪2区選出の左藤章・衆院議員は同日朝、大阪市阿倍野区で街頭演説を行い「安倍さんに代わる新総裁を選んでいきたいと思っております」と市民に語り掛けた。

 新大阪駅に向かう車の中でも、電話をかけ続け「おはようございます。衆議院議員の佐藤章でございます。いつもご指導いただいてありがとうございます。すいません、何とかきょう岸田先生をご支援していただければと思いまして、再度お電話させていただきました。どうかよろしくお願いします。すいません、よろしくお願いします」などと、投票ギリギリまで岸田政調会長への支持を求め、投票を呼び掛けた。

 ただし、多くは留守番電話で「昨日の夕方から結構、留守電にしている人が多い」と言う。

 次の総裁選出馬に、望みをつなぐためには、今回2位に入ることが絶対条件となるためだ。

 左藤議員は「(岸田さんは)気を使いすぎちゃって、思っていることを表に出さない方。総裁選にお出になったので、そういう面では一皮むけたのではないかと思っています」と語った。

 一方、同じ岸田派で大阪15区選出の竹本直一IT担当大臣。作年、8期目にして念願の初入閣を果たしたが、そこには、岸田政調会長の推薦があったといわれている。

 しかし、今回の総裁選では、岸田政調会長を応援するかと思いきや、当選同期の菅官房長官に出馬を要請した。

 竹本IT担当相は「同期の人がね、彼(菅官房長官)が出るから激励に行こうと。それで行ったわけですね。それはやっぱりともに苦労してきた仲ですから、それなりの気持ちもありますから。率直に激励をしたいから行った」と話した。

 関係者によると、菅官房長官への出馬要請後、岸田派からの風当たりが強くなったという。

 自身の支持者には、ハガキを配り、岸田政調会長の応援を求めているという。

 竹本IT担当相は「まあ(派閥と人間関係との)板挟みというわけではないけども、私は私なりの立場がありますから。同期との友情も大事ですから」と述べた。

 竹下派で自民党大阪府連会長の大塚高司・衆院議員の派閥は「菅候補を応援している」。

 大阪府連は大阪市を廃止、4特別区を設置する「大阪都構想」に反対の立場だ。しかし、都構想に理解を示す菅官房長官に対し、抵抗感を示す府連の議員も多い。

 大塚議員は「そういうことをいう人もいますが、我々は政治家なんで、その辺は菅さんもよくよく理解されていると思います。『大阪、ともに頑張っていこうよ』という声もかけていただきましたんで、そういうことは別に気にしなくてもいいと思います」と語った。

4895名無しさん:2020/09/18(金) 14:16:24
https://www.asahi.com/articles/ASN9G6RM1N9GPTLC003.html
県内党員票も菅氏トップ、国会議員3人は岸田氏に投票
会員記事
木下広大、石川友恵
2020年9月15日 9時30分

 菅義偉官房長官が選出された14日の自民党総裁選で、香川県連が実施した党員・党友の予備選でも、菅氏がトップの42%の支持を集めた。県連に割り振られた3票は、ドント方式で3候補に1票ずつ投票された。

 県関係の国会議員のうち、菅氏に投票したという三宅伸吾参院議員は「一番大事なのは安定。菅官房長官はコロナの経緯や課題をよく知っている」と理由を話した。

 一方で、岸田派の平井卓也衆院議員ら3人が岸田文雄政調会長に投票したことを明らかにした。平井氏は「(菅氏は)政策実行力がある人。コロナ禍にあるこの難局で、次の時代を切り開いていってほしい」と話した。大野敬太郎衆院議員、磯崎仁彦参院議員も岸田氏に投票。大野氏は「規制改革に期待している」、磯崎氏は「財政出動をして雇用や生活を守ってほしい」と菅氏に求めた。

 県連は13日、県内の党員・党…

4896名無しさん:2020/09/18(金) 14:36:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c6ba61123f90080abd6a47932fd55e2d5b5cd9f
新潟県関係議員は7人が菅氏に投票 自民総裁選
9/14(月) 18:48配信
BSN新潟放送

安倍首相の辞任表明に伴う自民党総裁選が14日に行われ、およそ7割の票を獲得した菅官房長官が選出されました。新潟県関係の自民党国会議員は、8人中7人が菅官房長官へ投票。地方票は3票全てが菅官房長官へ投じられました。

安倍首相の後継、新しい日本のリーダーを決める自民党総裁選。候補者は菅官房長官、岸田政調会長、石破元幹事長の3人です。国会議員票394票と、地方票141票、の合計535票で争われました。

新潟県関係の自民党所属議員は衆参あわせて8人。1人が1票ずつ投票権を持っています。BSN新潟放送の取材では、菅官房長官に投票したのは水落参議院議員を除く7人です。

【高鳥修一衆院議員(菅氏に投票)】
「安倍政権の継続性を訴えていたので期待している。新型コロナウイルスの非常事態ですので、政権の安定性という意味でも最適だと思う」
【細田健一衆院議員(菅氏に投票)】
「雪国秋田出身で、新潟県の悩みも理解している。ふるさと納税をはじめ地方活性化政策に強力に取り組んできた。そういうところが評価された」
【石崎徹衆議議員(菅氏に投票)】
「長年、拉致問題の解決に取り組んでこられたのを聞いていた。その決意が他の候補より勝っていると確信した」

一方、新潟県関係では唯一、岸田政調会長に投票した水落敏栄参議院議員。投票前、BSN新潟放送の取材に対して…。

【水落敏栄参院議員(岸田氏に投票)】
「頑張るしかない、最後まで。(岸田氏は)立派な代表ですから、総理総裁にふさわしい人だと思う」

しかし、圧倒的優位の構図は崩れることはなく、菅官房長官が全体の7割以上に上る377票を獲得。他の2人に大差をつけて、新総裁に選ばれました。

【鷲尾英一郎衆院議員(菅氏に投票)】
「まずはしっかり新型コロナウイルスの対応をしていただくということなので、まずはしっかり新総裁を支えて、皆さんに安心していただくことが大事」
【斎藤洋明衆院議員(菅氏に投票)】
「私個人としても、県連としても、菅総裁誕生を目指して活動してきたので、成果が出て良かった」

今回の総裁選で注目されたのは、各都道府県に3票ずつ割り当てられた地方票です。新潟県連は党員を対象にしたアンケート結果をもとに、3票全てを菅官房長官に投じました。

【自民党新潟県連 小野峯生幹事長】
「地方創生きっちりと、地方主権のものをつくってほしい。その中で国の地方に対するありようをきっちりとやってほしい」

国会議員、地方票ともに、多くの支持を得て誕生した菅新総裁。

【菅義偉新総裁】
「国民一人一人が安心して安定した生活をすることができるように、そのためには安倍首相が進めてきた取り組みを継承し、進めていかなければならない」

16日の首班指名選挙で新しい総理大臣に選出され、菅内閣が発足します。

一方、新潟県関係の野党議員からは、安倍政権を継承する菅新総裁を批判する声も聞かれました。

【黒岩宇洋衆院議員】
「本来、新型コロナウイルスに全力を傾けなければいけないのに、数兆円もカジノ(政策)に掛けると言っている。そういったことは我々が転換すべき」
【森裕子参院議員】
「安倍政権の負の遺産は、官房長官も一緒につくってきた部分ありますから、そこにきちんと対峙していかなければ」
【菊田真紀子衆院議員】
「安倍政治をそのまま継承されるということで、この後も変わらないんじゃないかと思います。弱い野党ではそういった菅政権には対峙していくことはできない。野党がしっかりして自民党一強に対峙していく」

また、合流新党への参加を決めている西村智奈美衆議院議員は、「菅政権で日本がどの方向に向かおうとしているのか全く明らかにされていない。所信表明や質疑をやるべきだ」とコメントしています。

BSN新潟放送

4897名無しさん:2020/09/18(金) 14:39:00
https://www.niikei.jp/42735/
菅新政権に対する新潟県内の反応は?
2020-09-16 2日前 政治・行政

自民党の菅義偉総裁(71)は16日午後、衆参両院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。新政権に対する新潟県内の反応を紹介する。

新潟県の花角英世知事は「このたびの内閣総理大臣就任に心からお祝いを申し上げます。今回の内閣は、安倍政権からの継続性を重視しながら、『国民のために働く内閣』を目指す総理の姿勢が示されたものと受け止めております。国においては、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、内外に課題が山積しており、迅速かつ着実な取組をお願いしたいと思います。地方においては、人口減少や経済の停滞など、活力を保つことが非常に難しくなっております。総理は、官房長官でおられたときから、地方創生に取り組んでこられましたが、総理就任後も地方へ思いを寄せた積極的な取組を期待しております。また、もはや一刻の猶予も許されない拉致問題については、去る7月に当時の菅官房長官から『拉致被害者全員の帰国に向けてさらに取り組んでいく』と力強い言葉をいただきました。今後も、引き続き、最重要課題として、具体的な成果を出せるよう取り組んでいただきたいと思います」とのコメントを出した。


新潟市の中原八一市長は、「このたびの菅新内閣の発足にあたり、菅総理大臣は前政権の取り組みの継承を掲げ、新型コロナウイルス感染症の収束と落ち込んだ経済の回復を重視する考えを示されています。私としては、○新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、我々地方自治体と危機感を共有し、連携した取り組みの推進○近年頻発する大規模な自然災害に備え、防災・減災対策を一掃の強化○道半ばである地方創生の更なる推進、東京一極集中の是正○一刻の猶予もない拉致問題など外交、安全保障○ウイズコロナ、アフターコロナ時代を切り拓き新しい方向に日本を導く?などに期待しており、菅総理大臣には強いリーダーシップを発揮していただき、全力をあげて取り組んでほしいと思います」とのコメントを発表した。

4898名無しさん:2020/09/18(金) 14:39:37
>>4897


自民党新潟県連会長の高鳥修一衆議院議員は、「議員票だけでなく、地方の党員票においても他の候補を圧倒しており順当な結果。官房長官として安倍総理を8年近く支えてきたことから政権の「継続性」とコロナ禍での「安定性」が支持された理由と思う。秋田の農家に生まれ、東京に出てアルバイトで学費を稼ぎ大学に通った話は、農業県である新潟でも共感を生んだと思う。地方への目配り気配りを大いに期待したい」とコメント。


自民党所属の齋藤洋明衆議院議員は「まず安倍総理の7年8か月のご苦労を労いたい」と話し、続けて、「(自民党総裁選に出馬した)3人とも素晴らしいが、国内外の情勢が厳しいなか、安倍内閣の基本政策を受け継ぎつつ、しっかりと日本の立場を発信し、政策を追行できるのは菅さんが最適任」と菅新政権への期待を語っていた。


同じく自民党所属の石崎徹衆議院議員は「無派閥非世襲で日本海側出身の総理大臣が誕生したことは心より喜ばしい。拉致担当大臣として拉致問題解決に尽力してきたため、新政権でも拉致問題全面解決を最重要課題として取り組んでほしいし、日本海側の経済振興にも力を入れてほしい。私もしっかり支えていきたい」とコメント。


公明党新潟県本部幹事長の小山進新潟市議会議員は、「新政権を支持する。ただ地方議員の立場としては、コロナ対策に最優先で取り組んでいただきたい。第1次補正予算、第2次補正予算で地方創生臨時交付金で対応していただいているが、まだまだ支援の手を差し伸べる必要のある方々が多数いる。解散という話も出ているが、一人も取りこぼすことのないよう経済対策、医療体制の充実などコロナ対策を最優先にしっかりと取り組んでいただきたい」と語っていた。

一方、立憲民主党新潟県連幹事長の大渕健新潟県議会議員は、「内閣の顔ぶれを見ると留任や再登板が多い。安全運転であるのだと思うが、裏を返せば、新しさや期待感は乏しいと言わざるを得ない。安倍路線の継承はいいが、一切合切を継承するのではなく、モリカケ問題、桜を見る会の問題はきちんと対処してほしい。また大企業と中小企業、都市と地方の間で拡大した経済や、農業も(ただ安倍路線を継承するのではなく)たて直しを図っていくべき」と話していた。


社民党新潟県連合の渡辺英明幹事長は「桜問題や、モリカケなど政治の私物化に対しても甘そうだし、アベノミクスや憲法改正についても安倍政権と同じように続けそうだ。安倍政権を継承すると言っている限りは、警戒をする必要がある」と話した。

国民民主党新潟県連の代表だった梅谷守氏(立憲民主党)は「まずは、コロナ対策を十分にやってもらいたい。一方で、一言で言って、解散至上命題内閣と言えるだろう。選挙をしなければ、正当性が得られないと言われている政権だ。安倍政権を継承すると言っているが、派閥政治に時計の針が戻ったような感じで、全体的に年齢が高めで、古臭い政治に映る」と話した。


日本共産党新潟県委員会の樋渡士自夫委員長は、「菅新内閣は人事の面でも安倍政治を継承するものとなった。自助・共助・公助、まず自分でできることは自分でと国民に自助を求めるだけだったら、政治は何のためにあるのかが問われる。野党には共闘のバージョンアップが求められてる。自公政権にかわる野党連合政権構想をしっかり示して、総選挙を戦えるように努力していきた」と話した。

新潟5区から次期衆院選への出馬を予定している米山隆一氏(前新潟県知事)は「菅さんも実務的な人なので、実務的な内閣だと思う。新型コロナウイルスなど問題山積の中、取り組むことを期待する。一方で、大きな変化がなく、構想やビジョンがない。私はビジョンを訴えていく」と話した。

4899名無しさん:2020/09/18(金) 15:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdaba379641fa18be903d23b6d57ec6ce08f843e
自民党・菅官房長官を新総裁に選出 鹿児島県関係議員7人が投票
9/14(月) 19:42配信

MBC南日本放送

事実上、次の総理大臣を決める自民党総裁選挙の投開票が14日行われ、菅義偉官房長官が新しい総裁に選出されました。鹿児島県関係議員の8人中7人が、菅さんに投票しました。

総裁選は、14日午後2時から東京都内のホテルで国会議員による投票が行われました。開票の結果、国会議員票と党員・党友による地方票を合わせた535票のうち、菅義偉官房長官が377票、岸田文雄政調会長が89票、石破茂元幹事長が68票、菅官房長官が7割以上を獲得し、新しい総裁に選出されました。

(菅新総裁)「安倍総理が進めてきた取り組みを継承し、進めていかなければならない。私にはその使命があると認識している」

県関係の国会議員で菅官房長官に投票したのは、衆議院では2区の金子万寿夫さん、4区の森山裕さん、比例九州の宮路拓馬さん、参議院では鹿児島選挙区の尾辻秀久さんと同じく野村哲郎さん、全国比例の宇都隆史さんと同じく園田修光さんの7人でした。衆議院3区の小里泰弘さんは、岸田政調会長に投票しました。

自民党鹿児島県連によりますと、県内の予備選では党員・党友1万8898人のうち、1万811人が投票し、投票率は57.21%でした。
得票は菅官房長官が6292票、石破元幹事長が3811票、岸田政調会長が691票で得票数の結果から地方票3票は、菅官房長官に2票、石破元幹事長に1票が分配されました。

総裁選の結果に県民は…。

(50代 会社役員)「地方票も菅氏が一番多かった。たぶん国民もそうだろうと思うので、みんなで盛り上げていければいい」

(40代 パート社員)「今まで安倍さんの下で一生懸命されていたので、いろいろわかっているし、外交の部分もわかっていると思うので、期待できると思う」

(30代 会社員)「あまり期待はしていなかったので(Q期待していないというのは?)変化がなさそうな気がして」

一方、総裁選の後、取材に応じた県連の森山裕会長は衆議院の解散総選挙について…

(自民党県連 森山裕会長)「菅新総裁は、コロナ対応が最も大事だと言っているから、コロナに一定の見通しがつかなければ、国民の皆さんに信を問うことにはならないのではないかと思う」

菅官房長官は、16日召集される臨時国会で総理大臣に指名され、新内閣が発足します。菅官房長官からの信頼が厚い森山県連会長は、重要閣僚や党の要職への起用が取りざたされています。

MBC南日本放送 | 鹿児島

4900名無しさん:2020/09/18(金) 15:11:27
https://webun.jp/item/7693950
県在住国会議員「地方重視の政策を」 菅総裁に期待
2020.09.15 00:23

 自民党総裁に菅義偉官房長官が選出された14日、県在住国会議員は、新型コロナウイルスを巡る感染防止と社会経済活動の両立を…

4901名無しさん:2020/09/18(金) 15:18:48
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/200831/plt20083122370042-n1.html
参院有志、菅氏に出馬要請へ
2020.8.31 22:37

 辞任表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選で、菅義偉官房長官に近い自民党参院議員グループの10人が31日夜、都内のホテルで会合を開き、1日午後に国会内で菅氏に出馬要請することを決めた。出馬する場合は結束して支援することも確認した。島村大参院議員が記者団に明らかにした。

 島村氏は、新型コロナウイルスや経済への対応を挙げ「政治空白を作らず進めていただきたい。一番の有事のときにやっていただけるのは菅氏しかいない」と述べた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63293030R00C20A9PP8000/
菅氏、2日出馬表明を明言
政治
2020/9/1 15:50

菅義偉官房長官は1日午後、安倍晋三首相(党総裁)の後継を選ぶ総裁選への出馬に関し「2日の夕方、出馬表明する」と述べた。自民党の島村大氏ら参院無派閥の有志議員が同日、菅氏の事務所を訪れて出馬を要請したのに答えた。

島村氏が会談後、記者団に明らかにした。有志議員には松下新平氏や三原じゅん子氏らが加わった。8月31日には菅氏と当選同期の吉川貴盛前農相ら有志議員も出馬を要請した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63999820X10C20A9000000/
総裁選支えた「菅グループ」 無派閥・非世襲の若手集う
政界Zoom
菅内閣発足 政治
2020/9/18 5:00日本経済新聞 電子版

「無派閥・非世襲」の菅義偉氏が16日、第99代の首相に就任した。近年の自民党出身の首相は政治家一族で派閥に属する議員が多く、菅氏は異色の経歴である。派閥という党内基盤を持たずに宰相の座をつかんだ陰には、同じ「無派閥・非世襲」の若手議員による支持があった。

「自民党総裁選に出馬してください」

「ずっと付いていきます」 8月31日、衆院議員会館の菅氏の事務所に詰めかけた14人の若手議員が菅氏に一人ず…

4902名無しさん:2020/09/18(金) 15:18:58
https://www.mbs.jp/news/zenkokunews/20200902/4067284.shtml
菅氏 2日に出馬表明、支持広がる 竹下派も菅氏支持へ
更新:2020-09-02 07:56

 菅官房長官は午後、議員会館の事務所で出馬を求める参院議員と面会した際、2日夕方、立候補を表明する考えを明らかにしました。

 「官房長官にぜひ出馬していただきたいということを言ってきました。官房長官はあす(2日)の夕方、出馬表明をすると断言していただきました」(自民党 島村大参院議員)

 2日、菅長官は会見で、立候補に至った経緯や、新型コロナウイルスの感染拡大防止と経済活動の両立を継続していくことの必要性を訴える見通しです。

 また、昼には菅氏の支持を決めた麻生副総理と密かに会談。選挙態勢などについて話し合ったとみられるほか、その後に森元総理のもとを訪れるなど、精力的に支持固めに動いています。

 こうした中、これまで態度を明らかにしていなかった竹下派が、菅氏を支持する方針を固めたことも新たに分かりました。

 2日、菅長官が立候補を表明することで候補者の顔ぶれが出揃い、総裁選が本格的に幕を開けることになります。(01日17:57)

https://www.townnews.co.jp/0206/2020/09/11/542407.html
【Web限定記事】自民党総裁選
菅氏支持の応援団結成
川崎支部国会議員ら
政治

 今月8日に告示された自民党総裁選について、自民党川崎市支部連合会に所属する国会議員らが菅義偉官房長官の支持を呼び掛ける応援団を結成した。

「菅義偉総理を実現する川崎の会」で衆議院議員の田中和徳氏、山際大志郎氏、中山展宏氏、参議院議員の島村大氏、三原じゅん子氏、中西健治氏、片山さつき氏、佐藤正久氏、元参議院議員の斎藤文夫氏が共同代表として名を連ねた。菅氏支持の理由について同支部連合会の関係者の一人は「神奈川から総理実現と安倍政権の継続と前進、地方の声に耳を傾けるリーダー」の必要性からだと強調する。今後は同支部連合会の党員7970人に菅氏への投票を呼び掛ける。

 総裁選は自民党所属の衆参両院議員の394票と各都道府県連代表に3票ずつ割り振られた計141の計535票を取り合って決める。県連表のうち、神奈川県連は所属する全党員に記名式予備投票を実施。最多得票者が割り振られた3票全てを獲得する形となっている。総裁選には菅官房長官のほか、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長が立候補。14日に投開票される

https://www.sakigake.jp/news/article/20200902AK0007/
菅氏、自民参院議員有志からも総裁選出馬要請 2日表明明言
2020年9月2日 掲載

 自民党総裁選を巡り、菅義偉官房長官は1日、自らに近い党参院議員有志から立候補の要請を受け、「あす(2日)夕方に出馬表明する」と明言した。議員が衆院議員会館で会見を開き明らかにした。

 要請したのは無派閥の島村大氏、園田修光氏、三原じゅん子氏ら11人。菅氏はそれぞれから思いを聞き、「さまざまな方から『あなたしかいない』と要請を受けて(出馬を)決断した」と語ったという。

4903チバQ:2020/09/18(金) 15:27:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2ff5ca06b90916796b3cca22ba85f17eb1ed1d
「先生たたえたい」石破派会合に二階氏、漂う微妙な空気
9/18(金) 10:35配信




自民党の二階俊博幹事長=14日(撮影・中村太一)
 自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた石破茂元幹事長率いる石破派は17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。講師に招かれ登壇したのは、石破氏の前に立ちふさがり、菅氏圧勝を導いた二階俊博幹事長。「堂々たる論戦で立派な総裁選。石破先生の矜持(きょうじ)をたたえたい」とねぎらったものの、微妙な空気も漂った。

【画像】新内閣を命名するなら?870人に聞いた

 「石破つぶしとか石破たたきとか、果ては石破殺しとか…。何だか恐ろしい言葉が飛び交っていた。過去3回もつらかったが、今回が正直、一番厳しかった」。石破氏は二階氏に先立ちマイクを握り、900人超の参加者に向けて敗戦の思いを率直に打ち明けた。

 この日の二階氏の講演は安倍晋三前首相の体調不良が明らかになる前の6月、石破氏が依頼。快諾した二階氏は石破氏に向けて「期待の星の一人だ」とエールを送り、当時は「ポスト安倍」を見据えた両者の接近ぶりが注目された。

 だが、8月末の前首相の辞任表明で急きょ総裁選になると、二階氏は電光石火で菅氏を担いだ。返す刀で、主敵となった石破氏の武器である地方人気を票に反映させないよう、党員・党友投票を省略するなどした。結果、68票の石破氏は岸田文雄前政調会長にも及ばず、3位に沈んだ。

 「私はもとより、石破先生と同じ田中派の出身であります-」。老練な二階氏は温情もにじませながら「菅総理総裁の下、一致結束して国を前に進める。格段のご協力を」と呼び掛け、石破氏は深々と頭を下げた。石破派中堅は「負け惜しみじゃないが、自民党は戦いの後は融和できるということ。ただ、この惨敗で派閥が今後どうなるのかは見通せない」と複雑な表情を浮かべた。

(郷達也)

4904チバQ:2020/09/18(金) 15:29:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/72c77482b82154631cf055ae3edd5a23c13d26fc
「権力の使い方熟知」官僚たち恐々 菅氏、官邸主導に大号令
9/18(金) 10:06配信




万雷の拍手に応える菅首相
 「まさに身の引き締まる思いだ」。自らの政権が本格始動した17日朝、菅義偉首相は官邸で報道陣にこう覚悟を語ると、矢継ぎ早に閣僚を呼び「今まで霞が関でやったことのないスピードでやってくれ」と指示を飛ばした。

【画像】新内閣を命名するなら?870人に聞いた

 平井卓也デジタル改革担当相に、政府のデジタル化を一手に担う「デジタル庁」の発足作業を急ぐよう命令。田村憲久厚生労働相にも、不妊治療への保険適用の検討加速を求めた。河野太郎行政改革担当相は早くも、省庁の弊害を国民から吸い上げるオンライン目安箱「縦割り110番」を開設した。
 内閣の「番頭格」である加藤勝信官房長官は昼すぎ、官邸ホールで官僚ら約170人を前に訓示した。「皆さんに求められているのは縦割りを排する、前例踏襲しない、さらには規制緩和。事が決まれば、果敢に」

 菅氏が16日夜の記者会見で力を込めた改革姿勢を、官邸主導というエンジンで押し出していくとの宣言だった。
        ◆      

 行政権力を官邸に集中し、トップダウン型で迅速に政策を実行する官邸主導。橋本龍太郎政権に源流を持ち、菅氏が継承するとしている安倍晋三政権の下で一つの完成形を見た統治手法だ。内閣人事局を通じた省庁の人事コントロール、絶対忠誠を誓う「官邸官僚」の存在が特徴。司令塔は政府ナンバー2の官房長官、菅氏その人であった。

 これから、官邸主導はさらに強固になる-。ある種の畏怖の感情を伴い、霞が関では既に予測が広まりつつある。政府高官は「(菅氏らに相当程度を委ねていた)安倍さんと違い、トップに立った菅さんは自身で官邸主導の大号令を掛けているからだ」と話す。
 「菅流官邸」の権力構造も大きく変わりそうだ。

 安倍氏の「懐刀」と評された今井尚哉、日ロ経済協力などの交渉を担った長谷川栄一の両首相補佐官、スピーチライターの佐伯耕三秘書官が、主とともに官邸の中枢を離れることになった。経済産業省出身の3人に由来し、「経産省政権」の名称が定着するほど重きをなした存在だった。

 一方、警察出身で省庁に広くにらみを利かせる杉田和博官房副長官、菅氏の名代として市街地再生から米軍再編まで携わる元国土交通省の和泉洋人首相補佐官は続投。国交省の若手官僚は「菅氏も含め、権力の使い方を熟知している人たち。戦々恐々ですよ」と省内の空気を代弁した。

    ◆      

 「選挙で民意を受けた政治家に官僚は従うべきだ」。常日ごろ、官邸主導の正当性を強調してきた菅氏。「まっとうな意見。あるべき行政の姿だ」(内閣府幹部)と受け止める官僚は実は多い。

 問題は、安倍政権で行き過ぎて暴走し、「忖度(そんたく)」の横行や文書改ざんの問題という深刻な副作用につながったこと。加えて菅氏は首相就任直前、政権の決めた政策の方向性に反対する省庁幹部は「異動してもらう」と断言している。同じ事態が繰り返されない保証はない。

 総務省自治税務局長だった2014年、ふるさと納税で後に問題化する返礼品競争を懸念して菅氏に意見具申し、その後、昇進ルートを閉ざされた平嶋彰英氏(62)は危ぶむ。「政策の検討過程で進言、忠言することさえできなければ、菅政権は独裁になる」

(湯之前八州、一ノ宮史成、前田倫之)

4905名無しさん:2020/09/18(金) 15:36:15
https://twitter.com/matusimamidori/status/1306512368000618497
松島みどり
@matusimamidori

我が派の衆議院3回生以下31人と参議院18人は『安倍総理』しか知らない。安倍総理を入れて99人の清和研の中で半分を占めるが、これは、日本の歴史を見ても、私の経験からしても、特異なこと。
午後5:36 ・ 2020年9月17日・Twitter Web App

4906名無しさん:2020/09/18(金) 15:37:00
https://www.sankei.com/politics/news/190802/plt1908020030-n1.html
細田派に加田裕之氏入会
2019.8.2 20:47政治政局

 自民党細田派は2日、参院選兵庫選挙区(改選数3)で初当選した加田裕之参院議員の入会を発表した。1日付。所属議員は97人となった。

4907名無しさん:2020/09/18(金) 15:52:46
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63296920R00C20A9EA2000/
菅氏が優勢、異例の「無派閥」有力候補 自民党総裁選
本来は多数派形成難しく
菅内閣発足 政治
2020/9/2 1:00 (2020/9/2 9:52更新)

過去の自民党総裁選を振り返ると、主要派閥の候補が勝ち上がる例がほとんどだ。派閥は会長、領袖を総裁にするのが本来の目的で、基盤となる議員数があれば派閥間の連携もしやすい。今回は菅義偉官房長官が優勢な状況で「無派閥」の候補者が有力視されるのは初めてとなる。

菅氏は1996年の初当選後は小渕派(現竹下派)に所属し、梶山静六氏の総裁選出馬とともに当選1回で離脱した。その後は加藤派宏池会(現岸田派)に移ったものの、2009年に古賀派を退会してからは無派閥を続け「派閥の時代は終わった」と繰り返す。

人数が多い派閥は総裁選で投票できる票数が多く、総裁を輩出しやすい。複数の派閥の合従連衡で票をまとめれば勝利の可能性は高まる。票の足がかりが乏しい無派閥の候補が勝ち残るのは本来は難しい。

今回の菅氏の場合は、安倍晋三首相や麻生太郎副総理・財務相、二階俊博幹事長ら主要派閥に影響力を持つ人物がそろって支持したため、優勢になっている。

形式的に無派閥となった例は小泉純一郎氏になる。01年の総裁選に出馬する際、直前まで所属していた森派(現細田派)を離脱した。田中派の流れをくむ最大派閥・橋本派に対抗するための戦略的な意味合いもあった。安倍首相もいまは無派閥だが、出身派閥である細田派の基盤がある。

小派閥から総裁になった例も少ない。1982年の総裁選で勝利した中曽根康弘氏が代表例になる。当時の最大派閥・田中派と鈴木派(現岸田派)の支持を受けた。

74年には「保守傍流」とされた小派閥を率いた三木武夫氏が総裁になった。田中角栄首相が金脈問題で退陣を表明し、投票を実施すれば「党は分裂する」ともされた危機的状況に、椎名悦三郎副総裁が話し合い選出を主導。「椎名裁定」で三木氏を指名した。

4908名無しさん:2020/09/18(金) 16:01:22
https://www.sankei.com/politics/news/190725/plt1907250033-n1.html
自民党各派閥が参院選当選者の争奪戦を展開
2019.7.25 20:30政治政局

 自民党の各派で、先の参院選の当選者をめぐる「争奪戦」が本格化している。25日の二階派(志帥会)の会合には初当選組3人が出席した。複数の派閥から誘いの声がかかり、態度をはっきりさせない当選者もいる。勢力拡大に向け、各派の駆け引きは今後も激しさを増しそうだ。

 「溶け込んでしっかりやってもらいたい」

 二階俊博幹事長は二階派の会合でこうあいさつし、初当選組を歓迎した。

 会合に出席したのは、岩本剛人(北海道)、河井案里(広島)、宮崎雅夫(比例代表)の3氏。いずれも二階派入りする。

 菅義偉官房長官の支援を受け、岸田派(宏池会)の現職を破り当選した河井氏は、菅氏の助言を受けて二階派に入ったという。

 二階派は先の参院選で、現職1人が落選した。別の現職1人が引退するため、差し引き1増の44人となる。派関係者によると、群馬で初当選した清水真人氏も加入する可能性があるという。

 竹下派(平成研究会)は衆院からくら替えした三浦靖氏(比例)が、衆院時代から所属していた竹下派に所属。細田派(清和政策研究会)には、元北海道知事の高橋はるみ氏(北海道)が入会する見込みだ。

 派の勢力拡大は、参院執行部人事などの駆け引きに直結する。入会する新人側も、派から選挙支援や人事の配分などが期待できる。

 このため、複数の派閥が新人獲得に綱引きするケースも多い。兵庫で当選した加田裕之氏について、二階派は特別会員であることを理由に「仲間に加わる可能性がある」(幹部)と期待する。ただ、選挙戦では岸田派が議員秘書を派遣し、加田氏を支援した。

 両派は25日にそれぞれ会合を開いたが、加田氏はどちらにも姿を見せなかった。加田氏の地元関係者は「本人は岸田派にも恩義を感じているはず」と胸の内を明かす。

 日本薬剤師連盟の組織内候補として比例で初当選した本田顕子氏は、岸田派が選挙戦で支援したが、麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派(志公会)も秋波を送る。(大島悠亮、田村龍彦)

https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_politics20190809j-09-w600
【図解・政治】自民党派閥勢力の増減(2019年8月)

自民党派閥勢力の増減
二階派独り勝ちの様相=自民、参院新人争奪戦
※記事などの内容は2019年8月9日掲載時のものです

 自民党内で、先の参院選で初当選した新人8人の争奪戦が展開されている。3人の入会が決まった二階派は独り勝ちの様相。まだ3人の入会が決まっておらず、9月の内閣改造・党役員人事をにらみ、お盆明けに改めて駆け引きが繰り広げられそうだ。
 二階俊博幹事長が率いる二階派には、北海道選挙区の岩本剛人氏、広島選挙区の河井案里氏、比例代表の宮崎雅夫氏が入会。衆院でも同派特別会員の細野豪志元環境相らが入党を目指しており、さらなる勢力拡大をもくろむ。同派幹部は二階氏の幹事長続投が懸かる人事について「メンバーの入閣を含め、期待は当然ある」と語った。
 最大派閥の細田派は、北海道選挙区でトップ当選した高橋はるみ氏を加えた。第3派閥の竹下派には、衆院から参院比例の特定枠に回った三浦靖氏が入った。
 現職4人が落選した岸田派は苦境が続く。日本薬剤師連盟が推す比例候補は宏池会(岸田派)に所属するのが通例だったが、本田顕子氏は入会を保留。岸田文雄政調会長の求心力低下は否めない。
 兵庫選挙区の加田裕之氏は、細田派入会が有力。群馬選挙区の清水真人氏をめぐっては、竹下派と二階派の間で綱引きが続いている。麻生、石破、石原各派への新規入会はなさそうだ。

4909名無しさん:2020/09/19(土) 01:56:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bde5f927294d6ab33a68faf59c8e9ffe2dcd7138
派閥均衡、副大臣に女性3人 首相支持の無派閥議員も
9/18(金) 19:41配信

 政府は18日の閣議で、副大臣・政務官人事を決定した。

 厚生労働副大臣に自民党の三原じゅん子参院議員を充てるなど副大臣に女性が3人起用された。ポストは同党の派閥規模に応じてほぼ均等に割り振られる一方、菅義偉首相を支える無派閥議員も多数登用された。

 副大臣は計25人で、女性は三原氏のほか、文部科学副大臣の高橋比奈子衆院議員、環境兼内閣府副大臣の堀内詔子衆院議員。

 派閥別では、最大勢力の細田派が5人で、竹下派が4人、麻生派が3人と続いた。岸田、二階、石破各派は2人、石原派は1人。ある派閥幹部は「満額回答で良かった」と語る。二階派からは、旧民進党出身の鷲尾英一郎衆院議員が外務副大臣で起用された。

 無派閥は、三原氏と内閣府副大臣の藤井比早之衆院議員、総務副大臣の熊田裕通衆院議員の3人。いずれも首相を支持する無派閥グループの一員だ。公明党は3人。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a024a5ed6b6650b967ec6e81a07d616c33d860f4
幹事長代理に柴山氏 自民
9/18(金) 16:23配信

 自民党は、細田派の柴山昌彦前文部科学相を幹事長代理に充てる人事を内定した。

 党幹部が18日明らかにした。二階派の林幹雄、竹下派の石井準一両氏は幹事長代理を続投する。筆頭副幹事長には二階派の山口壮元外務副大臣が就く。 

最終更新:9/18(金) 16:32
時事通信

4910名無しさん:2020/09/19(土) 01:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/38ba59e237b8abbfa4c83b0b7fbab751dc9c43c4
岸田文雄氏惨敗で開成OB落胆「政界の名門高校人脈」を紐解く
9/18(金) 7:05配信

 菅義偉氏が第99代総理大臣に指名され、新しい内閣が動き出した。首班指名に先立つ9月14日の自民党総裁選では大差で菅氏が勝利。300票近い差をつけられて2位に終わったのが岸田文雄・前政調会長だった。その結果を受け、「早々に勝てないとわかっていたとはいえ、今回もうちの母校から総理大臣が出せなかった。改めて悔しさがこみ上げてきます……」と話すのは、40代の霞が関官僚だ。

 この霞が関官僚は開成高校から東京大学に進学した経歴の持ち主。東大合格者数で30年以上連続して全国1位の開成高校だが、意外なことにこれまで卒業生から総理大臣を輩出したことはない(戦前に前身の「共立学校」を出た岡田啓介元首相がいるのみ)。

「同じ男子御三家でも、麻布OBには橋本龍太郎さん、福田康夫さんという2人の総理大臣経験者がいるし、武蔵も旧制武蔵高等学校時代の卒業生に宮沢喜一さんがいる。開成は東大合格実績では他を圧倒しているのに、永田町の出世争いでは後塵を拝してきたのです」(同前)

 岸田氏の総理就任は、政官界の開成OBにとって悲願だった。2017年に発足した「永霞会(永田町・霞が関開成会)」には、開成卒の国会議員や霞が関官僚約600人が所属し、岸田氏が初代会長に就任。発足時期からして「ポスト安倍レース」で岸田氏を支援するためのOB組織だとみられてきた。

「今年の2月にも永霞会の会合があったが、来る総裁選をにらんでのものだったされています。派閥領袖である岸田氏が総裁選での勝利を目指す上では、自らがトップを務める宏池会の議員に加え、他派閥の議員にどれだけ支持を広げられるかがひとつのカギとなる。開成OBの集まりであれば、他派閥の議員も隠し立てすることなく参加できるので“仲間づくり”の場にはうってつけです。また、総理・総裁を目指す上では、政策ブレーンとなる官僚も必要。会合には、岸田氏が霞が関人脈を広げる狙いもあったとみられている」(大手紙政治部記者)

 しかし、急転直下の安倍辞任を受け、主要派閥が雪崩を打って“菅支持”を打ち出すと、岸田氏はなすすべもなく敗れ去り、開成OBの悲願はまたしても叶わなかった。

「同じ高校出身だからといって、永田町・霞が関でここまでの連帯感を見せるのは、開成くらいのものではないか。岸田氏と同じく、今回の総裁選で敗れた石破茂・元幹事長は塾高(慶應義塾高校)出身で、同校は国会議員を数多く輩出しているが、OBたちにそこまでの連携は感じられない。塾高OBの竹下亘・元総務会長、石原伸晃・元幹事長は派閥トップとして菅支持を決めたし、中曽根弘文・元外相(二階派)、河野太郎・行政改革担当相(麻生派)らにも石破氏を支援する動きはなかった」(同前)

4911名無しさん:2020/09/19(土) 01:57:50
>>4910

 連帯感が強いとされる開成卒の顔ぶれをみると、安倍官邸で内閣情報官、そして国家安全保障局長を務めた北村滋氏や武藤敏郎・元大蔵次官(現・東京五輪組織委事務総長)ら大物官僚のOBが多い。開成学園の現理事長を務めるのも丹呉泰健・元財務次官だ。その一方、政治家の数は決して多くない。

「開成は猪突猛進のガリ勉タイプが多いので政治家よりも官僚として実績を残す人が多いのではないか。対照的なのが麻布で、地道にコツコツと積み重ねることは苦手だけど、奔放で発信力のあるタイプが目立つ。政治家に向いているのだと思う」(麻布OBの永田町関係者)

 たしかに政界の麻布OBに目を向けると、橋本氏、福田氏という総理大臣経験者以外にも松野頼三・元農林相、平沼赳夫・元経産相、与謝野馨・元官房長官、谷垣禎一・元自民党総裁、丹羽雄哉・元厚生相、中川雅治・元環境相、鈴木俊一・元環境相、中川昭一・元財務相ら閣僚経験者を数多く輩出している。麻布出身の政治家を支援する「麻立会(まりゅうかい)」というOB組織もある。

 政・官・ビジネス界で異彩を放つ麻布卒業生たちに幅広く取材し、新著『麻布という不治の病 めんどくさい超進学校』(小学館新書、10月1日発売)をまとめた教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏はこういう。

「麻布卒業生に政治家が多いといっても、ひとくくりにはできないでしょう。与謝野氏や谷垣氏が自民党内でもリベラルな立場だったのに対し、平沼氏や中川昭一氏は右派的な立ち位置が鮮明でした。同じ高校だからといって、全員がつるんでいるとはいえません。ただ、派閥のなかでの人間関係が基本となる自民党において、同じ高校の先輩・後輩の関係があることで派閥を超えての相談がしやすいといったことはあるそうです」

 おおた氏の新著では、宏池会所属の谷垣氏が他派閥の橋本氏(経世会)や与謝野氏(志帥会→無派閥)と交流があったというエピソードを明かしている。

 ただ、その麻布OBも現職国会議員を見渡すと“総理候補”は見当たらない。その一方で今回、総理の椅子に座る菅氏は秋田県立湯沢高校の卒業生。総裁選の当日、湯沢市内のホテルには地元後援会員とともに、湯沢高校時代の同級生らが集まり、菅氏が同校OB初の総理大臣となることが決定づけられた瞬間には万歳三唱が沸き起こった。政界を「高校人脈」という観点から紐解いていくのも、また興味深い。

4912名無しさん:2020/09/19(土) 02:26:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/6451555457edb9b97bf420b25a5e9edecf13b704
菅政権の「組閣と政策」を読む上で外せない要点
9/18(金) 11:16配信

 9月16日に菅義偉・前官房長官が衆参両院の首相指名選挙で首相に指名され、同日菅義偉内閣が発足した。安倍晋三・前首相の突然の退陣表明から後を継いだ菅義偉内閣の意義と閣僚人事、そのうえで菅首相が取り組むと明言している政策課題のポイントについて解説したい。

■菅首相が誕生した3つの意義

 菅義偉氏が首相に就任したことについては3つの意義がある。

 1つめは1989年8月から1991年11月まで首相を務めた海部俊樹氏以来、自民党政権では久しぶりに世襲でない議員が首相に就任したということである。

 世襲議員は出馬する時点で相当な支援者を得られており、政治資金を得るルートも確保できていることが多く、政治活動を行う上で恵まれている。このため首相を目指す上で有利な立場にある。菅氏は世襲議員ではなく、首相就任は画期的である。

 2つめは自民党で無派閥の議員が初めて首相に就任したということである。

 かつて自民党政権では派閥の領袖であることが自民党総裁、そして首相就任の条件であった。この条件は1995年9月に橋本龍太郎通産大臣が総裁に就任した頃から徐々に崩れていく。その後、2012年9月の総裁選に出馬した時、安倍晋三元首相は町村派の領袖ではなかった。ただ、これまで無派閥の政治家が首相に就任した例はなかった。

 今回の総裁選では派閥の意向が報道されることが多かった。だが、菅氏の首相就任は今や無派閥でも首相に就任可能な時代になったことを示し、派閥の役割の低下を逆に示唆している。派閥に所属する政治家の数で見るとその重要性の減少ははっきりする。現在自民党で無派閥の議員は69名である。これは議員集団の規模としては最大派閥の細田派に次ぐ。

 3つめはこの20年で菅氏は安倍晋三前首相、福田康夫元首相に続き、3人目の官房長官経験者の首相ということである。これは官房長官という役職が一層重要になっていることを示している。

4913名無しさん:2020/09/19(土) 02:27:14
>>4912

 官房長官の地位の重みが上昇したきっかけは2001年の省庁再編である。省庁再編の結果、内閣官房の機能が拡大した。それ以前は内閣官房の主たる事務は省庁間の政策を調整することであった。省庁再編以後、内閣官房の機能に内閣の重要政策の企画・立案が加わった。以後、内閣官房が数々の重要な政策立案の事務局を担うようになる。

 本来、内閣官房のトップは内閣総理大臣である。しかしながら、実際には内閣官房長官が日々の業務を「統轄」(内閣法13条3項)すなわち管理する。内閣官房が重要な政策を担当すればするほど、内閣官房長官が内閣にとって大事な政策に関与する度合いを深め、閣内、さらには与党内における地位を上昇させることにつながる。

 また官房長官は1日2回記者会見を行い、国民に露出する機会も多い。この結果、知名度も上がる。党首は与党の「顔」として選挙で重要な役割を期待される。知名度の高い政治家が党首に就くことは政党政治家にとっては望ましい。

 こうして官房長官に就いた政治家が首相の地位に近づきやすくなったと考えられる。

 次に閣僚人事についてみていこう。キーワードは「即応能力」と「バランス」である。

20人の閣僚のうち8人は留任、3人は横滑り、4人は再入閣であり、5人は初入閣である。

留任した閣僚や横滑り、再入閣の大臣はいずれもコロナ対策や菅首相が強調する政策に関係している。即応能力を期待され、留任となった、あるいは任命されたはずである。

 何と言っても内閣の最重要課題は新型コロナウイルス感染症対策である。横滑りの加藤勝信官房長官、再入閣の田村憲久厚生労働相、留任した閣僚のうち西村康稔コロナ担当相、麻生太郎財務相、萩生田光一文部科学相、梶山弘志経済産業相は感染症対策に深く関わる。

 加藤官房長官は安倍内閣のもとでは厚生労働相として感染症対策の最前線にいた。感染症対策には複数の省庁が関係する場合も多い。加藤氏は安倍内閣で副長官を務めており、内閣官房の業務に精通していることは確かである。さらに厚生労働相の経験を評価されて官房長官に起用されたはずである。

■政策の継続性を重視した各閣僚の留任

 加藤長官に替わって感染症対策を前面で担う田村厚労相は第2次安倍内閣で2012年12月から2014年9月まで厚労相を務め、即戦力である。

4914名無しさん:2020/09/19(土) 02:29:16
>>4913

 西村コロナ担当大臣は厚労相とともに感染症対策を担ってきた。麻生財務相、梶山経産相は感染症の拡大による景気の失速に対する景気対策を立案してきた。萩生田文科相は一斉休校のかじ取りを行い、感染防止にも貢献するリモート教育の体制整備を推進してきた。菅首相は政策の継続性を重視して、各閣僚を留任させたと考えられる。

 コロナ感染症対策以外に菅首相は行政のデジタル化、そのためのデジタル庁の創設と行政改革・規制改革を重視する意向を示している。

 平井卓也デジタル改革担当相は自民党議員のなかで最も情報通信技術に精通していると考えられており、自然な人事である。河野太郎行政改革・規制改革担当大臣は自民党で行政改革推進本部長を務めたこともある。

 菅首相が即応力、実務能力を重視したことは間違いないだろう。しかし、派閥間のバランスにも注意している。総裁選で戦った岸田派と石破派を含めて全派閥から閣僚を起用している。また、最大派閥の細田派から5人の閣僚を任命したように、派閥の規模に応じて閣僚ポストを割り振っている。さらに無派閥の大臣も3人任命している。

 さらに役員人事も合わせて閣僚人事を見てみよう。今回、菅首相が自民党総裁選で勝利をおさめることができたのは細田派と麻生派、二階派から支持を得たことが大きい。そこでまず党役員人事で二階派の領袖の二階俊博幹事長、麻生派の領袖の麻生副総理・財務相が留任となった。

 私は今、大人気のTBS日曜劇場「半沢直樹」の見すぎなのかもしれないが、こうした人事について、香川照之さん演じる大和田暁の象徴的なセリフである「恩返し」の要素を感じている。

 そのほか、経産相に留任した梶山氏は菅氏の師匠にあたる梶山静六元官房長官の息子である。国家公安委員長に起用した小此木八郎氏は菅氏が秘書を務め政治家としてのキャリアを始めた小此木彦三郎元建設相の息子。そして岸信夫防衛大臣は菅氏が官房長官を務めた安倍首相の実弟である。

■菅政権の政策課題

 それでは菅首相はどのような政策に取り組むのであろうか。最重要課題は新型コロナ感染症対策である。菅首相は感染症対策と経済活動を両立させることの重要性を強調している。感染症対策を効果的に行うためには保健所との連携が必要不可欠である。菅首相と加藤官房長官はこれまで官房長官、厚労相として保健所との連携に取り組んできており、こうした努力をさらに発展させていくはずである。

4915名無しさん:2020/09/19(土) 02:30:04
>>4914

 また感染症のため厳しい経済環境に対応する必要性も強調している。必要に応じて経済対策を行う考えを示している。これまで行ってきた持続化給付金やGo To キャンペーンの継続、拡充が考えられる。 

 このほか、菅首相がこれまでに強調している政策はデジタル化と行政改革・規制改革以外に4つある。

 第1は少子化対策である。このために不妊治療の保険適用と待機児童の解消、女性が活躍できる環境整備を行うことを明らかにしている

 第2は中小企業政策である。総裁選の活動中に首相は中小企業の統合・再編を進めること、このために中小企業基本法を見直す考えを示している。また、最低賃金の引き上げを検討する姿勢も見せている。

 第3は地方政策である。首相は観光振興と農産物の輸出が地方活性化につながったことに言及し、この政策を継続していく方針である。外国人観光客を積極的に招くことは現在の状況では難しい。だが、日本人も海外には行きにくい状況にあり、日本人の国内観光をGo to Travelに続きさらに促進することは十分考えられる。

 最後は携帯電話の通話・通信料金の引き下げである。首相はこれまでの会見で必ずと言っていいほどこの課題に触れており、その実現に向けた政策を実施するはずである。

竹中 治堅 :政策研究大学院大学教授

4916名無しさん:2020/09/19(土) 23:25:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/d03e81e58b14c16f54fdf7ded70ede82edee29a5
野田元総務相「大勢が急激な変化望まず」
9/14(月) 16:44配信

 野田聖子元総務相は14日午後、自民党両院議員総会で菅義偉(すが・よしひで)官房長官が新総裁に選出された結果について「大勢が急激な変化を望まず、新型コロナウイルスに苦しんでいるみなさま方の安定を第一にしたということ」と述べた。都内で記者団に語った。

 野田氏は自身も総裁選への出馬を模索してきたが、今回は菅氏に投票したことも明らかにした。「前例にとらわれず、(縦割り行政の)大きな岩をどんどん壊してもらいたい」と期待を込めた。

 また、菅氏の圧勝に終わった選挙戦を振り返り、「挙党態勢でやっていくしかないという結果だ」と述べた。

4917名無しさん:2020/09/19(土) 23:26:43
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO61548850V10C20A7PP8000?s=6
二階氏、派閥横断の議連設立へ  菅氏も呼びかけ人に
2020年7月16日 1:30

自民党の二階俊博幹事長が地方創生や防災のあり方を議論する議員連盟の設立を準備していることが分かった。呼びかけ人には二階派や細田派の幹部のほか、無派閥の菅義偉官房長官らが名を連ねる。派閥横断の議連には「ポスト安倍」で主導権を握ろうとする狙いが透ける。

新議連は「地方創生・未来都市推進議員連盟」で、党所属議員に参加を呼びかけた。8月中にも初会合を開く段取りを描く。

案内状に記載した65人の呼びかけ人のうち34人が二階派だ。菅氏に近い森山裕国会対策委員長や梶山弘志経済産業相も入っている。

細田派は細田博之元幹事長や世耕弘成参院幹事長、竹下派では関口昌一参院議員会長、麻生派も鈴木俊一総務会長の名前がある。

案内状には防災やデジタル化、地方創生など日本の成長力確保に必要なテーマを並べた。中国や原子力発電所をめぐる問題など党内で温度差がある政策は触れていない。設立に関わる二階派幹部は「参加しやすい議題を選んだ」と語った。

2021年9月に安倍晋三首相が党総裁3期目の任期満了を迎える。現時点では4選を否定しており、党内にポスト安倍を競う総裁選を想定する議員が多い。

ポスト安倍候補の岸田文雄政調会長は新型コロナウイルス対策などで指導力や発信力に疑問の声があがった。世論調査で支持の高い石破茂元幹事長は党内基盤が弱い。

次期総裁選は混戦になるとの見方がある。二階派は派内に有力な候補を持たず、勝てる候補を支援して主流派にとどまるのが基本戦略だ。派閥の垣根を越えてつくる議連は数の力で総裁選の主導権を握る道具となる。

党内は派閥に属さない議員が首相と衆参両院議長を除いて65人と、最大派閥の細田派に続く勢力だ。議連は無派閥議員を取り込む有力な手段でもある。

過去にも総裁選前に議連や勉強会が発足した例がある。安倍氏が06年の総裁選に出馬した際は菅氏や山本有二元農相が中堅・若手議員を集めて「再チャレンジ支援議員連盟」を設けた。総裁選の3カ月前に開いた設立総会に94人が出席した。

野党だった12年の総裁選前に安倍氏が代表世話人を務める「新経済成長戦略勉強会」が設立した。参加議員は安倍氏の推薦人となり勝利に導いた。同年衆院選に大勝し第2次安倍政権が発足した。

次期総裁選をにらんで同様の動きが出ている。岸田氏は6月、党政調に「新国際秩序創造戦略本部」を新設して自ら本部長に就いた。座長に就いたのは後ろ盾である首相や麻生氏に近い甘利明税制調査会長だ。初会合に約100人が出席した。

同月に細田派の下村博文選挙対策委員長が会長の「新たな国家ビジョンを考える議員連盟」も立ち上がった。総裁選出馬に意欲を示す稲田朋美幹事長代行が議連の幹事長に就いた。設立総会には二階氏や鈴木氏ら136人が参加した。

4918名無しさん:2020/09/19(土) 23:27:23
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO49581280Z00C19A9PP8000?s=6
首相、参院への影響力強化狙う 幹事長に世耕氏起用
2019年9月10日 1:30 [有料会員限定記事]

安倍晋三首相(自民党総裁)が11日に実施する内閣改造・党役員人事で、交代する世耕弘成経済産業相が党の参院幹事長に就く。参院自民党は細田派、竹下派、岸田派の3派が主導権を握ってきたが、首相は自身に近い世耕氏の着任を機に影響力強化を狙う。法案審議や憲法改正発議の出口となる参院の運営は、重要政策や憲法改正の実現を左右する。

参院自民党の関口昌一議員会長が世耕氏を幹事長に推す考えを周辺に伝えた。参院自民

4919名無しさん:2020/09/20(日) 01:11:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2e6e0b349f937c54f0523b21b9c11e8feed7b44
新布陣、菅カラー乏しく 目立つ居抜き・横滑り 「1強政治」変化の兆し〔深層探訪〕
9/19(土) 8:28配信

 菅政権がスタートした。「安倍政権の継承」を掲げた菅義偉首相が起用した閣僚は前政権からの再任や横滑りが目立ち、新味の乏しい布陣という印象が強い。人事の過程では派閥の意向を受け入れ、安倍晋三前首相が築いた「1強」政治に変化の兆しも見られる。菅政権がどこまで独自色を発揮できるかは未知数だ。

 ◇派閥に配慮
 「安倍政権が進めてきた取り組みを継承し、前に進めていくことが私に課された使命だ」。菅首相は16日の就任後初の記者会見でこう強調した。かねて人事については「思い切って私の政策に合う人を登用する」と語っていたが、実際に入れ替えはわずかで、ほぼ「居抜き」に近い。

 麻生太郎副総理兼財務相や茂木敏充外相ら8人が再任され、官房長官に就いた加藤勝信氏ら3人が別ポストに移動。閣僚20人の過半数が「続投」だ。再入閣の4人も第2次安倍政権以降に菅首相と閣僚として共に仕事をした間柄で、目玉人事は見当たらない。

 先の自民党総裁選勝利に貢献した二階派からはポストの要求で圧力もあった。同派は今回、「平沢勝栄氏の初入閣が最優先」(幹部)との立場を崩さなかった。菅首相は「入れたくない」と周囲に語っていたが、最終的に復興相に起用した。

 細田派とも難しい調整を強いられた。萩生田光一文部科学相を党政調会長に起用する案も浮上したがうまくいかず、文科相に再任させることで決着した。安倍氏の実弟である同派の岸信夫氏を初入閣させたことは、同派に強い影響力を持つ安倍氏を意識したと見る向きもある。

 麻生派が求めていた井上信治氏の初入閣もかなえられた。無派閥で党内基盤が弱い菅氏としては党側との協調を重視せざるを得ない。とりわけ菅首相の後ろ盾として「総裁派閥」を自任する二階派の影響力は強まりそうだ。

 ◇河野、平井氏に期待
 一方、自らの選択肢が狭まる中、独自色をにじませた配置もある。菅首相は「既得権益やあしき前例主義を打破する」として徹底した規制改革を進める意向を示しており、この分野ではこだわりを見せた。発信力のある河野太郎防衛相を行政改革担当相に、IT政策通の平井卓也元科学技術担当相をデジタル改革担当相に据えた人事だ。

 菅首相は周辺に「ぶち壊すのを河野氏と平井氏にやってもらう」と話す。IT政策を包括する「デジタル庁」創設を目玉政策に掲げており、各省庁に分散するデジタル関係の権限を集約するために両氏の突破力に期待。政権の成果を打ち出したい考えだ。

 再入閣した小此木八郎国家公安委員長は、総裁選の選対本部長を務めていたほか、河野氏や小泉進次郎環境相は同じ神奈川県選出で関係が近い。閣僚経験者は「派閥に遠慮したと見せかけ、自分との近さで選んだ人事もある」と解説する。

 ◇解散遠のく? 
 今回の人事では初入閣が5人にとどまった。前政権は、河井克行元法相や菅原一秀元経済産業相の「政治とカネ」の問題などで揺れた。初入閣組の不祥事や失言が政権に打撃を与えた例は少なくない。自民党関係者は「慎重な菅氏らしい、手堅い人事だ」と評する。

 このため、党内では「選挙をやる布陣ではない」(中堅議員)との声が上がる。菅首相は新型コロナウイルス感染の収束を優先させる立場を示していることもあり、早期の衆院解散・総選挙は遠のいたとの見方も出ている。

4920名無しさん:2020/09/20(日) 01:13:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5204d3e79069a6e54bd38ad06c115841954555b2
安倍洋子ママ「イチ押し」加藤勝信官房長官・岸信夫防衛相は「恩返し」入閣か〈週刊朝日〉
9/19(土) 8:00配信

 政権の要である官房長官に抜擢された加藤勝信・前厚生労働相。安倍晋三前首相の実弟の岸信夫氏は防衛相として初入閣した。その理由を政界関係者はこう話す。

「2人は安倍ファミリーですよ。加藤勝信さんは、安倍さんの母親で『政界のゴッドマザー』と言われる洋子さんがかわいがっているんです。2人の閣僚就任は、菅さんから安倍さんへの『恩返し』のプレゼントですね」

 まずは、加藤氏の場合。農水相などを歴任した加藤氏の義父の加藤六月氏は、安倍前首相の父である安倍晋太郎氏のブレーンで、「安倍派四天王」の一人だった。六月氏と妻の睦子さんは2人の娘をもうけている。

「六月さんは官僚の婿を加藤家に迎えたいというのが希望で、財務官僚の勝信さんを娘婿に迎えたんです。当初、六月さんの長女と結婚する話もあったようですが、長女の米国への留学などで実現せず、次女の周子さんと結婚したと聞きました」(前出・政界関係者)

 2人の娘は安倍前首相とも幼なじみ。安倍家と加藤家は家族ぐるみの交流が現在も続いている。

「洋子さんと睦子さんとは昔からマージャン仲間でね。睦子さんが洋子さんの家まで、車で迎えに行って、2人でお出かけすることもしばしばです」(同)

 温厚な性格だという加藤氏だが、前任の菅氏は内閣人事局を通して中央省庁の幹部人事を決め、官僚たちに睨みをきかせた。果たして加藤氏にそこまでのグリップ力が発揮できるのか。

「官僚出身の政治家は、どうしても官僚に甘くなる。縦割り行政の改革とか、加藤さんに期待するのはムリでしょう」(自民党議員の元秘書)

 一方の岸氏。衆院ならば当選5回が「入閣適齢期」と言われる中で、3選目でのスピード入閣は、いかにも“安倍家の七光り”を感じずにはいられない。前出の政界関係者はこう語る。

「岸さんの防衛相就任というのは、外交防衛分野では安倍さんが新政権をバックアップしますよということ。加藤さん、岸さんという『ファミリー』の2人を内閣に置くことで、安倍さんが一定の影響力を残したと見ています」

4921名無しさん:2020/09/20(日) 01:14:30
>>4920

 一方、「菅支持」をいち早く表明して、菅政権誕生の流れをつくった二階俊博幹事長にも、「恩返し」人事が行われたとみられる。二階博俊の幹事長続投に加えて、二階派から武田良太・国家公安委員長が総務相に横滑り就任したのに加え、平沢勝栄氏が復興相として初入閣した。政界関係者はこう見る。

「二階派に幹事長、総務相、復興相の3つのポストを与えたんだから、今回の人事には安倍さんだけなく、二階さんに対する感謝もあるでしょう。他の政権だったら入閣できるか微妙だった平沢さんを入れたんだから」

 平沢氏は安倍首相の小学校時代の家庭教師としても知られる。当選8年でも未入閣だった。毎年、平沢氏の政治パーティでは一度も大臣に就任していないことが話題になっており、まさに悲願の入閣だった。

「平沢さんは大臣になりたくて、山崎派から二階派に移籍したんだから。これまで誰もできなかったのに、やっぱり二階さんは力がある、と周りは見ることになるでしょうね」

 菅首相が提唱する携帯料金の値下げや地方創生などの中心課題を担うことになる重要ポストの総務相には、武田良太氏を就任させた。

「武田さんは国家公安委員長で、閣外に行くと思われていた。それを総務大臣に横すべりさせたのは、二階氏の意向もあるのでは。ゆくゆくは、武田さんが二階派を継ぐかもしれない」

(本誌・上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事

4922名無しさん:2020/09/20(日) 01:15:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/d33137d4b38d963d13194b6eaaa3095432443222
菅首相は早期解散に踏み切るのか 11月総選挙説も、強まる自民党の圧力
9/19(土) 10:02配信

 菅新政権が16日発足した。安倍前政権の継承と「国民のために働く内閣」を掲げ、新型コロナウイルス感染の収束と経済再生に全力を挙げるとしている。ただ最大の焦点が、菅義偉首相がいつ衆院解散・総選挙に踏み切るのかにあるのは、論をまたない。

 「せっかく総理大臣に就任したのだから、仕事をしたい」。首相は早期解散には慎重姿勢だ。だが政権内の力学が派閥主導の「党高政低」の構図に変わる中で、新政権発足を「好機」と捉える党側からは解散圧力が強まりそうだ。(共同通信=内田恭司)

 ▽「解散は明日でもいい」

 「コロナ感染が専門家の見方で完全に下火にならなければ、なかなか難しい。せっかく総理大臣に就任したのだから、仕事をしたい。収束したらすぐにすることでもない」。菅氏は14日、自民党総裁選出後の記者会見で、早期の衆院解散に慎重姿勢を示した。

 額面通りに受け取るなら、コロナ対策と経済再生で結果を出し、来年の通常国会も耐えしのいで、東京五輪・パラリンピック後に満を持して解散する日程が浮かぶ。しかし、永田町では解散が1年後だと受け止める向きは、与野党ともに少ない。早期に解散すれば与党は勝てるとの見方が強いからだ。理由の一つは世論調査の結果だ。

 安倍晋三前首相が8月28日に辞意表明した直後に報道各社が行った世論調査の多くでは、内閣支持率が20ポイントも急上昇して50%台を回復。安倍政権7年8カ月全体への好評価を印象づけた。自民党の支持率も40〜50%と、野党を大きく引き離した。さらに新政権発足直後の共同通信の世論調査では、菅内閣の支持率は66・4%にも達した。

 理由の二つ目は、野党が準備不足で、またもや多党乱立となる気配が濃厚となっていることだ。立憲民主党は今月15日、国民民主党と無所属勢力を糾合した「新立憲民主党」に衣替えしたが、候補者調整や空白区擁立を含め、詰めの作業はこれから。日本維新の会とれいわ新選組は独自に候補擁立を進めており、候補一本化へのハードルは高い。

 衆院465議席のうち自民党は284議席(衆院議長含む)を占める。党関係者によると、8月上旬の情勢分析では、野党が全小選挙区で統一候補を立てた場合、「最大で64議席減」との結果だった。だが、ここにきて「現有議席を超える可能性がある」との分析も出ているという。

4923名無しさん:2020/09/20(日) 01:15:42
>>4922

 自民党有利の材料がそろい、党内には解散を求める声がじわりと強まりつつある。菅政権の中枢幹部で、早期解散に最も積極的だとされるのは麻生太郎副総理兼財務相。二階俊博幹事長も16日のNHKのインタビューで「いつ解散があっても対応できるよう準備を整える。明日でも結構だ」と述べ、強気の姿勢をアピールしてみせた。

 ▽規制改革で「菅カラー」

 菅政権内に具体的な解散戦略はあるのだろうか。首相は何も語っていないが、自民党関係者によると、党総裁選の最中から二階派幹部を中心に、「政権運営の基本プラン」が練られていたという。

 それによると①総裁選は地方票でも圧勝する②継続性重視の人事を行う③目玉政策を早期に打ち出す④臨時国会では必要な議事を通し、憲法審査会開催も求める―というものだ。一つ一つは何の変哲もなさそうだが、それぞれ狙いが込められている。

 まず①は、今回の総裁選をめぐる「派閥談合」と「党員軽視」という批判への対処だ。菅氏は派閥を否定しておきながら、党内5派閥の支援を受けた。「非常時」との理由で党員・党友投票も省いた。こうした「出自」は菅政権にとって大きな弱みになり、選挙になれば確実に野党から突かれる。そこで地方票でも圧勝して民主的な選出という正統性を確保しようというわけだ。

 ②は、スキャンダルを排除したいという隠れた目的がある。「身体検査」の時間もない中で、初入閣組を選ぶのはリスクが高い。「安定性確保」を名分とするなら再任閣僚が多くても、国民の理解を得られるとの判断だ。③については、携帯電話料金引き下げや「デジタル庁」新設は打ち出し済み。9月中にも「政権のど真ん中」(菅首相)に置いた行政・規制改革のメニューをそろえ、「菅カラー」をアピールするつもりのようだ。

 ④臨時国会については、来年1月の発効を目指す日英経済連携協定のほか、コロナワクチンの免責保証や東京五輪に絡む祝日移動など、必ず通さなければならない協定・法案が「数本ある」(二階派中堅議員)ため、会期は「最短で3週間、1カ月程度」(同)が想定されているという。

 その中で憲法審査会の開催要求は「働く菅政権」としてはやや異色に映るが、コロナ禍を踏まえ、自民党の「改憲4項目」にもある「緊急事態対応」について憲法上の議論をしたいと開催を求める案があるのだという。 立憲民主党が開催を拒否すれば「国民に信を問う理由の一つになる」(同)と解散への「仕掛け」の意味合いもあるとの解説もある。

4924名無しさん:2020/09/20(日) 01:16:06
>>4923

 ▽首相の誕生日説も

 総裁選の結果、菅氏は地方票141票のうち89票を獲得し、党員の信任を得た。党役員・閣僚人事は「派閥均衡」との批判が強いが、基本的に安倍前政権の「居抜き」に徹し、安定性と継続性を前面に出した。この後、行政・規制改革で具体的構想を打ち出し、国民の期待をつないでいく―。

 当面の政権運営がこうした流れで推移した場合、想定される衆院解散・総選挙の時期はいつになるのか。当初取り沙汰されていた10月25日や11月1日が投開票日となる日程は、いずれも政権発足まもない9月中の解散となるため、可能性はほぼ消えたようだ。

 そこで、一部で取り沙汰されているのが、①11月3日公示―15日投開票②同10日公示―22日投開票―の線だ。コロナ感染の「第2波」は全国で収束方向に向かっており、首相肝いりの「Go To キャンペーン」などで経済のてこ入れも進みつつある。「第3波」が来ないとも限らない冬になる前に解散に踏み切るという日程だ。

 臨時国会の会期を3週間とすれば、10月上旬の開会で月末までの解散となる。法案の処理が残れば、総選挙後の特別国会で処理するという手もある。

 ただ11月22日は大安とはいえ、G20首脳会議がサウジアラビアである。首相にとって実質的な外交デビューであり、自身初の日米首脳会談開催も想定されるだけに、外せない日程だろう。15日は外遊への影響は少ないが、日柄は仏滅だ。

 そうしたことから、さらに一部でささやかれているのは、10月20日ごろに臨時国会を召集し、11月上旬に解散、24日公示―12月6日投開票とする日程だ。6日は先勝で悪くない。なんといっても菅首相の72歳の誕生日でもある。

 ▽勝てば「本格政権」に

 秋の臨時国会での衆院解散を見送った場合、来年年初めの解散を言う人はいる。だが、コロナの感染拡大の懸念があり、可能性は薄そうだ。その後は通常国会で2021年度予算案の審議がある。7月には東京都議選と静岡県知事選があり、東京五輪も開幕する。解散のタイミングはほとんどなく、限りなく任期満了に近い総選挙にならざるを得ない。

 首相は、9月16日の組閣後の記者会見で「時間の制約も視野に入れながら考えていきたい」と述べた。虎視眈々(たんたん)と解散の時期を探っているのは間違いない。

 勝てば自身が希求する「本格政権」が見えてくる。安倍前首相のように大勝でもすれば、来年秋の総裁選は無投票再選の現実味が増し、衆院議員の任期である4年後までの長期政権も視野に入ってくる。年内解散はまたとないチャンスに違いない。

4925名無しさん:2020/09/20(日) 01:17:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc5ca4a0ce9546be4fbce42964d2d5d424fb865b
菅首相誕生の「きな臭さ」と想像以上にヤバい「河井夫妻」の悲しき末路
9/19(土) 6:01配信

 9月16日午後に開かれた臨時国会で、菅義偉自民党総裁が第99代首相に選出された。

 注目の閣僚人事では、官房長官には加藤勝信前厚生労働大臣が、菅新総理にとって1丁目1番地政策ともいえる行政改革担当大臣には河野太郎前防衛大臣が就任するなど、サプライズなき菅カラーを出した顔触れになったといえる。

 世襲議員でない菅新総理は、「当たり前」を重視する「国民のために働く内閣」を強調するが、残念ながらその実態は、「国民の当たり前」からかけ離れた目的を完遂するために誕生したアベノミクスの「しんがり内閣」である可能性が高い。

 9月14日の自民党両院議員総会によって菅新総裁が誕生したことで、世間の注目は閣僚人事に向かっていた。しかし、今回の菅内閣誕生のクライマックスは、組閣ではなく無派閥の菅氏が初めて自民党総裁に選ばれた経緯にあったといえる。

 「私自身、熟慮に熟慮を重ねて出馬に踏み切ったわけでありますけども……」

 菅新総理は、総裁選出馬に至った経緯について繰り返しこのように説明している。しかし、事実と突き合わせていくとこの説明は辻褄が合わないものだ。

 安倍前総理が持病の悪化を理由に退陣表明をした8月28日だった。そしてその翌29日夜には、菅新総理(当時官房長官)は二階幹事長と会談している。そしてさらにその翌日の30日午後には二階幹事長が実質的に菅支持を打ち出し、一気に「菅新総裁」の流れが作りあげられた。

 今回の自民党総裁選挙の日程などが決定されたのは9月2日の自民党臨時総務会であり、岸田、石破両氏が正式に出馬宣言を行ったのはその前日の1日、菅氏が出馬宣言を行ったのは2日のことだった。

 出馬表明が岸田、石破両氏よりも1日遅かったことをもって、菅新総裁は「熟慮に熟慮を重ねた」といっているのだと思われるが、30日午後に二階幹事長が実質的に「菅支持」を打ち出したということは、29日夜の会談時に菅前官房長官の出馬は決まっていたということである。

 安倍前総理退陣の情報が流れたのが28日の午後2時過ぎであるから、菅総理が総裁選出馬を決意するまでに要した時間は丸一日程度だったといえる。これを「熟慮に熟慮を重ねた」と強調するのは余りに盛り過ぎだといえる。

 2日の総裁選出馬正式表明前に二階派と石原派が菅前官房長官に立候補要請書を渡していたほか、正式出馬表明後には、細田派と麻生派、竹下派3派の派閥の領袖が揃って「菅支持」を表明する記者会見を行ったことなどから明らかなように、自民党臨時総務会の前から二階派によって「菅新総裁」の流れは出来上がっていた。

 一連の流れのなかで目を引いたのが、安倍前総理の意中の公認候補だと目されていた岸田氏の存在感の薄さだった。

 岸田氏は、総裁選告示前の31日に支援要請のために総理官邸を訪問している。しかし、安倍前総理からは「自分の立場から個別の名前を挙げるのは控える」とにべもなく支援要請を断られている。

 それは、この時点で安倍前総理も、まだ出馬表明もしていない「菅支持」を決めていたということであり、菅前官房長官が「熟慮に熟慮を重ねた」うえで総裁選出馬を決めた訳ではないことを物語るものだ。

 「令和おじさん」をきっかけに有力な後継候補に名前が挙がるようになった菅前官房長官だったが、これまで首相への意欲を問われると「全く考えていない」と否定し続けて来た。

 そんな菅前官房長官が、安倍前総理退陣表明を受けて他候補に先行して動き、早々に二階幹事長の支持を取り付け党内の「菅新総裁」の流れを作り出したというのも釈然としないものである。もちろん、内心は総裁ポストに並々ならぬ意欲を持っていた可能性も否定できないが……。

4926名無しさん:2020/09/20(日) 01:17:31
>>4925

菅氏でなければいけなかった「事情」
 総裁選においては、安倍前総理周辺が「絶対に石破氏だけは後継者にさせない」という強い意向を持っていることが繰り返し報道された。

 しかし、安倍前総理退陣表明をした直後、菅新総裁が他の候補者の出馬表明を待たず、「熟慮に熟慮を重ねる」時間を置かずに迅速に動いたことや、安倍前総理が岸田氏の支援要請をにべもなく断ったことなどを考え合わせると、実際には官邸サイドに「石破氏にも岸田氏にも総理の座は渡さない」という強い「意志」、或いは「渡せない事情」があったと考えた方が自然だろう。

 この推測が当たらずといえども遠からずだとしたら、その「事情」とは何だろうか。考えられることは「河井克行元法務大臣」にまつわる資金疑惑である。

 菅新総裁誕生のニュースに掻き消された格好になっているが、2019年7月の参院選における公職選挙法違反に問われている河井克行被告は、菅新総裁誕生にタイミングを合わせるかのように15日に弁護人6人全員を解任した。

 河井克行被告とその妻案里被告にかけられている公職選挙法違反は、昨年7月の参院選で自民党本部から「広報費」名目で河井克行・案里両被告に支払われた1億5000万円が買収資金に使われたのではないかというものである。

 案里被告が立候補した定員2の広島2区は、野党系の議員と自民党の溝手議員が議席を分け合っていた。そこに「党勢拡大」「2議席独占」という名目で安倍前総理や菅前官房長官らから強い支援を受けて立候補したのが案里被告であった。その結果自民党票は割れ、自民党本部の思惑通りに「2議席独占」とはならず、案里被告が当選し、溝手議員は落選することになった。

 問題は、両候補の明暗を分けた理由が、安倍前総理や菅前官房長官が応援に入ったことではなく、自民党本部から両陣営に渡った資金の規模の差にあった可能性があることだ。

 河井陣営に渡った資金は1億5000万円と、溝手議員に渡された資金の10倍の規模だった。この巨額の資金が買収資金に使われ案里被告は当選、その煽りを受けた溝手議員は落選の憂き目にあった可能性が否定できないのだ。

 河井陣営から地元議員と首長40人を含む94人に対して総額は1680万円の現金が配られたことが効いたのか、有権者234万6879人の選挙区で案里被告は2万5000票強の差で現職だった溝手候補を破り当選することになった。ここで押さえておかなければならないことは、溝手議員が連続5期当選を果たしてきた岸田派の重鎮議員だったことだ。

 今年の1月の週刊誌報道で自民党本部から案里被告に巨額の選挙資金が渡っていたことが明らかになると、安倍前総理の関与や官房機密費から出されているのではないかという疑問の声が自民党内からも上がり、野党からも説明を求める声が強まっていた。

4927名無しさん:2020/09/20(日) 01:17:53
>>4926

巨額資金の決裁権者は誰だったのか
 今回の総裁選において注目すべき点は、党本部から河井陣営に渡った1億5000万円という巨額の資金の決裁権者が誰だったのかというところである。

 帳簿上1億5000万円の支出は「広報費」として処理されており、その責任者は記者会見で「問題はない。最終責任は幹事長にある」と断言した二階幹事長である。そして、もう一つの資金の出所として疑われている、領収書不要で会計検査院監査も免除され、原則使途が公開されることのない官房機密費の管理責任者は官房長官である。

 つまり、党の資金と官房機密費から案里被告側に1億5000万円という巨額の資金を渡すためには菅前官房長官と二階幹事長の承認が不可欠だったのだ。

 仮に菅前官房長官と二階幹事長が安倍前総理の了承のもとにこの巨額の選挙資金の提供を実行していたとしたら、次期総裁が安倍政権に批判的な立場であった石破氏になることはもとより、自派閥の重鎮議員が落選に追い込まれた岸田氏であっても、総理総裁の椅子に座らせるわけにはいかないはずだ。

 どちらが総理総裁の椅子に座っても、1億5000万円という巨額の資金の出所に強い関心を寄せることは間違いないからだ。

 それは安倍前総理、菅前官房長官、二階幹事長らが隠蔽した秘密が白日の下に晒される危険性を孕むものであり、彼らには看過できないことのはずだからである。

 つまり、河井陣営に渡った1億5000万円の資金の出所を隠蔽し続けるためには、3人のうちから総理総裁を出すというのが暗黙の了解だったということである。それは、現実には菅新総理以外に選択肢がなかったということでもある。

 このように考えると、安倍前総理の退陣表明を受けて官房機密費を管理する菅前官房長官と党資金の管理責任者である二階幹事長が真っ先に動き、この二人の会談によって「熟慮に熟慮を重ねる」時間を設けずに一気に「菅新総裁」の流れを作り上げたというのは筋が通る話である。

 さらに、今年になってから総裁候補であった岸田氏の存在感がどんどん失われていたのも納得のいくものである。

 そして、菅新総理誕生が確実になり1億5000万円の巨額資金の出所が自民党と政府から漏れる心配がなくなったことを待っていたかのように、河井克行被告は「勾留が続いて十分な打ち合わせができないまま、過密日程で審理が進むことに不安を感じた」というあやふやな理由で弁護団全員の解任に踏み切った。

 河井夫妻の裁判は迅速な判決を目指す「百日裁判」として週3〜4回のペースで12月18日まで計55回の公判期日が指定されていた。しかし、河井克行被告による突然の不可解な弁護士解任で審理が遅れることは避けられない見通しとなり、年明けとみられていた判決はさらに先送りされることが確実になった。これは、裁判を通して資金の出所が明白になるリスクを避ける、あるいは先送りすることを目論んだ行動だったと考えるべきだろう。

4928名無しさん:2020/09/20(日) 01:18:24
>>4927

新政権のきな臭さは拭えないが…

 菅新政権誕生の瞬間から世の中の関心は解散総選挙の時期に向けられている。菅新総理の自民党総裁としての任期が21年9月30日まで、衆議院議員の任期満了が21年10月21日であり、1年以内に総選挙が行われることが確実であるから、それは当然のことでもある。重要なことは、菅新総理が解散のフリーハンドを握れるか否かである。

 菅新総理は表向き早期の解散総選挙には消極的な姿勢を見せているが、麻生副総理を筆頭に党内に年内、あるいは1月の通常国会冒頭解散など早期解散を訴える声が根強いのも事実である。この早期解散論の前提になっているのは、持病を理由とした安倍前総理退陣表明による同情と、菅新政権誕生に伴うご祝儀相場による支持率の上昇である。

 早期解散論者にとって、河井夫妻の公職選挙法違反事件の公判が予定通り年末まで55回開かれるというのは支持率という点においてマイナス要因でしかない。河井克行被告がこのタイミングで曖昧な理由で弁護団全員を解任したというのは、菅政権の支持率を落とさないためのアシストだったと考えれば納得のいくものだ。

 巨額の選挙資金の出所の秘密を守り続けたい菅総理、二階幹事長、安倍前総理の3人と、秘密が守られることで裁判上不利になることを避けられる可能性のある河井克行被告とは、「菅政権継続」という点において完全に利害が一致しているのだから。

 もしこうした想像が正しいとしたら、新型コロナウイルスという不確実要素が強いものの、解散総選挙は年明けの通常国会冒頭までの早い時期に行われる可能性が高いということになる。

 河井克行被告の奇策によって判決は先延ばしすることは出来たが、「100日裁判」の趣旨に照らせば1年以内に判決が出されるのはほぼ確実である。判決はどうあれ、自民党総裁と衆議院の任期満了が近付くなかで河井夫妻の裁判が注目を集める事態は菅内閣と自民党にとってマイナスでしかない。したがって、判決の先送りが確実になったいま、裁判が注目されないうちに解散総選挙に打って出た方が菅新政権にとって好都合のはずである。

 第二次安倍政権の7年8カ月の間「黒子」に徹して来た菅前官房長官は、長期間「黒子」を務めて来たがゆえに、今回隠蔽しなければならない秘密を抱えて表舞台に立たざるを得なくなったのかもしれない。

 これまでも国民とは関係のない永田町の論理で多くの総理が選ばれてきたが、その中でも今回の菅新政権はこれまで以上に民意からかけ離れた永田町の論理によって誕生した内閣だといえるかもしれない。

 菅新政権誕生にきな臭さは拭えない。しかし、今後民意を反映する政策運営によって、政権誕生プロセスのきな臭さを払しょくすることに期待したい。善行は悪行に勝るのだから。

近藤 駿介(経済評論家/コラムニスト)

4929名無しさん:2020/09/20(日) 01:21:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ab39cf1b1b20b3ae5d12baeb9dfe95c46fb7a21
「国民に甘くない令和おじさん」は案外悪くない
9/19(土) 11:41配信

 「令和おじさん」こと菅義偉氏が14日に新しい自由民主党総裁に選出され、16日に新内閣を発足させた。大方の予想通りの運びとはいえ、いささか慌ただしい。「平成おじさん」と呼ばれた故小渕恵三首相もそうだったが、官房長官として新しい元号を発表する役回りは政治家として縁起がいいのかもしれない。2人とも後に首相になった。

■「令和おじさん」は国民に甘くない? 

 「令和」という元号が発表されたとき、お祝いムードに水を差すかと遠慮しつつも、筆者は、令和の「令」が、「命令」の「令」であることや、「冷気」の「冷」と音が同じで近い字であることから、何となく「冷たい感じがする」と感想を述べた。

 そして、今、新首相となった「令和おじさん」に、「冷徹」あるいは「冷静」といった「冷」の感じを覚えている。政治家としての菅首相は、なかなかの勝負師であり、闘争に強い熱い人なのかもしれないが、国民から見た印象は冷たい。

 総裁選に臨む菅首相のキャッチフレーズは、「自助、共助、公助、そして絆」だった。討論会でも色紙にこのフレーズを書いた。「まずは自分で努力せよ」と強調することは、常識としては正しいので、学校の先生あたりが言うなら違和感はないが、為政者の言葉としてはいささかそっけない。また、今回の菅首相の一連の発言を通じて、格差問題や年金などの社会保障に対する言及は少なかったように思う。

 「令和おじさん」は、国民に甘くない。ただし、筆者は、それで悪いとは思っていない。

 菅首相は総裁選の期間を通じて「秋田の農家の長男」「代議士秘書の後、(横浜)市議を経ての、『叩き上げの』政治家」というイメージを訴えた。確かに、「鞄(に入ったお金)、看板(知名度)、地盤(選挙区と支持者)」の3つ「バン」が必要だと言われて久しい現在の政治ビジネスにあって、政治家2世ではない菅首相の経歴は異色だ。

 それでは、近年数が多い政治家2代目、3代目、4代目の「おぼっちゃま」政治家と、菅首相のような「叩き上げ」政治家とでは、国民としてはどちらがいいのだろうか。あるいは、わが身に近づけてみるとして、サラリーマンなら、どちらのタイプの上司がいいか。

4930名無しさん:2020/09/20(日) 01:21:56
>>4929

 「叩き上げ」の政治家・上司のほうが、庶民や部下の感情がわかっていいのではないかと即断しそうだが、比較はそう簡単ではない。

■「菅タイプ」はついていって、頼りになる

 一般に、「叩き上げ」で偉くなった人は、自分が努力の結果競争を勝ち抜いて今日の立場を得ているので、「努力」や「競争」に対して肯定的であり、うまくいかない人を「努力不足」だと見なす傾向がある。つまり、「自助」が第1の価値観なのだ。

 また、叩き上げタイプは、過去の競争の過程で騙されたり負かされたりしていることがあるし、他人から見下された経験もある場合が多い。こうした経験があると、人は性格がひねくれるし、少なくとも他人を簡単には信用しない猜疑心を持つようになる。

 他方「おぼっちゃま」は、深刻な競争の経験がなかったり、努力こそが成功への道になる体験を持っていなかったりするので、「努力して、勝つ」のが人生の王道だという実感が乏しい。

 一方、人生でひどい目に遭うことが少なかったので、年齢の割に純粋で素直な人が多い。直接会ってみると、明るくて、華がある。ただし、他人に対する我慢の経験が乏しいから、好き嫌いが激しくそれが表に出るし、他人を簡単に信じるので騙されやすかったりもする。

 サラリーマン的に見て、仲良く付き合うなら「おぼっちゃま」のほうが楽しいが、会社の社長ともなると油断はできなくとも、「叩き上げ」タイプのほうが会社を潰さないので、ついていってより頼りになる。期待を込めて言うが、菅首相は国民にとって後者のタイプではないか。

 さて、自民党総裁選における菅首相の勝勢は事態が動いてから程なく確定したので、世間の興味は、菅首相による党役員と組閣の人事に早々に移った。人間の世界にあって、人事は、下世話だが、常に関心を集める話題だ。

 その人事だが、近未来に「人事AI」があれば、こう作るだろうというような予定調和感のあるものに仕上がった。

 マスコミ的には「派閥均衡」「論功行賞」などと称される。だが、複数の派閥の支持を得て総裁選に勝てたのだし、振り返ってみると、第2次安倍内閣の「菅官房長官」は安倍晋三氏に総裁選出馬を促し勝利に導いた菅氏の大きな論功に安倍氏が応えたものではなかったか。現段階で無難なバランス人事に特段の問題はない。無理に最初から独自のカラーを出す必要はない。

4931名無しさん:2020/09/20(日) 01:22:16
>>4930

■政治的腕力が強い「菅」「二階」の利害が一致 

 今回の人事からうかがえる菅首相の方針は、早期の解散総選挙と「改革」の重視ではないか。

 菅首相ならでは人事のカラーは、総選挙での勝利を経て政権の正統性が認められてからでいいし、そもそも今回の布陣の任期は最長でも来年の秋の自民党総裁選までと短い。

 党人事で、二階俊博幹事長、森山裕国会対策委員長、組閣で麻生太郎財務相、茂木敏充外相、萩生田光一文科相、梶山弘志経産相、赤羽一嘉国交相、西村康稔経済再生・コロナ担当相、小泉進次郎環境相などを留任させた体制には、前政権からの連続性とともに、早期に選挙になった場合の安定性を意識したことを感じる。

 安倍晋三前首相と縁の深い加藤勝信官房長官や岸信夫防衛相の起用も安倍政治継承の象徴として納得できるし、選挙応援で人気がある小泉進次郎氏をボロの出にくい環境相に留任させて温存したことも適切だろう。

 菅首相は、早期に解散総選挙を行って、組閣し直すのではないかと筆者は推測している。来年の総裁選を何もせずに一から迎えるよりは「総選挙で勝った首相」として権力を強化できるほうがいい。また、党内のキーマンである二階幹事長にとっても、幹事長の活躍の場である選挙があることも、「閣僚待ち」の議員に役を多く与えることができる頻繁な人事の機会があることも、悪くはないはずだ。政治的腕力が強い両者の利害が一致している。

 今回の組閣で菅首相の政策のカラーがはっきり出たのは、新たに作られたデジタル改革担当相(平井卓也氏)と、人気だけでなく馬力も備えた河野太郎氏を行政改革・規制改革担当相に据えた人事だけだ。

 総裁選で表明した菅首相の政策は、(1)デフレ脱却を目指した大規模な金融緩和の継続、(2)消費税率引き上げの向こう10年の見送りとコロナ対策を名目とした財政支出への積極姿勢、加えて(3)地銀再編・携帯料金引き下げ・デジタル化を伴う行政改革など一連の「改革」的な施策だ。

4932名無しさん:2020/09/20(日) 01:22:37
>>4931

 振り返ってみると、これは第2次安倍内閣成立時にアベノミクスとして大々的に打ち出された、(1)金融緩和、(2)財政出動、(3)規制改革による生産性改善、の「3本の矢」のやり直しだ。

■「冷徹仕事人内閣」の実行力に期待

 (1)は直前の安倍内閣からの継承で適切だが、(2)に関しては緊縮財政に反対する姿勢を明確にしていて、さらに、これまでうまくいかなかったと評価の多かった(3)規制改革に力を入れる、という方針だと理解できる。

 3つの意図が有効に実現するなら、経済政策として望ましいだろうし、特に外国人投資家を中心とする資本市場参加者の期待に沿っている。「令和おじさん」は市場にとっては「いい人」だろう。

 印象として、菅首相は、国民には厳しく見えるリーダーかもしれないが、投資家と株価にとっては良い総理だと言えそうだ。株価のために政府があるわけではないが、当面の経済政策として適切だ。分配政策の問題や社会保障制度の効率性の改善などは、菅首相が厚労省の改革に言及していることでもあり、次の課題として期待しよう。

 菅内閣には「冷徹仕事人内閣」と名前を付けて、その実行力に期待することにしたい(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承下さい)。

 週末のJRA(日本中央競馬会)は3日間開催で重賞が3つもある。正直なところ、筆者の関心は21日に中山競馬場で行われる朝日杯セントライト記念(G2)が圧倒的なのだが、それは自分が数百分1出資している馬が出走するからだ。

 筆者は「インサイダー情報」を持っているわけではないが、今回はこのレースを避けて、今年は中京競馬場で行われる関西TV放送賞ローズステークス(G2、20日開催、11R、距離2000メートル)を予想することにしたい。

 もし筆者の出資馬がG1レースに出走することになると、さすがにG1を予想しないわけには行かない。そのときは悩ましいだろうが、将来そのよう
な事態に至ることを切に希望しつつ、筆者は連休を迎える。

4933名無しさん:2020/09/20(日) 01:22:53
>>4932

■ローズSの本命はクラヴァシュドール

 さて、ローズステークスは秋華賞のトライアルとなる3歳牝馬のレースだが、今年は阪神競馬場から中京競馬場に舞台が替わり距離も200メートル伸びて2000メートルで行われる。内外の差が発生しやすくやや紛れの多いコース条件だ。

 例年、春のオークス出走馬が中心のレースになるだろう。力比較は難しいが、オークスでは大敗ながら積極的なレースをしたクラヴァシュドールを本命とする。オークスまでに最も本格的なレースを使われてきた1頭でもある。

 対抗は中京向きの差し脚があると見えるデゼル、3番手に川田将雅騎手がびっしり追ってくれそうなリアメリアを狙う。以下、リリーピュアハート、ウーマンズハートを押さえるが、ここまですべてオークス出走馬だ。あと1頭、別路線から夏の小倉競馬場で1勝をあげた上がり馬のフアナを追加する。

山崎 元 :経済評論家

4934名無しさん:2020/09/20(日) 01:36:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/73b98cb9cb11db2babe691e0d7486f9ca739a24d
自民4役の横顔 佐藤総務会長 野党にパイプ、頼れる「サトベン」
9/15(火) 19:12配信

 国対委員長を3期務めるなど、調整力の高さには定評がある。その経験から、なかなか開催に応じない野党との「パイプ」を期待されて衆院憲法審査会長にも就任、国会における頼れる存在というのが周りの評価だ。

 後輩の面倒見も良く、敬愛を込めて「サトベン」の愛称で親しまれている。裏方気質で、発信力には物足りなさも。ゴルフは政界有数の腕前だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f0a0df2f7d07eae51080fb1c02cea6c9807c7b13
ニュースワード「自民党四役」
9/15(火) 15:49配信

 自民党四役 自民党を取り仕切る幹部4人で、幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長を指す。かつては「党三役」だったが、07年の福田康夫総裁当時に選対委員長が加わった。幹事長は党務を、政調会長は政策をそれぞれ管轄。総務会長は党の意思決定機関である「総務会」を運営し、選対委員長は、幹事長とともに選挙の差配を行う。
 首相を兼務する総裁は、党運営の多くを執行部に委ねる。このため、党の資金や公認権を握る幹事長には絶大な権限が集中する。菅義偉総裁は、総裁選でいち早く支持表明した二階俊博幹事長の続投を決めた。

4935名無しさん:2020/09/20(日) 01:38:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb0e6ce08584862ee55860394f7d0e34918613bc
河野太郎氏の「軽量ポスト」は口が災いした?したたかな戦略家の側面も〈週刊朝日〉
9/19(土) 8:00配信

 9月16日に発足した菅義偉内閣で、今後「ポスト菅」を目指すとみられる河野太郎氏は行政改革担当相に就任した。菅首相が掲げる「縦割り行政打破」を任せられた注目の人事ではあったものの、一方で、前任の防衛相と比べると省庁のない軽量ポスト。当初、総務相での起用が検討されたと報じられたことから考えても、“格落ち”と見えなくもない。

 やはり、口が災いしたのだろうか。河野氏は9月9日、米シンクタンク主催のオンラインイベントに参加し、解散総選挙について「おそらく10月のどこかで行われるでしょう」と発言。直後に菅氏や公明党の山口那津男代表が否定に回り、「今後、口を慎んでいきたい」と反省の弁を述べるしかなかった。

 防衛相時代も“勇み足”が目立った。中国海警局の公船が尖閣諸島周辺で活動を活発化させていることに対し、8月4日の記者会見で「自衛隊としても海上保安庁と連携し、必要な場合にはしっかり行動したい」と発言。自衛隊出動の可能性に言及したともとれる内容に、防衛省関係者の一人はこう苦言を呈する。

「場合によっては一戦交えるかのように受け取られかねない発言で、いわば“禁句”。中国が尖閣周辺で活動をエスカレートさせても、これまでの防衛大臣は中国が挑発しても決して乗りませんでした。心ある自衛官は、河野氏は危険だと思ったはずです」

 一方で、新型迎撃ミサイルシステム「イージスアショア」配備計画の断念は与党内や国防族の反発を招いたが、その決断力に国民の多くは好意的だった。世論調査で「ポスト安倍」の一人として、河野氏を推す声が高まることになる。

「ミサイルのブースターを確実に演習場内に落とせないなんて、防衛省の分析不足は明らかで失態というほかない。けれども、懲罰人事は一切行われず、事務次官だった高橋憲一氏は、8月に危機管理担当の官房副長官補に起用されています。確かに、河野氏はそんな“裏技”ができます」(前出の防衛省関係者)

4936名無しさん:2020/09/20(日) 01:39:59
>>4935

 外相だったころには、元徴用工問題を巡って、駐日韓国大使を呼びつけて「極めて無礼だ」と叱責。パフォーマンスも目立つ。
 
 外交評論家の孫崎享氏はこう語る。

「結果的に総裁選に出馬しませんでしたが、河野さんの中国に対する強い発言は総理の座を意識されたものだと思います。総理になるには米国との関係をよくしなければならない。米国は対中強硬路線ですから、現時点では論調を合わせたほうがいいと判断したのだと思います。ご本人の本来の知識と信条とは別だと思います」

 孫崎氏が注目するのは、2010年9月に尖閣諸島付近で海上保安庁の巡視船と中国漁船との衝突事件が起きた時の河野氏の反応だ。当時、海保が漁船の船長を公務執行妨害で逮捕し、世論は騒然となった。

「中国船を捕まえるのは当然という世論で一色になりました。その中で河野さんは日中漁業協定を引いて、日本の領海内で操業している中国船は退去させ、操業していない漁船は無害通行権があるので領海外に出るまで見守るのが正しい対応であって、捕まえるべきではないと主張されました。強い言葉や感情に流されるな、と。河野さんは尖閣問題をよくご存知です。決してタカ派的な政治家とは思っていません」(孫崎氏)

 かつて持論だった脱原発も、閣僚になった途端に封印したとの見方もされた。変節漢なのか、したたかな戦略家なのか。祖父・一郎氏、父・洋平氏が成し得なかった首相の座を射止めるか。河野氏の今後に注目だ。

(本誌・亀井洋志)

※週刊朝日オンライン限定記事

4937名無しさん:2020/09/20(日) 01:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/942ffe2270bf597331106b76868a0bec9afe653a
「オヤジ臭い内閣」か「ガースーひとり勝ち内閣」か、それとも「菅官房長官がいない内閣」か
9/16(水) 18:01配信

この時期にテレビに出ると「菅内閣を名付けるとしたら?」と必ず聞かれるのでいろいろネーミングを考えていたらたくさん思いついた。

「オヤジ臭い内閣」
党役員人事を見てびっくりした。おじいさんばかりだ。二階幹事長81歳、下村政調会長66歳、佐藤総務会長68歳、山口選対委員長71歳、森山選対委員長75歳、これに菅総裁71歳が加わると、6人中4人が70オーバーなのだ。彼らを補佐する野田聖子幹事長代行が還暦なのに「小娘」に見えてしまう。

内閣を見ても79歳の麻生財務相、75歳の平沢復興相らオヤジ感満載で、女性は再任の橋本五輪相と2度目の上川法相だけ。菅首相は「国民のために働く内閣」と言っているのでこの顔ぶれはやむを得ないのだろうが若者や女性はもう少し頑張ってほしい。

「ガースーひとり勝ち内閣」
5派閥に推された菅氏は派閥の言う事を聞かざるを得ないと言われているが、顔ぶれを見ると、菅氏がやりやすいメンバーだなという印象だ。菅氏は安倍前首相が退陣表明した直後、国民の「同情」が「政権の継続期待」に向かったところでポンと出馬した。抜群のタイミングで、安倍、麻生両氏は当然推し、竹下派も推し、二階派も推した。

だから菅氏は派閥の人達が期待するほど派閥に恩義を感じていない。派閥均衡と言われている党人事についてもたとえば麻生派の佐藤総務会長については派閥の推薦でなく一本釣りだった。即戦力の田村厚労相、上川法相、平井デジタル相を入閣させたほか、梶山経産相(再任)や小此木国家公安委員長など「身内」も堂々と処遇している。ひとり勝ちの菅氏に対して文句を言う者はいない。

「菅官房長官がいない内閣」
ただ菅政権の顔ぶれを見て改めて気づくのは「菅内閣には菅官房長官がいない」という事実だ。安倍政権には首相が3人いると言われた。安倍氏と菅氏と今井秘書官だ。実力者3人が補完し合って政治判断をしていた。安倍氏は首相の座を降り、今井氏も参与になって表からは姿を消す。菅氏はこれからひとりぼっちで政治判断をしなければならない。

総裁選を制した後、立ち上がって四方にお辞儀をした時に菅氏はものすごく怖い顔をしていた。あんな怖い顔は初めて見た。その後に党本部の「総裁の椅子」に座った時に「責任感」という言葉を使った。菅氏はその責任感を一人で背負って、一人で戦うことになる。

【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】

平井文夫

4938名無しさん:2020/09/20(日) 02:04:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a320f2d08e1db445fe898369afecdfcf3542e5c9
石破氏「今回1番厳しかった」政治資金パーティー
9/17(木) 19:27配信

自民党総裁選に敗れた石破茂元幹事長が17日、都内で石破派(水月会)の政治資金パーティーを開催した。

4度目の総裁選で完敗し、引き続き、無役の石破氏。「今回が1番厳しかった」と振り返った。それでも派閥所属の田村憲久氏が厚労相で再登板入閣し、派閥には高揚ムードが漂った。コロナ禍で延期されていたパーティーだったが、予定を上回る支持者や関係者が駆けつけて急きょ、モニタールームが増設される盛況ぶりだった。

石破氏は、パーティー後の会見で5度目の総裁選出馬の可能性について「新内閣が発足したばかりで失礼な話」と一蹴したが、前向きな姿勢に変わりなく、臨戦態勢の空気を漂わせた。衆院解散総選挙については「任期は来年10月まで。菅総理が判断すること」と言及を避けた。

会合では、二階俊博幹事長が講演を行い、コロナ対策など直面する難題に「菅新総理のもと、一致結束して国を前に進めていかなくてはならない」と訴えた。竹下派の竹下亘元総務会長、総裁選を戦った岸田文雄前政調会長、二階氏と3派閥の会長が出席。麻生派、石原派を含めて党内5派閥と、谷垣グループの議員も出席した。【大上悟】

https://news.yahoo.co.jp/articles/aaa89cbb92c0c0942d7821d3b9c67621bd4e7856
二階氏が石破氏パーティーで講演「重要な任務が…」
9/17(木) 21:49配信

自民党総裁選に敗れた石破茂元幹事長が17日、都内で石破派(水月会)の政治資金パーティーを開催した。4度目の総裁選で完敗し、引き続き無役となった石破氏。「今回が1番厳しかった」と振り返った。

それでも派閥所属の田村憲久氏が厚労相で再登板入閣し、派閥には高揚ムードが漂った。コロナ禍で延期されていたパーティーだったが、予定を上回る支持者や関係者が駆けつけて急きょ、モニタールームが増設される盛況だった。

石破氏は、終了後の会見で5度目の総裁選出馬の可能性について「新内閣が発足したばかりで失礼な話」と一蹴したが、前向きな姿勢に変わりなく、臨戦態勢の空気を漂わせた。衆院解散総選挙については「任期は来年10月まで。菅総理が判断すること」と言及を避けた。

会合では、6月に講師を依頼していた二階俊博幹事長が講演。二階氏は「菅新総理のもと、一致結束して国を前に進めていかなくてはならない」と訴えたほか、総裁選での支持はしなかった石破氏を「新しい時代を担う重要な任務が課せられている」と持ち上げた。会合には二階氏のほか、総裁選を戦った岸田文雄前政調会長も出席。党内5派閥の長と、谷垣グループの議員も出席した。【大上悟】

4939名無しさん:2020/09/20(日) 02:05:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8164238108907f54de8cada4ca78895211b9bc8
自民・岸田氏、次期総裁選へ決意 「殻破り地方で存在感」が課題
9/17(木) 19:16配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は17日、共同通信放送協議会運営委員会で講演し、次期総裁選に向けた決意を語った。菅義偉首相(党総裁)に大差をつけられた今回の敗因を「置かれた立場の発言にこだわり、殻を破れなかった」と分析。地方での知名度不足と併せて課題を克服し、来年9月に向けて力を蓄える姿勢を強調した。

 岸田氏が率いる岸田派では、政権獲得の戦略として、池田勇人元首相が創設した宏池会の流れを共にくむ麻生派や谷垣グループを再結集する「大宏池会」構想が取り沙汰された時期もあった。総裁選では谷垣グループの一部が岸田陣営に加わる一方、麻生派は早々に菅首相支持を打ち出した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3acbf30fe97e43d6dd4756630c56f38982299c52
自民党総裁選 愛媛県選出の議員は…
9/14(月) 20:30配信

事実上、次の総理大臣を決める自民党総裁選挙は投開票の結果、
菅官房長官が新総裁に選ばれました。
愛媛県選出の国会議員はどんな思いを込め、誰に投票したのか、
14日午後2時から投票が始まった自民党総裁選。
結果は菅義偉官房長官377票
岸田文雄政調会長89票、
石破茂・元幹事長68票と
他の2人の候補に圧倒的な大差をつけました。
”ポスト安倍”を決める総裁選。
投票に参加した県選出の国会議員3人のうち、
塩崎恭久衆議院議員と
山本順三参議院議員の2人が菅氏に一票を投じました。
一方、石破氏の推薦人になっている
村上誠一郎衆議院議員は投票先を明らかにしませんでした。
また、愛媛4区選出の山本公一衆議院議員は、
「不在者投票を模索したが、病気療養中であることから
コロナ感染予防を考慮し、残念だが棄権した
谷垣グループから応援依頼もあったので、
岸田さんに投票するつもりだった」とコメントしています。
一方、自民党県連は独自に実施した予備選挙の結果を受け、
持ち票3票のうち菅氏に2票、
石破氏に1票を投票したことを公表しました。
予備選挙は愛媛県内の党員ら、およそ2万人を対象に実施され、
13日開票した結果、菅氏が6522票、
石破氏が4883票、また岸田氏は870票をそれぞれ獲得し、
ドント方式で割り振ったいうことです。
投票率は61.89パーセントでした。

最終更新:9/14(月) 20:30
あいテレビ

4940名無しさん:2020/09/20(日) 02:14:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d9a86cd47406cf8f187b04e802af8daf2ab8bc8
浜田靖一元防衛相が菅氏の推薦人代表に 岸田派は谷垣Gから4人
9/8(火) 11:33配信

 自民党総裁選が8日告示され、党選挙管理委員会は、届け出た3候補が提出した20人の推薦人名簿を明らかにした。

 石破茂元幹事長は、石破派(水月会)の鴨下一郎元環境相が推薦人代表を務めた。推薦人は同派のメンバーが中心となったが、谷垣グループ(有隣会)の中谷元・元防衛相や渡海紀三朗元文部科学相、村上誠一郎元行政改革担当相らも加わった。推薦人に女性は入らなかった。

 菅義偉官房長官は、かつて石破氏と行動をともにしていた浜田靖一元防衛相が推薦人代表となった。麻生派(志公会)の河野太郎防衛相をはじめ、細田派(清和政策研究会)の塩谷立元文部科学相ら、菅氏を支持する党内5派の所属議員がまんべんなく入った。竹下派(平成研究会)の鈴木貴子衆院議員ら女性が6人を占めたことも特徴だ。

 岸田文雄政調会長は、谷垣グループの遠藤利明元五輪相が推薦人代表を務めた。メンバーは岸田派(宏池会)の議員が中心だが、谷垣グループから加藤鮎子衆院議員ら4人が入ったことが目立つ。女性議員は上川陽子元法相ら4人だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/15f127d64611bf8e64ce7a9f09d2f4e38cb8199e
県連会長・加藤氏は岸田氏支持
9/7(月) 7:15配信

 自民党総裁選で、県連会長の加藤鮎子氏(衆院県3区)は6日、山形新聞の取材に対して岸田文雄政調会長を支持する意向を明らかにした。

 加藤氏が所属する谷垣グループは自主投票を決めているが、岸田氏支持の理由を「政策の継続性を大切にしつつ、政権の大きな路線変更ができると思う。外相を務めており、外交でも各国とパイプがある」とし、「『分断から協調へ』を掲げ、地方を含めた協調を大事にした国造りが期待できる」と語った。依頼を受け、推薦人を引き受ける方向という。

 県選出議員では遠藤利明氏(衆院県1区)が岸田氏、鈴木憲和氏(同2区)は菅義偉官房長官の支持をそれぞれ明らかにしている。

4941名無しさん:2020/09/20(日) 02:30:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/3aa4a52e854b7cf27570d6c267f2ab026f6e701a
自民・谷垣グループが体制刷新 代表世話人に遠藤元五輪相
2019/11/27(水) 20:58配信

 自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める政策グループ「有隣会」は27日、東京都内で緊急総会を開き、代表世話人の逢沢一郎元国対委員長が顧問に退き、新たに遠藤利明元五輪相が就任する人事を決めた。幹部人事を刷新し、次期党総裁選に向け党内での存在感を高める狙いがある。

 遠藤氏は岸田文雄政調会長ら「ポスト安倍」候補と定期的に会合を開いているほか、安倍晋三首相とも比較的近い。逢沢氏と共に代表世話人を務めていた中谷元・元防衛相は続投し、2人体制で実質的な運営を担う。

 有隣会は他派閥との連携も取り沙汰されるが、遠藤氏は「幅広く意見交換していく」と述べるにとどめた。

4942名無しさん:2020/09/20(日) 02:32:55
https://www.sanspo.com/geino/news/20170828/pol17082817510006-n1.html
2017.8.28 17:51

 自民党の谷垣禎一前幹事長が、自身を中心とする政策グループ「有隣会」の逢沢一郎代表世話人ら側近議員と23日、東京都内で面会したことが分かった。長野県軽井沢町で28日に開かれた有隣会の研修会で逢沢氏が明らかにした。「すっかり健康になった」と語ったという。谷垣氏が昨年7月の自転車事故以来、議員と会ったのは初めて。

 面会は入院先のリハビリ施設で行った。逢沢氏によると、車いすに座って応対した谷垣氏は、次期衆院選に向け「(有隣会)全員が当選するため、まとまって頑張ろう」と述べた。事故では重傷を負ったが、既に医師から退院を認められており、復帰時期を見極めるとしている。

 有隣会幹部によると、9月中にも復帰する可能性がある。

4943名無しさん:2020/09/20(日) 02:39:10
https://www.tv-tokyo.co.jp/news/original/2019/11/27/007765.html
2019.11.27 20:45
自民「旧谷垣グループ」が体制刷新
自民党の谷垣前総裁が特別顧問を務める「有隣会」、通称、旧谷垣グループは27日、グループの実質トップを務めてきた逢沢一郎議員が顧問に退き、新たに中谷元(もと)防衛大臣をトップとすることを発表しました。
旧谷垣グループは他の派閥との掛け持ちを認めていて、衆参合わせて24人の国会議員が所属しています。
しかし、自転車での事故を受けて谷垣氏が政界を引退して以降、結束力の維持が課題となっていて、他派閥との交渉力を見据えて、体制を刷新した形です。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/639103/
谷垣氏が講演 コロナ禍憂慮も 衆院選に備えを
2020/8/27 6:00
西日本新聞 総合面 一ノ宮 史成

 自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める政策グループ「有隣会」(23人)の研修会が26日、東京都内のホテルで開かれた。谷垣氏は新型コロナウイルス禍を憂慮しつつ、衆院解散・総選挙に備え、地元有権者との対話を活発にするようメンバーに呼び掛けた。

 谷垣氏は幹事長だった2016年に自転車事故で負傷し、17年に政界引退した。この日、車いすで講演した谷垣氏はウイルス感染拡大の防止と社会経済活動の両立について「二兎(にと)を追うことは難しい。衆院選までに問題を解決し、国民の気持ちがカラッとするまではなかなかいかないかもしれない」と話した。

 また、会の代表世話人の中谷元・元防衛相はあいさつで、低迷する安倍内閣の支持率に関し「国民が長期政権に飽き、官邸がやることが評価されていない」と分析。「官邸主導のやり過ぎが政治や行政を萎縮させ、自民党のおおらかな楕円(だえん)形の政治をゆがめている」と苦言を呈した。 (一ノ宮史成)

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200830-OYT1T50211/
谷垣グループ、党員投票「実施すべき」で一致
2020/08/30 22:41
安倍首相退陣
 自民党の谷垣禎一・前総裁を中心とするグループ「有隣会」(23人)は30日、東京都内のホテルで幹部会合を開き、党総裁選への対応を協議した。

 会合には、代表世話人を務める中谷元・元防衛相や遠藤利明・元五輪相らが出席した。会合後、中谷氏は「推移をよく見ながら情報収集をして判断する」と述べ、情勢を注視する姿勢を強調した。党員投票を実施すべきだとの考えで一致したことも明らかにした。

 岸田派(宏池会)の流れをくむ同会には岸田政調会長に期待する幹部がいるほか、若手では菅官房長官に近い議員も多く、岸田、菅両氏が出馬した場合は支持を巡ってグループ内が割れる可能性が高い。

4944名無しさん:2020/09/20(日) 11:59:21
https://www.asahi.com/articles/ASM9D3TCCM9DUTFK005.html
「俺を野に放つと…」 幹事長交代、首相は危険を感じた
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石井潤一郎
2019年9月13日 22時43分

 穏やかならざる秋の人事である。長期政権の総仕上げに向かう安倍晋三首相の胸中はいかばかりか。

 9月11日午前、東京・永田町の自民党本部。臨時総務会で幹事長続投が正式に決まった二階俊博氏(80)と首相は、互いに手をつないで笑みを浮かべた。二階氏はその後の記者会見で「党役員人事も内閣改造も、安倍総理の考えはしっかり反映された形になっている」と述べた。

 円満人事を強調した首相と二階氏。だが、その過程では激しい攻防を繰り広げていた。

 二階氏を続投させるか、否か――。内閣改造・党役員人事で、首相の最大の悩みは二階氏の処遇だった。

 「党内を抑えられるのは、老練な二階氏しかいない」「自派閥の優遇が過ぎる。ポストを私物化している」

 参院選を終え、人事の検討に入った首相の耳に届く評価は、真っ二つに割れていた。

 3年前の夏、歴代最高齢で幹事長に就いた二階氏の連続在職日数は、8月初旬には歴代最長を更新した。首相周辺では、高齢などを理由に交代を求める声が大きくなっていった。

 そんななか、首相を当惑させる…

https://www.asahi.com/articles/ASN7D7QFWN73UTFK00K.html
二階氏に届いたすし20箱に臆測 幹事長攻防、最終章へ
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松山尚幹、西村圭史、明楽麻子
2020年7月14日 5時00分

 昨年夏から秋にかけ、幹事長の座をめぐる激しい暗闘が自民党内であった。それからもうすぐ1年。政権の浮沈につながりかねない争いが、再び繰りかえされようとしている。

 7月2日夜、東京・紀尾井町のホテル。二階俊博幹事長(81)と岸田文雄政調会長(62)が、側近を伴い食事を共にしていた。

 面と向かっての2人の会食は、いまの執行部が発足した昨秋以来で、およそ9カ月ぶりだった。会話はなかなか弾まず、周りに緊張が伝わるほどに岸田氏の表情は硬かった。二階氏は、黙ってうつむいたまま日本料理をつついた。

 日本酒、赤ワインと杯を重ねるにつれ、二階氏は45年に及ぶ政治活動に刻まれた「情」や「恩」についてぽつりぽつりと語り出した。「顔を合わせて酒を飲むのは大事だ。『そのとき』になって急にお願いしてもな」

 さらに岸田氏を「トップをめざす人なんだから」と持ち上げ、「前途洋々だ。次を期待する」と笑みを向けた。「ありがとうございます」。岸田氏も顔をほころばせた。

「他のポストとは、カネと人事と影響力が違う」(岸田派関係者)という幹事長ポスト。しかし二階氏に接近する別の人物の影もあり、状況は昨年に増して複雑です。自民党で何が起きているのでしょうか。

 会食を持ちかけたのは、岸田氏…

4945名無しさん:2020/09/20(日) 12:08:10
https://www.asahi.com/articles/ASN7P6RQHN7PUTFK015.html
野田聖子氏、総裁選出馬なるか 周辺議員との会食で決意
有料会員記事
松山尚幹
2020年7月21日 22時00分

 自民党の野田聖子元総務相が21日夜、東京都内の日本料理店で自身に近い国会議員と会食した。野田氏がめざす次期総裁選への立候補に向けて協力を求めた格好だが、立候補に必要な推薦人20人を確保できる見通しは立っていない。

 会合には、2015年総裁選で野田氏支持を公言した尾辻秀久元参院副議長、野田氏と同じ岐阜県が選挙区の渡辺猛之参院議員のほか、川崎二郎元厚生労働相、三原じゅん子・党女性局長ら野田氏を含め自民党国会議員8人が出席した。

 野田氏は会合後、記者団に「自民党は自由で多様な政党だと表現できる一人になりたい」と総裁選立候補をめざす意向を示し、出席者に理解を求めたという。

 野田氏は安倍晋三首相が無投票で再選した15年、「無投票阻止」を旗印に無派閥議員に支援を求めたが推薦人が集まらず立候補を断念。首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなった18年も立候補に意欲を見せたものの、再び推薦人確保の壁に阻まれた。

 先月30日に出演したBS番組…

http://nm.sanyo.oni.co.jp/sp/newspack/2020/08/post-562972.php
自民・谷垣グループが研修会 次期総裁選、方向性定まらず
 自民党の谷垣グループ(約20人)は26日、東京都内のホテルで研修会を開いた。次期総裁選で一致して行動し、発言力を確保したい考えで、この日も結束を強調。ただ「ポスト安倍」候補との距離感は議員ごとに異なり、グループの方向性は定まらない。自主投票となった2018年総裁選の再来を回避するには難題が立ちはだかる。

 研修会で代表世話人の中谷元・元防衛相は「結束して国家に貢献できる集団にならなければならない」とあいさつ。特別顧問の谷垣禎一前幹事長も講演し「日本の課題を背負って頑張ってほしい」とグループ所属議員を激励した。

 掛け声とは裏腹に、総裁選をにらんだ動きは統一感に乏しい。中谷氏は気脈を通じる石破茂元幹事長と安全保障政策の勉強会などで行動を共にする。安倍晋三首相との一騎打ちとなった18年は石破氏の推薦人に名を連ねた。政権への苦言をいとわぬ姿勢も共通し、研修会でも「行き過ぎた官邸主導が自民党の活力を奪っている」と指摘した。

 共同で代表世話人を務める遠藤利明元五輪相は、岸田文雄政調会長への傾斜を強める。定期的に会食する間柄で、新型コロナウイルス収束後の社会像を描く岸田氏直轄の新組織も設置を主導した。谷垣グループは岸田氏が率いる宏池会から分裂しており、もともと連携の素地がある。

 派閥との掛け持ちが可能なグループの特性上、菅義偉官房長官を慕う若手から、首相と距離を置くベテランまで立ち位置は幅広い。ベテラン内には以前、野田聖子元総務相を推す動きもあった。

 グループ幹部は「全方位外交だ」とうそぶくものの、存在感発揮への展望は描けていない。閣僚経験者は「まとまるなんて無理だ」と嘆いた。

2020年8月26日 19:04
記事提供:共同通信

4946名無しさん:2020/09/20(日) 12:12:00
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=centGovernment&id=CE000610
中央政界特報

■2020年8月6日(木) 第5473号

「政治特報」
 安倍晋三首相の任期はあと1年2カ月もしないで切れてしまう。「ポスト安倍」を巡っての腹の探り合いは一段と激しくなってきている。

 自派からの候補者擁立、さらには「キャスティングボードを握る」アピール。
 細田派、麻生派、竹下派、岸田派、二階派、石破派、石原派の各派閥の動きは活発だ。
 それを裏付けるように派閥領袖による会食が連日連夜のように。
 「犬猿の仲」(永田町筋)とまで言われている二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長も会食していることに、腹の探り合いの激しさがありあり。
 「ポストダービー」の各世論調査で先頭を走っている石破茂元幹事長の動きもあわただしい。
 7月21日、東京・上野のとんかつ店で、一番のライバル岸田氏と食事をともにしながら会談している。
 この席には石原伸晃元幹事長、中谷元・元防衛相も同席。
 同じ顔ぶれで6月23日にも東京・西麻生のすし店で会食している。
 1957年生まれの同年の「定期的な会食」と。
 二階氏と岸田氏の会食は7月2日に、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで。
 2人による会食は昨年秋以来、9カ月ぶり。会食は岸田氏からの声かけで。
 「精力的」と永田町で驚きと警戒をもって見られている二階氏。
 実際、「緊急事態宣言」が解かれて以降、それはもうひんぱんに会食を重ねている。
 6月9日夜には東京・赤坂の日本料理店で小泉純一郎元首相らと。
 6月18日夜は東京・赤坂の日本料理店で大島理森衆院議長、公明党斎藤鉄夫幹事長と会食。
 麻生太郎副総理兼財務相とは2カ月連続で。
 1回目は6月16日夜に東京・赤坂の日本料理店。
 そして7月15日夜は東京・銀座のステーキ店で。
 二階氏は6月24日夜には東京・赤坂の日本料理店「たい家」で安倍首相とも会食している。
 これには二階氏の最側近、林幹雄幹事長代理も同席しており、3人による会食は2018年3月以来のこと。
 7月22日にも安倍首相とステーキを食べている。
 安倍首相も二階氏との会食のほかに会食を。
 6月19日には東京・虎ノ門のホテル「アンダーズ東京」内のレストランで麻生氏、菅義偉官房長官、甘利明党税制調査会長と。
 6月23日には東京・丸の内のパレスホテル内の日本料理店で、出身派閥、細田派の細田博之元幹事長と会食している。
 コロナ恐怖の中、都心部での動きはあわただしい。


「20人の壁」
 自民党野田聖子元総務相が、次期自民党総裁選への出馬の意欲を改めてアピールした。
 7月21日夜、野田氏は自らに近い自民党国会議員に声をかけ、東京都内の日本料理店で会食。
 「日本初の女性首相」に燃える野田氏。
 小学生のときの作文に「総理大臣になる」と書いて以来、その目は政権の座を見つめてきている。 
 2018年5月には国会議員在職25年の「永年在職表彰」を衆院本会議場で受けている。
 小渕内閣で戦後最年少の37歳で郵政相に抜擢されたのを初めとして閣僚、党役員を歴任。
 キャリアは申し分なし。発信力にも長けている。国会内に「超党派ママパパ議員連盟」を立ち上げ会長に。
 地元岐阜には「岐阜女性政治塾」を。
 自著「みらいを、つかめ」には政権構想がまとめられている。
 キャリアもある、発信力もある野田氏だが、その前に高い壁がある。
 自民党総裁選出馬には所属議員20人の推薦が必要。
 この20人が野田氏の前に立ち塞がっている。
 越えることのできない壁なのだ。
 2012年の総裁選では19人まで集まった。
 だが、あと1人が足りなかった。
 18年の総裁選は、そこまで届かずじまい。
 出馬できずで終わってしまっている。
 次期総裁選ではどうか。野田氏は「今度は大丈夫」と強気だが、狙っていた谷垣グループ入りは拒否されている。20人の壁を突破できるか。

4947名無しさん:2020/09/20(日) 12:12:20
>>4946

「9度目の夏」
 安倍晋三首相は政権の座に坐って、ことしで9度目の夏を迎えている。
 昨年までの夏とは大違い。
 新型コロナウイルスの感染拡大で世界中が緊迫している。
 日本では7月23日から「Go To」がスタートしているが、出かけるほうも、迎えるほうも極度な緊張の中に。
 安倍首相のこれまで8度の夏は充電の夏だった。
 第1次政権のときの2007年こそ2日間と短い夏休みだったが、13年は11日間、14年は14日間、15年は10日間、16年は7月に7日間、8月に5日間と2度に分けて。
 17年は衆院選を控えてのあわただしい中、3日間。
 18年は8月11日から休みに入っている。
 19年は7月と8月の2回に分けて。
 夏は山梨県鳴沢村の別荘に。
 18年のときは別荘に小泉純一郎元首相、森喜朗元首相、麻生太郎副総理兼財務相が訪れている。
 だが、今年の夏はこれまでの夏とは様変わり。
 新型コロナウイルスの感染は終息が見えないどころか、第2波が襲いかかってきている。
 9月には任期切れとなる党執行部役員人事がある。
 安倍首相の任期は来年9月末まで。あますところ1年ちょっとしかなくなっている。
 自らの手による執行部人事は今回が最後となる。二階俊博幹事長を続投させるか、それとも。
 加えて「解散」の狙いも。
 9度目の夏は気の休まらない夏に。


「キャスティングボード」
 勢力は総勢20人余。
 自民党谷垣グループだ。
 党内には細田派、麻生派、竹下派、岸田派、二階派、石破派、石原派と7派閥が勢力を競っている。
 谷垣グループは派閥ではなく、「グループ」だ。
 「グループ」としているのは、他派のように所属議員をしばりつけるのではなく、掛け持ちを認めているため。
 谷垣グループが発足したのは2012年、古賀派(現岸田派)から分離して。
 他派閥に比べ、ひっそりと静かにしている。
 それというのも、グループを束ねている谷垣貞一氏が幹事長時代の2016年7月に大怪我をしたことから。
 皇居周辺を趣味のサイクリング中に転倒。頚髄損傷の重症を負い、17年に政界を引退。
 このことで党内での谷垣グループは寂しい立ち位置に。
 閣僚には誰も入っていない。
 代表世話人は遠藤利明元五輪相。中谷元・元防衛相が筆頭代表世話人。
 寂しい現状だが、いま党内で「キャスティングボードを握っている」と言われている。
 各派の勢力は細田派97人、竹下派54人、麻生派53人、岸田派47人、二階派47人、石破派19人、石原派11人。
 その中に入っても谷垣グループの20人余は大きい。
 それこそ「ポスト安倍」を左右してくる勢力だ。
 出馬に意欲の野田聖子氏の「グループ入り」を「総裁選にからめては」の理由で拒否している。

4948名無しさん:2020/09/20(日) 12:12:31
>>4947

「それでも解散ありか」
 解散は首相だけが持っている専権事項。
 すべては安倍晋三首相の胸の内ひとつにかかっている。
 永田町には解散に反対する声は多い。
 「ポスト安倍」を競り合っている岸田文雄自民党政調会長、石破茂自民党元幹事長もそうだ。
 7月21日、2人は東京・上野のとんかつ店で会食。
 とんかつを食しながらの会談で、「いまは解散のときではない」の認識で一致している。
 岸田氏も石破氏も、それぞれ解散は「得策ではない」の考え方。
 7月17日、岸田氏は大阪市内で自民党大阪府連幹部との会談の席でも解散には否定的な発言をしている。
 石破氏は問われるたびに「解散すべきではない」の持論を。
 それも「勝てるだろうと思ってやるべきではない」と。
 二階俊博自民党幹事長は「いつ選挙があってもいいように」と所属議員に「常在戦場」を説いているが、解散には慎重論を。
 自民党と連立政権を組んでいる公明党山口那津男代表は安倍首相との会談で新型コロナウイルスの中での早期解散に「慎重に」を求めている。
 自民党内で解散を「やるべき」と主張しているのは麻生太郎副総理兼財務相ぐらい。
 菅義偉官房長官は解散風そのものを「まったくない」と否定している。
 それでも安倍首相は解散に踏み切ってくるか。
 「必要とあればちゅうちょなく」と断言している。
 すべては自身の決断ひとつ。


「世界外交」
 航空自衛隊千歳基地。ボーイング777―300ERが2機、大きな機体を休めている。
 政府専用機だ。一番最近で飛んだのは安倍晋三首相の正月早々の1月12日から15日にかけてのサウジアラビア、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)の中東3カ国訪問。
 以来、政府専用機としての任務なしに。
 「ジャンボ」の愛称で親しまれた先代の政府専用機ボーイング747―400は26年間の就役中、世界を飛び回ること349回、訪れた国は100カ国に及んでいる。
 2代目が就役したのは2019年。
 「空飛ぶ首相官邸」とも言われ、最新のハイテク機器が備えられている。航続距離も1000キロ延びている。
 最初のフライトは同年4月の安倍首相の訪米だった。
 安倍首相が就任以来掲げているのは「地球儀俯瞰的外交」。
 だが、新型コロナウイルスのパンデミックにより、日本だけでなく、世界中の外交が停滞してしまっている。
 7月9日から2日間、米国のビーガン国務副長官が来日した。
 米軍横田基地に到着してPCR検査を受けている。
 入国拒否処置がとられている国からの初めての政府要人の来日だ。
 茂木敏充外相は8月にもイギリスを訪問することになりそう。
 閣僚の外国訪問は2月21日から3日間の、麻生太郎副総理兼財務相のサウジアラビア訪問以来ということになる。
 そろりとだが、世界外交は動きだすか。


「スーツのカラー」
 世界に比べ、はるかに少ない日本の女性国会議員。
 政府の目標は「2020年までに3割達成」なのだが、遠く及ばない。
 それほど少ない女性国会議員だけに、目立っているのも事実。
 国会会期中のスーツにそれぞれ独自カラーを。
 緑色といえば小池百合子東京都知事。
 「勝負カラー」にしており、鮮やかな緑のスーツで7月の選挙で再選を果たしている。
 国会議員で「緑」を身につけているのは社民党福島瑞穂党首。
 もっとも福島氏は「パステルカラー」派で真っ黄色や鮮やかなブルーのスーツも。
 立憲民主党の蓮舫氏は真っ白なスーツで、襟を立てている。
 白いスーツは女性国会議員の「定番」で、多くの議員が着用している。
 黒いスーツでキリっとひきしめているのは自民党野田聖子氏、小渕優子氏ら。
 野田氏とともに、「ポスト安倍」に強い意欲をみせている稲田朋美氏は、カラーよりも奇抜なデザインで勝負。
 そんな中、ひときは目を引いているのは自民党の丸川珠代氏。
 07年の参院選で初当選以来、真っ赤なスーツがトレードマークになっている。
 それも鮮やかな赤。14年間のテレビ朝日での局アナ時代「朝まで生テレビ」などを担当。
 安倍晋三首相が街頭演説に立つときは、必ず丸川氏が横に。
 東京都知事選には「推す」声が多かった。
 出馬していれば小池氏の緑と丸川氏の赤の対決となっていたところだったのだが。

4949名無しさん:2020/09/20(日) 12:14:27
>>4946-4948

滋賀報知新聞
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BB%8B%E8%B3%80%E5%A0%B1%E7%9F%A5%E6%96%B0%E8%81%9E

滋賀報知新聞(しがほうちしんぶん)とは、滋賀県において滋賀報知新聞社が発行している地域新聞、フリーペーパー。

概要
1957年創刊。地域に密着したニュース・生活情報を提供している。東近江市に中部本社、大津市に大津本社、栗東市に湖南本社、東京都中央区に東京本社を置く。日本新聞協会には非加盟。読売グループのスポーツ紙『スポーツ報知』を発行している報知新聞社との資本関係は一切ない。

4950名無しさん:2020/09/20(日) 14:36:44
最大派閥の町村派「細田派」に衣替え 自民各派、選挙終え新体制へ 新人の囲い込み加速
〔14.12.21.日経新聞:総合・政治面〕

 衆院選を受けて自民党の各派閥が新体制への移行を進めている。最大派閥の町村派は町村信孝会長が衆院議長に選出され、後任に細田博之幹事長代行が就く見通しだ。細田氏は安倍晋三首相と関係が良好で、出身派閥の後押しで政権基盤はより安定するとみられる。各派閥は24日の特別国会召集をにらみ、新人15人や無派閥議員の獲得に動いている。

 町村氏は19日、衆院議長への内定を踏まえて記者会見し「安倍氏が(首相を)長くやるべきだと本人にも言ってきた」と述べた。首相を支える立場を強調したが、町村氏と首相はともに2012年の自民党総裁選に出馬して票を奪い合った。党内では「派閥を二分した戦いの影響を引きずっている」とみられてきた。

 町村氏は近く派閥を離脱する。派内では「後任は細田氏しかいない」との声が大勢で「細田派」に衣替えする見込みだ。首相の信頼も厚い細田氏が会長に就けば「事実上、総裁派閥の『安倍派』の誕生だ」(同派幹部)との見方がある。伊吹文明前衆院議長は二階派に顧問格で戻る予定だ。

少数の争奪戦に
 各派の新人獲得競争も熱を帯び始めた。今回は急な衆院解散で引退議員が少なく、自民党勝利で議員の入れ替えが乏しかったため少数を争奪する形になっている。

 町村派は所属していた元議員を親に持つ尾身朝子、谷川とむ両氏の加入が内定。第2派閥の額賀派は古川康前佐賀県知事の獲得に乗り出し、岸田派は大西宏幸氏の派閥入りが決まった。麻生派は大隈和英氏、谷垣禎一幹事長の支持グループ「有隣会」には、加藤紘一元幹事長の三女の加藤鮎子氏が加わる。

無所属取り込み
 選挙前から布石を打ってきたのが二階派だ。二階俊博総務会長は兵庫12区の山口壮、山梨2区の長崎幸太郎両氏の無所属候補を「特別会員」として派閥活動に参加させてきた。衆院選で2人は地元県連が推す候補や党公認候補に勝利した。

 二階氏は19日の役員連絡会で山口、長崎両氏を念頭に「無所属議員の扱いをどうするのか」と谷垣氏に入党の検討を求めた。二階派には新人の岡下昌平、神谷昇両氏の加入も決まっている。

 石破茂地方創生相に近い議員が集まる「無派閥連絡会」は週明けに会合を開き、結束を確認する。鳩山邦夫元総務相が会長の勉強会「きさらぎ会」は「派閥と掛け持ちしてもいい」(幹部)との立場で、新人らの勧誘に乗り出している。

4951名無しさん:2020/09/20(日) 14:38:38
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO91139970Z20C15A8TZJ000/
無派閥が「最大勢力」 緩やかなグループも
2015/8/30付日本経済新聞 朝刊

自民党所属の国会議員は29日時点で402人(衆参議長を除く)。このうち派閥に所属していないのは115人で、95人の細田派を抜いて最大勢力だ。派閥の悪いイメージを嫌って無派閥を売りにする議員も多い。

ただ「政治は一人ではできない」と緩やかなグループもある。石破茂地方創生相に近い議員らの「無派閥連絡会」は掛け持ちを認め、会費も「弁当代…

https://www.nikkei4946.com/knowledgebank/index.aspx?Saishin=3182
派閥

2020年9月5日(土) 日本経済新聞 朝刊

選挙や人事、結束し影響力
 自民党内にある政策集団。政策や理念を共有する議員が集まり、現在は7つの派閥がある。細田派や岸田派のように派閥を率いる領袖の名字をとって「○○派」と呼ぶことが多いが、細田派は清和政策研究会、岸田派は宏池会といった正式名称がそれぞれにある。最も歴史が浅いのは2015年に結成した石破派だ。
 1955年に保守合同で結党した自民党は翌56年の総裁選で、「8個師団」と呼ばれる8派閥が総裁ポストを争った。60年代から70年代にかけて「三角大福中」と呼ばれた福田派、田中派、大平派、中曽根派、三木派の5大派閥に収れんされた。1つの選挙区で複数人が当選する中選挙区制では同じ選挙区で自民党同士が争うため、派閥が議員の後ろ盾となった。
 選挙の際は派閥が政治資金を提供し、内閣改造・党役員人事ではポストの確保に影響力を持った。平成の政治改革で94年に衆院で1選挙区で1人しか当選できない小選挙区制が導入されると、同じ党で争う必要はなくなった。党執行部が公認権を握るため派閥の力は衰退したとの指摘もある。派閥には所属しない議員や派閥ではない複数のグループを掛け持ちする議員もいる。菅義偉官房長官はかつては派閥に所属したが古賀派を退会した後は無派閥で活動する。

4952名無しさん:2020/09/20(日) 14:39:23
https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_14642/
自民党「長老三人衆」が暗躍する安倍3選への妨害工作
週刊実話2018年3月14日 17:00

 「自民党内での“安倍一強”状態の風向きが変わり始めた。秋の総裁選へ向け、特に二階氏、額賀派に大きな影響を持つ青木氏、岸田派名誉会長の古賀氏の3長老の立ち位置が微妙に変わりつつある。3人は石破氏寄りに動き、安倍3選の妨害に動き出したのでは、ともっぱらだ」

 こう明かすのは、ベテラン自民党議員。その一端を象徴する出来事が、春の嵐が吹き荒れた3月2日に起きた。総裁選への出馬を明言している石破茂元幹事長が、安倍支持をいち早く打ち出していた二階俊博幹事長を訪れ会談したのだ。
 「石破氏は『春のご挨拶』などと煙に巻いているが、幹事長室を訪れ、サシで話すようなことはまれで、党内はかなりザワついています。2人はすでに急接近しており、何かを確認し合ったのではないか。そんな様々な憶測が、首相を支える細田派内でも広がっているのです」(政治部記者)

 それだけではない。総裁選へ向け、派閥としてはいまだ方向性を明確にしていない、石原伸晃前経済再生担当相が会長を務める石原派(近未来政治研究会)の最高顧問、山崎拓元副総裁が、近々に石破派(水月会)の勉強会に講師として参加し、憲法改正をテーマに講演をするという。
 「石原派は国対委員長こそ出しているが閣僚はゼロと、このところ安倍政権から冷飯を食わされている。その意味で、結束を強くし、存在感を示すために、反安倍の狼煙を上げ、石破派につく可能性は大きくなっている」(自民党関係者)

 また2月には、額賀派(平成研究会)では分裂騒動が起きている。
 「裏では、選挙で息子を全面支援してもらった恩で石破氏と急接近している、青木幹雄元参院議員会長が糸を引いていたとされる。今も参院と額賀派に強い影響力を持つ青木氏の意向を受け、額賀派参院議員らが安倍寄りの額賀福志郎会長を降ろしたということ。クーデターは成功し、後任の会長には、かつて青木氏が秘書として仕えた竹下登元首相の弟、竹下亘総務会長が就く。これにより、派閥は一気に石破寄りになると見られます」(前出・記者)

 竹下亘氏が島根、石破氏は鳥取という隣県の関係で、2人は何かと縁が深い。
 「'08年の総裁選で石破氏が立候補した際、竹下氏が推薦人集めに奔走している。また、石破氏は昨年12月、石破派の中西哲氏を掛け持ちの形で額賀派に送り込んでいるんです。その後に起きたクーデターの結果といい、竹下氏の会長就任といい、青木氏をバックに石破氏の計画通りに事が運んでいるのではないか」(自民党関係者)

 その青木氏と親しいとされる古賀誠氏が名誉会長の岸田派も、歩調を合わせる形で動き始めたという。
 「3月1日の夜、岸田派の望月義夫元環境相らと石破派の重鎮、鴨下一郎元環境相らが都内で会合を開いている。岸田文雄政調会長も総裁選に意欲を示す中、双方で何が話し合われたのか情報が飛び交っているが、状況を見るに、まずは石破で、その次に岸田といった棲み分けの話だとも言われている」(細田派関係者)

 こうした長老を中心とした動きの背景には、何があるのか。
 全国紙自民党担当記者はこう分析する。
 「安倍首相の政権運営を不安視する事態が、いくつも生じつつある。3人は、その芽が秋までに政権を死に体に陥らせると読んで同調し合っている節がある」

4953名無しさん:2020/09/20(日) 14:39:33
>>4952

 不安視する“芽”は、主に2つある。
 「1つは安倍内閣が今国会の最重要法案と位置付けていた、働き方改革関連法案の裁量労働制対象拡大の失敗。厚労省のデタラメな調査データは、最終的に1000件にまで上り、結局は引っ込めざるを得なくなった。問題の長期化を避けるため安倍首相は『裁量労働制の部分については削除』を繰り返し、低姿勢に出ているが、自民党内からも『これでは消えた年金問題と同じだ』との声まで上がり、内閣の求心力低下は必至の状況になっている」
 消えた年金問題とは2007年、国会での社会保険庁(当時)関連法案の審議中、国民が納めた年金の記録のずさんな管理が発覚し、それが発端となって第一次安倍内閣は倒れた。

 2つ目の“芽”は、森友学園問題だ。
 「安倍昭恵夫人が名誉校長だった森友学園に激安で国有地が払い下げられた疑惑は、籠池泰典前理事長の逮捕で一件落着かに思えた。しかし、3月2日に朝日新聞が、財務省が作成した決裁文書が問題発覚後に書き換えられた疑いを報じたことで、再燃することとなった。6日までの財務省による調査報告の内容によって事態は大きく変わるが、いずれにせよ、安倍政権の危うさは、尾を引くことになる」
 こうしたことが、二階・青木・古賀氏らの反安倍への動きを強め、石破氏への結集に駆り立たせているという。

 さらに、自民党ベテラン議員はこう囁く。
 「そもそも3人は、戦後の日本の政治を否定し続ける安倍首相をよく思っていないんです。これで憲法改正が最終的に国民投票となって、もし否決でもされれば、二度と改憲は俎上に上がらなくなる上に、自民党は崩壊する。何でもかんでもゴリ押しの危うい安倍首相に、手法の面でも、感情的にも舵取りは任せられないということです」
 春の大嵐は、安倍政権をなぎ倒す嵐となるのか。

4954名無しさん:2020/09/20(日) 14:47:54
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20191121/k00/00m/010/303000c
谷垣G 逢沢代表世話人退任へ 後任に遠藤元五輪相
会員限定有料記事 毎日新聞2019年11月22日 02時00分(最終更新 11月22日 02時00分)

 自民党谷垣グループは、遠藤利明・元五輪担当相を代表世話人に昇格させる調整に入った。現在の代表世話人(2人)のうち、逢沢一郎・元国対委員長は近く退任し、中谷元・元防衛相は続投する見通しだ。

 谷垣グループは、他派閥との掛け持ちを認めており、所属議員は23人。谷垣禎一前党総裁が自転車事故に遭って以降は、代表世話人を複…

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63750330R10C20A9000000/
派閥とは?
自民党総裁選ドキュメント
菅内閣発足
2020/9/14 5:00

派閥は自民党内の政策集団を指す。政策や理念を共有する議員が集まり、現在は7つの派閥がある。細田派や岸田派のように派閥を率いる領袖の名字をとって「○○派」と呼ぶことが多いが、細田派は清和政策研究会、岸田派は宏池会といった正式名称がそれぞれにある。最も歴史が浅いのは2015年に結成した石破派だ。

1955年に保守合同で結党した自民党は翌56年の総裁選で、「8個師団」と呼ばれる8派閥が総裁ポストを争った。60年代から70年代にかけて「三角大福中」と呼ばれた福田派、田中派、大平派、中曽根派、三木派の5大派閥に収れんされた。1つの選挙区で複数人が当選する中選挙区制では同じ選挙区で自民党同士が争うため、派閥が議員の後ろ盾となった。

選挙の際は派閥が政治資金を提供し、内閣改造・党役員人事ではポストの確保に影響力を持った。平成の政治改革で94年に衆院で1選挙区で1人しか当選できない小選挙区制が導入されると、同じ党で争う必要はなくなった。党執行部が公認権を握るため派閥の力は衰退したとの指摘もある。派閥には所属しない議員や派閥ではない複数のグループを掛け持ちする議員もいる。菅義偉官房長官はかつては派閥に所属したが古賀派を退会した後は無派閥で活動する。

4955名無しさん:2020/09/20(日) 14:48:48
https://ameblo.jp/ichita-y/entry-11953499875.html
N・S・T(中川、菅、田原)勉強会
2009-04-17 01:21:56

テーマ:ブログ
2009年4月17日

 塩崎恭久・元官房長官から携帯にメッセージが残っていた。 「あ、一太さん。ご存知のとおり、明日の昼、公務員制度改革に関する勉強会をやる予定です。ぜひ出席してください!」 大丈夫、必ず行きますから! 会の名称は「士気の高い霞ヶ関を再構築を実現する研究会」となっている。 ちょっと長すぎるんじゃないかなあ。(笑)
 
 本日は午前10時から2時間の外交防衛委員会。 午前11時30分からの「勉強会」には、40分遅れで飛び込んだ。 スピーカーは評論家の田原総一郎氏。 中川秀直氏、菅義偉氏、塩崎恭久氏を含む約20名が集まっていた。 「戦後日本の歩み」を総括した田原氏の話はスゴく面白かった。 議論のテーマは日本の国家戦略。 意見交換も活発だった。 え? 「政局の話」は全くありませんでした。
 
 この勉強会に誘われたのは3、4週間前。 中川秀直氏のことも、菅義偉氏のことも好きだし、田原総一郎氏のこともよく知っている。 断る理由はない。 「喜んで参加させてもらいます!」と返事をした。 たまたま(?)「清和政策研究会総会」(週1度の昼食会)と時間が重なったせいで、「分派行動」みたいな観測が広がったようだ。 が、「日程の重複」なんてよくあることでしょう?(大したことではない!) 必要なら、両方に出ればいいのだ。
 
 事実、途中で退出したり、遅れて合流した清和研メンバーもいた。 昼まで「外交防衛委員会」がなかったら、自分だって「昼食会」と掛け持ちしたかもしれない。(7対3くらいで!(笑)) 「清和政策研究会総会」への出席率は9割以上。 たまには「他のスケジュール」を優先することもある。 何の問題もない!!(ニッコリ)
 
 あ、午前(夜中の)1時を回っている。 腹筋と腕立て伏せの時間だ。

4956名無しさん:2020/09/20(日) 14:51:51
https://news.livedoor.com/article/detail/18843618/
これでわかる!自民党総裁選の結果を左右する「派閥」とは?もう菅官房長官で決まりなの?
2020年9月4日 15時34分 ABEMA TIMES

 14日の自民党総裁選に向け、出馬を表明した“ポスト安倍”3候補が本格的に始動した。
 
 しかし、その選出方法をめぐっては議員を中心に決めたい執行部と地方も含めた自民党員全員で決めたい若手や中堅の議員たちが対立。さらに、8日の告示を前に、早くも自民党内の多くの派閥が菅氏支持を表明するなど、大勢が決しているとの見方もある。

 3日の『ABEMA Prime』では、自民党の柴山昌彦衆議院議員とテレビ朝日政治部の官邸キャップ・吉野真太郎記者を招き、自民党総裁選とは?ニュースでよく耳にする“派閥”とは?など、素朴な疑問をぶつけてみた。

■そもそも派閥って何?

今回の総裁選に出馬を表明している石破茂元幹事長は石破派(水月会)を、岸田文雄政調会長は岸田派(宏池会)を率いる、派閥のリーダーでもある。一方、菅官房長官自身は派閥に属さない(無派閥)の議員だが、すでに細田派(清和政策研究会)、麻生派(志公会)、竹下派(平成研究会)など、多くの派閥に支持されている。そもそも、党内の派閥とは何なのだろうか。

山田俊浩(『週刊東洋経済』編集長):思いや政策を同じくする人たちが集まった派閥同士が政策を競い合うという側面があると思う。

柴山:例えば小泉純一郎さんが「官から民」へ、つまり役所だけでなく、民間の力も取り入れていこうとおっしゃり、「郵政民営化」を掲げた。一方、岸田さんたち宏池会は、どちらかといえば経済的に強い人がどんどん走っていく政策よりも、格差を是正し弱者を救うとか、健全財政の政策といったカラーがある。

そして、現在では(衆議院では)各選挙区から1人だけを選ぶ「小選挙区制」が取られているが、かつてはもう少し大きな選挙区の中から複数の議員を選んでいた(中選挙区制)。つまり、同じ選挙区内で複数の自民党候補者が争ったり、同時に選ばれたりしていた。そうなると、やはり応援してくれる仲間づくりが大切になってくる。だから派閥が選挙、そして党総裁選びにも一定の力を持ってきた。ところが各選挙区に1人しか候補者を立てないようになり、お金もあまりかからなくなってきたので、かつてのような強さは無くなり、一言で言えば“軍団”から“仲良しグループ”に変わりつつある。

それでも、総裁だけでなく、誰を大臣や党の役員にするかという議論の中で「うちの派閥、グループにこういう専門家がいる」「この人は当選何回生だよ」というような形で推薦することで、調整がしやすいという側面はある。

吉野:駆け出しだった15、6年前、小泉元総理に「政策論争と権力闘争、どちらを優先するのですか」と聞いたことがある。私も若かったので、郵政民営化を推し進めている総理のことだから、「政策に決まっている」と答えると思った。ところが、何の迷いもなく「決まっているではないか。間違いなく権力闘争だ」とおっしゃった(笑)。やはり政治家というのは、勝つか負けるか、というところでやっていると。昔ほどではないにせよ、今はまさに、軍団同士が天下分け目の戦いの権力闘争が行われていると思う。活躍して手柄を立てた軍団は、ご褒美が貰えるわけだ。柴山先生もいる軍勢と、石破さんの19人の軍勢が闘うとどうなるか。自民党を読み解く上で、そういう側面は切っても切れない。

柴田阿弥(フリーアナウンサー):それなら、なぜ派閥に入らない無派閥の議員がいるのだろうか。

吉野:やはり、かつてほど派閥に属するメリットが少なくなっているということがある。派閥という言葉には古いイメージもあるので、むしろ所属していないということがアピールポイントになる場合もある。菅さんも、これまで「自分は無派閥でやってきた」と主張してきた人。今や“派閥丸抱え状態”のようになっているので、ちょっと居心地が悪いと感じていると思う。

ただし、菅さんには「グループ」がある。派閥は体育会系の部活のようなもので、掛け持ちしてはいけない。しかしサークルなら兼務してもいいように、グループは掛け持ちも許される。そして、この菅さんのサークルには鉄の結束があって、会合に招かれたある議員によると、派閥よりも強いくらいの結束力があるらしい。

4957名無しさん:2020/09/20(日) 14:52:01
>>4956

■結果はもう決まってる?

現在、国会では自民党が与党であるため、安倍総裁の後継を決める自民党総裁は、実質的には次の総理大臣が選出される選挙でもある。

兼近大樹(EXIT):民意とかとかよく分かんないけど、俺らが参加できないのに“私はこうだ”と主張されても。ただ見守っている状態でしかない。

柴山:確かに、多くの方に「自分たちの国の代表なのに投票権がないの?とおっしゃる。アメリカでは「大統領選挙人」を選ぶことで、要は有権者ひとりひとりが大統領を選ぶことができる。だからこそ、それをバックに強力な権限を行使することもある。一方、日本やイギリスやドイツのような国の場合、まず国会議員を選んで、その国会議員が総理大臣を選ぶ仕組みになっている。そして総理大臣は国会に責任を負うということで、国民主権を間接的に担っている。どちらの方が優れた制度だとは言えない。

吉野:自民党総裁選挙は「自由民主党」という組織のリーダーを決める選挙なので、党費も払っていない人が投票権を持つというのはどうか思うが、一方で自民党総裁は総理になるので、後に選挙で国民の審判を受けることになる。我々も聞くべき話を聞き、言うべきところを言って、国民が判断できるようにしたいと思っている。

しかし、告示、そして本格的な政策論争の前に、すでに大勢が決しているとの見方もある。

吉野:安倍さんが辞めるということに皆が驚き戸惑っている中、菅さんがさっさと戦闘を始め、会心の一撃をバーンと決めた、という感じになっている。特に“二階軍団”(二階派=志帥会)が先制攻撃をし、“菅さんでいくぞ”という流れを作ってしまった。おそらく、このまま投票まで行くんだろうというのが既定路線だ。

平石直之(テレビ朝日アナウンサー):柴山議員は細田派の所属だが、自分たちの派閥から候補を出さなくても良かったのか。

柴山:確かに、そういう考え方もある。一方で、森喜朗さん、小泉純一郎さん、福田康夫さん、そして安倍さんと、非常に長い期間を清和政策研究会(細田派)出身者が担ってきた。細田会長は党内の融和やバランスを考えた時に、自分たちの派閥だけでポストを独占していいのか、ということを常々気にされてきた。

柴田:では、柴山さんの心の中は決まっている(笑)?

柴山:はい。私は安倍さんが総裁選に出馬した時には率先して応援したし、安倍内閣では首相補佐官や文部科学大臣をしてきたので、安倍さんの政治姿勢、政策を最もよく継承してくれる方がいい。ただ、今は岸田政調会長の下で政調会長代理をやっているので、身近に見ている岸田さんが苦戦をされているということに心を動かされる部分がないことはない(笑)。それでも菅さんとは考え方が近いし、今回はやはり菅さんを応援したい。

やはり今回の総裁選挙は、安倍さんの次のリーダーを選ぶ選挙ということなので、安倍さんの近くで仕事をしてきた菅さんが適任ではないかということで、多くの派閥が支持を表明することになった。つい先日まで菅さん自身は「立候補しない」と仰ってきたが、そういう多くの期待が寄せられたことで、立候補を決意したんだろうと思う。

ただ、岸田さんも石破さんも、自らが率いる仲間たちの思いを実現させていきたい。自民党の総裁選挙は名前を書かない「無記名投票」になっている。逆に言えば、他の派閥でも支持を拡大できるのではないかという考えもあると思う。石破さんの場合、安倍さんとは距離を置いてきた部分があるので、割合は大きくはないものの、安倍さんに対して批判的な人たちの受け皿になっている。だから党員の人たちによる投票を行えば、石破さんが有利だという見方もある。

りんたろー。(EXIT):例えば細田派の議員でも、「石破さんの言っていることがすばらしいな」と感じれば、石破さんに投票する可能性があると?

柴山:それがチェックできない仕組みになっている。だからこそ石破さんも岸田さんも、自分が実現したい政策を他派閥の議員にも一生懸命に訴え、支持をお願いして回っているということだ。

兼近:ただ、この状況を見ている限り、絶対に勝てないと思う。もしかして、でかい金が動いていたりもする?

柴山:確かに、昔の総裁選挙では他の派閥の切り崩しにあたって、お金のやり取りがあったと聞いている。しかし今は政治資金の透明性が求められているし、献金の額も少なくなってきているので、お金を使って総裁ポストを買うというようなことは行われていない。

兼近:だったら本当に負け確定じゃないか。

柴山:ただ、例えば小泉純一郎さんが総裁に選ばれた時には、議員からの支持は少なかった。それでも国民の人気があったので、一般の党員たちも支持をした。それが議員票に影響を与えるということもありうる。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

4958名無しさん:2020/09/20(日) 15:53:10
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/08/30/kiji/20200830s00042000086000c.html
“元・意中の人”岸田文雄氏が反転攻勢 周囲から「吹っ切れて動きだした 迫力が出てくるかも」
[ 2020年8月30日 05:30 ]

 安倍晋三首相の辞任表明から一夜明けた29日、自民党内では“ポスト安倍”争いが本格的にスタートを切った。大本命の菅義偉官房長官と対抗馬筆頭の石破茂元幹事長、かつて“意中の人”と呼ばれた岸田文雄政調会長による3人が軸。永田町関係者は「“意中だった人”岸田氏が巻き返せるかが注目だ」と話している。
 自民党関係者によると、岸田氏は29日、石原伸晃元幹事長と谷垣禎一前総裁を訪ね、会談を持つなど慌ただしく動いた。永田町関係者は「らしくない活発な動きだ」と驚いた。

 18年の総裁選では、安倍首相との話し合いで出馬を断念。派閥内から「戦わない男」と不満の声が上がり、党内外では「禅譲を待つ男」のイメージが定着。その後、党内外から発信力のほか、統率力不足が指摘され、新型コロナ対策で推奨した30万円給付金が頓挫したことで「力量もない」と批判された。そして“意中の人”は菅氏に移ったとされた。

 28日の安倍首相の辞任表明会見。後継の具体的な指名がなかったことから岸田氏はショックを受けたとされる。

 さらに首相が次期首相に「チーム力も大変重要」と話したことも「岸田氏ではないと言ったようなもの」とのささやきが漏れた。ただ「これで吹っ切れて動きだした。迫力が出てくるかもしれない」と見る関係者もいる。

 総裁選についての党幹部のシナリオは菅氏、石破氏、岸田氏による戦いで、最終的に「菅VS石破」の決選投票になり、岸田氏には花形の財務相などのポストを約束し菅氏の支援に回ってもらう青写真。だが、岸田氏の今後のアピール次第では逆転の可能性も出てくる。

 菅氏の支持に回るとみられる細田派、二階派に対抗すべく、麻生派、竹下派、石原派、無派閥の取り込みがまず必要だ。早速、29日は石原派、自ら率いる「宏池会」の流れをくむ準派閥「谷垣グループ」(23人、他派閥の掛け持ちなし16人)へアピール。課題の発信力については、周囲から「石破氏のようにテレビで発信すべき」という声もあり、今後は一気に露出も増やす方針も決まった。

 国会議員の支持は「選挙の顔」になり得るリーダーに集まる。力をアピールできれば一気に“意中の人”返り咲きもある。「今さら…」の指摘もあるが、岸田氏が反転攻勢に打って出る。

4959名無しさん:2020/09/20(日) 15:54:56
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0830/jbp_200830_9128140553.html
9月政局、「菅首相誕生で10月総選挙」を軸に進む
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8月30日(日)17時30分 JBpress

(ジャーナリスト:歳川 隆雄)

 安倍首相が辞意を表明した。

 もちろん体調が思わしくないという情報は以前からあった。最初の報道は8月4日発売の「FLASH」が伝えた、安倍首相の吐血説だ。内容は、7月6日に首相執務室で吐血した、というものだったが、この段階ではまだ確定的な情報とは言えなかった。

 誰もが首相の異変を確信したのは、8月14日のテレビ東京の報道だろう。それは7月15日の首相の官邸入りの映像と、8月12日のそれとが比較されたものだった。8月12日の映像では、明らかに首相の足取りは重かった。囲み取材の受け答えにも疲労感がにじみ出ている。体調が悪化しているのは誰の目にも明らかだった。

 ちなみに内閣記者会の総理番記者は、首相が官邸正面から執務室に向かうエレベーター前まで何歩で歩いているかをカウントしている。8月12日は通常よりも4歩も多かった。それが足取りが重く見える原因だったのだ。

 こうして「安倍首相、早期辞任もあり得る」という見方は一気に永田町に広がっていった。


保秘が徹底された首相の辞意
 だが8月17日に慶應大学病院で検査・治療を受けた後、元気を取り戻したような首相の様子が報じられると、「早期辞任説」も若干トーンダウンしていく。実を言えば私も、早期辞任があるとしても9月に入ってからではないかと見ていた。8月24日に大叔父である佐藤栄作元首相の連続在任日数を上回り、通算でも連続でも、首相在任の歴代最長記録をつくる。その直後に辞任するのはあまりに露骨と批判を浴びる可能性がある。だから少なくとも8月中にはないだろうと考えていたのだ。そのため8月28日の辞意表明は全く予想していなかった。

 安倍首相は、辞意を固めたことについて保秘を徹底していた。盟友の麻生太郎・副総理兼財務相にも、女房役である菅義偉・官房長官にも、意中の人とされた岸田文雄政調会長にも、そして二階俊博・自民党幹事長にも辞意表明の28日以前には伝えていない。知っていたのはおそらく、官邸の今井尚哉首相補佐官兼政務担当秘書官や事務担当秘書官である佐伯耕三秘書官らごく数名だろう。その他で、首相から伝えられていた可能性があるのは、母親の洋子さんと昭恵夫人くらいだ。

 首相の辞任説が流れはじめたころから、麻生副総理・財務相が首相臨時代理に指名され、同氏のイニシアティブの下で、なるべく早く総裁選を行い、新体制が発足するというシナリオも想定されていた。

 しかし、「麻生首相臨時代理」は実現しなかった。28日午前10時22分、まだ安倍首相の辞任の意向が報じられる前の時間帯に、首相は麻生氏、財務省の太田充事務次官、矢野康治主計局長と官邸で会っている。これはその日の午後に新型コロナウイルス感染症対策本部がまとめ、夕方4時には閣議決定する予定になっているコロナ対策の財源について調整するためだ。

 だがその後、太田次官と矢野主計局長は退出、10時36分からは安倍首相と麻生副総理が30分間余りサシで会っていた。ここで安倍首相から辞意と同時に、おそらく首相臨時代理を置かない方針を伝えられたのではないか。自らの登板に意欲があったとされる麻生氏だが、首相が辞意表明をした後、同日夜に次期総裁選には出馬しないことを明らかにしたのには、こんな伏線があったものと思われる。

4960名無しさん:2020/09/20(日) 15:55:20
>>4959


派閥力学の中で存在感示す「菅グループ」
 では、辞任する安倍首相の後継は誰になるのか。

 次期総裁選出の方式については、党総裁である安倍首相から二階幹事長に一任された。正式には9月1日の党の最高意思決定機関である総務会で決定される。

 総裁選の方法には、国会議員394票と地方党員394票とによる通常の総裁選方式と、任期途中に総裁が退任した緊急時に限り国会議員394票と都道府県代表141票によって両院議員総会で後任を選ぶ方式とがある。現時点では、後者の両院議員総会での選挙による方式になりそうだ。「緊急事態なので両院議員総会で」というのがその理由ともっともらしく説明されているが、それは建前に過ぎない。実際には、地方党員からの人気が高い石破茂元幹事長だけは後継者にしたくないという安倍首相の強い思いを忖度している。

 ただ、党員投票をしない総裁選については若手を中心に異論もある。最終的にはどうなるか断定はできないのだが、ここでは両院議員総会で後継総裁が選出される前提で話を進めたいと思う。

 両院議員総会方式だと、国会議員票の重みが格段に増す。そこでものを言うのが各派閥が抱える議員数だ。

 現在自民党の衆参院議員は394人だ。無派閥の約50人を除けば、みな派閥に属している。

 最大派閥は細田派だ。国会便覧などには97人と書かれているが、98人である。同じく第二派閥の麻生派は55人、二階派は48人だ。その他は竹下派が54人、岸田派が47人、石破派19人、谷垣グループ16人、石原派11人と続く。

 さらにウォッチしなければならないのは、菅官房長官に近い議員の集団だ。新聞社によっては社内資料の中で、そのうち9人を「菅派」と記述しているところもある。

 そしてなにより、無派閥の50人の中に、「菅グループ」と呼ぶべき議員が40人近くもいるのだ。他派閥所属の議員にしても、河野太郎防衛相(麻生派)は実質、菅グループであり、同じ麻生派の甘利明・党税調会長も、片足は菅グループに突っ込んでいるとされる。無派閥の小泉進次郎・環境相はもちろん菅グループだ。

 現在、次期総裁候補として、岸田政調会長、石破元幹事長らと並んで、菅官房長官の名前も取りざたされているが、こうした「派閥の力学」に加えて、総裁選を取り仕切る二階氏が菅氏に肩入れしている事実からも、名目的には無派閥の菅氏が有力視されているのが分かるはずだ。

4961名無しさん:2020/09/20(日) 15:55:39
>>4960

最有力はやはり菅官房長官か
 では、現実には誰が次期総裁になるのか。私はやはり菅官房長官が最有力だと思う。

 次期総裁の任期は安倍総裁の残余任期で、1年余しかない。つまり誰がなっても、次期総理・総裁は暫定政権的な性格を帯びることになる。

 これを本格的な政権にするためには、選挙の洗礼を受けるのが近道だ。そこで浮上してくるのが早期の「衆院解散・総選挙」だ。これを手掛けられるのは誰か。経験則と知見、そして力量を持っているのは、いま挙がっている中では菅氏である。

 そして菅総裁・総理のもとでの解散総選挙であれば、自民党が勝利する可能性も見えてくる。

 従来、次の衆院選で自民党は議席を減らすと見られてきた。有権者には「モリカケ」の印象が残っている。さらに2017年衆院選が勝ち過ぎたので、次は確実に議席減(現有284)という見方だ。そこで、自民・公明を合わせて安定多数をとれれば「負け」とはならないという見方が政治の玄人の中でもなされてきた。

 しかし、誕生して間髪おかずに解散総選挙をしたら、自民・公明両党で絶対安定多数(261議席)が取れる可能性ある。

 私がそう考える理由を説明しよう。まず日本的慣習だが、新政権には支持率の「ご祝儀相場」がある。新内閣が立ち上がった時に、支持率が低かったのは、近年では唯一、小渕恵三内閣だけだ。それ以外は、前政権末期の支持率より上昇しているのだ。つまり、まず首相の顔が安倍氏から菅氏に変わるだけで内閣支持率が上昇することが考えられる。

 そして暫定政権的性格があるとはいえ、新内閣は菅氏が自身の手で組閣できる。内閣と党執行部のラインナップが世間から好感されるようなものであれば、支持率はより高くなるだろう。菅官房長官との関係から予測するなら、菅内閣の官房長官は河野太郎防衛相の抜擢ではないか。さらに官房副長官は小泉進次郎環境相だ。進次郎氏にとって、形の上では閣僚から準閣僚級への降格になるが、将来を考えて官邸入りすることのメリットは大きい。官房長官と副官房長官に河野太郎、小泉進次郎という自民党切っての人気者を持ってくる。このコンビは地味で発信力が弱い菅氏を十分カバーしてくれることになるだろう。

 ちなみに発信力が弱いとされる菅官房長官も、いま変貌を遂げようとしている。最近は「文春オンライン」のインタビューを受け、なぜGoToトラベルを断行したのかについて語っている。批判が少なくないGoToトラベルの意義について、自分が前面に出て説明しているのだ。自らリスクをとっている。そのこと自体がやる気の表れと言えよう。これまで言葉の上では自らが安倍首相の後継者になることを否定してきたが、もちろんそれは本心ではないのだ。

4962名無しさん:2020/09/20(日) 15:55:50
>>4961

10月25日投開票で総選挙か
 さて菅内閣の顔ぶれだが、主要閣僚には名の通った女性セレブ議員も起用されるだろう。野田聖子氏、稲田朋美氏、小渕優子氏らだ。このうち2人は入閣するのではないか。

 新政権は遅くとも9月中旬には発足すると思うが、こうした陣容が組めれば、最初の世論調査でかなりの内閣支持率が見込める。おそらく自民党政権に厳しい朝日新聞でも確実に50%は超えるだろう。読売だったら60%にいくレベルだ。

 そうなれば後は本格政権化を目指して、早期の衆議院解散に踏み切るだけだ。10月の総選挙が濃厚だ。10月13日公示・25日投開票の可能性が高い。

 なぜこうしたスケジュールになるかというと、野党の立憲民主党と国民民主党の合流である。9月16日に立憲民主党と国民民主党、その他無所属グループが大団円して新・立憲民主党が誕生する。新総裁体制発足はその直前にするのが一番効果的だ。

 また新党は、合流後しばらくは人とカネの問題でもめるだろう。国民民主党にはこれまでの政党助成金が50億円ほど残っているが、立憲民主党のほうには10億円前後しかない。その残余金を巡って、現在も双方で激しい綱引きが行われている。

 また各所属議員の選挙区の候補者調整もまだ終わっていない。旧立民と旧国民は前回の参院選挙で戦ったのである。この調整はそう簡単には決着しない。

 つまり大きな野党は出来ても、選挙準備は十分整えられない状況にある。自民党としてはそのタイミングで解散・総選挙に持っていくのが常道だ。

 そこまでの仕事を一気呵成にやってのけられるのは、やはり「腕力」がある菅官房長官だけだろう。自らの後継者については何も語らなかった安倍首相も、そのことは百も承知のはずだ。9月の声とともに、永田町は「菅首相」の誕生を軸に動いていくものと思われる。

筆者:歳川 隆雄

4963名無しさん:2020/09/20(日) 16:05:30
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190919/k10012087651000.html
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/22804.html
無派閥が最大派閥に!? 内閣改造の裏にあの人?
2019年9月19日 9時12分

令和になって最初の内閣改造。
安倍総理大臣の自民党総裁任期が残り2年となる中、派閥政治を否定してきた「あのおじさん」の存在が次第に大きくなってきたことに気づかされる。
今回の人事、狙いはどこにあるのか。
(官邸クラブ)

無派閥が“最大派閥”に!?
「57年間の人生で、経験したことのない感動の瞬間だった」

安倍総理大臣から初入閣を告げられた際の心境をブログにこのようにつづったのは、経済産業大臣に起用された菅原一秀。
「TRF」のSAMとの親友関係でも知られる当選6回の無派閥議員だ。
重要閣僚・経済産業大臣のポストを初入閣で射止めた。

菅原のように、派閥に属していない無派閥の入閣は6人。
主要派閥からの起用が各2〜3人だったのに比べ、際だって多く、「最大勢力」となった。

その最大の要因として指摘されるのが、菅官房長官の存在だ。
第2次安倍内閣発足当初から7年近くにわたって官房長官を務め、麻生副総理兼財務大臣と名実ともに内閣の屋台骨を支えてきた。菅自身も無派閥だ。

無派閥の閣僚は、菅、菅原のほか、高市早苗総務大臣、河井克行法務大臣、江藤拓農林水産大臣。
そして、あの小泉進次郎環境大臣も。
派閥政治を否定していることで知られている菅だが、彼を慕う議員は増えている。

「ガネーシャの会」「向日葵会」「令和の会」

いずれも菅を慕う無派閥議員の集まりと目されている。
党内の無派閥議員は50人以上。17人が所属する「向日葵会」を除き、「派閥の時代は終わった」という菅に配慮して、所属人数は明らかにされていない。何となくミステリアス感も漂う。

菅原は「令和の会」、河井は「向日葵会」に所属する。

かつて派閥を飛び出して苦労した菅は語る。
「派閥に入っていない中堅・若手が、人事で不利な扱いを受けたり、情報過疎になってはいけない」

「小泉進次郎は閣僚になっていい」
改造1か月前に発売された月刊誌「文藝春秋」に菅と小泉進次郎との対談が掲載された。
「私はいいと思う」
司会者から、「小泉は、もう閣僚になっていいか」と問われた菅は明快に語った。

常日頃、記者はもちろん、親しい政治家にすら人事の言質を与えない菅。内閣改造を前に「永田町」はざわついた。

そして、小泉は38歳にして初入閣を果たすことに。
小泉は知名度に発信力を兼ね備え、将来の総理総裁候補の1人だ。選挙のたびに、応援演説で全国を駆け回り、農林部会長や厚生労働部会長など党務を中心に経験を積んできた。とはいえ、当選4回。一般的には入閣適齢期には、まだ早い。

しかし、小泉の処遇は関心の的。実際、直前には「小泉の入閣見送り」と報じる社もあった。

先月、小泉が滝川クリステルとの結婚報告のために総理大臣官邸を訪れたことも、菅をクローズアップさせた要素だ。
改造前には、安倍総理大臣の指示を受けて、菅が小泉の意向を確認したという。
最終的には人事権者である安倍が小泉本人に打診したが、菅の存在は今回の起用にどう影響したのだろうか。

新内閣発足後、記者団から、小泉の閣僚起用を安倍に進言したのかと問われた菅は、「人事は総理大臣の専権事項であり、小泉議員の起用も総理のご判断だ」とかわした。
無派閥の議員が多く登用されたのは偶然なのか、菅を慕う議員らからは、こんな声が聞かれる。
「菅さんが動いてくれているのは間違いない」

新元号の発表を機に「令和おじさん」とも呼ばれる菅。
「ポスト安倍」の候補の1人にも名前があがる。人事でこれほど存在感を発揮した官房長官は、過去にもなかなか見当たらない。
その存在、言動から、しばらく目を離せないだろう。

4964名無しさん:2020/09/20(日) 16:06:05
>>4963

ついに声を上げた岸田
「新しい時代でしっかり働けるポストを頂ければ」
「ポスト安倍」に意欲を示す岸田政務調査会長がついに声をあげた。
内閣改造と自民党役員人事を1週間後に控えた9月4日夕方、岸田派の研修会での発言だ。
慎重な岸田が明確にポストに言及するのは珍しい。

その日の午前、岸田は、安倍と総理大臣官邸で会談していた。
会談後、「いろいろな話をした」とだけ言い残し、記者団を煙に巻いた。
実は、この時、政務調査会長続投が伝えられ、ポストが固まった瞬間だった。

この会談で麻生、菅、二階を含め、内閣と党の骨格維持が決まった。
その後の「ポスト要求」発言は、ポスト「安倍」を目指す覚悟を改めて宣言したとみるべきなのか。

岸田は、今回、派閥の領袖として、麻生と並ぶ最高齢78歳で当選8回の竹本直一と、72歳で当選7回の北村誠吾を入閣させることに成功した。
いずれもいわゆる「入閣待機組」だ。

入閣待機組は衆議院で当選5回以上、参議院で当選3回以上で閣僚経験が無い、自民党議員のこと。改造前、党内およそ70人がこれに該当する。

先の参議院選挙では、派閥所属の4人が議席を失い、陳謝した岸田だったが、待機組をきっちり初入閣させ、今回の内閣改造では面目を保った形だ。岸田は今回の人事をこう振り返った。
「派閥の結束を考えた場合、いい人事だった」
安倍は岸田の処遇について、幹事長への起用も一時検討したという。みずからの後継候補の1人として、期待を込めた証しともいえる。

待機組をいかに入閣させられるかが派閥領袖の力量と考える安倍。岸田にほかの候補に負けないよう奮起を促した形だ。

派閥別に見ると、細田派と麻生派から3人ずつ。竹下、岸田、二階の各派閥から2人ずつが入閣。
今回の初入閣は13人、第1次内閣も含め、安倍内閣最多となった。うち11人が待機組。
一方、石破派、石原派、谷垣グループからの起用はゼロだった。

4965名無しさん:2020/09/20(日) 16:06:27
>>4964

重要政策には「ポスト安倍」
重要分野の政策を担当する閣僚には、「ポスト安倍」、将来の総理総裁候補の有力議員、若手のホープを起用した。そこにはどんな狙いがあるのだろうか。

河野防衛大臣

「いずれ、『ポスト』でなくなる時が来るように努力したい」
こう述べたのは、初当選時から総理大臣になると公言してきた河野太郎。
防衛大臣への就任にあたっても、改めて明確に発信した。
おととしの内閣改造で外務大臣に起用されてから、のべ100か国以上を訪問し、中東外交にも力を注いできた。

得意の英語を駆使して関係を構築し、韓国のカン・ギョンファ外相らとはメールでやり取りする仲だ。
日韓関係が悪化する中、一貫して毅然とした姿勢をとり続け、「徴用」をめぐる問題では、駐日韓国大使を呼び、強い口調で抗議したことが話題になった。
「『徴用』をめぐる裁判の判決で、すべて止まってしまったのは非常に残念だった」
外務大臣の立場に別れを惜しんだ河野、厳しさを増す東アジアの安全保障環境に防衛大臣として向き合うことになる。

茂木外務大臣

河野の次に外務大臣を務めるのは茂木敏充。
第2次安倍内閣で経済産業大臣に起用されて以降、内閣、党の要職での起用が続く。
内政・外交を問わない政策通で、タフネゴシエーターとしても知られる。

経済再生担当大臣として日米の新たな貿易交渉を大枠合意へと導き、8月下旬にフランスで開かれたG7ビアリッツサミットの際には、安倍に同行し、トランプ大統領との日米首脳会談にも同席した。
外相への起用はその時点でほぼ固まっていた。
安倍は、自由貿易体制が揺らぐ中、経済外交の強化を目指す。茂木は、うってつけの人材というわけだ。

戦後最悪ともいわれる日韓関係の立て直し、停滞しているロシアとの平和条約交渉の進展など、打開困難な難題が幾重にも重なる。

真の総理総裁候補へとステップアップする上で、真価が問われることになる。

加藤厚生労働大臣

社会保障政策を担当するのは加藤。
義理の父親の六月が安倍の父親、安倍晋太郎・元外務大臣の盟友として知られる。
加藤は、第2次内閣で官房副長官や一億総活躍担当大臣、厚生労働大臣を務め、去年10月からは自民党の総務会長へと、長期政権とともに着実にキャリアアップしてきた。

その実務能力の高さから、再び厚生労働大臣に起用され、全世代型社会保障改革をはじめ、山積する課題に取り組む。

加藤は今回の再登板について、次のように語っている。
「やりがいのある立場に立たせていただいている。ポスト云々よりはひとつひとつ仕事をこなしていくことが大事だ」

小泉環境大臣

若手のホープ・小泉は初当選から10年、環境大臣として、安倍内閣の重要課題でもある環境問題に取り組む。
環境問題は、G20大阪サミットで安倍が苦労したテーマだ。パリ協定に関連して、対立するアメリカのトランプ大統領とフランスのマクロン大統領に安倍が直談判し、首脳宣言をまとめた。
小泉には、パリ協定の推進とともに日本の取り組みを世界に発信するよう期待を寄せる。
小泉の起用は、閣僚の経験を通じて、交渉力や調整力、答弁力を養わせ、将来の総理総裁候補として育てる狙いだ。

「理屈じゃない。入閣要請が来て、『よろしくお願いします』と自然と体から出たという感じ」と語った小泉。
安倍が小泉の初入閣にあたって贈った言葉は、「ぜひ、結果を出してもらいたい」。

閣僚、与党の政治家として求められるのは結果だということだろうか。

安倍首相に近い人物の積極登用
安倍に近いとみられる人物が多く起用されたのも特徴だ。

萩生田文部科学大臣と西村経済再生担当大臣は、安倍の出身派閥、細田派所属で、ともに官房副長官を務めた。
竹下派所属の加藤厚生労働大臣、党側の要職・参議院幹事長に就いた世耕弘成も、同じく官房副長官の経験があり、第2次安倍内閣発足以降、長期政権となる中で経験を積んできた。
いまや、それぞれの派閥で中心となる人材となっている。

河井法務大臣、江藤農林水産大臣、衛藤一億総活躍担当大臣、いずれも総理大臣補佐官経験者だ。
これには、野党が早速反応した。
立憲民主党・福山幹事長「『国民不在のお友達、側近重用内閣』だ」。
与党側からも「お友達で固めたという印象しかない」という厳しい指摘も出た。

アメリカでは、政策の方向性が少しずれてきただけで、大統領がツイッターで「更迭」とつぶやく。政策を実行する上で気脈が通じていることは当然だと考える安倍、こうした批判や指摘を気にする様子はみられない。

4966名無しさん:2020/09/20(日) 16:06:38
>>4965

不祥事閣僚はすぐ退場
内閣改造で大幅に閣僚を交代させたときに懸念されるのが閣僚の不祥事だ。

安倍にとって、第1次内閣は苦い思い出だ。
年金記録問題や相次ぐ閣僚の不祥事で支持率が急落。参議院選挙で過半数割れの惨敗を喫し、退陣につながった。

当然、同じ轍を踏まないように人事には細心の注意を払っているが、閣僚の不祥事や失言はなくならない。

去年発足した第4次安倍改造内閣では、オリンピック・パラリンピック担当大臣に起用された桜田義孝。二階派所属の桜田は当選7回、待機組だった。
就任当初から、答弁の読み間違えや国会外での発言で「迷走」を続けた。
野党側は桜田や任命した安倍総理大臣を責め続け、改造から半年後、東日本大震災の復興をめぐる発言で事実上、更迭された。

また、2014年9月の改造は人心一新を図ったが裏目に。

600日以上、1人の閣僚の交代もなく続いていたが、大幅改造を行った。
女性活躍の象徴として5人の女性閣僚が起用されたが、松島みどり法務大臣がみずからの選挙区での活動で野党から追及を受けた。
小渕優子経済産業大臣も、政治資金をめぐる問題で追及された。
結局、2人は改造からわずか2か月足らずでそろって辞任することになった。

第2次安倍内閣発足以降、不祥事や失言で辞任や更迭となった閣僚は8人。
しかし、内閣支持率は一定の水準を保ち、政権を揺るがすほどの事態には至らなかった。
本当に替えがたい存在以外は「閣僚を必要以上に守りすぎない」というダメージコントロールが、記録的な長期政権となった要因の1つといえる。

安倍内閣最多となる13人が初入閣した今回の改造内閣はどうなるだろうか。

速報「私閣僚になりました」!?
「いろいろお世話になりました。防衛大臣に内定しました」

外務大臣から防衛大臣にポストが代わることになった河野は、内閣改造の前日午後3時半ごろ、外務省の記者クラブに突然現れた。そして、「役所に入るときに総理から電話が来ました」と防衛大臣への横滑りをみずから明らかにした。
また、経済産業大臣に起用された菅原も、前日の夜、みずからのブログに初入閣の内示を受けた様子を興奮のまま明らかにした。
「あすの内閣改造において、本日、安倍総理から直々にお電話をいただいた。
経済産業大臣をお願いする。
57年間の人生で、経験したことのない感動の瞬間だった」

正式な発表を待たず、SNSでみずから速報する。
かつては総理大臣官邸に閣僚本人が現れるまで明らかにならないこともあったが、ずいぶん様変わりしてきた。総理大臣自身がSNSで「@@大臣 ○○さん なう」なんてつぶやく時代が、そのうち来るのかもしれない。

またやるか内閣改造、そして解散・総選挙は
菅、岸田、茂木、加藤、河野、そして、小泉。
「ポスト安倍」、将来の総理総裁候補と目される議員をバランスよく配置すること。
このことこそが、今回の人事の最大の眼目であり、安倍が心を砕いたことだった。バランスよく、誰かを突出させずにいることは求心力を維持する要諦だ。

安倍人事の最大の特徴は、有力議員、有望な議員は、ポストを代えても、使い続けることだ。
その一方、派閥の意向にも応え、待機組の解消も進め、政権基盤の安定につなげてきた。
「有力議員の起用」と「入閣待機組の解消」によって、「求心力の維持」を図ってきた結果、安倍の在任期間はことし11月に桂太郎元総理大臣を抜き、憲政史上最長に達する。

来年、2020年には、東京オリンピック・パラリンピック。
2021年9月末には自民党総裁としての任期。
その1か月後には、衆議院議員の任期満了を迎える。

安倍の総裁任期が残り2年となる中、最大の焦点は衆議院の解散・総選挙。
衆議院選挙の顔は、安倍自身なのか、あるいは「ポスト安倍」の誰かなのか。
1年に1回程度、内閣改造と自民党役員人事を行ってきた安倍、もう1度行うことは十分考えられる。
政権の体力があるうちに、「待機組のさらなる解消を」と派閥の思惑と一致すれば、可能性は高まるだろう。
党内からは総裁4期目を期待する声すらあがっている。

人事によって、求心力を維持しながら、安倍はどのような判断を下すだろうのか。
2年後も見据えながら、政治の動きは、もう始まっている。

(文中敬称略)

4967名無しさん:2020/09/20(日) 16:18:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d9f1a2a715b854a16ce8c9df3bc041435f8d407
宰相候補、自民・竹下派で火花 加藤官房長官と茂木外相
9/20(日) 7:17配信

 官房長官に起用された加藤勝信氏が所属する自民党竹下派が揺れている。

 同派では茂木敏充外相が党総裁候補と目されてきたが、ここにきて加藤氏を推すべきだとの意見が浮上したためだ。来年秋の総裁選をにらみ、派内ではそれぞれを支持する勢力が早くも火花を散らしている。

 「能力は非常に優れている。このポストを一つのジャンプ台にし、次へ次へとジャンプしていただけるよう期待する」。竹下派会長の竹下亘元総務会長は17日、記者団にこう語り、加藤氏の官房長官就任を歓迎した。

 加藤氏は当選6回。安倍晋三前首相に近く、第2次安倍政権以降、落ち着いた仕事ぶりを買われ、党総務会長や厚生労働相を歴任。今回も官房副長官として仕えた菅義偉首相に抜てきされた。

 一方、総務会長当時に「高みを目指す」と公言しながらも、最近の加藤氏は存在感を高める茂木氏の陰に隠れるような形になっていた。18日の記者会見でも「ポスト菅」について質問されると、「大役を果たすことに全力で取り組みたい」と控えめに語るだけだった。

 それでも竹下派の参院側からは、加藤氏が脚光を浴びたことで「流れは変わった。総裁候補は加藤氏だ」(中堅)との声が上がる。背景には参院側になお影響力を保ち、茂木氏と距離を置く青木幹雄元参院議員会長の意向があるとされる。

 茂木氏側は警戒を強めている。衆院のベテランは「菅氏の次は茂木氏」と強調する。先の総裁選をめぐっては若手からも茂木氏の出馬を期待する声が上がった。衆院側では加藤氏より当選回数が上で、派閥会長代行として閥務も担う茂木氏を推す声は少なくない。

 ただ、衆院側は一枚岩ではない。ベテラン・中堅の中には加藤氏を擁立することに理解を示す向きもある。他派閥からは「次の総裁選で竹下派は分裂するだろう」(二階派関係者)との見方も出ている。

4968名無しさん:2020/09/20(日) 16:20:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fefffff390aeec6fbe58274a464ff5b53b31328
世襲に反対してきた菅義偉氏 首相になり“世襲天国”推進へ
9/20(日) 16:05配信

 菅義偉・首相は選対副委員長だった2009年の総選挙では、「世襲以外の人が立候補を諦めてしまう」と党内の2世、3世議員たちの猛反対を押し切ってマニフェストに「世襲候補の制限」を盛り込んだ。その姿勢は、“世襲総理”である安倍晋三内閣の官房長官になってからも、続けてきた。

 しかし、81歳の二階俊博・幹事長は世襲の準備を着々と進めているという。

「二階さんは公設第二秘書の三男に跡を継がせるつもり」(二階派議員)

 二階氏の息子といえど当選は容易ではない。和歌山3区では世耕弘成・自民党参院幹事長が衆院への鞍替えを狙っている。政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「二階氏が菅氏を首相に担ぎあげたのも、引退後に世耕氏に地盤を奪われないためです。今回の総裁選での恩義がある以上、菅首相は選挙になれば二階氏の息子のほうを公認するでしょう」

 総裁選では他にも麻生太郎・副総理や河村建夫氏をはじめ息子に跡を継がせたい長老たちがいずれも菅氏を支持した。かつての掛け声などどこへやら菅首相は永田町を“世襲天国”につくり変えようとしている。

※週刊ポスト2020年10月2日号

4969名無しさん:2020/09/20(日) 16:21:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe1218e763025ef0f61b2d78b8b248b4e817b466
維新からの“サプライズ人事”はなぜ実現しなかったのか 麻生氏の拒絶が生んだとされる代わり映えしない新内閣〈AERA〉
9/20(日) 9:00配信

 9月16日に発足した菅内閣は、菅義偉首相を除く20人の閣僚のうち初入閣は5人、再任は8人、横滑りは3人。「安倍政権を継承する」という菅氏の意思が見事なまでに体現された。今回の抜擢(ばってき)は新政権にどう影響するのか。AERA 2020年9月28日号の記事を紹介する。

*  *  *
 組閣および党内人事の過程で、菅首相が真っ先に決断したのが、無派閥で世襲議員ではない自分を総理総裁に担いだ麻生太郎・財務大臣と、二階幹事長の続投だった。実質的にこの2人が政権の最高権力者であり、首相となった菅氏といえども、絶対に逆らうのは難しいと、自民党のベテラン議員はみる。

「派閥均衡とはいえ、安倍晋三・前首相の出身派閥である細田派、そして麻生派、二階派の3派閥に所属する議員の入閣が手厚くなっている。二階さんにしてみれば、党と官邸がほぼ互角の関係で均衡を保つことで、安定的、永続的な自民党政治が期待できるという意味では、満点の人事だと思っているはずです」

 無派閥と言われる菅首相だが、実際には若手を中心とした25人程度の側近議員によるグループを形成。首相の選挙区がある神奈川県選出の議員が多く、菅首相誕生に最も期待を寄せていた面々だ。その中の一人は、組閣の際には若手を登用してほしいと重ねて談判してきたと語る。

「例えば、三原じゅん子氏などは、知名度もある上、安倍政権でも首相に尽くした。選挙の顔にもなる。けれども結局、派閥の論理が優先された。安倍氏の実弟が防衛大臣というのもあからさますぎる。これが自民党だと言われれば、ひれ伏すしかないが、大臣や党幹部の平均年齢があまりにも高すぎる。しかし、党内に二階、麻生の両氏に気兼ねなく意見を言える若手など一人もいない」

■維新の会から抜擢の案

 地味ながら、実は注目されていたポストがあった。菅氏の数少ない独自政策の「携帯電話料金の引き下げ」を管轄する総務大臣のポストだ。結局、二階派の武田良太氏が選出されたが、直前まで総務大臣には、菅氏と太いパイプを持ち、協力関係にある日本維新の会のメンバーがサプライズで抜擢されるという案がまことしやかに囁かれていた。自民党の大臣経験者の一人は、菅首相と日本維新の会の松井一郎代表との間に安倍政権時代から太いパイプがあることは、党内では周知の事実だと話す。

4970名無しさん:2020/09/20(日) 16:22:32
>>4969

「菅首相のおひざ元の横浜、松井代表の大阪。2人をつなぐのは大阪都構想に象徴される地方分権とカジノ誘致ですよ。菅内閣誕生は日本維新の会にとって千載一遇のチャンス。維新側は、これら共通政策を短期間で進めるために、総務大臣のポストに民間大臣として橋下徹氏をあてがう案まで用意して、菅氏に接触を図ったと聞いています」

 実際、橋下氏とまではいかないまでも、サプライズ人事で日本維新の会から大臣抜擢という案も一時はあったが、強硬に反対したのが麻生氏だったと自民党関係者は証言する。

 日本維新の会側は、菅内閣の誕生に敏感に反応した。松井代表は、11月に実施が決定している住民投票で、「大阪都構想」賛成の民意が反対を上回った場合、速やかに大阪府の名称を「大阪都」に変更したい考えを示し、「賛成多数の民意に(菅首相は)否定的ではないと思う」と述べ、その協力を呼びかけた。ただし、維新の会が台頭する大阪では、都構想をめぐって自民党大阪府連内で賛否が分かれている。総選挙になった場合の選挙協力もいまだに不透明な部分がある。そうした状況であくまで自民党として党勢拡大を図る麻生、二階の両氏が、維新の会との接近に釘を刺したというのだ。

 今後の政治日程で注目されるのはやはり、菅首相がいつ解散総選挙に打って出るかだ。しかし、菅首相本人は、総裁就任前に出演したテレビ番組で「行政改革を徹底して行った上で、消費税は引き上げざるを得ない」と消費増税に踏み込んだ発言をした。ところが、この発言が党内から大反発をくらい、翌日には「(昨夜の発言は)将来的な話をして答えた。安倍首相も今後10年ぐらい上げる必要はないと述べている。私も同じ考えだ」と発言を修正。消費増税は将来的な課題との認識を強調した。

■解散をめぐる駆け引き

 この増税発言をめぐり党内はざわついた。「このタイミングで消費増税などあり得ない。10月の早期解散はなし」との臆測が飛んだのだ。ご祝儀相場で内閣支持率が高いうちに選挙をしたいというのが、自民党議員の本音だろう。しかし、菅氏周辺からは、首相本人は、まずは実直に政権運営に徹する方針だとの声も聞こえてきて、その真意は不明だ。

 野党第1党の立憲民主党も各野党との選挙区調整などを急ぐ。派閥の論理で成り立つ菅政権とはいえ、衆議院の解散権ばかりは首相本人にしかない。菅首相が持ちうる唯一の牽制球をどのタイミングで投じるか。与野党での神経戦がより加速していることは間違いない。(編集部・中原一歩)

※AERA 2020年9月28日号より抜粋

4971名無しさん:2020/09/20(日) 16:23:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/2786fac025b53b506012ea10412dd9b82ee1d489
菅首相が「居抜き内閣」に仕込んだ「安倍切り」と長期政権への布石〈週刊朝日〉
9/20(日) 12:20配信

安倍政権を陰で支配していた男が、表舞台に躍り出た。第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉首相(71)は、表向きは安倍前首相からの「禅譲」を演出しながらも、権力掌握のための緻密な戦略を展開している。その真意はどこにあるのか。閣僚の“身体検査”を通じてチェックしてみよう。

 菅義偉首相の座右の銘は、「意志あれば道あり」。周囲の反対を押し切り38歳で横浜市議に立候補して初当選した経験から、今もこの言葉を大切にしている。では、9月16日に発足した新政権の“意志”はどこにあるのか。

 閣僚20人のうち、初入閣は坂本哲志1億総活躍相や野上浩太郎農水相ら5人のみ。安倍政権からの再任は8人、ポストが変わって引き続き閣僚を務めるのが3人、再入閣が4人と、安倍内閣からのほぼ「居抜き」で、地味な印象は否めない。

 ただ、「安倍政権の継承」を掲げる布陣の裏には深謀遠慮が見え隠れする。菅首相は官房長官として7年8カ月もの間、人事権を駆使して霞が関官僚を操ってきた人物だ。総裁選中に出演したテレビ番組でも、政権の政策に反対する官僚は「異動してもらいます」と断言。人事権への執着が官邸主導政治を支えてきたのは衆目の一致するところだ。政治ジャーナリストの田中良紹氏は言う。

「権力者は、自らを担ぎ上げた人物を切らなければ本物の権力を手に入れられない。中曽根康弘は田中角栄氏の後ろ盾で首相になったが、首相になると『角栄切り』を画策した。菅氏は今回の人事で表向きは安倍カラーを残しながらも、その真意は『安倍切り』にある」

 その最たる例が、安倍政権で長く首相補佐官を務め、今回、内閣官房参与に就任した今井尚哉氏。今井氏は安倍政権の政策全体を統括し、官邸官僚の代表格だった。

「参与はアドバイザー的な仕事で、実務はほとんどできないでしょう。一方で、菅首相の懐刀である和泉洋人首相補佐官は再任された。これで官邸官僚の力学が大きく変わります」(田中氏)

4972名無しさん:2020/09/20(日) 16:23:50
>>4971

 菅首相の肝いり政策である携帯電話料金の引き下げと関わりが深いのが総務省。ここをめぐる人事からも、安倍政権との“決別”が読み取れると同省関係者は言う。

「携帯電話料金を筆頭に、ふるさと納税や地方交付税制度など、菅さん肝いりの政策は総務省の管轄。だが、安倍さんは菅さんに総務省を好き勝手に仕切らせないように、高市早苗さんなど菅さんから遠い人を大臣にしていた」

 それが今回、二階派の武田良太氏が国家公安委員長から横滑りした。総裁選前から二階派と菅氏は蜜月関係にあり、菅氏と武田氏は二人三脚で総務省の政策に関与していく可能性が高い。

 もう一つの目玉であるデジタル分野の担当相には、平井卓也元科学技術担当相をあてた。

 菅氏はデジタル庁を新設する構想を持っていて、これを後押ししているのが竹中平蔵元金融担当相だ。竹中氏は、小泉政権の総務相時代に菅氏の能力を高く評価し、現在でも関係が深い。

 ただ、平井氏は過去の行動に批判もある。

 2013年6月にはネットの党首討論番組に出演していた社民党の福島瑞穂党首(当時)に対し、「黙れ、ばばあ!」と書き込みをしていたことが発覚。今年5月には、衆院内閣委員会の審議中に自身のタブレット端末でワニ動画を鑑賞していたことが問題になった。18年には、談合事件で国から指名停止処分を受けていた企業から政治献金を受けていたことが発覚し、返金したこともある。目玉分野の閣僚にスキャンダルが爆発するようならば洒落にならないが……。

 ところで、今回の人事でもう一つ注目すべきは「選ばれなかった人」だ。その一人が、安倍首相が元々は「後継者」と目していた岸田文雄前政調会長。ポストを何も与えず、権力から遠ざけた。ある自民党議員は言う。

「菅首相は以前から岸田氏と合わない。今後も要職を与えることはないだろう。今回の総裁選も圧勝なのに、陣営の議員に発破をかけて石破茂氏だけでなく岸田氏の票もひっくり返そうとしていた。1年後の総裁選に向けて、今からその仕込みをやっているように見える」

 一連の動きに共通するものは、「長期政権」への飽くなき野心だ。前出の田中氏は言う。

「本当の権力を握るには、選挙で勝つしかない。10月17日には中曽根康弘元首相の内閣・自由民主党合同葬儀もあり、10月の選挙も難しい。そうなると12月か1月あたりで解散する可能性もある」


(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日10月2日号より

4973チバQ:2020/09/20(日) 20:08:36
>>4950
>>4951
にっけーは本文NGっすね

4974名無しさん:2020/09/21(月) 00:38:32
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200921-00199272/
叩けばホコリの出る菅・二階連合軍vs安倍・麻生連合軍の戦い
田中良紹 | ジャーナリスト
9/21(月) 0:32 (有料記事)

フーテン老人世直し録(536)

長月某日

 コロナ禍がなければ東京五輪の閉会式が行われたはずの8月9日、毎日新聞朝刊は1面トップで「ジャパンライフ立件へ」という記事を掲載した。マルチ商法で全国7千人から2千億円を騙し取ったジャパンライフの山口隆祥元会長らを警視庁が詐欺容疑で8月下旬に逮捕する方針を固めたという記事である。

 そして社会面では国立公文書館が前日の8日に2006年の小泉政権下での「桜を見る会」の招待者名簿を初めて公開した記事を掲載し、総理の招待者枠の整理番号が「60」であることを指摘した。

 ジャパンライフの山口元会長が2015年の安倍政権下での「桜を見る会」に招待された時の整理番号は「60」である。安倍総理からの招待であることが証明されたことになる。山口元会長はその招待状の写真を広告に使って詐欺を働き多くの国民が被害を受けた。

 この2つの記事から、警視庁と国立公文書館は時を同じくして安倍総理に不利な情報を流したことになる。8月下旬まで総理を続けていれば「桜を見る会」疑惑が再燃し、山口元会長との関係が追及されることは必至の情勢だった。

 すると安倍総理は、1週間後の17日に、車列を連ねて病院を訪れる様子をメディアに取材させ、7時間半も病院に滞在した。6月に人間ドックを受けた後の追加検査という説明だが、フーテンは病気を理由に国民の同情を引き、追及を逃れようとするのではないかと見ていた。

 一方、公明党の山口代表は7月22日に日本記者クラブで記者会見し、麻生副総理兼財務大臣が安倍総理にけしかける解散・総選挙について否定的な見解を述べた後、安倍内閣の支持率の低さについて記者から質問を受けると、「それは安倍総理の個人的な問題でしょ」と言った。

 つまり「モリカケ桜」という安倍個人のスキャンダルが問題なので、連立政権が批判されているわけではないとの立場を鮮明にしたのである。ブログにも書いたがフーテンはその発言に驚いた。連立を組む政党の代表がこれほど総理に冷たい態度を見せるのは儀礼上ありえない。公明党が総理を見限ったと思わせる発言だ。

 その直後の8月6日発売の「週刊文春」には「安倍晋三コロナでも五輪強行指令」の記事が出た。安倍総理は祖父の岸信介が東京五輪招致に成功しながら安保条約改定で退陣を余儀なくされ、開催の時の総理になれなかったのを超え、自分は「招致も開催も」総理としてやるため、不完全な形でも良いから知恵を絞れと各省庁の局長級を集め、9月からプロジェクトチームをスタートさせるという。異様な執念を感じさせる記事だ。

 この記事のネタ元はそうはさせたくない霞が関の官僚からだとフーテンは思った。そこに前述の毎日新聞の記事が重なり、フーテンは政治の底流で安倍退陣への動きが始まったと感じた。

 従ってフーテンの見方は、追い詰められた安倍総理が少なくも8月初旬には退陣を決意し、同情を引く形の演出を今井尚哉総理秘書官兼補佐官が考えて振り付けた。そして8月下旬に突然の退陣表明を行い、叩けばホコリが出るからコントロール可能と考える菅官房長官に後継を託した。

 警視庁によるジャパンライフ摘発はそれによって時期がずれ、菅内閣誕生後の18日になった。これからの政局は、菅・二階連合軍と安倍・麻生連合軍の双方が相手を叩いてホコリを出す構えをみせ、牽制し合う情報戦が展開されるとフーテンは予想する。

 その見方からすると、ジャパンライフ元会長と安倍晋太郎・晋三親子のスキャンダラスな関係は、無関係の菅総理にとっては都合が良い。それを見越して警察を監督する国家公安委員長に兄弟同様の小此木八郎氏を就任させたのではないかとフーテンは考えた。

 山口元会長は政界のタニマチで、中でも中曽根康弘、安倍晋太郎の両氏を特に支援していた。安倍晋太郎氏は「政界往来」という雑誌で山口元会長と対談し親密ぶりを披露している。その安倍外務大臣が1984年の国連総会に出席するためニューヨークを訪れた時に山口元会長がお供したことを国会で安倍外務大臣は認めた。

 その外遊には安倍晋三秘書も同行している。外務大臣一行は日本航空を使って往復したから日本航空の乗客名簿を見れば山口元会長が同行していた事実は確認できる。この詐欺事件の捜査がどのような事実を明らかにするのか、あるいはしないのか、フーテンは政局の動向と絡めて注視している。

4975名無しさん:2020/09/21(月) 00:45:19
https://news.livedoor.com/article/detail/18445550/
“ポスト安倍”に新展開 石破茂「二階さんも菅さんも同じ想い」発言で、総裁選の行方はどうなる?
2020年6月20日 6時0分 文春オンライン

「私が掲げる『地域分散・内需主導型』の国家像については、二階俊博幹事長も理解を示して下さっていると仄聞します。和歌山が地盤の二階幹事長は県議出身で、地方の代表のような政治を知悉されている家。秋田出身の菅義偉官房長官も地方への熱い想いを持っておられる。病気療養中の竹下亘先生(元総務会長)も隣の島根が地盤で、二言目には『田舎を大事に』と仰います」

「文藝春秋」7月号のインタビューで、そう語ったのは、石破茂元幹事長(63)。安倍政権の新型コロナウイルス対応に批判が高まる中、地方を重視する「地域分散・内需主導型」国家を掲げ、二階氏や菅氏らとの連携を滲ませたことが永田町で波紋を広げている。

二階幹事長も「石破氏は期待の星」
 各種世論調査で、「ポスト安倍」候補のトップに立つ石破氏。読売新聞社が6月5〜7日に実施した調査では、26%の支持を集め、2位(15%)の安倍晋三首相や小泉進次郎環境相を大きく突き放した。

 だが石破氏と言えば、安倍首相に批判的なスタンスを取り続け、世論調査の数字とは裏腹に国会議員の間での支持は広がっていないとされる。石破氏自身も政策論には熱心な反面、他派閥の議員との交流には消極的だった。ところが今回、安倍政権を中枢で支えてきた二階氏や菅氏の名前を挙げ、秋波を送ったのである。

 6月8日には、その二階氏と国会内で会談した石破氏。9月17日に開催予定の石破派パーティーでの講演を依頼し、その場で承諾を得たという。かつては安倍首相の「総裁4選」にも言及したことのある二階氏だが、会談後には「石破氏は将来さらに高みを目指して進んでいただきたい期待の星」と持ち上げ、石破氏の期待に応えた形だ。

岸田氏に否定的な菅官房長官がどう出るか
 かたや菅氏はどうか。これまで政権の危機管理を一手に担ってきたものの、新型コロナ対応を巡ってはいつになく存在感が薄い。小・中・高への一斉休校方針をはじめ、政策を主導しているのは、今井尚哉首相補佐官だ。また、黒川弘務前東京高検検事長の賭け麻雀問題でも、菅氏と黒川氏の距離の近さが指摘されるなど厳しい状況に立たされている。

 一方で、安倍首相が次期総裁の「本命」とする岸田文雄政調会長については、水面下で「発信力がない」と否定的な見解を示すなど、次期総裁選で支持する可能性は高くない。このように首相と菅氏の間で溝が生まれつつある中で飛び出したのが、今回の“石破発言”だった。

総裁選勝利へのシナリオ
 菅氏は6月10日の記者会見で「個々の記事にはコメントを控える」と述べたが、17日夜には二階氏と会食し、今後の政局などについて意見交換を行った。もし仮に、二階派(47人)を率いる二階氏と、多くの若手議員に影響力を持つ菅氏、そして前回の総裁選でも石破氏を支持した竹下派(54人)を率いる竹下氏の三人が、石破氏と距離を縮めるようなことがあれば、「数の論理」という点でも来年9月に予定される総裁選への影響は必至だろう。

 石破氏は二階氏、菅氏、竹下氏について、こうも語っている。

「皆さん、地元に友達や親戚がいて、地元の言葉で喋って、地酒を呑み、バカ話をしながら、泣きたくなるような思い出を共有する政治家です。このような政治家が大事にする『地方』が発展していくことこそが、この国の発展に繋がると私は確信しています」

 では、石破氏が掲げる「地域分散・内需主導型」国家とは、具体的にどのようなものか。二階氏や菅氏らとの連携をどのように総裁選に向けて生かしていくのか。それらの詳細は、「文藝春秋」7月号ならびに「文藝春秋」digitalに掲載した石破氏のインタビュー「安倍総理は国民を信じていないのか」をお読みいただきたい。

 そのほか、PCR検査の遅れや「アベノマスク」など安倍政権のコロナ対策への批判、検察庁法改正案の重大な問題点、総裁選のライバル・岸田氏との意外な関係などについても8ページにわたって語っている。

※「文藝春秋」編集部は、ツイッターで記事の配信・情報発信を行っています。@gekkan_bunshun のフォローをお願いします。

※音声メディア・Voicyで「文藝春秋channel」も放送中! 作家や編集者が「書けなかった話」などを語っています。こちらもフォローをお願いします。

(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2020年7月号)

4976名無しさん:2020/09/21(月) 01:10:21
https://news.livedoor.com/article/detail/18917545/
菅新政権「11月総選挙」へ 4人組の権力私物化を全部バラす!(1)
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2020年9月18日 10時5分 週刊実話
 9月8日の自民党総裁選告示を1週間も前にしながら、岸田文雄政調会長を担いだ岸田派の幹部はぼやくしかなかった。

「二階俊博幹事長と麻生太郎副総理兼財務相にあっという間にやられた。支援を期待していた安倍晋三首相にも、見事に梯子を外された。政治経験の差だ。『お公家』ばかりの我々では、全く相手にならなかった」

 石破茂元幹事長率いる石破派の若手も嘆くことしきりだった。

「二階さんと菅さんが二枚も三枚も上手だった。うちは単なる当て馬にされただけだった」

 持病の潰瘍性大腸炎を悪化させ、8月28日に辞意を表明した安倍氏の後継を選ぶ自民党総裁選(9月14日投開票)は、菅氏と岸田氏、石破氏の3氏が争う構図となったが、勝敗は戦う前から決していた。

 二階派(47人)と麻生派(54人)に加え、安倍氏の出身母体で最大派閥の細田派(98人)、竹下派(54人)、石原派(11人)と、5派閥が続々と菅支持を打ち出したからだ。菅氏に近い無派閥議員も加わり、国会議員票394の7割以上をわずか2、3日で制圧したのだ。

 それにしても、なぜ菅氏は早々に優勢となり、ここまで圧勝できたのか。当初、安倍・麻生氏の支援が期待できる岸田氏を有力視する向きもあった。石破氏が秋波を送ってきた二階氏の支援を得られれば、石破氏優位の展開もありえた。

 流れを決めたのは、8月20日夜の菅・二階氏の密談だった。2人は、持病の悪化に苦しむ安倍氏が12日に甘利明自民党税制調査会長との会談で「身体が持たない」と漏らし、15日に麻生氏と会談した際にも「もう任に耐えない」と訴えたことをつかんでいた。

 密談場所は国会近くの『ザ・キャピトル東急ホテル』の日本料理店『水簾』。2時間半にわたる会談で「やるなら応援する」と背中を押す二階氏に、菅氏は謝意を述べ、首相への意欲を隠さなかった。この情報はすぐに安倍・麻生氏にも伝わった。

 安倍氏の本命はこれまで岸田氏で、麻生氏も同じだったが、菅・二階氏は、岸田氏には大局観がないとして、一貫して首相後継には否定的だった。安倍・麻生氏もコロナ禍に十分な対応ができない岸田氏に失望感を募らせていた。
「安倍・麻生氏としては、ここで岸田氏を推せば菅・二階氏を石破氏側に走らせかねない。仇敵の石破氏が後釜に就くよりは菅氏の方がいい。2人の意向が一致すると、麻生氏も菅氏に乗ろうと麻生派の取りまとめを急いだ。28日の辞任会見より前に流れはできていた」(全国紙政治部デスク)

 29日夜の菅、二階氏の会談を受け、二階派がすぐに支持を表明すると、雪崩を打ったかのように、残る4派閥が次々と菅氏支持を表明した。

 二階派幹部は周囲に「これが二階幹事長の(流れを作る)空気技だよ」とほくそ笑んだという。
(明日に続く)

4977名無しさん:2020/09/21(月) 01:12:50
https://www.j-cast.com/tv/2020/09/16394495.html
「出馬したいのでよろしく」「しっかりやれ、応援するぞ」安倍辞任の翌日、菅・二階会談で流れは決まった。派閥の有力議員らが明かす総裁選の内幕と思惑
2020年09月16日11時22分

9月14日に自民党の新総裁に決まり、15日に党役員人事を行った菅義偉官房長官は、明日16日の臨時国会での首相指名選挙を経て新総理に就任する。自民党では異例となる無派閥の総裁誕生の裏で、各派閥はどう動いたのか。今回の総裁選挙の構図を決定づけた局面に立ち会っていた派閥の幹部たちが、"菅支持"に舵を切った内幕と、知られざる思惑を初めて証言した。

菅新総裁の初当選は1996年。当初は派閥に属していたが、2009年の総裁選で他派閥の候補を支援するために派閥を離脱して以来、派閥政治からの脱却を掲げてきた。その菅氏が臨んだ今回の総裁選で、陣営を支えたのは党内の有力派閥だった。

いち早く支持を表明したのは二階俊博幹事長率いる二階派(47人)だった。二階氏は夏ごろから菅官房長官と頻繁に面会を繰り返していた。その場にいたのは二階氏側近の林幹雄衆院議員だった。二階氏は菅氏を「ポスト安倍」の有力候補とみていたと林議員は言う。会談が行われたのは赤坂議員宿舎。菅氏、二階氏、森山氏、林氏の4人で、夜8時から20分ほどの会談だった。

「安倍総理が辞任表明した翌日、菅官房長官が森山裕国対委員長を通じて二階氏にアプローチしてきた。二階さんも即座にOKした。時期が時期だけにピンと来たのではないか。菅さんは総裁選に出馬したいのでよろしくと。二階さんは、しっかりやれ、頑張れ、応援するぞと」(林議員)

岸田氏が期待していた麻生氏は「安倍総理の意向」が条件だった
菅氏圧勝の流れをつくったのは、岸田文雄氏が支援を期待していた麻生太郎副総理率いる麻生派(54人)だった。麻生氏はこれまで、同じ派閥の系譜にある岸田政調会長を「将来を担う優良な人材」と期待していた。ところが、安倍総理辞任を受けて開かれた麻生派幹部の会合で、岸田支持が打ち出されることはなかった。実は麻生氏は、新型コロナ給付金の対応をめぐって岸田氏の手腕に疑問を感じるようになっていた。麻生氏側近の松本純衆院議員は「麻生さんは誰を支援するかというさまざまな意見に耳を傾け、今日は白紙。判断は自分に一任してくれと言った」という。

岸田氏が麻生氏に協力を求めたのは、総理の辞任表明の2日後。麻生氏は「安倍総理が支援するなら自分も支援できる。安倍総理の意向を確認してほしい」と条件を突き付けたという。その翌日、岸田氏は総理と面会したが、支援を取り付けるまでには至らなかった。安倍後継に活路を見出していた岸田氏の戦略が崩れた瞬間だった。麻生派も菅氏支持を決定した。

こうした中で注目が集まっていたのが、安倍総理の出身派閥で党内最大の細田派(98人)の動向だった。派内で独自の候補者を出すべきか、他の派閥候補の支援に回るべきか意見が割れていた。立候補を模索していた細田派・稲田朋美衆院議員は、派閥の枠を超えて支援を広げようと考えていた。安倍総理大臣の辞任表明から3日後、自身の立候補について安倍総理に直接相談したが、「あまり焦らず一歩一歩頑張っていけばいいよ、というようなアドバイスはあった」と言う。

同じ細田派で安倍総理大臣と定期的に面会した高鳥修一衆院議員は、「もし総理が"岸田さんやってよ"とおっしゃっていれば、全力で応援したと思う。総理は、政権の継続性と危機対応を考えると菅官房長官の安定性と考えたのではないか」と推し量った。

これで、安倍総理の辞任表明から5日後には、主要3派閥の領袖が揃って菅氏の支持を表明したことになった。選挙の大勢は決してしまったといっていい。

4978名無しさん:2020/09/21(月) 01:13:00
>>4977

「広く国民の声を聴く政治」だったのか、違和感の声もあがる
告示の前から「菅優勢」の流れができあがっていた今回の総裁選。選挙戦の最中、西田昭二、武井俊輔、國場幸之助、古賀篤ら岸田派の若手は、新たな総裁が派閥の論理で決まっていくことに懸念の声をあげていた。その一方、地方の党員からの支持に期待をしていた石破茂元幹事長は地方で政策を訴えていた。だが、すでに大勢は決まっており、石破元幹事長を支持する自民党員の間では、違和感が広がっていた。「今後は永田町の中だけで無く、広く国民の声を聴く政治をしてほしい」という意見も出ていた。

15日には菅新総裁が党役員人事を行い、菅新総裁を支持した派閥の幹部が、続々と要職に起用された。菅義偉新総裁は番組のインタビューに答え、「政権として国民のために働く内閣を作りたい。(解散総選挙は)任期は1年しかない。その中で信をとうかどうかというのは総理大臣になってから考えること。やはり目の前のコロナをしっかり終息出来るように、経済をしっかり立て直すように、両立させてほしいというのが国民の声じゃないかと思う」と述べた。

同じ日、合流新党「立憲民主党」が結党大会を開催し、150人で船出した。代表に就任した枝野幸男代表は新党として、政権の選択肢を示す姿勢を強調。「国民の声に真っ正面から応える。明日新政権が発足し、久しぶりに臨時国会が開かれる。解散総選挙で論戦から逃げるようなら、それは国民不在の証明」と気炎を上げた。

注目の菅新政権がきょう16日(2020年9月)、発足する。

文・バルバス

4979名無しさん:2020/09/21(月) 01:27:09
https://www.asahi.com/articles/ASN9G6KKXN9GUTFK01K.html
「食い逃げ」警戒、渦巻いた疑心暗鬼 菅総裁、次は人事
有料会員記事 自民党総裁選2020
安倍龍太郎 菊地直己
2020年9月15日 6時00分

 菅義偉官房長官が第26代の自民党総裁に就任した。「安倍政権の継承」を訴え、議員票、地方票ともに大差をつけて総裁選を制した。8年ぶりのトップ交代で何を受け継ぎ何を変えるのか、注目は党役員・閣僚人事に集まる。新たな布陣で早期に衆院解散・総選挙に踏み切るかも焦点だ。

 「大きな数を頂いたので、安定して自分のめざす政治を行っていける」

 総裁選出から2時間半後、菅氏は党本部での記者会見で圧勝をそう誇った。7年8カ月続けた官房長官会見とは違い、笑顔も頻繁にのぞかせた。

 無派閥で党内基盤が弱い菅氏を押し上げたのは、派閥の力だった。

 岸田、石破両派を除く全5派閥が支持。二階俊博幹事長率いる二階派(47人)が擁立の流れをつくり、最大派閥の細田派(98人)、ともに第2派閥の麻生派(54人)、竹下派(54人)が雪崩を打った。

 投開票直前の菅氏陣営の決起集会では、5派閥の領袖(りょうしゅう)らが壇上で菅氏と「グータッチ」を交わした。麻生太郎副総理兼財務相は過去の総裁選で、投票直前に安倍晋三首相の陣営で議員に提供されたカツカレーの数より、安倍氏の票数が少なかった「食い逃げ」のエピソードを振り返り、「ぜひこの活気、この力を最後まで維持していただくようお願いする」と引き締めた。

■一枚岩ではなかっ…

https://www.asahi.com/articles/ASN9H33LHN9GUTFK03Q.html
「党四役」って何? 党運営の中心、最も力を持つのは…
会員記事 自民党総裁選2020
2020年9月15日 9時55分

 自民党の幹事長、総務会長、政調会長、選挙対策委員長は「党四役」と呼ばれる。与党トップの総裁は首相として政府の運営に携わるため、四役が党運営の中心となる。それぞれの役割や、力関係はどうなっているのだろうか。

 四役のうち、最も力を持つのは幹事長だ。党則で「総裁を補佐し、党務を執行する」と位置づけられ、党のカネの使い道や人事を実質的に決め、選挙の公認にも実権を持つ。「党の隅々まで口を出せる権限がある」(党幹部スタッフ)ため、在任中に「子分」を増やすことも。二階俊博幹事長が率いる二階派は、二階氏が幹事長に就任した16年8月時点では36人だったが、いまは47人にまで増えた。

 総務会長は、党の常設の最高意思決定機関である総務会を取り仕切る。総務会は、政府がつくる予算案や法案を最終的に党が了承するかどうか決める機関で、全会一致が基本原則。総務会メンバーはベテラン議員も少なくなく、「うるさ型」を抑えられる重鎮をあてるケースが多かった。

 ただ、「安倍1強」と言われた…

4980名無しさん:2020/09/21(月) 01:28:58
https://www.asahi.com/articles/ASN9K7D2VN9GUTFK03D.html
第1回派閥を否定し、利用した 菅氏を頂に押し上げた数の論理
有料会員記事 菅政権発足
2020年9月18日 5時00分

 「岸田さんや石破さんは、派閥内で飯を食ってるだろ。子どもの遊びみたいなもんだ」。8月末、自民党総裁選に立候補する意向を固めた菅義偉は、自身の勝利を確信したかのように周囲にそう語った。

 この時、すでに党内で菅優位の流れができつつあった。28日に首相の安倍晋三が記者会見で辞意を表明した翌日、菅は党ナンバー2の二階俊博とひざを突き合わせ、総裁選への意欲を伝えた。その二階率いる二階派(47人)がいち早く支持を打ち出したことで、細田派(98人)、麻生派(54人)など大派閥でも、同調する動きが広がっていた。

 「どの派閥も、負ける戦いはし…

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63932580W0A910C2PP8000/
組閣、派閥均衡を重視 神奈川・当選同期に菅色
2020/9/17付日本経済新聞 朝刊

16日に発足した菅内閣は自民党の派閥にまんべんなくポストを配分した「派閥均衡型」といえる。菅義偉首相と同じ無派閥からは3人を登用した。首相と同期の1996年初当選組や神奈川選出議員が目立つなど「菅色」もみえる。

首相は総裁選で細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)、二階派(47人)、石原派(11人)の5派から支持を受けた。一方で派閥の意向を聞く従来型の人事はしないと断言し、能力主義…

https://mainichi.jp/articles/20200917/ddm/003/010/126000c
総裁選の決算/上 派閥均衡、「実務」優先 手堅く、精通分野に配置
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月17日 東京朝刊

 16日発足した菅義偉内閣は、閣僚ポストを自民党内の各派閥にほぼ均等に配分した上で、所管行政に精通した実務家を多く起用する手堅い布陣となった。ただ、派閥別の配慮の仕方には濃淡があり、総裁選で対立候補を擁立した岸田派や石破派などからは不満も漏れる。

 菅内閣で際立ったのは「手堅さ」だった。第4次安倍再改造内閣の閣僚のうち、麻生太郎副総理兼財務相(79)=麻生派=や茂木敏充外相(64)=竹下派=ら派閥の実力者を中心に8人を再任。3人の閣僚の担当を変更する横滑りを行い、過去に閣僚を経験した4人を再登用。初入閣は5人にとどめた。参院自民党の世耕弘成幹事長(細田派)は「実務型を集結させたところに仕事師である菅新首相らしさが出ている」と評価した。

 2019年9月の内閣改造で安倍晋三前首相は13人を初入閣させたが、そのうち4人は無派閥が占め、石破、石原両派からの閣僚登用は見送った。当時官房長官で無派閥の菅首相への配慮からだった。ところが菅首相の側近の菅原一秀前経済産業相が公職選挙法違反疑惑で辞め、法相を務めた衆院議員、河井克行被告も公選法違反事件で辞任。その後、河井議員は逮捕・起訴され、菅氏の求心力低下につながった。

4981名無しさん:2020/09/21(月) 01:29:40
>>4728

自民総裁選最下位の石破氏、厳しい再挑戦の道 閣僚経験者からは「賞味期限切れた」の声も
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200915/pol2009150005-n1.html

4982名無しさん:2020/09/21(月) 01:30:19
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2020/09/15/JD0059563818
大分合同新聞 大分県内 自民総裁選、大分県関係4議員は菅氏に投票 [全般]
大分県内ニュース
自民総裁選、大分県関係4議員は菅氏に投票
2020/09/15 03:01

 自民党は14日、党大会に代わる両院議員総会を東京都内のホテルで開き、菅義偉官房長官(71)が岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)を破って圧勝し、第26代総裁に選出された。菅氏377票、岸田氏89票、石破氏68票で菅氏が過半数を・・・

※この記事は、9月15日 大分合同新聞 1ページに掲載されています。

4983名無しさん:2020/09/21(月) 01:32:20
https://mainichi.jp/articles/20200914/k00/00m/010/228000c
「同情」の2位、岸田氏望み残す 地方票最下位…党内から不信 自民総裁選
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月14日 22時00分(最終更新 9月14日 22時18分)

 自民党総裁選で劣勢が予想された岸田氏だが、岸田派47人に対し獲得した国会議員票は79票。想定より約20票積み増して2位となったことが会場で伝えられると、岸田氏の顔に笑みがこぼれた。一方、圧勝を狙った菅氏陣営の二階派幹部は、予想外の岸田氏の善戦に「何だあれ」と漏らした。

 岸田氏は当初、安倍晋三首相の「意中の人」と目されていた。しかし、菅氏が安倍路線を継承する立場で二階派と連携して出馬する動きが広がると、首相の出身派閥・細田派や、岸田派(宏池会)と源流を同じくする麻生派も含めた5派閥が菅氏支持に雪崩を打った。岸田氏が今回の総裁選で大敗して3位に甘んじれば、次期総裁選候補としての芽が消えるだけでなく、派閥領袖(りょうしゅう)の地位さえ危うくなる危機感があった。

 二階派幹部は「細田派が議員票を回したんだろう」とつぶやいた。実際、首相に近い細田派議員も「組織的に回したわけではないけどね」と、個人的に岸田氏へ投票する動きがあったことを暗に認め、細田派幹部も…

https://mainichi.jp/articles/20200915/ddm/003/010/103000c
自民総裁選 「完勝」菅氏、人事試練 支持5派閥、優遇迫る
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月15日 東京朝刊

 14日投開票された自民党総裁選は菅義偉官房長官(71)が国会議員票、地方票とも圧勝する「完勝」を収めた。次の焦点となる党役員・閣僚人事は菅新総裁にとって最初の関門だ。敗れた岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)は来年9月の任期満了に伴う総裁選に向けて戦略を練り直す。

 党内7派閥のうち菅氏を推した5派閥は論功行賞人事を求め、意に沿わない場合は反旗を翻す構えすら見せている。無派閥で党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な菅氏が派閥とどのような間合いを築くのか。14日夜、早速、党4役と国対委員長のポストを5派に振り分ける人事を固め、各派に配慮を示した。

 「党員の意思が完全に反映された。圧倒的だ。党員・党友の皆さんは本格投票による結果と同じと受け止めると思う」。菅氏を支持した麻生派の甘利明税制調査会長は14日、菅氏が地方票の6割以上を獲得したことをそう評した。

https://mainichi.jp/articles/20200914/k00/00m/010/233000c
「完勝」菅氏を待つ人事の試練 支持の5派閥、論功行賞求める 自民総裁選
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月14日 22時08分(最終更新 9月14日 22時51分)

 14日投開票された自民党総裁選は菅義偉官房長官(71)が国会議員票、地方票とも圧勝する「完勝」を収めた。次の焦点となる党役員・閣僚人事は菅新総裁にとって最初の関門だ。敗れた岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)は来年9月の任期満了に伴う総裁選に向けて戦略を練り直す。

 党内7派閥のうち菅氏を推した5派閥は論功行賞人事を求め、意に沿わない場合は反旗を翻す構えすら見せている。無派閥で党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な菅氏が派閥とどのような間合いを築くのか。14日夜、早速、党4役と国対委員長のポストを5派に振り分ける人事を固め、各派に配慮を示した。

 「党員の意思が完全に反映された。圧倒的だ。党員・党友の皆さんは本格投票による結果と同じと受け止めると思う」。菅氏を支持した麻生派の甘利明税制調査会長は14日、菅氏が地方票の6割以上を獲得したことをそう評した。

 安倍晋三首相の病気による辞任表明で突如実施された総裁選。二階俊博幹事長ら党執行部は「政治空白」を避けるとして、党員投票を省略した簡易形式で総裁選を押し切ったが、国会議員票だけで当選が確実視された菅氏も、地方票の行方次第では総裁就任の正当性が問われかねなかった。

 5派閥や無派閥有志から成る菅氏陣営が「圧勝」ムードで緩みを見せる中、菅氏自身は職域党員を抱える業界団体幹部らに支持を求める…

4984名無しさん:2020/09/21(月) 01:34:01
https://www.asahi.com/articles/ASN9J722FN9JUTFK04B.html
二階派、さながら祝勝会 競った2派閥と明暗分かれる
有料会員記事 菅政権発足
河合達郎、西村圭史、石井潤一郎
2020年9月17日 7時00分

 16日に発足した菅政権は、党内7派閥から閣僚が起用された「派閥均衡」が特色だ。ただ、菅義偉首相の誕生に貢献した二階俊博幹事長や森山裕国対委員長の派閥議員が初入閣を果たす「論功行賞」人事の側面も。一方、総裁選で争った岸田文雄、石破茂両氏の派閥の冷遇ぶりもみられ、明暗が分かれる形となった。

 16日午後、加藤勝信官房長官が武田良太総務相と平沢勝栄復興相の就任を読み上げると、二階派の派閥事務所のテレビを見ていた所属議員から歓声が起こり、祝勝会のような雰囲気となった。

 二階氏はいち早く菅氏支持を表明し、総裁選圧勝の道筋をつけた。二階派は47人の第4派閥ながら、二階氏が幹事長続投。武田氏に加え、「入閣待機組」のベテラン平沢氏が念願の初入閣を果たした。

 二階氏も記者団に「必要な人材の登用に努力した結果。必ずや国民に期待してもらえる」と菅内閣の陣容を評価した。

 二階氏とともに菅氏支持に動いた森山氏が所属する石原派も恩恵を受けた。11人の少数派閥だが、森山氏の留任に加え、坂本哲志氏が初入閣した。

 総裁選で、菅氏支持へと雪崩を打った、他の主要派閥も及第点を得たようだ。

 竹下派(54人)は、政権の要…

https://www.asahi.com/articles/ASN9G6260N9GUTFK03R.html
総裁選で菅氏支えた「派閥」とは? 組閣や党人事に影響
会員記事 自民党総裁選2020
笹井継夫
2020年9月14日 19時41分

 14日の自民党総裁選で、党内7つの派閥のうち5つから支持を得た菅義偉(すが・よしひで)氏が圧勝しました。本人は「脱派閥」を掲げながら、派閥に支えられるという不思議な構図。派閥とは何か?派閥が人事に及ぼす役割とは?一問一答形式で説明します。

 Q 自民党総裁選で注目される「派閥」とは?

 A 領袖(りょうしゅう)というトップを中心に、同じ政策や利害に基づいて行動する国会議員の集団のこと。総裁選では、党内の7派閥のうち細田派や麻生派、二階派など5派閥(計264人)が菅義偉官房長官の支持を表明した。岸田文雄政調会長(岸田派47人)や石破茂元幹事長(石破派19人)よりも菅氏が優位に立てたのは、派閥の力が大きい。

 Q 派閥の役割は?

 A かつては総裁候補を担ぐ集団という意味合いが強かった。いまは政策集団としての顔のほか、組閣や党人事では、所属議員がポストを得られるよう働きかけている。

 Q マイナスイメージで語られることがあるのはなぜ?

 A 衆院選の一つの選挙区で複…

4985名無しさん:2020/09/21(月) 01:34:52
https://www.cyzo.com/2020/09/post_253127_entry.html
宏池会(岸田派)の憂鬱
菅内閣誕生の裏で評価爆下がりの岸田氏 張りぼての総裁選2位で見えた危うい立場
2020/09/18 07:00
文=見附太郎(みつけ・たろう)

 2020年9月16日、菅義偉内閣が発足した。2日前の14日、投開票が行われた自民党の総裁選では菅義偉氏が国会議員票と地方票とも圧倒し、有効票534票の約7割にあたる377票を獲得し大勝した。2位につけたのは89票を獲得した岸田文雄政調会長。3位の石破茂元幹事長に21票の差をつけた。トーンに若干の違いは見られたものの、各報道機関とも石破に競り勝った岸田が、将来の総理総裁への挑戦権を維持したかの論調で書き連ねていた。

 もともとこの総裁選、自民党内7派閥のうちの細田、麻生、二階派ら5派閥の支持を取り付けた菅の圧勝は投票前から織り込み済みで、焦点は誰が2位につけるかに絞られていた。

 国会議員票だけ見れば、岸田派の47人と石破派の19人では28人の差があり、岸田派の優位は最初から明らかだった。加えて、岸田派はかつて同じ派閥に属していた谷垣禎一元総裁のグループ(有隣会)からの票も見込めたので、基礎票だけで55票程度は事前に確保していた。

 そうした状況下なれば、石破が頼みの地方票に望みをかけるのは必然的な流れだった。一方の岸田も最初から勝敗を度外視された総裁選であっても、将来の総裁候補となるためには、ある程度の地方票を獲得し全国レベルでの支持の広がりを示すことは求められていた。

 各都道府県に3票ずつ割り当てられた地方票141票は菅が89票(得票率63.1%)を獲得したが、石破も42票(同29.8%)を獲得し一応の意地を見せた。一方で岸田が獲得した地方票はわずか、10票(同7.1%)だった。

 票が回ったのは山形、福島、山梨、広島、香川、長崎、熊本の7県のみ。岸田の地元・広島で3票総取りしたのと、16年に亡くなった、かつて宏池会(現岸田派)を率いた堀内光雄の地元・山梨で2票獲得したのを除き、残る5県からは1票ずつ獲得したに留まった。法務大臣として今回再入閣した上川陽子を筆頭に、同派議員が複数いる静岡では一票も取れなかった。

自民党内ですべてに優先された石破潰し
 永田町内の数の論理はともかく、これだけ全国での知名度が低い(ありていに言ってしまえば人気がない)岸田が首相になった場合、果たして選挙に勝てるのかという当然の疑問が出てくる。まだ総裁選が終わったばかりで、岸田派内の誰もが表立った批判は控えるだろうが少なくとも、自民党の他の派閥からは「将来、岸田で大丈夫なのか?」という素朴な疑問は当然湧き出てくる。

 今回の2位確保にしても、なんとか集めた議員票79票によるところが大きかった。岸田本人が各議員に対し電話で支持を訴えるなど、なりふり構わぬ姿勢で支持獲得に動いたことが功を奏したようだが、総裁選の前から、反安倍を主張してきた“石破潰し”のために、「菅氏を支持する5派閥からある一定票を融通する」ということもささやかれていた。安倍前首相自身、安倍政権への批判を繰り返す石破氏の勝利を阻止することを最重視していた。

 岸田に対しては勝負が最初から見えていた今回の総裁選に、「出馬見送りすべき」との声も一部からは上がったが、安倍首相に諭されて出馬を見送った18年に続く不出馬となると、「流石に派内の維持を保てない」と、負けを承知の勝負に岸田は出た。

 岸田にとって、今回の総裁選は将来の総裁への芽を残すという大義名分の前に、自身の派閥会長の座を維持するためにも2位確保は必要最低限のラインだった。

4986名無しさん:2020/09/21(月) 01:36:54
>>4985

田中六助から古賀誠=今も引き継がれる川筋者の系譜
 岸田派の一部は、不出馬、または出馬して無残な最下位ともなれば、「1971年の大平のクーデター」のような事態を招きかねないと懸念していた。

 当時の宏池会は後に、衆院議長になる前尾繁三郎が派閥の長だった。四選を目指す佐藤栄作首相(当時)から、四選後の内閣改造での前尾派の優遇を約束され出馬を見送ったが、佐藤から約束を反故にされ、前尾は面子を潰された。派内の不満は一気に爆発し、後に首相の座を射止める大平正芳が田中六助(大平内閣時の官房長官)らに担がれる形で前尾を駆逐し、派閥の会長の座に収まった。このクーデターには前段があり、前尾が佐藤の三選を阻止するため出馬した1968年の自民党総裁選で95票を獲得するも、107票を獲得した三木武夫の後塵を拝する形で惨敗したことも派内の不満要因の火種としてくすぶっていた。

 ここまでなら、半世紀近く前の話で、特に心に留めておく必要もないのかもしれない。しかし、このクーデターを画策し、大平を担ぎ上げた田中六助は、今も宏池会の実質的オーナーで、九州地域選出の議員を中心に強い影響力を持つ古賀誠・宏池会名誉会長(前会長)の政治の師だった。

 田中六助は日本経済新聞の記者出身とはいえ、元を辿れば、荒い気性で知られる福岡の川筋者だ。“金遣いと気は荒い”が男気のあることを何よりの誇りにしている人たちだ。田中六助は同じ福岡出身で川筋者気質を持つ古賀をことのほか可愛がった。古賀も自身のホームページで、「私の心の中にはいつも生きている先生」「私の政治家としての政治理念は、そういう田中六助先生との出会いの中で培われていったものです」と故人を今も称える。政治理念だけでなく、政治の世界での喧嘩の仕方も田中六助から直伝で学んだから、現役時代、古賀は永田町ではもっとも、喧嘩相手にしなたくない存在だった。

 仮に古賀の中に、田中六助から引き継がれたDNAが今もしっかりと残り、派閥の存在意義が政権獲得にあると考えているとすれば、今後も岸田が全国的な支持を拡大することができなければ、見限り時が来るかもしれない。

 この8月で80歳となった古賀誠が自ら動くことはないにしても、田中六助?古賀誠に連なる川筋気質を持った若手が岸田以外の誰かを担ぎ上げる可能性は否定できない。

 立候補に必要な20人を確保できず最終的に出馬断念を余儀なくされたが、15年に野田聖子が自民党総裁選への出馬を模索した時は裏で古賀が糸を引き、派内の若手に野田支持を働きかけたという。

 その野田聖子は今回の菅政権誕生で、幹事長代行となった。今後の彼女の立ち振る舞い次第だが、今後、コロナウイルス感染拡大が更に拡大し、五輪中止、または不祥事などで自民党の人気が急落した時に使える切り札としての存在価値は今も野田に残る。そうなった場合、古賀指示のもと、岸田派が日本初の女性宰相候補として野田聖子を担ぎ可能性も状況によってはあり得るシナリオだ。

4987名無しさん:2020/09/21(月) 01:38:33
>>4986

派閥抗争を繰り返してきた宏池会
 同じ宏池会を見渡せば、安倍前首相が自民党総裁に返り咲いた12年の自民党総裁選で参議院議員ながら出馬した林芳正が派の座長として控える。こちらも農水大臣、防衛大臣などの要職で数々の経験を積んでおり、宰相になるための必須条件はすでに揃えている。

 お公家集団と揶揄され一見、派閥抗争などから縁遠いとみられる宏池会だが、宮澤喜一元首相と前出の田中六助が派閥の主導権を争った「一六戦争」、派閥の分裂を招いた「加藤の乱」と他の派閥並みに集散離合は繰り返してきた。挙国一致でコロナ禍という国難に立ち向かうこの時期に、むやみに権力闘争を煽るつもりはないが、日本の高度成長をけん引し、64年の東京五輪を成功させた池田勇人元首相が旗揚げした宏池会が今後、本気で政権獲りに動くなら、多少の出血は強いられても総裁選に向けてのしっかりした統括は必要となってこよう。

 来年9月に行われる自民党総裁選は今回のような略式でなく、党員投票が議員票と同等の重みを占める、本来あるべき姿の総裁選となる見込みだ。全国的支持獲得のために岸田氏に残された時間はあまりにも少ない。

最終更新:2020/09/18 09:48

4988名無しさん:2020/09/21(月) 14:49:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e053f2b9c3673608fefba0f0f81a50971f7f1bf
野田聖子元総務相「私が総裁候補になれない理由」を赤裸々告白 〈AERA〉
9/8(火) 8:00配信

 今回も女性候補ゼロの自民党総裁選。野田聖子元総務相は早々に出馬を見送った。女性が首相への挑戦さえ果たせない理由は。足りないものは何なのか。AERA 2020年9月14日号では、野田元総務相が自民党総裁選について語った。

*  *  *
──総裁選には必ず出ると常々おっしゃっていましたが、今回は見送りました。なぜですか。

党員投票が見送られ、自由で開かれた総裁選ではないからです。国会議員ではなく、党員という普通の人々の票あってこその私ですから、今回出てもバットを持たずにバッターボックスに立つようなものですから。

■20人の推薦人目指して

──前2回の総裁選は出馬を模索しつつ20人の推薦人が集まらず断念。今回、出馬を目指したら推薦人は集まりましたか。

 派閥を作るために議員になったわけではないけれど、ゼロからのスタートだった1回目の挑戦以降色んな人と人間関係を築き、今回は十数人のコアメンバーと政策グループの入り口ぐらいまできていました。結果的にどうなったかはわかりませんが、10人ほどから始めた前回より前進できていたのは確かです。

 ただ、私個人なら落選しても、推薦人が集まらず馬鹿にされても全然構わないのですが、応援してくれる人たちの名誉を傷つけたり、新総裁の下で何らかのペナルティーを受けたりする可能性がある。特に今回の選挙方式では、総裁選後に私が一定の力を持ってみなさんを守れるという保証が無い中で、動かないことを決めました。

――同じ無派閥の菅義偉官房長官が、各派閥から広く支持を集め当選確実の状態です。ご自身との差はどこにあったのでしょうか。

 そうですね……。当然、官房長官という重職を7年半も続けてこられたということは大きいと思います。派閥以上の人間関係を作ってこられたのでしょう。ただ、それだけではない。今回の総裁選では本来、石破茂さんが軸になるはずだった。でも「それはイヤだ」と思う人たちもたくさんいて、その人たちが対抗馬として菅さんを担いだ。そういう流れができたということが大きいと感じます。

――ただ、菅さんは元々ポスト安倍候補として各種世論調査でも名前が挙がっていました。残念ながら野田さんは、小泉進次郎さんや河野太郎さんといった比較的若手のポスト安倍候補に比べても、世間の期待が高まっていません。

 私が女性議員である、ということが一つの原因ではあると思います。大変残念なことだけど、女性ということでアンダーエスティメイト(過小評価)される、一段低く見られてしまう。それを打破するのが私の目標でもあります。メディアへの露出が足りていない、という面もあるとは思いますが、それでも一定の人々が常に首相候補として支持して下さっていることは大変ありがたく感じています。

──なぜ首相を目指すのですか。

 小泉純一郎さんの郵政民営化でわかるように、トップになれば自身の持論を実現できる。私にとってそれは少子化対策です。少子化は日本が抱えるあらゆる問題の原因です。経済への影響はもちろん、若年層が減れば防衛にも懸念が出る。福祉の担い手が足りなくなる。教育だって劣化してしまう。大人最優先から子ども最優先の日本にする必要があるんです。ただ、これを本気でやろうとすると大人が持っている既得権益を侵すことになり必ず反発が起きます。トップにならなければやれない仕事だと考えています。

 また、社会で一番弱い立場の子どもを大切にすることで、次に弱い立場である女性も救うことができます。あのアメリカでさえ、女性は大統領になれなかった。女性だというだけでアンダーエスティメイトされてしまう現状を打破するには、まず子ども最優先ということです。

(編集部・上栗崇)

※AERA 2020年9月14日号抜粋、一部加筆

4989名無しさん:2020/09/21(月) 14:50:41
>>4988

https://news.yahoo.co.jp/articles/498cca8829b493e062bf7cfb157fbc3627ec7be6
野田聖子元総務相、総裁選で「小池百合子都知事と共闘」も視野 どっちが立候補かは「ののしりあいで決める」〈AERA〉
9/9(水) 8:00配信

 自民党総裁選への立候補を見送った野田聖子元総務相。過去に女性として唯一総裁選に立候補した小池百合子都知事の自民党復帰、そして総裁選での共闘について、AERA 2020年9月14日号で「十分にあり得る」と見通しを語った。

【野田聖子元総務相「私が総裁候補になれない理由」を赤裸々告白】から続く

*  *  *

──次の総裁選は来年秋。この1年間、何をすれば立候補、当選への道が開けますか。

 秘密兵器があるわけじゃないし、刺激的なことを言って炎上商法的に露出を増やすのも柄じゃない。これまで通り自分が正しいと思うことを主張して、同調してくれる仲間を一人ずつ増やすしかありません。女性議員を増やすことにも力を注いでいますが、そうした活動がいずれ大きな力になるはずです。次がダメでもその次がある。7回転んでも8回目があります。男性議員はよく、「次がダメだったら政治生命が……」なんていいますけど。私はそんなこと全く考えていません。やりたいことを、できるまでやりつづけるだけです。

――過去2回、推薦人集めに失敗しましたが、それでもやり方を変えないということですか。
 正しいことをずっと言い続けていれば、周囲の人がいずれ「そうか」と気付いてくれる。地道に女性議員を増やしていることも、やがて力になっていく。少しずつ少しずつ色んな力が貯まっていって、ある日ドアが開いたら、一気に流れができると期待しているんですけどね。

──今回、稲田朋美議員も立候補を模索しました。共闘という選択肢はありませんでしたか。

 稲田さんの動きはうれしかったですね。やはり彼女も、私が過去2回挑戦した姿を見て、「私も」と思ってくれたのではないでしょうか。共闘できたらいいと思いますし、そのときは私のほうが当選回数が多いから、顔を立てて候補は私ね、という話をするでしょう。

──小池百合子・東京都知事とは以前から協力関係にあります。彼女が自民党に帰ってくる可能性をどうみていますか。

 今はコロナ対策で大変な状況ですが、事態が落ち着けば十分にあるんじゃないでしょうか。彼女とは政治的手法や外交など個別の政策では違いがありますが、常に連絡は取り合っていますし、女性の過小評価を打破しようという目的は同じ。強いおばさん2人でまた協力する日が来るかもしれません。そのときは、どっちが総裁候補になるか決めるのにののしり合いになるかもしれませんけど(笑)、女性候補が1人もいないよりずっといいことですよ。

(編集部・上栗崇)

※AERA 2020年9月14日号抜粋、一部加筆

4990名無しさん:2020/09/21(月) 16:15:06
>>4293

https://www.sankei.com/politics/news/200826/plt2008260030-n1.html
谷垣グループ、超党派議連やコロナ後政策立案で存在感
2020.8.26 20:14政治政局

 自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)の動きが活発だ。掛け持ちを合わせて20人余りの小所帯ながら、メンバーの中谷元(げん)・元防衛相や遠藤利明・元五輪相らベテラン組が超党派議員連盟を立ち上げたり、新型コロナウイルス収束後をにらんだ政策立案を主導したりと党内外で活動の幅を広げている。候補者乱立による接戦が予想される次期総裁選をにらみ、存在感を高める狙いも透ける。

 「国家に貢献できるような、実力を養成できるような集団にならなければならない」。26日に東京都内で開いたグループの研修会で、代表世話人を務める中谷氏は仲間たちにこう結束を呼びかけた。

 派閥ではない有隣会は小規模とはいえ、メンバーには政治経験豊かなベテランがそろう。中谷氏は7月、中国が香港の統制強化のために導入した香港国家安全維持法(国安法)に対応する超党派議員連盟を結成。ともに共同代表に就いた国民民主党の山尾志桜里衆院議員との異色のタッグは話題となった。

 遠藤氏も新型コロナ収束後を見据え、日本の文化芸術などを国家戦略として発信するための自民党特命委員会発足を主導し、委員長代行に就任。特命委は次期首相の座を目指す岸田文雄政調会長の下に置かれており、岸田氏と親交が深い遠藤氏による支援の布石かとの観測も広がった。

 グループには他にも川崎二郎元厚生労働相や逢沢一郎元国対委員長らが所属。逢沢氏は24日夜、岸田氏や鈴木俊一総務会長と会食し、岸田派(宏池会)の流れをくむ勢力の再結集による「大宏池会構想」について意見を交わしたという。

 有隣会をめぐっては、接戦が予想される次期総裁選で一致結束し、キャスチングボートを握れるかが注目される。

 中谷氏は同じ昭和32年生まれで、次期総裁を争う岸田氏や石破茂元幹事長に、石原伸晃元幹事長を加えた4人で定期的に会合を開く間柄だ。グループには総裁選出馬を目指す野田聖子元総務相と親しいメンバーもいる。ベテランが多いため足並みをそろえて特定の候補者を推すことに関しては「すんなりといかない」(ベテラン)との見方もある。(永原慎吾)

4991名無しさん:2020/09/21(月) 16:31:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/9235d77f9b33d635c6aaf4b1bc6ccd8289137d47
野田聖子氏、総裁選出馬へ意欲 過去断念も「愚直に目標」
1/3(金) 18:07配信

 自民党の野田聖子元総務相は3日放送の文化放送ラジオ番組で、次の党総裁選に立候補する意欲を重ねて表明した。過去に2回出馬を目指しながら断念した経緯を念頭に「愚直だが総裁選を目標に掲げている。これと決めたら、それのみだ」と明言した。

 出馬を目指す理由について「自民党が女性活躍を進めるかどうかの試金石になる。多様性を見せる意味で、もう一踏ん張りしたい」と述べた。

 野田氏は、首相が途中で退陣し、後継を国会議員だけで選ぶとの見方に対し「大反対だ。透明性の高い方法でリーダーを選ぶ時代に、絶対あってはならない」と強調し、党員・党友投票の実施を求めた。

4992名無しさん:2020/09/21(月) 16:41:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/80a93f87e7a10b3d36501bef33e553de26256de6
ポスト安倍、「石破潰し最優先で菅」のあざとさ
9/2(水) 5:01配信

 安倍晋三首相の突然の退陣表明で始まったポスト安倍レースは、あっという間に菅義偉官房長官を後継とする流れが固まった。

 7年8カ月続いた「安倍政治の継承」が大義名分だが、国民的人気を誇る反安倍の闘士の石破茂元幹事長だけは後継にしたくないという自民主流派が、石破潰しを最優先させた結果ともみえる。

■事実上、菅氏の信任投票に

 9月8日告示―14日投開票という日程で実施される自民総裁選は、菅、石破両氏と、一時は本命視された岸田文雄政調会長の3氏による戦いとなるのがほぼ確実となった。しかし、「実態は菅氏の信任投票」(自民幹部)との見方が支配的。まさに「幕が開いたら芝居が終わっていた」というあざとさで、総裁選の投票に参加できない自民党の党員・党友だけでなく、結果を注視する国民からの不満も高まっている。

 自民党は9月1日に総務会を開き、執行部方針通りに党大会に代わる両院議員総会で総裁選を行うことを決定した。コロナ禍という国難の中で「政治空白を避ける」のが理由で、党則の「緊急を要するときは両院総会で後任を選任できる」との条項を盾に、党員・党友の投票も含めた本格総裁選ではなく、党員投票を省略する両院総会方式を選択した。

 具体的な総裁選日程は2日の党総裁選管理委員会(野田毅会長)で決まるが、党執行部は「9月8日告示―14日投開票」とする方針だ。これを受けて政府は16日に臨時国会を召集し、冒頭の首相指名選挙で新首相を選出、同日中に新内閣を発足させる段取りを描く。

 野党側は首相指名に続いて、新首相の所信表明演説とこれに対する各党代表質問を要求しているが、政府与党は会期を18日までの3日間にとどめ、国会論戦は10月下旬に改めて召集する次の臨時国会に先送りする構えで、その場合は一部で取りざたされている秋口解散論も消える。

 自民党が決める総裁選の日程は、立憲民主、国民民主両党の解党・合流による150人規模の「新立憲民主党」が15日に旗揚げ総会を開催することを念頭に置いたものだ。その前後に新総裁選出と新内閣発足というスケジュールを組み込めば、「野党再結集という話題をかき消す」(自民幹部)との狙いも透けて見える。

4993名無しさん:2020/09/21(月) 16:41:17
>>4992

 こうした状況を踏まえ、自民党内では各派閥の合従連衡が一気に進んだ。総裁選の仕切り役となる二階幹事長は、8月29日の菅氏との会談で同氏の出馬の意思を確認したとして、30日に二階派(47人)の菅氏支持を決めた。自らが主導して総裁選の流れをつくるという二階流の戦術だ。

■窮地に追い込まれる岸田、石破両氏

 二階氏の思惑通り、翌31日には第2勢力の麻生派(54人)と最大派閥の細田派(98人)が相次いで菅氏支持の方針を固めた。これに伴い、麻生派の河野太郎防衛相は出馬見送りに傾き、細田派で出馬を模索していた下村博文党選挙対策委員長や稲田朋美幹事長代行も派閥の方針に従う方向となった。

 さらに、菅氏に近い無派閥議員グループ(30人前後)や石原派(11人)も菅氏支持で固まった。麻生派と並ぶ第2勢力の竹下派(54人)は態度を決めていないが、菅氏が31日、同派に強い影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長と会談して支援を求めたこともあり、「菅後継」を容認する空気が強まっている。

 岸田派(47人)と石破派(19人)、様子見の無派閥議員30人前後を除く各派閥が菅氏支持に雪崩を打つように動き、菅後継の流れは決定的となった。そろって窮地に追い込まれたのが岸田、石破両氏だが、どちらも「出馬を断念すれば政治生命も危うくなる」(岸田派幹部)との判断から、総裁選投票方式が決まった1日午後に相次いで出馬表明した。菅氏は2日夕に出馬表明する見通しだ。

 そうした中、野田聖子元総務会長も女性代表での出馬を模索しているが、「推薦人20人を集めるのは困難」(周辺)とされる。このため、8日から本番入りする予定の総裁選は菅、岸田、石破の3氏による三つ巴の戦いの構図となる。

 告示日の8日午前には3氏の陣営の代表が、それぞれ20人の推薦人名簿を添えて立候補を届け出る。その後は候補者そろい踏みでの都内や地方での街頭演説などを行うのが通例だが、コロナ禍の中での活動には制限があり、日本記者クラブや各テレビ局などの候補者討論会での政策論議が中心となる見通しだ。

4994名無しさん:2020/09/21(月) 16:41:42
>>4993

 両院総会方式での後継選びとなったことで、政界では菅氏の得票数と岸田、石破両氏の2位争いに注目が集まっている。

 両院議員総会では、所属議員394人と都道府県代表各3人(141人)の合計535人が投票する。派閥単位で圧倒的な支持を集めている菅氏が、1回戦で過半数の268票以上を獲得すれば、その時点で新総裁就任が決まる。ただ、半数以下となれば得票数1、2位による決選投票(2回戦)となり、議員だけの投票での決着となる。

■1回目で過半数の可能性高いが…

 派閥単位での菅氏の圧倒的支持がそのまま議員票に反映されれば、同氏の260票以上の獲得が見込まれ、都道府県代表の得票を合わせれば、菅氏が1回戦で過半数を制する可能性が高い。

 しかし、総裁選は伝統的に無記名投票で、過去の総裁選でも「判官びいき」などで弱い候補が予想外の得票をするケースが少なくなかった。このため、菅氏の得票が伸びない場合は支持陣営の中の潜在的な「反菅」票の存在が明らかになり、2回戦突入ともなれば菅新総裁の求心力に影を落としかねない。

 一方、2位争いが注目されるのは、1年後に実施予定の本格総裁選をにらむ両氏の戦略に大きな影響を与えるからだ。両氏の得票を予測すると、率いる派閥の人数では岸田氏が28人上回っているが、都道府県代表からの得票次第では順位が入れ替わる。

 そこで各陣営が神経を尖らせるのが都道府県代表の票の行方だ。それぞれの党員・党友数とは無関係に47都道府県から各3人が代表として投票に参加する。ただ、この3人の代表は各地域で選出された自民議員につながる人物が多く、派閥の影響力も及ぶ。派閥単位の動きを踏まえれば、地方代表票のかなりの部分が菅氏に集まる可能性がある。

 ただ、9月1日の総務会で党員・党友投票を求める声が相次いだことを踏まえ、麻生派の鈴木俊一総務会長は各都道府県連で党員・党友による予備選挙を実施することを前提に、執行部方針の両院総会方式で了承を得た。地方代表票は各都道府県での予備選の結果も反映されることになり、党員・党友の人気が高い石破氏の票がかさ上げされそうだ。

 首相就任が確定的となった菅氏にとって、今回総裁選は「事実上の信任投票で、何としてでも一発決着」(側近)が必要となる。これに対し、岸田、石破両氏は2回戦に持ち込むことが目標となる。表舞台の候補者討論会で火花を散らし、水面下ではそれぞれの陣営が票の切り崩し合いでしのぎを削ることになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4995名無しさん:2020/09/21(月) 18:09:28
https://www.tokyo-np.co.jp/article/36478
克行容疑者は「横柄」、案里容疑者は「パフォーマンス好き」 河井夫妻に地元冷ややか
2020年6月19日 06時58分

 克行前法相の元秘書が「会話が少なく距離があるように思えた」と評する河井夫妻。広島市の四十代主婦は夏祭りで何度か夫妻を見かけたが、「それぞれが違う支援者と握手しとって、バラバラに行動しておるように見えた」と語る。
 広島県で生まれ育ち、松下政経塾で学んだ後に県議となり、一九九六年衆院選で初当選した克行前法相。自民の広島市議は「代議士になった途端、自治会の新年会でも『上座は私だろ』と平気で言うようになった。年配の方もたくさんおるのに」と話す。別の市議は「地元議員には決して頭を下げない。選挙で支えている立場からすると腹立たしい」と顔をしかめる。
 一方、案里議員は科学技術振興事業団(現・科学技術振興機構)での勤務を経て二〇〇〇年衆院選で落選していた克行前法相と〇一年に結婚。〇三年に県議となった。ある県議は「県議会の一般質問で県政批判ばかり。パフォーマンスが好きじゃった」と苦笑する。
 首相補佐官だった克行前法相は一七年春、自民の若手国会議員らに呼び掛けて勉強会「向日葵(ひまわり)会」を発足させた。永田町で見せる顔は地元と異なっていたのか、参加議員の一人は「横柄なイメージは全くない」と言い切る。安倍晋三首相や菅義偉官房長官を招いた食事会では隅の席で司会役に徹していたといい、「若手にも偉ぶらずに気配りしてくれた」と慕う。
 案里議員の初当選から二カ月後の昨年九月には法相に就任。すると宴席で親しい知人たちに、こう言い放ったという。「法務・検察の上に立った。もう何があっても大丈夫だ」
 だが、翌月には法相を辞任。検察当局の捜査が始まっていた今年一月、向日葵会の議員が次の食事会の予定を尋ねると、克行前法相は「また落ち着いたらね」と言葉少なだったという。議員は「次回はないんだなと感じた。逮捕を想定していたのかもしれない」と振り返った。
 案里議員は三月末、多量の薬を服用したことで体調を崩し、議員宿舎から救急搬送された。逮捕直前、ある検察幹部は「とっぴな行動に出ないか心配だ」と気をもんでいた。

4996名無しさん:2020/09/21(月) 18:37:44
>>4810

 こうした動きに警戒感を強めているのは、安倍首相と麻生副総理だ。
「安倍首相は情勢次第で4選を狙う。叶わなければ、院政の両睨みと見ていい。院政の場合、後継者は岸田政調会長、加藤勝信厚労相だ。首相は内心、菅氏も進次郎氏も潰したい。ポエム進次郎バッシングの仕掛け人説もあるほどです。麻生氏は安倍首相と姻戚関係にある。つまり、安倍院政は=麻生院政にも繋がる。麻生氏の意中の人物も岸田氏です」(細田派議員)

 10月16日、BSフジで麻生派の河野太郎防衛相が総裁選出馬に意欲を見せた。
「一時、神奈川のドン、菅氏の軍門に下ったと囁かれたが、そうではない。総裁選出馬明言は、麻生氏が裏で仕掛けたともっぱら。麻生氏は岸田氏がだらしなければ、一気に河野氏を推すという先を読んだ動きでしょう。時事通信社の10月の世論調査で、河野氏はポスト安倍で前回の1.9%から一気に5.7%に急増していますからね」(麻生派議員)

 岸田氏も10日発売の『文藝春秋』で総裁選へ出馬宣言した。
「岸田派は参院選で現職4人が落選した。派閥も第4から第5に後退。後ろ盾の古賀誠元幹事長も岸田支援の梯子を外す有様です。焦りまくる岸田氏は麻生氏に急接近し、細田派、麻生派の合従連衡で巻き返しを狙う」(消息筋)

 16日夜、都内で麻生、二階両氏が会食した。
「幹事長続投阻止に麻生氏が動いたことで、二階派内は暴発寸前でした。そのため麻生氏が手打ちに動いた。その席では当面、安倍政権を支えることで合致。だが、二階氏はその後こう呟いたと聞く。“ポスト安倍では麻生派を壊滅させる”と」(二階派関係者)

 二階氏にはポスト安倍に奥の手があるという。
「二階氏が自民党内で反発が根強い小池都知事と堂々と接触し続けるのは、反小池の細田派、麻生派へのけん制に他ならない。今度の東京五輪マラソンの札幌開催問題でも、党本部に駆け込んだ小池氏をサポートしたほど。ポスト安倍も、いざ菅氏も進次郎氏もダメなら、小池氏を国会に戻し総裁選を戦う覚悟」(前出・二階派関係者)
 ポスト安倍は激しさを増しそうだ。

4997名無しさん:2020/09/21(月) 18:43:27
https://www.sanspo.com/geino/news/20200708/tro20070818270001-n1.html
2020.7.8 18:27

 昨年7月の参院選広島選挙区を巡り、地元議員らに計2900万円余りを配ったとして、東京地検特捜部は8日、公選法違反(買収)の罪で前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)と妻の参院議員案里容疑者(46)=いずれも自民党を離党=を起訴した。買収総額は逮捕容疑から300万円以上積み上げた。現職国会議員夫妻の起訴は初めて。起訴から100日以内に判決を言い渡すよう努める「百日裁判」で審理される見込みで、有罪が確定すると失職する。

 関係者によると、共同で捜査してきた特捜部と広島地検は、夫妻から現金を受け取った県議や市議らの刑事処分を見送る方針。一方的に渡されたり、すでに返金したりしているといった状況を考慮したもようだ。

 起訴状によると克行前法相は案里議員と共謀し、昨年3〜6月、広島県議ら5人に現金170万円を提供。前法相は同3月から同7月の参院選公示前までの間、95人に計約2430万円を渡したほか、公示後の7〜8月に8人に計約295万円を提供したとしている。提供相手は一部重複している。

 特捜部は、公示後の現金配布について、克行前法相が案里議員の選挙運動の中心的役割を担っていたとして、公選法で連座制対象と定める「総括主宰者」と認定した。より重い罰則が適用される。

 克行前法相は現金提供の大部分を認めたものの、買収目的を否定。「陣中見舞いや党勢拡大などのためだった」と説明している。案里容疑者も「違法なことをした覚えはない」と話している。案里議員の弁護人は東京地裁に保釈を請求した。地裁は可否を9日以降に判断する。

 克行前法相は首相補佐官などを務め安倍晋三首相と近く、菅義偉官房長官を慕う無派閥議員らでつくるグループ「向日葵会」の中心的存在だった。案里参院議員は二階派に所属していた。

 夫妻の逮捕後、現金授受を認める広島県内の首長や議員らが続出。一部の首長は辞職した。

4998名無しさん:2020/09/21(月) 19:08:39
https://mainichi.jp/articles/20191031/k00/00m/010/485000c
「辞任ドミノ」か 側近重用人事裏目に 急成長「菅派」中枢辞任で痛手
会員限定有料記事 毎日新聞2019年10月31日 21時25分(最終更新 11月1日 00時18分)

 河井克行法相が妻の公職選挙法違反疑惑で辞任に追い込まれ、第2次安倍内閣発足以降の閣僚辞任は10人となった。25日の菅原一秀経済産業相に続く辞任劇で、萩生田光一文部科学相も大学入試の英語民間試験を巡る発言で追及を受ける。9月の内閣改造で初入閣した3氏のうち、萩生田氏は安倍晋三首相の側近で、河井氏と菅原氏は菅義偉官房長官と近く、側近重用人事が裏目に出た。第1次安倍内閣末期の2007年には閣僚の「辞任ドミノ」が起きており、与党の危機感も強まっている。

 「公職選挙法は非常に厳しいものだ。皆さんも手元を見つめよく注意し、秘書にも徹底してもらいたい」

 31日の二階派会合。同派所属で河井氏の妻の案里参院議員が欠席する中、河村建夫元官房長官はこう呼びかけた。法定上限額を超える報酬を支払う「初歩的」(自民党関係者)なミスが連続閣僚辞任に結びつき、ベテランがあえて注意喚起した形だ。二階派幹部は「案里氏は県議もやって公選法を知っているのに、なんでこうなるんだ」とぼやいた。

4999名無しさん:2020/09/21(月) 19:09:09
https://www.sankei.com/premium/news/190923/prm1909230004-n1.html
【政界徒然草】新内閣は無派閥が「最大勢力」光る菅氏の存在感
2019.9.23 01:00プレミアム

 11日に発足した第4次安倍晋三再改造内閣の閣僚は無派閥議員が6人と前回の2人から大幅に増えた。各派閥とも入閣は0〜3人にとどまるなかで、菅義偉官房長官に近いとされる小泉進次郎環境相や菅原一秀経済産業相、河井克行法相ら無派閥議員の起用が目立つ。閣僚数は派閥の力を表すとされるが、今回の改造では菅氏の存在感が際立つ結果となった。

 「重責をしっかりとかみしめ、自分のできる限りのことをやっていく」

 今回初入閣となった菅原氏は、改造前日の10日に安倍晋三首相から打診の電話があったとして、即座に同日のブログに決意を記した。呼び込み前の表明はフライング気味ではあるが、初入閣の無派閥議員でありながら、任されたのは重要ポストの一つである経済産業相だった。

 菅原氏は菅氏に近く、菅氏を慕う中堅・若手の議員らでつくる勉強会「令和の会」を立ち上げている。会の名前は、菅氏が官房長官として新元号を発表したことにちなんだものだ。

 菅原氏はブログで、任命権者の首相らへの感謝とともに、菅氏についてこう記した。

 「(入閣は)国会で政治の師である菅氏のご指導のたまものだ。菅氏はどんな時も、温かく、そしてきめ細かに指導をしてくれた。人生の師である」

 今回の顔ぶれで無派閥議員は菅氏、小泉氏、菅原氏、河井氏のほか、高市早苗総務相と江藤拓農林水産相の6人だ。このうち河井氏も、菅原氏の「令和の会」とは別に菅氏を慕う中堅若手議員の会「向日葵会」を主宰している。

 今回の人事で最も注目を集めた小泉氏も、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの結婚を真っ先に菅氏に報告したことは記憶に新しい。菅原氏、河井氏、小泉氏が初入閣ながら、省庁を所管するポストを獲得したのは菅氏の影響が大きいとみられる。

 閣僚の数は派閥の勢いを示すとされる。今回の各派の入閣数をみると、首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会、97人)は改造前と同じ3人にとどまった。麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派(志公会、54人)は改造前の5人から2人減の3人だった。

 竹下派(平成研究会、53人)は改造前と同じ2人。岸田文雄党政調会長が会長を務める岸田派(宏池会、46人)は3人から2人に減少し、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、46人)は増減なく2人だった。石破派(水月会、19人)と石原派(近未来政治研究会、11人)はゼロ。結果的に、無派閥議員が最大勢力となった。

 改造前の無派閥議員は菅氏と石田真敏前総務相の2人だけだった。安倍首相は過去に、平成26年12月の第3次安倍内閣と翌27年10月の第3次安倍第1次改造内閣でも無派閥議員を6人起用したが、このうち中谷元・元防衛相らは谷垣禎一元幹事長が率いる谷垣グループに所属していた。

 菅氏自身も、かつては小渕派(経世会)や古賀派(宏池会)に所属していたが、21年に古賀派を退会してからは無派閥を通し、周囲に「派閥の時代は終わった」と語っている。菅氏を慕う若手議員は「派閥に入らないことで不利益にならないよう、菅氏は常に気をかけてくれる。これからも菅氏に指導を仰いでいきたい」と語り、今後も派閥に入る考えはないという。

 菅氏は党役員人事でも首相に二階氏の留任を進言し、幹事長の交代も考えていた首相を「二階氏留任」に傾かせた。ある閣僚経験者は「菅氏の勢いを象徴する内閣改造・党役員人事だった」と振り返る。

 二階氏や進次郎氏との距離を着実に縮める菅氏。自身は「ポスト安倍」への意欲を語らないが、自民党内では着実に存在感が高まっている。

(政治部 大島悠亮)

5000名無しさん:2020/09/21(月) 19:16:10
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67759
「令和おじさん」菅官房長官、いつの間にか最強の政治家になっていた
進次郎を利用し、麻生を潰し…
戸坂 弘毅

事実上の「菅内閣」
自民党総裁としての任期が残り2年となった安倍晋三。先日の内閣改造は、安倍が世話になった政治家や官僚への「恩返し内閣」ともいえる布陣となった。

安倍が1年生議員の頃から「将来の首相候補」として応援してもらった衛藤晟一ら首相補佐官3人と、萩生田光一、西村康稔という2人の官房副長官経験者を初入閣させた。さらに、経産官僚としての栄達の道を捨てて安倍に尽くしてきた首席秘書官の今井尚哉を首相補佐官兼務とし、その処遇を改善した。

こうした今回の人事に、永田町を熟知するベテラン秘書は「首相が総裁4選を本当に考えていない証だ。場合によっては来年のオリ・パラ後に勇退することも視野に入れているのではないか」と読み解く。

一方、麻生太郎、二階俊博、岸田文雄、菅義偉という、安倍政権を支えてきた大黒柱たちが推薦する初入閣候補を軒並み入閣させた。その結果、これまで「事前の身体検査で引っ掛かり、入閣できない」と言われてきた面々も登用され、「在庫一掃内閣」との野党の批判も的外れとは言えない顔ぶれとなった。これはもちろん、政権の終わりが迫る中でも各派の支持を得て求心力を保ち、レームダック化を防ぐ狙いだ。

その中で、自らの勢力拡張に向け、最大の成果を得たのが官房長官の菅だ。

今春、菅を囲む中堅議員による「令和の会」を発足させた菅原一秀を経産相に、やはり菅を囲む中堅・若手議員による「向日葵会」を主宰する河井克行を法相に押し込んだ。そして何より、最近は菅に近いことを隠さなくなった小泉進次郎が環境相に就任した。

2009年に自らも古賀派を脱退して以来、派閥に属さない菅。だが、官房長官就任後にその絶大な力を利用して無派閥議員の囲い込みを進め、今や70人余の無派閥議員のうち、若手を中心に40人?50人は事実上の「菅派」と言われる。

前出の2つの会のほか、若手議員による「ガネーシャの会」など、菅を囲む無派閥議員を中心としたグループは4つもある。今回、菅自身と小泉を含めれば「無派閥・菅派」の入閣は4人で、最大派閥・細田派をも凌駕している。

自民党内からは「もはや事実上の菅内閣ではないか」との声が上がり、首相補佐官の今井ら安倍周辺は「主導権を菅に奪われかねない」と警戒を強める。

小泉進次郎の後見人として
もっとも、小泉進次郎については今回、菅が強く入閣を安倍に迫ったわけではない。

小泉は2012年、2018年の自民党総裁選で、いずれも安倍が蛇蝎のごとく嫌う石破茂に投票。森友・加計学園をめぐる問題がマスコミを賑わせた際には、政府の姿勢を公然と批判した。

そのため、安倍は当初、今回も入閣させようとは考えていなかった。菅が、一度は安倍に「進次郎を入閣させたらどうですか。今回は受けると思いますよ」と進言したのは確かだ。だが、安倍が消極的だったため、それ以上、強く推すようなことはなかったという。

今回の入閣は、安倍自身のいわゆる「お友達」や、主流各派が推薦する「危ない議員」を数多く入閣させるための「隠れ蓑」として、進次郎人気を利用しようと安倍自身が思い直した結果だった。

だが、マスコミ報道の多くは「進次郎の入閣は菅のおかげ」との論調で報じた。これにも安倍周辺は「菅が自らを大きく見せようとして記者を誘導したのでは」と疑いの目を向けた。

改造の直前にも、小泉と滝川クリステルの結婚発表とほぼ同時に「月刊文藝春秋」に小泉と菅の対談が掲載されたこともあって、あの首相官邸の菅を訪ねての結婚報告自体が「出来レース」との見方が永田町を駆けめぐった。安倍周辺は「菅は、進次郎人気も利用して政権取りに前のめりになっている」と警戒を強めていたのだ。

一方、安倍自身は、小泉について周囲に「環境省は課題山積だ。お手並み拝見だな」と冷ややかに語る。小泉を「ポスト安倍」候補と公言する菅との温度差は明らかだ。

今年の統一地方選と参院選は、いずれも自民党の勝利に終わった。安倍の任期切れが近づく中、両選挙では四分五裂の野党そっちのけで、安倍政権の実力者たちによる熾烈な覇権争いが繰り広げられていた。「ポスト安倍」政権下で誰が主導権を握るのかをめぐって、党内抗争がいよいよ本格化していたのだ。

その主役は、もちろん「影の総理」である菅だ。

5001名無しさん:2020/09/21(月) 19:16:37
>>5000

麻生太郎を敵視する理由
菅の標的はまず、安倍の盟友であり政権の大黒柱である副総理・財務相の麻生太郎。次いで次期首相の最有力候補である自民党政調会長の岸田文雄だ。

菅と麻生の2人の対立は、これまでも度々報道されてきた。

かつては菅が麻生を支えた時期もあったのだが、第2次安倍政権発足後、2人はともに政権の要でありながら、重要な局面でことごとくぶつかってきた。

2015年には消費税への軽減税率の導入をめぐって、公明党の意向に沿った大規模導入を主張する菅に対し、財務相の麻生が反対して対立。翌16年には、麻生が予定通り2017年の消費増税の実施を求め、仮に再延期するなら衆参ダブル選で信を問うよう主張したのに対し、菅は衆院解散に猛反対した上で消費増税の再延期を唱えて全面衝突──。

いずれのケースも、安倍は最終的に菅の判断に軍配を上げた。

その因縁の2人が今、「ポスト安倍」時代を睨んで水面下で暗闘を繰り広げている。否、菅が麻生の力を削ぐために権謀術数の限りを尽くしている、と言ったほうが正確かもしれない。

菅がなぜ、麻生を敵視するのかは単純な理由だ。最大派閥・細田派の事実上の領袖である安倍と、第三派閥を率いる麻生が、ともに「ポスト安倍」の一番手に岸田を考えているからだ。

安倍・麻生が協力して「岸田政権」が誕生すれば、そこに菅が入り込む余地はなく、権力の中枢からはじき出される可能性が高い。それゆえ菅は、麻生と岸田の2人を標的にするのだ。

もう少し説明すると、安倍と岸田は初当選同期かつ二世議員同士でもあり、気心が知れた間柄だ。安倍は首相退任後も最大派閥の会長として政権に影響力を行使したいと考えており、それには「岸田首相」がうってつけである。

福岡県知事選、麻生の激怒
一方、麻生と岸田はもともと同じ宏池会=旧宮沢派の仲間であり、今も定期的に酒食を共にする。麻生派には今回の改造で外相から防衛相に横滑りした河野太郎という総裁候補もいるが、麻生は、派閥活動と距離を置く河野を次の総裁選で担ぐつもりはない。そのため、有力な選択肢として岸田の擁立を考えているのだ。

この2人が岸田の脇を固めれば、菅に出番はない。

数でみても、最大派閥の安倍派=細田派と第3派閥の麻生派、それに第4派閥の岸田派が組めば、それだけで自民党国会議員の過半数を超える。菅はこの構図を何とか打破しようと策謀を巡らせてきた。

菅と麻生の対立が如実に表れたのが、4月に麻生の地元である福岡県で行われた県知事選である。

事実上、麻生が擁立した自民党推薦の新人・武内和久と、現職の小川洋の一騎打ちとなり、現職の小川が圧勝。麻生は選挙後、党推薦候補が惨敗した責任を取るとして県連最高顧問の職を辞した。

麻生が、特に失点もない現職の小川に対抗馬を立てた理由は、2016年9月の衆院福岡6区の補欠選挙にあった。

保守分裂選挙となったこの補選で、麻生は当時の県連会長(県議)の長男を支援し、小川に対してその応援に入るよう求めた。ところが小川は、一旦は了解したにもかかわらず、直前に病気と称して病院に逃げ込んだ。

小川は8年前、麻生が自ら手引きして福岡県知事に据えた男だ。その小川が裏切ったことに、麻生は激怒した。その後は小川が陳情に訪れても面会謝絶を貫き、周囲には「(県知事選で)必ず対抗馬を立てる」と宣言してきた。

だが、そうした麻生の態度には、麻生後援会の幹部でさえ、「応援要請に応じなかったというだけで、あそこまで怒るとは」と驚きを隠さなかった。

県知事選の3か月前には、安倍晋三が麻生に世論調査の結果を示し、「現職の小川には勝てませんよ」と撤退するよう説得した。しかしその際も、麻生は「これは私の面子の問題だ」と一歩も引かなかった。安倍は仕方なく、新人の武内に党本部の推薦を出すことを了承したが、安倍も「歳のせいか、麻生さんもおかしくなったね」と首を傾げた。

5002名無しさん:2020/09/21(月) 19:17:05
>>5001

菅の術中にはまった
麻生はなぜ、そこまで意固地になったのか。カギは菅の存在だった。

前述した16年の衆院補選で、小川が麻生から応援を頼まれた時、すでに麻生の推す候補の劣勢は明らかだった。悩んだ小川は、対立候補を支援していた旧知の菅に相談。菅に「応援には行かない方がいい」とアドバイスされた小川は、病院に逃げ込んだ──少なくとも、麻生はそう信じているという。

麻生側近は「面子を潰されたと感じた麻生は、それゆえ負け戦覚悟で知事選に突っ込んだ」と明かす。

地元の最有力議員と対立関係に陥った小川は、その後も折に触れて菅に相談した。麻生が自分に対立候補を立ててくることを知った際には、弱気になり立候補断念も検討したが、菅は「心配いらない。私が応援する」と激励。それゆえ、小川は昨夏頃には立候補の意向を固め、麻生との全面対決に突き進んだのである。

麻生は、自分が擁立した武内に自民党本部の推薦が出れば、小川は立候補を断念すると考えていたようだが、結局、菅の術中に嵌り大きな痛手を負ったというわけだ。

5003名無しさん:2020/09/21(月) 19:20:09
>>3905

首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67760

5004名無しさん:2020/09/21(月) 19:26:00
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67761
次期首相に最も近い男・菅官房長官、哀しいまでの「中身のなさ」
腕力はあるが、志はない
戸坂 弘毅

「渡り鳥の男」
菅の政治家人生を一言で表せば、少なくとも官房長官就任までは、「負け続け」であったと言えるだろう。

秋田県の農家の出身である菅は、高校卒業後、上京して働きながら法政大学を卒業した。その後、衆院議員秘書を経て横浜市議会議員に当選。市議を2期務めた後、小選挙区制初の96年衆院選に立候補して、国政選挙に初当選した。

その際、当時の最大派閥である橋本派の支援を受けて同派に入会。しかし、橋本龍太郎内閣総辞職に伴う98年の自民党総裁選では、当選1回ながら派閥会長の小渕恵三に反旗を翻し、元官房長官の梶山静六を担いで敗北した。

すると菅は、同派を脱会して今度は当時、政界のプリンスと言われた加藤紘一率いる加藤派へと移籍した。加藤が野党の提出した森喜朗内閣不信任決議案に同調しようとした「加藤の乱」では、加藤と行動をともにしたものの、鎮圧されて失敗。その直後に加藤派が分裂すると今度は反加藤の堀内派、その後の古賀派に入会した。

2006年総裁選では、早くから安倍晋三を担いで奔走。その功で、第一次安倍内閣ではわずか当選4回にして総務相に就任した。敗北続きの菅にとって初の勝利だったが、その安倍内閣はわずか1年で総辞職する。

その後の総裁選で、今度は古賀派が推す福田康夫ではなく麻生太郎を担ぎ、またしても敗北。福田内閣の総辞職を受けた総裁選では再び担いだ麻生が勝利し、党選対委員長代理などとして麻生政権を支えたが、翌2009年の衆院選では結党以来の大惨敗を喫し、自民党を野党に転落させた。

麻生辞任後の総裁選では古賀派を脱会し、河野太郎を担いで奔走したものの、谷垣禎一に敗北している。

菅は「世代交代」「脱派閥」を自身のスローガンにしてきたこともあり、自民党内では長く異端児扱いされてきた。元首相の森喜朗らベテラン議員にも早期引退を公然と迫るなどしてきたため、特に古株からは嫌われてきた。

所属する派閥を次々と変え、仕える主人を乗り換えてきたことから、いつしか「裏切りの菅」「渡り鳥の男」と陰口を叩かれるようにもなった。

陰口と辣腕
特定の組織や個人に忠誠を誓うのではなく、その時々で最善だと思う人間を担ぐ──その行動様式は、「ムラ社会」である永田町では極めて異質だ。かつての自民党だったら「信用できない男」としてとっくに居場所を失っていただろう。

小選挙区制度になって四半世紀が経過し、派閥がかつての結束力を失った平成の政界だからこそ、菅は特異な手法で這い上がってくることができた。菅のような「叩き上げ」の議員が減り、政局を動かすことができる「政治偏差値」の高い議員が激減していることも、菅に有利に働いた。

その経歴故に、安倍周辺からは「菅は自分にとって役に立たないと思えば安倍だって裏切る。経歴をみれば一目瞭然だ」との警戒の声が常に漏れる。

こうした菅に関する数多のマイナスイメージを消し去ったのは、もちろん官房長官としての手腕だ。6年以上の長期にわたり、危機管理と官僚操縦で辣腕を発揮してきた。

就任早々の2013年1月にアルジェリアで発生した人質事件では、危機管理の司令塔の役割を果たし、マスコミ報道もコントロールした。閣僚や副大臣、政務官らが問題発言をすれば、派閥領袖の意向などお構い無しに有無を言わさず交代させてきた。

加計学園の問題では、元文科事務次官・前川喜平への対応で珍しく冷静さを欠いて感情的になり、内閣支持率を下落させたと批判されたが、政権を危機に陥れる可能性のある禍根の芽を早め早めに摘み取ってきた手腕は、誰もが認めている。

ただ、日々の記者会見では、政権への批判的な意見について問われると「全く問題はない」「批判は当たらない」との常套句で断定するのが常で、高圧的だとの批判が就任当初からついて回る。

霞が関の官僚たちの操縦も見事だ。2014年には、橋本内閣以来の課題であった官邸主導・政治主導の行政を実現するため、各省局長のすぐ下のポストである審議官級以上の約600人の人事を一元管理する内閣人事局を設置した。

菅は、各省の幹部人事に官邸の承認が必須になったこの制度をフル活用し、各省の事務次官や局長の人事に介入。安倍政権の方針に異を唱える官僚は排除され、今や「霞が関全体が、菅のほうを向いて仕事をしている」とまで言われる。

これによって、各省幹部や関係業界と結びついて力をふるってきたいわゆる「族議員」は影響力を失い、首相官邸の望む政策をスムーズに実現させる環境が整った。

5005名無しさん:2020/09/21(月) 19:26:15
>>5004

「政治主導」の裏と表
安倍と菅の2人は、官僚主導を排し政治主導を実現させること、具体的には、戦後日本で絶大な力を発揮してきた財務省の影響力排除という方向性を、当初から共有していた。それが、安倍が菅を信頼する理由のひとつになっている。

そもそも安倍は、2006年の一度目の首相就任前から「財務省主導の行政を打破しないとね。最終的には予算編成権も内閣に移したい」と漏らしていた。

このような「政治主導の実現」を安倍とともに進めたことには、一定の評価をすべきだろう。ただ、菅は「無派閥の国会議員の陳情の処理や選挙対策で、各省に対する影響力を最大限利用している」(官邸関係者)とも言われる。

加えて、警察や内閣情報調査室から上がってくる機密情報を独占し、それを政権に敵対する勢力や、自らの政敵の追い落としに使っていることも指摘される。

加計学園問題で官邸の対応を厳しく批判した前川喜平が、売春の温床になっている「出会い系バー」に頻繁に出入りしていたことを読売新聞が大々的に報じたが、その際も情報源は官邸、元締めは菅だと囁かれた。

安倍政権を支える3本柱の一人と言われた甘利明が、建設会社から現金を受け取ったとの週刊誌報道を受けて閣僚辞任に追い込まれた際も、菅が懇意の週刊誌側に情報を流したとの噂が一部で流れ、甘利自身も菅を疑っているという。菅と甘利は、ともに安倍政権の柱でありながら、同じ神奈川県連内で微妙な関係にある。

何をしたいのかわからない
政策面に目を移すと、菅は政治家として何を実現させたいと思っているのか、まったく不明だ。

ネットで菅の公式ホームページを覗くと、「政策」という項目はあるものの、そこには自民党の政策が列挙されているだけで、なんら思い入れは感じられない。菅自身、親しい永田町関係者に「私には国家観というものがない。しょせん地方議員上がりですから、安倍さんとは違いますよ」と漏らしてきたのだ。

菅が自らの実績として唯一強くアピールしているのが、総務相時代に創設した「ふるさと納税制度」だ。菅は官房長官としてこの制度をさらに拡充した。だが、今やこの制度は、返礼品の過当競争や都市部の税収の大幅減など、むしろ弊害が指摘されるようになった。

そのほかに菅が強く推し進めた代表的な政策といえば、携帯電話料金の引き下げ、人手不足対策としての外国人労働者の受け入れ枠拡大、それに外国人観光客を増やすためのビザ発給要件の緩和だ。

しかし、携帯電話料金は「4割削減」という当初の掛け声ほどには下がらず、外国人労働者受け入れに至っては、「拙速に進めた結果、労働条件や生活環境の整備が置き去りにされた」など強い批判が巻き起こっている。

首相と首相官邸の役割として極めて重要な外交や防衛に関しても、北朝鮮による拉致問題は別として、菅が関心を示してきた形跡はほとんどない。本人のプロフィールを見ても、国交省、経産省、それに総務省関係の役職は歴任しているものの、党の部会等を含め外交や防衛関係に関わった形跡はない。

50歳近くになって衆院議員に初当選した菅は、政治家としての最終目標を幹事長や官房長官に置いてきた。そのため、外交の勉強はしてこなかったのだろう。首相官邸の関係者は「菅さんは国際情勢や軍事に関する知見がなく、海外の要人と会っても話が続かない」と打ち明ける。

それでも菅は、今年5月、あえて訪米して米副大統領のマイク・ペンスと会談した。官房長官として異例の訪米に踏み切ったこと自体、永田町では「首相への意欲への表れだ」と受け止められたが、霞が関に命じて首相と同等の約40人の分厚い体制でサポートさせたことも波紋を呼んだ。

このとき外務省は、北米局長やアジア大洋州局長らの他、普段は日米首脳会談でしか通訳を務めない最優秀の英語遣いの職員も同行させた。ただ、「長官は基本的に外務省が用意したペーパー以上のことは言わないので、失敗はないことは初めから約束されていた」(官邸関係者)という。

5006名無しさん:2020/09/21(月) 19:26:26
>>5005

首相にふさわしい人物か?
安倍は周囲に「総裁4選を目指す考えはない」と繰り返している。そうなると、菅が総裁選に立候補する決意さえ固めれば、「菅首相」の誕生は現実味を帯びてくる。

表立って菅に盾突く人間は、もはや皆無となった。だが、ただひとり公然と菅を叱りつける男がいる。横浜で港湾荷役業を営む横浜港湾協会会長の藤木幸夫だ。

「ハマのドン」と言われる藤木は、かつては菅の後見人といわれ、市議時代から菅とタッグを組んで横浜の港湾利権を仕切ってきたといわれる。

ところがその藤木は今、「ハマにカジノは許さない」と、菅が進めるカジノの横浜誘致に公然と反対する。地元関係者によれば、菅がある時から藤木を切ったのだという。この関係者は「菅長官は、藤木氏と付き合うと危ないと判断したのだろう。トップを狙う上で、身辺をきれいにしておこうと思ったのかもしれない」と漏らす。

自らを「国家観がない」と評して恥じない男に、わが国は命運を託すことになるのだろうか。政策や志ではなく、権謀術数と情報操作で霞が関や永田町を操る──その集大成として、首相の座に手をかけようとしている「安倍政権のゲッベルス」の本質を、われわれ国民は改めてじっくりと見極める必要があるだろう。(了)

5007名無しさん:2020/09/21(月) 19:32:41
https://news.livedoor.com/article/detail/18555809/
菅義偉「安倍首相との間にすきま風は全くない」
2020年7月11日 8時10分 東洋経済オンライン

桜を見る会、検察庁法改正案、河井克行元法務相の逮捕など、安倍政権の支持率低下につながった問題を菅義偉官房長官はどう振り返るのか。世間では安倍晋三首相と菅義偉官房長官の間で足並みが乱れ、両者の間にすきま風が吹き、対立しているという指摘もある。『菅義偉「コロナ対応、あらゆる支援を用意した」』(2020年7月10日配信)に続く独占インタビューの第2回をお届けする。

桜の会は「もう少し気をつけるべきだった」
塩田潮(以下、塩田):6月17日に幕を閉じた通常国会では、安倍晋三内閣の「桜を見る会」の問題が続けて取り上げられ、追及が続いていたとき、一方でコロナ危機が発生しました。

菅義偉(以下、菅):「桜を見る会」の問題は国会であれだけ追及され、安倍総理があれだけ答弁しました。まったく総理に問題なかったと思っています。「桜を見る会」を所管する内閣府の大臣官房総務課を担当する大臣は私なので、当然、私も説明しました。

だけど、記者会見などで、公文書管理の問題で細かい条文のことが出てきて苦労しました。何年も前の話で、正直言って、私自身がまったく関与していなかったことばかりでした。政権が長くなり、「桜を見る会」の参加者も、回を重ねるごとに増えていった。もう少し気をつけるべきだったと思っています。会場も広いから、ある程度は増えてもいいだろうという気持ちがあったことは事実です。

塩田:国会に提出された検察官定年延長の検察庁法改正案が5月18日、世論の反発などで成立断念に追い込まれ、おまけに「時の人」となっていた東京高等検察庁の黒川弘務検事長が22日に賭けマージャン報道で辞職となりました。もともと1月31日に行われた黒川検事長の定年延長の閣議決定が首相官邸の強い意向だったのではと問題になっていました。

菅:定年延長の閣議決定は法務省から「黒川さんが必要だ」ということで閣議請議があり、それを認めたということですよ。自然な形だったと思いますね。

塩田:安倍首相や菅官房長官が、次期検事総長にという含みで定年延長を認めたのでは、と疑う見方もありました。

菅:よく言われましたが、まったくそういうことはありません。法務省での話です。法務省から上がってきたものを閣議決定で認めたということです。

それと検察庁法改正は全然別です。高齢化社会を見据えて、高齢期の職員の知識や経験を最大限に生かしたいということで、一般職の公務員の定年を、現在の60歳から65歳に引き上げるべきだという声があり、その中で出てきた。検察庁法も国家公務員法などと一緒にやろうということで、まとめて国会に出しましたが、さまざまな意見が出た。総理は「国民的なコンセンサスが必要。立ち止まって考えたい」と国会でも言っています。法案提出について、改めて検討していくことにしたわけです。

塩田:検察庁法改正は法務省が職員の定年延長を望んだのが原因ということですか。

菅:そういうことです。例えば副検事の人たちも年金を受け取るまで時間が空いてしまうんですよ。定年延長をやらないと駄目なんです。

5008名無しさん:2020/09/21(月) 19:33:02
>>5007

塩田:菅官房長官は黒川前検事長と親密な間柄という記事も目にしました。もともとはどういうお付き合いですか。

菅:黒川さんは民主党政権のときに法務省の官房長だった。その後、安倍内閣になって、2017年7月にテロ等準備罪新設の改正組織犯罪処罰法が施行になりますが、法案作りの根回しは法務省の黒川官房長、法案に関する答弁の準備は現東京高検検事長の林眞琴刑事局長がやっていた。私は法務省関係の法律作りや法務行政に長く関わってきましたから、行政官としての彼らとはいろいろと一緒にやりました。ずっとそういう付き合いでした。2人とも優秀ですよ。だけど、高検の検事長になってからは、やはり一線を引いていました。

塩田:今年前半、安倍首相は給付金案の撤回・変更、検察庁法改正の成立断念に加え、前向きだった学校の9月始業・入学問題でも、「前広に検討」と表明しながら、慎重論の高まりで事実上、断念しました。3度のつまずきも含め、政策決定などで中央省庁出身の秘書官や補佐官など「官邸官僚」の意見や助言に傾斜しすぎる「側近重視政治」が原因ではないかという指摘も少なくありません。首相官邸の意思決定の内実をどう見ていますか。

菅:いろいろな指摘がありますが、そんなこと、ないと思います。それぞれの問題について、私を含めて議論したうえで方向性を決めています。批判があれば、私にも責任があるということですね。ですが、最終的には総理が判断している。緊急事態宣言のときも、私なんかは、感染者がゼロの県まで対象にしなくてもいいのでは、という思いがありましたが、知事会は「対象地域とそれ以外の地域の往来を自粛してほしい」と言う。いろいろな意見がきますが、最後は総理が判断するわけです。

首相と対立していたら「政権運営ができない」
塩田:安倍首相は自分で長く取り組んできた問題には当然、精通していると思いますが、そうでもない問題もあるはずです。そういう場合、接触する人たちの意見や話をじっくり聞いて、参考にしたり、そのうえで判断を下すという「聞き上手」のタイプですか。

菅:実際はそうです。柔軟ですよ。

塩田:2度目の安倍内閣が7年超の長期政権となり、最近、安倍首相と菅官房長官の二人三脚の足並みの乱れ、両者の間のすき間風、果ては対立も、という記事も目にします。

菅:よく言われますけど、何でだろうと思う。まったくないですよ。そういうことがあったら、政権運営ができないと思います。皆さん、「総理と没交渉」と言っていますけど。私は1日に2〜3回、会っています。私は何かあると、必ず総理に報告します。ずっとそうです。

首相秘書官も必ず私の部屋に事前に来て全部、報告してくれる。相談もしますよ。私は出身の役所で見るのではなく、仕事ができる人を大事にします。そうでなければ、国のために働けないと思っていますから。

塩田:去年5月の訪米の前後から、官房長官が日本を留守にして訪米するのは、「ポスト安倍」に野心を持ち始めたのではないか、という解説が流れ始め、神経をとがらせる安倍首相との心理戦を指摘する声も多くなりました。

菅:訪米も、拉致問題担当大臣として、日米連携を確認・強化すべく働きかけるためのものでした。当然、総理には事前に相談し、「ぜひ行ってきてください」と言っていただいた。拉致問題担当大臣は官房長官との兼務になりますが、拉致問題について、中途半端にやっているのではないという思いで取り組んでいます。歴代の担当大臣はすべて国連で演説している。私の場合、前の大臣がやっていたことは最低限、すべてやるということでやってきた。国連でのシンポジウムは必ずやることになっているので、行かなかったら、逆に中途半端にやっていると思いますよね。

塩田:去年9月の内閣改造での河井克行法相と菅原一秀経済産業相の起用をめぐって、安倍首相と菅官房長官の確執が取り沙汰されました。菅さんが入閣を強く推した両者が共に早期辞任に追い込まれ、安倍首相の菅さんへの不信感が高まったという解説も目にしました。

菅:それはまったくないですね。大臣の人事は総理の専権事項です。口出しはしないですよ。

塩田:「身体検査」と呼ばれる入閣候補者の事前の身辺調査は官房長官の役目ですか。

5009名無しさん:2020/09/21(月) 19:33:20
>>5008

「身辺調査は、やることになっていない」
菅:いわゆる身辺調査は、やることになっていないですよ。週刊誌の情報くらいまでは集めていますけどね。

塩田:両者の早期辞任について、どう受け止めましたか。

菅:辞任の原因になったああいうことは、私は知らなかったんですよ。2人とは懇意にしていました。まあ、閣内に懇意にしている人はたくさんいますけどね。

塩田:河井前法相は国会閉幕の翌日の6月18日に案里夫人とともに東京地検特捜部に公職選挙法違反容疑で逮捕されました。河井前法相との付き合いはいつからですか。

菅:衆院選初当選の同期です。小選挙区が導入された初めての選挙の1996年10月の衆院選で初当選しました。そのころからです。同期の仲間はみんな仲がいいですよ。

塩田:河井前法相が運営の中心となっていた「向日葵会」という会があるそうですね。

菅:この会はもともと鳩山邦夫元総務相ですよ。それを河井さんが引き継いだのでしょう。私を囲む会ではない。それに年に1回か2回、呼んでもらったという感じです。

塩田:河井前法相の人物像をどう見ていましたか。

菅:結構、勉強家でしたね。刑事事件になっていますから、それ以上、私が言うべきではないと思います。

塩田:昨年7月の参院選で、定数2の広島選挙区に、自民党は現職だった溝手顕正元国家公安委員長と河井前法相の案里夫人の2人を立て、溝手氏は落選し、河井候補は当選しました。今、この選挙で広範囲な買収行為が行われたと報道されています。

菅:私はまったく知りません。選挙は党本部の話で、官房長官の私の立場で言うべきことではありません。自民党が参議院で単独過半数を確保するのが至上命題でしたから、あそこは2人当選でいけるという読みで、2人擁立を判断したと思いますよ。

塩田:選挙で党費の中から1億5000万円が投じられたと後に記事になりました。

菅:それは知りませんでした。参院選では、重点区にはいろいろお金が出ているのではないか。あれは党の正式なお金で、重点区に、という形だったんだと思います。普通は県連に対して出します。河井候補は党本部で公認になったけど、広島県連は受け付けなかったのでしょう。そういう事情はあったんじゃないかな。

塩田:2度目の安倍政権は誕生から7年半を超えました。菅官房長官は発足以来、安倍首相と全任期を共にしていますが、7年余りで安倍首相に大きな変化があったと感じる点は。

5010名無しさん:2020/09/21(月) 19:33:47
>>5009

第1次安倍政権の反省
菅:総理は流れを見ながら戦略的に物事を判断しています。1回目の政権のとき、1年で辞めた経験が大きいと思いますね。1回目は重要法案を結構、仕上げた。仕上げれば、国民から評価されると思って、どんどんやったんですが、国民に届かなかった。

今回は1つひとつ丁寧にやっています。賛否が分かれるような大きな法案を仕上げた後は少し時間を置いて、政権の支持率や体力を回復させてから、また次の重要法案に挑戦するといったことです。こうして、特定秘密保護法、平和・安全法制、テロ等準備罪を成立させました。テロ等準備罪は過去に3つの内閣が挑戦して失敗したものです。

塩田:これだけはやり遂げたいという未達成の目標は。

菅:それは憲法改正でしょう。総理ご本人も言っています。

塩田:だけど、自民党総裁任期は残り1年2カ月しかありません。

菅:でも、6月19日の会食(安倍首相、麻生太郎副総理兼財務相、菅官房長官、甘利明元経産相の4人の会合。『第1部』冒頭参照)でも、総理は「やる」と言っていましたよ。まず議論すればいいんですよ。国民がやれと言っているんだから、当然、国会で議論すべきだと思います。

塩田:コロナ危機の行方が不透明ですが、衆議院の解散・総選挙について、どんなスケジュールを想定していますか。

菅:6月19日の会食でも、解散については、総理は「つねに」と言っていました。解散権は総理の専権事項ですから、それに私が触れるべきじゃないと思います。

塩田:来年の7〜8月に東京五輪があります。五輪後だと、来年10月に訪れる衆議院議員の任期満了の直前となります。来年の春までにやらなかったら、衆院選をやるときがなくなります。

菅:いや、知りません(笑)。

塩田:次期衆院選で、もし自民党が大勝すれば、党内で「総選挙に勝った総裁を自民党の都合で辞めさせるわけにはいかない」という主張が高まり、総裁4選論が強くなることも考えられます。安倍首相がその点を重視して解散戦略を組み立てることはありますか。

菅:それはないと思います。総理ご自身は「4選はやらない」と皆におっしゃっています。ただ、解散は別ですよ。つねに解散権を持っているということです。

塩田:次の内閣改造・自民党役員人事はいかがですか。8月実施説も流れています。

菅:それもわからない。ただ党役員の任期切れがきます。どうするかは総理のご判断です。

ポスト安倍の考えは?
塩田:菅官房長官は去年5月の令和改元の際、国民の間で「令和おじさん」と呼ばれて人気が高くなり、ポスト安倍の有力候補と見る人が急増しました。ですが、以前のインタビューで、「ポスト安倍といったことは毛頭考えていない」という回答でした。

菅:今も一緒ですよ。前と同じです。

塩田:安倍首相は昨年暮れのテレビで、ポスト安倍の候補として、岸田文雄政務調査会長、茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相と並べて、菅官房長官の名前を挙げていました。

菅:それはわかりません。

塩田:次の内閣改造で、続けて官房長官をやってほしいと言われたら、引き受けますか。

菅:いえいえ、それは総理の専権事項ですので。

第3回(7月12日公開予定)に続く

5011名無しさん:2020/09/21(月) 19:35:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/54593af8b4eeeb5a981ba0e641d6ddf492523ffa
菅首相と二階幹事長の密約 「この2人の入閣確約がなければ支持しない」
9/21(月) 17:01配信

“この2人を入閣させるのが自民党総裁選であなたを支持する条件だ”

 いち早く「菅支持」を打ち出し、各派閥も雪崩を打ったことで、菅総裁・総理の生みの親とも言える二階俊博幹事長(81)。森山裕自民党国対委員長(75)も合わせて3人で秘密の会談を重ねてきたことが明らかになっているが、そこで二階・森山の両氏から“条件”が出され、菅義偉首相(71)も結果としてそれを飲んでいたのだった。

 ***

「菅さんはたたき上げイメージで売っていますが、徒手空拳でやってきたかというと必ずしもそうではない。父親はいちご農家として成功し、町議も務め、国から勲章ももらっていますからね」

 と、永田町関係者。

「派閥を転々とし、最終的には無派閥になって首相に上り詰めました。無派閥だから『数は力』を信奉していないかというと、これまたそうではない。むしろ数の力を信じている。それは言葉の端々から伝わってきますね」

 一方、自民党の幹事長として在任記録を更新し続ける二階幹事長もまた、「数の力」の信奉者のひとりだ。

「二階さんは石破さん(茂元幹事長)とも話ができる間柄で、そこを安倍さん(晋三前首相)や菅さんは警戒してきました」

「安倍さんとしては、後継者と目してきた岸田さん(文雄前政調会長)では石破さんに勝てないという最悪のシナリオを回避しなければならない。他に石破さんに勝てる候補は菅さんしかいなかった」

 敵の敵は味方と言うか、単純な連立方程式と言うか、戦略的互恵関係と言うか、いずれにしても二階幹事長はそのことを読み切って、気脈を通じる森山国対委員長と共に、割と早い段階から「菅首相」の実現に舵を切ってきたフシがある。

「自分たちのポスト留任はもちろん、“この2人を入閣させるのが支持の条件だ。入閣の確約がなければ支持しない”と菅さんに伝えていたのです」

入閣多分できない組だった…

 2人の名前は平沢勝栄(75)、坂本哲志(69)の両氏だ。

 平沢氏は復興相、坂本氏は内閣府特命担当相(少子化対策、地方創生)として、初入閣を果たしている。

「平沢さんは当選8回。永田町では当選11回の逢沢一郎さんに続いて、『入閣待機組』を通り越して、『入閣多分できない組』と言われていた。内閣情報調査室が行うスキャンダルなどの『身体検査』にひっかかっているなどと取り沙汰されることもありました」

 安倍前首相の家庭教師を務めていた縁も通じず、2017年に石原派を抜け、その後に二階派に移ったのも、大臣の椅子に少しでも近づけるなら……という目算からだった。

「本人以上に地元支援者の入閣待望論は強かったみたいで、本人はホッとしているようです。二階さんのプッシュがなければ実現しなかったのも事実なのですが」

5012名無しさん:2020/09/21(月) 19:35:48
>>5011

 一方の坂本大臣は当選6回。

「これは二階さんもそうですが、同じ石原派の森山さんがよりプッシュしました。このチャンスを逃せばもう入閣はできないという判断があったのではないでしょうか。こちらも内閣情報調査室の『身体検査』で芳しくない結果が出ていると指摘する声もありました」

「前任の北村誠吾さんが引き継ぎ式で、“相当ホラを吹いてきましたから”と失言していましたが、坂本さんにも失言癖があって、そこは心配されています」

「悪意がないところが憎めないんですが、今どき悪意がなかろうと失言は『一発退場』『一発更迭』の時代ですからね」

秋元司被告の狙う次期衆院選出馬にも二階氏のカゲが…
 ともあれ、菅氏に条件を飲ませた二階幹事長はわが世の春を謳歌しているわけだが、それは何も今回の自民党総裁選に留まらない。

 昨年、東京地検特捜部に収賄罪で逮捕・起訴された代議士の秋元司被告(48)。いわゆるこのIR汚職事件では、別の贈賄側被告に偽証を持ち掛けたとして、秋元代議士は組織犯罪処罰法違反の容疑で特捜部に再逮捕されている。

 逮捕はこれで4回を数え、自民党を離党しているのだが、秋元氏は二階派所属だ。別の関係者によると、

「秋元さんは次の衆院選への出馬を諦めていません。派閥の親分の二階さんもそれを黙認していて、本来なら別の候補の差し替えを進めていてもおかしくないのに、それが進んでいる気配はない」

 候補がいないわけではないと言って、こう続ける。

「江東区長の息子の山崎一輝さんは、都議2期目で47歳。出れば、対立候補の柿沢未途さんに勝てると言われています。過去3回の選挙で『秋元vs柿沢』はいずれも接戦。選挙区で負けた方も比例復活している」

「ただ、4回も特捜部に逮捕された秋元さんが勝てると思っている人は誰もいない。親分が二階さんでなければ、すでに候補は差し代わっていたことでしょう」

週刊新潮WEB取材班

2020年9月22日 掲載

新潮社

5013名無しさん:2020/09/22(火) 02:13:56
https://www.asahi.com/articles/ASN9K7J0VN9GUTFK04C.html
朝日新聞デジタル>連載>実像 菅義偉首相>記事
第2回命がけの乱、負けても存在感 そして菅氏は旧敵と組んだ
有料会員記事 菅政権発足
2020年9月18日 7時00分

 世間に流布する「令和おじさん」のイメージとは裏腹に、永田町では「けんか屋」「冷徹なリアリスト」といった異名を持つ菅義偉。政治家として公言してきた目標は、首相ではなくその参謀役だった。「オレは、官房長官か幹事長だよな」。かねて自らの政治家像をそう語っていた。

当選1回で、派閥飛び出す
 菅は1996年に衆院議員に初当選すると、派閥の領袖(りょうしゅう)や時の首相にもあらがい、しばしばあつれきを生んだ。当選1回で迎えた98年の総裁選で、いまも師と仰ぐ元官房長官の故・梶山静六とともに小渕派(現竹下派)を飛び出した。派閥を率いる故・小渕恵三が名乗りを上げたのに、梶山の擁立に動いたからだ。

 梶山が総裁選で敗れた後、菅は元幹事長の故・加藤紘一が率いる派閥に身を寄せ、2000年に当時の首相・森喜朗に退陣を求める「加藤の乱」に加わった。乱が不発に終わると、菅は「しらーって感じですよ。首相の首を取るというから、命懸けでやったのに」とぼやき、加藤と距離を置いた。政争で負けも込んだが存在感は高まった。

 「利があり」とみれば、菅は融通無碍(むげ)に党外の勢力とも手を握った。その典型が与党・公明党だ。

 15年、消費増税に例外を設け…

https://www.asahi.com/articles/ASN9L76FTN9JUTFK044.html
第3回「スガ案件」は最優先 生き残りたい官僚の対菅バイブル
有料会員記事 菅政権発足
岡村夏樹、相原亮、坂本純也、斉藤太郎
2020年9月19日 5時00分

 官房長官時代、菅義偉の肝いり政策は「スガ案件」と呼ばれた。ふるさと納税、沖縄・首里城の再建、ジビエ(野生鳥獣の肉)の利活用……。多岐にわたる案件は、霞が関の相場観にとらわれることなく進んだ。

 米軍機の訓練地を想定した無人島・馬毛島の買収問題も「スガ案件」だった。防衛省と島の所有会社との間で8年に及ぶ買収交渉が続くなか、菅は昨年、側近の首相補佐官・和泉洋人を介し決着をめざした。島の鑑定価格は約45億円だったが、購入価格を一気に160億円に積み増し合意をみた。

 「場所は最適で騒音問題も解決できる。安いもんだろ」。菅は周囲にそう胸を張った。防衛省関係者は菅を「天」に例え、「納税者が納得するとは思えないが、『天の声』次第では動くということだ」と漏らした。

 菅は官僚の人事を政策推進のエンジンとした。辺野古移設を動かすため「埋め立てのプロ」とされる国土交通省の技官を防衛省に異動させた。各省庁の幹部約700人を一元管理する内閣人事局が2014年に発足すると、官邸中枢が一手に人事権を掌握。「大臣がやろうとしていることに、生意気なことを言ったら代える」。菅は半ば公然と語ってきた。実際、ふるさと納税の拡充に異を唱えた総務省の担当局長をラインから外した。

官僚が読みあさる対菅首相のバイブル
 菅は各省に「内通者」を囲っている――。そんな話もまことしやかに語られている。総務省の元幹部は在任中、官邸で菅に政策をレクチャーしたところ、ほどなく他省の友人から「君のことで菅さんから問い合わせがあった」と告げられた。「言いつくろいは許されないということか」。元幹部は背筋を寒くした。

 官僚の側も、菅への「対処法」を学ぶ。

 「『できません』『難しい』と…

5014名無しさん:2020/09/22(火) 02:22:19
https://www.asahi.com/articles/ASN9L35GZN9KUEHF008.html
凄みがにじむ「菅人事」 因縁の野田聖子氏、起用の意味
有料会員記事 菅政権発足
2020年9月18日 19時00分

【朝日新聞ポッドキャスト】 菅政権発足、顔ぶれの意味を読み解く
 菅内閣の顔ぶれには、派閥への配慮がにじんで見えます。でも、いちばん目立ったのは、実は「党人派」? 因縁ある野田聖子元総務相を、幹事長代行に充てた意味とは? そして、早期の解散はある?

 政治取材の経験が長い朝日新聞の秋山訓子編集委員が、菅義偉氏の人事の裏側を読み解きます。朝日新聞ポッドキャストでお聞きください。主な内容は次の通りです。

・小学生のころ、菅氏と毎日朝ご飯を一緒に食べていた人が入閣

・野田聖子氏に与えられた幹事長代行、その仕事の中身とは

・手堅い顔ぶれは長期政権を狙っているから?

・たたき上げならではの執念とは

5015名無しさん:2020/09/22(火) 02:22:29
https://www.asahi.com/articles/ASN962V20N93UEHF008.html
「血で血を洗う選挙」勝った菅義偉氏 創価学会との宿縁
有料会員記事
聞き手・神田大介
2020年9月7日 8時00分

【朝日新聞ポッドキャスト】 菅義偉官房長官①
 次の自民党総裁、そして首相の最有力候補に躍り出た菅義偉官房長官。歴代最長となった安倍政権を支えるスポークスマンとして、毎日のようにテレビで顔を見てきました。

 ですが、その人物像はよく知られているとは言えません。初めて国政に挑戦した1996年の衆院選を取材した朝日新聞の秋山訓子・編集委員が、その人柄を語りました。朝日新聞ポッドキャストでお聞きください。主な内容は以下の通りです。

・菅氏の国政初出馬、対立候補は創価学会のスタッフ出身。「血で血を洗う選挙」

・ぐしゃりと握りつぶした「スパイの報告書」、異様な雰囲気の街宣車内

・選挙の票固め、どうやってまとめる? 創価学会が選挙で強いと言われるのはなぜ

・今では公明党、創価学会と自民党のパイプ役になった菅氏。両陣営が骨の髄まで感じた怖さとは

写真では
「森友」「総理やじ」「志村けんさん」……菅義偉官房長官が記者会見に臨む際、書類につけていた印に注目しました。

     ◇

Q:菅さんはなぜ政治の道に?

A:実家は秋田のイチゴ農家です。横浜が地盤の小此木彦三郎さんという国会議員がいて、ものすごく有力な政治家でした。亡くなられて、今は息子の小此木八郎さんが議員ですが、菅さんは彦三郎さんの秘書でした。そこから横浜市議に転じ、2期務めた後に国会議員になっています。

Q:なぜ横浜に出てきたのですか?

A:高校までは地元でしたが、上京して働きながら法政大学の二部に通い、設備会社に就職した。ところが、「世の中は政治でまわっている」と実感したそうで、大学の学生課に相談して政治家の事務所の働き口を教えてもらった。そこで猛烈に働いて、その働きぶりをみた小此木彦三郎さんから声をかけられて、秘書になったそうです。

Q:国政選挙にはじめて出たのは1996年。対立候補は?

A:当時、新進党という小沢一郎さんがつくった党がありました。自民党ではない複数の政党が合流してできた政党で、その中には公明党もありました。

 その創価学会の組織内候補の現職の方に、菅さんが挑む形になったんです。創価学会としてもこの人は絶対に落とせない、という重点候補だったんですよね。

Q:公明党の支持団体が創価学会。学会員ではない公明党の政治家もいますが、菅さんの対立候補は創価学会のスタッフだった?

A:そう、コア中のコアだったん…

https://www.asahi.com/articles/ASN962V2RN94UEHF006.html
自分いないと回らない状態に 菅義偉氏の上り詰める手法
有料会員記事
聞き手・神田大介
2020年9月8日 8時00分

【朝日新聞ポッドキャスト】 菅義偉官房長官②
 「令和おじさん」というかわいいあだ名とは裏腹に、記者会見ではいつも仏頂面で、「その指摘は全く当たらない」などと紋切り型の回答を繰り返す。菅義偉官房長官には地味でこわもての印象がつきまといます。

 そんな彼が首相の座に上り詰めようとしているのは、「すごく仕事ができるから」という評価があります。どういうことなのか、PDCA(計画、実行、評価、改善)をどう回しているのか。政治記者歴の長い朝日新聞の秋山訓子・編集委員に聞きました。朝日新聞ポッドキャストでお聞きください。主な内容は以下の通りです。

・仕事スタイルは「一生懸命」、裏方仕事をいとわない

・人事を握るスタイルも昔から一貫していた

・短期的な課題解決は得意、では大きなビジョンは……

・鋭い眼光、でも女性支持者に愛される理由

・若い政治家にない魅力とは

写真では
「森友」「総理やじ」「志村けんさん」……菅義偉官房長官が記者会見に臨む際、書類につけていた印に注目しました。

     ◇

Q:地方議員から国政に転じる政治家は少なくないですが、菅さんは横浜市議を2期しか務めておらず、かなり短い印象があります

A:若手と言っていいでしょう。ですが、当時の横浜市長(故・高秀秀信氏)から、抜群の信頼を勝ち得ていた。1期目からです。市長は官僚出身で、政策は手堅いのだけれど、根回しを始め政治まわりのことがあまり得意ではありませんでした。でも、菅さんはそこを一手に引き受け、あっという間に市長の信頼を勝ち取った。

 この点は彼の生き方に通じます。どこか1カ所、ここと決めると猛烈に働きまくって、自分がいないと回らないという状態にするんですよ。秘書をして頭角を現した小此木彦三郎さんの下でもそうでした。

 もちろん、菅さんよりベテランの横浜市議はたくさんいました。だけど、彼は特に市の役人たちの人事について、相談を受けてかなり差配していました。

「菅政権」見守る霞が関 財務省は期待、頭抱える総務省
 私は当時、記者として横浜市役…

5016名無しさん:2020/09/22(火) 14:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/af6e349b08006feed8f47638a8fde6b92d26b5c3
国民は知らない…河野太郎、永田町での「本当の評判」と「菅首相との関係」
9/22(火) 8:01配信

期待の目玉人事

 「俺はつくる。ぶち壊すのは河野にやってもらう」

 菅義偉新首相は、周辺にこう語ったという。もちろんここで言う「河野」とは、ポスト安倍の一角と見られながら、所属する派閥、麻生派が菅氏支持を決めた途端、出馬を断念した河野太郎氏のことだ。

 周知の通り、今回、河野氏は内閣府の行政・規制改革担当相に就任。防衛相から横滑り人事とはいえ、省庁を持たない行革担当大臣は“格落ち人事”と見られたが、さにあらず。冒頭の弁でも分かる通り、“期待の目玉人事”となっているのだ。

 それは、首相臨時代理の5閣僚の順位指定でも明らかだ。臨時代理は、首相が海外訪問時や病気などの理由で職務遂行が困難になった場合に就くもので、あらかじめその順位を決めておくもの。筆頭は麻生太郎副総理兼財務相、2位は加藤勝信官房長官、3位は茂木敏充外相で、4位が河野氏になったのだ。

 同じ神奈川県選出の議員として、菅首相の信任が厚いといわれる河野氏。目玉政策である「縦割り行政の打破」に大いなる期待を寄せている。

 その河野氏はネットユーザーからの人気が高い。たとえば、安倍晋三前首相の辞任表明を受け、Yahoo! ニュースの「みんなの意見」が実施した「次期自民党総裁、ふさわしいと思うのは?」(実施期間8月28日〜9月1日)では、候補者の石破茂元幹事長、菅首相(当時は官房長官)、岸田文雄政調会長(当時)を大きく引き離し、河野氏は得票率61.7%、43万7039票でトップだった。

 河野氏は、ツイッターのフォロワー数が192万4621人(9月20日19時現在)で、安倍晋三前首相の230万2308人(同)には及ばないものの、政界トップクラスを誇っており、発信力はピカイチ。

 思ったことを正直に口にすることも、人気のヒミツのようだ。新閣僚の就任記者会見を行った17日未明、河野氏は早速、こう言い放った。

 「この記者会見も、各省に大臣が散ってやれば今ごろみんな終わって寝てますよね。延々ここでやるのは、前例主義、既得権、権威主義の最たるものだ」

 そして、「こんなもの、さっさとやめたらいい」と、痛烈に批判した。河野氏はツイッターでもこのニュースを取り上げると、8878リツイート、「いいね」は6.1万(9月20日20時現在)にも及んだ。やはり、発信力は相当なものだ。

 ヤメレ。

文科省職員100人超、副大臣らを深夜出迎え「非常識」:朝日新聞デジタル

― 河野太郎 (@konotarogomame) September 19, 2020 さらに、菅首相が期待する“破壊力”も相当なもの。徹底した合理主義者で、防衛相時代、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画の撤回を主導し、省内からは「コストカッター」として恐れられていた。霞が関では早くも戦々恐々としている官僚も多いと聞く。

 一方、マメなのはツイッターだけではない。意外に知られていないが、河野氏は筆まめなのだ。防衛相として各基地の現場視察した際、名刺交換した人たちには、すぐさまお礼の絵葉書を出し、省内の人気度を上げていった。筆まめといえば、所属する麻生派の領袖、麻生氏が毛筆で令状を書くことで知られるが、近年は電話やメールで済ませる議員が多い中、合理主義とは違った一面で周囲を感動させるのかもしれない。

5017名無しさん:2020/09/22(火) 14:42:52
>>5016

「河野に足りないのは、常識だ」

 毎日新聞とJNNが17日、共同で実施した緊急世論調査によると、河野行政・規制改革担当相に「期待する」と答えた人は76%にのぼった。菅政権でのミッション達成度によっては、ポスト菅の最右翼と言っても過言ではないのかもしれない。

 しかし、そんなに宰相レースは甘くない。安倍前首相が辞任表明する前、麻生派の幹部にポスト安倍に名前が出だした河野氏について聞くと、「そりゃ、ない」と一蹴された。そして同幹部は、こう続けた。

 「冷静に、論理的に話している時はいい。しかし、頭に血がのぼってしまうと、怒りに任せて何を言い出すか分からない。思い込んだら、後には引かない」

 そういえば、派閥の長、麻生氏も「河野に足りないのは、常識だ」と何度も指摘してきたという。派閥内で、河野氏の評価は「異端児」で共通しているのだという。だからだろうか、「もし仮に、河野氏が首相になったら何をしでかすか分からない。大変だよ」(前出・麻生派幹部)と言うのも、まんざら大げさな話ではないのだ。

 一方、こんな話も。

 「菅首相は河野氏に絶大な期待を寄せて行政・規制改革担当相にしたという論調の報道が出ているが、そうではない。菅首相のホンネは、やればやるほど恨みを買う担当相に河野氏を据えたということ。突破力を買いつつも、その後のことも考えた人事だということだ」(菅首相周辺)

 さらに、菅氏と河野氏の関係について、官邸関係者はこう証言する。

 「河野氏は2015年、安倍政権で国家公安委員会委員長兼行政改革担当相として初入閣しました。閣議などで官邸に入った際、菅官房長官とすれ違うと、目が泳いでいました。結構、気が小さいのかと話題になった時期がありましたね」

 かつては脱原発の急先鋒として、自民党内でも浮いた存在だった河野氏。初入閣後、その“旗印”はすっかり鳴りを潜め、今や次期首相候補に名乗りを挙げるまでになった。しかし、「発信力」「実行力」という強い光がある一方、氏が持つ「性格」という影の部分が色濃く見えて仕方ない。果たして、本当に首相に相応しいと言われる日が来るのはいつだろうか。

山田 厚俊(ジャーナリスト)

5018チバQ:2020/09/22(火) 20:52:55
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091900361&g=pol
宰相候補、自民・竹下派で火花 加藤官房長官と茂木外相
2020年09月20日07時16分

 官房長官に起用された加藤勝信氏が所属する自民党竹下派が揺れている。同派では茂木敏充外相が党総裁候補と目されてきたが、ここにきて加藤氏を推すべきだとの意見が浮上したためだ。来年秋の総裁選をにらみ、派内ではそれぞれを支持する勢力が早くも火花を散らしている。
 「能力は非常に優れている。このポストを一つのジャンプ台にし、次へ次へとジャンプしていただけるよう期待する」。竹下派会長の竹下亘元総務会長は17日、記者団にこう語り、加藤氏の官房長官就任を歓迎した。
 加藤氏は当選6回。安倍晋三前首相に近く、第2次安倍政権以降、落ち着いた仕事ぶりを買われ、党総務会長や厚生労働相を歴任。今回も官房副長官として仕えた菅義偉首相に抜てきされた。
 一方、総務会長当時に「高みを目指す」と公言しながらも、最近の加藤氏は存在感を高める茂木氏の陰に隠れるような形になっていた。18日の記者会見でも「ポスト菅」について質問されると、「大役を果たすことに全力で取り組みたい」と控えめに語るだけだった。
 それでも竹下派の参院側からは、加藤氏が脚光を浴びたことで「流れは変わった。総裁候補は加藤氏だ」(中堅)との声が上がる。背景には参院側になお影響力を保ち、茂木氏と距離を置く青木幹雄元参院議員会長の意向があるとされる。
 茂木氏側は警戒を強めている。衆院のベテランは「菅氏の次は茂木氏」と強調する。先の総裁選をめぐっては若手からも茂木氏の出馬を期待する声が上がった。衆院側では加藤氏より当選回数が上で、派閥会長代行として閥務も担う茂木氏を推す声は少なくない。
 ただ、衆院側は一枚岩ではない。ベテラン・中堅の中には加藤氏を擁立することに理解を示す向きもある。他派閥からは「次の総裁選で竹下派は分裂するだろう」(二階派関係者)との見方も出ている。

5019チバQ:2020/09/22(火) 20:57:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/5203da6f3cd79afdb8b9996e83392e9e44cea45c
国会議員で初コロナ感染の高鳥修一氏「コロナ対策に取り組んで来た自分がまさか」
9/18(金) 22:33配信

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スポーツ報知
高鳥修一氏(ロイター)

 自民党筆頭副幹事長の高鳥修一衆院議員(59、新潟6区)が18日、新型コロナウイルスに感染し、入院したことを公式ホームページで報告した。国会議員で新型コロナ感染が確認されたのは初めてとなる。

 高鳥氏は「新型コロナウイルス感染についてご報告」とし、「多くの皆さんからご心配頂き恐縮しています。コロナ対策に取り組んで来た自分がまさか感染するとは思いもよりませんでした。手洗いもうがいも消毒もこまめにしており、周囲に感染者はおらず全く心当たりが有りません。幸い微熱が有るだけで検査の結果は良好です。ご迷惑をおかけして誠に心苦しく思います」とつづった。

 ブログでも改めて報告し、「夜の街へも行っていない」「10日ほど入院のあと二度のPCR検査で陰性なら退院できるとのことです」などと追加した。

 ホームページによると、高鳥氏は新潟県糸魚川市出身で当選4回。第4次安倍改造内閣では農林水産副大臣に就任し、「自民党総裁特別補佐・筆頭副幹事長として安倍総裁と二階幹事長を補佐し、新型コロナウイルス関連の対策に奔走する」と記していた。

 他にも厚生労働大臣政務官、内閣府副大臣などを歴任。空手は錬士五段で日本空手協会新潟県本部会長も務める。17日付のブログでは、菅新首相の法大剛柔流空手道部時代の指導者から、高鳥氏も指導を受けたことを明かし、「菅総理とは空手の兄弟子、弟弟子の関係です」とつづっていた。

報知新聞社

5020チバQ:2020/09/22(火) 21:16:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/4681dc985da9b723b73a12da00d530eba5930444
離党、交通事故、自殺も… 自民党総裁選敗北者たちのその後
9/21(月) 16:05配信

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NEWS ポストセブン
総裁選で涙を飲んだ候補者は今どうしているのか(写真/共同通信社)

 第99代総理大臣に菅義偉氏が選ばれたが、次点だった岸田文雄元外務相は今後、独自色を出していけるかどうかが問われ、派閥以外からはわずか7票の得票に終わった石破茂元幹事長は正念場を迎えている。時流に逆らい敗北したため当然とも言えるが、過去のそうした“椅子取りゲームの敗者”にも、さまざまなドラマがあった。

【写真】縁が約1cmある上縁眼鏡を掛け、光沢あるウールのスーツを着た石井光次郎

●梶山静六(享年74)

 1998年、小渕派を離脱して総裁選に立候補すると、株価が一時100円近く急上昇。小渕恵三に敗れたものの、世論を味方につけて善戦した。しかし、2年後の1月に交通事故に遭い、4月に政界引退を表明。6月に死去。愛弟子の菅義偉は師の無念を晴らした。

●山崎拓

 1991年、最大派閥の竹下派(経世会)に対抗するため、加藤紘一、小泉純一郎と「YKK」を組み、ニューリーダーとして頭角を現わした。1999年の総裁選前、青木幹雄に「潮目を見ることが大事だ」と見送りを打診されるも出馬。最下位の3位に終わる。

●亀井静香

 2001年と2003年の総裁選に出馬も、小泉純一郎の前に散った。「(首相の)政策が間違っているなら『変えなさい』と強く言うのは当然だ」と小泉の郵政民営化に反対。自民党を離党して国民新党を旗揚げし、民主党と組んで自民党を下野に追いこんだ。

●谷垣禎一

 民主党政権誕生後の2009年、“全員野球”を掲げて24代総裁に。野党時代を支えたが、2012年の総裁選では石原伸晃幹事長の出馬を受け、「執行部から2人出るのは良くない」と辞退。河野洋平以来2人目の「総理になれなかった総裁」に。

●石井光次郎(享年92)

 自民党の結党時から、官僚出身ではない「党人派」政治家の代表として党を支えた。1956年12月の総裁選では石橋湛山、1960年の総裁選では池田勇人に敗れたが、その後も党内に影響力を持った。

●藤山愛一郎(享年87)

 1960年総裁選に岸信介の後継者として立候補を表明。途中で岸から辞退を迫られたが、振り切って出馬を貫き、池田勇人に敗れる。総裁選後、藤山派を結成して1964年と1966年の総裁選に挑んだが、敗退した。

●中川一郎(享年57)

 1982年の総裁選に出馬。「世界で強い政治家はレーガン、サッチャー、それに中川一郎」と訴えるも、最下位に。わずか1か月半後に自殺。“将来の総理候補”と呼ばれた息子の昭一も56歳で早世した。

(文中一部敬称略)

※週刊ポスト2020年10月2日号

【関連記事】

5021チバQ:2020/09/22(火) 21:17:14
https://www.news-postseven.com/archives/20200919_1596589.html?DETAIL
2020.09.19 11:00  週刊ポスト

安倍晋太郎、加藤紘一… 総理になれなかった男の“その後”

 勝者は勝つべくして勝ち、敗者は負けるべくして負ける──。極真空手の創始者・大山倍達の“勝負の神髄”は政界にも通じるのか。9月16日、菅義偉総理大臣が誕生した陰で、自民党総裁選で敗れた岸田文雄、石破茂はほぞを噛んだ。政治評論家の小林吉弥氏が話す。

「総理の座を掴むには、『天地人』の3要素が必要になる。天の時=運、地の利=立場、人の和=数です。菅氏には全てがあった」

 歴史を紐解けば“総理になれなかった男たち”には、3要素のいずれかが欠けていた。1987年の中曽根裁定で竹下登に総裁の座を譲った安倍晋太郎は、「天の時」を得られなかった。「竹下の次」が確実視されていたが、リクルート事件で竹下が辞任した時、安倍も事件に関与して「謹慎中」だったことから後継総裁の椅子を逃した。その後、膵臓がんに倒れ、2年後に逝去した。

 渡辺美智雄は「地の利」がなかった。1991年の宮沢内閣で副総理として次期総理の最有力候補だったが、膵臓がんを患い、病を押して1993年の総裁選に出馬するも河野洋平に敗れた。

「人の和」が得られなかったのがその河野だ。野党時代の自民党を率いて自社さ連立の村山内閣をつくって副総理に就任。村山が河野への禅譲を提案した時、自民党内の強い反対にあう。自民党総裁選で橋本龍太郎と争うことになったが、同じ宮沢派の加藤紘一が橋本支持を表明、河野は出馬を断念した。

「首相になる人物は権謀術数を使い、票を増やす。自分の考え方と違っても完全な喧嘩はせず、いざという時は手を握れる余地を残しておく。頭を下げられないとダメだが、人が良過ぎても推進力に欠けて天下を取れない」(小林氏)

三木武夫は「何度でも挑戦」の精神で総理の座を得た
 その加藤は1999年の総裁選に出馬。小渕恵三に敗れたものの、次の総理のポジションを得た。ところが、小渕が急死すると、密室の話し合いで森喜朗首相が誕生する。不満を持った加藤は、“加藤の乱”を起こすも、党内の支持を得られず失敗に終わる。

 その後の加藤と河野の政治家人生は対照的だ。加藤の裏切りで「総理になれなかった総裁」となった河野は森内閣で外相に就任、最終的には三権の長である衆院議長にのぼりつめた。一方の加藤は、秘書スキャンダルで議員辞職に追いこまれた。

 今回、総裁選初出馬の岸田、4度目の挑戦で完敗した石破の今後はどうなるか。

「国会議員票を伸ばした岸田氏が次期総裁の有力候補。ただ、もう禅譲の線はない。一人歩きして力を付ける必要がある。石破氏は茨の道になる。しかし、三木武夫は総裁選に3度敗れても『何度でも挑戦する』と意気込み、田中角栄の金脈問題での辞任後、突然首相の座が回ってきた。何が起こるかはわからない」(小林氏)

 以下に総理の座を目指しながら、それが叶わなかった政治家4人のエピソードを紹介する。

●渡辺美智雄(享年72)

 1991年の総裁選で宮沢喜一、三塚博と争った。最大派閥・竹下派の会長代行である小沢一郎が3人を面接。金丸信、竹下登、小沢の会談でいったんは「渡辺総理」が決まるが、金丸の変心で宮沢が総理の座を射止めた。渡辺は副総裁に就いたが、翌年膵臓がんが発覚。1993年の総裁選では河野洋平に敗れた。1995年9月に死去。

●河野洋平

 自民党が下野した1993年7月、16代総裁に。翌年、自民党、社会党、さきがけの連立政権誕生に尽力。社会党の村山富市委員長が首班指名を受けて与党に復帰したが、自民初の「総理になれなかった総裁」に。その後、歴代最長の約6年間にわたって衆議院議長を務めた。

5022チバQ:2020/09/22(火) 21:18:08
●加藤紘一(享年77)
 1999年の総裁選では、小渕恵三に敗れて2位。将来の総理は確実とみられていたが、“加藤の乱”で失脚。田中真紀子は「タイミングが半年遅かったし、半年早すぎるのよ」と加藤の政局観のなさを指摘した。

●安倍晋太郎(享年67)
 1999年の総裁選では、小渕恵三に敗れて2位。将来の総理は確実とみられていたが、“加藤の乱”で失脚。田中真紀子は「タイミングが半年遅かったし、半年早すぎるのよ」と加藤の政局観のなさを指摘した。

5023名無しさん:2020/09/23(水) 01:23:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/545b86eb1df8e217ede9391687d1d71712d963da
「菅・麻生」が“利権”巡り共闘 東京への「金融センター」誘致を阻止する理由
8/26(水) 5:56配信

今度は「金融利権」を画策する菅氏

 一時期の沈黙がウソのような雄弁さなのである。少し前までは安倍総理との隙間風ばかりが報じられ、コロナ対策でも影の薄さが否めなかった菅義偉官房長官。7月22日に「Go Toトラベルキャンペーン」をスタートさせる前後から政権運営の前面に立つようになり、複数のテレビ番組にも出演し露出度を急増させている。また、もはや権力の階段の頂を目指すことへの意欲を隠すつもりはないようだ。先ごろ発売された「文藝春秋」9月号に掲載された「菅義偉官房長官すべての疑問に答える」にはこんなクダリがある。

〈これからのリーダーには、東京だけでなく、日本全体を引っ張っていけるような、判断力のある人物が求められると思います。/ただ、総理が「ポスト安倍」の候補として私の名前を挙げたようですが、リップサービスですよ(笑)〉

 もちろん、コロナ対応で失策を重ねた上、健康不安説まで流れる安倍総理に代わり、菅官房長官が強い指導力を発揮し、さまざまな難問を解決してくれるなら国民にとってはプラスに違いない。しかし、決してそうではないことを本誌(「週刊新潮」)はお伝えしたばかりである。8月6日号に掲載した〈「菅vs.小池」暗闘の裏に「湘南美容」コロナ利権〉という特集記事。東京五輪用の「プレハブ宿舎」で行う「新型コロナ治療」を、自らに近い「湘南美容グループ」に任せる。記事では、そんな菅官房長官の驚くべき計画についてご紹介したが、そこから垣間見えるのは、彼の「利権政治家」としての顔だった。そして現在、別の件においても疑問符を付けざるを得ない施策を進めようとしていることを国民はまだ知らない。今回のテーマは「香港」である。

「暗黒法」とも言われる国家安全維持法が施行され、中国政府による統制強化が激しさを増している香港。今月10日には、香港の民主化活動の象徴的な存在である周庭(アグネス・チョウ)さんが同法違反容疑で逮捕され、我が国にも衝撃が走った。彼女は翌日に保釈されたものの、世界が香港を見る目は大きく変化しつつある。そんな中、

「これまで『アジアの金融センター』として確固とした地位を築いてきた香港から金融関連の人材や企業などが流出する動きが出始めているが、菅官房長官はこれを好機と捉えている。具体的には、7月中旬以降、急遽、懐刀である和泉洋人・総理大臣補佐官に対して、『我が国への国際金融機能・人材の誘致策』について検討することを指示した」(政府関係者)

 香港から流出する人材や企業の受け皿を目指す。それが実現すれば、我が国に莫大なカネが落ち、雇用も生み出されるのだから正しい判断と言えるが、問題はその中身。菅官房長官がそこで下した具体的な提案の不可解さを理解するには、世界及びアジアの金融市場の歴史と実情を頭に入れておかなければならない。

「世界最大の金融市場はニューヨークで、ウォールストリートの株価や金利が世界の金融を動かしている、とも言えます。2番目に大きいのがイギリスのロンドン、3位と4位の座を香港とシンガポールが長年争ってきました。鉄壁の3位、4位という感じで、東京や上海などはそれらと大きく離されていました」(シグマ・キャピタルのチーフエコノミストの田代秀敏氏)

 香港が強かった理由は、

「世界中のお金が集まる仕組みがあったからです」

 と、田代氏が続ける。

「まず、相続税と贈与税がなく、金融取引に関する税金もかかりません。さらに、共同名義口座といって、赤の他人同士でも口座を共有できる仕組みがあります。これによって財産を共有して自由にお金の出し入れをすることができるわけです。例えば、愛人との共同名義の口座を作れば、税金なしで誰にも知られず大金を渡すことができます」

 富裕層にとって実に都合の良い仕組みが整っているのである。それゆえ、

「世界中のお金持ちのカネが集まるので、世界中の銀行が香港に支店を出すわけです。つまり金融市場が大きくなるためには、税金から逃れられる何らかの仕組みを作り、世界中からお金を集めなければならないのです」(同)

5024名無しさん:2020/09/23(水) 01:23:47
>>5023

東京は「世界3位」
 香港は法人税の面でも企業が優遇されている。日本の場合、この30年ほどは減少傾向にあるとはいえ、2019年4月1日の時点での法人税の基本税率は23・4%。一方、香港の法人税率は16・5%。200万香港ドル(約2800万円)までの利益の場合、8・25%である。こうした大きな差は、それぞれに拠点を置く「外資系企業」の数にも表れている。日本貿易振興機構(JETRO)の調査によると、19年6月時点で香港に拠点を置く「香港域外に親会社を有する企業」の数は9040社。一方、経済産業省の調べによると、19年3月末時点での日本の外資系企業の数は3287社。実に3倍近い差があるのだ。

「香港は公用語が英語だということもあり、金融業者だけではなく、貿易会社などの外資系企業が集まりやすい。日本では会社を設立するにも日本語で役所に申請しなければならず、税制を抜本的に改革するのも難しい。で、長い間、香港の後塵を拝してきた」(全国紙経済部記者)

 しかし、香港で大規模な民主化デモが頻発するようになると、「アジアの金融センター」の座は揺らぎ始める。そして、国家安全維持法の施行により、その座から「陥落」することが決定的になったのだ。

「国家安全維持法が施行されたことで、香港における経済活動への不透明感が強まりました。今後、事業規模の縮小や拠点機能の見直しを検討する企業も出てくるでしょう」(第一生命経済研究所首席エコノミストの永濱利廣氏)

 では、どこが香港にとって代わるのか。そこで参考になるのが、イギリスのシンクタンクが発表している「国際金融センター指数」である。昨年9月時点での順位は、1位ニューヨーク、2位ロンドン、3位香港、4位シンガポール、5位上海、6位東京。それが今年3月に出た最新版では、1位、2位に変動はないものの、3位東京、4位上海、5位シンガポール、6位香港となっている。デモなどの影響で香港が大きく後退する一方、東京が順位を上げているのだ。

「この指数は、世界の金融市場関係者から聞き取りを行って作成される、信頼できる指標。最新版のレイティングは、ロンドンが742点、東京が741点、上海が740点です」

 先の田代氏はそう話す。

「つまり、東京はロンドン、そして上海とほとんど横一線で並んでいるのです。ですから東京は、ロンドンを超えニューヨークに次ぐ世界第2位のグローバル金融センターになれる格好の位置にいます。そして、香港から金融関係者が逃げ出すという今の状況は、いわば千載一遇のチャンスです」

5025名無しさん:2020/09/23(水) 01:25:46
>>5024

来年度予算の要求項目
 となれば、日本政府がなすべきことは、

「一極集中の批判があるとはいえ、東京の金融環境を、シンガポールや上海などのライバルに負けないものにするため、早急に必要な資源を集中投下しなければなりません」(金融業界関係者)

 ところが、である。

「7月中旬と下旬、2度にわたって総理補佐官の和泉さんと、法務省や外務省、経産省、金融庁、内閣官房の幹部による打ち合わせが行われたのですが……」

 と、永田町関係者。

「菅さんの意を受けた和泉さんがそこで出した指示は、『大阪を中心とする関西圏や福岡の特区』に国際金融機能や人材を誘致するための課題を検討せよ、というものだったのです。課題とは例えば、日本で円滑にビジネスをするには日本国籍を得て自国籍を放棄しなければならない“二重国籍禁止問題”などです」

 なんと、菅官房長官の頭の中にある計画は「東京の強化」ではなく、大阪と福岡に新たな拠点を作る、というものだったのである。

 前述した国際金融センター指数で見ると、大阪はタイのバンコクやアゼルバイジャンのバクーに次ぐ59位。福岡は「圏外」である。百歩譲って商人の町だった大阪が「アリ」だとしても福岡とは一体……。

「日本人でさえ福岡といえば『豚骨ラーメンがおいしい』といったイメージしかない。香港の金融関係者で福岡を知っている人がどれくらいいるのか」(先の金融業界関係者)

 そもそも捕らぬ狸の皮算用で、日本特有の税制を変える無理をしてまで香港の座を奪取しようというのに、その候補地がこれではため息しか出まい。

 ちなみに「大阪・福岡案」の検討を命じた現場指揮官の和泉氏は、

「厚労省の大坪寛子審議官との“コネクティングルーム不倫”を『週刊文春』に暴かれて一時期は静かにしていましたが、菅さんが存在感を増してきたことで、再び勢いを取り戻し、動きを活発化させています」(先の政府関係者)

 和泉氏との打ち合わせの出席者の一人はこう話す。

「この話は和泉さんが発起人というより、和泉さんが『そういうふうに言っている人がいるので検討したい』というものです」

 別の出席者は、

「これから具体的なことを話し合っていこうというくらいの打ち合わせでした」

 と言うから、検討がまだ緒についたばかりなのは間違いなかろう。しかしその一方、金融庁内部では、この件に関する来年度予算の要求項目がすでに決定しているという。「計画」は決して絵空事ではないのだ。

「予算の要求内容は、海外金融事業者向けにビジネスなどの相談を受け付ける『コンシェルジェ』拠点を開設するための経費です」(先の永田町関係者)

 内部文書にはこうある。

〈東京都の取り組みを踏まえ、同様の拠点を国内2箇所に設立するにあたり、各自治体による設立費用を1億円(各都市5千万円×2)と試算し、その2分の1の5千万円を当該事業費として要望する〉

5026名無しさん:2020/09/23(水) 01:26:24
>>5025

「麻生さんに楔を…」
「コロナは東京問題」として東京都の小池百合子知事を攻撃している菅官房長官。「Go Toトラベル」同様、今回の件でもやはり「東京外し」が行われているのだ。

「東京のことは小池に勝手にやらせておいたらいい。政府は支援しない」

 和泉氏はそううそぶいているというが、彼の“親分”である菅官房長官はなぜそこまで小池知事のことが憎いのか。

「菅さんはとにかく小池さんのようなパフォーマンス型の政治家が大嫌い。それに、小池さんが突如として都知事選に出馬した時など、ことあるごとに対立してきた。今回の件で『東京外し』が行われている背景に、そういった“私怨”があるのは間違いない」(前出の政府関係者)

 新たな国際金融センターの候補地を大阪、福岡としたウラにも、菅官房長官の思惑が透けて見える。

 まず大阪に関しては、

「関係の深い日本維新の会への『土産』ですよ」

 と、先の永田町関係者。

「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業について、大阪は当初、2025年万国博覧会より前のスタートを目指していた。しかし、コロナの影響で万博前の開業は諦めることになり、今ではカジノ業者の業績悪化でIR計画そのものの練り直しを迫られかねない状況になっている。そこで新たな経済の起爆剤として『金融センター誘致』を差し出したわけです」

 一方、福岡が俎上に載せられた背景には、麻生太郎・副総理兼財務相の存在がある。実はその麻生氏、今月4日の記者会見で、

「(香港の受け皿は)東京じゃなくて大阪だって、福岡だっていいでしょう」

 として、「大阪・福岡案」について言及している。

「あの会見での発言は、この件で菅さんと歩調を合わせている麻生さんが計画の一端をポロッと漏らしてしまった、ということ。国際金融センターをダシにして麻生さんに楔を打つ。それが菅さんの狙いです」

 と、政府関係者(前出)。

「元々、菅さんと麻生さんは犬猿の仲。15年には消費税への軽減税率の導入を巡って激しく対立しましたし、昨年4月の福岡県知事選では菅さんがバックにつく現職知事に対し、麻生さんが対抗馬を立て、代理戦争が繰り広げられました。その二人が金融センターを巡って手を組んだ。『ポスト安倍』を狙う菅さんが麻生さんの協力が欲しくて貸しを作り、麻生さんがそれに乗った、ということです」

 荒唐無稽とも思える「大阪・福岡案」が真剣に検討される背景には、権謀術数渦巻く永田町独特の事情があったというわけだ。

 水面下でこの計画を進めている和泉氏に聞くと、

「別に意外でもないんじゃないの。だって大阪は先物取引(発祥)のところなんだから」

 そう主張するのだが、先の永田町関係者は、

「香港の受け皿となると、この半年や1年が勝負。大阪や福岡に新たな拠点を作るなんて悠長なことを言っている時間はない」

 と指摘するし、田代氏(前出)もこう語る。

「東京を香港に代わる金融センターにしたいのであれば猛烈に急がなければなりません。日本がゆっくりとやっていれば、あっという間にその座を上海に取られてしまうことになるでしょう」

 が、菅官房長官が「要」の役割を果たす安倍政権に「スピード」を期待しても叶わないことを我々は知っている。何しろ、役に立たない布マスクが我々の元に届いた時、すでに薬局の店頭には不織布マスクが山積みだったのだから――。

「週刊新潮」2020年8月27日号 掲載

新潮社

5027チバQ:2020/09/23(水) 17:27:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/7748577b2e120ab24c0c5edeae59065aad018903
菅義偉政権で初入閣「坂本哲志」大臣に“不倫・隠し子”疑惑
9/23(水) 17:00配信
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適任!?
 このたび初入閣を果たした坂本哲志内閣府特命担当大臣(69)が担うのは、1億総活躍、地方創生、そして少子化対策である。大臣就任を受け、地元・熊本では“「隠し子」疑惑”が囁かれている。

 ***
 熊本日日新聞の記者だった坂本大臣は、1991年に熊本県議に当選して政界デビュー。2003年の衆院選には無所属で立候補し当選を果たすも、05年の選挙で落選。07年の補選で返り咲き、自民党に入党したという経歴の持ち主だ。

 坂本大臣の“隠し子疑惑”については、以前から怪文書の形で地元に流布されていた。

「実は坂本さんは県議時代、女好きで知られていましてね、議会の視察で旅館に泊まると“ちゃんとコンパニオン呼んでるか”が口癖だったんです」(地元政界関係者)

 隠し子もさもありなん、と週刊新潮がこの疑惑を取材したのは、坂本大臣が衆院1期生だった15年前のこと。浮上したのは、坂本大臣が県議時代に知り合った女性の存在だ。

 この女性から、坂本大臣との交際を相談されていたという知人の証言によると、当時、女性は30歳前後で独身だった。既婚者の坂本大臣とは不倫関係になる。そして翌年、知人は彼女からこんな電話を受ける。

「坂本さんの子を妊娠して入院していると言うのです。私は熊本県庁近くの産婦人科に彼女を見舞ったのですが、直後に坂本さんから電話が来て、“彼女の気分が悪くなるから、もう構わんでくれ”と文句を言われたのを覚えています」(知人)

 ほどなくして彼女は女の子を出産。名付け親は坂本大臣だったが、

「坂本さんには年ごろの娘がいるので認知はできない、と言われてしまった」(同)

 その後、坂本氏は彼女の生活費を支援し続けていたようだが、先の怪文書騒動を受け、女性は姿を隠す。以降は知人も彼女と連絡がとれなくなってしまったという。

 女性の娘は現在、成人になろうかという年頃である。顔立ちは“父親”と瓜二つといって差し支えない。坂本氏の大臣就任を受け、彼女に改めて経緯を尋ねるも、多くは語らなかった。
 一方、坂本大臣はどう答えるか。携帯に電話をかけると、

「この問題については、官邸の方から“文書で答えるように”と言われているので、直接お答えすることはできないんです」

 こんな“答弁拒否”の姿勢を示したうえで、

「当時、怪文書で流されただけであって、天地神明に誓って私とは全く関係のないことです」

 と、疑惑を否定するのだが……。9月24日発売の週刊新潮では醜聞の影が見え隠れする菅新内閣を特集する。

「週刊新潮」2020年10月1日号 掲載
新潮社

5028チバQ:2020/09/23(水) 17:33:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef03d83f339bcfe06c2409869dc718a9e777c813
「次の総理レースへ好発進」河野氏、早くも存在感 人気取り、危うさ指摘も
9/22(火) 10:07配信




就任記者会見に臨む河野太郎行政改革担当相=17日午後、東京都内(撮影・前田倫之)
 菅義偉政権が掲げる「省庁の縦割り打破」の宣伝塔として、河野太郎行政改革担当相に耳目が集まっている。発足直後に自身のサイト上に目安箱「縦割り110番」を設け、閣僚が深夜に順番に就任記者会見していく慣例にも「前例主義の最たるものだ」とかみついた。もともと国民の認知度は高い。「次の総理レースへ好発進」「人気取りばかりで地に足が着いていない」と評価は相半ばする。

【画像】「ポスト安倍」アンケート 河野氏を推した理由は?

 河野氏の行革相は2度目。17日の会見では「今回は、国民の側から見ていかに価値をつくるかということから必要な規制改革をやりたい」と国民目線を強調。若手官僚が離職していく風潮に関しても、「霞が関のブラックな状況を何とか『ホワイト化』することの優先順位を高く」と、独特の言い回しで制度改善に意欲を見せた。

 菅氏が発案した縦割り110番は、開設翌日の18日には通報と相談件数、激励メッセージが4千件を突破し、処理容量をオーバーして募集を一時止める事態に。河野氏は、ここでも「『全部読みます』と言った手前、4連休中に一生懸命、目を通したい」と当意即妙な受け答え。と思えば、19日には沖縄北方担当相として沖縄県を訪れ、玉城デニー知事と会談するなど精力的に動く。

 野党時代に自民党総裁を務めた河野洋平元衆院議長を父に持ち、自身も安倍晋三政権で外相、防衛相と重量級閣僚を歴任してきた。

 6月には、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画の断念を決断、公表。与党などから根回し不足を突き上げられたものの、世論にはその「突破力」を印象付けた。ツイッターのフォロワー数は約190万人。安倍氏が辞任表明した直後、8月末の共同通信の世論調査では「次の首相にふさわしい人」で石破茂元幹事長、菅氏に次ぐ3位に入っている。

      ■ 

 かつて2009年の総裁選に挑んだ河野氏。今回もギリギリまで出馬を模索したが、所属する麻生派の領袖(りょうしゅう)・麻生太郎副総理兼財務相が菅氏支持で派内を一本化したため、断念した。

 財界の支援を受ける自民に籍を置きながら入閣前は脱原発を公言し、同僚議員と飲食して仲間づくりに汗をかくことも少なく、「一匹おおかみ」「変人」とやゆされてきた。麻生氏は常々、「ちったぁ常識ってもんを養え。派閥の力なしに(総裁選の推薦人)20人集めることができんのか」「チャンスはいくらでもあんだから」と、地力を蓄えるようじゅんじゅんと河野氏を諭す。

 武器である発信力も、一つ間違えば「もろ刃の剣」となる。昨年10月には、台風19号が甚大な被害をもたらした直後に「私はよく地元で雨男と言われた。私が防衛相になってから、既に台風は三つ」などと軽口をたたき、被災者の神経を逆なでした。ある閣僚経験者は冷ややかだ。「突破力は認めるが、世論の目ばかり気にする。おかしな方向に行かなきゃいいが」

 菅氏は、総裁任期の満了する来秋を越えた本格政権を志向しているとされるが、総裁選を争った岸田文雄前政調会長や石破氏らは既に「ポスト菅」を見据える。57歳とまだ若く、同じ神奈川県選出で菅氏と良好な関係を保つ河野氏の「次」はいかに-。 (前田倫之、河合仁志、一ノ宮史成)
西日本新聞

5029チバQ:2020/09/23(水) 17:34:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c88938c69ddc4f281d48a805a2809f7884f7294
経産省の存在感低下 政権内の力学に変化 菅内閣
9/22(火) 7:12配信
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首相官邸に入る菅義偉首相=18日午前、東京・永田町
 菅内閣の発足を受け、政権内の力学は大きく変化しそうだ。

 首相官邸主導の政策決定は変わらないものの、安倍政権下で権勢を振るった経済産業省の存在感は低下する見通しで、代わってどの省庁が影響力を強めるかに注目が集まる。「政高党低」と言われた党との関係も変わる可能性がある。

【図解】菅内閣

 「内閣の方針や大臣の指示の下、行政のプロとしての誇りを胸に積極的に提案し、果敢に行動してほしい」。菅義偉首相は18日、首相官邸に各府省庁の事務次官を集め、菅内閣でも官邸主導を徹底すると宣言した。関心を集めるのは菅首相がどの省庁の意見に最も耳を傾けるかだ。

 安倍内閣では官邸詰めの「官邸官僚」が影響力を行使した。政務担当首相秘書官を務めたのは経済産業省出身の今井尚哉氏。首相の最側近として同省出身の長谷川栄一内閣広報官、佐伯耕三首相秘書官とタッグを組み、経産省と連携して経済成長重視の政策を進めた。

 影響は多方面に及び、安倍晋三前首相が中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への協力にかじを切ったり、ロシアと経済協力を進めたりしたのも、外務省ではなく経産省の発案とされる。新型コロナウイルスの感染拡大後、安倍前首相は当時の菅官房長官を素通りし、今井氏らと相談して全国一斉の学校休校やマスク配布を決めたこともあった。

 首相交代を受け、長谷川、佐伯両氏は官邸を去った。今井氏は参与としてしばらく官邸に残る方向だが、新しい政務担当の首相秘書官は菅事務所の新田章文氏。内閣広報官には総務省出身の山田真貴子氏が就任した。

 事務方トップで警察庁出身の杉田和博官房副長官は再任。事務の首相秘書官には厚生労働省出身が加わったものの、今のところ官邸スタッフに特定省庁への偏りはない。

 経産省幹部は「安倍前首相サイドとは気軽に連絡が取れ、意見も通りやすかったが、これからはそうはいかない」と影響力の低下を認める。政府・与党内では「財務省の影響力が強まるのではないか」「どの省庁にも偏らず、菅首相が独断で政策を進めていくのでは」などと臆測が飛び交う。

 菅政権では政府と党の関係も変化しそうだ。最大派閥出身の安倍前首相と違い、無派閥の菅首相は党内基盤が弱い。内閣支持率が高いうちは官邸主導も可能とみられるが、世論の支持が弱まれば党の影響力が強まりかねない。閣僚経験者の一人は「菅1強、政高党低とはならない」と語った。

5030チバQ:2020/09/23(水) 18:50:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/03c959f7671beb22a873532c5652c742d0227a3e
首相「ポスト菅」候補へ河野、加藤、武田各氏らを処遇 小泉氏は「追試」
9/23(水) 18:18配信

会見に臨む河野太郎行政改革・規制改革担当相=17日未明、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
 菅義偉首相の閣僚人事からは、将来の「ポスト菅」と位置づける次期首相候補の育成方針が読み取れる。政権の目玉政策を担う閣僚に河野太郎行政改革担当相や武田良太総務相らを起用し、自身が7年9カ月務めた官房長官には、加藤勝信前厚生労働相を抜擢した。複数を競わせて求心力を高めるのは、安倍晋三前首相の手法にも似ている。

 「はんこをすぐになくしたい」

 河野氏は23日のデジタル改革関係閣僚会議でこう意気込み、テレワーク推進を妨げてきた「はんこ文化」をやり玉に挙げた。

 首相は河野氏の突破力や発信力に期待を寄せており、最重要課題とする「縦割り行政の打破」を任せた。河野氏は自民党で第2派閥の麻生派(志公会)に所属。同派会長の麻生太郎副総理兼財務相と首相は河野氏に実績を積ませて育てる考えで一致しており、河野氏の存在は政権の安定にもつながっている。

 一方、加藤氏は次期首相候補として再浮上した。安倍氏の最側近で党四役の総務会長などを歴任。しかし、新型コロナウイルス対応では厚労相として批判を浴び、「ポスト安倍」レースから後退していた。

 今回、加藤氏が政権のスポークスマンとなる官房長官に就任したことで、弱点だった知名度は上がりそうだ。所属する竹下派(平成研究会)会長の竹下亘元総務会長は「このポストを一つのジャンプ台に、次へ次へとジャンプするよう期待する」と語った。

 ただ、派には再任された茂木敏充外相を推す声もある。加藤氏が目立つ立場になったことで、派内にはさざ波も立っている。

 菅氏は今回の人事で、武田氏にもスポットライトをあてた。総務行政は門外漢だが、政策実行力を買い、菅政権が目玉政策と位置づける携帯電話料金の値下げを担当させた。所属する二階派(志帥会)には首相候補が見当たらないだけに、今回、武田氏が結果を出すかどうかが注目される。

 小泉進次郎環境相は、昨秋の就任直後は調整力が疑問視された。再任したのは、将来の首相候補として「追試の意味合いがある」(政府関係者)という。

 一方、党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)には複雑な受け止めが広がっている。同派元会長の森喜朗元首相は、西村康稔経済再生担当相と萩生田光一文部科学相を「両輪」と呼び、次のリーダー候補と位置付けている。

 首相は西村、萩生田両氏を前政権と同じポストで処遇し、総裁選への出馬意欲を隠さない下村博文政調会長を党四役に起用した。逆に、稲田朋美元防衛相は要職に置かなかった。

 派が一枚岩になれなければ最大派閥のメリットは失われる。派内では、それぞれの人物に強弱をつけた首相の対応をめぐり「派が分断されるのではないか」と不安がる向きもある。

 また、今回の総裁選に出馬した岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長はいずれも無役となり、厳しい立場に立たされた。今後の総裁選で年下の河野氏らが出馬した場合、「世代交代」の波にのまれる可能性もある。(沢田大典)

5031チバQ:2020/09/23(水) 21:08:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20200923k0000m010228000c.html
谷垣グループが政治資金パーティー 総裁選で意思統一できず結束課題
2020/09/23 20:14毎日新聞

谷垣グループが政治資金パーティー 総裁選で意思統一できず結束課題

自民党谷垣グループの研修会で講演する谷垣禎一前総裁=東京都内のホテルで2020年8月26日午後4時46分、手塚耕一郎撮影

(毎日新聞)

 自民党の谷垣グループは23日夜、政治資金パーティーを東京・紀尾井町のホテルで開いた。先の総裁選に立候補した岸田文雄前政調会長や石破茂元幹事長も出席した。

 谷垣グループは総裁選対応で意思統一できず、2人の代表世話人は遠藤利明・元五輪担当相が岸田氏を、中谷元・元防衛相が石破氏を支援した。若手の多くは菅義偉首相を支持し、グループの結束がなお課題だ。【飼手勇介】

5032チバQ:2020/09/23(水) 21:10:44
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009230034.html
衆院憲法審査会長に細田博之氏 自民が調整
2020/09/23 20:04産経新聞

衆院憲法審査会長に細田博之氏 自民が調整

自民党・細田博之氏=11日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

(産経新聞)

 自民党が衆院憲法審査会長に細田博之元幹事長をあてる方向で調整していることが23日、分かった。党幹部が明らかにした。細田氏は党の憲法改正推進本部長を務めており、安倍晋三前首相に近い。衆院憲法審査会長を担っていた佐藤勉氏は、9月の党役員人事で総務会長に就いている。

5033名無しさん:2020/09/25(金) 02:45:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/de83ff4364fc3f03a0b4f4e13e44210b141304bd
遠のいた秋口の早期衆院解散 自民幹部「突然の解散ない」  
9/24(木) 18:30配信

 自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長は24日、国会内で会談し、新型コロナウイルス対応をめぐり、10月7、8両日に衆参両院の内閣委員会で閉会中審査を開くことで合意した。森山氏は臨時国会の召集時期について「10月20日より前はない」との見通しを安住氏に伝えた。召集時期が10月下旬となる公算が高まったことで、与野党内でささやかれていた秋口の早期解散は遠のいたとの見方が強まっている。

 「突然の解散なんてない」。自民党幹部は24日、早期解散論をきっぱり否定した。与野党内では高い内閣支持率を追い風に菅義偉首相が早期解散に踏み切るとの観測が絶えなかった。

 菅内閣発足後に報道各社が実施した世論調査では、内閣支持率が軒並み60〜70%台と高い水準で、自民党内からは「早く解散してくれ」との声も漏れていた。

 ただ、党幹部の間では新政権発足直後の解散は「党利党略だと思われる」と否定的な見方もあり、菅内閣にとって初の本格論戦となる次期臨時国会には態勢を整えて臨み、着実に成果を残したい考えだ。

 これに対し、野党は早期解散を警戒する構えを解いていない。安住氏は24日、国会内で記者団に「(新型コロナで)国民が夏祭りや花火大会を中止し、修学旅行も延期している中、支持率が高いから選挙だけ(実施して)いいというのは大変な批判を受けるのではないか」と述べ、政府・与党を牽制した。

 菅内閣と自民党の支持率が上昇しているのに対し、旧立憲民主党と旧国民民主党などが合流して結党した新「立憲民主党」の支持率は伸び悩む。野党は次期衆院選では各選挙区で与党と一騎打ちの構図に持ち込みたい構えだが、候補者調整は進んでいない。

 立民などは24日の合同ヒアリングで「桜を見る会」の問題などを取り上げ、菅政権への対決姿勢を強めたが、早期の解散は避けたいのが本音だ。「コロナ感染が爆発的に増えて選挙なんかできない」(立民ベテラン)と楽観論も聞かれる。

 ただ、国民民主党の玉木雄一郎代表は24日の記者会見で、「(与党は)これまでも有利なときに解散を打ってきている」と指摘。「10月23日に臨時国会開会という話が出ているので、11月には解散、投開票は11月か12月という見込みで用意は進めたい」と気を引き締めた。(大橋拓史、豊田真由美)

5034名無しさん:2020/09/25(金) 02:45:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c985b5c8574ccf3a4fc9d7d01688881dfe4db17f
自民石原派、事務総長に森山氏
9/24(木) 13:57配信

 自民党石原派(近未来政治研究会、11人)は24日、東京都内で開いた会合で、入閣した坂本哲志地方創生担当相に代わり、森山裕国対委員長を事務総長に充てることを決めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/79f62255184d84cb81637e1a3297236d1e0b66de
石原派事務総長に森山氏 自民
9/24(木) 19:09配信

 自民党石原派は24日の会合で、地方創生担当相に就任した坂本哲志氏の後任の事務総長に森山裕党国対委員長を充てる人事を決めた。

5035名無しさん:2020/09/25(金) 02:47:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/07c8efe99cee38b6a24129dbbb095200d5f2e7f7
菅義偉首相はやれば必ず勝てる解散総選挙をなぜやらないのだろうか
9/23(水) 13:21配信

この文章を書いている9/23現在、東京には台風12号が接近しているらしいのだが、永田町ではすでに強風の「解散風」がビュービューと吹き荒れている。

メディアによる菅内閣の支持率は60%を超え70%台の社もある。安倍前首相側近の下村自民党政調会長は「自民党の若手はほぼ全員が早く選挙をやってもらいたいと思っている」と述べて菅首相に早期解散を求めた。

「青木率」が100を超えている!
自民党には「青木率」というフシギな数字がある。これは元官房長官の青木幹雄氏が編み出した数字で、内閣支持率と政党支持率を単純に足した数字が100を超えると現有議席を確保できる、というもの。統計的根拠は全くなく青木氏のただの「勘」らしいのだがこれがよく当たるのだ。逆に50を切るとその政権は崩壊する。これも当たる。

この青木率が世論調査を見ると軒並み100を超え、中には120を超えている社もある。つまり青木率によると選挙を今やれば自民党の現職議員は全員当選することになる。だから下村氏の言うように「若手は全員早く選挙をやってほしい」と思っているわけだ。

解散が好きではない菅首相
これに対し菅首相は「新型コロナの感染拡大防止と経済の両立にまずは全力をあげて取り組んでいきたい」と述べ早期解散には慎重な姿勢を示している。

2008年の麻生内閣で、早期解散論が麻生首相以下大勢の中で、菅氏が一人だけ「今はリーマンショックの後始末をすべきで解散する時ではない」と主張し、解散論を無理やりねじ伏せたのは有名な話。しかし結果は任期満了に追い込まれ自民党は惨敗してしまった。つまり菅氏のせいで負けた。

その後の安倍政権でも麻生氏が常に早期解散を主張するのに対し、菅氏は慎重論を唱えてきた。つまり菅氏は解散があまり好きではないらしいのだ。

ただ解散は勝てる時にしないと絶対にダメだ。その理由については元大阪府知事の橋下徹氏が「菅氏の任期は残り1年。改革に抵抗する人達は時間切れを狙う。4年の任期を得て大きな改革をやるために解散総選挙は重要、必要。」と述べていることに尽きる。

政治空白はもちろん作らない方がいいのだが、もし国民が菅氏に改革を期待しているならここで解散総選挙をして民意を確認するというのは一つの方法だ。

「総裁選では政治空白を嫌って党員投票をしなかったのに、解散総選挙をするのはおかしい」という人が時々いるのだが、

1)首相は国民が選挙で選んだ国会議員が投票で選ぶのが民主主義
2)安倍退陣の後すぐに後継を決めないと「権力の空白」ができ有事の際に心配
3)解散総選挙をしても首相や閣僚はいるから政治空白はできない

ということを実はみんなわかっているのではないか。

だから菅さん、早く解散した方がいいと思います。

【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】

平井文夫

5036チバQ:2020/09/25(金) 09:24:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d49f10cd9f769dfc82ffdd946345a8d987831032
「復興」が消えたのは「たまたま」? 菅内閣苦しい弁明
9/24(木) 21:17配信




会見する平沢勝栄復興相=2020年9月17日午前0時49分、首相官邸、西畑志朗撮影
 菅内閣が16日の初閣議で決定した「基本方針」で、安倍内閣で掲げていた東日本大震災からの復興に関する記述がなくなったことをめぐり、政府側が苦しい弁明を続けている。平沢勝栄復興相は「たまたまそういうことになった」と釈明。加藤勝信官房長官は基本方針に「安倍内閣の取り組みを継承」との文言があることを理由に問題とはならないとの立場を強調した。

 平沢氏の「たまたま」という釈明は23日に記者団に語ったもの。真意を問われ、「(基本方針の)字数とか、いろんなある中で、あれしたけれども」としどろもどろになりながら、「福島の問題を軽視しているなんてことはまったくありません」と述べた。

 加藤氏は24日の記者会見で、安倍内閣で復興が「一丁目一番地(の課題)だった」ことを紹介しつつ、菅内閣の基本方針に「『安倍政権の取り組みを継承し、更に前に進めていく』としっかり記載されている」と説明。「そこはしっかり継承するということは、そこからも明らかだ」と語った。「継承」の文言を支えに、姿勢は変わっていないと主張した。

 菅内閣の基本方針は冒頭に「新型コロナウイルス感染症や激甚化する自然災害など、かつてない難題が山積する中、『政治の空白』は決して許されない。国民の皆さんが安心できる生活を一日も早く取り戻すため、安倍政権の取り組みを継承し、更に前に進めていく」と記している。

 一方、昨年9月の安倍内閣の基本方針は「まず何よりも、『閣僚全員が復興大臣である』との意識を共有し、熊本地震、東日本大震災からの復興、そして福島の再生を、更に加速する」とうたっていた。(斉藤太郎)

5037チバQ:2020/09/25(金) 10:51:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e6972349c219936394f2a95dbafd33aaea60d0f
高支持率か仕事重視か…解散時期、悩める菅政権 「ギャンブルだ」警鐘も
9/25(金) 10:13配信




菅義偉首相
 政府、与党で10月下旬の臨時国会召集見通しとなったことで、衆院解散・総選挙の時期を巡る思惑が入り乱れている。高い支持率を背景に早期解散を求める声は根強くあるが、「働く内閣」を掲げた菅義偉首相が看板政策の「実績」作りを進めており、一時は取り沙汰された早期解散は遠のいたとの見方も浮上している。年内か、年明けか、来夏か-。首相の“本心”は見えない。

【画像】新内閣を命名するなら?870人に聞いた

 「アンテナを高くして、スピード感を持って国民の皆さんの期待に応えたいと思う」。就任から1週間を迎えた23日、首相はこう意気込みを述べた。

 首相は不妊治療対策やデジタル庁の新設など、自らが掲げた政策の担当相に次々と指示を出し、スピード感をアピールする。
 こうした政策への期待感もあり、報道各社の世論調査で内閣支持率はいずれも60〜70%台と高く、2012年の第2次安倍政権発足時を上回っている。

 高い支持率を背景に、党内では「ご祝儀相場が続くうちに」と早期解散を求める声は根強い。下村博文政調会長は21日のBSフジの番組で「(自分が選対委員長だったら)自民党国会議員のほぼ総意で、即解散」と明言した。
 一方、野田聖子幹事長代行は24日のTBSのCS番組収録で「解散を強行して、国民に説明責任を果たせるのか」と慎重な姿勢を示した。連立を組む公明党は「コロナ禍で理解は得られない」として早期解散への警戒感を強めている。

 政府、与党は臨時国会の召集時期を10月23日か26日を軸に調整している。英国との経済連携協定(EPA)の承認案や、コロナのワクチン接種で副作用が出た場合の賠償を政府が肩代わりする法案などの提出が見込まれており、与党内には「重要法案の成立は必要で、選挙は早くても12月」との見方もある。だが、首相が掲げた「実績」がない中で、解散に踏み切れば世論の反発を招く恐れもある。
 年内解散がなければ、新年度予算の審議や東京五輪・パラリンピックなど日程が詰まっており、判断のタイミングは限られてくる。首相に近い党幹部は「最速で来年1月召集の通常国会冒頭か、予算成立後の4月だ」と明かす。

 ただ首相は携帯電話料金の値下げや、省庁の「縦割り打破」など看板政策の加速化を指示しており、与党内には「菅カラーを出したいのか、早期解散を想定した実績作りなのか読みにくい」と困惑する声もある。

 解散のタイミングは新型コロナの感染に大きく左右される。コロナ対策を最優先に掲げる首相だけに、選挙期間中に感染が広がれば国民の批判を招きかねない。自民関係者は「解散の大義がないまま、高支持率に誘惑されて解散すれば足をすくわれる。ギャンブルだ」と警鐘を鳴らす。 (森井徹)

5038チバQ:2020/09/25(金) 11:02:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/164af16b1ff52ea0637324ee27e2e5ca05d5d0ba
平井担当相、デジタル庁「首相直属で」 10年以上存続の組織に
9/24(木) 23:25配信
25



 平井卓也デジタル改革担当相は24日のBSフジの番組で、行政デジタル化を一元的に担う「デジタル庁」について、「首相の下にあるのが一番いい」と述べた。

 他省庁との横並びではなく、首相直属の強い権限を持つ組織にすべきだとの考えを示したものだ。

 設置期間を定めた時限組織が望ましいとの意見があることに関しては「(同庁は)規制改革の象徴であり、成長改革の柱だ。10年で畳めるとはならないと思う」と語った。

5039チバQ:2020/09/25(金) 11:03:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/88448b593adac3cdd73bc2021a92c88416660e2e
自民有志「保守団結の会」が対中政策見直しを求める決議、政府に申し入れへ
9/24(木) 20:18配信
54



 自民党保守系の有志議員でつくる「保守団結の会」は24日、国会内で会合を開き、日本政府の対中政策の根本的な見直しを求める決議をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されている習近平国家主席の国賓来日の中止や敵基地攻撃能力の確保を盛り込んだ。25日に岡田直樹官房副長官と下村博文政調会長に申し入れる。

 代表世話人を務める城内実元外務副大臣は会合で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での中国による挑発行為を指摘した上で、「とても友好国と呼べるような国ではない」と強調。「武漢発のウイルスの拡散、隠蔽によって世界中が大被害を受けているにもかかわらず反省の色が全く見られない。本来は謝罪すべきではないか」と語った。

5040名無しさん:2020/09/25(金) 13:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/b792ac98cb5019286df1af1d242b78139d541186
菅首相、小池都知事と初面会 恩讐乗り越えられるか 二階氏仲介で「融和」演出も
9/23(水) 19:10配信

 菅義偉首相は23日、首相官邸で小池百合子東京都知事と就任後初めて面会した。新型コロナウイルス対策をめぐり、さや当てを続けてきた両氏だが、政府と東京都には、来年の東京五輪・パラリンピック開催など、連携が必要な課題が山積している。面会は小池氏と近い自民党の二階俊博幹事長が仲介して実現。「手打ち」を演出したが、2人は恩讐を乗り越え、協力関係を築くことができるか。

 「新型コロナ対策、東京五輪・パラの開催と大きな課題を抱えている。国と連携して進めたい」

 面会の冒頭、小池氏がこう切り出すと、首相は「私もまったく同じ気持ちだ」と応じた。小池氏が、握手の代わりに「グータッチでもしますか」と語りかけると、2人はぎこちなさそうにポーズをとった。

 面会には、二階氏の名代として林幹雄幹事長代理が同席した。小池氏は記者団に「国と都が連携することで国益と都民の利便性に資する点では考え方は一致している」と面会の成果を強調した。来月からは政府の観光支援事業「Go To キャンペーン」の対象に東京都も追加される。

 首相と小池氏はコロナ対策をめぐり批判の応酬を展開してきた。首相が官房長官時代の7月、当時の感染者増を「圧倒的に東京問題」と表現したのに対し、小池氏は「国の問題」と反発。首相が旗振り役を務めた「Go To」の前倒しを発表したことを「冷房と暖房の両方をかけるようなこと」とあてこすった。

 これを受け、政府は東京都のみを除外して事業を開始。小池氏は事前に十分な説明がなかったとし、「国のほうでよーく(考えて)ご判断されたことかと」と不快感をあらわにした。

 両者をつないだのが二階氏だ。二階氏は7月の都知事選で自民党都連の反発にもかかわらず、一貫して「小池支持」を掲げた。首相にとっても、二階氏は総裁選で党内7派閥のうち5派閥が自身を支援する流れを作った功労者だ。小池氏が二階氏に首相との面会希望を伝え、林氏が調整して面会が実現した。

 裏を返せば、二階氏の仲介がなければ面会は実現せず、2人が直接会うためのパイプもなかったとも言える。首相就任に対する小池氏の表敬とはいえ、面会は15分程度と短く、コロナ対策などで突っ込んだやりとりを行った形跡もない。融和ムードを演出した2人のマスクの下に隠した本心は読み取れなかった。(大島悠亮、田中将徳)

https://news.yahoo.co.jp/articles/72068dd952004899e722c6dc3ebe423b284e1903
菅首相と小池知事、初会談でグータッチ…コロナや五輪で連携「同じ気持ち」
9/23(水) 19:45配信

 東京都の小池百合子知事は23日、新内閣発足後初めて首相官邸で菅首相と会談し、新型コロナウイルス対策や来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの開催に向け、政府と都が連携を強化することを確認した。

 会談冒頭、小池知事が「新型コロナ対策や東京五輪の開催は大きな課題。国と連携して進めていきたい」と話すと、菅首相も「私も全く同じ気持ちだ」と同調した。新型コロナ対応などを巡って溝が指摘されている2人だが、拳を合わせる「グータッチ」を笑顔でして見せ、良好な関係をアピールした。

 会談では、新型コロナ対策や東京五輪の開催のほか、菅首相が「デジタル庁」を新設して推進しようとしている行政サービスのデジタル化についても、政府と都が連携して進めることを確認。会談終了後、小池知事は記者団に「国と都が連携して国益と都民の利便性に資するという点で、考え方は一致している」と語った。

 この会談は、自民党の二階幹事長が仲介して実現したという。

5041名無しさん:2020/09/25(金) 13:46:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce02cd8eac33596f1b71845c4d8e08d2e64d26bc
キングメーカー・二階俊博が恐れる河野太郎の「制御不能」
9/23(水) 11:02配信

石破氏のパーティーに駆け付けた二階俊博幹事長。「石破氏に力添えをしていく?」との本誌の問いかけに対し、「そんなことこれからだよ」と答えた。PHOTO?鬼怒川毅

「アハハハハ! 嫌がらせにめげていては、人間やっていけませんよ……」

9月17日、“石破潰し”に関する本誌の直撃に対し、「潰された」張本人である石破茂元幹事長(63)はそう答え、乾いた笑い声を上げた――。

東京・千代田区にあるホテルニューオータニで石破派の政治資金パーティーが開かれたこの日、会場には二階俊博幹事長(81)や、石破氏と総裁選を争った岸田文雄前政調会長(63)らが駆け付けた。

思えばこのわずか3日前、自民党総裁選で菅義偉前官房長官(71)が377票を獲得し、第26代総裁に選出されたばかり。石破氏は68票と、岸田氏の89票にも劣る票数で惨敗を喫した。

“石破潰し”――永田町で囁かれていたその言葉通り、ウラでは二階氏らが権謀術数を巡らせ、石破氏を最下位に落としたとされる。

石破氏を叩き落とした張本人が、直後に石破氏のパーティーに講師として登壇し、「矜持をたたえたい」と労いの言葉をかける……。老獪な動きを見せる二階氏には、すべての候補者を掌握し、権力を保持し続けようとする狙いがあるという。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう解説する。

「二階氏としては万が一に備え、国民から人気の高い石破氏のカードも温存しておきたいのです。今の衆議院議員任期は`21年10月までで、その前の9月に総裁選が開催されます。支持率をそれなりに維持できていれば菅氏が続投となるでしょうが、野党の動きも侮れないなかで、石破氏ともコネクションを保持しておこうという思惑があるのです。もともと二人は田中派で接点がないわけではありませんからね。

二階氏は、菅氏とも繋がりを作ってきました。昨年12月頃、菅氏は官邸内で、今井尚哉前首相補佐官らとうまくいかず脇に追いやられていた。その際、二階氏は菅氏に頻繁に連絡を入れて励まし、菅氏からの信頼を獲得したのです。当時、二階氏は菅氏が総理になるとは予想していなかったでしょうが、ポスト安倍で主導権を握り、誰が権力の座に就いても中枢にいるという事前の準備は万全でした。岸田氏とも会合を持つなどそれは同様です。

総裁選の候補者全員と距離を縮めていた二階氏ですが、彼のこの動きは約1年も前から始まっていました。昨年9月の党人事の際、安倍晋三前首相は二階氏を幹事長の座から外して新たに岸田氏を幹事長にしようと動いた。結果的に、党内を統率する力の強い二階氏が外されることはありませんでしたが、二階氏からすればこの安倍前首相の動きは面白くなかった。だからこそ、ポスト安倍の時期が来たら、自分が次期総裁の決定権を握るんだという思いがあったのでしょう」

党のあらゆる人物と通じ、今回の総裁選でも“キングメーカー”としての評価を得た二階氏だが、彼にとって予想外だったのが、菅内閣で新たに行政改革担当大臣に就任した河野太郎氏(57)の台頭だ。

河野氏といえば、党内外を問わない歯に衣着せぬ物言いと、SNSを駆使した情報発信で急激に国民からの人気を集めている。

例えば9月16日の23時前から首相官邸で行われたリレー形式の閣僚会見。20人の閣僚全員が話し終える頃には深夜1時45分を回っていた。河野氏はこれに対し、「記者会見は各省に大臣が散ってやれば、今頃みんな終わって寝ている。前例主義、既得権、権威主義の最たるものだ」と怒りをぶちまけた。

また9月18日の深夜には、新たな副大臣や政務官の初登庁のため、文科省職員100名超が深夜まで残業していたことに関し、《ヤメレ》とツイッター上で苦言を呈した。

誰に忖度することもなく行政の“悪しき慣習”に切り込んでいく河野氏をコントロールすることは、二階氏にとっても困難だ。前出の鈴木氏が続ける。

「河野氏は麻生派で、かつマイペースなため掌に載せることはなかなか難しいかもしれません。二階氏は自分を信頼してくれている菅氏を一日でも長く総理の椅子に座らせ続けたいと思っているのではないでしょうか。

万が一、野党が力を増して政権を脅かすようなことがあれば、次は石破氏というカードを切ることだってあるかもしれません。それらはすべて、引退するまで自身が幹事長でい続けるためです」

菅新政権の内部は早くも混沌としている。

FRIDAYデジタル

5042名無しさん:2020/09/25(金) 13:46:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/03c959f7671beb22a873532c5652c742d0227a3e
首相「ポスト菅」候補へ河野、加藤、武田各氏らを処遇 小泉氏は「追試」
9/23(水) 18:18配信

 菅義偉首相の閣僚人事からは、将来の「ポスト菅」と位置づける次期首相候補の育成方針が読み取れる。政権の目玉政策を担う閣僚に河野太郎行政改革担当相や武田良太総務相らを起用し、自身が7年9カ月務めた官房長官には、加藤勝信前厚生労働相を抜擢した。複数を競わせて求心力を高めるのは、安倍晋三前首相の手法にも似ている。

 「はんこをすぐになくしたい」

 河野氏は23日のデジタル改革関係閣僚会議でこう意気込み、テレワーク推進を妨げてきた「はんこ文化」をやり玉に挙げた。

 首相は河野氏の突破力や発信力に期待を寄せており、最重要課題とする「縦割り行政の打破」を任せた。河野氏は自民党で第2派閥の麻生派(志公会)に所属。同派会長の麻生太郎副総理兼財務相と首相は河野氏に実績を積ませて育てる考えで一致しており、河野氏の存在は政権の安定にもつながっている。

 一方、加藤氏は次期首相候補として再浮上した。安倍氏の最側近で党四役の総務会長などを歴任。しかし、新型コロナウイルス対応では厚労相として批判を浴び、「ポスト安倍」レースから後退していた。

 今回、加藤氏が政権のスポークスマンとなる官房長官に就任したことで、弱点だった知名度は上がりそうだ。所属する竹下派(平成研究会)会長の竹下亘元総務会長は「このポストを一つのジャンプ台に、次へ次へとジャンプするよう期待する」と語った。

 ただ、派には再任された茂木敏充外相を推す声もある。加藤氏が目立つ立場になったことで、派内にはさざ波も立っている。

 菅氏は今回の人事で、武田氏にもスポットライトをあてた。総務行政は門外漢だが、政策実行力を買い、菅政権が目玉政策と位置づける携帯電話料金の値下げを担当させた。所属する二階派(志帥会)には首相候補が見当たらないだけに、今回、武田氏が結果を出すかどうかが注目される。

 小泉進次郎環境相は、昨秋の就任直後は調整力が疑問視された。再任したのは、将来の首相候補として「追試の意味合いがある」(政府関係者)という。

 一方、党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)には複雑な受け止めが広がっている。同派元会長の森喜朗元首相は、西村康稔経済再生担当相と萩生田光一文部科学相を「両輪」と呼び、次のリーダー候補と位置付けている。

 首相は西村、萩生田両氏を前政権と同じポストで処遇し、総裁選への出馬意欲を隠さない下村博文政調会長を党四役に起用した。逆に、稲田朋美元防衛相は要職に置かなかった。

 派が一枚岩になれなければ最大派閥のメリットは失われる。派内では、それぞれの人物に強弱をつけた首相の対応をめぐり「派が分断されるのではないか」と不安がる向きもある。

 また、今回の総裁選に出馬した岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長はいずれも無役となり、厳しい立場に立たされた。今後の総裁選で年下の河野氏らが出馬した場合、「世代交代」の波にのまれる可能性もある。(沢田大典)

5043名無しさん:2020/09/25(金) 13:47:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7044b1e70838297d1e71f91968edf7b14779331
小泉元首相が自民党訪問、ミス日本グランプリを衆院選候補者に要請
9/25(金) 0:48配信

 小泉純一郎元総理大臣が24日、突如、自民党本部を訪れました。小泉氏は、松野頼三元労働大臣の孫娘で、ミス日本グランプリにも輝いた松野未佳さんの出馬を要請しました。

 小泉元総理は24日、自民党本部を訪れ、二階幹事長らと会談しました。この中で小泉氏は、松野頼三元労働大臣の孫娘で、ミス日本グランプリにも輝いた松野未佳さんを、衆院選の比例候補者になれるよう二階氏に求めたということです。

 「これから女性活躍だから、若い女性を応援してやって」(小泉純一郎元首相)

 小泉氏の要請に対し、二階幹事長は「いいことだ」と応じたということです。(24日20:13)

最終更新:9/25(金) 5:00
TBS系(JNN)

5044名無しさん:2020/09/25(金) 13:49:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/7af7dbe1e9760e13b8c66034e84a16cd3d2b199b
河野太郎はなぜ総務大臣ではなかったのか…菅内閣誕生のウラ側
9/23(水) 8:02配信

9月16日、菅義偉政権が誕生した。橋下徹氏らの民間人を登用するといった大きなサプライズはなかったが、いかにも玄人好みの「仕事師内閣」の布陣であり、「小さなサプライズ」は見て取れる。早期の解散・総選挙は遠のいたとする見方が出ている中、菅政権はどこに向かうのか。

今回の組閣で注目を集めていたのが、河野太郎・前防衛相の去就だった。河野氏は結局、行政改革・規制改革・沖縄北海道担当大臣に任命されたが、組閣前夜には「総務大臣」起用説が一斉にメディアで流れた。

政界事情に精通する永田町関係者はこう言う。

「河野氏の就任に、党執行部と族議員が難色を示したという説も流れました。しかし、これは後付けの解説である可能性があります。党執行部はさておき、総務畑の『族議員』がクレームを入れて河野氏の総務相起用がひっくり返るという説明には無理があるからです」

そのため、現在では「河野太郎総務相起用説はそもそもフェイクだった」とする見方が有力だ。しかし、フェイクだとした場合、NHKをはじめとする大手メディアが軒並み「誤報」を出したというのは、ちょっとした驚きだ。

そこで、もう一つの可能性として、河野氏に代わって総務大臣に就任したのが武田良太・前国家公安委員長であることに着目する説も指摘されている。

武田氏といえば、亀井静香氏の秘書を務めた後、4回目の国政挑戦で初当選を果たした苦労人。地元福岡では、過去の衆議院補選や福岡県知事選等の経緯から、麻生太郎副総理兼財務大臣の「天敵」として知られている。

その武田氏(二階派)が河野氏(麻生派)に代わって総務大臣に就任したのだ。

菅氏擁立にあたって主導権を握った二階派に対して、9月2日夕刻、麻生派・細田派・竹下派の三派が合同記者会見を開いたことは記憶に新しい。その際、河村建夫元官房長官(二階派会長代行)が「事前の声がけ」がなかったとして、不快感を示していた。

その流れを受けた今回の総務相人事、あたかも三派会見を主導した麻生氏に対する「倍返し」のようだとする声もあがっているのだ。それだけ二階俊博幹事長の威光が轟いているということだろう。

河野行革大臣は就任会見でさっそく、順繰りの閣僚会見をやり玉に挙げ、「こんなもの、さっさとやめたらいい」と喝破。自前のサイトに「行政改革目安箱(縦割り110番)」を設置するなど、エンジン全開モードだ。オーバーヒートしないか心配する声もあがっている。

他方で、今回の組閣では、「幻と消えた岸田官房長官説」も注目を浴びた。岸田文雄氏は、総裁選で89票をとってなんとか面目を保った形となったが、地方票はわずか10票。「貸株」ならぬ他派閥からの「貸票」があったともされ、影響力の低下は否定できない。

「もともとは安倍前総理と麻生副総理肝いりの後継候補だった岸田氏ですが、禅譲路線にあぐらをかき、総裁選でコケてしまいました。しかし、政治的致命傷を負わせる形にするのはよくないという判断から、『官房長官の打診』がなされたのではないかという噂が囁かれました」(先の関係者)

そうだとしても、「形だけの打診」だった可能性がある。それを岸田氏が拒否したのかどうか真相は不明だが、結局のところ岸田氏は無役となり、宏池会で「岸田下ろし」が勃発する可能性が出ている状況だ。岸田氏にとってこれからが正念場となろう。

小さなサプライズはもう一つある。平沢勝栄氏(二階派)が遂に入閣を果たしたのだ。

東大生時代に安倍前総理の家庭教師をやっていた平沢氏だが、「小学生だった安倍氏の頭を定規でバシバシ叩いた」とか、「安倍氏が祖父や父の母校である東大に入れなかったのは定規で叩かれたせいだとして、母親である洋子夫人に嫌われた」とか、これまで入閣を果たせなかったことに色々な噂が飛び交ってきた。

実際には、公明党現代表の山口那津男氏を選挙(東京17区)で2回負かしている過去の経緯があることから、安倍前総理が山口代表に配慮して入閣を見送ってきたとも言われている。

今回の入閣は、創価学会・公明党に太いパイプを持つ菅首相ならではの「お待ちかねご褒美人事」といったところであり、復興大臣は適任だろう。

5045名無しさん:2020/09/25(金) 13:49:37
>>5044

最後に、小泉進次郎氏が環境大臣に留任したことも、実は小さなサプライズだ。

「河野総務大臣+小泉行革大臣+小泉氏の後任として井上信治環境大臣」

という当初の構想が、武田総務大臣の起用によって繰り下がり、

「河野行革大臣+小泉環境大臣留任+急遽新設した万博担当相に井上氏」

という次善の策に代わったという指摘もあるが、小泉氏のずば抜けた発信力を活かすのに環境大臣が適切かという疑問は残る。

いずれにしても、「主要5派閥の支持を受けて当選した無派閥の総裁・総理」という、極めて難しい立ち位置の菅首相としては、妥協と計算を重ね尽くして作った布陣ということだろう。

その菅政権では今後、デジタル庁創設、マイナンバーカードの徹底活用、携帯電話料金の引き下げ等の「IT・デジタル系政策」と「規制緩和」が主戦場に躍り出ることになる。

改革の先陣を切るのは、河野大臣や武田総務相と並んで、IT担当相に返り咲いた平井卓也氏だ。

平井氏といえば国会審議中に「ワニ動画」を見ていたことで名を馳せた人物だが、複数省庁に所管がまたがるデジタル庁新設は容易ではない。ワニ並みの重厚な突破力で、縦割り行政を打ち破れるかが注目される。

新型コロナの状況にもよるが、菅内閣の改革路線を牽引する河野大臣や平井大臣らが、年内の臨時国会あるいは来年1月招集の通常国会までに、その働きぶりをどの程度国民に示せるかで、解散・総選挙の道筋が決まってくるということになろう。

取材・文:レイモンド・ベーダー

FRIDAYデジタル

5046名無しさん:2020/09/25(金) 13:50:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/890ea1032d84c9d8ef734d5fce3137a89ba5b6e1
自民に解散待望論 菅内閣の高支持率で
9/24(木) 7:11配信

 自民党内から早期の衆院解散・総選挙を期待する声が出ている。

 報道各社の世論調査で、菅内閣の支持率が軒並み高水準を記録する一方、立憲民主党など野党の支持率は低迷しているためだ。残り1年余りの衆院議員の任期中、解散のタイミングは限られる。菅義偉首相は就任早々、大きな政治決断に直面している。

 「(自分が選対委員長だったら)自民党国会議員のほぼ総意、即解散」。下村博文政調会長は21日のBSフジ番組でこう強調。同時に「年内にあってもおかしくないし、一通り実績が出てからというと来年以降もあると思う」とも語った。

 報道各社が先に実施した世論調査は、菅内閣の支持率が60〜70%台となり、いずれも第2次安倍内閣の発足時を上回った。首相が非世襲のたたき上げであることに加え、国民に身近な携帯電話料金の引き下げや不妊治療の保険適用などを、看板政策に掲げたことが好感されたとみられる。一方、立憲の支持率には野党合流の浮揚効果がほとんど見られない。

 これを受け、自民党内には解散待望論がじわりと広がっている。若手議員は「すぐに解散すべきだ。ご祝儀相場の今がいい」と強調。閣僚経験者は「10月召集の臨時国会で代表質問を受け、その後に解散だ」との見方を示した。

 早期の衆院選に慎重な公明党からも「こんなに支持率が高ければ、首相は早く解散を打ちたくなるだろう」(幹部)との声が漏れる。

 首相が初の所信表明演説を行う臨時国会は、10月23日か26日に召集される見通し。政府・与党は、日英両国の新貿易協定案の承認や、新型コロナウイルスのワクチンに副作用が生じた場合に国が補償する法案の成立などを目指すが、早期解散なら「いずれの処理も年内には間に合わない」(自民党幹部)。就任直後に政策より選挙を優先すれば、世論の反発を招く可能性もある。

 首相自身は「働く内閣」を掲げ、現時点で早期解散には慎重な姿勢を示している。周辺によると、首相は今回の支持率について「高過ぎる」と指摘。「解散風」の強まりを警戒しているという。

 衆院議員の任期は来年10月まで。年内解散を見送った場合、来年1月召集の通常国会冒頭か、来年度予算成立後の同4月が、次のタイミングとなる。それ以降は、来夏の東京都議選と東京五輪が終わるまで解散は打ちづらく、事実上の任期満了選挙を強いられることになる。

 首相には、党選対副委員長だった2008年、就任直後の解散に傾いた当時の麻生太郎首相を押しとどめ、結果的に任期切れ間際の衆院選で政権を失った苦い経験がある。このため、新型コロナの感染状況などをにらみつつ、解散時期を慎重に判断する構えだ。

5047名無しさん:2020/09/25(金) 13:52:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/201a2abcd88e0fd7a544712a9ca9dced0a5f2208
菅首相、4連休に田原総一朗氏ら「知恵袋」10人と面会
9/24(木) 6:00配信

 菅義偉首相は就任後初めての週末となった19日からの4連休で、各界の専門家らと会食や面会を重ねた。官房長官時代から朝、昼、晩と幅広い分野の人々と面会を重ねてきた菅首相。官僚や与党議員のみならず、民間有識者らを「知恵袋」にする手法は、トップに立っても変わらないようだ。

 首相は23日、就任1週間を受け、「手応えを感じている。アンテナを高くし、スピード感を持って国民の期待に応えたい」と記者団に語った。

 首相は4連休で、トランプ米大統領ら各国首脳との電話協議などの外交日程をこなしながら、有識者との意見交換を重ねた。20日はデジタル庁創設に向け、「日本のインターネットの父」と呼ばれる慶応大の村井純教授と会食。21日には不妊治療に詳しい杉山力一医師と懇談した。デジタル庁や不妊治療への支援拡大は、自民党総裁選での自身の政策の柱だった。

 このほか、高橋洋一嘉悦大教授やジャーナリストの田原総一朗氏、サントリーホールディングスの新浪剛史社長や経済ジャーナリストの財部誠一氏らと面会。4連休中に会った有識者は10人に上った。

 連休前も首相は竹中平蔵・パソナ会長(東洋大教授)、選挙プランナーの三浦博史氏とそれぞれ朝食会を持った。休日明けの23日も、閣僚や自民党幹部ばかりでなく、小池百合子・東京都知事や山本一太・群馬県知事との会談もこなした。

 加藤勝信官房長官は23日の記者会見で「首相は官房長官時代から様々なチャンネルから意見を聞いてきた。その姿勢は変わっていないのだろう」と話した。

 安倍晋三前首相は、新型コロナウイルス感染症への対応もあり、今年に入ってからは、休日の会食や懇談はほとんど行わなかった。(楢崎貴司、小野太郎)

朝日新聞社

5048名無しさん:2020/09/25(金) 14:14:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eb1dfda02756522e1342060bcf617e611741b69
「菅総理」が総裁選で見せた「石破潰し」 総理就任に向けた“殲滅作戦”とは
9/23(水) 5:56配信

にじみ出る「叩き上げ」の自負

 16日、新内閣の顔ぶれが発表されたが、そこには総裁選を戦った石破茂元幹事長の姿はなかった。菅義偉(よしひで)新総理(71)が総裁レースで見せた「石破潰し」の作戦とは。

 ***

「私は秋田の農家の長男として生まれました。地縁も血縁もない政治の世界に飛び込んで、まさにゼロからのスタートでした」

 にじみ出る「叩き上げ」の自負。

「その私が、歴史と伝統のある自由民主党の総裁に就任することができました」

 9月14日午後3時46分、彼は394人の国会議員を前に、高らかにそう謳(うた)いあげた。

〈選ばれて在ることの恍惚と不安とふたつわれにあり〉

 ヴェルレーヌのこの美しき詩句は、「選良」としての高揚感と、それとは裏腹の責任の重さを見事に言い表している。

 第26代自民党総裁にして、第99代内閣総理大臣、菅義偉。彼もまた、今まさに恍惚と不安の渦中にあるに違いない。

 菅氏377票、岸田氏89票、石破氏68票。

 総裁選を圧倒的な数で制した菅氏が、「選ばれし者」として日本の舵取りを担うことになった。

見えない政治の「軸」
 それにしても、つくづく日本人は不思議である。安倍晋三前総理の辞任表明後の世論調査では、ポスト安倍の最有力候補は石破茂元幹事長だった。しかし、派閥の談合で菅氏が優勢だと報道された途端に、世論調査でも菅氏がポスト安倍筆頭に躍り出たのだ。

 仮に世間が永田町の論理に「迎合」したのだとすると、菅氏が支持された理由は「勝ちそうだから」ということになる。「菅氏が総裁選に勝利できたのは勝ちそうだったから」という、何ともトートロジー的な現象が起きたのだ。それは裏を返せば、菅氏の政策や政治スタンスが支持されたわけではないことを意味する。

 確かに安倍前総理にとっての憲法改正、あるいは拉致問題のように、「菅氏といえば」という政治理念を思い浮かべることは難しい。

 インバウンド? 

 菅氏がインバウンド増に血道を上げていることは知られているが、観光業がGDPに占める割合はたかだか0・5%。まさかこれが「令和日本の立国の道」と言うつもりではあるまい。

 携帯料金の値下げ? 

 これも一国の総理の看板政策であろうはずはなく、もし本当にそうなのだとしたら、菅氏は今からでも携帯電話会社の社長を目指すべきであろう。

 それら以外の菅氏の政策は見えづらく、すなわち彼の「国家観」が伝わってこない。そのせいか、10日のテレビ東京の番組では消費税増税に言及し、慌てて翌日に「今後10年は考えていない」と火消し。

「何の根回しもなくいきなり消費税増税に言及し、2010年の参院選で惨敗した民主党政権の菅直人総理(当時)を髣髴(ほうふつ)せる“失言”でした。『菅(すが)の菅(かん)化』と揶揄する声も出ていましたね」(官邸関係者)

 自身の政治観の「軸」がないからふらつくのか、最高権力者の座が目前に迫って浮ついていたのか。まさか総理になること自体が目標だった、などということはないと思いたいが……。

5049名無しさん:2020/09/25(金) 14:15:10
>>5048

殲滅作戦
「『手堅さ』が売りの菅さんですが、総裁レースの過程では珍しく調子づいた様子が見られました」

 と、大手メディアの官邸担当記者は振り返る。ポスト安倍候補の筆頭に躍り出たことについて番記者に訊(き)かれた菅氏が、思わず「当然だろ」と豪語したことは「週刊新潮」9月17日号で報じたが、

「他にも総裁選の最中に、『総理になっても朝の散歩は続けたい』『しばらくは赤坂宿舎に住むだろう』『菅内閣(の命名)は“働く内閣”』……などと口にしていました。慎重な菅さんにしては、『総理になる前提』での話をするので少し引っ掛かりました」(同)

 菅氏はひと足早く「選ばれし者の恍惚」に浸っていたのかもしれない。

 一方、彼は「不安」を取り除くことも忘れず、

「弁が立つ石破さんとのディベートの機会を避けたがっていて、実際、石破さん、岸田さんと共演することになっていた6日のNHK『日曜討論』を、台風10号対策を理由にドタキャンしました。NHKのスタッフは怒っていましたね」(同)

 また絶対的に有利な情勢でありながら、敵の「殲滅(せんめつ)」を指示してもいた。

「総裁選の党員票は各都道府県連に3票ずつ割り振られ、総取り方式ではなく票を配分するドント方式を採用した県連もありました。すると菅さんは、『ドント方式のところで、1票(菅氏)対1票(石破氏)対1票(岸田氏)はダメだ。必ず2票対1票にしろ』と指示を飛ばしていました。圧倒的な得票で少しでも総裁選後の人事の主導権を握りたいという思いと同時に、地方で人気のある石破潰しの狙いが透けて見えましたね」(菅選対関係者)

「週刊新潮」2020年9月24日号 掲載

新潮社

5050名無しさん:2020/09/25(金) 14:16:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ea68e1e626bd797520f86c4de0eed7708608032
菅総理が直面する「安倍政権」負の遺産 河井夫妻問題、警察の暴走をどうするか
9/24(木) 5:56配信

河井夫妻に目をかけていた

 コロナ禍での船出となった菅義偉(よしひで)(71)政権。まずはこの難局を上手く乗り切ってほしいところだが、コロナ以外にも2つの大きな問題を前政権から引き継いでいるのだ。さらに、その2つの難題両方に菅総理が深く関与していて――。

 ***

 まずは「河井夫妻問題」。目下、ともに公選法違反(買収)の罪に問われ公判中の身である河井克行代議士と妻の案里参院議員は、

「カルロス・ゴーン事件で『人質司法』との批判が起きたため、保釈が認められるのではないかとも見られていました。しかし東京拘置所に勾留され続けた。有罪は必至です」(司法記者)

 そんな河井夫妻の買収の「原資」は、昨夏、案里氏が広島選挙区から参院選に初出馬した際、自民党本部から案里氏サイドに振り込まれた大金だったのではないかと囁かれている。その額、実に1億5千万円。そして、

「河井夫妻に目をかけていたのは、他ならぬ菅さんです。案里さんの出馬によって、広島では自民党候補の共倒れも懸念されていました。しかし菅さんは、『案里さんはとにかくいいタマ』と公言し、彼女を全面バックアップしたんです。付言すれば、案里さんは今や絶大な権力者である二階(俊博)幹事長の派閥です。1億5千万円という大金の支出が、誰と誰の意向で行われたかは言わずもがなでしょう」(同)

 つまり、河井夫妻問題は「菅総理問題」と言い換えることも可能なのである。

「安倍総理ベッタリ記者」の逮捕を阻止
 次に菅政権下で懸念されるのは「警察の暴走」だ。

 3年前、本誌(「週刊新潮」)報道によって「安倍総理ベッタリ記者」ことジャーナリストの山口敬之氏に対する「準強姦逮捕状」が握り潰されていたことが明るみに出た。そして、準強姦事件当時に警視庁の刑事部長を務めていた中村格(いたる)氏(現在は警察庁次長)は本誌の取材に対して、

「(逮捕は必要ないと)私が決裁した。(捜査の中止については)指揮として当然だと思います。自分として判断した覚えがあります」

 と、認めたのだった。つまり、菅官房長官の秘書官を務めた経験もある中村氏は被害女性である伊藤詩織さんの人権よりも、時の総理の覚えめでたい記者を守る判断を下したわけだ。

5051名無しさん:2020/09/25(金) 14:16:46
>>5050

些細なケンカで「強権逮捕」
 さらに、「些細」なゲームセンターでの喧嘩を巡ってはこんなこともあった。被害者が安倍総理の元秘書の子息であったせいなのだろう。「たかがケンカ」にも拘(かかわ)らず、その捜査には精鋭部隊である警視庁本庁の捜査1課が投入され、今度は逆に“加害者”が逮捕されたのだ。巷(ちまた)に溢れた「小競り合い」で異例の強権逮捕――。これを「指示」したのも中村氏である疑惑を本誌は昨年報じている。

 徹頭徹尾、時の権力者に寄り添い捜査の指揮棒を振る中村氏、人呼んで「政府の番犬」。そんな中村氏は、前記の通り菅官房長官の秘書官も務め、

「ふたりは“切っても切れない”関係を築いていきました。菅さんは中村さんを、『将来、間違いなく警察庁長官になる人物。紹介しましょうか?』と、さまざまな場面で売り込んでいました」(菅氏を知るマスコミ関係者)

 そして実際に、

「来年、菅さんの威を借る中村さんが警察庁長官になるのは確実です」(警察庁担当記者)

 こうして振り返ると、河井夫妻といい中村氏といい、菅総理の「人を見る目」が気になるところだが、

「自分自身でカリスマ型ではないと思っている菅さんは、できるだけ波風を立てずにソロリと船出するのではないでしょうか」(大手メディアの官邸担当者)

「週刊新潮」2020年9月24日号 掲載

新潮社

5052チバQ:2020/09/25(金) 19:01:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/02ed9aa2a804624d6426b7fd01032fdeffc2bf7d
今井元首相補佐官を内閣官房参与に起用 飯島勲氏ら再任
9/25(金) 12:26配信
77




安倍晋三前首相に随行する今井尚哉氏(左から3人目)=昨年9月11日、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)
 政府は25日、安倍晋三内閣で首相補佐官を務めた今井尚哉氏を内閣官房参与に起用する人事を決めた。今井氏は経済産業省出身で、第1次安倍内閣で首相秘書官を務め、平成24年に安倍氏が政権に返り咲いて以降は首相秘書官、首相補佐官を歴任した。

 また、安倍氏の首相辞任とともに退任した飯島勲氏ら4人を再任した。飯島氏は小泉純一郎内閣の首相秘書官だった

5053名無しさん:2020/09/25(金) 23:24:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/497384f93cde48d6536ce06f63bd247210df2b4b
「信念と執念」の男・菅義偉 「政治生命を賭けた」瞬間と総理として目指す先
9/25(金) 17:31配信

散歩から垣間見える信念と執念
内閣総理大臣・菅義偉の一日は朝5時に始まる。起床すると新聞全紙に目を通し、心の安定と健康維持のため6時40分から40分間の日課の散歩を欠かさず行う。その後、朝食をとりながらあらゆる業界の関係者から話を聞き、世間を肌感覚で知る。

7年8ヶ月に及んだ官房長官時代から続けられているこの日課は、総理になった今も続いている。現在71歳、休みたい日もあるだろうが、このリズムを保つのが心と体を整えることだと自らが一番理解しているのだ。

新型コロナウイルスが国内で確認された直後の2月、感染者を乗せた客船ダイヤモンドプリンセスが横浜港に近づいていた。夜10時過ぎ、最初に検査した31人中10人が感染していたと報告を受けた菅氏はすぐさま午前0時に関係閣僚などを都内のホテルに集めて対応を協議した。帰宅は午前2時半を回っていた。それでも午前5時過ぎには起床し新聞に目を通し、日課の散歩を行った。雨の日や雪の日は地下道を歩き、どんな日も日課を怠らない。散歩一つをとっても強固な信念を持つ人物像がうかがえる。

菅首相はこうした信念を胸に、「規制改革」「不妊治療への保険適用」「デジタル政策の強化」の3つの改革などを掲げ内閣をスタートさせた。口にした事は何がなんでも必ず実行する、どんな反対に遭おうとやり遂げる、それが菅首相の信念であり執念なのだ。

「4割値下げ」への執念
その執念が顕著に表れた例の一つが携帯電話料金の引き下げだ。始まりは2年前の夏に遡る。2018年8月21日、当時官房長官だった菅氏の北海道での講演での発言だった。

「あまりにも不透明で他国と比較して高すぎるのではという懸念がある。4割値下げの余地があると思っている」

取材していた我々報道陣は晴天の霹靂とも言える菅氏の「携帯料金値下げ余地」発言に一斉に飛びついた。だがそれは計画的に発信されたものだった。そして序章に過ぎなかった。

講演直後、車で移動していた菅氏のもとには大手携帯三社の株価が下がったと言う連絡が次々と入っていた。だが菅氏は「俺のせいなのか?」と素知らぬ様子で振る舞っていた。一方、菅氏の議員事務所には明らかに携帯電話会社の関係者や株主とみられる人たちからの嫌がらせの電話が相次いでいた。しかし菅氏の信念はそんな事で発信をやめるような中途半端なものではなかった。

北海道での発言以降、菅氏は一日2回の定例会見やメディア出演、国会での答弁、翌年の参院選での演説に至るまであらゆる場面で「4割値下げの余地がある」「大手3社による寡占状態は異常だ」と訴え続けた。そして今年9月2日の自民党総裁選の出馬会見でもこう強調した。

「国民の財産・公共の電波を提供されているにもかかわらず上位3社は市場9割による寡占状態を維持し、世界で最も高い料金で約20%もの営業利益を上げ続けています。私がおととし8月、携帯料金は4割程度下げられる余地があると表明したのもこのような問題意識からであります。事業者間で競争がしっかり働く仕組みをさらに徹底していきたい」

菅氏がそこまで執着するには大きな理由があった。5年前、安倍首相(当時)が経済財政諮問会議で「家計支出に占める携帯通信料の割合が拡大しているが、3社体制で固定化している」として料金引き下げを指示したにもかかわらず、その後も寡占状態が続いた。

「MVNO」と呼ばれる自前の通信回線を持たない格安業者についても、結果的に3社の系列化とされてしまい、競争促進にはならなかった。公正取引委員会も「取引慣行は独禁法上問題」と指摘したが、あまり状況に変化はなかった。

5054名無しさん:2020/09/25(金) 23:24:46
>>5053

こうした動きを受けて菅氏は「法律を変えなければこの業界は動かない」と思い立ち、昨年の通常国会で「電気通信事業法」を改正し、菅氏から見た「悪習」を以下のようにあらかた整理した。

・いわゆる「4年しばり」「2年しばり」といった端末と通信料金のセット販売の禁止

・他社に乗り換える際の「違約金」を9500円から1000円に

・加入するなら「ゼロ円」にするといった端末価格の値引きを大幅に制限(上限を2万円に)

しかし菅氏は、この間の動きにも怒りを募らせていた。「違約金」9500円を見直す際、携帯3社が総務省を通じて持ち寄ってきた案が「1000円」ではなく「3000円」だったのだ。菅氏の腹の中には1000円という絶対に譲れない額があったため、この場でも「3社は談合しているのか」との疑念をさらに強めたのだった。

その疑念は菅氏の執念にさらに火をつけた。今回の総裁選の最中には、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演した際、「電波料の見直しはやらざるを得ない」と言及。携帯3社にとっては脅しとも言える「電波料の引き上げ」に踏み込んだのだった。

菅氏のこうした姿勢は脅しというより本気だ。その背景には前述したような3社による寡占状態や、高いと指摘される携帯料金は国民にとって大きな負担であり国民が値下げを望んでいるという確信、事業に新規参入した楽天の三木谷会長が「5割程度下げられる」と言及していたことなどがあった。

菅氏はさらに同じくライフラインを担うガス会社や電力会社は利益率が10%を超えないよう国民に還元しているということも耳にしていた。それだけに料金の値下げは当然だ、3社は「なぜ動かないのか」との疑念が拭えなかったのだった。そして一国の総理となった今、「絶対に下げるべきだ」「下げるまで動き続ける」という執念は並々ならぬものとなった。

5055名無しさん:2020/09/25(金) 23:25:38
>>5054

信念の先に解散は見えない
このように、口にしたことは必ずやり遂げる、国民が望んでいると確信したことは反対を押し切ってでも成し遂げる、「執念の男」という顔を持つ菅首相。しかし、国民からの賛否が微妙だった課題を進めるにあたっては、身を賭して大きな判断を下したこともある。それが「GoToトラベル」だ。

新型コロナウイルスの感染拡大を懸念する世論の風当たりも強い中、菅氏は大打撃を受けた観光業の支援の意味合いも大きいと訴え、東京を除外した上で7月にGoToトラベルをスタートさせた。しかし、胸中には不安も小さくはなかったようだ。トラベルが感染拡大につながらなかったことが確認された先月、菅氏は周辺に対しこう語った。

「ある意味、政治生命をかけていた」

賛成、反対、様々な国民の声を聞き、迷いを乗り越えて下したたこの決断の背景には、政治家として責任を取る覚悟が秘められていたのだ。

今、報道各社の世論調査で、菅内閣の高い支持率が報じられている。もちろん本人の頭には解散の2文字がないわけではないだろう、ただ支持率が高いから解散だというのは、執念の男にとっては二の次の判断なのかもしれない。

菅首相は就任会見で「当たり前ではない色んなことがある、現場の声に耳を傾けて何が当たり前なのかを見極めた上で大胆に実行する、これが私の信念です」と語った。

首相になった今、一挙手一投足に注目が注がれ、国内外から様々な評価が寄せられる。挫折と苦悩を経験しながら総理大臣に上り詰め、一つの判断ミスが政治生命を奪うことにつながることも当然知っている菅首相はどんな仕事を成し遂げるのか。その「信念」と「執念」の行方をしっかりと見ていきたい。

(フジテレビ政治部 千田淳一)

千田淳一

5056チバQ:2020/09/25(金) 23:55:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/25861709bed17cab1ebe4c6c6dbeadf6d961ff05
杉田水脈議員「女性はいくらでもうそをつける」発言が物議、福島議員「差別と偏見」
9/25(金) 21:58配信

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デイリースポーツ
杉田水脈議員(2014年撮影)

 自民党の杉田水脈衆院議員が25日、党の内閣第一部会などの合同会議で女性への暴力や性犯罪に関して「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言。被害者を蔑視する発言としてSNSで批判が相次ぎ、ツイッターでは「杉田議員」がトレンドになった。

 杉田氏は女性への性暴力に対する相談事業について、民間委託ではなく警察が積極的に関与するように主張する中、“被害の虚偽申告”があるように受け取れる発言をしたという。会議後、記者団に「そんなことは言っていない」として「女性はいくらでもうそをつける」発言を否定したが、会議に参加した複数の関係者から杉田氏の発言が確認された。

 社民党党首の福島みずほ参議院議員はツイッターで「性暴力を訴えた女性が嘘をついている可能性が高いということを言っているわけであまりにひどい差別と偏見である。強く抗議をする」と表明。

 共産党の小池晃参議院議員は「これは『女性蔑視』にとどまらない。女性への暴力や性犯罪に関して、女性が被害を虚偽申告するという文脈で出てきたものであるなら、性被害に苦しむ女性を貶める大暴言で辞職に値する」と批判し、「自民党部会での発言であり、放置するなら自民党も同罪」と投稿した。

 ジャーナリストの江川紹子氏は「あたしは嘘つき、と言ってるのだろうか」と皮肉を込めてツイートした。

5057名無しさん:2020/09/26(土) 00:19:01
https://www.nikkansports.com/general/news/202009110001035.html
二階幹事長の再任有力、菅官房長官が党運営を評価
[2020年9月11日21時2分]

安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選の後の党役員人事で、二階俊博幹事長の再任が有力になっている。新総裁に選出される公算が大きい菅義偉官房長官は二階氏の党運営を高く評価しており、安倍政権から引き続いて党のまとめ役を任せたい考えとみられる。党関係者が11日、明らかにした。

自民党は14日の総裁選で新総裁を選出。幹事長ら党四役人事は15日に決める方向で準備を始めた。菅氏は党役員人事後、16日召集の臨時国会で新首相に指名される見通し。16日中に組閣し、新内閣を発足させる方針だ。

菅氏が選ばれた場合の人事を巡っては、幹事長のほか、官房長官の起用や、安倍内閣を共に支えた麻生太郎副総理兼財務相の処遇が焦点。菅氏は5派閥の支援を受けており、独自色を出せるかどうかも注目される。

複数の関係者によると、菅氏は新総裁に選ばれる前提で、既に人事の検討に着手している。幹事長は党運営の要となるだけに、歴代最長の在職期間を更新した二階氏を続投させる案が有力な選択肢として浮上した。二階氏の幹事長再任を軸に人事の調整を開始する。

菅、二階両氏はこれまで国会運営などで連携を図ってきた。互いに信頼を置き、会食も重ねる。安倍首相の辞任表明直後、菅氏は二階氏に出馬意向を伝達。二階氏が全面支援に回り、菅氏優位の流れをつくった経緯がある。

菅氏は7日の記者会見で「党内をしっかりとまとめていただけるので、非常に頼りになる存在だ」と語った。

二階氏は2016年に幹事長就任。17年の党則改正を主導し、安倍首相の総裁任期延長に道を開いた。幹事長在職日数は8日に田中角栄元首相を抜き、通算、連続ともに歴代最長となった。(共同)

5058名無しさん:2020/09/26(土) 01:05:53
https://toyokeizai.net/articles/-/177040
菅官房長官はクビ?安倍政権「亀裂」の深刻度
安倍首相は「しっぽ切り」を行うかもしれない
安積 明子 : ジャーナリスト
2017/06/20 10:00

大手メディア各社が6月18日に発表した世論調査の結果は、官邸に激震を走らせたに違いない。朝日新聞によれば内閣支持率は41%で、前回調査よりも6ポイント下落した。共同通信の場合は44.9%で、下落幅はなんと10.5ポイントにものぼる。

とりわけショックだったのは、毎日新聞の調査結果だろう。内閣支持率は10ポイント下落の36%に対し、不支持率は9ポイント上昇の43%。支持と不支持が逆転した。高支持率をよりどころにしている安倍政権にとって、きわめて厳しい数字といえる。

「深く反省している」
「国民のみなさんから信頼を得られるよう、冷静にひとつひとつ丁寧に説明していく努力を積み重ねていかなればいけない。その決意を国会の閉会にあたって新たにしています」。6月19日に行われた総理記者会見で、安倍晋三首相は一言一言かみしめるようにこう述べた。

「印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう、そうした私の姿勢が結果として政策論争以外の話を盛り上げてしまった。深く反省している」。頭を垂れて見せたその姿勢は、世論調査の結果を見て追加されたものだろう。しかしながら国民が疑問と怒りを感じるその真髄について、果たして安倍首相は理解していたのか。

たとえばスピーチの中で安倍首相は、「国家戦略特区を巡る省庁間のやりとり」「国家戦略特区における獣医学部の新設」などと加計学園問題について言及した。しかし一度も「加計」と“お友達”の名前を口にすることはなかった。

そのような言い訳がましさ感が漂うスピーチを聞いていた時、ふと目にとまったのは演壇の脇に座る菅義偉内閣官房長官だった。

菅長官は第2次安倍政権が発足して以来、4年半もの間その地位にあって安倍首相を支えてきた。官房長官としての在任期間は昨年7月7日に歴代1位記録を更新し、その絶大なる影響力で「影の総理」とも目された存在だ。

しかしこの総理会見の時の菅長官の様子は、「大物政治家」としての雰囲気とは全く違っていた。目はうつろで、考え込むかのように下を向いたと思ったら、まるで全てを拒否するかのように瞼を閉じてしまう。心ここにあらずという風情で、これまでの会見でも決して見せたことのない追い込まれたかのような姿だった。

いったい何が菅長官を変えたのか。

5059名無しさん:2020/09/26(土) 01:09:15
>>5058

菅長官を変えたものとは?
それは人事問題かもしれない。時事通信は6月17日、安倍首相が秋までに内閣改造と自民党役員人事を行う意向を固めたと配信。同時に政府関係者や自民党幹部によれば、麻生太郎副総理兼財務大臣と菅長官は留任が有力だと報じている。

だが一方で、菅長官更迭の話も伝わっていた。ひとつは自民党幹事長ポストへの横滑り説で、もうひとつは無役説。幹事長への横滑りは菅長官が希望するところで、ポスト安倍をも狙えるステップアップとなる。だが実はこのところ、後者の方が有力になりつつある。

「安倍首相と菅長官との関係がよくないらしい。理由は加計学園問題で菅長官が『私に任せて下さい』と安倍首相に大見えを切ったのに、まったく上手くいかなかったからだ」。ある政党関係者はこう解説する。

では、そもそもなぜ菅氏が加計学園問題解決に自信を持ったのか。「菅長官は地元の横浜市獣医師会の政治顧問を務めている。それに菅長官は、日本獣医師政治連盟から献金も受けている」(同関係者)

確かに日本獣医師政治連盟は、平成25(2013)年2月22日に横浜政経懇和会に30万円を寄付している。同会は菅長官が代表を務める政治団体で、その住所は衆議院第2議員会館の菅長官の事務所となっている。

「菅長官にとって計算違いは、前川喜平前文科事務次官が出てきたことだろう。それを潰そうとして読売新聞に前川氏の出会い系バー通いについて書かせたが、うまくいかなかった。さらに文科省から出てきたと思われる一連の文書を『怪文書』と言ってしまった。その“失態”を安倍首相から厳しく叱責されたようだ」(同関係者)

そんな流れの中で19日の総理会見に繋がっているわけだ。が、実は舞台裏では、もうひとつ大きな騒動があった。

19日夜に放映されたNHKの「クローズアップ現代」である。同番組において、加計学園の獣医学部新設について萩生田光一官房副長官が文科省の局長に対して発言したメモ(10月21日付け)が暴露されたのだ。メモには以下のように書かれており、安倍首相の関与が伺える。

○和泉補佐官からは、農水省は了解しているのに、文科省だけが怖じ気づいている、何が問題なのか整理してよく話を聞いてほしい、と言われた。官邸は絶対やると言っている。

○総理は「平成30年4月開学」とおしりを切っていた。工期は24ヶ月でやる。今年11月には方針を決めたいとのことだった。

これについて萩生田副長官側は「総理からいかなる指示も受けたことはない」「文科省への指示をしていない」と関与を否定した。しかしながら番組では「文科省の現役職員」が匿名で出演し、「これは安倍総理の関係する総理マターである。十分な議論のないままに、結論まで行ってしまった」と証言。さらに文科省OBで加計学園理事の豊田三郎氏が文科省職員と会って獣医学部新設を強く推したことを示すメールの存在も明らかにされている。

「とかげのしっぽ切り」を行うのか?
今年2月に発覚した森友学園問題からずっと続いている安倍首相の「お友達問題」。問題がここまで大きくなったのは、初期対応がまずかったことが原因だ。その責任を一身に負うべきは、官邸を牛耳る菅長官ということになる。

「原点に立ち戻り、政権与党としての責任を果たしてまいります」。19日の会見で安倍首相はこう述べている。首相の演説の原稿には反省の言葉が並べられたが、それが嘘ではないのなら、国会で真相を明らかにし、国民への説明責任を尽くすべきだろう。内閣改造の際に責任者のクビを切る「とかげのしっぽ切り」で終わらせるようなことがあってはならない。

5060名無しさん:2020/09/26(土) 01:16:54
https://www.j-cast.com/2016/08/01274163.html
谷垣幹事長めぐる人事報道が大混乱 後任報道で謝罪、朝刊「続投」が夕刊で「断念」に
2016年08月01日19時19分

自転車事故で入院中の自民党の谷垣禎一幹事長の人事をめぐる報道が混乱している。2016年7月29日にはフジテレビが「後任は岸田文雄外相」と報じた直後に誤報を認めて陳謝したのに続いて、8月1日には毎日新聞が朝刊で「谷垣幹事長続投へ」と報じ、夕刊では「続投断念」と大幅に軌道修正した。事実上、誤報を訂正した形だ。

自民党が谷垣氏の事故から10日間も病状を公表せず、現時点でも復帰の見通しが立たないことが、一連の混乱を生んでいる。

8月1日の毎日新聞朝刊(右)と夕刊(左)。「続投」から「続投断念」に大幅に内容が変わっている

フジ「後任に岸田氏」、報道直後に誤報と陳謝
谷垣氏は7月16日に都内をロードバイクで走っていたところ転倒して入院。しばらく病状は明かされないままだったが、自民党は7月26日になって谷垣氏の症状を「頸髄(けいずい)損傷」と公表、手術を受けたことも明かした。その後も、谷垣氏本人の肉声は全く伝わらないまま、復帰の見通しが明らかにされない状態が続いている。

そんな中でフジテレビが7月29日23時すぎ、ニュース速報で「谷垣幹事長交代、後任は岸田文雄外相」と報じた。しかし、直後の7月30日未明のニュース番組で「現段階では確認が取れていない情報でした」などと誤報を認めて陳謝した。

毎日は「首相が続投させる」と1面に
8月3日の内閣改造と党内人事を直前に控えた8月1日朝は、各新聞が

「谷垣幹事長 首相に辞意」(朝日新聞)
「谷垣幹事長 交代へ」(読売新聞)
などと谷垣氏の続投が困難だとする情勢を報じるなか、毎日新聞だけは、朝刊(東京14版)1面で3番目に大きい見出しで「谷垣幹事長 続投へ」の見出しを掲げ、記事本文では

「安倍晋三首相は、3日に行う内閣改造・自民党役員人事で焦点となっている谷垣禎一幹事長について、続投させる意向を固めた。サイクリング中の事故で入院している谷垣氏は難色を示しているものの、最終的には首相の意向に従う見通しだ」
などと報じた。この記事は毎日新聞のウェブサイトにも掲載された。

しかし、朝刊が配られ始めた後、NHKは早朝のニュースで「自民 幹事長に二階氏の方針」と報じた。

毎日新聞のウェブサイトの記事はその後、午前中に削除され、夕刊(東京4版)1面では一転、「自民幹事長に二階氏 首相、谷垣氏の続投断念」の見出しの記事が掲載された。記事では「首相はいったんは谷垣氏を続投させる意向を固めていたが、復帰の見通しが立たないことから断念した」とあるものの、朝刊記事の訂正記事は載っていない。

なお、夕刊は各紙とも「幹事長に二階氏」でそろっており、NHKの特ダネだったとみられる。

5061名無しさん:2020/09/26(土) 01:23:22
http://www.mediawatch100.com/backnumber/201409.html

「石破の乱」を「谷垣幹事長」で平定
2014年9月

=無投票再選へ ? したたか安倍人事の光と影=

例年より早い秋。冷気が忍び寄る永田町には人事の後の虚脱感が広がる。9月3日に発足した第2次安倍改造内閣。曲折を経ての新布陣は予想以上の評価を得て、内閣支持率も上昇した。ご満悦の安倍晋三首相はテレビ出演などで「地方創生」「女性活躍」などのキャッチコピーを連発し、“我が世の春”を謳歌している。自民党内では「これで来年9月の自民党総裁選は安倍無投票再選で決まり」(中堅幹部)との声が相次ぐ一方、今回の人事で見せた首相のしたたかさに「安倍独裁の始まり。高転びしなければいいが…」(自民長老)との危惧もちらつく。もめた党内ナンバーツーの石破茂氏の処遇と、誰もが驚いた谷垣禎一元総裁の幹事長起用。きらびやかな「女性6人」も含め、617日ぶりの安倍人事の光と影を読み解く。

「いつからあなたは変わったのですか」 …。人事から4週間前の8月7日夜、新潟県湯沢町で開かれた石破茂自民党幹事長を支持するグループ「無派閥連絡会」夏季研修会の夜の懇親会での出来事だ。お定まりのカラオケ。知る人ぞ知るカラオケ大好き人間の石破氏が最初に選んだ曲が柏原芳恵の「夏模様」。80年代のアイドルのヒット曲だが、石破氏は同年代のスーパーアイドルだったキャンディーズの大ファンで、日常のカラオケでもキャンディーズメドレーを歌いまくることは有名。にもかかわらず、最初に地味で静かな「夏模様」をしんみりと歌ったことが永田町の耳目を集めた。

「このまま逢えない そんな気もしてた」で始まる歌詞。サビの終わりは「さようなら 私はふられますか」だ。人事をめぐり「石破氏が安保法制担当相に難色」「幹事長続投を希望」などの報道が飛び交っている最中の意味深なパフォーマンス。一部の担当記者が「囲み記事」にしたことで永田町に波紋が広がった。今回人事のハイライトだった「石破の乱」の始まりだ。

◇「明智光秀も嫌いじゃない」 ? ラジオで公言

それから2週間余り経っ た8月25日。夏休みを終えた首相がいよいよ人事の最終調整に入るという週明けにラジオ番組に出演した石破氏。繰り返し人事への対応を聞かれると「首相と100%考え方が同じ人が(国会で)答弁するのが一番いい」と首相が求める安保法制担当相就任に難色を示し、「地方(の選挙)できちんと勝てるようにして、初めて政権奪還は完成する」と選挙の司令塔である幹事長職続投に強い意欲を示した。さらに、首相との不仲説については「会っても顔をみたくないというようなことではない」としながらも「好きな歴史上の人物」を問われると「明智光秀、石田三成も嫌いじゃない」。何を言わんとしているのかは明白だ。

25日は安倍・石破会談が想定されていた日。首相が急きょ広島の土砂災害の視察に出かけた留守中の出来事。このやり取りはすぐに首相に伝わり、首相周辺は「人事の相談をする前に条件を付けるのは前代未聞」と怒り狂い、石破氏周辺は「これが最後通牒、無役で結構」と気色ばんだ。ただ、党内では「もういい加減にしろ。首相と幹事長が政権を動揺させるなんてナンセ ンス。リーダーの資質が問われる」(長老)との批判も相次ぎ、双方が修復に動かざるを得なかった。その結果、4日後の29日にようやく実現した安倍・石破会談では1時間20分の密談を受けて石破氏は「より緊密に連携しようと話した。これから先も首相を全力で支える」と笑顔で述べ、首相が次善の策として示した地方創生相の就任を受け入れた。

最終場面での石破氏の屈服にも見えた「反乱」だが、後任幹事長人事で首相のしたたかさが浮き彫りになった。

5062名無しさん:2020/09/26(土) 01:23:42
>>5061

◇一石三鳥の妙手 ? 谷垣サプライズ

石破問題の決着を受けて永田町の関心は当然「誰が幹事長?」となったが、首相が指名したのは法相を務めていた谷垣氏だった。マスコミでも谷垣幹事長を予測した社はなく、文字通りのサプライズ人事だった。首相経験者が再登板するくらいだから総裁経験者が幹事長になってもおかしくはないのだが、谷垣氏は政治理念も首相とは対極にある党内リベラル派の代表的存在。「お人よし」を自認し、政局での手練手管とは無縁の人物だけに、カネと人事を握り、選挙の采配を振るう幹事長職に適任 とは誰も考えなかったからだ。

しかし、「この人事は一石三鳥の妙手」(首相経験者)だった。仮に幹事長に腹心や“お友達”を起用すれば、党内の反発は避けられなかった。ハト派で親中派の谷垣氏は党内に敵も少なく、自民党が野に下った期間に総裁として必死に党をまとめて政権奪回にこぎつけた功労者でもある。「安倍政権のタカ派色を中和し、中国にも融和のサインになる。党もまとまり元総裁として首相にも意見が言える」(長老)とのプラス評価も当然で、多くの世論調査でも6割前後の支持を得た。

ただ、今回の人事全体をみると首相の政局的なしたたかさとリーダーとしての計算高さが透けて見える。首相はかねてから「老壮青のバランス」と「女性登用」を重視する意向を示していたが、「老」代表として谷垣氏とともに総務会長に二階俊博氏を起用した。二階氏は首相に批判的な野中広務、古賀誠両元幹事長(二人とも政界を引退)の盟友でもある。さらに、ハト派論客として集団的自衛権見直しに異議を唱えた加藤紘一元幹事長は谷垣氏の兄貴分。加藤、古賀氏も会長を 務めた党内リベラル勢力の拠点でもある宏池会(岸田派)は岸田文雄会長の外相留任で主流派に取り込まれたままだ。

◇小渕、竹下両氏は旧田中派のシンボル

さらに、故田中角栄元首相の流れを汲み、宏池会とともにリベラル色の強い旧田中派の平成研(額賀派)からは小渕優子、竹下亘両氏をそれぞれ経済産業相と復興相に起用した。小渕氏は故小渕恵三元首相の娘で竹下氏は故竹下登元首相の弟。両氏とも平成研のシンボル的人物でもある。首相の出身派閥で故福田赳夫元首相の流れをくむ清和研(町村派)とは過去に対立してきた保守本流の岸田、額賀両派を取り込む意図は明らかだ。対照的に環境相を務めていた石原伸晃氏を含め同氏を領袖とする石原派は入閣ゼロだった。石破氏をリーダーとする無派閥議員を中心とした石破グループも石破氏以外は起用されず冷遇されたが、反発よりもあきらめムードが漂っている。

女性については当初の目標通り「党・内閣で6人」を実現した。これまでの党3役に2人、閣僚に2人の合計4人から5割増し。「女性管理職を3割に」という公約を今 回人事で実行した形で、世論調査でここにきて下落傾向が強かった女性の内閣支持率が跳ね上がった。

今回の人事を経て表向きは首相の政治的求心力が増した。国会勢力の「1強多弱」に加えて自民党内の「安倍1強」体制も確立したように見える。確かに、来年9月の自民党総裁選を視野に入れると、最大のライバルの石破氏が入閣後のテレビ出演などで「来年の総裁選不出馬」を明言し、後継候補に浮上した谷垣氏も「総裁を支え続けるのが幹事長の仕事」と出馬を否定する。前回出馬した町村派会長の町村信孝氏はもちろん、石原氏や林芳正前農水相も出馬できる環境にはない。一時、“反安倍”をにじませて出馬が取りざたされた野田聖子前総務会長も推薦人確保が困難視される。これから1年、現状の「安倍1強」が続けば本格的総裁選では異例の無投票再選が実現する可能性が大きい。

しかし、昔から「一寸先は闇」というのが政界だ。「安倍政権は今がピーク。これからは支持率も求心力もジリ貧になる」(長老)との見方も少なくない。当面の内政・外交課題をみても、北朝鮮による 拉致被害者の帰国に期待が集まる同国の特別調査委による「第1次報告」も日朝両政府の水面下の調整が難航して提示が遅れている。悪化したままの日中、日韓関係も関係改善の糸口はつかめていない。米中間選挙(11月)での民主党劣勢予測もあってTPP交渉も合意先送りの公算が強まっている。

5063名無しさん:2020/09/26(土) 01:23:53
>>5062

◇難題は辺野古移設と消費税10%

原発再稼働とエネルギー政策が絡む福島県知事選(10月26日)は与野党相乗りで乗り切る方向となったが、米軍普天間基地の辺野古移設問題が争点となる沖縄県知事選(11月16日)は移設反対派が優勢とされる。政府は辺野古移設について「もう決まった過去の話」(菅義偉官房長官)と粛々と着工への手続きを進める構えだが、「知事選で県民の意思が示されれば計画通り進めるのは困難」(防衛省幹部)とみられる。

さらに、年末に決断しなければならない来年10月からの消費税10%導入も7〜9月期の国民総生産(GDP)の数値が悪ければ、先送りを余儀なくされる可能性もある。もともと首相は「1内閣が2回も消費税を増税するのは無理がある」と 慎重で「まず11月中旬に発表される7〜9月期のGDP数値をみてから」とニュートラルな立場を強調しているが、麻生太郎副総理兼財務相は「断行」を主張し、民主、自民、公明による「3党合意」の当事者の谷垣幹事長も財務相経験者として「上げないリスクの方が大きい」と先送り反対の立場だ。最終的には12月の予算編成作業の前に首相が決断することになるが、アベノミクスの失速を回避するために増税時期を先送りしようとすれば党・内閣に亀裂が生じることにもなりかねない。

今回の人事では約60人の入閣待望組の1割強しか閣僚になれなかった。当然、“外れ組”からの不満が表面化するとみられたが、来年9月の総裁選後に次の人事が予想されるため「物言えば唇寒し」の状況が続いている。野党はますます弱体化し、分裂・合流を経て新たに結党した「維新の党」や「次世代の党」は野党でありながら安倍政権寄りの路線を取る。政治的に見れば「安倍政権に死角なし」だ。

◇各界から“安倍独裁化”への不安

にもかかわらず、永田町、霞が関(官僚)にとどまらず財界 やマスコミ界でも「安倍政権の前途への不安」がささやかれている。第2次安倍改造内閣発足に合わせて著名な経済学者の大前研一氏が週刊誌の論評欄で「日本は独裁を許しやすい国民性を有している。独裁が進めば進むほど、異論を唱えるのが難しくなる」と安倍政権の“独裁化”への警鐘を鳴らしている。首相の体調も含め「首相一人に日本の命運がかかる」という過去に例のない権力構図を首相自身がどれだけ自覚し、多くの国民の望む政権運営を進めてくれるのか、という点に不安の原因があるとみられる。

(平成26年9月16日記) 泉 宏

5064名無しさん:2020/09/26(土) 11:08:45
https://special.sankei.com/a/politics/article/20200921/0001.html
政界徒然草
総裁選で吹っ切れた岸田氏 派閥の「緩さ」を克服できるか
2020.9.21

 14日投開票の自民党総裁選は、菅義偉(すが・よしひで)首相が党内7派閥のうち5派閥の支持を得て完勝した。初めて出馬した岸田文雄前政調会長は議員票を積み増す意地を見せ、石破茂元幹事長を押さえて2位を死守。来年の次期総裁選への挑戦権をもぎ取った。ただ、地方票では菅首相と石破氏に大差を付けられ、党員・党友投票が全面的に反映される次の総裁選には不安を残す。菅首相による党役員・閣僚人事では冷遇され、久々に無役となった岸田氏は自らの派閥の一致結束を維持して再起を図れるのか。

 「完全な冷や飯だな」

 岸田氏が率いる岸田派(宏池会、47人)の若手議員は憔悴(しょうすい)した表情で菅内閣の顔ぶれを見てこう述べた。

 岸田派は党役員人事で四役を逃し、獲得できたのは小野寺五典元防衛相の組織運動本部長だけ。

 閣僚ポストでも、同派が希望した金子恭之(やすし)衆院議員(当選7回)らの初入閣は見送られ、3度目の起用となる上川陽子法相と再入閣の平井卓也デジタル改革担当相の2人が入った。菅首相から岸田氏への相談もなく、一本釣りされた形だ。

 安倍政権では内閣、党ともに要職を渡り歩いてきた岸田氏自身も処遇されず、菅首相を支援した党幹部は「(岸田氏は)次の総裁選にも出るんでしょう? だったら閥務に励むべきだ」と突き放す。安倍政権で主流派を占めてきた岸田派は一転、非主流派となった。

https://special.sankei.com/a/politics/article/20200923/0001.html
政界徒然草
自民竹下派、念願の衆参一致も垣間見えた溝
2020.9.23

 自民党総裁選で竹下派(平成研究会)は他の4派とともに菅義偉首相を支持した。結果的に一部の所属議員が岸田文雄前政調会長や石破茂元幹事長の支援に回ったものの、衆参両院のほとんどの議員が首相を支持し、衆参で対応が一致した。平成30年の前回総裁選では衆参の対応が真っ二つに割れたことを考えれば、「衆参一致」は上出来ともいえるが、派としての方針を決める過程では改めて衆参の溝が浮き彫りになり、課題も残した。

 「(わが派は)分裂選挙が多かった。こういった形で選挙に臨めたことはよかった」

 竹下亘会長は総裁選前の7日、東京都内のホテルで開いた派閥会合後、記者団にこう語った。

 安倍晋三前首相が8月28日に辞任を表明し、二階俊博幹事長らが官房長官だった菅首相の総裁選出馬に向けて動き出す中、竹下派は同31日に全員が集う緊急総会を開いた。

 派内では、茂木敏充外相のほか、菅内閣で官房長官に就任した加藤勝信氏、小渕優子元経済産業相らが「ポスト安倍」候補として取り沙汰されていた。

https://special.sankei.com/a/politics/article/20200821/0001.html
動く「ポスト安倍」の夏・派閥編
二階派 菅長官との関係軸に全方位外交
2020.8.21

 自民党二階派(志帥会)を率いる幹事長、二階俊博は、混戦模様の次期総裁選でどう動くのか。

 「ともに連携していこう」

 二階は20日夜、東京・永田町の日本料理店で、官房長官の菅義偉にこう語りかけた。菅とのこうした会合は、通常国会が閉会した6月17日以降、早くも3度目を数える。

5065さきたま:2020/09/26(土) 12:38:50
>>5056
発言の内容は最低最悪で、複数の自民党関係者の証言があるのに発言を否定するという厚顔無恥。
杉田は前回2017衆院選で比例中国ブロック17位当選。自民は比例中国(定数11)で5議席獲得で比例20位まで当選。
この品性下劣な議員を落選させるには、中国5県の小選挙区で野党が5議席以上勝つ必要がある。なかなか厳しい。


杉田議員、女性はいくらでもうそ 自民党の合同会議で蔑視発言
2020年9月25日 13時25分 (共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/57748
 自民党の杉田水脈衆院議員は25日の党の内閣第一部会などの合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。被害者を蔑視する発言で批判が出るのは必至だ。
 杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と述べて発言を否定したが、会議に参加した複数の関係者から、杉田氏の発言が確認された。杉田氏は、会議で来年度予算の概算要求を受け、女性への性暴力に対する相談事業について、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。


「女性はうそをつける」自民 杉田水脈衆院議員 本人は発言否定
2020年9月25日 20時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200925/k10012635291000.html
自民党の杉田水脈 衆議院議員が、党の会議で女性に対する暴力や性犯罪などに関連して「女性はいくらでもうそをつける」などと発言していたことがわかりました。
25日開かれた自民党の内閣第一部会などの合同会議では、内閣府の来年度予算の概算要求が議題となり、内閣府の担当者が女性政策や子育て支援策などとともに、性暴力被害者の相談事業について説明しました。
関係者によりますと、杉田水脈衆議院議員は質疑の中で、女性に対する暴力や性犯罪などに関連して「女性はいくらでもうそをつける」などと発言したということです。
杉田氏は会議のあと記者団に対し「そのようなことは言っていない」と発言を否定しました。
共産 田村政策委員長「怒りを抑えられない」
共産党の田村政策委員長は記者会見で「大変驚き、怒りを抑えられない。女性たちが安心して性被害について相談し、解決ができるよう政府の動きも始まっている時に、こうした発言が出てくるのは許しがたい。杉田議員は女性に蔑視的な発言を繰り返していて、なんら反省がないことのあらわれであり、自民党としてこのまま認めるのか問われている」と述べました。


性暴力巡り 杉田水脈議員「女性はいくらでもウソつける」
25日 19時22分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4087194.html
 自民党の杉田水脈衆院議員が25日、党の会議で性暴力の被害などに関し、「女性はいくらでもウソをつける」などと発言していたことが分かりました。
 複数の自民党関係者によると、杉田衆院議員は25日、来年度予算の概算要求を議論する党の会議で、女性への性暴力に対する相談事業をめぐり、「女性はいくらでもウソをつけますから」などと述べ、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張したということです。
 性暴力被害の虚偽申告があるように受け取れるこの発言には、出席者からも「この発言はダメだ」と批判の声が上がっています。
 一方、杉田氏側はJNNの取材に対し、「そのようなことは言っていない」と発言を否定しています

5066さきたま:2020/09/26(土) 12:53:16
>>5056>>5065
共同ソース詳細。
二階はスルーするのかね。


杉田水脈氏「女性はいくらでもうそ」性被害者を蔑視
[2020年9月25日18時22分]
https://www.nikkansports.com/general/news/202009250000643.html

自民党の杉田水脈衆院議員は25日に開かれた党の内閣第一部会・第二部会合同会議で、政府側から性暴力被害者の相談事業に関する説明を受けた際「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。被害者を蔑視する発言で、批判が出るのは必至だ。

杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と述べて否定したが、会議に出席した複数の関係者が、杉田氏の発言を認めた。

この日の会議では内閣府が、所管する女性政策や子育て、防災関連の2021年度予算概算要求に関し説明。男女共同参画局は、行政や民間が運営する性暴力被害者のための「ワンストップ支援センター」を全国で増設する方針などを説明した。

関係者によると、杉田氏は質疑の中で、支援センターなどでの相談事業について、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。担当者は「国の方針として性暴力根絶に向けて取り組む」と回答した。

杉田氏を巡っては8月、性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織さんを誹謗(ひぼう)中傷するツイッターに賛同を示す「いいね」を押し、名誉を傷つけたとして提訴されている。この他、18年には性的少数者のカップルは「生産性がない」と月刊誌に投稿するなど、言動が物議を醸してきた。(共同)

5067さきたま:2020/09/26(土) 18:30:13
>>5056>>5065>>5066
杉田水脈氏「女性はいくらでもウソ」と発言 本人は否定
2020年9月26日 16時49分
https://www.asahi.com/articles/ASN9V5F5XN9VUTFK002.html

 自民党の杉田水脈衆院議員が25日、党本部であった会議に出席した際に、女性への性犯罪に絡んで「女性はいくらでもウソをつける」と発言したことが、出席者への取材でわかった。女性蔑視と受け取られる発言で、党内外から批判が起きそうだ。

 杉田氏は同日開かれた、来年度予算の概算要求の説明を受ける党の内閣部会などの合同会議に出席。会議は非公開だったが出席者によると、性暴力被害者を支援するための相談事業に関連し、杉田氏は元慰安婦支援団体に触れたうえで、事業を民間団体に任せることを批判。「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言したという。

 会議後、杉田氏は朝日新聞などの取材に「そういう発言はしていない」と否定。元慰安婦支援団体を話題にしたとされる点については「聖域になり、誰も切り込めないようになってはいけないという指摘はした」と説明した。

 杉田氏は2018年、月刊誌で同性カップルを念頭に「子供を作らない、つまり『生産性』がない」と主張し、批判を浴びた。

5068名無しさん:2020/09/26(土) 22:57:55
https://special.sankei.com/a/politics/article/20200904/0001.html
政界徒然草
河野防衛相の宰相への道 見えない国家観、危うい発信力など課題も
2020.9.4

 河野太郎防衛相が、安倍晋三首相(自民党総裁)の辞意表明に伴う総裁選への立候補を断念した。堪能な語学力を武器に海外要人と丁々発止でやり合う姿勢や、ツイッターで約165万人のフォロワーを持つなど高い発信力で国民的な人気が高く、立候補すれば、注目度の高い候補となり得た。日頃から宰相への意欲を公言し、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで“変人”の異名もあった河野氏が「日本の顔」になる日は近いのか。

 最近、河野氏が話題となったのは、8月23日に自身のインターネット配信番組「河野太郎と語ろう」での皇位継承問題にからむ発言だ。河野氏は「男系による皇位継承が続くのが一番望ましいと考えている」と断った上で、女性宮家や女系天皇容認も含め、国民的議論が必要との認識を示した。

 河野氏は以前から周囲に「支持層のウイングを広げないと首相にはなれない」と語っており、男系男子の堅持を重視する保守層を支持基盤とする安倍首相との違いを鮮明にした形だ。

https://special.sankei.com/a/politics/article/20200912/0001.html
政界徒然草
総裁選で小泉氏が見せた一面 菅氏とつながる「改革」の意志
2020.9.12

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選(14日投開票)の党内政局に、小泉進次郎環境相が絡む場面が増えている。平成30年の前回は総裁選に一定の距離を置いていたが、今回は早々に河野太郎防衛相への支持を表明。河野氏が出馬を見送るや菅義偉官房長官支持に転じ「改革の人だ」と持ち上げた。総裁選の形式をめぐっても党員投票の実施を求め、党総務会にも乗り込んだ。一連の行動に込めた小泉氏の思いとは。

 「菅氏には『安定性』や『継続性』がさかんに言われているが、私の抱いているイメージは異なる。『菅氏=改革』だ。思い切った改革を断行してもらいたい」

 小泉氏は8日の記者会見で、菅氏を支持する理由をこう語った。

 小泉氏は、同じ神奈川県選出で「大先輩以上の存在」と慕う菅氏と昨年9月の初入閣後も頻繁に連絡を取り合ってきた。小泉氏肝いりの石炭火力発電所の輸出要件厳格化や、旅行先で休暇を楽しみながら仕事に取り組む「ワーケーション」の推進も菅氏の後押しがあった。昨年8月にフリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚した際は、真っ先に首相官邸に菅氏を訪ね、報告した。

 「テレビカメラが『ネクストバッターズサークル』やベンチを映してもおかしい。バッターボックスに立った人に脚光を浴びせるべきだ」

5069名無しさん:2020/09/26(土) 23:01:40
https://special.sankei.com/a/politics/article/20200922/0002.html
「安倍さんは秋波を送っていた」 なぜ岸田氏は首相になれなかったのか(上)
2020.9.22

【歴代番記者覆面座談会】

 自民党の岸田文雄前政調会長は、今の菅義偉(すが・よしひで)首相の姿をどうみているのだろうか。今年の春先までは、安倍晋三前首相らから支持を受け、「ポスト安倍」の最有力候補だったのに-。岸田氏はどこで間違い、何をしなければならなかったのか。そもそも有資格者なのか。今回の総裁選では、「吹っ切れた」と語る岸田氏が明朗に政策を語る場面が目立ったが、次の総裁選に向け、今後どうすればいいのか。岸田氏を担当した歴代番記者5人が、裏話も交えながら匿名で語り合った。

■「古賀切れず」は真の敗因?

A「今回の総裁選で、岸田さんの敗因は何だろう」

B「ちょっと待った。敗因というのはおかしい。2位になっただけで十分だ。あれだけ票が伸びるとは思わなかった。接戦といわれていた中で、結果的に負けて勝った」

https://special.sankei.com/a/politics/article/20200923/0002.html
「ポスト菅」蚊帳の外、開けぬ展望 なぜ岸田氏は首相になれなかったのか(下)
2020.9.23

【歴代番記者覆面座談会】

 自民党の岸田文雄政調会長は、これまで安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相が「ポスト安倍」の本命候補と位置付けてきたが、なぜ今回の総裁選で敗れたのか。菅義偉(すが・よしひで)首相が「岸田つぶし」とも思えるポスト配分をする中で、将来トップの座を勝ち取るためには何をすべきか。岸田氏の歴代番記者5人による覆面座談会(下)では、戦闘能力に乏しい「お公家集団」と称される岸田派(宏池会)の実像に迫る。

■総裁選の戦術は

E「岸田さんは、党内が『菅首相選出』で固まりそうになったときの派閥の会合で『石破茂元幹事長まで総裁選に出ないという噂がある。こんなこと許されていいのか!』と憤りをあらわにしたそうだね。こういう気迫を、もっと前に発揮できていればよかった」

C「今回は二階俊博幹事長に『菅選出』の流れを先手先手でつくられた。頼みの綱だった麻生派(志公会)にも最後は切られた」

5070名無しさん:2020/09/26(土) 23:28:24
https://bunshun.jp/articles/-/3273
「オモテに出てはいけないおじさん」二階俊博幹事長を“二階語録”で振り返る
昭和の寝業師の「生態」ウォッチング
プチ鹿島2017/07/14

「谷垣氏を待つ人々」というコラムがあった(読売新聞・7月4日)。

 昨年7月のサイクリング中の事故で入院中の自民党の谷垣禎一前幹事長。今もリハビリに励み復帰を目指している。記事の締めは、

《1強の手綱を引き締める谷垣氏のような存在が、今の自民党には必要だ。》

“ハト派”谷垣禎一からの、“昭和の寝業師”二階俊博
 いわゆるハト派の谷垣氏を幹事長にすることでバランスを保ってきた安倍体制。しかし、ちょうど1年前、あの自転車事故が起きたのだった。谷垣氏の存在感を示す記事がこちら。

《党内では、後任幹事長として、岸田文雄外相や細田氏の名が取りざたされている。一方、政権内にはなお、谷垣氏の続投を望む声もある。(略)リベラル色が強い谷垣グループを率い、総裁経験者でもある谷垣幹事長の存在が政権の安定につながっているとの見方は多い。別の官邸幹部は「谷垣氏は代えがたい」と話す。》(2016年7月29日・朝日新聞デジタル)

 安定を保っていた柱のひとつが突然消えた。後任を誰にするか、けっこうな問題だ。人事次第では潮目が変わる。

 そして、選ばれたのは二階俊博氏だった。

「二階幹事長党内抑え役 『実力者』起用に警戒感」(毎日新聞・2016年8月2日)

《二階氏は1993年に自民党を離党し、新進党、自由党などを経て03年に復党した。財政再建派の谷垣氏とは対照的に、公共事業を重視する国土強靱(きょうじん)化を主張し、財政出動に積極的だ。このため、政府筋からは「二階氏の起用は劇薬になり得る」と懸念する見方がある。》

「国土強靱化=建設業界に強い」という二階氏のキャリアは言ってみれば「昭和の寝業師」タイプ。古い政治家の匂い。

13年半ぶりの衆院代表質問 低い声で「黙って聞け」
 目立たない場所でトップを支えているうちはいいが、こういう人をオモテに出したらヤバいのではないか? と当時思った。今はSNSの時代だからだ。古い政治家の「不規則発言」は一気に拡散し、問題視されるに違いない。
 
 つまり野次馬の私はワクワクしながら二階氏の言動に注目しはじめたのである(失礼!)

 そしたらさっそく。

「自民・二階俊博幹事長『黙って聞け』 衆院代表質問で野党のヤジに激怒」(産経ニュース・2016年9月27日)

 二階氏が、約13年半ぶりとなった衆院本会議での代表質問をおこなった。すると……。

《二階氏が「自然災害の変化に対し、私たち自民党は、強くてしなやかな国づくりのため…」と語ったところで野党席からヤジを浴びせられると、低い声で「黙って聞け」と反論した。》

 すごい。「黙って聞け」!

 産経ニュースは「反論」と書いているが控えめに言って「恫喝」だろう。しかもこのとき興味深かったのは「黙って聞け」のあと、何事もなかったように演説に戻っていた二階氏の姿。これまでの“生息地”での様子が手に取るようにわかる。これが日の当たる場所で思いっきり披露されてしまった。

「人の頭をたたいて血を出したって話じゃないのだから」
 続いてはこれ。

「二階派公認巡り『私を追い出せ』」(朝日新聞・4月27日)

 過去の経緯から自民党復党が難航していた議員を次期衆院選で公認候補として擁立することを決めた二階幹事長。「方針に揺るぎはない。公認をする決意だ」と語ったあとに「文句があったら私を幹事長の席から追い出してみろ」。

 恫喝おじさんここにあり。

 実は同じ日にはこんなことも言っていた。

「二階幹事長『首を取るまで張り切らなくても』今村前復興相辞任でマスコミに恨み節」(スポーツ報知・4月27日)

 東日本大震災を巡る失言で復興相を辞任した今村雅弘衆院議員の発言を報じたメディアを、二階氏が批判したのだ。

「マスコミは余すところなく記録を取り、一行でも悪いところがあれば、『これはけしからん。首を取れ』『すぐ、首を取れ』と。なんちゅうことですか」

「そんな人は、はじめから排除して(会場に)入れないようにしなきゃダメですよ。そういう思惑のある人は」

「人の頭をたたいて血を出したって話じゃないのだから、いちいち首を取るまで張り切っていかなくとも良い」

 密室に慣れてきた人からすると、言動を逐一見られるストレスがあるのだろう。

5071名無しさん:2020/09/26(土) 23:28:35
>>5070

どうにも止まらない二階語録
 記憶に新しい最新発言はこれ。

「自民・二階氏メディア批判」(東京新聞・7月1日 )

《自民党の二階俊博幹事長は三十日、東京都議選の応援演説で「落とすなら落としてみろ。マスコミの人たちが選挙を左右すると思ったら大間違いだ」とメディアの姿勢を批判した。》

 この他にも「われわれはお金を払って(新聞を)買ってんだよ。買ってもらっているということを忘れては駄目じゃないか」とも語った。

 そう、われわれはお金を払って買っているので、権力者がこのようにおかしなことを言ってないか、新聞にはちゃんと書いてほしい。それを忘れたら駄目だ。

 それにしても「黙って聞け」、「文句があったら追い出してみろ」、「落とすなら落としてみろ」。止まらない二階語録。

 オモテに出ちゃいけないキャラの人が幹事長になったおかげで恫喝がオモテに流れっぱなし。

 谷垣氏の自転車事故で、たしかに潮目は変わったのである。

5072名無しさん:2020/09/26(土) 23:29:23
https://news.livedoor.com/article/detail/11030041/
菅官房長官 自民党No.2の政治生命瞬殺するほどの力を示した
2016年1月5日 16時0分 NEWSポストセブン

「影の総理」と呼ばれるほど権勢を振るった官房長官は過去少なくない。中曽根内閣の後藤田正晴氏や橋本内閣の梶山静六氏、あるいは小渕内閣の野中広務氏の存在が思い出される。国の政策の総合調整を担当する官房長官には情報と権限が集まり、実務と政略に長けた政治家がその任にあたればおのずと権力を握ることになる。

 現在の菅義偉・官房長官がまさにそうだろう。菅氏は昨年末にかけて、たてつづけにその力を見せつけた。

 まず自民党とおおさか維新との一騎打ちとなった大阪ダブル選挙(府知事選と市長選)だ。菅氏は裏でパイプのあるおおさか維新の支持に回り、自民党候補はいずれも大敗。選挙を指揮した自民党大阪府連幹部をして「真の勝者は菅さん」といわしめた。

 次に消費税の軽減税率導入問題。菅氏は軽減税率の適用範囲をどこまで広げるかをめぐって谷垣禎一・幹事長をはじめとするオール自民党を相手にバトルを演じ、公明党の主張を丸呑みさせた。谷垣氏の「抗議の辞任説」が流れると、菅氏は「辞めたければ辞めればいい」と言い放った──与党内ではそんな“武勇伝”まで語られている。

「つい最近まで谷垣さんがポスト安倍の最右翼といわれていたが、菅さんに敗れたことで党内や霞が関の評価は致命的に下がった。もう谷垣さんの政治生命は終わったとみられている」(自民党ベテラン議員)

 自民党ナンバーツーの幹事長の政治生命を“瞬殺”するほどの力を示したのだ。それでも、官房長官はあくまで総理の「影の存在」のはずだった。だが、いまや菅氏自身、国民に向けてはっきり「表の権力者」の顔をみせ始めている。

 それを象徴するのが昨年末に行なわれた安倍首相と橋下徹氏、松井一郎・大阪府知事の“忘年会会談”だろう。お膳立てしたのは同席した菅氏とされ、会談翌日には自らテレビの報道番組(12月20日)に出演して会談内容をこう明かした。

「橋下氏が、安全保障や外交について、いろんな質問をしていた。そういうことに首相が答えていた」

「橋下氏はそれ(憲法改正)を前からずっといっている」

 安倍政権とおおさか維新による「憲法改正連合」という今後の重要な政権の針路が菅氏主導で決められたことを匂わせたのだ。谷垣氏や自民党大阪府連は不満を漏らしたが、菅氏の権勢の前にかき消された。

 会談前日、橋下氏が市長退任会見で菅氏のことを「感謝している。とんでもない政治家ですよね」と最大限持ち上げたのも、首相官邸の真の権力者が誰なのかを敏感に察していたからではないか。

「菅は明らかに官房長官としてののりを超えたな」

 副総理兼財務相の麻生太郎氏が漏らしたとされる言葉が官邸の主客転倒、静かな“菅クーデター”の実態を見事に言い当てている。

※週刊ポスト2016年1月15・22日号

5073名無しさん:2020/09/26(土) 23:32:25
https://www.dailyshincho.jp/article/2015/12240730/
“谷垣幹事長を恫喝”自民党、財務省を「敵」にしてでも公明に媚びる「菅義偉」官房長官
国内 政治 週刊新潮 2015年12月24日号掲載

 軽減税率を巡る与党協儀の結果は、“庶民の味方”を標榜する公明党案を、自民党が丸のみする形で決着した。その背景には、創価学会とのパイプを政治的基盤にする菅義偉官房長官(67)による、公明党配慮の姿勢があった。

 ***

 来夏に控えた、参院選挙。

「自民党にとって、公明党の選挙協力は欠かせませんが、今の官邸は公明党・創価学会に大きな借りを二つ作っています。一つは、平和を掲げる公明党に安保法制で大幅に譲歩をしてもらったこと。もう一つは、11月の大阪ダブル選で、安倍官邸と蜜月の大阪維新を勝たせるために、公明サイドに反維新の旗幟を鮮明にしないよう、自主投票にしてほしいとお願いしたことです」(大手メディア政治部デスク)

 こうした事情を抱えた菅氏は、9月の時点で、創価学会の佐藤浩副会長から、

「これ(自民党の方針である軽減税率が4000億円の枠内)では、参院選は戦えない」

 と迫られ、自公の選挙協力の見直しを匂わされると、以降、「近い」自民党ではなく、「遠い」公明党の意向に沿って動いていく。

■“谷垣辞任論”
 まず10月、そもそも軽減税率の導入自体に否定的な野田毅・前自民党税調会長の更迭を安倍晋三総理に進言する。

 次に、軽減税率の対象拡大を警戒する財務省の田中一穂事務次官に対して4000億円以上の財源を見つけるよう厳命し、田中氏が難色を示すと、その後、田中氏と同省の佐藤慎一主税局長に、官邸への出入り禁止を申し渡した。

 さらに、与党協議にあたっていた自民党の谷垣禎一幹事長が、軽減税率の対象を生鮮食品に限定すべきだとして譲らないと、

「12月上旬、菅さんはそれまで谷垣さんの姿勢に共鳴していた二階さん(俊博・自民党総務会長)に会い、公明党案に賛成してくれるよう懐柔を試みました。すると12月8日に二階氏は、『(4000億円プラス)数千億円で公明党が選挙協力してくれるなら安いもんだ』と、近しい政界関係者に漏らし、豹変するに至ります。こうして、谷垣さんを孤立させた。菅さんは、『そんなに(対象拡大が)イヤなら、谷垣さんは(幹事長を)辞めりゃいいじゃないか』と、谷垣辞任論にまで言及したと言われています」(自民党関係者)

 実際、経済ジャーナリストの須田慎一郎氏が説明するには、

「12月9日、菅さんは谷垣さんを官邸に呼びつけ、『参院選に責任が持てるのか』と、恫喝する形で軽減税率の対象を広げるよう指示しています」

 このように、自民党、財務省を「敵」に回しながら、公明党に媚びる動きを見せた菅氏。野田氏や、野田氏の後任として自民党税調会長の座に就いた宮沢洋一・前経産相が不快感を示すのも当然で、それどころか、

「内閣の重鎮である麻生さん(太郎・現財務相)も、12月上旬、『君は本当に総理の意向を踏まえて振る舞っているのかね』と菅さんに直接伝え、官房長官の強権ぶりを訝(いぶか)っていました」(同)

「特集 軽減税率を政争の具にした愚! どこへ行った財源と財政再建! 公明党に6000億円を貢いだ『菅官房長官』の前方視野」より

5074名無しさん:2020/09/26(土) 23:41:26
https://www.news-postseven.com/archives/20190729_1421019.html
2019.07.29 07:00  週刊ポスト
自民党役員人事 幹事長、官房長官は誰になるのか

 参院選に勝利した安倍首相は、開票日のテレビ番組でこう語った。「解散を選択肢から外しているわけではない」。

 自民党内でも首相が参院選勝利の余勢を駆って「11月の大嘗祭の後に衆院解散、12月総選挙に踏み切る」との見方が強まっている。

 そうなると、「9月12日」が有力視されている内閣改造と党役員人事では、「11月解散」や「憲法改正」を睨んで大幅な組み替えが行なわれる可能性が高い。

◆幹事長「岸田vs菅」

 最大の焦点は次の総選挙の司令塔となる幹事長の座。政界の常識でいえば、「参院選に勝った二階俊博・幹事長は続投」だが、首相周辺には、「80歳の二階さんは体力的に限界」と名誉職である副総裁への棚上げ論が燻る。幹事長交代となれば、党内に激震が走る──。

 次期幹事長の椅子を争うと見られているのは岸田文雄・政調会長と“影の総理”の菅義偉・官房長官だ。

 この勝負はすでに始まり、決していた。2人は参院広島選挙区で幹事長を賭けた「代理戦争」を演じ、菅氏が応援した新人の河井案里氏が岸田派重鎮で当選5回の溝手顕正氏を下して勝利したからだ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が語る。

「幹事長に不可欠な条件は選挙に強いこと。岸田氏は地元の広島だけでなく、秋田、山形、滋賀で岸田派現職を落選させた。対照的に菅氏は全国を応援に回って勝利に貢献。公明党・創価学会とのパイプも太い。安倍首相も本音では菅氏にこれ以上力をつけさせたくないだろうが、二階副総裁にするなら、菅氏以外の選択肢はないのではないか」

 この間、政権三本柱の1人、麻生太郎・副総理兼財務相は年金報告書問題で事実上“沈没”した。

「消費増税の責任者だから今回は留任でしょう。しかし、本人は麻生派と岸田派を合流させる大宏池会構想を最後の仕事と考えているから、次の総選挙後に自ら副総理を退いて派閥に戻る可能性が高い」(野上氏)

 麻生・菅・二階のトロイカ体制は風前の灯火なのだ。

◆官房長官「下村vs萩生田」

「菅幹事長」が誕生すれば、内閣の要である官房長官の椅子が空く。

 後任に名乗りを上げそうなのが安倍首相の“お友達筆頭”といわれる下村博文・元文科相と自称「側近ナンバーワン」の萩生田光一・幹事長代行だ。下村氏はかつて官房長官の有力候補とされながら、菅氏にさらわれた経緯がある。政治評論家・有馬晴海氏がいう。

「萩生田氏の初入閣は固いでしょう。官房長官には実績が足りないという判断なら、法務大臣や環境大臣あたりではないか。

 それよりも急務はトラブル続きで本領が発揮できていない岩屋毅・防衛大臣です。イージス・アショアの配備や、イラン情勢で米国が日本に求めている有志連合への参加をどうするかの問題がある。後任の人選が重要で、防衛相経験者の小野寺五典氏、下村氏や西村康稔・官房副長官の起用もあり得る」

※週刊ポスト2019年8月9日号

5075名無しさん:2020/09/26(土) 23:46:49
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/140222/plt14022215100012-n1.html
「菅幹事長」「甘利官房長官」の新体制へ、今国会後の人事で飛び交う観測
2014.2.22 15:04

【松本浩史の政界走り書き】

 今国会の会期末(6月22日)後に予想される内閣改造・党役員人事をめぐり、政府・自民党では早くも、うごめきが始まったようである。「入閣適齢期」を迎えている国会議員は、衆参両院で約50人おり、不満を少しでも和らげないと、「反安倍」の空気をいたずらに醸す羽目になりかねない。安倍晋三首相が持論とする憲法改正に向けた体制整備という色合いも帯びる。ささやかれている人事とはいかなる布陣か。

 ある自民党筋によれば、政府側の関係者が1月下旬、人事のありように関し、参院側の意向を探るため、幹部の一人を訪ねたという。会談時間は、予定を大幅に超え1時間近くにも及んだようだ。

 「ポストの話ではなく、閣内に入れたい議員名のやり取りだろう。党役員人事でも突っ込んだやり取りが行われたはずだ」

 この筋はこんな見立てをしている。

 平成24年12月に発足した第2次安倍内閣は当初、昨年夏の参院選後に人事に踏み切るとの観測が強かった。しかし、菅義偉官房長官は、今国会が閉幕するまで行わない考えを明言し、封印した経緯がある。となれば、今国会の閉幕後に人事をしない可能性はゼロなわけだ。

 改造に絡む首相サイドには思惑はこうだろう。

 内閣・党支持率が高止まりする中、今のところ、首相の政権運営に対し、露骨に反旗を翻し、「ポスト安倍」含みの政局に持ち込もうとする動きは表面化していない。それでも、政府主導の政策決定や党内手続きに関する慣習破りが目立っていることから、一歩間違えばあれよという間に首相が窮地に至る素地はある。

 実際、首相が衆院予算委員会で集団的自衛権の憲法解釈の見直しについて「私が最高責任者」と発言したことをめぐり、党臨時総務会では批判が吹き出した。その渦は小さいけれど、看過しておくと、知らぬ間に手がつけられなくなることだってあり得る。となれば、人事カードを切り出すことで求心力を保とうという狙いが透けてみえるではないか。

 ただ、そうはいっても、民主党が3年3カ月にわたり与党だったことや、小泉純一郎元首相が派閥の意向に配慮しない人事を断行したため、自民党には、「閣僚適齢期」とされる議員が増え、人事が滞留している。当選3回以上とされる参院では、衆院からのくら替え組みを含めて約10人、衆院でも5回以上の議員が約40人いる。

 閣僚ポストは全部で18。連立を組む公明党には1人配分するのが慣例で、参院からは2〜3人、その他が衆院枠となる。首相の肝いりで民間人が起用されたり、再入閣する議員もあるかもしれない。留任や横滑りする閣僚もいるだろうから、改造が行われても新閣僚の枠は多くても10前後となる公算が大きい。

 今は人事カードをちらつかせ党内ににらみをきかせることができても、人事で処遇されない勢力が大半になるのは自明である。党内にたまった澱(おり)を一掃するのはなかなかの難事であり、後々の首相の政権・党運営に少なからず影響を与える可能性もある。

 党役員人事で何よりも大切なことは、憲法改正の手続きを定めた96条の改正に向けた体制整備という視点である。首相は、改正問題をめぐっては、国民の十分な理解を得られていないと判断しており、人事を踏まえ、「新規まき直しで国民運動を主導していく」(中堅)構えだ。このため、首相と理念を共有する現在の一部閣僚を党務に就かせ、これに当たらせる腹だとされる。

 来年4月の統一地方選や28年の次期参院選のほか、任期満了となる同年12月にかけて、いつあるか分からない衆院選の対応をきちんととる必要もある。

 さて、首相はいかなる人事を行うのか。聞けば、幹事長には、菅氏との説が出ている。党内には「菅氏は幹事長として、国政選挙を仕切りたい気持ちが強い」(幹部)とされ、首相の信任も厚い。後任の官房長官には、甘利明経済再生担当相が横滑りして就任。下村博文文部科学相や古屋圭司拉致問題担当相は、党側で憲法改正の国民運動を起こす新設の部署に回り、先の総裁選で首相と争った石破茂幹事長は閣内に取り込む…。

 「内閣改造をするほど首相の権力は下がり、解散をするほど上がる」

 首相の大叔父に当たる佐藤栄作元首相の箴言(しんげん)である。人事で求心力が高まればいいけれど、対応に苦慮し、さまざまな欲や妬みを気に病めば、かえって、よろしくない結末を招くとの含意がある。安倍首相は、その辺のところを含んで事に当たった方がいい。

〔記者ブログ〕松本浩史「政界走り書き(ブログ編)」

5076名無しさん:2020/09/26(土) 23:50:28
https://www.sankei.com/politics/news/200807/plt2008070041-n1.html
菅長官「憲法改正は各党が考え述べることが大事」
2020.8.7 23:48政治政策

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は7日夜、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主宰するインターネット番組「言論テレビ」で、憲法改正について「衆参両院の憲法審査会でそれぞれの政党が考えを述べて、進めていくことが大事だ」と語った。同時に「自民党は憲法改正が党是だ」とも語った。

 ポスト安倍候補に挙がる自民党の石破茂元幹事長については「(野党時代に)安倍晋三総裁、石破幹事長、菅幹事長代行という関係で仕事をしたことがある。自民党の中で、(ポスト安倍に)名乗りを上げているという評価はされている」と語った。

 一方、岸田文雄政調会長については「私の立場で個別のことに発言することは控える」と言及を避けた。自身の出馬は「考えていない」と重ねて否定した。

 また、政府が配布したアベノマスクを着用しなかった理由を問われ、「布マスクは私は使っていない。暑そうなので」と語った。

5077名無しさん:2020/09/26(土) 23:53:19
https://facta.co.jp/article/201506007.html
微妙なのは「菅幹事長」の実現が、安倍首相の胸先三寸というより、本人の悲願である点だ。きな臭さが漂い始めた。
2015年6月号 POLITICS [「歴代4位」菅長官の去就]

米議会演説に「歴史的成功」と酔い痴れる安倍晋三首相とその政権。安保法制の国会成立を早々と米国に公約し、「内政に敵なし」と自信満々である。戦後70年談話も地ならしが進み、視線はすでに後半国会を素通りし、9月の自民党総裁選での再選も織り込んで、長期政権をにらんだ秋の内閣・党人事へ向いている。焦点は官邸の実力者・菅義偉官房長官が、党幹事長に転じるかどうか。4カ月先の政局だが、7月の霞が関人事も国会運営も危機管理もメディア対策も、すべてはそこに照準を合わせて進むので、今後の国政はそこから逆算し解読しなければいけない。微妙なのは「菅幹事長」の実現が、安倍首相の胸先三寸というより、菅氏本人の悲願でもある点だ。2人にすきま風は吹いていなくても、政治家の野心という業が、避けられない微妙なずれを生む。そこに波乱の芽が潜む。菅氏は5月で官房長官在職日数が歴代4位に ………

5078名無しさん:2020/09/26(土) 23:55:44
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58477
二階俊博×菅義偉「安倍政権のこれから」を語る
実力者2人が特別対談
週刊現代講談社

安倍晋三総理を支える最重要キーマンは、この二人をおいていない。この先も政局の震源地ともなり続ける幹事長と官房長官は、9歳差。世間では不仲説も囁かれてきた二人が、異例の対談に応じた。

菅義偉(すが・よしひで)
48年、秋田県生まれ。法政大法学部卒業後、小此木彦三郎代議士秘書、横浜市会議員などを経て、'96年に衆議院議員に初当選。総務大臣を務めた後、'12年12月より現在まで内閣官房長官
二階俊博(にかい・としひろ)
39年、和歌山県生まれ。遠藤三郎代議士秘書、和歌山県議会議員などを経て、'83年に衆議院議員に初当選。運輸大臣、経産大臣などを経て、'16年8月より現在まで自由民主党幹事長

互いをこう見ている
――まずはお互いの人物評を聞かせて下さい。《司会・篠原文也(政治解説者)》

二階 難しいこと聞くね(笑)。一口に言って、大変な人格者で、安定した人柄……これが国民の皆さんの信頼をさらに高めている。そんな官房長官だと日頃より感じております。

菅 総理は党運営に関して安心して、すべてを幹事長に託していらっしゃる。そういう意味でも非常に頼りになる。何かあっても幹事長がいらっしゃる。そういう思いです。

――お二人はメディアに出てこないところでも意思疎通は頻繁にやられているんですよね。

二階 意思疎通の必要もないほど、意思はお互いに通じ合っています。

――定期的に食事をしたりしているんですか?

菅 表には出ていませんが(笑)。

――されてますね(笑)?

菅 (しぶしぶ頷きながら)はい。

――あと、必要な時は電話ですか?

二階 この二人で? まあ、否定はしません。

菅 幹事長とは方向がほとんど同じなんです。国会運営にしろ、その他の段取りとか、ほとんど一緒ですね。

それと、とにかく何を持っていっても面倒を見ていただける。「これはダメだ」とは言わない。それはありがたいですね。

例えば農業改革。これは党内で大変でしたが、それも最後は二階さんのところに頼みに行こうと思っていましたが、実際頼みに行くとその場で収まりました。

二階 うん。それは褒めすぎだけど。問題があって、ふつふつと火を噴くようなことがあってはならないわけです。私は官房長官の立場を十分考えて行動しています。また、私の立場も考えて対応してくださいます。これはお互いの信頼関係ですね。

――自分をどういう政治家だと思っていますか?

菅 自分のことはあまりわからないですね。ただ、幹事長のそばにいる時にはなんとなく温かくて、何頼んでもいいんだという包容力を感じます。

(この間、二階氏、うつむきながらコーヒーをかき混ぜている)

私自身そういう政治家になりたいと思っています。それから地方議員をお互い経験していますから共感することも多い。

――お二人には座右の銘はありますか?

二階 その時その時を誠実に生きていくということであって、これが信条だと振りかざすほどのものはありません。

菅 私は「意志あれば道あり」という言葉です。高校まで秋田にいて、家出同然で東京に出てきて、いろんな経験をして、いろんな人にお世話になった。

政治をやりたいと思ったのは26歳くらいの時です。だけど誰も知っている人はいない。紆余曲折あって、横浜の市会議員になり、今に至っています。やっぱり自分はこれをやりたい、っていうことに近づいていったのがよかったと思います。

――政治家を志した理由を教えて下さい。

菅 きれいごとを言いますと、田舎から出てきて働き始めた時に、初めて世の中の厳しさを知りました。自分に何が向いているかと探して行く中で、政治だと思った。一生一回しかないんだし、好きなことをやるべきじゃないかなと思いました。

二階 いつから本腰を入れたかというのは定かではありませんが、代議士の秘書になる時には、誰かに告げたわけではないが、政治家になると腹の中では決めていた。

だからその道に入ったのであって、一度決意したことはどんな困難があっても貫いていこうということです。

5079名無しさん:2020/09/26(土) 23:57:48
>>5078

下積み時代に学んだこと
――尊敬するリーダーは?

二階 誰を目指しているとか、誰を敬愛しているということはない。

――原点は政治の師である遠藤三郎・元建設相ですよね?

二階 私にとって一番身近な人として10年政治の道で師匠として決めてお仕えしたわけですからね。今振り返ってみて、その道は大変幸せなコースだと思っています。

――菅さんは国対族として知られた小此木彦三郎さんの秘書をしていた。

菅 私はそこで11年間秘書をやって、箸の上げ下ろしとか、人との付き合い方とかを教わりました。非常に厳しかったですが、そこで色々経験させてもらったと思います。

私は2年ほど、朝は必ず小此木先生の自宅に呼ばれて朝食を一緒にいただいていました。秘書で朝食を一緒にいただくというのは私だけでした。

二階 (深く頷きながら)仕えている先生とどう近づくか、どれだけ近くに存在するかということが秘書として一番大事なことです。食事を共にしていたというのは大変恵まれていると思いますね。

――二階さんも遠藤さんの会合にはほとんど同席していたとか。

二階 ええ、毎回なんでも一緒に行くわけです。僕らの修業の道は厳しかったけど、幸せだったと思います。

――政治家にとって一番の要件はなんですか。

菅 私が心がけていることは、約束していることはどんなことがあっても守るということです。

二階 うん。

菅 これを私は貫いてきていますし、守ってくれた人のことを信頼します。政治って派閥のしがらみとかいろんな状況がありますが、政治家として一旦口に出して約束したことはどんなことがあっても守るということが大事だと思います。

二階 やっぱり信頼関係に尽きますね。だから、官房長官との間だったら立場がどうあろうと私も信頼するし、長官も信頼してくれる。この関係によって何事も解決できる。これは幸いなことだと思います。誰とでもそうなれるわけではないんです。

菅 本当にそうなんです。

5080名無しさん:2020/09/26(土) 23:58:43
>>5079

辞めろと言われない限り
二階 先ほど、たまたま二人とも議員の秘書を経験しているという話が出ましたが、秘書にとって約束を守るというのは当たり前のことだし、そうしたことに対してかなり厳しいはずですよ。

――政治家は政策力や表現力がいくらあっても、信頼がないとダメですね。

二階 前に進まないわね。

――お二人の信頼関係には確固たるものがある。

菅 私は本当に何かあったら(二階さんのところに)顔出しにいけばいいやと思ってますから(笑)。

――お二人は昔風に言うと「党人派」です。

二階 そういう意味では党人派のほうが、人を裏切ることに対して厳しいんじゃないですかね。

菅 お互いに地方議員で一つ一つ選挙を重ねてきた。それと議会を経験してきた。議会というのは、それはそれで結構大変なんですよ。

そこで色々なしがらみとか人間模様を見るわけですよね。ですから、そういう中で、自分で党人派を体験しながら人間ができていく。

――お二人は大変な軍師であるという特徴があります。安倍総理を豊臣秀吉にたとえると二階さんは竹中半兵衛、菅さんは黒田官兵衛といつも私は位置付けているのですが。

二階 その評価はご自由ですが、我々は一度もそういうことを考えたことはない。今の総理だってなかなかの軍師ですよ。(こう言いながら菅氏をじっと見つめる)

平凡で真面目なだけだと務まりませんよ。相当な軍師だと思ってかからないとダメです。だから、私は辞めろと言われない限り一生懸命お仕えします。

――二人の実力派軍師がいて、それに支えられているほうも軍師だとしたら相当強いですね。

二階 そら、申し訳ないけど他ではちょっと及ばないですよね。

菅 やはり政権というのはものすごい重圧があるんですよね。その重圧に耐える、あるいはその重圧をうまくかわしながら前に進んでいくというのはいろんな人が周りにいてこそだと思いますよね。

そういう意味では総理は、党のことは幹事長にお委ねしている。節目節目に総理と幹事長が会談されますけど、それは、中身の話はなんとなく会っただけでわかる、ということだと思いますよ。

二階 野球でも、ピッチャーとキャッチャーのバッテリー間で、試合中でも確認する場面ってあるでしょ。あれと同じようなことが必要なんですよ、我々の世界でも。そういう意味ではたまにちょっと会う。たくさんの時間はいらないんです。

――私は、安倍総理は二階さんに相当気を遣っているなと思います。

二階 (苦笑して)いや、そんなことはないですよ。

――例えば、総理は電話に出られなかった時、「二階俊博」という着信履歴があれば真っ先にかけると聞いています。

二階 滅多にしないですけど、私が電話するときは大事なときなんです。だからリターンがあっても当然だと思います。大変ありがたいことだと思いますが。我々の間に信頼関係がなくなったら政権は三日ともたないですよ。

――菅さんは、官邸では総理との打ち合わせは一日に何回もやられているのですか?

菅 1回以上はしています。時間は1〜2分ですが、必要なことについて確認しています。そうしないとなかなかうまく回らないと思いますよ。

――言い争うことは(笑)?

菅 それはないです。

――ベクトルは同じですか?

菅 そこはほとんど変わらないですね。

――でも、確認しないといけないことがある。

菅 それは当然だと思いますよ。私が総理のご判断を仰ぐとき、こういう感じでいかがですか、と方向性を出して確認をいただく。総理に細かいこと一つ一つご判断いただくと結構大変なので、「こんな感じでどうでしょうか?」と。

――安倍総理はどういう政治家ですか。

菅 やはり、よく気配りをされる方ですよ。それに懐が深い。私は安倍晋三という政治家が強硬一辺倒だという姿は見たことがないですね。非常に柔軟です。全体を見ながら進めています。

二階 非常に柔軟だし、人の意見を聞くという姿勢を持っておられる。その点は立派なもんですよ。我々が見習わないといけない。私は、今は理想の総理に恵まれたので、大事にしてこの総理を守っていくことが重要だと思いますね。

――3年という任期が限られる中、政権の求心力を維持していくのは大変だと思います。特に政治姿勢をめぐって国民からの信頼度が一時より落ちている。安倍総理は3選を果たしたものの、どう乗り越えていきますか?

菅 総理は次の総裁選に出ないと明言されていますので、やはりなすべきことを一つ一つやっていくということだと思います。

安倍政権の特徴は何をやるかということを明確に掲げていることです。例えば、経済の再生、外交と安全保障の再生、それから全世代型の社会保障を実現する。

5081名無しさん:2020/09/27(日) 00:03:33
>>5080

安倍4選はあるのか?
――長期政権となり、国民の飽きも出ています。

菅 奇抜なことはやるべきではないと思います。

二階 国民の皆さんがびっくりするようなことはするべきではない。安定ですよ。安定が一番大事。そういう意味では今の総理は菅官房長官のように、周りの人に恵まれて安定しているので、我々は信頼して支持しているということです。

――来年は地方統一選や改元などいろいろな政治日程が控えています。中でも参院選が最大の関門だと思います。

二階 我々が党内の同志の議員にしっかりお願いしないといけないことは、国全体の大きなことを考える以前に自分の選挙だけは自分で勝ち抜いてきてくださいということです。これは心からお願いしたいと思います。

ご自身の選挙は周りがいくら騒いだって本人がやる以上に十分なことはできません。本人がしっかりして、獅子奮迅の戦いを展開する。その姿を国民の皆さんが見ていて、この政権はしっかりしているとか、ちょっと緩んでいるなと判断されるわけですから。

皆さんそんなに詳しいことを知っておられるわけではない。その雰囲気を見て判断するわけですから、その判断で脱落することがないようにしないといけない。

――'13年の選挙は勝ちすぎているので、今回はかなり厳しいのでは。

菅 厳しいと言われますけど、衆議院選挙は政権交代時も含めて3回、参議院選挙2回、その間に統一地方選挙もありました。これだけ勝ち続けた政権は他にないんです。

だけど、私は選挙って常に厳しいと思っているんです。幹事長が言われましたように、まず自分でやるべきことをやる。

――風頼みじゃなくて。

二階 もちろんですよ。風なんて台風になるかもしれない。風を頼ってたら自分がやられちゃいます。(語気を強めて)選挙で風に頼るなんていうのは無責任ですよ。

――「モリカケ」のような問題が起き、政権の信頼度が落ちると、支持率はそうは上向かない。政策などでカバーするといっても限界があります。

二階 やはり国民の皆さんが一番嫌がることはスキャンダルです。ですから、そうしたことの疑念を国民に与えていないか、政府だけでなく与党も考えていかないといけない。

丁寧な説明と同時にそういうことは二度とやらないという強い決意を内外に示していくことが大事だと思います。

――さっそく新しい閣僚のスキャンダルが週刊誌などで報じられています。

菅 説明責任をしっかり果たすことに尽きます。

――ポスト安倍について。3年後にもう一度安倍さんが続けてやる可能性はありますか?

菅 いやー……総理は終わりだと言ってますね。

(こう言って二階氏の目を見る)

二階 それは、政治だからわかりませんね。

――しかし、総裁任期の切れる2021年を前に解散総選挙をして勝ったら、総裁任期延長論が出てくるのでは?

二階 そら、出てきますよ。出てきます。

菅 (動じずに)解散権は総理の専権事項ですから。

5082名無しさん:2020/09/27(日) 00:06:30
>>5081

菅総理もあり
――自民党内で総理を目指す人には何が必要だと思いますか?

菅 何をやるかを明確に打ち出すことが一番大事だと思います。総理のこの6年は座標軸を明確に示してその方向に向かって進めてきましたよね。

アベノミクスで経済をまずよくする。ですから自民党として、その政権として何をやるのか、それを明確に掲げることが大事じゃないですかね。

――それはポスト安倍についても言えそうですね。

二階 出ようという人は、それなりの考えを持ってるでしょうから、しっかり努力されることが大事です。持っていなければ出て来るべきじゃないです。(こう言って菅氏の顔を見る)

――ポスト安倍にふさわしい候補はいますか?

菅 自民党というのはその時になるといろんな人出てくるんじゃないですか。まだ3年先の話です。

二階 安倍さんがしっかりやってくれていますから、この線で進めて行くことが今の日本としては大事なことだと思います。

――ポスト安倍の世論調査をやると菅さんの名前がよく出てくる。私は有力候補だと思います。

二階 いいんじゃないですか。(語気を強めて)いいと思います。

菅 (遮るように)私はまったくないですよ。安倍政権をしっかり支えます。総理というのは大変なことですから、重圧に耐えられる人でないと。私はないです。

二階 今はないと言っておいたほうがいい(笑)。今からあると言っていたら混乱が生じる。

――ところで、麻生さんとお二人の関係はどうですか? 時々、政権の構図が菅+二階vs.麻生になっているように見受けられることがあります。

菅 ハハハハハ(苦笑)。

二階 そんなこともないですけど(笑)、総理経験者ですからね。

菅 確かに総理を経験された重みを感じます。

――一昨年の参院選は衆参ダブル選挙を主張した麻生さんをお二人が退けた。

菅 私は幹事長と政局観がほとんど一緒なんですよね。だから幹事長とは何も相談する必要がないんですよ。

――二階さんや菅さんのようなタイプは今後出てきそうにありません。私は政界の絶滅危惧種だと言っています(笑)。

二階 いや、それはね(苦笑)、もうちょっと勉強して語彙を深めてもらいたい。なんで私が絶滅危惧種なんだ。私は絶滅なんかしませんから。

篠原文也(しのはら・ふみや)
47年、大分県生まれ。早大政治経済学部卒業後、日本経済新聞社政治部次長、テレビ東京解説委員などを歴任。玉川大学客員教授。文科省主権者教育推進会議座長、政府IR推進会議委員なども務める。「篠原文也の直撃!ニッポン塾」主宰・塾長
「週刊現代」2018年11月10日号よ

5083名無しさん:2020/09/27(日) 00:14:56
https://www.asahi.com/articles/ASN877WWJN87UTFK023.html
菅官房長官、ポスト安倍めぐり石破氏に異例の言及
安倍龍太郎
2020年8月8日 0時18分

 菅義偉官房長官は7日夜、インターネット番組に出演し、「ポスト安倍」に意欲を示している石破茂元幹事長について、「そういう評価はされているのではないか」と述べ、次の総裁候補の一人だとの認識を示した。菅氏が特定の議員の名を挙げ、ポスト安倍に言及するのは異例。

 ジャーナリストの櫻井よしこ氏との対談番組で語った。菅氏は、櫻井氏からポスト安倍候補として、石破氏や岸田文雄政調会長、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相、茂木敏充外相らについての評価を問われた。

 菅氏は「私の立場で個別のことを発言するのは控える」「みなさん、その可能性がある人だと思っている」などと応じた。ただ、石破氏については「(野党時代に)安倍総裁、石破幹事長、菅幹事長代行で仕事をしたことがある」と述べたうえで、「そういう評価はされているのではないか」と言及した。一方、自身の意欲については「考えていない」と否定した。

 また櫻井氏が、菅氏を含めた閣僚らが「アベノマスク」と揶揄(やゆ)されている政府配布の布マスクを着用していないこと指摘すると、「私、布マスクって使っていないんです。暑そうで」と説明。櫻井氏から布マスクも使って欲しいと促されると、「はい」と述べた。(安倍龍太郎)

5084名無しさん:2020/09/27(日) 00:32:45
https://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=NS466857
9月の内閣改造、菅幹事長があるかが焦点
ポスト安倍、菅氏が急浮上、岸田、加藤、茂木の処遇にも注目
2019/8/22 14:33エルネオス (ビジネス情報月刊誌)(News Socra)
Reuters

 参院選後に行われる内閣改造・自民党役員人事を巡って永田町スズメの間で「内示」が飛び交っている。当たるも八卦当たらぬも八卦だが、それなりに理屈がついているから皆気にかかるようだ。 まず人事の時期は、首相周辺では9月上旬説が取りざたされている。臨時国会の召集時期や安倍晋三首相の外遊日程を考慮したものらしい。 安倍首相を支える「トライアングル」といわれる菅義偉官房長官、麻生太郎副総理兼財務相、二階俊…

5085名無しさん:2020/09/27(日) 00:41:57
https://taishu.jp/articles/-/40507
石破外相&菅幹事長誕生か!?内閣改造「椅子取りゲーム」行方
2014.05.26 07:00 公開

「今国会の後半は"集団的自衛権をめぐる論戦が中心"とマスコミは報じているが、野党の反対は安倍さんの人気で押し切れる。そんなことより……」と、自民党幹部が声を潜めて話すのが、内閣改造・党人事だ。

「安倍内閣が、長期政権になることは間違いない」(民放局デスク)

それだけに、どんな人事となるかが注目されているのだ。

自民党番記者が言う。
「秋の臨時国会前にある人事の焦点は、石破茂幹事長の処遇。石破氏は確かに"ポスト安倍"の最有力候補だけど、幹事長留任となるか……微妙なところです」

石破氏は防衛のプロを自任。
ただ、政権の"忠犬"ではなく、歴史認識も集団的自衛権も、安倍首相とは正反対の思想。
つまりは、「先の大戦は軍事的に誤り。指導者と一緒に国民が総懺悔(ざんげ)するのはおかしい」
「首相が、A級戦犯が合祀(ごうし)される靖国神社に参拝すべきではない」と考えていて、各メディアで持論を展開してきた。

だが、先般、石破サンはコロッと変節。
圧倒的人気の安倍氏に盾突いては干されるから、"右ならえ"で、「総理大臣がコロコロ変わる無責任な政治はやるべきでない」「与党幹事長として、全力で政府を支える」と公言。
熟柿の落ちるのを待つように、ポスト安倍を狙ってきたが、ここで残念なお知らせが……。

「安倍首相は、石破が本心ではないとお見通しです。幹事長は、選挙の責任者。来年の地方選、再来年の衆参W選は、ヘナチョコな野党のおかげでおそらく自民は大勝。それが石破氏の手柄になるのは腹が立つでしょう」(全国紙デスク)

そこで幹事長交代説が噴出。後釜はまさかのあの人。
「菅義偉官房長官です。安倍さんは絶大な信頼を置いていて、論功行賞的に、選挙大勝という手柄を授けたい。将来的には、副総理の椅子まで用意しているとか」(前同)

一方、石破氏の処遇は?
「"異動"を希望している茂木敏充経産大臣と、外務大臣の椅子を取り合う形になる。ただ、外務大臣は、重要ポストには違いないが、全然いい話ではない。というのも、安倍首相は"外交は俺がやる"と外遊を重ねて成果を上げており、担当大臣の出る幕はゼロなんですから」(官邸筋)

座敷牢か、ヒラ社員か!?

5086名無しさん:2020/09/27(日) 00:47:12
https://www.jiji.com/sp/v4?id=201904tnc150001
【点描・永田町】「令和おじさん」が急浮上の理由

政治ジャーナリスト・泉 宏
 新元号「令和」を発表した菅義偉官房長官がポスト安倍の有力候補に急浮上して、政界の注目を浴びている。30年前に「平成」の額を掲げて「平成おじさん」と呼ばれた小渕恵三官房長官(故人)が、その後、首相の座を射止めたことから「次の首相は菅氏か」との観測が広がったからだ。

 当の菅氏は「(首相になることは)全く考えていない」と苦笑交じりで否定するが、二階俊博幹事長が「(首相に)十分耐え得る人材」と評価したことなどが「菅後継説」を後押ししている。

 ここにきて自民党内では安倍晋三首相の「総裁4選論」も取り沙汰されるなど、「ポスト安倍」が不透明感を増すばかりだが、その背景には「首相候補の人材不足」(自民幹部)があるのは間違いない。

 その一方で、あえて菅氏を持ち上げた二階氏の発言や党内実力者たちの反応には、2019年夏の参院選後に想定される党役員・内閣改造人事をにらんだ駆け引きがあるとの見方も少なくない。

 菅氏は4月1日正午前の記者会見で「新元号は令和であります」と発表したが、続いて正午過ぎに首相が会見して新元号の典拠(出典)などを説明したことで、表向きには「安倍改元」が演出された。

 しかし、翌2日の新聞各紙1面の写真はほとんどが「令和」の額を掲げる菅氏の姿だったため、インターネットでも「令和おじさん」が一気に拡散した。

 もともと、政界には「首相に何かあった場合は菅氏が後継者」との見方もあり、ポスト安倍を狙う石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長が決め手や迫力に欠けていることもあって、二階氏の発言をきっかけにメディアが一斉に「菅氏がポスト安倍に浮上」と報じたのだ。

背景に“石破つぶし”の思惑も
 菅氏は秋田県のイチゴ農家出身の70歳。高校卒業後集団就職で上京し、苦学して法政大学を卒業した後、政治に目覚め、自民党有力議員の秘書を経て横浜市議となり、1996年衆院選で神奈川2区から初当選して現在8期目。

 当初は小渕派(現竹下派)に入ったが、その後は堀内派(現岸田派)に移り、現在は無派閥だ。ただ、政治家としての実力と面倒見の良さで、若手を中心とした無派閥組を束ねる「菅グループ」は、大派閥に迫る30〜40人規模に拡大している。

 新元号発表と併せて菅後継説が浮上するきっかけとなったのは、4月7日投開票の統一地方選前半戦での菅氏の“戦績”だ。唯一の与野党対決となった北海道知事選では、菅氏が擁立を主導した鈴木直道前夕張市長(与党推薦)が圧勝した。

 その一方で、最大の焦点だった大阪ダブル選を陣頭指揮した二階氏は、地域政党「大阪維新の会」の完勝を許し、麻生太郎副総理兼財務相が新人の擁立をごり押しした福岡県知事選も、現職が大勝するなど、菅氏との落差が際立った。

 さらに、麻生派の塚田一郎・前国土交通副大臣の「忖度(そんたく)」発言と、二階派の桜田義孝前五輪担当相の「復興より議員」発言で連続した辞任騒動でも、「事実上の更迭を主導したのは菅氏」(官邸筋)とされる。

 このため、麻生、二階両氏とのあつれきも目立つ一方で、党内での菅氏の存在感も一段と拡大している。

 こうした党内力学の変化に伴い、参院選後の党・内閣人事での菅幹事長説も浮上するなど、菅氏の去就が注目され、相対的にポスト安倍の一番手とされてきた石破氏の存在がかすみ始めているのが実態だ。

 首相や麻生、二階両氏も「石破氏を首相にしたくない、との考えでは一致している」(麻生派幹部)とされるだけに、今回の菅後継説浮上の背景には、「ポスト安倍レースでの“石破つぶし”の思惑がある」(閣僚経験者)とみる向きも少なくない。

(時事通信社「地方行政」2019年4月22日号より)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63554000X00C20A9PP8000/
二階幹事長、在任最長に 菅氏「頼りになる」
2020/9/8付日本経済新聞 朝刊
自民党の二階俊博幹事長の通算在任日数が8日、1498日となり歴代単独1位になる。佐藤栄作首相の在任中に2度幹事長を務めた田中角栄…

5087名無しさん:2020/09/27(日) 00:55:46
https://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140307/plt1403071727002-n1.htm
内閣改造に潜む自民党内の対立 菅、石破氏を抑えた内閣で首相の悲願達成か
2014.03.08

★鈴木哲夫の核心リポート

 安倍晋三首相が通常国会の会期末(6月22日)後に内閣改造を行う、という見方が広まっている。人心一新を図るとともに、安倍首相の持論である憲法改正などに向けた体制整備という色合いも帯びるが、人事は一歩間違えば不必要な恨みを買いかねない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が、政府・自民党内のうごめきに迫った。

 ◇

 全国紙が2月末、通常国会閉会後の内閣改造の可能性を報じた。この核心リポートでは1月に報告したが、安倍首相周辺は昨年末から内閣改造に言及し始めていた。

 「安倍首相は自身の任期(自民党総裁任期は来年9月まで)を考えて、悲願である集団的自衛権の行使容認や憲法改正に着手する。そのため、論功行賞的な人などは排除し、(信頼する同志による)純化路線に移るだろう」(首相と懇意の民間シンクタンク代表)

 いまは高い支持率も、どうなるか分からない。「2014年に政治家としての『一丁目一番地』に着手するのは当然」(首相周辺)といえる。

 まず注目されるのは、外相と防衛相だ。

 最近、岸田文雄外相が派閥領袖を務め、小野寺五典防衛相も所属する宏池会でこんな一幕があった。OBの古賀誠元幹事長が「(安倍首相の保守路線に)きっちりモノを言うことが大事じゃないのか!」と、ハッパをかけたというのだ。

 宏池会はリベラル色が強く、安倍路線とは一線を画す。

 安倍首相が作成経緯の検証を認めた慰安婦をめぐる「河野洋平官房長官談話」について、岸田氏は「見直すつもりはない」と発言した。

 首相側近は「リベラル色を出されては足並みがそろわなくなる。後ろに古賀氏がいるのも気になる。岸田氏は交代だろう。首相は小野寺氏を信頼しているが、もっと積極的な陣容にするのではないか」と分析する。

 内閣改造に絡む、最も複雑な事情は、菅義偉官房長官と石破茂幹事長の処遇といえる。

 菅氏は内閣の要であり、安倍政権のガバナンスを一手に引き受けている。だが、安倍首相と付き合いの長い面々は最近、「安倍首相と菅氏の溝」を口にしている。

 「菅氏は『いま(靖国神社に)行くタイミングではない』とか『経済最優先で』などと、安倍首相に諫言したようだ。首相の思いを理解していないんじゃないか」(首相に近い自民党中堅)

 菅氏への嫉妬と見ることもできるが、こうした「溝」の存在は、自民党内で一人歩きを始める。そこで、浮上するのが菅幹事長説である。

 「菅氏を自民党幹事長にする。幹事長なら来年の統一地方選挙に追われて、政府にはタッチできなくなるだろう」(同)

 「ポスト安倍」を狙うという石破幹事長はどうなるのか。

 「石破氏には入閣を要請し、閣内に封じ込めたいが、石破氏が軍門に下るかどうか…。官房長官は、甘利明経済財政担当相じゃないか」(同)

 あくまで、安倍首相に近い中堅議員の個人的意見だが、菅、石破両氏を抑えた内閣で、首相の悲願が達成できるのか。

 菅氏に近い中堅議員は「菅氏が幹事長になれば、どんどん政権に政策的注文をつける。石破氏も無役になれば、来年9月の総裁選に向けて反主流派として準備する。首相周辺が吹聴する内閣改造案は、党内亀裂を生む危険な発想だ」と語る。

 安倍首相の難しい「人事手腕」が問われることになりそうだ。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「最後の小沢一郎」(オークラ出版)、「政治報道のカラクリ」(イースト&プレス)など多数。

5088名無しさん:2020/09/27(日) 01:31:43
https://dot.asahi.com/aera/2018042100009.html
安倍退陣後は岸田禅譲内閣へ「二階副総裁、菅幹事長の人事手形も」
村上新太郎2018.4.21 12:10AERA#安倍政権

「先生の発する言葉は心の奥にまで響くすごみがありました。今に続く自公政権の礎を築いてくださった」

 4月14日、京都市内で開かれた野中広務元幹事長(享年92)の「お別れの会」で安倍晋三首相は、政治信条では対極に位置した故人をしのんだ。参列した村上誠一郎元行革相は涙を浮かべて筆者に語った。

「安倍さんは野中先生の気持ちを理解しているように思えません。本当に心の奥まで響いたのか。最近の政治家の言葉には相手を思いやる気持ちや惻隠の情が全く感じられない。安倍さんや麻生(太郎財務相)さんは自分の責任を放棄して公務員の責任にして逃げている。最高責任者としてあるまじき行為だ。一日も早く即刻退陣すべきだ!」

 自民党が4月上旬に実施した次期総選挙の独自調査では、政権への逆風にもかかわらず、「自民12議席減」にとどまる結果が出た。安倍・麻生両ツートップも、「辞める気はなく、意欲に衰えはない。最大派閥の細田派、第2派閥の麻生派が結束し、安倍3選の方針に変わりはない」(官邸幹部)という。

 政権中枢も今後の政権運営について、巷間伝わっている「解散・総選挙」や「内閣改造」で野党にブラフ(脅し)をかけるべく、「(政権寄りの)メディアに情報をリークした」と打ち明ける。そのうえで、・14年ぶりの日朝首脳会談を実現・省庁再々編で財務省の組織改編・消費増税の3度目の延期アナウンスを前倒し・天皇退位に絡む新元号発表など皇室の政治利用・来年のラグビーW杯の日本開催による国威発揚──これらの政治スケジュールで、「安倍首相が悲願とする憲法改正を描いていた」(同)と語る。

 官邸関係者も「得意の外交が最大の焦点になる。だが、セクハラ財務事務次官は、昨年離党を余儀なくされた『ハゲー・パワハラ発言』の豊田真由子前衆院議員ぐらい、創価学会婦人部など女性への印象が極めて悪い。外交得点が挙げられず、永田町用語で『岩盤』と言われる『支持率30%』を割ると、安倍3選は確実にない」と見る。

 この関係者によると、安倍首相自ら「乾坤一擲」と期待値の高い肝心の拉致問題解決を含めた水面下の日朝交渉では、「さまざまなルートを通じても、依然いい回答は返ってきていない状況」という。

「つまり、改憲できない=内閣総辞職に追い込まれる」と解説する自民党重鎮によれば、「ポスト安倍」の党の幹部人事について、「改憲を主導してきた高村正彦副総裁を二階俊博幹事長へ交代。後任幹事長に菅義偉官房長官を充てる。官房長官には総裁選のカギを握る竹下派の加藤勝信厚生労働相を充てて恩義を売り、麻生氏は相次ぐ財務省の不祥事により辞任必至でしばらく蟄居するが、事実上のキングメーカーになる。既に岸田文雄政調会長への禅譲を最優先に人事手形が打たれた。場合によっては、石破茂元幹事長でもいい。皆、ポストと利権が欲しいだけだ」と明かす。

 憲法9条改正に長年反対し、学生団体「SEALDs(シールズ)」などとともに官邸や国会周辺でデモに参加し続けている都内の教員、野本直見さん(64)は、「とっくに安倍政権は真っ黒とわかっている」と語気を強める。続けて、「国民をないがしろにして、党利党略と保身だけで権力を持つ政治家を破壊したい。そのためには、私たち国民も、ちゃんと声を上げるべきだと思います。この国の政治レベルは(主権者レベルも)低すぎますね。もう少し誇りの持てる国に住みたいものです」。

 前に触れた野中氏のお別れの会では、「戦前の大政翼賛会のようにならないでください!」という、野中氏を全国区に押し上げた沖縄米軍基地使用を継続する法案可決に先立ち発言した97年4月の衆院本会議演説がビデオ映像で流された。「まさに今の自民党の状況を予言しておられた」(村上氏)。野中氏は生前、政治資金集めのパーティーを一度も開かなかった稀有な存在だったが、もうこの世にいない。

 国民に蔓延する白けた政治不信。劣化する議員。正義を錦の御旗に、批判に終始する危機感のないメディアの端くれとして、政治家のうそ偽りのない「言葉」に真剣に耳を傾けたい。

(ジャーナリスト・村上新太郎)

※AERA2018年4月30日-5月7日号より抜粋

5089名無しさん:2020/09/27(日) 01:41:57
https://dot.asahi.com/wa/2017020800034.html
二階幹事長×菅官房長官対談「小池さんはわれわれと反対のことをすると思ってちょうどいい」
2017.2.10 11:30週刊朝日#安倍政権#小池百合子

 不仲説も取りざたされる、安倍政権を支える二枚看板、二階俊博自民党幹事長と菅義偉官房長官が本誌で初対談した。劇場人気が衰えぬ小池百合子都知事、ポスト安倍、そして衆院の解散戦略……。作家の大下英治氏が切り込んだ。

*  *  *
大下:国内では相変わらず、小池劇場が続いてます。

二階:(小池さんに)「どのようなお考えですか」と聞いて差し上げることも大事なことですが、われわれは都政まで本当は手が回らない。東京都のことは都の人でやってもらわないと。都連だからといって、国政の中に紛れ込んで、一緒になって考えろって言ったって無理です。小池さんがこちらと協調してやっていくと言うなら、われわれも意見を言います。ほとんどがこちらの言うことの逆になっていくでしょう(笑)。小池さんだけでなく、メディアの流れも自民党、都連が悪役というか、まあ、これは本能というか、それぞれだからしょうがない。そういう人たちが集まっている世界なんだから。だから、われわれの思う方向の逆にくると思っていたほうがちょうどいい。

大下:小池さんが新党を作ったら影響はあるのでは。

二階:影響がないとは言っていない。

大下:都政に対する注目度は高いが?

二階:それはマスコミのおかげです。

菅:私も全く同じ認識です。みんながあおっているのではないか。

大下:千代田区長選は菅官房長官も応援に入られた。

菅:自民党都連が推薦してますから。応援に行っただけでおもしろおかしく書かれる。解散もそうだが、わーと書かれる、大変ですよ。

大下:都議会では公明党が自民党と手を切りましたが。

菅:公明党は東京都の選挙を一番大事にしてますから。小池さんの公明党への対応がうまかった。

5090名無しさん:2020/09/27(日) 01:42:18
>>5089

二階:公明党との間には長い長い歴史がある。そんな一つや二つのことで、ゴタゴタするような間柄じゃないです。だから、公明党と自民党との間が政策面でぎくしゃくするだろうと思って楽しみに待っている人がいるなら大間違い。それは政局勘がずれている。これはあんまり表に出してませんが、週1回、自公幹事長、国対委員長交えて、用があってもなくても、必ず1時間、話し合いをすることにしてるんですよ。よっぽどのことがあれば、私も官房長官に連絡するなり、場合によっては総理に連絡するなりということをしておかなくてはならない立場ですけどね。そんなことを一回もしたことないです。

菅:そうですね。

二階:それほど、自公は信頼関係はがっちりいってます。だから、安倍政権は強いのです。

大下:今、文部科学省の天下り問題が議論されている。官房長官は天下り問題に取り組まれてきたが。

菅:再就職等監視委員会を作りました。今回の問題はそこが見つけましたが、ひどすぎる。ずっと旧態依然の状態が続いていると思っている。今、調査しているのですが、断じて許すことはできないということで、ここは徹底して、文科省に第三者を入れて調べてます。総理がすぐに山本幸三国家公務員制度担当相に全省庁に対して徹底的に調べろと指示しましたから、徹底して対応したい。

大下:お二人とも、安倍総理を党と官邸から支えているわけですけれど、次期総裁選では当然、安倍総理を支える意味合いととらえていいか。

二階:まあ、一番わかりやすく言えば安倍総理の後は安倍総理だと言っているんです。これが一番。これよりわかりやすい言葉はないでしょう。なぜ、そうかということになるとね、やっぱり、政治は信頼ですよ。安倍総理ならばやってくれるだろうと。安倍総理なら、われわれ、ついていったって、途中で路線が変わったり、責任逃れをなさったり、そういうことは絶対ないとわかりますから。

大下:総理は1期目で学んだ面があるんでしょうね。

菅:学んだと思います。前回は急ぎすぎた、気負っていた。「これをやろう」「あれをやろう」と。今回はやるべきことを全体を見渡して行い、全体の様子、国民の声を自分で感じ取りながら進めていってますよね。1回目の失敗した経験が大きかったと思います。後は、健康に自信を持てるということですね。

二階:健康であることが全てです。今は自信満々。健康に自信がなかったら、あんなに外遊できませんよ。

菅:昔はビール一杯全然飲めなかったのに。今はビールからワインまで飲めるようになりましたから。

大下:長くやってるから、国際的にもリーダー格になってますよね。

二階 今、一番じゃないですか。

菅:例えば、国連総会に行った場合でも、安倍総理と会談したいという申し込みがものすごく多いんですね。かつてないぐらいのことです。

二階:うれしいことだよ。

菅:日本に来たいという国家首脳がものすごく多くなりました。アメリカの場合は、いわゆる日本の外交官は米議会の要職の方とはなかなか会えないんですね。他方、国会議員を送っていただければそういう米議会の要人とも会えますから、日米関係上も非常に効果的だと思います。

二階:その意味で公明党とも相談して議員交流を積極的にしようと考えています。誰が大統領になるか、ほとんど違っていたじゃないですか。ある意味で(外務省には)任せておけないという思いを持っている。外交は政府が一元的にやるのが当たり前だが、他の面で交流をしていくことが大事だと思っている。

5091名無しさん:2020/09/27(日) 01:43:12
>>5090

大下:次の総裁選で、石破茂元幹事長や岸田文雄外相が取りざたされているが、菅さん自身はどうでしょう。

菅:私は(出馬する気は)全くありません。

大下:私はそうは思っていないんですけど。

菅:私は安倍晋三という政治家と一緒にこの国をつくっていきたい。自分のことはよくわかってます。言いたいことを言って、一生懸命やってますから。

大下:誰かを担ぐ可能性は。

菅:さっき、幹事長が言われたとおり、安倍総理の後は安倍総理です。

大下:安倍総理の3期目の総裁任期切れとなる2021年9月以降のことですが。

二階:その時になれば、よく相談して、自民党や日本の国がぐらぐらしないように、ちゃんとしないといけないと思ってます。

大下:その後、石破、岸田とはいかないか。

二階:ご本人たちから直接何も聞いたことないから。

大下:では、本題を。次期衆院選の解散のタイミングはどうお考えですか?

二階:毎日、いろんなところ行って(マスコミから)解散にさらされてますが、私は今まで解散について失言したことはない。解散は総理のご一存で決める専権事項ですから、これを党や内閣が思いつきで言うことは控えねばならない。総理としては、全権を預かる身として、解散は命がけの仕事です。だから、相談を受けたら別ですけど、そうでなければ、ちょこちょこ意見を言うことは控えなくてはいけない。

大下:総理と解散について話し合ったことはない?

二階:総理と官房長官に全てを預けております。官房長官といろんな問題で打ち合わせをしてます。年明け解散とかいろいろ観測がされましたが、解散のことで意見を交換したり質問を投げかけたことは一回もございません。

菅:「幹事長がこんな話を言ってますが、どうですか?」と聞いてくるが、普段話していることと全く変わっていないことを、大げさに書かれたりするんですよ。

大下:幹事長は「官房長官に伝えれば、必ず総理に伝わるし、総理に伝えておけば、全部官房長官に伝わる」とおっしゃっていた。

二階:これが政権の強みです。ここにちょっと隙間があるとか、人によっては付け足す人もあったり、差し引きする人もいる。

菅:そういう人はいっぱいいますよね(笑)。

二階:官房長官はその点は全く信頼できるから。総理も信頼しておられる。それがなければ、本当、政治にならないですよね。

大下:総理に聞いたのですが、例えば10の案件を三つに絞って、ABCで「総理どう思われますか」と言う時に、単なるABCだけじゃなくて、菅さんは「B案がいいと思いますが、総理はどう思われますか」という形にするということをおっしゃったんで、すごいなと思ったんですけれど。

菅:今、ほとんど違いはないんです。総理の考え方はわかってますから。こういう感じでいかがですかということは必ず上げて、了解をもらってます。

二階:総理と官房長官の間に、ほとんど違いがないことが、今日の安倍政権、自民党政権の安定のもとなんですよ。ですから、われわれも安心していられます。

大下:官邸と党が時にぎくしゃくしたりということが普通ありますけど。

菅:幹事長に難しい問題をまとめていただいています。農業改革にしても、党内でいろんな意見が出てきますよね。私は幹事長が総務会長時代から、内緒でご相談させていただいて、まとめていただいたんです。軽減税率の問題も、これは表に出てませんが、全部、幹事長にご相談させていただきました。

大下:本当に今の自民党と官邸とのつながりの強さはすごいですね。

二階:官房長官も私も人前でそんな派手なことは言いませんけど、われわれは何かがあったら、お互いに責任を取る覚悟がある。

大下:天皇の退位問題について、政府は一代限りの特例法制定の方針のようだが、民進党などは皇室典範改正を主張しています。

菅:政府として陛下のお言葉を重く受け止め有識者の皆さまにお願いして、陛下のご公務の負担軽減を図るための方策について論点整理をしていただいた。国会では、皇室会議の議員でもある衆参両院の議長・副議長の下に検討の場が設けられ、議論が進められている。総理から議長・副議長に、この議論の参考にしてくださいとお願いし、私からご説明させていただいた。国会での議論をしっかりと受け止めて、政府として更に検討を進めていきたい。

二階:議論はこれからです。(構成 本誌・村上新太郎、上田耕司)

※週刊朝日  2017年2月17日号より抜粋

5092名無しさん:2020/09/27(日) 01:49:43
https://toyokeizai.net/articles/-/276423
「ポスト安倍に菅官房長官」説が急浮上したわけ
党内で増す「たたき上げ」政治家の存在感
泉 宏 : 政治ジャーナリスト
2019/04/13 5:40

新元号「令和」を発表した菅義偉官房長官がポスト安倍の有力候補に急浮上している。

30年前に「平成」の額を掲げて「平成おじさん」として人気者となった小渕官房長官がその後、首相の座を射止めた歴史もあり、今回も「菅氏が次の首相になるのでは」との観測が、政界だけでなく国民の間にも広がっている。

「菅後継説」の背景にはポスト安倍候補不足
当の菅氏は記者会見で「(首相になることは)まったく考えていない」と繰り返し否定しているが、自民党内ナンバー2の二階俊博幹事長が10日発売の月刊誌で「(総裁候補として)十分耐えうる人材」などと評価した。また、岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長も8日の民放テレビ番組で、同氏が後見役となる岸田文雄政調会長を差し置く形で、菅氏を次期首相の有力候補に挙げてみせた。

ここにきて、安倍晋三首相の「総裁4選論」と同時進行の形で「菅後継説」が浮上した背景に「ポスト安倍の人材不足」(自民幹部)があるのは否定できない。ただ、二階氏の発言も含めた党内の動きを、夏の参院選後に想定される党役員・内閣改造人事に向けた政権内部の権力闘争とみる向きも多い。今後も実力者による思惑絡みの発言が続きそうだ。

4月1日正午前、首相官邸で「新元号は令和であります」と緊張した表情で発表した菅氏だが、直後に安倍首相自身が会見して新元号の典拠(出典)などを説明したことで、内外には「安倍改元」の印象が広がった。しかし、翌2日の新聞各紙1面での新元号報道では、ほとんどが「令和」の額を掲げる菅氏の写真を掲載、インターネットなどでも一気に「令和おじさん」が拡散した。

永田町や霞が関ではもともと、「首相に何かあった場合は菅氏が後継者」との観測があった。ポスト安倍を狙う石破茂元幹事長や岸田氏が決め手や迫力に欠けているため、「安倍政治を継承するなら、安定感のある菅氏しかいない」(自民長老)との見方が広がっていたからだ。だからこそ、二階氏が新元号発表にタイミングを合わせるように「菅後継」の可能性に言及したことで、メディアは一斉に「菅氏がポスト安倍に急浮上」と報じたのだ。

菅氏と二階氏はいずれも政治家秘書、地方議員を経て中央政界の実力者にのし上がったいわゆる「たたき上げ」の政治家。ともに歴史に残る首相を祖父にもつエリート世襲政治家の安倍、麻生両氏とは対照的な苦労人で、波紋を呼ぶ発言を繰り返す二階氏と違い、政権の黒子役に徹する菅氏の態度は、党内でも派閥を超えた信望を集めている。

菅氏は秋田のイチゴ農家出身の70歳。高校卒業後、集団就職で上京し、苦学して法政大学を卒業した後に政治に目覚め、自民党有力議員の秘書や大臣秘書官を経て横浜市議となった。

1996年の衆院選で神奈川2区から初当選して現在8期目だ。初当選後は当時の小渕派に入ったが、政治の師と慕う同派の梶山静六氏(元幹事長、故人)の総裁選出馬に伴い同派を退会、その後、故加藤紘一氏や古賀氏との親しさから宏池会(現岸田派)に所属したが、再び総裁選を機に退会して無派閥となった。若手を中心とした無派閥組を束ねた「菅グループ」は、大派閥に迫る30〜40人規模にまで拡大しているとされる。

5093名無しさん:2020/09/27(日) 01:50:00
>>5092

きっかけは統一地方選での「戦績」
菅後継説が浮上したきっかけは、7日投開票の統一地方選での菅氏の戦績だった。唯一の与野党対決となった北海道知事選は与党推薦の鈴木直道前夕張市長が圧勝したが、地元県連の異論を封じて鈴木氏擁立を主導したのは菅氏だ。対照的に、麻生氏は地元の福岡県知事選で、強引に自民推薦を取り付けた新人候補が現職に惨敗、メンツ丸つぶれとなった。また、二階氏が3度も現地入りして陣頭指揮を執った大阪府知事・市長選も、地域政党「大阪維新の会」の圧勝に終わり、政権3本柱の明暗が際立った。

しかも、菅氏は福岡県知事選では水面下で現職を支援したとされ、大阪ダブル選では大阪維新代表の松井一郎前府知事との太いパイプもあって自民擁立候補の応援を控えたため、麻生、二階両氏を苛立たせた。さらに、麻生派の塚田一郎・前国土交通副大臣の「忖度(そんたく)」発言での辞任や、二階派の桜田義孝・前五輪担当相が10日の「復興より議員」発言で辞任した際も、「事実上の更迭劇を主導したのは菅氏」(官邸筋)とみられている。麻生、二階両氏とのあつれきも目立つ一方、党内での菅氏の存在感は増している。

大手メディアの最新の世論調査での「ポスト安倍」候補の人気度でも、菅氏への支持は急上昇している。国民的人気者の小泉進次郎氏や石破氏、岸田氏に肩を並べる勢いだ。とくに、30〜40代男性の支持の高さは、政権運営で菅氏が発揮してきた実務能力への評価によるものとみられている。その一方、党内で浮上している安倍首相の総裁4選論については各調査で反対が過半数を占めている。

こうした状況がポスト安倍の後継レースの不透明感にもつながり、首相が参院選後の夏から秋にかけて断行するとみられている党役員・内閣改造人事をめぐって、党内外で揣摩臆測が広がる原因ともなっている。とくに安倍首相が、麻生、菅、二階3氏に委ねてきた「政権の骨格」を参院選後も維持するのか、それとも「人心一新」して再出発するのかがポスト安倍も絡む最大の注目点となる。

麻生、二階氏は「もはや老害」
細野豪志・元環境相の二階派入りなど、旧民主党系議員の自派取り込みなどで党内にあつれきを引き起こしている二階氏が、ここにきて「総裁4選論」や「菅後継説」を打ち上げたのも、「俺を外すと大変だぞ、という幹事長続投への強烈なアピール」(自民長老)との見方が多い。

また、統一選前半戦の直後に1万円札などの紙幣の一新を決断、発表した麻生氏も「続投に意欲満々」(側近)とされる。これに対し、菅氏周辺からは「麻生、二階両氏はもはや老害。これからは菅氏が政権運営を主導すべきだ」(無派閥若手)との声も出ている。

もちろん、「人事は参院選の結果次第」(自民幹部)でもあり、衆参同日選の有無や10月からの消費税10%の可否も絡むため、まだ流動的要素が多い。しかし、党内では早くも骨格交代を前提にした「菅幹事長、岸田財務相、茂木敏充外相、加藤勝信官房長官」といった人事構想が流布されている。「二階氏の一連の発言や、菅氏をポスト安倍に推す動きも、一皮めくれば人事をめぐる権謀術数」(首相経験者)との見方が広がる由縁だ。

一躍、渦中の人となった菅氏は、今回の騒ぎにも「新元号発表に伴う一時的現象で、すぐに収まる」と苦笑しているとされる。ただ、安倍首相が当選同期の集まりで「次は岸田さん」と発言しているのに、岸田氏に派閥を引き継いだ古賀氏があえて「菅氏は総裁候補の1人」などと発言したことも含め、「菅後継説」は当分、永田町の話題の中心となりそうだ。

岸田氏周辺からも「古賀さんはもともと菅氏を評価していて、現在も親交が続いている。宏池会出身でもあり、念願の宏池会政権作りにはまず菅首相を、と考えている」(岸田派関係者)との声が漏れてくる。

一方、ポスト安倍を狙う石破氏陣営は警戒心を強めている。新元号決定で「きちんと説明すべきだ」と注文つけるなど、昨年の総裁選以降も反安倍の姿勢を一段と鮮明にしているのが石破氏だけに、「安倍政治の継承」を前提とした菅後継説を「石破つぶしの一環」(石破氏側近)と受け止めているからだ。確かに、安倍政権の中枢を担う有力議員の多くは「ポスト安倍が石破氏となることだけは阻止したい」(細田派幹部)のが本音とされる。

5094名無しさん:2020/09/27(日) 01:50:10
>>5093

5月の訪米は国際舞台での顔見世?
6年半近く、内閣の大番頭として政権の危機管理を一手に担う菅氏だが、大型連休明けの5月9日からの訪米を検討中だ。「拉致問題担当相としてアメリカ側と協議するのが目的」(政府筋)とされるが、沖縄基地問題も担当しているだけに、河野太郎外相や茂木経済産業相と並んで今後の日米交渉のキーパーソンとなる可能性もある。留守を預かる立場の官房長官の外遊は「極めて異例」(官邸筋)なだけに、政府部内でも「安倍首相も菅後継を意識して、国際舞台での顔見世を演出したいのでは」(有力閣僚)との声も出ている。

官房長官の在任期間では歴代1位の記録を更新中の菅氏は「酒も飲めず、仕事が最優先の真面目人間」(本人)とされる。自民党内に世襲議員が跋扈(ばっこ)する中、「コネも縁故もない」(自民若手)のに政界の中枢にのし上った菅氏の座右の銘は「意志あれば道あり」だ。官房長官就任時にはアメリカの国務長官だったコリン・パウエル氏の著書『リーダーを目指す人の心得』を熟読したとされるだけに、「党内から『日本のために』と請われれば、拒否するはずはない」(自民長老)との見方も広がる。

ただ、古稀を超える年齢と官邸記者会見での女性記者との感情的なバトル、さらには、各省庁の幹部人事をめぐる霞が関官僚との軋轢など「マイナス材料も少なくない」(麻生派幹部)のも事実。このため、永田町では「安倍首相が突然退陣した場合の暫定的後継はありうるが、自ら総裁選に打って出て勝負するタイプではない」(自民長老)との声も少なくない。

5095名無しさん:2020/09/27(日) 02:09:33
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020082100008.html
ポスト安倍は「麻生」か「菅」か/安倍vs二階の攻防激化
安倍内閣総辞職の可能性強まる。「佐藤栄作」越えの24日以降か
佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長
2020年08月21日
ポスト安倍|二階幹事長|体調不良|菅官房長官|麻生副総理

 日本政界は一転、風雲急を告げる雲行きとなってきた。

 私が得た情報によると、8月24日以降、安倍晋三内閣は総辞職する可能性が強くなった。後継自民党総裁の調整などでまだ波乱要因があるが、情報では安倍首相の精神的疲労が大きく、首相職を継続する意欲が相当減退しているという。

 8月24日は、安倍首相の連続在任日数が大叔父の佐藤栄作元首相の2798日を超えて歴代単独トップとなる日。この日以降、このトップ記録を花道に首相を退くことになりそうだ。

 逆に言えば、これほど長い期間首相を続けながら「レガシー」として語られるような功績を何一つ残すことができなかった。何とも皮肉な花道と言える。

安倍首相は「麻生内閣」、二階幹事長は「菅内閣」
 私が得たこの情報は最新のものであり、まず最重要の情報を真っ先に書いておこう。安倍首相は自身の後継者として麻生太郎副総理を推しているようだ。

 これに対して、二階俊博自民党幹事長と菅義偉官房長官が強い難色を示しているという。情報によれば、二階氏らは「世論に批判の強い麻生首相では選挙はボロ負けになる」として「菅首相」の意向を示しているそうだ。

 安倍内閣総辞職に向けてもう一つ重要な調整課題となっているのは、肝心の総辞職の理由だ。

 「体調不良」が理由ではあまりに「不名誉」と首相自身が考えているらしく、公職選挙法違反罪で起訴された河井克行前法相の任命責任を第一に考えているようだ。

 風雲急を告げる情勢となったのはここ19日と20日あたりで、安倍首相が慶應大学病院を受診した17日と翌日の18日までは、安倍首相自身の「体調不良」の問題を除いては自民党周辺では波風は立っていなかった。

5096名無しさん:2020/09/27(日) 02:09:44
>>5095

「首相吐血」の真偽
 安倍首相の体調問題と言えば、第1次政権を投げ出した原因とされる持病の潰瘍性大腸炎が指摘される。

 17日に5台の車列を組んで向かった慶應大学病院では7時間半ほど病院内に留まった。安倍首相の周辺が弁明した「追加検診」「通常の健康チェック」という言葉では説明がつかないほど長い滞在時間に、「持病が悪化したのではないか」などと様々な憶測を呼んだ。

 個人の健康というセンシティブな問題について、外部から論評することは一般に適切ではない。だが、国家の最高権力者の健康問題はこの国で暮らす多くの人々の暮らしに直結する重大問題だ。まして今はコロナ禍という国家的危機にある。国会も首相の記者会見も開かれず、首相の健康状態について首相官邸から明確な説明がない現状において、首相の健康を巡る情報を分析し、考察を加えることは許されるであろう。

 私はこの17日夜から18日未明にかけて、安倍首相の病院入りの真相について複数の情報を得た。それらの情報はツイッターですぐにツイートした。フリージャーナリストである私は、掴んだ情報は情報源を特定されないように細心の注意を払いながら即座に流すことにしている。

 国民が知るべき情報について、自分一人が胸に秘めておく特権は私にはないからだ。そのツイートの一つは次のものだ。

また追加情報が入った。昭恵と親しい元代議士が確認したところ昭恵は一笑に伏していたとの事。「小さい頃から仮病に関しては迫真の演技をする」という父晋太郎による晋三評もあるそうだ。元代議士による有力情報。先頃流れた吐血の話もウソ情報。国民相手に観測気球多すぎる。
 断っておくが、私はツイッターでは公人や著名人にはほとんど敬称を略させていただいている。字数が限られている上に、特に政界関係者に対しては国民の一人からの「つぶやき」という趣旨を貫くためだ。

 だが、「一笑に伏して」は「一笑に付して」の間違いである。この点は私のミスだ。

 このツイートに対する安倍首相支持層からの反響は凄まじいものがあった。しかし残念なことにと言うか驚くべきことにと言うか、386もあったリプライコメントの内容はほとんど同一だった。私がかつて在籍していた朝日新聞社への批判で、文言も寸分変わらないものが多かった。政界の司令塔筋からの指示に基づくものかもしれない。

 「安倍総理が、7月6日に首相執務室で吐血した」

 週刊フラッシュがこの情報を流したのが8月4日発売号。私はこの話に関しても真偽を疑う情報をすぐに掴み、ツイートした。

「極秘情報」が漏れたわけ
 冷静に考えていただきたい。権力の中枢にいる政治家にとって健康問題は極めて重要な情報だ。健康問題に不安を抱える権力者に付き従っていく者は少ない。

 戦後の日本政治史を見ても、第55代首相を務めた石橋湛山は軽い脳梗塞を起こしてすぐに辞任、安倍首相の祖父、岸信介が後継首相となった。第58-60代首相の池田勇人の場合は喉頭がんを本人にも告知せず側近議員が池田退陣まで隠し通したという。

 安倍首相が「吐血」にいたるような極めて深刻な健康問題を抱えていた場合、「吐血した」という情報は政権中枢の限られた範囲の人間しか知ることはできない。そのような極秘情報を中枢の人間が外部に漏らすだろうか。

 まず漏れるはずがない「吐血」情報が週刊誌に掲載されているということは、その情報を故意に流した人間が官邸内に存在することを意味する。週刊フラッシュの記者は、その人間が極秘情報を知る立場にいることを理解しているからこそ記事を執筆したはずだ。つまり、極秘情報を流した人間は何らかの意図を持って記者に伝えたに違いない。

 その意図とは何か。

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5097名無しさん:2020/09/27(日) 02:24:32
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020082900003.html
「安倍・麻生」vs「二階・菅」 国家権力を私物化する総裁選の行方
麻生総理、二階総裁、菅幹事長……「総総分離」案も浮上!?
佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長
2020年08月29日
二階俊博|安倍辞任|総総分離|自民党総裁戦|麻生太郎

 8月28日午後5時、安倍晋三首相は珍しくも左右前方のプロンプターなしに記者会見に臨んだ。プロンプターがないためか記者たちの質問に対する答えは短く、質問に立つ記者たちの数もいつになく多かった。

 午後6時ちょっと前、最後から二人目に質問に立った西日本新聞女性記者の質問は、その中で最も意味のある質問だったと私は思う。

 「森友学園、加計学園、桜を見る会の問題など国民から厳しい批判にさらされたこともあったと思います。こういったことに共通するのは、政権の私物化といったことではないか。それについて総理はどう考えますか」

 この指摘の通り、7年8か月にわたる安倍政権を読み解くキーワードは一言で言えば「政権の私物化」だろう。これに対して安倍首相は、話し始める前に1秒足らず目を瞑り、こう答えた。

 「政権の私物化はあってはならないことでありますし、私は政権を私物化したという気持ちはまったくありませんし、私物化もしておりません」

 安倍首相が記者会見で本音をしゃべることはない。

 このタイプの会見者の場合、記者側は西日本新聞記者のような本質的な質問をズバリと聞かなければ意味がない。特に今回のような「辞任表明」が予告された重要な会見の場合、記者たちが最も本質的と考える質問をしなければ時間の無駄と言っても過言ではない。

 この日、会見に先立つ3時間前の午後2時、NHKや民放各社はほとんど一斉に「安倍首相、辞任表明へ」という速報を流した。安倍首相が辞任の意向を固めたという記事(『ポスト安倍は「麻生」か「菅」か/安倍vs二階の攻防激化』)を私が「論座」で公開した8月21日からほぼ1週間経過して、報告した記事内容が現実のものとなったわけだ。

 私が安倍首相の記者会見を受けてここに書き記すレポートも、いまだひとつの経過報告に過ぎない。しかし、この経過報告は非常に驚くべきもので、その内容を一言でまとめるとすれば、ズバリ「政権の私物化」である。これをお読みになる読者はさぞ憤ることだろう。

河井夫妻の公選法違反事件
 「政権の私物化はあってはならないことであります」

 安倍首相はそう語ったが、西日本新聞記者の質問にあったように「森友学園、加計学園、桜を見る会の問題」は、多くの国民の目からはまさに「政権の私物化」問題に見える。

 念のために記しておけば、政権とは国民の公的な負託があって初めて構築できるもので、そこに自らや自らの周囲の人間を益するような私物化が存在すれば、道義的な批判を招くどころか即座に刑事問題となるべきものだ。

 西日本新聞記者の質問の中には例示されていなかったが、安倍首相の頭を悩ますもう一つの大きな刑事疑惑問題が存在する。「辞任表明」記者会見3日前の8月25日に東京地裁で初公判が開かれた河井克行、案里両夫妻の公職選挙法違反事件だ。

 この事件は、昨年7月の参院選で河井夫妻が、選挙区の広島県議や広島市議ら有力者計100人に計約2900万円を配ったとされるもので、その原資となったかどうかはよくわからないが、自民党本部は案里候補者に1億5000万円もの破格の運動資金を交付していた。

 1億5000万円は通常の候補者の10倍もの交付金。有力者らに配った金額をそのまま引き算すれば残りの1億2000万円あまりはどこに消えたのか、という問題が残る。政党交付金の分配は党幹事長の仕事だが、これだけの資金を出すには当然ながら安倍自民党総裁の許可が必要だ。

 案里候補者の選挙運動には安倍首相の複数の秘書が参画していたことも知られている。私に入ってきた情報によれば、東京地検特捜部は、1億2000万円の消えた先とともに、このあたりのことにもいまだに強い関心を持ち続けているようだ。破格の資金交付を許可し、自らの秘書たちが深く関わってきた選挙だけに、安倍首相にとっては公判途中でどのような事実が出てくるか非常に気になる事件だろう。

5098名無しさん:2020/09/27(日) 02:24:50
>>5097

麻生副総理の地元案件
 安倍首相が辞任表明をした28日の午前10時36分から同11時11分まで、特別に時間を取って二人だけで話し込んだ人物がいた。麻生太郎副総理兼財務相だ。何を話し込んだのかはわからないが、私に入ってきた情報では、安倍首相は自らの後継首相として麻生副総理を強く推している。

 私が安倍首相の「辞任意向」を初めて伝えた21日以降、首相後継をめぐって、安倍首相の推す麻生副総理と、二階俊博自民党幹事長の推す菅義偉官房長官との対決の構図が続いている。

 そして、この麻生副総理も、疑惑に発展しかねない大きい問題を地元で二つほど抱えている。

 ひとつは安倍首相の地元である山口県下関市と麻生副総理の地元、福岡県北九州市を結ぶ約6キロの下関北九州道路の建設問題だ。この道路は1980年代から計画が持ち上がっていたが、2008年には完全凍結された。財政難が凍結の理由であり、その財政事情は現在も何ら変わっていない。

 ところが、安倍首相、麻生副総理の下で2019年度に調査が再開された。19年4月、当時の塚田一郎国土交通省副大臣(麻生派、その後落選)が「総理とか副総理は言えないので、私が忖度した」と発言、「忖度道路」と呼ばれて大きな問題となった道路だ。

 総工費数1000億円とされるこの道路が本格着工となれば、麻生副総理の実家であり自ら社長も務めた麻生セメントを中核企業とする麻生グループは大きく潤う。

 本当に「忖度」なのかどうか、塚田氏は後に発言そのものを撤回しているが、調査再開の背後に横たわる不透明な構造は解明されていない。

 麻生副総理に関係するもう一つ気になる問題は、広島県呉市に本社を構える企業が、北九州沖の響灘で進める洋上風力発電事業だ。

 独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から補助金を受けて進めているものだが、この企業の社長が代表を務める政治団体は、麻生副総理の資金管理団体「素淮会」に対して、2017年に2000万円、翌18年にも1000万円を寄付している。

 以上の二つの案件はジャーナリストの山岡俊介氏が主宰するアクセスジャーナルで7月29日と8月22日に公開されたものだが、実を言えば、私はそれと同時かその以前からそれらの情報に接していた。

 東京地検特捜部が、麻生副総理が関連するこれらの案件に関心を持っているという情報は今のところない。しかし、河井案里氏への1億5000万円供与をはじめとする安倍首相関連の案件には深い関心を持っている。

 「官邸の守護神」とも呼ばれた黒川弘務前東京高検検事長が賭け麻雀で失脚。「守護神」を失った安倍首相が新たな「守護神」として「麻生後継」を強く推す構図はよく理解できる。

秋元司衆院議員のIR事件
 一方、「麻生後継」に対して「菅後継」を押し立てる二階幹事長の方の事情はどうだろうか。

 今月20日、IR事業をめぐる汚職事件に絡んで、秋元司衆院議員が再逮捕されて社会に驚きが走った。保釈中の身でありながら、贈賄罪で起訴された中国企業側に虚偽証言をするよう持ち掛け、報酬の提供を申し出たというのだからあきれ返った人も多いにちがいない。

 しかし、自民党を離党するまで秋元衆院議員が所属していた派閥のリーダー、二階氏は別の意味で衝撃を受けた可能性がある。

 再逮捕容疑を冷静に眺めてみると、証人買収の申し込みをしたのはあくまで秋元衆院議員の支援者。しかも、支援者は申し込みをしただけで実際に現金を渡したわけではなく、秋元衆院議員は自身の関与を否定している。

 保釈中の国会議員の再逮捕は極めて珍しい上に、再度の身柄拘束に踏み切るにしては容疑が弱い。秋元衆院議員側からしてみれば、再逮捕事案がこう見えたとしても不思議ではない。

 地検が秋元衆院議員の身柄を抑えて追及する狙いは他に何かあるのではないか。IR担当の内閣府副大臣となった背景には派閥会長である二階幹事長と菅官房長官の力があったとされる。二階幹事長は地元和歌山県のIR誘致をバックアップし、菅官房長官は、これも地元の横浜市のIR誘致を推している。

 つまり、菅官房長官と二階幹事長は、ともに秋元衆院議員をつなぐ線で結ばれており、大なり小なり検察の動きには敏感にならざるをえない。こちらの方も黒川「守護神」不在の現在、検察の動きを抑える上で政権を離れるわけにはいかないのだ。

5099名無しさん:2020/09/27(日) 02:25:34
>>5098

急浮上した「総総分離案」
 「安倍・麻生」VS「二階・菅」の対決構図はこうして8月21日以降激化の一途をたどってきた。

 私に入ってきた情報によると、当初は強気の「安倍・麻生」組が優勢だったが、その後「二階・菅」組の多数派工作が功を奏して形勢逆転。これに麻生副総理の不人気が輪をかけていたが、その後、秋元衆院議員関連の検察情報が「安倍・麻生」組に入ってさらに形勢再逆転……。

 安倍首相が辞任表明をした28日夜には、この情勢を受けて「二階・菅」組が驚くべき妥協案を提示した模様だ。

 日本国総理と自民党総裁を二人の人物で分け合う「総総分離」案だ。この案によると、総理に麻生氏、自民党総裁に二階氏、党幹事長に菅氏などとなっているようだ。官房長官には麻生派議員の名前が挙がっているという。

 この「総総分離」案は、1980年の「大福戦争」の時の大平正芳総理、福田赳夫総裁案、1982年の中曽根康弘総理、福田赳夫総裁案などがあったが、いずれも調整に失敗している。

 しかし、今回浮上した「総総分離」案は、以上説明してきたように、ともに疑惑の発覚を抑えようという意図から出た妥協案。そこにあるのは、国民のための政治とは縁もゆかりもない、まさに「政権の私物化」というキーワードで一括りできるような発想から湧き出た代物である。

 安倍首相の辞任表明を受けて、事態は非常に流動的だ。この原稿を書いている最中にも、急を告げる新情報が自民党筋から入ってくる。そのひとつは、「総総分離」案と矛盾するかのような総裁選の日程だ。

 それによると、今後の道行きは「9月12、13両日に両院議員総会を開いて新総裁を決定、同23日に組閣内定、同25日に臨時国会召集、首班指名」となる。その場合、9月28日か29日に衆院解散、10月25日投開票というシナリオまでついている。

 しかし、同時に入ってきた情報によると、「総総分離」案はいまだに消えていない。上記のような日程は流れているが、最後の最後までもつれるのではないか、という予測だ。

 その場合、まさに最終段階で「総総分離」案が出てくる可能性がある。「現下の国難に立ち向かうべく強力なオール与党体制を立ち上げた」などと標語的に言いふらすのだろう。

 しかし、改めて指摘するまでもなく、このような妥協成立は「悪の談合」と言うべきものであり、良識のある国民が最も嫌悪するものだ。

 自民党議員はもう一度政治の初心に立ち返り、党員にまで開かれたフルオープンの総裁選を堂々と実施すべきだ。その選択をしない場合、そう遠くない未来に大変なしっぺ返しを食らうことになるだろう。解党という事態もありうると私は思う。

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5100さきたま:2020/09/27(日) 08:53:28
>>5056>>5065>>5066>>5067
「一部報道における私の発言について」
2020-09-26 14:41:56
https://ameblo.jp/miosugita-blog/entry-12627611697.html

「一部報道における私の発言について」

昨日、一部で私の発言についての報道がございましたので、ご説明いたします。

まず、報道にありましたような女性を蔑視する趣旨の発言(「女性はいくらでも嘘をつく」)はしていないということを強く申し上げておきたいと存じます。

私が出席しておりました内閣第一部会・内閣第二部会合同会議では、男女共同参画の来年度要求予算額についての説明がありました。

男女共同参画の要求額が今年度の2倍となっており、その中で「女性に対する暴力対策」への比率が高かったことを受け、以下のような内容の発言をいたしました。

かねてより申し上げているように、私は女性への暴力はあってはならず、許されない犯罪だと考えており、暴力を振るった加害者はきちんと罰せられることで再発を防ぐべきであり、その為には警察の関与と連携は不可欠であると考えています。

被害者が民間の相談所に相談をして「気が晴れました」で終わっては、根本的な解決にはなりません。
警察の中に相談所を作り、女性警察官を配置することで敷居を下げ、相談しやすくすることができるのではないか、また、それが警察における女性活躍にも繋がるのではないかということを申し上げました。

また、慰安婦問題と女性に対する暴力は全くの別問題ではありますが、一方で民間団体の関与という点においては、韓国の挺対協が「聖域」になってしまって、長年誰も切り込めなかった期間の公金の不正利用などの問題が次々と発覚していることもあり、日本でも同じ問題が起こる可能性を懸念する声もあります。
新規事業として民間委託を拡充することだけでは、女性の人権を守り、暴力問題の解決をのぞむ世論と乖離するのではないでしょうか、という趣旨の意見を申し上げました。

繰り返しになりますが、女性蔑視を意図するような発言はいたしておりませんことを改めて主張いたします。

5101さきたま:2020/09/27(日) 09:10:03
>>5056>>5065>>5066>>5067>>5100
記者の入らないクローズドな部会。
「複数の証言者」は議員か秘書(代理出席)か官僚のいずれかになるので、
名乗っての証言はできないと踏んだか。
ブログで否定し、あとは記者会見も報道への法的措置もなし、党の処分は当然なしで幕引き狙いか。



はすみ としこ
@hasumi29430098
https://twitter.com/hasumi29430098/status/1309710349529042944
昨夜杉田水脈議員に直接聞いてみたが「そんな事は言っていない」「その場には記者は居ない」「居たとしたら壁耳」との事。
別の情報筋からは「会の参加議員に記者と結託して杉田議員を陥れようとしている人がいるんじゃないか」との事。
選挙も近いと囁かれてるし、怖い怖い闇w

5102さきたま:2020/09/27(日) 09:13:47
>>5056>>5065>>5066>>5067>>5100>>5101
>杉田氏は26日午後、自らのブログに「一部報道における私の発言について」と題する記事を投稿し「女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」と記しているが、共同通信の取材に対し、複数の会議出席者が杉田氏の発言を認めている。


杉田水脈氏 性暴力被害者巡り「女性はいくらでもうそ」 問題発言繰り返す背景とは
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月26日 19時57分(最終更新 9月26日 20時06分)
https://mainichi.jp/articles/20200926/k00/00m/040/183000c

 性的少数者やジェンダーをめぐる寄稿や発言がたびたび問題化してきた自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が、今度は性暴力被害者の相談事業をめぐって「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言した。これまでの問題発言を振り返り、その背景を探った。【大迫麻記子/統合デジタル取材センター】

 杉田氏は9月25日に開かれた自民党内の会議で、行政や民間が運営する性暴力被害者のための「ワンストップ支援センター」を全国で増設する方針などを内閣府が説明した際、「女性はいくらでもウソをつけますから」と、被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をした。杉田氏は26日午後、自らのブログに「一部報道における私の発言について」と題する記事を投稿し「女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」と記しているが、共同通信の取材に対し、複数の会議出席者が杉田氏の発言を認めている。

 杉田氏の主張が大きな問題となったのは2018年、月刊誌「新潮45」(新潮社)に「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題する寄稿をしたのが最初だ。LGBTなど性的少数者について「子どもを作らない、つまり生産性がない」などと記し、差別的だとして批判が殺到。新潮45は休刊に追い込まれ、自民党も「個人的な意見とはいえ、問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」と不適切だったことを認める見解を発表した。

 今年1月には衆院本会議で、選択的夫婦別姓の導入を求める野党議員の質問の最中、本会議場から女性の声で「だったら結婚し…

5103名無しさん:2020/09/27(日) 16:19:15
https://mainichi.jp/articles/20200907/k00/00m/010/248000c
支持固め、安定の菅氏 巻き返し図る岸田氏と石破氏 自民総裁選8日告示
毎日新聞2020年9月7日 19時28分(最終更新 9月7日 19時29分)

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後任を決める党総裁選(14日投開票)が8日告示される。菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の3氏が立候補する。党内7派閥中5派閥の支持を固めた菅氏が安定した選挙戦を展開する見通し。巻き返しを図る岸田、石破両氏は7日、それぞれインタビューに応じ、支持拡大を訴えた。

 立候補は8日午前10時から党本部で受け付ける。午後1時から所見発表演説会、午後3時に共同記者会見がいずれも党本部で行われる。衆参両院議長を除く国会議員394人と都道府県連各3人の計535票で争われ、14日の両院議員総会で新総裁が選出される。

 菅氏は、細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派と一部の無派閥議員の支持を受け、すでに国会議員票の3分の2以上を固めた。

 岸田氏は報道各社のインタビューで「格差の問題にしっかり向き合う」とし、教育費や住宅費の負担軽減、最低賃金の引き上げなど中間層支援策を表明。ビッグデータや第5世代通信規格(5G)を「新たな経済成長エンジン」と位置づけ「データ庁のような強力な権限を持った組織を作る」と述べた。

 石破氏もインタビューで東京一極集中の解消に向け「地方への移住を阻む原因を取り除く」と主張。税制による移住支援策を講ずる考えを示した。消費税については「(社会保障を支える)安定財源としての必要性は何ら揺らがない」と指摘する一方で「低所得者の可処分所得を引き上げるにはいろんな手法がある」と述べた。【加藤明子、畠山嵩】

5104名無しさん:2020/09/27(日) 16:20:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/7626ebbb486b3f6544edf443870ac00bdacb362b
菅首相に増毛疑惑 名誉総裁務めるハゲ議連は除名検討するのか
9/18(金) 7:05配信

 安倍政権に残された数々の疑惑の再調査には消極的な菅義偉・首相だが、就任早々、自身に“疑惑”が浮上している。

 菅氏といえば、官房長官に就いた2012年から変わらない丸く雄大な額がトレードマークで、自民党総裁になる前に、自民党の毛髪の乏しい議員で結成された「日本を明るくする会(通称ハゲ議連)」の「名誉総裁」に就任していた。

 だが、その生え際に“改竄”があると囁かれているのだ。

〈菅さんってやっぱり髪の毛増えたよね!?〉〈桜を見る会問題の疑惑も晴らして欲しいが菅官房長官のズラ疑惑についても疑惑を払拭して欲しい〉などと、ネットでは“問題提起”があがっており、増毛疑惑を検証するサイトまでできている。

 さすがに菅氏も「そのような指摘は当たらない」と否定しそうなので、本誌・週刊ポストも過去の写真を確認してみた。すると、4年前は当時60代の菅氏のオデコが現在より広く、頭髪はやや寂し気に見える。前髪の流し方によるものかもしれないが、「令和おじさん」として知名度を上げた70代のほうが、毛量が豊かで若々しい印象だ。

 就任早々の「頭髪疑惑」は総理総裁に影響はないだろうが、「ハゲ議連」の名誉総裁としての立場は揺らぐのではないのか。

「日本を明るくする会」の幹事長である宮沢博行・衆院議員(45)に見解を求めた。

「こちらは『ありのままの髪を大切にする』ことを議連のルールとしていますのでカツラの方に入会資格はございません。

 髪の毛が増えた場合については、除名が検討されたことがあります。かくいう私がその対象でしたが、事実上黙認となっています。ですので、仮に菅さんに増毛などがあったとしても、ありのままを大切にしておられれば、現時点では問題にすることはありません」

 議連の“お墨付き”で、総理の仕事にハゲめるか。

※週刊ポスト2020年10月2日号

5105名無しさん:2020/09/27(日) 18:04:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0089809b481850781b50b9b3e92eb37de7ab568c
「角栄」「小泉」「橋龍」…菅首相はどのタイプ? 
9/27(日) 17:55配信

 16日に発足した菅義偉内閣は、報道各社による世論調査の支持率も高く、順調な滑り出しをみせている。首相は安倍晋三内閣の路線継承を掲げるが、「縦割り行政の打破」など独自カラーも出始めている。歴代首相と比べれば、首相はどのようなタイプとなるだろうか。有識者3人の話を手掛かりに探ってみた。(児玉佳子、佐藤侑希、田中将徳)

 「そりゃ田中角栄だよ」

 政治評論家の田村重信氏はこう語る。

 田中元首相は高等小学校を卒業し、土木会社を立ち上げた後、政界に進出した立志伝中の人物だ。自民党職員時代に多くの首相と接した田村氏は、菅首相について「政治家の2世、3世じゃない。たたき上げで、田中角栄と一緒だ。まさにジャパニーズドリームを実現した」と話す。

 菅首相も高校卒業後に上京して就職。その後大学に進み、民間企業を経て議員秘書を務めた経歴を「たたき上げ」と表現する。これが高い支持率に寄与しているとみられるが、政治路線となると別の見方もある。

 ■改革で世論追い風に

 自民党を多角的に分析した「自民党-『一強』の実像」の著者、一橋大大学院の中北浩爾教授は「安倍路線が一番近いとは思うが、小泉純一郎路線もかなり意識しているのではないか」と話す。小泉元首相は郵政民営化などの改革路線で高支持率を得た。

 菅首相は無派閥で、自民党総裁選の勝利を主導した二階派(志帥会)も第4派閥。中北氏は首相の党内基盤の弱さに着目する。首相は総裁選で7派のうち5派の支持を受けたが、中北氏は「派閥を取り込み続けるのは簡単ではない。そう考えると世論を意識して改革路線を打ち出すのではないか」と分析する。

 ただ、郵政民営化を突破口にした財政投融資改革や国と地方の「三位一体の改革」など大掛かりな改革を進めた小泉氏と異なり、菅首相はデジタル庁設置や携帯電話料金の引き下げなど国民にとって身近なテーマに力点を置く。中北氏は「小泉政権のように体系的に改革路線を打ち出すかは疑問だ。安倍政権と小泉政権の中間くらいでやるのではないか」と話す。

 ■外交は未知数

 外交スタイルはどうか。首相が7年9カ月務めた官房長官は海外出張の機会が少なく、外交では安倍氏の陰に隠れがちだった。

 著書『官邸外交』などで歴代政権の外交を分析した国際大の信田智人教授は、菅外交は「未知数」と語りながらも、官房長官として各国の駐日大使と付き合った経験が生きると考える。

 政治スタイルが似通っていると指摘するのは橋本龍太郎元首相だ。信田氏は首相と橋本氏の共通点について「官僚操術にたけていて、行政改革に力を入れている」と指摘する。

 首相は「縦割り行政打破」の象徴的政策としてデジタル庁設置を掲げている。橋本氏も金融改革や省庁再編に取り組んだ。信田氏は「新しい分野に切り込む部分で、デジタル庁は金融ビッグバンに相当するのではないか」と語る。

 首相が政治の師と仰ぐ梶山静六氏は橋本内閣で官房長官を務めた。首相と橋本氏が重なるのは当然かもしれないが、無派閥の首相は自民党の歴史の中で事実上初めてだ。新たな「首相像」を示すことができるか。

5106名無しさん:2020/09/27(日) 18:12:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d9e1566feaf585c0791b75e3944cebd0fd20cdb
菅首相の「農家出身」という経歴が中国人に驚愕であるワケ
9/24(木) 16:05配信

 安倍晋三前首相の突然の辞任により、9月16日に第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉新首相。これまで、たびたび日本との対立や関係悪化が取り沙汰されてきた中国だが、国民は今回の新首相の誕生をどう受け止めているのか。中国の経済、社会に詳しいジャーナリストの高口康太さんが解説する。

 * * *
「この菅義偉ってどういう人なの?」
「漢字3文字だから中国人っぽい名前だよね(笑)」
「何でもいいけど、親中なのか反中なのかだけ教えてよ」
「みんな知らないの? 安倍政権の官房長官だよ。だから何も変わらないのでは」

 菅新首相の誕生を中国国民はどう受け止めたのか、少しでも知りたいと思い、中国の大手SNS「微博(ウェイボー)」を覗いてみたら、「この人だれ?」という反応が大半を占めていた。安倍前首相の辞任が突然だったこともあり、新首相のひととなりが知られていないのは当然とはいえ、「よく分からんが、日中関係のさらなる発展を期待する」くらいの、“期待を込めつつの態度保留”程度からスタートしてもらえないものだろうか。まあ、「よく分からないが、日本の新首相ゆるすまじ」という理由なきマイナススタートよりはマシなのかもしれないが。

 さて、「よく分からない」という中国国民に対し、中国メディアはどのような切り口で新首相の誕生を伝えたのか。中国の雑誌『環球人物』ウェブ版は「“農家の長男”菅義偉、首相の道を切り開く」との記事を掲載した。秋田の農家で生まれた「平民」が首相になるまでの人生を短くまとめている。一方で、菅新政権の展望については「安倍首相なき安倍政権」になるのではとの予測で、「多分何も変わらないのでは」という見立てのようだ。

 在日中国人作家の徐静波氏は、「菅義偉:出稼ぎ農民から首相までの道はどれほどの遠さか」と題したコラムを発表している。なるほど、菅新首相の生い立ちを知ると、「出稼ぎ農民が首相になるなんて!」と驚く中国人は多いだろう。菅新首相は農家出身に加え、上京後は一時期、ダンボール工場で働いた経歴もある。中国風に言うと、「農民工」(出稼ぎ農民)だ。今も、「きつい」「汚い」「危険」の3K労働の多くを担っているのは出稼ぎ農民たちである。以前と比べれば待遇は改善されて来たとはいえ、都市戸籍を持つ住民たちとの格差は未だに大きい。

 大学進学にあたってもハンデがあるうえ、名門大学に入学できたとしても、頼れるコネがあるかなどの格差は一生付きまとう。政権トップはというと、革命元勲の父を持つ「太子党(革命功労者の子弟による派閥)」の習近平国家主席と、北京大学卒のエリートである李克強国務院総理(首相)。出稼ぎ農民がここまで辿りつく道は見えない。毛沢東が農民の国を建国したはずなのに、気づけば農民が割を食う国になっているのが中国の現状だ。その中国的感覚から見ると、出稼ぎ農民から首相というサクセスストーリーは驚き以外の何者でもない。

5107名無しさん:2020/09/27(日) 18:12:43
>>5106

 中国の著名経済メディア『第一財経』も、「農民の息子から日本の新首相へ、菅義偉は安倍の遺産を継承するのか?それとも新路線か」と題した記事を掲載した。ここでも切り口は農民だ。デジタル庁や社会保険改革、携帯電話料金引き下げなどの菅新首相の新政策を紹介している。ただ、いずれも日本の未来像を描くグランドデザインとは言い難い。そのため、長期的視野に立った改革プランを打ち出せるかどうかは、新型コロナウイルスをいかに早く収束できるかにかかっている、との分析だ。一方、中国国民の関心が最も高い外交については、菅新首相は外交面についてほとんど独自色が見られないため、「安倍政権の延長だよね、多分」以上の評価はほとんど見られなかった。

 もっとも安倍政権は中盤以降、中国との関係改善を重ねてきた。新型コロナウイルスの流行がなければ、今春に習近平国家主席の国賓訪問が実現し、今頃は日中の「蜜月」が演出されていた可能性もある。日中関係の改善が前に進まない一方で、米中対立の激化が続くなか、安倍外交を継続しようにも、どこまで継続できるのかは未知数だ。

 だが、米国の圧力が強まるなか、中国共産党は関係改善に期待を寄せているようだ。習近平国家主席、李克強首相は9月16日、菅新首相に祝電を送り、日中関係のさらなる発展に期待を示している。新首相の誕生に祝電を送るのは当たり前のようにも思えるが、中国政治ウォッチャーの水彩画さん(ペンネーム)は、「安倍政権が長期間続いたのでみんな忘れているところがありますが、日中関係がぎくしゃくした時期が続いていたこともあって、ここ数代の首相誕生では祝電は見送られてきました。中国の総書記と総理が揃って日本の総理に祝電を出すのは、2000年の森喜朗元首相の就任以来となるはずです」と指摘する。

 20年ぶりの祝電に込められた中国の秋波に、菅義偉新首相はどう答えるのだろうか。

【高口康太】
ジャーナリスト。翻訳家。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。中国の政治、社会、文化など幅広い分野で取材を行う。独自の切り口から中国・新興国を論じるニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。著書に『現代中国経営者列伝』(星海社新書)など。

5108名無しさん:2020/09/27(日) 18:14:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c75a94872e461c774435ccf5f97e3b22b20bc60b
中国人が菅首相の誕生に「絶対ありえない出世」と驚嘆する理由
9/24(木) 6:01配信

 菅義偉官房長官が日本の首相になったというニュースは、中国でも大々的に報じられた。多くの中国人は菅氏の首相就任について「中国では絶対にありえない」と驚き、かつ、総じて好意的に捉えている。その背景には、中国独特の社会的な事情がある。(日中福祉プランニング代表 王 青)

● 中国でも「令和おじさん」で有名 好意的なコメントが多い

 9月14日、菅義偉官房長官が日本の自民党総裁に選出されたというニュースは、中国の各メディアも相次いで速報を流した。その日の各ネットニュースを見ると、いずれも注目ランキング3位内に入るほどの注目ぶりだった。先月「安倍総理の辞任」が発表されたときと比べると、やや盛り上がりには欠けるが、相変わらずコメント欄への書き込み数は多い。

 菅氏は8年間、陰で政権を支え、「安倍政権の執事」のような存在だっただけに、中国の人々の中でそれなりに知名度があった。特に「令和」を発表したときの映像が印象に残っていたようである。

 実際、下記のようなコメントが少なくない。

 「あの令和おじさんか!なんか顔が地味だが、優しそう…、フルネームをみて、一瞬、わが同胞かと思った」

 「長年安倍政権を支えてきた『万年秘書』は、やっと“扶正”ができたね」(※筆者注:扶正とは、本来の意味は妾を正妻に取り立てることだが、今は、長年我慢してやっと出世したことを表す)

 「非常に控えめそうな方だが、農民出身で一国のトップに上り詰めたるとは、並々ならぬ本人の努力があったのだろうな」

 などの声がある一方、一部には下記のような厳しい見方もある。

 「どうせ次期の総理選挙の繋(つな)ぎだろう、しょせん、安倍さんが垂簾聴政(すいれんちょうせい)となり、つまり前総理の操り人形、傀儡(かいらい)政権だ」

 「慰安婦問題を否定した人だろう、これからの対中政策がどうなるか気になる」

 「日本は、誰が総理になっても一緒だ。どうせアメリカと中国の板挟みの犠牲者になるのだ」

 しかし、菅氏に対しては総じて好意的な見方をする中国人が多い。

 その理由は明らかで、詳しくは後述するが、エリート層ではない人物が数々の努力の末、「一国のリーダー」となったからだ。

5109名無しさん:2020/09/27(日) 18:15:14
>>5108

● 農民出身者が 一国のトップになることへの驚き

 「農民出身者が一国のトップになった」こと――。

 その驚きと衝撃は、中国のSNSに投稿されたコメントを眺めると、ヒシヒシと伝わってくる。菅新政権の今後や、政権寿命の長短という問題よりも、むしろ、菅氏のこれまでの生い立ちや経歴などに圧倒的に関心が高い。

 それは各ニュースの見出しを見れば、一目瞭然だ。

 「“農民工”から首相へ」
「農民の息子、一国のトップになる」
「農民出身の草の根の首相が誕生」
「昔日の農民工、今日の首相」

 など、「農民」「農民工(※筆者注:詳しくは後述、中国の出稼ぎ農民のこと)」というキーワードが付いた見出しがやたらと目につくのだ。

 つまり、菅氏は、もともと代々農家の出身で、いわば、田舎から都会への“出稼ぎ農民”だった。これは、今の日本の多くの政治家が世襲であるのとは正反対である。現に8年間陰で支えた安倍総理は政治一家で、祖父や父親が大物の政治家だった。一方の菅氏は秋田県にある小さな村のイチゴ農家の息子。どうやってここまで上り詰めてきて、一国のトップとなったのか。中国人にとっては、このプロセスにひかれ、大いに興味を持っているのだ。

 実際、中国の各メディアで紹介されている菅氏の「サクセスストーリー」を見ると、概ね下記のような感じで記されている(※筆者注:多少、誇張されている部分もあるようだ)。

 「秋田の田舎のイチゴ農家に生まれた長男。家は代々コツコツ土を耕す農民。中学、高校時代に、毎日1時間から2時間もかけて山道や雪道を歩いて通学した。高校卒業後、集団出稼ぎで上京した。ダンボール工場や配管工として働く傍ら、大学の夜間部に通っていた。それも学費が一番安い大学と学部を選んだ。その後、人生の転機が訪れて、議員の小此木氏の秘書となった。

 いつも控えめで、忠実に議員に仕えた。会食のときも必ず先に食べ終えて、議員たちに気遣いをした。その早食いのクセは今でも残っている。このため、最もよく食べるのが(早く食事ができる)うどんとそばだ。そして、横浜市会議員に出馬したときに、票を獲得するために奔走し、数カ月で靴を6足も履き潰した。

 当時、他の候補者が室内でプレゼンすることが多かったなか、彼はそれらの場所を借りるお金がないため、駅前でマイクを手にし、歩行者に挨拶し演説をした。その後、他の候補者もみな、街頭演説をまねしはじめた。彼は街頭演説の元祖である。

 小泉、安倍政権で長らく『脇役』として、陰で政権を支えてきた。常に控え目で低姿勢、各方面との協調、火消しに苦労して来た人。また、お酒やたばことも無縁で、人柄も真面目。長年の努力の積み重ねで、特に激しい政治闘争も行わずして、自然の流れで一国のトップとなった。これらはまさに彼の座右の銘『意志があれば道があり』の通り、努力の賜物だ」

● 多くの中国人が 菅氏に感銘する事情とは

 多くの中国人が、菅氏の「成功物語」に感銘し、共感するのは、中国には複雑な事情があるからだ。

 そもそも中国の諺(ことわざ)には、「寒門出貴子」(社会的地位が低く裕福でない家の子どもは逆境に強く出世をする)という言葉がある。

 ところが、これはあくまでもごくまれなケースであり、願望である。

 実は、中国の戸籍制度は日本と異なる。同じ「農家の出身」であっても、日本と中国では事情が大きく違うのだ。

 最近は日本でも徐々に知られるようになってきたが、中国の人々は、生まれた土地に基づいて戸籍が制定されて、簡単に移すことができない。先述した農民工は、中国において「農民」の戸籍を持ち、大都市で就労する労働者である。つまり、たまたま農村で生まれた人は都会の戸籍になれず、農村の戸籍を一生背負っていくことになる(※筆者注:一部例外もある。特別な分野の人材であれば特例もある)。

 戸籍により、受けられる公共サービスや社会保障など、さまざまな面で大きな格差が生じる。この状況は今も変わってない。戸籍により運命がほぼ決まってしまうのだ(※筆者注:近年、戸籍制度改革の動きがあり、緩和される地域もある)。

 戸籍の違いによる移動制限はないが、都市部で仕事をし、長年住んでいても、都会の戸籍にはなれず、「暫住居住証」という暫定的な居住証しか持つことができない。そうした人は何億人もいると言われている。

 これまで農村部の人々が自らの運命を変えるには、勉強をするしかなかった。このため、一家は成績の一番良い子どもに賭けて、借金をしても大学まで送り出す。その子が出世すれば家族の生活もよくなっていくという夢である。実際、数十年前は農村出身者でも有名大学を卒業してビジネスで大成功する人物も少なからずいた。

 ところが、これも中国の経済が発展するにつれ、地域間の貧富格差が拡大していく中で、勉学で現状を変えることは困難になってきている。

5110名無しさん:2020/09/27(日) 18:15:35
>>5109

● 都会と内陸農村部の子どもでは 教育にも大きな格差

 都会と比べると、内陸の農村は教育資源が圧倒的に少ない。親がみんな都会へ出稼ぎに行ってしまうため、教育を受けたことがない祖父母と暮らすケースが多く、結局、中卒や高卒で終わってしまう。社会競争が激しい中国では、学歴がない人の就職は難しい。家を支えるため、給料の安い仕事に就いてしまい「貧困の連鎖」となる。

 ゆえに、階級が段々固定化し、分断していく。都会の若者は親の代から金銭や人脈などいろいろな資源を引き継ぐことができ、最初から勝者である。一方、農村の若者は「人生の転機」を作るのが至難のわざで、その道のりはあまりに遠く険しい。

 約10年前から中国では、「??」(1文字目は手偏に并、2文字目は父の下に多)という流行語がある。その意味を説明すると、若者が一生懸命努力するよりも、権力や金銭があるお父さんを持ったほうが、就学や就職、結婚など人生のすべてにおいて有利であるという意味だ。「不公平な社会」を暗喩する際に使われる。つまり、経済力や社会地位が固定化しており、生まれた家庭により「富二代」か、「窮二代」かが決まっているということだ。

 菅氏の「山道や雪道を登って通学した」ことや「夢を持ち、夜行バスに揺られて都会に向かった」こと、「ダンボール工場で出稼ぎ労働者として働いた」ことなどのエピソードは、まさに、中国の内陸農村部の児童が今でも2〜3時間かけて険しい山道を通って通学している現実や、3K(キツイ、キタナイ、キケン)に属する労働を担っている「農民工」らのイメージを彷彿させるものだ。

● 菅氏は逆境にある中国の若者にとって 「ジャパニーズ・ドリーム」の象徴

 特に「農民工」は、都会の開発や経済発展に大きく貢献しているにもかかわらず、全身土まみれ、汗まみれであり、帰省のときは一番安い乗り物を選ぶなど「負のイメージ」を持っている人が少なくない。

 このため、菅氏が「一農民工」から「一国の頂点に立つ人」になるというのは、中国の庶民にとっては、あまりにドラマチックであり、魂が揺さぶられるほど感慨深い話なのだ。

 まさに「ジャパニーズ・ドリーム」。

 彼らは、こう感嘆する。

 「このような学歴や経歴だと、わが中国では一村長にもなれない…」
「まさにシンテレラのような人生、『草の根』が逆襲した人生の見本だ!」
「国策と制度、道を作ってくれているからこそ、菅さんのような人を生み出したのだ!」
「運気も大事だが、本人の努力で一歩ずつ着実に歩んでいなければできないだろう」

 「努力」「自律」「恒心」「志有る者は事ついに成るなり」…。これらを実行してきた菅氏の成功物語は中国の逆境にある若者たちにとっては、まさしく“理想”であり、何よりも励まされるのだ。

王 青

5111名無しさん:2020/09/27(日) 18:16:23
>>5110

中島恵
ジャーナリスト

中国では菅首相誕生の際、「農民の子」という枕詞で紹介されていた記事がたくさんありました。中国の「農民」のイメージのまま語られているものが散見されましたが、在日中国人がそれを訂正しているところも見かけました。
記事にある通り、中国では都会に出て働く農民を「農民工」といい、出稼ぎ労働者のことをさします。都市部では差別されることもあります。もちろん、日本の集団就職とは違いますし、日本の「農民」や「農家」とも違うのですが、同じ漢字を使うために、誤解されやすいのです。
また、中国の戸籍は都市戸籍と非都市(農村)戸籍の2種類あり、農村出身者が都市で働いても、都市住民と同じような社会保障や福利厚生は受けられない、という問題があります。少しずつ改善されているのですが、そうした根本的な社会背景の違いがあるため、中国では「まさか、農民出身で首相になれるなんて信じられない!」と思った人が多かったのです。

5112名無しさん:2020/09/27(日) 18:52:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/82e38d4a4b315c845b34f8fb1251783caa5e431c
安倍氏の細田派復帰期待 自民・世耕氏
9/25(金) 17:11配信

 自民党の世耕弘成参院幹事長は25日の記者会見で、安倍晋三前首相の細田派復帰に期待を示した。

 「(派閥の)会長かどうかは別にして、仲間として復帰していただければ」と語った。世耕氏も同派所属。安倍氏は第2次政権発足に先立ち前身の町村派を離脱した。

5113名無しさん:2020/09/27(日) 20:18:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdb1114967edbc53044b725e9d68071371a7b137
菅vs小池バトル続行! 政治姿勢は水と油? 二階氏仲介で「和解」演出も…識者「菅首相も内心いろいろある」
9/25(金) 16:56配信

 菅義偉首相と、東京都の小池百合子知事は23日、官邸で新内閣発足後、初めて会談し、新型コロナウイルス対策や、東京五輪・パラリンピックに向けた連携方針を確認した。ただ、2人は以前から「不仲説」が指摘されており、今回の会談も、小池氏に近い自民党の二階俊博幹事長の仲介で実現した。政治姿勢も水と油だけに、今後も確執は続きそうだ。

 「都はコロナ対策に、東京五輪・パラの開催と大きな課題を抱える。国と連携して進めたい」

 小池氏が会談でこう切り出すと、菅首相は「私も全く同じ気持ちだ」と応じた。記者団を前に、2人は握手の代わりに拳を合わせる「グータッチ」をしてみせたが、どこかぎこちなかった。

 15分間の会談後、小池氏は「国と都の連携が国益、都民の利便性に資するという点で、考え方は一致している」と記者団に強調した。ただ、会談には、二階氏の最側近である林幹雄幹事長代理が同席していた。小池氏側が主導した「和解演出」という印象が残った。

 政界屈指の仕事師である菅首相と、パフォーマンスが目立つ小池氏は、政治スタイルが違う。

 2012年の自民党総裁選で、菅首相は安倍晋三前首相を担いだが、小池氏は途中で安倍氏支援から石破茂元幹事長へ乗り換えた。これで2人に埋めがたい溝ができた。

 新型コロナ対応でも、官房長官だった菅首相は7月、都内での感染者急増を受けて「この問題は圧倒的に東京問題だ」と指摘した。

 これに対し、小池氏は「国の問題だ」と応酬。菅首相が旗振り役だった観光振興策「Go Toキャンペーン」事業の前倒しにも、小池氏は「冷房と暖房の両方をかけるようなものだ」とあてこすった。

 2人は今回、関係修復できたのか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「菅首相も内心ではいろいろとあり、不信感もあるのかもしれないが、小池氏とともに政治家だ。『ケンカを続けるのは国内外にマイナスだ』とみて、大人の判断をした。小池氏は7月、4つの都議補欠選挙すべてで自民党が勝利したのをみて、自らを支援する都民ファーストの会を見限っている。『自民党に接近しなければ都議会運営も難しい』として、菅政権に歩み寄ったのだろう。来年夏の都議選を前に、小池氏は、かつて率いた旧希望の党を切り捨てたように、都民ファーストも見捨てるのではないか。歴史は繰り返す」と語っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/395b4de1f485a910e3116d304d31bc11857d7dcc
小池知事「はい、以上」菅首相への苦手意識問われ
9/25(金) 16:49配信

東京都の小池百合子知事は25日、会見の質疑応答で、菅義偉首相に対して「苦手意識など、そういった認識はされているのか」と問われ「されておられません。はい。以上です」と苦笑いしてかわした。

その上で「都庁内でも対立を懸念する声が出ているが」と問われ、「自治体として必要な、また、自治体だからこそ分かることなどがある。それらを連係して、意見交換をしていく。そして課題解決ということを目指すのは当然のことだ」と突っぱねた。

2人の不仲は、菅氏が官房長官に就任した12年の第2次安倍政権発足時ごろから続く。最近では菅氏が7月、都内でのコロナ感染者増加を「圧倒的に東京問題」と批判。小池氏は菅氏肝いりの観光支援事業「Go To トラベル」を「冷房と暖房の両方をかけるようなもの」と切り捨てるなど、舌戦を繰り広げた。

5114名無しさん:2020/09/27(日) 20:19:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/f03a6a29e76cf04aad2bace406b704e1948207ff
元ミス日本・松野未佳氏に永田町のおじさんがメロメロ 初の女性首相の大本命
9/26(土) 6:15配信

 自民党が次期衆院選で元ミス日本グランプリの松野未佳氏(25)の擁立に動き出し、永田町でその動向が注目されている。

 松野家は有力政治家を輩出し続けている〝華麗なる一族〟。父親は元維新の党代表の松野頼久元衆院議員で、祖父は岸、佐藤内閣の閣僚を歴任した頼三元衆院議員だ。

 未佳氏は24日、自民党本部に姿を見せ、二階俊博幹事長と面会した。2人を引き合わせたのは、なんと小泉純一郎元首相だという。小泉氏も党本部に現れ、報道陣に「女性活躍(の時代)だから、若い女性を応援して」とだけ言葉を残し、二階氏に未佳氏を公認するよう求めたという。

 未佳氏は慶応大在学中の2016年にミス日本に輝いた才女。当時、「小さいころから政治家は憧れ。外交官なども視野に入れている」と語り、首相官邸を表敬訪問した際には、政治家志望と聞いた安倍晋三首相(当時)から「その時は自民党から」と〝出馬予約〟が入ったほどだった。

 自民党関係者は「祖父はの頼三元衆院議員は小泉元首相の後見人で知られ、松野家と小泉家は縁が深い。小泉元首相たっての希望となれば、衆院選で小選挙区の空きはないものの比例ブロックで出馬し、当選も難しくないでしょう」と指摘する。

 衆院選は来年秋までに行われる。

「自民党では26歳で当選した小渕優子衆院議員が、34歳で最年少大臣となった記録がある。未佳氏も25歳の若さで当選し、いずれ松野家の地盤である熊本の小選挙区が割り当てられ、キャリアを積めば小渕氏の記録更新、女性初の首相も夢物語ではない」(前出の関係者)

 小泉元首相だけでなく、進次郎環境相もいずれは、未佳氏の後見人となって、〝小泉家の恩返し〟が見られる日が来るかもしれない。

東京スポーツ

https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150033-n1.html
自民・世耕氏、党四役は「実務タイプで堅実」
2020.9.15 16:15政治政局

 自民党の世耕弘成参院幹事長は15日の記者会見で、同日の臨時総務会で二階俊博幹事長ら党四役が正式に決まったことについて「実務タイプで、堅実な方が選ばれた。菅義偉(すが・よしひで)新総裁の下、結束をして新しい政権を与党として支えていくのに極めて十分な態勢が整った」と述べた。

 また、二階氏の幹事長続投については「誰もが認める手腕で安倍晋三政権後半も自民党をしっかりまとめ、難しい局面でうまく与党が政権を支える構図を作った。続投は極めて妥当な判断」と語った。

5115名無しさん:2020/09/27(日) 20:23:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/da1ea8678a69e09b72d33a70d4e01a34ab10613c
菅首相、「解散権行使」へ取りうる2つの選択肢
9/26(土) 5:11配信

 菅義偉政権が発足してから10日が経過した。菅首相は持論の縦割り行政打破を旗印に、デジタル庁新設や携帯料金値下げ実現に向け、矢継ぎ早に指示を繰り出し、実績作りに邁進している。

 その一方、高い内閣支持率を背景に自民党内では早期の衆院解散論も湧き起こり、永田町は解散風に揺れている。

 しかし、解散にはハードルが多い。コロナの感染収束が大前提で、しかも11月に日程が集中する首脳外交への対応や年内成立が必要な協定・法案処理のための国会審議を抱えている。

■立ち消えになった秋口解散説

 各種世論調査では就任時の内閣支持率が歴代3位の高率となり、自民党の下村博文政調会長は「自民党議員のほぼ総意で即解散」とあおるが、野田聖子幹事長代行は「解散強行で、国民に説明責任を果たせるのか」と牽制する。菅首相にとっても「強引な解散で国民の支持を失う」との不安は拭えず、当面は「慎重な検討」(側近)を続けることになりそうだ。

 菅政権の発足当初、内閣と自民党の支持率急上昇を受けて秋口解散説が流布され、与野党の衆院議員は一斉に事務所確保などの選挙準備に動いた。その際想定されていたのは、「9月末に臨時国会召集、所信表明・代表質問後の10月上旬に解散、同25日か11月1日投開票」という日程だった。

 しかし、自民党が菅首相の意向も踏まえて臨時国会を10月23日か26日に召集する方針を野党側に伝えたことで、秋口解散説は立ち消えとなった。このため、自民党内では、年明けも含めた早期解散説と、2021年9月の自民党総裁選後の事実上の任期満了選挙説が交錯する状況となっている。

 今後の政治日程も考慮して解散と総選挙のスケジュールを予測すると、「年内」と「年明けから来春」、「来秋」の3つの選択肢が浮かび上がる。まず年内のケースだが、臨時国会が10月23日か26日に召集された場合、所信表明・代表質問後に菅首相が解散に踏み切れば、11月10日公示―同22日投開票の日程が有力だ。

 ただ、11月中下旬には菅首相の首脳外交の初舞台となるAPEC首脳会議(11日〜12日)やG20首脳会議(21日〜22日)に加え、3日のアメリカ大統領選で現職のトランプ氏が再選した場合には、中旬にもワシントンでのG7首脳会議(サミット)開催も想定される。解散すれば菅内閣は「職務執行内閣」となるため、「外交儀礼上はありえない」(外務省幹部)との指摘が多い。

 自民党は臨時国会の会期を12月上旬までの50日間程度とする方針で、年内に国会での議決が必要な日英経済連携協定(EPA)や2021年夏の五輪開催に伴い、祝日を移動させる特別措置法案などを処理する構えだ。ただ、「召集から案件処理まで最低でも3週間以上が必要」(自民国対)とされる。

5116名無しさん:2020/09/27(日) 20:23:19
>>5115

■コロナで総選挙どころではなくなる

 そこで、自民党内で浮上してきたのが、国会での案件処理を前提とした「11月中下旬解散―12月6日か13日衆院選投開票」という日程だ。その場合、公示は11月24日か12月1日となり、選挙期間が首脳外交と重なる事態は回避できる。併せて、手続き的には12月中下旬に特別国会を召集し、首相指名・組閣を経て第2次菅政権を発足させれば、遅くとも1月上旬までに2021年度予算案の編成が可能だ。

 ただ、晩秋から初冬を迎える時期だけに、多くの医療関係者は「コロナの感染再拡大で選挙どころではなくなる」と予測する。菅首相自身も「コロナの感染拡大防止と経済再生がなにより優先される」と繰り返しており、選挙中に感染再拡大ともなれば、「菅首相の責任も問われ、選挙での自民議席減にもつながりかねない」(自民幹部)との不安も広がる。

 次の解散の機会は、年明けの通常国会での冒頭か、コロナ対策のための第3次補正予算成立直後の解散だ。1月上旬に通常国会を召集すれば、補正を処理しても1月下旬までの解散が可能だ。その場合、最も早いケースは「1月26日公示―2月7日投開票」となる。

 ただ、衆院選を受けての特別国会召集は2月中旬以降となり、首相指名と第2次菅政権発足を経て、改めて施政方針演説や各党代表質問を実施する必要がある。2021年度予算案の衆院審議入りは2月末以降にずれ込み、予算の年度内成立は極めて困難となる。

 2021年度予算成立後の3月末か4月初めの解散説もあるが、7月上旬に想定される東京都議選に全力投球したい公明党が強く反対している。菅首相は公明党・創価学会と太いパイプを持っているのが強みとされるだけに「公明の離反を招くような解散はするはずがない」(自民選対)との見方が支配的だ。

 さらに、7月23日から9月5日までは、1年遅れでの東京五輪・パラリンピックが予定されている。国際オリンピック委員会(IOC)でも予定どおりの開催論が強まっており、開催されればその間の解散・衆院選は政治的にも不可能だ。

 その場合、9月下旬までの実施が予定される本格的な自民党総裁選の日程を繰り上げることも難しく、菅総裁(首相)再選後の選挙となれば、「10月5日公示―10月17日投開票」の任期満了選挙となる公算が大きい。もちろん、これらの解散・衆院選日程は選挙での自民勝利が前提で、敗北すれば菅政権の存続も危うくなり、選挙後の政局も混乱必至だ。

■本格政権狙いの人事

 こうしてみると、菅首相が持つ解散権行使のタイミングは、政治日程上は年内か来秋の2択となる。与党内では「菅首相が内政での実績作りを急ぐのは、来秋の総裁再選を受けての衆院選が念頭にあるからだ」(自民長老)との見方が広がる。

 党・内閣の新体制をみると、総裁再選を前提とした本格政権狙いの意図がにじむ。次期総裁選でのライバルとなる石破茂元幹事長、岸田文雄前政調会長をどちらも無役に追いやり、「ポスト菅」候補に浮上している茂木敏充外相、加藤勝信官房長官、河野太郎行革・規制改革担当相、下村政調会長らを内閣と党の要職に据えた。これは「(茂木氏らが)来秋の総裁選に出馬しにくくする狙い」(麻生派幹部)と受け取る向きが多い。

 今後1年間、菅首相が着実に実績を積み上げて高い内閣支持率を維持できれば、「総裁再選は確実」(周辺)とみられている。そのうえで、任期満了選挙で絶対安定多数(261議席)以上の議席を確保できれば、菅政権は4年の本格・長期政権となる。 

 しかし、今回の突然の首相交代劇をみても「政界の一寸先は闇」だ。中曽根、小泉、安倍という過去の長期政権の後継首相は、いずれも1〜2年の短命を余儀なくされている。菅首相も、安倍前政権の負の遺産でもあるIR汚職事件や河井夫妻の巨額買収事件、ジャパンライフ元会長の逮捕によって再燃した桜を見る会の私物化疑惑という火種を抱えている。

 いずれも、官房長官だった菅首相の裏舞台での関与が取り沙汰される事件ばかりだ。このため、司法の捜査や裁判などで事件の真相解明が進めば、菅政権を揺さぶる事態となる可能性もある。

 だからこそ、菅首相も「年内選挙の誘惑にかられる」(側近)わけだが、世論調査でもコロナ禍での年内選挙を期待する声は少数派だ。「国民のために働く内閣」を目指すからには、今後は与党内でも「年内より、実績を積み上げての来秋の任期満了選挙というのが憲政の常道」(自民長老)との声が強まりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5117名無しさん:2020/09/27(日) 20:59:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/088feb5858b022088a82015d5071b5a40ec3cf09
菅首相、公明と蜜月アピール 初当選の頃は敵対したけど
9/27(日) 18:54配信

 菅義偉首相(自民党総裁)は27日、東京都内で開かれた公明党大会であいさつに立ち、官房長官時代に自ら主導した観光支援策「Go To トラベル」や菅内閣として重点政策とする不妊治療への保険適用をめぐり、連立相手の公明党に「花」を持たせた。公明やその支持母体の創価学会とパイプは首相の権力基盤の一つで、蜜月ぶりをアピールした形だ。

 首相が掲げる新型コロナウイルス対応と経済の両立にとって、政策の柱となっているのが「Go To トラベル」。不妊治療の公的支援については総裁選で訴えてきた。

 だが、この日のあいさつでは、東京などで感染拡大が収まらない7月下旬に「Go To トラベル」を始めたことについて、「(公明党出身の)赤羽一嘉国土交通相と私、一緒になって悩みながら判断させていただいた」と語った。不妊治療の保険適用についても「公明党の女性局(女性委員会)のみなさんから強い要請を受けてきた。できるだけ早く保険適用できるようにしたい」と語り、公明との連携ぶりを強調した。

 首相は1996年の衆院選初当選のころ、「特定の宗教団体に支配された党に、日本の将来を託すわけにはいかない」などと公明や創価学会と敵対していた。その後は、一転して創価学会との人脈づくりにも励む。官房長官時代の2015年には、消費増税時の軽減税率導入をめぐって創価学会の意向を探り、公明の主張に沿った形で決着させたこともある。

朝日新聞社

5118名無しさん:2020/09/28(月) 10:30:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c396444f3dce5c138b27a1d1a9455133c361f40
菅首相 二階幹氏の要望丸呑みで「大臣1人増」の奥の手
9/28(月) 7:05配信

 菅義偉・新首相(71)率いる新内閣は支持率「74%」(読売、日経)と上々の滑り出しだ。庶民派イメージと「携帯料金4割値下げ」「新婚夫婦に60万円支給」「不妊治療の保険適用拡大」といった公約で、女性や若い世代からさらに支持を集めようとしている。

 そうした政策の裏で、自民党では公約とは逆の「長老支配」が進んでいる。

 党執行部は81歳の二階俊博・幹事長と75歳の森山裕・国対委員長が仕切り、新任の佐藤勉・総務会長(68)、下村博文・政調会長(66)、山口泰明・選対委員長(71)を合わせた執行部中枢メンバーの平均年齢は72.2歳だ。

 閣僚では再任された麻生太郎・副総理兼財務相が80歳を迎え、平沢勝栄・復興相は歴代最年長の75歳で初入閣した。政治ジャーナリスト・野上忠興氏は「菅一強」にはほど遠い政権の実情をこう指摘する。

「菅首相は総裁選で圧勝したとはいえ、無派閥で党内基盤が極めて弱い。“総理にしてもらった恩人”である二階幹事長の意向には絶対逆らえない。加えて、いまは渋々、菅氏を支持している麻生派が敵に回った途端に主流派体制が崩れて政権維持が危うくなるから、麻生副総理の言うことも聞かざるを得ない」

 新政権の組閣人事でも、菅氏は二階氏の要望を丸呑みした。

「菅総理は河野太郎氏を総務相に内定していたが、土壇場で二階氏が難色を示し、総務相には二階派の武田良太氏が横滑り。河野氏は2度目の行革相に回らざるを得なかった」(菅側近議員)

 実は菅内閣の大臣数(首相を除く)は20人で、安倍内閣時代の19人から1人増えた。それも二階氏の要求を受け入れるためだったという。

「二階氏は平沢勝栄氏と、“隠し子疑惑”が報じられた坂本哲志氏の2人をなんとしても初入閣させるように要求し、大臣枠が足りなくなった。そこで菅総理は大臣定員を1人増やすという奥の手で対応した」(同前)

 世論が大臣や議員の削減を求めている中、“菅行革”は初っ端から骨抜きになっている。

※週刊ポスト2020年10月9日号

5119名無しさん:2020/09/28(月) 10:37:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/c348477058f2c9fd3a1d62953ea35069fae439fa
麻生太郎氏が「かん内閣」と執拗に言い間違える深いワケ
9/28(月) 7:02配信

 さあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。話題沸騰「二階劇場」第二幕の幕開けだ。神速の早業で新政権を作った81歳の男が、次に狙うは政敵排除! 威張りん坊で態度のデカい、あの人が次の生け贄だよ! 発売中の『週刊現代』が特集する。

「かん」が!「かん」が!
 「やってられんぜ」

 顔を歪めて、苦虫を?み潰している男がいる。

 副総理兼財務相の麻生太郎だ。

 このところは日増しに、イライラと焦りが募る。

 「菅と二階ごときにここまでやられるとは……」

 麻生は感じている。菅(義偉)総理の誕生で閉幕したはずの「二階劇場」の、第二幕が始まっていることを。そしてそれが、自分を包囲し、徹底的にすり潰そうという、実にえげつないストーリーであるということを。

 菅新政権は、史上第3位という高支持率(74%・日経新聞)を記録し、順調な滑り出しを見せている。

 自民党内の派閥間のバランスを取る古典的な人事をしたにもかかわらず、世論ではとくに問題視もされず、「安倍政権の続きだから」と、抵抗なく受け入れられた格好だ。

 順風満帆、本日も晴天なり。一致団結で仕事に励む新内閣―と言いたいところだが、そんな中、燻る「火種」となっているのが、麻生の存在だ。

 「昨日をもって、『かん内閣』が発足しまして……」

 9月17日、菅が自民党総裁選で勝利を収めた翌日、麻生は自派閥の会合で行った挨拶で、「すが」を「かん」と言い間違えた。

 こう感じた人もいるかもしれない。麻生と言えば、「みぞうゆう(未曾有)」「ふしゅう(踏襲)」など、数々の言い間違い事件のレジェンドとして知られている。だから「菅」を「かん」と間違えても、麻生なら仕方がなかろう――。

 しかし、そんなわけはない。わざと言い間違えたのだ。

 麻生は菅と安倍政権で約8年、総理の右腕、左腕という立場で政権を切り盛りしてきた。その菅の名を、いまさら間違えることなどあり得ないのである。

 「麻生さんは表向き、余裕の構えを見せていますが、実は腸が煮えくり返っている。麻生さんは、今回の政局を読み違えた。二階さんや菅さんを舐めていたからです。

 安倍さんから持病のことを真っ先に相談され、主導権を握れたはずなのに、素早く菅さんを取り込み流れを作った二階さんに動きを封じられ、慌てて追従することしかできなかった。『こんなはずではなかった』と、すこぶる機嫌が悪い」(麻生派中堅議員)

 麻生が腹に据えかねているのは、菅・二階コンビの狡知に長けた人事である。麻生派は新内閣で麻生本人に加え、河野太郎が行革担当相、井上信治が万博担当相として入閣し、表面上は厚遇されているように見える。

 だが、それはあくまで「表面上」に過ぎない。

 「麻生がイラつく要因は、武田良太が総務相で入ったこと。武田は福岡選出で、地元が同じ麻生にとっては『天敵』として知られている。

 事あるごとに自分に盾突く武田を麻生はずっと干してきたが、事もあろうにその武田を、菅は総務相という目玉の重要閣僚に抜擢した。しかも彼は二階派。麻生にしてみれば、福岡が二階に乗っ取られそうで、気が気ではないだろう」(自民党閣僚経験者)

 武田は、二階派の「若頭」としても知られる。

 「二階派では、鷹揚というか茫洋というか、何を考えているか分からないボスの二階さんに対し、側近の林(幹雄自民党幹事長代理)さんが派内に睨みを利かせる役割。

 すると不満も出てくるのですが、それを『まあまあ、俺に任せろ』と宥めて、面倒を見ているのが親分肌の武田さんなのです」(二階派議員の一人)

5120名無しさん:2020/09/28(月) 10:37:34
>>5119

河野は本当に「抜擢」か
 その武田は、麻生を「老害」と見做して衝突も辞さない。昨年4月の福岡県知事選でも、麻生が元厚労官僚の武内和久を自民党推薦で擁立したのに対し、無所属で出馬した現職(当時)の小川洋を推したのが武田だった。

 結果は、武内=麻生の大敗に終わる。

 「小川を推したのは武田の他、宮内秀樹や鳩山二郎ら、二階派の議員だった。この一件以来、福岡では麻生の求心力が低下して、武田に乗り換える動きが加速している。

 もともと麻生は、『安倍の兄貴分』として大きな顔をしてきたが、その神通力がなくなれば、育ちの良さを鼻にかけた嫌味な奴、と見ている不満分子が息を吹き返してくる」(前出・閣僚経験者)

 先日の自民党総裁選で、福岡は麻生のお膝元だというのに党員票が割れて、菅の2票に対して石破(茂元幹事長)にも1票が入り、分裂状態となった。

 福岡では、反麻生の古賀誠(元幹事長)もいまだ隠然たる影響力を持っており、麻生の足元は急速に揺らぎ始めている。

 よりによってそんなさなかに、菅は武田を政権の象徴、中枢とも言える総務相に抜擢したわけだ。

 麻生は派閥会合で、「かん内閣」「かん政権」と一度のみならず、わざわざ二度も連呼したが、ヤケクソで連呼でもしないともはや腹の虫が収まらないのである。

 「だいたい、自派閥の河野太郎が行革担当相に就任したとはいえ、これは『汚れ役』でもある。

 あれは古い、ここはおかしい、と各方面にイチャモンを付けるのが河野の仕事で、マスコミ受けはするが、基本的にはあちこちと軋轢が生じて恨みを買う仕事だ。『美味しいポスト』とはとても言えない」(自民党ベテラン議員)

 菅は「仕事内閣」を標榜しているため、変人として党内の人望はないが、世間の人気が高く同じ神奈川選出で親密な河野を一本釣りした。

 成功すれば菅内閣の功績になるし、失敗したら「やはり変人はダメだ」と切り捨てればいい。だが、派閥の長としての麻生はそうはいかない。

 「河野が成功すれば、麻生派は一気に『河野派』へと世代交代が進む。そうなれば、あたかも『菅派』のようになるだろう。他方、河野が失敗して転べば、麻生派は自派閥の総裁候補を失うことになる。

 麻生にとって、今回の人事は自分の『一丁上がり』感が強まっただけで、なんの旨味もない」(前出・自民党ベテラン議員)

5121名無しさん:2020/09/28(月) 10:37:52
>>5120

うわべだけの「安倍継承」
 かん、かん、と連呼しながら、麻生は周囲にこうも愚痴っているという。

 「マスコミは(菅を)叩き上げとか言ってるが、あれは安倍や俺に対する当てつけかよ。だいたい菅も、そんな話で好感度を上げようとか、安倍政権を否定しているようなもんじゃねえか」

 残念ながら、それはそうだ。菅は建て前とは裏腹に、安倍・麻生らが幅を利かす「世襲貴族政治」を否定するために総理となった。最高権力さえ握ってしまえば、自分を「下々の者」と小バカにしてきた麻生など、優遇する理由はまったくない。

 麻生にしてみれば、身から出たサビではある。だからと言って、このまま潰され、「過去の人」に追いやられてしまうのは我慢がならない。

 「麻生さんは、夫人の千賀子さんから、福岡8区を長男の将豊さんに譲って引退したらどうかと言われているようですが、『ダメだ、まだ俺がやる』と言い張っているそうです。

 菅さんと、裏で糸を引いている二階さんにやられたままでは、プライドが許さないというのでしょう」(麻生派議員の一人)

 まだだ、まだ終わらんよ―。麻生は抵抗しているが、すでに、菅と二階が巧妙に隠して掘った穴に落ちてしまった以上、巻き返しは難しい。

 一方、麻生を嵌めた菅は、「安倍政権の継承」という看板と、「デジタル化」などの改革方針を旗印に、順調な船出に成功した。

 ただし、菅が本当に「安倍を継承」しているかと言えば、そうでもない。

 「実は、安倍さんは退任にあたって、今井尚哉首相秘書官の留任を強く希望していました。他の人事は菅さんに任せてもいいが、『今井さんだけは残すように』と。

 ところが菅さんは、あっさり今井さんを(内閣官房参与に棚上げして)切り捨ててしまった」(官邸関係者)

 これが菅という男の本質である。麻生も今井も、これまで菅を見下し、排除しようとしてきたという点で一致している。

 自分に屈辱を与えた輩を、菅は決して許さない。菅の辞書に、「和解」という二文字はない。自分が弱いうちは愛想笑いで平身低頭し、じっと耐える。

 だがその怨念が消えることはなく、立場が逆転した時、必ず「倍返し」する。菅はそうして、総理の座に辿り着いたのだ。

 麻生を潰し、今井を消す。菅の復讐は始まったばかりなのである。

 「菅は就任早々、『桜を見る会』の再調査をしないと宣言した。これに安倍は安堵した。

 『桜を見る会』問題を掘り返せば、買収による公選法違反が成立する可能性が高く、安倍本人が刑事告訴される可能性もあった。そうならないよう、安倍は『再調査しない』という菅を担ぐことにしたわけだ。

 だがこれは、菅から見れば、『人質』を取ったようなもの。もはや安倍の今後の命運は、菅のさじ加減一つ。安倍と菅の力関係は完全に逆転している」(自民党幹部の一人)

 あわよくばキングメーカーになろうという安倍の動きを封じることは、その出身派閥である清和研(細田派)98人も制御できるということだ。

 菅は無派閥を売りにしてきた。その菅が、今では二階派47人の支持を受け、細田派を制圧し、自身の「菅グループ」二十数人を含め、約170人の議員集団の上に君臨することになった。

 「さらに言えば、竹下派の54人も、二階との関係で、実質的な『菅派』となったに等しい。合わせて200人以上。

 『菅は派閥を持たないから基盤が弱い』などというのは真っ赤な嘘で、とてつもない強権内閣ができ上がったことに、マスコミもあまり気づいていない」(同)

 実際には、その不穏な空気を真っ先に感じ取っているのは、潰しのターゲットになっている麻生派の議員たちだ。

 麻生派の若手議員の一人がこう漏らす。

 「よく二階派を寄せ集めと言いますが、麻生派こそ実はそうで、元は麻生さんが作った少人数グループに、新人や山東派、谷垣グループ、甘利(明税制調査会長)さんらが加わってできた派閥です。

 麻生さんの求心力で何とかまとまっているだけで、もし麻生さんが力を失って会長を降りたりすれば、たちまち崩壊する恐れがある。干されることが確実の派閥にいたいとは、誰も思わないんですよ」

 執念深い菅が、麻生の力を削いでいく。やがて麻生派はバラバラになり、議員の数合わせのための草刈り場になる―。

 笑うのは誰かと言えば、この絵を描いた二階俊博幹事長である。

 新政権で、二階派は二階本人が幹事長に留任したのみならず、武田が総務相、平沢勝栄が復興相に就任。側近の林幹雄が幹事長代理と選対委員長代理を兼任し、今後の選挙は二階一味がすべてを仕切ることになった。空前の大勝利だ。

5122名無しさん:2020/09/28(月) 10:38:02
>>5121

もう誰も止められない
 そんな中、内輪の会合で二階が突如として発した言葉に、同派の中堅議員は戦慄した。

 「解散総選挙はどうなるのか、という話題になった時に、二階さんが『解散なんて、年に二度でも三度でもやればいいんだ。そうすりゃ野党はカネがないから圧勝できる』と言い放ったんです。

 みんな笑いましたが、内心では震え上がりましたよ。二階さんがその気になれば、本当にそうなる。選挙になれば、いまや誰も、二階さんには逆らえない」

 これぞ、まさしく二階流である。実際に解散があるのかどうか、そんなことはどうでもいい。「二階は早期解散に反対している」(別の自民党ベテラン議員)という、真逆の情報すら流れている。

 「あるかも」と思わせるだけでいいのだ。解散総選挙になるかもしれない、と疑心暗鬼が広がれば、いまや田中角栄をも凌ぐ大幹事長・二階の力は指数関数的に跳ね上がる。

 選挙を恐れる議員たちは、カネと公認権、選挙のすべてを差配する二階の前に、長蛇の列を成して平伏せざるを得ない。

 「安倍政権と菅政権の決定的な違いは、この二階の圧倒的な存在感だ。安倍一強の時は明らかな『官高党低』で、必ずしも二階がいなくとも成り立つ政権だった。

 だが、菅政権は違う。二階がいなければ菅は政権を維持できない。唯一、同格の存在だった麻生が沈めば、二階を止めることができる者は誰もいなくなる」(前出・自民党幹部)

 二階派の中核議員の一人は、こう語った。

 「二階劇場の真骨頂は、芝居の緞帳が上がった時、すでに芝居は終わっているということなんだよ」

 菅政権誕生の第一幕に続き、第二幕が始まった。と思ったら、その時点で勝敗は決していた。

 「麻生さんが潰される」 

 誰もがそう気付いた時、麻生はすでに、完全に終わっているのだ。
老いた怪物の政界蹂躙は、こうしてどこまでも続いていく。
(文中敬称略)

 発売中の『週刊現代』ではこのほかにも『夫婦で情報共有しないとこんなに損する』『パイロットがウーバーイーツの配達員に転職する時代』『「三浦春馬ロス」現象を考える』『1970年代 日本の「長者番付」を見に行く』などを特集で掲載している。

 『週刊現代2020年10月3・10日合併号』より

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週刊現代(講談社)

5123名無しさん:2020/09/28(月) 13:26:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1f95b9909c05911491b41338339f1a98057375f
「武田VS麻生」波立つ福岡県政界…総務相就任で“三国志”勢力図に変化
9/28(月) 10:53配信

 衆院議員武田良太(福岡11区)の総務相就任が、福岡県政界の勢力図に微妙な変化をもたらしている。総務相は首相菅義偉が意欲を示す携帯料金値下げなどを担う「花形」ポスト。武田に近い議員も副大臣などに就任し、県内では「武田さんの影響力が大きくなるのは間違いない」との見方が広がる。財務相の麻生太郎、自民党元副総裁の山崎拓、元幹事長の古賀誠による覇権争いは「福岡三国志」と呼ばれてきたが、武田がくさびを打ち込んだ格好。武田と麻生による権力の二分構図が強まることが予想され、首長らは頭を悩ます。

 「この人事はたいしたもんでしょう」。武田は組閣があった16日夜、周囲にこう語った。

 武田は初入閣(国家公安委員長)時にスキャンダルが報じられたこともあり「長くは持たないだろう」(自民県議)と見る向きが大勢だったが、官僚から「面倒見がいい」など評判は上々で、国会答弁も「詰まっているのを見たことがない」(政府高官)と及第点。

 所属派閥会長で党幹事長の二階俊博の下で地方選挙にも汗をかき、官邸関係者は「菅さんは武田さんの仕事ぶりを大いに認めていた」と話す。当初、総務相には別の人物の起用もささやかれていたが、二階派への配慮もあり滑り込んだ。

 組閣翌日の17日、武田は「一刻も早く携帯値下げの結果を出したい」と多くのマスコミの前で胸を張った。武田と親しい全国町村会副会長の永原譲二(福岡県大任町長)は「総務相は事実上昇格。それだけ期待されているということだ」と声を弾ませた。

   ◇    ◇

 武田の抜てきに冷ややかな目を向けるのは、閣内に並ぶ麻生だ。

 組閣前の15日夜、麻生は武田の総務相起用を聞き、怒りを口にしたという。財務相と総務相は地方交付税の配分などで連携が必要だが、閣僚懇談会で2人は「話すことも、目を合わせることもない」(官邸筋)。

 菅にとって麻生はアベノミクス継続に欠かせない存在だ。だが、関係は決して良好とは言えないことから「武田起用はけん制の意味もあるのでは」(同)との観測もあり、麻生側のいらだちに拍車を掛ける。

 さらに、武田の弟分の宮内秀樹(福岡4区)が副大臣、鳩山二郎(同6区)が政務官に就いたが、県内の麻生派議員の登用はなし。麻生周辺は「非常にやりにくい。麻生は『やってみりゃ、いいじゃねーか』くらいにしか思ってないよ。お手並み拝見だ」と敵対心を向ける。

   ◇    ◇

 財源を握る重要閣僚の2人が並び立つことは、地元にとって本来喜ばしい状況のはず。ところが、県北のある首長は暗い顔だ。「片方を立てれば、もう片方に角が立つ。これからは陳情にも気を使わなければ…」

 麻生と武田は2016年の衆院福岡6区補選、19年の知事選などで互いに支持する候補がことごとく衝突してきた。県内政界で2人の対立は周知の事実だ。

 16日、県議会自民党議員室。テレビで閣僚名簿が読み上げられるのを見ていた県議たちは、麻生の留任に「おーっ」と歓声を上げたが、続いて武田の名前が読み上げられると静まりかえった。麻生に近い県議は「財政面で主導権を握る財務相が格上だ。麻生さんの力は揺るがない」。一方、県連関係者は「武田さんは露出も増えるし、存在感は大きくなる。県連会長を取りに来るんじゃないか」と身構える。

 武田と付き合いが長い山崎は語る。「麻生ももう80歳。『三国志』時代は終わる。5年もすれば『武田1強』かもしれんぞ」(敬称略)

西日本新聞社

5124名無しさん:2020/09/28(月) 18:00:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7b4c1a9a48d0fb27a4fb03ca3ac599a8eab7ff7
ただの「継承」に留まるな 行政学者が菅首相に寄せる期待
9/28(月) 16:42配信

 菅義偉氏が首相に就任し2週間が経つ。自民党総裁選への出馬を表明して以降「安倍政権の継承」を前面に打ち出してきたが、「デジタル庁」や「縦割り110番」など独自色も出し始め、支持率も高い。安倍晋三前首相の辞任による「準備なきつなぎ政権」の性格も持つが、筆者はただのワンポイントリリーフ以上の役割を期待している。(行政学者・佐々木信夫中央大名誉教授)

***

 夏の甲子園野球に例えてみよう。勝ち上がってきた準決勝。7回裏ピンチの場面でエース安倍が突然腹痛を覚え降板、代わりに二階監督が指名したのは控え投手の2人ではなく、菅捕手だった。ただ、監督は躊躇する菅捕手に「ここを乗り切ったら、次回(決勝)はエースで登板させるから」と耳打ちし背中を押し、交代を審判に伝えたのだ。

 無観客の試合で起きた出来事とはいえ、テレビ中継を見ていた国民は面白いドラマではないか、菅捕手がどんな継投をするか、固唾を飲みながら注目した。

 筆者はこのように見た。「決勝」は来年9月の自民総裁選のこと。

改革実績なき長期政権はダメ
 各報道機関による世論調査を見ると、菅内閣を「支持する」が65%前後を占め、その理由に「人柄が信頼できる」「地方再生に期待する」が並ぶ。安倍前政権は一定の支持率を保ちながらも「人柄が信用できない」という不支持の理由も多かった。菅政権はその裏返しかも知れない。

 新政権の信認を国民から早く得た方が良い、と衆院解散総選挙を囃(はや)し立てる空気もあるが、安倍政権の継承を掲げる同氏に言いたいことがある。安倍政権のように7年8か月で6回の衆参選挙をやり、勝ち続けることで政権の在職期間は長くなったが、「一内閣一仕事」といわれる「改革の実績」は殆ど残していない、という悪しき選挙主義だけは継承してほしくない。任期は「仕事の単位」だ。何を解決し国民に提供するかが問われる。

 菅政権はとりあえず自民総裁の残り任期の1年をつなぐ格好だが(本人はそう思っていないかも)、仮に近々衆院選を仕掛け4年間の議員任期を得ようとするなら(実質本格政権への切符を入手)、バーチャルでもよいから菅政権4年を想定し政権構想を固めて欲しい。

 当人が再三述べているようにコロナ禍対策と経済再生に力を入れることは当面の課題だ。また、公約に掲げている中央省庁の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打破することは大いに期待したい。

 同時に、この国は大きなターニングポイントに立っているという歴史認識の上に大きな国の方向を示す骨太の改革に挑んでほしい。

 この国は過密の「東京国」と過疎の「地方国」に分断されている。このことで国全体の活力が削がれている。東京一極集中、財政再建、中央地方にみる集権構造の解体、地方分権への道筋、150年前の47府県体制に代わる新たな統治機構の構築といった国家の設計についてだ 。

 安倍前首相を含め、このところ日本の首相は「行政官」タイプが多い。直面する問題を処理しながら安全運転を続けるタイプだが、たたき上げで地方出身の菅新首相には「政治家」タイプを期待したい。中長期の構想力を持って国の新たな方向を示し、果敢にその実現に挑むタイプだ。田中角栄、中曽根康弘、小泉純一郎に近い仕事の仕方を望む。これだけ大きな転換期にあるのに目先の問題処理に終始するのは「政治不在」の証。新たな「国のかたち」を国民と共有できる「羅針盤」を示す、夢のある政治を望みたい。

5125名無しさん:2020/09/28(月) 18:01:01
>>5124

新たな「国かたち」をつくる!
 いま東京圏で地方移住への関心が高い。コロナ禍の影響もあるが、それだけではない。多くの会社員が在宅勤務やテレワークを経験し、ゆとりある暮らし、新しい働き方への意識変化が強まっている。内閣府の調査では東京圏で約4割、30〜40代が強い関心を示している。いまこそ、中央集権体制と東京一極集中の国づくりを解体し、分散分権型の国に変えるチャンスだ。

 わが国は半世紀以上、工場等の地方分散を狙い、職住近接の地域づくりを目指し全国総合開発計画(1〜5次)などを進めてきた。だが、そうはならなかった。ただ幸いなことにその間、新幹線や高速道、空港など3大高速交通網が整備され動き易くなった。ところが今のままだと集権体制の温存でストロー効果が働き、その果実は東京に一極集中し、地方は疲弊するだけの状態だ。ふるさと納税の発想は良いが、それだけでは根本解決にはならない。

 いま必要なのは大振りの改革に挑むことだ。分権改革を進め地方主権体制を目指す、広域圏を州とし内政の拠点にする、既にある3大高速網の移動コストを公共管理で引き下げ、人の動きを一層流動化する。 

 日本は米カリフォルニア州1州ほどの小さな国。だが3大高速網がよく整備され端から端までの移動にそう時間は掛らなくなった。だが、カネ(費用)が掛かる。これがバリアとなり東京圏から企業も人も出ない。ここを直すと良い。これは時間を掛けずにやれる。

 新幹線、高速道、航空機の運賃を国や都の負担で実質上タダにするのだ。そうすると、人も企業も事務所も広範囲に動き出す。これまで力を注いできた道路づくりの時代は終わった。造るより利用を工夫すべきた。ガソリン税を、道路利用者がタダで動けるように使ったらどうか。毎年の地方創生費5兆円もそこへ投入、東京の再開発予算から数兆円を回すことも選択肢かも知れない。

 総力戦で東京一極集中の解消を狙う。すると、本社は東京でも新幹線沿い、高速道沿い、地方空港沿いに様々な支店、サテライトオフィスが集積し人も企業も動く。水は低きに流れる。立地コストが安く環境が良ければそこが集積地になる。東京圏は150キロ圏の仙台、名古屋まで、大阪圏も同様に名古屋、広島まで広がる。大都市圏から地方都市、農山村に移り住む若い人も増える。そうすれば、子どもがもっと生まれよう。地方のオフィスと都会の自宅を往来する2拠点生活者も出てこよう。こうして地方分散が進み、日本は元気を取り戻す。

 与野党の対立、自民党内の利害が錯綜する大改革だが、地方への権限・税財源の移譲、州制度への移行を睨み「第3臨調」を設置したらどうか。いまこそ新たな国のかたちを創るべきだ。

5126名無しさん:2020/09/28(月) 18:45:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/d66028fad95a646540205655333e8683fa484977
自民・谷垣グループがパーティー 総裁選では3分裂、結束が課題
9/23(水) 21:14配信

 自民党谷垣グループ(約20人)は23日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。先の総裁選で所属議員の支持動向は3分裂。2年前の前回に続いて自主投票となり、各派閥が功名を争う中で存在感を示せなかった。代表世話人の中谷元・元防衛相はあいさつで「ワンチームで活動していく」と強調したが、言葉通りに結束できるかどうかが課題だ。

 特別顧問の谷垣禎一前幹事長も出席し「菅政権の下、課題を解決していかなければならない。メンバーはいろいろな働きをしてくれると固く信じている」と述べ、新政権の下での連携を呼び掛けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f30a2d3286e867f0c2aca4bd48dee29e4d71e3c0
谷垣グループ、都内でセミナー開催
9/23(水) 21:17配信

 自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は23日夜、東京都内のホテルでセミナーを開いた。代表世話人を務める中谷元・元防衛相は菅義偉政権について「国民が大変大きな期待を寄せている。われわれも全力で菅政権を支え、勇気と信念で改革を前に進めたい」と述べた。

 中谷氏は新型コロナウイルス対策に関し、「まだまだ重症患者は多数おり、経済への影響も大変深刻だ。対策に全力を挙げていく」と強調した。谷垣氏も登壇し、「菅政権のもと、自民党はいろんな課題を解決していかなければならない。有隣会メンバーの働きを固く信じている」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b51f871a12291196d071e144faa324337a8199c
旧谷垣グループがパーティー
9/23(水) 20:33配信

 自民党旧谷垣グループは23日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。

 特別顧問の谷垣禎一前幹事長はあいさつで、「長い間の安倍晋三前首相の大変な努力の後を受けて、菅政権の下、自民党はいろんな問題を解決していかなければならない。メンバーはそのためにいろいろな働きをしてくれると私は固く信じている」と述べ、結束して新政権を支えるよう呼び掛けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/39eb399bc99b88c0b803b282d6094c87b0bc7f10
谷垣グループが政治資金パーティー 総裁選で意思統一できず結束課題
9/23(水) 20:15配信

 自民党の谷垣グループは23日夜、政治資金パーティーを東京・紀尾井町のホテルで開いた。先の総裁選に立候補した岸田文雄前政調会長や石破茂元幹事長も出席した。

 谷垣グループは総裁選対応で意思統一できず、2人の代表世話人は遠藤利明・元五輪担当相が岸田氏を、中谷元・元防衛相が石破氏を支援した。若手の多くは菅義偉首相を支持し、グループの結束がなお課題だ。【飼手勇介】

5127名無しさん:2020/09/28(月) 18:49:49
https://go2senkyo.com/seijika/78642/posts/166893
国場 幸之助 ブログ
19日間の総裁選挙
2020/9/15
 自民党総裁選挙に関われたのは、 掛け替えの無い経験でした。  菅義偉新総裁には、これからの 御活躍を心から期待するとともに、 沖縄政策にも精通されているので、 引き続き、沖縄の課題と可能性が なお一層、国政の中枢テーマと なる様、私も今まで以上に、 取り組みます。  宏池会の会長が総裁選挙に 立候補したのは、加藤紘一会長 以来、約21年ぶりでした。  2006年、2009年には、谷垣禎一 先生、2012年には林芳正先生が、 総裁選挙に立候補しましたが、 その時期はまだ、私が県議、浪人時代 でしたので、 衆議院議員になって今回は、 はじめて宏池会から擁立する事が 出来たので、自民党のダイナミズムを 体感できました。  岸田文雄候補の随行担当として、 各種討論会や、山梨、静岡、宮城、 福島を訪問しました。  台風10号の対応がありましたから、 広島、神戸、滋賀、大阪の集会には 岸田候補は、リモートで、参加し、 決意を訴えました。  岸田会長は側にいても、常に周りに 配慮し、移動中や待機中も、絶えず勉強を 重ね、電話で支持を最後まで呼びかけ、 総裁選挙を通し、政治家の厚みと迫力を 感じる場面が多々ありました。  結果は地方票10票。  国会議員票79票。  宏池会は47人ですので、有隣会を 含め、32人の方々からのご支援には、 頭が下がります。  「誰が入れたのかは詮索しない様」に、 という先輩議員からのアドバイスもありましたので、 個別に御礼は出来ませんが、 宏池会の理念と岸田会長の訴えてきた公約を 実現すべく、今後も精進していきます。  同時に政局面では、多くの反省点もあります。  未熟さを痛感する19日間でもありました。

5128名無しさん:2020/09/28(月) 19:49:01
https://mainichi.jp/sunday/articles/20200918/org/00m/010/004000d
自民党総裁選 やはり“石破最下位”…安倍の怨念
会員限定有料記事 2020年9月24日 05時00分(最終更新 9月24日 12時42分)
サンデー毎日

 スタート前から勝負が決まり、シラけ気味だった自民党総裁選。そこで、ひそかに注目を集めていたのが、2位争いだった。「政治生命を左右しかねない」(自民党関係者)と囁(ささや)かれていた次点レースに、なんと、安倍晋三首相の〝怨念〟が絡んでいたというのだ。

「官房長官として国のために黙々と汗を流してきた姿をずっと見てきた。この人なら間違いない。令和時代に最もふさわしい新総裁ではないでしょうか」

 9月14日、新型コロナウイルス対策のため、従来実施されてきた東京・平河町の党本部を離れ、都内のグランドプリンスホテル新高輪の最大規模の宴会場「崑崙(こんろん)」で開かれた自民党の両院議員総会。圧勝で総裁の座を射止めた菅義偉官房長官に対し、安倍晋三首相がこう賛辞を送ると、会場の自民党議員から割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

5129名無しさん:2020/09/28(月) 19:49:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/9aff876b904da4f28958ec0beba51e002472e406
【総理・総裁】同じように見えて、実はまったく別物です
9/25(金) 7:01配信

専門家が独自の目線で選ぶ「時代を表すキーワード」。今回は、政治アナリストの伊藤惇夫さんが、「総理・総裁」について解説します。

* * * * * * *

◆今はたまたま2つを兼ねている状態

安倍晋三・前首相は、2つの肩書を持っていた。ひとつは「内閣総理大臣」で、もうひとつが「自民党総裁」だ。ちなみに「首相」という呼称は、マスコミが使うもの。総理と総裁、2つの肩書はセットのように思われがちだが、実はまったくの「別物」なのである。

自民党では、総裁に指名された人物が、国会での首班指名候補(総理候補)になることが慣例化している。その自民党は、戦後の政治史の大半で議席の過半数以上を占める第1党だったから、自民党総裁イコール総理大臣のイメージが定着しているが、これは「たまたま」そうなっているだけ。

つまり、総理大臣は国民が選んだ国会議員によって選ばれた「公(おおやけ)」の役職だが、総裁は自民党という一政党が、“勝手に”選んだ党首にすぎないともいえる。

だから、自民党総裁が自動的に総理の座に就くわけではない。過去には自民党から2人(大平正芳と福田赳夫両元総理)が総理候補として、国会での指名選挙で争ったことがあるし、自民党が野党に転落していた時期の総裁は総理になっていない。河野洋平元衆議院議長と谷垣禎一前自民党幹事長の2人がそれだ。

また、派閥が今よりずっと元気で、党内抗争が激しかった1980年代には、しばしば「総(理)総(裁)分離論」が浮上したこともある。対立するライバル同士で総理と総裁を分け合う、という妥協策だ。ただし、これが実現した例はない。

さて、新総理は、この2つの肩書をうまく使い分けることができるかどうか。

伊藤惇夫

5130名無しさん:2020/09/28(月) 19:54:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/198561799c27c97b476609a960cde2e98b1390d4
聖域なんてない? 経済記者は見た「菅首相」の恐ろしさ
9/26(土) 9:30配信

 自民党総裁に菅義偉氏が決まり、菅政権が発足した。自民党としては初の「無派閥たたき上げ」の首相で「非世襲」は20年ぶりという。そんな菅氏は安倍政権の路線継承を明言しているものの、いずれ政権運営で菅カラーが出てくるのは間違いない。【毎日新聞経済プレミア・大久保渉】

 安倍政権の官房長官時代の菅氏で私が印象に残っているのは、時の首相ですら口を挟めなかった自民党税制調査会と全面対決し、「聖域」をぶち壊したことだ。

 権威や慣習をモノともせず、大義や理屈すら無視して、実利を取りに行く姿に空恐ろしさを感じた。

 ◇官僚の評価は二分

 霞が関の官僚の菅氏への評価は「骨があって頼もしい」との意見がある一方、「首相の器ではない」と二分されているように見える。当時を振り返り、なぜ評価が割れるのか、読み解いてみたい。

 「しっぽ(菅氏)に胴体(政府・与党)が振り回されている。むちゃくちゃだ」。2015年冬、自民党税調幹部は自民・公明の与党間で協議するはずの税制改正を、官房長官の菅氏が陰で操っていることに怒りを爆発させていた。

 当時の課題は、食品など生活必需品の消費税率を8%に据え置く軽減税率制度。自民党は「事業者負担が大きい」と導入に反対だったが、公明党は「消費者の痛税感を和らげるため必要」と譲らなかった。

 そこで動いたのが、公明党と太いパイプを持つ菅氏。翌年の参院選での選挙協力を至上命令に、公明党の願い通り政策を実現させようとウラで糸を引いた。

 まずは、軽減税率に反対していた自民党の野田毅税調会長を「更迭」し、新会長の下で具体的な制度設計の議論を始めさせた。

 野田氏に退任要請の電話をかけたり、新会長に軽減税率の検討を指示したりしたのは当時の安倍首相だが、安倍氏は外交を優先し、軽減税率への関心が薄かった。菅氏の意向で物事が動いているのは「公然の秘密」だった。

 ◇メンツより実利

 その後の焦点は、軽減税率の対象範囲。生鮮食品に限定したい自民党と、加工食品にまで拡大したい公明党の間で再びバトルが始まった。

 軽減税率の対象を広げれば消費者にはありがたいが、その分だけ税収が減り、穴埋め財源が必要になる。公明党案では1兆円規模の財源が必要だが、穴埋めのメドはついておらず、「社会保障の負担増の痛みを皆で分かち合う」という消費増税の基本精神が崩壊する恐れがあった。

 財政規律と社会保障の両立という増税の大義を重んじる自民党税調は、党ナンバー2の谷垣禎一幹事長(当時)の後ろ盾を得て一歩も譲らなかった。

 だが、菅氏はお構いなしだった。公明党や支持母体の創価学会幹部らと接触を重ねつつ、自民党税調とタッグを組む財務省幹部に「公明党案をのめないなら、消費増税そのものを先送りする」と密かに脅した。

 最終局面では、独自に公明党とのパイプを持つ二階俊博総務会長(当時)にも相談。「参院選のためにはやむなし」との党内世論をテコに安倍首相の同意を取り付け、公明党案を丸のみさせた。自民党税調と谷垣幹事長のメンツはボロボロに潰された。

 ◇期待と警戒が交錯

 自民党税調は、重鎮と呼ばれる数人のベテラン議員から成る非公式会合(インナー)で重要事項を決めるのが慣習。国の礎をなす税制は中長期の視点で決める必要があり、大衆迎合的(ポピュリズム)な政治から切り離すのが一つの狙いだった。ただ、利害関係者が多い税制にもかかわらず、数人が密室で決めることに「体質が古い」との批判も出ていた。

 菅首相を待望する官僚は、聖域を恐れず、自らの責任で、どんな手を使ってでも政策を実現してしまう姿にほれ込んでいる。ある経済官庁幹部は「菅氏の理解さえ得れば希望する政策を実現できる。族議員や業界団体との調整が少なく済み、やりやすい」と話す。

 一方、菅首相を警戒する官僚は、大義や理屈を無視し、個別政策の実現に血眼になる姿に危うさを感じている。党内で「人格者」の誉れ高い谷垣氏の顔に泥を塗るような冷酷さへの恐れも少なくない。

 別の経済官庁幹部は「日本をどんな国にしたいのか、大きなビジョンが見えない。暗い雰囲気で指示が細かい首相は旧民主党政権の菅直人氏以来で、官僚が萎縮しないか心配だ」と話す。

 果たして菅政権はどんなカラーを打ち出し、有権者の支持を得られるのだろうか。

5131名無しさん:2020/09/28(月) 20:05:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/17a79b7be7fd456db7ca4111be6f3bdf7081a52b
政府、副大臣・政務官を決定 目玉政策に菅グループの登用目立つ
9/18(金) 17:41配信

 政府は18日の閣議で、菅義偉(すが・よしひで)内閣の副大臣25人と政務官27人の人事を決めた。自民党から元女優の三原じゅん子参院議員を厚生労働副大臣に充てた。三原氏は菅首相に近い無派閥の若手グループの一員で、内閣の目玉政策である不妊治療への支援拡充などを担う。

 加藤勝信官房長官は18日の記者会見で「国民のために働く内閣を実現するための適材適所の布陣だ」と強調し、三原氏を起用した理由について「参院厚労委員長などを務め、自らの経験も踏まえ、がん対策にあたってきた」と説明した。

 首相は政権の最重要テーマを扱う省庁の副大臣に菅グループの議員を登用した。「首相直轄」として成果を急ぎたい思いがみえる。携帯電話料金の引き下げを目指す武田良太総務相を補佐する総務副大臣には、無派閥の熊田裕通衆院議員を充てた。

 ポストはおおむね、自民党各派の所属人数に応じて割り振る「派閥均衡型」となった。首相に近い無派閥は副大臣に3人、政務官に2人が登用され、事実上の「菅派」を印象付けた。公明党からは副大臣、政務官に各3人ずつ入った。

 外交・防衛分野では保守系議員が目立った。防衛副大臣には、自民党外交部会長として政府に中国の習近平国家主席の国賓訪日中止を求める決議文をまとめた中山泰秀衆院議員、外務副大臣には民進党を経て昨年自民党に入党した鷲尾英一郎衆院議員、防衛政務官には松川るい参院議員をそれぞれ起用した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e13891ba2c88fe4932603992db9a2326db0ab52e
厚労副大臣に三原じゅん子氏 看板政策に菅グループ登用
9/18(金) 15:15配信

 政府は18日の閣議で、菅内閣発足に伴う副大臣25人と政務官27人の人事を決めた。自民党から菅義偉首相に近い無派閥若手グループの一員で元女優の三原じゅん子参院議員を厚生労働副大臣に充てた。菅内閣の看板政策を担う省庁に「菅グループ」議員を登用し、実現を急ぎたい狙いがうかがえる。

 武田良太総務相を補佐する総務副大臣には、菅氏を支持する無派閥議員グループ「ガネーシャの会」の熊田裕通衆院議員を起用。同会の三谷英弘衆院議員は文部科学政務官に充てた。

 女性起用は副大臣、政務官各3人。ポストはおおむね自民7派閥と無派閥に均衡に割り振った。公明党は副大臣、政務官各3人。

5132名無しさん:2020/09/28(月) 20:43:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d22c7034fb2cf6b768a95f237821e961681e890
「次の総理」菅義偉氏の叩き上げ人生 地縁血縁ゼロから登りつめた強運と実力とは〈dot.〉
9/3(木) 9:00配信

“ポスト安倍”の最右翼といわれる菅義偉官房長官(71)が2日、自民党総裁選に正式に出馬表明をした。会見で語られたのは、その歩み。いかにして総理の座に「王手」をかけることができたのか。その運と実力を物語る過去を振りかえる。

*  *  *
「私の原点について少しお話させてください」

 夕方に開かれた記者会見で、決意表明の直後に語り出したのは、政治の世界に入るまでの歩みだった。選挙区は神奈川2区だが、出身地は秋田。農家の長男として生まれたという。

「卒業後すぐに農家を継ぐのに抵抗を感じて、東京に出てきました。町工場で働き始めてすぐに厳しい現実に直面。紆余曲折を経て、2年遅れで法政大学に入学しました」
 
 卒業後いったんは民間企業に就職するものの、政治家の秘書になったのが26歳のとき。その秘書を11年間務めたのち、38歳で横浜市議会議員選挙に初当選。47歳で衆院議員になった。
 
 会見では、それ以降は政策の説明に時間がさかれたため、有権者には国政に出てからは順調にコマを進めて来たように思われるが、意外なエピソードがある。2009年の政権交代の衆院選挙だ。当時を取材した記者は、その人柄を語る。

「すでに重鎮と呼べる存在でしたが実際に接してみるとびっくりするほど気さくなおじさんでした。朝の駅立ちは欠かさない律義さがあった。政治家にしては素朴で無欲というイメージです」

 もちろん選挙では、自民党の候補者には逆風が激しく吹いていた。神奈川2区では、菅氏の対抗馬として、民主党からは東大卒の経産省出身の三村和也氏が立候補した。三村氏は、女優の広末涼子の従兄で、33歳(当時)という若さ。「横浜から若い力を国会へ!新しい時代を選択しよう」と訴え、支持を拡大していった。

 当然、選挙は大接戦になった。政権交代の波にのまれて、自民党の大物議員がバタバタ落選していくなか、当落が判明したのは深夜。わずか548票差で、菅氏が競り勝った(三村氏は比例当選)。

「記者らはみんな、この人はホンモノだって思いましたよ」(前出記者)

 ちなみに、このときの選挙で、神奈川県の18選挙区のうち、自民党で当選したのは菅氏の選挙区を含めて3区だけ。それだけでも実力がわかるが、残りの2人の顔ぶれをみれば、もっとはっきりするだろう。その2人とは小泉進次郎氏(11区)と河野太郎氏(15区)。いわずもがな、この2人は誰もが知る大物議員を父にもつ、いわゆる世襲議員である。

 さて、総裁選に話にもどすと、菅氏は、自民党内では菅グループ(無派閥)は30人ほどで基盤は弱い。参謀型の本人にも野心はなかったといわれている。そこからの急展開。すでに最大派閥の細田派(97人)や麻生派(54人)、二階派(47人)など主要会派の支持をかためたと報じられている。新型コロナウイルス対策をはじめ難題が山積の日本。本当に強運の持ち主なのか、ここから実力が試される。(AERAdot.編集部)

5133名無しさん:2020/09/28(月) 20:46:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed4c24ecb7f624e6e65201a688b852d408552393
「派閥の復活」説は「中身」を見ていない 菅氏「側近」が、政治は「全く変わる」と強調する理由【坂井学氏インタビュー】
9/4(金) 21:00配信

 自民党総裁選(2020年9月8日告示、14日投開票)に現時点で立候補を表明している3人のうち、とりわけ安倍晋三首相の政策を「継承」すると繰り返しているのが菅義偉官房長官だ。

 菅氏は3人の中で唯一「無派閥・非世襲」だ。30人ほどいる無派閥・非世襲の議員でつくる「菅グループ」の出馬要請後に出馬を表明した菅氏だが、すでに5派閥が菅氏の支持を決め、結局は派閥の力学で物事が決まるとの指摘も根強い。仮に菅(すが)政権が誕生するとなれば、安倍政権から何が変わり、何が変わらないのか。菅氏の側近のひとりとして知られ、9月2日の出馬会見では司会も務めた坂井学衆院議員に聞いた。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 工藤博司)

■「菅グループ」が「派閥」と「全く違う」理由

―― 坂井議員をはじめとする、派閥に所属しない議員による「菅グループ」の議員有志が出馬の要請をしたこともあって、菅義偉官房長官は9月2日に正式に立候補を表明しました。この「菅グループ」は、「派閥」とは、どう違うのでしょうか。

坂井: 全く違います。集まっているメンバーの目的、出来上がる過程も違います。派閥というのは、派閥、政策集団があって、最終目的は今行っている総裁選で総裁を出すことです。それに対して我々は、今こうやって集まって連絡がとれる体制は取っていますが、(菅)長官とそれぞれのメンバーの一対一の人間関係が基本です。みんな無派閥なので、情報も入ってこなければ相談できるような関係にもなりにくいということで、みんな「長官と関係があるのだから、情報交換しよう」ということで集まり始めた、という経緯です。

―― 長官も無派閥ですね。

坂井: 長官は今は無派閥で(編注:09年に古賀派を退会してから無派閥を続けている)、2世でも3世でもないということで、今までも大変苦労してきました。そこで、無派閥で、しかも2世3世のような基盤がないところでやっていくのは大変だろうから、そういう人を応援したいというのが長官(との関係)のスタートです。そういう(菅氏から声をかけられた)人たちは同じような境遇でぽつぽついるわけで、「みんなで集まって話をしたり情報交換したり、助けたり助けられたり」をやろうよ、ということで集まっているので、派閥とは全く違います。

―― いわゆる派閥と比べると「緩やかなつながり」だというイメージですか。

坂井: 「緩やか」というか、自発的にみんな必要だから集まっているので、「派閥ありき」ではありません。しかも、この会に忠誠があるのではなく、元々、菅さんとの付き合いがあった人たちが集まっているわけですから、その視線は菅さんに向かっているわけです。「派閥がこうだ」「グループがこうだ」といったこととは、全く違います。

―― 長官はこれまで、月刊誌のインタビューや記者会見で、「ポスト安倍」の可能性を繰り返し否定してきました。そんな中で「菅グループ」は8月31日に出馬要請しました。

坂井: チャンスがあれば...というか、総裁選になれば、私どもは以前から出ていただきたいという思いがありました。ご本人が「今の政権を支え、うまく回すことに徹するべきだ」ということをずっとおっしゃっていたので、我々もそれ以上言わなかったのですが、いきなりの総理の辞意表明で総裁選に流れ込むという形になったわけです。総裁選があることが分かれば、以前から我々の思いとしては「出ていただきたい」ということだったので、その思いを伝えに行きたいということで(出馬要請のための面会の)お願いをしたということですね。

5134名無しさん:2020/09/28(月) 20:47:13
>>5133

繰り返された「総裁選に出てください」「俺はそんなこと考えてない」のやり取り
―― グループとしては、前々から「出馬してほしい」という思いは変わらないわけですね。

坂井: 変わりませんね。我々のメンバーとのやりとりの中で、「総裁選に出てください」「いや、俺はそんなこと考えてない」という会話は、もう何度もあったわけです。

―― 坂井議員は、出馬要請の直前に記者団に対して、無派閥で世襲ではない議員にとっては菅氏のことが「希望の星」だと述べています。無派閥の人が総裁、首相になることで、どういった変化があるのでしょうか。

坂井: 全く変わりますよね。よく「派閥政治が復活したのか」と言われますが、これは全く実は中身を見てない方々の話です。派閥と言っても、そのそれぞれに、菅さんに近い方がいらっしゃるわけです。元々「(出馬を)考えていない」という菅さんが、総裁候補として名前が挙がっているということ自体、各派閥に元々「総裁にしたい」という人がいたということの表れです。今回総裁が変わる総裁選が実際に行われることになって、その人たちは「菅総裁」実現のために自分の派閥で大変動いていただいたわけです。若手に声をかけたり、お願いできる人にお願いをしたりして、自分の派閥で菅さんを推すように動いてくれているわけです。その結果、派閥の中がだんだん「菅色」に変わって、派閥の領袖もそういうのを見て、「じゃあ自分の派閥では、他のメンバーを推すよりは菅さんだな」ということで、菅さんを推そうという形になっていると私は思います。官房長官が派閥の領袖(りょうしゅう)とちょこちょこっと話をして、何か「利害が一致したから、うちは皆であんたを応援するよ」といった、簡単な話ではありません。

利害調整に「今までよりは色々なパターン」
―― 先ほどの、無派閥の人が総裁に選ばれることで「全く変わる」という点について、もう少し具体的に聞かせてください。利害関係の調整がしやすくなる、ということですか。

坂井: 調整がしやすくはなりませんが、物事を決めるときの決め方が変わるはずです。派閥の領袖同士で話しをして、「利害関係が一致するから」というだけではなく、そこに色々な要素が絡んでくることになります。今後「(具体的に)どう変わります」というのは言えませんが、今までよりは色々なパターンが出てくるだろう、ということです。

―― 具体的なことはやってみないと分からないけれども、何らかのメカニズムが変化する、ということですか。

坂井: 間違いなく変わると思います。

―― 菅氏は「非世襲」でもあります。そうした人がトップにつくことで、自民党の雰囲気も変わっていくのでしょうか。

坂井: これも(具体的に)何が変わるか申し上げられませんが、今回の3人の候補者の中で地方で高校卒業まで過ごしたのは菅さんだけです(編注:岸田文雄氏は開成高校(東京)、石破茂氏は慶應義塾高校(神奈川)出身)。それに加えて、(実家の)農家というものを継ぐか継がないかを突きつけられたわけです。これは、今の地方にある、色々な方々が経験をしてきたことと同じことを経験をしているわけです。ですから、地方・地域の色々なことを実感することができると思います。その後、(菅氏は)東京に出てきて町工場の従業員、つまり労働者でした。こういった立場を経験したことのある方が国会議員になって、要職に就いてこられた。総理ということが実現をすると、まさしく本当に多くの方の希望になると思います。実際にそこで見てきたもの、感じたものを土台に、自分で組み上げてきたわけです、ここまで。

―― 世襲の人とは大きく違った経歴ですね。

坂井: 簡単に言うと、ご本人が全部自分でやらざるを得なかった。全部自分でやるということは、誰もセットアップしてくれない、段取りをつけてくれないわけですから、裏を返すと段取りの付け方も分かる、ということです。ですから、今までの2世3世だと準備の仕方が分からなかったものでも、(菅氏は)それが全部ある。それはもう、視点・視線が広くなる上に深くなると思います。そこからくる結論というのは当然、例えばみんなが同じ中小企業振興政策に取り組むと言ったにしても、やる人によって、その中身は変わってこざるを得ないと思います。

5135名無しさん:2020/09/28(月) 20:49:19
>>5134

安倍政権と菅(すが)政権、何が変わるのか
―― 9月2日の出馬会見では、菅氏は安倍氏が取り組んだ政策を「継承する」と繰り返し、記者からは「まるで安倍総理のご発言を聞いているかのように感じた」という質問が出ました。仮に総裁に選ばれれば、安倍政権と菅(すが)政権は、どんな違いが出ますか。

坂井: 同じことを言っても、実際に誰がやるかによって全く違うものが出てくるわけです。言葉上や政策上は同じで...というか、変わること自体がおかしい。今までの(安倍)政権の政策も、何割かは(菅氏)ご本人がやっていて、しかも主立ったところはご本人が差配していたわけだから、それを長官という立場が変わるからということで、態度を変えるということ自体がおかしい。これ(掲げる政策が同じこと)は当たり前と言って私はいいと思います。ただ、今後それを進めていくときの進め方や、色々な手続きの仕方、それから細かな話で、どんどん違いが出てくると思います。

―― ところで、坂井議員と菅長官との関係は、どのくらい長いのですか。

坂井: 初めて出馬した2003年11月の衆院選では敗れているのですが、その公認の時に菅先生が(神奈川)県連の会長をされて、小此木さん(小此木八郎衆院議員)が横浜市連の会長をされていて、それで小此木さんとの関係で候補者に名前を挙げてもらって菅さんにお会いして最終的に(公認が)決まった、という感じです。それからですかね。18年になります。

―― その18年の中では色々なことがあったと思いますが、菅氏は色々な局面で、坂井議員の選挙区での応援演説に入っています。

坂井: お願いして来てもらっていますので...。

―― 坂井議員は、自民党が下野していた09年8月から12年12月まで「浪人」生活を送っていました。ウェブサイトに載っている12年衆院選に向けた決起集会での菅氏のあいさつでは、「さかいさんにとっては、本当に長い長い3年と3ヶ月だったと思います」とあります。「浪人」期間中に、菅氏から励ましの言葉をかけられたりしたことはありますか。

坂井: 結局こちら(永田町)に来ておらず状況がよく分からないので、2〜3回ぐらいですかね...? 声をかけてくれて食事も一緒にさせてもらって、永田町の状況を教えてもらったりしていました。確かあのとき、改革特区みたいな話が結構出ていました。改革特区を使って、いろんな社会問題解決するんだ、といった話をさせてもらったのを覚えていますね。

5136名無しさん:2020/09/28(月) 20:49:35
>>5135

「決められるんですよ。決められるんですよね」
―― 坂井議員は副大臣や政務官として、菅氏と仕事をする機会もあったと思います。特に観光庁担当政務官の時は、ビザ緩和や免税品の拡充などを菅氏に提言し、実現させたという経緯があります。上司として「仕事がしやすい」関係でしたか。記者会見を見ていると「コワモテ」にも見えてしまいますが、実際のところはいかがですか。

坂井: 単なる政務官と官房長官ということではなく、やはり選挙区が隣でそういうふうにいろいろとご配慮いただいているという感じでしたので、相談はしやすかったです。今出たビザ緩和の話では、観光客を増やしたい国交省は前向きな一方で、法務省と警察庁の反対で実現できておらず大きな課題になっていた、という背景がありました。私からは他の国ではどうなっているかという話をさせてもらいました。韓国では(ビザなし入国を)オープンにして、さほど大きな問題になっていないので、韓国程度はビザ緩和しても大丈夫ではないか、といったやり取りをさせてもらいました。そこで2人で目安を作って、「そこの目安まで今回やってもらうか」ということで、菅さんの方が役所と大臣を集めて「このくらいにしよう」と決めたときに秘書官を呼んで、「3〜4日後の10時」と決めて(関係)4大臣を集めて、そこで菅さんが「これこれ頼む」という話をして、それでビザ緩和が決まったという状況がありました。とにかく頭がいいし(頭の)回転がいいし決められるんですよ。決められるんですよね。

―― 8月31日のNEWS23(TBS)では、三谷英弘衆院議員が
「最近流行っているインターネットの動画とかを見て、一緒になって『すげーなこれ!』みたいな感じで喜んだりする。大笑いしてる」
と話していました。意外なエピソードですが、どんな動画を好んでご覧になるのしょうか。

坂井: いろいろですよ。「評判の動画」みたいなのがあるじゃないですか。

―― ツイッターで言うところの「トレンド」入り、ユーチューブの「急上昇」のようなものですね。

坂井: そうそう、そういうものを、我々が一緒に行ったときに見せるわけです。三谷君なんかが「今、こういうのが流行ってるんですよ」って。動画によっては、(菅氏が)えらく大ウケすることもあります。こういう動画は大事な情報のひとつですし、世間でどういうことが話題になっているのかを知ってもらうのも大事だと思っています。

―― 坂井議員は安倍内閣で政務官や副大臣を歴任したわけですが、仮に菅氏が総裁に選ばれた場合、どういった形で菅(すが)内閣と関わりたいですか。

坂井: 何でもいいですが、菅さんの力になれればいいなと思います。求められるところでやれればいいです。

坂井学さん プロフィール
さかい・まなぶ
衆院議員、自民党副幹事長。1965年生まれ。東大法学部卒。松下政経塾(第10期生)、民間企業勤務、鳩山邦夫衆院議員秘書を経て2005年に衆院神奈川5区から出馬し、初当選。財務副大臣、総務・内閣府副大臣などを歴任。通算で現在4期目。

5137名無しさん:2020/09/28(月) 20:53:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/771792d7128de76332c19a98d04a24169d9c328b
三原じゅん子氏 菅新内閣で沖縄・北方担当相起用が有力か
9/8(火) 7:05配信

 安倍晋三・首相が辞任会見した直後から永田町では、“大臣手形”が飛び交い、菅新内閣の“閣僚名簿”が何度も書き直されている。早々に勝ち馬を見定めるや、総裁選はコロナ対策もそっちのけで、寝返り、おべんちゃら、足の引っ張り合いが繰り広げられる猟官運動の場と化した。

 自民党大派閥が雪崩を打って菅義偉・官房長官支持に回ると、“ポストを持っていかれるのではないか”と気が気でない無派閥の菅グループ議員たちが直訴に動いた。

 菅氏の子飼いで、「官房副長官候補」とみられている坂井学・元総務副大臣を中心とする「ガネーシャの会」の若手衆院議員15人は8月31日に菅氏を訪ね、1人ずつ“菅総理”誕生への思いを伝えて出馬を要請した。

 一歩出遅れたのが参院の菅グループだ。三原じゅん子・党女性局長はその翌日、無派閥の参院議員11人で菅氏に面会し、「身を粉にして支える。菅総理誕生のために戦っていきたい」そう忠誠を誓った。

「三原さんの期待はもちろん入閣。選挙のたびに菅さんに同行して応援に回ってきたし、女性の目玉閣僚として菅さんが重視する沖縄・北方担当相などへの起用が有力視されている」(無派閥議員)

 菅氏と当選同期の再入閣待望組もアピール合戦では負けていない。

 二階派の桜田義孝・元五輪相、麻生派の佐藤勉・元総務相ら派閥がバラバラの十数人が三原氏と同じ日に菅氏に「支持」を伝えたが、その中には岸田派の竹本直一・IT担当相もいた。早くも岸田陣営から現職閣僚が菅支持に“寝返った”かたちだ。

「大阪15区の竹本氏は選挙のたびに維新の議員と大接戦を繰り広げてきたが、党の比例代表定年(73歳)を超えているため重複立候補できない。次の選挙で生き残るには、維新とパイプの太い菅さんに頼らざるを得ない」(二階派ベテラン)

「派閥の掟」より「議員バッジ死守」が寝返りの理由という指摘だ。

※週刊ポスト2020年9月18・25日号

5138名無しさん:2020/09/28(月) 21:11:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b2b61030f18cb72a6b6cba0907a8a459e1096f0
「菅流勝利の方程式」の継承者は?「ポスト菅」の闘いはすでに始まっている
9/19(土) 7:01配信

 少々、時代を遡る話だがお付き合い願いたい。あっという間に菅義偉官房長官が自民党総裁選で圧勝し、第99代内閣総理大臣(首相)に選出されたのかの「なぜ」を探り、その理由を知るために必要なのだ。

 「幕が上がったと思ったら、芝居は終わっていた」――1980年6月12日に心筋梗塞による心不全で急死した大平正芳首相の後任自民党総裁・首相に就いた鈴木善幸総務会長を巡る「後任選出劇」を、同首相が率いた宏池会(現岸田派)に所属した1期先輩の前尾繁三郎元衆院議長が当時の西村榮一党副総裁(旧七日会・現竹下派)に語った言葉である。

 同じ宏池会の大ベテランであり本来は黒子である鈴木総務会長を後継に据えたのは田中角栄元首相(七日会オーナー)である。大平氏急死直後に後継候補に挙げられた腹心・伊東正義官房長官が固辞し続ける間隙を突いて田中氏が、それこそあっという間に鈴木氏後継の流れを作ってしまったのだ。

 当時すでに派閥の領袖であり、田中氏とは同期で防衛庁長官(佐藤栄作内閣)、通産相(田中内閣)、幹事長(三木武夫政権)を歴任していた中曽根康弘氏は鈴木首相に蔵相を求めたが、拒絶されて端パイの行政管理庁長官に甘んじた。

 だが、一念発起した中曽根氏は土光敏夫元経団連会長を担いで旧国鉄と旧電電公社の民営化を実現する「土光臨調」を主導したことが、結果的に「ポスト鈴木」の座を射止めることになったのである。

岸田氏が「79票」も獲得できた理由
 総裁選で石破茂元幹事長を破り2位となった岸田文雄前政調会長はこの伝に倣い、世上や派内から何と言われようとも、菅内閣の一員になるか、恥を忍んで政調会長続投を働き掛けて後日に期するべきであった。

 そもそも、岸田氏が国会議員票で岸田派47人を遥かに超える79票も獲得できたのは、安倍前首相の意を汲んだ最大派閥・細田派(98人)から25〜30票の「施し票」を回してもらったからである。

 これまた故事来歴にある。宮澤喜一(元首相)、三塚博(元蔵相)、渡辺美智雄(元副総理・外相)の3人が争った91年の総裁選は、当時の最大派閥・旧経世会(現竹下派)の最高実力者である金丸信副総裁の指示で同会98人のうち20余人が渡辺氏に一票を投じたことから予想外の2位につけた。総裁に選出されたのは経世会丸抱えの宮澤氏。そして渡辺氏は打診され幹事長を断って宮澤内閣の副総理・外相に就いたのである。3位に終わった三塚氏は自民党政権最後の宮澤改造内閣で政調会長に起用された。

 実はこうした激動の政変劇を繰り返してきた自民党の権力闘争の歴史を頭にきちんとインプットしているのが、実は安倍前首相であり、菅新首相である。残念ながら、菅氏と総裁選を戦った岸田、石破両氏にはこうした蓄積がない。

「ポスト菅」有力候補

 では、ここに来て一気に「ポスト菅」有力候補に躍り出た加藤勝信官房長官、河野太郎行政改革相の2人はどうであろうか。

 竹下派に所属するが、安倍氏の信認が厚い加藤氏は、実の祖父・室崎勝造氏(故人)が島根県議会議長だったことや義父・加藤六月元政調会長(故人)の薫陶も受けている上に、旧大蔵省OBであることを考えれば、この種の政変劇に通じている可能性が高い。

 一方、河野氏は父が河野洋平元衆院議長(元官房長官)であり、祖父は鳩山一郎政権下の1956年に日露国交回復交渉を担った河野一郎元農林相(55年の自由民主党誕生にも貢献)である。発信力と突破力はあるが、一言多いのが玉に瑕とされる河野氏。それでもやはり3代続く政治家ファミリーを考えれば、本人の口から聞いたことはないが、同氏もまた聞き上手に違いない。

 一度出会って信頼関係を築いた人物とは立場(派閥など)が異なってもその関係をいつの日かのために温存し、且つ自民党の政変劇に関する知識を蓄えて自分の政治手法・手腕を磨く――それが菅流勝利の方程式なのだ。これが「なぜ」の解である。

歳川 隆雄(ジャーナリスト)

5139名無しさん:2020/09/28(月) 21:18:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e52d5f5ed81fb6a3e187ed89704095479d7248f
〔深層探訪〕圧勝菅氏に派閥の影 本格政権へ人事試金石 見えぬ解散時期
9/19(土) 8:24配信

 次期首相を事実上決める自民党総裁選は、5派閥の支援を取り付けて議員票を固めた菅義偉官房長官が地方票でも他の2候補を圧倒した。今後は「菅カラー」をどれだけ打ち出せるかが焦点となるが、見返りを期待する各派との綱引きが始まった人事が最初の試金石。新型コロナウイルスが収束しない中、衆院解散・総選挙のタイミングをめぐっても判断に迷う場面が出てきそうで、目指す本格政権に向けてはハードルが待ち構える。

 ◇得票操作? 
 「大きな数を頂いたので、安定して自分の政治を行う環境は整った」。14日、新総裁選出を受けて党本部で開かれた記者会見で菅氏はこう強調。圧勝の要因に「地方出身で地方の現場をよく知っている」点を挙げ、自身の資質が評価されたとの認識を示した。

 だが、総投票数の7割を超えた得票は派閥の後ろ盾があったからに他ならない。二階俊博幹事長が総裁選出馬のきっかけをつくり、細田派や麻生派など5派が次々と支援を表明。菅氏が「勝ち馬」と映り、地方票でも一気に支持が広がった。

 2位を確保した岸田文雄政調会長は国会議員票で、陣営の事前の読みを25票程度上回る79票を獲得。地方票に強みを持つ石破茂元幹事長は3位に沈んだ。細田派出身の安倍晋三首相や麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は「岸田総裁」を模索していたが、菅氏支持に転じた経緯があるため、党内ではこの2派が「同情から票を回した」との見方が広がる。「政権批判を続けた石破氏つぶしだ」「菅氏が勝ちすぎないようにした」といった臆測も出て、結果的に派閥の力をうかがわせることになった。

 ◇「閣僚か4役で」
 菅氏と各派の水面下の交渉は投開票日の数日前には本格化した。細田派に縁の深いある党長老は同派の萩生田光一文部科学相について、菅氏側近を通じて「官房長官か党4役で処遇してほしい」と伝達。これを聞いた菅氏は笑みを浮かべたものの、何も答えなかったという。竹下派幹部も「人事のお願いで大変だ」と語る。

 菅氏は14日の会見で「既得権益、あしき前例主義を打ち破っていくのが私の仕事だ」と表明した。携帯電話料金の値下げなど「改革」を政権の旗印にする考えで、党役員人事や組閣についてもそれに沿った人選とする方針を改めて明確にした。

 「脱派閥」を身上としてきただけに、派閥に配慮した論功行賞型の人事を行えば直ちにイメージダウンにつながりかねない。そうした事情から、「麻生氏を外せばそれなりのインパクトが出る」「無派閥議員や若手を思い切って要職に起用する」などの見方が飛び交う。

 ◇「支持率落ちる前に」
 今回の総裁選は安倍首相の突然の退陣表明に伴う緊急避難的な措置であるため、菅氏が政権の「正統性」を得るため早期の衆院解散に打って出るとの見方は根強い。政権発足直後は「ご祝儀相場」で内閣支持率が高く出る傾向があることから、「やるなら早い方がいい」(閣僚経験者)という思惑もある。

 菅氏に近い森山裕国対委員長は14日、「新しい内閣だから、どこかで国民に信を問うことは大事だ」と記者団に明言。「予算編成に支障を来さないことが非常に大事だ」とも述べ、来年度予算編成が本格化する前の11月中に総選挙を終えるべきだとの見解をにじませた。政界では11月1日や同8日に投開票との日程が取り沙汰される。

 ただ、安倍政権を長期にわたり下支えした菅氏は地味な印象が濃く、選挙の「顔」として不安視する向きは党内に多い。コロナ感染が再拡大すれば政治空白をつくりにくい。菅氏としても実績を上げてから衆院選に臨みたいとの思いがあるようで、14日の会見では解散時期に絡んで「せっかく総裁に就任したわけだから仕事をしたい」との心境も吐露した。

5140名無しさん:2020/09/28(月) 21:21:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5506431cd0a05f84e2e68c26b4529000b9baba2a
岸田氏、「私が変わらなければ」 派閥会合で総裁選総括
9/24(木) 16:34配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は24日の岸田派会合で、先の総裁選の敗北に関し、「間違いないことは、私自身がより努力し、変わっていかなければいけないことだ」と振り返った。

 その上で「引き続き力添えを心からお願いする」と述べ、次回も出馬を目指す意欲を重ねて示した。

 同派はこれに先立ち、総裁選の総括を行った。出席議員からは、地方票獲得に向けた動きの遅さなどを指摘する意見が出た。

 一方、石破茂元幹事長は同日の石破派会合で、総裁選の敗北について「足らざるところ、全て私の責任だ」と陳謝。今後の対応を協議するため、所属議員と個別に面会することを決めた。

https://www.asahi.com/articles/ASN6M2DXTN6LUTFK02R.html
同僚に「派閥入っちゃだめ」 政権中枢支えた夫妻の暗転
有料会員記事 河井夫妻の公選法違反事件
小野甲太郎、河合達郎、安倍龍太郎
2020年6月19日 10時00分

 公職選挙法違反容疑で逮捕された前法相で衆院議員の河井克行容疑者(57)は安倍晋三首相の返り咲きを支援し、菅義偉官房長官の側近として振る舞うことで、政界での地位を確立していった。皮肉にも暗転のきっかけとなったのは、閣僚へと引き上げてくれた2人の政権中枢が主導した選挙だった。

 妻の案里容疑者(46)が、昨年7月の参院選広島選挙区(改選数2)の2人目の自民党公認候補に決まったのは、同年3月。その後、克行議員は党本部に二階俊博幹事長を訪ね、何度も頭を下げた。

 「なんとしても当選させたい。二階派で全力で応援してください」

 2人しか当選できない選挙区に、自民が公認2人を立てる異例の選挙であるうえに、1人目は、岸田派重鎮で現職の溝手顕正・元国家公安委員長。案里議員が初当選を果たした暁には二階派入りすることを条件に、党の実力者を頼ったのだ。党内で、安倍首相(自民党総裁)と距離を置く溝手氏を「落とすための選挙」(閣僚経験者)とうわさされた「代理戦争」に、負けるわけにはいかなかった。

 複数の自民議員によると、克行…

5141名無しさん:2020/09/28(月) 21:22:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/422f9c8f4385935e9edc12c39fe8410a30fe3d79
官僚だから知っている菅総理の「サイン、顔色、理屈」
9/24(木) 17:00配信

菅義偉氏が16日、首相に就任した。菅氏は7年8カ月に及んだ第2次安倍政権で「名官房長官」の名声を確固たるものにした。その要諦は、霞が関官僚を縦横無尽に使いこなしたという点にある。

菅官房長官に対するブリーフィングは、霞が関官僚の間では、極度の緊張を強いられる時間だったと語り継がれている。官僚はブリーフィングの際、ほぼ例外なく説明資料を持参する。その資料に沿って、官僚が新しい政策や政府の対処方針などについて説明する。

菅氏はどんな対応をしたのか。一言でいうと、官僚ペースになることを極度に嫌っていた。「菅さんは地頭が良い方だと思った」。官房長官時代の菅氏にブリーフィングした経験のある官僚はこう語る。菅氏は官僚が持参した説明資料を自分の頭で判断しようとした。このため、説明資料に沿ってブリーフィングする官僚としばしば、呼吸が乱れる事態が起きた。

この官僚によれば、菅氏は資料を一瞥して納得すると、ものすごい勢いで資料を読み進めた。官僚が1枚目を説明しているのに、もう3枚目に目を通していた。逆に、納得しないと非常にゆっくりペーパーを読んだ。ブリーファー役の官僚はいつも、説明のペースやどこに力点を置くのかなど、極めて緊張した状況に置かれていたという。

菅氏に説明した経験のある官僚の一人は「ペーパーを読んだ後、菅さんが『はい、わかりました』と言えば問題なかった。何も言わないときは不承知という意味だった。でも、何も言わないことを黙認したと早合点した官僚が後で叱責されたことがある」と語る。

菅氏は、霞が関でよくある文化のひとつである「言い訳」や「ごまかし」の文化を非常に嫌った。ある日、複数の官庁による官房長官ブリーフィングがあった。すでに一度ブリーフしていたが、事務方のミスで説明に問題があり、改めて釈明も兼ねたブリーフィングだった。ここで、ある官僚がミスの原因が他官庁にあるという説明をしてしまった。1週間後、この官僚は担当ポストを外された。

菅首相は自民党総裁選の際、「私ども(政治家)は選挙で選ばれている。何をやるという方向を決定したのに、反対するのであれば異動してもらう」と述べた。

霞が関のキャリア官僚の一人は「官僚は政治家の指示に従って仕事をする。政治家の指示に反対することはありえない」と語る一方、菅氏の発言はそれだけ、「官僚支配の打破」を強く意識した発言なのだろうという見方を示した。実際、菅政権は縦割り行政の解消を重要課題の一つに据えるなど、官僚ににらみを利かせる姿勢を強調している。

今回の組閣でも、菅氏の「官僚を統制したい」という思惑が色濃く出た。自民党のベテラン議員によれば、菅氏は各派閥トップが示した「入閣待望リスト」を無視した。「菅さんは、各派閥に割り当てるポスト数については、派閥の要望通りにした。しかし、誰を入閣させるかは、菅さんの一存で決められた。入閣要請も派閥トップを通じてではなく、直接、菅さんがその政治家に伝えていた」。

そして、菅氏が最も重視したのが、「同じポストの大臣経験者」という点だった。再登板組は、麻生太郎財務相に始まり、萩生田光一文部科学相、上川陽子法相ら内閣の約半数に達する。菅氏は周囲に「大臣は1回やるだけではだめだ。2〜3回やって、初めて官僚と伍していける」と語っていたという。

5142名無しさん:2020/09/28(月) 21:22:43
>>5141

「ごまかし文化は許さない」菅氏の姿勢
では、こうした菅氏の意向を受け、霞が関の官僚たちはどう変わっていくのだろうか。

かつて、霞が関の次官経験者は私にこう語った。「我々には、最高の政策を提案できる能力がある。だが、例えば、良い政策だが、財政を圧迫する結果を招くなど、政府全体では最上の策とは言えない場合がある。また、政府全体で最上の策だったとしても、外国との関係や、国民感情を甚だしく悪化させるケースもある。そこは、選挙で選ばれた政治家に決めてもらうしかない。我々は複数の政策を準備して、それぞれの良い点と悪い点を政治家に説明して選んでもらうのが仕事なんですよ」

この意味では、菅氏の「霞が関のごまかし文化は許さない」という姿勢は、良い相乗効果をもたらすと言えそうだ。

一方、問題もある。菅氏が主導して2014年に創設した内閣人事局は、各省庁の審議官クラス以上の人事を一手に引き受けている。霞が関のキャリア官僚の1人は「昔も、次官や大使は閣議で決めていた。でも内閣人事局は、審議官クラス以上の人事データをすべて把握するようになった。少しでも政治家ににらまれる事件を起こしたら、そこで昇進がストップする。皆が緊張するようになったのも事実だ」と語る。

官僚がこれまで考えてきた「日本のために最善の政策を提示する」という精神は、しばしば、「政治家のために最善の政策を提示する」というものに変質する恐れがある。ある官庁の官僚は「昔は、自分のクビをかけて政治家に諫言するというサムライもいましたが、今はポストばかりを考える小役人が圧倒的に多くなりましたね」と語る。

メディアとの関係では、政治家に怒られることを恐れて、記者と面会することを極力避ける一方、政治家が可愛がる一部の記者には積極的にリークする官僚も少なくないという。

菅氏は官房長官時代、しばしば「木で鼻をくくった答弁」を繰り返し、メディアから批判の対象になった。ただ、その答弁のための応答要領を作ったのは官僚たちだ。菅氏が「木で鼻をくくったような応答要領」を良しとしたのも事実だが、官僚たちがメディアの批判を承知で、「菅氏に怒られないように」「菅氏に気に入られるように」と忖度したことも事実なのだ。

自民党のベテラン議員はこう言った。「マスコミは、忖度、忖度と騒ぐが、実は忖度される側よりも、忖度する方が、罪が重いんだよ。忖度する奴がいなければ、そもそもそんな問題は起きないんだから」。

せっかく誕生した菅政権だ。政治家も官僚も、一刻も早く忖度が死語になる国政を目指して頑張ってほしい。

牧野 愛博

5143名無しさん:2020/09/28(月) 21:23:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/55931a857a80f70915544c42ddcc3258db5f72fd
「朝昼晩、必ず誰かと会食。携帯電話は鳴りっぱなし」“菅グループ”メンバーが明かす菅新総裁の素顔
9/15(火) 14:51配信


 いよいよ動き出す菅義偉新総裁。感染防止と経済活動を両立させた新型コロナウイルス対策など、安倍政権の継承を掲げつつ、地方創生や行政のデジタル化などについても繰り返し言及、改革に意欲を見せている。

 そんな菅新総裁の番記者をしていた経験もある、テレビ朝日中国総局長の千々岩森生記者は「私は菅さんだけでなく、石破さんと岸田さんも数年にわたって担当した。その上で公平を期して言うが、3人の中では菅さんが圧倒的に面白い。華はない人だが、話をしていると、“何かやってやろう”とギラギラしているのを感じる。内輪や2人だけで話すと、本当に悪い顔をして、ニヤニヤしながら表で言えないことを言う。改革派という意味では、見た目も歯切れも言葉遣いも違うが、小泉純一郎さんタイプと言っても良いかもしれない。民主党政権時代、私は民主党担当だったが、その間にも会いに行っていた。面白いし、菅さんを見ていると、野党時代の自民党がどっちの方向に行きそうなのかが見えてくる。そういうことを思わせてくれるタイプの人だ。政治家としての佇まいが本当に面白いし、ワクワクさせてくれるタイプの人だと思う」と明かす。

 その一方、「一番前に出るイメージはではない。14日の会見を見ても分かるとおり、口下手で、カリスマ性で人を引っ張るタイプではない。官房長官は今までの菅さんのようなタイプで十分だが、総理大臣にはそういう部分が求められると思う。安倍さんは国の顔として華があったし、トランプさんと並んでもカッコイイという面があった。その点は心配だなというのが正直なところだ」と話した。

 無派閥の菅新総裁を支えてきた“菅グループ”の中核をなすといわれる「ガネーシャの会」メンバーで、経済産業副大臣の牧原秀樹衆議院議員は、次のようなエピソードを紹介する。

 「日本人がアルジェリアで武装集団に襲われた事件の時のことだ。民間機が飛んでいないため、現地の方もご遺体も帰国することができないという時に、政府専用機を使ってはどうかという話が出た。ところが政府専用機は皇族や総理だけが使えるものだし、必ず2機がセットで飛ぶものだということもあり、できませんと言われてしまった。それでも菅先生は“日本人を助けるためなんだから、1機でも飛ばせるなら飛ばせ”と押し切った。普通の政治家なら諦めてしまうところ、正しいと思ったらやり遂げる強さがある」

 「もう一つは、私が環境政務官の時にある局長の方から聞いた話だ。その方は若い頃、横浜市役所に課長として出向したそうだが、中央省庁出身ということもあり、肩で風を切るような感じだったそうだ。そんな中、横浜市議1期生だった若き日の菅先生と言い争いになった。意気揚々と“菅さんという生意気な議員を言い負かして来た”と言ったら、周りの人は驚いて“あの人は1期生だが、市会議員の精神的支柱だ。そんなことしたら市役所でやっていけないよ”と心配されたそうだ。翌日、菅先生に呼ばれたのでドキドキしながら行ったら、部屋に入った瞬間、菅先生は頭を下げてお詫びをされたた。“いやいや先生、頭を上げて下さい”と言ったところ、“悔しかったので徹夜で全て調べた。そしたら言い争いになった7つの項目のうち、4つは君が正しかったが、3つは君が間違っていた。そこについては謝れ”と(笑)。以来、局長と菅先生は食事などをする関係になったという」。

 牧原議員によれば、菅新総裁はこうした人柄によって幅広く人脈を構築、情報網を張り巡らせているのだという。

 「菅先生は朝・昼・晩と色々な方と食事していて、自宅ではこの数十年、食事をしていないとも言われている。特に夜は皆さんと10分間ほど喋って、またまた別の場所に行って、という具合だ。下手をすれば、野党議員の中には自分の党の代表よりも菅先生の方が好きだという人もいると思う。同様に、菅先生の役に立ちたいという方は役所、地方の首長、マスコミも含め、ありとあらゆるところにいて、“今日こんなことがあった”という報告が次々と入れてくる。だから菅先生の携帯電話は鳴りっぱなしだ」。

5144名無しさん:2020/09/28(月) 21:25:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f9a455e2879fcf7454dc1ecb1d90ed5abab562a
早くも指摘される「菅義偉首相」の弱点 このままでは短期政権になると言われるワケ
9/14(月) 11:00配信

ここでも人材不足?

 安倍晋三首相(65)を支えた功労者として、菅義偉・官房長官(71)、麻生太郎・副首相兼財務相(79)、今井尚哉・首相補佐官兼秘書官(62)──この3人の名は必ず挙がる。ならば次期首相が確実視される菅氏の側近・盟友・知恵袋と呼べる人物は誰だろうか? 

 ***

 9月8日、自民党総裁選の所見発表演説会が党本部で開かれた。立候補した石破茂・元幹事長(63)、岸田文雄・政調会長(63)、そして菅氏の3人が、コロナ対策や格差問題について自説を展開した。

 しかしながら、総裁選は既に菅氏の勝利が確定しているという見方が圧倒的だ。つまり次期首相は、菅氏で決まりということになる。

 であるからこそ、菅首相をサポートする側近が今すぐにでも必要なのだ。政治担当記者が言う。

「首相側近と言ってもブレーンや秘書など様々な立場がありますが、まず女房役の官房長官に注目が集まります。何しろ毎日、記者会見を開き、テレビで流されます。内閣の顔であり、官房長官のイメージが内閣支持率に影響を与えることも珍しくありません。政策の遂行では官僚をまとめ上げ、与党との折衝が求められる重要ポジション。果たして菅さんが誰を任命するのか、今から関心が高まっています」

 日本史の教科書に記述が載ることは少ないが、多くの首相側近が日本政治史には名を残している。

池田勇人の側近
 前出の政治担当記者が解説する。

「戦後復興を成し遂げた宰相と言えば吉田茂(1878〜1967)です。“吉田13人衆”や“吉田学校”という言葉があるように、彼は側近に恵まれ、多くの後進を育てました。中でも通商産業省(現:経済産業省)の設立に尽力した白洲次郎(1902〜1985)と、大蔵省(現:財務相)次官から政界に転じ、当選1年目から大蔵大臣に就任した池田勇人(1899〜1965)の2人が特に“吉田の右腕”と呼ばれています」

(註:故人は敬称略とした。新聞記事の引用などに際しては、全角数字を半角に変えるなど、デイリー新潮の表記法に合わせた)。

 吉田退陣後、2人は好対照の道を歩んだ。白洲次郎は政界と一切の関係を絶ち、財界に復帰した。池田勇人は1960年、首相に就任した。「所得倍増計画」はあまりに有名なスローガンだ。

「首相の池田を首席秘書官として支えたのが伊藤昌哉(1917〜2002)でした。満州国軍の士官として終戦を迎え、戦後は九州のブロック紙・西日本新聞の記者になりました。経済記者として池田と出会い、関係を深めたのです。伊藤は社内で閑職に回されたこともあって退社。1958年に池田の私設秘書になりました」(同)

5145名無しさん:2020/09/28(月) 21:25:28
>>5144

10億円の演説
 伊藤は池田のスピーチライターとしても才能を発揮した。

 60年10月、日本社会党の委員長だった浅沼稲次郎(1898〜1960)を17歳の少年が刺殺するという事件が発生。池田が衆議院で読み上げた追悼演説は伊藤が執筆したものだ。

 その追悼演説で、最も話題になった箇所を引用しよう。

《君は、また、大衆のために奉仕することをその政治的信条としておられました。文字通り東奔西走、比類なき雄弁と情熱をもって直接国民大衆に訴え続けられたのであります。

 沼は演説百姓よ
 よごれた服にボロカバン
 きょうは本所の公会堂
 あすは京都の辻の寺

 これは、大正末年、日労党結成当時、浅沼君の友人がうたったものであります》(註:文中の旧字を新字に改めた)

 名スピーチと高く評価されただけでなく、国会の演説で詩の引用は珍しいと大きな注目を集めた。池田は「5億円か10億円の価値があった」と満足したという。

後藤田正晴の活躍
 次の佐藤栄作(1901〜1975)は、田中角栄(1918〜1993)と福田赳夫(1905〜1995)を競わせ、長期政権の礎を築いたことは有名な話だ。

 72年、首相に就任した田中だが、金脈問題で有権者の支持が離反、74年に退陣へ追い込まれた。

 だが、その後も権勢をほしいままにし、“キングメーカー”として長く自民党に君臨した。

 1984年12月の朝日新聞は、田中の《側近中の側近》として秘書だった早坂茂三(1930〜2004)の名を記した。

 更に《腹心》は二階堂進(1909〜2000)と、後藤田正晴(1914〜2005)の2人を挙げている(84年12月20日「消えた自重自戒:上 有罪判決で田中があえて選んだ道は(田中支配:21)」)。

「中曽根康弘(1918〜2019)は党総裁選に勝利すると、その後藤田に官房長官就任を要請します。普通は自派閥から選ぶのが慣例でしたが、後藤田は田中派。おまけに旧内務省で中曽根の先輩でした。後藤田は当初は固辞しますが、それほど異例の人事だったのです。ところが最終的に後藤田が受諾すると、たちまち首相の懐刀として抜群の働きを示し、政権の長期化に大きく寄与したのです」(同)

5146名無しさん:2020/09/28(月) 21:25:50
>>5145

小泉首相の側近
 近年の政権では1996年、首相に就任した橋本龍太郎(1937〜2006)を、内閣総理大臣秘書官(政務担当)として江田憲司・衆院議員(58)が支えた事例が有名だ。ちなみに当時の江田氏は通産省のエリートキャリアだった。

 2006年9月15日、毎日新聞は「クローズアップ2006:小泉政権5年5カ月 飯島勲・秘書官に聞く」の記事を掲載した。

 小泉純一郎氏(78)は01年から06年まで首相を務めたが、このインタビュー記事で毎日新聞は、首相秘書官を務めた飯島勲氏(74)を《小泉純一郎首相の最側近》と形容した。

 記者が《昨年の「郵政選挙」の「刺客候補」》について質問すると、以下のように内幕を赤裸々に語った。

《私が関与する候補の発表というか、打ち上げ花火のタイミングは任せてもらいました。オールジャパンで名前が通っていて、どこの有権者も納得できる経歴の持ち主を探したが、「この選挙区でないと嫌だ」という人は有名人でも外しました。準備は解散の3カ月前ぐらいから。最後は小泉、自民党の武部勤幹事長、二階俊博総務局長(現経済産業相)の3人の意見が100%一致した人を擁立しました》

菅氏のリーダーシップ
 小泉氏は自民党内でも一匹狼として知られた男だった。飯島氏がいなければ、総理の座に就くことはできなかった。もちろん、長期にわたって政権を維持することもできなかった。

 結局は首相のリーダーシップが重要なのは言うまでもない。とはいえ、側近の能力が低ければ、短命政権に終わる確率が一気に上昇してしまう。

 首相を長く続けるためには、優秀な女房役や側近が必要なことは間違いない。

 菅氏は無派閥の議員である。しかしながら、自民党内で結成された「令和の会」や「ガネーシャの会」といった無派閥議員のグループで、リーダー的なポジションに就いている。

 大手全国紙は、こうしたグループを実質的な“菅派”と見なし、産経新聞が《無派閥議員の「菅グループ」は30人を超える》と報じたこともある。

 菅氏は徒手空拳で首相の座に就くのではない。側近の候補を探せる“自前の派閥”を一応は持っているとも言えるのだ。

 ところが前出の政治担当記者は、そもそも“菅派”が存在するのか疑問を示す。

5147名無しさん:2020/09/28(月) 21:26:17
>>5146

“立候補者”は落第
 更に菅氏のリーダーシップも疑問視されているという。

「菅グループは派閥ではなく、従って菅さんは“派閥の領袖”ではありません。集めた金を、配下の議員へ定期的に渡しているわけではないのです。派閥のトップであれば、一応はリーダーシップの持ち主だと認められます。しかし、菅さんはこれまで『総理の座など考えていない』と発言したこともあって、求心力やリーダーシップについて評価されたことすらありません。ですから同時に、グループの中で『あの人こそ菅さんの右腕だよ』と認められた議員もいないのです」

 菅氏の参謀として名乗りを挙げた議員なら存在した。しかし、とてもではないが、その任には堪えられないという。

「公職選挙法で起訴され、公判が続いている河井克行容疑者(57)と、菅原一秀・元経産大臣(58)が意欲を見せていたのは、永田町では有名な話です。しかし、お二人は菅さんの側近として活躍してきたわけではありません。正直言って、官僚や党内をまとめるだけの人望がないのです」(同)

 河井・菅原組よりは適性の高い候補者の名前も出ているというが、“帯に短し襷に長し”という顔ぶれだという。

舌禍事件の懸念
 前出の政治担当記者が言う。

「官房長官では、河野太郎・防衛相(57)と小泉進次郎・環境相(39)の名も挙がっています。菅さんは18年に都内で講演した際、『若い世代で注目する政治家』として2人の名を明かして話題になりました。菅さんを含めた3人とも神奈川県内が選挙区で、距離の近さが関係の深さを生んだのかもしれません」

 だが、2人ともダメなのだ。まず河野防衛相に対する評価からご紹介しよう。

「河野さんが外相だった19年7月、徴用工の訴訟問題で韓国大使を呼び出し、『無礼だ』と批判しました。これに韓国メディアは一斉に反発したのですが、日本の一部メディアも『無礼という言葉を使う必要はなかった』と安倍首相や菅官房長官が疑問視したと報じたのです。メディアの前でああいう態度を示すようでは、危なくて仕方ありませんね。いつか舌禍事件を起こすんじゃないでしょうか」(同)

5148名無しさん:2020/09/28(月) 21:26:32
>>5147

現実味を増す人材難
 小泉環境相の場合は、既に意味不明の発言がネット上などで揶揄されている。政治家としての“資質”さえ疑う声があるほどだ。

「たとえ小泉さんが急速に成長したとしても、39歳という年齢はさすがに若すぎます。官僚を束ね、自民党内に睨みをきかせるには全く経験が足りない。まだ10年後なら可能性がありますが、まだまだ国会議員として修行が足りません」(同)

 他にも森山裕・国対委員長(75)を推す声もあるという。こちらはベテランで能力に申し分はない。だが、菅氏と交流を持つようになって日が浅いのが難点だという。

「ならば菅さんの秘書で手練手管のベテランがいるかと思えば、そうでもありません。なので秘書官など黒子のポジションで政権を支えてくれそうな人材も見当たらないようなのです」(同)

 現状を考えると、意外に短期政権で終わる可能性があると言われるのも仕方あるまい。

週刊新潮WEB取材班

2020年9月14日 掲載

新潮社

5149名無しさん:2020/09/28(月) 21:33:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/2864f82c7e85c3ed27f71c2402c04ff0d9e1bba5
二階氏ら自民執行部と会食 菅首相
9/28(月) 19:46配信

 菅義偉首相は28日夜、東京都内の中華料理店で自民党の二階俊博幹事長ら新執行部と会食した。

 10月下旬召集予定の臨時国会など今後の政治日程をにらみ、政権運営の在り方に関して意見交換したとみられる。

 二階氏は、自民党総裁選でいち早く支持を打ち出し、首相が勝利する流れをつくった。首相が二階氏と会食するのは、政権発足後初めて。下村博文政調会長、佐藤勉総務会長、山口泰明選対委員長らも同席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f83902669452108875c41fe0eb8705da3d939e67
自民選対委員長、全国行脚を開始 次期衆院選にらみ
9/25(金) 21:08配信

 自民党の山口泰明選対委員長が25日、次期衆院選をにらみ、全国行脚を開始した。

 仙台市内で党関係者との会合に出席。「いつ衆院解散があっても戦える姿勢を作らなければいけない」と語り、党本部として準備を進めていく考えを示した。

 山口氏は会合後、解散について記者団に「コロナ対策、経済対策をしっかりやることが最優先。それがそれなりに評価された時点で(菅義偉)首相が判断されると思う」と指摘し、「支持率が高いから即解散という考え方には素直な気持ちで『はい』と言えない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/873725039bf30bcf81f5dc4a63e99f66efdb1a83
首相動静(9月28日)
9/28(月) 7:35配信

 午前6時38分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同42分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時26分、官邸発。同28分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で、秘書官と打ち合わせ。
 午前8時35分、同ホテル発。同38分、衆院第2議員会館着。
 午前9時15分、同所発。同18分、官邸着。
 午前10時2分、北村滋国家安全保障局長、秋葉剛男外務事務次官が入った。同11分、秋葉氏が出て、滝沢裕昭内閣情報官が加わった。同13分、滝沢氏が出た。同16分、北村氏が出た。同17分から同27分まで、山口泰明自民党選対委員長。
 午前11時51分、官邸発。
 午前11時58分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。同ホテル内のレストラン「オーキッド」で高島宗一郎福岡市長と会食。
 午後1時2分、同ホテル発。
 午後1時6分、官邸着。
 午後2時31分から同44分まで、北村国家安全保障局長、鈴木浩外務審議官、岡村健司財務官。
 午後2時58分から同3時13分まで、西村泰彦宮内庁長官、宮田亮平文化庁長官。
 午後3時16分から同31分まで、金融庁の氷見野良三長官、中島淳一総合政策局長、古沢知之企画市場局長。
 午後3時32分から同48分まで、公明党の山口那津男代表、斉藤鉄夫副代表、石井啓一幹事長。
 午後5時26分、官邸発。同28分、衆院第2議員会館着。
 午後5時44分、同所発。
 午後6時2分、東京・芝公園の東京プリンスホテル着。同ホテル内の宴会場「鳳凰の間」で自民党細田派のパーティーに出席し、あいさつ。同13分、同ホテル発。
 午後6時25分、東京・東麻布の中国料理店「富麗華」着。
 午後7時18分、同所発。(了)

5150名無しさん:2020/09/29(火) 00:14:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b6e2ed62c6f23fb9a6216809f6d82e7fc94aa03
自民細田派がパーティー 菅首相、協力呼び掛け
9/28(月) 20:44配信

 自民党細田派(細田博之会長)は28日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。

 先の党総裁選で同派の支援を受けた菅義偉首相が駆け付け、「既得権益、あしき前例主義を正して規制改革を進め、国民の期待に応えたい」と述べ、協力を呼び掛けた。

 パーティーには同派出身の安倍晋三前首相も出席。安倍氏は2012年の第2次政権発足に伴い、前身の町村派を離脱したが、派内には復帰を待ち望む声がある。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務める森喜朗元首相も出席し、来年の五輪開催に改めて意欲を表明。細田氏は「来年の五輪を必ず実現し、大成功を収めよう」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9c1032b2c93e534447c9e7241c2330b020d817
菅首相、二階氏ら党役員と会食
9/28(月) 19:45配信

 菅義偉(すが・よしひで)首相は28日夜、自民党の二階俊博幹事長や佐藤勉総務会長ら党役員会メンバーと東京都内の中華料理店で会食した。今後の政権運営や政策課題などについて意見を交わしたとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/26347a576c2704dd63aa6c8fc4fac8b7c4000ec7
菅首相、総裁選陣営幹部を慰労
9/23(水) 21:28配信

 菅義偉首相は23日夜、先の自民党総裁選で自身の陣営幹部として選挙対策を取り仕切った小此木八郎国家公安委員長、山口泰明選対委員長らを東京都内のホテルに招き、食事を共にして慰労した。

 出席者によると、首相は「しっかり国民のために頑張りたい」とあいさつした。政局の焦点となっている衆院解散・総選挙は話題に上らなかったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a953fe0fded489bc8cde439efcf36179af17e7a
首相動静(9月23日)
9/23(水) 7:10配信

 午前6時37分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同41分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時23分、官邸発。同25分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で自民党の森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理と会食。
 午前8時32分、同ホテル発。同34分、官邸着。
 午前10時3分から同23分まで、デジタル改革関係閣僚会議。
 午前10時36分から同39分まで、野上浩太郎農林水産相。
 午前10時52分から同11時1分まで、平沢勝栄復興相。
 午前11時14分から同28分まで、坂本哲志地方創生担当相。
 午後0時2分から同45分まで、黒田東彦日銀総裁と昼食。
 午後1時31分から同46分まで、小池百合子東京都知事と東京五輪・パラリンピックについて意見交換。林自民党幹事長代理同席。
 午後1時50分から同2時25分まで、石川正一郎拉致問題対策本部事務局長。
 午後2時26分から同36分まで、山本一太群馬県知事。
 午後3時30分から同45分まで、岸信夫防衛相。
 午後3時53分から同4時4分まで、超党派の「病院船・災害時多目的支援船建造推進議員連盟」の衛藤征士郎会長、井上義久会長代理による申し入れ。同10分から同20分まで、橋本聖子五輪相、和泉洋人首相補佐官、森健良外務審議官。
 午後4時21分から同36分まで、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話会談。橋本五輪相同席。
 午後5時16分から同34分まで、ジョンソン英首相と電話会談。同54分から同6時まで、滝沢裕昭内閣情報官。
 午後6時25分から同26分まで、報道各社のインタビュー。同27分、官邸発。同36分、東京・芝公園のホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」着。同ホテル内の宴会場「スカイバンケット」で、自民党総裁選で陣営の選対本部長を務めた小此木八郎防災担当相、事務総長を務めた山口泰明同党選対委員長らと会食。
 午後7時21分、同ホテル発。同30分、衆院第2議員会館着。
 午後8時2分、同所発。
 午後8時5分、ザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で秘書官と食事。
 午後8時46分、同ホテル発。同50分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後10時現在、同議員宿舎。(了)

5151名無しさん:2020/09/29(火) 08:51:50
https://mainichi.jp/articles/20200915/ddm/005/010/165000c
自民党総裁選 無派閥・非世襲、初の総裁 菅氏、若手と結束緩やか
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月15日 東京朝刊

 自民党総裁選で第26代総裁に選出された菅義偉官房長官(71)は派閥に属さず、国会議員の親族を持つ世襲議員でもない。引き継いだ地盤で当選を重ね、「数の力」で主要派閥をまとめる実力者がトップに立ってきた同党の歴史では初めての「無派閥・非世襲」の総裁だ。

 現在は無派閥の菅氏だが、1996年の衆院選初当選後は平成研究会(現竹下派)に所属した。だが、98年総裁選で故・梶山静六元官房長官を支持するため当選1回で派閥を離脱。2000年には宏池会(現岸田派)に入会するものの、09年総裁選で河野太郎氏(現防衛相)を支援し再び離脱した。それ以降は派閥に属していない。

 過去にも「無派閥」総裁は誕生したが、いずれも形式的だった。小泉純一郎氏は01年総裁選に直前まで属した清和政策研究会(清和研、現細田派)を離脱して出馬し「古い自民党をぶっ壊す」と訴え勝利したが、実質的には同派が支えた。安倍晋三首相も無派閥だが、出身派閥の清和研が母体だ。

https://mainichi.jp/articles/20200914/k00/00m/010/001000c
菅氏 初の「無派閥たたき上げ」総裁選出 「非世襲」は20年ぶり
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月14日 11時08分(最終更新 9月14日 18時34分)

 安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党総裁選は14日午後、東京都内で開かれる両院議員総会で、国会議員と、都道府県連の代表各3人による投票が行われ、即日開票された。菅義偉官房長官(71)が岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)を降し、第26代総裁に選出された。

 過去の自民党総裁選では「数の力」を背景に主要派閥の出身者が選出されることが多く、中でも1990年代以降の勝者は国会議員の2世、3世がほとんどを占めてきた。14日投開票の総裁選で優位に立つ菅義偉官房長官は派閥に属さず、国会議員の親族から地盤を引き継いだ世襲議員でもない。総裁に選出され、党で初めての「無派閥・非世襲」総裁となった。

 菅氏は96年の衆院選初当選後に平成研究会(現竹下派)に属した。しかし98年総裁選で「政治の師」とあおぐ故・梶山静六元官房長官を支持するため当選1回で派閥を飛び出した。2000年には宏池会(現岸田派)に入会したが、野党転落に伴う09年総裁選で河野太郎氏(現防衛相)を支援し再び離脱。それ以降は無派閥を続けている。

https://mainichi.jp/articles/20200927/ddl/k14/070/119000c
記者のきもち
「菅ちゃん」 /神奈川
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月27日 地方版

 菅義偉首相の誕生に、地元の横浜やゆかりの人たちはお祝いムードだ。喜び、期待、激励。そんな声が多い。一方で菅首相を含む新内閣の顔ぶれに対しては、手厳しい意見を聞く。「代わり映えのしない、おじいさんたち」(30代の会社員女性)、「ほかに誰かいないの?と思った」(30代の公務員男性)。思えば、総裁選や内閣改造のたびに人材難が指摘されている。

 「人材不足だよ」。県内の自民党関係者も頭を悩ませる。なぜなのか。菅内閣の顔ぶれを見ると、県選出の議員は安倍内閣に続いて河野太郎行政改革担当相、小泉進次郎環境相が入閣。小此木八郎国家公安委員長が閣内に入り、坂井学官房副長官も菅氏を支えている。人材は豊富に思える。この関係者は「じゃあ、次誰を出せるの、という話だよ」と率直だ。

5152名無しさん:2020/09/29(火) 09:16:51
https://www.asahi.com/articles/ASN9934NHN98ULOB01R.html
総裁選、菅氏勝利で「神奈川の悲願」を 圧勝目指す地元
会員記事 自民党総裁選2020
田井中雅人、武井宏之、斎藤茂洋、大平要
2020年9月9日 9時58分

 自民党総裁選が8日、告示された。最有力とされる菅義偉官房長官=神奈川2区=を支持する県内の議員たちは、14日開票の県連による予備選での「圧勝」をめざして動き始めた。菅氏を支持する関係者の間には、論功行賞人事を期待する声もある。

 「勝つぞ! 勝つぞ!」。パーティー会場に、来場者約250人が発するコールが響いた。

 横浜市内のホテルで7日夜に開かれた自民党の坂井学衆院議員(神奈川5区)の政治資金パーティーは、菅氏の「決起集会」の様相を呈した。坂井氏は自民党の衆院当選4回以下の無派閥有志でつくる「ガネーシャの会」のメンバーとして菅氏に総裁選出馬を求め、菅氏の立候補表明の会見では司会を務めた。菅氏の選対事務局長代理も務める。

 この日、菅氏は台風10号対応のため出席を取りやめたが、パーティーの途中には菅氏の電話の声が流れた。「坂井先生は、私の右腕として、選対を取り仕切ってくれております」

 会場には、ともに県選出の自民党参院議員で無派閥の島村大氏と三原じゅん子氏も駆けつけた。県議、横浜市議らとともに電話を通じて「勝つぞ!」コールを送ると、菅氏は「がんばります」と応じた。

 三原氏は取材に「私は『菅グループ』ですから、当然、下働きをします。神奈川の悲願のためにがんばりたい」。坂井氏の後援会幹部は「(菅氏が)もし総理になったら、弟子にも必ずや……」と、坂井氏の重要ポストへの登用に期待をにじませた。

 今回の総裁選で菅氏は最有力候…

https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/200831/plt20083113200010-n1.html
無派閥の菅グループが対応協議
2020.8.31 13:20

 辞任表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選をめぐり、菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い無派閥有志議員は31日、国会内で会合を開き対応を協議した。坂井学元総務副大臣らが出席した。総裁選出馬の意向を持っている菅氏支援を確認する見通しで、菅氏に出馬要請を行うことも検討している。

https://www.sakigake.jp/news/article/20200907AK0003/
「隠れ菅派」増す存在感 衆参の無派閥、枢要ポスト狙う?
会員向け記事 2020年9月7日 掲載

菅氏への出馬要請後、会見に臨む参院議員有志=1日、衆院第2議員会館

 「ポスト安倍」レースは菅義偉官房長官が早々と優位に立った。勝ち馬に乗り遅れまいと自民党内の5派閥が菅氏支持に回り、早くも菅政権誕生をにらんでの主導権争いが激化。その陰で存在感発揮に意欲を見せているのが無派閥グループだ。“親衛隊”として菅氏との「近さ」を演出し、アピール合戦を繰り広げている。

 「無派閥で非世襲の議員にとって菅先生はまさしく希望の星」。坂井学元総務副大臣は8月31日、議員会館で報道陣を前にこう語った。その直後、自ら会長を務める「ガネーシャの会」のメンバー14人で菅氏の元を訪ね、立候補を促した。

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(全文 919 文字 / 残り 663 文字)

5153チバQ:2020/09/29(火) 10:48:37
麻生将豊

https://news.yahoo.co.jp/articles/cbebe693de984ad936dcceeb7e4e3f3568e094a9
期解散迫る麻生氏 「引退求められる前にもう1期」が本音
9/29(火) 7:05配信
316




早期解散総選挙を求める麻生氏にはさらなる狙いがある(時事通信フォト)
 菅義偉・首相は新内閣を「国民のために働く内閣」と命名した。“官房長官時代は安倍晋三前首相を守るために働いたが、これからは心を入れ替え国民のために働く”というのなら喜ばしい。だが、どうやら本音は違う。「影の総理」が表の総理になった途端、二階俊博・幹事長、麻生太郎・副総理に操られ、政界は“長老政治家の楽園”に向かっているのだ。

 政治ジャーナリスト・野上忠興氏は「菅一強」にはほど遠い政権の実情をこう指摘する。

「菅首相は総裁選で圧勝したとはいえ、無派閥で党内基盤が極めて弱い。“総理にしてもらった恩人”である二階幹事長の意向には絶対逆らえない。加えて、いまは渋々、菅氏を支持している麻生派が敵に回った途端に主流派体制が崩れて政権維持が危うくなるから、麻生副総理の言うことも聞かざるを得ない」

 その麻生氏が菅氏に迫っているのが解散・総選挙だ。

「下手したらすぐ(解散・総選挙)かもしれない」
「早期解散は考えるべき」

 麻生氏はそう早期解散論を繰り返している。麻生側近が語る。

「麻生氏の長男の将豊氏(麻生商事社長)は今年、地元・飯塚の青年会議所理事長に就任し、後継の準備を整えた。麻生夫人も後援会も、将豊氏に早く国政に出てキャリアを積ませたい。だが、麻生氏はもう1期やった後に息子に譲るつもりだから、身内から引退を求められる前に早期解散させて選挙に出たい。副総理を続けるのはそのためだ」
 この目論見が実現すれば現在80歳の麻生氏が4年後も大権力者ということになる。

 自民党内では麻生氏の尻馬に乗って「支持率も上がっている。自民党の若手はほぼ全員が早く選挙をやってもらいたい」(下村博文・政調会長)という声が強まり、「11月総選挙」説が有力視されている。

 菅氏は解散権を事実上、麻生・二階コンビに握られているといっていい。

※週刊ポスト2020年10月9日号

5154チバQ:2020/09/29(火) 10:49:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/b257e6180b7943c6367a349f43478cc3b9b28815
安倍前首相、そろり再始動 影響力、菅内閣でも
9/29(火) 7:13配信
107




自民党細田派のパーティーで気勢を上げる安倍晋三前首相(右から3人目)ら。左端は細田博之会長=28日午後、東京都港区
 自民党の安倍晋三前首相は28日、東京都内で開かれた出身派閥の細田派のパーティーに出席し、壇上に上がってあいさつした。

【写真】自民党細田派のパーティーに出席した菅義偉首相と安倍晋三前首相

 歴代最長を記録した政権運営への協力に謝意を示し、今後も政治活動を続けていくことに意欲を表明。首相官邸を離れて以降、表舞台に出ていなかったが、退陣表明からちょうど1カ月がたったのに合わせて再始動した格好だ。

 「一議員としてしっかり菅政権を支えながら、日本のためにこれからも頑張りたい」。安倍氏はパーティーでこう強調。「菅義偉首相に立派に後を引き継いでもらい、本当に安心している」と語った。自身の体調にも触れ、「だいぶん薬が効き、回復しつつある」と説明した。

 安倍氏は先月28日、持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に辞任を表明した。その後、菅首相就任までの約半月は各国首脳に退陣を伝える電話会談など残りの職務に当たっていたが、16日の内閣総辞職以降は体力の回復に専念。一部メディアのインタビューに応じる程度の活動にとどめていた。

 複数の関係者によると、安倍氏は従来の飲み薬に代わる新しい点滴薬の効果で「体調はほぼ回復した」。趣味のゴルフに近く出掛ける計画もあるという。

 完全に復調すれば、国際的な知名度や外国首脳とのパイプを生かし、特使などとして外交面で菅政権を支える考えとみられる。細田派には当分戻らない意向というが、宿願の憲法改正を目指して保守系の議員らとの連携にも力を入れる見通しだ。

 先の自民党総裁選で安倍氏は「意中の候補」を公にしなかった。だが、舞台裏では「菅氏が望ましい」と語っており、こうした意向が漏れ伝わって菅氏優位の流れが固まった。総裁として国政選挙6連勝の実績は発言力につながる。退任直前に内閣支持率が急上昇し、国民に「NO」を突き付けられながら官邸を去る形にならなかったこともあり、菅政権でも一定の影響力を発揮しそうだ。

5155チバQ:2020/09/29(火) 19:54:18
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2009290010.html
はんこは文化…でも行政手続きでは「いらない」 河野行革相
2020/09/29 12:34産経新聞

はんこは文化…でも行政手続きでは「いらない」 河野行革相

河野太郎行政改革担当相=17日、東京都千代田区(代表撮影)

(産経新聞)

 河野太郎行政改革担当相は29日午前の記者会見で、行政手続きでの印鑑使用を全府省で原則廃止する方針に関連して「はんこは文化的な側面もある。はんこ文化を振興していくお手伝いは私も積極的にやっていきたい」と述べた。

 河野氏は28日に自身のツイッターで、全日本印章業協会の徳井孝生会長らと面会したことを明らかにしており、29日の記者会見ではこうした考えを徳井氏に伝えたとも説明した。そのうえで「不要なはんこを廃止することについて、(徳井氏らから)ご理解をいただいたと思う」と語った。

 河野氏はまた、蔵書印や落款印の普及などについて「(協会から)何か提案があれば、しっかり後押しする」と述べた。一方で、行政手続き上の印鑑使用に関しては「三文判を押す行為は個人の認証にもならず、いらないと思う」と重ねて強調した。

5156チバQ:2020/09/29(火) 19:54:58
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020092901001633.html
首相補佐官に共同通信前論説委員 柿崎明二氏
2020/09/29 12:01共同通信

首相補佐官に共同通信前論説委員 柿崎明二氏

共同通信社前論説副委員長の柿崎明二氏

(共同通信)

 政府は29日の閣議で、首相補佐官に共同通信社前論説副委員長の柿崎明二氏(59)を充てる人事を決定した。10月1日付で就任し、政策の立案と検証を担う。これに先立つ9月30日付で共同通信社を退職する。首相官邸によると、国会議員を経ずに報道機関出身者が首相補佐官に就任するのは初めて。

 加藤勝信官房長官は記者会見で「これまでの知識、経験を踏まえて政策全般について評価、検証、改善すべき点を必要に応じて首相に進言を行っていただく」と述べた。

 柿崎氏は秋田県出身で早大卒。毎日新聞社を経て1988年に共同通信社入社。2019年から論説副委員長。9月16日から総務局付。

5157名無しさん:2020/09/29(火) 21:41:28
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180627-00000047-ann-pol
「菅グループ」が極秘会合を!総裁選の運命握る? テレ朝 news

 カメラが捉えたのは菅官房長官を中心とした菅グループの会合。菅官房長官は若手議員らと定期的に会合を開いているが、これまで実態はよく分かっていなかった。この日の2次会は総理公邸で総理を交えて行われた。衆参合わせて28人いるとみられる菅グループ。実は、9月の総裁選に向けて大きな影響力を持っている。安倍総理の支持を明言している派閥を足しても国会議員票は過半数には届かない。だが、これに菅グループを足すと過半数となる。党内の派閥からは警戒する声も。そもそも、グループの存在を公言していない菅官房長官は…。
 菅官房長官:「色々な方と会ってということは、これは政治家としてある意味当然のことじゃないでしょうか」
 言葉を濁した菅官房長官。だが、このグループが総裁選の鍵を握っているのは間違いなさそうだ。

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190620/k00/00m/010/264000c
菅氏支える「令和の会」発足 自民・無派閥議員間で主導権争い
会員限定有料記事 毎日新聞2019年6月20日 19時56分(最終更新 6月20日 23時26分)

 菅義偉官房長官に近い自民党の無派閥議員による動きが活発化している。菅氏を支える中堅議員を中心に新たなグループ「令和の会」が発足し、20日、菅氏と会食した。新元号「令和」発表で知名度が急上昇し「ポスト安倍」としての期待感が高まる菅氏に対し、無派閥議員間の主導権争いが過熱しそうだ。【遠藤修平、立野将弘】

 「(令和の発表で)びっくりするくらい注目が集まって驚いている。元号の発表は大きかった」。20日昼、東京都内のホテルで開かれた令和の会の会合。衆参両院議員計10人と会談した菅氏は中華料理を味わいながら、笑顔で語った。

https://mainichi.jp/articles/20190621/ddm/005/010/062000c
自民党
中堅が「令和の会」 菅氏応援団、次々
会員限定有料記事 毎日新聞2019年6月21日 東京朝刊

 菅義偉官房長官に近い自民党の無派閥議員による動きが活発化している。菅氏を支える中堅議員を中心に新たなグループ「令和の会」が発足し、20日、菅氏と会食した。新元号「令和」発表で知名度が急上昇し「ポスト安倍」としての期待感が高まる菅氏に対し、無派閥議員間の主導権争いが過熱しそうだ。【遠藤修平、立野将弘】

 「(令和の発表で)びっくりするくらい注目が集まって驚いている。元号の発表は大きかった」。20日昼、東京都内のホテルで開かれた令和の会の会合。衆参両院議員計10人と会談した菅氏は中華料理を味わいながら、笑顔で語った。

 令和の会は、派閥に所属していない5〜7期の衆院議員が中心で4月下旬に発足した。菅原一秀元副財務相が「座長」を務め、会には菅原氏のほか、石田真敏総務相、城内実副環境相ら衆院議員7人と参院議員6人の計13人が参加。名称の由来は「令和おじさん」として著名になった菅氏にあやかった。

5158名無しさん:2020/09/29(火) 21:52:55
【自民党】 菅官房長官の派閥「令和の会」が発足 ポスト安倍へ向け存在感 [593776499]
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1561066941/1

1 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ d310-GfTP)[] 投稿日:2019/06/21(金) 06:42:21.73 ID:Jpt2cpgn0 ?2BP(4023)
sssp://img.5ch.net/ico/kashiwamo-chi32.gif
菅氏、無派閥議員と「令和の会」=ポスト安倍へ存在感-自民
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062001037&g=pol
菅義偉官房長官を中心とした自民党無派閥議員による新たな勉強会「令和の会」が発足した。参加者によると、「安倍政権を支えてきた菅氏を応援する」ことが趣旨。
「ポスト安倍」候補の一人として浮上してきた菅氏には、党内での存在感をさらに高める狙いもありそうだ。

「令和の会」に参加するのは、石田真敏総務相、菅原一秀衆院議員ら。国会近くのホテルで20日昼に開かれた会合には、菅氏を含め約10人が出席。
菅氏は、新元号発表に関して「びっくりするくらい注目が集まって驚いている。あの発表はものすごく大きかった」と語ったという。

https://www.news24.jp/articles/2019/06/20/04454116.html
菅官房長官を支持 「令和の会」本格始動|日テレNEWS24

菅官房長官を支持する自民党・無派閥議員の新たなグループ「令和の会」が20日、本格始動した。

20日に行われた「令和の会」の会合には、衆参の無派閥の議員ら約10人が出席し、菅長官も参加した。会合では、メンバーが菅長官を支えることや、参議院選挙の勝利にむけてそれぞれの議員が努力することを確認したという。

また菅長官は、新元号「令和」について触れ、「びっくりするくらい注目が集まって驚いている」などと話したという。

メンバーのひとりは、「ポスト安倍として長官を支えるという意味合いではない」と説明するが、自民党の無派閥議員の中にはすでに菅長官を支持するグループが複数あり、新たな会合の発足は、菅長官の存在感が増していることの表れといえそうだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46357340Q9A620C1PP8000/
菅氏囲む「令和の会」発足 自民無派閥議員
2019/6/20 18:30

菅義偉官房長官に近い自民党の無派閥議員が菅氏を囲む勉強会を発足した。菅氏が新元号、令和を発表したことにちなみ「令和の会」と名付けた。菅原一秀元財務副大臣、城内実環境副大臣ら十数人が参加した。今後も定期的に会合を開く。

20日に都内のホテルで会合を開き、菅氏も出席した。出席者によると菅氏は「安倍晋三首相を支えて参院選で勝利しよう」と述べた。菅原氏は会合後、記者団に「首相を支える菅氏を支援する無派閥の連絡会で、派閥やグループではない」と説明した。

党内では二階俊博幹事長らが菅氏について「ポスト安倍」の有力候補にあげている。

https://www.sankei.com/politics/news/190604/plt1906040005-n1.html
菅氏招き議員ら勉強会 令和の会、近く発足 「ポスト安倍」存在感
2019.6.4 08:32政治政局

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い自民党の無派閥の中堅議員らが新たな勉強会を発足させることが3日、分かった。名称は、菅氏が新しい元号「令和」を発表したことを踏まえ「令和の会」となる見通し。「ポスト安倍」を目指す上で党内の支持基盤となる可能性もある。

 令和の会は、菅原一秀元財務副大臣や城内実環境副大臣を中心に、当選5、6回の衆院議員ら十数人で構成する。関係者によると、4月25日に東京都内で菅氏を招いて会合を開き、勉強会の名称などについて話し合ったという。

 今月中に改めて会合を開き、正式に発足させる予定。発足後は月1回程度のペースで菅氏を招いた勉強会を開く方針だ。

 党内では、派閥に属さない菅氏の下に多くの無派閥議員が集まっており、若手衆院議員らでつくる「ガネーシャの会」など複数の「菅グループ」が存在する。

 令和の会について、関係者は「あくまでも情報交換を主とした勉強会。菅氏が『ポスト安倍』と注目されるかなり前から構想していた」と強調する。しかし、会には無派閥の閣僚経験者らとの連携を模索する動きもあり、今後、党内で存在感を強める可能性がある。

5159名無しさん:2020/09/29(火) 21:58:53
https://www.asahi.com/articles/DA3S14065662.html
(#政界ファイル)石田総務相、菅氏に近いグループに「入会していない」
有料会員記事
2019年6月22日 5時00分

 石田真敏総務相は21日の閣議後会見で、菅義偉官房長官に近い自民党無派閥議員が立ち上げた「令和の会」に、自身の名前が挙がっていたことについて「(新聞)記事を見て驚いた。私はメンバーには入っていない」と述べ、所属を否定した。メンバーは衆参13人とされたが、12人になる。

 石田氏は衆院7期目で、かつて…

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256760
石田総務相がメンバー否定…“菅派”の船出にいきなりケチが
公開日:2019/06/22 14:50 更新日:2019/06/22 14:50

 菅官房長官に近い自民党無派閥議員十数人が参加する「令和の会」が、しょっぱなからズッコケた。

 菅が「令和おじさん」と呼ばれるようになり、好感度がアップした4月下旬に発足。“ポスト安倍”として存在感が高まる菅にとって「次期総裁選での“実動部隊”になりうる」(永田町関係者)と党内の関心を集めるなか、20日初会合を開いたのだが、早速ミソをつけた。

 会のメンバーのひとりと報じられていた石田真敏総務相が21日の会見で「私はメンバーに入っていない」「入るという意思表示はしていない」と否定し、「記事を見て驚いている」とあからさまに距離を置いたのだ。

「石田大臣は、〈講師として来てくださいと言われた〉とも話している。取りまとめ役の菅原一秀衆院議員が報道陣に会について説明したのですが、どうやらそこで齟齬が生じたようです」(自民党関係者)

 複数のメディアが「石田総務相もメンバーのひとり」と報じている。そろって誤報を打つのも不自然な話なものだから、かえって臆測を呼んでいる。

「石田大臣は、安倍内閣の現職大臣。“ポスト安倍”として存在感を強める菅長官のグループに名を連ねるのは、どうにも具合が悪い。首相を支える内閣の一員なのに、“ポスト安倍”候補に肩入れしているとみられたら、安倍首相から怒りを買いかねません。それで、石田大臣は〈メンバーじゃない〉と全否定したのではないか」(前出の永田町関係者)

 昨秋の自民党総裁選で安倍首相を批判した石破茂元幹事長は、徹底的に冷や飯を食わされている。根に持つタイプといわれる安倍の不興を買うのを恐れ、「冷や飯は勘弁」とばかりに石田が慌てて火消ししたのだろうか。“菅派”の船出にケチがついたのだけは間違いない。

5160名無しさん:2020/09/29(火) 22:02:08
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65792
無派閥議員が次々参集「菅派」誕生の予兆に、安倍総理が警戒モード
小渕恵三も総理になったし
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総勢50人ほどが結集
6月20日、ホテルニューオータニの中華料理店「大観苑」で開かれた昼食会が、永田町で注目を集めた。

菅義偉官房長官を支える新グループ「令和の会」が発足し、菅氏本人とともに会合を開いたのだ。メンバーは、全員自民党の無派閥中堅議員で、総数は十数名だという。出席議員が語る。

「連休前、麻布十番の中華料理店で、菅さんに来てもらって食事をしたのが初回でしたので、今回は第2回。勉強会というより、菅さんの世話になっている議員の集まりだと認識しています」

この日の会合で、菅氏はご満悦だったという。

「菅長官は、『最近、街で子どもたちが私を見ると、みんな額縁を掲げる真似をするんだからね』と笑っていました。ポスト安倍? そんな話はしませんでした。選挙区事情とか、政策とか、四方山話ですよ」(別の出席議員)

菅原一秀元財務副大臣が「座長」を務め、5期〜7期目の議員が集まった「令和の会」の発足により、菅氏の元には、若手無派閥議員約20人が集まる「ガネーシャの会」や、派閥所属議員も加えた「偉駄天の会」、さらには参議院の菅グループまであわさり、総勢50人ほどが結集したことになる。

「この日、菅氏は昼は令和の会に出たと思えば、夜はガネーシャの会の会合に出席。自派結成も間近か、という印象も受けますね」(政治部デスク)

ただし、これを警戒しているのが安倍晋三総理なのだという。

「無派閥議員で菅さんを支持する勢力が、衆議院だけで30人に達する。次の総裁選で自分の対抗馬として、それが基礎票になりやしないかと、総理は気が気でないようです。それを察してか、『令和の会に参加』と報じられた石田真敏総務相が、慌てて否定のコメントを出したのは、総理に悪く思われたくないからでしょう」(自民党議員)

令和おじさんが、いよいよ総理大臣になる日が来るのだろうか。

『週刊現代』2019年7月6日号より

5161名無しさん:2020/09/29(火) 22:09:15
地方の声を中央に!-石田真敏・和歌山2区-:自民党総裁選にあたり
http://blog.livedoor.jp/ishida_masatoshi_net/archives/1848077.html

2020年09月02日
自民党総裁選にあたり

石田です

このたびの自民党総裁選挙で
菅氏を支持することにしました

大きな理由は2つです

一つは現在の課題と政府の取り組みを
熟知されていることから
この緊急時に政治空白を防げること

次に、従来から指摘しているように
現在は大変革期のまっただ中で
日本がどのように対応し
変化していくかが喫緊の課題であり
「平時の岸田、乱世の石破、大乱世の菅」
と評される中で、今は大変革期
すなわち大乱世だけに
菅氏に期待するところです


菅氏は携帯料金の値下げをはじめ
インバウンド推進に伴うビザや免税、
迎賓館など施設の開放といった
規制緩和に積極的に取り組み
風穴を開けてこられました

現在、大変革期の課題が山積しており
とくにデジタルトランスフォーメーションの遅れや
東京一極集中の弊害、地方創生の必要性が
コロナ禍で広く認識されました

それだけに今日までの遅れを取り戻し
解決していくには
強力な突破力が必要であり
菅氏を支持する由縁です


この大変革期に対応して
変わってくことができなければ
日本は世界の潮流に乗り遅れ
衰退してしまいます

いまがまさしく正念場です

5162名無しさん:2020/09/29(火) 22:45:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/d20a9461be677aba57b836e8392921ebbc0bedf6
習主席来日「大いに歓迎」 二階自民幹事長
9/29(火) 11:35配信

 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期された中国の習近平国家主席の国賓来日について「重要な国だから大いに歓迎するべきだ」と述べ、改めて期待感を示した。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/d83d05eec95429a846ccd7f082fa1eccfd2074cc
中曽根元首相の合同葬経費「精いっぱいのことは当然」 自民・二階幹事長
9/29(火) 12:24配信

 自民党の二階俊博幹事長は29日午前の記者会見で、政府が故中曽根康弘元首相の合同葬の経費として計上した約9600万円をめぐり、インターネット上などで「高額だ」との批判が出ていることについて「中曽根元首相は長きにわたりこの国のため、党のためにご活躍いただいた。日本国として、自民党としてできる精いっぱいのことをしてお見送りすることは当然だ」と述べた。

5163名無しさん:2020/09/29(火) 22:46:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/871dddb7c0edba1f30b1dec78b60dfce37fe39b7
池上さん、幹事長・政調会長・総務会長って何をする人たちですか?
9/29(火) 6:01配信

Q 幹事長、政調会長、総務会長って、何をする人?
 自民党の新しい人事が発表されましたが、幹事長、政調会長、総務会長が「党三役」といわれているのを知りました。この人たちは何をしている人なんでしょうか。大臣はしばしばかわりますが、この人たちはどのくらいの周期でかわるのでしょうか?(10代・男性・学生)

A 党を動かす一番“エライ”人たちです
 自民党の人事も内閣の大幅な改造のときに合わせて交代しますが、二階幹事長のような実力者だと、代わらないで継続することが多いですね。

 幹事長は自民党のナンバー2です。事務局長という役回りですね。ナンバー1は総裁。総裁は総理大臣である場合が多いですから、総理官邸にいます。自民党本部の留守を預かるのが幹事長。つまり自民党本部で一番“エライ”のです。

 2018年の自民党の総収入は263億円。これだけ巨額の資金を管理し、支出先を決めることができるのが幹事長であり、選挙のときに自民党公認を決める上でも大きな力を発揮します。二階さんが幹事長の座に執着した理由がわかりますね。

 政調会長とは「政務調査会長」の略。自民党としてどのような政策を打ち出すかを取りまとめる責任者です。まとまった方針を内閣に伝え、予算案に反映させようとしています。

 総務会長は自民党総務会のトップ。総務会は自民党の最高意思決定機関です。自民党として重要な政策方針などを打ち出す際、ここで承認を得なければなりません。結局、ここも実力者が就くのです。

池上 彰

5164名無しさん:2020/09/29(火) 22:47:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0a552ff1fbb0dda37268fe5d7301a063b3ec442
「唯一の誤算は内閣支持率の高さ」浮上する1月解散が示す意味
9/28(月) 18:16配信

■菅政権は安倍内閣の弱点をあっさり克服した

 菅義偉首相の船出は、順調のようだ。内閣支持率は上々。行政の縦割りを排除して規制改革を行うという姿勢も評価されている。当初ささやかれた10月初旬の衆院解散、「10・25選挙」の線は消えたが、次は年明けの1月選挙説が本命視されはじめた。

 「唯一の誤算は内閣支持率が予想以上に高いことだ」

 自民党幹部の1人は冗談交じりに打ち明ける。NHKが9月23日に公表した世論調査では菅内閣の支持率は62%。他の新聞、テレビの支持率も6割台から70%超となっている。政権発足時に内閣支持が上がるのはよくあることだが、7割前後という数字は、特に人気の高かった細川護煕、小泉純一郎、鳩山由紀夫の3政権に匹敵する。

 どちらかというと地味な印象のあった菅氏がこれほどの「高値スタート」となるとは、菅氏自身も思わなかっただろう。

 7年8カ月続いた安倍政権の内閣支持はおおむね40%台から50%台で安定していたが、安保法制を制定したり憲法改正を目指したりしてタカ派イメージが強かったこともあり、女性の支持率が低かった。菅氏の場合「パンケーキ好き」というソフトイメージ戦略が功を奏しているのか、女性の支持率も高い。菅政権は安倍内閣の弱点をあっさり克服したのだ。

■自民党若手はほぼ全員が「即解散」を主張しているが…

 さて、ここで問題となるのが衆院解散の時期である。想定外の高支持率で自民党議員たちは、浮ついている。今、衆院選が行われれば勝利確実なのだから当然だ。下村博文党政調会長は21日のBS番組で「自民党の国会議員のほぼ総意、即解散。若手はほぼ全員が早く選挙をやってもらいたい」と党内の空気を代弁している。

 だが、菅氏は、下村氏のいう「即解散」の道は選ばない考えだ。菅氏も世論調査の数字を重視していないわけではない。7年8カ月の官房長官時代、毎週のように各社の世論調査についての質問を裁いてきた。誰よりも世論調査の結果に敏感だといってもいいだろう。

 菅氏に近い政府関係者によると、菅氏は世論調査で3つのデータを注目しているという。

 1つ目が「内閣支持率」、2つ目が「内閣が優先して取り組む課題」、3つ目が「衆院解散のタイミング」だ。

 共同通信社が9月16、17の両日に行った世論調査を基に分析したい。

5165名無しさん:2020/09/29(火) 22:48:21
>>5164

■菅氏が注視している世論調査の「他の2問」

 この調査での菅内閣支持率は66.4%。3分の2が支持している。

 「菅内閣が優先して取り組むべき課題は何ですか」(2つまで回答可)の設問は「新型コロナウイルス対策」が64.1%。2位の「景気・雇用」の35.2%をはるかに上回った。

 「衆院の解散・総選挙はいつがよいと思いますか」との質問には「任期満了かそれに近い時期」が55.1%。「なるべく早く」は11.7%にとどまっている。

 つまり国民は「当面解散はせずに、新型コロナ対策に全力をあげる菅政権」を支持していることになる。このことを知っているから菅氏は「国民のために働く内閣」を標榜し、衆院解散には慎重なのだ。

 ただし、誤解してはいけないのは、菅氏が早期解散を完全に封印したわけではないことだ。解散権を持つ首相にとって約3分の2という支持率は魅力的な数字であることは間違いない。

■「国民のだまし討ち」だと受け止められてはいけない

 菅氏が目指す、携帯電話料金の値下げや、地方銀行の再編などのテーマは半年や1年では決着はつかない。いったん国民に信を問い、4年間の衆院任期の間に改革を成し遂げようという選択肢もあるだろう。

 そのとき早期解散を決断すると、「国民のために働く」と宣言したこととの整合性が問われる。「国民のだまし討ち」だと受け止められるようだと内閣支持率が一気にしぼんでしまいかねない。

 そこで浮上するのが「2021年度予算編成後の衆院解散」というシナリオだ。新年度予算案には、新型コロナウイルス対策の他「菅改革」関連の銘柄が並ぶことになるだろう。その予算を編成し、それを国民に示し、事実上の公約として国民に示せば「だまし討ち」とは映らないのではないか。

 予算編成は年末になるだろうから、年明け通常国会の冒頭の衆院解散、1月末あたりの選挙、というのが具体的な日程となるだろう。もちろん、新型コロナウイルスの感染状況の推移を見なければならないが、感染状況が落ち着いていれば、「冬の選挙」は現実味を増すだろう。

 連立のパートナー・公明党は年内の衆院選には反対だが、年明けであれば容認の構えだ。障害は少ない。

5166名無しさん:2020/09/29(火) 22:48:50
>>5165

■野党の国会追及が解散の引き金を引く皮肉な展開も

 10月下旬には臨時国会が召集される。国会論戦の中で野党側は、安倍氏の後継である菅氏は国民の信を受けていない正統性のない政権であるという指摘をすることだろう。そのことは9月3日に配信した「菅氏の勝利は確実なのに、世論に不評の『党員投票の省略』を決めた本当の理由」でも紹介した通りだ。

 野党が正統性を追求すれば、「ならば」ということで伝家の宝刀を抜くチャンスが生まれる。言い換えれば野党の追及が、「国民のために働く」といいながら早期解散することの整合性を与えることになる。

 野党は今、本音では衆院解散を1日でも先送りしたい。その間に衆院選への陣形を整え、菅内閣の支持が目減りすることを期待している。しかし、国会が始まれば菅氏の正統性を突かないわけにいかない。早期解散を避けたい野党が、その引き金を引くことになれば、これ以上ない皮肉な展開となる。

永田町コンフィデンシャル

5167名無しさん:2020/09/29(火) 22:49:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8b6324f422d0730bcf9fe1a396164694354f6c6
“いつまで政治家をやるのか?” と問われた「菅首相」の答えとは?
9/29(火) 11:01配信

ミスター新自由主義こと「竹中平蔵氏」を自身の政策の司令塔に据えて…
「国民のために働く内閣」を掲げ、デジタル庁創設、不妊治療に保険適用、携帯電話料金値下げも、地銀の統合再編など、具体的な政策に言及する菅義偉首相(71)。国民もそれを好意的に受け止め、内閣支持率は高いレベルにある。

 ***

「最初、『国民のために働く内閣』って聞いたとき、例えば公文書の改ざんなど、当たり前のことができないというか、国民を小バカにしてきた安倍さん(晋三前首相)への当てつけかと思いました」

 と笑うのは、ある永田町関係者。

「そもそも、国会議員にしろ大臣にしろ公務員なんだから国民のために働くのは当たり前。でも当然のことが履行されなかったり、国民が政治に期待していなかったりすることが久しくなって、“当たり前を丁寧に”というやり方は明らかに国民に受けていますね」

 そんな菅首相は、組閣後も専門家などと面会、会食し、自ら率先して働き、有識者との意見交換を重ねていた。

「選挙プランナーの三浦博史氏はもともと約束があったということでしたが、このタイミングで会うところがいかにも菅さんらしく、野党への大きな牽制球になったでしょう」

「あとは『日本のインターネットの父』と呼ばれる慶応大の村井純教授、不妊治療に詳しい杉山力一医師、元財務官僚の高橋洋一嘉悦大教授、そして竹中平蔵パソナ会長らと会っています」

「竹中さんが総務相のときの副大臣が菅さん。2人は気脈を通じていて、菅内閣の司令塔は竹中さんであることは間違いない」

「小泉政権の時と違って、竹中さんが国会議員や大臣になることはありませんが、裏方や影武者的に竹中さんが動くことになるでしょう」

菅首相の身体にも流れる新自由主義の血
 竹中氏と言えば「新自由主義」。実は菅首相の身体にも新自由主義の血が流れている。キャッチフレーズ「自助、公助、共助」の自助に力点を置くあたり、その片鱗が窺える。

 もう少し具体的にそれを指摘するのは、平嶋彰英・立教大特任教授。菅氏が官房長官時代に旗振り役となった「ふるさと納税」に異を唱え、左遷されたとされる人物だ。

「菅さんがこだわる政策の根底には、新自由主義的な発想があると感じます。ふるさと納税は、菅さんの当初の『古里への恩返し』という説明と異なり、結果的に各自治体が返礼品の魅力を競い合うという、いびつな競争を招きました」(朝日新聞2020年9月12日、以下同)

「総務省にハッパをかける携帯電話料金値下げも、地銀の統合再編も、事業者間の競争を促します。『オレだって秋田から上京し、競争を勝ち抜いてここまで来た』というご本人の来歴や自負が関係しているようにも思えます」

「競争を重視しすぎるあまり、弱者へのまなざしが感じられないのです。ふるさと納税には、特産品のない自治体もあること、一律控除で高額所得者が潤う弊害の問題もありました。実際、自治体の現場では混乱が生じ、結果的に国を訴えた大阪・泉佐野市が勝訴する最高裁判決も6月に出ました」

「菅さんは都市部の横浜市選出であり、最初から地方重視だったとは思いません。もし地方重視なら、地方交付税制度の重要性はご存じのはずですが、交付税の見直しを主張されていました」

「自治体間の財政力格差を平準化する交付税は、各自治体の収入見込み額と支出見込み額の差に応じ、額が決まります」

「例えば自治体が多くの企業を誘致し、自前で地方法人税収を増やしても、そのぶん国からの地方交付税は減る仕組みです。菅さんは『競争して頑張った自治体が報われないこの制度はおかしい』と主張しておられました」

5168名無しさん:2020/09/29(火) 22:50:30
>>5167

二階幹事長の迷言事件「デジタルってなんだ?」
 その一方で、自民党総裁選でいち早く「菅支持」を表明し、「菅首相・総裁」への道筋を作った二階俊博幹事長(81)。

「自身の幹事長留任はもちろん、連帯する森山裕自民党国対委員長もポストに留まり、さらに『万年大臣待機組』と揶揄されていた平沢勝栄さんが復興相として入閣し、武田良太前国家公安委員長も総務相に横滑りと、わが世の春を謳歌しています」

 当然、菅首相の政策に大いに賛同していると思われるが、別の永田町関係者は、

「二階派関係者の集まる席で、二階さんが“デジタルってなんだ?” と言い始めて周囲が驚いたことがありました」

 と、珍場面を明かす。

 さらにこの関係者によると、

「ある会合で、安倍さんはいつまで政治家をやるんだろうという話になって、キングメーカーとして引き続き政界に影響力を及ぼし続けたいタイプだから……とか、再登板を狙ってるから……などといった話が出たことがありました」

「その場にいた菅さんにも出席者が、“いつまで政治家をやるんですか?”と聞いたところ、“首相を辞める時だ”と短く答えたそうです」

「7年8カ月に亘って官房長官をやって、本当に多くの政策課題とか突発的なテロ事件・事故、スキャンダルに遭遇し、それらを解決する中で、“自分はやれる”と自信を深めていったようです」

 確かに色々あった。「モリカケ」のみならず、ISISによる日本人拘束事件、希望の党の突然の結成……。

「もちろん、それに慢心するわけではなく、うまくいかなったことも少なからずあり、今度やった時はこうすれば間違えずに済むという風にも考えてきた。それを首相在任中に全てぶつけて悔いなく官邸を去って政界引退するというのが、現時点での心境ということなんでしょう」

週刊新潮WEB取材班

2020年9月29日 掲載

新潮社

5169名無しさん:2020/09/30(水) 00:00:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a38768237aa9a438103423deed840566f35d6a96
《2020自民総裁選》菅氏リモート集会 茨城からも市議ら参加
9/12(土) 6:00配信

自民党総裁選(14日投開票)に立候補している菅義偉官房長官は11日、全国の地方議員とテレビ会議システムを使った「リモート集会」を開いた。8道府県の地方議員や党員が参加。茨城県でも、水戸市内で同市議や党員など約10人が集まり、画面を通じて、菅氏の政策や訴えを聞いた。

集会は、石川昭政衆院議員が司会進行。菅氏は、秋田県の山間部出身であることに触れ「私には脈々と地方の農家の長男の血が流れている。『地域の元気なくして国の元気なし』と政治を行ってきた」と強調。ふるさと納税や訪日観光客など、地方創生事業に力を入れてきたことを説明した。

各地の代表者は、人口流出や災害対応など地元の課題を訴えた。水戸市議の小泉康二氏は、梶山静六元官房長官を“政治の師”と仰ぐ菅氏と本県の縁を強調。「秋田、(選挙区のある)神奈川の県民と同様、茨城県民も長官の総裁当選を期待している」と激励した。

菅氏は「皆さん最後までよろしくお願いします」と支持を呼び掛けた。

茨城新聞社

5170名無しさん:2020/09/30(水) 00:27:22
https://mainichi.jp/articles/20180718/ddm/005/010/075000c
動く2018
自民党総裁選キーパーソン/5止 無派閥束ね存在感 将来の「菅派」党内に臆測 菅義偉官房長官(69)
会員限定有料記事 毎日新聞2018年7月18日 東京朝刊

 菅義偉官房長官が自民党の無派閥議員と頻繁に会合を重ねてきたことは関係者の間でよく知られている。しかし、中心的なメンバーが誰なのかはこれまでほとんど表に出ていなかった。

 この「隠密行動」を菅氏が自ら破ったのは4月26日夜のこと。東京・紀尾井町のホテル内にある和食店に無派閥の衆院議員15人を集め、安倍晋三首相を招待した。外交の裏話などで盛り上がり、議員は口々に「総裁選では首相の3選のために頑張ります」とあいさつした。

 15人は当選4回以下の議員で作る「ガネーシャの会」の面々。菅氏と同じ神奈川県に選挙区のある坂井学氏が会長を務める。落選中に菅氏から「おれも浪人した。2、3年は耐えろ」と激励された議員もいて、菅氏と個人的なつながりが強い。ガネーシャは現世利益をもたらすヒンズー教の神。選挙から普段の政治活動まで面倒をみる菅氏を会の名称に重ねた。

 細田派、麻生派、二階派に無派閥議員の一部が加わると、首相支持は自民党国会議員の半数を超える。学校法人「加計学園」「森友学園」の問題などで安倍問題などで安倍内閣の支持率が急落する中、菅氏は会の存在をあえて公にすることで党内の動揺を抑えようとしたのだ。

 これに先立つ4月10日には、当選1回の朝日健太郎氏ら菅氏に近い無派閥の参院議員11人と首相が会食した。菅氏は地道な「勧誘」を通じて、73人の無派閥議員のうち30人近くをすでに首相支持で固めたとされる。

 このころ、菅氏は坂井氏を通じてガネーシャの会に「総裁選は地方票が大事だ。首相だけでは回りきれないから私も行く。場を設けてほしい」と伝えた。会には大串正樹経済産業政務官(衆院兵庫6区)ら神奈川県以外の議員も少なくない。 自民党が野党だった2012年総裁選で、菅氏は安倍氏を「あなたしかいない」と説得し、総裁再登板を実現させたが、地方の党員票では石破茂元幹事長の後塵(こうじん)を拝した。

 今回、菅氏は無派閥議員を起点に地方に運動を広げ、国会議員票と地方票の両方で首相を圧勝させようともくろむ。

 09年総裁選では、菅氏は当時の古賀派(現岸田派)を退会し、「長老支配」を批判した河野太郎氏(現外相)を支援した。以来、派閥と一定の距離を置く。

 ただ、一連の菅氏の動きは、自民党内で「菅氏は安倍政権後を見据えて、派閥作りに着手したのではないか」という臆測を呼ぶ。12年末の第2次安倍内閣発足以来、官房長官を務めてきた菅氏が総裁選後、仮に自民党の要職に転じたら、こうした見方はさらに広がるだろう。

 今や無派閥議員は第2派閥の麻生派より多い。周囲が警戒すればするほど、派閥に属さない菅氏の存在感は増す。

 【高橋克哉】=おわり

5171名無しさん:2020/09/30(水) 00:27:35
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/805406.html
岸田氏静岡訪れ「戦い抜く」故望月氏墓前にも 自民総裁選
(2020/9/6 11:50)

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選(8日告示、14日投開票)に出馬を表明している岸田文雄政調会長が5日、静岡市葵区を訪れ、地元議員らに「何としても戦い抜かなければならない」と支持を訴えた。同市清水区の龍華寺も訪れ、昨年12月に死去した望月義夫元環境相の墓前に総裁選への出馬を報告した。
 自民党の県議や市議ら約80人を前に、岸田氏は経済格差や新型コロナウイルスによる外交の分断などを国政が抱える問題点と指摘。「分断から協調を目指し、国民の皆さんの協力を引き出すリーダーになりたい」と言葉に力を込めた。集会は岸田派(宏池会)に所属する衆院静岡1区の上川陽子氏、同4区の深沢陽一氏、同5区の吉川赳氏の3氏が開いた。
 岸田氏は静岡県内を訪れた理由として、岸田派の事務総長として会長の岸田氏を支えた望月氏の存在を挙げ、「望月さんが亡くなる直前まで、一緒に総裁選出馬を目指そうと話していた」と明かした。望月氏の墓前では総裁選への決意を語りかけたという。
 ■7区城内氏は菅氏支持意向
 自民党の城内実衆院議員(静岡7区)は5日、浜松市北区で開かれた後援会の会合で、菅義偉官房長官を党総裁選で支持する意向を示した。理由について、安倍政権を支えた危機管理能力の高さや官僚との巧みな関係の築き方などを挙げ、「無派閥グループとして応援するしかないと思っている」と述べた。

5172名無しさん:2020/09/30(水) 00:31:20
https://twitter.com/sugawaraisshu/status/1305245568499814401
菅原一秀(衆議院議員/すがわらいっしゅう/自民党東京9区)
@sugawaraisshu
本日の両院議員総会にて、第26代自由民主党総裁が選出されます。最後まで菅義偉候補を支援してまいります。#自民党 #総裁選 #菅義偉 #ガースー #無派閥 #叩き上げ #すがわら一秀
午前5:42 ・ 2020年9月14日・Twitter for Android

5173名無しさん:2020/09/30(水) 00:37:55
https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00634/
じわり「安倍離れ」:本格政権目指す菅首相
政治・外交 2020.09.29
古賀 攻 【Profile】

安倍政治の継承を訴えて誕生した菅政権。しかし、政治に鋭い嗅覚を持つ筆者は、菅義偉は独自の本格政権を目指すと見る。安倍晋三のようなイデオロギーを持たない点が強み、とも指摘する。

安倍継承」看板が持つ2つの意味
目玉政策はケータイ料金値下げと不妊治療支援。現下の日本を取り巻く巨大な変化との落差に驚かされるが、マッチョで宣伝過剰な長期政権に倦(う)んでいた国民にはこれが受けた。方便として「安倍継承」カードを使いながら、新首相の菅は独自の王国を目指す。

「ポスト安倍」レースではダークホースだった菅が、自民党幹事長の二階俊博と組んで、電撃的な政権奪取を果たした。同じ参謀型の政治家として潜在的にライバル関係にあった2人の戦略的提携の成果だ。

この過程で菅が強調した「安倍継承」の看板には、2つの意味がある。

1つはマーケットを落ち着かせるため。異次元の金融緩和でひずみを蓄積した市場が、首相の交代をアベノミクス修正のサインと受け止めたら、予期せぬ混乱につながる危険がある。日本経済は麻薬のようなアベノミクスとおいそれとは縁を切れない。

もう1つは、党内の合従連衡用だ。安倍一強の権力秩序に安住してきた細田派や麻生派の有力派閥が自動的に菅に付くとは限らない。だから旧レジーム維持の保証書が必要だった。「石破茂政権」阻止が最優先の安倍晋三は、こうして菅政権誕生の小切手にエンドース(裏書き)した。

女性の支持率が高い理由
8年近くも政権の大番頭だった菅の権力は格段に増大した。同時に、その振る舞いにはトップに似つかわしくない陰湿さが付きまとう。ドイツのT-Onlineニュースは「気だるそうなまなざしを持つ菅は、面白みのない時代遅れの政治家」と伝えている。

ところが、9月16日に発足した菅内閣の支持率は64〜74%に達した。政権スタート時としては小泉純一郎内閣、鳩山由紀夫内閣に次ぐ歴代3位の高水準という。特徴的なのは安倍内閣で一貫して「男性>女性」だった支持率構成が「女性>男性」になったことだ。

秋田の寒村出身に始まる菅の「苦労人」ストーリーが共感を呼んだことに加え、携帯電話料金の引き下げや不妊治療への保険適用という公約が女性に支持されたためだろう。

この結果、「安倍継承」の看板から後者の政治的なシンボル性は次第に薄らいでいくように思える。

最終目標は麻生派の遠隔操作か
すでに自民党総裁選の序盤から手応えを感じていた菅は、今回の組閣で布石を打っている。副総理兼財務相の麻生太郎や外相の茂木敏充、公明党枠の国土交通相・赤羽一嘉ら安倍内閣の骨格を引き継いだと言われるが、同じポストでの再任は閣僚20人中8人に過ぎない。逆に言えば、残る12人には安倍との非連続性がある。

菅の戦略は「横滑り」の3人に表れている。防衛相から行政改革担当相への河野太郎、防災担当相から総務相への武田良太、そして厚生労働相から官房長官への加藤勝信だ。

河野は麻生派に所属するが、同じ神奈川県選出議員として事実上、菅の強い影響下にある。党内で長く変人扱いされてきた河野が政権中枢に入ってきたのも、菅の後押しがあったからだ。その河野が今回、菅の決まり文句「役所の縦割りと悪しき前例主義の打破」を実践する切り込み隊長役になる。

菅は早速、告発窓口として「縦割り110番」の設置を河野に指示した。かつて鳩山内閣が官僚の内部告発を奨励して「ハトミミ・ドット・コム」なるサイトを開いたことがあったが、菅に鳩山的な甘ちゃん発想があるとは思えない。目的不明のまま動き出している縦割り打破を通して菅が狙うのは、首相官邸による省庁の完全掌握だろう。

外相時代に駐日韓国大使を面罵したり、総裁選の最中に米シンクタンク相手に「日本は大統領選の前に総選挙をやる」と明言したり、言動に安定感を欠く河野である。ただ、行革担当相としてそれなりの実績を残せば、首相候補が不在の麻生派を代表するようになり、菅が遠隔操作できる。最終目標は恐らくそこだろう。

5174名無しさん:2020/09/30(水) 00:38:56
>>5173

加藤官房長官に政治取引の臭い
亀井静香の秘書出身である武田は二階派。前総務相の高市早苗は、かんぽ生命の不祥事処理などをめぐって総務省を直轄地とする菅との関係が微妙になったと言われる。そこでケータイ値下げという目玉政策を強引に進めるため、安倍に近い高市をあえて外し、二階の覚えがめでたく、かつ地元福岡で麻生にも遠慮をしない武田を抜擢したとみられる。

新官房長官には、菅に近い経済産業相の梶山弘志や国対委員長の森山裕の名前が挙がっていた。首相とは一心同体のポストだからだ。加藤は彼らほど菅と親しいわけではなく、起用には意外感もあった。

加藤は竹下派だが、実態は「安倍ファミリー」に近い。義父である加藤六月は安倍の父、晋太郎の側近であり、その縁から安倍の母洋子と六月の妻は姉妹のような付き合いをしている。このため、加藤は安倍が菅の「お目付け役」として官邸に送り込んだとの説があり、菅も「安倍継承」の担保として受け入れたのかもしれない。いずれにせよ、政権移行に伴う政治的な取引の臭いがする人事だ。

イデオロギー持たない強み
「官邸官僚」の人事では、よりはっきり菅色が出ている。

安倍政権で思うままの権勢をふるってきた首相補佐官兼首相秘書官の今井尚哉は非常勤の内閣官房参与になった。事実上の肩たたきであり、ラインからは完全に外れた。今井と同じく経産省出身の内閣広報官・長谷川栄一や、アベノマスクの発案秘書官として名をはせた佐伯耕三も去った。もはや安倍時代のように経産省が霞が関を牛耳ることはなかろう。

対照的に引き続き実権を握るのが、事務の官房副長官の杉田和博と、国交省出身の首相補佐官、和泉洋人だ。2人はもともと菅ラインで動いていた官邸官僚であり、今井ラインが消えたことでグリップ力はより強まるだろう。やはり安倍の秘書官だった国家安全保障局長の北村滋も残留組だが、菅との距離感に課題がある。

事務の首相秘書官は1増の6人になり、うち4人は官房長官秘書官からの異例の持ち上がりとなった。安倍チームからの続投は防衛省出身のみ。1増分は厚労省で、菅は官房長官秘書官を終えて本省に戻っていた鹿沼均を再び自分の元に置いた。不妊治療対策や新型コロナ対策で菅が厚労省に介入する場面が増えるためとみられる。

菅には安倍のような国粋的なイデオロギーはない。権力への執着は人一倍強いが、特殊な国家観を持たない分だけ時々の利害得失で政策を選べる強みがある。こうして「安倍継承」を掲げながらの安倍離れがじわじわと進んでいくのだろう。

衆院の解散・総選挙の時期について、菅は年明けまで待つかのようなニュアンスを出している。だが、冬場のコロナ再流行を避け、自民党内の解散待望論に応えるとしたら、やはり年内の可能性を完全に排除するべきではなかろう。もとより支持率低迷の野党は脅威にならない。菅は勝利を前提に本格政権への設計図を描き始めている。

(文中敬称略)

5175名無しさん:2020/09/30(水) 01:36:27
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15995678018088
2020年9月9日(水)

《2020自民総裁選》茨城県国会議員7人、菅氏支持 岸田氏2人、石破氏1人

8日告示された自民党総裁選(14日投開票)で、茨城県選出の同党国会議員10人のうち県連会長の梶山弘志経済産業相(衆院茨城4区)を含む7人が菅義偉官房長官を支持する意向であることが、茨城新聞の取材で分かった。岸田文雄政調会長を支持するのは2人…

5176名無しさん:2020/09/30(水) 09:08:20
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/12/28/seiji-90/
政治・国際

【タグ】小泉純一郎|小泉進次郎|小渕恵三|梶山弘志|武田良太|河井克行|河野太郎|菅原一秀|菅義偉

まったく懲りない菅官房長官
西谷玲|2019年12月28日5:49PM

菅原一秀経産相が辞任した。公設秘書が10月17日、選挙区内の支援者の通夜に参列し、香典2万円を渡し、公職選挙法に違反した疑いがもたれている。

そもそも、菅原氏については就任当初からスキャンダルが噴出するのではないかとささやかれていた。

本人のはしゃぎようは相当なものだった。9月11日の内閣改造実施前日の10日に、菅原氏は自らのブログに、経産相に内定したとして「安倍総理から直々にお電話をいただいた。経験したことのない感動の瞬間だった」と書いた。おいおい、明日発表だろうよと突っ込みたくなるが、こういうところにも脇の甘さが表れていると言えようか。

原発反対派のはずだったのにとっとと宗旨替え(自民党にはこういう輩ばっかり)し、『週刊文春』で疑惑が報道されてから、きちんと説明することもなく大臣の座を去った。

そもそも菅原氏の起用は菅義偉官房長官の強い意向だった。今回の組閣は非常に菅カラーの強いものとなっている。菅原氏のほかにも、私的な婚約というものの発表の場に首相官邸を選んだ小泉進次郎氏。小泉氏には菅氏自らが電話し、大臣就任を説得したという。

法相に就任した河井克行氏も、今夏の参院選の広島選挙区に妻が新人として立候補。菅氏の全面的な支援で、自民の現職をはじき出して当選した側近だ。ほかに武田良太国家公安委員長や河野太郎氏も菅氏に近い。菅氏は無所属だが、「菅派」が閣内の最大勢力だったのである。

 安倍晋三氏は年内に首相として憲政史上最長となる。有力なポスト安倍の見つからないなか、安倍政権を継承する形で菅氏が後任となり、そのあと、(環境相になってから「セクシー」発言などでつまずいたとはいえ)人気の高い小泉進次郎氏が後を引き継ぐのではないかという見方が強まってきていた。いわば「中継ぎ」である。

故小此木彦三郎通産(現、経産)相の秘書からたたき上げた菅氏は、今や自民党では珍しくなった縁の下の力持ち、黒衣役を好むタイプだ。裏の交渉や根回しを得意とする。自らも認めているように、良くも悪くも明確な国家観やビジョンもない。その場その場の部分最適、対症療法にあたるタイプで、後から全体を眺めてみるとちぐはぐなものになる。

良い例が労働力不足に対応するための入管法改正だ。これからの日本の社会像や移民政策をどう考えるのかの議論もないまま、外国人労働者を増やそうと1年もかけずに法改正をしてしまった。

菅原氏の後任は梶山弘志氏。これまた菅氏に非常に近いが、安倍氏は受け入れた。梶山氏の父、故静六氏は菅氏が政治の師と仰ぐ。かつて梶山氏が1998年に総裁選に立候補して小渕恵三氏、小泉純一郎氏と戦った時は1年生ながら所属していた小渕派を抜けて梶山氏を担いだ。

まったく懲りない菅氏ではあるが、何事もなかったように収束するのか、それとも後任人事も含めて慢心の表れであって、菅王国崩壊の序章となるのか。まだ分からない。これで年内解散総選挙の可能性は相当低くなったと思われるが、野党は辞任したからといって許してはならない。内閣のゆるみを追及すべきだ。

(にしたに れい・ジャーナリスト、2019年11月1日号)

5177名無しさん:2020/09/30(水) 09:09:51
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/photos/180723/plt18072310210009-p4.html
自民党無派閥に広がる「菅グループ」 安倍首相3選当確目指す官房長官の深謀遠慮

梶山弘志地方創生担当相は平成24年の自民党総裁選で石破茂元幹事長を支持したが、菅義偉官房長官とも近い=6月26日(萩原悠久人撮影)

 【政界徒然草】 菅義偉(すが・よしひで)官房長官(69)が、自民党内で自らと同様に特定の派閥に所属しない無派閥議員を糾合しつつある。「菅グループ」は構成員が異なる複数の集団があり、党内に73人いる派閥議員のうち計30人を超えている。多くは9月の自民党総裁選で連続3選を目指す安倍晋三首相(63)にとって強力な援軍となるが、党内には将来の「菅派」との警戒感も広がっている。

5178名無しさん:2020/09/30(水) 09:11:50
https://news.livedoor.com/%E6%AC%A1%E3%81%AE%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AE%E6%9C%80%E6%9C%89%E5%8A%9B%E3%81%8C%EF%BD%A2%E4%BB%A4%E5%92%8C%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%82%93%EF%BD%A3%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E6%A0%B9%E6%8B%A0/article/detail/17084685/
次の首相の最有力が「令和おじさん」である根拠
2019年9月15日 6時15分 プレジデントオンライン

■「自民党も派閥支配が崩れてきた」との解釈は間違い
安倍晋三首相は9月11日に内閣改造を行った。注目すべきトピックスのひとつは、菅義偉官房長官に近い「隠れ菅派」が大増殖したことだった。「令和おじさん」として知名度が急上昇中の菅氏は、政府・自民党内でもその影響力を増しつつある。

新聞各紙は自民党派閥別の入閣者数を競うように載せている。細田派派3(改造前3)、麻生派3(同5)、竹下派2(同2)、岸田派2(同3)、二階派2(同2)、石破派0(同1)、石原派0(同0)、無派閥6(同2)。こうした結果から、マスコミは岸田派や石破派の冷遇をことさらに強調して報じている。

それは確かにそうだが、もっと重要なことがある。無派閥議員が6人も入閣しているのだ。

各派閥が、横ばいもしくは減少する中で、無派閥閣僚は2人から6人と、4人も増えた。新聞ではこの理由についての丁寧な解説はみかけないので、「自民党も派閥支配が崩れてきた」と解釈する人がいるかもしれない。しかし、その解釈は間違いだ。

6人の無派閥議員とは、菅義偉官房長官。高市早苗総務相。河井克行法相、菅原一秀経産相、江藤拓農水相、そして小泉進次郎環境相だ。

菅氏は派閥に属していないが、菅氏を囲む勉強会やグループは複数あり、「隠れ菅派」の議員はトータルで50人以上と言われる。菅原、河井の両氏は、その代表格だ。

■環境相になった小泉進次郎氏も「菅派」
環境相になった小泉進次郎氏も菅派だと言っていいだろう。同じ神奈川県を選挙区に持つ2人は、常に連絡を取り合っている。8月、アナウンサーの滝川クリステルさんとの結婚を電撃発表したのも、首相官邸の菅氏に報告した後だった。

今回も、菅氏は安倍氏から「入閣を打診したら小泉は受けるか感触を探ってほしい」との指示を受けて小泉氏に接触。受けるとの確信を得て安倍氏に伝えている。まさにサプライズ人事の中心人物だった。

高市氏も、菅氏のお気に入りの1人。総務省は菅氏が絶対的な影響力を持つ役所だ。高市氏が2度目の総務相に就任したことからも、菅氏との関係が良好であることが分かる。

5179名無しさん:2020/09/30(水) 09:12:02
>>5178

■麻生氏が「二階降ろし」だから、逆に張った菅氏
江藤氏だけは菅氏との明確な関係性は見出しにくいが、菅氏も含めて5人は「菅派」。細田派や麻生派の3人を上回り、閣内では最大勢力なのだ。

菅氏は今後も明確な派閥をつくる気はない。だが、「菅氏についていけば、ポストに恵まれる」と分かれば、今後も「隠れ菅派」は増え続けるだろう。

今回の人事では、菅氏の力量を見せつけるシーンがもうひとつあった。

安倍氏は今回の人事にあたり、二階俊博幹事長を留任させるかどうか悩んでいた。安倍氏の盟友でもある麻生太郎副総理兼財務相は、岸田文雄党政調会長を幹事長に起用するように進言していた。

一方、菅氏は二階氏の留任で動いた。最近、菅氏と麻生氏の間にはすきま風が吹き始めている。麻生氏が「二階降ろし」だから、逆に張ったのだ。

■幹事長ポストを巡る麻生氏との戦いにも勝った
二階氏は最近、「ポスト安倍」候補に菅氏の名を上げるなど菅氏との接近を図っている。政局のヒダを読む天才でもある老練な二階氏は、菅・麻生両氏の微妙な関係を見抜き、菅氏に接近した。菅氏と二階氏が接近するのは必然だった。

結果として安倍氏は二階氏の続投を選んだ。9月3日、安倍氏は二階氏と自民党本部で会談して幹事長続投を伝えた。これは、二階氏にとっては朗報だったのは間違いないが、菅氏にとっても、麻生氏との「戦い」に競り勝った瞬間だった。

菅氏は、今回の人事の「入り口」である党幹事長人事と、「出口」である閣僚人事で、圧勝したのだ。

■「ポスト安倍」のライバルとは大きな差をつけた
安倍氏の女房役として7年近く官房長官を務めてきた菅氏。今年4月1日、新元号「令和」を発表した頃からは知名度が爆発的に上がり、7月の参院選での応援要請も引っ張りだこだった。その頃から「ポスト安倍」の有力候補という評価が盛んに報じられるようになったが、菅氏はその意欲を完全否定しつづけている。

しかし今回の人事で、政府内に子飼いの政治家を多く招き入れることに成功した。菅氏は、本人が望むかどうかにかかわらず「ポスト安倍」の有力候補となったのは間違いない。

マスコミは安倍氏が今回の人事で、菅氏と岸田氏、外相になった茂木敏充氏、厚労相の加藤勝信氏、防衛相に横滑りした河野太郎氏の5人が、閣内や党執行部に入り「ポスト安倍」を競うことになったともてはやす。今回の人事の経緯を見る限り、そのうち圧倒的に優位にあるのは菅氏だろう。

あとは菅氏が「その気」になるか。今のところ安倍氏と菅氏の間は良好ではあるが、2021年の総裁任期が近づいてきたときに、2人の関係がどうなるか。安倍氏から権力の座を禅譲されるのを狙うのか。それとも自ら奪い取るのか。菅氏は両方の選択肢を握りつつある。

そして菅氏を「ポスト安倍」の有力候補にあげながら、安倍氏の4選支援にも言及している二階氏が、今後どんな行動に出るのかも目が離せない。

(プレジデントオンライン編集部)

5180チバQ:2020/09/30(水) 11:08:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/075189063f40766f09163a3cd9011058f55edef8
デジタル庁準備室、スローガンは“ガースー” 30日に立ち上げ
9/29(火) 13:28配信
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平井卓也デジタル改革担当相=29日午前、首相官邸(春名中撮影)
 平井卓也デジタル改革担当相は29日の閣議後会見で、行政サービスのデジタル化を一元的に担う「デジタル庁」の発足に向けた準備室を30日に立ち上げると発表した。平井氏が室長に就く。準備室には内閣府や財務省、総務省、経産省など各省庁から集まった約50人のほか、10人の民間有識者が加わる。


 平井氏は「小さく産んで、大きく育てるスタートアップ企業の考え方に近い組織にしたい」と述べ、「スローガンはガバメント・アズ・ア・スタートアップ。(頭文字をとると)結果的に(菅義偉首相の愛称と同じ)GaaSu(ガースー)となる」と笑いを誘った。

5181チバQ:2020/09/30(水) 19:12:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/13393970975bf42b7c3626f9f3d1594d73d18314
自民・下村政調会長が杉田水脈氏を注意 「丁寧な説明」求める
9/30(水) 17:42配信
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杉田水脈氏(春名中撮影)
 自民党の下村博文政調会長は30日、党の会議で女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでも嘘をつけますから」などと発言したとされる杉田水脈(みお)衆院議員を党本部に呼び出し、注意した。杉田氏が記者団に明らかにした。

 杉田氏は「(下村氏から)丁寧な、より真意が伝わる説明をするように注意を受けた」と述べた。釈明については自身のブログに記載するとしている。

 下村氏は発言の有無に関し「本人に確認したが、公表する前提ではない」と記者団に語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4ecf3f51603797367ed9c012e7c10ce3a8ab429
自民、党教育再生実行本部を廃止 コロナ禍の教育検討に集中
9/30(水) 17:40配信
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インタビューに応じる自民党の下村博文政調会長=30日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)
 自民党が総裁直属の教育再生実行本部の廃止を検討していることが30日、分かった。新型コロナウイルス禍の教育の早期充実を図るため、政務調査会で集中的に議論を深める狙いがある。下村博文政調会長が産経新聞の単独インタビューで「私が政調会長の間は教育再生実行本部を廃止し、(政調の)教育再生調査会と文部科学部会で一体的に進めていきたい」と明らかにした。

 過去に文科相を務めた下村氏は、教育政策を政調で集中的に担う狙いなどについて「新型コロナの影響で自宅学習が増えている。一人に一台、タブレット端末を提供するなど、家庭でも勉強できる環境をいかに早めるかが大切だ。党でも議論しながら政府をバックアップしていきたい」と強調した。

 教育再生実行本部は、憲法改正推進本部などと同じく党則第79条に基づく総裁直属の機関。下村氏はインタビューで、菅義偉(すが・よしひで)総裁(首相)と調整した上で、選挙制度改革問題統括本部と女性活躍推進本部も廃止し、「子供の貧困対策」など女性活躍を後押しする環境を政調主導で速やかに整える考えも示した。

5182チバQ:2020/09/30(水) 19:26:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/885db979d8df89c84ae6ead041f6065d3fac0827
秋元議員の保釈取り消し 保証金3000万円没収・IR汚職 東京地裁
9/30(水) 16:37配信
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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる事件で、東京地裁は30日、収賄罪と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)罪で起訴された衆院議員秋元司被告(48)の保釈を取り消した。

 納付済みの保釈保証金3000万円の没収も決めた。

 秋元被告は収賄罪で起訴された後、今年2月に東京地裁が保釈を許可。しかし、保釈中に贈賄側に偽証を働き掛けたとして8月下旬から9月にかけ2度逮捕され、組織犯罪処罰法違反罪で追起訴された。追起訴後も東京拘置所で勾留が続いている。

5183名無しさん:2020/10/01(木) 00:41:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/815b65f81f964a180fc42d03919597a846d4de66
自民・二階幹事長インタビュー 中国主席国賓「国益中心に考えるべき」
9/30(水) 20:09配信

 自民党の二階俊博幹事長は30日、産経新聞の単独インタビューに応じ、党の外交方針として「日米関係が基軸であることは間違いない。中国や他の国々とも仲良くしていく」と語った。延期されている中国の習近平国家主席の国賓来日については「反対する人もいるが、賛成する人も多くいる。国益を中心に考えるべきだ」と述べた。

 また、新型コロナウイルスの収束を見極めた上で、米国などとの議員外交を積極的に展開する考えも示した。「自民党議員を5〜10人一組にし、それぞれの国に派遣したい」と語った。

 菅義偉(すが・よしひで)政権については「上々のスタートだ。誠実で信頼のおける人間性、その点において国民の大きな支持が集まっている。長期政権になる可能性は十分にある」と期待を込めた。「党はしっかり新首相を支える」とも述べた。

 憲法改正の実現に向けては「国会の中で議論を巻き起こし、国民の了解を得ながら前に前に進めていくことが大事だ」と意欲を見せた。「大仕事なので粘り強くやっていく」とも述べ、野党側に国会審議を促す考えを示した。

 衆院解散・総選挙をめぐっては「党としては明日解散があっても大丈夫だ。常にわれわれはその準備をしている」と自信を見せた。候補者調整が必要な選挙区については「地元の都道府県連の意向を特に重視する」と強調し、「本人の努力、決意、将来性を判断して民主的に決めていきたい」と説明した。

5184名無しさん:2020/10/01(木) 00:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/21a1283acb3a81ed215f120e5e7e66dba5f54d61
三男世襲目論む二階幹事長に菅首相、世襲反対の旗下ろすか
9/30(水) 7:05配信

 菅義偉・首相は新内閣を「国民のために働く内閣」と命名した。しかし、実際には二階俊博・幹事長、麻生太郎・副総理という“長老政治家”に操られているに等しいのだという。

 その麻生氏が菅氏に迫っているのが解散・総選挙だ。解散風が強まる中、緊迫してきたのが自民党の「世襲」バトルと「議員定年廃止」をめぐる世代間抗争だ。

「私のような普通の人間でも、努力をすれば総理大臣を目指すことができる。まさにこれが日本の民主主義ではないか」

 総裁就任会見でそう語った“叩き上げ政治家”の菅氏は、親から地盤(後援会)、看板(知名度)、カバン(政治資金)を引き継いで楽に当選してきた世襲議員を嫌う。

 麻生政権の選対副委員長だった2009年の総選挙では、党内の2世、3世議員たちの猛反対を押し切ってマニフェストに「世襲候補の制限」を盛り込み、その後も、「私の持論だが、世襲制限は必要だと思っている」と言い続けてきた。

 だが、麻生氏と二階氏は“菅は逆らえない”と世襲を進める構えだ。3世議員である麻生氏の場合はすでに“4世”となる長男への後継レールが敷かれているが、二階氏にはもっとはっきり菅氏に世襲を「公認」させたい事情がある。政治ジャーナリスト・野上忠興氏がこう指摘する。

「二階氏は公設秘書の三男に地盤を継がせたい。しかし、選挙区の和歌山3区では、世耕弘成・参院幹事長が二階氏の引退を待って鞍替え出馬に意欲を見せている。それを阻止するために、二階氏は菅首相に世耕氏ではなく自分の息子を自民党公認とさせ、大義名分にするつもりでしょう」

 その試金石となるのが二階派大幹部の河村建夫・元官房長官(77)の選挙区・衆院山口3区で始まった党内争いだ。

 地元では河村氏は次の総選挙で引退、元政策秘書の息子に地盤を譲ると見られているが、そこに林芳正・元文科相(59)が参院から鞍替え出馬の意向を固めたと報じられた。“世襲阻止”で殴り込みを掛ける格好だ。ジャーナリストの磯山友幸氏が語る。

「二階さんや麻生さんから息子を公認するように要求されれば、菅首相は世襲反対の旗を下ろして応じざるを得ない」

 山口3区も同様に、二階氏が派閥幹部である河村氏の息子の公認を求めたら、菅氏も断われないだろう。

※週刊ポスト2020年10月9日号

5185名無しさん:2020/10/01(木) 00:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/3eed5f35503c869f788fb22e24184f51945e5bff
杉田水脈氏「今後はブログで書きたい」 自民幹部が聴取
9/30(水) 22:00配信

 自民党の杉田水脈衆院議員が「女性はいくらでもウソをつける」と発言したとされる問題で、同党の下村博文政調会長は30日、杉田氏から事情を聴いた。「真意が正確に伝わるよう、より丁寧な説明が必要だ」として自ら説明するよう求め、口頭で注意した。発言の有無など聴取内容については、明かさなかった。

 両氏は同日午後、党本部で約20分間にわたり面会。下村氏の説明によると、25日の党の会議での発言について、杉田氏は「女性蔑視を意図した発言はしていない」と釈明し、「改めて丁寧な説明をする」と話したという。

 下村氏は記者団に会議の責任者への聴取も行ったことを明かしたうえで、「(発言したとされる)部会では会議を基本的に非公開とし、各人の発言は公にしないルールでやっている」と述べ、「ウソをつける」発言があったかどうかも明らかにしなかった。聴取結果を聞いた党幹部は「発言はあったようだ。ただ、当時は長々と話す中で興奮もしていて、問題の発言をした認識がなかったようだ」と説明した。

 杉田氏は面会後、記者団に「今後はブログでしっかりと書いていきたい」と話したが、質問を振り切るように党本部を後にした。

朝日新聞社

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64309070Y0A920C2SHA000/
安倍前首相「菅氏、ずいぶん前から後継資格者」
安倍前首相インタビュー詳報(上)
菅内閣発足 政治 国際
2020/9/28 11:49 (2020/9/29 5:09更新)日本経済新聞 電子版

安倍晋三前首相は日本経済新聞のインタビューで菅義偉首相に関し、後継候補として「ずいぶん前から有資格者だと思っていた」と明かした。総裁選で敗れた自民党の岸田文雄前政調会長については「『時、利あらず』ということだったのだろう」と述べた。菅政権への期待なども聞いた。

――体調はその後、いかがでしょうか。

「新しく使い始めた薬が非常に良く効いて、順調に快復している」

――後継に菅首相が就きました。

「私の健康上の理由で急なことになった。後継者はリリーフかつ先発投手という立場…

5186名無しさん:2020/10/01(木) 00:42:48
https://www.data-max.co.jp/article/32364/1/
2019年11月05日 14:39
ダブル大臣辞任は「菅官房長官と岸田政調会長の代理戦争」第二弾か――漂い始めた政権末期(レームダック)感(前)

 週刊文春の香典報道で菅原一秀・経産大臣が辞任した6日後の10月31日、またもや「文春砲」直撃で河合克行・法務大臣が辞任をした。わずか一週間足らずの間のダブル辞任。すぐに永田町関係者の間では「ポスト安倍を巡る跡目争いが本格化、森友加計問題以上の政権末期感が漂い始めた。『令和おじさん』として人気が急上昇、岸田文雄政調会長と並ぶ有力後継候補となった菅官房長官の影響力が一気に低下、永田町の力関係が変わる兆しが出てきた」という見方が広まっていたのだ。

 「『菅官房長官 対 岸田政調会長』の代理戦争第二幕「秋の陣」の火蓋が切って落とされたのだろう」と見立てる永田町ウォッチャーは、こう解説する。

 「夏の参院選広島選挙区(改選定数2)は与野党が1議席分け合う構図が、現職の溝手顕正・元防災担当大臣(岸田派重鎮)に加えて河合前大臣の妻・案里参院議員を擁立することで激変。建前上は『自民二議席独占を狙う』でしたが、実態は『菅官房長官 対 岸田政調会長のポスト安倍代理戦争』(7月9日の毎日新聞などが報道)。実際に菅氏は案里氏の応援演説で二回も広島入りし、溝手氏落選に一役買った。『菅氏、広島“代理戦争”制し勢い』(7月24日の夕刊フジ)と報じられたのはこのためです。10月31日発売の週刊文春のスクープ記事『法務大臣夫婦のウグイス嬢“違法買収”』は、案里氏が初当選した参院選広島選挙区で起きたことです。代理戦争に敗れた岸田氏本人か周辺が“リベンジ”を仕掛けて、菅氏側近の河合法務大臣のクビを取ったように見える。『ポスト安倍の跡目争いが激化、政権末期(レームダック)状態に陥り始めた』と受け取る永田町や霞が関関係者は少なくないでしょう」

 この永田町ウォッチャーが注目するのが、「官邸のアイヒマン」とも呼ばれる安倍首相の側近である北村滋・国家安全保障局長(前・内閣情報官)が岸田氏と同じ名門・開成高校卒で、一年違いの先輩後輩であることだ。

 「菅官房長官の側近の大臣が二回連続で“文春砲”が直撃した。取材力に定評がある週刊文春を持ってしても何らかの警察情報がないと、二大臣を相次いで辞任に追い込むのは難しかったのではないか。岸田氏が指示を出したとは思えないが、岸田シンパの官僚が首相の意向を忖度して動いても不思議ではない。そう考えた時に真っ先に思い浮かんだのが北村氏でした」(同)。

5187名無しさん:2020/10/01(木) 00:43:01
>>5186

 この見立てに「たかが同じ高校出身くらいで」と違和感を抱く人にお勧めなのが「霞が関で『開成官僚』VS.『麻布官僚』大戦争が勃発中 受験エリート『トップ2校』が罵り合い」(2017年9月16日号の週刊現代=ネット配信記事も有)。この記事では、独立独歩型の麻布に対して「群れるのが好き」で同窓会活動が盛んな開成の違いを説明、岸田氏が2017年8月に開かれた「永霞(永田町・霞が関開成会)(仮称)設立総会」で発起人代表を務め、一方の北村氏が「内閣情報調査室開成会」の主宰者を務めたと紹介していた。なお開成高校出身の国会議員とキャリア官僚は総数600名以上なのだという。

 「前川喜平vs.北村滋」という小見出しの中には、北村氏について次のような政治部デスクのコメントもあった。

 「頭脳明晰で、安倍総理から絶大な信頼を得ている。内調を牛耳り、メディアも使って数々の情報戦を仕掛けている人物です。前川前文科次官の『出会い系バー通い』報道を読売にリークしたのも北村氏のラインだ」

 この指摘が事実であれば、今回のダブル大臣辞任においても、「北村氏ら開成出身者が永田町や霞が関に張り巡らされた同窓会ネットワークを駆使しつつ、菅氏側近大臣辞任につながる極秘情報を週刊文春にリークした」といった情報戦を仕掛けていたとしても全く違和感を抱くことないのだ。

 ちなみに9月19日号の週刊文春には、国家安全保障局長になったばかりの北村氏が尾行に気づいて警察に通報という内容の記事が出ており、米田壮・前警察庁長官に呼び出されて「お前、いつまで官邸にいるんだ。いつまで(内閣)情報官をやっているんだ」と詰めれられたという北村氏の暴露もあった(米田氏は面談を否定)。北村氏は週刊文春への情報提供を、ダブル大臣辞任の前月発売号でしていたのだ。

 永田町ウォッチャーは安倍首相の意向を忖度している可能性にも触れた。
「推測の域を出ない見立てだが、『令和おじさん』として人気急上昇、ポスト安倍の有力候補となり、しかも霞ヶ関の官僚のほとんどが菅官房長官にひれ伏している。岸田幹事長誕生を連携して阻止したとされる二階俊博幹事長とも手を組んでおり、『菅政権誕生の場合、二階派はすぐに菅派に変わるだろう』さえ与党議員の間では囁かれている。しかし永田町と霞が関で絶大な力を持ち始めた菅氏に対して『力が強くなりすぎている』という反発が生まれている。内閣人事局を背景にしたゴリ押し人事で霞ヶ関の官僚から『やりすぎだ』という声が漏れ聞こえている。

 安倍首相も表立って口にしなくても、恐らく菅氏の力を削ぎたいと考えている。岸田氏への禅譲にした場合は“院政”を敷いて改憲に邁進させるなどコントロールすることは可能だろうが、菅氏が絶大な力を持ったまま首相になった場合は自らの影響力を及ぼすことが難しくなるに違いないからだ。安倍首相が望む展開を“忖度官僚”が思い描き、ポスト安倍のライバルである菅氏の力を削ぐ情報を自主的にリークすることは十分に考えられるだろう」

(つづく)
【横田一/ジャーナリスト】

5188名無しさん:2020/10/01(木) 00:43:25
>>5187

2019年11月06日 10:32
ダブル大臣辞任は「菅官房長官と岸田政調会長の代理戦争」第二弾か――漂い始めた政権末期(レームダック)感(後)

 この「岸田氏禅譲作戦」の存否はさておき、上り調子を続けて来た菅氏が急に失速気味となったのは間違いない。“菅氏推薦大臣枠”が一つ減るという目に見える形でも現れた。安倍首相と同じ細田派の元少子化担当大臣の森雅子・参院議員(福島選挙区)が後任法務大臣に抜擢されたのだ。自民党事情通はこう話す。

 「菅原大臣の後任には、菅氏が『政治の師』と仰ぐ故・梶山静六元官房長官の長男の梶山弘志・元地方創生担当大臣が就任したが、『菅周辺の順送り。菅さんは何も責任を感じていないのか』という反発が自民党内からも出たのはこのためです。それに比べて河合大臣の後任大臣は細田派から抜擢された。『若手が多い菅派に適任者がいなかった』との側面があるにしても、『二度目の菅派順送り人事は許さない』という安倍首相の報復的なメッセージも込められていたのでしょう。辞任した両大臣とも“身体検査”で内閣情報室(内調)などから傷があることを報告されながらも菅氏が『大丈夫だ』と言って押し込んだという経過があったためです。しかも安倍首相の悲願である改憲論議が10月31日に開かれる予定だったのに、ダブル大臣辞任のあおりで中止となった。

 政権を支えてきた番頭役の菅氏とはいえ、多少の恨みや反感が生じたのは間違いない。少なくとも今回のダブル大臣辞任で自民党内の雰囲気は一変しました。これまでは政権幹部に物申すのは石破茂・元地方創生大臣ぐらいだけでしたが、ビックリするぐらい過激な菅氏批判が出始めるようになった。安倍首相との距離感がさらに広がった気配を察知した自民党議員が、これまで絶大な力を有する菅氏に対する不満や反感を一気にぶちまけたようにも見えます」。

 もちろん菅官房長官は政権ナンバー2で安倍首相との対立が表に出ると、政権存亡の危機となりかねないので「当面は水面下の情報戦で叩きあいをするレベルに止まるだろう」(同)。

 これまでは政権を支える番頭役に専念してきた菅氏が、ポスト安倍の有力候補となったことで欲を出しはじめたのは間違いない。参院選ではライバルの岸田氏側近を落選させるのに力を注ぎ、今回の内閣改造で小泉進次郎環境大臣を含めて三人の大臣を押し込むのにも成功したが、ダブル大臣辞任で足をすくわれた。「野党が改憲論議に応じないなら年末か年始に解散だ」という牽制球も、「三人目の大臣辞任なら内閣総辞職か解散だ。今なら勝てる」と勢いづく野党には脅しにならなくなった。

 「しかも週刊文春は他の閣僚ネタを二つ三つ持っているようです。辞任ドミノが起きた時にどう対処するかについて菅氏は知恵を絞り、準備をしているでしょう」(永田町ウォッチャー)。

5189名無しさん:2020/10/01(木) 00:43:36
>>5188

 安倍政権の屋台骨が揺らぎ始める兆しを見せ始めたので、ポスト安倍をめぐる岸田氏との“バトル”はいったん休戦せざるを得ないというわけだ。

 しかし両者の跡目争いがスタートした以上、挙党体制で安倍政権を支えるという気運が次第に薄れ、仁義なき戦いへと激しさを増していくのは確実だ。

 「今回のダブル大臣辞任は、政権が終焉に向かってメルトダウンをしつつあることを印象づけるものでした。任期が近づく総理大臣が求心力を失うレームダック状態にこうやって陥っていくのかということも目の当たりにした。『森友加計問題以上の政権末期状態』と表したのはこのためです」(永田町ウォッチャー)。

 こんな政界模様が目に浮かぶ。安倍政権を支えてきた菅氏がポスト安倍候補として急浮上、微妙な心境の変化から安倍首相との距離感が広がった途端、それを察知した永田町と霞ヶ関の住民たち(国会議員と官僚)が「安倍・岸田派 対 菅・二階派」に分裂、水面下での情報戦をスタートさせた。表に見えない形であっても両派のバトルが官僚を巻き込む形で激しさを増すのは確実だ。永田町からは目が離せない。

(了)
【横田一/ジャーナリスト】

注:森雅子・新法務大臣について
 法務大臣となった森氏は細田派で「アベチルドレン」のような存在だ。第二次安倍政権が誕生した2012年12月に少子化担当大臣に抜擢されて、野党が強く反対した特定秘密保護法担当という“汚れ役”もこなした。「特定秘密保護法案『官邸のアイヒマン(北村滋内閣情報官)』と呼ばれる男 本当の黒幕は公安の『妖怪』」(2013年12月18日の週刊現代)によると、首相側近で開成高校出身の北村氏こそ、特定秘密保護法の黒幕と報じられていた。安倍首相の意向の下、森氏と北村氏は世論の反対が強い法案を成立させた仲間同士ということになるのだ。
 当初のイメージは違った。森氏は東北大学卒で、同期は枝野幸男・立憲民主党代表。「枝野氏が初めて選挙に出た時にウグイス嬢をやりました」と話す森氏は、中学時代に父の借金取立に苦しんでいた時に弁護士が救われ、アルバイトをしながら司法試験に合格した苦労人の弁護士。金融庁職員時代には、宇都宮健児・元日弁連会長らサラ金問題に取組む弁護士と共に規制強化をする貸金業規制法改正に尽力、1996年の福島県知事選に立候補した時には弁護士仲間が応援に駆け付けたほどだった。
 しかし特定秘密保護法を担当する大臣になった時には「悪法成立に尽力」「権力に擦り寄った」といった批判が弁護士仲間からも相次いだ。過去の人間関係を断ち切り、安倍首相の指示に忠実に従ったことが、二回目の大臣就任につながったように見えるのだ。

5190名無しさん:2020/10/01(木) 00:45:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e246181c8b4ad474f6f1c3c95e1d219fe7bea6b
デービッド・アトキンソン氏の提言で観光立国を推進、創価学会の佐藤浩副会長と盟友関係、大阪維新の会とも太いパイプ……菅新首相の政治力を支える「人脈」の正体
9/30(水) 9:49配信

 <徹底解剖 リアリズムと“庶民目線” 菅人脈と手腕>

 1997年5月の衆院内閣委員会。前年の総選挙で初当選した菅義偉氏が、特定非営利活動促進法案(NPO法案)について質問に立ち、慎重な審議を求めてこう述べた。「先駆的なことを始めるには、最初から大風呂敷を広げるのではなく、試行錯誤を重ねながら理想的なものを作り上げていく手法の方が、私は正しいと考えている」。

 95年の阪神・淡路大震災でボランティア活動などをする民間の非営利団体に法人格がない課題が浮き彫りとなり、立法の機運が高まったNPO法案。だが、菅氏の懸念は、立法を急ぐあまり反社会的勢力にも法人格が付与されかねない点にあった。菅氏はこの時、48歳。遅咲きの政治家がその後、一国のリーダーに上り詰めることになろうとは、いったい誰が予想しただろうか。

 NPO法案の質問でも現れたように、菅氏の政治手法の大きな特徴は、高邁(こうまい)な理念以上に徹底して現実を直視する「リアリスト」という点にある。信賞必罰の人事術と危機管理、情報工作の駆使に支えられた現実主義が真骨頂である。官房長官としての在任記録が歴代最長を記録した菅氏の権力の源泉の一つが、「内閣人事局」(第2次安倍政権下の2014年創設)を通じた官僚人事の掌握にある。とはいえ、霞が関の掌握は簡単なことではない。そこで菅氏が取った手法が人事の「丸のみ」と「信賞必罰」である。

 首相や官房長官の秘書官(事務取扱)ら官邸スタッフは各省庁から出向してきたエリートが務め、首相や官房長官の交代に伴って入れ替わることが慣例だった。しかし、菅氏は政権交代前の官邸スタッフを一掃はせず、能力を見込めば重用した。その典型が、菅氏の右腕として鳴らす和泉洋人首相補佐官である。和泉氏は政権交代前から内閣官房地域活性化統合事務局長として活躍していたが、過去にこだわらず「丸のみ」する懐の深さを見せた。

 もう一つが信賞必罰。例えば13年6月には、民主党政権末期に駆け込みで日本郵政社長に就任した元財務官僚を、安倍政権への事前の説明がなかったとして躊躇(ちゅうちょ)なく更迭した。菅氏が第1次安倍政権の総務相時代に導入した肝煎り政策「ふるさと納税」に反対した総務省自治税務局長も更迭された。政治家の決定に異を唱えたり、実現できない理由を列挙したりするたぐいの官僚は排除される。

5191名無しさん:2020/10/01(木) 00:45:26
>>5190

 ◇小池知事と反り合わず

「当たり前のことを当たり前として処理するのが政治である」という菅氏の信条は、秋田県湯沢市から上京し、苦学の末に就いた故・小此木彦三郎衆院議員の秘書時代、および横浜市議時代に培われたものであろう。菅氏にとって重要なのは「庶民」の目線であり、それゆえ「東京大改革」をはじめ大々的なスローガンを振りかざす小池百合子東京都知事のような“パフォーマンス型政治家”とは反りが合わない。

 リアリストの菅氏は、情報収集も重視している。安倍晋三政権では、杉田和博官房副長官や北村滋内閣情報官(現国家安全保障局長)ら警察官僚出身を中心とする「インテリジェンス・コミュニティー」(情報機関)が重要な役割を果たしていたが、その中心にいたのが菅氏である。森友・加計学園問題を巡っても、政権の致命傷とならないように乗り切った。

 菅氏の政治思想には「国家像が見えない」とか、「外交上の理念が不在」といった指摘もある。ただ、菅氏は官房長官在任中に数え切れないほどの経済人や外国要人、有識者らと会食し、その知見を政策に反映してもいる。例えば、19年4月の出入国在留管理庁新設をもたらした菅氏主導のインバウンド(訪日外国人観光客)政策は、小西美術工芸社のデービッド・アトキンソン社長の提言に一つのヒントを得たとされている。

 菅氏としては、自らの琴線に触れたアイデアがあれば、そのアイデアが誰のものであろうと、採用(丸のみ)するということに尽き、総論としての政治哲学や体系的な国家像はそもそも必要としていないように思われる。それゆえ、「スガノミクス」があるとすれば、ポイントは庶民の生活だ。総務省の谷脇康彦総務審議官に先鞭をつけさせ、最近では小林史明総務政務官(現・自民党青年局長)に主導権を握らせた「携帯電話料金の引き下げ」は更に徹底されるだろう。

 ◇経済安全保障も重視

 また、18年の地価公示で「地方圏で26年ぶりの地価上昇」となった時、ことのほか喜んだのが菅氏であり、地方創生が前面に押し出される可能性も高い。厚生労働省の再編やデジタル庁(仮称)の新設といった施策も、結局は庶民の経済生活がコロナ禍の中でいかに立ち直るか、どれほど雇用を創出できるか、といった視点が土台になるだろう。こうした視点から米アップルなど巨大IT企業規制にも関心が高く、先の通常国会で成立した「デジタル・プラットフォーマー取引透明化法」は菅氏の強い意欲で実現した。

5192名無しさん:2020/10/01(木) 00:48:13
>>5191

 リアリストであるがゆえに、危機管理にも関心が高い。ともに手を携えて安倍政権を支えてきた甘利明自民党税制調査会長は「ルール形成戦略議員連盟」を率い、国分俊史多摩大学大学院教授らと「中国製アプリTikTok規制」「秘密特許制度の復活」「国際機関人事への戦略的対応」「日本版NEC(国家経済会議)の創設」などを議論している。こうした経済安全保障政策も重視されるだろう。

「末広会」も支え

 現在の菅氏は創価学会の佐藤浩副会長と盟友関係にあるといわれ、創価学会・公明党とのパイプは松井一郎大阪市長や橋下徹氏、吉村洋文大阪府知事らの大阪維新の会とのパイプと並んで、菅氏の政治力とすごみを支えている。また、経済界では新浪剛史サントリーホールディングス(HD)社長や、沖縄の国場幸一・国場組会長をはじめとする建設業界とも深い結び付きを示している。

 菅氏は現在、自民党内では「無派閥」ながら、幅広い支持基盤を築いている。その中核が「令和の会」などの菅グループや神奈川県連に所属する議員、そして菅氏と同じ96年に初当選した議員からなる「末広会」である。末広会からは桜田義孝前五輪担当相が菅氏への総裁選出馬要請の先陣を切り、山口泰明組織運動本部長が総裁選における菅選対の事務総長、吉川貴盛前農林水産相が事務局長を引き受けている。

 徹底したリアリストであり、庶民の目線を重視する。これらの要素が、菅氏の今後の政権運営を見通すうえで大きなカギとなる。

(北島純・社会情報大学院大学特任教授)

(本誌初出 「丸のみ」と「信賞必罰」特徴 創価学会・佐藤副会長と盟友=北島純 20200922)

5193名無しさん:2020/10/01(木) 02:00:35
https://diamond.jp/articles/-/137495
「古賀・菅連合内閣」が安倍改造内閣の本質だ、後藤謙次氏が解説
後藤謙次:政治コラムニスト
経済・政治 DOL特別レポート
2017.8.4 5:00

安倍晋三首相は8月3日、内閣改造を断行した。誕生した「第3次安倍再々改造内閣」は「安全運転最優先」の印象が強いが、果たしてどうなるのか。政治コラムニストの後藤謙次氏に解説してもらった。

 内閣支持率の急落を受けて再起を目指し、8月3日に誕生した「第3次安倍再々改造内閣」は、その顔触れから事実上の「古賀・菅連合内閣」と呼んでいいかもしれない。官房長官の菅義偉(68)と、自民党岸田派の実質的なオーナーである元幹事長の古賀誠(77)の影響力が色濃く反映されているからだ。

「今回は菅ちゃん(官房長官)がよく頑張ったよなぁ」

 改造前日の2日夜、古賀は東京・新橋のすし店で、気の置けない知人たちに囲まれて上機嫌に語った。テレビでは翌日に予定された内閣改造と、自民党役員人事の速報が流れ、岸田派の議員の名前が続々と登場していたからだ。

 岸田派会長の岸田文雄(60)は希望通り、外相から政調会長に転じて自民党執行部入り。閣僚人事では法相に上川陽子(64)、文部科学相に林芳正(56)、防衛相に小野寺五典(57)、1億総活躍担当相に参院議員の松山政司(58)の4人を送り込むことに成功。岸田派にとっては、岸田が「ポスト安倍」をにらんで大きな足掛かりをつかんだと同時に、「満額回答以上」(岸田派幹部)の閣僚誕生により、政権内での発言権も格段に拡大した。

 そして、閣僚の顔触れで目立つのが菅に近い議員たちの存在だ。その象徴が国家公安委員長兼防災担当相の小此木八郎(52)と地方創生担当相の梶山弘志(61)。2人とも菅が師と仰いだ元通産相の小此木彦三郎、元幹事長の梶山静六の息子で後継者だ。

 外相の河野太郎も麻生派に属するが、むしろ神奈川県内の政治を差配する菅の影響を強く受ける側近議員と見ていい。石破派からただ1人、農水相で入閣を果たした斎藤健は、元経済産業省の官僚出身ながら自民党農林部会長を務め、菅と共に農業改革の先頭に立ってきた“隠れ菅派”とも言われる。

 今回の人事で総務相に就任した野田聖子(56)も、菅と深い因縁がある。

 野田は1998年の自民党総裁選で、元首相の小渕恵三を相手に立候補した梶山静六を、菅と共に支援した数少ない議員の1人。さらに、野田の後見人的な立場にいるのが古賀である。つまり、野田の入閣からも、菅と古賀の周到な連携があったことがうかがえるのだ。

 もちろん、首相の安倍晋三(62)も野田のことを嫌っているわけではない。安倍と野田は、93年の衆院初当選組でいわゆる同期。野田は安倍に苦言も呈するが、早くから「義を見てせざるは勇無きなり」と漏らすなど、さっぱりした性格も手伝って「友達意識」も同居している様子だ。

 野田の入閣に関しては、事前に話し合われた形跡があり、その過程で野田はポストについて要求を出している。総務相に加えて女性活躍担当相を兼務するのも、野田の要請に応えたもの。今回の入閣により、野田は再び「女性初の首相の座」を手にする可能性も出てきた。

 安倍にとっても野田を取り込むメリットは決して小さくなかった。

 まず何よりも、“反安倍”の急先鋒である元幹事長の石破茂(60)と分断させるという意味は極めて大きい。さらに野田が、党派を超えた女性議員の“ボス的”な存在であり、女性議員への影響力という意味でも無視できない。

 また、次期衆院選で国政進出をうかがう「都民ファーストの会」を率いる東京都知事の小池百合子(65)との関係はさらに重要である。2人の仲の良さは、昨年の東京都知事選でも実証済みだし、今回の改造に際しても、野田は小池から電話で「五輪担当大臣になってもらいたい」との要請を受けている。野田の起用は、まるでプリズムのように様々な意味合いを持っているのだ。

5194名無しさん:2020/10/01(木) 02:00:46
>>5193

直前に派閥を拡大させた
麻生派の存在感は急低下
 一方の古賀は、森友学園問題や加計学園問題などをめぐって首相の安倍が窮地に立たされると、いち早く安倍支持を表明するよう岸田に説いている。

「政権が困っているときに足を引っ張らない。それが保守本流である宏池会(岸田派)の伝統だ」

 その考えに沿うように、通常国会および閉会中審査では、小野寺を始めとする岸田派所属議員が質問に立ち、安倍を守る防波堤の役割を果たした。

 その結果、改造人事においても加計問題で混乱を極めた文科省の立て直しを任されたのが林。また南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報問題で辞職に追い込まれた前防衛相、稲田朋美の後任には、防衛相経験者でもある小野寺。不安定な国会答弁で物議を醸した金田勝年に代わる法相として再登板した上川。加計問題で話題となった、国家戦略特区を担当する地方創生担当相は梶山弘志。いずれも前内閣のトラブルの後始末を「古賀・菅連合」で担うことになったわけだ。

 これに対して、改造直前に派閥を拡大させた副総理兼財務相の麻生太郎(76)の存在感は、急速にしぼんだ感がある。麻生自身と、新たに麻生派入りした副総裁の高村正彦(75)の留任に加え、義弟でもある鈴木俊一(64)の五輪担当相と、前述の河野だけ。派閥拡大効果はなきに等しい結果に終わった。

 麻生と古賀は当選以来のライバル関係で、麻生と菅も消費税率引き上げ問題などをめぐって意見の対立を繰り返してきた。その意味で今回の改造人事は、安倍が「古賀・菅連合」に軸足を移したともいえ、政権内の権力構造を大きく変える可能性が出てきたといえる。

 今回の人事の出発点は、内閣支持率の急落を食い止めることにあった。支持率急落の最大の要因は、加計問題の他、稲田に対する過保護といってもいいほどの寵愛ぶりなど、安倍自身の姿勢にあった。

 それが第1次政権の「お友達内閣」と重なる「身びいき」と受け取られ、安倍に対する世論の離反を招いたことは間違いない。

 人事の着手に当たって、自民党のベテラン幹部はこう助言していた。

「お友達はご法度。一番遠い人から起用しなければ、政権は持たなくなる。石破さんにも声を掛けたらいい。断られたらそのことを表に出せばいいじゃないか」

 しかし石破の入閣はなく、野田が「遠い人」の象徴になったが、このことで安倍が改造前に繰り返した「人心一新」には程遠い印象しかない。

「守り」に比重を置き過ぎて
見えない政策メッセージ
 確かに、閣僚経験者を多数入閣させたことで、「安全運転最優先」の安倍の危機感は伝わる。とはいえ、この内閣は「守り」を固めることに比重を置き過ぎて、政策的に何を目指す政権なのかというメッセージが伝わってこない。

 とりわけ欠落しているのは「戦備え」だ。

 衆院議員の任期満了は来年12月で、残すところ1年4ヵ月。与党公明党代表の山口那津男も選挙が近いことを繰り返している。

「衆院議員の任期満了まで1年ちょっとしかない。選挙がいつあってもおかしくないという心構えだ。これまでの(解散は来年9月の自民党総裁選後という)相場観に依存してはならない」

 しかし、安倍は選挙の要である自民党選挙対策委員長に出身派閥の細田派事務総長、塩谷立(67)を起用した。塩谷は温厚な人柄で敵も少ないが、議員が生き残りを懸け、修羅場と化す候補者調整には不向きな人材だ。

 それを考慮してか、幹事長に留任した二階俊博(78)は、これまでなかった選対委員長代理を新設して側近の幹事長代理、林幹雄(70)を兼務させることを決めた。

 内閣を改造しても、支持率の低落に歯止めがかからなければ、解散権の行使も厳しくなる。そう考えると、安倍の意図は「衆院解散」より、むしろ「自民党総裁選」にあるのかもしれない。(敬称略)

5195名無しさん:2020/10/01(木) 02:13:57
https://www.news-postseven.com/archives/20190409_1348119.html
2019.04.09 11:00  週刊ポスト
「菅義偉内閣」の閣僚名簿が出回っている!

 新元号発表という「歴史的な瞬間」を国民に届け、スポットライトを浴びた菅義偉・官房長官。いつも会見で見せているポーカーフェイスが一転、元号発表当日は朝から高揚感を隠しきれない様子だった。「新時代の到来」は、菅氏、そしてそれを取り巻く永田町にも“ある変化”をもたらしていた──。

 菅氏は「総理を目指さない政治家」と言われ、これまで一度も政権への意欲を見せたことはない。『総理の影―菅義偉の正体』(小学館刊)の著書があるノンフィクション作家の森功氏が語る。

「菅という政治家は風貌は地味で表舞台に立って政治を行なうことが上手ではない。安倍(晋三)首相のような明るさもない。本人もそのことをよく自覚している。むしろ実務家として官僚を動かすタイプで、政権を支える官房長官を天職だと考えている。政治家になった以上、総理への野心が全くないとは思わないが、非常に慎重な人だから、今も総理・総裁を目指して動くことは考えていないと思う」

 近い人物ほど同じ見方をする。

 菅氏が「影の総理」と呼ばれる力を持ったのは、安倍首相が時に衝突しながらも、“野心”のない菅氏に内政を任せてきたからだ。政権の看板である成長戦略は菅氏の政策と言っていい。

「財界の要請で外国人労働者受け入れへと国の基本方針を転換したのは菅さんの判断。観光立国のためにビザ発給要件を大幅に緩和したし、水道法改正なども主導した。携帯料金の値下げが決まったのも菅さんの鶴の一声だった」(内閣官房の中堅官僚)

 新元号発表についても保守派の猛反対を押し切って新天皇即位の1か月前に発表する剛腕を見せつけた。

◆「偉駄天の会」を結成

 人事権も握っている。内閣改造の際、大臣は安倍首相が選ぶが、各派閥へのポスト配分が必要な副大臣、政務官の人選は菅氏が中心に調整するとされる。そこで無派閥議員が不利にならないよう配分してきた。菅氏は地元・神奈川新聞のインタビューでこう語っている。

〈派閥をつくる気はない。無派閥で当選4回以下の衆院議員に、政治家として歩んできたことをアドバイスしている。派閥に所属しなければ役職に就けないといったことをなくしていこうと。党全体を見て必要な人は応援していくということだ〉(2018年8月12日付)

 しかし、官房長官として実績を積み上げた菅氏は党内で「次の総理の最有力候補」と見られるようになり、周囲に人が集まってきた。

 派閥の役割はポストの配分だ。菅氏がいくら「派閥をつくる気はない」と言っても、ポストで世話になれば、菅氏を「親分」と頼りにする議員が増える。党内には無派閥議員を中心に菅氏を囲むグループが次々に生まれている。

「偉駄天の会」はインドの神・韋駄天の韋の字を菅義偉の「偉」に変えた派閥横断的なグループで、その中で当選4回以下の無派閥の若手議員たちの集まりが韋駄天の兄弟・歓喜天(別名ガネーシャ)の名前を取った「ガネーシャの会」。菅側近の梶山弘志・前地方創生相、小此木八郎・前防災相らの「無派閥有志の会」もある。その数を合わせると無派閥議員約70人のうち30人とも50人ともいわれる。

 昨年の自民党総裁選では、菅氏自らそうした無派閥議員たちと安倍首相の食事会をセットし、安倍支持票を取りまとめた。ポストを配り、総裁選で一糸乱れずに動く。派閥そのものである。“菅派”議員の1人が匿名を条件に語る。

「われわれが表だって菅さんを次の総理にと動けば菅さんに迷惑をかける。仲間はその時まで声を上げないようにしようと申し合わせている。もちろん、安倍政治を引き継げるのは実力的に菅さんしかいないという思いはみんな同じです」

 そうした「待望論」が菅氏の背中を押している。

5196名無しさん:2020/10/01(木) 02:14:26
>>5195

◆「菅学校」で大臣を養成

「正真正銘3期目が最後の任期となります」

 安倍首相は日本商工会議所の総会で、総裁4選論を強く否定した。

 それでも絶対ないとは言えないが、「安倍4選がなければ次は菅」と先物買いに走る動きが相次ぎ、早くも菅内閣の大臣の顔ぶれを予想した「閣僚名簿」まで流れている。そこには自薦他薦、自民党の次世代のホープから中堅議員までの名前が並んでいる。筆頭格で登場するのは菅氏が目をかける、地盤(神奈川)を共にするこの2人だ。

〈次のリーダーは、とりわけ河野太郎外相と小泉進次郎氏には期待している。当選同期の河野氏は非常に胆力があり、当初から「総理大臣になりたい」と言っていた。今、外務大臣として水を得た魚のように活躍している。小泉氏は若くして注目され、党の農林部会長としてもしっかり役目を果たした〉(神奈川新聞2018年8月12日付)

 河野氏は麻生派の後継者候補だが、外相に起用されたのは菅氏の強い推薦があったからとされる。安倍首相とは距離を置く自民党のホープ・進次郎氏も山梨知事選、沖縄知事選など菅氏が応援に入る先に同行して“忠臣”ぶりを発揮している。

 菅氏の腹心といわれるのが梶山氏と小此木氏だ。梶山氏の父・静六氏は菅氏の「政治の師」であり、小此木氏の父も菅氏が長年秘書として仕えた恩人だ。菅氏は2人を前回の内閣改造で入閣させ、“恩返し”した。

 女性議員で菅氏の“側近”とされるのは沖縄補選に出馬する島尻安伊子・元沖縄担当相、三原じゅん子・参院議員だ。三原氏は菅氏の選挙応援行脚に影のように従う。かつて菅氏が所属していた竹下派からは、小渕優子・元経産相が入閣候補にあがっている。

「菅さんは竹下派の顧問格で“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄氏に参院の運営について相談している。その青木氏は小渕氏を派閥の後継者としてとくに目を掛けているから、菅内閣となれば小渕氏は党3役や大臣で復権する可能性が高い」(竹下派議員)

 候補者は二階派の林幹雄氏らなど他派閥にも及び、さらにサプライズ人事として“盟友”橋下徹氏の民間登用を期待する声もある。

 こうみると“菅内閣の閣僚名簿”のコンセプトは「世代交代」とも読める。将来の総理候補を大臣にズラリと並べて養成し、自分がやめるときに直接バトンを渡す。かつて吉田茂・首相が佐藤栄作氏、池田勇人氏ら若手を大抜擢して「吉田学校」と呼ばれたように、菅政権はいわば「菅学校」の性格を帯びる。

 その時には、安倍首相も二階俊博氏も麻生太郎氏も、石破茂氏、岸田文雄氏、野田聖子氏ら「中二階」組も“過去の人”になる。政界の“代替わり”は水面下で進み始めている──。

※週刊ポスト2019年4月19日号

5197名無しさん:2020/10/01(木) 02:39:58
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56759
「石破を叩きのめす」安倍首相の執念と、菅官房長官の「ある野望」
自民党総裁選・暗闘の全内幕
戸坂 弘毅

豪雨、台風そして酷暑…天災が夏の日本を次々と襲うのもどこ吹く風、自民党内は来たる9月の総裁選一色となった。「有終の美」に向けて必死の票固めを進める安倍首相、一騎打ちを演じる見込みの石破元幹事長、土壇場で出馬を断念した岸田政調会長、そしてゲームを裏から眺め、密かに野望を抱く菅官房長官…水面下で繰り広げられる、大物たちの「暗闘」のすべてをレポートする。

豪雨災害の中、かけた電話
西日本各地を襲った豪雨災害の対策に政府が追われていた7月中旬、首相・安倍晋三は、会議や打ち合わせが続くタイトな日程の合間に、首相執務室から竹下派所属の議員に電話を入れていた。自民党総裁選をめぐる竹下派内の現状報告を聞くためだ。

安倍は国政選挙どころか地方選挙でも、移動時間や会議の合間に、寸暇を惜しんで知り合いの会社経営者や地方議員に携帯から直接電話を入れて、支持を依頼する執念をみせる。総裁選ともなれば、自ら票固めの先頭に立つのは当然だ。

「名もない若手議員たちと何度も飯を食ってきたし、すでに議員票の3分の2は固めたよ」。7月上旬には、安倍は旧知の民間人に強い自信を示していた。

票が読めない党員投票に不安を残す中、安倍はまず議員票で大差を付けることに拘ってきた。当選すれば自民党総裁として最後の3期目に入る。たとえ勝てたとしても「辛勝」では、その日からレイムダック化しかねない。

安倍の出身派閥の細田派に加えて麻生・二階両派が安倍支持を鮮明にする中、目下、安倍の最大のターゲットは55人が所属する党内第三派閥の竹下派だ。

竹下派会長の竹下亘は、「安倍さんが引き続き総理になるか。『はい、その通り』とは即答しかねる」と繰り返してきた。だが、今春、派閥会長に就任したばかりの竹下に派内を統率する力はない。

とりわけ、同派の参院側は今も、亘の兄・竹下登の秘書から参院議員に転出し、かつて参院自民党の「ドン」と言われた男の強い影響下にある。元自民党参院議員会長・青木幹雄である。

そもそも亘が派閥会長に就任できたのも、青木が前会長の額賀福四郎に対し、「会長を竹下に譲るように」と通告したからだ。額賀は抵抗したが、最後は青木が、竹下派会長代行で自民党参院幹事長である吉田博美を通してねじ伏せた。

現在、参院竹下派21人を束ねる吉田は、今なお引退した青木を「親父」と呼んでその指示を仰ぐ。それゆえ、「竹下派対策の要は、この青木ー吉田ラインにある」と見た安倍は、昨年から再三、吉田を夜の会合に誘い出して懐柔に努めてきた。

だが、その吉田は「私自身は安倍さんの再選で構わないと思っているが、仮に青木さんから『石破で行け』と言われれば、石破を全力でやらざるを得ない」と安倍に伝えていた。

青木は、自らの長男で後継者の参院議員・青木一彦の選挙で世話になった石破と、ここ数年は近い関係にあり、今回の総裁選で「石破支持」を打ち出す可能性を以前から仄めかしていた。

安倍はこの動きを察知していた。この総裁選で、もはや石破を「ポスト安倍候補」に名前が挙がらないほどに叩きのめす。そのためには、竹下派を味方に付けることが必須だ――そう考えた安倍は、竹下派内の個別工作にも余念がない。

「青木さんが『石破をやれ』と言い出せないくらい、竹下派内を安倍支持で固めてしまえばいい」。安倍は、気脈を通じる竹下派幹部からこうアドバイスされていた。

5198名無しさん:2020/10/01(木) 02:40:13
>>5197

たとえ会長の竹下が「石破支持」を打ち出しても、派内が「安倍支持」と真っ二つに割れる状況であれば、さすがの青木も、会長として初めて総裁選に臨む竹下を慮って「石破をやれ」とは言い出せないだろうというわけだ。

それゆえ安倍は、経済再生相で竹下派会長代行の茂木敏充、事務総長の山口泰明、元総務相の新藤義孝ら、竹下派内にあって「安倍支持」を鮮明にしている議員たちに「石破に圧勝しなければならない。一人でも多くの仲間に安倍支持と言わせて欲しい」と頼みこんできた。

中でも安倍は、「能力は高いが人望がない」との評価が党内外で定着している茂木を頼みとしている。茂木も茂木で、若手議員を食事に誘い出しては選挙対策を指南し、政治資金も配っているという。この総裁選を機に、竹下派のプリンセス・小渕優子を抑えて、派閥の総裁候補に躍り出ようと必死なのだ。

「すでに竹下派の7割以上は安倍支持」(竹下派幹部)との見方もある中、青木は7月下旬、ついに吉田に対して「石破をやれ」と最終的な指示を出した。これを受けて、吉田は竹下派の参院側21人を石破支持でまとめる方向だ。

青木はかつての小泉純一郎政権下で、野中広務ら派内の大半が反小泉の独自候補を立てる方針に傾く中、「参院側は小泉再選支持」を打ち出し、派閥を分裂させた「前科」がある。青木にとっては、派閥の結束よりも参院が独自性を保つことのほうが大事なのだ。

今回も竹下派は分裂が確実で、安倍は竹下派内の安倍支持を増やす工作を、一段と加速させる構えだ。

5199名無しさん:2020/10/01(木) 02:42:04
>>5198

表面化する「安倍と菅のすれ違い」
安倍が石破をどれだけ引き離せるか――今回の総裁選は、安倍の「勝ち方」だけが焦点になっているといわれる。だが、この総裁選をめぐって浮き彫りになった重要な事象がある。

「ポスト安倍」をめぐる、安倍本人と、この5年半、安倍を官房長官として支え続けてきた菅義偉の思惑の違いだ。

2人のすれ違いは、安倍が信頼する盟友で、党内第4派閥を率いる党政調会長・岸田文雄の立候補をめぐって表面化した。

今からちょうど1年前、昨年7月のこと。安倍は当時外相だった岸田と、EUとの首脳会談のために共に訪問したブリュッセル、そして帰国後の東京で、二度にわたり2人だけで長時間、酒を酌み交わした。

その会談で岸田は、「外相を外れて党三役に就きたい」との考えを安倍に伝えたうえで、「どのような立場になっても(安倍)総理が続けるという限りは全力で支えます」と明言した。翌年(今年)の自民党総裁選に安倍が立候補するのであれば、自らは手をあげず、安倍支持に回ることを示唆したのだ。

安倍は喜び、自分が首相を辞めた際には岸田に譲りたいとの考えを仄めかした。この時期、安倍は親しい政界関係者に「私が辞める時の総裁選では、清和研(=清和政策研究会、安倍の出身派閥である細田派)として岸田さんを推すことは、極めて有力な選択肢だ」とたびたび漏らしていた。

ところが、それからほぼ1年が経った今年6月18日、岸田は赤坂の日本料理店で、ビールと日本酒を酌み交わしながら2時間以上も安倍と向き合ったものの、総裁選への対応を最後まで明らかにしなかった。派内の全員から総裁選への対応について意見を聴いた結果、主戦論が多かったためだ。

岸田は安倍に「私は未だに派閥を掌握できておらず、皆の意見を無視できない」と弁明。「私が『総裁選で負けて我が派が干されたら、皆が困るだろう』と言っても『構わないから出ろ』という声が多いのですよ」と言い訳を繰り返し、安倍を呆れさせた。

安倍は、「もしあなたが立候補したら、他派の手前、岸田派は処遇できない」「私が今あるのは、小泉内閣で幹事長や官房長官など政権中枢を経験してきたからだ」と立候補を止めるよう促したが、岸田は最後まで言を左右にした。

安倍は今年に入ってからも岸田と会合を繰り返してきたが、流石に6月ともなれば、優柔不断な岸田も対応をはっきりさせるだろうと考えていた。それだけに会談後、周辺に「岸田さんも、皆から意見を聴いたりしちゃダメだよな」と吐き捨てた。

岸田派内部の実情はどうだったか。事務総長の望月義夫らベテラン議員には慎重論が強いとされたが、ベテランでも文科相の林芳正や元経産相の宮沢洋一らは「総裁選に出れば、負けても知名度は一気に高まるし、政治家として成長できる」とか、「仮に安倍首相の退陣後、細田派の支援を受けて総理になったとしても、賞味期限が切れた安倍さんからの『禅譲』と見透かされ、国民の支持は得られない」などとして、主戦論を主張していた。

だが、岸田はかつて宏池会(=現在の岸田派)の会長だった加藤紘一が、総裁選で現職の小渕恵三に挑んで敗れた結果、宏池会が徹底的に冷遇され、加藤が失脚に追い込まれた経緯を間近で見ていたため、決断できなかったのだ。

5200名無しさん:2020/10/01(木) 02:43:42
>>5199

「出てもらったほうがいいじゃないですか」
「岸田さんには出てもらったほうがいいじゃないですか」。6月の安倍・岸田会談の様子を安倍から伝え聞いて突然言い出したのが、官房長官の菅義偉だ。

すでに細田・麻生・二階の主流3派は押さえた。ここに、いまや「菅派」と言われる無派閥議員を加えれば、勝利は揺るがない。無理に岸田を押し止める必要はない、というのだ。

「そうは言ってもなあ…」。その時はなお岸田の支持を得たいとの考えを示した安倍だが、確かに石破との一騎打ちになれば、安倍を嫌う票はすべて石破に集まり、石破が有力な総裁候補として生き残る可能性が高まる。

安倍サイドにあえて立候補を期待する向きもあった野田聖子には、支持の広がりが見られず、20人の推薦人の確保は絶望的だと見られている。安倍に近い細田派の議員は「数人(の推薦人)を野田に貸せば出られるという状況ではない。それに昔の派閥とは異なり、今や派閥領袖といえども所属議員に『野田の推薦人になってやれ』と無理強いできる時代ではない」と解説する。

そのため、安倍も7月に入る頃には、「岸田さんが立候補して反安倍票が分散することは、私にとって悪い話ではない。菅ちゃんの言う通りだ」と漏らすようになっていた。

菅にとって「政治家人生で一度のチャンス」
ただ、岸田の立候補を望んだ菅には、単に「安倍を助けたい」という意図とは異なる思惑があったことは間違いない。「岸田の立候補が、自らの将来にとってプラスになる」との冷徹な計算があったのだ。

菅はかねてから安倍が岸田を重用し、禅譲を仄めかしてきたことを快く思っていなかった節がある。

安倍と岸田は同じ二世議員の当選同期で、若手議員の頃から気の置けない遊び仲間でもある。そこに菅が入り込む余地はない。

一方、菅は当然のことながら、安倍政権終了後も影響力を発揮できる体制の構築を狙っている。そのため、第2次安倍政権発足後もしばらくは、安倍が嫌う石破とも裏で気脈を通じてきた。自らの息のかかった総裁候補を育てようと、麻生派出身の現外相・河野太郎に早くから目をかけ、本人が望んでいた外相への起用を安倍に進言し、実現させてもいる。

第2派閥の麻生派を上回る、約70人にのぼる無派閥議員の人事の面倒などをこまめに見て、囲い込んでもきた。今や約30人の若手無派閥議員が、事実上の「菅派」だと言われる。

さらに菅は、ここにきて幹事長の二階俊博に急接近している。

二階は「安倍首相に不測の事態が起きても、菅さんがいるじゃないか」と以前から繰り返していたが、最近とみに菅と水面下で連携を深める。6月10日に行われた新潟県知事選でも二階主導で擁立した候補を菅が全面的に支援し、激戦を制した。

安倍総理の退陣後、総裁候補のいない二階派と、無派閥の「菅派」約30人が組んで、菅を総裁候補に担ぎ出す展開も皆無とはいえない。仮にそのとき石破、岸田、菅の3人が立候補した場合、カギを握るのは最大派閥の細田派だ。そこで事実上、すでに細田派の領袖である安倍が菅支持を打ち出せば、「菅首相」も現実味を帯びる。

この5年半、政権の大黒柱を務めてきた菅が立候補しようという時に、「否」という選択肢が安倍にあるかどうか。「派閥を持たず、間もなく70歳になる菅が宰相の座を狙えるのは、安倍が退陣する時の一度限り」というのが党内の一致した見方だ。菅からすれば、安倍と岸田に楔を打ち込み、距離を広げておくことは大きな意味があるのだ。

5201名無しさん:2020/10/01(木) 02:44:48
>>5200

一方の安倍は、親しい永田町関係者にたびたび「首相を辞めたら、清和研(=現細田派)の会長として残りの政治家人生を気楽に楽しみたい」と漏らしてきた。当面、清和研には総裁候補がいない。最大派閥の長として、他派の総裁候補を担いで当選させ、恩を売って「院政」を敷きたいと考えているのだ。

その最有力候補が岸田だ。気心が知れていて、寝技が苦手な岸田であれば操縦しやすい――そう考えた上でのことなのは言うまでもない。

果たして岸田はどう出るのか。安倍や菅が固唾を飲んで見守っていた中、岸田は7月24日、立候補見送りと安倍支持を表明した。ぎりぎりで安倍陣営に駆け参じた形だ。安倍をイライラさせた末の参陣で、岸田が希望通りに党3役などの重要ポストに留まれるかどうかは微妙である。

さて、「大差」で勝てるのか?
現在、安倍の最大の懸念は、今度の総裁選から重みを増す党員票の行方だ。

内閣支持率は回復傾向にあり、各マスコミの世論調査では、自民党支持者における安倍の支持率は石破を大きく引き離してトップだ。とはいえ、森友学園や加計学園の問題への対処の仕方に国民の視線はなお厳しく、長期政権による「飽き」もある。

安倍は、数か月前まで「前回は党員票で石破にかなり負けたが、今度は負けることはない」と自信を示していた。石破に党員票で負けた12年総裁選には、安倍が所属する清和研から当時会長だった故・町村信孝も立候補したため、派閥が持っていた各種団体票はほとんどが町村に流れた。しかし現職総裁として臨む今度は構図が根本的に異なるから、大丈夫だと高をくくっていたのだ。

だが、ここに来て「地方党員の間に、安倍に厳しい声が多い」との情報が数多く寄せられるようになり、安倍は細田派の議員らに対して党員票獲得でハッパをかけている。

その地方の党員票獲得に関しても、菅は、官房長官という激務にありながら手を打っている。当選4回以下の菅に近い無派閥議員らで作る「ガネーシャの会」の会長で、総務副大臣の坂井学らに対し、「首相か私が出向くから」とそれぞれの地元で安倍支持を広げるため会合をセットするよう要請しているのだ。

安倍圧勝に向けて邁進する菅の姿に、自民党内では「今回、安倍が大差で勝つことは、その後を安倍政権を支えた菅が引き継ぐ環境を整備することにもなる。それで菅は必死なのだ」と見る向きもある。

石破、岸田、野田…「ポスト安倍」候補たちが戦闘力不足を露呈した今回の総裁選。小泉進次郎ら次世代へのつなぎ役として、菅が次期首相候補に躍り出るのか。それに向けて菅は、総裁選で安倍三選が決まるであろう今年9月以降も官房長官に留まるのか、それとも幹事長への転出を強く望むのか。

安倍政権が「最後の3年」に突入するこの9月以降は、安倍と菅の関係こそが政界の流れを読む鍵となるだろう。(戸坂弘毅 ・ジャーナリスト、文中敬称略)

5202名無しさん:2020/10/01(木) 02:46:34
https://www.asahi.com/articles/DA3S14626267.html
(実像 菅義偉首相:上)脱派閥掲げつつ“菅派”着々 若手ら勧誘「政治はやっぱり数」
有料会員記事
2020年9月18日 5時00分

 「岸田さんや石破さんは、派閥内で飯を食ってるだろ。子どもの遊びみたいなもんだ」。8月末、自民党総裁選に立候補する意向を固めた菅義偉は、自身の勝利を確信したかのように周囲にそう語った。

 この時、すでに党内で菅優位の流れができつつあった。28日に首相の安倍晋三が記者会見で辞意を表明した翌日、菅は党ナ…

5203チバQ:2020/10/01(木) 09:45:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/919fdf17a950ad1dffe7626d818073abc93897e1
自民党の定年廃止巡る世代間抗争は長老組勝利 老害の楽園へ
10/1(木) 7:05配信
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叩き上げの菅首相は世襲議員を嫌うはずだが…
「私のような普通の人間でも、努力をすれば総理大臣を目指すことができる。まさにこれが日本の民主主義ではないか」

 自民党総裁就任会見でそう語った“叩き上げ政治家”の菅義偉氏は、親から地盤(後援会)、看板(知名度)、カバン(政治資金)を引き継いで楽に当選してきた世襲議員を嫌う。

 だが、麻生太郎・副総理(80)と二階俊博・幹事長(81)は“菅は逆らえない”と世襲を進める構えだ。そんな菅氏の足元を見て、自民党長老組の「定年廃止論」が勢いづいている。

 最長老の伊吹文明・元衆院議長(82)と二階氏、麻生氏の80代トリオをはじめ、自民党には75歳以上の後期高齢者議員が衆参22人、70歳以上の議員は衆参70人にのぼる。しかし、党の内規で、衆院の比例代表は73歳、参院の比例代表は70歳になると立候補することができないと定めている。選挙区からの出馬に年齢制限はないものの、比例との重複立候補は認められていない。

 今年6月、この「議員定年」の撤廃をめぐって世代間抗争が展開された。

 衛藤征士郎・元衆院副議長(79)と平沢勝栄氏(75、現復興相)を先頭に長老組有志が「政府が人生100年時代を唱える中で年齢により“差別”を行なうのはおかしい」と二階幹事長に定年制撤廃を直訴。二階氏は待ってましたとばかりに「不退転の決意で(定年制廃止を)やる」と応じたのがきっかけだ。

 この動きに党青年局の若手議員たちが猛反発し、若手の地方議員の意見をまとめて執行部に「定年制の維持」を申し入れた。

 定年撤廃問題は6月の自民党総務会で結論を出す予定が組まれ、長老組と青年局が互いに署名活動を展開したが、「コロナ対策を優先する」という名目で土壇場で対決は回避された。
 この時、若手に頼みにされたのが菅氏だ。自民党の「世代交代」を掲げる菅氏は定年廃止にも一貫して反対しており、小林史明・党青年局長は、「菅義偉官房長官とは電話で話したが『絶対に撤廃はない』と言っていただいた」と語り、勝利宣言した。

 9月の総裁選で若手議員から立候補者が出なかったのも、菅氏の掲げた「世代交代」が若手の支持を集めたからだ。ところが、本当に勝利したのは長老組だった。自民党ベテラン議員の1人が明かす。

「二階幹事長は、次の総選挙で定年を適用するかどうかは個別に判断すると約束した。昨年の参院選では9人が定年に該当したが、そのうち7人が例外扱いで比例代表に公認された。次の総選挙でもそのやり方を踏襲し、選挙が厳しい議員は73歳以上でも例外を適用して重複立候補を認めるという。それで我々は手打ちした。当然、菅さんも承知です」

 菅氏は若手にも長老組にも“二股”をかけていたことになる。こうして世襲反対の“庶民宰相”の下で、自民党は高齢議員が議員定年後も当選を重ね、最後は「公職」を家族に受け継がせる“老害世襲の楽園”となっていく。

※週刊ポスト2020年10月9日号

5204名無しさん:2020/10/01(木) 14:52:57
事実と全く異なります|青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=866

2018-07-17 06:44:28
事実と全く異なります

▼今日7月17日の産経新聞朝刊の政治面に、自由民主党の無派閥議員に関する記事があり、その関連の図表に、ぼくがあたかも、あるグループに属しているかのように名前を使われていますが、事実に全く反します。
 これは、河井克行衆院議員の主宰される「向日葵会」という無派閥議員を集めたグループですが、既成のいかなる派閥や派閥に似たグループにも属さない不肖ぼくは当然、属していません。
 正しい事実関係を記します。
 数か月前に河井克行衆院議員から、このグループに入ってほしいという話があり、ぼくは「既成のいかなる派閥や(派閥に似た)グループにも属しません」と説明し、明確にお断りしました。
 そのうえで、河井議員から「意見は聴かせて欲しい」という要請があり、「入会はせず、不肖ながら意見は申しあげることがあります」とお答えしました。
 したがって、会合に参加し僭越ながら意見を申したことはこれまでに全部で二度、ありましたが、入会はしないことを主宰者の河井議員に確認してのことです。属していません。

▼産経新聞は、記事の本文にはぼくの名前は記さず、図表だけに安易に用いています。
 ぼくや議員会館の事務所に対する取材は一切、ありません。
 本人に確認取材をせずに勝手に名前を記すのは、報道機関として間違った行為です。
 本日に産経新聞に対し抗議し、訂正を申し入れます。

▼かつてネット上では「青山繁晴は石破派に入会した」という、びっくりの虚偽が流されたことがあり、今回は新聞紙上です。
 今後もこうした虚偽の情報が出されたり、あるいは名前を勝手に使われたりはあり得ると考えます。
 その都度、毅然と、かつ淡々と対処するだけです。

5205名無しさん:2020/10/01(木) 15:39:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/84a2a0046da2ab8f5892413811ad74c099cc43e7
エリート・安倍晋三が「庶民・菅義偉」にハメられ完敗した全内幕
10/1(木) 7:01配信

安倍と目も合わせようとしなかった
 9月14日午後、グランドプリンスホテル新高輪の大宴会場で開かれた自民党の両院議員総会。事前の予想通り大差で新総裁に選出された菅義偉は、緊張した面持ちで壇上に上がり、短い挨拶を行った。

 「新総裁に選出をいただきました菅義偉であります。どうぞよろしくお願い申し上げます」

 冒頭、会場に向かって頭を下げた菅が、次に口にしたのは首相・安倍晋三への感謝の言葉だった。

 「自民党総裁として約8年、総理大臣として7年8カ月にわたって日本のリーダーとして国家国民のために大変なご尽力をいただきました安倍総理に心から感謝を申し上げます」

 だがこう述べた菅は、斜め後ろに座っていた安倍本人を一瞥すらせず、安倍に背を向けたまま会場に向かって深々と頭を下げた。続いて「一緒に万雷の拍手を安倍総理にお願いします」と述べると、ようやく体を横に向けて拍手をしたが、その間、互いに目を合わせようともしない2人の姿に多くの議員が違和感を覚えた。

 それもそのはずだ。「安倍政権の継承」を掲げる菅だが、この1年余、水面下で自らに政権が転がり込んでくるよう安倍の手足を縛り、権謀術数の限りを尽くして、晴れのこの日を迎えたのだ。

 安倍の大叔父である宰相・佐藤栄作は長期政権の幕を閉じるにあたり、首相の座を自分と同じ高級官僚出身の福田赳夫に継がせたいと考えていたが、結局、叩き上げの田中角栄に権力を奪取された。今回はその時と全く同じ構図となった。安倍は、自分と同じ政治家三世の岸田文雄に後を継がせたいと考えながら、結局、叩き上げの菅に政権を簒奪された。古代ローマ以来、まさに「歴史は繰り返す」のだ。

 昨年4月、菅が新元号を発表し、「令和おじさん」として国民的人気を得た頃から、首相政務秘書官の今井尚哉ら安倍周辺は「菅長官はすっかり舞い上がっている。安倍首相の任期切れの前に自らへの禅譲を迫りかねない」と警戒し始めた。新元号の発表自体、安倍が自ら行いたいと考えたのに対し、菅は平成の前例を盾に「自分が発表する」として譲らなかったという経緯があった。

 次に安倍側近たちがいきり立ったのは昨年8月だった。環境相に就任する前の小泉進次郎が、安倍よりも先に首相官邸の官房長官室を訪れて菅に結婚報告を行い、それとほぼ同時に発売された月刊文藝春秋には小泉と菅の対談が掲載された。

 安倍側近たちは「全ては『菅シナリオ』による出来レースだ。菅は進次郎人気も利用して政権取りに前のめりになっている」と安倍に警戒するよう進言したものの、当時、安倍はそれを取り合わなかった。だが、退陣表明前のこの数か月というもの、安倍自身が菅の言動に不信感を募らせていたという。側近たちの懸念は現実のものとなったのだ。

 それでは、なぜ安倍は、わざわざ菅の首相就任に道を開く役回りを演じることになったのか。そこには、安倍をじわじわと追い込んだ菅の見事なまでの計略があった。

5206名無しさん:2020/10/01(木) 15:40:35
>>5205

「ライバル潰し」の連続工作
 菅は7年余の官房長官在任中、公式、非公式を問わず、「トップの座を目指すつもりはないのか」と問われると「全く考えていない」と繰り返してきた。菅に近いと言われる政治記者がサシで問い質しても答えは同様だった。

 ただ、多くの永田町関係者に聞いて回ると、過去には唯一の例外があった。それは1996年、衆院議員に初当選した直後だったという。横浜市議時代から菅をよく知る記者に「総理を目指しますから」と断言していたというのだ。

 「いつかは官邸の主に」との思いを25年近く胸に秘め続けていた菅。それを本気で実行しようと考え始めたのは、新元号「令和」の発表で国民的人気を獲得した昨春からだ、というのが関係者の一致した見方だ。

 衣の下の鎧がはっきり見えたのが、令和発表の翌月に菅が敢行した訪米だった。危機管理の要である官房長官が外遊すること自体、極めて異例であるうえ、これまで外交・防衛分野には全く関心を示してこなかった菅が訪米して副大統領や国務長官と会談したのだ。しかも、失敗と言われないよう「オール霞が関」に命じ、公式の日米首脳会談並みの約40人の分厚い体制でサポートさせたことが波紋を呼んだ。

 その裏で、菅は「ポスト安倍」のライバルである政調会長の岸田文雄と、その岸田を推す構えを示していた副総理兼財務相の麻生太郎の力を削ぐための工作にも余念がなかった。

 昨夏の参院選では、岸田の地元である広島選挙区で、自民党2人目の候補として自らの側近である元法相・河井克行の妻・杏里の擁立を主導。地元県連の猛反発を押し切って、創価学会やゼネコン等の票を河井に集中させ、岸田派長老である現職を落選させて岸田に大打撃を与えた。

 「岸田潰し」の策略はそれだけではない。岸田派の前会長で今も派閥に影響力を持つ元幹事長・古賀誠の政治資金集めに協力するなどして古賀を取り込んだ。古賀はテレビ番組などで「ポスト安倍は岸田でなくてもいい」「菅が望ましい」などと繰り返し発言し、岸田は求心力を削がれた。

 さらに遡れば、前回2018年の自民党総裁選の前には、最後まで立候補するかどうか迷っていた岸田に苛立っていた安倍に対し、「岸田さんには立候補してもらったほうがいいのでは」と進言。安倍と岸田の離反を促してもいた。

 一方、昨春行われた麻生の地元の福岡県知事選では、麻生と不仲の現職知事を古賀と連携して裏で支援し、麻生が擁立した自民党推薦の新人を大敗させて麻生に打撃を与えた。

5207名無しさん:2020/10/01(木) 15:41:05
>>5206

「次は菅ちゃんでも」
 「ポスト安倍」を巡る安倍と菅の思惑の違いが決定的になったのが、昨年9月の内閣改造・党役員人事だった。

 岸田を次期首相に押し上げたい安倍は、幹事長を二階俊博から岸田に交代させるつもりだった。これに対して菅は「二階さんを幹事長から外せば党内をまとめることはできない」と強く反対。結局、安倍は、菅―二階連合の圧力に屈して「岸田幹事長」を断念した。この一件を明確なきっかけとして、安倍は菅と二階が一体であることを強く認識し、脅威と感じるようになった。

 閣僚人事も菅の意向が色濃く反映されたものになった。菅は最側近である菅原一秀を経産相に、菅を囲む中堅議員らの会を主宰する河井克行を法相に押し込んだ上、「菅派」であることを隠さなくなった小泉進次郎を環境相に就任させた。党内からは「事実上の菅内閣ではないか」との声も上がった。

 安倍が「次の総理は菅ちゃんでもいい」と周囲に漏らし始めたのがこの頃だった。「(妻の)昭恵がしきりに『次は菅さんがいい』と言うんだよね。森友学園の問題の時も、助けてくれたのは菅さんだったんだからと言うんだ」との言葉を聞いた関係者は少なくない。

 これについて安倍側近は、「安倍総理は一貫して『後継は岸田に』と考えてきたが、菅がそれに強く反対し、幹事長の二階と連携して人事に介入してくるようになったため、菅を脅威と感じ始めていた。それゆえ、本人の耳に入るように敢えて『菅後継』を口にして、菅をなだめようとしたのではないか」と語る。つまり安倍は、昨夏の段階では、本気で「菅後継」を考えていたわけではなく、まだ岸田を諦めてはいなかったのだ。

 昨年10月以降、安倍周辺の「菅脅威論」はしばらく影を潜める。9月の内閣改造から程なくして、菅が閣僚に押し込んだ菅原と河井に相次いで不祥事が発覚して引責辞任。それをきっかけに菅の求心力が衰えたからだった。

 安倍自身が菅を本物の脅威と感じ始めたのは、今年の3月以降だ。安倍が陣頭指揮を執った一連の新型コロナ対策が国民に不評だった上、「官邸の守護神」とも呼ばれた東京高検検事長の黒川弘務を強引な定年延長で検事総長に就けようとして批判を受けたことが重なり、内閣支持率が急落した中でのことだった。

 以前から菅を警戒していた政務秘書官の今井は、全国一斉休校や全世帯マスク配布など、一連の新型コロナ対策を首相秘書官室の主導で行った。菅は後から報告を受けるというケースが相次いだのだ。

 このとき菅は「全国一斉休校はやりすぎだ」と珍しく周囲に不満を漏らしただけではない。「一斉休校が決定したことを、首相が発表する当日の午後になってから聞かされた」と国会の場で明らかにした。

 過去にも安倍と菅の意見が対立する局面は幾度もあったが、菅がその内情までも明かすことはなかった。不満を強めていた菅は、内情を暴露することであからさまに安倍をけん制したのだ。

 そして、大きな転機が4月中旬に訪れた。新型コロナ対策として「一定額以上の減収世帯への30万円給付」を主導した政調会長の岸田に対し、幹事長の二階が公明党を巻き込んで、閣議決定まで終わっていた予算案を撤回させるという前代未聞の荒業を見せつけた。

 当初の案は、安倍が振り付けて「岸田主導」を演出したものだった。それが全面撤回を余儀なくされたことで、岸田の面目が丸つぶれになっただけではない。安倍自身が当事者能力を失っていることを白日の下に晒すことになったのだ。

 表面的には、公明党代表の山口那津男が安倍に強く迫って予算案を撤回させた形になったが、二階が公明党に同調しなければ実現しなかったことは明らかだ。

 菅は、創価学会で選挙対策を一手に担う副会長の佐藤浩と極めて親密な関係を築いている。この「事件」も、当初案に学会員から強い不満が噴出していることを聞きつけた菅が、二階にその情報を吹き込んだことが発端だと考えれば合点がいく。

5208名無しさん:2020/10/01(木) 15:41:35
>>5207

疑心暗鬼に陥った
 安倍を「菅支持」へと追い込む決定打が、「菅・二階連合が石破擁立」との「フェイク情報」だった。

 安倍が「30万円給付」の閣議決定撤回に追い込まれた4月頃から、菅は親しい永田町関係者に、「ポスト安倍の総裁選で、石破を担ぐことも有力な選択肢」との考えを示すようになる。

 それに先立つ1月末には、菅が石破派会長代行の元農水相・山本有二とホテルで会食。その席で、山本から次の総裁選で石破を支援するよう要請を受けた菅は「任期が終わるまでは安倍さんを支えます」と支援に含みを残す返事をした。

 この会食の内容を報じる記事が朝日新聞に掲載されたのは、ひと月以上が経った3月半ばのことだった。これをきっかけに「菅が石破を担ぐ」との噂が流れ始め、菅自身も親しい記者らにその可能性を自ら語るようになった。これも、安倍の耳に入ることを前提に菅が意図的に漏らしていたのだ。

 そもそも、安倍が石破を毛嫌いしていることを熟知していながら、石破側近の山本と秘密裏に会食していたのだ。菅は当初から、山本との会談の事実が安倍に漏れ伝わることを前提にしていたのだろう。

 「菅氏をあまり追い詰めると、秋の内閣改造で閣外に出て、二階幹事長と一緒に石破支援に回る恐れがある」。この頃、周囲がこう安倍に進言すると、安倍は「分かっている。最近は菅ちゃんと話をする機会を増やしている」と応じた。菅の思惑通り、菅と石破の接近情報は安倍の耳に入り、安倍は疑心暗鬼に陥っていた。

 5月の大型連休明けには、「石破首相―小池百合子官房長官―菅幹事長で話がまとまっている」との怪情報も永田町を駆け巡った。発信源は、国対委員長の森山裕とも、森山が所属する石原派の前会長・山﨑拓とも言われた。

「石破支持」という「見せ球」
 6月に入ると「菅後継」に向けた安倍包囲網はほぼ完成する。

 まずは二階だ。6月8日、石破から9月に予定している派閥の資金パーティーの講師を頼まれるとその場で快諾。その上で石破を「さらに高みを目指して欲しい期待の星の一人だ」と持ち上げたのだ。永田町に波紋が広がり、マスコミは「二階幹事長は石破氏を担ぐことも選択肢に入れている」などと書き立てた。

 だが、これは二階一流の「見せ球」だった。総裁選で菅が選出された直後、二階側近は「幹事長には石破を担ぐ選択肢など初めからなかった」と記者団に打ち明けている。

 一方、ほぼ同時期に菅は、自らの秘書官に「一度すべての役職から降りたほうがいいと思っている」と秋の内閣改造を機に官房長官を退任する考えを漏らした。その傍ら、閣外に出るべきだと勧める親しい永田町関係者には「私には安倍内閣を作った『製造物責任』があるからなあ」と退任を迷っているかのような言葉も吐いている。

 これらの言葉は報道されることはなかったが、安倍の耳には届き、「菅は二階と連携して本当に石破を担ぐのか」と疑心暗鬼にさせる効果を十分すぎるほどもたらした。

 この一連の情報戦は、二階と菅の見事な連係プレーだった。コロナ禍で多くの国民が苦しんでいる中、菅は権力奪取に向けたゲームに精力を傾けていたのだ。

5209名無しさん:2020/10/01(木) 15:42:07
>>5208

麻生、なすすべなし
 こうした中、安倍は6月だけで8回も麻生太郎と会談した。政権が窮地に追い込まれた時、安倍は必ず麻生に相談を持ち掛ける。

 ともに首相経験者を祖父に持つ政界エリートとして、2人は深い信頼関係にある。かつて森友・加計学園問題で安倍が窮地に立たされた際、「麻生氏は首相再登板を狙い、裏で安倍政権の足を引っ張っている」との情報が側近たちから寄せられたが、安倍は「麻生さんは後ろから鉄砲を撃つようなマネは絶対にしない」と語り、その信頼は全く揺るがなかった。

 一連の会談の話題は、支持率低下で求心力が失われた政権の立て直しと「ポスト安倍」だった。

 後者に関しては、2人とも岸田の支持率が全く上がらないことに苛立っていた。この頃、各種世論調査の「次の首相にふさわしい政治家」で、環境相・小泉進次郎の人気が下がるのと反比例するかのように石破支持がさらに増加。一方の岸田は、政調会長として新型コロナ対策で脚光を浴びるはずが逆に深い傷を負い、支持は低迷したままで、石破に4倍もの差を付けられていた。

 このまま岸田を担いで総裁選に臨んでも、菅・二階連合が石破を担ぐ動きを見せる中、安倍が実質的に掌握する細田派と麻生派の両方から一定の造反者が出れば、石破に敗北するかもしれないとの現実が2人に重くのしかかっていた。しかも派閥が空中分解すれば、2人とも今の役職を離れた途端に「過去の人」となる。実際、細田派でも麻生派でも、岸田を担ぐことへの疑問の声は少なくなかった。

 麻生と会談を重ねる安倍は、この時点ですでに「このままでは石破が本当に次期首相になりかねない」「それを阻止するためには、菅という選択肢しかない」と本気で考え始めていた。だが麻生は「菅後継」には同意しなかった。

 この7年余、消費税率引き上げや衆院選の時期などを巡り、菅と対立してきたからだけではない。先述したように、菅は麻生の地元の福岡でも、裏で足を引っ張ってきたのだ。容易に許せる相手ではなかった。

 その麻生の望みは、党則を再び改正して安倍を来年以降も続投させることだった。そのため、麻生は安倍に対し、早期に解散・総選挙を行うことで局面打開を図るよう繰り返し進言し、安倍も「やれるときにはやる」と応じていた。

 だが、衆院解散による巻き返しは「絵に描いた餅」だった。内閣支持率は不支持が支持を大きく上回ったままで反転材料はなく、新型コロナも収束する見通しは立たない。何より、安倍に解散するだけの気力が失われかけていた。2人が何度会っても結論は出ないままだった。

 この時期、安倍は初当選以来の盟友である少子化担当相・衛藤晟一とも、何度か政権の立て直しについて協議した。2人は「現状では、今秋に解散すれば大敗北しかねない」との見方で一致していた。衛藤はまず、維新と国民民主党を連立政権に引き込む「疑似大連立」で局面転換を図るべきだと進言したが、安倍は力なく相槌を打つだけだった。

 一方、菅は早期解散を警戒していた。既に風前の灯火となっていた「岸田首相」だったが、安倍が解散して単独過半数を獲得すれば安倍の求心力が回復し、同時に岸田も復活する可能性が出てくるからだ。

 それゆえ菅は、7月にTBSのCS番組の収録で今秋の解散の可能性について問われると「新型コロナの問題がこのような状況では難しい」と明確に否定。その後も同様の発言を繰り返した。

 解散は首相の専権事項であり、官房長官といえども言及しないことが永田町の暗黙のルールだ。今井ら安倍側近たちは「何様のつもりだ。菅は総理の解散権を縛るのか」と憤った。

5210名無しさん:2020/10/01(木) 15:42:44
>>5209

「菅後継」を安倍が決めた瞬間
 7月に入り、安倍の体調に異変が生じる。持病の潰瘍性大腸炎の再発だった。すでに菅・二階連合によって追い詰められていた安倍は、体力だけでなく気力をも喪失し、最終的に「菅を後継にせざるを得ない」との考えを固めた。

 内閣支持率に回復の兆しは見えず、解散総選挙のチャンスが巡ってくる見通しは立たなかった。八方塞がりとなった安倍に、もはや選択肢は残されていなかった。

 そもそも岸田の擁立構想は、かつて第1次政権の際、真っ先に退陣要求を安倍に突きつけ、第2次政権発足後も安倍の政権運営にケチをつけ続けた石破の総裁就任を阻止するためのものだった。それなのに、岸田を担いで石破に負ければ元も子もない。

 それに石破政権が誕生すれば、「桜を見る会」をはじめとする政権のスキャンダルが蒸し返される恐れもある。石破政権を何としても阻止するには、自分も菅に乗るしかない――安倍は一人でそう決断した。

 7月後半、安倍は官邸で菅とサシで向き合った。「本当にやる気であれば応援します」と安倍が言うと、菅は「お願いします」と即答した。政治エリートの安倍が、叩き上げの菅・二階連合に膝を屈した瞬間だった。

 そもそも今回の政局は、いずれも祖父の代から国会議員という政界エリート家庭の出である「安倍・麻生・岸田」と、地方議員からの叩き上げの「菅・二階・森山」の対決だった。叩き上げの議員が減った今の政界で「政局偏差値」が突出して高い3人の「叩き上げ連合」に、名家の出で人がいい3人が敗れるのは、必然だったのかもしれない。

「岸田は温存すればいい」
 菅政権は本人も驚く高支持率でスタートした。だが、不本意ながら「菅支持」へと追い込まれた安倍や麻生に、本気で菅を支えようという気構えなどあろうはずがない。

 岸田が石破を3倍以上も上回る議員票を獲得したのは、「菅支持」のはずの細田派や麻生派から20~30票が上積みされたからだ。最も熱心に岸田票の上積みに心を砕いたのは、安倍の本心を汲んで動いた元首相の森喜朗だった。

 総裁選の告示前、「総理の本心は岸田さんだと皆分かっています。総理が岸田支援の『天の声』を出してくれれば、岸田でまとめます」と安倍に迫った細田派の幹部に対し、安倍は「どのみち次の政権は短命になる。岸田さんは『次の次』に温存しておく方がいい」と返した。

 負け惜しみとも受け取れる言葉だが、安倍が菅を長く首相の座に留めたくはないという意思表示とも受け取れる。

 かつて菅は自ら「私には国家観というものがない。しょせん地方議員上がりですから、安倍さんとは違いますよ」と周辺に語っていた。安倍や麻生には、そもそもそうした男がこの国の舵取りを担うことへの嫌悪もあるのだろう。

 権謀術数の限りを尽くして権力の座を得た菅の周囲には、怨嗟が渦を巻いていることは間違いない。果たして菅は、それを乗り越えて本格政権を打ち立てることができるのか。その答えが出るのは、それほど先の話ではない。

 (文中敬称略)

戸坂 弘毅

5211名無しさん:2020/10/01(木) 15:44:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/64ef8e64e565c8eafb85147e63dd6353b6bcd3ff
「菅さん系の官僚は、もはや官僚というより『菅僚』」忖度官僚を要所に配置する「えこひいき人事」によって菅政権では新自由主義が大復活をとげる
10/1(木) 9:54配信

<緊急特集 菅人脈と手腕>

 7年8カ月にわたった安倍内閣を継承する見通しとなった菅義偉官房長官の「新内閣」は暫定政権色の払拭(ふっしょく)が課題となる。「官僚統治」「自公維路線」が菅流ガバナンスのキーワードだ。政権基盤の強化に向け、早期の衆院解散を探る展開となる。(菅人脈と手腕)

◇「安倍マジック」で浮上

 進退と引き換えの「安倍マジック」と言っても過言ではあるまい。新型コロナウイルス対策で行き詰まっていた安倍晋三首相が退陣表明で逆に求心力を取り戻した。そして、事実上「菅後継」のレールを敷いた。

 消去法的選択の結果できた、菅氏支持の雪崩現象である。身を引く判断をした安倍首相にとって、最悪の展開は石破茂元幹事長が後を継ぎ、長期政権の「暗部」を暴くことだったはずだ。

 今回、石破氏が敗れても党員投票で健闘すれば、来秋の任期満了に伴う総裁選に向けた足場を築く。このため、総裁選のルールを決める二階俊博幹事長と手を組む必要があった。

 一方、二階氏は刑事事件にまで発展した昨年の参院広島選挙区の保守分裂を巡り、岸田文雄政調会長との関係に深い溝を生んだ。首相が岸田氏を後継指名すれば、二階氏との亀裂は必至だ。結局、安倍氏は石破氏、二階氏は岸田氏というそれぞれの政敵を封じ込めるため手を組んだ。

 ただし、安倍政権と一体だった菅氏は政権批判の逆風を浴びる恐れがあった。それだけに、首相の退陣が世論にどう受け入れられるかが不安要因だった。

 だが、共同通信の世論調査によると、首相退陣表明後の内閣支持率は56・9%と前週より20・9ポイントも跳ね上がった。おそらく長期政権への慰労の意味合いもこもった数字だろう。これで「禅譲」の環境は整備された。

 菅氏を後継指名したも同然だけに、安倍首相は一定の影響力を維持しそうだ。菅氏は外交が弱点と見られている。今後の体調次第ではあるが、日露関係や拉致問題で安倍氏を特使に起用するような展開もあり得るのではないか。

5212名無しさん:2020/10/01(木) 15:45:53
>>5211

 菅流ガバナンスが軌道に乗るか、二つのポイントを指摘したい。官僚統制の強化と、日本維新の会との関係である。

 安倍官邸で、菅氏はあえて官界のルールを崩す人事を断行し、統制を強めてきた。「菅さん系の官僚は『菅僚』」とある省庁幹部は揶揄(やゆ)する。出馬表明にあたり「官僚の縦割りをぶち破る」と強調した。厚生労働省再編や「デジタル庁」新設に加え、「菅人事」の徹底宣言と霞が関には受け取られた。

 官房長官時代の「菅人事」と見られているのが、国土交通事務次官人事だ。同省は旧建設省技官、同省事務官と旧運輸省のたらい回し人事を続けていたが2016年、本命視された旧建設事務系、西脇隆俊氏(現京都府知事)が復興庁次官に回り、旧運輸官僚が起用される異変があった。今年も「エース」由木文彦氏が復興次官となり、「穴馬」の栗田卓也氏が次官に昇格した。一連の人事には菅氏と近い国交省OB、和泉洋人首相補佐官の影響も官界では指摘されている。

 菅氏が閣僚を務めた総務省でも旧自治系の黒田武一郎事務次官など着々と「菅系」統制が進む。菅氏は総務相時代、旧自治省行政系の幹部をあえて自治財政局長に起用する慣例破りの人事をしたこともある。

 だが、場合によっては更迭も辞さない人事はともすれば「えこひいき人事」と映る。

 官僚人事ではないが、自身に近い菅原一秀前経済産業相、河井克行前法相らの不祥事による辞任で「菅人事」には疑念符がついた。とりわけ、安倍内閣時代に不倫疑惑などが報じられた和泉氏の動向を官界は注目している。

 また、菅新政権の誕生で与党と日本維新の会の距離はいっそう接近し、事実上の「自公維」体制を現出しそうだ。

◇路線は新自由主義

「たたき上げ」の菅氏は、競争重視の構造改革論者だ。総裁選でモットーに「自助・共助・公助」を掲げたが、基本はあくまで自助。政策路線で維新勢力とは共通点が多く、大阪を拠点に進む「大阪都構想」やカジノを含む「統合型リゾート」(IR)構想を支援し続けてきた。とりわけ松井一郎大阪市長との関係は良好で、頻繁に連絡を取りあっている。

5213名無しさん:2020/10/01(木) 15:46:30
>>5212

 それだけに菅政権への流れを都構想の住民投票を控えた松井氏や吉村洋文大阪府知事らはもろ手を上げて歓迎している。

 次期衆院選後の維新との連立や閣外協力、改憲問題での連携強化なども現実的な選択肢だ。半面、新政権と公明党のあつれきは次第に増すことになる。

 そうした「カード」を使いこなすためにも、来秋の総裁選を控え、安倍政権のつなぎという暫定色を払拭できるかが課題となる。菅氏を支える各派は「勝ち馬」に乗っただけで、どこも本気で支える気はない。新政権の自民党内での足場は脆弱(ぜいじゃく)だ。

 このため、菅氏が早期に解散に踏み切り、政権基盤の強化を図るのではないか、との観測が広がるのはある意味で自然だ。

 菅氏は新型コロナウイルスの感染収束が解散の前提だと説明しているが、冬場を迎えると感染拡大のリスクは高まる。新政権が発足する9月16日から1カ月程度がさっそく見極めどころとなる。

(人羅格・毎日新聞論説委員)

(本誌初出 「菅僚」「自公維」がキーワード “暫定”脱却へ強まる早期解散論=人羅格 20200922)

5214名無しさん:2020/10/01(木) 16:24:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2c2abafa71c75826aef0a27f6f98673b54dee5
解散判断、菅政権の行方左右 当たるか「実績」優先戦略 自民総裁任期切れまで1年
10/1(木) 7:12配信

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了まで30日で1年となった。

 新内閣発足直後の衆院解散・総選挙を見送った首相は行政のデジタル化や携帯電話料金の値下げなどを掲げ、まずは実績を積み重ねる構え。今後は解散時期の判断が政権の行方を左右する。

 首相は30日、デジタル改革関連法案準備室の発足式に足を運び、「出身省庁の省益や前例主義を考えず、この未来につながる改革に力を尽くしてほしい」とハッパを掛けた。

 政府・与党は臨時国会を10月下旬に召集し、会期は12月前半までとする方向。この間、秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」が予定されており、政府関係者は「皇室行事が終わるまで解散はできない」と語る。日取りは11月中旬で調整していたが、現在は同月上旬への前倒しが有力だ。年内解散の可能性は残っており、自民党には「内閣支持率が高いうちに勝負を懸けてほしい」という声が強い。

 来年1月に入ると会期150日の通常国会が召集される。夏は公明党が国政選挙並みに力を注ぐ東京都議選、東京五輪・パラリンピックと大型行事が続き、その後は9月末の総裁任期切れを挟んで10月21日に衆院議員の任期が満了する。

 そこで、「追い込まれ解散」を避けようとすれば、通常国会冒頭か2021年度予算成立後の4〜5月が候補として浮上する。この場合、デジタル化など「菅印」のテーマで一定程度道筋を示した後のタイミングとなることが想定される。衆院選で「勝利」したと自民党内で受け止められれば、無投票での総裁再選も視野に入る。

 首相が独自政策の実現に腰を据えるとの見方もある。中堅議員の一人は「五輪の熱を借りて総裁選と衆院選を戦うつもりではないか」と指摘した。

 ただ、新型コロナウイルス感染に収束の兆しは見えず、政権の浮沈に最も影響を及ぼすとされる経済の動向は不透明。今秋の臨時国会から本格化する与野党論戦で首相の答弁能力を不安視する向きも与党内にある。滑り出し上々の政権が急に失速する可能性は捨て切れない。

 ◇出直しの岸田、石破氏
 一方、先の総裁選に敗れた岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長は戦略の練り直しを急ぐ。岸田氏は24日に開いた岸田派の「総裁選反省会」で次回も出馬を目指す考えを表明し、「私自身が努力して変わらなければいけない」と述べた。大きく後れを取った地方票を掘り起こすため、近く全国行脚を始める。派内には「来年が最後のチャンス」と厳しい声が漏れる。

 石破氏は、安倍政権への批判路線をまい進したことに対し、一般党員らから「やり過ぎ」批判が出た。菅政権に代わったことで、ある幹部は「従来のスタンスを改める必要がある」と語る。石破氏は派内の引き締めへ所属議員と「差し」の対話を始めた。

 このほか、発信力のある河野太郎行政改革担当相や、要職を歴任して手腕に定評のある茂木敏充外相らが「次」を狙う。 

最終更新:10/1(木) 7:12
時事通信

5215名無しさん:2020/10/01(木) 16:25:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c7eb386f904d06c9fd09a2527c848122cedad39
年内の解散総選挙「困難」との見方、臨時国会 12月前半までの見通し
10/1(木) 12:16配信

 政府・与党は、臨時国会を今月下旬に召集をする方向で調整していますが、重要法案の審議のため12月前半まで開かれる見通しで、与党内では年内の解散総選挙は日程的に難しいという見方が強まっています。

 与党側は先月30日、臨時国会の召集について今月23日になるとの見通しを野党側に伝えていますが、今月中旬ごろ、菅総理がベトナム・インドネシアを訪問することが急遽決まったことから、召集日の後ろ倒しも含め、再調整が進められています。

 臨時国会では、菅総理の所信表明演説とそれに対する各党代表の質問や先月大筋で合意した日本とイギリスのEPA(経済連携協定)の審議などが予定されています。また、政府・与党は、先の国会で廃案となった国家公務員の定年を延長する法案の成立にも意欲を示していて、法案審議のため会期は12月前半までになる見通しです。

 こうした状況から、ある与党幹部が年内の解散について「ないだろう」との見通しを示すなど、与党内には日程的に困難だという見方が強まっています。(01日11:13)

最終更新:10/1(木) 12:16
TBS系(JNN)

5216名無しさん:2020/10/01(木) 17:09:55
>>4895

https://www.shikoku-np.co.jp/bl/digital_news/article.aspx?id=K2020091500000020800
岸田氏3票、菅氏1票 県選出議員4人の投票先
2020/09/15

 14日に行われた自民党総裁選で県選出の4人の国会議員のうち、平井卓也、大野敬太郎の両衆院議員は岸田文雄政調会長に、三宅…

https://news.line.me/issue/oa-shikokunews/3xnrptqeosgc
自民党総裁選 県関係国会議員動向 予備選は3氏に1票ずつ
2020年9月14日 16:28四国新聞
 安倍首相の後継を選ぶ自民党総裁選が14日午後、都内であり、県関係4人の国会議員は、平井卓也、大野敬太郎の両衆院議員は岸田文雄候補に、三宅伸吾参院議員は菅義偉候補に投票した。選管委員を務める磯崎仁彦参院議員は申し合わせにより、投票先を明らかにしなかったが、岸田候補に投票したとみられる。

 また、自民党県連(平井卓也会長)は同日、党総裁選で県連に配分された3票の投票先を決めるための党員・党友による予備選挙の結果を公表した。得票数に応じて3票の配分を決めるドント方式により、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長が各1票ずつ獲得した。トップは菅氏、2位は岸田氏、3位は石破氏だった。

5217名無しさん:2020/10/01(木) 22:15:25
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/964250
河井法相が辞表、内閣改造後2人目
妻・案里氏陣営に選挙違反疑惑浮上
2019年10月31日 午前8時51分

 河井克行法相(56)=自民、衆院広島3区=は10月31日、安倍晋三首相と官邸で会い、辞表を提出した。妻の案里氏が7月の参院選広島選挙区で初当選した際、運動員に法定の倍額に当たる日当3万円を支払った公選法違反疑惑が報じられ責任を取るべきだと判断した。

 河井法相は辞任の理由について、週刊誌報道を挙げ「法務行政への国民の信頼が損なわれてしまってはならないと考えた」と記者団に説明した。安倍首相は、法相の後任に森雅子元少子化担当相を充てる方針を決めた。関係者が明らかにした。

 9月の内閣改造後、閣僚辞任は公選法違反疑惑で事実上更迭された菅原一秀前経済産業相に続き2人目。安倍政権に大きな打撃となる。野党は安倍晋三首相の任命責任を厳しく問う。

 疑惑が事実なら公選法違反の運動員買収に当たる可能性がある。野党は、夫の河井法相が関与した可能性もあるとして追及するとみられる。

 10月31日発売の週刊文春によると、案里氏の選挙事務所が、7月の参院選で運動員13人に対し、日当として法定上限の1万5千円を超す3万円を支払った疑惑がある。案里氏の選挙活動は河井法相が事実上仕切っていたと指摘。2人の政治活動は一体化していたとの関係者証言も載せた。

 自民党は広島選挙区(改選定数2)で、現職だった岸田派重鎮の溝手顕正元国家公安委員長と、案里氏の2人を擁立。野党系無所属現職を含む三つどもえの激戦となり、溝手氏が落選した。

 河井法相は衆院当選7回。自民党の無派閥議員らでつくるグループ「向日葵会」の世話人で、菅義偉官房長官に近い。

5218名無しさん:2020/10/03(土) 02:08:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0105a4667245cf6abdeae66fd37c9152eb5bb553
菅首相「当面はコロナと経済」、衆院解散に慎重 公明代表と会談
10/2(金) 14:46配信

 菅義偉(すが・よしひで)首相は2日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、早期の衆院解散・総選挙に慎重な考えを示した。「新型コロナウイルス対応にしっかり取り組み、経済を回復軌道に乗せる。当面、それをやる」と述べた。会談後、山口氏が記者団に明らかにした。

 衆院議員の任期満了は来年10月21日。菅首相は「(あと)1年ちょっとですね」と述べ、解散の時期を慎重に見極める意向を示した。

 首相は不妊治療の経済的負担軽減に向け、早期の公的保険適用の実現に重ねて意欲を示し、携帯電話料金の引き下げやデジタル庁創設についても意見を交わした。

 首相と山口氏は菅政権発足後初めて昼食をとりながら会談した。山口氏が茨城県出身であることにちなみ、同県名産の納豆も添えられた。山口氏は「これからも2人で粘り強く対話を重ねながら、国民の期待に応えていきたい」と述べた。

5219名無しさん:2020/10/03(土) 02:46:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/63e954ee3b794329e0b251e01ada8eca2647f56b
自民の石破元幹事長が二階幹事長と会談 選挙区調整で協力要請
10/2(金) 18:59配信

 自民党の二階俊博幹事長と石破茂元幹事長は2日夜、東京都内のホテルで会食した。2人が会食するのは今年3月以来とみられる。二階派の林幹雄幹事長代理と石破派の山本有二元農相が同席した。

 二階派は9月の自民党総裁選で菅義偉首相を支持したが、石破氏側は2021年の任期満了に伴う総裁選を見据え、改めて関係構築を図りたい考え。石破氏は、9月の石破派パーティーで二階氏に講師を務めてもらったことに謝意を示し、石破派内の選挙区調整が必要な議員のため、協力も求めた。石破氏は会談後「党の議席が一つでも維持できるようにお願いした。衆院解散まで意思疎通を図っていくことが重要だ」と述べた。【立野将弘、野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0248e1207d2c4e076de4e50666ff309e8349aec
二階、石破氏が会食
10/2(金) 20:03配信

 自民党の二階俊博幹事長は2日夜、東京都内のホテルで石破茂元幹事長と会食した。

 先月開かれた石破派セミナーで二階氏が講演したことに対する謝意を伝えるため、石破氏側が呼び掛けた。両氏の会食は先の総裁選後初めて。

 総裁選をめぐり、石破氏は二階氏の支持を期待した経緯がある。次期衆院選をめぐる選挙区調整や今後の連携の可能性についても意見を交わしたとみられる。会食には林幹雄幹事長代理と山本有二元農林水産相が同席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/14d9a81927794e0d9d9cf48302daea1801f0da6d
二階、石破氏が会食 パーティー講師のお礼
10/2(金) 19:36配信

 自民党の二階俊博幹事長と石破茂元幹事長が2日夜、都内の日本料理店で会食した。石破氏が会長を務める石破派(水月会)が9月17日に開いたパーティーで、二階氏が講師を務めたことへの謝意を伝えるため石破氏が呼びかけた。

 石破派の山本有二元農林水産相(衆院比例四国)が地盤とする衆院高知2区は、二階氏に近い尾崎正直・前高知県知事が次期衆院選で出馬する意向を示しており、候補者調整も話題にあがったとみられる。

5220名無しさん:2020/10/03(土) 02:47:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6d7f7b7bd69e32a15d40402698f74ed008414a8
自民二階、石破氏が会食 総裁選後初、公認争い巡り議論か
10/2(金) 21:58配信

 自民党の二階俊博幹事長は2日夜、石破茂元幹事長と東京都内の日本料理店で会食した。両氏の会食は9月14日の党総裁選後、初めて。二階派の林幹雄幹事長代理と石破派の山本有二元農相が同席した。

 山本氏は次期衆院選を巡り、二階氏に近い尾崎正直・前高知県知事と衆院高知2区の公認を争っており、会食で候補者調整が話題となった可能性がある。終了後、石破氏は記者団に「誰がということでなく、党の議席を一つでも確保できるようお願いした」と語った。

 会食は、石破派が9月17日に都内のホテルで開いた政治資金パーティーで講演した二階氏に謝意を伝えるため、石破氏が呼び掛けた。

5221名無しさん:2020/10/03(土) 02:49:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/44cfc8ab5e6e79705db069b3703420e86c71f8a6
自民改憲本部、全派閥領袖が顧問就任へ 挙党態勢で改憲アピール
10/2(金) 23:10配信

 自民党憲法改正推進本部(衛藤征士郎本部長)が党内7派閥の領袖らを役員である顧問に起用する方向で検討していることが2日、分かった。各派の協力による挙党態勢を構築し、安倍晋三前首相が掲げ、菅義偉首相(党総裁)が継承すると表明した改憲実現に向け強い意欲をアピールする狙いがある。

 顧問は党幹部や憲法改正の議論にかかわってきたベテランを中心に構成してきた。党三役はこれまでも顧問を務め、今回も二階派(志帥会)を率いる二階俊博幹事長、佐藤勉総務会長、下村博文政調会長が就任する。

 加えて、最大派閥の細田派(清和政策研究会)会長で、衆院憲法審査会長就任が内定している細田博之元幹事長、竹下派(平成研究会)の竹下亘会長、石原派(近未来政治研究会)の石原伸晃会長を起用する。

 総裁選で菅首相と争った岸田派(宏池会)の岸田文雄会長、石破派(水月会)の石破茂会長も顧問に就く。麻生派(志公会)は、会長の麻生太郎副総理兼財務相が政府側のため、森英介元衆院憲法審会長が就任する予定。事務総長には、衆院憲法審査会の与党筆頭幹事を続投するとみられる新藤義孝元総務相の起用を予定している。

 顧問や副本部長などを含む役員は約20人に及ぶとみられる。副本部長には野田聖子幹事長代行、稲田朋美元政調会長、小渕優子元経済産業相、山谷えり子元拉致問題担当相、片山さつき元地方創生担当相と5人の女性を起用する方向だ。

 重厚な布陣について、党関係者は「自民党の『本気』を示す狙いがある」と解説する。一方、衛藤氏は野党との協力関係の構築も重視し、改憲論議に前向きとされる国民民主党の幹部と水面下で接触するなど、改憲の環境づくりに向け動き出しているという。

5222チバQ:2020/10/03(土) 10:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/f239bbf12ec8353fc56190593097acaa007b426e
菅政権、舞台裏で展開する「3大実力者」の暗闘




10/3(土) 5:41配信


 菅義偉政権発足から半月余りが経過した。「苦労人宰相」らしく、各方面にも目配りしたしたたかな陣容と支持率の高さで、「滑り出しは表向き順風満帆」(自民幹部)だ。

 しかし、舞台裏では、政権の3大実力者として並び立つ菅首相と麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長によるあつれきが顕在化しつつある。

 菅、麻生、二階3氏は安倍晋三前政権を支えた実力者だ。安倍氏にとって麻生氏は長年の盟友で、官房長官だった菅首相は頼れる女房役だったが、二階氏とは利害で手を結んだ関係で、安倍氏との個人的距離は3者3様だった。


■「菅・二階連合」に麻生氏の不満

 8月28日の安倍氏の突然の退陣表明を受けて、瞬く間に菅政権誕生の道筋をつけたのが二階氏だった。新政権の党・内閣人事でも同氏と二階派幹部らが要所を占め、政界では「菅・二階政権」との呼び名が定着しつつある。このため、もう1人の実力者である麻生氏との間であつれきが生じ、水面下で「菅・二階VS麻生」の権力闘争が始まっている。

 持ち前の権謀術数で菅政権づくりを主導した二階氏に対し、流れが決まった直後に細田博之元幹事長、麻生氏、竹下亘元総務会長という党内3大派閥領袖が、わざわざ共同記者会見を開いて二階氏を牽制した。「二階氏の思い通りにはさせない」という思惑の会見とされたが、逆に菅、二階両氏の連携強化につながったとの見方もあった。


 衆院解散時期でさまざまなうわさが飛びかう中、9月29日の総務会で決まった自民党人事では、選挙対策の要所を二階派議員がほぼ独占した。安倍前政権で幹事長に就任して以来、二階氏は野党議員を二階派に取り込んだり、次期衆院選の公認問題などで、各派領袖とあつれきを繰り返してきた。二階派を除く各派は「次期衆院選の公認権や資金配分は二階氏の独裁になる」(麻生派幹部)と警戒感を強めている。

 そうした中、この菅・二階連合に不満を隠さないのが麻生氏だ。安倍、麻生両氏にとって天敵だった石破茂元幹事長をポスト安倍レースで徹底的につぶすため、麻生氏は消去法で菅氏を担いだにすぎず、「(麻生氏にとって)菅氏はかねて目障りな存在」(側近)だったとされる。

 菅政権での党・内閣人事では、「麻生氏は表舞台から消える」(同)との情報も流れたが、「安倍政治の継承」という大義名分で麻生氏は居座った格好。菅氏とがっちり手を組んで幹事長留任を決めた二階氏とは対照的だった。

 麻生氏周辺では「本来なら菅首相の部下などありえない」(麻生氏周辺)との声が多かったが、安倍前首相と組んでキングメーカーを狙う麻生氏が「菅・二階連合に勝手なことはさせない」(同)ために政権の中枢にとどまったというのが真相とされる。


■地銀再編に麻生氏の牽制球

 菅政権発足直後の9月17日、麻生派議員の会合に出席した麻生氏は「菅(カン)政権は」と、いい間違いを繰り返した。普段から漢字の読み間違いなどが目立つ麻生氏だけに会場は笑いに包まれたが、同氏周辺は「わざと間違えたのでは」と苦笑した。

 菅首相は目玉政策として、携帯電話料金値下げやデジタル庁創設と並んで地方銀行の再編を打ち出している。麻生氏は9月16日夜の記者会見で「我々は金融政策を統制経済でやっているわけではない」と発言。担当大臣の麻生氏による「俺の領分に踏み込むな」(側近)という牽制球とみられている。

5223チバQ:2020/10/03(土) 10:20:04
 菅内閣発足時の支持率が歴代3位の高さとなった要因の1つが携帯料金値下げの公約だ。菅首相はそれを担当する総務相に、国家公安委員長兼行革・防災担当相の武田良太氏を充てた。この人事について、永田町では「麻生氏への嫌がらせ」(細田派幹部)との見方が少なくない。

 武田氏は「二階派の若頭」と呼ばれる武闘派で、麻生氏と同様に選挙区は福岡県だ。武田氏は、2019年4月の福岡県知事選で現職の小川洋知事の追い落としを狙って自民推薦の対抗馬を擁立した麻生氏に対し、二階幹事長の意向も踏まえて現職を支援し、圧倒的大差で対抗馬を叩き潰した中心メンバーだ。


 知事選での惨敗で、麻生氏の福岡県政界での影響力は大きく削がれ、逆に武田氏が存在感を増している。この福岡決戦では「菅官房長官(当時)も武田氏に加勢した」(地元県連)とみられるだけに、今回人事での武田氏の重用には「麻生氏の怒りは増すばかり」(麻生氏周辺)だとされる。

 麻生氏が菅政権樹立に協力したのは、「勝ち馬に乗って自らの影響力を維持し、大派閥の領袖として安倍前首相と組んでポスト菅レースの主導権を握るのが目的」(同)だったとみられている。安倍、麻生両氏は菅政権発足前後も密接に連絡を取り合っていたとされ、「2人とも、菅首相の独走を快く思ってはいない」(自民長老)との見方が多い。

 その一方で、菅首相と二階幹事長の連携は深まるばかりだ。ここにきて各メディアのインタビューをこなしている二階氏は、「菅政権は長期政権になる」「(2021年秋の自民総裁選は)今回勝ったものが100%、次も勝つ」などと力説。自民党内では「今後の政局は『菅・二階連合』で仕切るとの明確な意思表示」(閣僚経験者)と受け止められている。

 菅首相は10月1日付で、前共同通信論説副委員長の柿崎明二氏の首相補佐官起用を決めた。菅首相と同じ秋田県出身の柿崎氏は、政治記者として菅首相と親交を深める一方で、テレビのコメンテーターとして当時の安倍政権の不祥事などを厳しく追及してきた。政界では「過去に例のない政治記者の補佐官起用は、菅首相の安倍離れの象徴」(自民長老)と見る向きも少なくない。


■菅首相にとっての気がかりとは

 菅首相は10月1日、衆院議員会館の安倍事務所を訪れ、安倍前首相と会談した。菅首相は就任以来、アメリカのトランプ大統領をはじめ、主要国首脳との電話会談を続けている。安倍氏との会談後、「(各首脳から)シンゾーは元気かと聞かれたので、その内容も含めて(安倍氏に)報告した」と笑顔で語った。

 現職の首相が議員会館の事務所に前首相を訪ねるのは異例のことだ。首相周辺は「安倍前首相への敬意の表れ」と解説するが、会談はわずか9分間だった。「本来なら、夜にしかるべき席を設けてじっくり会談するはずなのに」(細田派幹部)といぶかる声もあがる。


 安倍氏は「急なバトンタッチだったが、菅さんには本当によくやっていただいている」と語ったとされるが、「麻生氏と同様に、安倍さんも内心は穏やかではなかったのでは」(安倍氏周辺)と勘繰る向きも少なくない。

 9月28日夜に都内のホテルで大々的に開催された細田派の政治資金パーティーでは、菅首相と安倍前首相が来賓席に並んで座ったが、「ほとんど視線を合わせなかった」(参加議員)とされる。このパーティーには無役になった岸田、石破両氏も含め、自民各派領袖や実力者が集結したが、麻生氏だけが欠席した。

5224名無しさん:2020/10/03(土) 10:20:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/f239bbf12ec8353fc56190593097acaa007b426e
菅政権、舞台裏で展開する「3大実力者」の暗闘
10/3(土) 5:41配信

 菅義偉政権発足から半月余りが経過した。「苦労人宰相」らしく、各方面にも目配りしたしたたかな陣容と支持率の高さで、「滑り出しは表向き順風満帆」(自民幹部)だ。

 しかし、舞台裏では、政権の3大実力者として並び立つ菅首相と麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長によるあつれきが顕在化しつつある。

 菅、麻生、二階3氏は安倍晋三前政権を支えた実力者だ。安倍氏にとって麻生氏は長年の盟友で、官房長官だった菅首相は頼れる女房役だったが、二階氏とは利害で手を結んだ関係で、安倍氏との個人的距離は3者3様だった。

■「菅・二階連合」に麻生氏の不満

 8月28日の安倍氏の突然の退陣表明を受けて、瞬く間に菅政権誕生の道筋をつけたのが二階氏だった。新政権の党・内閣人事でも同氏と二階派幹部らが要所を占め、政界では「菅・二階政権」との呼び名が定着しつつある。このため、もう1人の実力者である麻生氏との間であつれきが生じ、水面下で「菅・二階VS麻生」の権力闘争が始まっている。

 持ち前の権謀術数で菅政権づくりを主導した二階氏に対し、流れが決まった直後に細田博之元幹事長、麻生氏、竹下亘元総務会長という党内3大派閥領袖が、わざわざ共同記者会見を開いて二階氏を牽制した。「二階氏の思い通りにはさせない」という思惑の会見とされたが、逆に菅、二階両氏の連携強化につながったとの見方もあった。

 衆院解散時期でさまざまなうわさが飛びかう中、9月29日の総務会で決まった自民党人事では、選挙対策の要所を二階派議員がほぼ独占した。安倍前政権で幹事長に就任して以来、二階氏は野党議員を二階派に取り込んだり、次期衆院選の公認問題などで、各派領袖とあつれきを繰り返してきた。二階派を除く各派は「次期衆院選の公認権や資金配分は二階氏の独裁になる」(麻生派幹部)と警戒感を強めている。

 そうした中、この菅・二階連合に不満を隠さないのが麻生氏だ。安倍、麻生両氏にとって天敵だった石破茂元幹事長をポスト安倍レースで徹底的につぶすため、麻生氏は消去法で菅氏を担いだにすぎず、「(麻生氏にとって)菅氏はかねて目障りな存在」(側近)だったとされる。

5225チバQ:2020/10/03(土) 10:20:29
 就任以来、早朝から夜までさまざまな人物と面会して政権運営へのアドバイスを求める菅首相の政治手法は、周囲を側近で固めた安倍前首相とは対照的だ。縦割り行政打破などで矢継ぎ早に指示を出す菅流政治は、「長期本格政権への強い意欲の表れ」(閣僚経験者)と受け止められ、国民の支持も得ている。

 その菅首相にとって「唯一の気がかりは安倍、麻生両氏の存在」(自民長老)とみられている。安倍、麻生両氏はどちらも祖父が首相という政界の超名門のエリート。「ゼロからのたたき上げ」を自認する菅、二階両氏とは対極的な存在だ。衆院解散や自民党総裁選が軸となるこの先1年の政局展開では、「菅・二階たたき上げ連合に、安倍・麻生エリート盟友コンビがどう対抗していくか」(同)が最大の見どころとなりそうだ。


泉 宏 :政治ジャーナリスト

5226名無しさん:2020/10/03(土) 10:24:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b257e6180b7943c6367a349f43478cc3b9b28815
安倍前首相、そろり再始動 影響力、菅内閣でも
9/29(火) 7:13配信

 自民党の安倍晋三前首相は28日、東京都内で開かれた出身派閥の細田派のパーティーに出席し、壇上に上がってあいさつした。

 歴代最長を記録した政権運営への協力に謝意を示し、今後も政治活動を続けていくことに意欲を表明。首相官邸を離れて以降、表舞台に出ていなかったが、退陣表明からちょうど1カ月がたったのに合わせて再始動した格好だ。

 「一議員としてしっかり菅政権を支えながら、日本のためにこれからも頑張りたい」。安倍氏はパーティーでこう強調。「菅義偉首相に立派に後を引き継いでもらい、本当に安心している」と語った。自身の体調にも触れ、「だいぶん薬が効き、回復しつつある」と説明した。

 安倍氏は先月28日、持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に辞任を表明した。その後、菅首相就任までの約半月は各国首脳に退陣を伝える電話会談など残りの職務に当たっていたが、16日の内閣総辞職以降は体力の回復に専念。一部メディアのインタビューに応じる程度の活動にとどめていた。

 複数の関係者によると、安倍氏は従来の飲み薬に代わる新しい点滴薬の効果で「体調はほぼ回復した」。趣味のゴルフに近く出掛ける計画もあるという。

 完全に復調すれば、国際的な知名度や外国首脳とのパイプを生かし、特使などとして外交面で菅政権を支える考えとみられる。細田派には当分戻らない意向というが、宿願の憲法改正を目指して保守系の議員らとの連携にも力を入れる見通しだ。

 先の自民党総裁選で安倍氏は「意中の候補」を公にしなかった。だが、舞台裏では「菅氏が望ましい」と語っており、こうした意向が漏れ伝わって菅氏優位の流れが固まった。総裁として国政選挙6連勝の実績は発言力につながる。退任直前に内閣支持率が急上昇し、国民に「NO」を突き付けられながら官邸を去る形にならなかったこともあり、菅政権でも一定の影響力を発揮しそうだ。

5227名無しさん:2020/10/03(土) 10:25:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/15307f64f2d7bdefda3955ffb76b51f52c443179
菅義偉首相の卓越した「政治力」の原点をご存知か
10/3(土) 7:01配信

「商工族のドン」
 第99代内閣総理大臣の座を射止めた菅義偉首相の卓越した「政治力」の原点を探ってみたい――。

 菅氏の政治キャリアを遡る。

 1975年:衆院議員の故・小此木彦三郎元通商産業相の秘書(83年12月に第2次中曽根内閣の同通産相秘書官)、87年:横浜市議会選挙に出馬、初当選(市議を2期務める)、96年:衆院選立候補、初当選(以降8回当選)、98年:自民党総裁選挙で故・梶山静六元官房長官を支援(梶山氏共々、同党小渕派・平成研を離脱)、2002年:国土交通大臣政務官(第1次小泉内閣)、03年:経済産業大臣政務官(小泉第2次改造内閣)、05年:総務副大臣(第3次小泉改造内閣)、06年:総務相(第1次安倍内閣)、08年:自民党選対副委員長(麻生内閣)、12年9月:自民党幹事長代行(野田第2次改造内閣)、同12月:官房長官(第2次安倍内閣)。

 衆院神奈川2区から国政選挙に打って出て初当選した96年10月総選挙以降の10年間弱のキャリアパスで看過すべきではないのが国交政務官と経産政務官の2回の政務官経験である。

 これまでマスコミが殆ど指摘していないことだ。先ず、後者の経産大臣政務官。55年体制下の自民党では「族議員」という言葉が永田町・霞が関も含めて日常的に使われていた。その意味では、菅氏は03年前後の自民党で当時の用語「商工族」であった。事実、自民党政務調査会(通称「政調会」)経済産業部会の副部会長を経て政務官に起用された。

 当時の自民党政調会経産部会には、部会長代理の山口泰明氏(現選対委員長)、副部会長の梶山弘志氏(現経済産業相)、平井卓也氏(現デジタル・IT政策相)がいた。因みに、菅氏の「政治の師匠」梶山静六氏は「商工族のドン」と言われた。まさに菅氏は梶山氏のDNAを引き継いでいるのである。

「建設族のドン」
 次は、前者の国交大臣政務官。菅氏はこのポストに就く前に政調会国交部会の副部会長を務めているのだ(当時の部会長代理が吉川貴盛前農林水産相・二階派で、同氏は菅氏が総裁選立候補に当たっての推薦人)。族議員と言う観点で言えば、菅氏は「建設族」(現代風で言えば「国土族」)でもあったのだ。それを理解するには横浜市議時代に戻る必要がある。

 80年代後半から90年代後半当時の横浜市政については、高秀秀信横浜市長の存在なくして語れない。90〜02年3期市長を務めた高秀氏は北海道夕張出身で北大工学部土木工学科卒業後の52年に旧建設省入省。建設事務次官まで上り詰めた高秀氏は退任後、86年に水資源開発公団総裁に就任した。

 当時の「建設族のドン」は言うまでもなく金丸信元副総裁(故人)だ。因みに、竹下改造内閣の建設相が小此木彦三郎氏であり、建設政務次官は後に小渕内閣の官房長官になる野中広務氏だった。

 そろそろ登場人物が出揃ったようだ。金丸、小此木氏ら建設族のボスたちは高秀公団総裁に国政選挙出馬を打診したのだが、なぜか同氏が横浜市長に固執したという経緯がある。

 高秀市長は全国市長会長も務めている超大物市長である。神奈川県政にも大きな影響力を持つ小此木氏や横浜港の「ハマのドン」藤木幸夫・藤木企業社長にも通じていた高秀氏が菅市議を高く評価、支援したというのだ。

5228名無しさん:2020/10/03(土) 10:27:19
>>5227

パズルは次々に埋まっていく
 菅首相の懐刀とされる和泉洋人首相補佐官(76年旧建設省)は横浜市出身であり、市議時代からの菅氏の知己である。和泉氏も東大工学部都市工学科卒業であり、高秀氏同様に旧建設省には技官として入省している。年次は遥かに下であるが和泉氏は高秀市長から菅市議を紹介されたに違いない。

 こうしてパズルは次々に埋まっていく。菅首相の政治力の起点は商工族であり、建設族にあると言っていい。次の契機は05年11月に第3次小泉改造内閣の竹中平蔵総務相のもとで総務副大臣に就いたことである。

 経済財政・IT担当相も務めた“口八丁手八丁”の竹中氏との出会いが、良くも悪くも、菅首相の今日の規制改革、デジタル・IT政策、金融政策などへの強い志向の萌芽となったのではないか。「政治のなぜ」の解を求めるのは時計の針を巻き戻すことが必要なのだ。

歳川 隆雄(ジャーナリスト)

5229名無しさん:2020/10/03(土) 10:27:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec9e1fe17392a96d2cb1e20b7aec56c87039e97f
自民、競合選挙区の調整本格化 解散備え選対幹部現地入り
10/3(土) 7:11配信

 自民党の山口泰明選対委員長は2日、高知市で党県連幹部と会い、衆院高知2区で競合する石破派現職と二階派新人の処遇について意見を聴取した。

 来週には新潟入りする予定で、衆院解散・総選挙に備え、候補者調整を本格化させている。

 山口氏は会合後、記者団に「2区についていろいろ聞いたのでそれを踏まえて判断したい」と語った。今後、競合区を抱える地方組織を順次訪問し、調整を急ぐ考えだ。

 高知2区は、前回衆院選で敗れ比例代表で復活した石破派の山本有二元農林水産相が現職。県連は二階派常任参与の尾崎正直前高知県知事の公認を求めている。山本氏は比例名簿の上位登載なら小選挙区を譲る構えだが、四国ブロックの比例定数は6のみ。他の候補者の反発を招く可能性がある。

 新潟では1区の石崎徹氏(無派閥)に対し、麻生派が塚田一郎元参院議員の擁立を画策。2区は細田派の細田健一氏と、旧民進党出身で二階派の鷲尾英一郎氏が火花を散らしている。

 小選挙区で一本化が必要なのは約10。そのうち6選挙区に二階派が絡んでいる。公認権を握る二階俊博幹事長が勢力拡大を狙っているためだ。静岡5区で現職を抱える岸田派は「絶対にうちが取る」(ベテラン)と反発しているが、新潟2区などに現職がいる細田派の閣僚経験者は「決定権は二階氏にある」とあきらめ顔だ。

 同じ派閥で競合するケースもある。徳島1区の後藤田正純氏と前回純粋比例の福山守氏は、共に石破派に所属。党内からは「派内の調整さえできないのか」と、石破茂元幹事長の指導力を疑問視する声が出ている。

5230名無しさん:2020/10/03(土) 10:31:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/1258114b57280e81d993fe3dc9b63e062fa28f6b
案里被告が「幹事長から預かった」 現金授受の県議証言
10/3(土) 10:10配信

 昨年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(買収)の罪に問われた参院議員の河井案里被告(47)の公判が2日、東京地裁であった。検察側の証人として出廷した岡崎哲夫・広島県議(65)は、案里議員が「(自民党)幹事長から預かった」として現金を渡してきたと証言した。

 岡崎氏の証言によると、案里議員が現金30万円入りの封筒を渡してきたのは、昨年3月、無投票で当選が決まった翌日。封筒を差し出しながら「当選おめでとうございます。(自民党の)二階(俊博)幹事長から預かってきた」と言ったという。

 ただ、岡崎氏は「(幹事長の件は)ブラックジョークだと思った」と説明。その上で「(お金は)当選祝いと思ったが、参院選の支援依頼も頭をよぎった」とした。案里議員の夫の元法相で衆院議員の克行被告(57)からも、現金20万円を受け取ったという。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b284e533063533297eb9c5037064d122f1d6573
来年の総裁選見据え?石破氏と二階幹事長が意見交換
10/3(土) 10:20配信

 自民党の総裁選挙に敗れた石破元幹事長が二階幹事長と会談し、次の衆議院選挙に向けて意見交換を行いました。

 自民党・石破元幹事長:「いつ解散があるか分からないけれど、その時までお互いが意思の疎通をできるだけ図っていく」
 会合は石破元幹事長からの呼び掛けで行われ、石破派の山本元農林水産大臣と二階派の林幹事長代理が同席しました。次の衆議院選挙に向けた選挙区調整について話し合われ、自民党の議席を減らさないよう工夫していくことで一致しました。石破派内に「ポスト菅」を視野に派閥拡大を望む声があり、二階派との会合は来年の総裁選に向けて臆測を呼びそうです。

テレビ朝日

5231名無しさん:2020/10/03(土) 18:41:02
https://mainichi.jp/articles/20201001/k00/00m/010/111000c
細田派、分裂回避へ「安倍氏復帰」待望論 首相への「再々登板」求める声も
会員限定有料記事 毎日新聞2020年10月1日 12時15分(最終更新 10月1日 12時25分)

 自民党の細田派(清和政策研究会、98人)で、2012年の首相就任を機に同派を離脱した安倍晋三前首相の派閥復帰を待望する声が高まっている。9月の総裁選では派内の意見集約に手間取り、菅義偉首相への支持表明が遅れ、閣僚・党役員人事で満足のいく結果を得られなかった。党内最大派閥だがまとまりを欠く同派を完全に掌握できるのは安倍氏のみとの見方は強い。安倍氏は待望論に応えるのだろうか。

 「お辞めになった最初の月曜だったと思うが、安倍先生に『ご苦労様』と言ったんです。その時に『安倍さんはいつ(派閥に)帰られるんですか。細田(博之)会長も疲れ果てておられます』と(も言った)」。9月28日、東京・芝公園のホテルで開かれた細田派の政治資金パーティー。あいさつに立った元清和研会長の森喜朗元首相は、体調を戻した安倍氏に派閥復帰を促したエピソードを披露した。

5232名無しさん:2020/10/03(土) 18:49:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b99c88d6cbebd25c65537b0962551665c78f09e4
石破氏が二階幹事長と会談 次の衆院選に向けた選挙区調整について協議
10/3(土) 11:05配信

 「いつ解散があるか分からないけれど、その時までお互いが意思の疎通をできるだけ図っていく」。自民党の総裁選挙に敗れた石破元幹事長が二階幹事長と会談し、次の衆議院選挙に向けて意見交換を行った。

 会合は石破元幹事長からの呼びかけで行われ石破派の山本元農水大臣と二階派の林幹事長代理が同席した。次の衆議院選挙に向けた選挙区調整について話し合われ、自民党の議席を減らさないよう工夫していくことで一致した。

 石破派内には「ポスト菅」を視野に派閥拡大を望む声があり、二階派との会合は来年の総裁選に向けて憶測を呼びそうだ。(ANNニュース)

5233名無しさん:2020/10/03(土) 19:34:06
https://www.asahi.com/articles/ASNB253MPN9YUTFK002.html
余裕見せる新政権の立役者 認めなかった「ポスト安倍」
有料会員記事
清宮涼、明楽麻子
2020年10月3日 11時00分

 自民党総裁選で最も激しく火花を散らしたのは、菅義偉氏を支持した派閥同士だったかもしれない。

 9月2日夕、主要3派閥の領袖(りょうしゅう)がそろって会見を開いた。

 安倍政権を支え続けたキーマンで、麻生派(54人)を率いる麻生太郎副総理兼財務相、党内最大派閥の細田派(98人)会長の細田博之元幹事長、そして竹下派(54人)会長の竹下亘元総務会長の3人。表向きは総裁選に出馬する菅氏への支持を表明するための会見だったが、3派側の幹部の一人は「菅氏に3派の存在感を示すことが大事だった」と証言。菅氏に立候補を促して早々と勝利の流れをつくった二階俊博幹事長への対抗心は隠しようもなかった。

 麻生氏は、会見に二階派が同席していないことを問われて素っ気なく言った。「あそこはもう支持を表明しておられますから」

 一方、事前に会見の開催を知った二階派の河村建夫元官房長官は麻生氏に「菅さんを応援する気持ちは同じ。主導権争いをやっていると余計な臆測を呼ぶ」と電話で申し入れた。二階氏に近い党幹部は「幹事長を代えろということか」と不快感をあらわにするなど、両陣営の確執は熱を帯びていく。

 それでも、菅政権誕生の立役者である二階氏の優位は明らかだった。3派会見の当日、二階氏は周囲にこう言って「勝者の余裕」を見せつけた。

 「遅れてきたお客さんいらっしゃいだ」

夏前に「菅が一番いいだろう」
 菅氏擁立の動きは6月にさかのぼる。6月17日、東京都港区の中華料理店「富麗華」に二階氏と側近の林幹雄幹事長代理、森山裕・国対委員長、菅氏が集まった。

 食事が一段落した後に、二階氏…

5234名無しさん:2020/10/03(土) 21:54:58
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201809030000444.html
参院竹下派の三原じゅん子氏が安倍首相支持
[2018年9月3日13時5分]

自民党の三原じゅん子参院議員が、党総裁選(9月7日告示、20日投開票)で、安倍晋三首相を支持することが3日、分かった。

三原氏は、石破茂元幹事長の支持を決めた参院竹下派(21人)に所属しているが、3日午後、都内で開かれた首相陣営の総決起大会に出席した。

参院竹下派による石破氏への支持が、決して「一枚岩」ではないことになる。

5235名無しさん:2020/10/04(日) 00:05:59
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-220053.html
島村氏、三原氏らが出馬要請 菅氏「2日に出馬表明する」
自民党総裁選
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年9月2日(水) 05:00

菅氏との面会後に取材に応じた島村大氏(左端)や三原じゅん子氏(右から2人目)ら=衆院第2議員会館

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選を巡り、菅義偉官房長官(衆院2区)に近い同党無派閥の参院議員有志グループが1日、国会内で菅氏と面会し、出馬を要請した。菅氏は「2日夕方に出馬表明する」と応じたという。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200901/k10012595041000.html
自民党総裁選 無派閥の議員が菅官房長官と面会「支える」
2020年9月1日 17時35分

自民党の無派閥の参議院議員11人は、菅官房長官と議員会館の事務所で面会したあと、そろって記者会見しました。

議員らが「身を粉にして支える。菅総理大臣誕生のために戦っていきたい」と伝えたのに対し、菅氏は「さまざまな方から『あなたしかいない』と要請を受ける中で決断した。あすの夕方、立候補を表明する」と応じたということです。

菅氏に立候補を要請した島村大参議院議員は「安倍総理大臣がこういう形で辞めることは、そばで見ていた菅官房長官がいちばん悔しい思いをしていると思う。政治空白を作らず継続したいという気持ちを痛感した」と述べました。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091500236
自民総裁動静(9月15日)
2020年09月15日23時16分

 午前6時43分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。
 午前6時44分から同7時19分まで、東京・赤坂周辺を散歩。同24分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で秘書官と打ち合わせ。
 午前8時27分、同ホテル発。同29分、官邸着。
 午前10時4分から同21分まで、閣議。
 午前11時50分、官邸発。同52分、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京着。同ホテル内の中国料理店「花梨」で報道各社と懇談。
 午後0時34分、同ホテル発。
 午後0時40分、衆院第2議員会館着。
 午後0時49分、同所発。
 午後0時52分、自民党本部着。同54分、佐藤勉氏ら同党新役員呼び込み。
 午後1時30分から同43分まで、同党臨時総務会。同2時4分から同10分まで、同党役員会。
 午後2時17分、同所発。同20分、衆院第2議員会館着。
 午後2時33分、同所発。同35分、官邸着。
 午後3時25分、官邸発。同26分、国会着。同28分、常任委員長室へ。
 午後3時29分から同41分まで、山口那津男公明党代表と与党党首会談。二階俊博自民党幹事長、斉藤鉄夫公明党幹事長ら同席。同43分、同室を出て、同44分、自民党総裁室へ。山口泰明同党新選対委員長と面会。同51分、同室を出て、同52分、国会発。同55分、衆院第2議員会館着。同57分から同4時10分まで、島村大同党参院議員。同21分、同所発。同23分、官邸着。
 午後6時25分、官邸発。同27分、衆院第2議員会館着。
 午後6時35分、同所発。
 午後6時41分、東京・紀尾井町のホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」着。
 午後6時55分、同ホテル発。同59分、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京着。同ホテル内のミーティングルームで加藤勝信厚生労働相と面会。
 午後8時12分、同ホテル発。同18分、官邸着。
 午後9時1分、官邸発。同5分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後11時現在、同議員宿舎。来客なし。

5236名無しさん:2020/10/04(日) 00:21:31
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1111/
菅官房長官に日歯連からの「3000万円迂回献金」発覚! 新聞・テレビはなぜ報じないのか
リテラ2015年5月18日 22:30

 ゴールデンウィークのはざまの4月30日、東京地検特捜部が「日本歯科医師連盟」(日歯連)の家宅捜索に入り、同団体の会長・高木幹正氏の任意聴取を開始しているという。容疑は政治資金規正法違反の迂回献金。

 日本歯科医師会の政治団体である日歯連は自民党の金権政治の温床で、10年前の日歯連事件では、村岡兼造元官房長官ら国会議員、官僚が多数逮捕されている。しかも、第2次安倍政権になって日歯連と自民党の不透明な癒着が復活し、さまざまな疑惑が取り沙汰されていた。

 そんな最中のガサ入れだったため、すわ大型疑獄に発展か?と色めき立つ永田町関係者もいたが、今回の特捜部の捜査対象は日歯連の組織候補の石井みどり自民党参院議員と西村正美民主党参院議員という小物二人。石井議員に政治資金規正法の寄付制限を超える9500万円を献金するために、同じ組織内候補の西村議員の後援会を経由したというものだ。

 しかし、ここにきて、この日歯連をめぐって重大な疑惑が発覚した。政権の要・菅義偉官房長官への迂回献金疑惑を「週刊ポスト」(小学館)5月29日号がスクープしたのだ。

 そもそも、菅官房長官は現在、特捜部の事情聴取を受けている日歯連の高木会長ときわめて近い関係にある。高木会長は今年2月、日歯連の母体である日本歯科医師会の会長選挙に立候補したが、その際も菅官房長官は高木会長の支援集会に、こんな推薦メッセージを送っている。

「健康長寿社会の実現に向けて国を挙げて取り組む中、歯科口腔保険の推進はとても大切です。その重要性をずっと我々政府、与党に訴え続けてこられたのが、日本歯科医師連盟の高木幹正さんです」

 また、この支援集会には、菅氏と近い飯島勲内閣参与が名代として出席し、挨拶に立った日歯連出身の自民党参院議員・島村大氏も「(日歯連で)内閣官房と緊密な連携をとれる人は高木氏以外にいない」と、菅官房長官との近さをアピールしたほどだ。

 その菅官房長官に、不審な金の流れがあったのは先の参院選直前の2013年6月のこと。くだんの高木会長の支援集会であいさつに立った島村議員から当時、菅官房長官が会長を務めていた自民党神奈川県連に3000万円もの金が寄付されていたのだ。

 実はこの年、島村氏には日歯連から1500万円、その他歯科医師団体などから1540万円、合計3040万円の歯科医師団体からの寄付があった。それがそっくりそのまま菅官房長官に流れた可能性が高いのだ。

 島村議員は日歯連出身で、参院選では神奈川選挙区の自民党公認候補。候補を決めたのが県連会長を務める菅氏だった。しかし、日歯連が当時、公式に支援を決めた組織内候補は、特捜部が捜査対象としている石井みどり参院議員だけで、その石井議員にも日歯連は同年、1147万円しか寄付していない。

「ポスト」は、島村氏にだけこんな巨額の寄付をするというのはあまりに不自然だとしたうえで、こう指摘する。

「島村氏の支部が日歯連と地域の歯科医師連盟などから集めた約3000万円は最初から島村氏ではなく、公認でお世話になった県連と、その会長である菅長官への日歯連側からの上納金だったのではないか」

 しかも、菅官房長官はこうした献金の見返りとして、今年2月の日本歯科医師会会長選挙で、高木氏を全面支援したと考えられる。

 まさに、特捜部が今、捜査を進めている石井議員の迂回献金疑惑の本丸、ともいえる疑惑ではないか。

 ところが、この「ポスト」のスクープに、新聞、テレビなどの大マスコミはまったく反応しなかった。一応、官房長官会見でテレビカメラが外れた後に一社から質問が出たようだが、菅氏が「事実無根」と否定すると、それきり。新聞は一行たりとも書いていないし、テレビも一秒たりとも報道していない。

「『報道ステーション』が古賀(茂明)さんを降ろしたケースでよくわかるように、新聞、テレビが一番恐れているのが、菅官房長官なんです。安倍さんの場合はキレて口撃をしかけてくるからまだわかりやすいですが、菅さんは裏でいろんな仕掛けをしてくる。新聞、テレビは菅さんに睨まれたらどんな報復を受けるか分からない、と政策批判さえ口にできない状態ですから、スキャンダルなんてやれるはずがない」(政治部記者)

 なんとも情けない話だが、安倍政権が続く限り、政治家の疑惑追及なんて夢のまた夢、ということだろう。(田部祥太)

5237名無しさん:2020/10/04(日) 00:22:35
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1553/
菅官房長官と逮捕された「日歯連」高木前会長の関係、そして迂回献金疑惑...新聞・テレビはなぜ報道しないのか
リテラ2015年10月4日 16:00

 日本歯科医師連盟(日歯連)の迂回献金事件をめぐる東京地検特捜部の捜査が本格化してきた。9月30日には、日歯連の前会長・高木幹正と、当時の会計責任者で前副理事長、村田憙信、元会長の堤直文の3人が逮捕され、今後は政界へ捜査が波及するのか注目を集めている

 捜査対象になっているのは、日歯連からの迂回献金で寄付制限を超える9500万円を受け取った自民党の石井みどり議員と、その石井議員への迂回献金で名義を貸していた民主党・西村正美議員。

「西村議員はすでに事情聴取が行われましたが、どうやら名義を勝手に使われていただけで、刑事訴追される可能性は低そうです。一方、これから事情聴取が行われる石井議員は、政治資金規正法違反に問われる可能性がある」(全国紙社会部記者)

 だが、日歯連ではこの2人だけでなく、迂回献金が常態化しており、さまざまな政治家の名前が取りざたされている。

 なかでも疑惑が濃厚なのは、安倍政権の要である菅義偉官房長官だ。菅官房長官は逮捕された日歯連・高木前会長と非常に親しい関係にあり、2013年に3000万円の迂回献金を受け取っていた疑惑が浮上しているのだ。

 実は、この問題については「週刊ポスト」(5月29日号)が報道。本サイトも記事にしているが、その疑惑はただの噂レベルではなく、政治資金収支報告書からも読み取れる明らかなものだった。

 ところが、新聞・テレビは定例会見で、菅官房長官から「事実無根」と完全否定され、「報道した週刊ポストに法的手段を考えている」とすごまれると、一切、記事にせず、そのまま沈黙してしまったのだ。

 菅官房長官の疑惑とはいったいどういうものなのか。そして、なぜ、新聞・テレビは黙ってしまうのか。当時の記事を再録したのでぜひ読んでほしい。
(編集部)

5238名無しさん:2020/10/04(日) 00:22:46
>>5237

***********************

 ゴールデンウィークのはざまの4月30日、東京地検特捜部が「日本歯科医師連盟」(日歯連)の家宅捜索に入り、同団体の会長・高木幹正氏の任意聴取を開始しているという。容疑は政治資金規正法違反の迂回献金。

 日本歯科医師会の政治団体である日歯連は自民党の金権政治の温床で、10年前の日歯連事件では、村岡兼造元官房長官ら国会議員、官僚が多数逮捕されている。しかも、第2次安倍政権になって日歯連と自民党の不透明な癒着が復活し、さまざまな疑惑が取り沙汰されていた。

 そんな最中のガサ入れだったため、すわ大型疑獄に発展か?と色めき立つ永田町関係者もいたが、今回の特捜部の捜査対象は日歯連の組織候補の石井みどり自民党参院議員と西村正美民主党参院議員という小物二人。石井議員に政治資金規正法の寄付制限を超える9500万円を献金するために、同じ組織内候補の西村議員の後援会を経由したというものだ。

 しかし、ここにきて、この日歯連をめぐって重大な疑惑が発覚した。政権の要・菅義偉官房長官への迂回献金疑惑を「週刊ポスト」(小学館)5月29日号がスクープしたのだ。

 そもそも、菅官房長官は現在、特捜部の事情聴取を受けている日歯連の高木会長ときわめて近い関係にある。高木会長は今年2月、日歯連の母体である日本歯科医師会の会長選挙に立候補したが、その際も菅官房長官は高木会長の支援集会に、こんな推薦メッセージを送っている。

「健康長寿社会の実現に向けて国を挙げて取り組む中、歯科口腔保険の推進はとても大切です。その重要性をずっと我々政府、与党に訴え続けてこられたのが、日本歯科医師連盟の高木幹正さんです」

 また、この支援集会には、菅氏と近い飯島勲内閣参与が名代として出席し、挨拶に立った日歯連出身の自民党参院議員・島村大氏も「(日歯連で)内閣官房と緊密な連携をとれる人は高木氏以外にいない」と、菅官房長官との近さをアピールしたほどだ。

 その菅官房長官に、不審な金の流れがあったのは先の参院選直前の2013年6月のこと。くだんの高木会長の支援集会であいさつに立った島村議員から当時、菅官房長官が会長を務めていた自民党神奈川県連に3000万円もの金が寄付されていたのだ。

 実はこの年、島村氏には日歯連から1500万円、その他歯科医師団体などから1540万円、合計3040万円の歯科医師団体からの寄付があった。それがそっくりそのまま菅官房長官に流れた可能性が高いのだ。

 島村議員は日歯連出身で、参院選では神奈川選挙区の自民党公認候補。候補を決めたのが県連会長を務める菅氏だった。しかし、日歯連が当時、公式に支援を決めた組織内候補は、特捜部が捜査対象としている石井みどり参院議員だけで、その石井議員にも日歯連は同年、1147万円しか寄付していない。

「ポスト」は、島村氏にだけこんな巨額の寄付をするというのはあまりに不自然だとしたうえで、こう指摘する。

「島村氏の支部が日歯連と地域の歯科医師連盟などから集めた約3000万円は最初から島村氏ではなく、公認でお世話になった県連と、その会長である菅長官への日歯連側からの上納金だったのではないか」

 しかも、菅官房長官はこうした献金の見返りとして、今年2月の日本歯科医師会会長選挙で、高木氏を全面支援したと考えられる。

 まさに、特捜部が今、捜査を進めている石井議員の迂回献金疑惑の本丸、ともいえる疑惑ではないか。

 ところが、この「ポスト」のスクープに、新聞、テレビなどの大マスコミはまったく反応しなかった。一応、官房長官会見でテレビカメラが外れた後に一社から質問が出たようだが、菅氏が「事実無根」と否定すると、それきり。新聞は一行たりとも書いていないし、テレビも一秒たりとも報道していない。

「『報道ステーション』が古賀(茂明)さんを降ろしたケースでよくわかるように、新聞、テレビが一番恐れているのが、菅官房長官なんです。安倍さんの場合はキレて口撃をしかけてくるからまだわかりやすいですが、菅さんは裏でいろんな仕掛けをしてくる。新聞、テレビは菅さんに睨まれたらどんな報復を受けるか分からない、と政策批判さえ口にできない状態ですから、スキャンダルなんてやれるはずがない」(政治部記者)

 なんとも情けない話だが、安倍政権が続く限り、政治家の疑惑追及なんて夢のまた夢、ということだろう。(田部祥太)

5239名無しさん:2020/10/04(日) 00:23:21
https://news.livedoor.com/article/detail/17104204/
<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第17回>

 9月11日に行われた内閣改造、意外な人物が経済産業大臣に抜擢された。菅原一秀衆議院議員、当連載で何度も取り上げてきた問題議員の一人だ。入閣待機組に名前が挙がってはいたが派閥に属しておらず入閣の可能性は低いと見られていた。では今回の組閣でなぜ無派閥の菅原が初入閣を果たせたのか、見え隠れするのは菅義偉官房長官の思惑だ。

◆多数閣僚入りした統一教会関係議員

 第4次安倍再改造内閣で新たに閣僚として就任した顔ぶれをみると、これまで本連載で取り上げてきた議員の名が散見できる。当該閣僚と統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係を以下に列記する。

・武田良太 国家公安委員長・防災・行革担当大臣
 2017年2月に韓国で開かれた世界平和国会議員連合(IAPP)の総会で韓鶴子から“国家復帰”指令を受け、同年7月には同教団による外遊議員団の一員として渡米。昨年10月、国際勝共連合50周年大会に出席

・竹本直一 IT政策・科学技術担当大臣
 2016年11月、世界平和国会議員連合日本創設式典の晩さん会に出席、翌17年7月、統一教会国会議員団の一員として米外遊

・萩生田光一 文部科学大臣
 2014年10月、八王子市民ホールで開催された統一教会会長教団会長の講演会に来賓出席し祝辞

・加藤勝信 厚生労働大臣(再任)
 2018年7月、厚労大臣として岡山の教団1万人信者大会に秘書を代理出席

・衛藤晟一 沖縄・北方・一億総活躍大臣
 2014年1月、教団関連団体・世界戦略総合研究所の定例会で講演し参議院議員会館使用の便宜

・田中和徳 復興大臣
 2016年10月、川崎駅での駅頭で教団機関紙・世界日報を配布。翌17年5月、教団北米会長一行と自民党本部で会談

・菅原一秀 経済産業大臣
 2017年
 3月、世界平和女性連合に政治活動費から会費1,5万円を支払い
 10月、衆院選で統一教会青年信者運動員活用疑惑
 11月、教団2世組織 ・勝共UNITEが永田町の星稜会館(*編集部注:初回配信で広陵会館とあったのは正しくは星陵会館でした。訂正いたします。2019年11月12日16時40分)で開催した「改憲実現2020大会」に出席し信者を激励
〈参照:統一教会イベントで2世信者を激励した議員に「信者運動員使用」疑惑浮上。本人を直撃|HBOL〉

 これまでの安倍政権の組閣では数人の統一教会系議員が閣僚に登用されてきたが、今回の閣僚人事は“異常”と呼んで差し支えないレベルで同教団への貢献度が高い議員が登用されている。

◆新経産相就任前に行われた取材者への虚偽刑事告訴

 今回の人事で筆者が注目したのは経産相に抜擢された菅原一秀だ。今年6月から7月にかけ、菅原の政治家としての資質が問われる“事件”が立て続けに起こった。

 菅原及びそのスタッフは確認できただけでこの数年来継続して有権者への顔写真付きカード型カレンダーの配布を行ってきた。カレンダー配布が公職選挙法に抵触する可能性を指摘した筆者のツイートが6月中旬、カレンダーの画像ごと削除、アカウントもロックされた。何者かが規約違反としてツイッター社へ虚偽通報を行ったのだ。

 菅原の関与を疑った筆者が菅原の地元事務所へ問い合わせると、電話口の秘書は折り返しの連絡をすると言ったきり居留守を続けた。そこで直接、取材申し入れのために筆者とジャーナリストの藤倉善郎氏が同事務所を訪れると、連絡を受けた国会事務所の秘書が110番通報を行い警察が出動する事態に。これら一連の経緯について藤倉氏との連名で公開質問状を出したところ、菅原議員サイドは建造物侵入での刑事告訴を仕掛けてきたという流れだ。
〈参照:公職選挙法違反疑惑を指摘のジャーナリストを国会議員事務所が警察に虚偽通報か|HBOL〉

5240名無しさん:2020/10/04(日) 00:23:49
>>5239

〈参照:「建造物侵入罪」濫用で狭められる報道の自由|HBOL〉

 一連の菅原議員側の対応は、取材の申し入れに対し虚偽の刑事告訴で応じるというおよそ公人が採る手段とは思えないものであり、立法に関わる国会議員が既存の法制度を使い取材者を虚偽の罪状で陥れようと画策したことは看過できない事態だ。

 今回の菅原の入閣は、取材や報道の自由、国民の知る権利を権力でねじ伏せようと画策する政治家に更なる権力を持たせたということに他ならない。

◆菅官房長官への信奉をアピールしていた菅原議員

 では菅原の閣僚抜擢の背景には何があったのか。菅原は平成15年の衆院選初当選以降、党内のどの派閥にも属していない。その理由は本人の弁によると菅義偉官房長官の存在があったからだという。

「衆議院議員初当選以来、無派閥を16年間貫いてきたのはこの方がいらしたからです」(2019.4.30すがわら一秀ツイートより)

 菅原の両親は菅と同じ秋田出身で卒業したのも菅と同じ県立湯沢高校だ。菅原は国政選挙に挑み敗れた父親と同郷の菅を慕い、その懐刀として動いてきた。“地盤・看板・カバン”を持たない菅原は自分と同じく世襲議員ではない菅を信奉している。

 菅原が毎年秋に開く政治資金パーティには菅を主賓として招いている。

 今年6月、菅原は菅官房長官をバックアップする10数人の自民党無派閥国会議員の連絡会「令和の会」を立ち上げた。

 菅官房長官を支える自民党グループには党内の派閥の枠を超えた「偉駄天の会」があり、その中に当選回数4回以下の無派閥議員が集まった「ガネーシャの会」がある。そのほか当選1回の議員が集うグループもある。

 これらの“菅グループ”には今回防衛副大臣に再登用された山本朋広・自民党前国防部会長や星野剛、当選1回議員の“菅信奉会”の事務局を務める島村大など統一教会と関係の深い議員も多い。

 また今回、法務大臣に就任した河井克行は2016年に故・鳩山邦夫と派閥横断型の政策グループ「きさらぎ会」を立ち上げ現在、同会の幹事長を務めているが、同会の顧問である菅官房長官とは近しい関係にある。河井が主宰する自民党の若手・中堅議員の会「向日葵(ひまわり)会」も実質“菅グループ”と目されている。

 これら“菅グループ”の国会議員は50人を超える勢いだ。

◆副大臣や政務官人事を仕切る菅官房長官

 副大臣や政務官の人事は実質的に菅官房長官が差配する。菅が開く会合では若手議員と官僚を引き合わせ、政務官や副大臣ポストをあてがうという。

 前述の通り副大臣にも統一教会と親しく、菅が目をかけている山本朋広を防衛副大臣に復帰させた。その他、国土交通と復興副大臣にはやはり統一教会と緊密な関係にある御法川信英が就任し、財務政務官には2006年参院選で統一教会票を官邸から割り振られた宮島喜文が任命された。内閣官房副長官には今年6月、統一教会の関連政治団体の集会で宮城県世話人を務めた西村明宏が就任した。

◆次の閣僚20人「NEXT20の会」開催

 経産相就任日のブログに「夢にまで見た階段での記念撮影」と首相官邸での記念撮影について記した菅原。

 大臣のポストを切望する菅原は3年前の2016年10月、地元の会合で支援者を前に「練馬からは50年以上大臣が誕生していない」「6期目で大臣」と発言、そのことをFacebookに書いた支援者に「6期目で大臣のくだりを安倍総理が見たらやばいです。消してください」と慌ててお願いするなど、安倍から不興を買うことをおそれる小心ぶりを露呈させていた。

 その翌月、菅原は京王プラザホテルで菅官房長官や森喜朗元総理らを招き『すがわら一秀君と築くNEXT20の会』と題した政治資金パーティを開いている。次の20人の閣僚に加わるのは自分だとアピールするかのようなタイトルだ。

5241名無しさん:2020/10/04(日) 00:24:16
>>5240

 NEXT20の会から3年後、菅原は念願の首相官邸の階段に立ったということになる。

◆増大する菅官房長官の影響力

 菅原にとって、菅官房長官との関係は生命線である。菅原は経産大臣への抜擢についてメディアの取材に「菅さんが推薦してくれたのだろう」と答えている(9/12付読売新聞朝刊)。

 筆者はそう遠くない時期に菅原の入閣があるとは予想していた。ただしそれは現在の安倍政権下ではなく次期政権を菅義偉官房長官が担った際に、忠臣として尽くしてきた菅原が登用されるのではないかと思っていた。

 菅原が「令和の会」を立ち上げたのも、次の総理大臣を菅だと睨み、菅を担いでおけば閣僚のポストが自分のものになるという計算だ。
 菅政権を待たずしてこの段階で菅原が初入閣を果たしたということは、それだけ菅の影響力・発言力がより一層大きくなっているということだ。菅政権の誕生がますます現実味を帯びてきた。

◆次期菅政権へ向けて進む静かな策動

 今回の組閣人事に仕込まれた菅の思惑とはいかなるものか。菅原の他には菅ルートでは安倍晋三とは距離を置く小泉進次郎が環境大臣として初入閣した。小泉進次郎の結婚記者会見を首相官邸で行わせたのも菅の手配によるものと指摘されている。

 その他、河野太郎も外務大臣から防衛大臣として引き続き重用し、前述のように菅に近い河井克行も法務大臣に就任した。

 今年4月、菅原はブログで菅についてこう書いている

「令和の発表で、一段と存在感が増したが、あくまで黒子に徹すると自らおっしゃっている。
まさに黒田官兵衛である。しかし、天の時、地の利、人の和は自然体で起こるのが、政治の世界の常であり、人間社会の摂理である。平成の次の令和に向けて、日々、国家国民のために菅長官のもとで懸命に汗を流していく」(菅原一秀氏のブログより)

◆新経済産業大臣の任命後初当庁と記者会見を取材

 筆者と藤倉氏は11日夜、菅原が多くの職員が出迎える中で経済産業省に初当庁する場面を取材した。筆者らの姿を認めた菅原新大臣の表情が歪む。

 その後、同省内で行われた就任会見には多くのメディアが参集した。質疑応答では、挙手をする筆者を司会者が無視。筆者らは指名されることはなく、菅原新大臣に統一教会への対応や取材・報道の自由と国民の知る権利についての姿勢を問うことは叶わなかった。

 菅原は今年7月の参院選で、自身が仕切り菅らが登壇した武見敬三候補の演説会に勝共UNITEの主要メンバーや都内の教団地区で政治家対策を行っていた渉外担当者を招待するなど、統一教会との緊密な関係を続けている。
<参照:菅官房長官登壇の選挙演説会で会場を仕切る菅原一秀衆議院議員がジャーナリストを不当排除|HBOL>

 今後、政権の移行とともに問題教団との関係性も継承されていくのか、関係する政治家の動向を含め注目されるところだ。(文中敬称略)

<鈴木エイト(やや日刊カルト新聞主筆)>

【鈴木エイト】
すずきえいと●やや日刊カルト新聞主筆・Twitter ID:@cult_and_fraud。滋賀県生まれ。日本大学卒業 2009年創刊のニュースサイト「やや日刊カルト新聞」で副代表〜主筆を歴任。2011年よりジャーナリスト活動を始め「週刊朝日」「AERA」「東洋経済」「ダイヤモンド」に寄稿。宗教と政治というテーマのほかに宗教2世問題や反ワクチン問題を取材しトークイベントの主催も行う。共著に『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩選書)

5242チバQ:2020/10/04(日) 08:28:44
>>5239
お願いなのですが、過去の記事なら いつの記事なのか書いといて頂けませんか?
まあ、読めば去年の内閣改造後ってわかりますが

5243名無しさん:2020/10/04(日) 12:51:59
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20201003-00201387/
米国にも日本にも「オクトーバー・サプライズ」が起きた
田中良紹 | ジャーナリスト
10/3(土) 21:57 (有料記事)

フーテン老人世直し録(538)

神無月某日

 10月に入ると何かが起こる。米大統領選投票日1か月前の10月には、驚くようなことが起きて選挙の行方に重大な影響をもたらす。これを「オクトーバー・サプライズ」と言う。

 有名なのは、1980年の大統領選挙で再選を目指す民主党のジミー・カーター大統領に対し、共和党のロナルド・レーガン陣営は、ホメイニ革命で国交断絶状態にあったイランに接近し、レーガン政権が誕生すれば米国製武器を提供すると密約を交わし、代わりに大統領選が終わるまでイランに人質となっている米国大使館員の解放をしないよう働きかけた。

 カーター大統領は選挙に勝利するため10月中に人質を奪還する「オクトーバー・サプライズ」を狙ったが、レーガン陣営はイランと密約してそれを封じ込めた。カーターは11月の投票日までに人質を奪還できず、国民から「弱腰外交」と批判されて選挙に大惨敗した。

 フーテンはその翌年に米国のコメの積出港を取材したが、国交断絶しているはずのイランに米国のコメが輸出されているのを見た。国交断絶しているのになぜ輸出するのか不思議に思ったが、後から裏側を知り国際政治にはこうした謀略が渦巻いていることを知った。国交断絶とか経済封鎖と言ってもその裏に何かがある可能性はあるのだ。

 表で対立を見せるが裏で手を握って双方が利益を得る。それは政治の世界でよくある話である。それを知らない者だけが対立を真に受けて馬鹿を見る。だから米中対立や米朝対立を煽るメディアの報道をフーテンは鵜呑みにする気になれない。

 ところが今年はそれとは異なる「オクトーバー・サプライズ」が起きた。再選を目指すトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染して入院してしまったのだ。本人は軽症だと言うが、メディアは最悪の事態を想定して報道する。トランプが執務できなくなった場合や、既に投票が始まっている大統領選挙をどうするかなど、様々な情報が流されている。

 現職大統領が再選を目指す選挙で、投票日の1か月前に入院することなど、これまでの歴史にはなかったことだ。サプライズ中のサプライズと言える。大方はこれでバイデンの優勢が決まったかのように言うが、フーテンはもう少し状況を見ないと分からないと思う。政治はそれほど単純とは思わないからだ。理由は後で述べる。

5244名無しさん:2020/10/04(日) 12:52:09
>>5243

 もう一つフーテンが注目したのは、日本の「オクトーバー・サプライズ」である。菅総理が日本学術会議の新会員候補6名を拒否したことが10月1日に分かった。6名はいずれも安倍政権の政策を批判した学者と見られるが、拒否した理由を菅政権は明らかにしていない。高支持率でスタートした菅政権が、支持率を落とすようなことをするのはフーテンに言わせれば「サプライズ」である。

 そしてその日の菅総理の行動にも「?」と思わせることがあった。新聞の総理動静によれば、1日の午前11時41分、官邸を出た菅総理は衆議院第一議員会館の安倍前総理の部屋を訪れた。10分ほどの面会で官邸に戻ったが、現職総理が前総理の議員会館の部屋を訪れるのは極めて珍しい。

 表向きは「外国首脳との一連の電話会談内容を報告した」というが、そんな報告をするために現職総理が前総理の議員会館の部屋を訪れるか? フーテンはそれとは違う用件で訪れ、しかも安倍前総理に呼びつけられたと思わせる形にした、と思った。

 会合をする場所には意味がある。呼びつけたのか、呼びつけられたのか、それがはっきりするからだ。総理が官邸で会うのは、総理に仕える官僚、陳情を持ち込む政治家、業界団体の代表や財界人、学者やメディア関係者などだが、総理の許可を得て訪問する形だ。

 一方、総理が官邸ではなく公邸か、外のレストランや料亭などで会うのは、総理の方から会いたいと思い、もてなしたい相手である。菅総理は前任の安倍総理には礼を尽くさなければならない立場である。会うなら公邸か外のレストランなどに一席設けるのが普通だ。ところが議員会館の部屋を訪れたというから驚いた。

 それが日本学術会議の候補6名を拒否した日と重なったことで、フーテンにはあらぬ妄想が湧く。この6名が拒否された理由もそれまでの選考過程も明らかにされていないので、確たる材料はまだないが、フーテンには安倍前総理が自民党総裁選のさなかに発表した異例の「談話」と、この候補拒否とが重なって見える。

 以前から書いているように、安倍前総理の本来のシナリオは岸田文雄氏への「禅譲」だった。東京五輪はそれをするための格好のイベントだった。五輪を終わらせ世界中から注目されている中で、安倍前総理は名誉ある辞任をして岸田氏に「禅譲」する。

 目的はハト派の岸田氏に憲法改正の露払い役をさせ、国民投票を国民に経験させてから自分が再び総理にカムバックし、念願の9条改正に手を付けるのである。しかしコロナがすべてを狂わせた。東京五輪は延期となり、コロナ対応も批判されて、岸田氏への「禅譲」などやれる状況ではなくなった。

5245名無しさん:2020/10/04(日) 17:23:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dd60a37eba137f45ee3efd7b6e6f35c4a691bbc/images/000
二階派、大挙山口入り

自民党の二階俊博幹事長は4日、二階派所属議員19人を引き連れて山口県宇部市に乗り込み、同派会長代行の河村建夫元官房長官(衆院山口3区選出)が開いた会合で気勢を上げた。写真は、会合であいさつする二階氏。(時事通信社)

5246名無しさん:2020/10/04(日) 17:24:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdd9bebe770d667a1143a9a072f7ff329ea9b644
官房長官は首相への必須条件
10/4(日) 14:59配信

 菅義偉内閣が正式にスタートした。7年8カ月、歴代最長の安倍晋三前首相の時代が終わり、たたきあげの菅首相の誕生となった。令和おじさんこと、菅首相への世論の反応は好調で、毎日新聞の全国世論調査(9月17日)で内閣支持率は64%となった。

 今回の菅内閣誕生にあたっては、政治史上、特筆されることがある。自民党の政権下で首相になるための必須条件が官房長官を経験すること、自民党派閥のトップは首相を生み出す力は備えても、自らは首相の座に縁遠いという実情が明白となったことだ。この2点から菅政権の本質を解き明かしてみたい。

 菅氏は第1次安倍内閣で総務相を務めた後、2012年12月から第2〜4次安倍内閣の官房長官として7年8カ月、安倍政権の大番頭として首相を支えてきた。

 「内閣官房長官」――。戦前は内閣書記官長との呼称で、新憲法下で内閣官房長官と呼ばれるポストになったが、国務大臣となったのは1966年佐藤栄作内閣の橋本登美三郎官房長官の時で、それまでは一部の例外を除いて「0.5」と称されたものだった。

 首相の近くにいても、首相に直結するポストではないうえ、首相と一心同体とみなされる懸念が強かったのも事実だ。第1次岸信介内閣当時の佐藤栄作(岸首相実弟)が官房長官に擬されたが、兄弟共倒れになる可能性を案じた佐藤側近(田中角栄ら)が猛反対して潰れたという事例もある。

 後年、佐藤が首相在任中(1971年)、田中を官房長官にという声も上がったが、田中は官房長官就任は首相に取り込まれ、逆に政権取りが難しくなるだけとの判断から、官房長官を固辞、通産相(現経済産業相)に回った。

 田中角栄は首相になる条件として「外相、蔵相(現財務相)、通産相のうちの二つと自民党幹事長、政調会長の経験」を挙げていたが、官房長官は入っていなかった。

 ゆえに国務大臣でない頃の官房長官を務めた佐藤栄作(吉田内閣)、大平正芳(池田内閣)、鈴木善幸(同)は後に首相になったとは言え、彼らにとって首相へのキャリアパスだったとは言いがたい。

 しかし、衆院の選挙制度が96年10月の衆院選をもって中選挙区制から小選挙区制に変わると、自民党戦国史よろしく自民党派閥のボスが挑んできた首相選びの様相が様変わりしていった。01年に小泉純一郎首相が誕生すると、政治主導の名のもとに官邸主導が幅をきかせるようになった。小泉政権、第2〜4次安倍内閣はその最たるものである。菅氏は96年初当選で小選挙区制の申し子である。

 官邸主導の中で官房長官の存在が急速に大きくなった。安倍前首相は第3次小泉内閣の官房長官から首相(第1次内閣)になった。菅氏も官房長官から首相。小泉政権で官房長官を務めた福田康夫氏も閣僚歴は官房長官だけで首相に就任した。官僚出身ではないのに党人色はいずれも薄い。安倍、福田両氏は官房長官が唯一の閣僚経験であり、菅氏も官房長官以外は総務相を務めただけである。

 菅氏は7年9カ月の官房長官在任記録を作った。民主党政権時代、菅直人内閣の官房長官を務め、11年の東日本大震災発生時の対応にあたった枝野幸男氏(現・立憲民主党代表)は「官房長官にはあらゆる情報が集まる。首相を1年務めるのなら5年官房長官をやった方がいい」と周辺に語ったこともある。

 そのことをもってしても、菅氏の「7年9カ月」がいかに大きなものか。内閣人事局を足場に霞が関の官僚人事を掌中で動かし、政権中盤から後半にかけては二階俊博幹事長との二人三脚で、与党との綿密な調整に奔走した。

5247名無しさん:2020/10/04(日) 17:24:58
>>5246

 ◇本命・岸田氏の脱落と今後の政局

 コロナ禍までは安倍政権で4年以上、外相を務めた岸田文雄氏(宏池会会長)がポスト安倍の本命とみなされていた。しかし、総裁選での都道府県連票はわずか10票。石破茂元幹事長の42票にも遠く及ばなかった。国会議員票は二十数票上乗せされ、79票を獲得したが、菅氏圧勝という現実を突きつけられる結果となったのである。

 岸田氏は「来年9月の総裁選という壁をどう乗り越えるか」と次を見据えているが、この苦境を乗り越えるのは至難と言わざるを得ない。

 菅氏と岸田氏の明暗。それは安倍政権で就いたポストの違いでもある。

 菅氏は首相1強の大番頭として、官界を横串にして、8年近く権力のど真ん中で爪を研いでいた。事実上「第2首相」として政府の組織を束ね、党を握る二階氏との共同支配を確立させた。しかも自らは無派閥を貫き、党内に「隠れ菅派」を作りやすかった。

 一方、岸田氏。第2次安倍内閣以降の外相経験は総裁選に向けた足場作りになっていなかった。

 かつて中曽根内閣で、岸田氏同様、外相を長く務めたのが安倍晋三氏の父・晋太郎だが、ポスト中曽根の最有力候補と言われながら、中曽根は竹下登を後継指名するという一幕があった。

 意外な結果をいぶかる晋太郎は政界のフィクサーと呼ばれた福本邦雄にぼやいた。

 「外務大臣を4回(期)やった。どうして俺にならないのか。みんな90%は私が後継になると思っていた。それが自分にならない」。これに対し、福本氏はこう言い返したという。

 「それは簡単なことだ。あなたが外務大臣を4回(期)やって、名前は売れているし、岸(信介元首相)さんの女婿だし、人柄もいいし、評判がいいのはよくわかっている。だけど外務大臣を4回(期)やって、それで有名になったなんて思っているのが間違いなんだ。党というのは組織なんだ。外相を4回(期)やって海外にばかり行っていて組織を握っていなかった。それが後継者になれなかった最大の原因だ」(「表舞台裏舞台―福本邦雄回顧録」講談社)

 福本は竹下が蔵相4期の上に、当時、最大の首相就任条件とされていた自民党幹事長に就いていたことを指摘し、「(竹下は)緻密に人間関係の網の目を張り巡らせていた」と語っている。

 これと似たようなことが今回、安倍晋太郎の息子たる安倍晋三氏の後継で起きたのだ。岸田氏は安倍晋太郎と違い、国民的な知名度は高いとは言えなかったのも事実だ。竹下は幹事長、菅氏は官房長官で力を蓄えた。政界の因果は巡る、である。

 しかも今日、派閥会長のポストは、総裁選に出馬し、天下を取るためのポジションになっていないのである。

 細田派は細田博之元幹事長、麻生派は首相経験者の麻生太郎副総理兼財務相、竹下派は竹下亘元総務会長、二階派は二階俊博幹事長が派閥領袖だ。麻生、二階氏はキングメーカーたる実力を兼ね備えているが、もはや総裁候補ではない。自らが首相を目指すのではなく、合従連衡して首相を作るという立場なのだ。

 かつての中選挙区時代の自民党派閥は派閥のトップを天下人にするための競い合いの組織であった。しかし小選挙区制になってからは派閥は変質を遂げた。派閥はサロン的な議員互助会となり、トップはとりまとめ役だ。そんな中で、宏池会(岸田派)会長の座にあった岸田氏は実はもともと不利な立場にあったのだ。

 派閥会長は、首相のもとでの官房長官には就きにくいという事情もある。

 菅氏が自らの内閣で起用したのは、菅官房長官の下で官房副長官を務めていた加藤勝信氏である。加藤氏はコロナ禍の中で厚生労働相を務めてきた。

 加藤氏は竹下派の所属だが、安倍前首相の側近中の側近だ。しかも祖父が島根県議だったこともあり、参院竹下派の事実上のドンたる青木幹雄元官房長官(元参院議員会長)との関係も深い。79年旧大蔵省入省で、木下康司、香川俊介(故人)、田中一穂氏の3代の財務事務次官とは同期だ。そして、派閥の会長になる状況にはない。

 まだ官房長官としての実績もないが、今後菅内閣の大番頭としての活躍ぶりいかんでは、ポスト菅の最有力候補となる可能性も秘めている。

 官房長官の仕事は1日2回の記者会見など激職である。激職の中で菅氏は首相の座をつかんだ。かつて官房長官を2回経験した竹下登はこう言った。

 「今日も朝から打ち合わせ。会議に続くまた会議。その上2度の記者会見。官房長官名を変えて、繁忙長官とでも申しましょう。時にはなります、乱暴長官。私も人の子、お許しください。詠み人知らず」(「政治とは何か 竹下登回顧録」講談社)。この竹下が作った戯(ざ)れ歌は今も生きている。【編集委員・中川佳昭】

5248名無しさん:2020/10/04(日) 18:47:36
>>5245

https://news.yahoo.co.jp/articles/76a85214b6168c7d9549a6e0f9c69375921cd84d
自民党山口3区鞍替えにけん制 二階幹事長「売られた喧嘩」
10/4(日) 18:14配信

自民党が衆議院山口3区支部の決起大会を開き二階俊博幹事長が参議院議員の鞍替えについて「売られた喧嘩」だとけん制しました。宇部市で開かれた自民党山口3区支部の決起大会には現職の河村建夫議員を応援しようと同じ派閥の国会議員20人が集まりました。=二階幹事長=「売られた喧嘩という言葉があるでしょう。挑んでこられるなら、我々も受けて立たざるを得ない」二階俊博幹事長は次の衆院選で山口3区への鞍替えが取りざたされる林芳正参議院議員をけん制し公認は現職優先との考えを示しました。一方、林さんはこれまでに鞍替え出馬について「意向は固めていない」と否定しています。また山口3区では立憲民主党の坂本史子さんが出馬を予定しています。

最終更新:10/4(日) 18:14
yab山口朝日放送

5249名無しさん:2020/10/04(日) 18:52:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/99dd6eb9746dcf3a3b186b17dede524f422eaf5f
自民・佐藤勉総務会長インタビュー「首相は改憲に不退転の決意」
10/3(土) 1:07配信

 自民党の佐藤勉総務会長が産経新聞などのインタビューに応じ、菅義偉(すが・よしひで)政権や憲法改正などについて語った。

 --会長就任の感想を

 「菅首相から『ベンちゃん、良い役だろ?』と勧められた。断る理由はない。(党大会などに次ぐ)最高意思決定機関にふさわしい総務会にしたい」

 --菅政権での党と政府の関係は

 「私と下村博文政調会長、山口泰明選対委員長は首相と当選同期だ。少し上の世代の二階俊博幹事長がわれわれを見ているという党の構図が非常に分かりやすくできた」

 「『安倍1強』といわれたゆえんは党側にも責任がある。官邸とのやりとりが少なかったのではないかと思うが、われわれは菅首相と何でも話せる。裸の王様にならないように支えていきたい」

 --首相はデジタル庁創設などを打ち出している

 「首相が掲げた方針をサポートするのがわれわれの仕事だ」

 --これまで衆院憲法審査会長を務めてきた

 「首相は安倍晋三政権を踏襲すると言っており、これは憲法改正も含めてのことだと理解してよい。党の憲法改正推進本部長に衛藤征士郎元衆院副議長、本部長だった大物の細田博之元幹事長が国会の衆院憲法審査会長に就くのは、不退転の決意の表れだ」

 「(改憲のルールを定めた)国民投票法改正案が2年以上も国会で放置されていることはあり得ない。一刻も早く成立させるべきだ。新型コロナウイルス禍など緊急時に国会がどうあるべきかという(憲法上の)議論も必要だ。野党の枠組みが変わり、憲法議論はやぶさかではないという政党も出てくるのではないか。(次の臨時国会は)非常に大切な国会になる」

 --次期衆院選では改憲の是非なども国民に問う形になるか

 「当然そうなる。安倍前首相があそこまで改憲(への意欲)について言い切って、それを現政権は引き継いでいる。当然そこを除いた選挙というわけにはいかないのではないか」

 --衆院解散・総選挙の時期が焦点だ

 「解散は首相の専権事項であり、なんだかんだという立場にはない。ただ、負けるような時に首相が選挙を打つことはあり得ない。そのような分析は首相にかなわないので、その時は従いたい」(今仲信博)

5250名無しさん:2020/10/04(日) 18:56:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e71b49d11c77902e542982453156f57262a6aae
「森さんでいいんじゃないか」で有名に…“強すぎる参院”を作った村上正邦、88歳で逝去
9/23(水) 6:01配信

 自民党参院議員会長や労相を務めた村上正邦氏が亡くなった。享年88。参院で自民党が過半数割れしたことを逆手にとり、参院の地位を高めて「強すぎる参院」とまで呼ばれるほどにした第一人者だった。

 両親は愛媛県出身で、「村上水軍」の末裔とされる。会社員から転じて玉置和郎参院議員の秘書となり、1980年に宗教法人「生長の家」の推薦を得て、参院全国区で初当選。82年の自民党総裁選では、難航した中川一郎氏の推薦人集めに、最初に協力してくれたのが村上氏だった、と当時中川氏の秘書だった鈴木宗男氏が明かしている。村上氏と鈴木氏は秘書時代からの仲間でもあったのだ。

 真骨頂を発揮したのが95年、自民党参院幹事長に就任してからだ。過半数割れした参院で、それまでも気軽に顔を出していた参院野党の各会派に人脈を持つ村上氏は、衆院をライバル視し、しばしば衆院の提案を蹴飛ばし、ひっくり返した。オウム真理教事件が次々と明るみに出た当時、村上氏は「法皇」「尊師」と呼ばれるほどの力を持った。

 当時の加藤紘一幹事長、野中広務幹事長代理とは何となくそりが合わず、何度もやり合った。99年には自らが会長になっていた旧中曽根派と亀井静香氏のグループを合体させて「志帥会」を結成。参院議員ながら初代派閥会長に。

 タカ派の叩き上げで面倒見はよかった。菅義偉首相が好むパンケーキで有名になったホテルニューオータニのSATSUKIで、毎日、朝食をとりながら担当記者と懇談するのは有名だった。

「森さんでいいんじゃないか」で有名に
 最も村上氏が有名になったのは2000年、小渕恵三首相の後継を選ぶ時だ。村上氏が野中氏や亀井氏、森喜朗氏ら5人で会合した際に「森さんでいいんじゃないか」と発言して「森後継」の流れを決定づけた。村上氏が漏らして「密室五人組の談合」と有名になったエピソードである。

 得意げにこれを語るところに、村上氏のワキの甘さと人情味があった。参院では竹下派の青木幹雄氏が後に「ドン」と呼ばれたが、先鞭をつけたのが村上氏であるのは間違いない。元々中曽根派の村上氏は参院を牛耳ってきた田中派―竹下派にライバル心を燃やした。これも「強すぎる参院」を作った原動力だ。

 旧ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)をめぐる汚職事件で議員辞職、その後受託収賄容疑で逮捕され、実刑判決を受けたが、本人は最後まで「無実」を訴えていた。最晩年も国会傍のパレロワイヤルに事務所を構え、派閥を受け継いだ二階俊博幹事長らが挨拶に訪れるなど、まさに「生涯政治家」だった。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年9月24日号

5251名無しさん:2020/10/04(日) 18:58:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a1fefb602bb8afa16375e90587e7544a8ebad85
菅新政権発足で、マーケットはどこに注目しているのか?
10/1(木) 6:00配信

 安倍晋三氏から菅義偉氏へと内閣総理大臣ポストがバトンタッチされた。安倍政権末期にはすでに「もう菅政権になってるよ」という声が官邸内で聞かれていたという(8月1日付 毎日新聞)。また、自民党内の実力者である二階俊博幹事長と菅官房長官(当時)がエールの交換のようにお互いをたたえる発言をしていた。

 その後の展開を待つまでもなく、「ポスト安倍」は菅氏が最有力であることは火を見るよりも明らかだった。なお、3人の争いになった自民党総裁選挙ではむしろ、第2位に誰がなるかが関心事だった。

 岸田文雄政調会長(当時)にとっては、「次」を目指す上でも、さらには派閥のトップとしての求心力維持のためにも、第3位になることは許されない選挙だったと言える。無事に第2位になったときの満面の笑みは実に印象的だった。他の派閥からも一定数の国会議員票が入ったおかげである。

 菅氏は安倍前政権では「大番頭」として実務を長く取り仕切ってきたので、「アベノミクス」の継承を打ち出すのは当然のことである。したがって、経済政策の大転換のようなことは、もとより想定範囲外である。デジタル庁創設や携帯電話料金引き下げといった「個別テーマ」で目に見える実績を早期に上げようとするのが、菅内閣の基本姿勢と言える。

●次第に曖昧になったアベノミクス

 そもそも論を言うと、菅内閣が継承するとしている、アベノミクスへの明確な「対抗軸」になるような経済政策を示すのは、非常に難しい話だ。アベノミクスの性格・特徴は、金融緩和+財政拡張+成長戦略の「3本の矢」をキャッチフレーズにしていた初期段階では、それなりに明確だった。だが、時間の経過とともにその性格は曖昧になり、政策論争における存在感も薄れていった。

 2015年9月の安倍首相(当時)は「新3本の矢」を提示して、「分配重視」の経済政策で支持率の回復を狙うことになった。この段階で、野党の多くが前面に出しがちな分配重視路線との距離は、かなり縮まったと言える。

 さらに、いわゆる「官製春闘」において、政府は企業経営者の側ではなく労働組合の側に立って、ベアを含む賃上げを毎年促した。リフレ派が重視する物価上昇率2%の早期達成について安倍首相(当時)が言及しなくなり、アベノミクスの成果としては有効求人倍率などで示される雇用情勢改善を誇るようになったことも、市場の内外で注目された。

 また、アベノミクスは経済成長と財政健全化の両立を看板としているが、実態としては、新型コロナウイルスによる危機発生もあって、財政健全化は棚上げ状態である。

 新聞記事検索ツールを用いて、全国紙5紙(日経・読売・朝日・毎日・産経)を対象にしてアベノミクスという単語を含む記事の数を調べてみると、「竜頭蛇尾」的な形状になる。与野党間で政策論争がある程度高まる参議院議員選挙が行われた19年7月を過ぎた後には、50件未満にとどまる月が多くなった(関連グラフ:日経テレコン21「アベノミクス」を含む記事の検索結果(日経+全国紙[朝日・毎日・読売・産経])参照)。「アベノミクス」という概念自体が曖昧になるとともに、世の中の関心事から徐々にフェードアウトしてきたことがうかがえる。

5252名無しさん:2020/10/04(日) 18:58:33
>>5251

 その間、支持率の伸び悩みに焦る野党の側では、財務省出身者を含めて、「消費減税」を主張する政治家が増えた。この主張は自民党内でも一定の広がりを見せている。度合いの差はあるにせよ、与党も野党も現時点では、財政拡張バイアスをかなり帯びた政策を模索していると言えるだろう。最近ではむしろ野党の方が与党よりも財政規律を緩める方向に軸足を傾けている感が漂う。これは本来的には、決して望ましいことではないだろう。

 野党内でも政策論争が展開される機会があった。9月7日に告示されて10日に投開票された、合流新党の代表選である。旧立憲民主党の枝野幸男代表と、旧国民民主党の泉健太政調会長の争いになり、枝野氏が勝利したわけだが、両者がともに主張したのが、消費減税である。

 筆者が驚かされたのは7日の共同記者会見の冒頭発言で泉氏が述べた内容である。「景気は大変厳しい状況だ。消費税は一時的に0%とし、インフレ率2%に回復するまで継続し、消費・景気の回復を最優先したい」と述べたのだ。仮にこの案に沿うと、消費税率0%の継続期間は、日銀が掲げる「物価安定の目標」2%が達成されるまでの間にするという、一種のヒモ付けと考えられる。

●事実上の消費税廃止に?

 だが、このコラムでこれまで何度も述べてきた通り、構造的な物価抑制圧力やコロナ後の「新常態」ゆえに物価目標がいっこうに達成されない場合には(筆者を含む市場参加者の多くはそう考えている)、消費税率0%の時間帯がエンドレスに続いていくことになる。これは、実態としては消費税の廃止に等しい。

 記者会見での泉氏の発言によると、社会保障財源は消費税だけに頼る必要はなく、消費減税時は国債を発行するということなので、景気への影響を考慮して日銀が長期国債買い入れを行って金利上昇を抑制している現在の状況が永続することにもなってしまう。そのことは財政規律を一段と緩めることにつながり、不要不急の歳出が予算に毎年度計上され続けるだろう。

 代表選に勝利した枝野氏はそこまで踏み込んでいるわけではないものの、消費税や所得税を時限的に減免することや、税体系全体の見直しを主張しており、次の衆院選では自民党に対する対抗軸として消費減税を前面に出すとしている。

 なお、自民党から無所属を経て新しい立憲民主党に加わった中村喜四郎衆院議員からは、「コロナ対策と消費税を絡めることが適当なのか。いったん下げてしまえばまた上げることは簡単ではない。消費税減税という対立軸はひ弱だなと思う」という声が出ており(9月22日付東京新聞)、かなりの説得力があるように思う。

 これに対し、菅新首相は消費減税というアイデアを一貫して否定しており、将来の消費増税の必要性にも言及している。この消費税についての考え方だけを取り出せば、野党は財政拡張志向で自民党は財政健全化志向だという色分けになってしまいがちだが、すでに触れた通り、アベノミクスの下で財政の健全化はあまり進まなかったのが現実である。

5253名無しさん:2020/10/04(日) 18:59:36
>>5252

 国債を大量に買い入れて長期金利を押し下げる日銀の異次元緩和には、債券相場が財政悪化に対して発するはずの警告シグナルを消し去ることを通じて、財政規律を弛緩(しかん)させる副作用がある。

 では、菅新首相は日銀の金融政策をどのように見ているのだろうか。この点を確認するため、第2次安倍内閣発足以降の菅氏の関連発言を集めた「語録」を筆者は作成してみたのだが、出てきた結論は黒田東彦日銀総裁のかじ取りへの強い信頼感という、当たり前のものだった。

 たとえば、任期満了が近づき再任の有無が焦点になっていた黒田総裁について。「安倍政権の重要課題の1つであるデフレ脱却に向けて強い決意を持って取り組んでいる」と、17年6月7日の記者会見で発言。同総裁再任が決まった後には、「実績や資質の高さを踏まえ、引き続き金融政策のかじ取りを任せるのが最適だと判断した」と、18年2月16日の記者会見でコメントしていた。

 黒田総裁が率いる日銀の金融政策運営への信頼感に加えて、為替市場で円高が進行することへの強い警戒感(状況次第では為替介入も辞さない強い姿勢)も、菅氏の過去の発言内容から浮かび上がる点である。

 その関連では、為替市場における円高への対応が「首相官邸マター」に格上げされて、為替市場における介入が準備された一幕が16年4月にあったことが、すでに明らかになっている(軽部謙介著『ドキュメント 強権の経済政策――官僚たちのアベノミクス 2』岩波新書)。日銀の金融政策は次期首相の下でもそのまま継続となる公算が大きいが、為替の円高対応に関しては注意が必要である。

 9月23日には黒田日銀総裁が首相官邸を訪れて菅首相と面談し、意見を交換した。日本が祝日だった21日のロンドン市場では、欧州における新型コロナウイルス感染再拡大を材料にドル円相場が円高・ドル安に動き、一時104円ちょうどをつける場面があった。日本政府と日銀の連携がしっかり続いていることを海外投資家に対してデモンストレートする狙いがあったと推測される。

 そして、マーケットが大いに注目しているのが、解散総選挙の時期である。

 9月16日、首相就任後初の記者会見で菅氏は、「新しい内閣に国民が期待し、求めていることは、新型コロナウイルスの感染を何とか早く収束させ、同時に経済をしっかり立て直すことだ。感染拡大防止と経済の両立にまず全力を挙げて取り組み、一人ひとりが安心して元通りに生活できることを一刻も早く実現したい」としつつも、「いずれにせよ1年以内に衆議院は解散総選挙がある。時間の制約も視野に入れながら考えていきたい」と述べていた。

 菅首相は、マキャベリストであり権力欲があると評されることもある政治家である。また、安倍内閣で長い間官房長官として政策全般の実務を取り仕切り、リスクマネジメントにも注力してきた。そうした中で菅氏は「リアリスト(現実主義者)」としての側面を強く持っているのではないかと、筆者は見ている。

●解散総選挙は新型コロナウイルス次第か

 解散総選挙という問題についても、ただ単に「野党が弱いから選挙で勝つなら今だ」というような理由からあわてて解散に動くのではなく、菅氏自身が言及しているように、新型コロナウイルスの感染状況について専門家が「完全に下火になってきた」という判断を下すようになってから、熟慮を経て、解散するかどうかを決めるのではないか。

 とはいえ、そうした判断を下すまでには、政治的な求心力を維持する必要性もあるため、菅氏は首相として「伝家の宝刀」である解散権を行使することに含みを持たせる発言も、随時していくと予想される。

 菅氏の9月に入ってからの発言を整理していて筆者が最も印象に残ったのは、9月5日に国会内であった共同通信のインタビューで飛び出した、「新政権は暫定ではない。自信を持って堂々と務めるべきで、それが国民への責務だ」という発言である。

 この発言について共同通信は、「新総裁は安倍晋三首相の残り任期を務めるため、来年9月に再び総裁選が実施される。暫定政権を巡る菅氏の発言は、後継首相が約1年間のつなぎだとする党内一部の見方を否定した形だ」と解説した。単なるワンポイントリリーフではなく、長いイニングを投げて実績を積み重ねていく政権にしたいというのが、菅氏の考えなのだろう。

 とすれば、どこかで衆院を解散して総選挙で勝利を収め、来年9月の自民党総裁選で無投票再選される流れをつくる必要がある。新型コロナウイルス問題が来年初めにかけてそれなりに落ち着いてくるようだと、早期解散総選挙の確率は50%以上へと一気に跳ね上がるだろう。

上野 泰也

5254名無しさん:2020/10/04(日) 19:01:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8c17d92e84d86dfbafa14235b1eb5faacab2f98
菅首相初外遊、所信表明に先行 国会26日召集で調整、野党反発
10/1(木) 19:54配信

 政府・自民党は1日、臨時国会を26日に召集する方向で調整に入った。

 菅義偉首相の初外遊となる今月中旬の東南アジア歴訪を優先した。首相の所信表明演説が帰国後の26日となれば、就任から40日後となり異例。野党は国会軽視と反発している。

 自民党の森山裕国対委員長は1日、二階俊博幹事長に党本部で会い、26日召集案を伝達。党幹部は「26日召集しかない」と語った。

 森山氏は前日の立憲民主党の安住淳国対委員長との会談で23日に召集する方向だと伝えていた。しかし、会談後に首相官邸から「首相外遊が固まった。召集日は26日にしてほしい」と再考を迫られ、わずかの間で方針転換した。

5255名無しさん:2020/10/04(日) 19:02:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c85aa98088ee9efc501fdcd9002eb277ca3e2ce
「菅カラー」随所に デジタル、地方創生に力点 破格の増額要求も
10/1(木) 10:09配信

 菅義偉首相が就任して初となる2021年度予算の概算要求。デジタル化、地方創生といった新政権が注力する分野で大幅な増額を求めた項目が散見され、発足から2週間ながら霞が関が「菅カラー」を強く織り込み、作業したことが垣間見える内容となった。

 首相は9月の自民党総裁選で、「デジタル社会の推進」などを看板政策として掲げた。16日に内閣を発足させると、平井卓也デジタル改革担当相や武田良太総務相らを次々と官邸に呼び込み、予算に関する指示を直接伝達。政府関係者によると、これと並行して官邸官僚からも省庁幹部に対し、看板政策を概算要求に反映させるよう指令が飛んだ。

 積極的に呼応したのが首相がかつてトップを務めた総務省だ。

 地方行政のデジタル化加速に向けた経費には、20年度当初予算の5倍を超える38億円。中でも、都道府県が活用するクラウドシステムのセキュリティー強化支援には32億円と、20年度当初の1億円から破格の増額を要求した。

 この支援策は、高いセキュリティーレベルを満たしたシステムを整備する都道府県に、必要経費の半額を補助する新たな制度。総務省幹部は「菅政権発足を『追い風』と捉え、要求に踏み切った」と強気の背景を打ち明ける。

 内閣府は、人工知能(AI)やビッグデータを活用した未来型都市「スーパーシティ」構想の推進事業として、20年度当初の3億円を大幅に上回る23億円を求めた。

 福岡市や北九州市なども関心を寄せる構想。増額要求は表向き、実現に向けた改正国家戦略特区法の成立を受けた措置だが、首相が官房長官時代から意欲を示し、自民党の二階俊博幹事長も後押ししている。「首相の意をくみ、手厚くした面はある」と関係者。

 首相は、農林水産物や食品の輸出拡大を地方活性化策の柱の一つに据え、特に野生鳥獣肉(ジビエ)の利用拡大では官房長官時に政府会議の議長を務めた。農林水産省は20年度当初比で輸出拡大に2・8倍、ジビエ関連に1・6倍の増額を盛り込んだ。国土交通省も、首相が熱心な災害時の利水ダムの事前放流を拡充する関連経費を要求した。 (東京報道部予算取材班)

5256名無しさん:2020/10/04(日) 19:02:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f80e0bfa4377670a8864f1203d9920f5c553b43
「俺のカレーがねえ!」石破氏パーティーでピリ辛事件
9/28(月) 11:32配信

 カレーがねえ! 自民党の石破茂元幹事長(63)が17日に東京・ホテルニューオータニで開催した政治資金パーティーで、ピリ辛な“5000円カレー事件”が起きていた。

 パーティーは菅義偉首相、岸田文雄前政調会長との総裁選(14日)で3位に敗れた3日後だった。総裁選で“石破潰し”に暗躍したとされる自民党のドン、二階俊博幹事長が講演した。会費は2万円。

「政治資金パーティーは通常、立食形式ですが、新型コロナウイルス禍のソーシャルディスタンスに配慮して、横長のテーブルで行われ、出席者一人ひとりにカレーが提供されました」(出席者の一人)

 石破氏はカレー好きで、自ら作って振る舞うこともあるほど。同氏の公式サイトには好きな食べ物の欄に記載されており「大学時代は4年間カレーを食べつづけた」と付記されている。

 パーティーのテーブルには白米と、いかにも高級そうなカレーのルーが入ったソースポットが置かれた。
 ここでちょっとしたトラブルが発生。当初の想定を上回る支持者や関係者が来場し、出席者全員にカレーが行き渡らなかったのだ。

 さすがに石破氏側に詰め寄る出席者はいなかったが、あちこちから「カレーがねえ!」「食べたかった…」との声が。
 会場からあふれた出席者は急きょ、増設されたモニタールームに移動。カレーの代わりに同ホテル内のレストランで使える5000円の食事券を受け取った。

「石破氏は党内に敵が少なくないのは事実ですが、熱烈な支持者は多い。だから多くの人が来場しました。でも、カレーの代わりに5000円の食事券って。時価5000円のカレーだったということですかね。高い会費を払って出席する政治資金パーティーの楽しみは、食事なんですけど…」と前出の出席者は苦笑い。

 今月いっぱい有効の5000円分食事券をうらめしそうに見つめていた。

東京スポーツ

5257名無しさん:2020/10/04(日) 19:51:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/62a6512840da3e4455058997e35a305be3b4667e
点描・永田町】自民総裁選「2位争い」の結末
10/4(日) 19:04配信

 菅義偉新政権を誕生させた9月14日の自民党総裁選で、政界が注目したのが岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長の「2位争い」だった。安倍晋三前政権の継承を旗印とする菅前官房長官を圧勝させた党内5派閥による「“石破つぶし”と“岸田外し”の結末」(自民幹部)が、菅新政権の前途と1年後の総裁選の展開を占うカギとみられていたからだ。結果的に岸田氏が21票の差をつけて石破氏を抑えたが、党内では「岸田氏を2位にするため、菅支持派が20票くらい流した」との怪情報が乱れ飛んだ。

 自民党所属国会議員(394人)と地方代表(141人)の計535票(欠席1人)を奪い合った総裁選。投票結果は菅氏377票、岸田氏89票、石破氏68票と、予想通りの菅氏圧勝となった。野田毅総裁選管理委員長が3氏の得票を読み上げたが、会場となった都内のホテルの宴会場に「あーあ!」というため息が漏れたのは「石破候補68票」、対照的に「おおっ!」と、どよめきが広がったのが「岸田候補89票」だった。岸田氏は「よしっ!」とつぶやきほっとしたような笑顔を、石破氏は苦笑しながら軽くうなずくような素振りを見せた。

 国会議員と地方代表が同時に投票した今回の総裁選。地方票については、各都道府県連がそれぞれ予備選結果や内部協議で投票先を決め、それを各メディアが集計して報道したため、国会議員は地方票の結果を踏まえて投票する形となった。ただ、地方票はあくまで報道ベースであり、無記名投票だけに「本当に事前の決定通りに投票したかは不明」(閣僚経験者)だ。このため、菅、岸田、石破3氏それぞれに投じられた議員票も「本当の内訳は分からない」(同)のが実態だ。

「施し票」か「隠れ反菅票」か
 政界での大方の予測は、菅氏が400票の大台に迫り、岸田、石破両氏は70票前後の大接戦というものだった。しかし、結果は菅氏が20票前後減らし、岸田氏がほぼ同数の票を上積みした格好。このため、総裁選での多数派工作を主導したとされる二階俊博幹事長の周辺から「なんだこれは」(側近)と訝る声が出る一方、細田、麻生両派の幹部は「あうんの呼吸で岸田氏に票が流れた」と意味ありげに笑い、「犯人捜しの必要はない」と口を揃えた。これを受けて、多くのメディアは「石破つぶしのために岸田氏に『施し票』を与えた」などと解説した。

 しかし、岸田陣営の見方は全く違った。というのも、地方票では石破氏に30票以上の差をつけられると予測していた同陣営は、当初から議員票の積み上げに的を絞り、岸田氏や側近が無派閥や菅氏支持派で態度不明な議員と個別に接触し、1週間の総裁戦の中盤までに「議員票の80以上獲得に、めどを付けていた」(岸田氏側近)と証言する。「菅陣営の『隠れ反菅票』を秘かに掘り起こした結果」(同)というわけで、細田、麻生両派が流した“施し票”という風説は、「陣営内の“反菅票”の存在をごまかすためのフェイク」(同)との分析だ。

 無記名投票で実施される総裁選の歴史を振り返れば「必ず何かのドラマがあった」(自民長老)のは事実。その多くは、劣勢とされた候補の予想外の票の上積みだった。日本特有の“判官びいき”の結果と解説する向きが多いが、「本当は、トップの人物への隠れた不満の表れ」(首相経験者)というのが実態だといわれる。今回2位を確保した岸田氏だが、菅新政権の党・内閣人事では、石破氏と共に無役に追いやられた。1年後の総裁選をにらんだ菅首相の再選戦略とされるが、「真相は隠れ反菅票を掘り起こした岸田氏への怒り」(自民長老)との見方も出ている。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」9月28日号より】

5258名無しさん:2020/10/04(日) 21:10:38
>>5245
>>5248

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f139da61cac2849ce30e21cc633bfa1bf7f5f88
他派閥鞍替えにピリピリ二階派 除名ちらつかせる
10/4(日) 18:47配信

 自民党の二階幹事長が早くも次の衆議院選挙を見据えた動きを見せています。

 二階幹事長が派閥の幹部ら総勢20人で訪れたのは河村元官房長官の決起大会です。幹事長自らの異例のテコ入れには理由がありました。
 自民党・二階幹事長:「いかなる標的であろうとも、懸命に戦って必ず我々の側が勝利する」
 衆議院山口3区ではこれまで二階派の河村氏が公認されてきましたが、次の選挙では岸田派の林元文部科学大臣が参議院からくら替えして出馬することが取り沙汰されています。二階派はこうした林陣営の動きに神経をとがらせていて、「自民党に弓を引くというなら、除名もあり得る」などと牽制(けんせい)する動きを強めています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/fdff7acfe63dc501b9c3a820904c093a62947cd7
二階幹事長・衆議院山口3区は「河村氏を全力で支える」
10/4(日) 19:03配信

林参議院議員の鞍替えが取りざたされている、衆議院山口3区の自民党の総決起大会が宇部市であり、自民党の二階幹事長は、現職の河村建夫さんを「全力で支える」と強調しました。総決起大会には400人が出席し、河村さんが所属し自民党の二階俊博幹事長が率いる、二階派の国会議員21人が壇上に並びました。山口3区を巡っては、次の衆院選で、県選出で自民党の参議院議員・林芳正さんのくら替えが取り沙汰されています。二階幹事長は「自民党の公認は1人」とし、現職の河村さんを全力で支えると強調しました。自民党・二階俊博幹事長「売られたけんかという言葉がある。河村先生に何かがあるのではないかということであれば、われわれも意を決して、政治行動のすべてをなげうって、その挑戦に受けて立つ」河村さんは、改めて次の衆院選に向け意欲を示しました。自民党・河村建夫衆議院議員「安倍政権を継承する内閣ができた。しっかりと支えていくためには、党勢拡張も大事だし、ここからのろしを上げるべきではないかとこういう思いもあった」山口3区には、立憲民主党の坂本史子さんが立候補を予定しています。

最終更新:10/4(日) 19:03
tysテレビ山口

5259名無しさん:2020/10/04(日) 21:11:45
>>5258

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6e0a246eb3bda6052d5c2bf4a1b7110ea6bc391
二階派が山口で選挙体制づくりに総力 そのわけは…
10/4(日) 19:06配信

 早くも解散総選挙を見据えた動きを見せていす。自民党の二階幹事長率いる二階派の幹部らが山口県に集結し、山口3区を地盤とする河村建夫元官房長官の決起大会を開催しました。

 閣僚経験者もずらりと並び、二階派が総力を挙げて河村氏の応援に入っています。今回、二階派が総勢20人で集結したのは、同じく山口3区から岸田派の林参議院議員が出馬するのではないかと取り沙汰されているからです。二階派の幹部は「自民党に弓を引くということだ」と牽制(けんせい)し、現職優先だという考えを強調しました。二階幹事長らはその後、地元の有力企業である「宇部興産」を視察し、選挙での支援体制作りに余念がありません。
 一方、林氏は現時点で出馬は明言していませんが、山口3区のなかで新たに事務所を開くなど準備を進めているとみられています。岸田派の幹部からは「出馬したら派閥が応援しようがしまいが、負けることはない」との声も漏れてきます。この選挙区ではこの他に立憲民主党から坂本史子氏が出馬する見通しです。自民党内で年内の解散総選挙は見送られるとの見方が強まる一方で、選挙を見据えた熾烈(しれつ)な駆け引きがすでに始まっています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/430f4ccbb2ddc90dc3c6465baa026d0ea186914e
「弓を引くというなら、除名もありうる」二階派が林元文科相陣営を牽制 次の衆院選を見据えた動き
10/4(日) 19:31配信

 「いかなる標的であろうとも、懸命に戦って必ず我々の側が勝利する」。自民党の二階幹事長が、早くも次の衆議院選挙を見据えた動きを見せている。

 二階幹事長が派閥の幹部ら総勢20人で訪れたのは、河村元官房長官の決起大会。幹事長自らの異例のテコ入れには理由があった。

 衆議院山口3区では、これまで二階派の河村氏が公認されてきたが、次の選挙では岸田派の林元文部科学大臣が参議院から鞍替えして出馬することが取りざたされている。

 二階派はこうした林陣営の動きに神経を尖らせていて、「自民党に弓を引くというなら、除名もありうる」などと牽制する動きを強めている。(ANNニュース)

5260名無しさん:2020/10/04(日) 21:12:53
>>5259

https://news.yahoo.co.jp/articles/82d699d652c9bd9715fe6e09a5071223d44272e6
二階幹事長、林氏くら替え報道「反党行為どうなるか」 衆院山口3区、党公認は現職優先で
10/4(日) 19:39配信

 自民党の二階俊博幹事長は4日、次期衆院選の山口3区について「党が公認するのは1人」と現職で二階派(志帥会)会長代行の河村建夫元官房長官を推すと述べた。同区へのくら替えが取り沙汰される岸田派の林芳正元文部科学相(参院山口)に対しては「反党行為をした人がどういう立場になるか、言わずとも分かるだろう」とけん制した。

 河村氏が山口県宇部市内で開いた総決起大会で発言した。二階氏は一部報道で林氏のくら替えがあらためて浮上したことを「売られたけんかという言葉がある。挑んでくるなら受けて立たざるを得ない」と語気を強めた。さらに「きょうは党の幹事長としての立場でも来ている」とし、自身の発言の重さを強調した。

 この日は、二階氏をはじめ志帥会から20人が応援に駆け付けた。伊吹文明元衆院議長は「うわさを心配してきた。万一のことがあっては困る」、林幹雄幹事長代理は「党に弓を引くことになり、除名になる。そういうおろかなことはしないと思う」と発言した。

 大会終了後、二階氏は報道陣に「定数1の選挙区に公認候補は1名だということは子どもでも分かること。党の公認は現職優先で進めたい」と念押しした。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/89679597cf30037664b683c004b971a5cc94e360
二階氏「売られたケンカ、受けて立つ」 山口に乗り込む
10/4(日) 20:09配信

 自民党の二階俊博幹事長は4日、側近の河村建夫元官房長官(77)が地盤とする衆院山口3区に入り、同党の林芳正参院議員(59)=山口選挙区=の3区へのくら替えを強く牽制(けんせい)した。林氏は態度を明確にしていないものの、3区での活動に力を入れており、二階氏は「売られたケンカ」として、「挑戦を受けて立つ」と訴えた。

 河村氏は当選10回で、二階派の会長代行。山口県宇部市で4日に開かれた次の衆院選に向けた河村氏の決起集会には、二階氏や伊吹文明元衆院議長、林幹雄幹事長代理、武田良太総務相ら応援の二階派国会議員計20人が顔をそろえた。

 党の選挙対策委員長代理を兼務する林幹事長代理はあいさつで、「自民党はまず現役(現職)優先で公認する。(それ以外で)出る人は、反党行為。除名ということもありうる」と踏み込んだ。

 その後、マイクを握った二階氏は「『売られたケンカ』っていう言葉がある。河村先生に何かあるということであれば、我々も意を決してその挑戦に受けて立つ」と宣言。さらに「公認決定に反抗する行為があれば、どういう立場になるかということは言わずともおわかりの通りだ」とクギを刺した。

■林芳正氏「固めたということはない」

 二階派が大挙して応援に入ったのは、菅内閣が発足した9月16日、林氏が3区にくら替えする意向を固めた、と一部で報じられたためだった。

 一方、林芳正氏は21日、報道陣の取材に「そうした意向を固めたということはない」と否定したが、くら替えの可能性を問われると「期待があることは承知している。応えられるよう精進を重ねていく」と含みを残している。

朝日新聞社

5261名無しさん:2020/10/04(日) 23:22:23
https://www.fnn.jp/articles/-/82354
自民党総裁選 8日告示 各陣営、動き活発化
国内
2020年9月7日 月曜 午後8:22

自民党総裁選挙は、8日の告示を前に、菅・岸田・石破の各陣営が動きを活発化させている。

菅官房長官「(長官の過去の執筆本が高値になっているが?)野党時代に執筆した著作について、そんなに高値になっているとは知らなかった」

菅官房長官は、7日も公務を行う一方、自民党の東京都議団を訪問するなどした。

また、菅陣営は幹部会合を開き、8日の告示に向けての準備を進めている。

一方、同じ神奈川県選出の小泉環境相も「共に非連続の改革をやっていきたい」として、菅氏支持を表明した。

岸田政調会長「政策の中身は、(ほかの候補者と)明らかに違うところが多々あります。違いをよく理解してもらうことが基本です」

岸田政調会長は、台風10号対応のため地方出張をキャンセルし、自民党本部から地方の会合にリモート参加し、党員に支援を呼びかけた。

また、午後、自らの陣営の選挙対策本部を立ちあげるなど、準備を進めている。

自民党・片山さつき議員「わたし今回ね、菅選対の常任幹事なんです」

石破元幹事長「そんなことは、みんなお付き合いがあるから」

石破元幹事長は、自民党議員の国会事務所を回り、支持拡大に努めている。

さらに、石破氏は、自身の派閥の会合に出席し、情勢分析を行った。

石破元幹事長「選挙はわたしたちも長くやっているが、ふたをあけて開けてみなければわからない」

自民党総裁選は、8日に告示され、3候補による共同記者会見などが行われる。

5262名無しさん:2020/10/04(日) 23:56:13
https://mainichi.jp/articles/20200904/k00/00m/010/203000c
総裁選、異例の街頭演説会なし 党選管「密を回避」 ネット配信を拡充
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月4日 19時55分(最終更新 9月4日 19時55分)

 自民党は4日、総裁選管理委員会(委員長・野田毅元自治相)を党本部で開き、8日告示、14日投開票の総裁選の関連日程を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、候補者がそろって全国を回る街頭演説会は見送る。事実上、首相を決める総裁選で全国遊説を行わないのは異例で、各陣営の戦略に影響も出そうだ。候補者のうち菅義偉官房長官(71)は4日、選挙対策本部を設立。岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)もテレビ出演などで支持を訴えた。

 8日は候補者による所見発表演説会と共同記者会見を党本部で開催。公開討論会は9、12日に東京都内で、党青年局・女性局や日本記者クラブ主催で実施する。インターネット動画サイト「ニコニコ動画」主催の討論会も検討中という。

https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/806046.html
菅氏支持7人 岸田氏3人 静岡県内国会議員意向【自民総裁選】
(2020/9/8 08:30)

 安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党総裁選は8日告示される。菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の3氏が立候補し、安倍政権の路線継承か修正かを争点に選挙戦に入る。静岡県内同党国会議員は7人が菅氏、3人が岸田氏を支持し、石破氏への支持はない見通しだ。多くは所属派閥の意向に沿って動き、地方票の獲得に向け地元支援者や党員への働き掛けを活発化させている。
 静岡新聞社の7日の取材に対し、菅氏の支持は細田、麻生、竹下、二階の各派に所属する議員。細田派会長代理を務める塩谷立氏は「新型コロナへの対応や経済対策を考えると総合的に菅氏しかいない」と強調する。菅氏の選挙対策本部の常任幹事を担う竹下派の牧野京夫氏は「困難な状況の中で安定した政権を維持しなければならない」と述べた。
 無派閥の城内実氏は菅氏を支持し「無派閥グループで世話になった。コロナで有事なだけに危機管理能力が重要」と指摘する。
 一方、岸田氏を支持するのは岸田派の上川陽子氏と深沢陽一氏、吉川赳氏。3氏は5日に静岡市で岸田氏を招いた集会を開き、地方議員らに支持を訴えた。上川氏は「同じ政策集団で切磋琢磨(せっさたくま)してきた。考えを党員、国民に伝える」とした。
 石破氏は知名度が地方で高いことから、県内国会議員の1人は「県連が独自に行う党員投票で一定の支持を集めるのではないか」との見方を示した。

5263名無しさん:2020/10/04(日) 23:58:44
https://www.sankei.com/politics/news/200904/plt2009040033-n1.html
【総裁選ドキュメント】菅氏選対本部が発足 山口本部長「地方票に全力尽くす」
2020.9.4 16:36政治政局

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選への出馬を表明した菅義偉官房長官の選挙対策本部が4日、発足した。会合後、事務総長の山口泰明組織運動本部長は報道陣に「いいメンバーで正式に発足できた」と話した。

 選対本部長には、菅氏と親交の深い小此木八郎元防災担当相が就任。山口氏のほか、事務局長の吉川貴盛氏や棚橋泰文氏、桜田義孝氏や松本純氏ら多くの当選同期がメンバーに入った。会合では今後の日程や、スタッフの派閥ごとの割り振りなどを打ち合わせた。

 また、公務多忙で遊説やテレビ出演ができない菅氏のため、ビデオメッセージを作成して各地で上映するなど地方票の取り込みに向けた方策も協議した。

 山口氏は報道陣から地方票の目標獲得数について問われ、「全力を尽くす、精いっぱい」と答えた。

5264名無しさん:2020/10/05(月) 00:22:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd851f6b9c6efc9a0cbaebd6a8a61dddce041c51
二階派×岸田派、今度は山口…衆院くら替え封じ、二階派大挙現地入り
10/4(日) 21:20配信

 衆院議員の任期満了が1年後に迫る中、選挙区をめぐる自民党の内部抗争が表面化している。二階俊博幹事長ら二階派(志帥会、47人)所属の議員20人が4日、山口県宇部市で開かれた同派ベテランの河村建夫元官房長官の総決起大会に大挙して出席。河村氏が地盤とする山口3区へのくら替え出馬を模索する岸田派(宏池会、47人)の参院議員、林芳正元文部科学相の封じ込めに動いた。

 ■二階氏「挑戦、受けて立つ」

 「『売られたけんか』という言葉がある。われわれは河村先生に何かあれば、政治行動の全てをなげうってその挑戦に受けて立つ」

 二階氏が決起大会に出席した約400人の前でこう語気を強めると、会場はどよめきと拍手に包まれた。二階氏は「幹事長」の立場に言及し「いかなる標的であろうとも懸命に戦って、必ずわれわれの側が勝利することをお約束する」とも強調した。

 この日は、伊吹文明元衆院議長や武田良太総務相ら派閥幹部が勢ぞろいし、1人ずつマイクを握った。このうち、林幹雄幹事長代理は、党の公認候補が原則、現職優先であることを説明した上で「(くら替えは)反党行為だ。除名ということも当然ある」と林元文科相を牽制した。

 ■岸田派「こんな大勢…戦争になる」

 二階氏らが山口に出向いたのは、林元文科相が同区から出馬する意向を固めたと、先月半ばに一部で報じられたことがきっかけだ。林元文科相が既に岸田派会長の岸田文雄前政調会長に意向を伝え、党から公認を得られなくても無所属で出馬するとも伝えられた。

 林元文科相は記者団に「意向を固めた事実はない」と否定する一方で「地元で期待があり、しっかりと精進していきたいと言い続けてきた。それは全く変わっていない」と含みを持たせた。実際、林元文科相は平成24年の衆院選でもくら替えを模索し、河村氏らの猛反発を受けて自重した経緯がある。

 この報道に敏感に反応したのが二階氏だ。林陣営に二階派の「本気」を示すべく、河村氏の会合にメンバーを動員するよう指示。派閥幹部は「これだけの議員が押し寄せれば林元文科相への強烈なメッセージになる」と語った。対する岸田派関係者は「こんな大勢で来られたら戦争になる」と警戒を強める。

 勢力が拮抗する両派は静岡5区でも旧民主党出身で二階派特別会員の細野豪志元環境相と、岸田派の吉川赳氏が競合している。林元文科相がくら替えを決断すれば、党内抗争の激化は避けられそうにない。(広池慶一)

5265名無しさん:2020/10/05(月) 00:24:34
https://www.asahi.com/articles/ASNB24RP3N9TUEHF00L.html
失言、届いた切腹もなか 「箕部幹事長」と二階氏の違い
有料会員記事
聞き手・神田大介
2020年10月4日 8時00分

ジビエを食すイベントで、自民党の二階俊博幹事長(左)からお茶を「お酌」される菅義偉官房長官=2020年1月29日、東京・永田町の自民党本部

【朝日新聞ポッドキャスト】 無派閥首相と派閥
 あの妙な会見を覚えていますか。自民党総裁選を控えた9月2日夕、細田博之、麻生太郎、竹下亘の3氏がそろい、競うように菅義偉氏への支持をアピールしました。それぞれ細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)の会長。会見は他派閥に先駆けて「菅氏擁立」の流れをつくった二階派に対する巻き返し、と受け止められました。総裁選は菅氏が圧勝しましたが、派閥政治を隠そうともしない姿が印象に残りました。

 菅氏自身は無派閥です。でも派閥の力で勝ったように見えます。いったい派閥って何なのか。秋山訓子編集委員に解説してもらいました。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は次の通りです。

・自民若手、「3派閥の長」会見にブーイング

・二階幹事長、「箕部幹事長」とは違う?

・失言した議員に送られた「切腹もなか」

・菅首相、派閥政治をぶっ壊す?

     ◇

Q:派閥って何でしょうか?

A:自民党の中で政策や理念の似た考えの人たちがつくる集団のことで、本来、派閥の長は未来の総裁選の候補なんです。

 派閥の全盛期は中選挙区制の時代。小選挙区制になってからは、同じ政党からは一つの選挙区に一人しか出ません。ですが、中選挙区では同じ政党から何人も候補が出ました。その時に色々な派閥の人が出て争うから、党内で争いが激しくなり、派閥をあげてその人を応援していたんですよ。

 ただ、1996年の衆院選で小選挙区比例代表並立制になってからは、党が運営する選挙という色が強くなった。なので、派閥の力はすごく弱くなりました。今、派閥の長は必ずしも総裁選の候補ではありません。無派閥の人がすごく多いのも特徴です。

Q:菅さんのような人が増えているんですか?

A:そうですね。派閥の力を借りなくてもいいと。派閥は毎週木曜日のお昼に集まって、お昼ごはんを食べながら情報交換をしています。菅さんを囲む若手・中堅のグループ「ガネーシャの会」や、他の無派閥の人たちの「無派閥連絡会」も、同じように集まっています。党の人事があると、派閥の推薦枠というのがあって、大体「適齢期」といわれるような人を「お願いします」と派閥ごとに出したりするんですよ。

Q:「適齢期」は大体どれくらい?

A:今回大臣になった中だと、平沢勝栄さんは当選8回ですが、これはすごく遅いほう。菅さんがはじめて総務大臣になって入閣した時は当選4回で、これは早い。大体5〜7回ぐらいでしょうか。

Q:小選挙区制になってもう長いです。派閥って、なぜ生き残っているんでしょう。

A:やっぱり便利なんですよ。大…

5266名無しさん:2020/10/05(月) 10:08:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5486f92143bb808bd4d3c56c2c15157fbb3174a
二階派、大挙山口入り くら替え阻止へ「示威行動」 他派と摩擦激化へ・自民
10/5(月) 7:10配信

 自民党の二階俊博幹事長は4日、二階派所属議員19人を引き連れて山口県宇部市に乗り込み、同派会長代行の河村建夫元官房長官(衆院山口3区選出)が開いた会合で気勢を上げた。

 同区では岸田派座長の林芳正元文部科学相が参院からのくら替え出馬を目指している。二階氏は立候補を阻止するため、幹事長派閥の「力」を誇示した形だ。

 会合の名称は「自民党山口県第3選挙区支部総決起大会」。伊吹文明元衆院議長、武田良太総務相ら同派幹部が勢ぞろいした。二階氏は「党の公認は1人だ。全力で河村氏を支える」と強調。林氏の動きについて「売られたけんかだ。政治行動の全てをなげうって、その挑戦を受けて立つ。選挙の戦いもいとわない」と言い切った。

 林氏のくら替えの動きが表面化したのは9月の自民党総裁選直後。一部報道を受け、林氏は記者団の取材に「10年くらい前から地元で期待があった。期待に応えて精進したい」と意欲を隠さなかった。林氏周辺は「無所属でも出馬する」と断言。既に秘書が3区内で活動を活発化させているとされる。

 こうした動きに激怒した二階氏は「完膚なきまでにたたきのめす」と周囲に漏らし、大挙しての山口入りを決めた。二階氏に近い菅義偉首相の就任で二階派は勢いを増しており、二階氏は「交代交代で何回でも山口に伺う」と会合で息巻いた。

 二階氏最側近の林幹雄幹事長代理も会合で「(くら替え出馬は)自民党に弓を引くことになる。除名という罰則もあり得る」とどう喝とも取れる発言でけん制した。

 一方の岸田派は現時点で、表立って対抗する動きを見せていない。林氏のくら替えは将来の党総裁選出馬をにらんだ動きとみられており、同派会長の岸田文雄前政調会長には林氏への警戒感もあるとみられる。

 次期衆院選で二階派と他派が競合する可能性があるのは山口3区だけではない。北海道7区、群馬1区、新潟2区、静岡5区、高知2区も同様だ。「数は力」をモットーとする二階氏は幹事長権限を背景に拡大路線を突き進む構えで、二階派と他派の摩擦が激化しそうだ。

5267名無しさん:2020/10/05(月) 10:20:24
https://toyokeizai.net/articles/-/170984
自民党の「派閥」はなぜ求心力を失ったのか
「一強」時代の今、ひもといておきたい歴史

中北 浩爾 : 一橋大学大学院社会学研究科教授
著者フォロー
2017/05/11 8:00

自由民主党(自民党)は結党以来38年間にわたり政権を担い、2度「下野」(野党に転落)したが、2012年に政権復帰。現在は一強状態にある。本格的な政権交代の荒波を乗り越えた結果、その強靭さは以前より増しているようにも見える。

拙著『自民党――「一強」の実像』でも指摘しているが、私たちは新聞やテレビ、あるいはインターネットなどを通じて、自民党に関するかなりの量の情報を得ている。ところが、そのほとんどは政局にかかわるもの。どうしても断片的な性格を免れない。派閥、総裁選挙、政策決定プロセス、国政選挙、友好団体、地方組織と個人後援会など、分析する観点は多様だ。

その1つとして、自民党の現状を正確に理解するために知っておきたいテーマが、自民党における「派閥」の存在だ。

一般的にいって派閥とは、政党の内部に存在し、その主導権をめぐって競合する集団を意味する。豊富な政治的資源や影響力を持つ領袖がメンバーに対して保護と便益を与える代わりに、メンバーが領袖に対して支持や助力を提供する。重要な機能は、①総裁選挙での候補者の擁立と支援、②国政選挙の候補者擁立と支援、③政治資金の調達と提供、④政府・国会・党のポスト配分の4つである。

かつて派閥は自民党政治の代名詞だったが、現在は求心力を失ってしまっている。この10年余りで無派閥議員は増加。1980年代でも1割程度はいたが、近年は3割前後にまで達している。

5268名無しさん:2020/10/05(月) 10:21:12
>>5267

減退する派閥の資金力
現在、派閥が求心力を失っている大きな理由は、資金力の減退にある。豊富な政治資金がなければ、メンバーに対して選挙の際、あるいは日常的に十分な援助をすることができないし、メンバー相互の親睦を深める機会も貧弱なものになってしまう。手狭な事務所で我慢しなければならず、職員の数も削減を余儀なくされる。それどころか、派閥の活動にあたって、メンバーに負担を強いる機会も増える。いまや派閥に加入することは、必ずしも金銭的に魅力的ではなくなった。

もっとも、派閥の全盛期である1980年代半ばでも、国会議員は所属派閥に政治資金を全面的に依存していたわけではない。大臣経験者は原則として自前の資金調達を求められたし、若手議員でも派閥からの資金援助は多くとも収入の1〜2割にすぎなかった。それゆえ派閥の役割は、直接的な資金援助よりも、むしろ一種の信用供与、すなわちパーティ券の販売や企業献金の開拓などで使用できる派閥の資金ネットワークへのアクセス権の提供にあったといわれる。

とはいえ、その当時、派閥は夏(6月)に氷代、冬(12月)にモチ代として年2回、それぞれ200万〜400万円をメンバーに配っていた。党からも氷代およびモチ代が幹事長の手渡しで配布されたが、ほぼ同額あるいは若干少ない200万〜300万円であった。また、国政選挙の際には、党が公認料として全員に1000万円ずつ供給したが、派閥も最低でも同額の資金援助を行っていたという。そのほか、派閥の幹部からの個別的な資金提供も、一定程度存在していた。

現在の政治資金を正確に把握することは極めて困難であるが、平成研究会、宏池会(こうちかい)、清和会といった派閥の政治団体の2015年の政治資金収支報告書によると、氷代とモチ代はそれぞれ50万〜100万円であり、その前年を見ると、総選挙の際の資金援助は100万〜200万円である。これは各派閥の関係者に行ったインタビューの内容とも符合している。派閥からメンバーへの資金援助が、少なくとも1980年代に比べると、大きく減少していることは疑いない。

所属する派閥への支出について見ると、会費は一律に月額5万円、年額でいうと60万円だ。また、派閥が開催する政治資金パーティ券の販売も求められる。ある派閥では、当選1回は50万円、2回以上は100万円、閣僚経験者は200万円が努力目標であり、それを超える分については寄付金として還付するというインセンティブを設けているという。当選1回で100万円、副大臣が130万円というところもあれば、おおむね200万〜300万円、最高ランクで700万円という派閥もあると聞く。

総じて見るならば、派閥との政治資金のやり取りは、若手議員で収支が若干のプラス、もしくは均衡、中堅・有力議員になると負担のほうが多くなるようだ。少なくとも政治資金上、派閥への加入に大きなメリットがあるとはいえない。たとえば、武井俊輔衆議院議員は、こう語っている。「私は理念や伝統に魅(ひ)かれて宏池会に入っているのであって、カネだけで言ったら、ほぼトントンというのが実感です。だから入会しない人もいるのだと思う。入らないと資金が回らないのなら、みんな派閥に入りますよ」。

派閥の政治団体の収支報告書を見ると、春季に開催する政治資金パーティに全面的に依存していることがわかる。2015年の清和会の収入2億5073万円の70.7%、平成研の収入1億4233万円の76.1%、宏池会の収入1億9416万円の75.3%が、パーティ収入である(繰越金を除く)。1枚2万円のパーティ券を政治資金収支報告書に記載される20万円を超えて購入する企業や団体は少なく、派閥は収入源の確保に四苦八苦している。

5269名無しさん:2020/10/05(月) 10:21:26
>>5268

政治資金制度改革のインパクト
派閥の集金力の減退の主たる原因は、政治改革にある。細川護煕政権の下で1994年、政党本位の政治を目指して、小選挙区制の導入を柱とする選挙制度改革が行われるとともに、政治資金制度改革が実施された。

内容は多岐にわたるが、重要なポイントの第1は、国家財政から政党に資金援助を行う政党助成制度の導入である。国会議員5人以上といった要件を満たす政党に対して、国民1人当たり250円、総額約309億円を、議員数と得票数に応じて配分する制度であった。当初、当該政党の前年の収入総額の3分の2が交付額の上限として設定されていたが、翌年の政党助成法の改正で「3分の2条項」は撤廃された。共産党を除く各政党は政党交付金への依存を深め、その配分権を有する党執行部の権力が増大した。

第2は、政党(およびその政治資金団体)以外への企業・団体献金の禁止である。その結果、派閥がつくっていた政治団体は、企業・団体献金を受け取ることができなくなり、大きな打撃を被った。例外的に政治家個人の資金管理団体は、5年間に限って年間50万円以内の企業・団体献金が認められたが、これも1999年の政治資金規正法の改正で禁止された。政党支部を通じて政治家個人が企業・団体献金を受け取る抜け穴もあるが、派閥の資金集めには大きな足かせとなった。

第3は、政治資金の透明化である。政党・政治資金団体以外の政治団体への献金の公開基準が、それまでの年間100万円超から5万円超へと引き下げられた。政治資金パーティについても、同一の者による同一のパーティ券の購入の公開基準が100万円超から20万円超へと変更された。子会社や複数の政治団体を用いるといった抜け穴はあるが、企業・団体はさまざまな理由から名前を公表されることを嫌うし、これを口実に購入額を限定しようとするため、派閥にとって大きな制約となっている。

実際、各派閥の集金力は、1994年の政治改革を境に急激に減少した。1980年代後半には年間20億円を超えることもあった派閥の収入総額は、5億円を超えることがなくなった。もちろん、1991年のバブル崩壊後に平成不況が長期化したことや、1993年の自民党の下野なども、無視しえない要因として作用したはずである。ただ、政治資金制度改革を抜きにして、1990年代半ばの派閥の集金力の低下、その後の低迷を説明することはできない。

派閥の資金力の衰えの背景として、もう1つ注目すべきは、自民党から各派閥への資金配分の消滅である。ほとんど知られていないが、1990年の総選挙対策として、当時の小沢一郎幹事長が実施したことをきっかけに、党から派閥への資金援助が始まり、1992年には総額で約31億円、1993年には約40億円が所属議員数に応じて派閥に渡された。政権からの転落などを受けて1994年には4億5000万円にとどまったが、その後も党から派閥への資金援助が継続した。

1994年の政治改革で政党助成制度が設けられたが、その資金が派閥に回れば、政党本位の政治は有名無実になる。しかし、自民党から各派閥への資金配分は、小泉純一郎内閣の際に大きく削減され、再度の下野を受けて2010年に最終的に廃止された。自民党は派閥経由をやめ、その分を所属議員への直接交付に切り替えたのである。このことは派閥が衰退した結果であるとともに、それを促進する原因にもなった。政治資金の面でも、自民党は派閥連合政党から脱却してきたといえる。

歴史をもう少しひもとけば、1980年代半ばに最盛期を迎えた自民党の派閥政治は、その後、衰退していくことになる。その最大のきっかけとなったのが、1988年に発覚し、世論の強い批判を浴びたリクルート事件であった。

5270名無しさん:2020/10/05(月) 10:21:56
>>5269

政治改革と派閥数の増加
中選挙区制の下、同士討ちを余儀なくされる自民党の候補者は、党の組織や政策に頼った選挙運動を展開できないので、個人後援会を作り、「党中党」たる派閥に庇護を求め、利益誘導政治に走る。それが金権腐敗の根源である以上、政治家の倫理を問うよりも、中選挙区制を廃止して、小選挙区制を導入しなければならない。リクルート事件を契機として、このような認識が党内外で高まり、小選挙区制の導入を中核とする政治改革の動きが開始された。

なかでも自民党幹事長を務めた小沢は、単なる腐敗防止を超えて、政治的リーダーシップの強化という観点から政治改革の必要性を説いた。すなわち、中選挙区制ゆえに、自民党は派閥連合政党にとどまっており、総裁の権力が制約されている。しかも、1980年代に入って総主流派体制が生まれ、派閥間の競争も失われてしまった。したがって、小選挙区制を導入することで、政権交代の可能性を高め、政治的競争性を取り戻すとともに、党首を中心とする執行部の権力を強化し、政党本位の政治を実現しなければならない。

こうした目的を持つ政治改革は、小沢ら羽田派などが自民党から離れ、細川を首相とする非自民連立政権が樹立されることで、1994年に実現した。ほかにも中選挙区制を単記制から連記制に手直しする案や、小選挙区比例代表併用制や連用制などが唱えられたが、最終的に導入されたのは、小選挙区300、比例代表200の小選挙区比例代表並立制であった。比例代表との並立制といっても小選挙区制を中心とするものであり、2000年には比例代表の定数が20削減され、小選挙区制としての性格が一層強められた。

中選挙区制が廃止されたことで、派閥は変化を余儀なくされた。最も目に見えやすい変化は、派閥数の増加である。1970年代末に自民党の派閥の数がほぼ5つに集約されたのは、総裁予備選挙の実施に加え、1つの選挙区から3〜5人の議員を選出する中選挙区制と関係していた。中選挙区制の下、自民党の公認候補は最大で5人になるが、互いに競合するため、別々の派閥に所属する。そして、選挙区レベルの5人の候補者の競合は、総裁選挙を媒介として、全国レベルで三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘を領袖とする5大派閥への収斂を生み出したのである。

しかし、1996年に小選挙区比例代表並立制の下で初めて総選挙が実施されて以降、新たな派閥の結成が進んだ。1998年から翌年にかけて、政策科学研究所(旧渡辺派)を離脱した山崎拓グループが近未来政治研究会(近未来研)、宏池会(宮沢派)から分かれた河野洋平グループが大勇会、清和会(三塚派)を脱退した亀井静香グループが旧渡辺派の残留組と合流して志帥会をそれぞれ結成した。これらの派閥は、その後も消滅せず、派閥の数が7に増加した。2000年には「加藤の乱」の結果、宏池会がさらに2つに分裂した。

その後も中選挙区制の廃止に伴う派閥の求心力の減退が進行する。2005年の小泉首相による郵政選挙を契機に無派閥議員が急速に増加した。さらに、2015年には、石破茂を領袖とする水月会が、無派閥議員を集めて結成された。既存の派閥の分裂ではなく、まったく新たな派閥が生まれたのは、1979年に中川一郎率いる自由革新同友会が結成されて以来のことであった。他の派閥との重複加入を認めて派閥を名乗っていない有隣会を除いても、現在、8つの派閥が乱立している。

5271名無しさん:2020/10/05(月) 10:22:10
>>5270

派閥選挙の後退
派閥数の増加や無派閥議員の増大にみられる派閥の求心力の低下は、中選挙区制から小選挙区制に変わった結果、同士討ちがなくなり、派閥が衆議院議員選挙に関与する度合いを減少させたことを一因としている。中選挙区制の下で、同士討ちを余儀なくされる候補者は、同一選挙区に所属議員がいない派閥に支援を求め、他方、派閥も内部の結束を乱さないため、メンバーがいない選挙区に候補者を擁立し、総裁選挙に向けて勢力を拡張しようと努めた。自民党の衆議院議員選挙は、派閥選挙だったのである。

派閥の候補者に対する支援の第1は、党の公認の獲得であった。公示前には派閥の助力を得て後援会づくりが進められる。公示後も無所属候補に派閥が実質的な援助を与えることは可能であり、当選すれば自民党の追加公認という道も開かれていた。しかし、公認候補になると、選挙資金の援助や友好団体の応援といった便宜が党から与えられるし、非公認になれば、派閥としても党則上、公然と支援することが難しくなる。だからこそ、かつて派閥は公示の直前、党の公認の獲得をめぐって争ったのである。

ところが、現在では、候補者が党の公認を取り付けるうえで、派閥が役割を果たすことはほとんどない。小選挙区比例代表並立制の導入後も10年ほどは、候補者間の調整がつかず、1人が小選挙区、もう1人が比例代表に単独で立候補し、次の選挙で入れ替わるコスタリカ方式がかなり残っていた。しかし、コスタリカ方式の解消が進むと、候補者が別々の派閥の支援を受けて公認を争うことが、めったになくなった。その結果、派閥という要素は、党の公認の決定に際して重要性を失っていった。

そのことは、公認の決定プロセスの変化にも示される。自民党本部の選対関係者によると、2000年代の半ばまでは、各派閥が選挙対策小委員会に委員を送り出しており、選挙対策本部で公認候補を決める際には、そこで事前に派閥間の調整が行われ、了承するという手続きが踏まれていた。いまでも多くの派閥が選挙対策委員会の副委員長にメンバーを送り込んでいるが、かつてのような派閥間の調整メカニズムはなくなり、選対副委員長の役割も派閥の代表から選対委員長の補佐に変化してきているという。

5272名無しさん:2020/10/05(月) 10:22:20
>>5271

党の公認なくして当選することが困難に
他方、小選挙区制の導入により、各候補者にとって党の公認は決定的に重要化した。当選に必要な得票率が中選挙区制よりも上昇したため、党の公認なくして当選することが困難になったからである。また、中選挙区制下のように、無所属で立候補したうえで党の公認候補を破って当選し、追加公認を得るという道もほぼ失われた。その結果、党執行部が持つ公認権は強化され、「加藤の乱」や郵政選挙の際には、造反を抑え込むうえで大きな効果を発揮した。なお、拘束名簿式の比例代表制も、党執行部の公認権を強くする。

中選挙区制での派閥の候補者に対する支援の第2は、選挙運動への応援である。各派閥はそれぞれ独自に選対を設置し、知名度が高い幹部やメンバーを応援弁士として派遣したり、衆議院議員選挙であれば参議院議員、参議院議員選挙であれば衆議院議員の秘書を手伝いのために送り込んだりした。応援弁士は、選挙前にも国政報告会などの際に派遣されるが、浮動票の獲得とともに、陣営を引き締める効果を持つ。派閥は、接戦の選挙区に重点的に支援を行うことで、自派のメンバーを増やそうとした。

現在でも、選挙に際して派閥選対が設置される。ところが、各派閥の関係者は一様に、応援弁士の派遣について、派閥も行っているとはいえ、党本部が中心的な役割を果たすようになったと語る。かつては派閥が芸能人を応援で送り込むこともあったが、いまではほとんど聞かれなくなった。秘書の派遣も少なくなっている。このように派閥の活動量が低下した大きな原因は、資金力の減少にある。

派閥の候補者に対する支援の第3は、資金面での援助であるが、これも同じく重要性を低下させている。総じて、国政選挙で派閥の役割が後退していることは間違いない。

5273名無しさん:2020/10/05(月) 10:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd3d9af5cada58c1b20669a24096ab4fa0ca5045
菅義偉と創価学会 かつての敵が学会にとって“歴代最も与しやすい首相”になるまで
10/5(月) 5:58配信

菅=佐藤ラインの威力
 菅義偉首相と創価学会の佐藤浩副会長は、《盟友》と評されるほど緊密な人間関係を築いていることは、これまでに何度もマスコミに報じられてきた。それでも、一般の人は「佐藤浩」という名前を初めて知ったという方も多いだろう。

 ***

《盟友》という言葉を使ったのは、経済誌の「週刊エコノミスト」(毎日新聞出版)だ。

 電子版の「週刊エコノミストOnline」は9月25日、社会情報大学院大学の北島純特任教授の署名原稿を配信した。

 タイトルは、以下のような具合だ。

《デービッド・アトキンソン氏の提言で観光立国を推進、創価学会の佐藤浩副会長と盟友関係、大阪維新の会とも太いパイプ……菅新首相の政治力を支える「人脈」の正体》

 その関係が、どれほど緊密なのかを報じたのは朝日新聞だ。9月18日と19日、企画記事の「実像 菅義偉首相」が紙面に掲載された。

 18日の見出しは「脱派閥掲げつつ“菅派”着々 若手ら勧誘『政治はやっぱり数』」というものだが、この記事の中に、2人の緊密な結びつきが描写されている。

 2015年、消費増税に際して軽減税率を導入するのか、導入するとして範囲をどこまで広げるのかといった問題を巡り、自民党の一部と公明党が対立したことがあった。

 この時、菅首相と佐藤副会長が《介入》する場面が朝日新聞には描かれている。

2人で決めた軽減税率
《官房長官だった菅は党執行部の頭越しに調整に介入した。10%へ税率を上げる際の低所得者対策として公明は食料品を8%にとどめるよう主張したが、自民や財務省は渋っていた》

《菅は公明の支持母体・創価学会副会長の佐藤浩から「軽減税率の導入なしに選挙は協力できない」と告げられた》

《佐藤とは国会議員に当選後、菅の選挙区の神奈川で活動していた縁で知己を得た。官房長官に就いてからは政権中枢にいる自身の力と、佐藤が持つ選挙での集票力とを互いに頼んで足場を強化していった》

《菅は首相の安倍晋三を説き伏せ、自民党税調会長を交代させてまで公明の言い値で決着させた》
(註:全角数字を半角にするなど、デイリー新潮の表記法似合わせた、以下同)。

 菅首相と協力し、公明党の頭越しに軽減税率を導入させてしまう──。この《佐藤副会長》とは一体、どのような人物なのだろうか。

5274名無しさん:2020/10/05(月) 10:26:49
>>5273

「絶対的な実力者」
 総合情報誌「FACTA」(ファクタ出版)は13年10月、佐藤副会長について次のように伝えた。

《選挙参謀でもあり、支持政党・公明党の候補者選びでは今や絶対的な権限を握る実力者とされる》

 この記事で、佐藤副会長は53歳と記載されている。すると現在は60歳ということになるだろうか。

(2013年11月号「『創価学会のドン』は死なず 脳梗塞で倒れた池田大作名誉会長が職務に復帰。11月18日の『総本部』竣工祝賀に安倍首相を招き、復活をアピール?」より)

 佐藤副会長とはどのような人物なのか、学会ウォッチャーの乙骨正生氏が解説する。

「佐藤氏は大学を卒業すると、杉並区の男子部長に任命されます。その後、全国の男子部長、青年部長とエリートコースの王道を歩んでいきました」

教宣・広宣部長として活躍
「全国の男子・青年部長は、選挙を取り仕切るポジションです。だからこそ出世コースなのですが、佐藤氏は別の仕事で評価され、頭角を現します。人のやりたがらない、厳しい仕事で成果をあげたのです」(同・乙骨氏)

 佐藤副部長は教宣部長、広宣部長も歴任している。これが出世の糸口になったという。

「かつて創価学会は日蓮正宗の在家信徒団体という位置づけでしたが、様々な対立の結果、91年に日蓮正宗は創価学会を“破門”します。

 その日蓮正宗の中で、最も反学会の旗幟を鮮明にしていたのが妙観講というグループで、杉並区に本部があります。

 この妙観講など、創価学会に敵対的な宗教団体や、マスコミ、ジャーナリストと対応・対峙するのが教宣部長、広宣部長の役割です。

 精神的にも負担が大きい仕事であるのは言うまでもありませんが、佐藤氏はこれをやり抜くことで、上層部に認められたのです」(同・乙骨氏)

最初の選挙では「反学会」
 まさに体を張ることで、創価学会に対する忠誠心を証明したということのようだ。

 一方の菅首相だが、初めて衆院選に出馬したのは1996年、この総選挙は新進党が政権交代を謳って自民党に総力戦を挑んだことが最大の特徴だった。

 新進党には公明党の一部議員が参加していた。自民党にとっては文字通りの“敵”だった。

 そのため菅首相は当時、「自民党からも心配の声が出るほどの反学会キャンペーンを張って選挙を戦った」という。乙骨氏が言う。

「96年11月、自民党の機関紙である『自由新報』が菅さんの選挙のことを取り上げています。

 菅さんの対立候補は創価学会プロパーの公明党議員で、新進党の結党に参加し、新進党から出馬しました。

 そのため、菅さんは徹底して学会を攻撃。対立候補が約6万5000票だったのに対し、約7万票を獲得して初当選を果たしました」

5275名無しさん:2020/10/05(月) 10:28:21
>>5274

集団的自衛権でも協議
 ところが1999年、自民党は何と公明党と連立を組んでしまう。

「菅さんは神奈川県の本部に出向き、何度も何度も謝罪したといいます。そして神奈川県における公明党候補を全力で応援するようになっていきました」(同・乙骨氏)

 菅=佐藤ラインを、かなり早い段階で報じた新聞の1つに、九州のブロック紙・西日本新聞がある。

 同紙は2014年4月5日、「集団的自衛権を追う」という記事を1面と2面に掲載した。クレジットは《東京政治取材班》となっている。冒頭を引用しよう。

《「今国会中に集団的自衛権をやりたい」

 安倍晋三政権の大番頭である菅義偉官房長官が切り出した。2月中旬、都内で密会した相手は、公明党の支持母体である創価学会の佐藤浩副会長。全国青年部長を務めた実力者で政界とのパイプ役だ。佐藤氏は即座に首を横に振った。

「のめない。それでは共同歩調は取れない」》

公明党の不興も意に介さず
 この記事には《菅氏が党の頭越しに学会幹部と「握った」ことは、公明党に不快感を広げた》とあるが、ある意味では当然だと言える。

 学会幹部と官房長官が直接、集団的自衛権という極めて重要な政策について協議しているのだ。公明党の面子は丸潰れだろう。

 だが菅首相は、学会とのパイプがある限り公明党は恐るるに足らず、と見透かしていたのかもしれない。

 やはり西日本新聞は14年6月28日の朝刊に「読み解く=集団的自衛権 閣議決定案を自公了承 公明ずるずる後退 容認 割れた創価学会」を掲載した。

 この記事には、余裕綽々とも取れる菅首相の肉声が記載されている。

《政権中枢に座る菅義偉官房長官や自民党筋は早くから、原田稔会長、佐藤浩副会長ら学会幹部とそれぞれ密会を重ね、感触を探ってきた。「俺は全然心配していない」。菅氏は周囲に度々こう語った》

沖縄県知事選では苦杯
 2018年2月、沖縄県の名護市で市長選が行われた。普天間基地移設の是非が争点となった。

 移設容認派の渡具知武豊市長が勝利するのだが、「FACTA」は「『名護の勝者』は菅長官と創価学会副会長」(2018年3月号)との記事を掲載した。

《政府筋は「菅義偉官房長官と創価学会の政治担当、佐藤浩副会長の連携がものを言った」と解説する》

《告示後は佐藤氏が選挙事務所に陣取り、自民党議員らに「〇△地区で運動量が足りない。もう一度やり直せ」とハッパをかける場面もあったという》

 創価学会の副会長が直接、自民党の議員に指示を出すのだ。“菅官房長官”の後ろ盾がなければできない“越権行為”だろう。

 7か月後の9月、沖縄県知事選では玉城デニー知事が勝利し、菅=佐藤ラインは苦杯をなめた。が、2人の信頼関係は揺らがなかったようだ。

5276名無しさん:2020/10/05(月) 10:29:18
>>5275

与しやすい首相
 2019年の北海道知事選で鈴木直道知事が勝利したのは、菅=佐藤ラインの“暗躍”があったからだと、これもFACTAが報じた。

(2019年6月号「『令和おじさんの天領』と化す北海道 菅官房長官が道政に入れあげるのにはワケがある。傀儡知事の誕生は、自らを首相候補に押し上げるから」)

 政治担当記者は「2人の“蜜月”は強化されることはあっても、距離が離れるようなことはありませんでした」と振り返る。

「2014年の総選挙では、維新の会が大阪の選挙区で対公明党の“刺客”を放つ構えを見せると、当時の菅官房長官は佐藤副会長の意向を受けて維新側と協議。結局、維新は立候補を取り下げてしまいます。

 この深く結ばれた関係を学会側から見ると、自分たちの声に耳を傾けてくれる政治家が首相にまで登り詰めたわけです。『菅首相なら、最も与しやすい』と考えていたとしても不思議はないと思います」

菅首相に期待を寄せる学会
 乙骨氏は、創価学会とこれだけ太いパイプを持つ政治家が首相に就任したのは、「日本の憲政史上、恐らく初めてでしょう」と言う。

「創価学会は政教一致の批判を回避するため、自分たちは政治家と直接コンタクトせず、公明党を間に挟むことを心がけていました。その大前提を崩したのが菅=佐藤ラインということになります」

 創価学会にとっては、自分たちのほうを向いてくれる首相の存在が、ありがたいのは言うまでもない。

「創価学会は今年の11月に90周年を迎えますが、菅政権の誕生はまたとない朗報でしょう。今後を考えると、来年1月に93歳を迎える池田大作名誉会長の健康状態が大きな問題になります。

 学会のXデーに対する備えはあるでしょうが、実際に起きたとなると、様々な混乱が生じるかもしれません。こうした状況の中、菅さんが首相であることは、心強いはずです」(同・乙骨氏)

週刊新潮WEB取材班

2020年10月5日 掲載

新潮社

5277名無しさん:2020/10/05(月) 11:15:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fe9f010d19790a86c155cef63d8b477c9d5e4ee
衆院山口3区 二階氏「挑むなら受けて立つ」 林氏をけん制 河村氏の総決起大会で
10/5(月) 10:41配信

 自民党の河村建夫元官房長官(77)=衆院山口3区=の次期衆院選に向けた総決起大会が4日、山口県宇部市内で開かれた。河村氏の所属派閥会長の二階俊博幹事長も出席。「(河村氏に)挑んで来るなら、政治行動の全てをなげうって受けて立つ」と述べ、衆院転出が取り沙汰される岸田派の林芳正元文部科学相(59)=参院山口選挙区=を強くけん制した。【平塚裕介、遠藤雅彦】

 二階氏には伊吹文明元衆院議長や武田良太総務相、林幹雄幹事長代理ら二階派所属の国会議員約20人が同行する異例の布陣。会場のホテルには県議や市議、後援会関係者ら約400人が集まった。

 山口3区を巡っては林氏が9月21日、取材に対して現時点でのくら替えを否定しながらも「期待の声があることはありがたい」と将来の可能性については含みをもたせた。

 二階氏はこれを念頭に「売られたけんかという言葉がある。無駄なエネルギーをお互い費やすよりも、日本の発展のために力を結集してもらいたい」とあいさつ。「無理やり挑んでくるなら我々も覚悟はある。全力を挙げて河村氏を支える」と強くけん制した。

 河村氏も「コロナ禍で社会が一変した。安定政権の下、一致団結して難局を乗り切っていかなければならない。総選挙に向けてのろしを上げる、党勢拡張のスタートだ」と譲らない構えを示した。

 終了後に取材に答えた二階氏は「定数1の選挙区に公認候補は1人であることは子どもでも分かること。(3区に)2人出すという不見識なことはしない。現職優先で進んでまいりたい」と語り、河村氏以外を推す可能性を否定した。

 ◇林氏周辺 にじむ警戒感

 自民党二階派挙げての衆院山口3区入りに対し、くら替えを模索する林芳正元文部科学相の周辺は4日、警戒感をにじませた。

 林氏の後援会関係者は「河村陣営も必死なんだろう。警戒感が無ければこの時期に、幹事長まで呼んで決起集会を開くことはない」と指摘。その上で「二階幹事長が来たことで、林議員本人の(くら替えに向けた)決意が揺らぐことがあっては困る」と話した。

 また林氏に近い県議の一人は「二階派の会長代行が20人も引き連れないと選挙ができないのか」と河村陣営の動きをけん制。「衆院選まではまだ時間がある。当面の間、この話は休戦状態になるのではないか」と語り、3区内の有権者の意向を見極める考えを示した。【林大樹、佐藤緑平】

5278名無しさん:2020/10/05(月) 12:41:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06db9858e3ff46557dbccffbb24adda11bf05e0
「二階幹事長」に“そりゃないよ”の声 身内の「河村元官房長官」びいき際立つ
10/5(月) 11:40配信

因縁の選挙区「衆院山口3区」における“シマ争い”
 10月4日、自民党の二階俊博幹事長(81)は、山口県宇部市で開かれた志帥会(二階派)会長代行の河村建夫元官房長官(76)の総決起大会に出席。あと1年以内に行われる次期衆院選の山口3区について「党が公認するのは1人」と述べた。河村氏を推すというわけだが、これまでの二階幹事長の言行と一致せず、「さすがに幹事長、そりゃないですよ〜」の声も少なくない。

 ***

 衆院山口3区は因縁の選挙区である。直近の“火種”から触れておこう。

 9月16日、TBSが「林芳正元文科相(参院議員)が山口3区から出馬の意向を固め、所属する岸田派の岸田文雄前政調会長にも伝えた」と報じた。

 林氏はこれについて、「元々、意向がないので(岸田氏に)伝えるも何もない」と全否定。もっとも、「10年くらい前から地元では(くら替えの)期待があった。その期待に応え、しっかりと精進していきたいと言い続けてきたので、それは今までと全く変わっていない」とも述べた。

「TBSとしても、本人もしくは本人に相当近いところから聞いていなければ、この類の話は打てない(ニュースとして出せない)ですよ」

 と、政治部デスク。

「実際には自身が所属する宏池会(岸田派)の若手との会合で、“次の衆院選にくら替え出馬し、現職の河村氏は引退。出馬を模索していた河村氏の息子の政策秘書・健一氏は参院に回ることになる”と説明があったと言われています」

「林さんが否定しつつ、地元からの期待の声を紹介するところまで含めたデキレースでしょう。衆院選が近いのでアドバルーンをあげつつ、ライバルとなる河村さんを牽制する意味合いがあったんです」

首相への思いを隠さない林氏にとって衆院くら替えは必要なステップ
 そして、「元々……」と言って、こう続ける。

「林家は、父・義郎さんの代には衆院中選挙区の山口1区を根城にしていました。その旧1区は小選挙区制の導入で山口3区と4区に分かれ、4区を安倍さん(晋三前首相)が、3区を河村さんが確保。1996年10月の衆院選で、義郎さんは比例代表中国ブロックに回りました」

 そして父親の後を継いだ林芳正氏は、参院にしか居場所がなかった。

5279名無しさん:2020/10/05(月) 12:42:09
>>5278

林氏と共に地元は下関で当然「犬猿の仲」の安倍前首相

 防衛相、経済財政政策担当相、農相、文科相を歴任し、首相への思いを隠さない林氏にとって悲願であり、必要なステップは衆院くら替えである。

 先に触れた林氏のコメントにあるように、例えば自民党が政権を奪還する2012年、若手を中心に「林待望論」が巻き起こり、党山口県連幹部らが役員会の決定をもとに衆院山口3区で擁立するよう党本部に要請した経緯がある。

 しかし、党本部は3区現職の河村氏の支持を打ち出し、林氏は衆院転身を断念せざるを得なかった。ちなみに当時の河村氏のポストは選対局長だった。

 こういった流れの中でのTBS報道だったというわけだが、これにいきり立ったのが他ならぬ二階幹事長。

 4日の集会でも、「反党行為をした人がどういう立場になるか、言わずとも分かるだろう」「売られたケンカという言葉がある。挑んでくるなら受けて立たざるを得ない」「きょうは党の幹事長としての立場でも来ている」と言いたい放題。

 二階派の面々は47人だが、うち20人も山口入りする状況で、二階氏の右腕・林幹雄幹事長代理は「党に弓を引くことになり、除名になる。そういうおろかなことはしないと思う」と発言。

「林さんと河村さんが勝負したら林さんの圧勝。それくらい林家の城下町」

宏池会ボスも林氏が後を継ぐという話が出てきているが…

 永田町関係者に聞くと、

「裏返せば、二階さんたちの焦りが見て取れますよね。実際、地元でチラッと聞いてもらうだけでわかりますが、林さんと河村さんが勝負したら林さんの圧勝。それくらい林家の城下町という意識が強いんです」

「だから、二階さんは自分が力のあるうちにもう一期、河村さんにやらせると意気込んでいる。遅かれ早かれ、地元は林さんの手に落ちると分かっていても関係ないんです」

 二階幹事長と言えば、山梨2区で現職の堀内詔子代議士に長崎幸太郎氏(現・山梨県知事)をぶつけて「勝った方が公認」と言ってみたり、静岡5区では、自民現職がいるのに無所属のまま二階派入りしている細野豪志元環境相の支持を呼び掛けたりと、「横暴ぶりが際立つ」(先のデスク)状況だ。

 二階氏はこの日、「定数1の選挙区に公認候補は1名だということは子どもでも分かること。党の公認は現職優先で進めたい」とも語っている。

 これまでの幹事長の流儀に従えば、両者がガチンコでぶつかり勝った方が公認という判断がないわけではないと思われるが、そうも行かないらしい。

「二階さんは山口の件について、“けじめをつける”と明言しています。メンツを最も大事にするヤクザはそれを潰されたら必死で相手のタマを取りに行く。実弾が飛びかわない戦争である選挙で、相手のタマを取るぞという意気込みなのかもしれません」(先の関係者)

 けじめを取るのはどちらの方か、それは1年以内にわかることでもある。

週刊新潮WEB取材班

2020年10月5日 掲載

新潮社

5280名無しさん:2020/10/05(月) 17:13:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcdf697cbed883be29e3220a84edbf3ca3b12a42
二階氏「売られたけんか、受けて立つ」 岸田派・林氏のくら替え出馬をけん制
10/5(月) 16:56配信

 自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派(47人)の国会議員20人が4日、山口県宇部市に乗り込み、同派会長代行である河村建夫元官房長官の次期衆院選に向けた総決起大会に出席した。河村氏の地盤である山口3区から、岸田派(47人)の参院議員、林芳正元文科相がくら替え出馬を模索しており、これを封じ込める狙いだ。両派の党内抗争は激化するのか。

 「『売られたけんか』という言葉がある。われわれは河村先生に何かあれば、政治行動の全てをなげうって、その挑戦を受けて立つ」「いかなる標的でも必ず、われわれが勝利すると約束する」

 二階氏がこう強調すると、会場に集まった約400人はどよめいた。

 会場には、伊吹文明元衆院議長や、武田良太総務相ら派閥幹部が勢ぞろいした。二階氏の最側近である林幹雄幹事長代理は「現職がいる選挙区への出馬は反党行為だ。罰則がある。除名も当然ある」と牽制(けんせい)した。

 二階派が動いたのは、一部メディアが9月半ば、「林芳正氏が、山口3区から無所属でも出馬する意向を固めた」と報じたのがきっかけ。林芳正氏は否定したが、「地元で期待があり、しっかり精進したいと言い続けてきたのは変わらない」と含みを持たせたため、二階派を刺激した。

 林芳正氏は2012年衆院選でもくら替え出馬を模索したが、河村氏らの猛反発で踏みとどまった経緯がある。

 岸田派関係者は「二階派議員が山口にこんなに大勢で来たら、『戦争』になる」と警戒を強める。

 二階派と岸田派は所属議員の数でも拮抗(きっこう)し、しのぎを削っている。2012年衆院選では、山梨2区で党公認をめぐり対立した。現在、衆院静岡5区でも、旧民主党出身で二階派特別会員の細野豪志元環境相と、岸田派の吉川赳氏が競合している。

5281名無しさん:2020/10/05(月) 17:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/45b2d5d46f3a621f03af1d0076ee6731823edec2
二階派VS岸田派で“山口戦争”が勃発!衆院解散にらみ二階幹事長「売られたケンカは買う」〈週刊朝日〉
10/5(月) 16:45配信

 菅義偉首相が否定しても、消えない年内の衆院解散。そんな中、次期総選挙をめぐる“派閥抗争”が自民党内で勃発した。

 自民党の河村建夫元官房長官が10月4日、地元山口3区で400人を集め、総決起大会を開催。まだ、解散時期も判然としないのに、二階俊博幹事長をはじめ、林幹雄幹事長代理、武田良太総務相ら二階派から20人の国会議員らが大挙して駆け付けたのだ。

 険しい表情で挨拶に立った二階氏はこう語気を強めた。

「売られたケンカという言葉があるでしょう。自民党が公認するのは一人だ」

「それに反抗する行為があれば、どういう立場になるのか」

「挑んでくるなら我々も受けて立たざるを得ない。いかなる標的であろうとも、われわれが勝利する」

 完全に戦闘モードなのだ。山口3区は中選挙区時代も含めて、河村氏が連続当選を果たしている。

 二階幹事長のいう「標的」とは誰なのか?

 衆院山口3区から次の衆院選で出馬を目指しているとみられるのは、自民党の元防衛相、林芳正参院議員(岸田派)だという。

 すでに林氏は準備を整え、後援会事務所を山口3区に開設。支援者には『参議院5期25年の実績を活(い)かし、次のステージを目指します!』と衆院選に出馬するような文言が記してあるリーフレットを配っているのだ。

 林氏は蔵相、厚労相などを歴任した、父、林義郎氏のあとを継ぐ形で政界入り。参院当選5回、防衛相、農水相、文科相などの要職を務め、2012年には自民党総裁選にも出馬した経験がるサラブレットだ。

 林氏の父、義郎氏は、中選挙区時代、旧山口1区が地盤だった。同じ選挙区から当選していたのが、河村氏と安倍晋三前首相。

「その後、小選挙区導入で、安倍氏が山口4区、河村氏が山口3区、
林氏は参院とすみわけができてしまった」(自民党の山口県議)

 林氏の所属する岸田派では「岸田(文雄)さんの次は林さん」と言われ、菅首相に岸田氏が敗れたいま、待望論が高い。しかし、ネックになっているのは、林氏が参院議員であること。

5282名無しさん:2020/10/05(月) 17:15:45
>>5281

「早いところ、衆院に鞍替えしてほしいとの声は、以前から強かった。これまで、山口1区で出るいや3区だといろいろな話があったが、何度もとん挫。だが、今回は固い決意のようで解散があれば次期衆院選では無所属でも、衆院山口3区に鞍替えすると言っている。さすがに安倍さんの4区は無理でしょう」(岸田派所属の衆院議員)

 河村氏の有力後援者によれば、林氏が山口3区に後援会事務所を出した際、陣営から河村氏に挨拶があったという。だが、河村氏はまだまだ引退のつもりはないという。これまでは林氏が衆院山口3区に鞍替えし、河村氏の後継者が参院から出馬という「密約」もささやかれていたが、真相は違う。

「河村氏は密約を完全に否定。『衆院選は絶対に出馬して、当選する、林氏がなぜ山口3区にくるの』と語っていた。衆院議長はどうかと聞くと、苦笑していた。地元では安倍前首相の次は河村衆院議長の待望が多々ありますよ」(河村氏の有力後援者)

 前出の岸田派の衆院議員は林氏の心情をこう代弁する。

「林氏は出馬すれば、きっと勝てるはず。出馬してシロクロはっきりさせればいい」

 二階派もすっかり戦闘モードのようだ。同幹部がこう話す。

「現職で当選10回の河村氏がいる選挙区に、なぜ林氏が参院から鞍替えなのか、理由がわからない。二階幹事長がおっしゃっているように、ケンカをふっかけてくるなら受けて立ちますよ」

(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

5283名無しさん:2020/10/05(月) 17:32:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc97b5e4d6accb4af5ebdb9163f488cec1e58bd
因縁の「二階」VS「岸田」、山口3区めぐり全面戦争か
10/5(月) 16:46配信

 自民党の総裁選挙から3週間。辛うじて2位に滑り込み、今も「ポスト菅」に意欲を示す岸田前政調会長ですが、現在はそれどころではない大きなトラブルを抱えています。(05日15:22)

最終更新:10/5(月) 16:46
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/78c7e6fd4a6b9713a75c1cb06e3901bc67492ed8
自民・山口選対委員長「衆院解散、年内は難しい」
10/2(金) 19:47配信

 自民党の山口泰明選対委員長は2日、政府内で11月中旬を軸に行う方針が浮上している「立皇嗣(りっこうし)の礼」などを念頭に「首相の外遊も皇室行事もある。年内のタイミングは難しい」と高知市で記者団に話した。

5284チバQ:2020/10/05(月) 19:20:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc97b5e4d6accb4af5ebdb9163f488cec1e58bd
【独自】“ポスト菅”岸田氏を襲うトラブル
10/5(月) 16:46配信
 自民党の総裁選挙から3週間。辛うじて2位に滑り込み、今も「ポスト菅」に意欲を示す岸田前政調会長ですが、現在はそれどころではない大きなトラブルを抱えています。

 「倍返しをしていく」(自民党 二階派 伊藤忠彦衆院議員)

 4日に開かれた二階派の河村元官房長官の総決起大会。飛び交ったのは、岸田派のある議員を敵視する声でした。

 「反党行為になるんです。自民党に弓を引くんですね。除名ということも当然あるんです」(自民党 二階派 林幹雄幹事長代理)
 「我々も覚悟があります。選挙の戦なんか全然いといません」(自民党 二階派 二階俊博幹事長)

 批判の矛先は、参院から鞍替えし、河村氏と同じ「山口3区」から出馬する意向を固めた岸田派のナンバー2、林芳正元文科大臣に向けられたものです。

 「10年くらい前から地元では期待がありましたので、その期待に応えてしっかり精進していきたいと、こういうふうに言い続けてきましたので」(自民党 岸田派 林芳正元文科相 先月17日)

 総理・総裁を目指すため長年、衆院への鞍替えを模索してきた林氏を地元の県議らが押し立てた格好ですが、同じ選挙区で戦うことになる現職の河村氏を抱える二階派の議員たちは不快感を隠しません。

 「“売られたケンカ”という言葉があるでしょう。挑んでこられるなら申し訳ないが、我々も受けて立たざるを得ない」(自民党 二階派 二階俊博幹事長)

 二階幹事長は「現職優先」の考えを示し、林氏の動きをけん制しました。

 「完膚なきまでに叩きのめしてやる」(二階派議員)
 「ケンカを売ったことを後悔させてやらないとな」(二階派議員)

 岸田派と二階派の因縁は今に始まったことではありません。去年の参院選では岸田派の溝手元参院会長が後に二階派に所属する河井案里参院議員と激突。ほかにも複数の選挙区で対立した過去があるだけに、岸田氏も二階派の動きには不快感を示すなど、「全面対決」の様相を呈しています。

 ただ、岸田氏が抱える悩みのタネはこれだけではありません。岸田派で今なお大きな影響力を持つ古賀誠元自民党幹事長が、先月下旬、自ら派閥の名誉会長を辞任したいと伝えてきたのです。この背景には、古賀氏が菅総理と親交が深く、それが先の総裁選で岸田氏にマイナスに働いたためと見られます。

 岸田氏は古賀氏の処遇を保留していて、5日に開かれる派閥のパーティにも古賀氏は欠席する見通しです。

 「古賀さんは岸田さんより菅総理のほうが波長が合うんだろう」(岸田派中堅)
 「古賀さんの協力を得られなければ今後の政局は乗り切れない」(岸田派若手)
 「私自身も総理・総裁を目指して努力を続けていきたい」(自民党 岸田派 岸田文雄前政調会長 先月17日)

 こう語る岸田氏ですが、「内憂外患」の状況をどう打開していくのか、その手腕が問われています。(05日18:35)

5285チバQ:2020/10/05(月) 19:22:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06db9858e3ff46557dbccffbb24adda11bf05e0
「二階幹事長」に“そりゃないよ”の声 身内の「河村元官房長官」びいき際立つ
10/5(月) 11:40配信

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デイリー新潮
因縁の選挙区「衆院山口3区」における“シマ争い”
言ってきたことと今やっていることが違うと指摘される二階幹事長

 10月4日、自民党の二階俊博幹事長(81)は、山口県宇部市で開かれた志帥会(二階派)会長代行の河村建夫元官房長官(76)の総決起大会に出席。あと1年以内に行われる次期衆院選の山口3区について「党が公認するのは1人」と述べた。河村氏を推すというわけだが、これまでの二階幹事長の言行と一致せず、「さすがに幹事長、そりゃないですよ〜」の声も少なくない。

 ***

 衆院山口3区は因縁の選挙区である。直近の“火種”から触れておこう。

 9月16日、TBSが「林芳正元文科相(参院議員)が山口3区から出馬の意向を固め、所属する岸田派の岸田文雄前政調会長にも伝えた」と報じた。

 林氏はこれについて、「元々、意向がないので(岸田氏に)伝えるも何もない」と全否定。もっとも、「10年くらい前から地元では(くら替えの)期待があった。その期待に応え、しっかりと精進していきたいと言い続けてきたので、それは今までと全く変わっていない」とも述べた。

「TBSとしても、本人もしくは本人に相当近いところから聞いていなければ、この類の話は打てない(ニュースとして出せない)ですよ」

 と、政治部デスク。

「実際には自身が所属する宏池会(岸田派)の若手との会合で、“次の衆院選にくら替え出馬し、現職の河村氏は引退。出馬を模索していた河村氏の息子の政策秘書・健一氏は参院に回ることになる”と説明があったと言われています」

「林さんが否定しつつ、地元からの期待の声を紹介するところまで含めたデキレースでしょう。衆院選が近いのでアドバルーンをあげつつ、ライバルとなる河村さんを牽制する意味合いがあったんです」

5286チバQ:2020/10/05(月) 19:22:47
首相への思いを隠さない林氏にとって衆院くら替えは必要なステップ
「ケンカを売った」とまで言われた林元文科相は首相を目指す

 そして、「元々……」と言って、こう続ける。

「林家は、父・義郎さんの代には衆院中選挙区の山口1区を根城にしていました。その旧1区は小選挙区制の導入で山口3区と4区に分かれ、4区を安倍さん(晋三前首相)が、3区を河村さんが確保。1996年10月の衆院選で、義郎さんは比例代表中国ブロックに回りました」

 そして父親の後を継いだ林芳正氏は、参院にしか居場所がなかった。

 防衛相、経済財政政策担当相、農相、文科相を歴任し、首相への思いを隠さない林氏にとって悲願であり、必要なステップは衆院くら替えである。

 先に触れた林氏のコメントにあるように、例えば自民党が政権を奪還する2012年、若手を中心に「林待望論」が巻き起こり、党山口県連幹部らが役員会の決定をもとに衆院山口3区で擁立するよう党本部に要請した経緯がある。

 しかし、党本部は3区現職の河村氏の支持を打ち出し、林氏は衆院転身を断念せざるを得なかった。ちなみに当時の河村氏のポストは選対局長だった。

 こういった流れの中でのTBS報道だったというわけだが、これにいきり立ったのが他ならぬ二階幹事長。

 4日の集会でも、「反党行為をした人がどういう立場になるか、言わずとも分かるだろう」「売られたケンカという言葉がある。挑んでくるなら受けて立たざるを得ない」「きょうは党の幹事長としての立場でも来ている」と言いたい放題。

 二階派の面々は47人だが、うち20人も山口入りする状況で、二階氏の右腕・林幹雄幹事長代理は「党に弓を引くことになり、除名になる。そういうおろかなことはしないと思う」と発言。

「林さんと河村さんが勝負したら林さんの圧勝。それくらい林家の城下町」
宏池会ボスも林氏が後を継ぐという話が出てきているが…

 永田町関係者に聞くと、

「裏返せば、二階さんたちの焦りが見て取れますよね。実際、地元でチラッと聞いてもらうだけでわかりますが、林さんと河村さんが勝負したら林さんの圧勝。それくらい林家の城下町という意識が強いんです」

「だから、二階さんは自分が力のあるうちにもう一期、河村さんにやらせると意気込んでいる。遅かれ早かれ、地元は林さんの手に落ちると分かっていても関係ないんです」

 二階幹事長と言えば、山梨2区で現職の堀内詔子代議士に長崎幸太郎氏(現・山梨県知事)をぶつけて「勝った方が公認」と言ってみたり、静岡5区では、自民現職がいるのに無所属のまま二階派入りしている細野豪志元環境相の支持を呼び掛けたりと、「横暴ぶりが際立つ」(先のデスク)状況だ。

 二階氏はこの日、「定数1の選挙区に公認候補は1名だということは子どもでも分かること。党の公認は現職優先で進めたい」とも語っている。

 これまでの幹事長の流儀に従えば、両者がガチンコでぶつかり勝った方が公認という判断がないわけではないと思われるが、そうも行かないらしい。

「二階さんは山口の件について、“けじめをつける”と明言しています。メンツを最も大事にするヤクザはそれを潰されたら必死で相手のタマを取りに行く。実弾が飛びかわない戦争である選挙で、相手のタマを取るぞという意気込みなのかもしれません」(先の関係者)

 けじめを取るのはどちらの方か、それは1年以内にわかることでもある。

週刊新潮WEB取材班

2020年10月5日 掲載

5287チバQ:2020/10/05(月) 19:39:24
失礼、既に出てましたね

5288名無しさん:2020/10/05(月) 20:02:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/9edfd9e284952c80b63295347501b8411ba9fbd6
次期衆院選 福岡5区問題 原田氏が自民党県連に陳情書
10/5(月) 17:45配信

次の衆院選福岡5区に、自民党の現職と県議の2人が出馬表明している問題で、5日、原田義昭前環境大臣は、自民党福岡県連の公認推薦について「公平な手続きを求める」陳情書を手渡しました。

次の衆院選の福岡5区には自民党・現職の原田義昭前環境大臣(76)と、自民党福岡県議団の栗原渉県議(55)が出馬を表明していて、保守分裂の可能性がでています。

原田氏は5日午後、福岡市の自民党福岡県連本部を訪れ、原口剣生会長らに推薦候補について、「現職優先」という党の規則を確認した上で陳情書を手渡し、公平公正な手続きを行うよう求めました。

原田氏は、「自民党県議団では全会一致で新人候補を決めた。民主主義の原則に従って厳正な采配をお願いしたい。」と話しています。

福岡5区ではこのほか、立憲民主党の若子直也氏(41)、共産党の古賀新悟氏(56)の2人の新人が、出馬の準備を進めています。

九州朝日放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6a1782f5b49910d36ee5b83914ff574d62df5e4
自民党岸田派の古賀誠名誉会長が辞意伝達
10/5(月) 17:18配信

 自民党岸田派の古賀誠名誉会長が、同派会長の岸田文雄前政調会長に辞意を伝えた。関係者が5日、明らかにした。

5289チバQ:2020/10/05(月) 21:20:10
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASNB56QBVNB5UTFK00H.html
岸田氏、大宏池会構想実現に意欲 古賀誠名誉会長は欠席
2020/10/05 20:46朝日新聞

岸田氏、大宏池会構想実現に意欲 古賀誠名誉会長は欠席

岸田文雄氏=2020年9月、東京・永田町、内田光撮影

(朝日新聞)

 自民党の岸田文雄前政調会長が率いる岸田派(宏池会、47人)が5日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。岸田氏は「宏池会の大きな塊を実現できるように先頭に立って汗をかく」と述べ、来年9月に予定される次期総裁選に向け、源流を同じくする麻生派(54人)と谷垣グループと合流する「大宏池会構想」の実現をめざす考えを表明した。

 パーティーには、麻生派事務総長の棚橋泰文衆院議員や、谷垣グループ代表世話人の遠藤利明衆院議員らが出席。岸田氏は、「宏池会、過去に何度か分裂の歴史を繰り返してきた。しかし、『分断から協調へ』の重要性を訴えている以上、宏池会こそが身をもってそれを実践していかなければならない」と訴えた。

 一方、2012年に派閥トップを岸田氏に譲った後も毎年パーティーに出席してきた同派名誉会長の古賀誠元幹事長は、この日のパーティーに出席しなかった。古賀氏は麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相と距離がある。岸田氏が麻生氏と接近すれば、古賀氏との関係にも影響を与える可能性がある。

5290チバQ:2020/10/05(月) 22:16:49
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020100501002593.html
岸田氏「ポスト菅へ精進」 古賀・派閥名誉会長が辞意
2020/10/05 20:54共同通信

岸田氏「ポスト菅へ精進」 古賀・派閥名誉会長が辞意

政治資金パーティーであいさつする自民党の岸田前政調会長=5日午後、東京都港区

(共同通信)

 自民党岸田派(宏池会)は5日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催した。会長の岸田文雄前政調会長は、菅義偉首相に敗れた先の総裁選に触れ「次は勝利できるよう政策を磨く。力を蓄え、精進したい」と訴えた。これに先立ち同派の古賀誠名誉会長は岸田氏に辞意を伝えた。関係者が明らかにした。パーティーも欠席した。

 岸田氏は、池田勇人元首相が創設した宏池会の流れを共にくむ麻生派や谷垣グループを再結集する「大宏池会」構想を念頭に「宏池会の大きな固まりを実現できるよう、先頭に立って汗をかきたい」とも強調した。

5291名無しさん:2020/10/05(月) 22:30:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f435b2f8bf95e4fad78c590b2b89ddef591d3113
岸田氏、麻生派・旧谷垣Gと合流目指す 「大宏池会」構想、懸念材料も
10/5(月) 19:18配信

 自民党岸田派(宏池会)会長の岸田文雄前政調会長は5日、東京都内で開いた同派パーティーで「宏池会の大きな固まりを実現できるよう先頭に立って汗をかきたい」とあいさつし、宏池会の流れをくむ麻生派、旧谷垣グループと合流する「大宏池会」を目指す考えを表明した。

 岸田氏はあいさつで来年の総裁選に触れ、「勝利できるように政策を磨き力を蓄えて精進したい」と改めて意欲を示した。「菅政権の先に、宏池会として何を目指すか考えていく。国民が一体感を感じられる社会を目指す」とも述べた。

 その上で「宏池会は過去に分裂の歴史を繰り返してきた」と振り返りつつ、「宏池会だけでは社会を変えられない。より大きな政治の固まりが不可欠だ」と強調。池田勇人元首相が創始した宏池会を源流とする麻生派、旧谷垣グループとの再結集を訴えた。

 岸田氏は9月の総裁選で石破茂元幹事長を上回ったものの、全535票のうち89票と菅義偉首相に完敗。論戦でも存在感を示せなかった。岸田派内からは来年の総裁選について「主流派を固められているのに、本当に出られるのか」(中堅)との声が漏れる。

 岸田派座長を務める林芳正元文部科学相が、将来の総裁選出馬を念頭に参院から衆院へくら替えを目指しているのも懸念材料だ。ある中堅は「麻生派には行かない。林氏を担いで総裁選を戦う」と、分裂も辞さない考えを示した。

5292名無しさん:2020/10/05(月) 22:31:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/6751dab9c7b1b3b0b00192b9a0919fa86f71d7ec
二階幹事長「公認は1人、現職優先」(山口県)
10/5(月) 19:39配信

 衆議院の任期は残り1年となり、山口3区では自民党の林芳正参議院議員のくら替え問題が取り沙汰されている。4日に山口県入りした自民党の二階幹事長は、現職で同じ派閥の河村建夫衆議院議員を擁立する考えを強調した。

 自民党現職の河村氏が開いた総決起大会には、自民党の二階幹事長や現職の大臣など、河村氏が所属する二階派の国会議員20人が顔をそろえた。山口3区では自民党の林芳正参議院議員のくら替え問題が浮上している。二階幹事長は地元での騒ぎを重要視しているとして、「売られた喧嘩って言う言葉があるでしょう?河村先生に何かがあるんじゃないかということであれば、我々も意を決して、政治行動のすべてをなげうってその挑戦に受けて立つ」と話した。
 一方、林氏自身はこれまでの報道陣の取材に対し、「出馬の意向は固めていない」とした上で「地元の期待の声はありがたく精進を重ねていきたい」と述べている。
 4日の河村氏の決起大会では20人の議員全員が挨拶に立ち、「自民党に弓をひくのは罰則、除名もある」といった考えや、「妙なことがあると困る。皆さんの熱烈な総意があればそういう声は必ず封殺される」という声もあがった。大会後、二階幹事長は「2人出して選ぶような不見識なことはしない」と述べ、派閥の仲間である河村さんを擁立する考えを強調した。河村氏は「どうしても選挙に勝ち抜いていかなきゃいけない。その決意を皆さんにできたのは大変光栄なことだと思っている」と話した。
 なお、山口3区では立憲民主党の坂本史子氏も出馬する意向を示している。

最終更新:10/5(月) 20:41
KRY山口放送

5293名無しさん:2020/10/05(月) 22:40:56
https://mainichi.jp/articles/20200930/k00/00m/010/323000c
岸田氏、古賀氏と決別決意? 派閥パーティー招待せず 総裁選対応に不満
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月30日 21時54分(最終更新 9月30日 22時35分)

 自民党の岸田文雄前政調会長は、10月5日に東京都内で開く岸田派(宏池会)の政治資金パーティーに古賀誠名誉会長を事実上、招待しないことを決めた。古賀氏は2012年に派閥会長を岸田氏に譲って以降、初めてパーティーを欠席する。岸田氏は次点に終わった先の総裁選で、古賀氏が菅義偉首相を支援したとみて不満を募らせていた。今後、両氏の関係が断絶する可能性がある。

 岸田派は毎年パーティーを開いており、これまで同派前会長の古賀氏にあいさつを依頼してきた。複数の岸田派関係者によると、今年は岸田氏の意向で依頼はせず、古賀氏からは欠席の連絡があった。古賀氏…

https://mainichi.jp/articles/20201001/ddm/005/010/087000c
岸田派パーティー、古賀誠氏招かず 募る不満、断絶も
会員限定有料記事 毎日新聞2020年10月1日 東京朝刊

 自民党の岸田文雄前政調会長=似顔絵=は、10月5日に東京都内で開く岸田派(宏池会)の政治資金パーティーに古賀誠名誉会長を事実上、招待しないことを決めた。古賀氏は2012年に派閥会長を岸田氏に譲って以降、初めてパーティーを欠席する。岸田氏は次点に終わった先の総裁選で、古賀氏が菅義偉首相を支援したとみて不満を募らせていた。今後、両氏の関係が断絶する可能性がある。

 岸田派は毎年パーティーを開いており、これまで同派前会長の古賀氏にあいさつを依頼してきた。複数の岸田派関係者によると、今年は岸田氏の意向で依頼はせず、古賀氏からは欠席の連絡があった。古賀氏に名誉会長退任を求めることも検討している。派内には古賀氏に近い議員も多い。岸田、古賀両氏の関係が断絶すると、同派を離れる議員も出そうだ。同派の一人は岸田氏の判断について「総裁選で古賀氏は菅氏を支援したとみており、…

https://mainichi.jp/articles/20201005/k00/00m/010/222000c
岸田派、分裂含みか 古賀氏がパーティー欠席「岸田会長があいさつ依頼しなかった」
会員限定有料記事 毎日新聞2020年10月5日 20時40分(最終更新 10月5日 21時50分)

 自民党・岸田派(宏池会・47人)は5日夜、東京・芝公園のホテルで政治資金パーティーを開いた。同派に強い影響力を持ち、岸田文雄会長(63)の「政治の師」でもあった古賀誠名誉会長(80)は欠席したが、周囲に名誉会長を辞任する意向を伝えた。2021年の党総裁選での再起を見据え、岸田氏が距離を置いたことも要因だが、派内には古賀氏に近い議員もおり、分裂の懸念もくすぶる。

 岸田氏はパーティーで「宏池会も新たな時代に向けて進化していくことが求められている」とあいさつし「『分断から協調へ』の重要性を訴える以上、宏池会が身をもって実践する」と語った。会場には1000人以上が詰めかけ、二階俊博幹事長や最大派閥・細田派の細田博之会長らも参加したが、菅義偉首相は出席…

5294名無しさん:2020/10/06(火) 08:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1105542fd9b79402a5d37b6f0db25e0f3889609a
岸田氏、安倍氏接近に活路 古賀氏、岸田派名誉会長退任へ 揺れる岸田派
10/6(火) 5:00配信

 自民党の岸田文雄前政調会長が率いる岸田派(宏池会、47人)の政治資金パーティーが5日、東京都内のホテルで開かれた。名誉会長の古賀誠元幹事長は姿を見せず、今月に入って岸田氏に役職を退く意向を伝えたという。岸田氏が先の総裁選で安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の支持を得られなかった要因とされる古賀氏の欠席は、岸田氏にとって活路を開くきっかけになるのか。

 「次の機会に勝利することができるように政策を磨き、力を蓄え、精進したい」。岸田氏はパーティーでこう述べ、次期総裁選への意欲を改めて強調。党内の宏池会系勢力の結集を目指す「大宏池会構想」の実現に尽力する考えも明らかにした。菅義偉政権については「国の経済や社会の脆弱(ぜいじゃく)さを克服するために意欲的に取り組んでいる。宏池会としても支えていかなければならない」と語った。

 ただ、先の総裁選で争った菅首相は同じ時間帯に行われた内閣記者会のグループインタビューを理由に欠席。政界引退後も岸田派内で影響力を誇示してきた古賀氏の姿もなかった。岸田氏周辺によると、岸田氏が9月下旬、国会近くの古賀氏の事務所を訪ねて招待状を手渡したが、「所用がある」と断られた。また、今月に入って古賀氏から岸田氏に、「私は退いていく」と名誉会長辞任の意向も伝えられたという。

 次期総裁選をうかがう岸田氏にとって、古賀氏との距離感が焦点だった。

 新政権の人事では総裁選でいち早く「菅支持」を打ち出した二階派(志帥会、47人)の優遇が目立ち、冷遇された岸田派には「今の政権が盤石なら入り込む余地はなくなる」との危機感が強い。安倍氏の出身派閥の細田派(清和政策研究会、98人)や麻生派(志公会、54人)にも人事面で不満がくすぶっているだけに、安倍氏からの支援獲得や、古賀氏と距離がある麻生氏との関係強化が岸田氏の生命線となることは明らかだ。

 「岸田氏はこれまで誠実すぎた。『古賀さんとは縁を切った』といえばいい。二枚舌でも三枚舌でもあらゆる手で安倍氏らを味方にしなければだめだ」

 岸田派若手がこう語るように、古賀氏の欠席や名誉会長退任の意向は、安倍氏らの協力を引き出すことを狙い、岸田、古賀両氏が示し合わせた「策」との見方もある。一方で、岸田氏が次の総裁選を見据え、古賀氏と「本気」で距離を置く決心を固めたとの話もある。岸田氏か古賀氏か、どちらにつくかで派内は二分されており、古賀氏の辞意が派内に動揺を広げる可能性は否定できない。

(永原慎吾)

5295チバQ:2020/10/06(火) 10:57:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/617541b7d6c2004d100d271a1801e07586bdb6bc
「安倍前総理」がほくそ笑む地元山口での政争 
10/6(火) 5:56配信
192




地元は臨戦態勢
 衆院選挙に小選挙区制が導入されて、はや四半世紀。いまだに中選挙区時代の遺恨を引きずっているのは、山口県である。
 9月16日、TBSが“自民党参院議員の林芳正元文科相が、無所属でも次期衆院選で山口3区から鞍替え出馬をする”と報じたのだ。

 この報道を林氏は即座に否定。しかし、水面下では熾烈な攻防が始まっているのだという。

 林氏の地元・山口県は、現在の3区と4区にあたる旧山口1区を、河村建夫元官房長官と安倍晋三前総理、それに林氏の父・義郎氏が縄張りにしてきた。ところが、1996年の小選挙区制の導入で、河村氏が3区を、安倍氏が4区を取り、義郎氏は比例に転出。没後、芳正氏が参院山口選挙区から出馬した経緯がある。

 2012年には総裁選にも出馬した林氏だが、

「慣例的に、参院議員では、総裁はおろか政権の中枢を担うことも難しいとされる。そこで林氏は、10年ほど前から衆院鞍替えを画策してきた」(政治部記者)

 山口3区に狙いを定めたのには、こんなワケが。

「3区は林氏の母方の実家である宇部興産のお膝元。河村氏が次の選挙で引退し、後継ぎの息子に参院に回ってもらって、林氏が3区を貰い受けるというのが林陣営のシナリオだった」(同)

 ところが、河村氏が禅譲してくれる気配は見えず、林氏の支援者はヤキモキ。

「河村先生もはよ引退してくれればええのに、先週、この10月に解散総選挙に向けた決起大会を開くちゅう案内が届いた。将来、山口は議席が1区減らされるというし、芳正さんももう59歳。地元の人間はみんな鞍替えを熱望しちょるけん、万が一、無所属でも、本人が出ると言えば、火の玉になって応援しますよ」

 実は、この争いを横目にほくそ笑むのが、お隣、4区の安倍陣営だという。

「もともと林家が地盤にしてきたのは4区の下関市。市議会は今でも安倍派と林派が会派を分けて鎬を削っているんです。3年前の市長選では林派の前市長に対し、安倍氏の元秘書が出馬。安倍事務所が総動員で応援し、辛くも勝利を収めた。林氏が、全県選挙区の参院議員から衆院3区に鞍替えすれば、4区の林派も大人しくなり、安倍派も安泰というわけです」(先の記者)

 波乱はまだまだ続きそう。

「週刊新潮」2020年10月1日号 掲載
新潮社

5296チバQ:2020/10/06(火) 10:58:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/25763c832a1c8f7cf839093e8bdbf2d8059d0f0d
天敵・創価学会は「平沢勝栄」初入閣をどう見ているか? 24年前から遺恨あり
10/6(火) 6:01配信
151



家庭教師時代に「安倍前首相をシゴきすぎたから入閣できず」説も

75歳にして初入閣を果たした
 メディア露出が多く知名度抜群で当選8回を重ねるのに、なぜか組閣では呼ばれなかった平沢勝栄氏。75歳にして復興相として初入閣した背景には何があったのか? 実は24年前に起こった“事件”をきっかけに、創価学会から“仏敵”呼ばわりされてきた歴史があった。

【写真】創価学会と太いパイプがある「菅首相」

 ***
「入閣適齢期と呼ばれる目安は当選6回ですから、本人は焦りを通り越して、諦めにも似た気持ちだったんじゃないですかね」

 と、永田町関係者。

「例えば、オリンピックとかW杯で選手の活躍を所属企業や選手の出身地の人たちが集まって見守るシーンがあるじゃないですか? 勝てば大喜び、負ければ落胆。後援会の人たちって組閣をあんな感じで見守っているんです」

「だから、平沢さんの場合は毎回、“あ〜あ、次こそは”みたいな雰囲気になっていて、そこは彼も、“なんとかみなさんの熱い思いに応えられてよかった”とホッとしているんですよ」

 そこまでして入閣を避けられてきた理由とは何なのか? 

「平沢さんは東大在学中の2年間、当時小学生だった安倍さん(晋三前首相、66)の家庭教師を務め、安倍さんをかなりシゴいたって言われていますよね。それに恨みを持っている安倍さんが傍に近寄らせなかったという話が出回っているんですが、それはさすがに……」

 神話のレベルの話だという。実際は、

「創価学会との関係です」
公明党のホープに勝ってしまったばかりに…

創価学会・池田大作名誉会長にとっての聖地に土足で踏みこんだことが遺恨となり…
「平沢さんは警察官僚を辞めて24年前の1996年の衆院選に東京17区から出馬しました。その時に、公明党から出ていたのが山口那津男さん(68)。そう、今の公明党代表ですね」

「当時から公明党のホープと言われていた山口さんに勝ってしまったことで、創価学会からは『仏敵』認定されました。さらにその4年後の衆院選でも山口さんを破って再選。1999年から自公は連立して政権を担っていて選挙協力が当然あったわけですが、東京17区だけはそれがなかったんです」

 結果、山口氏は参院東京選挙区に鞍替えを余儀なくされた。

 学会関係者にも聞いてみると、

「池田大作名誉会長(92)は初代葛飾総ブロック長として新たな広布の歴史を開拓しました。だから、葛飾区全域を含む東京17区は、学会にとって聖地とも言えるのです」

「自公協力が行き届いた現在でも、都内の衆院24選挙区のうち公明党は平沢氏に推薦を出していません。まあ24年前ほど遺恨があるわけではないのですが、平沢氏も結構な学会批判を展開しましたからね……」

5297チバQ:2020/10/06(火) 10:59:01
 この間、状況が変わりそうなことが1度あった。自民党が下野していた2012年の野田政権時代だ。

「野田さん(佳彦首相、63)は公明党との連立に動いていました。学会側もゴーサインを出し、あとは野田さんの決断だけだったんですが、決めきれなかった」(先の永田町関係者)

「それが実現していれば、平沢さんは落選していた可能性がありますね」
東京17区が学会・公明党に大政奉還される日
 それはともかく、万年「大臣待機組」で終わるかと思われた中での菅政権誕生。

 そして瓢箪から駒のような入閣。それがうまくいった背後に、平沢氏の所属する派閥の親分・二階俊博幹事長(81)がいたことは間違いない。

「菅内閣の流れを作った二階さんは菅さんに支持の絶対条件として、『平沢入閣』を提示しました。菅さんは学会とのパイプは太いので、その他の点で学会側の要求を飲むことで平沢さんの件は目をつぶってもらったわけです」

 色んな饅頭の食い合いで、中に何が入っているのか……もはやよくわからない状況だが、

「平沢さんも今はそれほど学会のことを根に持っていないでしょうし、入閣したからには学会批判は封印でしょう」

 もっとも、血で血を洗うとは大仰だが、衆院選という“戦争”で2度も敗戦を喫した学会側は「平沢大臣」を受け入れられるのだろうか。

「もちろんアレルギーはあるでしょうが、平沢氏は次の衆院選はともかく、その次は出ないというのが大方の見方です」(先の学会関係者)

 となると、

「聖地である東京17区が学会・公明党に“大政奉還”される目だって十分にあります。そう考えれば、悪い話ばかりでもないんですよ」
新潮社

5298チバQ:2020/10/06(火) 11:06:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c2f02c3098cb5d1c2facb113088d82acf82b1ca
古賀氏の真意は?「ポスト菅」狙うが…板挟みの岸田氏
10/6(火) 10:14配信




岸田文雄前政調会長
 9月の自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた岸田文雄前政調会長率いる岸田派は5日、東京都内で政治資金パーティーを開催。来秋の総裁選で捲土(けんど)重来を期す足掛かりとするはずだったが、後見役である派閥名誉会長の古賀誠元幹事長は岸田氏に事前に辞意を伝え、姿を見せず、メッセージの読み上げすらなかった。首相と気脈を通じる古賀氏の真意は-。岸田氏の正念場が続く。

【画像】新内閣を命名するなら?870人に聞いた

 二階俊博幹事長や加藤勝信官房長官、総裁選で競った石破茂元幹事長らが出席したパーティー。だが、やはり古賀氏の不在が会場の空気を不穏なものとしていた。

 講演で「温故知新、われわれ宏池会自身も新たな時代に向けて進化していくことが求められている」と力を込めた岸田氏。長年にわたる古賀氏の重しから解き放たれたごとく、「変えるべきものは大胆に、勇気を持って変えていく」と宣言した。
 「今回は所用があるので行けない」

 9月下旬、古賀氏は事務所を訪れた岸田氏に対し、直接告げていた。毎年、パーティーの乾杯の音頭を取るなど、政界引退してなお岸田派を実質的に掌握していた要石の存在。その欠席は「異変」そのものであり、派内を疑念が走った。岸田氏は見限られたのか-。

 古賀氏はこれまでも、自身と同じ「たたき上げ」の政治家である首相を高く評価し、地方議員を引き合わせるなど懇意にしてきた。今回の総裁選でも、周囲に「大いに期待している」と首相への親近感を隠さなかった一方、派閥を譲った岸田氏の出陣式には参加しなかった。永田町では、首相がずっと岸田氏につれなくしてきたのはつとに知られた話。衆院の若手は、こう推し量る。「(古賀氏は)首相の下で実利を得るため、岸田氏と距離を置くことに決めたのではないか」
     ■ 

 派内には、古賀氏の影が薄れることを肯定的に捉える向きもある。

 岸田氏が今後、協力を仰ぎたい麻生太郎副総理兼財務相と古賀氏が、古くから犬猿の仲という事情があるからだ。総裁選の支援を巡っても麻生氏が岸田氏に対し、古賀氏との「絶縁」を突き付けて破談した経緯があり、岸田氏側近は「古賀さんが去れば麻生さんの力を借りやすくなる」。

 47人の岸田派と、同じ流れをくむ麻生派54人が合力すれば勢いがつく。岸田氏もこの日、「政治の協力の固まり、宏池会の大きな固まりを実現できるように私自身、先頭に立って汗をかいていきたい」と踏み込み、「大宏池会」構想に乗せた秋波を麻生氏に送った。
 派閥幹部によると、岸田氏はこのところ、古賀氏の名誉会長の処遇見直しを視野に入れ、その意向を探っていたという。動きを察知した古賀氏側は「先生は、岸田氏の独り立ちを願っていた。『徐々に身を引いていく』とも話しており、親心そのものだ」(ベテラン)とけん制していた。

 「脱古賀氏」が決定的となれば、古賀氏に恩を受けたメンバーまで派閥を去っていかないとも限らない。このまま前に進むのか、立ち止まるのか。岸田氏を巨大なジレンマが包む。 (河合仁志)

5299名無しさん:2020/10/06(火) 18:47:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe6279c1ce2ca11d6f993480077d2c1cb73eba77
岸田・前政調会長、「大宏池会」構想の実現に意欲
10/6(火) 0:14配信

 自民党の岸田文雄・前政調会長は5日、都内で開かれた岸田派(宏池会)の政治資金パーティーで「宏池会の大きな固まりを実現できるよう先頭に立って汗をかきたい」と述べ、「大宏池会」構想の実現に意欲を示した。古賀誠・元幹事長は同派の名誉会長を辞任する意向を伝え、欠席した。

 「大宏池会」は宏池会の流れをくむ岸田派(47人)と麻生派(54人)、谷垣禎一・元総裁を中心とするグループ「有隣会」(約25人)が合流する構想だ。結集すれば細田派(98人)を上回り、党内最大派閥となる。

 過去にも合流を目指す動きはあったが、古賀氏が麻生副総理兼財務相らと緊張関係にあることで実現しなかった。麻生氏は岸田氏に古賀氏との決別を繰り返し求めていたとされる。

 岸田派幹部によると、古賀氏は「所用があって行けない」とこの日のパーティーを欠席し、岸田氏に辞意も伝えた。関係者は「岸田氏は古賀氏と袂(たもと)を分かつつもりだ」と解説する。

 岸田氏はこの日、総裁選に再挑戦する考えを改めて示した上で、「宏池会も新たな時代に向けて進化が求められている」と語り、体制の刷新に踏み出す考えをにじませた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/36355133121c19d8706d723c831624a7e54a6e0f
自民・岸田氏 パーティーで決意新たに“重鎮”欠席
10/5(月) 23:37配信

 自民党の岸田前政調会長は、自らの派閥の政治資金パーティーで来年9月に予定される自民党総裁選を見据えて決意を述べました。一方、後ろ盾とされる派閥の重鎮が欠席し、波紋が広がっています。

 自民党・岸田前政調会長:「次の機会においては、勝利することができるように、私自身これからも政策を磨き、力を蓄え精進していきたいと存じます」
 また、岸田氏は「より大きな政治の塊が必要だ」と訴え、現在の岸田派=宏池会と麻生派などが合流する「大宏池会構想」を念頭に、「大きな塊を実現できるよう先頭に立って汗をかく」と強調しました。一方で、岸田氏の後ろ盾とされ、派閥内に大きな影響力を持つ古賀名誉会長はパーティーを欠席しました。2012年に派閥の会長を岸田氏に譲って以来、初めてのことです。すでに古賀氏は名誉会長の職を辞する意向を岸田氏に伝えていて、来年の総裁選で引き続き岸田氏を支援するのかどうか、今後、派閥の内外で憶測を呼びそうです。

テレビ朝日

5300名無しさん:2020/10/06(火) 18:49:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/0adaffc50c57030b3e3532172fccea4d0890e3db
岸田氏 “大宏池会”構想に意欲
10/6(火) 4:58配信

 「ポスト菅」に意欲を示す自民党の岸田前政調会長は5日、「大きな塊を実現出来るよう先頭に立って汗をかきたい」と述べ、旧宮沢派の流れをくむ麻生派や谷垣グループとの再結集を目指す考えを示しました。

 「宏池会(岸田派)の大きな塊、こうしたものを実現できるように私自身先頭に立って汗をかいていきたい」(自民党 岸田文雄前政調会長)

 岸田氏は5日、自身が率いる派閥のパーティーで次の総裁選への出馬を念頭に麻生派や谷垣グループを再結集する「大宏池会」構想に意欲を示しました。

 一方で、岸田派をめぐっては、古賀名誉会長が先月下旬に岸田氏に辞意を伝えたことがわかっています。岸田派内には「古賀さんの協力を得られなければ今後の政局は乗り切れない」などと、古賀氏の慰留を求める声が上がっていますが、古賀氏はパーティーを欠席していて、その去就が注目されます。(06日00:18)

最終更新:10/6(火) 4:58
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/84c583d28ae6491b77dd0590356c1352b54bf5e7
自民・岸田氏 派閥拡大の意向 古賀名誉会長は辞意伝える
10/6(火) 6:36配信

自民党の岸田派は5日、東京都内でパーティーを開き、会長を務める岸田前政調会長は、次の総裁選挙をにらみ、派閥を拡大させたい意向を強調した。

自民党・岸田前政調会長「より大きな政治の塊が不可欠であるとも思っている。残念ながら、われわれ宏池会、過去に何度か分裂の歴史を繰り返してきた」

岸田氏の発言は、2021年秋の自民党総裁選をにらみ、かつて同じ派閥だった麻生派などとの合流を念頭に置いたものとみられる。

また、岸田氏の後見人である古賀元幹事長は、派閥の名誉会長を退く意向を岸田氏に伝えた。

古賀氏が退くことで、「派閥拡大に有利に働く」と歓迎する声があがる一方、前面に出る岸田の求心力を不安視する見方も出ている。

5301チバQ:2020/10/06(火) 19:13:37
https://www.sankei.com/politics/news/201006/plt2010060001-n1.html
岸田氏、安倍氏接近に活路 古賀氏、岸田派名誉会長退任へ 揺れる岸田派
2020.10.6 05:00政治政局
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自民党岸田派のパーティーであいさつする岸田文雄前政調会長=5日午後、東京都港区(飯田英男撮影)
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 自民党の岸田文雄前政調会長が率いる岸田派(宏池会、47人)の政治資金パーティーが5日、東京都内のホテルで開かれた。名誉会長の古賀誠元幹事長は姿を見せず、今月に入って岸田氏に役職を退く意向を伝えたという。岸田氏が先の総裁選で安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の支持を得られなかった要因とされる古賀氏の欠席は、岸田氏にとって活路を開くきっかけになるのか。
 「次の機会に勝利することができるように政策を磨き、力を蓄え、精進したい」。岸田氏はパーティーでこう述べ、次期総裁選への意欲を改めて強調。党内の宏池会系勢力の結集を目指す「大宏池会構想」の実現に尽力する考えも明らかにした。菅義偉政権については「国の経済や社会の脆弱(ぜいじゃく)さを克服するために意欲的に取り組んでいる。宏池会としても支えていかなければならない」と語った。
 ただ、先の総裁選で争った菅首相は同じ時間帯に行われた内閣記者会のグループインタビューを理由に欠席。政界引退後も岸田派内で影響力を誇示してきた古賀氏の姿もなかった。岸田氏周辺によると、岸田氏が9月下旬、国会近くの古賀氏の事務所を訪ねて招待状を手渡したが、「所用がある」と断られた。また、今月に入って古賀氏から岸田氏に、「私は退いていく」と名誉会長辞任の意向も伝えられたという。
 次期総裁選をうかがう岸田氏にとって、古賀氏との距離感が焦点だった。
 新政権の人事では総裁選でいち早く「菅支持」を打ち出した二階派(志帥会、47人)の優遇が目立ち、冷遇された岸田派には「今の政権が盤石なら入り込む余地はなくなる」との危機感が強い。安倍氏の出身派閥の細田派(清和政策研究会、98人)や麻生派(志公会、54人)にも人事面で不満がくすぶっているだけに、安倍氏からの支援獲得や、古賀氏と距離がある麻生氏との関係強化が岸田氏の生命線となることは明らかだ。
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 「岸田氏はこれまで誠実すぎた。『古賀さんとは縁を切った』といえばいい。二枚舌でも三枚舌でもあらゆる手で安倍氏らを味方にしなければだめだ」
 岸田派若手がこう語るように、古賀氏の欠席や名誉会長退任の意向は、安倍氏らの協力を引き出すことを狙い、岸田、古賀両氏が示し合わせた「策」との見方もある。一方で、岸田氏が次の総裁選を見据え、古賀氏と「本気」で距離を置く決心を固めたとの話もある。岸田氏か古賀氏か、どちらにつくかで派内は二分されており、古賀氏の辞意が派内に動揺を広げる可能性は否定できない。
(永原慎吾)

5302名無しさん:2020/10/06(火) 20:54:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/eab4722baa0d86ccd8df33166721c897a9d7f2a3
とにかくマメな菅首相 天敵も脱帽する天性の人たらし術
10/4(日) 16:05配信

 9月16日に第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉氏(71才)。菅内閣の最初のサプライズは、その支持率の高さだ。

 菅内閣発足後の各社の内閣支持率は軒並み高水準で、安倍政権に批判的だった朝日新聞の世論調査でも65%と高い支持率となった。一方、不支持率はわずか13%。男性62%より女性68%の支持率が高く、40代、50代の女性の支持率が70%を超えたことも大きな特徴だ。では、なぜ菅内閣の船出が、こんなにも幅広く支持されているのだろうか。

『総理の影 菅義偉の正体』(小学館)の著者でジャーナリストの森功さんは、菅首相そのものへの評価ではなく、「同情票が集まっただけ」と指摘する。

「難病を抱えたまま政権運営をしていた安倍さんが志半ばで退陣に追い込まれ、その意志を継ぐのが苦労人の菅さん、という構図が国民の心を動かした。日本人特有の“頑張ってほしい”という応援ムードになり、高支持率につながったのでしょう」(森さん)

 官房長官時代に記者会見で何度もバトルを演じ、菅首相の「天敵」とさえ呼ばれる東京新聞記者の望月衣塑子さんは、菅首相のメディア対策の巧妙さを指摘する。

「菅さんはメディアの扱いが非常に巧み。総裁選前から急に、各社のインタビューに応じるようになったと聞きます。しかも、読売新聞には『デジタル庁創設』、朝日新聞には『組閣は派閥にとらわれない』など、各社に独自のネタという“アメ”を与えて手なずける。そうすれば批判報道は弱まりますから。

 そもそも、菅さんは生粋の人たらし。横浜市議のときに知り合った記者がずいぶん経ってから特派員になったときはわざわざお祝いの席を開いたり、ある雑誌編集者が昇進したときはお祝いの言葉と共に花輪を贈ったりと、とてもマメな人だそうです。

 またあるときは、一度落選して、その後の選挙で復活した野党議員を国会で見つけると、『よく戻ってこられました』とわざわざ駆け寄って握手して、その日の晩にまた祝福の電話をしたとも聞きました。敵さえも取り込む手腕はすごい」

5303名無しさん:2020/10/06(火) 20:54:34
>>5302

 天敵も脱帽するばかりだ。私設秘書を5年半務めた遊佐大輔さんも振り返る。

「有志の皆さんがつくってくれた『すがクラブ』という草野球チームでは、食事会などに呼ばれると、若いメンバーたちの悩みをじっくり聞いていました。とにかく人と人との関係を大事にし、それぞれの性格に応じた接し方をする。事情があって辞めた秘書も、ずっと菅さんを慕い続けています」

 人柄だけでなく、政策も“いかに人に好かれるか”を考え抜いたものだ。総裁選では、石破茂議員や岸田文雄議員が「グローバリズム」「格差拡大」といった国家の大きな枠組みの話をしていたのに対し、菅首相が打ち出したのは「携帯電話料金の引き下げ」など、国民にわかりやすいものばかりだった。

「庶民が何に飛びつくかという感覚が鋭い。目の前にあるわかりやすい課題を挙げれば、国民の気を引けるとわかっているのです。ハッキリ言って、目ざとい。この感覚は小池百合子都知事に似ていると思います。あの2人が嫌い合っているのは、似た者同士だからなのかもしれません」(望月さん)

 真面目で実直、人たらしで、己が信じた正義を貫くのがすがちゃん流のようだが、正義の対極にあるのは悪ではなく、“もうひとつの正義”の場合もある。菅首相が正しいと信じていても、国民には正しくないこともある。はたして、菅首相はそのことに気づいているだろうか。

※女性セブン2020年10月15日号

5304名無しさん:2020/10/06(火) 20:55:11
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/239159
2閣僚辞任に与野党から厳しい声 「慣れや緩み」「内閣総辞職に値」 栃木県関係国会議員
2019/11/1

 菅原一秀(すがわらいっしゅう)前経済産業相に続き、河井克行(かわいかつゆき)法相が31日辞任した。「慣れや緩みが出ている」「内閣総辞職に値する」。内閣改造から2カ月足らずで閣僚2人が去る事態に、本県関係国会議員からも与野党を問わず厳しい声が相次いだ。

 「国会がなかなかスムーズに動かない状況を重く受け止めなければいけない」。茂木敏充(もてぎとしみつ)外相は派閥会合のあいさつでそう述べ、「国会の会期もかなり進んできている。より緊張感を持って国会運営に努めてまいりたいし、また一緒にそうしていきたい」と派閥の所属議員に呼び掛けた。

 自民党の船田元(ふなだはじめ)衆院議員は「正直、第1次安倍政権の『辞任ドミノ』を想起させる状況。相当引き締めて手直しを図らないと政権運営は難しくなる」と危機感を募らせる。政治改革や政治資金規正法の強化から時間が経過したことに触れ「政治家側に慣れや緩みが出てしまっている。皆が改めて身を律しないといけない」とも指摘した。

 立憲民主党県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は「内閣総辞職に値する。在庫一掃内閣の弊害がもろに出ている」と反発。その上で「安倍総理は『任命責任』を口にしながら、一度も国会での説明責任を果たしていない」と批判し、衆参両院で予算委員会の集中審議を開催する必要性を強調した。

 「ウグイス嬢の日当上限額は常識中の常識。香典の件もそうだが、お粗末の一言に尽きる」。無所属の渡辺喜美(わたなべよしみ)参院議員も菅原、河井両氏をそう突き放す。一方で2人が菅義偉(すがよしひで)官房長官の側近であることに触れ「『令和おじさん』として存在感を増した菅氏への自民党内のバッシングが(スキャンダルという)形になって表れたという見方もある。ポスト安倍に向けた暗闘が次のステージに上がった印象だ」とも述べた。

5305名無しさん:2020/10/06(火) 20:56:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/345a60c61b0d13ff74098319f93977c0116467f8
肝心なところが分からない「菅首相」立身出世本の不毛
10/6(火) 17:29配信

<都合のいい話ばかりをつなぎ合わせれば本書のように描ける。だが、つまるところ本書は「菅義偉」という人間をこう見てくれたらうれしいという願望が反映された本であり、肝心なところは何も分からない>

●今回のダメ本
『内閣官房長官』
大下英治[著]
エムディエヌコーポレーション
(2020年4月)

この号(※本誌2020年9月29日号)が出る頃には、自民党の新総裁が決まっているだろう。選挙戦の中で、俄然注目度が高まったのが、菅義偉官房長官であることは間違いない。メディア上で肯定的に取り上げられるようになった「たたき上げ」話だ。いわく、秋田県のイチゴ農家に生まれ育った菅は集団就職で上京し、段ボール工場などで働きながら法政大学に入学、苦労して政治の世界に入り、横浜市議からのし上がっていった――。【石戸 諭(記者/ノンフィクションライター)】

「政治家2世ではないから信用できそうだ」「苦労した人だから国民の気持ちが分かるだろう......」、そして安倍政権を支えた7年8カ月によって、「危機管理」に強いといったイメージができつつあるかのように私には見える。

さて、実際のところはどうなのだろうか。

大下英治は政治家の評伝を数多く手掛けてきた作家である。この本の中でも菅本人だけでなく、二階俊博、古賀誠といった自民党の重鎮に始まり、コロナ禍でにわかに注目が集まった経済再生担当相の西村康稔や、菅と親交が深い証券アナリストなどを幅広く取材し、多くの声を引き出し、一冊にまとめている。

政治家の信頼を得ている大下の手法は、本書の中でも健在だ。彼の特徴は非常に明快に指摘できる。それは、政治家を批判的に分析するという視点はほとんどないということだ。とにかく立身出世伝を描こうとする。菅は「乱世に強い」政治家であり、国家観なき民主党政権に代わり「もう一度、安倍晋三という政治家は、国の舵取りをやるべきだ」と信じ、政権に徹底的に尽くした人物として描かれる。

安倍政権下で噴出した数々の疑惑に対して、真摯に説明を果たしたとはおよそ言えない会見は、コリン・パウエル元米国務長官に学んだ「答えない権利」の行使であり、実は「人の話をたくさん聞く」政治家であるという話ばかりがやたらと繰り返される。

異論に耳を傾けるというのは、単に話を聞くだけではなく、誠実に説明し、納得してもらうことこそが結果だという筋論はどこかに飛んでいってしまう。

極端な右派とも共鳴していた安倍政権の「国家観」なるものが支えるに値するものかはイマイチ分からないが、本書を読んで最も分からないのは当の菅自身の「国家観」だ。これまた強調される私心のなさは、言い換えれば政治を通して実現したいことが本人には無いということの裏返しである。

<見えてくるのは古典的「政治屋」の姿ばかり>
拉致問題に熱心に取り組みたいという気持ちは分かるが、では「政治は結果」だと豪語した安倍政権で結果を残せなかった責任をどう感じているのか。せっかくここまで菅に接近しながら見えてくるのは、永田町の権力闘争が好きな、古典的な「政治屋」でしかない。

都合のいい話ばかりをつなぎ合わせれば本書のように描ける。だが、つまるところ本書は「菅義偉」という人間をこう見てくれたらうれしいという願望が反映された本であり、肝心なところは何も分からない。もしかしたら、それは「政治屋」としての本分を見せたいという作家の芸なのかもしれないが......。

<本誌2020年9月29日号掲載>

5306名無しさん:2020/10/06(火) 20:57:19
https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_2250864/
〝天下を取り損ねた男〟岸田文雄氏 派閥分裂&抗争激化のダブル受難!
東スポWeb2020年10月6日 11:26

 自民党の岸田文雄前政調会長(63)が、自身が率いる岸田派(宏池会)分裂の危機と、次期衆院選をめぐる派閥抗争のダブルパンチに見舞われている。

 来年9月の総裁選に再チャレンジを目指す岸田氏は、5日に都内で開いたパーティーで、池田勇人元首相が創設した最も古い派閥・宏池会の流れをくむ麻生派、谷垣グループとともに再結集する「大宏池会」プランをぶちまけた。

 ところが、これに先立ち毎年同パーティーに出席していた同派名誉会長の古賀誠元幹事長(80)は欠席。名誉会長の辞意を岸田氏に伝えたことが判明した。岸田氏にとっては想定外の屈辱だ。

 党内では古賀氏と麻生太郎財務相(80)は“犬猿の仲”と呼ばれる。岸田氏が総裁ポスト欲しさに麻生氏に急接近すれば、古賀氏との関係に悪影響を及ぼすのは必至とみられていた。

「岸田派47人の中には古賀シンパが大勢います。古賀氏の辞意が本当なら今後、岸田派の分裂が予想されます」(自民党関係者)

 さらに同派所属で元防衛相の林芳正参院議員(59)は、次期衆院選で衆院山口3区に“鞍替え”を模索している。これが二階俊博幹事長(81)の耳に入り、「売られたケンカ、受けて立つ」とけん制される騒動となった。

 同選挙区は二階派の河村建夫元官房長官(77)が現職。二階氏は「林氏の鞍替えを封じ込める狙いから、党内抗争を予告した」といわれている。

「林氏は同選挙区に後援会事務所を設置しています。二階氏は林氏が鞍替えするなら、除名も辞さない覚悟。それでも林氏が無所属で出馬すれば保守分裂です」(同)

 ちなみに菅義偉首相(71)は、内閣記者会のインタビューを理由にパーティーを欠席した。政界関係者は「出るに足らないと判断したからでしょう。先の総裁選で古賀氏はいち早く岸田氏でなく、菅首相を支持しましたしね。前代未聞でした」。

 派閥のゴタゴタには関わりたくないようだ。

5307名無しさん:2020/10/06(火) 20:58:35
「1人でも多く女性国会議員を」自民党幹事長代行野田聖子衆議院議員
10/6(火) 8:57配信

【まとめ】
・現在務める幹事長代行は自民党の「何でも屋」。
・与野党関係なく、まずは女性国会議員を増やす取り組みを。
・母親が全て背負わず、自然に子育ての役割分担ができる社会へ。

今回の「細川珠生のモーニングトーク」では、自民党幹事長代行の野田聖子衆議院議員をゲストに招いた。
自民党総務会長をはじめ、党の要職や閣僚を歴任した野田氏に女性活躍のあり方について、政治ジャーナリストの細川珠生氏が話を聞いた。

細川氏は野田氏が現在務める幹事長代行の具体的な役割について聞いた。

野田氏は「二階幹事長と菅総裁が自民党の中心だが、必ずしも全て仕事がお二人だけで出来るわけではない」として「(幹事長と総裁の)手の届かない、または時間が足りない仕事を全て引き受ける何でも屋のような役割だと説明し、党の政策から人事、広報まで幅広い分野を担っていると述べた。

細川氏は、今回自民党の四役と総裁が全員男性でかつ平均年齢が71歳を超えていることや、閣僚の平均年齢が高いことを挙げ「(現政権の)高齢と女性の少なさが際立っている」と指摘した。自民党内で女性が要職に就けない原因はどこにあるのか、野田氏の考えを聞いた。

野田氏は原因の一つとして女性議員の数がそもそも少なく、自民党では衆参合わせて40人程度にとどまっていることを挙げた。さらに女性議員の多くは当選回数が2,3回と少ないために「背伸びさせて専門外の大臣にしてもつまずく。そこが大きな傷となって個人の資質はもとより女性全体の評価を悪くするという懸念がある」と述べ、「今は地道に一人でも多く自民党の女性の国会議員を作る土壌づくり」に取り組む必要があるとした。

細川氏は、野田氏が男性優位な世界で様々な苦労をしてきたとして、そうした苦労を乗り越えるためにどのような努力をしたか聞いた。

野田氏は特別な努力はしていないと答えつつも「誰に対しても偏見を持たない」ことを大事にしていると明かした。特に女性に関しては、イデオロギーに関係なく女性であるというだけで男性に比べて過小評価されている姿を長年目の当たりにしているからこそ「目の前の小さな食い違いだけで人を判断しない」ことを意識していると述べた。

また野田氏は、政治の世界では「可愛いマスコット的な女性議員」や「男の人が言いそうなことを言う女性議員」が重宝されると述べ、自身はどちらにもならなかったために「逆にターゲットにされなかった。クラゲのように浮遊して28年間生き延びてきた」と振り返った。

5308名無しさん:2020/10/06(火) 20:59:03
>>5307

女性の社会進出を阻む要因の一つに家庭との両立の難しさがある。
国民のために仕事をする政治家は特に私的な事情を口にしづらいとされているが、育児と両立できる政治家像はあるのか細川氏が聞いた。

野田氏自身も子育てをしつつ、総務会長や総務大臣、そして現在務める幹事長代行などの要職を務めてきた。

野田氏は自身の経験から「気負わないこと」が重要だとしたうえで、「色々な言葉に女性たちが押しつぶされないような取り組みがしたい」という考えを明かした。例えば「両立という言葉をなぜ私だけで、(小泉)進次郎氏には言わないのか」など素朴な疑問を社会に投げかけ続けることで女性の負担を減らしたいと述べた。

また野田氏は『母親』という言葉に明確な定義がないとして、「妊娠した途端『ママ』と言われるが、産んだばかりの時は保育士さんの方がよっぽど専門知識がある。にも関わらずなぜ母親に全てを押し付けるのか」と問題提起した。

さらに、「これまでの女性は全部背負わないと一人前だと認められないという気負いがあった」と述べ、両親がそれぞれの能力に合わせて役割分担できる国を作ることが子供にとってもバランスが取れ、国としての生産性も向上するとの考えを示した。

細川氏は来年行われる総裁選に向けて、女性登用の具体的な計画はあるのか聞いた。

野田氏は来年行われる解散総選挙に向けた準備として、下村政調会長が選対委員長を務めた際に発案し、女性局と作成した「スタンバイ・リスト」を挙げた。有力な女性候補者をあらかじめリストアップし、自民党内で育成することで「落下傘のような女性候補者ではなく、自民党がしっかりとキープしている女性候補者たちを次回の選挙で立候補させたい」という方針を明らかにした。一方で「自民党は空いている議席がない」として女性登用に関しては「野党にも頑張ってもらいたい」と述べ、「(政治家は)男性がやる仕事ではないということを見せていきたい」とした。

細川氏は「野田氏の指導力に期待している」として、「意思決定の場に女性が参加できる社会作りを願う」と対談を締めくくった。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2020年10月3日放送の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」
ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分〜7時20分
ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php
細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/
細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/

細川珠生(政治ジャーナリスト)

5309名無しさん:2020/10/06(火) 20:59:44
>>5307-5308

「1人でも多く女性国会議員を」自民党幹事長代行野田聖子衆議院議員
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5223b5064a2f76fc2046b6621ebf18077140b07

5310名無しさん:2020/10/06(火) 21:08:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/515c67839965c03207abed62217986f799dae9fd
二階幹事長が広島県議証言否定「全然存じておりません」 公判で「案里被告が幹事長から預かってきた」
10/6(火) 12:04配信

 昨年夏の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で河井案里被告(参院広島)から30万円を受け取った広島県議が東京地裁の公判で「案里被告が幹事長から預かってきたと話した」と証言したことについて、自民党の二階俊博幹事長は6日の記者会見で「全然存じておりません」と否定した。

 検察側の証人で今月2日に証言したのは岡崎哲夫県議。県議選で無投票当選が決まった翌日の昨年3月30日、案里被告が府中市内の岡崎氏の事務所を訪れ「当選おめでとうございます。二階幹事長から預かってきた」と、30万円が入った封筒を机に置いたと述べた。

 二階幹事長は会見で案里被告の言動について問われると「とてもこの場で言及するに及ばない種類の発言だ」と話した。その話の前に、林幹雄幹事長代理は質問をさえぎるように「事実はない」と繰り返した。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/3cd541bbd0acdabb54f8079e7a91c1373f099f6b
「幹事長から現金」証言、二階氏否定 「言及に及ばぬ」
10/6(火) 13:43配信

 昨年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(買収)の罪に問われた参院議員・河井案里被告の公判で現金を「幹事長から預かった」と言われたとする証言があったことについて、自民党の二階俊博幹事長は6日の記者会見で証言内容を否定し、「とてもこの場で言及するに及ばない種類の発言だと思っている」と語った。

 東京地裁で2日に開かれた公判で、広島県議が検察側の証人として出廷。昨年3月、河井議員が現金30万円入りの封筒を差し出しながら「二階幹事長から預かってきた」と言ったとし、「(幹事長の件は)ブラックジョークだと思った」と説明した。

 記者会見では、河井議員が二階氏からお金を預かったのは事実かと聞かれ、同席した林幹雄幹事長代理が「事実はありません」と否定。その後、二階氏も「全然存じておりません」と述べた。

朝日新聞社

5311名無しさん:2020/10/06(火) 21:11:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/47c53b65fa3c149a6680c2a1924d199349c888cc
安倍前首相が二階氏らと会食、自民旧役員会メンバーで慰労会
10/6(火) 19:13配信

 安倍晋三前首相は6日夜、自民党の二階俊博幹事長や岸田文雄前政調会長ら旧役員会メンバーと、東京都内の中国料理店で会食した。7年9カ月間にわたり首相を務めた安倍氏をねぎらう目的で二階氏が呼びかけた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2780673d3625b9e899e8c5dd00ad66f6582f7d46
各派領袖を顧問に 自民改憲推進本部
10/6(火) 19:15配信

 自民党憲法改正推進本部(衛藤征士郎本部長)の役員人事が6日、分かった。

 二階派の二階俊博幹事長や細田派の細田博之元官房長官ら派閥領袖(りょうしゅう)を顧問に据えた。「挙党態勢」で改憲論議に臨むのが狙いで、8日に新メンバーによる役員会を開き、人事を正式決定する。

 総裁選に出馬した岸田派会長の岸田文雄前政調会長、石破派会長の石破茂元幹事長も名を連ねた。麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は政府側のため、顧問に就かなかった。

5312名無しさん:2020/10/06(火) 22:22:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/31a1ca1a3c976b2a62ca0a579651bb08b9e2310e
安倍前首相、二階氏らと会食 長期政権への協力に謝意
10/6(火) 22:01配信

 安倍晋三前首相は6日夜、自民党の二階俊博幹事長や岸田文雄前政調会長ら旧役員会メンバーと東京都内の中国料理店で会食した。出席者によると、安倍氏は再発した持病の潰瘍性大腸炎に触れ「薬が徐々に効き、体調は良くなっている。政権を7年8カ月支えてくれて、ありがとうございました」と謝意を伝えた。一議員として菅義偉首相を支える考えも示した。

 国会審議で野党議員にやじを飛ばした過去を取り上げ「皆さんにご迷惑を掛けた。申し訳ない」と頭を下げる場面もあった。出された食事をほぼ残さないほど食欲があったという。

 会食は、安倍氏の慰労目的で二階氏が呼び掛けた。

5313名無しさん:2020/10/07(水) 18:35:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2a22d1aeba1aeb94fd912922f91f74f18eeee6b
衆院選「来秋の可能性大」 自民・岸田前政調会長
10/7(水) 17:37配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は7日、札幌市で講演し、衆院解散・総選挙の時期について「今年中は難しい。年明けはあるかもしれないが、来年秋ごろの選挙の可能性が最も高い」との認識を示した。衆院議員の任期満了は来年10月21日。

 岸田派の林芳正元文部科学相(参院山口選挙区)が、二階派の河村建夫元官房長官の地盤(衆院山口3区)へのくら替えを模索しているとの臆測にも言及。「林氏は否定しているのに、物事がエスカレートしている。推移を注視したい」と語った。

 山口3区などで強まる二階派とのあつれきに関しては「恨みがあるといった話ではない」と述べるにとどめた。

5314名無しさん:2020/10/07(水) 19:02:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100700835&g=pol
衆院選へ公明と連携 菅首相
2020年10月07日16時02分

 菅義偉首相は7日、東京都内のホテルで公明党総合選対本部長の斉藤鉄夫副代表と会い、来年10月の衆院議員任期満了までの次期衆院選に向けて自民、公明両党で連携していくことを確認した。首相は斉藤氏が9月まで党幹事長を務めていたことを慰労した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100700839&g=pol
「大宏池会」重ねて意欲 地方の支持拡大へ行脚―自民・岸田氏
2020年10月07日16時07分

 自民党岸田派(宏池会)会長の岸田文雄前政調会長は7日、札幌市で開かれた内外情勢調査会で講演した。岸田氏は来年の総裁選に向け、「大きな政治の固まりの結集を考えていかなければいけない」と述べ、宏池会の流れをくむ麻生派、旧谷垣グループと合流する「大宏池会」構想の実現に重ねて意欲を示した。

 構想をめぐっては、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相と距離がある古賀誠元幹事長の存在がハードルとなっている。古賀氏は岸田派名誉会長を辞任する意向を示しているとされるが、岸田氏は「あえて発言を控える。しばらく様子をじっと見させていただく」と述べるにとどめた。

5315名無しさん:2020/10/07(水) 20:48:44
自民党派閥最新

菅G増

http://home.a07.itscom.net/kazoo/seizi/jimin/habatsu_giinmei.htm

5316名無しさん:2020/10/07(水) 21:16:31
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100701128&g=pol
勢いづく二階派 菅政権で目立つ重用
2020年10月07日20時09分

 自民党二階派は7日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。会長の二階俊博幹事長は、先の総裁選で菅義偉首相支持を真っ先に打ち出し、菅政権誕生を主導。新政権の内閣・党役員人事では同派議員の重用が目立ち、党内第4派閥の規模を超える勢いを見せつける場となった。
 二階氏はあいさつで「政治は一人の力ではできない。自民党の中心的なグループとして、皆さんの思いを国政で果たしていきたい」と表明。所属議員数では第4勢力にすぎない幹事長派閥としての「実力」を誇示した。
 来賓として登壇した首相は「デジタル化など規制改革を進めるためには、党と政府が一体でないといけない。そうした中で二階氏に引き続き幹事長をお願いした」と同氏を持ち上げた。公明党の山口那津男代表も「菅政権の生みの親となったことが二階派の力だ」と舌を巻いた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100701163&g=pol
菅首相ツイートに疑問の声 つたない英文「自動翻訳?」
2020年10月07日20時46分

 新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領夫妻に見舞いのメッセージを寄せるため、菅義偉首相がツイッターに書き込んだ英文に対し、自民党内から7日、「英語のレベルがあまりに低い」などと問題視する声が上がった。
 投稿は3日。「親愛なるトランプ大統領へ」と書き出し、「コロナに感染したとのツイートを見て心配した」「速やかに克服し、日常を取り戻すことを祈る」などと平易な英語でつづった。これに関し、7日の自民党外交部会で出席者から「表現が不自然」「和文を自動翻訳したのでは」といった意見が出された。
 指摘を受け、外務省の吉田朋之外務報道官は記者会見で「英訳に関しお手伝いすることがあればしていると思うが、経緯は承知していない」と釈明。省内からは「確かにちょっとくだけている。改善した方がいい」との声も漏れた。

5317名無しさん:2020/10/07(水) 21:17:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/25064a47d8b5f177cd24b409b59ada875fe18fcd
自民・首相と”蜜月”も二階氏包囲網?候補者擁立や河井夫妻問題で
10/7(水) 19:38配信

 自民党の二階派は7日、政治資金パーティーを開きました。菅総理もお祝いに駆けつけるなど蜜月ぶりをアピールしましたが、自民党内では今、この二階派と各派閥との対立が表面化しています。

 「私ども、この志帥会(二階派)ワンチームであります」(二階派 二階俊博会長)

 7日午後、東京都内のホテルで開かれた二階派の政治資金パーティー。パーティーには、菅総理もお祝いに駆けつけ、“党と政府が一体となり、政権を安定させるため二階幹事長に続投をお願いした”と、二階幹事長の手腕に期待を寄せました。

 先月の総裁選でいち早く菅総理の支持を表明するなど総理との関係が深い二階氏ですが、今、自民党内では、次期衆院選をめぐり、二階派への不満の声が高まり始めています。

 「倍返しをしていく」(二階派 伊藤忠彦衆院議員・4日)

 「反党行為になるんです。自民党に弓を引くんですね」(二階派 林幹雄幹事長代理・4日)

 今月4日、岸田派の林芳正参院議員がくら替えし山口3区から出馬する方針であることについて、現職の河村元官房長官が所属する二階派の議員たちは怒りをあらわにしました。

 「“売られたケンカ” という言葉があるでしょう。挑んでこられるなら申し訳ないが、我々も受けて立たざるを得ない」(二階派 二階俊博会長・4日)

 二階氏は公認については「現職優先」を強調しましたが、実は次期衆院選をめぐっては、二階氏自身が現職議員がいる選挙区に候補者を擁立する動きを見せています。

 「さんざん自分たちがやってきておいて、自分のところがやられたら文句とは、どの口が言っているんだ」(自民党議員)

 二階氏への反発は、これだけではありません。

 去年の参議院選挙では、岸田派の溝手元参院会長を破って当選し、後に二階派入りした河井案里被告に、自民党は1億5000万円もの選挙資金を提供。河井被告は地元議員らに現金を渡し買収した罪に問われていますが、現金を受け取った広島県議が「『二階幹事長から預かってきました』と言われた」と裁判で証言したのです。

Q.「二階幹事長からお金を預かった」と 話していることについて?
 「全然存じておりません。とてもこの場で言及するには及ばない種類の発言だ」(自民党 二階俊博幹事長・6日)

 明言を避けた二階氏ですが、衆議院議員の任期があと1年に迫る中、党内融和をどう図るのか、課題が突き付けられています。(07日18:23)

最終更新:10/7(水) 19:38
TBS系(JNN)

5318名無しさん:2020/10/07(水) 22:18:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e8f537de3efa828b4ccc1e90d1c1093262d5146
首相、二階派に協力を要請 安定政権で政策実現
10/7(水) 21:32配信

 自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派は7日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。来賓出席した菅義偉首相は、総裁選で掲げた行政のデジタル化や携帯電話料金の引き下げといった目玉政策を巡り「実現には政権が安定しないといけない。国民の期待に応えられるよう全力で頑張る」として協力を求めた。

 新型コロナウイルス対策にも触れ「欧米諸国のような爆発的な感染拡大は絶対に阻止し、国民の命と健康を守る」と語った。加藤勝信官房長官も「大変な時期だが、二階派の力を借りて国難を乗り越えたい」と訴えた。

 二階氏は「自民党の中心的なグループとしてしっかり対応したい」と語った。

5319名無しさん:2020/10/07(水) 22:30:43
https://www.asahi.com/articles/ASNB76VY5NB2ULFA03S.html
安倍前首相の体調悪化 総理番こそ感じ、伝えられること
会員記事
政治部・楢崎貴司
2020年10月7日 21時06分

 首相の一挙手一投足を追う「総理番」として、7年8カ月余り続いた安倍政権の終わりを間近で取材した。持病再発を理由とする辞意表明という多くの人の予期せぬ格好で、歴代最長政権は幕が引かれた。ただ、安倍晋三前首相の体調の急激な悪化は、端から見ても分かるものだった。

 総理番が首相の様子をじかにうかがい知る機会は、官邸への出退邸時や閣僚らが集まる会議など1日に何度かある。明らかな「おかしさ」を確信したのは、8月12日午後。広島への原爆投下後に降った「黒い雨」をめぐる訴訟で政府が控訴し、その理由を「ぶら下がり」で尋ねた時だった。

 足取りは重そうで、顔色も悪い。安倍氏は3問に答えたが、声はか細く、かすれ気味。答えに詰まる場面も何度かあった。3問目は、それまでもたびたびあった「はぐらかし」とは違い、質疑が全くかみ合っていなかった。

 「首相の様子がおかしい」。官…

5320名無しさん:2020/10/08(木) 00:18:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b531746b9dd3608ea286ef09247ebf678c9ff463
二階派がパーティー 「主流派」確保も選挙区競合で他派警戒
10/7(水) 22:33配信

 自民党二階派(志帥会、47人)を率いる二階俊博幹事長は7日、東京都内で開かれた同派の政治資金パーティーで所属議員に一致結束を訴えた。同派は先の総裁選でいち早く菅義偉(すが・よしひで)首相支持を表明。勝利の立役者として「我が世の春」を満喫する中、派閥の勢力争いが絡む次期衆院選の候補者調整をめぐっては、公認権を持つ二階氏の影響力強化に警戒感が広がっている。

 「党の中心的なグループとして皆さんの思いを国政で果たしていきたい」

 二階氏がパーティーで自信たっぷりにこう語った後、来賓で出席した首相は「党と政府が一体でなければならない中、二階先生に引き続き幹事長をお願いした」と持ち上げた。2人について党の幹部職員は「関係は固い。幹事長の影響力は安倍晋三前政権以上に増すのではないか」と話す。

 二階派の勢いは党人事を見ても明らかだ。選対委員会では、新設の「選対委員長代行」に吉川貴盛元農林水産相が就任。これまで最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)の議員が多かった筆頭副幹事長には、旧民主党出身の山口壮元外務副大臣が抜擢された。経理局長や党紀委員長も二階派が取った。

 同派の特色は固い結束だ。4日には山口県宇部市で開かれた派重鎮の河村建夫元官房長官の集会に二階氏ら20人が集結。河村氏の地元・山口3区での出馬を模索しているとされる岸田派(宏池会、47人)の林芳正参院議員を牽制(けんせい)した。

 とはいえ、この集会には党内から「強権的だ」との不満が出ている。特に二階氏が党公認候補をめぐり「現職優先」の方針を示したことについて、岸田派幹部は「その言葉をそっくりそのままお返ししたい」と反発する。

 岸田派の吉川赳衆院議員(比例東海)は静岡5区を地盤とするが、平成29年の前回衆院選は希望の党の細野豪志元環境相に敗れた。細野氏はその後、二階派特別会員となったが、自民党には入党できておらず、「現職優先」の解釈によっては次期衆院選の候補者選びで吉川氏が優位になる可能性もある。

 二階派は北海道7区、群馬1区、新潟2区などでも他派閥と競合。候補者調整、党運営で細田派や第2派閥の麻生派(志公会、54人)などを刺激すればしっぺ返しを食らいかねない。二階派内からも「やり過ぎて遺恨を残せば党運営に支障が出る」と懸念が出ている。(広池慶一)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d1e0127faf34b98834e9ac974cd0092370e8dbd
菅首相のツイート、自民から苦言 「英文のレベル低すぎる」
10/7(水) 18:14配信

 菅義偉首相がトランプ米大統領夫妻の新型コロナウイルス感染を受け、ツイッターに投稿したお見舞いメッセージに対し、7日の自民党外交部会で「英文のレベルが低すぎる」と苦言が相次いだ。外務省の担当者は「サポート態勢を組んで対応する」と低姿勢だった。

 問題になったのは、3日朝に首相の個人アカウントで発信された文章。夫妻の感染を知り「心配した」とする英文が「I was worried」と過去形になっており、出席議員は「今は心配していない、という意味に受け取られる」と指摘した。「日本語を自動翻訳したような文章だ」との酷評も上がった。

5321名無しさん:2020/10/08(木) 08:30:33
https://www.asahi.com/articles/ASN8331YTN70UTFK02W.html
コロナでもパーティー「こんな時期に」影響力落とす派閥
有料会員記事
笹井継夫
2020年8月4日 5時00分

 安倍晋三首相の自民党総裁としての任期の終わりが見え、自民党は節目を迎えています。「1強政治」を支えてきた党の変容と実像を追う連載「自民党 長期政権の果てに」。第2回は、自民党政治の「代名詞」ともいえる派閥の虚と実を描きます。

 7月16日夜、東京・紀尾井町のホテル。自民党・麻生派は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期していた政治資金パーティーを、党内7派閥の先陣を切って開いた。副総理兼財務相の麻生太郎は「政権のど真ん中で引き続き精進したい」と声を張り上げた。

 麻生派以外の各派は、パーティーを9〜10月に再設定した。麻生が早期開催にこだわったのは、この夏以降の政治の動きに備えるためだった。

 麻生は、首相の安倍晋三に早期の衆院解散を進言しており、麻生派幹部は「いつ総選挙があるか分からない。その弾を集めなければならない」と選挙資金の確保を急ぐ。次の総裁選に向け、結束を維持する狙いもある。同派は最近、期数ごとに会合を開いて、麻生側近らが「いずれ会長推薦を示したい」という麻生の指示を伝えている。

 ただ、中堅・若手には冷ややか…

5322名無しさん:2020/10/08(木) 08:31:21
https://www.asahi.com/articles/ASNB77J7QNB7UTFK00J.html
二階派、カネとポスト掌握 他派閥「不満マグマのよう」
会員記事
野平悠一、岡村夏樹
2020年10月8日 6時00分

 自民党二階派(47人)は7日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派閥領袖(りょうしゅう)の二階俊博幹事長が菅政権の誕生を主導したことを追い風に「ポスト」と「カネ」への影響力をさらに強めている。隆盛を誇る二階派に対し、他派閥は不満を募らせている。

 「自民党の中心的なグループとしてみなさんの思いを国政のうえに果たしていきたい」。二階氏はパーティーでこう胸を張った。

 会場には派閥の領袖や党幹部のほか、小池百合子東京都知事も出席した。

 菅義偉首相も公務の合間を縫って出席し、「就任に際して二階幹事長をはじめ、みなさま方に大変お世話になった」と述べ、深々と一礼。政策を実現していくためには「政権の安定」が不可欠と強調し、「党と政府が一体でなければならない。そうしたなかで引き続き二階先生に幹事長をお願いした」と持ち上げた。

 ただ、影響力を強める二階派に対し、他派閥からは「マグマのように不満がたまっている」(竹下派ベテラン議員)との声が上がる。

党内抗争の火種も
 そもそも二階派は党内では細田…

5323名無しさん:2020/10/08(木) 08:37:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/dde605eccb7962a7e9f2eae2ba41f665fc7baa18
菅総理、政権安定に向け二階幹事長らの協力求める
10/8(木) 7:42配信

 菅総理大臣は、自民党二階派のパーティーであいさつし、今後の政権運営に向けた二階幹事長らの協力を求めました。

 菅総理大臣:「政権の安定のもとに、国民の皆さんの期待にお応えすることができますように全力で頑張りますので、皆さま方の変わらぬご理解とご支援を心からお願い申し上げます」
 菅総理は、デジタル化や不妊治療の保険適用など政策を進めていくうえで「党と政府が一体でなければならない。そうしたなかで二階先生に引き続き幹事長をお願いした」と強調しました。また、先月の自民党総裁選で二階派がいち早く菅氏の支持を表明したことから、「大変お世話になったことを厚く御礼申し上げる」と感謝の意を示しました。

テレビ朝日

5324チバQ:2020/10/08(木) 09:22:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/356acf2247711bb17f73d77209f3cb5c1daf4fdc
「主流派」二階氏パーティー、小池知事・石破氏出席…「時間勘違い」岸田氏は欠席
10/8(木) 9:18配信




(写真:読売新聞)
 自民党二階派(47人)は7日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派閥を率いる二階幹事長=写真=は「自民党の中心的なグループとして、皆さんの思いを国政で果たしていきたい」と述べ、主流派としての地位をアピールした。

 菅首相も駆けつけ、先の総裁選での支援に謝意を伝えた上で、「国民のために働く内閣を作るには、党と政府が一体でなければならないと思い、二階先生に幹事長をお願いした」と強調した。同派は無派閥の菅首相誕生の流れを作り、事実上の「総裁派閥」として存在感を高めている。公明党の山口代表も「菅政権の生みの親」と持ち上げてみせた。

 二階氏と関係が良好な小池百合子都知事や、総裁選で菅氏と戦った石破茂・元幹事長も出席したが、岸田文雄・前政調会長は欠席した。関係者によると、岸田氏は出席時間を勘違いし、訪問中の札幌市から戻れなかったという。

5325名無しさん:2020/10/08(木) 10:58:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/356acf2247711bb17f73d77209f3cb5c1daf4fdc
「主流派」二階氏パーティー、小池知事・石破氏出席…「時間勘違い」岸田氏は欠席
10/8(木) 9:18配信

 自民党二階派(47人)は7日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派閥を率いる二階幹事長=写真=は「自民党の中心的なグループとして、皆さんの思いを国政で果たしていきたい」と述べ、主流派としての地位をアピールした。

 菅首相も駆けつけ、先の総裁選での支援に謝意を伝えた上で、「国民のために働く内閣を作るには、党と政府が一体でなければならないと思い、二階先生に幹事長をお願いした」と強調した。同派は無派閥の菅首相誕生の流れを作り、事実上の「総裁派閥」として存在感を高めている。公明党の山口代表も「菅政権の生みの親」と持ち上げてみせた。

 二階氏と関係が良好な小池百合子都知事や、総裁選で菅氏と戦った石破茂・元幹事長も出席したが、岸田文雄・前政調会長は欠席した。関係者によると、岸田氏は出席時間を勘違いし、訪問中の札幌市から戻れなかったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac58111dda5dd4be6d3d9f58543e7846fee2c843
衆院山口3区 河村氏、林氏 自民2陣営にらみあい 市長選は代理戦争
10/8(木) 10:23配信

次期衆院選に向け、ガンバローコールで気勢を上げる河村氏の支援者=山口県宇部市のANAクラウンプラザホテルで2020年10月4日午前11時38分、平塚裕介撮影

 「無理やり挑んでくるなら我々にも覚悟はあります。全力で河村先生を支えます」

 4日、次期衆院選に向け山口県宇部市で開かれた自民党現職の河村建夫元官房長官(77)=衆院山口3区=の総決起大会で、所属派閥会長の二階俊博幹事長が語気を強めた。矛先は3区へのくら替えが取り沙汰される岸田派の林芳正元文部科学相(59)=参院山口選挙区。9月に入り、林氏が衆院転出意向を固めたと一部で報じられた。二階氏側近の林幹雄(もとお)幹事長代理も「自民党は現役優先で公認する。反党行為になり、除名も当然ある」とくぎを刺した。

 二階派所属国会議員約20人も出席する陣容で、二階氏本人まで乗り込む異例の決起大会。背景には、林芳正氏の陣営に地盤を侵食されつつあるという河村氏陣営のあせりがあった。

 象徴的な出来事の一つが4月の美祢市長選だ。下関市が拠点の林氏の秘書が美祢入りし、元副市長で新人の篠田洋司氏を支援し、初当選に導いた。対立候補だった西岡晃前市長の下では、河村氏の元秘書が教育長に就いて市政を支えており、河村氏自身も選挙戦で応援していただけに、陣営に衝撃が走った。

 河村氏は9月、美祢市内に新たな選挙事務所を開設した。事務所開設と美祢市長選の関係について報道陣から問われると「代理戦争のような意識はない」と否定したが、「選挙が近いから声が届くように努力したい」と発言。林陣営の美祢市への浸透に神経をとがらせる。

 美祢市と隣接する萩市でも、2021年3月21日に投開票される次期市長選を巡り、河村・林両陣営がつばぜり合いを繰り広げそうだ。8月に立候補を表明した田中文夫県議(72)は河村氏の実弟で、自民党県連などの推薦を要請する方針を固めた。現職の藤道健二市長(61)は「(2期目を目指すかどうかは)決めていない」と現時点では態度を明らかにしていないが、前回選では林氏陣営の支援を受けて当選した。林氏陣営の複数の関係者は「今回も代理戦争。藤道氏が立候補すれば支援することになるだろう」と臨戦態勢を整えている。

 林氏は9月21日、報道陣から衆院転出の意思を問われ、「意向を固めたということは無い」と否定した。ただ「10年前から県民から期待の声をもらっている。応えられるように精進を重ねていきたい」と含みを持たせている。林氏は大票田の宇部市に地盤もある。支援者の一人は「公認があってもなくても自民党を割ってでも出るだろう。今回を逃すと未来はない」と話し、期待の声は根強い。公示直前まで両陣営のにらみ合いが続きそうだ。

 一方、野党側は立憲民主党の坂本史子氏(65)が立候補を予定し、共闘態勢を整える。新型コロナウイルスの影響を受ける地方の経済対策や子育て支援の拡充を掲げ、若者世代の支持拡大を図っていく構えで「地域の実情にあったきめ細かな政策」を訴える。地元・山陽小野田市などでのミニ集会や、朝の街頭演説で浸透を図っている。

 3区の選挙人名簿登録者数は9月時点で25万9099人(男12万1018人、女13万8081人)。【平塚裕介、遠藤雅彦、佐藤緑平】

5326名無しさん:2020/10/08(木) 19:05:20
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2010080028.html
自民党石原派 新体制で船出 存在感維持へ派内で結束
2020/10/08 14:54産経新聞

自民党石原派 新体制で船出 存在感維持へ派内で結束

自民党石原派の資金パーティー「2020 近未来政治研究会と語る集い」が行われた。終了後に出席者と挨拶する石原伸晃会長=8日、東京都港区(寺河内美奈撮影)

(産経新聞)

 自民党石原派(近未来政治研究会、11人)の政治資金パーティーが8日、東京都内で開かれた。先の党総裁選では菅義偉(すが・よしひで)首相(総裁)の出馬表明前に支持を打ち出し、党内最小派閥ながら他派閥と比べ人事での厚遇が目立った。首相の信頼が厚い森山裕国対委員長が派閥の事務総長に就任し、新たな体制で再始動するが、派内では今後の派閥の在り方を模索する動きも出ている。

 「日本国のためにわれわれが一致結束して、菅内閣を支え頑張ることを約束する」

 石原派会長の石原伸晃元幹事長は、パーティーでこう強調した。

 先の総裁選は、同派にとって存続をかけた戦いだった。平成30年の総裁選で安倍晋三前首相を支持した同派だが、支持表明は党内7派のうち最も遅くなった。背景には「反安倍」を鮮明とする同派の最高顧問、山崎拓元副総裁の存在があった。

 森山氏が国対委員長として連続在任日数の歴代最長記録を延ばす一方、最近の内閣改造では入閣者を出せない状態が続いていた。しかし、先の総裁選では首相と近い森山氏が、二階俊博幹事長とともに首相の出馬と有利な流れを作った。

 その後、党内主要3派が態度表明をしない中、石原氏は首相の出馬表明前に支持を宣言。菅政権では森山氏が国対委員長の続投を決めたほか、坂本哲志氏が1億総活躍担当相に就任し、派内から久々の入閣を果たした。

 このほか、文部科学副大臣に田野瀬太道氏、総務政務官に宮路拓馬氏、党では内閣第1部会長に冨岡勉氏が就任するなど人事面で厚遇された。派閥幹部は「今回は山崎氏が前面に出なかったからうまくいった」と胸をなでおろすが、総裁選での「論功行賞」との見方がされている。

 首相もパーティーでは「石原氏や森山氏はじめ、先生方に総裁選では大変お世話になった」と感謝の言葉を述べた。

 派内では新たな動きもあった。これまで事務総長を務めていた坂本氏が入閣したため、森山氏が事務総長に就任した。国会運営に定評があり、首相からの信頼も厚い森山氏の就任に若手議員は「派閥としてより重みが増した」と歓迎する。

 森山氏はパーティーで「石原会長の下、団結してお国のために頑張っていきたい」と改めて派閥の結束を呼びかけた。

 これまで同派は存続をかけ、谷垣グループ(有隣会)などとの合流話が浮かんだが、いずれも立ち消えとなってきた。ただ、「このままでの状態では存続していけない」(石原派関係者)との危機感もあり、派閥の勢力拡大も視野に入れる。派内でも幹部と若手議員の結束を改めて強め、党内で存在感を維持したい考えだ。

5327名無しさん:2020/10/08(木) 20:01:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/e016fa663d195619ea85e160dfd9e0223f86ba90
二階派「除名も」vs岸田派「負けない」 安倍前首相のお膝元で「喧嘩上等」因縁の長州戦争が過熱
10/8(木) 19:31配信

衆議院議員の任期満了まで約1年となり解散総選挙の時期に注目が集まる中、安倍晋三前首相のお膝元・山口県で、自民党の大物同士による派閥のメンツをも賭けたバトルが繰り広げられている。

それは、衆院山口3区の現職である二階派の河村建夫元官房長官と、参議院議員で衆院山口3区への鞍替えを狙う岸田派の林芳正元文科相の争いだ。そこに二階派と岸田派の因縁もからみ二階幹事長が言う所の「けんか」そのものの事態に発展している。

「衆議院から出たい」林芳正の悲願
その戦場である「山口3区」は宇部市や萩市などが区域だ。1996年に小選挙区制が実施される前は、安倍前首相の地盤である下関市や長門市などと共に「旧山口1区」の一部で、その旧山口1区において自民党内でしのぎを削っていたのが、安倍氏と、林氏の父の林義郎元大蔵大臣、河村氏の3者だった。

しかし1つの選挙区から1人しか選ばれない小選挙区制が導入され、宇部市や萩市が3区、下関市や長門市が4区となると、同じ下関市などを地盤とする安倍氏と林氏が競合する形となってしまった。そこで、林義郎氏は比例代表に転出、3区は河村氏、4区は安倍氏という棲み分けができた。一方、小選挙区制の初選挙の前年1995年には、林義郎氏の長男である林芳正氏が参院山口選挙区で初当選したが、この時点で芳正氏には父から禅譲される衆院の選挙区はなく、参議院でしか当選の道がなくなってしまったのだ。

その後、林芳正氏は防衛大臣、農水大臣、文科大臣を歴任。2012年には自民党総裁選挙に出馬し、総理大臣の座を目指した。しかし総理大臣は歴代、衆院議員から選ばれてきており、参院議員は衆院の解散権を持つ総理になるべきではないという意見も根強く、総裁選では5位に甘んじた。こうした政治人生の中で林氏は、幾度も衆議院への鞍替えの機会を模索してきた。

その林氏が今回改めて、次期衆院選での鞍替え出馬を一層強く望んでいるという。林氏は来年で還暦を迎えるため、次の選挙での鞍替えを逃すと首相の座を狙うには遅すぎるという指摘がある。加えて、山口県は人口減少が続いていて、ゆくゆくは4つある選挙区の数が3つに減ると言われており、待てば待つほど衆院へ鞍替えできる余地が低くなってしまう。そのため林氏に対しては、鞍替えを待望する支持者からのプレッシャーも高まっていて、「次の衆院選に出馬しなかったら地元から見放されてしまう」(自民党関係者)という声もある。

こうしたことから、本人は表では否定しているものの、山口県内や永田町界隈では、林氏が次の衆院選での鞍替えの本格検討に入ったとささやかれているのだ。

5328名無しさん:2020/10/08(木) 20:02:19
>>5327

二階派の反撃
この動きに危機感を隠せないのが、もちろん河村氏だ。河村氏は二階派の会長代行で、麻生内閣では官房長官も務めた77歳のベテランだ。59歳の林氏より20歳近く年上になる。

河村氏にとっては、本来は4区が地盤のはずの林氏が3区から出馬しよういうのは、言わば自分の選挙区に「土足で乗り込まれる」形で、快く思わないのは当然だろう。

とはいえ、林家にとっては3区にも一定の地盤があり、安倍前首相が退陣した今、山口県からの次の首相候補として河村氏より若い林氏に期待する声も地元にある。ベテラン現職の河村氏であっても林氏と選挙で戦うとなった場合、勝てるとは言い切れない情勢なのだ。

そこで河村氏は、派閥の会長でもある二階幹事長に相談。すると二階幹事長は「議員を連れて行くから会を開け」と応じ、10月4日に河村氏の地元で「決起大会」が開かれる運びとなった。

さらに二階幹事長は、派閥の会合でも山口3区の事情について具体的に言及し、「(林氏が)土俵に立てると思っている時点でダメだ、そもそも土俵に立てないようにしないと」と強調した。そうした結果、河村氏の決起大会には、閣僚経験者から当選1回の若手まで、二階派の国会議員計20人が山口県入りして出席し、河村氏全面支援をアピールすることになった。二階派関係者は「まるで大名行列だ、これで林芳正はビビるだろう」と自信を見せた。

「売られた喧嘩は…」二階幹事長自ら牽制
迎えた10月4日、河村氏の「決起大会」は、二階派議員が壇上にずらりと並ぶ中で催された。二階氏は、林氏の鞍替えを念頭に、次のように語った。

「品の悪いことですが『売られた喧嘩』という言葉があるでしょう。我々はかけがえのない同士です。河村先生に何かがあるんじゃないかということであれば、我々も意を決して、政治行動のすべてをなげうって我々はその挑戦に受けて立ちます」

二階氏は語気を強めて「喧嘩」という言葉を使って林氏を牽制し、「全力を挙げて我々は河村先生を支える」と強調した。

さらに、二階氏最側近の林幹雄幹事長代理は、現職優先の原則に従って、次の衆院選での自民党公認候補は河村氏となる旨を説明し、林芳正氏が出馬を強行するなら“除名もあり得る”と露骨な脅しをかけた。

「小選挙区で定数1ですからね、出る人は無所属になるかほかの政党に移ってもらうかしかないんですね。そうすることはどういうことかというと反党行為になるんです。自民党に弓を引くんですね、それは罰則があります当然。ですから除名と言うことも当然あるんです」

大会の最後には議員らが一列に並んで「ガンバロー」のかけ声を上げ、参加者らは議員たちの熱気に圧倒されていた。

その後、議員一行は宇部市が全国に誇る名門企業・宇部興産を視察した。同行者によると、この視察には「裏の狙い」があった。実は、林芳正氏の母方の祖父は宇部興産の創業者であり、現在の社長は林芳正氏の同級生なのだ。つまり、林芳正氏とつながりが深く地元での影響力も大きい宇部興産にプレッシャーをかけ、林氏陣営を揺さぶるのが狙いなのだ。

5329名無しさん:2020/10/08(木) 20:03:26
>>5328

対する林芳正氏側は余裕の声も
二階派の大挙しての山口入りの情報は早くから林芳正氏の耳にも届いていたが、林氏が表立って反応することなかった。そして、周囲には「大ごとにすればするほどこちらを(河村氏側が)怖がっていると言っているようなものだろうに」と余裕ともとれる表情を浮かべたという。林氏が所属する岸田派のベテラン議員は次のようにその余裕の理由を語った。

「単純に戦っても負けないだろう。あそこは林王国なんだから」

山口県は今も「安倍」と「林」が双璧をなす地盤に変わりはなく、まともに勝負をしたら河村氏よりも林氏の方が強いという自負心の表れだというのだ。

そして、二階氏が山口入りという具体的な行動に出て、“決戦の火ぶたを切った”ことによって、林氏の側も「引くに引けない状況になった」(岸田派中堅)と言う。今までのように衆院鞍替えを“匂わすだけ”とはいかなくなったと指摘する声も聞かれた。

実は二階派と岸田派は、これまでにも山梨や静岡の選挙区の公認をめぐって対立してきた過去があり、去年の参院選でも広島選挙区で二階派の推した河井案里氏が現職だった岸田派の溝手顕正氏を押しのける形で当選するなど、因縁の歴史がある。

衆議院の総選挙は1年以内に必ず行われるが、この山口3区の動きが党内の一つの大きな火種となるのは間違いない。林氏は、自民党除名のリスクを背負ってでも衆院選に出る覚悟があるのか?河村氏はどう応戦するのか?今後の両陣営の動向に注目が集まる。

(フジテレビ政治部 福井慶仁 山田勇)

山田勇

5330名無しさん:2020/10/08(木) 20:04:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee725697f6dca5524b41461f7bfe8d89454e5d33
自民党本部の議員連盟に 山梨県の長崎知事 ハンコ維持で要望書
10/8(木) 19:20配信

ハンコは山梨県の地場産業の1つですが長崎知事は自民党本部のハンコ議員連盟に印章制度・文化を守るための要望書を提出しました。
ハンコをめぐっては10月7日、菅総理が省庁の行政手続きでのハンコの使用を原則廃止することに意欲を示し見直し方針のとりまとめを指示しました。
ハンコは山梨県の地場産業の1つですが長崎知事は10月8日、自民党本部で開かれたハンコに関する議員連盟に出席し印章制度・文化を守るための県の要望書を手渡しました。
要望書ではハンコを押す「押印」の省略がハンコそのものの否定と受けとられないよう適確な周知をすることなどを求めています。
この後、知事は議連のメンバーとともに加藤官房長官と自民党の二階幹事長にも県の要望を伝えました。
また知事は今後、河野行革担当大臣とも直接面会し説明する場を設けたいとしています。

[UTYテレビ山梨]

UTYテレビ山梨

5331名無しさん:2020/10/08(木) 20:11:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e0cc000bfe1856d67982c1ac3a15d4457861e86
首相が岸田氏と会談 デジタル化の重要性で一致
10/8(木) 19:51配信

 菅義偉(すが・よしひで)首相は8日、先の自民党総裁選で争った岸田文雄前政調会長と官邸で会談した。総裁選後、両氏の1対1での対面は初めてで、デジタル化の重要性などで一致したという。会談後、岸田氏が記者団に明らかにした。

 岸田氏率いる岸田派(宏池会)は5日に東京都内で政治資金パーティーを開催した。首相は内閣記者会のグループインタビューのため欠席したが、加藤勝信官房長官が代理出席した。岸田氏はその返礼のために官邸を訪れた。

 岸田氏によると、岸田派の平井卓也デジタル改革・IT担当相が菅内閣の一員となったことを踏まえ、首相にデジタル化の推進を「応援させてほしい」と伝えたという。

5332名無しさん:2020/10/08(木) 20:14:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/c336f0dffdfb97958b85fbabd32d314afb5a7546
自民・石原派「菅内閣支える」 政治資金パーティーで結束強調
10/8(木) 17:03配信

 自民党石原派は8日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。会長の石原伸晃元幹事長は「日本のために、一致結束して菅内閣を支え、頑張ることを約束する」と強調した。会合には菅義偉首相が駆け付け規制改革の推進に向け協力を要請した。

 首相はあいさつで、9月の党総裁選で石原派が支援したことに謝意を表明。「新型コロナウイルスの感染拡大を防いで国民の命と健康を守る。社会経済活動を両立させる」と述べた。デジタル庁新設や携帯電話料金の引き下げなどの目玉政策にもスピード感を持って取り組むと訴えた。

 石原派は所属国会議員11人の党内最小派閥。

https://news.yahoo.co.jp/articles/33d3645db107055541768286d6109014b4e31a50
自民石原派がパーティー
10/8(木) 15:27配信

 自民党石原派は8日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。

 会長の石原伸晃元幹事長は「一致結束して菅内閣を支え、頑張ることを約束する」と強調した。

 菅義偉首相も出席し、先の党総裁選での同派の支援に謝意を表明。「国民の安全・安心の生活を一日も早く取り戻し、役所の縦割り、既得権益、あしき前例を打ち破る」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44ba73b672f64cdd418817a869d57b864920f847
首相動静(10月8日)
10/8(木) 7:20配信

 午前6時43分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同46分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時24分、官邸発。同26分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン『ORIGAMI』で葉田順治エレコム社長、野島広司ノジマ社長、吉田憲一郎ソニー社長、瀬戸欣哉LIXILグループ社長と会食。
 午前8時33分、同ホテル発。同36分、衆院第2議員会館着。同49分から同53分まで、山口泰明自民党選対委員長。
 午前9時、同所発。同3分、官邸着。
 午前9時26分から同10時3分まで、野田聖子自民党幹事長代行。柿崎明二首相補佐官同席。同4分から同14分まで、一平ホールディングスの村岡浩司社長、松下新平同党参院議員。
 午前10時42分から同59分まで、塩田康一鹿児島県知事。森山裕自民党国対委員長同席。
 午前11時2分から同17分まで、和田政宗同党参院議員、原田博司京都大教授。同20分から同33分まで、小林喜光三菱ケミカルホールディングス会長、船橋洋一アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長。同34分から同40分まで、柳居俊学山口県議会議長ら。
 午後0時27分、官邸発。同32分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。同ホテル内の宴会場『平安の間』で自民党石原派のパーティーに出席し、あいさつ。同38分、同ホテル発。
 午後0時43分、官邸着。
 午後1時42分から同56分まで、岸田文雄自民党前政調会長。
 午後2時3分から同18分まで、皇位継承に関する式典委員会。
 午後2時19分から同29分まで、鈴木浩外務審議官、田中繁広経済産業審議官。同50分から同3時3分まで、鈴木直道北海道知事。同48分から同4時1分まで、自民党の中泉松司前参院議員。同2分から同11分まで、北村滋国家安全保障局長、滝沢裕昭内閣情報官、山田重夫外務省総合外交政策局長、防衛省の岡真臣防衛政策局長、増子豊統合幕僚副長。同12分から同13分まで、北村国家安全保障局長。
 午後4時16分から同21分まで、萩生田光一文部科学相。
 午後4時32分から同52分まで、小此木八郎領土問題担当相。
 午後4時58分から同5時13分まで、自民党の武見敬三参院議員、小林鷹之衆院議員。
(了)

5333名無しさん:2020/10/08(木) 20:17:40
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/201002/plt20100223180042-n1.html
自民改憲本部、全派閥領袖が顧問就任へ 挙党態勢で改憲アピール
2020.10.2 23:18

 自民党憲法改正推進本部(衛藤征士郎本部長)が党内7派閥の領袖らを役員である顧問に起用する方向で検討していることが2日、分かった。各派の協力による挙党態勢を構築し、安倍晋三前首相が掲げ、菅義偉首相(党総裁)が継承すると表明した改憲実現に向け強い意欲をアピールする狙いがある。

 顧問は党幹部や憲法改正の議論にかかわってきたベテランを中心に構成してきた。党三役はこれまでも顧問を務め、今回も二階派(志帥会)を率いる二階俊博幹事長、佐藤勉総務会長、下村博文政調会長が就任する。

 加えて、最大派閥の細田派(清和政策研究会)会長で、衆院憲法審査会長就任が内定している細田博之元幹事長、竹下派(平成研究会)の竹下亘会長、石原派(近未来政治研究会)の石原伸晃会長を起用する。

 総裁選で菅首相と争った岸田派(宏池会)の岸田文雄会長、石破派(水月会)の石破茂会長も顧問に就く。麻生派(志公会)は、会長の麻生太郎副総理兼財務相が政府側のため、森英介元衆院憲法審会長が就任する予定。事務総長には、衆院憲法審査会の与党筆頭幹事を続投するとみられる新藤義孝元総務相の起用を予定している。

 顧問や副本部長などを含む役員は約20人に及ぶとみられる。副本部長には野田聖子幹事長代行、稲田朋美元政調会長、小渕優子元経済産業相、山谷えり子元拉致問題担当相、片山さつき元地方創生担当相と5人の女性を起用する方向だ。

 重厚な布陣について、党関係者は「自民党の『本気』を示す狙いがある」と解説する。一方、衛藤氏は野党との協力関係の構築も重視し、改憲論議に前向きとされる国民民主党の幹部と水面下で接触するなど、改憲の環境づくりに向け動き出しているという。

5334名無しさん:2020/10/08(木) 20:51:52
https://www.sankei.com/politics/news/201008/plt2010080048-n1.html
自民党内で存在感増す森山氏と石原派 菅首相選出を主導
2020.10.8 20:23政治政局

自民党石原派の資金パーティー「2020 近未来政治研究会と語る集い」が行われた。石原伸晃会長(左端)の後方を通り過ぎる森山裕座長(中央)。右は山崎拓最高顧問=8日、東京都港区(寺河内美奈撮影)

 自民党石原派(近未来政治研究会、11人)は8日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。9月の総裁選では事務総長を務める森山裕国対委員長が菅義偉首相(党総裁)の選出に主導的な役割を担い、平成29年以来となる派出身の閣僚が誕生した。党内7派のうち最小勢力だが、森山氏とともに存在感も向上している。

 「一致結束して菅内閣を支え、頑張ることを約束する」。パーティーで、領袖の石原伸晃元幹事長はこう強調し、胸を張った。

 石原派は平成30年の総裁選で、安倍晋三前首相への支持表明が石破派(水月会)を除く党内6派の中で最も遅れた。背後には安倍氏と遠く、石破茂元幹事長を支持する最高顧問の山崎拓元副総裁の影響があったが、派の求心力は大きく低下。近年は入閣者を出せない状態が続いていた。

 反転攻勢のきっかけを作ったのが森山氏だ。首相とは長年国会対策で細かく連絡を取り合っており、今年6月頃からは、二階俊博幹事長を交えた3氏で夜会合も重ねていた。

 安倍氏が8月28日に辞任表明すると、森山氏は二階氏とともに即座に首相の出馬を後押し。石原派と二階派(志帥会)は他派に先駆け首相への支持を表明した。今回、石原派の国会議員は総裁選の期間中、山崎氏と距離を置き、一定のけじめをつけたという。

 こうしたことが、今回坂本哲志1億総活躍担当相の誕生につながった。

 「新内閣の発足にいろんな形で関与した。『土のにおいがする首相』というのは今の時期に大事だ」

 森山氏は4日、地元の鹿児島県霧島市で開かれた国政報告会でこう述べ、新首相の生みの親としての自負をにじませた。新政権は地方議員からのたたき上げである首相と二階氏、森山氏による「トライアングル」(閣僚経験者)態勢との見方もある。

 そんな森山氏にとって、国対委員長として重要になるのが26日召集予定の臨時国会だ。日英経済連携協定案(EPA)など重要案件が多い上、野党は政府が日本学術会議推薦の新会員候補6人の任命を見送ったことも追及する構えをみせる。

 首相が就任後初の本格的な論戦の場で苦戦を強いられれば、誕生して間もない政権の土台が揺らぐ可能性もある。森山氏が生みの親の真価を発揮できるかが注目される。(今仲信博、永原慎吾)

5335名無しさん:2020/10/08(木) 20:53:43
https://mainichi.jp/articles/20201008/k00/00m/010/257000c
自民・石原派パーティー 菅氏支持先駆け論功行賞? 最小派閥に600人
毎日新聞2020年10月8日 20時48分(最終更新 10月8日 20時48分)

 自民党・石原派(11人)は8日、東京・虎ノ門のホテルで政治資金パーティーを開催した。先の総裁選では主要派閥に先駆けて菅義偉首相の支持に動き、二階派と共に「総裁派閥」とささやかれるだけに、党内最小派閥ながら会場いっぱいの約600人が集まった。

 首相や公明党の山口那津男代表、二階俊博自民党幹事長ら各派閥の幹部が参加した。首相は「先の自民党総裁選、大変お世話になりまして、この場をお借りし改めて厚く御礼申し上げます」と謝辞を述べた。

 首相は石原派内から「待機組」だった坂本哲志1億総活躍担当相の他、田野瀬太道副文部科学相、宮路拓馬総務政務官を起用。2019年の内閣改造では副大臣ポスト一つだけだったが、大幅な躍進を遂げた。二階氏と共に真っ先に菅氏支持に動いた森山裕国対委員長(石原派事務総長)も続投となった。

 石原伸晃会長は「一致団結して菅内閣を支え頑張ることをお約束する」と応じ、森山氏も「首相をはじめ多くの来賓の方々に出席いただけたことは大変ありがたい」と述べた。【東久保逸夫】

5336名無しさん:2020/10/08(木) 21:13:02
https://mainichi.jp/articles/20201007/k00/00m/010/305000c
このまま終わるの? 石破茂氏に会いに行ってみたら… 語った「限界」と「次」
会員限定有料記事 毎日新聞2020年10月8日 12時00分(最終更新 10月8日 13時52分)
吉井理記

 秋の風が吹いている。あの人は今、何を思うのか。自民党の石破茂・元幹事長である。国民の人気はダントツだったのに、4度目の挑戦となった9月の自民党総裁選、またも宰相の椅子に届かなかった。このまま終わるのか? 気になって会いに行った。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

 永田町を歩きながら考えた。秋の空も人の心も、何と移ろいやすいことか。

 思えば石破さん、冒頭で「人気ダントツ」と書いたけど、それは菅義偉首相が総裁選出馬に名乗りを上げるまでの話である。

 当初はポスト安倍の影が薄かった「令和おじさん」だけど、自民党の主要派閥が支持を表明するや、ワイドショーまでも「パンケーキ好き」などともてはやし、世論調査トップの座を石破さんから奪って、するりと宰相の椅子に座ってしまった。石破さんはといえば、岸田文雄前政調会長にまで敗れ、最下位である。

 「石破は終わった」なんて声もある。本人もさぞや力を落としているだろう。近況が気になる……ということで、永田町の議員会館事務所を訪ねてみたのだった。

 「願わくは、我に七難八苦を与えたまえ、と。そんな心境ですわなあ、ハハハ」

 ほほう。応接室に入ってきた石破さん、意外に表情はさばさば。講談でおなじみ、戦国武将・山中鹿之介の名句を引いたりして。

 鹿之介と言えば、中国地方に覇を唱えた戦国大名・尼子氏の家来。宿敵・毛利氏に滅ぼされた主家の再興を願って苦闘するさなか、三日月に向かって「我に七難八苦を……」と祈った逸話で有名だ。石破さんの地元・鳥取でも戦いを繰り広げた。

 石破さんの苦難も続く。安倍晋三政権では、ずっと冷や飯を食わされ、総裁選4度目の挑戦も悲願ならず。菅政権でもやっぱり無役だし、自派閥からの入閣は田村憲久厚生労働相1人だけだ。敗軍の将に語らせるのは忍びないが、まずは総裁選の総括から。

 「選挙応援で、全国を行脚してきた自負はあるんで…

5337名無しさん:2020/10/08(木) 21:33:58
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/359484
7人中6人 菅氏に投票 船田氏は岸田氏を支持 栃木県の自民国会議員
9/15 9:46

 14日の自民党総裁選で栃木県関係の自民国会議員7人のうち、6人が菅義偉(すがよしひで)官房長官に投票した。安倍政権の路線継続や、菅氏が意欲的な規制改革の進展に期待した票が多かった。一方、これまで支持する候補を明らかにしていなかった船田元(ふなだはじめ)衆院議員は岸田文雄(きしだふみお)政調会長に投票した。

 菅氏と共に安倍政権を支えてきた自民県連会長の茂木敏充(もてぎとしみつ)外相は「新型コロナウイルス対策、景気回復などに最優先で取り組み、日本を前に進めるため、安定した政権運営による力強い政治を期待したい」とコメントした。

 初当選同期の菅氏に総裁選出馬を直接要請した佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員は「本当にうれしい。感無量」と喜んだ。個人的に「菅首相」を数年前から目指してきたと言い、「一国の首相を選ぶ真っただ中に自分がいて、菅総裁を実現できたことは政治家冥利(みょうり)に尽きる」。菅氏には「選挙戦で主張したことや安倍首相の政策をさらに進めてほしい」と望む。

 簗和生(やなかずお)衆院議員は「コロナ禍の中、スピード感を持って的確な政策を実行する上で最適な方だ。苦境にあえぐ地方経済を重視した政策を望みたい」と菅氏に期待する。佐藤明男(さとうあきお)衆院議員、高橋克法(たかはしかつのり)、上野通子(うえのみちこ)両参院議員も菅氏に投票した。

 菅氏支持の所属派閥・竹下派の方針と違い、岸田氏に投票した船田氏は「政策に安定性があり、財政健全化の必要性を他候補より明確に主張していた。外交経験も豊富だ」と理由を語った。所得格差是正や憲法改正への考え方にも共感したという。菅氏には規制緩和やコロナ対応の継続を期待する半面、官邸主導の政権運営を続ける意向を示していることには「官僚の忖度(そんたく)が横行する状況はよくない。行きすぎた官邸主導の修正は必要だ」と指摘した。

5338名無しさん:2020/10/08(木) 21:58:09
https://news.rcc.jp/e/rcc.php3?i=NjgzMg==
自民党総裁選 あす告示 岸田政調会長に地元・広島から大きなしゃもじ(9/7 18:05)

 3人での戦いとなる見通しの自民党総裁選は、8日、告示です。衆議院広島1区選出の岸田文雄政調会長は、支持拡大に向け、7日もあわただしく過ごしています。 7日朝、岸田氏が会長を務める宏池会に届いたのは、縁起物の大きなしゃもじ。自民党広島県連の幹事長が自ら持参しました。 「宮島のしゃもじで、『敵をめしとれ』ということで、持ってきました。地元は、必勝を期して、みんなの願いをこのしゃもじに込めて、持ってきたつもりでございます。」(自民党 広島県連 宇田伸幹事長) 地元の大きな期待に応えるべく岸田政調会長は、朝からオンラインで兵庫・大阪・滋賀の党関係者らとの懇談をこなしました。 「わたしはぜひ、自民党オールスターチームをしっかりと作り、それぞれの協力を引き出し、メンバーを輝かせる、こういったリーダーになるべく、努力をしていきたい。」(自民党 岸田文雄政調会長) 5つの派閥が菅官房長官の支持を打ち出し、世論調査でも苦戦する岸田政調会長…。多忙なため、7日の選挙対策本部の発足式は欠席しましたが、明るい材料もありました。 選対本部長には、谷垣グループの遠藤利明衆議院議員が就任。谷垣グループからはあわせて4人が入りました。また、竹下派で広島2区の平口洋衆議院議員の姿も…。 ― 出席ですか? 「出席。」 ― ということは岸田さんに…? 検討中? 「まあ、そこは…。そう。そう。」(竹下派 広島2区 平口 洋衆院議員) 同じ竹下派で広島4区の新谷正義衆議院議員も秘書が代理で出席、選対組織に名を連ねました。 選対組織では、所属する議員をほかの派閥の国会議員担当や都道府県連担当に分けるなどして、支持拡大を図っています。 「自分の派閥以外からどれだけ票を取り込めるか。都道府県連票でどこまで存在感を示すことができるのか。総裁選は、あす、告示です。」(大平洋記者)

5339名無しさん:2020/10/08(木) 22:00:49
http://www.kry.co.jp/news/e/news162810253.html
総裁選告示 岸田氏地元の議員らが全国で支持訴え(広島県)

●岸田文雄政調会長
「次を誰が狙うのか担うのか、この闘いにおいてしっかりと存在感を示しそして戦い抜いていきたいと思う」

総裁選挙に初めて挑む広島1区選出の岸田政調会長…。選挙対策本部での出陣式では、「分断から協調へ」をテーマに中間所得層への住宅や教育支援の強化を訴える。

選対本部には同じ広島選出で竹下派の平口洋衆院議員と、新谷正義衆院議員も名を連ねており、国会議員の票の上積みを模索している。出陣式終了後、選対本部のメンバーにはカツカレーが振る舞われた。勝利へのゲン担ぎか・・・。

一方、自民党広島県連の2人の県議はけさ、地方での支持を広げるため、関西へ向かった。
●自民党広島県連緒方直之県議
「厳しいから何もしないのではなく、やっぱりどんなところでも
可能性がある以上は活路を見いだしていきたい」

2人はきょう1日で兵庫・大阪・滋賀県の支部を訪問した。
広島県連は候補者3人の地元を除く44の都道府県を回り、岸田氏の政策や人柄を訴えていく方針だ。

●自民党兵庫県連石川憲幸幹事長
「自分が所属する県連から候補者を出せるというのは非常に私は
うらやましいなと思う。広島県連の2人の熱い気持ちは十分受け止めさせていただいた。予備選挙をやってるのでそのことは十分ルールに則って県連としては粛々と進めていく」

きょう午後、立候補した石破氏、菅氏、岸田氏による演説会が
行われた。

●石破元幹事長
「今こそ、納得と共感の政治をやりたい。そして、成し遂げたいのはグレートリセット。もう一度、この国の設計図を書き換えていくこと」

石破氏は「東京一極集中」を是正し「地方創生」に取り組むことや
災害対策分野の専門職員からなる「防災省」の創設を訴えた。

一方、菅氏は安倍政権の「継承」を強調し、行政のデジタル化を進めるため「デジタル庁」の新設などを掲げている。

●菅官房長官ON
「行政の縦割りを打破し、既得権益を取り払い、悪しき前例主義を廃し、規制改革を全力で進める国民のために働く内閣をつくりたいと思う」

岸田氏は最低賃金の引き上げなどを訴えた。

●岸田政調会長
「本当に多くの失敗を繰り返していた。チームに参加する、協力してくれる人の心がわかるようになった。自分が輝くのではなくして、チームの1人一人を輝かせるこういったリーダーを目指したい」

今回の総裁選は、国会議員と地方の党員によるあわせて535票で争われる。菅氏は既に党内のおよそ7割を占める5つの派閥から支持を得ていて、岸田氏と石破氏がどこまで地方票で追い上げられるかが焦点だ。投開票は今月14日だ。
(9/8 20:04 広島テレビ)

5340名無しさん:2020/10/08(木) 22:08:30
http://www.uty.co.jp/news/20200914/7992/
事実上の次の首相 自民党総裁に菅官房長官
2020.09.14 19:20

事実上の次の総理を決める自民党総裁選が行われました。
自民党総裁選は9月14日の投票と開票の結果、菅義偉官房長官が岸田政調会長と石破元幹事長を破り選出されました。
自民党総裁選は国会議員票と各都道府県連の地方票で争われ、その結果、菅官房長官が377票、岸田政調会長が89票、石破元幹事長が68票で菅官房長官が総裁に選出されました。
山梨県関係では中谷真一衆院議員と赤池誠章参院議員は菅官房長官に県連会長の森屋宏参院議員と堀内詔子衆院議員は岸田政調会長に、投票したということです。
また山梨県の地方票3票は党員による予備選の結果、約5000票をとった岸田政調会長に2票、約3000票の菅官房長官に1票が投じられました。
今回の結果を受け県連の森屋宏会長は「山梨県内の党員の声も聞きながら総裁選挙が出来たことにホッとしている日本・山梨を元気にするため菅さんを支えていきたい」とコメントしています。
今回の自民党総裁選は安倍総理の辞意に伴うもので任期は来年9月までで16日国会で菅総理が正式に誕生します。

5341名無しさん:2020/10/08(木) 22:18:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4bc55511cf6cb7d32e10b6469d8b519ef73bd12
自民総裁選、道連3票の行方に不透明感 役員会が決定、党員に不満相次ぐ 「意向調査いらぬ」「いつも密室」
9/11(金) 16:34配信

 自民党総裁選で党道連に配分された3票の投票先の決め方について、党員・党友から疑問視する声が相次いでいる。道連は党員・党友の意向調査を行っているが、道連分の投票先は最終的に役員会で決めるため、意向がどこまで反映されるのか不透明だからだ。44都府県連は党員投票の結果で投票先を決める予備選を行っており、道連との対応の違いが際立っている。

 「最終的に役員会で決めるなら意向調査なんて要らないのでは」。9日午後、道議会の自民党会派控室で道議の一人が疑問の声を上げると、別の道議が「いつも密室で決めるイメージだ」と相づちを打った。

 吉川貴盛道連会長は総裁選で、菅義偉官房長官の陣営の事務局長に就任。北海道新聞が自民党所属の道内関係国会議員13人に投票予定先を聞いたところ、12人が菅氏と答えた。道内の党員の多くが「執行部は菅氏にしたがっている」とみているが、「事実上、首相を決める選挙なのだから、開かれた形で行ってほしい」との声も少なくない。

 道連は道内の党員・党友約3万8千人に発送した意向調査用紙を13日に集計する。支持が最多の候補に全3票を投じる「総取り方式」を基本とするが、道連幹部が他の役員や国会議員の聞き取りも行い、役員会で投票先を決める。意向調査結果とは違う投票先に変える余地を残している。

 道連執行部は、予備選ではなく意向調査とした理由について、道内は広く離島も多いため、短期間での郵便投票が困難だったと説明。回収率が3割程度の可能性もあるとして、役員会で最終的な検討を加える必要があると判断したという。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/460278
自民総裁選 道内12議員が菅氏に投票
09/15 01:05 更新

 自民党総裁選を巡り、北海道新聞は道内関係国会議員13人に投票先を聞いた。新総裁に選出された菅義偉氏が13人のうち12人に上り、9割以上を占めた。

 12人は、菅氏を支持した5派閥のいずれかに所属している。岸田派の渡辺孝一衆院議員のみ岸田文雄政調会長と答えた。

残り:54文字/全文:183文字

5342名無しさん:2020/10/08(木) 22:26:30
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/409840
2020年9月15日
青森県4議員は菅氏に投票

 14日行われた自民党総裁選で、江渡聡徳、津島淳、木村次郎の3衆院議員と滝沢求参院議員はいずれも取材に対し、菅義偉氏に投票したと明らかにした。菅氏が掲げた「地方重視」「省庁縦割り打破と規制改革断行」に期待を寄せた。

https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/9/15/84885
2020.09.15

 【東京支社】14日に行われた自民党総裁選で、本県の鈴木俊一党総務会長(衆院岩手2区)、高橋比奈子衆院議員(比例東北)、藤原崇衆院議員(同)はいずれも投票先として「菅義偉官房長官」と取材に答えた。県連(藤原崇会長)は予備選の開票を行い、県連分の3票について、菅義偉官房長官に2票、石破茂元幹事長に1票を配分した。

 県連の予備選は、菅氏3039票、石破氏1594票、岸田文雄党政調会長222票。県連分の3票を、得票数に応じたドント方式で各候補に割り振った。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200915_11008.html
宮城の国会議員、菅氏に4票、岸田氏に1票 自民総裁選

 14日投開票された自民党総裁選で、宮城県選出の衆院議員5人のうち菅義偉官房長官への投票が4人で最も多かった。岸田派の小野寺五典元防衛相(6区)は岸田文雄政調会長に投じ、石破茂元幹事長を支持した議員はいなかった。

 県選出議員の投票動向は表の通り。細田派の土井亨元復興副大臣(1区)、竹下派の秋葉賢也首相補佐官(2区)、細田派の西村明宏官房副長官(3区)、麻生派の伊藤信太郎氏(4区)が菅氏を推した。
 土井氏は「地方をしっかりと見てくれるのが菅氏だ」と強調した。安倍晋三首相が掲げた経済政策「アベノミクス」に触れ、「足らざる部分の政策を示してくれると期待している。農林水産業や商店街など地方経済の活力を生み出してほしい」と述べた。
 秋葉氏は「安倍首相の路線を継承、前進させるのは官房長官として支えてきた菅氏しかいない」と説明。新型コロナウイルス感染症を早期に収束させた上で、経済再生に力を注ぐことを期待した。
 昨年9月から官房副長官として菅氏に仕えた西村氏は「1年間仕事を共にし、能力の高さを見てきた。大いに期待したい」と話した。伊藤氏は改革の具体性や安定感、地方重視などを菅氏支持の理由に挙げ、「新型コロナ感染拡大防止、雇用と経済を守ることの両立」を求めた。
 議員票を上積みした岸田氏は2位に滑り込んだ。総裁選の報告会は愛称の「キッシー」コールが上がり、高揚感に包まれた。
 小野寺氏は「予想以上に議員票が入った。次につながる」と手応えを口にした。菅氏に対し「東日本大震災からの復興は道半ばだ。秋田県出身の新総裁と一緒に復興へ汗を流したい」と語った。

2020年09月15日火曜日

5343名無しさん:2020/10/08(木) 22:33:47
https://www.sakigake.jp/news/article/20200914AK0026/
冨樫氏のみ石破氏に投票 総裁選、本県自民議員の投票行動
会員向け記事 2020年9月14日 掲載

 14日投開票された自民党総裁選で、秋田県選出の党国会議員4氏のうち金田勝年(衆院秋田2区)、御法川信英(同3区)、石井浩郎(参院本県選挙区)の3氏が菅義偉官房長官に票を投じた。一方、冨樫博之氏(衆院秋田1区)は所属する派閥の会長の石破茂元幹事長に投票。各都道府県連に3票ずつ配分された地方票は、秋田県連が全3票を菅氏に投じた。

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(全文 602 文字 / 残り 438 文字)

https://www.yamagata-np.jp/news/202009/07/kj_2020090700125.php
県連会長・加藤氏は岸田氏支持
2020/9/7 07:15
 自民党総裁選で、県連会長の加藤鮎子氏(衆院県3区)は6日、山形新聞の取材に対して岸田文雄政調会長を支持する意向を明らかにした。

 加藤氏が所属する谷垣グループは自主投票を決めているが、岸田氏支持の理由を「政策の継続性を大切にしつつ、政権の大きな路線変更ができると思う。外相を務めており、外交でも各国とパイプがある」とし、「『分断から協調へ』を掲げ、地方を含めた協調を大事にした国造りが期待できる」と語った。依頼を受け、推薦人を引き受ける方向という。

 県選出議員では遠藤利明氏(衆院県1区)が岸田氏、鈴木憲和氏(同2区)は菅義偉官房長官の支持をそれぞれ明らかにしている。

https://www.yamagata-np.jp/news/202009/07/kj_2020090700129.php
遠藤氏、選対本部長就任へ 岸田氏陣営
2020/9/7 08:58
 自民党総裁選で、遠藤利明元五輪相(衆院県1区)は6日、岸田文雄政調会長の選挙対策本部長に就くことを明らかにした。

 遠藤氏は岸田氏と初当選同期で、かつて同じ派閥・宏池会に所属していた。山形市内で取材に対し、「本人からどうしてもやってくれと頼まれた。長い付き合いの友人で、しっかり支えたい」と述べた。推薦人の代表となる予定という。

 就任に当たっては会長代行を務める東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長や、代表世話人となっている谷垣グループの特別顧問である谷垣禎一前総裁からも後押しされたという。遠藤氏は県連が行う党員・党友投票(予備選)で「(割り当てられる)3票全てを取りたい」と語った。

https://www.yamagata-np.jp/news/202009/03/kj_2020090300055.php
遠藤氏は岸田氏、鈴木氏は菅氏 自民党総裁選で県選出議員支持
2020/9/3 08:41

 自民党総裁選で、県選出の同党所属衆院議員3人のうち、山形新聞の取材に遠藤利明氏(県1区)は岸田文雄政調会長、鈴木憲和氏(県2区)は菅義偉官房長官の支持を2日、それぞれ明らかにした。
 遠藤氏は岸田氏と初当選同期で、かつて同じ派閥・宏池会に所属していた。岸田氏支援は、遠藤氏が代表世話人を務める谷垣グループの特別顧問である谷垣禎一前総裁の思いでもあるとした上で、「苦しい戦いにはなるだろうが最後まで応援したい」と語った。

 鈴木氏は所属する竹下派の会長代行を務める茂木敏充外相に出馬要請していたが、派閥として菅氏への支援を決めたことを踏まえ「新型コロナウイルスや外交課題など厳しい社会情勢の中、危機管理の重要性から菅氏を支持しようと思う」と述べた。

 加藤鮎子氏(県3区)は現時点で態度を明らかにしていない。

5344名無しさん:2020/10/08(木) 22:34:10
https://www.yamagata-np.jp/news_core/index_pr.php?kate=Politics&no=2020091001002527
自民議連、女性の閣僚登用を要請 総裁選3候補に
9/10 20:47
 自民党の議員連盟「女性議員飛躍の会」は10日までに、総裁選の3候補者に、閣僚や党役員への女性登用を求める要望書をそれぞれ提出した。菅義偉官房長官は10日、国会内で受け取った。面会した議連共同代表の稲田朋美幹事長代行によると、菅氏はうなずいて聞いていたという。

 要望書は、次期衆院選の比例単独候補に女性を積極的に登用すべきだとの内容も盛り込んだ。

5345名無しさん:2020/10/08(木) 22:41:41
https://www.fnn.jp/articles/-/84810
自民党総裁選 国会議員と 各都道府県連による投票 福島県選出の国会議員は誰に1票を!?
福島テレビ
2020年9月14日 月曜 午後8:30

<自民党所属の福島県選出国会議員>

衆議院議員では、福島県連会長の根本匠議員、亀岡偉民文部科学副大臣、上杉謙太郎議員、菅家一郎復興副大臣、吉野正芳議員の5人。

参議院議員では、森まさこ法務大臣。

<6人はどの候補に票を投じたのか?>

各議員や事務所によると6人のうち根本議員は岸田政調会長に。

その他の5人は菅新総裁に投票したという。

菅新総裁に1票を投じた理由には、「安倍政権」が取り組んだ政策の継続を挙げた。

亀岡偉民衆議院議員:「菅さんが本当に安倍政権を支えてきたのと、コロナ対策しっかりやりたい、これは一番大事な事だと思うんですね。中小企業対策をしっかりできる人にやってもらわないと大変なことになるのが一つと。もう一つは安倍政権が頑張ってきた外交も含めてしっかりと継承したいという意思表示をしてくれたので」

同じく菅新総裁に投票した菅家議員。新型コロナウイルスへの対応など歴代最長となった官房長官の経験に期待を寄せた。

菅家一郎衆議院議員:「いままでの7年以上の官房長官でやっぱり安倍政権を支えてこられた方ですからそういったことは熟知されている。緊急性に対応できるのは菅候補しかないのではないかと」

安倍内閣で復興大臣を務めた吉野議員は、帰還困難区域の復興政策などを重視したという。

吉野正芳衆議院議員:「安倍政権では組閣の時に”全ての閣僚は復興大臣だ”こういう形で復興に全力をあげた政権でございますので、それを菅新政権に期待をしていきたいところです」

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200909_71010.html
自民総裁選 東北は18人が菅氏に投票へ 岸田氏4人、石破氏は1人
 8日告示された自民党総裁選(14日投開票)で、東北選出の党所属国会議員のうち約7割の18人が、菅義偉官房長官に投票する見通しになったことが河北新報社の取材で分かった。岸田文雄政調会長が4人、石破茂元幹事長は1人。党内5派閥から広く支持を取り付けた菅氏の優位が、東北でも浮き彫りになった。
 6県の衆参議員のうち、投票権がない大島理森衆院議長(青森2区)を除く25人や周辺に聞き取りし、支持動向を探った。2人が態度を明らかにしなかった。
 菅氏支持の18人を派閥別で見ると、安倍晋三首相の出身派閥で最大勢力の細田派が8人と最多。麻生派5人、竹下派4人、二階派1人と続いた。菅氏は石原派を含む5派閥から支持を得ており、派閥の意向が東北でも反映された格好だ。
 支持の理由については、外交や経済、新型コロナウイルス感染症対策など主要課題で安倍政権の路線を継承すると表明した菅氏の姿勢に多くの議員が賛同。第2次安倍政権以降、約7年8カ月にわたり官房長官を務めた実績も評価された。
 岸田氏を推すのは、同氏が会長を務める岸田派の2人と、同じ流れをくむ谷垣グループの2人。外相、政調会長の経歴から「外交と内政の双方に精通する」との声が挙がった。
 2018年の前回総裁選に続き、4回目の出馬となった石破氏への支持を明言したのは、東北で唯一の石破派の冨樫博之衆院議員(秋田1区)だけだった。
 新総裁は両院議員総会での投票で決まる。配分は国会議員394票と都道府県連各3票。東北では秋田を除く5県連が、党員・党友による予備選を行う。秋田県連は全3票を湯沢市出身の菅氏に投じる方針。

2020年09月09日水曜日

5346名無しさん:2020/10/08(木) 22:46:56
https://mainichi.jp/articles/20200915/k00/00m/010/023000c
自民県連予備選で「菅直人」などの無効票 有権者は白け気味? 群馬
毎日新聞2020年9月15日 09時09分(最終更新 9月15日 09時09分)

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は14日、菅義偉官房長官の圧勝に終わった。群馬県連に割り当てられた3票は13日に実施された予備選の結果、2票は菅氏に、1票は石破茂元幹事長に投じられた。県関係の党所属国会議員は取材に回答した9人全員が菅氏に投票し、県内でも多くの支持を集めた。【鈴木敦子、道岡美波、妹尾直道】

 自民党総裁選に先立ち県連は13日、予備選の開票を行った。得票は菅氏9918票、石破氏6361票、岸田文雄政調会長808票で、菅氏が次点の石破氏を3500票以上、上回った。県連に割り当てられた3票はこれを基にドント式で配分し、14日午後の総裁選で菅氏に2票、石破氏に1票を投じた。

 県連によると、予備選の有権者数は2万8986人で、投票総数は1万7132票(うち無効45票)。投票率は59・10%だった。

 菅氏が新総裁に決まったことを受け、小渕優子県連会長は「菅総裁のもと、一致団結して山積する課題に取り組んでいきたい。まずは、新型コロナの感染防止対策と社会経済の活性化の両立という課題を克服してほしい」とコメントした。菅氏に投票したある自民県議は「コロナ禍で落ち着いて国政のかじ取りができそう」と述べ、別の県議も「デジタル庁の新設は群馬県政の方向性にも合致する」と期待を寄せた。

 定例記者会見などで菅氏への投票を呼び掛けてきた山本一太知事は「菅総裁の下で国との連携を強め、群馬県に必要な事業を進められるよう全力を尽くしていきたい」と話した。

 一方で党員からは、自身が支持する国会議員に従って菅氏に投じたものの、官房長官としてのこれまでの発言を疑問視する声も上がる。館林市の女性(77)は森友学園や加計学園、桜を見る会などの疑惑を巡る振る舞いに「クリーンでないイメージ」を抱いているといい、コロナ対応を含めて「国民が納得できるようしっかりと説明して、疑惑をもたれない政治を目指してほしい」と注文を付けた。

 甘楽町の男性は「みんなが官邸になびく中、政権に嫌われても信念を通す姿勢に上州人として拍手を送りたい」と石破氏に投票。渋川市の会社役員の男性(67)は「外相としてバランスのとれた協調路線が評価できる」と岸田氏に1票を入れた。

9人が菅氏に投票 国会議員
 14日の自民党総裁選では、県連所属の国会議員10人のうち、毎日新聞の取材に投票先を明らかにした9人全員が菅義偉官房長官に投票した。9人はいずれも菅氏支持を表明した各派閥に所属している。

 井野俊郎衆院議員は誰に投票したか明らかにしなかった。菅氏に投じたのは、▽細田派=尾身朝子衆院議員、福田達夫衆院議員、上野宏史衆院議員、羽生田俊参院議員▽二階派=中曽根康隆衆院議員、中曽根弘文参院議員、清水真人参院議員▽竹下派=笹川博義衆院議員、小渕優子衆院議員――だった。

 竹下派で菅氏の選対事務局次長(地方票担当)を務めた笹川氏は「地方出身、地方議員経験者という点で、地方の声や地方経済への配慮に期待できる。安倍政権が進めた経済政策や雇用拡大、女性政策などを継承する上で、最も安定している」とコメント。「石破氏らが一定の票を獲得したことに心を寄せ、謙虚に耳を傾ける必要はある」と指摘した。

 細田派の福田氏は「危機対応能力、危機管理能力が非常に優れている。強いリーダーシップで指導力やけん引力を発揮してもらいたい」と期待。二階派の中曽根弘文氏は「コロナや景気の問題、緊迫した安全保障状況など国難ともいえる状況にある。菅総裁は政権の中枢で国政全般で働いてきた実績から適任だ」と強調した。

菅直人、ゲル長官…「有権者は冷めていた」
 自民党総裁選に先立ち県連が13日に開票した予備選では無効票が45票あり、白票に加え、3人の候補者以外の名前が書かれた投票用紙も少なくなかった。野党の議員の名前なども含まれ、関係者は「総裁選が出来レースで白けたのかも」とこぼした。

 「菅直人」「ゲル長官」――。投票箱には、新総裁に決まった菅氏と名前の漢字が同じ立憲民主党の菅元首相や、一部で使われている石破茂氏の愛称が書かれていた。県内の現職の衆院議員や元議員のほか、今回の総裁選で一時立候補が取り沙汰された現職閣僚、県議の名前が書かれた投票用紙もあった。

 「予備選の意味が分からなかったのではないか」。ある自民党関係者は、今回の総裁選が短期決戦で党員投票もなかったために、党員が困惑した可能性を指摘する。一方で「最初から菅さんありきで総裁選への期待感が薄かったのも事実。党内の有権者は冷めていた」と付け加えた。【鈴木敦子】

5347名無しさん:2020/10/08(木) 23:17:12
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-232613.html
神奈川の自民議員、菅氏を一丸支援 「国難乗り切って」
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年9月14日(月) 22:19

 「国難を乗り切って」「行政のパワーアップを」─。菅義偉官房長官(衆院2区)の新総裁選出に、神奈川県内の自民党議員からは、大きな期待が寄せられた。菅氏を含めた全20人が陣営の決起集会に出席。神奈川で小泉純一郎元首相以来となる総裁の誕生を一丸となって後押しした。

 麻生派事務局長で、横浜市会議員時代から歩みを共にしてきた松本純党国対委員長代理(1区)は「幅広く森羅万象に対応するのが総理の大きな仕事。きっと応えてくれるだろう」と太鼓判を押す。

 「激務で大変だと思うが、健康に気を付けて頑張ってもらいたい」とエールを送ったのは、衆院初当選同期の田中和徳復興相(10区)。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1160705
福井県選出の自民5議員は菅氏支持
総裁選、「安倍路線の継承」に適任
2020年9月9日 午前7時10分

 9月8日告示された自民党総裁選で、福井県の党所属国会議員はいずれも、菅義偉官房長官を支持する意向を明らかにした。所属する派閥の方針に沿った形で「安倍路線の継承」を求める声が相次いだ。

 菅氏を支持する理由について、稲田朋美幹事長代行(細田派)は「経済、外交安全保障、憲法改正などの政策を引き継ぐと明言している」と説明。「改革マインドがあり、力のある政治家。首相が急きょ代わる今回、最も安定したリーダーだ」と指摘した。滝波宏文参院議員(同)も「安倍首相が進めてきた地方創生、(民主主義を共有する国々との)価値観外交を継承し発展させる最適任者」と期待を寄せた。

 高木毅衆院議員(同)は新型コロナウイルス対策が求められている非常時であることからも、菅氏を推した。「継続性、緊急性を考えると、現政権を熟知している菅氏がふさわしい」と強調。自民が野党時代に議運委で仕事をともにしており「仕事ぶり、人柄ともに適役だ」と語った。

 山本拓衆院議員(二階派)は、安倍首相の辞任を受けた緊急事態として、官房長官を務める菅氏を支持した。「急きょ辞任した安倍首相の残り任期を担うには適任」とした。

 山崎正昭参院議員(細田派)は「7年8カ月にわたり官房長官を務め、すべての政策に精通している。実直で、信念が強く、地方出身で地方創生の重要性も肌身で分かっている。非常に期待が持てる」と評価した。

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200914/KT200914ASI000003000.php
自民総裁選 県内地方票の配分 菅氏2票・石破氏1票

 自民党県連の総裁選挙管理委員会は13日、県内党員・党友が郵便投票した県連独自の「党員・党友投票」を開票し、党県連に割り振られた地方票3票について、菅義偉官房長官に2票、石破茂元幹事長に1票を配分した。県連に届いた有効票1万141票を、ドント方式で配分した。

 県内で投票資格がある党員と党友計1万6639人の61・08%に当たる1万163人がはがきで投票した。得票数は菅氏5508票、石破氏3978票、岸田文雄政調会長655票だった。無効は22票。得票を1から順に整数で割り、商の大きい順に定数に達するまで候補者に割り振った。

 一方、県関係国会議員5人のうち後藤茂之氏(衆院4区)、宮下一郎氏(同5区)、務台俊介氏(同比例北陸信越)、宮島喜文氏(参院比例)の4人は菅氏への支持を示し、投票に臨んだ。所属派閥が菅氏を推す井出庸生氏(衆院3区)は「投票が終わるまでは言えない」として明らかにしていない。

(9月14日)

5348名無しさん:2020/10/08(木) 23:24:45
https://twitter.com/yamatanieriko/status/1305361696471445504
山谷えり子
@yamatanieriko
総裁選投開票を前に、菅候補の決起集会へ。

このあと14時から党大会に代わる両院議員総会が開かれ、新しい総裁が選出されます。
午後1:24 ・ 2020年9月14日・Twitter Web App

https://www.chunichi.co.jp/article/118409
菅氏支持5人、岸田氏1人 自民総裁選で県ゆかり国会議員
2020年9月10日 05時00分 (9月10日 05時00分更新) 会員限定

 十四日に投開票を予定する自民党総裁選で、県ゆかりの党国会議員六人のうち、五人が菅義偉官房長官、一人が岸田文雄政調会長を支持すると、本紙のアンケートなどに回答した。
 初当選以来、菅氏に近い無派閥グループに所属する自民党県連会長の武村展英議員(衆院滋賀3区)は「官房長官としての実績、官僚を動かすリーダーシップ、国民目線での政治感性、お人柄から、国の難局を乗り越えることができる最適な候補者だ」とした。
 菅氏を支持する理由として、上野賢一郎議員(同2区)は「政策の継続性」、小寺裕雄議員(同4区)は「非世襲であり地方議員出身」を挙げ、大岡敏孝議員(同1区)は「政治改革、党改革に対する強い思いを持っている」と評価した。有村治子議員(参院比例)は、菅氏の推薦人に名を連ねた。
 一方、岸田氏の推薦人となった小鑓隆史議員(参院滋賀選挙区)は「愚直なほど思いは強いが、性格上、どんな立場にあっても、ことさらにアピールしない。一貫性のある人柄に共感する。さまざまな場面で揺るがずに、国政を引っ張っていける」と話した。
 総裁選は、国会議員票と、四十七都道府県連に三票ずつ割り当てられた地方票で争われる。県連では、約...

5349名無しさん:2020/10/08(木) 23:34:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/a37c1d846394fbf608c5d4fc84b457e2efba4793
自民党で“脱ハンコ”に異論も ニ階幹事長「署名を集め反抗を」
10/8(木) 22:16配信

 自民党の二階幹事長はハンコ文化を守ることなどを目的とした議員連盟と会談し、政府の“脱ハンコ”の動きに「ちゃんとした議論になるよう、しっかり反抗しろ」などと述べ、国会議員の署名を集めるよう提案しました。

 8日に行われた会談には国内有数のハンコの産地である山梨県の長崎知事も駆けつけ、政府が進める行政手続きの“脱ハンコ化”について、「風評被害」を訴えました。

 自民党の二階幹事長は、会談の中で、ハンコの重要性を理解してもらうため、国会議員の署名を集めるよう提案。“ハンコがデジタル化のブレーキをかけるという主張に対して反論しろ”と述べ、議員連盟の活動を支援する考えを示したということです。(08日21:01)

最終更新:10/8(木) 22:16
TBS系(JNN)

https://mainichi.jp/articles/20200915/ddl/k26/010/347000c
自民総裁選 菅氏、府内も制す 国会議員票、半数集める /京都
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月15日 地方版

 菅義偉官房長官が新総裁に選ばれた14日投開票の自民党総裁選。5派閥の支持を得た菅氏は、府内の党所属国会議員(8人)の投票でも、少なくとも半数を獲得。府連票(3票)の配分を決める党員・党友の予備選でも菅氏が最多の2票を獲得し、幅広い支持を得た。新総裁選出に、府内の国会議員からは「新型コロナウイルスの一日も早い終息と経済の立て直しを」と、コロナ対策強化を求める声が出た。【矢倉健次、松野和生、鈴木健太郎、小田中大】

 毎日新聞は府内の衆参選挙区で活動する国会議員8人を対象に、総裁選の投票先を尋ねた。伊吹文明元衆院議長(京都1区)▽安藤裕衆院議員(京都6区)▽二之湯智参院議員(京都選挙区)――の3人は投票先を明らかにしなかった。

 菅氏には、府連会長の西田昌司参院議員(京都選挙区)▽田中英之衆院議員(京都4区)▽木村弥生衆院議員(比例近畿)▽繁本護衆院議員(同)――の4氏が投票。

 推薦人に名を連ねた木村氏は、安倍政権からの「継続性と安定」を理由に挙げた。

 元官僚の繁本氏は、菅氏が縦割り行政の打破を掲げたことを評価し「霞が関と永田町は縦割りの打破でもっと大きな力を発揮できる。ぜひ新総裁にリーダーシップを発揮してほしい」と期待を寄せた。

 田中氏は官房長官としての「7年8カ月の実績」を挙げた。

 一方、本田太郎衆院議員(京都5区)は府内で唯一、岸田文雄政調会長に投票したと回答した。

 谷垣禎一・元総裁から地盤を引き継ぎ、谷垣氏を中心とする谷垣グループに所属。

 同グループは宏池会(現岸田派)が源流のため「根源的に考えが近い」とし、岸田氏が掲げた「デジタル田園都市構想」も評価するなど「国民のさまざまな声を聞き、丁寧に理解と信頼を得る政治スタンスに共感した」としている。

5350名無しさん:2020/10/08(木) 23:35:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/d60a582c1da71b1b2d210e45cf336b23c9eba929
自民岸田派、旧谷垣Gが会合
10/8(木) 22:58配信

 自民党の岸田派(宏池会)と旧谷垣グループ(旧谷垣G)の幹部らは8日、東京都内で会合を開き、今後の連携を確認した。

 岸田派座長の林芳正元文部科学相や旧谷垣Gの遠藤利明代表世話人らが出席。竹下派からも一部参加した。

 会合は先の総裁選で岸田文雄前政調会長の支援に回った旧谷垣Gメンバーの慰労が名目。岸田氏は宏池会の流れをくむ麻生派、旧谷垣Gと合流する「大宏池会」実現に意欲を示している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/caaed6f564d52fb954dff3ed2f5d6e434bba1876
岸田氏が遠藤氏ら谷垣グループと会食 「大宏池会」への布石か
10/8(木) 23:08配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は8日夜、遠藤利明元五輪相ら谷垣グループ(有隣会)のメンバーと東京都内で会食した。谷垣グループは池田勇人元首相が立ち上げた宏池会(現・岸田派)が源流。岸田氏は宏池会勢力を結集する「大宏池会構想」を目指しており、今回もそのための布石とみられる。遠藤氏は先の総裁選で岸田氏の陣営の選対本部長を務めた。

5351名無しさん:2020/10/08(木) 23:45:35
https://twitter.com/andouhiroshi/status/1300356274391928832
あんどう裕(ひろし)衆議院議員(自民党 京都6区 )
@andouhiroshi
石破氏、消費税減税に言及!!マーク
総裁候補が消費税減税に言及するのは非常に大きな意義がある。デフレ脱却とコロナ禍からの経済立て直しのためにも消費税減税は必須。できれば #消費税ゼロ まで踏み込んで欲しい。代替財源が必要なら下げすぎた大企業の法人税を元に戻せばいい。
インタビュー:自民・石破氏、出馬明言せず 本格的な総裁選を
自民党の石破茂・元幹事長は31日、ロイターのインタビューに応じ、焦点となっている自民党総裁選への出馬には明言を避け、簡素化された選挙のやり方は「党員に対する侮辱」だと批判した。安倍晋三政権の財政・金融政策「アベノミクス」は大きな変更は必要ないとしつつ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として消費減税を提言した。
jp.reuters.com
午後5:54 ・ 2020年8月31日・Twitter for Android

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013695084.shtml
2020/9/14 20:15神戸新聞NEXT
自民党総裁選 兵庫県関係議員も菅氏が大多数

 菅義偉官房長官の圧勝となった自民党総裁選で、兵庫県関係の国会議員の投票先も菅氏が大多数を占めた。神戸新聞が12人に取材した結果、9人が菅氏と回答。岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長に投票したと答えたのは、各1人だった。

 菅氏を慕う無派閥若手有志グループの藤井比早之衆院議員(兵庫4区)は「世襲ではなく、派閥にも属さない普通の方がトップに立てるというのは日本の民主主義を体現している。国民の痛みや苦しみを理解し、規制改革や省庁の縦割りを打破していただきたい」。これまで態度を明らかにしていなかった麻生派の松本剛明衆院議員(同11区)も、菅氏に投票したとした。

 自民の県関係議員で唯一、岸田派の盛山正仁衆院議員(同1区)は「2位で良かった。(来年の総裁選も含めて)次につながる。地方票で石破さんと差がついてひやひやしたが、多くの国会議員が岸田だと評価してくれた」と前向きに受け止めた。

 石破氏の推薦人となった無派閥の渡海紀三朗衆院議員(同10区)は、3位という結果に「もう少し議員票を取れると思っていたが、派閥の引き締めが厳しかったのか」とがっくり。「派閥の数合わせで決まるのは本来おかしい」と疑問を呈しつつも「ルールにのっとった結果なので厳粛に受け止め、支えていかなければ」と話した。

 二階派の谷公一衆院議員(同5区)は投票先を明らかにしなかった。(永見将人、今福寛子、西井由比子)

   ■   ■

 兵庫県連は県内の党員約2万2千人を対象に予備選を行い、菅氏が最多の7847票を獲得。兵庫と隣接する鳥取県が地盤で、日頃から交流のある石破氏は5406票、兵庫にも後援会がある岸田氏は1121票だった。投票率は66・59%。「ドント方式」により得票数に応じて県連の持ち分3票を割り振り、菅氏が2票、石破氏が1票を得た。

5352名無しさん:2020/10/09(金) 00:05:21
https://mainichi.jp/articles/20201006/ddm/005/010/082000c
自民党 古賀氏、名誉会長退く意向 岸田派、分裂の懸念
会員限定有料記事 毎日新聞2020年10月6日 東京朝刊

 自民党・岸田派(宏池会・47人)は5日夜、東京・芝公園のホテルで政治資金パーティーを開いた。同派に強い影響力を持ち、岸田文雄会長(63)の「政治の師」でもあった古賀誠名誉会長(80)は欠席したが、周囲に名誉会長を辞任する意向を伝えた。2021年の党総裁選での再起を見据え、岸田氏が距離を置いたことも要因だが、派内には古賀氏に近い議員もおり、分裂の懸念もくすぶる。

 岸田氏はパーティーで「宏池会も新たな時代に向けて進化していくことが求められている」とあいさつし「『分断から協調へ』の重要性を訴える以上、宏池会が身をもって実践する」と語った。会場には1000人以上が詰めかけ、二階俊博幹事長や最大派閥・細田派の細田博之会長らも参加したが、菅義偉首相は出席しなかった。関係者によると、首相は当初は出席する意向を示したが「公務」を理由に欠席したという。首相は岸田氏と距離…

https://mainichi.jp/articles/20200915/ddl/k29/010/270000c
自民総裁選 菅氏、得票6割 党員・党友投票 国会議員は全員 /奈良
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月15日 地方版

 14日に投開票された自民党総裁選は、菅義偉官房長官が石破茂元幹事長と岸田文雄政調会長を大差で破り、新総裁に選出された。県内でも、地方の声を反映させるために党県連が実施した党員・党友投票の結果、約6割を菅氏が獲得し、石破氏、岸田氏を上回った。県選出(比例近畿含む)の国会議員(自民)は、6人全員が菅氏に投票したことを明らかにした。【久保聡】

 今回の総裁選は安倍晋三首相(自民党総裁)の任期途中での辞任表明を受けて実施、国会議員票394票(衆参両院議長除く)と47都道府県連に3票ずつ配分された地方票141票の計535票で争われた。急な総裁選だとして、党本部は党員投票の省略を決めたが、県連は郵便投票による「予備選挙」の形で独自の党員・党友投票を実施。県連がある自由民主会館(奈良市)では14日午前に開票作業があった。

 県連によると、党員・党友7588人のうち5032人が投票。投票率は66・32%で、前回(2018年9月)の64・62%を上回った。

 開票の結果、菅氏3145票、石破氏1544票、岸田氏335票、無効票8票。

 県連は割り当てられた3票について、最多得票者の菅氏に2票、次点の石破氏に1票を配分した。

 県連の荻田義雄幹事長は総裁選後、「菅新総裁には7年8カ月にわたる内閣官房長官としての経験を生かし、新型コロナウイルス感染症対策に傾注するとともに経済対策、外交問題、社会保障など、国民の安全安心に全力で取り組まれ、成果をあげていただくことを期待する」との談話を発表した。

5353名無しさん:2020/10/09(金) 00:21:16
かど博文 OFFICIAL SITE
http://www.warau-kado.jp/report-index.php?y=2020&m=9

菅官房長官に総裁選に向けての和歌山県選出国会議員団による「推薦状」をお届け
2020年09月01日

菅官房長官に総裁選に向けての和歌山県選出国会議員団による「推薦状」をお届け菅官房長官に総裁選に向けての和歌山県選出国会議員団による「推薦状」をお届け
菅官房長官が自民党総裁選へ出馬表明する前日の夕方、和歌山県選出国会議員団が菅官房長官を総裁選に推薦する「推薦状」を石田真敏先生と共にお届けさせていただいました。「都道府県選出の国会議員団から、このような推薦状をいただくのは初めてです。ありがとうございます」とおっしゃっていただきました。今月14日(月)に行われる総裁選に向けて支持してまいります。

https://www.nnn.co.jp/news/200912/20200912060.html
2020年9月12日
青木国交副大臣、石破氏支持を示唆 配慮にじます
 自民党竹下派所属の青木一彦国土交通副大臣(参院鳥取・島根選挙区)は11日、本紙の取材に対し、党総裁選で誰を支持するかについて、自身が鳥取・島根の合区選出であることを強調し「そこは“あうん”でやらせてもらう」と石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)への投票を示唆した。

https://www.kochinews.co.jp/article/395857/
2020.09.09 08:34
県関係国会議員 支持割れる 自民党総裁選
中谷、山本、中西哲氏は石破氏 福井、中西祐、高野氏は菅氏

 8日告示された自民党総裁選。県関係の自民国会議員6氏のスタンスは、中谷元(衆院高知1区)、山本有二(衆院比例四国)、中西哲(参院比例)の3氏が石破茂元幹事長を、福井照(衆院比例四国)、中西祐介(参院徳島・高知選挙区)、高野光二郎(同)の3氏が菅義偉官房長官をそれぞれ支持する構図となっている。...

https://www.kochinews.co.jp/article/397439/
2020.09.15 08:40
自民新総裁に菅氏 高知県関係議員は 山本氏「昔の派閥政治に」高野氏「党員冷静に判断」

 14日行われた自民党総裁選で、菅義偉官房長官(71)が岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)を破って圧勝し、第26代総裁に選出された。県関係の自民国会議員は、福井照氏(衆院比例四国)、中西祐介氏(参院徳島高知選挙区)、高野光二郎氏(同)が菅義偉官房長官に投票。中谷元氏(衆院高知1区)、山本有二氏(衆院比例四国)、中西哲氏(参院比例)が石破茂氏にそれぞれ投じた。

 石破氏の推薦人となった中谷氏は「新型コロナウイルス対策と経済対策の継続が強調され、すぐに仕事ができる菅さんの支持が広がった」と総括した上で、「石破氏は堂々と政策を論じ、高知をはじめ地方で健闘した。政治姿勢が党員の気持ちをつかんでいた成果だ」とねぎらった。...

5354名無しさん:2020/10/09(金) 00:31:33
https://www.topics.or.jp/articles/-/418982
自民総裁選 県連票は菅氏2、石破氏1 県国会議員は菅氏4石破氏2
9/15 5:00

 14日行われた自民党総裁選で、徳島県関係の国会議員は、4氏が菅義偉官房長官に、2氏が石破茂元幹事長にそれぞれ投票した。党県連は独自に実施した予備選挙に基づき、菅氏に2票、石破氏に1票を投じた。岸田文雄政調会長は0票だった。

 国会議員で菅氏に投票したのは、麻生派の山口俊一衆院議員(徳島2区)と中西祐介、高野光二郎両参院議員(いずれも徳島・高知選挙区)、二階派の三木亨参院議員(比例)の4人。石破氏に投票したのは、石破派の後藤田正純衆院議員(徳島1区)と福山守衆院議員(比例四国)。

 県連によると、予備選は県内の党員・党友1万35人が対象で、投票総数6913票、投票率は68・89%だった。菅氏は50・72%に当たる3506票を獲得し、石破氏3226票(46・67%)、岸田氏177票(2・56%)と続いた。無効票は4票だった。

 総裁選で割り当てられた3票の投票先について、県連は候補3人の得票数に応じて比例配分する「ドント方式」で決めた。

 2018年の前回総裁選は投票率69・41%。石破氏が投票総数の57・44%に当たる3963票を獲得、安倍晋三首相は2925票(42・40%)だった。

https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2020091403713
総裁選 菅氏が選出 県予備選挙では石破氏が菅氏に迫る得票数【佐賀県】
2020/09/14 (月) 18:45

全国のニュースでもお伝えしましたように14日自民党の総裁選挙が行われ、菅官房長官が選出されました。

一方で、佐賀県の自民党員による予備選挙では石破元幹事長が菅氏に迫る得票数だったことが分かりました。
今回の自民党総裁選では、地方票として各都道府県連に3票ずつが割り振られました。
自民党県連は予備選挙として県内の党員約9700人から投票を受け付けて集計し、それを元に3票の投票先を決めました。県内の党員の予備選では菅氏に2442票、石破氏に2312票岸田氏に909票の得票があり、これをドント式で配分し、総裁選の県連票としては、菅氏に2票、石破氏に1票を入れたということです。
県連の留守会長は県内の党員票で石破氏が菅氏に迫る票を得た結果について「石破氏は地方で根強い人気があることの表れだ」と話す一方、菅氏については「地方議員出身であり地方組織としては頼もしい」と期待を込めました。

また、佐賀県を地盤とする自民党国会議員では、古川康衆議院議員、福岡資麿参議院議員、山下雄平参議院議員が菅氏に投票し、岩田和親衆議院議員は岸田氏に投票したということです。

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/571938
<自民党総裁選>菅氏優勢、岸田氏支持1人、石破氏ゼロ 佐賀県関係国会議員
9/9 8:02

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が告示された8日、県関係国会議員からは「新型コロナウイルスへの対応が続く中、政治体制を大きく変えるべきでない」などとして、菅義偉官房長官を支持する声が相次いだ。岸田派の1人は岸田文雄政調会長を支持し、石破茂元幹事長の支持を明言する議員はいなかった。菅氏優位の見方が広がる中、議員たちは「2位争い」にも関心を寄せている。

 竹下派の古川康衆院議員(比例九州・唐津市)と福岡資麿、山下雄平両参院議員は、派閥方針と一致して菅氏を支持する。

 古川氏は「派閥ではなく、自分がいいと思ったから菅さんに投票する。継承だけでなく独自色もある」。コロナ禍の社会情勢を踏まえ「政治体制を大きく変えるべきでない」(福岡氏)、「迅速な災害対応ができる菅さんが陣頭指揮をとった方がいい」(山下氏)などの意見がある。「ふるさと納税」を導入した地方の視点を評価し「省庁の縦割りを超えて政策を進める力量がある」と手腕に期待を寄せる。

 「岸田会長を全力で支援する」と話すのは岸田派の岩田和親衆院議員(比例九州・佐賀市)。安倍政権の成果を継承しつつ「新しい資本主義」や「デジタル田園都市」など地方目線の岸田カラーを強調し、「新しい日本の力、『ポストコロナ』の姿を示せる人だ」と訴える。議員会館の各事務所を「戸別訪問」したり、地元党員に電話をしたりして票の掘り起こしを狙う。

 今村雅弘衆院議員(比例九州・鹿島市)は「総裁選の選挙管理委員を務めているためコメントは控えたい」とした。所属する二階派は、菅氏支持を表明している。自民5派閥の支持と党員投票省略で、菅氏優位の見方が広がる。ある議員は「地方票が大きく影響するため、誰が2位になるかも大きな関心事だ」と話した。(山口貴由)

5355名無しさん:2020/10/09(金) 00:40:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/75c287a18ed7bb6e9233acd04f0eda3785b1621d
自民総裁選告示 長崎県国会議員の支持状況 菅氏3人 岸田氏3人
9/9(水) 12:00配信

 8日告示された自民党総裁選について、長崎新聞社が本県選出の同党国会議員6人に支持する候補者を尋ねたところ、菅義偉官房長官が3人、岸田文雄政調会長が3人、石破茂元幹事長がゼロとなった。いずれも所属派閥の方針に沿う投票行動となりそうだ。
 菅官房長官を支持すると答えたのは細田派の加藤寛治氏(衆院長崎2区)、谷川弥一氏(同3区)、石原派の冨岡勉氏(同比例九州)。
 谷川氏は「国境離島新法の制定で世話になった」と話し、冨岡氏は「実績があり、政策も大きく外さない手堅さがある。芯も強そうだ」と理由を挙げる。
 岸田政調会長を推すのはいずれも岸田派の北村誠吾氏(同4区)、金子原二郎氏(参院長崎選挙区)、古賀友一郎氏(同)。北村氏は「外交安全保障に強く、責任感がある。武士道精神を持った人だ」と持ち上げる。
 古賀氏は「これからの日本は国論を二分するようなテーマに果敢に挑まなくてはならない。政治への信頼を得て、まとめていくには『聞く力』が必要で、岸田さんが最も適任だ」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e551fe00c8dfcd48db85b2b426a930acf4668c3e
「菅」3氏「岸田」2氏、熊本県選出国会議員の支持 自民総裁選告示
9/9(水) 8:07配信

 8日告示された自民党総裁選は、菅義偉官房長官が国会議員票で優位に立つ中、地方票の争いも激化している。熊本県選出の同党国会議員6人は、半数の3人が菅氏を支持。一方、岸田文雄政調会長が率いる岸田派には2人が所属しており、巻き返しを狙い、地元での支持拡大に躍起だ。

 8日午前、都内のホテルであった岸田氏の出陣式。派閥領袖[りょうしゅう]の“初陣”を飾る場に、同派所属の金子恭之衆院議員(熊本4区)と馬場成志参院議員(熊本選挙区)の姿はなかった。地方票の掘り起こしで、県内にとどまっていたためだ。

 今回の総裁選は、国会議員394票、地方141票の計535票で争う。各都道府県連には3票の割り当てがあり、熊本県連は党員投票の予備選を実施し、3票の行方を決める。

 両氏は、次期総裁選を見越して8月に発足した県内の後援会「熊本岸田会」の準備に奔走した。この週末も熊本豪雨の被災地を訪ねる傍ら、党員投票での支持を呼びかけた。金子氏は「岸田さんには、熊本地震や豪雨の被災地をきめ細かく視察してもらった。地方を重視する人で、次の総理、総裁にふさわしい」と話す。

 主要派閥の支持を取り付けた菅氏と比べ、劣勢とされる岸田氏。馬場氏は「厳しい情勢だが、今回の苦労は必ず“次”につながる」と強調。菅氏らを上回る県内得票を目標に掲げる。

 一方、坂本哲志衆院議員(熊本3区)が事務総長を務める石原派と、木原稔衆院議員(熊本1区)、松村祥史参院議員(熊本選挙区)が所属する竹下派は、菅氏支持でまとまる。

 坂本氏は菅氏の推薦人に名を連ね、陣営の選挙対策本部で九州の地方票獲得を担う。岸田派の追い上げを警戒しつつ、「地方議会出身のたたき上げで、2世議員でもない。仕事も緻密だ」と共感を寄せる。同じく石原派に所属する野田毅衆院議員(熊本2区)は今回、総裁選の選挙管理委員長を務めることから「公平公正を旨とする立場であり、差し控えたい」と、現時点では支持候補を明かしていない。

 竹下派は、2018年の前回総裁選で衆参で支持候補が割れた。その経緯から、松村氏は「一つにまとまったことはよかった」と派閥の結束に安堵[あんど]の様子。首相補佐官の木原氏は「政権が倒れた後の総裁選ではない。安倍路線の継続が求められており、菅氏が適任だ」と訴える。(並松昭光、嶋田昇平)

https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2020/09/09/JD0059546298
自民総裁選、大分県関係3氏は菅氏支持へ 政権の継続性求める
2020/09/09 03:01.

 8日に告示された自民党総裁選で、県関係の党国会議員4人はいずれも菅義偉官房長官を支持する派閥に所属。選挙管理委員を務める1人を除き、3人が菅氏を推す考えを明言している。安倍政権を支えた手腕への評価や政策の継続性を理由にしており、新型コロナ・・・

※この記事は、9月9日 大分合同新聞 26ページに掲載されています。

5356名無しさん:2020/10/09(金) 00:51:02
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1189640.html
自民総裁選の県出身議員対応 岸田氏支持の国場幸之助氏「沖縄振興に実績」 菅氏支持の西銘恒三郎氏「基地軽減に成果」 菅氏支持の宮崎政久氏「実行力で適任だ」
2020年9月11日 15:04

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は14日の投開票に向け、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の3候補による論戦が本格化している。沖縄の国会議員は竹下派の西銘恒三郎、宮崎政久の両衆院議員が菅氏を、岸田派の国場幸之助衆院議員が岸田氏を支持している。3氏に支持の理由や沖縄政策で望むことなどを聞いた。 ...

5357名無しさん:2020/10/10(土) 02:29:35
https://mainichi.jp/articles/20200919/ddm/005/010/134000c
菅内閣 目立つ「大阪」登用 政務三役人事、維新対策か
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月19日 東京朝刊

 菅義偉内閣は18日、副大臣・政務官人事を閣議決定した。自民党大阪府連所属の衆院議員14人の中から副大臣1人、政務官6人の計7人を起用。大阪選挙区の参院議員も1人登用された。一つの地域から集中的に政務三役に充てるのは異例だ。衆院議員の任期満了が2021年10月に迫り、早期の衆院解散・総選挙も取り沙汰される中、大阪で勢力を伸ばす日本維新の会への対策として、府連議員に「はく付け」する狙いがあるとみられる。

 大阪からの起用が目立ったのが、政務官人事だ。内閣府政務官に大阪17区が地盤で比例復活当選した岡下昌平氏(二階派・2回)、厚生労働政務官には大阪10区が地盤で比例復活の大隈和英氏(麻生派・2回)を充てるなどした。

5358名無しさん:2020/10/10(土) 02:58:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fc8d17e545d0cfd9677b7d8a65fac99fd1e4524
最小派閥の石原派「じわり存在感」 他派閥と合流の危機感も
10/9(金) 9:55配信

 自民党石原派(近未来政治研究会、11人)は8日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。近年閣僚を出していなかった最小派閥だが、9月の総裁選では二階派とともに菅義偉首相支持をいち早く固め、その後の人事で複数の主要ポストを射止めた。一方、小所帯だけに他派閥との合流による解消を危ぶむ声も根強くある。

 パーティーには、菅氏も公務の合間を縫って出席し「総裁選では大変お世話になりました」とあいさつ。二階俊博幹事長は「党内で一層の光を放っており、大いに期待している」と石原派を持ち上げた。

 総裁選時、派閥の屋台骨である森山裕国対委員長が二階氏とともに菅氏に接触し、その出馬表明前から大勝へのレールを敷いた。論功行賞から、新政権では森山氏の留任に加え、入閣待機組だった坂本哲志氏が地方創生担当相に初入閣。2018年の総裁選で安倍晋三前首相の支持表明が最も遅れ、「冷や飯」を食うこととなった過去からすると、今回は副大臣や政務官人事も含め「これまでにない厚遇ぶり」(中堅議員)に沸いている。

 存在感を増したとはいえ、所属議員数はピーク時の4分の1ほどまで減少。なりふり構わぬ拡大路線を取る二階派との合流の可能性もささやかれる。この日、最高顧問の山崎拓元副総裁は「石原伸晃会長には日本国を背負ってもらいたい」と強調。石原氏も「一致団結し菅内閣を支えて頑張る」と結束を呼び掛けた。 (森井徹)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7fb7d9d9d4e17392e4b8cfa57368f567cd0e8cf0
安倍氏に配慮?挙党態勢「演出」するも温度差 自民党改憲本部
10/9(金) 10:39配信

 自民党の憲法改正推進本部(衛藤征士郎本部長)は8日、菅義偉首相となって初の役員会を開催。衛藤氏は、安倍晋三前首相の主導で2018年にまとまった自衛隊明記を含む党改憲案の4項目に関し「『党の改憲原案』を策定するため、起草委員会を立ち上げたい」と表明した。挙党態勢も演出したが、役員間では温度差もあらわになった。

 この日は、二階俊博幹事長をはじめとする党幹部に加え、細田博之前本部長や竹下亘元総務会長、岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長ら6派閥のトップを顧問に迎えることを決定。

 改憲論議の中核を担ってきた高村正彦前副総裁を引き続き最高顧問とし、副本部長には安倍氏と親密な古屋圭司元国家公安委員長。本部長の衛藤氏も安倍氏の出身派閥・細田派で、「改憲に執念を燃やし続けた安倍氏への配慮」(自民関係者)を、右派支持層など党内外にアピールするような面々となった。

 ただ、安倍氏と異なり菅氏にとって「改憲の優先順位は高くない」(政府関係者)のが実情だ。

 衛藤氏がぶち上げた「党の改憲原案」についても、役員の新藤義孝事務総長は終了後、記者団に「新たな案が出るわけではなく一切、これまでと変わらない。誤解されては困る」と色をなして軌道修正することに。この認識のずれの要因を、衆院12期目のベテランで久しぶりの大役に意気軒高な衛藤氏が「ちょっと肩に力が入りすぎている」(閣僚経験者)ことに求める向きもある。

 歴代最長政権を実現した安倍氏の威光も背にした細田派が、改憲論議の手綱を握ることで菅氏や他派閥をけん制しようとしている-。党内には、こんな解説も聞かれる。ある役員は「ようやく野党の中にも議論に応じていいという雰囲気が出ているのに、こちらが独走するような形になれば、また何年も国会で進まなくなる」と憂えた。 (河合仁志、郷達也)

5359名無しさん:2020/10/10(土) 04:17:42
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/26738.html
2019年11月29日
注目の発言集
中曽根康弘元首相が死去 101歳

「戦後政治の総決算」を掲げ、国鉄の民営化や日米安全保障体制の強化などに取り組んだ、中曽根康弘元総理大臣が29日、東京都内の病院で亡くなりました。101歳でした。

中曽根元総理大臣は、大正7年に、群馬県高崎市で生まれ、昭和16年に旧東京帝国大学を卒業し、当時の内務省に入ったあと、太平洋戦争中は海軍の士官を務めました。

そして、昭和22年の衆議院選挙で、旧群馬3区に、当時の民主党から立候補して初当選し、その後、自民党の結成に参加して、20回連続で当選しました。

この間、昭和34年に第2次岸改造内閣の科学技術庁長官として初入閣し、防衛庁長官、運輸大臣、通産大臣のほか、自民党の幹事長や総務会長などを務めました。

また、改進党に所属していた当時、被爆国の日本でも、原子力発電に向けた研究開発が不可欠だとして、原子力関係の予算案の提出を主導したことでも知られました。

中曽根氏は、当時の佐藤栄作総理大臣の長期政権のもと、三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫と並んで、いわゆる「三角大福中」の一角をなし、「ポスト佐藤」の候補として、党内の実力者のひとりに数えられるようになりました。

昭和57年11月、自民党の総裁予備選挙で、河本敏夫氏、安倍晋太郎氏、中川一郎氏を抑えて、第71代の内閣総理大臣に就任し、「戦後政治の総決算」を掲げて、懸案の解決を目指しました。昭和60年8月15日には、戦後の総理大臣として初めて、靖国神社に公式参拝しましたが、中国などから強い批判を受け、それ以降は参拝を見送りました。

中曽根氏は、行政改革などに尽力し、第2次臨時行政調査会、いわゆる「土光臨調」の土光敏夫氏と二人三脚で、「増税なき財政再建」に取り組み、当時の「国鉄」、「電電公社」、「専売公社」の民営化に取り組みました。

一方、外交面では、総理大臣就任からまもない昭和58年1月に、当時、関係がぎくしゃくしていた韓国を訪れて関係改善に道筋をつけて、そのままアメリカを訪問し、レーガン大統領との間で強固な信頼関係を築きました。互いを「ロン」「ヤス」と呼び合うレーガン大統領との関係は、中曽根外交の基盤となり、昭和58年11月にレーガン大統領が日本を訪れた際には、東京 日の出町のみずからの別荘「日の出山荘」でもてなし、中曽根氏がほら貝を吹く姿も話題になりました。

昭和60年3月には、旧ソビエトのチェルネンコ書記長の葬儀を利用して、ゴルバチョフ新書記長との首脳会談も実現させました。

一方、中曽根氏は、私的な諮問機関を設けることで、大統領型のトップダウン政治を目指したほか、日米貿易摩擦をめぐる記者会見では、みずからグラフを指し示したり、水泳や座禅をする様子を公開したりするなど、パフォーマンスのうまさでも知られました。

昭和61年には、「死んだふり解散」、「ねたふり解散」とも呼ばれる、衆参同日選挙を行い勝利を収め、党総裁としての任期が1年延長されました。しかし、昭和62年4月の統一地方選挙で敗北し、みずからが目指していた売上税の導入を断念し、その年の10月には、当時、「ニューリーダー」と呼ばれた、安倍晋太郎、竹下登、宮沢喜一の3氏の中から、竹下氏を後継総裁に指名し、11月に退陣しました。

中曽根氏の総理大臣としての在任期間は1806日と、当時としては異例の5年におよび安倍、佐藤、吉田、小泉の4氏に次ぐ、戦後5番目の長期政権となりました。

総理大臣退任後、リクルート問題で、平成元年5月に衆議院予算委員会で証人喚問を受け、党を離れましたが、2年後に復党しました。

そして、平成8年の衆議院選挙では、小選挙区制度の導入に伴い、当時の党執行部から、比例代表の終身1位で処遇することを確約され、小選挙区での立候補を見送りました。翌年には、大勲位菊花大綬章を受章したほか、国会議員在職50年の表彰も受けました。

しかし、平成15年の衆議院選挙の際、当時の小泉総理大臣が、比例代表の73歳定年制の例外を認めず、中曽根氏は立候補を断念して、56年に及ぶ国会議員としての活動に幕を閉じました。

中曽根氏は、政界引退後も、安全保障や国際交流のシンクタンクの会長を務め、内政や外交をめぐって積極的な発言を続け、みずからの心境を、「くれてなお命の限り蝉しぐれ」と詠んでいます。

とりわけ、憲法改正には強い意欲を示し、新しい憲法の制定を目指す、超党派の国会議員らでつくる団体の会長を務めてきたほか、おととし5月に出版した著書では、戦力の不保持などを定めた9条2項を改正し、自衛隊の存在を憲法に位置づけるべきだなどと提案しました。

5360名無しさん:2020/10/10(土) 04:19:08
>>5359

葬儀は近親者のみ 後日 お別れの会開催
中曽根氏の長男で自民党の中曽根弘文元外務大臣は、自民党の関係者などに対して訃報を出し「父は、本日、永眠致しました。葬儀につきましては近親者のみによる家族葬にて執り行い、後日お別れの会を開催する予定でございます。永年に亘りますご厚誼に対しまして、故人に代わり衷心からの感謝を申し上げます」としています。

またNHKの取材に対して、中曽根弘文元外務大臣は「多くの皆さんに支えてもらい、国のことを思いながら人生を全うした。悔いのない人生をおくることができたのではないか。家族として皆さんに感謝している」と述べました。

そのうえで「父は戦争から引きあげて、昭和22年に国会議員に出た。焦土と化した国土を見て、どういうふうに復興していくかというのが、父の政治家としての出発点だったと思う」と述べました。

また「家族に対しては、あまりあれこれ言う人ではなかった。本当に一生懸命勉強する人で、息子が言うのもおかしいが、あんなにも勉強する人は知らない。飛行機の中でも、汽車の中でも、船の中でも、いつも努力をする人だった。スポーツしたり、水泳したり俳句をつくったり、趣味の広い人でもあり、自分の時間を有効に使い、健康にも自分で気をつけて、101歳まで元気でいられたんだと思う」と述べました。

孫の康隆議員「最後まで日本の未来考えていた」
中曽根元総理大臣の孫で、自民党の中曽根康隆衆議院議員は記者団に対し「おかげさまで101年という人生をやりきった。ずっと元気で、即位礼正殿の儀(そくいれい せいでんのぎ)のニュースを見て喜んでいたし、新聞も読んでいた。われわれも驚くくらい生命力が強いというのは感じていた。ずっと『国家が体に宿っている』と本人は言っていたが、最後の最後まで日本の未来のことを考えていた」と述べました。

また、中曽根元総理大臣との思い出について「初当選の直後、事務所に報告に行った際に、開口一番『しっかり歴史を勉強しなさい。政治家は先見性を持つために過去を知らなければいけない』とするどい目つきで言われた。私も思いを引き継ぎ、しっかり国会議員として頑張りたい」と述べました。

安倍首相「わが国の国際的地位 大きく向上させた」

安倍総理大臣は、弔意を表す談話を発表しました。

この中で「中曽根氏は、東西の軍事対立や日米貿易摩擦の高まりなど、わが国が厳しい内外情勢におかれた時期に、5年間にわたり総理大臣の重責を担われ、戦後史の大きな転換点に当たってかじ取り役を果たされた」としています。

そのうえで「戦後日本政治の総決算を掲げ、アメリカのレーガン元大統領との強い信頼関係のもとで強固な日米同盟を確立し、近接するアジア諸国との関係を強化するとともに、国際社会の一員として、世界の平和、経済秩序の維持に重要な役割を果たし、わが国の国際的地位を大きく向上させた」としています。

さらに「中曽根氏は、行政改革の断行を最重要課題と位置づけ、強いリーダーシップを発揮して21世紀に向けた諸制度の改革に取り組み、国鉄の民営化をはじめとして、大きな実績を上げられた」としています。

そして「私は、この訃報に接し、深い悲しみを禁じえません。国民の皆様とともに、心から哀悼の意を表します」としています。

森元首相「とにかく偉大な政治家」

第2次中曽根内閣で文部大臣を務めた東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の森元総理大臣は、NHKの取材に対し「とにかく偉大な政治家で、自民党や国政全般の大変大きなおもしになり、象徴的な方だった。その方が亡くなられて大きな時代の流れだという印象だ。私個人としては中曽根内閣で教育改革が大きな柱に取り上げられる中、私に文部大臣をやってほしい、がんばってくれと言われ、大きな命題を任されて光栄でもあったし、責任の重さを感じていた」と話しました。

福田元首相「政治の先達としての実績 高く評価」

福田元総理大臣は「政治の先達として果たされたご実績を高く評価します。日米関係の安定化や国営企業の民営化などで示された政治のリーダーシップの在り方や、政界引退後の平和研究所での終生のご活躍など、多いに勉強させて頂きました。長い間ご苦労さまでした」とするコメントを出しました。

亀井静香氏「『巨星墜つ』だ」

自民党の政務調査会長などを務めた亀井静香氏は、東京都内でNHKの取材に対し「『巨星墜つ』だ。戦後の政治史の1ページがめくられた。歴史観や国家観を大事にしようとした政治家だった。中曽根氏は、戦中と戦後を生き抜かれ、国家に対する愛情や国民の在り方をいつも考えていた方だ」と述べました。

一方で「憲法改正は、中曽根氏のレゾンデートルだったが、それに手をつけられずに引退したということは、1つの汚点だと思う」と述べました。

5361名無しさん:2020/10/10(土) 04:19:25
>>5360

島村元農相「私にとって親と同じ 大変驚いている」

中曽根氏の秘書を務めたあと、衆議院議員となり、農林水産大臣や文部大臣などを務めた島村宜伸さんは、NHKの取材に対し、「なんとも言えない。私にとって、中曽根元総理は親と同じですから、大変驚いているが、いまは落ち着いている。いろいろな思いは、頭の中によみがえっている。お世話になった皆様には、私からも大変お世話になりましたと言いたい」と話していました。

自民 山崎元副総裁「惜別の情を誰よりも強く感じる」

自民党の山崎元副総裁はNHKの取材に対し「年齢から、この日がいつか来ると覚悟はしていたが、惜別の情を誰よりも強く感じる。私は中曽根氏に見いだされて国会議員になった一人で、大恩人だ。思い出は数限りない」と述べました。

また、官房副長官として中曽根氏の首脳会談に同席した思い出に触れ「アメリカのレーガン大統領との会談では、冷戦構造の解消をアメリカに強く迫ったうえで6者協議を提案し、今の対北朝鮮外交が始まった。迫力を身にしみて感じた」と振り返りました。

自民 甘利税制調査会長「追いつけない存在」

かつて中曽根派に所属していた自民党の甘利税制調査会長は、「『巨星墜つ』という感じだ。本当に残念だ。ご冥福をお祈り申し上げる。偉大な政治家で、常に世界観とか大局観とか、物事をふかんして戦略的に見られる人だったと思う。どんなに頑張っても追いつけない存在だった」と述べました。

自民 河村元官房長官「われわれの手本のような方だった」

自民党の河村元官房長官は記者団に対し「寂しい思いだ。日本の厳しい時代に総理大臣として貢献され、われわれの手本のような方だったので非常に残念だ。残った者がしっかり頑張っていかなければならない。また、総理大臣になって最初に行った外国が韓国だったことを考えると、中曽根元総理大臣は日本と韓国の関係を大事にされていたと思う」と述べました。

自民 額賀元財務相「こんにちの日本の土台を作った方」

自民党の額賀元財務大臣はNHKの取材に対し「自分が初当選したのは中曽根内閣の時だったが、『戦後政治の総決算』だと言ってさまざまな改革に取り組んでいたことが印象的だ。こんにちの日本の土台を作った方であり、信念を貫き、未来に向けた哲学を持った政治家だった」と述べました。

自民 細田元幹事長「筋の通った大政治家」

自民党の細田元幹事長は記者団に対し「行政改革の問題や日本の発展、それにアメリカをはじめとする外国との外交に力を入れていた。生涯の課題として憲法改正も長く主張しておられた。筋の通った大政治家だったと思う。憲法改正も中曽根先生のお気持ちに沿って自民党は進んでいる。心からご冥福を申し上げる」と述べました。

自民 古賀元幹事長「戦後政治の大功労者」

自民党の古賀元幹事長は、NHKの取材に対し「日本の戦後政治をリードした大功労者であり、敬愛し尊敬していた。私が自民党の幹事長に就任した際、『総理を支えることも大事だが、国があり国民があるということを忘れるな』と言われ、そのことばを肝に銘じて仕事をしてきた。これからも頑張ってもらいたいと思っていたので、寂しいし残念だ」と述べました。

小泉環境相「懐の深さ 学ばなければならない」

小泉環境大臣は経団連との懇談会のあと、記者団に対し「私の父と中曽根元総理は、ぶつかり合うこともあったのは皆さんご承知のとおりだが、中曽根元総理がお元気だった時に私がごあいさつした際、笑顔で明るくご対応いただき、その懐の深さを学ばなければならないと思った。『日本のためにありがとうございました』と、心からご冥福をお祈りしたい」と述べました。

元秘書 田中茂氏「あれだけ勉強する総理はほかにはいない」
中曽根元総理大臣の秘書をおよそ30年務めた田中茂元参議院議員はNHKの取材に対し「とにかく本を読み、勉強をした人だった。総理大臣になるために20冊ものノートを記して用意していて、あれだけ勉強する総理大臣はほかにいない。『いつかは』と思っていたが、思い出がありすぎて、今は何とも言えない」と話していました。

元秘書 柳本卓治氏「憲法改正がライフワーク」
中曽根氏の元秘書で参議院憲法審査会長などを務めた柳本卓治氏は、NHKの取材に対し、「父同然の恩師だった。憲法改正は中曽根元総理大臣のライフワークだったし、『政治家は、国家観、歴史観の上に立って日本の在り方を考えなければいけない』ということを教わった。ひと月ほど前にお目にかかったときは、逆に励まされるほどお元気だったが、それが最後の別れになってしまった。今はことばが出てこない」と話していました。

5362名無しさん:2020/10/10(土) 04:19:46
>>5361

立民 枝野代表「学ぶべきことがたくさんあった」

立憲民主党の枝野代表は記者会見で「大変学識にあふれた方であり、姿、形だけでなくきぜんとした姿勢の方だった。立場や意見は違うが、学ぶべきことがたくさんあった。日本の歴史に大きな足跡を残され、その中には大きな功績と言っていい部分があったのは間違いない。重ねて心から哀悼の意を表したい」と述べました。

立民 菅元首相「異なる意見の人の言うこと聞く」

立憲民主党の菅直人 元総理大臣はNHKの取材に対し、「非常に存在感のある方で、私が総理大臣としてサミットに出席する際に意見をいただいたこともあった。印象深いのは、後藤田正晴さんを官房長官に起用したことで、異なる意見の人の言うことも聞くということだったのだろう。私も総理大臣になった時に、自分にとって耳の痛いことを言ってくれる人を起用する手法をモデルにした。心からご冥福をお祈りしたい」と述べました。

国民 玉木代表「単なるタカ派ではなかった」

国民民主党の玉木代表は記者団に対し、「尊敬する偉大な政治家で、まさに『巨星墜つ』だ。『日本』という背骨がまっすぐ入った気骨ある方で、国鉄民営化をはじめ戦後政治に大きな足跡をしるした。1983年に韓国を訪問した際には韓国語であいさつし、日韓関係の改善につなげるなど、単なる『タカ派』ではなく、国益を考え、アジアの平和と繁栄に貢献をされた。心からご冥福をお祈りしたい」と述べました。

国民 平野幹事長「日本の政治を主導 極めて残念」

国民民主党の平野幹事長はNHKの取材に対し「101歳という長寿で、これまで日本の政治を主導してこられた方であり、極めて残念だ。われわれは、思いをしっかりと受け止めて頑張りたい」と述べました。

国民 原口国対委員長「濃厚でありがたい時間だった」

国民民主党の原口国会対策委員長はNHKの取材に対し「心から哀悼の誠をささげたい。何度もご指導をいただいたが、安全保障に関する勉強会では『部分だけを見ず、広く世界の流れを見ながら、日々、研さんするように』というお話をされた。限られた時間だったが、非常に濃厚で、ありがたい時間だった」と述べました。

国民 小沢元自治相「戦後政治を総決算した指導者」

中曽根内閣で自治大臣などを務めた国民民主党の小沢一郎衆議院議員は「選挙を担当する自民党総務局長としてお仕えし、衆議院京都2区の補欠選挙で、谷垣前総裁と、野中元幹事長の両方を当選させることができた際『名医の手術を見ているようだ』とえらく褒めていただいたことをよく覚えている。文字どおり、戦後政治を総決算されたすばらしい指導者だった。心からご冥福をお祈り申し上げたい」というコメントを発表しました。

公明 山口代表「引退後も提言 深く敬意表する」

公明党の山口代表は、党の参議院議員総会で、「大きくはない派閥を率いて総理大臣になられたのは、自民党の中では並大抵のことではなかったと思う。総理大臣になってからは『戦後政治の総決算』を掲げて、3つの大きな国営企業を『中曽根行革』で民営化に導いたのは力が必要で、大きな業績のひとつだった。引退されてからも100歳を超えるまで外交安全保障に対する、さまざまな提言をなされ、つい最近まで姿勢よく行動していたことに深く敬意を表するところだ。逝去を心から悼み、ご冥福をお祈りしたい」と述べました。

維新 馬場幹事長「国鉄民営化は歴史に残る功績」

日本維新の会の馬場幹事長は記者団に対し「当時、国鉄の民営化は絶対に無理だと言われていたが、民間の知恵を借りて民営化にこぎ着けたのは日本の歴史に輝かしく残る功績だと思う。国会議員を引退後も憲法改正に力を入れておられ、叱咤(しった)激励をいただいた。行財政改革や規制緩和に取り組むことが中曽根元総理大臣の心を引き継ぎ、弔意をあらわすことになる」と述べました。

維新 鈴木宗男参院議員「最後の大物政治家」

日本維新の会の鈴木宗男参議院議員は「衆議院議員に無所属で初当選し、のちに自民党に入ったのが中曽根総理大臣のときだったので、いろいろな思い出がある。昭和、平成を通じて、最後のステーツマンと言える大物政治家で、非常に残念だ」と述べました。

共産 不破前議長「立場違うが礼節ある人」

共産党の不破哲三前議長は、NHKの取材に対し、「国会で私の質問に政府がまともに答弁しないときに、審議が終わった後に追いかけてきて、感想を言われたこともあった。自民党議員に追いかけられたのは最初にして最後だった。また、中曽根氏が大臣を務めていて、国会の質疑で席を外す際には、『外して大丈夫か』と声をかけてくるような人だった。自民党と共産党で立場は違ったが、おもしろく、礼節のある人だった」と述べました。

5363名無しさん:2020/10/10(土) 04:20:58
>>5362

東大 御厨名誉教授「国鉄解体しJR作ったことが功績」

生前、中曽根氏と新聞や民放のテレビ番組で対談やインタビューを重ねた東京大学の御厨貴名誉教授は中曽根氏の功績について「いちばんはやはり、戦後、労働組合と対じして結果的につぶしたこと。国鉄を解体して、JRを作ったことが彼の功績でしょう」と話しています。

また、アメリカのレーガン元大統領とお互いを「ロン」「ヤス」と呼び合う仲だったことに触れ「レーガンとの日本での会談で『彼は土のにおいがする』と言って、自分の別荘に招いて、ホラ貝なんかも吹いてもてなした。戦後日本の安保が重要視されていたなかで、強い関係性を作った」と評価していました。

そのほか、「それまでの政治家と違って視覚に訴えることを重視した政治家だった。サミットでは自分が真ん中になるようにしたり、ぬれた髪のまま人前に出てきて、『水泳やっていたんだ』と言って、自分の体自慢のようなことをした。見せることに関心のある政治家だった」と中曽根氏の一面を話しました。そして「中曽根さんが今の政治を見ると、大きい政治、この国を変えていくような政治がなくなったと、残念に思っていただろう」と話していました。

JR東日本「輝かしい功績 敬意と感謝」

中曽根氏は巨額な債務を抱えて経営が行き詰まった旧国鉄の分割・民営化に取り組み、昭和62年に今のJR各社が発足しました。

中曽根氏が死去したことについて、JR東日本は「中曽根康弘元首相の突然の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。国鉄の分割・民営化を主導し、今日の鉄道の発展につながる大きな功績を残された、偉大な政治家を失ったことは誠に残念に思います。ご生前の輝かしいご功績に敬意と感謝の意をささげ、ご冥福をお祈り申し上げます」とコメントしています。

JR西日本「国鉄改革推進で主導的役割」

またJR西日本は「中曽根元総理のご訃報に接し、心からお悔やみを申し上げる。故人は、総理ご就任直後から、国鉄再建対策推進本部の本部長をみずからお務めになり、国鉄改革推進の主導的役割を果たされた。すでに国鉄改革から30余年が経過したが、『鉄道の再生』を目指した故人のご遺志を忘れることなく安全で持続可能な鉄道の実現に取り組んで参りたい」とコメントしています。

JR東海 葛西名誉会長「大きな功績残した」
中曽根氏とともに国鉄の民営化にあたったJR東海の葛西敬之名誉会長は「国鉄の分割民営化は、中曽根元総理のリーダーシップがあったからこそ実現できた。その結果が鉄道の今日の発展につながっており、大変大きな功績を残された。心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントしました。

NTT「電気通信市場の発展にも尽力」
NTTは「電電公社の民営化をはじめ、電気通信市場の発展にもご尽力された中曽根元首相のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」とする談話を出しました。

拓殖大学「大学改革に寄与」
中曽根氏が12代総長を務めていた拓殖大学は「大学改革に大きく寄与いただきました。産業界や社会と結び付いた教育を実現したいという思いから、財界人を講師とする講座を開講。退任後も創立100周年の記念式典にご臨席いただくなど、暖かく心を寄せていただきました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントしています。

経団連 中西会長「世界的にも卓越した指導者」
中曽根氏が亡くなったことを受けて、経済界からは行財政改革や外交政策の実績を評価する声が相次いでいます。

このうち経団連の中西会長は「中曽根元総理は、時代の先を読む洞察力と改革を実行に移す政治的リーダーシップを兼ね備えた、わが国のみならず、世界的にも卓越した政治指導者の1人だった」としたうえで、「とりわけ、中曽根元総理が実行に移された、いわゆる『土光臨調』や三公社の民営化をはじめとする行財政改革、エネルギー問題への対応、米国との同盟関係の強化などの功績は特筆すべきものであり、これらの重要性はますます高まっているといえる」とするコメントを発表しました。

また、経済同友会の櫻田代表幹事は「中曽根元総理は『戦後政治の総決算』を掲げ、さまざまな改革に道筋をつけてきた。2005年に経済同友会で行われた講演では『今われわれがどこに位置しているのかを、歴史の座標軸の中で見極める必要がある』と発言され、国家の基本政策を構築する重要性を強調していた。課題先進国である日本は、元総理による本質的な問いに真摯(しんし)に向き合い、将来への展望を開いていかなければならない」とコメントしています。

5364名無しさん:2020/10/10(土) 04:21:33
>>5363

日本商工会議所の三村会頭「国益のため頑張られた」
日本商工会議所の三村会頭は記者団に対し「亡くなられたと聞いて本当に驚いている。私は中曽根さんを囲む経済に関する研究会に参加していて、その中で非常に印象に残っているのが『政治家は歴史という法廷の被告人である。評価は後世に任せて、自分の信じることを力強く実行することが政治家の役割だ』ということだった。私心なく国益のために頑張られた政治家だった」と述べました。

また、経済政策については「JRの民営化は、いいことだったと思う。NTTもそうだが、民営化以前とは格段に業績もサービスもよくなっている。民営化をめぐっては、いろいろな抵抗が世の中全般からあったが、見事に政治家として乗り越えられたことも立派な功績だ」と述べました。

さらに、三村会頭は「中曽根さんが総理大臣に就任して最初に訪問した国は韓国だった。そのとき、カラオケを韓国語で歌ったと聞いている。そうした姿勢が反日感情が厳しかった中でも、関係改善に結び付くという感覚をお持ちだったと思う。今の日韓の情勢を見て、中曽根さんなら、おそらく『対話をしろ』と言ったと思う」と述べました。

渡辺恒雄氏「彼以上に敬愛した人物はいない」

中曽根氏と親交の深かったことで知られる読売新聞グループ本社主筆の渡辺恒雄氏(93)は「中曽根さんの逝去は、私にとっては親の死と同様のショックです。私が平記者、中曽根さんがまだ陣笠代議士の頃から、毎週土曜日には決まって読書会をして、良書を読みあさった。夜二人で酒を飲むときも、話題は読書の話、政治の話ばかりだった。あのような勉強家、読書家は他に知らない。小泉首相の時、勝手に国会議員定年制を作られ、国会議員を八十五歳で無理矢理引退させられた時は、本当に憤慨していた。質素な生活にも感銘していた。私にとって彼以上に敬愛した人物はいない」というコメントを出しました。

ウシオ電機 牛尾会長「先端の世界知り政治で実行」
中曽根政権で政府税制調査会の特別委員などを務め、その後、経済同友会の代表幹事を務めたウシオ電機の牛尾治朗会長は、中曽根元総理大臣の死去について「行動力をもって常に自分の感性で最も先端の世界を知り、それを政治として実行する珍しい人でした。ああいった人は当分は出ないのではないか」と述べました。

牛尾氏はアメリカの大学に留学経験があり、事業を通じて豊富な人脈を持っていたことから、当時のアメリカの情報化社会に向けた動きや軍事関連の最新の情報を頻繁に中曽根氏に伝えていたと言います。

牛尾氏は「僕がアメリカから帰って近代軍事について話をすると、その翌日には当時の防衛庁の幹部に確認するなどしていた。そして『非常に参考になった』と電話をもらうこともあり、反応の速い人だった」と述べました。

また、「新しい考えを持った日本の学者やジャーナリストの助言を聞くだけでなく、そういった人が持ち帰ってきたアメリカの考え方を、よいものはダイレクトに自分のポリシーとして採択する。そういう意味で非常に近代化された人だった。いろいろな形で協力したが、中曽根さんの内閣は変革を実行した内閣だったと思う」と述べました。

地元の資料館に献花台

亡くなった中曽根元総理大臣の政治活動に関する資料などを展示している高崎市の施設では、献花台の設置が進められ、手を合わせる人の姿も見られました。

中曽根元総理大臣の出身地の高崎市には、中曽根氏がかつて自宅と政治活動に使っていた建物や、政治活動に関する資料を展示している施設があります。

施設では、30日から献花を受け付けることになり、29日は献花台と記帳台を設置する作業が進められていました。死去の知らせを聞いて早速、施設を訪れ、献花台に手を合わせる人の姿も見られました。

訪れた91歳の男性は「中曽根先生はとにかく日本再建のために頑張ろうと、きょうまでそれだけを考えていた立派な方でした」と話していました。

中曽根元総理大臣の元秘書で、施設を運営する公益財団法人「青雲塾」の新井敏則事務局長は「とても優しい人でわかりやすく話をしてくれた記憶があります。最後に会ったのは2年前にこちらに来たときで、その時は、はつらつとしたあいさつをいただきました。知らせを聞いたときにはつらく、いよいよ来てしまったかと、がく然としました」と話していました。

5365名無しさん:2020/10/10(土) 04:21:43
>>5364

母校の高崎高校には直筆の書も

亡くなった中曽根元総理大臣の母校、群馬県立高崎高校には直筆の書が掲げられています。

縦およそ80センチ、横およそ2メートルの大きさで、「人生開拓」と書かれ、高崎高校の校長室に飾られています。高校によりますとこの書は、昭和58年に当時、総理大臣だった中曽根氏が母校の高崎高校を訪れ、生徒たちに講演を行った際に贈ったものだということです。「志を持って人生を歩んでほしい」という高校生へのエールが込められているということです。

加藤聡校長は「中曽根元総理大臣は高崎高校のシンボル的な存在で生徒たちには志を持って羽ばたくことの大切さを残してくれたと思います。自分たちの高校の大先輩に偉大な方がいたことを生徒たちに改めて感じてほしいです」と話していました。

日の出山荘の管理人は
東京・日の出町にある「日の出山荘」は、中曽根康弘元総理大臣のかつての別荘で平成18年、町に寄付されました。

記念館として整備され、昭和58年にアメリカのレーガン大統領との日米首脳会談が行われた茶室「天心亭」や、中曽根氏の書や俳句などが一般に公開されています。

管理人の原清さんとヨネ子さん夫妻は、中曽根氏が別荘として使っていた当時から50年近く管理にあたっています。

中曽根氏は記念館となってからも、たびたびこの山荘を訪れて来館者と交流したり、原さん夫妻と飲食をともにしたりしたということです。

原ヨネ子さんは「中曽根さんは、ここがあったから総理の5年間を務められたと話していました。来館者との記念撮影にも気軽に応じるなど気さくで優しい人柄でした。中曽根さんが亡くなったと知ってことばになりません」と話していました。

町では、30日から来月6日までの1週間、入館料を無料にして献花台と記帳台を設けることにしています。

東京 新橋では
中曽根氏が亡くなったことについて、東京・新橋駅前で話を聞きました。

76歳の男性は「戦後が終わったという印象です。戦後復興してきたのは中曽根さんの力が大きく、復興を成し遂げて国のためによくやってくれたと思います」と話していました。

また、81歳の男性は「政治というと少し汚い部分もあるのでしょうけど、あまりそういうのを感じない人のように見えました。昭和が本当に終わったなと感じました」と話していました。

一方、沖縄県の64歳の男性は、「日米軍事同盟を大事にしていた人だったので沖縄には犠牲を強いているような印象を持っていました。私としては憤りを感じていた政治家でした」と話していました。

5366名無しさん:2020/10/10(土) 18:35:31
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/6791.html
2018年7月25日特集記事
総理になるなら本を書け

総理大臣になる条件とは何か。

「政策」「カネ」「手腕」「人気」…どれもこれも、必要に思える。でも、何か足りなかった人でも総理になったことがある気もするし…
そんなことを考えているうち、私たちは、総理大臣の座をつかみ取った人たちに、ある共通点があることに気づいた。
それは…本を出していることだ。
(政治部自民党担当 加藤雄一郎、立町千明)

本を出すことが「立候補表明」!?
…というわけで、「総理大臣と本の関係を探ってみよう。そうすれば、9月の自民党総裁選挙も、ちょっと変わった視点で見られるんじゃないか」などと、記者と編集担当で話していたのだが、そんな折も折の7月14日、ある本が出版された。タイトルは「政策至上主義」。

著者は、石破茂 元幹事長(61)だ。
著書では、アベノミクスの問題点をあげるとともに、森友学園や加計学園をめぐる問題の政権の説明は丁寧さを欠いていたと指摘するなど、安倍総理大臣との対立軸を鮮明に打ち出している。そして、みずからの政治理念として、『自立』と『持続可能性』のキーワードを掲げる。初代地方創生担当大臣の経験も生かし、地方で農林水産業や建設業の生産性を向上させ、所得を底上げしたいと訴える。

そう、この本の出版、永田町では事実上の「立候補表明」だと受け止められた。石破氏が、自民党総裁選挙への立候補の準備を進めていたことも背景にある。

この本の編集作業に携わったのは、赤澤亮正 衆議院議員。石破氏の側近だ。

話を聞いてみると、もちろん、総裁選挙を見据えたものだとはっきり語った。
「総裁選挙に向けたステップの1つだ。
石破茂はどういう人間で、どういう政治家なのか、国民や党員に知ってもらうために出した」

「ちまたでは彼のことを軍事オタクという人もいるが、政策は安全保障に特化しているわけではなく、経済や憲法、社会保障と幅広いことが分かってもらえる」

なんと7割以上が!
総理大臣と本に、どんな関係があるのか。

なんと言っても有名なのが、田中角栄の「日本列島改造論」だ。91万部を売り上げるベストセラーとなり、出版直後に総理大臣に就任した。著書の内容がそのまま、田中内閣の施策となった。それ以降、総理大臣となった政治家の多くが、政権を取る前後に本を出版していることがわかる。調べてみると、確認できただけで田中角栄総理大臣以降、民主党政権も含め、23人中、17人にのぼっていた。なんと7割超えということになる。

ターゲットは変わった
どうして総理大臣を目指す人が本を書くのか。日本政治史に詳しい東京大学先端科学技術センターの牧原出教授は、政治を取り巻く環境の変化が、政治家に本を書かせるようになったと話す。

「実は戦後の総理大臣で、本を効果的に活用したのは池田勇人でした。1952年の抜き打ち解散の時に『均衡財政』を出版します。総裁選挙とは直接には関係ありませんが、この本の執筆に関わったブレーンがその後の池田の看板政策『所得倍増計画』にも携わります」

「総裁選挙に打って出た田中角栄も、同様に官僚や番記者などと相談し、選挙の直前に自らの宿願だった『日本列島改造論』を出版しました。
それが変わってくるのは1990年代です。小選挙区比例代表制の導入に代表される政治改革が行われました。それまでは挑戦者は自民党の中、それも旧田中派という派閥を見ているだけで良かったのですが、そうはいかなくなりました。そして自民党が与党であり続ける55年体制が崩れ、総裁選挙に勝つだけではなく、その後の国政選挙にも勝たなければならない。政治家の意識が大きく国民に向いたと言えると思います」

5367名無しさん:2020/10/10(土) 18:35:51
>>5366

書く政治家のタイプは2つ
牧原教授によれば、総理大臣を目指して本を書く政治家は、2つのタイプに分類できるという。

1つは「執筆派」。
政権構想を磨き、政権を自分で取りに行くタイプ。牧原教授が例に挙げたのは、橋本龍太郎。

そして、小泉純一郎氏だ。

もう1つが「総裁選対応派」。
総裁選挙に出るから、そのために本を出すタイプで、田中角栄や竹下登が典型だという。

本で長期政権!?
では、現在の安倍晋三総理大臣(63)は、どちらのタイプなのか。
2006年7月、第1次安倍政権発足前に出版した「美しい国へ」。

政治家になった経緯や政治信念から始まり、拉致問題や靖国参拝、集団的自衛権の行使容認などといった外交安全保障のほか、教育改革や年金改革、憲法改正などについて考えを記している。

そして政権に返り咲き、第2次安倍政権を発足させた翌月の2013年1月に出した「新しい国へ 美しい国へ完全版」。

東日本大震災からの復興やデフレ脱却、それに集団的自衛権に関する憲法解釈の変更などを打ち出した。
牧原教授は、二冊の本からこう分析する。

「当初の安倍総理大臣は『総裁選対応派』の典型だったと思います。やっぱり準備がなかったし、本は書いたけど、ほとんど政権運営にはいかされなかった。でも安倍総理大臣は、下野したあとノートを毎日のようにつけた。そのプロセス、思索を重ねたことで、本に書いたことを消化し、何をするか考えた。それが今の長期政権につながっているのではないかと思います」

「中曽根、小泉、安倍。自民党で長期政権を担っている人たちは、みな『執筆派』だと言えるのだと思います。そして『執筆派』じゃない政治家は、やっぱりつまづく。それなりに識見があっても、総理大臣になって何をするかというものが、しっかりしていないといけません」

政権論を競う時代
また、近年の傾向として“政策論”だけで無く、どのように政権を運営していくかという“政権論”への言及が増えてきたという。

「第1次安倍政権以後、政権交代ということを、徐々に政治家たちが意識するようなった。菅直人、野田佳彦、安倍総理大臣の本は“政権論”つまり政権をどう組織するかという国造り、国家ビジョンに重きが置かれている。お互いの“政権論”を出し合う時代になった」

5368名無しさん:2020/10/10(土) 18:36:13
>>5367

編集長に聞いてみた「売れるのは?」
では、政治家の本って、売れるのか?
最近では安倍晋三氏の「美しい国へ」が51万部、麻生太郎氏の「とてつもない日本」が22万部を売り上げた。しかしそのほかの多くは、数万部にとどまっているという。

ちなみに最初に取り上げた石破氏の「政策至上主義」は、初版が2万部。発売3日で5000冊の増刷。ここ数年の新書市場の冷え込みを考えると、かなり速い増刷だという。

どういう本なら売れるのか。今回、石破氏の本を手がけた新潮社新書編集部の後藤裕二編集長に聞いてみた。

「本を作る上では本人の知名度に加え、本1冊分を語るに足るロジックがあるかというのは欠かせない要素です。その政治家が10時間語った内容を凝縮したものが本1冊なんです。自民党総裁だろうが総理大臣だろうが、それくらい語るべき内容がないと本はつくれません」

まずは本の中身、と語る後藤編集長。さらに政治家の本では、もう1つ重要な要素があると指摘する。

「政治家は一定のキャリアがないと、いくらプランが素晴らしくても、それだけでは説得力に欠けてしまう。いくら勉強しても『キャリアまだ2年だろ』となったら説得力も無いわけですからね」

「ポスト安倍」は書くのか
総裁選挙に立候補が取りざたされている「ポスト安倍」、本を書くつもりはあるのか。

立候補したいと表明している野田聖子総務大臣(57)は、8月上旬にも出版の予定だ。前回、3年前の総裁選挙に立候補しようとした時、「ライフワークの女性政策以外に、政策が見えない」と指摘された反省から一念発起。この3年間、練ってきた外交や経済などの政策を発表するという。

一方、24日に立候補を見送ったばかりの岸田文雄 政務調査会長、実は直前に取材をしたのだが、いまのところ出版の予定はないとの回答だった。毎週末のように地方に出向き、1時間近い講演を行っている岸田氏。当選9回、5年近く外務大臣を務め、現在は政権の政策決定の要である政務調査会長だ。本が売れる条件は整っているようにも思えるが…。

暑いし…じゃあ、読んでみるか
9月に迫る自民党総裁選挙。政権与党のリーダーを決める選挙は、日本のリーダーを決める選挙にもなります。「命に関わる暑さ」が続くこの夏、とても外に出られないと思ったら、かつての総理や候補が書いた本を読んで、これからの社会や暮らしのことを、考えてみてもいいかも知れません。さてさて、読後に「涼しく」なるか、「熱く」なるか…

5369名無しさん:2020/10/10(土) 18:39:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa93a30fa592de18a9afddeb5e0cf9b7cd8c459f
政権交代でお払い箱…安倍ガールズ・高市早苗氏の「逆ギレ」と今後のゆくえ
10/10(土) 15:01配信

 菅義偉内閣で、総務相が高市早苗氏から元国家公安委員長の武田良太氏に交代した。

 丸川珠代参院議員、稲田朋美元防衛相などと並び「安倍ガールズ」の一角を自任してきた高市氏は、第2次安倍政権下で総務省の歴代最長となる計4年も大臣を務めた。

 しかし、菅総理が誕生した時点で、もはや高市氏の「お役御免」は決定的だった。全国紙政治部記者が言う。

 「昨年夏に発覚したかんぽ生命の不適切販売問題で、行政処分の中身を日本郵政側に漏らした鈴木茂樹前総務事務次官の処分をめぐり、高市氏は菅氏の恨みを買った。

 旧郵政省出身の鈴木氏は、郵政に強い影響力をもつ菅氏の子飼いとして有名な人物。高市氏が彼に懲戒処分を下して事実上更迭したことを、菅氏は根に持っていたのです」

 案の定、菅政権では何のポストも与えられず、あからさまな冷遇を受けた高市氏。その怒りに周囲が戦慄したのが、9月17日に行われた武田氏との引き継ぎ式だ。

 「普通なら後任を激励するところ、のっけから『NHK受信料と携帯電話料金の改革を最後までできなかったのが、残念で残念で』と言い出した。明らかに、仕事を横取りされて不服だと言いたげでした」(総務省キャリア)

 さらには、引き継ぎ書に毛筆で署名する際、武田氏に向かって「麻生(太郎財務相・副総理)さんは本当に達筆ですよね」といきなり口走った。一見すると脈絡のない、この発言の真意は―。

 「武田氏と麻生氏が口もきかない犬猿の仲で、地元の福岡では党公認候補の選出をめぐって対立を繰り広げていることは、自民党議員なら誰でも知っている。それなのにあえて名前を出したのは『武田さん、あなたを認めない』という当て付けです」(自民党中堅議員)

 とはいえ、安倍前総理という後ろ盾を失った今、いくら皮肉を言っても空しいばかり。当分は忍耐の日々が続きそうだ。

 『週刊現代』2020年10月3・10日号より

週刊現代(講談社)

5370名無しさん:2020/10/10(土) 18:51:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc1d851c8f5b97ab723d84466c0a1e16dee53cf1
菅首相、「学術会議」任命拒否に込めた権謀術数
10/10(土) 5:51配信

 菅義偉首相が日本学術会議の新会員候補6人の任命を拒否したことが、政局を揺るがす政治問題に発展しつつある。

 立憲民主など主要野党は「学問の自由への侵害」と批判し、多くのメディアも「学者の萎縮と政権への忖度につながる」として、拒否理由の説明を拒む菅首相ら政府側の対応を追及している。

 その一方で、保守系有識者などからは学術会議の閉鎖性などへの批判も相次ぎ、自民党は学術会議の在り方を検討するプロジェクトチームを立ち上げて組織見直しの議論を進める構えだ。

■任命拒否の理由は「悪しき前例の打破」

 「悪しき前例主義の打破」を掲げる菅首相が投じた一石だが、国民も巻き込んで世論を分断し、与党内には「政権への打撃になりかねない」(公明幹部)との不安も広がる。主要野党は10月26日召集の次期臨時国会で菅首相を厳しく追及する考えで、衆院解散を軸とする今後の政局へ影響しそうだ。

 日本学術会議は理系から文系まで全分野の日本の科学者を代表する機関として1949年に発足した。1948年制定の日本学術会議法が根拠で、内閣総理大臣が所轄し、経費は国庫負担、会員は非常勤の特別国家公務員となっている。誕生の経緯などから「学者の国会」とも呼ばれ、現在は人文・社会科学、生命科学、理学・工学の3分野から各70人ずつ、合計210人の会員で構成され、3年ごとに半数が交代する。 

 今年は会員の改選期に当たり、学術会議は8月末に会員の半数の105人の新会員候補を推薦した。しかし、政府は9月末に6人の候補について、理由も示さずに任命しないことを決めた。

 これを10月1日に共産党の機関紙「赤旗」が報じたことで一気に政治問題化した。学術会議は2日の総会で、菅首相に対し任命拒否についての理由説明と撤回を求める方針を決め、ノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章会長が菅首相充ての要望書を提出した。

 菅首相は10月5日、内閣記者会とのインタビューで「同会議は政府機関で、会員は公務員。年間10億円の予算を使っており、人選は事実上、現在の会員が後任を指名することも可能で、そうした前例を踏襲していいのかを考えた」と述べ、悪しき前例の打破が任命拒否の理由との姿勢をにじませた。

 ただ、6人の任命拒否の具体的理由は「コメントを控える」とし、「同会議の総合的、俯瞰的活動を確保する観点から判断した」とあいまいな説明に終始した。併せて「学問の自由への侵害では」との記者団の問いには、「まったく関係がない。どう考えてもそうではない」と気色ばみ、6人が安保法制などに反対していたことについても「まったく関係ない」と否定した。

5371名無しさん:2020/10/10(土) 18:52:24
>>5370

 野党側は7、8日の衆参両院での内閣委員会の閉会中審査で「選に漏れた方たちの名誉にかかわる」などと追及。三ッ林裕巳内閣府副大臣は「業績にとらわれない広い視野に立って活動を進めていただく必要があるということ」と答弁したが、理由については「総合的、俯瞰的に判断」というセリフを繰り返すだけで、論議はまったくかみ合わなかった。

■何も説明しない、何も答えない

 野党側は、1983年の国会で政府が「(学術会議から)会員が推薦され、それをその通り内閣総理大臣が形式的な発令行為を行うと解釈している」と答弁していることとの整合性を質したが、政府側は「必ず推薦の通りに任命しなければならないとまでは言及されていない。この解釈は一貫している」とかわした。

 野党側は首相の任命権に関する法的根拠も違法だと主張したが、政府側は2018年11月に内閣府日本学術会議事務局が作成した内部文書を引き合いに出し、公務員の選定罷免権を規定する憲法15条を根拠にして「違法ではない」と反論した。

 政府側の対応について、立憲民主の枝野幸男代表は「まったくのゼロ回答。何も説明しない、何も答えない、言い訳すらしないという姿勢には強い憤りを持つ」と猛反発。次期臨時国会での各党代表質問やそれに続く衆参両院での予算委員会などで菅首相を厳しく追及する方針を示した。

 また、任命拒否された6人の学者もそれぞれの立場から、「とうとうここまで手を出してきたか」などと菅首相の対応を批判。これと並行して、ネット上では任命拒否撤回を求める署名活動に賛同する書き込みが殺到し、国会周辺では連日、抗議デモが続いている。

 これに対し、自民党の下村博文政調会長は7日、「学術会議は2007年以来、政府へのきちんとした答申や提言を出していない」と指摘。組織、運営を抜本的に見直すため、党内で検討機関を立ち上げて批判に対抗する構えだ。

 しかし、与党内には「藪をつついて蛇を出した」(閣僚経験者)などの不安も広がり、公明も「丁寧な説明が必要で、それができなければ政権の大きな失点となる」(幹部)と強い懸念を示す。

■”官邸官僚”が人事に横やり

 任命拒否された6人はいずれも社会科学分野の著名な学者で、しかも、安倍前政権が強引な手法で成立させた新安保法制や特定秘密保護法・共謀罪法に国会での参考人として反対を表明したり、沖縄のアメリカ軍普天間基地の辺野古移設に反対していた。それだけに、いくら「無関係」と力説しても「国民は報復措置だと受け取ることは間違いない」(自民幹部)。

5372名無しさん:2020/10/10(土) 18:52:43
>>5371

 そうした中、学術会議元会長らの指摘で、安倍前政権下の2016年から同会議の会員人選に横やりが入り、欠員補充の候補を政府が受け入れなかったことで欠員が生じた事実も明らかになった。その際、学術会議会長にクレームをつけた政府高官は、菅政権でも内閣の中枢で活動する“官邸官僚”で、「安保法制など政府の対応に反対した人物は会員になじまない」などと指摘したとされている。

 9日夕に内閣記者会の2回目のインタビューに応じた菅首相は、改めて任命拒否の理由について、「広い視野に立ってバランスの取れた行動を行い、国の予算を投じる機関として国民に理解される存在であるべきことを念頭に判断した」と述べ、6人の学者の言動が理由となったことを事実上認めた。

 加藤勝信官房長官は「政府として判断させていただいており、判断を変えるということはない」と明言するが、任命拒否の理由は「人事の経過は明らかにできない」と繰り返すだけだ。これは「いわゆる『モリカケ』や『桜』などで説明責任から逃げまくった」(自民長老)とされる安倍前政権と同じで、「国民のために働く内閣」を掲げる菅政権の前途に暗い影を投げかける。

 今回の問題を政治的に見ると、「出だし順調な菅政権が、なぜ大した影響もない学術会議の会員任命拒否を強行する必要があったのか」(閣僚経験者)という疑問に突き当たる。問題発覚当初は「菅首相は悪しき前例と思い込み、よく考えずに踏み切った」(自民幹部)との見方もあった。しかし、菅首相がすぐさま内閣記者会のインタビューに応じたことなどから「まさに確信犯」(政府筋)との見方が広がった。

 もちろん、菅首相周辺にも「余計な波風を立てただけで、メリットなどまったくない」との声もある。さらに、「菅首相が『問題ない』『指摘は当たらない』などと、官房長官時代からの常套句で説明拒否を続ければ、苦労人で庶民の気持ちがわかるなどとされた好印象が消え、支持率低落につながる」(自民幹部)との声も少なくない。

 菅首相は2021年9月の自民党総裁選で再選を果たし、4年間の本格政権を目指す構えだが、「今回の問題は、再選へ最大のカギとなる次期衆院選への悪影響が避けられない」(同)との指摘も相次ぐ。その一方で、政界では「首相があえて支持率低下を狙った”焦土作戦”では」(首相経験者)とのうがった見方も浮上する。

5373名無しさん:2020/10/10(土) 18:53:03
>>5372

 世論も賛否が分かれ、いわゆる「ネット右翼」と呼ばれるグループからは学術会議批判も噴き出している。同会議は2017年、軍事的研究には関与しないという発足以来の立場を改めて表明したことについて、「日本を取り巻く安全保障環境の変化を無視している」(防衛相経験者)という声もあがり、首相批判一辺倒ではない。

■解散ムードの高まりに懸念

 こうした状況から「支持率が多少下がっても、保守層の支持固めを優先した」(自民若手)と指摘もある。さらに「政権発足時の予想を超える高支持率に一番プレッシャーを受けているのは菅首相で、いたずらに自民党内で解散ムードが高まることへの懸念から、あえて支持率低下につなげる戦略に出た」(閣僚経験者)と解説する向きもある。

 たしかに、歴代3位とされる内閣支持率に伴い、自民党の支持率は上昇した。「今、選挙をやれば大勝確実」(自民若手)との声も広がる。しかし、選挙情勢を分析する専門家は「いくら支持率が高くても、それに危機感を強めた主要野党が全国での統一候補擁立に踏み切れば、自民の議席減は確実」と指摘する。

 だからこそ、「菅首相は年明け解散も含めて早期解散は見送り、事実上の任期満了選挙を見据えていったん支持率を低下させ、携帯料金値下げなどの実績を積み上げることで、改めて国民の支持を得て、選挙勝利で再選につなげるのが狙い」(自民長老)との見方も出る。

 ただ、ここにきて自民党内では菅首相と蜜月関係の二階俊博幹事長の強引な党運営への批判も渦巻く。岸田文雄前政調会長が麻生派などとの「大宏池会構想」を打ち出したのも、「反菅・二階勢力総結集による菅降ろしの動き」(細田派幹部)との声が広がる。

 党・内閣の運営や衆院選での公認や資金をこのまま「菅・二階連合」に支配されれば、細田、麻生、竹下の3大派閥の不満爆発は必至だ。今回の事態が焦土作戦だったとしても、菅首相自らが政権動揺を招く導火線に火をつける結果となる可能性は否定できず、今後も自民党内の実力者による神経戦が続くことになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5374名無しさん:2020/10/11(日) 09:26:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0aae6c2d48215c6a8b26a4c4f6c7f956a5c64a1b
林氏VS河村氏、過熱 衆院山口3区くら替え巡り お膝元の市長選で相次ぎ火花
10/11(日) 9:01配信

 衆院の任期満了まで1年余りとなり、次期衆院選山口3区で自民党の林芳正元文部科学相(59)が参院からくら替えするのではないかとの臆測が地元で飛び交っている。3区の現職は同党の河村建夫元官房長官(77)だが、林氏は過去にも衆院転出に動いただけに、河村氏側は派閥を挙げて警戒感をあらわにする。両者はお膝元の地方選でも代理戦争を繰り広げ、対立はヒートアップする。

■反党行為で除名処分辞さず

 「『売られたけんか』という言葉がある。河村先生に何かあれば政治行動の全てをなげうち(林氏の)挑戦を受けて立つ」。4日、河村氏が次期衆院選に向け宇部市で開いた総決起大会。所属する二階派トップの二階俊博幹事長は会場の約400人を前に語気を強めた。

 壇上には二階派の国会議員の半数近い20人がそろい、3区の党公認は河村氏だと念押しせんばかりに気勢を上げた。「きょうは党幹事長としても来た」と二階氏。林氏が打って出た場合は反党行為で除名処分も辞さない考えを示した。

 発端は林氏が3区へくら替えする意向を固めたと報じた9月16日深夜のテレビニュース。これを受け二階氏は河村氏に「やれよ」と総決起大会の開催を促し、派閥議員に宇部行きを号令。終了後、二階派議員の一人は「あれだけ言えば林氏はもう出られないだろう」と笑みを浮かべた。

 河村陣営をこれほど神経質にさせるのは、県内で将来の首相候補と期待される林氏が過去に2度、衆院くら替えを模索したことがあるからだ。

 党山口県連によると、1度目は旧民主党から政権を奪還した2012年。林氏の意向をくんだ県連幹部が3区の公認候補とするよう党本部に推薦したが、はじかれた。17年には林氏の支援者が県連経由で公認申請を上げたが、党本部は現職の河村氏を優先した。

■「次のステージを目指す」
 林氏はその後も「首相として解散権を行使するには同じ衆院の立場であるべきだ」との持論を展開。今回の報道については「意向を固めた事実はない」と涼しげに否定する一方、9月21日に宇部市で報道陣の取材に応じた際は「支援者の期待に応えられるよう精進を重ねる」とくら替えへの意欲を隠さなかった。

 両者の対立は地元の地方選にも波及。4月の美祢市長選では河村氏が応援する現職が林氏の推す新人に敗れた。林氏は告示前から秘書を送り込む力の入れよう。河村氏も電話作戦で巻き返しを図ったが、及ばなかった。来年3月の萩市長選には河村氏の実弟田中文夫県議が立候補を表明。林氏の地元後援会の後押しで初当選した現職の藤道健二市長への批判を強める。

 林氏はことしに入り、萩市中心部に近い場所へ事務所を移転。山陽小野田市の2カ所に後援会事務所を新たに設けた。新調したリーフレットには「参院5期25年の実績を生かし、次のステージを目指す」と意味深なメッセージを記す。美祢市で敗れた河村氏も9月、同市中心部に事務所を構え臨戦態勢を強めている。

 二階幹事長のけん制に対し林派のベテラン県議は「古くさい威圧政治。こちらはネクスト安倍の大義名分で世代交代を進める」と息巻く。一方、河村派で山陽小野田市議会の小野泰議長は「参院でも首相になれる。地方がもめないよう党本部は調整を」と求める。

 3区ではほかに野党共闘で立憲民主党の坂本史子氏(65)が立候補を予定する。

中国新聞社

5375名無しさん:2020/10/11(日) 13:08:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9a58a44672ceede8eb33d4c564a059642ef5c39
「大宏池会」構想が波紋 自民・岸田派、分裂の懸念
10/11(日) 8:02配信

 自民党の岸田文雄前政調会長が、宏池会(岸田派)の流れをくむ麻生派、旧谷垣グループ(旧谷垣G)と合流する「大宏池会」構想を打ち出したことが波紋を広げている。

 岸田氏は来年の党総裁選に向けた布石のつもりのようだが、唐突な表明に岸田派内では反発も出ており、派の分裂を懸念する声も上がっている。

 「今は何も言えないが、宏池会は間違いなく変わる」。岸田氏は8日夜、自らが呼び掛けた旧谷垣Gなどとの会食でこう熱っぽく語った。今後は麻生派も含めた水面下の調整に入りたい考えだ。

 「大宏池会」構想の表明があったのは5日の岸田派パーティー。関係者によると、岸田氏はこれに先立つ9月24日、同派に強い影響力を保つ名誉会長の古賀誠元幹事長に「距離を取りたい」と伝えた。古賀氏はその場で名誉会長を退任する考えを示したとされ、パーティーも欠席した。

 岸田氏が古賀氏との「決別」に踏み出したのは、大宏池会実現に向けて麻生派との連携に軸足を置くためだ。麻生派会長は古賀氏と犬猿の仲の麻生太郎副総理兼財務相。岸田氏には先の総裁選で古賀氏の地元・福岡で自身の地方票がゼロだったことに不満もあり、麻生氏との関係を優先することにしたようだ。

 ただ、岸田派内には古賀氏に近いメンバーもいる。古賀氏が派閥と距離を置けば数人が派を出て行動を共にするとの情報も飛び交っている。大宏池会構想に関しても「いまさら遅い。麻生派には河野太郎行政改革担当相がいる」との冷めた声もあり、盛り上がっていないのが実情だ。

 麻生派の反応も鈍い。同派中堅議員は「うちの派は菅義偉首相を支えるのが基本路線。しばらくは動かない」と語る。先の総裁選で自主投票とした旧谷垣G幹部も「まとめたい気持ちはあるが、首相を支援する議員がついてこない。無理に進めればこちらも割れる」と様子見の構えだ。

 党内には「首相が好調な状態を保てば、来年の総裁選は無投票になる可能性がある」(閣僚経験者)との見方も出ている。岸田氏の構想が前進するかは見通せない。

5376名無しさん:2020/10/11(日) 13:13:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/0efcb0c43cc4361bdb2e7a38a34a1683c3f1faa6
菅新首相 「政治の師」梶山静六氏と強い絆 「今も思い出深く」
9/17(木) 6:00配信

菅義偉新首相が誕生し、新内閣が発足した。菅氏は、常陸太田市出身の梶山静六元官房長官を「政治の師」と仰ぐ。菅氏は、梶山氏の墓参りにたびたび訪問し「人生の節目には必ず来ている」と語る。自民党総裁選告示後の今月10日には、全国の地方議員との「リモート対話集会」で梶山氏の教えを語り、「非常に今も思い出深く思っている」と強い絆をにじませた。

■教え
「政治家は国民の食いぶちをつくるのが仕事。どのような産業が育つのか先手を打って、国民が仕事に就くことができるものをつくれ」「官僚の説明だけを聞くな。学者やマスコミ、経済人の話も聞いて自分で判断して仕事をしろ」

1996年、菅氏が衆院選で初当選した後に、梶山氏にあいさつした際に言われた教えだ。菅氏は心に刻み込まれた師の言葉を、総裁選の活動の中で若手議員や党員に伝えた。

菅氏は秋田県出身。高卒で上京し、法大卒後に横浜市が地盤の小此木彦三郎元建設相に秘書として仕えた。政治の道を志したきっかけだ。横浜市議を2期務め、96年に神奈川2区から衆院初当選した。

一方、梶山氏は「竹下派七奉行」の一人として、自民党幹事長や官房長官、通産相、自治相などの要職を歴任した。

98年の総裁選で菅氏は、小渕恵三氏を担ぐ小渕派の方針に背き、新人ながら梶山氏擁立に奔走。梶山氏の同派離脱に従った。梶山氏は予想を上回る100票以上を獲得し、小渕氏に次ぐ2位と善戦した。

■背中
梶山氏の秘書を務めた下路健次郎県議は「小此木彦三郎先生と先代(梶山氏)は盟友だった」と振り返る。「先代は3選を狙った衆院選で落選して『ただの人』となり、そこから苦労して当選を重ねた。直接の師弟関係ではないが、菅さんは秘書時代からずっと先代の背中を見てきた」と話す。

梶山氏は2000年に74歳で死去。菅氏は節目節目で常陸太田市に墓参する。

第1次安倍政権が誕生した06年、総務相として初入閣した際は「あの(1998年の)総裁選で学んだ経験が実った」と語り掛けた。官房長官に就任した2013年は「梶山先生のような官房長官になる。政治で物事を変えられると教えてくれた人。同じ官房長官としてそれを実現させたい」と誓った。17年は、第3次安倍改造内閣の安定運営を墓前で決意した。

■後押し
墓参に毎回付き添うのは梶山氏の長男で衆院議員の弘志氏。17年、地方創生担当相として初入閣し、19年10月からは経済産業相を務める。

菅氏は、弘志氏との関係も深い。自民県連会長の弘志氏は、17年8月の知事選に新人の大井川和彦氏を擁立。菅氏も官房長官として後押しし、大井川知事誕生の立役者の一人になった。知事選を控えた同年4月、菅氏は水戸市内で県連の講演会に出席。「茨城を変える大井川和彦に全力で支援をお願いします」と述べ、深々と頭を下げた。

また、元衆院議員(茨城5区)の岡部英男・元県建設業協会長とは衆院当選同期だった。岡部氏の叙勲祝賀会や胸像建立式で来県。今年2月、岡部氏の告別式では、梶山氏を共に応援した思い出を振り返りながら「故郷茨城のために生涯尽くされた」と弔辞でしのんだ。

茨城新聞社

5377名無しさん:2020/10/11(日) 13:14:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad86089025e6f54055fe04dbb7a3e5aeb7482604
自民党・新総裁に菅義偉氏選出 福島県選出議員6人は菅氏投票
9/15(火) 11:38配信

 自民党は14日、党大会に代わる両院議員総会を東京都内のホテルで開き、菅義偉官房長官(71)が岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)を破って圧勝し、第26代総裁に選出された。菅氏377票、岸田氏89票、石破氏68票で菅氏が過半数を得た。菅氏は二階俊博幹事長を続投させる方針を固めた。16日に臨時国会で安倍晋三首相(65)の後継となる第99代首相に指名され、新内閣を発足させる。首相交代は7年8カ月ぶり。
 本県関係では、細田派の菅家一郎復興副大臣(衆院福島4区)、吉野正芳元復興相(衆院福島5区)、亀岡偉民文部科学副大臣(衆院比例東北)、上杉謙太郎衆院議員(比例東北)、森雅子法相(参院福島選挙区)と竹下派の佐藤正久参院議員(比例、福島市出身)の6人が菅氏に投票。岸田派で県連会長の根本匠前厚生労働相(衆院福島2区)は岸田氏に投票した。福島民友新聞社の取材に答えた。

5378名無しさん:2020/10/11(日) 13:44:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/435931d143b17012ef36d465ffef5920bd1b97a1
野中広務氏との不思議な縁、稀代の政治家に学んだ「仕事への向き合い方」
9/23(水) 6:01配信

 文芸春秋に入社して2018年に退社するまで40年間。『週刊文春』『文芸春秋』編集長を務め、週刊誌報道の一線に身を置いてきた筆者が語る「あの事件の舞台裏」。自民党元幹事長の野中広務先生との親子2代にわたる不思議な縁をお話しします。(元週刊文春編集長、岐阜女子大学副学長 木俣正剛)

● 自民党・公明党の同盟秘話 始まりは京都の野中広務氏だった

 自民党元幹事長・野中広務先生とは、昔からの縁があります。

 私の父親は京都市議でした。当時の京都は蜷川虎三というカリスマ知事が人民戦線政府(社会党と共産党が与党の革新派政権)で、その反対派・自民党の市議が父の木俣秋水、そして府議会の反蜷川の急先鋒が野中先生でした。

 私の父は明治45年生まれ。野中先生は大正14年生まれですから、かなり年齢の差はありましたが、革新であろうと保守であろうと、権力を持つ側は反対派を弾圧するものです。父親はポスターのサイズまで、決められたものより1センチ小さくするほど気を遣っていました。

 その木俣父・野中コンビが仕掛けた「打倒蜷川政権」の秘策が、自民党・公明党の同盟。

 学生の町・京都では、革新派の政治運動は民青をはじめ、若者が担うのに対して、自民党には若手の支持者が圧倒的に少なく、公明党の参加による若手の選挙運動投入は大きな成果をあげました。

 後に中央で自民党と公明党の同盟を結んだのは野中広務先生でしたから、京都での体験を生かしたものだと思います。

 ただし、そのころの私はすでに京都を出て文芸春秋に勤めており、野中先生の話は父親から聞く程度で、お目にかかるのは随分後のことになります。政治家に会うのは、雑誌ジャーナリストとしては極めて危険です。どうしても筆が緩んでしまいかねませんし、政治家は政治家で「あの編集長とは親しい」という宣伝をしかねません。父親との関係があるだけに、なおさら近づかないようにしていました。

 私が週刊文春の編集長時代は、小泉純一郎政権。野中氏は「抵抗勢力」というレッテルを貼られ、悪役として報道される存在でした。

 そして、週刊誌の当然の役目である小泉政権批判をする週刊文春。そんな時期に『噂の真相』という雑誌に一行情報が掲載されます。「週刊文春の木俣編集長の父親は、野中広務元自民党幹事長の後援会の会長である」というものでした。

 まったくの事実無根です。前述のように、父親は野中先生よりかなり年上、京都市は政令指定都市でしたから、府議会との関係は同列なので、年齢が上の市議が府議の後援会長になるはずがありません。

 しかも野中氏は田中派から竹下派、父は京都では数少ない中曽根派に属し、後に衆院議長になる伊吹文明氏を財務省から京都一区の衆議院に呼び、後ろ楯となっていたのですから。素人でしか考えつかないような間違いですが、父親が京都の自民党市議というところから、こういう面白おかしい、いかにも謀略の臭いのする記事ができ上がります。

 ネットを検索すると、まだこの記事があります。ネットは怖いです。

● 著者チェックしない政治家は 野中氏ただ1人だった

 さて、現実には野中先生とは、先生が議員を引退されるときから本格的にお付き合いをするようになりました。父のこともあり、可愛がってくださったのだと思います。

 どのメディアも欲しがっていた「議員引退の手記」を『週刊文春』でいただきました。

 そのころから、時折人を招いての会合をしたり、野村克也監督と野中先生の対談本『憎まれ役』を出版したりするようになりました。

5379名無しさん:2020/10/11(日) 13:45:08
>>5378

 立派だと思ったのは、インタビューをまとめても、まったく著者校正をしないことです。大抵の政治家はインタビューでいろいろサービス発言をしても、後で秘書や担当の官僚が削ってきて、原型を留めないものになることがままあります。

 しかし野中先生は、「政治家の発言は一度出たら覆せない。だから、著者校正はしません。覚悟をもって日々しゃべっているのだから、一切見ない」の一辺倒。こういう政治家に出会ったのは、長い編集者生活でもたった1人でした。

 町会議員から府議会議員を経て58歳で初めて国会に登場、国政を仕切るまでに至った人は、政治家としての使命を徹頭徹尾理解していた人だと思います。

 たとえば言論の自由。

 当時、文芸春秋から発行されていた『諸君!』という雑誌が、野中氏の北朝鮮寄りの姿勢を徹底的に批判していました。その『諸君!』が廃刊になりました。すると、野中先生はこう言ったのです。

 「残念なことです。私は京都府議時代、当時の京都府知事・蜷川虎三さんの、社会党・共産党と組んだ独裁政権と闘ってきました。そのころ、メディアで蜷川批判をしていたのは『諸君!』くらいです。だから、ずっと定期講読しています。自分が政権側に立って『諸君!』から批判を受けると辛いのですが、政権の座にある者として謙虚になることは大事です。ですから、どんなに批判されても『諸君!』は愛読していました」

 今どきの政治家は、自分の批判をされるといきり立ち、メディアへ批判を繰り広げます。しかし、権力の座に立つものは、民の声に耳を澄まさねばなりません。コワモテの政治家のイメージがありますが、野中先生は気配りも天下一でした。

● 記者に食事に招かれたら 必ず手土産を持ってきた理由

 政治家の後輩たちの心配もしていました。

 雑誌記者に食事に招かれたら、野中先生は必ず手土産を人数分持ってこられます。京都人らしい、センスのある手土産でした。

 「雑誌記者にごちそうになっていたら、必ずその後困ることになる。同席してもお互いに立場が違うことを認識しない政治家はダメだ」

5380名無しさん:2020/10/11(日) 13:46:04
>>5379

 可愛がっていた後輩の政治家の方たちとお目にかかったという話をすると、「手土産は持ってきたか?ハイヤーの運転手に食事代を出していたか?」と必ず聞き、本人に注意していたようです。

● 「君たちには人間の心があるのか」 忘れられない野中氏の叱責

 一方、地下鉄サリン事件では国家公安委員長として、事態の収拾にあたっています。

 地下鉄サリン事件やオウム真理教被害者への給付金制度が決まったとき、何らかの理由で、全額保障できない人がいるという報告があったそうです。そのとき野中氏は爆発。「君たちには人間の心があるのか」と叱責し、全額保障を実現させました。

 翻って、コロナ騒動の際、安倍政権は営業自粛で損をする人、休業で職を失った人をはじめ、とにかくおカネを出すことを渋りました。「国民の心がわかるという政治家がいなくなった」と、心から思います。

 彼が引退してからのこんな話が好きです。

 京都のマンションの近くを毎日散歩するのですが、いつもホームレスと会話していたのだそうです。ある日、あるホームレスに、「いつまでもホームレスをやっているな」と説教して、故郷に帰るための資金をあげた。「その日から公園にきていない。やっと故郷に帰ったんだろう」と、自分のことのように喜んでおられました。

 喉元まで「先生、たぶんその5万円で美味しいものでも食べて、他の公園に移っているだけですよ」と言いたくなるのですが、あの笑顔の前では言えません。

 選挙民との一対一の本当の交流の上に政治がある。これが民主主義の原点ですが、1人区に慣れ、選挙区がなく東京で育った世襲政治家には、このあたりが全然わかっていないのだと思います。

木俣正剛

5381名無しさん:2020/10/11(日) 21:44:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/127be477f14386b1ca85cdf555f83420b389271d
衆院福岡5区、自民分裂で党員投票実施へ 前環境相vs前県議会議長
10/11(日) 19:35配信

 現職と新人による自民分裂選挙の様相となっている次期衆院選福岡5区を巡り、自民党福岡県連は11日、執行部会を開き、5区内で党員投票を実施して党本部に推薦する公認候補予定者を選考する方針を決めた。

 福岡5区の自民では、現職の原田義昭前環境相(76)と前県議会議長の栗原渉県議(55)が立候補に意欲を示している。このため、県連は5区内にある七つの地域支部にそれぞれ意見集約を要請。各支部からは、公認申請の候補者選考について「党員一人一人の声を聞いてほしい」などの意見が出されたという。

 13日には県連の松尾統章幹事長が上京し、党本部の山口泰明選挙対策委員長や林幹雄幹事長代理らと面会。県連として党員投票を実施する方針や各地域支部の意見を伝えるという。 (黒石規之、御厨尚陽)

西日本新聞社

5382名無しさん:2020/10/11(日) 21:45:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/aec5299cc452d6bacb6d9eafc6f48924edb19b2b
【点描・永田町】「早期解散」には多くのハードル
10/11(日) 19:06配信

 菅義偉新政権発足から半月余。首相はデジタル庁新設や携帯電話料金値下げの実現に向けて矢継ぎ早に指示を繰り出すなど、実績作りにまい進している。その一方で、就任時としては歴代3位とされる内閣高支持率を背景に、自民党内では早期衆院解散論が台頭し、多くの衆院議員は事務所確保などの選挙準備を進めている。このため、首相がいつ解散権を行使するかが今後の政局の最大の焦点だが、早期解散には多くのハードルがあり、解散風の行方もなかなか定まらない。

 首相は9月16日の新政権発足以来、解散については「時間の制約も視野に入れながら考えていきたい」(就任会見)と、慎重な物言いに終始している。首相が伝家の宝刀を抜くにはコロナの感染収束が大前提となる上、11月に日程が集中する首脳外交や、年内成立が必要な協定・法案処理のための国会審議が控えているからだ。解散に踏み切れば約1カ月間の政治空白は避けられず、就任時の「コロナ対策と経済立て直しが最優先」との公約も“空文化”しかねない。

 下村博文政調会長は「私が選対委員長だったら、自民党議員のほぼ総意で即解散」と首相の背中を押すが、野田聖子幹事長代行は「解散強行で、国民に説明責任を果たせるのか」とけん制する。各種世論調査でも早期解散に期待する声は少なく、首相周辺も「国民の新内閣への期待を裏切るような強引な解散は、支持を失うだけ」と声を潜める。

 菅政権発足前後に永田町で飛び交った秋口解散説は、自民党が次期臨時国会召集を10月下旬とする方針を固めたことで消滅。このため、自民党内では、年明けも含めた早期解散説と、来年9月の自民党総裁選後の事実上の任期満了選挙説が交錯している。

首相は「攻めの任期満了選挙」も視野
 政治・外交日程も考慮した解散時期について、与党幹部は(1)年内(2)年明けから来春(3)来秋──の三つの選択肢を想定する。最短は10月下旬召集の国会での所信表明・代表質問直後の解散だが、選挙期間の11月中下旬が同時期に集中する首相の首脳外交と重なり、「外交儀礼上はあり得ない」(外務省幹部)との指摘が多い。しかも、次期国会では日英経済連携協定(EPA)や、来年夏の五輪開催に伴い祝日を移動させる特別措置法などの承認・成立が必要。

 このため、案件処理後の解散なら11月中下旬解散──12月6日か13日衆院選投開票──という日程が浮上する。ただ、初冬を迎える時期だけに「コロナの感染再拡大で選挙どころではない」との声も多く、首相にとってもリスクが大きい。

 さらに、年明けの通常国会での冒頭か、補正予算成立直後の解散も取り沙汰されるが、いずれの場合でも来年度予算案の審議入りが大幅に遅れて、年度内成立も困難となる。来年度予算成立後の3月末か4月初めの解散説もあるが、7月上旬に想定される東京都議選に全力投球したい公明党が強く反対しており、同党と太いパイプを持つ首相が「公明の離反を招くような解散はするはずがない」(自民選対)との見方が支配的だ。

 ここにきて東京五輪・パラリンピックが、予定通り来年7月23日から9月5日に開催される方向となっており、その間の解散・衆院選も政治的には不可能だ。となれば、結果的に9月中下旬に実施予定の自民総裁選を受けての任期満了選挙が現実味を帯びる。このため、与党内では「首相が実績作りを優先するのも、総裁再選後の“攻めの任期満了選挙”を視野に入れているからだ」(自民長老)との声が広がるが、この先も「全てはコロナ次第」(同)という状況が続くのは間違いない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月5日号より】

5383名無しさん:2020/10/11(日) 21:45:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/abdc3e9980fdec9deb3e638c198912df4e46cb9f
解散は「来年初めか五輪後」、菅首相と会食の選挙プランナーが分析
10/8(木) 12:20配信

(ブルームバーグ): 就任から1カ月近くとなる菅義偉政権を巡る関心事の一つは、任期満了が来年10月に迫る衆院の解散時期だ。官房長官時代から定期的に面会し、首相就任翌日の朝食を共にした選挙プランナーの三浦博史氏は、「来年1、2月か東京五輪後の8月以降のどちらか」との見方を示す。

三浦氏はブルームバーグとのインタビューで、来年初めを逃せば五輪が近づき「解散はできない」と分析した。新型コロナウイルスへの対策などを優先するため、年内も解散しないとみている。朝食を食べた際の菅首相の発言内容については回答しなかった。

勝敗については、どちらの時期だとしても自民党が勝利するとの認識を示した。衆参150人となった立憲民主党は党代表も名前も変わらず、「有権者に期待感はない」ためだ。

菅首相は9月14日の自民党総裁就任会見で「新型コロナが収束したらすぐ解散するということでもない。全体を見ながら判断したい」と早期解散に慎重な姿勢をみせた。2日付の共同通信によれば、公明党にも考えを伝えた。ただ衆院の任期満了まで1年となっており、政権運営は解散時期をにらみながらのものとなる。

JNNが5日に公表した世論調査では、菅内閣の支持率は70.7%に達した。携帯電話料金引き下げや不妊治療の保険適用といった政策への期待感が高い。

三浦氏は支持率が報道各社の世論調査でいずれも高水準であることは、期待感を反映した就任直後のご祝儀的な面があると指摘。「これから一段落してどうなるかということに注目している」と述べた。

菅首相は、9月16日の就任以降も企業経営者や学者らと会食を重ね意見交換する官房長官時代と同じスタイルを維持している。報道各社の首相の面会記録によると、小西美術工芸社のデービッド・アトキンソン社長、北尾吉孝SBIホールディングス社長、竹中平蔵慶応大名誉教授らと意見を交わした。

面会相手の専門分野は、医療や外交、マスコミ関係者も含め多岐に渡る。菅政権が重要施策と位置付ける観光政策やデジタル、規制改革や地銀再編などに関わる人が目立つ。

5384名無しさん:2020/10/11(日) 21:46:17
>>5383

三浦氏は、一緒に朝食を食べた際の菅首相の様子について、やりたい政策を実現していくという「覚悟をひしひしと感じた」と印象を語った。安倍晋三前首相を支えた菅氏は、自身が首相になったら「こうしよう、ああしようという思いがたくさんあったと思う」とも話した。

(c)2020 Bloomberg L.P.

Emi Nobuhiro, Isabel Reynolds

5385名無しさん:2020/10/11(日) 21:47:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/df92b505881ab6e411d3e5e0fdf58f3e9a4cb083
任命拒否、説明できぬなら撤回を〜菅首相に「リーダーとしての懐の深さ」はあるか【コメントライナー】
10/11(日) 10:04配信

 時事通信社解説委員・水島 信
 「わたし、365日、休みませんから」

 「大変ですね」

 「大変じゃないよ。当たり前と思ってるから」

 自民党総裁選で圧勝し、新内閣を発足させた菅義偉首相は20年以上前、こう話していた。

 菅氏の「政治の師」である元官房長官・梶山静六氏の担当記者だった筆者は当時、衆院当選1回の菅氏を頻繁に取材していた。

 ◆頭の中は仕事一色
 「わたし、車の運転、好きなんですよね。運転してる時は何も考えなくていいから、気が落ち着くんだよね。運転してる時が、休んでる時かな」

 1999年の取材メモには、上記のような言葉も記されている。「運転」とは、レジャーとしてのドライブではなく、地元・横浜での会合回りや、国会のある永田町と地元との往来の際の移動手段を意味する。菅氏の頭の中は、仕事一色なのである。

 国会議員が忙しいのは、周知のことだが、菅氏は別格だ。毎朝5時に起床して新聞全紙に目を通し、日中は公務。朝晩は、政官財学の各界関係者と会食日程を入れ、情報収集に力を入れる。

 こんな菅氏の毎日に、ある自民党三役経験者は「誰も菅さんのまねはできない。でも、あんな生活していて何が楽しいのかね」とあきれている。

 ◆時に強引
 そんな菅氏が、首相の座を射止めた。これは、安倍晋三前首相の病気退陣をはじめ、さまざまな巡り合わせによるものだが、一時も手抜きをせず、日々の仕事に取り組んできた菅氏の努力がなければ、あり得ない結果だった。

 ただ、「できる人間」は、時に強引になる。前政権の官房長官時代、ふるさと納税の拡大に異を唱えた総務省局長を出世コースから外したとされるエピソードなどは有名だ。

 来日外国人客増など、官房長官として実績を残してきた菅氏だが、トップに立った以上は「官僚への厳しい姿勢」だけでは務まらない。

 新型コロナウイルス感染症の収束、経済再生などの難題は、部下の尻をたたくだけでは達成できない。官民の埋もれた才能を発掘し、国の総力を発揮する必要があり、そのためにはトップリーダーの懐の深さが重要になる。

5386名無しさん:2020/10/11(日) 21:47:59
>>5385

 ◆非常に素っ気ない
 気になることがある。「日本学術会議」の新会員について、会議側が推薦した候補者のうち、6人の任命を菅氏が首相として拒否した件だ。

 「学問の自由の侵害」などと学会や野党からは強い批判が出ている。内閣発足後、高支持率を得た菅内閣だが、早くも影響が出てくるのではないか。

 任命拒否について菅氏は、事務方からの説明を聞いた上で主体的に判断し、了承したというが、理由も明示しないままの決定は、乱暴とのそしりを免れない。

 「大丈夫っしょ」「駄目っしょ」。過去の菅氏の取材メモに目を転じると、発言が非常に素っ気ない。結論ははっきりしているのだが、そこに至るプロセスについての説明が乏しいから、聞いている方としては釈然としないのだ。

 首相になっても同じ調子ということなら、いただけない。まずは人事に介入した理由を菅氏自らが明らかにすべきだ。

 それができないなら、非を認めて決定を撤回し、6人の任命に応じるべきではないか。

 (時事通信社「コメントライナー」2020年10月5日号より)

 水島 信(みずしま・まこと)
 1991年早大一文卒、時事通信社入社。内政部、静岡総局、政治部、高知支局長を経て2018年7月政治部長。20年10月より現職。政治部では首相官邸、自民党、民主党、外務省などを担当。2回目の小泉訪朝(04年)や北海道洞爺湖サミット(08年)、伊勢志摩サミット(16年)などを取材。福田政権、麻生政権、野田政権で官邸キャップを務めた。

5387チバQ:2020/10/12(月) 13:32:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f61e971ae8d5a54ca8fe60869ccbd3be7422b1f
党内は冷ややか…ポスト菅狙い?下村政調会長、独自色に躍起
10/12(月) 11:08配信




東京・平河町の自民党本部(資料)
 9月の菅義偉政権発足に伴う自民党役員人事で政調会長に就いた下村博文氏が、独自色を出そうとアクセルを吹かせている。日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を政府が拒否した問題で、党内に学術会議のあり方を検討するプロジェクトチーム(PT)を設置すると表明。批判が高まる首相の側面支援に向け、党の議論を自ら主導する姿勢をアピールした。ただ、背後に「ポスト菅」に名乗りを上げたい思惑やライバルへの対抗心が見え隠れし、冷ややかな目も向けられている。

【画像】新内閣を命名するなら?870人に聞いた

 26日召集予定の臨時国会を前に、与野党攻防の最大焦点に浮上した学術会議の問題に、下村氏は素早く反応した。6日の政調審議会で「政策決定におけるアカデミアの役割を議論していく必要がある」と述べると、7日の就任後初の定例会見では、学術会議から2010年以降、政府への答申や勧告、要望がないと指摘。「活動が見えていない」と断言し、PT設置を発表した。行政改革の一環として組織の体質論に切り込み、政府の任命拒否を正当化する狙いだ。

 下村氏は8日にも、自民支持層に慎重論が根強い「選択的夫婦別姓」を党内議論のテーマにする考えを披露。前任の政調会長を3年超務め、菅氏と首相の座を争った岸田文雄氏との違いや、自らの存在感を印象づけたい意向をにじませた。

 下村氏は当選8回のベテラン。安倍晋三前首相の側近とされ、9月の総裁選でも立候補を模索した。実現しなかったのは、功名心から出る軽はずみな発言がたびたび物議を醸し、支持に広がりを欠いたからだ。

 党憲法改正推進本部長だった18年には、議論に消極的な野党を「職場放棄」と挑発。野党の猛反発で改憲論議が停滞した。昨年9月には、改憲論議のテーマに同性婚を挙げ、伝統的家族観を重視する党内保守派から批判を浴びた。

 学術会議を巡る下村氏の前のめりの姿勢に、所属する細田派の関係者は「『自分が、自分が』の地金が出始めた」と手厳しい。政調会長経験者も「PTの議論は学術会議批判一色になる懸念がある。逆に政府の足を引っ張ることにならなければいいが…」と気をもんでいる。

 (河合仁志)

5388チバQ:2020/10/12(月) 13:51:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc9d307ab10b9a51548e7e7af33086cf339ef1d4
2度目の都構想住民投票 コストや区の数などに違い
10/12(月) 10:28配信
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前回と今回の大阪都構想協定書の比較
 2度目の住民投票で是非が問われる大阪都構想の協定書(設計図)は、5年前の前回とどう違うのか。大阪府に広域行政を一元化し、特別区が身近な行政を担うという制度設計は変わらないが、特別区の数や区割り、初期コストなどは大きく変わった。推進派は「バージョンアップした」と強調するが、反対派は「住民サービスが低下する恐れは変わらない」としている。

【グラフ】新型コロナの府内感染者の推移と都構想の経過

 最大の違いは、特別区の数と区割りだ。5つの特別区を置くとした前回案に対し、今回は淀川▽北▽中央▽天王寺の4特別区とされている。

 制度設計を議論する大阪府市の法定協議会では6区案も検討されたが、財政基盤の安定や人口の格差を抑えることを重視したほか、各特別区に核となるターミナルや中心部を置くことができる区割り方法として、最終的には4区案が採用された。

 淀川区には新大阪、北区には大阪・梅田、中央区には難波、天王寺区には天王寺・大阪阿部野橋の主要駅があり、人口1人当たりの自主財源の最大格差は前回案の1・54倍から1・19倍に、将来推計人口の最大格差も2・05倍から1・33倍にとそれぞれ縮小している。

 市民にとって関心が高い区名は、推進派の大阪維新の会が主導する形で決められた。前回案では「湾岸」や「南」など、地域になじみのない名称に難色を示す有権者も少なくなかった。今回は府市事務局が公表した4区の名称案のうち、「東西区」と「南区」について維新は独自にアンケートを実施。「淀川区」と「天王寺区」にそれぞれ変更することを提案し、法定協で了承された。

 コスト面では、前回は3特別区で新庁舎建設を予定したため庁舎整備費などの初期費用が約600億円に膨らんだが、今回は既存庁舎を活用するとしたため、約241億円に圧縮。現在、市が独自に実施している住民サービスについては公明党の要望などを反映し、「特別区設置後も内容や水準を維持するよう努める」と協定書に明記された。

 移行後の10年間は特別区に財源を追加配分する財政支援策も設定。推進派は「特別区に手厚い財政支援を行う制度設計となった」としている。一方、反対派は「新型コロナウイルスの影響で、特別区の財政運営は厳しくなる」と指摘している。

5389チバQ:2020/10/12(月) 18:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a50291777cc7d495447eb2f6bb9f9590ce51ce72

岸田派 ささやかれる分裂の危機 古賀氏退任に動揺 ちらつく大宏池会構想




10/12(月) 18:36配信



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産経新聞


 自民党の岸田文雄前政調会長率いる岸田派(宏池会、47人)が分裂の危機にあるとささやかれている。名誉会長を務める古賀誠元幹事長の退任表明を機に、古賀系メンバーが派閥を割るとの憶測が広がっているためだ。宏池会勢力がたもとを分かった「加藤の乱」から来月で20年。歴史は繰り返されるのだろうか。

 「岸田さんが私と麻生(太郎副総理兼財務相)さんとの板挟みで苦しんでいるだろうから」。古賀氏は6日、国会近くの事務所を訪れた若手議員を前に、名誉会長を退く理由を淡々と説明した。古賀氏が欠席し、派内に激震が走った5日の岸田派パーティーの翌日のことだ。

 古賀氏が、麻生派(志公会、54人)を率いる麻生氏に言及したのには理由がある。岸田氏が次期総裁選で麻生派の支援を期待する中、麻生氏側は地元の福岡県で対立する古賀氏との関係の清算を求めているとされるためだ。岸田氏の側近は「岸田氏が古賀氏に『さようなら』をした」と述べ、岸田氏側が欠席を促したと語る。

 もっとも、古賀氏に近い議員は「(古賀氏と距離を置く)麻生氏や安倍晋三前首相を宏池会側に取り込むための方便だ」と強調する。岸田氏と古賀氏とで示し合わせた“芝居”との見方を示しており、臆測が臆測を呼んでいる状態だ。

 いずれにせよ、岸田氏の頭に「大宏池会構想」がちらついていることは間違いない。池田勇人元首相が創設した宏池会を源流とする麻生派や谷垣グループなどの結集を成し遂げ、次期総裁選に臨むという戦略だ。現に岸田派パーティーでは「宏池会の大きな塊が実現できるように私自身が先頭に立つ」と明言している。

 とはいえ麻生派は、高い発信力で人気がある河野太郎行政改革担当相という将来の総裁候補を抱えており、岸田氏の思惑通りに連携が進むのかは不透明だ。一部のメンバーが麻生派に流れた経緯がある谷垣グループにも「麻生氏とは組みたくない」(ベテラン)との声がくすぶる。

 平成12年11月の加藤の乱では、宏池会領袖(りょうしゅう)の加藤紘一元幹事長が森喜朗内閣を打倒できず、派閥は空中分解した。20年後の今、再び分裂の悪夢が頭をもたげる。岸田氏は周囲に「良くも悪くも今回の騒動がどう影響するかだ」と語る。それが吉と出るのか、凶と出るのか。岸田氏のみならず伝統ある名門派閥の浮沈がかかっている。(永原慎吾)

5390名無しさん:2020/10/13(火) 01:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/6acb5881cc329710a85521d199f73def1d7f7766
ミス日本受賞の「松野頼久」次女が政界入りか 小泉純一郎と自民党本部を見学
10/12(月) 10:56配信

 公党の代表まで務めても落選すればタダの人。これが政治家の宿命ならば、娘のために尽くしても疎外されるのは、父親の宿命といったところか。

 2017年の衆院選で落選した松野頼久・元維新の党代表(60)。その次女・未佳氏(25)が政界進出を目論んでいるという。

「未佳さんは、16年のミス日本でグランプリに輝き、『ハズキルーペ』のCMで俳優の舘ひろしと共演するなど、活発なタレント活動をしてきました。一方で政治家になる夢もかねて公言してきた」(芸能記者)

 だが、9月24日に彼女が姿を現したのは父の宿敵である自民党の本部。しかも、

「同伴したのは小泉純一郎元総理。小泉氏は頼久氏の父で防衛庁長官などを歴任した頼三氏を政治の師と仰ぎ、彼の葬儀で弔辞を読むなど、松野家とは交流があった」(自民党関係者)

 コトの顛末を松野家の知人はこう解説する。

「未佳さんは、これまでも政治セミナーに参加するなど、政治家になるという夢は本気。ただ、それ以上に前向きなのが母親の素子さんなんです」

 素子氏と言えば、昨年、格闘家の小川直也氏(52)との密会が報じられたお騒がせ人物。

「小川氏との関係はしばらく続き、頼久氏とは離婚協議をしていた。ところが、娘のために松野家のパイプを手放すつもりはなく、出馬に反対する頼久氏を尻目に人脈を手繰り寄せては、相談しているんです」(同)

 彼女がご執心なのは、娘の選挙区だという。

「選対委員長だった下村博文氏から“三重の岡田克也(元民主党代表)のところはどうか”などと言われたこともあったそう。素子さんはこれを真に受け、そんな大物の選挙区で大丈夫かと心配になった。それで、小泉氏に相談し、善は急げと党本部へ。たまたまいた二階俊博幹事長と面会することになったんです。実際は、せいぜいが比例区での出馬でしょう」(同)

 頼久氏に、ご令嬢の出馬について尋ねると、

「(地元の)熊本も、三重も、比例も、あり得ません!」

 とご立腹の様子。ここは政治家に返り咲き、父の威厳を見せるしか……。

「週刊新潮」2020年10月8日号 掲載

新潮社

5391名無しさん:2020/10/13(火) 01:17:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/89a1058717ba6d31e32042fc868cd2cd34b4fee0
安倍晋三がかばう“炎上の女王”  杉田水脈はそもそもどこからやって来たのか?
10/12(月) 6:01配信

 自らの発言をめぐり、10月1日にブログで謝罪した自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(53)。9月25日の党の会議で女性への性犯罪が議題となる中「女性はいくらでも嘘をつける」と被害者を愚弄する発言をしたのだ。複数の出席者の証言として報じられたが、本人は発言を一旦否定。同30日、下村博文政調会長から口頭注意を受けると記者団に「ブログでしっかりと書きたい」と言って去り、翌日、一転してブログで発言を認めたのだ。

 同性カップルを念頭に「生産性がない」と月刊誌に寄稿し休刊に至らしめるなど、右派的言動で“炎上商法”を展開してきた杉田氏とはどんな人物なのか。

 鳥取大を卒業後、住宅メーカーや兵庫県西宮市役所勤務を経て2010年、みんなの党の兵庫六区支部長に就任。当時の関係者は「女性候補を探していた渡辺喜美代表が、白羽の矢を立てた。まだ右翼っぽい言動はなく、『渡辺代表に了解もらってますから〜』と突然やってきた」と語る。日本維新の会に鞍替えし、12年衆院選で初当選(比例復活)を果たすも、14年は落選。「落選中に右派界隈と付き合いを深め、雑誌への寄稿などで注目を集めるように」(政治部記者)。

 転機は17年。安倍晋三前首相に近いジャーナリストの櫻井よしこ氏が当時ネット番組で、「安倍さんが『杉田氏は素晴らしい』と言って」一本釣りしたと明かしている。事実、自民党の比例中国ブロックの名簿順位で優遇され当選。これまで杉田氏が問題を起こしても批判が少なかったのは“安倍一強”だったからだ。

「早く派閥から出ていけ」収まらない党内の怒り
 ただ、安倍退陣後の今では党内の怒りが収まらない。某ベテラン議員は「なんだ、あのすいみゃくってバカは」と呆れ、杉田氏と同じ細田派の党幹部は「注目されて喜んでいるんだろうが、迷惑千万。早く派閥から出ていけ」と怒り心頭。「それでも安倍氏は杉田氏が派に残れるよう庇っている」(前出・記者)という。

 今年1月、国民民主党の玉木雄一郎代表が衆院の代表質問で、名字が変わることを理由に結婚しないカップルの事例を挙げ、選択的夫婦別姓導入を求めた際のこと。杉田氏は「だったら結婚しなくていい」とヤジを飛ばした。だが、説明を求める記者団からは逃げまくり、「囲まれた際には電話がかかってきたふりをしていた」(政治部デスク)。

 だがその後、出くわした玉木氏が「あんなことを言ったら駄目だよ」と諭すと「玉木さんがひどいことを言うからですよ。仕方ない」とヤジをあっさり認めた。「女性はいくらでも嘘をつける」と言ったのは、「私がいくらでも嘘をつける」からだったようだ。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月15日号

5392名無しさん:2020/10/13(火) 01:28:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/32f4839db12ec5c558035bf7f8ca81c26271dc1e
「政教分離攻撃」から無節操な大豹変「菅首相」と「創価学会」太い絆
10/12(月) 6:07配信

 自民・公明両党の圧倒的支持によって国会で第99代総理大臣の指名を受け、9月16日に自公連立政権を発足した菅義偉首相は早々に27日、公明党の第13回全国大会に駆けつけた。

 公明党は1964年の結党以来、一度も選挙を行うことなく委員長・代表を選出しており、今回の全国大会でも、山口那津男代表が無投票で7選を果たしたが、その山口代表と菅首相は壇上でガッチリと握手してみせた。

 その上で菅首相は挨拶の中で、

「安倍政権7年8カ月、公明党には、安定的な政権運営に尽力をいただいた。日本経済の再生、外交安全保障の再構築、全世代型社会保障の実現といった大きな課題に成果を上げることができた」(『公明新聞』9月28日付)

 と謝意を述べた後、自らの政治の原点と公明党の政治姿勢は通底するとして、次のように公明党を礼賛、やんやの喝采を浴びた。

「私の政治の原点は、横浜市議選に出馬した時、一人でも多くの人に会って市政に対するアンケートを行い、そこから私の考え方を申し上げたことだ。まさに、公明党の皆さんは『大衆とともに』という大きな政治理念の下、全国的なアンケート調査を行っている。重要な問題については、しっかり(国民の声を)吸い上げて、私ども政府に何回となく要請をいただいた。私は、友党・公明党の皆さんの政治に心から拍手を送る者の一人だ」(同)

 自公連立政権の首班として、公明党の全国大会で喝采を浴びた菅首相は、自民党国会議員の中で、もっとも太いパイプを公明党の母体である創価学会と結んでいる政治家として知られている。

 しかし、実はかつては創価学会を、自民党議員の中でもっとも激しく批判・攻撃した政治家の1人であることは、案外知られていない。

5393名無しさん:2020/10/13(火) 01:28:20
>>5392

「人間の仮面をかぶった狼」
 先の挨拶にもあるとおり、菅首相は横浜市議から1996年の第41回衆議院総選挙で国政に進出した。

 この衆院選は小選挙区での初めての総選挙であり、神奈川2区から出馬した菅氏の直接の相手は、新進党現職(当時)の上田晃弘候補だった。周知のように新進党は当時、細川護熙・羽田孜両政権を誕生させた小沢一郎氏と、創価学会・公明党を中心とする非自民勢力が、政権奪還を目指して組織した自民党と拮抗する最大の政敵だった。

 それだけに、同年初頭の党大会で自民党は、

「いま、わが国の政治にとって最も憂うべきは、宗教団体・創価学会が新進党という政党の皮をかぶって国民を欺き、政治の権力を握ろうと画策していることである」

 との運動方針を採択。その上で、菅氏が初挑戦したこの衆院選を、「これと戦うのが今度の総選挙」と位置付け、「創価学会に日本を支配させるな」との熾烈な反創価学会キャンペーンを展開するなど、政権奪取を賭けての自民党と創価学会・新進党の、まさに血で血を洗う決選が「96年衆院選」だったのである。

 しかも菅氏の相手である上田氏は、創価学会の青年部幹部などを歴任した創価学会プロパーで、前回衆院選で中選挙区の旧神奈川4区で当選した公明党の現職代議士だった。それだけに、神奈川2区での選挙戦は激しいものとなった。

 当時、自民党は機関紙『自由新報』(改称して現『自由民主』)に、「新進党=創価学会ウォッチング」と題する連載を続けていたが、1996年11月5日付『自由新報』掲載の同連載第41回に、元毎日新聞記者で創価学会ウォッチャーとして知られた内藤国夫氏が、

「創価学会、恐るるに足らず 『政教一致』裏付けた異常な選挙妨害と戦う」

 と題して神奈川2区での熾烈な選挙戦の様子を書いている。

 それによると菅氏は、「自民党公認ながら、当選が至難視された新人候補」だったが、「選挙期間中、党本部がハラハラするほど激しい創価学会批判演説をやってのけた」結果、上田陣営から「政教一致の激しい選挙妨害」を受けたが、見事、当選を勝ち得たというのである。

 当時を知る地元の自民党関係者によると、菅陣営は創価学会批判のみならず、池田大作創価学会名誉会長を「人間の仮面をかぶった狼」と非難するビラまで配布するなど、創価学会における最大のタブーである池田批判にまで踏み込んで、徹底的に政教一致批判を展開したのだという。

 その結果、「当選が至難視されていた」菅氏は、4554票差という僅差で辛勝するのだが、前出の連載で内藤氏は、当選候補らしからぬ憔悴した菅氏の姿をこう描いている。

〈予定より大幅に遅れて到着した菅氏は、盛大な拍手に迎えられ、両手を高く挙げて、勝利のポーズをとりはした。しかし、どんでん返しの勝利(なにしろ相手は創価学会が連日一万人前後の全国動員をかけ全面支援した学会出身で新進党現職の上田晃弘氏である。菅氏の勝ち目は、ほとんどゼロからのスタートだった)の感激で、笑いがこぼれて当然なのに、菅“新代議士”の表情に何故か緊張し、悲壮感さえ漂わせているように感じられた〉

 そして内藤氏は、その場での菅氏の当選御礼の挨拶をこう紹介。

〈『私は選挙期間中、政教分離の大切さをずっと訴え続け、創価学会という巨大組織と真っ向から戦った。私の学会批判選挙に対する妨害があまりにも激しく、政党同士の戦いとは思えなかった。戦った相手は宗教団体だと私は思っている。こういう(筆者注・異常で神経の疲れる)選挙はもう二度としたくない』〉

 これを受けて内藤氏は、こう評した。

〈こういうすさまじい体験をしたのは、菅氏一人にとどまらない。創価学会員を中心とする新進党公認候補と自民党とが鎬を削って戦った全国三十四の小選挙区では、どこでも「もう二度としたくない」不快事例をたっぷり味わわせられたのである〉

 このように、血で血を洗う熾烈な選挙戦を争った自民党は、これ以後、創価学会のスキャンダルを利用しての懐柔と恫喝を駆使して創価学会の抱き込みに動いた。

 そして創価学会もまた、1990年から92年にかけて実施された国税庁の税務調査の対応にあたった矢野絢也元公明党委員長が著書『乱脈経理』で、

〈国税調査が一段落したとき、池田名誉会長は『やはり政権に入らないと駄目だ』と述懐した。(中略)そもそも連立政権誕生の動機が、税務調査逃れと国税交渉のトラウマであったことを確認しておく必要がある〉

 と指摘しているように、組織防衛の思惑から自民党との連携に動き、ついに1999年10月、小渕恵三首相を首班とする自民党、自由党(当時)、公明党による「自自公連立政権」を成立させたのである。

5394名無しさん:2020/10/13(火) 01:28:40
>>5393

誰よりも知る「創価学会票の有難味」
 激しい創価学会・池田批判を展開した菅氏も、その後、自民党本部と軌を一にするように変節して創価学会に接近していった。

 実際、自身2度目の選挙となる2000年6月の衆院選では、創価学会に選挙協力を依頼している。その当時の菅氏の模様を、菅氏の元公設第一秘書の渋谷健・現横浜市議は、ノンフィクション作家森功氏の著作『総理の影 菅義偉の正体』において次のように語っている。

〈いまほどじゃないですけど、二回目の選挙のときには、手のひらを返したように、自民党本部が創価学会と手をくんだわけです。で、学会から一度挨拶に来いって言われ、菅さんと二人で、山下公園のところにある創価学会の(神奈川県)本部へ行きました。会ったのは地域のトップの方ですけど、「菅さん、あなたこないだの選挙で、池田大作先生のことを何て言った? あんなに批判しておいて気持ちは変わったのか」と一時間ほど、ねちねちと延々とやられました。いやあ、すごかったです〉

〈さすがの菅さんも一生懸命言い訳をしていました。それから選挙のたびに毎回向こうへ挨拶に行くようになりました。逆に菅さんが県連会長のときなどは、神奈川県で唯一、公明党が公認を出している六区の上田勇さんを、自民党の神奈川県連として徹底的に支援しました。大変感謝され、そのあとからとくにいいムードになった。三回目、四回目、五回目ぐらいになると、雰囲気ががらりと変わりました。『おい渋谷、最初はほんとに怖かったな』と菅さんも笑っていました。初当選のときといまとは隔世の感があります。菅さん自身、いまや学会に相当なパイプを持っていますからね〉

 ここで渋谷氏が語っているように、菅氏は、選挙協力を通じて創価学会とのパイプを繋ぎ、それを太いものとしていった。

 その背景には、現在までに小選挙区で8連勝中ではあるものの、4554票差だった初挑戦の1996年選挙はさておき、創価学会に“詫び”を入れて選挙協力を頼んだ2000年選挙では次点の民主党候補に2526票差、そして2009年選挙では同じく548票差と、2回も薄氷を踏む選挙を経験したことがある。つまり、創価学会の支援がなければ落選していた可能性が高く、創価学会票の有難味を誰よりも身に染みて感じているのだ。

 同時に、創価学会とのパイプを太くし、創価学会票を差配する立場になれば、自民党内での存在感と影響力は嫌でも増す。

 自民党神奈川県連会長になってから、さらには官房長官になって以後、菅氏が、創価学会にあって次期会長候補といわれる谷川佳樹主任副会長の腹心で、創価学会の選挙実務を仕切っている佐藤浩副会長との関係を強化し、いまや昵懇の間柄となったのは、マキャベリストとされる菅氏の政治的野心の発露だったといって過言ではなかろう。

5395名無しさん:2020/10/13(火) 01:28:58
>>5394

日本国政府と創価学会のダイレクトな関係
 菅首相と佐藤副会長の濃密な関係は、各種の選挙や政策決定などの重要な政治的局面でさまざまな影響力を発揮している。

 その実例を2つ挙げておこう。

 1つは、政策決定の場面で、2019年の消費税増税に際し、与党税制調査会で合意していた財務省主導の還付案を「菅―佐藤ライン」でちゃぶ台返しして、創価学会が望む軽減税率を導入した事実である。

 そしてもう1つ、選挙では、いまや一大金権選挙として司直の手が入っている昨年の参院選広島選挙区で、新人の河井案里候補が、自民党岸田派の重鎮である溝手顕正候補を追い落として当選できたのも、創価学会の全面支援によるものであったことを指摘すれば十分だろう。

 当初、広島県の創価学会と公明党は、河井夫妻の評判が悪いことから、河井候補支援を渋っていた。ところが、苦戦する河井候補への支援を官房長官だった菅氏に依頼された佐藤副会長自らが広島入りし、河井候補支援は苦戦している兵庫選挙区とのバーターだと地元組織を説得。公示2日後には、原田稔創価学会会長も広島入りし、河井候補支持で組織を引き締めたことから、安倍晋三首相(当時)と犬猿の仲といわれていた溝手候補の落選と、菅氏の側近である河井克行代議士の妻である案里候補の当選が実現した。

 その間、菅官房長官は自民党候補への支援を差し置いて、公明党候補支援のために3度も兵庫を訪問し、それまで自民党を支持していた港湾関係団体を公明党支援に差し替えるなど、公明党候補の当選に尽力したのである。

「美しい日本を取り戻す」「戦後レジームからの脱却」を掲げ、改憲に突き進むなど、イデオロギー型政治家の安倍前首相と、平和と福祉を掲げる公明党・創価学会は、本来的には水と油の関係だった。また、安倍氏と山口代表は肌合いが合わず、安倍政権下の自民党と創価学会・公明党の関係は実は終始ギクシャクしており、その調整を図っていたのが菅―佐藤ラインだった。

 その結果、安倍政権での首相官邸と創価学会・公明党の関係は、公明党という緩衝材を抜きにしてのダイレクトな関係、すなわち日本国政府と、創価学会という宗教団体がダイレクトに握り合う異常な関係へと変質してしまい、それが今日の菅政権に至っているのである。

5396名無しさん:2020/10/13(火) 01:29:23
>>5395

巨額相続税の問題
 1996年衆院選に際して、「創価学会による日本支配を許すな」として「政教分離」を声高に訴えていたにもかかわらず、創価学会と濃密どころかダイレクトに握り合う関係を構築して総理大臣の座へ駆け上った菅氏。

 そのあまりに無節操な豹変ぶりには驚くしかないが、ダイレクトに握り合える菅氏が自公連立政権の首班に就任したことは、今年11月18日に創立90周年の節目を迎える創価学会にとっては、極めて好都合である。

 というのも、齢92の池田名誉会長は、満10年にわたって大衆の前に姿を見せず、体調悪化が懸念されている。仮に池田名誉会長が鬼籍に入れば、巨額にのぼるとみられる相続税の問題が発生し、1990年から3年間にわたった国税調査で積み残された諸問題が再燃する可能性が高い。しかし、気心の知れた菅氏が首相である限り、税務調査の心配はない。

 一方、菅首相にすれば、遅くとも来年秋までには実施することになる解散総選挙を勝ち抜くために、創価学会票は欠かせない。多くの自民党議員の当落を左右する“生命維持装置”ともいわれる創価学会票を自家薬籠中のものとしておくことは、自らの権力基盤を固める上でも必要不可欠である。

 政治的野心と組織防衛の思惑で繋がり、握り合った菅首相と創価学会の基盤の上に成り立つ自公連立政権。それが、偽らざる日本の政権の一断面なのだ。

フォーサイト編集部

5397名無しさん:2020/10/13(火) 09:02:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/2149fcddce2b953d9632055294f7af861e61c7b2
菅首相と自民府連にずれ 立憲は維新の伸長警戒 大阪都構想
10/13(火) 7:07配信

 「大阪都構想」の是非を問う住民投票が12日告示され、静観を決め込む菅義偉首相と、同構想に反対する自民党大阪府連のずれが際立ってきた。

 府連は否決に追い込んで構想を推進する日本維新の会に打撃を加えたい考えだが、首相や自民党本部には国会運営などで維新と引き続き連携したい思惑がある。一方、立憲民主党や共産党は、維新の勢力伸長を強く警戒している。

 「都構想に反対の立場で行動させていただく」。大阪府連会長の大塚高司衆院議員は8日、官邸に首相を訪ね、府連の方針を伝達。首相は賛否に言及せず、「頑張ってください」と述べただけだった。

 首相は安倍政権時代から維新の「改革姿勢」を高く評価し、同党を旗揚げした橋下徹氏や党代表の松井一郎大阪市長と気脈を通じてきた。官房長官として旗を振ったカジノを中核とする統合型リゾート(IR)実施法成立の際、維新が賛成。安倍政権は憲法改正への協力に期待もあり、2025年国際博覧会の大阪誘致を後押しした。

 一方、府連は維新と激しく争う次期衆院選をにらみ、同党の勢力拡大の芽を摘んでおきたいところ。17年衆院選の大阪府内全19選挙区の勝敗は自民10勝、維新3勝。だが、自民は議席を得た7選挙区で次点の維新に1万票差以内に迫られており、党関係者は「全敗もあり得る」とみる。府連関係者も、都構想が可決されれば「衆院選への影響は避けられない」と危機感をあらわにした。

 府連は都構想への反対運動を展開しようと経費の支援を党本部に求めたが拒否された。党幹部は「党本部はノータッチだ」と宣言。ある閣僚は「首相は維新との関係を大事にしたいから可決を願っている」と明かした。政権にとって野党の一枚岩を阻む維新は都合の良い存在と言え、今後も首相の態度は変わりそうにない。

 ◇維新に屈した公明
 公明党は15年の住民投票では反対したが、衆院選でのすみ分け解消をちらつかせた維新の圧力に屈する形で賛成に転じた。公明関係者は「民意は維新にある。衆院選を考えれば協力するしかない」と諦め顔だ。

 維新は衆院選での全国進出をにらみ、住民投票での勝利を起爆剤にしたい考えだ。12日は松井氏と吉村洋文大阪府知事がそろって街頭に立ち、府選出の国会議員も総出で支持を訴えた。党幹部は「勝てば大きく勢いがつく」と鼻息が荒い。

 立憲と共産は、都構想を断念に追い込む構え。立憲の辻元清美副代表は12日、大阪市内で「『絵に描いた餅を食べたら毒まんじゅうだった』というのが都構想だ」と訴え、共産の小池晃書記局長も同日の記者会見で「政権補完勢力の維新に痛打を与える」と敵意をむき出しにした。

 国民民主党は賛否を明確にしていない。前原誠司代表代行は維新との勉強会で賛成決議をまとめたが、関係者は「立憲といさかいを生む必要はない」と都構想への協力には否定的だ。

5398チバQ:2020/10/13(火) 10:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d489f2684bfc15cc8198cb9083e36e83889c526
大阪都構想めぐり「ねじれ」際立つ自民 背景に首相と維新の“蜜月”
10/13(火) 10:05配信




菅義偉首相
 住民投票が12日に告示された「大阪都構想」を巡り、国政の場では各党が複雑な動きを見せている。都構想を推進する日本維新の会との距離感が、政権運営や次期衆院選の行方に影響するとみているからだ。

「大阪都構想」の住民投票の告示文書を大阪市役所前に掲示する市職員

 維新の国会の議席数は現在、衆院10、参院16。大きな勢力とは言えないが、立憲民主など他の野党とは一線を画し、これまでも法案審議で成立の鍵を握る場面があった。新型コロナウイルス対策では、副代表を務める吉村洋文大阪府知事の独自策が全国的に注目され、支持率が上昇。住民投票で都構想が可決されれば、さらなる党勢拡大が見込まれる。1年以内に行われる衆院選では、小選挙区で候補者の積極的な擁立を目指す構えを見せている。

 こうした中、中央と地元で「ねじれ」が際立つのが自民党だ。大阪府連は都構想に反対するが、菅義偉首相は9日の内閣記者会のインタビューで「地域の関係者の間で真摯(しんし)な議論が行われることを期待したい」と述べるにとどめ、賛否を明確にしなかった。官邸も「大阪の話だから」(政府高官)とそっけなく、党本部も「見守るしかない」(幹部)との姿勢だ。

 背景にあるのが、菅氏と維新の「蜜月」だ。両者は行政改革や二重行政の解消といった考え方が近く、菅氏は2008年の府知事選に維新を創設した橋下徹氏を担ぎ出し、12年には都構想の根拠法制定を自民の座長として推進した。25年大阪・関西万博やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)推進でも、維新代表の松井一郎大阪市長らと連携。菅内閣には万博の担当相を新設した。

 「菅氏は維新を政権の補完勢力として取り込みたいはずだ」。政府、与党の間では、こうした見方がもっぱらだ。憲法改正に執念を燃やした安倍晋三前首相は、改憲に前向きな維新との接近をちらつかせ、連立を組む公明党をたびたびけん制した。改憲への意欲が安倍氏ほどではない菅氏だが、政権が危機に陥った場合に維新とのパイプは強みになる。自民関係者は「『維新カード』を持っておきたいはずだ」と分析する。

 公明府本部は前回の反対から一転して賛成する。維新と近づき、現職のいる府内の衆院4選挙区で対抗馬を立てられないようにするためだ。協力関係にある自民の地元議員には不信感が募っており、「公明が候補者を出す選挙区に自民系を立てることもあり得る」(自民関係者)。公明の党本部は静観している。

 立憲民主は都構想に反対だが、枝野幸男代表は深入りを避ける。維新と支援候補が激突した7月の東京都知事選のように、正面衝突して票が流出するのを避ける狙いだ。維新と近い国民民主党は態度を明確にせず。共産、社民両党は中央、地元とも反対だ。 (郷達也、森井徹、川口安子)

5399名無しさん:2020/10/13(火) 18:14:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/57bb5638252cecca537170ff07d5485f3d5203e3
都構想「大阪の判断見守る」 自民・二階幹事長
10/13(火) 11:34配信

記者会見する自民党の二階俊博幹事長(右)。左は野田聖子幹事長代行=13日午前、東京・永田町の同党本部

 自民党の二階俊博幹事長は13日の記者会見で、大阪都構想の是非を問う住民投票(11月1日投開票)について、「大阪の皆さんがどういう判断をするのか慎重に見守りたい」と述べた。

 同党大阪府連は都構想に反対している。

 一方、公明党は2015年の住民投票では反対だったが、今回は賛成に転じた。同党の山口那津男代表は記者会見で「国政レベルの幅広い自公の協力関係、連立には直接の影響はない」と語った。

5400名無しさん:2020/10/13(火) 18:44:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec1cbcf03ecea1efba10c018fc4700c3294a2e37
林元文科相、衆院くら替え否定せず
10/8(木) 22:32配信

 自民党の林芳正元文部科学相(参院山口選挙区)は8日夜のBSフジ番組で、衆院山口3区へのくら替えについて「私自身は何かを言ったことはない」としつつ、「そういう声をいただいてきたのは事実だ。期待に応えられるよう精進を重ねていかないといけない」と含みを残した。 

最終更新:10/8(木) 22:37
時事通信

5401名無しさん:2020/10/13(火) 18:45:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b0a2e8d24fc3334cd10d0df172edcfd829b8bd9
「けんか師」菅首相が向き合う「誘惑」 解散という両刃の剣 最高権力者たちが残した「当たり前の教訓」
10/13(火) 7:00配信

9月に発足した菅義偉内閣が報道機関各社の世論調査で高い支持率を記録したことで、衆院の解散・総選挙の時期が政界の焦点の一つになっています。衆院議員の任期満了が来年10月に迫るなか、菅首相は「伝家の宝刀」をいつ抜くのでしょうか。歴代首相の決断をひもといてみました。(朝日新聞記者・磯部佳孝)

いまの選挙制度で「早期解散」は3回
解散権はすべての衆院議員の地位を一瞬にして失わせることができるだけに、人事権とともに、首相の権力の源です。「伝家の宝刀」である一方、選挙の結果次第では首相の退陣につながったり、与党の座から転落したりする「両刃の剣」でもあります。

いまの憲法下では、第1次吉田茂内閣から第4次安倍晋三内閣(第2次安倍政権)まで、24回の解散がありました。このうち、いまの選挙制度である小選挙区制となった1996年以降の8回の解散をみてみます。

     ◇

【内閣=発足日/発足直後の支持率/解散日】
・第1次橋本龍太郎内閣=1996年1月11日/61%/1996年9月27日 
・第1次森喜朗内閣=2000年4月5日/41%/2000年6月2日
・第1次小泉純一郎内閣=2001年4月26日/78%/2003年10月10日
・第2次小泉内閣=2003年11月19日/41%/2005年8月8日
・麻生太郎内閣=2008年9月24日/48%/2009年7月21日
・野田佳彦内閣=2011年9月2日/53%/2012年11月16日
・第2次安倍晋三内閣=2012年12月26日/59%/2014年11月21日
・第3次安倍内閣=2014年12月24日/42%/2017年9月28日

     ◇

内閣発足から1年以内に解散したのは橋本龍太郎、森喜朗、麻生太郎の3氏でした。その決断の結果は、三者三様です。

小渕恵三首相(当時)の急死にともなって緊急登板した森氏は、2000年4月の内閣発足から2カ月もたたないうちに解散を断行しました。この解散は、森氏を後継に決めた自民党実力者5人の会合に加わった旧小渕派の野中広務幹事長と青木幹雄官房長官が「小渕さんへの同情票が見込めるうちに」と考え、あらかじめ敷いていたレールでした。「日本は天皇を中心とする神の国」との森氏の発言への批判もあり、森内閣の支持率は発足直後の41%(不支持率26%)から、衆院選公示直前に19%(同59%)に急落。衆院選では38議席を失いました。その後も内閣支持率は低迷し、森内閣は短命に終わりました。

福田康夫氏の突然の退陣を受けて発足したのが麻生内閣です。「オタクの聖地」東京・秋葉原で人気だった麻生氏は約1年後に迫った衆院議員の任期満了を見据えて、「選挙の顔」として首相に担がれました。しかし麻生氏は「リーマン・ショック」への対応を優先して解散判断を先延ばしにした結果、解散は内閣発足から約10カ月後でした。麻生内閣の支持率は麻生氏の失言などの影響で発足直後の48%(不支持率36%)から、衆院選公示直前に19%(同65%)に下落。衆院選では181議席減という大敗を喫し、民主党政権の誕生を許しました。

森、麻生両氏と対照的だったのが、橋本氏でした。

5402名無しさん:2020/10/13(火) 18:45:39
>>5401

「実績」掲げて解散した橋本内閣
橋本内閣は、社民党の村山富市氏の辞任を受けて1996年1月にスタートしました。村山政権と同様、自民、社民(旧社会)、さきがけの三党連立による政権で、自民党にとっては1993年総選挙で下野して以来、2年半ぶりに手にした首相の座でした。発足直後の内閣支持率は61%(不支持率20%)と高い数字を記録しました。

橋本氏には、前内閣から引き継いだ「宿題」がありました。住宅金融専門会社(住専)の不良債権処理と、沖縄の米軍用地強制使用問題の2つです。内閣発足後の初めての通常国会は「住専国会」と呼ばれ、与野党が対立しましたが何とか切り抜けます。沖縄問題では、普天間飛行場の返還を引き出したり、橋本氏と大田昌秀沖縄県知事(当時)の対話によって県の協力をとりつけたりするなどして、解決の道筋をつけることにこぎつけました。

内閣が発足してから約8カ月後、橋本氏は臨時国会の初日に解散。「宿題」をやり遂げたことを「実績」に掲げて総選挙に打って出ます。解散直前の内閣支持率は48%(不支持率30%)。単独過半数には届かなかったものの、選挙前より28議席増やすことに成功しました。

実は、梶山静六官房長官(当時)は96年1月に官房長官に就任した直後、橋本氏に「今すぐ解散をやりたい」と進言していたそうです。実際は「宿題」の対応にあたったために解散に踏み切れず、梶山氏は解散直後の講演で「沖縄の方々の心を開くことができて初めて、橋本首相は(解散についての)フリーハンドを持つことができた」と明かしています。梶山氏の発言からは、高い内閣支持率の誘惑と解散判断の難しさがうかがえます。

「国民のために働く」菅首相の決断は
「党利党略」や首相の失言ばかりが目立ってしまい、掲げられるような内閣の「実績」がないと、解散をしても衆院選で勝てない――。橋本、森、麻生3氏の決断からは、当たり前とも言える、こんな教訓が得られそうです。

菅首相の自民党総裁としての任期は来年9月、さらに、いまの衆院議員の任期は同年10月までです。このため、菅首相が来秋までに解散を決断するのかが政界の注目の一つになっています。

菅内閣発足直後に行った朝日新聞の全国電話世論調査(9月16日〜17日調査)では、菅内閣の支持率は65%(不支持率13%)でした。調査方法が異なるので、単純な比較はできませんが、橋本内閣以降のスタート時の支持率としては、小泉純一郎内閣の78%(同8%)、鳩山由紀夫内閣の71%(同14%)に次いで3番目に高い水準です。

こうした高支持率とともに自民党内でにわかに高まったのが「早期解散」論です。自民党の下村博文政調会長は9月21日のBS番組で、高い内閣支持率を挙げ「自民党の若手はほぼ全員が早く選挙をやってもらいたい」と指摘。「(解散は)年内にあってもおかしくない」とも述べました。

一方、菅首相は「早期解散」に慎重な姿勢を強調しています。自らの内閣を「国民のために働く内閣」と称し、就任会見で「コロナの収束と経済の立て直し。まずこのことに全力を挙げて取り組む」などと述べています。菅首相にとって、安倍晋三前政権からの「宿題」は新型コロナ対応と言えそうです。

菅首相として初めての論戦の場となる臨時国会が10月26日に召集される予定です。会期は12月上旬までの見通し。臨時国会で菅首相は所信表明演説のほか、代表質問や予算委員会で各党との質疑に臨みます。こうした国会日程を踏まえて、解散時期について政府・与党内でささやかれるのは、(1)臨時国会終盤(2)1月召集の通常国会(3)総裁任期の満了間近――といった選択肢です。

はたして、菅首相は何を「実績」に掲げ、いつ「伝家の宝刀」を抜くのか。「けんか師」の異名もある菅首相の決断は――。まずは、臨時国会での菅首相に注目です。

5403チバQ:2020/10/13(火) 21:43:59
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASNBF5T4CNBFUTFK00T.html
「成長戦略会議」議員にアトキンソン氏 首相のブレーン
2020/10/13 21:30朝日新聞

「成長戦略会議」議員にアトキンソン氏 首相のブレーン

デービッド・アトキンソンさん

(朝日新聞)

 政府は新たに設置する「成長戦略会議」の議員に、小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長(55)を起用する方針を固めた。観光や経済政策を中心に菅義偉首相に助言をしてきたブレーンの一人。首相の路線を会議での議論に反映させる狙いがある。

 アトキンソン氏は英国出身で、元外資系証券アナリスト。小西美術工藝社は文化財の修復などを手がけており、同氏には「新・観光立国論」「新・生産性立国論」などの著書がある。

 起用は首相の意向によるもので、政権幹部は「インバウンド(訪日外国人客)の増加政策など、アトキンソン氏の主張は当たっている。首相も信頼している」と解説する。

 例えば、首相が昨年末、官房長官時代に打ち出した「日本各地に世界レベルのホテルを約50カ所新設」とのアイデアは、アトキンソン氏の進言によるものだった。首相の持論である最低賃金の引き上げや、中小企業の合併による国際競争力の強化なども同氏の提言と一致する。首相は周囲に「彼の考えは私の考えにとても似ている」と話す。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20201013k0000m010239000c.html
内閣官房参与に高橋洋一氏ら6人任命
2020/10/13 19:58毎日新聞

内閣官房参与に高橋洋一氏ら6人任命

高橋洋一・嘉悦大教授=東京都小平市で、武市公孝撮影

(毎日新聞)

 政府は13日、元財務官僚で嘉悦大教授の高橋洋一氏ら6人を、同日付で内閣官房参与に任命したと発表した。高橋氏は菅義偉首相やその経済ブレーンの竹中平蔵パソナグループ会長と近く、財務省に批判的な立場でも知られる。大規模な財政出動の必要性とともに増税不要論を一貫して主張しており、財政規律を重んじる財務省にとっては「逆風」となりそうだ。

 高橋氏は1980年、旧大蔵省(現財務省)入省。小泉純一郎内閣で総務相だった竹中氏の補佐官として郵政民営化などを推進した。2006年に内閣参事官に就き、当時総務相だった菅氏が創設を表明したふるさと納税の制度作りに携わった後、08年に退官した。リーマン・ショック後の09年には、自民党選挙対策副委員長だった菅氏が設立した「政府紙幣・無利子国債の発行を検討する議員連盟」の初会合で講演するなど、菅首相とは浅からぬ縁がある。

 財政再建には増税よりもムダな歳出カットが優先との考えから、古巣の財務省を「埋蔵金を隠している」などと徹底的に糾弾する姿勢でも有名だ。第2次安倍政権が進めた大規模な金融緩和や機動的な財政出動の理論的支柱となった「リフレ派」の学者の一人にも数えられている。古巣を顧みるどころか、対決姿勢を鮮明にするOBが政権中枢で首相の助言役を務めることに、財務省内では「困ったものだ……」(幹部)とため息も漏れる。

 内閣官房参与は首相に政策的助言を行う非常勤の国家公務員。高橋氏のほか、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会メンバーの岡部信彦・川崎市健康安全研究所長▽IT総合戦略本部員の村井純・慶応大教授▽大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミスト▽経団連の中村芳夫顧問▽キヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦研究主幹の各氏が任命された。【和田憲二】

5404名無しさん:2020/10/13(火) 22:53:35
https://mainichi.jp/articles/20200915/ddl/k38/010/351000c
自民総裁選 県連、菅氏に2票 得票トップ、期待の声 /愛媛
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月15日 地方版

 14日投開票された自民党総裁選は、菅義偉官房長官が石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長を大差で破って選出された。県内でも予備投票で菅氏がトップを獲得。安定した政権運営や経済対策へ期待の声があがる一方、加計学園問題など安倍政権が残した「負の遺産」への説明を改めて求める声も聞かれた。【中川祐一、木島諒子、遠藤龍、松倉展人】

 県連が実施した党員らによる予備投票は13日に県民文化会館で開票され、菅氏がトップで6522票を獲得。石破氏が4883票、岸田氏が870票と続き、県連に割り当てられた3票はドント方式で菅氏に2票、石破氏に1票が配分された。有権者数は1万9868人、投票率は61・89%だった。

 県内選出の国会議員事務所などによると、塩崎恭久衆院議員(愛媛1区)、山本順三参院議員(愛媛選挙区)は菅氏に投票したという。村上誠一郎衆院議員(愛媛2区)は石破氏の推薦人に名を連ねたが、投票先は明らかにしなかった。病気療養中の山本公一衆院議員(同4区)は岸田氏に投票する方針だったが棄権した。新型コロナウイルスへの感染防止のため不在者投票も断念したという。

5405名無しさん:2020/10/14(水) 01:00:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbfbb67e66053371b89684c1f7c122e3a37ee315
自民・岸田氏「大きな固まり結集したい」 大宏池会以外の枠組みにも言及
10/14(水) 0:36配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は13日夜、BS日テレ番組に出演し、池田勇人元首相が創設した宏池会(現岸田派)の流れをくむ勢力による「大宏池会構想」について「政治の大きな固まりの結集をやっていきたいということは強く思っている」と語った。

 岸田氏は「派閥を大きくしようと捉えられているのかもしれないが、同じ派閥でなくても協力することはできる」と派閥の合流などにはこだわらない意向も表明。また、「宏池会の枠組みのみならず、他の枠組みもある」と語り、細田派(清和政策研究会)や竹下派(平成研究会)などとの連携への期待感も示した。

 岸田派の林芳正参院議員の衆院山口3区へのくら替えが取り沙汰され、同区が地盤の河村健夫元官房長官が所属する二階派(志帥会)が反発を強めていることには「(二階俊博幹事長と話し合うのは)当然だ。派閥単位はもちろんだが、地元や党本部でも議論していかなければならない」と話した。

5406名無しさん:2020/10/14(水) 09:20:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d5f1217826e1d8fa1ef2f418ecffa408a64cc6c
岸田氏の大宏池会構想、支持広がらぬ深刻事情
10/14(水) 5:31配信

 自民党総裁選で菅義偉首相に惨敗し、7年8カ月ぶりの無役に追いやられた岸田文雄前政調会長が突然、「大宏池会」構想を打ち上げた。

 岸田氏が率いる宏池会(岸田派)と、その流れをくむ麻生派や谷垣グループが合流し、2021年秋の総裁選再挑戦に向けて党内基盤を拡大するのが狙いだ。

 ただ、総裁選からわずか3週間での構想表明に、麻生派や谷垣グループは当惑を隠さず、岸田派内でも不満が表面化している。岸田派前会長の古賀誠元幹事長の名誉会長退任問題への反発から、古賀氏の側近グループは派閥離脱の動きを見せている。

 麻生派からは「自分の派閥もまとめられないのに、他派の力を借りようとするのは虫が良すぎる」(幹部)との声が噴出。総裁選で対応が割れた谷垣グループでも「グループの分裂が加速するだけ」(同)と懐疑的な声が多い。自民党内では岸田氏が目指す次期総裁選前の合流実現は「極めて困難」(自民長老)との見方が広がっている。

■麻生派、谷垣グループとの合流を提案

 岸田派(宏池会、47人)は5日、都内のホテルで政治資金パーティーを開催した。主催者としてあいさつした岸田氏は「宏池会の大きな塊を実現できるように先頭に立って汗をかく」と発言。次期総裁選に向けて宏池会から分派した麻生派(志公会、56人)と谷垣グループ(有隣会、他派掛け持ちも含め20人余)と合流する「大宏池会構想」の実現をめざす考えを表明した。

 パーティーには、麻生派や谷垣グループの幹部らも出席。岸田氏は「宏池会は過去に何度か分裂の歴史を繰り返してきた。しかし、『分断から協調へ』の重要性を訴えている以上、宏池会こそが身をもってそれを実践していかなければならない」と合流の必要性を訴えた。

 このあと岸田氏は8日、自らが呼び掛けた谷垣グループ幹部らとの会食で、「宏池会は間違いなく変わる」と吹っ切れた表情で熱弁をふるった。岸田氏は今後、麻生派も含めた合流工作を積極的に進める構えだ。

 今回の動きで他派閥幹部を驚かせたのは、「岸田氏が古賀氏を排除する動きに出た」(麻生派幹部)ことだ。2012年の衆院選不出馬を機に宏池会会長の座を岸田氏に禅譲した古賀氏だが、その後も、資金面で派閥運営を支援するなど、「宏池会のドン」(岸田派幹部)としての存在感を誇示してきた。

 古賀氏は毎年開催される岸田派パーティーでも必ずあいさつに立ち、乾杯の音頭を取るのがしきたりだった。しかし、5日のパーティーには出席せず、事前に名誉会長を退任する意向を岸田氏に伝えていたとされる。

■4年前にも浮上した「大宏池会」構想

 古賀氏は同じ福岡県を選挙区とする麻生氏とは「犬猿の仲」として知られ、「岸田氏の将来を考えてあえて身を引いた」(古賀氏側近)とされる。もちろん、岸田派内には古賀氏に近いメンバーが一定数存在するため、「派分裂の可能性」もあるが、「派閥を抜ける議員はせいぜい2〜3人」(岸田派幹部)との読みもある。だからこそ、岸田氏は「古賀氏と決別しても致命傷にはならない」(同)と判断したとみられている。

 ただ、肝心の麻生派の反応は冷たい。同派幹部は「当面、菅首相を支えることで主流派の一角を占めるのが基本戦略」と語り、大宏池会構想についても「麻生派には総裁候補として河野太郎行政改革担当相がいる」と突き放す。

 また、今回の総裁選で自主投票となった谷垣グループの幹部も「合流は選択肢の一つだが、麻生派と対立する議員も多く、無理に進めればこちらも分裂する」と首をかしげる。

 そもそも、この大宏池会構想は4年前に浮上したが、立ち消えになった経緯がある。2017年の自民総裁選に先立つ2016年秋、麻生太郎副総理・財務相が側近を通じて密かに岸田氏に派閥の合流を持ち掛け、岸田氏も前向きに検討したとされる。両派が合流すれば、現在の最大派閥の細田派(清和会、98人)と肩を並べる巨大派閥となるからだ。

 その際、合流後は麻生・岸田派(宏池会)として麻生氏が会長、岸田氏が総裁候補となり2頭立てで派の運営に当たるとの具体案も示されたとされる。ただ、麻生氏は「合流するためには古賀氏と手を切るのが条件」と迫り、岸田氏の周辺に「それは難しい」との声が多かったことから、合流構想は幻に終わったとみられている。

 相次いで中央政界にデビューして宏池会に所属した麻生、古賀両氏は長年のライバル関係にあり、「互いに口も利かない険悪な関係」(麻生氏側近)だったことが背景にある。

 2019年4月の福岡県知事選でも、麻生氏が現職の小川洋知事の追い落としを狙って自らの側近を強引に自民党推薦候補として擁立。しかし、古賀氏は二階俊博幹事長や菅義偉官房長官(当時)らと手を組み、麻生氏の擁立候補を惨敗させた経緯もある。

5407名無しさん:2020/10/14(水) 09:20:34
>>5406

■共通の敵は石破氏

 今回の総裁選でも、最終段階で麻生氏に協力要請した岸田氏に対し、麻生氏は「古賀氏が(岸田派に)いる限り、協力できない」とはねつけたという。結果的に総裁選で惨敗した岸田氏は、「このままでは総裁選で勝てる見込みもない」と判断し、5日の派閥パーティーに先立って密かに古賀氏と会い、名誉会長退任を懇請して古賀氏も受け入れたとされる。

 安倍晋三前首相は今春までは岸田氏を後継者に考えていた。麻生氏も「岸田後継」に理解を示していたが、岸田氏の後見人を自任する古賀氏の存在が大きな障害となっていた。

 強固な盟友関係を維持してきた安倍、麻生両氏にとって今回の総裁選での共通の敵は、両氏と敵対し続けてきた石破茂元幹事長だった。安倍、麻生両氏の最大の目標は「石破つぶし」となり、そのためには「アピール力が弱く、国民的人気もなかった岸田氏では石破氏に負けかねない」(細田派幹部)との判断から、二階氏の後押しを受けて急浮上した菅氏に相乗りしたのが実態とされる。

 ただ、安倍前政権でも麻生氏と菅氏は折り合いが悪く、政局運営などで対立することも多かった。このため、麻生氏は「とりあえず2021年秋までのショートリリーフ」と考えて菅氏を推したとされる。しかし、予想以上に高い内閣支持率と、二階氏と組んでのしたたかな菅流人事で、内閣での麻生氏の存在感が低下し、「(麻生氏の)不満がたまっている」(麻生氏側近)とされる。

 岸田氏はそこに着目。古賀氏と決別して麻生氏に再接近することで、菅・二階連合に不満を持つ細田派も巻き込んでの「反菅・二階連合」を形成すれば、「次期総裁選での菅降ろしも可能」(岸田派幹部)と踏んだとみられている。

 ただ、副総理にとどまることで政権への影響力を維持する麻生氏にとって、国民の高い支持を得ている菅氏の追い落としに失敗すれば、自らの政治生命にも関わる。9月に80歳となり、「次の選挙が最後」(周辺)とみられる麻生氏にとって、「菅政権で一定の影響力が行使できれば、冒険する必要はない」(同)のが本音だろう。

■「二階派ファースト」に反発

 おりしも、岸田派幹部で2012年の総裁選に立候補した経験もある林芳正参院議員(元文科相)が衆院山口3区に出馬する構えを見せている。同区で当選してきた河村建夫元官房長官は二階派最高幹部であり、二階氏も激怒。岸田派パーティー前日の4日に多数の二階派幹部を引き連れて現地入りし、「売られたケンカは買う」と物騒な表現で林氏を牽制した。

 ただ、二階氏は他の選挙区で現職に二階派の議員をぶつけるケースも多く、党内には「言っていることとやっていることが矛盾する。すべて二階派ファーストだ」(細田派幹部)との不満も渦巻く。このため、「次期衆院選前に大宏池会が実現すれば、林氏の出馬をめぐって麻生、二階両氏の全面戦争」(自民長老)にもなりかねない。

 ただ、麻生氏の盟友の安倍氏は「祖父の代から選挙区で対立してきた林家の後継者の鞍替えは絶対認めない立場」(側近)とされ、この点でも「麻生氏が林氏を支援する可能性はない」(麻生派幹部)とみられている。岸田氏にとって、側近の林氏への対応も大宏池会実現への難題となるのは必至だ。

 岸田氏は、その温和で誠実な人柄から「党内に敵がいない」とされる一方、「頼りがいのない、ただのいい人」と揶揄されてきた。その岸田氏が「初めて政治決断したのが今回の大宏池会構想」(岸田派幹部)だ。今後の展開は「岸田氏のリーダーとしての力量が問われる」(自民幹部)のは間違いなく、「腰砕けになれば、自滅の道に迷い込む可能性」(自民長老)も少なくない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5408チバQ:2020/10/14(水) 14:14:47

河野大臣「冗談のようなクレーム」を試して驚く 「歴代の外務大臣は何をしてた」
10/14(水) 11:39配信
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河野太郎氏
 河野太郎行革大臣が14日、ツイッターを更新。「冗談のようなクレームがあったから試してみたら本当だった」として、在インドネシア日本大使館のメールシステムの返信をアップ。「歴代の外務大臣は何してたんだ。あっ、すみません」と思わず本音をツイートした。

 河野大臣は「冗談のようなクレームがあったから試してみたら本当だった」と切り出し、在インドネシア日本大使館領事部のメール返答のスクリーンショットをアップ。

 そこには「只今の時間、領事窓口の受付は行っておりません。大変恐れ入りますが、受付時間内に改めてメールを送信いただきますようお願いいたします」と記され、領事受付窓口時間は平日は午前8時30分から12時、午後1時30分から3時までとされている。ちなみに査証関連の問い合わせには対応できないとし、別の電話番号が記されている。

 河野大臣は「なんでだろう。歴代の外務大臣は何してたんだ。あっ、すみません」と思わず本音をつぶやき、電話ではなくメールに受付時間があることに驚きを示した。

 この投稿に「時間外にメール送れないなんて初めてみたw」「時間外だからもっぺんメールしろってすげえな」「電話なら分かるけど、メールの受付時間て…」の声や、「河野大臣のように、実際に試される大臣は素晴らしいと思います」との声も上がっていた。

 河野大臣は、大臣就任直後に行政改革の目安箱として自身のHPに「縦割り110番」を開設。さまざまなクレームや訴えを受け付けていた(14日現在は、意見の整理のため新規受付は一時停止)。

5409チバQ:2020/10/14(水) 20:40:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20201014k0000m010123000c.html
菅カラー反映? 「成長戦略会議」議員に首相のブレーン、アトキンソン氏起用へ
2020/10/14 16:21毎日新聞

菅カラー反映? 「成長戦略会議」議員に首相のブレーン、アトキンソン氏起用へ

デービッド・アトキンソン氏=東京都千代田区で2019年11月26日、武市公孝撮影

(毎日新聞)

 政府は、新設する「成長戦略会議」の議員に小西美術工芸社社長のデービッド・アトキンソン氏(55)を起用する方針を固めた。菅義偉首相のブレーンの一人で、外国人観光客の誘致や中小企業施策などについて助言してきた。成長戦略に「菅カラー」を反映させる狙いがあるとみられる。

 アトキンソン氏は英国生まれ。米金融大手ゴールドマン・サックスの元証券アナリストで、2009年に国宝・重要文化財の補修を手がける小西美術工芸社に入り、11年に会長兼社長、14年から社長。

 アトキンソン氏は菅首相が官房長官時代に推進してきた最低賃金の引き上げが持論。中小企業の再編による競争力強化も主張しており、昨年、毎日新聞のインタビューで「後継ぎがおらず、廃業の危機にある中小企業も後継者を探すよりどこかの企業に吸収合併してもらったほうがいい」と述べていた。

 菅政権は、安倍前政権で成長戦略策定を担った未来投資会議を廃止し、新設する成長戦略会議に衣替えする方針。新たな成長戦略にアトキンソン氏が主張する中小企業施策などが反映される可能性がある。【山下貴史】

5410名無しさん:2020/10/15(木) 02:27:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b414918f77c52255c01a33cd1b11d863830494c
自民党役員の紅一点は「女性政策」嫌い?安倍氏とタッグで岸田氏いじりも…野田聖子氏の素顔と総理の夢
10/14(水) 17:31配信

当選同期会に見る野田聖子氏の素顔
菅政権の発足から約1ヵ月。各派閥のバランス型となった自民党の主要役員の中で、紅一点、存在感を発揮しているのが無派閥ながら要職に就いた野田聖子幹事長代行だ。

37歳で郵政大臣に抜擢されたほか、女性議員で初めて衆議院本会議の議事進行係を務めるなど、華々しい経歴を歩んできた一方、郵政民営化法案に反対し一時自民党からの離党を余儀なくされるなど、山あり谷ありの政治家人生を送ってきた野田氏。

初当選は1993年で、同期には安倍前首相や岸田前政調会長など、そうそうたるメンバーが名を連ねている。

そしてこのメンバーは定期的に「同期会」を催していて、全員が毎月お金を積み立てて開催している。明るい性格の野田氏は会場の店を決める「幹事」を任される中心的存在で、安倍前首相と共に物静かな岸田元外務大臣にツッコミを入れたりいじったりするなどして、会を盛り上げているという。

そして野田氏と言えば大の「酒豪」で知られる。かつては二軒目、三軒目は当たり前の「豪快さ」が持ち味だった。ただ、2011年に出産してからは、子どもとの時間を作るために夜会合も極力「一軒」にし、セーブしている。

「子どもの未来」を前面に掲げる一方「女性政策」の言葉は嫌い
野田氏はかなりの「子煩悩」で、議員会館の事務所に息子さんを連れているところをよく目撃するが、その時の表情はまさに「母親」そのものだ。ただ、連日仕事の日程がびっしり入っているため家事全般は旦那さんが行っていて、野田氏は政治活動に全力を注げるのは「家族やスタッフのおかげ」と感謝を口にしている。

そして、野田氏は自身のスローガンに「子供たちの未来を重視した政治」を掲げている。そこには「母親」として将来世代への責任を重く感じていることがうかがえる。こうした姿勢から「女性政策」に積極的だというイメージがもたれているが、ただし野田氏はこの「女性政策」という言葉自体は嫌いなのだ。

9月に行った外国特派員協会での記者会見でも「女性政策という言葉をなくさないといけない」と語っていた。自民党という男性議員9割の「超・男社会」の中で、男性から「女性はこうでしょ」と押しつけられてきた政策に疑問を感じるからだ。野田氏は、「女性活躍」も、男女が一緒に力を合わせる社会の実現であるべきだと考えている。

女性初の総理大臣へ「20人の壁」を乗り越えるチャンス活かせるか
その野田氏の最終目標は「総理大臣」だ。ただ総理になるための自民党総裁選出馬には、「推薦人20人」を集めるというハードルをクリアする必要がある。ところが野田氏は派閥に属さない「無派閥議員」であるため20人の推薦人を集めるのは容易ではない。頼みの女性議員も自民党ではおよそ1割しかいないため、これまでもたびたび出馬断念を余儀なくされてきた。

そうした中で今回、菅首相から「幹事長代行」という重要ポストに起用されたのは、支持してくれる仲間を増やすチャンスとも言える。野田氏は今、幹事長代行として積極的に情報発信に取り組んでいますが、「女性初の総理大臣」という夢に近づけるのかどうか、今後の動向に注目が集まる。

(フジテレビ政治部 門脇功樹)

門脇 功樹

5411名無しさん:2020/10/15(木) 02:27:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/3279f3cd58b3e545817fb1c81070863602f6241a
菅首相はせっかち 河野担当相
10/14(水) 17:04配信

 「首相はせっかち」。

 河野太郎規制改革担当相は14日のオンライン講演で、菅義偉首相をこう評した。首相肝煎りの規制改革をめぐり、短期間での報告を求められたことを指したものだ。

 河野氏は「(首相から)『あれ、どうなっている』と(聞かれるが)『いやいや、まだ1週間しかたっていません』みたいな。結構せっかちな首相だ」と説明。ただ、「大きな旗を振ってくれているので私の仕事はしやすい」とも語った。

5412名無しさん:2020/10/15(木) 02:30:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/35ca0e0f1b63a877c79b5e7319be1f2cabc9247e
二階俊博幹事長の後援企業が“和歌山カジノ”隣接地3000坪を買っていた
10/14(水) 16:01配信

 和歌山県が名乗りを上げているカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致を巡って、同県選出の二階俊博自民党幹事長の40年来の後援企業が、周辺の山林約3000坪を買っていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

 IRが誘致された場合の予定地となっているのが、和歌山市南部に位置する人工島、和歌山マリーナシティ。ここから橋を渡ってすぐの山林が当該土地で、車で約3分の距離にある。

 地元の不動産業者が解説する。

「この山林は、マリーナシティ開発のときに地元のディベロッパーも目をつけていたところです。夕焼けが美しく景観が綺麗なため業者としては手を付けたい場所ではあるのですが、開発許可が下りていないと聞いている。維持管理費や固定資産税のことを考えれば、坪単価1万円の約3000万円で買っても赤字になるので、なかなか買い手はつかないと思う。ただ、行政の開発許可が出るようなウルトラCがあれば、その価値は10倍にも跳ね上がるのではないか」

 目下、IR誘致を巡っては、横浜市、大阪府・市、長崎県らが名乗りを上げているが、二階幹事長の地元・和歌山県がここにきて有力とされている。和歌山県がIR誘致に成功すれば、当該土地の地価は跳ね上がる可能性がある。

 土地を取得しているのは、株式会社「和通」。社会福祉事業などを手掛ける和通グループの中核企業だ。3年前に亡くなった先代社長は、二階氏が和歌山県議時代から40年来の後援者であり、葬儀の際は二階氏自らが葬儀委員長を務めた。また、二階氏の政策秘書を務める長男は、和通グループ内の社会福祉法人の評議員を兼任しており、衆議院に兼業届けを提出している。

 和通グループとの関係や、土地取得の経緯について二階氏に尋ねると、書面で概ね以下のような回答があった。

「(和通所有の)土地については全く承知していない。(先代社長には)選挙の時に報道対応を長年にわたりご担当いただいた。長男は(和通グループの社会福祉法人の)当初は理事、その後、評議員(いずれも無報酬)です」

 先代の息子である和通の現社長に尋ねると、「先代が老人ホームを計画し、知人の不動産屋より(当該土地を)購入しました。市街化調整区域であるため、老人ホーム以外の用途の建物は建てられないと聞いています」と書面で回答した。

 IRを巡っては、二階派の秋元司衆院議員が逮捕されるなど、激しい誘致合戦が繰り広げられている。和歌山県IR事業者募集要項には、<来訪者をIR区域外に誘導するための仕組みを構築すること>とあり、和歌山県が誘致に成功した際には、周辺地域のためにどのような対応をとるのか、注目される。

 10月15日(木)発売の「週刊文春」では、カジノ予定地のもう一つの隣接地域を所有する関西電力と二階氏の関係、9月に田中角栄氏を抜いて幹事長在任最長記録を更新した二階氏の最近の言動や、IR誘致を巡る動きなどを、6ページにわたって詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月22日号

5413名無しさん:2020/10/15(木) 03:06:52
https://www.asahi.com/articles/ASM5Y5G3LM5YUTFK00Z.html
自民石原派の資金パーティー 求心力低下、くすぶる不満
有料会員記事
永田大
2019年5月30日 2時28分

政治資金パーティーで、あいさつのため登壇する自民党の二階俊博幹事長(左)。右は石原伸晃氏=2019年5月29日午後、東京都港区、林敏行撮影


 自民党の石原伸晃・前経済再生相率いる石原派(近未来政治研究会、12人)の政治資金パーティーが29日、東京都内のホテルで開かれた。党内最小派閥で、最近は閣僚も出していないことから、石原氏の求心力低下がささやかれており、夏の参院選に向けて正念場を迎えている。

 石原派は、旧渡辺派から離脱して旗揚げした山崎拓・元副総裁の山崎派が前身。昨秋の党総裁選では安倍晋三首相を支持したが、表明が他派に出遅れ、存在感を発揮できなかった。

 パーティーに首相は外交日程のため欠席。あいさつに立った二階俊博幹事長は「行き着くところは、将来は石原さんをてっぺんまで押し上げようという気持ちでしょ? そこをはっきりしなきゃダメですね」と注文をつけた。

 石原派は、直近2回の内閣改造…

5414名無しさん:2020/10/15(木) 03:31:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/d008e4c7e3f6c58ac41aa96454f0c849f6c48844
首相動静(10月7日)
10/7(水) 7:25配信

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時事通信
 午前6時41分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同44分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時27分、官邸発。
 午前7時33分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。同ホテル内のレストラン「オーキッド」で秘書官と食事。
 午前8時13分、同ホテル発。
 午前8時19分、衆院第2議員会館着。
 午前8時23分から同33分まで、横浜商工会議所の上野孝会頭、川本守彦副会頭。同41分、同所発。
 午前8時43分、官邸着。
 午前9時から同34分まで、規制改革推進会議。
 午前10時18分から同26分まで、米国研究製薬工業協会のジョバンニ・カフォリオ会長のテレビ電話による表敬。同40分から同11時2分まで、坂井学官房副長官、北村滋国家安全保障局長、山田真貴子内閣広報官、和泉洋人首相補佐官、外務省の秋葉剛男事務次官、森健良外務審議官、小林賢一南部アジア部長、植野篤志国際協力局長。同3分から同8分まで、和泉首相補佐官。同9分から同21分まで、秋葉外務事務次官。
 午前11時22分から同30分まで、玉城デニー沖縄県知事。同33分から同39分まで、一宮なほみ人事院総裁から人事院勧告。同50分、官邸発。
 午前11時55分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ着。同ホテル内の中国料理店「大観苑」で斉藤鉄夫公明党副代表と会食。
 午後0時54分、同ホテル発。同1時2分、官邸着。
 午後2時34分から同59分まで、棚橋泰文自民党行政改革推進本部長。同3時1分から同9分まで、松川正則沖縄県宜野湾市長。同4時11分から同31分まで、大久保好男日本民間放送連盟会長。
 午後4時36分、官邸発。
 午後4時42分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ着。同ホテル内の宴会場「鶴の間」で自民党二階派のパーティーに出席し、あいさつ。
 午後4時53分、同ホテル発。
 午後5時、官邸着。
 午後5時24分から同34分まで、室伏広治、鈴木大地新旧スポーツ庁長官。同35分から同47分まで、木原稔首相補佐官。
 午後6時2分から同18分まで、イタリアのコンテ首相と電話会談。
 午後6時38分、官邸発。同40分、衆院第2議員会館着。
 午後6時58分、同所発。
 午後7時10分、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモント着。同ホテル内の宴会場「悠久」でJR東日本グループの職域団体「東日本ときわ会」の会合に出席し、あいさつ。
 午後7時29分、同ホテル発。同45分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。同ホテル内の中国料理店「桃花林」で柿崎明二首相補佐官と食事。
 午後8時57分、同ホテル発。
 午後9時4分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後10時現在、同議員宿舎。(了)

https://news.yahoo.co.jp/articles/406218e0f8d00b6e25e59f6c23858abbb2383c3d
首相動静(10月5日)
10/5(月) 7:25配信

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時事通信
 午前6時44分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同47分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時25分、官邸発。
 午前7時33分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。同ホテル内のレストラン「オーキッド」で北尾吉孝SBIホールディングス社長と会食。
 午前8時39分、同ホテル発。
 午前8時46分、衆院第2議員会館着。
 午前8時57分、同所発。同59分、官邸着。
 午前9時43分から同58分まで、前田晃伸NHK会長。同59分から同10時28分まで、和泉洋人首相補佐官、経済産業省の安藤久佳事務次官、荒井勝喜総括審議官、資源エネルギー庁の保坂伸長官、飯田祐二次長。
 午前11時32分から同37分まで、高橋誠一全国賃貸管理ビジネス協会会長。同53分、官邸発。同56分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内の中国料理店『星ケ岡』で秘書官と食事。
 午後0時45分、同ホテル発。同47分、衆院第2議員会館着。
 午後1時2分、同所発。同3分、官邸着。同51分から同2時4分まで、中曽根弘文自民党参院議員。
 午後2時53分から同3時8分まで、野田毅自民党衆院議員。
 午後3時12分から同18分まで、経産省主催の「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)サミット2020」向けのビデオメッセージ収録。同4時8分から同10分まで、北村滋国家安全保障局長。同32分から同54分まで、フランスのマクロン大統領と電話会談。
 午後5時30分から同59分まで、内閣記者会加盟報道各社のグループインタビュー。
 午後6時30分、官邸発。
 午後6時32分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内の中国料理店『星ケ岡』で官邸職員と食事。
 午後7時56分、同ホテル発。同58分、衆院第2議員会館着。
 午後8時39分、同所発。
 午後8時46分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後10時現在、同議員宿舎。(了)

5415名無しさん:2020/10/15(木) 03:34:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091700266&g=pol
首相動静(9月17日)
2020年09月17日22時07分

 午前6時38分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同42分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時22分、官邸発。同25分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で選挙プランナーの三浦博史氏と会食。
 午前8時37分、同ホテル発。
 午前8時39分、官邸着。同40分、報道各社のインタビュー。
 午前10時4分、官邸発。
 午前10時13分、東京・三番町の宮内庁分庁舎着。就任の記帳。同19分、同所発。同26分、東京・元赤坂の赤坂御用地着。秋篠宮邸、三笠宮東邸、三笠宮邸、高円宮邸で就任の記帳。
 午前10時45分、同所発。同58分、東京・東の常陸宮邸着。就任の記帳。同11時2分、同所発。同11分、衆院第2議員会館着。同25分から同29分まで、自民党沖縄県議らから要請書受け取り。同30分、同所発。同31分、官邸着。
 午後0時37分、官邸発。同39分、国会着。同41分、院内大臣室へ。同51分、同室を出て、同52分、参院本会議場へ。
 午後1時1分から同6分まで、第202臨時国会開会式。同7分、参院本会議場を出て、同10分、国会発。同12分、官邸着。同42分から同48分まで、北村滋国家安全保障局長。同2時から同11分まで、木原稔首相補佐官。
 午後2時28分から同48分まで、森田健作千葉県知事。
 午後2時52分から同3時21分まで、河野太郎行政改革担当相。同22分から同43分まで、平井卓也デジタル改革担当相。
 午後3時44分から同4時4分まで、田村憲久厚生労働相。
 午後6時30分、官邸発。同32分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で秘書官と食事。
 午後7時56分、同ホテル発。同57分、衆院第2議員会館着。同8時24分、同所発。同29分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後10時現在、同議員宿舎。来客なし。

5416名無しさん:2020/10/15(木) 10:14:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e76575f3ed74ae3399f76d11e7f15a2cf588cd15
「お前は何アゲだ? 何で俺だけ“たたき上げ”なんだ!」“最後の怪物幹事長”二階俊博がキレた瞬間
10/15(木) 6:01配信

 自民党幹事長の通算在職記録を更新中の二階俊博は寝業師、すなわち「政治技術の巧者」という報道のされ方をすることが多い。政策というと親中派であること、運輸や土地改良事業の族議員であることぐらいは知られるが、政治思想は意外と知られていない。メディアで多くを語る姿を見ない二階が今回、インタビューで「政治の原点」を語った。

二階俊博のスイッチが入った“ある質問”
 与えられた時間は30分間、限られた時間の中で、私は二階にいくつもの質問を矢継ぎ早にぶつけた。

 13年前の「ある場面」について私が訊ねた瞬間、二階のスイッチが入った。

――2007年12月25日、東京ホテルオークラの広間で開催された高速道路建設を決める「国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)」の最終盤でのことだ。テーマに地方の道路はなく、主題は東京外環自動車道だった。会議の2週間前、道路特定財源の一般財源化で政府・与党が合意し、2年前に道路公団が民営化して以来の高速道路の建設にブレーキをかけ、限られた財源を投資するなら東京などの大都市へ――という風潮が強まっていた。

 この時、二階は立ち上がって「今後の道路予算をどうするんだ。国土の均衡ある発展は死語になっているのか、生きているのか」と食ってかかり、議長の著名な学者が「貴重な意見として承らせていただく」と割り込もうとしても「そんな簡単なもんじゃない」と吠えた。

 普段、メディアもいる場で見せることのない意外な姿が、私の印象に残っていた。

 私がその13年前の発言の真意を問うと、二階は堰を切ったように語り始めた。

「我々は開発発展の遅れている地域の出身ですからね。それが政界へ進出する原点です。いかにも国土の均衡ある発展がなされてないではないかという、激しい怒りにも似た気持ちがありましたから」

これが本当に同じ国か?
 1939年(昭和14年)に和歌山県の御坊で木造船会社を起こした父と保健師の母の間に生まれた二階は、中央大学を卒業後、静岡県選出の衆院議員、遠藤三郎の秘書を11年にわたって務めた。1975年(昭和50年)から県議2期の後、1983年(昭和58年)に国政に進出する。

「怒りにも似た気持ち」は、二階が遠藤三郎の地元から、県議選に初出馬するため故郷の御坊市に戻る途中で目にした光景のことだ。

「国会議員の秘書という門前の小僧ではあるが、東京から名古屋まで、東名高速道路の建設の姿を見て、それから故郷に帰ったわけです。発展の息吹が感じられる地域があるのに、和歌山にはそのことを語る声さえなかった。これが本当に同じ国かというほどの思いがありました」

5417名無しさん:2020/10/15(木) 10:14:56
>>5416

「紀州一周高速道の実現」を掲げて
 東京と名古屋を結ぶ東名高速道路が全線開通したのが1969年。そのルートの先にある大阪で万博が開催される1年前のことだ。開通によって、東京、名古屋、大阪という三大都市の富の恩恵が、沿道の寒村の風景を変えていく。インターからの周辺には工場が張りつき、そこから市街地に向かう道路脇には土産物店やレストランができた。

「『東名高速道路が引かれている地域とそうでない地域と、国が違うのか』と、議会で県の部長に質問したよ。いささか厳しすぎることは承知の上で、認識を皆が持たなければいけないという気持ちがあったから。このままでは国土の均衡ある発展なんてしないではないか、と」

 その憤りが、二階の原点だという。県議、国政を通じて「紀州一周高速道の実現」を掲げて政治キャリアを歩むことになる。

 二階は今年、菅義偉内閣発足の立役者となった。インタビューで「門前の小僧」とは言ったが、自身のキャリアについて強烈な自負ものぞかせた。

「政治学の本筋をずっとやってきたんだ」
 独自の政局勘をどこで培ったか、と尋ねた時、ひときわ語気を強めて、こう言い放った。

「私は、大学を出た翌日から国会議員の秘書ですよ。11年間代議士の秘書をやって県議を8年やって、国政へチャレンジしてきた。その政治訓練の実績です。これは聞かれたから初めて言うが、そんなこと自分で誇るべきことでもなんでもない。でも、同じようなコースを歩んできた人を“秘書上がり”だとか、“たたき上げ”とか生意気なことを言うやつがいる。お前は何アゲだ。唐揚げとは言わんが、何で俺だけ“たたき上げ”なんだ。俺は、政治学の本筋をずっとやってきたんだ」

 こうしたことをふいに語ったのも、「国土の均衡ある発展」という死語として語られた政治の原点のことを質問したからだ。

二項対立ではつかめない政治家
 なぜそう問うたか。8月末の安倍晋三首相の退陣表明から2日で後継をめぐる政局を片付けた二階俊博という人物を描きたいと考えた私は、慌てて資料を集め、知人、地元有権者、仕えた官僚など次々と人に会って話を聞いた。

 取材を重ねても、なかなかその全体像をつかむことが難しく、そのために取材メモだけが山積みになった。

 調整型の政治家だが、05年の郵政選挙では当時の小泉純一郎首相の下、総務局長として切り回した二階は、反対し離党した者に刺客を送った。国幹会議での咆哮はその2年後。改革か反改革か――そうした二項対立で整理しようとすると、つかめない。どうしても聞きたかったのが「国土の均衡ある発展」というキイワードだった。

 最後に本人にインタビューをした上で、「 二階俊博『最後のキングメーカー』の研究 」として「文藝春秋」11月号に寄稿した(全文は「文藝春秋digital」にも掲載中)。取材した材料の9割は捨てざるをえなかったが、その資料を見直すうちにまた疑問が湧いてくる。それが二階俊博の面妖な特質とも言える。(文中敬称略)

広野 真嗣/文藝春秋 2020年11月号

5418名無しさん:2020/10/15(木) 12:47:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/18ad7661432ee93c3e96440090a1473a8d353fbf
元地下アイドルが自民党本部に就職し…「幹事長室」に抜擢!
10/15(木) 6:37配信

「あのコ、アイドルだったんだね。どうりでかわいいと思ったよ〜」
 頬を緩ませて、そう話すのは、ある自民党関係者だ。

“あのコ” とは、2019年1月に活動を終了したアイドルグループ「虹色fanふぁーれ」のメンバーだった、草なぎ真帆さん(24)だ。担当カラーはオランジュ(橙)、“まほたそ” の愛称で人気を集めていた。

 アイドル活動を終えた “まほたそ” が就職したのが、なんと自民党本部だったのだ。

「都内の私大を卒業した草なぎさんは、2019年4月に、新卒で自民党職員に。うちに “入社” して以来、総裁・幹事長室付の事務職員として働いています」(自民党若手職員)

 幹事長室といえば、二階俊博幹事長(81)が君臨する自民党の “センター” である。10月9日、自民党本部4階で、草なぎさんを見つけると、アイドル時代のロングヘアは、肩上のボブに。笑顔で役員付のSPと話していた(冒頭の写真)。

 ある自民党幹部は、「真面目でそつなく働くコ」と、草なぎさんの仕事ぶりを評価し、こう続ける。

「二階さんは、ふだんから職員に優しくて、気配りも細やか。でも、厳しいときは、ものすごく厳しい。草なぎさんは明るくて仕事もできるから、他部署から『うちに欲しい』と引きがあるくらいなんだよ。二階さんなら、手放さないだろう」

 だが、なぜ自民党職員に……。

「彼女の地元は、茂木(敏充)外相の栃木5区(足利市、佐野市など)で、すぐ上の代に、同じ栃木5区出身の職員がいる。でも、推薦があったかは、わからないね」(同前)

 10月9日、党本部に取材の電話を入れると、本人が応対した。

--誰かの推薦があった?

「いや〜、そういうわけではないです……」

--政治に興味があった?

「というわけでもないですね」

--就活で試験を受けて、職員になった?

「はい、そうです」

 かくして、魑魅魍魎が渦巻く永田町に、元アイドルが飛び込んだわけだ。アイドル時代はいじられキャラだったというが……負けるな、“まほたそ”!

(週刊FLASH 2020年10月27日号)

5419名無しさん:2020/10/15(木) 16:37:15
https://www.asahi.com/articles/ASNB96X27NB7UTFK01P.html
「裏かかれた」巡らぬ天命 暗中模索の石破氏に映るもの
有料会員記事 自民党総裁選2020
松山尚幹
2020年10月10日 19時00分

 天命はまためぐってこなかった。

 「石破茂 68票」。9月14日の自民党総裁選。石破茂元幹事長は、スクリーンに映し出された一番少ない自分の票数を、小さくうなずきながら見つめていた。

 会場から人がはけ始め、石破氏もホテルのエレベーターの方に向かった。

 1人の男が近づいてきた。石破派会長代行を務める山本有二元農林水産相だった。山本氏は、石破氏がよく講演でとりあげる猪瀬直樹氏の著作「昭和16年夏の敗戦」をあげて語気を強めた。

 「日本は負けると分かっていたのに戦いに突っ込んだ。それと同じではないか。この責任をどうとるんだ」

 山本氏は、傷口に塩を塗るようなものだと思ったが、あえて突きつけた。

 石破氏は、ただ黙って聞くしか…

https://www.asahi.com/articles/ASNBF34NNNBBUTFK010.html
石破氏本人が話す「石破外し」 半年前から党内で研究?
有料会員記事
聞き手・神田大介、松山尚幹
2020年10月14日 8時00分

【朝日新聞ポッドキャスト】 石破茂氏に聞く、総裁選「敗戦の弁」
 7年8カ月ぶりの首相交代という割には、しらけたムードが流れていました。9月の自民党総裁選は、早々に主要派閥が菅義偉氏への支持で足並みをそろえ、結果もそのまま波乱なし。開始の笛が鳴る前に、試合は決まっていたと言えます。

 挑んだ石破茂、岸田文雄両氏の目算はどこで崩れたのか。舞台裏で何が起きていたのか。敗戦の弁を直接2人の口から語ってもらいました。

 今回は安倍晋三前首相のライバルと目されていた石破茂元幹事長。日ごろからそばで取材をしている番記者の政治部、松山尚幹記者にも同席してもらい、忖度(そんたく)なしで聞きました。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は以下の通りです。

・負けるとわかってなぜ出馬?

・二階俊博幹事長は、怖い?

・石破氏を支持すると、党の公認がもらえない?

・天変地異でもなければ総裁にはなれないと認めてる?

・結局、次の総裁選も出るんですか?

     ◇

Q:敗色濃厚なのに、なぜ立候補したんですか。

A:ちゃんとしたルールの時に出ればいい、今回はやめときなと私のためを思って言ってくれる人もいっぱいいたんですよ。悩まないではなかったですね。

 だけど、自民党は国民政党なので色々な考え方がある。そこで議論がないのは自民党じゃないよねというのと、これだけ党員を増やそうと言っているのに、選挙もやらないよというのは。多様な意見を戦わせることは、自民党のある意味生命線みたいなところがあってね。そこに違う意見を持っている私が議論しないのは、自分らしくないよねということです。

「裏かかれた」巡らぬ天命 暗中模索の石破氏に映るもの
Q:安倍前首相が辞任を表明した翌日、機嫌が悪かったですね。

A:それはね、かなり前から、少…

5420名無しさん:2020/10/15(木) 16:38:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/30c5f50d1940f1c677bca8a1d0e5fa415a77f25a
石井亮次アナ 5万円の定額給付案に「セレモニー、パフォーマンスのようにも見える」
10/15(木) 16:11配信

 フリーの石井亮次アナウンサー(43)が15日、MCを務めるTBS系情報番組「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」(月〜金曜後1・55)に出演。自民党の長島昭久衆院議員らが菅義偉首相に国民一律5万円の定額給付金支給を盛り込んだ40兆円規模の追加経済対策を要望したことについて言及した。

 長島氏らの要望について、加藤勝信官房長官は15日の記者会見で「経済情勢や感染症の状況をしっかり見ながら、必要があれば臨機応変に対応していきたい」と述べた。

 石井アナは「これは、いわゆる決まっているっぽいことを俺たちが要望書を出して通りましたよ、まさにセレモニー、パフォーマンスのようにも見える。今回(要望書を)出した議員は二階派が中心だったりするっていうのは何か意味があるんですかね」と話した。これに元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫(63)は「分かりやすいですよね。二階さんがそういう政策を出して飲んでくれたよと、あるいは飲まないとどうなるか分かってるよね、来年の総裁選どうなるか分かってるよねって。そんなの私が解説しなくても分かるでしょ」と自らの見解を述べた。さらに石井アナが「二階さんは、俺が言って長島に行かしたんだぞ、ぐらいの感じですか?」と聞くと、東国原は「そうでしょうね」とうなずいていた。

5421チバQ:2020/10/15(木) 19:42:11
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-201015X512.html
自民・岸田派が新体制発表
2020/10/15 19:04時事通信

 自民党岸田派は15日、派閥の新体制を決めた。根本匠事務総長の下に事務総長代行ポストを新設し、三ツ矢憲生政調会長代理を起用。事務局長には木原誠二前政調副会長が就いた。岸田文雄前政調会長は来年の党総裁選への出馬を目指しており、派閥の体制を強化するのが狙いだ。

 また既存の政策委員会のほかに、広報、地方、議員、組織・団体の各対策に取り組む四つの委員会を新たに設置した。

5422名無しさん:2020/10/15(木) 21:46:32
https://www.asahi.com/articles/ASNBF34QCNBCUEHF007.html
岸田氏本人が話す「戦略ミス」 総裁選、はしご外されて
有料会員記事
聞き手・神田大介、西村圭史
2020年10月15日 9時00分

【朝日新聞ポッドキャスト】 岸田文雄氏に聞く、総裁選「敗戦の弁」
 開始の笛が鳴る前に、試合は決まっていたと言えます。9月の自民党総裁選は、早々に主要派閥が菅義偉氏への支持で足並みをそろえ、結果もそのまま波乱なし。7年8カ月ぶりの政権交代という割には、しらけたムードが流れていました。

 挑んだ石破茂、岸田文雄両氏の目算はどこで崩れたのか。舞台裏で何が起きていたのか。敗戦の弁を直接2人の口から語ってもらいました。

 今回は安倍晋三前首相の後継と思いきや、はしごを外された形で敗れた岸田文雄前政調会長。日ごろからそばで取材をしていた番記者の政治部、西村圭史記者にも同席してもらい、忖度(そんたく)なしで聞きました。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は以下の通りです。

・「禅譲」のはしご、なぜ外された?

・国会議員票、派閥の人数より30人ほど上乗せできたのはなぜ?

・菅さんが相手では、次の総裁選も厳しいのでは?

・麻生派との連携のため、古賀誠元幹事長には泣いてもらう?

     ◇

Q:自民党総裁選では発信を強めました。それまでは一歩引いた姿勢でしたが、「岸田マークⅡ(ツー)」ととらえていいですか。

A:過去の外務大臣のときなどと…

5423名無しさん:2020/10/15(木) 22:36:58
https://biz-journal.jp/2020/07/post_168935.html
麻生財務相、1000人“超密”の政治資金パーティー開催…東京コロナ感染者過去最多の当日

文=編集部
東京都を中心とする新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念されはじめ、国民の不安が高まっていた16日、東京都千代田区紀尾井町のホテルオータニには夕刻からスーツの襟元にバッジをつけた中高年が続々と集まっていた。ホテルの案内表示板には「志公会と語る夕べ」の文字。志公会とは麻生太郎副総理兼財務相が率いる自民党麻生派のことだ。自民党7大派閥の先陣を切るかたちで、志公会は政治資金パーティーを開催したのだ。ちなみに同日、東京都は都内で新たに286人が新型コロナウイルスに感染していると発表した。今月10日の243人を上回り、1日の感染者数ではこれまで最多となっていた。

「会場に敷き詰められた椅子」
 会場にはぎっちりと椅子が並べられていた。椅子と椅子の間は20〜30cm程度あけられていたが、いわゆる「ソーシャルディスタンス」が適切に取られていたのかは疑わしい。

 やがて二階俊博党幹事長や岸田文雄政務調査会長、それに石破茂元幹事長らの姿も見られ、来場者1000人以上が着席して見守る中、麻生氏が登壇。飛沫感染の防止のためのアクリル板を隔てて、「政権をど真ん中でしっかり支えていきたい」「今の憲法で緊急事態に対応できるのか。憲法改正は最も急を要するテーマだ」などとぶち上げた。


 一方、最近、メディアなどへの露出の減っている安倍晋三首相はビデオメッセージでの参加になった。

「総選挙の資金集め」「これがイベント解禁の理由では」の声も
 出席した自民党関係者は語る。

「本来は5月に開催されるはずだったが、今月に延期になっていました。新型コロナウイルス感染対策を徹底するため、毎回恒例の食事提供も記念撮影もない異例の形式でした。定員も3000人以下にしたと聞いている。会場も広いですし、マスコミが騒ぐような『密』ではないですよ。例年はおいしい中華料理などが供され、立食パーティー形式で懇親が行われるのもそれもなかった。寂しいものです」

 志公会以外の派閥も同様に今春開催予定だった派閥パーティーを延期中で、クラスター発生を危惧して9〜10月に開催する予定だ。

 他派閥の自民党議員秘書は「麻生さんは最近、しきりに衆議院解散を口にしているし、10月解散総選挙に備えてさっさと実弾(資金)を補充したいのかも」といぶかしむ。

 パーティーに出席した別の自民党秘書は次のように推測する。

「官邸は今月10日に、イベント開催制限を緩和し、5000人の観客入場を認めました。名目は国内旅行促進事業『Go To キャンペーン』の開始が理由でしたが、このパーティーを開きたかったのでは……。どんなにZoom会議が世の中に広まっても、政治資金パーティーだけは政治資金収支法の規制もあって、こうやって人を集めないわけにはいきませんからね。

 正直、コロナに感染しないか不安ですよ。それでも、この時代にバカバカしいことですが、各派ともにパーティーの開催が続くのではないですか?」

 演劇や音楽、映画など各業界関係者の多くがイベントの開催に二の足を踏み、資金繰りの厳しさとコロナ感染クラスターの不安で悩みを深めている中、政治家はお気楽なことだ。

(文=編集部)

5424名無しさん:2020/10/16(金) 11:04:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c6accab12e07ac3ec4e2634cc5ac989810d038d
新閣僚に聞く 「ですから」口癖直す? 拉致解決、機会逃さぬ環境作る 加藤勝信官房長官
10/9(金) 17:45配信

 --新型コロナウイルスの追加対策は

 「感染拡大防止と経済社会活動の両立を図る。秋冬のインフルエンザの流行を見据えた検査態勢、来年前半までの全国民分のワクチン確保に取り組む。観光業支援策『Go To トラベル』などで需要喚起を図る。民間を含め、国のシステム自体のデジタル化を進める。医療物資を過度に海外に依存し過ぎた結果国民に十分供給できなかった。サプライチェーンの再構築へ集中的な投資も行う」

 --沖縄の基地負担軽減にどう取り組むか

 「菅義偉内閣でも最重要課題の一つだ。できることはすべて行い、目に見える形で実現する。嘉手納以南の米軍基地の返還計画を進める。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設を着実に進め、一日も早い全面返還を実現したい。沖縄には何度も行った。大蔵省職員のころ、沖縄電力の民営化に伴う株式売却を担当した。財界の方らに聞いた話は今も鮮明に覚えている」

 --北朝鮮による拉致事件の解決にどう取り組むか

 「菅首相が条件を付けず、金(キム)正(ジョン)恩(ウン)朝鮮労働党委員長と向き合う考えを示した。ここぞというチャンスを逃すことなく、全力で当たっていける環境を日ごろから作っておく。(亡くなった)横田滋さんとも生前、何度も話をした。めぐみさんの帰国を実現できなかった。すべての拉致被害者の方々が帰って来られるよう全力を尽くしたい」

--大阪都構想の住民投票(11月1日投開票)に政権としてどう向き合うか

 「住民投票だから、まさに地域の判断に委ねられるべきものだ」 

 --官房長官は首相の座に向けた重要ポストだが、意気込みは。政治の師は

 「職責を果たすことに全力を傾注したい。それが自分を磨くことにつながる。安倍晋三前首相や官房長官だった菅首相は、身近で見ていて大変勉強になった。しっかり吸収して自分の姿を作り上げたい」

 --「ですから」が口癖だと指摘されている

 「うーん、口癖、ですから(笑)。どういう口癖をしているか認識していないが、聞きづらいということであれば、しっかり受け止めたい」(千田恒弥)

5425名無しさん:2020/10/16(金) 11:12:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/154a46f15138975085dac87ac9b996014a065cda
平井デジタル相 ほろ酔いで「ガースー、マジ厳しい」発言
10/16(金) 7:05配信

「菅さんにドンドコドンドコ言われてさー」。酔った勢いで上司への愚痴をこぼすなどありふれた光景だが、この発言の主は現職大臣。つまり、話に出てくる「菅さん」とは、首相の菅義偉氏に他ならない。

 東京・恵比寿にある瀟洒なフレンチレストランでウイスキーのロックを呷っていたのは平井卓也・デジタル改革担当相(62)。菅首相肝煎りのデジタル庁新設を託された目玉大臣だが、この日は同僚議員を相手に少々口がなめらかになっていたようだ。

「事務所に菅さんから電話が入って『大臣頼む』って一言。冗談かと思ってすぐに電話かけ直したよ」

 と就任時のことを誇らしげに語り出したのもつかの間、冒頭の愚痴が飛び出した。

「菅さんマジ厳しいぜー……世間を味方に付けて立ち上げたもののさ……政務官が使えないんだよね……」

 半個室の外にまで漏れ聞こえるほどの声量だった。

 ちょうどその日(9月29日)の昼、平井氏はデジタル庁のスローガンを「ガバメント・アズ・ア・スタートアップ」に決定。会見で「略称は(頭文字をとると)ガースーとなる」と首相の愛称でゴマをすったが、夜になると「俺の遊びだけど。ガースー、ハハハハハ」といじっていた。

 もっとも、赤ワインのグラス片手に聞き役に徹していた同僚議員のほうが、ストレスは上のはず。林芳正・参院議員(59)である。

 林氏といえば、二階派幹部の河村建夫・元官房長官の選挙区(山口3区)への鞍替えが報じられたことが二階俊博・幹事長の逆鱗に触れ、「売られた喧嘩は受けて立つ」と啖呵を切られたばかり。

 平井氏の話に頷くばかりで愚痴ひとつ言わない林氏だが、あえて言わないのか、それとも言えないほどの苦境なのだろうか……。

 同じ岸田派に所属する2人には、音楽好きという共通点もある。平井氏はギター、林氏はピアノを得意としており、2人でのセッションを動画配信したこともある。

 両氏の事務所にこの日の会合について聞いたところ、「日程に関しては公表しているものを除き、外部からのお問い合わせには回答しておりません」とお揃いの回答。党内に“不協和音”が起きないことを祈る。

※週刊ポスト2020年10月30日号

5426チバQ:2020/10/16(金) 15:56:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1087e3a215f9ab3f88e2358568b1c38e72ba367
「菅流」スピード重視の1カ月 主流派以外とも面会、アイデア吸収
10/16(金) 11:34配信




菅義偉首相
 菅義偉首相が就任して、16日で1カ月を迎えた。この間、土日も含め早朝からさまざまな分野の人々と精力的に面会し、不妊治療支援や行政のデジタル化といった看板政策に関わる意見を聴取。アイデアを固めるとすぐに担当閣僚を官邸に呼び、指示を与えている。世論は「菅流」を注視するが、日の目を見た政策はまだ少ない。遂行力を問われるのはこれからだ。

【画像】「主流派とだけ会っても…」首相が就任後、面会した人

 首相は午前7時半ごろから官邸周辺のホテルで、面会しながら朝食を取るのが日課となっている。昼食、夕食も同様で、15日までに民間人だけで少なくとも約80人と会食、会談を持った。第2次政権の発足後1カ月間の安倍晋三前首相と比べると、3倍のペース。前首相の相手は著名人が多かったが、首相の場合はその分野で必ずしも主流ではない人も含まれる。周囲にはこう真意を話す。「主流派とだけ会っても発見がないんだ」
 9月21日に面会した金丸恭文氏、新浪剛史氏は政府の未来投資会議のメンバーを務め、首相は以前から規制改革や経済政策の進言に耳を傾けてきた。デービッド・アトキンソン氏とはその著書を読んで感動し、親交を深めたという。首相が注力してきたインバウンド(訪日外国人客)の拡大や中小企業再編に詳しい。さらに、「日本のインターネットの父」と言われる村井純氏、産婦人科医の杉山力一氏、福岡市長の高島宗一郎氏…。それぞれ、自身がこだわる政策に直結する面会相手と言える。

 くみ上げた意見を生かすスピードも速い。

 杉山氏と面会した2日後、首相は坂本哲志少子化対策担当相に対し直接、不妊治療の保険適用の支援を指示した。9月28日には高島氏から福岡市の「はんこレス」の取り組みをヒアリングし、翌29日に河野太郎行革担当相と会談すると、河野氏は1週間後、自治体向けの脱はんこマニュアルを作る方針を打ち出した。

 1カ月間に会った岡部信彦氏らがその後、政権の助言役である内閣官房参与に就任。アトキンソン氏は、新設する成長戦略会議のメンバーへの登用が検討されている。官邸幹部によると、面会者の多くは官房長官時代からの人脈。首相になると、誰と会ったかが詳細に報道されることから「『菅人脈』が可視化された」(幹部)格好となっている。

     ■      

 「『あれ、どうなっている?』と問われ、(こちらとしては)『いやいや、まだ1週間しかたっていない』という感じだ」―。

 これは、河野氏が今月14日の講演で明かした首相とのやりとりの一端。具体的な政策を矢継ぎ早に出し、何はさておき成果を求める。官邸官僚の一人は「(首相は)官房長官時代と変わらず、細かい進捗(しんちょく)状況まで把握しようとする」と明かし、「政治主導は分かるが、宰相らしい大きな国家観は感じない」と続ける。

 日本学術会議の任命拒否問題では、政治主導の行きすぎの疑念を寄せられており、発足直後の高い内閣支持率は下落傾向も示し始めた。26日召集予定の臨時国会で、野党側から集中砲火を浴びるのは必至。政権運営の行方は、首相自身の説明姿勢に懸かっている。

(前田倫之、湯之前八州)

5427チバQ:2020/10/16(金) 18:35:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/a81cf6336875f9b3687ff7dbf45643be1c6c2e84
早朝から執務、「菅流」貫く 和泉補佐官が面会最多 首相就任1カ月
10/16(金) 17:37配信
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内閣発足から1カ月を迎え、記者団の質問に答える菅義偉首相=16日午前、首相官邸
 菅義偉首相は16日、就任から1カ月を迎えた。

 早朝から仕事モードを全開させ、土日も休まない「菅流」を継続。「首相動静」によれば、首相との面会回数が最も多いのは和泉洋人首相補佐官の19回で、2位は北村滋国家安全保障局長の18回。旧内務省系省庁出身の2人が内政・外交のキーマンとして首相を支えていることをうかがわせた。

 朝型・休日返上の働き方は官房長官時代から。午前6時40分ごろに東京・赤坂の衆院議員宿舎から出勤。首相官邸の敷地内を散歩した後、秘書官や民間人と朝食をともにしながら打ち合わせや意見交換をこなし、衆院議員会館の事務所に入るのが朝の流れだ。

 就任以来、70人以上の民間人と面会を重ねた。このうち、高橋洋一嘉悦大教授らを内閣官房参与に起用。小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長を新設した「成長戦略会議」民間議員に充て、名実ともに首相のブレーンとした。

 一方、面会最多の和泉氏は首相の「懐刀」。首相の選挙区、横浜市出身の元建設官僚で、国土強靱(きょうじん)化、地方創生、健康・医療や科学技術など幅広い政策を受け持つ。厚生労働省の女性官僚との不倫疑惑も報じられたが、首相は一貫して擁護していた。

 北村氏は元警察官僚。安倍政権で内閣情報官を経て外交・安全保障政策を担当する現ポストに就任した。外務省の秋葉剛男事務次官とは13回面会。前政権では経済産業省出身の「官邸官僚」が外交で影響力を強めていたが、首相は外務省との関係を重視しているようだ。

5428名無しさん:2020/10/16(金) 23:22:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/a932148468a221c77954893db5ced2abad537128
菅政権1カ月 自民、首相の「スピード感」支える 党内には不満も
10/16(金) 19:22配信

 菅義偉(すが・よしひで)政権が発足して16日で1カ月。自民党は首相が重視する「スピード感」を持ってデジタル化などの看板政策を実現できるようサポート態勢を整えた。一方で、党内では菅政権誕生を主導し存在感が高まる二階俊博幹事長への不満や、首相にとって初の国会論戦となる臨時国会への不安がくすぶる。

 「具体的にテーマを決め、仕事を動かしていくのが“菅流”の仕事のやり方だ。首相らしい1カ月間だったのではないか」

 自民党の世耕弘成参院幹事長は16日の記者会見で、こう語った。政権発足後、党はテーマごとに動き始めている。

 首相が掲げる「縦割り行政の打破」をめぐっては、行政改革推進本部が12月初旬までに中間報告をまとめる。本部長の棚橋泰文元科学技術担当相は16日、「脱はんこ」などデジタル化社会に向けた私案を公表した。

 デジタル庁設置に向けては、党内に複数あったデジタル化に関する組織を一本化し「デジタル社会推進本部」を新設。下村博文政調会長が本部長、甘利明税制調査会長が座長を務める。19日に初会合を開き、マイナンバーカードの利便性向上など5つのテーマで議論を急ぐ。

 不妊治療への支援強化については、議員連盟が年内に政府へ提言する方針だ。

 野党が反発するテーマでは首相の援護射撃にも乗り出した。政府が新会員候補6人の任命を見送ったことを批判する日本学術会議については、在り方を検証するプロジェクトチーム(PT)を政調の内閣第2部会に設置。10億円の国費投入の妥当性や学術会議の活動の質などを議論し、世論の理解を得たい考えだ。

 ただ、火種もある。党人事では、二階氏が率いる二階派議員が重要ポストに起用された。「金庫番」といわれる経理局長のほか、選挙対策委員会にも委員長代行と委員長代理を送り、他派閥幹部は「カネと選挙を握られた」と不満げだ。

 衆院議員の任期が来年10月に迫る中、衆院選挙区の候補者調整も課題の一つとなっている。二階派と他派閥の現職同士が対立している選挙区も目立ち、党内基盤の不安定化の要因になりかねない。

 党内には26日に召集予定の臨時国会への不安もある。野党は学術会議に関して首相を追及する構えで、答弁次第では高水準でスタートした内閣支持率が急落する恐れもある。

5429名無しさん:2020/10/17(土) 19:31:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b4198c92069c2fdc0f6ed0023c83af06c8872f4
野田聖子議員に聞く、安倍元総理の素顔と辞任の裏側「持病を抱えながらもリーダーを続けて欲しかった」
10/17(土) 12:00配信

『月刊エンタメ』に連載中の「井上咲楽の政治家対談」、今回は自由民主党幹事長代行を務め、郵政大臣や総務大臣などを歴任してきた野田聖子議員が登場。同期だから知る安倍元総理の素顔と辞任の裏側とは。
※取材は9月8日に行いました

井上 先ほどまで自民党本部で取材していたんですよ(取材日は、自民党総裁選挙に向けた立会演説会が行われ、石破茂氏、菅義偉氏、岸田文雄氏が立候補の決意などを述べた)。

野田 私もテレビで観ていましたよ。

井上 どうでした? 印象は?

野田 それぞれの個性が出ていたよね。菅さんは無難で、石破節は少しくどい感じがしたし、岸田さんは気負いが見えた。ものすごく温厚で、穏やかな人だから、そのぶん一生懸命、自分を奮い立たせているんでしょうね。中でも驚いたのは菅さんが「不妊治療の保険適用」を明言したこと。びっくりして、そこしか覚えていないくらい。

井上 そんなにですか!

野田 一般的には「ふーん」と思うかもしれないけど、これは途轍もないことなんです。私たち女性議員が20年かけて不妊治療の保険適用について取り組んでいるけど、厚生労働省にはけんもほろろに断られてしまったの。

井上 それを菅さんが発言したと。

野田 そう。ここで言っちゃったからには、総理になったらやらざる得ないでしょう。咲楽ちゃんは? 印象に残った話はあった?

井上 菅さんが「携帯料金引き下げ」や「ふるさと納税」に触れたところです。生活に密着した話題なので、私たちの世代が政治に興味を持つきっかけになるかも、と。あと、岸田さんは宏池会の会長として義務感から総裁選に出ているのかな、本心はどうなのかなとも考えちゃいました。

野田 いや、そこは違うと思います。だって国会議員だったらみんな出たい。総理大臣になりたいもの。

井上 じゃあ、菅さんも?

野田 絶対に思っていたはず。国会議員になったら、みんな総理になることを考える。総理の持つパワーで世の中をよくするのが、究極のゴールでしょう。むしろ私は「目指していない」と言う人は嘘つきだと思っている。だって、総理になれば困っている人をいっぱい助けられるのに。

井上 確かに、できることは格段に増えそうです。

野田 そう。だから、人をハッピーにしたいと考えるなら、一番に目指すところは総理だと思う。

5430名無しさん:2020/10/17(土) 19:32:56
>>5429

総裁選は想定外だった
井上 私は、野田さんが今回の総裁選に出馬すると思っていました。

野田 今回は想定外だったんです。というのも、7月に安倍さんと1対1で会う機会があってね。任期を全うする気持ちを感じたし、こちらもそのつもりで「次は私が出るから」と伝えると、安倍さんから「頑張ってね」と励まされたの。

井上 1対1で会う上に、そういうラフな関係なことにも驚きです。

野田 当選同期だからね。照れくさくもあるけど、仲良し。基本的には彼がヘコんだときに話をするの。

井上 ヘコんだときに?

野田 そう。調子のいいときは近くに来てくれる取り巻きがいっぱいいるでしょう。

井上 なるほど(笑)。安倍さんのことは普段何と呼んでいるんですか?

野田 普段は総理ですね。昔は同期会で「晋ちゃん」「聖子ちゃん」と呼び合っていました。最初に出会ったときは、私たちも30代で若かったから。「30歳で若い」と言ったら、咲楽ちゃんには違和感あるかな?

井上 うーん(笑)。

野田 国会議員の世界は平均年齢が60歳を過ぎているから、30代はフレッシュなのよ。それに、みんなまだ仲間を「先生」と呼び合うのに抵抗があったのね。それで、私は同期会のメンバーから「聖子」と。ただ、安倍さんは育ちがいいから呼び捨てにせず、「聖子ちゃん」と呼んでくれていました。

持病があっても総理を続けてほしかった
井上 ちなみに7月に会ったとき、辞任の気配は感じましたか?

野田 確かに元気がないなとは思った。ただ、状況的に頑張っても頑張っても報われないところがあったから、そこまで深く受け止めなかった。

井上 というと?

野田 印象に残っているのは、コロナ対策の話。日本の対策は客観的に見ればうまくいっていて、重症化した人も、亡くなった人も他の国に比べたらダントツに少ない。でも、それはニュースのトップにはならない。

井上 それよりも、新規の感染者数が毎日大きく扱われていましたね。

野田 そう。まるで何も改善されてないような刷り込みが続けられ、対策への客観的な評価がきちんとされていないことを安倍さんは非常に寂しく思っていました。また、何かと言えば、布マスクと犬を抱いた動画のことで批判される、と。でも、最後は笑顔を見せていたし、世間が言うほどへこたれていないとも感じたんです。だから任期いっぱいまで頑張るだろうし、私も「これからだ!」と準備をしていたら、突然の辞任表明。私と会ったあとの約ひと月の間に、誰かが、何かが安倍さんの心を折っちゃったんだな、と。

井上 それは世間ですか? 党内の誰かですか?

野田 そこは分からない。でも、私としては持病を抱えながらも、リーダーをやっていって欲しかった。

井上 どうしてですか?

野田 病気が再発したことはもちろんつらいけど、強くない人でも国民のために総理の仕事ができるところを見たかった。閣議も週1回でいいじゃない。本会議に出られないことがあっても、副総理がいるわけだし。難病や障害を持っていてもオーバーワークにならず、いい仕事ができる。そういうリーダー像を見せてくれたらよかったのにな、と。そうしたら社会も変わるし、もっと労り合える優しい国になっていくと思うから。病気を告白されたからこそ、頑張ってほしかった気持ちがあります。

井上 確かに励まされる人もたくさんいると思います。

野田 総理は私たちの究極のアイコンだからね。アイコンが常に強くて元気だったら、そうじゃない人は排除されてしまう。弱さのある人、それを認められる人がトップにいてくれたら、もっと多様性のある社会になっていくと思う。

>>関連記事「井上咲楽が自民党幹事長代行・野田聖子議員に聞く『将来総理大臣になったら、何がしたいですか?』」に続く

(取材・文/佐口賢作)

▽井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年10月2日生まれ、栃木県出身。A型。『アッコにおまかせ!』(TBS)、『おはスタ』(テレビ東京)、『サイエンスZERO』(NHK Eテレ)などに出演中。Twitter:@bling2sakura

▽野田聖子(のだ・せいこ)
1960年9月3日生まれ、福岡県出身。自由民主党幹事長代行。衆議院議員。上智大学卒業後、26歳で岐阜県議会議員に。93年、衆議院初当選。以後、当選9回。総務大臣、衆院予算委員長などを歴任。

月刊エンタメ編集部

5431チバQ:2020/10/17(土) 23:31:50
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/471265?rct=n_politics
済ブレーンは頻繁 「確執」ある人は短め 日々の面会 濃淡際立つ 菅首相就任1カ月
10/16 05:00
経済ブレーンは頻繁 「確執」ある人は短め 日々の面会 濃淡際立つ 菅首相就任1カ月
 菅義偉首相の約1カ月の面会者を分析すると、旧知の人やブレーンとして頼ってきた経済分野の識者らと頻繁に会っている。一方、確執のある東京都知事や、沖縄県知事の面会は短時間で済ますなどの傾向が浮かび上がる。

 共同通信が配信した首相動静によると、15日までの面会回数は、外交安全保障政策を取り仕切る北村滋国家安全保障局長が13回で最多。安倍晋三前首相に引き続き、国内外の情勢について報告を受けている。

 閣僚では梶山弘志経済産業相が8回、武田良太総務相が7回で続く。梶山氏とは来年改定期を迎える「エネルギー基本計画」、武田氏とは首相が改革の目玉に据えた「携帯電話料金の引き下げ」に向けた協議を重ねているとみられる。

 「菅カラー」が際立つのが経済関係者との会合だ。就任後すぐに新自由主義的な構造改革を訴える竹中平蔵慶応大名誉教授や、外国人誘致拡大や中小企業再編を訴えるデービッド・アトキンソン氏らと会食。官房長官時代から政策に影響を与えてきたブレーンたちで50人以上と面会した。永田町周辺のホテルなどで朝食や夕食をともにしながら話を聞くのがスタイルだ。

 一方、官房長官時代から不仲がささやかれる小池百合子都知事や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設を巡り対立する玉城デニー沖縄知事との面会は短めだ。

 約5分で終わった7日の玉城氏との会談後には、政府と足並みをそろえる松川正則宜野湾市長と約60分にわたり面談するなど立場の違いで濃淡が際立っている。(古田夏也)

5432名無しさん:2020/10/18(日) 00:44:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/c24bd328182601621dd872e957af4163cfa91c16
菅首相「肝煎り」3閣僚、グイグイ動いた1カ月
10/17(土) 22:09配信

 菅義偉(すが・よしひで)内閣は16日で発足から1カ月がたった。首相から矢継ぎ早に課題を指示され、各閣僚はどのように反応したのか。首相肝いりの政策を担当する注目の3閣僚の動きを追った。(大島悠亮、市岡雄大)

 ■河野氏 改革にスピード感、首相評価

 菅内閣の目玉政策となる規制改革や縦割り打破を託されたのが河野太郎行政・規制改革担当相だ。首相は「俺がやりたいことは全部河野にやらせる」と語る。

 スタートダッシュは早かった。新閣僚の就任会見が深夜に及ぶことに「こんなものさっさとやめたらいい」とかみついたかと思えば、間髪入れずに自身のホームページに役所の規制などに関する苦情や提案を募る「縦割り110番」を開設した。行政手続きの押印廃止や霞が関の働き方改革でも注目を浴びる。

 河野氏の働きぶりには、首相も「彼はああいうのが得意だ」と高評価を与えるが、急激な変化には不満も生じている。「行き過ぎた脱はんこ」に対し、自民党の二階俊博幹事長は関係議員に「署名を集めて反抗しろ」と発破をかけた。

 過激な言動が売りの河野氏だが、二階氏は首相の自民党総裁選勝利を主導した政権の後見役。相手が悪いと見たか「(はんこと反抗をかけた二階氏に)『座布団1枚』という感じだ。私としては、やるべきことを淡々とやるのみだ」とかわす器用さも見せた。ただ、首相が求めるスピード感は、十分な説明と理解を得る努力を伴ってこそ効果を発揮する。

 「ずいぶんスピードを出したが、マラソンを走り切るスピードになってきた」

 就任1カ月の感想を問われ、河野氏はこう答えた。ゴールまでの間にどれだけの成果を挙げられるのか。河野氏の評価は内閣全体の評価にも直結する。

 ■武田氏 携帯値下げ、3社に直接要請

 安倍晋三前内閣からの再任が大勢を占める菅内閣にあって、数少ないサプライズ人事となったのが武田良太総務相の起用だった。初入閣は昨年9月の内閣改造時で、菅内閣では閣外に去るとの見方もあったが、重要閣僚に抜擢された。

 武田氏は自民党の二階俊博幹事長が会長を務める二階派所属で、首相が二階氏に配慮した側面も否めないが、安倍内閣時代から安定した答弁能力や政策調整能力は評価されていた。首相も周囲に「期待している閣僚の一人だ」と語る。

 武田氏が最初に課された課題は、携帯電話利用料の引き下げだ。首相が官房長官時代に「4割引き下げる」として取り組んだ肝いりの政策でもある。

 武田氏自身が直接、大手携帯電話会社3社の幹部と面会し、「諸外国に対して遜色のない水準を」と要請。複数の市民団体と携帯電話のサービス内容や料金について話し合う意見交換会を開催するなど精力的に動いている。

 3社から料金プランの引き下げに前向きな回答も引き出し、首相の評価も上々だ。ただ、「4割値下げ」へのハードルは高い。公定価格ではない携帯料金を政府が指示することはできず、政策面で取り得る手段は限られている。

 首相が総務相時代に打ち出した「ふるさと納税」のような独自カラーを出せるかも焦点となる。独自政策で存在感を増せば、総裁候補不在の二階派で次世代のリーダーとして視界が開ける可能性もある。

 ■平井氏 デジタル庁へ、相次ぎ新組織

 平井卓也デジタル改革担当相は行政のデジタル化を進める一方、来年秋までの「デジタル庁」設置に向け、改革関連法案準備室やワーキンググループなど新組織を相次いで設置した。

 デジタル化では平井氏と河野太郎行政改革担当相の2人を中心に、テーマごとに担当閣僚と協議する「2+1」閣僚会合を開き、オンライン診療の恒久化やマイナンバーカードと免許証の統合など具体策を協議。民間から広く意見を募集するアイデアボックスには開設1週間で1688件のアイデアが寄せられ、2千人超がユーザー登録した。

 対話を通じた政策実現は平井氏にとっては定石だ。平成30年10月に安倍晋三内閣のIT政策担当相に就任後、平井氏は楽天やソフトバンクなど有力企業幹部らと意見交換する懇談会「平井ピッチ」を繰り返し開催。首相はこうした平井氏の行動力と専門知識に期待して内閣の重要課題を委ねたとみられる。

 ただ、平井ピッチが目立った成果につながったとは言い切れない。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、官民のデジタル化の遅れもあらわになった。自他ともに認める「旗振り役」だった平井氏は結果責任を負っている。

 再チャレンジとなる平井氏にとって、最も心強い味方は菅首相に他ならない。デジタル化では関係省庁の抵抗も予想されるため、首相は平井氏に「役所が抵抗してきたら俺がガツンと言ってやる」と伝えているという。

5433名無しさん:2020/10/18(日) 00:45:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a95d3ad36e9b9c726dd9bde4f2d6654c1b8ac357
菅首相、麻生氏と会食 就任後初、二人きり
10/17(土) 20:25配信

 菅義偉首相は17日夜、麻生太郎副総理兼財務相と東京都内のホテルで二人きりで会食した。

 首相就任後、麻生氏との会食は初めて。26日召集の臨時国会への対応など当面の政権運営をめぐり意見を交わしたとみられる。

 衆院解散・総選挙の時期や追加経済対策が話題に上った可能性もある。安倍政権時代、麻生氏は安倍晋三首相とたびたび「差し」の会談をしていたが、菅氏とは解散判断や重要政策をめぐり意見の食い違いが見られた。

5434名無しさん:2020/10/18(日) 00:45:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/493e0857fa8b45a5ca6bdb6dc8f1d8b42168eae6
菅首相「改革の精神を受け継ぐ」 中曽根元首相の合同葬始まる
10/17(土) 15:39配信

 昨年11月に死去した中曽根康弘元首相の内閣と自民党による合同葬が17日、東京都内のホテルでしめやかに営まれた。

 菅義偉(すが・よしひで)首相は追悼の辞で「中曽根先生は次世代のわが国の姿を見据え、必要な改革を実行され、国際社会の平和と繁栄に貢献された。先生が推し進められた改革の精神を受け継ぎ、国政に全力を傾けることをお誓いする」と述べた。

5435名無しさん:2020/10/18(日) 11:17:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b82e8a166d43d324fa7f0bb17186b4759ff7823
石破氏、政権批判を「封印」 議員支持獲得へ路線転換 自民
10/18(日) 7:22配信

 自民党の石破茂元幹事長が、菅政権への批判を「封印」している。

 安倍政権に対する厳しい姿勢が、先の党総裁選で国会議員の支持低迷につながったとみて、路線転換を図った格好だ。

 「日本学術会議については、日本学術会議法がある。原典に当たることが大事だ」。菅義偉首相が学術会議の会員候補6人を任命しなかった問題をめぐり、石破氏は15日の石破派会合でこう言及したものの、明確な政権批判は避けたという。

 石破氏が総裁選で獲得した国会議員票は26票。出馬した3候補の中で最下位に沈んだ。主要派閥の支持を得られなかっただけでなく、退陣する安倍晋三前首相を批判するかのような発言を討論会などで繰り返し、党内の不興を買ったとの見方がもっぱらだ。

 石破氏は総裁選後、同派の所属議員と個別に面会し、今後の対応を協議。「後ろから文句を言うようなことはやめた方がいい」との意見が寄せられたことから、「イメージチェンジ」に踏み切ったとみられる。

 実際、10日のインターネット番組では、菅政権を支える姿勢を強調した上で、「『何でも反対』ならみんながっかりするし、同志の皆さんに申し訳ない」と明言。一方、学術会議問題を問われても、「何でこの人が駄目なのかが分からないと、次の人を任命しようがない」と、説明責任の重要性を指摘するにとどめた。

 ただ、石破氏はこれまで、安倍氏への対抗軸を示すことで存在感を発揮してきただけに、埋没を懸念する声も根強い。同派関係者は「首相官邸に具体的な提言を持っていくなどしてほしい」と発信力の維持に努めるよう求めた。

5436名無しさん:2020/10/18(日) 13:06:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb92fa7f8249436a53396938720b8284177e9942
自民・八木哲也氏が引退検討 石破派所属
10/16(金) 19:09配信

 自民党の八木哲也衆院議員(73)=比例東海=が次期衆院選への出馬見送りを検討していることが16日、分かった。八木氏が地盤とする衆院愛知11区の党支部は17日にも新しい候補者の選考委員会を設立するか協議するという。

 八木氏は石破茂元幹事長が会長を務める石破派(19人、水月会)の所属。平成24年に初当選し、当選3回。環境政務官などを歴任した。

5437名無しさん:2020/10/18(日) 13:08:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/a07bc1a8caf54532bde98e2463fa0725aad5f3db
山口公明党代表も大阪都構想支援で自公維連立政権も?維新びいきの菅首相に自民党から不満〈週刊朝日〉
10/18(日) 8:00配信

 大阪市を存続させるか、特別区を設置するか「大阪都構想」の住民投票が10月12日に告示された。11月1日に投開票が行われる。

 大阪維新の会が提唱し、2015年に続いて2度目となる住民投票。前回は大阪市長だった橋下徹氏を中核として大接戦となったが、反対が賛成を1万票ほど上回り、否決された。

 今回は大阪維新の会に加えて、公明党が賛成にまわった。告示当日には、大阪・ミナミの街頭で大阪維新の会代表・大阪市長の松井一郎氏、代表代行で大阪府知事の吉村洋文氏とともに、公明党大阪府本部の代表である衆院議員の佐藤茂樹氏らが檀上で「賛成」を訴えた。10月18日には、公明党の山口那津男代表が大阪入りして、松井氏や吉村氏らとともに演説することが予定されている。

 一方で、反対する自民党の大阪市議や国会議員は告示当日、共産党や立憲民主党の議員らとともに別の場所で「反対」をアピールした。

 前回の住民投票では、反対にまわった公明党。投票日の票数では、賛成がわずかに上回っていたとされる。だが、期日前投票の組織票が加わり、反対が逆転した。
 
 つまり、強固な組織票を持つ公明党の力が結果に反映したのではないかとみられているのだ。今回は公明党が賛成にまわったことの影響もあるのか、これまでの世論調査でも賛成がやや有利という数字が出ている。

「公明党の組織票があれば、今回は勝てる」(大阪維新の会の府議)

 と強気な発言が多く聞かれる。

 国政で連立を組む自民党と公明党という枠組みが、大阪では大阪維新の会と公明党に当てはまるようにも見えるこの構図。だが、公明党の土岐恭生大阪市議は記者に囲まれ、

「国政と大阪とは違う」

 と強調。大阪維新の会との連携は大阪都構想だけに限ったものだと説明し、松井氏も横でうなずいていた。
 
 維新はこれまで、安倍晋三前首相、菅義偉首相と親しい関係を築いてきた。今回の大阪都構想について、自民党の大阪選出の衆院議員からはこんな不満が漏れる。

「菅首相には明確に反対と言ってもらいたいとお願いしている。しかし、ゼロ回答です」

5438名無しさん:2020/10/18(日) 13:08:44
>>5437

 一見、ねじれた関係ともとれるが、これが自民党と公明党に維新を加えた、新しい連立の枠組みのきっかけになるのではという声も聞かれる。ある自民党幹部はこのような見方を示す。
 
「大阪都構想の住民投票の結果は、どちらになろうが構わない。要は、維新が近い将来、連立に入るかどうか、そこがポイント。前回の衆院選はあまりに自民党が圧勝しすぎた。次はあそこまで勝てない。現在の維新の勢いから衆院選となれば、大阪や関西では一定の議席をとるはず。そこで、菅首相がこれまでのつながりで連立に維新を組み込むのか。人気者の橋下氏や吉村氏が入閣となれば、政権は一気に勢いづくからね」(自民党幹部)
 
 一方、野党、立憲民主党の幹部はこう語った。

「自公に維新まで加われば、安倍一強以上の政権になる。大阪都構想の住民投票を否決して、維新の勢いをとめなければならない」

(本誌・今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

5439名無しさん:2020/10/18(日) 21:08:24
https://facta.co.jp/article/202009037.html
参院自民党3派連合の鼻つまみ「石井準一」
元首相の森喜朗までもが「石井は全然ダメだ」と公言。参院自民党内に深刻な亀裂を生んでいる。
2020年9月号 POLITICS

7月30日朝、都内に参院自民党細田派の幹部がひそかに顔をそろえた。参院幹事長の世耕弘成、参院国対委員長の末松信介、参院出身で官房副長官を務める岡田直樹らの面々である。最大の議題は参院竹下派の参院幹事長代理、石井準一への対応だった。「参院細田派は舐められている」「大人のフリをして放置するのはよい結果を招かない」。1時間半を超す会合でひとつの結論に行き着いた。石井の重用は認めない――。首相、安倍晋三を擁す最大派閥の幹部がそろいもそろって他派閥の政治家を糾弾する。傍目には異様な光景だが、彼らの不満は限界に達している。先の通常国会で末松ら表のラインとは別に、国会運営を仕切ったのが石井だった。青山学院大の「ご学友」である立憲民主党の蓮舫と手を握り、別シナリオを描き続けた。今年度第2次補正予算の成立が一日ずれ込んだのはその象徴例である。石井のあからさまな ………

5440名無しさん:2020/10/18(日) 21:31:10
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/626894/
予算委巡り、参院自民に不協和音
2020/7/16 22:41 (2020/7/16 22:43 更新)
共同通信

 16日の参院予算委員会を巡り、自民党参院幹部間の不協和音が顕在化した。世耕弘成参院幹事長と石井準一参院幹事長代理が対立。石井氏が与野党協議で内幕を暴露した。

 石井氏は15日の衆院に倣い、西村康稔経済再生担当相と感染症の専門家らのみが出席する一般質疑を開く方向で検討していた。

 一方、世耕氏は時間が短くなる集中審議に変更するよう指示。集中審議は首相の出席が慣例で野党側は首相出席を求めたが、与党側は応じず、野党側が反発した。

 石井氏は散会後の理事会で、「大きな反省材料だ」と釈明しつつ「執行部から集中審議でまとめろと言われた」と世耕氏を当てこすった。

5441名無しさん:2020/10/19(月) 00:18:30
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/191225/plt19122509030001-n1.html
報ステ謝罪の世耕氏問題 繰り返されるメディアの「印象操作」
2019.12.25 09:03

 【政界徒然草】

 自民党の世耕弘成参院幹事長の記者会見をめぐり、テレビ朝日番組「報道ステーション」が「印象操作」ともとれる報道をしたとして、同社の幹部が謝罪した。安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に関するニュースに、関係ない場面での世耕氏の発言をつなぎ合わせた悪質なケースだったが、メディアでは類似のパターンが後を絶たない。識者はメディア倫理に警鐘を鳴らしている。

 「もうよいお年をというか…来週はある?」

 10日に国会内で開かれた参院自民党の記者会見。質問が一通り終わり、会見終了を告げた石井準一参院幹事長代理が「(記者会見を)いつまでやるのですか」と話を向けると、世耕氏は冗談交じりにこう答えた。

 会見では、世耕氏と末松信介参院国対委員長が冒頭に発言した後、質疑に移り、2問目に「桜」に関する質問が出た。世耕氏は野党が先の国会で内閣不信任決議案を提出しなかったことについて「不信任に相当する事案を指摘できなかったから、出すに至らなかったと受け止めざるを得ない」と強調した。

 その後、話題は桜を見る会から離れ、憲法改正などをテーマにした7問を挟み、会見は終わった。

 しかし、同日の報道ステーションでは、桜を見る会の問題を取り上げた際に「与党内は早くも年越しムード」というナレーションの後、世耕氏の「もう良いお年をというか…」という場面を切り取り、つなぎ合わせて放送した。スタジオでは徳永有美キャスターが「これだけ納得できないという声が上がっているのに、良いお年を迎えられませんよという気持ちになってしまうんですけど」と続け、あたかも世耕氏の発言が桜を見る会と関連したものだと印象付けた。

 世耕氏は放送直後からツイッターで反論した。

 「今日の会見が今年最後になるかもしれないという意味で『良いお年を』と言っただけなのに、それを桜を見る会と絡めて、問題を年越しさせようとしているかのように編集している。印象操作とはこのことだ」

 世耕氏はその後、放送後にテレ朝の報道局長が謝罪に訪れたこともツイートし、報道ステーションは翌日の番組で「誤解を招く表現」があったとして謝罪した。

 番組の謝罪以降、世耕氏は特段の発信をせず、騒動は落ち着いたように見える。しかし振り返れば、メディアによる「印象操作」は繰り返されている。

 学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画をめぐる問題では、平成29年7月に加戸守行前愛媛県知事が国会で「ゆがめられた行政が正された」などと文部科学省の過去の対応を批判。これを朝日新聞などは無視し、「行政がゆがめられた」と主張する前川喜平元文科事務次官の証言ばかりを取り上げた。

 また、今年2月には桜田義孝元五輪相が競泳女子の池江璃花子選手の白血病公表後に「がっかりしている」と発言して批判を浴びたが、同時に語った「早く治療に専念して頑張ってもらいたい。元気な姿が見たい」「日本が誇るべきスポーツ選手。われわれが誇りとする方」などの内容は無視する報道も多かった。当時は意図的な「切り取り」と問題視された。

 メディアの印象操作は、インターネットなどで問題視されるとしばらくは収まるが、定期的に再燃するような印象がある。

 日大法学部の岩井奉信教授(政治学)は「(会見などで)どこをどう使うかは、その社の編集権の問題」と原則論を指摘しつつ、「文脈の中ならまだしも、そうではないものをつなぎ合わせるのは問題だ。今回の世耕氏の件はやりすぎだ」と批判した。

 岩井氏は、記者会見の全容をインターネット上に公開すべきだと指摘。「どこが公平な報道をしているかは視聴者が判断する。実際に正しいか、正しくないかを(会見の全容を把握した)見る人が判断できる」と提案した。

 新聞やテレビの記者は、記者会見などを「編集」してわかりやすく伝えることが仕事といえる。だが、自分たちの主張に沿うような報道に偏りがちだったことが、今のメディア不信につながっているのではないか。

 岩井氏が提案する会見の全容公開はわかりやすく合理的な手段だが、逆にいえば、読者や視聴者から「編集者はいらない」とレッドカードを突きつけられる可能性もあるだろう。悪質な印象操作は、情報を出す側の自殺行為ともなりかねない。(政治部 今仲信博)

5442名無しさん:2020/10/19(月) 00:22:04
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/200918/plt20091813310010-n1.html
参院自民、政審会長に二之湯氏 
2020.9.18 13:31

 参院自民党は18日の議員総会で、松山政司政審会長の後任に二之湯智元総務副大臣を充てることを決めた。末松信介国対委員長は続投し、野上浩太郎農林水産相が務めていた参院幹事長代行には中川雅治元環境相が就いた。石井準一参院幹事長代理も続投した。任期は1年。

5443チバQ:2020/10/19(月) 09:54:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d015a22ef6f8ad84573a160a507ed29d3f34455f
【点描・永田町】杉田水脈議員は政権の“お荷物”
10/18(日) 19:06配信
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下村博文政調会長との面会を終え、記者団の取材に応じる自民党の杉田水脈衆院議員=9月30日、東京・永田町の同党本部
 自民党の会合で「女はいつでもうそをつく」との“トンデモ発言”で集中砲火を浴びているのが、杉田水脈衆院議員(当選2回・53歳)だ。ネット上では同氏の議員辞職を求める活動への賛同署名が殺到、野党側も「政権追及の絶好の材料」と勢いづく。2012年の初当選以来、数々の問題発言で物議を醸してきた杉田氏だが、今回の発言には党執行部も「言語道断で、(重大処分見送りは)今回が最後」(世耕弘成参院幹事長)と苦り切る。ただ、杉田氏は反省の素振りを見せながら発言撤回は拒み、いわゆる「ネット右翼」の声援を拠り所に、今後も議員として発言を続ける構えだ。このため、今後も杉田氏の「ハチャメチャな言動」(自民幹部)が菅義偉首相の政権運営の“お荷物”になりそうだ。
 杉田氏の件の発言は9月25日の自民党の合同会議で飛び出した。女性に対する性暴力に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」などと発言、一部メディアが報道して大問題となった。杉田氏は当初、発言自体を否定していたが、同30日の下村博文政調会長からの口頭注意を踏まえ、10月1日に自身のブログで「精査したら発言が確認された」とし、「不快な思いをさせてしまった方におわびする」と謝罪した。ただ、「女性を蔑視する意図は全くない」と強調して発言は撤回せず、野党やネットでの議員辞職要求にも無視を決め込んでいる。

【図解】安倍内閣の支持率推移

 杉田氏は12年12月衆院選で、兵庫6区から日本維新の会公認で出馬して比例復活で初当選。その後、14年12月衆院選では落選したが、17年10月の前回衆院選では、中国ブロックで自民比例単独候補の最上位として当選した。当時の安倍晋三首相(自民総裁)が杉田氏の保守色の強い主張などを高く評価し、保守派ジャーナリストの桜井よしこ氏らの後押しで自民入りしたため、党内では「特別扱い」(閣僚経験者)への強い反発もあった。
前政権の「負の遺産」の一つ

自民党本部を訪れ、同党の杉田水脈衆院議員への抗議署名を渡そうとする市民団体「フラワーデモ」のメンバー=10月13日、東京都千代田区
 もともと、杉田氏は初当選後からさまざまな「問題発言」を繰り返してきた。特に、2018年には雑誌「新潮45」8月号に「(性的マイノリティーである)LGBTの彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり生産性がない」などと寄稿し、国内外から批判が殺到。安倍首相(当時)は「まだ若いですから」と擁護したが、新潮社は謝罪し、同誌は事実上の廃刊となった。そうした経緯もあるだけに、今回の発言は政治的にも大炎上し、ネットなどで「自民党は、身を(水脈)切る改革を」と揶揄されている。暴言連発とも見える杉田氏の一連の言動は「万葉集からとった」という文化の薫りもする珍しい名前にも「およそそぐわない」(有識者)。ただ、ブログでの長文の釈明には「批判に負けるな」「頑張れ」などの書き込みも目立つ。

 次期衆院選への悪影響を懸念する与党議員からは、「早く議員辞職させてほしい」(若手)との悲鳴も漏れる。しかも、首相は安倍前政権時代の政治スキャンダルを官房長官として素早く処理してきた「危機管理のプロ」でもある。ただ、「刑事事件で逮捕、起訴されながら、自民離党後も議員に居座り続ける河井克行元法相と妻の案里参院議員や秋元司衆院議員とのバランスもあり、さすがの首相も決断しにくい」(自民幹部)との指摘もある。そうした中、杉田氏自身は「これからも自らの信念に基づき、発言を続ける」となお強気だ。このため、党内には「次期衆院選での中国ブロック比例名簿からさっさと削除するしかない」(閣僚経験者)との声も広がるが、入党の経緯から安倍前政権の「負の遺産」とも見えるだけに、杉田氏の存在自体が首相の“頭痛の種”となりそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月12日号より】

5444名無しさん:2020/10/19(月) 11:58:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b560ae7ecd0fd492f822711396e7131d1d76b98
自民・岸田氏が積極露出 埋没回避に躍起
10/19(月) 7:09配信

 自民党の岸田文雄前政調会長が、来年秋と想定される党総裁選に向け、メディアなどに登場する機会を増やそうと懸命だ。

 もともと発信力不足が課題な上、菅政権で政府・党の要職からも外れて露出が激減。このままでは埋没しかねないと危機感を強めている。

 岸田氏は18日、地元の広島市を訪れ、平和記念資料館を視察した。15日に出版した自著「核兵器のない世界へ」のPRの一環だ。市内の書店では東京に続く2回目のサイン会を開催。トークショーにも参加し、約100人の聴衆を前に熱弁を振るった。

 この日は報道各社の取材に計2回応じ、「引き続き首相、党総裁を目指して努力を続けていきたい。毎日の積み重ねが大事だ」と決意を語った。

 岸田氏は安倍政権で外相、政調会長を歴任したが、先の総裁選では地方票141票のうち、わずか10票の獲得にとどまった。党員の「不人気」という現実を突き付けられ、会長を務める岸田派の幹部は「岸田氏自身が変わらなければ、来年の戦いも厳しい」と焦りを募らせる。

 こうした状況を打破しようと、岸田氏は派内に広報対策などを担うチームの設置を決定。毎週木曜日の派閥会合後に記者対応の機会を設けることも検討している。講演依頼にも積極的に応じる方針だ。

 もっとも、無役となった岸田氏がこれまでと同様に、存在感を示し続けるのは容易ではない。党内からは「『アピール下手』のままでは駄目だ」(中堅)と厳しい声も漏れる。

5445名無しさん:2020/10/19(月) 11:59:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1af80f700629f1449de3c4fc7c59a2bdaa58c17a
「稲田朋美」と「野田聖子」が衝突 自民党の一室の使用を巡って
10/19(月) 5:56配信

権謀術数が渦巻く永田町では、こんなものまで“政争の具”になるらしい。

 目下、自民党内で火花を散らしているのは、野田聖子幹事長代行(60)と、稲田朋美前幹事長代行(61)。テーマはズバリ“会議室の使用権”である。

 稲田氏といえば、近年、“極右”のイメージを脱却しようと、しきりに“女性”を強調するようになったことが知られる。

「今年の3月には、稲田氏が共同代表を務める議員連盟『女性議員飛躍の会』を結成。選択的夫婦別姓にも理解を示すなど“変節”し、政策転換をアピールしている。それもこれも、総理になりたい一心では、などと揶揄する声もあるくらいです」(政治部記者)

 そして、稲田氏の支持母体ともいえる、この「飛躍の会」が妙な軋轢を生むことになる。

 自民党関係者によれば、

「会結成の当時、稲田さんは幹事長代行。直属の上司だった二階俊博幹事長に、議連のため自民党本部7階の会議室、709号室をあてがってもらったのです」

 面白くないのは「飛躍の会」に所属していない女性議員たち。野田氏も同様で、

「幹事長代行に就任するや、一議連が特別扱いで会議室を占拠するのはおかしいと、口撃を強めているんです。野田氏は女性初の宰相を狙う筆頭格。女性進出を稲田氏の専売特許にしておくのは許せないのでしょう。過去には女性局長だった三原じゅん子参院議員が、同じくこの特別扱いにかみついたこともありました」(同)

 目の敵にされた稲田氏の事務所に見解を訊くと、

「党本部709号室は、二階幹事長のご提案で『自民党女性政策推進室』として設置され、稲田が初代室長に任命されました。女性政策を推進するための自民党女性議員の部屋であり、議連の部屋ではありません」

 議連のためでなく、広く「党の女性」のための部屋という主張だが、何だか空気はギスギスしていそうだ。

「週刊新潮」2020年10月15日号 掲載

新潮社

5446チバQ:2020/10/19(月) 12:12:36
>>5443
近畿ブロック比例下位でよいのでは?もともと兵庫で選挙でてたし!

5447名無しさん:2020/10/19(月) 12:20:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca27437cb1043ffad64518802266969ed6e7982e
菅首相側近の河村建夫氏、韓国主要要人と連続会談…韓日関係改善に向けた「菅メッセージ」を手に来韓か
10/19(月) 7:17配信

今月17日に訪韓した日韓議員連盟の河村建夫幹事長が18日、韓国与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表と野党「国民の力」の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長、国家情報院の朴智元(パク・ジウォン)院長らと相次いで会談し、韓日関係改善に向けた意見交換を行ったことが確認された。

河村氏は日本政界の代表的な知韓派の一人で、日本メディアによると、訪韓直前の16日午後、首相官邸で菅義偉首相と会い、訪韓の計画を報告した。したがって河村氏の訪韓期間中、韓日関係に対する菅首相のメッセージが韓国側に伝えられる可能性が提起される。

19日まで2泊3日の日程で組まれた河村氏の訪韓目的は、今月6日に韓日議員連盟会長に選出された金振杓(キム・ジンピョ)議員に就任の祝賀メッセージを伝えることだった。だが、金氏との面談・晩餐日程の他に与野党代表、日本国内に幅広いネットワークを持つ情報機関トップとの会談事実まで確認され、「菅内閣発足後、両国の葛藤解消の可能性を模索するための日本側の動きが本格化した」(韓日議員連盟幹部)とみる声もある。

河村氏は18日午前に金鍾仁氏と会った後、午後には朴智元氏、金振杓氏、李洛淵氏らとの会談に相次いで臨んだ。

関係者によると、これら要人との会談で、河村氏は前回の第20代国会で文喜相(ムン・ヒサン)前国会議長が徴用問題解決法として提示したいわゆる「文喜相案」に言及し、韓日関係改善の必要性を強調した。「文喜相案」は韓日両国企業と国民の寄付金で強制徴用被害者に慰謝料を提供しようというアイデアで、文喜相氏が関連法案まで発議した。

河村氏と30分余りにわたって会談を行った金鍾仁氏は、中央日報の電話取材に対して「河村幹事長が強制徴用問題を中心に言及し、いわゆる『文喜相案』を取り上げて韓日関係が早期回復し、徴用問題が解決されるべきではないかと話した」とし「私は主に河村幹事長の話を聞く立場だった」と話した。

5448名無しさん:2020/10/19(月) 12:21:08
>>5447

河村氏は16日に菅首相と面談した後、日本の記者団に対して「日本政府としては、徴用工問題等々韓国側からの対案を待っている状況」とし「そういうことが進んでいるのかどうか、今の現状をどう考えているのか。そういうことを話し合っておきたい」と話した。

そのような河村氏が韓国側の主要要人との会談で「文喜相案」を再度強調したことをめぐり、韓日関係消息筋は「徴用裁判と関連し、韓国裁判所によって押収された日本企業の資産が現金化される前に、韓国政府がどんな形であれ問題解決の糸口を作ってほしいという日本政府のメッセージを伝えた」と分析した。最近、日本メディアで「韓国が徴用問題解決法を出さなければ菅首相が日中韓3国首脳会談に出席するために訪韓しない」という報道が続く中で、河村氏が韓国側の雰囲気を探るために動いたという見方もある。

記者時期に東京特派員の経験がある民主党の李洛淵氏は代表的な知日派だ。河村氏の昨年9月の訪韓時も当時首相だった李氏が別途昼食を共にした。18日に国会で40分間の会談に臨んだ2人がどのような話を交わしたのか、具体的な内容は公開されていない。ただし、李氏は会談後、記者団に対して「韓日懸案に対して、当局間が積極的に協議し、互いに知恵を出し合おうということでは意見が一致した」と話した。この他に、菅首相が17日、太平洋戦争A級戦犯が合祀された軍国主義の象徴である靖国神社の秋季例大祭に供物を奉納したことに対し、河村氏に遺憾を表明したと李氏は紹介した。これについて河村氏は「韓国と中国の批判はよく知っているが、安倍晋三前首相から続いてきた慣例だ。菅首相も官房長官時期には行かなかったが、首相になったので前任の首相がしていたことを継承している」としつつも「両国の批判は受け入れる」と話したと李氏が伝えた。李氏によると、世界貿易機関(WTO)事務局長の決選投票を控えた兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商交渉本部長に対する日本政府の支持を要請したところ、河村氏は「まだ日本政府はどうするか決めていない」とし「李代表からそのような要請があったということを受け取った」と話したという。

河村氏の日程の中では、情報機関トップである朴智元氏の会談が特に異例だ。朴氏は菅首相誕生に決定的な役割を果たした二階俊博自民党幹事長とは特に親しい関係にある。朴氏は昨年8月、行き詰まった韓日関係を突破するために大阪で二階氏と会い、5時間30分間にわたって非公開会談を行った。河村氏はそのような二階氏が率いる自民党二階派に所属している。18日の会談では2人の間に深いやり取りがあり、朴氏も李氏と同じように、WTO事務局長決選投票に関連した協力を要請したと韓日関係消息筋が伝えた。

5449名無しさん:2020/10/19(月) 14:38:52
https://www.asahi.com/articles/ASNBF34QPNBCUEHF004.html
コンビニめしと本の山 番記者が見た「石破首相」への壁
有料会員記事
聞き手・神田大介
2020年10月17日 8時00分

【朝日新聞ポッドキャスト】 番記者に聞く、石破茂氏「敗戦の弁」
 始まる前から勝ち目の乏しかった自民党総裁選に飛び込み、結果は3候補中最下位、強みだったはずの地方票でも菅義偉首相を下回る惨敗を喫した石破茂元幹事長。朝日新聞ポッドキャストで、敗戦の弁を語ってもらいました。

 さすがに落ち込んだのか、結果判明の直後から次の総裁選への意欲を示した岸田文雄氏とは対照的に、記者団の問いかけに「来年のことはまだ終わったばっかりで言えない」と言葉を濁していた石破氏。ところが、収録では次もやる気十分という様子でした。ただ、勝つための具体策が見えない。とりわけ課題の国会議員票集めは道筋が見えず、5回目となる挑戦でもなお他力本願という印象は拭えません。

 安倍晋三前首相と長くライバル関係にあった石破氏には、何が足りないのか。収録に同席した政治部の石破番、松山尚幹記者が読み解きます。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は以下の通りです。

・岸田文雄氏よりも下位だったショック

・びっしりの本棚とコンビニ弁当

・最大の誤算は菅氏の出馬

・党は最初から勝たせるつもりがなかった?

     ◇

Q:石破さん、率直に語ってくれましたね。

A:テレビでも言わないところまで話してくれたと思います。「自分に役職がつくのは乱世の時」という言葉に、私は次の総裁選への覚悟を受け取りました。

Q:後進に道を譲る気は全くないようでした。

A:そうですね。ただ、石破派の…

https://www.asahi.com/articles/ASNBF34R1NBCUEHF005.html
上滑りした岸田氏の熱意 はしご外し、番記者は見ていた
有料会員記事

聞き手・神田大介

2020年10月18日 8時00分

【朝日新聞ポッドキャスト】 番記者に聞く、岸田文雄氏「敗戦の弁」
 安倍晋三前首相からの「禅譲」戦略を描いていたが、その安倍氏と麻生太郎副総理にはしごを外され、もろくも崩れ去った岸田文雄前政調会長。朝日新聞ポッドキャストで、敗戦の弁を語ってもらいました。

 「面白みには欠けるが、きまじめで優しい」(岸田派議員)というイメージからの脱却を狙い、独自カラーの発信に力を入れているのは伝わりましたが、際どい質問になると受け答えが丁寧語になり、「官僚型答弁」になってしまう場面も。

 他方、旧宏池会という源流を同じくする麻生派、谷垣グループとの合流に向けた発言をするなど、積極的な動きも見せています。次の首相になれるのか。収録の直前まで岸田番を務めていた、政治部の西村圭史が読み解きます。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は以下の通りです。

・「はしご外し」の真相は

・総裁選中に反省の弁

・古賀誠氏を切ってでも勢力拡大?

・「ポスト安倍」という呪縛

     ◇

Q:収録中の岸田さんは表情豊かで、気むずかしいインテリというイメージが変わりました。

A:この1年、近くで見てきた岸田さんとは違う印象でした。もっとピリピリした表情でインタビューに答えていたのが、総裁選が終わったからでしょうか、つきものがとれたような感じで、すごく自然体で話してくれたと思います。

Q:政治家は人を包み込むような人柄が求められるという点で、岸田さんは損をしているように感じます。

A:外相や自民党政調会長だったころは、その範囲を超えて発言をしてはいけないと思っていた。肩書を持っている以上は、自分の思いを好き勝手にしゃべれない。そう思って今までやってきたので、発信力不足と言われながらも目立てなかった――総裁選中、そんな反省の弁を本人の口から聞きました。既に遅すぎたわけですが、それに気付いた岸田さんがこれからどう変わるのか。期待はできると感じました。

Q:総裁選の期間中、どんどん変わっていったのでしょうか。

A:変わらざるを得なかった、と…

5450名無しさん:2020/10/19(月) 17:47:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7eee66dacb9288d661a8772f760302c549ef2e4
自民石崎徹議員を略式起訴 暴行罪で 新潟区検
10/19(月) 17:32配信

 自動車の中で被害者の後頭部などを殴ったとして、新潟区検は19日、暴行罪で、自民党の石崎徹衆院議員(36)を略式起訴した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c4d462fb0571fa2f0a64d4168563159b735ce318
【速報】石崎徹衆議院議員を暴行罪で略式起訴 新潟区検
10/19(月) 17:05配信

【速報】石崎徹衆議院議員を暴行罪で略式起訴 新潟区検

新潟区検は19日、石崎徹衆議院議員(36歳)を、当時の秘書への暴行罪で新潟簡易裁判所に略式起訴しました。
起訴状によりますと石崎議員は被害者に対し2019年4月と5月にそれぞれ、新潟市内で自動車内において右手で1回殴る暴行を加えた、というものです。

BSN新潟放送

5451名無しさん:2020/10/19(月) 21:51:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe68b628708bf7366198c106f3b4e2679fd9b3f0
安倍前首相の甥がフジテレビ退社へ 「岸防衛相のもとで大臣秘書官に就任」情報
10/19(月) 20:00配信

 フジテレビに勤務する安倍晋三前首相(66)の甥が「今月中に退社し、岸信夫防衛相(61)のもとで防衛大臣秘書官に転身する」という衝撃情報が永田町で流れている。

 安倍氏は19日、東京都九段下の靖国神社を首相退任後、2度目の参拝を行った。今回は肩書きなしの「安倍晋三」と記帳し、私費で玉串料を納めたという。その直後、安倍氏がかわいがっているフジテレビ社員の甥が、月末までに退社するという情報が永田町に駆け巡った。

「安倍氏の甥は、次期衆院選で山口3区への鞍替え報道がされる岸田派の林芳正氏が出るなら、刺客として送り込まれるのではないかと言われています。安倍氏と昭恵夫人には子供がいません。将来は、自身の山口4区をフジテレビ出身の甥ではなく、兄の長男の甥に後継者として指名するのではないかと党内で囁かれています」(自民党関係者)

 安倍氏の父は外務大臣を歴任した晋太郎氏、弟は菅内閣で初入閣した岸防衛相だ。華麗なる政界一族に囲まれた甥がフジテレビを退社するという情報に党内では「選挙準備だ」と声が上がる。

 自民党議員は「初耳でした。フジテレビ勤務の甥は、いつか安倍氏の地盤を引き継ぐと噂されてきました。野党から『世襲だ!』と批判されるかもしれないが、いきなり選挙に出馬するよりも岸防衛相のもとで経験を積むなら、将来につながります」と話した。

 永田町関係者によると、安倍氏の甥はフジテレビで記者として政治部、宮内庁担当、昨年7月から気象庁担当として活躍したという。

「安倍氏は、現職の首相として初めてフジテレビの『笑っていいとも!』に出演した。その後もフジテレビのバラエティ番組に出演してきたのは、甥がフジテレビにいて太いパイプがあったからだと見られてきた」(政界関係者)

 自民党は次期衆院選に向けて父親が元維新の党代表を務めた松野頼久元衆院議員で、元ミス日本グランプリの松野未佳氏の擁立に動きだして話題を集めていた。

東京スポーツ

https://news.yahoo.co.jp/articles/2939b1159bb0ccdfbfd5561233451e16b28c6252
自民護る会懇親会に安倍氏が出席へ
10/19(月) 13:33配信

 自民党の保守系有志議員でつくる「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表・青山繁晴参院議員)が創立1周年を記念して27日に国会内で開く懇親会に、安倍晋三前首相が出席することを青山氏が自身のブログで明らかにした。安倍氏が護る会のメンバーに加わるかは未定だという。

 護る会は昨年6月20日に設立され、父方の系統に天皇を持つ男系皇位継承の安定策などを議論してきた。現在衆参61人の党所属議員が参加している。

 今年夏に創立1周年に合わせた懇親会を開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期していた。

5452名無しさん:2020/10/20(火) 09:16:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9b536686d075592569682af4da05abb1506dabd
「ラスボス」古賀誠氏の「倍返し」が炸裂したら…岸田派に迫る瓦解の危機〈週刊朝日〉
10/20(火) 8:00配信

 自民党総裁選で敗れた岸田文雄元外相が、必死に巻き返しを図っている。

 麻生太郎財務相率いる麻生派(志公会、54人)と谷垣禎一元総裁の谷垣グループ(有隣会、20人余)に岸田派(宏池会、47人)との合流を持ちかけ、「大宏池会構想」の実現を目指しているのだ。

 この3派閥は池田勇人元首相が立ち上げた「宏池会」が源流。合流が実現すれば120人余りの塊ができ、最大派閥の細田派(清和会、98人)を上回る。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が語る。

「最大派閥になれば麻生さんの発言力も増すし、谷垣グループはポストが獲得できる。両派にメリットがあるんです。もちろん岸田さんにとっては、来年9月の総裁選で有利に働きます」

 だが、事は思惑通りには進まなさそうだ。

「毎週開かれる岸田派の会合で派閥名誉会長の古賀誠元幹事長がどっかり真ん中に座るため、それが嫌だという人たちがいます。議員を引退した古賀さんがずっと牛耳っていることに不満の声が上がっている」(角谷氏)

 古賀氏は麻生氏や谷垣グループ幹部の川崎二郎元厚労相と距離があるという。このため、岸田氏は合流のネックになっていた古賀氏に「距離をとりたい」と伝え、古賀氏は名誉会長の辞意を示したという。

「岸田さんにしてみれば、先の総裁選で古賀さんの地元の福岡県の地方票が菅さん2票、石破さん1票で、自身はゼロだった。これにも不満をつのらせたようです」(永田町関係者)

 これで合流に向けて話が進むかと思いきや、この件が、岸田氏の「命取り」になりかねないという見方もある。

「古賀さんは傘下の議員に毎年モチ代を配って面倒をみているから、古賀さんが派を離脱するなら自分も一緒に離脱するという人たちもいる。岸田派47人のうち18人ぐらいは古賀派とも言われています」(政界関係者)

 菅義偉首相が過去に宏池会に所属していたことも、話を複雑にしている。

「菅さんは当時、古賀さんの子分。菅さんはその後、宏池会を飛び出て一匹狼になりましたが、古賀さんとの親しい関係は今も続いています」(永田町関係者)

5453名無しさん:2020/10/20(火) 09:17:13
>>5452

 合流を要請された側の麻生派の内部事情も単純ではない。

「麻生派の幹部というのは麻生さんの個人的な魅力に惹かれ、麻生さんが大好きな人たちが集まっているんです。他派閥にはない求心力がある。好きで一緒に集まっているわけですから、麻生さんが岸田派と一緒になると言うならば皆ついていくでしょうが、そうでなかったら、バラバラになってしまう」(角谷氏)

 麻生派内には、次の総裁の有力候補である河野太郎行政改革担当相がおり、岸田派と合流した場合、岸田氏と総裁候補がかぶってしまうという問題もある。

 もう一つの火ダネもある。次期衆院選で山口3区への鞍替えを望む岸田派の林芳正参院議員が、同区を地盤とする二階派(志帥会、47人)の河村建夫元官房長官と真っ向から対立している件だ。

「二階俊博幹事長は『売られたケンカは受けて立つ』とまで豪語したが、あそこは林さんの父の中選挙区時代の地盤で、どちらにも理屈がある。混乱の中、古賀氏が『どうせ捨てられるなら』と逆襲に出て、次の総裁選の候補者に林さんをかつぐかもしれない。林さんは古賀さんの側近で、2012年の総裁選にも出たことがありますますからね」(同)

 もしそうなれば、岸田派は瓦解の危機を迎える。今後、ドラマはどう展開していくのだろうか。

「麻生さんも谷垣さんも菅政権が順調な限り岸田さんの話には乗りませんよ。支持率が50%以上ある時にヘタに弓を引いても党内で干されるだけ。そんなヘマはやらないでしょう」(前出の政界関係者)

 結局、麻生氏が巧妙な駆け引きで古賀氏を切らせただけなのでは、という見方も政界にはある。

「岸田さんはピエロだったということになってしまうんだけど、かといって何もしないでいたら、来年9月の総裁選はまた負け戦が確実。勝ち目が薄いにしても、万が一、菅政権がコケた時のことを考えて、やっぱり、麻生さんに頼るしかないわけですよ」(同)

(本誌・上田耕司)

※週刊朝日10月30日号に加筆

5454とはずがたり:2020/10/20(火) 14:16:13
最近じゃあ安倍の靴舐め要員となってたけど。。

伝説の美人キャリア官僚・松川るい 片山さつきの新ライバルか?
https://bunshun.jp/articles/-/6560
「週刊文春」編集部2018/03/15
週刊文春 2018年3月22日号

 2025年国際博覧会(万博)の大阪開催を目指して、国際アピールを続ける日本。永田町では、もう一つのアピール合戦が熱を帯びていた。

「博覧会国際事務局調査団が3月5日から5日間の日程で来日し、安倍晋三総理との面会や、会場予定地の現地視察を行いました。ロシアとアゼルバイジャンも手を挙げており、視察結果も踏まえ、11月に投票で開催地が決まります」(担当記者)

 そんな中、6日には、調査団を迎え万博議員連盟総会が開かれた。議連会長の二階俊博自民党幹事長らの挨拶の後、真っ先に発言を求めたのが自民党の松川るい参院議員(47)。


「まず英語で話した後、韓国語、それをさらに英語で言い換えた後、最後はフランス語でも話していました。二階氏は驚いて何度も松川氏の方を振り向き、最後は拍手を送りました」(出席者)

 皆が呆気にとられる中、負けじと手を挙げたのが、片山さつき氏(自民)。浮島とも子氏(公明)、石井苗子氏(維新)らも続いた。

「指名されると次々に、英語でスピーチしました。まるでスピーチコンテストのようでしたね」(同前)

 語学力のアピールに成功した松川氏は大阪の四天王寺高、東大法学部を卒業後、1993年外務省に入省したキャリアの持ち主。2016年参院選で大阪選挙区から初当選した。外務官僚の夫との間に2人の子がいる。

「美人キャリア官僚として有名で、かつては彼女を巡り、官僚同士が殴り合いの喧嘩をしたとの伝説があります。以前、片山氏に怒鳴られたと報じられたこともありました」(外務省関係者)

 松川氏に聞くと、

「議連の事務局次長として、しっかり大阪を売り込もうと発言しました。調査団長が韓国の外交官だったので韓国語でも挨拶しておこうと。私は韓国に3年赴任していたので、英語の次に得意ですね」

――ライバルは片山議員?

「私なんてペーペーです。何とも思われてませんよ(笑)」

 一方、片山氏は、

「政調会長代理として経済産業が担当ですから、大阪がライフサイエンス企業の集積地ということを申し上げました。私は英語圏に住んだことはありませんし、英語に自信はありません。英語を話せたら票になるわけでもないですし」

 片山氏と言えば佐藤ゆかり氏とのバトルが有名だが、新たなライバル登場?

5455名無しさん:2020/10/20(火) 17:53:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/c58149a9b0fab812f45dff6c57e76a072737be7f
解散「心の準備できている」 自民・二階幹事長
10/20(火) 12:05配信

 自民党の二階俊博幹事長は20日の記者会見で、衆院議員の任期が21日で残り1年となることに関し、「衆院解散は首相の一存だ。任期があと1年となればいよいよだ。われわれはいつでもそれに対処する心の準備はできている」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0e5bee72c9ebd253dbdb58ba58e8e36f365ed994
支持率下落「ご祝儀相場の終わり」 自民・二階幹事長
10/20(火) 12:07配信

 自民党の二階俊博幹事長は20日の記者会見で、報道各社の世論調査で菅内閣の支持率が下落していることについて、政権運営に影響はないとの見方を示した。

 「(政権発足時は)ご祝儀相場というか、新鮮な気持ちで受け止める。だんだんと平常心に戻ってくる」と指摘し、現状は「特別のことではない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/80644f34cbb57328a6994bb7cba243090d860916
自民・二階幹事長が強調 解散総選挙「心の準備できている」
10/20(火) 16:21配信

衆議院の解散総選挙をめぐり、自民党の二階幹事長が、「心の準備はすでにできている」と強調した。

自民党・二階幹事長「総理が解散しようと言うことになれば、われわれはいつでも、それに対処する心の準備はすでにできています」

二階幹事長は、「いつ解散があってもいいように、しっかりとした準備を整える」と強調する一方、任期満了近くまでに菅政権が成果をあげてからの解散についても、「傾聴に値する条件だ」と語った。

5456名無しさん:2020/10/20(火) 19:29:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/090684d743d4b4fc3994ad6925cd0a76a192a01f
石崎議員「1区から出馬 変わらず」 自民党本部は処遇を協議へ
10/20(火) 18:33配信

元秘書の男性への暴行の罪で略式起訴された石崎徹衆院議員が,、20日に取材に応じました。一方、自民党本部は石崎議員の処遇について幹事長と執行部が協議を始めます。
20日午後、自民党の二階幹事長と面会した石崎議員は「(記者:現時点では離党は決まっていない?)自分が本当に多くの方にご迷惑をおかけした点。どう責任を果たすべきかよく考えて対応したい」と話しました。
石崎議員は、去年4月と5月車の中で元秘書の男性の頭などを殴ったとして新潟区検から19日に略式起訴されました。20日午前には自身のブログに「経緯とご説明」とする文章を掲載。その中で「司法の結論に向き合う」としながらも、暴行は「咄嗟に身体が触れたり注意した際に手が当たったもの」で承服できないと主張。さらに「元秘書の男性には知人を通じて相当額の示談金を払い、示談の合意に至った」との認識を示しています。
これについて、元秘書の男性は…「示談金やポストなどいろんな話が来たが、私は一切応じていない。一円もお金を受け取っていない」と話しています。
午後には自民党県連の幹部も党幹部と面会。党紀委員会の開催と、選挙区支部長の解任や、離党勧告など厳しい処分を求めたのに対し林幹雄幹事長代理は、「重く受け止める」として協議を約束しました。自民党県連の高鳥修一会長は「1区の支部長は県連は塚田一郎氏に内定している。早めに結論を出してほしい」と話しました。
石崎議員はブログで「次期選挙においても政策を正々堂々訴えながら挑戦したい」と主張。「書類送検中もいろんな方からあきらめないで頑張れという声があった。そうした声にこたえるのも責務であり出馬の思いは変わらない」と、次期衆院選への出馬の意欲を語っています。
新潟1区からは、立憲民主党の西村智奈美さんも出馬を予定しています。

最終更新:10/20(火) 18:33
UX新潟テレビ21

5457名無しさん:2020/10/20(火) 19:48:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/893a8a81e60171ef9aa073de62ead0e24cb13c54
【新潟4区】国定氏が自民支部長就任 二階派入り
10/20(火) 18:50配信

自民党の衆院新潟4区の支部長に内定していた国定勇人前三条市長が20日、正式に支部長に就任しました。自民党の二階派への入会も決まり、衆院選に向けた動きを加速させています。

自民党本部から正式に新潟4区の支部長に選任された国定勇人前三条市長。自民党新潟県連で19日に会議を開き、4区内の党員らに支部長決定の報告と感謝を伝えました。

【自民 国定勇人前三条市長】
「不安はたくさんありますけど、むしろそれを上回る私自身の高揚感。そして次の来る衆議院議員選挙に向かって、しっかり臨んでいくんだという初心に帰る気持ち。そうした思いで今はいっぱいです」

16日には党本部を訪れ、二階派に入ることも決まりました。二階派の河村建夫元官房長官からも期待する声が…。

【河村建夫元官房長官(二階派)】
「大いに成果を挙げられるとと期待していて、二階先生も『我々も何かあれば駆けつけるから、日程調整しろ』という話が早速出ていたので、しっかり応援させていただきたい」

帰り際には…。

【自民 国定勇人前三条市長】
「先生、どうもありがとうございました」
【自民 二階俊博幹事長】
「頑張ってね」

市長としては5回ほど二階幹事長に会ったという国定さんでしたが…。

【自民 国定勇人前三条市長】
ー緊張感が?
「それはそうですよ。もう口の中がべったべた」

自民党本部のお墨付きをもらい、衆院選に向けた活動が本格化します。

新潟4区からは立憲民主党の菊田真紀子衆議院議員が立候補を表明していて、与野党一騎打ちの戦いとなりそうです。

BSN新潟放送

5458名無しさん:2020/10/20(火) 21:35:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/92725d08156128f052d5048bb5ba4990571bb7e2
元秘書「ほぼ全て捏造」 略式起訴の自民・石崎衆院議員の主張に反論 新潟県連は厳しい処分要望
10/20(火) 19:45配信

20日午後、元秘書への暴行罪で自身が略式起訴された事案について党本部に報告した自民党・石崎徹衆院議員。

一方で、その前に更新した本人のブログでは…

【石崎徹 衆院議員のブログ】
「わざとなのかと思うミスの連続。選挙の際に候補者公募で争ったこともある人物でした」

被害者の元秘書の男性についてこのように記し「疑義とともに承服しかねるところもある」とコメントしています。

これに対し、元秘書の男性がNST新潟総合テレビの取材に応じました。

【元秘書の男性】
「どこが反省しているのか、反省しているポイントを拾ってあげることもできない。それが今日まで続いているので、残念で仕方ない」

また石崎衆院議員が示談金を支払い、和解の調整を進めていたと主張していることについては…

【元秘書の男性】
「お金を受け取ったことはない。ほぼ、すべてと言っていいほど捏造だが、有権者に対して自分を肯定したかったところもあったのかも」

こうしたなか、この日は自民党の高鳥修一県連会長も党本部で二階幹事長などと面会し、石崎衆院議員に関する党紀委員会を開いたうえで、厳しい処分を求める文書を提出したことを明らかにしました。

【自民党 県連会長 高鳥修一 衆院議員】
「『幹事長と執行部で協議をして進める』と。ただ、重く受け止めるという言葉があった」

次の衆院選への出馬の意志を変えていない石崎衆院議員ですが、今後 党紀委員会で離党勧告や除名などの処分が下される可能性もあります。

【自民党 石崎徹 衆院議員】
「処分結果がどうなるのか初めてのことなので、その辺りは先を考えて判断していきたい」

NST新潟総合テレビ

5459名無しさん:2020/10/21(水) 08:48:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba45c153a7db11b91dcbc955a8d66b6261af6b71
略式起訴 自民・石崎徹議員、党幹部に謝罪
10/21(水) 1:46配信

元秘書の男性への暴行罪で、19日に略式起訴された自民党の石崎徹衆議院議員が党幹部に経緯を説明し、謝罪しました。

自民党・石崎徹衆院議員「深くおわびを申し上げたいと思います。私自身の身の処し方につきまして、なるべく早くどうしていくべきか判断をしていきたい」

石崎議員は、起訴内容を認め謝罪しましたが、今後の対応については明言を避けました。

一方、石崎議員が所属する自民党新潟県連の高鳥会長らは、二階幹事長らと会談し、離党勧告や除名処分など、石崎氏への重い処分を求めました。

林幹事長代理は、「重く受け止める」と応じたということです。

自民党執行部は、22日に党紀委員会を開いて石崎氏の処分を決定する方針です。

最終更新:10/21(水) 1:46
日本テレビ系(NNN)

5460名無しさん:2020/10/21(水) 08:51:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/de5d5bf299cdad2ef839513cc2cfef3df0616dd9
岸田氏、野田聖子氏と出産育児一時金拡充の勉強会発足へ 共同代表に
10/20(火) 17:52配信

 自民党の岸田文雄前政調会長が、当選同期の野田聖子幹事長代行とともに出産育児一時金の拡充に向けた勉強会を発足させることが20日、分かった。岸田氏は9月の党総裁選で菅義偉首相に敗れたが、すでに次期総裁選への出馬の意欲を表明。野田氏も初の女性首相を目指しており、「ポスト菅」候補の2人の連携は注目を集めそうだ。

 岸田氏と野田氏が勉強会の共同代表に就任し、事務局長を野田氏に近い加藤鮎子副幹事長、事務局次長を岸田氏率いる岸田派(宏池会)の国光文乃衆院議員が務める方向で調整しており、今月中にも発足する見通しだ。

 岸田氏は先の総裁選で出産費用に関し「負担をゼロにすべく国として支援をする」と語るなど、子育て施策の拡充に意欲を示していた。

 岸田氏は新型コロナウイルス対策の勉強会の立ち上げも検討している。相次ぐ勉強会の発足は、菅政権が高支持率を維持する中、次期総裁選に向けて発信力を高めるとともに、他派閥や無所属議員との連携を強化する狙いもあるとみられる。

5461名無しさん:2020/10/22(木) 02:46:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/96b37e58a244c2392bf84f1cc253ab1628100986
派閥横断の国際協調勉強会発足へ  岸田氏
10/21(水) 19:37配信

 自民党の岸田文雄前政調会長が、科学技術や文化・芸術などのソフトパワーを活用した国際協調をテーマに派閥横断の勉強会を発足させることが21日、分かった。岸田派(宏池会)の会長を務める岸田氏は菅義偉(すが・よしひで)首相に敗れた9月の党総裁選でソフトパワーを活用した外交を重要政策に掲げていた。岸田氏は次期総裁選への意欲を表明しており、発信力の向上とともに他派閥との連携強化を目指す。

 勉強会は岸田氏が会長を務め、谷垣グループ(有隣会)の遠藤利明元五輪相や麻生派(志公会)の薗浦健太郎前党総裁外交特別補佐らが参加。29日に初会合を開く予定。

 勉強会ではまず、4年7カ月務めた外相時代に培った人脈を生かし、デジタル技術を駆使した新型コロナウイルス対策で世界的に注目を集めた台湾やシンガポールなどの先進事例を学ぶ。

 岸田氏は近く当選同期の野田聖子幹事長代行とともに出産育児一時金の拡充に向けた勉強会も発足させる予定で、次期総裁選に向けた活動を活発化させている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d760904daee9137312d0d295acb5faa160e7cb8
政府の学術会議説明「乱暴」 「大宏池会」はトーンダウン 岸田氏
10/21(水) 17:57配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は21日、日本記者クラブで会見し、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった問題に関し、「より丁寧に説明すべきだ。俯瞰(ふかん)的、総合的な判断というだけで済ますのも乱暴ではないか」と述べ、説明は不十分との認識を示した。

 政府と自民党がそれぞれ学術会議の在り方を見直す方針を示していることについては「議論が拡散している。任命の問題と会議そのものの問題は整理して議論することが大事だ」と指摘した。

 一方、自らが提唱した岸田派(宏池会)と、宏池会の流れをくむ麻生派、旧谷垣グループが合流する「大宏池会」構想に関し、「一つの派閥になるとか組織として一緒になることまで必ずしも必要ないのではないか」と語った。

 5日に「宏池会の大きな固まりを実現できるよう先頭に立って汗をかきたい」としていた発言をトーンダウンさせた形だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2a8d5791c4b92a0d0c858433807b925066096380
岸田文雄氏「乱暴ではないか」任命拒否問題に異論
10/21(水) 18:52配信

自民党の岸田文雄前政調会長(63)が21日、日本記者クラブで講演し、菅内閣の日本学術会議から推薦された任命を拒否した問題について「その説明を国民が求めている。俯瞰(ふかん)的、総合的な判断です、というだけで済ますというのも乱暴ではないか」と、政府の対応に異論を投げかけた。

また、野田聖子幹事長代行とともに出産育児一時金の拡充に向けた勉強会を立ち上げることを正式に表明した。無派閥の野田氏とは当選同期で「野田さんに限らず、党内の幅広い人材とそれ以外にも、いくつかの議員連盟を立ち上げていきたい」と意欲的に語った。

岸田氏は9月の自民党総裁選で菅義偉首相に完敗したが、来年9月の次期総裁選へ出馬の意欲を表明している。自身の派閥である宏池会(47人)の勢力拡大を含め、派閥を横断した連携強化へ動きだしている。【大上悟】

5462チバQ:2020/10/22(木) 09:47:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a9b48c976b6f7c6383617c0064350c51e0544e2
無所属の増子輝彦参院議員が自民会派入り 自民福島県連は「反対」表明
10/22(木) 8:46配信
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増子輝彦参院議員=福島市内のホテルで8月、高橋隆輔撮影
 旧国民民主党と旧立憲民主党などが合流した新党「立憲民主党」への参加を見送った、無所属の増子輝彦参院議員が自民会派入りすることになり、自民党福島県連は21日、「反対」とするコメントを発表した。

 同県連の渡辺義信幹事長は「突然のことで驚きを禁じ得ない。県連としては反対」と表明。「党内に混乱を招かないよう、丁寧に取り組んでいかねばならない」と、事実確認を急ぐ考えを明らかにした。【高橋隆輔】

5463名無しさん:2020/10/22(木) 10:55:10
https://www.sankei.com/politics/news/190423/plt1904230045-n1.html
「参院は強くなければ」異能の吉田氏引退で参院自民は
2019.4.23 21:18政治政局

 23日に国会議員の引退を表明した自民党の吉田博美参院幹事長は、これまで強い影響力を武器に120人を超える参院自民党を派閥を超えて束ねてきた。代わる人材は見当たらないだけに、今後、参院自民党の権力構造が流動化し、安倍晋三首相の政権運営の不安材料となる可能性がある。

 吉田氏は23日、同僚議員十数人を国会内に集め、不出馬を説明した上でこんな思いを伝えた。

 「参院自民党は強くなくてはダメなんだ。強くなければ必ず参院不要論が出てくる」

 出席者は押し黙って聞き入り、涙を流す者もいた。その後「議員を辞めても政治活動は続けてほしい」「吉田イズムを引き継ぐ」といった発言が相次いだ。

 吉田氏の存在はそれだけ大きいといえる。吉田氏が参院の最高実力者として腐心したのは「衆院の補完勢力」との評価を払拭する存在感のある参院であり、そのための結束強化である。

 参院自民党は参院内の人事や国会運営を決めるなど、独自性が強い。長年、細田(清和政策研究会)、竹下(平成研究会)、岸田(宏池会)の主要3派で統治してきたが、それぞれが主導権を取ろうとして足並みが乱れることもあった。

 吉田氏は人事や国会運営を差配する立場だが、入閣経験はない。ポストを他の議員に配分し、自ら所属する竹下派以外の信頼も得てきた。参院側のリーダー格である世耕弘成経済産業相(細田派)や林芳正前文部科学相(岸田派)とは定期的に会食を重ねた。

 議長や参院議員会長を最大派閥の細田派に譲る一方、3派以外の派閥からも若手・中堅を執行部人事で重用し、派を超えた「吉田グループ」を形成した。重要法案の参院審議をめぐり、参院自民党内に大きな混乱を生じさせなかった。首相は国会運営で吉田氏を頼り、閣僚人事では吉田氏の推薦を最大限尊重した。

 異能をまねできる人材はなかなかいない。

 吉田氏は周囲に「自分の後は世耕さん」と語る。世耕氏が夏の参院選後、参院幹事長などに就いて参院側を仕切る可能性がある。だが、吉田氏が築いたような党内外の人脈には乏しく、結束のタガが緩めば3派による「三すくみ」に陥る懸念もある。

 「吉田辞すとも、吉田の精神は後輩に受け継いでいただける。何の心配もしていない」

 同僚議員との会合後、車いすで記者会見に臨んだ吉田氏は新態勢での結束を望んだ。(田中一世)

5464名無しさん:2020/10/22(木) 11:32:40
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190423/soc1904230011-n1.html
引退表明の自民・吉田参院幹事長、脳腫瘍で近く手術 次の「ドン」には石井準一氏の名前浮上
2019.4.23

 参院自民党の実力者、吉田博美参院幹事長(69)が、夏の参院選には出馬せず、政界を引退することになった。吉田氏は23日の記者会見で、脳腫瘍が見つかり、近く手術すると引退理由を説明した。参院自民党では、吉田氏をはじめ、村上正邦氏や青木幹雄氏などが「参院のドン」として君臨してきた。新たな仕切り役として、吉田氏と同じく参院竹下派の石井準一氏(61)の名前が浮上している。

 石井氏は、吉田氏の信頼が厚く、穏やかな雰囲気ながら独特の存在感がある。眼鏡の奥の鋭い眼光が印象的だ。

 「政界の暴れん坊」と呼ばれた浜田幸一氏の書生を10年ほど送り、千葉県議も20年間務めた「たたき上げ」だ。2007年参院選で初当選し、現在は2期目となる。

 国会運営をめぐり与野党間で水面下で交渉する「国対畑」などを主に歩んだ。昨年の荒れたモリカケ国会でも、抜群の調整力を発揮し、野党との交渉に奔走していた。

 現在は、参院予算委員会の筆頭理事で、参院自民党の筆頭副幹事長という要職を務めている。

5465名無しさん:2020/10/22(木) 12:53:47
https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-369336.html
進むも地獄、退くも地獄。自民総裁選で拡がる党内「石破包囲網」
2018/08/31 05:00MAG2 NEWS

9月20日に投開票が予定されている自民党総裁選。安倍首相と石破元幹事長の一騎打ちの線が確実となってきましたが、その裏では様々な思惑が交錯し脅しまがいの発言も飛び出しているようです。元全国紙社会部記者の新 恭さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、これまでに明らかになっている総裁選を巡る一連の動きを改めて整理しつつ現政権の巧妙な戦略を記すとともに、石破氏サイドへ期待を込めた叱咤激励を送っています。

盛り上がりようのない自民党総裁選
安倍首相は鹿児島の桜島をバックに報道陣のカメラの前に立ち、9月7日に告示される党総裁選への立候補を表明した。石破茂氏との一騎打ちになりそうだが、安倍陣営の議論空疎化テクニックは超一流だけに、石破氏は苦しい。

江戸でも長州でもなく薩摩で声をあげたのは、森山裕国対委員長のお膝元であるから、というのが、大方の見方だ。

所属派閥「石原派」から石破氏の推薦人を出す動きがあったのを抑えこみ、安倍三選支持を派閥領袖の石原伸晃氏に決断させたのが森山氏だったとか。

国対委員長として、モリカケ問題をめぐる野党の追及から安倍首相を守ったとされる森山氏の働きも、首相と側近たちにいたく気に入られたらしい。

安倍首相は総裁選での圧勝を狙っている。憲法改正のためにも、イエスマンばかりがはびこる党の現況を保ちたい。

昨年3月5日、自民党は定期党大会で党則と総裁公選規程を改正し、総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長した。これで安倍首相は3選に向け総裁選に立候補することができるようになった。

しかし、3選されたとしても、最長3年で総理の座を明け渡さなければならない。しだいに、永田町、霞ヶ関は「ポスト安倍」を視野に動いていくだろう。

万が一、石破氏が一般有権者に近い党員党友票を予想外に獲得し善戦するようなことがあれば、来夏の参院選を控えた自民党内に不安が広がり、これまでの強硬路線への疑問が強まって、安倍政権がレームダック化しないとも限らない。

そうなると、後任者への影響力を保ち続けたいという安倍首相の未練がましい願望は叶えられなくなる。

安倍陣営は横綱相撲で圧勝できるほどの自信が持てないからこそ、さかんに石破氏を支持するとみられる議員にプレッシャーをかけている。

朝日新聞によると、7月28日、石井準一参院議員に首相に近い党幹部から電話があったという。

「石井さん、来年選挙ですね。潮目が変わるかも知れないね。吉田さんにも伝えておいて」。来夏の参院選で改選を迎える石井氏へのあきらかな脅し文句だった。

「吉田さん」とは、自民党の参院幹事長、吉田博美氏である。所属派閥は竹下派(平成研究会)。迷った末に同派の参院議員21人を束ね、石破支持の方向にまとめようとしている。

石井準一氏は吉田氏の右腕的存在といわれ、二人とも心情的には安倍首相に近い。竹下派は自主投票としているが、衆院側には首相支持の議員が圧倒的に多い。それでも吉田氏らはあえて安倍首相ではなく石破支持を打ち出した。

背後には、かつて参議院のドンといわれた青木幹雄元参院議員会長の意向がある。青木氏の長男、一彦氏は16年の参院選で「鳥取・島根」選挙区から出馬したさい、石破氏から支援を受け、当選した。

青木、吉田両氏に共通する思いは、昔のような強い参院自民党の復活だ。青木氏の引退以降、実力者不在となって、政策決定過程に参院側が関与することはなくなっていた。

かってのキングメーカーもいまや84歳。長らく参院トップの座にあって、参院に割り当てられた大臣ポストの人事権を握り、“参院一家”結束の要石となっていたのが青木氏だ。

民主党政権時代の2010年、76歳で政界を引退し、8年の歳月を経た。それでも、参院竹下派に隠然たる影響力を持っている。

参院の強力な結束を復活させるために、青木氏と相談しながら動いているのが現在の参院幹事長、吉田氏といえる。今年1月、額賀福志郎氏を派閥の会長から引きずりおろす“お家騒動”を仕掛け、竹下亘氏を会長にすげ替えたのは、吉田氏ら21人の同派参院議員だった。

決行日は1月25日。当時の額賀派の定例会合を参院側21人がボイコットし、衆院側とは別の部屋に集合。額賀氏が退任しないなら派閥を離脱する方針を確認し合った。腹をくくった参院側の動きに、衆院側は分裂の危機感から竹下氏への交替を認めざるを得なかった。この“クーデター”の成功で、吉田氏の剛腕ぶりがメディアの注目を集めるようになった。

5466名無しさん:2020/10/22(木) 12:53:58
>>5465

吉田氏は今や、新しい“参院自民党のドン”になった感がある。先述したように安倍首相との仲もいい。

それでも、恩義ある青木氏の子分として、義理は貫きたい。だから、石破の支持にまわったのだ。

ところが、8月10日に石破氏が総裁選への出馬会見を行ったのをきっかけに雲行きが怪しくなった。

石破氏のポスターのキャッチフレーズが「正直、公正、石破茂」だったからだ。安倍首相の側近議員から反発の声が吉田氏に寄せられた。安倍首相への個人攻撃だというのだ。

吉田氏は同11日、安倍首相に携帯で連絡し、「(石破氏には)反安倍を掲げ総裁選をやるなら支持できないと言うつもりだ」と弁解した。

さらに吉田氏は8月21日の参院幹事長としての記者会見で、次のように語った。

「相手への個人的なことでの攻撃は非常に嫌悪感がある」

いったん支持すると決めた総裁候補に対する発言としては異例中の異例だろう。

吉田氏は来年、参院の改選期にあたる。選挙区の長野県は2013年参院選まで定数4(改選2)だったが、2016年から2(改選1)に減っている。国民民主党の現職、羽田雄一郎氏も改選組であり、出るとしたら強敵だ。落ちた有力候補者の救済のために改選公選法で比例区に設けた「特別枠」に吉田氏が入るかどうかは、安倍首相の一存でどうにでもなるのだ。

吉田氏の心の動きしだいでは、参院竹下派が一枚岩とはいえなくなるかもしれない。

それにしても、情けなかったのは吉田氏の発言に対する石破氏の当初の反応だ。

自民党の石破茂元幹事長は25日、総裁選への立候補を表明した際に掲げた「正直、公正」のキャッチフレーズを変更する可能性に言及した。東京都内で記者団に「別に人を批判するつもりはまったくない。そういうふうにとらえる方がいるなら、変えることだってあるだろう」と語った。
(8月26日、毎日新聞)

他人に何かを言われたからといって簡単にキャッチフレーズを取り下げたら、それこそ、ジ・エンドだ。一気に信用を失うだろう。

吉田氏にしても、言いたくはなかったが、総理周辺に向けて石破氏にクギを刺すポーズを見せ、少しでも自分の気分を落ち着かせたかったのかもしれない。

石破氏はキャッチフレーズの変更を思いとどまったものの、27日の会見で、記者の質問に余計なコメントをしてしまった。「正直、公正は政治姿勢のキャッチフレーズだ。政策論になるとスローガンは当然変わる」。

本人は誠実に説明したつもりだろうが、これでは、下手な言い訳になってしまう。論戦をできる限り避け、イメージ戦略ばかり駆使する安倍陣営の思うツボだ。

では、石破氏の政策は、総裁選に向けて説得力のある内容になっているのだろうか。

石破氏が27日に発表した政策は地方の党員票を意識しているが、それだけにスケールが小型に見える。

たとえば、異次元の金融緩和という「カンフル剤」が効いている間に地方と中小企業の成長を高める「ポストアベノミクス」。これは、成長戦略の失敗を指摘しながらも、カンフル剤としての「アベノミクス」を前提とした政策だ。

官邸で乱立する会議を再編し、「日本創生会議」を新設するというのも、確かに理にかなっているが、しょせん会議を踊らせるだけに終わる安倍路線の焼き直しのような気がしないでもない。

会議やスローガンの乱造、乱打でハッタリをかますばかりの相手に、既視感のある政策で対抗しても、パンチ力に欠ける。

エネルギー政策については、再生可能エネルギーを主力電源とする目標を現行の2050年から大幅に前倒しし、原発の最小化を目指すと言う。大幅に前倒しとは、一体いつのことなのか。

安倍首相が打ち出せない「原発ゼロ」を掲げるくらいの思い切った政策が必要だろう。

石破氏には、できるだけ筋の通った発言をしようと努力する生真面目さがある。そこが、質問の意図を意識的に無視する安倍首相との違いだ。

石破氏が総裁選で安倍首相との討論会をできるだけ多く開くよう求めている意図には、政策はもちろん、人間性を比較してもらいたいという思いも含まれているだろう。

それがわかっているからこそ、自民党本部は討論会の開催を最小限にする方針を決めているのだ。総裁選で、候補者どうしが政策の議論を戦わせる姿を通して自民党政治への国民の理解を深めようという普通の感覚を、今の自民党は持ちあわせていない。

小泉進次郎氏からの支援があてにならないうえに、安倍陣営からは権力の強みを生かして外堀を埋められ、少人数で孤軍奮闘している石破陣営。このつまらない構図をぶち破るため、石破氏には安倍政権にもっと鋭く切り込んでもらいたい。

image by: Flickr

MAG2 NEWS

5467名無しさん:2020/10/22(木) 13:00:30
https://bunshun.jp/articles/-/8670
恐怖!「石破潰し」の総裁選 紙面で見つけた“5つの怖い話“
「怖い電話」に「怖いつぶやき」ドロドロ権力争いの内幕
プチ鹿島
2018/08/24

 酷暑も終わりが見えてきた。

 でもまだ暑い! と思ってるあなた、今回は残暑を吹き飛ばす「怖い話」特集にします。新聞を読んでいたらけっこう怖い話があったのです。

「傷がつきますよ」
 まずは「首相、地方議員も囲い込み」(朝日新聞 8月12日)という記事から。私がタイトルをつけるなら「怖いアドバイス」だ。

 ではいってみよう。

《立候補に意欲的ながら、推薦人(20人)集めに難航している野田聖子総務相に近い議員は首相周辺から接触を受け、「野田さんを推薦するという話があるが、傷がつきますよ」と告げられたという。》

 怖い。このアドバイス怖い。つまり、野田聖子の推薦人にならなきゃいいんですね。わかりました。

「潮目が変わるかも知れないね」
 同じ記事ではこちらも。タイトルをつけるなら「恐怖の電話」。

 参院の竹下派が石破支持というニュースがあったが、この話は竹下派の吉田博美・党参院幹事長が石破氏支持に動いていた先月28日のこと。

 吉田氏の右腕的存在である石井準一参院議員に首相に近い党幹部から電話があったという。

《「石井さん、来年選挙ですね。潮目が変わるかも知れないね。吉田さんにも伝えておいて」。石井氏は来夏の参院選で改選を迎える。電話は、総裁選で石破氏の支持に回れば、党の支援に差をつけるとも受け取れる内容だった。》

 怖い。怖すぎる。

「潮目が変わるかも知れないね」という匂わせ方がなんとも怖い。つまり、石破茂を支持しなければいいんですね。わかりました。

 今気づいたが、これらの怖いアドバイスや電話の出どころは必ず「首相周辺」からではないか。警戒したい。

石破茂の当てこすりのようなスローガンに反論できない
 総裁選と言えばこんな怖い話もあった。

「石破氏に対抗意識 政治姿勢 焦点化を警戒」(毎日新聞 8月12日)

 これ、どんな話かと言えば、石破氏が10日の記者会見で「正直で公正な政治」を掲げたことに関して安倍首相サイドの反応についてである。

 読みどころはここ。

《総裁選で首相の政治姿勢に焦点が当たれば、地方の党員を中心に首相への批判票が石破氏に流れかねないと首相サイドは警戒している。》

 ……じわじわと怖くなってきませんか?

 ライバル候補に「正直で公正な政治」をやると言われたら「こちらも正直で公正な政治をしている」と普通は言う。しかし首相サイドは「政治姿勢焦点化を警戒」なのだ。

 つまり石破茂の当てこすりのようなスローガンに反論できないのである。首相サイドは「正直でない、公正でない政治」を認めていることになる。すっごく怖い。

5468名無しさん:2020/10/22(木) 13:00:41
>>5467

「辞退の仕方」まで叱られる理不尽な岸田文雄
 同じ毎日の記事ではこちらも注目。

「『岸田氏不十分』 麻生氏持論展開」(8月12日)

 麻生氏は総裁選への立候補を見送った岸田文雄政調会長について、

「安倍(晋三首相)にやってもらうのが国益に沿うから出馬しません。おれが岸田ならそう言って辞退する。この間の辞退の仕方は何だ、あれ。理解ができないよ。『話にならない』と(岸田氏に)面と向かって文句を言った」

 と批判したという。

 岸田氏からすれば、出馬をやめて安倍陣営について褒められるかと思ったら「辞退の仕方」まで叱られるのである。もうこうなると怖いというか理不尽である。

「安倍首相は最近周囲にこう語った」という「怖い話」
 理不尽な話と言えばこちらをあげておこう。

「自民総裁選 首相、圧勝で3選狙う」(産経新聞 8月12日)

 産経のこの記事によると、安倍首相は最近周囲にこう語ったという。

「6年前は谷垣禎一総裁(当時)の出馬断念があったが、今回はよーいドンで新しく総裁を選ぶのとは違う。現職がいるのに総裁選に出るというのは、現職に辞めろと迫るのと同じだ」

 こ、怖い……。

 しかしこれでは多様な政策論争ができなくなってしまう。

 総裁選の意義については7月26日の日刊スポーツ「政界地獄耳」のコラムが次のように書いていた。

《総裁選を権力闘争の場でしかないと思っていないか。総裁選は党内の多様な政策や価値観、首相とは違うリーダーシップのあり方を示し、その人材が多様で豊富なこと、議論を尽くすスタイルに意味がある。次世代リーダーのお披露目でもある。》

 まったくだ。地獄耳師匠の言う通り。

総裁選好きの私でも「おかしい」と感じる今回
 私は子どもの頃から総裁選での権力闘争、えげつない話が好きだ。そこで垣間見える政治家の人間性や器を見るのが好きだ。ドロドロを眺めるのが好きだ。しかしそういう点を理解していると自負する私ですら、最近はちょっとおかしいと感じる。

 そこにドロドロとした内幕があれど、以前はいろんな人が出馬して総裁選をおこなっていた。派閥の長でもなかった石原慎太郎や小泉純一郎も出馬できてにぎやかだったではないか。たとえ噛ませ犬だったとしても。

 ところが最近はそもそも総裁選に「出るな」というのだ。

 出馬しそうな人、応援しようとする人に圧力や脅迫電話をかけ、なきものにしようとする。総裁選の舞台にすら立てなくしようとする。

 これで「自由」で「民主」と名乗っているのが一番怖い……。 

 以上、残暑を乗り切る怖い話でした。

5469名無しさん:2020/10/22(木) 13:05:42
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58306
2018.11.06
不祥事連発も安倍首相は「想定内」この在庫一掃内閣が生まれた理由
ウラには、来夏の参院選への不安が…
戸坂 弘毅

なぜ「危ない議員」を入閣させたのか
10月2日に発足した第4次安倍改造内閣は、19人の閣僚のうち12人が初入閣である。これは第2次安倍内閣の発足以来最多で、前回の倍だ。

前回までの7度にわたる組閣で安倍は、一貫して初入閣組を最小限に抑えてきた。政権の安定性と政策の継続性を重視してきた――という解説は、確かに事実だろう。

だが実のところ、初めて入閣する議員はマスコミからカネや異性関係にまつわるスキャンダルを徹底的に詮索され、事前の「身体検査」でもカバーしきれない不祥事が出てくる可能性が高いし、経験不足から失言も出やすい。それを避けたいとの考えがまずあった。

初入閣議員が政権の足を引っ張ったケースは、これまでの安倍内閣でさえ、過去の公選法違反疑惑が指摘された法相の松島みどり、東日本大震災に関し「まだ東北で良かった」と語って辞任に追い込まれた復興相の今村雅弘など、決して少なくない。実力のある閣僚経験者を優先する安倍の方針は、長期政権を維持する上で正しい判断といえる。

派閥の力が強く、自民党が「派閥連合体」であった中選挙区の時代なら、こうした安倍の方針は各派の強い反発を招き、政権はたちまち立ち往生していたに違いない。だが、小選挙区制で党首=首相の力が格段に強くなったうえ、安倍政権が比較的高い内閣支持率を維持してきたことが、それを可能にしてきた。

もっとも、初入閣組の起用を制限し続ければ、当選回数を重ねても閣僚になれない議員が増え、党内の不満は溜まる一方だ。今回の改造前には、衆院当選5回以上・参院当選3回以上で一度も入閣していない「入閣待機組」と呼ばれる自民党の国会議員は、約80名にも膨れ上がっていた。

今回、安倍がこれまでの方針を転換し、初入閣組を大幅に増やしたことについて新聞各紙は「石破茂と戦った今回の総裁選で、麻生派、二階派、岸田派など各派の力に頼ったことで「論功行賞人事」を行わなければならなくなった」などと評した。

しかし外形的には、野党各党からの「滞貨一掃内閣」「閉店セール内閣」といった酷評のほうがより当たっている。入閣候補となりながら、スキャンダルの噂や軽挙妄動が心配されて漏れ続けてきた当選7・8回のベテラン議員を計7人も入閣させたのだから、財務相・麻生太郎や官房長官・菅義偉ら屋台骨は維持したといっても、「滞貨一掃内閣」の感は強い。

共同通信社が10月2、3両日に実施した世論調査では、今回の内閣改造を「評価しない」との回答は45・2%で、「評価する」の31・0%を大幅に上回り、 内閣支持率も46・5%と約1ポイント低下した。これまでの安倍内閣を含め、普通は内閣改造を行えば支持率が上昇するものだが、今回は一般の有権者からも「滞貨一掃」と受け止められた結果だろう。

案の定、秋の臨時国会での論戦が始まる前から、当選8回の沖縄・北方担当相・宮腰光寛、同7回の復興相・渡辺博道、同7回の科学技術担当相・平井卓也ら初入閣組の政治資金などをめぐる問題が早速明らかになり、唯一の女性閣僚となった地方創生相・片山さつき(参院当選2回・衆院当選1回)には、国税庁に口利きする見返りに100万円を受け取ったとの疑惑が「週刊文春」で大々的に報じられた。

片山は経歴上「滞貨」とまでは言えないが、組閣が行われるたびに、安倍首相宛てに自らの能力をアピールする長文の手紙を送って、何度も入閣を求め続けてきた経緯がある。臨時国会は、早くも片山の疑惑を巡って紛糾している。

だが、これだけ不祥事が続いても、安倍政権内部に目立った動揺は見られない。それは一連の出来事が、安倍が想定していた範囲内の事態だからだ。

今回の組閣直後、安倍は親しい永田町関係者にこう本音を漏らしていた。

「今回は、二階(俊博・幹事長)さんをはじめ派閥領袖に恩を売るために、各派の意向を最大限受け入れて組閣した。問題が出るなんて初めから分かっているが、深刻な問題なら直ちに首を斬ればいい。

それに、首を斬って新たな閣僚を起用すれば、また恩を売れるし、問題閣僚を押し込んできた領袖は私に文句を言えなくなるからね」

上品な表現で言えば、「党内融和を重視した布陣」となるが、言い換えれば「総裁選の論功行賞をしっかり行って、主流派から不満が出ないようにすること」を第一に考えた内閣改造であり、問題が続出することなど、初めから織り込み済みだということだ。

5470チバQ:2020/10/22(木) 13:06:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/90c31afaad55f618207c89ae07da3425fad855b9
石破氏、派閥会長辞任へ 総裁選引責、菅首相に惨敗
10/22(木) 10:41配信
1951




自民党の石破茂元幹事長
 自民党の石破茂元幹事長(63)は、自身が率いる石破派(水月会、19人)の会長を辞任する意向を周囲に伝えた。22日の派閥会合で表明する見通しだ。複数の関係者が明らかにした。石破氏は9月の党総裁選に立候補したが、菅義偉首相に惨敗。岸田文雄前政調会長にも後れを取り、最下位の3位に終わった。周囲には「責任を取らないわけにはいかない」と説明している。

 関係者によると、後任には派閥事務総長の鴨下一郎元環境相が就く方向で調整が進んでいる。ただ石破派は、石破氏を首相に推す目的で2015年に新たに結成した経緯がある。会長辞任への反対論も予想される。

5471名無しさん:2020/10/22(木) 13:07:21
>>5469

思い出す2007年の「参院選惨敗」
さらに、安倍の言葉の裏には、来夏の参院選を乗り切るための「計算」も透ける。

自民党は2013年の参院選で、改選議席を30以上も上回る、現行制度下最多の65議席を獲得して圧勝した。来夏の参院選は、その時に当選した議員が改選を迎える。

当時は民主党から政権を奪還した半年後と、安倍内閣に最も勢いがあった時である。森友学園・加計学園問題に加え、消費増税も控えた今の状況を考えれば、次の参院選では、大幅な議席減は避けられない。

安倍自身、厳しい選挙になることは十分に自覚している。そこで、仮に参院選で敗北した場合も、党内から退陣論が噴出しないよう、各派に恩を売ることで予め手を打ったのだ。これまで必ず2人以上を入閣させていた女性閣僚が、二階派の片山一人であることにも、今回の組閣があくまで「内向き」であったことが表れている。

ここで思い起こされるのは、第一次安倍政権時の参院選後の出来事である。

2007年の参院選で、安倍率いる自民党は歴史的惨敗を喫し、結党以来初めて第一党の座から転落した。だが安倍は「改革を続行する約束を果たすのが私の責任だ」として続投を宣言。代議士会や総務会で、石破茂らから相次いで退陣要求が出されてもこれを退けた。2カ月後の総辞職の原因は、あくまで体調悪化であり、参院選敗北ではなかった。

その敗北時、安倍の心の支えとなったのが、元首相・小泉純一郎から受けた「参院選は政権選択の選挙ではないから、負けても辞める必要など全くない」という言葉だった。安倍は参院選の投票日前から、「たとえ惨敗しても続投する」との意思を固めていた。

2019年夏の参院選を乗り切って11月まで続投すれば、郷里・長州の大先輩である桂太郎を抜き、通算在職日数で「憲政史上最長」の大記録を打ち立てることができる。安倍は今回も、仮に参院選で敗北しても辞めない、との決意を固めていると見るべきだろう。

また安倍は首相就任以来、法律に則ってさえいれば、従来の慣例にとらわれず権力を行使することに躊躇しない姿勢を取ってきた。

大きな争点がないにもかかわらず、任期を2年以上も残して突然「衆院解散」を断行し、内閣法制局長官に過去例のない外務省出身者を登用して、憲法解釈の変更を認めさせる。一定の審議時間を経れば、野党がいくら強く抵抗しても採決を強行する国会審議の手法からも、それは見て取れる。

日本国憲法では、首相の指名選挙は衆院での議決が優越すると定められている。小泉が指摘するように、参院選は政権選択選挙ではない。1989年の参院選後に宇野宗佑が、1998年の参院選後に橋本龍太郎がそれぞれ敗北の責任を取って首相を辞任しているが、それは自民党内の大勢が「辞任やむなし」となったためであり、与党内に続投を支持する声が多ければ辞める必要はない。

第一次政権時、安倍が参院選惨敗でも続投できたのは、麻生太郎ら安倍に近い議員の多くが続投を支持し、退陣を求める声を鎮静化させたからだった。安倍は今回もその時の再現を狙って、麻生や二階らの要求通りの人事を行い、彼らに恩を売ったということだろう。

安倍周辺では、今後、問題閣僚を交代させつつ来年の通常国会終了までしのぎ、参院選直前に再び内閣改造を断行して清新かつ政策通のメンバーを揃え、支持率を上げてから参院選に臨む――とのプランも検討されている。

5472名無しさん:2020/10/22(木) 13:07:58
>>5471

「安倍が倒れたら、次は石破」はあり得るか
9月の総裁選で、安倍が石破を「完膚なきまでに叩き潰す」と強い執念を燃やしたのは、この参院選を乗り切るためでもあった。

もちろん、第一次政権での参院選惨敗の際、先陣を切って公然と「安倍降ろし」の声を上げた石破を絶対に許さないという、個人的な感情がまずあった。ただ同時に、石破が総裁選で善戦して「ポスト安倍」の有力候補として生き残れば、来年の参院選後に石破への交代論が強まる可能性があり、その芽を摘んでおきたいとの思惑もあった。

安倍がこれまで長期安定政権を維持できた大きな要因の一つは、党内に有力な「ポスト安倍候補」が不在だったことだ。確かに、以前から石破は「ポスト安倍』の有力候補と言われてはいたが、彼が自民党内でいかに嫌われているかを考えれば、安倍にとって真の脅威とは言い難かったのが実情である。

野党時代の2012年自民党総裁選で、党員投票で1位だった石破を決選投票の末に破った安倍は、その後の5年間、首相権限を用いて石破の力を削ぐことに余念がなかった。

今回の総裁選では、国会議員票では安倍が82%にあたる329票を集め、一方の石破はわずか73票と、自民党議員の数が現在の半分以下だった2012年総裁選時の得票(安倍との決選投票時の89票)をも大幅に下回った。規定変更で党員票の比率が高まったこともあり、石破の善戦ぶりがクローズアップされたが、冷静に結果を見れば、石破がいかに国会議員の間では不人気かが改めて浮き彫りになった総裁選だった。

実は総裁選の直後、石破が今後も永田町で支持を広げることがいかに難しいかを示す出来事が起きていた。

内閣改造が行われた2日後の10月4日。先の総裁選で、石破派以外で唯一まとまって「石破支持」を打ち出した、参院竹下派のまとめ役でもある参院自民党幹事長の吉田博美が、副幹事長の石井準一と連れ立って、かつて「参院のドン」といわれた元自民党参院議員会長・青木幹雄を訪ねた。吉田は長年、青木を政治の師と仰ぎ、「親父」と呼んで慕ってきた関係だ。

青木は現役時代から安倍との関係がよくないうえ、自身の長男で後継者である青木一彦(参院議員)の前回選挙で石破に世話になったことなどから、吉田ら参院竹下派の面々に「石破支持」を強く求めていた。

吉田は、選挙区は長野県だが、出身は山口県ということもあり、安倍との関係は良好。本音は安倍支持だったが、青木の強い要請を受けて「親に逆らうことは出来ない」と、参院竹下派の石破支持を決めた経緯があった。

吉田はこの日、総裁選直後に青木から「石破派の議員たちと一緒に、石破を囲む勉強会を立ち上げてもらえないか」と頼まれていたことへの返事を伝えるため、青木の事務所を訪ねたのだ。

「参加したいという仲間はいませんでした。勉強会はできません」

吉田は青木の依頼をはっきりと断った。長年の青木との関係を考えれば、意を決した上での回答だったに違いない。

5473名無しさん:2020/10/22(木) 13:08:47
>>5472

小手先の戦術では乗り切れない
それでも青木は、「そうはいっても、安倍のままでは来年の参院選は非常に苦しい。参院選前にもチャンスを見て安倍を降ろし、石破に替えることを考える必要がある。その時はよろしく頼む」と畳みかけた。

吉田は、総裁選で「正直・公正」をスローガンに掲げた石破に対し、「首相への個人攻撃と受け止められるから控えろ」とアドバイスしていた。しかし、それでも石破は安倍批判を繰り返し、石破に愛想を尽かせていた。

そのため、青木が重ねて石破支援の意向を口にすると、「石破は、総裁選では『憲法9条二項の削除』という長年の持論をほとんど言わなかった。政治家として信念がない」「そもそも派閥解消を唱えていたのに、自ら派閥を作るなんて、言うことがころころ変わる」と、堰を切ったように石破批判を展開。

結局この日は吉田にとって、長年師事してきた青木との「決裂の日」となってしまった。

自民党が初めて野党に転落した際、離党して小沢一郎らと行動を共にした前歴や、派閥批判といった青臭い「正論」を吐くことから、ベテランの間では嫌われてきた石破。この総裁選を経ても結局、支持拡大のきっかけを掴めなかった。仮に来夏の参院選で自民党が大敗し、「安倍退陣」となっても、総裁の座を射止めることは簡単ではない。

「吉田博美が石破支援をめぐって青木幹雄と決裂した」。この情報を耳にして、誰よりも喜んだのは安倍晋三だった。これで、参院選で少々負けても石破待望論が高まることはない。安倍はそう受け止めたのだろう。

だが、6年が経過しようとしている長期政権への飽きが強まっている上、森友・加計学園問題がくすぶり続け、閣僚のスキャンダルも相次ぐとなれば、支持率上昇は見込めない。安倍自身も、人事など小手先の戦術だけで乗り切れると心から信じているわけではないはずだ。

あくまで自民党内の力学だけを計算した、今回の「内向きの内閣改造」が吉と出るか凶と出るか――その結果はまだ見えていない。

(戸坂弘毅 ・ジャーナリスト、文中敬称略)

5474名無しさん:2020/10/22(木) 13:16:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d03a95172c8f14658717b986b5cb97c2adf8390
暴行罪で略式起訴の石崎議員 自民党に“離党届”提出も「職責全うしたい」【新潟】
10/22(木) 12:03配信

22日午前、自民党の二階幹事長宛てに離党届を提出した石崎徹衆院議員。

【自民党 石崎徹 衆院議員】
「色んな声をちょうだいしましての決断でもありますけども、最後は自分なりのけじめのつけ方として、みずから判断したということでございます」

2012年の衆院選で初当選し、現在3期目を務める石崎衆院議員は去年、車内で元秘書の30代男性の後頭部などを殴る暴行を加えた罪で新潟区検に19日、略式起訴されていました。

党本部は22日午後、党紀委員会を開き処分を検討する方針でしたが、石崎議員はこの委員会の開催を前に、みずから離党届を提出しました。

【自民党 石崎徹 衆院議員】
Q.今後議員としての活動は
「職責を全うしたいと思っております」

石崎議員はこう話し、議員職は続ける意向を示しています。

NST新潟総合テレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb7ade8c138e8936ae64a169026fa5cb449b2ec1
【速報】自民党・石崎徹衆院議員が離党届を提出 元秘書の男性への暴行の罪で略式起訴
10/22(木) 9:57配信

自民党・石崎徹衆院議員が離党届を提出 元秘書の男性への暴行の罪で略式起訴
石崎徹衆院議員

自民党の石崎徹衆院議員(36)が22日、離党届を提出した。石崎議員は元秘書の男性への暴行の罪で略式起訴されていた。石崎議員は2012年初当選、現在3期目。前回2017年の衆院選は小選挙区で落選し比例復活していた。

最終更新:10/22(木) 9:57
TeNYテレビ新潟

5475名無しさん:2020/10/22(木) 13:21:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/173153cfa3f917e00ebb3fbd08c0689dbd7c9081
「すっかり汚れてしまった」……元民主党ホープ・細野豪志と長島昭久が拡散した“フェイクニュース”
10/22(木) 6:01配信

 日本学術会議が推薦した6人を菅義偉首相が任命しなかった問題で、「フェイクニュースを拡散した」と批判を浴びた衆院議員が2人いる。細野豪志氏(49)と、長島昭久氏(58)だ。

 10月5日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」で平井文夫・上席解説委員が「学術会議は6年働くと日本学士院に行って年間250万円の年金を死ぬまでもらえる」と誤って解説し、大炎上。だが両氏は平井氏に先立つ10月3日、誤情報を“速報”。長島氏が「(学術会議の)OBが所属する日本学士院へ年間6億円も支出されその2/3を財源に終身年金が給付されている」とツイート。細野氏も「国会議員年金はかなり前に廃止されたが、『学者の国会』の年金は残っていたのか」と投稿した。2人はその後、誤りを認め謝罪したが、ツイッター上では「軽い、軽すぎる」「立派なネトウヨになられましたね」などと揶揄された。

 2人に共通項は多い。一つ目は民主党政権で中枢を務めたホープだったこと。細野氏は首相補佐官や環境相を歴任。長島氏は野田内閣の首相補佐官として尖閣諸島国有化に深く関与した。

「2人とも二世でもなく、地盤も看板もカバンもなかった。だが政策通で、民主党にあって数少ない保守政治家でもあり、将来を嘱望されていた」(政治部記者)

 2つ目は野党陣営を離れ、自民党入りしたことだ。長島氏は正式入党、細野氏は入党こそまだ認められないが衆院の自民会派に所属。

自民党の古い政治を批判してきたのに……
 3つ目の共通項は二階俊博幹事長率いる二階派に所属したこと。背景には選挙区事情がある。細野氏の静岡五区には、自民現職で岸田派の吉川赳氏がいる。

「公認権を握る幹事長の力を使いたい細野氏、派閥の数を追い求めたい二階氏の利害が一致した」(同前)

 一方、長島氏は野党時代から麻生太郎副総理に可愛がられ、「野党議員ではピカ一」と評価されていたが、二階派へ。選挙区事情から、長島氏は菅直人元首相の東京18区に国替えせざるを得ず、同選挙区の前支部長で今も二階派所属の土屋正忠氏の支援を得るには二階派入りが“最適解”だった。

 政治部デスクは「自民党の古い政治を批判してきたのに、その象徴である二階氏の派閥に入るとは。今や細野、長島両氏から野党時代の輝きは失われ、すっかり汚れてしまった」と呆れる。かつてのホープ2人がなぜフェイク情報をまき散らす事態になったのか。

「“転向組”ゆえに、先頭に立って学術会議叩きをすることで、菅首相に認められたいのでしょう。その焦りから偽情報に飛びついてしまった」(同前)

 汚れっちまった悲しみに、永田町の寒風が吹きすぎる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月22日号

5476名無しさん:2020/10/22(木) 17:30:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5947f8cbcd519bc22738680cefab4d7b23cd9c12
河井克行被告の新弁護団は黒川元高検検事長のお墨付き 案里被告の裁判に出廷〈週刊朝日〉
10/22(木) 17:04配信

 公職選挙法違反の罪に問われた参院議員の河井案里被告(47)の裁判に、10月22日午後、夫で元法務大臣の克行被告(57)が証人として初めて出廷した。

 克行被告の裁判は9月、弁護人全員を解任し、裁判が1か月以上、止まった状態が続いていた。だが、このほど弁護士7人を選任したため、克行被告の裁判も近く再開される見込みだ。選任されたうち、5人は前回、解任した弁護士の再任で、新しく2人が追加となった。

 新任のうち1人は検事出身の大物のA弁護士だ。自民党幹部がこう言う。

「やっとAさんが表に立ってくれたな。最初から克行被告についてくれればよかったのに。Aさんの手腕があれば大きく裁判が変わるのではないか」
 A弁護士は盛岡地検検事正などをへて弁護士に転身したヤメ検。その名前が一躍知られたのが、日産自動車の元会長、カルロスゴーン被告の逮捕だった。日産側の弁護士として、A氏は司法取引にかかわったという。

「Aさんが自民党から大きな信頼を寄せられている。その理由は元東京高検検事長で今年5月に賭け麻雀で退任を余儀なくされた黒川弘務氏の存在がある。克行被告の疑惑が浮上した時、自民党幹部は当時の政権の守護神だった黒川氏に相談。その時、推薦されたのが、Aさんでした。克行被告も事件については、最初はずっとAさんに相談していました」(前出・自民党の幹部)

 克行被告については国選弁護士が3〜4人選任されるという情報もあったが、結局は私選となった。克行被告の裁判は公職選挙法違反で「百日裁判」として迅速な訴訟が求められている上、衆院選挙も近いとされる。

「克行被告はすでに自民党を離党。地元の衆院広島3区から立候補できるかは、裁判次第。まだ、公設秘書など地元のスタッフも残している。百日裁判の決着を早くつけて、次の選挙に出たいという思いではないか」(自民党の広島県議)

 しかし、衆院広島3区では、自民党から複数の候補者の名前が挙がっている。二階派から女性候補が擁立されるという情報も駆け巡る。

 一方、岸田前政調会長の地元でもある広島。岸田派も地元の県議の立候補を模索しているという。前出の自民党幹部がこう言う。

「弁護士を解任した時に克行被告はめちゃくちゃ怒っていたそうだ。理由は菅首相誕生で解散が早いと焦っていたようだ。保釈も認められないことから『このままでは議員バッジを失ってしまう』と憔悴していたそうだ。だが、衆院解散もすぐという雰囲気ではないので、裁判を戦っても大丈夫と判断して、今回は弁護士を選任したと聞いている。自民党としても、河井夫妻に提供した1億5千万円の疑惑があるので正直、Aさんを選任してほっとしている」

(本誌取材班)
※週刊朝日オンライン限定記事

5477チバQ:2020/10/22(木) 22:17:08
https://www.asahi.com/articles/ASNBQ6RTYNBQUTFK01G.html
危うい賭けに出た石破氏 大将辞任の派閥には解体論も
有料会員記事

松山尚幹、石井潤一郎 2020年10月22日 20時54分

 自民党総裁選で敗北した石破茂元幹事長が22日、責任をとるとの理由で、自身の派閥・石破派(水月会、19人)の会長を辞めた。政権批判もいとわない石破氏が身を引くことで、「反主流派」色を薄め、出直しを図る狙いがあるようだ。しかし、派内から離脱する議員が相次げば、石破氏にとって「次」の機会を失うことにもなりかねず、危うい賭けでもある。

 「総裁選の結果について責任をとりたい」。石破氏は22日昼、国会内で開いた派閥の臨時総会で、用意した紙を淡々と読みながら、所属議員に辞意を伝えた。

 出席者によると、「寝耳に水」の議員もおり、「いきなりのこと」(山下貴司元法相)などと驚きを隠せない様子だったという。

派閥移籍を模索する議員もいて、あるベテラン議員は「石破氏はもう総裁選に出られない」。記事後半では派閥の内実を追います。

「冷や飯」続きに派閥移籍模索の議員も
 一方で、中堅議員は「もうレー…

5478チバQ:2020/10/22(木) 23:20:40
https://www.asahi.com/articles/ASNBQ5TWWNBQUTFK013.html
「とにかく地方を」の首相指示 武田総務相が全国行脚へ
河合達郎

2020年10月22日 19時40分
 「とにかく地方を回ってくれ」。菅義偉首相から言い渡された指示を受け、武田良太総務相は22日、地方の人口減や財政難の窮状を視察する「全国行脚」を北海道でスタートさせた。武田氏は「地方をしっかりとした自治体にしていくことは、菅内閣として『まず第一』と言ってもいいくらいの問題だ」と記者団に語った。

 首相は秋田県の山間部出身をアピールし、地方の活性化に力を入れる考えを強調している。こうした姿勢に呼応し、武田氏は北海道栗山町を訪れ、高齢化と人口減が進む町での地域おこしの現場を視察した。

 栗山町の統計によると、町の人口は1万1677人(2019年10月現在)で、10年で約2千人減少。65歳以上の比率は約4割に上る。武田氏は、佐々木学町長や移住者らとの意見交換で「コロナ禍で我々は新たな日常を発見した。東京にいなくても、地方で仕事ができる。そうしたチャンスをどう町に導くか戦略を考えないといけない」と語った。

 また武田氏は、先住民族アイヌに関する白老町の国立施設「民族共生象徴空間」(愛称・ウポポイ)も視察。首相が官房長官時代、開業に向けて尽力した施設だ。武田氏は「地域が生んだ伝統文化は、何よりも地域振興の原動力となる」と述べた。(河合達郎)

5479チバQ:2020/10/22(木) 23:34:42
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2010220047.html
派閥会長辞任の石破氏「2晩寝ないで考えた」 次期総裁選出馬明言せず
2020/10/22 22:19産経新聞

派閥会長辞任の石破氏「2晩寝ないで考えた」 次期総裁選出馬明言せず

自身が率いる派閥の会合後、記者団に派閥会長辞任を表明する自民党・石破茂元幹事長=22日午後、国会内(春名中撮影)

(産経新聞)

 自民党石破派(水月会)の会長を辞任した石破茂元幹事長は22日夜のBSフジ番組で、来年9月の党総裁選に出馬する考えについて「菅義偉(すが・よしひで)政権ができたばかりだ。来週から臨時国会が始まる。皆で支えるのが当たり前。今から『来年は私が(出馬する)』とか言わない」と述べるにとどめた。

 一方、派閥の会長を退いて総裁選を目指せるのかと問われ、「昔は(当時の派閥領袖(りょうしゅう)を称して)『三角大福中』。全部首相になった。今は必ずしもそうではない」と述べ、一議員の立場から首相を目指していく考えもにじませた。

 石破氏は辞任を表明した22日昼の派閥会合を振り返り「珍しく紙を読んだ。2晩寝ないで考えた」とも明かした。

5480名無しさん:2020/10/23(金) 00:36:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/81e75b20cf62bc7217c0f58ec25108034c0ea600
自民党 「現職優先」かそれとも「世代交代」か 公認争い・対立が表面化 福岡県
10/22(木) 20:30配信

衆議院議員の任期終了まで、10月21日で1年を切りました。

解散総選挙の時期が注目される中、自民党では出馬を表明している人たちの「公認争い」も表面化してきています。

派閥のトップや実力者もそれに絡む注目選挙区を取材しました。

◆原田義昭 衆議院議員
「まずはしっかりと有権者の皆さんに自分の信念を訴えて選んでもらう」

Q無所属でも出馬する意志は変わらない?

◆栗原渉県議
「その決意を持ってやっています!」

次期総選挙に向けて自民党の現職と新人が出馬の意向を示し、分裂選挙となる可能性がある福岡5区。

現在8期目の原田義昭前環境大臣は、麻生派に所属。

麻生副総理は派閥のトップとして、現職の原田氏をサポートする姿勢を全面に打ち出しています。

一方「世代交代」を求める自民党の福岡県議団は、早くも、前の県議会議長、栗原渉県議の推薦を全会一致で決めました。

現職か、新人かー駆け引きが激しさを増す中、10月13日、福岡県連の松尾幹事長は自民党本部を訪問。

地元の党員の声を候補者選びに反映させるため、5区内で「党員投票」を実施し、党本部に推薦する候補を決める方針を伝えましたが…。

◆自民福岡県連 松尾幹事長
「(Q・党員投票を実施するということも報告した?)もちろん。でもそのことはまだ党本部としては、ということでした。(Q・受け入れられない?)受け入れられないというか、党本部はまだ衆議院が解散していませんから、今、入ってきたら逆に混乱を起こすと思いますので、ご意見として、というくらいの感じじゃないですか」

党本部の立場は「小選挙区の公認は現職優先」が原則。

ですが、県議会議員が3役を務める福岡県連は、党員投票を実施する方針を変えていません。

◆自民党県連 原口会長
「(党本部から)否定はされなかったんだが、関与しないということは党本部が(党員投票の結果を)どう受け止めるのかということは非常に厳しいだろうなと。原田先生、栗原先生、県連執行部3役立ち会いの下、近々のうちに話し合いをしたいと考えている」

しかし原田氏は、10月24日に予定されていた県連や栗原氏との協議をキャンセル。

TNCの取材に対し「今後も、状況が同じなら県連による候補者調整には応じられない」と答えています。

福岡5区には、このほか立憲民主党の若子直也氏と共産党の古賀新悟氏も立候補を予定しています。

◆自民党 二階幹事長
「品の悪い言葉ですが、売られたケンカっていう言葉があるでしょ!」

さらに「自民分裂」の大きな火種となりそうなのが、萩市や宇部市などを選挙区とする山口3区です。

◆自民党 二階幹事長
「河村先生に何かがあるんじゃないかということであれば、我々も意を決して政治行動の全てを投げ打って、我々はその挑戦に受けて立ちます!」

10月4日、宇部市で開かれた河村建夫元官房長官の総決起大会。

19人の派閥議員を引き連れ、山口入りした二階幹事長が『売られたケンカ』と語気を強めた相手は県選出の参議院議員、岸田派の林芳正元文部科学大臣です。

「将来の総理候補」との声もあがる林参議院議員は過去にも、衆議院へのくら替えを模索。

今回も、その準備とも取れる動きを見せています。

▼記者
「山口県北部の萩市です。下関市を拠点とする林芳正参議院議員が、今年7月に萩市の郊外から中心部へと事務所を移転しました」

萩市役所の目と鼻の先に移転してきた、林議員の後援会事務所。

これは、萩市出身の河村氏への宣戦布告なのか?

林議員が、新調したリーフレットには「参議院5期25年の実績をいかし、次のステージを目指します」との言葉が記されていました。

一方、河村建夫議員の事務所前には、多くの政治家の看板がずらりと並び「臨戦態勢」の表れのようでした。

▼山口の有権者
「河村さんが今までされていたので、その方がいいんじゃないかと思いますけど」
「私は、ちょっとでも若い林さんの方がいいと思うんですけどね」

「現職優先」かそれとも「世代交代」か。

▼自民党 二階幹事長
「定数1の選挙区に公認候補が1人であるということは、誰でも子供でも分かることです。2人出してどっちか選んで下さいというような不見識なことは、自民党は致しません。公認候補は1人、現職優先、こういうことで進んで行きたいと思います」

テレビ西日本

5481名無しさん:2020/10/23(金) 00:45:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/75be53919173688b4ea4716fd18b76bb096b7608
自民、各派閥幹部が会合 菅政権を全力で支える
10/22(木) 23:45配信

 来週26日から始まる臨時国会を前に、自民党の各派閥の幹部が集まり、菅政権を全力で支えることで一致しました。

 自民党は22日、菅政権発足後初めての各派閥の幹部会合を開きました。 この中では、菅総理に対して政策的な提言なども含め定期的に意見交換をしていく方針を確認したということです。

 「菅総理総裁が国民のために働く内閣、スピーディに結論を出すということで、いくつかの主題を掲げているので、全力で、それぞれの立場でお支えをしていきたいと」(自民党 棚橋泰 行政改革推進本部長【麻生派】)

 また、麻生派の棚橋党行政改革推進本部長によりますと、22日の会合では、石破派の石破元幹事長が派閥会長を辞任したことついて、「特段の話題はなかった」ということです。

 次回の開催は、12月上旬以降を予定しているということです。(22日23:04)

最終更新:10/22(木) 23:45
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/20f3ee8ce06de9a9a6bebe97e4687fb7c320fc1b
菅政権支持で一致 自民各派
10/22(木) 22:02配信

 自民党各派閥の事務総長は22日夜、東京都内のホテルで食事を共にしながら会談した。

 終了後、麻生派の棚橋泰文氏は記者団に「安定した政権がスピーディーに国民目線で政策を進めるため、全力で頑張ることで一致した」と述べた。今後、国会開会中は1カ月に1回程度、事務総長会合を開くことも確認した。

 出席者によると石破派の鴨下一郎氏から、石破茂元幹事長が同派会長を辞任したことについて説明があったという。 

最終更新:10/22(木) 22:02
時事通信

5482名無しさん:2020/10/23(金) 00:48:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c06fd0699f6c9cd2073d302303b857228c61a70e
“政界に衝撃”なぜ?石破氏が派閥会長を辞任
10/22(木) 23:02配信

 先月の自民党総裁選で大差で敗れた石破茂元幹事長が自らが率いる派閥の会長の辞任を表明しました。時に政権に批判的な立場を取ってきた石破元幹事長の辞任で今後、自民党はどうなっていくのでしょうか。

 自民党・石破元幹事長:「本日の臨時総会におきまして、水月会(石破派)の会長を辞したいということを申し上げました」
 突然の辞任表明、その理由は…。
 自民党・石破元幹事長:「過去4回、総裁選挙に立候補した。直近の2回は水月会の皆様方を中心として支援して下さる皆さん方とともに戦った。しかし、結果は出せなかった。それぞれの同志の皆さん方、支持して下さった皆さん方に多くのご負担を掛けてしまった。その責任を取るということが、私の取るべき道だと考えた次第であります」
 これまで4度、総裁選に挑戦。敗れても敗れても常に対抗馬として存在感を示してきた石破元幹事長に何があったのか。石破派の議員も戸惑いを隠せません。
 自民党石破派・山下元法務大臣:「こういう形で突然、聞かされるというのは納得がいかないという発言もありました。政治家の出処進退というのは、まさに政治家がまず決めるものであります」
 石破元幹事長は派閥は存続するとしながらも来年、予定されている次の総裁選への出馬について見送る意向を固めているといいます。先月の総裁選で石破元幹事長と競り合った岸田前政調会長は…。
 自民党岸田派・岸田前政調会長:「突然のことでびっくりしておりますが、総裁候補としても派閥会長としても、その豊かな経験、見識をしっかりと示してこられたと思っています」
 来年に行われる総裁選について聞かれると…。
 自民党岸田派・岸田前政調会長:「全体の構図なんて言い出したら逆に誰が出てくるか分からない。まずは自分の足元を固めていきたいと思っております」
 石破元幹事長の派閥会長辞任で、総裁選、そして、今後の自民党はどうなっていくのでしょう。
 “石破派”の関係者:「次どうするって、もう崩壊でしょう」
 岸田派の幹部:「内部で何かあって、やめろとか言われたんじゃないのか?」
 野党の反応は…。
 立憲民主党・福山幹事長:「驚きましたけれども、石破さんらしい責任の取り方だという風に思います」「(Q.野党として連携する要素はあり得る?)そんなここと今、語る話ではないと思います」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/446231d7e88b291e05db668a41820903758e38a0
石破氏が派閥会長を辞任 「結果が出せなかった」
10/22(木) 20:33配信

自民党の石破元幹事長は、自身が率いる派閥の会長を辞任すると表明した。

自民党・石破元幹事長「本日の臨時総会におきまして、水月会(石破派)の会長を辞したいということを申し上げた」

石破氏は、臨時の派閥会合で、会長を辞任することを所属議員らに伝えた。

辞任の理由について、石破氏は記者団に対し、「過去4回、自民党総裁選挙に立候補したが結果が出せなかった。多くの方の期待に応えられず、責任を取るのが、わたしの取るべき道だ」と述べた。

辞任表明が22日となったことについて、石破氏は「来週からの臨時国会が始まる前に表明すべきだと考えた」と説明した。

このあと、石破氏は、フジテレビの「Live News イット!」に中継で出演した。

加藤綾子キャスター「総理大臣を諦めたということでよろしいんでしょうか」

石破氏「そんなことは誰も言っていない。国民のために働く菅政権なんでしょ。みんなで支えるのが当たり前。これから先のことなど、わたしは言えるべきことではない」

そのうえで石破氏は、離党や野党との連携については明確に否定した。

5483名無しさん:2020/10/23(金) 00:53:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/63c55af7850a2f2f58bfc3bee311b8a053bf95ab
自民・石破氏が派閥会長を辞任、総裁選の敗北で「責任を取る」
10/22(木) 13:26配信

 自民党の石破元幹事長が、自身が率いる石破派の会長職を辞任することを表明しました。先月に行われた総裁選挙で菅総理らに敗れたことを理由に挙げています。

 「多くの方々のご期待に応えることができなかった。その責任はいつにかかってこの私にありますので、その責任を取るということが私の取るべき道だと」(自民・石破派 石破茂会長)

 22日昼に行われた派閥の会合で、石破氏は自民党総裁選での敗北を理由に派閥会長を辞任することを表明しました。会長辞任後も引き続き派閥にとどまるということですが、出席者からは慰留する声も出たということです。後任の会長の人選については、派閥の事務総長を務める鴨下元環境大臣が中心となって調整を進めることになりました。

 先月の総裁選で石破氏は菅総理や岸田前政調会長と総裁の座を争いましたが、国会議員票で伸び悩んだだけでなく、これまで強いとされていた党員・党友による地方票でも菅総理に大きく水をあけられ、結果は最下位でした。(22日15:20)

最終更新:10/22(木) 19:52
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/f18899cec57c32b3f1e369f308e80cd8496752ff
石破氏、派閥会長を辞任 自民総裁選惨敗で引責
10/22(木) 15:18配信

 自民党石破派会長の石破茂元幹事長(63)は22日、同派の臨時総会で、9月の党総裁選に敗れた責任を取って会長を辞任する意向を表明した。

 「多くの方々の期待に応えられなかった。その責任を取ることが私の取るべき道だ」と説明。引き続き同派にとどまり、次期衆院選へ向けて所属議員の支援に努める考えも伝えた。

 臨時総会では石破氏を慰留する声も上がったが、事務総長の鴨下一郎元環境相が中心となって後任を選出することで一致。新会長には鴨下氏を推す声が出ている。

 総会後、石破氏は記者団に、今後の活動に関して「水月会(石破派)の一人ひとりが議席を維持するためにできる限りのことを今以上にやりたい」と強調。菅政権に対しては「国や次の時代のために良い仕事ができるよう、私としても力を尽くしたい」と述べ、支えていく意向を示した。

 石破氏は2012年の第2次安倍内閣発足後、幹事長と地方創生担当相を歴任し、15年9月に石破派を旗揚げ。現在の同派所属議員は19人で、党内第6派閥だ。石破氏は要職を外れた後は安倍晋三前首相への批判を強めたが、党内の支持は広がらなかった。

 先の総裁選は、国会議員票26、地方票42の計68票にとどまり、計377票の菅義偉首相だけでなく、計89票の岸田文雄前政調会長にも後れを取った。派内の一部からは政権批判路線に対する疑問が上がっていた。

5484名無しさん:2020/10/23(金) 00:57:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd5d1c7f408e68c4da6d36a2e56c66b34f6c05f8
自民党の石破氏、派閥会長を辞任 次期総裁選の出馬明言せず
10/22(木) 18:57配信

 自民党の石破茂元幹事長(63)は22日、自身が率いる石破派(水月会、19人)の会長を辞任した。同日の派閥会合で、9月の総裁選敗北の責任を取り辞意表明。異論はなく了承された。来年9月の次期総裁選への対応には「今の段階で、1年後に出る、出ないを言うのは少し違う」と述べ、明言しなかった。影響力低下は否めず、戦略は白紙となった。

 石破氏は会合で、自身の後任や派閥運営について「鴨下一郎事務総長を中心に話し合い、決めてほしい」と要請した。

 会合後、記者団に対し、過去出馬した4回の総裁選に言及。「結果を出せず、同志に多くの負担をかけた。その責任を取る」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f46bb6d5fb131760aeb3c01f495ab1fb310dcc91
石破茂氏が派閥会長辞任「結果を出せなかった」
10/22(木) 19:58配信

自民党の石破茂元幹事長(63)は22日、自身が率いる石破派(水月会、19人)の会長を電撃辞任した。この日、行われた派閥の会合で辞意を表明し、9月の党総裁選で惨敗したことを理由に「責任は私にある」と語った。後任には派閥事務総長の鴨下一郎元環境相を推す方向で調整が進んでいる。26日に召集される臨時国会を目前にした石破氏の辞任を巡り、政界に波紋が広がっている。

   ◇   ◇   ◇

石破派の臨時総会で石破氏は派閥会長を辞任すると表明し、了承された。石破氏は電撃辞任の理由について9月の総裁選で菅義偉首相、岸田文雄前政調会長に敗れた責任を挙げた。「結果を出せず、同志に多くの負担をかけた。その責任を取るのが、私の選ぶべき道だ」と語った。石破氏は4度目の総裁選で議員票26票、地方票42票獲得も菅氏は議員票288票、地方票89票と圧勝し、岸田氏も下回った。

突然の辞意表明に派閥内は揺れている。「突然の辞意表明に驚いている。石破茂会長の熟慮の末の決断なので重く受け止めている」と側近の平将明衆院議員。石破氏は「鴨下一郎事務総長を中心に話し合い、決めてほしい」と後任人事や派閥運営を委ねたが、平氏は「今後のことは水月会のメンバーと相談して決めていくことになる」と述べるにとどめた。

石破氏は12年、18年の総裁選で安倍晋三前首相を相手に党員・党友による地方票を獲得して大健闘した。だが、前回の総裁選では地方票でも菅氏の半分以下という大差をつけられて大失速した。来年9月の次期総裁選へ向けて岸田氏が出馬意欲を明らかにしている一方で石破氏は「今の段階で、1年後に出る、出ないを言うのは少し違う」と明言を避け、白紙の状態だ。

週明けの26日に臨時国会が召集され、菅首相が初の所信表明を行うタイミングでの決断に波紋が広がっている。石破氏は派閥に残留し、派閥を維持する方針で総会後、党本部の二階俊博幹事長を訪ね、会長辞任を報告した。石破氏の求心力低下で他派閥から触手が伸びる可能性は否定できず、15年9月に派閥を創設した会長不在の中、派内の動揺は止まらない。【大上悟】

5485名無しさん:2020/10/23(金) 01:00:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e12644afa42a3185adda66a72a0f9915395e524
衆院選「菅内閣の将来占う」 自民・二階俊博幹事長インタビュー
10/22(木) 7:06配信

 自民党の二階俊博幹事長は21日、時事通信のインタビューに応じた。

 任期満了まで1年となった次期衆院選について「菅内閣最初の選挙だ。極めて重要な選挙だ。菅内閣の将来を占うと言っても過言ではない」と強調。勝敗ラインには「評論家が幾つと言うのは当然だが、実際に選挙を戦う身にはせんえつだ」と言及を避けた。

 「将来を占う」との意味について、二階氏は「菅内閣が将来長きにわたって日本の国政を担当できるか、短命に終わるかは、この選挙の結果によって大いに左右される」と説明。菅義偉首相の胸中を「いつ解散すればいいか、選挙をどう戦うか毎日のように考えているはずだ」と推し量り、「首相も大変な決断の下に解散というカードを切る。党は懸命の支援を惜しまない」と表明した。

 衆院選に向け、10カ所程度の小選挙区で競合する同党候補者の調整が課題となっている。二階氏は「現職優先を基本に置くが、勝てる候補者でなければ問題にならない」と指摘。情勢分析で当選が厳しいと判断すれば、現職候補でも差し替える可能性を否定しなかった。

 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、党内に国民一律の給付金再支給を求める声がある。二階氏は「財政状況を見ると大盤振る舞いできる状況ではない。給付金は国民の税金だ。政府・与党としては慎重でありたい」と述べた。

 与党外交にも触れ、自らが米国を訪れて「新しい日米協力」をめぐり要人と協議する意向を明らかにした。二階氏は「われわれが相手のために何ができるのか、相手はどういう貢献をしてくれるのかを対等な立場で話し合わなければいけない」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9b90e05dbd972ae8e43466c07afcf8d4b0df9a8
自民・二階氏、衆院は常在戦場 公明幹事長と会談
10/21(水) 17:06配信

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長が21日、東京都内のホテルで昼食をともにしながら会談した。

 二階氏は席上、衆院議員の任期満了まで残り1年となったことを踏まえ、「常在戦場だ」と指摘。菅義偉首相がいつ衆院解散・総選挙に踏み切っても対応できるよう与党として態勢を整えておくことを呼び掛けた。

5486名無しさん:2020/10/23(金) 01:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c209ab05edb07948a9d31b0b05b3b15c3ad0e6de
解散、菅首相に三つの選択肢 「年内」見送りの公算
10/21(水) 7:08配信

 衆院議員の任期はあと1年。

 菅義偉首相がどのタイミングで解散・総選挙に踏み切るのか、与野党が目を凝らす。菅政権の発足当初、高支持率を背景に自民党内で期待があった年内解散は見送られる公算が大きくなった。首相の選択肢は来年1月召集の通常国会冒頭、2021年度予算成立後の3月末から7月の東京五輪開幕まで、9月のパラリンピック閉幕以降の3通りとなりそうだ。

 「衆院解散は首相の一存だ。任期があと1年となればいよいよだ。われわれはいつでもそれに対処する心の準備はできている」。自民党の二階俊博幹事長は20日の記者会見でこう語った。

 自民党では、菅内閣が発足直後、報道各社の世論調査で7割前後の支持率を得たことで年内解散への期待が高まった。しかし、首相が新型コロナウイルス対策と経済再生の両立を打ち出し、携帯電話の料金引き下げなど国民生活に身近な政策を重要課題に掲げて矢継ぎ早に取り組みを具体化させると、年内の観測は後退。首相に近い党幹部は「年内はもうない」と言い切った。

 年明け以降では、新型コロナの感染状況にもよるが、通常国会冒頭が最初のタイミングとなる。政府・与党は、追加経済対策を盛り込んだ20年度第3次補正予算案を年内に編成、通常国会冒頭で処理する方針。仮に3次補正の審議入り前に解散すれば批判を招く恐れはあるが、手厚いメニューを掲げて実現を訴える戦術は可能だ。

 別の党幹部は「通常国会の召集日がポイントだ」と指摘する。16年のように年明け早々の4日に召集、速やかに解散すれば、投開票を経て2月23日の天皇誕生日前には第2次菅内閣を発足させられるとの見通しを示した。日本学術会議問題への世論の批判や首相の答弁能力への不安から、党内では国会審議を長引かせず、早期に解散すべきだとの声が根強い。

 公明党関係者も支持母体の創価学会の動向に関し、「1月解散も念頭にあるようだ」と明かした。学会は首相と太いパイプを持つ。

 次の選択肢は、3月末から東京五輪が開幕する7月23日までの期間だ。21年度予算を成立させ、携帯料金の引き下げに道筋を付けて、「成果」としてアピールする。公明党が国政選挙並みに注力する東京都議選(7月22日任期満了)と時期が重なる可能性もあるが、自民党内には「都議選と同日選もあり得る」(関係者)との見方がある。

 ここを逃すと、パラリンピックが閉幕する9月5日以降となる。党総裁任期切れを同月末に迎える首相は、衆院選を勝利に導いて総裁選を無投票に持ち込むか、党員投票を伴う総裁選で有権者の関心を高め、再選を果たした勢いで衆院選を乗り切るか、いずれかを目指すことになりそうだ。ただ、政権が逆風に見舞われていても他に選択肢のない「追い込まれ解散」となる危険もある。

 首相は13日、自身に近い無派閥の若手グループと会食。出席者は解散時期に関心を示したが、首相は「常在戦場だ」と語っただけで、言質を与えなかった。

5487名無しさん:2020/10/23(金) 01:03:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8da57e42344a83f5e216e88d6b624a5cfdc377d9
安倍前首相、健在アピールの理由 閣僚経験者「まだ若い」
10/20(火) 10:14配信

 持病の悪化から史上最長政権に自ら幕を引いて1カ月-。安倍晋三前首相が19日、2カ月連続で東京・九段北の靖国神社を参拝し、自らの政権の岩盤支持層だった保守層に健在をアピールした。いち早い活動再開には、今後も党内外で求心力を保ちたい意思が透ける。

 この日午前、靖国神社に姿を見せた安倍氏は記者団の問い掛けに足を止め、「ご英霊に尊崇の念を表するため参拝した」と語った。滞在はわずか15分間だったが、顔つきからは充実の様子がうかがえ、辞任表明時の重苦しい疲労感は薄らいでいた。

 第2次政権発足後、安倍氏が首相として参拝したのは2013年12月の1回だけ。その後は、同盟国・米国の懸念や中国、韓国に配慮し、供物や玉串料の奉納にとどめていた。宰相の座を降り、9月に続く訪問に、自民党関係者は「『申し訳なかった』という思いもあるのだろう」と推し量った。

 靖国参拝によって自身の思想信条の核心を示すことは、保守層の支持をつなぎとめ、菅義偉政権の後まで政界で影響力を残していく上で欠かせない。

 「『そろそろ帰ってきてくれるんじゃないか』と申し上げたら、『当分は帰らないんだ』と(言われた)」

 9月28日、安倍氏も出席した出身派閥・細田派のパーティーで、森喜朗元首相が2人の間のこんなやりとりを披露した。安倍氏は早期の派閥復帰を固辞しているが、会長の細田博之氏は「すぐにでも派閥を受け渡したい」(ベテラン)意向。いずれ「安倍派」に衣替えするのが基本路線とみられている。

 党内最大の98人を擁する派内には「ポスト菅」に意欲を見せる議員が複数おり、それぞれが取り巻きをつくるなど分裂の懸念もつきまとう。重みのある安倍氏が率いることになれば派内はまとまり、菅政権の実質的なキングメーカーとなった二階俊博幹事長を含め「党内外をけん制し、にらみを利かせられる」(細田派関係者)との意味を持つ。

 首相在任中の末期は、迷走した新型コロナウイルス対応などが批判の的となった。内閣支持率は低落したものの、体調不良を率直に明かした退陣劇の直後は急回復し、政治生命を保った形。

 「安倍さんはまだ若い。健康さえ問題なければ、いずれそのリーダーシップを必要とされる時が再び来る」。細田派の閣僚経験者は「再々登板」への期待を隠そうとしない。安倍氏は来夏の東京五輪の開会式でも、森氏の配慮により表舞台に押し上げられる。 (河合仁志)

5488名無しさん:2020/10/23(金) 01:13:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/b40f068167f5f3e29fe43bf740498efe0614f7c1
「しばらく死んだふり」石破氏が派閥会長を辞任
10/22(木) 23:30配信

自民党の石破茂元幹事長が、自らが率いる派閥の会長を辞任すると表明しました。理由は4度挑んだ自民党総裁選で、一度も勝てなかったことです。
 石破茂元幹事長:「結果は出せなかった。その責任は一にかかって私にありますので、その責任を取るということが、私の取るべき道だと考えた次第であります」
先月の総裁選には派閥内から慎重論があったにもかかわらず出馬。その結果、岸田氏にも差をつけられて最下位に沈みました。ある石破派議員は「このまま会長を続けていても、次厳しいでしょう」と話します。

石破氏は来年秋の総裁選への出馬は見送る意向です。ただ、周辺には「しばらく死んだふりをする」と漏らしていて、情勢の変化によっては総裁選へ出馬する機会をうかがっているとみられます。ただ、派閥の存在感低下は否めません。後任はまだ決まっていないということです。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd7fd92f4f456d9fc73843ad58a712e561267dd0
秘書暴行で略式起訴の自民・石崎氏「進退含め、今考えている」
10/21(水) 16:07配信

 自民党の石崎徹衆院議員(比例北陸信越)は21日、党本部で野田聖子幹事長代行と面会し、元秘書を殴ったとして暴行罪で略式起訴されたことについて報告した。面会後、石崎氏は記者団に対し「進退含め今、考えているところだ。できるだけ早く考えを皆さまに伝えたい」と述べた。

 石崎氏は20日には林幹雄幹事長代理に党本部で起訴内容について報告していた。党新潟県連会長の高鳥修一衆院議員は同日、二階俊博幹事長と会談。石崎氏について除名や離党勧告など厳正な処分を求め、党紀委員会を開催するよう要請した。党紀委は22日にも開かれる予定。

 石崎氏は昨年4、5月に新潟市内で元秘書の男性を殴ったとして19日に暴行罪で略式起訴された。石崎氏は平成24年衆院選で新潟1区で初当選し現在3期目。

5489名無しさん:2020/10/23(金) 01:18:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1212607a610a480977b9dbec9c9ed51328c9f83c
石破氏、浮かぶ瀬見えず 派閥会長退任「潔さ」前面 勢力維持難しく
10/22(木) 20:22配信

 自民党の石破茂元幹事長が石破派(水月会、19人)の会長を退いたのは、9月の総裁選惨敗にけじめをつけるのと同時に、「潔さ」を党内外にアピールして再起を期す狙いも透ける。ただ、看板を失った少数派閥の勢力維持は容易ではなく、石破氏と派閥の捲土重来(けんどちょうらい)は前途多難だ。

 「臨時国会が始まる前に(辞任を)表明すべきだと考えた。菅義偉(すが・よしひで)政権が日本や次の時代のために良い仕事ができるように私も力を尽くしたい」。石破氏は派閥の臨時総会で辞任を表明後、記者団に新政権を支える意向を示した。

 9月の総裁選大敗は派閥に衝撃をもたらした。特に、国会議員票が出馬に必要な推薦人(20人)をわずかに上回る26票にとどまったショックは大きかった。

 石破氏は9月下旬以降、派閥メンバーから個別に意見を聞いて敗因を分析したが、次の総裁選に向けての妙手は見いだせなかった。今月中旬には複数の派幹部らが石破氏に総裁選敗退の総括を要求。石破氏の側近が会長退任の選択肢も示したが、この時、石破氏は回答を保留したという。

 石破氏は臨時総会当日の22日早朝まで悩み抜いた末に辞任を決断した。派幹部は「(石破氏の)賞味期限は切れていない。『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』だ」と述べ、身を引くことで再チャレンジの芽を残すべきだと指摘。派中堅も「トップが責任を取らない風潮の中で潔い決断だ」と語る。

 とはいえ、石破氏と派閥に明るい展望があるわけではない。党幹部は首相が石破氏と距離を置く安倍晋三前首相との関係を優先し、「要職に起用することは絶対にない」と断言する。また、派所属の八木哲也衆院議員(比例東海)が次期衆院選の不出馬を検討しており、勢力の後退が懸念されている。

 さらに、石破派が石破氏を首相に押し上げるために設立された派閥であることから、会長辞任によって籍を置く意味を見いだせなくなるメンバーが出てくる可能性がある。石破氏が高い知名度を生かして開拓してきた地方の支持票も減らしかねない。

 果たして会長辞任の決断は吉と出るのか、凶と出るのか。辞任表明の日、「首相になることを諦めたのか」と問われた石破氏は周囲にこう漏らした。

 「先のことなんて分からないさ。いろいろじっくりと考える。総理って、『ため』になるものじゃないからね」(奥原慎平)

https://news.yahoo.co.jp/articles/3024ccd561a276cd943e38103fdef6d4348b9f73
自民党の石破元幹事長 派閥の会長を辞任 地元は困惑(東京・鳥取)
10/22(木) 20:05配信

自民党の石破元幹事長が自らが率いる派閥の会長を辞任することになりました。
総裁選敗北の責任を取った形です。
地元関係者は事態を冷静に受け止める一方、次に期待する声を送っています。
(石破氏)
「派閥会長の辞任表明をした。」
石破元幹事長はきょう午後の派閥総会で自らが率いる水月會の会長を辞任する考えを表明し了承されました。
その理由として挙げたのが。
(石破氏)
「過去4回総裁選に立候補したが多くの人の期待に応えられず、その責任をとる。」
菅総理大臣が圧勝した先月の自民党総裁選挙。
4度目の挑戦となった石破元幹事長の得票は投票総数の1割余りと惨敗に終わり、その責任の取り方が会長辞任という結論でした。
(鳥取県議会 藤縄喜和議長)
「今回の総裁選の状況でいろいろなことが想定された。その中のひとつかな。」
(鳥取県議会 福田俊史副議長)
「4回の総裁選を総括してとられたけじめ。残念ではあるがリセットして新たなスタートを。」
安倍前総理大臣が任期途中で辞任したため、菅総理大臣の総裁任期は残り1年弱。
来年秋に次の総裁選を控える中、派閥会長辞任を選択した石破元幹事長。
党内での求心力低下につながらないのか。その動向が注目されます。

山陰中央テレビ

最終更新:10/22(木) 20:05
TSKさんいん中央テレビ

5490名無しさん:2020/10/23(金) 01:46:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/7da28c4e4c28433ea6bc359d5a061a01a7796a83
自民党・石破茂氏が派閥会長を辞任 東海地方の石破派議員の声
10/22(木) 19:06配信

 派閥は存続するということです。

 自民党の石破茂元幹事長は22日午後、東京で派閥の臨時総会を開き、会長を辞任することを議員らに伝えました。

 石破氏は2015年、自身が率いる派閥「水月会」を発足させ、会長に就任していましたが、9月の総裁選では菅総理に大差で敗れ、3位に終わっていました。

 石破氏は、この結果の責任を取るために会長を辞任することにした、と報道陣に説明しました。

 これを受け、比例東海ブロック選出で愛知県豊田市などを地盤にする石破派の八木哲也衆議院議員は…

 「政策集団であるので、研さんしていい政治やっていきたい。それが基本にある。水月会は存続する」
 (八木哲也衆議院議員)

 派閥は存続するとしたうえで、「国民の期待に応えられる体制が必要」などと話しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c47dca46b94d735f03537e069f28133ed5aa5a5
総裁選争った岸田前政調会長、石破氏の派閥会長辞任「理由知りたい」
10/22(木) 15:45配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は22日、9月の総裁選で争った石破茂元幹事長が石破派(水月会)会長を辞任することについて「突然のことでびっくりしている。理由を知りたい」と述べた。出馬の意欲を表明している次期総裁選への影響に関しては「まずは自分の足元を固めたい」と述べるにとどめた。岸田派(宏池会)会合後、記者団の取材に答えた。

 石破氏に対する評価は「総裁候補としても派閥会長としても大きな実績を残し、豊かな経験や見識を示してきた」と強調した。

 これに先立つ岸田派会合では、野田聖子幹事長代行らとともに立ち上げる出産育児一時金の勉強会などを発足させることに言及。「政策を通じてさまざまな国会議員と連携し、輪をつくっていきたい。宏池会の活動を広げていくためにも大変重要な取り組みだ」と語った。

5491名無しさん:2020/10/23(金) 01:55:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/302b828830f0c0396a8a06df9d1a27564360df4f
派閥会長辞任の石破氏を加藤キャスターが直撃 石破氏「もうやめた、野党と連携!は生き様としてどうか」菅政権支えると強調
10/22(木) 18:57配信

10月22日、自身が率いる石破派の臨時総会で派閥会長を辞任する意向を表明した自民党の石破茂元幹事長が、フジテレビの「Live News イット!」に生出演し、辞任の背景と今後の自身の政治活動について語った。

自分で何日も何日も幾晩も寝ないで考えた
冒頭、加藤綾子キャスターは石破氏に「9月の自民党総裁選挙で負けた責任を取って辞任するというが、所属議員から止められることはなかったのか」と尋ねた。石破氏は「誰が何を言ったかは言わないが、非常に残念だ、寝耳に水だ、ショックだと、何とかならないかみたいな意見は頂いた」と述べた。

加藤キャスターが「会長辞任は1人で決めて周りには伝えなかったのか」と問うと、石破氏は「それは伝えることじゃない。自分で何日も何日も幾晩も寝ないで考えた」と、1人で熟慮しての決断だったことを明かした。

そして加藤キャスターは、総裁選で最下位という敗北を喫したことを受けて派閥会長を辞めるということは、これまで目指してきた総理大臣の座を諦めたということなのかどうかを尋ねた。これについて石破氏は次のように述べた。

石破茂元幹事長:
そんなことは誰も言っていない。自民党というのは国民政党なんだから、イデオロギー政党ではないんで。同じ自民党の中で憲法をめぐって、安全保障で、社会保障で、財政で、いろんな意見がある。自民党はこうあるべきだということも私は、自民党は党員のもの国民のものであって国会議員のものではないと思っているので、いろんな意見がある。それを国民の前に示してその判断をあおぐのが自民党。そうあるべきだという考えは変わっていない。

さらに石破氏は、「水月会(石破派)のような集団が政策を考えて発信していく、そういう集団は自民党の中に必要だと。水月会を解散するということではなく、私が水月会を辞めると言ったわけでもない」と強調し、今後も派閥の一員として政策発信に関わっていく考えを示した。

菅政権を支える1人として 石破氏の政治姿勢
その上で石破氏は、菅政権との関わりを踏まえ、総理大臣の座を諦めたのかという加藤キャスターの問いに次のような言葉で答えた。

石破茂元幹事長:
問題は今、菅政権ができたばかりなんですよ。来週から国会が始まるわけですよ。そういう時点で、はい私は来年(総裁選を)やりますとか、これから先もどうですって…。当面国民のために働く菅政権なんでしょ。みんなで支えるのが当たり前でしょ。そういう時に来年こうしますとか、これから先はこうとか、来年のことも言えないのにこれから先のことなど、私は言えるべきことではないと思いますがね。

こう答えた石破氏に対して、加藤キャスターが改めて今後の政治姿勢を質した。

加藤綾子キャスター:
みんなで(菅政権を)支える1人として石破さんも支えていく覚悟ですか。

石破茂元幹事長:
それは自民党員として当然のことですね。

加藤綾子キャスター:
その先に総理大臣を目指すというのは変わらないということですか。

石破茂元幹事長:
それは手段であって目的ではない。目指すとかそういうことではない。国会議員の目的はみんなが総理になることではないでしょうよ。何を実現するかであって、目指すとか目的としてとか、それを今の時点で言うのは不謹慎なことだと思う。

石破氏はこのように述べ、引き続き総理大臣を目指すかどうかについては明言を避けつつ微妙に含みを持たせた。

5492名無しさん:2020/10/23(金) 01:56:19
>>5491

野党との連携や離党は…?
番組コメンテーターのジャーナリスト・柳澤秀夫氏は、石破氏に今後野党との連携や自民党を離党しての新党結成なども視野にあるのか尋ねた。これについて石破氏は次のように述べた。

石破茂元幹事長:
私は自民党をこう変えると申し上げてきた。そして(総裁選の票数が)ああいう数だったけども、党員票でもフルの総裁選だったら数字も違っていたんでしょうよ。自民党をこう変えんだと主張してきた。それでだめでした、はいよそに行きますというのはおかしくないですか。

さらに石破氏は、自民党が野党に転落した時代にも政調会長や幹事長として政権復帰に向けて取り組んできたことを強調し、「それを実現できない、もうやめた。野党と連携、それは政治家の生き様としてどうなんだろう。日本の国にとってどうなんだろう。自民党をどうするかに期待をもってくださる党員・国民が大勢いることを忘れてはいけない」と述べ、離党や野党との連携に動くことを明確に否定した。

(フジテレビ政治部)

政治部

5493名無しさん:2020/10/23(金) 02:03:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/2462618c38c4634edf379c22490e37e1275b57a0
山下元法相「誠に残念」 石破氏会長辞任
10/22(木) 14:29配信

 自民党の山下貴司元法相は22日、所属する石破派(水月会、19人)会長の石破茂元幹事長が会長辞任を表明したことについて「悩みに悩んで、自民党に対する責任のみならず、日本に対する責任も考え抜いた上で決断したと思わざるを得ないが、誠に残念だ」と述べた。国会内で記者団の取材に答えた。

 山下氏によると、石破氏は会合で次期党総裁選について「新たな政権ができたばかりだ。今の段階で1年後(の総裁選)に出る、出ないということは少し違うのではないか。結果が出た以上、菅義偉(すが・よしひで)政権を支えるつもりだ」と説明したという。

 山下氏は、石破氏について「政治家としてのけじめをつけたのだろう。今後とも尊敬する政治家として、いろいろなご指導をいただけると思っている」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a38e1def5944a15355cacb807765e597e058f84a
自民党・石破元幹事長 派閥会長辞任の意向
10/22(木) 11:50配信

自民党の石破元幹事長が自らが率いる派閥の会長を辞任する意向を固めました。

自民党の石破元幹事長は、先月の自民党総裁選の敗北を受け派閥の会長を辞任する意向を固めました。総裁選後、石破氏は派閥の議員1人1人と意見交換を続け、派閥の議員からは「来年9月の総裁選への立候補は見送るべきだ」などの意見が出ていました。

石破氏は周辺に対し「派閥の議員に迷惑をかけた。総裁選で敗北した責任をとらないとけじめがつかない」と話しています。

石破氏は22日昼から派閥の会合を開き、辞任の意向を派閥の議員に伝える方針です。

石破氏は周辺に、派閥自体は今後も維持する意向を示していますが、石破派幹部は「石破氏が会長を辞任したら派閥は維持できないだろう」と話していて、石破氏の辞任を派閥の議員が受け入れるかは不透明な状況です。

5494名無しさん:2020/10/23(金) 02:31:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/51ee50f709f3c9497c959865e2643d25a0bcadaa
“秘書暴行”の石崎議員 離党届提出し承認
10/22(木) 19:36配信

元秘書を暴行した罪で略式起訴された自民党の石崎徹衆院議員が、離党届を提出した。

自民党を離党した石崎徹衆院議員「今回、私の事務所内の件で、ご迷惑を大変おかけしましたことへの私なりのけじめとして、離党届を今、幹事長室に提出させていただいてきた」

石崎議員は、今後の政治活動について、「職責を全うしたい」と述べ、議員辞職はしない考えを示した。

これを受け、自民党は、党紀委員会を開き、石崎議員の離党を承認した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/98569050d8bba35cff148ba4436eaaf5982cc841
石崎議員が離党届 県議「長い戦いだった」
10/22(木) 18:48配信

元秘書に暴行したとして略式起訴された石崎徹衆議院議員が22日、自民党本部で離党届を提出し、受理されました。今後は無所属で活動するということです。

【石崎徹衆議院議員】
「皆さま方にご迷惑をおかけした件について、どのようなけじめをつけるべきかいろいろと悩みもあった。最後は自分なりのけじめのつけ方として自ら判断した」

自民党本部を訪れ、離党届を提出した石崎徹衆議院議員。石崎議員は元秘書を殴るなどして19日、暴行罪で略式起訴されています。石崎議員はBSN新潟放送の取材に対して議員辞職はしないとしていて、次の衆院選への出馬について「改めてお伝えしたい」としています。

自民党は22日午後、党紀委員会を開き、離党届を受理することを決めました。

【自民党党紀委員会 衛藤晟一委員長】
「一部の委員からは『もっと厳しくやるべきである』と、『除名すべきではないのか』という意見も出たが、全体としては今までの例に従って」

離党届提出を受けて、自民党新潟県連の新潟支部は…。

【自民 高橋直揮県議】
「長い戦いだったね。これから新潟支部で、ようやく先に進めそうな気がしている」

新潟支部では緊急の会議を開き、今後の対応について協議しました。

【自民 小島隆県議】
「議員辞職もということで申し上げてきたが、これは本人が決めることだからとやかく言わないが、今後ある身を考えれば身を清く処してもらいたい」

一方、石崎議員が自身のブログで、暴行について「とっさに体に触れた」などとしている部分については…。

【自民 小島隆県議】
「往生際というと言葉は悪いが、もう少し素直に認めることは認めればいいのに、とは思っている」

石崎議員の離党を受けて、自民党新潟県連の高鳥修一会長は「新潟1区の支部長選任問題がようやく前進すると思う。党本部にて手続きが進むように取り組んで参りたい」などとコメントしています。

BSN新潟放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/2bc3e8fba0979df1c66a015783762bf2bba7da12
石崎衆院議員が自民党に離党届 議員辞職は否定
10/22(木) 18:38配信

元秘書の男性への暴行罪で略式起訴された自民党の石崎徹衆議院議員が、党本部に離党届を提出しました。22日午前9時半すぎ、自民党本部に姿を見せた石崎徹議員は、「本日、私の事務所内の件で、ご迷惑をおかけしたことについて私なりのけじめとして、離党届をいま幹事長室に提出してきた」と話しました。
石崎議員は去年4月と5月、車の中で、元秘書の男性の頭を殴ったなどとして、新潟区検に暴行の罪で略式起訴されました。
議員としての進退については…「職責をまっとうしていきたいと思っている」と語り、議員辞職を否定しています。
党本部の党紀委員会が午後開かれ、石崎議員の処分が協議されました。党本部としても離党を了承する方針です。自民党党紀委員会衛藤晟一委員長は、「離党を了承するという意見が出た。一部の委員からは厳しくやるべき除名すべきという意見もあった」と取材に答えました。
離党届の提出を受けて、自民党新潟支部も正午から会議を開きました。塚田一郎前参議院議員を自民党新潟1区の支部長とし、選挙戦に臨む方針を確認しています。自民党新潟支部小島隆支部長は「遅きに失した感はあるが、今回こういう形で決着がつくわけで一つの区切りだと思っている」とコメントしました。
衆議院新潟1区には、現職の立憲民主党西村智奈美議員も立候補を予定しています。

最終更新:10/22(木) 19:09
UX新潟テレビ21

5495とはずがたり:2020/10/23(金) 06:54:07
石破を総理になる為の集まりなんだから派閥会長辞めるとかピントがずれてんとちゃうか。

派閥会長辞任の石破氏を加藤キャスターが直撃 石破氏「もうやめた、野党と連携!は生き様としてどうか」菅政権支えると強調
10/22(木) 18:57配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/302b828830f0c0396a8a06df9d1a27564360df4f
FNNプライムオンライン

10月22日、自身が率いる石破派の臨時総会で派閥会長を辞任する意向を表明した自民党の石破茂元幹事長が、フジテレビの「Live News イット!」に生出演し、辞任の背景と今後の自身の政治活動について語った。

【画像】今後の政治姿勢は…加藤綾子キャスターと石破茂氏

自分で何日も何日も幾晩も寝ないで考えた
冒頭、加藤綾子キャスターは石破氏に「9月の自民党総裁選挙で負けた責任を取って辞任するというが、所属議員から止められることはなかったのか」と尋ねた。石破氏は「誰が何を言ったかは言わないが、非常に残念だ、寝耳に水だ、ショックだと、何とかならないかみたいな意見は頂いた」と述べた。

加藤キャスターが「会長辞任は1人で決めて周りには伝えなかったのか」と問うと、石破氏は「それは伝えることじゃない。自分で何日も何日も幾晩も寝ないで考えた」と、1人で熟慮しての決断だったことを明かした。

そして加藤キャスターは、総裁選で最下位という敗北を喫したことを受けて派閥会長を辞めるということは、これまで目指してきた総理大臣の座を諦めたということなのかどうかを尋ねた。これについて石破氏は次のように述べた。

石破茂元幹事長:
そんなことは誰も言っていない。自民党というのは国民政党なんだから、イデオロギー政党ではないんで。同じ自民党の中で憲法をめぐって、安全保障で、社会保障で、財政で、いろんな意見がある。自民党はこうあるべきだということも私は、自民党は党員のもの国民のものであって国会議員のものではないと思っているので、いろんな意見がある。それを国民の前に示してその判断をあおぐのが自民党。そうあるべきだという考えは変わっていない。

さらに石破氏は、「水月会(石破派)のような集団が政策を考えて発信していく、そういう集団は自民党の中に必要だと。水月会を解散するということではなく、私が水月会を辞めると言ったわけでもない」と強調し、今後も派閥の一員として政策発信に関わっていく考えを示した。

菅政権を支える1人として 石破氏の政治姿勢
その上で石破氏は、菅政権との関わりを踏まえ、総理大臣の座を諦めたのかという加藤キャスターの問いに次のような言葉で答えた。

石破茂元幹事長:
問題は今、菅政権ができたばかりなんですよ。来週から国会が始まるわけですよ。そういう時点で、はい私は来年(総裁選を)やりますとか、これから先もどうですって…。当面国民のために働く菅政権なんでしょ。みんなで支えるのが当たり前でしょ。そういう時に来年こうしますとか、これから先はこうとか、来年のことも言えないのにこれから先のことなど、私は言えるべきことではないと思いますがね。

こう答えた石破氏に対して、加藤キャスターが改めて今後の政治姿勢を質した。

加藤綾子キャスター:
みんなで(菅政権を)支える1人として石破さんも支えていく覚悟ですか。

石破茂元幹事長:
それは自民党員として当然のことですね。

加藤綾子キャスター:
その先に総理大臣を目指すというのは変わらないということですか。

石破茂元幹事長:
それは手段であって目的ではない。目指すとかそういうことではない。国会議員の目的はみんなが総理になることではないでしょうよ。何を実現するかであって、目指すとか目的としてとか、それを今の時点で言うのは不謹慎なことだと思う。

石破氏はこのように述べ、引き続き総理大臣を目指すかどうかについては明言を避けつつ微妙に含みを持たせた。

野党との連携や離党は…?
番組コメンテーターのジャーナリスト・柳澤秀夫氏は、石破氏に今後野党との連携や自民党を離党しての新党結成なども視野にあるのか尋ねた。これについて石破氏は次のように述べた。

石破茂元幹事長:
私は自民党をこう変えると申し上げてきた。そして(総裁選の票数が)ああいう数だったけども、党員票でもフルの総裁選だったら数字も違っていたんでしょうよ。自民党をこう変えんだと主張してきた。それでだめでした、はいよそに行きますというのはおかしくないですか。

さらに石破氏は、自民党が野党に転落した時代にも政調会長や幹事長として政権復帰に向けて取り組んできたことを強調し、「それを実現できない、もうやめた。野党と連携、それは政治家の生き様としてどうなんだろう。日本の国にとってどうなんだろう。自民党をどうするかに期待をもってくださる党員・国民が大勢いることを忘れてはいけない」と述べ、離党や野党との連携に動くことを明確に否定した。

(フジテレビ政治部)

5496チバQ:2020/10/23(金) 09:30:28
ショーもない記事だけど
https://news.yahoo.co.jp/articles/cde27a7a260029402ccb78f224deeebdc5f21649
永田町に響く「安倍ガールズ」の悲哀、「菅ガールズ」の歓喜
10/23(金) 7:05配信

「安倍さん以上に好き嫌いがはっきりしているから、“お友達”か“敵”かで天国と地獄だよ」(自民党議員)と党内から嘆息が漏れる菅義偉・首相の人事。その象徴といわれているのが「安倍ガールズ」の冷遇だ。

 安倍晋三・前首相の大のお気に入りだった稲田朋美氏は、安倍長期政権の間に行革相、政調会長、防衛相と要職を歴任し、防衛相時代には、都議選で「防衛大臣として」投票を呼びかけたり、破棄したとしていたPKO部隊の日報が発見されるなどのスキャンダルで失脚したにもかかわらず、幹事長代行として重要閣僚級のポストを用意されて、我が世の春を謳歌した。が、菅政権では事実上の無役となり、冷や飯を食う日々に。

「自身も実務家である菅さんは、能力がない、節操がない、頭が悪い政治家を嫌う。イデオロギーで好き嫌いを決めていた安倍さんとは人事のポリシーがまるで違う。稲田さんには防衛相時代の不祥事でさんざん手を焼かされたから、まあ粛清の意味もある」(菅側近)

 人事の不満が関係したかはわからないが、稲田氏は日本学術会議の任命拒否問題に関して、「こういう判断基準で任命しなかったという説明は必要だ。任命拒否されたなかに、私が本を読んでいる先生もいる。どうしてかなと疑問に思った」と、公然と菅氏を批判した。

 もう一人、苦い思いをしているのが高市早苗・前総務相だ。安倍氏は高市氏を女性初の政調会長や2度の総務相に起用したが、高市氏は菅氏の1期先輩で当選回数は同じ8回(1回落選)とあって、菅氏にライバル意識を燃やしてきたとされる。総務相としては、菅氏が関わったふるさと納税制度に厳しい姿勢を示し、菅派と見られていた官僚を冷遇するなどして菅氏の不興を買ったといわれている。菅政権では総務相に再任されず、「残念で残念で」という“名言”を残して内閣を去った。新進党などを渡り歩いた政界歴は、菅氏から見れば「節操がない」のかもしれない。

 タカ派発言で安倍氏のお気に入りになった杉田水脈氏は、もともと日本維新の会で国政にデビューしたが、落選中に安倍氏が熱心に口説いて自民党にスカウトしたとされる。しかし、菅氏の覚えはあまり芳しくないらしい。

「杉田さんはキワモノ。性暴力について『女は嘘をつく』と発言したのが象徴的だが、目立とうとするほどに問題を起こす。菅さんが嫌う『頭が悪い』の典型だ。選挙に強くないことを自覚している杉田さんは、目立つことで比例上位に入りたいのだろうが、女性票が逃げる彼女を厚遇することはあり得ない」(前出の菅側近)

 そして、安倍ガールズが去った内閣や党の中枢には、代わって「菅ガールズ」が招き入れられた。菅チルドレンとして知られる三原じゅん子氏は入閣候補とまでいわれたが、「さすがに行政手腕が未知数で反対の声が多かった」(同前)ことで、厚生労働副大臣に。安倍ガールズにも数えられた丸川珠代氏は、素早い変わり身を見せて総裁選でいち早く菅支持を表明、党役員連絡会のメンバーである広報本部長の椅子を手に入れた。

 興味深いのが、稲田朋美氏に代わって幹事長代行に就いた野田聖子氏だ。安倍内閣の総務相時代には、菅氏が推進した携帯料金値下げ方針に、「そういうお話は来ていない」と不快感を示したり、自身の金融庁口利き疑惑では、対応に追われた菅氏が激怒したとも伝えられるなど、もともと関係は良くないと見られていた。

 ところが、総裁選では早々と出馬断念して菅支持を表明、最近はサイバーセキュリティ対策推進議連の会長として菅氏を訪ねて接近するなど、服従姿勢に転じて抜擢された。菅氏からすれば、「節操のある頭のいい態度」なのか。

 自民党の女の闘いにも、諸行無常の栄枯盛衰があるようだ。

取材・文/武冨薫(ジャーナリスト)

5497名無しさん:2020/10/23(金) 11:58:45
https://web-willmagazine.com/politics/9hDK5
【安積明子】菅首相指名 こぼれ話(安積明子《あづみん》の永田町ウォッチ⑲)
公開日:2020年9月20日 更新日:2020年9月23日
えっ、参院自民党の会長が首班指名時に白票? 一体なぜ?

 9月16日に菅義偉第99代内閣総理大臣が誕生したが、参議院での首班指名では3名の議員が白票を投じている。無所属の柳田稔議員と須藤元気議員、そして参議院自民党の関口昌一会長だ。 

 国民民主党が解党した後、新・立憲民主党にも新・国民民主党にも参加しなかった柳田氏や、立憲民主党に離党届を出すも放置され、同党の解党によってようやく解放された須藤氏はともかく、なぜ参議院自民党の関口会長は「菅義偉」に一票を投じずに白票を入れたのか。関口会長になんらかの意図があったのか。それともなんらかの手違いか。ということで、さっそく参議院議員会館の関口昌一事務所に電話して聞いてみた。

 筆者「この度の首班指名で関口先生が白票を入れられたので、その理由を教えて下さい」

 秘書「えっ!そんなはずがありません」

 筆者「確かに白票を入れられているんですよ。参議院事務局の資料によると、関口先生は『菅義偉』には投票せず、『白票』に入れられたことになっています」

 秘書「それは参議院事務局の間違いです。参議院事務局に聞いて下さい」 

 ヤレヤレである。まず参議院事務局がこのような基本的なことを間違えるはずがない。それに万が一、参議院事務局が間違っていたとしたら、間違いを指摘して訂正を求めるのは議員事務所の仕事だ。しかも首班指名は国会議員の最も重要な責務で、そのような重大案件について初めて電話をかけてきた第三者に「あんたがやっといて!」と任せる話ではない。 

 それでもまあとりあえず、関口会長本人はどう説明するのかを聞いてみようと再度尋ねた。

 筆者「関口先生はご在席ですか」

 秘書「いえ、いまは院内の議員会長室です」

 筆者「関口先生に連絡はとれませんか」秘書「とれません!」 

 こういう場合の「とれない」とは、普通は「関口会長と連絡をとることは、同議員が極めて重要な会議中で物理的に不可能」ということになるのだが、どうやらそうではなく、単に「(面倒臭くて?)連絡したくない」ということだったようだ。実際にこのやりとりの後、産経新聞の速報がネットで流れ、「(菅氏の名前は)書いたが、間違えて予備の投票用紙を出した。他意があるわけではない」との関口会長のコメントが掲載されている。 

 なお、筆者が参議院事務局の資料を関口事務所に直接持参したため、問題の重大さをようやく理解してもらえたが、国会議員の事務所にしては危機意識がかなり低いと思った。ということで今回のコラムは、関口事務所に“歯に衣着せぬ”ものになっている。もっとも“奥歯にものが挟まった”ような書き方は苦手なので、歯科医でもある関口会長にはそこはご容赦いただきたい。

安積 明子(あづみ あきこ):ジャーナリスト
兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
1994年、国会議員政策担当秘書資格試験合格。参議院議員の政策担当秘書として勤務の後、執筆活動を開始。夕刊フジ、Yahoo!ニュースなど多くの媒体で精力的に記事を執筆している。

5498名無しさん:2020/10/23(金) 12:00:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112000905&g=pol
自民・関口氏が復帰
2019年11月20日17時01分

 体調不良で療養中だった自民党の関口昌一参院議員会長は20日午後、参院議長公邸で開かれた永年在職議員らの表彰式に会派代表として出席し、公務に復帰した。会合後、記者団に「おかげさまで復帰することになった」と語った。今後、体調を見ながら活動を本格化させるという。
 関口氏は9月に体調不良を訴えて入院。退院後も自宅療養を続けていた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102800708&g=pol
自民・関口氏が退院
2019年10月28日15時02分

 自民党の関口昌一参院議員会長が25日に東京都内の病院を退院したことが分かった。同氏の事務所が28日明らかにした。退院後は通院しながら自宅で療養しているといい、事務所は「順調に回復しており、早期の復帰を目指している」と話している。関口氏は9月17日の党役員会後、体調不良を訴えて入院した。

5499名無しさん:2020/10/23(金) 12:03:12
https://www.sankei.com/politics/news/190902/plt1909020022-n1.html
内閣改造、参院枠増えるか 参院会長が首相に要望
2019.9.2 21:32

 安倍晋三首相(自民党総裁)が政府与党連絡会議で内閣改造を来週実施すると表明し、党内ではポスト獲得に向けた動きが本格化した。関口昌一・党参院議員会長は会議直後に首相と面会し、現内閣で3人が起用されている「参院枠」の増加を要望。首相はこれまで政界を引退した吉田博美前参院幹事長の手腕を期待し、参院自民党の推薦を受け入れてきた。今回の人事では、後任の参院幹事長も焦点になっており、世耕弘成経済産業相らの名前が挙がっている。

 関口氏は2日午後、官邸で開かれた政府与党連絡会議に出席した後、首相と20分ほど面会した。関口氏が参院として推す入閣待機組の議員を提示し、首相は参院側の意向を尊重する考えを伝えたとみられる。

 現内閣の参院議員は世耕氏、山本順三国家公安委員長、片山さつき地方創生担当相の3人。ただ、世耕氏は首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会)で、首相との関係も近いだけに、「実質的な参院枠は山本、片山の2氏」(参院幹部)といわれる。

 平成24年12月に第2次安倍内閣が発足した当初は、首相が望む人材の登用が目立っていた。だが、吉田氏が参院幹事長に就任し、参院の実力者として国会運営や人事を取り仕切るようになると、首相も信頼を寄せ、参院執行部の意向を尊重するようになった。

 今回は吉田氏の引退後、初の人事となるため、首相が参院枠をどう扱うかに注目が集まる。参院自民幹部は、関口氏が参院枠の増加を首相に要望したことについて、昨年10月発足の第4次改造内閣で参院からの閣僚が4人から3人に減ったことを挙げ、「参院の威厳を保つためにも要請したのでは」と推測する。

 合わせて焦点になっているのが世耕氏の処遇だ。空席になっている参院幹事長の有資格者として名前が挙がっているためだ。

 先の参院選で自民は単独過半数を割り込んだが、首相は憲法改正に意欲を見せている。国会での改憲議論で参院幹事長には調整力やリーダーシップが求められる。また、吉田氏は首相に自身の後継として世耕氏を推したとされる。

 ただ、世耕氏は経産相のほか、ロシア経済分野協力担当相を兼務し、安倍政権の重要課題を担う。党内には「本人は続投したいのではないか」(参院ベテラン)との指摘もあり、参院幹部は「あとは首相の判断次第」と語る。

 参院自民はこれまで最大派閥の細田派、関口氏や吉田氏の竹下派(平成研究会)、岸田派(宏池会)の主要3派が主要人事を主導しており、新執行部の布陣は世耕氏の処遇によって左右される。

 一方、各派閥も待機組の入閣に向けて働きかけを強めている。

 細田派は当選3回の末松信介参院議院運営委員長、岡田直樹参院幹事長代行が適齢期になっている。竹下派は二之湯智参院決算委員長、岸田派は金子原二郎参院予算委員長らの名が挙がる。3派以外でも麻生派(志公会)で先の参院選で5選を果たした武見敬三元厚生労働副大臣も候補になっている。(今仲信博、田村龍彦)

5500名無しさん:2020/10/23(金) 12:06:00
https://www.sankei.com/politics/news/190910/plt1909100049-n1.html
参院国対委員長に末松氏 自民、政審会長は松山氏
2019.9.10 23:21

 自民党の関口昌一参院議員会長(竹下派)は党参院執行部人事で、参院国対委員長に末松信介参院議院運営委員長(細田派)を、参院政審会長に松山政司前科学技術担当相(岸田派)をそれぞれ充てる方針を固めた。党関係者が10日、明らかにした。参院幹事長には世耕弘成経済産業相(細田派)が検討されている。

 末松氏は当選3回で、国土交通副大臣などを歴任した。当選4回の松山氏は、参院国対委員長も務めた。

 参院執行部人事は参院議員会長が就任直後に行うのが通例。7月の参院選後に就任した関口氏は、内閣改造・党役員人事に合わせて実施する意向を示していた。

https://www.sankei.com/politics/news/190911/plt1909110090-n1.html
世耕氏、参院幹事長に就任 政審会長に松山氏 国対委員長は末松氏
2019.9.11 23:33

 自民党の関口昌一参院議員会長(竹下派)は11日、参院幹事長に世耕弘成・前経済産業相(細田派)を任命した。参院政審会長には松山政司元科学技術担当相(岸田派)、参院国対委員長には末松信介参院議院運営委員長(細田派)をそれぞれ充てた。

 参院執行部人事は参院議員会長が就任直後に行うのが通例だが、7月の参院選後に就任した関口氏は、内閣改造・党役員人事に合わせて実施する意向を示していた。幹事長代行には野上浩太郎前官房副長官が就き、西田昌司国対委員長代行は続投する。

 【参院幹事長】

 世耕弘成氏(せこう・ひろしげ)早大卒。官房副長官、経済産業相。56歳。和歌山選挙区、参院当選5回(細田派)

 【参院政審会長】

 松山政司氏(まつやま・まさじ)明大卒。外務副大臣、1億総活躍相。60歳。福岡選挙区、参院当選4回(岸田派)

 【参院国対委員長】

 末松信介氏(すえまつ・しんすけ)関西学院大卒。党幹事長代理、国土交通副大臣。63歳。兵庫選挙区、参院当選3回(細田派)

5501名無しさん:2020/10/23(金) 12:14:17
https://www.wakayamashimpo.co.jp/2019/09/20190912_89130.html
参院幹事長に世耕氏、二階氏続投 自民人事
19年09月12日 07時00分[政治・経済]
自民党総裁の安倍晋三首相は11日、党役員人事と内閣改造を行い、第4次安倍第2次改造内閣を発足させた。和歌山県関係議員では、二階俊博氏(80)=衆院和歌山3区=が幹事長に留任し、世耕弘成氏(56)=参院和歌山選挙区=が経済産業大臣から参院幹事長に就任。石田真敏氏(67)=衆院和歌山2区=は総務大臣を退任した。

党役員人事は同日午前に行われ、安倍総裁の指名を受け、二階氏の再任は臨時総務会で全会一致で承認された。その他の四役は、岸田文雄政務調査会長が再任、鈴木俊一総務会長、下村博文選挙対策委員長が新たに就任した。

二階氏は2016年8月の内閣改造と同時に行われた党役員人事で幹事長に就任。高齢などを理由に今回は交代論もあったが、続投が決まり、連続在任期間は過去最長の3年1カ月に達している。

再任を受け二階氏は、政治の師である田中角栄元首相の言葉「政治はひとりの力ではできない」を挙げ、「多くの皆さまの意見に耳を傾け、党所属の国会議員や全国の党員・党友とともに、まさに『総力結集』でこの難局を乗り切る覚悟です」とのコメントを発表。党本部での記者会見では、「安定と挑戦を念頭に党運営を進めていきたい」とし、国民生活の安定のために政治の安定を図り、新たな挑戦を続けるとの決意を述べた。

安倍首相と同じ細田派に所属し、側近として12年12月の第2次安倍内閣発足以降、内閣の要職にあり続けてきた世耕氏は、党参院の実務を取り仕切る幹事長への就任となった。

参院執行部の人事は通例、参院議員会長が就任直後に行ってきたが、参院選後の7月に就任した関口昌一会長は、内閣改造・党役員人事に合わせて実施するとしていた。

世耕氏は官房副長官を経て、16年8月の第3次安倍第2次改造内閣から3年1カ月にわたり経済産業相を務め、ロシア経済分野協力担当相、国際博覧会担当相を兼務していた。

石田氏は昨年10月に発足した第4次安倍改造内閣で総務相に就任し、約1年間務めた。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO48377720Y9A800C1PP8000
参院執行部、「竹下派1強」今は昔
政権人事を読む(4)
2019年8月8日 23:10

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO47911200Z20C19A7PP8000
自民参院会長に関口氏 特別総会で承認
2019年7月29日 18:00

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO47783400V20C19A7PP8000
議員会長に関口氏 参院自民、岸田派減り力学変化
2019年7月25日 23:00

5502名無しさん:2020/10/23(金) 12:23:58
https://www.sankei.com/politics/news/190729/plt1907290013-n1.html
自民、関口参院会長を了承 任期3年、議員総会で
2019.7.29 13:58

 自民党は29日午後、参院特別議員総会を国会内で開き、関口昌一参院国対委員長(66)=当選4回、竹下派=の参院議員会長就任を了承した。任期は3年。参院幹事長ら会長以外の執行部人事は9月の内閣改造・党役員人事に合わせ実施する。

 25日告示の会長選で関口氏以外の立候補者はおらず、無投票当選を決めていた。党の参院運営に影響力を持つ細田派、竹下派、岸田派の3派が事前に協議し擁立した。

 関口氏は総務副大臣などを経て、平成29年から参院国対委員長を務めた。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000160772.html
新たな自民参院議員会長に関口氏「憲法議論すべき」
[2019/07/29 20:50]

 自民党は新しい参議院議員会長に関口昌一氏を選任しました。関口氏は憲法議論を積極的にすべきとの考えを示しました。

 自民党・関口新参院議員会長:「(憲法改正の)議論はすべきだと思う 。議論をする場面を作っていくところから始めていくべきだと思う」
 関口新参院議員会長はこう述べたうえで、野党に対して粘り強く憲法議論に応じるよう求めていく考えを示しました。参議院の憲法審査会では1年以上、実質的な議論が行われていません。また、参議院の選挙制度については「合区の解消、少なくとも都道府県から1人は選出できるようにすべき」と話し、選挙制度改革に意欲を示しました。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2019072501192
自民参院会長に関口氏

自民党の参院議員会長選挙が25日告示され、竹下派の関口昌一参院国対委員長(66)の無投票当選が決まった。会長選は橋本聖子会長の任期満了に伴う。所属参院議員による29日の特別議員総会で正式に選任される。

5503名無しさん:2020/10/23(金) 12:27:37
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000160351.html
参議院議長に8選の山東昭子氏 臨時国会で選出へ
[2019/07/24 10:28]

 自民党は次の参議院議長に山東昭子氏を推す方針を固めました。また、自民党の参議院議員会長には関口昌一氏の就任が有力となっています。

 自民党の党紀委員長を務める山東氏はこれまで参議院副議長や科学技術庁長官を歴任し、今回の参議院選挙ではこれまでの最多記録を更新する8回目の当選を果たしました。新しい参議院議長は来月1日に召集される臨時国会で選出されます。また、自民党の細田派、竹下派と岸田派は参議院議員会長に関口氏を推す方針で最終調整に入りました。これにより、会長選挙は行われず、関口氏の無投票での就任が有力となりました。関口氏は現在、参議院国対委員長を務め、これまで総務副大臣などを歴任しています。

https://www.sankei.com/politics/news/190723/plt1907230048-n1.html
自民参院議員会長に関口昌一氏で最終調整
2019.7.23 21:48

 自民党は23日、次期参院議員会長に関口昌一参院国対委員長(66)を立てる方向で最終調整に入った。細田派(清和政策研究会)、竹下派(平成研究会)、岸田派(宏池会)の党内主要3派の幹部が同日協議し、合意した。29日の会長選で正式に選出される見通しだ。

 関口氏は埼玉選挙区選出。平成15年の補欠選挙で初当選し、現在4期目。外務政務官、総務副大臣などを歴任し、29年から国対委員長を務めている。党内では岸田派の金子原二郎参院予算委員長の擁立を模索する動きもあったが、勢力が大きい竹下派の関口氏に落ち着いた。

 参院議員会長は参院自民党執行部のトップの役職。28年に就任した橋本聖子氏(細田派)が28日に任期満了を迎える。

 同党は23日、会長選を25日に告示し、29日に投開票する日程を決定した。議員会長選は無投票で決まることが多く、今回も関口氏の無投票当選となる公算が大きい。

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190723/k00/00m/010/236000c
自民参院議員会長 関口氏で調整
会員限定有料記事 毎日新聞2019年7月23日 18時34分(最終更新 7月23日 18時34分)

 自民党は23日、橋本聖子参院議員会長(54)=細田派=の任期満了に伴う会長選を25日告示、29日投開票の日程で行うことを決めた。参院最大派閥の細田派と竹下、岸田両派の主要3派閥は、新会長に関口昌一参院国対委員長(66)=竹下派=を推す方向で調整を進めている。

 議員会長を含む参院の幹部人事は、参院自民で多数を占める3派が主導しており、3派の幹部らが一本化に向けて協議。「複数が立候補することはな…

5504名無しさん:2020/10/23(金) 12:30:20
https://www.sankei.com/politics/news/181004/plt1810040021-n1.html
参院自民副会長に岡田広氏、政審会長に山本一太氏
2018.10.4 19:25

 参院自民党は4日、参院議員副会長に岡田広元内閣府副大臣、政審会長に山本一太元沖縄北方担当相を充てる人事を決めた。国対委員長には関口昌一氏を再任した。吉田博美幹事長の再任は9月25日にすでに決定している。

https://mainichi.jp/articles/20171229/ddm/005/010/080000c
参院自民
増す存在感 吉田氏、野党人脈生かし 来秋の総裁選、動向焦点
会員限定有料記事 毎日新聞2017年12月29日 東京朝刊

 安倍晋三首相の「1強」が自民党内で続く中、参院自民党がじわりと存在感を高めている。参院独自の野党とのパイプを背景に、現執行部の吉田博美参院幹事長が国会運営などを巡る党内議論をリードする場面が増えた。かつては青木幹雄元官房長官らをトップに永田町で大きな影響力を行使してきただけに、来秋の党総裁選でも参院自民の動向は焦点の一つになりそうだ。【高橋恵子】

 首相は22日夜、東京・赤坂のふぐ料理屋で吉田氏や関口昌一参院国対委員長らと会食。「今年は大変お世話になりました。来年の通常国会も結束しましょう」と訴えた。自民が歴史的惨敗を喫した7月の東京都議選後、吉田氏は「首相の下で結束する決議をしよう」と党役員会で提案。冷ややかな他の幹部らの機先を制し、いち早く窮地の首相を支える姿勢を示していた。

https://www.sankei.com/politics/news/170808/plt1708080013-n1.html
2017.8.8 07:06
【自民党役員人事】
自民党が幹事長代理に金田勝年前法相、国対代理に松本純前防災相の起用固める 異例の閣僚投入

 自民党は7日、党役員人事で金田勝年前法相(額賀派)を望月義夫幹事長代理(岸田派)の後任に充てる方針を固めた。林幹雄幹事長代理(二階派)は留任し、新設の選挙対策委員長代理を兼務する。また、国会対策委員長代理には松本純前国家公安委員長兼防災担当相(麻生派)を起用する。

 金田、松本両氏は、先に筆頭副幹事長に起用が内定している柴山昌彦前首相補佐官(細田派)と小泉進次郎農林部会長(無派閥)とともに、8日の総務会で正式に承認される見通しだ。

 政務調査会の会長代理や副会長については、岸田文雄政調会長(岸田派)に一任し、近く政調審議会を開いて決める方針だ。 

 また、衆院予算委員長には河村建夫元官房長官(二階派)の起用が内定している。衆院憲法審査会の森英介会長(麻生派)は留任する。

 一方、参院では松山政司1億総活躍担当相(岸田派)の入閣で空席になった国対委員長に、関口昌一参院幹事長代行(額賀派)の起用が有力とされている。

5505名無しさん:2020/10/23(金) 17:42:05
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200831-OYT1T50108/
ポスト安倍、自民内で動き活発化…派閥・グループが対応協議
2020/08/31 12:10

 安倍首相の後継を選ぶ自民党総裁選で、菅官房長官と岸田政調会長が出馬の意向を固めたことを受け、党内の各派閥やグループは31日、それぞれ会合を開いて対応を協議する。石破茂・元幹事長も出馬に意欲を示しており、党内の動きが活発化している。

 党内第2派閥の竹下派の参院議員ら20人は31日朝、国会近くのホテルで会合を開き、対応を関口昌一参院議員会長に一任することを決めた。同派の石井準一幹事長代理は会合後、記者団に「一致団結という方針を確認した。この力を衆参で結集していく」と語った。

 竹下派は前回2018年の総裁選で事実上の自主投票となり、首相を支援した衆院側と石破氏を支持した参院側で対応が割れた。このため、31日昼に衆参両院議員による会合を開き、今回は派内で共同歩調をとることを目指している。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021600249
参院勉強会で竹下派外し 麻生派が計画、反発で頓挫
2020年02月17日07時14分

 参院自民党内で麻生派(13人)の議員が、細田派(36人)、岸田派(13人)との合同勉強会設立を画策していたことが分かった。細田、岸田両派とともに「主要3派」と呼ばれる竹下派(21人)が外された形で、同派は反発。結局、計画は頓挫したが、しこりを残しそうだ。

 関係者によると、麻生派の一人が昨年末ごろから細田、岸田両派の参院幹部らに、「これからの参院を考える」をテーマとする「参院賢人会」設立を提案。メンバー表には、細田派の世耕弘成参院幹事長、岸田派の林芳正元文部科学相らが名を連ね、10日に初会合を開くことになっていた。
 ところが、こうした水面下の動きが竹下派に漏えい。「うちを外して3派連合を崩す動き」(同派議員)などと非難する声が上がった。
 あわてた麻生派議員は、竹下派の関口昌一参院議員会長をメンバーに加える案を同派に提示したが後の祭り。細田、岸田両派からも「反発を招いてまでやる必要はない」と一転して敬遠され、初会合は中止に追い込まれた。根回しをしてきた麻生派議員は「この話は終わった」と語る。
 勉強会設立を目指した背景には、昨年の参院選で麻生派所属議員の人数が主要3派の一角である岸田派に並んだことがある。選挙後に竹下派側から、麻生派を加えた「主要4派」への衣替えを断られたこともあり、竹下派を抜いた「新3派連合」結成を狙ったようだ。
 「ポスト安倍」レースでの連携も視野に入れていたとみられる。
 一連の騒動後、細田、竹下、岸田3派は結束を強化。世耕、関口、林3氏は7日に朝食会を開き、今後も協力していくことを確認した。党内では麻生派側の今回の動きについて「浅知恵だ。竹下派から参院人事などで意趣返しされるのではないか」(関係者)との見方も出ている。

https://www.sankei.com/politics/news/191211/plt1912110026-n1.html
竹下派 会長復帰で態勢立て直し
2019.12.11 20:38政治政局

 自民党第2派閥の名門・竹下派(平成研究会、54人)が、態勢の立て直しに追われている。幹部が立て続けに体調不良に襲われ、派の先行きが不安視されたためだ。「ポスト安倍」を見据え、かつての鉄の結束を取り戻せるか、執行部の手腕が問われそうだ。

 11日の吉田氏の党葬には、竹下派会長の竹下亘元総務会長、関口昌一参院議員会長がそろって出席した。

 竹下派の議員にとって、両氏の出席は重い節目となった。竹下氏は5日の派閥会合で「党葬はわれわれにとってものすごく大事だ。全員こぞって参加してほしい」と呼びかけていた。

 今年は竹下派の受難が続いた。竹下氏は1月に食道がんを公表し、11月28日に復帰するまで約11カ月間、公の場から姿を消した。さらに、7月に参院議員会長に就いた関口氏は9月に体調を崩して不在となり、参院で大きな影響力を誇っていた吉田氏が10月に死去した。竹下氏が今月9日の派閥会合で「おはらいでもせにゃいかん」とこぼしたほどだ。

 11日、竹下、関口両氏の姿を見た中堅議員は「ようやく形が整ってきた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 しかし、重い課題は残る。昨年9月の党総裁選では、安倍晋三首相支持と石破茂元幹事長への支持で対応が割れ、自主投票となった。首相の党総裁任期が2年を切る中で、派の求心力を保つのは容易ではない。

 派のベテランは「派がまとまるには総裁候補を出すことだ」と話す。派では、会長代行の茂木敏充外相に加え、加藤勝信厚生労働相も「ポスト安倍」の一人と目されている。幹部が戻った派がどう戦略を描くか注目される。(大橋拓史)

5506名無しさん:2020/10/23(金) 17:51:30
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020072700747&g=pol
二階自民幹事長、党参院幹部と会食
2020年07月27日17時10分

 自民党の二階俊博幹事長は27日、関口昌一参院議員会長ら竹下派の参院幹部と東京都内のホテルで食事を共にしつつ会談した。出席者によると、二階氏は「引き続き連携していこう」と呼び掛けた。同党参院幹部は、二階氏が今秋の党役員人事での幹事長続投に向け「参院側とも関係を深めているのをアピールするのが狙い」と指摘した。

https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/200225/plt20022521080033-n1.html
自民・二階氏、世耕氏ら参院幹部とステーキ店で会食
2020.2.25 21:08

 自民党の二階俊博幹事長は25日夜、関口昌一参院議員会長や世耕弘成参院幹事長ら参院幹部と東京都内のステーキ店で会食した。

 出席者によると、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスへの対応や国会運営などについて意見を交わした。会食には、森山裕国対委員長や林幹雄幹事長代理も同席した。

5507名無しさん:2020/10/23(金) 18:08:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fea66ae91296e45fed9f2a86748e3e0355434b4
石破氏“ポスト菅”の戦略白紙に 会長不在に他派閥「引っ張りたい人がいる」
10/23(金) 10:34配信

 自民党の石破茂元幹事長(63)は22日、自身が率いる石破派(水月会、19人)の会長を辞任した。この日の派閥会合で、9月の総裁選に敗北した責任を取るとして辞意を表明し、了承された。石破氏に対しては、「負け戦」と分かっていながら出馬したことへの批判や、勢力拡大の展望がないとして、派内から不満が公然と出ていた。石破氏は来秋の次期総裁選に立候補するかどうかを明言しなかったが、影響力や求心力の低下は必至で「ポスト菅」を目指す戦略は白紙となった。

 会合は非公開。出席者によると、石破氏は「2晩寝ずにしたためた」という文書を読み上げ「総裁選を水月会の支援で戦ったが、結果を残せず同志に負担をかけた。責任を取りたい」と説明。次の総裁選に関しては「今、1年後のことを言うのは違う」と述べるにとどめた。

 会合後、石破氏は記者団に「(26日召集の)臨時国会前に表明すべきだと考えた」と述べ、菅義偉政権を支えていく意向も示した。

 石破氏は9月の総裁選に、主要5派閥が相乗りする菅氏の圧倒的優勢が伝えられる中で出馬。菅氏と岸田文雄氏に続く3位に沈んだ。得意の地方票で菅氏の半分も取れず、議員票は石破派と、支持を公言した議員以外に広がりを欠いた。

 総裁選後、派内では、石破氏が講演で紹介する猪瀬直樹氏の著作「昭和16年夏の敗戦」になぞらえ「負けると分かって戦争を仕掛けたかつての日本と同じだ」といった声や、「他派閥に支持を広げる努力が足りない」「安倍前政権をたたいてばかりで党内の反感を買っている」といった批判が噴出。入閣待機組から人事で冷遇されていることへの不満のほか、派閥の集金力低下への懸念も出ていた。

 石破氏は派内の「ガス抜き」のために派閥メンバーとの個別懇談を重ねたが、数人が会長辞任や派の解散、二階派や竹下派との合併を迫ったという。「派内の亀裂をこれ以上拡大させないために、石破氏は会長辞任を選んだ」。派閥関係者は推測する。

 石破派は2015年、石破氏を首相に押し上げたい議員が集まって設立された。会長辞任で「派に遠心力が働くのは必至だ」と同派の一人は言う。一方、他派閥は「引っ張りたい人がいる」(二階派幹部)と会長不在の石破派の動向を虎視眈々(たんたん)と狙っている。 (湯之前八州、郷達也、一ノ宮史成)

5508名無しさん:2020/10/23(金) 18:12:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/ede3c0400ca3a01d6ce467b2a9e248e0f08a8dd4
「最大の脅威は安倍前首相の“嫉妬”」発足1カ月、自民党初の“無派閥首相”に早くも「菅おろし」の火!?
10/23(金) 6:01配信

「まだ官房長官を引きずっている」発足1カ月、どこよりも早い《菅義偉政権の通信簿》 から続く

( #1 からつづく)

 菅義偉内閣発足から1カ月が経った。「国民のために働く内閣」というキャッチフレーズを掲げ、矢継ぎ早に政策を打ち出し、発足当初の支持率は大手各紙とも60%以上を記録するロケットスタートを切った菅内閣だが、日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否した問題が表面化すると、発足からわずか1カ月で、各紙とも支持率が低下した。安倍晋三前首相の突然の退陣で誕生した菅内閣。この1カ月で見えてきた「本質」とは何なのか。政治ジャーナリストで白?大学名誉教授の後藤謙次氏に聞いた。

◆◆◆

「総論型」の中曽根、安倍、「各論型」の竹下、小泉、菅
 菅総理が目指す「内閣の在り方」はまだ見えづらい部分があるのですが、総理大臣というのは大きく分けて「総論型」と「各論型」に分かれます。「総論型」はまず大きな国家像を描いて、そこに各論を落とし込んでいく。典型的なのは、中曽根康弘元首相で、安倍晋三前首相もそのタイプです。それに対して「各論型」は竹下登元首相のように、「消費税」という国家の根幹にかかわる税制にひたすら取り組み、それを成就させていく、あくまで各論を成就するのに尽力するタイプです。小泉純一郎元首相も郵政民営化の時は一点突破の「各論型」の手法をとりました。菅首相は明らかに後者の「各論型」の総理だと私は思うのですが、政権運営の在り方としては、総論型だった中曽根元首相と同じスタイルを取るのではないかと思います。

 というのも菅首相は自民党史上初の「無派閥」の首相です。党内基盤として、菅グループや二階派がありますが、親分である菅首相のために死んでもいいというほどの結束力を持った支持母体があるわけではありません。中曽根元首相も、自身の派閥の力は弱く、田中(角栄)派の全面協力を得ることで、なんとか総裁選を勝ち抜き、82年に総理大臣になりました。そんな中曽根元首相が党内基盤の脆弱性をカバーするためにとったのは、「国民世論」を味方につけ、自らの指導力を反対勢力に対して発揮することでした。

 菅首相もその手法をとるしかない。携帯料金の値下げや不妊治療の保険適用や、ハンコの廃止など国民に身近な問題に対して、結果を出していくことで、世論の支持を獲得していく。そして、その支持を背景に政権の推進力をつけていく。この方法は政権発足当初うまくいきそうでしたが、日本学術会議の問題で、やや躓いてしまった。「人事の菅」というイメージが前面に出すぎてしまい、世論に対してマイナスに作用してしまったのです。

5509名無しさん:2020/10/23(金) 18:13:39
>>5508

麻生政権の“二の舞”だけは避けたい
 党内で求心力を保っていくためには、首相にとっての「伝家の宝刀」ともいえる衆議院の解散権をいつ行使するかにも注目が集まります。これを菅首相がいかに有効に使えるかがカギになります。

 今年の10月21日で衆議院議員の任期は1年を切りました。しかし、解散は早くやりすぎても準備が整わず大変だし、遅くなりすぎると、2009年の麻生(太郎)政権の時、任期満了まで解散できず、民主党に政権交代を許した悪夢の“二の舞”になるのではないかという不安がよぎります。

 私は、長年見てきた菅首相の性格からいっても、内閣の支持率が高いうちに選挙をやろうという選択はしないと思います。国民に問うべきものが出てきたら、選挙にうってでる。そのためにもなるべく早く、政権の独自カラーを打ち出した政策を一定のパッケージとして国民に示したい、そう考えていると思っています。

菅おろしの火がガソリンが燃え広がるように一気に加速する?
 一時期、永田町では任期満了まで解散しないのでは、という観測も広がっていましたが、今はその観測も揺れてきました。もし解散をするとなると、ポイントは3つの時期となります。来年1月の通常国会の冒頭に解散に打って出るか、3月以降、予算が成立した後、7月までのどこかのタイミングで解散するか、9月の総裁任期満了のギリギリまで待つか……。いずれにせよ、解散権は首相の最大の武器ですから、これをどう使うか(使えるか)によって菅政権の命運が定まることになります。

 そんな菅政権にとって今後最大の“脅威”になるのは、「首相経験者の嫉妬」です。前総理が現総理に抱く複雑な感情の処理を誤ると、党内で「菅おろし」の火が、ガソリンが燃え広がるように一気に加速する可能性があります。それは他ならぬ自民党の歴史が証明していることでもあります。

安倍前首相の「再々登板」を期待する声
 古くは1979年の大平正芳元首相と福田赳夫元首相らによる「40日間抗争」(自民党が分裂状態になるほどの党内抗争で、大平内閣は衆議院を解散し、初の衆参同日選挙に打って出たが、選挙中に心筋梗塞による心不全のため急逝した)がありましたし、中曽根康弘内閣の時には、前任の鈴木善幸元首相らとの対立が鮮明化し、鈴木氏が中曽根首相の総裁再選を阻止するために「二階堂(進)擁立構想」を立てたこともありました。安倍晋三前首相がどう思っているかはわかりませんが、自民党の歴史には必ず「首相経験者の現首相に対する嫉妬」が顔を出すのです。

 特に安倍前首相には早くも党内で「再々登板」を期待する声が出始めています。さらに安倍前首相は、菅政権発足直後の9月18日に読売新聞のインタビューが掲載されたのをはじめに、日経新聞、産経新聞の取材にも応じました。首相を辞めた直後に大手メディアの取材に応じた政治家を私はこれまで知りません。読売新聞のインタビューで特に気になったのは「今後の政治活動は」と問われて、安倍氏が「基本的には球拾いをしていく。首相から求められれば、(外交特使など)様々なお手伝いもしたい」と答えたことです。

 キーワードは「球拾い」です。これは中曽根元首相が、竹下登内閣が発足した時に「外交の球拾いをしたい」と述べたこととリンクします。中曽根元首相は結局「球拾い」では満足せず、再登板に意欲を見せるようになり、時が経つにつれ、「拾った球」を持って、マウンドに上がりそうな勢いを取り戻していきました。結局はその後、リクルート事件が起きて、再登板はかないませんでしたが……。

5510名無しさん:2020/10/23(金) 18:13:54
>>5509

政治家同士の「嫉妬」が自民党の歴史を動かしてきた
 10月17日にその中曽根康弘元首相の合同葬が執り行われました。最後の献花の際に、菅首相は葬儀委員長として、個別の献花を行いましたが、安倍氏や麻生太郎氏、小泉氏ら、首相経験者は一斉に名前を呼ばれ、いっぺんに献花を行いました。元首相同士肩がぶつかりそうになっていた一方、菅首相は何十人ものSPに囲まれて、会場を後にしました。

 こうした現職と元首相の待遇の違いは、首相経験者たちにとっては耐え難い光景だったと私は思いますし、この推測はあまり大きく外れてもいないだろうという確信もあります。

 一見些細に見えることが政治家同士の嫉妬を生み、「菅おろし」の静かな火種になりうるのです。それは自民党の歴史が証明していることでもあり、これからずっと一貫して、菅政権に「深層海流」のように、静かだけれど非常に強い流れとなって続いていくのです。

予算委員会は午前9時から17時まで生放送で出演しているMCのようなもの
 いずれにせよ、菅内閣の政治手腕についてはまだまだ未知数で、採点不能なところがたくさんあります。ただ、26日から開かれる臨時国会は、首相の最初の試金石になるでしょう。国会の予算委員会では、質問が丁々発止でとんできます。そこでは、答弁能力から知識量、政策理解度、果ては政治家・菅義偉の人間性まで、すべてが試される。テレビ番組でいえば、午前9時から17時まで生放送で出演しているMCのような存在に首相はなります。そこでどれだけしっかりした受け答えができるかが、菅政権を測る本当の意味での物差しになると思います。

後藤 謙次/Webオリジナル(特集班)

5511名無しさん:2020/10/23(金) 18:15:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/d44c75b843a1e64fd7a16ee7448df948dfa9bc7e
不評の「大宏池会構想」修正? 岸田氏、同志づくりへ議連
10/23(金) 11:49配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は22日、来秋の総裁選を見据え、来週にも派閥横断型の勉強会や議員連盟を相次いで立ち上げる意向を表明した。今月初めに自らぶち上げたものの、党内から冷ややかな目を向けられている「大宏池会構想」を事実上、軌道修正する意図も透ける。

 岸田氏はこの日、自身が率いる岸田派の会合で「政策を通じてさまざまな国会議員と連携、協力していく。こうした輪をつくっていく取り組みが大変重要だ」と強調。9月の総裁選で訴えた「出産費用の実質負担ゼロ」を含む三つをテーマに、自ら代表や共同代表などに就く考えを披露。他派閥の議員にも参加を呼び掛け、総裁選をにらんだ「同志づくり」(岸田氏周辺)にする狙いがある。

 ただ、岸田氏が掲げた同じ流れをくむ麻生派や谷垣グループと再結集する大宏池会構想を巡っては、「唐突すぎる」(麻生派幹部)などの戸惑いが広がっていた。

 今回の岸田氏の動きについて、党内からは「構想が不評だから、全方位の緩やかな連携にかじを切ったということだろう」(党関係者)との見方が出ている。 (河合仁志)

https://news.yahoo.co.jp/articles/c7331e6f47f89f115252fd82154c180f3061d429
自民・岸田氏、コロナや再エネの勉強会設立へ
10/22(木) 17:06配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は22日、岸田派(宏池会)の会合で、来週にも三つの勉強会を立ち上げる考えを示した。

 野田聖子幹事長代行と共同で立ち上げる出産育児一時金の拡充に向けた勉強会のほか、各国の新型コロナウイルス対策や再生可能エネルギーをテーマにした会合を設立する。

 岸田氏は次期総裁選への出馬を目指しており、勉強会は国会議員票の獲得に向けた活動の一環。岸田氏は「政策を通じてさまざまな国会議員と連携し、輪を作っていく。これから宏池会の活動を広げていくためにも大変重要な取り組みだ」と語った。

5512名無しさん:2020/10/23(金) 18:18:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5cd225359204728bb195cfc1cbd1fadc87cae41
すでに水月会議員へのヘッドハンティングも…石破氏の派閥会長辞任で、自民党内の覇権争い激化も?
10/23(金) 13:10配信

 「過去4回総裁選挙に立候補した。直近の2回は水月会の皆様方を中心として、支援して下さる皆さん方とともに戦った。しかし結果は出せなかった。それぞれの同志の皆さん方に、支持して下さった皆さん方に多くのご負担をかけてしまった。その責任を取るということが、私の取るべき道だと考えた次第だ」。

 世論調査では「次期総理にふさわしい人物」として名前が度々挙がり、自民党内でも存在感を示してきた石破茂元幹事長が、自身の派閥である「水月会」(石破派)の会長を辞任した。

 石破氏を5年以上取材してきたテレビ朝日政治部の村上祐子記者は「一言で申し上げると、思ったよりも早く電池が切れてしまったという感じだ。説明の通り、“ここまで付いて来てくれた他の仲間に対して申し訳ない。責任を取りたい”という形で派閥の長を辞したということだ」と話す。

 「今回で4回目の挑戦だったし、“勝てなさそうだから出ない方がいい”という声を押し切って出馬した経緯があった上での完敗だった。“2位も3位も負けは負けだ”という声もあるが、ここまで負けるとは思っていなかったので、本人のショックは大きく、“疲れてしまった”“もう出馬しない”というくらいの温度感だった。それでも知名度は高いし、“せめて次の総裁選までは頑張ってくれ”と応援する人たちもいた。そういう中で、最終的にはご自身で“一旦お休みする”という判断をした。本人は明言していないが、次の総裁選には出ない意向を固めている。とはいえ、周辺には“今は死んだふりをする”と言っている。世の中に求められる時が来たら、再び総裁選に立候補しようという思いはあるということだ。実際、今回でヒットポイントがゼロになり、ゲームオーバーというわけではない」。

 また、先月の総裁選で競り合った岸田前政調会長は「突然のことでびっくりしているが、総裁選候補としても派閥会長としても、その豊かな経験、見識をしっかりと示してこられたと思っている」、野党・立憲民主党の福山幹事長は「驚いたが、石破さんらしい責任の取り方だというふうに思う」と受け止めを語った。

 これまで“党内野党”的な立場を取ってきた石破氏に対しては、離党すべきではないかとの意見もある。

 村上記者は「過去に自民党を出て行った経験があり、“裏切り者だ”と批判されたトラウマがある。おそらく離党という考えまではないと思う。逆に、党内には“権力が肥大し、同じ意見しか言えなくなってしまうのは良くない、自民党の中できちんと批判ができる石破さんのような存在が必要だ”という声もある。ずっと党内野党でい続けるのか、それとも総理になれるかどうかというのは石破さん次第、世の中次第というところだろう。野党からはラブコールも聞こえてくるが、本人としては党を出て行くつもりはないようだ。総裁選に立候補するには20人の推薦が必要なので、水月会だけでは推薦人を集められない状態。政界を引退される方もいるし、選挙が弱い方もいる。本人としては“派閥に留まり、政策集団として理念を引き継ぐ”と言っていて、所属議員を増やしたいと思っているのだろう」。

5513名無しさん:2020/10/23(金) 18:19:27
>>5512

 5年前に党内8番目の派閥として発足した“ベンチャー派閥”だった石破派・水月会。「石破氏を総理大臣にするために集まった集団」として衆参19人の議員が所属。安倍政権では山下貴司議員が、菅政権では田村憲久議員が入閣を果たしてもいる。

 突然の辞任表明に、山下議員は「今日の今日聞いたばかり。こういう形で突然聞かされるというのは、納得がいかないという発言もあった。“2日寝ないで今朝5時まで考えての決断”ということだが、誠に残念。派閥内では受け入れがたいとの声もあった」とコメント。今後も会派は存続するというが、関係者の中には「次どうするって、もう崩壊だろう」と話す人いるという。

 村上記者は「5年前に発足し、石破さんを総理にしようという夢を抱き、強い結束力で結成された派閥。周りにいるのは能力の高い方々ばかりだが、干されると分かっていても石破さんの味方をずっとし続けた人たちだ。変わっていると言えば変わっているし、優しいと言えば優しい。だから、石破さんが“責任を取る”と言えば、“そうか”となる。優しく“もう少しやってよ”と慰留する声もあったようだが、“会長の決断だから会長の好きにして下さい”という空気感だ」と説明。

 今後の見通しについては「水月会や理念は残していきたいというのが現時点の方針だが、誰が石破さんの後を継ぐのかは未定だ。カップルで言えば“永すぎた春”のような感じで、いつまで経っても総理になれない、スターになれないということで、“潮時かな”という寂しい雰囲気もある。担当記者としては、ずっと続けて欲しいなという思いはあるが、すでに水面下では他派閥からのヘッドハンティングも始まっているので、いずれ形骸化し、バラバラになってしまう恐れはある」と話した。

 さらに「早くも他の派閥の中での足の引っ張り合いが始まっている。今回の総裁選で菅さんを応援していた人たちは“反石破”で一致団結していた。その仮想敵がいなくなってしまったことで、必ずしも菅さんを推さなくてはならないわけではなくなった。各派閥から“俺が出てもいいだろう”という人たちが出てきて、さながら戦国時代のような形になるのではないか。やはり永田町はドロドロしているし、正しいことを言っているだけでは支持は得られない。人を集めるには、時としてずるい動き方もしていかなければならない。だから“正しいことを言い続ければいずれ仲間は集まるだろう”というまっすぐな石破さんはなかなかそぐわない部分がある。それでも知名度のある方なので、発信を続けていけば、今後も支持の集まる可能性はあると思う」との見方を示した。

 23日21時からの『ABEMA Prime』には、渦中の石破氏が生出演、今の胸中や今後の展望を語る予定だ。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

5514名無しさん:2020/10/23(金) 18:23:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e86688c18867691c8766c2f0a057312214ebf7de
辞任の石破氏は政界全体に視野 菅政権のトゲに
10/23(金) 11:20配信

自民党の石破茂元幹事長(63)は22日、自身が率いる石破派(水月会、19人)の会長を電撃辞任した。この日、行われた派閥の会合で辞意を表明し、9月の党総裁選で惨敗したことを理由に「責任は私にある」と語った。後任には派閥事務総長の鴨下一郎元環境相を推す方向で調整が進んでいる。26日に召集される臨時国会を目前にした石破氏の辞任を巡り、政界に波紋が広がっている。

   ◇   ◇   ◇

政治ジャーナリスト角谷浩一氏 石破氏の会長辞任について、石破派の議員は「急な発表で驚いた」と話していた。それほどの動きだった。自民党総裁選で敗れたとはいえ、石破氏が示す国家ビジョンは明確だ。今、何をしなければいけないかを分かっている政治家で、当然、自民党内より、政界全体に視野を向けているのは確かだ。先のことについて分からないとしているのも、いろいろな可能性があるということではないか。もちろん1人で行動するのは、現実的ではない。今後政局が起きたり衆院選が迫る中、どんな行動を取るのか。菅政権にとっても1つのトゲになりそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb90abaa13a2de6aea24e4155221fdb82606c0a1
石破茂氏が派閥会長辞任 来秋5度目の自民総裁選出馬厳しく…政治アナリスト伊藤惇夫氏解説
10/23(金) 6:00配信

 自民党の石破茂元幹事長(63)は22日、自身が率いる石破派(水月会、19人)の会合で、会長を辞任することを表明した。記者団に対し、9月の党総裁選で菅義偉首相に惨敗したことを挙げ「多くの方々の期待に応えられなかった。責任を取る」と説明。派閥は維持する意向を示したが、次期総裁選出馬は厳しいとの見方が強まっている。政治アナリスト・伊藤惇夫氏が背景と今後を解き明かす。

 * * * * *

石破氏は、限界を感じたのではないか。先日の総裁選は最下位。地方に強いといわれていたのに、地方票でも菅氏が上回った。派閥の人数もずっと増えない。今の自民党は総主流派体制で「執行部に逆らい続ける反主流派の石破氏には近寄らない方がいい」という感じになっている。石破氏は、派閥のメンバーが党内で冷遇されているのではと心配していた。「石破」という名前のくびきから、解き放してあげようという思いもあったのではないか。

 石破派は今後、メンバーが無派閥になったり、他の派閥に行き、ばらけていくだろう。維持するのは資金的にも大変で、後継者の名前が直ちに浮かんでくるような派閥ではない。石破氏の次期総裁選出馬も厳しく、推薦人20人を集めるのすら難しい状況になるだろう。

 また、石破氏は前原(誠司元外相、国民民主党)氏と仲がいい。ずいぶん昔だが「一度、前原氏と一緒に政権をつくってみたい」と言っていた。野党に流れるというよりは、前原氏と何らかの形で手を組むことはあるかもしれない。(談)

報知新聞社

5515名無しさん:2020/10/23(金) 18:23:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4b9ad26aca3138fcba7bc3471e0bf78432a66b3
石破氏、総裁選惨敗でけじめ 派内に不満、助言受け入れ 主流派志向に転換・自民
10/23(金) 7:08配信

 自民党の石破茂元幹事長が石破派会長を辞任した。

 先の党総裁選惨敗に不満を強める同派幹部らから、いったん身を引くべきだと諭され、けじめをつけざるを得ないと判断した。今後はこれまでの「党内野党」の立ち位置から、菅政権を支える「主流派」への転換を模索する。ただ、再び総裁候補として「復活」できるかは見通せない。

 「会長を辞したい」。22日昼の派閥臨時総会。石破氏は手元の紙に書かれた文章に目を落とし、自身の決断について淡々と説明した。周辺によると当日の朝5時まで文案を練っていたという。出席者からは「石破氏あっての水月会(石破派)だ」と翻意を求める声も上がったが、石破氏は首を縦に振らなかった。

 総裁選では早くから菅義偉首相優位の流れがつくられ、石破派幹部には出馬見送り論が強かった。しかし、石破氏は「自分が自分でなくなる」と押し切った。結果的に期待していた地方票でも首相に水をあけられ、派内では石破氏への不満が渦巻いた。

 次期総裁選への展望も開けず、変わらず党内で政権批判をして「冷や飯食い」を続けることへの派内の不安は少なくない。「いったん引いてロングスパンで考えた方がいい」。総裁選後、石破氏が同派メンバーから個別に意見を聴取すると、こうした声が上がり、石破氏も耳を傾けざるを得なかった。これを受け、26日召集の臨時国会前に判断すると決めた。

 22日の臨時総会では「菅政権を全力で支える」と政権批判の封印を宣言。TBSのラジオ番組では次期総裁選出馬を目指すかを問われ「菅政権が9月にできたばかりだ。そんなときに私はやりますというのは非常識だ」と言葉を濁した。

 石破派幹部の一人は「このまま続けていたら終わっていた」と語り、石破氏の判断を評価する。今回の決断はあくまで冷却期間であって、総裁選出馬の芽はなお残っているとみている。

 ただ、石破派は石破氏が立ち上げた新興派閥。派内では「本人が会長を退けば、離脱者が出ない方が不自然だ」(関係者)との声も上がる。石破氏の求心力が低下し、派閥維持が困難になる可能性も捨てきれない。

 石破氏の動きは他の総裁候補にも微妙な影響を与えそうだ。再挑戦を目指す岸田文雄前政調会長は記者団に「私自身は次の機会を考えながら努力を続けたい」と言葉少なに語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7798c142e58493a4ae6573291810eac80a99718
「news23」星浩氏、石破茂氏の派閥会長辞任に「菅政権が急失速でもしない限り石破総裁はなくなった」
10/23(金) 5:56配信

 22日放送のTBS系「news23」(月〜木曜・後11時、金曜・後11時半)で、自民党の石破茂元幹事長が自身が率いる石破派(水月会、19人)の会長を辞任したことを報じた。

 石破氏は、22日に行われた石破派の臨時総会で派閥会長を辞任すると表明し、了承された。石破氏は辞任の理由について9月の総裁選で菅義偉首相、岸田文雄前政調会長に敗れた責任を挙げた。「結果は出せなかった。同志の皆さん方にそして、支持してくださった皆さん方に多くの負担をかけた。その責任を取るのが、私の選ぶべき道だ」と語った。

 スタジオでアンカーの星浩氏は、辞任について「派閥は総裁選挙の実動部隊ですから、そのトップが会長をやらないというのは総裁になるのはあきらめたと見られてもしょうがないと思います」と指摘した。

 さらに「菅政権が急失速でもしない限り石破総裁はなくなったとみていいです」とコメントしていた。

報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/bb418ecbb3ad020ccf998cb8326810eb825d66aa
石破氏、派閥会長辞任へ 総裁選敗北で引責
10/23(金) 3:55配信

自民党の石破元幹事長が、先月の自民党総裁選挙で敗北した責任を取り、自らが率いる派閥の会長を辞任する意向を表明しました。

石破氏は菅政権を支える意向を示しつつ、次の総裁選への立候補については明言を避けました。引き続き派閥にとどまる考えで、後任の会長は今後、派閥の議員が議論して決めるということです。

5516名無しさん:2020/10/23(金) 19:07:16
https://www.asahi.com/articles/ASN2831J1N27UTFK00D.html
竹下派抜き「きな臭い」 参院麻生派の勉強会が延期に
有料会員記事
鬼原民幸
2020年2月8日 9時36分

 参院自民党での存在感を高めようとした麻生派(参院で13人)の議員が、竹下派(同21人)外しをねらう勉強会を呼びかけていたことが分かった。参院自民を主導してきた細田派(同36人)、竹下派、岸田派(同13人)による「3派連合」の一角崩しとみた議員らが、これに反発。勉強会は延期に追い込まれた。

 参院の麻生派幹部は最近、勉強会「参院賢人会」を設立したい意向を細田、岸田両派の幹部に伝えた。「これからの参院を考える」をテーマに、細田派の世耕弘成参院幹事長や岸田派の林芳正元文部科学相らベテランを加え、10日に初会合を開く方向で調整していた。

 ところが、参院自民で幹部人事などを決めてきた3派連合のうち、呼びかけがなかった竹下派内で「露骨な3派連合への反旗」(幹部)との反発が表面化。麻生派幹部は急きょ、竹下派の関口昌一参院議員会長をメンバーに加えて火消しに走ったが、「こんなきな臭い会がうまくいくはずがない」(岸田派幹部)と不信感が広がった。

 関係者によると、混乱の拡大を嫌った世耕、林両氏も消極姿勢を示し会の延期が決定。「事実上の中止」(同)との声も漏れる。

 昨夏の参院選で参院の岸田派は…

https://facta.co.jp/article/202004032.html
2020年4月号 POLITICS

参院自民党が揺れている。2月に起きた「賢人会事件」がきっかけだ。麻生派のベテラン、武見敬三が岸田派の林芳正に声をかけて勉強会を企画した。「参院として存在感を発揮する」と意気込み「参院賢人会」と名付けた。橋本聖子、鶴保庸介ら武見と議員歴が近い議員が名を連ね、初会合の時期まで決まっていた。これに待ったをかけたのが元参院議員会長、竹下派の青木幹雄である。特に気に入らなかったのは、衆院への鞍替えをもくろむ林が勉強会の会長を務めること。「参院愛」の強い青木には承服しかねた。青木の部下で同じ竹下派の参院幹事長代理、石井準一(62)がさらに乗じた。賢人会のメンバーに竹下派が入っていないとみるや、派閥間抗争の舞台に仕立てた。勉強会は武見個人ではなく、麻生派の大家敏志らによる組織的画策と断定。竹下派総会では「麻生派が仕掛け、竹下派主導の参院を変えたい細田・ ………

5517名無しさん:2020/10/23(金) 19:33:23
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190903/k00/00m/010/246000c
麻生派、合流組に手厚く 求心力維持に腐心 自派参院議長の次は…
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月3日 19時27分(最終更新 9月3日 21時54分)

https://mainichi.jp/articles/20190904/ddm/005/010/070000c
麻生派 結束に腐心 内閣改造、合流組を後押し
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月4日 東京朝刊

 麻生太郎副総理兼財務相率いる自民党麻生派(54人)は3日、横浜市内のホテルで研修会を開き、11日の内閣改造・党役員人事に向けた結束を確認した。旧山東派など三つの派閥・グループとの合流から2年余り。麻生氏は今回の人事で、合流組を積極的に後押しすることで、求心力を維持する戦略をとる。

 「内閣や党のさまざまな立場で、みんな活躍している。今後も責任ある立場で安倍政権を支え、日本の更なる発展に貢献してほしい」。麻生氏は研修会での講演で、派閥所属議員に呼びかけた。

 麻生派は2017年、山東昭子参院議長(議長就任に伴い派閥離脱中)率いる山東派と甘利明選対委員長らのグループ、佐藤勉元総務相らのグループと合流。党内で細田派に次ぐ第2派閥に躍進し、現在は河野太郎外相ら各派閥で最多の5閣僚を出す。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200104-OYT1T50191/
参院自民 麻生派が存在感…3派連合と交流 主要ポスト狙う
2020/01/05 05:00
[読者会員限定]

https://mainichi.jp/articles/20160722/k00/00m/010/048000c
参院自民
会長に橋本聖子氏…主要3派閥が支持一致
会員限定有料記事 毎日新聞2016年7月21日 20時41分(最終更新 7月26日 12時12分)

 参院自民党の溝手顕正会長の後任に橋本聖子元副外相(51)=細田派=が選ばれる見通しとなった。参院最大派閥の細田派と、額賀、岸田両派の主要3派が21日、橋本氏の支持で一致した。また、次期参院議長には伊達忠一参院幹事長(77)=同=を充てることで調整している。

 細田派の世耕弘成官房副長官が21日、第2派閥の額賀派、第3派閥の岸田派の幹部とそれぞれ会談して橋本氏の選出に協力を求め、同意を得た。参院幹事長は吉田博美国対委員長=額…

5518名無しさん:2020/10/23(金) 19:35:12
https://mainichi.jp/articles/20200216/k00/00m/010/097000c
うごめく「ポスト安倍」、4氏の課題 自民総裁任期満了まで1年半
会員限定有料記事 毎日新聞2020年2月16日 19時45分(最終更新 2月17日 01時20分)

 安倍晋三首相(65)の自民党総裁任期満了の2021年9月末まで1年半あまり。自民党内で「ポスト安倍」に向けたうごめきが表面化してきた。「次期総裁」を目指す4人の動きを追った。

 「有意義だったよ」。自民党の岸田文雄政調会長(62)は13日夜、自身が率いる岸田派(46人)の名誉会長・古賀誠元党幹事長と東京都内の日本料理店で会食した後、待ち受けた報道陣に笑顔を見せた。

 安倍首相の「意中の人」とされる岸田氏。懸案の一つは、「後ろ盾」のはずの古賀氏が昨春以降、「ポスト安倍」に菅義偉官房長官(71)を推す発言を繰り返していたことだった。だが、古賀氏は今年1月、岸田氏支援を表明した。13日夜の会食の同席者は、昨年12月に死去した望月義夫事務総長の後任の根本匠前厚生労働相。根本氏の事務総長就任を機に3人で会食した形だ。ひれ酒を酌み交わしながら、ポスト安倍に向けて「腹合わせ」を図った。

 岸田氏の基本戦略はまず、首相との関係を良好に保ちつつ、首相の出身派閥で党内最大の細田派(97人)の支持を取り付けることだ。それと共に、麻生太郎副総理兼財務相が率いる麻生派(54人)にも支持を広げ、岸田派との「3派連合」で総裁選に臨む。計197人に漏れがなければ、党所属国会議員397人のほぼ半数にのぼる。

 その前提は岸田派の結束で、それには古賀氏との一体感醸成は必要条件だっただけに、派内にも安堵(あんど)感が広がった。

 ただ、岸田氏自身の課題は残る。今年のテーマは「発信と露出」(岸田氏側近)。発信力強化と知名度アップを図るが、党内他派からは「世の中に刺さることをアピールするでもなく、何をしたいのか分からない」との声が根強い。古賀氏も支援表明の際に「何のために総理を目指すかさえ発信してくれれば」と注文を付けた。

 岸田氏は課題克服に向け「政権構想」を打ち出し始めている。「分断から協調へ」「中間層への分配」などをキーワードに、今春にも自身の政策などをまとめた本も出版し、「要請」に応えていく考えだ。具体性やインパクトをどこまで打ち出せるかが焦点となる。【飼手勇介】

 「不適切と思われる点を素直に丁寧に謝れば、ここまで批判は拡大しなかったのではないか」。石破茂元幹事長(63)は7日発売の月刊誌上で「桜を見る会」を巡る首相の対応に苦言を呈した。「安倍1強」の党内では、主流派を中心に「後ろから弾を撃つ」行為だとにらまれ、党内での孤立感は強い。しかし首相の対極にいることによる期待感は、長期政権への飽きや不満を抱く自民党支持層を中心に膨らんでいる。

 1月の毎日新聞の全国世論調査では、「次の首相」にふさわしい人は石破氏が19%でトップ。石破派(19人)の中堅は「次期衆院選では『石破氏と一緒に自民党を立て直す』と言えば大丈夫だ」と強調する。

 ただ、ここに来て足元が揺らいでいる。次期衆院選に向け、石破派所属の後藤田正純・元副内閣相の地盤の衆院徳島1区から、同じく石破派の福山守・元環境政務官(比例四国ブロ…

https://mainichi.jp/articles/20200217/ddm/003/010/144000c
「ポスト安倍」うごめく
会員限定有料記事 毎日新聞2020年2月17日 東京朝刊

 安倍晋三首相(65)の自民党総裁任期満了の2021年9月末まで1年半あまり。自民党内で「ポスト安倍」に向けたうごめきが表面化してきた。「次期総裁」を目指す4人の動きを追った。

 「有意義だったよ」。自民党の岸田文雄政調会長(62)は13日夜、自身が率いる岸田派(46人)の名誉会長・古賀誠元党幹事長と東京都内の日本料理店で会食した後、待ち受けた報道陣に笑顔を見せた。

 安倍首相の「意中の人」とされる岸田氏。懸案の一つは、「後ろ盾」のはずの古賀氏が昨春以降、「ポスト安倍」に菅義偉官房長官(71)を推す発言を繰り返していたことだった。だが、古賀氏は今年1月、岸田氏支援を表明した。13日夜の会食の同席者は、昨年12月に死去した望月義夫事務総長の後任の根本匠前厚生労働相。根本氏の事務総長就任を機に3人で会食した形だ。ひれ酒を酌み交わしながら、ポスト安倍に向けて「腹合わ…

5519名無しさん:2020/10/23(金) 21:15:05
https://www.sankei.com/premium/news/150824/prm1508240006-n1.html
2015.9.4 11:45
【夜の政論】
脇雅史・前自民党参院幹事長が檄白 「参院自民党は死んだ!」 

 自民党の迷走が目立った参院の「一票の格差」是正をめぐる選挙制度改革。自民党会派を離脱して改正公職選挙法に反対した脇雅史前参院幹事長は、終始自己保身が目立った古巣を「参院自民党は死んだ」と痛烈に批判。最高裁判決を軽く見る参院執行部を「法の支配でなく『阿呆の支配』」とも皮肉る。参院自民党が3大派閥の重鎮に支配される構図など、来年の政界引退を控えた立場ならではの激辛トークを炸裂(さくれつ)させた。

 「せっかくだからおいしいものを食べようよ」という吹っ切れたような誘いに乗り、待ち合わせたのは東京・赤坂の「神戸牛懐石511」。「511」は、最高級のA5級牛肉のうち、さらに12段階に分かれるカテゴリーの上から2番目・「11」ランクの牛肉を使う意味という。

 料理は総料理長自ら競り落とした牛を使い、旬の野菜とアレンジさせる本格派。脇さんは党参院国対委員長時代、店に同僚議員を招き、衆参勢力の異なる「ねじれ国会」の戦術を練っていたという。

 早速前菜の「神戸牛と無花果(いちじく)のごまかけ」が登場した。軽くあぶった牛肉を、果実感たっぷりの蒸した無花果とあえてある。夏を感じるさっぱりした食感が楽しい。

 平成24年の最高裁大法廷判決では、22年参院選を「違憲状態」と断じ、立法府に対し、現行の都道府県単位の選挙区にこだわらない抜本改革を求めた。脇さんはこれを受け、各党による参院選挙制度協議会の座長として、最終的に10選挙区を5合区する改革案をまとめたが、身内であるはずの溝手顕正自民党参院議員会長が受け入れを拒否。脇さんは座長どころか参院幹事長職までも更迭された。

 脇さんが、やけにニコニコ顔で語り出す。

 「周囲からは『そんなに突っ張らないでもいいじゃないか』とも言われましたが、自分の信条に照らして変なら変だと言うしかない。今思えば、溝手さんは最初から抜本改革をする気がなかったのですよ。野党が受け入れない合区抜きの『6増6減』案を掲げ、ひたすら時間切れを狙い逃げ切ろうとしました。溝手さんは最終的に、維新の党など野党4党がまとめた隣接4選挙区2合区を含む「10増10減案」を丸のみしましたが、自民党自らが議論に耐えうる案を検討した形跡はありません。無責任の極みですよ」

5520名無しさん:2020/10/23(金) 21:15:30
>>5519

 合区には、自民党内から「地方の声が届かなくなる」と反発もおきた。

 「私も都道府県単位の選挙区は大事だと思っていますよ。でも最高裁が明確に違憲判決を出し、抜本改革を求めたのなら、立法府は有無をいわず改革しなければならないのですよ。憲法は三権分立を規定し、国会議員は憲法順守義務があるのですから。立法府が『最高裁は間違っている』と言うのなら『小島よしお』になってしまう」

 お笑い芸人の小島よしおの十八番(おはこ)は「そんなの関係ねえ」だ。

 「自民党は安全保障関連法案に関し、集団的自衛権を容認する根拠として、昭和34年の最高裁判決(砂川事件判決)をあげている。安保法制では最高裁判決を重視し、参院の選挙制度では軽視する。そんな理屈が通りますか。平成24年に成立した改正公選法の付則には『3年以内に参院の選挙制度を抜本改革する』とも書いてあります。同法を作った当事者の自民党が、守らないなんて…」

 ただ今回、自民党は最終的に、2合区を含む「10増10減」案を成立させた。最低限ですが最高裁の求めに応えたのでは。

 「新しい制度には『合理性』が必要なんです。私の座長案は、日本の総人口を改選定数で割った『標準数』を基準に、各選挙区の人口が標準数の2分の1を下回ったら合区と定義しました。しかし、今回の「10増10減」案をみると、人口約78万人の徳島県は合区となりましたが、約80万人の福井県は単一選挙区が許されました。そこに明確な合理性はない。最高裁でこんな理屈が通るかね」

 脇さんは、今回の「10増10減」案について、別の問題点も指摘する。

 「今回の改正公選法の付則には、31年の次々回参院選までに『選挙制度の抜本的見直しについて引き続き検討し、必ず結論を得る』と明記されました。これは罪が重い。事実上、今回は抜本改革でないと認めたんですよ。前回の改正公選法でも同じ文言が入っていた。しかも『必ず』と書くなんて…。道路交通法に『必ず速度制限を守ること』なんて書きますか。法律はそれだけで『必ず』なんですよ。自分たちがいかに法律を無視しているかが透けてみえます」

 食卓に、鱧(はも)の真丈蒸しを泳がせた吸い物が登場した。丁寧にダシを取った上品なすまし汁が、口元に小休止を与える。

5521名無しさん:2020/10/23(金) 21:16:08
>>5520

 脇さんが最も批判するのは、溝手さんが公の場で「(新制度を)できるだけ仲間が生き延びるようにするのも私の責任と思った」と言及したことだという。

 「胴元がこれを言っちゃ終わり。執行部は本来、定数削減となる対象者に『甘えるな』と突き放すべきであり、最高裁の要請をねじ曲げても『俺たちが助ける』と言うなんて本末転倒です。民間企業なら、自分が入社した企業が倒産することもあるでしょう。参院議員だって、選挙制度改革をめぐり厳しい判決が続出しているのは、出馬前から分かっているはずです」

 「溝手さんは参院自民党の議員総会で、制度改革をめぐる私の質問に『自民党にとっていい案は何かを考えている』と答えました。自分たちに都合のいい制度にしようなんていう精神が、そもそも病んでいるんですよ。安倍晋三首相は安保法案の審議で、憲法学者より最高裁判決を尊重する趣旨で『法の支配』の重要性を説きましたが、参院の選挙制度改革は関係ないんでしょうか。まるで『阿呆の支配』ですよ」

 参院自民党で、脇さん以外に執行部をいさめる議員はいなかったのですか。

 「個々の議員は結局黙るんですよ。『都道府県単位を残し、地方の声を重視しろ』という抗弁も、自分や仲間の保身が核心にあることを明け透けに聞きます。だから、この人たちと一緒に仕事をする気持ちは消えました。向こうは追い出したつもりかもしれないけど、私は参院自民党を見放したのですよ」

 脇さんは、今の自民党が野党転落時代の苦難を忘れていると警鐘も鳴らす。

 「来年夏の参院選では1人区が勝敗を分けますが、優劣は一瞬でひっくりかえります。合区を極力減らし、自民党に都合のいい選挙制度を作ったように自負しているでしょうが、野党から『保身優先のご都合主義』との批判を浴びれば、自民党全体の敗北につながるということが分からないのですかね。特に新人議員は下野した苦しみが分からないからおごっているのではないでしょうか」

5522名無しさん:2020/10/23(金) 21:16:23
>>5521

 メーンの「神戸牛窯焼きステーキ」が登場した。店自慢のサーロインを、特製のレンガ窯で炭火焼きした逸品だ。とろけるような舌触りが素晴らしい。

 脇さんの自民党批判は筋が通っている。でも、脇さんも昨年までは参院自民党の幹部でしたよね。自民党に愛着はないんですか。

 「政党で一番まっとうなのが自民党だと思っていましたが、最近はまっとうでない判断が多い。私も自民党員としてまっとうな方向に導くのが務めだとは思う。だからこそ、私は参院の自民党会派を離れたんです。目を覚ませ、自民党!と。見過ごせない事態に黙っている方が不誠実ですよ。逆に私が間違っているのなら、自民党はワガママな私を除名すべきです。自ら作った法律を破り、最高裁の判断に従わなくてもいいとの判断を優先させて」

 愚問かもしれませんが、脇さんにとって「自民党」とは一体なんですか。

 「自民党とは、特定のイデオロギーじゃないんですよ。国家国民のために何が必要か、国民政党として考えるのが自民党。だから、国会の80%は自民党議員でいいとすら思う。日本人の6〜7割は、国家国民にとって大切なことは何か、ほぼ同じ意見だと思いますよ。それを代表する政党であるべきだ。色々な価値観の相違は、党内の派閥が抗争して『疑似政権交代』をして乗り越えればいい。だからこそ党内で、微妙な問題でも自由に発言できる環境が必要なのです」

 脇さんが、〆の島原手延べうどんをすすりながら続ける。

 「自民党の強みは、党内でみんなが自由に価値観を戦わせ、その中で説得力のある意見が残って政策が練り上がる。この過程に国民が信頼感を寄せるのです。私は今回モノをいい、結局認められず、出ていくことになった。政策は党が決めるが、議員個人の考えは『政見』として尊重すべき。『ガス抜き』のように批判を扱うのでなく、もっと幅広い声を集めて意見集約に力を注ぐべきでなかったのか。その意味でいえば、ろくに政策論を戦わせられず、自身の生死ばかりこだわる小さな議員が増えましたね。いくら選挙制度をいじっても、政党が骨太の候補者を供給できないようなら政治は先細ります」

 ここまで一気に話し終えた後、脇さんは「ただね…」と赤ワインのグラスを転がしながら語り出した。

 「ある意味、私の未熟なところかもしませんね」

 脇さんが少し遠くを見つめる。

 「政治家人生を振り返っても、実は多数を集めて突っ込んでいくという手法はあまり取っていないんです。その代わり、論理的、法的、慣習的に守るべきものはこれだと確信が持てたときは突っ走る。だからこそ、国対委員長として少数野党も大切にしてきたつもりです。数が多いから正しいとは限らないでしょ」

 最近は、脇さんのような骨のある政治家が減りましたね。

 「全体的に政治家の質が落ちていると思う。それに釣られて官僚の質も落ちる。自分より国家国民のためになればいいというのが政治家じゃないかね。今は逆に自分の身だけを考えて黙っている。だから参院自民党は死んだのだ」

5523名無しさん:2020/10/23(金) 21:16:33
>>5522

 脇さんは最後に、長年参院自民党を牛耳ってきた「3派連合」の弊害を語り出した。3派とは、最大派閥の参院細田派、脇さんも所属した同額賀派、第3派閥の同岸田派のことだ。

 「『AMK』って知っていますか。Aは額賀派(平成研究会)の青木幹雄元参院議員会長、Mは細田派(清和政策研究会)会長だった森喜朗元首相、Kは岸田派(宏池会)名誉会長の古賀誠元幹事長です。参院には、この3人を後ろ盾に3派の言うことを聞いていればいいという風潮が根強い。AMKも、いまだに色々な情報が集まるので面白く、現役に口出しを止めません。この悪循環は断ち切った方がいいよ。現役も、ご意見お伺いはもう止めた方がいい」

 脇さんは2次会として、いきつけの四谷のカラオケスナックにも案内してくれた。カウンター1つとママさん1人の店で、脇さんは今井美樹を3曲も熱唱。その背中を見ていたら、ふと小泉純一郎元首相が、「小泉チルドレン」に語った言葉を思い出した。

 「政治家は常に使い捨てにされることを覚悟しないといけない。甘えるな。使い捨てが嫌なら国会議員にならない方がいい」

 脇さんの生き方は、永田町の論理からいえば不器用な部類だろう。だが、自己保身ばかりの政党には、手痛いしっぺ返しが待っているはずだ。脇さんは正しかったのか。答えは来年夏の参院選で明らかになる。

 ◇

 【神戸牛懐石511】東京都港区赤坂4の3の28。ディアプラザ赤坂B1F。電話03・6685・0511。営業時間はランチが午前11時半から午後2時半まで。ディナーは午後6時から午後11時まで。日祝日休。

5524名無しさん:2020/10/23(金) 21:19:58
https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_21251/
岸田政調会長と石破元幹事長「暗躍」、野党政界再編シナリオ(1)
週刊実話2019年12月31日 15:00

「必ずや私の手で憲法改正を成し遂げていきたい」

 臨時国会最終日の12月9日、官邸での記者会見で安倍首相は改めて改憲実現に語気を強めた。

 自民党総裁任期が残り2年を切った安倍首相が、何としても実現させたいと思っているのは改憲実現であるのは間違いない。

 しかし、総裁任期は2021年9月まで。これまで通りなら国会はあと3回しかない。「憲法改正には最低でも2国会はかけるべきだ」(山口那津男・公明党代表)とすれば、先の臨時国会で改憲論議促進の前提としていた改正国民投票法を通せなかったのは致命的汚点だった。
「もう首相自身も残り任期中に改憲ができるとは本気で思っていない」

 首相出身派閥である自民党細田派幹部はこう話す。では、首相はどうするのか。
「もう1度衆院解散し、総裁連続4選に道筋を付け、自らの手で改憲を実現させるか、任期途中で退陣し、信頼できるポスト安倍に改憲を託すかのどちらかだ」

 先の幹部はそう読む。だとすれば、その決断をどの時期に行うのかが最大の焦点となる。
「即位に関わる儀式をつつがなく行う大きな責任を負っている」

 首相は先の記者会見でこう述べた。秋篠宮さまの『立皇嗣の礼』が4月に行われる。発言は、それまでは解散するつもりはないと受け止められた。

 もちろん、立皇嗣の礼が終わったタイミングで抜き打ち解散に打って出る可能性は否定できないが、東京五輪を前にしての解散は考えにくい。「勝負所を五輪後の秋に定めた」。永田町では与野党を問わず、この日程が一番高くなったとみている。

 勝負の秋をにらみ、安倍首相はどう出るのか。やはり4選を選択肢として残しているのは間違いなさそうだ。首相は「考えていない」と否定しながら、菅義偉官房長官には「解散するなら4選だよね」と話すなど意欲を隠さないという。

 臨時国会で立憲民主党など野党から『桜を見る会』問題で徹底追及を受けると、50%を超えていたマスコミ各社の内閣支持率が軒並み40%台に急落、一部は不支持率が逆転した。それでも4選を見据える気持ちに変化はないという。

 全国紙政治部デスクの話。
「在任日数が憲政史上最長となり、政治家としての集大成に入った安倍首相は、改憲の必要性を徹底的に訴え、野党が強く反発するように仕向けていくでしょう。五輪後には争点が鮮明になるよう仕掛けるはずです」

 首相は改憲解散を視野に、年明けから布石を打ってくるというのだ。

 年頭の記者会見や通常国会の施政方針演説、さらには3月の自民党大会で安倍首相は改憲を強く打ち出し、これまで以上に踏み込もうとするのではないかという。「野党が強く反発すれば、首相は『しめた』と思うのではないでしょうか」(同)と予測する。

 憲法9条改正を掲げる首相にとって追い風もある。日米関係筋によると、米国と北朝鮮による非核化交渉の決裂で、1月以降、米朝間の緊張が激化。北朝鮮が核実験と長距離ミサイル発射実験を再開する可能性が高いとして、日米防衛当局は警戒態勢を強めているのだ。
「金正恩朝鮮労働党委員長は、1月中にも長距離ミサイルを発射する可能性があるが、トランプ米大統領は絶対に許さない。発射すれば、米軍による限定的な武力行使もあり得る」

 防衛分野に詳しい日本政府関係者は警戒する。
 もちろん、金委員長も米国との戦争は望んでいない。先の関係者は「日米で連携して事態の収拾を図るのではないか」と読む。その時期は「6月」と見る。北朝鮮が東京五輪参加を大義名分に融和姿勢に転換。米朝に続き、日朝首脳会談もありうるという。(明日に続く)

5525名無しさん:2020/10/23(金) 21:21:17
https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_21252/
岸田政調会長と石破元幹事長「暗躍」、野党政界再編シナリオ(2)
週刊実話2020年1月1日 15:00

 岸田支援の「細田&麻生」派

 さらに、経済分野でも安倍首相に追い風が吹く。政府内に’20年は東証平均株価がバブル崩壊後の最高値2万4270円を大きく超え「3万円に近づく」との見方が浮上しているのだ。

 米中貿易摩擦は中国による譲歩で世界経済の悪化懸念が後退。11月の米大統領選に向け、トランプ政権が政策総動員で株高を演出するのは間違いない。

 安倍政権は消費税を10%に引き上げたが、大型経済対策とポイント還元策で消費の冷え込みを回避。東京五輪の経済波及効果も大きく「秋には3万円に乗せる」と睨んでいる。

 改憲で対立軸をつくり、北朝鮮情勢と株価上昇、五輪成功の3点セットで内閣支持率を60%台に乗せ、衆院解散に踏み切れば、安倍首相が7度、国政選挙に勝利する道が開ける。4選の流れも確実になり、’24年9月までの任期と改憲が現実のものとなる。

 もちろん、この政権運営が裏目に出る可能性も十分ある。政界は両刃の剣だ。

 米中両国は関税を巡る「第1段階の合意」に至ったものの、あくまでも限定的な合意にすぎず、先送りされた問題を巡り、両国間の対立は深刻化。日本経済は、消費税増税の影響が想定より深刻となり、マイナス成長に逆戻りし、アベノミクスは完全に行き詰まる――。こんな展開もないわけではない。

 野党による『桜を見る会』問題の追及と世論の批判の高まりにより、政権運営が行き詰まり、首相の求心力低下が顕著になれば、自民党内で「五輪花道論」が強まるのは必至だ。

 そこまで急速に政権維持が困難になる流れは考えにくいとしても、首相の脳裏には4選に加えて、自力での改憲はもはや困難だと判断した時の禅譲も選択肢にある。その場合の後継者が自民党の岸田文雄政調会長であるのは間違いない。

 首相は先の臨時国会真っ最中の11月、急きょ行った官邸記者クラブの各社キャップとの懇親会で「岸田さんには本当に頑張って欲しいと思っているんだよね」と心情を吐露した。

 首相と岸田氏は当選同期で、選挙区が隣県ということもあり、初当選の頃からウマが合った。それだけで首相は岸田氏をポスト安倍の1番手と見定めて、外相、政調会長と、常に陽の当たるポストをあてがってきた。

 しかし、「次の首相候補」の調査で岸田氏の数字は1〜5%程度と低迷。選挙の顔としての知名度や人気も上がらないことが難点だった。自民党関係者によると、首相は’19年の通常国会閉幕後、岸田氏と会食し「後継1番手」に考えていることを伝えた。その際、首相が岸田氏を後押しする条件として、改憲への全面協力と、岸田派内で力を握る古賀誠元幹事長との関係を見直すことを条件に挙げた。

 岸田氏は古賀氏との関係見直しには即答しなかったが、憲法改正への協力は約束したという。首相は退陣する場合、細田派と麻生派、岸田派の3派で岸田氏を支援し、他のポスト安倍候補を圧倒する戦略を描いているとされる。(明日に続く)

5526名無しさん:2020/10/23(金) 21:23:10
https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_21253/
岸田政調会長と石破元幹事長「暗躍」、野党政界再編シナリオ(3)
週刊実話2020年1月2日 15:00

 安倍首相の石破氏封じ込め

 一方で、麻生氏は古賀氏と犬猿の仲で、古賀氏と結ぶ岸田氏は推しにくい。麻生氏も以前から岸田氏に「古賀と手を切れば、麻生派は岸田派と一緒になり、盛り立てていける」と話し、決断を促してきた。

 岸田氏が古賀氏と決別すれば、古賀氏に近い中堅・若手10人程度が離れる可能性はある。しかし、石原伸晃・元経済再生相の石原派、茂木敏充外相や加藤勝信厚生労働相ら竹下派の一部が3派連合に加わるとみられ、全体の人数はさらに増す。

 ここまでくれば、あとは岸田氏が自民党総裁選と次期衆院選を勝ち抜くのに最も有利な流れと構図を作ればいい。安倍首相にとって、衆院で改憲勢力が全議席の3分の2を維持するには、ここが最も重要なポイントとなる。

 首相に抜かりはない。別の全国紙政治部デスクが語る。
「首相が岸田氏への禅譲を決めれば、任期満了を待たずに退陣するでしょう。タイミングは五輪後の9月です。突然の辞任に伴う総裁選は党員投票を行う必要はなく、国会議員だけで次期総裁を選出できます。多数派工作で岸田氏を勝たせた上で、岸田新首相に余勢を駆って解散させる。そうすれば、自民党が勝利する可能性は十分にあります」

 首相が電撃辞任を目論むのは、’12年、’18年の総裁選で多くの党員票を獲得した石破茂元幹事長の封じ込めだ。虎視眈々と総裁の座を狙っているとされる菅氏を抑え込む手段にもなる。

 菅氏は官房長官として新元号「令和」を発表し、一躍「令和おじさん」として知名度が上がった。側近の菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相が自らの不祥事で辞任し、厳しい立場に追い込まれたが、次期首相候補としての世論の支持は岸田氏よりなお高い。

 任期満了に伴う総裁選となり、菅氏も出馬すれば、岸田氏が最下位になる可能性は否定できない。それは安倍首相が退陣後の影響力とキングメーカーとしての地位を失うことを意味する。そうした事態を防ぐには、国会議員投票だけによる総裁選にすればいい。

 こうした安倍首相に対し、石破氏や菅氏をはじめ、二階俊博幹事長ら実力者はどう動こうとしているのか。菅氏がポスト安倍の座をうかがっていることは、先ほど述べた。

 自民党内では無派閥を中心に菅氏を支援するグループが複数あり、総数は「100人くらいではないか」(菅系中堅)といわれる。

 菅氏は政府内で、訪日観光客や外国人労働者の受け入れ、第5世代移動通信システム(5G)の確立や統合型リゾート(IR)の実現などを推進。沖縄の米軍普天間飛行場の辺野古移設など、安全保障分野にも目を配っている。

 こうした重要案件を推し進め、政策能力をアピールする一方、自身の政治的影響力を高めるために二階氏と連携。古賀氏にも接近するなど、多数派形成に余念がない。「安倍・麻生・岸田」連合に対して「菅・二階・古賀」ラインが立ち上がってきている状況で、「菅氏の心一つでポスト安倍の有力候補に浮上する」(自民党関係者)のは間違いないだろう。

 ただ、菅氏の弱点は71歳という年齢と、官房長官として「情報隠し」や「忖度政治」など、安倍政権の「負のイメージ」を背負っていることだ。記者会見の応答ぶりから、国会での答弁能力を疑問視する声も少なくなく、菅氏自身も自覚しているとされる。

 ここにきて浮上してきたのが、菅、二階両氏と石破氏による密約説だ。内情に詳しい自民党関係者によると、参院選後に幹事長留任が決まった二階氏が10月3日に石破氏と会食。日本を覆う閉塞感の打破が必要との認識で一致した。(明日に続く)

5527名無しさん:2020/10/23(金) 21:24:49
https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_21254/
岸田政調会長と石破元幹事長「暗躍」、野党政界再編シナリオ(4)
週刊実話2020年1月3日 15:00

 野党合流ドタバタ“舞台裏”

 二階氏はさらに、石破派幹部の鴨下一郎・自民党東京都連会長と、7月の都知事選に向けた連携を確認。菅氏も石破氏側近の平将明内閣府副大臣を重用し、石破氏に秋波を送ってみせた。これらの対応から何が読み取れるのか。

 先の自民党関係者は「総裁選になれば、石破氏の出馬を妨げないということだ。それは公正な総裁選を実施することにつながる。党員投票を実施すると『阿吽の呼吸』で伝えているのではないか」と読む。「菅氏も出馬して決戦投票になった場合、下位の候補が決戦に残った候補に入れる」。こうした内容で気脈を通じている可能性もあるという。

 党員投票では石破氏の1位が見込まれるため、決選投票では菅氏陣営が石破氏に投票することになる。すなわち密約とは「石破政権を誕生させる」内容だということになる。

 石破氏は、菅氏が官房長官として進めてきた政策を継承し、経済政策として成長戦略を組み直す「イシバミクス」を、安全保障政策としては自主防衛に軸足を置く「石破ドクトリン」を推進する。衆院選では「新生日本」をアピールし、圧勝を目指す――。

 安倍首相が憲法改正のために4選を目指すのか。それとも岸田氏が改憲のバトンを引き継ぐのか。あるいは石破氏が「刷新」を掲げて政権を奪取するのか。1月以降、水面下の攻防が激しさを増すのは確実だ。

 では、野党陣営はどう動くのか。

 いま進行中なのは立憲民主党と国民民主党を核とする野党合流構想だ。立民の枝野幸男代表が12月6日、統一会派を組む社民党、無所属議員のグループに「共に戦ってほしい」と合流を呼び掛けた。実現すれば、衆院で120人、参院で60人、合わせて180人の野党第1党が誕生する。

 しかし、合流と言えば聞こえはいいが、枝野氏が想定するのは、立民の政策を全面的に受け入れての事実上の吸収合併だ。国民の玉木雄一郎代表が求める政策や政党名、人事などを巡る「対等な立場」での協議は念頭にない。

 民主党が民進党になり、2年前の衆院選直前に小池百合子東京都知事が率いる希望の党に突然合流。「排除」された議員を救うべく、枝野氏が立ち上げたのが立民だ。その立民は選挙で躍進。惨敗した希望は国民に衣替えし、小沢一郎氏の自由党を加えて今に至る。こうした離合集散の繰り返しに、国民幹部は「何の大義もない」と吐き捨てる。

 何より我慢ならないのは「立民の狙いが国民のカネと組織の吸収にある」(国民幹部)こと。旧民進党がプールした政治資金は国民が継承。多くの地方議員も国民の傘下にある。民間労組が支援するのは国民だ。

 先の幹部によると「衆院選が近いかもしれないのに、立民はカネと手足がなく、幹部は焦っている。でも、国民と合流すれば自由に使えるようになる」というわけだ。国民は政党支持率が1%前後で低迷し、このままでは消滅の道を歩みかねないのも事実。永田町では、憲法や安全保障、原発といった基本政策の違いには目をつぶり、合流することになるとの見方が大半だ。

 全国紙野党担当記者は「国民の民間労組系や参院の一部など、衆参で10人ずつ、計20人くらいは残るかもしれないが、3月までに衆院で100人を超える政党が立ち上がるのではないか」と予測する。「選挙目当ての野合で顔ぶれも同じ」(自民党幹部)との批判はあるが、立民幹部は「100人いれば政権交代を賭けた戦いに挑める」と意気込む。
 論語の「民信無くば立たず」は古来から政治の要諦だ。有権者の信頼をどこまで勝ち取ることができるか、この一点にかかっているのは間違いない。

5528名無しさん:2020/10/23(金) 21:25:33
https://www.excite.co.jp/news/article/Gendai_677364/
石破茂氏よどこへ行く…悲愴の派閥会長辞任から立て直せるのか
日刊ゲンダイDIGITAL2020年10月23日 13:30

 臨時国会の召集を来週に控え、永田町の動きが慌ただしい。強制わいせつ問題で立憲民主党を離党した無所属の初鹿明博衆院議員が“ケジメ”の辞職。元秘書への暴行罪で略式起訴された自民党の石崎徹衆院議員は離党。そして、4度目の挑戦となった先月の総裁選で惨敗した石破茂元幹事長が自派閥の会長を辞任した。

「2日間、寝ないで考えた」という石破氏は22日、派閥の所属議員を集めた臨時総会で辞任を正式表明。報道陣には「総裁選に4回立候補し、直近2回は石破派を中心に支援してくれる皆さんとともに戦ったが、期待に応えることができなかった。責任をとることが私のとるべき道だと考えた」と悲愴感を漂わせ、来年の総裁選への対応には言及しなかった。

 約8年ものアベ支配でイエスマン集団と化した党内は、石破氏の決断に冷ややかだ。

「総裁候補でなくなれば、メディアも石破さんを取り上げなくなる。そうなればアッという間に過去の人。本人が冗談めかして言ったことがあったけど、地元の鳥取で知事にでもなるつもりなのか」(自民党関係者)

 菅政権発足後も石破派の冷遇は続く。待機組は閣僚に起用されず、菅首相と当選同期の田村厚労相が再入閣。終わりの見えない冷や飯食いに、さすがの石破も精根尽き果ててしまったのか。「石破茂の『頭の中』」の著書がある政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。

「総裁選の結果に、石破さんがこれまで以上にショックを受けたのは間違いない。得意ではない人付き合いを広げ、党内の支持を広げようと努力していたし、世論の期待は高いのに派閥の論理で負けてしまう。ですが、会長辞任はしっかりと充電し、態勢を立て直すためとみています。生々しい権力闘争から距離を置き、少し自由の身になっていろいろな人に会い、勉強を重ねる。1年後に石破さんを取り巻く環境はガラッと変わっているかもしれません」

 尺蠖の屈めるは伸びんがため――。そんな心境なのかもしれない。

5529名無しさん:2020/10/23(金) 23:28:36
https://www.iza.ne.jp/smp/kiji/politics/news/190729/plt19072922360029-s1.html
参院自民、焦点の幹事長の空席続く 会長は関口氏就任
2019.7.29

 「私の姿勢は『謙虚に丁寧に』。橋本聖子前会長、吉田前幹事長が参院の位置づけ(の確立)のために頑張っていただいた流れを継続する」

 関口氏は特別総会のあいさつで吉田氏の口癖を引用してこう述べ、路線継承を宣言した。

 実力者だった吉田氏は「衆院の補完勢力」とも言われた参院の発言力を高め、衆院や首相官邸にモノが言える存在にすることを目指した。実際、重要法案の審議には衆院と同程度かそれ以上の時間をかけ、衆院側が反対した国会会期の長期延長を安倍晋三首相にのませることもあった。

 参院選後に吉田氏が参院会長に昇格し、引き続き参院を取り仕切るのが既定路線とみられていたが、吉田氏は引退を決断した。次のかじ取り役に推したのは最大派閥・細田派(清和政策研究会)の世耕弘成経済産業相で、その意向は首相にも伝えていた。

 参院自民はこれまで細田、竹下、岸田(宏池会)の主要3派が主導。世耕氏は近年、細田派を代表して、吉田氏、岸田派の林芳正前文部科学相と会食を重ねて気脈を通じてきた。首相とのパイプも太い。

 主要3派は参院選前、選挙後の新体制について、岸田派の金子原二郎予算委員長を参院会長に擁立し、世耕氏が幹事長に就く方向で固まりつつあった。しかし、「関口会長」が急転直下決まった。背景には、引退後の今も参院に影響力を持つ竹下派の青木幹雄元参院議員会長の意向がある。

 青木氏と師弟関係にある吉田氏の引退後も同派の影響力を維持する狙いがあるとみられ、23日午前に吉田氏の入院先に関口氏、石井準一参院筆頭副幹事長ら同派幹部が集まり、この方針を確認した。参院選で4人の現職が落選した岸田派の林氏も方針転換に抵抗せず、了承した。

 これに伴い参院幹事長の人事も流動的だ。世耕氏は就任にあまり積極的ではない。政府が韓国への半導体材料の輸出管理強化に踏み切り、担当閣僚としての重要性も増している。「合区」解消など重い課題も抱える中での新布陣は、9月中旬に予定されている内閣改造での世耕氏の処遇次第の側面が強い。(田中一世)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200916/k10012620581000.html
自民党 世耕参院幹事長の再任を了承
2020年9月16日 12時08分

参議院自民党は、特別総会を開き、世耕参議院幹事長の再任を了承しました。

参議院自民党は16日午前、特別総会を開き、関口参議院議員会長が世耕参議院幹事長を再任することを提案し、了承しました。

そして、政策審議会長をはじめ、そのほかの参議院自民党の執行部人事については、関口氏と世耕氏に一任されました。

このあと世耕氏は、「いよいよ菅新政権が発足する。参議院自民党として結束して、しっかりと政権を支えていく。新政権に対し、時には申し上げるべきことを申し上げていく姿勢で臨んでいきたい」と述べました。

5530名無しさん:2020/10/23(金) 23:28:47
https://www.iza.ne.jp/smp/kiji/politics/news/200217/plt20021716280016-s1.html
参院自民の構図に異変 存在感増す麻生派、警戒も
2020.2.17

 参院自民党の構図に異変が起きている。参院の人事や意思決定を主導してきた細田派(清和政策研究会)、竹下派(平成研究会)、岸田派(宏池会)の主要3派に加え、麻生派(志公会)の存在感が増してきたことが背景にある。主要ポストに所属議員を送り込み、着々と地歩を固めようとする麻生派に一部から警戒する声も上がる。

 「通常国会を始めるにあたり、いろいろな課題が噴出してきた。国民への説明責任を果たし、重要法案、予算審議を着実に進めなければならない」

 1月20日の通常国会召集日に都内で開かれた参院の麻生派議員でつくる「上公会」の会合で、会長の武見敬三氏はこう呼びかけた。

 参院自民は衆院と一線を画し、主要3派が合議で運営する体制が定着、時の首相も配慮してきた。実力者だった竹下派の吉田博美氏(故人)の参院幹事長時代は世耕弘成(ひろしげ)(細田派)、林芳正(岸田派)両氏と3人で定期的に会食を重ね、参院の運営を相談してきた。

 しかし、吉田氏が引退した昨年7月の参院選で岸田派が議席を減らし、主要3派ではない麻生派と所属議員数が13人と並んだ。麻生派は山東昭子氏が議長に選出され、派閥を離脱したため、所属人数を減らしたが、参院内での影響力を着実に拡大している。

 主要3派のバランスにも変化がみられる。

 昨年9月には吉田氏の後継の参院幹事長に世耕氏が就任。参院議員会長には竹下派の関口昌一氏が就いたが、幹事長代行、国対委員長は細田派が占めた。ベテラン議員からは「細田派が3派の中心だと示したいのだろう」といぶかしむ声もある。

 そうした中、武見氏が同じ平成7年初当選の林氏らに声をかけ、今後の参院のあり方について考える勉強会の設立に向け動いた。世耕氏らを顧問に招いて今月10日の初会合を目指したが、予定メンバーに竹下派議員がいないとして同派が「露骨な竹下派外し」と反発し、事実上の中止に追い込まれた。

 参院自民幹部は「竹下派の関口氏もメンバーに入っていた」と擁護するが、竹下派関係者は「批判されたので急遽(きゅうきょ)、関口氏を加えた」と言い分は食い違う。武見氏も周囲に「勉強会には派閥色を出したくないので、麻生派は自分しかいない。(竹下派外しは)勘違いだ」と火消しに懸命だ。

 世耕氏は14日の記者会見で「参院自民党は、参院の敷居をまたいだら派閥はない。派閥を超え、一致団結して活動していく」と強調したが、パワーバランスをめぐる各派の思惑が交錯する状況は続きそうだ。(今仲信博)

5531名無しさん:2020/10/23(金) 23:40:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/8470c862840ce543aef3afeee15b0e4d33b7f39f
目指す国家像、首相は明確に 自民・岸田氏
10/23(金) 21:46配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は23日、神戸市内で講演し、菅義偉首相に対し、目指す国家像を明確に示すよう求めた。

 首相が掲げる不妊治療の保険適用や行政のデジタル化に触れつつ、「政策はあくまで手段であって目的ではない」と指摘。その上で「何を目指すかという部分をしっかりと国民の前に見せてほしい」と強調した。

 岸田氏はまた、首相が日本学術会議の推薦した会員候補6人を任命しなかった問題について「丁寧に説明責任を果たしていくことは、国民の信頼、理解を大事にしていく観点から、共通する課題ではないか」と述べた。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201023/k10012678201000.html
自民 岸田前政調会長 石破派の動向見極める考え示す
2020年10月23日 18時55分

自民党の石破元幹事長が派閥の会長を辞任したことについて、岸田前政務調査会長は、記者団に対し「派閥のメンバーとして迎え入れたい人材が大勢いる」と述べ、石破派内の情報収集を進め、その動向を見極めたいという考えを示しました。

自民党の石破元幹事長は22日、みずからが率いてきた石破派の会長を辞任し、派閥に所属する議員の間では、結束を保てるかどうか不安視する声も出ています。

先の自民党総裁選挙で石破氏と争った岸田前政務調査会長は23日午後、神戸市で記者団に対し「さまざまな動きが起こっていると認識している。岸田派としてどうすべきか、政策のみならず政局の点からも情報を収集するよう派閥幹部に指示した」と述べました。

そのうえで「石破派には、派閥のメンバーとして迎え入れることができればありがたいと思う人材も大勢いるのは事実だ。少なくとも、同じ方向で協力することができればと思っている。動きをしっかり注視し、やるべき努力をしたい」と述べ、石破派内の情報収集を進め、その動向を見極めたいという考えを示しました。

5532名無しさん:2020/10/23(金) 23:47:01
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201022/k10012674041000.html
再起なるか 岸田の変身
2020年10月22日 14時28分

“ポスト安倍の有力候補”と言われながら、菅義偉に大差で敗れた岸田文雄。誠実さと裏腹に、常に押しの弱さを指摘され続けてきた男は、今回の政局から何を得たのか。再起はあるのか。その胸の内を聞いた。
(清水大志)

なぜ負けた
自民党総裁選挙からちょうど1か月が経った日の午後、私は議員会館の事務所に岸田文雄を訪ねた。岸田の単独インタビューのためだ。

数週間前までは、パンフレットや政務調査会長室からの引っ越し荷物が所狭しと積まれていた事務所はすっかり片付けられ、リラックスした表情の岸田がワイシャツ姿で現れた。

私は単刀直入に聞いた。
総理・総裁になるというシナリオは、なぜ実現しなかったのかと。岸田は、とたんにいつもの硬い表情に戻り語り始めた。
「当初は、来年の総裁選挙に向けて、今年の早い時期から取り組みを開始しようと考えていたが、新型コロナ対策の中で、思うように進められなかった。世の中、何が起こるか分からないので致し方がないが、準備という意味で、想定していたスケジュールが変わったことが影響したのは間違いない」
確かに新型コロナの感染拡大や安倍晋三の突然の辞意表明など、今年初めには予想もしていなかったことが次々と起きたのは事実だ。
しかし、それだけではないのではないか。
どこで岸田のシナリオが狂ったのだろうか。

禅譲狙いだったのか?
2年前の総裁選挙でも立候補を模索した岸田。
しかし、みずからを要職に起用し続けてきた安倍を支えることを決断し見送った。岸田の立候補に期待していた周辺からは、この時の岸田の態度を“弱腰”とみる向きもあった。
それだけに、当初、来年9月に想定されていた総裁選挙には、「ポスト安倍」と目された候補の中でも、いち早く意欲を示し、安倍本人にとどまらず、安倍の盟友、麻生太郎らとも良好な関係を保ってきた。

そうした姿勢に対し、永田町では、皮肉交じりに「禅譲狙い」とささやかれることもあった。これについて岸田は語気を強めて反論する。
「何か楽をして政権につくことを考えているように誤解されることは不本意だった。どんな形でも激しい戦いの結果、政権というものは動くのだと思っていた。『禅譲』というのは、実態とかい離したイメージだ」
激しい戦いを覚悟していたからこそ、政権構想を記した初めての著書の出版も予定し、各地の党員からの支持を得るための個人後援会づくりなども着々と進めていくはずだった。

では、安倍が任期満了まで務めていれば、結果は違っていたか。そう問いかけた私に、岸田は悔しそうな表情を見せた。
「それは分からない。分からないが、時期が変わり、状況が変われば、間違いなく結果も変わったと想像する」

一縷の望みも
それでも安倍と麻生からの支援に望みをかけていた岸田は、2人に直接会って支持を求めた。
しかし、安倍との面会を終え、総理執務室に通じるエレベーターから降りてきた岸田が、マスク越しに力のない笑顔を見せた時、私は岸田の勝利への道は絶たれたと悟った。
安倍の辞任表明から、わずか3日。菅政権の誕生に向け、すでに強固な包囲網が築かれていたように感じたと岸田は振り返る。
「こちらも最善を尽くしたが、他の勢力も最善を尽くした。その結果だった。あちらの方々は着々と準備をしていて、振り返ってみれば、かなり早くから手を打っていた。こちらは足を引っ張られた。残念ながら、外堀が固まっていたということだ」

5533名無しさん:2020/10/23(金) 23:47:21
>>5532

どこで狂いが生じたのか
安倍、麻生から支援を取り付けるという戦略は、どこで狂いが生じたのか。その原因の1つが、今春の現金給付をめぐる議論だとする見方がある。

新型コロナウイルスに伴う経済対策の一環と位置づけられた現金10万円の一律給付をめぐり、政府・与党は、対象を限定して30万円を給付するという当初の案を覆した。

この“30万円案”は、安倍と岸田との会談で決まったもので、安倍と財務大臣の麻生が、岸田に花を持たせる向きもあったとされる。
しかし、幹事長の二階俊博や公明党からの激しい突き上げにあい、ひっくり返された。岸田にとっては政治的な痛手となった。

派閥幹部は…
派閥幹部
「安倍さんや麻生さんが、岸田さんを推そうという気持ちが薄れていったのは、この件が原因だ。後から振り返れば、決定がひっくり返った4月の時点で、今回の勝負はついていたのかもしれない」
実際、6月に安倍と面会した別の派閥幹部は、安倍が「岸田さんには総理大臣になりたいという情念が足りない」と愚痴をこぼしていたと証言している。

「私は殻を破った」
総裁選挙で岸田は89票を獲得し、2位にはなったものの、300票近い大差で菅に敗れた。だが、周辺からは「岸田が変わった」という指摘が相次いだ。
顔を紅潮させながら政治理念や政策を語り、討論でみずからへの質問が少ないと、怒りをあらわにして割り込むように発言した。いずれもこれまで目にしたことのない姿だった。

秘書を務める岸田の長男は「総裁選挙って人を変えるんですね」と私につぶやいた。

ある国会議員も「投票の前日まで何度も電話があった。『今回は勝てないかもしれないが、最下位になるわけにはいかない』と。あの岸田さんがこんな電話をかけてくるなんて想像できなかった」と証言した。

岸田本人も、手応えを感じていた。選挙戦を通じて、みずからの「殻」を破ることができたと強調する。
「総裁選挙は、政策だけでなく人間が試される戦いだった。性格、家族、いままでの生き方、表情、すべてにおいて、今までと違うものを見せないといけない。自分の内面を出すということ自体、自分が変わったということだと思う」
岸田は、戦いを終えた直後、陣営の議員を前に、早くも「次」の総裁選挙に向けて意欲を示した。
「大きな成果を感じた戦いだった。政策を磨き、政治家として力を蓄えたい。新たなスタートであり、きょうから総理・総裁を目指して次の歩みを進めたい」
そして、インタビューで岸田は、総裁選挙後、安倍と麻生に次への意欲を伝えたことを明らかにした。
「今回の総裁選挙では、それぞれの対応を取ったが、基本的な信頼関係は変わらないと思っている。2人とは電話や直接会って話をした。『次も頑張ります』と申し上げ、『私はやるぞ』という気持ちは伝えた」

なるか、脱「公家集団」
とはいえ、次に向けて準備できる時間はそう長くない。安倍の任期を引き継いだ菅の総裁としての任期は来年9月。遅くとも、それまでに再び総裁選挙が行われることになる。

10月5日、東京都内で開かれた派閥のパーティーで岸田は、「宏池会(=岸田派)を政局にあたってしっかりとした『戦闘能力』を持つ集団として進化させる」と宣言した。

岸田が率いる岸田派は、創設した池田勇人がそうだったように、伝統的に官僚出身者が多い。政策には精通するものの政局に弱く、ほかの派閥からは「公家集団」と揶揄されることもあった。今回の政局でも、情報収集などの点で後手に回ってしまったことは否めない。
岸田はまず、派閥改革に着手するつもりだ。
「政策だけではなく、政局や政治家同士の人間関係、さまざまな駆け引き、情報収集能力。それらを駆使して政治を動かす力が『戦闘能力』だ。今回は、ほかの政治勢力もしたたかに動いていた。このことを振り返って、今後の参考にしないといけない」
そして、ほかの派閥との連携にも強い意欲をにじませた。
それが岸田の言う「宏池会の大きなかたまり」だ。
岸田派と麻生派、谷垣グループは、もともと同じ源流を持つ。3つの集団が合流する「大宏池会構想」は、これまでもしばしば取り沙汰されてきたが、岸田は、まずは協力の輪を広げることを目指すと言う。
「必ずしも同じ派閥になる必要はなく、同じ目的のために協力することが、結果を出すために大変重要だ。これからの政治状況で何が起こるか分からない。その際の政治の受け皿として『大きなかたまり』が必要だ」

5534名無しさん:2020/10/23(金) 23:47:39
>>5533

悩ましい“家庭事情”
岸田派は複雑な“家庭事情”を抱えている。それは岸田の先代の派閥会長、古賀誠との関係だ。
古賀は、同じ福岡を地元とする麻生と、長年にわたってしのぎを削ってきた。今回の総裁選挙でも、岸田が古賀と接触したことが、麻生の“岸田不支持”の判断に影響を与えたという声も聞こえてくる。
こうした事情をうけてなのか、総裁選挙の後、古賀は岸田に派閥の名誉会長職を辞すると伝え、派閥のパーティーも欠席した。古賀は国会議員の引退後も、このパーティーには必ず姿をみせてきただけに、派内には波紋が広がった。

ある若手議員は冷静に指摘した。
「岸田さんが総理になるには安倍さん、麻生さんとの関係を生かして大きな派閥を味方につけるしかない。そのためには2人と折り合いの悪かった古賀さんと距離を置くのは当然の戦略だ」
一方で、ほかの議員からは「派内には古賀さんに恩を感じている議員は少なくない。岸田さんの古賀さんの扱い次第では、派を割るという声も出かねない」という懸念も聞かれる。

関係者によると古賀は、自身に歩調を合わせてパーティーを欠席すると伝えてきた議員に出席を促すなど、分裂は望まない意向を示しているという。
しかし古賀に近い議員の中には、麻生派との連携に抵抗がある者もいて、古賀との距離感や、他派閥との連携のいかんによっては、足下が揺らぐ可能性もある。

問われる覚悟、いばらの道
「“核兵器のない世界を目指す”という目標は政治家としてのライフワークだ。そのためにも総理・総裁を目指したい。より多くの国民に共感を持ってもらえるよう、政策や政治の方向性をアピールしていきたい」
10月18日、岸田の姿は地元・広島市の平和記念公園にあった。
外務大臣の経験をもとに核軍縮や外交をテーマにした著書を出版したのにあわせ、改めて総理大臣への意欲を語った。広島を皮切りに今後、毎週のように全国各地に足を運び、関係者との意見交換や街頭演説に臨む。地元メディアにも積極的に出演し、露出を増やす狙いだ。

今回の総裁選挙で岸田が獲得した地方票はわずか10票。菅の89票、石破の42票に大きく水をあけられた。次の総裁選挙は、党員投票が実施される見込みのため、各地の党員からの支持を集めることが求められる。

派閥のベテラン議員は、岸田の知名度や次期総理大臣としての期待度は、まだまだ足りないと指摘した上で、「総裁選挙を経験して『変わった』とは思うが、これで満足してもらっては困る。もうひと皮、ふた皮むけないとダメだ」と注文を付けた。

若手議員の1人も「分かりやすい成果や訴えが必要だ。『岸田さんが総理大臣になれば、これが変わる』とイメージさせないといけない。ただ地方を回り、他派閥と会合を重ねるだけでは、来年も同じ構図で負ける」と危機感をあらわにする。

次なる戦いに向けて、いばらの道を歩み始めた岸田。最後に改めて覚悟を聞いた。
「総裁選挙に直接挑戦してみて、その重み、壁の高さを痛感した。だからこそ挑戦しがいがあるとも感じた。強い思いと勇気を持って努力し、説得力を増すために具体的な政策を肉付けしていくつもりだ。戦うべき時は戦う」
言葉を選びながら、丁寧に語る誠実な物腰は変わらない。しかし、足りないと指摘されてきた「情念」は、その言葉に宿りつつあるようにも感じた。

このところは総裁選挙の最中のように感情を表に出すことは少なく、以前の冷静な岸田に戻った印象が拭えない。このままでは、再び新しい「殻」に覆われてしまうのではないか。役職についていない今だからこそ、素の真価が問われているとも言える。
来年の秋に向けて、岸田がどのような挑戦を続け、どのような結果を得るのか。引き続き、見つめていきたい。
(文中敬称略)

5535名無しさん:2020/10/24(土) 10:19:17
https://www.sankei.com/politics/news/140909/plt1409090037-n1.html
2014.9.9 19:16
対立深刻化 参院自民、脇幹事長が溝手会長に辞任要求

総務会に臨む溝手顕正参院会長(左)と脇雅史参院幹事長=9日午前、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)

 自民党の脇雅史参院幹事長は9日の参院執行部会で、参院の「一票の格差」是正に向けた選挙制度改革に消極的だとして、溝手顕正参院議員会長に対し会長辞任を求めた。これに対し、溝手氏は12日に特別総会を開き、新執行部を決めると宣言。脇氏を事実上更迭し、中央突破を図る考えだ。執行部内での対立が深刻化している。

 「来春の統一地方選後まで選挙制度の見直しをやらないという会長の考えには大変な誤りがある。自民党の信用を失墜させる行為だ。責任を取るべきだ」

 執行部会で脇氏は溝手氏をこう批判した。与野党の選挙制度協議会の座長を務める脇氏は今年4月、隣接する選挙区を統合する「合区案」を提示したが、溝手氏らが反発し自民党は具体的な代替案をまとめずにきた。脇氏は「このままでは統一地方選は戦えない」とも語ったが、溝手氏は「言わずもがなだ。分かっている」と取り合わなかった。

 これに先立ち、脇氏は党役員連絡会でも「参院議長から年内に結論を出すように言われている。自民党だけ案を出していないのはおかしい。これは私の遺言だ」と述べ、離党も辞さない構えをみせた。

 執行部会では脇氏に賛同する西田昌司参院副幹事長が「党として選挙制度の議論が煮詰まっていないので特別総会の前に議員総会を開いてほしい」と溝手氏に求めた。しかし、溝手氏は「検討します」と小声で応じただけ。本音では開催する気はない。

 溝手氏は自らに盾突く脇氏を交代させ、後任に伊達忠一国対委員長(町村派)を昇格させる方針だ。伊達氏の後任国対委員長には、参院自民党に今もなお影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長に近い吉田博美幹事長代行(額賀派)を充て、参院町村派会長の岩城光英議院運営委員長を副会長に指名する考え。出身派閥の岸田派に町村派、額賀派を加えた主要3派態勢を維持する。

 もっとも、改革に前向きな脇氏を「更迭」する代償は大きそうだ。参院自民党は改革に後ろ向きとの印象を与え、イメージダウンは避けられないからだ。党内にしこりが残るのも確実で、「二人はもっとコミュニケーションを取るべきだった。安倍晋三首相(党総裁)は党内融和に努めているのに、参院自民党はバラバラだと国民に指をさされるのは恥ずかしい」(中堅)との声が漏れる。

(村上智博)

5536名無しさん:2020/10/24(土) 10:28:47
>>5535

2014.9.9 19:24
参院自民、脇幹事長を更迭へ 溝手会長が「辞任要求」に対抗
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/140909/plt14090919240027-n1.html

5537名無しさん:2020/10/24(土) 10:30:01
https://www.sankei.com/politics/news/130726/plt1307260020-n1.html
2013.7.26 13:20
【自民参院会長選】
溝手、鴻池両氏が届け出 投票は30日

 自民党の参院議員会長選が26日午前、告示され、溝手顕正参院幹事長(70)と鴻池祥肇(よしただ)元防災担当相(72)が、それぞれ立候補を届け出た。30日の議員総会で党所属参院議員の投票が行われ、次期会長が選出される。

 中曽根弘文会長の任期満了に伴う選挙で、投票となるのは平成22年に続き2回目。町村、額賀、岸田の主要3派が岸田派出身の溝手氏の支持を決めており、鴻池氏(麻生派)は二階派や大島派の支援で巻き返しを図る。主要3派の動きに不信感を募らせる若手議員にも支持を呼びかける。

 溝手氏は届け出後、国会内で出陣式を開き、「実り多い参院運営をしたい」と強調。鴻池氏は同日午前の記者会見で「先祖返りする自民党になったらいけない」と述べ、主要3派の動きを批判した。投票権は会派離脱中の山崎正昭参院副議長を除く党所属参院議員114人が持つ。

https://www.sankei.com/politics/news/130729/plt1307290016-n1.html
2013.7.29 19:10
鴻池陣営、演説会要求も実施せず 30日に自民参院会長選 溝手氏は電話作戦、優勢変わらず

 自民党の参院議員会長選は30日の議員総会で、党所属参院議員による投票を行い、次期議員会長を選出する。岸田派出身の溝手顕正幹事長と麻生派の鴻池祥肇(よしただ)元防災担当相による争いで、町村、額賀、岸田の主要3派が推す溝手氏が選出される見通しだ。

 鴻池陣営の大家敏志参院議員らは29日、国会内で中曽根弘文参院議員会長と面会。「初当選した新人は立候補者がどういう考えを持っているかを知るよしもない」と訴え、立会演説会の開催を申し入れた。

 自民党の新人参院議員は37人に上る。「新人議員が判断するための場」を求めて溝手氏に論戦を挑み、劣勢を巻き返したい考えで、中曽根氏も「申し出は理にかなっている」と応じた。

 ただ、選挙管理委員会は過去に例がないなどの理由で演説会は行わないことを26日の告示前に決めていた。参院執行部も確認済みで、選管関係者は「方針は変わらない」としている。

 一方、溝手陣営は週末に続き29日も無派閥や新人議員らに電話をかけ、票固めを進めた。溝手氏は、額賀派出身で参院幹事長就任が有力な脇雅史参院国対委員長と会い、選挙後の参院運営をめぐり意見交換した。

5538名無しさん:2020/10/24(土) 10:32:56
https://www.sankei.com/politics/news/130810/plt1308100008-n1.html
2013.8.10 12:07
【名言か迷言か】
自民も民主も、参院に異状ナシ

 3年前の熱気と驚きはなかった。7月30日の自民党の参院議員会長選だ。

 大方の予想通り、岸田派出身の溝手顕正氏が主要3派の組織力を生かして麻生派の鴻池祥肇元防災担当相を大差で破り、新会長に選出された。

 枢要なポストも最大派閥の町村派から山崎正昭氏が参院議長に就任、参院幹事長には額賀派の脇雅史参院国対委員長が昇格し、3派で分け合う形となった。

 3年前の会長選も同じ構図だった。だが、こちらは事前の予想を覆す結果だった。主要3派が推したのは今年7月に引退した谷川秀善元参院幹事長。本人も含め陣営で勝利を疑う声はなかった。

 ところが、票を開けてみたら40対40の同数。前代未聞ともいえるくじ引きで会長に就任したのが、中堅・若手らが推した中曽根弘文元外相だった。

 「しこりを残すのが選挙だ。相手との票差が少ないほどしこりは残る」

 主要3派の中堅議員がそうつぶやいた。

 その1年後。その言葉通り役員改選で主要3派が逆襲し、中曽根氏の人事案をことごとく拒否した。

 国会の参院自民党の部屋から聞こえる怒声に、この言葉がよみがえってきた記憶がある。結局、中曽根氏は自身を支える参院幹事長すら思うように決められなかった。

 今回の会長選は予想通りの結果と票数だった。

 「いま求められているのは安倍晋三政権の安定だ。そのためには当然、溝手会長だ」

 前回、中曽根氏に投票した議員はそう語った。野党だったゆえに変革を求めたが、政権与党になれば安定を求めた。与党になってポストも資金も増えた。再び内紛を起こすのは政権にとっても、自身にとっても得策ではない。

 対する民主党はどうだったか。こちらは参院副議長に就任した輿石東氏が無投票で再選を重ね5期7年の間、会長を務めたこともあり、平成13年以来12年ぶりの選挙戦となった。

 その結果は、労組系議員らに支持された郡司彰前農林水産相が北沢俊美元防衛相を破り、新会長に選出された。非労組系議員らは「脱輿石」を目指したが、日教組出身の輿石氏の影響力が残す結果となり、党内刷新を図る好機を逃した。

 だが、残ったしこりが今後、どう作用するのかは見通せない。

 短期間での衆院解散がなければ、向こう3年間、国政選挙がない。野党暮らしが長いとはいえ、一度味わった政権与党のうまみは体にしみついているはずだ。参院民主党はこの先、ひたすらその時がくるのを黙って耐え抜くのか、それとも再び政権奪還を目指し巨大なエネルギーを発散して自らを変えようとするのか…。(峯匡孝)

5539名無しさん:2020/10/24(土) 10:33:06
>>5538

◇…今週の永田町語録…◇

(5日)

 ▽言い訳できない

 安倍晋三首相 経済の再生、復興の加速など取り組むべき課題は山積している。もはや衆参両院の「ねじれ」を言い訳にすることはできない。(政府与党連絡会議であいさつ)

 ▽失敗の教訓

 渡辺喜美みんなの党代表 今までの政界再編は残念ながら切り張りの連続だった。こうした政界再編の失敗の教訓に基づき、われわれはまっとうな政治勢力を結集しなければならない。(党の両院議員総会であいさつ)

(6日)

 ▽それなりの手続き

 石破茂自民党幹事長 「僕、抜けたもんね」と一方的に言える性格のものとは思わない。それなりの手続きもある。(社会保障制度改革をめぐる自公両党との実務者協議から離脱する民主党方針について記者会見で)

 ▽悪いメッセージ

 山内康一みんなの党国対委員長 麻生太郎副総理の発言は国際社会への悪いメッセージになったが、国会が何もしなかったらもっと悪いメッセージになる。(麻生氏発言追及に関し記者会見で)

(7日)

 ▽アポなし

 小泉進次郎自民党青年局長 アポなしで首相官邸に行くのはどうなのか。誰でも面会が認められたら、官邸機能は破綻する。(麻生太郎副総理兼財務相の罷免を求める野党幹部が門前払いされたことについて記者団に)

 ▽足腰を強く

 松野頼久日本維新の会国会議員団幹事長 今年は夏休みが長いので、今回の参院選と東京都議選の結果を受けて、とにかく地元に戻って足腰を強くしてほしい。(党両院議員懇談会で)

(8日)

 ▽スピード感

 古屋圭司防災担当相 極めて短時間で決定することができた。安倍内閣がスピード感を持って具体的に政策を実現する象徴の一つだ。(豪雨被害の激甚災害指定について記者会見で)

 ▽火に油

 又市征治社民党党首代行 アジア諸国との関係悪化に火に油を注ぐ。外交姿勢として下の下と言わざるを得ない。(安倍晋三首相が終戦記念日の閣僚の靖国神社参拝を制限しない考えを示したことに関し記者会見で)

(9日)

 ▽リーダーシップ

 安倍晋三首相 核兵器のない世界を目指し、強い決意でたゆまぬ努力を行うことはわが国の道義的責務だ。核軍縮、不拡散の分野で強いリーダーシップを発揮する。(長崎市での記者会見で)

 ▽切り張り再編

 渡辺喜美みんなの党代表 数合わせの切り張り再編ではない政界再編もある。理念、政策の一致、それを支える覚悟と戦略、信頼の共有があって初めて政界再編が完成する。(野党再編について記者会見で)

5540名無しさん:2020/10/24(土) 10:34:23
https://facta.co.jp/article/201806019.html
2018年6月号 POLITICS

年明けに御年80歳となる伊達忠一参院議長が来夏の参院選出馬を狙っているという。当選3回で未入閣ながら、最大派閥・細田派の威光で「2階級特進」を果たし、はや2年。その際は参院自民党に「議長を誰でも出来るポストにするのなら、参院の存在感が低下する」(山本一太元沖縄北方相)との不満が噴出し、細田派幹部が「花道だから」となだめて回ったのだが。

4月に伊達氏と会った地元・北海道の衆院議員は証言する。「『出る』とは言わなかったが、言葉の端々に意欲がみなぎっていた。本人はいたって元気で、同い年の二階(俊博)幹事長より、ずっと若く見える」

異色の経歴だ。道央の芦別市出身。高卒後、衛生検査技師の資格を取得し、26歳で血液・尿検査の「札幌臨床検査センター」を創業した。道内ではこの分野の草分けで、営業所や調剤薬局を60カ所展開する。伊達氏はいまだに代表権を持つ会長だ。

政界進出は44歳で、道議を4期務めた。自民党関係者は「特技は有力者へのゴマ擂り。これだという時は金に糸目をつけず、狙ったポストを射止める。参院選候補にも、いつの間にかなっていた」と振り返る。小泉旋風下の2001年に国会の赤絨毯を踏み、いまなお一定の影響力を誇る森喜朗元首相と距離を縮め、安倍晋三首相も無碍にできない存在となる。

いかにも節操がない伊達らしい、と語り草なのが07年の選挙だ。大流行していたポケモンにあやかり「ダテチュウ」と大書したポスターを貼り巡らせた。その後も海千が跋扈する参院自民を巧みに遊泳し、政策で実績がないのに国対委員長、幹事長、そして頂点へと登り詰めた。

仮に伊達氏が4選できたとして、議長続投の芽はない。当選12回で国対政治を熟知し、野党からも信望を得る大島理森衆院議長とは訳が違う。とはいえ自民党の「73歳定年制」は選挙区に適用されない。それこそ「人生100年時代」だ。80代の参院議員がいてもいいようなものだが、そう単純ではない。

北海道選挙区は長らく改選数2で争われ、保守と革新が議席をシェアする「ぬるま湯選挙」が常態化。伊達氏もその恩恵にあずかってきた。だが16年選挙で改選数が3に増え、状況が一変。自民党も民進党も現新2人ずつを擁立し、大接戦の末、民進が2議席をさらった。

首相が総裁3選を成し得た場合、真価が問われるのは一にも二にも参院選。3分の2を割った瞬間、宿願の憲法改正は消え去り、「北海道の2議席は生命線」(首相周辺)となる。まともに選挙を戦ったことがない80歳には、ご退場願いたいのだ。

後継では、道知事4期目で来年4月に任期満了を迎える高橋はるみ氏(64)が本命視される。この15年、見るべき成果はないが、それだけに失策もなくイメージだけは良好だ。他にも自薦の道議がおり、現職が居座ろうものなら一枚岩の選挙にならない。ちなみに伊達氏の長男は、暴行事件と酒気帯び運転で2度も道議を引責辞職し、世襲は選択の埒外にある。

主要3派が牛耳る参院自民で、細田派は議長に加え橋本聖子参院会長も送り出す。説得材料にした伊達氏の花道論が虚偽となれば、竹下、岸田両派は確実にざわつく。細田派幹部は「皇室会議にまで出て満願成就だろう。英断を期待したい」と話す。

5541名無しさん:2020/10/24(土) 10:39:40
https://www.sankei.com/politics/news/181224/plt1812240017-n1.html
山本一太氏はなぜ知事選出馬の道を選んだのか 地元群馬も混乱
2018.12.24 23:15

 自民党の山本一太参院議員(60)が来年夏の参院選で群馬選挙区からの出馬を取りやめ、同時期に行われる群馬県知事選への立候補を表明したことに、永田町では戸惑いの声が出ている。高い知名度を誇りながら近年は活躍の場が限られ、議員としての将来に見切りをつけたとの見方もある。地元の群馬では、事前調整がなかったとして党県連幹部が山本氏の県連会長辞任を求めるなど対立が深まっている。(大橋拓史)

 「地元で待望論がある。知事として自分にしかできないことがある」

 山本氏は5日、国会内で記者団に知事選出馬の理由をこう説明した。山本氏は同日のブログで知事選への出馬を表明。群馬県選出の自民党議員は「本人から何の相談もなく、ブログで知らせるなんて信じられない」とあきれた。

 「参院で相手にされていないからだ」

 ある自民党関係者は知事選出馬の背景をこう説明する。山本氏は平成7年の参院選で初当選し現在4期目。長年、安倍晋三首相の「親衛隊」を自任し、24年の第2次安倍政権発足に伴い沖縄北方担当相で初入閣した。ただし、入閣はこの1回しかない。

 参院自民党は細田派(清和政策研究会)と竹下派(平成研究会)、岸田派(宏池会)の主要3派を中心に運営されている。山本氏は22年に町村派(現細田派)を退会し、派閥の支援もない。参院の「顔」の一人で今年10月には2度目の参院政審会長に処遇されたが、ポストは限られているのが現状だ。

 同期の4期生には世耕弘成経済産業相、橋本聖子参院議員会長らがいる。伊達忠一参院議長や吉田博美参院幹事長は3期。参院の主要なポストは山本氏の同期か、期が若い議員が多い。

 地元の群馬でも、山本氏が11月にブログで「信頼性の高い世論調査」と題した独自の調査結果を公表したことに反発が上がっている。山本氏はブログに「(現職の)大沢正明知事をダブルスコアで引き離している」などと書き込んだ。自民党県連関係者は「現職の知事をこけにしている」と憤りを隠さない。

 出馬表明後の山本氏の面会要請に対し、大沢氏は「話をしても意味がない」と拒否する意向を示した。別の県連関係者は「大沢氏が4選に向けて出るしかない」と保守分裂選挙の可能性も示唆する。

 県連は参院選の後任候補者の選定も並行して進めなければならない。知事選をめぐる内部対立が長引けば、参院選にも影響しかねない。

5542名無しさん:2020/10/24(土) 10:45:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddaf799bacbefe7dbbab1af0d364bb5bdd1f56fe
石破氏 派閥会長に鴨下氏を後任指名するも了承せず
10/23(金) 20:04配信

 22日に派閥の会長を辞任した石破元幹事長が後任に鴨下一郎元環境大臣を指名したものの、固辞されていたことが分かりました。

 石破元幹事長:「(Q.まだ新しい会長は決まっていない?)はい」
 22日の派閥会合の後、こう述べていた石破元幹事長ですが、会のなかでは「鴨下先生にお願いしたい」と話し、後任を依頼していたことが分かりました。しかし、鴨下元環境大臣は了承せず、引き続き、石破元幹事長や派閥のメンバーと協議することになりました。自民党内からは会長不在の空白期間が生じることで派閥の存続を懸念する声も上がっています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c958b950fc67f4de36efff708161ed3d27dbe63
自公連立「強固な岩盤」 自民選対委員長
10/23(金) 23:25配信

 自民党の山口泰明選対委員長は23日、大阪都構想の住民投票をめぐり自民、公明両党の足並みの乱れが指摘されていることに関し「(自公連立は)強固な岩盤だ。(次期衆院選への影響は)多少はあるかもしれないが、お互い話をすれば解決できる」と述べた。

 長野市で記者団の取材に応じた。自民党大阪府連内では、都構想で賛成に転じた公明党への反発が出ている。

5543名無しさん:2020/10/24(土) 10:49:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/85a9bf39ce8a3142db26ab46c8ae4916874f9dd5
「石破茂」 派閥会長「電撃辞任」の真相 「新党立ち上げ」の可能性は?
10/24(土) 6:00配信

世間はそんな俺たちを支持してくれていたはずが…
 自民党の石破茂元幹事長は22日の石破派(水月会)の会合で、会長辞任を表明。政界では驚きをもって迎えられた。この異例の事態はなぜ起こったのか? 

 ***

 石破氏は9月の党総裁選に大敗した責任を取り、自身が率いる派閥の会長を辞任した。

「派閥のボスとは暴力団の組長と同じで、辞める=引退です。会長を退いてもヒラで居続けるっていうのは過去に例がないし、それはつまり“何となく次のチャンスを待つ”っていうことでしょうけれど、理解に苦しみますね」

 と、自民党の閣僚経験者。ともあれ、この間の経緯を政治部デスクに解説してもらうと、

「今回の挑戦で4度目だったわけですが、派内では“勝ち目がなさすぎる”ということで出馬を踏みとどまるように進言する幹部がいました。それでも石破さんは“出ないなら支援してくれる人たちへの説明がつかない”などと言って出馬に突き進んでいきました」

 結果は無残だった。

 国会議員票と地方票の合計534のうち、国会議員票26、地方票42の計68にとどまり、菅義偉首相の377、岸田文雄前政調会長の89に遠く及ばず、最下位に沈んだ。

「石破さんは『次の首相』アンケートでは長らく首位に立ち、安倍さん(晋三前首相)らを圧倒していました。党内で反主流派という立ち位置で冷や飯を食い続けているけれど、世間はそんな俺たちを支持してくれている。だからチャンスはあるという計算があったのです」

 石破氏らにとって誤算だったのは、安倍前首相の突然の退陣だった。

「それまで頼みとして会食などを重ねてきたはずの二階(俊博)幹事長が、『菅総裁・首相』へのレールを敷いてしまって、他派閥のボスも勝馬に乗れとばかりに、雪崩を打ちました」

アンチでい続けるのは苦しいから
「せめて総裁選で2位にでもなれば、石破が辞めるってことにはならなかったと思いますけどね」

 と話すのは、自民党内の別派閥の幹部クラス。

「『アンチ安倍』路線でやってきて、安倍さんから“石破にだけは絶対に(首相・総裁を)やらせたくない”とまで言われて、その結果が菅さんだった。安倍さんからの禅譲を狙う岸田の人気がないことにあぐらをかいていた作戦ミスだよね」

「石破派は19人という小所帯で、つまり党内では人気がないんだから、普通は全方位外交で、みんなと仲良くなるもんでしょう。安倍さんっていう一番の敵にケンカを売るっていうのがどういう意味を持つか、しっかり見えてなかったんじゃないの? 結果論かもしれないけどさ」

「その安倍さんもいなくなって、今度は『アンチ菅』を続けても、『石破首相』の目はないし、冷や飯を食わされ続けている派閥の連中は他に逃げかねない。一旦矛は収めて、“仕事する”菅政権に協力する姿勢を見せて汗でもかけば、また展望はないわけではないって考えなのかもしれませんね」

「まぁ、前代未聞の事態ではあるけれど、アンチでい続けるのは苦しいから、判断としてはわからなくもないですよ」

 石破派のあるメンバーも、

「水月会は石破さんを中心にした会。石破さんが辞めると遠心力が働くといった意見もありましたが、それを止める人はあんまりいなかった。一度、会長を辞めないと、それこそ分裂ってことになっていたかもしれません。石破さん自身、引いた立場で客観的に物事を見つめる時間があってもいいのでは?」

5544名無しさん:2020/10/24(土) 10:50:06
>>5543

石破さんも自棄になって…
 新党立ち上げや野党との連携模索についてはどうなのか? 

「石破さんもそこはもちろん検討してきました。ただ、それなりに大きな塊にならないと自民党とは闘えないという考えですね。だからと言って主義主張・政策の違う立憲民主とは組むことはできない」

「石破さん自身、一旦自民党が下野した時に離党して新進党立ち上げに参加し、その後に自民党に復党した経緯があります。あれから20年以上経つのに、自民党が一番苦しかった時に逃げ出したなどと非難され続けていて、その『失敗』は石破さんにとってもトラウマになっています」

 だから、そう簡単に党を割るという行動には発展しないというわけだ。

 最後に永田町関係者に聞くと、

「石破さんは否定していましたが、水月会、石破派の会長としては、もう自民党総裁を目指さない、正確には目指せないということでしょう。閣僚経験者ら中枢の3人が派を抜けたり、別の派閥へ移る動きを見せています」

「石破さんは総裁選後、メンバーそれぞれと食事をしながら今後のことについて話し合いをしてきました」

「その場では、“なんで出たんだ?”“あれだけ止めたじゃないか”“展望がない中でどう方針を示すんだ?”などと、かなりキツイことを言われたみたいです。表向きは殊勝な物言いをしていますが、石破さんも自棄になって“辞めてやるよ”ってなったと聞いています」

週刊新潮WEB取材班

2020年10月24日 掲載

新潮社

5545名無しさん:2020/10/24(土) 23:27:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/8721dd5f958a605554bc86dca4bf365547717d8b
衆院選へ「常在戦場」 自民の二階幹事長
10/24(土) 16:20配信

 自民党の二階俊博幹事長は24日、札幌市で開かれた党北海道連の会合であいさつし、衆院議員の任期が残り1年を切ったことに触れ、「常在戦場の気持ちを忘れることなく真剣な気持ちで臨まなければならない」と述べた。

 早期の衆院解散・総選挙にも対応できるよう態勢づくりに万全を期すことを求めたものだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6aaf95e3aa64d6b47b4b50cf09d97e86fd0ade36
衆院任期満了まで1年「常在戦場」、自公幹事長が認識=自民国対委員長
10/21(水) 13:46配信

 10月21日、自民党の森山裕国対委員長(写真)は、都内で開催された自公幹事長・国対委員長会談後に記者団に対し、衆院議員の任期満了まで1年しかなく常在戦場との認識が両党幹事長から示されたと話した。写真は都内で2015年10月撮影(2020年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 21日 ロイター] - 自民党の森山裕国対委員長は21日、都内で開催された自公幹事長・国対委員長会談後に記者団に対し、衆院議員の任期満了まで1年しかなく常在戦場との認識が両党幹事長から示されたと話した。衆院解散について具体的な議論はなかったと述べた。

与野党がそれぞれ行っている省庁幹部からヒアリングが、予算作成作業に支障をきたしているとの指摘があったことを明らかにした。

新型コロナウイルス感染拡大による業績が悪化している航空大手2社について「支援の話はなかった」としつつ、「海外との往来が制限されているため(経営が)大変だとの話はあった」と述べた。

(竹本能文※)

https://news.yahoo.co.jp/articles/2ffb763f1ff2f152bee06731372a8b6cc31c68b3
議員宿舎で「安倍政治の継承、私も」 菅氏出馬の舞台裏
10/24(土) 22:17配信

 自民党の森山裕国会対策委員長は24日、福井市で講演し、安倍晋三首相(当時)が辞任を表明した翌日、菅義偉官房長官(当時)や二階俊博幹事長らと会談したときの舞台裏を語った。菅氏は「安倍首相が辞任の表明をされたので、安倍政治を継承していくために私もがんばってみたい」と語ったという。

 8月29日夜、東京・赤坂の議員宿舎内で、森山氏と二階氏、側近の林幹雄幹事長代理、そして菅氏が会談した。会談場所は議員宿舎だった。森山氏は「どこから情報が入るのかわからないが、ホテルの入り口には(記者が)待っている。官房長官と会うのは気をつけないといけない。議員宿舎は議員以外は入れないので、宿舎にした」と語った。

 会談では、森山氏が総裁選や臨時国会の首相指名のスケジュールについて見通しを語った後、菅氏が立候補に意欲を示したという。

朝日新聞社

5546名無しさん:2020/10/24(土) 23:44:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1dc682f1fec9dde0b68c03f7a5c48e007f52eb8
自民県連 衆院選・福岡5区の出馬調整 急ぐ 現職と新人が出馬の意向
10/24(土) 18:13配信

次の衆院選に向けて、自民党内で現職と新人の2人が、出馬の意向を示している福岡5区について、福岡県連は調整を急ぐ方針を改めて示しました。

福岡5区には、現職の原田義昭前環境大臣と、新人の栗原渉前県議会議長が出馬の意向を示していて、2人はともに福岡市で開かれた、自民党福岡県連の集会に参加しました。

しかし、候補一本化への話し合いは進んでおらず、福岡県連は党本部も含めて、協議を急ぐ方針を改めて示しました。

【福岡県連・原口会長】
「党本部との話し合い、それとお互いに話をしていかないと、絶対に進まない話ですから、そういった行いをやっていきたい」

また、福岡6区の鳩山二郎衆議院議員が、4年前の補欠選挙を巡る党内の争いを発端に、福岡県連に今も所属していないことについては「県連のために、自民党のために頑張る、という言葉が頂ければ良いと思う」と述べました。

テレビ西日本

https://news.yahoo.co.jp/articles/355e47bb296209850025d3acb0e860bf50655fe1
保守分裂福岡5区 3者協議急きょ中止の理由
10/22(木) 21:15配信

次の衆院選・福岡5区に自民党の現職と新人の自民党県議の2人が出馬を表明している問題で、今月24日に予定されていた候補者一本化のための3者協議が急きょ、中止になりました。

次の衆院選・福岡5区では、自民党の現職、原田義昭前環境大臣(76)と、同じく自民党で前県議会議長の栗原渉県議(55)が出馬を表明し、保守分裂選挙となる可能性が高まっています。

こうした事態を避けようと自民党福岡県連は今月24日に原田氏と栗原氏そして自民県連の3者による場を設け、党員投票の実施など候補の一本化に向けた話し合いをする予定でした。

しかし、20日になって原田氏本人から自民党福岡県連の原口剣生会長に電話で「出席しない」と連絡があったということです。

KBCの取材に対し原田氏側は、20日夜、「出馬の意思は変わらない。協議が平行線に終わるのは明らか。公認候補は(県連ではなく)党本部が決める」などと3者協議を断った理由を語りました。

一方、福岡県連の原口会長は「原田氏は17日には協議に応じる姿勢を見せていた。ドタキャンだ。」と話し、当初、協議を設定していた24日にあらためて原田氏の出席を呼びかける方針です。

福岡5区ではこのほか、立憲民主党の若子直也氏(41)と、共産党の古賀新悟氏(56)が、立候補の準備を進めています。

九州朝日放送

5547名無しさん:2020/10/24(土) 23:47:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/393f9e897ff83571779342da3e4e0ff7df27c4f1
石破氏が派閥会長を辞任〜「批判的な存在」が必要とされない小選挙区制
10/24(土) 11:47配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月23日放送)に外交評論家・内閣官房参与の宮家邦彦が出演。石破元幹事長が石破派「水月会」の会長を辞任したニュースについて解説した。

自民党の石破元幹事長が派閥の会長を辞任
石破元幹事長)過去4回、総裁選挙に立候補した。しかし、結果は出せなかった。多くの方々のご期待に応えることができなかった。その責任はいつにかかってこの私にありますので、その責任を取るというのが私の取るべき道だというふうに考えた次第であります。

自民党の石破茂元幹事長は10月22日、自身が率いる石破派「水月会」の会長を辞任した。22日の派閥会合で、9月の総裁選敗北の責任を取って辞意を表明した。

飯田)水月会は19人の派閥でしたが、辞意表明ということになりました。

中選挙区制のころは反主流によるあるべき批判、議論があった〜小選挙区制では批判的な存在は維持できない
宮家)唐突に、しかし潔くやった。いかにも石破さんらしいという感じがします。でも、自民党のなかで派閥を持つというのは大変なことです。19人とは言え、いい意味で求心力がなくてはいけないし、お金もなくてはいけないし、面倒見もよくなくてはいけません。それは大変だったのだろうと思う反面、あまりに無責任だと思う人もいるかも知れない。責任放棄だと言う人もいるのですが、私はある程度政治状況が変わったからだと思っています。昔の中選挙区のころの自民党は、基本的には一党独裁などと言われましたが、一党独裁どころかミニ保守政権派閥、連合政権だったと私は思います。中選挙区制なので、いろいろな人たちが同時に立候補しても、両方とも勝つわけです。そうなると、「党内党」とは言いませんが、そういう勢力拮抗の力学が働く。ある程度、総裁派閥以外の反主流というのもいて、いい意味で批判をして、議論をして……というのがありました。その時にはその時で、いろいろな弊害もあったかも知れませんが。

飯田)そうですね。

宮家)それが小選挙区制になってしまうと、1つの選挙区には基本的に1人しか出られないわけですから、圧倒的に総裁と幹事長が強くなるのです。そうなれば党内議論や勢力均衡などなくなります。そのなかでは総裁派閥もしくは総裁に対して、チェックアンドバランスというか批判的な存在を維持することが、昔よりはるかに難しくなっているというのは事実だと思います。いまの自民党のなかで、昔と同じようなことをやるのは難しくなっているのだろうと勝手に想像しています。

民主主義には批判勢力との議論が重要
飯田)メールもたくさんいただいています。東京都新宿区の“ひでや”さん、65歳自営業の方から。「総裁選最下位の責任を取ったということですが、得票を見込める地方票に石破さんは強いけれども、今回は通常の総裁選の3分の1しかないルールでの選挙だったので、正直、立候補を見送った方がよかったのではないかと思います。いっそのこと、かつての小沢一郎さんのように、離党して新党というのもありなのではないでしょうか」と。石破さんはその後の去就の話はいまもされていません。

宮家)しかし、石破さんは一度離党されていますからね。

飯田)そうですね。すでに小沢一郎さんと。

宮家)ですので、それはできないのではないでしょうか。でも、党内で活力のある議論が行われなくなったら政党として終わりです。野党などは分裂していますが。そこまで行かないけれども、健全な批判勢力があり、議論が行われることが民主主義には重要です。その意味では、頑張って欲しいと思いますけれども。

飯田)石破さんご自身も政策に明るい人ですが、派閥全体を見ても、齋藤健さんや政策通の平将明さんなどが揃っています。

宮家)専門家ばかりですよ。

飯田)専門家集団だと、そこのところを頼りにしている人は自民党のなかでも多いですよね。

宮家)しかし、最後は数なのですよね。難しいところですね。

5548名無しさん:2020/10/25(日) 01:30:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/007bbbb14b51e8773e2d3256a29ef407f030f49a
安倍前首相の甥がフジテレビを退社「父親の岸信夫防衛大臣のもとで働く」
10/19(月) 23:18配信

 安倍晋三前首相の甥にあたる岸信千世氏(29)が、フジテレビを今月末で退社することが、「週刊文春」の取材で分かった。

 信千世氏は、岸信夫防衛大臣の長男で、曽祖父は岸信介元首相、祖父は安倍晋太郎元外相。安倍前首相は父の実兄で、伯父にあたる。2014年に慶応大学を卒業後、フジテレビに入社。社会部で警視庁や宮内庁、気象庁などを担当してきた。

「本人は政治部希望だったのですが、総理の甥が政治部では何かと不都合だろうということで社会部に配属されたようです」(フジテレビ関係者)

 10月12日、信千代氏の退社について、フジテレビの報道局幹部が集まる会議で、社会部長から「今月いっぱいで退社して、父親の防衛大臣のもとで働く予定です」と信千世氏の退社について説明があった。

 前出・フジテレビ関係者が明かす。

「信千世氏が秘書になるということで、社内でも衝撃が走りました。ただ、あの血筋ですから『やっぱり』という方が多いですね」

 信千世氏に聞くと、こう答えた。

「10月末で退社するのは事実です。詳しくはフジテレビの広報に聞いて頂ければと思います」

 フジテレビはこう回答した。

「岸は10月末で退社する予定です。今後につきましてはお答えする立場にございません」

 岸信夫氏の事務所にも取材を申し込んだが、期日までに回答はなかった。

 10月22日(木)発売の「週刊文春」では、安倍前首相の母・洋子氏が信千世氏をどう絶賛していたのか、信千世氏の合コンでの“定番ネタ”や人物像などを詳報する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月29日号

5549名無しさん:2020/10/25(日) 01:32:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d25f92481aed3fd2510321f2f323bda82424838
安倍晋三の甥フジ電撃退社で浮上した「安倍家と岸家」の因縁
10/21(水) 14:35配信

 安倍晋三・前首相の甥でフジテレビ局員の岸信千世氏(29)が、10月末で同局を退社すると報じられた。

 信千世氏は安倍氏の実弟・岸信夫氏(現・防衛相)の長男。現在はフジの報道局で社会部記者として勤務している。

「今年初めは気象庁と国土交通省を担当していましたが、2月からは新型コロナ流行で人員不足となった厚労省も担当していた。父・信夫氏が菅政権の防衛相に就任して間もない10月初旬に辞意を申し出たそうで、上層部は引き継ぎに大慌て。何度か慰留したようですが、本人の意思は固かった。退社後は信夫氏の秘書官になるとみられています」(フジテレビ関係者)

 信千世氏といえば、子供のいない安倍前首相の「後継者候補」と報じられたこともある人物だ。

「“ゴッドマザー”の異名を取る安倍氏の母・洋子さんは、安倍氏の兄・寛信氏の長男を後継者にしたい意向があったようだが、本人に政界入りの意思はなかった。一方で信千世氏はフジ入社当時からいずれ政治家になるという意欲を見せていた。総理の甥ということで、後継者問題について他社に取材されることもありましたが、『何もしゃべれないんですよ〜』と、フランクな態度でかわしていた。陽気な青年といった印象です」(全国紙政治部記者)

『週刊ポスト』が3年前に後継者問題で信千世氏を直撃した際も、「その件は広報を通してもらえないとダメなんすよね。ホント申し訳ないです……」と、やんわり取材拒否しながら否定はしていなかった。

「信千世氏には弟がおり、将来的には安倍氏の山口4区、岸氏の山口2区を兄弟でそれぞれ引き継ぐのではないかという見方もあります。父親の信夫氏の秘書になるということは、ゆくゆくは信千世氏が2区を継ぐことになるのではないか」(前出・政治部記者)

 信千世氏が突然退社を決めたことで、問題も生じている。別のフジテレビ関係者が話す。

「急な退社で有休が消化できないようなんです。コロナ禍ということもあり、厚労省担当は全員カツカツで働いている。上層部も心配しているようですが、結局退社日まで引き継ぎに追われることになりそうです」

 信千世氏に聞くと、10月末で退社することを認めたうえで、こう話した。

「退職の旨は、1か月くらい前に会社に伝えています。10月30日が最終日なので、それまでは引き継ぎなども含めて基本的に記者として働くことになります。昨日(10月19日)も調布市の道路陥没の件で取材に行きました。月末まで働きつつ、有休は1〜2日くらい取れれば取りたいと思っております」

 かなり慌ただしい辞職と“政界入り”であったことがわかる。見方によっては、政界のエリート一家である岸家と安倍家の後継者問題が火花を散らしているようにも感じられる。父・信夫氏がいち早く長男を後継者に指名したのだとすれば、これでまた安倍家の後継問題は宙に浮いたことになる。信夫氏は、安倍氏の実弟として安倍家に生まれながら、後継者のいなかった岸家にすぐに養子に出た。跡継ぎのいない安倍家としては、「今度はこちらが後継者をもらう番だ」と考えてもおかしくなかっただけに、今回の件は様々な憶測を呼んでいる。

 まずは信千世氏の政治手腕が注目される。

5550名無しさん:2020/10/25(日) 01:33:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/19832f9cf71af95bc42d4e6bb0b445277628c74d
政界入り濃厚の安倍前首相の甥・信千世氏 愛称は「ちよっち」「ちよちよ」
10/21(水) 19:41配信

 自民党は安倍晋三前首相(66)の甥でフジテレビに勤務する岸信千世氏(29)が今月末で同局を退社し、将来的な政界入りに歓迎ムードだ。

 信千世氏は安倍氏の弟で菅政権で初入閣した岸信夫防衛相(61)の息子。どんな人物か。

 フジテレビで宮内庁担当だった時の信千世氏を知る関係者は「好青年で本当に性格のいい人でした」と話し、報道記者から岸防衛相の秘書官に転身することを惜しんだ。

 別の政界関係者は「血筋が良いからと言って偉ぶることはない。20代前半のころはカラオケで女性の被りモノをつけて熱唱することもあった。イジりやすいキャラクターですね」と明かす。

 女性キラーでもあり、フジの名物ベテラン女性記者からは「ちよっち」「ちよちよ」と呼ばれ、かわいがられていたという。

「あのキャラは天性のもの。有権者ウケは絶対すると思う」とは同関係者。

 自民党内では安倍氏が昭恵夫人との間に子供のいないことを理由に首相在任中から後継者問題が注目を集めていた。

 信千世氏のほかには、安倍氏の兄で三菱商事パッケージング社長の寛信氏の長男で、三菱商事の法務部に勤める寛人氏の名前も取りざたされている。

 党内では衆院選任期まで21日で1年となったことを受け、安倍氏が次期衆院選に出馬せず、2人の甥っ子のどちらかに「選挙区の山口4区を継承させるのではないか」という観測も流れ始めている。

「政界引退ならば、信千世氏が安倍家に養子入りかという話になります」(自民党議員)

 党内には世襲議員が多く「またか」いった声も聞かれる。その一方で、いざ選挙となった時に地盤、看板、カバンの「三バン」を最初から持つ信千世氏の〝即戦力〟は魅力でもある。しばらく党内はこの話でもちきりになりそうだ。

東京スポーツ

5551名無しさん:2020/10/25(日) 02:08:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/708a21c00d22393e7591bd5fc5aa3666d14720c0
安倍昭恵さん 首相辞意表明前に異例の官邸訪問、夜遊び封印
8/28(金) 16:15配信

 安倍晋三・首相が8月28日、辞任の意向を固めた。本誌・週刊ポストは8月25日午後、東京・渋谷にある私邸から、車に乗り込み首相官邸に向かう昭恵さんの姿をキャッチしていた(写真参照)。

 夫の仕事場である官邸に夫人が直接訪れるのは極めて異例なことだった。15時に官邸を訪れた夫人は2時間ほど滞在し、まっすぐ私邸に帰宅。車中では思い悩むような表情をしていた。すでに安倍氏の辞意を知っていたのだろうか。

 体調が悪化する中でも安倍家では、母・洋子さんと安倍夫妻3人で食卓を囲む日々が続いていたという。

「洋子さんは一時、入院したとの噂も流れましたが、現在は安倍氏の私邸で一緒に暮らしている。洋子さん専属の家政婦が作った夕食を3人で食べていると言います。洋子さんと首相は話が弾むそうですが、昭恵さんは黙って聞いているだけ。後継の話についても、洋子さんと折り合いが悪い昭恵さんは首を突っ込まないようにしている」(全国紙政治部記者)

 後継問題とは、子供のいない安倍首相の地元・山口4区を誰が継ぐか決まっていないという問題。安倍首相の兄・寛信氏(三菱商事パッケージング社長)の長男で会社員の寛人氏や、首相の弟である岸信夫・衆院議員の長男でフジテレビ報道局に勤務する信千世氏などの名前が挙がっている。そうした後継の話には口を出さない昭恵さんだが、こんな変化もあったという。

「かつては夜の街で飲み歩いていた昭恵さんも、今は夫の体調を気遣い、おとなしくしているようです」(同前)

※週刊ポスト2020年9月11日号

5552名無しさん:2020/10/25(日) 03:13:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea8bf6fc948170914deaf3c9a578d1b9547b5e3e
菅氏「政権継承へ頑張りたい」 総裁選への出馬めぐり 自民・森山氏
10/25(日) 0:58配信

 自民党の森山裕国対委員長は24日、福井市で講演し、9月の党総裁選をめぐり、当時官房長官だった菅義偉首相が8月29日に、二階俊博幹事長らと会談した際のやりとりを明らかにした。

 菅氏は「安倍政権を継承していくために私も頑張りたい」と出馬の意向を伝えたという。

 安倍晋三前首相は8月28日に退陣を表明。菅氏は翌29日夜、二階、森山両氏、二階氏側近の林幹雄幹事長代理と東京・赤坂の衆院議員宿舎で会談した。菅氏の発言に対し、二階氏は「あなたがやるのが一番良い」と応じたという。

5553名無しさん:2020/10/25(日) 12:49:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/844a7e6586d7603fc60e39aa51a556b2d861c358
「志も理念もない人が増えた」 古賀・元自民幹事長が昨今の国会議員憂う
10/25(日) 10:21配信

 山梨県教職員組合などで構成する県連合教育会主催の教育研究集会が24日、甲府市内で開かれ、自民党の古賀誠元幹事長(80)が「憲法9条は世界遺産」と題して講演した。

 2歳の時に父親が戦死し、苦労する母親の姿を見て育った古賀氏は、国民に塗炭の苦しみを経験させた当時の状況を「政治の貧困」と批判。昨今の国会議員に関して「次世代の人たちのことをどう考えるのか、志も理念もない人たちが増えた」と憂えた。

 憲法9条について「日本人の戦争に対する覚悟と決意が込められている。世界遺産に匹敵する」と述べ、「教育の力を借りて平和を実現するのが我々の使命だ」と訴えた。

 教研集会は平和教育をテーマに開催され、70回目。【梅田啓祐】

https://news.yahoo.co.jp/articles/b9658d0eb316d450de32f40f0e5994cc33d7ae4c
教育研究山梨県集会 古賀誠元自民党幹事長が講演
10/24(土) 19:00配信

教職員らが平和教育について考える集会が、山梨県甲府市で開かれ、元自民党幹事長の古賀誠さんが講演しました。
この集会は、県連合教育会が開いたもので、山梨県内の小中学校の教職員ら、約400人が参加しました。
24日は、元自民党幹事長で、戦争で父親を亡くした古賀誠さんが、自身の著書のタイトルでもある「憲法9条は世界遺産」をテーマに講演しました。
古賀さんは、戦争で夫を亡くし苦労した母親の姿を見て、平和を実現するため政治家を志したという当時の記憶を振り返り「平和のために憲法9条を守っていかなくてはならない」と訴えました。
会場には、長崎知事や元参議院副議長の輿石東さんも訪れ、古賀さんの話に耳を傾けていました。

[UTYテレビ山梨]

UTYテレビ山梨

5554名無しさん:2020/10/25(日) 13:09:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/b48c787c7ae3b839d5590f23b2aec829b6fa0f1e
与党、歳出圧力じわり 早期解散の可能性にらみ? 
10/25(日) 8:17配信

 2020年度第3次補正予算案と21年度予算案の編成に向け、与党内で積極的な財政出動を要求する声が強まってきた。

 10万円支給に続く現金給付第2弾が必要との意見が出ている。永田町では、年明けから間を置かない衆院解散を想定し、国民へのアピール材料づくりを始めたのではないかと臆測を呼んでいる。

 公明党の竹内譲政調会長は6日、加藤勝信官房長官と首相官邸で会談し、新型コロナウイルスの流行長期化を踏まえ、「受験生等支援給付金(仮称)」の新設を提唱した。大学受験・就職活動に取り組む高校3年生と浪人生を対象に、1人2万円を一律支給する内容だ。支給額は大学入学共通テストの受験料を参考に設定したという。

 これに触発されたかのように、14日には自民党若手の長島昭久、武部新、渡嘉敷奈緒美各議員らが菅義偉首相と官邸で面会。「消費をもう一度呼び起こすべきだ」として、国民1人当たり5万円を無条件で支給するよう申し入れた。

 高校生らへの給付をめぐっては、政府・自民党内で当初、「苦しいのは若者だけではない」(閣僚経験者)と否定的な声が強かった。しかし、公明党重視の首相の意向もあってか、与党は水面下で協議をスタート。公明党幹部によると、現在は支給対象を絞らず、「より広く困窮世帯に行き渡る給付」の実現に向けて協議が続いている。

 5万円給付も自民党内は「スタンドプレー」(政調幹部)と冷ややかな反応が多かった。ただ、申し入れたのは二階俊博幹事長率いる二階派の若手ら。首相も「そういう方向で頑張る」と前向きな反応を示したとされ、「3次補正編成で議論になる」(同派幹部)との見方は消えていない。

 政府・与党内では11月中旬から追加経済対策の検討を正式にスタートし、12月11日にも3次補正を閣議決定する日程が取り沙汰されている。閣僚の一人は「与党が歳出圧力を強めるのは衆院解散のにおいをかぎつけたからでは」と指摘。野党も「公明党がばらまきを求めるのは選挙が近いときだ」(立憲民主党幹部)と身構えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/affb3873db73954584fa5d62b1764bcafcd6b47a
「保守の火絶やさぬ」安倍氏に熱視線 自民「創生日本」再始動へ
10/23(金) 20:52配信

 安倍晋三前首相が会長を務める自民党の保守系議員連盟「創生日本」が再始動することが23日、分かった。第2次安倍内閣発足後はほぼ休眠状態にあったが、25日夜に安倍氏の慰労を目的に会合を開く。党内では「保守団結の会」(代表世話人・高鳥修一衆院議員)や「日本の尊厳と国益を護る会」(代表・青山繁晴参院議員)なども保守再興を期待し、前首相に熱い視線を送っている。

 派閥横断型の創生日本は、平成24年の総裁選で安倍氏の勝利を後押しした。首相退任を機に本格的な活動再開を目指す動きが浮上。東京都内のホテルで開かれる25日の会合には、加藤勝信官房長官や下村博文政調会長、古屋圭司元国家公安委員長、稲田朋美前幹事長代行ら約20人が出席する予定。安倍氏が講師役を務める勉強会の開催など、今後の活動方針についても話し合われる見通しだ。

 創生日本の前身は、第1次安倍内閣が退陣した19年に中川昭一元財務相が立ち上げた「真・保守政策研究会」で、21年の中川氏死去に伴い安倍氏が会長に就任した。その後、現在の名称に変わり、運動方針に「戦後レジームからの脱却」などを掲げて安倍氏の再起を支援した。

 再始動について、ある幹部は「菅義偉首相は国家観を示す前にデジタル庁設置などの政策をアラカルトに打ち出す傾向があるので、党内で国家観を重視した活動も必要になる」と指摘。「保守の火を絶やさないためにも安倍氏との活動を再開したい」と語る。

 安倍氏に対しては、党内の別の保守系グループも連携を模索している。

 年内にも慰労会を計画している「保守の会」の幹部は「安倍氏は保守の精神的な支柱だ。首相辞任後も本領を発揮してもらいたい」と期待を寄せる。「護る会」も27日に開く創立1周年を記念した懇親会に安倍氏を招待している。

 さらに、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の実効支配強化を目指す保守系議員連盟「尖閣諸島の調査・開発を進める会」の代表を務める山田宏参院議員も23日、安倍氏の活動参加をめぐり記者団に「当然、声はかけていかないといけない」と述べた。

 首相辞任後に靖国神社に2回参拝するなど安倍氏が活動を活発化させる中、自民党内で保守のシンボルである前首相の「争奪戦」が激化しつつあるようだ。(広池慶一、奥原慎平)

5555名無しさん:2020/10/25(日) 13:10:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/08d2e28039d93c5078f30c398b4551240d518947
〔広がる波紋〕かつては自民党政権を批判してきた増子輝彦参議院議員が自民会派へ 
10/23(金) 20:30配信

10月21日に、参議院の自民会派に加わった増子輝彦議員。
「日本・福島復興のためにスピード感を持ってリアリティに政策実現に全力投球していきます」とコメントを発表した。

増子議員は、かつては自民党に所属していたが、1994年からは「民主党」や「国民民主党」などで活動し、自民党政権を批判してきた。

増子輝彦さん(2016年当時):「私はアベノミクスは失敗だと。消費税を上げないということは約束違反だと。安倍政治にストップをかけて、安倍政権の暴走を食い止めて」

活動を共にしてきた県議会議員は、増子議員が当選した経緯を踏まえて今回の判断を厳しく非難した。
立憲民主党 福島県連・亀岡義尚幹事長:「一票を託した当時の有権者の皆さんに対する責任というか、それはやっぱり信頼に背くことになりますので、なかなか言いたくはありませんが背信行為と。やっちゃいけないことを、なされたんではなかろうかなと」

自民党福島県連の幹部は、世耕参院幹事長から『自民党への入党や派閥に加わることは無い』と確認した上での会派入りだと説明を受けた上で、会派入りに反対することを伝えたと言う。

自民党福島県連・渡辺義信幹事長:「我々県連としては、今後の混乱を想定して困る。反対、承服できないという話」

世耕参院幹事長は、増子議員に自民党の政策と違う言動が見られた場合には、会派入りを解消するとも説明したという。



<増子輝彦参議院議員・これまで>
2016年の参院選を野党統一候補として戦い、46万票余りを獲得して、法務大臣だった岩城光英さんを破り当選。
今回の会派入りによって、与党の立場で国会活動を行うことになり、一票を投じた有権者への説明が重要になる。

<今後の選挙への想定される影響>
立憲民主党などによる「4者協議会」は、次の衆院選に向けて福島2区の候補者選定を、増子議員に一任していたが、それも白紙となった。
参院選に関しては、これまで増子議員を推薦してきた連合福島は推薦しない方針。
そして自民党のいわき総支部は、2016年に落選した岩城光英さんを候補者として県連に推薦する方針で、県連は増子議員を「戦う相手の1人と想定している」としている。

増子議員は今回の自民会派入りについて、表立っての説明は行っていない。
どんな考えのもとに、政治的な立場を変えたのか…選挙で選ばれた国会議員として、説明する責任がある。

福島テレビ

5556名無しさん:2020/10/25(日) 16:27:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/de500d043b5a20e3081b387a4f5486643deae84e
「“死んだふり”をするつもりはない」 派閥会長辞任の石破茂氏、政治家としての今後の展望は
10/25(日) 15:48配信

 「水月会の会長を辞したいということを申し上げた。過去4回総裁選挙に立候補したが、結果は出せなかった」

 22日、「水月会」の派閥会長を辞任することを突如表明した、自民党の石破茂元幹事長。“石破氏を総理大臣にするために集まった集団”の会長を辞任し、この先政治家としてどこへ向かうのか。23日の『ABEMA Prime』に石破氏が生出演し、考えを明かした。

 派閥について「なくならない。なくしたくない」と話す石破氏。石破氏が会長を辞めても派閥が残ることを“死んだふり”とする見方について、「派閥にはスピリットというものがある。政策集団として政策をきちんと錬磨しないでどうするのか、言うべきことも言わないでどうするのか、理屈ばかり言って選挙に弱くてどうするのかという水月会スピリットは、今後も残していかなければならない。もちろん政調会で政策は議論しているが、30年先、50年先、100年先の日本をどうするのか、そのために今何をしなければならないのかということを大真面目に議論する集団は、自民党に絶対必要だと私は思っている。ただ、期待に応えられなかったから、ここで一旦けじめを付けるというのも私の生き方だ。それには色々な見方があるが、“死んだふり”とかは、私は忍術使いではないのでやるつもりはない」との考えを示す。

 そんな石破氏に対し、2ちゃんねる創設者のひろゆき(西村博之)氏は「石破さんが仲間を増やすのは不得意なのは皆分かったわけで、どこかの知事をやった方がいいのではないか。それで、“石破さんの地域だけすごく幸せになりました”という方がまだ分かりやすい」と持論を展開する。

 これに石破氏は「私の父親は、建設事務次官を辞めてから知事を15年やって、その後国会議員を8年くらいやって死んだ。もう40年も前のことだが、知事にものすごいやりがいと誇りを持っていた。私も(国会議員を)35年やっていて何度か機会はあったが、そういう選択をしないで今に至っている。直接民主制で、自分の判断によって地域がガラっと変わっていくのは町長でも市長でも一緒だが、政治家としてそっちの方がやりがいがあるだろうなと思ったことは何度もある。国会議員でなければできないことは何かと言うと、突き詰めると外交安全保障と憲法だろう。あとは、財政と金融政策、教育の根幹。そういうものにいかに主体的に自分の考え方を反映させるかが、結局国会議員でいるということの分かれ目だ」と述べた。

5557名無しさん:2020/10/25(日) 16:27:54
>>5556

 石破氏は“総理を諦めた”のか。慶應義塾大学の若新雄純特任准教授は「すでに何度も大臣を経験されているので、一般的な国会議員の出世ルートというところだと“あとは総理だけ”という状態だ。しかし、総理は自民党をまとめないといけない。それが苦手だと言われている石破さんにとって、政治家として残された道、世の中に影響を与えていくシナリオはどういうものがあるのか」と尋ねる。

 石破氏は「これは何十回も言っているが、総理というのは手段であって目的ではない。“何がなんでも総理になりたい。なって何していいのか分からない”というのは、国民にとってえらい迷惑だ。一方で、いかなる経緯にせよ菅政権ができて、我々のメンバーも大臣や副大臣になって政府を構成している。国民の期待に応えていかに良い仕事をするかということをやるのも私の仕事だと、本心から思っている」と答えた。

 さらに、ひろゆき氏が「石破さんは政治学者ではなく、政治家だ。いつかは自分の言っていることを実現させたいというものがあってやっているわけで、まずは黙って閣内に入って、派閥を作って人気を得て、総理大臣になってから初めてやりたいことを実現するという方が本当にやりたいことではないのか」とぶつけると、「何度も考えた。長くやっていて『これはおかしい』『これは違うだろう』ということがあったが、“違っていても隠忍自重でものを言わない、大臣職を全うする、いつかはなるぞ総理大臣”という生き方とは私は違うということだ」とした。

 では、石破氏は今後どのように動くのか。「菅政権を支援していく形で活動するのか」との質問には、「例えば、安倍さんと私とでは憲法9条に対する考え方は根本から違う。それを言うと、“批判をするのか”“後ろから弓を射るのか”という話になるが、意見を述べることがネガティブな評価になると、怖くて誰も言わなくなる。それは本当に正しい言論空間なのか」とのスタンスを示す。

 その上で、党内のバランスについて、「今後どう展開するのかは分からない。しかし、政策のどこが違うのか、党の在り方のどこが違うのか、時代認識のどこが違うのかという論点がクリアになってこないと、党員は選びようがない。国会議員がいて、地方議員がいて、党員の方がいてという1つの関係があるのだとすれば、自由民主党における主権者としての党員がもっと色々なことが考えられる状況は作るべきではないか」と述べた。
(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

5558名無しさん:2020/10/25(日) 17:50:05
https://www.asahi.com/articles/ASNBR44S5NBQUTFK01S.html
「分裂はお家芸」 自民最大派閥、安倍氏不在で嵐の気配
有料会員記事
石井潤一郎
2020年10月25日 11時00分

 栄華を誇ってきた自民党の最大派閥が試練のときを迎えている。

 9月28日夕、東京都港区の東京プリンスホテルの前には高級車が列をつくった。人波の先にあったのは自民党細田派(清和政策研究会、細田博之会長)の政治資金パーティーだ。

 菅義偉首相や各派閥の領袖(りょうしゅう)がこぞって駆けつける中、この日の話題をさらったのは久々に公の場に登場した安倍晋三前首相だった。壇上で「私も清和政策研究会出身の1人。みなさまには、まさに自民党のど真ん中で安倍政権を支えていただいた」と謝意を述べると、会場の拍手はしばらく鳴りやまなかった。

 近年、同派は日本政治の中心にいた。2000年以降は森喜朗、小泉純一郎、福田康夫、安倍の各首相を輩出。「首相が身内」の威光は人を引き寄せ、今では98人が所属する。第2派閥の倍近い人数を擁する最大派閥だ。

 ただ、安倍政権が幕を閉じ、風向きは変わりつつある。

 9月の総裁選では同派は菅氏の支援に回ったものの、先んじて支援を表明した二階俊博幹事長率いる二階派に新政権での主導権を握られた。

 前出のパーティーで、大派閥を率いた竹下登元首相の実弟である竹下亘・竹下派会長は、こう同情してみせた。

 「表向きはともかく、100人の議員集団というのは実は大変。いわば不満だらけの集団をコントロールする難しさ。清和研の皆さんが大変苦労しているんだろうなと思う」

「4人は総裁選に出られるね」
 多くの所属議員を抱えるがゆえ、細田派にとって総裁選は鬼門となっている。

 08年総裁選では、派閥の「派…

5559名無しさん:2020/10/25(日) 18:04:25
https://smart-flash.jp/sociopolitics/28428
安倍首相「慶応出の2人の甥っ子」跡目はどっちが継ぐのか
社会・政治 投稿日:2017.11.16 06:00FLASH編集部

「あの子には引退してほしいのよ。もう頑張るような状態じゃないの」
 2017年6月下旬、安倍晋三首相の “ゴッドマザー” こと洋子さんは、安倍家馴染みの飲食店店主にこう言ったという。

 総選挙に圧勝した安倍首相は、悲願である憲法改正に弾みをつける。だが、母・洋子さんの心配の種は、6月のころと変わりはない。

 すると持ち上がるのは、子供のいない安倍首相の後継、3人の首相を輩出した名門の「四代目」選び。「跡目」の候補は、安倍首相の2人の甥っ子だ。

 1人めの甥は、安倍首相の兄・安倍寛信氏(三菱商事パッケージング社長)の長男・寛人氏。2人めは首相の弟・岸信夫衆院議員の長男、岸信千世氏だ。

 2人のどちらを選ぶかで、安倍首相と洋子さんの間に確執が生じているという。

 なぜ確執が生じるのかーー。
 政治ジャーナリストの野上忠興氏が解説する。

「かつて、故・晋太郎氏と洋子さんは、寛信氏を晋太郎氏の跡目に望んでいました。しかし、寛信氏には、選挙を手伝ったときに体を壊した経験があり、政治家になる意志はなかった。第1次安倍政権退陣後、洋子さんは地元・山口に帰ると、寛人氏の写真を持って、『晋三の後はよろしくお願いします』と言って回っていたと聞いています」

 洋子さんが推す寛人氏は、どんな人物なのか。安倍家の地元支援者が語る。

「弁護士を目指し、慶応義塾大学の法科大学院に進みましたが、2017年4月に三菱商事に入社しました。まだ政治家になる気持ちはないそうですよ」

 本誌は8月某日、寛人氏が後継になる可能性について、父の寛信氏を直撃している。寛信氏は、「そんな話はありませんよ」と否定した。

 そこで浮上するのが、もう一人の甥・信千世氏である。彼は、慶応義塾大学卒業後、2014年にフジテレビに入社。現在は、報道局社会部の宮内庁担当記者をしている。

「まっすぐな人柄で、熱心な仕事ぶりが知られています。入社時からずっと、政治部志望。本人は、『(報道の世界で)10年は勉強する』と話しています」(フジテレビ関係者)

 晋太郎氏の「跡目」は、次男である安倍首相が継いだ。

「父の悲願だった首相に就き、しかも長期政権を維持している自負がある。後継は、自分で決めたいと思っています。幼少のころよく遊び、気心が知れている弟・岸信夫氏の長男なら、安心できるということでしょう」(野上氏)

 10月20日、信千世氏を出勤時に直撃した。政界への意欲を問うと……。

「すみません……。広報を通してください」と話した。フジテレビ広報室は「社員の個人的な考え等に関する質問にはお答えできません」と回答。

 信千世氏は、「10年勉強」と言うが、安倍首相の健康には懸念が残る。安倍首相が治療を受ける慶応義塾大学病院の関係者は声を潜めてこう言う。

「首相の主治医は交代し、病気の進行に備えている。潰瘍性大腸炎は、ストレスが非常によくない。激務に耐えているのが信じられないほどだ」


「四代目」継承の日への心構えはあるのか。入局したころ、周囲に政治家を継ぐのかと聞かれた信千世氏は、冗談まじりにこう話したという。

「その節には、よろしくお願いします」

(週刊FLASH 2017年11月7日号)

5560名無しさん:2020/10/25(日) 18:28:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4abdaa3c1bff2e2dfe004ea4ece8f18636748f2
臨時国会、コロナ対応に全力 自民党の二階幹事長
10/25(日) 17:41配信

 自民党の二階俊博幹事長は25日、佐賀市での講演で、26日からの臨時国会への対応について「年内の新型コロナウイルス対策に全力を尽くさなくてはならない。分かりやすく政府・与党のメッセージが国民に伝わるような国会にしなければならない」と述べた。

 二階氏は「一つ一つ課題が着実に前進していく姿を提示することがなすべき責務だ」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e0210e69a84a2e58752c90bca7b43f76892cf0d7
自民党県連政経セミナーに二階幹事長出席 佐賀県
10/25(日) 17:38配信

自民党佐賀県連の定期大会に合わせ開かれた政経セミナーで自民党の二階幹事長が講演し、26日からの臨時国会で新型コロナウイルス対策に全力を注ぐと強調しました。

【自民党・二階俊博幹事長】「明日から私たち臨時国会が召集、開会される。まずは現在の新型コロナウイルス対策われわれは全力を尽くさなければならない」

佐賀市で開かれた自民党県連のセミナーで講演した二階幹事長はこのように述べ、26日から始まる臨時国会で新型コロナウイルス対策に、全力を傾けるとする考えを示しました。一方、現在野党などから批判が出ている日本学術会議の任命拒否の問題にはふれませんでした。

また、林幹事長代理は九州新幹線・長崎ルートの問題など佐賀県が抱える国政課題にふれ、「国と佐賀県が連携して、佐賀県の発展策に見合うスタイルで進めなければならない」と話しました。

サガテレビ

5561名無しさん:2020/10/27(火) 03:25:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cfbc254a4eb63887d3fb5fcfaffdf5901eff72c
二階氏、年始休暇延長案に不快感 「聞いてない」、国会召集懸念か
10/26(月) 20:09配信

 自民党の二階俊博幹事長は26日の記者会見で、西村康稔経済再生担当相が新型コロナウイルス対策として、来年1月11日までの年始休暇延長を提案したことに対し「聞いていない。真意がどこにあるのか理解していない」と不快感を示した。休暇延長は、1月の通常国会の召集日に影響しかねないことが背景にある。

 来年の政治日程に関し二階氏は「ゆとりある日程は組んでいない。関係者でよく相談して慎重に決めたい」と述べた。

 衆院解散・総選挙については「自民党は明日でもよいという準備を整えている」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/52d92fe9802117188af76c65c6dfce34486d1fc5
休暇分散化「解散影響ない」 二階自民幹事長
10/26(月) 19:56配信

 自民党の二階俊博幹事長は26日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大防止のために年末年始休暇の分散化を政府が呼び掛ける方針について「解散に影響はない」と述べ、菅義偉首相の衆院解散・総選挙の判断を左右しないとの認識を示した。

 衆院解散時期をめぐり、来年1月召集の通常国会冒頭も一部で取り沙汰されている。二階氏は「コロナの問題も極めて重要だが、政治日程もそんなにゆとりのある日程を組んでいるわけではない。解散が必要となった場合に首相が判断する」と強調した。

5562名無しさん:2020/10/27(火) 03:28:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/41f0ab1d7556c5461ef28867391e286cf9b6ee1e
安倍氏、創生日本メンバーと会食「最後まで支えてくれたのがこのメンバーだ」
10/26(月) 21:50配信

 安倍晋三前首相は25日夜、自身が会長を務める自民党の保守系議員連盟「創生日本」の主要メンバー20人余りと東京・文京区のホテルで会食した。創生日本は2012年末の第2次安倍政権発足後、活動を事実上休止していたが、この日を機に再始動することで一致した。

 会食は安倍氏の首相退任に伴う「慰労会」名目で約2時間開催。閣僚では加藤勝信官房長官、西村康稔経済再生担当相、萩生田光一文部科学相が出席し、党側からは下村博文政調会長や稲田朋美元政調会長らが参加した。会食後、取材に応じた木原稔首相補佐官によると、参加者たちは創生日本のメンバーでもある菅義偉首相を支えていくことで一致。併せて引き続き安倍氏を会長としてあおぎ、勉強会などを開催していくことでまとまった。

 創生日本は安倍氏を慕う議員有志による派閥横断型の組織で、12年の総裁選では安倍氏勝利の原動力になった。安倍氏は会食中、当時を振り返り、「最後まで支えてくれたのがこのメンバーだ。おかげで総裁選に勝てた」と語ったという。【遠藤修平】

5563名無しさん:2020/10/27(火) 03:30:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2755bdcedbe40d14c561fca1863548f6b0abba0
“年末年始の休暇延長”二階幹事長が不快感
10/26(月) 23:15配信

西村経済再生担当相が年末年始の休暇を1月11日まで延長することを提案したことについて、自民党の二階幹事長が不快感を示しました。

自民党・二階幹事長「まだ西村経済再生相から聞いておりませんから、真意がどこにあるのか、まだ十分理解しておりません」

先週、西村経済再生相は、新型コロナの感染拡大を防ぐため、年末年始休暇の延長を提案しました。この発言について、複数の自民党幹部は「いったい、どうなっているんだ」「西村経済再生相から報告は全くない」などと不快感を示しました。

来年1月召集の通常国会冒頭での衆議院の解散が取り沙汰される中、二階幹事長は、休暇の延長が「解散に対する影響はない」と述べました。

一方、西村経済再生相は、一部、真意が十分に伝わっていなかったとして、26日の会見で改めて年末年始の休暇について説明しました。

来年の年始は月曜日の1月4日が仕事始めになる会社が多く、年始の休みが三が日に集中するとみられるため、休暇を分散させるのが一番の目的だと強調しました。その上で、11日までを休暇とするのも選択肢の一つだとして、業務の状況に応じて企業で判断してほしいとしています。

また、外出自粛やステイホームをお願いするものではないと述べました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5176c7b4185cdc317f2a3a22dddfa78503070799
「大阪都構想」 自民・二階幹事長 賛否明言せず
10/26(月) 23:51配信

 来月1日に迫ったいわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票について、自民党の二階幹事長は大阪市民の良識に期待するとだけ述べ、自らの賛否については明らかにしませんでした。

 大阪市を廃止して4つの特別区に再編する「大阪都構想」についてMBSなどが行った大阪市民への電話調査では、反対と賛成が僅かの差で拮抗しています。

 一方の二階幹事長は…

 「結果次第では「大阪市」が日本から消滅する」「大阪市のみなさんの良識あるご判断、これが期待されるところだと思います」(自民党二階幹事長)

 二階幹事長は「幹事長が方向付けすべき問題ではない」とも述べ都構想への賛否を明らかにしませんでした。住民投票の投開票は来月1日です。

MBSニュース

5564名無しさん:2020/10/27(火) 09:05:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d935c2a83b905546e73e7df821d37547e123ec1a
保守王国・衆院山口3区分裂の様相 林元文科相のくら替え封じ図る河村氏
10/27(火) 7:55配信

 次期衆院選をめぐり、「保守王国」とされる山口県で自民党が分裂の様相を呈している。河村建夫元官房長官が地盤とする山口3区で参院議員、林芳正元文部科学相のくら替え出馬が取り沙汰されているためだ。河村氏は、所属する二階派を挙げてくら替えの封じ込めに動くが、これに反発する周囲が林氏の出馬環境の整備に動くなど待望論は地元に根強い。(九州総局 小沢慶太)

 25日、山口市で開かれた自民山口県連の政経セミナー。渦中の河村、林両氏が同じステージに上がった。河村氏が次期衆院選について、自らを含む「公認候補が圧勝できる態勢をつくっていかなければならない」と訴えたのに対し、林氏が衆院選に触れることはなかった。

 9月半ば、林氏が山口3区から出馬する意向を固めたと一部で報じられたことをきっかけに、党内の内部抗争が表面化した。

 二階派は、派閥を率いる二階俊博幹事長を筆頭に派閥議員20人を、同県宇部市で開かれた河村氏の総決起大会に動員。林幹雄幹事長代理は、くら替えは「反党行為」だとして、「除名」にまで言及した。大会後には、林元文科相とのつながりも深く、地元に大きな影響力を持つ宇部興産を視察し、強く牽制(けんせい)した。

 しかし、地元の林氏陣営はこうした二階派の強権的なやり方に屈するどころか、逆に反発を強めている。大会後も林氏に近い県議会重鎮が党幹部と面会するなどし、周囲が出馬の環境整備に動く。

 地元の首長選は「代理戦争」の色を帯びる。今年4月の美祢市長選では林氏が推す新人が、河村氏が応援する現職を破った。来年3月の萩市長選は河村氏の実弟である県議が、林氏の支援で当選した現職に挑む。

 現職の辞職に伴う11月15日告示、22日投開票の宇部市長選では自民は当初、分裂含みだったが、林氏の元秘書の県議に一本化する見通し。ただ、河村氏が対立候補の市政策広報室長を「支援するのでは」との観測も流れる。

 77歳の河村氏と比べ、59歳と若い林氏に対して「将来の首相候補」として衆院へのくら替えを期待する声は地元に根強い。前回平成29年の衆院選を含め、これまでもくら替えを模索する動きはあったが、踏みとどまってきた経緯もある。今回も出馬を見送るようなら「支持者が納得しない」(地元関係者)。

 林氏は「意向を固めた事実はない」と否定する一方で「地元で期待があり、しっかりと精進していきたいと言い続けてきた。それは全く変わっていない」と含みを持たせる。

 地元支持者は「『いざ鎌倉』で、林氏が決断すれば、動ける体制は整えている」と語っている。

5565名無しさん:2020/10/27(火) 09:18:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/6394fabd199c0eb0fddc5ad2312cafb5fda9682a
菅首相、三男の妻は“反安倍”人脈「愛媛・松山市副市長」の娘
10/27(火) 6:07配信

“合理性” の思想家、ニコロ・マキャベリへの信奉を自著で綴る菅義偉首相(71)は、近親者からの要望に「仕方あるまい」と思ったのだろうか。「使えるものは、なんでも使え」はマキャベリズムでは当たり前だ。そのとき菅氏は、自分が仕える “君主” の脆弱さも、冷徹に見極めていた--。

 大きな被害が出た「西日本豪雨」直後の2018年7月9日、愛媛県の中村時広知事(60)は首相官邸で、当時の安倍首相に要請を出した。

「前日まで豪雨に遭っていたなか、中村知事が急遽上京し、安倍氏との面会が決まったことは、驚きをもって迎えられました。なぜなら2人は、その3カ月前には敵対関係にありましたから」(政治部記者)

 2018年4月、「加計学園」の獣医学部新設に、「安倍氏の意向が働いた」という疑惑が国会で追及されるなか、地元の中村知事が「首相秘書官が『首相案件』と述べた」と書かれた “決定的内容” の県職員のメモを公開したのだ。

「それ以降も中村知事は、真相の解明を求め続ける “反安倍” の急先鋒でした」(同前)

 そんな状況下で実現した、中村知事と安倍首相との面会。広島県や岡山県も「西日本豪雨」で甚大な被害を受けていたが、官邸で首相と面会したのは、中村知事だけだった。

「この裏には、当時官房長官だった菅氏の存在がありました。知事も面会後、記者団に『菅氏に(首相との面会)時間を確保してもらった』と明かしました。

 その知事と菅氏の間を橋渡ししたのが、松山市の梅岡伸一郎副市長(67)。というのも現在、梅岡副市長の娘は、菅首相の三男と結婚しているんです」(地元紙記者)

 梅岡副市長は、松山市役所を退職後の2015年6月、野志克仁市長(53)から副市長に任命された。この野志市長の前に松山市長を務めていたのが中村知事で、野志市長は中村知事の直系の後継者にあたる。

「梅岡さんは、市職員時代に当時の中村市長の肝いり事業だった『「坂の上の雲」のまちづくり』をまかされました。いまや愛媛県と松山市に強力な “W統治体制” を敷く、中村知事の最側近です。『野志市長よりも力がある』と言う人もいるほどですよ」(県政関係者)

 三男の結婚について菅首相の事務所に尋ねると、「家族のプライベートなことは、お答えしていません」と回答した。さらに安倍氏と中村知事の面会の橋渡しの経緯を確認すると、「面会の経緯は、事実ではありません」と回答があった。

 愛媛県にも面会の経緯について確認すると、「ご質問の事実はありません」と回答した。松山市からは、回答がなかった。

 言うまでもなく、被災地の県知事と首相の面会実現に骨を折ることは、政治家としておかしなことでは、まったくない。だが、菅首相の息子が地方都市の “名士の娘” と “良縁” を結んだ事実は、永田町でも、ほとんど知られていないのだ。

 いつの間に、こんな “閨閥” を築き上げていたのか--。

「安倍首相も、中村知事の訪問が菅氏経由で決まったことについて、非常に驚いていました。それと同時に、困惑もしたようです」(前出・政治部記者)

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、次のように語る。

「当時、菅さんは梅岡副市長を通じて、加計学園問題を追及する中村知事の動きを、事前に知ることもできたはず。なのに、それを防がなかったとすれば、菅さんは早い段階で『もう安倍さんは、どうでもいい』と思っていたのかもしれません」

 仕える “君主” の “仇敵” すら、貪欲に取り込んでいた--。

(週刊FLASH 2020年11月10・17日号)

5566名無しさん:2020/10/27(火) 20:17:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a53aa06c1bfd055bd45c1849ad768620695d0f2
石破派、後任会長は決めず 事実上議員グループに 
10/26(月) 22:32配信

 自民党石破派(水月会、19人)は26日、石破茂元幹事長の会長辞任に伴う次期会長の選考を断念する方針を固めた。会長職は空席のまま、石破派は派閥ではなく事実上、有志による議員グループとなる。複数の石破派幹部が明らかにした。

 石破氏は辞意を表明した22日の派閥総会で鴨下一郎元環境相を後継指名したが、鴨下氏は固辞。石破氏は石破派存続を求め、鴨下氏を中心に後任の選考を任せていた。

 ただ、鴨下氏は「石破派は石破氏を首相にするために作った派閥だ。派閥を維持するためだけに後任の会長を決めるのはおかしい」とし、新会長は選任しない方向だ。派内に石破氏に代わる首相候補はおらず、別の派閥幹部も「(石破氏の)後任を置けるわけがない」と語る。

 派閥所属議員は議員グループとしての「石破派」に在籍することは可能。鴨下氏らは要望があれば他派閥への移籍などに協力するという。

 石破氏は26日、記者団に「鴨下氏が『もうボールはわれわれの側にある』と言ったので、私があれこれ言うことではない」と鴨下氏らの意向を尊重する考えを示していた。

 石破派は、党内の既存派閥が結党前後に発足した派閥に源流を持つ中、「ベンチャー企業のような集団」(石破氏)として、平成27年9月に20人で発足。30年と今年9月の党総裁選に出馬した石破氏を支えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/69099838025c0caadb39ed6660904b6bcde246b7
石破氏、会長辞任「何度も懊悩」 自民党
10/25(日) 17:39配信

 自民党の石破茂元幹事長は25日、鳥取市で記者会見し、自身が立ち上げた石破派の会長を辞任した判断について「私の中で何度も反すうし、懊悩(おうのう)した。だが(同派所属議員の)みんながつらい思いをしてきたことに対して、言葉だけでは足りない」と語った。

 今後も首相を目指すかについては「政権がスタートしたばかりでそのようなことは口の端に乗せるべきだと思っていない」としつつ、「国会議員はみんな首相に立候補する有資格者だ。私もその一員。これから先もその立場を与えていただけるとありがたい」とも語った。

5567名無しさん:2020/10/27(火) 23:37:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e50f26186fa9b54834f6154898f17228f3a80bc
安倍氏、保守系議連に出席 「座標軸になって」と激励
10/27(火) 18:02配信

 自民党の保守系議員連盟「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表・青山繁晴参院議員)が27日、参院議員会館で総会を開き、安倍晋三前首相がゲストとして出席した。

 安倍氏は、男系による皇位継承を訴える議連に対し「護る会が自民党の座標軸になってほしい」と激励した。

 議連側は総会で安倍氏に最高顧問就任を要請。安倍氏は「検討する」と答えた。会合には安倍氏の実弟である岸信夫防衛相も招かれた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5007e6a552a4c220d78626f42c91f64e3b3e887b
「創生日本」が再始動、安倍氏「平成24年総裁選は本当にドキドキ」
10/25(日) 18:33配信

 安倍晋三前首相が会長を務める自民党の保守系議員連盟「創生日本」は25日夜、東京都内のホテルで会合を開いた。第2次安倍内閣発足以降ほぼ休眠状態にあったが、首相を辞任した安倍氏を慰労する目的で議連メンバーが呼びかけた。

 会合には、安倍氏のほか、加藤勝信官房長官や衛藤晟一前沖縄北方担当相、稲田朋美前幹事長代行ら約20人が出席。今後、安倍氏が講師役を務める勉強会を開催するなど活動を再開させる方針を確認した。

 安倍氏はあいさつで、平成24年の総裁選に触れ「石破茂さんや石原伸晃さんが出馬し、『石・石対決』と言われ、自分は3番手以下だった。決選投票のときは本当にドキドキした」と振り返った。その上で「最後まで残って支えていただいたのがこのメンバーだ。おかげで総裁選に勝てた」と謝意を述べた。会合後、議連事務局長の木原稔首相補佐官が記者団に明らかにした。

5568名無しさん:2020/10/27(火) 23:40:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a0eb7404aaf77cd26f162753a706796322bded4
自民 石破元幹事長 派閥会長辞任表明後 初の地元入り(鳥取市)
10/25(日) 19:00配信

自らが率いる派閥会長を辞任することになった自民党の石破元幹事長が25日、鳥取市で会見を開いた。
辞任は総裁選敗北の責任をとるためだったことを重ねて示すとともに、次の総裁選への態度については明言を避けた。
辞任表明後、はじめて地元鳥取へ戻った自民党の石破元幹事長は県連の常任総務会に出席後会見で次のように述べた。
(石破元幹事長)
「今回は見送ったらどうだという意見があったことも事実、結果が出せなかったこと、大変な負担をかけたこと、期待に応えられなかったこと、責任は取らなければいけない。」
石破元幹事長はこう述べ、4度目の挑戦となった9月の自民党総裁選挙で惨敗した責任をとったとし、今後の総裁選への意欲については明言を避けた。
(石破元幹事長)
「国会議員はみな総理大臣に立候補する有資格者、私もその一員で変わりはない、これから先もその立場を与えてもらえるとありがたい、政権がスタートしたばかりで、そりゃもう来年私がやりますと言うのはおかしくないか、今言うこと自体が。」

山陰中央テレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a2dc8f7e01c95f2c46a26a38c144b9027d50375
石破氏「具体論を語る感じが」菅首相の所信表明評価
10/26(月) 15:45配信

自民党の石破茂元幹事長(63)は26日、臨時国会で行われた菅義偉首相(71)の所信表明について「抽象論ではなく、具体論を語る感じが非常にした」と評価した。

「総裁選の時や総理に就任されてからも言っておられたことを、丁寧に説明されたと思います。それが菅総理のカラーだと思う」と話した。

また、菅首相は個別の政策の積み上げを重視し、目指すべき社会像が見えにくいとの指摘もある。石破氏は「それぞれのパーツの積み重ねが国家像になっていくとお考えなのでは」と推測した。

22日に自身が率いる石破派(水月会)の会長辞任を発表したばかり。後任について「鴨下(一郎)事務総長が『ボールは我々の側にある』と表明したのですから、あれこれ私が言うことではない」とだけ話した。

5569名無しさん:2020/10/27(火) 23:47:44
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201809040000181.html
三原氏「私の意思で」石破氏→安倍氏に支持チェンジ
[2018年9月4日9時12分 ]

自民党総裁選(7日告示、20日投開票)で石破茂元幹事長支持を決めている参院竹下派に属する三原じゅん子参院議員は3日、安倍首相を支持する意向を明らかにした。

前回は石破氏に投票したが、取材に「外交や経済など、さまざまなことを総合的に見て、今、何かを変える時ではないと、この6年で感じた。すべての政策を読み、私の意思で決めた」と話した。参院竹下派の対応とは異なる投票行動になるが、「(幹部には)私の意思を伝え、尊重していただいた」という。竹下派は衆院が首相、参院が石破氏を支持すると決めたが、事実上の自主投票となっている。

5570名無しさん:2020/10/27(火) 23:53:54
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202010270000097.html
2020年10月27日8時24分
西村発言と選挙…ぎくしゃく閣内/政界地獄耳
★自民党関係者が言う。「こんなセンシティブな内容を簡単に発表する政治センスを疑う」「首相・菅義偉との関係がぎくしゃくしているのも当然だ」「首相がここまで不快感を見せるのも珍しい」と立て続けに批判の声が上がる。厳しい声にさらされているのはコロナ対策相・西村康稔。23日、政府は新型コロナウイルス感染症対策分科会(会長・尾身茂)を開き、帰省や初詣など年末年始のコロナ感染防止対策について官民で休暇の分散取得を進めるべきだとする専門家の提言をまとめた。

★来年は仕事始めの1月4日が月曜日のため三が日に初詣が集中する恐れがある。西村は「例えば12月25日くらいから1月11日まで休みを取るのも一案との意見もあった。(休暇の延長は)すべての業種でできるわけではないが、分散は基本だ」とした。また11日以降も分散休暇を奨励。「働き方改革のモデルケースになる」と胸を張り経済3団体にも協力を求めた。しかし官邸では来年年明けの通常国会冒頭解散を模索していることもあり、この西村発言が解散はなくなったというシグナルに聞こえたはずだ。

★「官邸は施政方針演説、代表質問を国会を新年早々開いて行い解散。投開票1月31日を考えている」(官邸関係者)。固まったわけではないが、本筋は3月中に予算案を可決させ速やかに行いたい。ただ公明党が7月の都議選とできる限り離したいと考えており、数少ない解散総選挙のチャンスとみて、動きだそうという時期に西村が1月11日まで休暇を取り、その後も分散休暇をと訴えれば、官邸は出ばなをくじかれることになる。経済3団体に金策を頼みながら仕事は休めと言い、その間に自分たちは選挙などとは言えないはずだ。なんとなく党と官邸、閣内もぎくしゃくしている。「この調子だと先が思いやられるが、選挙はどこかでやるのだから」(自民党ベテラン議員)。歯車はかみ合っていない。(K)※敬称略

5571名無しさん:2020/10/28(水) 00:02:37
https://www.asahi.com/articles/ASNBW3C5JNBVTIPE013.html
公明幹部に自民現職が謝罪 未決定なのに「公明党推薦」
会員記事
岩田誠司
2020年10月27日 12時03分

 次期衆院選に立候補を表明している福岡5区の自民現職、原田義昭氏の事務所が最近作製したポスターに、「公明党推薦」と記載されている。公明党九州方面本部は「次期衆院選に推薦を出した事実はない」と抗議し、撤去を求めた。

 ポスターには原田氏の写真の下部に「自民党公認」「公明党推薦」「農政連推薦」と記してある。原田氏の事務所によると約1カ月前に1千部印刷したといい、各地に掲出している。

 これに気づいた公明党九州方面本部の木庭健太郎本部長ら4人が24日、原田氏の事務所を訪ねて抗議文を手渡して、謝罪やポスターの撤去などを求めた。原田氏は謝罪し、対応を約束。当面は「公明党推薦」の文言にテープを貼るなどして見えないようするという。

 原田氏の事務所によると、これまでもポスターを作り替える場合は、直近の選挙での公認や推薦の情報を記載しているといい、「十数年来の慣例」と説明している。

 しかし、「直近」の選挙は3年…

https://www.asahi.com/articles/ASNBP3T0VNBHTIPE029.html
麻生氏「自民党は公認しない」 現職に新顔挑む保守分裂
会員記事
山田佳奈、枝松佑樹 中島健、弓長理佳
2020年10月21日 17時00分

 衆院議員の任期満了まで21日で残り1年となった。九州・山口の各選挙区では、選挙に向けた準備が進む。多くの選挙区で議席維持を狙う自民は、現職に新顔らが挑む保守分裂が各地で続発。野党側は、合流新党に加わらなかった現職のいる選挙区で共闘が実現するかが焦点だ。

 今月18日、福岡市博多区の自民党福岡県連。2週連続で開かれた執行部会のテーマは衆院福岡5区への対応だった。現職の原田義昭前環境相(76)と前県議会議長で新顔の栗原渉氏(55)が立候補に意欲を示す中、県連は幹部立ち会いのもと両者に話し合うよう求める方針を決めたが、原口剣生会長は会合後、「平行線に終わる可能性が高い」と調整の難しさを認めた。

 菅政権の発足で一時的に「解散風」が強まった9月下旬、栗原氏は県議団の後押しを受け、5区から立候補する意向を固めた。原田氏も続投の意思を県連に伝えており、保守分裂が決定的となった。

 県連によると、前回衆院選で5区の地域支部から「原田氏を応援するのは最後」と世代交代を求める声が上がっていたという。そうした経緯や地元の意向を踏まえ、県連は党本部に公認申請する候補を選ぶ党員投票を5区内で実施する方針を決めた。

 一方の原田氏が属する麻生派の…

5572名無しさん:2020/10/28(水) 00:57:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c43a5302c6716e795fcb36e8612dad99c4ea7e7
年始休暇延長「やってみましょう」 二階氏、西村担当相に
10/27(火) 11:56配信

 西村康稔経済再生担当相は27日午前、自民党の二階俊博幹事長と党本部で面会し、新型コロナウイルス対策として来年1月11日までの年始休暇延長を提案したことを説明した。二階氏が26日の記者会見で「聞いていない」と不快感を示したことへの対応とみられる。西村氏は面会後、「休暇を分散して密を避けるということだ。ご理解いただけたと思う」と記者団に語った。

 二階氏はその後の記者会見で「やってみた結果、なるほどいいなという(意見)と、こう考えたらいいという意見が出れば対応するが、やってみましょう」と語り、休暇延長を容認する考えを示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1005983a0207de7f96cf4a0d0bc4b884f49042e
年末年始の休暇“分散”を要請…解散戦略に影響も?
10/27(火) 23:30配信

西村経済再生担当大臣は27日、各省庁の職員などが、年末年始の休暇を柔軟に取れるようにすべての閣僚に協力を求めました。来年は、1月3日が日曜日で、年末年始の休暇が短いのです。帰省や旅行が集中して、混雑することを避けるため、12月25日〜1月11日まで休暇を分散させようという新型コロナウイルス対策の一環です。ただ、萩生田文部科学大臣は、学校など対し、冬休みの延長や分散を求めない考えを示しました。
萩生田文部科学大臣:「今年は、もうすでに全国一斉休校含め、授業時間が足りないということで、いまだに放課後の補習授業などで賄っている自治体や学校もあると承知しているので、(西村大臣に)『学校はちょっと無理ですよ』とあらかじめ申し上げておいた」

一方、永田町では、解散総選挙の日程の一つとして、来年1月の通常国会冒頭での解散がささやかれています。休暇が伸びれば、通常国会の召集日にも影響が出る可能性もあります。二階幹事長は27日、西村大臣から直接説明を受けました。
二階幹事長:「いかなる時でも解散が必要な時には解散するから。そのこと(休暇分散)とは関係ない。(分散休暇について)やってみた結果、『これは、なるほどいい』というのと『これは、こう考えたらいい』という意見が出れば、それに対応する。まあ、やってみましょう」
国会の召集日などの政治日程に影響はないと強調しました。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b12f8e524d97aaefb95de6210d56a8dd476630f
年末年始に17連休要請?「あくまで分散」政府が火消し
10/27(火) 18:06配信

 年末年始の新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、西村康稔経済再生相は27日の閣僚懇談会で、休暇の分散を所管業界などに呼びかけるよう協力を求めた。ただ、12月25日から1月11日(成人の日)まで休むことを「一案」と紹介した西村氏の発言から、ネット上などでは「17連休の要請では」との受け止めが一部で広がっており、政府は火消しに追われている。

 加藤勝信官房長官は27日の閣議後会見で、「(1月)11日まで一律で休みを求めているものではない。年末年始の前後も含めて柔軟に休暇を分散して取得できるよう求めている」と釈明した。田村憲久厚生労働相も「一律に17連休を企業にお願いするわけではない」と述べた。

 「17連休」説が広まるきっかけは、23日の西村氏の会見だ。年末年始休暇の分散要請について「(1月)11日まで休みをとるのも一案」との専門家の意見を紹介すると、「17連休になる」と一部で拡散。ネット上では「サービス業や医療従事者はそんなに休めない」「時給しかもらえないアルバイトはつらいのでは」などと批判が噴出した。

 そうした声を受けて、西村氏は26日の会見で、「休めない業種は当然ある。仕事の分担など工夫して休暇が分散されていくことを期待したい」と重ねて説明。週内にも経済3団体などに直接要請を行うと明らかにした一方、「さまざまな声もいただいている」とし、一律の要請ではなく、各企業に判断を任せることを強調した。

 西村氏の発言については、与党内からも「聞いていない」との指摘が出た。自民党の二階俊博幹事長は同日の会見で「西村君から聞いていない。真意がどこにあるのか十分理解していない」と語り、翌27日に西村氏が二階氏のもとを訪れて改めて説明する一幕もあった。ただ、二階氏はその直後の会見で「いいか悪いかはやってみなければ。やってみた結果、意見が出れば対応をします」と賛否を保留した。

 政府高官は「(西村氏の発言が)先走っちゃっている」としたうえで、「17日連続の印象になっているけど、あくまで分散させてくれということだから」と話した。(中田絢子、山本知弘、野平悠一)

朝日新聞社

5573名無しさん:2020/10/28(水) 00:58:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/77ca6cc118c596f382275f83a6cf451f27a55a93
なぜ?年末年始の最大17連休案に二階幹事長が不快感も翌日に一転「やってみましょう」
10/27(火) 20:01配信

ニュースの頭文字をタテに読み解くとキーワードが見えてくる「タテヨミ」

年末年始の最大17連休案に二階幹事長が不快感
榎並大二郎キャスター:
本日の「タテヨミ」のテーマは「年末年始の休暇延長に不快感&NOということで、1行目は「迷走の発端は…二階幹事長の不快感!?」です。

先週末に浮上した年末年始の休みの期間を延長しようという休暇分散という案です。

例えば、西村経済再生相は「1月11日までは休みとすることも含めて分散して休暇を取得するよう配慮を求めたい」と発言したことから、年末年始最大で17連休できるのではないか?と話題になりました。

密を避けるために、連休と三が日に人が集まってしまうことを避けるためにです。
ただ、この対策について26日、記者に聞かれた自民党の二階幹事長の反応は…

自民党・二階幹事長:
まだ西村くんからそういうことに対しては、聞いておりませんから、この場でお答えのしようがありません。真意はどこにあるのかということを、まだ十分に理解しておりません。

二階幹事長は渋い表情で、不快感をにじませていたわけなんです。
ということで、迷走の発端は…の「メ」が1行目に入ります。

では、続いて2行目は「ぐらつく休暇延長きょうも…」です。

この分散案について、閣僚からはこんな声が上がりました。
西村経済再生相は27日午前、全閣僚に対し、所管する組織などで休暇を分散する対策について協力をお願いしました。

西村経済再生相:
休暇を分散するということで、年末年始の人の流れが分散するようにお願いするものであります。

一方、萩生田文科相は閣議後の会見で…

萩生田文科相:
西村大臣から相談があった段階で、「学校は無理ですよ」ということをあらかじめ申し上げておきました。今年はもうすでに全国一斉休校を含めて授業時間が足りないということで現時点において文科省から学校に対して休業の延長等を要請することは考えておりません。

榎並大二郎キャスター:
萩生田文科相は「学校は無理ですよ」とノーを突きつけました。

加藤綾子キャスター:
新型コロナウイルスで学校が休校したり、授業の遅れが問題になっている中で、これを短期間でまた準備するのも難しいことですから、萩生田さんの考えはわかりますね。

榎並大二郎キャスター:
ということで、2行目はぐらつくの「グ」です。では、続けて残りの2行を見ていきます。
3行目は「進めたい…西村大臣は説明へ」
4行目は「理解は得られた?説明に幹事長は…」

5574名無しさん:2020/10/28(水) 00:58:18
>>5573

西村経済再生相の説明を受けて翌日には一転
26日は不快感を示した二階幹事長。その二階幹事長のもとに27日朝、西村経済再生相が直接説明に訪れました。

西村経済再生相:
分散して密を防ぐと…

説明を受けた二階幹事長は休暇を分散する対策について次のように答えました。

自民党・二階幹事長:
(分散休暇は)いいか悪いかはやってみなけりゃ。やってみた結果、なるほどいいな、こう考えたらいいとか、また意見が出れば対応しますから。まあ、やってみましょうと。

記者:
西村大臣から説明を聞いて納得したということですか?

自民党・二階幹事長:
まあ、そういうことだと。

解散総選挙に関する「もどかしさ」があってか?
榎並大二郎キャスター:
なるほどいいなと、一転した形でした。
ということで、3行目は「進めたいの…」の「ス」
そして、4行目は「理解は得られた?」の「リ」が入りまして、縦読みの時間です、加藤さん。

加藤綾子キャスター:
「メグスリ(目薬)!」

榎並大二郎キャスター:
そう、浮かび上がってきたキーワードは「二階から目薬」ことわざですよ。

榎並大二郎キャスター:
「物事が思うようにいかずもどかしいこと。回りくどくて効果がない」という意味なんですけれども、26日に二階幹事長はなぜ不快感を示したのか?こんな理由があるんじゃないかなと思ったわけなんです。

二階幹事長は27日は前日の記者に対して、「解散は明日あってもおかしくない」と話していて、早期の解散総選挙はあくまで頭にあるということを示していたわけです。

つまり、そんな中で年始休みを延長すると、1月の上旬にも予定される通常国会の召集に重なってきて、二階幹事長は「そうなったらどうなるんだろう?」と、もどかしい思いが頭をよぎったのではないか?ということなんです。

加藤綾子キャスター:
政治日程に関する「もどかしさ」があってのことかもしれないってことですよね?そっちに対しての怒りなんですね?

榎並大二郎キャスター:
怒りやもどかしさ、何かちょっと引っかかったのか?結局この時には、もし休み延長となっても国会召集には影響はないですよというふうにもおっしゃっていたわけです。

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦氏:
ただ、危機管理だから誰かが何か新しいアイデアを決めてやらなきゃいけない。こういう時って難しいんですよ。「俺は聞いていない」という人が必ず出てきますし、それをやるための根回しをやってそれで発表というのが常道なんですけどね。時間がなかったのか、急いだのかわかりません。

榎並大二郎キャスター:
どの世界でも根回しと説明というのは大事なんだなというのがわかるような場面でしたね。
今日のタテヨミでした。

(イット!10月27日放送分より)

イット!

5575名無しさん:2020/10/28(水) 11:35:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba76c498c4fe16c5b74e3c612db439f95844dc29
菅 極秘命令「携帯の次はNHKをやれ」【全文公開】
記事提供終了日:2021/10/17(日)
10/22(木) 11:00配信

ソフトバンクが大幅な料金値下げを検討し、高笑いする菅首相。その陰で、武田総務相に“極秘命令”を出していた。「次はNHKをやれ」。受信料に斬り込む構えを見せるとともに、報道への圧力を強化したいという意向も垣間見える。一方、NHKの前田会長は――。

5576名無しさん:2020/10/28(水) 11:36:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/88baa3b98a426372bc93b4548cdc3bd9ba215040
安倍前総理の甥がフジテレビ退社 「安倍家」「岸家」の跡目争いが激化
10/28(水) 5:56配信

 歴代最長政権を築いた安倍晋三前総理が辞任を表明してから早2カ月。続いて“辞意”を漏らしたのはフジテレビ勤務の甥っ子・岸信千世氏(29)だった。すると、いよいよ懸案だった「安倍家」「岸家」の跡目争いに火が点いて、両家の間には不穏なさざ波が――。

 ***

 安倍前総理は安倍晋太郎元外相とゴッドマザーこと、洋子夫人の次男にあたる。長男が三菱商事パッケージング社長、寛信氏。三男は岸家に養子に出され、菅政権で防衛大臣として初入閣した岸信夫衆院議員である。

 昭恵夫人との間に子がいない安倍前総理の後継問題は、かねて永田町では関心の的だったが、候補は2人。寛信氏の長男、三菱商事の法務部に勤める寛人(ひろと)氏と信夫氏の長男でフジテレビ社会部の記者、信千世氏だ。年の頃もほぼ同じである。

 安倍家に通じる関係者は、

「洋子さんは晋三さんの後継を安倍家の寛人さんに、信夫さんの後継を信千世さんに、と考えてきました。しかし、寛人さんは政治に関心がなく、企業法務の仕事に携わりたいと今の会社に入社したのです」

 安倍前総理の後継問題が膠着状態となっていた中、新たな動きがあると言うのはフジテレビ局員。

「信千世さんが今月末で退社することになったんです」

 2014年に入社して以来、政治家の夢を隠すこともなかったという信千世氏。

「警視庁担当から宮内庁、そして今の気象庁担当になっても、飲むと政治の話を嬉々として語るし、伯父さんへの尊敬の念が感じられました。総理時代の安倍さんから“仕事がんばれ”と激励の電話があったことも。退社後はお父さんの大臣秘書官に就くそうです」(同)

 これは単なる退職にあらずと、先の関係者が言う。

「晋太郎さんは義父・岸信介さんの外相秘書官、晋三さんも晋太郎さんの外相秘書官を振りだしに政治のイロハを学びました。すなわち、この秘書官就任は信千世さんが将来、政治家になることが約束された、ということなのです」

5577名無しさん:2020/10/28(水) 11:37:02
>>5576

安倍の名を
 長く止まっていた後継選び。時計の針がついに動き出した。

 信千世氏本人に尋ねると、

「10月末で退社するのは事実です」

 と多くを語らないが、地元政界関係者はこう囁く。

「信夫さんは今回のことで“信千世は俺の後継だ”と周囲に話しています。ただ、信夫さんは政治的野心の全くない人。04年に初めて参院選に出馬した時も、12年に衆院に鞍替えした時も、岸家の再興を願う洋子さんの意向に従ったものとされます。だから、先の発言も洋子さんを忖度してのことだと言われているのです」

 一方、安倍前総理の心中は違っていて、

「安倍さんは洋子さんの意志に従いたくない。信千世さんに自身の地盤を譲り、信夫さんの選挙区は不動産会社に就職した信千世さんの弟が、と考えています。そうなると、安倍という名前を残すため、信千世さんと養子縁組をすることに。総理から退き、表舞台に立つ機会も少なく、“安倍ブランド”がいつまで持つかわからない。早ければ年内にも養子にしたい意向と言われています」(同)

 実際、信千世氏は退社を決意する前、周囲にこんな悩みを吐露している。

「父か伯父さん、どちらの職場で働こうか……」

 この関係者が続ける。

「安倍さんが総理時代には信千世さんを総理秘書官に抜擢しようという話もありましたし、今回も安倍事務所に秘書として入る案もあった。しかし、いずれも洋子さんを刺激するので見送りになったそう」

 やはり、ハードルとなるのは、未だ寛人氏にこだわっているとされるゴッドマザーその人で、

「安倍さんはまだ“信千世後継プラン”を洋子さんに承諾してもらえていません。これから話し合いをしていく予定です」(同)

 戦後から今に至るまで日本政治の中心に居続けた安倍家と岸家。その“血”を守るため、庶民からは窺い知れぬ駆け引きが繰り広げられようとしている。

「週刊新潮」2020年10月29日号 掲載

新潮社

5578名無しさん:2020/10/28(水) 11:43:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb96476844fffb6b537f9af96cfdb02172d68cb3
「聞いていない」二階氏の逆鱗に…年末年始の休暇延長、西村氏の“独走”
10/28(水) 9:57配信

 年末年始の新型コロナウイルス感染症対策として、西村康稔経済再生担当相が来年1月11日まで休みを延ばして分散取得するよう提案したことが、自民党の二階俊博幹事長の逆鱗(げきりん)に触れた。休みの間は通常国会の召集と、菅義偉首相による衆院解散を実質的に封じられてしまうため。党側に根回しもせず“独走”した形の西村氏が27日、二階氏に頭を下げて事態は収拾しそうだが、前政権時の「政高党低」が変化したことを示す出来事となった。

 23日、西村氏は初詣などの人出の集中を避けるよう政府の分科会が提言したことを踏まえ、1月4日を仕事始めとせず、成人の日の11日までを期間とする年始休みの検討を企業や自治体に求めたいと発言した。これにかみついたのが二階氏だ。26日の記者会見で言い放った。

 「西村君から聞いていない。そんなに(休みを増やせるような)ゆとりのある政治日程を組んでいるわけではない」

 衆院議員の任期満了まで1年を切った永田町では、解散時期の選択肢の一つとして「通常国会冒頭」が臆測されている。2016年には1月4日に国会開会した例もあり、西村氏の発言は結果として、わずかな期間であっても解散権を縛る意味合いを帯びてしまった。ある党幹部は「二階氏は、首相にフリーハンドを確保させることに使命感がある。選挙の実質的な責任者として怒るのも当然だろう」と話す。

 二階氏を党本部に訪ねて面会し、休み発言の真意を説明した西村氏。関係者によると、「密」を避けるウイルス対策の狙いとともに「国会議員は(休みの)対象外と考えていた」と弁明したとみられる。二階氏は、記者団に「解散への影響はない」と余裕を見せつけた。

 菅政権で、党側の重心が増している実態を浮き上がらせた騒動となったが、党内からは「衆院選は、ウイルスの感染防止が大前提なのに…。自分たちの都合しか考えていないのがあからさまで、国民にも見透かされる」(衆院中堅)との声も出ている。

(郷達也、湯之前八州)

5579名無しさん:2020/10/28(水) 11:45:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa1ca3e38eddb685b5cef1c171a822fc96ee5113
小倉智昭氏、河井案里被告の保釈に「国会議員にとって4か月の東京拘置所暮らしっていうのはどういうものだったのか」
10/28(水) 9:31配信

 28日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月〜金曜・前8時)で、昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反の罪に問われた参院議員河井案里被告(47)が27日に東京拘置所から保釈されたことを報じた。

 東京高裁が同日、保釈を許可した東京地裁決定を不服とする東京地検の抗告を棄却。案里議員側は保証金1200万円を現金で既に納付していた。

 案里議員は夫で元法相の衆院議員克行被告(57)=同法違反罪で起訴=と共に6月18日に逮捕され、4か月超にわたり東京拘置所に勾留された。

 小倉智昭キャスターは「国会議員にとって4か月の東京拘置所暮らしっていうのはどういうものだったのか」とコメントしていた。コメンテーターで案里氏と同じ自民党二階派に所属していた元衆院議員の金子恵美氏は案里氏の印象を「やせられた印象はありますし、議員の時のきつい印象は収まったのか、変わったのかという感じはしますけど」とコメントした。

 さらに「ただ今週から臨時国会開会していますけど、この間、保釈されても国会に出席することは当面ないとおっしゃってますから、結局、職務は全うできていないことを考えると、けじめをつけるのはもっと早い段階であるべきだったと思います」と指摘していた。

報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/2b6d39bba8ac9c73822575d1252e6a25cb36444f
金子恵美氏、保釈された河井案里被告の買収事件は「まだまだこういった悪しき慣習はある」
10/28(水) 9:35配信

 28日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月〜金曜・前8時)で、昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反の罪に問われた参院議員河井案里被告(47)が27日に東京拘置所から保釈されたことを報じた。

 東京高裁が同日、保釈を許可した東京地裁決定を不服とする東京地検の抗告を棄却。案里議員側は保証金1200万円を現金で既に納付していた。

 案里議員は夫で元法相の衆院議員克行被告(57)=同法違反罪で起訴=と共に6月18日に逮捕され、4か月超にわたり東京拘置所に勾留された。

 コメンテーターで社会学者の古市憲寿氏は今回の事件を「ありふれた汚職みたいな事件なのか、これは犯罪性が高いってどうみえますか?」などと買収が「まだ残っているか」と案里氏と同じ自民党二階派に所属していた元衆院議員の金子恵美氏に尋ねた。

 金子氏は「すべて全国各地にあるとは言わないですけど、少なくとも私自身のところには残ってましたし、まだまだこういった悪しき慣習はあると思っています」と話していた。

報知新聞社

5580名無しさん:2020/10/28(水) 19:23:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/867b558daaf9ce84393af5599533b0d4f70298da
宮崎謙介氏、政界復帰の可能性に言及「いつかまた死ぬまでの間に1回くらいは立候補させてもらえたら」
10/28(水) 18:59配信

 TBS系情報番組「ゴゴスマ」(月〜金曜・後1時55分)では28日、10万円の特別定額給付金について、麻生太郎財務相が「預金に回った。もっと貧しい人にいっておけばもっと全体にはよかった」と述べたことについて取り上げた。

 元衆院議員の宮崎謙介氏(39)は「麻生さんの発言というのは、表現の仕方は元々ああいう方ですので、(永田町)かいわいのみなさまも、また麻生さんが言っちゃってるなという感じで見てらっしゃると思う」とコメントした。

 「この内容自体に関しては、経済学の視点からいくと、お金を流通させるという意味では、『実際は滞ってしまっていますよ、貯蓄に回ってますよ』という観点で話されてると思うんですが、やっぱり政治家として話をされる時は、国民の皆さんがコロナ禍で相当不安を抱えていらっしゃる。その不安のために貯蓄に回された方も、そこに寄り添うのが政治家なんだよと、私なんかは思うんですよね。『麻生さんはその辺を見直すべきなんじゃないかな』と思っている政治家がすごく多いと思うんですよね」とした。

 一方で「もう1個、見方があるとすれば、麻生さんは財務大臣でいらっしゃいますので、今回、長島(昭久)議員たちが提言を持ってきましたよね。5万円の給付で。それを総理が乗っかる形でやりましょうという話をした中で、やっぱり財務省側の方はちょっと出したくないので、ちょっとこれブレーキかけたいなというので、麻生さんに話してもらっているという側面もあるんですよ」と解説した。

 また、麻生財務相の印象については「相当、大御所感はあるんですけど、意外と子分というか派閥の若手議員なんかからすると、すごく慕われてるんですね」と説明。青年局長になった牧島かれん議員が、麻生財務相から頭を4回ポンポンポンポンとなでられて祝福された時に「きょうはシャンプーしない」というくらい喜んでいたというエピソードを紹介し、「なので、麻生さんというのはとっつきにくいというよりすごい存在なんですよ」とし、「あえて嫌な事を言ってるという側面もありますね」と話した。

 さらに番組では、自身が議員辞職する際に所属の二階俊敏幹事長から急きょ送別会を開いてもらったことを明かした。その時の二階幹事長から「なかなかいざ辞めるかどうかという判断は出来ないものだ。心残りだとは思うけれど、今からスタート、本当に大変だと思うけれども、またここにはい上がってきてほしいみたいなことをおっしゃったんですよ」とし、この言葉に泣いてしまったと当時を振り返ってしんみりした。

 今後の可能性については、「あのあといろいろと私も反省しましてですね、自分の身の丈もよく分かっておりますので、いつかまた死ぬまでの間に1回くらいは立候補させてもらえたらうれしいなと思ってます」と、「死ぬまでにですよ。だから10年、20年先かもわからない」としつつも、政界への返り咲きにも意欲も見せた。

報知新聞社

5581名無しさん:2020/10/28(水) 19:24:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a7824848376cb982833292104b94b89dc1e53b3
任命拒否「明らかに違法」 学術会議でいきなり激突
10/28(水) 18:57配信

日本学術会議の任命拒否をめぐる問題で、初の国会論戦。

野党はどう攻め、菅首相は、どう受けて立ったのか。

国会初論戦に向け、答弁資料を受け取り、手を消毒して議場に入った菅首相。

深々と頭を下げた相手は、マスクなしの二階幹事長だった。

28日の代表質問で菅首相と対峙(たいじ)するのが、スーツを新調した立憲民主党の枝野代表。

質問に立つと、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を菅首相が拒否した問題について、厳しく追及した。

枝野代表「学術会議法7条2項は、『推薦に基づいて内閣総理大臣が任命する』と明記しており、推薦された方を任命しないことは、条文上明らかに違法です。任命しなかった理由は何なのですか? 明確にお答えください」

菅首相の答弁に先立ち、3人がかりでマイクや演壇を消毒。

そして...。

菅首相「必ず推薦の通りに任命しなければならないわけではない、という点については、内閣法制局の了解を得た、政府の一貫した考えです」

そして、首相がすっかりおなじみとなった“あの言葉”を口にすると、議場は荒れた。

菅首相が「任命を行う際には、総合的、俯瞰(ふかん)的な活動、すなわち、専門分野の枠にとらわれない広い視野にたってバランスの取れた活動を行い...」と述べていると、「独裁者!」というヤジが飛んだ。

菅首相「ちょっと静かにしてもらって。わたしが任命権者として判断を行ったもの」

また枝野代表は、菅政権が今回初めて掲げた、「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」方針についてもただした。

枝野代表「総理が2050年までの脱炭素社会実現を打ち出したことは歓迎します。しかし、そのために原子力発電への依存を強めることがあってはなりません」

菅首相「2050年、カーボンニュートラルは簡単なことではなく、温室効果ガス8割以上を占めるエネルギー分野の取り組みは重要であり、再エネのみならず、原子力含めて、あらゆる選択肢を追求してまいります」

目標を達成するうえでは、原発の活用も選択肢に入るとの考えを示した。

論戦は、29日も続く。

5582名無しさん:2020/10/29(木) 02:00:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ce13da99a60812a92e4e47ec9c7d1631460d6bf
古賀氏「岸田氏以外」に言及 将来の自民総裁選めぐり
10/28(水) 18:36配信

 自民党の古賀誠元幹事長は28日、東京都内で講演し、かつて自身が率いた宏池会(現岸田派)が党総裁候補として岸田文雄前政調会長以外を擁立する可能性に言及した。

 また、来年秋の総裁選に関し、菅義偉首相の再選を支持する立場を示唆し、岸田氏出馬に反対の姿勢をにじませた。

 古賀氏は派の総裁候補に林芳正元文部科学相も挙がっていることについて問われ、「岸田政権は絶対につくらなければならない」と述べつつ「宏池会政権をつくることが第一だ。これ(岸田氏)でなかなか難しいとなれば、第2、第3(の候補)でもいい」と答えた。

 菅氏については「来年の総裁選からが頑張りどころだ。この時代の指導者は雑草の中で育った人が向いている」と指摘した。9月の総裁選後、岸田派名誉会長辞任の意向を岸田氏に伝えたことも明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/069a25c911b56624b80b3afc3e81b8cd54c2eb78
亀井静香氏 菅首相「鉛」でいい 金メッキははげる
10/23(金) 9:56配信

 亀井静香元建設相は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。菅義偉首相について「首相になるとは思わなかった。地は鉛。金メッキをしてもはげる。それは悪いことではない。それはそれでいい」と語った。

 亀井氏は「久しぶりに土の匂いがする首相がようやく現れた。歴史的に見ても、中央に代わって地方が出てきた、という意味がある」と指摘。

 そのうえで官僚のコントロールにたけていると言われる菅首相の手法をめぐり、内閣人事局について「日本の命取りになる。大変なことをしてくれた。官邸の顔色をうかがいながら役人が仕事をしている。場合によっては官邸の意に反してでも官僚自身が考えなければ良い政策にならない」と懸念を示した。

5583名無しさん:2020/10/29(木) 02:01:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/69aa4af51fde95f9844580aa9c004d1261482872
石破派、会長選び難航し例会中止 「邪推生む」こぼす声
10/28(水) 22:42配信

 自民党の石破茂元幹事長が会長を辞任した石破派(水月会、19人)の新たな態勢づくりが難航している。石破氏自身は派閥に残る意向だが、後任の会長選びの見通しはいまだ立っていない。29日に予定していた派閥の例会も態勢が整わないことから取りやめが決まった。石破氏の辞任に伴って、派内からは派閥の先行きについて不安視する声もあがる。

 「中止しても邪推を生むだけ。こんな時こそ会って話した方がいいのに」。28日午前、派閥例会の取りやめが所属議員に知らされると、派閥中堅はこうこぼした。理由をただすため、石破氏側近の鴨下一郎元環境相の事務所を訪れたが、「態勢が整っていないから」との回答だった。

 石破氏が会長を辞任したのは22日。これに伴って、会長代行の山本有二元農林水産相や広報委員長の平将明前内閣府副大臣ら派閥幹部も相次いで辞任の意向を示した。その後も後任の会長や新たな幹部の人選はめどがついていない。石破氏は辞任の際、鴨下氏に会長就任を依頼したが、鴨下氏は現段階では固辞する構えだ。あるベテランは「いま例会をやっても誰が司会をするのか」と漏らす。

朝日新聞社

5584名無しさん:2020/10/29(木) 12:52:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f2d27d49c438236439fe0e3a46ccaadd3b36e68
自民・古賀氏「岸田政権実現にマイナス」 名誉会長辞意の真相を明かす 再び「つくしの坊や」とも
10/28(水) 16:18配信

 自民党の古賀誠元幹事長は28日、東京都内で講演し、岸田派(宏池会)の名誉会長退任の意向を同派会長の岸田文雄前政調会長に伝えたと明かした。岸田政権を実現する上で「マイナス面が大きい」と判断したと説明した。岸田氏が次期総裁選で支援を期待する麻生太郎副総理兼財務相と古賀氏は折り合いが悪いことが念頭にある。

 古賀氏は岸田氏を「宏池会のエース」としながらも、「今、国民が必要としているのは『つくしの坊や』より雑草の中で育った人だ。岸田政権はつくらないといけないが、今は菅義偉(すが・よしひで)首相で良かった」と語った。

 古賀氏は今月5日の同派の政治資金パーティーを欠席しており、去就が注目されていた。古賀氏によると、岸田氏は辞意を伝えた古賀氏に対し「考えておく」と答えたという。

 古賀氏は平成18年から岸田氏に派閥を引き継ぐ24年まで宏池会を率いてきた。同年に政界を引退したが、派内議員を物心両面で支えてきたとされ、「精神的支柱」と慕う議員は少なくない。

 一方、岸田氏は先の党総裁選で安倍晋三前首相や麻生氏の支援を得る戦略を描いていた。しかし、古賀氏の地元・福岡県で対立する麻生氏側が、岸田氏に古賀氏との関係精算を求め、応じられなかった岸田氏は支援を得られずに敗北した。

 古賀氏がパーティーに欠席したことで、来年の党総裁選での再起を見据えた岸田氏が古賀氏からの「自立」を決意したとの見方が広がっていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/464ad0938ecc3ab10d5523846677d790d81f658a
古賀元自民幹事長が名誉会長辞意も「岸田政権実現を」
10/28(水) 19:39配信

 自民党の岸田前政調会長の後見役を務めていた古賀元自民党幹事長は、先月の総裁選挙の対応をめぐって岸田派の名誉会長を辞任したことを明らかにしたうえで、「岸田政権を実現するのが我々の役割」と訴えました。

 古賀元自民党幹事長は、先月の総裁選挙の対応をめぐって岸田前政調会長らに迷惑をかけたことを理由に派閥の名誉会長を退く考えを伝えています。

 「岸田先生と話し合って、俺がいつまでも表に出るのは、良いこともあるけど、悪いことのほうが多くなってきたから、環境的に。だから、どんどんどんどん岸田さんを板挟みにして苦しめるということのほうが大きければ・・・」(古賀誠 元自民党幹事長)

 28日、講演した古賀氏は、名誉会長を辞任した理由についてこのように述べたうえで、「岸田政権を実現するのが我々の役割だから、その一翼を担いたい」と訴えました。

 一方で、親交の深い菅総理に対しては「土のにおいがする総理大臣が誕生したことはうれしいし期待をしたい」とエールを送ったうえで、「来年の総裁選まで1年くらいしかない。それまでにコロナの問題を解決することはあり得ない」などとして、長期政権となることへの期待感を示しました。(28日15:25)

最終更新:10/28(水) 19:53
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ed6bc7c1524d7f886532e83812531a44b62b1d2
古賀氏が強調“憲法9条堅持”と“岸田政権実現”
10/28(水) 19:55配信

 自民党の古賀誠元幹事長が講演し、憲法9条を堅持する考えを改めて示しました。

 自民党・古賀誠元幹事長:「戦力は持つべきだという若い人たちがたくさんいらっしゃる。しかし私は、あの憲法9条は多くの人たちの血と汗と涙の結果として、国民の責任として決意として、あの9条を大切に今まで守ってきたわけであります」
 そのうえで「理想を実現するのが政治である」とし、現役の国会議員らに平和を守る意識を強く持つよう求めました。また、関係悪化がささやかれている「宏池会」の岸田会長については、不仲説を否定したうえで「岸田政権の誕生を目指す」と改めて強調しました。

テレビ朝日

5585名無しさん:2020/10/29(木) 12:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/234aa4352d711c6b43f59d40515140be711d9bf8
総裁選 首相再選を支持 名誉会長辞意の理由は
10/29(木) 6:46配信

自民党の古賀元幹事長は、28日に東京都内で講演し、2021年秋の自民党総裁選挙で、菅首相の再選を支持する立場を示唆した。

自民・古賀元幹事長「1年ぐらいしかないのに、それまでにこれらの問題解決するなんてあり得ない。岸田政権は絶対つくらなければいけないが、今の時代では、わたしは菅さんでありがたかったと」

古賀氏は、2021年秋の自民党総裁選挙で、菅首相の再選を支持する立場を示唆し、岸田前政調会長にも菅首相の再選支持に回るよう求める姿勢をにじませた。

岸田派の名誉会長を退く決意をした理由について古賀氏は、自身が麻生副総理兼財務相と距離があることを念頭に、「岸田政権をつくるためだ」と説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a6edeae50dfd865191d1cc15a36a9c85bc4ff7b
古賀誠氏「岸田政権実現へリスク大きい」…名誉会長辞任を申し出
10/29(木) 9:31配信

 自民党の古賀誠・元幹事長は28日の講演で、岸田派(宏池会)を率いる岸田文雄・前政調会長による政権を実現するため派の名誉会長辞任を申し出たことを明らかにした。自身が派にとどまれば「岸田政権を実現するためにリスクが大きい」と伝えると、岸田氏は「考えておく」と応じたという。

 古賀氏は先の総裁選で、岸田派の重鎮として岸田氏を支援した。しかし、古賀氏と長年、対立関係にある麻生副総理兼財務相が不快感を示し、菅首相支持に回った経緯がある。古賀氏は講演で、岸田氏について「宏池会のエースだ」と述べ、派を離れても支援する考えを強調した。岸田氏は28日、記者団に古賀氏の辞任に向けた準備中だと説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d8f81a586c9ceb28f1fe45bc876c9e627df72014
古賀誠氏「岸田首相」にこだわらない? たたき上げ菅氏に期待
10/29(木) 11:10配信

 自民党の古賀誠元幹事長(80)が28日、東京都内で講演し、9月に発足した菅義偉政権について「順調な滑り出しだ」と述べ、今後への期待感を示した。一方、総裁選で菅氏に敗れた岸田文雄前政調会長に関し、「岸田氏は宏池会(岸田派)のエースだ。このまま埋もれさせてはいけない」と語り、自ら岸田派の名誉会長を辞する考えを伝えた経緯も明らかにした。

 古賀氏はこの日、政治解説者の篠原文也氏主宰の講演会に登壇。同じ「たたき上げ」としてこれまでも評価してきた菅氏に「(世襲ではない)土のにおいがする首相の誕生は久しぶりで非常にうれしい。期待している」とエールを送った。

 党内基盤が弱いとされる菅政権に対し「一つ間違うと大変もろく、不安なところもある。強くなるために自分の地盤を固める以外にない」として、政策遂行の重要性を説いた。

 また、岸田氏との関係については「自分がいつまでも表に出ることで(岸田氏にとって)悪いことの方が多くなってきた」と説明。その上で「宏池会政権をつくることが第一。岸田さんで難しいとなったら、第二(の候補)でも、第三でもいい」とも述べた。 (河合仁志)

5586名無しさん:2020/10/29(木) 15:34:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a52fbb824f320268e1923a67533e5e3777572ba
野田聖子氏は少子化対策主張 「社会で育てる意識を」 代表質問
10/28(水) 20:03配信

 28日の衆院本会議で、自民党の野田聖子幹事長代行(60)が菅義偉首相への代表質問に臨んだ。無派閥の野田氏は9月の党総裁選で3回連続となる出馬断念に追い込まれた。9月の党役員人事で要職に復帰し、党内基盤の強化を目指す。

 「産んでくれた母親や育てている親たちに社会が『ありがとう』と言って、家族とともに社会で育てるという意識を持つことが必要ではないか」。野田氏は代表質問で、不妊治療への保険適用を目指す菅内閣の方針を評価しつつ、こう訴えた。

 野田氏は10年間の不妊治療を経て長男を50歳のときに出産した。質問では不妊治療への周囲の理解を求めつつ、若いうちから結婚、出産できる環境整備の重要性を主張。女性活躍について「国、社会がさらに成長する余地そのものだ」と推進を求めた。

 野田氏は29日、岸田文雄前政調会長らと出産育児一時金の引き上げに向けた議員連盟を発足させる。28日の代表質問後、「抜本的な少子化対策の必要性を国民が理解できる道筋をつけていければ」と記者団に語った。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6c249857d35878c2f51f6a75a064fb984013c9c
温室効果ガス実質ゼロ、原発ゼロでは難しい=下村自民政調会長
10/28(水) 16:59配信

[東京 28日 ロイター] - 自民党の下村博文政調会長は28日の会見で、菅義偉首相が所信表明演説で触れた2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロとする目標について「原発ゼロでは実現が難しい」と指摘した。原発新設の有無に関しては「再稼働を生かしたい」と述べ、停止中の原発再稼働を優先する考えを示した。

公明党が2020年度3次補正予算に一時期検討していた大学受験生向けの2万円給付案の撤回に関しては「高校2年生や3年生に特化せず、困っている家庭の支援策を検討したい」と述べ、代替策に前向きな姿勢を示した。

石破茂元幹事長が総裁選敗北を受けて派閥代表の辞任を表明したことを巡り、他派閥への影響は現時点で考えにくいとの考えを示した。

(竹本能文)

5587チバQ:2020/10/29(木) 18:51:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/007ce71b723e797e1b9c9c12f729cb9c81b3eed3
自見氏が二階派入り 自民
10/29(木) 15:41配信
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 自民党二階派は29日の会合で、自見英子参院議員の入会を決めた。

 同派所属議員は48人となり、これまで議員数で並んでいた岸田派を上回る単独の第4派閥となった。 

最終更新:10/29(木) 15:41
時事通信

5588チバQ:2020/10/29(木) 18:54:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb27563726bf4f6cc8fa1fb30d36bc7e1e11d493
岸田文雄氏、相次ぎ議連発足 次期総裁選へ始動
10/29(木) 18:50配信
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自民党の岸田文雄前政調会長=5日、東京都港区(飯田英男撮影)
 自民党の岸田文雄前政調会長は29日、出産時に支給される出産育児一時金の増額を目指す超党派の議員連盟を発足させた。岸田氏は9月の総裁選に出馬した際、出産費用に関し「負担をゼロにすべく支援する」と意欲を示していた。

 議連には野田聖子幹事長代行や小渕優子元経済産業相、森雅子前法相らも参加した。次期総裁選に向け、会長を務める岸田派(宏池会)以外の議員との連携強化を目指す。

 初会合後、岸田氏は「どこまで一時金を引き上げられるか、負担をゼロに近づけられるかを議論していきたい」と記者団に強調した。岸田氏とともに共同代表に就いた野田氏も「男女共同で具体的に実現可能な政策を出したい。マイナスをプラスに変えるぐらいの勢いで頑張りたい」と訴えた。

 議連は出産費用や負担額の現状を分析し、年内にも政府への提言をまとめる方針だ。年末に編成される令和3年度予算案への反映を目指す。

 岸田氏はこれに先立ち、諸外国の新型コロナウイルス対策から学ぶ議連も立ち上げた。

 初会合にはシンガポールのピーター・タン駐日大使が出席。感染者と濃厚接触した人を特定し、追跡できる小型の携帯用機器の配布など同国の取り組みを説明した。岸田氏は会合後、日本のスマートフォン向け接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の普及が停滞している現状を踏まえ「いろいろ考えさせられる貴重な機会だった」と語った。

 岸田氏は近く再生可能エネルギーをテーマにした議連も立ち上げる。議連の活動を活発化させていることについて「(それぞれの)テーマを通じてより多くの議員と意思疎通を図り、具体的な政策で協力できないか考えていくことが大事だ」と語った。

5589名無しさん:2020/10/29(木) 20:29:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/3321de6df90f1479931ce60799c59ab0faded656
石破派、竹下派との合流構想が浮上
10/29(木) 19:22配信

 自民党の石破茂元幹事長が会長辞任を表明した石破派(水月会、19人)で、竹下派(平成研究会、54人)との合流構想が浮上していることが29日、分かった。党関係者によると、石破氏の信頼が厚い石破派重鎮の鴨下一郎元環境相が竹下派幹部との交渉に着手した。ただ、石破派には二階派(志帥会、48人)から勧誘されているメンバーもおり、丸ごとの合流は難しいとの見方がある。

 鴨下氏は竹下派幹部に、石破派の今後を「相談したい」と持ち掛けたという。

 石破派は石破氏を含め、鴨下氏や伊藤達也元金融担当相、田村憲久厚生労働相ら複数の幹部らが過去に竹下派に在籍した。石破氏が出馬した平成30年の党総裁選では、竹下派の参院メンバーから支援を受けるなど両派の親和性は高い。鴨下氏は期限を区切らず、所属議員の意向をもとに慎重に交渉を進める構えだ。

 一方で、石破氏の竹下派加入は認められない公算が大きい。過去4回、党総裁選に挑んだ石破氏が加われば、茂木敏充外相や加藤勝信官房長官ら総裁候補を抱える竹下派内に軋轢(あつれき)を生みかねないからだ。

 竹下派幹部は「石破派は良い粒がそろっている。うちは来るもの拒まずだ。あの人(石破氏)以外はね」と周囲に語る。

https://news.yahoo.co.jp/articles/007ce71b723e797e1b9c9c12f729cb9c81b3eed3
自見氏が二階派入り 自民
10/29(木) 15:41配信

 自民党二階派は29日の会合で、自見英子参院議員の入会を決めた。

 同派所属議員は48人となり、これまで議員数で並んでいた岸田派を上回る単独の第4派閥となった。 

最終更新:10/29(木) 15:41
時事通信

5590名無しさん:2020/10/29(木) 20:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a0204b6b817270aec173debc59dd5def8089eb6
「分散型休暇」に二階幹事長が不快感を示した本当の理由
10/29(木) 17:40配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月29日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。自民党の下村政調会長が年末年始の分散型休暇に対して苦言を呈したというニュースについて解説した。

自民党の下村政調会長〜政府の年末年始の分散型休暇について「連続休暇のよう」と苦言
自民党の下村政務調査会長は、年末年始の休暇のとり方について、西村経済再生担当大臣が1月11日まで分散型ではなく、連続休暇の取得となるような発言をしたとして、西村大臣に対し、事前に党側と調整した上で、正しい発信をするよう苦言を呈した。

飯田)10月23日にアドバイザリーボードで、新型コロナ対策の専門家の方たちが「こういう案もあるよ」ということを示して、週明けの26日に西村さんがそれに沿って話をしたのだけれども、1月11日まで全部休みにするような発言でした。私もそう思いました。

鈴木)ニュアンスはそうでしたよね。「休みを長く取って、そのなかで、帰省や正月の行事を分散してやりましょう」というように聞こえましたよね。

飯田)「カレンダーが1月の頭は真っ赤になります」という話をしてしまいました。

自民党や官邸とすり合わせができていなかった
鈴木)西村さんが発言をして、ニュースになったのが25日の日曜くらいでした。

飯田)テレビ番組などでね。

鈴木)23日の金曜日にそういう提案があって、土日にやっていますから、自民党や官邸のなかですり合わせをしていません。そういう意味では、西村さんのフライングだったのではないでしょうか。自分の感覚で言ったのではないかという気がします。西村さんは、「新型コロナは自分が」という思いで引っ張って来たということもあります。

飯田)安倍政権のときからやっていますよね。

鈴木)そういう意味でも、「言葉足らずでどうなのか」という話です。しかも、党の方とはすり合わせもできていないということだと思います。

任期満了ギリギリまで解散はないか〜一方で「野党が緩んでいる時期がチャンス」
飯田)また、「11日まで休みということはそのあと、仕事始めがあって、1月に始まるという通常国会はどうなるのか。さらに連想すれば、解散は?」などと、いろいろな連想もしてしまいます。二階幹事長が怒っていましたね。

鈴木)いきなり解散の話になるのもなんですが、「解散がいつだろうか」というのが永田町の空気です。昨日(28日)も夜、大臣経験者の方から電話がかかって来て、「何か解散の情報は入っていますか」と聞かれました。「いや、私が取材している感じではありません」と答えましたが、空気としては、早期解散というのもどこかに行ってしまって、来年(2021年)、年明け、下手したら任期満了ギリギリまでないのではないかという感じです。

飯田)年明けを逃したら、任期満了までできないのではないかという話もあります。

鈴木)「先だろう」というのが、永田町の空気としてはあります。菅さんはやるからには勝たなければいけないので、内閣の支持率なども含めて、勝つタイミングはいつかということになります。そういうものを全部推し量って、残り1年を切っている。このなかでタイミングを計るということになれば、「任期満了ギリギリまでないのではないか」と周辺の方たちは言っていました。12月に臨時国会が終わるでしょう。

飯田)いまのところ、4日までということになっています。

鈴木)ここからは、「Xデー」というくらいに構えておかなければいけないと思います。何かが起きて、支持率が下がるような流れになれば、その前にやった方がいい。某幹部が言っていたのは、野党も「しばらくないだろう」という空気になっているみたいです。せっかく1つの党になって、「選挙が近いぞ」という空気になっていたのが、少し緩んで来ているので、「これはチャンスだ」と。

飯田)仕掛ける側からすると。

5591名無しさん:2020/10/29(木) 20:32:38
>>5590

12月以降、1月冒頭の可能性も〜二階幹事長が怒った理由
鈴木)それから、来年は何と言っても、連立パートナーの公明党がすべてをかけて戦うような都議選があります。これは夏にあるのですが。

飯田)7月。

鈴木)7月だけではなく、選挙に向かって走って行くわけだから、その前の3〜4ヵ月、できれば半年。これくらいは都議選に集中したいわけです。「そこは勘弁してくれ」ということを考えると、いつあってもおかしくないと思います。12月以降、1月の冒頭は政治日程としては、それなりの意思疎通を図りながら空けておかなければいけません。

飯田)フリーハンドで。

鈴木)休みを増やすというのは、その社会の流れを変えてしまうわけだから。

飯田)予断を与えることになると。

鈴木)それで、「11日まで休んで、臨時国会だけ始めるのか」という話になるわけです。だから、「そういうことは政局を考えればわかるだろう」というのが二階さんの本音だと思います。

選挙に勝てば、総裁は確実〜先に延ばせばリスクが高まる
飯田)選挙を打つ、打たないがどうなって行くのかということは、次の総裁選が来年9月に重なって来ているということで、総裁選で菅さんが通るかどうかというのは、まさにこの選挙にかかると。

鈴木)そうなのです。だから、総裁選を先にやる。

飯田)本当の任期満了ギリギリ。来年10月。

鈴木)というのもあるし、直前で選挙をやって勝って。

飯田)オリンピックのムードとともに。

鈴木)選挙に勝てば、総裁を変えるということはあり得ませんから。しかし、それを先に延ばせば延ばすほど、リスクは高いです。オリンピックだってどうなっているかわからないでしょう。リスクということを考えると、前の方にやっておいた方がいい。できれば、支持率が高いうちにやっておいた方がいい。いろいろなことを考えると、いつやってもおかしくない状況をつくっておきたいわけです。

石破氏の気になる動き〜来年の総裁選も狙っている
飯田)1つお伺いしたいのが、石破さんについてです。自分のところの会長を辞めました。メディアは「もう総裁選もない」と言っていましたが、私はそんな気がしないのです。ここから一念発起するのではないかと思うのです。

鈴木)石破さんはネガティブではありません。「少し離れて体勢を立て直す」ということでしょう。今度の総裁選に負けたことは、相当ショックを受けています。それは間違いありません。だけど、「立て直すのだ」という作戦です。離れることによって、いろいろな人に会えます。それは、もう1回石破支持の集団を再構築することにつながって行くという可能性があります。そのなかには、野党連携なんていう可能性も、もしかしたらゼロではないかも知れない。ネガティブに報じられていますが、立て直すと見ておいた方がいいと思います。来年の総裁選も狙っていると、私は思います。

飯田)あそこの集団は、政策に明るい人がものすごくたくさんいますよね。

鈴木)外にもいますから。石破派には入っていないという人たちとの連携。会長でなければ、いろいろな人と会えます。会長なら立場もあるし、会えない人もいます。

飯田)メディアに注目されたりしますからね。

鈴木)いまの石破さんはフリーですから。一議員ですから。この辺りがポイントです。

5592名無しさん:2020/10/29(木) 20:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/6748d4f0c4c1f577d5f2013c6821c27be1fe53b9
自民・岸田氏と野田氏、少子化対策の勉強会立ち上げ
10/29(木) 17:22配信

自民党の岸田文雄前政調会長(63)が29日、国会内で、野田聖子幹事長代行と共同代表を務める「出産育児費用等の負担軽減を進める議員連盟」の設立総会を開催した。

岸田氏と野田氏は当選同期。岸田氏は設立理由について「少子化対策の中で(9月の)総裁選でも出産費用の負担を何とかしなくてはならないと訴えた。野田さんと相談して財源、予算の議論と並行して具体的な結果が出せないか」と語った。野田氏は「少子化対策はライフワークのようなもの。使命を持ってスタートさせていただいた」と意欲をみせた。

岸田氏は来年9月の次期総裁選へ出馬の意欲を表明しており、自身の派閥である宏池会(47人)の勢力拡大が急務となっている。無派閥の野田氏とは当選同期で議連副代表に小渕優子(竹下派)、顧問には森雅子(細田派)ら麻生派、谷垣グループなど派閥を横断した連携強化へ動きを活発化させている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b62298a04e0edb4531e9e38f5742803d7b7e2dc
出産育児一時金引き上げ求め提言へ 共同代表に岸田、野田氏 自民議連が初会合
10/29(木) 19:48配信

 自民党の岸田文雄前政調会長や野田聖子幹事長代行らは29日、「出産費用等の負担軽減を進める議員連盟」の初会合を国会内で開催した。共同代表に岸田、野田両氏が就任。現在原則42万円の出産育児一時金引き上げを求める提言を年内にもまとめる方針。

 初会合では地方自治体などから出産費用の実態についてヒアリングを実施。野田氏は会合で「(菅義偉首相が目指す)不妊治療への保険適用と相まって、不妊治療が進めば出産の数も増える。そこ(出産費用)でスタック(立ち往生)してしまってはどうしようもない」と一時金引き上げの必要性を強調した。岸田氏は会合後、「予算が伴う問題。現実の中でどこまで一時金を引き上げられるかだ」と述べた。

 一時金は出産時に健康保険から支給されるが、出産費用は地域によってばらつきが大きく、特に都市部では一時金で賄いきれない例が多いとされる。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/66adfea39761ecdcedf4a6d4dc7e65173542c11e
案里被告、保釈後初の参院本会議欠席 事務所「所用のため」
10/29(木) 15:29配信

 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で公選法違反罪で公判中の河井案里被告(47)=参院広島=は29日、参院本会議を欠席した。27日夜に保釈されて初めて迎えた本会議。案里被告の事務所は「所用のため」としている。30日の本会議も出席するかどうか分からないという。

 案里被告について東京地裁は27日、保釈を認める決定をした。案里被告は1200万円の保証金を納付し同日夜、東京拘置所(東京都葛飾区)から保釈された。身柄の拘束が解かれたのは、夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区、同法違反罪で公判中=と共に逮捕された6月18日以来、約4カ月ぶりだった。

 案里被告が委員を務める参院財政金融委員会は開催日程が決まっていない。

中国新聞社

5593名無しさん:2020/10/29(木) 21:39:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf5ea4bfe5a59cc059ed76f5f34513c936b146cc
自民・伊吹氏、自助できるのに「自称弱者」次々出ると…
10/29(木) 21:11配信

■伊吹文明・元衆院議長(発言録)

 (菅義偉首相が掲げる「自助・共助・公助」に関し)うまくいかなかったやつは、みんな自己責任じゃないかという論調は全く違う。自助は、できる限りのことを自分でやる。政治はその意思を持っている人たちができる限りやれるような平等な条件をつくる。これが本来の保守主義、自由主義政党の理念。そこで、うまくいかない人についてはみんなで助け合っていこうというのが共助だ。

 憲法12条には「憲法が国民に保障する自由および権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」とある。憲法が国民に自助努力を課している。

 自助ができるのに私は自助が出来ませんという「自称弱者」が次々出てきて、自助をしている人の果実をかすめとっていくと社会は成り立たなくなる。(29日、二階派の総会で)

朝日新聞社

5594名無しさん:2020/10/29(木) 22:29:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a59820fdf8b0c348f6dd07f72ba75824eb7cf08
「岸田氏を板挟みに」 古賀氏が語った総裁選への心境
10/29(木) 20:51配信

 来年9月に予定される自民党総裁選に向け、岸田派(宏池会)の名誉会長を辞任する意向の古賀誠・元幹事長は、菅義偉首相や岸田文雄前政調会長とどう距離を取っていくのか。古賀氏は28日、東京都内で開かれた講演会で心境を語った。

 古賀氏がまず期待を寄せたのは、菅氏だった。

 コロナ禍や米中対立などを挙げ、「何かあればしぼんでしまうような総理だったら絶対に乗り越えられない。(菅氏は)いろいろな苦労を乗り越えてきた」と評価した。来秋の総裁選で菅氏が再選し、安定政権を築くことへの期待も示した。

 古賀氏は「土のにおいがする総理が誕生したというのは本当に久しぶり。非常にうれしい」と強調。「しっかりとした安定政権を作りあげて頂く。それには宏池会も全面的に応援するということだろう」と述べた。

 一方、関係悪化も指摘されていた岸田氏について、古賀氏は「宏池会のエース。岸田政権を絶対に作らなきゃいけない」と語った。ただ、古賀氏は「いまこの時代の指導者、誰かっていうことになったら僕はやっぱり、つくしの坊やで育った人より雑草の中で育った人が向いているんじゃないか」と述べ、いまの難局を乗り切ることができるのは、岸田氏ではなく、菅氏の方がふさわしいとの考えを示した。

 古賀氏は続けて、「だけど、そうかといって宏池会のこの大切なエースをこのままうずもらせていいのかって言うと、そうはいかない」とも述べた。

 古賀氏にとって悩ましいのは、岸田政権誕生に向けて、自分の存在が必ずしも「援軍」ばかりになるわけではないということだ。

 岸田氏は総裁選を見据え、派閥としては同じ源流をもつ麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相からの支援も期待する。

 しかし、古賀氏と麻生氏は地元・福岡の選挙などでこれまで対立してきた経緯がある。古賀氏は、岸田氏に名誉会長を辞める意向を伝えたことを認めたうえで、「いつまでも表に出るのっていうのは良いこともあるけど、悪いことの方が多くなってきた」と説明。「どんどん岸田さんを板挟みにして苦しめる」とし、「岸田政権を実現するために(古賀氏自身の存在の)リスクは大きいなと思ったらやめるべきである」と語った。(笹井継夫)

朝日新聞社

5595チバQ:2020/10/30(金) 08:41:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/da8ebcc78f34317b6f94269fc06234143e733ed1
自民・石破派、会長選び難航 草刈り場の懸念
10/30(金) 7:12配信
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 自民党石破派(水月会)で石破茂前会長の後継選びが難航している。

 党内各派が29日、そろって久しぶりの例会を開く中、石破派は混乱の露呈を懸念し、中止せざるを得なかった。他派からは「石破派は消滅するのではないか」との声も出ている。

 例会取りやめは28日に文書で石破派所属議員に連絡があった。これを受け、山下貴司元法相ら若手8人は29日昼、独自の意見交換会を急きょ開催。出席者からは派の先行きを不安視し、「今まで一緒にやってきた仲間を守ることが大事だ」と結束を呼び掛ける声が上がった。

 石破氏が党総裁選敗北の責任を取るとして同派会長を辞任したのは22日。関係者によると、事務総長の鴨下一郎元環境相は石破氏から後継を託したいと伝えられたが、現状では受けられないと漏らしているという。派閥の今後の在り方をめぐり派内の意見が割れているためだ。

 2015年発足の石破派は「派閥というより石破政権を実現するプロジェクト」(同派中堅)。石破氏は将来の総裁選再挑戦の可能性を排除していないものの、党内には「もう総裁選に出られない」(閣僚経験者)との見方が広がっており、存在目的を見失った状態だ。

 石破派議員の間では「派閥として存続すべきだ」「より緩やかなグループにすればいい」などとさまざまな意見が飛び交っている。

 石破派の混迷を受け、早くも引き抜こうと接触を図る派閥もあり、二階派からは「うちに来てほしいメンバーがいる」(幹部)との声が漏れる。岸田派幹部は「石破派は草刈り場になる」と指摘。竹下派幹部は「このまま空中分解するのではないか」と語った。

5596チバQ:2020/10/30(金) 15:25:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcd254a2c1070bead63bc1426d0455a1b83757ee
石破派の混迷深まる 会長不在、「集団移籍」のうわさも…
10/30(金) 11:51配信




自民党の石破茂元幹事長
 石破茂元幹事長が会長を辞任した自民党の石破派(水月会、19人)が混迷を深めている。「石破氏を首相にするための派閥」には後任が見つからず、毎週木曜の例会は取りやめに。他派閥への集団移籍や、特定の総裁候補を推さない「グループ」への衣替えなどのうわさも飛び交う。来秋の次期総裁選への出馬意欲を失っていないとされる石破氏だが、果たして…。

【画像】石破茂氏の歩み

 木曜の29日正午、通常なら例会が始まる時間。石破派の当選3回を中心とした約10人が、議員会館の一室で顔を並べた。「何も情報が入らないから」と出席者。派の現状を報じた新聞のコピーが配られ、「やっと正確な状況を共有できた」のだと話す。

 担ぐべき「みこし」である石破氏は前週、領袖(りょうしゅう)の座を自ら手放した。急展開の背景を、幹部は「会長のまま離脱者が相次ぐと、総裁候補としての資質に傷が付くと考え、辞任を勧めた」と打ち明ける。石破氏は側近の鴨下一郎元環境相を後継指名したが、鴨下氏は固辞。幹部たちもわれ先にと役職を返上する意向を明らかにした。

 取り残された若手議員らは、この日の例会で派の今後を話し合うものとばかり思っていたが、前日28日に中止の通知を受けた。混乱の表面化を避けるための措置とみられるが、中止を誰が決めたのかもその理由も伝えられなかった。

 第2次安倍晋三政権に与党内から批判を続け、9月の総裁選で最下位に敗れた石破氏。多くの所属議員は「石破派にいる限り冷遇され、地元の予算獲得にも響く」と支持者に突き上げられている。大臣待機組ら複数のベテランが離脱を検討しており、他派閥からの引き抜き工作も激しさを増しつつある。あるメンバーは「移籍しようが抜けて無所属になろうが、自由にしてという雰囲気。もはや派閥の体をなしていない」。

 当の石破氏は28日、国会の代表質問を巡る記者団の取材に応じたが、石破派に関する質問は受け付けなかった。辞任後に接した複数の関係者は、次期総裁選に「出馬すると理解した」と話すが、よって立つ足場は崩壊の速度を速めている。

(湯之前八州)

5597名無しさん:2020/10/30(金) 21:48:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b622cd643d769d1cb27ee20e8ae2a4b5f193ff0f
竹下派がパーティー 衆参の亀裂が課題…総裁選、派閥人事で溝
10/30(金) 20:03配信

 自民党竹下派(平成研究会、54人)は30日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。同派は党内第2勢力ながら9月の総裁選で菅義偉首相の支援に回り、派内では独自候補の擁立を見送ったことに不満もくすぶる。茂木敏充外相や加藤勝信官房長官らが総裁候補として控えるが、平成30年の派閥会長交代劇で表面化した衆参の溝が埋まらず、「派の団結」が大きな課題となっている。

 「一人一人がそれぞれのふるさとのために、日本のために汗をかき続けるという決意だ」

 派の会長を務める竹下亘元総務会長はパーティーでこうあいさつし、結束を訴えた。

 先の総裁選では、派内の若手衆院議員を中心に茂木氏の出馬を求める声もあった。だが、他派が菅氏の支援に傾いたのに加え、竹下派内でも参院側から異論が巻き起こり、擁立は見送られた。

 茂木氏は若手らに「次は期待に応えられるように頑張る」と誓ったが、次期総裁選まですでに1年を切っている。首相が続投を目指した場合、派内では「次も茂木氏の出馬は難しいのではないか」(中堅)との見方が広がる。

 田中角栄元首相が率いた田中派を源流とする竹下派は、前身の「経世会」以降も竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三の3氏を首相に輩出した。ただ、この20年は首相の座から遠ざかっている。

 派の強みだった「鉄の結束」は平成30年初め、額賀福志郎会長(当時)の退任を求める参院側の「額賀降ろし」で大きく揺らぎ、同年の総裁選は衆参で対応が分かれた。参院側の動きをまとめたのは、今も影響力の強い青木幹雄元参院議員会長の意を受けた吉田博美元参院幹事長だった。派内では「参院には『鉄の結束』がある」との声も上がる。

 昨年10月に死去した吉田氏の一周忌に合わせ、同派の参院議員は29日夜、都内でしのぶ会を開いた。「参院の結束を重んじた吉田イズムを大事にしよう」。関口昌一参院議員会長が呼びかけたのは、参院の結束だった。(力武崇樹)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ce90bcd61259c450923a65537ba1725274af8a6
石崎徹衆院議員に罰金20万円の略式命令「納付する予定」 元秘書への暴行罪で略式起訴【新潟】
10/30(金) 15:35配信

去年、車内で元秘書の30代男性の後頭部などを殴る暴行を加えた罪で、19日に新潟区検に略式起訴されていた石崎徹衆院議員。

これを受け、新潟簡易裁判所は26日付けで石崎議員に対し、罰金20万円の略式命令を出したと発表しました。

石崎議員はNST新潟総合テレビの取材に対し「28日に納付書が届いたため、これから適切な手続きを踏み納付する予定」と話し、「事務所内のことでご迷惑をおかけしたことについて深くお詫びします」とコメント。

略式起訴を受けて22日、自民党に離党届を提出しましたが議員辞職については否定しています。

NST新潟総合テレビ

5598名無しさん:2020/10/30(金) 21:50:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcb866be7a971ac644b15fa316ff3f1724b3742e
石破茂復活のカギは安倍晋三……“政権投げ出し”が嘘だったかのように元気に
10/30(金) 6:01配信

 自民党の石破茂元幹事長(63)が10月22日、石破派(水月会)の会長を辞任した。理由は9月の総裁選での惨敗。菅義偉首相圧勝の流れができ、派内に非戦論も出る中、出馬を強行。結局、岸田文雄前政調会長にも敗れて最下位になった。石破派は「石破首相を作るためのプロジェクト」(派のベテラン)だっただけに、領袖退任は、石破氏の首相挑戦終了を意味する。

「自民党内の対立軸だった2人が一斉に表舞台から退いたことで、党内抗争は激しさを増す」(政治部記者)

 2人とは石破氏と安倍晋三前首相のこと。石破氏は、安倍政権を表立って批判してきた党内唯一の実力者。対する安倍氏は「石破だけは首相にさせない」と蛇蝎のごとく嫌ってきた。安倍氏は岸田氏を後継の本命に考えてきたが、「総裁選で岸田は石破に勝てない」と判断したからこそ菅政権誕生に加担した。「菅政権を生んだ原動力は、安倍氏や麻生太郎財務相を筆頭とした党内主流派の『石破憎し』の感情だった」(同前)。党内政局の軸だった2人が退場し、野党の支持率も上がらない停滞ムードの中、自民党の各派は「石破派へのリクルート合戦を開始した」(党関係者)。そもそも「石破派にはいい人材が揃っている」(同前)。

石破派は草刈り場に。安倍氏は?
 まず熱心なのは竹下派(平成研)だ。石破派内には、鴨下一郎元環境相や伊藤達也元金融相、田村憲久厚生労働相ら、かつて平成研に所属した議員もおり、同派幹部は「いつでも戻ってきて欲しい」。他にも、齋藤健元農水相や山下貴司元法相ら将来を嘱望される中堅・若手もおり、岸田派や二階派も触手を伸ばす。石原派の実力者で、鹿児島が地元の森山裕国対委員長は、石破氏の会長辞任直後、隣県・宮崎を地盤とする古川禎久元財務副大臣と「環境問題」という名目で早速接触し、記者団をざわつかせた。石破氏は「政策に強い議員が多い水月会は自民党に必要。なくさないし、なくならない。なくなってほしくない」と語るが、会長辞任で蟄居している内に、石破派が草刈り場となるのは確実だ。

 政治部デスクは「石破氏が存在感を取り戻すカギはやっぱり安倍氏」と指摘する。安倍氏は体調が戻ったのか、保守系議員が集まる会合に出席したり、週末にゴルフを楽しんだり、独占インタビューを受けてアーチェリーのポーズで日刊スポーツの一面を飾ったり。政権投げ出しが嘘だったかのように動き回っている。「菅内閣の支持率が低迷すれば、来秋、安倍氏の再々出馬論が浮上する可能性がある。そうなれば、石破氏も蟄居などしていられない」(同前)。安倍氏という太陽があってこそ、石破氏という月は光るのか。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年11月5日号

5599名無しさん:2020/10/30(金) 23:53:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/1182f806e0dee279b4d878f386518146561df1cd
森山裕「菅首相の特長は辛抱強く進めることだ」
10/30(金) 6:11配信

 自民党国会対策委員長として歴代最長の連続在職日数となった森山裕氏。野党と信頼関係を築き、安定した国会運営に定評があり、菅義偉首相を誕生させたキーマンの1人と目されている。その森山氏に菅政権誕生の舞台裏や評価、今後の展望などについて聞いた。

■一度は自民党を離れた身だったが

 塩田潮(以下、塩田):安倍晋三前首相が突然、辞意を表明したのは8月28日でした。

 森山裕・自民党国会対策委員長(以下、森山):夢にも思っていませんでした。あのころ、体調は回復されているように思いました。28日の閣議で「引き続き頑張る」と言っていただけると思っていました。前日の27日の夜中に、「そうでもないのでは」という話も入ってきましたが、まさかそんなことないだろうと思っていたんです。

 28日、閣議の後、安倍総理は菅義偉官房長官を呼んで辞意を表明され(肩書はいずれも当時)、大騒ぎになった。昼の12時すぎ、党本部に入り、二階俊博幹事長とお会いになられ、私も党本部におりましたので、その後、お目にかかってお話をお伺いしました。本当に総理として苦渋の選択をされ、責任の重さをしっかり受け止めて決断されたんだなと思いました。

 塩田:もともと安倍前首相とは、何がきっかけで、どんな交流を。

 森山:私は2005年の小泉純一郎内閣時代の郵政民営化問題で一度、自民党を離れましたが、次の第1次安倍内閣のとき、安倍総理の英断で党に戻していただいた。あのとき、離党組の復党で、内閣支持率が7ポイントくらい落ち、大変、迷惑をかけた。ですが、復党してみんなで党本部でお目にかかったとき、安倍総理からのお言葉は「お帰りなさい」でした。本当にお世話になった。政治家としての懐の深さを学んだ。

 塩田:今年の8月28日の辞意表明の後、9月14日の自民党総裁選で、菅・現首相が岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長を破り、菅内閣が誕生しました。森山さんは辞意表明の翌日に二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理とともに菅さんと会談し、そこで総裁選への菅擁立が決まったと報じられました。

 森山:私は国対委員長ですから、いつ臨時国会を開くか、その課題に取り組まなければなりませんが、自民党で総裁決定の手続きがいつ終わるかが決まらないと、次の国会の日程は定まらない。それで8月29日の土曜日、赤坂1丁目のANAインターコンチネンタルホテル東京の中の寿司屋で、私と二階幹事長と林幹事長代理と3人で話をしました。そこに菅官房長官もいたという報道もありましたが、それは間違いです。

5600名無しさん:2020/10/30(金) 23:55:07
>>5599

 国会日程のこともあるので、3人で話し合う前に、私は菅さんに一言、「今日、6時から二階さん、林さんと3人で日程などについて協議します」と申し上げた。そのとき、菅さんから「8時ころには議員宿舎に帰るので、お会いできませんか」という話があった。菅さんの政治姿勢から見て、安倍総理が辞任の話をする前には、そんなことは絶対に言わない方だと私はわかっていましたので、これは大事なお話があるかもしれないと思いました。

 私は「二階幹事長も一緒ですが、どうしましょうか」と申し上げたら、菅さんは「できたら幹事長も一緒に4人で」ということでした。人目につかないところでということで、「衆議院赤坂議員宿舎内の応接室で8時から」という話になりました。

 4人の話で、菅さんが「安倍政治を継承していくという意味から、総裁選に頑張ってみたいと思う」という話をされた。二階さんが「それはいちばんよいことだな」と言われた。私も「安倍政治の継承を考えても、あなたが頑張ってくださるのがいちばん」と述べました。

 二階さんは「自分のムラは、しっかりまとめていかなければ」という話を、同じ派の林さんにされていました。私は石原派です。数は少ないんですが、「石原伸晃会長とよく話をして、石原派をまとめなければいけませんね」と申しました。

■二階幹事長が察した菅氏の真意

 塩田:この場面での話し合いは、なぜこの4人の顔ぶれに。

 森山:実は前哨戦があり、通常国会閉会の翌日の6月18日に、同じ4人で、東麻布の高級中華料理店に集まって話をしました。林さんが電話か何かで部屋を外していたとき、二階さんが菅さんと私の前で「ポスト安倍は安倍だと私は思っている」と口にされ、菅さんに「あなたもそう思っているだろう」と言われた。菅さんの答えは「そうです」という話でした。

 二階さんは「しかし、安倍さんが来年9月にもし総裁選に出ないと言ったときは、あなたも少し考えておかなきゃいかんよ」という意味の話を菅さんにされた。菅さんは、にこっと笑われただけで、直接のコメントはありませんでしたが、否定はされなかった。

 菅さんが先に席を立った後、二階さんが私に「あれ、大丈夫だな」「まんざらでもないような感じだったな」と言われた。そのときが来たら、決意してくれるかもしれないな、と二階さんは直感されたと思います。でも、それは来年9月の話で、そのときには菅さんは総裁選に出ると二階さんは思われたのでしょう。

5601名無しさん:2020/10/30(金) 23:57:16
>>5600

 塩田:森山さんは、安倍前首相の健康状態の異変に気づいたのは、どのへんからですか。

 森山:つらそうだなと思ったのは、お盆の前後からですね。少しおやせになられたなと。

 塩田:菅さんは安倍さんの異変に気づいていたのでしょうか。

 森山:辞任は予想されていなかったみたいです。8月28日、閣議が終わって、党本部で、初めてお聞きになったのではないでしょうか。

 塩田:総裁選では、党内の多数が菅支持に回りました。なぜこういう流れに。

 森山:菅総理の同期生の議員の人たちは本当に仲がいいですね。

 塩田:菅首相は現在の小選挙区・比例代表並立制が初めて実施された1996年の衆院選が初当選です。この1996年総選挙で一緒に初当選した同期組ですね。

 森山:そうです。お互いに助け合ってやっている。ほかの同期生にはあまりない文化ではないかと思います。各派閥にいる菅さんの同期生の人たちの思いが1つになり、各派の会長に影響を与えたのが大きかったと思いますね。菅さんは自民党で無所属・無派閥ですが、同じ無派閥で菅さんを慕っている人たちもかなりの数、おられます。それが短い時間でまとまった。

 塩田:「菅擁立の仕掛人は森山国対委員長」という見方もあります。自民党の中で、森山さんが菅擁立で動き、流れを作ったのでは。

 森山:いえいえ、それはまったくないです。国対委員長としていろいろな会議に陪席したのは事実ですが、私にはそんな力はありません。

■菅首相は「日本の地方をよく理解している」

 塩田:森山さんは鹿児島県生まれで、地元の夜間高校を卒業し、鹿児島でビジネスに成功して、鹿児島市議7期(議長を5期)、参議院議員を経て衆議院議員となりました。一方、菅首相は秋田県で生まれ、高校卒業後に単身で上京し、働きながら大学を出た後、衆議院議員秘書、横浜市議、衆議院議員という歩みです。地方出身で、たたき上げ人生を歩んだ非世襲政治家という点が共通していますが、菅首相を政治家としてどう評価していますか。

5602名無しさん:2020/10/30(金) 23:58:34
>>5601

 森山:私は国対委員長4年目ですが、官房長官として、すべてのことで安倍総理に忠誠を誓っておられる姿をずっと見てきて、政治家として大成される方だなと思っていました。

 塩田:菅さんと何かの場面で一緒に仕事をした経験は。

 森山:それは特別ありませんでした。ただ、同じ地方議会の出身です。そういう意味で、総務大臣としてふるさと納税制度などで頑張っていただいた。本当に日本の地方をよく理解しておられます。高校まで秋田の田舎で過ごしたことが今の菅総理の人間形成に非常にプラスになっていると思います。生きてきた地域、そこで吸った空気が人間を形成していく。同じく地方で生まれ、育ちましたから、よくわかるような気がします。私もそれぞれの地方の発展は非常に大事だと思っています。

 塩田:これから菅内閣にどんな点を期待していますか。

 森山:当たり前のことですが、国民のためになる政治をしていく。この当たり前のことをしっかりやっていくことだと思います。世論に左右されることなく、やるべきことをやって積み上げていく。そのときに反対した人がいても、結果的に正しい政策だったと国民の皆さんにわかっていただけるような政治が大事です。

 塩田:菅首相は「安倍路線継承」と唱える一方、菅流と言ってもいい独自路線を明確に打ち出しています。経済政策では、安倍政権はアベノミクスを掲げてきましたが、「3本の矢」の「第3の矢」の成長路線は半ば看板倒れの感がします。

■菅首相は「本当にこつこつ確実にやってきた」

 森山:成長戦略については、菅さんはきちっとわかっています。規制改革を含めて、どう成長戦略を推し進めるか、考えておられるだろうと思います。

 例えば牛肉の輸出。これを伸ばそうということになっていますが、屠畜場の問題があった。これは国際的なルールがあり、農林水産省の予算で作るのですが、検査の権限は厚生労働省が持っている。省が違うと、国が違うぐらいややこしい。それで菅さんが官房長官のとき、厚労省が持っていた権限を農水省に移して農水省で一括してできるようにされた。

5603名無しさん:2020/10/31(土) 00:00:01
>>5602

 もう1つ、水害のときのダム管理。全国のダムには、経済産業省が管理する発電用のダム、農水省は利水ダム、それと国土交通省の治水ダムがあり、それぞれ方向が違うから、水をどう放流させるか、非常に難しいんです。それを官房長官のときにちゃんとまとめてそれぞれの省庁と協議をしながら、国交省がやっていくことにされた。

 そういうことを1つひとつ積み上げていく。重要なことは、目線がどこにあるかです。国民のためにどういう選択をすべきか、そこに尽きると思うんです。菅さんの特長は辛抱強く進めていくところでしょう。本当にこつこつ確実にやってこられました。政治の場合、こつこつと進めていくのが到達は早いと菅さんはみておられると思います。

 塩田:森山さんから見て、菅さんと二階さんのコンビはどういうふうに見えますか。

 森山:「ポスト安倍を考えなさい」と言われたくらいですから、二階さんは菅さんを評価しておられると思いますよ。2人はあうんの呼吸で通じ合っておられるのではないでしょうか。

 塩田:幹事長・国対委員長という関係でお付き合いして、二階幹事長はどう映りますか。

 森山:私は幹事長の指揮下にありますが、とてつもなく大きな政治家ですね。国会対策や国会運営について何もおっしゃらない。じっと見ていて、任せていただいている。任せてもらったほうからすると、これは必死に応えなければいけないと思う。注文や指図はほとんどない。「それは委員長の考えでいい」とおっしゃる。

 塩田:安倍内閣時代、政府と自民党の関係は「首相官邸主導」「政高党低」と、よく言われました。実態もそのとおりでしたか。

 森山:決してそうではないと思います。よく連携していた。官邸主導と見えたかもしれませんが、菅さんと二階さんは、相互扶助の関係であられた。

 塩田:昨年から今年前半にかけて、安倍さんが岸田さんを後継者と見立てて、昨年9月の党役員人事では「岸田幹事長説」に傾き、そのときに菅さんが「二階幹事長留任」を強く主張して「岸田幹事長起用」に難色を示した、という解説が流れました。

5604名無しさん:2020/10/31(土) 00:01:18
>>5603

 森山:それもいくらか人為的な話のような気もしますが。安倍総理は当時、党運営について二階幹事長に全幅の信頼を置いておられたと思う。そうでないと、上手に回らない。われわれは連立を組んでいますから、公明党ともしっかり連携をしていくことが大事です。

 塩田:菅内閣となって、自公関係に変化が生じる可能性は。

 森山:変わることはないでしょう。同じくしっかり自公連携でということだと思います。

■「派閥の関係にも気を配ることが大事」

 塩田:この先、菅内閣が気をつけるべき点は。

 森山:菅総理は非常に新しい形の総理です。第1に派閥に属していない。現実には派閥は自民党政治の中で一定の役割を果たしているのは間違いありません。各派に総理と個人的に非常に親しい方々や、先ほど申し上げた同期の方がいます。いろいろなつながりのある人たちが総理と派閥の関係にも気を配っていくことが大事ではないかと思います。

 塩田:菅首相は長期に官房長官を務め、内政面では実績が見えますが、外交・安全保障の面で少し不安があるのでは、という見方もあります。

 森山:それは違うと私は思います。官房長官のとき、政策決定には全部、携わってきています。外交は二元外交になるといけないので、総理中心という形が正しい方向だと思います。そこを外務省がどう支えていくか。ですが、私は心配ないと思っています。

 塩田:菅首相の自民党総裁任期は来年9月まで、衆議院議員の任期満了も来年10月です。向こう1年間に自民党総裁選、次期衆院選、1年延期となった夏季東京五輪があり、そのうえ、コロナは未終息です。4つの大きな壁を背負い、困難な政権運営が予想されます。

 森山:まず新型コロナウイルス感染症にしっかり対応することです。これはいい方向に進みつつあると思っています。ただ、経済がそうとう痛んでいるので、議論を重ね、来年度予算をしっかり作っておかないと大変なことになる。内閣支持率が高いから解散・総選挙をという話もないわけではありませんでしたが、菅総理はその選択はされませんでした。

 この先も、コロナ対策と経済対策をどうするか、真剣に取り組んでいくと思います。そうすることによって、次の道が開けてくる。まず臨時国会での所信表明演説と各会派からの質問への答弁で、菅政治とは何か、国民の皆さんにわかるようになると思います。

5605名無しさん:2020/10/31(土) 00:01:54
>>5604

 臨時国会でいちばんの問題はコロナのワクチン対応の2つの法案です。これがないと、ワクチンを打つことも始めることもできないので、急いで成立させなければなりません。日英通商交渉が妥結したので、条約を成立させなければ来年1月からの関税に影響してくる。何としてもやらなければいけない。ほかに、公務員のボーナス給与の問題もあります。

 コロナ対策を含む本年度の第3次補正予算は、臨時国会は無理だと思います。毎年、次の通常国会が始まってからです。今度も1〜2月の話だと思っています。

 塩田:次期衆院選について、解散権を握る菅首相の姿勢と方針をどうみていますか。

 森山:理論上、解散・総選挙は、議論して、野党の皆さんから解散の要求があり、そのことで信を問う必要があると総理が判断をされれば、いつ行われてもおかしくないということです。基本的には、菅総理には、いつ解散するとか、目標を定めて政権運営をしていくという気持ちはないと思います。政権を運営していて、信を問わなければいけないことが出たときは躊躇なくやるという政治スタイルだと思っています。

 塩田:コロナの感染状況が全国的に現在のようなレベルの状態で、全国を対象とした衆院選をやることができるかどうか。コロナと総選挙の関係をどうみていますか。

 森山:大丈夫だと思いますよ。私の地元の鹿児島県は、コロナの状況がいちばん厳しい時期に知事選挙をやりました。それぞれ地方自治体が選挙事務について卓越したものを持っていますから、総選挙は可能だと思います。

 塩田:もう1点、夏季東京五輪は来年7月に予定どおり開催できると思いますか。

 森山:予定どおりできるのではないでしょうか。開催できると思います。

 塩田:予定どおり来年7月の五輪開催という前提に立てば、解散・総選挙は結局、通常国会開幕後の来年1〜2月か、五輪閉幕後の9〜10月のどちらかしか選択肢はないのでは。

 森山:解散・総選挙は、総理の専権事項ですから、誰にもわかりません。

■議員の成り手がいない地方議会の課題

 塩田:政治家として、森山さんが、これだけは、と思っている挑戦テーマは何ですか。

5606名無しさん:2020/10/31(土) 00:02:13
>>5605

 森山:われわれがあまり口を挟めないところがありますが、地方議会の出身者として、どうしたら地方議会を活性化できるか、それを考えています。町や村では議員に立候補する人がいなくて大変です。無投票が増えていて、ぎりぎりの段階です。

 市議でも町議でも、議員になれば、ずっと議員としての仕事をしなければいけませんが、議員の報酬だけでは、なかなか生活ができない。そういう現実があります。ここをどう考えるかが大事ではないかと私は思います。地方民主主義のいちばんの危機です。

 地方自治、地方分権といっても、いろいろな地方の現状がありますので、どういう政策と予算を向けるかは、もうちょっと仕組みから考えていく。その必要があるという気がしますね。

塩田 潮 :ノンフィクション作家・評論家

5607名無しさん:2020/10/31(土) 00:06:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f82e9c2cc5114e95e2da8c6b800177ccb181fd0
岸田氏、次期総裁選へ再始動 議連発足、全国行脚…無役のいま、存在感アピール
10/30(金) 19:25配信

 9月の自民党総裁選で敗れた岸田文雄前政調会長が、2021年9月に予定される次期総裁選に向け再始動した。交流の幅を岸田派以外にも広げようと、29日に党内有志による二つの議員連盟を発足。11月2日には課題の知名度向上に向け「全国行脚」をスタートさせる。菅義偉政権で無役となった岸田氏。情報発信の機会が減る中、あの手この手で存在感を示そうとしている。

 「私も総裁選で出産費用の負担の軽減を訴えた。ぜひこうした問題について多くの先生方と議論を深め、結果を出したい」。岸田氏は29日、国会内で開いた「出産費用等の負担軽減を進める議員連盟」の設立総会でそう力を込めた。

 10年間に及ぶ不妊治療で長男を授かった無派閥の野田聖子幹事長代行に声をかけ、2人で共同代表に就任。細田派、竹下派議員などにも協力を求め、役員だけで総勢20人の派閥横断型議連とした。

 岸田氏は同日、新型コロナウイルス対策関連の派閥横断型議連も設立。「政策テーマごとの議論を通じて私の考え方や人間性を感じてもらえる」とし、他にも複数の議連設立を準備中だ。

 11月2日には「全国行脚」第1弾として山梨県の小菅、丹波山両村などを訪れる。先の総裁選で地方票(計141票)が10票にとどまったことを教訓に草の根的に知名度を高める狙いで、村民らとの交流を通じて「山の風の中で政治の原点を思慮する」(側近)という。8日には長崎県の島しょ部を訪れることを検討している。【飼手勇介】

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e31fc67634819e0a91f50f748cbf68e145debc5
岸田氏、議連続々設立 自民総裁選にらみ
10/30(金) 7:12配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は29日、少子化対策と新型コロナウイルス対策に関する議員連盟をそれぞれ発足させた。

 次期総裁選への出馬を目指しており、国会議員票の獲得に向けて、議連を足掛かりに他派閥議員との連携を図る狙いがある。

 いずれの議連も岸田氏がトップに就任。「出産費用等の負担軽減を進める議連」では、共同代表に無派閥の野田聖子幹事長代行、副代表に竹下派の小渕優子元経済産業相が就いた。細田、麻生両派の議員も役員に名前を連ねており、29日の初会合には約30人が出席した。

 先の総裁選で、岸田氏は国会議員票を予想よりも多く獲得して2位を確保したものの、1位の菅義偉首相には大きく引き離された。知名度不足の解消とともに、国会議員の支持拡大が課題だ。

 岸田氏は相次ぐ議連設立について、「同じ方向、政策で協力できないか、考えていくことが大事だ。そのやりとりにこそ、私の考え方や人間性を感じてもらえるチャンスがあるのではないか」と記者団に語った。

 今後も、再生可能エネルギーに関する新たな議連の創設を予定しているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/22b0f34fecd45b7f00b0d121b6545c49eb6aa91a
岸田文雄氏、総裁選へ議連設立 出産費用の軽減で支持狙う
10/29(木) 20:45配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は29日、野田聖子幹事長代行と共に出産費用の負担軽減に関する議員連盟を設立した。出産時に支給される出産育児一時金の増額を柱とした提言を年内に取りまとめる方針だ。次期総裁選に向け、党内の支持拡大につなげる狙いがある。

 国会内で開かれた初会合には、岸田派を中心に約40人が参加。岸田氏は記者団に「どこまで負担をゼロに近づけられるかだ。高い目標を掲げて努力したい」と強調した。岸田氏と一緒に共同代表に就いた野田氏は「これまでの少子化対策は精神論に近かった。男女共同で具体的な政策を出したい」と述べた。

5608名無しさん:2020/10/31(土) 00:07:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/217ab880e29be8a67d44fb6cead866f62fcc1b6e
「鉄の結束」今は昔 自民・竹下派がセミナー
10/30(金) 21:20配信

 自民党竹下派は30日、政治資金集めのためのセミナーを東京都内のホテルで開いた。

 次期衆院選や党総裁選に向けて結束を確認。ただ、2018年の総裁選で表面化した派内の亀裂は修復できておらず、かつての「鉄の結束」を取り戻す見通しは立っていない。

 竹下派会長の竹下亘元総務会長は「菅内閣が発足した。懸命に支え、日本国をしっかりした形に持ってくるよう引き続き努力する」と表明。菅義偉首相も駆け付け、「内閣、党ともに(竹下派には)主軸でお世話になっている」とあいさつした。

 竹下派の所属国会議員は現在54人。かつて党内最大勢力を誇ったが、今は麻生派と並ぶ第2派閥となっている。先の総裁選で、竹下派は菅氏支持でまとまったものの、18年の総裁選では衆参で支持候補が割れ、派内対立の深刻さは残ったままだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c09a4a174f9df99343dea0f85ea577e0a1a4ea0f
首相、竹下派に協力要請 目玉政策巡り、総裁選では謝意
10/30(金) 20:50配信

 自民党竹下派(平成研究会、54人)は30日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。来賓出席した菅義偉首相は、9月の党総裁選での支援に謝意を表明。「総裁選で約束したデジタル庁創設や不妊治療の保険適用、携帯電話使用料の引き下げなど、できることから実現する」と述べ、自身が掲げる目玉政策への協力を要請した。

 所信表明演説で訴えた2050年の脱炭素社会実現や、総務相時代に主導した「ふるさと納税」に言及。「都会も地方も安心して暮らせる国造りをしたい」と強調した。

 竹下派の竹下亘会長は「平成研は菅内閣を支える。派閥の一人一人が汗をかき続ける決意だ」と語った。

5609名無しさん:2020/10/31(土) 00:25:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/b483743de2a6055fb9a4b5c777137205aecd32cd
離党4カ月、河井夫妻が今も支部長 衆院広島3区と参院、自民本部が動かず 「後任の人選妨害」県連に反発も
10/30(金) 6:35配信

 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=と妻の案里被告(47)=参院広島=の二つの自民党支部が、離党から4カ月たった今も存続し、両被告が支部長にとどまっている。党広島県連は「離党者の党支部は速やかな解散が普通」と主張するが、決定権を持つ党本部は「検察の捜査で収支を確定できない」として動く気配がない。

 自民党は衆院の各小選挙区を単位とする党支部について、支部長を次の衆院選の立候補予定者と位置付ける。克行被告が支部長の党県第三選挙区支部はその一つ。このため、克行被告の後任を早く決めたい党県連幹部からは「党本部が解散を棚上げし、人選を妨害しようとしているのではないか」と反発が出ている。

 県選管によると、党県第三選挙区支部は広島市安佐南区で、案里被告を支部長とする党県参院選挙区第七支部は中区で、それぞれ政治団体として現在も存在する。両被告は6月17日に離党したにもかかわらず、党支部長で居続ける「いびつな状態」となっている。所在地は、既に閉鎖された両被告の地元事務所という。

 ▽書類押収理由に

 党支部を解散するには解散日までの収支報告書の提出が必要だが、両被告の地元事務所は大規模買収事件の関係先として家宅捜索された。党組織運動本部は、克行被告の党支部の解散手続きを進めていない理由について「必要書類が押収されたままの状態だと報告を受けている」と説明する。

 一方で検察の関係者によると、押収済みの書類は、党からの返還請求があれば写しを交付できるという。この手順を踏もうとしない党本部に対し、ある党県連幹部は「両被告は菅義偉首相や二階俊博幹事長に近い。有罪が確定するまであえて後任を決めさせないようにして、かばっているのではないか」といぶかる。

 ▽新たな不協和音

 党県連は次の衆院選に備えて、広島3区で克行被告の後任を公募で決める構えだ。克行被告が広島3区の支部長でいる限り、選んだ人は「支部長予定者」にとどまる。党支部の解散や設立の権限は党本部が握っており、党県連幹部は「人選後に公認されない恐れもぬぐえない」と懸念する。

 昨年7月の参院選広島選挙区では、党本部が新人だった案里被告の初当選を支え、党県連が推した現職の溝手顕正氏は苦杯をなめた。両被告の党支部の解散時期が、党本部との新たな不協和音につながりかねないだけに、別の党県連幹部は「党本部は早急に解散させてほしい」と訴える。

 県内では、女性問題が報道されて2017年4月21日に自民党を離党した中川俊直元衆院議員(50)の党県第四選挙区支部が、離党から9日後に解散した例がある。参院選広島選挙区の場合、新人は党支部を新設して支部長になるのが慣例で、案里被告の党支部が解散されなくても後任選びに支障はないという。

中国新聞社

5610名無しさん:2020/10/31(土) 00:26:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcad07c2f541da3be47b3242a3421c95c8022907
下地衆院議員、自民復党願提出へ 30日にも、沖縄県連反発は必至
10/29(木) 21:05配信

 民主党政権で郵政民営化担当相を務めた無所属の下地幹郎衆院議員(比例九州)が、自民党への復党願を提出することが29日、分かった。30日にも党沖縄県連を訪れる。複数の関係者が明らかにした。衆院選などで下地氏と対立してきた県連内部から反発の声が出るのは必至で、調整には難航も予想される。

 下地氏は1月、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、中国企業側から選挙資金として現金100万円を受領したと認め、所属した日本維新の会から除名処分を受けていた。

 2017年の衆院選沖縄1区で維新から立候補したが、共産党候補に敗れて比例復活した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/87868d680a433f4dd3b3b8c930b1bb61ebf68557
下地氏、自民・沖縄県連に復党願提出 地元では反対も
10/30(金) 16:13配信

 民主党政権で郵政民営化担当相を務めた無所属の下地幹郎衆院議員(59)=比例九州=が30日、自民党沖縄県連に復党願を提出した。下地氏が出馬を模索する沖縄1区では保守分裂が続いており、県内経済界の一部から保守系候補の一本化を求める声が上がっていた。下地氏は記者団に「沖縄でしっかりと、強い保守勢力をつくりたい」と話した。

 一方、国場幸之助衆院議員が支部長を務める沖縄1区の自民党支部は下地氏の復党に反対しており、復党が実現するかどうかは微妙だ。国会議員の復党は党本部が判断するが、県連の意向も影響するとみられる。

 下地氏は、復党後も沖縄1区からの出馬を目指すかどうかについては、「まずは復党」と明言を避けた。

 県連では現在、自民県議の多くが新型コロナウイルスに集団感染して対応できないため、来月6日以降、役員会などで協議することにしている。

 沖縄1区は直近2回の衆院選で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力の赤嶺政賢衆院議員(共産)が連勝しており、国場氏と下地氏は比例復活したものの、保守分裂で共倒れする形になっていた。

 このため国場組会長の国場幸一氏や下地氏の実兄で大米建設会長の下地米蔵氏らが27日、自民党県連に下地氏の復党を求める要望書を提出していた。

 下地氏は平成8年の衆院選に自民党公認で沖縄1区から出馬し、比例復活で初当選した。しかし16年の参院選で自民党の対立候補を支援するなどしたため党本部から離党勧告を受け、翌年に離党。その後は、国民新党や日本維新の会などに所属していたが、今年1月、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、贈賄の疑いが持たれている中国企業側から現金100万円を受領したことが発覚し、同党から除名された。

5611名無しさん:2020/10/31(土) 00:28:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ceb95b8b8f6fe92ca18578d446dd2ca11250c08
下地衆院議員が自民復党願 沖縄、地元で反対も
10/30(金) 18:05配信

 無所属の下地幹郎衆院議員(比例九州)は30日、自民党沖縄県連に復党願を提出した。経済関係者の一部が復党を県連に要請していた。下地氏と同じ沖縄1区の自民党支部は反対しており、復党には曲折も予想される。

 下地氏は、17年の衆院選沖縄1区で日本維新の会から立候補したが、共産党候補に敗れて比例復活。今年1月には、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設事業を巡る汚職事件で、中国企業からの現金受領を認め、維新から除名処分を受けた。

 沖縄1区で下地氏は、自民現職の国場幸之助衆院議員と争ってきた。下地氏は記者団に「保守合同で強い沖縄の政治勢力をつくりたい」と説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f070388b6b7a5c5a9297e23d582056f96c689929
下地幹郎議員、自民へ復党願を提出 IR汚職で維新除名
10/30(金) 19:13配信

 比例九州ブロック選出で、今年1月に日本維新の会を除名された下地幹郎衆院議員が30日、自民党沖縄県連に自民への復党願を提出した。下地氏は記者団に「保守合同で強い沖縄の保守の政治勢力を作りたい」と話した。

 下地氏の復党は、県内の大手企業や首長らも要請している。ただ、衆院沖縄1区で、自民の国場幸之助外務政務官と対決を続けてきただけに、県連内には反対の声が強い。復党願は、自民県連の幹部が新型コロナウイルスに大量感染しているため、事務局長が受け取った。感染が確認された県議の回復を待って県連としての賛否をとりまとめ、党本部に伝えるという。

 下地氏は2004年の参院選で自民の対立候補を支援するなどして離党勧告を受け、05年に離党。その後国民新党を経て維新に加わったが、今年1月、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件に絡み、維新を除名された。元郵政民営化担当相、当選6回。(藤原慎一)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6841705e83c15ae6ad160a352eef510a90fb9a7
無所属の下地氏、自民に復党願
10/30(金) 20:26配信

 無所属で比例代表九州ブロック選出の下地幹郎衆院議員は30日、自民党沖縄県連を訪れ、同党への復党願を提出した。

 県連は11月以降に対応を検討する。経済界の一部が下地氏の復党を求めているが、沖縄1区支部は反対している。

 下地氏は記者団に、玉城デニー沖縄県知事の支持基盤である「オール沖縄」に触れ、「対抗できる保守中道勢力をつくりたいという経済界の思いをくみ取って、復党願を出した」と説明した。

 下地氏は2005年に自民党を離党。今年1月には日本維新の会を除名され、無所属になった。

5612名無しさん:2020/10/31(土) 22:54:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ec8f2ed4295f7e91f8725c97b18e77896cd7a19
はんこ文化を守る“令和のドンキホーテ”、自民党「城内実議員」の考え
10/27(火) 5:57配信

 永田町や霞が関界隈で「はんこ廃止」の動きが加速している。新型コロナウイルスによるテレワークの浸透により、「ビジネスの現場で稟議書などにはんこを押す」という商慣習の弊害が浮き彫りになったからである。

 河野大臣は10月16日の記者会見で「民間からの申請などの行政手続きで求める押印のうち99%を廃止できる見込みだ」と発表した。内閣府は9月、行政手続きで求める押印の原則廃止を全府省に求めたところ、押印が必要な約1万5000種類の手続きのうち、各省が押印を存続する方針を示したのは111種類に過ぎなかったという。

 政府が行政手続きの押印廃止に向けた動きを加速させる中、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟(はんこ議連)」は10月8日に総会を開き、国内有数のはんこ生産地である山梨県の長崎幸太郎知事とともに「不要な押印を廃止する動きによって生じるはんこ事業者への風評被害を防止する」よう、政府に要請した。

 はんこ議連は、印章(はんこ)制度の継続を訴える自民党議員で構成される団体である。

 2019年9月に同議連の会長だった竹本直一衆議院議員がIT政策担当大臣に就任するとメディアが注目するようになった。竹本氏は「デジタル化とはんこ文化は両立できる」との見解を示していたが、コロナ禍の今年5月に会長を辞任したことから、幹事長であった城内実衆議院議員が急遽会長代行となった。

 はんこ議連の会合でマスクをしながら自説を述べる城内氏の姿をメディアが伝えることが多くなったが、大方の国民の印象は「時流が読めない頑迷固陋なドン・キホーテ」だと思う。しかしなぜ城内氏はこのような損な役回りを引き受けたのだろうか。

5613名無しさん:2020/10/31(土) 22:54:53
>>5612


城内氏は「温かく、優しく見守って」
 城内氏は1965生まれ、静岡7区選出の5回生議員である。幼少時を西ドイツ(当時)で過ごし、東大卒業後に外務官僚となった。その後政界入りし、外務副大臣や環境副大臣を歴任している。父親は城内康光元警察庁長官である。

 このように書くと、嫌味なぐらいエリートと思われてしまうが、親交がある筆者に言わせれば、城内氏はオタクである。1950年代のヴィンテージ・オーデイオのマニアであり、SPレコードのコレクターでもある。議員会館の事務所に行くと、ヴィンテージ・オーデイオやSPレコードが所狭しと置かれていることに驚かされるが、ユニークな点はさらにある。「衆議院議員落選中に古神道を勉強した」ということで、執務室に立派な神棚が祀ってあるのである。

 とにかくバランス感覚というものがない城内氏だが、はんこの最大産地である山梨県の自民党国会議員を差し置いて会長代行になったのには、巷で言われている「はんこ利権」がさぞ美味しいからだろうか。

 筆者の不躾な質問に対し、城内氏は「そんなもの全くありません。詳しくはわかりませんがデジタル利権の方に注目すべきでしょう。はんこ議連に入ったのは山梨選出の国会議員に誘われたからであって、会長代行になったのも成り行きに過ぎません」とそっけない答えが返ってきた。

 城内氏は「はんこを押すためだけに出社するのは意味がない」とした上で、それでも「はんこがなぜ必要か」と言えば、「インターネットを使うことができない、どうしても紙を使いたいという人もいる。はんこが好きな人を排除しないで、温かく、優しく見守っていただきたい」と訴える。

 世知辛い風潮のせいだろうか、多くの国会議員が「勝ち馬に乗る」ことばかりを気にして「弱者切り捨てやむなし」の行動をとることが多くなっているが、城内氏は「政治は弱い者をつくらない」という古き良き時代の政治家の矜持を大切にしているのかもしれない。

5614名無しさん:2020/10/31(土) 22:55:03
>>5613

 議連に参加した当初、はんこについて特段の興味を持っていなかった城内氏だが、神業のはんこづくりの職人の存在に触発されて、「日本のはんこ文化に根本的な変革を起こそう」と考えるようになっている。

 日本では今でも成人するとはんこを作る習慣が残っているが、はんこが社会で実効力を持っている国は、世界の中で日本と台湾だけと言われている。

 日本のはんこ文化の歴史は古い。はんこの関わりについての歴史書の記述で最も古いのは、教科書で習う「漢委奴国王」の金印である。中国の後漢書東夷伝に「光武帝が金印を贈った」旨が記述されているが、日本で広くはんこが普及したのは江戸時代中期からだとされている。商人が取引の際に使用することがその理由だが、明治時代になると郵便や銀行などで本人確認に利用されたことで、その使用はさらに広がった。

 日本のはんこ文化は近代化とともに歩んできたことがわかるが、「ポスト近代」のステージに入った現在の日本ではんこに求められているのは、「商慣習」ではなく日々の生活に潤いをもたらす「アート」だと思う。日本のサブカルチャーの世界では、昨年から「消しゴムはんこ(消しゴムを素材にして各自が思い思いの「マイはんこ」を作る)」が話題となっている。

 城内氏は、日本で最も注目されている現代美術作家である小松美羽氏とのコラボを計画している。小松氏は今年8月の「24時間テレビ(日本テレビ)」の「チャリTシャツ」を手がけたが、狛犬などの日本の伝統的な意匠を現在的にアレンジすることで、人々の魂を揺さぶることで知られている。小松氏に魂を吹き込んでもらうことで日本のはんこをアートにしよういうわけである。「はんこルネッサンス」を企てる令和のドン・キホーテの今後の動静に要注目である。

藤和彦
経済産業研究所上席研究員。経歴は1960年名古屋生まれ、1984年通商産業省(現・経済産業省)入省、2003年から内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣情報分析官)、2016年より現職。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年10月27日 掲載

新潮社

5615名無しさん:2020/10/31(土) 22:55:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d01e84d40bc829731f9c899d5dc9d6331fbb512
団塊総理不在の謎 若き日の挫折と論争好きな気質が要因か
10/30(金) 11:05配信

 第99代総理大臣に就任した菅義偉氏は昭和23年(1948年)12月6日生まれの「団塊の世代」である。

 団塊の世代とは、第二次大戦直後の昭和22年(1947年)から昭和24年(1949年)に生まれた人々のことを指す。日本の歴史上最多の毎年260万人以上が生まれ、「金の卵」と呼ばれた集団就職を経験、若い頃から時代の流行・世相を担い、経済成長を遂げた戦後の日本を作ってきた。そして今では超高齢化社会の中心となっている。

 だが、団塊の世代が政治の世界において存在感が薄いことはあまり知られていない。

 別掲の表1をご覧いただきたい。これはここ30年余りの自民党総裁を誕生日順に並べたリストである。宮澤喜一から昭和20年生まれの谷垣禎一まで順に戦前生まれの人間が総裁の椅子に座っていくが、その次は10年ほど飛び、昭和29年生まれの安倍晋三となる。この“空白の10年”こそが、菅首相を含む団塊の世代を中心とした世代だ。

 団塊の世代が60代という政治家として最も脂が乗った時期、平成20年代は、ちょうど民主党政権(平成21年〜24年)および安倍長期政権(平成24年〜令和2年)と重なっている。

 民主党時代には鳩山由紀夫(昭和22年生まれ)という“団塊総理”が一応誕生しているので、他の自民党の団塊世代議員はそのワリを食ったという見方もできるかもしれない。しかし、それなら総裁候補くらいにはなってもおかしくはないのだが、総裁選に出馬した候補にも団塊の世代は1人もいなかった。自民党のトップ争いにさえ関わっていないのである。

 別掲表2は、団塊の世代の現役国会議員リストである。昭和23年生まれで同じ団塊の世代の1人である政治アナリスト・伊藤惇夫氏が話す。

「閨閥のある人が少なく、叩き上げの地方議員出身者が多い印象です。戦争で戦前からの名門が途絶えるケースが多かったからかもしれません。正直、大物感のある人がいませんね」

5616名無しさん:2020/10/31(土) 22:56:40
>>5615

団塊エリートの失脚理由は「若き日の挫折」と「気質」
 昭和23年生まれの社会学者・橋爪大三郎氏が語る。

「我々団塊世代が大学生だった頃、知性、行動力、統率力などに優れた同世代のエリートは学生運動のリーダーを務めることが多かった。しかし彼らはその後逮捕されたり、運動の敗北で挫折を味わったりして、表舞台から姿を消した。様々な分野で優秀な人材が失われたことは間違いない。中には政治の世界に進んだかもしれない人も含まれていたでしょう」

 昭和23年生まれ、元参議院議員で前東京都知事の舛添要一氏によれば、団塊の世代にも総理総裁の可能性があった者はいた。鳩山邦夫、中村喜四郎(ちなみに前出・伊藤氏も同意見)。しかし鳩山はすでに鬼籍に入り、40歳で戦後生まれ初の閣僚となった中村は、汚職事件で失脚し、自民党を離れた。

「人数が多く、競争が激しい世代ゆえに論争好き。なまじ弁が立つのでつい攻撃的になって同世代でもまとまりにくく、失言も多い。これこそが団塊エリートの特質であり、上り詰められなかった要因かもしれません。それと正反対の特質を持つのが菅義偉。余計なことは一切言わず、反感も買いにくいから最後まで生き残った」(舛添氏)

 菅首相誕生の理由は、“平凡な団塊”だったから──なのかもしれない。

※週刊ポスト2020年11月6・13日号

5617名無しさん:2020/10/31(土) 22:57:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ae93954f833e8f6ffd036d9753a4eed91464a42
二階俊博vs.河野太郎「お前に政治ができるのか?」
10/31(土) 9:01配信

 妖怪ニカイに、気鋭のタロウが?みついた! 新旧交代は、どんな業界でも起こり得る。多くの場合、老人は分が悪い。だが政治の世界は事情が違う。若さだけでは乗り越えられない壁があるからだ。発売中の『週刊現代』が特集する。

政治家たるもの……
 田中角栄が総理になる前、一度だけ宮澤喜一を酒席に誘ったことがある。

 「たまには一杯やるか」

 宮澤は付き合いが悪いと言われていた。当然、角栄もそんなことは承知していたが、角栄は嫌がらせをしたかったのではない。

 「腹を割って話そうや」

 政治家たるもの、自己中心的に周囲と馴染むこともせず、いちいち人を遠ざけているようでは器が知れる。「あんたと話をしたい」と、懐の広さを見せるのがリーダーというものだ。

 当時の宮澤は、理論と議論先行で、頭でっかち。東大卒のエリート風を吹かせる嫌味な男とされていた。総理候補ともあろう者が、そんなことで良いはずがない。角栄は、「政治のなんたるか」を宮澤とじっくり語り合おうとしたのである。

 ところが――。その宴席は、角栄の期待を裏切るものとなった。

 一口、二口と酒を舐めていくうちに、宮澤の顔は青くなっていった。そこから宮澤は角栄に議論をふっかけ、それが延々と続いたという。

 さしもの角栄もすっかり閉口し、その後、周囲にこうこぼした。

 「もうアイツとは二度と飲まん」

それが改革ですか?
 そんなかつての宮澤の姿を彷彿とさせるのが、行政改革・国家公務員制度担当相の河野太郎だ。

 議論が好きで、議論で相手を打ち負かすことにすべてを懸ける男――。

 「99・247%の手続きで押印を廃止できる」

 10月16日の会見で、河野はこう宣言した。就任した河野が真っ先に取り組んだのは、「ハンコの廃止」である。

 狙いはこうだ。ハンコが象徴するような「行政の無駄」を徹底的に排除する。同時にデジタル化を推進し、各種行政手続きの簡素化と利便性を高め、国民が使いやすいものに変えていく。

 「コロナ禍により、給付金の振り込みなどの面で、日本のIT後進国ぶりが露呈した。これを、同じく目玉として大臣に就任した平井卓也デジタル改革相と協力しながら、改善していくのが河野大臣の進めている改革です」(全国紙政治部デスク)

 河野は平井とタッグを組み、個別の大臣を呼びつけて「2+1」の会議を頻繁に行い、各種要請を行っているという。

 勢いに乗る河野は、続いて「こより」の廃止も発表した。総理大臣に対し、各大臣が閣議を請議する書面などは、閣僚がハンコを押し、こよりを通して綴じる形式になっていた。これらを「合理的でない」として、廃止するというのである。

 ついに動き出した、ハンコとこよりの排除……。

 「ちょっと待て! それのどこが改革だ。国民が求めているのは、そこじゃないのではないか?」

 などと、言ってはいけない。河野に対し、そんな反論は「論破」の対象になってしまう。文句があるなら、もっと良い改革を示してみろ。できないならば口出しするな――。

 それどころではない。河野はツイッターで210万人ものフォロワーを誇る「ネット番長」である。機嫌を損ねれば「こんなバカがいます」とばかりにネットに晒され、吊るしあげられてしまう。

 こうしたことは、いまや永田町や霞が関では常識となっている。

 「河野さんは、自分の話が官僚に通じないと、『課長がダメなら局長、局長も使えないなら次官を呼べ』というタイプ。そのほうが話が早いというのはわかるが、担当者からすれば『お前は用なしだ』と面罵されたのと同じで、無用な恨みを買う。

 『2+1』の呼び出しも、他の大臣からしたら、ちっとも面白くない。何をしても結局、河野さんと平井さんの得点になる。一部の大臣は、『目立ちたがりのスタンドプレー野郎』と、小馬鹿にしている」(自民党中堅代議士)

5618名無しさん:2020/10/31(土) 22:58:34
>>5617

ハンコだ、ハンコウだ
 河野はツイッターで自らに関するツイートを検索(エゴサーチ)し、自分を批判し、叩く者はブロックする。議論は好きだが、あくまで自分の主張をゴリ押しするためのもので、他人の意見、とくに批判に耳を傾けることはほとんどない。

 こうした姿が、かつて角栄をも辟易させた、宮澤喜一の姿を彷彿とさせるというのである。ちなみに、宮澤も河野同様に、巧みな英語力で知られていた。

 そんな河野を、角栄のそれと同じような目線で見ている者が、現在の自民党にも存在する。

 言うまでもない。「角栄の直弟子」を自任する、二階俊博幹事長だ。

 河野が打ち出したハンコの廃止について、10月8日、自民党「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」(はんこ議連)は党本部で決起集会を開き、二階の元に駆け込んでハンコの存続を訴えた。

 これに対し、二階は「しっかり反抗しろ」などと語ったとされている。

 河野はこれを受け、

 「(二階がハンコウと言ったのは)座布団1枚という感じだ」などと、茶化して軽くいなすかのような態度を取った。

 この不遜な態度に、二階が「けしからん」と激怒した、などということはない。二階にとって、河野がやっていることなどは所詮、児戯に過ぎない。

 「まあ、やれるところまでやってみたらいい」
それが二階流だ。

 自民党幹部の一人がこう語る。

 「今年の6月、陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』を(当時防衛相の)河野が凍結した時、二階が『党になんの相談もなく、一方的に発表するとは何事か』などと怒って見せたら、河野は青くなって党本部に来て、二階に直接謝罪する羽目になった。

 河野にしたら屈辱以外の何物でもないが、二階にとって河野はその程度の存在に過ぎない。河野は菅の意向で改革、改革と突っ走っている。その菅は、二階がいなければ政権が保てない。そもそもの格が違う」

5619名無しさん:2020/10/31(土) 22:58:45
>>5618

サラリーマンじゃないんだから
 菅義偉総理は、就任後初の外遊として、ベトナムとインドネシアを選んだ。なぜ初外遊でそこに? という疑問を抱いた国民も多いだろうが、実は確かな理由がある。

 「菅総理は、ベトナムのグエン・スアン・フック首相と会談し、日本産の温州みかんの同国への輸出について、早期実現を目指すことで合意しました。

 温州みかんの一大産地と言えば、二階幹事長の地元・和歌山です。実際、二階さんも今年1月にベトナムを訪問し、フック首相にみかん輸出の早期解禁を要請しています」(全国紙政治部記者)

 つまり、菅の記念すべき初外遊は、二階の願いを叶えるためだった。

 総理すらこんな具合に動かしてしまう二階にしてみれば、その手下の鉄砲玉に過ぎない河野など、吹けば飛ぶような小僧でしかない。

 そして、二階が河野を眼中に入れない理由は、もうひとつある。河野には、「友だちがいない」からだ。

 自民党ベテラン議員がこう話す。

 「ごく単純な話ですが、友だち、つまり『同志』がいない政治家は大成しません。石破(茂元幹事長)がいい例です。彼は世論では人気があるとされていますが、党内での人望がなく、仲間が少ないので総理総裁にはなれない。

 河野も同じです。奇人変人扱いされていた小泉(純一郎元首相)さんですら、YKK(元自民党副総裁の山崎拓、元幹事長の加藤紘一と小泉)という同志がいた。河野には、そんな『友だち』がまったくいない」

 出る杭は打たれる……というわけでもない。それは純粋に、河野自身の性格と性癖の問題だ。

 河野はほとんど、宴席に顔を出さない。一介のサラリーマンなら、そんな生き方もできるだろう。仲間とつるまず、同僚や後輩に疎まれても、運よく上司に恵まれれば出世することもできる。

 だが、河野は「永田町」の住民だ。河野の後援会関係者ですら、こんなことを語って危惧する。

 「太郎さんには人が寄り付かないんですよ。酒席を共にできなくとも、普通に対話ができるなら、それでも構わない。

 でも太郎さんの場合、やっと会えてもハナから議論、100%の仕事モードで、冗談のひとつもない。その議論も、相手を論破するだけが目的だから、意思の疎通もできない。

 これでは大臣にはなれても、総理になるのは難しい。対話ができないから、太郎さんはわれわれがこう考えていることすら知らないんです」

 政治の界隈には、「ニコポン」という言葉がある。国会や議員会館で官僚とすれ違う際、ニッコリと笑いながら肩をポンと叩き、「最近、どうだ?」などと気さくに声をかける所作のことだ。

 たったそれだけのことで、官僚たちはその政治家の「ファン」になる。しかし河野は、そんなことはしない。彼にとって官僚とは、命令を下し、論破するだけの有象無象に過ぎないからだ。

 したがって身内の国会議員のみならず、官僚たちの間でも河野の人気は低い。

 「そんな古臭いアナログな政治をいつまでやっているんだ。昭和か!」

 と、河野なら反論するかもしれない。だが、人と人が交わって織りなす、社会の究極ドラマである政治の世界に、古いも新しいもないのである。

5620名無しさん:2020/10/31(土) 22:59:57
>>5619

河野よ、貸しを作れるか
 では、そんな「ニコポン」を、いまだ日常的に、さりげなく実行しているのは誰だろう? 
 それは、やはり二階なのだった。

 「二階さんは高齢だし、小柄なので、肩をポンとすることはできない。でも、会うといつも、『〇〇はよくできていた』『何かあったらいつでも言って』などと若手官僚にも声をかけている。

 以前はそんな政治家がたくさんいましたが、最近はずいぶんと少なくなりました。だから、悪の化身で権力の権化みたいに一部で言われているのに、意外にも官僚の間で、二階さんはとても評判がいいんですよ」(霞が関キャリア官僚)

 当然それは、計算し尽くされた、二階の手練手管である。敏い官僚たちがそんなことに気づかぬはずもない。だが、わかっていても、実際にそうされると誰もが嬉しい。「抜け目ない爺さんだな」と思いつつ、つい相好を崩し、緩んでしまう。

 それが、「政治」というものだ。二階はそれを誰よりもよく知っていて、かつ実践ができる。

 一方、河野は、それがまったくできない。

 世間的には「悪」の二階に対し、河野が正義の味方でも、「政治家」としての力量という点で、両者の間には、まだとてつもない開きがある。

 「二階はあえて、周りに『貸し』を作る。譲って、世話して貸しを作ることで、自らの力に変えていく。河野は他人に譲らないし、自分が勝つことしか考えないから、貸しが作れない。

 一緒にいる仲間を立てて、さりげなく貸しを作れるか。それができないうちは、河野が総理になることはない」(閣僚経験者)

 きっと二階は、こう言うだろう。

 「どうだ河野。お前に政治ができるのか」

 舞台を支えるのは、主演の役者や監督、演出家だけではない。それに河野が気づかない限り、まだまだ続く二階劇場を、終演に追い込むことはできないのだ。
(文中敬称略)

 発売中の『週刊現代』ではこのほかにも「夫婦はどちらかが死んでからが本当の人生」「この冬のインフルエンザ これが正しい考え方」「トヨタの売り上げが5分の1になる日」「あなたの脳の健康寿命について」などを特集している。

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 『週刊現代』2020年11月7日号より

週刊現代(講談社)

5621名無しさん:2020/11/01(日) 20:36:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/331e17c497ccafe93a1fea720bf15941a8701c12
首相動静(10月30日)
10/30(金) 7:10配信

 午前7時2分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。
 午前7時7分、官邸着。同14分から同52分まで、岡田直樹官房副長官。
 午前8時49分から同9時5分まで、閣議。
 午前9時51分、官邸発。同52分、国会着。同54分、参院議長応接室へ。同57分、同室を出て、参院本会議場へ。同10時1分、参院本会議開会。
 午前11時33分、参院本会議休憩。参院本会議場を出て、同35分、国会発。同37分、官邸着。
 午前11時40分から同41分まで、北村滋国家安全保障局長。
 午後0時51分、官邸発。同53分、国会着。同56分、参院議長応接室へ。同57分、同室を出て、参院本会議場へ。同1時1分、参院本会議再開。
 午後3時51分、参院本会議散会。同52分、参院本会議場を出て、同53分、国会発。同55分、官邸着。同4時22分から同27分まで、総務省の黒田武一郎事務次官、高原剛自治行政局長。同29分から同37分まで、滝沢裕昭内閣情報官。同47分から同52分まで、外務省の秋葉剛男事務次官、市川恵一北米局長。
 午後5時1分から同14分まで、地球温暖化対策推進本部。
 午後5時20分から同38分まで、新型コロナウイルス感染症対策本部。
 午後5時54分、官邸発。
 午後6時2分、東京・芝公園の東京プリンスホテル着。同ホテル内の宴会場「鳳凰の間」で自民党竹下派のパーティーに出席し、あいさつ。同12分、同ホテル発。
 午後6時21分、自民党本部着。同党広報用のビデオメッセージ収録。
 午後6時45分、同所発。
 午後6時58分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。同ホテル内の中国料理店「桃花林」で新藤義孝同党政調会長代理と会食。
 午後8時16分、同ホテル発。
 午後8時24分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後10時現在、同議員宿舎。(了)

5622名無しさん:2020/11/01(日) 20:38:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d17f55af340435712129ebd2b41b3bd3c430bfbb
沖縄1区争奪戦 候補者は“不倫訴訟”と“IRウラ金疑惑”
11/1(日) 5:56配信

 年明け解散の声も聞こえてくる中、南の島では選挙区の公認を巡る妙な騒動が。舞台は沖縄県那覇市を中心とする衆院沖縄1区。

「ここは沖縄最大の建設会社・國場(こくば)組のオーナー一族で、菅内閣で外務大臣政務官に就任した國場幸之助氏(47)の地盤です。1区ではまた、維新の会から出馬した下地幹郎議員(59)が比例復活で当選していますが、この下地氏が自民党への入党を画策。猛反発を招いているんです」(地元政界関係者)

 そりゃそうだろう。國場氏側にしてみれば、選挙区を譲ることになりかねない。そこで10月13日、県連に下地氏の“汚れた過去”を綴った文書の提出に及んだ。

「いわく“下地氏はIR事業を巡る汚職事件で中国企業から100万円を受領し、疑惑を呼んで、維新の会を除名された。入党を認めれば自民党への信頼は失墜する”との内容。強い拒絶の要望書でした」(同)

 だが、國場氏もまたスネに傷の身。一昨年4月、那覇市内で観光客とケンカを演じて書類送検され、昨年4月には那覇市でガールズバーを営む女性と不倫関係に陥ったとして、女性の夫から民事訴訟を起こされた。

「もはや國場組の幸一(ゆきかず)会長(78)は彼を見放しているそうです。幸之助は、國場組の創業者と妾の間に生まれた息子の子どもで、幸一会長とはもともと距離があった。そこへ不倫訴訟が重なって“あいつは地元のためにならない”と怒り心頭とか。下地氏の実兄が会長をつとめる沖縄2位の建設会社・大米(だいよね)建設と手を携え、次期選挙では下地氏の支持に回るとも」(同)

 さらに國場氏は、女性問題を毛嫌いする創価学会婦人部からNGを出されたとされ、四面楚歌の様相だが、

「自民党幹部らは、両者を併存させるべく模索中」

 だと自民党関係者は言う。

「1区は共産党候補が勝利し、國場氏も下地氏と同じ比例復活組です。だから二人の力を合わせたい。國場組と大米という大企業2社を結集できるのも大きい」

 実際、10月1日には都内で二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理の2名に、下地兄弟と國場幸一氏をまじえた会食の席がもたれたが、続く7日には自民党の山口泰明選対委員長の政治資金パーティーに、下地、國場両氏の姿が見られた。

「来賓として招かれた公明党の斉藤鉄夫総合選対本部長も、下地氏と談笑したり、國場氏と挨拶を交わしたりしていた」(出席者)

 自民党幹部が続ける。

「次の選挙では國場氏を選挙区で、下地氏を比例区で処遇する手が一つの案」

 それにしても、こんな二人しか人材がいないとは。

「週刊新潮」2020年10月29日号 掲載

新潮社

5623名無しさん:2020/11/01(日) 22:53:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/1601a2e338a1418ee1afcf6dfc8768796412b141
維新「否決なら首相はジョーカー失う」 大阪都構想、政権影響も
10/31(土) 21:37配信

 1日に投開票が行われる大阪都構想の是非を問う住民投票は、結果次第で菅義偉(すが・よしひで)首相の政権運営にも影響を及ぼしそうだ。都構想を主導する日本維新の会は首相と親密な関係にある一方、与党は連立を組む自民党と公明党で賛否が分かれているためだ。仮に否決されれば、首相と維新、公明党による「菅トライアングル」が崩れる恐れもある。

 首相は10月30日の参院本会議で維新の片山虎之助共同代表から都構想について問われ、「二重行政の解消と住民自治の拡大・拡充を図ろうとする大都市制度の大きな改革だ」と述べた。

 平成27年の前回住民投票ではわずか1万741票差で否決され、橋下徹大阪市長が政界引退。今回否決された場合、維新の松井一郎代表(現大阪市長)が政界引退を表明している。首相は都構想への賛否を明言していないが、「引退させたくない気持ちが強い」(首相周辺)とされる。

 維新以外の全政党が反対した前回と異なり、今回は公明党が賛成に回ったが、報道各社の情勢調査では賛否が拮抗(きっこう)している。

 賛成に回った公明党は、国政で自民党と連立政権を組むが、大阪府政では維新との関係を重視する。10月18日には山口那津男代表が大阪入りした。党重鎮は「山口氏が現地で直接、賛成を呼びかけた効果は相当大きい」と太鼓判を押す。

 こうした公明党の離反に自民党大阪府連からは恨み節も漏れる。府連幹部は「都構想が通ったら公明党現職の選挙区に候補者を立てる」と息巻く。

 国政選挙での集票力で影響力を持つ公明党と、与党と野党の中間の「ゆ党」として首相を陰に陽に支える維新は首相の求心力の源泉であり、政権運営の切り札だ。関係者によると、首相は公明党の支持母体である創価学会との太いパイプを生かし、学会幹部を通じて支持者に都構想への理解を呼び掛けているという。

 維新幹部は「維新と公明党というジョーカーを持つのが首相の武器。否決なら、首相は大事なジョーカーを一気に2枚失うということや」と語った。(千田恒弥)

5624名無しさん:2020/11/01(日) 23:52:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/4075f2270b90625ac9b54cbda4da88a19b565349
大阪維新が敗北、盟友の松井代表は政界引退へ 菅首相が二階幹事長に屈する日 「大阪都構想」否決〈週刊朝日〉
11/1(日) 22:54配信

「負けたのか?」

「ウソ、そんなはずない」

 審判が下った瞬間、落胆の声やすすり泣きが一斉に響き渡った。

 大阪市を廃止し、特別区を設置するか、否かを問う「大阪都構想」の住民投票が11月1日に実施されたが、反対多数となり、否決された。

 大阪都構想は大阪維新の会の創立者で元大阪市長の橋下徹氏が提唱。前回の2015年に続き、2度目の挑戦だったが、維新の悲願は市民の手によって阻まれた。

 会見した大阪維新の会の松井一郎代表は敗北を認め、「大阪市民の判断を受け止める。2度目の敗北は僕の力不足です」とし、かねて公言していたとおり、「今回の任期を終えたら政界を引退する」と明言した。

 同じく会見した大阪維新の会の吉村洋文代表代行も「大阪市民の民意を受け止めます。僕自身が大阪都構想に再チャレンジすることはない」と硬い表情で語った。

 全国的にみると「大阪の住民投票」と永田町や霞が関は冷ややかに傍観していた。その中で唯一、固唾をのんで情勢を見守ったのは、菅義偉首相だった。

「菅首相ひとりだけが大阪都構想の動静を気にしていた」(自民党ベテラン議員)

 大阪維新の会、日本維新の会代表である松井大阪市長と太いパイプを持つ菅首相。

「松井さんが自民党の大阪府議時代から菅さんと親しかったと聞いた。2人は携帯で直にやり取りするツーカーの仲。菅さんが官房長官時代から松井さんと一緒に安倍前首相と橋下氏と食事会をするなど蜜月をアピールしていた。維新と関係が悪い自民党の大阪府連はじめ、二階幹事長も大阪都構想にはもともと反対。だが、菅さんが維新びいきだからみな、関わりたくないのが本音だった」(近畿の自民党国会議員)

 そのため、自民党の大物議員が応援に入ることもなく、大阪では大阪都構想に反対を唱える自民党の大阪市議団らが孤軍奮闘した。

「大阪都構想が告示されて以降、菅首相はつらそうだった。自民党の大阪府連が反対している手前、大っぴらに維新を応援するワケにもいかない。国会答弁でも無関心を装ったが、側近の議員や官僚にこっそり、大阪都構想の賛否に関する世論調査の情報を入手していた。しかし、側近が動けば、菅首相の維新びいきはバレバレだった」(自民党幹部)

5625名無しさん:2020/11/01(日) 23:52:39
>>5624

そして孤軍奮闘する自民党府連に「敵の敵は味方」という援軍がやってきた。立憲民主党の枝野幸男代表、同党副代表の辻元清美衆議院議員、れいわ新選組の山本太郎代表らも大阪入りし、反対を次々と訴えた。

 投開票日前日の10月31日、大阪・梅田には若者がギッシリ集まった。ハロウィーンではなく、れいわ新選組の山本代表の演説を聞く聴衆だった。

「維新がいう大阪の成長を止めるな。数字みたら大阪の成長、維新が知事、市長をとってから全国レベルでは止まったまま、いや下がっている」

こう山本氏が訴えると大きな拍手があがった。

 一方の吉村氏は同じ日、必死でこう訴えていた。

「前回、2015年は若者の支持が多かったが、投票率が伸びなかった。ぜひ、賛成と投票をしてください」

 だが、今回も20代の若い層の投票率は低迷した。

「年配者より若者に賛成の割合が多いので、期待していた。しかし、そこが伸びなかったのが敗因の一つかもしれない」(大阪維新の市議)

 一方、自民党と国政で連立を組む公明党の大阪府本部は今回、維新と組んで賛成に回り、ねじれ現象が起こった。

 前回、2015年の住民投票で反対にまわった公明党が今回、賛成にまわったことで、可決の公算が大という見方もあった。公明党は、10月18日は公明党の山口那津男代表が、大阪入り。大阪維新の会の松井代表、大阪府知事の吉村洋文代表代行らとマイクを握り「賛成」を訴えた。公明党の国会議員はこう話す。

「表向きは大阪の公明党支援のために山口代表は現地に入った形になっている。だが、国政は自公でやっているので当然、菅首相と調整しています。10月下旬の調査で維新の劣勢が明らかになると、創価学会を動員し、賛成票を集めるべく各支部に指示を出してテコ入れをしたんだが…」

 待っていたのは、敗北という結果に…。敗因をこう分析した。

「正直、大阪の動向を読み違えていた。当初、大阪の公明党支持者の7割が前回同様に大阪都構想には反対と言っていた。山口代表が大阪に乗り込み、5割から6割は賛成にまわってくれたはず。だが、そうは言っても、投票に行かずに寝てしまった人がかなりいたようだ」(前出の公明党議員)

5626名無しさん:2020/11/01(日) 23:53:02
>>5625

 自民党内では維新を「隠れ菅派」と揶揄する声もあった。

「安倍前首相は大阪都構想に反対と言ってくれた。菅首相はノーともイエスとも何も言わない。本音では維新支持がにじみ出ていた。逆に中央がそうなら大阪は負けないと一致結束した。その思いが通じて、勝利となったように思う」(大阪選出の自民党の国会議員)

 菅首相と気脈の通じる維新の松井代表は大阪都構想の否決となった場合、政界引退を公言していた。今後、大阪維新の会、日本維新の会の党運営は、吉村氏が中心となっていくとみられる。

「菅首相はいずれ橋下氏を大臣にし、勢い増す維新に公明党という自公維で政権運営を担うという思惑があったはず。住民投票の中盤あたりまでは、圧勝ムードだっただけに敗戦はショックだろう。逆に二階幹事長は近畿地方に派閥議員も複数いるので、大阪都構想にはもともと反対だった。維新の敗北は菅首相の今後の政権運営にとって大きな痛手となる。二階幹事長に屈せざるを得ず、党高政低に拍車がかかるでしょう」(前出・自民党幹部)

 菅首相が失った「維新カード」は今後の政局にどう影響を与えるのか?

(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

5627名無しさん:2020/11/02(月) 00:03:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/85b0463fbef25ebc49a92c7958d1fa322a32a847
自民党次期総裁選に意欲 野田聖子氏
11/1(日) 11:32配信

 自民党の野田聖子幹事長代行は1日放送のBSテレ東の番組で、来年秋の党総裁選に関し「常にチャレンジすることで(党の)多様性を引っ張り出していきたい」と述べ、出馬に意欲を示した。

 野田氏は「菅義偉首相と、子どもを抱えている野田聖子の政治家としての立ち位置はおのずと違ってくる」と指摘。「まだまだ自民党の政治の中で、引き出していない政策はたくさんある。それを引き受けていきたい」と語った。

5628名無しさん:2020/11/02(月) 09:54:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/f66cec2bb333a762f2cba3ab9cfd15cef24b8487
安倍前首相が再始動「体調戻ってきた」…発信強めていく考え
11/2(月) 6:56配信

 安倍前首相が、政治活動をそろりと再始動させている。まずは外国首脳とのパイプを生かして菅首相をサポートするとともに、自身に近い議員らで作る保守系グループを拠点に発信を強めていく考え。細田派への復帰は来年中になる見通しだ。

 安倍氏は1日、辞任後初めて地元・山口県長門市にお国入りした。父・安倍晋太郎元外相の墓参りをした後、支持者との会合で「体調も戻ってきた。今後は一議員として菅首相を支えながら地域振興にも尽くしたい」と抱負を述べた。3日までの同県滞在中、後援会幹部との会合などを精力的にこなすとしている。

 安倍氏は持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に、9月16日に退陣した。関係者によると、菅首相は首脳会談の前に安倍氏に電話し、たびたびアドバイスを請うているようだ。安倍氏と最近話した自民党議員は、米大統領選の開票結果を巡って混乱が生じた場合、「トランプ大統領を説得できるのは安倍さんだけだ」との話題で盛り上がったという。

 10月25日には、自身が会長を務める保守系議員グループ「創生日本」による慰労会に出席した。下村政調会長や萩生田文部科学相、衛藤晟一・前少子化相ら多数の側近が顔を出した。同27日には保守系の「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」が安倍氏をゲストに招き、最高顧問への就任を要請した。いずれのグループも、菅首相になり、政権から保守色が薄れているとして、安倍氏を前面に押し出して存在感を示したいとの思いがあるようだ。

 一方、出身派閥・細田派への復帰について、安倍氏はこの日も「全党的な支援をいただいた。しばらくは一議員としての活動に専念したい」と明言を避けた。ただ、同派議員の政治資金パーティーにこまめに顔を出すなど領袖(りょうしゅう)就任を意識した振る舞いも見える。同派関係者は「来年には戻るだろう。他派閥が反発しないよう状況を見ながらだ」と解説している。

5629名無しさん:2020/11/02(月) 17:26:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d04b78de50c73e3714d1dd10361baa4dfe9a6d3
ここにきて、安倍前総理に「新たな野心」が復活か…? 再々登板の「仰天シナリオ」
11/2(月) 6:02配信

 「安倍前総理は議員会館の事務所に毎日通い、夕方6時頃に帰宅されているようです。挨拶すると気さくに応じてくれ、体調も良さそうです」

 こう話すのは安倍前総理と同じ衆議院第一議員会館12階に事務所を構える自民党議員だ。

 潰瘍性大腸炎の悪化による辞任から約1ヵ月、安倍前総理は精力的に活動している。

 9月28日には、東京・芝公園のホテルで開かれた細田派の政治資金パーティに出席した。

 98人が所属する最大派閥・細田派は、安倍氏の出身派閥だ。総理就任前に派閥からは抜けているが、復帰に期待する声は根強い。

 「安倍氏は細田派所属議員のパーティにも顔を出しており、徐々に派閥に戻っていくようです。

 細田派のドンである森喜朗元総理も10月12日、細田博之会長の政治生活30年を祝う会で、『細田さんからも、早く安倍さんに帰ってきてもらえと言われた』と話していました」(細田派担当記者)

 派閥復帰の先には、総理を経験した後に会長に就任するという「仰天シナリオ」まである。

 「細田派は、下村博文政調会長や稲田朋美元防衛相、西村康稔経済再生担当相など、首相候補が乱立し、分裂の危機にあります。ここをまとめられるのは安倍前総理しかいない」(細田派中堅議員)

 安倍氏は細田派議員のパーティで、「(衆院選の時期も)2ヵ月前なら私が決められたんですが」と軽口を叩いたという。キングメーカーを目指し、新たな野心が燃え上がっているのか。

 『週刊現代』2020年10月24・31日号より

週刊現代(講談社)

5630名無しさん:2020/11/02(月) 17:27:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc1af2b2bcb7b71d38f51cc7a1d8fb22b8dedc8e
安倍前首相 憲法改正「もう言い訳は通用しない」 野党を牽制
11/1(日) 18:55配信

 安倍晋三前首相は1日、憲法改正について「安倍政権の間は憲法改正しないと野党は言っていたわけだが、今は菅義偉政権なので、その言い訳はもう通用しない」と述べ、議論に消極的な立憲民主党などを牽制した。山口県長門市で、首相を辞任後初めて父・晋太郎元外相の墓参りをした後、記者団に答えた。

 安倍氏は「憲法について議論すべきだというのが国民の民意だろうと思う。それに応えていくのが国会議員の職責で、憲法の議論こそ国会議員が自分の見識を示す機会となる。機運を高めていくために私も努力していきたい」と語った。

 また、自らの出身派閥である細田派(清和政策研究会)への復帰については「しばらくは一議員として活動を再開することに専念したい」と述べるにとどめた。

 安倍氏の地元入りは昨年8月以来、約1年2カ月ぶり。約50人の地元支持者が出迎える中、昭恵夫人とともに墓前で手を合わせた。墓参後は「首相の職責を果たすために全力を尽くし、今回、辞職したことを報告をした。今後は一議員として地域の発展のためにも尽くしていきたい」とも語った。

 安倍氏は支持者に「体調による辞職で心配をかけたが、使っている薬がよく効いて、体調も回復をしている」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a45ff04783577aa72f878726c68f773383f378f
安倍前首相「憲法改正しない言い訳通用しない」 野党をけん制
11/1(日) 18:26配信

 自民党の安倍晋三前首相は1日、山口県長門市で記者団に「安倍政権の間は憲法改正はしないと野党は言っていたが、今は菅政権だからその言い訳は通用しない」と述べ、憲法改正を巡り野党をけん制した。

 8月に体調不良で辞任表明した安倍氏は「非常に速いスピードで回復をしている」と、健在ぶりを強調した。一方で、今後の政治活動について「全党的な支援もいただいてきたので、しばらくは一議員として活動を再開することに専念したい」と述べ、出身派閥である細田派への復帰は明言しなかった。

 これに先立ち安倍氏は、妻の昭恵氏とともに長門市にある父・晋太郎元外相の墓参りをした。2012年の第2次安倍内閣発足以降、毎年夏に地元入りしていたが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で見送っていた。3日まで滞在し、山口県庁や支援者を回る予定。【遠藤修平】

https://news.yahoo.co.jp/articles/b51adfa07ba01fd3052759e21269d3353ad28cb0
改憲「今後も取り組む」 安倍前首相が山口で意欲
11/2(月) 11:38配信

 安倍晋三前首相は2日、山口県庁を訪れ、出迎えた職員らに「憲法改正をはじめ、やり残した仕事もある。今後は一議員として残した課題に取り組みたい」とあいさつした。

 自身が進めた地方創生にも触れ「まだまだ道半ばだ」と強調。「山口県出身の国会議員として、地域の再生にも全力で取り組む」と語った。

 安倍氏は1日、9月の首相辞任後初めて地元の山口県に入り、2日は長門市役所も訪問した。3日まで県内で過ごす。

5631名無しさん:2020/11/02(月) 18:52:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cd908951add375b528ae8674d94ef1030fd016c
都構想阻止「誇らしい」 二階自民幹事長
11/2(月) 18:47配信

 自民党の二階俊博幹事長は2日、国会内で同党大阪府連の大塚高司会長(衆院議員)と会い、反対多数で否決された「大阪都構想」の住民投票について報告を受けた。

 大塚氏によると、二階氏は「あれだけ劣勢だったのに、よくここまで頑張ってくれた。党として誇らしい」と反対運動を展開した府連をねぎらったという。 

最終更新:11/2(月) 18:47
時事通信

5632名無しさん:2020/11/02(月) 22:08:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/360ae6d4681c0db722152a50b433c3227350978d
自民・二階幹事長、大阪都構想否決「党としても誇らしい」
11/2(月) 18:49配信

 自民党の二階俊博幹事長は2日、国会内で同党の大塚高司大阪府連会長(衆院大阪8区)と面会し、「大阪都構想」の住民投票が否決されたことについて「党としても誇らしい」と述べた。面会後、大塚氏が記者団に明らかにした。

 住民投票で賛成に回った公明党との亀裂が指摘されているが、大塚氏は「一切ない。国では連立政権をきっちりと結んでいる。変わりなく対応していきたい」と強調した。

5633名無しさん:2020/11/02(月) 23:40:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/38ec4b2a4445fc07c07ed2fdc7ec493570647258
アングル:大阪都構想否決、与党内に波紋 解散時期に影響の見方も
11/2(月) 19:07配信

[東京 2日 ロイター] - 大阪市を廃止し、特別区を設置するか否かを問う「大阪都構想」の住民投票が1日、反対多数で否決され、与党内に波紋を広げている。与党内では、維新への支持そのものが減ったわけではないとの声が多い一方で、菅義偉首相とパイプの太い維新・公明党そろっての敗北は、首相の求心力や早期解散戦略に影響するとの声も浮上している。

首相は2日朝、大阪都構想の住民投票の結果について記者団に対し「地域の判断なので政府としてコメントは控える」としつつも、「大都市制度の議論に一石を投じた」と述べ、都構想を推進してきた維新への配慮も示した。

自民党内では「住所の区名変更などが受けいられなかっただけで、政策への支持と政党への支持は異なる」(幹部)として、自民党と協力関係にある維新に対する大阪市民の人気が陰っているわけでないとの受け止めも聞かれる。しかし、維新の会の代表でもある松井一郎大阪市長は都構想否決を受け、2023年までの「残りの市長任期をもって政界を引退する」と表明。関西での圧倒的な人気をてこに全国への浸透を狙う維新の戦略自体が問われる結果となった。

前回2015年の住民投票で都構想に反対した公明党が今回は賛成に転じたが、公明党支持層の5割が反対に回った結果も、与野党で驚きをもって受け止められている。

自民党内では「新型コロナの感染が拡大している間は、(集会などの選挙活動が制限される)公明党は戦力として使えないことが明らかになった」(竹下派)として、感染終息前の早期衆院解散は難しいとの見解が聞かれる。野党からも「安倍政権の7年間、安保法制などで苦しい決断を迫られた公明支持層に対して、中央のガバナンスが効かなくなっているのでは」(立憲民主党幹部)との見方がでている。

公明党内では今回の結果について「住民投票ではこのようなことはよくある」(幹部)と静観の姿勢。しかし維新前代表の橋下徹氏はテレビ番組で、公明党と「表面上は手を握ったが票が動いてなかった」と指摘。自民党内では「大阪での次期衆院選に様々な影響がある」(関係者)と懸念されはじめている。

9月の総裁選で圧勝し、高い内閣支持率を得てスタートした菅首相だが、都構想否決が今後の政権運営に影響するとの指摘もある。首相は官房長官時代から維新の会の松井代表や橋下氏と毎年年末に会食するなど良好な関係にある。次期衆院選で仮に自公が議席を減らし、憲法改正の発議に必要が3分の2を割り込んでも、「自公に維新を加えた連立も視野に入れている」(官邸関係者)とされてきた。

菅首相は無派閥のため政権基盤が盤石とはいえず、二階俊博幹事長や森山裕国対委員長ら与党中枢と公明党・維新との良好な関係が求心力の核とみられていた。このため「首相は今回の敗北で公明党と維新という2枚のカードを失った。来年は経済もより厳しくなる。早期解散はできないだろう。来年10月の任期間際までできないのではないか」(細田派)との見方も出ている。

(竹本能文 編集:石田仁志)

5634名無しさん:2020/11/02(月) 23:42:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/84cd293ffde014354bfa96a15c947b3f366c4b57
額賀元財務相「ゆで卵ボヤ」と茂木外相「漁夫の利」の行方
7/10(金) 6:00配信

 東京・赤坂の衆院議員宿舎でボヤ騒ぎがあったのは7月2日午後11時のことだった。部屋の主は自民党の額賀福志郎元財務相(76)。ゆで卵を作る途中で眠りこけ、鍋が空だきに。煙を感知し駆けつけた消防に泥酔したまま暴言を吐き、顰蹙を買ったという。

 源流を辿れば田中角栄元首相に行き着く名門派閥・平成研究会(現竹下派)。つい2年前まで領袖だった額賀氏だが、からきし存在感がない。「ポスト安倍」レースに向けて活発に夜会合をこなす年長の二階俊博幹事長(81)や麻生太郎副総理(79)とは大違いだ。

 平成研は、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三という歴代首相を生み、「一致団結、箱弁当」という鉄の結束を誇ったが、もはや遠い過去。前回2018年9月の総裁選の半年前には、領袖の額賀氏を引きずり下ろすクーデターが勃発。竹下亘・元総務会長が領袖になり、「竹下派」が復活した。総裁選で、竹下氏は、兄・登氏の秘書だった青木幹雄元党参院議員会長の意向を受け、石破茂元幹事長で派をまとめようとしたが、安倍晋三首相を推したい衆院側と分裂し、自主投票に追い込まれた。

「岸田がダメなら次は茂木でいい」との声
 次の総裁選で竹下派はどう動くか。意欲を示すのは茂木敏充外相だが、前回、衆院側で安倍首相支持を取りまとめた中心で、参院側からは「今も茂木は許せない」(ベテラン)との怨嗟が渦巻いてきた。しかし、ここにきて茂木氏に追い風が吹き始めている。発生源は「ポスト安倍」に岸田文雄政調会長を推してきた安倍、麻生の両氏だ。安倍首相周辺からは「岸田がダメなら次は茂木でいい」との声が漏れ、茂木氏を一方的に嫌っていた麻生氏との関係も、会食を約束するまでに修復された。

「岸田氏はコロナ対策で失態続き。『岸田首相じゃ選挙に勝てない』との声が広がっている。このままでは安倍、麻生両氏が、どうしても避けたい『石破政権』が誕生しかねず、2人は“次善の策”を考え始めた」(政治部デスク)。党員人気はあるものの、国会議員の支持が広がらない石破氏にとって、竹下派(54人)は、固まった議員票が見込める貴重な存在。安倍、麻生両氏が茂木氏に秋波を送るのは、石破氏を「数の論理」で追い込むためでもある。岸田氏の失速、そして実力者2人の石破嫌い。「漁夫の利とはいえ、派内を固め切れていない茂木氏には渡りに船の展開」(政治部記者)。茂木氏の総裁選出馬に向かって竹下派が久々に「一致団結」できるかもしれない情勢だ。ただし、「最近派内の若手とも会食を重ねたりしているが、元々パワハラ体質で人望はない」(同前)。“箱弁当”の復活は簡単ではなさそうだ。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年7月16日号

5635名無しさん:2020/11/02(月) 23:45:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e6609b6a5ba1e6a7906b251a5085d4cb95956f7
安倍氏、首相辞任後初の地元入り 父の墓前に報告、山口・長門
11/1(日) 17:07配信

 安倍晋三前首相は1日、持病の潰瘍性大腸炎の再発により首相を9月に辞任後、初めて地元の山口県に入った。長門市で父の故晋太郎元外相の墓前に手を合わせ、歴代最長の7年8カ月間、首相として全力を尽くしたと報告。記者団に「今後は一議員として、地域の発展のためにも尽くしたいと報告した」と述べた。

 同時に、在任中を振り返り「さまざまな政策を実行できた」と強調。自らの出身である自民党細田派内で、派閥復帰への待望論があると問われ「首相を辞したばかりだ。全党的な支援もいただいてきたので、しばらくは一議員としての活動に専念したい」と語った。

5636名無しさん:2020/11/02(月) 23:47:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/12560701f8642f7a42e2f022750977541d77abe7
来年の自民党総裁選見据え 岸田前政調会長 山梨県小菅村など視察
11/2(月) 19:00配信

自民党の岸田文雄前政調会長が小菅村などを視察しました。
来年行われる次の自民党総裁選を見据え、地方の支持を広げる狙いがあると見られています。
岸田前政調会長は11月2日、総裁選後、初の全国行脚の皮切りとして、同じ岸田派で山梨2区を選挙区とする堀内詔子環境副大臣と小菅村や丹波山村などを訪れました。
このうち小菅村ではワサビを栽培する農家の説明を受けながら収穫を体験しました。
また、ヤマメなど地元の食材を使った食事をとりながら住民と意見交換をし、「人口の少ない村だからこそ5Gや自動運転などの最新技術の活用が必要」といった要望を受けていました。
9月の総裁選では菅首相に敗れた岸田前政調会長ですが、来年9月に予定されている自民党総裁選を見据えて、地方での支持拡大に動き出した形となります。

[UTYテレビ山梨]

UTYテレビ山梨

https://news.yahoo.co.jp/articles/73ab3cbae267c094b5d75172763c71a535b8d361
自民・岸田前政調会長、来年の総裁選に向け全国行脚をスタート 地方票“惨敗”受け
11/2(月) 20:14配信

 自民党の岸田前政調会長は来年予定される自民党総裁選への再出馬に向け、全国行脚をスタートさせました。

 岸田氏は全国行脚の第一弾として山梨県の小菅村などを訪れ、村民らと地方の現状などについて意見を交わしました。

 来年9月に予定される自民党総裁選への再出馬に意欲を示す岸田氏ですが、今年の総裁選では地方票で菅総理、石破元幹事長に後れを取っていて、知名度アップもはかりたい考えです。

 「東京の机の上だけではなく、やはり現地の空気を雰囲気を声をしっかり聞かせていただきながら、地方を感じながら考えていく」(自民党 岸田文雄前政調会長)

 岸田氏は全国行脚を通じて地方の声を聞き、政策に反映させたいとしています。(02日18:37)

最終更新:11/2(月) 20:14
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5da1b703d5b19d72ffd836bc94dab3d9cba17624
岸田氏、地方行脚スタート 自民党員不人気の克服狙う
11/2(月) 18:41配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は2日、山梨県小菅村、丹波山村など3カ所を訪れ、党総裁選への再挑戦をにらんだ地方行脚をスタートさせた。

 9月の総裁選で鮮明になった党員の間の「不人気」を克服するのが狙いだ。8日には長崎県を訪れる予定で、来年秋に向けて全国をめぐる考えだ。

 岸田氏は丹波山村で記者団に「総裁選では地方票も考えないといけない。地方を回りながらいろんな方々と交流し、私を知ってもらえればありがたい」と意欲を表明。「机の上だけでなく現地の空気を感じながら政策を考えていく」と語った。

 小菅村では長靴を履き、山あいの湿地でワサビの収穫を体験。屋外に据えたテーブルで地元の川魚などを使った料理に舌鼓を打ちながら、デジタル技術を通じた地方活性化の方策などについて地元住民らと意見交換した。

5637名無しさん:2020/11/03(火) 08:18:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c2b89c7c25479d9b7d810fcc716c4dd6bc86a6
菅総理との不仲説が囁かれ…麻生太郎財務大臣「存在感なし」の憂鬱
11/3(火) 8:02配信

妻・ちか子さんと久々のディナーを楽しんだ後でも、麻生太郎財務相(80)の表情は冴(さ)えなかった。

10月上旬の土曜日、広尾(渋谷区)の高級フレンチ懐石を後にした麻生大臣は、小雨の中を少し歩き、運転手が待つ高級外車に乗り込んだ。

せっかくの休日なのに、麻生大臣が浮かない様子なのはワケがある。週が明けて永田町に戻れば、憂鬱な日々が待っているからだ。

「心中にあるのは、菅(義偉)首相との関係でしょう。麻生さんの菅さん嫌いは有名な話。そもそも、麻生さんは『叩き上げ』の菅さんと根本から合わないんです。華麗なる一族の出身である俺が、なぜ秋田の農家の倅(せがれ)を支えなきゃいけないんだと、思っている。9月の派閥会合で菅内閣を『かん内閣』と読み間違えたのも、間違いなくわざとです」(自民党ベテラン議員)

菅首相が麻生大臣の感情に気づかぬはずはない。50名を超える大派閥の領袖(りょうしゅう)である麻生大臣を大っぴらに干すことはできないが、ジワジワと締め上げている。

「新内閣発足に伴う人事では、露骨に麻生さんの力をそぎ落としにかかりました。麻生派の中で厚遇と言えるのは行政改革大臣の河野太郎くらい。あとは万博大臣などの軽いポストにしか置いていません。とくに麻生さんにとって面白くないのが、総務大臣という重要ポストに二階派の武田良太が就いたことです」(同前)

’19年4月に行われた福岡県知事選において、麻生大臣は元厚労官僚を擁立した。しかし武田総務相は、無所属の現職を支持。しかも、結果は麻生陣営の惨敗に終わった。以来、両者は犬猿の仲として知られている。

麻生大臣を憂鬱にさせているのは、菅首相との関係だけではない。

「実は、長男との代替わりが噂されているんです。しかも、それを麻生さんに迫っているのは、他でもない妻のちか子さんだとされています」(麻生派議員)

麻生大臣ももう80歳。このまま引退してしまうのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が語る。

「麻生派、岸田派、谷垣グループをまとめる大派閥構想を麻生大臣は考えている。3つが集結すれば議員は100名を超える。そうなったら、菅首相は再び麻生大臣を持ち上げざるを得なくなります。仮に息子に代替わりしても、政界に隠然たる影響力を持つ可能性は十分にある」

永田町を舞台に、暗闘は続く。

『FRIDAY』2020年10月30日・11月6日号より

FRIDAYデジタル

5638名無しさん:2020/11/03(火) 08:23:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c96c41c79fb0ed79568dd0d49f01b8f2ec9bfce
大阪都構想、「住民投票否決」で菅首相の大打撃
11/3(火) 5:31配信

 いわゆる「大阪都構想」が11月1日の住民投票で否決され、同構想の実現に政治生命をかけてきた大阪維新の会代表の松井一郎大阪市長は、2023年4月の任期満了での政界引退を表明した。

 松井氏は国政政党・日本維新の会の代表でもあり、今回の結果は次期衆院選での勢力拡大を狙う維新の失速にもつながりかねない。さらに、自民党が反対する中、松井氏と気脈を通じて秘かに大阪都構想実現を期待していたとされる菅義偉首相にとっても、今後の政権運営への打撃は避けられそうもない。

■公明支持者は半数が反対に

 維新創業者の橋下徹元大阪市長と松井氏は、安倍晋三前首相や菅首相との親密な関係を軸に、国政政党・維新の全国的勢力への拡大を目指して菅政権との連携強化を進めてきた。菅首相も憲法改正で維新と連携するなど、補完勢力確保による政権基盤の安定化を狙っていたとみられる。

 菅首相は2021年9月の自民党総裁で再選し、任期4年の本格政権を目指すために、次期衆院選後の自公維連立政権の可能性も探っていたとされる。しかし今回、維新の大黒柱である松井氏が引退を表明し、「政局運営の重要なカードを失った格好」(自民長老)とみえる。

 大阪都構想に賛成して「敗者」となった公明党も、大阪における自民党との関係が悪化しており、次期衆院選戦略も含めて菅政権の動揺につながる可能性もある。

 大阪市を廃止して4つの特別区に再編する大阪都構想の是非を問う住民投票は2015年に続いて2度目となったが、前回同様、僅差での否決となった。この結果、政令市としての大阪市存続が決まり、松井氏とともに都構想実現に邁進した吉村洋文大阪府知事(維新代表代行)は再挑戦を否定した。

 住民投票の当日有権者数は220万5730人、投票率は前回を4.48ポイント下回る62.35%にとどまった。結果は賛成が約67万6000票、反対約69万3000票で、前回の約1万票差より大きい約1万7000票差での否決となった。メディア各社の出口調査などによると、都構想への賛成が多かったとされる若年層の投票率が低く、前回反対だったのに今回は賛成に転じた公明党も、支持者の半数以上が反対に回ったとみられる。

 大阪都構想は橋下氏が提唱し、同氏が松井氏とともに立ち上げた地域政党・大阪維新の会の看板政策だった。大阪府と大阪市の二重行政をなくすことで大阪全体の発展につなげるとの発想だった。

 過去の大阪では府知事と市長が対立し、行政の無駄が際立っていた。松井氏らは「大阪の不幸せ(府市あわせ)解消」として改革を目指した。

 住民投票の開票結果を受けて1日夜に記者会見した松井氏は、「2度目の敗北は、すべて私の力不足が原因。政治家としてのけじめをつけなければならない」と市長任期満了時の政界引退を表明。吉村氏は「僕が都構想に挑戦することはない。(政治家としての進退は)任期満了の前に判断したい」と、悔し涙をにじませて敗北を認めた。

5639名無しさん:2020/11/03(火) 08:24:02
>>5638

■憲法改正で安倍前首相と連携

 松井、吉村両氏の後見人でもある橋下氏は1日夜、今後の維新について「吉村氏が担うのでは」と述べ、世代交代の必要性を強調した。ただ、大阪の地域政党から中央政界へと勢力を拡大した維新は、今回の大阪都構想否決で党運営のトップリーダーと看板政策を同時に失うことになる。今後は国政政党としての存在感も低下する可能性が大きい。

 橋下氏が府知事時代の2010年4月に大阪維新の会を旗揚げした際、当時首相退陣後の無役に甘んじていた安倍氏を党首に迎えようと打診したことが、両氏の親密な交流のきっかけとされる。これと並行して、橋下氏とタッグを組む松井氏も地方議員時代に菅首相と意気投合し、党派を超えた盟友として連携を強めてきた。

 第2次安倍政権が発足した2012年暮れ以降、安倍、菅両氏と橋下、松井両氏は年末などに定期的に4者会談を続け、安倍1強時代の自公政権の補完勢力として維新は存在感を示してきた。維新の国会議員も「我々は与(よ)党でも野(や)党でもない『ゆ』党」と自任してきた。

 大阪の地域政党として出発した維新は、大阪都構想を軸に「統治機構の抜本改革」(橋下氏)を政治目標に掲げ、その延長線上で憲法改正を主張。その実現を悲願とする安倍前首相と連携を深めた。自民党にとっても参院での改憲勢力3分の2を確保するためには維新の協力が必要で、それを背景に自民、維新両党は「国会運営での持ちつ持たれつの関係」(自民幹部)を維持してきた。

 こうした中、大阪都構想の住民投票が目前に迫った10月29日には、馬場伸幸維新幹事長が衆院の代表質問で都構想実現の意義を力説。菅首相も前向きな答弁で援護射撃する場面もあった。その一方、国・地方選挙で維新と激しく対立する自民党大阪府連は、大阪都構想への反発が根強く、菅首相との思惑の違いも際立っていた。

 国政政党の維新にとっても「大阪都構想の実現は党勢拡大のカギ」(幹部)との位置づけだった。最初の挑戦となった2015年の住民投票で否決された際には、維新のリーダーで大阪市長だった橋下氏が政界引退を余儀なくされた。その結果、2017年衆院選では2014年衆院選で獲得した41議席を大きく減らす、11議席まで落ち込んだ。

■松井氏の政界引退が痛手に

 ただ、その後は党勢も回復し、次期衆院選では「30議席以上の獲得が確実」(選挙アナリスト)との分析もあった。ただこれは、「大阪都構想の可決が前提」(同)で、維新内部でも「今回の都構想否決と松井氏の引退表明による選挙戦への痛手は測り知れない」(幹部)との不安が広がる。

 その一方で、衆院解散のタイミングを探る菅首相にとっても「都構想否決による維新の失速は大きな計算違い」(閣僚経験者)とみる向きが多い。自民党などが定期的に実施している全国情勢調査などでは、「次期衆院選は自民の議席減の可能性が高い」(自民選対)とされる。菅首相サイドは「自公が議席減となっても、維新を取り込めば十分補える」と自公維連立政権をちらつかせていた。だからこそ、9月の菅政権の組閣でも、橋下氏の総務相起用が取りざたされたのだ。

 ただ、「自公維連立実現のキーパーソンは松井氏」(自民幹部)とされていただけに、橋下氏に続く松井氏の政界引退は「菅首相にとって痛手」(同)となる。しかも、菅首相と緊密に連携する自民党の二階俊博幹事長は、かねて大阪都構想に否定的だった。このため、今回の事態を踏まえ、「菅政権内では維新と距離を置く二階氏の影響力が一段と増す」(自民長老)との見方も広がる。

 一方、大阪自民とともに都構想否決に成功した立憲民主や共産など主要野党は、「これで次期衆院選で維新の全国展開に歯止めがかかる」(立憲民主選対)と読み、全国的な野党統一候補の調整に全力を挙げる構えだ。

 菅首相は周囲に「国政への影響はない」と平静を装うが、自民党内では「学術会議問題で支持率が急落している中、新たな痛手になるのは間違いない」(若手)との声が多い。

 11月2日に始まった衆院予算委では、野党側が学術会議問題での菅首相の強権的姿勢を厳しく追及し、菅首相は防戦を強いられている。それだけに与党内では「今回の維新の挫折は、菅1強が弱まるきっかけになるのでは」(公明幹部)との見方も出始めている。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5640名無しさん:2020/11/03(火) 08:29:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e2c87275c8dfd1e9a6b92d524f4001466a1b554
大阪維新の敗北ではじまった菅義偉VS二階俊博の暗闘 「党高政低」に拍車が…〈週刊朝日〉
11/3(火) 8:02配信

 11月1日に投開票が行われた大阪都構想をめぐる住民投票は、約1万7000票という僅差で反対が賛成を上回った。このことは、実は菅義偉首相にとっても大きな打撃になりかねない。

 維新と近かった菅首相は今回、明言はしなかったものの、都構想に「賛成」だったと思われる。一方、「盟友」のはずの二階俊博幹事長は、都構想に「反対」の立場。両者の間で、水面下の主導権争いが展開していたのだ。大阪都構想をめぐる人脈図を分析すると、2人の「本当の関係性」が浮かび上がってきた──。

「聞いていない」

 二階幹事長が記者会見で発したこの一言が、菅政権を震撼させた。

 発端は、西村康稔経済再生相が年末年始の休暇を1月11日まで延ばすよう呼びかけたこと。休日が延びると年明けとも言われる衆院解散の時期に影響しかねない。西村氏が相談もなく発表したことに、二階氏は怒りをあらわにしたのだ。

 二階氏の反発を招いた西村氏は10月28日に党本部を訪問。「与党と連携して取り組んでいきたい。改めて強く胸に刻んで対応したい」と反省の弁を述べた。現職の大臣が党への連絡不足で事実上の謝罪に追い込まれたことは、「官邸一強」と言われた安倍晋三政権では見られなかった光景だ。

 無派閥で総裁選を制した菅首相にとって、勝利への道筋を作った二階氏は最大の功労者で、その意向には配慮せざるを得ない。すでに永田町の天気図は「政高党低」から「党高政低」に移ったかに見えるが、菅氏も屈したわけではないという。政治ジャーナリストの角谷浩一氏がこう語る。

「永田町で今ささやかれているのは、菅氏と二階氏の間がギクシャクしているということ。菅氏は初外遊先のベトナムとインドネシアで『中国包囲網』ともとれる『自由で開かれたインド太平洋』構想について話した。これでは親中派の二階氏の顔が立ちません。内心、『誰のおかげで首相になれたんだ』と思ったでしょうし、一方の菅氏には『首相になったのだから、もう二階氏の顔色をうかがう必要はない』という感覚があるのではないか」

 2人に水面下の主導権争いが生じているようなのだ。その最前線となっていたのが、大阪都構想の住民投票だ。関西出身のある自民党議員が言う。

「両者とも表では言わないが、菅氏は日本維新の会びいきで、本音では大阪都構想に賛成。一方の二階氏の本音は反対。二階氏は前回の住民投票の時ははっきり反対していたし、今回も国会議員の集まりでは、『大阪市を廃止することに何のメリットがあるのか』と話していた」

 ある自民党幹部もこう証言する。

「菅さんは住民投票の行方が気になって、官僚や側近議員にコッソリと情勢を聞いていたそうだ。序盤に賛成派がリードしていると聞いて、『今度は決まりそうだ』とニンマリしていたそうです」

5641名無しさん:2020/11/03(火) 08:29:29
>>5640

 なぜ菅氏はここまで維新の肩を持つのか。一つのヒントになるのが、菅氏のブレーン人脈だ。

 政権発足にともない、菅氏は経済政策を取りまとめる組織として成長戦略会議を新設した。委員に元金融アナリストのデービッド・アトキンソン氏や国際政治学者の三浦瑠麗氏らが名を連ねる中、竹中平蔵元金融相もメンバーに選ばれた。

「菅氏は小泉純一郎政権時代、竹中総務相の元で副大臣を務めたのがきっかけで、後任の総務相に抜擢された。菅氏にとっては『恩人』で、政策的にもかなり影響を受けています」(政界関係者)

 竹中氏と維新との関係はどうか。竹中氏についての著書があるノンフィクションライターの佐々木実氏は言う。

「竹中氏は2012年の衆院選で維新の候補者を選定する『公募委員会』の委員長でした。維新の生みの親の一人とも言えます。大胆な規制緩和を実施する新自由主義的方向性は維新と親和性があり、竹中氏が提唱する『スーパーシティ構想』にも維新は前向き。今後も菅氏と維新をつなぐ役割をしていくでしょう」

 また、内閣官房参与には元財務官僚の高橋洋一嘉悦大教授が任命された。高橋氏も維新に立ち上げ時から有識者として関わり、大阪市の特別顧問も務めていた。菅氏と維新のブレーン人脈は見事に重なり合うのである。

「そもそも菅氏は、維新の会の松井代表が大阪府議時代から親交があり、道州制の導入などでも意気投合していた。安倍政権時代も、安倍氏、菅氏、松井氏、橋下徹氏の4人で定期的に食事会を開くなど、ずっとつながっていましたからね」(前出の政界関係者)

 もちろん、菅氏が維新とのつながりを保つのには別の理由もある。前出の自民党幹部はこう語る。

「菅氏にとって、維新は重要なカード。安倍政権のようにいつまでも選挙で大勝できるわけがない。公明党だけではなく維新を加えた自・公・維連合の選択肢を持っておくことで、心もとない自身の権力基盤を強固にしておきたいという思いがある」

 いわば、維新は「第2の菅派」。大阪都構想で維新が勝利することは、菅氏の力を増強させることにつながるのだ。

 ただ、こうした流れが加速すれば、割を食うことになるのが二階氏だ。前出の自民党幹部が言う。「維新の力が増すと大阪だけでなく兵庫や京都に維新が多くの候補者を立てる動きが広まる。近畿地方で自民の議席が減るのは幹事長のメンツとして、影響力にかかわる。いずれ地元の和歌山も脅かされますし」

 ただ、今回、二階氏は沈黙を保ち、菅氏と事を構えることはなかった。

「二階さんにとって、菅内閣は自分が作った政権。今、維新をめぐって菅さんと対立しても意味がないからね」(二階氏側近)

 あたかも、大阪都構想が否決されて菅氏が「自滅」するのを待っているかのような態度。こんな情勢もあって、自民党内では微妙な空気が漂っていたという。

「本来は党をあげて(都構想に反対の)大阪府連に協力すべきだが、菅さんが維新びいきなのはみんな知っているから都構想には誰も関わりたくない。『触らぬ神に祟りなし』ということ」(前出の関西出身自民党議員)

 実際、世論調査で賛否が拮抗し続ける中でも大物議員が大阪入りすることもなく、自民党は終始「様子見ムード」だった。

5642名無しさん:2020/11/03(火) 08:29:40
>>5641

 二階氏と菅氏の関係をさらに複雑にしているのが公明党の存在だ。

 前回の住民投票で反対の立場だった公明党は今回、賛成に転じた。同党元幹部がこう話す。

「公明は衆院小選挙区の8議席のうち四つが大阪府内にあり『常勝関西』と呼ぶ最重要選挙区。維新が選挙区に対立候補を出す構えを見せる中、議席を維持するために協力せざるをえなくなった」

 これには、自民党から「議員バッジのために魂を売った」(大阪府連関係者)との批判が噴出し、大阪の自公協力は崩壊寸前。支持母体である創価学会の中でも動揺が広がっていたという。

「こんな時は学会員は動員されても応援演説に行かないし、投票もしない。投票所に行っても白票を入れるだけです」(前出の公明党元幹部)

 公明党側にも自民党への“遠慮”があったのか、山口那津男公明党代表が大阪で演説をした時も動員はかからなかったという。しかし、その姿勢も終盤で変化した。

「世論調査で反対派が追い上げて賛成を上回ると、学会内で山口代表の演説内容が文書になって配布され、賛成に投じるように踏み込んだ指示が出たと聞いています」(前出の関西出身自民党議員)

 公明党との太いパイプを誇る二階氏からしたら、見過ごせない展開だったのではないか。“遺恨”はますます深まったように見える。

 維新が住民投票で敗れ、松井氏の任期満了後の引退が決まったことで、今後、菅首相の勢いにも陰りが出る可能性がある。ただ、維新をめぐり菅氏と二階氏の利害が対立する構図自体はこの先も変わらない。いつか、2人が火花を散らす時がやってくるのか──。今後も注視する必要がありあそうだ。

(本誌・西岡千史、上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日  2020年11月13日号に加筆

5643名無しさん:2020/11/03(火) 15:56:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/00dcb8a8122d923d8932192c3d7a63ab6cc46131
自民・野田幹事長代行「油断しないように」 大阪都構想否決も引き締め
11/2(月) 19:14配信

 自民党の野田聖子幹事長代行は2日の記者会見で、大阪都構想が住民投票によって否決されたことについて「大阪市民のお気持ちということで尊重させていただきたい」と語った。

 次期衆院選への影響に関しては「住民投票と国政はきっちり分けて油断しないように。より一層、同志の議員たちに精進していただかなければならない」と引き締めた。

5644名無しさん:2020/11/03(火) 17:25:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e177d79f102e6c269dd00d59230824d9ef88bb82
菅首相、維新カードは保持 政権運営に影も 「大阪都」否決
11/3(火) 7:24配信

 菅義偉首相は、看板政策の「大阪都構想」で挫折した日本維新の会との連携を引き続き重視する考えだ。

 政策で維新と重なる部分が多いことに加え、今後の国会運営で維新の協力が必要な場面も否定できないからだ。ただ、維新が勢いを失えば、首相の政権運営にも影を落としかねない。

 首相は2日、都構想の賛否を問う住民投票が反対多数となったことについて、記者団に「大都市制度の議論において一石を投じた」と配慮を示した。首相は「経済を回復させていく中で、地方を元気にするためにいろんな議論をしていくことは大事だ」とも語り、地方活性化などで維新と協力していく姿勢に変わりない考えをにじませた。

 維新の松井一郎代表(大阪市長)と信頼関係を築いてきた首相は、2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)の誘致実現をバックアップ。カジノを含む統合型リゾート(IR)の大阪誘致でも連携してきた。国際金融都市構想の実現など、力を注ぐ政策課題で維新との連携を期待する。

 国会運営でも安倍前政権時、「共謀罪」法などの与野党対決法案で維新の協力を得てきた。首相は、政権の「補完勢力」として今後も「維新カード」を保持しておきたい考えだ。

 自民党大阪府連が都構想に反対する中、首相は10月30日の参院本会議で、維新の片山虎之助共同代表の質問に対し「二重行政の解消と住民自治の拡充を図ろうとする大都市制度の大きな改革だと認識している」と答弁。維新に最大限配慮したのは今後のことが念頭にあるためだ。

 それだけに、松井市長が23年4月の任期満了で政界を引退すると表明したことは首相にとって痛手だ。求心力がなくなった維新が次期衆院選で議席を減らす可能性もある。首相が衆院選を乗り切ったとしても、国会で「応援団」が減ることになる。

5645名無しさん:2020/11/03(火) 22:10:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e1d59c256b82ada4afe9997e464a7e08ae87f09
印章が伝統産業の山梨、知事が河野氏のツイート画面掲載し「ただただ限りない嫌悪感」
11/3(火) 14:32配信

 山梨県の長崎知事は2日、自身のツイッターに、「押印廃止」のハンコの写真とともに河野行政・規制改革相と平井デジタル改革相が並んだ河野氏のツイッター画面を掲載し、「ただただ限りない『嫌悪感』」とつぶやいた。

 行政文書の押印を省略する国の動きに対し、知事は山梨県の伝統産業である印章の制度や文化を守るよう訴えている。ツイッターでは、「決してデジタル化に反対している訳ではない」と断りつつ、「印章関係者の健気(けなげ)な想(おも)いや切実さに対する敬意はおろか想像力すら微塵(みじん)も感じられない」などと批判した。

 知事は先月、自民党本部(東京都)で開かれた議員連盟の総会に出席するなど、各方面に協力を求める活動を展開している。

5646チバQ:2020/11/04(水) 09:30:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/03202ffb67d020eba59497255b9ad2e02578f8a9
河野行革相、首相肝いりの事業にも切り込み 行政事業レビュー
11/3(火) 22:20配信
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河野太郎行政改革担当相=10月28日午前、首相官邸(春名中撮影)
 菅義偉(すが・よしひで)内閣で初めてとなる行政事業レビューの「秋のレビュー」は、内閣の目玉人事として起用された河野太郎行政改革担当相が取り仕切る。行革に熱心に取り組む河野氏は、首相への意欲を隠さない。行革・規制改革は菅内閣の重要課題であるだけに、「河野行革」は次世代の首相候補への試金石ともなる。

【写真】行政事業レビューで検証される主なテーマ

 「事業レビューは全て聖域なく、例外なく見る」

 河野氏は10月13日の記者会見で、こう強調した。秋のレビューの対象には、9月まで防衛相として担当した防衛省の「次期戦闘機の調達」もリストアップした。自身の「古巣」にも切り込む姿勢を示すことで「聖域なき改革」を印象付ける狙いが透けてみえる。

 首相肝いりの政策も対象にする。温室効果ガスの2050年までの実質ゼロや農林水産品の輸出促進など、成否が政権の評価に直結するテーマに関連する事業も取り上げる。菅政権が重点課題に掲げる政策でも極力無駄を排して効率を高めるとともに、公開の場で検証することで周知を図る狙いもあるとみられる。

 河野氏にとって行革は、初当選以来取り組むテーマだ。平成20年には自民党の「無駄撲滅プロジェクトチーム」を率いた。「アニメの殿堂」と呼ばれた国立メディア芸術総合センターの予算凍結などを求めたが、当時の麻生太郎内閣では21年度補正予算に盛り込まれた苦い経験がある。

 その後に誕生した民主党政権では行政刷新会議のレビュー「事業仕分け」がメディアに注目され、河野氏は野党議員だったにもかかわらず視察に訪れた。視察当日の21年11月27日の自身のブログでは「僕らがやったときは反乱軍だったが、今度は正規軍のように扱われた。うらやましい」と本音を漏らしている。

 河野氏の行革担当相就任は2回目。規制改革担当相も兼任しており、就任当初は「今回は国民の側から見て新しい価値をつくり出す規制改革を中心に据える」と述べていたが、首相への意欲を見せる河野氏にとって、行革でも目立った成果を挙げることは必要だ。

 河野氏自身もその点は意識しているようで、行政事業レビューには厳しく臨む姿勢を示している。先月30日の記者会見で、レビュー用の資料に誤記が多いと指摘されると、「あまりにひどい場合には人事評価に反映をするとか、考えていかなければいけない」と語気を強めた。(大島悠亮)

5647名無しさん:2020/11/04(水) 19:37:48
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASNC44V5VNC4UTFK018.html
政治家の世襲制限を迫った辻元氏、麻生財務相の答えは
2020/11/04 15:01朝日新聞

政治家の世襲制限を迫った辻元氏、麻生財務相の答えは

午前の衆院予算委を終え、麻生太郎財務相(左)と話す菅義偉首相=2020年11月4日午後0時、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 衆院予算委員会では4日午後、立憲民主党から辻元清美氏が質問に立った。辻元氏は政治家の世襲の是非を取り上げた。

 辻元氏は、首相がかつて「世襲制限をして世代交代を図る。こんな当たり前のことをやらないと自民党に未来はない」と述べていたと紹介し、「今も同じお考えか」とただした。

 菅首相は「私はゼロからスタートした。小選挙区世代初めての選挙で当選させていただいたが、当時、自民党は世襲が圧倒的に多かった」と述べたうえで「世襲の方が小選挙区に出る場合でも、予備投票などの方策を作って今日まできている」と答弁した。

 辻元氏は、菅内閣も世襲議員が多いと指摘。さらに、首相がかつて「3親等以内の親族を公認しないことを考えている。出たければ違う選挙区から出ればいい、と具体的に考えていた」というエピソードも披露した。

 さらに、辻元氏は麻生太郎財務相兼金融担当相に対し、「こういう対応をされたら、息子さんを出したいですか」と質問。麻生氏は「事前通告を受けてないね。後継ぎをさせるかどうかという意味か」と問いかけ、「まだ引退することを考えていないから」と応じた。議場から笑いが漏れた。

5648名無しさん:2020/11/04(水) 20:23:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1408d8e479421af3f56307cc248365de9771d9af
石破派の会合、再び見送りへ 2週連続、新体制未定
11/4(水) 17:54配信

 自民党の石破茂元幹事長が会長を辞任した石破派(19人)は4日、毎週木曜に開く定例会合の5日の開催を見送ると決めた。後任会長をはじめ新体制が決まらないためで、会合中止は10月29日に続き2週連続となる。

 同派幹部は定例会合中止に関し「混乱を外に見せるのはよくない」と語った。石破氏は4日、事務総長を務める鴨下一郎元環境相の非公開のセミナーで講演したが、派閥の今後について明確な方向性は示さなかったという。

 石破氏は、9月の党総裁選敗北の責任を取るとして10月22日に会長を辞任、山本有二元農相も会長代行の辞意を示した。鴨下氏は石破氏からの後継指名を固辞している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6987986aee150ac11732e31ca78ddab71aa57c4
下地幹郎氏の衆院選前復党認めず 自民3衆院議員が一致
11/4(水) 6:44配信

 自民党県連所属の衆院議員3氏が3日、那覇市内で会合を開き、自民への復党願を提出した下地幹郎衆院議員=無所属=の処遇について、次期衆院選の前に復党を認めるべきではないとの考えで一致した。県連は復党願の取り扱いについて、早ければ今週末から議論を始める予定。県連所属の国会議員全員が復党を認めない方針を示したことで、県連の判断にも影響を及ぼしそうだ。

 会合に出席したのは西銘恒三郎氏、国場幸之助氏、宮崎政久氏。会合では、下地氏が次期衆院選を見据え復党願を提出したことを問題視し、「選挙ありきの復党は認められない」「過去の反党行為を考えると支持者からも賛同が得られない」などの反対意見が上がったという。

 県連関係者によると、今月1日に県連最高顧問を務める仲井真弘多元知事と西銘氏、国場氏の3人で下地氏の復党について協議し、仲井真氏は復党に反対する方針を示したという。下地氏の復党を巡っては、国場氏が支部長を務める沖縄1区支部が、復党を認めないよう求める要請書を自民党県連に提出している。一方、経済界の一部からは、保守合同を目的に下地氏の復党を求める要請書が県連に出されている。

琉球新報社

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e7641cc7444143c9a63f60b2d4430be7fd6a3c
自民党が2050年温室効果ガスゼロで推進本部新設へ 二階氏が本部長
11/4(水) 18:26配信

 自民党の下村博文政調会長は4日の記者会見で、菅義偉首相(党総裁)が表明した2050(令和32)年までの温室効果ガス排出量実質ゼロの実現に向け、総裁直属の「2050年カーボンニュートラル実現推進本部」を新設すると発表した。二階俊博幹事長が本部長を務め、来週にも初会合を開く方針だ。

 これに関連し、小泉進次郎環境相は4日の記者会見で「脱炭素の理解者を増やしていく活動を幅広くやっていきたい」と述べた。

5649名無しさん:2020/11/06(金) 00:44:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef43dde3f95ad8ef08f4a61fc5bc5aa96b851c6c
「すこぶる調子がいい」安倍氏“復権”の先に見据えるのは…
11/4(水) 11:34配信

 安倍晋三前首相は1日、退任後初めて地元・山口県に入り、父晋太郎氏の墓前に手を合わせた。持病の悪化に伴う無念の退陣表明から約2カ月。支援者の歓迎を受け、取り囲む報道陣を前に「今後は一議員として、地域の発展のために尽くしていきたい」。史上最長政権を築いた者として“復権”の先に見据えるのは何か。

 「総理の職責を果たすために全力を尽くし、今回、辞職しましたという報告をいたしました」

 午後、同県長門市で墓参を終えた安倍氏は、力強い口調で報道陣に復調ぶりを示した。その後は、近くの市役所支所など4カ所をはしごし、集まった支援者に「おかげで薬も効いて体調も早く回復している」。笑みをたたえ、一人一人と言葉を交わした。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、昨夏の盆以来となった帰郷。常々、「地元に帰れば元気になる」と語ってきただけに、花束も受け取って心身を充電した様子がうかがえた。

 「すこぶる調子がいい。辞めたのがうそみたい」。安倍氏の出身派閥・細田派の幹部は、最近の安倍氏に目を見張る。所属議員の政治資金パーティーに連日駆け付けてマイクを握り、夜の会合にも出席。アルコールも口にする。

 派内では、派閥復帰と会長就任を望む声が一段と高まり、安倍氏も周囲に「(来秋までに行われる)総選挙の前後を考えている」と、その時期に言及し始めた。「ここで終わるつもりはさらさらない、ということだ」と自民党関係者。院政を敷き存分に影響力を振るうキングメーカーか、「(首相)再々登板」への布石か。永田町では、近い将来の「安倍派」発足をどう読み解くかの推論がかまびすしい。

      ■ 

 安倍氏と親密な閣僚経験者はあるエピソードを基に、菅義偉首相体制の下でもキーマンであり続けていると指摘する。今後の最大焦点である衆院解散時期について安倍氏が最近、「私だったら、来年1月の通常国会冒頭だ」と持論を開陳したというのだ。

 内閣と党の支持率がともに高い時期を逃さず衆院選を仕掛け、野党を圧倒し、その流れで来秋の総裁選も制する-。この側近は「(政局の)相談を受ければ指南するのが安倍さん」。実際、首相は今も安倍氏と密に連絡を取り、外交の報告も欠かさないという。

 この日、在任中に念願成就できなかった憲法改正についても、安倍氏は「(安倍政権の間は議論しないとの)野党の言い訳はもう通用しない。より一層(議論の)機運を高めていくために、私も努力していきたい」と踏み込んだ。再始動のエンジンが全開になるのも遠くなさそうだ。 (河合仁志)

5650名無しさん:2020/11/06(金) 00:46:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e21d720c97a9222794d2c1ab01de5a3161292dd
自民・石破派、2週連続で定例会合見送り 代わりに昼食懇談会
11/5(木) 18:23配信

 自民党石破派(19人)は5日、週1回の定例会合を2週連続で見送り、代わりに派閥議員有志による昼食懇談会を国会内で開催した。石破茂元幹事長らを除く14人が集まった。

 石破氏が10月22日に派閥会長を辞任して以降、後任会長が決まっていない。毎週木曜の定例会合を開催できていないが、国会や党内情勢の情報共有を望む若手有志が先週に続き、昼食懇談会を企画した。懇談会終了後、平将明元副内閣相は記者団に「(雰囲気は)和気あいあいだった。モメンタム(勢い)が出てきた感じはする」と語った。派閥の方向性についての議論はなかったという。【立野将弘】

https://news.yahoo.co.jp/articles/0c6ac6198615e8e64403cfc10cb27b6d1a10db5a
伊吹氏「学問の自由は印籠か」 学術会議側をけん制
11/5(木) 21:42配信

 自民党の伊吹文明元衆院議長は5日の二階派会合で、日本学術会議の会員任命拒否問題に関連し「学問の自由と言えば、水戸黄門の印籠の下にひれ伏さなくてはいけないのか。憲法は、自由は乱用してはならないと定めている」と述べ、学術会議側をけん制した。

 学術会議の会員は特別職の国家公務員だと指摘し「一方的に政治的な声明を出すとか、学術会議の肩書で政治的な発言をするのは自粛しないといけない」と強調した。

 任命拒否した菅首相について「心中を忖度すれば、政府の一組織である者には、一方的な意見公表は自重してもらいたいと。人事を含め考えたという気持ちだったのではないか」と語った。

5651名無しさん:2020/11/06(金) 18:04:15
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092700157
首相動静(9月27日)
2020年09月27日22時02分

 午前10時現在、東京・赤坂の衆院議員宿舎。
 午前10時22分、同議員宿舎発。
 午前10時27分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のスパ&バーバー「カージュラジャ ティアド」で散髪。同ホテル内の中国料理店「星ケ岡」で秘書官と食事。午後1時32分、同ホテル発。
 午後1時38分、東京・平河町の都市センターホテル着。同ホテル内の宴会場「コスモスホール」で第13回公明党大会に出席し、あいさつ。
 午後2時13分、同ホテル発。
 午後2時17分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。
 午後2時25分から同58分まで、全国地方銀行協会の大矢恭好会長。
 午後3時から同30分まで、渡瀬裕哉早稲田大公共政策研究所招聘(しょうへい)研究員。同40分から同4時16分まで、水野弘道経済産業省参与。
 午後4時23分、同ホテル発。
 午後4時28分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後10時現在、同議員宿舎。

5652名無しさん:2020/11/06(金) 18:07:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/b76f2715017394422455be82f982f6fc7890a77e
菅政権は憲法改正で“安倍越え”を 「キングメーカー」二階が秘密会合で語った2つのこと
11/6(金) 11:12配信

 まさにキングメーカーの面目躍如の一夜だった。

「その日はまさに、新体制における野望を示す会でした。会合の音頭を取ったのは二階俊博幹事長(81)。彼の鶴の一声で、自民党の重鎮クラスが続々と集まったのですからまさに壮観でした」

 こう語るのはある自民党関係者だ。

 10月29日、築地の料亭である極秘会合が開催された。

 同日19時30分、路地裏に位置する料亭「治作」の前に続々と黒塗りの車が集結していた。降り立ったのは極秘会合を招集した二階氏を始め、岸田文雄前政調会長(63)、細田博之元官房長官(76)、竹下亘元総務会長(74)、森山裕国対委員長(75)、山本有二元農水相(68)、中谷元元防衛相(63)、森英介元法務相(72)、衛藤征士郎(79)等の大物政治家たちだった。

 岸田派、細田派、竹下派は派閥の領袖が参加し、麻生派の森氏、石原派の森山氏、谷垣グループの中谷氏、そして石破茂会長が退任した石破派からは山本氏がと、それぞれの派閥の重鎮が名代として参加した。事実上、各派閥が総結集した一夜となったのである。

秘密会合で話し合われた2つのこと
 二階氏が招集をかけた理由は何か。前出・自民党関係者が解説する。

「この会の発案者は自民党の憲法改正推進本部長を務める衛藤征士郎衆議院議員です。菅政権で“憲法改正”をどうするかをテーマに党内で話し合いたいと進言したといいます。『自民党として憲法改正原案を取りまとめるのが私たちの仕事である。菅総裁も「挙党態勢で取り組んでほしい」と言っている』と衛藤氏は熱く語り、二階氏も『よし、わかった』と快諾した。そして幹事長の鶴の一声で全派閥に招集をかけたのです。 会では竹下氏、岸田氏が乾杯の音頭をとり、熱い議論が交わされた。

 会合は関係者だけの極秘裏に行われ、政治部記者も会合の存在を知らなかったそうです」

 関係者への取材を総合すると、会合で話し合われたことは主に2つ。

5653名無しさん:2020/11/06(金) 18:07:22
>>5652

 1つは年内に「憲法改正案」を党でまとめること。もう1つは「国民投票法改正案」を年内国会に提出し成立を目指すこと。他にも北朝鮮問題などが討議されたという。

会合から見えた菅政権の野心
 この会合で話された内容にこそ、菅政権の野心が透けて見えると語るのは、菅政権に詳しいある政治ジャーナリストだ。

「菅政権の最大の後ろ盾となっているのが二階氏であることは衆目の一致するところです。実は二人には政治家として大きな弱点があると、これまでは囁かれて来ました。

 菅氏は実務肌とこそ評価されますがイデオロギー色が薄く、二階氏は媚中派と揶揄されるほど現実主義的です。つまり二人とも“政治信条”に欠けてると見られてきたのです。そこで憲法改正に着手することで、政治家として評価を高めたいという野心があるのではないかと、見ることが出来るのです」

 国内外で安倍政権の後継と見られている菅政権だが、水面下では脱安倍の動きも見られているという。その象徴の1つが安倍政権に大きな影響力を行使してきた今井秘書官からその実権を取り上げ、官邸内の権力構造を変えたことだ。

「いま、官邸内で最も力があるとされているのが和泉洋人首相補佐官(76年、建設省、東大工)です。和泉氏は補佐官ながら、安倍政権でも地位を築いていた北村滋国家安全保障局長(80年、警察庁、東大法)より今や格上になった。

 菅政権は和泉氏、そして菅首相の一本釣りによって共同通信から転じた柿崎明二首相補佐官が権力を握り始めている。今後、和泉・柿崎という補佐官コンビにより官邸は仕切られていくだろうという見方が強まっています」(政治部デスク)

“岩盤支持層”は現政権に対して冷ややか
 菅首相が官房長官として仕えてきた安倍政権は戦後最長という長期政権だった。安倍氏の人気を下支えしてきたのが、“岩盤支持層”といわれる右派の人たちである。憲法改正を旗印に掲げるなどイデオロギー色を前面に押し出してきた安倍氏に比べ、菅首相は思想性が薄く実務派というイメージが強い。こうした印象からか安倍氏を支持してきた右派勢力は、実は現政権に対して冷ややかであるとされている。

 10月26日に行われた所信表明演説でも、菅首相は憲法改正に関しては「各党が建設的な議論を行い、国民的な議論につなげていくことを期待する」と述べるにとどめた。これは安倍氏が今年1月の施政方針演説で「未来に向かってどのような国を目指すのか、案を示すのは国会議員の責任だ」と訴えたのと比べ淡泊だと、主要メディアで報道された。

 だが、表面上の動きだけで菅首相を測ることは出来ない。自民党総裁選まで自らの権力欲を一切出さなかったように、菅氏は野心の為に本心を隠せる政治家なのである。

5654名無しさん:2020/11/06(金) 18:08:00
>>5653

 菅首相が前任者を超えるためには、安倍政権を超える“何か”が必要となる。その最大の一手となるのが、安倍首相が成し得なかった「憲法改正」なのである。

党内で燻っていた不満
 じつは党内には憲法改正に対する不満が燻っていたと語るのは、別の自民党関係者である。

「安倍政権は常に憲法改正を旗印として掲げていましたが、在任のあいだについぞ発議すら出来なかった。“一強”として君臨した安倍首相が憲法改正に着手しなかったことについては、党内の改憲派からは失望の声があがっていた。安倍氏は憲法改正によって世論の批判を浴びる可能性を恐れ、支持率を下げたくないがために着手しなかったのではないか。つまり、憲法改正より政権延命を優先したのではないかという不満が燻っていたのです」

「現行憲法の自主的改正」は自民党結党以来の党是である。だからこそ、党内の改憲派内では、安倍氏が憲法改正への道筋も作れなかったことへの不満が蓄積していたのだ。

そうした状況下で二階幹事長は全派閥を招集し、憲法改正を議題とする極秘会合を催した。これは菅政権下で憲法改正を実現させたいという強い意思表示だと思われる。

「菅首相と二階幹事長は一蓮托生の間柄であり、菅氏を無視して全派閥に招集をかけるとは考えにくい。だから極秘会合も官邸との連携のもとに行われていると考えていい。

 憲法改正を成し遂げれば彼らの評価は一変する。そして“憲法改正”という実利のために、手練手管を使えるのも彼らの共通点です」(前出・政治ジャーナリスト)

 つまり菅・二階は結託して憲法改正を成し遂げようとしているというのだ。

野党が妥協の可能性も
 前出・政治部デスクが解説する。

「安倍政権下での憲法改正については、野党側が常に強く反発しており『在任中は改憲論に応じない』という姿勢を貫いていました。だが安倍氏の退任によって潮目は変わりつつある。実は野党内にも改憲論者は多い。いまの雰囲気を見ていると、野党内にも菅政権が改憲に動きだすことを期待していると見ることも出来る流れがあります」

 すなわち菅政権の出方次第によっては野党側に妥協の余地が生まれる可能性は高いということなのだ。

 退任した安倍氏も先日、「憲法改正をはじめやり残した仕事がある。一議員として課題に取り組みたい」と語っており菅政権での改憲に反対する理由はない。前任者からのお墨付きも得ただけではなく、更に二階氏によって自民党内の意思確認も進められている。外堀を埋めながら本丸を攻めるのが菅流だとすれば、来るべき日への環境整備は着々と進められているといえるだろう。

 極秘会合で露わになった菅・二階コンビによる“憲法改正”への動き。果たして菅政権の安倍政権越えを果たそうという野心は、実現するのだろうか。

赤石 晋一郎

5655名無しさん:2020/11/06(金) 22:42:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba57258b8618cf7a20d16d2462a44e21fde8bda5
男系維持、旧宮家養子を 保守系議員団、皇位継承で政府提言
11/6(金) 21:16配信

 超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」(古屋圭司会長)は6日、国会内で会合を開き、父方に天皇がいる男系の皇位継承を維持することを求める提言をまとめた。秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)になられたことを国内外に示す8日の「立皇嗣の礼」の後に菅義偉首相や加藤勝信官房長官に提出する方向で調整している。

 懇談会は、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設について、前例のない女系天皇誕生につながるとして反対の立場を取る。提言では、旧宮家の男子を皇族の養子に迎えたり、皇籍取得を可能にしたりすることで男系を維持する考えを盛り込んだ。皇室典範は改正せず、特例法制定での実現を目指す。

 また、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)の意向で旧宮家が皇籍離脱を余儀なくされた歴史的背景を提言の中で説明し、国民の理解を得たい考えだ。

 平成29年に成立した譲位特例法の付帯決議では、安定的な皇位継承策の速やかな検討を政府に求めている。政府は立皇嗣の礼の後に議論を本格化させる考えだが、首相は4日の衆院予算委員会で「男系継承が古来例外なく維持されてきた重みを踏まえながら慎重かつ丁寧に行う必要がある」と答弁した。

 加藤氏も6日の記者会見で「国民のコンセンサスを得るためには十分な分析、検討と慎重な手続きが必要ではないか」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fce3520277422d64fa2482eef42f474d45b63a8b
河野氏投稿は「蛮行だ」 ハンコ業界、二階幹事長に抗議
11/6(金) 20:09配信

 印章の産地として知られる山梨県の長崎幸太郎知事は6日、自民党本部で二階俊博幹事長と面会した。河野太郎行政改革相が「押印廃止」の印影と印章の写真をツイッターに投稿したことに抗議し、印章業界の窮状を訴えて支援を求めた。

 長崎氏は面会後、記者団に「血を流す業界。単にSNSのツイートだけでなく、具体的な施策を発信してほしい」と話した。面会に同席した全日本印章業協会の徳井孝生会長は「零細企業も多く、不安な気持ちで過ごしているなかで、傷口に塩を塗り込むような投稿だ。本当に蛮行だ」と河野氏を批判した。

朝日新聞社

5656名無しさん:2020/11/06(金) 22:54:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d641f62f3e7bee155b3e06cc1ca11309fc15c04
「10年後も闇将軍として君臨か」首相を辞めてから活発に動く安倍氏の今後
11/6(金) 19:16配信

■山口県庁を訪問した姿は「凱旋将軍」のようですらあった

 持病の潰瘍性大腸炎の悪化に伴い首相を辞任した安倍晋三前首相が、早くも活発に動き始めている。

 辞任してからまだ1カ月半しかたたないのだが、連日のように活発な動静が伝えられてくる。健康回復するのはもちろん好ましいのだが、自民党内部からは「ならば辞める必要はなかったのではないか」という皮肉が聞こえてくる。

 安倍氏は11月1日から3日間、辞任後初の地元・山口県入りした。

 2日には山口県庁を訪問。出迎えた約500人の職員を前に「7年8カ月、厚い支援を送ってくれた皆さまにお礼申し上げる」とあいさつした。村岡嗣政知事は「歴代最長の長きにわたり、重責を果たされた。県民を代表して心より敬意を表します」と呼びかけた。

 その光景は、まるで凱旋将軍のようですらあった。安倍氏はこの3日間、後援者や地元の記者団を前に、首相時代に積み残した課題、憲法改正に向けても意欲を示した。

■辞任してから3日後の9月19日、靖国神社への参拝を敢行

 それだけではない。安倍氏は辞任後活発な動きをみせる。辞任してから3日後の9月19日、靖国神社への参拝を敢行。さらに1カ月後の10月19日にも参拝している。

 首相時代は、中国、韓国などへの配慮から、13年12月に靖国参拝して以来自重していたが、首相を退任してその足かせが解けたということなのだろう。今後も足しげく通っていくことになるのではないか。

 この他にも9月28日には自分の出身派閥である自民党細田派の会合に出席。同派所属議員と記者団らの私的宴席にサプライズ出席することもあった。宴席などでは、酒は控えめだが、ジョークも交えながら軽快なトークを繰り広げている。出席者が、3度目の首相登板への期待を口にすることもあるが、その都度、「そんなことはあり得ない」と全面否定しつつ、まんざらでもなさそうな笑顔を見せているという。

5657名無しさん:2020/11/06(金) 22:54:32
>>5656

■1年以内に党内最大派閥「安倍派」が誕生する

 その安倍氏。今後どんな政治活動をするのか。当面注目が集まるのは、党内最大派閥・清和政策研究会(通称・細田派)への復帰だ。細田派は、その名の通り細田博之元党幹事長が領袖を務め、7年8カ月間の安倍政権を支えていた。安倍氏の父・晋太郎氏が会長を務めたこともあり(当時は清和会)、安倍氏もこの派閥にわらじを脱いだが、12年、首相就任の時、離脱していた。

 首相退任した今、安倍氏は古巣への復帰に意欲満々だ。周囲には、次の衆院選までは「一兵卒」にとどまり、選挙後に派閥復帰する考えを伝えている。このことは、永田町では大きなニュースとして伝わる。

 安倍氏が細田派に復帰するということは、自動的に即同派の会長となることを意味する。呼称も「安倍派」に変わる。来年秋までには衆院選は必ず行われるから、安倍氏は1年以内に自民党最大派閥のリーダーとなることが固まったといえるのだ。

 最大派閥のリーダーとして辣腕をふるった先人としては、1970年代から80年代にかけて「数の力」を背景に闇将軍といわれた田中角栄氏のことを思い出す。安倍氏は田中氏のようになれるのだろうか。

 その可能性は十分あると考えていい。その理由は3つある。

■安倍氏が「闇将軍・田中角栄」のようになれる3つの理由

 ①「安倍株」は高まっている

 まず安倍氏が求心力を維持して退陣したことを指摘したい。

 辞任理由は、第1次政権の時と同じように潰瘍性大腸炎の悪化による退場だったが、1度目の辞任の際に「政権投げだし批判」を受けた反省から、今回は、新首相が決まるまではきちんと政権運営する考えを表明。記者会見での立ち居振る舞いが潔く見えたことで国民の支持は上がった。政権末期に支持が上がるのは珍しいことだ。

 いいムードで菅義偉氏にバトンを渡し、その効果もあり菅政権は順調なスタートダッシュに成功した。現在の「安倍株」は自身の政権末期よりも高まっている。

5658名無しさん:2020/11/06(金) 22:54:53
>>5657

■66歳になったばかりで、あと10年はバッジを付けていられる

 ②安倍派は「ほどほどの総裁候補」を複数抱えている

 2つ目。これは、細田派の性質だ。

 衆参両院議員あわせて100人近い勢力を誇る圧倒的な数の力を誇るが、それに加えて「ほどほどの総裁候補」を多数抱えている。下村博文、稲田朋美、萩生田光一、西村康稔氏らが「ほどほどの候補」にあたる。本人たちは「ほどほど」と呼ばれるのは不本意かもしれない。

 ただ、将来の総裁就任に意欲を持ち、能力も評価されてはいるのだが、「次」を目指すにはまだ早いというのは客観的事実といっていいだろう。安倍氏は「次の次」もしくは「次の次の次」を目指す4人を競わせながら育てることになるのだろう。そして複数の「将来の総裁候補」を最大限活用して存在感を示すころができる。

 これは、自派の総裁を次々に誕生させるという意味ではない。自派のカードをちらつかせて他派に高く売りつけ、内閣や党の主要ポストを独占するという選択肢もあるだろう。これは田中角栄氏が長年とってきた手法だ。

 ③安倍氏はまだ若い

 3つ目。安倍氏の年齢だ。

 長期政権を築いてきたので高齢のような印象をうけるが、66歳になったばかり。体調さえ万全なら、あと10年はバッジを付け続けるだろう。

 これら3つの理由から、安倍氏は、令和のキングメーカーとして君臨していく可能性は十分ある。

■そして、「3度目の首相就任」というシナリオも残る

 ここまで「派閥会長」として隠然とした力を持ち続けるシナリオを書いてきたが、もう1つのシナリオがあることを指摘しておきたい。再々登板、つまり3度目の首相就任だ。先に紹介した通り、本人は「そんなことあるわけない」と笑う。ただ、過去の歴史をひもとくと伊藤博文氏は計4度首相に就任している。

 今の首相、菅氏が71歳。米大統領を激しく争ったトランプ氏が74歳、バイデン氏が77歳。そう考えると安倍氏の再々登板というシナリオは絵空事ではない。

 8月下旬、突然の辞任表明をした際は、政府、自民党を混乱に陥れたが、2カ月たらずで「おいしい」ポジションを確保しつつある安倍氏。あいかわらず浮き沈みの激しい、お騒がせ政治家であることには変わりない。

永田町コンフィデンシャル

5659名無しさん:2020/11/07(土) 10:40:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/70887335aef546c527b0622b0dca05f96119f855
「石破茂」突如辞任の裏側 来年の総裁選がラストチャンスか
11/7(土) 5:57配信

何ものにもとらわれない、自由自在な境地――。

 2015年に「水月会」を旗揚げした際、名前の由来をそう語った石破茂元幹事長(63)。10月22日には、その会長職を辞すると表明したが、皮肉にも氏が求めたのは“自由”だった。

 9月に行われた自民党総裁選で石破氏が得たのは、国会議員票26票に、地方票42票。最下位に甘んじた。

 10月25日には、地元・鳥取で記者会見を開き、〈(派閥所属議員の)みんながつらい思いをしてきたことに対して、言葉だけでは足りない〉と言及。“子分たちへの思い”を口にしたが、

「辞めざるを得なくなった、というのが本当のところではないでしょうか。総裁選での惨敗後、石破さんは派閥のメンバーとサシでの面会を重ねた。そこでかけられた言葉は“見通しが甘かった”“そもそも立候補すべきではなかった”という厳しいものも多かったと聞きますから」(政治部記者)

“また俺たちは反主流派として冷や飯を食わされるのか”。そんな派内の冷たい空気感を知るに及び、身を退かざるを得なくなったという見立てである。

 しかし、水月会の関係者は別の見解を披露する。

「石破氏は確かに、総裁選での惨敗に落胆してはいましたが、派閥の議員からの苦言はある程度、想定されたこと。むしろ氏は、昨年から、総裁選に照準を定めて、苦手だった飲み会にも頻繁に参加し、二階俊博幹事長とも面会するなど、変化をアピールしてきた。それでも力が及ばなかったことへの徒労感なんです」

 さらに、石破氏を悩ませてきたのは“派閥の長”という立場そのものだった。

「高知2区で派閥の山本有二衆院議員が選挙区で公認を得られるか危うく、徳島1区では後藤田正純、福山守というともに石破派所属の衆院議員が選挙区争いを始めてしまった。石破氏は“派閥の領袖として調整力が足りない”などと批判されましたが、そもそも氏がやりたかったのは“政策集団”で、“派閥”などではない。そこで一議員に戻って“政策の石破”として出直し、与野党の垣根を越えて人脈を培いたいとの思いが出てきたのです」(同)

 気になるのは、今後の総裁選への出方。

「菅義偉総理は次の任期も続投を目指すでしょう。その次となると、麻生太郎財務相率いる志公会が河野太郎行革相を押し立ててくるのは明白。だから、チャンスがあるとすれば、実質、来年の総裁選しかない。そこで敗北すれば、党を割るなんていう“まさかの選択”も、現実味を帯びてくるかもしれません」(同)

“自由”は見つかるか。

「週刊新潮」2020年11月5日号 掲載

新潮社

5660名無しさん:2020/11/07(土) 10:50:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9593c26fcd169d1200a0a44a244075e9b0f4f1b
河野氏の似顔絵ハンコ投稿に業界側「フォローのつもりか…非常に腹立たしい」
11/7(土) 7:17配信

 政府の進める「脱ハンコ」を巡り、印章の産地である山梨県の長崎幸太郎知事らは6日、自民党本部に二階幹事長を訪ね、河野行政・規制改革相への抗議を伝えた。河野氏は先月下旬、平井デジタル改革相から贈られた「押印廃止」のハンコを自身のツイッターに投稿し、その後、長崎氏からツイッター上で批判を受けて削除していた。

 長崎氏は面会で、「業界が希望を持てる具体的な施策を発信するように働きかけてほしい」と要望。全日本印章業協会の徳井孝生会長は「我々の業界の窮状をあざ笑うような投稿だ」と訴えた。二階氏は「党の議論や国会の質疑を通じ、政府をただすべきだ」と応じたという。

 河野氏は投稿を削除した後の4日、自身の似顔絵のハンコを並べた写真を新たに投稿した。徳井氏は記者団に「フォローしたつもりかもしれないが、非常に腹立たしい」と不快感を示した。

 長崎氏によると、河野氏は6日夕時点で面会の求めに応じていないという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/723de0374a42fb8852f7fcb1bd1925de48a5c75b
自民・石原氏、不信任案提出なら衆院解散も
11/5(木) 14:35配信

 自民党石原派会長の石原伸晃元幹事長は5日の同派例会で、衆参両院の予算委員会審議について「野党は誕生したばかりの菅政権にかなりきついことを言っている。こんな勢いで会期末に内閣不信任案が出たらさまざまな事態が考えられる。緊張感を持っていきたい」と述べた。

 状況によっては菅義偉首相が衆院解散に踏み切る可能性もあり得るとして、野党をけん制したものだ。

5661名無しさん:2020/11/07(土) 20:58:10
https://mainichi.jp/articles/20201106/k00/00m/010/274000c
菅首相、安倍氏の談話軽視? あつれき懸念も
会員限定有料記事 毎日新聞2020年11月7日 07時00分(最終更新 11月7日 20時32分)

 菅義偉首相が、敵基地攻撃能力の保有検討を念頭においた安全保障政策に関する安倍晋三前首相の「談話」を軽視しているのではないかとの見方が広がっている。一方の安倍氏は活発な動きで、路線継承するよう菅氏への圧力を強めているとの臆測もあり、新旧首相のあつれきを懸念する声も出ている。【木下訓明】

談話「効力は及ばない」
 菅氏は11月4日の衆院予算委員会で、安倍氏の談話について「私の内閣においても談話を踏まえて議論を進め、あるべき方策は考えていきたい」と述べる一方で、「この談話は閣議決定を得ていない。そういう意味において、原則として効力が後の内閣に及ぶものではないと考えている」と踏み込んだ。

 この談話は、退陣間近だった安倍氏が「首相の談話」として9月11日に発表した。抑止力の強化などについて、敵基地攻撃能力の保有検討を念頭に「与党ともしっかり協議し、今年末までに、あるべき方策を示し、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境に対応していく」と明記。安倍氏は記者団に対し、談話は次期政権を縛らないと前置きしつつ、「次の内閣でも議論を深め、責任を果たしていくのは当然だ」と語っていた。

 敵基地攻撃能力とは、攻撃される前に敵のミサイル基地などの拠点をたたく能力。安倍氏は在任中、ミサイル技術を向上させた北朝鮮の動向などを受け、敵基地攻撃能力の保有検討に意欲を持っていた。

所信から消えた「今年末」
 ところが、9月16日に就任した菅氏は、10月26日の所信表明演説で「イージス・アショアの代替策、抑止力の強化については、先月公表の談話を踏まえて議論を進め、あるべき方策を取りまとめていく」と述べただけで、安倍氏の談話にあった「今年末までに」という期限は抜け落ちていた。

 政府・与党内には「どうして『今年末』が消えたのか」「越年の可能性もあるのか」などと動揺が走り、敵基地攻撃能力の保有検討に関して、政府が年末までの結論取りまとめを見送るとの見方も出ている。

 安倍政権の継承を掲げていたはずの菅氏が、なぜ談話の「効力は及ばない」とまで踏み込んだのか。背景には、敵基地…

5662名無しさん:2020/11/07(土) 23:02:57
https://www.asahi.com/articles/DA3S14683827.html
(#政界ファイル)国民玉木代表と自民二階幹事長が会食
会員記事
2020年11月5日 5時00分

 国民民主党の玉木雄一郎代表は2日夜、都内の日本料理店で、自民党の二階俊博幹事長らと会食した。1日が誕生日だった亀井静香・元自民党政調会長を囲む集いで、ほかには二階派の武田良太総務相も参加した。

 亀井氏は玉木氏の政界での後見人的な立場で、かつて派閥・志帥会(現二階派)の会長を務めた縁もある。玉木…

5663名無しさん:2020/11/07(土) 23:53:43
https://mainichi.jp/articles/20201104/k00/00m/010/134000c
会長なき石破派はどこに 鴨下事務総長「総理の夢 ここでピリオド」 新しい集団へ
会員限定有料記事 毎日新聞2020年11月4日 18時10分(最終更新 11月4日 18時10分)

 自民党石破派(19人)は、石破茂元幹事長が10月22日に会長辞任を表明後、会長不在の状態が続いている。同29日に予定されていた派閥の定例会合も開催されなかった。他派閥からの引き抜き工作も加速する中、石破派はどこへ向かうのか。派閥事務総長の鴨下一郎元環境相に聞いた。【聞き手・立野将弘】

「明確な判断をしたのは潔いことだ」
 ――9月の自民党総裁選後、石破さんとはどのような話をしてきましたか。

 ◆私は石破さんとは過去4回の総裁選を一緒…

5664名無しさん:2020/11/08(日) 11:28:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bbc8431c354dd67cd92e7e4af59a23a753ad4fc
二階俊博vs麻生太郎のバトルが過熱…「おい麻生、お前はもう死んでるぜ」
11/8(日) 8:02配信

 まさに前代未聞、史上最高(齢)の戦いが始まった。生まれも育ちも、政治家としての歩みも、まったく違うこの二人。竜虎相搏つ、それが宿命だったのだ―。(※ただし、勝負はすでに決しています)

流行する「二階のマネ」
 最近、霞が関界隈にこんな「通達」が出た。

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〈内閣総務官室連絡 (自)幹事長室からの要請(幹事長への説明について)〉
----------

 「読後廃棄」と注意書きされたこの文書、件名の通り、自民党幹事長室からのある要請を周知するための内部文書だ。そこには、「官房幹部とも共有の上、今後の対応をお願いします」との文言に続き、こんなことが書かれていた。

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〈今後、各府省庁から二階幹事長への説明については、原則、事務次官対応としていただきたい〉
----------

 中堅キャリア官僚の一人が嘆息する。

 「つまり、二階(俊博自民党幹事長)さんのところに、局長とか課長程度の『下っ端』を寄越すな、ということです。

 政策や法案の説明の必要が生じた際は、トップの事務次官が幹事長室に出向いて来い、と。『対応に迷うときは、幹事長室とご相談をお願いします』などと追記もしてある。何もかも幹事長室=二階さんを通せということですね」

 自民党史上最長任期、いまや「極大幹事長」と化した二階が一声発すれば、どんな山でも動く。菅義偉総理は、自ら標榜した改革に四苦八苦しているが、二階には対岸の火事。

 総理や河野太郎行革相らの苦戦を尻目に、二階がチラリと睨みを利かせるだけで、永田町・霞が関のどんなルールも易々と書き換えられていく。

 これほど長いものには、ぜひ巻かれたいというのが国会議員の本能だ。いま永田町では、「飯食ったか?」と先輩議員が後輩議員に声をかけるのが流行っているという。

 「これも二階さんの影響なんですよ。『飯食ったか』というのは、もともと故・田中角栄元総理の口癖だった。配下の議員にそうやって声をかけ、面倒を見て、皆に慕われていた。

 二階さんは『俺は角栄さんの最後の弟子だ』と公言していて、同じような声のかけ方をする。そのため、『やっぱり自民党は義理人情の党だよなぁ』などと言い出す議員が急に増え、にわかに真似をする者が出ているんです」(自民党中堅議員)

 上から下まで、漂う空気も含めて二階劇場。すべてが二階の色に染まっていく。もはや政界で、二階の前に立ち塞がる者は、誰もいないのである。―というような状況を見て、苦虫を噛み潰したような顔でジリジリとしているのは、麻生太郎副総理兼財務相だ。

 (調子に乗りやがって)

 麻生はこのところ、存在感がまったくない。肩書は安倍(晋三)政権の時と同じであるが、「総理の相談役」「兄貴分」という扱いはもう誰もしてくれない。

 メディアの扱いも、定例の閣議前に菅総理の横に座っている姿がチラリと映るくらいで、発言が大きく取り上げられることもなくなった。

 仕方なく麻生は最近、菅や二階についてこっそり嫌味を言うことで、自らを慰めているという。

 「まあ、(菅も)お里が知れてしまったよね」

 日本学術会議が推薦した会員候補である6人の学者を任命しなかった件で、菅政権は炎上中。それを麻生は皮肉ったのだ。もちろん、助け舟を出すつもりなどない。

5665名無しさん:2020/11/08(日) 11:28:39
>>5664

福岡戦争を制圧
 「菅さんがイケメン風の官僚を総理秘書官につけた際も、『あいつは見るからにネクラだからな。花のある奴を身近に置いときたいんだろ』と、嫌味を言ってましたね。

 政権発足時の支持率が高いことも、『まあ日本人は叩き上げって言葉が好きだからな』と、ネチネチ言っていた。

 その菅総理を実質的に操縦している二階さんに対しても、当然、不満が爆発寸前です。大臣ポストだけでなく、選挙関連の党の要職もほとんど二階派が押さえていますからね」(麻生派中堅議員の一人)

 麻生が焦り、苛立っているのは、自らの膝元、福岡がいつの間にやら「二階の一味」に占領されかけているからだ。

 福岡県議会関係者の一人がこう解説する。

 「衆院福岡5区(福岡市南区の一部、筑紫野市、春日市など)が、『火薬庫』と化しています。現職の選出議員は麻生派の原田義昭(元環境相)。そこに、前県議会議長の栗原渉が対抗馬として出馬することになり、自民党が真っ二つに割れている」

 麻生子飼いの原田は、地元の県議選に自らの秘書を出馬させ、保守分裂の結果、野党候補に競り負けて保守系の議席を減らすなどして、自民党県連との関係が悪化していたという。

 にもかかわらず、麻生が原田をゴリ押しし続けるので、堪忍袋の緒が切れた県連の一部が、栗原の支持に回った。

 「麻生さんは、昨年の県知事選でも、自分と仲が悪い現職知事に対抗馬を無理やり立てて、惨敗を喫した。あれやこれやで、麻生さんに愛想を尽かした地元の自民党関係者がどんどん増えている。ではその離反者たちがどこに流れるかと言えば、菅政権で総務相に抜擢された、二階派の武田良太のところなのです」(同)

5666名無しさん:2020/11/08(日) 11:28:50
>>5665

85歳までやるんだよ
 福岡は長く、麻生や古賀誠(元幹事長)、山崎拓(元副総裁)が三つ巴で勢力争いをしてきた、修羅の国だ。

 ところがいまや、武田(11区)を筆頭に、宮内秀樹(4区)が農林水産副大臣、鳩山二郎(6区)が国交大臣政務官に就任し、二階派議員が大躍進。勢力伸長が著しいこの3人は、福岡で「武田三兄弟と呼ばれている」(別の県議会関係者)という。

 前出・麻生派議員がこう続ける。

 「自分の城が二階一味に乗っ取られる寸前なので、麻生さんは必死です。9月27日に地元で参院議員・大家敏志さんの政治資金パーティが開かれたのですが、麻生さんは主役の大家さんそっちのけで、原田さんを壇上に上げて猛プッシュした。

 次の選挙で原田さんが落選したら麻生さんは終わりですから、何が何でも勝たなければならない」

 今年80歳になった麻生が、千賀子夫人をはじめ周囲から、「引退して息子に地盤を譲ってはどうか」と勧められていることは、本誌も何度か触れた。しかし麻生は、「絶対に引退しない」と、ますます意固地になっているという。

 「麻生さんは、『(祖父の元総理)吉田茂は85歳まで政治家をやっていた。俺も85歳までやる』と言い張っているそうです。周囲は『あと5年なんて無理だろう』と呆れていますが、そこには、二階さんの存在がある。年上の二階さんがキャリアの頂点に向かいつつあるのに、俺だけ引退できるかよ、という思いが非常に強い」(同)

 そんな麻生が起死回生と、政治家人生の集大成を懸け、狙っている一大計画がある。

 「大宏池会」構想だ。

 宏池会は'00年、「加藤の乱」の失敗によって空中分解し、その後、今の麻生派、岸田(文雄前政調会長)派、谷垣(禎一元総裁)グループなどに分裂して現在に至る。

 そのバラバラになった勢力を20年の時を超え再び寄せ集め、「保守本流」を自任してきた往時の勢力を取り戻そうというのが、大宏池会構想だ。

 10月5日、岸田は派閥のパーティで演壇に立ち、

 「令和の時代の新たな政策集団を目指し、風通しが良く、そしてしっかりとした団結力を持つ、政局にあたっては戦闘能力を持つ集団として進化していかなければならない」

 と語り、大宏池会へ向けた決意を語った。

 だが、そんな麻生や岸田を、二階は嗤うだろう。

 (何も、わかっちゃいないわな)

 二階派のベテラン議員がこう話す。

 「そもそも大宏池会構想は、麻生さんが領袖として君臨するための構想。岸田さんが合流を呼びかけたとして、岸田さん自身はどういう立場に収まるつもりなのか。単に麻生さんの軍門に下るというのではまったく意味がない。

 逆に岸田さんがボスになるというなら、麻生さんが許さない。合流した挙げ句に、(麻生派の)河野太郎を総裁候補にする? 河野は身内からの人望がないので、それではまとまらない」

 麻生派54人、岸田派47人、谷垣グループ20人。合体さえすれば121人となり、最大派閥の細田派98人を超え、大宏池会が党内の最大勢力となる。

 だがそれは机上の数字で、この121人は「烏合の衆」に過ぎない。

 「先走って山口3区での衆院出馬を図る林芳正(元文科相)が象徴的で、岸田派ではボスの岸田が、すっかり舐められ、見限られている。

 麻生派も、もとは宏池会を離脱した旧河野グループ(大勇会)が源流だが、その時からいるのは森英介(元法務相)くらいで、『名ばかり宏池会』の寄り合い所帯に過ぎない。麻生の力が落ちれば、すぐに派閥は崩壊してしまう」(自民党閣僚経験者)

5667名無しさん:2020/11/08(日) 11:29:25
>>5666

「カチカチ山」は誰でしょう
 かつて自民党で「寄せ集め」といえば、二階派を形容する言葉だった。秋元司、河井案里ら疑惑の不良議員を囲い込み、「二階総合病院」などと揶揄する声もあった。

 ところが実際は、そうではなかった。チンピラ集団と思われた二階派は軍団として政争を勝ち抜き、「菅政権の総裁派閥」と言われるまで勢力を拡大。一方、宏池会系の各派閥は、遅れをとって分裂の危機に瀕している。

 いいように踊らされている悔しさに耐えかねてか、麻生は二階について、

 「まるでカチカチ山のタヌキだな」

 などと皮肉っているという。

 調子に乗り過ぎている二階一味は、必ずしっぺ返しを食らうはず。スキャンダルで炎上し、二階が失脚する可能性も十分ある。何より菅政権の支持率が下落すれば、二階も一気に求心力を失うかもしれない。その時こそ逆襲だ―。

 「そう考える麻生さんが狙う逆転の一手は、来年の自民党総裁選で、体調が回復した安倍さんに『4選』してもらい、キングメーカーに返り咲くことです。

 そのためには『数の力』が必要で、何としてでも派閥の崩壊は防がなければならない。今、麻生派の幹部が岸田派の議員の間を駆け回って、『軽挙妄動するな』と必死で説得しています」(麻生周辺)

 しかし、やはり二階は嗤うだろう。

 (わかっちゃいないわな。俺はパンダだよ)

 二階に近い自民党幹部の一人はこう語る。

 「背中に火が付き、アチチ、アチチと駆け回っているのは麻生だろう。大宏池会をまとめようとしても、岸田派では、追い出された古賀誠を慕う議員も多く、その古賀は二階と繋がっている。

 衆院鞍替え騒動を起こした同派の林が、公認を得るため二階派に入るという話まで出ている。宏池会はすでに切り崩されている」

 ちなみに、二階幹事長室に展示された和歌山名物・パンダのぬいぐるみの隣には、ウサギ(ミッフィー)のぬいぐるみも鎮座している。

 タヌキを嵌めて大やけどさせた上、最後は泥舟に乗せて海に沈めるのは、ウサギの仕事だ。ブクブクと沈んでいくタヌキを見ながら、ウサギの皮を被ったパンダがこうつぶやくのだ。

 「おい、お前はもうとっくに死んでいたんだぜ」

 得体のしれない怪物に、化かし合いを挑んだ時点で麻生の負け。ゾンビが二階劇場に登場する予定は、今のところない。(文中敬称略)

 『週刊現代』2020年10月24・31日号より

週刊現代(講談社)

5668名無しさん:2020/11/08(日) 23:16:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/63350169d3438177a335533a10895c196fd2daea
【点描・永田町】「大宏池会」構想の思惑と成否
11/8(日) 19:03配信

 自民党総裁選で菅義偉首相に惨敗して約8年ぶりの「無役」となった岸田文雄前政調会長が突然「大宏池会」構想を打ち上げたことが、自民党内に波紋を広げている。保守本流の名門「宏池会」の流れをくむ党内第2勢力で麻生太郎副総理兼財務相の率いる麻生派や、谷垣禎一前幹事長を慕う旧谷垣グループと合流することで、来秋の総裁選再挑戦に向けて党内支持拡大を狙う思惑がにじむからだ。ただ、秋波を送られた麻生氏や周辺の反応は概して冷たく、岸田派内にも「なぜ今、合流なのか」との疑問の声が出るなど、早期実現は困難との見方も広がる。

 岸田派(宏池会、47人)は10月5日、都内のホテルで政治資金パーティーを開催し、主催者としてあいさつした岸田氏は「宏池会の大きな塊を実現できるように先頭に立って汗をかく」と語り、宏池会から分派した麻生派(志公会、56人)と谷垣グループ(有隣会、他派掛け持ちも含め20人余)との合流による「大宏池会」の実現を目指す考えを表明した。

 パーティーには、麻生派や谷垣グループの幹部らも出席。岸田氏は、「宏池会は過去に何度か分裂の歴史を繰り返してきた。しかし、『分断から協調へ』の重要性を訴えている以上、宏池会こそが身をもってそれを実践していかなければならない」と、合流の必要性を訴えた。この後岸田氏は8日、自らが呼び掛けた谷垣グループ幹部らとの会食で、「宏池会は間違いなく変わる」と、吹っ切れた表情で熱弁を振るった。岸田氏は今後、麻生派との合流工作も積極的に進める構えだ。

 ただ、肝心の麻生派の反応は芳しくない。同派幹部は「当面、菅首相を支える主流派の一角を占めるのが基本戦略」と語り、大宏池会構想についても「すでに総裁候補として河野太郎氏(行革・規制改革担当相)がいる」と突き放す。また、総裁選で自主投票となった谷垣グループ幹部も「合流は選択肢の一つだが、麻生派と対立する議員も多く、無理に進めればこちらも分裂する」と首をかしげる。

麻生、古賀両氏の確執で立ち消えの過去も

 そもそも、この大宏池会構想は2018年の前回総裁選の数年前、麻生氏が側近を通じて密かに岸田氏に派閥合流を持ち掛けたとされる。両派が合流すれば、最大派閥の細田派(清和会、98人)と肩を並べる巨大派閥となるからで、関係者は「合流後は麻生・岸田派(宏池会)とし、麻生会長、岸田総裁候補の2頭立てで派を運営するとの具体案もあった」と証言する。ただ、麻生氏が「古賀誠元幹事長(宏池会名誉会長)と手を切るのが条件」と迫り、岸田氏が踏み切れずに立ち消えになったとされる。麻生、古賀両氏は同じ福岡県を地元とするライバルで「互いに口も利かない関係」(麻生氏側近)だったことが背景にある。

 ところが、今回は岸田氏が古賀氏に名誉会長退任を促し、古賀氏も受け入れる意向を示したことで、岸田氏が麻生氏に秋波を送る格好となった。ただ、岸田派内の古賀氏側近議員の派閥離脱の動きも浮上し、麻生派からは「他派の力を借りようとするのは虫がよ過ぎる」(幹部)との声も出る。そうした中、岸田氏のライバルの石破茂元幹事長は22日の石破派臨時総会で派閥会長辞任を表明した。総裁選惨敗の責任を取るのが理由だけに、岸田氏も当惑を隠せない。同日夜には自民各派事務総長が会合を開き、「一致して菅政権を支える」ことを申し合わせるなど、党内は“菅1強”への流れが加速している。来秋の総裁選をにらむ河野氏ら次世代リーダーの台頭も岸田氏を脅かしているだけに、「大宏池会構想は岸田氏の悪あがきに終わる」(自民長老)との厳しい指摘も少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」11月2日号より】

5669名無しさん:2020/11/09(月) 12:56:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/2399e993239604b7363198828be63934e8511036
菅義偉「叩かれるのには慣れている、オレは叩き上げだから」
11/9(月) 11:01配信

 おらおらおらおら〜! 鋼は熱して、叩いて叩いて叩き上げれば、鬼をも滅する刃となる。叩きたい奴は叩け。オレが挫けることは絶対にない!!  てな具合にブームに媚びた、ガースー劇場開幕。発売中の『週刊現代』が特集する。

「特高顔」と書かれ激怒
 最近、官邸の「ガースー」こと、菅義偉総理が大いに怒った件がある。

 「なんだこの見出しは!」

 菅が内閣官房の職員を呼びつけ、

 「この記事を読んでみろ!」

 と怒鳴ったのは、毎日新聞の10月28日付夕刊に載った、作家・辺見庸氏のインタビュー記事のことだった。

 〈この国はどこへ コロナの時代に 作家 辺見庸さん 首相の「特高顔」が怖い〉

 コロナ禍の中、世に閉塞感が蔓延し、日本が「排除型社会」に陥りつつあるという辺見氏の懸念を伝える記事である。

 その中で、同氏は菅を「怖い」と語る。

 〈彼は昔の特高(戦中の特別高等警察)の仕事をしてると思うんだよね〉

 〈日本学術会議の人選で容赦なく6人を外すっていうのがそうでしょ〉

 〈菅さんの場合は機密という意味のインテリジェンスはあっても、総合的な知性という意味でのインテリジェンスがないと思うんです。だから、この人は好かんな、怖いなというイメージがあります〉

 〈菅さんっていうのはやっぱり公安顔、特高顔なんだよね。昔の映画に出てくる特高はああいう顔ですよ〉

 菅はカッとなった。

 「こいつ(辺見氏)はいったい誰だ!」

 慌てた周囲が「著名なジャーナリストです」と説明して宥めようとしても、怒りが収まらない様子だったという。

 (インテリジェンスがないだと……? おらの、おらの、どこが特高だ)

「鬼滅ブーム」に乗っかって
 菅は衆院予算委員会の初日、大ブームとなっている漫画『鬼滅の刃』の主人公のセリフを用いて、

 「全集中の呼吸で答弁する」

 などと言って受けを狙ったが、他の国会議員らには意味が通じず、スベってしまった。

 その様は痛々しくもあったが、実は無理しなくとも、菅には自身も認める、もっと似つかわしい漫画作品がある。『釣りキチ三平』(矢口高雄作)だ。

 「最近はパンケーキなど、スイーツ好きを前面に押し出して世間の好感度を上げようとしている菅さんですが、大好きな趣味のひとつに、渓流釣りがあるんですよ。腕にも自信があるようで、毛バリまで自作するタイプ。

 そのため、以前は自分こそが『釣りキチ三平』のモデルなんだ、などと話してアピールしていました」(自民党ベテラン議員)

 本当に菅がモデルであるかどうかは不明だが、三平は山村で祖父と暮らす純朴な少年で、秋田から上京してきたことを売りにする菅には、確かにそちらのほうが相応しい。

 釣り少年・三平は、自分のことを「おら」と言うのが特徴だ。漫画を利用して支持率につなげたいという菅の意思を尊重し、本稿では菅の一人称を「おら」とする。

 (お、おらを……おらをバカにして……)

 菅が辺見氏の記事に激怒した背景には、「痛いところを突かれた後ろめたさがある」
と言うのは、とある自民党の閣僚経験者だ。

 「人脈豊富などと言われていた菅だが、総理に就任して以降、徐々に周囲から人がいなくなってしまった。『一度でも逆らった奴は決して許さない』という菅の恨み深い性格が知れ渡ったこともあり、恐れて誰も近づこうとしなくなってきている」

 叩き上げの苦労人、という看板で自らの評判を上げてきた菅は、「周囲への気配り」は武器の一つだった。

 「きちんと総理に言っておくから」

 官房長官時代はこれが口癖で、前総理の安倍と、他の議員や官僚たちとの間を取り持ち、気さくに声をかけたりもした。それが、総裁選で「菅さんなら」という空気が醸成される下地にもなった。

5670名無しさん:2020/11/09(月) 12:56:20
>>5669

なぜ逆ギレ
 だが、そうした「良さ」が、総理になってからはすっかり失われてしまったという。

 「総理だから多忙というのは分かるが、目つきも悪くなったし、話ができる雰囲気でもなくなった。

 官房長官時代、かつて自民党参院のドンと言われた青木幹雄(元参院議員会長)とは月イチで必ず会合をしていたが、それも中断しているという。

 かつては、出産した鈴木貴子議員にわざわざ直接電話をかけて祝辞を伝えるなど、『そこまでやるか』というくらいのキメ細やかさが売りだったが、そうした部分がすっかり鳴りを潜めている」(前出・閣僚経験者)

 菅に何か口を出せばクビが飛ぶ。誰もが萎縮しており、腫れ物に触るような扱いに……。

 「菅総裁になってポスターもできたのですが、議員会館や地元にそれを貼ろうという気にならないんですよね……。

 安倍政権では、なんだかんだでけっこう自由に発言や提言ができたのですが、菅さんの場合、目を付けられたら陰湿な復讐をされかねないという雰囲気がある。正直、自民党内の空気はどんどん悪くなっています」(若手代議士)

 まるで特高のようだ、という指摘は、つまり図星なのだ。痛いところを突かれ、ゆえに菅は逆ギレしたということだろう。

 菅がイラつく要因としては、一部で危惧されていた国会での答弁下手という問題もある。

 「機転が利くタイプではないし、そもそも舌の滑りが良いほうではないので、答弁で失敗をするんじゃないかと当初から危ぶまれていたが、案の定、言い間違え等も多い。

 『菅総理になるべく答弁させないようにするには、どうしたらいいか』と、閣僚や秘書官たちが頭を悩ませているほどです」(官邸スタッフの一人)

 菅は先の外遊でも、「ASEAN」を「アルゼンチン」と言ったり、「カバレッジ(カバー率)」を「カレッジ」と言い間違えたりして、顰蹙を買ってしまった。

 他にも、所信表明演説で「重点化」を「ゲンテン化」(? )としたり、「被災者」を「被害者」と言ってみたり……。

5671名無しさん:2020/11/09(月) 12:57:00
>>5670

字が小さい!
 ただ、菅はこうした間違いについて、「おらのせいじゃない!」と言い張っているという。別の官邸スタッフがこう嘆く。

 「菅さんは、『字を大きくしない官僚が悪い』と言っています。

 答弁を作成する側としては、大きな字にすると原稿をマスコミに撮影されて面倒な事になりかねないので、『老眼鏡を上手く使ってくれないか』と思っているようですが、『とにかく大きくしろ! 』とばかり。

 菅さんは、自分が官僚に恐れられ、距離を取られていることに気づいています。そのため、官僚たちが自分を無視して、嫌がらせをしているのではないかと、疑心暗鬼になっている感じですね」

 衆院予算委では、立憲民主党など野党議員が入れ替わり立ち替わりで、日本学術会議の会員の任命拒否問題をしつこく追及しているが、菅は、「任命の理由については、人事に関わることなので(答えを)控えたい」の一点張り。

 「おらに逆らった学者など許せぬ」というホンネは言えない事情があるにせよ、その裏には、官僚たちのサボタージュで、気の利いた反論が捻り出せないという理由もありそうだ。

麻生「やらせねぇよ」
 菅の微妙な悩みの種は、他にもある。

 「安倍政権における今井尚哉補佐官に代わり、菅さんの懐刀と言われた和泉洋人補佐官が、現在は官邸を取り仕切っています。この和泉さんの手法が大雑把なので、周囲の官邸官僚と軋轢が起きている」(官邸関係者)

 それが表面化したのは、先の菅によるベトナム・インドネシア訪問だった。

 首脳会談の際、和泉は通訳を挟んだ菅の隣に陪席。これが内々で大問題となっている。

 「その場には北村滋国家安全保障局長もいて、官僚としては和泉さんより格上。当然、総理の隣は北村さんが座るべきところですが、和泉さんが出しゃばって座り、『最側近』のアピールをした。

 これに、北村さんの出身母体である警察庁の官僚たちが『どういうつもりだ』と怒っています。

 和泉さんは、いわゆる『コネクティング・ルーム不倫』についても、悪びれもせず自分でネタにして笑いを取るなど、なかなか太い神経の持ち主です。

 反面、細かい配慮がなく雑なので、官邸官僚同士の対立を助長しているきらいがある」(同)

 四苦八苦のガースー劇場を見て、最近、機嫌が良くなったのが麻生太郎(副総理兼財務相)だ。

 「(学術会議の問題は)菅政権の支持率が低下しただけじゃなく、日本全体のイメージダウンにもなったよな」

 麻生は菅の苦労を他人事のように眺めながら、チクチクと嫌味を言っているという。自民党幹部の一人がこう話す。

 「菅が麻生派の河野(太郎行革相)を、自分の息がかかった将来の総裁候補にしようとしていると見て、頭にきた麻生は、『これだけ大きくなった派閥(麻生派の運営)は河野には無理だろう』などとケチをつけ始めた。

 麻生は菅が、河野を売り出すことで自分を事実上の『一丁上がり』に追い込むつもりだと看破している。だから『そんなことはさせねぇよ』と釘を刺しているんだ」

5672名無しさん:2020/11/09(月) 12:57:38
>>5671

「安倍復活」はあるか
 一時は逼塞状態に追い込まれかけた麻生にとって、朗報となったのは安倍前総理の「復活」だ。

 「総理をやめてから、安倍の体調が回復しているのは事実。その安倍は、側近の今井を切った菅に不信感を抱いている。

 麻生にしてみれば、また安倍を担いで再々登板させ、一気に復権するというシナリオに現実味が出てきた。

 そのため、麻生は菅が『死なない』程度に邪魔をするつもりでいる。菅が打ち出した地方の金融機関の再編などは、麻生と財務省の横槍で頓挫する可能性が高い」(前出・閣僚経験者)

 麻生は周囲に、菅のことを「所詮は安倍家の使用人」などと嘯いており、それを小耳に挟んだ菅との関係が、いよいよ険悪になっているという。

 「はっきり言って、菅さんと麻生さんの関係は修復不可能になっています。麻生さんは『早期の解散総選挙』を主張していますが、自分が言ってもどうせ菅は聞き入れはしないとも思っている。

 早期解散をせずにズルズルと引っ張って菅総理が支持率を落とすなら、安倍さんを担いで安倍4選を目指す。

 仮に来年、冒頭解散があっても、自民党の議席が減ったら、それを口実に菅さんを追い落とす。それが麻生さんが描いている戦略です」(前出・官邸関係者)

 では、菅はどう対抗するのか。疲労困憊で夕方になると官邸で居眠りしてしまうと囁かれている菅だが、「おらはやる!」と強気の姿勢を崩していないという。

 なぜなら菅は、その手にまだ、最強にして最高のカードを握っているからだ。
(おらには、あの二階さんがついているのだ! )

 つい「特高顔」になってしまい、周りから人がいなくなった菅だが、実は二階俊博幹事長とのコンタクトだけは欠かさない。

 いま、菅と二階の間をつなぐ、強力なパイプとなっているのが、国対委員長の森山裕と二階側近の林幹雄幹事長代理だ。

二階「次がいるから」
 別の自民党幹部がこう解説する。

 「菅は毎朝6時くらいに、『モーニングコール』を森山にかけている。二人とも下戸で、朝が早いから都合がいい。

 菅から官邸の意向や動きを聞いた森山が林と相談して、午前中のうちに調整と整理をし、午後一番に二階に伝える。

 二階がそれらを聞いて、『いいんじゃないか』と言えば、それが政策のGOサイン。これが菅政権の現在のルーチン(日課)になっている」

 二階さんがいれば、おらは何も怖くない。おらの政権は、大丈夫だ――。

 (麻生だろうが安倍だろうが、舐めるんじゃねべ。もっともっと、おらを叩け! 叩くがいい)

 ガースー劇場は、まだ始まったばかり。大盛況・二階劇場の隣で公演していれば、客の入りで困ることはないっぺ。

 果たしてそうだろうか。

 「二階はそれほど甘くない」と語るのは、自民党元幹部だ。

 「釣りキチと称する総理だが、二階の手法は釣りではなく『定置網』。自分は動かず、網だけを仕掛けて、獲物がかかるのをじっと待つ。

 二階は、安倍と麻生が復権を狙っているのは十分承知している。だから、菅に代わって対抗するための『網』をもう仕掛けている。

 たとえば、幹事長代行に据えた野田聖子。石破(茂元幹事長)とその派閥にも仕掛けをし、二階派の拡大もして、菅の『次』にも対処できるようにしてある。絡めとられた菅が、いつまでもエサをもらえるとは限らない」

 おらが二階を釣り上げたのではなく、おらは網にかかったのだ―。
それを忘れてしまうと、ガースー劇場は、意外に早く終幕してしまうかもしれない。
(文中一部敬称略)

 発売中の『週刊現代』ではこのほかにも「65歳すぎた夫と妻 やってはいけないこと やめるべきこと」「妻の財産、夫の財産、夫婦の財産 お互いどこまで情報共有すべきか」「医療特集 パンであなたは脳梗塞になる」などを特集している。

 『週刊現代』2020年11月14・21日合併号より

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週刊現代(講談社)

5673名無しさん:2020/11/10(火) 21:21:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/4668ddf70b3564e42373a1dd2bebdc229da2c218
「どうぞご随意に」二階幹事長、与党幹部の“解散総選挙”に静観の構え
11/10(火) 7:24配信

 与党の幹部が相次いで年明け早々の解散総選挙に言及したことに対し、自民党の二階幹事長は「いちいち幹事長がその発言は良かったとか正しかったとか、どこが足りないとか、いちいちそんなこと言うべきじゃありません。どうぞご随意に」と、あえて静観する構えをみせた。

 また、アメリカ大統領選挙の結果を受けた菅総理大臣の訪米が来年1月以降に決まれば解散時期にも影響が出るのではないか、との見方には、「総理の訪米と解散とは関係ないんじゃないですか。全くないというわけではない、政治ですからね/特に関係があるはずがありません。アメリカはアメリカ、日本は日本ですから」と話した。(ANNニュース)

https://news.yahoo.co.jp/articles/2152f877992e14c6f88e15a8315f4073ac74457f
自民・二階幹事長“年明け解散”に静観の構え
11/10(火) 7:31配信

 与党の幹部が相次いで年明け早々の解散総選挙に言及したことに対し、自民党の二階幹事長はあえて静観する構えを見せました。

 自民党・二階幹事長:「いちいち幹事長がその発言は良かったとか正しかったとか、どこが足りないとか、いちいちそんなこと言うべきではありません。どうぞご随意に」
 また、アメリカ大統領選挙の結果を受けた菅総理大臣の訪米が来年1月以降に決まれば解散時期にも影響が出るのではないかとの見方に二階幹事長は。
 自民党・二階幹事長:「総理の訪米と解散とは関係ないんじゃないですか。全くないというわけではない、政治ですからね。特に関係があるはずがありません。アメリカはアメリカ、日本は日本ですから」

テレビ朝日

5674名無しさん:2020/11/10(火) 21:25:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/46129c203be1e858a3f9e05a8e90497268e03ec9
安倍晋三氏、バイデン大統領誕生に消えた再始動プランは「トランプ特使」
11/10(火) 6:04配信

「う〜ん、なんだかお腹まわりがだぶついてきたなあ」なんて、聞こえてきそうな掴み方である。10月29日、衆院本会議中の議席でお腹のぜい肉を気にするのは、安倍晋三前首相(66)だ。

 持病の悪化を理由とした電撃辞任劇から2カ月、最近は体調も良好らしい。

「辞任前後は重たそうだった足取りも、最近は軽やか。昭恵さんの経営する居酒屋から食事を取り寄せて、自宅で食べることも増えたそうです」(自民党中堅議員)

「安倍さんは、『自分でも驚くほど元気になった。辞める前には、ここまで元気になれるとは思わなかった』と周囲に話しています。

 ほぼ毎日、議員会館の事務所にいて、夜は細田派の議員などとの会食をこなしています。お酒はさほど飲みませんが、好物の肉もしっかり食べるようになりました」(自民党関係者)

 じつは、健康を取り戻した安倍氏が心待ちにしていた再始動プランが、政府内にあったというのだ。

「トランプ大統領が再選を果たした暁には、安倍さん夫妻が政府特使として駆けつける予定だったんです。“ドナルド” “シンゾー” と呼び合うほどの信頼関係ができていましたから、安倍さんはお祝いの特使としてうってつけだったわけです」(前出・自民党中堅議員)

 だが、全米各地で開票が進むにつれて、トランプ氏は失速。シンゾーが再選祝いに駆けつける “プラン” は幻へ--。

「昭恵さんも訪米を楽しみにしていて、そのときに着るために新しく赤いドレスを発注していたそうなんです。安倍さんも辞任されてから、『これからは女房孝行をしたい』と言っていたので、ご夫妻は相当残念がっているんじゃないでしょうか」(安倍夫妻の知人)

 安倍氏は、《新しい薬が、大変よく効いている。(中略)なるべく静かなかたちで活動を再開していきたい》(「夕刊フジ」11月7日付)と話し、意欲を燃やす。

 だが、米国大統領に就任する見込みのジョー・バイデン氏(77)の新政権移行チームに対するパイプ役として期待が集まるのは、シンゾーではないようだ。

「バイデン新政権の閣僚として名前があがっているジョン・F・ケリー元国務長官と岸田文雄元外相は、オバマ大統領の広島市訪問を実現するために2人で尽力し、それ以降厚い信頼関係があるそうです。うちの北米担当は、バイデン新政権と菅政権のパイプ役として、岸田さんを立てて動いています」(外務省関係者)

 アッキーとお腹のぜい肉を気にする静かな日々が、しばらく続きそうだ。

(週刊FLASH 2020年11月24日号)

5675名無しさん:2020/11/10(火) 22:29:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0b67108820bd29a69bcb232d95c837bc68b6956
河野太郎氏、ここへきて「資質が問われる」と自民党内で大批判され始めたワケ
11/10(火) 6:31配信

ハンコをバカにするようなツイート
 「そもそもメディアが彼を持ち上げすぎ。所詮、あの程度の男なんだから。期待してはいけないんだよ」

 自民党麻生派のベテラン衆院議員はこう苦笑しながら話した。この議員が言う「あの程度の男」とは、河野太郎行政改革担当相のことだ。

 どういうことか。菅義偉政権が発足して1週間余りが経った9月25日、河野氏は「正当な理由がない行政手続きについては、『ハンコをやめろ』ということを押し通そうと思う」と宣言した。縦割り行政打破を託された河野氏が挙げたアドバルーンが、行政の押印廃止だった。

 確かに、日本社会は多くの手続きに押印がつきまとう。新型コロナウイルス流行で4月7日、安倍晋三首相(当時)が緊急事態宣言を出して以降、各企業ではリモートワークが数多く採用されたが、書類を決裁するために押印が必要となり、そのためだけにわざわざ出社するような事態があると喧伝された。

 とは言っても、実態は意外なほど少なかったのだが、しかし、行政でも企業でも日本社会に定着している「押印制度」が、不要不急な外出を妨げる要因となっているとの“誇張された指摘”がなされたのだ。

 そこで、行革推進の第一矢として河野氏が行政の押印廃止を推し進めることとなった。この河野氏の行動に、快哉を叫んだ人も多い。212万人のフォロワーがいる河野氏のツイッターには、河野氏を応援するコメントが数多く並んでいる。

 しかし、行政手続きの見直し、制度の簡素化とは別の問題が出てきたのだ。事の発端は10月29日に遡る。河野氏は自身のツイッターに「2+1は田村厚労大臣と。平井大臣からのプレゼント」とのつぶやきとともに、平井卓也デジタル改革担当相と笑顔でのツーショット写真、さらに「押印廃止」と彫られたハンコと捺印の写真をアップしたのだ。

 要するに、押印廃止のアピールにわざわざハンコを用いるという皮肉によって、押印廃止に積極的な支持者の「内輪受け」を狙ったのだろう。

「私たちへの侮辱だ」
 このツイートに対して怒りをあらわにし噛みついたのが、長崎幸太郎・山梨県知事だった。長崎知事は「唖然として言葉も出ません……ただただ限りない『嫌悪感』。(中略)あたかも、薄ら笑いを浮かべながら土足で戦場の死体を踏み付ける残虐シーンの映画を見ているが如き」と書き込み、リツイートした。山梨県は全国有数のハンコ生産地だという。

 このやりとりだけを見ると、一見、改革勢力と既得権益の闘いのように受け取られがちだが、そうではない。業界団体「公益社団法人全日本印章業協会」の福島恵一副会長は、こう語る。

 「社会がデジタル化に対応するために変わらなければいけないのは理解しているし、不要な押印は求めないという時代の流れは仕方ないと感じている。しかし、このツイートは次元が違います。私たち印章業者に対する侮辱でしかない」

 平井氏がわざわざ業者に発注し、作らせた「押印廃止」というハンコ。それを贈られ、押印した写真を無邪気に喜んでツイッターに投稿する河野氏の神経に怒りを爆発させたのである。

 「悪ふざけしてほくそ笑んでいる姿が拡散される。これを見た人がどういう気持ちになるのか、全く想像せずに投稿していることに対して、議員としての資質を疑ってしまいました」(福島副会長)

5676名無しさん:2020/11/10(火) 22:29:55
>>5675

想定内の行動
 冒頭の麻生派の議員が言うのもこの点だ。以前、ポスト安倍について麻生派の河野氏の存在について聞いた際、この議員は「人としてダメだね」と、一刀両断していた。人の言うことに耳を貸さない、キレると手がつけられないなど、自分勝手な言動が派閥内でも問題視されていたというのだ。加えて、自分が敵わないと思う相手には平身低頭になる。要は、強い相手にはビクつき、弱い相手には強面で通すとの指摘だ。

 そんな人間性だから、一国のリーダー候補に挙げること自体、おこがましいと語ったのである。このツイッターの一件があって、改めて聞いた時、冒頭の発言が出てきたのである。この議員に言わせれば、いわば“想定内”だったというのだ。

 自民党の「日本の印章制度・文化を守る議員連盟(ハンコ議連)」の会長代行を務める城内実衆院議員は憤懣やるかたない表情でこう語る。

 「4日夜、協会関係者に電話をしたら、『これまで誇りを持ってやってきた仕事なのに、河野大臣、平井大臣にこれだけコケにされた。業界のみんなに申し訳ないし、情けない』と、嗚咽しながら話してくれました。軽い気持ちとか、冗談で済む話ではない」

 当の河野氏は長崎知事の指摘後、自身のツイートを削除。11月4日、閣議後の記者会見で河野氏は「ハンコを使ってメッセージを出すことを考えられないかという提案だった」と、釈明した。しかし、ハンコ業界は敵でも抵抗勢力でもない。「メッセージ」というのはあまりにもお粗末だという批判は、甘んじて受けるべきだろう。

 また、平井氏も「これからはちゃんと説明していきたい」と会見で述べたが、あのようなハンコをわざわざ作った理由をどう説明するというのだろうか。理由があるのであれば、しっかり聞いていきたい。

 近年、数多くの政治家が自分で発信するツールとしてツイッターを活用している。世界に目を向ければ、大統領選で物議を醸している米国のトランプ大統領がその典型例だし、日本でも橋下徹・元大阪市長のツイッター活用術が話題となった。

 たかがツイッター、されどツイッターである。その時の気分で、何気なしに書き込んだものが大問題になる。公人であれば、会見などの発言とともに責任が生じるのだ。ところが、河野氏はこのツイート削除後、自身のツイッターでこの件に関する発言は皆無となっている。

二階幹事長が語ったこと
 11月6日、東京・平河町の自民党本部に長崎知事、ハンコ議連の城内氏、協会関係者が訪れ、二階俊博幹事長に要請書を手渡した。事情説明などで面会は約30分も要した。“この手のセレモニー”では異例の時間だった。その後、長崎知事らは会見に応じ、「(河野氏は)面会を求めているが、応じてもらっていない」ことを明かし、河野氏に対する不快感を隠さなかった。

 その上で、二階氏に「具体的な施策を発信していただくように働きかけていただくことをお願いした」と語った。これに対して二階氏は「党の議論や国会の質疑を通じて政府をただすべきだ」と語ったという。

 業界団体が県知事や自民党議員とともに党幹事長に抗議に行ったというだけで、問題は終わらない。自民党の中堅衆院議員は嘆息交じりにこう語る。

 「なぜ、野党は黙ったままなのか。本来、この問題が浮上したら、すぐさま国会で追及すべきでしょう。いやしくも大臣2人の資質が問われているのだから。菅総理の任命責任の追及があっても、しかるべきです。ところが、野党は日本学術会議のことだけに集中していて、この問題の本質が分かっていない。だから、野党の支持率は伸びないのではないでしょうか。せっかく大きなまとまりになったのに、これでは意味がないですよね」

 ようやく始まった臨時国会。しかし、衆参予算委員会などを見ると、野党の多くは学術会議問題の追求に時間を費やしている。その意義は否定しないが、自民党議員の指摘ももっともだ。河野氏、平井氏とも「説明する」と述べている以上、こちらも徹底して追及してしかるべきだが、その動きは皆無だ。

 制度の見直し、業務の効率化など、河野氏が手掛けていることを否定しているわけではない。むしろ、意義あることだ。行政のシステムが変わっていき、民間もそれに応じて変化していくからだ。

 とはいえ、指揮権を持つ大臣が軽々な言動を見せるようでは、心許ない。責任と相手を慮った言動が常に求められる立場だということを改めて求めたい。また、全国会議員は、他山の石としてSNSの活用法を今一度見直してほしい。政治家には、〝炎上商法〟は必要ないからだ。そして、これを機会に、先細りしていく印章業の新たな道の模索をより多くの人たちが提案していくことが、前向きな議論にしていけるのではないかと感じている。

山田 厚俊(ジャーナリスト)

5677名無しさん:2020/11/11(水) 09:08:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e87fe66c477c613ae56ae871b067675836af1ced
菅首相訪米、解散戦略に影響も 1月なら困難の見方
11/10(火) 7:13配信

 米大統領選で政権交代が確実になったことが、菅義偉首相の衆院解散戦略に影響しそうだ。

 解散時期をめぐり来年1月召集の通常国会冒頭が選択肢の一つとされているが、首相は初訪米・日米首脳会談の時期について、同月20日の大統領就任式以降を軸に検討しているためだ。

 政府・与党は通常国会に、新型コロナウイルス対策などを盛り込んだ2020年度第3次補正予算案と21年度予算案を提出する方針。首相が「冒頭解散」に踏み切る場合、1月早々に召集し、3次補正を処理して解散するとのシナリオが想定される。

 菅内閣の支持率は、発足当初の高水準ではないものの、依然として5割以上を維持。自民党内には「予算委員会での首相答弁はおぼつかなかった。通常国会を無傷で乗り切るのは難しい」(閣僚経験者)として、冒頭解散への期待は消えていない。

 ただ、冒頭に解散する場合、21年度予算案の成立が4月以降にずれ込み、コロナ禍で深刻な打撃を受けた経済の再生が立ち遅れる恐れが出てくる。首相訪米後の解散となると、予算審議日程がさらに遅れることになる。自民ベテランは「常識的に考えれば訪米と冒頭解散は両立しない」との見方を示した。

 これに関し、自民党の二階俊博幹事長は9日の記者会見で「訪米と解散は関係ない」と述べ、外遊日程は解散の判断を制約しないと指摘した。

 東京や北海道を中心に、感染者が再び増加していることもネックだ。自民中堅は「年末年始を過ぎれば重症者が増えるかもしれない。選挙なんてやっていたら大変なことになる」と指摘。党幹部は「有権者から総スカンを食らう」と述べた。

 一方、小選挙区での候補者一本化が遅れている野党は、冒頭解散をけん制している。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「年が明けたらいつ選挙があってもいいように共闘を進める」と強調した上で、「『日本学術会議問題を追及されて支持率が下がるから今のうちにやっておけ』というのは党利党略だ」と批判した。

5678名無しさん:2020/11/11(水) 09:08:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/774670d59c27033dba3b0f4b5d7f421c868507e9
立民・枝野幸男代表の足元は安泰ではなく…衆院埼玉5区
11/10(火) 21:30配信

 7日昼、週末の買い物客らでにぎわうJR大宮駅(さいたま市)前の広場。立憲民主党代表の枝野幸男は赤いビールケースの上に立って熱弁すると、100人ほどが足を止めた。

 「弱い人、今困っている人のことなんか自己責任でやれ、という方は自民党を応援してあげてください」

 旧民主党政権で官房長官などを歴任し、今も野党の顔である枝野の知名度は高い。演説を次期衆院選への意気込みで締めた。

 「米大統領選、おもしろかったでしょ。どっちが勝つかわからないハラハラドキドキで。横浜の菅さん(首相の菅義偉)か大宮の枝野かを選んでいただけるよう前に進んでいきたい」

 枝野は3年前の前回衆院選直前、希望の党代表(当時)で東京都知事の小池百合子の「排除」発言に反発して立民を立ち上げ、左派のヒーローになった。共産党は「連帯のメッセージ」(委員長の志位和夫)として真っ先に埼玉5区で候補者を取り下げ、枝野は共産支持層も取り込んだ。

 結果、自民党の牧原秀樹に4万2千票の差をつけて圧勝した。

 ■支持率は低迷

 ただ、それ以前は苦戦した。旧民主党幹事長だった前々回(平成26年)は勝利したものの3400票の僅差。枝野周辺は「3年前は例外」と余裕はない。

 今年9月、旧・立民や旧・国民民主党などの議員が合流し、150人規模で新「立憲民主党」が発足し、枝野が代表に就いた。自民党に対抗できる規模を目指した新党だが、3年前のような追い風は吹いていない。10月の共同通信社の世論調査では、政党支持率は6・4%に過ぎず、自民党の45・8%に及ばない。

 共産、立民両党の党員らが参加する埼玉5区の市民団体は、次期衆院選でも枝野を支持する意向を両党本部に伝えた。ただ前回、選挙区に候補を立てなかった共産党は組織の動きが鈍った。5区の同市大宮区で獲得した比例票が前々回から4割減るなど痛手も受けた。

 ■自民は重点区に

 自民党は前回衆院選で埼玉5区を重点区に指定し、環境相の小泉進次郎ら人気者を応援に入れた。仮に立民のトップに勝てば野党に大打撃を与えるだけに、自民は次も注力する構えだ。

 当の牧原は選挙区内の自宅に住み、ほぼ毎朝、街頭活動をした後に、国会まで電車通勤している。

 10月末の肌寒い朝、牧原はJR土呂駅(さいたま市)にいた。朝の通勤客が慌ただしく通り過ぎる中で1時間半、脱炭素社会の実現など政策をとうとうと語ったが、国会近くの議員宿舎に住む枝野への対抗心を見せる場面もあった。

 「さいたま市で暮らしたことがない人が『草の根政治』を叫んでも、まがい物ではないか」

 4度の当選はすべて枝野に負けた末の比例復活だ。自民党内からは「比例に甘んじてはいけない」(幹部)との声も出るなど、厳しい立場に置かれている。

 菅は党総裁選を控えた9月3日、あいさつのため東京都内にある元総裁、谷垣禎一の自宅を訪ねた。お膳立てしたのは谷垣グループ(有隣会)に属する牧原。谷垣は菅に、総裁選の出馬時に届け出る推薦人名簿に牧原を入れるよう頼んだ。

 菅は要請通り、牧原を推薦人名簿に入れた。「牧原に箔をつけたい谷垣の親心」(谷垣グループ幹部)が生きるかどうか。=敬称略(田中一世)

5679名無しさん:2020/11/11(水) 09:37:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/83639f4b833cca693575f0cd260e63d7635d0b08
菅首相、防戦一方で「年明け解散論」が急浮上
11/11(水) 6:21配信

 菅義偉政権が発足してから間もなく2カ月が経過する。臨時国会で日本学術会議の任命拒否問題を軸とする与野党攻防が続く中、与党内では年明けの衆院解散断行論が急浮上している。

 菅首相と野党幹部との初の直接対決の場となったのが、11月2日から6日まで開かれた衆参両院の予算委員会だ。「任命拒否は学問の自由の侵害で、違法だ」などと追及する立憲民主、共産両党に対し、菅首相は「答弁は差し控える」を連発。防戦一方となった。

■年明け解散に備え、臨戦態勢に

 このため、与党内でも「年明けの通常国会での長期間の予算委質疑を乗り切れるのか」(自民国対)との不安が拡大。局面を打開するため、自民、公明両党幹部らが相次いで「年明け解散」に言及する事態となった。与野党の議員も一斉に選挙区入りするなど、「臨戦態勢」(自民若手)に入りつつある。

 菅首相は10日の閣議で2020年度第3次補正予算案の編成を指示した。与党内ではコロナ対策と経済回復を両立させるため、「30兆円以上の財政出動」の掛け声も出ている。しかも、菅首相が第3次補正と年内に編成する2021年度予算を一体化した「15カ月予算」とする方針を明確にしたのも、「年明け召集の通常国会冒頭での補正予算成立後の解散断行への道を開くため」(自民幹部)と受け取る向きが多い。

 北海道では冬の到来に合わせるようにコロナの感染拡大が際立っており、「『感染拡大前線』は年末にかけて南下する」(感染症専門家)ことは避けられそうもない。与党内でも「そもそもコロナ感染が拡大している限り、年明け解散なんてありえない」(公明幹部)との声も相次ぐ。

 アメリカ大統領選で民主党のバイデン前副大統領の勝利が濃厚となりつつあり、政府は1月20日の新大統領就任後の菅首相の早期訪米を目指している。これも踏まえ、外交専門家は「選挙中に初の日米首脳会談というわけにはいかない」(外務省OB)と指摘し、政治・外交日程からみても年明け解散は「ハードルだらけ」(政府筋)というのが実態だ。

 「コロナと経済の両立が最優先」と繰り返す菅首相は「就任時からコロナ禍の中での早期解散には慎重だった」(周辺)とされる。携帯電話料金値下げやデジタル庁創設、不妊治療の保険適用という”3大スガ案件”を早期に実現させ、「内閣支持率を実績で底上げして、任期満了かそれに近い時点での解散断行が基本戦略」(自民幹部)だったとみられている。

 ただ、臨時国会前半の与野党論戦を通じて、国民の間にも「菅首相は答弁能力が欠如している」(立憲民主)との印象が広がった。与党内にも「通常国会の長期予算委論戦で攻撃され続けると、政権の体力がじりじりと奪われ、その挙句の追い込まれ解散になりかねない」(自民国対)との不安も広がる。

 自民総裁選での記録的な圧勝でスタートした新政権だけに、「改めて党内を引き締め、野党を牽制するためにも年明け解散説を流す」(閣僚経験者)ことが必要になったともみられている。

 仮に年明け解散に踏み切る場合、「通常国会の召集冒頭か補正予算の成立直後の2択」(自民国対)となりそうだ。具体的には、①仕事始めの1月4日召集・冒頭解散で同24日投開票②1月12日召集・補正成立後解散で、2月7日投開票、が考えられる。

5680名無しさん:2020/11/11(水) 09:37:42
>>5679

■選対委員長と選挙戦略を協議

 安倍前政権下では2015年に1月4日召集の例があり、自民党内でも「4日の冒頭解散で選挙後の特別国会を2月初旬に召集できれば、日程的に来年度予算の年度内成立も可能になる」(国対幹部)との声も出る。

 ただ、政府はコロナ対策のために正月休みを1月11日まで延ばす「仕事始めの分散化」を呼び掛けており、「菅首相が4日召集による冒頭解散を強行すれば、コロナ禍に苦しむ国民の反発を招く」(閣僚経験者)との見方が強い。

 これに対し、全国的な仕事始めとなりそうな12日の通常国会召集の場合、「1週間以内に補正予算を成立させた上での解散断行なら、国民的反発は少なくなる可能性はある」(自民幹部)とみられている。「大型補正予算を成立させておけば、その執行には数カ月かかり、来年度予算の成立が5月連休前後までずれ込んでも、経済運営への影響は避けられる」(閣僚経験者)という。

 そうした中、菅首相は8日に次期衆院選の公認調整などの実務を担う山口泰明選対委員長と会談して選挙戦略を協議した。その結果、連続2回以上小選挙区で敗れ、比例代表で復活当選した議員は比例の重複立候補を原則として認めないとする内規を厳格に適用する方針を決めた。

 党選対幹部によると、対象はいわゆる「魔の3回生」も含めた25人だが、「今の時点で選挙方針を明確にしたのは、菅首相が年明け解散も視野に入れている証拠」(自民若手)と受け止める向きもある。

 野党側も旧民進党系議員の再結集による新立憲民主党を結成するなど、選挙態勢づくりを急いでいる。ただ、野党の盟主となる立憲民主内部でも、共産党との選挙共闘をめぐっては意見対立があり、執行部が強引に進めれば、「お定まりの路線論争」が再燃しかねない。

 加えて、立憲民主との合流を拒否した新国民民主党との選挙区調整も難航必至だ。野党でありながら与党寄りの路線をとる日本維新の会や、「消費税5%」を共闘の条件とするれいわ新選組との競合も、全国的な野党統一候補を擁立したい立憲民主のハードルとなっている。

 こうした状況から、菅首相も「野党の態勢が整わないうちに解散すれば、負けるはずがない」と判断してもおかしくない。もちろん、学術会議問題などで露呈した菅首相の強権的政治手法への国民的反発もあり、「就任時の高支持率下での解散で見込まれた自民300議席はもはや幻想」(自民選対)とされる。有力な選挙アナリストの分析では、「自民党は20議席程度減らしても絶対安定多数(261議席)は確保し、政権も揺るがない」との予測が多い。

5681名無しさん:2020/11/11(水) 09:37:52
>>5680

■目指すは総裁選再選で本格政権

 菅首相が目指すのは、2021年9月の自民党総裁選での再選による4年間の本格政権とみられている。もし、年明け解散で一定以上の勝利となれば、学術会議問題だけでなく安倍前政権から引き継ぐ形となったさまざまな負の遺産も「選挙勝利で清算される」(自民長老)ことになる。その上で経済再生と携帯電話料金値下げなどの実利的な政策を実現すれば、再選を阻む要因はなくなる。

 しかも、総裁選で惨敗した岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長は、「無役になったことで戦闘力を失った」(細田派幹部)とみられている。とくに石破氏が派閥会長辞任を表明したことは、「総裁選からの撤退宣言」とみられている。

 党内基盤拡大のため「大宏池会構想」を打ち出した岸田氏も、その対象となる麻生派や谷垣グループの反応は鈍い。このため「衆院選で負けなければ、菅首相の総裁選での無投票再選が既定路線化する」(自民長老)と確実視されている。

 そうした中、10日の東京株式市場では取引時間中として1991年11月以来の2万5000円台を回復した。アメリカの大手製薬会社がコロナウイルスのワクチンについて、「90%超の確率で感染防止の有効性が確認された」と公表したことが原因とみられる。菅首相にとっても、「このままコロナも収束傾向となれば解散しない手はない」(自民長老)ということになる。

 ただ、株高を牽引するアメリカも、トランプ大統領の出方次第では混乱が拡大し、世界経済に深刻な影響を与えかねない。北海道で始まった感染が全国的に広がれば、Go To トラベルキャンペーンを押し進めてきた菅首相への批判につながることは避けられない。

 こうしてみると、政界で現実味が増しつつある年明け解散論も、「あまりにも不確定要素が多すぎる」(自民幹部)。臨時国会は12月5日が会期末で、「主要野党が内閣不信任案を出すかどうかも、年明け解散の可能性を占うカギになる」(同)とされる。「すべてが永田町の駆け引きばかりで、コロナ禍におびえ続ける国民の声は無視されている」(首相経験者)とみられるだけに、菅首相が首尾よく伝家の宝刀を抜けるかどうかは「正月明けまでわからない」(同)というのが実態だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5682名無しさん:2020/11/11(水) 22:02:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa3d6d7c424426a5626cbff4b5a074282c1a1eb7
二階幹事長が大阪自民議員招き『慰労会』都構想否決を受けて…この夜かけた言葉は?
11/11(水) 17:20配信

 いわゆる「大阪都構想」が住民投票で否決されたことを受け、11月10日夜、自民党の二階俊博幹事長が、反対を掲げて戦った大阪府連の議員らを招き、『慰労会』を開きました。

 11月11日午後に国会内で勉強会を開いた自民党大阪府連所属の国会議員や大阪市議会議員ら。「都構想」の住民投票が2度も行われた制度上の問題点などを話し合いました。その夜…。

 (記者リポート)
 「窓越しに二階幹事長の姿が見えました。」

 東京都内では自民党の二階幹事長が大阪府連の議員らを招き『慰労会』を開いていました。中には、反対派の急先鋒として活動した北野妙子大阪市議団幹事長も。二階幹事長を囲んで記念撮影をするなど和気藹々とした雰囲気です。

 しかし、維新と菅義偉首相の深い関係は公然の事実。住民投票の反対活動では、自民党本部から自民党大阪府連に対して応援演説や資金面などの直接的な支援はなく、地元からは不満の声も上がりました。二階幹事長も態度を明確にしませんでした。

 (自民党 二階俊博幹事長 10月26日)
 「大阪市の皆さんの、良識あるご判断、これが期待されるところだと思います。」

 そんな苦しい局地戦を強いられた大阪自民の議員らに、11月10日の慰労会で二階幹事長はどんな言葉をかけたのでしょうか?

 (Q大阪府連にはどういう言葉をかけた?)
 (二階幹事長)「大阪府連が政治的にしっかりやろうということで団結しておられる。素晴らしい、ということを言いました。」

 この言葉に自民党大阪府連の議員は…。

 (自民党大阪府連 岡下昌平衆院議員)
 「『よく頑張った、党として誇らしい』と仰っていただいて、みんな感激しています。ありがたいです。」
 (Q今回、党の支援が1円も無かったが?)
 「それがかえって奮起を促したという解釈で。色んなところで幹事長にサポートしていただいたので。」

 一方で二階幹事長は、1年以内に予定されている総選挙を見据え、「これからが大阪の実力の見せどころだ」とさらなる奮起を促したということです。

MBSニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/1bd4de4588ca7dc10602c83062315c2674350fda
菅首相、予算拡充「しっかり応える」 国土強靱化、二階氏と会談
11/11(水) 19:14配信

 菅義偉首相は11日、災害に強いインフラ整備を進める国土強靱(きょうじん)化をめぐり、自民党の二階俊博幹事長と首相官邸で会談した。

 二階氏は予算の拡充を求める党の緊急決議を提出。「不退転の決意で実行し、国民を安心させてもらいたい」と要請したのに対し、首相は「しっかり応える」と述べた。

 党国土強靭化推進本部(本部長・二階氏)が10日にまとめた緊急決議は、2021年度から5年間、国土強靭化に関する特別枠を設け、政府に十分な予算を確保するよう求めている。

5683名無しさん:2020/11/11(水) 22:05:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd052509fd7ff84a5ca16e0315687bb0ea5b61af
石破元幹事長「総理への道」 ピンチ続き この先どうなる?
11/11(水) 16:39配信

記者のイチ押しネタを集めた「取材部ネタプレ」。

11日は、「石破さんどうなっちゃうの?」を、フジテレビ政治部・佐藤友紀記者がお伝えします。

10月、自身が率いる派閥の会長を辞任したものの、後任の会長が決まらず、12日、予定されていた派閥の定例の会合も開けない状態です。

さらに仲間の議員も、違う派閥への移籍話が出るなど、ピンチが続いています。

ポイントは、「ボタンの掛け違い? どうなる石破さん」です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/363a46fc714ec402c5242fe75a0d4a8d9c33065d
河野規制改革相、業界団体反発でおわび 「押印廃止」はんこ投稿
11/11(水) 15:49配信

 河野太郎規制改革担当相は11日の衆院内閣委員会で、「押印廃止」と彫られたはんこの写真をツイッターに投稿して業界団体の反発を招いたことに関し「しっかりとその意図が伝わらなかったことはおわびを申し上げたい」と述べた。

 河野氏は同委で、行政手続きの押印廃止を進めていることに触れ、「はんこに新しい価値を生み出すことができないか。はんこを使ってインパクトのあるメッセージは何だということで(写真を)出した」と釈明した。立憲民主党の大西健介氏への答弁。

5684名無しさん:2020/11/11(水) 22:07:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/a381e42aa97c8c21e5daad5e2e0388d2415fb2c0
河野行革相が「おわび」 「押印廃止」ツイッター騒動で
11/11(水) 17:32配信

 河野太郎行政改革相は11日の衆院内閣委員会で、「押印廃止」と彫られた印章と印影をいったんツイートし、印章の業界団体などの反発を招いたことについて、「しっかりと意図が伝わらなかったことについてはおわびを申し上げたい」と謝罪した。

 河野氏は「行政において認め印はほぼ全廃する。印章業に何らかの影響が出る」と指摘。「ハンコに何か新しい価値を生み出すことができないか、何かメッセージを出すことに使えるんではないか、ということで(ツイッターに)出した」と釈明したうえで、陳謝した。立憲民主党の大西健介氏が「思いが足りないのではないか」とただしたのに対し、答えた。

 河野氏のツイートを全日本印章業協会の徳井孝生会長は「傷口に塩を塗り込むような投稿だ。本当に蛮行だ」と批判し、自民党執行部に抗議していた。(小林豪)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/b310b9d3eb4c723d25018922952e2cc78a025286
河野行革相、はんこ業界に「おわび」 色紙に落款、ハンコ文化振興に「個人的に努力」
11/11(水) 18:36配信

 河野太郎行政改革担当相は11日の衆院内閣委員会で、「押印廃止」と書かれたはんこの写真を自身のツイッターに投稿し、はんこ産地や業界の反発を招いた問題に関し「しっかりとその意図が伝わらなかったことについてはおわびを申し上げたい」と述べた。

 河野氏は内閣委で、行政手続き上の押印廃止を進めていることに触れ「はんこに新しい価値を生み出すことができないか。はんこを使って一番インパクトのあるメッセージは何かということで(写真を)出した」と釈明した。そのうえで、「色紙を頼まれた時に落款(印)を使っている。今後もそういう努力は個人的にやっていきたい」と述べ、はんこ文化の振興に努める考えを改めて示した。立憲民主党の大西健介氏への答弁。【影山哲也】

5685名無しさん:2020/11/12(木) 00:10:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/58bfc40c0713e7da64d5c99a6a6889e01b29416d
首相動静(11月11日)
11/11(水) 6:55配信

 午前6時41分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同44分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前7時26分、官邸発。同28分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で柘植芳文自民党参院議員、増田寛也日本郵政社長と会食。
 午前8時36分、同ホテル発。
 午前8時39分、衆院第2議員会館着。
 午前8時52分から同56分まで、山口泰明同党選対委員長。
 午前9時7分、同所発。同10分、官邸着。同25分から同55分まで、同党の佐藤勉総務会長、園田修光参院議員。
 午前10時12分、官邸発。
 午前10時24分、皇居着。秋の叙勲大綬章親授式。
 午前10時47分、皇居発。
 午前10時53分、官邸着。
 午前11時28分から同38分まで、岸信夫防衛相、高橋憲一官房副長官補、秋葉剛男外務事務次官、島田和久防衛事務次官。
 午前11時58分から午後0時44分まで、高橋洋一内閣官房参与と昼食。
 午後1時19分から同42分まで、松本哲治沖縄県浦添市長ら。宮崎政久同党衆院議員同席。同57分、官邸発。
 午後2時6分、皇居着。秋の叙勲重光章伝達式。
 午後2時29分、皇居発。
 午後2時37分、官邸着。
 午後3時12分から同22分まで、島田防衛事務次官。同38分から同39分まで、内山田竹志トヨタ自動車会長。
 午後3時40分から同55分まで、麻生太郎副総理兼財務相、金融庁の氷見野良三長官、古沢知之企画市場局長、栗田照久監督局長。同4時2分から同16分まで、坂井学、岡田直樹両官房副長官、北村滋国家安全保障局長、和泉洋人首相補佐官、外務省の森健良、鈴木浩両外務審議官、小林賢一南部アジア部長、四方敬之経済局長、植野篤志国際協力局長、福島靖正厚生労働省医務技監、田中繁広経済産業審議官。
 午後4時30分から同45分まで、連合の神津里季生会長、相原康伸事務局長。木原稔首相補佐官同席。同48分から同5時4分まで、自民党の二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理ら。
 午後5時10分から同20分まで、アジア太平洋経済協力会議(APEC)などに向けたビデオメッセージ収録。同21分から同25分まで、大鷹正人駐ハンガリー大使らの新任あいさつ。
 午後5時31分から同57分まで、男女共同参画会議。同6時23分、官邸発。同30分、東京・紀尾井町のホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」着。同ホテル内のレストラン「WASHOKU 蒼天」で衆院予算委員会の金田勝年委員長、与党理事と会食。加藤勝信、坂井正副官房長官同席。
 午後8時4分、同ホテル発。
 午後8時10分、衆院第2議員会館着。
 午後8時34分、同所発。
 午後8時39分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。(了)

5686名無しさん:2020/11/12(木) 00:11:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/889bceba3a93bb8da37618feb9630a7d0453f3ef
安倍前首相が同期会
11/11(水) 22:28配信

 安倍晋三前首相は11日夜、自民党の岸田文雄前政調会長、野田聖子幹事長代行ら1993年の衆院初当選同期組と東京都内の日本料理店で懇談した。

 安倍氏の同期会出席は退陣後初めて。出席者によると、安倍氏は首相時代の苦労話や外交にまつわるエピソードを披露していたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b997b78d6bebced78fd67cb3674a9fe000945f32
安倍前首相が反論、物価上昇率2%「事実上到達した」
11/11(水) 22:11配信

 安倍晋三前首相は11日、自らが会長に就任した自民党の議員連盟の会合で、安倍政権が掲げた物価上昇率2%が未達成との批判があるとして「ある意味、間違った議論。完全雇用に近い状況をつくった。事実上政策ターゲットに到達したと考えていい」と反論した。

 議連は、「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」。これまで安倍氏に近い議員有志でつくってきた「アベノミクスを成功させる会」を改称して、同日に設立総会を開いた。

 安倍氏は冒頭のあいさつで、2013年に政府と日本銀行がデフレ脱却などの実現に向けて掲げた「物価上昇率2%」に言及。安倍氏は「目標として掲げたが、正しく言えば2%以下で安定させることでもよかった」と強調。安倍政権下で雇用が増えたとし、「マクロ政策の目標は雇用なので達成したのではないか。開き直るのかと言われたら、それは分かっていない議論だと思う」と述べた。(笹井継夫)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/4621ebcf939fbd0cd8eb5b35d6675061983eec69
安倍氏、「ポストコロナ経済議連」会長に就任へ 「アベノミクスを成功させる会」を衣替え
11/11(水) 14:39配信

 安倍晋三前首相は11日、自民党の「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の会長に就任する。安倍氏は首相在任中に休眠していた議連「創生日本」も再開させる予定。9月の首相退任から2カ月足らずだが、活動を活発化させており、周囲からは早くも3回目となる将来の首相登板を期待する声も出ている。

 「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」は既存の「アベノミクスを成功させる会」が安倍氏の会長就任を機に衣替えする。11日に国会内で設立総会を開き、元日銀副総裁の岩田規久男氏との意見交換などを予定している。

 設立総会の案内文は呼びかけ人の山本幸三元地方創生担当相の文責で「安倍晋三先生(前内閣総理大臣)に会長に復帰して頂き、新たなスタートを切りたい」と明記した。「第2次安倍政権下でのアベノミクスは大きな成果を上げましたが、本年初頭からの新型コロナウイルス・ショックによって頓挫し、デフレに逆戻りしかねない岐路に立たされています。今こそ、アベノミクスの原点に立ち戻り、積極果敢な金融・財政政策によってデフレ完全脱却に向けて再始動を図らなくてはなりません」とも訴えている。【宮島寛】

5687名無しさん:2020/11/12(木) 00:12:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/69deb5ab0923e4c05a4b8cd9b948ebd73c1de869
ポストコロナ経済政策で議連設立 安倍前首相が会長に
11/11(水) 17:26配信

 新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の再生を目指す「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の設立総会が11日、国会内で開かれ、安倍晋三前首相が会長に就いた。安倍氏が掲げてきた経済政策「アベノミクス」の成果を踏まえ、デフレからの完全な脱却に向けて議論を交わす。

 会合に出席した安倍氏は「菅義偉(すが・よしひで)政権をしっかり支え、コロナ危機を乗り越えていきたい」と述べた。

 同議員連盟は、アベノミクスの原案作りに携わった自民党の山本幸三元地方創生担当相が呼びかけ人となった。会合には岸田文雄前政調会長らも出席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1e11d1ef1cb114d4e5f3e06e78106eb0f4889af3
コロナ対処「政府・日銀連合」で 安倍前首相、議連会長に
11/11(水) 17:32配信

 自民党有志による「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」が11日、衆院議員会館で設立総会を開き、安倍晋三前首相が会長に就任した。

 安倍氏は「『政府・日銀連合軍』で(コロナ禍に)対応していく必要がある」と強調。引き続き強力な財政・金融政策が重要だとの認識を示すとともに、「菅政権をしっかり支え、経済危機を乗り越えたい」と表明した。

5688名無しさん:2020/11/12(木) 15:24:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/d956eaed8ddc19da49efa1ada1585ed0090a7e4a
衆院選勝てば総裁無投票再選 自民・二階幹事長
11/12(木) 12:27配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日、TBSのCS番組収録で、来年9月末の菅義偉首相の党総裁任期満了までに衆院解散・総選挙が行われ同党が勝利すれば、総裁選は首相の無投票再選が望ましいとの考えを示した。

 二階氏は「党で決めないといけないが、選挙で勝てばそういう落ち着き方(無投票再選)になる可能性はある」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2b2b94e6f531d824dd3b7e524f3b39c11c25e9d0
年末年始休暇や首相訪米、解散時期とは無関係=二階自民幹事長
11/12(木) 12:12配信

[東京 12日 ロイター] - 自民党の二階俊博幹事長は12日収録のCS放送TBSの番組で、衆院の解散時期に関して、年末年始の休暇や菅義偉首相の訪米は無関係と述べ、早期解散は可能との見解を強調した。

西村康稔経済再生相がコロナ感染防止策として1月11日までの休暇を提唱、1月の通常国会召集時の冒頭解散が難しいとの見方があるが、二階幹事長は「一般の方の休みと国会は関係がない」と述べ、1月4日など早期の通常国会召集は可能との認識を示した。

日本側が目指している2月の日米首脳会談との関連でも「訪米と解散は関係があるようで実際はない」と述べた。

与党としては常在戦場で準備をすることが重要と強調し、「次の選挙は(当選できるか)どうだろうかと思われるひとは今から準備しないといけない」と指摘した。

9月の自民党総裁選で惨敗し、自らの派閥会長を辞した石破茂元幹事長について「まだまだ可能性あるのだからがんばってもらいたい」と述べた。

<補正予算、必要最小限はやらねば>

2020年度第3次補正予算の規模については「財政状況から大ざっぱなことは言えないが、必要最小限はやらなければならない」と述べた。防災・減災や国土強靭化計画に関し、「人命が失われる前に先手、先手を打つのが政治」とし、歳出圧力抑制の動きをけん制した。

コロナ禍で延期されている中国の習近平国家主席の訪日について「先方が訪日を希望すればおいでください」と歓迎する意向を示した。時期は明言しなかった。

(竹本能文※)

https://news.yahoo.co.jp/articles/eafcf468712676b59fa73fc8f9d3b09ed74d15eb
GoTo、5月まで延長を 二階自民幹事長
11/12(木) 12:27配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日のTBSのCS番組収録で、観光支援事業「Go To トラベル」について、「継続してくれという声や、効果が出ている。延長してしかるべきだ」と述べた。

 延長時期は来年5月のゴールデンウイークまでと指摘した。

5689名無しさん:2020/11/12(木) 15:27:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb999dc854c2ffef9da155a09bebea36d7e95e54
二階氏「全党一致で支える」 首相と昼食
11/12(木) 14:48配信

 菅義偉首相は12日、自民党の二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理と官邸で昼食を取りながら意見交換した。二階氏は「全党一致で支えるので外交はもとより、内政においてもしっかりおやりください」と激励。首相は来年の通常国会の召集時期について「党に任せる」と述べた。昼食後、二階氏が記者団に明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/23dd8eb0a55f8dcf65046474c6e474ffd6c3f9ca
菅首相、二階氏と会談
11/12(木) 14:47配信

 菅義偉首相は12日、自民党の二階俊博幹事長と首相官邸で、昼食を取りながら会談した。

 二階氏は「全党一致で支えるから、首相の思い通りに外交と内政をしっかりおやりください」と激励。首相は「しっかりやります」と応じた。二階氏側近の林幹雄幹事長代理が同席した。

 二階氏によると、首相は通常国会の召集時期について「党にお任せする」と語った。衆院解散・総選挙は話題にならなかったという。この後、二階氏は記者団に「これからしょっちゅうやっていく」と述べ、定期的に首相と意見交換する考えを示した。

5690名無しさん:2020/11/12(木) 15:29:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/40804f5828af9fece003dff02319385d73031d2d
安倍前総理 自民・経済政策の議員連盟会長に就任
11/12(木) 7:59配信

 総理辞任から2カ月足らず、早くも安倍前総理大臣が自民党の経済政策に関する議員連盟の会長に就任し、活動を活発化させています。

 安倍前総理:「こういう形でしゃべるのも8年ぶりでございます。緊張しておりますが、このコロナ禍にあってどう対策していこうか、とっても大切な時期なんだろうと。まさに政府、日本銀行連合軍で対応してく必要があると私は思ってます」
 安倍氏は、会長就任のあいさつで自身のアベノミクスの成果を強調し、「コロナによる経済危機を乗り越えていきたい」と述べ、経済政策に関わっていく考えを示しました。コロナ禍で問われる菅政権の経済政策に影響を及ぼす可能性があります。安倍氏は、自身に近い保守系の議員連盟にも相次いで出席するなど活動を活発化させていて、党内からは3回目の総理を期待する声も出ています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/243c0b6335c042b8029ea8ab7c5ed4fa1a22fe39
安倍前首相「私なら1月解散」 野田聖子幹事長代行らと会食
11/11(水) 23:42配信

 安倍晋三前首相は11日夜、自民党の野田聖子幹事長代行や岸田文雄前政調会長ら1993年の衆院初当選同期と東京都内のすし店で会食した。出席者によると、安倍氏は衆院解散を巡り「私だったら来年1月に解散する」と冗談めかしながら話す場面があったという。

 会食は持病の悪化で9月に首相を退いた安倍氏の慰労が目的。出席者から首相再登板を期待する声も寄せられた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/79b50fcfe85e97abd221d7cbffec646e5b5219a5
安倍前首相、岸田氏や野田聖子氏ら当選同期と会食
11/11(水) 23:41配信

 安倍晋三前首相は11日夜、東京都内のすし店で、自民党の岸田文雄前政調会長や野田聖子幹事長代行らと会食した。平成5年の衆院選で初当選した同期議員ら約10人が出席し、辞任した安倍氏を慰労した。党内の若手議員らに選挙活動の経験を伝えていく考えでも一致したという。

 野田氏は会合後、記者団に「私も(将来の首相)候補の端くれとして、(岸田氏と)いい点や悪い点を指摘し合った。自民党は自由闊達(かったつ)でさまざまな意見があることを確認した」と語った。

5691名無しさん:2020/11/12(木) 15:29:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/33d211ea9464aa31bedc33da1936733e08b77c2a
安倍前首相 辞任後も私邸に警察官…異例の2億円警備続くワケ
11/12(木) 11:02配信

「こちらにお住まいですか?」

道路を通り抜けようと試みると、バリケードの前に立った警察官は、そう問いかけてきた。

安倍晋三前首相が辞任してからもうすぐ2カ月、渋谷区内にある自宅マンション前の道路は、いまも警察官やバリケードによって封鎖されたままになっている。

「理由を言えば道を通してくれるのですが、やっぱり不便ですね」(近所の住民)

安倍前首相の自宅マンションの前にはポリスボックスも残されたままで、さらに付近の大通りにはマイクロバスなどの機動隊車両が4台待機していた。

政治ジャーナリストの有馬晴海さんは次のように語る。

「政治家など要人の警護レベルに関しては、警視庁警備部が判断しています。辞任しても首相経験者にはSPがつけられるのが慣例となっています。しかし、それは1人程度で、細川護熙元首相や村山富市元首相は、『煩わしいから』というような理由で断っています。元首相のために、それだけ厳重な警備が敷かれたままになっているのは非常に異例なことなのです」

確かに首相経験者で、現在も副総理や財務大臣を務めている麻生太郎邸の前にはポリスボックスが置かれているだけだった。

■警備の人件費だけでも1年間で2億円

警視庁警備部警護課で6年間SPを務め、いまは「身辺警護SP学院」の講師としても活躍している伊藤隆太さんに話を聞いた。

「私は小渕恵三元首相の警護も務めたことがありますが、基本的にはポリスボックスを置いての警護で、道路の封鎖まではありませんでした。しかし私が以前、安倍前首相のお宅を確認したところ、付近の見通しもよくはなかった印象がありました。そのために通常よりも警備に従事する員数を多めに割いているのかもしれません。

また一つの可能性としては、警視庁が“何らかの情報”をつかんでいるために、警備レベルを下げていないということも考えられます。警備費用の基本は人件費。何人でどのくらいの期間を担当するか、ということになります」

永田町関係者によれば、安倍前首相の場合、外出の際につくSPなども含めると、24時間体制のために警備担当者は30人ほどになるという。警察官の平均年収は約700万円なので、人件費だけでも1年間で2億円を超える計算だ。

警視庁は、なぜ安倍前首相への“忖度”を続けているのか?前出の有馬さんによれば、

「警視庁が、現在の菅政権に対して大きな影響力を及ぼす重要人物と判断しているということです。また実は永田町では、来年の秋の自民党総裁選に安倍氏が出馬するのではないかという情報も流れていますし、自民党内には再々登板を期待する声もあるようです。おそらく警視庁も、その可能性を重要視しているのでしょう」

体調不良が辞任の理由となった安倍前首相だが、夕刊フジのインタビューでは回復へ向かっていることを明かしている。

《新しい薬が、大変よく効いている。今後、8週間に1回のペースで、数回投与すれば終わる》(11月7日付)

来年秋には、安倍氏が2度目の首相返り咲き!? 異例の厳重警備には、“驚愕の政界未来図”が秘められていたのか。

「女性自身」2020年11月24日号 掲載

5692名無しさん:2020/11/12(木) 15:59:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/9235917c311f6ea911531d313444815b31873c3f
石破茂がいまだから語る「負け戦」に挑んだ真意
11/12(木) 7:01配信

 世論調査の数字だけ見れば、いつも次期総理の最有力者ながら、自民党総裁選挙では4度、ことごとく苦杯をなめてきた石破茂・元幹事長(63)。彼は敗戦の責任を取って、派閥の会長を辞した結果、永田町にさまざまな臆測を呼ぶこととなった。曰(いわ)く、「総理への道は完全に閉ざされた」「石破派は空中分解」「離党して新党を作る思惑」……。

 だが、敗戦を半ば覚悟のうえで出馬して、想定どおりに敗れ、派閥トップを降板した彼の真意はどこにあったのか、当の本人がその胸中を語った。

■総裁選、不利なことは十分わかっていた

 水月会の会長を辞したいと表明した直後、確か私は報道の方に「2晩寝ずに考えた結果だ」という趣旨の話を致しました。やはり逡巡もありましたし、派閥内にもいろいろな意見がありました。総裁選挙の開票が終わった直後、かなり興奮した面持ちで、「責任をどう取るんだ」と、詰め寄って来られた方もいた。

 「お前は常々、猪瀬直樹さんが書いた『昭和16年夏の敗戦』の本を引いて、負ける戦はしてはいけない、そう言っていたではないか。今回は、負けることがわかっていて、突っ込んで行ってこの結果だ。そのことをどう考えているんだ」と、強い口調で抗議されました。その後、すぐに記者の方に囲まれてぶらさがり取材を受けましたから、その話はいったん、そこで終わってしまったのですけれども、これも1つのキッカケとなりました。

 今度の総裁選挙が、私にとって不利な状況であることは十分、理解したうえの話でした。現職である安倍(晋三)首相と一騎打ちになった前回の総裁選挙(2018年9月)のときも、北海道胆振東部(いぶりとうぶ)地震が起きたこともあって、選挙期間が短縮となり、街頭演説もほとんどなく、決して有利ではなかったのですが、それでも、私は地方の党員投票の45%を獲得させていただきました。

 今回は、安倍首相の体調悪化による辞任を受けての総裁選であり、なおかつ新型コロナウイルスのため、党員投票は大幅に簡略化されました。前回405票だった党員票が総数141票に減りましたから、ウェートは前回に比べて約3分の1です。

 党員の多い東京都も3票、少ない沖縄県も3票、47都道府県の集計のやり方もドント方式のところがあり、勝者が総取りのところがありと、ある意味、不思議なルールで、私にとって有利でないものであることはよくわかっていました。

 ただ、私が出馬すること自体に意義はあるはずだと思いました。それは何だったのかといえば、自民党は本来、国民政党であって、幅広い意見が許容されるべきである、ということを訴えるという一点でした。

 憲法改正をとってみても、党内にいろいろな意見があって、9条ばかりをあまり急ぐ必要はないよ、という人もいれば、参議院の合区解消が優先だよ、という人もいるわけです。外交でも防衛でも、みんながみんな、「中国も韓国も北朝鮮もけしからん。日米同盟さえ強化すればいい」と思っているわけではなく、違う考え方も当然あります。

 むろん自民党という枠がありますから、180度も政策が異なるということはないけれど、一定の枠の中でいろいろな考えがあるはずだし、党の運営にしてもいろいろな立場があってしかるべきではないかと強く思うのです。

5693名無しさん:2020/11/12(木) 15:59:32
>>5692

■「自民党総裁」のあるべき姿

 自民党が下野していた2010年、谷垣(禎一)総裁の下、私は政調会長という立場で、自民党とは何か、どうあるべきか、ということを伊吹(文明)座長率いる「政権構想会議」において徹底的に議論し、新しい綱領を作りました。

 自民党は、勇気を持って自由闊達に真実を語る政党である。自民党はあらゆる多様な組織と話をする政党である。自民党は、国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる政党である。これが新しい自民党のあるべき姿であり、それを掲げて政権奪還したのです。

 こうして自民党が再出発したのだという原点、これを皆さん、覚えておられますか、ということ。そして憲法についても外政や内政についても、私は前総裁とは違う意見を持っているということを表明し、議論を戦わせること。それが自民党総裁選のあるべき姿だと私は確信しているし、そこに意義があると信じたわけです。

 結果的には大敗を喫しましたが、今回のようなルールの下でも、地方における党員票では相当の支持をしていただけました。それは私としては、本当にありがたく、またうれしかったことでした。

 ですから、最初からわかっていた負け戦に出てやっぱり負けた責任と、私の信じた意義との間を行ったり来たりで、幾晩か寝ずに考えた揚げ句、今回は派閥会長を辞任するという結論に至ったわけです。

 その決断に対する報道については、厳しい意見も少なくありませんでした。「石破はおしまい、派閥もおしまい」というトーンも見ました。これらはそれぞれの記者の方々が、自分の、あるいは立場上の視点で報道していることでしょうから、反論するつもりもありません。最初から「よくやった、立派だ」なんて反応があるなんて夢更、思っていませんしね。

5694名無しさん:2020/11/12(木) 15:59:45
>>5693

■派閥が「4連敗」したわけではない

 ただ報道では、総裁選に4度も負けたということがクローズアップされていたように思います。その報道を見て、4連敗ゆえに派閥として諦めムードになるのも致し方ないと感じた方もいるかもしれません。しかし実際のところは、私が派閥を立ち上げてからの総裁選挙は今回で2度目でした。

 私が自民党の総裁選挙に初めて出馬したのは、福田(康夫)首相の突然の辞任の後、2008年9月のことです。竹下派の流れをくむ津島派に所属していた私は、福田首相がお辞めになるのなら、流れからいって、次は麻生(太郎)先生ではないかなと思っていました。小渕(恵三)元首相の急逝によって旧竹下派の平成研究会は津島派となったものの、会長の津島雄二先生があのタイミングで首相になられるとは考えにくかったですし、私よりも当選期数の多い額賀福志郎先生が出るという雰囲気もなかった。

 これはきっと自主投票になるのだろう、と私は内心、麻生先生支持でいこうと決めていたところ、派閥の若手、例えば竹下亘さんとか、小渕優子さんとか、伊藤達也さんとか、今は亡き小坂憲次さんとかが、「平成研から総裁選に誰も出さないなんてバカな話があるものか、負けてもいいから誰かが出るべきだ」という議論が沸き起こって、白熱していったのです。その議論は徐々に、小坂憲次さんを出すか、あるいは石破茂を出すかという方向になっていきました。

 小坂さんは私よりも年齢的に11歳年上でしたし、慶応高校、慶応大学の先輩。ただ、当選期数のほうは確か私が5回で、小坂さんが4回。小坂さんと私はつねに行動を共にしてきた親友といってもいい間柄でした。

 私としては、大学の先輩だし、ルックスもよく、演説もうまいし、家柄は名門中の名門の小坂家4代目……。本心で「小坂さんが出るのなら、全力で応援するよ」と言い続けました。そうあるべきだと思ったからです。

 ところが、小坂さんは小坂さんで、「何を言う。国会議員は当選期数がすべて。石破さんは私の1期上、これは越えられない」と言い続け、1晩、2晩、3晩も結論が出ず。ついに周りの人たちが「いい加減にどっちかにしろ」って言い出しましてね。小坂さんはどうしても出ないと言うし、根負けするような形で「じゃあ20人集まったらいいよ」って、つい言っちゃったわけです。

 そしたら、ギリギリでしたけど20人の推薦人が集まって、それが私の総裁選の1回目となったのです。このとき、麻生さんと私のほかには、与謝野馨さん、小池百合子さん、石原伸晃さんが出馬し、結果、麻生さんの完勝でしたが、その翌年、2009年には、自民党は選挙で民主党に政権を奪われ、下野した自民党のリーダーを選ぶ総裁選となりました。

 この総裁選には私は出ていません。何しろ、今まで自民党が経験したことのない状況です。権力もない。ポストもない。下手をしたらあっという間に自民党が瓦解してしまうかもしれない。ですから、能力とともに人柄も優れたリーダーを選ぶことが重要で、これは谷垣さんをおいてほかにはいませんでした。

 私は谷垣先生の推薦人となり、谷垣総裁の下で政調会長の大役を担ったのです。そしてその3年後の2012年に2度目の総裁選に出ました。

 このときは、自民党はいまだ野党ではあるものの、民主党政権の評判は地に落ちていて、やがて自民党が政権を奪還することがほぼ確実視されていました。そのため総裁選も熱気にあふれ、安倍さんと町村(信孝)さん、私と石原さん、参議院議員ながら林芳正さんが名乗りを上げて、決選投票に残ったのが私と安倍さん。

 そうして誕生した安倍総裁の下で幹事長を引き受け、12月の総選挙で政権奪還を果たしたのです。つまりこの2回に関しては、水月会の結成前の出馬だったわけです。

5695名無しさん:2020/11/12(木) 15:59:58
>>5694

■総理になるのは手段であって、目的ではない

 私は4回の総裁選を経験しましたが、総理になりたい、なりたいと、地位としての総理総裁に恋々としたことは一度もありません。総理になるのは手段であって、目的ではないと強く思っていますからね。ただ、過去3回の総裁選の頃に比べても、今がいちばん厳しく困難な時代になってきたことはわかっています。

 外交も内政もこんなに厳しいときはなかったのではないかと思うほどです。地方の疲弊、東京の飽和、この先80年で半減という人口急減で、このままでは社会は成り立たなくなります。米中の対立は構造的ゆえに不可避で、その影響を少しでも減じる努力しかできないでしょう。つまり課題は山積みで、政策を勉強しても勉強してもまだ足りないという焦りもあります。

 派閥の会長を辞めると表明したことを、一大事のように語る人もいますし、大きく報じられもしましたけれど、なにも衆議院議員であることを辞めたわけではありません。

 先のことはわかりませんが、私がこのように決意したのは、次の選挙で水月会の全員がまた議席を得られるようにするため、そしてこの純粋な政策集団が自民党の中で続いていくようにするためです。ですから、仲間の選挙は目いっぱい、応援するつもりです。そうやって選挙が終われば、また新しい景色があるかもしれませんしね。

千波 鴻一 :ジャーナリスト

5696名無しさん:2020/11/12(木) 16:30:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab9910aea51cd842a8531dff0bf8d8a8b234fdd5
「創価学会をつぶす気か」公明支持層に分断 大阪都構想、菅首相誕生に自民「複雑な思い」
11/12(木) 11:02配信

 11月1日に実施された「大阪都構想」2度目の住民投票では、前回2015年の投票時には反対しながら、今回は賛成に回った公明党の対応にも注目が集まった。急な方針転換は支持母体の創価学会内で分断を生み、国政選挙などでも後遺症が懸念される状況に。一方、反対派の自民党も意見集約の過程で内部のあつれきが表面化し、今後の組織運営にしこりを残した。(共同通信=山本大樹)

 ▽選挙事情で態度一変

 「1年半前の大阪府知事、大阪市長選の時は反対したが、建設的な議論を積み重ねて、都構想の設計図は見事、良い物に生まれ変わった。都構想をなんとしても実現し、大阪を改革していこうではありませんか」

 住民投票告示日の10月12日、公明党大阪府本部代表の佐藤茂樹衆院議員は繁華街・難波の百貨店前でマイクを握り、聴衆にこう訴えかけた。隣には、一言一句を確認するようにうなずく大阪維新の会代表の松井一郎市長と代表代行の吉村洋文知事の姿が。佐藤氏は旧敵と並び立っての街頭演説を「隔世の感がある」と語った。

 公明党が賛否の態度を一変させた背景には、地元の選挙事情がある。公明は府内に19ある衆院小選挙区のうち、4選挙区で現職議員を抱える。佐藤氏が地盤を置く大阪3区(大阪市南西部)もその一つだ。日本維新の会はこれまで、この4選挙区には手を付けてこなかったが、都構想を巡って公明との話し合いが膠着(こうちゃく)するたびに刺客の擁立を示唆。公明は、維新から刺客を立てられないよう都構想賛成にかじを切り、制度案の検討過程でも積極的に修正協議に応じてきた。

 今回の住民投票運動で公明側が切った最大のカードが、山口那津男党代表の街頭演説だ。告示後最初の日曜日となった10月18日、山口氏は大阪市内3カ所で松井氏、吉村氏と共に街宣車に上がり「都構想は賛成ですよ。勝たせてください」と連呼した。最後は松井氏らとグータッチを交わして蜜月ぶりを演出する力の入れようだった。

 山口氏の来阪は、松井氏と関係の深い学会幹部の指示で決まったとされる。公明側もトップ自らが必死に訴えれば、支持層は賛成に大きく傾くと期待した。だが都構想への反対意見が根強い市南部では「維新のためにそこまでするのか」とかえって批判を招くことになる。

 ▽「一番血を流したのはうち」

 創価学会は最終盤の10月27日、大阪市内で急きょ幹部会議を開催。改めて投票の呼び掛けを強化することを確認したが、この方針にある学会員は「投票まであと5日しかない。最末端の会員まで指示を下ろすのは不可能に近い」と悲鳴を上げた。公明側でも市議OBの一部が公然と反対運動を展開。支持者の間で賛否が入り乱れ、混乱が深まった。

 投開票前日の31日夜。市中心部の梅田で行われた公明の街頭演説は盛り上がりを欠いた。同じ時間帯に約200メートル離れた場所で反対派の「れいわ新選組」山本太郎代表がマイクを握り、数百人の人だかりをつくったのとは対照的だった。

 公明の演説終了後には、府本部の幹部議員に学会員の女性が詰め寄り「可決されて大阪市がなくなったら学会のせいだと言われ、否決されても維新から学会のせいだと言われる。あんたたちは創価学会をつぶす気か!」と涙ながらに糾弾する一幕も。矢面に立たされる形になった議員は「ご意見は承りました」と繰り返すしかなかった。

 学会の中堅幹部は「今回の対応は組織内部に分断を生んだ。今後の国政選挙にも響く」と予想する。党関係者も「世間からは公明が一番のらりくらりしていたと言われるが、都構想で一番血を流したのはうちだ」と嘆息した。

5697名無しさん:2020/11/12(木) 16:30:40
>>5696

 ▽自民党本部は協力せず

 自民党大阪府連は前回に引き続き反対運動を展開した。5年前と同様、薄氷の勝利をつかんだが、党本部との間にはすきま風が吹いていた。

 「総理からは、頑張ってくださいというお言葉を頂戴しました」。住民投票の告示を間近に控えた10月8日。東京・永田町の首相官邸で菅義偉首相に都構想への反対方針を伝えた府連会長の大塚高司衆院議員は、面会後の取材にこう話した。

 菅政権の誕生を、府連幹部らは複雑な思いで受け止めた。菅氏が大阪維新の松井代表と昵懇(じっこん)の間柄であることは周知の事実だ。2012年、大阪都構想の根拠法が議員立法で制定された当時は、菅氏が自民のプロジェクトチーム座長を務めていた。府連関係者は「都構想に賛成と言われなかっただけで御の字」と本音を明かす。

 首相面会に先立つ8月下旬、府連の国会議員や地方議員らは党本部に下村博文選対委員長(当時)を訪問。都構想反対運動への協力を求めたが、下村氏は府連所属の国会議員らが地元選挙区で劣勢に立たされていることを不安視し「都構想とか言ってる場合なのか」と眉をひそめた。話し合いは低調に終わり、府連が期待した党本部からの資金協力は得られなかった。

 ▽府議団と市議団に溝

 府連内部でも摩擦が生じていた。府議団では一時、賛成派が多数を占めたが、反対派の国会議員や市議団から切り崩しを受け、次第に賛否が拮抗するように。制度案の最終採決が行われた8月28日の府議会本会議は「自主投票」で臨むことになり、ふたを開けてみれば16人中、賛成は5人にとどまり、11人が反対に回った。

 本会議後、都構想賛成を公言していた原田亮府議団幹事長は記者団に「どういう理由があったのか分からないが、賛成多数の状況から反対の方が多い結果になったのは残念だ」と唇をかんだ。原田氏はその後もツイッターなどで賛成の立場をアピールしたが、反対方針を決めた府連の立場と相いれないとして厳重注意処分を受けた。

 結局、府議団としては賛成運動も反対運動もしなかった。メンバーの一部は市議団の求めに応じて反対派の活動を支援したが、多くの議員は「やることがなく、暇を持て余していた」(若手府議)のが実態だ。市議団からは「府議団は人もお金も出さない」と怨嗟(えんさ)の声が上がった。

 11月1日の住民投票は、可決濃厚という当初の予想を覆し、僅差の否決に。安堵と高揚感に包まれる市議団とは対照的に、府議団の賛成派は「こんな結果になるなんて」と頭を抱え、原田氏は幹事長辞任も示唆している。

 住民投票後の7日に開かれた府連の全体会議では「大阪成長戦略本部」の設置が決まった。都構想に代わる大阪の将来像を示すことが目的だが、内部からは早くも「府や市の実権を握っているのは維新。われわれが戦略を作っても実効性がない」と冷ややかな意見が出始めている。

5698名無しさん:2020/11/12(木) 18:56:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f420f77e94ad15184d038edaeb2c1a5e2ce1f26
二階幹事長が石破氏を激励「まだ可能性はある」
11/12(木) 16:31配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日、TBSのCS番組収録で、石破派(水月会、19人)の会長を辞任した石破茂元幹事長について「1回や2回、挫折があっても、それをみんな乗り越えて頂点を目指してきた。まだまだ可能性はある。頑張ってもらいたい」と語った。

 石破氏は10月22日、9月の党総裁選で敗れた責任を取り、派閥会長を辞任する意向を表明した。

5699名無しさん:2020/11/12(木) 18:58:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b8f9a0e1529759105fc320f38c5cdf073758cb7
下地氏の自民復党要請 沖縄経済界
11/12(木) 17:32配信

 日本維新の会を除名になった無所属の下地幹郎衆院議員について、沖縄経済界有志は12日、自民党沖縄県連に復党を要請し、約1万2000社の署名を提出した。

 下地氏は2017年衆院選に維新公認で沖縄1区から出馬。自民党の国場幸之助外務政務官とともに共産党の赤嶺政賢衆院議員に敗れたが、比例代表で復活当選した。

 一方、国場氏が支部長を務める自民党沖縄1区支部は同日、下地氏が提出している復党願の受け取りを拒否するよう県連に要請した。

5700名無しさん:2020/11/12(木) 22:18:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/0198b66452296180315d962892f9163d25514660
菅首相、二階幹事長と昼夜2回連続で会食 二階氏周辺「1日2回は偶然だ」
11/12(木) 19:06配信

 菅義偉首相は12日、自民党の二階俊博幹事長と昼夜2回連続で会食した。首相は9月の自民党総裁選で、真っ先に二階氏に出馬の相談をするなど厚い信頼を置いているが、多忙な首相が1日に2度も同じ人物と会食するのは極めて異例だ。

 昼食は約45分間で、二階氏側近の林幹雄幹事長代理と共に首相官邸に招いてそばを振る舞った。二階氏が「全党一致でお支えしていくから、思い通り内外政をしっかりおやりください」と激励すると、首相は「しっかりやるから党の方はよろしく頼む」と述べたという。夕食は二階氏側が誘う形で、林氏と小池百合子東京都知事を交えて東京・虎ノ門のホテルで会食した。二階氏周辺は「1日2回は偶然だ」としている。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/b86ec4c334815198175238a0f2f58cd9c705ccb6
首相、小池知事と会食 二階氏とは昼夜
11/12(木) 20:37配信

 菅義偉首相は12日夜、都内のホテルで東京都の小池百合子都知事と会食した。自民党の二階俊博幹事長と林幹雄幹事長代理も同席した。首相は同日昼も、二階、林両氏と会食した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a09c89159286784fe84187f4ebb3d5452ab0338d
菅首相、「不仲」都知事と会食 二階氏同席
11/12(木) 21:08配信

 菅義偉首相は12日夜、東京都の小池百合子知事と都内のホテルで会食した。

 「不仲説」がささやかれる両氏だが、東京など全国的な感染拡大が懸念される新型コロナウイルス対策や東京五輪・パラリンピックの来夏開催などをめぐり、意見交換したとみられる。

 2人の会談は新政権発足直後の9月23日以来。自民党の二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理が同席した。

5701名無しさん:2020/11/12(木) 22:19:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/9afcb428fe13d16d093d00bdb687dc787706a0df
自民・二階幹事長、衆院解散「選挙の準備できている」
11/12(木) 21:35配信

 自民党の二階幹事長は、任期満了まで1年を切った衆議院の解散・総選挙について、「総理の決断次第、ほとんど準備はできている」と述べました。

 「総理の決断次第で、我々は(総選挙が)いつあっても良いという準備をしておきたい。ほとんど(準備は)できている」(自民党 二階俊博幹事長)

 TBSのCS番組「国会トークフロントライン」に出演した自民党の二階幹事長は、任期満了まで1年を切った衆議院の解散・総選挙の時期について、「総理自身が就任した日から考えている。一番良いタイミングを決意すれば全面的にバックアップする」と述べました。ただ、菅総理とは「まだ話し合ったことはない」としていて、早期解散の可能性をほのめかすことで党内の引き締めを図る狙いもあるものと見られます。

 菅総理はアメリカのバイデン氏が大統領に就任する来年1月20日以降で訪米の検討を進めていますが、二階氏は、これと解散・総選挙の日程は関係ないとあらためて強調しました。また、来年9月末の党総裁としての任期満了までに衆議院選挙が行われ、自民党が勝った場合には、菅総理が無投票で再選される可能性があるという見方を示しています。(12日19:42)

最終更新:11/12(木) 21:35
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9b17a0254e630c3a610ab3a4bc9e535458c4c34
訪米と解散日程「関係ない」、二階氏 首相と会談で憶測も
11/12(木) 19:57配信

 菅総理がバイデン氏と初の電話会談を行った12日。自民党・二階幹事長が気になる発言をしました。

 「Q.(総理が)訪米して会談しようという話がありますけど、それは解散を制約するんですか」(司会者)
 「アメリカへ行くことと解散のこととは、関係はあるようで実際はありませんよ」(自民党 二階俊博 幹事長)

 菅総理はバイデン氏が大統領に就任する予定の来年1月20日以降で訪米の検討を進めていますが、これと衆議院の解散総選挙の日程は関係ないという認識を示しました。解散総選挙について、菅総理とはまだ話し合っていないとする二階氏ですが、“総理の決断次第。ほとんど準備はできている”と強調しました。

 さらに、来年9月末までの自民党の総裁任期前に総選挙が行われ、与党が勝った場合には菅総理が無投票で再選される可能性にも触れました。

 その二階氏は11日、菅総理と面会したばかりで、12日の昼にも総理官邸でおよそ45分間会談していて、度重なる会談は憶測を呼びそうです。(12日18:43)

最終更新:11/12(木) 19:57
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4efe686833801e5d414f204d545807402dcdf9c3
二階幹事長、衆院選勝利なら総裁選を事実上省略する見解示す
11/12(木) 19:11配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日のCS番組収録で、菅義偉首相が2021年9月末の党総裁任期満了までの衆院選で勝利した場合、総裁選を事実上省略して総裁続投を決めるのが望ましいとの見解を示した。

 司会者の「首相が総選挙で結果を出しても総裁選はあるのか」との質問に、二階氏が「党で決めなきゃいけないが、選挙で勝てば、そういう落ち着き方になる可能性は大きい」と答えた。【野間口陽】

5702名無しさん:2020/11/12(木) 22:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcc88d188b0c055ff031d7c10d3a69ef940134ec
安倍氏「菅首相は当然続投」 衆参同日選、基本考えず
11/12(木) 19:55配信

 安倍晋三前首相は12日、共同通信社の単独インタビューに応じ、来年秋に自民党総裁選を控える菅義偉首相について「当然続投だ」と述べた。次期衆院選については与党が過半数を維持すれば、政権を継続できるとの認識を示した。自身の首相在任中に取り沙汰された衆院選と参院選の同日選を巡り「基本的に私は考えなかった」と明らかにした。3度目の首相就任の可能性は否定した。

 来秋の総裁選に関し「今年の総裁選で圧倒的に信任された。率直に言って『1年後にまた行うのか』と思う」と指摘。次期衆院選について「菅首相が勝てば、当然続投だ。勝つというのは与党で過半数を得ることだ」と強調した。

5703名無しさん:2020/11/13(金) 11:53:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/5721007be3b58d86ba5523cece1365af9e458baa
国場氏と宮崎氏の重複立候補困難か 自民「原則認めず」 衆院選で復活当選者に制限
11/11(水) 13:49配信

 菅義偉首相(自民党総裁)と同党の山口泰明選対委員長は次期衆院選の公認候補の選定を巡り、2回以上連続して小選挙区で敗れて比例代表で復活当選した現職議員について、選挙区と比例代表の重複立候補を原則、認めないと確認した。党の基本方針を厳格に適用する。関係者が9日明らかにした。

 自民党の基本方針に照らせば、沖縄県関係では、衆院沖縄1区で2回連続落選した国場幸之助氏と、沖縄2区で3回連続落選した宮崎政久氏の2氏が対象となる。両氏はいずれも次期衆院選に出馬する意向で、自民県連は国場氏を沖縄1区、宮崎氏を沖縄2区から擁立する方針を決めている。

 国場氏は2012年の衆院選で初当選し、14、17年は共産党の赤嶺政賢氏に敗北し、いずれも比例復活した。宮崎氏は12年、14年の衆院選で社民党の照屋寛徳氏に敗北し、比例復活した。17年の衆院選は比例復活できなかったが、自民党の園田博之氏(比例九州ブロック)の死去に伴い、18年11月に繰り上げ当選した。

 菅首相は8日昼に山口氏と会食し、重複立候補に言及。「党活性化のため、原則にのっとって厳格に判断してほしい」と要請した。

 山口氏も首相の意向に従って選定作業を進める意向だ。今後、過去の惜敗率の推移や、対立候補の浸透状況を十分に勘案し、人選に当たる。

 自民党は2017年の衆院選後、重複立候補に関する基本方針を決定していた。当時から党内では、復活当選に対し「比例代表での当選を最初から当てにして、党員獲得などの日常活動をおろそかにしている人がいる」との指摘が出ていた。

琉球新報社

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b5e022b7f1b03ec3e297f1f3932aaa53b52ca65
「党の分断が始まる」自民1区支部は反対 経済界、下地氏の復党求め署名1万2428社
11/13(金) 6:21配信

 次期衆院選の沖縄1区を巡り、下地幹郎氏(59)=無所属=の自民党復党を求める國場組の國場幸一会長ら経済界有志が12日、1区の保守系候補者一本化を念頭にした「保守合同」を求める1万2428社の署名を自民党県連へ提出した。那覇市内で会見した國場会長は「下地氏が復党することが沖縄のためになる」と述べ、下地氏が自民に所属した上で1区から立候補するべきだとの考えを示した。

 國場会長は下地氏に関し「全県的な範囲で政治活動をしており、1区から立候補すれば全区で保守の支持者が増える」と期待。県連の現職の意向を優先させる姿勢には「既得権のようだ。県連には下地氏との面談や討論などを実施し、公平に判断してほしい」と求めた。

 県連最高顧問の仲井真弘多元知事が復党に否定的な認識を示していることには「保守合同という面では意見の違いはない。心配はしていない」と述べた。

 一方、現職の国場幸之助氏(47)=自民=が支部長を務め、下地氏の復党に強く反発する1区支部は12日、復党を認めないよう県連へ要請した。

 1区支部幹事長代理の粟國彰那覇市議は「断固反対。下地氏が復党すれば党の分断が始まる」と訴えた。総務会長の仲村家治県議は保守・中道の団結には異議がないとした上で「過去に反党行為をして県連を除名になった人をなぜ復党させないといけないのか」と疑問を呈した。

 双方から要請を受けた島袋大県連幹事長は15日の議員総会で所属議員らに経緯を説明するとした。15日に復党への結論を出すか問われたが「まずは議員たちの理解を深めたい」と述べるにとどめた。県連関係者によると、賛否を問えば意見が割れる可能性があるため、県連内では常任総務会の開催には否定的な意見が多いという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/53767bd4b1ab43081c06c70b50adc6c8c38caf0a
「知事選を取るためには下地氏が必要」自民・宮古島支部、復党を要請へ
11/10(火) 8:56配信

 自民党宮古島市支部(平良敏夫支部長)は9日、自民党県連に復党願を提出した下地幹郎衆院議員(無所属)について、支部としても県連に復党願を申し入れると発表した。13日にも提出する。

 申し入れ書では、6月の県議選で自民党が健闘したことで、次の県知事選に向け大きな流れができたと主張。自民党と公明党に下地氏の勢力を加え、大同団結で臨むべきだと強調した。

 平良支部長は「知事選を取るためには下地氏の組織力が必要になる」とし、「市出身の政治家としても応援したい」と述べた。

5704名無しさん:2020/11/13(金) 13:30:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/21896c4726e345f06ed478e0442efff4edbf5a97
「影の支配者」二階幹事長が自民党幹部を集めてゴキゲンな夜
11/13(金) 8:02配信

81歳にして、我が世の春を謳歌しているのだろう――。10月29日夜、自民党ナンバー2であり、「令和のキングメーカー」とも呼ばれる二階俊博幹事長が、東京・築地の高級料亭から現れた。マスク越しだが、笑みを浮かべているのがわかる。

コロナ禍の中、この日の宴席に参加したのは、二階幹事長のほか、岸田文雄前政調会長(63)、細田博之元幹事長(76)、森山裕国対委員長(75)、竹下亘元総務会長(74)、山本有二元農水相(68)、中谷元元防衛相(63)など自民党各派閥の領袖(りょうしゅう)クラス。永田町を長年取材するジャーナリスト・赤石晋一郎氏が言う。

「自民党の憲法改正推進本部長を務める衛藤征士郎元衆院副議長(79)の発案で、二階氏が招集したそうです。これだけの重鎮を一堂に集められるのは、党内でも二階氏だけでしょう。党是である憲法改正をどう進めるかを話し合うのが名目で、年末までに推進本部で独自の憲法改正案をまとめ、国民投票法の改正法案成立を目指すことを確認したと聞いています」

また、この会合は二階幹事長にとっては、別の目的もあったという。

「各派閥が今、どういう空気感なのか把握したかったのでしょう。石破茂元幹事長(63)が派閥の会長を辞任したことをどう見ているか、菅義偉政権の1ヵ月をどう考えるかなど、二手三手先を読んでいくための深謀の場でもあったと思われます」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

ネックは年齢だけ。二階幹事長の権勢はしばらく続きそうだ。

『FRIDAY』2020年11月20日号より

FRIDAYデジタル

5705名無しさん:2020/11/13(金) 19:02:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e7e696122c08f8f52af02d9dbd8fbcdf7a492d4
「下地氏の復党に反対」自民4支部長、山口選対委員長に伝える
11/13(金) 13:51配信

 【東京】下地幹郎衆院議員(無所属)の自民党復党を巡って、衆院1〜4区の支部長が12日、山口泰明・党選対委員長と党本部で面談し、復党反対の意思を伝えた。出席者によると、山口氏は「皆さんの意見は承った」と述べるにとどめ、下地氏復党についての評価は避けた。

 山口氏と面談したのは国場幸之助(1区)、宮崎政久(2区)、西銘恒三郎(4区)の3衆院議員と次期衆院選に立候補予定で3区支部長の島尻安伊子氏。国場氏は「4日に面談した林幹雄幹事長代理と同じ内容を山口氏にも伝えた」と説明した。

 4氏は自民支持者の中に復党に根強い反対の声が出ていることや、自公選挙協力に重大な支障が出ることなどを訴えたという。山口氏は県連の意向を尊重する構えで、15日に開催する議員総会など県連の意思決定を待つ考えを示している。

 4氏は12日、党九州国会議員の会の代表で大分2区の衛藤征士郎衆院議員にも下地氏復党反対を伝えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e246eaf9487579251a716773b8dcc543bfc18322
首相動静(11月12日)
11/12(木) 7:20配信

 午前7時5分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。
 午前7時9分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前8時19分、米大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領との電話会談開始。
 午前8時32分、電話会談終了。
 午前8時50分から同53分まで、報道各社のインタビュー。
 午前9時5分から同15分まで、自民党の「不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟」の甘利明会長、野田聖子幹事長ら。
 午前10時25分から同42分まで、超党派の「日本会議国会議員懇談会」会長の古屋圭司同党衆院議員、同懇談会の「皇室制度プロジェクトチーム」座長の衛藤晟一同党参院議員ら。
 午前10時43分から同57分まで、北村滋国家安全保障局長、和泉洋人首相補佐官、秋葉剛男外務事務次官。同11時から同9分まで、山口県の村岡嗣政知事、柳居俊学県議会議長、福田良彦岩国市長ら。
 午前11時10分から同28分まで、和泉首相補佐官、外務省の秋葉事務次官、岡野正敬国際法局長、経済産業省の安藤久佳事務次官、荒井勝喜総括審議官。
 午後0時2分から同45分まで、自民党の二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理と昼食。
 午後1時30分から同44分まで、田中良二鹿児島県薩摩川内市長。森山裕同党国対委員長同席。
 午後2時から同11分まで、山崎重孝内閣府事務次官。
 午後2時22分から同33分まで、自民党神戸市会議員団の安達和彦団長らの表敬。久元喜造神戸市長、和田政宗同党参院議員同席。
 午後2時42分から同52分まで、内閣府の田和宏内閣府審議官、林幸宏政策統括官、荒井経産省総括審議官、前田泰宏中小企業庁長官。同3時から同10分まで、同党の丸川珠代広報本部長、丹羽秀樹広報戦略局長。
 午後3時37分から同52分まで、武田良太総務相。同4時45分から同6時まで、日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議にテレビ会議方式で出席。同11分から同26分まで、田村憲久厚生労働相、西村康稔経済再生担当相、和泉首相補佐官、吉田学新型コロナウイルス感染症対策推進室長、樽見英樹厚労事務次官。
 午後6時35分、官邸発。
 午後6時40分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」着。同ホテル内の日本料理店「山里」で自民党の二階幹事長、林幹事長代理、小池百合子東京都知事と会食。
 午後8時55分、同ホテル発。
 午後9時、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後10時現在、同議員宿舎。(了)

5706名無しさん:2020/11/13(金) 19:03:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc776c00379f8aaf36859b94dcea54d0206f136c
年明け解散見送り?観測に自民・二階氏動く
11/13(金) 17:04配信

 新型コロナウイルスの感染拡大などに伴い、菅総理が来年1月の解散総選挙に踏み切ることはないのではとの見方が強くなっています。こうした中、気になる動きをしているのが政権を支える自民党・二階幹事長なんです。(13日15:50)

最終更新:11/13(金) 17:04
TBS系(JNN)

5707名無しさん:2020/11/13(金) 21:40:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/35644ef885ec88d6ab5003e4f2b1ddc4418b74a6
自民・岸田派に動揺、牙城に公明党が候補擁立検討 
11/13(金) 19:44配信

 公明党が次期衆院選で広島3区に候補者擁立を検討していることが、広島を地盤とする自民党の岸田文雄前政調会長率いる岸田派(宏池会、47人)に波紋を広げている。広島県は6人の現職国会議員を抱える岸田派の牙城。自民党広島県連は次期候補者の公募を決めて牽制(けんせい)するが、今後、激しい綱引きが予想される。

 「議席確保のために公明党が擁立するのも一つの案ではないか」。石井啓一幹事長は13日の記者会見でこう述べ、広島3区での候補者擁立に意欲を示した。

 一方、自民党県連は12日、次期候補者となる支部長の公募を決定。岸田氏は同日、「難しい選挙に立ち向かってもらえる候補者を選ばなくてはならない」と記者団に強調した。

 広島3区の現職は、昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われて公判中の元法相、河井克行被告(自民党離党)。昨夏の参院選で自民党は広島選挙区で2議席独占を目指し、岸田派重鎮の現職と河井氏の妻、案里被告=自民党離党、公選法違反の罪で公判中=の2人を擁立した。

 この参院選で、案里被告が初当選する一方、現職は議席を失った。このため岸田派内には「河井夫妻の後任を取るべきだ」(岸田氏周辺)との声は根強い。

 自民党を支援してきた公明党は「事件への支持者の反発が大きい」(党幹部)として、自前の候補として斉藤鉄夫副代表(衆院比例中国ブロック)の擁立を模索。自民党県連に打診したが断られたため、今後は党本部の調整になるという。

 「岸田派潰しだ。他党に選挙区をくれてやるなんておかしな話があるか」。同派ベテランはこう話し唇をかむ。9月の党総裁選で岸田氏と争った菅義偉首相や首相を支える二階俊博幹事長らが、公明党にパイプを持つことも派内に疑心暗鬼を生じさせている。(永原慎吾、力武崇樹)

会見で記者団の質問に答える公明党・石井啓一幹事長=10月9日、国会内(春名中撮影)

5708チバQ:2020/11/13(金) 21:44:15
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2011130021.html
桜井参院議員がコロナ感染 国会議員2人目
2020/11/13 19:39産経新聞

 無所属の桜井充参院議員(宮城選挙区)が新型コロナウイルスに感染したことが13日、分かった。国会議員で感染が確認されたのは2人目。

 桜井事務所によると、桜井氏は同日に仙台市内でPCR検査を受けたところ、陽性と診断された。12日までは東京都内にいたという。

 桜井氏は平成10年の参院選に旧民主党公認で出馬し、初当選。国民民主党などを経て、今年5月に参院会派「自民党・国民の声」に入会した。

5709名無しさん:2020/11/13(金) 22:35:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/21963768639df00d152a40be636934b61ebdf29a
『総理が「3回目はないね」』…自民党大阪府連が菅首相に大阪都構想“否決”を報告
11/13(金) 19:52配信

自民党大阪府連の幹部らが、菅総理大臣に大阪都構想“否決”を報告しました。

自民党大阪府連の大塚会長や、大阪市議団の北野幹事長らは13日、総理官邸を訪れ、いわゆる「大阪都構想」の住民投票が否決されたことなどを報告しました。

【自民党大阪府連・大塚高司会長】
「(菅総理から)『本当に大変でしたね』というお話を頂戴した」

【岡下昌平・衆議院議員】
「『3回目(の住民投票)はないね』と総理自身が仰っていた」

一方、自民党の二階幹事長は今週、大阪府連の議員らを招いて“慰労会”を行い、その席で「政治的に団結していて素晴らしい」と、激励したということです。

また、都構想「賛成」の立場を示してきた大阪府議団の原田幹事長が、12月21日で幹事長を辞任すると明らかにしました。

【自民府議団・原田亮幹事長】
「(住民投票で)反対多数を受けて、けじめをつける必要があるだろうと考えた」

そのうえで、後任の幹事長については「都構想『反対』の思いを持った人が望ましい」と話しました。

関西テレビ

5710名無しさん:2020/11/14(土) 10:35:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/7212c7ba3be2c6db450af6eddfb2dea484fc91b6
総裁選で菅首相再選を 二階幹事長、続投に期待
11/14(土) 8:09配信

自民党の二階幹事長は13日夜、BSフジの「プライムニュース」に出演し、菅首相が2021年の総裁任期以降も続投することへの期待を示した。

自民党・二階幹事長は、「今、国民のおおかたの皆さんは、菅さんが再選されるだろうと思っておられますよ。それでしっかりやっているじゃないですか」と述べ、安定政権を維持する観点から、2021年9月までに行われる自民党の総裁選挙で、菅首相の再選が望ましいとの考えを示した。

また、衆議院の解散総選挙の時期について、二階幹事長は「菅首相が一生懸命取り組んでいるこの状況なら、いつあっても結構」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/84e7b991770ae3fa7d4c982510f6e1a17c2f8b9d
二階氏、早期の解散・総選挙に否定的な見方
11/14(土) 1:14配信

自民党の二階幹事長が13日夜、テレビ番組に出演し、早期の衆議院解散・総選挙に否定的な見方を示しました。

番組の中で二階幹事長は、衆議院の解散総選挙の時期について、「菅総理大臣とまだ突っ込んだ話をしていない」と前置きした上で、「総理としては、『就任以来、わずか10か月とか1年足らずではあったが、これだけのことをした。さらにこれから大いに頑張っていく。国民のご支持をいただきたい』こういう形で解散を頭に描いているかもしれません」と述べました。

さらに、来年7月からはじまる東京オリンピックの前には、「やりにくい」と指摘しました。これは、早期の解散総選挙に否定的な見方を示したものです。

一方で二階幹事長は、「年明けの解散はないのか」と問われたのに対し、「一概には言えない。解散権を持った人が毎日、考えているはずだ」とも述べました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ae8635730483e86c024922854d9256d6eca7e99
二階幹事長、衆院解散「来夏以降」となる可能性も 民放番組で
11/13(金) 23:04配信

 自民党の二階俊博幹事長は13日、BSフジの番組に出演し、衆院解散・総選挙は来夏以降になる可能性があるとの見方を示した。解散について菅義偉首相と「まだ突っ込んだ話をしたことはない」と断った上で、「総理としては自分が(9月に)就任以来、わずか10カ月(来年7月)とか、1年足らずではあったが、これだけのことをしたと。こういう形で解散を頭に描いているかもしれない」と述べた。

 2021年10月の衆院議員の任期満了を待たず「追い込まれる前」の解散が望ましいとの見解も示した。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/09c76dc80c2f3a536ce506f42af0ba1bc91527b4
押印廃止、丁寧に 自民・二階幹事長
11/13(金) 22:52配信

 自民党の二階俊博幹事長は13日のBSフジ番組で、政府が掲げる押印廃止について「はんこには歴史があり、直ちに廃止で済むのか。立ち止まって考えたらいい」と述べ、丁寧に国民的なコンセンサスを得る必要があるとの認識を示した。

 二階氏は売り上げ減少に直面する業界団体や、国内有数のはんこ生産地である山梨県の長崎幸太郎知事から支援を求める要望を受けている。

5711名無しさん:2020/11/14(土) 10:35:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb85d5d2d53f92601340591a24ffe18b50103711
衆院解散、五輪前も 自民・二階幹事長
11/13(金) 22:32配信

 自民党の二階俊博幹事長は13日のBSフジ番組で、衆院解散・総選挙の時期について、来年7月23日に予定される東京五輪開会式の前もあり得るとの認識を示した。

 菅義偉首相の考えとして「(今年9月16日の)就任以来10カ月だとか、1年足らずだがこれだけのことをした、さらに頑張るので支持を頂きたい、という解散を頭に描いているかもしれない」と述べた。

 二階氏が具体的な解散時期に言及するのは異例で、臆測を呼びそうだ。ただ、来年1月召集の通常国会冒頭の解散はないのかという問いに、「事態を見ながら解散権を持った人が毎日考える」と指摘した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/26db59587aeffd9f126d8fb512bea3c7e575ba76
自民・二階氏、早期衆院解散に否定的
11/13(金) 23:24配信

 自民党の二階俊博幹事長は13日夜のBSフジ番組で、早期の衆院解散・総選挙に否定的な見方を示した。衆院議員の任期満了が来年10月であることを念頭に「菅義偉首相としては『就任以来、10カ月や1年足らずでこれだけのことをした。さらにこれから頑張っていくので国民の支持を頂きたい』。こういう形で解散を頭に描いているかもしれない」と述べた。

 一方、自民党内に期待論がある来年1月頃に解散する可能性に関しては「一概には言えない。解散権を持った人が毎日考えている」とけむに巻いた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/abe6a4d493784c9dc35abf2518272a275ef06ff5
二階氏、早期解散に懐疑的 「首相は成果示し総選挙」
11/13(金) 23:08配信

 自民党の二階俊博幹事長は13日のBSフジ番組で早期の衆院解散・総選挙に懐疑的な見解を示した。「菅義偉首相は『就任10カ月とか1年足らずでこれだけのことをした。支持をいただきたい』という形の解散を描いているかもしれない」と述べた。ただ、首相と解散について詳しい協議はしていないとも語った。

 二階氏が言及した時期は、来年7月中旬から9月中旬に当たる。来年1月召集の通常国会冒頭に解散しなかった場合、夏の東京都議選や東京五輪までの解散・総選挙は「やりにくい」と指摘した。

5712名無しさん:2020/11/14(土) 10:36:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b373edec41a5581b06ee87e97e6a1c1fa7d116
記者のこぼれ話、「一致結束箱弁当」の名門派閥がコロナでまさかの・・・
11/13(金) 23:18配信

 現場の最前線で取材を続けている記者が見つけてきた、今週のこぼれ話です。

 昼のお弁当をめぐって「一致結束」してきた自民党の名門派閥に今、ある「変化」が起こっています。平成研・竹下派には「一致結束、箱弁当」という伝統があり、週一回の派閥の会合では毎回全員が同じ「弁当」を食べて結束を強めてきました。

 これまでは肉好きの若手からも好評なミート矢澤のビッグハンバーグ弁当など肉中心の弁当が月一回、必ず提供されてきましたが、新型コロナウイルスの影響で持ち帰りに便利な小さいサイズのものに限られ、結果的に和食中心の“ヘルシー路線”になったというのです。

 この変化を受けて、食欲旺盛な若手からは「肉が食べたい!」と不満も出ているとか・・・。また、加藤官房長官は「中華弁当が出るときは必ず会合に出るよ」と周囲に語るほど四川飯店の中華弁当が大好きなんですが、最近、会合への出席頻度が減っています。“お弁当のヘルシー路線が原因では”という噂も出ていて、派閥の結束にも影を落としています。(13日23:03)

最終更新:11/13(金) 23:18
TBS系(JNN)

5713名無しさん:2020/11/14(土) 10:37:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/3523ce5b064465b3a8a8fbe74aa9860143d5646b
自民、比例復活続けば重複立候補認めず ルール厳格適用方針で党内戦々恐々
11/13(金) 19:39配信

 自民党が次期衆院選に向け、選挙区と比例代表の重複立候補を認めるかどうかの基準を厳格適用する方針を固めたことに、党内が浮足立ち始めている。選挙基盤が弱い議員の引き締めを図る狙いだが、選挙区で敗れながら比例での復活当選が続く議員は原則として重複が認められないためだ。議員の当落は派閥の浮沈にも直結するだけに、各派の駆け引きも激化しそうだ。(力武崇樹)

 「緊張感をもって選挙区の選挙に臨むのはいいことではないか」。自民党の世耕弘成参院幹事長は13日の記者会見で、参院選では制度的に選挙区で敗れた議員の「比例復活」がないことに触れ、衆院にも同様の厳しさを求めた。

 来年10月の衆院議員の任期満了まで1年を切る中、動き出したのは菅義偉(すが・よしひで)首相(党総裁)だ。今月8日、山口泰明選対委員長と東京都内のホテルで会談し「比例復活が続く人間は日頃の活動が甘い」と重複立候補に関する内規を厳格に適用すべきだとの考えを示した。

 前回の平成29年衆院選直後にまとめられた「基本方針」には、比例復活が2回以上続く議員は「原則として重複立候補を認めない」と明記されている。日常活動や党員獲得の状況などを総合的に勘案するとして例外の余地を残したものの、首相は原則を重視する考えだ。党幹部も「比例復活の議員ほどたるんでいる」と首相の意向に賛意を示す。

 こうした動きに、比例復活が続く議員らは戦々恐々だ。「われわれは簡単に勝てる選挙区とは違う」(若手)との泣き言も漏れる。

 確かに相手候補が、かつて自民党幹事長を務めた立憲民主党の小沢一郎衆院議員や自民党時代に建設相を経験した立民の中村喜四郎衆院議員ら、古くから強固な地盤を築いている選挙区もある。沖縄のように米軍基地問題などで「反自民」が強い地域も多い。

 一方、党内各派にとっても、重複立候補のハードルが上がることは看過できない。所属議員を守れなければ、領袖(りょうしゅう)の沽券(こけん)にかかわるからだ。派閥会長の一人は党幹部に早速、具体的な選挙区を告げながら、「きちんと考慮してほしい」とくぎを刺した。

 25人程度とされる対象者の多くは、細田派(清和政策研究会)や麻生派(志公会)、二階派(志帥会)などの主要派閥が抱える。「例外適用」に向け、派閥間のさや当てが始まる日も近い。

5714名無しさん:2020/11/14(土) 10:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b41d0c3c50f2b2ebfbf32988de14745a6aa086e
石破氏、「孤立の果て」に派閥会長辞任の哀愁
11/14(土) 5:21配信

 自民党総裁選での惨敗を理由に、石破茂元幹事長が自ら立ち上げた石破派(水月会)の会長を辞任してから3週間余。石破氏の意思に反して後任会長は決まらず、同派は空中分解の危機を迎えている。

 石破氏の総裁選出馬は今回で4度目。1強と呼ばれた安倍晋三前首相の唯一の対抗馬として、国民的には「次の首相候補ナンバー1」の人気を維持していた。しかし、「令和おじさん」と「苦労人」を売り物にした菅義偉首相に惨敗した。

■人事での冷遇が会長辞任に

 石破氏が突然、派閥会長辞任を宣言したのは、10月22日の石破派臨時総会だった。石破氏は9月の党総裁選で68票に終わり、377票の菅義偉首相には遠く及ばず、89票の岸田文雄前政調会長にも差をつけられての最下位となった。安倍晋三前首相との一騎打ちとなった前回の2018年総裁選では73票の国会議員票を獲得したが、今回は26票にとどまった。

 石破氏は自民党議員の支持の少なさを「自らの不徳の致すところ」と反省しきりだ。安倍氏や麻生太郎副総理兼財務相による「多派閥談合での強烈な石破つぶしが原因」(自民幹部)との分析もある。

 石破氏は領袖辞任に当たり、「自ら何度も反すうし、懊悩(おうのう)した。(石破派の)みんながつらい思いをしてきたことに対して、言葉だけでは足りない」と説明。石破派に所属する議員が党・内閣人事で冷遇され続けたことが、苦渋の決断につながったと述べた。

 石破氏は当選11回で、ポスト安倍候補では最長の議員キャリアを持つ。4度目の総裁選出馬について、周辺では「これが最後の戦い」との声も出ていた。

 常に正論を吐き、安倍、麻生両氏が首相在任中に窮地に陥った際、「党のために退陣すべきだ」と直言したこともある。ただ、安倍、麻生両氏は周囲に「あれ(退陣の直言)は絶対に忘れない」と漏らしたとされ、党内では「それが今回総裁選での石破つぶしにつながった」(自民幹部)とみられている。

 安倍氏の無投票再選となった2015年9月の総裁選直後に、20人の議員で旗揚げしたのが石破派だ。以来、各種世論調査での「ポスト安倍」をめぐる人気投票で他候補を圧倒し続けていたが、派閥の勢力は拡大できず、今回の総裁選でも必要な推薦人20人にも届かない19人にとどまっていた。

 総裁選惨敗を受け、石破氏は所属議員と今後の派閥運営について意見交換を続けたが、「いつまでも反主流派では、議員としての活動に限界がある」(派幹部)との不満が噴出。石破氏を支えてきた同派の最高幹部も「このままでは自滅する。グレートリセットが必要」と主張したことが会長辞任につながった。

5715名無しさん:2020/11/14(土) 10:39:46
>>5714

■事実上の総裁選からの撤退宣言

 石破氏は辞任に当たり、石破派事務総長の鴨下一郎元環境相に後任会長への就任を打診したが、鴨下氏は固辞。他の有力議員も手を挙げずに後任選びは難航している。このため、毎週木曜日に開かれてきた派閥例会も、「何も決まらないままでは開けない」(幹部)と休眠を余儀なくされている。

 しかも、当選10回の山本有二元農水相が派閥の会長代行退任を表明したことで、「もはや派閥の体をなさず、存続も危ぶまれる状態」(幹部)となった。このため、同派との交流がある竹下、岸田両派が、それぞれ親交のある議員の勧誘を始めるなど、各派の勢力拡大のための「草刈り場」となりつつある。

 菅首相の党総裁としての任期が切れる2021年9月には、再び総裁選が実施される。領袖を辞めた石破氏は「これから先もその立場を与えていただけるとありがたい」と出馬に含みを残すが、「推薦人も確保できない」との厳しい声が相次ぐ。今回、石破氏と「2位争い」を展開した岸田氏も石破氏の辞任に当惑を隠さず、「菅政権が着実に実績を積み重ねれば、石破氏の会長辞任で無投票再選論が強まる」(岸田派幹部)との見方も広がる。

 今回総裁選で石破氏が好んで揮ごうしたのは「鷙鳥不群」(しちょうは群れず)。「猛禽類の鷲(わし)や鷹は群れない」という意味だが、石破氏の党内の立場も象徴している。自民党内では石破氏の会長辞任を「孤立の果ての総裁選撤退宣言」(長老)と受け取る向きが多い。

 これまで石破氏は「なぜ首相を目指すのか」との問いに「総理(首相)になるのは手段であって、目的ではない」と答えてきた。総裁選出馬についても、「自民党は勇気をもって自由闊達に真実を語る政党であるべきだ。違う意見を持っていれば、議論を戦わせるのが総裁選のあるべき姿だ」などと述べ、堂々とした論争こそが自民党の活力の源泉だと主張してきた。

 だからこそ、安倍1強によって党内でも「長いものには巻かれろ」とばかりに忖度が横行し、「物言えば唇寒し」の雰囲気に逆らう形で、首相批判を続けてきた。ただ、過去の離党歴などから、「いつも後ろから鉄砲を撃つ」などの反発も広がり、それが党内的孤立を加速させてきた。

5716名無しさん:2020/11/14(土) 10:39:56
>>5715

■好きな戦国武将は明智光秀

 石破氏が自民党トップの座に最も近づいたのは2012年9月の総裁選だった。民主党政権下の当時、安倍、石破両氏に加え、町村信孝元官房長官(故人)、石原伸晃幹事長(当時)、林芳正政調会長代理(同)の5氏が立候補。当初有利とされた石原氏が度重なる失言で失速し、議員票と党員・党友票の合計で1位の石破氏と2位の安倍氏の決選投票にもつれ込んだ。

 議員票で安倍氏が石破氏を19票差で逆転して当選。同年12月の衆院選での自民党圧勝を受けて、安倍氏が首相に再登板した。

 石破氏は党ナンバー2の幹事長に就任したが、安倍首相が実現を目指していた新安保法制をめぐる意見対立などから、2014年9月の人事で新設の地方創生担当相に転身。2015年9月の総裁選では現職閣僚であることを理由に出馬を見送る一方で、石破派を結成。その後の党・内閣人事で地方創生相に留任したが、2016年8月の党・内閣人事で安倍首相の入閣要請を固辞して無役となった。

 満を持して挑んだ2018年9月の総裁選では、3選を目指す安倍首相との一騎打ちとなり、党員票では45%を獲得して善戦したが、議員票は73票にとどまった。それでも、いわゆる「モリカケ疑惑」などによる安倍批判の高まりもあって、次期首相候補での人気ナンバー1の位置をキープし続けたが、8月末の安倍首相退陣表明を受けた9月の総裁選では、党内の圧倒的支持を得た菅首相に惨敗した。

 石破氏が好きな戦国武将として必ず挙げるのが明智光秀だ。今年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公で、石破氏は「たとえ、どのような迫害を受けても次の時代に評価をされる」とその理由を語る。ただ、党内では「石破氏はあえて、主君・織田信長を討った謀反人のイメージを自らに重ねている」(石破派若手)と受け取る向きが多く、「三日天下どころか、その前に雑兵出身の武将(菅首相の意味)に討ち取られた」(細田派幹部)と揶揄されている。

 アイドル好きという意外な側面もある。特に、学生時代から1970年代のトップアイドルグループ「キャンディーズ」の熱狂的ファンで、いまでもカラオケで「キャンディーズメドレー」を熱唱する。

 キャンディーズと同世代の石破氏は、2021年2月には64歳になる。12月に72歳となる菅首相に比べればほぼ一回り若く、ポスト菅を狙う岸田氏とは同い年で、同氏とともに次期首相候補に名前の挙がる茂木敏充外相や加藤勝信官房長官より2学年下。「政治家としてはまだまだ働き盛り」(自民長老)だ。

 1977年夏に突然引退宣言したキャンディーズになぞらえれば、石破氏の心境は「普通の議員に戻りたい」ようにもみえる。その一方で「やめられないこのままじゃ」(「ハートのエースが出てこない」の歌詞)という本音もにじむ。来春、再起を後押しするような「春一番」が吹くのだろうか。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5717とはずがたり:2020/11/14(土) 21:01:38
菅首相と自民 二階幹事長 政権運営や政策課題について意見交換
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201112/k10012708091000.html
2020年11月12日 15時43分

菅総理大臣は、自民党の二階幹事長と会談し、菅政権の発足から、まもなく2か月となることを踏まえ、今後の政権運営や政策課題について意見を交わしました。

菅総理大臣と自民党の二階幹事長は、総理大臣官邸で昼食をとりながらおよそ45分間会談しました。

両氏が昼食をとりながら会談するのは菅総理大臣の就任後初めてで、林幹事長代理も同席しました。

会談では、菅政権の発足からまもなく2か月となることを踏まえ、今後の政権運営や政策課題について意見が交わされ、二階氏が「全党一致で支えていくので、外交や内政を思い切ってやってもらいたい」と激励したのに対し菅総理大臣は「しっかりやりたい。党運営をよろしくお願いしたい」と応じました。

このあと、二階氏は記者団に対し「これから、しょっちゅうこうした形で会談したい」と述べました。

5718名無しさん:2020/11/14(土) 21:15:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/74abe13858b7d46c770cc5d61ff622374bdb3aed
自民・下村氏「衆院解散・総選挙はオリパラ後の可能性も」
11/14(土) 16:22配信

 自民党の下村博文政調会長は14日、静岡県熱海市で講演し、衆院解散・総選挙の時期について「来年1月というよりは、(来夏の)東京都議選の後、東京オリンピック・パラリンピックの後の可能性もある」と述べ、来年10月の衆院議員の任期満了近くになる可能性を指摘した。

 下村氏は「衆院選も早ければ2カ月後の来年1月」と早期解散に触れたうえで、「しかし、首相は仕事師内閣として一石を投じようとしている。携帯電話料金引き下げなどの実績を作って選挙を考えたら、オリパラの後の可能性もある」と述べた。

 二階俊博幹事長も13日のBSフジの番組で、解散は来夏以降になる可能性があるとの見方を示していた。【遠藤修平】

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ee733b1cd9ca67d5847f6cc1fdb839f17f11451
下村自民政調会長、解散総選挙「早ければ1月」
11/14(土) 16:02配信

 自民党の下村博文政調会長は14日、静岡県熱海市で開かれた党会合で講演し、衆院解散・総選挙について「早ければ2カ月後の来年1月」との見方を重ねて示した。

5719名無しさん:2020/11/15(日) 16:12:49
https://www.nikkansports.com/general/news/202011090001223.html
安倍氏、辞任表明前に総裁選で岸田氏支援せずと発言
[2020年11月9日23時52分]

自民党の野田聖子幹事長代行は9日、名古屋市で開いた自身の政治資金パーティーで、安倍晋三前首相が7月、党総裁選で岸田文雄前政調会長を支援しないと発言していたと明らかにした。安倍氏に総裁選で岸田氏を応援するかどうか尋ねたところ「実は違うんだな」と応じたという。持病悪化による辞任表明前で、安倍氏は来年9月の総裁選を念頭に発言したとみられる。

野田氏は講演で、7月下旬に安倍氏と面会した際の発言として紹介した。首相は今年9月の総裁選で支援する候補について「私が言うことではない」と言及を避けていた。(共同)

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202011140000081.html
政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

2020年11月14日9時27分
二階と林と小池が…相変わらず3密状態/政界地獄耳

★自民党議員の中でも党幹事長・二階俊博の名を聞くと襟を正す者もいる、党内外にその名を響かせる大物幹事長だ。12日にはテレビ番組で総裁選挙の敗北を受け派閥の会長を辞任した元幹事長・石破茂を「1回や2回挫折があっても、それをみんな乗り越えて頂点を目指してきた。まだまだ可能性はある。頑張ってもらいたい」と激励した。2人はともに自民党内でも重鎮だが、いずれも自民党を割って出たこともあるいわば復帰組だ。党内では石破は1度離党していると批判する向きもあるが、二階に同じことを言う者はいない。

★さて二階は先の番組で「総理の決断次第で我々は(総選挙が)いつあっても良いという準備をしておきたい。ほとんどできている」とし、時期については「首相自身が就任した日から考えている。一番良いタイミングを決意すれば全面的にバックアップする」としたが、首相・菅義偉とは「まだ話し合ったことはない」とした。ところが同日、二階は党幹事長代理・林幹雄と官邸に出向き昼食のそばを食べながら首相と45分間話している。二階が「全党一致でお支えしていくから、思い通り内外政をしっかりおやりください」といえば首相は「しっかりやるから党の方はよろしく頼む」と歯の浮くようなやりとりで応じたという。

★そしてその晩、二階が誘う形で林と都知事・小池百合子が首相と都内のホテルで会食したという。不仲と伝えられる2人が同席するのは東京オリンピック(五輪)開催について来週には国際オリンピック委員会(IOC)会長トーマス・バッハが来日して首相と会談するためのすり合わせが考えられるほか、既に衆院議員に戻るため1期目の退職金を受け取り、いつ辞めても良い臨戦態勢の小池の政党や選挙区について議論が交わされたのではないかとの臆測もある。相変わらず政治は狭い3密状態で行われているようだ。(K)※敬称略

5720名無しさん:2020/11/15(日) 21:17:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ba9e7522c7a667b032be97e127c4432e57bd42d
【点描・永田町】石破氏の領袖辞任と“ポスト菅”
11/15(日) 19:03配信

 石破茂元幹事長が石破派(水月会)会長を辞任したことが、自民党内に複雑な波紋を広げている。石破氏は「自民党総裁選での惨敗の責任を取る」と説明したが、同党内では「自らが立ち上げた派閥なので、会長辞任は石破派の解散を意味する」(閣僚経験者)との見方が多く、早速他派閥から石破派所属議員に対する勧誘工作が始まっており、“ポスト菅”レースへの影響も注目を浴びる。

 石破氏が突然、派閥会長辞任を宣言したのは、10月22日の石破派臨時総会。石破氏は9月の党総裁選で68票に終わり、377票の菅義偉首相には遠く及ばず、89票の岸田文雄前政調会長にも差をつけられての最下位となった。特に、安倍晋三前首相との一騎打ちとなった前回18年の総裁選で獲得した73票の国会議員票が、今回は26票に激減。自民党内での議員支持の少なさが、石破氏の党内的孤立を際立たせた。今回の会長(領袖)辞任は「(石破派の)みんながつらい思いをしてきたことに対して、言葉だけでは足りない」との切実な思いからで、「何度も反すうし、懊悩した」と苦しい心境も吐露した。

 石破氏は当選11回で、ポスト安倍候補では最長の議員キャリア。総裁選出馬も今回が4度目で、周辺では「これが最後の戦い」との声も出ていた。常に正論を吐き、安倍氏や麻生太郎副総理兼財務相が首相在任中に失政批判の高まりで窮地に陥った際、「党のために退陣すべきだ」と直言したこともある。ただ、安倍、麻生両氏は周囲に「あれは絶対に忘れない」と漏らしたとされ、党内には「それが今回総裁選での“石破つぶし”につながった」(自民幹部)との見方も多い。

 安倍氏の無投票再選となった2015年9月の総裁選直後に、20人の議員で旗揚げした石破派だが、各種世論調査でのポスト安倍人気投票で他候補を圧倒し続けていたにもかかわらず勢力は拡大せず、今回総裁選でも必要な推薦人20人にも届かない19人に留まっていた。総裁選惨敗を受け、石破氏は所属議員と今後の派閥運営について意見交換してきたが、「いつまでも反主流派では、議員としての活動が制限される」(派幹部)などの不満も少なくなかったとされる。

「孤立の果ての撤退宣言」との声も
 石破氏は会長辞任に当たり、石破派事務総長の鴨下一郎元環境相に後任会長を打診したが鴨下氏は固辞し、他の有力議員も“及び腰”だったことで、後任選びは難航。辞任後初となるはずだった10月29日の派閥例会も「何も決まらないままでは開けない」(幹部)と、中止を余儀なくされた。石破氏に次ぐ当選10回の山本有二元農林水産相も派閥の会長代行退任を表明し、「もはや派閥の体をなさず、存続も危ぶまれる状態」(幹部)になりつつある。このため、早くも竹下、岸田両派が、それぞれ親交のある議員の“引き抜き”工作に着手したとされる。

 首相の総裁としての任期が切れる来年9月には、再び総裁選が実施される。領袖を辞めた石破氏は「これから先もその立場を与えていただけるとありがたい」と出馬に含みを残すが、「推薦人も確保できない」との厳しい声も相次ぐ。今回、石破氏と「2位争い」を展開した岸田氏も石破氏の辞任に当惑を隠さず、「菅政権が着実に実績を挙げていけば、石破氏の会長辞任で無投票再選論が強まる」(岸田派幹部)との見方も出る。今回総裁選で石破氏が好んで揮毫したのは「鷙鳥不群」(しちょうは群れず)。「猛禽類の鷲や鷹は群れない」という意味だが、石破氏の党内の立場も象徴している。それだけに、自民党内では石破氏の会長辞任を「孤立の果ての総裁選撤退宣言」(長老)と受け取る向きも少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」11月9日号より】

5721名無しさん:2020/11/15(日) 22:56:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/31a73414be8ea421d9cbcf78546f83365db4c989
自民の野田聖子氏「首相目指す」 地元パーティーで強調
11/15(日) 20:36配信

 自民党の野田聖子幹事長代行は15日、来年9月の次期総裁選への立候補に重ねて意欲を強調した。地元岐阜市で開いた自身の政治資金パーティーで「あくまで総裁、首相を目指して頑張る。新型コロナウイルス禍の厳しい時代の中で、国のかたちを変えるため大いに汗をかきたい」と述べた。

 2015年と18年の総裁選で安倍晋三前首相に挑もうとした際、当時官房長官だった菅義偉首相とは「距離があり、敵になって随分妨害された」と述懐。菅政権で幹事長代行に就いた後は自由に仕事をさせてもらっていると説明し「今は菅首相と二階俊博幹事長の信頼を勝ち得たい」と語った。

5722名無しさん:2020/11/15(日) 23:14:03
https://www.asahi.com/articles/ASNCH23L5NCFUUPI00B.html
「首相動静」分析してみると 菅氏は誰と会っているのか
会員記事
牛尾梓、小野太郎
2020年11月15日 19時25分

 菅義偉首相は16日、就任2カ月を迎える。就任直後から、閣僚などの政治家だけでなく、有識者や企業経営者らと矢継ぎ早に面会を重ねる様子が目を引いた。就任1カ月間の動向を朝日新聞に掲載された「首相動静」から分析し、その特徴を探った。

 菅首相は就任1カ月間で計650回を超える面会を重ねた。特に際立つのが、全体の約2割を占める民間人や報道関係者との面会だ。計110回超で第2次安倍政権の倍近く、いずれも2000年以降の首相9人の中で最も多い数字だ。

 官房長官時代からのスタイルを変えず、官邸での執務などの合間を縫って朝、昼、晩問わず都内のホテルなどで各界の有識者らと意見交換を重ねる。官邸や公邸以外での面会は全体の約3割を占め、10月11日にはホテルの中国料理店に約3時間滞在し、少なくとも6人の民間人と面会した。

 首相肝いりの政策「菅(すが)案件」が色濃くにじむ面会も多い。9月20日には「日本のインターネットの父」と呼ばれる慶応大の村井純教授と会食。翌21日には不妊治療に詳しい杉山産婦人科の杉山力一医師と懇談した。両氏は首相が旗を振る「デジタル庁」創設や、不妊治療への公的支援拡充と関わりが深い。村井氏はその後、デジタル政策担当の内閣官房参与に就任した。

 面会数が最も多かったのは、北村滋国家安全保障局長で計29回、次いで滝沢裕昭内閣情報官が計26回。ともに警察庁出身だ。3番手は国土交通省出身の和泉洋人首相補佐官で、計21回だった。

 就任1カ月間の、首相動静上の活動時間は1日平均12時間6分。早朝に首相官邸の敷地内を散歩して一日を始め、その後、近くのホテルなどで面会や打ち合わせに入る「朝活型」だ。夜もほぼ連日会食があったが、飲酒はしないためか、いずれも1時間程度でお開きになっている。活動時間は、ホテルの会員制バーなどでの連夜の会合が報じられた麻生太郎氏に次いで2番目の長さだった。

■首相動静、取材の…

https://www.asahi.com/articles/ASNCH265WNBHUUPI001.html
歴代首相、就任直後は誰と会う? 安倍氏に見えた変化
有料会員記事
牛尾梓、小野太郎
2020年11月15日 19時25分

 菅義偉首相は16日、就任2カ月を迎える。就任直後から、閣僚などの政治家だけでなく、有識者や企業経営者らと矢継ぎ早に面会を重ねる様子が目を引いた。首相が誰に意見を求め、何に力点を置いているのか。菅政権の発足を機に、2000年以降に首相になった9人の就任1カ月間の動向を朝日新聞に掲載された首相動静から分析。面会した相手や活動時間からそれぞれの内閣の特徴を探った。

 首相動静の分析結果からは、その時々の首相が置かれた政治情勢が浮かび上がり、個性による特徴もうかがえた。

 今年9月まで7年8カ月続いて憲政史上最長となった第2次安倍政権。2012年12月の就任から1カ月間に面会した相手と回数は、「お友達内閣」と揶揄(やゆ)された第1次とは傾向が変わっていた。

 第1次では重要政策の企画、立…

5723チバQ:2020/11/16(月) 14:24:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f627a129800804946b9bd7c17187de31edfd14

「ボロが出る前に…」年明け早期?解散論くすぶる 自民に待望論
11/16(月) 10:01配信




東京・平河町の自民党本部(資料)
 衆院議員の任期満了まで1年を切り、年明け早期の衆院解散・総選挙の臆測が与党内で出ている。開会中の臨時国会で日本学術会議問題の追及を受けているものの、菅義偉内閣は高い支持率を保っており、この勢いを逃さなければ衆院選も有利に運べるとの思惑からだ。首相は、次期米国大統領との会談日程や新型コロナウイルス「第3波」の対応をにらみつつ、政局を仕掛けるタイミングを慎重に見極めるとみられる。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「在任中に一番大事なことは解散時期をいつにするか。首相は毎日毎日、考えているだろう」。12日、自民党の二階俊博幹事長はCS番組収録で後見する首相の胸中を代弁し、こう続けた。「決意すれば、全面的にバックアップする。いつあってもいい」

 自民の下村博文政調会長も7日に「年明け早々、(解散の)可能性はある」と発言。その後、来夏の東京五輪・パラリンピック後の可能性にも触れたが、早期解散論が消えない背景には、報道各社の世論調査で7割弱〜5割前後の底堅い内閣支持が表れていることがある。

 ただ、自民関係者は「米大統領選の混乱で、支離滅裂な国会答弁から世間の目をそらすことができているだけ」と楽観視していない。首相の答弁能力に対する不安も収まってはおらず、「長期間の通常国会は、予算委員会などで野党の攻勢に耐えられない。ボロが出る前に伝家の宝刀を抜かないと後悔する」(自民中堅)との声も。

 そこで、取り沙汰されている解散時期シナリオの一つが来年1月初旬に国会を召集し、冒頭、あるいは2020年度第3次補正予算案を速やかに成立させた直後、というもの。首相が施政方針演説で、携帯電話料金値下げや50年までの脱炭素社会実現といった目玉施策を重ねてアピールし、選挙になだれ込めば「この上ない武器になる」(与党関係者)との読みがにじむ。

 仮にこの場合、首相の頭を悩ませるのが、米大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領との首脳会談だ。来年1月20日の大統領就任式以降の訪米を目指すが、自民選対関係者は「解散後、国民から信任を受ける前の『仮免許』状態で訪米することは外交儀礼上、そぐわない」と話す。つまり、解散から総選挙投開票日の間に挟まらないよう、その日程を調整する必要がある。

 最大の課題は、首相が最優先で対応すると明言している新型コロナの全国流行だが、見方は割れる。かたや「コロナがこんな状況で解散のばくちは打たない」(政府高官)。もう一つが「コロナを気にしていたら、何もできないよ」(政権幹部)。解散に関しては従来、石橋をたたくとされてきた首相の胸中はどちらか。

 (一ノ宮史成、郷達也)

5724チバQ:2020/11/16(月) 14:47:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/79924ab6a5015fdd589723ce3e3be5708f71ff41
「支持率維持はGoToのおかげ」 コロナ感染拡大で経済重視の菅首相ジレンマ
11/15(日) 14:22配信
 菅義偉首相は13日、新型コロナウイルス禍の観光業や飲食業を支援する「Go To キャンペーン」の見直しや緊急事態宣言の発出に慎重な考えを示した。政府が消極的な背景には、営業や移動の自粛要請で感染を抑え込むやり方ではなく、経済回復を重視する菅義偉首相の姿勢がある。ただ新型コロナウイルスの感染者数は13日、2日連続で過去最多を更新した。拡大の一途をたどれば、「手をこまねいた」と批判が一気に高まり、政権が揺らぐ恐れも出てくる。

【関連】「すこぶる調子がいい」安倍氏“復権”の先に見据えるのは…

 「やっぱり来たか」。首相は感染者数が最多を更新したとの報告を受けた13日午後、周囲に漏らした。驚いた様子はなかったという。「寒くなれば感染が増えるのは覚悟していた。予想の範囲内だ」。側近の一人は首相の胸中を代弁し、平静を装う。

 GoToキャンペーンは、首相が第2次安倍政権の官房長官として旗を振って推進してきた経済対策の柱だ。「移動による感染リスクは少ない」などと就任後もたびたび効果を強調。実際、共同通信社の10月の世論調査では、コロナを巡る政府対応を「評価する」とした割合が3月以降で初めて5割を超えた。GoTo人気が押し上げたとみられている。

 政府がGoToにこだわる背景にあるのが、4〜5月に実施した緊急事態宣言の副作用の大きさだ。2020年4〜6月期の実質国内総生産(GDP)は戦後最悪のマイナス成長に陥った。観光や飲食業は深刻な影響を受けた中小事業者が多く、支援への期待は膨らんだ。「日本学術会議の会員任命拒否問題を批判されても支持率が大きく落ちないのは『GoTo』のおかげだと首相は思っている」と官邸関係者は指摘する。

 ただ、事業が感染拡大を誘発している可能性も否定できない。日本医師会の中川俊男会長は現在の感染状況を「第3波と考えてもよいのでは」と警鐘を鳴らす。大阪府の吉村洋文知事も同様の認識を示している。

 春先の感染拡大では専門家や知事の発信に比べ、政府の対応が後手に回る場面が目立ち、前政権は支持率を落とした。「感染状況を注意深く見極める必要がある。菅内閣の正念場だ」。政府高官はこう語った。 (東京支社取材班)

5725とはずがたり:2020/11/16(月) 21:17:51
衆院解散「来年1月か9月以降」 自民・下村政調会長
2020/11/16 17:49 全国・世界 政治
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2020111600554

 自民党の下村博文政調会長は16日、東京都内で開かれた共同通信きさらぎ会で講演し、衆院解散・総選挙の時期について、来年1月の通常国会冒頭になければ「限りなく東京五輪・パラリンピックが終わった後になる」と述べ、来年1月か9月上旬以降との見方を示した。

 解散時に新型コロナウイルスの感染が拡大している可能性にも言及し、インターネットの活用など「これまでとは違う選挙運動を工夫する必要がある」と語った。

 来年1月末までとする「Go To トラベル」について「観光業や観光地では大変な経済的波及効果があった。1月で止まってしまうと、産業にとっては死活問題だ」と述べた。

5726名無しさん:2020/11/17(火) 01:09:41
https://www.asahi.com/articles/ASNCH0BYZNCCUTFK01L.html
「つくしの坊やより…」大宏池会のつむじ風、岸田氏揺れ
有料会員記事
笹井継夫、岡村夏樹
2020年11月16日 8時30分

 9月の自民党総裁選で敗れた最古参派閥のリーダーは、厳しい決断を迫られていた。

 自民党総裁に菅義偉首相が選出された9月14日の総裁選直後、宏池会(岸田派)の会長を務める岸田文雄前政調会長は、同派名誉会長の古賀誠元幹事長がいる国会近くの砂防会館を訪れた。

 古賀氏は言った。「板挟みになって困っているだろうから、自立することを考えたらどうだ」。「板挟み」とは、古賀氏と麻生太郎副総理兼財務相という二人の党内実力者のはざまで悩む岸田氏の立場のことだ。

 岸田氏は、かつて宏池会に所属した麻生氏に総裁選での支援を期待するが、同じ福岡を地盤とする古賀氏と麻生氏は、地元の選挙などをめぐり対立。緊張関係にあるとされる。

 「考えさせてください」。後見人とも言える古賀氏からの突然の提案に岸田氏は即答を避けた。

 岸田氏は、総裁選前に麻生氏からも「宿題」を出されていた。岸田、麻生両氏は8月4日夜、東京都内のフランス料理店で会談。古賀氏と距離を取るよう求める麻生氏に、岸田氏はこう理解を求めた。「やるべきことは何でもやるつもりです。ぜひお力添え頂きたい」

 岸田氏は当時、来年9月とみられていた総裁選をめざして戦略を練っていた。だが、安倍晋三前首相の突然の辞意表明によって、岸田氏は麻生氏の宿題に答えられず、麻生氏は菅氏の支援に回った。岸田氏は総裁選に立候補はしたものの、完敗に終わった。

 砂防会館での岸田氏と古賀氏の面会から1週間ほどたった9月24日、再び古賀氏と面会した岸田氏は熟慮したうえでの決断を告げる。「自立したいと思います」

 岸田氏は次の総裁選に向け、麻生氏と連携することを選んだ。その先には、幾度となく浮かんでは消えてきたある構想の実現も見据えていた。同派と源流を同じくする志公会(麻生派)や有隣会(谷垣グループ)と再結集する「大宏池会構想」だ。

 岸田氏の言葉を聞いた古賀氏は、その場で名誉会長を辞める考えを伝えた。

名門派閥である「宏池会」。しかし分裂などで近年、その力は弱まってきました。現状打開を目指す岸田氏ですが、ある発言が波紋を呼び、周囲の思惑にも翻弄されていきます。

 10月5日に東京都内のホテルで開かれた宏池会のパーティー。あいさつに立った岸田氏は力強く宣言する。

 「宏池会だけでは社会を変えて…

5727名無しさん:2020/11/17(火) 01:34:02
https://mainichi.jp/articles/20201116/k00/00m/010/236000c
「どうなっているんだ」不満ぶちまけ、二階氏発言が公開に
会員限定有料記事 毎日新聞2020年11月16日 18時37分(最終更新 11月16日 18時37分)

 政府与党連絡会議は16日の会合で、自民党の二階俊博幹事長の発言を記者団に公開した。これまでは冒頭の菅義偉首相と公明党の山口那津男代表の発言までで記者団が退席していたが、その後に発言する二階氏が「注文」を付け公開範囲が拡大した。二階氏は9月の総裁選で菅氏支持の流れをいち早く作り、主流派としての存在感を確立し、政府・与党内での発言力が高まっている。

 二階氏は会議の冒頭、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロとする政府目標の実現に向け、党内に推進本部を設置したと報告。「党一丸となって課題に取り組み、政府の対応を支えたい」と述べた。会議後の記者会見では「自民党幹事長の発言にも意味がある。公開は当たり前だ。そんなことがなされていなかったことがおかしい」と語り、「前例踏襲」に異議を唱えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec9c6b7cf9f43787bb6e066aa9de8202bbcf23a0
二階氏「幹事長が軽く扱われている」、会議のあいさつ非公開に不満…求めに応じ変更
11/16(月) 21:15配信

 16日の政府・与党連絡会議から、自民党の二階幹事長のあいさつが記者団に公開されるようになった。これまでは菅首相と公明党の山口代表のあいさつのみ公開されてきたが、二階氏の求めに応じ変更された。

 二階氏は自身の発言が非公開とされていることについて、「幹事長が軽く扱われている」とかねて不満を漏らしており、前回10月6日の会議の席上、公開するよう改めて求めていた。

 二階氏はこの日、温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロにする政府目標に関し、「党一丸となって取り組み、政府をしっかり支える」と述べた。

 二階氏は会議後の記者会見で「幹事長の発言も意味があり、公開は当たり前。(公開)されなかったことがおかしい」と語った。

5728名無しさん:2020/11/17(火) 01:34:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4c42281a4130887a6d67a4e355eeac1d26a8f0d
二階氏要求し…発言を報道陣に初公開 政府与党連絡会議
11/16(月) 17:27配信

 16日に首相官邸で開かれた政府与党連絡会議で、自民の二階俊博幹事長の冒頭発言が初めて報道陣に公開された。これまでは首相と公明党代表の発言までで記者団は退出を求められていたが、前回の会議で二階氏が疑問視。菅政権で存在感を強める二階氏の意向を受け、さっそく今回から変更された。

 同会議は、政府と与党が政策課題などを意見交換する場。この日は、菅義偉首相と公明の山口那津男代表の冒頭発言に続き、二階氏の発言も公開された。温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする政府目標を後押しするため党本部に推進本部を設置したことを報告。「党一丸となってこの課題に取り組み、政府の対応をしっかり支えたい」と強調した。

 会議の進行はこの日から変更された。政府関係者によると、10月にあった菅政権初の同会議で、菅首相と山口氏の冒頭あいさつが終わり、記者団が会場から退出すると、二階氏は「どうなっているんだ」と指摘。自民側の公の発言機会がないことへの不満を表したもので、進行について加藤勝信官房長官らで見直しを検討することになった。

 二階氏は16日の会議終了後の記者会見で、冒頭発言が公開されたことへの感想を問われ「自民党の幹事長の発言もそれぞれ意味があることですから公開は当たり前のこと。特別にいま感想を述べるほどでもない」と語った。一方、「そんなことがなされていなかったことがおかしい」とこれまでの進行への不満も口にした。(野平悠一)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/61d8ec48517923f3f7698846dd01e7a5fc5a601f
自民・二階幹事長、政府与党連絡会議の発言公開「幹事長も意味がある」
11/16(月) 15:59配信

 自民党の二階俊博幹事長は16日の記者会見で、同日官邸で開かれた政府与党連絡会議でこれまで非公開となっていた二階氏の発言が報道陣に公開されたことについて、「幹事長の発言も意味があるので公開は当たり前のことだ。なされていなかったことがおかしい」と述べた。

 会議は、政府と与党が政策課題などを意見交換する場。首相と公明党代表の会議冒頭のあいさつのみが報道陣に公開されるのが通例だったが、二階氏が会議の在り方について見直しを検討するようを求めていた。

 二階氏はこの日、2050(令和32)年の温室効果ガス排出量の実質ゼロの実現に向けた推進本部を党に設置したことを報告。その上で「実現は国家的課題であり、中長期にわたって全省的な取り組みが行われなければならない。党一丸となってこの課題に取り組み政府をしっかり支えていきたい」と語った。

5729名無しさん:2020/11/17(火) 23:43:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1de5d0f0be87d02f4cf7bc01096923ffe350ded1
二階幹事長が「鬼滅の刃マスク」を装着した驚きの理由
11/17(火) 9:02配信

「鬼退治が成功した」

まさかあの人までブーム乗っかるとは――。

公開から24日目で興行収入が200億円を突破した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。コラボ商品も好調で、日本中がいま「鬼滅ブーム」の真っ只中だ。

そんな折、同作の主人公・炭治郎の緑と黒の市松模様の羽織をイメージしたマスクを「あの重鎮がつけている」という情報が永田町を駆け巡った。

御年81歳。「影の支配者」と言われ、菅内閣にも絶大な影響力をもつ二階俊博幹事長その人だ。強面で冗談の通じなさそうな雰囲気をまとう二階氏が、まさか…その真相を探ると――。

11月10日の夜、日比谷公園内にある松本楼で、二階氏が自民党大阪府連所属の国会議員と会食する、との情報をキャッチした。現地を訪れてみると、確かに二階氏の姿が。大阪都構想の住民投票に反対を貫き、維新に勝利した大阪府連の関係者をねぎらう「勝利の宴」のようだ。

「よく頑張ってくれた。皆さんの頑張りは党として誇らしい」

二階氏のねぎらいの言葉に、会場が大いに沸いた。

振り返ってみると、自民党と維新の会および都構想との距離感はなんとも複雑だった。菅総理大臣が松井一郎・大阪市長をはじめとする維新の会のメンバーと懇意なのは周知のとおり。本心では菅総理も都構想実現を望んでいたのではないか…とも見られている。

しかし、大阪維新の会の「政敵」である自民党大阪府連は、言うまでもなく都構想に反対。菅総理が維新の会と自民党大阪府連の「板挟み」状態にあったなかで、府連を陰で支えたのが、二階氏だったと言われる。接戦を制した自民党府連。それを支援した二階氏が彼らのために「祝勝会」を開くのは当然だろう。

その祝勝会に参加した二階氏、たしかに「鬼滅マスク」を装着していたのだった…!

「側近の林幹雄先生とお揃いのマスク姿で会場に姿を現したときには、小さな驚きと笑い声がおきました」(参加者)

二階氏に「鬼滅マスク」を渡したのは、大阪選出の自民党衆議院議員である岡下昌平・内閣府大臣政務官。その意味について、こう語った。

「マスクはうちの政策秘書の手製です。鬼退治(都構想否決)を果たしたという記念に幹事長へ贈りました。大阪自民はこれから、コロナや経済対策に手を打たねばならない。心を燃やして府民のために『全集中』し、ひとつひとつの課題を解決していく。その意気込みを幹事長も感じてくれていると思います」

なんと「鬼滅のマスク」には「鬼退治」の意味が込められていたようだ。維新の関係者が知れば怒り心頭になること間違いないが、勝者たちの宴は進み、二階氏を中心とした撮影会が何度も開かれた。

大ヒット中の映画さながらの「大盛況」となったこの祝勝会。ここまで終始ご機嫌な二階氏を見るのは珍しいが、対照的に複雑な心境を抱えるのが菅総理である。大阪4区選出の中山泰秀・防衛副大臣がその心中を慮る。

「大阪はアメリカのように(維新と反維新に)分断されてしまった。大阪の公明党は、大阪維新の会と協力し、都構想を推進しました。そのため大阪では公明党と自民党の関係に亀裂が入っている。一方、中央政界では自民と公明が連立政権を組んでいる。この『ねじれ』を今後どう修復していくのか…」

全国紙政治部記者も、難しい舵取りを迫られる菅総理の立場について解説する。

「国政の『日本維新の会』は、野党でありながら安倍政権への内閣不信任決議にはすべて反対してきた。つまり、自民党の友好勢力でした。実際、安倍政権下ではいわゆる『共謀罪』をはじめとする、与野党が対立する法案で政権と連携していましたし、大阪万博誘致に関しては、官邸と維新の会は綿密な協力関係にありました」(政治部記者)

5730名無しさん:2020/11/17(火) 23:43:20
>>5729

ところが都構想が否決されたことで、松井氏は23年の市長任期に合わせて引退すると明言。松井氏が不在となれば国政で維新の存在が小さくなることは必至で、それはすなわち菅政権の「補完勢力」の存在が小さくなってしまうことを意味する。

「自民党大阪府連は、都構想を阻止したことで勢いを増した。年明けにも『解散総選挙か』といわれる中、都構想賛成に回っていた維新の会や公明党との対決姿勢も強まるでしょう。つまり、官邸と自民党大阪府連の間で、維新や公明党との付き合い方の温度差が生まれている。

最終的には二階氏や総理が乗り出して和解となるのだろうが、都構想では、共産党、れいわ新撰組も都構想反対に回り、誰が敵で誰が味方なのか分からない状態。大阪府連の納得のいく『裁定』を下すのは、とても難しいのではないか。その調整の仕方を巡って、二階氏と総理が綱引きをすることもあるでしょう」(同記者)

中央政界と大阪の調整においても、これから存在感が増すことが確実な二階氏。調和的な色である「緑」と力を思わせる「黒」を交えた「鬼滅マスク」は、いまの二階氏の立場を表すのにふさわしいのかもしれない。二階氏に話を聞いた。

――マスクお似合いですね。
「あなたもいいマスクしているじゃない」

――そのマスクはなんのアニメのマスクかご存じですか。
「はい、はい」

――大阪は分断し、今後大変ですが。
「大阪府連は団結して頑張った。素晴らしい」

維新の会との関係や、自民党大阪府連の関係を巡って、総理と幹事長が『鬼滅の刃』さながらのバトルを繰り広げる…なんてこともあるのだろうか。

FRIDAYデジタル

5731名無しさん:2020/11/18(水) 00:16:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/786bad6a76d32ade78ccedef0be43fecde078d1b
石破派、会長不在で混乱続く グループ化、派閥解消論も 自民
11/16(月) 7:03配信

 自民党石破派(19人)で、会長を辞任した石破茂元幹事長の後任が決まらず、混乱が続いている。

 派内には先行きへの不安から、派閥解消や緩やかな「グループ化」を模索すべきだとの声が上がる。一方、他派閥は引き抜きの機会を虎視眈々(たんたん)とうかがっている。

 石破派の有志議員11人は12日、毎週木曜日の例会に代わる「昼食懇談会」を、衆院議員会館で開いた。ただ、後任選びなどは話題にならず、「もっぱら政策の話」(出席者)にとどまったという。例会は石破氏が会長辞任を表明して以降は開かれていない。

 石破氏が後任に指名した鴨下一郎事務総長は固辞。会長不在のまま、既に3週間余りが経過した。派閥幹部は「方向性を決めるのは時間を要する」と漏らす。

 派閥の在り方をめぐり、所属議員の意見は割れる。「政策集団として続けていくべきだ」(若手)と結束を求める声がある一方、他派閥と掛け持ち可能な議員グループに移行する案も出ている。中堅の一人は「『準派閥』みたいな組織にするのも一つの考えだ」と指摘した。

 存続そのものに異を唱える意見もくすぶる。別の中堅は「石破氏を首相にするプロジェクトは終わった。けじめをつけるべきだ」と解散を訴えた。

 こうした状況に、他派閥は勢力拡大のチャンスと触手を伸ばす。竹下派幹部は「来る者拒まずだ」と期待。実際、石破派の若手は「『困ったら相談してほしい』と声を掛けられた」と明かす。

 石破氏自身は、派閥を存続させたいとの意向を周辺に伝えたという。将来的な党総裁選出馬の可能性を残す思惑があるとみられる。その足場を維持できるかが、今後の焦点となりそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4de1c94a0407f5f1214397b2a31679c4e0fd1bd9
「重複」厳格化、自民に動揺 対象者反発、各派例外求める 衆院選
11/17(火) 7:09配信

 自民党が次期衆院選に向け、小選挙区と比例代表の重複立候補に関する内規を厳格に適用する方針を決め、党内に動揺が広がっている。

 内規は連続2回以上小選挙区で敗れ、比例で復活当選した場合は原則として重複を認めない内容で、対象者は政治生命に直結しかねない。各派も所属議員の例外扱いを求めて動きだした。

 内規は2017年の前回衆院選後に定められ、党員獲得状況や惜敗率などを勘案して例外を認めることも明記した。

 党幹部によると、この規定の仕方もあり「目に余るレベルで緩みが生じている」と判断。菅義偉首相(党総裁)と山口泰明選対委員長が8日に会い、厳格適用を確認した。首相は16日も周辺に「厳しくやりたい」と語った。

 対象者は25人。首相と距離のある岸田派の議員が複数含まれる一方、総裁選で首相を支持した細田、麻生両派や二階俊博幹事長率いる二階派の議員も相当数がおり、「実際はどこかを狙い撃ちしたものでは」と臆測も飛び交う。

 細田派の下村博文政調会長は15日、岩手県北上市で開かれた同派の藤原崇衆院議員のパーティーに駆け付け、「小選挙区で勝てなければその先はない」と危機感の共有を訴えた。藤原氏は小選挙区で小沢一郎氏(現立憲民主党)に3回連続で敗れ、いずれも比例復活した。

 25人の中には藤原氏以外にも、立憲の枝野幸男代表や中村喜四郎元建設相ら選挙に強い野党ベテランと戦い、比例で救われてきた議員がいる。当選2回の若手は「まじめに頑張っているのに士気が下がる」と反発。中堅の一人は純粋比例で議席を得ているケースと比べて不公平な扱いだとして「不満が爆発するだろう」と語った。

 一方、各派の幹部としては、所属議員を守れなければ求心力に影響する。ある派閥会長は党幹部に、議員の具体名を挙げて「うちのは相手が強いんだから頼むよ」と配慮を求めた。

 二階氏は16日の記者会見で、内規の厳格適用について「まだ聞いていない」と答え、不快感をにじませた。例外を認める規定が残ることもあり、二階派幹部は「候補の差し替えなんて簡単にできる話ではない」とけん制した。

5732名無しさん:2020/11/18(水) 00:17:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/58558975bda2e40dd519151462f1962ca17adcf6
野田聖子が稲田朋美へ「反撃」を仕掛けたワケ〜「総理の椅子」を巡るバトルが過熱
11/17(火) 7:02配信

「聖子ちゃんに決めていた」

 「党内じゃ稲田氏はすっかり過去の人ですよ。自身が立ち上げたコロナ議連もほとんど稼働していません。

 近頃は、今年司法試験を受験した長女と一緒に事務所に籠もっている姿をよく見ます。稲田氏から『女性活躍』というお株を奪った『あの人』に勝つ秘策でも考えているのでしょうか」(自民党中堅議員)

 「あの人」とは、稲田朋美氏に代わり幹事長代行に就任した野田聖子氏のことだ。菅総理からは「聖子ちゃんに決めていた」と口説かれ、同ポストに就いた。

 岸田文雄前政調会長と「出産費用等の負担軽減を進める議員連盟」を立ち上げたことでも注目されている。

 その野田氏が稲田氏に「オンナの闘い」を仕掛けている。組閣後、稲田氏が日本外国特派員協会で「閣僚に女性が2人しかいないのは残念」と発言すると野田氏は「能力主義だ」とやり返した。

 「さらに野田氏は『(稲田氏が主宰する)女性議員飛躍の会が自民党本部709号室を使うのはおかしい』と主張しだしました。一議連が党の会議室を占有するのは認められないというのです」(前出・中堅議員)

 野田氏には稲田氏への積年の遺恨もある。'14年に野田氏が総務会長を外れ、稲田氏が政調会長に就いた時のことだ。

 「野田氏が女性活躍関連の資料を渡そうとしたのですが、稲田氏は『あとで見ます』と放り投げ、野田氏を激怒させたのです」(別の中堅議員)

 女性総理を目指す二人の闘いは、嫉妬も絡んで激しさを増している。

 『週刊現代』2020年11月14・21日号より

週刊現代(講談社)

5733名無しさん:2020/11/18(水) 00:18:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a15fe55c19cab74c106ecf593697d220d488d3f5
自民党が1月解散を準備「1月26日公示、2月7日投開票」想定か〈週刊朝日〉
11/17(火) 17:55配信

「この文書でますます、永田町は解散モードですよ」

 こう言って自民党の衆院議員が、スマートフォンの画面に映し出したのは、一枚の文書だった。

 タイトルは「◎<想定>解散総選挙日程」

 年明けの2021年1月、菅義偉首相が衆院解散をした場合に想定される日程がつづられているのだ。書面を読み進めると、2021年1月8日に国会を召集。1月14日からは第3次補正予算の審議に入る。それを1月19日に審議、採決で可決させた直後に衆院解散という日程となっている。

 衆院選の公示は1月26日、投開票は2月7日とされている。1月解散説は、自民党の下村政調会長が11月から言い始め、16日の講演でも言及した。

 その後、公明党からも同調する声が出て、先週には二階俊博幹事長もこう見解を示した。

「来年の東京オリンピックの前の解散もありうる」

 永田町はにわかに慌ただしくなってきた。

「これまで二階幹事長は、まったく解散について話さなかった。それが具体的に言及したということは、そう遠くないという意味とみんな考えている」(前出・自民党の衆院議員)

 この文書には米国のトランプ大統領からバイデン新大統領に政権が移行するアメリカについても触れられている。

<20日(水)米国大統領就任式(米国時間)>
<【日米首脳会談】以下のいずれかで調整
(1)常会召集前
(2)特別会召集 首班指名後(この場合は政府4演説を遅らせる)
(3)衆議院解散〜総選挙公示の間>

 解散総選挙で自民党が勝利し、引き続き菅政権が続くという前提で組まれたスケジュールだ。だが、通常、衆院解散となった場合、最短でも立候補者説明会や印刷物の配布などさまざまな準備で、2週間程度の期間が必要とされる。この想定文書だと、1週間しか期間がなく、余裕がない。自民党閣僚経験者がこう話す。

「この文書は自民党から出ているのは間違いない。当たらずとも遠からずだね。1月8日に国会を召集して、第3次補正予算は4、5日で採決できる。冒頭解散をして、2月7日の投開票にすることも可能。もしくは、2月14日か21日の投開票もありうる。この時期を逸すると解散は予算編成が終わる4月になる。7月に東京都議選があるからそこは厳しそう。2月がギリギリだ」

 自民党内で菅首相は国会答弁でシドロモドロになったり、コロナ対策で後手にまわるなど、求心力は下降気味だ。だが、野党の不人気のおかげで、世論調査支持率は高止まり。

「1月のタイミングで、解散を打ちたいんじゃないか」(前出の閣僚経験者)

 一方、迎え撃つ野党側は、どうなのか?この<想定文書>を見た立憲民主党幹部はこう話す。

「国会で満足に答弁できない菅首相。年明け、国会が本格的になるとますます、馬脚を露わにすることでしょう。そうなって支持率が落ちる前に解散して、信任されたとして国会運営をしたいのでしょう。だが、野党も統一候補でまとまれば、安倍政権時代のような自民党の圧勝とはならないはずだ。だいたい、コロナに十分、対応できず、日々、感染者が急増する中で、解散なんて国民に支持されるわけがない。感染者をますます増やすばかりの暴挙だ」

(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

5734名無しさん:2020/11/18(水) 00:42:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac46a36a1f8c4cbb0986091934684036e8af0fe6
自民党県連 下地幹郎氏の復党を認めない方針を決定
11/16(月) 12:35配信

自民党県連は15日に会見を開き、復党願を提出していた下地幹郎氏の復党を認めない方針を決めたと発表。自民党県連の島袋大幹事長は「下地幹郎氏の復党は認められないということで組織決定いたしました」と述べました。

下地幹郎氏をめぐっては10月末に次期衆院選も見据え、下地氏が自民党に対し復党願を提出。さらに経済界の一部からはオール沖縄勢力に対抗するための「保守合同」を実現するため、下地氏の復党を求める声があがっている一方で、自民党内部からは復党に反発する意見も出ていました。

自民党県連は15日に役員会や常任総務会を開き、対応を協議した結果、3人の国会議員が復党に反対していることなどから、復党を認めない方針を決定しました。

県連は近日中に党本部や下地氏本人に今回の決定を報告する予定です。

最終更新:11/16(月) 12:35
沖縄ニュースQAB

https://news.yahoo.co.jp/articles/de0843568ae800f5b305f99d890fb2c143843f7b
下地幹郎の自民党復党拒否で経済界が会見
11/17(火) 19:36配信

下地幹郎氏をめぐって復党を認めない自民党と復党を望む経済界の綱引きが続いています。経済界が県連に、下地氏の復党を再度検討し、本人と直接会って結論を出すよう要望しました。

保守合同を実現し沖縄の未来をつくる会・国場幸一会長「下地幹朗先生が自由民主党への復党を認めて頂きたい、少くとも最低でも本人と面会して頂き県連の結論を出して頂きたい」

下地氏を推す経済界の一部は、2021年に行われる宮古島市や浦添市の市長選で「保守」を一本化して選挙で勝つには郵政担当大臣を務め、強いリーダーシップを持つ下地氏の復党が望ましいと訴えています。

しかし、自民党県連が11月15日に復党を拒否する方針を示したため、経済界は11月17日、下地氏の復党を再度考え直して話し合いで解決するよう求めた格好です。

最終更新:11/17(火) 19:36
沖縄ニュースQAB

5735チバQ:2020/11/18(水) 11:04:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b988b3972cc62a36494e70e3bb91812d4471e3d
「主導権奪い返す」麻生氏の執念 “菅―二階ライン”切り崩し狙う
11/18(水) 10:09配信




麻生太郎氏
 安倍晋三前内閣から引き続き、政府ナンバー2の要職にとどまる麻生太郎副総理兼財務相。「菅義偉首相を支えていく」と繰り返すものの、元々2人は距離があるとされる上に、首相の後見人の二階俊博幹事長ともけん制し合う関係で、政権内で旗色は芳しくない。体調を回復させつつある安倍氏と再び手を結び、唯一無二の存在感を取り戻せるのか。麻生氏の周囲で静かな権力闘争が始まっている。

【画像】麻生太郎氏を巡る相関図

 10日夜。都内のステーキ店に麻生氏の姿があった。2人きりで向かい合っていたのは、9月の退任後、政治活動を本格化させている安倍氏。「元気そうで何よりだ」。リラックスした様子の麻生氏は、「盟友」の肌つやの良さに満足そうな笑みをたたえた。

 腹蔵ないコンビの話題は、安倍氏がその時機をうかがう出身派閥・細田派への復帰と会長就任にも及んだという。前向きな意向をくみ取った麻生氏は翌日、周囲に上機嫌で告げた。「(安倍氏は来年3月末の)年度替わりぐらいで、何らかの方向性を出すんだろう」
「楽しいはずがない」
 安倍氏の復権はすなわち、麻生氏の復権も導く。

 現菅政権では、無派閥の首相が最も頼りとする派閥領袖(りょうしゅう)・二階氏が「重心」として権勢を振るっている。二階派が、政府と党の主要ポストを相当数占める「独り勝ち状態」(別の派閥幹部)であるのと明暗をなし、麻生氏は浮き上がってしまっている状態。国会の答弁席こそ首相の隣に座っているが、安倍氏にしていたように気軽に話し掛ける場面も明らかに少なく、「楽しいはずがない」(周辺)。

 そこへ、気脈を通じる安倍氏が98人の最大派閥を率いて表舞台に返り咲けば、54人の第2派閥のボスである麻生氏にとってまたとない援軍となる。合力して主流派を形成し、自らその盟主となって「菅―二階ライン」から主導権を奪い返す―。麻生氏の言動には、そんな魂胆がのぞく。
復権シナリオは
 もっとも、麻生氏の目下の最大関心事は、残り任期1年を切った衆院議員の解散・総選挙。復権シナリオの大前提として、麻生派の「数の力」の死守が命題となるからだ。

 選挙地盤の弱い所属議員には「靴底をすり減らして地元を回れ」「陳情に応えて力をアピールしろ」と尻をたたく。現職メンバーを抱える選挙区に新人擁立の動きがあれば、旧知の党県連幹部に電話してその芽を摘む。自らの色の付いた新人候補に金銭支援も惜しまない。側近の一人は「第3派閥に後退するわけにはいかない」と、麻生氏の心中を代弁する。

 安倍前政権時代から早期解散論者として知られ、9月の総裁選で支援を決めたころには、麻生氏は首相にこんな戦略を授けていた。≪新内閣と党の支持率が堅調なうちに速やかに衆院選を仕掛けて圧勝すれば、来秋の総裁選も事実上の無投票再選に持ち込むことができ、長期政権の道が開ける≫
 ただ、新政権が離陸し、巡航速度に入ってきた今後、首相がどこまで麻生氏の声に耳を傾けるかは見通せない。

 総裁選で首相と戦い、敗れた岸田文雄前政調会長は来秋を見据え、かつて同じ派閥だった麻生氏に「大宏池会」構想の秋波を送るとともに、初当選同期で親しい安倍氏が会長に就いて発足した議員連盟にも名を連ねた。

 10日の「麻生―安倍会食」では、岸田氏に関する突っ込んだやりとりはなかった様子だが、麻生氏周辺は「その話をするには、まだ早い」と含みを持たす。「ポスト菅」のカードもちらつかせながら、政権中枢の駆け引きが続く。

(河合仁志)

5736名無しさん:2020/11/18(水) 18:19:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/456ab595f86dedee29a6d93698f9eef412790de5
河井克行被告の地盤に公明擁立のワケ 自民から反発
11/18(水) 12:42配信

選挙買収の罪で公判中の衆院議員・河井克行被告の広島選挙区から、公明党の斉藤副代表が出馬することが固まった。

かつて自民党の現職がいた選挙区に、同じ与党の公明党が候補者を立てるのは異例ともいえる。

早期の解散総選挙という臆測もある中での自公両党の動きについて、フジテレビ政治部・空閑悠記者の解説。

今回の候補者擁立について、公明党幹部は「自公の選挙協力は崩さない」と語っているが、早期の解散総選挙をにらんだ動きの一環ともいえそう。

衆議院広島3区で、公明党は、19日にも斉藤鉄夫副代表を公認する方向で調整を進めている。

自民党の二階幹事長は、「公明党とは選挙協力している。そのレールの上で判断したい」と公明党に一定の配慮を示す一方、自民党の一部からは反発もあり、予断を許さない。

こうした選挙準備と絡んで注目されるのが、2021年1月の通常国会の召集時期。

与党内では、8日や12日の召集案が浮上しているが、補正予算案を成立させたあとの解散・総選挙という臆測がささやかれていることが背景にある。

菅首相は、新型コロナの感染拡大などを理由に、早期の解散には慎重な姿勢を示しているが、衆議院の任期が2021年秋に迫る中、解散カードを切る余地を残したい思惑もあるとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc0dd744697d7c7c0b58e4151c0c1a7d2ef31475
自民・岸田氏「それは難しい」 広島3区に公明・斉藤氏擁立調整で
11/18(水) 11:41配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は18日午前、公明党が次期衆院選で広島3区に斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=を擁立する方向で最終調整していることについて「自民党広島県連としては『それは難しい』ということでお断りをした案件だ」と述べ、公明とは別に候補者選定の公募手続きを進める考えを示した。国会内で記者団に語った。

 岸田氏が9月の総裁選で対決した菅義偉(すが・よしひで)首相や首相を支える二階俊博幹事長は、公明の支持母体の創価学会とのパイプが太く、公明の強気の姿勢の背景には首相らの意向があるとの見方がある。岸田氏は「最前線で汗をかく県連組織の意向は大変重たいものだ」と党本部を牽制(けんせい)した。

 広島県は岸田派(宏池会)国会議員6人を抱える牙城。公明が斉藤氏の擁立を決めれば、岸田氏とのさらなる摩擦は避けられない情勢だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5c8c4cfd3bcf37d20b1c99ed823ea47c16b113d6
公明副代表、広島3区で立候補へ 河井克行元法相の地元
11/18(水) 1:41配信

 公明党副代表の斉藤鉄夫衆院議員=比例中国ブロック=は、公選法違反の罪で公判中の河井克行元法相=自民党を離党=の地元である衆院広島3区に立候補する意向を固めた。19日にも公認する方向で調整している。関係者が18日、明らかにした。

 公明党広島県本部は、斉藤氏を候補者に立てたいと自民県連に打診したが、自民側は断った経緯がある。

 公明の候補者擁立を巡っては、自民の二階俊博幹事長が16日の記者会見で、公明との協力関係を重視して対応する考えを表明。公明の山口那津男代表は17日の会見で「自民党とよく意思疎通を図り、合意した上で選挙に臨むのが望ましい」と述べていた。

5737名無しさん:2020/11/18(水) 18:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/9276084b64ab88f1496cd39885f56c79e300a67b
山梨県知事が河野太郎行革相に激怒した理由 苦境のハンコ業界への「不謹慎ツイート」で炎上
11/18(水) 5:57配信

 ファックス、こより、押印と、次々に“無駄”を見つけては廃止せんと勇ましい河野太郎行革相(57)。改革の姿勢をSNSでアピールすることに前のめりになった挙げ句、現実社会から痛恨のしっぺ返しを食らった。

 先月29日、河野氏が平井卓也IT担当相(62)から贈られた「押印廃止」の印影をツイッターにアップ。ふざけすぎとの批判を浴びて投稿を削除したものの、今月6日には日本有数のはんこ生産地・山梨県の長崎幸太郎知事(52)が、自民党本部に乗り込む事態となったのだ。

「長崎氏といえば、もともとは二階派の衆院議員。知事選でも二階俊博幹事長(81)が強力にバックアップした秘蔵っ子です。その長崎氏が二階氏に直訴したのですから、怒り心頭だったのでしょう」(政治部記者)

 当の長崎氏に話を聞いてみると、

「今回の河野さんのツイートは、戦場で討ち死にした敵将の首を弄(もてあそ)んでいるようで、非常に不愉快です」

 と、怒りが収まらないご様子。

「大前提として、我々はデジタル化に反対しているわけではありません。改革による業界へのシワ寄せも受け入れて、その上で、印影のデジタル化や、はんこを使用するアジアの国々への輸出など、生きる道を模索している。ただ、河野さんからは、そんな改革で血を流している者への惻隠の情が感じられません」(同)

 問題は、行政手続上の押印廃止自体ではなく、そのやり方だというわけだ。

「政治家ならば、切り捨て御免の弱い者いじめでなく、新たな道を見つける手助けをしてもらいたい。なのに、面会も謝絶し、極めつきがあのツイートです。ウケ狙いだけならば、裸で店の冷蔵庫の中に入るバカッターと変わらないでしょう」(同)

 これには、先の記者も首肯して、

「河野氏は、面会しないワケを“優先順位に従って”なんて説明していますが、まるではんこ業界なんて取るに足りないと言わんばかりの物言いです。外相時代も、気に入らない記者の質問を全て“次の質問どうぞ”で受け流すなど傲慢なところがありましたが、それでは納得は得られません」

 212万人という政界きってのフォロワー数を誇る河野氏。“ネット世論”を過信して足をすくわれないよう。

「週刊新潮」2020年11月19日号 掲載

新潮社

5738名無しさん:2020/11/18(水) 21:40:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/06b7db31f160c7b6a6aff38274d476cc9d69ac90
菅義偉氏の出世は「竹中平蔵氏のおかげ」 今も続く師弟関係
11/18(水) 11:05配信

 菅政権の「新自由主義政策」のブレーンとされるのが、人材派遣大手パソナグループ会長の竹中平蔵氏である。だが、菅氏と竹中氏の関係は、通常の政治家とブレーンの関係とは趣が異なる。竹中氏が総務大臣時代、菅氏は副大臣として仕える身。つまり、主従関係が逆だったのだ。ノンフィクション作家の森功氏がレポートする。(文中敬称略)

 * * *
 庶民派の実務型政治家か、それとも格差社会を広げる新自由主義者か。

 首相の菅義偉について、好意的な者は前者のように持ちあげ、反感を抱く者は後者だと批判する。もっとも私は、どちらでもない気がしている。

「菅さんはブレーンが提案する政策にパクッと食らいつき、それをそのまま実行しているだけです。だから細かい話が多く、大枠として何がやりたいのか、ビジョンが明らかでない。政策に対するこだわりや深い考えを感じたこともありません」

 ある高級官僚はそう評した。たとえば庶民派に見えるのは携帯料金の引き下げなどが生活に直結し、利用者の損得感情を擽る政策だからだろう。半面、携帯事業に参入した楽天の三木谷浩史の訴えに乗っかっているのは、誰もが想像するところだ。

 本人は自民党総裁選のときから、目指す社会像を「自助、共助、公助」と言ってはばからない。とりわけ自助は、競争原理を唱える新自由主義に映る。政界で競争に勝ち残ってきた自負からそう発想しているとも指摘されるが、その実、当人には市場競争経済にこだわりがあるわけではないだろう。経済政策の理念を授けているのが竹中平蔵である。

「竹中さんとは、いつもここでお会いしているのですよ。今も変わらず、頻繁にお目にかかって相談しています」

 2015年6月、私が永田町のザ・キャピトルホテル東急のレストラン「ORIGAMI」の個室で初めて取材したとき官房長官の菅はそう笑った。奇しくもホテルで私の前に会談していたのが竹中だった。菅の新自由主義者の顔は、鏡に映った竹中のそれだといえる。

 菅は2005年11月、小泉純一郎政権で総務省の副大臣に抜擢された。このとき郵政民営化を担って総務大臣に就いたのが竹中である。ここで二人が上司と部下の関係になり、いわば師弟関係は今も続いている。

 竹中は菅との出会いについてノンフィクション作家の塩田潮のインタビューにこう答えている。

「小泉内閣時代、たたかれていた私を応援してくださる5〜6人の政治家の会があり、菅さんはそこにいた。副大臣の座は、総務相の私の指名ではなく、首相官邸から『菅さんでどうですか』と聞かれて、『大歓迎です』と申し上げた」(サンデー毎日2020年10月4日号)

5739名無しさん:2020/11/18(水) 21:40:51
>>5738

「竹中さんのおかげで大臣に」
 だが、菅が総務副大臣に起用されたのは、そんな綺麗な話ではない。もっと泥臭い裏話がある。元総務省自治税務局長の平嶋彰英は次のように打ち明けてくれた。

「実は郵政民営化をめぐっては、総務省内に反発がありました。なかでも郵政行政局長と審議官が裏で民営化を止めようとしているのではないか、という噂まであり、2人が飛ばされる大事件があったんです」

 郵政民営化をめぐっては自民党内でも意見が二分された。総務大臣の麻生太郎は反対派の一人と目された。平嶋がこう続ける。

「小泉さんにしたら、麻生さんがそのまま総務大臣をやっていたのでは郵政官僚の巻き返しに負けちゃうかもしれないと心配したのでしょうね。(民営化に乗り気でない)麻生総務大臣を替えるよう、竹中さんが小泉さんに囁いたとされています。それで小泉さんは麻生さんを総務大臣から外務大臣にし、代わりに竹中さんを総務大臣につけた。僕らから見たら、麻生さんの人事も飛ばされたような感覚でした」

 そうして総務大臣になった竹中が、副大臣に菅を選んだのだという。

「菅さんが副大臣になれたのは、郵政民営化に関する自民党部会がきっかけだと思います。菅さんが自分で言っていました。『部会は郵政シンパの議員が多いので、反対論ばっかり出る。それで、反対ばかりではおかしいだろ、と発言した。そうしたら、次の郵政部会から菅さん来てくれと、(竹中に)頼まれるようになったんだ』と」

 平嶋がこう言葉を足す。

「そして、竹中さんが小泉さんから誰を総務副大臣にすればいいか、と問われ、菅さんを推薦したはずです。それ以来、菅さんはずっと竹中さんに対する恩義を忘れてない感じがします」

 竹中・菅ラインはここから固く結ばれた。小泉政権時代の看板政策だった郵政民営化は、竹中総務大臣、菅副大臣のコンビで推進した。一方、麻生と竹中は犬猿の仲となり、必然的に麻生と菅の間にも距離ができた。

 総務大臣の竹中は菅に放送と通信の融合政策を授け、NHK改革などを任せた。今にいたるNHK改革の原点もまた、竹中から託された政策だ。と同時に、それまで大して実績のなかった菅が政権内で徐々に認められるようになる。

 そうして菅は第一次安倍晋三政権の発足した2006年9月、郵政民営化兼地方分権改革担当の総務大臣に就任する。竹中の進める新自由主義による格差批判が起こり、竹中に代わって菅が大臣に昇格した格好だ。先の平嶋が言葉を加える。

「あの頃、山本有二さんたちを中心に安倍さんを総理にしようとする再チャレンジ支援議員連盟が立ちあがり、そこに菅さんも有力メンバーとして加わっていました。安倍内閣が実現し、金融担当大臣になった山本さんは安倍さんに『菅も何とかしてやってほしい』と頼んだそうです。それで蓋を開けると菅さんが総務大臣。山本さんは『なんで俺が金融担当で、菅が総務大臣なんだ。俺がなりたかったよ』と愚痴っていたけど、菅大臣が実現したのは、やはり竹中さんのおかげでしょう」

 第一次安倍政権は小泉政権の“継承”を義務付けられた。郵政民営化を完成させるためには、竹中・菅ラインしかないという結論に至ったのだという。

 政治家としての菅のスタートは、運輸族議員の小此木彦三郎事務所時代であり、秘書として支援者の陳情を捌いてきた。市議から国政に転じた後、竹下派や加藤派を渡り歩いてきた菅は、それまで永田町でもさほど名の売れた議員ではなかった。だが、総務大臣として初入閣し、そこからメキメキと頭角を現わしていく。

【プロフィール】
森功(もり・いさお)/1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒。新潮社勤務などを経て2003年よりフリーに。2016年に『総理の影 菅義偉の正体』を上梓。他の著書に『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』『ならずもの 井上雅博伝 ヤフーを作った男』など。

※週刊ポスト2020年11月27日・12月4日号

5740名無しさん:2020/11/18(水) 21:57:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/536c18998ae221a25fc02e51332c26c6eda58b2c
安倍前首相、菅内閣高支持率で早期解散「私が首相なら強い誘惑」
11/16(月) 16:09配信

 安倍晋三前首相は16日、東京都内で開かれた自民党の長島昭久衆院議員の政治資金パーティーに出席し、衆院・解散総選挙の時期について「今の支持率を見ると、私が首相なら強い誘惑に駆られる」と述べた。

 また、長島氏が次期衆院選で立憲民主党の菅(かん)直人元首相と対決することになったことに関し「菅氏を相手に、日本のために戦ってくれることになった。今までの流れに終止符を打つのは長島氏しかいない」とエールを送った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8809a037c893343251b0d01124c5381f1b5dbc91
麻生大臣と武田大臣つばぜり合い 研究開発基金巡り
11/17(火) 19:42配信

 次世代の通信規格を研究開発するための基金を巡り、大臣の間でつばぜり合いです。

 武田総務大臣:「存分に研究開発ができる後ろ盾、環境を作り上げるための基金の創設は必須である」
 武田総務大臣は次世代の通信規格「6G」を巡り、研究開発のための基金を創設し、今年度の第3次補正予算案に盛り込む方針を示しています。17日朝の記者会見でも「ちょっとずつ予算を積み上げて、掛け声だけでは話にならない」と基金の必要性を改めて訴えました。
 麻生財務大臣:「その基金を何にやってどう回すかという話次第で基金が生きてくるし、全然意味のない基金になったりするのはよくある話なんで」
 麻生財務大臣は「実績の乏しい組織に多額の基金を積むことの効果を考える必要がある」として、基金の創設には慎重な考えを示しています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/64c6fae4451a93efac250dc45e98d0cb6a7aa4e5
自民・岸田氏、安倍前首相の議連で会長代行就任へ 反転攻勢の足がかりに
11/18(水) 19:57配信

 自民党の岸田文雄前政調会長が、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の再生を目指す「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」(会長・安倍晋三前首相)の会長代行に就くことが18日、分かった。9月の総裁選で菅義偉首相に敗れ、地元の広島県では公明党が衆院選挙区で新たな候補者の擁立を目指すなど苦境が続く岸田氏だが、安倍氏への接近を反転攻勢の足がかりにしたい考えだ。

 議連は安倍政権が進めた経済政策「アベノミクス」の成果を議論の土台にしており、今月11日に設立総会を開いた。山本幸三元地方創生担当相ら岸田派(宏池会)の議員のほか、安倍内閣の閣僚経験者も参加している。

5741名無しさん:2020/11/18(水) 21:59:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/db974f62d92c61f9535fe8140b4415c1fddd7594
岸田氏、公明・斉藤氏擁立に「お断りした案件」
11/18(水) 16:36配信

 次期衆院選の広島3区で公明党が斉藤鉄夫副代表(比例中国ブロック)の擁立を調整していることについて、自民党の岸田文雄前政調会長は18日、「自民党広島県連としては、『難しい』とお断りした経緯のある案件。今後、正式にどういった手続きをとられるのか注視していきたい」と牽制(けんせい)した。国会内で記者団に語った。

 岸田氏は広島県選出の国会議員で自民党県連の常任顧問。広島県は、岸田氏が率いる宏池会(岸田派)を結成した池田勇人元首相をはじめ同派の国会議員を多く輩出しており、調整の結果によっては岸田氏の求心力に影響しかねない。

 岸田氏は「(県連が)今日から来週まで公募の受け付けを行った上で手続きを進めていく予定であると聞いている」と述べ、自民党として候補者擁立に動いていることを強調。その上で「最前線で汗をかいている各県連組織の意向というのは大変重たい。できるだけ現場の声をくみ取るべく努力していくことは大事な姿勢なのではないか」と県連の意向を尊重するように訴えた。(笹井継夫)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc0dd744697d7c7c0b58e4151c0c1a7d2ef31475
自民・岸田氏「それは難しい」 広島3区に公明・斉藤氏擁立調整で
11/18(水) 11:41配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は18日午前、公明党が次期衆院選で広島3区に斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=を擁立する方向で最終調整していることについて「自民党広島県連としては『それは難しい』ということでお断りをした案件だ」と述べ、公明とは別に候補者選定の公募手続きを進める考えを示した。国会内で記者団に語った。

 岸田氏が9月の総裁選で対決した菅義偉(すが・よしひで)首相や首相を支える二階俊博幹事長は、公明の支持母体の創価学会とのパイプが太く、公明の強気の姿勢の背景には首相らの意向があるとの見方がある。岸田氏は「最前線で汗をかく県連組織の意向は大変重たいものだ」と党本部を牽制(けんせい)した。

 広島県は岸田派(宏池会)国会議員6人を抱える牙城。公明が斉藤氏の擁立を決めれば、岸田氏とのさらなる摩擦は避けられない情勢だ。

5742名無しさん:2020/11/18(水) 22:36:36
https://mainichi.jp/articles/20201117/k00/00m/010/264000c
党内基盤弱い菅首相支える「同期」 派閥超えた友情と打算の影響力
会員限定有料記事 毎日新聞2020年11月18日 13時00分(最終更新 11月18日 13時00分)

 学校や職場でなにかと結びつきの強い「同期」。その関係性はさまざまだ。国会議員の同期は初当選が同じ議員同士。経歴や年齢は大きく異なり、学校や職場以上に関係は複雑だ。

厚遇受け総裁選でバックアップ
 11日午前の首相官邸執務室。菅義偉首相は1996年衆院選初当選同期の自民党の佐藤勉総務会長と園田修光参院議員(初当選は衆院鹿児島2区)と顔を合わせていた。

 この日の首相は終始リラックスした様子で会話を交わしたという。面会は約30分にも及んだ。多忙な首相の面会時間は閣僚でも10分に満たないことも多い。同期2人の「厚遇ぶり」がうかがえる。

 菅氏は総裁に選出された直後のあいさつでも、「当選同期の皆さん」と呼びかけ、謝意を示していた。

 実際、「菅首相」誕生に同期の果たした役割は大きい。8月28日、安倍晋三前首相が突然の退陣表明をすると、3日後には同期約10人が総裁選出馬を要請。うち9人は選対幹部にも入り、直接バックアップした。

人事でささやかれた「同期枠」の存在
 政治家の場合、同じときに政界に飛び込み、その後も選挙の洗礼を受けて生き抜いてきた経験の共有が同期の絆の根底にあるのかもしれない。…

https://mainichi.jp/sunday/articles/20201116/org/00m/010/001000d
総裁選完敗に派閥会長辞任 石破茂は再び首相の座を狙う=ジャーナリスト・鈴木哲夫
会員限定有料記事 2020年11月18日 05時00分(最終更新 11月18日 14時37分)

 今秋の自民党総裁選で最下位に終わった石破茂元幹事長。だが、毎日新聞が11月に行った世論調査は「次の首相にふさわしいと思う人」で、菅首相と河野太郎行政改革担当相に次ぐ3位。依然として存在感を示している。失意に暮れた時期もあった石破氏の今後を探ると……。

 9月の自民党総裁選で敗れた石破茂元幹事長が10月、石破派(水月会)の会長を辞任した。「総裁選には今後出ないのか」「前途は多難」などとネガティブな報道が続いた。今、どうしているのだろうか?

 まず永田町関係者の話だ。とある場所で石破氏と同席した。石破氏が胸ポケットから出し、確かめているペーパーをのぞき見た。

5743名無しさん:2020/11/18(水) 22:37:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cd8adc7c33112097226c62a83f8238a18cec60d
弁明書入手 国場幸之助外務政務官「不倫示談」の場を暴力団幹部が仲介
11/18(水) 16:12配信

 9月に発足した菅内閣で外務政務官に起用された国場幸之助衆院議員(47)の「不倫示談」の場を、現役暴力団幹部が仲介していたことが、ノンフィクションライターの西﨑伸彦氏と「週刊文春」の取材で分かった。仲介した暴力団幹部に取材し証言を得るとともに、その事実を裏付ける「弁明書」も入手した。

 国場氏は沖縄県議を2期務めた後、2012年に衆院選で初当選し、現在3回生。事の発端は2018年4月。国場氏が那覇市内で観光客と喧嘩の末に書類送検され、この事件を契機に不倫疑惑が取り沙汰されたことにあった。不倫相手とされるガールズバーの女性経営者の夫・高橋次郎氏(仮名、那覇市在住の40代男性)が、妻の携帯から取り出した国場氏と妻とのLINEをみると、そこには破廉恥な文言が並んでいた。

〈大好きな香織(仮名)〉〈キスしたい〉〈パイズリしたい〉

 国場氏は妻帯者で、3人の娘を持つ身。W不倫が疑われる状況を目の当たりにした高橋氏はショックを受け、離婚調停を進めるとともに、国場氏を提訴した。

「高橋氏と妻は18年12月に離婚が成立。高橋氏は昨春、国場氏に330万円の慰謝料を求める民事訴訟を起こしました。当初から国場氏側は不倫を否定していましたが、裁判は基本的に非公開で、昨年12月24日に和解が成立しています」(地元記者)

 その過程で、国場氏側は現役暴力団幹部に示談に向けた仲介を依頼していたのだ。入手した弁明書は沖縄県在住の団体役員A氏に宛てられたもので、差出人には「沖縄旭琉會」の文字に続き、旭琉會の二次団体名と幹部のX氏の名前が記され、実印が押されている。そこにはこう綴られていた。

〈国場幸之助先生の義父西田健次郎氏から依頼があり高橋次郎君(原文は実名)と西田健次郎氏の面会をさせたのは事実です。その後、金銭の要求等には一切関与していませんのでここに弁明いたします〉

 次女を国場氏に嫁がせた西田健次郎氏は元沖縄県議で、自民党沖縄県連の幹事長や会長も歴任した沖縄県政の重鎮だ。また、沖縄旭琉會は、沖縄県唯一の指定暴力団だ。弁明書を受け取ったA氏が語る。

5744名無しさん:2020/11/18(水) 22:38:13
>>5743

「実は高橋君が妻と国場氏の不倫疑惑を問題視し始めた後、西田氏は旭琉會の総長(二次団体のトップ)に依頼して、高橋君を呼び出しているのです。その総長はかつて高橋君と関わりがあった幹部のX氏に連絡を取るよう指示したのですが、それが弁明書を書いた人物です。私は高橋君側から相談を受けて、不貞訴訟で陳述書を提出しており、この弁明書も証拠として提出するために貰ったものです」

 高橋氏を店に呼び出した二次団体の現役幹部X氏に取材を申し入れると、重い口を開き、こう証言した。

「私は(両者を)繋いだだけです。西田さんとの話し合いの場に総長が同席したことは確かですが、総長もその後の経緯には一切かかわっていません。こちらには嘘を言う理由もないです」

 当事者である高橋氏は小誌の取材にこう答えた。

「私と国場氏側との間では、訴訟の和解内容を口外したり、第三者に資料を提供することを禁じる取り決めがあります。ただ、西田氏の件はこれには当たらないと思いますのでお話しします。確かに2年前の7月19日に西田氏と総長の3人で会って話をしました。西田氏の提案に対して、私が『本人(国場氏)も来ないし、誠意がない』と言ったら、西田氏は『本人に会わせる』と。30分ほどで話し合いは終わり、西田氏は総長の車に乗って帰っていきました」

 西田氏はどう答えるか。以下は電話での一問一答だ。

――2年前、高橋氏と旭琉會の総長と3人で会ったのか。

「それはまったくない。高橋という人は、私は知りませんわ」

 国場事務所に質問状を送ると、国場氏の代理人弁護士が書面でこう回答した。

「義父にあたる西田健次郎元県会議員に対して、選挙の応援等以外に、何らかの懸案事項の解決等を依頼することはない。(中略)社会常識に照らしましても、現役の国会議員が、指定暴力団組合員に対して、面談等を依頼するという事実はあろうはずがございません」

 2011年、沖縄県で施行された暴力団排除条例には「暴力団を利用しないこと」「暴力団と交際しないこと」と明記されている。国会議員の私的トラブル解決のため、指定暴力団幹部が介在したことが明るみにでたことで、国場政務官の説明責任を求める声が高まりそうだ。

 11月19日(木)発売の「週刊文春」では、高橋氏が呼び出された際の詳細や、その後の沖縄県警の動きなども含めて詳しく報じる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年11月26日号

5745名無しさん:2020/11/18(水) 23:00:17
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/47947.html
2020年11月11日特集記事
石破茂は、終わったのか

自民党総裁選挙で敗れた元幹事長の石破茂が、みずから率いてきた派閥(水月会)の会長を辞任した。
総裁選挙に挑戦すること4回。そして総理を目指し続けてきた男が、なぜ突然、身を引く決断をしたのか。
石破は終わったのか。
(黒川明紘)

突然の辞任表明
「石破、派閥の会長、辞めるってよ」
10月22日の午前、ある関係者から私に衝撃的な情報が寄せられた。

急いで議員会館の石破の事務所に駆けつけると、いきなり中から本人が姿を現した。私を自室に招き入れた石破は、椅子に腰をかけるなり、ふだん通りの口調で語った。

「総裁選挙の責任をとって、派閥の会長を辞める。臨時国会の前にけじめをつけないといけないと思っていた」

今思えば、あえてそういう雰囲気を見せていたのかもしれないが、その時の石破の表情に葛藤は感じられず、落ち着いた様子で重大な決断を語ってくれた。

その後、昼に開かれた石破派の臨時総会で、石破は派閥の会長を辞任する意向を明らかにした。
急な呼びかけだったため、派閥に所属する19人のメンバーが全員集まることができず、出席したのは15人ほどだった。

「総裁選挙の責任をとることが、とるべき道だと考えた」
石破の意向は、その場で了承された。

辞任決意させたのは「議員票」と「仲間の声」
「特に議員票がね。思ったより少なかった。それに尽きますな」
辞任から2週間後、その理由を確かめたいと思い、再び訪ねてきた私に石破がそう明かした。

石破が挑んだ過去の総裁選挙では、高い知名度を生かした地方票が強みだった。
しかし今回は党員投票が見送られ、各都道府県連の代表による地方票は、菅の半数にも届かなかった。
さらに国会議員票では菅の10%にも及ばず、総得票で3位に沈んだ。

石破は、想像以上の菅の強さにショックを受けたという。
「農業を継ぐことに疑問を持ち、ゼロから始めた人情あふれる、パンケーキ好きな令和おじさんというイメージが一瞬にして作られた。国民の世論ってこんなに変わるんだって思った」

さらに辞任の決断を後押ししたのが、派閥の仲間の声だった。

石破は総裁選挙の後、18人の所属議員一人一人と個別に会談し、今後の対応や派閥のあり方などについて意見を交わした。

全員から意見を聞き終えるには、およそ2週間を要した。

意見交換ではどんな声が多かったのか。石破に尋ねた。
「『体制を見直そう。このままいっても展望は開けない』というのは、みんな共通していた。特に、当選回数が上の人たちは経験も豊かだし、より厳しい意見が多かった」

実は、石破の盟友からも厳しい声が届いていた。

盟友は「グレートリセットを」と
石破の盟友である元農林水産大臣の山本有二は、総裁選挙では石破の選挙対策本部長を務めた。その山本が語気を強める。

「厳しい言葉だけど、私から言わせれば『グレートリセット』なんですよ。その心は石破に対する愛情であり、尊敬。これを受け止めないと、石破に次はない」
石破が総裁選挙で前政権からの転換として掲げた「グレートリセット」というキーワードを今回の辞任に当てはめた。

山本は総裁選挙を振り返り、その内幕を明かした。
「両院議員総会で決めるとなった時に、石破は絶対に選挙に出ちゃならんと。必ず負けて、その負け戦もひどいものとなり、石破という輝かしいイメージが変わる。変わったときには必ず政治生命に関わり、次の総裁選挙には出られませんよ。それでもいいですかと何度も聞いた」

山本は今でも悔しさをにじませる。
「私は総裁選挙の結果が予想できたが、石破は予想できなかった。山本有二という参謀がいたが、石破はその参謀の言うことを聞けなかった。選対本部長になったが、参謀の本部長ではなく、負け戦をマネージメントする本部長でしかなかった」

石破も、愛読書である猪瀬直樹の著作を引き合いに、山本から直言されたことをはっきりと覚えている。
「山本さんが総裁選挙が終わった後にかなり興奮して、『昭和16年夏の敗戦ってあんたいつも言っているじゃないか、負け戦しちゃいけないと言っていて、いったい何なんだこれは』とかなり激高していた」

山本は、こう残念がる。
「安倍さんがまさか辞めるとは思わなかった。来年9月の選挙であれば、確実に石破総理の誕生が見られた。時の運というものに石破は見放されていると思う」

5746名無しさん:2020/11/18(水) 23:01:09
>>5745

「反菅政権」の立場は取りづらい?
安倍政権が長期化し、「安倍一強」とも称される政治状況が続く中、自民党内で対抗軸として、政権に異を唱えてきたのは石破だけだったと言ってもいい。「反安倍政権」の受け皿であることが石破の存在意義でもあった。しかし、安倍の突然の総理辞任で事情が変わった。

石破は安倍と菅とでは、相手が違うという。
「やはり安倍さんにしてみれば、常に私の存在ってのが目障りだったんだろうと思うね。でも、菅さんにはそういうものがあるとは思えないからね。『安倍政権を継承する』と言っても、別人格だから全く同じようにやるわけはない。だから距離感は当然違うでしょ」

菅は、かつて石破が幹事長を務めていた際、幹事長代行を務めていた。それだけに「反菅政権」の立ち位置はとりづらいのではないかという見方もあった。

山本は、安倍から菅へと政権が代わったことで派閥内の雰囲気も変わったという。
「やっぱり安倍あっての石破だったんだよ。簡単にいうと、『大鵬と柏戸』、『巨人と阪神』ですよ。でもこの戦いが長すぎた、石破にとっては。時代に合ってなかった。これからも合わないんじゃないかという危機感ですよね」

こうした事情の変化にあって、石破の脳裏にあったのは派閥議員の処遇だ。
安倍政権のもとで、石破派は「非主流」であったがゆえに、去年の内閣改造では1人も入閣しない結果となるなど、人事面では冷遇されていると見られたこともあった。このままではみずからを支えてきた仲間が活躍の場を得られない状況が続くことになりはしないか。
派内には、次の衆議院選挙で立候補をする選挙区が決まっていない議員がいるという事情もある。

石破ははっきりは語らなかったが、辞任を決断した理由の1つに仲間の処遇への配慮があったことをにじませた。

「口先で申し訳ないというのは嫌だ」
石破は派閥の臨時総会での辞任を表明するにあたって、みずから事前に文案を作成した。
演説や講演では資料を用意することがない石破にとって、極めて異例のことだ。

「家内と前の晩ずっと話していたのは、どういう表現にするか。推敲に推敲を重ねて、午前3時くらいまでやった。その前も2日間は寝られなかったね。どういう表現なら、なるべく多くの人が得心するか。私に期待をかけてくれてた人たちの多くが得心する言い方とはなんだと、悩みましたね」

派閥の会長を辞任するという選択について、石破は当時の心情を明かした。
「口先で申し訳ないというのは嫌だ。議員を辞めるという選択も、私が水月会(石破派)を抜けるという選択も、水月会を解散するという選択もない。そうするとこれしかない」

山本も石破の選択を評価している。
「石破茂という素晴らしい男をドブに捨てたくはない。素晴らしい存在のままで、どういう片づけをするか。石破さん本人が名誉ある撤退、水月会の会長を辞めるという1つの結論だ」

石破派が「草刈り場」に?
石破の後任は、山本とともに派閥を支えてきた、元環境大臣の鴨下一郎を中心に調整が進められることになったが、3週間がたっても後任が決まっていない。

こうした石破派の混乱ぶりに、党内の各派閥は熱い視線を送る。
前政務調査会長の岸田文雄は、記者団に「派閥のメンバーとして迎え入れたい人材が大勢いる」と公言し、石破派内の情報収集を進める考えを示した。

実際、所属議員らには、石破辞任の直後から会食に誘う電話が相次ぐなど、ほかの派閥からも石破派の議員を取り込もうと接触を図る動きが出始めている。
このままでは、「石破派が“草刈り場”になりかねない」と、派閥の存続そのものを危ぶむ声も上がっている。

5747名無しさん:2020/11/18(水) 23:02:08
>>5746

どうなる”石破総理プロジェクト”
石破派は、2015年9月の設立から石破が会長を務め、「石破茂を総理大臣にするためのプロジェクトチーム」と称されるように、ポスト安倍として石破をかつぐことが共通目標だった。

石破は、派閥の臨時総会で「私が辞めても19人で一致結束してほしい」と強調したが、派閥の存続をめぐり声が上がるのは無理もない。
石破派は、これからどうなるのか。

山本は、石破のためにも派閥は無くした方が望ましいと言う。

「やっぱり一旦リセットですよ。もしこのまま石破派を続けることになった場合、仲間に不満がたまったまま時間を費やしていく。そうするとどっかで爆発します。そういうガバナンスのきかない組織でずるずるいくよりはリセットしないといけない。石破プロジェクトあっての石破派だ。それがない以上、石破派の存在もなくなる、という論理だ」

一方、派閥の存続を訴える声もある。
党内の若手のホープと目される元法務大臣の山下貴司もその1人だ。

「今までの延長線上でやるということはできない。でも、みんな政治家として魅力あるし、政策能力も高い。政策集団として立ち上げたわけだから、連携をとってお互いやっていきたいというのはある。政策の仕事人が、言いたいことをきちんと言う集団ってのは、これからの自民党に要るんじゃないかと思いますね」

石破本人は、派閥の存続に強い願望を持ち、みずからもとどまる考えを示している。
ただ、派閥の混乱ぶりは、自身の辞任が招いただけに複雑な心境をのぞかせた。

「そんな簡単には収まるか。自民党の歴史だってみんなそうだよ。竹下派にしても、かつての三塚派や中曽根派だってそうだ。うちだけ1週間で収まりました、なんてあるわけないだろ。派閥といっても、結局は人間の集まりだからね」

「死んでません、まだ生きています」
とはいえ、石破派が「石破を総理にするためのプロジェクトチーム」であるならば、派閥の存続は、その所期の目的が残っているかどうかにかかっている。
つまり、石破はもう総裁選挙に挑戦することはないのか、という点だ。

石破の派閥会長辞任は、自民党内のほかの派閥でもさまざまな憶測を呼んだ。
「会長を辞めたということは、もう総理・総裁の座はあきらめたということだろう」
「石破茂はもう終わった」
そんな声があちこちから聞こえてきた。

実のところは、どうなのか。
盟友である山本は、大きな挫折から再起した安倍を念頭に石破への期待を語った。

「おれは実力者だってずっと思い続けても意味がない。『終わった』って言われないと、浮き上がれない。『終わった』っていう声が95%になった時に再生できるんですよ。そうじゃないと、『石破さん、あんた苦労したね』って誰も言ってくれないよ。一番に『諦めない』。二番に『グレートリセットで地の底にみずから落ちていく』。三に『時を待つ』」

一方の山下は、石破の政治家としての進化に期待を寄せている。

「引き続き言うべきことははっきり言う政治家であってほしい。そして、一皮むけたな、“新石破”になったなと思われるようになってもらいたい。若い連中と胸襟を開いて話して、若手の思いをしっかり受け止めて、『石破さんってやっぱりいいね』って思ってもらえるように、やってほしいですよね。1度目に辞任した時の安倍さんもそうだけど、これで終わったと思われることは、政治家にとって本当に厳しい。でも、石破茂という政治家は、必ず乗り越えてくれると思います」

当の本人は今後の総裁選挙への対応をどう考えているのか。
石破は一呼吸置いたものの、これまでと変わらず「またその質問か」という様子で、淡々と答えた。

「『なりたい、なりたい』というものでもないが、本当に国が必要とする時が来るかもしれないし、来ないかもしれない。もし仮に、何十分の一の確率か知らないけど、それが来たときに、(総裁選の立候補に必要な推薦人)20人をやっとかき集めて、『出るだけ出ました』では済まないってことだ。だから体制を立て直す、体制を見直すってそういうことじゃないのか」

そして最後に「石破茂は死んだのか」という質問をぶつけた。
石破は、こう答えた。

「死んでいません。まだ生きています」

(文中敬称略)

5748チバQ:2020/11/19(木) 18:01:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/3270c48e236f45768707ac4796e44c12dcbdabe3
自民・甘利氏、じわり存在感 政権の看板政策、党で下支え
11/19(木) 7:13配信
61



 自民党の甘利明税調会長の存在感がじわりと増している。

 デジタル庁創設の在り方や不妊治療への支援拡充など、菅義偉首相が掲げる看板政策の実現に向け、党側で具体策の取りまとめを担っている。政権の政策立案で頼れる「腹心」が見当たらない首相にとって、政策通で知られる甘利氏の手腕に頼る面が多いようだ。

 「まとめたものをハレーションから守るのが私の役目。文句は言わせない」。甘利氏は18日、党デジタル社会推進本部座長として臨んだ記者会見で、政府に提出した提言に関し、自らが抵抗勢力からの「防波堤」になると力説した。

 「アナログ人間」を自認する甘利氏が座長を引き受けたのは、平井卓也デジタル改革担当相から強く請われたからだ。菅政権発足直後には、自らのメルマガで「税調会長としても忙しい年になるし、(座長を務める)新国際秩序創造戦略本部の取りまとめも年内。さらにデジタル庁構想の党側責任者も務める」と多忙をアピールした。

 党内で甘利氏の政策通としての評価は定着している。エネルギー、通商などの政策に強く、デジタル社会推進本部、経済安全保障政策を検討する新国際秩序創造戦略本部でも、本部長は下村博文政調会長だが、政策づくりを主導するのはもっぱら甘利氏だ。

 先月25日には首相と二人きりで昼食を取り、デジタル化などに向けた税制面での後押しを依頼された。「デジタル化には強い抵抗が出ますよ」と本気度を問うと、首相は「有無を言わさずやる」と力を込めたという。

 6月に発足した不妊治療支援議連では既に治療当事者だった野田聖子幹事長代行の願いで会長に就任しており、首相が目指す不妊治療の保険適用に向けた制度設計を担う。周囲には「今は菅さんの突破力が必要なときだ」と政権を支える考えを示す。

 首相とは選挙区が同じ神奈川。ただ、関係は「必ずしも近くない」(党幹部)とも指摘される。2016年に発覚した金銭授受問題が尾を引き、安倍政権ではその後、閣僚起用が見送られ、菅政権でも税調会長続投だった。菅政権内で「欠かせない存在」になるかはまだ見通せない。

5749名無しさん:2020/11/19(木) 19:03:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d9a9691baaf732af7ad0724a55ad7597c792386
辻元清美氏 菅首相がエレベーターの中で正直に…
11/18(水) 23:28配信

 立憲民主党の辻元清美衆院議員が18日、ツイッターに新規投稿。「昨夜、議員宿舎のエレベーターで菅総理にばったり遭遇」として、そのやりとりを明かした。

 辻元氏が「総理大臣はいかが?」と聞くと、菅首相は「官房長官の方が忙しかった。国対もあったし」と答えたという。

 辻元氏は「外交とかまだ慣れないところもあるかなぁともポロっとおっしゃる」とやりとりをつづり、「こんな、正直に本音をもらすところは私は好きだ。国会答弁も自分の言葉で本音でお願いしますね」と記した。

5750名無しさん:2020/11/19(木) 19:55:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/152e5a1a5ec56b2c00cb3909f046e0700b5623f0
「三原じゅん子」の男遍歴 恋人を秘書に、“身内”の生活保護に疑念も
10/10(土) 5:58配信

 これから妊娠・出産を迎える世代からすれば、死語、ということになるのだろう。

 ツッパリ、である。

 1980年代初頭に長ランや短ラン、ロングスカートなどのファッションとともに一世を風靡したツッパリはほどなくヤンキーという言葉にとって代わられる。

 すると彼女の登場はさしずめ、帰ってきたツッパリ、といったところか。

「総理からは“しっかり頼みます”という大変重い言葉をいただきました」

 9月23日、厚労省で会見に現れたのは新副大臣に就任した三原じゅん子参院議員である。

 政治部デスクが言う。

「会見では終始安全運転に徹していた三原さんですが、副大臣就任をとても喜んでいたそうです。自身も患っていた子宮頸がんに対するワクチンの問題はライフワークとしていますし、何より総理肝煎りの政策を任されたことでテンションが上がっているのでしょう」

 その政策とは菅総理が総裁選期間中にぶち上げた「不妊治療の保険適用」のこと。高額な不妊治療について、費用面の負担を軽くしようという新政権の目玉である。

「菅さんは総裁選の告示日に保険適用を唐突に表明しています。これに違和感を覚えた人は少なくなかった。実は裏でその振り付けを行ったのは三原さんだったのです。不妊治療の経験者である三原さんは総裁選の前から菅さんに直接レクチャーをしていましたし、厚労族議員も“あれは三原さんが菅さんの耳元で囁いたからだ”と冷ややかに話しています」(同)

 三原氏はこれをデジタル化推進、携帯電話料金値下げに並ぶ、菅政権の最重要課題に位置付けさせた。自分が焚きつけ、実行する副大臣に任命されたのだから、気分が高揚したのも頷ける。

 内心は一足飛びに厚労大臣に大抜擢されないか期待を抱いていたそうだが、ともあれ、彼女はヤル気マンマンだそう。

「着任して早々、厚労省幹部に対し『指導』を行っています。なんでも、“規制を打破する気持ちで”とか、“あなたたちは現場を知らないからね”なんてお話しになっているとか……。いきなりの上から目線で役人も面食らっていますよ。やはり菅総理が後ろ盾だから強気になれるのでしょう」(厚労省関係者)

 菅総理と結託し、ケンカ上等。早速、厚労省にも「殴り込み」で睨みをきかせたというわけだ。

 もっとも今回に限らず、彼女のこれまでの来し方を振り返れば、通底しているのは「ツッパリ」と「男」と言えるだろう。目的のためにはケンカも辞さないヤンキー気質と愛した男は捨て置けない姉御肌が随所に見られるのである。

 64年、東京都に生まれた彼女の存在が世間に広く認知されたのは79年にTBS系で放映された「3年B組金八先生」だった。茶髪にロングスカートの不良役を演じ、

〈顔はやばいよ、ボディをやんな〉

 という名台詞は今に至るまでの三原氏のイメージを決定づけたといえる。

5751名無しさん:2020/11/19(木) 19:56:03
>>5750

高給取りの兄が…
 そのイメージが三原氏の「本性」として表沙汰になったのが、87年のカメラマン暴行事件。当時、交際中のミュージシャンと彼女が豊島区の路上で「フライデー」のカメラマン2人に写真を撮られ、激高したのだ。

 当時を知る芸能デスクは、

「三原さんはカメラマンに馬乗りになり、髪を引っ張った上、頭を路上に打ち付けた。要はボコボコにしたわけで、その場で現行犯逮捕。釈放された後、起訴猶予となりましたが、ツッパリイメージを地で行く暴行事件でした」

 そんな三原氏の1度目の結婚は90年。だが、カーレーサーの夫との結婚生活は9年で破綻し、同年にはお笑い芸人として活躍していたコアラ(後にハッピハッピー。に改名)と再婚する。テレビでそのアツアツぶりを見せつけ、2004年には二人の個人事務所を立ち上げた。コアラが社長に就任するも、やはり8年で結婚生活に終止符を打った。原因はコアラの浮気とされている。

 現在は別の芸能事務所を経営するコアラに今の三原氏について尋ねると、

「もう十数年前に別れていますから。当時は(政治家になるとは)感じていませんでしたし、普通に女優、タレントとしてお付き合いしていました。なんで政治家になったのか、ちょっと僕は分からないので」

 バツ2となった彼女は心機一転、政界へ。華やかな芸能界から有象無象(うぞうむぞう)が蠢(うごめ)く永田町に場所を移しても、ついてまわるのはやはり「男」だった。

 2010年、参院の全国比例で初当選すると、コアラに代わって結ばれていた内縁の夫との関係がやり玉に上げられた。

 三原議員の知人によれば、

「三原さんのバックバンドでキーボードを担当していた男性と付き合い始めたのです。彼は11歳年下で、議員になる前から同棲生活を送っていました」

 当選すると、この男性を公設第1秘書に据え、食えないバンドマンを収入面でも面倒を見るように。その年収は約800万円。つまり、税金で内縁の夫を養っていたことになるのだ。しかも三原センセイの随行係と称して議員会館にはほぼ姿を見せず、秘書としての勤務実態は怪しいかぎり。なにしろバンドマンを続けていたのだから、公金を受け取る秘書職が副業ということになる。

 その公私混同ぶりを週刊誌で報じられると、公設から私設秘書へと切り替えたのだが、その給与も政党支部から支出され、原資には税金が含まれていた。さらに男性の親族が生活保護を受けていることも明らかになった。

 本誌(「週刊新潮」)は13年にそのことを報じている。

 証言した男性の知人は当時こう語っている。

「地元にいる彼の妹さんが困窮状態にあり、生活保護を受けとるんですわ。国会議員の公設秘書として高給をもらっとる兄が、妹の支援をしとらんのは問題でしょう」

 まず親族が手を差しのべ、そうした支援者が周りにいない前提で申請するのが生活保護の大原則だ。しかも当時は不正受給が社会問題となっており、何より三原氏自身が自民党で生活保護見直しを提言していた。“身内”に大甘と指摘されても仕方のない事案だったのだ。

「男」に関する物語はまだ終わらない。

 この男性との幸せな生活を送っていたと思われた16年、突如、新たなパートナーが現れた。

5752名無しさん:2020/11/19(木) 19:56:34
>>5751

「前夜に何かあった」
 この年、改選を迎えた三原氏は全国比例から神奈川選挙区へと移ることになる。手引きをしたのは、横浜を地盤とする、当時官房長官の菅氏だった。

 神奈川県連の関係者が回想する。

「新人議員の時は石破茂さんが面倒を見ていて、12年の総裁選では石破さんの推薦人にもなっていたんです。ですが、機を見るに敏な彼女はその後、菅さんに接近。比例から神奈川に転出する時には、菅さんの側近でもある県連会長、小此木八郎さんが根回しをして、随分と汗をかいていました。選挙戦が始まると若い男が彼女のそばにぴたっと寄り添っていまして……」

 その男とは中根雄也氏。三原氏の24歳下で15年の藤沢市議選で落選後、三原氏のスタッフとして働くようになっていた。

「選挙戦の真っ最中、ある日突然、二人が密着しだすんですよ。ボディタッチは多くなるし、食事の時は横に寄り添って“アーン”をやりかねないくらいの距離感で。これは絶対、前夜に何かあったでしょ、と県連内で噂になったのです」(同)

 地盤が欲しくて選挙区を変えると同時に男まで乗り換えてしまったことに周囲は呆れるばかり。

 関係者が続ける。

「交際を始めると今度は中根さんを公設秘書にしたのです。以前と全く同じパターンで、そのことがまたもメディアに露見すると私設秘書にしていました」

 17年には中根氏と結婚し、横浜のホテルで披露宴が開かれたのだが、

「前年には政治資金パーティーも開いているし、“結婚にかこつけてまた金をとるのか”と多くの県連幹部が欠席しました」(同)

 仲人を務めた元参院議員の斎藤文夫氏は、

「今でも年に2、3回は虎屋の羊羹とかを持って夫婦で挨拶に来ますよ。仲人を頼まれた時、中根さんは“今後は彼女を支えていきます”と言っていたね。そういう一生懸命な姿が魅力的なのだろう、三原さんがゾッコンなんだよね」

 3度目の花嫁姿となった彼女は私生活のみならず、“公”でも転機を迎えた。

「彼女は3年前に随分と自信をつけたんですよ」

 とは厚労族議員。

「受動喫煙法案が議題になっていた17年の党厚労部会で大西英男議員が“(がん患者は)働かなくていい”と失言をした一件がありました。それに三原さんが噛みつき、ブログで猛烈に批判。世間から大西さんがバッシングされ、釈明に追われました。その時、三原さんは敵を作れば話題になると気づいた。その後はまるでジャンヌ・ダルクのようになっていきましたね」

 例えば、ライフワークにしている子宮頸がん問題でも、ワクチンの積極接種に及び腰な厚労省を批判するようになる。昨年の通常国会で野党から総理への問責決議案が提出されると、反対討論に立った三原氏が、

〈恥を知りなさい!〉

 と、さすが元女優の演技力で野党を恫喝したことが世間の度肝を抜いた。貫禄である。さらに、

「小泉進次郎さんが厚労部会長だった時には、三原さんが進次郎さんに“病を抱えた女性を見据えた政策を”と話したのですが、当時の進次郎さんは妊婦の自己負担が増える妊婦加算問題で多忙を極め、取り合おうとしなかった。すると三原さんが激怒。菅さんが仲介に入るまでの騒ぎになったとか」(同)

 永田町で学んだ「ケンカ作法」は快感となり、次なる相手は厚労省、というわけだ。一方、敵は作っても時の権力者に忠誠を誓うのが彼女の真骨頂。

 先のデスクが解説する。

「昨年の参院選では党の女性局長として全国の候補者の応援に入りました。その中で突出していたのが、あの河井案里。17日間の選挙期間中に重要な最終日も含め、なんと4回も広島入りしています。落選した山形の大沼みずほさんには1回しか行っていませんから、異様な関係性が際立っている。しかも、党の事務方ではなく三原さん自身で予定を調整する力の入れよう。河井推(お)しだった菅さんに頼まれたのでしょうが、それにしても多すぎます」

 三原氏は今回の総裁選でも菅選対の役員に名を連ね、選挙に奔走していた。そうした論功行賞が今回の副大臣就任だったのだ。

5753名無しさん:2020/11/19(木) 19:57:39
>>5752

必要な少子化対策とは
 しかし、今後の道のりは平坦ではない。その理由は他ならぬ「不妊治療の保険適用」だと先の族議員。

「日本医師会が反対しているのです。財源が限られる中で不妊治療が保険適用となれば他の科の診療報酬が引き下げられるなどの弊害も出てきますし、出産に保険を適用しないのか、という議論にもなります。三原さんは医師会とのパイプがないし、菅さんも事前に厚労省に相談しておらず、混乱している。厚労省は大慌てで不妊治療の実態調査へ準備を進めていますよ」

 数回の体外受精で300万円近くの費用がかかる事例もあり、確かに不妊治療は経済的余裕がなければ続けられない。政治家として妊娠を切に願う男女に救いの手を差しのべ、少子化打破につなげたいとする三原氏の思いは純粋で理解できなくもない。

 産婦人科医の宋美玄氏はこう指摘する。

「体外受精になると一度に30万円、40万円と費用がかかり、あきらめるカップルも多くなります。しかし、不妊治療のどこまでを公的資金で賄(まかな)うかは難しい問題です。高齢で妊娠したい場合、その可能性は高いとはいえない。保険適用しても費用対効果が低くては国民の理解は得られません。年齢に関係なく一律で適用していいのか、治療技術もクリニックによってばらつきがあり、制度設計は一筋縄にいかないでしょう」

 少子化対策の目玉としても疑問を感じているという。

「少子化の主な理由は不妊治療が広まっていないからではありません。人口の多い団塊ジュニア世代の雇用の非正規化が進み、未婚化・晩婚化が顕著になったことが大きな理由。不妊治療の負担軽減を進めるのは良いことだと思いますが、その結果、子育て支援策と若者の雇用の安定化が疎かにならないか心配です」(同)

 出産して大学までの教育費は1人当たり1千万円とも2千万円とも言われる。それゆえ、第2子、第3子を生んだ多子世帯への思い切った経済支援こそ必要という意見もある。

 いずれにせよ、自身が振付役となった政権の目玉政策実現に向けて、数々の困難が待ち受けているのだ。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は手厳しい。

「三原さんは国会で“恥を知りなさい”と啖呵を切ったという印象しかありません。そう言っておきながら、自身が交際していた男性や夫を公設、私設秘書にしていますし、政治家として評するレベルにないのでは」

 そうした評価を「突っぱね」られるか。厚労省の「顔」役に世論からの強烈なカウンターパンチがないことを願うばかりである。

「週刊新潮」2020年10月8日号 掲載

新潮社

5754名無しさん:2020/11/19(木) 19:59:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/38e15076e5f50da8760bda2aaf988d31ad9ad659
岸田文雄氏が明かす「安倍氏に応援してもらえなかった総裁選」
11/19(木) 16:05配信

 自民党の岸田文雄衆議院議員(63才)に元衆議院議員でタレントの杉村太蔵氏(40才)が直撃! 第二次安倍内閣の後半を自民党政調会長としてサポートした岸田氏は、安倍政権末期に数々の貧乏くじを引かされた。「嘘をつかず、騙さず、人の悪口を言わず、手柄を横取りせず、人を批判しない」(岸田派の木原誠二衆議院議員)と側近から評される岸田氏が、権力をめぐって揺れ動く政治の狭間で葛藤する胸のうちを初めて明かした――。

超意外! 実は織田信長を夢見ていた岸田文雄
杉村:アメリカだけでなく、日本を含む世界中で分断が進んでいるとのことですが、どうすれば岸田さんの提唱する「分断から協調へ」が実現するのでしょうか。

岸田:成長の果実を一部の人間が独占するのではなく、適度に分配する必要があります。世の中には努力したくてもできない人もいます。コロナ下でも、巣ごもり需要で儲かる業界がある一方、観光や飲食などは大打撃を受けました。こうした業界を政治がサポートすることで国民が分断される状況を減らしたい。コロナ下で、自死が大幅に増加している、特に女性の自死がものすごく増えている。弱い立場の皆さんに目が届く対策を講じなければなりません。

杉村:まさにその考えで今年4月、自民党の政調会長だった岸田さんは、コロナで減収した世帯に30万円給付する案を主導して閣議決定にこぎつけました。ところが土壇場で全国民に一律10万円給付することになった。ぼくは派遣切りなどで収入がなくなって本当に困った人に30万円渡す元々の案が良かったと思います。困ってない人にまで一律10万円となったことが非常に残念でした。なぜひっくり返ったのでしょうか。

岸田:あれはさまざまな議論をした結果、与党としてトップ会談までやって決定したことです。与党みんなで話し合ってああなった。

杉村:ぼくは岸田さんが怒ったところを見たことがありません。怒った姿を見かけない政治家は本当にめずらしいです。でもあの時は正直、「それは違うんじゃないか」「ふざけるな」といった思いにはならなかったのですか。

岸田:(宙を見上げて)もちろん、そう思いました。だけど結論を出すのが政治です。いくら議論しても結論が出せなかったら政治ではない。政調会長は政策の責任者ですから、閣議決定の後に手続きをやり直して結論を出した……まあ、腹は立ったけどな(苦笑)。

杉村:やっぱり岸田さんでも腹は立ったんですか! ぼくは岸田さんは最強の中間管理職だと思うんです。上と下から挟まれてつらい思いをしても、壊すのではなくまとめる。まさに「分断から協調」。そうした調整能力が岸田さんの一番の魅力だと思います。腹は立ったけど政策の責任者としてまとめたなんて言葉を聞くと、シビレますよ。

5755名無しさん:2020/11/19(木) 19:59:57
>>5754

給付金30万円案が撤回! ”辞表”は考えなかったのか?
岸田:そうですか。あの時は与党のトップ会談で議論した結果、安倍総理(当時)が決断して「これでいきたい」と話がおりてきた。電話などで2日間くらいやりとりしましたが、最後は総理の決断だから仕方ないという感じでした。

杉村:あの時は一歩間違えたら自民党内がガタガタになったはずで、岸田さんがイメージダウンをいとわずに10万円案を受け入れた瞬間が「分断から協調」へのクライマックスでした。安倍さんの任期は来年9月までだったので、計算高い人なら辞表を叩きつけて「やってられねえよ」と芝居を打って、強い政治家像を見せつけたのではないでしょうか。

岸田:それはあるだろうけど、私が責任を負っていたのは、総額230兆円に及ぶ経済対策全体です。給付金はそのうち12兆円、もちろん重要な要素で軽くみてはいないけれど、史上最大の経済対策をまとめる議論をするなかで、給付金がひっくり返ったからと全部を投げ出して、国民の生活や企業の事業継続を危険にさらすわけにはいかなかった。

杉村:全然よぎらなかったですか。辞表を叩きつけるなんてことは。もう岸田さんは政調会長ではないですし、安倍さんは総理をお辞めになったのだから、教えてくださいよ。

岸田:いまさら言っても仕方ないけど、いろいろなことを考えました(笑い)。

杉村:これは聞きたいですね! 一番過激な案は何だったんですか?

岸田:いやいや、過激なものも含めて考えたということです。ただ、安倍総理は、コロナ感染が拡大する中で、責任を一身に背負い、全身全霊で闘っておられた。鬼気迫るものがあった。その負担を少しでも分かち合うのが私の仕事であって、やっぱり、投げ出すなんてことはあり得なかったですね。

学術会議の問題で政府の説明は足りていない
杉村:総裁選で敗れた菅総理についてはあまり話をしたくないですか。

岸田:いいですよ。聞いてください。

杉村:岸田さんと菅さんは政治姿勢がだいぶ違うという印象があります。岸田総理だったら学術会議で6人だけ任命しないとか、携帯電話というイチ業界をターゲットにして値下げを迫るという政治はやらないのでは。

岸田:ああ、違うところは多いかもしれないですね。それぞれ信念をもって自分が正しいと思って政治をしているわけだから、違うのが当たり前ですよね。ただ、私は、同じ党にいて大きな方向性を共有する仲間である以上、仲間の批判をするのは好きではありません。批判ではなく、何が足りないのかを指摘するのが、あるべき前向きな態度だと思います。学術会議の問題でいえば、やはり政府の説明が足りていない。

杉村:もうそろそろ不一致を表明しもいいんじゃないでしょうか(笑い)。学術会議の件は確かに政府に任命権はあるのかもしれないけど、任命されなかった側は納得いかないはずです。携帯電話の値下げにしても、自由主義の世の中で総理がモノの値段を指示していいのか。だったら新幹線の料金はどうなのか。総理の指示のその法的根拠は何なのか、そもそも本当に料金は下がるのか。疑問ばかり浮かびます。

岸田:法的根拠というよりも、総理の主張に国民が「そうだそうだ」と賛同した。それが企業を動かすという仕掛けなのでしょう。国民世論がバックになっている。

杉村:それはポピュリズムではないでしょうか。国民世論が動けば、杉村太蔵の講演料を下げることもできるのか。ぼくとしてはそんなことより思い切り行財政改革をしてもらいたい。

岸田:まあそうですけど、行財政改革もしっかりやると菅総理は言ってますよね。そして、河野大臣が頑張っておられる。

杉村:ぼくが自民党の1年生議員だったら、菅さんを見ていてすごく不安になりますよ。こんなことしていたらいずれ支持率下がるのではないかと。何となくあの秋田弁でこっちはほっこりさせられているけど、菅さんの説明は本当にわかりづらいです。

岸田:だから私は与党の一員として、足りないところはアドバイスや提言をして、しっかり菅政権を支えていきます。ただ携帯料金をなぜ下げるかは、今後は5Gがデジタル社会の基盤になるからです。あらゆるサービスがスマホ経由になるデジタル社会の実現には利用料の値下げが必須ですし、携帯会社はデジタル社会で大きなビジネスチャンスを得ます。要は手段とともに、その先に何が見えてくるのかを説明することが大事です。

5756名無しさん:2020/11/19(木) 20:01:15
>>5755

総裁選支援をお願いしに行った時、安倍前首相は…
杉村:岸田総理ならば、どんなデジタル社会を目指しますか。

岸田:デジタルは手段であって目的ではありません。そのことをハッキリさせることがまず大切です。その上で、デジタルという手段を使って、国民の生活、特に地方での生活、地方の活性化を目指します。リモートワーク、リモート診療、リモート教育、自動宅配、自動運転、デジタルを活用することで、大都市にいなくても大都市と同じ生活や便利さを享受できるようになるのです。なので、デジタルを通じた地方の活性化を目指します。

 その際、そもそもデジタルは格差を生じさせやすい。使いこなせる人とこなせない人でも差が出るし、業界においてもデジタルに適合、不適合がありますから。デジタル社会でますます格差と分断が広がる可能性があるので、まずは中小企業や所得の低い人などに配慮したデジタル化を進める必要があります。

杉村:デジタル社会が分断を招くこともあるんですね。しかしそれにしても、岸田さんは安倍さんを批判したことは一度もないんですか。どんなサラリーマンでも7年8か月も仕えたら、どこかで愚痴のひとつも出るはずです。

岸田:言いたくなるときもあるけど、不必要な愚痴は言わないことです。政治を動かすとか、自分の役割を果たすとか、大きな目標のためには言わなければならないことがある。でも不必要な不満をいちいち口にすると、結局は自分に跳ね返ってきます。これまでしょっちゅうそれで痛い目にあっているから、我慢することを覚えました。

杉村:それだけ我慢して安倍総理を支えた7年8か月ですよ。安倍さん辞任表明後の自民党総裁選で、「あれだけ我慢したんだから、安倍さん応援してくれよ」という気持ちにならなかったですか。

岸田:当然それはあった。あったけど……。ただ、我慢して安倍総理を支えたというのはちょっと違うんだよね。私と安倍総理は当選同期、年齢も近く、地元も広島と山口、昔から仲はよかった。安倍総理の7年8か月は、日本が外交でも経済でも存在感を一日一日取り戻した迫力ある7年8か月でした。その7年8か月を前半は外務大臣として、後半は政調会長として支えることができたのは、本当に充実していた。

杉村:なるほど。その安倍総理に、当時、辞任を表明した安倍総理に総裁選の支援をお願いに官邸に行かれましたよね。そこでは実際に総理からどんなお話があったのですか。

岸田:まああの時は、「誰を応援するとはいまは言えないんだ」という感じでした。

杉村:さすがにその時は、「なんだよ、こんなに長く一緒にやってきたのに、支えてきたのに」という気持ちになったはずです。それでも不必要な不満だから何も言わず我慢したなんて、すごすぎます。

岸田:その先をまた考えたら、「ここでケツをまくったらおしまいだよな」という気持ちになりました。

杉村:ずっと話を伺っていて、最後、感想を申し上げます。安倍さんが織田信長で、菅さんがその後叩き上げで後を継いだ豊臣秀吉、ちょっと恐縮ですが、明智光秀が石破(茂)さんだったとしたら、岸田さんは我慢に我慢を重ねてチャンスを待った徳川家康になるのか、それとも加賀100万石で終わった前田利家になるのか、大きな分かれ道だと思います。いかがでしょうか?

岸田:家康は好きじゃない。ぼくは本当は織田になりたかった。

杉村:それは超意外ですね。どう見ても狙うは家康でしょ!

岸田:でも徳川家康はあまり好きなタイプじゃないんだよな。イメージがよくないから、あまり家康になりたいとは思わないね。織田信長のように、やるべき理想に向かって、短くとも太く生きてみたい。でも、前田利家か徳川家康かといわれたら、実は両方ともよく似ているよね。2人とも、江戸と加賀と規模は違えども、何百年と安定して繁栄する体制の基礎を作った。未来の世代、未来の日本の基礎となるような仕事をしたいと思います。その意味では、家康もいいかな(笑い)

杉村:どう考えても岸田さんに信長の雰囲気は感じないですけど(笑い)。アメリカの大統領になるバイデンさんと同じで、分断から協調を目指す岸田さんの政治スタイルはいまの時代に求められるものだと思います。今後も天下取りにはチャレンジされますか。

岸田:もちろんです。一度総裁選挙に挑戦した以上は、引き続きぜひ総裁選挙に挑戦し続けたいと思います。

撮影/浅野剛 構成/池田道大

5757名無しさん:2020/11/19(木) 20:13:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cf74dad687ec05f9f745ae4dff93feb371f2217
安倍首相待望論も! 「竹中支配」進む菅政権で日本崩壊?〈週刊朝日〉
11/19(木) 6:02配信

 真意はいったいどこにあるのか──。永田町ではいま、一人の人物の動向が注目されている。

 今年9月、持病の悪化を理由に7年8カ月に及ぶ政権運営に終止符を打った前首相の安倍晋三氏。11月11日、久しぶりに表舞台に現れた。自民党の「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の初会合で、その会長に就任した。

 会合に出席した細田派の議員はこう話す。

「安倍さん、めちゃくちゃ元気だった。菅さんの政策を『目先の改革』だと反発する派閥内では、安倍さんの3度目の待望論が出ている」

 10月25日には安倍氏が代表を務める保守系の議員連盟「創生日本」の会合が東京都内のホテルであり、加藤勝信官房長官、下村博文自民党政調会長、萩生田光一文部科学相、西村康稔経済再生担当相、稲田朋美元防衛相ら20人余りが集まった。

「この会は安倍さんが2012年に総裁選に立候補したとき、母体になった。安倍さんは“終わった人”と見られる派閥の長になる気はなく、議連など派閥横断的な活動をやる気。引退する気は微塵(みじん)もない」(前出の議員)

 菅政権は、世論調査によっては60%を超える高い内閣支持率を得るが、菅氏の党内基盤は盤石とは言いがたい。同氏に近い党幹部は嘆く。

「結局、菅さんが興味あるのは政策よりも人事。朝5時に起きて、6時から人事に関する指示を電話で出す。疲れがたまっているから、官僚からレクを受けても頭に入らない。日本学術会議問題の国会答弁で失敗するたびに安倍待望論が高まるという悪循環だ」

 そんな菅氏の経済政策を支えるブレーンたちの評判も悪い。

 アベノミクスを引き継ぐとした菅氏だが、政権発足直後には組織を改編。安倍政権下で成長戦略を担った「未来投資会議」を廃止し、「成長戦略会議」を新たに設置した。

 その司令塔に選んだのが、小泉純一郎政権で総務大臣だった竹中平蔵氏だ。菅氏にとっては総務副大臣として仕えたかつての“上司”。政府関係者は言う。

5758名無しさん:2020/11/19(木) 20:15:00
>>5757

「竹中氏は未来投資会議のメンバーでもあったが、各省庁に“宿題”と言って自分が望む政策をゴリ押ししていた。その竹中氏の影響力は、菅政権でさらに増すことになる」

 実際、官僚にも動きがあった。

「今夏の人事では、内閣府政策統括官に林幸宏氏と籠宮信雄氏が起用されました。2人とも竹中氏が小泉政権で大臣をしていたときの秘書官。昨年に政策統括官になった井上裕之氏も、竹中氏の秘書官経験者で信頼が厚い。内閣府では『竹中支配』が着々と進んでいます」(前出の政府関係者)

 竹中氏についての著書があるノンフィクションライターの佐々木実氏は「内閣府の重要政策会議で影響力を持てば、どんな政策にも関与できます。竹中氏は、小泉政権では経済財政諮問会議を大臣として取り仕切り、経済政策の司令塔になれた。菅政権でもその経験を生かすつもりなのでしょう」と指摘。「菅政権ではハンコ廃止や携帯電話料金の値下げなどが注目されていますが、その裏ではコロナ禍を機に一気に規制緩和を進め、『日本改造』をしようと考えています」

 その竹中氏が最近、主張しているのがベーシックインカムの導入だ。

 ベーシックインカムとは、政府が国民に対して最低限の所得保障をする制度で、竹中氏は著書で1人あたり月7万円の給付をする案を出している。デジタル社会の到来で日本でも格差が広がるため、そのセーフティーネットとして導入が必要になるという。一方、年金や生活保護などの社会保障政策はすべて廃止。ベーシックインカムは国の社会保障制度の大きな変更が必要なため政府内ではまだ議論に上がっていないが、「次の衆院選が終われば議論が始まるかもしれない」(前出の政府関係者)と警戒されている。

 さらに、成長戦略会議の有識者メンバーに選ばれた元金融アナリストのデービッド・アトキンソン氏も批判の的だ。

 菅氏と官房長官時代から親交のあった同氏は、日本は中小企業の数が多いことが労働生産性が上がらない原因だと主張。そのため賃金も上がらないのだという。そこで、買収や再編によって企業の数を減らすことを提言している。また、著書では日本の経営者を無能呼ばわりしていて、菅首相のブレーンとしての適格性を問う声も自民党内にある。

5759名無しさん:2020/11/19(木) 20:15:32
>>5758

 11月にあった冒頭のポストコロナの議連の会合では、日本銀行の岩田規久男前副総裁が講演した。

「岩田氏は、アトキンソン氏が訴える中小企業の労働生産性に関する持論について今のデフレの状況を計算に入れていないと批判した。中小改革を掲げる菅首相には、厳しい指摘でしたね」(同党のある議員)

 さらには、アベノミクスを主導したブレーンからも疑問の声が上がる。

 安倍内閣で内閣官房参与を務めた前駐スイス大使の本田悦朗氏が10月29日、同党の若手議員による「日本の未来を考える勉強会」に登壇。アトキンソン氏の主張を「マクロ経済を理解していない」と述べ、中小企業再編について「極めて危険」と批判した。勉強会の会長を務める安藤裕衆院議員は話す。

「新型コロナで日本経済が苦しいときに中小企業の再編をやれば、街中に失業者があふれ、消費がさらに冷え込む。菅首相が掲げているデフレ脱却はさらに遠のく」

 とはいえ、こうしたブレーンが、スガノミクスを動かすことになる。

 同党内からは「菅政権は小泉政権の再来だ」と警戒する声も出始めた。「小泉政権の構造改革で非正規雇用が増え、日本の経済は衰退した。菅首相が官邸主導で規制改革や構造改革をやるようなら、どんな手を使ってでも止める」(中堅議員)

 日経平均株価は2万5千円を超え、バブル崩壊以降で最高の水準となった。しかし、党内では火種がくすぶっている。安倍氏はそのことを見越して行動を始めたのだろう。安倍氏側近は言う。

「菅政権は経済政策でこける。そうなれば、安倍さんの首相3度目の登板が現実に近づく」

(本誌・西岡千史、浅井秀樹/今西憲之)

※週刊朝日  2020年11月27日号

5760名無しさん:2020/11/19(木) 20:50:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc0cb556e4b43a49b7ea36d3e5a6836f00fc82d2
公明党、斉藤副代表の公認決定 自公分裂含みの異例の展開、首相は静観
11/19(木) 19:35配信

 公明党は19日の中央幹事会で、次期衆院選広島3区に立候補する斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=の公認を決定した。山口那津男代表は官邸に菅義偉首相(自民党総裁)を訪ね、斉藤氏擁立を直接伝えた。自民党広島県連は同区で候補者選定の公募手続きを進めており、連立与党が分裂含みの異例の展開となっている。

 「斉藤氏を広島3区の候補として公認しました」

 首相と向き合った山口氏は長年の選挙協力が崩れかねない状況を前に、一歩も引かない姿勢を示した。首相は黙ってうなずいた。

 同区の現職は、昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で公職選挙法違反の罪に問われて公判中の元法相、河井克行被告=衆院議員、自民党離党=だ。事件発覚後、河井氏を支援してきた公明側に自民から謝罪はなく、「けじめがついていない」(公明幹部)と不満が渦巻く。

 公明が斉藤氏公認に一気に駒を進めたのは、自民側が新たな候補者擁立をめぐり、公明との協議に応じることなく、12日に公募による選定を決めたためだ。直前に自民の山口泰明選対委員長から公明の総合選挙対策本部長を兼ねる斉藤氏に「現段階で調整は難しい」と連絡が入り、公明は「協議不調」と受け取った。

 とはいえ、支持母体である創価学会の強力な支援を受ける公明候補も、自民の応援がなければ当選は厳しい。学会とも良好な関係にある首相や二階俊博幹事長との連携は維持したい考えだ。

 公認決定を2日後に控えた17日午後、国会内で二階氏と会談した石井啓一幹事長が斉藤氏擁立の方針を伝え、「よろしくお願いします」と頭を下げると、二階氏は「これまでもずっと選挙協力をやってきましたからね」と連立を重視する考えをにじませた。

 政権運営の面でも公明の協力は欠かせず、首相も静観の構えを崩していない。岸田派(宏池会)会長で広島を地盤とする岸田文雄前政調会長は「自民党のありようが問われている」と不快感を示すが、岸田氏と距離を置いてきた首相は周囲に「(河井氏の事件後)県連が後始末をつけていなかった。まず県連がどうするかだ」と語った。(力武崇樹)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a0981ff2279f1eb8c15877b26cf997dd7437d33
自民・岸田氏「党がどう臨むのか問われる」 衆院広島選挙区・公明公認で
11/19(木) 14:39配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は19日、公明党が次期衆院選広島3区に立候補する斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=の公認を正式決定したことについて「自民党広島県連の問題にとどまらず、党が全国でどのように選挙に臨むのかが問われている」と述べた。東京都内で記者団の取材に答えた。

 県連はすでに、公明とは別に候補者選定の公募手続きを進めている。岸田氏は公明との調整を行うのかを問われ、「あらゆるルートや手段で意思疎通を図ることは大事だ」などと語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0f0248424a35dacfb7986f55d6c2d2b61317e4e3
公明「衆院広島3区公認候補」菅首相に報告
11/19(木) 16:10配信

公明党の山口代表は、菅総理大臣と会談し、河井克行元法務大臣の選挙区である衆議院・広島3区で、斉藤副代表を党の公認候補に決定したと報告しました。

与党として議席の獲得が、最も大切だと訴える山口代表に対し、菅総理は黙って、うなずきながら聞いていたということです。

公明党 山口代表「大事なことは、やはり与党として議席を確保するためには、どうしたらいいかということですので、今後両党でしっかり話し合いを尽くしていきたい」

斉藤副代表の擁立をめぐり、山口代表は、「自民党との選挙協力はこれまで通りに行いたい」として、今後候補者の一本化も含め、調整を行いたいとの考えを示しました。

一方、自民党からは、「一度選挙区を譲れば、もうかえってこない」などと反発する声があがっています。

岸田前政調会長「広島固有の課題ではなくして、党としてどうあるべきなのか、こうした視点で思いをめぐらしていただきたい」

広島県選出である、自民党の岸田前政調会長は、「与党が小選挙区で対立しても良いことは何もない」と述べました。

しかし、公明党は、岸田氏らのこれまでの対応に不満を募らせており、水面下で「次の選挙では岸田派の議員には協力できない」と申し入れるなど対立が激しくなっています。

自民党内からは、「広島以外の議員まで巻き込むのは理不尽」と不満の声があがっていて、今後の調整次第では、自公の連立をゆるがす事態にも発展しかねない状況です。

5761名無しさん:2020/11/19(木) 20:56:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b8a7f91ffb7bb33328882367bc7ad42f3d4ec01
「ポストコロナの経済政策」議連、岸田氏が会長代行に
11/19(木) 13:57配信

 11月19日、自民党で安倍晋三前首相を会長に立ち上げた議連「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の会長代行に岸田文雄前政調会長(写真)が就任した。写真は9月都内での代表撮影(2020年/ロイター)

[東京 19日 ロイター] - 自民党で安倍晋三前首相を会長に立ち上げた議連「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の会長代行に岸田文雄前政調会長が就任した。同議連に参加する山本幸三元地方創生相が19日、記者団に明らかにした。同議連はアベノミクスの大規模な財政・金融政策を継続することによるコロナ禍からの再生を掲げ、菅義偉政権を支えるのを目的としている。

岸田氏は9月の総裁選でも財政・金融政策の持続性確保を政策に掲げており、いわゆるリフレ派の考えとは隔たりもあるが、「菅首相をけん制したい安倍陣営側に岸田さんがついたということではないか」(与党関係者)と勘ぐる声も出ている。

議連は11日に設立総会を開催。安倍前首相は日銀の大胆な金融政策で任期中にデフレを脱却した成果を披露し、「政府・日銀連合軍で(コロナ禍に)対応していく」、「菅政権をしっかり支える」と強調した。総会では大胆な金融緩和を提唱する岩田規久男・前日銀副総裁が講演し「不完全雇用下で日銀が実質金利上昇を抑制する限り、国債は将来世代への借金の付け回しにはならない」などと指摘、日銀の国債買い入れを前提とした大規模な財政出動による需要創出の重要性を強調していた。

議連のメンバーは非公表だが、メンバーによると議連は「あくまでアベノミクスの財政・金融政策を菅政権も継続できるように支援するのが主眼」。財務省幹部の抵抗などで経済対策などが小粒にならないよう援護射撃するのが目的という。

(竹本能文)

https://news.yahoo.co.jp/articles/81cb7201a2e2067cdeea26fab448918df277beec
自民・石破氏 派の若手と会食 結束深め
11/19(木) 0:18配信

 自民党の石破茂元幹事長は18日夜、東京・赤坂のそば店で石破派(水月会、19人)の若手議員らと会食した。今後は若手に限らず派の議員と夜の会食を続けていくという。

 衆院当選3回の福山守、八木哲也両衆院議員ら7人が石破氏を囲んだ。石破氏は石破派の会長辞任を表明しているが、石破氏への若手の信頼は厚く、結束を深めたようだ。会合後、石破氏は「楽しい会だった」と周囲に語った。派の後任会長などについては話題に上がらなかったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bf4f9c2d29fac5525f04420e7a6b33e49b46c07a
菅首相、最大派閥に協力要請 コロナ抑止と経済両立
9/28(月) 21:44配信

 自民党最大派閥の細田派は28日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。来賓で出席した菅義偉首相は新型コロナウイルス禍に触れ「未曽有の国難、危機を乗り越える。感染拡大防止と社会経済活動の両立をしっかり成し遂げたい」と述べ、政権運営に協力を求めた。

 同派出身で首相を辞任した安倍晋三氏もあいさつし「だいぶ薬が効いて健康回復しつつある。一議員として菅政権を支えていきたい」と語った。

 パーティーには、自民党の二階俊博幹事長ら党4役や公明党の山口那津男代表も参加。先の自民党総裁選を首相と争った岸田派の岸田文雄、石破派の石破茂両会長ら各派幹部が顔をそろえた。

5762名無しさん:2020/11/19(木) 20:58:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/93610519fd8c46ff247eb1b6e1cf54a73a12b696
補正規模、世耕氏らに苦言 自民・伊吹氏
11/19(木) 15:29配信

 自民党の伊吹文明元衆院議長は19日の二階派会合で、世耕弘成参院幹事長らから2020年度第3次補正予算案の規模に関する発言が相次いでいることについて、「予算は必要なものを積み上げた結果として規模が決まる。最初からいくらいくらというのは非常に不見識だ」と苦言を呈した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/31234882cb42d061c01a7e6dc88b0bf506dc6fc1
参院憲法審幹事懇を開催 各会派から意見聴取
11/18(水) 16:58配信

参院憲法審査会幹事懇談会に臨む与野党の幹事ら。中央は林芳正会長=18日午後、国会内(春名中撮影)

 参院憲法審査会の幹事懇談会が18日開かれ、与党筆頭幹事の石井準一氏(自民)は25日の幹事懇の開催を提案し、野党側は持ち帰った。

 石井氏は国会内で記者団に「衆参の憲法審査会が今後もスムーズに行われるような流れを作っていきたい」と述べた。

 参院憲法審は11日には今国会初となる審査会を開き、幹事の選任などを行った。実質的な審議は、平成30年2月以降行われていない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1db9c95fcc0647bbac987593de83b5720820e531
自民・甘利氏、解散は「補正成立後も視野に」
11/19(木) 13:10配信

 自民党の甘利明税調会長は19日、所属する麻生派(志公会)の会合で、衆院解散・総選挙の時期に関し「(解散は)首相の専権事項だが、来年1月の補正予算の成立後ということも緊張感を持って視野に入れてほしい」と述べた。

 甘利氏は「経済と新型コロナウイルスの状況を踏まえて、首相が判断する」と強調し、次期衆院選での派内の候補者の全員当選を呼び掛けた。

5763名無しさん:2020/11/19(木) 21:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/eec8d29f874046c41a56139130e9464e866176cb
首相と公明代表、マスク昼食 宣言通りに早速実践
11/19(木) 18:57配信

 菅義偉首相は19日、公明党の山口那津男代表と官邸で昼食を共にした際、会話中にマスクを着ける「マスク会食」を早速実践した。昼食に先立ち、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「私も、きょうから徹底したい」と宣言していた。

 昼食にはキンメダイの煮付けのほか、両氏の郷里の名物、漬物「いぶりがっこ」と納豆が並んだ。山口氏は会食後、記者団に「いささか面倒な面もあるが、こういう取り組みが大事だと改めて感じた」と述べた。

 一方、共産党の志位和夫委員長は記者会見で「GoTo事業に固執するから、そんな愚にもつかない話になる」と政権の姿勢を批判した。

5764名無しさん:2020/11/20(金) 11:33:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/af19e3985b1c4e30f60fc1a55e8cf75ab1dc9d26
広島3区めぐり自公対立 二階氏ら対応協議
11/20(金) 1:47配信

公職選挙法違反の罪に問われ自民党を離党した河井克行元法務大臣の選挙区、衆議院・広島3区をめぐり自民党と公明党が対立している問題で、自民党の二階幹事長らが対応を協議しました。

公明党は、衆議院広島3区に党の公認候補として斉藤副代表を擁立することを決定しました。

この決定を受け、自民党本部では、二階幹事長や広島県選出の岸田前政調会長らが対応を協議しました。

この場で、岸田氏は、自民党の広島県連が現在、候補者選定のための公募を行っていることなどの報告を行い、二階幹事長は「それで進めてください」と了承したということです。

ただ、公明党関係者は「自民党が対立候補を出したら全面戦争になる」と語っていて、今後、両党は難しい調整を迫られることになります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/68c6785c77f077ac2a579ade7613ab7e43c3a07e
衆院解散「補正成立後も視野に」 自民・甘利氏
11/19(木) 21:57配信

■自民党・甘利明税調会長(発言録)

 (衆院解散は)総理の専権事項ですが、1月の補正予算の成立後ということについても緊張感をもって視野に入れて頂きたい。経済とコロナの状況を踏まえて、総理が判断をする。いつあってもいいように年内はまさかないでしょうが、年明け以降、緊張感をもって対処して頂きたい。

 麻生派としては全員が当選するように、特に当選回数が高い先生方は、若手の人がひとりも落ちこぼれなく、新たなに挑戦をする候補者、再挑戦する候補者が全員が帰ってくることができるように力を貸して頂きたい。(19日、麻生派の派閥例会で)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/7599d0b8b9c48ba2a5d216b32c6db805fc6e5928
森氏「首相の本命は岸田氏」 総裁選情勢で
9/8(火) 0:27配信

 森喜朗元首相は7日、自民党総裁選に関し、安倍晋三首相の本命候補は岸田文雄政調会長だったと明かした。東京都内で開かれた政治資金パーティーで「安倍首相の本当の気持ちは岸田氏だ。周りがだんだん菅義偉官房長官への支持で納得する空気になり、乗らざるを得なくなった」と述べた。岸田氏もパーティーに出席した。

 安倍首相の出身派閥である細田派を含め、党内は菅氏の支持が圧倒的。森氏は「岸田氏がひっくり返すには、麻生太郎副総理兼財務相を味方に引き入れるしかなかった」と語った。だが、岸田氏が率いる岸田派の古賀誠名誉会長と麻生氏は折り合いが悪いと指摘した。

5765名無しさん:2020/11/20(金) 11:34:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf46f46bbc05b24ae6c6710fd2fb9170a8aeaa50
田崎史郎氏「今回の総裁選はそもそも“石破潰し”」その背景となった積怨とは
9/16(水) 13:54配信

政治ジャーナリストの田崎史郎氏が9月15日(火)、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に電話出演。菅新総裁に決定した今回の自民党総裁選における票の動きと、その背景を解説した。

安倍首相の周りの人々が岸田という名前を書いた
辛坊)14日の投票行動で言うと、事前に想定されていたよりも岸田さんに国会議員票が20票くらい上乗せされていますよね。

田崎)24票ですね。

辛坊)私は思うのですが、この24票の正体っておそらく永遠に明らかにならないと思うのですが、例えば安倍さんとか森さんとかは最後に岸田さんに入れたのではないかと思うのですけれども。

田崎)そこまでは言いませんが、安倍さんの周りの人たちが入れた可能性は高いですね。

辛坊)そこで私が思うのは、岸田さんを応援したいというよりも、とにかく石破さんを余程嫌いなのだと思うのです。

田崎)両方ですよ。今回の総裁選はそもそも石破潰しなのですよ。安倍総理が岸田さんではなくて菅さんの擁立に動き出したというのも、あの段階では岸田さんは石破さんに勝てないと。だから、石破さんに勝てる候補を探さなくてはいけないということで、菅さんを擁立していく方向に流れていくのです。そして、今回いざ投票になったときに菅さんがとるのはいいのですけれども、石破さんが岸田さんよりたくさんとりそうだとなったときに、これは岸田さんの票を上乗せするしかないということで、安倍さんの周りの方々が岸田という名前を書いたのだと思います。

辛坊)これはどうなのでしょう。組織的に誰かが主導して行われたのか、かなり自発的に行われたのかどちらだと思いますか。

田崎)僕は、幾分、誰かがやろうと言ったのだと思いますよ。

辛坊)こういうときに音頭を取れるのは限られていますよね。誰ですかね。

田崎)限られていますね。しかし、安倍総理自らそれをやるのはリスキーですから。安倍さんの意思を体現できる誰かがやって、一方で自主的に岸田さんに投票された方もいるのだろうと思いますね。

5766名無しさん:2020/11/20(金) 11:34:45
>>5765

石破氏は総理の人事権を全面的に否定してしまった
辛坊)背景にあるのは、石破さんがそれだけ国会議員に嫌われているということなのでしょうけれども。これ田崎さんは言いにくいかもしれませんし、私もいろいろなところで話を聞くのですが、田崎さんが見るところで石破さんがここまで嫌われている理由はなんだと思いますか。

田崎)やはり批判しすぎたことですね。安倍総理は2012年の総裁選の後、石破さんを幹事長に据えるわけです。処遇したわけです。そして、幹事長を2年やらせているのです。その後、ちょうど平和安全法制を前にして安全保障担当で防衛大臣をやってほしいと。そのときに石破さんは安全保障に対する考え方が違うからと断るのです。そして次に地方創生担当大臣をやってくださいと言われてそれを受けるのです。そして、今度地方創生担当大臣をもう1回やってくださいと言われたらそれを断ってしまったのですね。安倍さんの人事権を断るということで総理の人事権を全面的に否定してしまったわけです。そしてやめた後、ずっとことあるごとに政権批判を繰り返しているのです。だから、ある社の社長が言われていたのですが、どこの会社でも自分を批判ばかりしている人を後見に据えたりしないと。そういうことだろうと思いますね。

辛坊)今回党員票でも菅さんへの流れができて、あれを見る限り石破人気というものの正体は結局アンチ安倍の受け皿だったということで、安倍さんがいなくなるとアンチ安倍の存在感自体がなくなっていくという、結局そういうことだったのではないかと。

田崎)そういうことですね。それがよりはっきり現れているのは国会議員票ですよね。2年前の総裁選のときに安倍総理と石破さんが1対1で争って、石破さんには73人の国会議員が投票したのです。しかし、今回は26人なのですよ。そうすると3分の1くらいに減っているのです。おそらく73人から26人引いた人たちはアンチ安倍の人たちで、その人たちが石破さんに乗っていた。それを本人が少し勘違いしたのではないかと思いますね。

辛坊)なかの1人に、例えば小泉進次郎さんは前回石破さんに入れて今回菅さんに入れたまさにその1人ですよね。

5767名無しさん:2020/11/20(金) 11:36:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/87bf7b6b54772164c8226db112ec6f06934d56b0
「岸田文雄」を青山の料理屋に呼びつけた「古賀誠」長男とロールスロイス
9/8(火) 5:59配信

大学卒業後、父親の私設秘書になった
「宏池会」のボスとして総裁選を闘う岸田文雄政調会長。それ以前にボスとして君臨したのが古賀誠元幹事長だった。今もなお派閥に隠然たる影響力を及ぼす古賀氏だが、その長男は頭痛のタネだったという。ロールスロイスの後部座席に乗って移動する長男が、外相を務めていた岸田氏を青山の料理屋に呼びつけたこともあった。

 ***

 自民党の古賀誠元幹事長は、自民党が政権を奪還する2012年12月の解散総選挙に出馬せず、引退した。

「古賀さんは長男に地盤を継がせたかったが、息子本人が断った。日頃の言動などについて評判が芳しくないというのは自分でも理解していたんでしょう」

 と、地元の自民党福岡県連の関係者。

 長男は大学卒業後、父親の私設秘書になった。

 在学中から東京・銀座などのクラブに出入りしていたが、頻繁に顔を出すようになったのは、1996年に父親が運輸相に就任してからだという。

「飲み代は100万円単位で使っていましたが、支払いは自分でしなかったですね。請求書は建設会社や不動産会社に送ることになっている」

 と、クラブの関係者。

「一度、支払いが滞ったので、事務所に取り立てに行きましたが、建設会社の方に送ってくれと言われました」

 長男は2001年、コンサルタント会社を設立した。さる関係者によると、

「その他にも複数の会社の名刺を持っていて、その住所が都心のタワマンの最上階とか、そんな感じでした。優に100万円とかする家賃をどうやって払っているのかは不思議でしたね」

「ある建設会社の社長に聞きましたが、頼みごとをすると、“何とかしてやる”と言って銀座に飲みに連れていかれるものの、頼みごとは実現しないことがほとんどだと……」

長男のいる料理屋へ岸田氏がやってきた
 07年に森喜朗元首相の媒酌で元モデルと結婚した。

「私も結婚式に呼ばれました。来賓はみんな歯の浮くようなことばかり言っていましたが、野中広務さん(元自民党幹事長)だけは、“もう少し勉強した方がいい”などと、苦言を呈していたのが印象的でした」

 その後、長男の名前が思わぬ形で飛び出した案件があった。別の関係者はこう話す。

「09年に航空会社のスターフライヤーの社長交代があった。前社長時代に不適切な金銭の支払いがあるという疑いで社内調査をしたところ、古賀さんの長男の会社に多額のコンサルタント料が支払われていることがわかりました」

 指摘された額は約4000万円。

「その目的や成果ははっきりしたものではなかったようですが、古賀誠さんの“運輸族”としての力を見せつけた一件でした」

「長男自身も国交省や管轄の業界には強く、関係者の連絡先がどっさり綺麗に纏まっている名簿もありましたね」

5768名無しさん:2020/11/20(金) 11:36:30
>>5767

 そんな長男と父親から派閥を受け継いだ岸田氏との取り合わせ……。

 2014年3月4日午後6時45分ごろ、安倍首相や麻生財務相もよく利用する青山の料理屋前にロールスロイスが停車。

 長男が降り立ち店内へ。午後9時20分ごろ、今度はSP付きのクルマから岸田氏が降りてくる。1時間弱して、長男の見送りを受けて岸田氏が帰る。

 店内でどんな話があったのか? 岸田事務所に聞くと、

「公表された日程以外は回答していません」

 長男の携帯に電話を入れると、会社の役員と称する男性が出た。

「ウチの代表(長男)が岸田さんと食事をするとは思えません。岸田さんとは、大臣になってからパーティーで1回会ったかどうか、と言っていました」

週刊新潮WEB取材班

2020年9月8日 掲載

新潮社

5769名無しさん:2020/11/20(金) 11:37:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fb0c24436e909b827c048af7e8ecffe5ddf4181
「菅総理」誕生の背景に2人のドン 「東京五輪」買収資金5億円を用意した人物とは
9/18(金) 5:56配信

「横浜のドン」
 16日に首相に指名された菅義偉氏。裸一貫から首相にまで上り詰めた背景には二人の「ドン」の存在があったという――。

 ***

 1人目は、横浜にある港湾荷役業「藤木企業」会長の藤木幸夫氏(90)。言わずと知れた「横浜のドン」だ。菅氏とは長らく親密な関係を保ってきたが、横浜市が誘致を目指すカジノに藤木氏が猛反対したことをきっかけに、3年ほど前からすきま風が吹くように。ところが安倍総理が退陣を表明する4日前、急遽、両者が「手打ち」を果たしていたことは、本誌(「週刊新潮」)9月10日号でお伝えした通りである。本誌の取材に応じた藤木氏は、菅総理誕生となれば、「ひとつの革命じゃないですか」、と目を細めて語ったのだった。

「菅さんが秘書をしていた小此木彦三郎さんと藤木さんは義兄弟のような関係。ですので、小此木さんの秘書になれば必ず藤木さんのところには通います」

 と、元横浜市議。

「確か、最初の頃は小此木さんが菅さんを連れて藤木企業に行っていましたが、そのうち菅さん一人で行くようになった。通常、藤木企業の中に入るには、1階の受付で用件を伝え、そこから秘書室に連絡が行き、中に入れるかどうかを秘書が判断する。ただ、いつ頃からか菅さんは別格扱いされており、玄関の守衛さんにぱっと手を上げれば中に入れて、そのまま秘書室で雑談していました」

 藤木氏に相当気に入られたようで、氏が主宰する「ともだち会」にも早々に入会を許されたという。

「この会は主に藤木企業に出入りする業者の社長さんたちが入っている会。月に1回、藤木企業の大会議室で藤木さんの話を聞き、その後、宴会をするのです。会には藤木さんや秘書に気に入られないと入れない。菅さんは他のメンバーと比べて格段に若かったですね」

 藤木企業関係者はそう振り返る。

「この会は実は、藤木さんが政治家の資金パーティーの際に人を動員するための装置でもあります。人数を集める際、このともだち会のメンバーにまず声をかけ、それぞれが会社の代表だからみんな自分の会社に持ち帰り、従業員にパーティー券を売って人を動員するのです。藤木さんは金は出さないけど、金を集める仕組みを持っているのです」

 実際、菅氏が市議選に出馬した際も、藤木氏は金ではなく人を出した。

「選挙の3カ月くらい前に、藤木企業の幹部で選挙参謀を務める人が、本当の選挙事務所とは別に事務所を立ち上げます。そこに、普段は港で荷役をやっている人を中心に80人から100人くらいが集まってきて、選挙参謀の指示の下、選挙運動を行うのです」

 と、先の元横浜市議。

「港湾労働者は、船が天候不順などで予定日に到着出来ない日はヒマです。しかし月給制だとそれでも賃金は発生するので、そういう人たちを使うわけです。選挙期間に入るまでのほぼ毎日、戸別訪問や電話をやらせます。彼らは独自に動いてくれ、当然、無償。最初の市議選で菅さんが当選した時、藤木さんは相当喜んでいましたよ」

 その後、国政に転じ、第2次安倍政権の要である官房長官を長らく務め、ついに総理の椅子に座った菅氏。今回の総裁選の選対本部長を小此木彦三郎氏の息子である小此木八郎代議士(55)に任せたのは、

「『自分は昔の恩義を忘れません』というアピールなのでしょう。しかしこれまで菅さんは八郎さんをバックアップするどころか、ほっぽり出してきた。その証拠に、2017年に国家公安委員長になるまで大臣すらやらせてもらえなかった」(神奈川県政関係者)

 また、去る8月31日に本誌の取材に応じた藤木氏もこう語っていた。

「菅くんの口からね、お世話になった代議士でね、小此木の名前は聞いたことないよ。梶山静六とか古賀誠とかね。彼が心酔していたのは、そのへんなんだよ」

5770名無しさん:2020/11/20(金) 11:37:35
>>5769

「見えざる金脈」
 この藤木氏以外に、菅氏を支える「ドン」がもう1人いる。それは、パチンコ・パチスロ界のドンで、政界のタニマチとしても知られる「セガサミーホールディングス」の里見治(はじめ)会長(78)である。

 本誌は今年2月に掲載した〈「森喜朗」新財団が呑み込む「嘉納治五郎財団」の五輪買収「5億円」疑惑〉という特集記事で、菅氏と里見会長の「意外な繋がり」を明らかにしている。

 次期五輪の開催地が東京に決定した13年秋頃、里見会長は新橋の料亭で、

「東京オリンピックは俺のおかげで獲れた」

 と自慢した上で、次のような裏話を披瀝した。

 菅氏から「(五輪を東京にもってくるために)アフリカ人を買収しなくてはいけない。4億〜5億円の工作資金が必要」と頼まれ、里見氏自身が3億〜4億円、知人の社長が1億円用意して、中身がブラックボックスになっている「嘉納治五郎財団」に振り込んだ――。

 本誌の取材に対し、セガサミー広報部は、セガサミー社から「嘉納財団」への寄付実績があることを認めた。さらに、財団の内部資料を入手したところ、12年から13年にかけて、里見会長からと思しき2億円の寄付金収入が計上されていることが判明したのだ。

 菅氏から依頼され、ポンと大金を出す里見会長。この記事により、菅氏の「見えざる金脈」の一端が明らかになったわけだが、里見会長の側もしっかり「実」を取っている。

「里見さんの娘さんは13年に経産省の官僚だった鈴木隼人氏と結婚しています。その鈴木氏は14年の衆院選出馬の際、自民党の比例東京ブロックの単独1位という破格の待遇を受け、何の苦労もなく当選した」

 と、永田町関係者。

「また、カジノ誘致に積極的だった里見さんの思いに応えるかのように、安倍政権は16年に『カジノ推進法』を成立させた。今年1月には、セガサミー社長である里見さんの息子が、“横浜カジノ”への参入を目指す方針を明らかにしています」

「横浜進出」は、里見会長が2000年代初め頃から抱いていた「悲願」で、その時期、人を介して藤木氏とも会っている。

 安倍総理の退陣表明の直前、菅氏が藤木氏と手打ちしていたことは先に触れた通り。しかし、藤木氏の立場は「カジノ反対」のままだ。いかにして二人のドンを納得させるのか。「菅総理」が直面する最初の難問になりそうである。

「週刊新潮」2020年9月17日号 掲載

新潮社

5771名無しさん:2020/11/20(金) 11:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/2da94f79348e39eb28b3045f9852acfaa16b70b2
菅義偉、岸田文雄…20年前は“造反組”だった有力議員たち いま、あの「加藤の乱」を振り返る
11/20(金) 11:12配信

 2000年11月20日、衆議院本会議で野党が内閣不信任案を提出し、採決が行なわれた。当時の首相・森喜朗は、同年4月に脳梗塞で倒れた小渕恵三に代わってその座に就いたものの、あいつぐ放言、さらには閣僚の不祥事もあり、秋になると内閣支持率は20%を割る危険水域に入っていた。野党の不信任案提出はこれに乗じたものであった。

 このとき、自民党内でも加藤紘一が盟友の山崎拓とともにそれぞれ派閥を率いて、不信任案に賛成票を投じようとした。加藤はその意思を、さかのぼること11日前の11月9日、マスコミ幹部や政治評論家の集まる懇談会で表明。

 散会後、記者団に取り囲まれると、「国民も入れての、大きな長いドラマの始まりじゃないでしょうか」と宣言していた。いわゆる「加藤の乱」はこうして幕を開けた。この動きに多くの国民が期待を寄せることになる。

野中広務幹事長による加藤・山崎派の切り崩し
 加藤は野党・民主党との連携もほのめかしたため、政界再編も予想された。

 しかし、ふたを開けてみれば、この造反は成就せずに終わる。それというのも、自民党幹事長の野中広務(当時)が党分裂を避けるべく、加藤・山崎両派の切り崩しに全力を挙げたからだ。

 野中は造反する議員に対し、選挙での党の公認剥奪や除名をちらつかせるとともに、加藤派の幹部である古賀誠に働きかけて派閥内部からの分断工作を図った。こうして20日の不信任案採決の当日には、加藤と山崎への同調者は可決に必要な50人に届かないことが判明する。

 採決が始まったころ、加藤と山崎と同調する両派の議員たちは議場には入らず、都内のホテルに集まっていた。加藤は同調者たちを前に、いまから自分と山崎だけでも不信任案に賛成票を投じると告げたものの、ほとんどの者に止められた。このとき、加藤派の谷垣禎一が「あんたは大将なんだから、1人で突撃なんてだめですよ」と涙ながらに引き止める様子は、その後テレビでも繰り返し流された。

 それでも加藤は周囲の制止を振り切り、山崎とともにハイヤーで国会に向かった。しかし、いざ到着すると逡巡してホテルに引き返してしまう。山崎によれば、加藤とは結局、2度、国会に向かっては引き返し、3度目に彼から「行こう」と言われたときには「いや、俺はもう行かん」と突っぱねたという(※1)。3度目の正直で、ひとりホテルを出た加藤だが、このときも議場には行かないまま戻ってきて、それきりとなった。

 話は前後するが、国会に行こうとする加藤を谷垣ら同調者の多くが止めるなか、1人の議員が《行きましょう。ここまで来て、行かなきゃ国民に見離されますよ。勝ったって、負けたって関係ないから、闘いましょう》と語りかけていた(※2)。それは誰あろう、当時、加藤派に所属した現首相の菅義偉である。菅はこのとき衆院議員になって4年、2期目に入ったばかりだった。

5772名無しさん:2020/11/20(金) 11:40:17
>>5771


実は“造反側”にいた後の有力議員たち
 あらためて思い返すと不思議なことに、「加藤の乱」で造反側に回ったなかには、谷垣、菅とのちの自民党総裁がいたことになる。このほかにも、今年の総裁選で菅と争った元外相の岸田文雄(当時、加藤派)や、小泉純一郎政権で幹事長を務めた武部勤(同、山崎派)など、のちの党の実力者たちも造反に参加していた。加藤と山崎も含めて彼らが自民党にとどまれたのも、「加藤の乱」のあとで野中や古賀たちがとくに処分を行なわなかったからである。

 野中は、橋本龍太郎政権時に幹事長を務めた加藤を幹事長代理として支えるなど、もともと加藤とは関係が深かった。リベラル寄りの政治信条からして、森より加藤にずっと近い。古賀もまた加藤には将来に期待をかけていた。それだけに、党のために加藤の動きを封じなければいけなくなったときには、2人して泣いたという(※3)。

 野中は「加藤の乱」を鎮圧したあと、森に対しても「不信任案の否決はけっしてあなたの信任を決定したものではない」と諌めた。だが、これに森が怒っていたと聞き、幹事長をやめるにいたった。

 野中や古賀だけでなく、反旗を翻された側の森も、じつは自分の後継者にひそかに加藤を考えていたという(※4)。だが、加藤は焦ったためにそのチャンスを逃してしまったことになる。

 森内閣の支持率は「加藤の乱」のあとも低迷を続け、翌2001年3月に森は退陣を表明。後任を決める自民党総裁選では、小泉純一郎が国民の高い支持を背景に勝利を収める。「加藤の乱」が不発に終わったあとも、新たなリーダーを求める人々の思いが小泉政権を生んだといえる。

 その後、加藤は2002年に秘書の脱税事件などの責任をとって議員を辞職、翌年の総選挙で返り咲いたものの、自民党が民主党から政権を奪還した2012年の総選挙で落選。そのまま政界に復帰することなく、2016年に77歳で亡くなった。

 野中も、小泉政権の姿勢に疑問を抱いて2003年に政界を引退、自民党内でのリベラル派の凋落を嘆きながら2018年、92歳で死去した。

「加藤の乱」が失敗に終わった背景には、1994年に導入された小選挙区制の影響も大きい。かつての中選挙区制の時代には、自民党は常に単独過半数の確保を目標としたため、各選挙区で必ず複数の当選を目指して多くの公認候補を擁立した。そのなかで党内の各派閥はしのぎを削った。

 しかし、小選挙区制が導入されると、1つの選挙区につき各党が公認する候補は1人だけとなる。そのため派閥の選挙応援よりも、党の公認の重みが増した。「加藤の乱」は、自民党の中枢が選挙での公認権を切り札に議員を従わせた最初のケースであり、派閥秩序の衰微があきらかになった。

5773名無しさん:2020/11/20(金) 11:40:34
>>5772

派閥衰微時代の“申し子”ともいえる菅総理
 そんな派閥衰微の時代の申し子こそ菅義偉だった。じつは彼は「加藤の乱」の2年前の1998年にも、造反側に回っていた。

 それは橋本龍太郎の後任を決める自民党総裁選に、菅が慕っていた梶山静六が小渕恵三、小泉純一郎とともに立ったときのこと。梶山は所属する派閥の領袖である小渕に反旗を翻し、小渕派(平成研究会)を離脱したうえでの立候補であった。

 このとき菅は梶山と行動をともにし、1年生議員ながら梶山選対の事務局次長を担った。結果は小渕の完勝で、梶山は敗北を喫する。菅はのちに《このときが自分の政治家としての原点ですよね。最後は自分で決める。党に守ってもらうことはもう考えなくなった》と振り返っている(※2)。

 菅はそれからしばらく無派閥だったが、梶山の計らいで加藤派(宏池会)に移り、そこで「加藤の乱」を経験することになった。乱の後、加藤派は親加藤の小里貞利派(のちの谷垣派)と反加藤の堀内光雄派(のちの古賀派)に分裂、菅は堀内派に合流する。だが、彼はその後も派閥のしがらみにとらわれることなく、自らの信念に従って行動する。

 2006年、小泉純一郎の後任を決める総裁選では、派閥の違う安倍晋三の支援に回った。このとき安倍の属する森派(清和会)の会長の森喜朗は当初、同派の福田康夫の擁立を先行させ、安倍に立候補を思いとどまるように求めたという(※2)。安倍はこれに反発、菅に自分の事実上の支援団体になる「再チャレンジ支援議員連盟」を立ち上げさせた。

 同連盟には派閥横断的に多くの議員が参加し、福田は出馬断念に追い込まれる。これに勢いづいた安倍は総裁選に勝利し、第1次内閣を発足させた。菅は「加藤の乱」以来の因縁の相手である森に、ここでやっと一矢報いたともいえる。

 このあと2009年に菅は「派閥は古い体質の象徴と言われている」として宏池会(前年に谷垣派と再統合した古賀派=現・岸田派)を離脱する。そして2012年に安倍が首相に返り咲くと官房長官に就任、約8年間政権を支えたのち、無派閥のまま今年、総裁選を勝ち抜いて首相に登り詰めた。自民党で無派閥の議員が総理・総裁に選ばれたのは菅が事実上初めてとされる。

 菅はその後、「加藤の乱」について訊かれても、《加藤さんが途中で引いちゃったでしょ。私はふてくされてね》と多くを語っていない(※2)。対照的に岸田文雄は、昨年、菅の対抗馬として総裁選に立つ直前に上梓した著書『岸田ビジョン 分断から協調へ』(講談社)の最後の章で、かなり詳細に「加藤の乱」を振り返っている。

 それによれば、岸田は衆院での内閣不信任案の採決を前に、同じく加藤派の若手議員だった石原伸晃の事務所に塩崎恭久、根本匠と集まったという。このとき、石原が「固めの盃」と称して、日本酒がなかったので自らシェイカーを振ってドライマティーニをつくり、グラスに注いだ。4人でそれを一息に飲み干すと、岸田は《もう良いも悪いもない。会長[加藤]がここまでの決意をされたなら、一緒に討ち死にしよう。除名でも、対抗馬でも何でもかかってこい》と自分でも珍しく大きな声を上げる。

 じつは岸田は採決を直前にしてもまだ、このまま突き進むべきか悩んでいた。だが、ドライマティーニを飲み干すと、腹の底から力が湧いてくるように感じ、ようやく迷いを断つことができたという。ほかの3人も「生き残れたら、また乾杯だ」などと、勝どきを上げるかのような大声を響かせた。

5774名無しさん:2020/11/20(金) 11:40:44
>>5773

敗北に終わった「加藤の乱」のその後は…
 結果は敗北に終わり、4人はそれぞれの道を歩むことになったが、その後も「ドライマティーニの会」と称して毎年、11月20日前後になると集まっている。「加藤の乱」から10年が経った2010年には、会のゲストに加藤紘一を招いた。このとき岸田は、あの日、もし加藤が山崎とともに議場に行き、不信任案に賛成していたのなら、どうなっていただろうかと訊くつもりでいたという。だが、加藤の顔を見てしまうと、もう何も訊けない、訊くべきではないと感じ、ついに訊けずじまいに終わった。

 加藤も何かを言いたそうだったし、おそらくほかの誰かが尋ねていれば、何かを説明してくれたはずだった。しかし、結局、彼らはドライマティーニを2杯ずつ飲んで、静かに散会する。そうつづったあとで、岸田はこんな一文で、この章を締めている。

《政治家として勝負をかけたときは、絶対に負け戦をしてはダメだ――その思いが、いまも私の胸に刻まれています》

 しかし、今年9月の自民党総裁選では菅が党内の主要各派の支持を得て勝ち、岸田の「負け戦」に終わった。菅は早くから「ポスト安倍」を見越して、各派に影響力を持つ幹事長の二階俊博と会合を重ねていたという。その勝利への執念に、岸田は一歩及ばなかったということか。

 それでも来年9月末には、菅が安倍から引き継いだ残り任期が切れ、再び総裁選が予想される。そのとき岸田がまた菅の対抗馬として立つとして、果たしてどんな戦い方を見せるのだろうか。

※1 山崎拓『YKK秘録』(講談社)
※2 松田賢弥『影の権力者 内閣官房長官菅義偉』(講談社+α文庫)
※3 五百旗頭真・伊藤元重・薬師寺克行編『野中広務 権力の興亡』(朝日新聞社)
※4 森喜朗『私の履歴書 森喜朗回顧録』(日本経済新聞出版)
 このほか、田中秀征『自民党本流と保守本流 保守二党ふたたび』(講談社)、後藤謙次『ドキュメント 平成政治史 2 小泉劇場の時代』(岩波書店)、『NHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町 権力の興亡 1993-2009』(NHK出版)、森功『総理の影 菅義偉の正体』(小学館)、清水真人『平成デモクラシー史』(ちくま新書)なども参照しました。

近藤 正高

5775名無しさん:2020/11/20(金) 17:43:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/99249924eb7e066f4f0cf0aeca21f556220a027c
下地氏復党、二階氏に反対伝達 自民沖縄県連
11/20(金) 16:16配信

 自民党沖縄県連の中川京貴会長は20日、党本部で二階俊博幹事長と会い、復党願を提出した無所属の下地幹郎衆院議員の同党入りに反対する考えを伝えた。

 中川氏はこの後、記者団に「われわれは復党を認めないと組織決定した。あとは党本部が判断する」と述べた。

5776名無しさん:2020/11/20(金) 22:21:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a85b39eb7a49a7e1f87f4a9d3d0e4375a5cb752
菅首相と二階幹事長が広島で“岸田潰し” 漁夫の利の公明党〈週刊朝日〉
11/20(金) 19:16配信

 公明党は次期衆院選で広島3区に斉藤鉄夫副代表を擁立するとを発表した。

 今年7月、公職選挙法違反容疑で逮捕された前法相、衆院議員の河井克行被告が離党。現在も裁判が継続中であることから、自民党が誰を擁立するか、注目されていた。だが、先に手を挙げたのは自民党と連立を組む公明党だった。広島3区は自民党宏池会の岸田文雄会長のお膝元。中選挙区時代は地盤でもあった。

「宏池会内では早くから、河井克行、案里被告の後継者を探すべきと、言われていた。だが、岸田会長は『県連会長に一任している』と全く動かず。そこに、公明党が電撃的に斉藤氏を擁立。岸田氏は何も情報がなかったようで、話を聞いた時は『本当なのか』と絶句していた。相変わらず、トロいですね」(宏池会所属の国会議員)

 公明党は、大阪より西では小選挙区選出議員はいない。そこで、さらに党勢拡大には小選挙区の議席が不可欠だと広島3区に目をつけ、数カ月前から擁立を検討していたという。公明党の議員がこう話す。

「河井スキャンダルのあとで、自民党が候補を立てにくい。斉藤氏は広島市で高校まで卒業。絶好のチャンスだと捉えた。しかし、公明党の票では絶対に勝てません。それで良好な関係にある自民党の二階幹事長に頼りました」

 二階派所属議員も一時、広島3区から出馬を検討していた。だが、公明党の打診があり、方向転換。

「二階氏から協力を得られると感触があり、発表となった」(前出の公明党議員)

 この決定には菅首相と二階幹事長との阿吽の呼吸もあったという。自民党のベテラン議員はこういう。

「菅さんと岸田さんが良くない関係であることは、二階氏も十分に承知している。次の総裁選のライバルでもある。『菅政権は自分が作った』と豪語する二階氏は、岸田さんがもたもたしている間に、公明党で決めれば、岸田さんは恥さらすことになる。石破茂氏に続き、岸田潰しにもなる。公明党なら岸田さんは直接、文句は言えませんからね。岸田さんを潰して、公明党と菅さんにも恩を売れる。二階さんにとっては一石二鳥です」

 一方、政権のもう一人の重鎮である麻生太郎副総理兼財務相は蚊帳の外だったという。

「麻生さんは『菅と二階で決めてしまって、何もわからん。菅はいうこと聞かないな』とぼやいている。岸田さんは慌てて候補を探しているそうだが、河井スキャンダルのあとで、厳しい選挙。手を挙げる人はいません。それより岸田さんのリーダーシップのなさが致命的。もう総裁選はダメだろうし、派閥会長としても終わったかもしれない」(前出・宏池会の国会議員)

(今西憲之)

5777名無しさん:2020/11/20(金) 22:22:32
https://www.asahi.com/articles/ASNCN4K0QNCMUTFK00K.html
衆院選みすえて「岸田氏包囲網」 ちらつく二階氏の影
有料会員記事
笹井継夫、太田成美
2020年11月20日 18時00分

 自民党の宏池会(岸田派)会長を務める岸田文雄前政調会長が、次期衆院選の候補者調整をめぐって難しい判断を迫られている。同派の牙城(がじょう)とされる広島県では、地元県連が反発するなか、公明党が候補者擁立を決定。ほかの選挙区でも二階派などと競合が相次いでいる。岸田氏の対応次第では、求心力の低下を招きかねない状況だ。

 19日夕、岸田氏は党本部を訪れ、二階俊博幹事長と約30分会談した。硬い表情で幹事長室を後にした岸田氏は記者団に「(広島の)報告をしてきました。決まったことはなにもない」などと言葉少なだった。

 公明はこの日、党中央幹事会で次期衆院選の広島3区に斉藤鉄夫副代表(比例中国ブロック)の公認を決定。直後に山口那津男代表は菅義偉首相と面会し、斉藤氏の擁立を伝達。山口氏によると、首相は話に異論を挟まず、うなずいて聞いていたという。

 広島は、宏池会を結成した池田…

5778名無しさん:2020/11/21(土) 00:57:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ede34a2bf6ca3fd1bfa11f902b187f1fd48b641
石破氏「自分が終わったと思わない限り終わらない」 総裁選再挑戦へ意欲
11/21(土) 0:04配信

 自民党の石破茂元幹事長は20日、東京都内で開いた自身の政治資金パーティーで「誰がなんと言おうと、自分が終わったと思わない限りは終わらない」と述べた。石破氏は10月、9月の総裁選で最下位に終わった責任を取るとして石破派会長を辞任したが、総裁選再挑戦への意欲をにじませたとみられる。

 石破氏は政策論を中心とした約1時間の講演の最後に自身の現状に触れ、会長辞任について「同志の皆様方にご心配、ご迷惑をおかけした。1回けじめをつけたいと思った」と述べた。

 「いろんな報道がある。石破茂は終わったのかとかね。大きなお世話だ」とも言及。「この間、ある方が教えてくれた」と第三者の発言を引用する形で「自分が終わったと思わない限りは終わらない。決めるのは自分であって、他者ではない」と語気を強めた。

 石破氏は派閥会長辞任に当たり、鴨下一郎元環境相を後任に推したが、鴨下氏が固辞した。若手を中心に石破氏の会長復帰を求める声が根強くあり、約1カ月にわたって会長不在が続いている。【立野将弘】

5779名無しさん:2020/11/21(土) 21:58:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/f23dc10291baa777dbe2a4af4317410d00fe6445
自民・石破氏「終わっていない」 総裁選出馬に含み? 
11/20(金) 21:09配信

 自民党の石破茂元幹事長は20日、東京都内で自身の政治資金パーティーを開き、「『石破茂は終わったのか』という報道があるが、自分が終わったと思わない限りは終わらない」と語った。

 今年の党総裁選惨敗に続き石破派会長を辞任したことで今後の挑戦が困難になったとの見方が広がっているが、出馬の可能性に含みを持たせた形だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a50e91353d18c83150b0f383ec04f50267cd9855
石破氏「終わったか決めるのは自分」 次への意欲なお?
11/20(金) 22:07配信

 自民党の石破茂元幹事長は20日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開き、講演した。「石破茂は終わったのか」などの報道があると説明したうえで、「誰がなんと言おうと、自分が終わったと思わない限りは終わらない。それを決めるのは自分で、他者ではない」と語った。

 石破氏は9月の自民党総裁選敗北の責任をとる形で10月22日に石破派(水月会、19人)の会長を辞任。次期総裁選への立候補は困難な状況にある。

 講演後、記者団から発言の意図を問われ、「自分が終わったと思ったら終わる。そしたらこんな会やりません。そしたら次の選挙に出ません」と強調。一方、将来の総裁選へ向けた意欲かと問われると、「今そんなことを申し上げる時ではない」と明言を避けた。そのうえで「地方創生にしても憲法にしても、あるいは安全保障の体制にしても、まだまだやれていないことがいっぱいある。やるべきことをきちんとやる」と述べた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/062d5cc7fc40cf3ba33b581b83b403575312710a
自民・石破氏 “石破は終わった”一部報道に「大きなお世話だ」
11/20(金) 23:17配信

 今年の自民党総裁選で菅総理に敗れた石破元幹事長は20日、「自分が終わったと思わない限り終わらない」との考えを示し、総裁選への再出馬に意欲をにじませました。

 「色々な報道があります。“石破茂は終わったのか”とか、大きなお世話だ。誰が何と言おうと自分が終わったと思わない限りは終わらない(と言われた)。私は本当にそうだなと思いました」(自民党 石破 茂 元幹事長)

 20日、東京都内で政治資金パーティーを開いた自民党の石破元幹事長は、今年9月の総裁選での敗北に触れた上で、「自分が終わったと思わない限り終わらない」と、総裁選への再出馬に含みを持たせました。

 また、記者団に対し「地方創生や憲法、安全保障もまだまだやれてないことがいっぱいある」と強調しました。

 石破氏は先月、総裁選敗北の責任をとる形で派閥会長の辞任を表明していますが、“けじめをつけることと総裁選への出馬は別の話だ”としています。(20日22:46)

最終更新:11/21(土) 6:06
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/2875124f71fe50e7f825bbb5ff08085b0429392e
自民・石破氏「『終わった』とは大きなお世話」
11/21(土) 6:15配信

 自民党の石破元幹事長は、講演で「石破茂は終わったのかと言われるが、大きなお世話だ。終わるのを決めるのは自分だ」と強調しました。

 自民党・石破元幹事長:「『石破茂は終わったのか』、大きなお世話だ。誰が何と言おうと、自分が終わったと思わない限りは終わらない。それを決めるのは自分であり、他者ではない」
 石破元幹事長は自民党総裁選で敗れ、派閥の会長を辞任したことについて「一回けじめをつけることが必要だ」と述べました。そのうえで、今後については「日本のために全身全霊で訴えていきたい」と、将来の総裁選出馬に含みを持たせました。しかし、会長辞任以来、後任の不在が続いていて、派閥自体の存続を危ぶむ声も上がっています。

テレビ朝日

5780名無しさん:2020/11/21(土) 21:58:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d5ddebdcd0e0e1b02fb6e8e5b4bb2989dabb95b
「自分が終わったと思わない限り終わらない」自民・石破氏
11/20(金) 21:13配信

 自民党石破派(水月会、19人)の石破茂元幹事長が派の会長辞任を表明してから約1カ月が過ぎた。後任や派の方向性は依然決まっていない。当初、一部の派の幹部らは竹下派(平成研究会、54人)への集団移籍を検討したが、若手は石破氏を慕い、派の存続を求める。派全体の足並みはそろっていない。(奥原慎平)

 「私は一回ケジメをつけることが必要だと思っている。同志に心配と迷惑をかけて申し訳ない」

 石破氏は20日夜、都内のホテルで開いた政治資金パーティーで、派に混乱を招いたことをこう謝った。

 石破氏は10月22日、9月の総裁選に敗れた責任をとり派の会長を辞任する意向を示した。その際、鴨下一郎元環境相を後継指名し派の存続を訴えたが、鴨下氏は固辞している。

 会長を退任したのは、ベテランらから相次ぐ求めがあったという背景もある。総裁選の敗北から派を再建するには「ショック療法」が必要という考えだ。

 10月中旬、鴨下氏は山本有二元農林水産相ら派の幹部や中堅が立ち会う中で、石破氏に「皆が言っている。会長を退いてもいいじゃないか」と辞任を求めたという。この時は、石破氏はぶぜんとした表情を浮かべたまま、結論が出なかった。

 会合後、あるベテランは石破氏に「総裁選で無理な戦いを仲間に強いた責任は取らないといけない。会長退任も一つの手だ」と諭した。石破氏は2晩寝ずに悩み抜いた末に辞任を決断したという。

 派内には、鴨下氏ら竹下派に在籍していた議員が多い。一部は竹下派への集団移籍を模索したが、若手らが石破派の存続を強く求め、今は膠着(こうちゃく)状態に陥っている。ある若手は「先輩方が石破氏をほうり出したが今も石破氏に命を預けている」と不満を隠さない。

 石破派は例会の開催を見送っているが、若手らは「石破降ろし」に距離を置く平将明元内閣府副大臣らと週に1度の「昼食会」を始めた。18日夜には東京・赤坂のそば店で、石破氏を囲んで結束を深めた。

 石破氏は20日夜のパーティーで、自らを鼓舞するように、こうも語った。

 「石破茂は終わったという報道もあるが、大きなお世話だ。自分が終わったと思わない限り終わらない」

5781名無しさん:2020/11/21(土) 22:22:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/83e63036f6e1b06967544bcd74cc70824ae098a8
「露骨な岸田つぶし」公明広島の乱、菅首相ら静観 衆院3区
11/21(土) 10:27配信

 公明党が次期衆院選の広島3区に斉藤鉄夫副代表の擁立を決め、自民党内に波紋を呼んでいる。同区の現職は、河井案里参院議員の選挙違反事件で自民を離党した夫の克行元法相。自民県連は「後任」となる候補の公募を始めたが、公明は「事件で地元支持者に自民への不信感がある」と反発し、斉藤氏擁立を強行する構えだからだ。これに乗じて、広島県内で影響力が強く、来秋の自民総裁選を目指す岸田文雄前政調会長の求心力を弱めようとする自民内の動きも加わり、両党の調整は難航が予想される。

 「斉藤衆院議員を候補として公認します」。19日昼。公明の山口那津男代表は擁立を正式決定した党会合を終えるとすぐに官邸に向かい、菅義偉首相(自民総裁)に報告。首相は黙ってうなずいた。

 公明は2017年の衆院選広島3区で克行氏、19年の参院選広島選挙区で案里氏を推薦した。公明関係者によると、斉藤氏を擁立したのは夫妻の逮捕後、特に支持母体である創価学会の地元支援者から「裏切られた。今後、自民候補は応援しない」などの厳しい声が寄せられたからだ。

 斉藤氏は比例中国選出の当選9回で、環境相や党幹事長を歴任した重鎮。公明は比例中国で現状の2議席維持に危機感があり、与党の空白区となった広島3区を「逃せないチャンス」(党関係者)とみて擁立に打って出た。事前に岸田氏らに打診したが「ぞんざいな返答」(同)をされたこともあり、「広島3区で協力しなければ全国の岸田派議員を支援しない」と態度を硬化させている。

 臆測を呼んでいるのが、首相や二階俊博自民幹事長の動きだ。両氏は岸田氏と距離がある一方、斉藤氏と気脈を通じ、首相は創価学会とも太いパイプがある。岸田氏は19日、二階氏の元に駆け込んだが、二階氏は「(県連独自候補の)公募を進めてくれ」と突き放した。官邸筋は「岸田氏が自分で何とかしろという意味だ」と二階氏の言葉を解説する。

 与党関係者によると、公明の擁立方針は今月上旬には、首相や二階氏に伝わっていたという。「黙認」を決め込む両氏に「総裁選を見据えた露骨な『岸田つぶし』」との見方が与党内で広がる。

 苦しい立場に追い込まれたのが、自民県連の公募を主導している岸田氏だ。19日には記者団の前で「党が選挙にどう臨むのかが問われている」と首相や二階氏を強くけん制。岸田派幹部は「やり方があまりに理不尽だ」と猛反発する。ただ、岸田派には公明の支援なしには当選が厳しい議員も多く、動揺も広がる。

 派内からは岸田氏に対し「これくらい調整できなければ、総理になんかなれない」(中堅)と冷ややかな声も出始めている。 (森井徹、河合仁志)

西日本新聞社

5782名無しさん:2020/11/21(土) 22:23:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/655723e3ad624ec3ffeb1416bc02fdd35f647b6d
「加藤の乱」から20年 自民名門派閥、続く苦境
11/20(金) 18:34配信

 自民党の故加藤紘一元幹事長が2000年に当時の森喜朗首相に退陣を迫った「加藤の乱」から20日で20年となった。名門派閥「宏池会」(現岸田派)を率い、首相候補と目された加藤氏だったが、倒閣運動の失敗を境に影響力が低下。宏池会はその後も首相を輩出していない。加藤の乱の際は共に宏池会の一員だった菅義偉氏が首相に就く一方、派閥を引き継いだ岸田文雄前政調会長は苦境が続いている。

 加藤の乱は、加藤氏と、盟友の山崎拓元政調会長が仕掛けた「森降ろし」政局。両氏らは野党提出の森内閣不信任決議案に同調して政権転覆を狙ったが、当時の野中広務幹事長ら執行部に切り崩された。

5783名無しさん:2020/11/21(土) 22:25:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/12d11147dbd3bf360a56b48166686963e2130a1d
「こんな話はやらない」沖縄と政府の元パイプ役、菅首相と懇談
11/21(土) 10:56配信

 【東京】菅義偉首相は20日、都内で安慶田光男元沖縄県副知事や平良朝敬県ホテル協会会長らと昼食懇談を開いた。安慶田氏らによると、懇談は、菅氏の首相就任を祝う場を持とうと安慶田氏が代表理事を務める「沖縄経済懇談会」として首相に打診し、実現したという。

 面談後、取材に応じた安慶田氏は首相とはコロナ禍での沖縄経済について意見を交わしたとし、「経済は大変だ。GoToキャンペーンも続けてほしいし、空港の水際対策を政府も直接やってほしい、とかそういう話をした」と説明した。

 下地幹郎衆院議員(無所属)の自民党の復党問題を注目される衆院沖縄1区については「こんな話はやらない」としつつも、「大変だよ、仲間割れしちゃいかんよ」と述べた。

 安慶田氏は翁長雄志前県政時、名護市辺野古の新基地建設を巡り、当時官房長官だった菅氏や杉田和博副長官ら安倍政権と「本音で語れる」(政府関係者)パイプ役を務めた。

5784名無しさん:2020/11/22(日) 10:36:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/78f543d98e3d4cd6028bdd60423e66046ecf5642
公明、菅首相後押しを期待 山口代表現地入り、対応後手の岸田氏窮地 広島3区
11/22(日) 7:07配信

 次期衆院選の広島3区をめぐり、公明党が斉藤鉄夫副代表に候補者一本化を図ろうと、自民党への働き掛けを強めている。

 かねて関係の近い菅義偉首相や二階俊博幹事長の後押しを期待した動きだ。一方、広島を地盤とする自民党岸田派会長の岸田文雄前政調会長は、公募手続きを進める地元県連とともに独自候補の擁立を主張。ただ、対応が後手に回り、窮地に追い込まれつつある。

 「うちは斉藤を出します」。公明党の山口那津男代表は16日、首相に電話し、斉藤氏の擁立方針を伝えた。19日の党中央幹事会で公認を決定すると、直後に山口氏が首相と会って報告。首相はうなずきながら聞いていたという。山口氏は22日、3区内にある広島市安佐南区を訪問し、斉藤氏とともに党所属の地方議員や支持者らと懇談する。

 公明党が斉藤氏の擁立に動いたのは、広島3区を地盤とする元法相の河井克行被告と妻の案里被告(ともに自民党離党)による公職選挙法違反事件がきっかけだ。支持母体の創価学会から「もう自民党は支援できない」と突き上げられ、自公関係の亀裂を覚悟で決断した。

 広島は、岸田派にとって岸田氏ら所属議員6人を抱える「牙城」。公明党はこの状況を逆手に取り、岸田氏と疎遠な首相らを味方に付け、「公明VS岸田派」の構図に持ち込む戦略を描く。

 既に、党幹部が岸田氏に「斉藤氏を支援しないなら、全国の岸田派議員を支援しない」と通告。さらに、派閥議員と個別に接触し、「調整の行方次第では対抗馬を立てる」と揺さぶっている。

 これに対し、岸田派は「派閥つぶしだ」(幹部)と猛反発。岸田氏は19日夕、二階氏と党本部で会談し、「斉藤氏の擁立を認めれば、悪い先例ができる」と徹底抗戦を訴えた。

 もっとも、岸田氏の対応には、党内に「遅過ぎる」との不満もくすぶる。二階氏への直談判は、山口氏が首相に公認決定を伝えた数時間後。そもそも、10月初めに公明党から擁立の打診を受けたにもかかわらず、「難しい」と回答したのは11月初めで、同党幹部は「1カ月も音沙汰がなかった」と不信感をあらわにした。

 衆院議員の任期満了まで残り1年弱。公明党の選挙協力を当てにする同派の中堅・若手からは「もう譲るしかない」との弱音も漏れる。一方、地元県連は「公明は絶対に許さない」と態度を硬化させており、岸田氏は板挟みの状態だ。

 岸田氏は来年の党総裁選への出馬を目指している。閣僚経験者の一人は「広島3区の問題をうまく収拾しなければ岸田氏は終わる」と指摘した。

5785名無しさん:2020/11/22(日) 11:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea30ff2bdc789b2309d1019b950e07a0455102ad
「スーツを着て寝ている」菅さんの危機管理能力 迅速に対応は〝政権の猛威〟だけ? 「GoTo」での真価
11/22(日) 7:00配信

新型コロナウイルスの感染拡大が進むなか、菅義偉首相の肝いりで進められてきた「GoToトラベル」が問題になっています。「スーツを着て寝ているのではないか、とささやかれるほど、危機対応はいつも迅速だった」。そのように自民党幹部が持ち上げてきた「危機管理の菅」の実相とは――。朝日新聞政治部の南彰記者が国会周辺で感じたことをつづります。

消えるライバル
新型コロナの感染者数が過去最多を更新し続けた今週。永田町で持ちきりになっていた話題は「岸田潰し」でした。

「岸田」とは、9月の自民党総裁選で、菅さんに敗れた岸田文雄さんのことです。安倍政権では外相や自民党政調会長を歴任。池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一と4人の首相を輩出した自民党の名門派閥「宏知会」(岸田派)を率いており、来年9月の自民党総裁選での再挑戦にも意欲を示していました。

しかし、岸田さんのお膝元である広島の選挙区(衆院広島3区)で、岸田さんが同志となる候補者の擁立を目指すなか、公明党が11月19日、副代表の斉藤鉄夫さんを擁立すると宣言。公明党に近い菅さんにも伝えました。

岸田さんたちが自民の候補者を広島3区で擁立すれば、全国の岸田派の議員を次の選挙で応援しないというプレッシャーが公明党側からかけられており、岸田派内が混乱状態に陥っています。

「岸田潰し」と言われる前には、安倍政権に批判的だった石破茂・元自民党幹事長に対する「石破潰し」という言葉が自民党内で飛び交いました。

国民的な支持はありましたが、総裁選では国会議員票が26票(自民党国会議員の7%)と低迷。石破さんはその責任を取る形で自らが立ち上げた派閥の会長を辞任するなど、来秋の総裁選で菅さんに対抗する道筋を描けずにいます。

一方、菅さんは今週、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談し、来年の東京五輪・パラリンピック実施をアピール。9月の総裁選で争ったライバルが崩れるなか、菅さんには来年9月の自民党総裁選での再選に向けて、追い風が吹いているように見えます。

5786名無しさん:2020/11/22(日) 11:31:30
>>5785

記者会見で異例の批判
安倍政権は、自らの権力基盤を脅かす野党を分断することで政権の危機をコントロールし、国政選挙で連勝を重ね、集団的自衛権の行使に道を開く安全保障関連法なども異論を押し切って成立させてきました。菅さんは政権の中枢において、野党を一枚岩にさせないカギを握る日本維新の会との連携を担ってきました。

2017年衆院選で、東京都知事の小池百合子さんが「希望の党」を結党して民進党と連携し、安倍政権が窮地に立たされたときには、「一夜にして政策の協議も全くないまま、いつの間にか政党が一つになってしまった。選挙目当ての数合わせが進んでいるのではないか」「信念のない政治は停滞と混迷をもたらす」など、政府のスポークスマンの記者会見としては異例の批判を繰り返しました。

そして、小池さん側の自壊もあって、安倍政権は森友・加計学園問題という疑惑を抱えながらも、選挙に勝利し、政権の骨格を変えることなく、長期政権を維持することができたのです。

これは、政権を脅かす危機の芽を摘む、一種の「危機管理」と言えるかもしれません。

「いつも迅速」という評価
ただ、本来求められている「危機管理」は国民・市民の命や生活にかかわるものです。このことを考えさせられる場面が、いま開かれている臨時国会でありました。11月5日の参院予算委員会でのやりとりです。

「総理は『官房長官として7年8カ月、何よりも危機管理に重きを置いてやってきた』とおっしゃっていますが、その中で何が記憶に残っていらっしゃいますか」

立憲民主党副代表の森ゆう子さんから質問された菅さんは次のように答えました。

「まず、最初にあったのが、アルジェリアの人質事件でありました。それから、北朝鮮のミサイル、あるいは熊本地震、昨年の台風19号、台風による大雨だとか、いろんな危機管理に対応してきたわけでありますけれども、私自身、内閣官房長官というのは危機管理の責任者でありまして、夜も時間を問わずに、地震とか発生もあるわけでありますので、まあ緊張しながら、この7年8カ月はすぐ行くことができたというふうに思っています」

安倍政権の官房副長官を務めた世耕弘成さんも「菅長官はスーツを着て寝ているのではないか、と官邸の中でささやかれるほど、危機対応はいつも迅速だった」と10月29日の参院本会議で評価しています。「(官邸に)すぐ行くことができた」というのは自他共に認めるところなのでしょう。

5787名無しさん:2020/11/22(日) 11:31:56
>>5786

人質事件対応より選挙応援
そこで、森さんは2016年7月にバングラデシュの首都・ダッカで起きた人質立てこもり事件の対応を尋ねました。

この事件は、日本時間の未明に発生。官房長官だった菅さんは朝に緊急記者会見を開いて、「日本人が含まれている可能性もある」と明らかにしましたが、当時の安倍晋三首相らに対応を任せて、新潟の選挙応援に出発。国家安全保障会議(NSC)も欠席したからです。

この事件では、日本人7人が殺害されています。「危機管理の要がまさか選挙に来ないと思っていたが、(新潟に)おいでになった。あのときの判断は正しかったと思われますか」

菅さんは「しっかり体制を整え、最高責任者である総理大臣が(選挙の)遊説を中止して陣頭指揮を執るということになりましたので、私は応援に出かけた」と説明。森さんから「だから適切だったかどうか、最後まで答えてください」と問われましたが、「そこは適切であったというふうに思います」と述べるだけで、非を認めることはありませんでした。

菅さんが触れなかったこと
菅さんが答弁であげた「危機管理」の例からは、安倍政権時代に問われた重要な項目が抜け落ちています。

2014年に過激派組織「イスラム国」(IslamicState=IS)による邦人人質事件が起きたときは、当初家族に解放交渉が委ねられました。そして、首相が「ISIL(ISの別称)と闘う周辺各国に、総額で2億ドル(約236億円)程度、支援を約束する」と演説。その後、フリージャーナリストの後藤健二さん、湯川遥菜さんが殺害されました。

2018年には、気象庁が記録的な大雨になることを警告しているなか、東京・赤坂の衆院議員宿舎で首相や自民党国会議員が懇親会「赤坂自民亭」を開き、対応が遅れるなか、多くの被害を出しました。

そして、今年に入ってからの新型コロナ対策をめぐっても、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染拡大で国際的に批判を浴び、安倍さん周辺との溝が開き、危機において官邸の意思疎通が乱れるという状況になりました。

その後のコロナ危機をめぐる政権対応への評価は、「アベノマスク」を主導した安倍さんが一身に背負うことになりましたが、「危機管理の菅」の実相はさまざまです。

とりわけ、コロナ対策は世界の指導者にとって鬼門です。アメリカのトランプ大統領も、コロナ対策の失敗で追い詰められました。

20日の参院本会議でも、野党からGoToキャンペーンを見直し、まずは感染拡大防止と生活補償をしっかり行うよう求める意見が相次ぎましたが、菅さんは「約900万人の方が観光関連に幅広く従事している」と意義を強調し、「適切に運用する」と繰り返すばかりでした。

政府の分科会の「見直し」提言に押されるように、3連休が始まった21日になって、菅さんは「感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入します」と表明しました。

しかし、「タイミングは遅くなかったですか」「Gotoの一時停止はいつから、どこで始まるんですか」という記者団からの問いかけには応じませんでした。

持論に固執しないで、危機に対応できるのか。そして、その方針をわかりやすく国民に説明し、安心感を与えることができるのか。11月25日には衆参両院の予算委員会で集中審議が行われます。「危機管理の菅」と言われてきた菅さんの真価が問われています。

     ◇

《来週の永田町》
11月24日(火) 中国の王毅外相が来日
11月25日(水) 衆参両院の予算委員会で菅首相が出席した集中審議。新型コロナ対策や日本学術会議の任命拒否問題、「トランプ後」の日本外交などを議論する予定
11月26日(木) 衆院憲法審査会で自由討議

     ◇

南彰(みなみ・あきら)1979年生まれ。2002年、朝日新聞社に入社。仙台、千葉総局などを経て、08年から東京政治部・大阪社会部で政治取材を担当している。18年9月から20年9月まで全国の新聞・通信社の労働組合でつくる新聞労連に出向し、委員長を務めた。現在、政治部に復帰し、国会担当キャップを務める。著書に『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったのか』『政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す』(朝日新書)、共著に『安倍政治100のファクトチェック』『ルポ橋下徹』『権力の「背信」「森友・加計学園問題」スクープの現場』など。

5788名無しさん:2020/11/22(日) 18:29:50
https://mainichi.jp/articles/20201121/k00/00m/010/115000c
「私のこと嫌ってるの?」 現役最強・安倍世代の同期会が緊迫する瞬間とは
会員限定有料記事 毎日新聞2020年11月22日 10時00分(最終更新 11月22日 10時00分)

 菅義偉首相らを輩出した1996年衆院選初当選同期の絆に焦点があたり、国会議員の「同期」が注目されている。ただし、「現役最強世代」は安倍晋三前首相、岸田文雄前政調会長、野田聖子幹事長代行らがいる93年衆院選初当選組だろう。彼らの同期会は、やり取りが時に緊迫することで知られる。どんな会話が交わされているのだろうか?【政治部・飼手勇介】

「マフィア映画を見なさいよ」
 「アメリカのマフィア映画を見なさいよ。もっと親分の所作を学ぶべきじゃない?」

 11月11日、東京・六本木の高級すし店。野田氏は、9月の総裁選で菅氏に敗れた岸田氏に語りかけ、岸田氏は苦笑いを浮かべた。野田氏は岸田氏に対して「総裁選は良かった。一皮むけた」と予想を上回る議員票を積み上げた戦いぶりをほめる一方で、厳しい言葉もかけたという。出席者の一人は「野田はいつも岸田をいじるんだ」と笑う。

 安倍氏と初当選同期の議員による同期会での一幕だ。新党ブームで自民党に大逆風が吹いた93年初当選組。同期会はこれまでも年1〜2回程度のペースで開かれてきた。今回は退陣した安倍氏の慰労会との位置づけで、安倍氏を中心にコの字形のカウンターを囲み、会食は約3時間に及んだ。

 安倍、岸田、野田の3氏に加え、林幹雄幹事長代理、小此木八郎国家公安委員長、浜田靖一元防衛相、根本匠元厚生労働相、塩崎恭久元厚労相、荒井広幸元参院議員の計9人が参加し、思い出話に花を咲かせたという。野田氏は終了後、記者団に「岸田さんもいたし、私も候補の端くれとして、それぞれの良い点・悪い点を指摘しあった」と語った。

「私のこと嫌ってるの?」
 今回は和やかな雰囲気だったが、同期といえども「なれ合いではなくて切磋琢磨(せっさたくま)する」(野田氏)間柄とあって、過去の会合では「総裁ポスト」を巡ってさや当てが繰り広げられたこともあった。

 「私のこと嫌ってるの? 総裁選出ようとしたから怒ってるの?」

 「そんなことないよ」

 2016年2月の同期会では、…

5789名無しさん:2020/11/22(日) 19:03:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d44827cd212112e3d5115cf8a5328d96053175c2
通常国会「年初の召集困難」 自民国対委員長 中旬にずれ込み示唆
11/22(日) 17:28配信

 自民党の森山裕国対委員長は22日、来年の通常国会について、年明け早々の召集は困難との見方を示した。そのうえで「下旬になると(2021年度当初予算案の)自然成立に向けて日程が厳しくなる」とも述べ、1月中旬ごろの召集になる可能性を示唆した。

 森山氏は地元の鹿児島市で、記者団に国会召集時期を聞かれ「(1月)4日とか、冒頭はちょっと無理かもしれない」と語った。1月上旬に召集した場合、菅義偉首相がまず今年度第3次補正予算案を成立させた後、速やかに衆院解散・総選挙に踏み切るのではとの見方が党内にあるが、森山氏は「(首相は)支持率が高いからとの理由で解散を決めるような性格ではない」と述べ、否定的な見方を示した。【足立旬子、東久保逸夫】

5790名無しさん:2020/11/22(日) 19:20:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cea51956e09b221aeb118eb7c8b3da62ee9bb61
【点描・永田町】大阪都構想否決で首相も落胆
11/22(日) 19:04配信

 いわゆる大阪都構想が11月1日の住民投票で否決されたことが、菅義偉首相の政権運営にも痛手となりつつある。都構想実現に政治生命を懸けてきた松井一郎市長が、市長任期満了での政界引退を表明したからだ。都構想実現を党是とする地域政党・大阪維新の会代表の松井氏は、国政政党・日本維新の会の代表でもあり、次期衆院選での勢力拡大を狙う維新の失速にもつながる。自民党が反対する中、首相は都構想実現に向けて親密な関係の松井氏の背中を押してきたとされるだけに、“菅別動隊”とも呼ばれる維新の挫折には落胆を隠せない。

 維新創業者の橋下徹元大阪市長と松井氏は、安倍晋三前首相や菅首相との親密な関係を軸に維新の国政政党として存在感を誇示し、菅政権発足後も首相との連携強化に腐心してきた。これに対し、首相も憲法改正を目指す立場から、改憲派の維新を“補完勢力”とすることで政権基盤の安定化を狙っていたとみられる。さらに、来年9月の自民党総裁再選で4年の本格政権を狙う首相は、次期衆院選後の「自公維連立」も視野に入れていたとされるだけに、松井氏の引退表明で「政局運営の重要なカードを失った」(自民長老)格好だ。併せて、今回、大阪都構想への賛成に転じて「敗者」となった公明党も、大阪での自民党との関係が悪化しており、公明党との太いパイプを持つ首相の衆院選戦略にも影響必至だ。

 松井氏にとって、大阪市を廃止して四つの特別区に再編する大阪都構想の是非を問う住民投票は、橋下氏と共に主導した2015年に続く2度目の挑戦。しかし、前回と同様に土壇場での「大阪市をなくしていいのか」という市民感情の盛り上がりで僅差での否決となり、政令市としての大阪市存続が決まった。今回松井氏と共に都構想実現にまい進してきた“維新の新星”と呼ばれる吉村洋文大阪府知事(維新代表代行)も再挑戦を否定せざるを得なかった。

“菅1強”弱まり、二階氏の影響力拡大も
 そもそも、橋下氏が提唱し、同氏が松井氏と共に立ち上げた維新の看板政策が大阪都構想。過去の大阪市では、行政をめぐる府知事と市長の対立が際立っていたことから、橋下、松井両氏は「大阪の不幸せ(府市合わせ)解消」との言い回しで、大阪府と大阪市の二重行政の弊害をなくすことが大阪全体の発展につながると主張して都構想実現を訴えてきた。住民投票否決を受けて記者会見した松井氏は「政治家としてのけじめをつけなければならない」と、市長任期満了時の政界引退を表明。吉村氏も「僕が都構想に挑戦することはない」と悔し涙をにじませた。維新は、党運営の指揮官と看板政策を同時に失うことになり、国政政党としての存在感低下は避けられそうもない。

 その一方で「首相が視野に入れる、自公維連立実現のキーパーソンは松井氏」(自民幹部)とみられていただけに、「首相にとっても大きな痛手」(同)だ。しかも、自民党を仕切る二階俊博幹事長は都構想に反対してきたため、今回の事態を踏まえ、「政権内での二階氏の影響力が一段と増す」(自民長老)との見方も広がる。首相は「国政への影響はない」と平静を装うが、自民党内では「学術会議問題で支持率が低下している中、新たな痛手になるのは間違いない」(若手)との指摘が相次ぐ。臨時国会での与野党対決の主舞台となった衆参予算委論戦では、野党側が日本学術会議会員の任命拒否問題で首相の強権的姿勢を厳しく追及し、首相は防戦一方の状態となった。それだけに与党内では「今回の維新の挫折が、政権発足時からの“菅1強”の弱体化につながる可能性は少なくない」(公明幹部)との見方が広がっている。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」11月16日号より】

5791名無しさん:2020/11/23(月) 12:36:57
>>5743

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a51694ddc5f38ad43c28f6f0e213c0452c65abd
国場衆院議員の和解に「暴力団介入」と文春報道 代理人は否定
11/19(木) 13:44配信

 週刊文春は18日、外務政務官を務める国場幸之助衆院議員を被告にした損害賠償請求訴訟を前に、国場氏の親戚男性が、指定暴力団幹部を同席の上、原告男性に示談を求めたなどとオンライン版で報じた。報道を受け、国場氏は代理人弁護士を介し「(記事内容を)断固否定する。名誉毀損(きそん)などで訴訟を検討する」などと事実関係を否定している。

 関係者によると、国場氏は2018年4月に観光客の男性と那覇市内でトラブルになり傷害事件を起こした。その際、一緒にいた飲食店経営の女性を巡り、原告男性から提訴され、既に和解が成立している。記事によると、和解前に、国場氏の親戚男性が暴力団幹部を伴い原告男性と面会、示談を求めたという。

 国場氏側の代理人弁護士は記事内容を全面的に否定した上で、「記事の件で親戚男性から聞き取りしたが、暴力団の関与や仲介は否定した。国場氏の政治活動や個人的な相談などにはこの親戚男性が関与することはほとんどない。記事はでっち上げだ」と主張した。国場氏側は19日にも週刊文春に対し抗議文を送付し、名誉毀損で損害賠償や謝罪広告の掲載などを求めることを検討するとしている。

琉球新報社

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ce3aeb79f3edbf75114bfac61b756a17426ae96
「不倫の示談、暴力団が仲介」と文春報道 国場議員は否定
11/19(木) 6:26配信

 自民党の国場幸之助衆院議員の不貞行為があったとして、那覇市内の男性が2019年に損害賠償を求めた訴訟に関連し、国場氏の義父の西田健次郎元県議が訴訟の前年、暴力団関係者に示談に向けた仲介を依頼していたと18日の「文春オンライン」が報じた。国場氏は同日、本紙の取材に「そんなことはない」と報道内容を否定した。国場氏から西田氏に仲介を依頼した事実もないとしている。

 「文春オンライン」は、西田氏は18年、沖縄市内で男性に加え、指定暴力団旭琉會の関係者も交えて面談。西田氏が示談を申し入れたとし、「弁明書」を入手したと報じた。

 同訴訟について当時の本紙取材に、国場氏側は「当初から不貞行為に関して否定している。全面的に争う」とコメントしていた。同訴訟は19年12月に和解が成立している。

5792名無しさん:2020/11/23(月) 12:37:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/1739d361f72bc2b10d73a63c1c3813658b529613
自民・下村氏、広島3区で公明擁立に「寝耳に水」
11/18(水) 17:49配信

 自民党の下村博文政調会長は18日の記者会見で、公明党が次期衆院選で広島3区に斉藤鉄夫副代表=衆院比例中国=を擁立する方向で最終調整していることについて「寝耳に水の話で、事前に公明党から話があったとは承知していない」と述べた。自民党広島県連も公明とは別に候補者選定の公募手続きを進めている。下村氏は「丁寧に調整する必要がある」と語った。

5793名無しさん:2020/11/23(月) 17:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b732edd24c2e632d1f86b92bac49969666d77c81
河野氏「首相になって政策実現」 郵政改革倣い
11/23(月) 17:11配信

 河野太郎行政改革担当相は23日、オンライン講演で、将来の首相就任に改めて意欲を示した。郵政民営化を実現した小泉純一郎元首相に触れ「自民党内の圧倒的多数と正反対のことを主張しながらも実行した。私もいつか首相になって、自分の政策を国民の後押しで実現したい」と述べた。

 持論の脱原発を念頭に「エネルギー政策を何とかしたいと思って活動してきたが、党と逆だったり、時の政権と意見が違ったりすることがあった」とも振り返った。

 これに先立つ東京都内の講演では、マイナンバーカードを活用した行政手続きのワンストップ化について2021年度中の実現に意欲を示した。

5794とはずがたり:2020/11/23(月) 20:24:46
菅義偉、岸田文雄…20年前は“造反組”だった有力議員たち いま、あの「加藤の乱」を振り返る
11/20(金) 11:12配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2da94f79348e39eb28b3045f9852acfaa16b70b2?page=3
文春オンライン

 その後、加藤は2002年に秘書の脱税事件などの責任をとって議員を辞職、翌年の総選挙で返り咲いたものの、自民党が民主党から政権を奪還した2012年の総選挙で落選。そのまま政界に復帰することなく、2016年に77歳で亡くなった。

 野中も、小泉政権の姿勢に疑問を抱いて2003年に政界を引退、自民党内でのリベラル派の凋落を嘆きながら2018年、92歳で死去した。

「加藤の乱」が失敗に終わった背景には、1994年に導入された小選挙区制の影響も大きい。かつての中選挙区制の時代には、自民党は常に単独過半数の確保を目標としたため、各選挙区で必ず複数の当選を目指して多くの公認候補を擁立した。そのなかで党内の各派閥はしのぎを削った。

 しかし、小選挙区制が導入されると、1つの選挙区につき各党が公認する候補は1人だけとなる。そのため派閥の選挙応援よりも、党の公認の重みが増した。「加藤の乱」は、自民党の中枢が選挙での公認権を切り札に議員を従わせた最初のケースであり、派閥秩序の衰微があきらかになった。

派閥衰微時代の“申し子”ともいえる菅総理
 そんな派閥衰微の時代の申し子こそ菅義偉だった。じつは彼は「加藤の乱」の2年前の1998年にも、造反側に回っていた。

 それは橋本龍太郎の後任を決める自民党総裁選に、菅が慕っていた梶山静六が小渕恵三、小泉純一郎とともに立ったときのこと。梶山は所属する派閥の領袖である小渕に反旗を翻し、小渕派(平成研究会)を離脱したうえでの立候補であった。

 このとき菅は梶山と行動をともにし、1年生議員ながら梶山選対の事務局次長を担った。結果は小渕の完勝で、梶山は敗北を喫する。菅はのちに《このときが自分の政治家としての原点ですよね。最後は自分で決める。党に守ってもらうことはもう考えなくなった》と振り返っている(※2)。

 菅はそれからしばらく無派閥だったが、梶山の計らいで加藤派(宏池会)に移り、そこで「加藤の乱」を経験することになった。乱の後、加藤派は親加藤の小里貞利派(のちの谷垣派)と反加藤の堀内光雄派(のちの古賀派)に分裂、菅は堀内派に合流する。だが、彼はその後も派閥のしがらみにとらわれることなく、自らの信念に従って行動する。

 2006年、小泉純一郎の後任を決める総裁選では、派閥の違う安倍晋三の支援に回った。このとき安倍の属する森派(清和会)の会長の森喜朗は当初、同派の福田康夫の擁立を先行させ、安倍に立候補を思いとどまるように求めたという(※2)。安倍はこれに反発、菅に自分の事実上の支援団体になる「再チャレンジ支援議員連盟」を立ち上げさせた。

 同連盟には派閥横断的に多くの議員が参加し、福田は出馬断念に追い込まれる。これに勢いづいた安倍は総裁選に勝利し、第1次内閣を発足させた。菅は「加藤の乱」以来の因縁の相手である森に、ここでやっと一矢報いたともいえる。

5795チバQ:2020/11/24(火) 19:46:46
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20201123-00209130/
【果てしなき近親憎悪】 自民党を揺るがす二階派対宏池会の戦い
安積明子 | 政治ジャーナリスト
11/23(月) 0:19
山口3区を巡る代理戦争
 山口県宇部市長選が11月22日に行われ、県議の篠崎圭二氏が当選した。林芳正元文科大臣の秘書だった篠崎氏には林氏の応援が入り、自民党県連の推薦が付いた。宇部市を含む衆議院山口県第3区を巡って林氏と対立している河村建夫志帥会会長代行は、篠崎氏の対抗馬の望月知子元市政策広報課長を応援した。

 まさに血肉の争いだ。志帥会の領袖の二階俊博幹事長は10月4日、同市で開かれた河村氏のパーティーに同会派の国会議員19名を引き連れて参加し、「売られた喧嘩という言葉があるでしょ」「河村先生に何かがあるんじゃないかということであれば、政治行動の全てをなげうって、我々はその挑戦に受けてたちます」と林氏を挑発した。そんな因縁のある宇部市長選は、河村対林の戦いであると同時に、二階派対宏池会の戦いでもある。林氏が岸田派(宏池会)に所属しているからだ。

16年の福岡6区補選でも……
 実はこの戦い、山口県内に止まらず非常に根が深い。鳩山邦夫元総務相の死去に伴って2016年10月に行われた衆議院福岡県第6区補選も、邦夫氏の次男の二郎氏の対抗馬として自民党福岡県連は蔵内勇夫県連会長(当時)の長男・謙氏擁立した。謙氏は林氏の秘書で、この時ばかりは犬猿の関係の県連最高顧問の麻生太郎財務相と宏池会名誉会長だった古賀誠氏が手を結んでいる。

宏池会の牙城で公明党が代理戦争?
 そして11月19日に公明党の斉藤鉄夫副代表が衆議院広島県第3区から出馬を表明したことも、この系譜に繋がるといっていいだろう。もともと3区は河井克行氏の地盤だったが、河井氏は妻・案里氏が出馬した昨年の参議院選での公職選挙法違反で逮捕された。河井氏自身は安倍普三前首相や菅義偉首相に近いが、宏池会の本拠地である広島県としては、岸田文雄会長は宏池会系の候補を擁立したい。にもかかわらず、いきなり斉藤氏が出馬表明したから、たまらない。

 斉藤氏は1993年に現在の第3区を含む旧広島県1区から初めて出馬して当選。岸田氏に2万票及ばなかったが、10万票以上も獲得。1996年の衆議院選から比例区に転じている。

 以来、広島県には公明党の候補が立っていないため、実際のところ3区で斉藤氏がどのくらい票を得るのはわからない。

 だが公明党は勝てない選挙は行わない。すでに自民党幹事長の二階氏と折り合っているのは明らかだ。いやもしかしたら、二階氏から持ちかけた話かもしれない。逮捕された案里氏が参議院選に出馬したのも、夫の克行氏から依頼を受けた二階幹事長のお墨付きがあったからだ。実際に当選後、案里氏は二階派に所属した。

5796チバQ:2020/11/24(火) 19:46:57
すでに血しぶきが飛び交う福岡県
 週刊文春が数度にわたって報じた中央自動車道にかかる橋梁の耐震補強工事を巡る手抜き報道も、この関連から考えればよくわかる。問題の建設会社との癒着が取り沙汰された宮内秀樹農水副大臣の福岡県第4区内の県議や市議は、21日に宮内氏を呼び出し、ヒアリングを行おうとした。宮内氏は二階派の所属で武田良太総務大臣に近いが、そのヒアリングの発起人は吉松源昭福岡県議会議長で、麻生派の大家敏志参議院議員と近い。

 そして二階派の武田氏と大家氏は、昨年4月の福岡県知事選を巡って対立した。現職の小川洋知事と対立した麻生太郎財務相は、元厚労省官僚の武内和久氏を擁立。その選対委員長を務めたのが大家氏だった。

 麻生派は宏池会が加藤派になることに反発して結成された河野派が源流。そして今、麻生氏は岸田派と再結成して大宏池会構想を抱いている。今年9月の自民党総裁選で、麻生氏は岸田氏を応援する代償として(麻生氏と肌合いの合わない)名誉会長の古賀氏を切るように申し出たのはその布石だろう。

 福岡4区についても、次期衆議院選で自民党内から宮内氏の対抗馬を出すとの話も出ているようだが、その主導権を握るのは麻生派だろう。まさに血で血を洗う争いになるが、武田氏など県内の二階派がどのように反撃してくるのか―。すでに「令和戦国時代」は始まっている。

5797名無しさん:2020/11/24(火) 22:30:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a88eb0aa4aa084bb3786cde7431db5e773336c
「次期衆院選、過半数獲得目指す」自民党選挙対策委員長山口泰明衆議院議員
11/23(月) 23:00配信

【まとめ】
・女性候補者の増加に向けて、各選挙区との連携を強化。

・連続2回以上の比例復活当選で重複立候補を禁止する規定を厳格適用。

・衆議院選、最低過半数の獲得と現状の議席確保が目標。

今回のラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」は、衆議院議員で自民党選挙対策委員長の山口泰明氏をゲストに招いた。女性候補者の擁立を中心に、自民党の選挙戦略について、政治ジャーナリストの細川珠生氏が話を聞いた。

■女性候補者擁立に向けて

細川氏はアメリカ大統領選で民主党のバイデン候補の当選確実が報じられたことに鑑み、副大統領に女性として初めて、カマラ・ハリス氏が就任する可能性が高まったことに触れ、日本でも女性候補者を増やす必要があるとして、どのような戦略を考えているのか聞いた。

山口氏は各都道府県に設置された支部連合会の存在を挙げ、「地方との連携を密にして、こちらがチャレンジャーになったつもりでやっていけば良いのではないか」と述べた。

さらに今年9月から自民党女性局が開講した「女性未来塾特別講座女性候補者育成コース」などを通して、女性候補者の育成のための投資を積極的に進めていると述べた。

山口氏の前任である下村博文前選対委員長は、「2030年までに国政・地方選挙の女性候補を3割に引き上げる」目標を掲げた。細川氏は「目標達成にはまさに発掘が勝負」だとしたうえで、具体的にどのような形で「発掘」が行われているのか聞いた。

山口氏は「後援会活動などの中で常にこちらから『良い人はいませんか』と声を掛け、議員に(女性候補者になり得る人を探す)意識を持たせることが一番大事だ」と述べた。

細川氏は「(自民党からの)女性に対するリクルート活動が活発になっていることは肌で感じる」と述べつつ、目標達成の期限を「2030年まで」と設定した意味を聞いた。

山口氏は「(意味は)それほどない」としつつも、「近くで切って、制約されてはいけない。『十年一昔』というように、ロングスパンで見て大局的にやっていこうということだ」と述べ、現在は1割弱に留まっている女性議員の割合を長期的な視野を持って増加させたいとした。

自民党は、地方で定員割れしている議会に女性候補を積極的に擁立する方針を掲げている。細川氏は「地方の議会の方が、より女性が入って行きにくい風土が伝統的に日本社会の中ににあると思う」として、これを変えるための方策について聞いた。

山口氏は「昔はそのような傾向があったが、今は大分なくなっていると思う」と述べ、「今は女性の方が活発で積極的なところもある」との見方を示した。

5798名無しさん:2020/11/24(火) 22:30:50
>>5797

■比例復活の規定強化

山口氏は今月、「比例代表制で連続2回以上復活当選した立候補に対して重複立候補を認めない」とする自民党の規定をより厳格に適用する方針を定め、菅首相と合意した。

「もちろん特殊事情は加味する」としたうえで、「本来比例代表で復活当選した議員は『次は小選挙区制で勝とう』と頑張らなければならないが、意外とガッツが見られない」と決断に至った背景を明かした。

■自民党の選挙戦略

次に細川氏は、来たるべき衆議院選挙で、自民党の勝敗ラインはどこに設定しているのか聞いた。

山口氏は「公明党と最低過半数を獲得したうえで、なんとか現状を死守したい」として、「いくらまだ野党がバラバラだと言っても、一つ一つ(の選挙区で)見ていけばかなり厳しい部分はある」と危機感を示した。

そのうえで、「選挙というものは、王道がない。『常日頃から、自分の長所は小さく見て、相手の長所を大きく見る。自分の欠点は大きく見て、相手の欠点は小さく見るように』、また『自分が選挙活動を一生懸命やっているつもりでも、選挙区の皆さんが感じ取れない部分もある』と候補者本人や政策グループに伝えている」と述べた。

細川氏はアメリカ大統領選で特に若者の投票率が上昇したことが、バイデン氏勝利の一因となったことに触れ、「皆が選挙に行くとどういう結果になるのかは読めないということに日本もなる。常にどういう人たちがどういうことを政治に求めているのか、候補者がしっかりと理解をして選挙に臨んでほしい」と述べた。

これに対して山口氏は「おっしゃる通りだ。相手のことを自分で勝手に解釈しないで、素直に解釈することが大事だ。若い議員は特に立派にやっている人とそうでない人の差がある。どのような組織でも中間層が上を見ている組織は伸びると思う」と、自民党全体でレベルアップを図る必要性を強調した。

細川氏は「政党がどこであろうと、良い女性候補者が見つかって、国会で多様な意見が反映されることを願っている」と締めくくった。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2020年11月14日放送の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」
ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分〜7時20分
ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php
細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/
細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/

細川珠生(政治ジャーナリスト)/Japan In-depth編集部(坪井恵莉)

5799名無しさん:2020/11/25(水) 01:26:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/42d3be0edbe98785ebb9ac646e10b4a29e32a6f4
自民党と公明党が繰り広げる「仁義なき戦い 広島死闘編」の全真相
11/24(火) 18:16配信

■自民党の議席がある広島3区に、公明党副代表が鞍替え出馬へ

 広島で自民党と公明党が抜き差しならない関係となっている。衆院広島3区の候補者をめぐり、両党が独自候補を擁立する構えで譲らないのだ。

 20年もの間、一貫して選挙協力を続け、成熟した連携を続けて来た両党のせめぎ合いは、すでにヤクザ映画『仁義なき戦い』の域に近づいてきた。そして、この問題は、ポスト菅を目指す岸田文雄前自民党政調会長の命運も左右する――。

 11月19日、山口那津男代表は首相官邸で昼食をともにしながら菅義偉首相と会談した。主なテーマは、感染が急拡大する新型コロナウイルス対策だったが、山口氏は、その日の中央幹事会で広島3区に斉藤鉄夫副代表の公認を決めたことを報告。菅氏は無言でうなずいていたという。

 斉藤氏は当選9回。党幹事長や環境相などの要職を歴任した重鎮だ。比例中国で当選を重ねてきたが、齢68歳での「鞍替え」出馬となる。当選回数を重ねてベテランとなった時に、選挙区から比例代表に転向することは、しばしばあるが、斉藤氏のような「逆の例」は非常に珍しい。

■しかし自民党広島県連は11月18日から候補者公募を開始

 広島3区の現職は河井克行元法相(自民党を離党)。妻・案里氏が出馬した昨年の参院選をめぐり、公職選挙法違反の罪に問われている。河井氏は自身の進退を明言していないが、自民党が次の衆院選で公認することはあり得ないので、事実上の「空白区」となっている。そこに、公明党が割って入った。

 公明党側には斉藤氏を擁立する理屈がある。夫婦による買収事件で選挙区内は自民党に対する不信感が充満している。1年以内に行われる衆院選では自民党の新人を擁立しても苦戦するのは確実だ。ならば、与党で公明党候補を担いだ方が得策という判断だ。広島県で長く知名度もある斉藤氏は格好の人物でもある。

 「平和の党」を標榜する公明党は、広島の選挙区で議席を得るのは悲願でもある。

 西田実仁・党選対委員長は19日の記者会見で「政治の信頼を回復し、与党として議席を得るには斉藤氏の擁立が最善と判断した」と語っている。

 公明党は10月に、独自候補擁立の意思を自民党側に伝えていた。しかし自民党広島県連は了解せず、11月18日から候補者の公募を始めてしまった。公明党側は、話し合い決着は難しいと判断し、見切り発車したのだ。両党間の相互不信は、過去20年間、最大のものとなっている。

5800名無しさん:2020/11/25(水) 01:26:48
>>5799

■岸田派幹部は「けんかを売られた」と公明党側に不快感

 公明党の怒りの矛先は、岸田文雄前政調会長に向けられている。広島は岸田氏の地元。県連会長の宮沢洋一参院議員も岸田派の長老だ。それにもかかわらず、今回の問題で岸田氏は積極的に調整に加わらなかった。それに対する不満は大きい。

 公明党側は広島3区で譲らなければ次期衆院選では岸田派を応援しないと非公式に伝えているという。岸田派所属議員たちの間にも動揺が広がる。

 岸田派幹部は「けんかを売られた」と公明党側に不快感を隠さない。しかし、それと同時に自分たちが担ぐ岸田氏に対しても不安がくすぶる。

 岸田派は、池田勇人元首相がつくった党内きっての名門派閥だが、「政策には明るいが政局に弱い」という意味で「お公家さん集団」と揶揄(やゆ)されてきた。岸田氏は「お公家さん」の象徴のような存在だ。閣僚や党の要職を長く務め、無難にこなすのだが、存在感がない。迫力もない。人気も出ない。

 10月の党総裁選では菅氏に水をあけられた。その後、無役となり「次」への準備を再開させたが、菅氏を全面的に支えるのか、独自色を見せようとするのかがわかりにくく、埋没気味だ。

■むしろ、放置して、話をこじらせてしまっている

 そこで起きた、お膝元・広島での難題。岸田氏は、公募により独自候補を擁立する方針を追認する姿勢だが、積極的に動いているわけではない。むしろ、放置して、話をこじらせてしまっている。「ニュー岸田」を見せられていない。

 総じて良好な関係を続けてきた自公両党だが、次期衆院選をめぐっては、各地で火種を抱える。公明党は大阪府内で4つの選挙区で公認候補を擁立する方針。だが11月に行われた大阪都構想をめぐって自民党と公明党は対応が割れた。そのしこりが残るため、従来のような協力ができるかどうか、不安視される。

 他にも、公明党が候補者を世代交代させる選挙区では、地元の自民党との関係がぎくしゃくしているところもある。

 そして広島の難題。万一、ここで決裂して、他の都道府県にも不協和音が波及すれば、次の衆院選で、思わぬ苦杯をなめることになりかねない。選挙協力にとどまらず、連立政権にもひびが入る事態に発展するかもしれない。

 そうなったら岸田氏は「A級戦犯」にされる。とてもではないがポスト菅を目指す状況にはならない。

5801名無しさん:2020/11/25(水) 01:27:49
>>5800

■「広島3区」問題は、「岸田包囲網」の様相を呈し始めた

 山口氏と菅氏が会談した11月19日。岸田氏は二階俊博幹事長、山口泰明選対委員長と会談した。二階氏は「自民党の公募を続けてほしい」と語ったという。一応、党県連の方針が認められた形で、岸田氏も一息ついた。

 が、機を見るに敏の二階氏のこと。いつ方針を豹変させるか分からない。そもそも二階派と岸田派は、静岡5区、山口3区で次の衆院選公認候補をめぐって、つば競り合いを繰り広げている。二階氏は岸田氏の味方ではないのだ。広島で岸田氏にダメージを負わせ、広島、山口の調整も優位に進めようと考えても不思議ではない。

 そして党総裁である菅氏の決断も岸田氏にとっては心配材料だ。公明党の支持母体である創価学会との独自のパイプを持つ菅氏は、公明党との関係を重視する。総裁の判断に委ねられれば「広島3区は譲る」となるのではないか。そもそも、広島県以外の自民党議員は「独自候補を出しても苦戦する。与党の議席を維持できるなら公明党に譲ればいいではないか」という声が多いのも事実だ。

 「広島3区」問題は、自公両党の問題ではあるとともに、「岸田包囲網」の様相を呈し始めた。

永田町コンフィデンシャル

5802名無しさん:2020/11/27(金) 14:28:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ce0177d3005cd1dcca33051031cee7f22fe1947
「石破茂は飲んでも楽しくない」は本当? 飲みに誘って検証してみた「今回の記事、すごいタイトルですね」
11/27(金) 7:00配信

9月の自民党総裁選で敗れた自民党の元幹事長、石破茂(いしば・しげる)さん。ワイドショーなどでは石破さんが自民党内で人気がない理由として「飲みに行っても政治の話ばかりで全然面白くない」「上から目線でつまらない」などと評されました。石破さんは本当に飲んでも楽しくないのか。笑下村塾たかまつなながその真偽を検証すべく、石破さんを飲み会にお誘いしました。

飲んでもつまらない噂は印象操作?
――石破茂は飲んだら本当に楽しくないのか。ということで石破茂さんにお越しいただきました。きょうは石破さんがよく利用されるという「赤坂三平」というお店に来ています。

石破:今回の記事、すごいタイトルですね。ここは最近よく使う有名な和食屋さんです。赤坂のど真ん中、駅から2、3分なのにお昼の定食が1000円なんですよ。特にアジフライやとんかつなどの揚げ物系がおいしい。きょうは生ビールと日本酒の立山をいただきます。


――さっそくですが、飲んでも楽しくないという噂について実際はどうなんですか?

石破:私は楽しいですよ。でもご一緒された方がつまらないって言われるんだったらそうかもしれませんね。飲んだら政治の話ばっかりして説教するとかいう噂があるそうですが、そんなことを言われたことは一度もないです。


――いろいろなメディアですごく言われていましたよ。

石破:それは、意図するところがあるからでしょう。「あいつは飲むと説教ばかりする」と言えば「そんなつまらない人に自民党の総裁、日本の総理を任せられない」ってみんな思いますよね。そういうふうにネガティブなイメージに印象操作したいという勢力がいるんじゃないかと思ってしまいますね。

70年代アイドルが好きという素顔
――プライベートについてお聞きしたいです。石破さんは休みの日は何をしているんですか?

石破:休みがあれば映画や美術館に行きたいですね。それからアイドルのコンサート。去年、学生時代に大ファンだった歌手・岩崎宏美さんのコンサートに行って感動しました。ファンは50代から70代。「宏美ちゃーん」って声をかけるタイミングやペンライトの振り方がピタッと合うんです。


――議員どうしで飲みにいくこともあるんですか?

石破:自民党衆議院議員の中谷元(なかたに・げん)さんと飲みに行くときなんて心底楽しいですね。彼は私と同じ昭和32年生まれで本当に信頼できる友人です。私の特技は70年代のアイドル歌謡を全曲歌えることなんですが、中谷さんも全部歌える。彼のすごいところは振り付けも完璧にやれるところです。この前一緒に行ったときは欅坂46の『不協和音』を踊っていました。私には絶対にできないと思いました。

5803名無しさん:2020/11/27(金) 14:29:03
>>5802

熱愛を経ての恋愛結婚 
――そんな最近の曲まですごいですね。石破さんは奥さんとは恋愛結婚されたそうですね。国会議員の人ってお金持ちの人とお見合い結婚して、選挙のときにお金を出してもらうようなイメージがありました。

石破:妻は大学の同級生で大学1年の4月に図書館から彼女が本を小脇に抱えてトントントンと降りてきたんです。こんなきれいな女性が世の中にいたのかって呆然としました。


――すごく綺麗だったんですね。

石破:そうそう。でも大学を卒業して三井銀行に就職するときに、彼女に「結婚を前提としてこれからもお付き合いいただけませんか」と頼んだけれど断られました。弁護士になりたいから法律学科に入ったのに、私と結婚したいから安定した仕事がいいと言って三井銀行にしたんですよねと。そういうふうに人生の目標がコロコロ変わる人は私は嫌いですって言われましたね。

派閥の会長を辞めた理由
――石破さんは最近、9月の総裁選で大敗した責任を取って自身が率いる派閥の会長を辞任されました。あれはなぜですか?

石破:総裁選に出たけれど大敗しました。国民の期待に応えられなかったし、同志の皆さんや選挙区の皆さんにもすごい負担をかけました。その責任を取りたいということです。


――石破さんは総裁選に何回も挑戦されて、議員票が課題だと言われてきました。

石破:石破は飲んでもつまらないと言われる。でも私はそれは本質じゃないと思うんですよ。議員は、これから誰についたら自分の展望が開けるか、という理由で選んでいる部分があるんじゃないかと。今回私は勝ち目はないと思っていたけれど、選択肢を示すことは大事だと考えていました。それでも自分としては、政策スピーチも討論も、今回が一番納得がいきました。


――なぜ石破さんについていけば展望が開けると思ってもらえなかったんですか?

石破:それは私が権力の中心にいないからです。小選挙区というのは党が絶大な力を持ちます。小選挙区にするべきかどうかという議論があったときに、まだ総理になっておられなかった小泉純一郎先生が「お前ら何が小選挙区制だ。そんなものにしたら党の言うことしか聞かないつまらない議員ばかりになるぞ」と言われたんです。つまらないかどうかは別として、党の意向に逆らえない人が増えたことは事実だと思います。

5804名無しさん:2020/11/27(金) 14:29:21
>>5803

総理を目指さないとは言っていない
――石破さんも権力の中心にいようと思えばできたと思うんですが。

石破:そこはトレードオフ(何かを達成したければ何かを犠牲にしなければならないこと)みたいなところがあります。言うべきことを抑えて権力のトップの歓心を買うやり方もあると思いますが、おかしいことをおかしいと言わないなら、なんのために政治家になったか分からない。その葛藤がいつもあります。


――石破さんは党員票をすごく獲得されていて、自民党の支持層には人気があるじゃないですか。

石破:日刊紙では「石破いよいよ離党か」なんて記事がけっこうありますが、そんな気は全くありません。野党には行かないです。自民党を支持してくれる人からこんなに期待があるのにそんなことはやれないです。議員の中には、石破と一緒にやりたいと言ってくれた同志もいっぱいいます。次の選挙で彼らが一人残らず当選するためにも、今まで以上に一生懸命やります。


――総理を目指してほしいと思っている自民党員も多かったと思いますが。

石破:誰が目指さないって言いました? ただ、新しい政権がスタートしたばかりで俺は来年やるんだなんて、そんなことは今は言えません。私は今まで自分からなりたいと言ったことは一度もない。毎回毎回「お前やれよ」というありがたい声があって出ています。

正しいことを言うと人を傷つける
――石破さんは自民党の中でいじめられているように見えてしまいます。正論を述べている人が、なぜいじめられなきゃいけないのかと…。

石破:正論を言うことが一番反感を買うんじゃないでしょうか。元総理の竹下登先生がおっしゃってました。「お前は自分が正しいと思ったことを言っているだろう。正しいことを言うときは人を傷つけることを忘れるな」と。


――でも自分に原因があると認めたらいじめはいつになってもなくならないです。

石破:人間社会では必ずいじめはあるものです。学校でもずっとクラスのメンバーが同じだったらいじめは固定してしまう。だから構成員を常に入れ替えなければならないと思います。自民党も新陳代謝が進むことが大事です。私たちが小選挙区制にこだわったのは、二世じゃなくても官僚じゃなくても大金持ちじゃなくても、国のために一生懸命働きたい人を当選させることができる、それが小選挙区というシステムだと思ってきたからです。


――自民党を離党して新しい党を作ってほしいという意見もありますが。

石破:私は野党自民党のときに、政調会長や予算委員会の筆頭理事をやりましたが、野党の自民党は強いですよ。つまり、権力もポストも金もないピュアな自民党は強い。 だから、自民党を相手として私が今の野党の皆さんと一緒に国会を運営して乗り切る自信はありません。

5805名無しさん:2020/11/27(金) 14:30:30
>>5804

局面を変えるためにリスクをとる
――石破さんが国会議員であることにこだわる理由は何でしょうか?

石破:国会議員じゃなきゃできないことがあります。憲法、外交、防衛、通貨政策、教育の基本がそうですよね。経済が成長して人口が増えているときは誰が政治家をやったっていいんです。でも今はそんな時代ではない。日本のあらゆる法律が憲法を基本に成り立っているのに、その憲法でいい加減な議論をするのは私は嫌なんです。例えば日本は核をなくすべきだと言いながらアメリカの核の傘に依存している。こうした二律背反はいっぱいあります。こうした局面を変えるためには、誰かが一回けじめをつけないと次の展開にならない。
リスクのあることやらないといけないんです。


――最後に政治に関心を持てない若者に対してメッセージをお願いします。

石破:主権者って甘くないということです。若い皆さんが政治を決めるんです。自分が政治家だったらどうするか。それを考えられるのが主権者だと思っています。あれをやって、これをやってというのは主権者じゃない。私は有権者にこびるつもりはないし、過度にきついことを言うつもりもありません。一緒に考えようねということなんです。こんなことを言うから飲んでいて楽しくないと言われてしまうわけで、ある程度は反省しておりますが(笑)

     ◇

検証結果は、『石破さんは飲んだら楽しかった』です。お会いする前は「ねっとりと話す、話が長い、堅物な人」だと思っていましたが、「奥様に一目惚れした恋話」の話が飛び出すなど、終始、和やかな雰囲気でした。たしかに、放っておくと政治の話をはじめてしまいますが、それも分かりやすくお話ししてくださり、面白かったです。最初の1杯だけお酌をしたら、自分でやるよといい、手酌で日本酒をぐいぐいのまれていたのが印象的でした。

5806名無しさん:2020/11/27(金) 20:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/acc86b6af3b65b49c48bb79e750df077f904a458
次期衆院選・広島3区で自公ともに擁立〜その背景にあるそれぞれの事情
11/26(木) 17:45配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月26日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。次の衆議院選挙に向け、自民党が広島3区で行った公募に10人が応募したというニュースについて解説した。

河井元法務大臣の地元・広島3区〜自民党公募に10人
自民党広島県連は、2019年の参院選をめぐる買収事件で公判中の河井克行被告が離党したため、事実上空席となっている広島3区について公募を行っており、11月25日までに10人が必要書類を提出したことがわかった。

その広島3区に公明党も候補を立てる
飯田)25日が締め切りということだったのですが、10人。そのなかには、県議、弁護士、元衆議院議員の男性ほか、女性が2人含まれているそうです。ここは公明党が候補を立てると言っています。

鈴木)公明党のベテラン議員や幹部に取材をしてみると、とにかく「我が党で最大の話題が広島3区だ」とみんな言います。それくらい、公明党としてはここに賭けています。ここは岸田さんの牙城と言われていますが。

飯田)広島県はね、池田勇人さんの地元でもあったというところから。

絶対であった「700万票」を切り始めた公明党の焦り〜世代交代などの問題
鈴木)岸田さんの対抗馬とか、岸田さんと対決するとか、自民党と、ということではなく、公明党自身の事情があるのです。どういうことかと言うと、7年8ヵ月と安倍政権が長く続いて、当然、自公政権になって来ましたよね。安定していたと言われています。実は、公明党はその間、ずっと選挙で比例票が減り続けていました。2016年くらいから顕著に見え始めた。去年(2019年)の参議院選挙では、全国の比例票が700万票を切ってしまいました。公明党にとって、これは、とんでもなく大変なことなのです。「700万票ライン」と昔は言われていて、公明党の最大の支持団体である創価学会の選挙運動で、何としても700万票ラインは確保する。「雨が降ろうが、槍が降ろうが、絶対に獲得する票が700万である」と。そこに、さらに運動して票を上乗せする。そこから800万、900万、1000万票を目指すということもありました。それが基本路線だったのだけれども、700万すら切っているわけです。その理由としては、世代交代が組織内でうまく行っていないなど、いろいろな理由があります。

飯田)世代交代の問題ですね。

鈴木)それから特に婦人部の人たちにしてみると、安倍政権の時代に、政策的にずいぶん自民党に譲って来たところがある。公明党は平和と福祉の党ですよ。それなのに、安保法制に賛成しなければいけなかったり、社会保障費の問題などがあり、「自民党に追随しているだけではないか」という、内部の不満もある。そういうことが、選挙運動にも影響して来ています。自民党との分裂選挙もありました。

飯田)顕著なのは東京ですよね。

鈴木)2つに割れたり。

飯田)都民ファーストに公明党がつき、自民は対立という形で完全に割れていました。

5807名無しさん:2020/11/27(金) 20:08:14
>>5806

政権が変わったタイミングで公明党の勢いを挽回するため〜斉藤副代表を擁立
鈴木)それから、沖縄や新潟の知事選挙など。そうなると、どうしても選挙運動そのものも、弱くなって行くわけです。そういうなかで、政権が変わったこのタイミングで、「党の勢いを挽回しなければいけない。このままでは大変なことになる」という事情があるわけです。だから、これがチャンスなら、小選挙区に立てるということになります。

飯田)しかも、立てたのが斉藤鉄夫さんという党の副代表です。重鎮中の重鎮で、落とすわけにはいかないというところですよね。

鈴木)この人は政策通で知られていますが、この人を立てたというのは、それだけ覚悟の裏返しでもあります。この人は落とせないのだから。

飯田)公明党は重複で比例でも立候補を認めない党ですよね。だから、小選挙区で落としてしまったらこれっきりです。

鈴木)これ1本です。絶対に通さなければいけない人を立てるという、決意の表れと言っていいと思います。

飯田)その辺り、厳しいと思ったのが、神奈川の選挙区で、党で要職についた上田勇さんであっても、小選挙区で落ちてしまったらそれっきりになった。

世代交代を目指す公明党
鈴木)世代交代です。これは、運動員もそうだけれども、公明党議員の世代交代ということがずっと課題なのです。3年ほど前に、代表もやっていた大ベテランの太田昭宏さんが、「鈴木さん、公明党の議員の顔ぶれを見てください。自分を含めて、幹部もずっと変わっていない。どうやって世代交代をするのかが課題なのです」と言っていました。次の選挙では、神奈川では遠山さんという若手が上田さんの代わりに出るのだけれども、東京では太田さんも退いて、今度は岡本さんという若手になった。だから、世代交代も次の選挙での、公明党の非常に大きな目標なのです。そして、比例票も含めて議席を増やす。党の勢いをもう1度取り戻すという思いで、この広島に来ています。スキャンダルで、自民党議員がやめたら、次また自民党からというのは出しにくいではないですか。しかも、今回の場合、河井夫妻は、菅さんなども関わっている人です、その菅さんにもある種の責任があるわけだから、そのあとに知らん顔して自民党の後任を立てにくいでしょう。

飯田)「突然公明党が」というように我々も見てしまいますけれども。

鈴木)実際は違うのです。公明党の事情。相手がたまたま岸田さんで揉めているけれども。

飯田)岸田さんの牙城である広島だから、岸田派潰しというところで、公明党とのパイプがある総理や二階さんが動いているのではないかという憶測まであります。

鈴木)それは違います。もう少し純粋に、公明党が「何とかしなければいけない」という長い流れのなかでのことです。こうなると、公募もやってしまって、10人応募が来てしまい、どうするのと。両方出てしまえば、潰し合いになります。

5808名無しさん:2020/11/27(金) 20:08:36
>>5807

このままだと自民・公明の潰し合いに〜試される菅総理と二階幹事長の調整能力
飯田)河井さんも無所属で出るという話もあります。

鈴木)そうなると、野党が行くようなことになる。公明党は単独で行ってもなかなか票が足りないし、自民党が公募の人を勝手に出しても、票が足りない。最悪の状態になります。「菅さん、二階さん、調整してくださいよ」と突きつけている状況にいまなっています。

飯田)自民党本部の雰囲気は、「岸田さんのところだから岸田さんが何とかしてくださいよ」みたいになっているような気がするのですが、それはどうですか?

鈴木)それは、岸田さんが自分で「ここは大所高所から考えたら退きましょう」という流れがいちばん収まりやすいのですが、岸田さんは来年(2021年)の総裁選に向けて戦闘モードに変わりつつあります。だから、そう簡単には退かないかも知れない。ここは次の選挙について、菅、二階、この調整力がものすごく問われると思います。他の選挙区で自民党は公明党の協力を得ないと勝てません。そのバーターという意味で、自民党にしてみれば、広島の1地区である3区を譲ることで、他のどれだけの選挙区が助かりますかと。本当はそうしたいけれども、岸田さんとの事情がある。だからその2人の調整能力がものすごく試されている場面に移りつつあります。

飯田)そこに解散がいつかということが絡んで来るわけですね。

5809名無しさん:2020/11/27(金) 20:22:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd4afc0b7a62d358a81bd16061df77db020a37b7
憲法論議進まぬ原因は立憲 自民・伊吹氏
11/26(木) 16:44配信

 自民党の伊吹文明元衆院議長は26日の二階派会合で、国会で憲法論議が進まない原因は立憲民主党にあると批判した。

 伊吹氏は「立憲という名前を党名に付けている政党は立憲主義をよく理解すべきだ。考え方は違うが、一緒のテーブルで議論する状況すらつくらないのは立憲主義の本旨から非常に問題だ」と述べた。 

最終更新:11/26(木) 16:44
時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/c140a01a1d69caab9eeff4f2dfe6f296f4a9ef25
自民竹下氏、安倍氏に注文 「改め、はばかるなかれ」
11/26(木) 19:27配信

 自民党の竹下亘元総務会長は26日、安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会の疑惑を巡り、安倍氏側が適切な対応を取るよう注文を付けた。派閥会合後、記者団に見解を問われ「政治資金の問題なので、細心の上にも細心の注意をして対応しなければならない。間違いがあれば改むるにはばかることなかれ、という思いを持って見ている」と述べた。

 岸田文雄前政調会長は記者団の質問に対し「引き続き注視していきたい。早くすっきりして、議員連盟をはじめさまざまな活動を続け、活躍いただければと思っている」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/93581232ff6105c42fcdfa86409defb8fa69f093
石破派、存続の方向 若手ら結束求める 自民
11/26(木) 16:44配信

 自民党石破派は26日、衆院議員会館で有志による懇談会を開いた。

 石破茂元幹事長の会長辞任で派閥解消論も出ていたが、会合では派の存続を求める意見が相次いだ。派幹部も「派閥は残る」との見方を示しており、存続の方向で調整が進むとみられる。

 会合にはメンバー19人のうち約10人が出席。平将明衆院議員は終了後、記者団に「固まっていることが大事というのがみんなの意見だ。雲散霧消することはない」と語った。

 石破氏は先月22日、先の総裁選大敗の責任を取って会長を辞任。派内には当初、「派閥を解消すべきだ」との意見も浮上していた。石破氏が後継指名した事務総長の鴨下一郎元環境相が固辞したことから、集団指導体制が望ましいとの意見も出ている。

5810名無しさん:2020/11/28(土) 00:49:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/9398a9defaa445dc99b3a12c55f69819b62f6ac9
二階派、収入首位に浮上 自民、7派総額は減少 政治資金報告
11/27(金) 20:32配信

 2019年の政治資金収支報告書で自民党7派閥の収入を比較したところ、二階派が前年の3位から首位に浮上した。

 7派の収入総額は、前年比4.6%減の14億1900万円。統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥(い)年」を見据え、各派が資金集めに注力した18年と比べ、4派が収入を減らした。

 各派とも収入の柱は政治資金パーティーで、所属議員が納める会費や、派閥領袖(りょうしゅう)らベテラン議員からの寄付も収入源になっている。

 二階派は現在、党内勢力で第4派閥だが、前年比13.4%増の3億300万円を集金。7派の中でパーティー収入額が最も多く、前年より3200万円多い2億4900万円だった。

 17年に山東派などと合併したことで18年は1位だった麻生派は、パーティー収入が3300万円減り2位に転落。岸田派は、会長の岸田文雄前政調会長の資金管理団体が計4300万円を拠出した影響で、前年の4位から3位に上昇した。

 4位以下は、細田派(2億3900万円)、竹下派(2億300万円)、石破派(7400万円)、石原派(4400万円)の順。このうち増収だったのは竹下派のみだった。

 支出を見ると、派閥所属議員らの支援のために配る「寄付・交付金」の費目で、二階派の1億9400万円、麻生派の1億9100万円が目立った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc5423b65e5fdda7c6f2a42551f72e8da1080d1
自民への企業・団体献金、8年ぶり減 鉄鋼など減少
11/27(金) 20:34配信

 総務省が27日公表した政治資金収支報告書によると、企業・団体が2019年に自民党に行った献金は前年比1.6%減の24億1700万円だった。

 第2次安倍政権が発足した12年以降増加が続いてきたが、8年ぶりに減少した。米中貿易摩擦の影響による需要低迷で業績不振だった鉄鋼業界などの献金が減少した。

 鉄鋼業のうち、日本製鉄が2700万円(前年3500万円)に、JFEスチールが750万円(同2250万円)にそれぞれ減少。業界団体の日本鉄鋼連盟も6000万円(同8000万円)に減った。鉄鋼以外では住友化学も減少した。一方、日本航空は12年の再上場以来初めて献金(1000万円)した。

 この他の大口献金企業・団体の多くは献金額を据え置いた。金額トップは、企業がトヨタ自動車の6440万円、業界団体が日本自動車工業会の8040万円で、いずれも前年と同じだった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f2c89456319a3b17c87c63755900163de866a5
菅首相の開催パーティー収支が「不記載」 週刊誌報道
11/27(金) 21:55配信

 菅義偉首相が官房長官時代の2014年4月、横浜市内のホテルでパーティーを開催したのに、菅氏が代表を務める政治団体の収支報告書に収支の記載がないと、27日発売の週刊ポストが報じた。同誌は、菅氏の秘書だった横浜市議のブログなどをもとに「会費1500円で2500人が参加すれば収入は375万円になる」としている。

 政治資金規正法は政治団体の収支について、収支報告書への記載を義務づけている。朝日新聞が菅氏の事務所に質問すると、「全ての収支は、法令に則り、適切に記載しています」と回答があった。市議のブログには、問い合わせ先として菅氏の政党支部の電話番号が記されていたが、事務所は「連絡先の提供など事務作業をお手伝いすることはあります」と答えた。

朝日新聞社

5811名無しさん:2020/11/28(土) 00:51:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/9709e4917667af7ddb2a7a63fdb53bdb3894a31e
3次補正に「党高政低」の兆し 自民党幹部の発言力増す 
11/27(金) 19:55配信

 自民党が27日に令和2年度第3次補正予算案に関する政府への提言を取りまとめたことで、政府は3次補正の詰めの調整に入る。党幹部は早くから「30〜40兆円」などと公然と求め、新型コロナウイルスの感染拡大もあって歳出圧力を強めている。次期衆院選を見据えた動きでもあるが、菅義偉政権が発足して以降、党側の発言力が増し「党高政低」の兆しもみえる。(広池慶一、千田恒弥)

 「首相に、大幅な予算を組むべきではないかと提案したい」

 下村博文政調会長は27日、党本部で記者団にこう意気込んでみせた。予算規模について、今月上旬の時点では「10兆〜15兆円くらい」としていたが、新型コロナの感染拡大を受けて積み増す方向に傾き、27日は「20兆円では足りない。34兆円近くに上乗せする必要がある」と踏み込んだ。

 下村氏だけではない。世耕弘成参院幹事長は17日の記者会見で「30兆〜40兆円ぐらいは必要だろう」と強調していた。現職閣僚は「党が打ち上げてくれたほうが対策を打ちやすい」と歓迎する。大規模な予算編成は、来秋までに行われる次期衆院選へのアピールという面もあり、財務省幹部は「党の歳出圧力が強い」と困惑の表情をみせる。

 安倍晋三政権では、首相官邸側の鶴の一声で物事が決まりがちで、党より政府の力が強い「政高党低」などといわれた。しかし菅政権の誕生後は、この力関係に微妙な変化がみられる。

 象徴的だったのが、官邸で開かれた16日の政府与党連絡会議だ。これまでは首相と公明党代表のあいさつのみが報道陣に公開されてきたが、同日は自民党の二階俊博幹事長の発言も明らかにされた。

 「自民党軽視だ」と不満を持っていた二階氏が見直しを求め、政府側が受け入れたという。首相の専権事項とされる衆院解散についても、党幹部による発言が相次いだ。

 「党高政低」の背景には、派閥に属していない首相の党内基盤が必ずしも盤石とはいえない事情もある。安倍氏は国政選挙で連勝したことで「1強」を確立した。首相がどう影響力を高め、党重鎮らの圧力に向き合っていくか。今後のかじ取りが注目される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/de2d8802d7c17d59b4445b291f6fd3ed6c5b001d
ひとり親世帯支援、景気回復まで継続的給付を=自民安藤氏ら提言
11/27(金) 14:33配信

[東京 27日 ロイター] - 消費税減税など積極的な財政出動で知られる自民党の安藤裕衆院議員ら若手による「日本の未来を考える勉強会」議連は27日、新型コロナウイルスの感染第3波を踏まえ、ひとり親世帯支援金の継続的な給付などを盛り込んだ提言をまとめ、西村康稔経済再生相に手渡した。26日には二階俊博幹事長にも提出している。

提言は、コロナ危機拡大により懸念される今後の失業・自殺者増加を食い止めるためにも、持続化給付金の複数回給付や、企業に対する粗利補償 の実現、医療機関福祉施設に対する支援、地方自治体への臨時交付金等、予備費も含めた迅速な対応を求めている。

ひとり親世帯向け給付金は政府の2020年度2次補正予算に盛り込まれ、現在与党が再給付を求めているが、安藤氏らは「一定の経済再生、景気回復が見込まれるまで継続的な給付が必要」としている。

(竹本能文)

5812名無しさん:2020/11/28(土) 00:52:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/b211639794752069f25c27b47708b3f4e20f165d
首相、多国間外交デビュー 対中で存在感も不完全燃焼
11/26(木) 21:00配信

 【外交安保取材】

 菅義偉(すが・よしひで)首相は12〜15日の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議や、21、22日の20カ国・地域(G20)首脳会議など就任後初の国際会議に出席した。首相は覇権主義を強める中国を念頭に、ASEANとの協力強化や、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた途上国支援などをアピールした。ただ、いずれもテレビ会議方式ということもあって、会議の合間の2国間会談などはなく、物足りなさも残る多国間外交デビューとなった。

 ■ASEANは「歓迎」

 首相にとって最初の国際会議となった12日の日本とASEANの首脳会議。議長国であるベトナムのフック首相はじめ首脳ら全員が菅首相の就任と会議への初参加を歓迎した。

 政府関係者は「各首脳とも持ち時間がある中、全員が首相の参加を歓迎する言葉を述べた。期待の大きさを感じた」と振り返る。

 首相は会議で、域内の物流や人の移動など「連結性」を強化するため、すでに実施中の2兆円規模のインフラ整備の推進と3年間で1千人の人材育成を表明した。また、地域の感染症対策を担う「ASEAN感染症対策センター」の継続的な支援も約束した。

 こうした日本の姿勢は、ASEAN側から「信頼のできるパートナー」(フック氏)として、好意的に受け入れられた。

 背景には、コロナ禍でも軍事や経済面で覇権主義的行動を強める中国の存在がある。

 ASEAN関連首脳会議の成果文書をめぐっても、中国は「インド太平洋」の文言を使用しないよう強く働きかけた。日本や米国が掲げる法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」を“中国包囲網”として反発しているためだ。

 ただ、ASEANが昨年採択した「インド太平洋に関するASEAN・アウトルック」まで否定する形になり、逆に「ASEANに寄り添う日本に期待が高まった」(外交筋)。

 首相が10月に議長国のベトナムとインドネシアを訪問していたことも大きい。ASEANにはカンボジアやラオスなどのように中国の影響力の強い国もあるが、日本はベトナムなどと協力して議論を主導できたという。

 結果として、日ASEAN首脳会議だけでなく、中国も参加するASEANと日中韓(プラス3)の首脳会議や、米露も含む東アジア首脳会議(EAS)の議長声明にも「インド太平洋」の文言が入った。一方で、中国が政策テーマごとの声明に盛り込もうとしていた「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」は採用されなかった。

 首相は中国の「裏庭」とも言われるメコン川流域5カ国との首脳会議でも再生可能エネルギーや教育、医療分野への融資などを表明。中国が巨大経済圏構想「一帯一路」で大型インフラ開発などを進めるのに対し、日本の“草の根”支援をアピールした。

5813名無しさん:2020/11/28(土) 00:52:51
>>5812

 ■「平和で繁栄した」

 ただ、首相の発言が波紋を広げる場面もあった。

 首相は14日、ASEANプラス3の首脳会議に出席後、記者団の取材に応じたが、「ASEANと日本で『平和で繁栄したインド太平洋』を共につくり上げていきたい」と発言した。

 「自由で開かれた」を使わなかったことで、中国に対する配慮や、米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領の対中国政策を意識したのではないかとの批判が広がった。首相がASEANプラス3の首脳会議で「自由で開かれたインド太平洋」に言及しなかったこともそうした見方を後押しした。

 ただ、外務省幹部は「『自由で開かれたインド太平洋』が実現すれば『平和で繁栄したインド太平洋』になる」として、政策変更を否定する。確かに首相はインドネシア訪問の際も「平和で繁栄した」と発言していた。

 首相は、中国も参加する14日のEASでは「自由で開かれたインド太平洋」に言及しており、外務省の担当者は「時間の制約がある中で、会議の目的やテーマ、参加者に応じて発言を変えている」と説明する。

 首相は「親中派」とされる自民党の二階俊博幹事長と近いことなどもあり、むしろ「中国寄りとみられることを警戒している」(政府関係者)との声もある。批判を打ち消すように、首相はその後、20日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などでも「自由で開かれたインド太平洋」に言及した。

 一方、首相はAPEC首脳会議や21日のG20首脳会議を途中退席した。テレビ会議方式で日本時間で深夜まで行われたことや、自身の発言の機会は終わっていたためで、政府高官は「他の首脳も中座や代理出席があった」という。

 従来のように対面の国際会議であれば、合間に2国間会談も行われ、安倍晋三前首相はロシアのプーチン大統領と北方領土問題をめぐって話し合ったり、中国の習近平国家主席と日中間の懸案を議論したりしていた。ただ、コロナ禍もあり、首相の外交手腕が試されるのはもう少し先になりそうだ。(政治部 田村龍彦)

5814名無しさん:2020/11/28(土) 01:03:42
https://www.asagei.com/excerpt/163001
Posted on 2020年11月24日 05:55
宮崎謙介〈政界“魑魅魍魎”ウォッチ〉「菅総理に『自分で気づきなさい』」

 元衆院議員の宮崎謙介氏が足掛け5年の議員生活の経験をもとに、政治家ウオッチングやオフレコ話、政治にまつわる話を適度な塩梅で、わかりやすく「濃口政治評論家」として直言!

 永田町を歩いていると、界隈からは、菅総理の答弁が不安定だと耳にします。力のある総理だと思いますが、野党の追及は激化。加藤勝信官房長官が「助け船」を出す場面はありますが、菅総理を生み出した二階幹事長からの「助け船」はいまだないようです。

 そんな二階さんの派閥に、僕は所属しておりました。議員時代のある日、二階さんからお声がけをされ、派閥の若手10名ほどで中国大使館へ行ったことがあります。僕が当選を果たしたばかりの頃です。二階さんは中国大使館で大使の方々とよくランチを共にしていましたが、僕を含めた若手が初めて連れられた時のことは忘れられません。

 というのは、ランチで出されたあの中華料理が、これまでに食べた中でもダントツ、めちゃくちゃウマかったんです。二階さんいわく「なんせ中国では3本の指に入る料理人を、大使の特権で日本へ連れてきているんだから」。どうやら大使館には、大使が選んだシェフを自国から連行できるというルールがあるようで、当時の中国大使館の料理は相当なお味でした。調味料を一切使わない、素材のうまみのみで味付けをするのが特徴らしく。中でも「フカヒレの姿煮」‥‥いまだにあの感動を超えるお店はありません。

 それと、二階さんは日本にある外国大使館の多くに顔が利き、若手たちに指示して、若手が各国の大使館へ親書を届ける、というのがお決まりでした。国連で採択された11月5日の「世界津波の日」は、二階派の若手が大使館へ伝書鳩をした功績です。二階さんは地元和歌山県の安政南海地震の教訓を生かして、津波のことを世界へ知ってもらいたい。そんな思いから、国連で採択するまで動いたのが二階さんです。

 そのことに連動している人物がいます。野中広務さんです。野中さんといえば、京都府の副知事から国会議員となり、「影の総理」とまで呼ばれた政界の怪物。すでにお亡くなりになりましたが、そんな伝説の人物の自宅にまで僕は行ったことがあるんです。それこそ二階さんに大使館へ連れられていった直後くらいだったでしょうか。ある先輩議員が「これからは中国との外交が大切です。どうやら日中の太いパイプを持っているのは野中広務先生だから、一度聞いておくといい」と教えてくれて、僕はさっそく野中さんに会いに行きました。「今後、議員外交をしていこうと考えているのですが、どうしたらよいでしょう」と聞くと、だんまり。気まずい空気がしばらく流れるとおもむろに立ち上がり、資料の束を持ってきたんです。表紙には「1989年〜」という年代が書いてあり、見ると色あせたアルバム。それを開きながら「これはみんなで中国へ行った時の写真だよ。ここに野田聖子君がいるだろう。まだ若いねぇ。こっちは二階君」。パラパラッとめくりながら、「あっ、これは麻生君かな」と、次から次へとメンバーを説明。質問には答えず、アルバムを閉じるとお茶をすする。結局、大事なことは教えてくれませんでしたね。そう、「自分で気づきなさい」ということのようでした。

 つまり、今の二階さんの沈黙は「菅君、自分で気づきなさい」ということなのかもしれません。あー、あの中華料理、また食べたいなぁ。

宮崎謙介(みやざき・けんすけ):1981年生まれ、東京出身。早稲田大学を卒業後、日本生命などを経て、12年に衆議院議員に。16年に辞職し、経営コンサルタントや「サンデー・ジャポン」(TBS系)などに出演。「バラいろダンディ」(TOKYO MX)ではレギュラーMCを務める。

5815名無しさん:2020/11/28(土) 01:03:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/fda379bb26bca8729ac8d58dc8a9d3ac707ecf9c
宮崎謙介元議員が証言する 菅官房長官の人柄「若手議員にファン多い」
9/11(金) 21:00配信

ニッポン放送
元・衆議院議員の宮崎謙介氏が自民党総裁選に出馬した菅義偉官房長官の人柄について語った。

菅氏、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長が出馬した自民党総裁選。元・衆議院議員の宮崎謙介氏が8月31日(月)のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に電話出演し、解説を行った。

8月30日に二階俊博幹事長が率いる二階派(47人)が菅氏の支持を打ち出したことで“固まった”とされるが、宮崎氏は「二階幹事長は総裁選の時に、いの一番に声を挙げられるんですよ」とし、「前の安倍支持の時も一番最初に挙げて、そこから一気に流れができたので。今回も先制パンチが効いて、『手を挙げようかな』って思ってた人も『菅長官が挙げるならいけないな……』という風になるんですよね」と解説した。

また宮崎氏は、菅氏について「最も尊敬している議員の一人なんですよ」と明かした。宮崎氏が2012年に初当選した頃、菅官房長官に挨拶に行ったとのことだが、宮崎氏によると、通常は多忙のため新人議員は簡単には会えないという。ところが菅氏の反応は意外なものだったという。「菅長官は『5分しかないけど会いますよ』って言ってくださって。そういう事は後輩議員は感謝をするんですよ。だからファンは結構多いですよ」と、その人柄から若手議員から人望を集めていることを明かした。

5816名無しさん:2020/11/28(土) 01:04:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8565eebf3f955c790e995168294f0f7639dfbe6e
安倍氏、影響力維持に痛手 「再々登板」の期待後退も 桜を見る会
11/27(金) 7:04配信

 「桜を見る会」疑惑の再燃は、退陣後も影響力維持を狙う安倍晋三前首相にとって痛手だ。

 体調が回復したとして活動を活発化させているが、自民党内では「今後の障害となるのは避けられない」との声が上がる。党内でささやかれる3度目の首相登板への期待も後退しそうだ。

 安倍氏は持病の再発を理由に9月16日に首相を退いたが、同28日には出身派閥の細田派パーティーに出席。その後も、ドイツのメルケル首相と電話で会談し、靖国神社に参拝するなど精力的だ。

 健在をアピールする安倍氏に、冷や水を浴びせたのが桜を見る会の前夜祭をめぐる問題だ。首相在任時、自身の事務所の直接的な関与や会費の補填(ほてん)を否定。だが、東京地検特捜部の捜査では安倍氏周辺が一部補填を認めた。野党は安倍氏の国会招致を求めている。

 自民党では26日、厳しい見方が相次いだ。伊吹文明元衆院議長は二階派総会で「首相の肩書を外して憲法改正の旗を振れる立場になったが、しばらくは無理だろう」と指摘。岸田派中堅は「答弁と全然違う。悪質だ」と批判し、竹下派の竹下亘会長は記者団に「政治資金の問題だから細心の注意をして対応しなければならない」と語った。

 安倍氏は党総裁として国政選6連勝を達成。「ポスト安倍」の有力候補だった岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長の失速もあり、党内では「菅義偉首相の次は安倍氏」との声が少なくない。しかし、今回の疑惑は「森友・加計」問題など安倍政権の負の側面を再び想起させかねない。

 細田派では安倍氏の早期復帰と会長就任への期待が強いが、閣僚経験者は「派閥に戻っても求心力がそがれるのではないか」と懸念を示す。同派幹部は「すぐには戻ってこられないかもしれない」と肩を落とした。

5817名無しさん:2020/11/28(土) 01:07:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/09a65eb38d48283b1a562887e91a546af374bd0b
「桜を見る会」で虚偽答弁…安倍晋三前首相ピンチにも永田町が盛り上がらない理由
11/25(水) 22:00配信

 安倍晋三首相(66)が、「桜を見る会」の前日に都内のホテルで開いていた「前夜祭」をめぐり、東京地検特捜部が関係先を捜査していることを、読売新聞が11月23日付の朝刊でスクープした。

 同日夜には、前首相の資金管理団体「晋和会」が、会場となったホテル側に対して、会費800万円以上を補填していたことを示す領収書の存在をNHKがスクープするなど、各社の報道合戦が過熱している。

 安倍氏は11月24日に国会内で記者団の取材に応じ、「私はもう国会で答弁している。告発を受けて、事務所として全面的に協力している。まだ途中の経過であり、今の段階で話をすることは控えたい」と、言葉少なに語った。

 だが、これまで安倍氏は国会で「事務所が補填した事実はまったくない」と明言してきた。つまり安倍氏は、首相在任時に虚偽答弁を繰り返していたことになる。

 となれば、野党も色めき立って勢いづきそうなものだが……。意外にも永田町では、ほとんど盛り上がりを見せていないという。東京地検特捜部は、何を狙っているのか。全国紙司法担当記者は、その “本気度” について、こう話す。

「黒川弘務元検事長の “賭け麻雀” 騒動があってからというもの、東京地検の検事たちのあいだには、安倍前首相に “遺恨” めいた感情が広がっていました。

 現在、安倍事務所の公設第一秘書などへの事情聴取が進んでいますが、地検特捜部は『確実に秘書を立件しよう』と、捜査に本腰を入れています」

 だが、こうした特捜部の盛り上がり方とは対照的に、自民党内では楽観的な見方が強いのだという。

「今回のケースは、安倍前首相の資金管理団体『晋和会』の収支報告書の訂正か、悪くても略式起訴で済むんじゃないかという見立てが、自民党内では支配的なんです。

 ただ、検察も秘書への事情聴取までやって、何もしないというわけにもいかない。検察審議会から横やりが入るかもしれませんから、予断を許さない状況だとは思うのですが……」(与党担当記者)

 一方で、ある自民党幹部は、こう続ける。
 
「永田町では、読売とNHKがスクープを打てたのは、『じつは菅総理が直接、両社の記者にリークしたのではないか』という憶測が、すぐさま流れている。『安倍さんの影響力を削ぎたい』と菅さんが考えても、無理がない政治状況になっているんだ。

 派閥を持たない菅さんや、総裁選以来一貫してタッグを組んできた二階(俊博)幹事長にとって、安倍さんが最大派閥である清和会(細田派)のオーナーになることは面倒でしかない。“キングメーカー” として、政権運営や “ポスト菅” に口を出されたくないからだ。

 しかも、安倍さんの “再々登板” 待望論まで党内で浮上している。このところ安倍さんは、持病の潰瘍性大腸炎の治療がうまくいっていて、元気を取り戻した。

 それで、なにかと菅政権に対しても意見を出すようになってきたから、気運を削ぐという意味で、菅さんが動いたんじゃないかという勘繰りなわけだ。菅さんが安倍さんをけん制しておきたいと考えれば、あながち無理筋な見立てではないと思う。

 もしそうだったとすれば、秘書など安倍事務所関係者が略式起訴されることで、“捜査終了” になるだろうと、みんな『この件は大ごとにならない』と、タカをくくってしまっているわけだ」

 安倍氏本人は、事情聴取はおろか国会での説明すら、逃げおおせそうだという。

「安倍前首相を国会に参考人招致することは、なかなか実現しないでしょう。予算委員会は、年内にはもう開催されません。国会も、12月5日で会期末を迎えます。次に呼べるとしたら、年明けになってしまう。

 しかも、第3次補正予算を成立させた直後に、菅首相が解散総選挙に打って出るという可能性まで浮上しています。このまま、安倍前首相に国会で説明させずに、自民党は幕引きを図っています」(前出・与党担当記者)

 これでは与党も野党も盛り上がらないはずだ。結局、“モリカケ桜” の真相は、深い霧に包まれたままなのか――。

5818名無しさん:2020/11/28(土) 10:53:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/67a3eebec415a788efc2a0a03a1df67831a2c74f
小泉進次郎が「ハゲの会」に入会 評判ガタ落ちで焦燥し美人広報を採用
11/28(土) 5:56配信

 大臣に就任して1年余り。この間、小泉進次郎環境相(39)は“ポエマー”として評価が上がっただけ、という声がもっぱらだ。メディア露出もすっかり減った焦燥からか、今度は「ハゲの会」に入会、そして環境省に美人広報まで雇っていた。

 ***

 永田町には知る人ぞ知る「日本を明るくする会」(通称・ハゲの会)が存在する。要は薄毛の議員が集まる懇親会なのだが、今月12日夜、東京・赤坂の中華料理店で開かれた同会の会合に駆け付けたのが進次郎氏だった。まさか、40歳を前に頭髪が薄くなったのだろうか。

「いやいや、小泉さんに資格はないはずなんだけど、なんでも曾祖父が薄毛だったそうでね」

 とは同会幹部。曾祖父とは小泉純一郎元総理の祖父で「入れ墨の又さん」とも呼ばれた小泉又次郎元逓信大臣のことだ。

「小泉さんはこの会の存在を以前から知っていて、彼から入りたいと言ってきたんです。妻のクリステルさんのお父さんも髪が薄いとかで。ま、ともかく入会ということになりました」(同)

 2013年発足の同会の名誉総裁は菅義偉総理。50名近い議員が所属している。

 政治部デスクによれば、

「年に数回、懇親会を行っています。小泉大臣は特定の派閥に属していませんので、“仲間作り”の一環でもあるのでしょう。大臣の取り巻きだった自民党議員の中には離れた人もいるようですし」

 最近の進次郎氏の評判は議員間のみならず、メディアでもガタ落ちである。

「大臣を取り上げても視聴率がとれなくて、キー局でも彼のニュースを流せなくなっています」(同)

 記者との関係も上手くいっていないそうだ。

広報のスペシャリスト
「大臣会見が不評ですね」

 と、社会部記者。会見は週に2回、まずは大臣からの「冒頭発言」があり、質疑応答に移るのが通常だ。

「冒頭発言が長すぎるんです。大臣はこの発言を前日深夜まで練っているらしく、自身がアピールしたいことだけを話す。その割にニュースにならない的外れな話題ばかりなので、いい加減にしてくれ、と記者クラブが環境省に申し入れたんです」(同)

 そのことが報じられ、会見は改善されたものの、

「大臣はイベント時などで省の広報室に対する注文が多い。自分の“見せ方”にとてもこだわりを持っている人なんですよ」(同)

 そこへ抜擢されたのが美人敏腕広報である。

 環境省関係者が言う。

「10月27日付で非常勤の環境省参与として就任したのが、アラフィフの女性。かつて、マイクロソフトやグーグル、電気自動車のテスラなど、名だたる企業で広報を務めてきたスペシャリストです」

 記者との関係改善も含め、アドバイスをするのか。参与となった当人に聞くと、

「環境省にお問い合わせ下さい」

 その環境省は、

「広報室がより効果的、効率的に対応できるようアドバイスを受けるため環境省としてオファーしました」

 これに前出の関係者は、

「小泉大臣とは共通の知人がいるようで、大臣の希望もあって参与に就くことになったと聞いています」

「週刊新潮」2020年11月26日号 掲載

新潮社

5819名無しさん:2020/11/28(土) 23:39:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/14aabcc7811fd302a56fcfcbdd2674ecb6205cbd
安倍前首相がSNS投稿で”事実誤認” 慰安婦報道の最高裁判決で削除要求
11/28(土) 10:02配信

 従軍慰安婦報道に関する名誉毀損訴訟を巡り、安倍晋三前首相が会員制交流サイト(SNS)に事実と異なる投稿をしたとして、削除要求の内容証明を送りつけられる騒動が起きている。訴訟は、従軍慰安婦に関する記事を「捏造(ねつぞう)」と決めつけられたとして、朝日新聞元記者の植村隆氏(62)がジャーナリストの桜井よしこ氏(75)らに損害賠償を求め、札幌地裁に2015年に提訴。一、二審は請求を棄却し、最高裁が今月18日に上告を退けて原告敗訴が確定した。(共同通信=新崎盛吾)

 ▽産経新聞の記事とともに

 安倍前首相は自身のフェイスブックに20日、植村氏の敗訴確定を報じた産経新聞の記事を添えて「植村記者と朝日新聞の捏造が事実として確定したという事ですね」と投稿した。しかし、確定判決は植村氏に対する名誉毀損を認めた上で「植村氏が事実と異なる記事を執筆したと(桜井氏が)信じたのには相当な理由がある」とした内容。植村氏も「法廷では桜井氏自身が事実誤認を認め、捏造でなかったことも裁判で明らかになった」と話している。

 植村氏は1991年8月、韓国で元慰安婦として名乗り出た女性の記事を朝日新聞に掲載した。桜井氏らはこの記事について「『女子挺身隊の名で戦場に連行』という本人が述べていない経歴を加えた」「親に人身売買された経緯を書かなかった」ことなどを根拠に、新聞や雑誌で「捏造」と指摘していた。

 ▽「娘を殺す」と脅迫状

 事態はその後、2014年1月30日発売の「週刊文春」が掲載した「“慰安婦捏造”朝日新聞記者がお嬢様女子大教授に」との見出しの記事をきっかけに、大きく動き出す。朝日新聞を退職予定だった植村氏の再就職をやゆした記事だったが、内定先の大学に抗議や嫌がらせの電話とメールが殺到し、再就職は破談に。非常勤講師を務める札幌の大学には、爆破予告などの脅迫状が相次いで届いた。

 さらに文春が同年8月6日発売の号に「慰安婦火付け役 朝日新聞記者はお嬢様女子大クビで北の大地へ」との続報を掲載したことで、バッシングはさらにエスカレートした。

 植村氏の娘の実名や高校名、顔写真などがネット上にさらされ「(娘を)必ず殺す」と書かれた脅迫状が届き、警察が身辺警護に動いた時期もあった。植村氏は、家族や勤務先の大学を巻き込んだバッシングを止めるため、桜井氏らを札幌地裁に、同様の主張をしていた西岡力・東京基督教大教授(当時)と文芸春秋を東京地裁に、それぞれ提訴した。

 ▽辞任後、初めての感想投稿

 安倍前首相のフェイスブックのフォロワーは60万人余り。9月16日の首相辞任後、靖国神社参拝など自身の行動を計5回発信していたが、記事の感想を投稿したのは初めて。19日にツイッターで産経新聞の電子版記事をリツイート(転載)した後、同じ記事をフェイスブックで引用紹介。翌日に自らの投稿にコメントする形で「植村記者と朝日新聞の捏造が事実として確定したという事ですね」と書き込んだ。

 植村氏の弁護団によると、削除要求の内容証明は24日に送付し、1週間以内に投稿を削除するよう求めている。

 意図的に事実をゆがめる「捏造」という表現は、単なる間違いを意味する「誤報」とは異なり、記者にとって死刑判決に相当する重い意味を持つ。東京の訴訟も、一、二審は請求を棄却したが「論文や記事は、植村氏の社会的評価を低下させる名誉毀損に該当する」と認定。その上で「(捏造との指摘は)意見や論評の域を脱したものではない」として、西岡氏らを免責する判断を示している。

 東京訴訟に対する最高裁の判断も近く示されるとみられるが、安倍前首相が削除要求にどのように対応するのかにも、注目が集まっている。

5820名無しさん:2020/11/29(日) 00:01:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/07b44906f738b9fa2f21544f99409058a1a99055
安倍前首相、「桜」疑惑はなぜいま再燃したのか
11/28(土) 4:51配信

 11月下旬の3連休のさなか、安倍晋三前首相の「桜を見る会」疑惑について、降ってわいたかのように新たな報道が飛び出した。疑惑の核心とされてきた前夜祭での安倍氏側の経費補填について、「東京地検特捜部が捜査中」というのだ。

 2019年11月に共産党が国会で問題を追及して表面化して以来、安倍氏は、①事務所が会費を参加者から集金してそのままホテル側に渡した②後援会への収支は一切なく、政治資金収支報告書への記載は必要ない③明細書の発行はなかった、などと答弁し、公職選挙法と政治資金規正法にはともに違反していないと主張し続けてきた。

 当時官房長官だった菅義偉首相も、安倍氏と同様の答弁で野党側の追及をかわしてきた。

■長きにわたる虚偽答弁か

 これに対し、全国の弁護士らは安倍氏と後援会幹部3人について、2020年5月に東京地検に公選法と政治資金規正法違反であるとの告発状を提出。同地検はこれまで動きがなかったが、読売新聞が23日、安倍事務所の担当者らから同地検特捜部が任意の事情聴取を始め、「安倍事務所が5年間で800万円以上の経費補填」などと報じたことで政界が大揺れとなった。

 報道が事実なら、安倍氏は在任中、国会で長期間にわたり虚偽答弁を繰り返してきたことになる。政治的・道義的責任は免れず、刑事事件として立件されれば安倍氏の政治生命にも大きな影響を及ぼす。疑惑を否定する答弁や記者会見を続けてきた菅首相の政治責任も厳しく問われかねない。

 まさに、年明けの衆院解散も含めた年末以降の政局運営にも影響必至だが、検察しか知りえないさまざまな捜査情報が次々と報道されており、政界では「官邸陰謀説」もささやかれている。安倍氏はここにきて政治の表舞台に復帰し、安倍氏支持グループからは2021年9月の自民総裁選に出馬するという「再々登板説」も出始めた。「これに危機感を持った官邸が密かに動いた」(自民幹部)との見方からだ。

 読売新聞によると、2015年から2019年までの間、首相夫妻が主催する「桜を見る会」前日の前夜祭で、参加者が払った1人5000円の会費合計と、ホテル側が実際に請求した宴会経費の差額計800万円超を、安倍事務所側が補填していたという。その際、ホテル側は安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」宛てに領収書も発行していたと指摘した。

 これが事実なら、安倍氏の国会答弁はすべて虚偽となるのは明白だ。選挙支援を目当てに資金提供したと認定されれば公選法違反になり、事務所が補填したのに政治資金収支報告書に記載していなければ政治資金規正法違反(不記載)となる。

 その後、NHKなどが「補填総額は916万円」「ホテル側が出した領収書を安倍事務所が廃棄した」など、この問題を大々的に報じている。さらに、「東京地検が近く、安倍氏自身からも事情を聴く」と踏み込んだ報道も飛び出している。

 疑惑が再燃する形になった安倍氏は24日、「今回、告発を受けて捜査が行われていると承知している。私は国会で答弁させていただいているが、事務所としては、告発を受けて全面的に(捜査に)協力していくということだ」と述べる一方、詳しい説明については「途中経過の段階なので、お答えは差し控えたい」と述べるにとどめ、記者団の質問も受け付けずに立ち去った。

 その一方で、菅首相は25日の衆参両院での予算委集中審議で「捜査中の問題で答弁は控える」とガードを固め、安倍氏の参考人招致や証人喚問も「国会が決めること」と否定的見解を繰り返した。ただ、自らの国会答弁が結果的に虚偽だった場合の責任を問われると、「そうなれば答弁した私にも責任がある。それは対応する」と苦渋の表情で答えた。

5821名無しさん:2020/11/29(日) 00:01:43
>>5820

■官邸の情報リーク説も

 今回の疑惑再燃で政界関係者が注目したのは、メディアの報道ぶりだ。疑惑が表面化して以来、追及してきたのは朝日、毎日、東京各紙などいわゆる「安倍政権批判」グループだった。ところが、今回口火を切ったのは、「安倍政権擁護派」とみられていた読売で、すぐさま追随したのも政権寄りの姿勢が目立つとされたNHKだった。

 このため、政界では「読売が先行したのは菅政権がリークしたからではないか」との声が広がった。菅政権発足後は、政界でも「安倍前政権以上に官邸が司法をコントロールしている」(立憲民主幹部)との声も多く聞かれた。今回の地検の動きについても、「菅首相と上川陽子法相、さらに加藤勝信官房長官や杉田和博官房副長官(事務)に検察側から事前報告がなかったはずはない」(閣僚経験者)との見方が支配的だ。菅首相ら官邸側は「地検の動きを知りながら後押しもしくは黙認していた」(同)という読みだ。

 安倍氏や菅首相は「報道で知った」と口をそろえるが、「安倍前政権発足以来の官邸と検察の関係からみて、それはありえない」(自民長老)との声が相次ぐ。「少なくとも官邸サイドは検察から報告を受けていたはず」(同)というわけだ。

 8月末に持病悪化を理由に突然退陣表明した安倍氏は、菅政権が本格始動した9月までは表舞台での活動を控えてきた。しかし、10月に入ると大好きなゴルフを再開。各種の会合のほか、メディアのインタビューにも積極的に応じることで存在感をアピールした。

 当面の政局についても「私なら1月に解散する」と発言し、「キングメーカー気取り」(自民長老)との評も広がっていた。そして、党内保守派の安倍氏支持グループからは、「2021年9月の総裁選出馬による再々登板を期待する」との声が相次ぐほどだった。

 菅首相の政権運営は、自民党の二階俊博幹事長との緊密な連携による「菅・二階連合」が中軸となっている。このため、安倍前政権の中核だった麻生太郎副総理兼財務相の存在感が薄れ、総裁派閥で権勢をほしいままにしてきた党内最大勢力の細田派も、菅・二階連合の後塵を拝する形だ。

 二階氏は党内を完全に掌握することで菅首相を支える一方、人事や資金を独占していることへの党内の不満も高まっており、そうした状況が安倍氏の再々登板を後押しする動きの背景にあるとされる。安倍氏側は「菅政権が安倍政治の継承を旗印に高い支持率を得られたのは、安倍氏の協力があったから」(周辺)と強調し、「安倍氏が体調を回復すれば1年間だけ菅氏でつないで、また安倍政権に戻せばいい」(同)と主張する。

■疑惑再燃も安倍氏封じ込めが狙いか

 11月に入り、菅首相は安倍氏が退任直前の9月に「首相の談話」という遺言のような形で提起したミサイル防衛政策の見直しについて、安倍氏が目標とした年末までの結論を先送りした。さらに、憲法改正についても、「菅首相はやってるふりをしているだけで、安倍氏のように(改憲で)リーダーシップを発揮する気はない」(自民幹部)とみる向きが多い。

 そこで、安倍氏側は「話が違う」(側近)との不満から安倍氏復活に動き、それを官邸サイドが牽制するという「菅vs安倍」という構図が浮かび上がるわけだ。今回の桜疑惑再燃も「菅首相が安倍氏の封じ込めを狙ったもの」とのうがった見方が出る所以だ。

 地検が刑事事件として立件するような事態になれば、細田派と麻生派、さらには竹下派など、菅首相の政権運営に不満を持つ勢力が一斉に「反菅」に転じる可能性もありうる。

 ひと昔前、ロッキード事件で田中角栄元首相を逮捕させた三木武夫首相(当時)に対し、最大勢力だった田中派を先頭に多数の派閥が挙党体制確立協議会(挙党協)を結成して「三木おろし」に動いた前例もある。多勢に無勢で手足を縛られた三木首相が解散もできずに任期満了選挙に追い込まれ、自民敗北で退陣した歴史は「今回の動きと二重写しになる」(自民長老)との見方もある。

 そもそも、地検特捜部が国会開会中に本格捜査を進めることもあまり例がない。これまでは、「選挙前3カ月から半年は政治がらみの捜査をしないのが慣例」(司法関係者)だった。年明け解散も取りざたされている時期に、超大物である前首相の疑惑を捜査するのは「極めて異例の事態」(同)ともみえる。

 そういうこともあって関係者の間では今回の疑惑について、「公選法違反の立件は困難で、本命は政治資金規正法違反(不記載)」との見方が広がる。「動かぬ証拠」(閣僚経験者)となるホテル側の領収書が存在すれば、安倍事務所の「収支報告書不記載」での立件は容易だ。検察は年度が替わる前に捜査を終結することが多く、今回の捜査も2021年3月までに結論を出す方向だとされる。

5822名無しさん:2020/11/29(日) 00:01:53
>>5821

■「秘書に責任押し付け」で言い逃れ

 そこで問題となるのが安倍氏の今後のふるまいだ。安倍氏周辺はすでに不記載を認めているとされ、「安倍氏が国会で虚偽答弁を続けたことは明白」(閣僚経験者)だ。そうなれば当然、安倍氏自身による記者会見での説明や国民への謝罪が求められることになる。 

 安倍氏支持派とされる産経新聞も、26日の社説で「自ら説明すべき」と主張した。ただ、安倍氏が虚偽答弁を認めて謝罪すれば、国民の信頼とキングメーカーとしての政治的地位を一気に失うことになる。

 ただ、「不記載は一定以上の金額でないと関係者を逮捕することなどはしないのがこれまでの例」(司法委関係者)とされる。今回の疑惑は「年単位でみると最大250万円程度の不記載なので、せいぜい書類送検での罰金刑。場合によっては収支報告書の訂正で済ませるケースもいくらでもある」(同)との指摘も多い。

 その一方で、安倍氏がもし、違法を認識していて虚偽答弁を続けていたことが立証されれば、「議員辞職にもつながる政治家としての致命傷」(自民長老)となる。これまで、安倍氏周辺から出たとされる情報は、「会計責任者でもある公設第一秘書が安倍氏に黙ってやったこと」で統一されている。安倍氏は過去の政治スキャンダルと同様、「秘書がやったことで、まったく知らなかった」と言い逃れしようとしているともみえる。

 つまり「政治的落としどころは、秘書だけが処分されて安倍氏は立件対象にならないまま、虚偽答弁を記者会見などで謝罪して、証人喚問などは回避する」(自民幹部)というシナリオが現実味を帯びてくる。

 ただ、その場合も「結果的に安倍氏の再々登板説も自然消滅し、院政への道も遠のく」(同)のは明らかだ。その結果、「菅首相の求心力は強化され、次期衆院選で負けない限り、総裁再選による4年の本格政権が確実になる」(自民長老)。ここ当分は「桜疑惑をめぐる虚々実々の駆け引き」(同)が政局の焦点となりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5823名無しさん:2020/11/29(日) 00:35:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb3f728c35dbaf817c4d357bf1645c8737c6353b
自民・石破氏「今更なんだかなあ…」 「桜」めぐる安倍氏批判に
11/28(土) 11:32配信

 自民党の石破茂元幹事長は27日付のブログで、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会で、安倍氏側が参加費用の一部を補填(ほてん)していた問題について「党内からも批判があがっているとの報道に接したり、安倍氏を礼賛・擁護していた政治評論家が厳しい姿勢に転じて発言をしたりするのを見ていると、今更なんだかなあ…という気がしないではない」と投稿した。

 「第三者の掌を返したような姿勢を見ると、そんなに自分の立場が大事なのかと情けない」とも書き込んだ。石破氏は安倍氏の首相在任中、「桜を見る会」をめぐる説明が不十分だとして批判していた。

 また、安倍氏側に対しても「『現在捜査中なので何も言えない』と常套(じょうとう)句のようにいわれるが、真実を積極的に明らかにすることと捜査の支障になることは同じではない。当事者のみならず党や政治全体の信頼回復にも資する」と適切な対応を促した。

5824名無しさん:2020/11/29(日) 00:40:56
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020112700002.html
菅総理と検察が安倍氏に迫る「政界引退」
「安倍前首相秘書ら聴取」の舞台裏と今後の行方を読み解く
佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長
2020年11月28日

 シェイクスピアの惨劇が現代日本の政治状況の中で甦りつつある。創作前期の史劇群から後期の悲劇群への橋渡し作品となった『リチャード3世』の主人公は、権力への野心だけを頼りに実兄をはじめとする親族や臣下を冷酷に粛清し尽くし、王座に上り詰めていく。

 権力のために、自らが殺した皇太子の未亡人を口説き落として妻とし、薔薇戦争の最後に殺されるまで、ただ権力だけにしか関心のなかった男。

 現代の「リチャード3世」は誰なのか。私は今、あえて名指しすることはしないが、11月23日、勤労感謝の日の読売新聞朝刊1面を見た読者は意外な驚きを味わい、政界関係者はある種の戦慄を味わったのではないだろうか。

 1面左肩にあるその見出し「安倍前首相秘書ら聴取」という記事の書き出しはこうなっている。

 安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍氏らに対して政治資金規正法違反容疑などでの告発状が出されていた問題で、東京地検特捜部が安倍氏の公設第一秘書らから任意で事情聴取をしていたことが、関係者の話でわかった。

 これに続く文章を読んでみると、さらにこうある。

 特捜部は、会場のホテル側に支払われた総額が参加者からの会費徴収額を上回り、差額分は安倍氏側が補填していた可能性があるとみており、立件の可否を検討している。

 この日の朝日新聞1面は、新型コロナウイルスの日本の死者総数が2000人を超えたというニュース。安倍氏の公設第一秘書が地検特捜部から事情聴取を受けたという記事はどこにも見当たらない。朝日だけでなく、毎日や東京などどの新聞にもない。つまり、読売のスクープである。

 私に入ってきた情報によると、この読売やNHKに対して、首相官邸からリークがあったのだという。首相官邸の主は言うまでもなく菅義偉首相。9月にあった自民党総裁選の前に繰り広げられた党内暗闘を制して権力の座を手中にし、自ら官房長官として仕えた安倍前首相の政治を全面的に引き継ぐと公言した首相である。

 その首相を主にした官邸が、前首相を一気に落とし込むブラックニュースを、それまで安倍政治にほとんど忠実に従っていた新聞界と放送界の両雄に「嬉々として」流した――。

 いま、「嬉々として」とあえてカギカッコをつけたのは、この様態は私が推測した部分であり、実際には「嬉々として」だったのか「冷静に」だったのかはわからないからだ。むしろ、菅政権の性格から推してみると「冷静に」とか「冷酷に」とかと形容する方が正確かもしれない。

5825名無しさん:2020/11/29(日) 00:41:14
>>5824

菅首相は何を考えているのか
 振り返ると7年8か月の第2次安倍政権の間、日本の政治状況は「安倍一強」体制と言われ続けてきた。その体制が崩れ、体制を支えてきた官房長官の菅氏が後継首相となってほぼ2か月後にこのニュースが流れた。しかも、ニュースの流れ方が尋常ではない。官邸が検察の動きを止めるどころか自らささやくことまでやっている。

 読売新聞とNHKのニュースが流れた朝、自民党内にこのような見方が広がり、官邸や検察の思惑をめぐって様々な憶測が飛び交った。情報が混乱する中で、議員たちの最大関心事は次の2点に絞られた。

 まず、検察はどこまで捜査を進めるつもりなのか、という点。

 そして、二つ目に菅官邸がニュースを流した狙いはどこにあるのか。さらに端的に言えば、菅首相は何を考えているのか、という点である。

 二つ目の点から先に考えてみよう。最初に思い描いていただきたいのは、菅義偉氏が首相になった経緯、暗闘の構造である。

 私は日本人ジャーナリストとして初めて、安倍前首相が辞任表明する1週間前の8月21日の論座(『ポスト安倍は「麻生」か「菅」か/安倍vs二階の攻防激化〜安倍内閣総辞職の可能性強まる。「佐藤栄作」越えの24日以降か』)で内閣総辞職の予測ニュースを報じ、その後同29日の論座(『「安倍・麻生」vs「二階・菅」 国家権力を私物化する総裁選の行方』)と併せて、「菅・二階」VS「安倍・麻生」という暗闘の構造をレポートした。

 つまり、安倍後継を決めるにあたって、当時の菅官房長官を立てる二階俊博自民党幹事長と、麻生太郎財務相を後継としたい安倍首相との暗闘の構造のことである。

 この構造を思い描いた時、誰しもが疑問に思う点がひとつだけある。内閣官房長官は首相のパートナーとして内閣を支え続けてきた「縁の下の力持ち」。首相とは誰にも増して同志的なつながりを持っているはずなのに、なぜ対立構造の中に位置することになってしまったのか、ということだ。

 同じような疑問は官房長官時代の菅首相の頭にも去来したにちがいない。菅氏にとってみれば、安倍内閣や安倍個人の醜い不祥事、疑惑をかばい続け、毎日午前、午後の記者会見でも弾除けの役を担ってきた。

 しかし、それにもかかわらず、後継首相を考える際に安倍氏が推したのはまず岸田文雄自民党政調会長、そして菅氏とは折り合いの悪い麻生氏だった。あくまで菅氏自身は外され続けた。

 この疑問の果てに「菅・二階」VS「安倍・麻生」という暗闘の構造が出来上がった。そして、この構造の特徴は8月29日の論座レポートでも詳述したが、4者のうち誰一人として安閑としていられる人間は存在しないという点である。

5826名無しさん:2020/11/29(日) 00:42:03
>>5825

「安倍再登板」への警戒感
 二階幹事長と菅首相とは、それぞれの地元、和歌山と横浜にIRを誘致しているという点で共通している。

 そのIRをめぐる汚職事件で秋元司衆院議員が逮捕、起訴され、さらに保釈中に事件の証人を買収しようとした疑いで再逮捕、追起訴されるという前代未聞の事件を起こした。その秋元氏をIR担当の内閣府副大臣に据えた背景には二階、菅両氏の力があったとされている。

 一方、麻生氏には二つほど大きい疑惑がある。ひとつは「忖度道路」として有名になった下関北九州道路の建設問題。この道路建設は財政難のために2008年に完全凍結されたが、下関を地元とする安倍氏、北九州を地元とする麻生氏の下で2019年度に調査が再開された。総工費数1000億円とされるこの道路が本格着工されれば、麻生氏の実家であり自ら社長も務めた麻生セメントを中核とする麻生グループは大きく潤う。

 もうひとつの問題は、北九州沖の響灘で進められている洋上風力発電事業だ。この企業は独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から補助金を受けているが、社長が代表を務める政治団体は、麻生氏の資金管理団体「素准会」に対して2017年と18年に計3000万円の寄付をしている。

 そして、安倍氏については言うまでもないが枚挙にいとまがない。森友学園、加計学園、河井元法相夫妻の公職選挙法違反事件と1億5000万円という破格の運動資金の問題、そして今回、公設第一秘書が東京地検特捜部から事情聴取を受けた「桜を見る会」の疑惑。

 安倍氏を筆頭として4人のうち誰一人として安閑としていられる人間はいないはずだ。

 ところが驚くべきことに、菅首相就任後、安閑としている人間がただ一人だけ存在した。安倍前首相である。

 安倍氏は首相職を辞任する直前、慶應大学病院への検査に何台もの車列をなして押しかけ「体調不良」をアピール、首相辞任の第一の理由として「潰瘍性大腸炎」という持病を挙げた。

 ところが、首相辞任後2か月も経たないうちに体調は戻り、現在活発な活動を続けている。さらに出身母体の自民党内最大派閥である清和政策研究会(清和会=細田派)への復帰にも意欲を示しているとされる。安倍氏が清和会に復帰するということは、まさに最大派閥の会長に収まることを意味する。

 そのことと併せて、安倍氏の周辺からは、来秋の総裁選に安倍氏自身が三度目の登場をするのではないかという期待の声さえ漏れてくる。この事態を前にした時、菅氏は、血色の戻った安倍氏の顔を決して喜びを持っては見られなかっただろう。

 東京地検特捜部が安倍氏の公設第一秘書らを事情聴取した案件は、毎年開催している「桜を見る会」の前夜祭に安倍事務所が5年間で計約900万円を補填していたという問題。

 読売新聞を追いかけた11月25日朝日新聞1面の詳細な記事によると、正確な補填額は916万円。各年の参加者は450-750人規模。安倍氏の地元支援者一人当たりでざっと計算すると2000円から3000円の補填額だ。

 補填は何と言っても補填であることには違いはなく、有権者に同額の供応をしていたことは間違いない。このために公職選挙法や政治資金規正法違反であることは事実だとする見解がある。

 その一方で、「前首相を公選法に問うには金額が小さすぎる」という見解も根強く、最終的には検察は、政治資金規正法に基づく罰金刑を秘書に課して処理を終了させるのではないか、と見る見方が一般的のようだ。

 しかし、最初に提起した問題に戻るが、ここでさらに考えなければならないことは、権力の座に就いた菅義偉氏という個人が一体何を考えているのだろうかという、まさに歴史の不確定要素だ。

 7年8か月の間、不祥事に揺れ続ける政権を盾となって守ってきたにもかかわらず、最後になって最も劣後した地位に追いやられ屈辱をなめさせられた記憶。議員秘書や横浜市議から始めた自分のキャリアに比べ、輝く日本政界のスターたちを親や親族に持つ安倍氏の恵まれた偶然の境遇。

 脳内で働き続ける不確定要素は、今後、刻々と上がってくる検察の捜査情報を前に、アクセルとブレーキのペダルのどちらを踏むべきか決定的な要因となる可能性がある。

5827名無しさん:2020/11/29(日) 00:42:34
>>5826

安倍政権に伝統や誇りを引き裂かれた検察
 ここで、政界関係者らが強い関心を持つもう一つの問題の方を考えてみよう。つまり、検察はどこまで捜査を進めるつもりなのか、という点である。

 まず、各マスコミの報道によれば、今回任意の事情聴取を受けたのは、安倍事務所の公設第一秘書ら。合計で「20人近く」(週刊朝日)という報道もあるが、私が得た情報では「最低でも10人以上」だった。

 この事情聴取は今年5月21日に全国の弁護士や法学者662人が東京地検に安倍氏らを告発したことを受けたものだが、もし東京地検にやる気がなければ、恐らくは公設第一秘書に形式だけのヒヤリングをして終わりである。

 しかし、現実には任意とはいえ10人から20人の間の秘書らを事情聴取。相当力を入れた捜査であることを推量させる。

 私に入ってきた情報でも東京・霞が関の検察庁舎の地検特捜部のフロアは連日夜遅くまで煌々と明かりがともっているらしい。さらに言えば、事件に強い読売社会部が増員体制に入ったという情報も伝わってきた。

 これらの間接情報を総合すると、地検はかなり真剣に疑惑に向き合っていることを想像させる。

 地検の姿勢を検討する際にも、先ほど指摘した歴史の不確定要素を勘案する必要がある。つまり、簡単に言えば、安倍政権のために検察の伝統や誇りといったものがズタズタに引き裂かれてきたという経緯だ。

 振り返ってみると、まず2014年に、政治資金収支報告書への未記載費用が1憶円を超えるという疑いを持たれた自民党議員、小渕優子氏の疑惑があった。地検特捜部は関係先を家宅捜索したが、データを保存していたとされるハードディスクが電動ドリルで破壊されていたという事態が起きた。

 2016年には、甘利明氏による都市再生機構(UR)に対する口利き疑惑事件が明らかになった。口利きの見返りに甘利氏側が計1200万円もの現金や接待を受けていたという疑惑で、甘利氏自身、計100万円の現金を受け取っていた事実を認めた。

 これらは明確な事件だったが、東京地検は議員への捜査、立件を見送った。そして、その裏には、安倍官邸の意を受けた黒川弘務・東京高検前検事長の働きがあったとされている。

5828名無しさん:2020/11/29(日) 00:43:26
>>5827

安倍氏に突きつけられる「政界引退」、そしてその先は…
 黒川氏は「安倍官邸の守護神」とも俗称され、安倍氏や菅氏の政治力をバックに検察捜査に圧力を加え続けた。

 安倍氏は今年1月31日、この黒川氏の定年延長を閣議決定。違法の疑いが強い定年延長の狙いは、検察の最高権力者である検事総長に黒川氏を就任させることだったが、その後5月になって、黒川氏がコロナ禍の緊急事態宣言下で新聞記者らと賭けマージャンに興じていたことが報じられ、「守護神」はあっけなく退場となった。

 安倍氏を背後に背負った黒川氏の度重なる圧力や定年延長問題などによって特捜検事をはじめとする検察職員たちはかつてない屈辱を味わってきたと見られる。

 そこに黒川氏という重しが取れ、安倍氏に対してそれほど庇い立てする気がない菅政権が誕生した。しかも、「桜を見る会」前夜祭という比較的立証が簡単な事件。処理は罰金刑かもしれないが、立件はまちがいないだろう。

 しかも、ここでもう一つ付け加えなければならない情報がある。検察は単に安倍事務所による補填の裏付けを取るだけではなく、補填した資金の出所まで強い関心を持って捜査しているという情報だ。

 安倍氏の周辺には、河井元法相夫妻への1憶5000万円供与の問題や加計学園、森友学園問題などカネにまつわる疑惑が多い。重しが取れた検察は、「桜を見る会」前夜祭を入り口にどこまで駆け上がっていくのか。

 この疑問に対して、菅氏と検察がそれぞれに内包する「歴史的不確定要素」がどういう解決策を与えるのか。

 積極捜査を進める検察を前に、安倍氏は現代の「リチャード3世」の軍門に降ると見られる。白旗を掲げた「前王」に対して、菅氏と検察が下す処断の内容は、政界引退だろう。

 しかし、検察はそれから先にまだ捜査の手を伸ばすのか、まだ見通すことができない。

5829とはずがたり:2020/11/29(日) 08:38:37
小泉進次郎が「ハゲの会」に入会 評判ガタ落ちで焦燥し美人広報を採用
https://news.yahoo.co.jp/articles/67a3eebec415a788efc2a0a03a1df67831a2c74f
11/28(土) 5:56配信
デイリー新潮

 大臣に就任して1年余り。この間、小泉進次郎環境相(39)は“ポエマー”として評価が上がっただけ、という声がもっぱらだ。メディア露出もすっかり減った焦燥からか、今度は「ハゲの会」に入会、そして環境省に美人広報まで雇っていた。

小泉進次郎環境相の薬指に光る「セクシー」な指輪

 ***

菅総理

 永田町には知る人ぞ知る「日本を明るくする会」(通称・ハゲの会)が存在する。要は薄毛の議員が集まる懇親会なのだが、今月12日夜、東京・赤坂の中華料理店で開かれた同会の会合に駆け付けたのが進次郎氏だった。まさか、40歳を前に頭髪が薄くなったのだろうか。

「いやいや、小泉さんに資格はないはずなんだけど、なんでも曾祖父が薄毛だったそうでね」

 とは同会幹部。曾祖父とは小泉純一郎元総理の祖父で「入れ墨の又さん」とも呼ばれた小泉又次郎元逓信大臣のことだ。

「小泉さんはこの会の存在を以前から知っていて、彼から入りたいと言ってきたんです。妻のクリステルさんのお父さんも髪が薄いとかで。ま、ともかく入会ということになりました」(同)

 2013年発足の同会の名誉総裁は菅義偉総理。50名近い議員が所属している。

 政治部デスクによれば、

「年に数回、懇親会を行っています。小泉大臣は特定の派閥に属していませんので、“仲間作り”の一環でもあるのでしょう。大臣の取り巻きだった自民党議員の中には離れた人もいるようですし」

 最近の進次郎氏の評判は議員間のみならず、メディアでもガタ落ちである。

5830名無しさん:2020/11/29(日) 12:27:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/2146704c76c2823a735bf16d400f401503cefdbe
静岡5区 二階・岸田両派、骨肉の代理戦争
11/29(日) 8:45配信

 「1月の衆院解散・総選挙の可能性は依然、残っている。ご協力願いたい」

 20日夕、静岡県三島市の商工会議所の一室。旧民主党出身で、現在は自民党入りを目指している無所属の細野豪志(49)は後援会幹部との選対会議に臨み、こう呼びかけた。

 源頼朝が源氏再興を祈願した「三嶋大社」で有名な三島は、静岡5区を地盤とする細野にとって最重点地区だ。早々と選対本部を立ち上げた唯一の地で「これまでの選挙は全て三島の貯金で勝っている。三島でどれくらい票を取れるかが勝敗の分かれ目になる」とも訴えた。

 静岡5区は、細野が自民現職の吉川赳(たける)=38=と熾烈(しれつ)な公認争いを繰り広げる注目の選挙区だ。両者の争いの脇では、立憲民主党が新人を送り込んで漁夫の利を狙っており、三つどもえの戦いとなる見通しだ。

 旧民主で幹事長まで上り詰め、「非自民」のスターとして脚光を浴びた細野。しかし、昨年1月に無所属のまま自民幹事長の二階俊博率いる二階派(志帥会)に入会し、旧民主時代の同僚や自民内から大ブーイングを浴びた。表舞台に立つ機会は激減したが、その間、自民入りに向け地元に約70の支援団体を組織するなど準備を進めてきた。

 細野は静岡5区で6連勝しており、選挙にはめっぽう強い。しかし今回、選対幹部の表情は険しい。「無所属で戦うのは初めての経験だ。二階さんの後押しがあるとはいえ、組織力なしに戦うのは相当厳しい」と語る。

 自民入りには、吉川に比例復活を許さず完勝することが条件となる。二階派幹部は「次も細野が圧倒的に勝てば文句なしで自民党員になれる」と期待を寄せる。二階は、静岡5区などを含む地域が地盤だった遠藤三郎元建設相に秘書として仕えた経験があり、「静岡5区には縁があるので、十分関心を持ってみていきたい」と注目している。

 一方、「自民現職」の看板で臨むのが吉川だ。1日には大票田の同県富士市で国政報告会を行い、菅義偉(すが・よしひで)内閣の一員であることをこうアピールした。

 「内閣府政務官、復興政務官という要職をいただいた。担務は多いが、一つ一つ全力で取り組みたい」

 地元の後援会長も駆け付け、「私たちの意見を国政に反映する活動をしているのが吉川さんだ」と強調。細野については「二階幹事長のところに雲隠れして、かっこいいことばっかり言っている。税金の無駄遣いだ」とこき下ろした。

 しかし、現職とはいえ厳しい現実にも直面している。最近、党本部は次期衆院選に関し、選挙区で連続2回以上敗れ、比例代表で復活当選を果たした議員について、比例の重複立候補を原則として認めない方針を確認した。「2回連続」ではないものの、細野に3連敗で一度も勝ったことがない吉川には、重くのしかかりかねない。

 静岡は、法相の上川陽子や吉川ら岸田派(宏池会)の議員が3人おり、一定の影響力を持つ。細野には幹事長派閥の後ろ盾があるが、岸田派幹部は「正規軍はこちらだ。強いところを見せてほしい」と吉川にハッパをかける。

 だが、岸田派会長の岸田文雄は先の総裁選で敗れて以来、求心力と影響力を失いつつある。最近では公明党が衆院広島3区に候補者擁立を発表した。岸田の地元で頭越しに選挙区を奪われかねない状況を目の当たりにし、吉川側は「対岸の火事ではない」と危機感を募らせる。

 「地道に活動するしかない」。こう語る吉川は政務官として東京に滞在せざるを得ない日以外は地元で選挙区をくまなく回り、地図を塗り潰すのが日課だ。来秋までに確実に行われる次の衆院選で、強力なライバルを打ち倒せるのかが注目される。

(広池慶一)

5831名無しさん:2020/11/29(日) 12:27:18
https://www.asahi.com/articles/ASNCW5W3LNCWUTFK00X.html
「真面目」岸田氏、問われる手腕 埋没回避で発信強化
会員記事
笹井継夫
2020年11月27日 18時01分

 今年9月の自民党総裁選で敗れ、一転無役になった岸田文雄前政調会長が埋没を避けようと発信を強めている。来秋の次期総裁選に向け、さっそく地方行脚を開始。新たな議員連盟も立ち上げて存在感をアピールする。衆院広島3区をめぐる公明党との対立など難題が降りかかるなか、党内で良くも悪くも「真面目」と評される岸田氏の手腕も問われている。

 岸田氏がいま、力を入れるのが地方視察だ。安倍政権では外相や政調会長だったことから地方を回る時間が少なく、浸透不足が指摘されているためだ。

 「多くの地域に足を運んで経験を積み重ねていくことによって、政策について磨きをかけるべく努力をしていきたい」。8日、長崎県小値賀町での視察後、記者団に語った。

 菅義偉首相や石破茂元幹事長と争った9月の総裁選で、岸田氏は国会議員票と地方票を合わせた全体では2位だったが、地方票は141票のうちわずか10票。石破氏の42票にも及ばず、地方票という「弱点」が浮き彫りになった。

 これを受け、先月15日には自身が率いる岸田派内に、総裁選での地方対策を担う委員会を新設。第1弾となった今月2日の山梨県内の視察で、岸田氏は「地方票(獲得)の前提として、地方をよく知り、地方のみなさんとしっかり意思疎通を図らなければならない」と強調し、地元議員や住民らと対話を繰り返した。

 一方で、国会議員票の上積みにも着手している。27日には、野田聖子幹事長代行とともに共同代表に就いた出産時の費用負担軽減をめざす議員連盟で、出産育児一時金の引き上げを求める提言をとりまとめた。また、麻生派の薗浦健太郎副幹事長らとともに各国の新型コロナウイルス対策を学ぶ議連も始動させている。さらに、被爆地・広島選出の議員として、核兵器の廃絶を訴える自著も先月出版。「岸田カラー」のアピールに努めている。

 だが、岸田氏が置かれている状…

5832名無しさん:2020/11/29(日) 21:12:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f43d7847291a11cf244de25cb9a87e06f78feca6
「安倍前総理が賢明な判断を」桜問題めぐり石破氏
11/29(日) 18:16配信

■石破茂・自民党元幹事長(発言録)

 (「桜を見る会」の前日の夕食会の問題で、野党が安倍晋三前首相の国会招致を求めていることを問われ)国会がどう決めるかであり、同時に安倍前総理自身がどのようにお答えになるかいうことだと思う。

 私たちが野党でいた頃、鳩山(由紀夫)さんが前総理になられた時、そういう方々の国会招致を求めたが、応じられることはなかったと記憶している。

 やっぱりそこは与野党の立場は関係なく、衆院の(政治)倫理綱領で、そういう時には自ら進んで事実を明らかにしなければならないと決めた。

 そういうことを踏まえて、安倍前総理ご自身が賢明な判断をなさるし、それが長い間総理を務められた方の誇りでもあり、見識でもあるかなと思うが、どういう判断をされるかについて私があれこれ申し上げるべきことではない。(29日、高知市で記者団に対して)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/39c5dbd7b39e4ab4dbed87b1363d855da3139ca8
安倍氏は「桜」説明を 自民・石破氏
11/29(日) 17:17配信

 自民党の石破茂元幹事長は29日、安倍晋三前首相は後援会主催「桜を見る会」前夜祭をめぐる問題に関し、自ら国民に説明すべきだと主張した。

 議員は疑惑を持たれれば自ら解明するよう衆参両院の政治倫理綱領に記されていると指摘し、「自身が賢明な判断をする。それが長い間、首相を務めた方の誇り、見識だ」と述べた。

 菅義偉首相が官房長官時代に事実誤認の答弁をした可能性が出ていることについても「間違った答弁をしたとすれば、なぜかということ(を説明する姿勢)が国民の信頼を高めることにつながる」と指摘した。高知市内で記者団に語った。

5833名無しさん:2020/11/30(月) 17:17:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3f183211b9235a55bf0d6b4e9064e649005438a
橋下徹氏が安倍前首相にフジ番組で“辞職勧告”の衝撃! 次々とシンパが離れていく
11/30(月) 12:40配信

 安倍前首相と親しい橋下徹元大阪府知事が、安倍前首相に対して“辞職勧告”を行い、安倍前首相周辺に衝撃が走っている。

 辞職勧告が飛び出したのは、29日朝、放送されたフジテレビ系の情報番組「日曜報道 THE PRIME」。番組は、安倍前首相の「桜疑惑」を取り上げ、桜を見る会「前夜祭」の経費について、安倍サイドが910万円以上の費用を補填していた問題を報じた。番組の最後に橋下元知事は、こうコメントしてみせた。

<秘書がやっていることを政治家が全部見切れてるわけじゃないんですが、今回の問題はホテルに確認すればすぐに分かることなんです><これ事実だったら本当に残念なんだけど議員辞職もやむなしだと僕は思っています>

■岸田文雄氏、野田聖子氏も…

 安倍前首相周辺が焦っているのは、安倍応援団が次々に離れはじめていることだという。産経新聞まで、26日の社説で「自ら説明すべき」と主張している。

 29日は、自民党の野田聖子氏が「前首相が自らの言葉で説明責任を果たすべきだ」とNHKで明言し、岸田文雄氏も記者団に聞かれ「しっかりと説明努力を続けることが大事」と突き放している。もともと、野田氏、岸田氏の2人は、安倍前首相とは同期の“仲良し”だ。

 さらに、検察が「桜疑惑」を捜査することについて菅官邸は黙認している、という解説も流れている。そもそも、国会会期中に特捜部が本格捜査を進めることは珍しい。立憲民主党の福山幹事長は、「状況によっては連座制も適用される可能性も出てくる」と指摘している。地検が想定しているのは「政治資金規正法違反」と「公職選挙法違反」だ。捜査はどう進むのか。元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏はこう言う。

「捜査は年内に決着すると思います。来年になると、解散総選挙の可能性があることと、4月以降にずれ込むと時効にひっかかるからです。安倍さん本人の立件はないでしょう。あるとしたら、秘書の罰金刑だと思います。連座制の適用はありません」

 秘書が立件されたら、一気に“安倍離れ”“安倍包囲網”が加速する可能性がある。

5834名無しさん:2020/11/30(月) 22:29:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9486105e3e8dd5790ceebc00910fe79361c01014
自民・二階幹事長 都議選に意気込み「必ず勝利を」
11/30(月) 22:19配信

 2021年夏に行われる予定の東京都議会議員選挙について、11月30日に開かれた自民党東京都連の定期大会で二階幹事長は「必ず勝利を収めるため、努力していく」と意気込みを語りました。

 定期大会では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、経済活動との両立に全力を挙げて活動することや、2021年に延期された東京五輪を成功させる運動方針を決めました。そして、来賓として二階幹事長が登壇し、次の都議選について「党本部にとっては国政選挙同様の重みを持っている」と、勝利への意気込みを語りました。定期大会では現職の22人の議員を含め、都連の公認候補者49人の発表も行われました。

最終更新:11/30(月) 22:19
TOKYO MX

https://news.yahoo.co.jp/articles/63d2fc77b2459193736f096f2d7cb8d6c3c0127c
下地氏復党、党本部で判断 二階自民幹事長
11/30(月) 19:22配信

 自民党の二階俊博幹事長は30日の記者会見で、同党沖縄県連が反対している無所属の下地幹郎衆院議員の復党について、「県連の意向を尊重するが、そればかりではない。党は党として判断をすることもあり得る」と述べた。

5835名無しさん:2020/11/30(月) 22:49:54
衆議院の同期会が昨夜開催 | 河井克行オフィシャルブログ「あらいぐまのつぶやき」Powered by Ameba
https://ameblo.jp/katsuyuki-kawai/entry-12483328701.html

衆議院の同期会が昨夜開催
2019-06-19 20:27:10

テーマ:ブログ
平成八年10月20日投開票の総選挙で初当選した仲間たちでつくる「末広会」が昨夜、約二年ぶりに開催されました。

安倍総理大臣をゲストに迎えて、菅官房長官、河野外務大臣、吉川農林水産大臣、それに下地幹郎・日本維新の会選対委員長ら二十数名の同期生が出席。初当選から23年。いまでは皆が、政府、国会、党、政策集団を枢要な役割で支える立場になりました。派閥の事務総長のうち6人もが平成八年初当選組です。思い出話に花が咲きました。安倍政権をみんなで支えること、参院選の必勝を誓い合いました。

山口泰明「末広会」会長の音頭で、派閥・グループを超えて、「末広会」が妻・河井あんりを応援することも心合わせしていただきました。二十数年間に及ぶ同期のつながり、本当にありがたいものです。

#河井克行#安倍首相#同期生#菅官房長官#農林水産大臣#河野太郎#政府#自民党#国会#衆議院議員総選挙

5836とはずがたり:2020/12/01(火) 22:52:45

“ボス”なき石破派、展望なき存続  本人は総裁選になお意欲
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/669063/
2020/12/1 6:00
西日本新聞 総合面 湯之前 八州

 石破茂元幹事長が自民党石破派(19人)の会長を退いて、1カ月余―。派閥自体は何とか存続する見通しが強まっているが、後継会長などは白紙のままで、他派閥への移籍を模索する議員の動きも依然くすぶっている。石破氏は来秋の次期総裁選への出馬意欲を捨てていないが、自身も派閥も混迷の淵から抜け出せていない。

 「みんなで固まっていこうという意見が強かった。雲散霧消することはない」。11月26日、石破派の有志の昼食会を終えた中堅議員は、派の現在の雰囲気をこう表現した。

 9月の総裁選で最下位に沈んだ石破氏。10月22日の石破派臨時総会では、最側近で派閥事務総長の鴨下一郎元環境相らに迫られる形で会長の座を降りた。関係者によると、鴨下氏はかつて所属した竹下派にメンバーを集団移籍させた上で、石破氏を「竹下派の総裁候補」として再生し、次期総裁選に出馬させるシナリオを描いていたという。

 ただ、鴨下氏がこうした狙いを石破氏や派内に知らせなかったことから、ボスが空位となった石破派の混乱は深まった。脱退や、竹下派とは別の派閥への移籍を検討する議員が出たり、「石破氏は首相挑戦を諦めた」との臆測が飛び交ったりした。

 その後、石破氏が幹事長時代に初当選した若手メンバーを中心に、派の存続を望む声が強まった。若手は11月18日に石破氏と会食し、結束を確認。木曜日定例の派閥会合は中止が続くが、代わりの昼食会を毎週催している。出席者は増加傾向にあり、同26日には中堅や、重鎮の田村憲久厚生労働相を含む12人が顔をそろえた。「一部がクーデターを企てただけ。大半はこれからも石破さんについて行く」と若手の一人は話す。

 「自分が終わったと思わない限りは、終わらない。決めるのは自分だ」

 当の石破氏は11月20日、自身のパーティーでこう主張。来場者は首相への意欲を捨てていないと受け取った。だが、総裁選惨敗の原因である党内支持基盤の薄さを克服する妙策は見えない。石破派は存続するにしても、特定の総裁候補を推さない「グループ」にすべきだと主張するメンバーも複数いる。

 石破氏を宰相にするため、5年前に発足した石破派。「集まってはいるが、未来も方向性も定まらない。今はそんな状態だ」。長老の一人は息を吐いた。

 (湯之前八州)

5837名無しさん:2020/12/02(水) 09:43:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce3e4c0e02bea594055a7680b9e790572b418a6a
二階幹事長と菅総理が一日二回も飯食って話し合った「重要案件」
12/1(火) 7:32配信

11月12日、永田町の政界関係者は飛び交う噂に耳を疑ったはずだ。



「菅義偉総理と二階俊博幹事長が食事をするらしい。しかも昼夜2回続けて――」

実際、二人は首相官邸で昼飯を食べ、夜は虎ノ門の高級ホテル『The Okura Tokyo』で小池百合子東京都知事を交えて会食した。多忙を極める総理が一日に2度も幹事長と会って話すことと言えば、一つしかない。



解散総選挙のタイミングだ。



その前夜には、安倍晋三前総理が野田聖子幹事長代行らと会食し、「私だったら来年1月に解散する」と話したとも報じられていた。にわかに年明け早々の解散総選挙が現実味を帯び始めた。



「その直前まで、菅総理と二階幹事長の間に隙間風が吹き始めているのでは、と勘ぐる向きがありました。外務省の振り付け通りに対中強硬姿勢を見せる菅総理と、筋金入りの親中派である二階幹事長の間に溝が生じたのではないか、というものです。会食はその噂をかき消す意味もありました。

そのうえ、二人が一日に2度も会えば、野党にも解散があるとの疑念を抱かせるには十分です。1月中旬までに第3次補正予算を成立させ、国民に10兆円規模のバラマキを行って下旬に解散。2月7日投開票が一つのスケジュールでしょう」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)



永田町関係者の間では『〈想定〉解散総選挙日程』という題名で詳細なスケジュールが出回っており、年明け解散に説得力を持たせている。最近になって自民党本部の中庭で政策宣伝車『あさかぜ号』のマイクテストが頻繁に行われているのも、選挙の到来を予感させる一因だ。



菅総理は国会で「私も『全集中の呼吸』で答弁させていただく」などと『鬼滅の刃』のセリフを引用。二階幹事長も主人公が身につける羽織の市松模様を意識したマスクをつけて記者の前に登場した。二人とも『鬼滅の刃』ブームに便乗しているように見えなくもない。



「二階幹事長の行動は変幻自在なので、つい深読みしたくなりますが、その行動原理は至ってシンプル。自民党が政権与党であり続けることと、自身が幹事長職に留まることの2点です。来年9月に訪れる総裁選では菅総理2選の流れを作って、幹事長に留まりたい。そのためには、総裁選の前に総選挙を行い、それに勝たなければならないのです」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)



現状、一月解散はないとの見方が強くなっているが、はたして――。

『FRIDAY』2020年12月4日号より

FRIDAYデジタル

5838名無しさん:2020/12/02(水) 09:47:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ff26eeaa8a6897a57227a766dce69ede16cf8b
安倍前首相の「桜」前夜祭“Go Toイート”を読売が連続スクープ! 紙面でわかる真の「権力」の在処
12/1(火) 6:12配信

 いやー、先週の読売新聞はすごかった。歴史に残る。

 紙面でおさらいしてみよう(後ほど書きますが「紙面で読む」のがキーポイントなのです)。

「安倍氏スクープ」で連勝の読売新聞
安倍晋三前首相 c?文藝春秋

 まず月曜日。11月23日の1面に『安倍前首相秘書ら聴取 「桜」前夜祭 会費補填巡り 東京地検』。

「桜を見る会」の前夜祭について東京地検特捜部が「会場のホテル側に支払われた総額が参加者からの会費徴収額を上回り、差額分は安倍氏側が補填していた可能性がある」として秘書らを聴取した。

 読売のスクープである。まず1勝。

 それにしても高級ホテルで飲み食いして5000円。残りは安倍事務所が補填してくれるってまさにお得な「 Go Toイート」だ。菅&二階が考案する前に Go Toキャンペーンをしていた安倍さん。さすが役者が違う。

 読売のスクープに他紙も続く。翌日の火曜日、11月24日。

 毎日新聞『安倍前首相側 補填か』

 朝日新聞『安倍氏側 数百万円負担か』

 必死でくらいつく毎日&朝日。しかし読売は、

『安倍氏側800万円超補填か』

 具体的な数字をはっきり。朝日の「数百万」をあっさり上回る。読売2勝目。

 3日目の水曜日、11月25日。

 朝日は1面で『安倍氏側 5年で916万円補填』。

 朝日の意地だ。読売の「800万円超」に対してさらに具体的に出してきた。しかし読売1面を見ると……。

『安倍氏側 領収書廃棄か』

 出たー、食らいつく朝日をあざ笑うかのようなスクープをまたも放つ。読売3勝目。

 トドメは翌日の木曜日。11月26日。

 読売1面『安倍氏側、記載方法照会』。

 なんと安倍氏側が2013年に「前夜祭」開催費用について、政治資金収支報告書への記載方法を総務省に問い合わせていたというのだ。そして政治団体に支出が生じれば記載する必要があると回答を受けていた。安倍氏側が政治資金規正法に抵触する可能性を認識していた根拠だという。

 読売4勝目! 圧倒的な強さである。例えて言うならプロ野球の日本シリーズで「4勝0敗」で圧勝したようなもの。

 あ……例えがマズかったか。

 いや、先週の同じ頃に読売ジャイアンツは日本シリーズで4連敗したが、しかし読売本体は4連勝していたのである。

5839名無しさん:2020/12/02(水) 09:48:55
>>5838

「我が世の春」を謳歌する二階幹事長に…
 さて今回の本題はここからです。

 ひと通り先週の読売の紙面を振り返ったが、新聞を「紙面」で読む醍醐味をこれから発表したいのです。「スクープ」の近くにはどんな記事が報じられていたのか。

 まず、最初のスクープ『安倍前首相秘書ら聴取』(11月23日)だが、私は下の記事に目を奪われたのである。これだ。

『首相の厚遇 二階派の春』

 二階俊博自民党幹事長がいかに我が世の春を謳歌しているかを書いているのだが、こういう政治内幕モノの「読み物」を1面の真ん中に配置するのは目立つ。

 つまりこれは読者というより「二階幹事長に見せている」のではないか。そんなメッセージすら感じてしまった。

説明を求められる中での首相への“高評価”
 次の火曜日の紙面を見てみよう。『安倍氏側800万円超補填か』というスクープの下には、

『菅首相「誠実さ」評価74%』

 菅さんは誠実。

 読売と早大の共同世論調査で8項目で尋ねたら「誠実さ」74%、「改革意欲」73%、「親しみやすさ」71%という数字が出た。

 「説明力」43%、「国際感覚」46%と低い数字も書いてあるが、2面では『首相、イメージ戦略奏功』として「庶民派」「令和おじさん」と見出しに書いている。

 これはすごい。学術会議問題やコロナ対策で説明を求められている中での「誠実さ」「親しみやすさ」である。

 安倍スキャンダルの独走スクープに菅&二階への好意的な記事。私は先週の読売の紙面を見て「潮目の変化」を感じたのだ。

「読売新聞を熟読して頂いて」
 思い出していただきたい。2017年5月3日の憲法記念日。

 読売は1面に『憲法改正20年施行目標 9条に自衛隊明記 首相インタビュー』と当時の安倍首相のインタビューを載せた。国会で問われた安倍首相は「読売新聞を熟読して頂いて」と言った。

 このとき、読売のインタビュー掲載までの流れを朝日は翌日に書いている。

《今回の憲法改正の方針表明に向け、首相は事前にメディアにも対策を打った。4月24日夜、都内の料理店で、憲法改正試案を紙上で発表している読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社主筆と食事。その2日後に東日本大震災をめぐる問題発言をした今村雅弘・前復興相を更迭した直後、同紙のインタビューを受けている。》(2017年5月4日)

 出ましたナベツネ! 憲法記念日に改憲インタビューを載せるという仕掛けにはこんな流れがあったのだ。

 渡辺恒雄氏の悲願でもある憲法改正。それを訴える安倍首相を読売は「推して」きた。しかし今回、安倍氏の求心力が下がるであろう記事を次々と載せ、その近くには菅&二階の企画モノの記事をちりばめる。

「乗り換えた」というのが下世話な表現だとすれば、渡辺恒雄氏の影響力が確実に下がっていそうなことが新聞マニアには「読める」のである。

5840チバQ:2020/12/02(水) 09:49:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/adeecec84879d4357e5f390f7017c3834af10811
吉川元農水相に現金提供か 鶏卵大手、便宜狙い 東京地検捜査
12/2(水) 0:42配信

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産経新聞
元農林水産相の吉川貴盛衆院議員(春名中撮影)

 鶏卵生産大手「アキタフーズグループ」(広島県福山市)の元代表(87)が鶏卵業界に便宜を図ってもらう目的で、元農林水産相の吉川貴盛衆院議員(70)=自民、北海道2区=に対し、現金を提供した疑いのあることが1日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部も把握しており、アキタ社の関係者を任意聴取するなどして、捜査を進めているもようだ。

 吉川氏は11月、議員会館での産経新聞の取材に応じなかった。一方、アキタ社幹部は取材に「元代表らが任意聴取を受けているのは事実。詳しいことはわからない」と話している。

 元代表は業界団体「日本養鶏協会」で副会長や特別顧問を務めるなど、長年に渡り業界のリーダーとして、政治家や農水省の官僚に多く接触していた。元代表は吉川氏の他にも、農水族議員らに現金を配布した疑いがあるという。

 関係者によると、元代表は、家畜にとってストレスの少ない飼育環境を目指す「アニマルウェルフェア」(AW)や、鶏卵の取引価格が基準を下回った場合に9割以内が補填(ほてん)される「鶏卵生産者経営安定対策事業」をめぐり、政治家や農水省の官僚に実情を訴えるなどしていた。

 アキタ社をめぐっては、前法相で衆院議員、河井克行被告(57)=広島3区、公選法違反罪で公判中=夫妻の陣営による昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、事件の関係先として、今年7月に検察当局が家宅捜索していた。同社は河井夫妻陣営に献金をするなどしていた。捜索を受け、元代表は経営から退いていた。

 また同月に元代表は所有するクルーザーで、農水省の元幹部や、元農水相経験者らを接待していたことも判明している。

 吉川氏は北海道議を経て平成8年の衆院選で初当選し、現在6期目。北海道開発政務次官や農水副大臣などを歴任し、30年10月〜令和元年9月にかけて農水相を務めた。

5841名無しさん:2020/12/02(水) 09:49:34
>>5839

ポスト菅を目指す岸田文雄氏にも影響が
 たとえばこの記事も見てみよう。

『「桜」再燃 政権に痛手 安倍氏側 補填認める』(読売11月26日)

 見出しは菅政権だが、読んでいくと安倍氏に関する解説のほうが面白いのだ。

《安倍氏は9月の退任後、表舞台での活動を徐々に再開させていたが、求心力の低下は必至だ。》

 安倍氏の失墜はポスト菅を目指す岸田文雄氏にも影響が出ているらしい。

《岸田氏にとっては、来年の党総裁選を見据え、安倍氏との連携を強化する狙いがあった。岸田氏周辺からは「安倍氏を後ろ盾にする戦略は練り直す必要がある」との声も漏れ始めた。》

 見出しでは菅政権に「痛手」とあるが、長い目で見ると菅首相には思わぬプラスになってしまいました、という状況でもあることがわかる。

 各所で権力のうつりかわりを改めて実感。そんなことを感じた先週1週間の新聞読み比べでした。

プチ鹿島

5842名無しさん:2020/12/02(水) 10:00:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/40584e9e8909f4f015f37625f26d3d617d2febd8
「桜を見る会」問題で安倍前首相の影響力は失墜、菅政権は自由になった?
12/1(火) 6:01配信

 「桜を見る会」問題が突如、国民の目の前に再浮上してきた。菅政権になってからというものの、安倍政権時代は見えにくかった「裏の工作」のようなものが国民に見えるようになってきたといっていい。一体なぜか。(立命館大学政策科学部教授 上久保誠人)

● 「桜を見る会」補填問題、菅首相は突き放した

 安倍晋三前首相の後援会が、地元支持者らを招待して「桜を見る会」の前夜祭を開催した際に、参加者がホテルに支払う費用の一部を、安倍前首相側が補填していたことが明らかになった。

 安倍前首相の公設第1秘書が東京地検特捜部の事情聴取に対し、費用の一部を補填したことを認めた上で、「補填した分は政治資金収支報告書に記載しなければならないとわかっていた」と供述したという報道もある。特捜部は、公職選挙法と政治資金規正法に違反する疑いがあるとして、今後立件の可否を判断するとみられている。

 これまで、安倍前首相は、2019〜20年の国会で、「安倍事務所側が補填した事実は全くない」などとした答弁を33回していた(本連載第226回)。野党は「虚偽答弁を続けた」と批判し、攻勢を強めている。

 菅義偉首相は、国会で問われると「前首相の関連団体のこと」と突き放した。真相解明のための安倍氏の参考人招致については「国会が決めること」と他人事のような態度だ。自身が官房長官だった時の対応についても「前首相に確認したことを話しただけ」とし、自分には責任がないとした。首相は、安倍前首相を冷たく突き放したように見える。

● 「裏の工作」のようなものが国民に見えるようになった

 この連載では、菅政権の発足時に、これまで官房長官として、安倍政権を支えるために自らに集中させた権力を、今度は自分が首相に就任した後に、誰かに譲るのか、握り続けるのかが焦点だと指摘した(第253回)。

 そして、政権発足後に次第に明らかになったことは、菅政権では、政権が「目的」とすることと、その実現のための「手段」が、安倍前政権時代と入れ替わったことだ(第256回)。これを言い換えれば、安倍政権時には表面に出てこなかった、権力を支えるための「裏の工作」のようなものが表に出てきて、国民に見えるようになったということだ。

 例えば、「日本学術会議の任免拒否問題」である(第255回)。安倍政権時から、首相官邸の強い要望で、新会員の推薦名簿を学術会議が正式に政府に提出する前に、官邸と学術会議で「事前協議」が行われるようになったことが明らかになってきた。16年と18年の欠員補充の人事では、学術候補が推薦した候補に官邸が難色を示し、欠員を補充できなかったという。だが当時、それが表面化することはなかった。安倍政権が学術会議との対立構図を国民にわざわざ見せることをしなかったのだ。

 安倍政権にとっては、安全保障政策の推進という「目的」を達成できればいいのであり、その大きな障害にならなければ、国民の目の前でわざわざ派手に戦う必要はなかったからだ。その水面下の「事前協議」を主導していたのが、当時の菅官房長官だったことはいうまでもない。

 ところが、菅政権が発足した途端に、学術会議の「任免拒否問題」が国民の面前で起こった。学術会議が、菅政権が目指す政策の障害になったわけではない。それなのに、菅首相は学術会議のみならず、野党やメディアから厳しい批判を浴びながらも、「任免拒否」の理由の説明を一切拒否し、学術会議の改革を「行政改革」の課題の一つと位置付けた。学術会議を抑えること自体が、政権の「目的」となったように見える。

5843名無しさん:2020/12/02(水) 10:00:37
>>5842

● 「桜を見る会」は安倍政権の目的達成のための手段

 そして、「桜を見る会」の問題である。これは、安倍政権時には、政権の「目的」を推進する障害となりかねないスキャンダルであり、速やかに沈静化することが重要だった。ゆえに、菅官房長官は「桜を見る会」の「招待者選定責任者」として、徹底的に安倍首相を擁護していた。

 前夜祭については国会で、通常1万円以上かかるホテルの宴会で、安倍事務所が支援者から5000円しか徴収していなかったことの妥当性を野党から追及された時、「ホテルと話せば柔軟に対応してくれる」「いろんなところで過去に経験がある」「5000円でできないと言っていますけど、決め打ちはやめてもらいたい」などと反論した。また、野党から関連書類をホテルから取り寄せることを求められると、「明細書の発行はなかったということです」と突っぱねていたのだ。

 さらに当時、「桜を見る会」の「招待者名簿」が破棄されていたことが国会で問題視された。当時の菅官房長官は、「桜を見る会」文書を所管する立場にあった。だが、野党議員の文書公開の要求に、「個人情報を含んだ膨大な文書を適切に管理する必要が生じるため、内閣府は遅滞なく廃棄している」と答弁していた。

 「招待者名簿」が重要だった理由は、招待者の中に安倍前首相ら政権幹部の「招待枠」が存在しており、事実上税金を使って支援者を接待する場になっているという疑惑があったからだ。

 つまり、「桜を見る会」とは、安倍政権が、長期政権を維持し、政策を実現するという「目的」達成のために支持基盤を拡大していく「手段」となっていたのだ。そして、それが「違法」だと疑われる「手段」だったので、官僚も使って徹底的に隠そうとしたということだ。

5844名無しさん:2020/12/02(水) 10:01:12
>>5843

● 安倍前首相の今後にとって著しい痛手

 ところが、菅政権になってから、「桜を見る会」が突如、国民の目の前に再浮上してきた。しかも、検察の安倍事務所への事情聴取という、明らかに安倍政権時代とは真逆の形である。さすがに、これを菅政権で「手段」が「目的」になったというのは言い過ぎだろう。だが、いろいろと考えさせられることがある。

 安倍政権時代は、菅官房長官と黒川弘務前東京高検検事長が検察を抑え込んでいたという話がある。黒川氏が検察を去り、菅官房長官は首相となった。その結果、政権が検察を抑えられなくなったということかもしれない。

 一方、逆の考え方もある。この連載で指摘したように、首相となったことで、自分に集めてきた権力を「真逆」の方向に使い始めたということだ。菅首相は官房長官時代に、毎年約10億〜15億円計上される官房機密費や報償費を扱い、内閣人事局を通じて審議官級以上の幹部約500人の人事権を使い、官邸記者クラブを抑えてメディアをコントロールし、官邸に集まるありとあらゆる情報を管理した。官邸に集まるヒト、カネ、情報を一手に握ることで、菅氏は絶大な権力を掌握してきた。

 そして、菅官房長官が集めた権力は、「森友学園問題」、「加計学園問題」、「桜を見る会」、「南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の“日報隠し”問題」、「裁量労働制に関する厚労省の不適切な調査データの問題」など、安倍前首相とその周辺が「権力の私的乱用」をして、うまい汁をすすることを守るために使われてきた。一連の隠蔽、改ざん、虚偽答弁とそれらに対するメディアの甘い対応は、菅官房長官の指揮によって行われてきたのだ。

 ところが、今回検察が「桜を見る会」に関して安倍事務所の事情聴取に入ったことに対して、菅首相が「黙認」した。あるいはより積極的に関与したという話がある。それは前述の、菅首相の安倍氏に対する冷淡なコメントを読めば、あり得ない話ではないように思える。要は、菅首相は「正義」のために権力を行使し、安倍氏を切り捨てた可能性があるのだ。

 これは、菅首相が言う「当たり前のことが当たり前になる日本社会」の実現に向けた権力行使なのかもしれない。しかし、権力の私的乱用を守るために集めた権力が、「正義」を実現するために使えるのかどうかは、今の時点ではなんともいえない(第253回・p5)。

 菅首相が権力を行使した結果なのかは別としても、「桜を見る会」の再浮上で少なくとも一ついえることがある。それは安倍氏の政界における影響力維持に、著しい痛手となったということだ。

 振り返れば、国政選挙6連勝を達成し、史上最長の長期政権を維持した安倍氏対する自民党内の評価は高かった。また、「ポスト安倍」だった岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長が失速し、自民党内では「ポスト安倍は菅」との声が大きくなりつつあった。菅政権の最初の組閣・党役員人事でも、今後も安倍氏が裏で操り続けるのではないかと思われるほど、安倍氏に気を使ったといえる人事が目立った。

 さらに安倍前首相が会長を務める自民党の保守系議員連盟「創生日本」が再始動した。「保守団結の会」(代表世話人・高鳥修一衆院議員)や「日本の尊厳と国益を護る会」(代表・青山繁晴参院議員)など他の保守系のグループも、安倍氏との連携も模索し始めていた。

 だが、「桜を見る会」の疑惑再燃で、安倍再登板を望む声は急速にしぼみ始めている。その結果、「国民の人権の制限」と「国民の義務の強化」という保守系議員が進めようとした憲法改正や、家族の重視など「道徳の推進」など、保守的な政策を進める動きは大きくならないだろう(第144回)。

 一方、安倍政権時から進めてきた、「一億総活躍」(第138回)、「働き方改革」「女性の社会進出」(第177回)、「教育無償化」(第169回・p3)などの社会民主主義的な政策に加えて、「不妊治療の保険適用拡大」「選択的夫婦別姓」などが進められていくことになる。

5845名無しさん:2020/12/02(水) 10:01:22
>>5844

● 菅首相はアベノミクスを公然と批判できるようになる

 そして、安倍前首相の名前を付けた経済政策であるため、批判がしづらく、政府自身がその間違いを認められなくなっていた「アベノミクス」の政策転換がやりやすくなることは重要だろう。

 アベノミクスとは、異次元のバラマキで、斜陽産業を延命させただけで、成長産業を生まず、カネが切れたらまたカネがいる経済政策だった(第163回)。日銀総裁や経済閣僚が、都合のいい数字だけを出して、アベノミクスの成功を強弁し続けた状況が変わるのはいいことだ(第190回・p3)。

 なによりも、菅政権が進める行政改革・規制緩和と「アベノミクス」は根本的に相いれないものだ。菅首相は、「アベノミクスの継続」を強調してきたが、本心ではないだろう。安倍氏の影響力低下によって、菅首相はアベノミクスを公然と批判できるようになる。構造改革路線への転換を堂々と主張するようになるだろう。

 最後に、外交政策の変化である。「ドナルド・シンゾー」と呼ばれたドナルド・トランプ米大統領との親密な関係を核とする日米関係をベースとした外交方針は、表舞台から退場していくことになる。次期米大統領に決まる可能性が高まっているジョー・バイデン氏は、トランプ大統領よりも原理原則に厳しいという見方がある。中国に対して、トランプ政権以上に強硬路線を取る可能性があるが、バイデン氏が公約している「地球温暖化問題」の推進などでは、協調的な関係を築こうともするだろう。

 また、「地域的な包括的経済連携協定(RCEP)」が締結された。世界の人口の3割、世界のGDPの3割を占めている巨大経済圏の誕生である。特筆すべきことは、日本、中国、韓国が史上初めて自由貿易協定を結んだことだ。「二国間交渉」ではさまざまな問題を抱えているためにうまくいかなかったこの3国が、「多国間」という枠組みの中で合意に至ったことは、今後の国際関係の変化を象徴している。

 今後は、「二国間」よりも「多国間」の関係が、「対立」よりも「協調」が重要視される国際社会になっていくだろう。「バイデン次期大統領の登場」「RCEPの締結」と「安倍前首相の影響力低下」は、単なる偶然ではあるものの、新しい時代が到来する象徴的な出来事となる可能性がある。

上久保誠人

5846名無しさん:2020/12/02(水) 10:13:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/5348af68dfc145be6b614012df9dc74e1c5c175a
菅首相 国土強じん化の5年延長指示、15兆円 二階幹事長らに配慮
12/1(火) 12:37配信

 菅総理は、防災・減災のための公共事業=国土強じん化対策を来年度から5年間延長するよう指示しました。事業規模は総額で15兆円が見込まれています。

 「防災減災、国土強じん化のための5か年加速化対策。仮称でありますが、取りまとめるよう指示があったところであります」(加藤勝信 官房長官)

 1日の閣僚懇談会で菅総理は、“自然災害等の状況に即した機動的、弾力的な対応を行うため”、今年度までの予定だった国土強じん化対策を5年間延長する考えを表明し、閣僚らに指示しました。事業規模は5年間で総額15兆円が見込まれ、初年度の対策は現在編成中の今年度第3次補正予算案に盛り込まれる見通しです。

 国土強じん化対策をめぐっては、自民党の二階幹事長らから延長を求める声が上がっていました。(01日11:18)

最終更新:12/1(火) 13:33
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/80a30282f5507038f36e17faef3b44a260e5008c
菅首相 国土強靱化「5か年計画」策定指示
12/1(火) 14:03配信

防災・減災や国土強靱(きょうじん)化を推進するため、菅首相は1日、15兆円規模となる来年度からの5か年計画を策定するよう関係閣僚に指示しました。

菅首相は1日朝の閣僚懇談会で「自然災害の状況に即した機動的、弾力的な対応を行う」として、激甚化する災害や巨大地震への対策、老朽化対策の加速、デジタル化などの推進を柱に5年間で15兆円規模の対策を策定するよう指示しました。

来年度の事業費については、今年度の第3次補正予算案に盛り込むとしています。

国土強靱化は自民党・二階幹事長の肝いりの政策で、現在の計画は3年で総事業費7兆円でした。今年度で期限が切れることから、与党からは5年間で15兆円の計画策定を求める声が出ていました。

二階幹事長は会見で「時宜を得たことであり、我々としては当然のことだ」と述べました。

5847名無しさん:2020/12/02(水) 10:14:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8111ca9c58e538f5f0e920314b2becfb713cc5b
公明に揺さぶられる岸田派 進むも退くも窮地 衆院広島3区
12/1(火) 21:02配信

 自民党岸田派(宏池会)の岸田文雄会長が衆院広島3区の候補者調整で苦境に立っている。岸田氏ら多くの議員を輩出する広島で次期衆院選の公認候補を立てる算段だったが、公明党が斉藤鉄夫副代表の公認を決めたためだ。公明党側は岸田派議員への「選挙支援打ち切り」をちらつかせており、岸田氏はメンツと現実のはざまで頭を抱えている。

 「地元は公明に怒っている」。岸田氏は1日、自民党本部で二階俊博幹事長と面会してこう訴え、公明党への不信感をにじませた。二階氏は「しっかり連携していこう」と応じたという。岸田氏は山口泰明選対委員長とも面会。山口氏は記者団に「県連として(広島3区の候補となる)支部長を選ぶのは当然だ」と述べた。

 公明党は昨夏の参院選広島選挙区で当選した河井案里被告=公職選挙法違反の罪で公判中=と、広島3区選出の元法相で夫の克行被告=同=が関与したとされる買収事件を問題視。衆院選に向け「自民党不信が払拭されていない」などと斉藤氏擁立を正当化する。

 これに対し、岸田派には、公明党が太いパイプを持つ菅義偉首相の強い後押しで案里被告が擁立されたとの見方が強く、広島3区の候補者は自民党県連主導で決めるとの立場だ。ただ、公明党の意志は固く、支持母体の創価学会が岸田派議員らに「広島3区から手を引かないと次の衆院選では応援できない」などと個別に牽制しているとされる。

 岸田氏は公明党との調整に意欲を示すが、岸田派若手は「何も得られずに引き下がれば、将来の首相就任の目はなくなる」と危機感をあらわにした。(永原慎吾)

https://news.yahoo.co.jp/articles/f8c3d6d581aae42a0267446f6cbcbf5fa0e337e5
門衆院議員の公設秘書、飲酒運転の疑いで逮捕 和歌山
12/1(火) 20:58配信

 元国交政務官の門博文・自民党衆院議員(55)=比例近畿、二階派=の公設秘書が和歌山市内で飲酒運転し、道交法違反容疑で和歌山県警に現行犯逮捕されていたことが分かった。当初は職業を無職と偽り、逮捕後には事務所を解雇されたという。

 関係者によると、現行犯逮捕されたのは、中野泰寛元秘書(54)。逮捕容疑は11月23日午前0時半ごろ、和歌山市内の自宅近くの県道で、車を飲酒運転したとしている。

 車が速度を上げて走るのをパトロール中の警察官が不審に思い、職務質問したところ、呼気から基準を超えるアルコール分が検出された。車には妻と知人が同乗。門議員は乗っていなかったという。すでに釈放されている。

 門議員の事務所は「休日中の私的なこととは言え、公設秘書としてあるまじき行為に深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

5848チバQ:2020/12/02(水) 20:54:14
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASND255HGND2UTFK00J.html
吉川元農水相が党役職を辞任 「しばらく治療に専念」
2020/12/02 16:05朝日新聞

吉川元農水相が党役職を辞任 「しばらく治療に専念」

衆院本会議に出席する自民党の吉川貴盛氏=2020年11月20日、恵原弘太郎撮影

(朝日新聞)

 自民党の吉川貴盛・元農林水産相が大臣在任中に鶏卵生産・販売大手側から500万円を受け取ったとされる疑惑をめぐり、吉川氏は2日、事務所を通じてコメントを発表した。全文は以下の通り。

   ◇

 本日の朝刊各紙に私の政治資金に関する記事が掲載されました。地元のみなさま、党関係者にはご心配をおかけしておりますことをお詫(わ)び申し上げます。

 昨日までに報道機関からお問い合わせが事務所にありましたが、2年前心筋梗塞(こうそく)を起こし大学病院で手術し、現在も定期的に通院治療していたところ、先週不整脈となり急遽(きゅうきょ)その病院に入院したことから対応することができませんでした。

 しばらく検査の上、治療に専念しなければならない状況となっております。国会審議と党務の運営にご迷惑をおかけしたくない思いから、本日、党国会対策委員長に診断書を提出するとともに、党幹事長宛に選挙対策委員長代行をはじめとするすべての党役職を辞することをお伝えしました。

 本日の件で当局から説明を求められることがあれば、現在入院治療中ではありますが誠実に対応させていただきます。

5849名無しさん:2020/12/02(水) 21:09:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/660af52eb005641b8b1a6e434f1b5cad9438b25f
自民・下村氏「首相にまで行くことか」「トラベル」対応で小池氏に苦言
12/2(水) 16:44配信

 自民党の下村博文政調会長は2日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要喚起策「Go To トラベル」をめぐり菅義偉首相と東京都の小池百合子知事が1日に首相官邸で会談したことについて「本来は西村康稔経済再生担当相マターだと思う。首相(のところ)まで行くことかと思う」と述べ、小池氏の対応に苦言を呈した。

 高齢者や基礎疾患を持つ人の利用自粛を求めるとの結論になったことについては「国も都も連携して国民の信頼に応えるようにすることだ。首相は応えている」と語った。

5850名無しさん:2020/12/02(水) 23:52:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c55ebe09756df6e1e5853e5e0acd4b9a5b2eb11
細田派と麻生派 菅政権下で逆風に直面 「後継者不足」「桜」懸念
12/2(水) 22:44配信

 自民党最大勢力の細田派(清和政策研究会、98人)と第2派閥の麻生派(志公会、54人)が、菅義偉政権下で「逆風」に直面している。両派には首相が断行した人事に不満がくすぶるが、反転攻勢を託せる後継者は見いだせていない。安倍晋三前首相の早期復帰待望論が根強い細田派には「桜を見る会」問題の再燃も影を落としている。

 両派に所属する衆院当選3回の議員30人超は2日夜、東京都内のホテルで会合を開催した。安倍氏を慰労する目的で、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相も顔を出した。新型コロナウイルスを「国難」と位置付け、結束して菅首相を支えることを確認した。

 出席者によると、安倍氏は「将来の日本のために頑張ってほしい」とエールを送り、麻生氏は次期衆院選について「逆風が吹いたときも勝てる戦い方の準備をしておくように」と述べた。約1時間半の会合は大いに盛り上がったという。

 ただ、安倍、麻生両氏の盟友関係を基盤に前政権の中枢を担ってきた両派の現政権に対する思いは複雑だ。9月の総裁選で支持した菅政権の発足以降、徐々に影響力を失いつつある兆しがあるからだ。

 細田派は党幹事長や官房長官など希望していたポストを得られなかった。次期総裁選をめぐっては衆目の一致する候補がおらず、次期衆院選に向けても選挙基盤が弱い3回生を多く抱えている。「総裁派閥でなくなり、他派の草刈り場になるのでは」(中堅議員)との危機感は強い。

 そうした事情を背景に、派内では安倍氏の早期派閥復帰を期待する声が強まった。「再々登板」の可能性を残しつつキングメーカーとして影響力を持てば、派の存在感や求心力が高まるとの計算があったためだ。

 しかし、最近になって安倍氏の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会で安倍氏側が会費の一部を補填(ほてん)していたことが発覚。政治資金規正法違反の可能性も指摘される中、中堅は「安倍氏は知らなかったとはいえ、すぐには戻れないのでは」と不安視する。

 一方、麻生派は派内の総裁候補である河野太郎行政改革担当相の出馬意欲を抑えて総裁選では首相支持に踏み切った。ただ、新たな入閣は、待機組だった井上信治科学技術担当相のみ。若手は「麻生氏ら幹部は怒っている」と語っており、両派が政権とどう間合いをとっていくのかが注目される。(沢田大典、今仲信博)

https://news.yahoo.co.jp/articles/43893256f1724cfc6151537728cb27d462cac5c6
解散時期など意見交換 自民党の二階、加藤氏ら
12/2(水) 23:44配信

 自民党の二階俊博幹事長、加藤勝信官房長官らは2日夜、東京都内の中国料理店で会合を開き、衆院解散・総選挙について意見を交わした。

 政府・与党内には来年1月の解散は困難との見方が広がっているが、出席者によると、時期について認識を共有したという。

 会合には森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理も同席。2020年度第3次補正予算案の審議日程についても協議し、1月中に成立させる方針で一致した。 

最終更新:12/2(水) 23:44
時事通信

5851チバQ:2020/12/03(木) 18:53:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f99ecf0871822979ef5845a78424ead6026b2cd
石破派、当面は会長不在で存続へ 「派閥として一致結束」と意思確認
12/3(木) 16:51配信
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派閥会長の辞任を表明する自民党の石破茂元幹事長=衆院第2議員会館で2020年10月22日午後1時7分、竹内幹撮影
 自民党の石破派(19人)は3日、国会内で昼食懇談会を開き、派閥を存続させることで一致した。10月に石破茂元幹事長が会長を辞任したことを受け、対応を協議していた。

 この日の出席者は、山本有二元農相ら8人で、石破氏は含まれていない。①派閥として存続②有志による緩やかなグループ化③派閥解散――の3案が検討されたが、「派閥として一致結束していく」と意思確認された。当面、会長は不在とし、他派閥との交渉を担う役職を置く見通し。来週にも欠席者を含めて会合を開き、正式に決定する。【立野将弘】

5852とはずがたり:2020/12/03(木) 22:14:57
自民各派、疑惑続出に動揺 安倍氏説明要求の声
2020年12月03日20時37分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120300953&g=pol

 自民党の吉川貴盛元農林水産相の金銭授受疑惑が浮上したのに続き、「桜を見る会」前夜祭問題で東京地検特捜部が安倍晋三前首相に任意聴取を要請したと報道され、党内で3日、動揺が一段と広がった。各派幹部からは両氏に説明を求める声が上がった。
桜解明に後ろ向き 菅首相、にじむ「負の遺産」にふた

 竹下派の竹下亘会長は派閥例会後、安倍、吉川両氏について記者団に「説明責任があるのは当たり前だ。どこかの時点で話すと強く期待している」と強調。岸田派の岸田文雄会長は吉川氏に関し、「政治の信頼という点で重大、深刻な問題だ。どう説明するか注視しなければならない」と語った。
 吉川氏が事務総長を務めていた二階派も定例の総会を開いたが、金銭疑惑は話題に上らなかったという。公職選挙法違反事件の河井案里被告(参院議員)とカジノ汚職事件の秋元司被告(衆院議員)は自民離党後も特別会員として同派に所属。ベテランは「衆院選でかなりの逆風になる」と語った。石破派中堅は「問題は二階派ばかり。反省がない」と厳しく批判した。
 加藤勝信官房長官は記者会見で、安倍氏について「国会でできる限りの説明をした。捜査には全面的に協力していく旨を述べた」と語るにとどめた。
 一方、立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に、改めて安倍氏の国会招致を主張した上で「次から次へと問題が出てくるのは菅政権に引き継がれた体質だ」と非難。共産党の志位和夫委員長は会見で、吉川氏の農水相在任中に菅義偉首相は官房長官だったとして「菅政権、自民党執行部に重大な責任がある」と断じた。

5853名無しさん:2020/12/04(金) 00:22:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/a972d61cf48789c0820a6abc2a49787da8327760
安倍前首相が後援組織の強化呼びかけ、麻生氏は「逆風吹いても勝てるように」
12/3(木) 5:10配信

 安倍前総理は2日夜、麻生副総理や自民党の若手議員と会合を開き、来年予定される衆議院選挙に向け後援組織を強化するよう呼びかけました。

 東京都内のホテルで開かれた会合は、安倍前総理の慰労を目的としたもので、安倍氏の出身派閥・細田派と麻生副総理が率いる麻生派の当選3回の衆院議員ら、およそ40人が参加しました。

 「安倍(前)総理がおっしゃっていたのは、とにかく新しい後援組織を作っていく。常に新しい後援してくれる人を増やしていく。このことをやらなければダメだよと」(自民党 細田派 福田達夫衆院議員)

 来年の衆院選に向け、安倍氏がこのように述べたほか、麻生副総理は“当選3回の議員はこれまで順風の選挙を戦ってきた”としたうえで、逆風が吹いたときも勝てる戦い方の準備をするよう呼びかけたということです。会合では、菅政権を支える方針も確認しています。(03日00:54)

最終更新:12/3(木) 5:10
TBS系(JNN)

5854名無しさん:2020/12/04(金) 00:23:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/a972d61cf48789c0820a6abc2a49787da8327760
安倍前首相が後援組織の強化呼びかけ、麻生氏は「逆風吹いても勝てるように」
12/3(木) 5:10配信

 安倍前総理は2日夜、麻生副総理や自民党の若手議員と会合を開き、来年予定される衆議院選挙に向け後援組織を強化するよう呼びかけました。

 東京都内のホテルで開かれた会合は、安倍前総理の慰労を目的としたもので、安倍氏の出身派閥・細田派と麻生副総理が率いる麻生派の当選3回の衆院議員ら、およそ40人が参加しました。

 「安倍(前)総理がおっしゃっていたのは、とにかく新しい後援組織を作っていく。常に新しい後援してくれる人を増やしていく。このことをやらなければダメだよと」(自民党 細田派 福田達夫衆院議員)

 来年の衆院選に向け、安倍氏がこのように述べたほか、麻生副総理は“当選3回の議員はこれまで順風の選挙を戦ってきた”としたうえで、逆風が吹いたときも勝てる戦い方の準備をするよう呼びかけたということです。会合では、菅政権を支える方針も確認しています。(03日00:54)

最終更新:12/3(木) 5:10
TBS系(JNN)

5855名無しさん:2020/12/04(金) 01:18:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/629841f6fd2aefbc0c9913f6762258488dfc6944
自民・竹下元総務会長、吉川元農水相らの疑惑に「説明責任があるのは当たり前」
12/3(木) 13:30配信

 自民党の竹下亘元総務会長は3日、吉川貴盛元農林水産相が業者から現金供与を受けたとされる疑惑や安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会をめぐる問題に関し、「(政治家に)説明責任があるのは当たり前だ。何らかの形で、どこかの時点でお話しされると強く期待している」と述べた。

 また、「政治家は自らに降りかかったさまざまな疑惑や問題について自ら説明する以外に方法がない」と指摘。「政治資金やお金の問題では、『改むるにはばかることなかれ』というのが大原則だ」と強調した。竹下派(平成研究会)の例会後、記者団に語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a52e19fdf064cfb87d9a8a0145db633f5e67c97
石破派若手ら、派閥存続で一致
12/3(木) 13:34配信

 自民党石破派(水月会、19人)の若手有志らは3日、国会内で会合を開き、石破茂元幹事長が会長辞任を表明した派閥の在り方について意見交換し、石破派は存続させるべきだとの考えで一致した。会合後、平将明衆院議員が記者団に明らかにした。平氏は、月内にも派閥存続の方針を確認したいとの考えも示した。今後、派内で合意が得られるように調整する。会合には約10人が出席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d7daf9d8f0078b77478b3c9248e23246fea24d0
自民・岸田氏、日中関係「尖閣など言うべきことは言うべき」
11/26(木) 17:49配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は26日の岸田派(宏池会)会合で、中国の王毅国務委員兼外相の訪日を受けた今後の日中関係について「世界第2の経済大国との関係を安定させる努力は必要だが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐるやり取りなど、言うべきことはしっかり言うバランスが大事だ」と述べた。

 香港の西九竜裁判所がデモ扇動罪に問われた民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏らの公判で保釈継続を認めず、即日収監したことに関しては「自由や民主主義を考えたときに、懸念すべきだ」と強調した。

5856名無しさん:2020/12/04(金) 01:20:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/884e94b8a7544e165d03e8bbdae2ca42f8904518
伊吹元衆院議長が小室圭さんに異例の苦言「国民にしっかり説明を」
12/3(木) 15:24配信

自民党の伊吹元衆議院議長が秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が延期されてきた小室圭さんに対し、国民への説明責任を果たすよう異例の苦言を呈した。

伊吹氏は最高顧問を務める自民党二階派の会合で、秋篠宮さまが誕生日に際しての会見で、眞子さまと小室さんの結婚を認める発言をされたことについて、「父親としての娘に対する愛情と、皇嗣という者のお子様である者にかかってくるノブレス・オブリージュ(高貴な者の義務)としての行動と両方の間の、相剋のようなつらい立場に皇嗣殿下はあられるんだなと思った」と感想を述べた。

そのうえで伊吹氏は「小室さんは週刊誌にいろいろ書かれる前に、やはり皇嗣殿下がおっしゃってるようなご説明を国民にしっかりとされて、そして国民の祝福の上に、ご結婚にならないといけないんじゃないか」として、母親の元婚約者との金銭トラブルをめぐる小室圭さんの姿勢に異例の苦言を呈した。

また、伊吹氏は「国民の要件を定めている法律からすると、皇族方は、人間であられて、そして、大和民族・日本民族の1人であられて、さらに、日本国と日本国民の統合の象徴というお立場であるが、法律的には日本国民ではあられない」と説明し、「眞子さまと小室圭さんの結婚等について、結婚は両性の合意であるとか、幸福の追求は基本的な権利であるとかいうことをマスコミがいろいろ書いているが、法的にはちょっと違う」と指摘した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/69b8d5383d5c389f77efb52f9cf4ee262b645df0
「小室圭さんはしっかりご説明を」 伊吹元衆院議長
12/3(木) 17:30配信

■伊吹文明・元衆院議長(発言録)

 (秋篠宮家の長女の)眞子さまと小室圭さんの結婚について、結婚は両性の合意であるとか、幸福の追求は基本的な権利であるとかマスコミがいろいろ書いている。ノブレス・オブリージュ(高い地位にある者の責務)というか、そういうお立場であるがゆえに課されている制限というつらいお立場のもとにおられる。それだけに小室さんは週刊誌にいろいろ書かれる前にご説明を国民にしっかりとされて、そして国民の祝福のうえにご結婚にならないといけないんじゃないか。(3日、二階派の総会で)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/dcfe57f3f56d00d43f3e27a1c20a5353e6914b2e
自民・伊吹氏「小室氏は国民にしっかり説明を」 眞子さまのご結婚
12/3(木) 16:02配信

 自民党の伊吹文明元衆院議長は3日の二階派(志帥会)会合で、秋篠宮さまが長女の眞子さまのご結婚を「認める」と述べられたことに関し、「父親としての娘に対する愛情と、ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)としての行動の間で、相剋のような辛いお立場に皇嗣殿下はあられると思った」と述べた。

 その上で、「(婚約内定相手の)小室圭さんは、週刊誌にいろいろ書かれる前に説明を国民にしっかりとされて、国民の祝福の上にご結婚にならないといけないのではないか」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/74f58ca56c9556a2c748a6030e189cfb028d0dbb
伊吹元衆院議長、小室圭さんへ「国民にしっかり説明を」
12/3(木) 19:18配信

 自民党の伊吹文明・元衆院議長は3日の二階派の会合で、秋篠宮さまが長女眞子さまと小室圭さんの結婚を認める発言をされたことに関し、「秋篠宮さまは結婚までに(金銭問題について)十分な説明をしなければいけないとも言われた。小室さんは週刊誌に書かれる前に、ご説明を国民にしっかりとされ、国民の祝福の上にご結婚にならないといけない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/268428edcef38098119d0ce03128c1ca5788525d
小室さんは説明を 自民・伊吹氏
12/3(木) 15:56配信

 自民党の伊吹文明元衆院議長は3日の二階派会合で、秋篠宮さまが長女眞子さまと小室圭さんの結婚を認める発言をされたことに関し、「秋篠宮さまは(金銭問題に関して)結婚までに十分な説明をしなければいけないとも言われた。小室さんは週刊誌にいろいろ書かれる前に説明をしなければいけない」と指摘した。

5857名無しさん:2020/12/04(金) 01:45:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/de9537cbe1ba53a8b45d6f5feed3314eaf896dda
ワタベよりアベ! 永田町では安倍前首相の〝桜疑惑〟が風雲急「菅さんは怖い」
12/3(木) 22:37配信

「アンジャッシュ」渡部建(48)の記者会見が盛り上がるなか、永田町では安倍晋三前首相(66)の〝桜を見る会疑惑〟で大騒ぎになっている。

 これは「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題。昨年までの5年間の費用の総額が2000万円を超え、このうち少なくとも800万円以上を安倍氏側が負担したとみられる。

 だが、懇親会を主催した「安倍晋三後援会」の収支報告書に懇親会に関する収支の記載はなし。東京地検特捜部は後援会の代表を務める安倍氏の公設第1秘書を政治資金規正法違反の疑いで立件する方針を固めたとされる。さらに3日には、特捜部が安倍前首相に任意の事情聴取を要請したと報じられた。安倍氏は「聞いていない」と否定している。

 安倍首相の在任中は黙殺されてきた一連の疑惑が、菅義偉首相(71)に〝代替わり〟した途端、一気に動き出した印象を受ける。一部報道では安倍氏が首相辞任後も「外交の最前線に立つ」と息巻いていたのを菅氏側が快く思わず、クギを刺しにいったとも報じられているが…。

 元衆院議員でタレントの上西小百合氏(37)は本紙取材に「さすがに菅さん主導でここまで露骨にやるとは思えない」と否定的な見方をしつつも「特捜部が『桜(の疑惑)をやりたい』といって、菅さんが止めるのもおかしな話。そこは我関せずのように見せるのでは? 菅さんが表立って関与するとしたら、安倍さんの国会招致を止める時くらいでしょう」と推察した。

 上西氏いわく、約5年間の議員生活でわかったのは、実力者になればなるほど「腹の内は絶対に見せない」ことだという。

「今の政治家で言ったら、菅さん、二階(俊博)さん、あと間近で見てきた小沢一郎さん。この3人は怖いですよ。小沢さんなんか、言ってることとやってることが違い過ぎて『この人、二重人格なんかな』と思ったほどです(笑い)」

 そこへ行くと、安倍前首相は「ある意味、純粋でわかりやすかった」。上西氏は一気に動き出した〝桜疑惑〟について「さすがに安倍さん本人の立件はないとは思いますが、気付けば身動きが取れなくなっている。これが政治。菅さんも最初は〝安倍政治〟を踏襲すると言っていたけど、結局は自分のやりたいようにやりたい。今回の件に乗じて一気に自分の色を出していくのでは」と指摘した。

東京スポーツ

5858名無しさん:2020/12/04(金) 21:29:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc8b04e04a6b316d1dcc3fa76f34e5891c9826b3
二階氏が会長だからGoTo優遇?首相「特別じゃない」
12/4(金) 19:49配信

 4日にあった菅義偉首相の記者会見では、最後の質問が「Go toトラベル」についての質問だった。記者が自民党の二階俊博幹事長の名前を挙げて「全国旅行業協会の会長を務め、強く推進している。結果的にほかの業界に比べて優遇してないか」とただした。

 菅義偉首相は「そもそも観光関連の方が約900万人いて、全国にホテルや旅館、従業員、お土産の製造、販売される方などが観光を支えている。観光に従事している方が地域を支えているのも事実」と指摘。「5、6月は稼働率が1割とか2割だった。そうした人たちがこのままいったら事業を継続できないという状況の中でGo toをさせていただいた。二階幹事長が特別ということじゃなくて」と答えた。

 また会見の最後、首相官邸側は「現在挙手している記者で希望があれば、各1問をメールなどで送れば首相の答えを書面で返させていただく」と伝えた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e78226f4ca9f07d046c1617b3f7730f5ae2dae8
「二階幹事長が特別ということではない」菅総理、GoToトラベルにおける自民党の観光業界優遇を指摘され「地域経済に何が一番役立つかで判断」
12/4(金) 19:17配信

 菅総理大臣がさきほど、臨時国会が明日閉幕することを受けて会見を開き、GoToトラベルについて「強く推進する二階幹事長は、全国旅行業協会の会長として務めている。結果的に他の業界に比べ、自民党はトラベル業界を優遇するのではないかと思う国民はいるのではないか」などと問われ、「二階幹事長が特別ということではなく、何が地域の経済を支えるのに一番役立つのかなというところで判断をさせていただいた」などと述べた。

 菅総理はこの問いに対して「そもそも日本には観光関連の方が約900万人いる。全国にホテルや旅館、さらには従業員の方、そしてお土産を製造する、あるいは販売をする方。農林水産品を納入する方など、地域で活躍する方が観光を支えているということも、観光に従事している方が地域をしっかり支えて頂いているのも事実。その中でGoToトラベルを政府としては実行に移してきているところ。地域の中でそうした生活をしている人が、このGoToトラベルによって5月、6月は稼働率が1割とか2割だったんです。そうした人たちは、このまま行ったらまさに事業を継続することができないという状況の中で、私どもはGoToトラベルをさせていただいて今に至っている。二階幹事長が特別ということではなく、何が地域の経済を支えるのに一番役立つのかなというところで判断をさせていただいた」などと説明をした。(ABEMA NEWS)

5859名無しさん:2020/12/04(金) 21:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6703d5cdf9bea8ccb3c4b0b05f7c5cb4c4dded2
首相動静(12月4日)
12/4(金) 7:05配信

 午前6時54分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。同56分、官邸着。
 午前9時19分から同29分まで、太田充財務事務次官。
 午前9時44分から同54分まで、総務省の黒田武一郎事務次官、稲岡伸哉自治税務局長。
 午前10時1分から同16分まで、閣議。
 午前10時18分から同27分まで、武田良太総務相。同28分から同33分まで、西村康稔経済再生担当相。
 午前10時36分から同49分まで、自民党の「不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟」会長の甘利明同党税調会長ら。同50分から同11時9分まで、甘利同党税調会長、住沢整財務省主税局長。同34分から同42分まで、北村滋国家安全保障局長、和泉洋人首相補佐官、秋葉剛男外務事務次官。
 午後0時7分、官邸発。
 午後0時15分、東京・赤坂の竹下ビル着。同ビル内のそば店「赤坂 観世水」で渡辺美喜男リベラルタイム出版社代表取締役編集長、和里田聡松井証券社長と会食。
 午後0時38分、同所発。同42分、官邸着。
 午後2時14分から同24分まで、自民党の「2050年カーボンニュートラル実現推進本部」本部長の二階俊博同党幹事長ら。同25分から同36分まで、同党の二階幹事長、林幹雄幹事長代理、下村博文政調会長。同52分、官邸発。同54分、国会着。同55分、衆院本会議場へ。同57分から同58分まで、新藤義孝自民党政調会長代理。同3時2分、衆院本会議開会。同10分、衆院本会議散会。衆院本会議場を出て、同11分から同25分まで、衆院の大島理森、赤松広隆正副議長、高木毅議運委員長、与野党各会派にあいさつ回り。自民党の森山裕、公明党の高木陽介両国対委員長同行。同29分から同46分まで、参院の山東昭子、小川敏夫正副議長、水落敏栄議運委員長、与野党各会派にあいさつ回り。自民党の末松信介、公明党の秋野公造両参院国対委員長同行。
 午後3時48分、国会発。同50分、官邸着。(了)

5860名無しさん:2020/12/04(金) 21:34:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c6aeb9f3fb4edd8c9fb41b1d88db82d6d743c5c
安倍氏「桜」問題への対応、「ポスト菅」に温度差
12/4(金) 7:25配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会をめぐり、東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書を立件する方針を固めたことを受け、自民党内で安倍氏の存在感の低下は避けられない情勢だ。菅義偉首相の後継を狙う岸田文雄前政調会長や野田聖子幹事長代行らは、安倍氏との距離の取り方をめぐり、対応が分かれている。

 「報道は承知しているが、正式に司法からの発表があったわけではない。コメントは差し控えたい」

 自民党の森山裕国対委員長は3日、特捜部が公設秘書を立件する方針を固めたとの報道について、こう述べるにとどめた。

 ただ、憲政史上最長政権を築き上げ、長らく党の顔だった安倍氏に絡む問題の広がりに、政界は浮足立っているのが現実だ。立憲民主党の安住淳国対委員長は同日、森山氏に「きちっと説明責任を果たしてもらわないと(来年1月の)通常国会はすんなりスタートできない」などと迫った。国民民主党の玉木雄一郎代表も記者会見で「(今回の疑惑に関する)安倍氏の答弁は嘘だった。政治責任は免れない」と非難した。

 「ポスト菅」を目指す自民党の面々の受け止めはさまざまだ。

 岸田氏は最近、安倍氏が会長を務める経済政策に関する議員連盟の会長代行に就任するなど距離を詰めている。記者団には「安倍氏の活躍に期待する声もたくさんある。私も引き続き連携や協力をすることができればと思う」と気遣いを見せた。

 ただ、領袖を務める岸田派(宏池会)内には、疑惑について「悪質だ」(中堅)と眉をひそめる向きもある。それでも、党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)を地盤とし、衆院初当選同期でもある安倍氏は、次期首相を目指すうえで頼みの綱でもある。岸田氏は捜査の行方を冷静に見守る考えだ。

 一方、岸田氏と同じく、安倍氏と当選同期の野田氏は11月29日のNHK番組で「安倍氏が自らの言葉で説明責任を果たしていくべきだ」ときっぱりと語った。安倍氏と対峙してきた石破茂元幹事長も先月27日付のブログで「真実を積極的に明らかにすることと捜査の支障になることは同じではない」と書き込み、詳細な説明を求めた。

 安倍氏の影響力はいまだ衰えていないだけに、関係者の目は捜査の行方にくぎ付けとなっている。(永原慎吾)

https://news.yahoo.co.jp/articles/663a4529a28ede32554bc18f59561b4cc2f0174b
石破氏「大臣室で現金、ありえない」
12/4(金) 6:00配信

■自民党・石破茂元幹事長(発言録)

(吉川貴盛・元農林水産相の金銭授受疑惑をめぐり)私も農林水産相をやっていたが、「ニワトリの飼い方を厳しくしないでくれ」とか「価格の下落を抑えてくれ」という話は私の時代からあった。(報道が)事実だとすれば、大臣室で現金がやりとりされるというのは常識から言ってありえない。大胆を通り越しているとしか言いようがない。

 (安倍晋三前首相側が「桜を見る会」前日に開かれた夕食会の費用を一部負担した問題をめぐり)政治倫理綱領には疑惑をもたれた時は、自ら進んでそれを解明しなきゃいけないとある。与党野党は関係ない。「自分は潔白ですよ、間違いないですよ」と説明することが、何で捜査の支障になるのか私にはよく分からない。

 言っていることが「なるほど、そうだね」と明らかになれば、本来やるべき社会保障やコロナ、外交、安全保障、そういうことにもっと議論が集中できる。それが国のためではないか。(3日夜、BS―TBSの報道番組で)

朝日新聞社

5861名無しさん:2020/12/04(金) 21:34:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5c1f2464891a1e6aee8acac54cf04166128b41b
「憲法改正」へ問われる菅首相の姿勢 安倍前政権では憲法論議が行われず
12/1(火) 16:56配信

 【ここがヘンだよ 日本国憲法】

 安倍晋三前政権では、国会の憲法審査会が開催されず、憲法論議が行われなかった。

 菅義偉首相誕生に伴って、憲法についての自民党・公明党連立政権合意は、「衆議院・参議院の憲法審査会の審議を促進することにより、憲法改正に向けた国民的議論を深め、合意形成に努める」となった。

 自民党の佐藤勉総務会長は「菅首相は、安倍政権を踏襲するのが基本だ。憲法改正に邁進(まいしん)するという意思表示と受け取っていただいて結構だ」と述べている。

 日本維新の会の片山虎之助共同代表は10月30日の代表質問で、「現憲法は今日まで、国民投票も行われていない。当面行うべきことは、国民投票法改正案を早急に成立させ、各会派の憲法改正案を国民の前に開陳することだ」と述べた。

 注目すべきは、国民民主党の玉木雄一郎代表が9月15日、新党結党の記者会見で、「私たちは憲法審査会の審議を拒否することはない。国会での議論を牽引(けんいん)していく」と強調したことだ。

 同党の山尾志桜里憲法調査会長も9月24日の記者会見で、「新しい時代の新憲法草案」のたたき台を年内めどに出すと述べたうえで、「みんなでベストのものに作り上げていく。改正が必要なものを世論に喚起して国民対話のスタートラインとしたい」といい、憲法調査会の議論は完全フルオープンにすることを約束した。

 一方、立憲民主党の枝野幸男代表は9月30日の記者会見で、記者から「菅政権のもとでの憲法改正に反対していくのか」と聞かれ、「自民党がどういう対応されるのか見えない状況なので、答えようがありません」と語った。

 ただ、同党を支持する「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」が9月19日に公表した要望書には、「自民党が進めようとしてきた憲法『改定』とりわけ第9条『改定』に反対し、改憲発議そのものをさせないために全力を尽くす」との相変わらずの内容だった。

 自民党では、新たに衛藤征士郎元衆院副議長を党憲法改正推進本部長に、細田博之元幹事長を衆院憲法審査会長が就任した。

 安倍前首相は9月28日、都内で開かれた出身派閥である細田派のパーティーに出席し、「自民党の悲願である憲法改正に向け、大きな力を発揮してほしい」と期待を述べた。

 菅首相は9月26日、国会での所信表明演説で、「国の礎である憲法について、そのあるべき姿を最終的に決めるのは、主権者である国民の皆さまです。憲法審査会において、各政党がそれぞれの考え方を示した上で、与野党の枠を超えて建設的な議論を行い、国民的な議論につなげていくことを期待いたします」と述べている。

 憲法改正の行方は、今後の国会での憲法論議にかかっている。=おわり

 ■田村重信(たむら・しげのぶ) 政治評論家。1953年、新潟県生まれ。拓殖大学卒業後、宏池会(大平正芳事務所)を経て、自由民主党本部勤務。外交・国防・憲法・インテリジェンスのスペシャリストで、政調会長室長、総裁担当などを歴任する。7月末で退職。現在、日本国際問題研究所客員研究員、拓殖大学桂太郎塾名誉フェロー、国家基本問題研究所客員研究員などを務める。著書に『ここが変だよ 日本国憲法!』(内外出版)、『秘録・自民党政務調査会16人の総理に仕えた男の真実の告白』(講談社)、『気配りが9割』(飛鳥新社)など多数。

5862名無しさん:2020/12/04(金) 23:08:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/57c31031cecdb8d6049311043249400d0af605bf
田崎史郎氏 安倍前首相の事情聴取に「三たび首相に挑戦しても…という声も出てきた。そういう中で」
12/4(金) 14:37配信

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が4日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜の夕食会を巡る疑惑に関してコメントした。

 安倍晋三前首相側が夕食会の参加費で賄えなかった費用計900万円余りを補てんしたとされる問題で、東京地検特捜部は臨時国会が5日の会期末で閉会した後、安倍氏本人から事情聴取する方向で調整している。 

 MCの恵俊彰(55)に「事情を聴かれるってことは珍しいんですか?」と聞かれた田崎氏は「非常に珍しいことです。過去に例はありますが」と言い、「やはり安倍前総理に対して、三たび首相に挑戦しても…という声も出てきた。そういう中で安倍さんが現職総理大臣の時代の問題で、やめた後もこういうことに問われるってことになると、あれでよかったのかなってことも出てくるわけですね。そういう意味できついですよ」と述べた。そして「2つの問題があって今問われているのは法律上の責任がどうなのかって問題。もう1つは国会で虚偽答弁を重ねていたこと。こちらの方は別途、国会で与野党の間できちんとしなければいけない問題としても残っている」とし、国会が閉会になることから「来年の通常国会でしょうね」とした。

5863名無しさん:2020/12/04(金) 23:09:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/706f86ce464e0e2d90071a4ed5eb36ee877a9174
二階、麻生氏が会談 自民
12/4(金) 22:39配信

 自民党の二階俊博幹事長と麻生太郎副総理兼財務相は4日夜、東京都内の日本料理店で会談した。

 今後の政権運営をめぐり意見交換したとみられる。会談には、二階派の林幹雄幹事長代理、麻生派の松本純国対委員長代理が同席した。

5864名無しさん:2020/12/06(日) 14:58:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/c355268ee8a9436728a6f0fed5ae4218a8d9fafc
河村元官房長官が虫垂炎で入院 地元山口県の会合にビデオレターで「ご安心いただきたい」
12/5(土) 23:05配信

 自民党の河村建夫元官房長官(78)=衆院山口3区=が、5日に宇部市で開いた衆院議員在職30周年を記念した政経セミナーを欠席した。急性虫垂炎の緊急手術を受けたためで、現在は入院中という。ビデオレターを寄せ「元気なのでご安心ください」と支援者たちに早期復帰を強調した。

 冒頭で参加者約300人に秘書が容体を説明。2日の夜半から3日の未明にかけて腹の調子が悪くなり、都内の病院で急性虫垂炎の手術を受けたという。会場では4日に病室で撮影した河村氏の映像が流れ「一日も早く復帰したいと思って、治療に専念している。ご安心いただきたい」と笑顔を見せた。早ければ来週末にも退院できるという。

 会には、同じ二階派の武田良太総務相が講師で出席し、河村氏の実績や存在感をたたえた。「一説によれば、こんないい人をいじめている人もいるようです。しっかりとお支えしたい」と、山口3区に転身が取り沙汰されている自民党で岸田派の林芳正元文部科学相(59)=参院山口=を意識した発言もあった。

 この日は、林氏の元秘書の宇部市長たち3区内の首長は議会の会期中を理由に欠席した。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ad212f0f4dc81153718d990acd7286edf5a18d9
安倍昭恵氏がいま「山口出身議員の妻たち」から恐れられている、驚きの理由
12/6(日) 8:01配信

夫人の姿が見当たらない
 11月22日投開票の山口県宇部市長選で、林芳正参院議員の元秘書・篠崎圭二氏が当選した。

 次の総選挙で衆院鞍替えを狙う林氏は、山口3区が地盤の河村建夫衆院議員と反目しており、河村氏の支持者はこの市長選で対立候補を支援。両氏の事実上の代理戦争を、林氏が制した形だ。

 だが、林氏に順風が吹く中で、地元関係者にこんな話が広がっている。林氏の妻・裕子夫人の評判がいまいちなのだ。

 「裕子さんは東大からマサチューセッツ工科大を出て、いまは山口大学の教授。すごく頭のいい方だけど付き合いがあまり良くなくて、地元の『芳正を総理にする女将会』にも来ないんです。今回も芳正さんは応援に入っていたけど、裕子さんの姿は見えなかった」(自民党山口県連関係者)

 一方、同じ山口で圧倒的な人気を誇るのが安倍前総理の妻、昭恵夫人だ。

 「昭恵さんは私たちの前でも酔っぱらって『主人に怒られる〜』とワンワン泣くんです。かと思ったら、晋三さんが総理で帰れない間はずっと地元回りをしていた。裕子さんも昭恵さんを見習って、もっと心を開いて支持者と接したらいいのに」(前出の自民党山口県連関係者)

 地盤が重なる安倍家と林家は長年、市議選や市長選で鎬を削ってきた。

 「次の衆院選では安倍家が河村さんにつくかもしれない。前総理の当選は盤石ですから、もし山口3区に昭恵さんが応援に来れば河村陣営に票が流れる」(自民党山口県議)

 林氏の前に、意外な女性が立ちはだかる。

 『週刊現代』2020年12月5日号より

週刊現代(講談社)

5865名無しさん:2020/12/06(日) 14:59:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0656251c47f82f89b97f39c954e5421bc3e5034
大ピンチの岸田文雄、地盤固めの「苦肉の策」に広島の現場はザワついている…!
12/5(土) 8:01配信

公明党が「広島3区」に本腰を入れた
 自民党の岸田文雄前政調会長が窮地に陥っている。原因は自身のお膝元である「広島3区」問題だ。元は公職選挙法違反事件で逮捕された河井克行被告の選挙区である。

 「公明党が広島3区に斉藤鉄夫副代表を擁立しようとしているのです。公明党は前回の衆院選で比例区の得票が初めて700万票を割りました。比例区での議席獲得は限界にきており、少しでも小選挙区で議席を取りたいという背景がある。

 さらに『平和の党』を標榜する公明党にとって、広島の選挙区で議席を獲得するのは悲願でもある。11月22日に山口那津男代表が広島3区入りするなど、本腰を入れています」(全国紙記者)

 対して自民党の広島県連も、広島3区の後任候補の公募を行っており、衝突は避けられない。しかし、この公明党の動きを菅義偉総理、二階俊博幹事長はあえて黙認しているようだ。

 「広島は岸田派の所属議員が多い『お膝元』であり、岸田氏の求心力を削ぐ狙いがある。派閥内では『露骨な岸田派つぶしだ』と怒りの声があがっている。そこで、岸田派内では、対抗手段として岸田氏の長男の翔太郎氏を広島3区に擁立するという案が浮上しているのです」(自民党議員)

 岸田翔太郎氏は、現在29歳。広島の名門・修道高校を経て、慶應大学法学部を卒業。現在は父の秘書を務めている。地元の名門校出身で、長身のイケメン。選挙向きかと思いきや、そう簡単にはいかないようだ。

 「現在、岸田氏が広島1区を選挙区としています。そこに、自身が政界引退するわけでもないのに息子を擁立するなど、党内からの大反発は避けられません。特に二階さんが黙っているわけがないでしょう。

 結局、岸田氏が候補者調整に奔走し、実力で公明党に勝つしかない。選挙区を失えば面目は丸つぶれで、派閥は空中分解することになる」(前出・議員)

 負ければ岸田氏は、今度こそ一巻の終わりだ。

 『週刊現代』2020年12月5日号より

週刊現代(講談社)

5866名無しさん:2020/12/06(日) 20:02:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d8f3a5e9ff9da48ecea2506ba9e12e6371f644
麻生、二階両氏が会食
12/4(金) 23:11配信

 麻生太郎副総理兼財務相と自民党の二階俊博幹事長は4日夜、東京・赤坂の日本料理店で会食した。党内情勢などについて意見を交わしたとみられる。会食には、麻生派(志公会)の松本純国対委員長代理と二階派(志帥会)の林幹雄幹事長代理も同席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/19c7588fe069328c854059a47c19e722c0f7fea2
首相「ちょっと仕事に慣れた」 国会答弁も「落ち着いて対応できるように」 自民党参院議員と懇談
12/5(土) 17:20配信

 菅義偉(すが・よしひで)首相は5日、都内のホテルで自民党参院議員と懇談した。出席議員によると、首相は初の本格的な国会論戦となった臨時国会での答弁について「徐々に落ち着いて対応できるようになった」と語ったという。国会答弁以外に関しても「ちょっと仕事に慣れた」と話した。首相と面会したのは柘植芳文参院議員ら3人で、首相と同じ無派閥。6日に誕生日を迎える首相に祝意を伝えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c3f8731eafbaf109837d0dbe237ca24829b55e2c
自民石破派の存続固まる 結束に期待、会長空席で集団指導
12/6(日) 17:52配信

 自民党石破派(水月会、19人)は、会長空席のまま派閥を存続させる方向性を固めた。石破茂元幹事長が10月22日に派閥会長を辞任して1カ月半。派閥を維持するか解散するかで揺れたが、来年の衆院選や党総裁選に備え、結束を求める声が広がった。後任会長は置かず集団指導体制を取る。

 3日、山本有二元農相、平将明元内閣府副大臣ら8人が今後について話し合い(1)派閥存続(2)メンバーの結束―を求めていく考えで大筋一致した。派の正式な意思決定ではないが、他のメンバーにも同調を呼び掛ける。

5867チバQ:2020/12/07(月) 17:27:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/950a172a05ef11f6218b039a1f6b2323ef1ca8ff
元農水相に現金疑惑 贈収賄適用、焦点は? 業界に利益/大臣の権限
12/7(月) 1:12配信
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元農林水産相の吉川貴盛衆院議員=2018年12月(春名中撮影)
 鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)のグループ元代表(87)が元農林水産相の吉川貴盛衆院議員(70)=自民=に現金500万円を提供した疑惑で、元代表は吉川氏を含む政治家らに鶏卵業界の実情を訴えるなどしていたことが判明。大臣の職務権限は広いとされ、元代表も現金提供に違法性を認識していたとされる。疑惑に贈収賄罪が適用されるには、現金提供が、吉川氏による元代表側への便宜供与の「対価」となっているかどうかがポイントとなる。

 元代表は家畜にとってストレスの少ない飼育環境を目指す「アニマルウェルフェア」(AW)をめぐり、国際獣疫事務局(OIE、本部パリ)が策定を進める国際基準案について「積極的なロビー活動」(業界関係者)を行っていた。

 OIEが2018年9月、具体的な国際基準の2次案を作成。鶏の習性に配慮して止まり木や巣箱の設置が義務付けられ、日本で約9割を占めるとされるケージ飼育の見直しが迫られる内容となった。

 設備投資に大きな資金負担が生まれることもあり日本の養鶏業界は猛反発。農水省もOIEに反論し、2019年9月の3次案では、止まり木と巣箱の義務化は見送られた。結果として元代表側の思い通りとなったが、見直しはアキタ社のみならず業界全体の利益につながったと言える。

 元代表側は大規模生産者に対する鶏卵価格下落時の「価格差補填(ほてん)事業」の拡充も要望し、吉川氏の農水相在任中に概算要求が提出され、実現の方針が決まっていた。対象となる大規模生産者は、同省によると、2000戸以上の生産者のうちの3〜4割を占めるという。AWの件と同様、アキタ社だけではなく業界の多くの業者の利益につながった。

 ある検察OBの弁護士は「仮に吉川氏が業界全体に便宜を図っていたとしても、元代表の現金の見返りと認定できるのか」と指摘する。

 一方で、ある検察幹部は「業界の利益は、その中にいる以上、元代表の利益にもなるのではないか」と話す。

 AWについてのOIEの国際基準案に対する農水省の反論も、価格差補填事業の大規模生産者に対する支援拡充も、「既定路線で、政治家の働きかけは必要なかったのではないか」とする声も聞かれる。

 国際基準案に農水省が反発したことに、業界関係者は「欧州では過度にAWの考え方が広まっているだけで、日本のみならず米国やアジア・アフリカ諸国は2次案に反対していた」とし、「農水省が反対するのは当たり前で、誰かの口添えなどは必要ないのではないか」と説明する。

 農水省の担当者も「巣箱の設置などは日本の湿度の高い環境では菌の増殖などの問題があり、業界の意向と関係なく、国として認めるわけにはいかない」と話す。価格差補填事業の大規模生産者に対する支援拡充についても、農水省は「格差を無くしただけで、特定の業者だけを対象にしたものではない」とする。

 ただ、たとえ国の既定路線で政策に大きな影響を及ぼしていなくても、職務権限があれば立件される可能性はある。東京地検特捜部が昨年末以降に手がけたIR汚職事件では、中国企業側から総額760万円相当の賄賂を受け取ったとして、収賄罪などでIR事業を担当する内閣府副大臣だった衆院議員、秋元司被告(49)が起訴された。秋元被告は日本のIR事業への参入を目指していた贈賄側に担当者の紹介などをしたとされるが、「便宜は図っていない」と無罪を主張している。

 検察OBの弁護士は「近年の特捜部は具体的な影響力を及ぼしていなくても、大臣などの立場の人間であれば職務権限があると認定している」と指摘。「吉川氏は農水相だったため、広い権限があり、少しでも元代表側に有利な取り計らいをしていれば見過ごさないのではないか」と話している。

5868とはずがたり:2020/12/07(月) 20:03:52
自民各派、疑惑続出に動揺=安倍氏説明要求の声
時事通信 / 2020年12月3日 22時7分
https://news.infoseek.co.jp/article/201203jijiX712/

 自民党の吉川貴盛元農林水産相の金銭授受疑惑が浮上したのに続き、「桜を見る会」前夜祭問題で東京地検特捜部が安倍晋三前首相に任意聴取を要請したと報道され、党内で3日、動揺が一段と広がった。各派幹部からは両氏に説明を求める声が上がった。

 竹下派の竹下亘会長は派閥例会後、安倍、吉川両氏について記者団に「説明責任があるのは当たり前だ。どこかの時点で話すと強く期待している」と強調。岸田派の岸田文雄会長は吉川氏に関し、「政治の信頼という点で重大、深刻な問題だ。どう説明するか注視しなければならない」と語った。

 吉川氏が事務総長を務めていた二階派も定例の総会を開いたが、金銭疑惑は話題に上らなかったという。公職選挙法違反事件の河井案里被告(参院議員)とカジノ汚職事件の秋元司被告(衆院議員)は自民離党後も特別会員として同派に所属。ベテランは「衆院選でかなりの逆風になる」と語った。石破派中堅は「問題は二階派ばかり。反省がない」と厳しく批判した。

 石破茂元幹事長はBS―TBS番組で「事実とすれば、大臣室で現金のやりとりなど常識からいってあり得ない」と指摘した。

 加藤勝信官房長官は記者会見で、安倍氏について「国会でできる限りの説明をした。捜査には全面的に協力していく旨を述べた」と語るにとどめた。

 一方、立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に、改めて安倍氏の国会招致を主張した上で「次から次へと問題が出てくるのは菅政権に引き継がれた体質だ」と非難。共産党の志位和夫委員長は会見で、吉川氏の農水相在任中に菅義偉首相は官房長官だったとして「菅政権、自民党執行部に重大な責任がある」と断じた。 

[時事通信社]

5869名無しさん:2020/12/07(月) 21:15:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/415e92b6c65082110719b37e5992aabec297614d
自民、改憲原案の作成見送り 「強硬派」衛藤氏を抑え込み
12/7(月) 7:09配信

 自民党は、党独自の憲法改正原案の策定を見送る方針を固めた。

 衛藤征士郎憲法改正推進本部長の目標だったが、自民党が独走すれば野党を刺激し、かえって国会での改憲論議が停滞しかねないと懸念する周囲がひとまず抑え込んだ形。ただ、衛藤氏の改憲への熱意は冷めておらず、今後の方針をめぐる党内の綱引きは続きそうだ。

 衛藤氏は就任から間もない10月、記者団に「年末までに改憲原案を策定して憲法審査会に届けたい」と表明。党に起草委員会を設置し、自衛隊の9条明記など改憲案4項目の条文化を打ち出した。

 これに驚いたのが足元の自民党。それまで4項目を土台に与野党で改憲項目の絞り込みなどを進め、合意事項の条文化を図る段取りを想定していたからだ。衛藤氏の方針は従来路線からの転換を意味するため、党内では「条文づくりは野党との協議で進めること」(幹部)との声が相次ぎ、党独自の原案策定作業は進んでいなかった。

 改憲国民投票法改正案をめぐる議論に進展の兆しが出てきたことも大きい。自民、立憲民主両党は改正案に関し、来年1月の通常国会で「何らかの結論を得る」ことで合意。自民党としては改正案成立を優先し、条文化は行わないことにした。

 自らを取り巻く状況の変化などを受け、衛藤氏は周囲に「(改正案を優先する党の方針に)けちをつけるのは控えないといけない」と語り、党としての原案策定を見送る考えを明かす。ただ、「年内に個人的私案を用意する」とも語るなど、なお諦めていないのも事実だ。

 2日の民間団体の改憲派集会でも「一部にちゅうちょする政党があっても国民に改憲を提案し、その意思を問うことは当然だ」と主張。今後、慎重に進めようとする党方針と衛藤氏がぶつかれば、党の改憲戦略が迷走する可能性もある。 

最終更新:12/7(月) 7:09
時事通信

5870名無しさん:2020/12/07(月) 22:55:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ab678e65dddad016ac61feb53b0882e598f98c2
吉川元農相巡る疑惑 野党が農水省を合同ヒアリング
12/7(月) 19:05配信

立憲民主党など野党は7日、鶏卵生産王手「アキタフーズ」グループ元代表からの現金受領疑惑が浮上したる吉川貴盛元農相に関する農水省への合同ヒアリングを国会内で開いた。

座長を務めた立民の奥野総一郎議員らの質問に対し、出席した農水省担当者は、吉川氏に関わる内容について「捜査中活動の範囲でもあるためコメントを差し控えさせていただきます」の一点張り。事前に求められていた接見記録提出などにも応じなかった。

野党側は(1)吉川元大臣が関与したかどうか(2)決算文書(3)政策決定過程の分かる文書など、農水省側に宿題を課した。

一方、自民党の二階俊博幹事長は会見で、自身が率いる二階派所属の吉川氏について「まだ本人から事情を十分聴いていない。聴いた上で判断したい」と言及。吉川氏の説明責任に関しては「本人が今後対処する」と述べるにとどめた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d275167cd143d55bed6786f07b63a9f6bad7d9e0
自民二階幹事長、通常国会1月18日召集を明言
12/7(月) 17:30配信

 自民党の二階俊博幹事長は7日の記者会見で、来年の通常国会が1月18日に召集されることを明らかにした。政府・与党は新型コロナウイルス対策を盛り込んだ今年度第3次補正予算案を1月中に成立させたい考えだ。

 二階氏は「1月18日召集で進めたい。国民生活を守ることが最重要課題だ。コロナも当然その一環として対応したい」と述べた。

 通常国会の会期は150日のため、18日に召集されると、会期末は6月16日となる。【野間口陽】

5871チバQ:2020/12/08(火) 10:58:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a530c8b677ce81f2b972b57d7cbd2de9b795816
内閣支持急落に政府が危機感 GoTo批判、与党にも
12/8(火) 7:05配信
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 報道各社の12月の世論調査で菅内閣の支持率が急落し、政府・与党が危機感を強めている。

 新型コロナウイルス感染者の急増に的確に対処できておらず、相次ぐ「政治とカネ」の問題も影響しているとの見方が出ている。与党内からは、需要喚起策「Go To」キャンペーンが感染を広げているとみて問題視する声も出始めた。

 読売新聞の4〜6日の調査によると、支持率は前月から8ポイント減の61%。JNNが5、6両日に実施した調査では同11.5ポイント減の55.3%と大きく落ち込んだ。いずれの調査でも、政府の感染対策を「評価しない」が「評価する」を上回った。

 自民党の二階俊博幹事長は7日の記者会見で「うれしいことではないが、一喜一憂せず現下の情勢に真剣に取り組みたい」と強調。公明党の山口那津男代表は記者団に「重症者の増加、医療体制逼迫(ひっぱく)への不安が影響している」との見方を示した。

 与党内ではGo To事業への疑問が相次ぐ。自民党参院幹部は「『感染拡大は止めたいが、Go Toは止めない』では国民は理解できない」と指摘。公明党関係者も「政府が旅行を奨励すれば国民は緩む」と感染状況悪化との因果関係を認めた。「やめればGo Toのせいだと言われる。政府は引けない」とも語った。

 自民党のある閣僚経験者は菅義偉首相の4日の会見に触れ、「コロナ対策について説明すべきことを説明していない」と批判。政治資金規正法などの違反が疑われる安倍晋三前首相の「桜を見る会」問題と吉川貴盛元農林水産相の金銭授受疑惑が立て続けに表面化したことから、「支持率はどんどん下がるだろう」と漏らした。

 一方、首相官邸で首相を補佐する岡田直樹官房副長官は7日の会見で、Go Toについて「感染拡大に留意しながら弾力的、臨機応変な運用を図る」と理解を求めた。

 先の臨時国会で首相を攻めあぐねた野党はほくそ笑んでいる。立憲民主党幹部は「Go Toを含むコロナ対策と疑惑で政府・与党への不信が広がった」と断じ、共産党の小池晃書記局長は会見で「首相がコロナ対応で迷走する姿に国民が失望している」と語った。

5872チバQ:2020/12/08(火) 11:03:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/732cbe4caf31208ee48a3997509b2bac7ddbf479
上野通子参院議員、約2年にわたり事務所費不記載 政治資金収支報告書
12/8(火) 5:32配信




上野通子参院議員
 自民党の上野通子参院議員(栃木県選出、2期)が代表を務める「自民党栃木県参院選挙区第1支部」が、宇都宮市内にある事務所を親族から無償提供されていたのに、2年間にわたり政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明した。毎日新聞の取材に上野氏は不記載を認め、近く報告書を訂正するとしている。

【写真】安倍首相主催の「桜を見る会」(2019年4月)

 上野氏によると、事務所は同市泉町の4階建てのビルの一室で、2020年8月にこのビルが取り壊されるまで使われていた。登記簿では事務所の土地と建物の大部分を上野氏の母親と子どもが所有しており、4%分だけが上野氏の持ち分となっている。

 16、17年の同報告書では、いずれも12月に事務所賃料として母親に30万円を支出していたが、18、19年の報告書には記載がなく、無償で使用してきたという。

 総務省は無償提供の場合にも報告する必要があるとしており、上野氏は毎日新聞の取材に「実母と実子に家賃を支払えば、親族に政治資金が還流しているなどという者もいるので、家賃は支払わずに使用していた。近隣相場を確認し、適切に修正する予定」と文書で回答した。

 上野氏は栃木県議を経て、10年の参院選で初当選し、文部科学政務官や副文科相などを務めた。母親は文星芸大などを運営する学校法人・宇都宮学園の元理事長。【李舜】

5873チバQ:2020/12/08(火) 17:49:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d47c507425456cbfb5c3d0a0de1c21d638c8861
西川内閣官房参与 参与辞任の意向固める
12/8(火) 15:17配信
1226




Nippon News Network(NNN)
菅内閣の内閣官房参与を務める西川公也元農林水産大臣が、参与を辞任する意向を固めたことが分かりました。

西川内閣官房参与は8日、自民党幹部に対し「一連の報道で迷惑をかけた責任をとりたい」として、内閣官房参与を辞任する意向を伝えたということです。

吉川元農水大臣が鶏卵生産会社「アキタフーズ」の前会長から現金を受け取った疑惑に関連して、西川氏はアキタフーズとの親密な関係を指摘されていました。

西川内閣官房参与は2014年の第2次安倍改造内閣で農水大臣を務めたのち、2017年の衆議院選挙で落選。その後、安倍内閣で内閣官房参与に起用され、菅内閣発足後も農林水産業の振興担当として再任されていました。

5874名無しさん:2020/12/09(水) 00:37:47
九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/7319

7319 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2020/12/09(水) 00:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/353fa1eca5d34ab7a83c92f03ebe4bc39c4b2de3
「こんな首長いなかった」菅氏の懐に…福岡市長のしたたかさ
12/8(火) 11:06配信

 福岡市の高島宗一郎市長が7日、就任10年を迎えた。「独創的」とも「独善的」とも言われる政治手法や、他の首長にはない人脈を探り、今後を展望する。

   ◇    ◇ 

 9月28日昼、東京・虎ノ門のホテルにあるレストラン。高島はハンバーグを食べながら熱弁を振るった。

 テーブルを挟み、向かい合ったのは首相・菅義偉。12日前に、官房長官から政権トップの座に就いたばかり。菅は時折パスタを口に入れ、メモを取りながら聞き役に徹した。

「おこがましいことも話した」
 誘ったのは菅。秘書さえ入れず「サシ」で会食すること約1時間。福岡市がいち早く導入した、行政手続きから押印を省く「はんこレス」の取り組みや、住民投票を約1カ月後に控えていた大阪都構想など話題は多岐に及んだ。

 会食後、高島は周囲に「おこがましいことも話した」と語った。関係者によると、「おこがましいこと」とは副総理兼財務相・麻生太郎との距離感。前首相・安倍晋三を共に政権中枢で支え続けた菅と麻生だが、「不仲」も指摘される。高島は「そこが崩れたら組織が崩れる」と菅に緊密な連携を求め、菅も「そうだね」と応じたという。

菅には「市長の人たらしの『神通力』は通用しない」
 麻生や安倍と近い高島のことを、麻生系列の福岡県議は「2人の申し子」と評す。高島は第2次安倍政権との強力なパイプを追い風に、起業や国際イベント誘致に関する規制緩和を推し進めてきた。

 今年3月には官邸で安倍と面会。新型コロナウイルス感染拡大による景気減退を踏まえ、大胆な旅行割引や高速道路無料化、キャッシュレス決済のポイント還元率拡大などを提言した。一部はその後、政府事業として実現している。

 華やかさを好む安倍や麻生と異なり、実務型の菅には「市長の人たらしの『神通力』は通用しない」(高島周辺)と見る向きは少なくなかったが、高島はやすやすと菅の懐に飛び込んだ。

 菅政権発足後、高島が官邸に足を運んだのは既に3度。「たとえ大した用がなかったとしても、顔を出すのを官僚に見せるのが大事なんだ」。高島は、足しげく官邸詣でする理由を周辺にこう語っている。

 10月12日には、官房長官・加藤勝信ら4閣僚と相次ぎ会談。「政権が代わっても、国としっかり関係を築ける。こんな首長はいなかった」。市幹部は高島のしたたかさに舌を巻く。

市長就任以来の信条
 11月18日、東京都内。高島は福岡県知事・小川洋らとともに県関係の与党国会議員との懇談会に臨んだ。

 その席上、市が力を入れる国際金融センター誘致について高島が話したところ、自民党金融調査会長の衆院議員・山本幸三(福岡10区)が「私のところには誰も説明に来ない」と皮肉交じりに不満を述べた。

 高島は徹底した中央志向だが、「全方位外交」ではない。「ウイング(翼)を広げ過ぎると、『尖(とが)り』のある政策を打ち出せない」というのが、市長就任以来の信条だ。「尖り」とは、高島に言わせれば「独自性」や「しがらみのなさ」を意味する。

 高島は「尖る」ことで、自分の理念や政策に共鳴する政権幹部らと親交を深めてきた。一方で、意見の合わない相手とは中央、地方を問わず距離を置くスタイルを変えない。

 昨年3月、高島は市議会最大会派である自民党市議団などの反対を受け、「夢」とまで語ったJR博多駅と博多港を結ぶロープウエー構想を断念した。ある自民中堅市議は「相手にしてくれる政権にばかり市長が目を向けているようだと、第2の『ロープウエー』が起こる」と警告する。

 政権との蜜月関係とは裏腹に、高島の「足元」にはヒリヒリとした空気が漂っている。 (敬称略)

5875名無しさん:2020/12/09(水) 00:38:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a530c8b677ce81f2b972b57d7cbd2de9b795816
内閣支持急落に政府が危機感 GoTo批判、与党にも
12/8(火) 7:05配信

 報道各社の12月の世論調査で菅内閣の支持率が急落し、政府・与党が危機感を強めている。

 新型コロナウイルス感染者の急増に的確に対処できておらず、相次ぐ「政治とカネ」の問題も影響しているとの見方が出ている。与党内からは、需要喚起策「Go To」キャンペーンが感染を広げているとみて問題視する声も出始めた。

 読売新聞の4〜6日の調査によると、支持率は前月から8ポイント減の61%。JNNが5、6両日に実施した調査では同11.5ポイント減の55.3%と大きく落ち込んだ。いずれの調査でも、政府の感染対策を「評価しない」が「評価する」を上回った。

 自民党の二階俊博幹事長は7日の記者会見で「うれしいことではないが、一喜一憂せず現下の情勢に真剣に取り組みたい」と強調。公明党の山口那津男代表は記者団に「重症者の増加、医療体制逼迫(ひっぱく)への不安が影響している」との見方を示した。

 与党内ではGo To事業への疑問が相次ぐ。自民党参院幹部は「『感染拡大は止めたいが、Go Toは止めない』では国民は理解できない」と指摘。公明党関係者も「政府が旅行を奨励すれば国民は緩む」と感染状況悪化との因果関係を認めた。「やめればGo Toのせいだと言われる。政府は引けない」とも語った。

 自民党のある閣僚経験者は菅義偉首相の4日の会見に触れ、「コロナ対策について説明すべきことを説明していない」と批判。政治資金規正法などの違反が疑われる安倍晋三前首相の「桜を見る会」問題と吉川貴盛元農林水産相の金銭授受疑惑が立て続けに表面化したことから、「支持率はどんどん下がるだろう」と漏らした。

 一方、首相官邸で首相を補佐する岡田直樹官房副長官は7日の会見で、Go Toについて「感染拡大に留意しながら弾力的、臨機応変な運用を図る」と理解を求めた。

 先の臨時国会で首相を攻めあぐねた野党はほくそ笑んでいる。立憲民主党幹部は「Go Toを含むコロナ対策と疑惑で政府・与党への不信が広がった」と断じ、共産党の小池晃書記局長は会見で「首相がコロナ対応で迷走する姿に国民が失望している」と語った。

5876名無しさん:2020/12/09(水) 00:39:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf0bf0e03b527a0c930828dbb3414c9ee5b3861f
安倍氏招致、捜査終結後に協議 自民幹部
12/8(火) 12:12配信

 自民党の森山裕国対委員長は8日、安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭をめぐる疑惑で、東京地検特捜部の捜査終結後の国会対応について「いろいろ党内でも協議しなければいけないと思っている」と述べた。

 国会内で記者団に語った。

 森山氏はこれに先立ち、立憲民主党の安住淳国対委員長と会談。安住氏は「安倍氏にわれわれの質問に答えてもらう機会をつくってほしい」と述べ、来年1月召集の通常国会前の参考人招致を求めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d5eb43333df8a72576c08b3623fc6b9d31c21a0c
安倍氏実弟の岸防衛相、桜前夜祭「有権者の皆さんに説明する責任ある」
12/7(月) 23:51配信

 岸信夫防衛相は7日夜のBS11の番組で、安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の費用を安倍氏側が補?(ほてん)していた問題について、「政治家であれば当然、自分の行動には責任を持たないといけない。そのことを有権者の皆さんに説明する責任はもちろんある」と述べ、安倍氏がこの問題について説明すべきだとの認識を示した。

 岸氏は安倍氏の実弟。【畠山嵩】

5877名無しさん:2020/12/09(水) 01:51:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/9933a02854b678ceaefc4d4138b64b2316d1415b
高齢者負担めぐる自公協議、まもなく決着=二階自民幹事長
12/8(火) 11:05配信

[東京 8日 ロイター] - 自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、後期高齢者の医療費窓口負担を巡る自公協議について「一生懸命やっているので、間もなく決着がつくはず」と述べた。

窓口負担を巡っては、現行の1割から2割に引き上げる対象を年収170万円以上とする政府・自民党と240万円以上を主張する公明党の協議が先週来、難航していた。二階氏は「財源的な問題もあるし、今後の国民生活にとっての大きな課題でもあるので慎重に議論しているが、程なく決着がつくと思う」と語った。

自民党内で議論が分かれている夫婦別姓に関連して「女性の職業・社会的な活躍によっておのずから夫婦別姓になる」と指摘。議論は「成り行きに任せる」と述べた。二階氏自身の家庭を振り返り、「母親が医者で、夫婦別姓に何の違和感も感じない」と語った。

(竹本能文)

https://news.yahoo.co.jp/articles/fe024625f61c96b7e70b108080e85d945f5e0ae0
自民・二階幹事長、75歳以上の窓口負担協議「ほどなく決着」
12/8(火) 12:58配信

 自民党の二階俊博幹事長は8日午前の記者会見で、75歳以上の医療費窓口負担を2割へ引き上げる所得基準をめぐる政府、与党の調整について「国民生活にとって大きな課題であり、慎重に議論しているところだ。ほどなく決着がつくと思うので見守っていきたい」と述べた。

 公明党の山口那津男代表が同日、政府と与党の協議が難航している原因が政府側にあるとの認識を示したことについては「それは山口さんのご判断でしょうが、われわれは必ずしもそう思っているわけではない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/db928f6a2dfe4dbc52d5a71026ba9fce41dc43c4
二階氏「選択的夫婦別姓はなりゆきに任せる」自身の家庭にも言及
12/8(火) 13:51配信

自民党の二階幹事長は8日の記者会見で、選択的夫婦別姓の導入の是非について、自らの家庭環境を振り返り「違和感を覚えなかった」と指摘し、「なりゆきに任せて対応する」と述べた。

二階幹事長は会見で選択的夫婦別姓の議論について問われ、「ある程度時間をかけて慎重に決めたらいい」と述べたうえで、「女性の職業や社会的な活躍・活動の模様等について、おのずから夫婦別姓になっていく」と指摘した。

二階幹事長はさらに、自らの家庭環境を引き合いに出し「母親が医者だったが、そうするとおのずから夫婦別姓という形の場面もしばしあった。別に違和感も何も感じていなかった」
と振り返り、「夫婦別姓はなりゆきに任せて対応したい」と説明した。

5878名無しさん:2020/12/09(水) 01:52:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc129bdb7a5a93d46f495adc42e4d5728109098b
首相が麻生氏と会食
12/8(火) 22:15配信

 菅義偉(すが・よしひで)首相は8日夜、東京港区のホテルで、麻生太郎副総理兼財務相と会食した。9月の菅政権発足以降、首相が麻生氏と2人きりで会食するのは2度目。8日に閣議決定した経済対策や、今後の政権運営について意見を交わしたとみられる。

5879チバQ:2020/12/09(水) 08:46:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/a786ac8d2beca352d5ab8fb50d81271eb5a3415b
西川元農水相も数百万円受領か 鶏卵大手元代表から 内閣官房参与辞任
12/8(火) 23:41配信
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 鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)のグループ元代表(87)が元農林水産相の吉川貴盛衆院議員(70)=自民=に現金500万円を提供した疑惑で、元代表が元農水相で内閣官房参与の西川公也氏(77)にも現金数百万円を提供した疑いのあることが8日、関係者への取材で分かった。疑惑を捜査している東京地検特捜部も把握しているとみられ、現金の趣旨や参与の権限などを慎重に捜査しているもようだ。

 内閣官房は同日付で西川氏が退職したと発表。加藤勝信官房長官は同日の記者会見で、西川氏から参与辞任の申し出があったと明らかにし、理由は「一身上の都合」と説明した。

 関係者によると、元代表は西川氏に対して平成30年以降、複数回にわたり現金計数百万円を手渡していた疑いがある。西川氏は10月末、産経新聞の取材に「(アキタ社との関係は)一点の疑念もないと思っている」と話していた。

 西川氏は今年7月3日、元代表からクルーザーで元農水官僚らとともに接待されていたことが判明している。関係者によると、アキタ社の顧問も務め、元代表を別の政治家に紹介するなどしていたという。

 西川氏は8年の衆院選で初当選し6期務めた。26年に農水相に就任したが、国から補助金交付決定の通知を受けて1年以内の企業から不正に献金を受けていたことなどが発覚し、わずか5カ月で辞任。29年10月の衆院選で落選後、農水族の重鎮としての経験などを買われ、安倍晋三前首相から翌11月に非常勤の国家公務員である内閣官房参与に任命された。

 関係者によると、元代表は吉川氏が農水相在任中の30年10月〜昨年9月、大臣室などで3回にわたり現金計500万円を渡したほか、複数の政治家らに現金を渡していた疑いがあるという。

5880チバQ:2020/12/09(水) 20:35:19
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2020120800022.html
疑惑続出で自民党が分裂? 安倍・麻生vs.菅・二階
2020/12/09 07:02AERA dot.

疑惑続出で自民党が分裂? 安倍・麻生vs.菅・二階

菅義偉首相(左)と安倍晋三前首相 (c)朝日新聞社

(AERA dot.)

「桜を見る会」の前夜祭をめぐり、東京地検特捜部が安倍晋三前首相の公設第1秘書らについて、政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴する予定だ。12月4日午後、安倍氏は国会内で取材に応じ、特捜部の聴取要請に関して「何も聞いていないが、誠意をもって対応していく」などと話した。安倍氏側の不記載は4千万円に上るという。



「前夜祭で支出はしておらず、領収書もない。だから記載の必要はない」という安倍氏の国会答弁は、真っ赤な嘘(うそ)だった。

 さらに元農林水産相の吉川貴盛衆院議員が大臣在任中、広島県の「アキタフーズ」から500万円を受け取った疑惑も報じられ、東京地検が立件の動きをみせている。吉川氏は入院し、党役職をすべて辞任した。

 安倍氏の出身派閥、自民党細田派所属の衆院議員はこう憤慨する。

「菅義偉首相や二階俊博幹事長が最近、活動を活発化させている安倍さんが目障りになり、ダメージを与えようとして親しいマスコミに東京地検の情報をリークしているようだ。ホテルの領収書の有無、その金額なんて、当事者か官邸か検察しかわからないでしょう。菅首相は細田派の西村(康稔・経済再生担当相)さんとも『Go Toキャンペーン』継続をめぐって緊張関係にあります。西村さんは安倍さんの子飼い。継続を主張する菅首相と距離を置き始めている」

 しかし、二階派幹部はこう反論する。

「安倍さんの桜を見る会の疑惑は検察に告発され、ずっと前から捜査は続いていた。それよりもなぜ、うちの吉川元農水相の疑惑がこのタイミングで出てくるのか? まるで安倍さんの疑惑報道を消そうとしているようじゃないか。菅首相と二階派が政権を主導していることをよく思っておらず、再々登板を狙う安倍さんや(副総理の)麻生(太郎)さん側がリークしているんじゃないか……」

 年末に二つの政治案件を抱え込んだ東京地検特捜部。そのトップに立つのは、賭け麻雀問題で5月に失脚した元東京高検検事長、黒川弘務氏の後釜に急きょ就いた林真琴検事総長だ。林氏をよく知る検事長経験のある弁護士は次のように話す。

「安倍前首相、吉川元農水相の疑惑はどちらもかなり捜査は進んでいる。吉川元農水相のXデーも年内と言うからね。林検事総長は安倍政権時代、法務事務次官に2度内定しながら、安倍首相らが“官邸の守護神”黒川氏を重用するために、却下された過去がある。同時期に二つの大きな政治案件をやるのは、林検事総長の反撃なのかもしれない」

 自民党、検察とのバトルの行方が見ものだ。(今西憲之)

※週刊朝日  2020年12月18日号

5881チバQ:2020/12/09(水) 20:42:44
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1265929046/1034
選択的夫婦別姓制度賛成
井出庸生
橋本聖子
宮崎政久

5882名無しさん:2020/12/10(木) 00:21:59
九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/7321

7321 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2020/12/10(木) 00:21:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/536896732fb0bb84c74a8283ef5fe94bbb8a5b4d
安倍氏「さすが」 英断?拙速?福岡市長の“高感度アンテナ”
12/9(水) 11:21配信

 「さすが高島さん。やることが早いね」

 新型コロナウイルスの「第1波」がピークを迎えた今春。福岡市長・高島宗一郎から電話で報告を受けた当時の首相・安倍晋三はこう賛辞を贈った。

 感染拡大を受け、福岡県が一部店舗への休業要請に踏み切ったのは4月14日。世間の関心は、要請に従った事業者への補償や支援策に集中していた。国はその判断を都道府県に丸投げ。福岡県は東京都が打ち出した「協力金」などの導入には慎重姿勢だった。

「地方のいち市長が思い付くことじゃない」
 多くの自治体が国や他自治体の動向を見定めようとする中、高島は機敏に動く。「市民に自粛を求めるなら、役所の覚悟を示さなければいけない」。同日、休業や営業時間短縮を求められた事業者などに対する100億円の独自支援策を発表。その中には、国が検討の俎上(そじょう)にも載せていなかった中小事業者への家賃補助が含まれていた。

 高島の支援表明で、流れが変わる。家賃補助は北九州市や大阪府が追随し、ついには国も採用。ある中央省庁は「地方のいち市長が思い付くことじゃない」と、福岡市に誰の発案か探りを入れたほどだ。

ひらめいたアイデアを即実行
 家賃補助は高島自身が考えた。発表の数日前、苦境に立つライブハウスや飲食店の経営者らとオンラインで意見交換。売り上げの落ち込みよりも、家賃などの固定費が経営を圧迫している実態を知ったという。

 関係者から聞き取り、ひらめいたアイデアを即実行に移すのが「高島流」の政策手法。「市長にかかれば、誰もが政策のブレーンになる」と市幹部は言う。

 「常に政策に取り入れる前提で話を聞く『アクティブリスニング』だ」。ヤフー最高戦略責任者(CSO)の安宅和人は、高島の情報収集力を高く評価する。

 安宅と高島は「G1サミット」で知り合った。G1は日本版ダボス会議を目指して2009年に設立。政治家や経営者、文化人らが集まり、世代や業種の垣根を越えてより良い社会の実現へ議論を交わす。高島は市長就任後、毎年参加し、人脈を広げてきた。

 G1では三重県知事の鈴木英敬や千葉市長の熊谷俊人ら、同世代の首長ともつながった。緊急事態宣言下、毎晩のようにオンラインで彼らと意見交換。高島の政策には、こうしたネットワークからヒントを得たものも少なくない。

「英断」と「やりすぎ」との反応が交錯
 16年に起きたJR博多駅前の道路陥没事故。高島の号令で、福岡市は7日間で幅27メートル、長さ30メートルの穴を埋め戻し、海外メディアからも称賛された。だが、国の第三者委員会の報告書は陥没原因の「推定」にとどまっており、「すぐに埋め戻さず調査していれば、原因を『特定』できた」(市議)との声はいまだに根強い。

 高島はコロナ感染が九州で確認されていなかった今年1月末、中国本土からのクルーズ船寄港の拒否を主張。夏には治療法確立まで寄港を許可しない独自要領まで策定した。これには「英断」と「やりすぎ」との反応が交錯した。

 「一度決めたら失敗を恐れず突っ走る。市長の長所で、短所でもある」(市関係者)。8月の会見では、コロナ対策を条件にしたビル建て替えの優遇措置を発表し、「世界最速で『感染症対応シティ』になるチャンス」とぶち上げた。

 多方面に張り巡らした「高感度アンテナ」が生むアイデアと腰の軽さで、過去の難局を乗り切ってきた高島。「拙速」と批判されることもしばしばだが、成功体験を支えにその流儀を貫く。 (敬称略)

  ◇    ◇ 

 福岡市の高島宗一郎市長が7日、就任10年を迎えた。「独創的」とも「独善的」とも言われる政治手法や、他の首長にはない人脈を探り、今後を展望する。

5883名無しさん:2020/12/10(木) 00:26:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0b370232cb4f0e0b22a628f0a09a4e779b53f11
麻生副総理のコロナご都合発言 「6月に何となく収まる」
12/9(水) 11:05配信

 新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、コロコロと変わっているのが政治家の発言だ。菅義偉首相は「国民の皆さんの命と暮らしを守る」と豪語しながらも、Go Toキャンペーンを推し進め、そのうえで「(Go Toキャンペーンが)感染拡大の主要な原因とのエビデンスは現在のところ存在しない」と発言した。

 そうした無責任な発言をしているのは、菅首相だけではない。麻生太郎・副総理兼財務相もまた、ご都合発言が止まらない。

「どのみち私はちょっと偏見があるので恐縮だが、これは風邪だから、はやり病だから」
「この種の話は6月に何となく収まるのかなと思わないでもない」

 麻生氏が楽観的な見通しを語っていたのは緊急事態宣言下にあった5月12日の参院財政金融委員会。ほどなく宣言が解除されると、日本のコロナでの死亡率が欧米より低いことを「国民の民度のレベルが違う」(6月4日の同委員会)と言い放ったことは記憶に新しい。

 だが、感染が拡大すると見通しの甘さを反省するどころか、10万円の特別定額給付金を“配りすぎた”と愚痴り出した。

「10万円支給で当然、貯金が減るのかと思ったらとんでもない。その分だけ貯金が増えました。カネに困っている方の数は少ない」(10月24日の政治資金パーティー)

「生活が厳しいところに10万円いって、そうじゃない人も10万円もらったわけだろう、必要もないのに。別に食うに困っているわけじゃないんだからさ。(中略)家計金融資産は約1900兆円あるんだから、その金がどんどん出ていってもらわないと個人消費が伸びない」(10月27日会見)

 何を言いたいかというと、この副総理は国民が貯め込んだカネを召し上げたいのだ。

 まず年寄りから取る。政府が75歳以上の医療費引き上げを打ち出すと、「可能な限り広範囲で2割負担を実現する」(11月17日会見)

 現役世代には出し渋る。ひとり親世帯への給付金を年内に再支給する方針が報じられると「決定した事実はない」(11月27日)と反対を鮮明にした。

 コロナ禍で露骨な国民負担増を口にするのは、本心では“日本人の民度ならチョロい”と思っているからなのか。

※週刊ポスト2020年12月18日号

5884名無しさん:2020/12/10(木) 00:27:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/75fb022c5e27adb86ab897e39d0094793cb50235
首相、麻生氏と会食2時間超…追加経済対策で意見交換か
12/9(水) 9:07配信

 菅首相は8日夜、麻生副総理兼財務相と東京都内のホテルのレストランで会食した。同日決定した追加経済対策などについて意見交換したとみられる。首相と麻生氏の会食は10月17日以来。首相は短時間で会食を切り上げることが多いが、前回は約2時間半に及び、この日も2時間を超えた。

5885名無しさん:2020/12/10(木) 00:27:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/066762bbfac0d7addd83ec8262a3618ad6fdb8e8
政策調整「初戦」、菅首相譲らず 選挙控えいら立つ公明 後期高齢者2割負担
12/9(水) 7:09配信

 菅義偉首相が、就任後初の公明党との政策調整となった75歳以上の医療費引き上げをめぐり、対象範囲をできるだけ拡大する方針を譲らない。

 安易な妥協は今後の公明党との関係に影響するとみているためだ。来年以降の重要選挙を見据え対象者を絞りたい公明党は、いら立ちを募らせている。

 政府は後期高齢者の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げる方針。首相が年収170万円以上を対象とする意向なのに対し、公明党は240万円以上を訴える。線引きの年収を下げるほど対象者が増える一方、現役世代の負担は軽減される。

 導入は2022年度だが、政府は来年の通常国会に関連法案を提出する予定。自民党の下村博文政調会長は8日の党会合で、15日の閣議までに公明党との協議をまとめる考えを示した。

 首相がかたくななのは、公明党が政府・与党内で主張を強めているためだ。同党は、政府が検討を始めた児童手当の高所得世帯向け特例給付の廃止に反対を表明。衆院広島3区をめぐり、自民党県連との調整が整わないまま独自候補の擁立を決定した。政府高官は「今回が初めての交渉。今後を考えれば、(譲れない)ということだろう」と首相の心境を推し量った。

 2割負担では、麻生太郎副総理兼財務相が対象拡大を強く求めており、首相は今後も協力関係を維持するためにも、麻生氏の意向を無視できない事情もある。両氏は8日夜、東京都内のホテルで会談し、2割負担について意見交換したとみられる。

 これに対し、公明党の山口那津男代表は8日、記者団に「政府の考え方が見えないのが進展しない要因だ」と批判。下村氏の発言に関しても「日程ありきではない」と反発した。来年は衆院選に加え、同党が国政選挙並みに重視する東京都議選が控える。党幹部は「今決める必要はない」として決着の先送りを主張した。

 ただ、調整の難航で政府の全世代型社会保障検討会議は2度にわたって見送られた。与党協議はいったん幹事長レベルに上がった後、結論を得られないまま政調会長に戻されるなど迷走している。自民党幹部は「公明党は調子に乗っている」と憤り、公明党ベテランは「なぜかうまくいかない」と漏らした。

 下村氏は8日夕、公明党の竹内譲政調会長、田村憲久厚生労働相と会談。出席者によると、下村氏が児童手当見直しと合わせて議論していくことを提案したが、竹内氏は難色を示した。政府・与党内では、児童手当を「取引材料」に決着を図る案が取り沙汰されている。

5886名無しさん:2020/12/10(木) 01:05:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb07c05dd02d5237a6c2aafa157894845a2cf842
医療費2割負担、年収200万円 75歳以上、首相と公明代表合意
12/9(水) 20:59配信

 75歳以上の医療費窓口負担を1割から2割へ引き上げる制度改革について、菅義偉首相と公明党の山口那津男代表は9日、東京都内で会談し、線引きとなる所得基準を年金収入のモデルで年間200万円以上とすることで合意した。約370万人が対象となる。実施は2022年10月で最終調整する。複数の関係者が明らかにした。支払い能力のある高齢者には負担を求める。政府は制度改革を盛り込んだ最終報告を全世代型社会保障検討会議でまとめ、閣議決定する方針。

 現役世代の負担軽減を重視する菅首相は170万円以上の案を主張。公明党は240万円以上の案を掲げてきたが、互いに歩み寄った形だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6939fc9ff99f502dac44696fdd1cd79fd704ee57
【速報】引き上げ「年収200万円以上」で大筋合意 75歳以上医療費負担
12/10(木) 0:16配信

75歳以上の医療費負担引き上げの所得基準をめぐり、菅首相と公明党の山口代表が9日夜に会談し、単身世帯の年金収入で「200万円以上」を対象とすることで大筋合意した。

75歳以上の医療費の窓口負担を2割に引き上げる対象の所得基準をめぐっては、政府・自民党は単身世帯の年金収入で170万円以上を主張し、公明党はより対象を絞った240万円以上を求めていた。

会談で菅首相と山口代表は、対象を「200万円以上」とすることで大筋合意した。

政府は15日の閣議決定を目指している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/85a3fc1e8fe7deae23ae510fa4b7b3a83eebacce
「年収200万円以上」で合意 高齢者医療費2割負担 自公党首
12/9(水) 22:42配信

 菅義偉首相(自民党総裁)は9日夜、公明党の山口那津男代表と東京都内のホテルで約1時間半会談し、75歳以上の医療費負担の引き上げについて、対象となる高齢者の範囲を「年収200万円以上」とすることで一致した。

 今後、両党の政調会長間で詰めの協議を行う。

 政府は2022年度から後期高齢者の医療費窓口負担を1割から2割にする方針だ。対象者について、首相は「年収170万円以上」を主張。公明党は首相案では対象が広過ぎるとして「年収240万円以上」を訴え、調整が難航していた。

 導入時期については、公明党が重視する東京都議選と衆参両院選挙後の「22年10月以降」を政府・自民党側は受け入れる方向だ。

5887名無しさん:2020/12/10(木) 01:06:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/e266ce29838bab98354c0d81aa19961e723a0bde
「富士急ハイランド」存続危機の理由 賃料が6倍に変更、山梨県知事「適正な賃料にすべき」
12/9(水) 5:57配信

 武田信玄さながら「戦わずして勝つ」という孫子の兵法をマネたつもりか。富士急が県有地を格安で借りていることに「待った!」をかけ、巨額賠償までチラつかせる。二階派に所属する長崎幸太郎山梨県知事(52)が仕掛けた軍略に堀内王国の面々は防戦一方なのだ。

 ***

 今年で没後50年を迎えた三島由紀夫が山梨県の山中湖にゆかりがあることはあまり知られていない。

『豊饒の海』など、いくつかの作品の中では山中湖が登場しているのに加え、三島自身が自衛隊に体験入隊した際は湖近辺で訓練したという。そうした縁があり、没後、三島由紀夫文学館は湖畔に建てられ、現在に至っている。

 その程近くに「富士急ハイランド」などで知られる富士急行が経営する広大な別荘地が広がっている。豊かな自然があふれ、富士山を見渡せる絶景のそこはまさに「リゾート」といって差し支えないロケーションだ。近辺を三島は、

〈見返る富士の白い肌、この地方のすべての白の源泉は、油を塗ったように光っていた〉(『豊饒の海 暁の寺』)

 と描いているのだが、目下、この別荘地と同じく富士急が経営する隣接のゴルフ場の土地を巡って、戦国時代のような熾烈な争いが繰り広げられている。

 当事者となっているのは河野太郎行革相の「ハンコ廃止」に反対して噛みつき、全国的にも名を馳せた“ハンコ知事”こと長崎幸太郎山梨県知事。そして富士急の堀内光一郎社長(60)、その妻の堀内詔子(のりこ)衆院議員(55)だ。

 堀内家は4代続けて国会議員が輩出し、光一郎社長の父で2016年に鬼籍に入った堀内光雄氏は自民党総務会長や通産大臣を歴任、富士急の会長まで務めた人物。山梨県内では誰もが認める当代きっての名門一家である。

 他方、知事の長崎氏は東大法学部卒で財務省出身。05年に退官後、光雄氏と同じ山梨2区から自民党公認で同年の郵政解散にともなう衆院選に初出馬する。郵政法案で反対票を投じて無所属で出馬せざるを得なかった光雄氏に対する刺客として送り込まれ、小泉旋風が吹き荒れる中、選挙区では惜敗したものの、比例で復活当選した。

 しかし09年に光雄氏との公認争いで自民党を離党。光雄氏の後継となった詔子氏とは12年から3回にわたり、砲煙弾雨、全国でも有数の激しい選挙戦が行われてきた。

「それがピークに達したのは17年の選挙です」

 と自民党所属の山梨県議。

 無所属議員ながら特別会員として二階派に所属していた長崎氏と、岸田派所属の詔子氏が迎えた3度目の対決。先の2回は長崎氏が選挙区で激戦を制すも、この時は、当の二階俊博幹事長が「勝った方を公認する」としたために、詔子氏も無所属で出馬することとなった。二階、岸田両氏の代理戦争ともなったこの選挙では双方が文字通り「背水の陣」となったのだ。

「選挙前から怪文書が乱れ飛んでいましたよ。下馬評では堀内さんより長崎さんが優位だと言われていて、さらに二階さんやその子分の林幹雄(もとお)幹事長代理など党幹部が続々と選挙区入り。しかし、堀内陣営も岸田さんや古賀誠さんが組織固めに奔走し、最後は長崎氏を追い上げ、堀内さんが勝利したのです」(同)

 苦杯をなめた長崎氏は二階氏の差配で「幹事長政策補佐」なる党の役職に就任。

 政治部デスクによれば、

「二階さんが彼のために作った役職でした。岸田派は反発しましたが、二階さんはそうした声があると番記者から聞かされて、激高。“そんなことを言う議員は誰だ、紙に書いてもってこい”と記者を一喝したのです。それほど長崎さんを寵愛していました」

 その後、長崎氏は19年の山梨県知事選に出馬する。この時は二階氏や古賀氏の仲介で双方が和解し、長崎氏は詔子氏の応援も得られることになった。結果、知事に初当選。遺恨にまみれた「15年戦争」は両者の棲み分けで、ようやく終結したかに見えたのだが――。

5888名無しさん:2020/12/10(木) 01:06:29
>>5887

「赤字転落の危機」
 今年の8月になり、その火種が再燃した。きっかけは冒頭で触れた土地問題である。

 県政担当記者が解説する。

「2017年10月、県内在住の男性が県を相手取り、住民訴訟を起こしました。簡単に言えば、富士急が別荘地やゴルフ場を運営するため、県から借りている県有地の賃料が不当に低いのではないかという訴訟です」

 富士急が開発した山中湖畔の別荘地の歴史は古い。富士山一帯を一大観光地にすべく創業した富士急の前身、富士山麓土地株式会社が山梨県から一帯の土地を借り受け、開発に着手したのが1927年。機材もなく工事は難航を極めた末、30年に貸別荘23棟がオープンした。現在では約440ヘクタール、東京ドームにして94個分の県有地を富士急が借りて、別荘やゴルフ場を運営しているのである。

「契約は20年ごとに更新され、最新は平成29年。現在の土地の賃料は年間約3億2500万円です。この賃料は当該の土地を開発前の原野の状態として算定。ただ、実際には開発されている現況をもとにした不動産鑑定をし、賃料をとるべきだ、というのが原告の主張です。先代から歴代3代の知事は賃料水準を見直すべきだったのにそうしなかったとして、3知事に総額約154億円、富士急にも約4億7千万円の賠償を求めています」(同)

 これまで県は原告の主張は不当だとして争ってきた。しかし、長崎知事が当選して風向きが一気に変わった。今年の8月、県が新たに不動産鑑定評価を行い、富士急に貸し付けていた土地の適正な賃料が約20億1千万円だとする評価書を提出したのだ。

「これまでの県の主張を覆す大転換です。実は長崎知事は衆院選で堀内さんと争ってきた時から、“世直し”と称して堀内家と県の癒着を糾弾してきました。いったんは矛を収めたものの、今回の評価書提出はその問題を蒸し返した格好になります。長崎知事は評価書提出前に、県の弁護士を自身に近い考えを持つ人物に変更する力の入れよう。今回の方針変更で原告の主張と被告である県の主張が一致した形となり、長崎知事は原告と和解に持ち込みたいと考えています」(同)

 3億円から20億円へ約6倍の賃料変更。実現すれば、名門とはいえ一民間企業である富士急にとって大打撃になるのは想像に難くない。

 さる公認会計士に分析してもらうと、

「富士急は30社を超える子会社を抱えています。子会社を含めた連結での昨年度の売り上げは約523億円、純利益は16億5千万円。単体で見ると、売り上げは約287億円で純利益は約12億7千万円です。また、セグメント別でも不動産部門は売り上げ30億円で約7億円の利益をあげているにすぎません。賃料が上がれば、単純に17億円の利益が減少することになり、赤字転落の危機に陥ります」

 また将来にわたる影響についてはこう語る。

「貸借対照表で、1年以内に返済しなくてはならない流動負債と1年以内に現金化できる流動資産を比べると、負債175億に対して資産は283億と資産の方が上回っているので、すぐに資金繰りに窮するということはなさそう。しかし、売り上げに対する17億円というインパクトは相当なもの。長期的に利益を押し下げることになり、株価の下落要因にもなる。当該の土地を開発してきた富士急からすれば、到底飲める話ではないと思いますよ」

5889名無しさん:2020/12/10(木) 01:06:45
>>5888

原告は支援者だった
 由緒正しき名士、堀内家を危機に陥れた人物について、先の記者が続ける。

「そもそも、この訴訟の原告は3年前に同じ件で住民監査請求を行った人物でもあります。その請求が却下された後、訴訟となったのですが、原告の素性は会社経営者で長崎知事の後援会の関係者だと言われています。つまり、長崎知事サイドの指示でこの訴訟を提起したのではないか、という疑惑まで浮上しているのです」

 では当事者はどう考えているのか。長崎知事が県庁で取材に応じた。

「地方自治法にはこうした県有地について、『適正な対価なくしてこれを譲渡し、若しくは貸し付けてはならない』とあります。これが適正な対価であるのか、裁判官の前で明らかにすべきなのです。この土地について富士急さんが相当額を投資して開発したことは承知しています。しかし、まずは適正な賃料に戻して、話はそれからです。これで経営が悪化するのであれば、最初から成り立たないビジネスモデルだったのではないでしょうか」

 さらに、別の問題もはらんでいる、と続ける。

「県有地は固定資産税がかかりません。その代わり、県有地が所在する市町村、今回の場合は山中湖村に対して県は固定資産税相当分の交付金を支払うことになっています。これは『固有資産等所在市町村交付金』と言って法律で定められており、その際の不動産価値は“現況”で評価すべきだとされているんです。しかし、これまで山梨県はこの交付金をしっかり払ってきませんでした。開発された後の状態で評価すべきところ、原野の状態で評価していたからです。これは違法状態であり、本来ならもっと多くの交付金を払わなければなりません。この歪みを正したいのです」

 また、堀内家への私怨ではないかと指摘されていることについては、こう反論するのだ。

「個人的な怨恨だとしたら、私はこの裁判を放置すると思いますよ。なぜなら、何もしなければ県側が負けてしまう可能性が高いからです。堀内先生にはお世話になっていますし、だからこそ放置するわけにはいかなかった。確かに原告の男性が私の支援者のひとりであることは認めます。しかし、誰かに指図されてこんな裁判を起こすでしょうか。支援いただいていることは存じ上げていますが、それ以上でもそれ以下でもありません。また、この件は地方自治の問題であり、二階幹事長にも相談していません。国の介入はお断りです」

 被告と原告が一体となった壮大な“プロレス”だったのか。

 前回知事選での二階氏仲介の手打ちを反故にしたことも、

「手打ちの目的とは一体、何でしょうか。私は山梨県を良くしようというのが最優先。それがミッションですし、千昌夫さんの『星影のワルツ』ではないですが、“仕方がないんだ 県のため”という思いです」

5890名無しさん:2020/12/10(木) 01:07:04
>>5889

「甲斐の虎だ」
 窮地に立ったかに見える富士急サイドに聞くべく、光一郎社長の自宅で取材を申し込むも、見解を伺うことは叶わなかった。当の詔子氏もお公家集団と揶揄される岸田派所属ゆえ、喧嘩を嫌っているのか、事務所を通じて、

「回答を差し控えます」

 と言うのみ。代わって同社の担当者が言う。

「別荘管理事業については管理費用で1億円以上を要し、赤字で運営しており、また、ゴルフ場も冬季に4カ月の休業期間もあり、赤字となっています。20億円がそのまま請求されれば、経営は非常に苦しいものになります」

 としてこう憤る。

「20億円というのは、とても恣意的な数字だと思います。山梨県が依頼した不動産鑑定士は原告側の訴訟提起に際し助言をしていた人物で客観性が担保されていません。さらに別荘地は住宅が建っている部分の割合が低い。我々としてはこれまで通り、開発者利益を尊重していただき、原野としてこの土地を評価していただくのが正しいと思っています」

 富士急が行った開発により、観光などで人を呼び込んだ功績を主張してもよかろうに、その反論はどこか遠慮がちに映る。一方、長崎知事サイドは二階派お得意の喧嘩上等の構えだ。さる県庁幹部は賃料裁判の陰に埋もれた問題を指摘する。

「実は富士急が県から借りている440ヘクタールのうち、17ヘクタールは『演習場内別荘敷』という名目で自衛隊の北富士演習場の敷地にあたります。演習場なので別荘は当然なく、富士急はここを格安で県から借りた上で国に又貸しのような形で提供し、これに対する交付金として年間約1800万円弱が県から支払われている。賃料と差し引いてもこれまで累計で1億円以上は利益を得た計算です。事業も何もせず、土地を借りて転貸しただけ。濡れ手で粟の状態ですよ」

 さらに巨額の賠償請求にも言及する。

「今後、県は富士急に対して不当利得の返還請求裁判を起こす可能性があります。すると、時効までの過去10年について返還を求めることになる。これまで、年間17億円の差額を得てきたわけですから、その額は170億円まで達することもありえます」

 どうやら、お家断絶、取り潰しにまで追い込むおつもりのようだ。

 人は城、人は石垣――。

 昨年の県知事選、応援に訪れた小泉進次郎衆院議員は武田信玄の言葉を引き合いに出し、

「県と国をまとめる力を持つ長崎候補は現代の甲斐の虎だ」

 と熱弁していた。

 県政トップは文字通りの虎へと豹変し、お行儀の良い名家を虎視眈々と狙う。無論、歪んだ行政は正さなくてはならないが、果たして県民のためになるや否や。信玄の言葉は「情けは味方、仇は敵なり」と続いている。

「週刊新潮」2020年12月10日号 掲載

新潮社

5891名無しさん:2020/12/10(木) 01:08:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/d807e60db3bfc87960d31d105065d6286b63a0d4
「努力次第」で重複容認 連続比例復活でも 自民選対委員長
12/9(水) 21:44配信

 自民党各派の事務総長は9日夜、東京都内の日本料理店で会合を開いた。

 党選対委員長を務める竹下派の山口泰明氏は、衆院選の小選挙区で連続2回以上敗れて比例代表で復活当選した議員の比例重複立候補を原則として認めない内規に関し、「選挙区事情があるので、努力している方はきちんと処遇したい」と説明し、例外扱いを一定程度認める可能性に言及した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3d8d2522ca8f804d4736289ebac1bae110827f7
二階幹事長、夫婦別姓に「違和感も何も感じませんでした」 自身の体験も語る
12/9(水) 15:41配信

自民党の二階俊博幹事長は12月8日の記者会見で、自民党内で議論が活発化している選択的夫婦別姓について、「女性の職業とか、社会的な活動の模様等についておのずから夫婦別姓になっていく。夫婦別姓は、成り行きに任せて対応していきたい」と述べた。

自民党では現在、選択的夫婦別姓制度の導入について検討が進んでいる。

二階幹事長は8日午前に開かれた会見で、制度導入について「ある程度時間をかけて、慎重に決めたら良いと思っています」と言及。

自身の家庭についても述べ、「母親が医者だったので、そうするとおのずから夫婦別姓みたいな形の場面もしばしばあります。別に違和感も何も感じませんでした」と振り返り、「夫婦別姓は、なりゆきに任せて対応していきたい」と語った。

▼二階幹事長の発言

「これは、ある程度時間をかけて、慎重に決めたら良いと思っています。女性の職業とか、社会的な活動の模様等についておのずから夫婦別姓になっていくわけですよね。過去にもあるんです。それは、私の家庭なんかは母親が医者だったんですけれど、そうするとおのずから夫婦別姓みたいな形の場面もしばしばあるんです。別に違和感も何も感じませんでした。ですから、夫婦別姓は、なりゆきに任せて対応していきたいと思っています」

夫婦別姓の議論、どうなってる? 根強い反発
選択的夫婦別姓をめぐっては、政府は12月中に閣議決定する「第5次男女共同参画基本計画」の原案に、制度導入に前向きな記述を盛り込んだ。

朝日新聞デジタルによると、原案には「婚姻前の氏を使用することができる具体的な制度の在り方について、国会において速やかに議論が進められることを強く期待しつつ、国会での議論の動向などを踏まえ、政府においても必要な対応を進める」などと盛り込まれている。

これに対し、反対派議員から異論が噴出。時事ドットコムによると、「制度導入に前向きと取れる」などの意見が相次いだという。

政府は慎重派に配慮し、「制度見直しが戸籍制度等に与える影響も考慮する必要がある」などの記述を加えた修正案を示したが、反対派は再度反発。

8日に開かれた内閣第1部会と女性活躍推進特別委員会の合同会議では、反対派からさらなる修正を求める声が上がり、「第5次男女共同参画基本計画」案の了承は見送られた。

党内では山谷えり子元拉致問題担当相と高市早苗前総務相が、制度導入に反対する議員連盟「『絆』を紡ぐ会」を発足。3日には下村博文政調会長と面会し、旧姓の通称使用の拡充などを求める提言を手渡した。

ハフポスト日本版編集部

5892名無しさん:2020/12/10(木) 01:09:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/faf9b8b16dcfe865b147285974176037f6ba1692
自民党二階派の事務総長に山口氏
12/9(水) 17:18配信

 自民党二階派(志帥会)は9日までに、吉川貴盛元農林水産相の後任の事務総長に山口壮筆頭副幹事長を充てる人事を決めた。山口氏が自身のフェイスブックで明らかにした。山口氏は「二階派はある意味で現在、『総裁派閥』と言ってもよく、その事務総長というのは、重圧も感じますが、精一杯頑張ります」と報告した。

 吉川氏をめぐっては、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表から現金供与を受けた疑いが浮上し、東京地検特捜部の捜査対象になっている。吉川氏は2日、現在は不整脈のため入院治療中とのコメントを出した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ba6bcf3579f37999eadf7ea0f2b6f613915a2557
二階派事務総長に山口壮氏 自民
12/9(水) 19:09配信

 自民党二階派は9日までに、吉川貴盛元農林水産相が務めていた事務総長の後任に、山口壮筆頭副幹事長を充てる人事を内定した。

 吉川氏は鶏卵生産会社「アキタフーズ」をめぐる疑惑浮上を受け、事務総長を辞任。山口氏は旧民主党出身で、2015年に自民党に入党した。 

最終更新:12/9(水) 19:09
時事通信

5893名無しさん:2020/12/10(木) 01:11:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/68316ad3dfc6c3c9f6c31331d09191952cc9cca8
岸田派が古賀氏を名簿から削除へ 岸田氏「自立」アピール
12/10(木) 0:57配信

 自民党の岸田文雄前政調会長率いる岸田派(宏池会、47人)が、近く古賀誠名誉会長の名前を同派の名簿から外すことが9日、分かった。複数の関係者が明らかにした。古賀氏は岸田氏が菅義偉首相に敗れた9月の総裁選後、岸田氏に名誉会長を退任する意向を伝えていた。「ポスト菅」をうかがう岸田氏は、政治の師と仰いできた古賀氏から名実ともに自立したことをアピールしたい考えだ。

 古賀氏は岸田氏に派の会長を引き継いだ平成24年に政界を引退したが、以後も派の議員を物心両面で支えてきた。一方、岸田氏は先の総裁選で、麻生太郎副総理兼財務相から、支援する条件として地元の福岡県で対立する古賀氏との関係を清算するよう求められたが、応じることができなかった経緯がある。

 岸田氏は「(古賀氏との関係は)徐々にフェードアウトしていく」と説明していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f9a5c104124b8bac155514bae03d5c0944f4ec3a
首相と公明、選挙意識し思惑交錯 高齢者医療費引き上げ決着
12/10(木) 0:48配信

 75歳以上の後期高齢者の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げる制度改革をめぐり、菅義偉首相と公明党の山口那津男代表は9日夜、2割負担の所得基準について単身世帯の年収「200万円以上」で大筋合意し「決められない政治」に陥ることを避けた。

 公明が求めていた「240万円以上」は厚生労働省が示した5案のうち最も対象者が少ない案で、来年の衆院選を意識したのは間違いない。自民党内にも公明案を支持する議員は少なくなく、公明は強気に出た。衆院選を意識するのは首相も同じだが、首相の場合は譲歩することで改革後退と映るのを避けたかった。

 こうした思惑の違いに加え、首相と山口氏が支持する案が早くから表沙汰となったことで、政府・与党内から「トップの意思が明確になってしまうと調整しづらくなる」との声が漏れ、交渉は難航を極めた。事態を打開するには、もはや党首会談を行うしかなかった。

 大筋合意した案は政府案と公明案の折衷案だ。5案のうち「170万円以上」と「240万円以上」の間には「200万円以上」と「220万円以上」の2案があるが、政府案寄りなのは「200万円以上」。首相にとって、公明の顔を立てながらも、改革を進めたといえるギリギリのラインといえる。

 与党内には新型コロナウイルスの感染拡大を理由に改革先送りを求める声も強かったが、コロナ禍の行方は見通せない。全世代型社会保障検討会議は近く最終報告をまとめるが、令和4年から団塊の世代が後期高齢者になり始めるなど、人口構造の変化は待ってくれない。少子高齢化という構造的な問題を抱えている以上、これからも改革の歩みを止めてはならない。(坂井広志)

5894チバQ:2020/12/10(木) 11:04:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f674a5ef0092241f7dc6beda9db1b151455e3d9
国場幸之助氏の後援会が620万円の記載漏れ 政治資金収支報告「会計責任者のミス」
12/10(木) 8:19配信
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国場幸之助氏
 【東京】国場幸之助衆院議員(自民)の後援会「コクバ幸之助後援会」(那覇市久米)が、2017年分と19年分の収支報告書で、計620万円分の記載漏れをしていたことが9日、県選挙管理委員会などへの取材で分かった。国場氏の事務所によると、後援会の会計責任者のミスによるものとしている。外部から指摘を受けて今月1日に修正申告をした。

 国場氏は本紙の電話取材に「詳しいことは分からない」と話した。国場氏は菅政権で外務政務官を務めている。
 県選管に提出した後援会の収支報告書などによると、17年分では、同年6月から12月にかけて、国場氏の所属派閥「宏池政策研究会(宏池会)」から受けた3件、計500万円の資金が記載されていなかった。19年分は、同年6月から7月にかけて、同じく宏池会から受けた2件、計120万円の資金の記載がなかった。

 国場氏の事務所によると、本来、後援会の収入とするべき資金を、国場氏が代表を務める自民党沖縄1区支部への入金として処理していた。17年10月には衆院選挙が行われている。記載漏れは、外部からの指摘を受けて発覚した。国場氏側が今月1日に修正したという。

 国場氏の事務所関係者は、記載漏れがあった理由について、「17年分の記載漏れについては、当時の会計責任者が高齢のために辞めており、詳細が分からない。19年分の記載漏れは会計責任者の単純なミスだ」と説明した。

 その上で、「全て派閥からの資金でやましいものではない。指摘を受け修正済みであり、政治資金については引き続き適切に処理していく」とした。
 国場氏は本紙の電話取材に対し、「収支報告書について詳しいことは分からない」と答えた。

5895名無しさん:2020/12/10(木) 19:23:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9056a85f4be652b4bf3caa95d3c6b27a2605e3ca
麻生太郎「オレは安倍に恩返しする」菅首相×二階幹事長“連合”に反旗
12/10(木) 6:04配信

「『読売新聞』が11月27日に、『桜を見る会』前夜祭について、東京地検特捜部が捜査を進めていることをスクープした直後のことです。二階幹事長が麻生さんに、『安倍さんのことで、あまり騒がんほうがいいですよ』と言い放ったんです」

 そう明かすのは、ある自民党関係者だ。臨時国会は幕を閉じたが、政権の中枢を担う麻生太郎・副総理兼財務相(80)と、菅義偉首相(72)と二階俊博幹事長(81)とのあいだに、政争の火種が生まれつつある。

 発端は、安倍晋三前首相(66)が開いた「桜を見る会」前夜祭の費用負担をめぐり、安倍氏の公設第一秘書らが略式起訴される可能性が高まっていることにある。ある官邸関係者は、「安倍さんが元気になったのはいいが、調子に乗りすぎたんじゃないかな」と、うそぶく。

 この言葉どおり、安倍氏に特捜部の捜査の手が伸びたのには、「『菅×二階連合』の仕掛けがあったからだ」などという臆測が、永田町に飛び交った。そんな状況での冒頭の二階氏の発言は、麻生氏への “脅し” に、ほかならなかった。

「麻生さんは黙って聞いていたそうですが、内心、はらわたが煮えくりかえっていたはず。二階さんは、菅総理と二人三脚でやっていくにあたって、なにかと出しゃばる安倍さんの影響力を削ぎたい。

 しかも『菅×二階連合』は、麻生さんと福岡県政をめぐって対立する二階派の武田良太を総務相にしたり、財務省に批判的な高橋洋一・嘉悦大教授を内閣参与にしたりと、なにかと麻生さんの神経を逆なですることばかり続けています」(前出・自民党関係者)


「菅×二階連合」が政界を牛耳るなか、麻生氏の存在感は薄くなるばかりでーー。

「麻生さんは安倍さんとは、いつもヒソヒソ楽しそうに内緒話をしているのに、衆院本会議場の議席や委員会の大臣席で席が隣り合わせの菅さんとは、会話らしい会話がほとんどないんだよ」(閣僚経験者)

 官邸内で孤立を深める麻生氏が頼みにするのは、ともに苦境を支え合った、安倍氏との盟友関係だ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、こう話す。

「2009年、総選挙で大敗を喫して、麻生氏は民主党に政権を奪われました。失意の麻生氏のもとに、毎日のように通って励ましたのが安倍氏だったんです。それ以来、麻生氏は『オレは安倍に恩返しをするんだ』と言って、第2次政権で安倍氏を支え続けてきたんです」

 安倍氏本人への事情聴取が要請され、政治的に追い詰められるなか、麻生氏は安倍氏を見捨てることなく、“連合” を本格化させ始めた。

「12月2日に、麻生派と細田派(安倍氏の所属派閥)の若手議員が集まり、安倍氏と麻生氏を囲む会合を持った。これが、『菅×二階連合』に対する、『安倍×麻生連合』の宣戦布告だと、永田町でささやかれています」(政治部デスク)

 しかし、苦境の盟友に見せた男気だけでは、麻生氏は大やけどをするリスクもある。

「二階氏は、『もう安倍さんは終わった人だから、いいじゃないか』とまで、麻生氏に言ったともいいます。いまの麻生氏ひとりで、あの2人の手練手管に立ち向かえるとは思えません……」(同前)

 しかし麻生氏には、ある奇策があるという。

「安倍さんが2021年9月の総裁選に出られないなら、麻生さんは今度こそ、岸田(文雄・前政調会長)さんを総裁選で担いで、宏池会(岸田派)と麻生派が合併した “大宏池会” を作る。

 乗り越えるべきハードルは多いが、“大宏池会” と安倍さんの細田派が協力すれば、さすがの菅さんと二階さんも、太刀打ちできない」(麻生派所属議員)

 麻生氏の “恩返しクーデター” 計画が、静かに進んでいるーー。


(週刊FLASH 2020年12月22日号)

5896名無しさん:2020/12/10(木) 19:26:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/40b3d730a4bdd1c6e10350d5341c8262f401d4ae
事務総長に山口壮氏 自民二階派
12/10(木) 15:33配信

 自民党二階派は10日の会合で、山口壮筆頭副幹事長を事務総長とする人事を決定した。

 金銭授受疑惑が浮上した吉川貴盛元農林水産相の後任。山口氏は旧民主党から自民党への移籍組で、異例の抜てきとなる。 

最終更新:12/10(木) 15:39
時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/f2a41dc434154fe360e9f903bc2330bcd12567e1
75歳以上窓口負担決着 緊張感高めて動く「菅流」 
12/10(木) 17:41配信

 75歳以上の医療費窓口負担を引き上げる制度改革をめぐっては、菅義偉(すが・よしひで)首相と公明党の山口那津男代表によるトップ会談の末、2割負担の所得基準を単身世帯で年収「200万円以上」とすることでようやく決着した。その経過からは緊張感を高めた上で一気呵成に動く「菅流」が垣間見え、同時に与党間の政策調整の拙(つたな)さが目立った。

 「200万円以上の方々にご負担いただくということでお願いします」

 首相は9日夜に東京都内で行った山口氏との会談でそう切り出した。「それで結構でございます」と山口氏。急転直下でことは決まった。

 これに先立ち、首相は9日、ジャーナリストの後藤謙次氏と都内のホテルで面会。その後、後藤氏は記者団に首相が夜、山口氏と会談することを明かした。首相が「譲る気は全くない」と語り、意思が固かったことや、「毎日決断の連続」と漏らしたことも伝えた。

 首相と後藤氏の阿吽(あうん)の呼吸による、合意に向けた地ならしのようでもあった。後藤氏を通じて首相はメディアに取材を促し、山口氏に対しては会談で決着する意思があることを伝えたといってよい。

× × ×

 政府方針を170万円以上とすることが固まったのは2日。首相は麻生太郎副総理兼財務相、田村憲久厚生労働相らと官邸で協議し、この案で公明と交渉に入ることを決めた。

 田村氏は公明の竹内譲政調会長を国会内に訪ね政府方針を伝えたが、山口氏は1日の記者会見で「今年結論を出すというのはいかがなものか」と先手を打っており、竹内氏が交渉のテーブルに乗ってくることはなかった。

 公明抜きで政府方針を固めたことは公明の感情を逆なでし、ある幹部は「与党の意見も聞かずにやるというなら、話し合いにならない」と不快感を示した。

 首相の決意が固いことが公明に伝わると、公明は妥協案を探る方針に転換。だが、竹内氏が3日に自民党の下村博文政調会長との会談で求めてきたのは、厚生労働省が示した5案のうち対象者が最も少ない年収240万円以上とする案だった。

 「だめだ。これでは現役世代の負担軽減にならない」

× × ×

 舞台回しをめぐっても混乱した。公明との調整は下村氏が担ったが、首相は「170万円以上」という案にこだわり、自民内では所得基準について意見が一本化できていなかった。どう転んでも身内から批判が起きかねず、下村氏は身動きが取れない状態に陥った。

 首相は4日に官邸で自民の二階俊博幹事長と会談し、協力を要請。7日に自公両党は幹事長会談を開き、幹事長クラスでの交渉に舞台は移りかけたが、二階氏が本格的に交渉に乗り出した形跡はなく、再び政調会長レベルに戻る。

 来夏の都議選や1年以内に迫る次期衆院選をにらみ、「痛み」を伴う改革に終始後ろ向きだった公明。その公明に妥協することで改革後退とみられるのを避けたかった首相。自公ともに新執行部が発足したのはわずか約3カ月前で、交渉が行き詰まった場合のパイプ役は不在だった。これでは、いくら与党間で調整をしても決まるはずはなかった。

 自民の佐藤勉総務会長は10日の記者会見で、首相が妥協したことについて「これを機に自公のやり取りは、もっと事前に緊密にやってくれるのではないかという期待を込めての判断ではないか」と語った。(坂井広志、力武崇樹)

5897名無しさん:2020/12/10(木) 20:15:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/dced5939496b784fa2c67585467a6a2ddd1f8c27
自民・石破派、集団指導体制移行へ議論 臨時総会、結論持ち越し
12/10(木) 18:02配信

 自民党石破派は10日、衆院議員会館で臨時総会を開き、石破茂元幹事長の会長辞任を受けた今後の運営方針について協議した。

 会長を置かず、「集団指導体制」へ移行することが提案されたが、結論は持ち越した。年内の取りまとめを目指す。

 集団指導体制では、ベテラン、中堅、若手からそれぞれ世話人を選出し、派の運営に当たる。平将明衆院議員が提案した。出席者からは異論が出なかったものの、鴨下一郎事務総長が「欠席者の意見も聞くべきだ」とし、意見集約を見送った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1beb02f5e7a32ba4c2c79b94f8a8fa598ca29c8a
自民党石破派 会長置かず集団指導体制 臨時総会で協議 結論持ち越し来週にも決定
12/10(木) 14:57配信

 自民党石破派(水月会、19人)は10日、国会内で臨時総会を開き、石破茂元幹事長の会長辞任に伴う今後の派閥の在り方について協議した。会長職は空席とし、複数の議員による集団指導体制で運営していく方向だが、欠席者も多く、結論は持ち越しとなった。

 集団指導体制は当選期数ごとにベテラン、中堅、若手から世話人を計4〜6人を選び、執行部を組織するというもの。事務総長などの役職は世話人同士で決める。派内では他派閥と掛け持ちも可能な議員グループへの移行も検討されたが、派閥は存続させる。いずれも平将明元内閣府副大臣が提案した。

 一方、山本有二元農林水産相ら7人が欠席したため、改めて全員の意向を確認した上で、来週にも決定する運びだ。平氏は臨時総会後、記者団に「出席者から(提案に対し)『違う』というのはなかった。欠席した人の意見も聞いていく」と語った。

5898名無しさん:2020/12/10(木) 21:09:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/4307cf6903f216713dfc2c8ee312c98092a37793
今年の漢字は「戦」 自民・岸田氏
12/10(木) 15:52配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は10日、今年の漢字に「戦」を挙げた。

 新型コロナウイルス感染拡大や、菅義偉首相に敗れた党総裁選に触れ、「さまざまな戦いに臨んだ1年だった」と理由を説明。その上で「次のチャンスに向けてしっかり努力を続けていきたい」と述べ、来年の総裁選出馬に重ねて意欲を示した。東京都内で記者団に語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c5a59d17ddfb2f5c74b31080cf56bc56f81658c
自民・岸田前政調会長、今年の漢字は「戦」
12/10(木) 16:29配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は10日、今年1年を表す漢字に「戦」を選んだ。理由について「新型コロナウイルスとの戦いや、(初挑戦した)総裁選の戦いなど、さまざまな戦いに臨んだ1年だった」と振り返った。東京都内での岸田派(宏池会)会合後、記者団の質問に答えた。

 次期総裁選への意欲に関しては「次のチャンスに向けてしっかり努力を続けていきたい」と強調した。また、岸田派が近く同派の名簿を一新し、古賀誠名誉会長の名前を外すことについては「新しい名簿を掲げる」と述べるにとどめた。

5899名無しさん:2020/12/10(木) 21:10:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/9467473368d83fdfd85f1e82c2d82884a1c0c15a
菅内閣にチラつく「早期退陣」の影 コロナ対策で支持率急落、識者の見立ては?
12/8(火) 19:29配信

 菅義偉内閣の支持率が各マスコミの世論調査で急落し、内閣が進めるGo Toキャンペーンに与党内からも批判が出たとも報じられている。

 新型コロナウイルスの感染対策を評価しないとの声が多く、支持率を下げているようだ。菅政権には、どんな国のかじ取りが求められているのだろうか。

■前月より10ポイント前後低い50〜60%ぐらいの水準

「なんで下の原稿ばかり読んでいるのだろうか」「目に生気が感じられないし語り方に熱意を感じられない」「国会閉じてる場合じゃないぞ」...

 臨時国会が会期末を迎えた2020年12月4日、菅首相は、就任時の9月16日以来となる記者会見を夕方に行った。しかし、抜本的な感染対策が見られなかったとして、会見内容を伝えるネットニュースのコメント欄では、こんな手厳しい意見が支持を集めた。

 菅首相は就任前後から、携帯電話料金の値下げや不妊治療への保険適用などの政策を打ち出し、4日の会見では、「ポストコロナの成長の軸となるのがグリーン、デジタルだ」として、温室効果ガスを30年後にゼロにする「脱炭素化」の政策も発表した。8日夜には、これらを盛り込んだ73兆円規模の追加経済対策を閣議決定している。

 その一方、コロナ対策では、飲食店の時短営業を進めるとしたが、Go Toトラベルについては、高齢者の利用自粛などを呼びかけたものの、感染拡大との因果関係は認めず、キャンペーンの延長決定までした。重症者増加で医療体制がひっ迫し、大阪や北海道では自衛隊の出動要請までしているとあって、ネット上でも、不満が高まっているようだ。

 こうした声を反映して、各マスコミが12月上旬に行った世論調査では、内閣支持率が軒並み下落している。読売新聞や共同通信などの結果を見ると、前月より10ポイント前後低い50〜60%ぐらいの水準に留まっている。

「早期退陣の可能性もあり、選挙で負ければ退陣論高まる」
 菅政権は、発足からわずか3か月で、なぜ支持率の急落を招いてしまったのだろうか。

 政治評論家の有馬晴海さんは、J-CASTニュースの取材に対し、こんな見方を示した。

「安倍晋三政権の末期は、支持率が50%を切って、菅さんが総理になると、20ポイントほども上がりました。それは、安倍さんが世襲政治家でアベノミクスなどのアドバルーンを上げていたのに対し、菅さんは、叩き上げとして実務で安倍さんを支えていたため、何をやってくれるのだろうかと期待があったのだと思います。しかし、アメリカの大統領のように、ハネムーンの100日間で具体的な成果が見えないと、今度は何をやっているんだと言われるようになります」

 Go Toキャンペーンを中止にしていれば、感染拡大が収まった可能性があるが、ともに進める二階俊博幹事長に自民党内の調整を頼っているため、難しかったのではないかとみる。

 このままでは、どんどん支持率が落ち込むといい、菅首相では選挙は戦えないと党内の声が高まれば、早期退陣の可能性もないとは言えないという。少なくとも選挙で負ければ、退陣論が高まるのではないかとしている。

「長期政権にするには、評価されるような政策を自分で見つける必要があると思います。お金を使うところを考え、病院を離れた看護師に戻って来てもらうために、給料をアップするといったことも考えられるでしょう。自衛隊の看護師は、災害が起こったときに必要ですので、事前に看護師を用意できるようにしておくべきでした。この国の将来ビジョンも明確にし、収入が月3万円増えるような経済にするといった政策を打ち出すなど、首相としての発信力を付けないといけないと思いますね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

5900名無しさん:2020/12/10(木) 21:15:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a635030633fcb6af80b2341b341dd5489168e2d
自公、広島3区で対立 競合回避へ調整本格化
12/10(木) 7:14配信

 元法相・河井克行被告の離党により自民党の空白区となった衆院広島3区で、自民、公明両党が競合する可能性が出てきた。

 公明党は既に、比例中国ブロック選出の現職の公認を決定。議席を死守したい自民党広島県連が9日、公認候補予定者となる同区支部長の選任を党本部に申請したためだ。両党が全国で展開する選挙協力にも響きかねない事態となり、難しい調整を迫られている。

 広島3区で、公明党は昨年7月の参院選に絡む買収事件で公判中の河井被告を支援してきた。事件を受けて地元支持者に反発や不信感が広がると、自民党候補では理解を得られないとして、比例選出の斉藤鉄夫副代表の公認を11月19日に決定。同22日には山口那津男代表も現地入りして、斉藤氏とともに事実上の選挙運動を本格化させた。

 これに対し、自民党広島県連会長の宮沢洋一参院議員は9日、山口泰明選対委員長と党本部で会い、広島3区支部長に石橋林太郎県議を選任するよう申請した。県連は支部長を公募し、10人の応募者の中から石橋氏を選んだ。

 山口氏との会談で、県連幹部は「党自体に対する信頼が薄れている選挙区だ。信頼を勝ち取るためにも、公認候補を立ててしっかりとした活動をしたいという声が多数ある」と説明、石橋氏が適任だと訴えた。だが、山口氏は「県の事情は痛いほどよく分かる。これから検討する」と歯切れが悪く、対応を明確にしなかった。

 自民党が議席を得ていた選挙区に公明党が公認候補を擁立するのは極めて異例だ。自民党は河井被告が地元首長らに現金を配った罪に問われ、強い政治不信を招いた弱みがあり、「政治とカネ」の問題に厳しい公明党に強く出られない。

 こうした経緯もあり、公認権を握る二階俊博幹事長の周辺では「公明党が立てるなら譲っても問題ないのではないか」との声も漏れる。自民党内では、任期満了まで1年を切った次期衆院選に向け公明党との協力を重視する立場から、選挙区は公明党に譲り、自民党の候補を比例中国の上位で処遇する妥協案も浮上している。

 ただ、自民党県連は「選挙区に出さない選択肢は全く考えていない」(宇田伸幹事長)と強硬姿勢を崩していない。公明党が公認候補を決めている他の9選挙区に自民党は支部長も置いておらず、まずは党本部が県連の申請通り支部長を選任するかが焦点となりそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2f38a229299c3e2ae7ad3adba4f96623d4c2c4ca
自民広島県連、3区支部長任命を党本部に要請
12/9(水) 18:38配信

 自民党広島県連会長の宮沢洋一元経済産業相は9日、党本部で二階俊博幹事長と会談し、公職選挙法違反の罪で公判中の元法相、河井克行被告=自民党を離党=の地元、広島3区で、次期衆院選の公認候補となる支部長に県議の石橋林太郎氏を任命するよう求めた。

 宮沢氏はこれに先立ち、山口泰明選対委員長とも面会。宮沢氏によると、山口氏は「広島の事情は痛いほどよく分かる。これから検討する」と語ったという。

 広島3区をめぐっては、公明党が斉藤鉄夫副代表=比例中国=の擁立を決めており、自公両党の調整が難航している。宮沢氏は記者団に「自民党候補を公明党と一緒に応援する態勢を党本部でつくっていただくことが一番良い」と強調した。

5901名無しさん:2020/12/10(木) 22:49:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4dfa08cad50bb01cd80824fbe3a6e181c4e0bd1
首相、トップ会談で痛み分け 医療費負担巡り公明と合意
12/10(木) 18:33配信

 75歳以上の医療費の窓口負担見直しをめぐり、菅義偉首相は10日、新たに2割負担となる所得基準について公明党の山口那津男代表と合意したことを明らかにした。双方の主張には溝があったが、互いが譲歩する「痛み分け」。政府と公明は児童手当の縮小問題でも意見が対立していたが、首相と山口氏の合意を機に一気に決着した。

 菅首相は、視察先の岩手県宮古市で記者団の取材に「2022年の再来年には団塊の世代が(75歳以上の)後期高齢者になる。我が国の社会保障の将来を考えた時に高齢者、若者、互いに支え合っていくことが極めて大事だと(山口氏と)意見が一致した」と述べた。自民、公明両党の政調会長と田村憲久厚生労働相が、10日に制度の詳細について詰めの作業を行うことも説明した。

 所得基準をめぐっては、対象者をより広くとって「単身世帯の年金収入で170万円以上」(対象人数約520万人)を主張する政府と、対象者がより少ない「240万円以上」(同約200万人)を求める公明が対立。政府内では、何より菅首相本人が「170万円以上」に強くこだわった。自公の政調会長間で協議が続いたが、「膠着(こうちゃく)状態」(公明の竹内譲政調会長)に陥っていた。

 「公明党が案を出してくれれば、自民も乗る」。与党幹部によると、自民の下村博文政調会長は竹内氏に対し、こんな提案したという。公明は当初、コロナ禍での負担増は次期衆院選などに影響するとして議論の「先送り」を主張していたが、下村氏の提案を受けて竹内氏は「240万円以上」を提示した。だが、その後下村氏は「首相の意向は固い」などと繰り返し、田村厚労相も交えた議論は平行線が続いた。

 これを受け、トップ同士が会談しなければ収拾できない事態に発展。首相は9日夜、自らと山口氏が直接協議する異例のトップ会談を行い、互いの主張の間を取り、「200万円以上」で合意した。

朝日新聞社

5902名無しさん:2020/12/11(金) 13:13:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/134ec0e2977eb3f1f521d995d08d425f587e4220
「菅総理 vs 安倍元総理」、戦慄すべき暗闘が繰り広げられていた…!
12/11(金) 7:02配信

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「叩き上げ」がなんだって言うんだ。苦労をたくさんした? 金持ちにしか分からない苦労だってあるんだ。貧乏だったら偉いのか。そんなこと、ボクは認めない……安倍クンはきっとそう思っている。
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「安倍潰し」の下手人は?
 「伊藤博文の例もあります。次の自民党総裁選に出ることは考えていないのですか」

 地元・下関の後援者に問われ、安倍晋三(前総理)は嬉しそうに笑った。11月1日から3日にかけて、安倍は総理退任後、初めての地元入りを果たした。そして父・晋太郎元外相の墓参りをし、後援会関係者との会合や挨拶回りをこなした。

 その際、後援者たちから「3度目の総理を目指すべきだ」という声が次々に上がったのだ。

 「伊藤博文は山口が誇る明治の元勲ですが、のべ4度にわたって総理大臣を務めています。その例に則り、安倍さんが再び総理に返り咲いたとしても何らおかしくない。3日間の強行スケジュールということで少しお疲れの様子も見えましたが、湧き上がる『待望論』を受け、とても喜んでいるように見えました」(山口県内の政界関係者)

 持病の潰瘍性大腸炎の悪化により、安倍が辞任したのはわずか2ヵ月前。しかし、そんな経緯などなかったかのように、このところの安倍は精力的に活動してきた。

 「(新しい薬の)点滴が効いてきた。スピード改革(体質改善)だよ」

 安倍は朗らかな表情で、周囲にそう語る。

 「脂っこい料理も食べるわ、酒も飲むわで元気いっぱいに見えます。最近は毎週末、ゴルフに勤しんでるそうです。シンパの議員たちの間では、『安倍さんのエンジンがかかった。生き返った』などと、再々登板への期待が日増しに高まっています」(自民党中堅代議士)

 意気軒高な安倍は、側近にこう漏らしている。

 「菅ちゃんには、政権を預けているだけだから」

 通算2度目の政権投げ出しという大失態により、完全に瓦解して瓦礫の山と化したはずの「安倍劇場」が、華やかに、煌びやかに再開して―。

 といった雰囲気も漂い始めていた11月23日、異変が起きる。「読売新聞」朝刊に、突如としてこんな記事が載った。

 〈安倍前首相秘書ら聴取 東京地検〉

 〈安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍氏らに対して政治資金規正法違反容疑などでの告発状が出されていた問題で、東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取をしていたことが、関係者の話でわかった〉

 ハイな気分に浸っていた安倍に対し、急転、司直の手が及ぶというのだ。

 「『桜』問題では、安倍事務所が後援会関係者らを招待した前夜祭(懇親会)が焦点です。会費(一人5000円)だけでは高級ホテルで大パーティを開けるわけがなく、足りないカネは安倍事務所が補填したのでは? という疑惑が持たれていました。

 その疑惑についての『核心』情報が、なぜか続々とメディアに流出した。『5年間で800万円超補填』『領収書は廃棄か』などと、安倍サイドに不利な続報が絶え間なく出ています」(全国紙政治部記者)

5903名無しさん:2020/12/11(金) 13:13:14
>>5902

「使用人」だったのに
 安倍レベルの政治家の捜査情報は、それを知っている者が「その気」になって流さない限り、表に漏れ出すことはない。

 では、いったい、どこの誰がその情報をメディアにリークしたのか。別の全国紙の官邸担当記者は、こう話す。

 「安倍時代の経産省主導の官邸を、菅総理は法務省・警察庁主導に変えた。政権と距離があるとされる林眞琴検事総長すら、あえて泳がせています。この検察から上がった情報を、官邸の何者かがリークしたようです。

 これまでも官邸肝いりの政策情報などを定期的に報じた『読売』に、そのルートで先に情報が流れたと見られている。反政権の『朝日』や『毎日』ではなく、政権寄りの『読売』やNHKが先行しているというのも、客観的にそれを裏付けています」

 では、官邸はなぜそんな記事を書かせたのか。

 「要するに、安倍潰しです。安倍さんは最近、『私なら早期解散する』という趣旨の発言までして、『余計なお世話だ』と、菅総理をイラつかせていた。『調子に乗ることは許さない』という、菅総理からのメッセージと思われます」(同)

 安倍と菅。生まれも育ちもこれほど違う2人が、7年8ヵ月もの間、総理と官房長官としてコンビを組んだのは、奇跡だったのかもしれない。

 祖父(岸信介)が元総理、父(安倍晋太郎)が元外相、大叔父(佐藤栄作)も元総理という超エリート一族に生まれた安倍。雪深い秋田から単身上京し、議員秘書からのし上がってきた「叩き上げ」の菅。

 初当選時からプリンスだった安倍に対し、菅は、そんなエリートにひたすら傅く姿勢を貫くことで、その後任に収まった。

 異なる2人は、それゆえ、不思議にウマが合った―というような展開はドラマなどではありがちだが、残念ながら安倍と菅はまったく違う。

 自民党元幹部の一人がこう語る。

 「安倍や麻生(太郎副総理兼財務相)は、菅をあくまで『秘書官』、あるいは『使用人』として扱ってきた。安倍はボンボン育ちの人の好さで、『菅ちゃん』などと言って転がし上手く利用してきたが、麻生のほうは明らかに菅を見下してきた。

 それどころか麻生は、菅が実は権力志向であると見て取り、危険視して『アイツを切れ』と安倍に進言したこともある。

 菅が配下の官僚ら、『下』の立場の者にことさら強く当たり、意に沿わない人間は決して許さないというように歪んでしまったのも、安倍や麻生らに『下々』の扱いを受け、叩き上げの過程で叩かれ過ぎたからだ」

5904名無しさん:2020/12/11(金) 13:13:45
>>5903

最高峰と最底辺
 総理を交代した後、菅は安倍と一度しか会って話をしていない。それも、酒を酌み交わしながらじっくり話をしたというわけではない。執務の合間に議員会館の安倍の部屋を訪れ、10分ほど短い挨拶を交わしただけだ。

 きめ細やかな配慮が売りで、二階俊博幹事長との会食や意思疎通は一日として欠かさない菅が、政権の禅譲を受けた「恩人」の安倍に、いくら何でもそのよそよそしい態度はあり得ない。

 隠しようもない、ホンネがそこに滲み出る。つまるところ、菅は安倍のことが「嫌い」なのだ。

 「安倍政権の継承を唱えながら、菅が真っ先にやったのは、安倍の意思を無視してその最側近だった今井尚哉首相秘書官を切り捨てること。安倍の出身母体である細田派も人事で冷遇し、萩生田(光一文科相)と西村(康稔経済再生担当相)らは再任に留め、下村博文を選対委員長から、稲田朋美を幹事長代行から外してしまった。

 そんなことをされて、安倍が面白いわけがない。『菅総理は政策じゃなく、人事ばかりしているよね』と、周囲に不満を漏らしている。

 体調回復に伴い、『ボクならもっとできるのに』と言わんばかりの態度を取り始めた安倍を見て、サディストとしての菅が本性を剥き出しにした結果が、今回の『桜』疑惑の急浮上ではないか」(自民党ベテラン議員)

 生まれや育ち、氏素性は関係ない、という一般社会の倫理は、政治の世界には当てはまらない。地盤(選挙区)、看板(知名度)、カバン(資金)を最初から持っている者と、そうでない者。

 安倍や麻生は、生まれながらにしてそれらを持ち合わせ、将来を約束されていた政治家だ。一方、菅には何もなかった。

 「秘書として、仕える議員(小此木彦三郎元建設相)のところへ弁当を運ぶのが最初の頃の仕事だった」(菅をよく知る政界関係者)という、まさに「最底辺」から、自分の力のみを頼りに総理の座まで上り詰めた男。

 菅のかつての旗印は、「世襲反対」である。世襲議員を憎み、「駆逐してやる!」と叫んでのし上がった菅が、最高権力を手に入れた今、苦労知らずのボンボンに斟酌する必要は皆無。安倍とはそもそも、分かり合える部分などカケラほどもない。

 「菅総理が明確に検察をけしかけた可能性は低い。ただ、菅総理が、捜査動向を知らなかったはずがない。検察の動きを知っていながら、あえて黙認した。

 かつて小泉(純一郎)政権時代、当時の福田康夫官房長官が、『それはけしからんね』と一言を発し、これを検察が『GO』サインと解釈し、鈴木宗男(元官房副長官)が逮捕された。知っていて黙認したのは、菅総理が『やれ』と言ったのに等しい」(全国紙政治部デスク)

 安倍は必ず潰す。「政権を預けているだけ」などと宣う世襲貴族のなすがままになったのでは、菅の生涯はエリートに利用され、すり減っただけの、あまりに惨めなものとなってしまうではないか。

 「『桜』の前夜祭はいつ選挙があるか分からない状況での支援者の接待になるので、公職選挙法違反(寄付行為)の適用は難しい。しかし、会費の収入と支出を収支報告書に記載していないのだから、政治資金規正法違反になるのは明白です。

 安倍前総理は国会で、『会費の補填はしていない』『政治資金規正法違反にはあたらない』と繰り返し強弁してきた以上、政治的、道義的責任は問われる。最悪、議員辞職もあり得なくはない」(検察担当記者)

 官房長官として、立場上、安倍を擁護してきた菅も追及を受けるが、当事者ではないから、比較してダメージは低い。菅は肉を斬られる。だが、安倍の骨をばっさり断てるのならば、それでいい。

 再び幕が上がったと思われた安倍劇場。菅の怨念と執念の前に、いきなり終演か―。

5905名無しさん:2020/12/11(金) 13:14:15
>>5904

二階劇場をぶっ壊す
 ところが、そう簡単にはいかないのが永田町である。

 「菅の陰険さが明らかになり、人望を失い始めた。安倍はもともと、現在の治療が半年ほどかかるようで、その間は身動きが取れない。そのため、盟友の麻生との連携を強化し、細田派、麻生派、岸田派の主流3派を固め、キングメーカー的にポスト菅の総裁候補を担ぐ計画を立てている。

 狙うは『二階外し』。二階が失脚すれば、後ろ盾がそこにしかない菅政権は瓦解する。『桜』を使って菅がどんな脅しをかけてこようが、二階さえ排除してしまえば、菅はもはや手も足も出ない」(自民党幹部)

 安倍の付け入るスキは、いまや明らかになりつつある、菅・二階コンビの新型コロナ対策の失敗だ。

 前出・自民党ベテラン議員がこう語る。

 「『GoToトラベル』は安倍政権の遺産だが、実は二階の肝いり案件だったことは、国民にも周知の事実になっている。

 コロナ禍の拡大に伴い、安倍は『20年先には生きていない人(二階)がコロナ対策に関わってはダメだ』などと批判を始めた。感染拡大で解散もできないので、『伝家の宝刀』を菅に抜かれる心配もない。

 ただでさえ、図に乗って傲慢になった二階一派に対する不満が党内に鬱積しつつある。『コロナ禍は二階のせい』という論調を強めれば、大幹事長の求心力も失われ、菅は孤立していく」

 叩き上げを、その怨念ごと叩き潰す。菅が泣くまで、殴るのはやめない。「決戦」は、これまでのどんな政争より、激しいものになるだろう。
(文中敬称略)

 『週刊現代』2020年12月5日号より

週刊現代(講談社)

5906名無しさん:2020/12/11(金) 13:15:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f4110f92cd19e5109533584818eaa5214c29eb4
不仲説をよそに接近の動きも 菅首相と麻生副総理の会食から見える政権ナンバー1・2の関係は
12/11(金) 7:01配信

12月8日夜、菅首相は東京・虎ノ門ヒルズにある高級ホテル「アンダーズ東京」内のレストランに入った。麻生副総理兼財務大臣との会食に臨むためだ。9月の菅内閣発足以降、両氏の会食は10月17日以来2度目となる。ただ今回の会合はそもそも、先月に予定されていたものが両者の都合で延期となり“リスケ”された会だった。このため両氏は実質、月に一度、定期的な会合を開いているとも言える。

ちなみに10月17日の前回の会合は菅首相がベトナムとインドネシアへの初外遊に出発する前日に開かれた。この場で麻生副総理は自らが首相を務めた時の経験を踏まえ、首脳会談に臨む際の目線の向け方や会談・会食での振る舞いなどについてアドバイスしたという。その後、外遊から帰国した菅首相は麻生副総理にお礼を伝えたという。現職首相と首相経験者の会食ならではのエピソードと言える。

総理と副総理 政権2トップの夜会合で何を食し、何を語ったのか
さて、8日の会合場所となったアンダーズ東京のレストラン「The Tavern」は菅首相が官房長官時代から利用する店の一つで、この日も菅首相側が選んだという。関係者によると菅首相はこの店で、ステーキやラーメンなどを好んで食べるということで、麻生副総理も肉を好んで食べることから、この日も両者でステーキを食したのかもしれない。飲み物は、お酒が好きな麻生副総理はワインを飲み、お酒が飲めない菅首相はウーロン茶や炭酸水を飲んでいたという。

この日はちょうど新型コロナウイルスの感染拡大防止策や経済振興策などを盛り込んだ事業規模73.6兆円の追加経済対策が閣議決定されたことから、両氏にとってもある意味で“一段落“した節目の日でもあった。

午後6時半過ぎから始まった会合は2時間以上に及んだ。国内外の諸情勢や党内情勢、自公両党間で決着が先送りされている75歳以上の医療費負担の行方など、様々な話題が出たとみられる。また焦点の解散総選挙の時期についても意見が交わされた可能性がある。双方の関係者からは「大変盛り上がったようだ」という声が聞かれることから、良好な雰囲気での会食だったことがうかがえる。

5907名無しさん:2020/12/11(金) 13:15:50
>>5906

実は親密?根強い“不仲説“に双方から払拭する声 
そもそも永田町・霞が関周辺では、安倍内閣を共に支え今は政権のナンバー1・2となった菅・麻生両氏の関係を疑問視する声、もっと言えば不仲説が根強い。安倍政権時には衆院解散の時期をめぐって両氏の考えの違いが指摘されたほか、菅政権の人事に関しての溝もとりざたされるなどしてきた。

しかし両氏はそうした声をよそに、安倍政権時代から2か月に一度、定期的に会食し、安倍首相を支えるための課題等を共有していた。そして菅内閣となった今もその会食が続いている。関係者によると、菅首相は麻生副総理について「麻生さんには大変助けられている」と感謝の意を示し、麻生副総理も「菅首相を全力で支える」と語っているという。

さらに菅首相・麻生副総理の双方の周辺からは「両者の間を割いて、自らの政治力を増そうという勢力がいるとしか思えない」と言う声が聞かれるなど、不仲説は菅―麻生ラインの接近を警戒するための“風説の流布”だとの指摘が聞かれる。

当選8回で72歳の菅首相に対し、麻生副総理は当選13回の80歳で元首相だ。菅首相にとって麻生氏は大先輩だが、麻生氏の周辺は「麻生さんは総理大臣を経験し、総理というのはいかに孤独な闘いを強いられるかわかっている。だからどういう形で支えられるのが一番よいのか十分に分かっている」と語る。麻生氏としては、自らの経験を生かし菅首相の不安を少しでも払拭したいとの考えがあるということで、現に麻生氏は周辺に対し「首相になった途端に悪い話が入ってこない。だから党内や海外の情勢を自分が総理に入れないといけない」と自らの役割について話しているという。

一般企業に例えると若手がうらやむ超元気な社長と副社長
両氏は72歳と80歳と高齢ながらも、若手顔負けの体力と行動力が共通の強みだ。2人とも朝は日課の散歩などで体力強化にいそしみ、夜は2時間超に渡る会食をこなし、麻生氏はその後も別会合に夜遅くまで出席する。菅首相も官房長官時代は夜の会食を毎晩のように2件こなしていた。さらに人心掌握術や人を見る眼力も共通の強みで、一般企業に例えると超元気な社長と副社長といえるかもしれない。

両氏がお互いを本音でどう思っているかはともかく、権力闘争が絶えない永田町では両氏への嫉妬や、両者の間に亀裂を生じさせようという動きは、今後も続くとみられる。しかし菅政権が長期の安定政権を築くためには、菅―麻生両氏がより強固な関係を築き、ラインを強化していくことが重要だとの見方には説得力がある。両者が今後、どのような信頼を構築し、どんな日本の未来を描いていくかは政局のカギを握りそうだ。

(フジテレビ政治部 千田淳一)

千田淳一

5908名無しさん:2020/12/11(金) 13:39:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ffac38d6f97937c301639864c8f9a43ad10053c
菅首相会見するも支持率ダウン 要因は「中途半端」なGoToのジレンマか
12/9(水) 18:31配信

菅首相は4日、臨時国会の閉会にともない記者会見を開き、新型コロナウイルス対策などについて、改めて国民に説明した。しかし報道各社の世論調査では前月より支持率がダウンした。その背景には、政府内でも「中途半端」と評されるGoToトラベルをめぐるジレンマがあるようだ。

菅首相は、会見の冒頭、新型コロナウイルスの感染拡大について「感染者数や重症者数が過去最多となり極めて警戒すべき状況が続いている」「病床も逼迫し始め、強い危機感を持って対応している」と強調した。

その上で政府の対策として、GoToイートの新規発行の停止や人数制限の呼びかけ、GoToトラベルの大阪、札幌など感染拡大地域での一時利用停止、東京都での高齢者や基礎疾患を持つ旅行者の利用自粛呼びかけなどを改めて説明。さらに年末年始にむけて「マスク着用、手洗い、3密回避などの基本的な感染予防策の徹底」を改めて呼びかけた。

内閣支持率は10ポイント以上ダウン コロナ対応半数超が評価せず
この総理会見と臨時国会の閉会を受け、報道各社は世論調査を行ったが、共同通信が5〜6日に実施した調査では、菅内閣の支持率は前月に比べて12.7ポイント下がって50.3%となった。また政府の新型コロナ対策について「評価する」が37.1%だったのに対して、「評価しない」は55.5%と半数を超えた。

この支持率の下落について政府高官は「結局はコロナの影響。コロナ対応の評価が下がっている」と受け止め、別の政府関係者は「政府のコロナ対策が中途半端なものだと世論に受け止められてしまっている」と分析した。

この政府関係者が国民に「中途半端」と受け止められている対策の1つだと見ているのが、GoToトラベルだ。菅首相は今回の会見で、「国民の命と暮らしを守るために雇用を維持し、事業を継続し、経済を回復させる」として、例外を除きGoToトラベルは継続させる意向を示したが、その“一部地域の除外や制限”という弾力的な運用の有効性が、うまく国民に伝わっていないのだという。感染拡大防止のためには人の移動は好ましくないが、観光業に携わる人などを守るためには、人の移動を促進しなければいけないというジレンマの中での政府の苦慮がうかがえる。

5909名無しさん:2020/12/11(金) 13:40:04
>>5908

会見ではGoToと二階幹事長の関係について質問が
そして菅首相の記者会見では、30分間行われた質疑の冒頭と最後がGoToトラベルに関する質問だった。その最後の質疑はGoToトラベルの継続と自民党の二階幹事長との関係についての以下のようなやりとりだった。

記者:

「GoToトラベルキャンペーンを強く推進する自民党の二階幹事長は全国旅行業協会の会長を務めているが、結果的に他の業界に比べて自民党はこのトラベル業界を優遇しているのではないかと思う国民はいると思われる。その点について、総理の御意見を」

菅首相:

「GoToトラベルでありますけれども、そもそも日本には観光関連の方が約900万人おります。(中略)そうした人たちはもう、このまま行ったらまさにこの事業を継続することができないというような状況の中で、私どもはこのGoToトラベルをさせていただいて今に至っています。二階幹事長が特別ということではなくて、何がこの地域の経済を支えるのに一番役立つのかなという中で判断をさせていただいているということであります」

政府がGoToトラベルを推進する背景には、全国旅行業界会長を務める二階幹事長の影響があり、旅行業界を優遇しているのではないかとの問いに対して、菅首相は「二階幹事長が特別ということではなく、地域の経済を支えるために一番役立つ判断をしている」と強調した。

一方、その二階幹事長は7日の会見で、内閣支持率の低下について「嬉しいことではないが、一喜一憂しないで現下の情勢に真剣に取り組んでいく」と述べ、GoToトラベルの見直しの可能性については「一応ご意見はご意見で参考にしたい」と答えた。

菅首相の次の国民への呼びかけの機会は…
政府は8日、新型コロナ対策などを盛り込んだ事業規模73兆円あまりの追加経済対策を決定した。この中には雇用調整助成金の特例措置の延長のほか、GoToトラベルの来年6月末までの延長のための予算も含まれている。

政府は引き続き、コロナ対策と経済活動の両立を図る構えだが、年末年始でふるさとに帰省しようか悩んでいる人たちが多くいると思われる状況で、今後、菅首相がどのようなコロナ対策を進め、国民に呼びかけを行っていくのかを注視したい。

(フジテレビ政治部 総理番記者 亀岡晃伸)

亀岡 晃伸

5910名無しさん:2020/12/11(金) 13:40:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c796efeea2e6360e2cf55fa8ef76d5b272d7a57
“GoTo一時停止”政府首脳ら否定的考え
12/11(金) 10:51配信

政府内で浮上していたGoToトラベルの運用を一時停止する案について、政府首脳らが否定的な考えであることがわかりました。

ある政府関係者は感染が拡大している愛知県について、GoToトラベルを一時停止する可能性があるとの見方を示しています。また、別の政府関係者は「年末年始含む2か月間、一時停止し、その分、期間を延長する案など運用の一時停止を含め検討を始めた」と話しています。ただ、菅首相はGoToトラベルの継続に強いこだわりを持っていて、政権幹部は「絶対に一時停止はしない」と話しています。

政府は11日に開かれる分科会の提言を受け、近く対策本部を開く予定です。

5911名無しさん:2020/12/11(金) 13:42:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/340fb57053c81ca7257f9b62574e3ee867eedc4a
「桜を見る会」問題で、実弟・岸信夫による“安倍家切り”が始まった!
12/10(木) 6:04配信

「政治家であれば当然、自分の行動には責任を持たないといけない。そのことを有権者の皆さんに説明する責任は、もちろんある」

 2013年〜2019年に東京都内で行われた「桜を見る会」前夜祭の費用を、安倍晋三前首相(66)の事務所が5年間で約900万円を補填していたとされる問題について、岸信夫防衛相(61)は12月7日夜に出演した『報道ライブ インサイドOUT 』(BS11)で、そう述べた。

 岸信夫氏は、安倍氏の実弟だ。生後まもなく、母・洋子さんの実家である岸家に、信和・仲子夫婦の養子として迎えられた。苗字は違えど、肉親である岸氏から、安倍氏の説明責任を追及する声が出たというわけだ。

「これは、安倍前首相と距離を取るために、あえて発言した “観測気球” でしょう」と分析するのは、政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。

「安倍氏のスキャンダルには、森友学園問題では奥さんの昭恵夫人が、今回の前夜祭の問題には秘書がというように、すべて身内が絡んでいます。

 いままでは、それを政治力と権力で抑え込み、安倍氏自身には累が及ばないようにしてきました。ところが、世論調査で『安倍氏を国会招致すべき』が60%を超えるなど、『知らなかったから責任がない』という法律論では逃げられない段階に来ています。

 岸氏は、実弟であり、現職閣僚でもあるという微妙な立場です。前夜祭の問題に対して、あいまいな発言をすれば、岸氏にも批判が波及しかねない、という危惧からの発言でしょう」(角谷氏)

 ある自民党関係者も、「今後、安倍氏の立場は不安定なものになる」と語る。

「今回、安倍後援会の代表だった『公設秘書』は略式起訴されるでしょうが、“安倍氏逮捕” というところまでは、辿り着かないでしょう。

『前夜祭の費用を補填したのは、あくまで公設第1秘書の判断で、安倍氏本人は補填されていたことすら知らなかった……』という “ストーリー” に落ち着くと見られます。安倍さん本人も、余裕しゃくしゃくの様子です。

 一方で菅首相は、安倍さんの影響力を削ごうとしています。もう首相でもない安倍さんが11月に解散について言及したことと、『ポスト菅』として安倍さんの再々登板が取り沙汰されることについて、菅首相はかなり頭に来ているようですからね。安倍さんを国会招致する動きの背後には、菅首相がいると言われています。

 また、安倍さんの公設第1秘書は、これで事務所を辞めざるをえないでしょう。実際、安倍氏の地元では、かなり批判の声が出ています。しかしあの秘書は、地元を取り仕切っていた存在でもあり、退職されるとかなりの痛手です。安倍氏の次の選挙は、厳しいものになるでしょう」(自民党関係者)

 さらに角谷氏は、「岸氏の発言には、火の粉を落とす以上に、一族の未来を考えた深い意味も込められている」と話す。
 
「そもそも、岸氏が安倍家から養子に出たのは、子どもがいなかった岸家の名前を残すためです。現在は、信夫氏が入閣したことで、長男の信千代氏が10月末でフジテレビを退社し、大臣秘書官となっていますが、岸家は信千代氏が後を継ぐことで話が進んでいます。それほど、岸家にとって後継者の問題は重要なんです。

 代替わりの方法とタイミングを見極めるという、大切な今の時期に、安倍家の問題が岸家に悪影響を与えてはいけません。一族として、安倍家と岸家が共倒れすることは許されない。最悪の事態に備え、『岸家だけでも守らなければ』という思いがあるのでしょう」(角谷氏)

 華麗なる名門一族の、防衛本能が見え隠れする――。

5912名無しさん:2020/12/12(土) 00:31:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/9299cb512edf747aa99fb4227fa59dced81862f9
「学術会議の話、聞くなんて」坂井副長官、NHK番組に
12/11(金) 21:34配信

 坂井学官房副長官は5日夜の会食の場で、菅義偉首相が出演した10月のNHKの報道番組をめぐり、「所信表明の話を聞きたいといって呼びながら、所信表明にない(日本)学術会議について話を聞くなんて。全くガバナンス(統治)が利いていない」などと言及した。坂井氏は7日、朝日新聞の取材に対し、会食の席での会話にすぎないとの認識を示したうえで、発言内容を認めて、「報道を規制すべきだという趣旨では全くない」と説明した。

 首相は臨時国会の所信表明演説が行われた10月26日夜、NHKの報道番組「ニュースウオッチ9」に出演。日本学術会議の会員候補の任命拒否問題について繰り返し問われ、「説明できることとできないことがある」などと強い口調で反論した。自らの所信表明演説では、この問題に触れていなかった。

 坂井氏は5日夜の発言について、「首相への出演依頼が所信表明についてだったのに、番組内では学術会議(問題)への質問が多かった。約束は守ってほしかったという思いからだ」と説明。「もし、出演依頼をする部署と番組制作をする部署が連携できていなかったとすると、ガバナンスが利いていないのではないかという趣旨だった」と語った。

 5日夜の会食は、東京都内のホテルの地下にある飲食店で行われ、首相や熊谷亮丸(みつまる)内閣官房参与が参加。複数社の記者が店外の廊下で待機していた。首相が退店した後、坂井氏と熊谷氏の会食が続くなかで、坂井氏の店内での発言が、廊下にいる記者団にはっきりと聞こえた。なかには、「NHK執行部が裏切った」といった発言もあった。

朝日新聞社

5913名無しさん:2020/12/12(土) 01:07:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a1011517a834bd7fa87f2d99d74a05387f06d41
二階氏「結婚21年、合意できぬはずない」 自公幹事長が結束確認
12/11(金) 22:23配信

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長は11日夜、東京都内のステーキ店で会談した。自公両党は75歳以上の医療費窓口負担を引き上げる制度改革をめぐる交渉が難航したが、菅義偉(すが・よしひで)首相と公明党の山口那津男代表によるトップ会談で合意できたことを受け、改めて結束を確認した。

 同席した森山裕国対委員長によると、二階氏は「(自公連立による)結婚から21年になる。お互い国民のことを思い、国家の将来を考えれば合意できないはずはない」などと呼びかけたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d977fe1ae0e3128cea3cb370b206cd3873f88d24
医療費、自公の絆で決着 二階氏
12/11(金) 22:39配信

 自民、公明両党の幹事長、国対委員長らは11日夜、東京都内で会談した。

 政府・与党の協議が難航の末に決着した高齢者医療費負担引き上げについて、自民党の二階俊博幹事長は公明党の連立政権参加から今年で21年がたつことに触れ、「結婚して21年だから、国民を思い、国家の将来を考えれば合意できないはずがない」と語った。

5914名無しさん:2020/12/13(日) 01:38:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0adfd938136fc2f5028cb7bb79201322f5a060c
官邸VS公明、急転直下の決着 「党高政低」加速も〔深層探訪〕
12/12(土) 8:30配信

 首相官邸と公明党が激しく火花を散らした75歳以上の医療費の窓口負担引き上げ問題は、9日の自公党首会談を経て急転直下、決着した。最も強硬だった菅義偉首相が一転軟化し、妥協案を示したからだ。今後、与党の主張が強まり、安倍前政権時代の「政高党低」から「党高政低」への流れが加速する可能性もある。

 ◇会談冒頭に譲歩
 「年収200万円以上の方々に負担いただくことでお願いしたい」。公明党の山口那津男代表によると、首相は9日夜の山口氏との会食の冒頭、唐突に切り出した。「170万円以上」にこだわっていた首相が譲歩した瞬間だ。山口氏は「それで結構でございます」と矛を収めた。

 安倍前政権は昨年12月、一定所得以上の75歳以上の窓口負担を2割に引き上げる方針を決定。ただ、「一定所得」の線引きは先送りした。前政権が期限と位置付けた今年12月を迎え、厚生労働省は「155万円以上」から「240万円以上」まで5案を与党に提示した。

 関係者によると、来年の衆院選を意識する与党内から結論先送りを求める声が上がる中、若い世代の負担軽減に強い思いがあるとされる首相は年内決着にこだわった。5案のうち、対象者が2番目に多い「170万円以上」を目指す意向を早々に固め、公明党との協議でも一切譲歩しないよう指示した。

 公明党と親密とされてきた首相の強硬姿勢に、自民党内には驚きもあった。麻生太郎副総理兼財務相が対象者の拡大を求めていたことに加え、菅政権初の公明党との調整に「今後を考えれば安易な妥協はできない」(首相周辺)との思いもあったとみられる。

 ◇異例の政府批判
 公明党も態度を硬化させた。「結論先送り」から「240万円以上」の主張に切り替え、さらなる妥協をにおわせる柔軟姿勢を見せたものの、首相に歩み寄る姿勢がないと分かると、山口氏は「(240万円以上は)最大限の譲歩。政府がどう協議を煮詰めていくのか見えないのが進展しない要因だ」と異例の政府批判を展開した。

 交渉は政調会長レベルを飛び越え、幹事長・国対委員長がいったん引き受け、政調会長間に差し戻された。この間、政府の全世代型社会保障検討会議は2回延期された。

 自民党の下村博文政調会長は「政府は一切降りず、公明党に100%同意を求めるのは難しい」とぼやいた。

 ◇翻意求める署名も
 首相は9日昼のジャーナリストとの会食でも「譲る気は全くない」と語っていたという。その姿勢をわずか半日で変えた背景には、次期衆院選での公明党との選挙協力への懸念に加え、自民党内にも「170万円以上では支持者から猛反発を受ける」(幹部)と心配する声が広がっていたこともあった。

 自民党にとって75歳以上の後期高齢者の医療制度は鬼門。2009年の衆院選でも当時の民主党などから「年寄りいじめ」と追及され、野党転落の一因となった。自民党内では首相に翻意を求める署名の動きも出ていたという。

 「首相の主張がいつも通るわけではない。いろんな人の意見を聞いて首相が判断した」。政府高官はこう振り返った。公明党関係者は「首相が最初から数字を口にしたのが混乱の最大の原因だ。やり方がうまくなかった」と首相の対応を批判した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3381f0020d45bb1f175ec2810e571aea58f775b0
麻生氏「来年1月早々の解散はなさそうな状況」
12/12(土) 21:43配信

 麻生副総理兼財務相は12日、衆院議員の任期満了が来年10月に迫る中、新潟市内で開かれた政治資金パーティーであいさつし、「来年1月早々の解散はなさそうな状況になってきているので、時間は少々ある。勝てる状況を今から作り上げなければいかん」と支持を呼びかけた。

 13日には自民党の二階幹事長も新潟4区の新人候補を応援する予定だ。同党は前回2017年衆院選で、新潟県内6小選挙区で同区を含め4敗を喫した。

5915名無しさん:2020/12/13(日) 01:51:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c4d7246937af23189ccd2e33b34ef74d4660039
菅総理が青ざめる…安倍元総理の「復活と反撃のノロシ」が上がり始めた
12/12(土) 8:02配信

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先を読めない者は、永田町で生き残ることはできない。アンタの政権を、全力で支える―などと言う言葉を真に受ける無邪気な政治家は、いずれ、敗れ去る。ガースーもそれは分かっていたはず……(『週刊現代』2020年11月28日号より)
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安倍さん、そりゃないよ
 (眠い……なんだか眠いんだ……)

 このところ、最高権力者ガースーこと菅義偉総理は、疲労の極致に達している。

 (尾身め……)

 冬が近づき、日本でも新型コロナの感染者数が増え始めている。これに、政府の感染症対策分科会の尾身茂会長が、

 「(再度の緊急事態宣言を)回避するためには今が非常に重要な時期」

 「いま踏ん張らないと、もっと経済が抑制されることになってしまう」

 などと、非常に強い懸念を示しているのだ。

 菅はげんなりした。

 (なぜもっと、忖度しないのか)

 現在の菅の大目標は、コロナ対策と経済立て直しの両立である。感染爆発は困るが、かといって人の動きが止まって経済が崩壊すれば日本は立ち行かなくなる。

 この難しいオペレーションを、やり遂げねば総理総裁としての自分のクビが危うい。そのため日々の言い回しにも苦労しているのに、尾身氏は菅の意向を忖度せず、コロナの危険を訴える。

 菅はそれにイラついているのだという。

 「尾身氏を憎んでいるかのようなレベルです。総理にしてみれば、政府の管轄下にあるオブザーバー組織に過ぎないのだから、こっちの意向に沿って発言しろ、と。

 ところが尾身さんはそれを無視して危機を訴える。総理は非常に怒っていますが、下手に圧力をかければ学術会議問題の二の舞になりかねないので、怒鳴りつけるわけにもいかず、イライラが募っているのです」(官邸スタッフ)

 毎日、朝からイライラし通し。そのため一日の終わりごろには疲労困憊、睡魔に襲われ、つい居眠りもしてしまう。菅が連日、瞼が重く眠そうな目をしているのには、そんな背景もあるのだ。

 そんな折、さらに菅の神経を、ささくれ立たせる要因が増えた。

 前総理・安倍晋三のまさかの復活劇である。

 総理を辞任する直前、一時は末期がん説すら流れた体調不良の状態から、安倍は周囲が驚くような回復ぶりを見せている。

 安倍の知人である政界関係者が語る。

 「安倍さんは最近、すっかり元気を取り戻して、かつての政権奪取前夜を思わせるような活発ぶりですよ。各界の知識人に自ら声をかけて会合を繰り返し、その場に後輩議員も呼んで識者と引き合わせている。食事も脂っこい中華料理をぺろりと平らげるし、アルコールも普通に嗜む。絶好調と言ってもいいのでは」

 安倍は11月11日、自民党の「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」会長に就任した。安倍応援団・山本幸三元地方創生相が率いた「アベノミクスを成功させる会」を衣替えした、安倍による、安倍のための有志議員連盟である。

 「8年前に第二次安倍政権を生み出した、『チーム安倍』の再結集です。初回の会合には、大規模な金融緩和による景気対策が持論の岩田規久男元日銀副総裁が講師に呼ばれ、まさにアベノミクスの夢よ再び、という感じですね」(自民党中堅議員)

 この議連には、先の総裁選で菅に大敗し、「終わった人」扱いとなっている岸田文雄前自民党政調会長も参加し、健在をアピールした。

 「安倍さんをもう一度、総理にするための議連ができた!」

 自民党内の「安倍ファン」は色めき立っているという。

 「じょ、冗談じゃねえべ」

 菅からすれば、とんでもない話である。

 表向き、「菅政権を支えていく」などと言っておきながら、安倍は何をしているのか。

 安倍待望論が沸き上がることは、菅不要論が広がるのと同義だ。言っていることとやっていることがあまりに裏腹、ただの梯子外しではないか。

5916名無しさん:2020/12/13(日) 01:51:52
>>5915

一日に2度も「連れメシ」
 「安倍は11月16日、長島昭久(衆院議員)のパーティで、『もし自分が総理だったら、(衆院解散について)非常に強い誘惑に駆られる』などと言って、解散総選挙を唆すような発言までした。

 同じく、いま党内で盛んに早期解散論を唱えているのは、安倍側近の下村博文政調会長。菅からしたら、『辞めた人間が横車を押すのは止めてくれ』と言いたいだろう」(自民党ベテラン議員)

 何もかもが、菅の気に障る。周りにいるのは、味方のフリをした敵ばかりではないのか。ギリギリ、イライラ……。心労が重なり、考えているうちに日は暮れる。

 (眠い……)

 夕方になると瞼も気分も鬱々と重くなっていく。そんな菅の唯一の拠り所となっているのは、もちろん決まり切っている。

 「総力結集ゥ!!」

 そう叫んで、いまだ勢いが衰えない、二階俊博幹事長と、その軍団だ。

 「『総力結集』は田中角栄が遺した言葉ですが、二階さんは前以上にこの言葉を押し出していて、最近はテレビ出演した際にも言及している。二階派はまさに、この言葉を胸に刻んで自民党内の力をまとめて一つにすべく、日々邁進しているのです」(二階派中堅議員)

 安倍が新議連会長として華々しく再起を宣言した翌日の11月12日、菅は二階と一日で2度も食事を共にした。

 まず官邸に、二階とその最側近・林幹雄幹事長代理を迎えて昼食。夜になって虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」内の日本料理店「山里」に移動すると、昼と同じく二階、林に加え、「宿敵」のはずの小池百合子東京都知事も交えて2時間以上も会食をした。

 「来年の五輪や、IOCバッハ会長の来日を控え、犬猿の仲と言われる菅総理と小池都知事の間を、二階幹事長が取り持ったと見られている」(全国紙政治部記者)

 互いに顔も見たくないという2人を会わせて繋ぐ、二階流「総力結集」の真骨頂というところだ。

 安倍が不穏な動きを見せる中、宿敵・小池と多少の和解を果たし、二階のおかげでようやく菅も肩の荷が降りて……。

5917名無しさん:2020/12/13(日) 01:52:24
>>5916

「誰でも歓迎」の二階派
 そんなわけがない。菅はすでに身に染みて知っている。「二階劇場」の舞台に立つことは、決してそんな、ほのぼのとしたものではないのだ。

 自民党幹部がこう話す。

 「二階の『総力結集』は、あくまで自分とその派閥が勝つためのスローガンだと皆が承知している。菅が政権運営に苦心しているのを横目に、せっせと派閥を拡大強化するための『落ち穂拾い』をしているのがその証拠だ」

 二階は菅と会った12日、CS番組の収録で石破茂(元幹事長)に触れ、「1回や2回、挫折があっても、みんなそれを乗り越えて頂点を目指してきた。まだまだ可能性はある。頑張ってもらいたい」などと激励した。

 ところが、その裏ではこんな動きがある。

 「二階派では、石破派の切り崩しが水面下で始まっている。二階や幹部が動くのではなく、派閥の若手議員が石破派の若手に電話したり、勉強会名目で声をかけたりして、いわば『搦手』から攻めている。

 石破派は会長の石破が辞任してしまい、所属議員は水面を漂う浮き草のようになっていて、不安を抱えている。そこに、『いつでも歓迎だぞ』と言われれば、先行き不安な議員たちはコロッと参ってしまうんだよ」(前出・自民党幹部)

 二階は周囲にこう語り、せっせと宣伝させているという。

 「派閥は服従するものではない。党のみんなで作るものだ。だから今の派閥のことは考えないで、いつでも(二階派に)飛び込んでくればいい」

 次回選挙での落選に怯えている若手議員の一人は、「優しさに包まれる」として、二階派の居心地についてこう語る。

 「私は以前、別の派閥にいたのですが、政策の相違を認めてもらえず、冷たい扱いを受けていました。なのに二階派は、『どうぞ』という感じで温かく迎えいれてくれた。議員個人の主義主張にこだわりがなく、どこか大らかなんですよ。

 確かに問題はあるし、世間では寄せ集めのガラクタ集団とか、逮捕者続出の牢屋組とか言われますが、立場を変えて見れれば、包容力や寛容さに満ちていると言える。平沢勝栄(復興相)さんが入閣した際も、派閥一丸となってそれを後押ししていました。他にはない一体的な雰囲気があるのは間違いない」

 党内の主流派に相手にされず、爪弾きにされた「はぐれ者」にとって、二階一味は悪魔的な魅力があるというのである。

 誰でも歓迎、なんでもありがモットーなので、節操などという言葉とも無縁だ。二階派はいまや、自民党外にもその勢力を拡大しつつある。

 「国民民主党の玉木(雄一郎代表)のところにも、粉をかけている。11月2日、二階は亀井静香(元金融相)を交えて、玉木と会った。

 玉木はもともと、自民党や日本維新の会との連携を模索していたが、12月の党代表選で敗れる可能性があり、その場合、玉木が国民民主を離党して自民党入りし、二階派に合流する可能性が出てきた」(元民主党ベテラン議員)

 二階派の勢力拡大を官邸から眺めるだけの菅が戦慄するのは、そんな二階の動きが、すでに「次」を見越したものであることを悟っているからだ。

 自民党閣僚経験者がこう話す。

 「二階の論理はシンプルで、『選挙に勝てる総理総裁なら誰でもいい』ということ。9月時点では菅なら選挙に勝てると思ったから担いだが、負けそうなら即座に次に乗り換えることが前提だ。

 たとえば、幹事長代行に据えた野田聖子。幹事長会見の際、二階の後ろに立つ役割で、以前は稲田朋美(元防衛相)がそこにいたが、野田の役目になった。露出が多いので、次期総裁選を狙う場合にはかなり有利になる。

 野田の後ろ盾が、古賀誠(元幹事長)というのもミソ。岸田派の名誉会長は退いたが、同派ではいまだ絶大な影響力がある。岸田派の切り崩しや、野田の総裁選出馬の時に、それが効いてくる」

 もちろん、野田はあくまでカードの一枚に過ぎない。石破が復活するならそれでもいいし、岸田が覚醒して最前線に復帰するなら、それも構わない。誰がどう動いてどんな流れになっても、自分は上手くそこに乗る。二階はそれだけを考える。

 当然、安倍が復活するなら、それもまた良し。

 「安倍が新議連の会長に就任したのに対し、二階は『けっこうなことだ』と賛辞を送っている。麻生(太郎副総理兼財務相)は相変わらず、『自民党はいつから総裁より幹事長が偉くなったんだ』などと、二階一強に不平不満をぶちまけているが、安倍の復活をもっとも喜ぶのは、キングメーカーに返り咲ける麻生だ。

 二階は麻生との関係が微妙でも、安倍とは特に悪くはないので何も問題ない。安倍も再び総理を目指すなら、二階の党運営の手腕に頼らざるを得ない。どこにどう転がっても、二階は損しない」(前出・自民党幹部)

5918名無しさん:2020/12/13(日) 01:52:42
>>5917

菅に逆転の秘策はあるか
 すっかり取り残されたのが菅だ。政権の支持率もそこそこ、学術会議問題以外は大きな失点がないような状況でも、周りは勝手に「ポスト菅」に向けて動き出している。

 菅は二階に対し、側近の林らを通じての毎朝のモーニングコールも欠かさず、「忠誠」を示している。だが、当の二階の腹がいまいち読めない。

 (おらの劇場はたった1回で終演なのか)

 菅は考える。考えると疲れて眠くなるが、それでも考えねばならない。

 そこで、ここに来て菅が秘策として放ったのが、「菅チルドレンの結成」という、どこかで見たような一手だ。

 「菅総理は、『衆院選の選挙区で敗れ、2回以上連続で比例復活した議員の重複立候補は認めない』という党の規定を、今後は厳格に適用することを決めた。該当する議員は党内に25人ほどいるが、彼らは次回衆院選では、小選挙区を勝ち上がるしか道がなくなる。

 25人の中には菅シンパや二階派の議員もいる。しかし、この25人の比例復活がなくなれば、当然、比例単独で当選する新人が代わりに増える。

 その新人らが『菅チルドレン』となり、元の菅グループと合わせれば50人近い規模の『菅派』が誕生する。党内に基盤がないという総理の弱点が、一気に解消されることになる」(前出・自民党ベテラン議員)

 現在、二階派は48人。目論見通りに運べば、菅は二階の勢力を凌駕し、二階に頼らずとも党内の他派閥と伍して戦うことができるのだ。

 果たして、安倍が復権するのか。野田聖子が躍り出て、石破や岸田が息を吹き返すのか。これを菅が迎え撃ち、返り討ちにするのか―。

 配役もシナリオも上々。つまるところ、二階劇場が、いよいよ盛り上がりを見せるのであった。

 (文中一部敬称略)

週刊現代(講談社)

5919名無しさん:2020/12/13(日) 14:52:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/44c92269aa6c21d88a49e3517b0aec5aa80aec6e
前川氏「菅・二階vs安倍・麻生・岸田の戦い起こりそう」
12/13(日) 11:36配信

 前川喜平元文部科学事務次官が12日夜、ツイッターに、今後の自民党に関して「菅・二階vs安倍・麻生・岸田の戦いが起こりそうだな」と投稿した。

 自民党は9月の総裁選では菅義偉氏が圧勝して、首相に就任したが、新政権発足後は次期総選挙や、次期総裁選に向けた派閥同士の思惑や、主導権争いも報じられている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c42489ab22282f421e90835535739453ba5ddb56
「集団指導」移行も展望開けず 自民・石破派、当面は結束維持
12/13(日) 7:26配信

 自民党石破派(19人)は、複数の世話人が運営にあたる「集団指導体制」に移行し、派閥の存続を図る。

 先の党総裁選の大敗と石破茂元幹事長の会長辞任で、ベテランが「派閥解体」を唱える事態となったが、これに反発する若手の声に押された格好だ。ただ、会長ポストは空席で、来年の総裁選への対応は棚上げされたまま。石破氏にとって今後の展望が開けたとは言い難い。

 10日の臨時総会では、平将明衆院議員が派閥の存続と集団指導体制への移行を提案。ベテラン、中堅、若手からそれぞれ選ばれる「世話人」が派の運営を主導するもので、出席者から異論は出なかった。石破氏は発言せず、黙って聞いていたという。週明け以降、正式決定する見通しだ。

 総裁選大敗を受け、石破派は将来像をめぐり、世代間対立の様相を呈していた。ベテランは中堅・若手主体の派閥に衣替えするため、いったん派閥を解消すべきだと主張。これに対し、若手は当選3回以下の議員が会合を重ね、「政策集団として続けていくべきだ」と訴えていた。

 石破氏は3日のBS番組で「わが党が順風満帆のときに、私に役割は回ってこない」と指摘。「そうでないときにふさわしい自分であるべく、努力を怠ってはいけない」とも述べ、将来の総裁選出馬への意欲をのぞかせた。

 ただ、「一兵卒」となった石破氏に出馬の目算は立っておらず、同派の世代間対立も完全に解消されてはいない。派内からは「会長が不在で、他派閥と連携の協議もままならない」(閣僚経験者)とのため息も漏れている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b40c8766e95482fbb6c0849c20bfa11d87ceabb1
自民大阪府連が「大都市法」停止の新法案提出へ調整 特別区設置を制限
12/12(土) 19:19配信

 自民党大阪府連は12日、役員会を開き、大阪都構想の根拠法になった大都市地域特別区設置法(大都市法)の効力を一時停止させる新法案を2021年の通常国会に提出する方向で党内や他党と調整すると決めた。衆院議員の左藤章・政調会長は、都構想実現のために15、20年と5年間で2度の住民投票が実施されたことについて取材に「市民が分断された」と語った。

 同じテーマで何度でも住民投票を繰り返せる「勝つまでじゃんけん」を問題視した府連は11月以降、国会議員や大阪市議が同法の問題点を話し合う勉強会を国会内で重ねてきた。この日の府連役員会で府議、市議の意見を踏まえ、新法制定に向け動き出すと決定。法案が可決されれば、新法の効力をさらに打ち消す法案が制定されない限り、大都市法に基づいて特別区を設置できなくなるという。

 左藤政調会長は会合終了後、毎日新聞などの取材に「都構想では『1回きり』という約束が破られ、多くの血税や役所職員の労力が住民投票に費やされた。社会常識が通じないのなら、法で規制するしかない」と話した。

 都構想は、地域政党「大阪維新の会」が10年の結党時から掲げてきた。11月1日にあった2度目の住民投票で再び否決され、同月21日に党代表に就任した吉村洋文・府知事は「僕が政治家として都構想に再挑戦することはない」と明言。前代表の松井一郎・大阪市長も今期限りでの政界引退を表明しているが、党内には3度目の住民投票を望む声もある。【石川将来】

5920名無しさん:2020/12/13(日) 20:38:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/f44dedd1965d5da3e5c847ef1ceeecb3a0086383
【点描・永田町】安倍前首相「桜」疑惑再燃の“闇”
12/13(日) 19:05配信

 新型コロナウイルスの感染急拡大に政府の対応が迷走する中、11月下旬3連休中の安倍晋三前首相の「桜を見る会」疑惑に絡む報道が、政局を混乱させている。疑惑の核心とされる前夜祭の経費補てんについて、読売新聞が「東京地検特捜部が捜査中」などと報じたからだ。事実なら安倍氏の首相在任中の答弁内容を完全に覆す内容だけに、臨時国会で菅義偉首相を攻めあぐねている立憲民主など主要野党は「新たな攻撃材料」(幹部)と勢いづき、与党内でも「政権にとってコロナ感染拡大とのダブルパンチになる」(国対幹部)との不安が広がる。

 昨年11月に共産党の国会での追及で疑惑が表面化して以来、当時の安倍首相は前夜祭での経費補てんの有無について(1)事務所が会費を参加者から集金してそのままホテル側に渡した(2)後援会への収支は一切ないので政治資金収支報告書への記載は必要ない(3)明細書の発行はなかった─など、公職選挙法や政治資金規正法には全く違反していないとする答弁を繰り返してきた。併せて、当時官房長官だった首相も、安倍氏と同様の答弁で野党側の追及をかわし続け、安倍氏の首相退陣で疑惑も政治的に“風化”したとみられていた。

 ただ、今年5月には全国の弁護士らが集団で、安倍氏と後援会幹部2人の計3人を公選法・政治資金規正法違反で東京地検に告発状を提出。その時点では動きを見せなかった同地検だが、菅政権発足後の10月ごろに捜査に着手。これを嗅ぎつけた読売が11月23日付朝刊以降、「地検が安倍事務所の担当者の事情聴取などを進めた結果、5年間で計800万円超の経費を補てんしていた」と断定的に報じ、他メディアも一斉に後追いして政界も大騒ぎとなった。

“安倍封じ”の「官邸陰謀説」も
 報道通りなら、国会で長期間にわたり虚偽答弁を繰り返してきた安倍氏の政治的・道義的責任は免れない。併せて、安倍氏の疑惑を否定する答弁や記者会見を続けてきた菅首相の責任も厳しく問われる。政権の新たな火種で、すぐさま年明け解散論も下火になるなど、首相の政局運営にも影響が出ている。その一方で、捜査情報が次々と報道される状況に政界では“官邸陰謀説”も浮上した。ここにきて安倍氏が政治活動を再開し、安倍氏周辺からは来年9月の自民総裁選出馬による「再々登板説」も出始めたため、「官邸が検察を使って“安倍封じ”を仕掛けた」(自民幹部)という読みからで、権力闘争の“闇”の深さもにじませる。

 突然渦中の人となった安倍氏は、報道直後の11月24日に記者団に対し、「今回、告発を受けて捜査が行われていると承知している。私は国会で答弁させていただいているが、事務所としては、告発を受けて全面的に(捜査に)協力していくということだ」と述べる一方、「途中経過の段階なので、お答えは差し控えたい」と踏み込んだ言及は避け、検察の捜査終結まで沈黙を守る構えだ。

 一方、首相は25日の衆参両院での予算委員会集中審議などで「捜査中の問題で答弁は控える」と繰り返し、自らの国会答弁が結果的に虚偽だった場合の責任を問われても「そうなれば私にも責任がある。それは対応する」と“他人事”のように答えた。永田町では「検察当局も簡単には結論を出さない」(司法関係者)とみる向きが多く、官邸側から「学術会議問題の影が薄れた」(政府筋)との指摘と共に「すべて安倍氏の責任にすれば政権のダメージは少ない」(同)との声も出る。ただ、官邸の冷淡な対応に安倍氏支持グループの反発も強く、今後の展開次第では自民党内に“反菅ムード”が広がって、政権を揺さぶる可能性もある。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」12月7日号より】

5921名無しさん:2020/12/14(月) 17:09:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/613edf85e6dbf0afa96ad8f8b8a5c5d89a9892d9
「安倍政権を引っ張った官邸官僚」を菅首相が一掃した本当の理由
12/14(月) 11:16配信

菅義偉首相の登場で、政治と官僚の関係はどう変化したのか。ジャーナリストの財部誠一氏は「菅首相の人事権を盾にした強権ぶりが突出し、あたかも霞が関の官僚たちが萎縮しているという報道が目立つ。しかし、彼らはメディアが騒ぐほどの弱者でもなければバカでもない」という――。

■現職の官房長官が「雑誌で人生相談」という異例

 まさか9月に総理になるとは誰も思っていなかった今年の春、菅官房長官が『プレジデント』誌に人生相談の連載を始め、話題になった。自分も若かりし頃、新聞の人生相談のコラムを読むのが好きだったという。

 自らの体験を通じて相談者に親身になって答える文章からは、連日の記者会見で見せてきた官房長官の厳しい顔つきとは違う人間味が感じられた。いやそれ以上に、そもそも現職の官房長官が雑誌で人生相談の連載をすること自体が異例である。連載を始めた直後に菅官房長官に会う機会があった。

 「なぜプレジデントで人生相談など始めたのか」

 尋ねてみよう思っていた矢先に、菅官房長官が「じつはこんなことを始めた」といって嬉しそうに連載のコピーを見せられた。自慢するネタはいくらでもあるだろうに、殊の外、嬉しそうであった。政治家という目指すべき道も見えていなかった悩み多き時代に、新聞の人生相談のコラムが励みになったから、その恩返しのようなものだという答えだった。そこに嘘はないと思う。

 自民党の長い歴史の中でも親譲りの「地盤、看板、カバン」のまったくない非世襲議員が総理総裁になるのは約30年ぶりだ。徒手空拳で総理にまで成りあがった菅義偉という政治家はやはり特別な存在だ。人情の機微にふれる一面と、強面の凄みが同居しているのだが、一般的には後者のイメージが強い。

 典型的な例は人事権を盾にした菅の霞が関支配だろう。

■「官僚はみな菅さんのことばかり気にしている」

 「官僚は誰も安倍さんなどみていない。みな菅さんのことばかり気にしている」と官房長官時代もよく言われたものだ。それがいまや国家の最高権力者となったのだから、その“威光”は尋常ならざるものがある。当然の帰結として、それを不満に思う官僚やOBからはその強権ぶりがマスメディアに流れてくる。

 2020年9月16日に菅内閣が発足する数日前から、菅に左遷させられた官僚の恨み節が複数のメディアで紹介された。

 「菅官房長官に意見して“左遷”された元総務官僚が実名告発『役人を押さえつけることがリーダーシップと思っている』」(AERA dot. 2020年9月10日)、「『菅義偉さん、やっぱりあなたは間違っている』…“左遷”された総務省元局長が実名告発【全文公開】」(文春オンライン 2020年9月16日)がある。

 事実、菅は第1次安倍政権で総務大臣となりふるさと納税制度を導入する際にも、また官房長官時代にも総務省の局長を左遷している。飛ばされた本人が実名で告発するのだから説得力がある。だがこの元総務局長に対して霞が関から同情の声は聞こえてこない。それどころか取材をしてみると他省庁の局長クラスからは芳しくない評判が伝わってきた。菅に近いある某省の局長は「左遷されて当然の役人だった」という。

■現役の幹部官僚の意外な本音

 以下は拙著『冷徹と誠実 令和の平民宰相 菅義偉論』からの抜粋だ。

 「実名告白した元総務官僚Hさんは自己正当化のコメントを多数していますが、事実とはかなり違います。菅長官の指示は、寄付先の自治体への申請と、地元の税務署への電子申告と二度手間になっているのは使い勝手が悪すぎるから『ワンストップ化せよ』というものでした。ところが彼はツーステップの現状を何も改めず、さも『ワンストップ化』したかのようにごまかす画づくりをした資料を提出したり、自民党税制調査会の『検討資料』にも一見前向きながらじつは先送りしてしまおうとしたり、これだけでも十分更迭に値する所業ですが、それだけではなかったようです」

 この局長は菅との関わりが深いだけに、贔屓(ひいき)の引き倒しというか、忖度(そんたく)感情がまったくないとは言い難い。そこで菅との接点が少ない他省庁のある現役局長にも尋ねてみた。すると、まったく角度の違う返事が返ってきた。

 「マスコミは面白おかしく取り上げますからね。この総務官の元局長だけではなく、退官後に政権批判を繰り返す元文部次官とかいますけど、現役官僚はみな呆れていますよ。房長官時代から菅さんが恐れられていたのは事実ですが、ある意味もう慣れっこになってしまった面もあるのです。役人は局長まで昇進すると、長年自分の温めてきた自分の政策ができるぞと思える。それをまっすぐに菅さんにぶつけるのをためらうことはない。少なくとも私はそう考えています」

5922名無しさん:2020/12/14(月) 17:09:21
>>5921

■単純な二項対立で描くマスコミ

 菅の強権ぶりが突出し、あたかも霞が関の官僚たちが萎縮しているという報道が目立つが、霞が関は馬鹿ではない。時代の流れが「官僚主導」から「政治主導」へと変化していることくらい、当たり前に理解している。小泉政権から第1次安倍政権、そして自民党政権を追い落とした民主党政権の看板でもあった。

 もっとも旧民主党は政権誕生後いきなり各省庁の局長以上の幹部に辞表の提出を迫ったあげく、霞が関からサボタージュパージされるという前代未聞の愚行をしでかした。旧民主党政権にかかわった者たちは口が裂けても、人事権を盾に政策を実行していく菅の手法に対して「霞が関が委縮している」などとは言えないはずだ。

■菅首相が嫌う官僚像の3タイプ

 一方で、菅の考える「政治主導」とは何か。ある側近の話では、菅はどんな仕事でも決して官僚任せにはしないという。どれほど信頼する相手でも、「あとは頼んだ」「よきに計らえ」ということがない。その強烈な危機管理意識の高さがあったればこそ、安倍政権は7年8カ月の長きにわたり、政権を維持することができた。

 つまり、菅はそれだけ自己責任意識と警戒心が強い。政治家は国民から選ばれた時点で民意の体現者であり、国民の幸福のために政策や方針を打ち出し、最後まで全責任を負うと本気で考えている。総理になってもその姿勢はまったくかわらない。

 したがって、菅の嫌う官僚像もはっきりしている。分をわきまえず、国家を動かしているのは自分たちだと勘違いしている者、政治家にすり寄って省益を追求しようとする者、その手段として面従腹背する者だ。私は前出の二人の局長に、人事によって霞が関をコントロールする、官房長官時代の菅の手法への率直な思いを尋ねてみた。

 再び拙著から引用する。

 「内閣人事局の権能や、菅官房長官の霞が関人事の差配について批判する向きもありますが、そもそも内閣人事局がなくとも局長以上の人事は閣議承認事項であったわけですし、菅官房長官自身も、政権として責任をもって政策を実行していくために人事権が行使できないのはおかしいとの見地に立っていました。そして、菅さんの人物眼に恐れ入るものがあることも事実です。個別に人事をやりすぎだといった批判が残る場面もあったかもしれないが、合理的な人事権の行使であって、決して人事権の濫用ではありません」

5923名無しさん:2020/12/14(月) 17:09:55
>>5922

■霞が関はメディアが騒ぐほどの弱者でもなければバカでもない

 “菅人事”を全面的に擁護するコメントをする彼だが、“霞が関の萎縮”についてはどう見ているのか。

 「霞が関の役人たちに萎縮があるとすれば、それは、役人の側の『私心(出世願望、上昇志向)』が『公益(上奏してでも正しいと信ずることを主張しよう)』よりも優っているからです。極端に言えば、萎縮=私心の現れであって、役人のしようもなさを物語っているとも思います」

 だからといって人事権を振りかざしてよいというものでもないが、人事権の行使を否定・封殺しては、政権として責任ある政策遂行ができないのも事実なのだろう。菅との距離がさほど近くはないもう一人の現役局長にも、同じ質問をしてみた。

 「安倍政権では菅さんの人事にばかり世間は焦点を当てていましたが、官邸官僚の存在が事態をややこしくしていました。省内の若手は経産省出身の官邸官僚に対して反発したり、彼らに何も抗弁できない幹部に対する批判もあった。菅政権になり、経産省出身の官邸官僚は一掃されてスッキリしましたが、国交省出身の官邸官僚が一人残った。彼は菅さんの信頼厚い役人で、人事にも少なからぬ影響力をもっています。菅さんの人事の手法よりも、こちらのほうが気になります」

 ことほどさように霞が関の菅人事に対する見方も多様なのである。「萎縮=私心」の現れだという考え方は官僚としての矜持だろう。霞が関はメディアが騒ぐほどの弱者でもなければバカでもない。悪しき前例踏襲主義の打破を政権の看板にすえる菅と、前例踏襲が文化になっている霞が関との葛藤だと考えるべきである。



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財部 誠一(たからべ・せいいち)
ジャーナリスト
1956年東京都生まれ。80年、慶應義塾大学法学部を卒業し、野村證券に入社。その後、出版社勤務を経て、95年に経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」を設立。テレビ朝日系「サンデープロジェクト」「報道ステーション」などに長年にわたって出演。金融・経済誌への寄稿も多数。2015年、脳梗塞で倒れるが、リハビリを経て完全復帰。現在、BS11「タカラベnews&talk」に出演中。『
京都企業の実力』『
ローソンの告白』『
農業が日本を救う』『
中国ゴールドラッシュを狙え』など、著書多数。
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ジャーナリスト 財部 誠一

5924名無しさん:2020/12/14(月) 21:16:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/d18f88636bbe43153f6ce7c2ca965c6d3b284abf
麻生副総理に二階幹事長 大物議員が続々と新潟入り 衆院選へ慌ただしさ増す
12/14(月) 19:33配信

この週末、県内には続々と大物議員が入りました。

衆議院の任期満了が来年秋に迫るなか、選挙に向けた動きの慌ただしさが増しています。

12日、新潟市中央区のホテルを訪れていたのは…

【麻生太郎 副総理】
「目下売り出し中の太郎と、まだそこそこ売れている太郎と“2人太郎”がここまでやって来ました」

自民党“2人の太郎”こと、麻生太郎副総理と河野太郎行政改革担当相です。

さらに13日は自民党の二階俊博幹事長も、新潟市秋葉区や三条市に入りました。

自民党が続々と大物議員を県内に送る理由は…

【麻生太郎 副総理】
「新潟だけは、小選挙区で上がったのは5区と6区だけだったかな。参議院は両方負けたとか」

前回の衆院選は6小選挙区中、2勝4敗と負け越すなど県内で苦戦する自民党。

衆議院の任期満了が近づくなか、党として新潟を重視する姿勢をアピールします。

12日、麻生副総理などが激励したのは、去年の参院選で忖度発言などが影響し、落選した塚田一郎前参院議員です。

次の衆院選での国政復帰を目指し、11月事実上の公認候補となる自民党新潟1区の支部長に就任しました。

【自民党 塚田一郎 前参院議員】
「今、県都新潟市で自民党の議席を奪還することが私に与えられた使命」

さっそく大物議員を呼び、力が入る背景には不安要素があります。

それは自民党新潟1区の前支部長、石崎徹衆院議員です。

秘書への暴行事件で略式起訴。その後離党しましたが、次の選挙での出馬の意志は崩していません。

このまま2人が立候補すれば、保守票が割れるおそれも指摘されています。

【無所属 石崎徹 衆院議員】
「『諦めないで初志貫徹で頑張ってほしい』という声を日々ちょうだいしているなかで、自分のビジョン・訴えを戦わせることが自分の使命だと思っている」

【自民党 塚田一郎 前参院議員】
「支部長に就任したことで大きな弾みがついたと思っている。私自身はみずからの自民党1区支部長としての活動をしっかり進めていくことのことに尽きる」

こうした動きの一方で、野党も選挙への備えを加速させています。

【立憲民主党 西村智奈美 衆院議員】
「任期満了までもう10カ月になりました。衆議院の総選挙に向けて必勝を期して必ず勝つ」

新潟1区選出の立憲民主党、西村智奈美衆院議員。

国民民主党と合流し立ち上がった新たな党の体制のもと、1区総支部を設立し選対本部の立ち上げも準備しています。

【立憲民主党 西村智奈美 衆院議員】
「ここから先は毎日、“解散ありうべし”というふうに思って過ごしている。どうしたら勝てる体制、勝てる選挙ができるのかということに真剣に取り組んでいかないといけない」

日に日に慌ただしさが増す政界の動き。決戦のときはいつ訪れるでしょうか。

NST新潟総合テレビ

5925チバQ:2020/12/14(月) 22:03:34
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2012140028.html
師走のパーティー開催苦心 解散足音、コロナ禍も背に腹代えられず
2020/12/14 20:49産経新聞

師走のパーティー開催苦心 解散足音、コロナ禍も背に腹代えられず

自民党・細田派(清和政策研究会のパーティーで挨拶する菅義偉首相=9月28日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

(産経新聞)

 師走の永田町で、国会議員の政治資金パーティーが相次ぎ開かれている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一時は開催が見送られるケースも少なくなかったが、ここにきて増加傾向にある。背景には1年以内に行われる衆院解散・総選挙などの「軍資金」集めに駆り立てられている事情が透ける。感染者を出せば批判は避けられないが、背に腹は代えられないようだ。

 14日正午ごろ、東京・紀尾井町のホテルでは自民党岸田派(宏池会)の三ツ矢憲生衆院議員のパーティーが開かれ、下村博文党政調会長や同派の岸田文雄会長らが出席した。その約1時間後、同じホテルの別の会場では細田派(清和政策研究会)の加田裕之参院議員がパーティーを開催。こちらには西村康稔経済再生担当相ら同派所属議員が駆け付けた。

 三ツ矢、加田両氏に限らず、14日は都内の別のホテルや地元の選挙区などで複数のパーティーが開かれた。感染抑止を理由に食事は提供せず、「密」を避けるため間隔をあけて椅子を配置する形式が主流だ。ほとんどの会場で検温や消毒などの対策も講じられた。

 それでも感染者をゼロに抑えられる保証はない。リスクを負ってまでなぜ開催するのか。今月パーティーを開いた自民党のある衆院議員は取材に「中止も考えたが、活動資金が底をついた。(頻繁に)集会ができないため、短い時間でもメッセージを発信する場が必要だった」と苦しい胸のうちを明かす。同時に世間の反発を懸念し、開催したことについて「公言しないでほしい」とも語った。

 一方、年末恒例の自民党各派の忘年会は対応が分かれている。11月30日の細田派の忘年会場ではフェースシールドが配られ、5人掛けテーブルに4人ずつ座るといった対策をとった。岸田派は衆院当選1〜6期を2つのグループに分けて月内に忘年会を予定。7期以上の議員は新年会として集まる分散方式をとる。

 麻生派(志公会)は「集まれる状況ではない」(派閥幹部)として、今年は見送る方針だ。(今仲信博)

5926名無しさん:2020/12/15(火) 00:12:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0015e9c70ca42dd14b3a897742cdea562dddd68
「ステイホームと言いながら旅行しろ。むちゃくちゃ」 自民からGoTo見直しの声
12/14(月) 18:29配信

 与党内では、GoToトラベルを続けて内閣支持率がさらに低下すれば、1年以内に想定される衆院解散・総選挙への影響が避けられなくなると懸念する声も出ていた。

 「世論は『GoToはやめろ』ということだな」。公明党の重鎮は12日の毎日新聞世論調査で内閣支持率が前回(11月7日)の57%から40%へと17ポイント急落したことを受け、そう述べた。政府は新型コロナの感染防止と経済の両立を掲げGoToを続けてきたが、冬場の感染再拡大が現実となり、菅義偉内閣を「支持しない」が「支持する」を初めて逆転。自民党の中堅は「世論に敏感にならないといけない」と焦りを隠さず、ベテランは「ステイホームと言いながら旅行しろと言っている。むちゃくちゃだ」と言い放った。政府が14日に事業停止を表明したのは、こうした声に押された形だ。岸田文雄前政調会長は14日のBS番組で「国民の協力や理解がなければ対策は結果を出せない。より丁寧な説明が求められる」と語った。

 だが、自民党の二階俊博幹事長は全国旅行業協会の会長も務めるGoTo推進論者だ。自民ベテランは「首相は二階氏の意向に背いて判断するのは難しいだろう」とも指摘する。二階派幹部は突然の一時停止表明に「どういう趣旨なのか。勝手なことをしやがって」と不満を漏らした。全国での事業停止も年末年始に限ったのは、苦境にあえぐ観光産業の下支えは不可欠との意見に配慮したとみられる。【野間口陽、木下訓明】

5927チバQ:2020/12/15(火) 20:26:08
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2020121500023.html
菅首相に二階派が激怒「もう次はないぞ!」自民党内で根回しせず、GoTo中止 
2020/12/15 14:43AERA dot.

菅首相に二階派が激怒「もう次はないぞ!」自民党内で根回しせず、GoTo中止 

Go To中止で自民党内の株が下った菅首相(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

「なんで急に中止なんだ。どうなっているんだ!」

 こう声を荒げたのは、二階派の幹部だ。菅義偉首相は12月14日、官房長官時代から推進してきた新型コロナの経済対策「GoToトラベル」の一時停止を突如、表明した。新型コロナウイルスの感染拡大が急増。専門家の意見を尊重した結果の判断だという。



「菅首相は、12、13日まではまったくGoToトラベルを止める意思はなかった。菅首相は頑固なところがあり、自分が旗振り役の政策を突然、止めるなんて考えは持っていなかった。だが、毎日新聞の世論調査で、支持40%、不支持49%と不支持が上回った。支持が17%も前月から急落し、昨日発表されたNHKの世論調査でも支持が42.2ポイントと、前月から14ポイントも激減。不支持が36ポイントで前月から17ポイントも急増し、決断せざるを得なかった」

 自民党幹部は、GoToトラベル一時停止の内幕を語る。

「菅首相は、コロナ急増でもさほど世論調査の数字は変わらないとみていた。それがNHKでも急落し、毎日新聞に至っては、不支持が支持を9%も上回った。コロナ対策については、毎日新聞では評価しないが、3倍以上も評価するより多かった。GoToトラベルの中止を求める数字も高かった。まだ就任して3か月の菅首相は安倍前首相の時に、ここまで乱高下したことはなかった。『大変厳しい世論調査になっているな』『手を打たねば』といい、すぐに決断。頑固さを突き通せなかった。ただ、決断があまりに急だったので、各方面への十分な根回しができなかった。それが党の不満につながっている」

  党内への根回しの不十分さが、冒頭に記述した二階派幹部の不満を招いたというのだ。二階俊博幹事長はGoToトラベルで恩恵が多い、旅行業界の業界団体、全国旅行業協会の会長を務めている。菅首相ともに、GoToトラベルの旗振り役だった。

「GoToトラベルがどれだけ旅行業界に寄与していたのが、菅首相はわかっているのか。救われた旅行業界、ホテル、お土産店、交通関連の会社などがどれだけあるのか知っているのか。それも一番の稼ぎ時、年末年始には全国で停止。どれだけ多くの人が頭を抱えているのかわかっているのか。中止なら、業界への金銭的支援策とセットでやるべきだ。なんのバックアップも発表せずに、中止だなんて、二階幹事長の顔に泥を塗るようなものだ。『誰のおかげで総理になれたんだ』『もう次はないぞ』と派閥から強硬意見も飛び出した」(前出の二階派幹部)

 一方、菅首相と“すきま風”もささやかれる、麻生派の衆院議員は冷ややかに党内の状況をこう話す。

「自衛隊まで出動してコロナは災害になっている。そんなときにGoToトラベルで税金投入して、旅行してくれというのもおかしなこと。菅首相が二階幹事長の意向を気にしすぎて、ズルズルと先延ばしした結果、コロナ感染拡大、医療体制ひっ迫でしょう。おまけに菅首相は、記者会見も十分に開かず、説明も不十分だから、支持率激減は当然のことですよ。この状態があと1、2か月続けば、来年秋の自民党総裁選、衆院解散の期限まで菅首相は持たない。コロナ退陣となりかねない。『ポスト菅は誰か』などと模索する動きもあります。『やはり安倍さんがよかった』との声が聞かれますね」

 菅首相誕生の最大の功労者、二階派だけでなく、支援した麻生派からも厳しい声が相次ぐ。コロナ禍で解散総選挙は極めて難しい情勢で四面楚歌に陥りつつある、菅首相。難局を切り抜けられるのか?

(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

5928名無しさん:2020/12/15(火) 23:56:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/be1dd351a439648d6e9a8ac28d96051649703eba
就任3カ月…菅首相が安倍・二階氏より多くの時間面会した人物は
12/15(火) 14:46配信

16日で就任3カ月を迎える菅義偉首相が就任後に最も多くの時間を共有したのは誰だろうか。日本経済新聞が15日付で菅氏の動静を把握して集計した結果を発表した。

報道によると、菅氏が就任後に最も長時間面会したのは林幹雄自民党幹事長代理だった。合計8回の面会で323分を共にした。林氏は自民党9選議員で、安倍晋三内閣で経済産業相、内閣府特命担当相などを歴任した菅首相の側近だ。

菅氏は林氏の他にも、首相職につけるよう助けた「恩人」たちと就任後も頻繁に会っていたことが分かった。2番目に多くの時間(10回、309分)を面会したのが二階俊博自民党幹事長と5番目(5回、210分)の森山裕国会対策委員長だ。

二階・林・森の3氏は安倍氏が辞任意思を明らかにした翌日の8月29日夜に菅氏の元を訪れて自民党総裁選挙への出馬を説得したと言われている人物だ。当時でさえ出馬を真剣に考えていなかった菅氏は彼らの全面的な支持によって自民党内の派閥票を集めることができた。

菅氏を首相にした後も至近距離で接触して影響力を行使していると解釈される。

彼らは11月初めに集まった席でも、菅氏に来年1月の通常国会を早期に招集する問題について「(国会を)早期に召集すれば解散の選択肢が広がる」と勧めたことが分かった。菅氏は11月中旬に来年の通常国会を1月中旬に操り上げて招集すると発表した。

その他に面会時間で3位に入った園田修光参議院と4位の山口泰明選挙対策委員長は菅氏が初当選議員時期から交流してきた側近だと日経は伝えた。

日本の首相が最も多く会う対象はやはり長官だ。別途集計した首相と官僚の面会回数によると、菅首相が3カ月間に最も多く面会したのは西村康稔経済再生担当相だった。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態に関連してイシューが多かったためと分析される。

次いで麻生太郎副首相兼財務相と33回会った。特に麻生氏とは2時間以上にわたり夕食を共にするなど「会食」を頻繁にしているのが特徴だ。来年9月に予定された次期総裁選挙を考慮した時、党内2位派閥を導いる麻生氏の存在感が大きい以上、菅首相が時間を作って配慮しているようだと日経は分析した。

菅氏はまた、首相としては珍しく各業界団体長と直接会って「疎通窓口」役を果たしている。就任後40回以上にわたり建設・農業・観光などさまざまな業界の団体幹部と面会した。

従来1月までに予定されていた旅行支援策「Go To トラベル」キャンペーンを11月末に突然5カ月延長することにしたのも、このような業界の意見を反映してのことだった。だが、国民の反発が強くなると菅首相は14日、「Go To トラベル」を一時中断することを決めた。

5929名無しさん:2020/12/16(水) 00:24:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f966bfca24243f2b4f509adf8854c2aba070897
自民、「選択的夫婦別姓」の表現めぐり“表現削除”で決着
12/15(火) 21:11配信

 自民党は15日、政府が策定を進める第5次の「男女共同参画基本計画案」を了承しました。焦点となっていた「選択的夫婦別姓」に関する表現は削除されています。

 「いままでのような選択的夫婦別姓に賛成か反対か、0か100かではなく。具体的な制度設計のあり方をこれからも検討しようという書き方にしています」(森まさこ女性活躍担当相)

 政府は来年度から5年間で実施する第5次の「男女共同参画基本計画案」の策定を進めていますが、選択的夫婦別姓の記載をめぐり、自民党内の推進派と慎重派の意見が激しく対立し、党内手続きが遅れていました。

 15日、自民党の会合に示された文案では「夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方に関し、司法の判断も踏まえ、さらなる検討を進める」と明記されたものの、「選択的夫婦別姓」の文言は削除されました。

 「今までのものからみれば、最低限の最低限かなと」(井出庸生衆院議員〔推進派〕)

 出席者の一人は「反対派・推進派のどちらも不満だ」と語り、双方が歩み寄った格好での決着となりました。

 男女共同参画基本計画案は今週18日にも閣議決定される見通しです。(15日19:00)

最終更新:12/15(火) 21:11
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0befc4e0c2d2a3f3026132f2aa96e853f77bf29
夫婦別姓の表現、自民が変更 反対派の異論受け大幅後退
12/15(火) 20:16配信

 自民党は15日、政府の第5次男女共同参画基本計画案の改定案を了承した。焦点となった選択的夫婦別姓(別氏)に関する表現は、原案の「対応を進める」から「更なる検討を進める」に変更。反対派の異論で大幅な後退を迫られた。政府は月内に閣議決定する見通しだ。

 この日の党会合では、反対派議員らが示した案をもとに変更が加えられた文案が示された。内閣府が4日に示した政府原案では「婚姻前の氏を使用することができる具体的な制度のあり方」について、政府が「必要な対応を進める」としていたが、「更なる検討を進める」になった。現行の第4次基本計画に近い書きぶりにとどまる方向となった。

 第4次に入っていた「選択的夫婦別氏制度の導入」の文言も削られ、「夫婦の氏に関する具体的な制度のあり方」というあいまいな文言を採用。「戸籍制度と一体となった夫婦同氏制度の歴史を踏まえ」という記述も加わった。

 さらに、第5次を策定するにあたって意見募集で寄せられた「実家の姓が絶えることを心配して結婚に踏み切れず少子化の一因となっている」などの意見や、「国際社会において、夫婦の同氏を法律で義務付けている国は、日本以外に見当たらない」との記述は、反対派の指摘を受けて削除された。全体に、反対派に配慮したような変更が目立つ決着となった。

朝日新聞社

5930名無しさん:2020/12/16(水) 00:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/526244d8c377ca50b7e5b3d78fe74d80adcdd5a8
政府「選択的夫婦別姓」文言削除 自民反対派主張で大幅に表現後退
12/15(火) 19:48配信

 政府は15日、近く閣議決定する男女共同参画基本計画案から「選択的夫婦別姓」との文言自体を削除することを決めた。同日開かれた自民党の会合で、削除された文案が了承されたため。計画案は反対派の主張で修正を繰り返し、導入に向けた表現は大幅に後退。一方、「家族の一体感を考慮」など保守層に配慮した文言が盛り込まれた。

 基本計画は女性政策における今後5年間の指針となる。導入に前向きな表現が盛り込まれれば、法改正などの検討が進むと期待されていたが、選択的夫婦別姓との文言自体が消えたことで、議論が停滞することも予想される。政府は18日にも計画案を閣議決定する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd94b300a7c6fcd9fd9d8f62771f1b754b4e427b
選択的夫婦別姓の是非、慎重派が巻き返し 自民党内は容認論拡大
12/15(火) 20:24配信

 自民党は15日の党会合で、選択的夫婦別姓制度の記述をめぐり紛糾していた政府の第5次男女共同参画基本計画案を了承した。当初、政府が盛り込んだ制度導入に前向きな記述を大幅に削除し、過去の基本計画にならって文言を短縮した。ただ、党内は制度導入への慎重派が優勢だった情勢から拮抗へと変化しており、夫婦別姓に慎重だった安倍晋三政権の退陣に伴い容認論が増えたとの見方がある。

 この日了承された案では「戸籍制度と一体となった夫婦同氏制度の歴史を踏まえ、家族の一体感、子供への影響なども十分に考慮し、国民各層の意見や国会における議論の動向を注視しながら、司法の判断も踏まえ、さらなる検討を進める」などと書き込んだ。

 さらに、旅券(パスポート)や免許証などに旧姓併記が認められていると指摘した上で、「引き続き旧姓の通称使用の拡大や周知に取り組む」とも記した。子供への影響や通称使用拡大などは慎重派が重視した論点だ。

 一方、推進派は制度導入に向けて「必要な対応を行う」と踏み込んだ表現を求めたが、最終的には反映されなかった。しかし、将来の制度導入に余地を残すべく、「司法の判断も踏まえ」との文言は残った。

 自民党は長く夫婦別姓に慎重な立場だったが、近年は女性の社会進出などを背景に賛成意見が増えた。8日の会合では19人が慎重意見を、18人が推進意見を述べ、賛否が拮抗した。

 風向きが変わりつつあるのは、夫婦別姓に慎重だった安倍政権の退陣も一因だ。慎重派の党ベテランは「今回はなんとか踏ん張ったが、新たな案をまとめる5年後は危ないかもしれない」と語る。安倍氏は今回、推進派に誰が名を連ね、どのような活動を展開したかに関心を示していたという。(広池慶一)

5931名無しさん:2020/12/16(水) 00:26:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/5467fb164614c0cc72069844798d993923a0ce29
菅首相GoTo一時停止発表直後に会食、公明党山口氏が苦言
12/15(火) 22:38配信

 菅総理が14日、GoToトラベルの全国一斉の一時停止を発表した直後、自民党の二階幹事長ら7人で会食をしていたことに、公明党の山口代表が15日、苦言を呈しました。

 菅総理は14日、自民党の二階幹事長やタレントのみのもんた氏ら7人で都内のステーキ店で会食しました。会食は菅総理がGoToトラベルの全国一斉の一時停止を発表した直後だったほか、政府はGoToイートの適用を「原則4人以下」に制限するよう全国の知事に要請していることなどから、菅総理の対応を野党が批判したほか、公明党の山口代表も苦言を呈しました。

 「国民に対する一定のメッセージ性もあると思いますから、そこはよく配慮しながら今後、検討して頂きたい」(公明党 山口那津男代表)

 「方針転換をされた直後で、感染拡大が広がっている中ですから、なるべく自粛をすることが私は総理として模範となって頂くべきという風に思います」(立憲民主党 福山哲郎幹事長)

 一方、会食に参加していた二階氏は・・・

 「菅総理はきのう、“マスク会食”ですとかコロナ感染対策を取られての会食で宜しいでしょうか?」(記者)
 「食事中はマスク取りますよ」(自民党 林幹雄幹事長代理)
 「マスク取らないと食事が出来ないじゃないですか、みんな十分注意しているでしょう」(自民党 二階俊博幹事長)
(15日20:43)

最終更新:12/15(火) 22:38
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d9e070cb1f1b97320db2642e0f56b97364dcc82
二階氏らと7人で会食、菅首相に公明代表が苦言「国民へのメッセージ性もある」
12/15(火) 19:06配信

 公明党の山口代表は15日の記者会見で、菅首相が14日夜に自民党の二階幹事長らと計7人で会食したことに苦言を呈した。政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて少人数での会食を呼びかけており、山口氏は「国民に対する一定のメッセージ性というものもある。よく配慮しながら今後検討していただきたい」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ccb58cf4d9781ff49a5fdca08dca3a7df2e09be0
自民、女性議員増求め都道府県連に通達 クオータ制は見送り
12/15(火) 18:35配信

 自民党は15日、各都道府県連に対し、女性議員を増やすよう求める文書を送付した。下村博文政調会長らが求めていた候補者の一定割合を女性とする「クオータ制」の導入は見送った。

 文書は二階俊博幹事長と山口泰明選対委員長の連名で送付。「都道府県議会における女性議員を増加させるとともに、少なくとも各市区町村議会に1人は女性議員がいる状況を早急に実現すべきだ」だとした。クオータ制については「わが党のなかでも、『各級女性議員を2030年に3割とすべく目標をもって取り組むべきだ』との声も上がっている」と記すにとどめた。

 クオータ制は第2次安倍政権後期、選対委員長だった下村氏らが女性活躍の観点から導入を提唱。二階氏は趣旨に理解を示しつつ「(当選者は)選挙民の意思で決めるのが一番大事」と導入には難色を示していた。【飼手勇介】

5932名無しさん:2020/12/16(水) 00:31:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a74d6301bce815ee3267adbbcc33190952fe7be
自民・二階幹事長、GoTo一斉停止「日本全体が引き締め必要」
12/15(火) 12:58配信

 自民党の二階俊博幹事長は15日午前の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が観光支援事業「Go To トラベル」を全国一斉に一時停止すると発表したことについて、「全国規模で感染拡大が続いている。これ以上の拡大防止と医療体制を守るためには、日本全体が引き締めて対応することが必要ではないか」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/acf9c9b38891fd4f5d2d52a0a8b1c4818bb5927b
突如“全国一斉”で混乱 自民幹部「勝手なことを」
12/15(火) 19:20配信

 一夜明け、早くもキャンセルが相次ぎました。全国有数の温泉地の兵庫県有馬温泉。14日のGoToトラベル全国一斉の停止を受け、キャンセルが殺到していました。
 15日に都内で確認された感染者は火曜日としては最多の460人でした。重症者は5人増え、78人となりました。
 この一年、「除外」と「追加」に振り回された観光地は“想定内”と受け止めていました。
 14日に発表されたGoToトラベル「全国一斉での一時停止」。この「全国一斉」に戸惑いの声が上がっています。14日に1人の感染者が確認された愛媛県。ここ数日で少し落ち着いたようにも見えます。それだけに全国一斉の停止には驚きを隠せません。
 19日にオープンを迎えるスキー場。去年は雪不足に悩まされましたが、待望の雪も降った矢先の全国一斉停止でした。日帰り客にも力を入れ、日程を変更するよう案内しているそうです。
 沖縄のホテルは停止もやむを得ないと受け止めています。ただ、第2波で医療崩壊が危ぶまれた沖縄も14日の感染者は19人でした。
 全国旅行業協会の会長も務める自民党の二階幹事長は…。
 自民党・二階俊博幹事長:「大変な決断だったではないかと思いますが、このことでしっかりした引き締めの効果が上がるように、各位の努力を期待する」
 こう評価しましたが、自民党内からはこんな声も聞こえてきます。
 自民党幹部:「総理はGoToとコロナ拡大は関係ないと言い続けていたけど、影響あったと思うんだよね。ちょっと、後手と言われても仕方ない」
 また、14日夜の決定直後には…。
 自民党幹部:「どういう趣旨でこういう判断になったのか聞いていないから分からない。勝手なことしやがって」

テレビ朝日

5933名無しさん:2020/12/16(水) 00:32:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/da684e59c316b7d6bb9ee0219af836849f891175
菅首相VS西村大臣の暗闘でGo To停止「後手後手」に〈週刊朝日〉
12/15(火) 15:47配信

 新型コロナウイルスの第3波が日本を襲うなか、政府は12月14日、「Go To トラベル」を12月28日から1月11日にかけて、全国で一斉に停止することを表明した。Go Toについては以前から専門家や医療関係者などからも停止すべきだという声が上がっていた中で、なぜ、ここまで対応が遅くなったのか。本誌の取材で、コロナ対策を担う二人の政治家の“対立”が元凶となっていた構図が浮かび上がってきた。

「みなさん、こんにちは。ガースーです」

 日本国内で2800人の新規コロナ感染者が確認され、6県で1日当たりの感染者数が過去最多を記録した12月11日、菅義偉首相はインターネット放送の「ニコニコ生放送」に出演し、冒頭で照れ笑いしながら自らニックネームを名乗って挨拶した。

 一方、菅首相と違って緊迫した表情で同日に記者会見したのが、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長だ。会見では、感染が急拡大する「ステージ3」相当の地域について、観光事業を支援する「Go To トラベル」の適用を一時的に停止するよう求めた。尾身氏は「さらに(対策を)加えないとだめだ」とも強調。国民に向けて年末年始の移動や会食を控え、静かに過ごすよう強く訴えた。

 だが、この時点で菅首相の態度に危機感は感じられなかった。前述の番組内でGo Toの停止について聞かれると、「まだ、そこは考えていない」と断言。両者の“温度差”を印象づけた。

 札幌市など一部地域で一時停止にしたが、菅首相はGo To継続にこだわり続けてきた。その理由を菅首相周辺はこう解説する。

「Go Toは菅さんと二階(俊博・自民党幹事長)さんが安倍晋三政権時代に作り上げた政策で、これが菅首相誕生につながった。二階さんは全国旅行業協会の会長でもある。二人は感染状況を見極めながら、ギリギリのところで観光支援を続けるつもりです」

 それにしても、政府が招聘した専門家の代表である尾身氏の提言を首相が無視し続け、Go Toの停止を先延ばしし続けた状況は異常と言うほかない。政府内でコロナ対応に関わる官僚の一人が嘆く。

5934名無しさん:2020/12/16(水) 00:33:11
>>5933

「感染対策優先か経済優先か、政府内で本質的な議論ができていない。この迷走には、コロナ対策を担う西村康稔経済再生担当相が菅首相とひそかに対立していることが影響しています」

 西村氏は安倍政権時代にコロナ対策担当相として全権を任され、テレビ出演など露出が激増した。妻の父が岸信介元首相の側近だった吹田愰元自治大臣で、安倍氏とは「身内」のような関係。こうしたアドバンテージもあり、一時は「将来の首相候補」とまで言われた。だが、菅政権が誕生してからは存在感がまたたく間に低下。前出の官僚はこう話す。

「安倍政権時代、西村大臣はコロナ発生初期の感染防止対策で専門家会議と官邸の根回しや調整役を担った。尾身会長と携帯電話で緊密にやりとりする関係を築くなど、専門家が政権のシナリオ通りに動くようコントロールしてきた。それが、今では尾身会長がGo Toを批判するなど、菅政権の方針と真っ向から対立することを言っている。政府内では、西村大臣が調整をせずにあえて尾身会長に自由に発言させているのではないかと疑念を呼んでいる」

 この間、もともと良好な関係だった菅首相と西村氏の間の溝が、徐々に広がっているという。

 安倍政権時代に西村氏が重用されたのには、同じ経済産業省出身の今井尚哉首相秘書官(当時)がコロナ対策の中心だったことも影響したと言われる。一方、当時、官房長官だった菅氏は一時期、今井氏らと対立し、重要な意思決定のプロセスから外されていた。

 それが、Go To政策などで巻き返した菅氏の政権奪取を機に力関係が逆転。今井氏は政権中枢を去り、当初、官房長官など重要ポストへの起用がささやかれた西村氏も結局は留任。菅政権ではコロナ対策担当相の役割は以前ほど重視されなくなった。さらに、西村氏の威信を低下させる事件があった。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。

「10月下旬に西村氏が突然、経団連などの経済団体に年末年始休暇の分散を要請して、自民党内から激しい反発を受けました。年末年始の日程は年明けの国会や解散総選挙のスケジュールに影響するからで、二階氏は『聞いていない』と不快感を示した。その結果、西村氏は自民党本部に呼ばれて釈明に追われることになりました」

5935名無しさん:2020/12/16(水) 00:33:30
>>5934

 12月1日には、小池百合子東京都知事が首相官邸を訪れ、菅首相と感染防止対策について協議。「犬猿の仲」だった二人が直接会い、小池氏のカウンターパートである西村氏がスルーされたことに、永田町がざわついた。

 西村氏としては、こうした状況に心中穏やかではないはずだ。西村氏はコロナ対策で知名度を上げた後、メディアのインタビューに「これまでの政治経験を国民のために生かしたい」と、将来の首相就任を視野に入れた発言をしていた。前出の官僚がこう語る。

「次期総裁への野心がある西村大臣としては、尾身会長を前面に押し出して菅首相の経済優先とは逆方向のことを言わせることで、菅首相に後ろから鉄砲を撃つことができる。『菅首相ではコロナ対策はできない』『国民を守ることができるのは西村だ』と、世間に印象づけたいのではないか」

 ただ、その“野心”がコロナ対策を混乱させているという声もある。内閣府関係者は言う。

「西村大臣は11月まで毎日のように記者会見を開いていた。大臣室の官僚は毎回違う資料を作らされるうえ、注文も細かい。それで官僚の残業時間が月300時間を超えるようになってしまった。コロナ対策より西村大臣の個人的アピールとしか思えない仕事も多く、官僚たちが疲弊している」

 西村大臣室のスタッフは約10人。官僚たちの間では「西村大臣室にだけは異動したくない」との声が広がっているという。

 前出の角谷氏は言う。

「西村氏の指導力不足も問題ですが、そもそも経済再生担当とコロナ対策担当を一人に兼任させていること自体がおかしい。アクセルとブレーキの両方を一人が持ってしまっている。官邸には今、司令塔が不在なのです」

 前出の内閣府関係者は、こう話す。

「コロナという国難の時に残業が多くなるのは当然のこと。ただ、現状は政治家の思惑でたくさんのスタッフが振り回されている。これでは、国民の利益にもならない」

 官邸内に巣くう“エゴ”の一掃こそが、コロナ対策の第一歩ではないか。

(本誌・西岡千史、上田耕司)

※週刊朝日12月25日号の記事に一部加筆

5936名無しさん:2020/12/16(水) 00:34:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/eacedf210c45a2f668c71449ff810567069a9a9b
「自民党が公明党に譲歩」窓口負担問題の決着で永田町がザワつく背景
12/15(火) 6:16配信

後期高齢者が医療機関で支払う窓口負担をめぐる自民党と公明党の協議の決着が、永田町をざわつかせている。成熟した連立のパートナーとして存在し続けた自公両党だが、その力関係に変化が見えてきている。7年8カ月に及ぶ安倍政権下と、今の菅義偉政権で、どう変容していくのか――。

■菅首相のひと言で決着した「窓口負担」問題

 「年収200万円以上ということでお願いできますか」

 9日夜、都内のホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」のレストラン「蒼天」で公明党の山口那津男代表と向き合った菅氏は、会談冒頭、こう切り出した。山口氏は「結構です」と短く答え、あとは2人で夕食を楽しんだ。

 75歳以上の後期高齢者の負担増をめぐる与党協議は難航を極めていた。菅氏が田村憲久厚生労働大臣らに負担対象額を「170万円」以上に引き下げるよう指示。比較的低所得層の高齢者が多い創価学会に支えられる公明党は引き下げに難色を示した。その後、条件付きで「240万円以上」まで譲歩したが、その後は一歩も譲らない構えだった。

 一方、自民党側も、態度は硬く、下村博文政調会長が、公明党の竹内譲政調会長との協議では「上から目線」の対応に終始。両党の関係をこじらせてしまった。

 その膠着状態は、菅、山口両氏のトップ会談の冒頭で解消されたのだ。

■絵に描いたような「足して2で割る」決着だが…

 両党の妥協案を少し分析しておきたい。自民党は「170万円」から30万円、公明党は「240万円」から40万円歩み寄ったことになる。

 さらに負担対象をみると自民党の「170万円」の場合、対象となる高齢者は全体の31%にあたる520万人、公明党の「240万円」は13%にあたる200万人だった。妥協した「200万円」は全体の23%にあたる370万人だから、公明党案よりも170万人増え、自民案よりも150万人減る。

 まさに「足して2で割る」ような妥協案。公明党との交渉に際し「足して2で割るわけにはいかない」と言い続けてきた下村氏は、恥をかいたような形だ。

 計算上は、公明党の譲歩幅がわずかに多いようにも見えるが、9日夜までは自民党側の譲歩はないとの見方が強かっただけに、公明党側が勝ち取ったという印象が強い。

5937名無しさん:2020/12/16(水) 00:34:30
>>5936

■菅政権の弱点は「菅官房長官がいないこと」

 今回の与党協議で鮮明に見えてきたことがある。与党間の調整パイプが機能しないことだ。菅政権の誕生により、公明党との政策調整にあたる政調会長には下村氏が就任。ほぼ同時期、公明党の政調会長は石田祝念氏から竹内氏に交代した。

 下村氏はベテラン議員で、政策には明るいが、交渉ごとが得意ではない。ちょっとしたひと言で相手を怒らせることも少なくない。一方、竹内氏は経験不足。自民党とのパイプも乏しい。窓口負担を含む両党の協議は、この弱点を見事にさらけだした。

 言い換えれば、安倍政権下で官房長官を担ってきた菅氏のように、表裏で政府・与党の調整役を務める人物が、この政権にいないのだ。「菅政権には菅官房長官がいないのが弱点」という永田町のささやきが現実のものとなった。

 今回のように、最終局面で菅氏が出てきてトップ会談で決着すれば問題ない、という考えもあるかもしれないが、政策決定の度にトップが出張ってくるようでは、与党関係は不健全になる。

■両党にとって最大の懸案は、衆院広島3区の候補者調整

 医療費窓口負担の問題は一応の決着をみた。だが、両党にとっては今後も調整すべき難問が多く立ちはだかる。「GoToキャンペーン」の見直しなども含めた新型コロナ対策。そして両党にとって最大の懸案は、衆院広島3区の候補者調整だ。

 公職選挙法違反の罪に問われている河井克行元法相が現職のこの選挙区は、公明党の斉藤鉄夫副代表が比例代表からの鞍替え出馬を表明。

 自民党の広島県連は、候補者選びの公募を断行。双方譲らぬ姿勢で緊張感が高まっている状況は、11月24日に配信した「自民党と公明党が繰り広げる『仁義なき戦い 広島死闘編』の全真相」で紹介した通りだ。自民党県連は12月8日、県議・石橋林太郎氏の擁立を決めている。

 「広島3区」問題は、公明党が前幹事長の斉藤氏という超大物を擁立。一方、自民党は、「ポスト菅」を狙う岸田文雄氏の地元・広島県での候補者調整だ。双方譲るに譲れない事情がある。こちらも、現場レベルでの調整はできず、菅氏と山口氏に委ねられる可能性は高い。

 その場合、どういう結末を迎えるか。

5938名無しさん:2020/12/16(水) 00:34:54
>>5937

■菅首相は「創価学会」と太いパイプを持っている

 自民党内の予想では、広島3区も公明党に軍配が上がるとの見方が強い。この問題は11月19日、山口氏が菅氏と会談した際、斉藤氏の擁立決定を伝達。菅氏は特に発言はしなかったが、黙ってうなずいていた。公明党側は「容認」と受け止め、その情報は自民党側にも伝わっている。

 菅氏はもともと公明党や、その支持母体である創価学会と太いパイプを持っている。これは、山口氏との関係がよそよそしかった安倍晋三前首相とは決定的に違う。それだけに、最終判断も公明党寄りになる可能性が高いとみられているのだ。

 毎日新聞が12月12日に行った世論調査の結果は菅政権に衝撃を与えた。内閣支持率は前回比17ポイント減の40%、不支持率は13ポイント上がって49%になった。菅内閣が誕生以来、不支持が指示を上回ったのは初。安倍内閣下でも、たまに不支持が支持を上回ることはあったが、これほどの「逆転現象」はほとんどない。

■不支持が指示を上回る「逆転現象」で公明党に存在感

 これは、新型コロナウイルス対策での対策への不満が高まっているのが要因だ。間違いなく1年以内に衆院選が行われることを考えると、自民党にとっては危うい数字だ。

 菅氏は選挙対策にも長けているだけに、世論の動向も重視している。浮動票が取りにくいと見切れば、確実な組織票・つまり創価学会票の荷崩れを防ぎ、守りを固めようとするだろう。そう考えれば、より一層、自民党が公明党に歩み寄るシーンが増えてくるかもしれない。

 その判断は、政権運営の手段としては正しいだろう。ただし公明党に譲歩を続けると、自民党内の空気が悪くなることも予想される。

 公明党は自民党との長い連立関係の中で「下駄の雪」と言われてきたことがある。「踏まれても、踏まれてもくっついていく」という意味だ。その「雪」が、自己主張を強くするようになれば「下駄」も面白くない。菅氏は、その難しい連立関係も差配していく重荷も背負うことになる。

永田町コンフィデンシャル

5939チバQ:2020/12/16(水) 17:51:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121500963&g=pol&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
コロナ・GoToで逆風 党重視、調整役不在―菅政権3カ月
2020年12月16日07時07分

首相官邸に入る菅義偉首相=15日午前、東京・永田町

 菅義偉首相は16日、就任から3カ月を迎えた。発足当初の内閣支持率は6〜7割台と順調な滑り出しだったが、新型コロナウイルスの感染再拡大を止められず、看板政策「Go To トラベル」は年末年始の一時停止に追い込まれた。「政治とカネ」の問題も相まって内閣支持率は急落。官僚ににらみを利かせる政治手法の副作用も指摘されている。
菅首相会食、与野党から苦言 コロナ対策反するケースも
 「日々の感染者が3000人を超える中、年末年始に集中的な対策を取るべきだと考え、いったん停止を決断した。これ以上の感染を食い止めることに全力を挙げたい」。首相は15日の自民党役員会で、トラベル停止の判断に党側の理解を求めた。
 派閥に属さず党内基盤が弱い首相の後ろ盾となっているのは二階派だ。14日のトラベル停止決定も事前に二階俊博幹事長には伝えた。安倍政権が全国一斉の休校要請などのコロナ対応で与党への十分な説明がなかったことを教訓にしているのは明らかだ。
 トラベル停止について、首相は11日のインターネット番組で「まだ考えていない」と否定した。ただ、首相周辺によると、年末年始に限って止める選択肢は、東京都での感染者が初めて600人に迫りつつあった9日ごろから内々に検討していたという。
 首相の方針転換に自民党幹部は14日夜、強い不満を漏らしつつも渋々容認した。別の幹部は「観光・運輸業界に影響力がある二階氏が了解を出したのだろう。二階氏はGo Toを絶対に止めるなと言っていたのだが」と解説した。安倍政権時代の「官邸1強」から「党高政低」への力学変化が浮き彫りとなっている。
 ただ、書き入れ時となる年末年始の停止によって、宿泊業者や飲食店に一層の打撃となりそうだ。今回の対応で感染を抑制できるかも見通せない。政府関係者は「トラベル停止で支持率は戻らない。全国停止の効果がなければ、また批判が出る」と危惧する。
 人事権を武器に官僚を掌握しているとされる首相の政治手法の限界を指摘する向きもある。同党中堅は「首相に物を言える官僚が周囲にいない。首相の方針を否定するようなことを言えば更迭されると思うから何も言えない。腹心もいない」と語る。本来調整役となるべき官房長官が「機能していない」との声も多く、先の高齢者医療費負担の問題が長期化したことが如実にそれを示した。
 政権運営の不安材料はほかにもある。鶏卵業者から金銭を受け取った疑いがある吉川貴盛元農林水産相と西川公也前内閣官房参与(元農水相)は首相に近い。捜査の行方次第で政権への打撃は避けられず、次期衆院選へ党のイメージダウンになり得る。安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の疑惑再燃も含め、野党の攻勢にさらされそうだ。

5940チバQ:2020/12/17(木) 10:23:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/4354aceee8ae2960f86bbba4680086e7f5398ce2
「批判されて当然」GoTo停止で首相に逆風 説明不足が露呈…“身内”も距離
12/17(木) 10:12配信




菅義偉氏
 菅義偉首相に吹き付ける逆風が急に厳しく-。新型コロナウイルスの猛威が止まらない中、16日の衆院内閣委員会の閉会中審査では観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止のタイミングがやり玉に挙げられた。首相の「人の移動では感染は拡大しない」発言も、追及を受けてエビデンス(根拠)がぐらつく。身内の与党もじわり、距離を置き始めた兆しがある。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 政府が感染封じ込めを国民に訴えた「勝負の3週間」が終わったこの日も、東京都で過去最多の678人の新規感染者が確認されるなど、ウイルスは情け容赦なく拡大を続けた。

 「政府の感染症対策分科会の提言を踏まえ、11月末からさまざまな対策を講じてきましたが(感染が)高止まりの状況であり、真摯(しんし)に受け止めています」

 夜、官邸エントランスで記者団の取材に応じた首相はこう述べ、感染抑制がままらない現状を認めた。「国民の命と暮らしを守るため、全力を挙げて取り組んでいきたい」と続けたものの、力強さには欠けた。

 昼間の閉会中審査では、野党がこの3週間を「やってきた対策が不十分だった」「効果がなかったと言わざるを得ない」と総括し、政府に集中砲火を浴びせた。28日からのトラベル事業の停止判断についても、「年末年始の医療逼迫(ひっぱく)を回避する目的であれば、今からただちに停止するべきだ」(共産党の塩川徹也氏)などと鋭く指摘し、追い込んだ。

 首相が11日に出演したインターネット番組で、分科会から「移動は感染(のリスク)が低いと提言をいただいている」と発言したことも俎上(そじょう)に。参考人として出席した尾身茂分科会長は、答弁で「人の動き、接触を抑えないと感染は沈静化しない」と提言したことを紹介し、首相との食い違いが明らかとなった。

 立憲民主党の大西健介氏は「『旅行に行け』と言っているのか、『移動するな』なのか。メッセージが不明確だから混乱が起きている」と、首相の説明不足を印象付けた。

 政権発足から3カ月を境に、歯車が逆回転を始めたような首相。自民党の閣僚経験者は「国民の声をくみ取れていない、と思われても仕方ない。批判されて当然だろ」。政府関係者も声のトーンを落とす。「この内閣支持率の急落ぶりは危険だ。もうプラスになる要素がちょっと思い付かない」

 (森井徹、一ノ宮史成)

5941チバQ:2020/12/17(木) 10:47:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/67fb38f347de6deb4d30658a696f705344367608
首相「5人以上」会食、少なくとも3日間 直近1カ月 14日の会食は「反省」
12/17(木) 10:09配信
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記者団の取材に応じる菅首相
 菅義偉首相は16日、政府が少人数の会食を呼び掛ける中で、14日に5人以上で会食したことについて「他の方との距離は十分にあったが、国民の誤解を招く意味では真摯(しんし)に反省している」と陳謝した。新型コロナウイルスの感染防止策として自ら呼びかけた「静かな年末年始」に反する行動だとして批判が出ていた。

 首相は14日、観光支援策「Go To トラベル」の全国一斉停止を表明し、国民に「年末年始を静かにお過ごしいただきたい」と慎重な行動を促した。しかし、数時間後、銀座のステーキ店で自民党の二階俊博幹事長や俳優の杉良太郎氏ら7人と会食。杉氏は「忘年会」と明かしていた。

 首相は11月16日の政府対策本部で、感染リスクが高くなる「5人以上の飲食」は飲食業界支援策「Go To イート」の対象外とするよう各都道府県に要請。だが、要請以降、北海道新聞の調べでは、首相自身が「5人以上」で会食したのは、14日を含め少なくとも3日間あった。

 16日の衆院内閣委員会で立憲民主党の大西健介氏は「5人以上は避けてと言いながら、国民は一体どっちなのか分からない」と批判。西村康稔経済再生担当相は「一律に5人以上をダメと申し上げてはいない」と釈明した。

 自民党の下村博文政調会長は16日の記者会見で「過剰反応だ」とかばったが、ワイドショーなどでも反発が拡大。加藤勝信官房長官は同日夕の会見で「誤解を招いたとの指摘は真摯(しんし)に受け止めなければならない」と述べた。

5942チバQ:2020/12/17(木) 10:47:35
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/491774
支持急落で政権急転換 GoTo全国停止 「勝負の3週間」感染減らせず 「ガースーです」発言炎上
12/15 10:28
 観光支援事業「Go To トラベル」の継続にこだわってきた菅義偉首相が、年末年始の全面停止に追い込まれた。経済効果を優先して対策を小出しにしてきた結果、感染拡大に歯止めをかけられず、内閣支持率の急落に危機感を募らせたことが大きい。首相は「政治決断」をアピールするが、最重要課題に掲げてきたコロナ対策が後手に回る中、自らの不用意な発言も批判を浴び、政権の屋台骨は揺らぎ始めている。
新型コロナウイルス感染症対策本部終了後、記者団の取材に応じる菅首相=14日夜、首相官邸


 「年末年始は集中的に対応できるチャンスだという思いで、私が判断した」。首相は14日夜、官邸で記者団に語った。従来のように用意した原稿を読み上げるのではなく、前を向いて説明し、追加質問も2問受けた。
 官邸は9日ごろから、「トラベル」事業の停止に向けた検討を水面下で進めていたが、経済重視の面から全面停止は避けたいと考えていた。11日に事業を2カ月程度、全面停止する方向だとの報道が流れた際は、首相は周囲に「誤報だ」といら立ちをぶつけた。



 しかし、政府が掲げた「勝負の3週間」の最後の週末となった12日、各地で前週より人出が増え、全国の重症者も578人と最多を更新。同日実施された毎日新聞の世論調査では支持率が40%と前月比で17ポイント下落し、政権発足後初めて不支持が支持を上回った。14日発表のNHKの調査でも14ポイント減の42%に急落した。
 首相自身の発言も追い打ちとなった。11日のネット番組で事業の停止を「考えていない」と明言。番組冒頭で「みなさん、こんにちは。ガースーです」と述べたことにも、ネットやワイドショーで「危機感が薄い」「無神経だ」などの批判が相次ぎ、「海外の首脳と比べて発信力が著しく弱い」との声も上がった。
 西村康稔経済再生担当相は14日の記者会見で「新型コロナ対策分科会の提言以上の対応だ」と強調したが、広島県などからも除外要請が寄せられ、全面停止を選ばざるを得なかったのが実情だ。停止期間を年明けまでにしたのは、25日までを提案した政府に対し、小池百合子都知事が時短要請の延長期間に合わせて来年1月11日までを求めたことも影響したとみられる。全国での停止を、発表直前まで知らなかったという厚生労働省幹部は「ギリギリの政治判断だ」と語った。
 官邸で記者団から「今年の漢字」を問われた首相は「国民のために働く内閣と銘打っている。『働』という字だ」と述べた。だが、政権発足当初の寡黙な「仕事人」という期待感はしぼみつつある。野党は「『トラベル』に首相がこだわったため全国に感染が広がったことは明白で、人災だ」(立憲民主党の福山哲郎幹事長)と批判。感染拡大に歯止めがかからなければ、政権は窮地に陥りかねない。(石井努、文基祐)
残り:677文字/全文:1791文字

5943チバQ:2020/12/17(木) 10:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/441ea03278a38fdba6ea7e1a6ebc8dab957164ce
「首相の器じゃない」菅首相は党内政局で頭が一杯 Go To停止で業界からの悲鳴も届かず〈週刊朝日〉
12/17(木) 8:00配信
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党内政局で頭がいっぱいの菅首相(C)朝日新聞社
 菅義偉首相が突然、発表したGoToトラベルの停止の影響が感染者の多い東京や大阪だけではなく、全国で広がっている。だが、首相に近い自民党の衆院議員はこう話す。

【写真】”自民党のラスボス”の本心は?
「菅首相は専門家や医師会から批判されていたGoToトラベルをとりあえず止めたからいいんじゃないか、という雰囲気。二階派をはじめ、各派閥の幹部クラスも菅政権の迷走ぶりを見て急に冷たくなっている。『菅さんなんか推すんじゃなかった。官房長官が適任で首相の器じゃぁない』との声も聞こえてくる。菅首相も支持率低下で政局、党内事情で頭がいっぱい。特段、新しい画期的な支援策などを打ち出す様子はない」

 Go To中止で窮地に陥ったのは、旅行業界だ。

「新型コロナウイルスの感染が急増し、GoToトラベルが停止になるかもしれないと想定はしていた。だが、菅首相はずっと停止を明言しなかった。それが年末年始の稼ぎ時を目前に急に来るとさすがにキツイ」

 こう頭を抱えるのは、東京の旅行代理店「A Travel」の沼田和幸社長だ。沼田氏の会社は、個人より団体旅行を多く扱う。GoToトラベルで旅行業界の全体的な需要が増え、新型コロナウイルスの感染が下火になると、団体旅行も増えると期待をしていた。しかし、GoToトラベル自体がストップしてしまったことで、さらに厳しい状況に追い込まれた。

「新型コロナウイルスの流行で事務所を縮小。今春には金融機関から融資も受けました。キャンセル料は国が負担するとアナウンスしているので、旅行業界はいいじゃないかと思われがちですが、団体旅行中心のうちはキャンセルされる予約すらない」(沼田社長)

 山梨県の温泉旅館は、年末年始はほぼ満室だった。しかし、菅首相の会見以降、キャンセルの電話が鳴るばかり。半分近くの部屋があいてしまった。温泉旅館の女将さんはこう嘆く。

「年末年始で何とかこれまでのマイナスを取り返したいと、休んでいた従業員も復帰させた。中止するなら、あらかじめ感染者数や重症者数の目安を設定して、この数字になれば、GoToトラベルは中止などを決めておいてほしかった」

5944チバQ:2020/12/17(木) 10:52:43
 旅館の大型冷蔵庫には、すでに年末年始向けに大量の食材を発注。すでに一部は届けられている。

「年末年始は勝負と、借金をして仕入れしていました。GoToトラベルは35%が国の補助。お客様は増えたが、その35%を国に請求する事務作業が大変。そして、35%が約2か月後にならないと、振り込まれない。つなぎのお金を借りなければ、営業できないのです。菅首相はGoToトラベルの現場のことを本当に理解しているのか」(女将)

 GoToトラベルの停止は、旅行とは関係ない業界にも影響を及ぼしている。

「これみてくださいよ」

 大量の酒などの飲料が山積みされた東京都内の酒販卸会社の倉庫でこう店主が話す。

「GoToトラベル停止となれば、旅行業界ばかりが注目されます。しかし、うちはホテル、旅館などにも商品を納入しています。そこにお客様が来なくなると、商品の注文が止まってしまう。GoToトラベル停止の発表あってからは、年末年始にいただいていた注文のキャンセルはもちろん、返品を言ってくるホテルもあります。年末年始ですから、値段の張る日本酒やウィスキーなどの注文が多いのでよりダメージが大きい。戻された商品を見ると、涙が出ますね」

 伊勢神宮で知られる三重県の水産業の経営者もこう途方に暮れる。

「年末年始は伊勢エビ、ウニ、カキなど高級食材の注文が1年で最も多い。それが、GoToトラベルの停止後は一気に注文が激減。温泉旅館からは100はあった注文が10以下に減りました」

 冷凍庫には、出荷できない大量の高級海鮮があるという。

「もちろん、海鮮ですから賞味期限もある。売れなきゃ捨てるしかないでしょう。それにもお金がかかるんですよ。GoTo停止しておいて菅首相や二階幹事長らはこの時期でもステーキ会食といいご身分で、呆れましたよ」(同前)

 GoToトラベルの所管は国土交通省だ。国交官僚の一人はこう打ち明ける。

「私たちもGoToトラベルが全国で停止までは知らなかった。だから、支援策なども策定する想定もありませんでした。職員総出で、徹夜して、今、支援策を練っています。この二日ほどは、かなりの職員がほとんど寝ていない。しかし、うちでもすでにコロナ感染が広がり40人近くになる。密で仕事できないし、リモート勤務の人もいて、なかなかはかどりません」

 旗振り役の国交省がこんな様子では、とても旅行業界や周辺に支援の手がすぐには届きそうにない。前出の沼田さんはこう訴える。

「国交省も菅首相も、もっと現実を見てほしい。GoToトラベルを止めるのはやむを得ないところもある。なら、止めた時の支援策、それも旅行業界だけでなく関連の業種にも広げることをどうして、想定していなかったのか。無策ぶりには本当に腹が立つ」

(今西憲之)
※週刊朝日オンライン限定記事

5945チバQ:2020/12/17(木) 10:54:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/fae79e409365666e2d3fddbba767d0e165aaa746
石破派ナンバー2の山本有二氏、派閥を休会
12/16(水) 22:14配信
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 自民党の山本有二元農林水産相が、所属する石破派(水月会、19人)に休会届を提出したことが16日、分かった。石破氏と事務総長の鴨下一郎元環境相に休会の考えを同日までに報告した。退会はしない。山本氏は周囲に「石破派(にいるの)が重くなった」と漏らしているという。

 山本氏は派閥ナンバー2の会長代行を務めていたが、10月の石破氏の会長辞任表明に伴い役職を辞する考えを石破氏に伝えていた。石破派は17日の臨時総会で「集団指導体制」への移行を決める方向で調整しているが、山本氏は不参加となる見込み。

5946チバQ:2020/12/17(木) 11:02:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/b10f02be569549fbce8032c01fd7c2f38e8e2b16
自民、夜会合を続々中止 大人数会食批判を考慮か
12/16(水) 18:52配信
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 菅義偉首相による5人以上の会食に批判が出ていることを受け、自民党では16日、大人数での会食の中止が続々と決まった。

 二階、岸田両派は17日にそれぞれ予定していた忘年会を中止した。

 二階派は17日夜、東京都内の日本料理店で所属議員48人らに呼び掛け、忘年会を計画していた。しかし、同派の山口壮事務総長が16日、所属議員に文書で「新型コロナウイルスの感染状況」を理由に中止を伝えた。

 二階俊博幹事長と佐藤勉総務会長ら総務会メンバーによる18日夜の会食も取りやめとなった。佐藤氏は16日の記者会見で「批判があったことも踏まえ、われわれも襟を正さなければいけない」と述べた。

5947チバQ:2020/12/17(木) 11:02:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/530394fcfffba4edfba648930fa48c433afd7f1f
二階派、派閥の忘年会中止に…「少人数での会食」呼びかけに配慮か
12/16(水) 18:48配信


 自民党二階派は16日、17日に予定していた派閥の忘年会の中止を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が少人数での会食を呼びかけていることに配慮したとみられる。

 自民党内では、二階氏が出席予定だった18日夜の総務会メンバーとの会合も中止となった。

5948チバQ:2020/12/17(木) 11:35:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5d6523b98b6f823ec10a08c238cfeb4d32b3900
山本有二氏が石破派休会 退会せず「距離置き活動」
12/16(水) 20:14配信
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 自民党石破派(水月会、19人)の山本有二元農相(比例四国)が同派に「休会届」を提出し、受理されたことが16日、関係者への取材で分かった。退会はしない。山本氏は周囲に「派閥と距離を置き、自由な立場で活動したい」と説明している。休会期間は未定で、会合などの派閥活動には参加しないという。

 休会届は15日、鴨下一郎事務総長に提出した。9月の党総裁選に敗北し、会長を引責辞任した石破茂元幹事長にも報告した。会長不在が続く石破派は、17日の会合で複数の世話人による「集団指導体制」への移行決定を目指している。

5949名無しさん:2020/12/17(木) 13:17:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/e862f590d0e8246169b0169a7b2cf9b4d381e0a5
広島3区は公明候補 自民検討、県連反発も
12/17(木) 7:17配信

 自民党は次期衆院選の広島3区への対応について、公明党の斉藤鉄夫副代表を支援する方向で検討に入った。

 公明党との調整がもつれれば全国の自公選挙協力に影響しかねないと判断した。競合する自民党の候補予定者は比例代表で処遇する。複数の与党関係者が16日、明らかにした。

 広島3区は昨年夏の参院選に絡む買収事件で公判中の元法相河井克行被告の地盤。同被告の自民党離党で与党候補が不在となっている。

 自民党関係者は「全国の選挙協力を犠牲にできない」と語った。同党広島県連内には与党分裂も辞さないとの強硬論が根強いものの、公明党が(1)候補擁立は斉藤氏限り(2)参院選では自民党を全面支援―などの条件に応じれば譲歩はやむを得ないとの声がある。折り合えなければ県連の反発が強まる可能性もある。

 自民党の山口泰明選対委員長は16日、同党県連常任顧問の岸田文雄前政調会長と党本部で面会。この後、岸田氏は記者団に「今の状況についての意見交換」と説明した。

 公明党は11月、河井被告の次も自民党候補では政治不信を強める支持者の理解を得られないとして、比例中国選出の斉藤氏を公認した。一方、自民党県連は今月、公募で選んだ石橋林太郎県議の支部長選任を党本部に申請するなど対立が先鋭化。調整の行方が焦点となっていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b355c02318adc9388bc8f6f84b4dba1c4186ba1
自民、公明の斉藤鉄夫氏を支援へ 衆院広島3区、連立重視
12/16(水) 20:01配信

 自民党は16日、次期衆院選広島3区を巡り、公明党公認の斉藤鉄夫副代表を支援する方向で調整に入った。広島3区は、公選法違反罪に問われ自民党を離党した河井克行元法相の地盤で、自民党県連は県議擁立を準備するが、党執行部は連立を組む公明党との関係を重視。全国で選挙協力を円滑に進めるためには、斉藤氏支援に回るべきだと判断した。複数の関係者が明らかにした。

 自民党執行部は県議について、比例代表の名簿上位に単独で処遇する案を検討している。ただ、自民党広島県連の反発が予想される。執行部との折衝に当たってきた岸田文雄前政調会長(衆院広島1区)らの理解を得たい意向だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e91b4f1f605e4537428954608f47f98468f5ff4b
自民、公明・斉藤副代表を支援へ調整 衆院広島3区
12/16(水) 21:41配信

 次期衆院選で自民、公明両党の候補者調整が難航している広島3区をめぐり、自民は同区で公認候補を立てず、すでに立候補を表明している公明副代表の斉藤鉄夫衆院議員=比例中国ブロック=を支援する方向で調整に入った。来週にも自民の山口泰明選挙対策委員長が、公明側と詰めの協議を行う予定だ。

 複数の自民関係者が明らかにした。同区の現職は、自民を離党し、公職選挙法違反の罪で公判中の河井克行被告。公明は11月、「与党の議席を確保することが重要な目標」(山口那津男代表)として斉藤氏の擁立を決定した。これに自民広島県連は反発。新たな候補者の擁立をめざし、石橋林太郎県議を党支部長候補として決めたばかりだった。

 しかし、党本部は公明との関係を重視。山口選対委員長が16日、県連常任顧問の岸田文雄前政調会長と会談を行うなど調整を行っていた。(大久保貴裕、笹井継夫)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3441d774c726fc852cc5337146307bea829ad6e
衆院広島3区、自民が公明・斉藤副代表支援へ…県連の反発必至
12/16(水) 21:00配信

 自民党は次期衆院選の広島3区への対応について、公明党の斉藤鉄夫副代表を支援する方向で検討に入った。複数の党幹部が16日、明らかにした。自公両党による全国的な選挙協力の維持を優先したとみられる。

 広島3区は、昨年の参院選を巡る買収事件で、自民党現職の河井克行・元法相が離党し、公認候補予定者となる支部長が決まっていない。公明党が11月に斉藤氏の擁立を決めると、自民党広島県連は今月、県議の石橋林太郎氏を公募で選び、支部長とするよう党本部に申請していた。

 この問題に関連し、自民党の山口泰明選挙対策委員長は16日、党本部で県連常任顧問の岸田文雄・前政調会長と会談した。党内には石橋氏を比例選で処遇する案が浮上しており、対応を協議したとみられる。ただ、県連は斉藤氏の支援自体に反対で、調整の見通しは立っていない。

5950名無しさん:2020/12/17(木) 13:27:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e091ab7b47b62221abab4899cabf5bea5581540
田崎史郎氏、16日夜に菅首相と会食「話の内容は全部オフレコ。取材した話、ベラベラしない」
12/17(木) 9:03配信

 17日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)で、菅義偉首相が観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止を表明した夜に自民党幹部らと大人数の会食をしたことに関し「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省している」と述べたことを報じた。

 政府は、年末年始の忘年会・新年会について「なるべく普段から一緒にいる人と少人数で」と提言。「大人数、例えば5人以上の飲食は感染リスクが高まる」と注意を促している。こうした中、菅首相は14日夜に銀座のステーキ店で、自民党の二階俊博幹事長、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏、タレントのみのもんたら菅首相を含め少なくとも8人と会食した。

 一方で番組は、16日にも菅首相は、官邸で報道各社のインタビューに応じた後、都内のホテルで財界の関係者と会食し、その後、都内のフランス料理店で政治ジャーナリストの田崎史郎氏らと会食したことを伝えた。

 番組では16日夜に田崎氏を取材。田崎氏は店内の様子を「3人プラス総理、4人。距離はお互い1メートル以上あって、かつアクリル板ついていた」と明かした。さらにマスクについて「食べているときは外して、しゃべっているときはマスクしている」と明かした。

 その上で「話の内容は全部オフレコ。君らと同じだよ。取材した話、ベラベラしないでしょ」と明かしていた。

報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/58c7d46384f80fe1e7803c717865b93700a5881f
自民、夜の会食中止相次ぐ 首相への批判念頭か
12/16(水) 20:33配信

 自民党二階派と岸田派は16日、それぞれ17日開催を予定していた派閥の忘年会の中止を決めた。二階俊博幹事長と佐藤勉総務会長ら党総務会メンバーによる18日夜の会食も取りやめとなった。いずれも新型コロナウイルスの感染拡大を受けた対応。党関係者が明らかにした。菅義偉首相や二階氏らによる大人数会食が批判されていることも念頭にあるとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f8104c7a74cf81d6e4cbe47db45bb57e57599c6d
菅首相「誤解招き、真摯に反省」 二階氏ら7人との会食で 新型コロナ
12/16(水) 17:52配信

 菅義偉首相は16日、自民党の二階俊博幹事長ら7人と14日に東京・銀座のステーキ店で会食したことについて「国民の誤解を招くという意味で、真摯(しんし)に反省している」と陳謝した。

 「他の方との距離は十分にあった」とも釈明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、政府は「5人以上の飲食」について「大声になり飛沫(ひまつ)が飛びやすくなる」と指摘。感染リスクが高まる場面の一つに挙げ、控えるよう注意喚起していた。

 首相は16日夜、東京都内の日本料理店で横浜銀行の大矢恭好頭取ら2人と食事。さらにフランス料理店でメディア関係者3人と懇談し、この日は「4人以下」の会食に徹した。

 二階氏らとの会食に関し、西村康稔経済再生担当相は16日の衆院内閣委員会の閉会中審査で「一律に5人以上は駄目だと申し上げているわけではない」と強調。従来の説明を修正し、首相を擁護した。この後の記者会見では「専門家も何かエビデンス(証拠)があって何人以上と言っているわけではない」と述べた。

 ただ、首相には与野党から批判が出ている。公明党の竹内譲政調会長は記者会見で「一国のトップなので誤解を招くような行動は配慮が必要だ」と苦言を呈した。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「国民から見ると誤解を受ける可能性が高い」と指摘。加藤勝信官房長官は会見で「真摯に受け止めなければならない」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ab83750e6a07a341f45eebc86fa270ccbc167b2
自民・下村政調会長、首相の会食への批判に「過剰反応」
12/16(水) 17:23配信

 自民党の下村博文政調会長は16日の記者会見で、菅義偉首相が14日夜に東京・銀座のステーキ店で二階俊博幹事長ら7人以上と会食したことを野党などが批判していることについて「(会食をやめることで)営業できなくなるという経済的なマイナス面も考えながら、感染拡大に注意して会食することを批判するのは、少し過剰反応かなと思う」と述べた。

 政府は5人以上の会食は感染リスクが高まるとしているが、下村氏は「5人がよくて7人はいけないということではない」とも語った。

5951名無しさん:2020/12/17(木) 13:28:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab6aa2edfe21591edca3762fece692a201d4dd39
首相の夜会食「襟を正さないといけない」 自民・佐藤総務会長
12/16(水) 13:56配信

 自民党の佐藤勉総務会長は16日の記者会見で、新型コロナウイルス禍で菅義偉(すが・よしひで)首相が夜の会合を続けていることについて「会食をするにあたってはかなりの対策をした上でやっていると思うが、批判もあったことも踏まえ、われわれも襟を正さないといけない」と述べた。

 菅首相は14日夜に東京・銀座のステーキ店で、二階俊博幹事長や俳優の杉良太郎さんら5人以上との会食に参加し、野党からは批判の声が挙がっている。

 佐藤氏は「一般的に5人以上は『密』になることを想定しているが、きっとその会合では、(対策が)しっかりとなされていると理解していいと思う」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/feda17c91ff1a945d64ce60d563fb9e0a8dd1e64
菅首相の会食「襟を正さなければ」 自民・佐藤総務会長
12/16(水) 14:00配信

 菅義偉首相が14日夜に都内で自民党の二階俊博幹事長ら5人以上と会食したことについて、自民党の佐藤勉総務会長は16日の記者会見で「かなりの対策をした上で(会食を)やっているのではないかなと思うが、批判があったことも踏まえ、我々も襟を正さなければいけない」と述べ、慎重な対応を求めた。

 首相の会食は、政府が新型コロナウイルスの感染防止策として少人数での会食を呼びかけている中で行われた。佐藤氏は「5人という制限を申し上げた以上、しっかりと襟を正すということが大切ではないか」と重ねて強調した。この件については、公明党の山口那津男代表が15日に「国民に対するメッセージ性もある。そこはよく配慮しながら、今後、検討していただきたい」と苦言を呈していた。

 政府の分科会は、大人数や長時間におよぶ飲食については、大声になり、飛沫(ひまつ)が飛びやすくなるとして感染リスクが高まるとしている。(岡村夏樹)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/8ed40a9cbb498bd7bc6176475aa8cb2dd438458f
田崎史郎氏、菅首相の大人数会食で官房長官の説明に「かなり苦しいですよね」
12/16(水) 12:46配信

 16日放送のTBS系「ひるおび!」(月〜金曜・午前10時25分)では、菅義偉首相が「GoToトラベル」の年末年始の全国一斉停止を表明した14日夜に銀座のステーキ店で、自民党の二階俊博幹事長、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏ら7人と会食したことを報じた。

 この日の番組では、加藤勝信官房長官が15日の会見で「5人以上がどうか、高齢者であるかどうかといったことも、一律に決めていくものではなく、目的と感染防止対策を徹底できるかどうかバランスの中で個別に判断していくことが重要」などと話したことを伝えた。

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「かなり苦しいですよね」と笑顔を浮かべ、「それをね、僕に言わせようとするのがいけないんですよ」と司会の恵俊彰に訴えると、スタジオに笑いが起こっていた。

報知新聞社

5952名無しさん:2020/12/17(木) 13:28:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7182d51a29d60d84066dcc065e2ae48c29b3cca
師走のパーティー開催苦心 解散足音、コロナ禍も背に腹代えられず
12/14(月) 20:54配信

 師走の永田町で、国会議員の政治資金パーティーが相次ぎ開かれている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一時は開催が見送られるケースも少なくなかったが、ここにきて増加傾向にある。背景には1年以内に行われる衆院解散・総選挙などの「軍資金」集めに駆り立てられている事情が透ける。感染者を出せば批判は避けられないが、背に腹は代えられないようだ。

 14日正午ごろ、東京・紀尾井町のホテルでは自民党岸田派(宏池会)の三ツ矢憲生衆院議員のパーティーが開かれ、下村博文党政調会長や同派の岸田文雄会長らが出席した。その約1時間後、同じホテルの別の会場では細田派(清和政策研究会)の加田裕之参院議員がパーティーを開催。こちらには西村康稔経済再生担当相ら同派所属議員が駆け付けた。

 三ツ矢、加田両氏に限らず、14日は都内の別のホテルや地元の選挙区などで複数のパーティーが開かれた。感染抑止を理由に食事は提供せず、「密」を避けるため間隔をあけて椅子を配置する形式が主流だ。ほとんどの会場で検温や消毒などの対策も講じられた。

 それでも感染者をゼロに抑えられる保証はない。リスクを負ってまでなぜ開催するのか。今月パーティーを開いた自民党のある衆院議員は取材に「中止も考えたが、活動資金が底をついた。(頻繁に)集会ができないため、短い時間でもメッセージを発信する場が必要だった」と苦しい胸のうちを明かす。同時に世間の反発を懸念し、開催したことについて「公言しないでほしい」とも語った。

 一方、年末恒例の自民党各派の忘年会は対応が分かれている。11月30日の細田派の忘年会場ではフェースシールドが配られ、5人掛けテーブルに4人ずつ座るといった対策をとった。岸田派は衆院当選1〜6期を2つのグループに分けて月内に忘年会を予定。7期以上の議員は新年会として集まる分散方式をとる。

 麻生派(志公会)は「集まれる状況ではない」(派閥幹部)として、今年は見送る方針だ。(今仲信博)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5d4a75527e3c2b23ebfc14673ff9ed0c417a51fe
自民、地方に女性擁立依頼 でも「クオータ制」は求めず
12/17(木) 8:00配信

 自民党は都道府県連あてに、女性候補を増やすための人材の発掘や積極的擁立を求める協力依頼の文書を出した。党幹部から「候補者クオータ(割り当て)制」の導入を求める提言が出ていたが、クオータ制は依頼部分には含まれておらず、先送りした形だ。

 「各級女性議員の増加に向けた取り組みへのご協力依頼」と題された文書は15日付。二階俊博幹事長と山口泰明選挙対策委員長名で出された。前任の選対委員長である下村博文政調会長が9月、党内の女性議員が3割になることをめざし、国政や地方の選挙でのクオータ制導入を求める提言を二階氏あてに出していた。文書は、こうした動きなどを受けたものだった。

 ただ、文書でクオータ制に触れたのは、「わが党のなかでも、『各級女性議員を2030年に3割とすべく目標をもって取り組むべき』との声も挙がっています」という部分のみ。具体的な対応は都道府県連に「お任せする」として、数値目標などを設定することはしなかった。

 地方議会に関しては「女性議員を増やしていくことが重要」としたうえで、「少なくとも各市区町村議会に1人は女性議員がいる状況を早急に実現すべきと考える」と指摘した。

 二階氏はクオータ制に消極的な発言をしており、党内でも具体的な議論は進んでいない。党選対の担当者は「現職の国会議員がいる選挙区の候補を、新顔女性に差し替えるのは、現実的に厳しい」と話す。

朝日新聞社

5953名無しさん:2020/12/17(木) 13:48:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/441ea03278a38fdba6ea7e1a6ebc8dab957164ce
「首相の器じゃない」菅首相は党内政局で頭が一杯 Go To停止で業界からの悲鳴も届かず〈週刊朝日〉
12/17(木) 8:00配信

 菅義偉首相が突然、発表したGoToトラベルの停止の影響が感染者の多い東京や大阪だけではなく、全国で広がっている。だが、首相に近い自民党の衆院議員はこう話す。

「菅首相は専門家や医師会から批判されていたGoToトラベルをとりあえず止めたからいいんじゃないか、という雰囲気。二階派をはじめ、各派閥の幹部クラスも菅政権の迷走ぶりを見て急に冷たくなっている。『菅さんなんか推すんじゃなかった。官房長官が適任で首相の器じゃぁない』との声も聞こえてくる。菅首相も支持率低下で政局、党内事情で頭がいっぱい。特段、新しい画期的な支援策などを打ち出す様子はない」

 Go To中止で窮地に陥ったのは、旅行業界だ。

「新型コロナウイルスの感染が急増し、GoToトラベルが停止になるかもしれないと想定はしていた。だが、菅首相はずっと停止を明言しなかった。それが年末年始の稼ぎ時を目前に急に来るとさすがにキツイ」

 こう頭を抱えるのは、東京の旅行代理店「A Travel」の沼田和幸社長だ。沼田氏の会社は、個人より団体旅行を多く扱う。GoToトラベルで旅行業界の全体的な需要が増え、新型コロナウイルスの感染が下火になると、団体旅行も増えると期待をしていた。しかし、GoToトラベル自体がストップしてしまったことで、さらに厳しい状況に追い込まれた。

「新型コロナウイルスの流行で事務所を縮小。今春には金融機関から融資も受けました。キャンセル料は国が負担するとアナウンスしているので、旅行業界はいいじゃないかと思われがちですが、団体旅行中心のうちはキャンセルされる予約すらない」(沼田社長)

 山梨県の温泉旅館は、年末年始はほぼ満室だった。しかし、菅首相の会見以降、キャンセルの電話が鳴るばかり。半分近くの部屋があいてしまった。温泉旅館の女将さんはこう嘆く。

「年末年始で何とかこれまでのマイナスを取り返したいと、休んでいた従業員も復帰させた。中止するなら、あらかじめ感染者数や重症者数の目安を設定して、この数字になれば、GoToトラベルは中止などを決めておいてほしかった」

5954名無しさん:2020/12/17(木) 13:48:53
>>5953

 旅館の大型冷蔵庫には、すでに年末年始向けに大量の食材を発注。すでに一部は届けられている。

「年末年始は勝負と、借金をして仕入れしていました。GoToトラベルは35%が国の補助。お客様は増えたが、その35%を国に請求する事務作業が大変。そして、35%が約2か月後にならないと、振り込まれない。つなぎのお金を借りなければ、営業できないのです。菅首相はGoToトラベルの現場のことを本当に理解しているのか」(女将)

 GoToトラベルの停止は、旅行とは関係ない業界にも影響を及ぼしている。

「これみてくださいよ」

 大量の酒などの飲料が山積みされた東京都内の酒販卸会社の倉庫でこう店主が話す。

「GoToトラベル停止となれば、旅行業界ばかりが注目されます。しかし、うちはホテル、旅館などにも商品を納入しています。そこにお客様が来なくなると、商品の注文が止まってしまう。GoToトラベル停止の発表あってからは、年末年始にいただいていた注文のキャンセルはもちろん、返品を言ってくるホテルもあります。年末年始ですから、値段の張る日本酒やウィスキーなどの注文が多いのでよりダメージが大きい。戻された商品を見ると、涙が出ますね」

 伊勢神宮で知られる三重県の水産業の経営者もこう途方に暮れる。

「年末年始は伊勢エビ、ウニ、カキなど高級食材の注文が1年で最も多い。それが、GoToトラベルの停止後は一気に注文が激減。温泉旅館からは100はあった注文が10以下に減りました」

 冷凍庫には、出荷できない大量の高級海鮮があるという。

「もちろん、海鮮ですから賞味期限もある。売れなきゃ捨てるしかないでしょう。それにもお金がかかるんですよ。GoTo停止しておいて菅首相や二階幹事長らはこの時期でもステーキ会食といいご身分で、呆れましたよ」(同前)

 GoToトラベルの所管は国土交通省だ。国交官僚の一人はこう打ち明ける。

「私たちもGoToトラベルが全国で停止までは知らなかった。だから、支援策なども策定する想定もありませんでした。職員総出で、徹夜して、今、支援策を練っています。この二日ほどは、かなりの職員がほとんど寝ていない。しかし、うちでもすでにコロナ感染が広がり40人近くになる。密で仕事できないし、リモート勤務の人もいて、なかなかはかどりません」

 旗振り役の国交省がこんな様子では、とても旅行業界や周辺に支援の手がすぐには届きそうにない。前出の沼田さんはこう訴える。

「国交省も菅首相も、もっと現実を見てほしい。GoToトラベルを止めるのはやむを得ないところもある。なら、止めた時の支援策、それも旅行業界だけでなく関連の業種にも広げることをどうして、想定していなかったのか。無策ぶりには本当に腹が立つ」

(今西憲之)
※週刊朝日オンライン限定記事

5955名無しさん:2020/12/17(木) 13:50:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf334ccf07922f64e7d183d35a1814bb2ce0eb3c
これではコロナ第三波は止められない!? 菅首相と小池都知事の機能不全状態
12/17(木) 8:34配信

遅すぎた菅政権の「GoToトラベル」中止の決断
 迅速かつ大胆な対策を即断即決しない菅政権(首相)の職務怠慢が際立っている。

 12月14日にようやく菅首相はGoToトラベルの年末からの一時停止を決めたが、内閣支持率が不支持を下回った末の「後手後手の対応」(参照:毎日新聞)だった。

 というのも、第三波の感染拡大が始まった11月20日に、尾崎治夫・東京都医師会会長はGoToキャンペーン一時中断(東京除外)を会見で訴え必死で訴えていたのに、菅首相は12月1日に小池百合子知事と面談、高齢者と持病持ちへの自粛にとどめるという、無意味かつ煮え切らない決断をしていただけだったのだ。

 この菅政権の煮え切らない態度について、12月8日の会見で、尾崎会長に単刀直入に聞いてみた。

東京医師会会長は「すべての年代で旅行を止めるのが効果的」と言っていた
――11月20日にGoToキャンペーン中断を訴えられたのに、12月1日にGoToトラベル東京除外については高齢者と持病持ちの人への自粛へとどまった。どう見ているのか。

尾崎会長:活発に動く若い人を中心に無症状者が多いわけだから、感染が広がって家庭内の高齢者に持ち込むとか、GoToトラベルで目的地に行ったらみんなでワイワイ騒ぐことになるので、すべての年代で旅行を止めていただくのが効果的だと思うので、そこに至っていないことについては残念だと思う。

「菅首相よ “ハンマー”を振り下ろせ 第三波を甘く見るな。いまこそ警戒心の緩みを締め直すとき」と銘打った『文藝春秋』1月号の記事にも尾崎会長は登場。
 
 同記事では、“感染拡大したときは、有効な対策を打ち出す。小康状態の時は経済を回していく。それを『ハンマー&ダンス』(抑制と緩和)と呼んでいますが、いざ必要な時でも、政府はハンマーを振り下ろさないんです“とも指摘していた。

二階幹事長に気兼ねをして、都知事は何も言わなくなった!?
 危機管理能力の欠如が明らかな菅首相に対して、GoToトラベル東京除外を直訴するなどの役割を期待されるのが小池百合子・東京都知事だ。第二波の感染拡大期の7月10日には「冷房と暖房を同時にかけるようなもの」とGoToキャンペーンを一刀両断。政府に異論を唱える役を買って出ていたが、第三波では菅首相の小出し対策を追認していた。小池知事の変化について会見終了後に尾崎会長に聞くと、こう答えた。

「付き合いの長い二階幹事長に気兼ねをして、菅首相に物を言わなくなったのかも知れないが、このままだと小池知事は都民の支持を失っていくのではないか」

 なぜ小池知事は、GoToトラベル批判をしなくなったのか。東京除外まで踏み込まなかった12月1日のトップ面談の3日後の4日、都知事会見でこのことについて聞いてみた。筆者はこの日も質問者として指されなかったので、“記者排除”への抗議の意味も込めて会見終了直後に声掛け質問をした。

「(GoToトラベル東京除外は)高齢者自粛だけでは不十分ではないですか。専門家、医療関係者、批判しているではないですか。菅総理と仲直りをして、この程度の対策しか出せないのですか。不仲説解消の記事は本当ですか。(菅首相と小池知事の)ホットラインは本当にあるのですか。五輪は本当に開催できるのですか。根拠を示してくださいよ。菅総理と何と話したのか」

 小池知事は、無言のまま立ち去った。

5956名無しさん:2020/12/17(木) 13:50:32
>>5955

筆者の「東京の全世代を除外しないのですか」との質問を小池知事は無視
 筆者は1週間後の12月11日の都知事会見でも質問をさせてもらえず、会見終了後に同様の声掛け質問を行った。

「GoToトラベル、東京の全世代を除外しないのですか。菅総理と談合決着をしたのですか。裏取引でもやったのですか。尾崎会長は不十分、残念と言っています。知事一人で決めているのですか。ブラックボックスじゃないですか」

 小池知事は、この日も無言のまま立ち去った。

 筆者が著書『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』で紹介した通り、“お気に入り記者”を優先的に指名する一方、不都合な質問をする記者は指さないという差別的対応が今でも継続している。

 その結果、GoToキャンペーンに固執する菅首相を追認するだけの小池知事が、会見でそのことを問い質される場面はほとんどないのだ。“記者排除”で不都合な真実を隠蔽するメディアコントロールの産物ともいえる。

藻谷浩介氏「東京除外解除が、第三波感染拡大の主因」
 しかしGoToトラベル東京除外を即断即決しない菅首相と追認する小池知事が、第三波の感染拡大を招いている「亡国コンビ」であることは、藻谷浩介氏(日本総合研究所主席研究員)の「新型コロナへの対処 感情の前に事実把握を」(12月6日付の『毎日新聞』)の記事をみても明らかだ。藻谷氏は、東京除外解除が第三波感染拡大の主因であり、両トップの急転直下の決着(高齢者と持病持つ人の自粛)は的外(まとはずれ)と指摘し、以下のように批判している。

“今回の感染再々拡大は10月後半から起きており、その半月前の10月初頭に東京都を(GoTo)キャンペーン対象地域に加えたことの影響は明らかだろう。他方で7月下旬に東京都を外して開始した際には、逆に半月後の8月上旬から新規陽性判明者が顕著に減った。つまりGoToそのものの実態ではなく、東京都を対象に入れるかどうかがカギだったのだ。

 日本の陽性判明者数の3割前後が東京都在住であることからすれば、うなずける結果だ。都と他道府県との間には、人口100万人当たりに直しても数倍から数十倍もの感染率の差があり、都在住の無症状感染者の地方への旅行や、地方からの旅行者による都内での感染こそ、拡大の主因であると考えられるからだ“ (12月6日付の『毎日新聞』)

5957名無しさん:2020/12/17(木) 13:50:43
>>5956

首相と都知事の機能不全状態はいつまで続くのか
 藻谷氏と冒頭の尾崎会長の見解は、ぴったり一致した。経過を整理すると、両トップの大罪(怠慢)が実感できる。

1)第二波の感染拡大が小康状態になる前の10月1日、菅政権(首相)がGoToトラベル東京除外を解除。
2)10月後半、第三波の感染拡大が始まり、感染者数が過去最大に。
3)11月20日、尾崎会長がGoToトラベル一時中断を訴える。菅首相は即断即決せず、小池知事も要請せず。
4)12月1日、菅・小池トップ面談で高齢者と持病持ちの人への自粛を決定。

 10月1日の東京除外解除は「早すぎる緩和」であり、12月1日の遅すぎる自粛決定と相まって、現在の感染拡大を招いていることは間違いない。最終決断をした菅首相と追認した小池知事の両トップは「亡国コンビ」と批判されても当然だ。一国の総理と首都のトップの機能不全状態は、いったいいつまで続くのか。二人の言動から当分目が離せない。

<文・写真/横田一>

【横田一】
ジャーナリスト。8月7日に新刊『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』(扶桑社)を刊行。他に、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)の編集協力、『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数

ハーバー・ビジネス・オンライン

5958名無しさん:2020/12/17(木) 13:52:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/47b33a85557755fbaf8bba21a47d5e6b12efdc30
NHK批判「記憶にない」と坂井官房副長官
12/17(木) 11:35配信

 坂井学官房副長官は17日の参院内閣委員会で、菅義偉首相が出席した番組で日本学術会議の任命拒否問題を繰り返し質問したNHKの対応を巡り、坂井氏が批判したとの報道の事実関係を問われ「つぶさに記憶していない」と述べた。

5959名無しさん:2020/12/17(木) 16:49:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/33145223bd3ec04c09f9bec361b90dd5526a071c
NHK批判発言で釈明 坂井副長官「記憶ない」
12/17(木) 15:47配信

 参院内閣委員会で17日、菅義偉首相が出演した10月のNHK番組をめぐり「NHK執行部が裏切った」などと批判したとされる坂井学官房副長官の発言が取り上げられ、坂井氏は「発言した記憶はない」と釈明した。

 坂井氏は今月5日夜、東京都内のホテルで首相や熊谷亮丸内閣官房参与と会食。首相が店を出た後、飲食店付近にいた記者団には「(NHKは同番組で)所信表明演説の話を聞きたいと言ってきたのに、半分以上日本学術会議のことを聞いてきた。契約破りだ」「ガバナンスが利いていない」などの坂井氏の声が聞こえてきた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/41ce1b640eeae6072de4336a88f7ccb9a54f35e3
菅総理“8人会食”反省も…その後“4人会食”参加
12/17(木) 14:36配信

 「GoToトラベル」の全国一斉停止を発表した直後に5人以上で会食をしたことに対し、16日に菅総理大臣が反省の言葉を口にしました。

■重大発表直後の“8人以上会食”に批判

 14日に銀座の高級ステーキ店で菅総理が参加した会食について、立憲民主党の安住国対委員長は「国民に自粛を呼び掛けている間に、高級ステーキを食べて自分たちは8人で盛り上がっていると。こういう話ではね、多分、国民から見たらこの人の言う話についていこうということにならない」と批判しました。

 会食に同席したのは、自民党の二階幹事長、福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長、俳優の杉良太郎さんら8人ほどだといいます。

 少なくともこの8人は全員、重症化リスクが高いとされる65歳をはるかに上回っています。

 この会食の直前、菅総理は「ぜひ国民の皆さんにおいては年末年始、静かに過ごして頂いてコロナ感染をなんとしても食い止めることにご協力頂きたい。そういう思いの中で自ら判断しました」と、GoToトラベルについて全国一斉に一時停止すると発表したばかりでした。

■「5人以上はダメではない」と西村大臣

 16日に国会では、注意を促してきた西村康稔経済再生担当大臣が答弁に追われました。

 立憲民主党の大西健介衆院議員は「“5人以上の会食は避けて下さい”と言っているのに、“対策をやっていれば5人以上でもいい”かのような発言をされると、結局、国民は一体どっちなんだと」と追及しました。

 それに対して、西村大臣は「一律に5人以上はダメだということを申し上げているわけではございません。リスクが高いので、できるだけそれは控えて頂きながら、もしどうしてもされる場合には、感染リスクが高いということを頭に置いて対応して頂ければと考えております」と述べました。

■菅総理「真摯に反省」もまた会食へ

 こうしたなか、16日夜に菅総理は、官邸を出る際に「他の方との距離は十分にありましたが、国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省を致しております」と反省の言葉を口にしました。

 しかし、その後、政治評論家の田崎史郎氏らとの会食に参加しました。

 田崎氏によりますと、会食は1カ月から2カ月前から決まっていたもので、16日は感染対策がしっかりとられていたといいます。

 田崎氏は、会食終了後に記者からの「本日は何人で会食?」という質問に「3人プラス総理の4人」と答え、“マスク会食”で「距離はお互い1メートル以上あって、かつアクリル板が付いていた」とも話しました。

 一方、共同通信によりますと、自民党の二階派と岸田派は批判の高まりを受けて、17日に予定していた忘年会を中止にしたということです。

テレビ朝日

5960名無しさん:2020/12/17(木) 16:50:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/74826a963fbbe79b06eab944c0391bdd00f62b1e
岸田氏、自民「広島3区で公明支援」報道を否定
12/17(木) 15:39配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は17日、次期衆院選で自民、公明両党の候補者調整が難航している広島3区をめぐり、自民がすでに立候補を表明している公明の斉藤鉄夫副代表=比例中国ブロック=を支援する方向で調整しているとの報道について「私にはまったく理解できない。(自民の)山口泰明選対委員長も大変憤慨している」と否定した。東京都内で記者団の質問に答えた。

 岸田氏は16日、党本部で山口氏と会談し、3区の対応を協議していた。「与党が3区で勝つためには(自公で)10万票を取らなければならない。その協力を実現するための調整をしてもらわなければならない」とも強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b14facd788b4d3086438bbc289c5013365347e44
自民党の忘年会、次々中止 首相会食に批判、「至急」の通知が議員に
12/17(木) 16:23配信

 自民党内で予定されていた会食の中止が相次いでいる。中止の判断が下されたのは、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、菅義偉首相が5人以上で会食した14日以降が大半だ。首相の会食に対する世論の批判の高まりを受け、急きょ「忘年会」を取りやめているようだ。

 「忘年会ですが、依然として収まりを見せない新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、中止とさせて頂くことになりました」。こんな文面の文書が16日、自民党・二階派所属議員に届いた。忘年会は翌17日に予定されており、文書には山口壮・事務総長名で「至急」とも書かれていた。

 政府が感染防止策として少人数での会食を呼びかけるなか、菅首相が都内のステーキ店で5人以上の会食に出席したのは14日夜。二階派からは二階俊博幹事長と林幹雄幹事長代理が出席していた。この会食には与野党から批判の声が上がり、首相は16日に「国民の誤解を招くという意味においては真摯(しんし)に反省をしている」と陳謝した。

 会食を中止にする動きは、二階派以外にも広がっている。岸田派は17日に予定されていた当選回数別の忘年会を中止にし、石原派の一部と谷垣グループの会食や、二階氏と総務会メンバーとの忘年会も中止を決めた。二階派幹部は「実施すれば他に与える影響が大きいので取りやめた」と語る。

朝日新聞社

5961名無しさん:2020/12/17(木) 16:51:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/4310f38eae49fe061df2023ca730f9fcc06ae750
岸田氏「政治家は自らの行動をしっかり考えるべきだ」 首相会食に苦言
12/17(木) 15:25配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は17日、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、菅義偉首相が14日夜に東京・銀座のステーキ店で二階俊博幹事長ら7人以上と会食したことを野党などが批判していることについて「政治家は自らの行動についてもしっかりと考えなければならない」と苦言を呈した。「国民とともに新型コロナ対策に真剣に取り組まなければならない」とも強調した。東京都内で記者団の質問に答えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/efd8b8e16c91d09aa169469b2d7850bbfaf5e757
首相は「考えて行動を」 自民・岸田氏
12/17(木) 15:49配信

 自民党の岸田文雄前政調会長は17日、菅義偉首相による5人以上の会食に関し「新型コロナウイルス対策は大変厳しい状況にある。政治家あるいは政府の関係者として自らの行動をしっかりと考えていかなければいけない」と苦言を呈した。

 東京都内で記者団に語った。

 一方、竹下亘元総務会長は記者団に「やってしまったことでいまさらどうこう言ってもしょうがない。首相はしっかり謝っていた」と擁護した。

5962チバQ:2020/12/17(木) 18:21:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5601bffd673c15d0a61ba06593623cea8603bdc
首相「5人以上の会食」少なくとも9回  分科会の提言後
12/17(木) 10:36配信




菅義偉首相
 「国民の誤解を招くという意味では、真摯に反省している」。新型コロナウイルスの感染リスクが高まると専門家が指摘する「5人以上の飲食」を夜に続け、批判が出ていた菅義偉首相が16日夜、陳謝した。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 政府の感染症対策分科会は10月23日、クラスター(感染者集団)が発生した自治体の分析などを基に「会食の人数が、例えば5人以上と多くなると大声になり、飛沫(ひまつ)が飛びやすくなるから控えてほしい」と注意喚起した。「新しい生活様式」の一部として世間にも浸透しつつある。ところが-。

 首相動静によると、分科会の提言翌日の10月24日以降、首相が夜に5人以上で会食した回数は少なくとも9回に上った。

 いやが上にも目立ったのは今月14日夜。観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止を公表した後、企業経営者ら15人前後とホテルで会食。さらに、自民党の二階俊博幹事長やプロ野球ソフトバンクの王貞治会長、俳優の杉良太郎さんら7人以上が集ったステーキ店での「忘年会」もはしごしていた。

 首相周辺は「席の距離を離して『密』を避けるなど、万全な感染対策を取っている」とし、問題ないと予防線を張ってきた。

 これに対し、与党・公明党の山口那津男代表が15日に「国民に対するメッセージ性もある。よく配慮しながら今後、検討していただきたい」と苦言。野党も、「首相として(国民の)模範になっていただくべきだ」(立憲民主党の福山哲郎幹事長)と攻撃材料と見定めボルテージを上げ始め、放置すれば傷口が広がりそうな気配が濃くなっていた。

 官房長官時代から、幅広い分野の民間人と積極的に会食して情報収集し、政策と政局に生かしてきた首相。16日夜は、官邸で記者団の取材に対し率直な反省を表明したものの、今後、多人数の会食を見直すかまでは明言しなかった。西村康稔経済再生担当相は、この日の国会答弁で「『5人以上が一律に駄目』というわけではない」と述べた。(前田倫之)

5963名無しさん:2020/12/17(木) 21:39:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/04d92007e7dd4dd6c2fc7099f0f134f3018c1ba2
自民石破派、世話人4人で運営 山本元農水相は「休会」
12/17(木) 19:12配信

 自民党石破派(19人)は17日、臨時総会を衆院議員会館で開き、会長を空席とし、4人の世話人が運営に当たることを正式に決めた。

 石破茂元幹事長の会長辞任により一時は存続が危ぶまれたが、新体制で再出発を図ることになった。

 世話人は世代間のバランスに配慮し、ベテランの鴨下一郎元環境相、中堅の後藤田正純政調会長代理、若手の冨樫博之、福山守両衆院議員が就いた。他派閥と折衝する事務総長は世話人から選ぶ。

 一方、会長代行だった山本有二元農林水産相は「派閥から距離を置き、自由に活動したい」として17日までに「休会届」を提出した。派再生の道のりが険しいことを示した形だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff5c5d0a6a367d904c9f39770c6caea8e57c9ef6
自民党石破派、会長置かず再出発 世話人に鴨下元環境相ら4人
12/17(木) 17:49配信

 自民党石破派(水月会、19人)は17日、国会内で臨時総会を開き、会長を退いた石破茂元幹事長の後任を当面置かず「集団指導体制」で派閥を存続させる方針を正式に決めた。新設した「世話人」に鴨下一郎元環境相ら4人が就任した。4人は今後、党や他派閥との交渉窓口になる事務総長など派内の新たな役職人事を検討する。

 世話人は老壮青のバランスに配慮し、衆院当選9回の鴨下氏のほか衆院当選7回の後藤田正純氏、ともに衆院当選3回の福山守氏と冨樫博之氏を選んだ。臨時総会には石破氏を含む14人が出席した。

 平将明衆院議員は記者団に「まとまるところでまとまった」と述べた。

5964名無しさん:2020/12/17(木) 21:39:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2dc5dc44c043403518af03d919487019d29e4d3
安倍氏のお膝元で続く「代理戦争」 元官房長官vs元文科相 交差する思惑とは
12/17(木) 21:31配信

 安倍晋三前首相のお膝元・山口県で、自民党の大物議員2人の勢力争いが注目されている。衆院山口3区の現職、河村建夫・元官房長官(78)=当選10回=と林芳正・元文部科学相(59)=参院山口選挙区、当選5回=だ。林氏の3区へのくら替えが取り沙汰される中、選挙区内の首長選ではそれぞれに近い候補が争い、地元の有権者は「代理戦争」とささやく。直接対決の可能性が高まる中、両陣営の思惑が交錯する。

 11月22日夜、山口県宇部市のホテルに「バンザイ」の声が響いた。この日投開票された宇部市長選で初当選を決め、河村、林両氏に挟まれ笑顔を見せるのは篠崎圭二氏(39)=自民、公明推薦=だった。林氏の元秘書で、体調不良を理由に辞職した前市長の後任を決める選挙に山口県議を辞して立候補した。前市長と関係が深く、市政策広報室長を務めた望月知子氏(49)との一騎打ちを制した。

 市長選を巡っては、河村氏と林氏にそれぞれ近い自民県議が相次いで出馬の意向を示した。自民県連幹部は「(推薦対象を)一切調整しない」と表向きは静観した。しかし関係者によると、県議会議長らが河村氏に近い県議を保守分裂を避ける名目で連日説得するなどして篠崎氏へ一本化した。その結果に、河村氏が支持者の重なる望月氏を支援するのではとの観測も出たが、表立って動くことはなかった。

 宇部市の有権者は約13万7900人で、5市町で構成する3区の有権者約25万8700人の半数以上を占め、林氏側近の市長誕生は、くら替えに向けた格好の足場作りと言える。候補擁立の段階を含め、河村氏側が林氏側に席を譲ったように見えるが、周囲は次期衆院選をにらんだ思惑を感じ取る。

 県連幹部らは10年ほど前から3区での林氏擁立を模索してきた。くら替えは衆院選が来るたびに浮上し、今回も「林氏が衆院転出の意向を固めた」と一部メディアが報じた。これに対し、河村氏が所属する二階派幹部は10月、宇部市で開かれた集会で「公認は現職優先。他の人が出るのは反党行為だ」と強くけん制した。宇部市長選で河村氏が篠崎氏の推薦決定に従ったことで、仮に衆院選に林氏が出馬しても、篠崎氏は表立っての支援はできなくなるというわけだ。

 ただ、3区内では4月の同県美祢市長選でも、河村氏が推す前市長が、林氏陣営が支援した新人に敗北した。22日夜、次期衆院選への警戒感や影響を記者団に問われた河村氏は「意識したことはないし、市長選挙で特に考えていない。(篠崎氏には)『市長になったらノーサイド』と申し上げた」と話したが、河村氏陣営には「面白くない」とのいらだちも聞かれる。

 一方の林氏は同じ夜にくら替えについて問われると「申し上げることはございません」と答えるだけだった。しかし、支援者は「後援会の中で(くら替えへ)期待感は確実に上がる」。別の支援者は「美祢、宇部はみんな林派。(林)先生も自信ができたのではないか」と話した。

 次なる戦いは3月の同県萩市長選だ。河村氏の実弟で自民党の田中文夫氏(72)が8月に立候補を表明し、県議を辞職した。前回選で林氏陣営の支援を受けて当選した現職、藤道健二市長(61)も12月9日、「やるべきことはまだまだある」と出馬表明した。16日付で党県連は田中氏の推薦見送りを決定。藤道氏も今後、推薦を求める方針で県連の対応が注目される。

 選挙区間の「1票の格差」是正のため、次々回の衆院選で山口県内の小選挙区は4から3になる可能性がある。現在の区割りで戦える機会を逃せば、林氏のくら替えは更に困難になり、支援者の一人は「今回を逃すと未来はない」。自民関係者は「萩市長選も代理戦争だ」と語る。【平塚裕介】

5965名無しさん:2020/12/17(木) 21:56:32
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20201217k0000m010254000c.html
石破派、世話人体制決定 鴨下氏や後藤田氏ら4人
2020/12/17 17:04毎日新聞

石破派、世話人体制決定 鴨下氏や後藤田氏ら4人

石破茂元幹事長=2020年9月14日、宮間俊樹撮影

(毎日新聞)

 自民党の石破派(19人)は17日、国会内で臨時総会を開き、4人の世話人による集団指導体制で派閥を存続させることを正式決定した。

 会合には会長を辞任した石破茂元幹事長を含め14人が出席。ベテランから鴨下一郎氏、中堅から後藤田正純氏、若手から福山守氏と冨樫博之氏の4人を世話人に選出した。世話人で党や他派閥との交渉役となる事務総長などの執行部を決める。15日に休会届を提出した山本有二元農相らは欠席した。【立野将弘】

5966チバQ:2020/12/17(木) 22:01:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2012170028.html
首相夜会食の余波、自民内で忘年会キャンセル相次ぐ
2020/12/17 19:34産経新聞

首相夜会食の余波、自民内で忘年会キャンセル相次ぐ

自民党・二階俊博幹事長らとの会食について記者団に問われ「真摯に反省する」と話す菅義偉首相=16日午後、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 菅義偉首相が新型コロナウイルスの感染が拡大する中で自民党の二階俊博幹事長らと行った会食が批判を浴びたことを受け、自民党で忘年会などをキャンセルする動きが広がっている。党内には「首相への批判は少し過剰反応」(下村博文政調会長)との声もあるが、内閣支持率が下落傾向にある中、来年行われる次期衆院選への影響も念頭に襟を正した形だ。

 「(新型コロナ感染症対策)分科会は『会食は4人以下』と提言している。首相の会食をどのように考えるか」。17日に開かれた参院内閣委員会で、立憲民主党の塩村文夏氏は政府関係者にこう詰め寄った。

 野党が問題視したのは14日夜に東京・銀座のステーキ店で首相や二階氏、俳優の杉良太郎さんら7人以上が参加した会食。西村康稔経済再生担当相が「会食のクラスター(感染者集団)の8割以上は5人以上」と感染リスクに言及していたこともあり、ワイドショーなどで追及の的となった。

 西村氏は「一律に5人以上は駄目だと言っているわけではない」と釈明したが、首相は「国民の誤解を招くという意味では真摯(しんし)に反省している」と陳謝に追い込まれた。

 この影響で自民党では会食のキャンセルが続出している。二階派(志帥会)や岸田派(宏池会)、竹下派(平成研究会)の議員は17日に予定していた忘年会の開催を断念。22日に予定した首相と党役員の会食も中止となった。二階派幹部は「やったらマスコミの餌食になるだけ」とつぶやく。

 安倍晋三前首相が感染拡大時に約3カ月にわたって夜の会食を控えていたこともあり、感染者が増える中、ホテルなどでの会合が連日続く首相の動向がやり玉にあがったとの見方もある。

 国会で政府を追及する野党も事情は同じだ。同僚議員との懇親会を延期したという立民中堅は「距離感を縮めるには夜の会食が一番だが、致し方ない」と語る。一方、立民国対幹部は「支援者に誘われたら断れない。国会議員は会食が仕事のようなものだから、つらい」とこぼした。(今仲信博、豊田真由美)

5967名無しさん:2020/12/18(金) 12:21:46
[政治の現場]衆院選の足音<2>公認争い 二階派の影…拡大路線 自民内きしみ
2020/12/18 05:00
[読者会員限定]
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201218-OYT1T50012/

5968名無しさん:2020/12/18(金) 12:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc08a8d36b61a8e706dff2ab57fccd4f6663b08
首相の「誤解」の意味は 官房長官、繰り返し問われ反論
12/17(木) 18:05配信

 菅義偉首相が5人以上で会食したことを国民に陳謝した際、「国民の誤解を招く」とした言葉の意味するところは――。加藤勝信官房長官は17日の記者会見で繰り返し問われ、「そこに留意するよりも……」と反論し、説明を避けた。

 首相は16日、会食問題をめぐり「国民の誤解を招くという意味では、真摯(しんし)に反省している」と記者団に述べた。SNS上では「『誤解』ではない。『事実』だ」「どこが『誤解』だったのか教えてくれ」などの書き込みが相次いでいる。

 加藤氏は会見で認識を問われると、「大人数や長時間におよぶ飲食を避けることをお願いしている中、会食が適切だったのかという指摘だと考え、首相からも大いに反省しているというふうに述べている」と語り出した。「引き続き政府として国民のみなさんの声を真摯に受け止めて対応していきたい」と訴え、「誤解」には言及しなかった。

 重ねて記者が「大人数で食事していた事実はあるが、『国民が誤解』とはどういう意味か」とただすと、加藤氏は「そこに留意するよりも、むしろ、そうしたさまざまなご指摘を受けて、首相が大いに反省しているとおっしゃっている。まさに、その気持ちが全てではないかと思う」。結局、「誤解」が意味するところを説明することはなかった。

 首相は14日夜、都内のステーキ店で自民党の二階俊博幹事長ら5人以上で会食した。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は「5人以上の飲食では、飛沫(ひまつ)が飛びやすくなる」と注意を呼びかけている。折しもその日、首相は観光支援策「Go To トラベル」の年末年始の一斉停止を表明し、「これ以上の感染拡大を食い止める」と国民に訴えていた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/a42ab8c1aad353c0d75144411eb750846e75463d
〝菅派〟自民議員「会食というが食事してない」に局アナがツッコミ「ホテル行ってヤってないみたいな話」
12/17(木) 22:31配信

 テレビ朝日の平石直之アナウンサーが17日、進行役を務めるニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)に出演。菅義偉首相の〝8人会食〟問題で、自民党若手議員に強烈なツッコミを入れる場面があった。

 この日はゲストで、菅グループに所属する自民党の秋本真利衆院議員が招かれた。同議員は〝8人会食〟について「私が聞いているのは、総理が言われた通り、呼ばれて行ったら思った以上の人数がいた。そこで『まあ話をしていきなさいよ』ということになって、少し話をしたところが批判につながった」と説明し「私は批判は当然だと思うし、総理も反省しているとおっしゃられているので、こういうことは二度とないと思う」とコメントした。

 MCのお笑いコンビ「EXIT」兼近大樹が「会食って仕事なわけじゃないですか。今回の件も『仕事なんです』じゃヘンなんですか?」と聞くと、秋本議員は「仕事ですと言っているんですが、あまり報じられない。あと会食っていうんだけど、実際は食事していないんで。ほとんどのケースで」と言及した。

 秋本議員自身は15日に菅首相と〝会食〟しているが「新聞では『会食』となっているんだけど、食事一切せず。場所がレストランだっただけで、ずっと話をして総理からの質問も受ける。一通り話が終わったら、総理が炭酸水を一口二口飲んで席を立って出られると…」と釈明した。

 これに平石アナが「それは秋本さんの時そうだっただけで、全体的には当てはまらないから!」と割って入り「それはホテル行ったけどヤッてませんみたいな話と変わらない」と強烈なツッコミを入れた。

 これにはパネラーのパトリック・ハーランも「どういう例えしてんの!」と爆笑。スタジオからも「分かりやすい」の声が出ていた。

東京スポーツ

5969名無しさん:2020/12/18(金) 12:46:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5d9f39166c024f3f1ba03bf2173d5e4da91c8aa
自民党石破派の存続が決定 鴨下一郎元環境相ら「複数世話人体制」に
12/18(金) 0:08配信

 自民党石破派(水月会、19人)は17日の臨時総会で、石破茂元幹事長の会長辞任後の運営について協議し、派閥の存続を決めた。新たな会長は置かず、鴨下一郎元環境相らによる「複数世話人体制」の採用を了承した。派閥存続に伴い、石破氏を将来的に党総裁候補に担ぐ素地も残った。

 世話人にはベテランの鴨下氏に加え、中堅の後藤田正純、若手の福山守、冨樫博之各衆院議員と計4人が就く。他派との交渉役を担う事務総長らの役職は年明け以降、世話人を中心に決める。石破氏は顧問などへの就任を調整するという。

 執行部に若手2人が入ったことで、派内の権限がベテランから中堅・若手に移行した形だ。総会後、平将明衆院議員は記者団に「混乱はあったが、まとまるところにまとまった」と語った。ただ、一部のベテランらは当初、他派閥への移籍や派閥解散を模索した。15日には山本有二元農林水産相が派閥を「休会」するなど混乱が尾を引く可能性もある。

 石破氏は10月22日、9月の総裁選で最下位に終わった責任を取る形で会長辞任を表明。その後、後継指名された鴨下氏が固辞し、約2カ月にわたり派閥の方向性が定まっていなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b5da86619b9768189d5682197b3c79d18d208579
石破派、世話人体制決定 鴨下氏や後藤田氏ら4人
12/17(木) 17:05配信

 自民党の石破派(19人)は17日、国会内で臨時総会を開き、4人の世話人による集団指導体制で派閥を存続させることを正式決定した。

 会合には会長を辞任した石破茂元幹事長を含め14人が出席。ベテランから鴨下一郎氏、中堅から後藤田正純氏、若手から福山守氏と冨樫博之氏の4人を世話人に選出した。世話人で党や他派閥との交渉役となる事務総長などの執行部を決める。15日に休会届を提出した山本有二元農相らは欠席した。【立野将弘】

5970名無しさん:2020/12/18(金) 13:22:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c10fe20bbc4ab5abb184bff32c32b9bbe7c3014
広島3区 自民本部 斉藤氏支援で調整へ
12/17(木) 19:50配信

自民党本部が、次期総選挙の広島3区で、公明党の斉藤鉄夫副代表を支援する方向で調整していることがわかった。自民党の岸田文雄議員は党本部の選挙対策委員長と、16日に広島3区について協議した。岸田議員は、「これから公明党との協議を始めたい。来週ぐらいには協議が始まるということであった」と述べた。一方、自民党県連は石橋林太郎県議を候補者にすることを求めているが、自民党本部は、公明党との協力関係を重視。石橋県議を比例の名簿上位にすることを検討しているという。

最終更新:12/17(木) 19:50
広島テレビ ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/91d0aeb8ad1e602f6a6067d31023cc195118724d
次期衆院選広島3区、自民は公明・斉藤副代表支援へ
12/18(金) 6:57配信

 自民党は衆院広島3区について、次の衆議院選挙で公明党の斉藤副代表を支援する方向で検討に入りました。広島県選出の岸田前政調会長は、独自候補の擁立を目指す県連に配慮するよう党執行部に注文をつけています。

 広島3区をめぐっては、公職選挙法違反事件で離党し、公判中の河井元法務大臣の後任として自民党の広島県連が、来年の衆院選の立候補者となる支部長に県議の石橋林太郎氏を充てるよう党本部に要請しています。

 一方、自民党は、公明党の斉藤副代表を支援する方向で検討に入っていて、広島県選出の岸田前政調会長は「与党で協力して選挙に臨むことが大事だ」と党執行部に調整を促しました。

 「野党の票を足し上げますと8万票から9万票あります。それに勝つためには、与党で10万票取らなくてはいけない。(自公の票の)足し算が可能になる調整を丁寧にやらなければならない」(自民党 岸田文雄 前政調会長)

 岸田氏は、公明党の斉藤副代表が当選するには自民党員や支持者の票が不可欠だとして、広島県連の意向に配慮するよう党執行部に求めました。

 広島3区をめぐっては、このほか、立憲民主党からライアン真由美氏、NHKから国民を守る党から新藤加菜氏が立候補を表明しています。(18日02:41)

最終更新:12/18(金) 6:57
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ebd60b86544a63ab79a6dcd87e0e195fe4a3fa13
自民本部 公明党・斉藤氏支援で調整 県連は反発 広島3区
12/17(木) 20:04配信

次の衆議院選挙広島3区をめぐり自民党本部が公明党の斉藤副代表を支援する方向で調整に入ったことがわかりました。

中本隆志広島県連副会長
「絶対に受け入れがたいし受け入れません」


河井克行被告の後任として公募で選んだ石橋県議を候補にするよう本部に要請していた自民党広島県連。


本部が公明党との調整に入ったという報道について岸田前政調会長から「そういう事実はない」と、17日朝連絡を受けたといいます。

宇田伸広島県連幹事長
「自民党というのは極めて科学的な選挙対策(世論調査等)をするので、公明党に絞った場合当選できないのではないかということがおそらく表れてくる」


渦中の石橋県議はあくまで小選挙区で戦いたいという姿勢を崩しません。


石橋林太郎広島県議
「自民党がしっかりと小選挙区で戦っていくというのが今まで応援してきてくださった方に対してもそうですし、また政党としての姿勢ではないかと思います」


一方、連立を組む公明党は斉藤副代表支援に向けた自民党本部の動きを歓迎しています。

公明党広島県本部 田川寿一代表
「自民党の党本部で自公連立を大切にしてくださっていると実感をさせていただいて、調整が進んでいるんだなと思った次第です」


果たして与党候補の一本化はできるのか。


広島3区にはこのほか立憲民主党新人のライアン真由美さんが立候補を表明しているほか、NHKから国民を守る党が新人の新藤加菜さんを擁立すると発表しています。

5971名無しさん:2020/12/18(金) 13:29:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f848070901c8380e6c8d1b57d198d3641f958ffe
首相夜会食の余波、自民内で忘年会キャンセル相次ぐ
12/17(木) 19:34配信

 菅義偉首相が新型コロナウイルスの感染が拡大する中で自民党の二階俊博幹事長らと行った会食が批判を浴びたことを受け、自民党で忘年会などをキャンセルする動きが広がっている。党内には「首相への批判は少し過剰反応」(下村博文政調会長)との声もあるが、内閣支持率が下落傾向にある中、来年行われる次期衆院選への影響も念頭に襟を正した形だ。

 「(新型コロナ感染症対策)分科会は『会食は4人以下』と提言している。首相の会食をどのように考えるか」。17日に開かれた参院内閣委員会で、立憲民主党の塩村文夏氏は政府関係者にこう詰め寄った。

 野党が問題視したのは14日夜に東京・銀座のステーキ店で首相や二階氏、俳優の杉良太郎さんら7人以上が参加した会食。西村康稔経済再生担当相が「会食のクラスター(感染者集団)の8割以上は5人以上」と感染リスクに言及していたこともあり、ワイドショーなどで追及の的となった。

 西村氏は「一律に5人以上は駄目だと言っているわけではない」と釈明したが、首相は「国民の誤解を招くという意味では真摯(しんし)に反省している」と陳謝に追い込まれた。

 この影響で自民党では会食のキャンセルが続出している。二階派(志帥会)や岸田派(宏池会)、竹下派(平成研究会)の議員は17日に予定していた忘年会の開催を断念。22日に予定した首相と党役員の会食も中止となった。二階派幹部は「やったらマスコミの餌食になるだけ」とつぶやく。

 安倍晋三前首相が感染拡大時に約3カ月にわたって夜の会食を控えていたこともあり、感染者が増える中、ホテルなどでの会合が連日続く首相の動向がやり玉にあがったとの見方もある。

 国会で政府を追及する野党も事情は同じだ。同僚議員との懇親会を延期したという立民中堅は「距離感を縮めるには夜の会食が一番だが、致し方ない」と語る。一方、立民国対幹部は「支援者に誘われたら断れない。国会議員は会食が仕事のようなものだから、つらい」とこぼした。(今仲信博、豊田真由美)

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a3c7099e42193b2867932b3e5160e2356ca2f3a
菅総理は連日会食 自民党では忘年会など次々中止に
12/17(木) 19:00配信

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自民党では二階派や岸田派の忘年会などが軒並み中止になりました。

 「ウイルス対策を無視したステーキディナーで菅総理苦境に」というワシントン・ポスト電子版の見出し…。
 政府の分科会が控えるよう呼び掛けている5人以上での会食をしていた菅総理大臣。
 菅総理大臣:「国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省を致しております」
 この会見の後、菅総理は日本料理店へ。横浜銀行の頭取らと3人で4人以下の会食をしました。すると、今度はフランス料理店へ。政治ジャーナリストの田崎史郎さんらと4人での会食でした。
 政治ジャーナリスト・田崎史郎氏:「(Q.マスク会食ですか?)そりゃそうでしょう」「(Q.具体的にはどういった?)食べている時は外して、食べて。しゃべっている時はマスクしてる」
 今月に入って連日のように夜、会食をしている菅総理。はしごする日も少なくありません。相手は政治関係者や有識者らで、意見交換をして政権運営の参考にしているとみられています。
 自民党では二階派や岸田派の忘年会など大人数での会食や夜の会合が17日、軒並み中止と決まりました。西村経済再生担当大臣は改めて大人数での会食に注意を呼び掛け、年末年始は静かに過ごすよう求めました。

テレビ朝日

5972名無しさん:2020/12/18(金) 19:57:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9de7506aa85ceaec42a79ebd7b6a6e3df95b3c8
「国民の当たり前の感覚」に寄り添う総理とは 菅首相の大人数会食と安倍前首相のコラボ動画に思うこと
12/18(金) 17:01配信

菅首相の“銀座8人会食”が呼んだ大きな波紋
12月14日夜、菅首相は、記者団から今年の漢字について聞かれ、「私自身は国民のために働く内閣、こう銘打っています。ですから働く『働』という字」と答えた。しかし、その後の行動は「国民のために働く」という言葉に照らして物議を醸すものであり、改めて国のトップが「国民の当たり前の感覚」に寄り添うことの意味を考えさせられるものとなった。

この日、菅首相はGoToトラベルを12月28日から1月11日まで全国で一時停止すると表明した上で、記者団に対し「ぜひ国民のみなさんは年末年始静かにお過ごしいただいて、コロナ感染を何としても食い止めることにご協力いただきたい」と語った。

そして官邸を出た菅首相は、東京・銀座のステーキ店に入り、自民党の二階幹事長や林幹事長代理、プロ野球ソフトバンクの王貞治会長、俳優の杉良太郎氏、タレントのみのもんた氏らとの会食に参加した。しかし、政府が5人以上の会食のコロナ感染リスクの高さを指摘し大人数での会食をできるだけ控えるよう呼びかける中、菅首相が8人ほどでの会食に参加したことについて、国民の間に疑問と批判の声が広がった。

政府自民党からは擁護の声 「菅首相は会食メンバーを知らなかった」との指摘も
ただこの会食については、菅首相も決して積極的に参加したわけではないという見方もある。菅首相は予定より大幅に遅れて店に姿を現し、飲めない酒は無論避け、ステーキなどを食すと約45分間で店を後にしたという。菅首相自身も16日、「挨拶をして失礼しようと思ったが、結果的に40分程度残って話をする結果になった」と民放の番組で釈明した。

さらに政府自民党からは首相を擁護する声が相次いだ。西村経済再生相は「一律に5人以上の会食がダメと言っているわけではない」と指摘し、下村政調会長は極端な会食の自粛につながることへのけねんを示した上で「感染拡大に十分配慮しながら総理が会食することについて批判するのはちょっと過剰反応」だと首相をかばった。また森山国対委員長は、主催者以外の出席者は会食の人数を必ずしも分からないと指摘し、主催者の側が菅首相に配慮すべきだったとの認識を示した。

実際、この会食は二階幹事長が音頭をとって開催されたもので、誘われた側の首相は二階幹事長ら以外の出席者について把握していなかったと関係者は説明している。また「二階幹事長がいると断れないだろう」と菅首相の胸中を察する声も聞かれた。

5973名無しさん:2020/12/18(金) 19:57:43
>>5972

前回の会合に出席していたのは安倍前首相
そして参加者の一人は、この会は定期的に開催しているものの、菅首相は今秋に首相になって以降はじめてメンバーに入ったことを明かしている。その言葉の通り、約5カ月前の7月22日に行われたほぼ同様のメンバーでの同じ店での会食には菅氏の姿はなく、当時の安倍首相が、官邸での新型コロナウイルス対策本部を終えたその足で出席していた。

そうした形の会だけに、常日頃から相手を問わず幅広く面会や会食をし、意見を聞いて回っていると菅首相にとっては、今回の会食も「国民のために働く」行動の一環という意識だったのかもしれない。

しかし安倍前首相の参加した7月22日の会食は、東京を除く地域でGoToトラベルの運用を開始した日だったにも関わらず、東京都での感染者数が再び増加に転じていたという社会的な緊張感もあってか、首相の参加に対する疑問の声も一部から聞かれていた。

となると今回はGoToトラベルの停止を発表した直後であり、政府が国民に大人数の会食をできるだけ控えるよう呼びかけている中だけに、国民からの菅首相への批判が大きくなるのは、当然と言えるかもしれない。

思い出される安倍前総理のコラボ動画
今回の菅首相の会食に対する批判の多くは、普段感染を避けるため大人数での会食などを我慢している「国民の気持ち」をわかっていないという趣旨のものだ。その点で首相の行動は悪気がなくとも、国民の心情を逆なでするかのように誤ったメッセージを与えてしまったように映る。

そう考える中で、私は以前にも似たような印象を受けた経験を思い出した。安倍前首相が今年4月7日に埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県に対して緊急事態宣言を発令したあと、若者の町中での感染が問題になっていた最中に、若者への「不要不急の外出自粛」を呼びかけるために4月12日にSNSに投稿したミュージシャンの星野源さんとのコラボ動画だ。

このコラボ動画は首相周辺の官僚の発案で行われたが、投稿から一日経った時点で35万を超える「いいね!」が付くなど多くの人に届いた反面、安倍前首相が自宅でくつろいでいるように見える動画内容が国民からの反感も招いた。後に安倍前首相は会見で「若い方の感染が増えている中で自宅での自粛を伝える取り組みとして様々な工夫をした」と経緯を説明した上で「批判があった。賛否両論あった」と振り返っている。

当時、官房長官だった菅首相はこの動画に直接関わっていなかったものの、「多くの人にメッセージが伝わることを期待している」「SNSの発信は極めて有効である」と会見で首相を擁護していた。しかし水面下では安倍前首相に対して「コラボ動画の件も含め、政権の危機管理案件なので細かいことも相談してほしい」という趣旨の苦言を後に呈したという。

5974名無しさん:2020/12/18(金) 19:58:05
>>5973

コラボ動画と多人数会食に感じる共通点
その菅首相自身が批判を受ける側になった今回の会食と、安倍前首相のコラボ動画に共通しているのは、他意や悪気は無くても結果的に国民に誤った印象を与えてしまい、「国民の気持ちをわかっていない」という反発につながってしまったことだと思う。

菅首相が感染予防と経済との両立のための政策推進に苦慮してきたように、「国民」と一口に言っても職種も立場も違えば考え方も異なるため、すべての国民の気持ちに同じように届くメッセージを発信するのは至難の業かもしれない。

しかし、安倍前首相のコラボ動画は緊急事態宣言の発令下であり今回はそこまでに至っていないという状況の違いを差し引いても、菅首相の会食は、官房長官としてコロナ対応を含む危機管理を担い安倍前政権を支えてきた人物らしくない判断だったように思う。

菅首相「国民の誤解を招き真摯に反省している」
会食に対する世間や野党からの批判の高まりを受けて菅首相は16日、記者団の取材に応じ、会食は適切だったか問われ「まず他の方との距離は十分にあったが、国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省をしている」とだけ述べた。しかし、どの部分に関して国民の誤解を招いたと思っているのかについては説明しなかった。

このように菅首相が短いコメントに留めたことについて、周辺は「端的に反省していると述べたことが良かったという見方もできる」とした上で、「いろいろ説明すると長いと言われるかもしれないし、言い訳めいて聞こえるかもしれない」と解説した。

総理大臣に必要な「想像力」
菅首相は、就任当日の9月16日の記者会見で「私は常々、世の中には国民の感覚から大きくかけ離れた数多くの当たり前でないことが残っている、このように考えてきた」「国民から信頼される政府を目指していきたい」と決意を述べた。

その日からちょうど3カ月が経った日に発した「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省をしている」という言葉。人が何を当たり前と思い、何が信頼に値すると思うかは基準が異なると思うが、信頼を築いていくために、国民とのコミュニケーションを図ることがマイナスになることはないのではないかと思う。

首相の官邸でのぶら下がり取材は、記者会見や会議での発言以外に、国民が首相の考えを知るための貴重な機会の一つであり、逆に首相が国民に対して思いを伝える絶好のチャンスでもあるはずだ。

何かを伝えようとしたり、お願いしたりする上で必要なことは、自分の発言や行動の前に、まずは相手がどう思うか、気持ちを想像することではないだろうか。菅首相が「国難」とも表現した新型コロナウイルスとの戦いを乗り越えて行くために必要なことは、国民が納得し認識を共有した状態で取り組みを進めていくことであると思う。今後の首相の行動の変化の有無や、国民への発信の内容と姿勢について、1人の記者として現場でしっかりと感じ取って行きたい。

(フジテレビ政治部 総理番記者 亀岡晃伸)

亀岡 晃伸

5975名無しさん:2020/12/18(金) 20:10:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0b7d91a2f3531262371c1e04e759909794d2550
芸能人らとの“8人会食”、GoTo一時停止にも批判…内閣支持率の低下に“菅グループ”のメンバーは…
12/18(金) 14:28配信

 16日に就任から3カ月を迎えた菅総理。共同通信の最新の世論調査によれば、内閣発足直後の9月には65%を超えていた支持率は、12月初旬には50.3%に下落している。背景は、自身の肝いり事業だった「GoToトラベル」の突然の方針転換など、新型コロナウイルス対策への批判がありそうだ。

 また、今週に入ると「国民のみなさんにおかれましては、年末年始は静かにお過ごしいただいて、コロナ感染をなんとしても食い止めることにご協力いただきたい」と呼びかけた数時間後の“8人会食”も波紋を広げた。記者からの問いかけに「他の方との距離は十分にあったが、国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省いたしている」と陳謝した菅総理だが、「支持する」を「支持しない」が逆転してしまったという調査結果もあるという。

 17日の『ABEMA Prime』では、自民党内の“菅グループ”で中核を成す「ガネーシャの会」メンバーの秋本真利衆院議員、そしてテレビ朝日政治部の官邸キャップ・吉野真太郎記者に話を聞いた。

■「会食」をめぐって、菅総理、さらに自民党内に“緩み”?
 まず秋本議員は、総理が「会食」に参加することの意義を次のように説明する。

 「よく“高級店を一日で何軒も回って”と批判されるが、実際にはほとんど食事はしておらず、いわば会議をはしごしている感じだ。分刻みの忙しいスケジュールの中で動いているので、夕方以降の場合、総理サイドからは“食事をしながら待っていてくださいね”と言われる。私も15日の夜にレストランでお会いしたが、菅さんはペーパーを見ながら20分間、何も食べずに私やエネルギーの関係者の話を聞いていた。それが一通り終わると、ペリエか何かを一口か二口飲み、席を立って出ていった。

 菅さんは芸能関係者や旅行関係者など、様々な人から話を聞き、それを素早く政策に展開することで成果を出してきた人。誰かと会って話を聞くのは必要なことだし、その意味では仕事なのだが、そうした点はあまり報じられない」。

 その上で、問題視されている王貞治氏やみのもんた氏らとの“8人会食”については「総理がおっしゃった通り、この時も呼ばれたので行ったということだったと聞いている。行ってみると思った以上に人がいたが、“まあまあ、話をしていきなさいよ”ということだったようだ。ただ、私がお会いした時には総理サイドから“感染予防の観点から、必ず総理を含め4人以内にしてください”と厳命された。その意味では総理サイドのコントロール下ではない部分や“脇の甘さ”があったのだろうし、批判されるのは当然だ。真摯に反省しなければならない。そこは 菅さん自身も“反省する”とおっしゃっていたので、もうこういったことは起こらないと思うし、食事の場ではなく、本来の会議のような形にしていくことも一つの方法だ。

 それから、これは言ってしまって大丈夫かなとは思うが、あえて言う。私は万が一にも総理にそういう思いをさせてはいけないという思いを持っているので、総理サイドの指示にも従った。しかし今回、このような形になってしまった場には政治家も少なからずいたわけだ。そうした方々には、総理と同様に深く反省してもらいたいと思っている」と指摘した。

 秋本議員の話を受け、吉野記者は「苦しいとは思うが、秋本さんはフェアだと思う。確かに、あの場には二階さんや、その側近の林(幹雄)さんもいた。菅さんも甘かったが、自民党の上の人たちも緩んでいると思う。芸能界から知識を、という説明は苦しいし、やはりこれは“忘年会“だ。そして、誰も止めなかったのかな、大丈夫なのかなと思ってしまう」と、自民党内の“緩み”に苦言を呈した。

5976名無しさん:2020/12/18(金) 20:10:55
>>5975

■支持率低下は学術会議がきっかけとなり、GoToが後押し?
 その上で、直近の内閣支持率について秋本議員は「新型コロナウイルスの感染再拡大と共に不支持率も上がってくるだろうと予想はしていた。しかし想定以上だ」とコメント。

 「与党の議員として良い気分はしないし、総理もそうだろうと思う。支持率低下を何とかしなきゃと思う反面、支持率だけを見て判断するのは間違っていると思う。後から振り返って、ああだったね、こうだったねということは誰でも言える。厳しい批判を受けたとしてもやらなければならないことはあるし、そこは耐え忍び、あとで振り返ったら、“やって良かったね”と言ってもらえる決断をしていきたい。GoToだって、当初はものすごく批判されたが、コロナが少し収まった後は評価されていたと思うし、特に旅行業界、観光業界の方々には喜んでいただいたと思う。だからこそ、私の事務所にも観光業関係の方から“なんでGoToを止めたんですか。批判があっても続けてもらいたかった”と涙ながらに訴えてくる方もいた。再流行の兆しが見えてきたので、稼ぎ時の年末年始が近づく中、ギリギリの判断だった。逆に、止める判断が遅すぎるという批判も頂いた。政権与党としては両サイドの意見を聞きながら、その時その時で“これがベストだよね”という選択をしていかなければならない」。

 また、菅総理が指摘される“説明不足”に関しては、「菅さんは国民から見て丁寧ではない、分かりにくいところが昔からある。そこは少しでも伝わりやすくなるようにと、私も会う度に話をしている」と話した。

 支持率については、吉野記者も「ここまで下がるとは思わなかった」と話す。

 「政権発足時には“安倍政権の継承だ”と言われていたが、取材をしていると、内実は全く異なっていることがわかる。“安倍一強”と言われつつも、これは安倍さんマター、これは菅官房長官マター、そしてこれは誰々さんマター…と分担があった安倍政権に対し、菅政権はあれもこれも全て菅さんマター、という印象だ。そして、良い意味で菅さんは“せっかち”で、まどろっこしいことが嫌いな人。要は“結果重視”の上司なので、“令和おじさん”とか“秋田から上京してきた苦労人”とか、そういうふわっとした期待だけでは国民からの信頼は得られないと言って、当初の支持率爆上げにも浮かれた様子はなかった。だからこそ、たった3カ月だが成果が出ている菅さんマター案件もある。それが今はちょっと、という感じだ。

 そして転換点を挙げるとすれば、私は学術会議の問題だったと思う。こう言ってはなんだが、学術会議の問題は多くの国民にとってはあまり関係がない。しかしあの時、丸顔のおじいちゃんだと思っていた菅総理の人事権という刀が見えたことで、国民にも強面の部分が見えてしまった。これがきっかけではないか」。

 こうした世論への反応か、さっそく自民党内での“不協和音”を示唆する報道もある。

 吉野記者が「菅さんと二階さんとの間に溝が、という報じられ方をしたが、実際には二階派の人たちがGoToの一時停止を聞いていなかったという話だ。菅さんの判断がそれほど急転直下だったということだが、“止めた後どうするんだ、ちゃんと対策はあるんだろうな”と、決め方のプロセスに納得していないということだと思う。菅さんは官房長官時代からそうだが、決めるまでは“決まっていない、考えていない”と言う。今回もGoToを止めたくはなかったのだと思うし、“考えていません”が本心だったのだと思う。緊急事態宣言だって、決めるまではいくら聞いても“考えていません”と言うだろう」との見方を示すと、秋本議員は「先ほども言ってしまったが、二階派にはちょっとそういうところがある。本音を言ってしまうのは不安だが…」と苦笑していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

5977名無しさん:2020/12/18(金) 20:59:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f0ece3047189aba8f5453097f66c2c8b3559f9
国民代表選に「嫉妬した」 自民も推薦人不要に 野田聖子氏
12/18(金) 19:42配信

 自民党の野田聖子幹事長代行は18日、時事通信の取材に応じ、当選1回で国民民主党の代表選に立候補した伊藤孝恵参院議員について「ちょっと嫉妬した」と明かした。

 伊藤氏は敗れたが、推薦人不要の同党代表選を「それいいな」とうらやんだ。野田氏は今年9月の自民党総裁選など過去に何度か出馬しようとしたが、立候補に必要な推薦人20人を確保できず断念した経緯がある。

 野田氏は「自民党ももう少し近代的になってほしい。私が党総裁になったら次からは推薦人をなしにして、多様な自民党を見せる」と語った。

5978名無しさん:2020/12/20(日) 00:25:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/474e4425eac52f04ce1d4994eec0b2950a367f3c
菅総理がNHKに「ヤバすぎる圧力」…現場は警戒レベルをあげている
12/19(土) 7:02配信

 「桜を見る会」をめぐる安倍晋三前総理の政治資金規正法違反疑惑に関し、NHKが報道をリードしている。前夜祭の費用のうち、800万円超を安倍事務所が負担していたことなどをすっぱ抜いた。

 局内は特ダネ連発に沸いているかと思いきや、こんな噂で持ちきりなのだという。

 「どうやら官邸、いや菅総理が直接、理事クラスの幹部に『安倍の疑惑をもっとやれ』と『逆圧力』をかけているらしい」

 これが一挙に信憑性を増したのは、12月1日、吉川貴盛元農水相の収賄疑惑が報じられたときだ。

 新聞や民放が続々と詳報する中、NHKは2日正午のニュースでようやく後追い。

 『ニュース7』『ニュースウオッチ9』では、番組終わりに一言伝えただけで、世間の盛り上がりと不釣り合いな扱いの小ささだった。

 「吉川氏は菅総理と初当選同期で、9月の自民党総裁選では菅陣営の選対事務局長も務めた。さらには二階派の事務総長でもあった。総理や二階(俊博)幹事長と親しい吉川氏のことは報じず、安倍疑惑は特集扱い。バランスを欠いています」(NHK中堅職員)

 編成方針に疑問を抱いた職員たちの間には、「体調が戻って政権に口出しするようになった安倍前総理を牽制するため、菅総理とその周辺が局上層部に注文をつけている」との見方が広がった。

 かねて菅総理と近いと言われる読売新聞が、NHKと同様に安倍前総理の疑惑ばかりを大きく報じたことも「傍証」となった。

 菅総理には、官房長官時代にNHKの番組内容や人事にまで口を出したとされる「前科」がある。

 「おまけに現在のNHK上層部には、元政治部長の小池英夫理事をはじめ、菅総理と携帯で話せる幹部が複数いる。現場が警戒するのも無理はありません」(前出の中堅職員)

 今なお周囲に「『マスコミはコントロールできるんだ』と豪語する」(官邸スタッフ)という菅総理。NHK支配もすっかり堂に入ってきた。

 『週刊現代』2020年12月12・19日号より

週刊現代(講談社)

5979名無しさん:2020/12/20(日) 01:32:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f4452643075626373ed0fec3d63fd8c617e6a77
裏切り者、うそつき…細野豪志がそれでも政党を渡り歩くワケ〈dot.〉
12/19(土) 7:00配信
AERA dot.

(構成=たかまつなな)

5980名無しさん:2020/12/20(日) 02:14:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b6002d348c224dc5bf4c090e63b9e836f9a6001
田原総一朗が勧める?“岸田の乱”「岸田が安倍に殴り掛かったら人気出ると思うよ」
12/18(金) 19:01配信

ジャーナリストの田原総一朗が12月14日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演。安倍前首相との水面下でのやり取りについて明かした。

この日の同番組では、菅政権の現状などを田原が語っていたが、その流れで前政権時の秘話について明かす場面があった。

垣花:ずいぶん前に安倍さんが、田原さんに「ポスト安倍」について聞いたそうですね

田原:2年前、彼が再選されたとき「田原さん、ポスト安倍は誰がいいと思う?」って聞くのよ。「本気の本気、ど真剣」って言うから、僕は「菅がいいと思う」と。なぜか。「彼はエリートじゃない。エリートじゃない人はだいたい、他人の足を引っ張ったり変な野心を持ってる。でもそれがないからあなたは7年も官房長官に使っているんじゃないか?」……すると、「僕もその通りだ」と

垣花:そういうやりとりが直接あったんですね

田原:ただその時は、いずれ気持ちが変わるかもしれないから菅には言わなかった。それで、今年の4月に緊急事態宣言した後に、安倍さんに「あなた最近、気持ちが変わったんじゃないか? 菅が面倒くさくなって、岸田に変えたんじゃないかと新聞に書かれてるが?」と聞いた。そしたら「田原さん、岸田はどう思う?」と逆に聞いてきたので、「人柄はいいと思う。ただ禅譲を狙って最近ベタベタしているのが気にいらないね」と答えた。そしたら、「田原さんが気に入らない人を僕がポスト安倍にするわけないじゃないですか」と。

垣花:へー!

田原:「2年前と気持ちは変わらないか?」「変わらない」……その晩、初めて菅さんに電話した。「ポスト安倍はあんただよ」って。「えー? 本当ですか?」ってびっくりしてた

テリー:当時、岸田さんって自分がなると思ってましたよね

田原:まぁ、やらしてもらえると思ってただろうね。お世辞ばっかり言ってた

テリー:いわば、岸田さんは裏切られたというか……。どう思ってるんですかね

田原:そこが岸田のダメなところ。裏切られたら安倍を殴るとかすればいいじゃない

垣花・テリー:はっはっは(笑)

田原:ここで岸田が安倍に殴り掛かったら、岸田は人気出ると思うよ。「あんたは信用できない!」とか言えばいいのに

垣花:なるほど〜。パフォーマンスだったとしてもね

5981名無しさん:2020/12/20(日) 02:19:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3058a329e5588349581fef6e754468a0825c6bb
安倍前首相をけん制…菅義偉総理は「長期政権の野心」マンマン!
12/19(土) 9:02配信

パンケーキが好きな「令和おじさん」。そんなイメージは選挙向けの虚像にすぎなかった。菅義偉総理(72)が就任してから3ヵ月。次第に本性を露(あらわ)にし始めた。

「安倍晋三前総理(66)が体調不良で辞任した後、1年間の暫定政権として発足したのが菅政権でした。ところが、ここにきて、『菅再選』に向けた流れが生まれています。岸田派を率いる岸田文雄元外相(63)は、地元・広島で離党した河井克行氏の選挙区(広島3区)を公明党に奪われそうで、自派閥内から突き上げを受ける始末。石破茂元幹事長(63)も派閥会長を辞任しました。
安倍前総理は体調が回復したとして政治活動を再開し、『ポスト菅』と言われ出した矢先に、昨年の『桜を見る会』の問題が再燃した。10ヵ月後に控える総裁選で、菅総理と互角に戦える存在はいなくなったのです」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)
次々とライバルが消えていく。絵を描いているのは、菅総理自身と菅政権の生みの親、二階俊博幹事長(81)である。
「菅総理も二階幹事長も公明党と太いパイプを持っており、広島3区に公明党が斉藤鉄夫副代表を擁立することはすでに了承しているはず。公明党は広島で選挙区を持つことが悲願ですし、二階幹事長にしてみても、無派閥だった河井氏の代わりに岸田派の代議士が誕生するより、公明党のほうが都合がいい。
安倍総理の『桜』問題も、元は東京地検特捜部からのネタでしょうが、菅官邸は読売新聞とNHKにどんどん報じるよう発破をかけているそうです」(全国紙政治部デスク)
菅総理は二階幹事長の存在を頼みにする。だが、服従する気はサラサラない。その姿勢が垣間(かいま)見えたのが、吉川貴盛元農水相の「不正献金」疑惑だった。
「河井夫妻の買収疑惑の捜査で地元の養鶏業者『アキタフーズ』を家宅捜索した際に押収した資料から、不正献金疑惑が浮上しました。そこから特捜部が捜査に着手しましたが、菅官邸はこれを『黙認』しています。結局、吉川元農水相は体調不良を理由に二階派の事務総長を辞職。
さらに、アキタフーズから豪華な接待を受けたとして、二階派で元農水相の西川公也内閣参与も辞任に追い込まれました。肥大化を目指す二階派にとっては大きなダメージです」(全国紙社会部記者)
無派閥の菅総理は党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)だと指摘されてきたが、逆に派閥の力を削いでしまえば、政権を脅かす存在はいなくなる。将来的には、高齢の二階幹事長の派閥を乗っ取ることさえ画策しても不思議ではない。
巧妙な菅総理の権力掌握に唯一抵抗するのは、麻生太郎副総理(80)だが――。
「麻生派には目立った総裁候補は河野太郎行政改革担当相(57)しかいません。その河野氏は菅総理とも昵懇(じっこん)の仲で、同じ神奈川選出の菅総理は自らの後継に考えているのではないか。河野氏も麻生派に縛られない独自の政権構想を持っている。つまり、麻生副総理には意のままにできる後継者がいないのです」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)
新型コロナ第3波で支持率は急落したが、与野党ともに菅総理に対抗できる人材はいない。気がつけば、菅一強。本当は恐ろしい「令和おじさん」なのである。

『FRIDAY』2020年12月25日号より

FRIDAYデジタル

5982名無しさん:2020/12/20(日) 02:31:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1750838df6deb34456780be71cbc1ed0d4f8eb1
安倍前首相の国会招致は菅・二階連合の策略?「首相の承諾なしに党幹部がオッケーするワケない」自民党で疑心暗鬼〈週刊朝日〉
12/18(金) 22:40配信

 東京地検特捜部が捜査している安倍晋三前首相の桜を見る会の「前夜祭」の補填問題。特捜部は安倍前首相に事情聴取を要請するとされ、捜査は大詰めを迎えた。

 そして安倍前首相を国会に招致して尋問することも決まりつつある。

「安倍前首相の地元の支援者に、安いパーティ代金しかとらず、残りを事務所で年間も補填していた構図。公設秘書が容疑の大筋を認めているが、監督者として安倍前首相がどの時点で補填を把握していたのか、そこがポイント」(捜査関係者)

 しかし、安倍前首相自身の刑事責任を問うのは、難しいようで政治資金規正法違反(虚偽記載)でおさまりそうな方向だ。

  これまでの「補填はない」としていた安倍前首相の話についても国会答弁なので「偽証」には問われない。今、自民党でギクシャクしているのは、安倍前首相の「国会招致」だ。

「年内で安倍前首相の疑惑は終わって、いよいよ新年という時に、なぜ党は国会招致に同意するんだ」

 こう不満をぶちまけるのは、安倍前首相のもとで閣僚も経験した自民党のベテラン議員。安倍前首相の派閥、清和会の所属議員もこう憤慨する。

「菅首相は、問題になっているステーキ8人会食も『二階幹事長と親しい方の集まりだから、挨拶に行った』と話しているようだ。だいたい安倍前首相の国会招致なんて、菅首相の了解なしで、党幹部がオッケーするわけない。菅首相が親しい二階氏、森山国対委員長と通じて国会招致となったのではないか。安倍前首相の3度目の登板を阻もうとする、策略か。誰の支援で総理の座についたか、わかっているのかと言いたい」

 菅首相・二階幹事長連合と安倍前首相の出身派閥・清和会との対立。それを如実に示すのが、菅首相とコロナ担当の西村康稔経済再生担当相の関係だ。菅首相は安倍政権時代から西村氏とはソリが合わなかった。西村氏は清和会所属で安倍前首相とも近い。組閣では西村氏外しも検討されたが、新型コロナウイルス対応の継続性を考慮して、再任した。

11月から新型コロナウイルスがさらに拡大。Go To トラベルなど経済対策への批判が吹き荒れる中、菅首相は、周囲にこう漏らしたという。

「新型コロナウイルス感染症対策分科会 尾身茂会長と一緒のことばかり言っている。経済を考えていないなどと西村氏への不満を漏らしている。新型コロナウイルス対応が事前にメディアに漏れるのも、西村氏ではと疑っている」(前出・自民党閣僚経験者)

 清和会では、桜を見る会「前夜祭」立件で安倍前首相の3度目の登板が難しい情勢と見られている。そうなると、100人近くの清和会派閥で「次の勝てる候補」が必要だ。そこに名前が上がるのが、西村氏だ。

「菅首相は二階氏との太いパイプを背景に清和会をコトを構えるつもりなのか。菅首相の西村氏への冷たさは、どういうつもりなのか。清和会にとって西村氏が未来の総理総裁候補なので、潰そうとしているのか。コロナで大変な中、会見すら満足に開けず、二階氏らとステーキ食って反省と頭を下げる菅首相には、ガッカリ。清和会だけでなく麻生派、竹下派など菅首相を推した派閥でも『菅首相は失敗』との声もあがるほどだ」(前出・清和会所属議員)

 永田町で政局が勃発しそうだ。
(本誌取材班)
※週刊朝日オンライン限定記事

5983名無しさん:2020/12/20(日) 02:35:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f0041176ead6aa00a85559b650bd4f084358d4e
菅首相が「国民の誤解」と言ってのけた二階氏との「ステーキ忘年会」はGo To停止を詫びる「手打ち」だったのか
12/19(土) 7:05配信

 菅義偉・首相は「勝負の3週間」で大敗を喫した。新型コロナの感染拡大が止まらず、感染者数が過去最多を更新し続けているのにGo Toキャンペーンを続け、支持率が急落すると慌てて一時停止を打ち出し、今度は自民党内で反発を招いている。「勝負」などと格好つけてみたものの、何もしなかったことのツケが回った。しかし、このツケを払うのは国民だ。ジャーナリスト・武冨薫氏が国民の命と生活を犠牲にする政権の内幕をリポートする。

 * * *
「勝負の3週間」が始まった11月25日、菅首相は国会でこう語ってGo Toキャンペーンの見直しを否定していた。

「政府の役割は国民の命と暮らしを守ることだが、暮らしを守らないと命も守れなくなる。地方のホテル、旅館、バス、タクシー、食材提供業者、土産店など全国に900万人おり、Go Toトラベルで何とか雇用を維持してきている」(衆院予算委員会集中審議)

 その後も首相は、感染症対策の国際的権威である尾身茂氏(新型コロナウイルス感染症対策分科会会長)が再三Go Toの再考を求め、中川俊男・日本医師会会長が医療崩壊の危機を訴えても、「トラベルが感染拡大の原因であるとのエビデンスは存在しない」と頑なにGo Toを中止しようとしなかった。そればかりか、コロナ対策の補正予算でGo Toトラベルの期間延長に1兆円を計上して逆にキャンペーンを拡大する方針さえ打ち出した。そんな金があるなら医療体制の充実や医療従事者への手当に回すべきだというのが大半の国民の気持ちだろう。

 ところが、「勝負の3週間」が終わる2日前の12月14日、菅首相はいきなり方針を大転換する。夕方の新型コロナウイルス感染症対策本部の会議で「年末年始の全国一斉Go To停止」を表明したのである。

 推進派が仰天したのも無理はない。この日の午後まで、菅首相はGo To停止のそぶりは全く見せていなかったのである。首相は官邸で宮坂昌之・大阪大免疫学フロンティア研究センター招聘教授と昼食をともにした。免疫学の第一人者で、「日本人はこれまで風邪のコロナに何度もかかり、交差免疫により新型コロナの感染や重症化を抑えている」という説を唱えていることで知られる。Go Toキャンペーンについても、〈過度な自粛は経済的な閉塞につながるなど弊害が少なくありません。旅行という行動自体では、コロナの感染は増えません。旅先で羽目を外すから感染を広げてしまうのです。「Go To」の実施で感染が再拡大するのは想定されていたこと。それでも感染症対策を十分行った上で、経済対策もやっていかざるを得ない〉(『週刊朝日』、12月11日号のインタビュー)と語っている人物だ。

 さらに会食後、首相はコロナ治療の最前線となっている新宿区の国立国際医療研究センターを視察。視察後の会見で分科会の尾身会長が大阪、札幌でのGo To一部停止に「ステージ3」相当の東京、名古屋を加えるように求めていることについて聞かれると、

「まだ決まっていません。ただ、分科会からは、ステージ3に相当するところには、そうしたことも必要だと提言を受けております」

 と語っただけだ。その数時間後に方針を大転換した動機は、その日発表されたNHKの世論調査で内閣支持率が42%に急落、前月から一気に14ポイントも落ち込んだことだったという。Go Toトラベルについても「いったん停止すべき」という意見が79%に達していた。官邸はこれに衝撃を受けた。

「支持率42%というのは安倍政権末期に近い数字。ハネムーン期間といわれる総理就任100日間も終わっていないのに、NHK調査でここまで下がるとは予想していなかった。このニュースで総理の周辺がにわかに慌ただしくなって、夕方の感染症対策本部の会議で重大発表するという話が官邸内に伝わって緊張した」(官邸スタッフ)

 Go To停止を発表すると、菅首相はこの日2回目の記者会見を開き、こう語った。

「今日、(新規感染者が)3000人を超えるなかにあって、年末年始というのは、集中的に対策を講じられる時期だというふうに思いました。そうした中で、Go Toトラベルを全国一旦は停止すべきであるという決断をいたしました。年末年始には、医療機関の体制も、どうしても縮小せざるを得ない、そんな状況になります。是非、国民の皆様におかれましては、年末年始、静かにお過ごしいただいて、このコロナ感染というものを何としても食い止める。そうしたことに御協力いただきたい、そういう思いのなかで自ら判断しました」

 そんな行き当たりばったりの対応だから、当然ほころびが出る。首相の“心変わり”に、今度は自民党の最高実力者で首相の後見人である二階俊博・幹事長の周辺が騒ぎ出す。

5984名無しさん:2020/12/20(日) 02:35:40
>>5983

「総理は何考えているんだ」

 二階派幹部は菅首相への怒りを隠さない。少し背景の説明が必要だろう。二階氏は全国約5500社の旅行代理店を束ねる社団法人「全国旅行業協会」会長を長年務め、「観光業界のドン」と呼ばれる。2015年には国会議員や旅行業者など3000人の大訪問団を率いて訪中、2018年には観光関連団体幹部を率いてロシアを訪問するなど、インバウンドによる観光振興の旗を振ってきた。

 その二階氏と菅氏は、もともとGo Toで“盟約”を結んでいた。菅氏は安倍内閣の官房長官時代、コロナ対策の主導権を握るために二階氏と手を組み、経済再生策の切り札としたのがGo Toキャンペーンだ。当初は安倍氏が信頼を置いていた経産省がコロナ対策のとりまとめ役だったが、「持続化給付金」をめぐる丸投げ問題で批判されると、Go Toトラベルは二階氏の影響力が強い国土交通省、観光庁の所管とし、そこから菅氏と二階氏のタッグはキャンペーンを強力に推進してきた。安倍内閣の閣議決定では、Go Toなどの経済対策は「感染症の拡大が収束し、国民の不安が払拭された後」に実施する方針だったのに、感染第2波のさなかにあった7月にキャンペーンは見切り発車された。

 そして9月の自民党総裁選では、二階氏の支援を受けた菅氏が圧勝する。つまり、Go Toは菅氏にとって、「総理の椅子の代金」のようなものだったのだ。だから感染拡大を無視して続けてきたというのが政界の多数派の見方だ。だからこそ、首相の“心変わり”に二階派幹部が怒っているのだろう。こう続けた。

「二階さんは修羅場を何度もくぐり抜けてきた老練な政治家だから、菅さんの苦境はわかる。だが、年末年始のかき入れ時に全国で停止されると観光関連業者が苦境に陥るのは明らかだ。業界の救済策も決めないまま、子供みたいな稚拙なやり方でいきなり停止を発表したことで、旅行者も観光業界もパニックになった。これまで二階さんは菅さんの政治手腕を評価してきたが、今回のことで信用できなくなった。

 二階さんにとって観光業界の900万人は大事に育ててきた政治基盤だ。しかも、来年は総選挙もある。総理が観光業界の雇用と暮らしを切り捨てるということは、二階さんを切り捨てるのと同じ意味になる」

 貧すれば鈍す。菅首相はGo To停止を発表した日の夜、“関係修復”のために二階氏らとステーキ会食をしたが、政府が国民に求めている「5人以上の会食を控える」に反する多人数だったことから、さらに批判を招いて支持率は危険水域に落ちる。菅氏は会食について「国民の誤解を招いた」と語ったが、もし誤解があるとすれば、なぜ急にキャンペーンを中止したか、なぜ二階氏とステーキを食べなければならなかったか、その隠された永田町の事情についてだろう。

5985名無しさん:2020/12/20(日) 02:51:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/14158577530b7b82e1ec65f9778fdb77a1c3eba9
自民と公明、「衆院広島3区」で異例の対立のわけ
12/19(土) 4:51配信

 混迷を極める「Go To政局」の陰で、ポスト菅を目指す岸田文雄前政調会長が苦悩を深めている。地元の衆院広島3区での次期衆院選与党候補をめぐって、公明党と自民党広島県連が真っ向から対立しているからだ。

 長年にわたり全国の小選挙区ですみ分けを続けてきた自公両党が、特定選挙区の候補擁立をめぐって表舞台で激しくぶつかり合うのは極めて異例のことだ。

 「自公両党の闇試合のような複雑な駆け引き」(閣僚経験者)の裏側には、公明との太いパイプを持つ菅義偉首相や二階俊博自民党幹事長の影もちらつき、「次期総裁選をにらんだ岸田つぶしの陰謀」(岸田派幹部)との見方も広がる。

■宏池会の「牙城」で自公が対立

 発端は、広島3区現職の河井克行元法相が巨額買収事件で検察当局に逮捕・起訴され、自民党を離党して法廷闘争を続けていることだ。自民党が同区の新たな候補者を擁立する作業を進めている最中に、公明党が先手を打つ形で斉藤鉄夫副代表(68)=衆院比例中国=の出馬を機関決定した。

 慌てた自民党広島県連は、公募を経て石橋林太郎県議(42)を擁立したことで地元での自公対立が決定的となり、「県連レベルでの調整は困難」(自民選対)な事態に陥った。

 そもそも、広島は宏池会(岸田派)の創始者の故池田勇人元首相や、故宮沢喜一元首相の地元として、派閥結成以来の「宏池会の牙城」(派幹部)だった。岸田氏にとって今回の公認争いで指導力を発揮できなければ、「総理・総裁候補失格の烙印」(自民幹部)を押されかねない。

 自民広島県連は、11月に河井氏に代わる同区の公認候補となる新支部長選任のための公募を始めたが、その間隙を突くように公明党が11月19日に斉藤氏の擁立を決定。すぐさま山口那津男代表が菅義偉首相や二階俊博自民党幹事長に協力を要請した。

 一方、自民県連は12月8日に公募者の中から石橋氏を選び、9日に県連会長の宮沢洋一元経済産業相が党本部で二階氏と山口泰明選対委員長と会談、与党としての石橋氏一本化を要請した。

 公明の斉藤氏擁立は「自民議員が買収事件を起こした選挙区では、後任の自民候補は応援できない」(幹部)のが理由。擁立決定を受けて斉藤氏も直ちに選挙区回りを始めるなど、党を挙げての選挙態勢づくりを進めている。

■菅、二階両氏と岸田氏の「微妙な関係」

 対する自民県連は「選挙区に出さない選択肢はありえない」(幹部)と、石橋氏での候補一本化を譲らない。ただ、県連会長の宮沢氏は岸田氏の従兄弟であり、「最終的には岸田氏が決断するしかない」(自民幹部)との見方が多い。

 しかし、公明側は岸田氏が斉藤氏での一本化に反対すれば、「他選挙区の岸田派候補の支援は拒否する」と脅しをかけたとされる。岸田氏周辺でも「党本部裁定しかない」との声が広がっている。

 そこで問題となるのが、最終的な公認決定権限をもつ菅首相(自民党総裁)、二階幹事長の両氏と岸田氏との関係だ。安倍晋三前首相の突然の退陣表明を受けた後継レースでは、岸田氏に批判的な二階氏の主導で菅政権が実現し、菅首相も党・内閣人事で岸田氏を無役に追いやった経緯がある。

 今回の公明党の斉藤氏擁立について、菅首相や二階氏は「特に異論を唱えなかった」(自民幹部)とされ、候補者調整の責任者の山口選対委員長も、9日の宮沢氏の要請に「党幹部でよく相談したい」とあいまいな態度に終始した。

 候補者調整で後手に回った岸田派は、8日の臨時幹部会で対応を協議したが、主戦論が出る一方で、「今回は公明に譲って石橋氏は比例に回る」「河井案里被告(参院議員)の失職による参院広島選挙区補選での公明の選挙協力の確約」など、「条件闘争に移るべきだ」(派幹部)との意見も出て、こちらも腰が定まらない状態だ。

 岸田氏は、9日夜の民放BS番組に出演した際、「これは党と党で話し合う問題だ」と党本部の対応に委ねる姿勢を強調。自公両党の調整作業についても「与党が分裂して戦うことはあり得ない。私は私の立場で努力したい」と踏み込んだ発言は控えた。

5986名無しさん:2020/12/20(日) 02:51:13
>>5985

■斉藤氏を与党候補とする方向で調整へ

 そうした中、地元での調整が膠着状態に陥ったのを見透かすように、自民執行部は12月中旬に公明との水面下での調整を本格化。その結果、自民は次期衆院選広島3区では公認候補を立てず、斉藤氏を与党候補とする方向で12月下旬にも公明側との協議を進める構えだ。

 自公両党は「与党の議席を確保することが最優先」(山口那津男代表)との立場で一致している。このため「自民候補では公明の協力が得られず、当選もおぼつかない」(自民選対)との判断から公明に譲歩する方向になったとされる。山口選対委員長は16日の岸田文雄前政調会長との会談を踏まえ、「複数の選択肢があるが、円満になるようやっていきたい」と今後の調整に自信をにじませた。

 これに対し、岸田氏は17日に「簡単なことではない。ぜひ丁寧にやってもらいたい」と党執行部による一方的な調整作業を牽制した。ただ、一連の調整作業で弱腰にもみえる岸田氏に対し、自民党内では「密かに公明党と通じる菅、二階両氏による岸田つぶしに徹底抗戦する度胸はない」(細田派幹部)との厳しい見方も広がる。

 その一方、次期衆院選の候補者調整をめぐる「菅・二階連合の強権的手法」(細田派幹部)には自民党内の反発も強い。多くの派閥は次期衆院選での公認調整での二階氏ら党執行部の対応に不満を隠せず、「岸田氏が簡単に降りると、他の選挙区の公認調整にも影響が出かねない」(竹下派幹部)との不安を隠さない。

 特に岸田派は広島3区以外でも、静岡5区や山口3区で二階派との公認争いを展開しており、「広島で腰砕けになれば、総崩れになりかねない」(岸田氏周辺)と危機感を強める。

 折しも、師走に入ってのGoTo政局は混迷の度を深めている。コロナ感染者の拡大が続き、菅首相は14日、肝いり政策だったGo Toトラベルの全国一斉停止に追い込まれた。同日夜には二階幹事長ら8人と会食し、「言ってることとやってることが正反対」との国民の批判を招いて菅首相が陳謝を余儀なくされた。

■「反菅」は岸田氏の追い風になるか

 これに先立つ11日のインターネット番組出演の際の「ガースーです」発言も含め、ここにきて「菅首相はやることなすこと悪手の連続」(自民長老)との批判が拡大。自民党内でも「密かに反菅のうごめきが始まっている」(閣僚経験者)とされる。

 だからこそ、9月の総裁選で2位につけた岸田氏の存在が注目を集める。9月の総裁選で菅首相に大差で敗れた岸田氏だが、「ここにきての菅首相への逆風は、ポスト菅を狙う岸田氏のチャンス拡大につながる」(自民幹部)との指摘もある。岸田氏周辺でも「党内の菅・二階連合への不満が岸田政権誕生への追い風になる」(若手)との期待が広がる。

 岸田氏は10月以降、当選同期で総裁選後も親交が続く安倍前首相との連携強化に向け、側近も含めて安倍氏サイドとの交流を図ってきた。ただ、その安倍氏は桜を見る会をめぐる虚偽答弁疑惑が再燃し、「身動きが取れない状況」(安倍氏周辺)となっている。

 岸田氏は17日、菅首相のステーキ会食について、「コロナ対策は大変厳しい状況だ。政治家あるいは政府の関係者は自らの行動をしっかりと考えていかなければいけない」と間接的な表現で批判してみせた。ただ、「広島3区で党執行部にあっさり押し切られるようだと、党内の岸田待望論もしぼみかねない」(閣僚経験者)。「党執行部にどう対峙するかで、岸田氏の真価が問われる」(同)ことになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5987名無しさん:2020/12/20(日) 02:57:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f97d5cfd10a3e2fee54fddb033146c0c050f34
首相の「安倍切り」もろ刃の剣 保身で国会招致? 党内の反発強まる恐れ
12/19(土) 11:41配信

 「桜を見る会」前夜の夕食会の費用補填(ほてん)疑惑を巡り、菅義偉政権が安倍晋三前首相を国会招致する調整に入ったことが永田町を揺るがしている。一国のトップが国会で虚偽答弁を繰り返した疑いがあるだけに「招致は当然」との受け止めがある半面、安倍氏周辺からは「菅義偉首相による『安倍切り』だ」との反発も。支持率の急落に見舞われる首相は、対応を誤れば身内の自民党内から矢を放たれ、自身を窮地に陥れかねない。

 「丁寧に説明したいという前首相の意思の前提で、(安倍氏を招致する)閉会中審査が開かれる」。自民の下村博文政調会長は18日、安倍氏自身が国会出席を希望したとのストーリーを記者団に強調した。慎重な言い回しに、親密な安倍氏を傷つけまいとする配慮がにじんだ。

 実際に、安倍氏は招致を渋ることなく承諾したもようだ。

 複数の関係者によると、首相サイドが安倍氏に国会出席を打診したのは今週初めのこと。中堅議員は「政府や党に迷惑を掛けている以上、(安倍氏としては)断れなかった」とみる。

 ただ、打診したタイミングは、新型コロナウイルスの感染急拡大で首相の対応に批判が高まり、内閣支持率が急落したのと重なる。

 「自分への逆風をかわすために、官房長官として7年8カ月仕えた前首相を『さらし者』にしようとしているんだ」-。安倍氏の出身派閥で党内最大の細田派議員はこう読み、首相への不信を隠そうとしない。

 そもそも、東京地検特捜部が安倍氏の事情聴取に向けて歩を進めていることに、安倍氏の取り巻きは憤っている。政府や与党の要人にまつわる重大捜査の経過は、官邸や党中枢に報告が上げられるとされる。首相や二階俊博幹事長は安倍氏を追い込む捜査を「黙認」しているのではないか、との臆測が成長していく。

 「これは、首相、二階氏VS安倍氏の権力闘争なんだよ」。細田派関係者は、こう解説してみせた。

 9月の総裁選で、二階派や細田派など同床異夢の5派閥に担がれる形で勝利した無派閥の首相。党内基盤が心もとないため、キングメーカーとなった二階氏と表裏一体を貫くしかない。

 かたや、安倍氏は退陣劇の原因となった体調が回復に向かい、細田派復帰と「総理への再々登板」を待望する声も強まりつつあった。麻生太郎副総理兼財務相との盟友関係も健在で、このままだとやがて、二つの流れがぶつかるのは避けられないとの見方も出ていた。

 細田派の参院議員は「これ以上、安倍切りがエスカレートすれば、われわれも黙っていない」と首相サイドをけん制する。野党は一問一答形式が原則で、丁々発止の攻防となる予算委員会への安倍氏招致を要求している。自民内では、追加質問がないことの多い議院運営委員会に招致する案が検討されている。 (東京支社取材班)

西日本新聞社

5988名無しさん:2020/12/20(日) 11:54:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb9ed22e23f1a5d0170ee0cf56314d186bf83010
東国原英夫 首相の〝ガースーです〟は若手議員の提案と明言「振付師がいる」「側近周辺の情報」
12/19(土) 17:35配信

 元宮崎県知事でタレントの東国原英夫(63)が19日、関西テレビ「胸いっぱいサミット!」に出演。菅義偉首相がインターネット番組で「ガースーです」とあいさつした件についてアドバイスした人物がいると指摘した。

 進行役の「ますだおかだ」増田英彦は「これあくまでニコニコ生放送の番組内での話。菅さんが出てきたことによって前に書き込みがバーッて出る中、『ガースー』『ガースー』って呼ばれるから『こんにちはガースーです』と(言った)。あくまでニコニコ生放送の視聴者に向けてのあいさつだと思う」と〝アドリブ説〟を唱えた。

 これに東国原は「やっぱ振付師がいるらしい。側近だって言ってました」と反論。「『こう言った方がうけますよ』『ニコ動はこうなってますから』と」と証言した。

 増田が「誰が言ってたんですか?」と聞くと、東国原は「側近の周辺の情報です」。その上で「ガースーさんは無所属の若手の国会議員をすごく重宝してるんです。名簿見てください。何十人も若手いますから、当選2回、3回、4回、その辺を抽出すれば、あー大体こいつらが…(と分かる)。若手しかない。二階さんがアドバイスしますか?」とコメントした。

 さらに「あの(生配信の)時、鈴木哲夫さんと馬場(典子)アナが爆笑したじゃないですか。あれはダメだよ。あれはダメ出ししないと。『それは面白くないですよ』『すべってますよ』って鈴木さんが言うべきだった。言えば菅さんも『空気を読まなきゃ』となったかもしれない。あそこで笑って流したから『これでいいんだ』と思った」と指摘した。

東京スポーツ

5989チバQ:2020/12/20(日) 14:44:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d58690ba2ea0b6765dfdde21506a163cc5866ce
竹本直一前IT相の後援会が80人参加パーティー 飲酒伴い、礼状に「忘年会」
12/20(日) 5:00配信




竹本直一前IT・科学技術担当相=国会内で2019年10月16日、川田雅浩撮影
 自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相(80)=衆院大阪15区=の後援会が18日夜、大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開いたことが判明した。竹本氏の秘書によると、勉強会と飲酒を伴う会食の2部構成で約80人が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は感染リスクが高い「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかけている。竹本氏は会食前に会場を後にしていたが、取材に「会食があることを知らなかった。ただ、アルコールを提供する会食は適切ではなかった」と釈明した。

【竹本前IT・科学技術担当相の礼状】

 党内では、約1週間前に8人程度で会食した菅義偉首相が批判を浴び、忘年会や会食の自粛が相次ぐ。

 秘書などによると、パーティーは忘年会も兼ねて企画され、事務所が実質的に準備した。18日夕から始まり、竹本氏による講演などの勉強会と会食を約1時間ずつ開催。竹本氏は勉強会後に会場を後にした。

 会食はホテル内の円卓が並ぶ宴会場に移って開かれ、約80人の参加者に料理やアルコールが振る舞われた。会費は2万円で、参加者には「『令和二年忘年会』にご出席を賜り、誠に有り難うございました」などと書かれた竹本氏の署名入りの礼状が渡された。

 事務所は菅首相の問題や大阪で感染が急拡大する状況を踏まえ、開催の可否を検討。複数の支持者から「開催するのか」という問い合わせも受けたが、ホテルの感染防止策も確認した上で「急なキャンセルはホテルに迷惑がかかる」などと判断したという。

 竹本氏は19日、毎日新聞の取材に「アルコールが入って飛沫(ひまつ)が飛び交う環境は避けるべきだったが、会食の開催自体を知らず私に責任はない」と説明。一方、秘書は「認識が甘かった」と陳謝した。

 党関係者の一人は「コロナ禍で国民に自粛を求めている時期に酒を出すパーティーは非常識だ」と批判した。【隈元悠太、石川将来】

5990名無しさん:2020/12/20(日) 19:58:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/daf41b8d889e77e62a3bc3d0bdd7c98c0fe50ab6
【点描・永田町】「桜・卵・河井」での“官邸VS検察”
12/20(日) 19:03配信

 「Go To 迷走」や「桜疑惑虚偽答弁」などで菅義偉首相への批判が高まる中、安倍晋三前政権以来の「政治とカネ」スキャンダルで官邸と検察における関係の変化が、永田町の注目を浴びている。前政権まで際立っていた「官邸への検察の擦り寄り」(閣僚経験者)がなくなり、事件捜査の進め方などで「官邸VS検察」の構図が垣間見えるからだ。政界では「菅政権発足以来の自民党内の権力闘争が背景にある」(自民長老)と指摘する向きもあり、衆院解散と自民総裁選を軸とする「来秋までの政局展開を占うカギ」(同)ともなりつつある。

 5日に閉会した臨時国会の終盤になって突然浮上した政治スキャンダルが、安倍前首相の「桜を見る会」私物化疑惑での「前夜祭経費補てん」と、吉川貴盛元農林水産相への大手鶏卵生産会社の「現金供与」だ。いずれも東京地検特捜部の捜査で事件化したもので、しかも吉川氏の疑惑は、すでに公判中の河井克行元法相夫妻による参院選巨額買収事件の捜査の過程で浮上した。それだけに、今後の捜査の展開次第では、首相の政権運営の大きな火種になる可能性がある。

 安倍氏の「桜」問題の核心とされる前夜祭の経費補てん疑惑が再燃したのは「Go To トラベル」とも絡む、コロナ感染急拡大による「我慢の3連休」(中川俊男日本医師会会長)さなかの読売新聞の特ダネ報道が発端。特捜部が安倍氏の公設秘書らの事情聴取による本格捜査に踏み切り、首相だった安倍氏の国会答弁をすべて覆すような(1)安倍事務所が計900万円超の経費補てん(2)ホテル側領収書の存在─などが明らかになったという内容だ。NHKを先頭に他のメディアの後追い取材も過熱し、次々と「新事実」の報道が続いている。

「守護神」返上での復権狙い?
 今回の「桜・卵・河井」スキャンダルの特徴は、それぞれの登場人物や検察捜査が政治的に複雑に絡み合っている点だ。「桜」は安倍氏への直接捜査とその司法判断が最大の焦点だが、大手紙などが司法関係者らの情報を基に「経費補てんに関与した公設秘書らが略式起訴で罰金刑、安倍氏の刑事責任は問われない」との見通しを報道している。もちろん、安倍氏は国会で「後援会の収支は一切なく、ホテル側の領収書もない」などの答弁を繰り返してきただけに、捜査の結果それが虚偽となれば、首相と共に「答弁責任」を厳しく問われるのは確実だ。

 一方、農水相在任時に所管の鶏卵業者から現金数百万円を受け取ったとされる吉川氏は、二階俊博自民党幹事長の最側近で首相とも当選同期の盟友だ。吉川氏は疑惑発覚直前に不整脈で緊急入院し、党選対委員長代行や二階派事務総長などすべての役職を辞任したが「立件されればすぐ離党する」(自民幹部)とみられている。ただ、吉川氏への業者の現金供与は首相にも近い河井氏の“仲介”があったとされるだけに、政治的には首相と二階氏への大きな打撃にもなりかねない。

 そもそも、安倍前政権では賭け麻雀で辞職に追い込まれた黒川弘務元東京高検検事長が「官邸の守護神」と呼ばれ、「政治とカネのスキャンダルの捜査を意図的に抑え込んだ」(共産党)とされる。このため、黒川氏辞職で国民の検察不信が募り、検察全体が窮地に陥っていただけに、今回の「桜」「卵」疑惑では「官邸に忖度せずに捜査を進めることで国民の信頼回復を狙っている」(同)との見方も広がる。ただ、「政界の最高実力者」ともなる首相と二階、安倍3氏の「政治責任」もそれぞれ複雑に絡み合う展開が、政権運営をめぐる権力闘争にもつながるとみる向きもあり、コロナ禍も絡んで今後の政局混乱の大きな要因になりそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」12月14日号より】

5991チバQ:2020/12/21(月) 11:02:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/9469f424c3d276dc87dd753ed1bacb71cf38b32a
巨額歳出も拡大圧力やまず 財政再建、風前のともしび 来年度予算案
12/21(月) 10:37配信
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 政府の2021年度予算案は、新型コロナウイルス対策により、当初予算で過去最大の106兆6097億円に膨らんだ。

 20年度に3度の補正予算を編成し、大規模な財政出動に踏み切ったものの、歳出拡大の圧力がやむ気配はない。税収不足を新規国債の大量発行で穴埋めするいびつな構造に陥っており、財政再建は風前のともしびだ。

 政策的経費を借金に頼らず、税収でどれだけ賄えているかを示す「基礎的財政収支(PB)」は、21年度に20兆3617億円の赤字に陥る見通し。20年度当初予算段階の9兆6264億円に比べ、2倍超に拡大する。政府は、国と地方のPBを25年度までに黒字化する目標を掲げるが、修正に追い込まれるのは必至の情勢だ。

 借金頼みが続き、普通国債に借入金などを加えた国の長期債務残高は20年度末に1010兆円、21年度末に1019兆円に積み上がる見込み。14年度末には国と地方の合計で1000兆円を超えたが、国だけで大台を突破する。

 それでも、政府内に財政悪化に対する危機感は乏しい。政府は21年度予算の編成方針で「経済あっての財政」と表明。財政再建の優先順位を下げ、コロナ禍で打撃を受けた経済の下支えを継続する姿勢を打ち出した。菅義偉首相は、政府経済見通しの21年度実質GDP(国内総生産)成長率4.0%の達成により、「来年度中に経済がコロナ前の水準まで回復する」と強調する。

 企業業績の悪化で税収が低迷し、21年度の歳入に占める国債の比率は40.9%と前年度当初から約9ポイント上昇する。財務省幹部は「持続可能性の課題は十分認識している」と、コロナ収束後を見据え財政再建を目指す姿勢を堅持する考えを示す。ただ、コロナ禍が長期化する中、さらなる経済対策を迫られる可能性がある。

5992チバQ:2020/12/21(月) 11:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/75ff8ef43480f5bd0eba3040caa4ef2e07279587
コロナ予備費に5兆円 PCR充実、ワクチン接種も 来年度予算案
12/21(月) 10:37配信
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 政府は2021年度予算案と20年度第3次補正予算案を一体の「15カ月予算」と位置付け、新型コロナウイルスへの備えを強化する。

 追加対策が必要になった場合の財源として21年度予算にコロナ予備費5兆円を計上。3次補正ではPCR検査の充実やワクチン接種などコロナ拡大防止策に4兆3581億円を盛り込んだ。

 21年度予算では、5兆円の「新型コロナウイルス感染症対策予備費」で政府が機動的に新たな政策を講じられるようにする。このほか、45億円を計上し、人工呼吸器などを念頭に海外依存度の高い先進的な医療機器の国内開発を後押しする。

 コロナ対策を集中的に計上した3次補正では、感染の有無を調べるPCR検査にかかる費用のうち、国の負担分などとして672億円を確保。開発されたワクチンは自己負担なしで接種を受けられるため、その費用などとして5736億円を盛り込んだ。

 都道府県が病床や軽症者の宿泊療養施設などを確保する費用として「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」を1兆3011億円確保。冬を迎え、新規感染者数は増え続けており、受け入れ体制の整備を加速させる。

 院内での感染を警戒し、体調に不安があっても医療機関の受診を控える動きがある。医療機関や薬局が、アクリル板や消毒液といった感染予防に必要な物資を購入する経費を補助するため、1071億円を充てる。国民が安心して受診できる環境を整え、コロナ以外の疾病で健康を損なうことがないよう配慮する。

 このほかに3次補正では、雇用調整助成金の特例措置の延長に伴い5430億円を追加。21年度予算でも、特別会計と合わせて6240億円を計上した。企業が従業員に支払う休業手当を補助し、雇用の維持につなげる。

5993名無しさん:2020/12/21(月) 21:19:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/04bc7159e73d1f83ca1a681ac55f328243da0f73
吉川貴盛 元農水相「議員辞職」表明…健康上の理由で十分な活動に懸念
12/21(月) 19:05配信

 北海道2区選出の元農水相・吉川貴盛衆院議員が12月21日、議員辞職すると表明しました。

 理由は「健康上の理由」としています。

 吉川元農水相は、「2年半前に患った心筋梗塞が要因で、現在慢性心不全などにより入院治療を行っていますが、近日中にペースメーカーの埋め込み手術を受けることが決まり、術後は激しい運動やストレスを避けるなど、日常生活も気を付けなければならないことが予想されます」などとして、国会議員の職責を果たすのが難しいなどと辞職の理由をコメントしています。

 吉川議員をめぐっては農水相だった2018年から2019年までの間、広島県の鶏卵生産会社大手「アキタフーズ」の元代表から、現金あわせて500万円を受けとった疑いが持たれていて、「説明を求められれば誠実に対応する」とコメントを発表していました。

UHB 北海道文化放送

5994名無しさん:2020/12/21(月) 21:41:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b34b6c08a7d3ab20c695f52a4ba7b191c74e4328
「菅首相vs安倍氏」で自民分裂 安倍氏の再々登板待望論も
12/21(月) 7:05配信

 この年末年始、唐突なGo To キャンペーン停止で全国の観光、飲食業界は大打撃を受けている。菅義偉・首相にはさぞや不本意な年越しだろう。「感染対策と経済の両立」を掲げたGo To の一時停止に追い込まれたうえ、感染拡大は止まらない。政権発足時は70%台だった支持率が3か月で40%台に急落した。

 看板政策の失敗は政権基盤を揺るがせている。菅首相を脅かす存在は、官房長官として7年半仕えた“旧主”の安倍晋三・前首相だ。

 体調不良で退陣したが、菅政権が感染対策に有効な手を打てないとみるや政治活動を再開。細田派、麻生派、岸田派の旧主流3派を中心に「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」を旗揚げし、自ら会長に就任した。

「菅さんは総理になると安倍政権を支えていた議員を重用する者と干し上げる者に選別し、分裂を誘って弱体化を図っている。麻生派は河野太郎、細田派では西村康稔、萩生田光一、下村博文らが重用された。干された冷や飯組が結束して安倍さんを担ぎ上げた格好だ」(細田派ベテラン議員)

 いまや安倍氏に対しては、「再々登板」を求める声まで上がっている。麻生太郎・副総理も、盟友である安倍氏の最大派閥・細田派会長就任について「年度替わりくらいで何らかの結論を出すんだろう」と、年明けの3月頃に「安倍派」が誕生するとの見方を示した。そうなると、次の9月の総裁選では“キングメーカー安倍”の発言力が増す。

 総裁再選を目指す菅首相と後見人で現在のキングメーカーの二階俊博・幹事長には看過できない事態だ。

 そうした状況で〈菅vs安倍〉の第1ラウンドのゴングが鳴った。東京地検特捜部が「桜を見る会」問題で安倍事務所の捜査に乗り出し、菅政権に近いとされる読売新聞とNHKがスクープ。「官邸の捜査情報リーク説」が流れた。

 特捜部は安倍氏本人に事情聴取を要請し、野党は国会証人喚問を要求、年明けの通常国会で安倍氏は身動きが取れず、細田派会長就任も危うい。安倍氏を長く支えた側近はこう息巻いている。

「桜の問題を蒸し返したのはガースーとか二階、官邸の連中だ。そういうことなら、金輪際、政権を支えてやる必要はない」

 だが、菅首相サイドが“安倍封じ込め”に成功したように見えたのも束の間、Go To 停止という大失策で今度は首相の足元から火の手が次々にあがり始めた。

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

5995名無しさん:2020/12/21(月) 21:52:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/214d93382edb662e7e14c6ec5fb05dfb5a47a152
菅政権、麻生政権と似てきた?  支持率急落、解散先送り
12/21(月) 7:12配信

 菅義偉政権が12年前の麻生太郎政権に「似てきた」との見方が広がっている。

 ともに発足時は高水準だった内閣支持率が急落。それぞれ新型コロナウイルス禍、リーマン・ショックの影響を受け、就任直後の衆院解散を見送った。当時の麻生首相は追い込まれた末の衆院選で大敗し、野党に転落した。菅首相もこの轍(てつ)を踏むことになるのか。

 「麻生さんの時と似ている。麻生さんも高い支持率から始まって、がくっと落ちた」。自民党中堅は菅政権の現状をこう指摘した。立憲民主党幹部も「麻生政権と似てきた。首相に就任した時が最大の(衆院解散の)チャンスだった」と振り返った。

 麻生政権では、自民党内で首相退陣を迫る「麻生降ろし」が激化。当時を知る麻生派関係者は「来年度予算案が成立したら『菅降ろし』が始まるかもしれない」と穏やかでない。だが、時の総理総裁を引きずり降ろすのは容易ではない。結局、麻生政権はそのまま衆院選に突入した。

 支持率の推移だけでなく、2人の言動も重なる。新型コロナ感染対策として菅内閣が国民に大人数の会食を控えるよう呼び掛ける中、菅首相は民間人ら約15人と飲食。この後、銀座の高級ステーキ店で自民党幹部ら7人との会食に参加し、海外メディアからも批判的に報道された。インターネット番組で「ガースーです」と自己紹介したことも失笑を買い、政権幹部は「このタイミングで『ガースー』はない」と嘆いた。

 当時の麻生首相も経済危機のさなか、連夜の「バー通い」が「庶民感覚とずれている」と身内の与党から批判を浴びた。漢字の誤読も目立ち、求心力を低下させた。

 「国民との意思疎通が図れなくなり、振る舞いの一つ一つが苦しんでいる人にとって我慢できない状態になっている」。自民党の幹事長経験者は麻生氏を引き合いに、菅首相に苦言を呈した。

 ◇財政タガ緩み
 経済危機に対応する大規模な財政出動も共通項だ。麻生政権はリーマン危機に対応するため、財政支出約15兆円、事業規模約56兆円に上る経済対策を打ち出した。菅政権も先に歳出総額15兆円超に上る2020年度第3次補正予算案を決定。21年度予算案の一般会計総額は106兆円を超える。衆院選をにらみ、財政運営は借金頼みの状況が続く。

 「菅さんはこのままでは、麻生さんのようになる。10月に衆院選をやった方が良かった」。自民党幹部は悔やんだ。官邸関係者は「支持率が下がると、怖くて解散できない」と語る。年明け解散の可能性がほぼ消える中、来年10月の衆院議員任期満了まで残された解散の選択肢は狭まるばかり。一層の感染拡大、景気悪化で政権がさらに苦境に陥る可能性もある。

5996名無しさん:2020/12/21(月) 22:02:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a2831094f37f07dfb93c36cdb83f262718ae92f
【コロナ迷走】政権中枢の不協和音 菅首相と麻生氏の間にある「因縁」
12/21(月) 6:14配信

「菅は虚像が大きくなっている」
 12月16日に発足から3カ月を迎えた菅義偉内閣は、コロナ対策で迷走し続けている。その様子をすぐそばから冷ややかに見つめる男がいる。副総理の麻生太郎だ。

「菅は虚像が大きくなっている」

 麻生は菅が「令和おじさん」として一躍脚光を浴び、ポスト安倍として存在感を高めていったときから心中穏やかではなかったという。麻生は菅という人間を政治家として信じ切れないでいた。その理由が『喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書』(読売新聞政治部・著)には克明に記されている。

菅は、安倍に「降りて幹事長狙いだ」と持ちかけた
 たとえば、麻生が2008年9月の首相就任直後に衆院解散を模索した際のいきさつだ。

「選挙対策副委員長だった菅は解散先送りを訴えた。内閣支持率の伸び悩みやリーマン・ショックの余波もあり、麻生は菅の言い分を受け入れて解散を断念した。だが、09年8月に行われた衆院選で、麻生率いる自民党は民主党に歴史的大敗を喫し、下野することになった」(同書より)

 また、民主党からの政権奪還を目指した12年9月の自民党総裁選では二人の間に食い違いが生じたという。このとき、麻生と菅はともに、総裁返り咲きを目指す安倍を支援した。国会議員と党員による投票の結果、トップに立った石破茂と2位につけた安倍晋三による決選投票にもつれ込んだのだが、ここで麻生と菅の間に、ひと悶着あったというのだ。

「菅自身は否定しているが、麻生によれば、『菅は決選投票の時、安倍に「降りて幹事長狙いだ」と持ちかけた』という。安倍は降りることなく国会議員票の上積みに成功し、総裁の座をつかんだ。菅の話題になると、麻生はよく、このエピソードを持ち出す。麻生は『おれと菅はあの時から決定的に違う』と考えていた。『菅は虚像が大きくなっている』」(同書より)

政治は“人のなす業”
 麻生と菅の間には別の因縁も生まれていた。原因は、麻生派の国土交通副大臣だった塚田一郎の発言である。19年4月1日、塚田は北九州市での集会で、現地と山口県下関市をつなぐ下関北九州道路構想に触れ、「安倍首相や麻生副総理が言えないので、私が忖度した。国直轄の調査(対象)に引き上げた」と語った。山口は安倍、福岡は麻生の地元である。野党は「典型的な利益誘導政治だ」と一斉に批判した。

「塚田は麻生の元秘書だった。子飼いの失言に、麻生は『辞めるほどのことではない』と守ろうとした。安倍も麻生への配慮からか、4日の参院決算委員会で『職責を果たしてもらいたい』と繰り返した。

 一方、菅は容赦なかった。『何の権限もないのに背伸びして』と塚田への不快感をあらわにし、水面下で塚田辞任に動き始めた。4日の参院決算委の後、菅は塚田に『身の処し方は自分で考えてほしい』と迫った。菅に引導を渡された塚田はこの夜、麻生に『迷惑をおかけした。辞任したい』と伝え、翌5日、国交相の石井啓一に辞表を提出した。

 塚田は17日に自民党新潟県連会長を辞めた。菅は『遅かったね』と突き放した」(同書より)

 政治家も人の子。付き合う期間が長いほど、恩義や恨みなどが重なって、相手に対するスタンスが決まっていく。政治は人のなす業なのだ。政権中枢の不協和音は、今後のコロナ対策にも大きな影を落とすに違いない。

デイリー新潮編集部

2020年12月21日 掲載

新潮社

5997チバQ:2020/12/22(火) 16:21:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/43ae226f1d9b78853afe882a3245e45691a1830f
安倍氏聴取「嫌な流れだ」 求心力に陰り見せる菅政権に痛手
12/22(火) 15:02配信




「桜を見る会」の問題について記者の質問に答える安倍晋三前首相(中央)=2020年12月4日午後3時11分、国会内、上田幸一撮影
 捜査当局による安倍晋三前首相への事情聴取は、内閣支持率が急落し、求心力に陰りを見せる菅義偉首相にとってさらなる痛手となりそうだ。閣僚の一人は「菅さんは安倍さんの『後継者』。官房長官としてもさんざんかばってきた」と話し、首相にも発言の整合性について説明責任があるとの見方を示す。

 「桜を見る会」前日の夕食会をめぐっては昨年11月、一部費用を安倍氏側が負担したのではないかとする疑惑が浮上。当時の菅官房長官は記者会見で「5千円でできないことはないんじゃないか。私どもは色々やっている」などと説明し、国会でも野党の指摘に向き合おうとしなかった。

 問題が再燃した今年11月には、再調査にも否定的な考えを示した。首相周辺は「菅さんは安倍氏の主張をなぞっていただけだ」とかばいつつも、安倍氏の聴取を「嫌な流れだ」と懸念する。

 菅政権発足当初、報道各社による世論調査の内閣支持率は70%前後あった。だが、新型コロナウイルス対応や、多人数でステーキを会食していたことなどが批判され、朝日新聞が19、20日に実施した世論調査では、前月から17ポイント減の39%に急落した。

 菅政権の幹部らは、安倍氏への批判が菅政権に向かうことはできるだけ避けたい考えだ。安倍氏は首相時代、国会で語気を強めて補塡(ほてん)疑惑を否定。安倍氏に説明を求める野党を逆に批判するなどしてきた。
朝日新聞社

5998チバQ:2020/12/22(火) 16:37:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ed49ed6e1399601821041b1c5cedaa6051dce72
菅政権、疑惑棚上げ幕引き急ぐ 吉川元農水相辞職へ 「GoTo」「会食」で支持率急落、「政治とカネ」が追い打ち
12/22(火) 10:57配信
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2018年10月、第4次安倍改造内閣の記念撮影に臨む安倍首相(手前)と閣僚ら。4列目左は吉川農水相=首相官邸
 突然の辞職表明に、疑惑への言及はなかった。21日夜、議員辞職を発表した吉川貴盛元農水相(自民、道2区)。今月2日に鶏卵生産大手からの現金受領疑惑が報じられて以降、不整脈による入院を理由に表舞台に姿を見せることはなかったが、関係者によるとこの間も、菅義偉首相をはじめ党幹部らと連絡を取っていたという。疑惑を問う声が強まる中、事件化されれば政権の致命傷にもなりかねない。内閣支持率の急落を背景に、幕引きを急いだ政権中枢の思惑もにじむ。

 「2年半前に患った心筋梗塞が要因し、現在、慢性心不全等により入院治療を行っている」「議員を辞職する決意をした」。吉川氏は21日に出した議員辞職を発表する書面で、約20日前に発覚した疑惑に一言も触れなかった。事実上の政界引退になるとの見方がある。

 周囲によると、吉川氏は疑惑発覚当初から、弱気な発言を繰り返した。先週には辞任した自民党道連会長の後任を巡り党幹部に電話をかけ、「もう持たないかもしれない」と辞職をほのめかしていた。官邸筋によると、吉川氏は疑惑を巡り、当選同期の首相とも連絡をとっていたという。

 ただ、政府や自民党内には早期の議員辞職に慎重論も根強かった。来年3月15日までの辞職なら、4月に衆院補選を実施しなければならない。「政治とカネ」がテーマとなる上、新型コロナウイルスの感染状況も見通せず、後任候補は苦戦が予想されるためだ。

 首相は、最終的に辞職にゴーサインを出した。官邸関係者はこの判断に関し、安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜の夕食会費用補填(ほてん)疑惑が近く決着するとの見方を示した上で、「首相はいずれの疑惑も年内に片を付けたかった」と解説した。自民党関係者も「疑惑が大きくなる前に議員辞職して問題を収める狙いだろう」と話す。

 ただ、疑惑解明を棚上げした辞職で政権が打撃を免れる保証はない。菅政権は、日本学術会議の任命拒否問題や観光支援事業「Go To トラベル」の継続を巡る混乱、多人数でのステーキ会食などで内閣支持率が急落。一部報道機関の直近の世論調査では、不支持が支持を上回る。

 首相が官房長官を務めた安倍前政権で「菅印」として初入閣を後押しした菅原一秀前経産相や河井克行元法相らも「政治とカネ」の問題で辞任した。自民党内にも「首相に近い人たちの不祥事が続いている。支持率低下も相まって影響は大きい」(党若手)との声が漏れる。党関係者は「議員辞職したからといって支持率が上向くわけじゃない。来年以降も厳しい状況は続くだろう」とため息をつく。

5999名無しさん:2020/12/23(水) 01:17:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a602f9d714b80d3aa77962a2c7a730bea77ea0e5
Go To全国停止の裏にあった“Go To 二階”キャンペーン 菅流トップダウンに見えてきた限界
12/22(火) 6:12配信

文春オンライン

プチ鹿島

https://news.yahoo.co.jp/articles/1726f82619ff669adba2d123753fa6722ad262cc
菅内閣、短命に終わるこれだけの理由 スーパー世襲政党のロジックと無責任政治体制
12/22(火) 7:02配信

47NEWS

6000名無しさん:2020/12/23(水) 01:17:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/d91ebf9ba5ce4b1901d0863dc322f6871040dc26
吉川元農相の議員辞職許可
12/22(火) 11:27配信

 大島理森衆院議長は22日、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による現金提供疑惑が浮上した自民党の吉川貴盛元農相の辞職を許可した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/26b00b1948d5e3ec306e33857cf77d2b3017c391
安倍、吉川氏問題は政権運営に影響と二階氏
12/22(火) 11:33配信

 自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、安倍前首相の事情聴取と、吉川元農相の議員辞職願提出が政権運営に与える影響を問われ「全くないとは言わない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/16186b920d438e9dd99855bb1a3cb788cbfb15f9
自民ベテラン「まだ辞める必要なんて全くない」 吉川元農相議員辞職へ
12/21(月) 22:45配信

 自民党の吉川貴盛元農相(衆院北海道2区)が21日、健康問題を理由に議員辞職を表明したことは政界に波紋を広げた。吉川氏は大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」グループの元代表から現金500万円を提供されたという疑惑が取り沙汰されている。「政治とカネ」問題に焦点が当たり、野党は安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭とあわせ追及を強めている。

 「本来であれば、皆様に直接(議員辞職を)お伝えすべきところ、入院中でありますので、まずもってこのような形でお知らせいたすこととなりました」

 吉川氏は21日、議員辞職を伝える報道各社へのコメント文にそう記した。吉川氏は疑惑が浮上した直後の2日、不整脈で入院中だとコメント文で明らかにし、それ以降、公の場に姿を見せていない。党選対委員長代行と二階派事務総長も辞任した。

 自民ベテランは21日、「家宅捜索が入ってからならともかく、まだ辞める必要なんて全くない」と動揺を隠せない様子だった。党内には「検察の捜査を恐れたのではないか」と語る閣僚経験者もいた。

 関係者によると、元代表は農相在任中の吉川氏に、3度にわたり現金計500万円を渡したとされ、東京地検特捜部の任意の聴取にも同様の説明をしているとされる。元代表と関係した人物の辞職は今回が初めてではない。8日には農相などを歴任した西川公也元衆院議員も内閣官房参与を辞職した。

 また、吉川氏は、9月の党総裁選で菅義偉首相陣営の事務局長を務めるほど近い存在だっただけに、一連の疑惑は来年1月18日召集予定の通常国会で野党の追及材料になりそうだ。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は21日、「体調不良のため一日も早い回復を祈るが、疑惑について辞職する前に説明するべきだった。一連の疑惑、安倍前総理の虚偽答弁など政府・自民党の姿勢が厳しく問われる」と指摘した。

 また、共産党の小池晃書記局長は21日、取材に「辞職で一件落着とはいかない。自民党と菅内閣にも真相解明の責任がある」と語った。【野間口陽、東久保逸夫、宮原健太】

6001名無しさん:2020/12/23(水) 01:24:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f68ee397791aac3d20276d1ebffb12bc45f3f257
吉川元農水相 政治家としての歩み 同期の菅氏に忠誠を尽くし、鈴木知事誕生の“立役者”に
12/22(火) 21:34配信

 疑惑が発覚し、ついには議員辞職にまで追い込まれた吉川貴盛(よしかわ・たかもり)元農水大臣。衆議院議員として当選6回、道内選出の国会議員では菅総理との関係が最も近い1人でした。

 「農林水産大臣吉川貴盛…」(菅官房長官・2018年)

 おととし、第4次安倍改造内閣で、農林水産大臣として念願の初入閣をした吉川氏。

 「農業・林業・水産業を日本の成長産業として育てていく…」(吉川氏の農水相就任時)

 国会議員の秘書から始まり、1979年、28歳で道議会議員に当選。道議会で、今も更新されていない最年少での当選です。
 道議を3期つとめた後、1996年には総選挙に出馬。北海道2区では落選しましたが、比例代表で復活当選します。

 「小選挙区の中での勝負には負けましたが、選挙にはある面では勝ったのではないでしょうか」(1996年吉川氏初当選時)

 吉川氏が好きな言葉は「意志あれば道あり」。初登院では、こんな意気込みも…

 「地方の時代を1日も早く作っていきたいなと思っているんです」(1996年吉川氏初登院時)

 当時、国政にデビューした自民党の同期には、菅義偉(すが・よしひで)・総理大臣も。「永田町の階段」を駆け上がっていた菅氏は、いわば「兄貴分」。菅氏が関わったTPPや農協改革などで、吉川氏は忠誠を尽くしました。
 また、自民党の実力者・二階幹事長に近い議員としても存在感を発揮。全国から、予算や政策に関して要望が次々と寄せられました。
 さらに、去年の北海道知事選挙で、候補者の選考にあたっては…

 「鈴木市長で一本化を図っていきたい」(去年の吉川氏)

 自民党道連の会長として、異論を封じるかたちで鈴木直道・夕張市長の擁立を主導。官房長官だった菅総理とともに、鈴木知事誕生の「後ろ盾」となっていました。


12月22日(火)「今日ドキッ!」午後5時台

北海道放送(株)

最終更新:12/22(火) 21:34
HBCニュース

6002名無しさん:2020/12/23(水) 01:25:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c214e16e3e0c7778d44e17d867acfe45473ad6b5
吉川元農水相議員辞職 国会運営に4月補選、足元ゆらぐ菅政権
12/22(火) 21:31配信

 現金受領疑惑の渦中にある自民党の吉川貴盛元農林水産相の衆院議員辞職は、新型コロナウイルス対策を批判されて内閣支持率が下落傾向にある菅義偉首相にとって追い打ちとなった。逆風が必至の吉川氏辞職に伴う来年4月の衆院北海道2区補欠選挙に続き、夏の東京五輪・パラリンピックの開催が危ぶまれる事態になれば、次期衆院選を前に党内から「菅首相のもとでは選挙に勝てない」といった不満が噴出しかねない。

 「全くないとはいえない」。吉川氏が所属していた二階派(志帥会)を率いる二階俊博幹事長は22日、吉川氏の辞職が政権運営に与える影響について、率直にこう語った。政府・与党にとって最大の懸念は、首相が看板政策に掲げるデジタル庁新設などの重要法案がめじろ押しとなる来年1月18日召集予定の通常国会への影響だ。

 森山裕国対委員長は記者団に「国会運営はしっかりやらなければならない」と語ったが、野党は「辞めて責任から逃れられるわけではない」(立憲民主党の安住淳国対委員長)と強調。「桜を見る会」をめぐる安倍晋三前首相の疑惑とともに追及されるのは間違いなく、内閣支持率はさらに低下する可能性がある。

 来年4月25日投開票となる見通しの北海道2区補選も正念場となる。菅政権発足後、初の国政選挙となるが、北海道は旧民主党時代から立民の地盤が固い土地柄だ。次期衆院選の前哨戦となる可能性が高い補選で敗れれば、党内で「菅首相では選挙を戦えない」といった動揺が広がることも予想される。

 首相は今後、新型コロナを収束させた上で東京五輪を開催し、政権浮揚を図る狙いとみられる。ただ、新型コロナの変異種への不安が強まる中、五輪が中止に追い込まれる事態となれば逆風となることもあり得る。

 ある党幹部は「高支持率を維持していた政権発足直後に解散・総選挙を断行していればよかったか」との記者団の問いかけに対し、寂しげな笑みを浮かべて多くを語らなかった。(永原慎吾)

6003名無しさん:2020/12/23(水) 01:26:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a626f3b6f87f61ea2ef91924daa33388e36dcd60
政治回顧 自民総裁選 菅氏大勝、残った不穏な空気
12/22(火) 21:00配信

 安倍晋三前首相の辞任表明に伴う9月の自民党総裁選は、久々に本格的な権力闘争の場となった。結果的には安倍政権で官房長官を務めた菅義偉(すが・よしひで)首相が地滑り的な大勝を果たしたが、無派閥の首相は党内基盤が弱く、党内では菅政権誕生の流れを作った二階俊博幹事長の影響力拡大を嫌う向きも強い。12月には菅内閣の支持率が急落したこともあり、不穏な空気も流れている。

 8月28日午後2時、体調不良がささやかれていた安倍氏が、唐突に東京・永田町の自民党本部を訪問した。党関係者は数日前、「安倍氏は一気に元気になっている」と近況を語っていたが、二階氏らと向き合った安倍氏は辞意を表明。新たなリーダーを決める総裁選の号砲が鳴った。

 それまでの「ポスト安倍」レースは、当時、政調会長だった岸田文雄氏が安倍氏らの支持を受け、多数派を形成するとの見方が多かった。しかし、ロケットスタートを切ったのは菅氏。翌29日には東京・赤坂の衆院議員宿舎で二階氏ら少数の党幹部に出馬への意欲を示し、協力を取り付けた。

 蓋を開ければ、安倍氏は岸田氏に支持の言質を与えず、二階派(志帥会)に続いて細田派(清和政策研究会)や麻生派(志公会)などの主要派閥は矢継ぎ早に菅氏に乗った。総裁選は9月14日の両院議員総会で行われ、菅氏が岸田氏と石破茂元幹事長を退けた。

 次への可能性を残すため、選挙戦の途中から2位確保へと照準を合わせたのが岸田氏だ。石破氏より多い国会議員票を集めて地方票の劣勢をはね返し、最低限の目標は達成できた。

 党内では、逆転劇に手を貸したのは岸田氏と衆院初当選同期の安倍氏との見方が根強い。岸田氏が踏みとどまれば、安倍氏が政敵と考える石破氏が最下位に沈み、再浮上が難しくなるためだ。閣僚経験者は「安倍氏は岸田氏の票集めに協力した」と強調し、岸田氏は周囲に「全部、墓場まで持っていく」と漏らした。

 しかし、総裁選後に岸田氏は完全無役となり、一部の岸田派(宏池会)議員や地元の広島県では、次期衆院選に向け、二階派や公明党から争いを仕掛けられている。弱まった求心力を回復しなければ「ポスト菅」は見えてこない。

 一方、石破氏は総裁選の形にも苦しめられた。安倍氏は辞任表明の際、後継を速やかに決めることを求めた。党幹部は「『速やかに』とは、全党員・党友による投票を省略する両院議員総会で新総裁を選んでほしいということだ。国会議員票の比重が重くなり、石破氏は不利になった」と振り返る。

 石破氏は惨敗の責任を取り、10月下旬に石破派(水月会)の会長を退いた。派は12月に存続を決めたが、あるベテランは「『アンチ安倍』だからこそ石破氏は輝いた」と突き放す。

 ライバルの影響力はそがれたが、今の首相を取り巻く環境は必ずしもバラ色ではない。二階派を重用する首相の人事に、細田派や麻生派には不満がくすぶる。後期高齢者の医療費窓口負担や政府の観光支援事業「Go To トラベル」の対応では、首相に近いはずの公明党や自民党幹部との齟齬(そご)も表面化した。

 無派閥で党内基盤が弱い首相について、自民党重鎮は少数派から頂点を極めた三木武夫元首相に似ているとしつつ「菅内閣は調整役がいない。三木内閣には実力者に頭を下げて回る丹羽兵助元労相ら『お辞儀三人衆』がいた」と指摘する。

 一方、二階派幹部は「しぶしぶ『Go Toを中止します』という態度では効果がない」と述べ、国民の心に響く明確なメッセージを発信すべきだと訴える。

 党内では、内閣支持率の急落や近づく衆院選の「選挙の顔」を考え、次期総裁選は「首相の再選が盤石とはいえなくなった」(重鎮)という見方まである。不穏な動きを沈静化するため、来年は首相が衆院解散と人事という強いカードをいつ切るかも焦点となる。(内藤慎二)

6004チバQ:2020/12/23(水) 13:38:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0acaeb1a32b0019a6c852ae88f66e3c3cbde8f04
「政治とカネ」、政権に危機感 安倍前首相聴取、吉川氏辞職
12/23(水) 7:17配信
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「桜を見る会」をめぐる問題について記者団の質問に答える安倍晋三前首相(中央)=4日
 相次ぐ「政治とカネ」の問題が菅政権を揺さぶっている。

 自民党の安倍晋三前首相が「桜を見る会」疑惑で検察の任意聴取を受けたことが22日明らかとなり、現金授受疑惑がもたれている吉川貴盛元農林水産相も衆院議員を辞職した。来年の衆院選を控え与党内には危機感が広がる。

【写真特集】桜を見る会

 「全くないとは言わないが、十分心得て今後対応することが大事だ」。自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、政権への影響について聞かれ、歯切れが悪かった。世耕弘成参院幹事長も会見で「法律を守って行動するという思いを、党のメンバー全員でかみしめることが重要だ」と語った。

 首相経験者が東京地検特捜部の聴取に応じるのは極めて異例。辞職した吉川氏は菅義偉首相と当選同期で、政権発足後は党選対委員長代行に起用された。新型コロナウイルス対応が迷走し、内閣支持率が急落する中、政府関係者は「踏んだり蹴ったりの状態だ」と愚痴った。

 党内には不穏な物言いをする議員も出てきた。ある中堅は「政権は末期的になりつつある。支持率が30%を割り込むと『首相を代えた方がいい』という声が出てくる」と漏らした。

 ただ、安倍氏聴取と吉川氏辞職がこのタイミングとなったことについて、党幹部は「これで落ち着くだろう」と年内の幕引きに期待する。ある閣僚は吉川氏について「通常国会召集前に辞めてもらって良かった」と明かし、公明党幹部も「年内で区切りが付けばいい」と語った。

 来年の通常国会は冒頭から2020年度第3次補正予算案や21年度予算案の審議が待ち受ける。政治とカネの問題を引きずったままでは、「デジタル庁創設など、首相肝煎りの改革を推進する力がそがれる」(閣僚経験者)からだ。

 一方、野党側は安倍、吉川両氏の国会招致を訴えつつ、首相の責任も追及する方針。立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に、「桜」疑惑に関し「安倍氏と同様に虚偽答弁を繰り返した首相も国会で説明の義務がある」と指摘。共産党の小池晃書記局長は会見で「吉川氏は首相に極めて近い。真相解明の責任は自民党、首相にある」と断じた。

6005チバQ:2020/12/23(水) 20:58:36
>>5989

>事務所によると、感染が判明した秘書はこのパーティーに出席していなかった。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20201223k0000m010254000c.html
竹本前IT担当相の秘書が新型コロナ感染 議員本人もPCR検査受診へ
2020/12/23 20:06毎日新聞

竹本前IT担当相の秘書が新型コロナ感染 議員本人もPCR検査受診へ

竹本直一IT・科学技術担当相

(毎日新聞)

 衆院は23日、自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相(大阪15区)の秘書が新型コロナウイルスに感染したと発表した。体調不良を訴えた秘書は21日から自宅で待機し、翌22日に陽性が確認された。事務所によると、この秘書は東京事務所で勤務。竹本氏は濃厚接触者に認定されなかったが、PCR検査を念のため受けるという。

 竹本氏を巡っては、後援会が18日夜、大阪市内のホテルで約80人参加の飲酒と会食を伴う政治資金パーティーを開催。政府が「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかける中、事務所側は「認識が甘かった」と陳謝した。事務所によると、感染が判明した秘書はこのパーティーに出席していなかった。【隈元悠太】

6006名無しさん:2020/12/23(水) 22:55:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c49484c306d584b476950e92fe116d88b7ea858
「桜を見る会」手のひら返しの検察捜査は安倍氏を従わせる「菅首相の権謀術数」なのか
12/23(水) 10:45配信

安倍晋三前首相の後援会が毎年主催していた「桜を見る会」前夜のパーティー問題が再燃している。

安倍氏は参加費の補填(ほてん)を繰り返し否定してきたが、結果的にウソだった可能性が高くなり、与党内からも批判が起きている。

◇「冗舌さ」の裏で

安倍氏は辞任直後から、インタビュー、講演、集会、ゴルフ、会食に忙しく顔を出し、コロナ第2波の時とは打って変わって冗舌だった。

自民党内では

「3度目の首相登板もあり得る」

「会長として清和政策研究会(細田派)に復帰してもらおう」

との声まであった。

しかし、派手な活動の裏で秘書や後援会幹部は東京地検特捜部の事情聴取を受けていたのだ。

そうと分かってみれば、体調不良で退陣したにしては少しはしゃぎすぎと見えた存在感アピールにも、何か狙いがあったに違いない。

菅義偉首相は国会で「報道で捜査を知った。法務省・検察庁から事前の説明や報告はなかった」と答弁したが、真に受けることはできない。

東京地検は大学教授らが提出していた違法な資金補填の告発状を、1月と4月の2度、形式上の理由で送り返していた。

告発は口頭でも受理するのが原則である。

先送りしたのは、現職首相周辺の捜査に二の足を踏んだからに違いない。

そうでなくとも1〜5月は、コロナ危機と並行して、黒川弘務元東京高検検事長の定年延長や検察庁法改正案を巡り、官邸・検察・世論が三つどもえでもめにもめていた最中である。

関係者によると、捜査を始めたのは10月、安倍氏が退陣した直後からという。

安倍氏は当然、察知したはずだ。

また、検察が菅首相に黙って着手するとは考えにくい。

官邸と検察の関係がギクシャクした後だけになおさらだ。

事件のレベルは格段に違うが、前首相に捜査が及んだ先例としてロッキード事件がある。

当時、三木武夫首相の秘書だった岩野美代治氏の詳細な回顧録と備忘録が本になっている(2017年と20年、いずれも吉田書店刊)。

三木は安原美穂法務省刑事局長(後に検事総長)から節目ごとに報告を受け、必要があれば説明を求め、積極的に意見も述べていた。

6007名無しさん:2020/12/23(水) 22:55:30
>>6006

事件の中心は田中角栄前首相と早くから見定め、司法の独立性を尊重しながらも、行政府の長として積極的な捜査を支持していた。

三木の後押しが角栄逮捕の支えになった舞台裏が生々しく分かる。

菅首相は安倍氏を守ろうとしているのだろうか。

そうは見えないところが政局的な想像をかき立てる。

菅首相は官房長官として、安倍氏の虚偽答弁に沿った答弁をしてきた。

国会では次のように釈明した。

「私自身も前首相が国会で答弁された内容について首相に確認し答弁してきた。事実がもし違った場合には当然、私にも答弁した責任がある。そこは対応する」

虚偽の責任は安倍氏に押しつけ、自分は仕方なく付き合わされた限りにおいて訂正なり謝罪なりする、という意味か。

明らかに冷たく距離を置こうとしている。

法律専門家の見立てでは、事件は立件されても会計責任者や後援会幹部が罰金を科せられる程度で、過去の基準に照らせば不起訴でもおかしくないらしい。

安倍氏は「知らなかった」と言い張れば、直接指示した証拠でもない限り共犯に問われることもない。

まさに大山鳴動してネズミ一匹だが、とすれば世論の心証はなおさら悪い。

検察も「黒川問題」の不信を拭うには、中途半端な捜査ではかえって火の粉を浴びる。

黒川氏と検察トップの座を争う形になった林真琴検事総長は、自分を排除しようとした菅官邸に一矢報いようと、司直の筋を通すことで、就任時に強調した「政治と適切な距離を取る検察」を分かりやすく示そうとするかもしれない。

捜査を尽くしたと納得してもらうには、安倍氏本人の事情聴取が欠かせないと指揮する可能性はある。

政権は代わっても、今年前半の国政を揺るがせた官邸と検察の対立は、なお尾を引いている。

その場合、菅首相は黙認するのではないか。

国会答弁の冷たさはそうした展開を予感させた。

政治資金収支報告書の訂正や秘書への罰金で幕引きとなれば、検察審査会への申し立ては避けられない。

つまり、安倍氏には「桜のウソ」問題が当分つきまとう。

6008名無しさん:2020/12/23(水) 22:55:53
>>6007

◇安倍氏を従わせる材料

辞任後の安倍氏は、自分の政権運営の正当性と今後の影響力保持をあけすけに訴え、早々と「次期衆院選で菅首相が勝てば(来年9月の自民党総裁選も)当然続投だ」(11月12日共同通信インタビュー)と語った。

ただしそれは、自分が影響力を持つ最大派閥の細田派を先頭に、複数の派閥が菅氏を支持した今年の総裁選と同じ構図を維持することが大前提になる。

安倍氏の自己アピールが、菅氏の再選をエサにした駆け引きなら、「桜のウソ」は菅氏が安倍氏と渡り合い、ついには従わせるための格好の取引材料になる。

石破茂元幹事長は派閥会長を降り、岸田文雄前政調会長の派閥も次期衆院選候補者公認問題で結束が乱れてきた。

内閣の看板政策を担う河野太郎行革担当相と小泉進次郎環境相は、菅首相と対決する名分がない。

コロナ対策や東京五輪強行開催の成否にかかわらず、菅氏再選に立ちふさがる「政敵」が次々と沈んでいく。

(伊藤智永・毎日新聞専門記者)

(本誌初出 「桜のウソ」の捜査と菅首相 “冷たい距離”ににじむ再選戦略=伊藤智永 20201215)

6009名無しさん:2020/12/23(水) 23:04:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8c228dce492c1ef2e7a84559916bb1c2c1b1f9f
みのもんたが独占告白! 菅首相〝ステーキ会食〟主催は「二階さん」 会話の中身も初証言
12/23(水) 11:25配信

 新型コロナウイルスに振り回された2020年。番組を降板して静かな生活を送ると思われていたあの人が最後の最後に世間を騒がせた。菅義偉首相との“ステーキ会食”や“文春砲”で注目を集めることになったみのもんた(76)だ。8人が参加した会食の内情、さらに「週刊文春」に報じられた女性との関係は? みのが本紙にすべてを語った――。

 とんでもない1年だったよね。コロナで生活がガラッと変わったと思ったら、文春に書かれるわ、最後の最後に菅さんと会食したって批判されるわ。まあでも、1年の〆(シメ)の相手が総理大臣ってのは文句ないかな。

 総理と別室にいたかって? 別室のわけないじゃない。冗談で言ったら真に受けられちゃったんだよ。いつもの記者なら「何言ってんですか!」ってツッコミを入れてたんだろうけど、記者の種類が違ったみたい(笑い)。あそこにいたのは真面目な記者だったんだね。こんな冗談、無視されるだろうと思ったら、そのまま流れちゃった。若い人が多かったからかな。寒い中、ずっと待ってて、彼らは風邪ひいたりしてないかな。

 あの日は二階俊博幹事長と古くから付き合いがある人で食事しましょう、という会でね。首相主催の食事会っていうんじゃないんですよ。あの日、菅さんは公務を終えて、あとは宿舎に戻って食事して寝るだけっていうから、「じゃあ時間が合うし食事していきますか」と二階さんが声をかけたってだけで。

 大宴会したかのように言われてるけど、菅さんの滞在時間は40分か50分ぐらいのものです。現場にいた記者は見て、分かってるでしょうけど。

 ちゃんと席の間に距離を取って、特に盛り上がるような話題もないから、静かに食事してました。菅さんが来たころには、僕らは既に食事を終えていたね。政治や社会について話すわけじゃなく、首相との会話は「みのさんの御法川(みのりかわ)という名字は本名ですか? 秋田に御法川姓の人がいます」「秋田は親戚ではないみたいです」ってぐらい。菅さんは秋田出身だからね。

 あとは王貞治さんが野球の話をしてくれてね。日本シリーズの話とか、王さんから聞きたいじゃない。王さんはまた嫌な顔をしないで答えてくれるから。あの方は野球に対する情熱がすごいね。やっぱり大した方だよ。

 菅さんには初めてお会いしたけど、優しそうでいい方でしたよ。

 それと報じられているように、今年春に「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)を降りた理由は初期パーキンソン病でした。知り合った順天堂大学の先生が「症状が出てるから検査した方がいい」と教えてくれてね。まぶたが落ちる症状が出てたんですよ。「ケンミンSHOW」の収録中に「寝てる」と言われたけど、あれもその症状だったんだね。

 ちゃんと病院に行って、今はいい薬があるから随分と体調が良くなりました。しばらく銀座に出てないから顔出したい気分だけど、このご時世に行ったらまた「あのバカが」と叩かれちゃう。

 女性にマンション買ったとか、一緒にスーパーで買い物してたとか。会社の真下で待ち構えてて「1億5000万円のマンション!」ってさ。もう俺のことなんかいいじゃない。ほっといてくれよ、だね。

 社長を務めていた水道メーター販売会社「ニッコク」は今月1日に退任し、代表権を持つ会長になりました。社長は一緒にずっと苦労してきた人になってもらいました。それが会社のためだし、セガレのためです。

 うちの親父が始めた会社だけど、セガレだから社長に、という簡単な話じゃないからね。社員150人の家族、お付き合いがある100社ぐらいの業者さんの家族を支える責任があるんです。だから社長は絶対に実力がある人じゃないとダメ。セガレが周りの人から認められて、自分の力で上がっていくならいいけどね。

 来年、この会社は創業80年を迎えます。さらに未来へ、しっかり会社を残していくためにやるべきことをやらなきゃね。

東京スポーツ

6010名無しさん:2020/12/23(水) 23:05:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/a971f4a87a10f130301cfa271dc15b40d367a31f
不満鬱積の自民党内 間隙ついて特捜部は菅政権に向け捜査も
12/23(水) 11:05配信

 Go Toトラベル中止を巡る失政などで評価が急落している菅義偉・首相。だが、その最大の敵は自民党の「内部」にいるようだ。菅首相を脅かすのは、かつて官房長官として7年半仕えた安倍晋三・前首相だ。

 菅首相は安倍政権を支えてきた議員を「重用する者」と「干し上げる者」に選別。その干された人々が安倍氏を持ち上げているという。さらに、この対立は統一会派の議員を含め399人いる自民党全体に広がっている。

 また、菅氏を首相に押し上げたとも言える二階俊博・幹事長との関係も悪化している。全国旅行業協会会長を務める「観光業界のドン」二階幹事長から見れば今回のGo To一時停止は「ガッカリ」の一言だろう。首相が独断で決めたため、関係にひびが入ったのだ。

 菅&二階のタッグが危うくなると、安倍氏ら旧主流派には巻き返しのチャンスだ。党内には政権運営に対する不満が鬱積している。

 2021年は総選挙の年だ。二階氏は選挙に向け露骨に派閥を拡大。細田派、麻生派、岸田派の旧主流3派に喧嘩を売ってきた。

 二階派最高幹部の地元・山口3区で岸田派参院議員が鞍替え出馬に動くと、二階氏は軍団を引き連れて乗り込み、「挑んで来るなら、政治行動の全てを擲って受けて立つ」と恫喝した。かと思うと、逆に、静岡5区、新潟2区では公認候補見直しで二階派議員を押し込もうとするなどやりたい放題。菅首相もそれを黙認してきた。今後は旧主流派が巻き返し、各地で公認争いが燃え上がる。

 両陣営はブレーン同士も衝突している。菅首相ブレーンのデービッド・アトキンソン氏が提案する「中小企業再編」に関し、安倍政権の内閣官房参与を務めた本田悦朗・元スイス大使は自民党議員の勉強会で「極めて危険」と酷評した。

 菅首相は自身の“お仲間”からも突き上げを受けている。新型コロナ対策分科会の尾身茂・会長をはじめ、菅首相が感染対策のために内閣官房参与に起用した岡部信彦氏(川崎市健康安全研究所所長)、さらに自民党のスポンサーでもある日本医師会の中川俊男・会長らが「このままでは医療崩壊」と声を上げ、知事たちも「科学的知見に欠ける」(佐竹敬久・秋田県知事)と政府の対応を批判している。

 政権が一枚岩でなくなれば、検察は政界捜査にフリーハンドを持てる。特捜部は菅政権側にも捜査を向け、二階派の吉川貴盛・元農水相に鶏卵業者からの現金提供疑惑が浮上、西川公也・元農水相(二階派)も関連して内閣官房参与辞任に追い込まれた。

 自民党内は真っ二つに割れ、あちこちで内乱が広がっている。

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

6011チバQ:2020/12/24(木) 13:07:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/720237060654bfc00a1ecef94ff466082a85cbb0
二階氏に批判集中 求心力急落も 多人数会食主催・GoTo継続主張・派閥不祥事
12/24(木) 12:16配信
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二階氏を巡る構図
 新型コロナウイルス対応などを巡り、自民党の二階俊博幹事長への逆風が強まっている。多人数のステーキ会食を主催し菅義偉首相を招いたことや、運輸族有力者として観光支援事業「Go To トラベル」継続を最後まで主張したことが反発を呼んだ。吉川貴盛元農水相の現金受領疑惑など自派閥の不祥事も相次ぐ。もともと他派閥との選挙区競合で党内の不満は蓄積しており、二階氏の求心力が急落する可能性もある。

 「飯を食うのが何で悪い」。二階氏は会食批判に、こう漏らした。14日夜、二階氏と首相、俳優の杉良太郎氏ら8人が集まって都内のステーキ店で会食。政府が少人数の会食を呼び掛ける中で批判が広がり、首相が陳謝する事態となった。

 党幹部は「たまたま行ったら大人数の場合もある。主催者の配慮が必要だ」と首相を擁護。だが、二階氏は記者会見で「マスクを取らなきゃ食事できない」などと政府の勧めるマスク会食でなかったことも示唆し、波紋をさらに広げた。

 会食は、首相が「トラベル」の全国一時停止を発表した直後。全国旅行業協会会長を務める二階氏は一時停止に猛反発し、周辺に「勝手なことしやがって」などと憤っていた。参院若手は「首相が会食に参加したのは二階氏の顔色をうかがうためでは」と推測する。

 二階派では、秋元司衆院議員や河井案里参院議員が相次ぎ逮捕・起訴され、吉川氏の現金受領疑惑も浮上。吉川氏が議員辞職した22日、二階氏は会見で疑惑について「(吉川氏)本人など関係者でなければ分からない。詳しいことは聞いていない」と述べるにとどめた。派閥幹部は「不祥事といえば二階派ばかり。イメージが悪い」と頭を抱える。

6012名無しさん:2020/12/24(木) 15:47:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/6abc0051739a488442104ab1359bf88544c2b845
「東京五輪やる」断言した菅首相 解散カード切れず政局は“ポスト菅”へ〈週刊朝日〉
12/24(木) 8:02配信

 日本で五輪が開催された年は必ず政変が起きる。1964年東京五輪の池田勇人、72年札幌五輪の佐藤栄作、98年長野五輪の橋本龍太郎の3首相は、いずれも五輪が開催された年に退陣した。戦争で“幻の五輪”となった40年には阿部信行と米内光政、そして2020年は安倍晋三の3首相が交代している。21年の菅義偉首相は、この的中率100%の“永田町ジンクス”と戦わなければならない。

 すでに政局大荒れの兆しは見えている。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が「5人以上の飲食で感染リスクが高まる」と警告を出している中、菅首相自身が多人数での会食を繰り返していたことが発覚。インターネット番組で、自らを「ガースーです」と不敵な笑みを浮かべながら自己紹介したことにも批判が殺到している。

 菅内閣発足当初、世論調査で60〜70%台だった内閣支持率は急落し、NHKの調査では11月から14ポイント下がって42%に。自民党議員からは「菅さんは官房長官が適任で、首相の器ではない」との声も出始めた。

 そんな中で訪れる21年、政局に大きな影響を与えるのが夏に開催が予定される東京オリンピック・パラリンピックだ。

 感染拡大が続くなかで開催が危ぶまれるが、菅首相の五輪にかける意気込みは強いという。大会組織委員会の幹部が話す。

「森(喜朗・大会組織委員会会長)さんは当初、2年延期論だったが、安倍政権下で1年延期に決まったことで再延期は選択肢からなくなった。五輪が中止になれば日本経済に与える影響も大きい。そのことは菅首相も理解しており、『五輪はやる』と周囲には断言している」

 頼みの綱となるのは、ワクチンだ。すでに米国や英国などでは予防接種が始まっている。前出の組織委幹部はこう話す。

「日本では1960年代にサリドマイドの薬害問題が起きたこともあり、新薬の認可には慎重。それでも菅首相は『4月か5月には接種を始めたい』と話している。できるだけ早く政府としてメッセージを出してほしい」

 ただ、来夏までに感染が収束せず直前で中止に追い込まれるような事態となれば、判断が遅れて傷口を広げた「Go To」キャンペーンの二の舞いとなりかねない。五輪強行は菅首相の政治生命をかけた「大バクチ」となりそうだ。

 菅首相の自民党総裁任期は21年9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了も迎える。選挙イヤーを生き抜くための駆け引きはもう始まっている。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。

「菅首相が支持率を盛り返すのはたとえ五輪が開催されても容易ではなく、解散時期を延ばせばますます不利な状況に追い込まれる。今、自民党内では安倍晋三前首相・麻生太郎財務相と菅首相・二階俊博党幹事長の間で水面下の対立があります。このまま支持率が下がって菅首相で選挙は戦えないとなれば、双方の対立は表面化するでしょう」

 1月18日召集を軸に調整が進められる通常国会で第3次補正予算が成立すれば、解散の機会が訪れる。だが、感染拡大が収まらなければ、解散権も行使できないと前出の鈴木氏は言う。その時に始まるのは、菅首相の“終活”だ。

「解散を打てないままズルズルと秋の衆院任期まで追い込まれ、選挙に勝つ見込みもないとなれば菅首相は続投を諦めてキングメーカーとして影響力を残す方向にシフトする可能性がある。二階幹事長とともに、『ポスト菅』に麻生派内で総裁選に出馬させてもらえない河野太郎行政改革担当相をあえて担ぐ可能性もある。一方、それを阻止するために、岸田文雄前政調会長や下村博文政調会長などが次の首相に意欲を見せるでしょう。21年の政局は大荒れです」

 綱渡りの政権運営の先に笑うのは誰か。(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月1‐8日合併号

6013チバQ:2020/12/24(木) 22:02:22
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20201224-567-OYT1T50271.html
竹本・前科技相が感染し入院、秘書2人も感染し自宅待機
2020/12/24 21:25読売新聞

 衆院は24日、自民党の竹本直一・前科学技術相が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染が確認された国会議員は5人目。同日陽性が確認され、入院したという。竹本氏の秘書2人も感染が確認され、いずれも自宅待機だという。

6014とはずがたり:2020/12/24(木) 22:15:46
>>6013
まさに自業自得。アホか。

竹本直一前IT相の後援会が80人参加パーティー 飲酒伴い、礼状に「忘年会」
12/20(日) 5:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d58690ba2ea0b6765dfdde21506a163cc5866ce
毎日新聞

 自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相(80)=衆院大阪15区=の後援会が18日夜、大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開いたことが判明した。竹本氏の秘書によると、勉強会と飲酒を伴う会食の2部構成で約80人が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は感染リスクが高い「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかけている。竹本氏は会食前に会場を後にしていたが、取材に「会食があることを知らなかった。ただ、アルコールを提供する会食は適切ではなかった」と釈明した。

 党内では、約1週間前に8人程度で会食した菅義偉首相が批判を浴び、忘年会や会食の自粛が相次ぐ。

 秘書などによると、パーティーは忘年会も兼ねて企画され、事務所が実質的に準備した。18日夕から始まり、竹本氏による講演などの勉強会と会食を約1時間ずつ開催。竹本氏は勉強会後に会場を後にした。

 会食はホテル内の円卓が並ぶ宴会場に移って開かれ、約80人の参加者に料理やアルコールが振る舞われた。会費は2万円で、参加者には「『令和二年忘年会』にご出席を賜り、誠に有り難うございました」などと書かれた竹本氏の署名入りの礼状が渡された。

 事務所は菅首相の問題や大阪で感染が急拡大する状況を踏まえ、開催の可否を検討。複数の支持者から「開催するのか」という問い合わせも受けたが、ホテルの感染防止策も確認した上で「急なキャンセルはホテルに迷惑がかかる」などと判断したという。

 竹本氏は19日、毎日新聞の取材に「アルコールが入って飛沫(ひまつ)が飛び交う環境は避けるべきだったが、会食の開催自体を知らず私に責任はない」と説明。一方、秘書は「認識が甘かった」と陳謝した。

 党関係者の一人は「コロナ禍で国民に自粛を求めている時期に酒を出すパーティーは非常識だ」と批判した。【隈元悠太、石川将来】

6015とはずがたり:2020/12/24(木) 22:42:27
橋本聖子・五輪相、ぐるなび会長の130人大規模パーティに参加していた
12/24(木) 12:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e7e8ea5e9ab5a98463c6ba1ac7d0d24f2bff4d6
NEWSポストセブン

「ひょっとしたら、総理はこのためにギリギリまでGo To停止の判断ができなかったのではないか」──まさかそれはないだろうが、官邸関係者のあいだからそんな訝る声まであがっている。

 12月12日に開催された、「滝久雄さんのこれからを応援する会」(正式には「東工大Hisao&Hiroko TakiPlaza竣工を祝い滝久雄さんのこれからを応援する会」)。永田町の「ザ・キャピトルホテル東急」1階にある最も大きな宴会場「鳳凰」で、レストラン予約サイト・ぐるなび創業者の滝久雄会長の文化功労者受賞を祝う大規模なパーティが開かれたのだ。招待人数は約130人だったという。

 この日は、「みなさんこんにちは。ガースーです」とニヤついて始まったニコニコ生放送で、Go To トラベルの停止について「まだそこは考えていません」と全否定した翌日だった。奇しくもGo To停止を発表し、その直後のステーキ会食で批判された日の2日前でもある。

 ぐるなびといえば、Go Toキャンペーンの4事業のひとつであるGo To イートのオンライン予約事業者として知られる。創業者の滝は、首相の菅義偉とは横浜市会議員時代からの古い付き合いだともいわれ、菅が国会議員になってからは、滝が別に経営している広告代理店からの政治献金も明らかになっている。

 その滝の文化功労者受賞を祝う会がよりによってこの時期に開かれたのだから、官邸関係者のサカナになって当たり前なのだ。

 通常、こうしたパーティは招待客以外の者が紛れ込むこともある。が、さすがに警戒厳重、ゲスト以外はシャットアウトしていた。鳳凰の前のロビーには他の者が入り込めないようロープが張られてホテルの係員が立っていた。

 18時の開宴1時間ほど前からマスクをした招待客が鳳凰の間に現れ始めた。マスクで顔がわからないうえ、会話も控えている。ゲストたちはホテルの係員からウイルス除去グッズを手渡され、アルコール消毒と検温モニターによる体温チェックが行われていた。そこを通り抜けると、待機していたスーツ姿のぐるなび若手社員と見られる約30人が、招待客にマンツーマンで対応している。

「お名前とご所属をお願いいたします」

 一人ひとりにそう尋ね、彼らが手にしている招待客リストの姓名と照合している。ゲストはそれらを経てようやく受付へと通され、そこで招待状を見せ、記帳する。これほど入場チェックが厳重なパーティも珍しい。

 パーティは立食ではなく、丸テーブルの着席スタイルだった。AからZテーブルまであり、1テーブルに5人が座った。隣同士がアクリル板で仕切られ、シャンパングラスとワイングラス2個、すでに弁当がテーブルにセットされている。箸とフォーク、醤油が入った小皿が置かれているので、和洋折衷の弁当だろう。

「出席者のほとんどは、ぐるなびと取引のある会社の人たちばかりでした」(参加者)

 滝久雄の挨拶で始まり、モニターによるゲストの挨拶もあった。全体としては地味な宴だったが、著名人としては楽天社長の三木谷浩史と自民党参議院議員の橋本聖子が出席していた。

 パーティについてぐるなびは、「有志が発起人となって開催されたと聞いておりますが、詳細は把握しておりません」(広報グループ)と回答。楽天は、「三木谷の個別のスケジュールについては、申し訳ございませんがお答えすることができません。また三木谷は、あらゆる機会において感染症対策にとても敏感に対応し対策に努めております」との回答だった。

 五輪担当大臣を務める橋本聖子の事務所は、「ご指摘の会は、参加者は受付でウイルス除去グッズを渡され、手指消毒と検温モニターによる体温の確認をした上で会場に入り、着席するテーブルも1人ずつアクリル板で仕切られているなど、感染対策は徹底されていました」と答えた。

 橋本は、17日にも夜11時頃まで高級寿司店で6人の会食をしていたことが報じられている。この国の政治家は、どれだけ感染が広がっても“Go To イート”を率先しているようだ。

(文中敬称略)

◆文/森功(ノンフィクション作家)

6016チバQ:2020/12/25(金) 11:10:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/f81816f614d6dcdc503592aef18468e6cb056e25
安倍氏、強弁一転「秘書が」 選挙意識し殊勝さ演出も…地に落ちた威信
12/25(金) 10:09配信




安倍晋三氏
 7年8カ月の史上最長政権を率いた「1強宰相」の威信は地に落ちた。24日、「桜を見る会」に絡み秘書が東京地検特捜部に立件され、自身も記者会見を開き、事実と正反対の国会答弁を繰り返したことを認めた安倍晋三前首相。「国民、全ての国会議員に深く、深くおわび申し上げたい」とこうべを垂れた。在任中、疑惑を否定し続けた強弁とのあまりの落差に、不信の声が広がった。 

【写真】質問を受ける安倍前首相=24日

 「私の政治責任は極めて重いと自覚している」-。

 午後6時。警護官に囲まれ国会内の記者会見会場に入った安倍氏は、まばゆいフラッシュを浴びながら、硬い表情で手元の書類を読み上げ始めた。「結果として、答弁の中には事実に反するものがあった」。冒頭の7分間、神妙に、釈明とおわびを繰り返した。

 首相退任後の11月初旬、初めて地元・山口入りした際、ライフワークの憲法改正を訴えたような意気盛んさは見えない。言葉を選ぶように、丁寧に低姿勢に質問に応じていく安倍氏。だが…。30分を過ぎたあたりからは、在任時のような能弁ぶりも見せた。
 政治資金収支報告書の不記載への関与や、結果的に立法府で虚偽答弁を行っていたことに質問が及ぶと、「私がいちいち(報告書に)目を通していたということは全くない」「最終的な責任は(政治資金規正法違反罪で略式起訴された)秘書が負っていた」。次第に身ぶり手ぶりが交じるようになり、口調も早口になっていく。

 国会の質疑でも再三、論点となったが、「桜を見る会」前日の夕食会を開いたホテルに対し明細書の発行を求めなかった理由を詰められ、「事務所のスタッフに、明細書を見たという認識がなかった」とかわした。さらに、間髪入れずに追加質問しようとする記者に向かい、安倍氏が「ちょっと答えさせて」と気色ばむ場面もあった。
 議員辞職の問いは、けむに巻くようにいなした。旧知の細田派関係者は、この日の会見の狙いを「国民というより、地元に向けた『おわび』だろ」と踏む。桜を見る会の一連の疑惑が「確信」に悪化してしまったことで、足元では安倍氏離れがじわり進んでいるという。「あの安倍さんでさえ、(次の)選挙が気になりだしたということだ」

 実際、東京地検特捜部の事情聴取を受けた12月21日も、その直前まで安倍氏の姿は山口にあった。会見の途中、地元支持者への思いを尋ねられると「検察の聴取に応じられた方もたくさんいる。大変なご迷惑をお掛けした」と言葉を詰まらせ、「地域の代表として仕事をしていく。責任を果たしていきたい」と続けた。

 64分間に及んだやりとり。司会者には、首相時代に内閣広報官の要職を預けた腹心を立たせ、「できる限り答える」と余裕も見せつつ、「秘書が」「責任者は」のリフレインの印象ばかりを残した。「ありがとうございました」と一礼した安倍氏の足取りは軽かった。 (河合仁志、前田倫之)

6017チバQ:2020/12/25(金) 11:28:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/9445f055bb751cf7c1b797bf771eacbc7de363bb
安倍氏「虚偽答弁」消えぬ疑念 釈明目立つ曖昧さ…核心見えず
12/25(金) 10:58配信




安倍晋三氏
 「桜を見る会」前日の夕食会の費用補填(ほてん)問題を巡り、安倍晋三前首相は24日の記者会見で、補填の事実は知らなかったとの立場を繰り返し強調した。刑事責任は「不問」となったが、国会での「虚偽答弁」の政治責任は残る。首相在任中、補填は「ない」と強弁していたが、この日は「手持ちの資金から支出した」と一転して説明。補填の経緯や安倍氏の確認のあり方など、会見を経ても疑問は解消されないままだった。

【写真】質問を受ける安倍前首相=24日
■関与
 昨年11月以降、野党側は、都内の高級ホテルで開かれた夕食会の会費が5千円なのは「安すぎる」と問題視。主催する安倍氏側が不足分を補填したとの疑問がくすぶりだした。

 国会で安倍氏は「各個人がそれぞれの費用によって上京し、(夕食会費も)ホテルに直接払い込みをしている」(11月8日の参院予算委員会)と答弁。収支報告書の不記載については、後援会としての収支がないことから「政治資金規正法、公職選挙法上は一切問題ない」(2月3日の衆院予算委)と断言していた。

 だが、この日の会見で安倍氏は補填について「事務所に預けている、私のいわば預金から下ろしたものから支出した」と明かした。その上で「私が知らない中で行われた」と述べた。

 不記載の理由について、会計を担当した東京の秘書と、収支報告を担当する地元の秘書との「連絡が不十分だった」と秘書に責任を転嫁。自身が確認しなかったことは「総理の職に専念していて任せていた」「いちいち(収支報告書に)目を通していたということは全くない」と釈明した。
■確認
 虚偽答弁のうち、ホテル発行の明細書に関する答弁は20回に上る。

 安倍氏は「明細書は営業の秘密に関わることから、どのような形であれ第三者への公開を希望しないというホテル側の意向を尊重すべきだ」(1月23日の参院予算委)、「事務所は明細書の発行を受けていない」(2月17日の衆院予算委)と明細書の公開を断固拒否。野党側から、ホテルに書面で回答をもらうよう求められると「私がここで話しているのがまさに真実」(同)と色をなして反論していた。

 会見では、安倍氏は事務所に明細書は残っていないとしながらも「(ホテル側には)明細書はあるんだろうと思う」などと曖昧な答えに終始した。

 ホテル側への確認のあり方を問われると、「十分だったかどうかは、じくじたる思いがある」としたものの、「ホテルに確認しろと秘書に言っても、本人が立て替えているので意味がないことだった」などと苦し紛れに言い訳した。

6018チバQ:2020/12/25(金) 11:28:33
■責任
 「私がここで総理大臣として答弁するということについては、全ての発言が責任を伴う」(2月17日の衆院予算委)。事実と異なれば責任をとるかとの野党の追及に、安倍氏はこう明言していた。

 安倍氏は刑事責任は免れたが、国会での虚偽答弁は少なくとも118回に上る。膨大な時間を費やした国会審議を事実上「白紙」のものとし、政治の信頼を失墜させたことへの政治的責任は重大だ。

 だが、会見では「信頼に足る政治家として国民に真に答えることができるよう職責を果たしていきたい」と反省の姿勢を示しただけ。衆院議員辞職や自民党離党は否定した。

 25日に国会での説明に臨む安倍氏。今後の説明責任について「これで済むとは考えていない。必要なら説明したい」と述べた。 (郷達也、森井徹)

6019名無しさん:2020/12/26(土) 10:12:31
https://www.asahi.com/articles/ASNDT5SM4NDTUTFK018.html
急速にしぼむ「安倍氏再々登板」 最近は健康アピールも
有料会員記事 桜を見る会
石井潤一郎
2020年12月25日 19時45分

 「桜を見る会」前日の夕食会の問題をめぐり、安倍晋三前首相が25日午後、国会で説明に臨んだ。持病の悪化を理由に、歴代最長政権に自ら幕を閉じてから約3カ月。健康が徐々に回復するのに伴い、政治活動も活発化させてきたが、東京地検の捜査によって夕食会の問題が再燃。「首相再登板」さえささやかれた安倍氏の政治的求心力の低下は避けられない。

 25日午後1時、国会内。記者団が見守るなか、無言で通り過ぎた安倍氏が姿を見せると、カメラのシャッター音が鳴り響いた。前首相が、自身の疑惑を国会で説明するという事態の異例さをうかがわせた。

 「深く深く反省致すとともに、国民のみなさま、そしてすべての国会議員のみなさまに心からおわび申し上げたい」。冒頭、安倍氏はこう語って頭を下げた。

 「事務所は関与していない」、「明細書はない」、「差額は補?(ほてん)していない」――。過去の国会で事実と異なる答弁を少なくとも118回繰り返していた安倍氏。かつての強気の姿勢は影を潜め、国会での虚偽答弁について謝罪を繰り返すしかなかった。

 2カ月ほど前、安倍氏をめぐる状況は、まったく異なるものだった。

 「7年8カ月、総理の職責に全…

6020名無しさん:2020/12/26(土) 11:19:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/f12b15f1939ca95e1e5edbe7db5a869f65c6ee15
安倍氏、マスクの下で冷笑「選挙9回圧勝、利益供与必要ない」 国会招致で居直る安倍氏
12/26(土) 10:21配信

 首相当時そのままに、独り善がりの理由を並べて追及をかわした。「桜を見る会」前日に開かれた夕食会費用補填(ほてん)問題で事実と異なる国会答弁を繰り返し、謝罪と修正を迫られて衆参両院の議院運営委員会に出席した安倍晋三前首相。疑惑に正面から向き合わず、逃げ切りを図るかのような姿勢に真剣な反省はうかがえず、政治不信を強める国民感情との深刻な落差を見せつけた。

 安倍氏の「虚偽答弁」は首相在任中の昨年11月から今年3月にかけて、少なくとも118回とされる。25日の衆院質疑では、うそをつかれた回数が最も多かった立憲民主党の黒岩宇洋氏が野党のトップバッターに立った。

 黒岩氏は安倍氏側による費用の穴埋めが、夕食会参加者1人当たり約3千円に当たることを追及した。ところが安倍氏は「質問通告をいただいていないので、1人いくらだったかは私の手元にない」と言った。後援会は既に政治資金収支報告書を訂正し、夕食会の収支を記載している。報告書を見れば分かる事実さえ確認せず、はぐらかした。

 立民の辻元清美氏に議員辞職を迫られると、安倍氏は「国民の期待に応えていけるよう全力を尽くす」と神妙な表情で否定した。

 信頼回復への第一歩は何か。辻元氏はまず夕食会の経費をガラス張りにするため、ホテル側に明細書を請求して国会に提出するよう求めた。だが安倍氏はホテル側が拒んでいるとの理由を持ち出し、うやむやにした。辻元氏が「後援会の裏帳簿があるのではないか」と追及すると、マスクの下に冷笑を浮かべた。

 深刻な「おごり」をうかがわせたのは、共産党の宮本徹氏への答弁だった。費用穴埋めが公選法で禁じられた有権者への利益供与(寄付)に当たると指弾された安倍氏は、自分が選挙で落選する可能性がないことを誇示し、こう言い放った。

 「(当時の)私は既に総理大臣で、何か利益を供与して当選しなければならない立場では全くない。自分の選挙のことは考えない状況にならないと、そもそも自民党総裁にはなれない。私もこれまで9回選挙を戦ったが、常に圧倒的な勝利を与えられている」

 質疑を終えた安倍氏は記者団に「説明責任を果たすことができた」と胸を張った。衆院議員の任期満了は来年秋。次期衆院選に向け、こう締めくくった。「来年の選挙にはですね、出馬をし、国民の信を問いたいと、このように思っております」

 (川口安子)

西日本新聞

6021名無しさん:2020/12/26(土) 11:23:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/4110c05dfd4a121b1bed08f1688d7b03bd4e3bef
永田町で早くも囁かれる「ポスト菅」 小池百合子都知事に再び神風か
12/26(土) 5:15配信

 安倍晋三前首相(66)が25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し、「桜を見る会」前夜祭の費用補填に関する首相在任中の国会答弁で「虚偽答弁だった」と陳謝した。

 野党議員からは「議員辞職に値する」と詰められ、安倍氏は「厳しいご指摘を頂いた」と肩をすぼめる場面を連発。自民党関係者は「安倍氏自身がまいたタネとはいえ、3か月前まで首相だった人が公開リンチになるなんて。来年の総裁選で再登板なんて声もありましたけど、もう絶対に無理ですよ」と言葉を失った。

 安倍氏は不起訴になったとはいえ、今回の陳謝で、党内最大派閥(細田派)の事実上のボスの座までは追われないものの、影響力の低下は免れない。一方で、安倍氏の女房役だった菅義偉首相の責任問題も浮上し、政権の支持率低下とともに党内からは「菅首相では選挙で勝てない」と悲観論が出ている。

 ただ、党内には有力な〝ポスト菅〟が見当たらない。そこで水面下で進行しているシナリオが、なんと小池百合子都知事の国政復帰だという。4年前の都知事選や前回の衆院選で「希望の党」を率いて、自民党に牙をむいた小池氏が復党することなどできるのか?

 自民党議員は「自民党都連は7月の都知事選で、小池氏の対抗馬を擁立しなかった。これは安倍氏が首相在任中に『小池氏しかいない』と決めたからですが…。来年6月の都議選で、小池氏が都民ファーストの会を支援しないという条件をのめば、二階派を中心に党内がまとまるとみられます」と小池氏と都連が完全に〝手打ち〟になるというのだ。

 小池氏は二階俊博幹事長とは蜜月なのに対し、菅首相とは犬猿の仲で知られる。党内政局が混迷を極める中で、小池氏の復帰劇が明るみになれば、さらに混乱に拍車がかかりそうだ。

東京スポーツ

6022チバQ:2020/12/26(土) 16:30:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c1b79bb3d8ce2209f06b140d5b97a8df031d9b7
宮腰光寛元大臣が酒席で倒れる 30人超の懇親会に出席
12/26(土) 12:34配信
元沖縄・北方担当大臣で自民党の宮腰光寛衆議院議員が、25日富山市で開かれた懇親会で酒を飲んで倒れ救急搬送されました。
体調は回復しましたが、コロナ禍での酒席に参加したことについて宮腰議員は申し訳なかったと述べました。

複数の関係者によりますと、宮腰議員は、25日、県内水面漁業関係者の懇親会に出席し、酒を飲んで倒れて救急搬送されました。
宮腰議員は、病院で手当てを受け体調は既に回復しています。
この懇親会には、漁業関係者33人が出席していましたが、県内では25日、新型コロナ感染拡大警報「富山アラート」が発令されていました。
コロナ禍での酒席への参加について、宮腰議員は申し訳なかったと述べました。

富山テレビ放送

6023名無しさん:2020/12/26(土) 21:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/285eeb4b994a31904dd5dbbe0da5bc2815265751
二階俊博幹事長の「権力の源泉」 なぜ総理を呼び出せるほどの実力者になったか
12/26(土) 16:05配信

 いまや自民党の“最高実力者”となった二階俊博・幹事長(81)。旅行代理店の全国組織・全国旅行業協会の会長を長年務める「観光業界のドン」としても知られ、菅義偉首相が独断で年末年始のGo Toトラベル全国一斉停止を表明すると、二階氏はその夜(12月14日)、芸能・スポーツ関係者らと開いた“ステーキ会食”に首相を呼びつけ、「二階さんの一声で総理が飛んできた」(二階派議員)という権勢ぶりを見せつけた。

 その政治権力はかつて「自民党のドン」と呼ばれた金丸信・元自民党副総裁に匹敵するとも言われる。だが、金丸氏が当時の最大派閥・経世会(竹下派)の圧倒的な数と力を背景にキングメーカーとなったのに対し、二階氏率いる志帥会(二階派。所属議員47人)は細田派(98人)、麻生派(55人)、竹下派(54人)に続く自民党第4派閥で、岸田派(47人)と並ぶ。往年の金丸氏のような「数の力」があるわけではない。

 それがなぜ、総理を呼びつけるほどの権力を握ることができたのか。

巧みな政界遊泳術
 二階氏の“成り上がり物語”を政治経歴から辿ってみよう。

 和歌山県御坊市出身で父・俊太郎は戦前からの和歌山県議、母・菊枝は医師だった。中央大学法学部政治学科を卒業して代議士秘書を務めた後、落選していた父の跡を継ぐ形で1975年の和歌山県議選で当選。県議を2期つとめた後、1983年総選挙に自民党(田中派の候補)から出馬して初当選した。いわゆる2世議員だ。

 田中派から竹下派と続く若手議員時代に運輸政務次官、自民党交通部会長を務めて運輸族議員の仲間入りをする。その後、一貫して運輸・観光行政に関わる原点となった。

 政界遊泳術は巧みだ。

 1993年、宮沢内閣不信任決議案を経て竹下派が分裂すると、小沢一郎氏に従って自民党を離党し、細川連立内閣で2度目の運輸政務次官に就任。このころには“影の運輸大臣”と呼ばれた。

 その後も新進党、自由党と小沢氏に従って側近の1人として頭角を現し、小渕内閣で自民党と自由党が連立すると、念願の運輸大臣として初入閣。この運輸大臣時代、二階氏は航空会社や大手旅行代理店の社長ら旅行業者2000人の大訪問団を率いて中国を訪問した。

 しかし、小沢氏が連立を離脱して自由党が分裂すると、政権にとどまって「保守党」(後に保守新党)結成に参加。小渕氏の急死後、続く森内閣の自公保連立政権でも運輸大臣に再任された。小泉内閣時代の2003年に自民党に復党する。

 約10年ぶりの自民党復帰──。二階氏が出世の糸口をつかんだのはこの小泉内閣時代だ。

 二階氏は保守新党から一緒に自民党に合流した議員と旧二階派(二階グループ、「新しい波」)を旗揚げして派閥領袖となり、出戻りながら小泉首相から選挙の実務を担当する自民党総務局長に抜擢されると経産大臣、自民党国対委員長とトントン拍子に出世していく。

6024名無しさん:2020/12/26(土) 21:08:19
>>6023

野党幹部の孫の誕生日も覚えていた
 この頃の興味深いエピソードがある。

「二階さんは小泉さんから郵政民営化特別委員長や国対委員長をまかされただけあって、国会対策に非常に長けていた。野党幹部の孫の誕生日まで覚えていて、プレゼントを贈る。そうした野党パイプを使って対決法案の審議をうまく進めていった」(野党議員)

 第1次安倍内閣では党3役の総務会長(1回目)に就任、福田内閣と麻生内閣でも経産大臣を歴任して党実力者としてのし上がっていく。

 派閥の拡大にも熱心だ。

 二階氏は小泉郵政選挙(2005年)で大量に当選した小泉チルドレンのうち、選挙地盤が弱い比例代表の議員を取り込んで派閥を拡大し、一時は衆参20人近い勢力となった。

 しかし、2009年総選挙で自民党は大敗。最もダメージが大きかった旧二階派は二階氏を除く衆院議員全員が落選し、派閥が消滅してしまう。前代未聞の敗北だった。

 転んでもただでは起きないのがこの政治家の真骨頂だ。

 二階氏は残った参院議員2人と伊吹派(志帥会)に合流し、伊吹文明氏が衆院議長就任(2012年)に伴って派閥を離脱すると、自ら会長に就任して二階派に衣替えさせた。いわば、派閥を“乗っ取った”のである。それが現在の二階派だ。

 第2次安倍政権になってからは自民党は国政選挙で連戦連勝するが、二階派は選挙のたびに勢力を減らしながらも、無派閥の新人や他派の議員をスカウトして派閥を拡大してきた。

「二階さんは“数は力”の信奉者で、スネに傷を持つ議員でも来る者は拒まずの精神で受け入れる。派閥の議員の選挙応援には熱心だが、数多くの修羅場を経験してきた人だから、“落選したら補充すればいい”と割り切っているところがある」(二階派ベテラン議員)

 そのため、スキャンダル議員や変わり種の個性派議員が多く、自民党内では「二階派は猛獣も珍獣も受け入れる動物園」と揶揄されているが、二階氏は平気の平左なのだ。

6025名無しさん:2020/12/26(土) 21:09:17
>>6024

観光業界以外にも強い影響力
 第2次安倍政権以降、二階氏は自民党内での力を飛躍的に伸ばしていく。

 2014年に2回目の自民党総務会長に就任すると、総務会長室に各企業や業界団体の陳情が列をなすようになった。

「政策の調整は本来なら政調会長の役目で、総務会長は業界の陳情などでつくられた多くの議員立法のうち、どの法案を国会で審議するかの優先順位を決める。しかし、党内で各業界の内情をよく知っていて、睨みがきき、利害調整ができるのはいまや二階さんしかいない。だから各業界の陳情は全部二階さんのところで仕切るようになった」

 背景には、自民党の世代交代が進み、長年、各業界を仕切っていた族議員の有力者が引退や落選でいなくなったことがある。

 総務会長時代の二階氏は、「中国強硬派」で知られた当時の安倍首相が戦後70年談話を出す前に自民党議員や旅行業界の関係者ら約3000人の大訪問団を組んで中国を訪問(2015年5月)、習近平・国家主席に首相親書を手渡して驚かせた。この年からインバウンドで中国からの訪日観光客が爆発的に増えていく。「観光業界のドン」の面目躍如ということになる。

 2016年に幹事長に就任すると、いよいよ権限が集中した。いまや二階氏が強い影響力を持っている業界は観光にはとどまらない。

「国土強靭化」を掲げて震災復興や全国防災事業を推進した「建設族のドン」でもあり、野中広務・元自民党幹事長から「全国土地改良事業団体連合会」会長を引き継いで「農業土木のドン」として君臨、建設業界、農業土木業界という自民党の票田をガッチリ握っている。所属議員数では党内第4派閥にすぎない二階派が、政治資金の集金力(2019年)ではトップに立っていることも、二階氏の各業界への影響力の強さの反映だろう。

 他の大派閥の領袖とは、存在感が違う。

 そんな二階氏も、安倍政権時代は、「一強」と呼ばれた安倍晋三・前首相に“へりくだって”みせていた。

 幹事長になると安倍氏の「総裁3選」をいち早くぶち上げ、党内の異論を封じ込めて党則を強引に改正して、「絶対の支持」を表明した。さらに安倍氏が退陣表明する前は「総裁4選」まで口にしていた。

6026名無しさん:2020/12/26(土) 21:09:45
>>6025

 しかし、菅首相とは力関係が逆転した。自民党ベテラン議員が語る。

「二階さんにとって安倍さんは自分を幹事長にしてくれた恩人。安倍内閣は最大派閥の細田派、麻生派、岸田派の主流3派にしっかり支えられていたから政権基盤が盤石で、二階さんが逆らえばすぐ吹き飛ばされてしまうくらい力の差があった。

 しかし、現在の菅首相にとって二階さんは総理にしてくれた恩人。自前の派閥を持たない菅さんは党内基盤が弱く、二階派の支えがなければ政権維持が危うくなる。力関係からいっても菅さんは後見人の二階さんに逆らえない」

 だから二階氏は安倍前首相を宴席に呼びつけたことはないが、菅首相には“ちょっと顔を出さないか”と言えるのである。

◆文/武冨薫(ジャーナリスト)

6027名無しさん:2020/12/27(日) 10:48:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/56db65a96ff2034aaf88cda6e7f8c6d79b46cf1c
石破 茂は何に負けたのか?「47都道府県動画」を仕掛けた石破派のブレーン・平 将明衆院議員に聞く
12/27(日) 6:20配信

9月に行なわれた自民党総裁選での大敗を受け、石破 茂(いしば・しげる)元幹事長は自派閥「水月会」(以下、石破派)の会長を10月22日に辞任した。

多くの世論調査で「次の首相にふさわしい人物」の1位となるなど国民人気の高い石破氏だが、一方で自民党内の権力闘争では苦戦が続いた。4度の総裁選出馬と敗戦を経て、自派閥の会長の座を退いた石破氏は「何に負けた」のだろうか?

石破派の創設に関わり、同派の広報委員長として2018年の総裁選で大きな話題となった「47都道府県動画」などを仕掛けてきた平 将明(たいら・まさあき)衆議院議員に聞いた。


* * *

■石破さんの「正論」は自民党に必要なもの


――世間的には"電撃辞任"でしたが、石破さんから話は事前に聞いていましたか?

平 確か前日にマスコミから「石破さんが辞めるという話は本当か?」と問い合わせがありましたが、その時点では何も伝えられていませんでした。本人の口から聞いたのは22日当日の派閥臨時総会の席です。私もびっくりしましたし、ほかのメンバーもまさかという思いだったはずです。

――突然の辞任表明に、派閥内から異論や不満は?

平 石破政権を実現したくて集まったメンバーですから、もちろん慰留もありました。でも、私自身は石破さん自身が責任を取りたいというなら、尊重したいと思いました。

――今回の総裁選は、数字を見れば直近3回の出馬で最も厳しい結果になりました。

平 痛かったのは、各候補が論戦を交わす前の段階で、派閥間の調整で議員票の7、8割が菅(義偉首相)さん支持で固まったこと。それによって勝ち筋の見えない戦いになってしまいました。

――今回は党員投票が簡略化され、地方で支持の厚い石破さんにとっては不利なルールでの戦いでした。来年9月に再び総裁選があることを考えれば、今回は出馬を見送るべきだったという声もあります。

平 もちろん派閥内でもそういう意見はありましたが、私自身は"主戦派"で、石破さんには出馬を勧めました。このコロナ禍で、時代が10年くらい先に進んでしまった。政界も石破さんの世代を飛び越えて、一気に次の時代になるかもしれない。

今回出て存在感を示しておかなければ、次の総裁選に石破さんが出馬できなくなるリスクもあると思ったからです。

総裁選での戦略的な反省点はあります。ただ、石破さんが出たから、菅政権はあれだけの高支持率で発足できたという思いもあります。石破さんが出なければ、派閥間の話し合いだけで無投票で菅さんなり、岸田(文雄前政調会長)さんなりにすんなり決まった可能性もあるでしょう。

そうでなくきちんと選挙をやり、論戦をやって選ばれたからこそ、菅政権は国民に認められた側面があると思います。

――国民人気の高い石破さんですが、なぜ党内ではあれほど疎まれているんでしょう。

平 政策を実行する立場にある与党の政治家は、時には苦しい答弁をせざるをえないこともあります。だけど、石破さんはそんなときでも気持ちいいほど堂々と正論を述べますよね。そして、それを党内では「後ろから鉄砲を撃つな」と言われてしまう。

でも、私は石破さんはそれでいいと思うんです。国民にはこういう声もある、だからこそ政権与党は説明責任を果たすべきだと主張しているだけ。石破さんがいなかったら、自民党の政治はもっと内向きになり、緊張感がなくなると思います。

6028名無しさん:2020/12/27(日) 10:48:15
>>6027

■二階派が体現する政治という「力の世界」
――石破さんは面倒見が悪い、会食にもろくに行かない、といった声も自民党の政治家の間にはあります。

平 石破さんと私はちょっと似ているところがあって、基本的に"人見知り"。私は石破さんには「イヤなことはしなくていいと思います」と申し上げました。それは得意な人がやればいい。

じゃあ、石破さんはその間に何をしているかといえば、ひたすら地方を回っているか、本を読んでいます。それも国家国民のために働く国会議員の資質として大事なことでしょう。「飯を食ってくれない」「面倒を見てくれない」なんていう理由で拗(す)ねて距離を置く議員が本当にいるなら、私はそういう議員の資質のほうを疑いますね(笑)。

――平さんはなぜ石破さんを担いできたんですか?

平 古川禎久さん(衆院6期)、赤澤亮正さん(同5期)、齋藤 健さん(同4期)、私の4人で、石破さんに派閥をつくろうと言いに行ったのは、2015年9月の総裁選の直前でした。

当時、安倍政権は絶好調でした。私も安倍さんの明るいキャラクターは大好きです。安倍さんが右と言えばみんなが右と言うような雰囲気でした。

これは一致結束という面で素晴らしいが、一方で政権与党としての多様性には欠ける。「権力というのは必ず腐る」ものですし、党内に別のオプションがないと危ないと思いました。そのオプションになりうる存在は石破さんしかいませんでした。

――それまで無派閥だった石破さんが自身の派閥を立ち上げたことで、よりはっきりと、安倍政権への対抗軸という存在になりましたよね。

平 他派閥の議員からは、「安倍政権の継続が決まったその日に派閥を立ち上げて"非主流派宣言"なんて、政治センスゼロだ」と笑われましたが、私たち4人は石破さんに「(総裁の任期である)3年間はポスト不要の覚悟です」と伝えてありました。

石破さんもそれを意気に感じてくれた部分はあったと思います。ただその後、二階(俊博)幹事長主導で党則が変更され、総裁任期がさらに3年延長されたことは誤算でした(笑)。

――今回の総裁選でも、二階派が菅支持に動いたことが流れを決めました。

平 この間、二階派の急成長はすごかった。所属政党関係なく求めている人に手を差し伸べ、面倒を見るというやり方をすれば、派閥は大きくなります。それに幹事長のパワーを利用すれば最強です。

直近の幹事長はそういうことに抑制的でしたが、二階さんは本当にすごい政治家です。政治とは「力の世界」だということをあらためて認識させられました。自派から総裁を出すことにこだわらず、キャスティングボートを握り、権力をとりにいく。

一方、石破さんのキャラクターも含めて、うちはそういう派閥ではありません。石破さんはあくまでもビジョンと政策を訴え、自身が次の選択肢になるという政治家ですし、石破派も、会長に面倒を見てもらわなくても自分でやっていけるような人ばかり集まっています。しかしながら、二階派のギラギラ感を少し学ぶ必要はあったかもしれません。

――石破さんは次の総裁選、あるいはその先で再起するんでしょうか。

平 大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)のように、雌伏の後に討ち入りの日は来るかもしれないし、来ないかもしれません。総裁選の後、私は石破さんに「旅にでも出たらどうですか」と言いました。命を削るような総裁選に幾度も挑戦したんです。石破茂も人間です。少しは休息も必要です。

そういえば、2年前の総裁選では「47都道府県動画」をやりました。実は石破さんは今回、「1741自治体(全国の市町村の総数)動画をやりたい」と言いだしたんです(笑)。さすがに時間的に難しかったのですが、その後、いくつかの自治体について語った動画はすでにアップされています。

シナリオなしで、自分の体験と言葉で、各地域のことをあれほど愛情をもって語れる政治家は石破さんしかいないと思います。「石破はどうしているんだ?」、そういう声がまた必ず聞こえてくるときが来るのではないでしょうか?

●平 将明(たいら・まさあき) 衆議院議員(5期、東京4区選出)。1967年生まれ、東京都出身。早稲田大学法学部卒業後、会社員生活や家業である東京・大田青果市場の仲卸「山邦」の3代目社長などを経て、2005年に自民党公認で衆院選初出馬・初当選。現在は自民党内閣第二部会長としてIT政策、科学技術・イノベーション、宇宙政策、クールジャパン戦略などを担当。水月会(石破派)では広報委員長を務めてきた


写真/時事通信社

6029名無しさん:2020/12/27(日) 16:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/625fb3ec2eb14f401083a11bd499490bc82f53eb
首相、来秋の総裁選出馬明言せず 「着実に仕事する」
12/27(日) 11:47配信

 菅義偉首相は27日放送のBSテレ東番組で、来年秋の自民党総裁選に立候補するかどうかを問われ、明言を避けた。「一日一日、着実に仕事をしていくことに尽きる」と語った。衆院解散・総選挙についても「約束した仕事は、きちんとやり遂げたい」と述べ、具体的な時期には言及しなかった。

 新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、自身の年末年始の過ごし方について「危機管理の責任者だった官房長官時代の習癖がなかなか取れない。首相になっても、何か仕事をしていた方が落ち着く」と話した。

 延期している中国の習近平国家主席の国賓来日に関しては「現時点で日程調整する状況ではない」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a2ebb544cd13e1ac03893f7b35e194241c3aa96
閣僚経験者「しばらく静かに」 安倍氏の復権戦略 「桜」問題で暗雲
12/27(日) 11:11配信

 「桜を見る会」前日の夕食会を巡る問題で「虚偽答弁」の謝罪に追い込まれた安倍晋三前首相。史上最長政権の突然の幕切れから3カ月が過ぎ、健康状態は徐々に回復し、政治活動も活発化。周囲からは「再々登板」の声が高まっていたが、自らの「政治とカネ」であえなく失墜した。自身の出身派閥を率いる“復権戦略”に暗雲が垂れ込めている。

 半年ぶりに国会の質疑に臨んだ安倍氏は25日、ひたすら反省の弁を繰り返した。終了後、記者団に「説明責任を果たすことができたのではないか」と強い自負心をのぞかせたが、疲労の色は濃く、口調も単調だった。

 持病の再発を理由に、安倍氏が首相を退任したのは9月16日。処方薬の効果もあって「体調は順調に回復」(安倍氏)。精力的な活動を見せていた。三度(みたび)、宰相の座への挑戦を促す声は歯牙にも掛けない一方で、自民党の最大派閥、細田派への復帰は「早ければ来春」と漏らすなど意欲を隠さなかった。

 11月16日には、来年の東京五輪・パラリンピック開催に向けて来日した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から「五輪オーダー」(功労章)を授与された。久々の表舞台で相好を崩し、完全復活を印象づけたかに見えた。

 だが、暗転はすぐに訪れる。第2次政権の最終盤に国会を揺るがした「桜」問題が再燃。東京地検特捜部による「安倍氏の公設秘書任意聴取」が11月下旬に報じられ、活動を自重。細田派関係者は「動きが少し目立ちすぎたのかもしれない」と悔やむ。

 退任後の安倍氏を巡っては、盟友の麻生太郎副総理兼財務相や岸田文雄前政調会長が、今後の政局を見据え、それぞれ接触して秋波を送っていた。安倍氏としても、最大派閥を引き継ぎ、主流派のかじ取りと影響力の維持を狙う上で、2人は「有効なカード」(自民関係者)となる存在。逆に、菅義偉首相や後見役でもある二階俊博幹事長からすれば「やっかいな連携」(政府関係者)との見方もあった。

 安倍氏は24日の記者会見で、派閥復帰について「今のところ考えていない」と慎重な姿勢を示した。細田派の閣僚経験者は「しばらく、静かにしておいた方がいい」とトーンダウンしており、「安倍派待望論」は急速にしぼんでいる。 (河合仁志)

西日本新聞

6030チバQ:2020/12/27(日) 23:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeb141c580afd1e44200301efe2fd124a8fc514d
【点描・永田町】「広島3区の乱」で岸田氏窮地に
12/27(日) 19:04配信

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時事通信
菅義偉首相との面会後、記者団の質問に答える自民党の岸田文雄前政調会長(中央)=10月8日、首相官邸

 「ポスト菅」を目指す自民党の岸田文雄前政調会長が、地元での衆院広島3区の与党候補選びで窮地に立たされている。公明党と自民広島県連がそれぞれ独自候補を擁立して真っ向から対立し、「地元レベルでは調整困難」(岸田氏周辺)な事態となっているからだ。広島は宏池会(岸田派)の創始者の故池田勇人元首相や故宮沢喜一元首相の地元として、派閥結成以来の「宏池会の牙城」(派幹部)と呼ばれてきただけに、岸田氏が今回の「広島3区の乱」で指導力を発揮できなければ、「総理・総裁候補失格の烙印」(自民幹部)を押されかねない状況だ。

【図解】政党支持率の推移

 広島3区の現職は、昨年7月の参院選に絡む巨額買収事件で公判中の元法相・河井克行被告。妻の参院議員・案里被告と共に公職選挙法違反罪で検察当局に逮捕・起訴されたが、自民党を離党して議員辞職せずに法廷闘争を続けている。このため、自民広島県連は11月に空白になった同区の新たな支部長選任のための公募を始めたが、それに先手を打つ形で公明党が11月19日に斉藤鉄夫副代表(68)=衆院比例中国=の擁立を決定、すぐさま山口那津男代表が菅義偉首相や二階俊博自民党幹事長に協力を要請した。慌てた自民県連は12月8日に公募者の中から石橋林太郎県議(42)を選び、9日に県連会長の宮沢洋一元経済産業相(参院議員)が党本部で二階氏、山口泰明選挙対策委員長と個別に会談し、石橋氏を同党公認候補の前提となる広島3区支部長に選任するよう要請した。

 ただ、公明党側は「買収事件を起こした選挙区では、後任の自民候補は応援できない」と強硬で、擁立された斉藤氏も直ちに選挙区回りを始めるなど、着々と選挙態勢づくりを進めている。その一方で、自民県連は「選挙区に出さない選択肢はあり得ない」(幹部)と猛反発し、石橋氏での候補一本化を求めている。県連会長の宮沢氏は岸田氏の従兄弟で岸田派幹部でもあり、「岸田氏が決断するべきだ」(自民幹部)との見方が支配的。ただ、公明側は岸田氏が斉藤氏一本化に反対すれば「他選挙区の岸田派候補の支援は拒否する」と脅しをかけるなど対立は激化するばかりで、岸田氏周辺でも「党本部裁定しかない」との声が広がる。

首相、二階氏の“岸田つぶし”説も
自民党役員会に臨む菅義偉首相(右)。左は二階俊博幹事長=9月29日、東京・永田町の同党本部

 そこで問題となるのが「菅、二階両氏と岸田氏の関係」(閣僚経験者)だ。安倍晋三前首相の突然の退陣表明を受けた後継レースでは、岸田氏に批判的な二階氏の主導で菅政権が実現し、首相も党・内閣人事で岸田氏を無役に追いやった。今回の公明党の候補擁立でも、自民党最高幹部の首相や二階氏は「特に異論を唱えず、黙認する構え」(自民幹部)とされる。候補者調整の責任者の山口選対委員長も、9日の宮沢氏の要請に「党幹部でよく相談したい」と明言を避けた。

 候補者調整で後手に回った岸田派は8日の臨時幹部会で対応を協議したが、主戦論の一方で(1)今回は公明に譲って石橋氏は比例に回る(2)案里被告の失職による参院広島選挙区補選での公明の選挙協力の確約─など「条件闘争に移るべきだ」(派幹部)との意見も出て、腰が定まらない状態だ。

 岸田氏は、9日夜の民放BS番組に出演した際、「これは党と党で話し合う問題だ」と、党本部の対応に委ねる姿勢を強調。自公両党の調整作業についても「与党が分裂して戦うことはあり得ない。私は私の立場で努力したい」と、踏み込んだ発言は控えた。こうした弱腰にも見える岸田氏に対し、自民党内では「首相と二階氏が密かに公明党と通じて、来年の自民総裁選をにらんだ“岸田つぶし”に出た」と指摘する声も出ており、岸田氏の苦悩は深まるばかりだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」12月21日号より】

6031名無しさん:2020/12/29(火) 23:49:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/80f84ff47f04d30a8f105b54abe46bb72ea1ae4d
コロナ禍の令和2年…安倍首相の電撃辞任と“ダークホース”菅政権誕生に見た政治の攻防〜2020スクープの裏側
12/28(月) 11:31配信

世界が変わった2020年
激動の令和2年がまもなく終わろうとしている。例年であれば、忘年会シーズン本番。クリスマス商戦がメディアで取り上げられるなど師走らしいニュースに多く接するが、今年はその景色が一変した。そして、我々が日々取材活動を行う永田町周辺にも、言いようのない「不穏な空気」が充満している。この正体は一体何なのか。

9月に発足した菅政権は、「国民が当たり前と思える政治」を標榜し、前例主義の打破や規制改革を旗印にロケットスタートを飾ったかに見えたが、政権発足後のいわゆるご祝儀期間は終わり、いまは支持率の急落に直面している。その政権への逆風は、来年10月までに行われる見通しの解散総選挙の行方にも影響を与えている。これらすべての根源は無論、未曽有の危機とも言うべき、新型コロナウイルスだ。

8月に持病の悪化を理由に電撃的に辞任した安倍前首相は、道半ばで菅首相に道を譲る形になったが、新型コロナウイルスは、安倍前首相の政権運営にも大きな影響を与えた。得意の外交や機動的な政策の打ち出しが、コロナによって大きく制約を受け、安倍前首相のマインドに何かしらの影響を与えてしまったと見てよいだろう。それがストレスの一因となり、持病にも悪影響を与えてしまったというのが多くの関係者が指摘するところである。

そして、菅政権も今、GoToトラベルの一時利用停止の判断など、新型コロナウイルスに翻弄され続けている。安倍政権が終わり、菅政権が誕生するまでの舞台裏を振り返りつつ「コロナに打ち勝つための政治とは何なのか」を考察する。

6032名無しさん:2020/12/29(火) 23:49:42
>>6031

最長政権を直撃した「コロナ禍」と安倍首相の「苦悩」
安倍前首相は今年の在任時、8月28日に辞意表明会見をするまでに、全国に緊急事態宣言を出す際など、コロナ対応に関する記者会見を計9回行った。そして、6月の通常国会閉幕にあわせて行った記者会見では、任期中の解散総選挙について、次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染症対策に全力を尽くしている中にあって、頭の片隅にもありませんが、様々な課題に真正面から取り組んでいく中で、国民の信を問うべき時が来れば躊躇なく解散する、解散を断行する考えに変わりはありません」

衆院選を自らの手で行う考えに変わりがないことを強調した安倍首相だったが、そのわずか2カ月後の8月24日、連続在職日数が単独歴代最長になったことへの所感を聞かれた際には、記録達成への高揚感はなく、声にも張りがなくなっていた。

「今日は先週の検査の結果を詳しくお伺いし、そしてまた、追加的な検査を行いました。体調管理に万全を期して、これからも、これからまた仕事に頑張りたいと思います」

「これからも」と言いかけて「これからまた」と言い直した安倍首相は、この時すでに、辞任する意向を固めていた。安倍首相はこの日、東京・信濃町にある慶応大学病院で8月二度目の検査を受けていた。8月に入ってから、以前より歩く速度が遅くなり、声にも張りがなくなっていたことは、衆目の一致するところで、面会した多くの人が、「会議中も上の空で話を聞いている」「食事が思うように喉を通らないようだ」と首相の体調を心配していた。ただ、それが重篤なものなのか、あるいは疲労の蓄積によるものかなど、様々な憶測が飛び交うが、確定的な情報は掴めずにいた。中には、首相官邸で吐血したのではないかという情報も流れたが、安倍首相の周辺は当時をこう振り返ってこう語った。

「吐血したことは一度もないが、7月頃から体調が急激に悪化していったのは間違いない。それを周囲に悟られないようにするのが大変だった」

別の関係者は、「慶応病院で検査を受けたところ、持病の潰瘍性大腸炎の数値がとても悪くなっていた。だから、これまでと違う治療法を試す必要があった」と明かす。安倍首相は7月頃から体調が悪化していったが、自民党議員との夜の会食など、あらかじめ決まっていた日程はキャンセルせずに出席していた。安倍首相の体調不良については、一部の側近しか知らされていなかった。安倍首相の周辺はこう語る。

「毎日のように色んなところから『総理の体調はどうなのか?』と聞かれたが、首相の健康状態は国家の最高機密。知っていても何も答えることはできなかった」

安倍首相は、2007年の第一次政権の時に、代表質問が行われる衆院本会議の直前に突如辞任したことから、「政権を投げ出した」という痛烈な批判を浴びた。その時の苦い経験があったため、7年8カ月の間、体調管理に万全を期して政権運営に当たってきたが、新型コロナへの対応に追われるなかで、徐々にストレスを溜めていくことになる。そして、政権運営を万全な体調で行えないと判断し、水面下で“次の総理総裁”へのバトンタッチに向けた準備を進めることになる。周辺によると、少なくとも8月早々から退陣に向けた準備を密かに進めていたという。

6033名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:02
>>6032

安倍首相が近く記者会見へ…憶測がさらに広がる
健康不安説がくすぶり続けるなか、安倍首相が前述の歴代最長在任を達成した8月24日、FNNは次のようなニュースを報じた。

「安倍首相が近く、今後の新型コロナウイルスへの対応と、自身の健康状態について説明するための記者会見を行うことを検討している」(8月24日「Live News Days」抜粋)

この放送の前提となる取材では、記者会見で安倍首相が来年夏の五輪開催に向けた対応を含む秋以降のコロナ対策を打ち出すという事実がまず得られたのだが、政府関係者から「どうもそれだけではないようだ」という気になる情報も寄せられていた。それが、「健康状態について説明する」という情報だった。ただし、「何を説明するかについては予断を持てない」ということだった。さらに、別の筋からはこんな情報も得られた。

「安倍首相の記者会見の前に、臨時閣議がセットされるようなのです。案件は不明です」(政府関係者)

これらの情報をまとめると、1「安倍首相が近く記者会見を行うことを検討」、2「記者会見の前に臨時閣議がセットされる可能性。案件は不明」、3「記者会見で自身の健康状態についても説明する」、大きくこの3つのピースをつなぎ合わせた場合に何が考えられるのか。見方は真っ二つに割れた。

取材を通じて多く指摘されたのが、安倍首相が8月28日に、秋以降の新型コロナ対策について説明する記者会見をセット。その場で健康状態についても説明した上で、続投するというものだった。政府高官が安倍首相の辞任説を「完全否定」していたことも要因の一つだ。

一方、首相臨時代理を置いたうえで当面治療に専念すると表明するのではないかという見方もあった。臨時代理を置く場合の順位は一位が麻生副総理兼財務相だ。ただ、これについては、臨時代理を置けば首相としての執務遂行能力がないと見なされ、求心力が一気に低下するとの懸念もあり、現実的ではないとの見方が大勢を占めた。

6034名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:18
>>6033

安倍首相が進退について言及か
情報が錯そうするなか、8月24日の週前半に我々がたどり着いた情報は次のようなものだ。

「閣議案件を了承した後の閣僚懇談会で、安倍首相が進退について言及する可能性がある」

この情報の重要なポイントは、安倍首相が健康状態について説明するだけでなく、進退についても言及する可能性があるということだ。進むか退くかの二択。しかし、進むのであれば進むとわざわざ言及する必要はないのではないか。政治部の取材現場の緊張感は一気に増した。しかし、表面的には時間が淡々と過ぎていく。そして、8月28日の当日を迎えた。

その日は、朝から情報番組や報道番組などが安倍首相の健康問題について取り上げていた。多くの番組が、「そのまま続投」「臨時代理を置いて治療に専念」「辞任」の可能性について議論していたが、一部の専門家が辞任の可能性に踏み込んでいた以外は、“なんからの形で続投するのではないか”という論調が多く見られた。事前にアナウンスされていた安倍首相のスケジュールは、午前に定例閣議、午後1時頃に新型コロナの対策本部、午後5時に記者会見。日頃の首相日程と比較して格段に少ない日程だった。

午前の閣議が終わったあと、事態は動き出した。定例の閣議終了後に麻生副総理がそのまま官邸に残り、安倍首相と面会した。面会後の麻生氏は記者団の問いかけに無言を貫いた。午後になって、安倍首相が二階幹事長と面会するため自民党本部を訪れるという情報が入った。対策本部が終わったあとの午後2時ごろ、確かに安倍首相は党本部に向かった。

内実としては、安倍首相の辞意は、8月28日の午前中に菅官房長官や麻生副総理などに“公式的に”伝えられた。首相の最側近とされる今井補佐官らは、夕刻の記者会見に向けた準備に追われていた。官邸では首相秘書官らにも内々に安倍首相の辞意が伝えられ、首相は自ら二階幹事長に辞意を伝えにいく。実はこの自民党本部訪問も、直前に決められたものではなく、少なくとも前日には段取りが組まれていた。そして、党本部に向かった直後、安倍首相辞意のニュース速報が流れることになる。首相周辺が夕刻の会見前の打合せの際、安倍首相にこう尋ねたという。

官邸スタッフ「記者会見は途中で休憩を挟みますか?立ちっぱなしで大丈夫ですか?」

安倍首相「大丈夫だ。休憩なしでやれる」

安倍首相は自らの引き際を8月28日と決め、それに向けて準備を進めていた。そこには、政権を投げ出したと批判された2007年の辞任劇の二の舞にしたくないとの強い決意があった。しかし、コロナの完全収束の兆しが見えないなかでの、苦渋の決断でもあった。

「病気と治療を抱え、体力が万全でないという苦痛の中、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません。国民の皆様の負託に自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断いたしました」(8月28日、安倍首相会見)

6035名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:36
>>6034

菅政権の誕生と新型コロナウイルスという因果
安倍首相の辞任表明により、後継を決める総裁選への時間的猶予は残されていなかった。新型コロナウイルスという敵が厳然として立ちはだかるなか、一刻の政治空白も許されない状況だった。菅官房長官は、自民党の二階幹事長らにいち早く出馬の意向を伝え、“後継はスガ”の流れを作り出した。表面的に見れば、菅官房長官は、安倍首相の辞意表明を受けて決断したということになるが、実際は、安倍首相の体調不良についてかなり早い段階から知らされていた。8月某日、菅氏が総裁選出馬への準備を密かに進めていたことを周辺が明かしている。

「菅氏は『近く自民党総裁選になる可能性がある。その時は一気にやる』と言っていた。これは自ら総裁選に出馬するんだなと感じた」(自民党関係者)

この時、菅官房長官の念頭にあったのは、このコロナ禍による国難と言うべき時に、安倍首相がその任を離れざるを得ない場合、国のトップリーダーを担えるのは自分しかいないという決意でもあった。安倍首相の在任期間中、一貫して「全く考えていない」と言い続けてきた総理総裁へのドアが開いた瞬間だった。石破元幹事長、岸田政調会長が名乗りを上げた三つ巴の総裁選は、地方票と議員票ともに菅氏が圧倒し勝利した。菅新首相は10月26日の所信表明演説で、次のように決意を述べた。

「6月下旬以降の全国的な感染拡大は減少に転じたものの、足元で新規陽性者数の減少は鈍化し、状況は予断を許しません。爆発的な感染は絶対に防ぎ、国民の命と健康を守り抜きます」

菅首相は、所信表明演説で、携帯電話料金の引き下げや不妊治療への保険適用、2050年カーボンニュートラルなど、いわゆる「スガ印」の政策を前に進める方針を示すとともに、GoToキャンペーンの意義についても強調した。

「(GoToで)延べ2500万人以上の方々が宿泊し、感染が判明したのは数十名です」

GoTo運用「全国で一時利用停止」を巡る混乱
所信表明演説で「爆発的な感染は絶対に防ぐ」「社会経済活動を再開して経済を回復する」と強調した菅首相だったが、秋から冬にかけて、全国で感染者数が過去最多を更新し続ける事態に直面した。そして、肝いりのGoToトラベルにも徐々に暗雲が立ち込める。政府は12月、「勝負の3週間」として感染拡大防止を国民に呼びかけたが、感染者の増加に歯止めがかからず、政府内でも危機感が広がっていった。首相周辺は当初一様に、「GoToを一律で停止することは絶対ない。経済を止めるわけにはいかない」と強調していたが、徐々にその方針は変わっていく。そうしたなかFNNは12月12日に次の内容を報じた。

「GoToトラベルの一時停止について、政府は、札幌市と大阪市の延長に加え、東京と名古屋市を新たに一時停止の対象とする方向で調整に入った」

政府関係者によると、対象地域の一時利用停止期間はいずれも12月25日頃までを想定しているとしていた。そして、国と東京都の小池知事らとの協議を経て、2日後の12月14日、菅首相は大きな決断をすることになる。

「(感染者が)3000人を超える中にあって、年末年始というのは集中的に対策を講じられる時期だという風に思いました。そうしたなかで、GoToトラベルを全国一旦は停止すべきであると決断を致しました」(12月14日、首相官邸)

菅首相はこの日、札幌市、東京都、名古屋市、大阪市の4自治体を目的とするGoToトラベル利用を12月27日まで一時停止し、28日から1月11日まで全国一斉に一時利用停止する方針を表明した。この決断の背景について、菅首相は周辺に対し、「12月13日に全国の感染者が3000人を超えたことが決め手になった」と語った上で次のように説明した。

「東京などの一時停止で感染が収まるような生やさしい状況ではない。今、全国でやるしかない」

「経済のためにGoToが必要だと伝えても、それが届かなかった」

菅首相は、世論に配慮した苦渋の決断だったことも明かしている。その世論という中には、最近の内閣支持率の下落という要因も含まれているとみられる。政府関係者は「政権の新型コロナ対策が評価されていないことが大きな要因だ」と指摘する。

6036名無しさん:2020/12/29(火) 23:51:00
>>6035

令和3年は菅政権にとって「勝負の年」
来年10月には衆議院議員の任期切れを迎える。菅首相は任期満了までに解散総選挙を行う方針だが、その時期については不透明感が増している。臨時国会の閉会間際には、安倍前首相が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡る問題、菅首相に近い吉川元農水相の「政治とカネ」の問題など、自公政権にとってマイナス材料が噴出した。

これにより、年明けの1月解散は事実上封印され、来年度予算が成立したあとの春以降に照準をあてることになるが、夏は東京都議会議員選挙やオリンピックが控えている。自民党幹部は「10月の任期満了に限りなく近い時期の選挙になるだろう」と指摘するが、仮に秋ごろの選挙だとしても、「いまの支持率のままでは不安だ」という声が自民党の若手議員から聞かれる。

「ワクチンが供給されれば、局面は大きく変わる」(閣僚の一人)

たしかにワクチン供給がいつになるのかというのは大きな要素になり得るが、「後手後手すぎる」と野党などから批判されている「当面の政府のコロナ対応」が、政権浮揚のための大きな要因であることは間違いない。

政府・与党内には、菅首相がGoToをめぐって大きな方針変更に舵を切ったことを評価する声がある一方、「首相に耳障りの悪い話を具申する人間が周囲にいないから、対応が後手になる。みんなで菅首相に忖度してどうする」(与党幹部)と、“政権の構造”そのものを不安視する声もある。また、「首相の発信が足りない」と指摘する声も多く聞かれるが、もともと口下手な菅首相が突如饒舌になるとは思えない。節目節目に記者会見の場を設けるなど、機会の増加はもちろんではあるが、「政権全体の発信力」も今問われている。

「もっと喧嘩しろ!」菅政権へのアドバイス
カギを握るのは菅首相の女房役である加藤官房長官の今後の手腕とみられる。9月の組閣人事でも最大の焦点は官房長官人事だった。梶山経済産業大臣や自民党の森山国対委員長、加藤厚生労働大臣の3人の名前が浮上するなか、FNNは、組閣前日の9月15日昼頃、官房長官に加藤氏の起用が固まったと報じた。菅官房長官のもとで官房副長官も経験し、閣僚や党の要職を歴任した実績を評価した起用だった。官僚出身の加藤長官は、答弁の手堅さが評価されている。ただ、菅首相が饒舌に語れない面を丁寧にフォローし、政府としての適切なアナウンスメントを担う官房長官としては、発信力や総合調整力がやや不足しているという指摘がある。安倍前首相は以前、菅首相についてこう言及していた。

「菅総理には菅官房長官がいないという問題がある」(月刊『Hanada』9月号)

安倍前首相の指摘は、いまの官邸にどう当てはまるのか意見が分かれるところだが、菅首相が加藤長官にどのような役割を期待しているのかということへの評価にもよるだろう。その功罪も含め「官邸一強」と言われた第二次安倍政権だったが、安倍氏の周辺はいまの菅政権に対し「もっと喧嘩しろ」とアドバイスする。

「何でもかんでも安倍さんが一人で決めていたわけではないし、俺たち、しょっちゅう安倍さんと怒鳴りあいの喧嘩をしていましたよ。安倍さんと意見が違って、こっちがブチ切れて部屋を出ようとしたら、安倍さんから『おい、まだ話が終わってないぞ!』と呼び戻されたこともありましたしね。安倍さんと菅さんの考えが違うことだってたくさんありました。でも、喧嘩したって最後はまとまるもんです。たとえ総理大臣が相手でも、誰かがちゃんと意見しなきゃねぇ」

未曾有のコロナ禍に打ち勝つ政治を行うためには、政権中枢の内部で喧嘩するくらいの活発な議論が必要だという指摘だ。

菅政権はまだ発足して3カ月あまりだが、国民の多くが感染抑止と雇用や経済の復活の「結果」を求めてやまない。“発信力”や“政権の構造”など、様々な課題が指摘されるなか、菅首相は政権をどう立て直し、衆院選に向けてどのような手を打っていくのか。野党は、来年の通常国会で、新型コロナウイルスに対する政府の対応や、「桜を見る会」の前夜祭問題など、政府与党の姿勢を冒頭から厳しく追及する方針だ。衆院選を控える来年は、与野党の攻防がより激しさを増すだろう。令和3年も政治の動きをしっかり見ていきたい。

(フジテレビ政治部)

政治部

6037名無しさん:2020/12/29(火) 23:59:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fefda051c1240b78d84105eb94287c824887b100
「ぬるま湯に戒め」自民、比例復活議員に厳しい条件 次期衆院選
12/28(月) 12:15配信

 来年行われる次期衆院選を巡り、自民党が比例代表との重複立候補の条件に厳しい方針を打ち出している。小選挙区で連続2回以上敗れ、比例代表で復活した議員の重複は原則認めない方向。さらには、公認時に73歳未満でなければ比例名簿に登載されない「73歳定年制」も厳格に適用する。たたき上げの菅義偉首相の強い意向を受け、対象議員にハッパを掛ける狙いがある。

 「比例復活の議員ほど地元を回らず、たるんでいる。甘えは許されない」。自民選対幹部は方針の意図をそう解説する。

 自民は、前回2017年の衆院選後に公認の前提となる選挙区支部長の「選任基本方針」を策定し、比例復活が2回以上続く議員は原則、比例重複禁止の規定を決めた。ルールの厳格化にこだわったのは首相本人だ。党幹部は「ぬるま湯に漬かるなという戒めだ」と解説する。

 党関係者によると、原則通りなら重複立候補ができない現職は全国で25人程度に上る。九州では岩田和親氏(佐賀1区)が対象。相手が野党の強敵という復活組の中堅は「命綱なしでやるしかない」。復活組の若手も「次はない。正念場だ」と気合十分だ。

 一方、復活組の中でも野党の代表や重鎮と長年競い続けている議員にとってはハードルが高い。山口泰明選対委員長は「選挙区ごとの事情がある。例外もありうる」との認識も示しており、どこまで厳正に適用されるかは不透明だ。

 党は「73歳定年制」も維持する方針。九州では現職の高齢化が進む長崎県などで対象になる議員が増える見込み。山口氏は15日、記者団に首相や二階俊博幹事長も賛同しているとして「定年制はかっちり守る」と語った。

 首相は25日の記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について「当面は新型コロナ対策に全力で取り組んでいきたい」と述べ、早期実施には慎重な構えだ。内閣支持率低迷を受け、「解散風」は遠のいており、衆院ベテランは「逆手に取るわけではないが、しっかり地盤固めする時間があるということだ」と若手らの奮起を促す。 (郷達也)

6038名無しさん:2020/12/30(水) 00:34:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd59e31666d04c460046bc384ac98d112ceabc68
二階氏「みんなが右往左往している時に選挙というわけにいかない」…早期解散に否定的
12/27(日) 20:51配信

 自民党の二階幹事長は27日のBS朝日の番組で、「新型コロナウイルス対策をどうするか、みんなが毎日心配して右往左往している時に選挙というわけにいかない」と述べ、衆院選は当面困難との見方を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8471f65147cd0bfab0e97edd0c3cbbc2de47651c
「コロナ収束見通せるまでは解散難しい」二階幹事長
12/27(日) 18:55配信

 自民党の二階幹事長はBS朝日の番組に出演し、新型コロナウイルスの収束が見通せるまでは衆議院の解散・総選挙に踏み切るのは難しいとの見方を示しました。

 自民党・二階幹事長:「世の中が今コロナに対する対策をどうするかということで皆が毎日心配して右往左往しているわけでしょ。こういう時に選挙だよって言うわけにいかないじゃないですか」
 二階幹事長は、「コロナが解決する見通しがつけば、支持率は上がってくる」と述べ、感染の拡大と解散時期が関係してくるとの見方を強調しました。一方、14日夜に都内のステーキ店で菅総理大臣らと8人で会食したことについて、問題はないとの認識を示しました。
 自民党・二階幹事長:「飲食店でやったって言ったって、それは飯を食うために集まってきたんじゃないんですよ。ただ、そこで会議、会合、その時間に出会ったということですよ。この今の事態に対してもどう対応するかなども考えてやってるんですから。全く無駄なことやってるわけじゃないですよ」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/86e5d909677f9f59c061257093d0311150c29751
自民党の二階幹事長、大人数会食批判に反論
12/27(日) 19:56配信

 自民党の二階俊博幹事長は27日放送のBS朝日番組で、自身を含む菅義偉首相らとの大人数会食に批判が出ていることについて「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と述べ、反論した。

 衆院解散・総選挙に関しては「新型コロナウイルス対策をどうするか、みんな毎日心配している。こういうときに選挙だと言うわけにはいかない」と語った。番組は25日に収録された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/19d8dede8dc0494f633d7fc12fe98f7fa503c1df
二木芳人教授 二階幹事長のステーキ会食反論に「一般の方々に対するメッセージとしては違う」
12/28(月) 14:31配信

 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)が28日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月〜金曜前11・55)に出演。自民党の二階俊博幹事長が27日放送のBS朝日の番組で、自身を含む菅義偉首相らとの高級ステーキ店での大人数会食に批判が出ていることについて「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と反論したことについて言及した。

 二階氏は「会食ってそんなことを特にやったわけではありませんから。飲食店でやったって飯を食うために集まったわけじゃないんですよ。ただそこで会議会合、ただその時間に出会ったということですよ」などとも述べた。

 二木氏は「感染対策などは十分されてやっているのかも知れませんけど、おっしゃっていることは、一般の方々に対するメッセージとしては全く違うと思う。もし会って話すことが目的なら食事なしでもできるわけですから、そういう形でしていただければ」と自身の考えを述べた。

6039名無しさん:2020/12/30(水) 12:35:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45fad4a0c3c3b702dbb0e020640d8e781046526
田崎史郎氏が明かす菅首相出馬決めた二階氏の「応援」
12/30(水) 6:00配信

 今年9月14日、安倍晋三首相(当時)の辞任に伴う自民党総裁選が行われた。7年8か月に及ぶ安倍政権で官房長官を務めた菅義偉氏(72)が選出され、第26代総裁に就任した。秋田県出身で無派閥、たたき上げの苦労人は首相の座にどのように上り詰めたのか。自民党を中心に永田町で取材を続けてきたジャーナリストの田崎史郎氏(70)が舞台裏を語った。(久保 阿礼)

 「菅さんに電話で『周囲から推されたら(総裁選に)出た方がいいですね』と話を向けると、電話口から『そうだね』と答えが返ってきた。『ああ、これは出るな』と思いました」。安倍首相が体調不良による電撃辞任を表明した翌日の8月29日夜。田崎氏は菅氏に電話を掛け、出馬に向けた感触を確かめた。

 ポスト安倍の有力候補は岸田文雄政調前会長、石破茂元幹事長、そして7年8か月にわたり官房長官として安倍政権を支えた菅氏の3氏。ただ、首相候補として菅氏の評価がずばぬけていたわけではなかった。「『首相としてはどうか』と思ったのが正直なところです。政治家としては個々の政策を実現する力、勝負勘が強いタイプですが、国民に伝える能力が高いとは言えなかった。能力があり政治を動かす力はあるが、国民を動かす力はどうか、と」

 突然の辞任表明で、各派閥の準備は不十分だったが、二階派が即座に菅支持を決め、細田派、麻生派、竹下派など主要3派閥が続き、流れは序盤に決まった。田崎氏は菅氏の心の中をこう推し量った。

 「安倍さんが退陣表明した時点で出馬すると決めていたのでしょう。総裁選に勝つために、誰に協力を求めるか。最初に浮かんだのが、実力者である二階さんでした。安倍さんが退陣する前から食事をする仲で、二階さんは『(次の)総裁選に出たらいい。出たら応援する』と言い続けていました」。以前から二階氏の信頼を得ていると感じていたことが、出馬の決め手となった。

 主要派閥の支持を取り付けた菅氏は総裁選で377票(議員票288、地方票89)を獲得した。2位の岸田氏は89票、石破氏は68票に沈み、大差をつけた圧勝だった。

 「突然の退陣によって急に決まった総裁選。安倍さんを支えた人と言えば、菅さんしかいませんでした」

 第99代首相となった菅氏は、携帯電話料金の引き下げやデジタル庁創設、不妊治療費の助成拡充など矢継ぎ早に打ち出し、各大臣に結果を出すよう厳しく求めた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、来年は東京五輪・パラリンピックがあり、10月には衆院議員の任期が切れる。21年は必ず、どこかのタイミングで総選挙があり、菅政権は国民の審判を仰ぐことになる。

 「五輪前の解散の可能性が3割、五輪後の解散が7割ぐらいと見ています。与党が過半数割れする可能性は極めて少なく、順当に行けば、菅政権は24年までは続くでしょう。ですが、その先は分からない。菅さんは今、後継者を育てている。そこが菅さんの素晴らしいところです。河野太郎氏、(総務相の)武田良太氏、小泉進次郎氏ら次の候補がいます。そこが自民党の強さですね」

 ◆田崎 史郎(たざき・しろう)1950年6月22日、福井県坂井市生まれ。70歳。藤島高から中大法学部に進み、73年4月、時事通信社入社。79年から政治部。82年から自民党の取材を始め、田中派を担当。93年9月、政治部次長。解説委員などを歴任。退社後は政治ジャーナリストとして活動する。TBS系「ひるおび!」、テレ朝系「羽鳥慎一のモーニングショー」などに出演。主な著書に「安倍官邸の正体 国家権力の中枢を解明する」(講談社現代新書)、「小泉進次郎と福田達夫」(文芸春秋)など。

報知新聞社

6040名無しさん:2020/12/30(水) 15:20:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/28cec2ea4a6d8e5dfadd7b54f644e3f5b0cbf4a2
二階幹事長 ステーキ会食で「参加者の前で菅首相を呼び出した」
12/30(水) 11:02配信

誰もこの男を止められないのか――。

自民党の二階俊博幹事長が12月27日、BS朝日『激論!クロスファイア』に出演。今月14日に菅義偉首相ら8人と行った“ステーキ会食”について、

二階幹事長が80人の満員集会で「コロナ傲慢・仰天発言」連発!

「飯を食うために集まったんじゃない」

と、会食そのものの事実を否定した。二階氏はこの件について「ある意味では誤解ですよね」とし、

「我々は年に1回忘年会を開いておったわけですよ。で、ちょうどいい機会だから、総理もそれぞれの人、各界の代表的な人だし、出会っておいた方がいいかな」

と説明。政府が5人以上の会食を控えるよう呼び掛けている中の行動だったが、

「別に8人で会っただけで、会食ってそんなことを特にやったわけではない。飯を食うために集まったんじゃないんですよ。ただそこでその時間に出会ったということですよ」

と主張した。一般の人はコロナの感染拡大を憂慮し忘年会も控えている人も多いが、これについても

「会食を目的に出会ってるんではないですからね。そこで出会って意見交換をすること、今の事態に対してどう対応するかということを考えてやってるんですから」

と、ぶ然とした表情で言い放った。

ようは食事よりも、各界著名人との意見交換会で主という言い分のようだが、参加した面々の顔ぶれは首相や二階氏の他、ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎、タレントのみのもんたら。この面々で一国の今後を左右するような建設的な話し合いが行われたかは疑わしい。

みのもんたに至っては、「東京スポーツ」で、会の主催者が二階氏で、菅首相は急きょ呼び出されたと暴露(東スポWebで23日11時25分配信)。話の中身についても王貞治氏の野球観や今年のシーズンの総括などが中心で、あとは「特に盛り上がるような話題もないから、静かに食事してました」と証言している。

「東スポの中身はそれでもだいぶ抑えた内容だったそうです。本当は二階氏がああでもない、こうでもないと“放言”しまくっていたとか。菅首相の出席も当初は予定されておらず、参加者の目の前で自身の力を誇示するように、呼び出したというのが真相でしょう。“自分こそがキングメーカー”と言わんばかりだったようですよ。

そんな調子だから、会は全く盛り上がらず、菅首相も和やかな雰囲気は崩しませんでしたが、ほとんど会話はしていなかったと聞いています」(政界関係者)

それでいて、批判の矢面に立ったのは菅首相なのだから、とんだとばっちりだろう。

それにしても、二階氏の権力増大が止まらない。もともと、旅行代理店の全国組織・全国旅行業協会の会長を長年務める「観光業界のドン」として知られるが、「建設族のドン」だった野中広務・元自民党幹事長から「全国土地改良事業団体連合会」の会長職も引き継ぐと、今や建設業界、農業土木業界という自民党の大票田を握る党内最大の実力者となった。

「無派閥の菅さんが総理になれたのは、二階氏が『後見人』になったから。コロナの感染拡大が進行しているのに、ギリギリまでGoTo停止しなかったのは、二階氏の顔色をうかがっていたから。菅氏にとって二階氏は”恩人“ですが、同時に”目の上のタンコブ“でもあるのです」(前出・政界関係者)

冒頭のテレビ番組での二階氏の発言は、論理が破綻しており、ともすれば「ボケ疑惑」も浮上するレベルだが、永田町関係者によると

「本人は“頭はキレキレ”と思っている。以前、大臣経験のある中堅議員が二階さんの真後ろの席で『この人、ボケてるからね〜』とヒソヒソ話していたら、それを聞き逃さなかった二階さんが『俺はボケてない!』と激怒したことがあったとか。その中堅議員は将来の首相候補にも一部で名前が挙がるほどの人物だが、二階氏をボケ老人扱いしたため、総理の目はなくなったとまで言われている」

という。国民から反感を買おうが、どこ吹く風。二階氏の天下は当分続きそうだ――。

FRIDAYデジタル

6041チバQ:2020/12/31(木) 19:36:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASND05WK5ND0TIPE005.html
自民・藤丸衆院議員、20人で飲酒会食 地元の事務所で
2020/12/31 18:02朝日新聞

 自民党の藤丸敏衆院議員(福岡7区)が、20日夕に党関係者ら約20人と飲酒をともなう会食をしていたことが関係者への取材でわかった。藤丸氏の秘書は朝日新聞の取材に「きちんと感染対策は取られ、問題はなかった」と説明した。

 出席者らによると、福岡県柳川市にある藤丸氏事務所で20日、党柳川市支部役員会を開催。藤丸氏や柳川市議ら約20人が出席し、弁当と酒が出されて会食したという。机をロの字形に並べ、長机に隣り合った人との距離は1メートルほどだったという。

 藤丸氏の秘書は「居酒屋を予約していたが、キャンセルして事務所で開いた。窓を開け、すぐに帰った人もいたので大人数ではなく、感染リスクは高くなかった」と説明した。

 政府の新型コロナ対策分科会は「5人以上の飲食では飛沫(ひまつ)が飛びやすくなる」と国民に注意を呼びかけている。(枝松佑樹)

6042チバQ:2020/12/31(木) 19:38:18
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-201230X603.html
特措法改正、罰則規定が焦点=「私権制限」に慎重論も―コロナ対策強化へ策定急ぐ
2020/12/30 14:46時事通信

 新型コロナウイルス対策の実効性を高めるため、政府は特別措置法改正案の取りまとめを急ぐ。焦点は休業や営業時間短縮の要請に応じない事業者の罰則の在り方。菅義偉首相は罰則規定に前向きな立場を示しているが、憲法が保障する国民の権利の制限につながりかねず、政府・与党にも慎重論が根強い。改正案の早期成立は見通せておらず、首相の指導力が問われている。

 「時間短縮をより実効的にするため、特措法改正を視野に入れている」。首相は28日、記者団にこう語り、来年1月18日に召集される通常国会での法改正に改めて意欲を表明。自民、立憲民主両党は国対委員長会談で、2021年度予算案の成立を待たず、改正案を処理することで一致した。

 時短要請を担保する鍵と見込まれるのが、応じない事業者への罰則規定だ。政府は特措法改正で、緊急事態宣言の発令前でも都道府県知事が団体や個人に必要な協力を要請できると定めた24条を見直し、時短だけでなく休業の「指示」を含めた営業規制と、違反した場合の「罰金」を可能とすることで一定の強制力を持たせる方向だ。

 背景には、東京都の時短要請が新型コロナの拡大抑制につながらなかった苦い経験がある。都は新規感染者が目に見えて急増してきた11月28日から、飲食店などに午後10時までの時短を要請。政府は、7月から8月にかけての「第2波」の収束には時短が奏功したとみており、都の要請直後、首相周辺は「1週間でピークアウトする」と自信を示していた。

 だが、実際には12月以降も都の感染者は右肩上がりを続け、感染は首都圏全体に広がった。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、春先からの各種要請に事業者や国民が「へきえきして」おり、時短への協力が得られにくくなっているとの見方を示す。

 強制力を持たせるための罰則には「私権制限」の懸念が拭えず、関係省庁と内閣法制局が協議した結果、事業者への「罰金」については憲法との整合性が保たれるとの認識で一致した。政府は併せて、感染症法改正により各保健所による感染ルート追跡のための「積極的疫学調査」を拒否した人への罰則も検討したが、個人に対する措置は「合憲性に疑義がある」との指摘が法制局から出て、今回の改正では見送りとなりそうだ。

 罰則規定には事業者からの反発も予想されるため、与党内は「議論はまとまっていない」(公明党関係者)とされ、野党の立場もまちまち。与野党が特措法改正案の内容で早期に合意できる見通しは立っていない。

 首相は24日の講演で、時短要請への罰則について、分科会の慎重論にも触れながら「必要ではないか」と明言した。内閣支持率が急落する背景に、政府の新型コロナ対策に対する不満があることを意識した発言とみられる。ただ、目に見える効果が上げられなければさらなる批判も予想され、まずは実効性が期待できる改正案取りまとめに手腕を求められる。

6043名無しさん:2020/12/31(木) 21:09:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/518df6dd293e4f82216c5a81f67108e67c62940e
自民党“最若手”議員が振り返るコロナ禍の政治現場「政策は本当に議員が決めていた!」「総裁選は魅力の問題」
12/31(木) 12:31配信

コロナ禍の有事国会にさっぱり何もわからない最若手議員がデビュー
新型コロナウイルスの感染拡大は、多くの専門家がこれまで懸念を示してきた通りに冬を迎え勢いを増している。振り返れば、去年12月に中国湖北省武漢市で“原因不明の肺炎”として始まった新型コロナウイルスと世界の戦いからちょうど1年となった。

日本の国会もこの1年の議論の中心は常に新型コロナであり、全国民への現金10万円の給付や雇用調整助成金の拡充といった国による直接の助成策をはじめ“国民の命と暮らし、企業の雇用を守るため”の様々な政策が立案・実行された。

閣僚も経験したベテラン国会議員でさえ、「こんな1年は経験したことがない。まさしく有事の1年だった」と強調する今年一年だったのだが…。

「どこで誰が何をやっているのかさっぱりわからない中で国会に飛び込んできました」

まさにコロナ禍の中に、国会議員デビューを果たした政治家がいた。自民党の深澤陽一衆院議員だ。この議員歴1年未満の自民党“最若手”議員にコロナ対応や自民党総裁選などこの1年の政治を振り返ってもらった。

緊急事態宣言下、自民党では若手不要のベテランのみ少人数精鋭で議論が進んだ
「緊急事態宣言が発令中の選挙活動でした。集会はもちろん、街頭演説は一切人には声をかけない、現実に人を集めることは一切やらない選挙でした。有権者が選挙に行ってくれるのか不安を常に感じていた。」

深澤議員は、自民党の望月義夫元環境相の死去に伴い、今年4月26日に投開票が実施された衆院静岡4区補欠選挙にも望月氏の後継として立候補し初当選を果たした。この補欠選挙は、緊急事態宣言下で、しかも全国の学校の約9割以上が休校し全国的に外出自粛が続く中で行われたのだった。

当選後はじめて国会に足を踏み入れた際には「市政・県政合わせて15年間の経験を生かしていきたい」と、地方議員出身者としての意気込みを語った深澤氏だが、その頃の国会や永田町の風景は思いもよらない状態だったいう。

「(感染症対策として)自民党の中で1つも会議が開かれない。私みたいな新人は(少人数の会議すら)呼ばれないんですよ。どこで誰が何をやっているのかさっぱりわからない中、他の議員の皆さんが様々な政策を打ち出していく姿を見ていました」

この頃、自民党ではいち早く効果的な政策を立案するべく、ベテラン議員を中心に少人数体制で議論が行われ、若手は言わば蚊帳の外という状態が続いていたのだ。こうした中、深澤氏が意外だと感じた点は「国会議員が本当に政策を決めている」ということだった。

「官僚が様々な政策を決めて、その決定の段階あるいは修正の段階で国会議員が関わっていくことがスタンダードだと思っていたんです。でも実際は、国会議員が政策を決め予算を考え、そして官僚を巻き込んでいく。これは本当に(国会議員の)責任は重いなと感じました」

確かに日本の政治では、政策立案は官僚が主導し政治家はそれを審査し修正するという役割の傾向が指摘されてきたが、この1年のコロナ禍という緊急事態においては、官僚の積み上げ型の政策より、政治家が主導して政策を提案し決断する機会が増えたという面もあるのかもしれない。

6044名無しさん:2020/12/31(木) 21:09:45
>>6043

突然の自民党総裁選挙。岸田さんより菅総理の方が魅力が勝っただけのこと
また深澤氏は、コロナ禍の国会とともに、自民党所属議員として総裁選挙という大きな政局も経験した。しかも、深澤氏が所属した派閥は、総裁候補として選挙に臨んだ岸田前政調会長が率いる岸田派だった。

「(総裁選)当時は議員になってから4カ月程度なんで、岸田会長のことをまだそこまで理解したわけではありませんでした」

岸田派の一員としてまだ日が浅いことを実感しながらも、総裁候補を擁立した派閥ならではの高揚感を感じたという。

「安倍総理が8月28日に辞任表明をされたときは、私も政治の世界に入って日が浅いですけど、間違いなくあの日には岸田会長が総裁になる確率が高かったと思うんです」

しかし結果として総裁選は序盤から終盤まで当時官房長官だった菅首相の優勢が続き、岸田氏は敗れた。その要因を尋ねると、派閥の“新参者”ならではの冷静な答えが返ってきた。

「この人は魅力があると、この人に託したいと一票を投じることがどんな選挙でも当たりまえのことですので、これはシンプルに岸田会長よりも菅総理の方がその部分が勝ったと、私はそう捉えています

最若手議員の来年の抱負は東京五輪を成功させること
年明けも引き続き新型コロナとの戦いは続く中、キャリア上の“最若手”国会議員として何に注力したいかと尋ねたところ、「個人的にスポーツが好きなんで」と前置きをしつつも「東京オリンピック・パラリンピックは絶対にやるべきだと思っています」と力強い返答が返ってきた。

「スポーツはやってみないと成果が見えない。ラグビーワールドカップもやる前は散々言われていました、ラグビーなんて日本じゃ見ないよと。けれども実際やってみたら、ほぼ100%近いチケットの完売ですし、あれだけ感動を与えて色々なことができた。だから東京オリンピック・パラリンピックもやってみないと成果は出ない。そしてやってみたとき世の中のプラスになるものが必ず残ると私は思っています。でずから国会議員として全力で関わっていきたい」

コロナの感染拡大が続く中、深澤議員の願い通り東京オリンピック・パラリンピックが開催できるかどうか、年明けの状況と政府の対策がそのカギを握っている。

(フジテレビ政治部 福井慶仁)

福井 慶仁

6045チバQ:2021/01/01(金) 09:22:02
>>6041
ほんといつもの、マスコミ流の魔女狩りになってきたなあ。

6046名無しさん:2021/01/02(土) 18:55:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d58c3755cfcc1fa8c3f7a39586ba6d310682d1c
「ステーキ食って乾杯」も今だけ? 菅と二階の行く末は「三木と椎名の訣別」と同じか
1/2(土) 7:05配信

 2021年は総選挙の年である。自身のコロナ対策失敗や多人数での「ステーキ忘年会」、さらには安倍前首相の「桜を見る会」前夜祭の違法な資金提供、吉川元農水相の「鶏卵汚職疑惑」など、菅義偉・首相にとっては逆風だらけの年明けとなった。菅政権の信任が問われる総選挙と、その後の政局はどうなるのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、菅首相の人となりをこう分析する。

「菅総理は記者会見をほとんどやっていない。政治的な節目はいろいろあったのに、国民にメッセージを発してこなかった姿勢には疑問を感じます。私は、菅氏は『平時の総理』であり、コロナ禍の非常時には不向きなのだと思います。

 菅総理は『ブレない』ことを大事にしているようです。確かに官房長官時代から、どんな質問をされても答えはブレなかった。かつて菅さんから、『米軍普天間飛行場の辺野古移設が進まないのはなぜかわかりますか』と聞かれたことがあります。『わかりません』と言うと、『それは諦めたからです。私は諦めませんから移設を実現させます』と答えました。

 その姿勢は平時ならば良い結果を生むかもしれませんが、非常事態には、一つのことに固執するのではなく、柔軟に対応することのほうが大事です。Go To トラベルの休止判断の遅れなどは、まさに菅総理の悪い面が現れたのだと思います」

 そのうえで伊藤氏は、きたる総選挙とその後の政局では、菅政権の党内基盤の弱さが不測の事態を招きかねないと指摘する。

「菅政権を支えているのは二階派です。二階幹事長は菅政権の生みの親ですが、だからといって体を張って政権を守るとは思えません。二階さんは政局を見ながら変幻自在に動くタイプの政治家ですから。

 二人を見ていて思い出すのは、三木武夫・首相と椎名悦三郎・副総裁の関係です。田中内閣が金権批判で退陣した時、椎名は総裁選をせずに、いわゆる『椎名裁定』で三木を総理に指名します。ところがその後、三木の党改革や政治資金改革に対する反発から党内で『三木おろし』が起こると、椎名はそれに同調した。そして有名な、『生みの親だが育てると言ったことはない』という言葉を残しました。菅総理と二階幹事長は、なんとなく三木と椎名のような関係になる気がします」

 三木首相はその後、総選挙に敗北して政権を失った。菅氏もそうした運命をたどるのか、今後の政局から目が離せない。『週刊ポスト』(2021年1月4日発売号)では、最新情勢を分析して総選挙の全議席予測を公開している。そちらもぜひご覧いただきたい。

6047名無しさん:2021/01/02(土) 19:09:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/74545cc26d7fe3885514fe6edcc7ac2abb8f7f73
「最低4年」狙う菅首相 “総裁選”レースの行方は
1/2(土) 7:00配信

2020年9月の自民党総裁選で圧勝した菅義偉首相。発足直後の内閣支持率が7割を超える高い水準になると、自民党内でも「これは本格政権になる」との認識が広まっていった。しかし、長期政権への野心を燃やす菅首相の戦略に、早くも黄色信号がともりつつある─。

“最低4年”長期政権狙う菅首相
2020年9月の自民党総裁選で圧勝した菅義偉首相。安倍前首相の「ワンポイントリリーフ」との見方も自民党内にある。菅首相の自民党総裁任期は安倍前総理の残り任期である2021年9月30日。つまり、1年後に行われる総裁選までの「短期政権にしか過ぎない」と。

就任後、菅首相は、デジタル庁の創設や不妊治療への保険適用など次々と政策を掲げ「菅カラー」を打ち出し、所信表明演説では「2050年までの脱炭素社会実現」の宣言に踏み込むスタートダッシュを見せた。

発足直後の内閣支持率が7割を超える高い水準となると、次第に自民党内でも「これは本格政権になる」との認識が広まっていった。「機を見るに敏」なのは、この重鎮の真骨頂だ。自民党の二階幹事長は2020年11月、テレビ番組で、2021年9月までに解散・総選挙が行われ、自民党が勝利すれば、総裁選は菅首相の無投票再選が望ましいとの考えを示した。

菅首相の側近はこう解説する。「菅さんは最低4年間は総理を続ける気だ。2021年の総裁選に勝ち、その後の3年間の総裁任期はつとめ上げるつもりで想定している」。菅首相は周辺に対し「自分がやるべきことをすべてやったら辞めれば良い」と語っている。そして、こう付け加えたという。「でも、デジタル化もカーボンニュートラルも、そんな短期間で道筋をつけられるものではないよね」

長期政権への野心を燃やす菅首相の戦略はシンプルだ。国民の目に見える形で成果を出していくこと。その狙い通り、不妊治療への助成拡大は2021年1月から開始予定。携帯料金値下げについては、NTTドコモが政府の意向を汲んだ新プランを発表。そして、公約の目玉の一つ、デジタル庁も2021年9月に発足させるため、通常国会に法案を提出する方針だ。

こうした成果を積み重ねることで、内閣支持率を高い位置で維持し、自民党総裁選、そして総選挙の勝利へつなげようという考えだ。

しかし、その戦略には、早くも黄色信号がともりつつある。NNN・読売新聞が12月26日と27日に行った世論調査では、内閣支持率が、12月上旬の調査から16ポイント下落し、45%に。不支持の43%と拮抗する水準まで急落した。GoToトラベルをめぐる菅首相の対応への国民の不信感の高まりなどが、支持率の低下を招いたのだ。すぐに自民党内からの不満も噴出する。「菅首相自らのメッセージ発信が足りていない。2021年1月も支持率が下がるようなら、いつ“菅おろし”が始まってもおかしくないよ」(自民党中堅議員)

早くも正念場を迎える菅政権。新型コロナ対策で成果を出せなければ、長期政権も夢に終わる可能性がある。

6048名無しさん:2021/01/02(土) 19:10:26
>>6047

頼みは麻生派? 岸田前政調会長
一方、2020年の総裁選で菅首相に敗れた岸田文雄前政調会長は、2021年総裁選への準備を着々と進めている。岸田氏は、課題の地方票を取り込むために、全国各地への地方行脚をさっそくスタートさせた。

しかし、早くも暗雲が垂れ込める。岸田氏は、総裁選の3週間後に開かれた岸田派のパーティーで、「次の(総裁選の)機会は勝利することができるように政策を磨き、力を蓄え精進する」と決意を表明した。そして、「より大きな政治の塊が不可欠」、「宏池会(岸田派)の塊を実現できるよう先頭に立って汗をかいていきたい」と宣言。麻生派や谷垣グループなど宏池会をルーツとする派閥を結集させる「大宏池会構想」を打ち出したのだ。

しかし、この発言は、肝心の麻生派や谷垣グループに根回しした上でのものではなかった。麻生派のベテラン議員は不快感をあらわにした。「大宏池会なんてのは岸田が言う話じゃないんだよ。もし言うなら麻生さんが言う話。麻生さんだって怒ってると思うよ。岸田は、もう過去の人でしょ」

岸田氏としては、総裁選で勝利するために、麻生副総理兼財相の支持を取り付けたいという思惑だったが、麻生氏は「大宏池会構想」に応じるそぶりは見せていない。

さらに、岸田氏にとって痛手となったのが、地元広島で勃発した「広島3区」をめぐる問題だ。公職選挙法違反の罪で公判中の河井克行元法相の選挙区である衆議院広島3区に、公明党が斉藤鉄夫副代表の擁立を発表したのだ。自民党の現職がいた選挙区に、連立与党の公明党が候補者を立てるという異例の事態。公明党関係者は「岸田氏ら自民党広島県連の対応が不誠実だった」と批判した。お膝元での内紛劇が、岸田氏の求心力の低下を印象づける。

こうした現状に、岸田氏の側近議員ですら「岸田さんは次の総裁選には出られないのではないか」と諦めムードを漂わせる。無役となった岸田氏が、総裁選までの9か月間でどれだけの存在感を出せるのか、その道のりは決して楽なものではない。

6049名無しさん:2021/01/02(土) 19:11:09
>>6048

死んだふり? 石破元幹事長
2020年の総裁選で最下位に沈んだ石破茂元幹事長。2020年10月、総裁選大敗の責任をとるとして、派閥会長を辞任することを発表した。この背景について、石破派のベテラン議員はこう語った。「会長を辞任することで、内外に、2021年の総裁選で菅首相とは戦わないことを示した。菅首相に石破は使われて信頼を得れば、また石破も輝くチャンスがある」

次の総裁選への不出馬を宣言することで、党内の非主流派から脱したいというのがベテランたちの思惑だった。しかし、石破派の若手・中堅議員は「次の総裁選も石破氏で戦うべきだ」と反発し、派内の路線対立が浮き彫りとなる。

2020年12月になり、派閥の会長は置かず、集団指導体制をとることでようやく再出発を果たした。しかし、石破氏の側近である山本有二元農相が派閥に休会届けを出すなど、派内の混迷は続いている。

当の石破氏は、安倍政権時は、厳しい政権批判で注目されてきたが、石破派のベテラン議員への配慮もあり、今のところ、菅政権の批判は控えている。石破氏自身は次の総裁選について、どう考えているのか。周辺に対し、こんな本音を漏らした。「『死んだふり』とか言われるけど、『死んだふり』は死んでないということだから。私は全然、死んでませんよ」

河野太郎氏は? 小泉進次郎氏は?
次の総裁選に新たに手を挙げる候補はいるのだろうか。自民党内では2020年総裁選で立候補に意欲を示した河野太郎行革担当相の名前が挙がる。河野氏は世論調査で高い人気を誇り、「いつか首相になりたい」と意欲を示し続けているものの、所属する麻生派内をまとめきれていない。麻生氏側近は「麻生氏は、『現職の総理が出る総裁選に、閣僚が対抗馬で出るべきではない』と河野氏に釘を刺している」と語っている。派閥会長の麻生氏の支援を取り付けることができるかが焦点だ。

そして2020年の総裁選で河野氏が立候補すれば支持することを表明した小泉進次郎環境相の動向にも注目が集まる。国民的人気の高い小泉氏が「将来の首相候補」であることは衆目の一致するところ。しかし、環境相として目玉政策である脱炭素社会の実現を推進している以上、菅内閣が続く限りは、菅首相を支え続けるとみられる。小泉氏の周辺もこう語る。「総裁選は環境相として実績を積み上げてからだろう。立候補するのは早くても次の次ではないか」

6050名無しさん:2021/01/02(土) 19:12:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/14cfa86411f7bbe6ae4011da3142df3e3d5fc4af
今年、菅政権と自民党の「終わりの始まり」がやってくる8つの理由
1/2(土) 8:01配信

 期待外れもいいところ――。おそらくこれが昨年、安倍晋三前首相から政権を引き継いだ菅義偉首相に対する国民の嘘偽らざる評価だろう。「叩き上げの田舎者」「凄腕の官房長官」などの報道で塗り固められたプラスイメージは、いざ菅氏が政権を担ってみると、答弁の拙さや政権運営のあまりの強引さなどにより一瞬で瓦解した。

 新型コロナウイルス感染拡大にも歯止めがかからない中、今年は東京五輪が1年間の延期を経て開催される重要な年となる。菅政権への逆風が強まる中、2021年の政治がどのように動くか、8つの疑問に答えながら大胆に予想する。

解散総選挙はいつか?
 今年の政局の最重要ポイントは、菅氏がいつ解散総選挙に踏み切るか、に尽きる。結論から言うと、今年7〜9月に開催される東京五輪終了後から10月21日に実施される予定の衆院選の間、自民党総裁選任期が終わりを迎える9月に行われることになるだろう。

 昨年9月の菅政権発足当初から、(1)翌10月の臨時国会直前、(2)今年1月の通常国会開会招集日、(3)3月下旬ごろの21年度予算成立後、(4)7月の東京都議選とのダブル選、(5)東京五輪後の9月、という5つの解散シナリオがささやかれてきた。

 まず最有力シナリオとされたのは(1)だが、組閣後の支持率が高かったため、またコロナ対策を優先し混乱を避けるため、見送られた。次に新年早々の解散に踏み切る(2)が議論されたが、安倍前首相の「桜を見る会」での政治とカネの問題、コロナ対策での指導力のなさによる支持率急落で解散どころではなくなった。

 ここ最近浮上している(3)のシナリオについても、支持率が急回復しない限り現実味は薄い。(4)については、自民党と選挙協力する公明党に、人員やエネルギーの負担が大きくなる都議選と衆院選のダブル選挙を避けたい思惑があり、同山口那津男代表も否定的な考えを示していることから、菅氏がゴリ押しするとは思えない。

 となると残るのは消去法的に、衆議院議員の任期満了に伴う今年9月ごろの解散――というわけだ。

6051名無しさん:2021/01/02(土) 19:13:33
>>6050

支持率はどうなるか?
 もっとも菅氏からすれば、(3)のタイミングで解散したいのは山々だろう。そうでなくとも、6月までの通常国会の会期中に解散できるのなら、したいはずだ。

 理由はシンプルだ。現在の菅政権は、安倍氏退任後の自民党幹部の「密談」で生まれたものであり、菅氏本人の人気や実力に裏付けられたとは言い難い。永田町だけでなく、日本国民の信任も受けていないからである。

 昨年9月、安倍氏が退陣を表明した翌日、自民党の二階俊博幹事長、森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理が菅氏と会談し、二階派が菅氏を支持。それを他の主要派閥も追認する形で菅政権誕生の流れができた。

 総裁候補で唯一脅威とみられていた石破茂衆議院議員については、二階幹事長が総裁選での党員投票の手続きを省略し、当選の芽を潰した。こうした経緯から、菅政権は「密談政権」だとの批判がついて回る。菅氏からすれば、解散総選挙に打って出て国民の信を得、改めて政権の正統性を獲得する必要があるというわけだ。

 しかし、筆者の見立てでは、通常国会の会期中に解散して勝算が見込めるほどの支持率を、菅政権がこれから獲得できるとは思えない。事実上の「自民党二階派+公明党政権」である以上、菅氏個人の色を出した政策を展開できる余地が「一丁目一番地」である総務省管轄の携帯電話料金やNHK受信料くらいで、あまりに少ないからである。

 前述した「密談」の参加者である二階氏、林氏は二階派のトップと幹部で説明するまでもないが、森山氏も石原派に籍を置いているものの、実質的には二階派の重鎮であることはもっと知られていい。つまり、菅政権は「二階派政権」として発足したということだ。真っ先に菅氏支持を表明し、政権誕生の流れを作った功績のある二階氏と二階派からの要求を、菅氏が飲まざるを得ないのは言うまでもない。

 これが最も顕著に出たのが「Go Toキャンペーン」の停止をめぐる騒動である。このキャンペーンは、そもそも観光族のドンである二階氏の働きかけにより生まれたものであり、当然ながら、可能な限り長期の存続が求められていることは言うまでもない。

 板挟みの立場に置かれた菅氏は、コロナ感染拡大で年末年始のキャンペーン停止を決断したが、根回しが不十分だったために二階派幹部からは「勝手なことしやがって」と批判される始末。今年もよほどの感染拡大に見舞われない限り、Go Toの「中止」は検討されず、「再開→感染拡大→一時的な停止→再開→……」のループを繰り返すとみられる。その間、国民からの「結局、二階氏の言いなり」「カネの方が人命よりも大事か」といった批判は消えず、支持率をジリジリと引き下げる要因となるだろう。

6052名無しさん:2021/01/02(土) 19:13:56
>>6051

バイデン政権と上手くやれるか?
 外交面でも、米国では今月20日にも対中国外交で強硬な姿勢を示すバイデン政権が誕生するが、親中派筆頭の二階氏を政権の後ろ盾とする菅氏が、歩調を合わせるのは難しい。尖閣諸島周辺などでの中国の膨張主義が激しさを増す中、目に見える形で抗議もしない日本の姿勢に、米国は納得しないだろう。

 そうなれば、表面上は親密さをアピールすることはできても、外交的な協力を得るのは困難になる。これが陰に陽に「外交下手の菅政権」との評価につながるのは間違いない。菅氏は東南アジア諸国などとの関係を強化し、外交能力をアピールしようとするだろうが、支持率向上の材料としては弱い。

 ウルトラCとして、菅氏のライフワークである北朝鮮拉致問題の解決に向け、日朝首脳会談開催にこぎつけるというシナリオが考えられるが、少なくとも東京五輪開催までは山積みの政策課題と向き合わねばならず、慎重な政権運営を求められる中、実現性はゼロだろう。

公明党との関係はどうなるか?
 公明党については、今や「公明の選挙協力なしでは、衆院選での自民党の単独過半数は怪しい」(全国紙政治部記者)と言われ、解散総選挙を控える菅氏が逆らえるはずもない。それがよくわかるのは、直近の「後期高齢者医療制度」をめぐるやり取りだ。

 75歳以上の後期高齢者の医療窓口負担を1割から2割に引き上げる所得基準について、菅氏は「170万円以上で絶対に譲らない」という姿勢を示したものの、公明党が「240万円以上」で譲らず、最終的に「200万円以上」という折衷案での大筋合意に追い込まれた。

 菅氏が最も重要視していた「将来世代に負担を残さない」という政治的信念ですら、低所得者や高齢者の支持が厚い公明党の要望の前には、突き通すのは難しいことが証明された。安倍政権における集団的安全保障の議論でも公明党の存在感が目立ったが、このように「与党内野党」としての公明党がいる以上、「少なくとも今年の秋までは、公明党の政策要望を丸呑みせざるを得ない」(自民党ベテラン議員)のが実情だろう。

6053名無しさん:2021/01/02(土) 19:15:14
>>6052

総選挙、自民党の議席数は?
 菅氏が携帯電話料金とNHK受信料の値下げを強引に進めているのは、単純に「自分の成果」として誇れるのがそれしかないからだ。不妊治療の助成金引き上げも、社会的には意義のあるテーマだが、政権支持率の引き上げには寄与しないと言わざるを得ない。脱炭素は目標を掲げただけで、実現は当面先であり、短期的には政権にとってプラスにもマイナスにもにならない。

 そうなると、「通常国会を乗り切り、東京五輪を成功裡に終わらせた実績を携え、目玉政策であるデジタル庁の9月発足による期待感を解散総選挙のバネにするシナリオ」が最も合理的となる。

 とはいえ、通常国会でも政治とカネの問題が追及されるのは間違いなく、「伝える力」を著しく欠く菅氏が守勢に立たされるのは避けられない。菅氏本人のカネ絡みの話が出てくれば、途端に窮地に追い込まれるのは目に見えている。

 「無難に乗り切る」ことですら、今の菅氏には非常に高いハードルであり、困難な国会運営を強いられることになるだろう。

 その秋の解散総選挙の結果だが、筆者は「現有の282議席から20〜30議席は失うものの、自民党の単独過半数は維持される」とみている。

 菅政権の現状を、発足時には高い支持率を誇ったにもかかわらず、リーマン・ショックの影響を受け、解散総選挙に大敗し下野した麻生政権に似ているとする向きは多いが、当時は野党として旧民主党が存在した点が決定的に違う。

 民主党が力量不足を露呈し、第二次安倍政権が誕生して以降、政局とは「自民党内の政局」を指すようになったほど、野党不在の状況が続いてきた。コロナの収束がたった1年で見通せるとは思えず、国民も「混乱」より「安定」を求める中で、今秋時点での政権交代など起きるはずがない。

「安倍再々登板」はあるのか?
 さて、解散総選挙の結果、ひとまず菅政権が続くことになるだろうが、菅氏にとって本当の勝負はそこからだ。東京五輪の成功という大目標があってこそ、他派閥は「菅下ろし」に動かないだけであって、細田派・竹下派・麻生派の3大派閥が菅氏と一定の距離を保っている現状に変わりはない。81歳の二階氏がカネの差配と公認権を含む人事権を握る幹事長ポストに、歴代最長記録を更新しながら就任し続けていることも、自民党内の軋轢を生んでいる。

 2021年9月から2024年9月までの次の自民党総裁任期中は、現在のような「自民党一強体制」を維持し続けることが自民党の課題となる。昨年までは安倍、麻生、二階、菅の4人の存在が政府と自民党をブレなくまとめていたが、安倍氏が退場した今では、菅氏がかろうじて均衡させている状態だ。2024年までの3年間、この状態が続くとは考えづらい。

 もし現在のような勢力図が2024年まで続くとすれば、安倍氏が短期リリーフで再々登板、というシナリオが有力だ。退任時の涙ながらの会見で安倍政権の支持率が急回復し、また後継の菅政権の支持率をも上昇させたことを考えると、評論家や報道関係者が考えるよりも国民全体の支持は低くない。自民党内で再び安倍氏を担ぐ機運が生じることも十分にあり得る。

 また、今後3年間は二階氏の引退が本格的に現実味を帯びる。すでに幹事長の実務をこなすには体力的な限界を迎えつつある。二階氏の引退は二階派全体の分裂と自民党幹事長ポスト争いに直結するため、影響は甚大だ。

 自民党全体の重石となっている麻生氏も、同じく80歳と高齢で、二階氏と同時期に引退する可能性が極めて高い。菅政権終了時が、自民党一強を支えた重鎮が一斉に引退する一つの契機となるだろう。

6054名無しさん:2021/01/02(土) 19:15:59
>>6053

「ポスト菅」は誰なのか?
 ポスト菅時代の2020年代後半は、自民党の人材不足が一気に露呈する時代となる。リリーフの可能性がある安倍氏を除けば、主な総理総裁候補になるのは(1)加藤勝信官房長官、(2)河野太郎行革担当相、(3)茂木敏充外務相と、いずれにせよ一気に小粒になる。

 筋から言えば、菅氏から禅譲されるべき(1)の加藤氏だが、「事務屋として優秀なだけで、リーダーなど論外」(自民党ベテラン議員)との評価が定着しているため、首相は厳しい。(2)と(3)はとりあえず50代後半〜60代半ばの世代で目立っている2人だが、どちらも人望のなさがネック。河野氏は菅氏と同様、メディアがかなりプラスイメージに偏った報道をしていることから、もし首相となっても就任早々馬脚を現すのは間違いない。党内の状況を考慮すれば、どちらかといえば茂木氏が有力だが、いずれにしても短命にしかならないだろう。

 こうした後継者不足に起因するゴタゴタの後、自民党の分裂プロセスがいよいよ本格化するだろう。筆者は、その流れが決定的となるのは小泉進次郎内閣退陣のときだと予想している。「若い世代のリーダー」として喧伝されてきた彼の能力と見識のなさは、一昨年の環境相就任直後から明らかになった。おそらく自民党は今後、どこかで小泉氏を看板として担がざるを得なくなるだろうが、国民の期待感が高いだけに、失敗に終われば自民党はいよいよ政権与党として立ち行かなくなるだろう。

 そうなれば、小池百合子東京都知事が発足させた「希望の党」のような、ポピュリスト政党が一気に議席を獲得する事態が現実味を帯びる。そこに自民、立憲民主などの既成政党の一部が合流する形で「第三極」を形成することになる。

 令和新選組が先の参院選で2議席を獲得したのは、その流れの先触れと言えるだろう。ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏のように、政治や社会問題への意識が高い芸能人(特にお笑い芸人)が立候補し、新党立ち上げに参画すれば、一気に政局が動くことになる。コロナの影響もあり、本格的なネット選挙が2020年代半ばまでに解禁される可能性は非常に高く、これもポピュリズム政党の台頭を後押しするだろう。

 公明党の動向にも要注意だ。高齢化が進んでおり、戦略の変更を余儀なくされるため、2020年代後半からは現在のように自民党一辺倒ではなく、他党との連携も模索してゆくだろう。公明党は東京都では都民ファーストの会、大阪では大阪維新の会と組んでおり、「権力をとれるのならどことでも寝る」(全国紙政治部記者)ため、最も注視しなければいけない政治勢力といえる。

6055名無しさん:2021/01/02(土) 19:16:21
>>6054

日本は荒波を乗り切れるか?
 日本国内の政局にとどまらず、2020年代半ば、2024〜2025年には世界的にも様々な大変化が訪れる。米国はバイデン政権の2期目を目指す再選選挙があり、ロシアはプーチン大統領の人気満了にあたる。

 プーチン氏をめぐっては、2036年まで任期を延長できるように憲法改正がなされたため「終身大統領を目指すのでは」との憶測も出るが、「自らの出馬を制度的に可能とすることで求心力を保持し、政敵からの攻撃に備えるとともに、後継者争いを抑制して権力移譲のソフトランディングを図った」(外交筋)との見方を踏まえた2024年引退説を筆者は支持する。そうなった場合、日本は北方領土を含めた対ロ外交戦略そのものの変更を余儀なくされることになるだろう。

 新年早々から、2020年代全体を見渡した自民党の分裂プロセスという少々気の長い話をさせていただいたが、おそらく大筋の流れは間違っていないはずだ。とりあえずは目先の東京五輪まで、菅政権が待ち受ける荒波を乗り切れるかに注目したい。

松岡 久蔵(ジャーナリスト)

6056名無しさん:2021/01/02(土) 20:03:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/281fa9e10d1cda19f191cb90ef22e580c8c90072
自民、連続比例復活議員の差し替えを検討 衆院選前に「勝てる候補」優先
1/2(土) 18:24配信

 自民党が次期衆院選に向け、選挙区で敗れながら重複立候補した比例代表での復活当選が続く議員について、別の候補への差し替えも選択肢の一つとして検討している。衆院議員の任期満了まで10カ月を切る中、地元での活動状況などを分析し、「勝てる候補」の擁立を目指す。

 党関係者によると、復活当選が2回以上続く議員は党内に25人いる。当選5回までが多く、党幹部は「負け癖がついてしまった議員もいる」と危機感を募らせる。

 そのため党は前回平成29年衆院選後に次期衆院選の対応に関する「基本方針」をまとめ、比例復活が2回以上続く議員は原則として比例代表との重複立候補を認めないことを確認した。

 併せて選挙区での活動状況や確保した党員数などをもとに、選挙区の公認候補となる支部長にとどまらせるかどうかを毎年判断することも決めた。「日常活動の濃淡は選挙に直結する」(党幹部)とされ、活動状況や地元の評価などによっては、差し替えの検討対象にするとみられる。

 こうした方針は、菅義偉首相(党総裁)の意向を踏まえたものだ。首相は昨年11月8日の山口泰明選対委員長との会談で「比例復活が続くのは問題だ」と述べ、内規を厳格に適用すべきだとの考えを示した。

 もっとも、選挙を重ねるごとに票数を積み上げているケースや、選挙区の相手候補が長年強固な地盤を形成している場合など、個別事情も考慮する方針だ。

 25人の大半は細田派(清和政策研究会)や麻生派(志公会)、二階派(志帥会)などの主要派閥に所属する。各派が例外適用に向けて動く可能性もあり、党幹部は「いろいろな意見を聞きながら判断する」としている。

6057名無しさん:2021/01/03(日) 17:19:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3fd620d60d1e2280b3fdea994f47014c9cd4346
安倍氏は政界一のブーメランの名手
1/3(日) 11:23配信

 2021年の年頭の当コラムは、安倍晋三前首相の「桜を見る会」前日夕食会を巡る政治資金規正法違反問題を取り上げたい。

 「それって去年の話でしょ?」「正月の新聞ってもっと一年を展望したりするものでは?」と読者はお考えになるかもしれない。

 確かに年末に書いてもよかった。しかし、バタバタと年内に安倍氏の謝罪会見と国会説明を済ませ、早く幕引きを図ろうという菅義偉政権や自民党の思惑が見え見えなので、あえて年明けに持ち越したのだ。

 おとそを飲んで駅伝でも見ていれば、国民も「桜」なんか忘れるだろう-。

 そうはいくか。

   ◇    ◇

 「桜」問題で東京地検は、安倍氏の事務所が夕食会の費用を補填(ほてん)していたのに、政治資金収支報告書に記載しなかったのを違法として秘書を略式起訴したが、安倍氏については「嫌疑不十分」で不起訴とした。安倍氏の不起訴が妥当かどうかは今後検察審査会で審査される可能性が高い。

 ただ私が「桜」問題で一番ひどいと思うのは、安倍氏が国会審議で118回も「虚偽答弁」を繰り返しておきながら、議員辞職をせず、通り一遍の謝罪で済ませようとしていることだ。

 これが許されるのなら、今後国会で時の首相がどんないいかげんなことを言っても「謝れば済む」という前例ができてしまう。それでは国権の最高機関たる国会の議論が無意味になる。

 安倍氏の言い分は、秘書の虚偽の説明を真実と信じていたので「結果として事実に反する答弁になった」ということだ。しかし誰が考えても不自然な秘書の説明を「おかしい」と疑う能力が本当になかったのなら、むしろ安倍氏は自分で「政治家不適格」と認めているようなものではないか。

   ◇    ◇

 ここで改めて安倍氏の国会発言を振り返る。

 「事務所側が補填をしたという事実は全くない」

 「私がここで総理大臣として答弁するということについては、全ての発言が責任を伴う」

 「私がここで話しているのがまさに真実」

 「私がうそをついているということを説明するのはそちら側ではないか(立証責任はそちら、の意)」

 「(自分を追及する野党議員に対し)根拠のないことをおっしゃるのはうそをつくのと同じことですよ」

 答弁の虚偽がばれないうちは、安倍氏はこんな態度だった。居丈高でさえある。特に最後の発言がすごい。相手への批判が回り回って自分に突き刺さることを政治報道で「ブーメラン」などと言うが、「安倍氏は政界一のブーメランの名手」と認定してよさそうだ。

   ◇    ◇

 今月始まる見通しの通常国会で、野党は安倍氏の証人喚問などを要求し、疑惑追及を続ける構えだ。自民党は「説明責任を果たした」として幕引きを図るだろう。国会での勢力構図を見れば、自民党の企ては成功するかもしれない。

 幕引きに待ったをかけるものがあるとすれば、それは世論だ。国民がこの問題にどれだけ怒り、その怒りをどれだけ持続させるかにかかっている。安倍氏が国民が注視する国会であんな答弁をしたのは「野党をなめていたから」ではなく「国民をなめていたからだ」と怒るかどうかである。  (特別論説委員・永田健)

6058チバQ:2021/01/04(月) 00:49:56
https://www.sankei.com/politics/news/210101/plt2101010005-n1.html
3カ月半で首相秘書官交代 政務担当、立て直し狙いか
2021.1.1 07:06
 政府は1日、首相秘書官に財務省官房付の寺岡光博氏を起用する人事を発表した。政務担当とする。政務担当秘書官の新田章文氏は辞職する。発令は同日付。

 昨年9月の菅義偉政権発足から約3カ月半で政務の秘書官が交代するのは異例。新型コロナウイルスをめぐる政府対応が後手と批判されたり、官邸と与党との調整不足が指摘されたりする中、態勢を立て直す狙いとみられる。

 寺岡氏は財務省出身で平成27年6月から約3年間、官房長官時代の菅首相に長官秘書官として仕えた。新田氏は首相の事務所出身で、首相が官房長官当時も政務秘書官を務めていた。

6059チバQ:2021/01/04(月) 23:47:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210104k0000m010139000c.html
緊急事態宣言「もっと早く出すべきだった」自民中堅からも首相批判
2021/01/04 17:45毎日新聞

緊急事態宣言「もっと早く出すべきだった」自民中堅からも首相批判

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 与党は菅義偉首相が4日打ち出した緊急事態宣言の発令検討方針について「緊張感を持たせるという意味では効果がある」(自民中堅)と総じて好意的に受け止めている。一方で冬場の感染拡大は事前に予期されただけに「遅すぎ」との批判も上がった。

 「すべて良かろうと思ってやってきたわけですが、思ったようにいかなかったところもある。速やかに政策を是正していくことは、命に関わる問題ですから大事なこと」。自民党の森山裕国対委員長は4日、記者団にそう語った。森山氏は多人数会食の自粛など従来の政府要請について「一部協力いただけない方もおられるようだ」と指摘。新型コロナウイルス対策の強化に向けて政府や野党と連携していく姿勢を強調した。

 公明党の山口那津男代表も首相の記者会見に先立ち、4日の党の仕事始め式で「今週以降、どう行動していったらいいのか。国民の行動や心構えをどうするかについて予測が立つような決定を期待したい」と言及し、政府に追加対策を促していた。

 もっとも、政府が昨年11〜12月に設定した「勝負の3週間」後も感染者の増加傾向に歯止めがかからず、大規模な人の移動が予想される年末年始への危機感は政府・与党内で広く共有されていた。自民中堅は「もっと早く宣言を出して勝負をかけるべきだった」と指摘。「それなのに首相はステーキ店で食事して、小池百合子東京都知事と意地の張り合いをして、結局後手に回った」と首相の対応を痛烈に批判した。

 今年は10月に衆院議員の任期が満了となるため、秋までの間で衆院選が行われることが確定している。だが、菅内閣の支持率は感染再拡大に伴い下落傾向にあり、自民党関係者は「支持率が下がりすぎると『菅降ろし』になりかねない」と頭を抱えた。【飼手勇介、遠藤修平、東久保逸夫】

6060チバQ:2021/01/05(火) 13:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cd26b711f1703d230f7fda77eed09bd01d15e0d
1800万円受領の「吉川貴盛元農水相」も二階派 なぜクズ議員ばかり集まるのか【リスト付き】
1/5(火) 11:00配信
“呉越同舟”の弊害

吉川貴盛・元農相と、二階俊博・自民党幹事長
 朝日新聞は1月1日、1面トップに「吉川氏に現金、さらに1300万円 農水相在任前後に 鶏卵業者供述」の記事を掲載した。(註:デイリー新潮の表記法に合わせ、全角数字を半角数字に改めた。以下同)

 ***
 記事の冒頭部分を引用させていただく。

《自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区、議員辞職=が大臣在任中、鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)から計500万円を受領した疑いがある事件で、前代表が東京地検特捜部の任意聴取に、大臣在任の前後にも計1300万円を渡したと供述していることがわかった。特捜部は出金記録や前代表のスケジュール帳を照合して授受の日付を特定し、総額は2015〜20年の14回で計1800万円になるとみている模様だ》

 吉川元農相が、ここ最近は特に世論の批判を浴びている二階派(志帥会)で、事務総長という要職を務めていたのをご存知だろうか。政治担当記者が解説する。

「吉川氏は北海道議を経て1996年に衆議院議員として初当選を果たし、当選6回のベテラン議員でした。しかしながら、そのうち比例復活が2回あり、復活もできずに落選したことも2回あります。北海道は旧民主党の強い地域とはいえ、決して選挙に強いタイプの政治家ではありませんでした。そんな吉川氏の議員人生を変えたのが、二階派への“移籍”だったのです」
“寝業師”の面目躍如

二階派議員の不祥事【1/2】
 吉川元農相は初当選を果たすと、「平成研究会」に所属した。今の会長は竹下亘・元自民党総務会長(74)だが、当時は後に首相となる故・小渕恵三氏(1937〜2000)が会長を務めていた。

 2009年8月に吉川元農相は落選すると、9月に額賀福志郎・元財相(76)が会長に就任した。

「落選した吉川氏が地元北海道で無聊をかこっていても、額賀さんは全く面倒を見てくれなかったそうです。ところが二階俊博・自民党幹事長(81)は、わざわざ北海道まで足を運ぶこともあったほど、何かと心を配ってくれた。その嬉しさは相当なものがあったようで、吉川氏は国政に復帰すると、額賀派から無派閥を挟んで二階派に移りました。完全な二階シンパになっていたのです」(同・政治担当記者)

 二階派と言えば、“数は力なり”を地でいくように、自民党の他派閥や、他党の議員でも貪欲に受け入れてきたことで知られる。

 2019年には、旧民主党政権で環境相などを務めた無所属の細野豪志衆院議員(49)を特別会員として受け入れ、物議を醸した。

 この拡大路線が、二階派の影響力を高めてきたことは事実だ。毎日新聞は20年10月、「自民党:存在感増す二階派 人事巡り首相が重用 『やり過ぎ』他派閥は警戒 自民党」の記事を朝刊に掲載した。

大半が問題議員!?
 記事には吉川元農相の名前も登場する。毎日新聞は二階幹事長が《菅政権誕生への流れを作った》とした上で、菅義偉首相(72)が人事で二階派を優遇したことを指摘した。

《二階派で入閣待機組の筆頭だった平沢勝栄復興相の初入閣をかなえ》、《新設した選対委員長代行に吉川貴盛元農相を登用するなどした。無派閥の首相を支える二階派は「事実上の総裁派閥」(党関係者)ともささやかれ、国会でも金田勝年元法相を衆院予算委員長に押し込んだ》

「二階幹事長の面倒見がいいのは有名な話です。北海道で落選に泣かされてきた吉川元農相が大臣を務めるほど“出世”したのも、二階派に所属したためです。とはいえ、二階派は政策通が少なく、利権屋が多い“烏合の衆”であることは否定できません。来る者拒まずで、理念ゼロの問題議員も受け入れますから不祥事が多い。結果として自民党内からも嫌われることになります」(前出の政治担当記者)

 産経新聞は18年10月、朝刊に「入閣へ、寄らば二階派 改造で閣僚2人増…『移籍組』も 領袖手腕に羨望の声」との記事を掲載した。

 この記事に登場する二階派議員は、大半が後に問題を起こしている。具体的には吉川元農相と同じように額賀派から移籍した桜田義孝・元五輪相(71)、谷垣グループ(有隣会)で活動していた今村雅弘・元復興相(73)、岸田派に所属していた福井照・元沖縄北方担当相(67)──という面々だ。

6061チバQ:2021/01/05(火) 13:11:44
逮捕から男女問題まで
 表にまとめてみたので、ご覧いただきたい。問題の重要性から最初に逮捕や書類送検された議員から記載しているが、その数が何と3人もいる。
 今村元復興相は17年4月4日の閣議後に開かれた記者会見での発言も物議を醸した。

 原発事故での自主避難者への住宅の無償提供が打ち切られたことを、厳しく質問したフリージャーナリストに向かって「なんで無責任だって言うんだよ。撤回しなさい」、「二度と来ないでください、あなたは」と感情的に噛みついたのだ。特にテレビのニュース番組でオンエアされた様子をご記憶の方も多いだろう。

 2番目の表は、男女関係で主に週刊誌に批判された議員を集めた。ちなみに二階派に“入会”する前だが、FRIDAYが細野元環境相と山本モナ(44)の不倫を報じ、キス写真が掲載された過去があるのも興味深い。

 表には含めなかったが、朝日新聞は1月3日、「西川元農水相にも1500万円超 在任中含む7年間 鶏卵業者供述」との記事を掲載した。

 アキタフーズが《西川公也(こうや)・元農水相(78)にも2014〜20年の7年間で1500万円超を渡したと供述していることがわかった》と報じたものだ。

 この西川元農相は12年、二階派の事務総長に就任している。だが17年の総選挙で落選。内閣官房参与に任命されていた。
問われる首相の態度
 また二階派は、片山さつき・元地方創生担当相(61)のように政治資金収支報告書の不記載などが報じられた議員も目立つ。

 ちなみに片山氏は委員会採決の無断欠席や、自身が委員長を務める参議院外交防衛委員会理事懇談会に2回も遅刻したことが話題になったこともあった。

「菅さんは昨年12月、二階さんや芸能人などと高級ステーキ店で会食を行ったことを報じられ、支持率を落とす原因の1つとなりました。少なくとも官房長官時代、菅さんは世論に極めて敏感でした。本来なら断った会食だと思いますが、二階さんの開いた会なので、出席せざるを得なかったということでしょう」(前出の政治担当記者)

 とはいえ、菅首相は仮にも一国のトップだ。二階幹事長に“コントロール”されていると世論に見なされるのは屈辱的であり、内閣支持率や国政選挙にも影響を及ぼしかねない。

「二階さんに唯々諾々と従ってしまえば、それこそ自民党内における求心力低下にもつながりかねません。菅さんがどれだけ二階さんと是々非々で対峙することができるか、今後の政権運営に大きな影響を与えるといっても過言ではないのです」(同)

週刊新潮WEB取材班

2021年1月5日 掲載

6062名無しさん:2021/01/05(火) 22:45:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/17dcaa89cb342a03231eb30feac19eb6251c73b9
政府に不満「小池氏の失政」 首相は「やんなきゃいけない」…宣言発令要請で急転
1/4(月) 21:35配信

 菅義偉首相は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令の検討を表明した4日の記者会見で、東京都を中心とした首都圏の「対策不足」に不満をにじませた。政府は経済的打撃が大きい宣言発令の回避に腐心してきたが、都の協力が得られず発令もやむなしと判断した。

 「北海道、大阪府など時間短縮を行った県は結果が出ている」

 首相は4日の記者会見で、より厳しい営業時間短縮を飲食店に要請している自治体では新型コロナの新規感染者数が下降していると説明し、返す刀で首都圏は「減少せずに高い水準になっている」と指摘した。東京都などが適切な措置を取れば、事態は変わっていたとの思いがにじんだ。

 首相は先月25日の記者会見で緊急事態宣言の発令に慎重姿勢を崩さなかった。水面下では宣言発令を検討していたが、31日に発令の可能性を記者団に問われた際も回答を避けた。別の政府高官も今月2日午前の時点で即時発令は「全くの間違い」と語っていた。

 そうした矢先に東京都の小池百合子知事ら1都3県の知事が2日午後、政府に宣言発令を要請した。小池氏は逼迫する東京都の医療体制に危機感を強めており、首相の耳にも医療現場が厳しい状態にあるとの報告も入っていた。そして3日夕、担当閣僚を首相公邸に集め、30分ほど報告を受けた後に首相は告げた。

 「やんなきゃいけないんじゃないか」

 飲食店への時短要請の権限は都道府県にある。東京都は飲食店側の反発で逆効果になりかねないとして「午後8時まで」の要請をせぬまま感染が広がり、政府がその後始末をする形となった。こうした経緯に首相周辺は「飲食店を午後8時で閉じればいいのにやっていなかった。小池氏の失政だ」と不満をあらわにした。(杉本康士、千田恒弥)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ad033ec1656ea40c9b6e5b416f672c4a3d132c6b
二階氏、五輪「開催しないお考え聞いてみたいぐらいだ」
1/5(火) 12:56配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の役員会後の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて今夏に延期された東京五輪・パラリンピックについて、「自民党として開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」と述べ、開催に向けて強い意欲を示した。

 新型コロナ対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言をめぐるやりとりなどの後、東京五輪・パラリンピックについても聞かれた。二階氏は開催すべきだと考える理由を問われると、「開催しないということのお考えを聞いてみたいぐらいだ」と強調。そのうえで、「スポーツ振興は国民の健康にもつながる。大いに開催できるように努力するのは当然のことだと思っている」と述べた。

朝日新聞社

6063名無しさん:2021/01/05(火) 22:59:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/4944269ac66991d5e99f993cbbcdf561ebecb37f
菅首相、本格政権への移行狙う、コロナ・経済・五輪が左右―2021年政局展望
1/5(火) 11:30配信

nippon.com
水島 信

菅政権は、自民党総裁と衆院議員の任期切れが迫る2021年を迎えた。コロナ下での五輪・パラリンピックも予定されている。首相は解散・総選挙の時期をいつと見定めるのか、政権基盤を固められるか、そして野党は―。現役政治記者が解説する。

衆院選、夏か五輪後か
2021年は9月末に菅義偉首相の自民党総裁任期が切れ、10月21日には衆院議員の任期が満了、政局が大きな節目を刻む年となる。衆院選で勝利し、自らの総裁再選を勝ち取って本格政権への移行を狙う首相は、新型コロナウイルス感染抑制と経済再生に全力を挙げつつ、衆院解散のタイミングを探る。

1年延期されて今夏となった東京五輪・パラリンピック大会に関しては、万難を排して開催を目指すことは言うまでもない。五輪実現により「新型コロナに打ち勝った」とアピールし、政権に勢いをつけることができるからだ。ただ、感染状況と経済情勢の行方は見えず、不確定要素は多い。

2020年9月の発足後の内閣支持率が高かったこともあり、自民党内には早期解散を求める声があったが、首相はコロナ対応を優先。この流れで、1月18日召集の通常国会冒頭の解散も見送られる。これにより、解散・総選挙のタイミングはおおむね▽21年度予算が成立する 3月末から東京五輪が開幕する7月23日までの間▽東京パラリンピックが閉幕する9月5日から衆院任期満了までの間―に絞られる。

首相は感染状況などの諸要素を勘案しつつ、自らにとってベストの時期の解散を模索するが、政府・与党内には「五輪・パラリンピックの後の9月以降が基本線」とみる関係者が多い。「仕事師」を自認する首相はコロナ対策に加え、デジタル庁創設や携帯電話料金の値下げで指導力を発揮、五輪も成功させた上で解散するシナリオを描いているとみられる。

もちろん、秋に解散を先送りするのはリスクも伴う。観光支援策「Go Toトラベル」の継続にこだわって事業見直しの判断が遅れ、コロナ感染の拡大を防げなかったことで、菅内閣の支持率は下落。自民党の吉川貴盛元農林水産相が鶏卵生産大手企業の元代表から現金提供を受けていた疑惑が浮上したことや、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜祭の開催費用を補填(ほてん)していた問題でも逆風が吹く。

選挙基盤の弱い自民党若手の中からは、「支持率が落ち切る前に解散してほしい」という声が上がるが、首相周辺は「『働く内閣』を名乗る以上、解散は一定の実績を残した後だ」と語る。

通常国会で首相は、「15カ月予算」として編成した20年度第3次補正予算案と、21年度予算を3月末までに成立させた後も、法案審議にまい進するだろう。政府が今年の早い段階での接種開始を目指す新型コロナのワクチンが想定以上の効果を発揮し、感染への不安が払しょくされるようなら首相がこのタイミングでの解散に踏み切ることもあり得るが、そうでなければデジタル庁創設の関連法案や、規制改革のための関連法案を成立させることを優先する意向とみられる。

重要法案を仕上げた後であれば、国会終盤の6月中旬の解散が視野に入る。しかし、この時期になると7月23日の五輪開幕が近づいてくる。また、このタイミングなら7月22日に任期満了となる東京都議会議員の選挙と同日選となる可能性がある。都議選を国政選挙なみに重視する公明党が同日選には慎重だ。東京五輪の直前でもあることから、この時期に政治空白が生じることへの懸念もある。

ただ、首相は公明党の支持母体の創価学会と太いパイプを持つとされる。新型コロナがある程度収束し、五輪開催が確実となっているようなら、首相が公明党・創価学会と話をつけて解散に打って出る展開は否定できない。東京都議選との同日選となる場合は、6月上・中旬に解散し、7月4日投開票とする日程などが取りざたされている。

そして、最も確率が高いとみられているのが9月5日に東京パラリンピックが閉幕した後の秋解散。9月末の自民党総裁の任期切れが迫っていることから、首相がどのような政治日程を組み立てるのかが焦点となる。先に衆院選を戦い、勝利すればその後の総裁選は無投票での再選が濃厚だ。総裁選を先に設定すれば、首相を含むリーダー候補による選挙で自民党の支持率が上がり、衆院選を有利に戦えるとの計算が働く。

6064名無しさん:2021/01/05(火) 22:59:24
>>6063

「ポスト菅」、自民内力学も作用
もっとも、新型コロナの行方は不透明で、政権に都合よくことが運ぶとは限らない。感染が拡大して五輪開催を断念せざるを得ず、経済に急ブレーキが掛かるといった事態になれば、首相には相当の逆風が吹いているはずだ。

支持率が著しく落ち込むようならば、首相の総裁再選にも黄信号がともる。その場合、「ポスト菅」には誰が浮上するのか。現時点では衆目が一致する次期首相候補は絞られていない。昨年9月の総裁選で首相に敗れた岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長はともに求心力を回復できていない。決め手には欠くものの、「選挙の顔」として河野太郎行政改革担当相や小泉進次郎環境相らへの党内の期待が高まることも考えられる。安倍前首相や麻生太郎副総理兼財務相は、茂木敏充外相の手腕を評価しているとされる。

派閥に所属していない首相は、昨年の総裁選では岸田派、石破派を除く主流派閥の支持に乗って勝利したが、党内基盤は盤石とは言えない。今、首相は二階俊博幹事長を厚く信頼して党務と国会運営を委ねているが、党や政府の人事で二階派優遇の「我田引水」が目立つ二階氏に対しては、他派閥からの不満が高まっている。

首相が二階氏を重用した政権構造を貫くのか、細田派や麻生派などに軸足を移すのかにより次期総裁選の構図は変わり得る。首相は感染症と経済情勢、自民党内の力学に目配りしつつ、政権を運営していくことになる。

立憲、共闘にジレンマ
野党第1党の立憲民主党を率いる枝野幸男代表にとっても2021年は勝負の年だ。昨年9月、旧立憲と旧国民民主党が合併し、90人規模から150人規模に議員数は拡大した。安倍前首相に対しては森友学園問題や「桜を見る会」問題、菅首相には日本学術会議の会員任命拒否問題などを取り上げ、政権批判路線をひた走った立憲だが、政党支持率は上向いていない。政権を厳しくチェックする役割こそ果たしているが、現実的な対案を提示できていない点が、支持率の伸び悩みにつながっているのではないか。

立憲内部では、「脱原発」政策で所属議員間に温度差が残っており、基本政策の擦り合わせが喫緊の課題だ。枝野氏は21年も、新型コロナ対策での政府の不手際、自民党議員に関する「政治とカネ」の問題で菅政権を揺さぶっていく方針だが、党の足場を固めて政権担当能力を有権者に示すことも求められる。

次期衆院選に関しては、289ある衆院小選挙区で可能な限り与党候補vs 野党候補の「1対1」の構図をつくり、野党の共倒れを防ぐのが枝野氏の戦略で、共産党を含めた野党共闘の構築を目指す。ただ、共闘効果は未知数だ。立憲は20年中、宇都宮市長選、東京都荒川区長選などで共産党と同じ候補を推薦したが、こうしたケースでは敗北が続き、結果は残せていない。「共産党が運動すればするほど、保守票は逃げる」(自民党中堅)との指摘もあり、野党共闘はジレンマも抱える。

【Profile】
水島 信 MIZUSHIMA Makoto
時事通信社解説委員。1967年生まれ、千葉県出身。91年3月早稲田大学第一文学部卒、同年4月に時事通信社に入社し内政部、静岡総局を経て政治部。高知支局長や政治部長を歴任後、2020年10月から現職。政治部では首相官邸、自民党、民主党、外務省などを担当。2回目の小泉訪朝(2004年)や北海道洞爺湖サミット(08年)、伊勢志摩サミット(16年)などを取材した。福田政権、麻生政権、野田政権下で官邸キャップを務めた

6065名無しさん:2021/01/05(火) 23:29:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cfc2df8530420ae4c798c15b7e5276859ee7c9a
二階氏、広島3区対応「慎重に協議」 自民県議の扱い「申し述べる段階にない」
1/5(火) 19:59配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の記者会見で、党広島県連と公明党がともに候補者擁立を目指す次の衆院選広島3区への対応について「慎重に協議している」と述べ、具体的な方針を示さなかった。党県連が公認に向け党支部長にするよう党本部に申請した新人の石橋林太郎県議の扱いは「申し述べる段階にない」とした。

 広島3区では公明党が斉藤鉄夫副代表(比例中国)の公認を決定。自民党県連は公募で石橋氏の擁立方針を決め、与党分裂選挙の懸念が強まっている。

 二階氏は「勝てる候補者を出して必ず勝利する」と語ったものの、どちらを与党候補とするかは「県連の意向を十分尊重して対応したい」と明言しなかった。

 広島3区には、立憲民主党が新人で元会社役員のライアン真由美氏、NHKから自国民を守る党が新人で党広報担当の新藤加菜氏を立てる。大規模買収事件で自民党を離党し、東京地裁で公判中の現職河井克行元法相の態度は分かっていない。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/2df3ed0a0f152852a73a6bafd1c26cfebd15e508
ワクチン、自民・二階氏も率先接種 加藤官房長官は明言避ける
1/5(火) 15:11配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチンを率先して接種するかを問われ、「当然のことではないか」と応じた。

 政府は2月下旬の接種開始を目指して準備を進めており、菅義偉首相は4日の会見で「率先して接種する」と述べていた。

 一方、加藤勝信官房長官は5日の会見で、接種について「科学的知見に基づいた正確な情報を政府としても発信し、国民がしっかりと判断していただけるようにしていきたい」と述べた上で、自身の対応は「そうした環境が整うならば適切に対応していきたい」と明言を避けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7b45a0929c43386105ea548c118a3325e5df321
自民・二階氏「党派超えて哀悼の意」 立民・羽田氏の死去で
1/5(火) 13:21配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日午前の記者会見で、昨年12月に新型コロナウイルス感染症によって急逝した立憲民主党の羽田雄一郎参院幹事長について「党派を超えて心から哀悼の意を表したい。私はご尊父と大変親しい関係にあっただけに、大変残念に思っている」と語った。

 今後の新型コロナ対策については「議員であろうがなかろうが、国民の皆さんの健康をコロナから守ることが最大の責務だ。政府と党が総力を挙げて立ち向かっていきたい」と述べた。

6066名無しさん:2021/01/05(火) 23:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cba4cec39fc3b56fd258c910e11f424c753f59de
2021年総選挙予測 自民公明の大物苦戦で「自公協力」に亀裂も
1/5(火) 16:05配信

 政治への失望がこの国を覆っている。国民は菅義偉・首相のコロナ感染対応に期待を裏切られ、新年を迎えても不安をかき立てられるばかりだ。そんな中、日本は総選挙の年を迎えた。衆議院は10月に任期満了を迎え、それまでに総選挙が行われる。4年ぶりに有権者の1票で政治を変えるチャンスが巡ってくるのだ。

 本誌・週刊ポストは選挙情勢分析に定評のある政治ジャーナリスト・野上忠興氏の協力を得て、小選挙区、比例代表を合わせた全選挙区の情勢を独自に分析し、当落予測を行なった。すると結果は、自民党は40議席減らして過半数ギリギリの242議席、公明党は1議席減、野党は立憲民主党が20議席以上増やして137議席、共産党も5議席増、日本維新の会は21議席に倍増となった。

 ここでは、各選挙区のポイントを見ていこう。

「1区現象」が再び発生
 与党が大敗する時には、各都道府県の1区で自民がドミノ的に野党に議席を奪われる現象が起きる。都市部の無党派層が自民批判に動くからだ。今回もその兆しがある。

「前回自民党は35府県の1区で勝利したが、このうち20選挙区で接戦になっており、すでに8選挙区では野党が逆転の情勢です」(野上氏)

スキャンダル議員は“討ち死に”
 続発する政界不祥事に対する有権者の視線は一段と厳しい。

 自民党系ではカジノ汚職の秋元司氏(東京15区)、選挙区内でカニやメロンを配っていた菅原一秀・元経産相(東京9区)は大苦戦。北海道2区では鶏卵汚職の事情聴取前に議員辞職した吉川貴盛・元農水相の後任を決める補欠選挙が4月に行なわれるが、自民党の議席維持は絶望的。総選挙でも連敗の可能性が高い。

公明党大物苦戦で自公協力に亀裂
 広島では河井克行・案里夫妻の選挙買収事件の影響が深刻だ。河井氏の3区には公明党から斉藤鉄夫・副代表が出馬し、初の小選挙区議席を狙う。だが、自民党県連は県議を擁立する構えで自公対決の可能性もある。たとえ自公が斉藤氏に候補を一本化しても情勢は厳しい。

「自民の広島県連は斉藤支援に動かないでしょう。公明党は比例との重複立候補を認めていないため、事実上、党ナンバー2の副代表落選の危機です。そうなれば公明党は各地の自公協力の手を抜き、全小選挙区で自民候補が票を減らす状況になりかねない」(野上氏)

自民党大物落選続出か
 自民大物の落選続出も予想される。現職閣僚で当落線上にあるのは平井卓也・デジタル改革相、萩生田光一・文科相、上川陽子・法相、派閥領袖では石原伸晃・元幹事長なども、野党が候補の一本化を行なえば途端に苦戦に陥りそうだ。長老組では82歳の伊吹文明・元衆院議長、80歳の竹本直一・元IT担当相も“老害批判”にさらされ安泰ではない。

“下剋上”現象
 自民大物同士の“共食い”選挙区として注目されるのが山口3区。二階派会長代行の河村建夫・元官房長官の地元に、岸田派のニューリーダー林芳正・元文科相が参院から鞍替え出馬する構えだ。

「総理・総裁を目指し衆院に鞍替えしたい林氏は後戻りできない。どちらも政治家生命をかけた戦いになるが、情勢は、山口県9人目の首相候補として地元の期待が高い林氏が優勢です」(野上氏)

 他にも静岡5区(吉川赳氏VS細野豪志氏)、新潟2区(細田健一氏VS鷲尾英一郎氏)で野党から自民に鞍替えした議員が自民現職と戦う分裂選挙となりそうだが、立憲民主の新人が“漁夫の利”を得る可能性もある。

選挙情勢分析/野上忠興(政治ジャーナリスト)

※週刊ポスト2021年1月15・22日号

6067チバQ:2021/01/06(水) 10:05:32
>>6066
ここまでひどいコタツ記事でお金貰えるんだもんなあ

6068チバQ:2021/01/06(水) 10:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/81f20a2cdbef5c3f4df30537c0465f9492dea0f2?page=2
「ポスト菅」抗争が本格化 本命・岸田、対抗・河野、西村、大穴は…?〈週刊朝日〉
1/6(水) 8:02配信
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左上から時計回りに、安倍前首相、岸田前政調会長、、河野行革相、西村経済再生相 (c)朝日新聞社
 21年の日本の政治も、大荒れが確実だ。新型コロナウイルスの対応に批判が集まる菅義偉政権は、昨年9月の発足時に65%あった支持率が12月に39%まで急落した(朝日新聞社世論調査)。官邸関係者は言う。

【写真】二階幹事長が推す大穴は?
「雑談をしていても、自然と『菅さんの後の総理は誰か』という話になる。菅首相がこれから国民の支持を取り返すのは難しいとみんな思っているんでしょうね」

 菅首相の自民党総裁としての任期は9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了を迎える。この二つの政治イベントをどう乗り切るかだが、先行きは暗い。新型コロナの感染者は増え続け、経済の先行きや五輪の開催も危ぶまれる。1月18日召集予定の通常国会でも安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜祭疑惑や吉川貴盛元農相の鶏卵疑惑が追及されるのは確実だ。政治評論家の小林吉弥氏は言う。

「菅内閣も疑惑の影響を避けられない。支持率が30%を切れば、政権維持に赤信号が灯る。最短で3月末の予算成立と引き換えに退陣表明という可能性も出てきます」

“3月危機”を乗り切っても難関が待ち構える。4月25日には吉川元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙が、6月下旬から7月上旬には東京都議選が予定されている。惨敗すれば、菅おろしが始まりかねない。

 そこで注目されるのは「ポスト菅」の行方だ。次期首相に最も近いのは誰なのか。ジャーナリストの二木啓孝氏は言う。

「本来ならば石破茂元幹事長が適任だが、自民党内には反石破の議員が多い。細田派の下村博文政調会長は党内でも保守色が強すぎで、茂木敏充外相は竹下派から支持を得られるかわからない。3人とも党をまとめるのは難しく、消去法で前回の総裁選で惨敗した岸田文雄前政調会長が“とりあえず”の次期首相の本命になっている」

 だが、岸田氏の地元である広島では、河井克行元法相が離党して「空白区」となった衆院広島3区の候補に、公明党が斉藤鉄夫副代表を公認。自民党候補の擁立を望む岸田氏は「まったく理解できない」と反発したが、党本部は斉藤氏を支援する方向で調整を進めている。こうした「政治力の弱さ」もあり、「選挙の顔にはならない」(自民党議員)との声も根強い。

6069チバQ:2021/01/06(水) 10:07:20
 こうした状況を受け、ささやかれてきたのが安倍前首相の再登板説だ。だが、「桜を見る会」前夜祭について国会で虚偽の答弁をしていたことが判明し、流れが変わった。

 党内からは厳しい対応を求める声があがる。ある自民党幹部はこう語る。

「安倍さんの議員辞職で支持率低下の歯止めをかけてほしいと考える議員は党内にかなりいますよ」

 一方で、安倍氏が復活する「ウルトラC」の道は残されているという。

「議員辞職したら補欠選挙となるが、自民党は反省するとして、候補を擁立しなければいい。解散総選挙で再度、安倍氏が出れば確実に勝つ。禊ぎはそれで済む。安倍氏の再々登板の待望論ももう一度、盛り上がるはずだ」(前出の自民党幹部)

 こうしたドタバタの中、一気に世代交代が進むことも考えられる。有力視されるのは、「ハンコ廃止」で人気を集めて選挙の顔になりそうな河野太郎行政改革相だ。昨秋の総裁選では出馬を模索したが、派閥の長である麻生太郎氏が菅氏を支持したため断念した経緯がある。ただ、「党三役も経験していない。総理になるのはまだ早い」(自民党関係者)との声も根強く、麻生氏を口説き落とせるかも不透明だ。

 コロナ対策で前面に出ている西村康稔経済再生相も知名度を上げているが、部下の官僚たちからの人望はイマイチだという声もある。

「総理への野望が強すぎて人がついてこない。自己顕示欲が強すぎる」(官邸周辺)

 所属する最大派閥・清和会からは下村氏や稲田朋美元防衛相も総裁選に意欲を見せており、派内をまとめられるかも課題だ。そこで“大穴”として名前が出ているのが、野田聖子幹事長代行だ。前出の小林氏は言う。

「コロナ対策では、ドイツのメルケル首相や台湾の蔡英文総統など、女性リーダーが評価された。現時点では次期首相の本命は岸田氏だが、選挙で勝つことを考えるなら、二階俊博幹事長が“日本初の女性総理”として野田氏を推す可能性もある」

 そもそも、こうして多くの名前が乱れ飛ぶ背景には自民党の人材難がある。その理由について、二木氏はこう解説する。

「安倍政権の7年8カ月で財務相は麻生氏、官房長官は菅氏がずっと担ってきた。16年からは二階氏が幹事長を続けている。重要ポストに重鎮が座り続けて次世代の政治家が競争する場がなかったことが、今の状況につながっている」

(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月15日号

6070チバQ:2021/01/06(水) 14:08:22
>>6059
>自民党の森山裕国対委員長は4日、記者団にそう語った。森山氏は多人数会食の自粛など従来の政府要請について「一部協力いただけない方もおられるようだ」と指摘。

「一部の方」とは誰を指すのか具体的に言って欲しいところだ

6071チバQ:2021/01/06(水) 17:10:06
医師会長が名指ししたw

【速報】「国会議員の夜の会食控えて」 日本医師会会長が言及
1/6(水) 16:12配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1f4e51a4e8bb96bdfb742548c922f25cb7f2189
日本医師会の中川会長は、今後も新型コロナウイルスの感染が拡大した場合、緊急事態宣言を全国的な発令の必要性もあると指摘し、まずは国会議員全員が、夜の会食を控えて、国民に模範を示すべきだと提案した。

日本医師会・中川会長「今回の緊急事態宣言は、1都3県に限定したものだが、今後の感染拡大の状況によっては、全国的な発令も考えなくては」、「緊急事態宣言下においては、人数にかかわらず、全国会議員の夜の会食を全面自粛しては。国会議員に模範を示してもらいたい。『まず隗(かい)より始めよ』です。新年迎えたここで仕切り直して、再び連帯感、危機感、緊張感を持っていきたい」

中川会長は、日本医師会として、早ければ2月下旬から接種がはじまるワクチンの接種体制構築の準備を進めていると述べた。

6072チバQ:2021/01/06(水) 17:14:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f87fc8752d87f0827dd833fc448d3aac5217363
議員会食、夜8時まで4人以下想定 医師会から疑問視も
1/6(水) 16:24配信




会談に臨む自民党の森山裕国対委員長(右)と立憲民主党の安住淳国対委員長=2021年1月6日午前9時59分、国会内、恵原弘太郎撮影
 自民党の森山裕国会対策委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長は6日、国会内で会談し、緊急事態宣言下での国会議員の会食について、ルールづくりを行うことで合意した。会食は「夜8時まで」「参加人数を4人以下」とすることを想定しているが、日本医師会は議員の会食自体を疑問視している。

 与野党は近く、衆参両院の議院運営委員会の理事会で、申し合わせる方針だ。対象は、宣言が出される東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県での会食。

 議員の会食をめぐっては、菅義偉首相と自民の二階俊博幹事長らが昨年12月14日、都内のステーキ店で5人以上での会食を行い、批判を浴びた。安住氏は6日、記者団に「国民のみなさんの厳しい目もある。ルール化は必要だ」と世論を意識した措置であることを認めた。

 森山氏も「自主判断だと批判を受けることもある。かといって、議員活動のなかで、まったく人と会わないことは無理があるし、会食があることも不自然な話ではない。やはり人数を決めていた方がわかりやすいのではないか」と語った。

 一方、日本医師会の中川俊男会長は同日の会見で国会議員の会食ルールづくりを念頭に、「4人以下の会食なら感染しないとお思いなら間違い」と批判した。そのうえで、国民の一部に生じた緩みの解消につながるとして、「緊急事態宣言下では国会議員の夜の会食を、人数にかかわらず全面自粛してはどうか。国会議員に範を示して頂きたい」と語った。
朝日新聞社

6073チバQ:2021/01/07(木) 08:36:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/097b4e05ce5663d77f4d09cf88c51b15dd7f46e0
自民・下村氏「補選負ければ政局に」 党内に波紋広がる
1/7(木) 5:00配信




自民党の下村博文政調会長
 自民党の下村博文政調会長は5日のBS番組で、4月25日に投開票が予定される衆院北海道2区と参院長野選挙区の補選について、「自民党が両方負けるとなったら政局になる」と語った。新型コロナウイルス感染拡大などで菅政権の支持率が落ちるなか、与党幹部の「政局」発言に、自民党内に波紋が広がっている。

 下村氏は番組で、補選について「二つで負けることが今後の菅政権にとって大ダメージになる」との認識を示した上で、政局になる可能性について触れた。「補選の時に解散総選挙もあるかもしれない」とも語った。

 衆院北海道2区は、大手鶏卵生産・販売会社からの現金授受疑惑を抱える吉川貴盛元農林水産相の議員辞職、参院長野選挙区は、立憲民主党の羽田雄一郎参院幹事長の急死に伴い、それぞれ実施がきまった。いずれも野党の強い地域で、自民にとって苦戦が予想される。

 下村氏による「政局になる」発言に対し、同党の森山裕国会対策委員長は6日、記者団に「選挙に負けたから政局になるということはありえない。選挙は勝利をするべく戦わなくてはならない」と火消しに追われた。
朝日新聞社

6074チバQ:2021/01/07(木) 08:37:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cc737038df465fbbe720959a1bfbdb1a28be70f
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自民・二階幹事長に“ポスト菅義偉”プラン「野田聖子首相で解散総選挙!」
1/7(木) 6:06配信
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2020年12月14日、王貞治ソフトバンクホークス会長や俳優の杉良太郎、みのもんたらと菅首相の “ステーキ会食” を主催した二階氏
「『菅さんでは、もう総選挙を戦えない』と判断したなら、二階さんは手のひらを返して “菅降ろし” を始めるよ。遅くも9月までには解散総選挙を打たないといけないが、内閣支持率の下落が止まらなければ、とても戦えない。“新しい選挙の顔” を立てる必要性が高まってくる」

【写真あり】永田町でウワサの“菅降ろし”の声に総理は「最近元気がない」

 そう話すのは、ある自民党のベテラン議員だ。
 菅義偉首相(72)を擁立し、いまや飛ぶ鳥を落とす権勢となった二階俊博自民党幹事長(81)が、内閣支持率の下落が止まらない菅首相を見限って、新たな “選挙の顔” を立てる――。そんな噂が新年早々、永田町に流れている。

「二階さんが野田聖子幹事長代行(60)を、“ポスト菅” として担ぐという話で、党内は持ちきりです。中止されたGoToキャンペーンの旗振り役だったのに、二階さんは支持率下落を自分の責任だとは、まったく感じていません」(自民党関係者)

 野田氏といえば、2015年の総裁選で出馬に意欲を見せたが、立候補に必要な推薦人20人が集まらずに断念。しかし、「党内外の女性政治家から根強い支持を得ている」(自民党幹部)ともいい、女性初となる総理総裁への挑戦は明言しつづけてきた。

 2020年12月の国民民主党代表選に、当選1回生である伊藤孝恵参院議員(45)が出馬。この件を記者に問われた野田氏の反応に、ある自民党議員は本音を垣間見たという。

「このとき野田さんは、『ちょっと嫉妬した。いいな〜、推薦人を集めなくても出馬できるだなんて』とこぼした。推薦人集めに苦労してきたので、うらやましがっていました」(野田氏に近い議員)

 そんな野田氏に、“キングメーカー” 二階氏の援護射撃という、千載一遇のチャンスがめぐってきたわけだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「二階さんと野田さんの関係は悪くない」と話し、こう続ける。

「昔から二階さんは、気の強い女性政治家を好みます。小池百合子東京都知事とも、良好な関係を維持していますよね」

 二階氏が野田氏を担ぎ出すのは、好悪からだけではない。

「背後に安倍(晋三前首相)さんや麻生(太郎副総理)さん、菅総理の影がちらつく河野太郎行革担当相や茂木敏充外相と違い、野田さんの強みは、大物政治家や主要派閥の色がついていないこと。

“初の女性首相誕生” なら、支持率低下にも歯止めがかかるし、総選挙だって有利に戦える。二階さんは、自公が与党でいられるなら、誰が総理総裁だってかまわないんだ」(前出・ベテラン議員)

 全国紙政治部デスクは、「露骨に二階氏が野田氏をかわいがっている」と話す。

「二階氏は、自分の代わりに野田氏をテレビの討論番組に出演させたりと、前任者の稲田朋美衆院議員よりも、メディアでの “出番” を明らかに増やしています」

 だが、野田氏の足元には不安な要素もある。

「2017年と2018年に『週刊文春』と『週刊新潮』が、夫は前科のある元暴力団員で、野田氏に働きかけて金融庁に圧力をかけた、と報じたんです。夫は名誉毀損で両社を提訴し、裁判は現在も続いている。2021年中に判決が下される見込みだが、野田氏にとっては楽観できないでしょう」(司法担当記者)

 ただ “キングメーカー”は、いっこうに気にしていない。

「二階さんは、『過去のことだし、罪は償っているのだから問題ない』と考えているようです」(前出・自民党関係者)
 
 政権発足から4カ月。早くも「ポスト菅」という言葉が飛び交い始めた。

(週刊FLASH 2021年1月19日・26日合併号)

6075チバQ:2021/01/07(木) 09:02:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d98531555901ac403a3c9a9fbb80cd4483c1217c
議員会食ルール化、相次ぐ批判の声 自民党内に慎重論も
1/6(水) 21:20配信




会談に臨む自民党の森山裕国対委員長(右)と立憲民主党の安住淳国対委員長=2021年1月6日午前9時59分、国会内、恵原弘太郎撮影
 自民党と立憲民主党の国会対策委員長が合意した緊急事態宣言下での国会議員の会食ルールづくりについて、6日の衆院議院運営委員会の与野党理事の協議では結論が出せなかった。自民党の森山裕国対委員長が「夜8時まで」「参加人数4人以下」とするルール案に言及していたが、日本医師会が「全面自粛を」と求めるなど批判が出たためだ。7日にも改めて協議する見通しだ。

 インターネット上でも「国民にお願いするならまず議員が会食を控えて」「この危機に会食はおかしい」などと疑問の声が相次いだ。自民党内からも「議員の自主判断に任せるべきだ。4人以下なら会食がいいわけではない」(閣僚経験者)といったルールづくりへの慎重論が出始めている。
朝日新聞社

6076チバQ:2021/01/07(木) 13:20:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/6da1b70926d228aa3b0b048c8710dbd74699568a
「軍師不在」で「裸の王様」菅首相の機能不全
1/7(木) 12:03配信
78




新潮社 Foresight(フォーサイト)
 東京都の小池百合子知事が政府に緊急事態宣言の発令を直接求めようとしていた元日。菅義偉首相はこう言って、突っぱねる姿勢を示していた。

「小池はやること(午後8時までの営業時間短縮要請)をやらずに求めることばかり。1都3県の足並みが揃わなければやらない」

 これを間接的に聞いた小池知事は、まず埼玉県の大野元裕知事に「一緒に西村(康稔・経済再生担当)大臣に直談判しよう」と電話で了承を取り付け、その後、神奈川県の黒岩祐治知事にも同行を求めた。

 こうして2日夕、千葉県の森田健作知事も合わせ、4知事で西村大臣と面会することになるのだが、菅首相は小池知事により着々と外堀を埋められていることを知らなかったという。彼らの動向に関する情報が入っておらず、西村大臣も菅首相に細かな説明をしていなかったのだ。

 結局、4日の年頭記者会見で緊急事態宣言の発令検討を表明せざるを得ない事態に追い込まれた菅首相は、小池氏の対応の「後手」という印象をぬぐえない。

 このところ、ちぐはぐな政権運営の原因として指摘されるのが、菅首相の「軍師」となるような調整役の不在だ。外部の危機を首相の耳に入れる側近が少なく、これが政権としてのチームワークの欠如にもつながっている。
「官邸がどうしたいのか分からない」
「官邸が一体どうしたいのかよく分からない。下村さんの発信ばかりが目立ち、正直困っている。特措法を本気でやるなら、こちらもそれ相応の準備が必要だ」

 自民党の森山裕国対委員長は12月17日、衆院本会議場の裏にある控室を密かに訪れた加藤勝信官房長官に不満をぶちまけた。

 自民党の下村博文政調会長がこの直前、コロナ対策を強化するための新型インフルエンザ特別措置法の改正議論をめぐり、次期通常国会で改正する意向を突然ぶちあげていた。

 森山氏は当初、政府側から「特措法に手を付けるのはコロナの収束後」と聞いていただけに、官邸の真意をつかもうと加藤氏を呼び出したのだ。

 現行の特措法では、感染防止策として飲食店などに休業要請したり外出を自粛するよう求めたりすることに、罰則規定がない。全国知事会などは感染対策の実効性を強めるため、罰則を加えた法改正を求めているが、私権制限を一気に強めることにつながるほか、休業を強いる見返りとしての金銭補償の定義など、随所に細かな制度設計も必要だ。

 自民党国対幹部は、特措法の改正は「通常なら1年以上かけて微細な議論をしなければならない案件」と説明する。

 今年は7月に東京都議選や東京五輪の開幕を控えるだけに、6月に会期末を迎える通常国会の大幅な延長は難しい。政府が当初、「改正議論は今回のコロナが収束した後」と考えたのはこのためだ。

 加藤氏は12月17日、森山氏に「政府はあくまで感染収束後に抜本的な法改正に着手するという立場だ」と重ねて説明したが、当の菅首相が数日後、次期通常国会で改正を目指す方針を講演などで表明し始めた。

 森山氏は、

「本気で特措法を仕上げるなら、次の国会の運営方法も相当工夫しなければならないのに、官邸はどうなっているんだ」

 と周囲に怒りをぶちまけたという。

機能していない官房副長官
「加藤氏が直接森山氏のもとを訪れた経緯には、もう1つ深刻な危機が隠れている」

 別の自民党国対関係者は、憤りながら政権のさらなる足並みの乱れを訴える。

 本来、官邸と自民党国対をつなぐ橋渡し役は、官房長官でなく、その下の官房副長官が行うはずだが、その役割を担うはずの坂井学官房副長官が機能していないというのだ。

 坂井氏は毎週自民党国対の朝の打ち合わせに参加し、政権の動きなどを報告している。しかし、この国対関係者によると、坂井氏は菅首相の初外遊となった2020年10月のベトナム・インドネシア歴訪の日程などを森山氏に詳細に伝えず、同月に始めた臨時国会の召集時期などが二転三転する原因となった。

 以後、森山氏と坂井氏との間はぎくしゃくし続けている。森山氏が加藤氏を直接呼んだのも、坂井氏への潜在的な不信感の裏返しと言える。

 坂井氏はもともと無派閥で、菅首相の側近グループ「ガネーシャの会」のリーダー的な存在だ。官房副長官となったのは、菅氏が同じ神奈川県選出で特に親しいことを見込んでのことだった。

 ただ、官房副長官は、自民党と官邸をつなぐ連絡係だけでなく、霞が関の省庁に細かな指示を下し、彼らの要望を首相に上申すべきものかどうかを振り分ける「下手な閣僚ポストより権限が集まりやすい」(閣僚経験者)重職だ。安倍晋三前首相や加藤氏が頭角を現した政界の登竜門でもある。

6077チバQ:2021/01/07(木) 13:22:17
 ただ、自民党幹部は、

「坂井は党の主要派閥に人脈がなく、個人的にも調整能力に乏しい。逆を言えば、外部から火の手が近づいていたとしても、情報をキャッチする能力も低い」

 と手厳しく語る。
「伝書鳩」のような側近は不要
 もっとも、首相も坂井氏を登用する際、その政治能力をまったく知らなかったわけではないだろう。

 首相は就任時、「国民のために働く内閣」と定義づけ、携帯電話料金の値下げや不妊治療への公的医療保険の適用拡大などを素早く実現すると訴えた。

 この背景には、「首相が官房長官時代のように自分でそれぞれの所管省庁に細かく工程表などの指示を出す」(首相周辺)ワンマン的な手法で乗り切れるという自負があった。

 実際、携帯電話を所管する総務省幹部は、

「大手3社の主力ブランドがどの程度値下げしなければならないかまで、首相から直接電話で指示を受ける」

 と打ち明ける。

 言い換えれば、「伝書鳩」のような側近は不要ということだろう。

 政権運営において首相の指示が際立っている現状は、前任の安倍首相時代とは大きく異なる。

 野党からは「ワンマンの安倍1強」などと批判されたが、実際は安倍首相だけでなく、当時は官房長官として首相の軍師役だった菅氏や今井尚哉首相補佐官らの官邸官僚らが丁々発止のやりとりを行い、重要政策の行方を決めていた。

 国内で新型コロナの初感染が確認された2020年1月から春ごろまでは、菅氏と今井氏が対立することもあったが、夏以降は、菅氏が肝入りで進めた観光支援策「Go Toトラベル」を首相以下官邸が一丸となって支えるなど、チーム力が光った。

 安倍氏に仕えた佐伯耕三元首相秘書官は、9月に官邸を去った後、

「よく『安倍独裁政治』などといわれたが、安倍さんはスタッフの諫言を割と柔軟に聞くタイプだった」

 と周囲に語ったこともある。

 これが7年9カ月もの長期政権のバックボーンとなった。

 翻って今の菅官邸の内情はどうだろうか。

 本来、女房役となる加藤氏について、官邸関係者は、

「良くも悪くも大蔵省出身の役人気質が抜けず、政治家として『ここがリスク』と進言するような機会が少ない」

 とこぼす。

 得意の厚生労働分野でも、科学的知見に基づく意見を淡々と語るだけで、世論の批判が急速に高まった「Go To トラベル」をめぐっても、事業継続に固執する首相をたしなめるような場面は「ほとんどなかった」(同)という。

西村経済再生担当相との溝
 菅首相は、コロナ対策の司令塔を担う西村康稔大臣とも溝が深まっている。

 最近の西村氏は全国で感染が急拡大している現状を見据え、政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長とともに、首相により厳しい対策を取るよう日に影に求めている。

 しかし首相は12月上旬、気の置けない党内の若手議員と会食した際、「Go To トラベル」を全国一斉に即時停止するよう暗に求めた西村氏への不満をまくし立てたという。

「新幹線や飛行機に乗って移動することが感染を広げるわけではないでしょ。旅先だろうが日常生活だろうが、大人数の会食やマスクの非着用や取り外しが感染拡大の理由であることには変わりない。なのに医者たちは、感染者がゼロになるために最適な手段ばかり考える。最近の西村は『医者の側』に行ってしまった」

6078チバQ:2021/01/07(木) 13:22:43
 政治家ならば、一定のリスクを負っても経済不況を忘れてはならない――。言下にこう言いたかったのだろう。

 西村氏は12月13日夕、官邸で首相と加藤氏、田村憲久厚生労働相を交えた協議に臨み、尾身氏の助言をもとに、「年末年始の人の移動を極力抑えなければならない」として、全国一斉の運用一時停止に踏み切るよう強く求めた。

 しかし、当時の首相はこの場で難色を示したばかりか、西村氏に北海道が感染拡大のピークを越えたとして、事業を一時停止している札幌市の規制を緩和できないか打診したという。西村氏は、「そんなのは世論が持ちません」と激高。

 結局、首相は提案を取り下げ、翌14日に28日から1月11日まで事業を全国一斉に一時停止することを発表した。
「官邸官僚」の影響力もなし
「官邸官僚」と呼ばれる面々も、安倍政権時代ほど影響力を持っている輩は見当たらない。

 当初、往時の今井氏のような存在になると見られていたのが、旧民主党政権から官邸に居続ける和泉洋人首相補佐官だった。

 首相が10月、ベトナムで首脳会談に臨んだ際、和泉氏は首相と通訳を挟んだすぐ左隣に座り、同じく同行した北村滋国家安全保障局長らを飛び越え、「政治家以外では随行トップ」(官邸関係者)の地位となった。

 安倍政権下では、海外出張の際に、当時部下だった大坪寛子・現厚生労働省大臣官房審議官を同行させ、「コネクティングルームに一緒に宿泊した公私混同」などと騒がれた和泉氏だが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた工事着手などでは司令塔的な役割を担い、基地問題に入れ込んでいた菅氏も厚い信頼を寄せるようになった。

 しかし、和泉氏は現在、政権の看板政策である「デジタル庁」設置に向けた「データ戦略タスクフォース」などの指揮を執るものの、今井氏のように政権運営全般に口を出すような様子は見られない。

 和泉氏の古巣の国土交通省が所管する「Go To トラベル」をめぐっても、「経済再生に不可欠」と事業継続に固執する首相に的確なアドバイスをしたような様子は見られない。

 そもそも政府が7月に事業を始めた際、官邸は急に東京除外やキャンセル料の負担などを言い出し、対応が二転三転。所管する観光庁の職員は、何日間も未明まで残業を続ける地獄を味わった。

 国交省幹部は、

「和泉氏は急に無理筋の指示を出せば、所管官庁がどんな厳しい目に合うかわかるはずなのに、首相にきちんと進言した形跡はない」

 と憤る。

 6人の事務担当の首相秘書官もあまり機能している節がない。菅首相はこのうち4人を官房長官時代からそのまま登用し、当初は「チーム菅」を構成するようにも見えた。

 このなかには、特に首相がかわいがっている外務省出身の高羽陽氏のような存在もいる。しかし、官邸の内情をよく知るスタッフは、

「それぞれの秘書官は自身の出身官庁のノリを超えて仕事をするような雰囲気がなく、みんな他人行儀のように映る」

 と現状を打ち明ける。

「何でも自分で決めすぎる」
 即座に政権の成果をあげるためにも、自分がトップダウンで指示を出せばいい――。官房長官時代に「強面」で鳴らした菅首相はこう考えたのかもしれない。これが、側近の弱体化を招いた原因という指摘は多い。

 側近らもいつの間にか、菅首相の指示を待つ機会が増え、能動的に政権の危機に対処するような力が弱まったという面もある。あるいは、坂井氏のように、最初から菅首相が「割り切ってポストを充てた」(自民党幹部)人事もあっただろう。

 しかし、官房長官時代と違い、菅首相は国民の命がかかるような政治決断を、毎日のように行わなければならない存在だ。その過程を最初から最後まで個別に把握して処理するには限界がある。逆に、時には厳しく諫言できる側近がいなければ、菅首相が「裸の王様」となるのにそう時間はかからない。

6079チバQ:2021/01/07(木) 13:22:55
 菅首相は12月上旬、知己のメディア関係者に、「首相になってから、情報がまったく入らなくなった」と愚痴をこぼした。ある官邸スタッフは「首相はなんでも自分で決めすぎる。現場に決断をゆだねない弊害は『Go To』などで一気に出た」とも分析する。

 もし、緊急事態宣言が発令されるこの局面で菅首相が対応を誤り、欧米のような爆発的感染を日本でも招いたならば、再選がかかる今年9月の自民党総裁選や次期衆院選は大荒れとなりかねない。このピンチは首相1人の力では乗り越えられないはずだ。

6080名無しさん:2021/01/07(木) 13:56:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/81f20a2cdbef5c3f4df30537c0465f9492dea0f2
「ポスト菅」抗争が本格化 本命・岸田、対抗・河野、西村、大穴は…?〈週刊朝日〉
1/6(水) 8:02配信

 21年の日本の政治も、大荒れが確実だ。新型コロナウイルスの対応に批判が集まる菅義偉政権は、昨年9月の発足時に65%あった支持率が12月に39%まで急落した(朝日新聞社世論調査)。官邸関係者は言う。

「雑談をしていても、自然と『菅さんの後の総理は誰か』という話になる。菅首相がこれから国民の支持を取り返すのは難しいとみんな思っているんでしょうね」

 菅首相の自民党総裁としての任期は9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了を迎える。この二つの政治イベントをどう乗り切るかだが、先行きは暗い。新型コロナの感染者は増え続け、経済の先行きや五輪の開催も危ぶまれる。1月18日召集予定の通常国会でも安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜祭疑惑や吉川貴盛元農相の鶏卵疑惑が追及されるのは確実だ。政治評論家の小林吉弥氏は言う。

「菅内閣も疑惑の影響を避けられない。支持率が30%を切れば、政権維持に赤信号が灯る。最短で3月末の予算成立と引き換えに退陣表明という可能性も出てきます」

“3月危機”を乗り切っても難関が待ち構える。4月25日には吉川元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙が、6月下旬から7月上旬には東京都議選が予定されている。惨敗すれば、菅おろしが始まりかねない。

 そこで注目されるのは「ポスト菅」の行方だ。次期首相に最も近いのは誰なのか。ジャーナリストの二木啓孝氏は言う。

「本来ならば石破茂元幹事長が適任だが、自民党内には反石破の議員が多い。細田派の下村博文政調会長は党内でも保守色が強すぎで、茂木敏充外相は竹下派から支持を得られるかわからない。3人とも党をまとめるのは難しく、消去法で前回の総裁選で惨敗した岸田文雄前政調会長が“とりあえず”の次期首相の本命になっている」

 だが、岸田氏の地元である広島では、河井克行元法相が離党して「空白区」となった衆院広島3区の候補に、公明党が斉藤鉄夫副代表を公認。自民党候補の擁立を望む岸田氏は「まったく理解できない」と反発したが、党本部は斉藤氏を支援する方向で調整を進めている。こうした「政治力の弱さ」もあり、「選挙の顔にはならない」(自民党議員)との声も根強い。

 こうした状況を受け、ささやかれてきたのが安倍前首相の再登板説だ。だが、「桜を見る会」前夜祭について国会で虚偽の答弁をしていたことが判明し、流れが変わった。

 党内からは厳しい対応を求める声があがる。ある自民党幹部はこう語る。

「安倍さんの議員辞職で支持率低下の歯止めをかけてほしいと考える議員は党内にかなりいますよ」

 一方で、安倍氏が復活する「ウルトラC」の道は残されているという。

「議員辞職したら補欠選挙となるが、自民党は反省するとして、候補を擁立しなければいい。解散総選挙で再度、安倍氏が出れば確実に勝つ。禊ぎはそれで済む。安倍氏の再々登板の待望論ももう一度、盛り上がるはずだ」(前出の自民党幹部)

 こうしたドタバタの中、一気に世代交代が進むことも考えられる。有力視されるのは、「ハンコ廃止」で人気を集めて選挙の顔になりそうな河野太郎行政改革相だ。昨秋の総裁選では出馬を模索したが、派閥の長である麻生太郎氏が菅氏を支持したため断念した経緯がある。ただ、「党三役も経験していない。総理になるのはまだ早い」(自民党関係者)との声も根強く、麻生氏を口説き落とせるかも不透明だ。

 コロナ対策で前面に出ている西村康稔経済再生相も知名度を上げているが、部下の官僚たちからの人望はイマイチだという声もある。

「総理への野望が強すぎて人がついてこない。自己顕示欲が強すぎる」(官邸周辺)

 所属する最大派閥・清和会からは下村氏や稲田朋美元防衛相も総裁選に意欲を見せており、派内をまとめられるかも課題だ。そこで“大穴”として名前が出ているのが、野田聖子幹事長代行だ。前出の小林氏は言う。

「コロナ対策では、ドイツのメルケル首相や台湾の蔡英文総統など、女性リーダーが評価された。現時点では次期首相の本命は岸田氏だが、選挙で勝つことを考えるなら、二階俊博幹事長が“日本初の女性総理”として野田氏を推す可能性もある」

 そもそも、こうして多くの名前が乱れ飛ぶ背景には自民党の人材難がある。その理由について、二木氏はこう解説する。

「安倍政権の7年8カ月で財務相は麻生氏、官房長官は菅氏がずっと担ってきた。16年からは二階氏が幹事長を続けている。重要ポストに重鎮が座り続けて次世代の政治家が競争する場がなかったことが、今の状況につながっている」

(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月15日号

6081名無しさん:2021/01/07(木) 14:20:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf5d05e3b08d100c85966e98b2a090f3f287a36f
2021衆院選 コロナ、政治とカネ…自民「順風」どう呼び込む
1/6(水) 20:44配信

 今年実施される衆院選は自民党にとって菅義偉(すが・よしひで)政権発足後、初めての本格的な国政選挙となる。衆院選で3連勝中の自民は必勝を期すが、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、「政治とカネ」の問題も浮上しており、現状のままでは苦戦は必至。選挙区の候補者調整をめぐっても与党内の対立が表面化している状況で、勝利への道のりは険しそうだ。

 ■二階氏は自信「いつあってもいい」

 「来る衆院選の勝利に向け、党は総力を結集して突き進んでいきたい」

 自民の二階俊博幹事長は5日の党役員会でこう決意を語った。その後の記者会見で衆院解散の時期について問われると「党としてはいつあってもいい。首相が決断されれば、選挙対策に取り組んでいける態勢を常日頃から整えている」と自信を見せた。

 過去3回の衆院選を振り返れば、自民は安定した戦いで勝利を重ねてきた。

 民主党政権下で行われた平成24年12月の衆院選は、野田佳彦元首相と自民総裁だった安倍晋三前首相の党首討論が引き金となり、「近いうち解散」に突入した。自民は「日本を、取り戻す。」をキャッチフレーズに掲げて294議席を獲得。3年3カ月ぶりに政権を奪還し、安倍氏が首相の座に返り咲いて第2次安倍内閣が発足した。

 26年11月には、安倍氏が消費税率引き上げ延期と「アベノミクス」継続の是非を問うとして衆院を解散し、291議席を獲得して大勝。29年10月は北朝鮮の脅威に対応するため「国難突破」を掲げて衆院選に臨み、小池百合子東京都知事率いる希望の党に政権交代への機運が一時高まったものの結果的に自民が284議席を得て勝利を収めた。

 ■頭痛い…「競合区」の調整

 安倍総裁の下では参院選を含めて国政選挙6連勝を果たしたが、次期衆院選は順風とはいかなそうだ。

 重い課題としてのしかかるのが「競合区」の調整だ。現在、新潟2区や静岡5区、高知2区など約10選挙区で自民系候補が競合。二階氏が率いる二階派(志帥会)が絡むケースが目立ち、他派閥と摩擦を生んでいる。選対幹部は「選挙直前まで調整はつかない。ガチンコ勝負になる選挙区も出てくる」と語る。

 また、参院議員の林芳正元文部科学相が河村建夫元官房長官の地盤である山口3区から出馬するとの観測があるほか、広島3区をめぐって連立を組む公明党と対立する異例の事態に自民幹部は頭を悩ます。特に自民、公明両党の協力関係にきしみが生じれば選挙全体に影を落としかねないため、今後、難しい調整を迫られる。

 次期衆院選の行方を占うのが4月に実施される2つの補欠選挙だ。自民の吉川貴盛元農林水産相の辞職と立憲民主党参院幹事長だった羽田雄一郎氏の死去に伴い北海道2区と参院長野選挙区で行われる見通しで、春までに衆院解散がなければ菅政権で初の国政選挙となる。

 しかし、鶏卵業者からの現金供与疑惑が吉川氏に持たれており、逆風の選挙となるのは確実な情勢。自民選対関係者は「せめて1勝1敗で切り抜けなければ衆院選に響く」と話した。(広池慶一)

6082名無しさん:2021/01/07(木) 14:25:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/969fe360766ce79a3592596354780df96eb77a4d
解散「秋」発言、実は本音?  与野党に臆測
1/6(水) 7:07配信

 衆院解散時期について菅義偉首相が「秋のどこか」と発言したことが与野党を超えて臆測を呼んでいる。

 首相側は直後に「秋までのどこか」だと訂正したが、新型コロナウイルス感染が収束しない中、「本音が出たのでは」との声があちこちから上がった。

 首相発言は4日午前の年頭記者会見で飛び出した。一報を受けて「慌てて確認を取った」と明かす首相に近い自民党幹部は「本人は『秋までの』と言ったつもりだった」と説明。首相本人も4日夜に出演したBSフジ番組で「『秋までのどこか』と発言したと思ったんですが…」と釈明した。

 だが、別の党幹部は5日、「本音だと思う。解散は当分ない感じ」と漏らした。二階派幹部も「あそこでの言い間違いはあり得ない」と推測し、コロナのワクチンが普及するまで解散は難しいとの見方を示す。

 野党にも「秋までできない、というのが本音だ」(立憲中堅)という声は少なくない。同時に政権の早期行き詰まりを予想する向きもあり、ある立憲幹部は「菅さんが秋まで首相を続けているか不透明。あまり考えなくていい」と語った。

6083名無しさん:2021/01/07(木) 14:28:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/13e5e24223e3c854f8c73088b2b3c5544ca9294b
麻生太郎のスピーチに「ブチギレ」の河野太郎…何が起きたのか?
1/7(木) 8:02配信

 「出席者はいかにも『動員されました』みたいな地元企業の社員ばかりで、白けた雰囲気の会合でした」(自民党麻生派関係者)

 新潟市の老舗ホテル「イタリア軒」に12月12日、麻生太郎副総理、そして河野太郎行政改革担当大臣の姿があった。次期衆院選で新潟1区から立つ、塚田一郎元参議院議員(麻生派)の「激励の集い」に出席したのだ。

 ダブル太郎の揃い踏み。さぞ盛り上がったはず……と思いきや、会は異様な雰囲気だった。河野氏が終始、仏頂面だったのだ。

 場が凍ったのは、挨拶に立った麻生氏が軽口を飛ばした瞬間である。

 「目下売り出し中の太郎(=河野氏)と、まだそこそこ売れてる太郎(=麻生氏)、2人の太郎がやってきました」

 だがニコニコしているのは麻生氏だけで、河野氏は愛想笑いさえも浮かべていなかった。

 「反応していいのかどうか微妙な自虐ネタ。しかも前日には、菅総理がネット番組で『こんにちは、ガースーです』と言って顰蹙(ひんしゅく)を買ったばかり。そんな状況で、河野さんも笑うに笑えなかったということでしょう」(自民党新潟県連関係者)

 実はこの日、河野氏は「ドタ参」。前日に急遽、麻生氏に呼ばれたのだ。そのため、来賓を示す胸の花も河野氏の分は用意されていなかった。

 「行きたくもないのに呼ばれて行ったら、扱いは悪いわ、盛り上がらないわ……河野さんに同情します」(前出・麻生派関係者)

 不機嫌だったのも当然かもしれない。

 『週刊現代』2020年12月26日・2021年1月2日号より

週刊現代(講談社)

6084名無しさん:2021/01/07(木) 14:29:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a9fdae705cdbe48f19fd96daa88069a2c20c941
二階幹事長「自民党として開催促進の決議をしてもいいくらいだ」 東京オリンピック・パラリンピック開催
1/6(水) 10:55配信

 緊急事態宣言について、自民党の二階幹事長は、政府の方針を「適切な判断」と評価した。一方、東京オリンピック・パラリンピックについて、二階幹事長は党として、開催を強く後押ししたいとの意向を示した。

 二階幹事長は、7日に発出が決定される緊急事態宣言について「事態を見極めて適切な判断であると思っています」と話した。また、「(緊急事態宣言を)出すタイミングについて遅かった、早かった…については?」と記者から質問が飛ぶと、「後から誰でも何でも言えるんです。真剣に取り組んでいると考えております」とした。

 政府は、緊急事態宣言を通じて急速な感染拡大に歯止めをかけ、今年夏には延期となった東京オリンピック・パラリンピックを開催したい考えだが、二階幹事長は「自民党として開催促進の決議をしてもいいくらいだと思っています」「開催しないというお考えを聞いてみたいくらいです」と、党としても開催の実現が悲願であることを強調した。

 一方、菅総理大臣がおととい、新型コロナウイルスのワクチンを率先して接種する意向を示したが、二階幹事長も「当然のこと」などと述べ、自らも率先して接種したいとの考えを明らかにした。(ANNニュース)

6085チバQ:2021/01/07(木) 18:03:09
スレチだけど・・・・
この国の政治家って何なんだ・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd57841de75b6973d6926b510fa38cc29ae70e9
国会議員の緊急事態宣言下の会食ルール作り見送り 各自が判断へ 議運委理事会
1/7(木) 16:16配信
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会談に臨む立憲民主党・安住淳国対委員長(左)と自民党・森山裕国対委員長=6日午前、国会内(春名中撮影)
 衆参両院の議院運営委員会は7日の理事会で、新型コロナウイルス対策として発令される緊急事態宣言下での国会議員の会食の在り方のルール作りについて、見送ることを決めた。自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長が6日に会談した際、会食は「4人以下、午後8時まで」とする方向でルール作りを調整していたが、会食の全面自粛を求める声があがっていた。

【表】緊急事態宣言対象1都3県の6指標の現状

 日本医師会の中川俊男会長は6日の記者会見で、全国会議員に対して「夜の会食を人数にかかわらず全面自粛してはいかがか。範を示してもらいたい」と呼びかけていた。

 この日の議運委理事会では、衆院で野党側から「自粛の申し合わせなどをやるべきだ」などの意見があり、与党側からは中川氏の発言について「国会議員として、自覚を持って対応することでいいのではないか」との意見が出た。

 その上で、高木毅委員長(自民)も中川氏の発言に触れ「私たちはしっかりとそのことを重く受け止めて対応するということに尽きる」と述べ、ルール作りの協議は行わなかった。

 高木氏は理事会後、記者団に「結論は出たと思っている」と説明し、今後の協議について否定した。

 一方、参院は水落敏栄委員長(自民)が参院自民に対し、世耕弘成参院幹事長から「必要に迫られて会食を行うことがあっても、4人まで、必ず午後8時までには終了する」などの指示があったことを紹介し、感染対策をとるよう口頭で伝えるにとどめた。

 会食のルール作りをめぐっては、与野党から疑問視する声が挙がっており、与党幹部は「何時までに帰りましょうとか、子供ではないのだから」と語った。

6086チバQ:2021/01/07(木) 19:37:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dd1220e5a15d9a024d4dae71ab0e0a420d27b9
「なんも響かない」菅首相の会見に厳しい声続出「自分たちは会食やめないのに」「緊急事態宣言(名前だけ)」
1/7(木) 18:40配信
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菅首相
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が7日、特措法に基づく緊急事態宣言の再発令を決定したことを受け、ツイッターでは「やっとか」「対策遅くないか」と対応の時期に言及する投稿が目立ったほか「限定的すぎ」「大阪も出した方が…」と首都圏の1都3県に対象を限定したことにも疑問の声が上がった。

 午後6時に始まった菅義偉首相の会見中には「緊急事態宣言(名前だけ)」「飲食だけ集中攻撃はなぜ」「宣言された1ケ月でどうにかなるもんじゃなくね」「なんも響かない」「言葉に気持ちがない」などと厳しい声が相次いだ。また「全国対象にした方がいいんじゃないか」などのコメントも目立った。

 また、会見における若い人へのメッセージについては「自分たちは会食やめないのに。若い人のせいにした」「また若い人へのお願いにうんざり」「お願いなんて言ってるけどマナーの悪さは若者に限ったものじゃない」と怒りの声も多数上がっていた。

 この日の会見では「飲食店は午後8時までの時短営業」「お酒の提供は午後7時まで」「協力金は1カ月あたり180万円まで国が支給」「テレワークによって出勤者の7割減」「午後8時以降の不要不急の外出自粛」「スポーツ観戦などイベントの入場制限」などの協力が呼び掛けられた。
中日スポーツ

6087名無しさん:2021/01/08(金) 01:53:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8318008c44164f1cd3e02ab70653dc5c03cfe96c
林元文科相、衆院転出意欲を伝達 自民重鎮の古賀、青木氏に
1/7(木) 20:49配信

 自民党岸田派の林芳正元文部科学相(参院山口選挙区)が次期衆院選山口3区へのくら替え出馬の意欲を伝えるため、古賀誠元幹事長、青木幹雄元参院議員会長とそれぞれ面会したことが分かった。複数の関係者が7日、明らかにした。両氏は議員引退後も党内に強い影響力を持つ実力者。

 関係者によると、林氏は6日、東京都内で古賀、青木両氏を個別に訪問。「山口3区から出てほしいという地元支持者の要請に応えたい」と衆院転出に強い意欲を見せ、支援を期待した。党公認を得られなければ無所属での立候補を辞さない考えも示したという。

 山口3区は二階派の河村建夫元官房長官の地元。

6088名無しさん:2021/01/08(金) 11:39:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/700b2a4cbbb0d5f1e9a824da058b0bfa2930100f
感染収束へ首相正念場、長期化なら求心力低下
1/8(金) 9:06配信

 菅首相は7日、新型コロナウイルス対策で「最後の切り札」と言える緊急事態宣言の発令に踏み切った。対策が効果を上げず、宣言が長期化する事態となれば、政権浮揚のカギを握る今夏の東京五輪・パラリンピックの開催も危ぶまれる。政権運営は正念場を迎えようとしている。

■長期化なら求心力低下

 緊急事態宣言は、8日から1か月の短期決戦で飲食店などに絞って新型コロナ対策を講じることで、感染の封じ込めを目指すものだ。首相は7日の記者会見で「(感染)克服のためにはもう一度、皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ない」と理解を求めた。

 首相は経済回復に水を差すとして宣言発令に否定的で、年末年始に感染防止策の徹底や忘年会の自粛などを呼びかけるにとどめた。しかし、東京都の新規感染者数が7日、過去最多の2447人に上るなど、拡大の一途をたどり、宣言発令に追い込まれた。

 自民党の二階幹事長は「事態を見極めた適切な判断だ」と宣言に理解を示している。もっとも、宣言を発令しても、政府の期待通りに飲食店や住民が協力する保証はない。昨年4月に続いて2度目の宣言となるため、「国民の意識を引き締める効果は限定的ではないか」(内閣府幹部)との弱気な見方も出ている。

 宣言を解除するには、新規感染者数などの6指標が改善し、感染状況が最も深刻な「ステージ4」から「ステージ3」の水準まで下がることが目安となる。解除へのハードルは高く、首相周辺は「2月7日までの宣言が延長になる可能性もある」と表情を曇らせる。

 首相は2月7日までの宣言解除後、2月下旬までに新型コロナのワクチン接種を始めて感染の広がりを抑え込むというシナリオを描いている。東京五輪の開催にこぎつけ、内閣支持率を上向かせたい考えだ。この日の記者会見でも、接種と五輪の実現で「国民の雰囲気も変わってくるのではないか」と期待感を示した。

 3月25日には、福島県から聖火リレーがスタートする。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の3月来日も取り沙汰されており、五輪関係者は「3月まで宣言が続くとまずい。遅くとも2月下旬くらいまでには終了してもらわないと」と語る。五輪開催が危ぶまれる事態となった場合、首相の求心力低下は避けられない。

 安倍内閣は、昨年4月の宣言発令後、内閣支持率と不支持率が逆転した。自民党内では、党が昨年末に行った次期衆院選の情勢調査で、「現有議席を30議席以上減らす」との結果が出たとする情報が駆け巡っている。菅内閣の支持率下落が続けば、党内の動揺はさらに広がりそうだ。

6089チバQ:2021/01/08(金) 14:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/700b2a4cbbb0d5f1e9a824da058b0bfa2930100f
感染収束へ首相正念場、長期化なら求心力低下
1/8(金) 9:06配信




新型コロナウイルス感染症対策本部で、緊急事態宣言を発令する菅首相(右から3人目)(7日午後、首相官邸で)=源幸正倫撮影
 菅首相は7日、新型コロナウイルス対策で「最後の切り札」と言える緊急事態宣言の発令に踏み切った。対策が効果を上げず、宣言が長期化する事態となれば、政権浮揚のカギを握る今夏の東京五輪・パラリンピックの開催も危ぶまれる。政権運営は正念場を迎えようとしている。

【動画】これは便利…買い物かごの自動除菌装置が登場

■長期化なら求心力低下

 緊急事態宣言は、8日から1か月の短期決戦で飲食店などに絞って新型コロナ対策を講じることで、感染の封じ込めを目指すものだ。首相は7日の記者会見で「(感染)克服のためにはもう一度、皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ない」と理解を求めた。

 首相は経済回復に水を差すとして宣言発令に否定的で、年末年始に感染防止策の徹底や忘年会の自粛などを呼びかけるにとどめた。しかし、東京都の新規感染者数が7日、過去最多の2447人に上るなど、拡大の一途をたどり、宣言発令に追い込まれた。

 自民党の二階幹事長は「事態を見極めた適切な判断だ」と宣言に理解を示している。もっとも、宣言を発令しても、政府の期待通りに飲食店や住民が協力する保証はない。昨年4月に続いて2度目の宣言となるため、「国民の意識を引き締める効果は限定的ではないか」(内閣府幹部)との弱気な見方も出ている。

 宣言を解除するには、新規感染者数などの6指標が改善し、感染状況が最も深刻な「ステージ4」から「ステージ3」の水準まで下がることが目安となる。解除へのハードルは高く、首相周辺は「2月7日までの宣言が延長になる可能性もある」と表情を曇らせる。

 首相は2月7日までの宣言解除後、2月下旬までに新型コロナのワクチン接種を始めて感染の広がりを抑え込むというシナリオを描いている。東京五輪の開催にこぎつけ、内閣支持率を上向かせたい考えだ。この日の記者会見でも、接種と五輪の実現で「国民の雰囲気も変わってくるのではないか」と期待感を示した。

 3月25日には、福島県から聖火リレーがスタートする。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の3月来日も取り沙汰されており、五輪関係者は「3月まで宣言が続くとまずい。遅くとも2月下旬くらいまでには終了してもらわないと」と語る。五輪開催が危ぶまれる事態となった場合、首相の求心力低下は避けられない。

 安倍内閣は、昨年4月の宣言発令後、内閣支持率と不支持率が逆転した。自民党内では、党が昨年末に行った次期衆院選の情勢調査で、「現有議席を30議席以上減らす」との結果が出たとする情報が駆け巡っている。菅内閣の支持率下落が続けば、党内の動揺はさらに広がりそうだ。

6090チバQ:2021/01/08(金) 17:07:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/50dd487fbb1341a720478629e258bfe356bb7ccc
緊急事態宣言も一転「ザル入国」続行 世界11カ国・地域とのビジネス往来 「親中・親韓」の影響、菅政権の限界か
1/8(金) 16:56配信
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 政府は7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令を決めたが、中国や韓国など11カ国・地域との間で合意しているビジネス関係者の往来については、継続する方向で調整に入った。「ザル入国」との批判を受けて、停止の検討に入っていたが一転した。「親中・親韓派」の影響力が強いとされる菅義偉政権の限界なのか。新型コロナの変異種の侵入が危惧されるなか、与党内からも反発が出ている。

【イラスト解説】新型コロナ感染かな?と思ったら

 「水際対策強化は危機管理上、待ったなしだ」

 自民党の佐藤正久外交部会長は7日、ツイッターでこう訴えた。

 政府は、東京都と神奈川、埼玉、千葉3県を対象とした緊急事態宣言の再発令と並行して、ビジネス往来の停止も検討していた。医療崩壊が指摘されるなか、英国や南アフリカで感染力の強い変異種が発見され猛威を振るっており、水際対策は喫緊の課題だった。

 ところが、政府は一転して継続する方向で調整に入った。「相手国の交渉が必要であり、一律に止めるのは困難と判断した」と伝えられるが、菅首相や周辺に経済優先の意向があったとの見方もある。

 この判断には、与野党から強い反発が出ている。

 自民党の新型コロナウイルス感染症対策本部会合でも7日、ビジネス往来について、「すぐ中止すべきだ」との意見が多数出たという。

 国民民主党の玉木雄一郎代表も7日、継続の報道を受け、ツイッターで、「国民に制約を求めるなら、水際対策の強化が先だろう。自民党もこれでいいのか」と批判した。

 政府としては、中国や韓国など11カ国・地域についても変異種の市中感染が確認されれば入国を停止する方針だが、「ザル入国」を続けていいのか。

 ジャーナリストの有本香氏は「まったく理解不能だ。国民には外出自粛や家族と面会の制限などの行動変容を求めながら、存在が確認されている変異株が流入する水際を止めないとは、筋の通らない話だ。与党内にも反発があるなかで、継続に執着している。『誰のための政治なのか? 中国のためなのか?』と問いたい」と指摘した。

 経済を重視する意見もある。

 評論家の八幡和郎氏は「現在実施されているビジネス往来には賛成だ。海外からの入国だけではなく、日本人がビジネスで海外に行くことにもなるので、日本経済のためにもなるのではないか」と語っている。

6091チバQ:2021/01/08(金) 17:34:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/898ce36657d15c5fa25e65f49336e6cb51d8f585
二階氏「飲食を伴う会合控えて」 党所属国会議員に文書
1/8(金) 16:26配信




自民党の二階俊博幹事長(中央)
 新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出されたことを受け、自民党の二階俊博幹事長は8日、飲食を伴う会合への参加を控えることや、午後8時以降の不要不急の外出自粛の徹底を求める文書を所属国会議員に出した。

 文書では、経路不明とされる感染原因のほとんどが飲食によるものと専門家が指摘しているとして、「まずもって飲食による感染リスクを抑え込んでいくことが感染収束には不可欠」として自粛を求めている。

 国会議員の会食をめぐっては、昨年12月に二階氏が菅義偉首相らと都内のステーキ店で5人以上で会食し、批判を浴びた。

 その後、国会で「夜8時まで」「参加人数4人以下」とする会食ルールの策定が一時検討されたが、日本医師会やネット上で「人数にかかわらず、全面自粛すべきだ」などと批判を受けて見送られていた。
朝日新聞社

6092チバQ:2021/01/08(金) 17:40:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/022ad3c41effd3427b40c61f634d59c950ad0c54
緊急事態宣言“最低限”に固執する政権 「対策小出しの時は過ぎた」与党内からも焦り
1/8(金) 9:50配信




菅義偉首相
 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない首都圏1都3県に7日、緊急事態宣言の再発出を決めた菅義偉首相。この段階でも経済への打撃回避に心を配り、期間を専門家の主張より短い1カ月間に、業種も飲食店などに限定した。全国の感染者数は初めて7千人を突破し、ウイルスの大波が日本を洗っている。政権が混乱を来し、これ以上の「後手」を踏むような余地はほぼ残されていない。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「ここ最近、全国的にさらに厳しい状況となっており、強い危機感を持っている」

 夕方、官邸で開かれた対策本部の会合で、首相は緊急事態宣言に踏み切る理由をこう説明した。続く記者会見では「1カ月後には必ず事態を改善させる」と決意を強調。午後8時までの営業時間短縮に応じた事業者に対し、4都県が行う協力金支払いをサポートするなど、政府の経済対策をアピールした。
 政府高官は夜、国民に首相の危機感が伝わったかと問われ、「受け手が感じることだけど、今日は良かったと思う。伝わったと思うよ」と話した。

 もともと宣言に消極的だった首相。東京都の小池百合子知事らの要請に押し込まれる形で方針転換した後も、その「範囲」を最低限に抑える姿勢に固執した。

 例えば官邸は当初、宣言の期間を「1月末」までとするシナリオで作業に入ったという。「経済への悪影響に加え、宣言後も感染拡大が止まらなかった場合に、期間の延長や業種の拡大といった『次のカード』がなくなる事態を危惧した」。官邸幹部は、対策を小刻みに打ち出す首相の戦略を打ち明ける。

 だがここ数日、そんな思惑を吹き飛ばすようなレベルで全国の感染者数が急伸した。政府の感染症対策分科会の尾身茂会長は5日夜の臨時会見で、宣言の効果によって感染が下火になる時期に関し「どんなに早くても1月末ということはない」と明言。別の専門家からも、宣言の抑止効果を最大限に活用しない姿勢を疑問視する声が続いた。
 複数の政府関係者によると、首相はこうした声に世論がどう反応するかを注視していた。

 尾身氏の発言が大きく報道されると、期間を「2月7日」までと決定。テレビのワイドショーなどが感染爆発を連日取り上げるようになり、官邸は6〜7日、時短の対象業種の大幅拡大を検討のテーブルに乗せた。結局は見送ったものの、霞が関は深夜まで4都県や関係業界との調整に追われた。「方針がころころ変わり、対応しきれない」。省庁職員からは、政府のパニックぶりを憂える声が漏れる。

「もう対策を小出しにする時は過ぎたのに…」
      ■ 

 この日、衆参両院は議院運営委員会で、宣言再発出を巡り審議した。

 野党側が要望した首相の出席を政府、与党側は拒否。立憲民主党の枝野幸男代表が「経済優先の姿勢が、結果的に経済にも悪影響を与えている」「対象が1都3県では不十分」と主張しても、答弁に立った西村康稔経済再生担当相は「12月23日の政府分科会でも、宣言を出す状況にはないとされていた」「感染動向を見ながら専門家の意見を聞いて判断したい」とかわし続けた。
 発出後、4都県以外のエリアで感染者数がさらに急増していく可能性もあるが、官邸中枢は「宣言の対象地域を追加すればいいだけだ」とこともなげに言う。

 首相が、夕方の会見で「感染の波は私たちの想像を超えた」と弁明したことが、とりもなおさず有効な対策を打ち出せていないことを証明している。「もう対策を小出しにする時は過ぎたのに…」(自民党中堅議員)との焦りは、政府、与党内からも上がり始めている。 (東京支社取材班)

6093名無しさん:2021/01/08(金) 20:29:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6048ea0d60eb2388a1e339e440c4213dad9870b
自民党・二階俊博幹事長 首相に「頼られ過ぎ」は逆に不安定要素か 菅政権誕生の流れを主導、押しも押されもせぬキングメーカー
1/8(金) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 自民党の二階俊博幹事長は昨年9月8日、田中角栄元首相の幹事長在任記録1429日を抜いて、歴代最長となった。昨年末で1543日となり、現在も記録を更新中だ。

 二階氏は、安倍晋三政権で総務会長から幹事長に起用され、政治力を高めてきた。中曽根康弘政権時代に総務会長から幹事長となり、「政界の寝業師」と言われた金丸信元副総裁と歩みが重なる。金丸氏は、盟友・竹下登元首相の政権では「事実上の後見人」として党内外ににらみを利かせた実力者であった。

 昨年8月末、安倍晋三首相の突然の辞任後、「ポスト安倍」を選ぶ総裁選で、二階氏は菅義偉政権誕生の流れを主導し、今や押しも押されもせぬキングメーカーとみられるに至った。

 二階氏の政治家人生は、波瀾(はらん)万丈そのものである。

 自民党議員秘書、和歌山県議から自民党最大派閥の田中派から出馬し、初当選を果たした。田中派分裂後は竹下派に、竹下派分裂時は小沢一郎氏に同調して羽田派に属した。さらに、自民党を離党して新生党、新進党、自由党と、小沢氏と行動をともにした。

 小渕恵三政権の自自公連立政権で与党に復帰。小渕改造内閣で運輸相兼北海道開発庁長官として念願の初入閣を果たした。

 その後、自由党の政策が実現されないとして連立解消を主張する小沢氏ら連立離脱派とたもとを分かち、保守新党を結成して連立に残留した。小渕内閣を引き継いだ第1次森喜朗内閣でも留任した。その後、保守新党は自民党に合流、二階氏は約10年ぶりに自民党へ復党した。

 こうしてみると、二階氏が政治家として大成する分岐点となったのが「小沢氏との決別」だったことが分かる。

 二階氏の一流の嗅覚と勝負勘、一気に流れを作る手法、懐の深さ、人情の機微に触れた心配りは、当代随一である。山あり谷ありの政治経歴で培ってきたものだろう。

 しかし、政界は「嫉妬の坩堝(るつぼ)」「権力闘争の連続」である。あまりの隆盛ぶりに、不満のマグマがたまってきているのも事実だ。

 自民党、とりわけ菅首相は、いささか二階氏に頼り過ぎているのではないか。二階氏とてスーパーマンではない。上手の手から水が漏れることもあり得るし、高齢に伴う健康問題は常に付きまとっている。

 二階氏の存在によって政権が安定している半面、頼り過ぎれば、逆に不安定要素ともなる。そのバランスをどうとるかが、今年の課題ではないか。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6094名無しさん:2021/01/08(金) 20:31:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b143b9255855fa9ad4d284da0fd234d03f756ae3
自民・二階幹事長が党議員に「会食自粛令」
1/8(金) 14:39配信

FNNプライムオンライン

自民党の二階幹事長は党所属の国会議員に対し、「会食自粛令」を出した。

二階幹事長がきょう、党所属の国会議員に宛てた文書では「飲食による感染リスクを押さえ込んでいくことが不可欠」だとして、「飲食を伴う会合への参加を控えること」や「20時以降の不要不急の外出自粛の徹底」を要請している。

これに先立って参議院の自民党はきのう「飲食を伴う不要不急の会合は避け、やむを得ず実施する場合は、少人数・短時間で行う。飛沫の拡散に注意する」などとした通達文を出している。

一方、立憲民主党はきのう所属議員に対し、夜の会食の自粛を要請している。

政治部

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7458050f2e9702c27e2599026b827ca859788f
自民 議員に「会食自粛令」 二階幹事長が文書で要請
1/8(金) 17:09配信

自民党の二階幹事長は、党所属の国会議員に対し「会食自粛令」を出した。

二階幹事長が8日、党所属の国会議員に宛てた文書では、「飲食による感染リスクを押さえ込んでいくことが不可欠」だとして、「飲食をともなう会合への参加を控えること」や「20時以降の不要不急の外出自粛の徹底」を要請している。

これに先立って、参議院の自民党は7日、「飲食をともなう不要不急の会合は避け、やむを得ず実施する場合は、少人数・短時間で行う。飛まつの拡散に注意する」などとした通達文を出している。

一方、立憲民主党は7日、所属議員に対し、夜の会食の自粛を要請している。

6095チバQ:2021/01/08(金) 22:06:22
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2101080036.html
夜の会食批判にピリピリ 与野党、衆院選控え活動制限に苦慮
2021/01/08 18:24産経新聞

夜の会食批判にピリピリ 与野党、衆院選控え活動制限に苦慮

自民党役員会後、記者団の取材に応じる二階俊博幹事長=5日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

(産経新聞)

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発令された中、国会議員が支持者らと接する機会として重視する夜の会食や街頭演説が自粛に追い込まれている。衆院選を間近に控え、選挙基盤の弱い議員を中心に対応に苦慮している。

 自民党の二階俊博幹事長は8日、全所属議員に「飲食を伴う会合への参加を控えるとともに、特に20時以降の不要不急の外出自粛を徹底する」よう要請した。立憲民主党の福山哲郎幹事長も7日、「街頭演説(朝・夕含む)、集会の開催等はお控え下さい」「飲酒の有無にかかわらず夜の会食はお控え下さい」との要請文を所属議員に送付した。

 これを受け、地元が宣言の対象となっている立民の早稲田夕季衆院議員(神奈川4区)は7日、「明日から緊急事態宣言中の朝活動、街頭活動を中止します」とツイッターに投稿。国民民主党は会食や地方出張の原則禁止を決定した。

 与野党は当初、宣言下の議員の会食ルールを作る予定だった。立民の安住淳国対委員長の提案に自民の森山裕国対委員長が応じ、6日に「4人以下、午後8時まで」とする方向で調整していた。だが、日本医師会の中川俊男会長が6日の会見で全国会議員に夜の会食の全面自粛を要求。結局、「(中川氏の発言を)重く受け止めて対応することに尽きる」(衆院議院運営委員会の高木毅委員長)とルール作りは見送られた。

 とはいえ、国会議員に向けられた世間の視線は厳しく、従来の政治活動は封印せざるを得ないのが現実だ。「仕事は会食」(立民幹部)との声があるように、国会議員は夜の会食や街頭演説を支持者らと接する貴重な機会と位置付けてきた。自民ベテランが「会食ができない現状は選挙基盤が弱い若手にとって厳しい」と話せば、立民中堅も「駅頭で演説する機会が多い(首都圏の)議員は特に困るだろう」と語る。

 自民関係者によると、先月14日夜に多人数の会食に出席し、菅義偉首相とともに批判を浴びた二階氏も最近は弁当を手に議員宿舎に帰宅しているという。(原川貴郎、今仲信博)

6096チバQ:2021/01/08(金) 22:15:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/807dd17b317a575116b2460ce72b0f418b3680be
「緊急事態宣言」で小池劇場が復活!二階派議員「菅首相がダメなら『首相候補カード』」〈週刊朝日〉
1/8(金) 20:54配信

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小池百合子東京都知事(C)朝日新聞社

 東京などの首都圏の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉政権は1月7日、1都3県に対して2度目の緊急事態宣言を発出した。


 昨年4月、コロナ感染第1波の際には国が主導して全国に出した緊急事態宣言。今回は東京都の小池百合子知事ら1都3県の知事がコロナ対策を担当する西村康稔経済再生相らに申し入れたことがきっかけで発出された。

「新年から、小池劇場のはじまりだよ」

と顔をゆがめるのは、自民党幹部だ。小池氏が急に動き始めたのは、昨年12月29日だったという。12月末になって、東京都の新規感染者数は連日、800人を上回った。「1000人超え」も時間の問題だと、小池氏は首都圏の知事に連絡をとり始めたという。

「小池氏は『首都圏だけでも緊急事態宣言を出したほうがいい』『国とかけあいましょう』などと知事たちに呼びかけたそうです。12月31日には『菅首相に会いにいきましょう』とも言っていたそうです」(東京都議)

 埼玉県の大野元裕知事はすぐに応じた。しかし、千葉県の森田健作知事は「東京都と千葉県では事情が違う」と難色を示した。そこを説得したのが、神奈川県の黒岩祐治知事だった。

 何とか3人の了解をとりつけたものの、皇居で新年祝賀の儀の開催などもあり、アポイントがとれたのは1月2日だった。

「小池氏はテレビなどで、いかにも自分が中心となって会談にこぎつけた雰囲気を出していました。しかし、実際にアポイントをとったのは、神奈川県の黒岩知事。自民党、公明党、与党に太いパイプがあるのを使ってねじ込んだ」(前出・自民党幹部)

 当初、会談には菅首相も当初は加わるとみられていた。しかし、直前になって、菅首相は参加を拒み、4人の知事に対応したのは西村康稔経済再生担当相だった。菅首相は、西村氏に細かく指示をして官邸を後にした。

「菅首相が来ると思っていた小池氏は、西村氏にかなり激しい言葉で緊急事態宣言をと迫った。だが、菅首相は会談前に西村氏に30分以上も『緊急事態宣言を出せば大変なことになる』と繰り返し言って、小池氏主導には乗るなという趣旨の話をしたそうだ。菅首相は小池氏を嫌っていて、最近は会食もしているが簡単には修復できない状況。菅首相は『小池氏は正月から、何を言っているのか』などと愚痴っていたそうだ」(前出・自民党幹部)

 菅首相がそう漏らす背景にあるのは、東京都のコロナ対応への不満だ。昨年12月末、大阪府が飲食店の営業時間を午後9時までと短縮要請をした。だが、小池氏は営業時間短縮に消極的な姿勢で、結局は午後10時とした。この「1時間」が東京都と大阪府の感染状況の「差」ではないかと菅首相はじめ、官邸筋は快く思っていなかった。

 東京都をはじめ、首都圏の新規感染者は右肩上がりに増加する中、菅首相は小池氏に押し切られる形で、緊急事態宣言の発出を決めた。

「経済重視の菅首相は、飲食店のさらなる営業時間短縮でかわそうとし、西村氏にもそう指示を出した。だが、感染が急拡大して医療機関はひっ迫、正月休みが状況をさらに悪化させるとみられ、緊急事態宣言に傾かざるを得なかった。菅首相は、総理になってからは逆風の連続で、かなり弱気になっている。本来なら、東京都だけで申し入れすれば、首都圏の知事を巻き込んで直談判した小池氏の作戦勝ち。また小池氏にしてやられたというのが、菅首相のホンネなのではないか」
 
 と、菅首相に近い衆院議員は心中を代弁する。

6097チバQ:2021/01/08(金) 22:16:16
 国家の危機にコロナ対応で国と地方が対立している場合ではない。それでも、自身の「手柄」としてしまうあたりが小池氏のしたたかさだ。

「小池氏は菅首相に緊急事態宣言を飲ませたことで、ますます政治的には勢いづくはず」

 と、先の都議は指摘する。今年7月には、東京都議選が予定されている。小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会は、前回の2017年にあった前回の選挙では「小池旋風」で都議会第1党にのぼりつめた。しかし、すでに6人の都議が離党。次期都議選ではかなり苦戦を強いられそうだ。

「小池氏は、都民ファーストが大きく議席を減らすことを想定していて、自民党の都議団に秋波を送っている。要は、自民党と都民ファーストで共同歩調ということだ。それは都民ファーストのためというより、都知事から衆院議員に転出することを狙っているためではないか」(前出・都議)

 10月には衆議院の任期も満了となるため、今年は必ず解散がある。そこが小池氏の狙いではないかと、自民党幹部はみる。

「緊急事態宣言で手柄は小池氏だと世論は称賛するだろう。仮に緊急事態宣言がうまくいかなくとも、出しているのは国なので小池氏は知らんぷりを決め込める。小池氏には、衆院解散、総選挙しか頭にないはず。都民ファーストと自民党を一緒に動かせるようにして、都知事から衆院に鞍替えしたときに、支援を得ようという魂胆でしょう」

 小池氏といえば、自民党内では二階俊博幹事長と太いパイプがあることで知られる。二階派の幹部はこう話す。

「小池氏が緊急事態宣言を菅首相に飲ませたことで、党内でも『また小池旋風か』という声もあるね。今のままなら、東京五輪も難しいだろう。『コロナのような災難、災害のようなものが私の在任中に襲ってくるの』と小池氏も愚痴っているそうだ。機を見るに敏な小池氏のこと、チャンスがあれば狙いは国政復帰でしょう。今の菅首相の体たらくには、二階派からも『失敗だった』『菅首相のダメさぶりが出るたびに二階派のイメージも悪くなる』と総スカンになりつつある。一方、二階幹事長と小池氏の関係は、ずっと良好。都議会、都民ファーストと自民党の関係が修復に動いているのには、二階幹事長の仲介もある。小池氏が国政復帰となれば、二階派にとっては1枚、『首相候補』というカードが手に入るということだ」

(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

6098名無しさん:2021/01/09(土) 12:43:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4eed5a5031551ec9cfe6090af1011f868d0e8878
自民、国会議員に飲食伴う会合の自粛求める…立民も街頭演説など自粛
1/8(金) 19:46配信

 自民党は8日、1都3県への緊急事態宣言の再発令を受け、党所属国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう二階幹事長名の通達を出した。午後8時以降の不要不急の外出自粛の徹底も求めたが、前回4〜5月の宣言期間中に求めた地元選挙区入りの自粛は求めなかった。

 立憲民主党は7日、対象地域での街頭演説や集会、夜の会食の自粛を求める通達を党所属議員に出した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/392e25122cfbf4f7caf9c50092f0a827674b954b
二階幹事長が自民議員へ会合自粛文書「不可欠です」
1/8(金) 20:39配信

コロナ禍での国会議員の会食に厳しい視線が向けられる中、自民党は8日、二階俊博幹事長名で文書を発出し、飲食を伴う会合への参加を控えるなどの対応を取るよう、党所属国会議員に呼びかけた。

文書では、7日に1都3県に緊急事態宣言が出されたことを踏まえ、飲食の際に生じる感染リスクを抑え込むことが「感染収束には不可欠です」と指摘。午後8時以降の不要不急の外出の自粛徹底も求めている。

コロナ禍での国会議員の活動をめぐっては、立憲民主党も7日、福山哲郎幹事長名での文書を発出。街頭演説や集会の開催を控えることのほか、「飲酒の有無にかかわらず夜の会食はお控え下さい」、と記されている。国民民主党は7日、所属議員の会食を伴う会合を原則禁止すると発表している。

国会では当初、与野党が協議して会食のあり方のルールづくりを進めることで合意し、「4人以下で午後8時まで」との案も出ていた。

しかし、日本医師会の中川俊男会長が6日の会見で、国会議員でも夜の会食を「全面自粛」するよう要請。「まずは隗(かい)より始めよ、です」と、踏み込んでいた。

国民が夜の会食自粛を求められる中、自主的な自粛に踏み込めない「永田町の論理」への批判が強まり、与野党のルールづくりは一転、見送られていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/06f457f7f2484376baf17702c5247f0909bd7c98
二階幹事長 飲食伴う会合“参加自粛要請”
1/8(金) 21:16配信

自民党の二階幹事長は、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるように要請しました。

自民党の二階幹事長は、緊急事態宣言の発出を受けて、「飲食による感染リスクを抑え込むことが、感染収束には不可欠」として、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう要請しました。特に、午後8時以降の不要不急の外出自粛を徹底することを求めました。

一方、立憲民主党の福山幹事長も、飲酒の有無にかかわらず、緊急事態宣言が出ている1都3県では「夜の会食」を自粛するよう党所属の議員らに要請しました。さらに街頭演説を含む集会も「密」を回避するために控えるよう呼びかけています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a3606a804e3f401ec7b1d0123126c78bbbe29f9
自民・二階幹事長、“飲食伴う会合”自粛要請 党所属国会議員に
1/8(金) 21:38配信

 緊急事態宣言が出されたことを受け、自民党の二階幹事長は党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう要請しました。

 自民党の二階幹事長は8日、緊急事態宣言が首都圏の1都3県に出されたことを受け、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えることや、特に午後8時以降の不要不急の外出自粛を徹底することなど新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、協力するよう要請しました。また、立憲民主党も飲酒の有無にかかわらず夜の会食を控えるなど、感染防止対策に留意した活動を行うよう党所属の国会議員らに要請しています。

 国会議員の夜の会食をめぐっては、与野党が「午後8時、4人まで」などとするルールを設けることで調整していましたが、日本医師会の中川会長が「4人以下の会食なら感染しないと思うなら間違い」と苦言を呈したことなどを受け、ルール化は見送られ、各党の判断で党所属の議員らに自粛要請を行った形です。(08日19:24)

6099名無しさん:2021/01/09(土) 12:43:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/82e5922c0c39a65af518bb7cba7d55c2b2e40169
〝ステーキ会食〟二階幹事長が所属議員に会合自粛要請 逆効果危惧する声も
1/8(金) 22:20配信

 自民党の二階俊博幹事長(81)が8日、新型コロナウイル対応の特別措置法に基づく、緊急事態宣言の発令を受けて、衆参所属議員に飲食を伴う会合の参加を控える文書を出した。

 二階氏が所属議員に宛てた文書では、経路不明とされる新型コロナ感染原因のほとんどが、飲食によるものと専門家が指摘したとして「まずもって飲食による感染リスクを抑え込んでいくことが感染収束に不可欠です」と強い自粛を求めている。

 特に20時以降の飲食を伴う会合への参加については「控えるように」として、不要不急の外出を徹底し、新型コロナ感染拡大の対応に協力を要請した。

 二階氏といえば、昨年12月14日に都内の高級ステーキハウスで、菅義偉首相(72)を始め、芸能人やスポーツ界のVIPら8人で会食したことを受け、ネット上で批判されたことに「意見交換の場だった」と反論して物議をかもした。

 緊急事態宣言下の会食を巡っては、衆参両院で国会議員の会食の在り方のルール作りが持ち上がったが、自民党の衆院議員を中心に「自覚を持って対応すればいい」と反発が相次ぎ、見送られたばかりだ。

 党内は二階氏の文書をどう受け止めたか。

 自民党議員は「すでにネット上で二階氏に対し『自分のことは棚に上げて…』と批判の書き込みがされています。選挙イヤーの今年、党のイメージを悪くする逆効果につながる危険があるのではないかと、心配しています」と不安を語った。

東京スポーツ

6100名無しさん:2021/01/09(土) 12:49:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5a633183473b6734eb8f4c98011530e9e6b8539
早くも「ポスト菅」探し? コロナ対応で求心力低下、自民党内で孤立との見方も
1/8(金) 20:20配信

 急速な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉首相が1都3県で緊急事態宣言に踏み切ったが、対策の遅れに不満が続出して支持率回復の糸口がつかめないままだ。

 自民党内では、早くも「ポスト菅」探しが始まっている模様で、無派閥の菅首相が党内で孤立し始めているとの見方が強まっている。

■ビジネス目的入国を巡っても、下村博文政調会長らから異論

 中国などでも変異ウイルスが見つかったと報じられる中、2021年1月に入って、政府は、中国や韓国など11の国・地域から受け入れていたビジネス目的の入国を停止する方針だと報じられた。

 ところが、緊急事態宣言を発令した7日になって、今度は、一転して入国の継続を決めたと報じられ、ネット上では、今後の影響を懸念する書き込みが相次いでいる。

 「財界の強いご要望もあるんだろ」と推測する向きもあったが、「なんで自国民には制限かけて入国は自由なんだよ...」「国内でいくら頑張って自粛しても意味ない」などと不満がくすぶっている。

 朝日新聞のウェブ版記事によると、菅首相の下で5日に検討したところ、変異種の感染拡大がみられる場合に停止することになったという。経済を重視する二階俊博幹事長側の意向もあるとしている。

 とはいえ、入国の継続について、自民党内では、一枚岩とは到底言えない状況だ。下村博文政調会長が本部長を務める党内の新型コロナウイルス感染症対策本部は7日、入国を全面停止すべきだと意見が一致し、党として政府に求めると報じられた。

 安倍晋三前首相が所属した細田派の下村氏は最近、菅首相に距離を置く姿勢を示している。

唯一拠り所の二階派も、女性総理擁立の動きが見えて...
 1月5日夜に放送されたBSフジの番組に出演した下村氏は、4月25日投開票予定の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補選で自民党が負けた場合について、「菅政権にとって大ダメージになる」とクギを刺した。

 下村氏は、現状では補選の状況は厳しいとし、両補選とも負けるような場合は政局になる可能性まで指摘した。

 一方、菅首相誕生の立役者になった二階氏も、菅首相から距離を取り始めつつあるらしい。関係者によると、首相がGo To トラベルの全国一斉停止に踏み切った後、首相を招いた著名人らとの忘年会で、二階氏は、「Go Toをなぜ止めたのか」といった内容で苦言を呈していたという。

 二階派からは、早くもポスト菅探しの動きも出ているようだ。初の女性総理として、野田聖子幹事長代行を擁立したらどうかとの話が出ていると、いくつかの週刊誌が1月に入って報じるまでになっている。

 政治評論家の有馬晴海さんは8日、菅首相の立ち位置について、J-CASTニュースの取材にこんな見方を示した。

「菅さんは、気の利いた答弁をするのが苦手で、会見をするたびに支持率を下げています。選挙でボーダーラインにいる自民党議員もけっこういて、菅さんの顔では選挙が戦えないと考える人も増えているようです。無派閥ですと、直接応援する人がいませんので、大変でしょうね。二階さんが支えないとその時点で終わりですので、党内で板挟み状態になって、孤立してきているようにも思えます。党内から揺さぶりも始まって、菅さんも官邸でイライラしているとも聞いています」

 菅首相は、解散・総選挙をするまで辞めると言わないとみるが、五輪実施がうまくいかなければ、厳しい状況に追い込まれかねないという。

「選挙は、補選と同じ時期の4月に行われる可能性もありますね。30議席以上減らすと交代論が出てくると思いますが、すでにポスト菅の動きが出てきています。女性総理誕生を目指す二階派のほか、安倍さんの再々登板を望む向きも多いですね。最近、元気になってきており、コロナ後の経済立て直しを期待する声も上がっていましたから」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

6101名無しさん:2021/01/09(土) 13:14:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/c19e5671b8bfedac2ef33447022596078b5f4bfa
菅首相、背水の再宣言 延長含み、国民の協力鍵 政権さらなる苦境も〔深層探訪〕
1/9(土) 8:32配信

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、菅義偉首相が緊急事態宣言の再発令を決断した。感染拡大を抑える「最後のカード」とされ、まさに背水の陣だ。国民の協力が鍵を握るが、関係者の間には懐疑的な見方が強く、早くも延長含みとの見方が広がる。感染状況の悪化を止められなければ夏の東京五輪開催に赤信号がともりかねず、菅政権はさらなる苦境に追い込まれる可能性もある。

 ◇「1カ月では収まらない」
 緊急事態宣言発令を決めた7日の政府対策本部後の記者会見。首相は「この状況を克服するために、もう一度制約のある生活をお願いせざるを得ません」と訴えた。

 今回の宣言は首都圏の1都3県を対象に1カ月の予定で、飲食店に対する営業時間の短縮要請が柱。昨年4月の宣言より絞り込んだ。首相には「前回のように経済が大きく落ち込む事態は避けたい」との思いがにじむ。

 だが、専門家の見方は厳しい。京都大の西浦博教授は、飲食店の時短などに限定した「緩やかな対策」では東京都の感染者数は2月末になっても1日約1300人に上るとの試算を公表。政府分科会の尾身茂会長は5日の会見で、宣言解除について「1カ月未満では至難の業」と指摘した。

 7日の基本的対処方針等諮問委員会では、県境をまたぐ移動の制限を求める声や、宣言解除の目安を2番目に深刻な「ステージ3」としている政府案への懸念が専門家から相次いで紛糾。予定を約30分超過した。背景には、年末からの加速度的な感染急増に直面しても、人の動きが目に見えて減少していないことがある。政府関係者は「国民は言うことを聞かないだろう。1カ月では収まらない。延長になる」と悲観的だ。

 政府・与党は、時短に罰則を設けて強制力を持たせ、協力すれば給付金を支給する特別措置法改正案を2月初めに成立させる方針。同月中のワクチン接種開始へ準備も急ぐ。

 ◇首相、求心力に陰り
 首相は再発令の検討を表明した翌5日、かつて対立を繰り返した麻生太郎副総理兼財務相を首相官邸に招き、昼食を共にした。昨秋の自民党総裁選で菅氏支持の細田、麻生、竹下3派連合を形成した麻生氏との連携は、政権基盤の安定に不可欠。感染拡大が抑えられず「火だるまになった菅政権の姿が見える」と党関係者が冷ややかに眺める中、足場固めに腐心しているようにも見える。

 衆院議員の任期満了を10月に控え、首相が4月25日の衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙に合わせて衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかとの観測も浮上した。政府のコロナ対策への不満や吉川貴盛元農林水産相の現金授受疑惑などで自民党はいずれも苦戦が予想されており、2敗となれば政権には深刻な打撃となる。先に解散することで局面転換を図るとの見立てだ。

 収束の見通しが立たないコロナ禍や相次ぐ「政治とカネ」の問題、内閣支持率の急落で、首相の求心力には陰りが見え始めた。自民党の下村博文政調会長は5日のBS番組で2補選に触れ、「両方負けたら政局になる」と発言。党幹部は、下村氏が9月末の党総裁任期切れに伴う総裁選に意欲を示したとの見方を示し、政府関係者も「もはや総裁選は無風にはならない」と漏らした。

 東京五輪・パラリンピック後の秋の解散論も根強い。二階派幹部は7日、「五輪後には国民の歓声が政権に向かう」と語った。だが、感染を抑え込めずに中止となれば、予定通りの開催を掲げる首相は逆に瀬戸際に追い込まれかねない。

 18日には通常国会が召集される。野党は国民の不満を好機と捉え、首相を徹底追及する構えだ。昨秋の臨時国会で答弁能力への不安を露呈した首相が、態勢を立て直せる材料は見当たらない。

 自民党には、首相自身の手で解散することすら困難との見方も出始めた。「党の支持率は安定している。選挙前に顔を代えればいい」。政権と距離を置く岸田派の中堅議員は「菅降ろし」の可能性に言及。党関係者は「春になっても感染が収束に向かっていなければ、党内がうごめき出すかもしれない」と予想した。

6102名無しさん:2021/01/09(土) 13:50:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/6764c42eaa106f71ef61e5f509ce8c54ec774796
緊急事態宣言も五輪に強気な森会長 不安しかないと批判殺到
1/8(金) 13:12配信

1月7日、首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言が再び発令された。この日、東京都は2447人もの新規陽性者を記録。感染拡大に歯止めがかからず、7月に控えた東京五輪の開催についても危機感が高まっている。

そんななか、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の発言が物議を醸している。

報知スポーツによると同日に都内で取材に応じた森会長は、大会開催について「不安? 全くありません」と発言。続けて「やるのは7月でしょ。今、オリンピックの準備は、ほとんど全部できている」と強調したという。

1月5日には自民党の二階俊博幹事長(81)も、「自民党として、開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」と強い意欲を示したばかり。さらに、「開催しないということのお考えを聞いてみたいぐらいだ」とまで述べていた。

新型コロナウィルスの影響で1年遅れとなった五輪。政府が大会を強行しようとするいっぽう、開幕に向けた準備にも懸念が広がっているという。

「全国的に医療がひっぱくしているなか、看護師らの離職も相次いでいます。そのような状況で、大会開催時の医療体制を確保できるか定かではありません。政府はワクチンによる集団免疫に期待しているようですが、専門家からは懐疑的な意見も上がっています。

昨年の宣言下では利用中止となったトップ選手のトレーニングセンターも、今回の宣言では制限されていません。ですがスポーツ界にも感染は広がっており、合宿の中止や練習の不参加を伝える選手も。

このままだと、3月から予定されているテストイベントも実施できるかわかりません。他にも感染対策や時間の詳細がわからず、聖火リレーの準備が進められないと嘆いている自治体もあります」(全国紙記者)

日刊スポーツの新春インタビューでは、「もう中止はできないから、たとえ無観客という指示が出たとしても工夫してやるべき」と答えた森会長。さらに、再延期についても「できるはずがない」と断言していた。

国民の不安と向き合わず、強気一辺倒な森会長。その姿勢に批判が広がっている。

《こんな状況で不安を感じない考えを持つ人が会長だということに不安しかない》
《森さんは不安じゃなくても国民の多くは不安なんだけど。組織委員会の会長なら自分のお気持ちを表明するんじゃなくて、国民の不安に寄り添ってほしいね。自覚がないんじゃない?》
《立場もあるのでしょうが、あまりにも現実離れしている意見。森って人と二階って人。このご老人二人の言動は理解に苦しみます》

6103名無しさん:2021/01/09(土) 19:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6048ea0d60eb2388a1e339e440c4213dad9870b
自民党・二階俊博幹事長 首相に「頼られ過ぎ」は逆に不安定要素か 菅政権誕生の流れを主導、押しも押されもせぬキングメーカー
1/8(金) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 自民党の二階俊博幹事長は昨年9月8日、田中角栄元首相の幹事長在任記録1429日を抜いて、歴代最長となった。昨年末で1543日となり、現在も記録を更新中だ。

 二階氏は、安倍晋三政権で総務会長から幹事長に起用され、政治力を高めてきた。中曽根康弘政権時代に総務会長から幹事長となり、「政界の寝業師」と言われた金丸信元副総裁と歩みが重なる。金丸氏は、盟友・竹下登元首相の政権では「事実上の後見人」として党内外ににらみを利かせた実力者であった。

 昨年8月末、安倍晋三首相の突然の辞任後、「ポスト安倍」を選ぶ総裁選で、二階氏は菅義偉政権誕生の流れを主導し、今や押しも押されもせぬキングメーカーとみられるに至った。

 二階氏の政治家人生は、波瀾(はらん)万丈そのものである。

 自民党議員秘書、和歌山県議から自民党最大派閥の田中派から出馬し、初当選を果たした。田中派分裂後は竹下派に、竹下派分裂時は小沢一郎氏に同調して羽田派に属した。さらに、自民党を離党して新生党、新進党、自由党と、小沢氏と行動をともにした。

 小渕恵三政権の自自公連立政権で与党に復帰。小渕改造内閣で運輸相兼北海道開発庁長官として念願の初入閣を果たした。

 その後、自由党の政策が実現されないとして連立解消を主張する小沢氏ら連立離脱派とたもとを分かち、保守新党を結成して連立に残留した。小渕内閣を引き継いだ第1次森喜朗内閣でも留任した。その後、保守新党は自民党に合流、二階氏は約10年ぶりに自民党へ復党した。

 こうしてみると、二階氏が政治家として大成する分岐点となったのが「小沢氏との決別」だったことが分かる。

 二階氏の一流の嗅覚と勝負勘、一気に流れを作る手法、懐の深さ、人情の機微に触れた心配りは、当代随一である。山あり谷ありの政治経歴で培ってきたものだろう。

 しかし、政界は「嫉妬の坩堝(るつぼ)」「権力闘争の連続」である。あまりの隆盛ぶりに、不満のマグマがたまってきているのも事実だ。

 自民党、とりわけ菅首相は、いささか二階氏に頼り過ぎているのではないか。二階氏とてスーパーマンではない。上手の手から水が漏れることもあり得るし、高齢に伴う健康問題は常に付きまとっている。

 二階氏の存在によって政権が安定している半面、頼り過ぎれば、逆に不安定要素ともなる。そのバランスをどうとるかが、今年の課題ではないか。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6104チバQ:2021/01/10(日) 12:29:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/df6374519cee48f857efde2a49ce58c9abc49990
コロナ対策で…田村厚労相「ブラック労働」のヤバすぎる裏事情
1/10(日) 7:02配信

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現代ビジネス
仕事量が減らせない
写真:現代ビジネス

 「田村憲久厚労相の疲労が限界に達しています。疲れから、目がかすんだり、物が二重に見えるという症状が出ているそうです。

 答弁の際も、手元のペーパーの文字が読めず、アドリブで答えていることもあるようです」(厚労省キャリア)

 新型コロナ流行以降、厚労省には莫大な業務が降りかかってきた。コロナ対応で残業時間が過労死ラインを超える職員が続出するなか、大臣も例外ではないという。

 「西村康稔経済再生担当相の陰に隠れていますが、実務量の多さでは閣僚のなかで田村さんが群を抜いている。朝から晩まで会議やレクが入り、休みもほとんど取っていない。

 疲れが溜まっているため、官僚からレクを受けている間も、何度も辛そうに首を回す仕草をする。ストレスも溜まっているのか、髪をかきむしっている姿も頻繁に見ます。最近では業務の合間にソファで横になっていることも多いです」(同前)

 田村氏の疲労はピークに達しているようだが、それでも仕事量を減らすこともできないという。

 「田村さんは'02年に第1次小泉政権で厚労省の政務官を務めて以来の厚労族で、第2次安倍政権でも厚労相を務めていたので、実務能力も十分。彼以外に、このコロナ禍の厚労行政を取り仕切れるような人はいないのです。

 もし田村さんに健康問題が起きれば、菅政権は計り知れないダメージを受けると思います」(自民党中堅議員)

 コロナ禍で素人大臣が登板となれば、目も当てられないことになる。

 『週刊現代』2021年1月9・16日号より

週刊現代(講談社)

6105チバQ:2021/01/10(日) 13:34:37
https://news.goo.ne.jp/article/president/business/president_42244.html?page=1
「1分に1回以上登場する"ある口癖"」菅首相の話し方が国民の不安・絶望感を増幅するワケ
2021/01/09 09:15プレジデントオンライン

「1分に1回以上登場する"ある口癖"」菅首相の話し方が国民の不安・絶望感を増幅するワケ

1都3県への緊急事態宣言について、記者会見する菅義偉首相=2021年1月7日、首相官邸 - 写真=時事通信フォト

(プレジデントオンライン)

PRESIDENT Online 掲載

首都圏1都3県を対象にした緊急事態宣言の再発令が決まった。コロナ対策で後手後手の感がぬぐえない菅政権への批判が出るのは必至だ。コミュニケーション・ストラテジストの岡本純子氏は「菅義偉首相は1月4日の約30分の会見内で39回も、語尾に『思います』『思っています』とつけた。自信のなさや責任逃れの印象を与え、人々の絶望感や不安を増幅している」と指摘する——。
■菅首相は30分間の会見内で語尾に39回も「思います」とつけた
コロナ禍の拡大で、菅政権に批判が集中している。すべてが政治の責任というわけでもなく、誰が手綱を握っても難しい局面だ。しかし、この未曽有の危機下でわが国のリーダーの「伝える力」のお粗末さが、人々の絶望感や不安を掻き立てている。

ここで、単なる政権批判をするつもりはない。筆者は、これまで経営者や政治家など世界のリーダーのコミュニケーション術やスキルを研究し続けてきた。そんな「コミュバカ」の視点から、いくつか話し方の提言をしたい。これはリーダーのみならず、誰でもすぐに実行できるテクニックだ。

1月4日、わずか30分ほどの年頭の会見で、菅義偉首相が39回も繰り返した言葉がある。それは、「思います」「思っています」だ。

まず、スピーチの部分では、

・改めてコロナ対策の強化を図っていきたいと思います。
・不要不急の外出などは控えていただきたいと思います。
・国民の皆様と共に、この危機を乗り越えていきたいと思います。
・皆さんに安心と希望をお届けしたいと思います。
・その年が新たな成長に向かう転機となった変革の年であった、こう言われる年にしたいと思います。

数えると、17回。しかも、記者との質疑応答の中では、さらにそのペースが加速し、22回。ひとつの答えに7回も「思います」が使われているケースもあった。

■「やってみるけど、できなかったら勘弁してね」というニュアンス
英語で言えば、I thinkと言い続けたということだろう。I think=私が思いますには……、I believe=私が信じているのは……と言った時点で、それは、「ファクト」=事実ではなく、単なる私見=「オピニオン」となってしまう。私見はエビデンスを持って実証できない。

この「思います」は、日本人がよく使う表現で、筆者がコーチングする企業のエグゼクティブの中でも、気が付かないうちに多用する人は少なくないが、ここまで頻繁に使う例はあまりない。

「強化を図ります」「控えてください」「危機を乗り越えます」「希望をお届けします」「こう言われる年にします」と短く強く言い切ればいいだけのことなのに、ついついワンクッション置いてしまう。癖なのかワザとなのかはわからない。聞く側は、丁寧さ・謙虚さを感じることもあるが、一方で、自信のなさ・責任逃れという印象を持つこともある。

「やりぬきます!」ではなく、「やりぬきたいと思います」では、真剣度が全く違う。前者は覚悟で、後者は「一応、やってみるけど、できなかったら勘弁してね」というニュアンスだ。

6106チバQ:2021/01/10(日) 13:35:00
■「非常に厳しい状況です」「心から感謝します」とシンプルに言わない謎
リーダーシップは語尾に宿る。だから、リーダーには言い切る勇気が絶対的に必要だ。筆者は常々、コーチング相手のエグゼクティブに口を酸っぱくして伝え、徹底的に、このクッション言葉を排除するよう指導する。

排除すべきは「思う」だけではない。

・非常に厳しい状況だと認識いたしております。
・心から感謝を申し上げる次第です。

というように直接的な表現を避けるクセを持つ人が多い。

「非常に厳しい状況です」「心から感謝します」とシンプルには言わないのは、スピーチ原稿を書く官僚特有のレトリックなのかもしれない。安倍晋三前首相の時も同様の表現が頻出したが、こうした回りくどさを排除しようと心がけるだけで、あっという間に話し方を変えていくことができる。

コミュニケーションにおいて大切なのは、「何を伝えるか」だけではない。「どんな思いを伝えるのか」がカギとなる。12月に上梓した拙著『世界最高の話し方』(東洋経済新報社)の中で、世界標準の話し方のノウハウを詳述しているが、政治家の場合、コロナ禍で国民の支持率を分けたのは、話す本人に共感力があったかなかったかということだった。

人々の気持ちに寄り添い、その苦悩を分かち合う姿勢を見せた指導者には支持が寄せられた。一方的に指示を出す「教官型」から、国民の感情を揺さぶる「共感型」へと、求められるリーダー像が変わってきているのだ。

菅首相は会見の中で、「皆さんの不安はよくわかる」「一緒に何とか乗り越えていきましょう」など、国民の思いに共感し、気持ちの伝わる言い回しはしなかった。一方で、緊張感をほぐそうとするのか、照れ隠しなのか、不必要に笑顔を見せる場面があった。

■菅首相は言葉に真摯な「思い」を乗せているか
「言葉に体重と体温を」

これは衆議院議員・小泉進次郎氏が2016年に大学生向けの講演で語った言葉だ。言葉には真摯な「思い」を乗せる必要がある、というわけだ。父親譲りの”小泉流“のパフォーマンスはあまり感心しないが、菅首相はこの自民党の後輩の言葉だけは取り入れるべきかもしれない。

「思います」会見や、「思いが乗っていない」会見を量産してしまうのは、やはり菅首相本人に原因があると言わざるを得ないが、それ以外にも要因がある。内輪の記者だけを招いた「記者会見」方式だ。原稿を読み上げるだけのリーダーも問題だが、記者も用意した質問を読み上げるだけという「予定調和」では、緊張感も生まれない。

1月4日の会見で菅首相は「GoToトラベルの再開は難しい」「緊急事態宣言は限定的に、集中的に行う」などと述べた。だが、この重要なポイントは本来のスピーチの中で言及したものではない。記者から質問されて初めて出てきたのだ。質問されなかったら、言わなかった可能性もある。

「釈迦に説法」で心苦しいが、人に伝える時の最重要ポイントは、冒頭のスピーチにギュッと詰め込んでおくことだ。この際、記者を通じて間接的にメッセージを伝えるという形ではなく、直接、国民に訴える形のコミュニケーションを検討してはどうだろうか。

6107チバQ:2021/01/10(日) 13:35:18
■論語の「巧言令色鮮し仁」を今こそ噛みしめるべし
コロナ禍で、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、イギリスのボリス・ジョンソン首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相といった世界の首脳の多くはビデオメッセージなどを通じて、直接、国民に呼びかけるスタイルをとっている。

記者会見方式では、メッセージを届ける相手である国民とアイコンタクトをとることはできないが、本来は、相手の目を見て伝えるべきものである。

論語の中に「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」という言葉がある。

巧みな言葉を用い、表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、人を思いやる心が欠けているという意味合いだが、残念ながら日本にはこうした価値観を持つ人が少なくない。

菅首相は「言葉よりも、実行である」と信じ、まじめに仕事をし、成果を出すことで国民に報いたいと考えているのかもしれない。しかし、国難において為政者に求められるのは、実行力だけではない。ウィンストン・チャーチル元英首相しかり、フランクリン・ルーズベルト元米大統領しかり、しっかりと国民に向き合い、対話をし、納得させるコミュ力なくして、リーダーシップは発揮しえない。

■ボールを投げずに、念力だけでキャッチボールをすることはできない
コミュニケーションはリーダーとしての資質の根幹であり、それをおろそかにするものはリーダーとしての資格がないに等しい。だが、この自覚があるリーダーが経営者も含めて、日本には少ないのも事実だ。

菅首相は自分の信念を強く持ち、特にコミュニケーションに関しては、周囲の提言を聞かないタイプという評判も聞こえてくる。もしかしたら、話し方を変える自信がないのかもしれないが、話し方は才能ではない。正しいやり方さえを学べば、何歳からでも、必ず、簡単に変えられるものだ。

ボールを投げずに、念力だけでキャッチボールをすることはできないし、無作為に投げたい球だけを放られても、受け止めきれない。どういった球、どういった投げ方なら相手のど真ん中に届くのか、頭をひねり、心を通わす地道な努力を続けていくほかないのである。

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岡本 純子(おかもと・じゅんこ)
コミュニケーション・ストラテジスト
グローコム代表。企業やビジネスプロフェッショナルの「コミュ力」強化支援のスペシャリスト。リーダーシップ人材の育成・研修などを手がけるかたわら、オジサン観察も続ける。著書に『世界一孤独な日本のオジサン』(角川新書)などがある。
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(コミュニケーション・ストラテジスト 岡本 純子)

6108名無しさん:2021/01/11(月) 12:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4b373eb1b68096930816df0b08bac0d25598c9d
麻生太郎副総理兼財務相 自らの損得を顧みず「義理と人情」を重視 菅政権を支える「麻生流人生訓」
1/10(日) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 麻生太郎副総理兼財務相は昨年8月15日、東京・富ヶ谷にある安倍晋三首相(当時)の私邸で懇談した際、安倍氏から「(持病再発で)調子が悪い。ちょっと休みたいので、その間(首相臨時代理を)お願いできないか」と告白された。

 これに対し、麻生氏は「しっかり守るから、政局になるようなことは考えないでほしい」と励ました。自らの損得を顧みず「義理と人情」を重視する、麻生流の政治美学である。

 しかし、麻生氏の思いとは裏腹に、安倍氏は13日後、辞意を表明した。

 コロナ禍の中、突然の首相辞任は、国家の緊急事態である。後継には誰が最もふさわしいのか、麻生氏は迷った。

 「アンチ安倍」の石破茂・元自民党幹事長は論外として、いち早く「ポスト安倍」に名乗りを上げた菅義偉官房長官(当時)と、外相や党政調会長として安倍政権を支えた岸田文雄氏の、緊急時に対応できるのはどちらか。

 菅氏は、安倍長期政権で内閣の大番頭として危機管理を担ってきた。一方、麻生氏は同じ宏池会の流れをくむ岸田氏も評価していた。ただ、盟友・安倍氏の意向を尊重したいと考え、岸田氏に安倍氏の意向を聞いてほしいと条件を付けた。

 安倍氏は、岸田氏について「緊急時のピンチヒッターとしては準備不足」とみていた。安倍氏が、岸田氏の出番は「次の次」が良いと考えたとしても不思議ではない。

 こうして「ポスト安倍」は、二階俊博幹事長が流れを作り、麻生氏の決断がそれを決定付ける形で決まっていった。

 この間、麻生派で河野太郎防衛相(当時)は総裁選出馬を模索した。この動きに対し、麻生氏は「あなたは麻生派の総裁候補だ。本格政権をやらせたいのだ」と河野氏を説得した。

 麻生氏は、河野氏の父・河野洋平氏(元自民党総裁、元衆院議長)に恩義がある。河野グループに所属していた麻生氏が「ポスト小泉」の総裁選に挑戦した2006年、洋平氏が「総裁選では主義主張を超えて麻生太郎さんを応援しよう」と激を飛ばしてくれたのである。洋平氏の息子に義理を果たす。これも麻生流政治美学である。

 麻生氏、菅氏、二階氏の3人は、安倍長期政権を支えた実力者「三羽ガラス」である。生まれも育ちも考え方も全く違うが、この3人は戦略的互恵関係にある。この関係は今も変わらない。

 年下で政治経験も自分より短い菅首相であるが、麻生氏は首相としての敬意を払うことを忘れない。自身の経験から「早期解散」を主張したが、菅首相に退けられても一切不満をいうことなく黙々と支えている。これも麻生流政治美学であろう。

 二階氏ばかりが注目されるが、菅政権は二階氏と麻生氏が協力しあって成り立っている。この2人は菅政権を支える「竜虎」なのである。その一挙手一投足から目を離すことはできない。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6109名無しさん:2021/01/11(月) 12:33:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/d92dcfbbb51bd537b631e09f75be129f04957acd
菅首相を見ていると、なぜか「三木降ろし」を思い出す【コメントライナー】
1/11(月) 9:04配信

時事通信

 政治アナリスト・伊藤 惇夫

第34回衆院選挙に向け、東京・数寄屋橋で第一声を上げる自民党の三木武夫首相(当時)=1976年11月15日【時事通信社】

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。

 今年の政局を展望するとき、やはりコロナの感染状況が大きく影響してくることは間違いないだろう。一方、具体的な政局の焦点といえば、やはり衆院解散(?)・総選挙の時期ということになる。

 衆院議員の任期は今年の10月21日に満了となる。当然、それまでには総選挙が行われることになる。

 ◆支持率が急落
 解散の時期については、2021年度予算成立後の4月説や、7月の東京都議選との同時選挙、9月の東京五輪・パラリンピック閉会直後など、さまざまな憶測が流れている。

 だが、ここにきて、総選挙と並んで政界の注目を集めているのが、菅政権の行方だ。

 後手に回るコロナ対策への批判、原稿を棒読みするだけの菅義偉首相のメッセージ能力の欠如などから、支持率が急落している菅政権が、果たして「いつまで持つのか」といった声が高まりつつある。

 1974年12月、田中角栄首相(当時)が金脈批判で退陣したことを受け、自民党副総裁だった椎名悦三郎が後継に指名、首相の座に就いたのが、最弱派閥の長であり、常に反主流派の立場にあった三木武夫だ。

 椎名が指名した理由はただ一つ、「金権自民党」のイメージ一新である。これが俗にいう「椎名裁定」だ。

 ◆「二階裁定」で誕生
 そういえば昨年、菅氏が急浮上、首相の座に就いた背景には、自民党の二階俊博幹事長の「電光石火」ともいえる早業があった。言ってみれば「二階裁定」で誕生したのが菅政権である。

 だが、「元祖」の三木首相は、その後に発覚したロッキード事件に対し、徹底究明の姿勢を示したことで、自民党内から反発、批判の声が高まり、いわゆる「三木降ろし」が起きる。

 その中心メンバーの一人が椎名で、記者から「なぜ」と聞かれて、「生んだのは私だが、育てるといった覚えはない」と答えたのは有名な話。

 ◆三木は任期満了で総選挙
 さて、三木は解散・総選挙での局面打開を図ったが、反対勢力に阻止されて果たせず、初の任期満了となった総選挙で自民党が惨敗し、退陣する。では、菅首相は今年、自らの手で解散・総選挙に持ち込めるのか。

 全ては「コロナ次第」だし、内閣支持率次第だろうが、仮に内閣支持率が回復しないとなったとき、「生みの親」の二階幹事長は、体を張って菅政権を支え続けるのか。

 このコラム冒頭の方で「衆院解散」にを「?」を付けたのは、もしかしたら総選挙よりも菅首相の任期の方が、先に「満了」となるかもしれないからだ。

 (時事通信社「コメントライナー」より)

 伊藤 惇夫(いとう・あつお)
 1948年生まれ。自民党本部の広報担当、新進党総務局企画室長、民主党結成・事務局長などを経て2001年より政治アナリスト。政界の裏事情に通じ、明快な語り口に人気が高い。テレビ・ラジオ出演のほか、「国家漂流」「政治の数字」「情報を見抜く思考法」「政党崩壊」など著書多数。

6110名無しさん:2021/01/11(月) 13:35:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/156450fc6e7dc6c94fa1872bb8507f21e8b739d6
「二階俊博」が“総理以上”の権力を持つ理由 永田町で囁かれる“都市伝説”とは
1/11(月) 5:59配信

“人物”が消えて久しい永田町。「今太閤」もいなければ、「剛腕」も今は昔。その間隙をつくように、いつの間にか「絶対的権力者」に上り詰めた者がいる。自民党幹事長、二階俊博。人呼んで令和のキングメーカー。だが、鵺(ぬえ)の如く正体不明。その男、面妖につき――。

 ***

「GoToキャンペーンには、国民の多くの皆さまが不満を持っていると思います!」

 独特の抑揚を伴ったおどろおどろしい声が響き渡る。

 2020年12月6日午後0時56分、和歌山県御坊(ごぼう)市。

 長閑(のどか)な田園地帯。

 雲ひとつない快晴。

 不釣り合いな姦(かまびす)しさ。

「はやぶさ2」のカプセルが地球に帰還し、久しぶりの明るいニュースに日本中が沸いたこの日、権力の中心地である東京・永田町から463キロ離れた田舎町は、普段の静謐とかけ離れた異様な喧騒に包まれていた。

「言わずと知れた親中派、親韓派!」

 片側2車線の県道185号線、通称「18メートル道路」は、けたたましい怒声に支配されると同時に渋滞の度を深めていく。

〈大日本〉

〈皇道宣布〉

〈維新〉

 日の丸とともに、勇ましい文字をボディに刻んだ車列が、道路を徐行巡回しながら拡声器でがなり立てる。その数、実に二十余台。

 空模様とは裏腹に、御坊の空気は一気に怪しくなり始める。

「我々は国賊を徹底糾弾すべく立ち上がっております!」

 60人超の機動隊員らが、道路を行き交うものものしい車群に目を光らせる。

〈大阪〉〈神戸〉〈奈良〉〈滋賀〉〈岐阜〉〈愛知〉〈愛媛〉……。

 異なる団体の車群のナンバープレートに記された各地の地名。さながら「日本の右翼大集結」の図だった。

 機動隊vs.右翼大連合。

 殺気立つ18メートル道路付近に野次馬が集まり、地元の老女は何事かと目を丸くして、近所の犬が吠える。騒然が騒然を呼ぶ、混乱の負のループ。その中心には、ある政治家の事務所が鎮座していた。

 右翼のボルテージがいや増す。

「GoToキャンペーンの委託先は全国旅行業協会。その会長は二階俊博なのであります!」

「日本の国益を脅かすパンダ二階はこの日本から出て行け!!」

「国賊の鑑のような方であります。絵に描いたような、売国奴の鑑のような方であります!  彼は決してパンダではありません。二階先生は犬なんです!!   ぶさいくな中国犬なんです!!!」

 中央政界では総理を作り出す力を持つ大政治家、二階俊博。だが地元御坊では、「右翼を呼ぶ男」として奇異な視線を向けられ迷惑がられている。

 キングメーカーにして国賊扱い。

 この奇怪な男は一体何者なのだろうか――。

6111名無しさん:2021/01/11(月) 13:37:45
>>6110

「菅・二階政権」
〈行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし〉

「一強総理」として国のトップに君臨してきた安倍晋三は再び病に倒れた。

 その後を襲い、国民に好感をもって迎えられた菅義偉も、政権発足3カ月にして早くも不支持率が支持率を上回り、〈とゞまることなし〉の影がちらつく。

 目まぐるしく潮目が変わる現代日本政治という大河の流れの中で、権力の中心にとどまり続けられた者はいない。振り返れば、民主党政権時代も含め時の権力者、実力者は〈かつ消え〉を繰り返してきた。

 だが今、大河の怒濤の水流に、ひとり抗し、とどまり続ける者がいる。

 自民党幹事長、二階俊博。

 20年9月8日、齢81、傘寿を過ぎた二階は自民党幹事長の通算在職日数が1498日となり、師匠の田中角栄を超え「歴代最長幹事長」となった。その7日後、菅によって幹事長に再任された二階は、今なお最長記録を更新し続けている。

 永田町では誰もがそれを当然視している。菅政権を作り出したのは、他ならぬ二階なのだからと。

 8月、持病の潰瘍性大腸炎が悪化した安倍が退陣を表明すると、二階はいち早く菅支持を表明。安倍の次は菅。この流れを既成事実化し、総裁選が始まる前に「菅勝利」を決めたのが二階だった。その二階を幹事長から外す選択肢は、菅にはなかった。

 幹事長代理として二階を支え、常に寄り添い、側近中の側近として知られる衆院議員の林幹雄(もとお)が証言する。

「安倍総理が退陣表明をしたのが8月28日。その4日後の9月1日の総務会で、14日に行われる総裁選の手順が決められることになっていました。その後に、菅さんが正式に出馬を表明する段取りになっていた。ところが二階さんは、『その前(菅の出馬表明前)に、派閥として菅推薦を出しておいたほうがいい』と言い、8月30日から31日にかけて、菅さん支持の連判署名を二階派議員全員から集めました。二階さんのすごさはこの素早さです。30日には『二階派、菅支持へ』とマスコミ各社が一斉に報道し、31日にはもう総裁選の勝負の流れが作られていました」

 そして林は、本音を隠さずにこう明かす。

「二階さんは平然としていましたが、これが二階流と言うのでしょうか、独特の政治勘だと感服しました。顔や態度には出しませんが、『菅総理を作った』という意識は持っているんじゃないかと思います。なにしろ、私ですら持っているんですから」

 こうして菅政権は走り出す。

 いや、正確ではない。日夜、永田町を駆けずり回っている大手メディアの政治部記者たちは、陰で、この政権の本質をついた別の名前を付けてこう呼ぶ。

「菅・二階政権」

 事実、二階は今、我が世の春を謳歌している。

6112名無しさん:2021/01/11(月) 13:39:23
>>6111

「総理以上」の存在
 9月16日、菅政権の閣僚名簿が発表されると、入閣候補者の「身体検査」を行う内閣情報調査室(内調)の職員は、複雑な思いのこもった溜め息をついた。

「本当に平沢さんが入閣している」

 当選8回、警察官僚出身の平沢勝栄は、これまで常に「入閣待機組」の椅子を温めてきた。かねてパチンコ業者との関係などが取り沙汰されてきた彼が、全メディアがスキャンダルはないかと目を光らせる大臣の座に就(つ)くことはあり得ない。それが内調をはじめ永田町雀たちの常識だった。

 しかし、常識は覆された。非常識が罷(まか)り通った。

 平沢は17年まで石原派に所属。しかも派閥事務総長の要職を務めていた。だが、彼は所属議員10名余の小所帯を見限り「脱藩」。そして、人事を握る最長幹事長を戴(いただ)く二階派に転籍する。結果、めでたく復興相として初入閣。非常識を押し通す力を持っていたのが、平沢その人でないのは明らかだった。

「数は力」を体現する二階の派閥は、今や「駆け込み寺」と化している。清濁併せ呑む。この二階のスタンスに、吸い寄せられるように人が集まってくるのだ。

 それは何も他派閥からだけに限らない。細野豪志、長島昭久……。自民党に移籍した旧民主党系議員たちも、悉(ことごと)く二階派に入会している。派閥転籍組以上に「よそ者」である彼らでも、二階派にいるとしっかりとポストにありつけるのだ。

 政界ウォッチのプロである全国紙の政治部デスクは、「細部」に二階の力を見る。

「菅政権の人事で、やはり旧民主党系からの移籍組である鷲尾英一郎が外務副大臣に、同じく移籍組の山口壮(つよし)は筆頭副幹事長の座をあてがわれています。『外様議員』でもポストがもらえる。そして大臣だけでなく、こうした細かいポストまで目配りする。それが二階派膨張の最大要因でしょう」

 12月10日、その外様議員である山口は、派閥のとりまとめ役である二階派事務総長に抜擢された。

 人事を「エサ」に拡大路線をひた走る二階派は、10月29日、新たにひとりの議員を迎え入れ48人となる。同数で並んでいた岸田派を抜き、単独で党内第4派閥の座に躍り出た。二階が幹事長に就任したのは16年8月。当時、二階派の議員は36人。まさに、二階の権力が増していくとともに派閥は膨れ上がっていった。

 新進党、自由党、保守党、保守新党、そして自民党への復党と、常に二階と歩みをともにし、自ら「二階の駒」と言い切る参院議員の鶴保庸介は、派閥膨張の要因をこう語る。

「結局、政治の世界は一寸先は闇。昨日の敵は今日の友であるし、今日の敵は明日の友であることが、政党を渡り歩いてきた二階さんは肌に染みついている。だから、人を立場や肩書で見ようとしない。その人が一所懸命頑張るというのなら面倒を見る。その結果、とりわけ新人議員が急に増えたんだと思います」

 この数の勢いを背景に、二階の言動は「絶対的権力者」の色を一層濃くしていく――。

 9月9日、すなわち最長幹事長となった翌日。二階は番記者たちとのオフレコ懇談に臨んでいた。

 番記者が尋ねる。

「昨日、総理(注・当時はまだ安倍総理)から幹事長在職最長のお祝いの連絡はあったんですか?」

 二階が応じる。

「なかったな。そういうことができたら、もっと偉くなっとるはずだ」

 総理以上に偉くなるとは? 戸惑う番記者が恐る恐る重ねて訊(き)く。

「総理は、既に充分偉いと思いますけど……」

 そっけなく二階は答えた。

「そういう気遣いができれば、もっと政権運営が安定していたはずだ」

 一強総理をも「偉くない」と断じる二階。この瞬間、二階は「総理以上」の存在と化していた。

6113名無しさん:2021/01/11(月) 13:39:33
>>6112

 同月16日、二階派の会長代行で元官房長官の河村建夫の地盤である山口3区から、岸田派参院議員で元文科相の林芳正が鞍替え出馬を模索していることが報じられる。脅かされる二階派の牙城。

 すると10月4日、二階は派閥の議員19人とともに同区内の宇部市に飛び、河村の総決起大会に参上した。

 親分が子分を引き連れ「賭場」に乗り込む。現代に甦る東映任侠映画の世界。

 そこで二階は400人の参加者を前にこう言い放った。

「『売られた喧嘩』という言葉がある。我々は、河村先生に何かあれば、政治行動の全てを擲(なげう)ってその挑戦を受けて立つ」

 本来は「レフェリー」であるべき幹事長らしからぬ、林への恫喝とも受け取れる強面(こわもて)発言だった。

 他方、静岡5区。自民党現職で岸田派の吉川赳(たける)がいるにも拘(かかわ)らず、二階はそこから「駆け込み組」の細野の出馬を検討し、ライバルである岸田派の殲滅を進めようとしている。公認権を握る「幹事長強権」が発動されようとしているのだ。

 細野の静岡5区挑戦は押し通すが、林の山口3区鞍替えは認めない。細野と林の大きな違い。それは二階派か否かだった。

 林には二階の意に逆らい、強行出馬する選択肢が残されてはいる。しかしその場合、党からの除名もあり得ると、二階派幹部はさらなるプレッシャーを林にかけている。

 除名を審議するのは党紀委員会。そして、党紀委員長の椅子には今、参院議員の衛藤晟一(せいいち)が座っている。その衛藤は……二階派だった。

6114名無しさん:2021/01/11(月) 13:41:31
>>6113

党本部に轟いた怒声
「任侠映画事件」3日後の10月7日、都内ホテルでの二階派パーティー。各派閥の領袖が馳せ参じ、権力の匂いを嗅ぎ分ける能力が異様に発達した東京都知事の小池百合子、そして総理の菅まで駆け付けた。

 菅はこう持ち上げた。

「党と政府が一体でなければならない。そうした中で、引き続き二階先生に幹事長をお願いした」

 同月10日、再び番記者たちとのオフレコ懇談。菅政権が滑り出し、高支持率下での年内解散が取り沙汰されている時期だった。番記者はその可能性を探ろうと二階の発言に耳を澄ませる。

 二階は言った。

「総選挙は明日でも構わない。今夜だっていいぞ。選挙で大変なのはひとり頭、数百万円の公認料だ。うちは、2回選挙やっても大丈夫なくらい準備している。2回連続でやってやろうか。野党はもたないぞ」

 最長幹事長の強みは人事だけではない。

 11月27日に公表された19年分の政治資金収支報告書を見てみる。自民党各派閥の収入を比較すると、二階派は3億305万円。2位の麻生派の2億8067万円を凌ぎ、3年ぶりに二階派がトップに立った。

 そして、二階本人が19年に自民党本部から受け取った「政策活動費」は10億1千万円。同費は自民党全体で13億円。実に78%が「二階のカネ」となっている。この政策活動費は使途記載の必要がない。つまり「二階の自由になるカネ」だ。

 人事とカネを握る最長幹事長の二階。彼が旗振り役を務める国土強靭化計画は、今年度までの3カ年計画のはずだった。だが11月末、さらに5年間、15兆円の事業規模で延長される方針が、予算不足のコロナ禍のなかであっさりと決まった。「誰の一声」だったかは言わずもがなだった。

 政策決定の面においても二階の存在感は増すばかり。加速する「菅・二階政権」。いや、もはや「二階・菅政権」の感すら漂う。

 こうして栄耀栄華を極め、老齢何するものぞと権力の中枢に君臨する二階。だが、そこに影がないわけではない。

 10月6日、自民党の一億総活躍推進本部長が決まった。その決定の前、党本部内に怒声が轟いていた。

「お前、二階派だからって、何でもかんでも好き勝手にできると思うなよ!」

 同党参院幹事長の世耕弘成が、片山さつきを面罵していたのだ。

 かつて官房長官を務めた青木幹雄が牛耳っていたように、参院自民党は衆院自民党とは毛色が違う「独立王国」の側面を持つ。そして同本部長ポストは「参院枠」。しかし、参院を今仕切る世耕に何の相談もなく、本部長には片山が就くことで話が進められていた。

 参院という自分の「ムラ」を荒らされたことに激怒した世耕は細田派、そして片山は二階派。結局、麻生派の猪口邦子が本部長となることで落ち着く。

 自民党内には静かに、しかし確実に、我が物顔に振る舞う二階派議員への反発と抵抗が生まれつつある。

 そして、二階派の中にはもうひとつ重大懸念がある――と、永田町では囁かれている。

6115名無しさん:2021/01/11(月) 13:42:39
>>6114

語り継がれる「都市伝説」
 10月20日夜、東京都港区、ロシア大使公邸。

 ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使との面会に臨んだ二階は、しばし「沈思黙考」していた。もしかしたら「瞑想」していたのかもしれない。その様子を敢(あ)えて何かに喩(たと)えるとするならば、船を漕(こ)いでいるようにも映ったという。

 また現在、永田町では、二階にまつわるこんな「都市伝説」がまことしやかに人から人へと語り継がれている。

「早朝、誰もいない自民党本部でひとりポツンとしていた」

「議員会館の地下でなぜかウロウロしていて、番記者に自分の部屋まで連れていってもらった」

「常に付き随うSPが、次の予定まで教えてあげていて介護人状態」

「椅子から立ち上がる際、『総力結集!』と言って自らを鼓舞している」

 齢81、二階俊博。

 それでも二階は大河の流れをものともせず、現在進行形で最長記録を更新し続けている。時に総理を動かしながら。

 11月12日、二階は交じり合うことがないと思われていたふたりを会食させた。

 菅と小池。

 パフォーマンス先行の小池を、菅は生理的に受け付けられないほど毛嫌いしている。

 ある大手マスコミ幹部は、今でも鮮明に記憶している。

「官房長官時代の菅さんと会食した際、『東京都はカネを持っているのに、五輪費用をケチろうとする。小池は何様のつもりなんだ』と、延々と小池さんの悪口を言っていた」

 天敵に見える菅と小池だが、二階立ち合いのもと、この日の夜、ホテルの日本料理屋で向かい合った。二階と小池は新進党、保守党時代の同志である。

 永田町にはひとりも友だちがいないとされる「一匹女狐」の小池。そんな彼女と付き合える「希少種」の二階。その二階を通じた小池側からの会食の打診を、すなわち事実上、二階からの申し入れを、菅が断れるはずもなかった。

 そして12月14日、菅は「8人ステーキ会食」に参加して集中砲火を浴びる。その店には、みのもんた、王貞治など「二階人脈」が集(つど)っていた。そこに顔を出さない道を選ぶことは、菅にはできなかった。

 総理までが二階の「磁力」に吸い寄せられ、引っ張り回される。彼はどのように人心を掌握し、「数」を得てきたのか。

 林幹雄は胸を張る。

「二階さんは『来る者拒まず去る者追わず』という姿勢です」

 鶴保が続ける。

「二階さんはマメで、気遣いの人です」

 つまりは「何でもあり」の人たらし。二階は、誰でも受け入れる「柔軟さ」を武器に永田町を生き抜いてきた。だが柔軟さは、時に「無原則」と紙一重であり、あるいは「無節操」と隣り合わせでもある。

 その融通無碍(ゆうずうむげ)さによって中央政界では最長幹事長として君臨しつつ、地元では国賊と罵られる。曖昧模糊として掴みどころのないこの政治家は、いかにして絶対的権力者の座に上り詰めたのか。

(敬称略)

「週刊新潮」2020年12月31日・2021年1月7日号 掲載

新潮社

6116チバQ:2021/01/11(月) 22:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/450f567c2a4a9b84ed8e16ff8e40c6e162da7fa8
緊急事態宣言再発令 菅政権、1カ月後の「次の一手」見当たらず
1/11(月) 20:14配信

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産経新聞
1都3県に緊急事態宣言を発令し会見で記者団の質問に答える菅義偉首相。奥は新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長=7日午後、首相官邸(春名中撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府は再発令した緊急事態宣言で経済社会活動を幅広く制限せず、飲食店の営業時間短縮などに絞った。危機管理の要諦は最悪の事態を想定することだが、感染が収まらない場合の追加措置は明らかになっていない。政府内には罰則付きの時短命令やワクチン接種に期待する声もあるが、宣言期間が終わる2月7日の時点では「次の一手」が見当たらないのが現状だ。

【去年との比較】緊急宣言後初の週末写真

 政府はコロナ分科会が示す4段階の基準でステージ3(感染急増)への改善を目安として宣言解除を検討する。2月7日の時点でステージ3のレベルに収まっていなければどうするのか。菅義偉首相は今月7日の記者会見で「仮定のことについて、答えは控える」と述べるにとどめた。

 分科会では県境を越えた移動の制限を求める声もあった。当初案では百貨店や遊興施設も時短要請の対象としていたが、法的根拠がない「働きかけを行う」との表現にとどめた。飲食店のさらなる時短や休業も追加対策として例示できたはずだが、政府首脳の口は重い。下手に言及すれば「対策が小出しになっている」との批判を招きかねない事情もある。

 政府は新型インフルエンザ等対策特別措置法に罰則規定を盛り込んだ改正案を18日召集の通常国会に提出する方針だ。しかし、2月初旬に成立したとしても施行は中旬以降となり、2月7日には間に合わない。

 こうした中で政府が期待するのがワクチンの接種だ。とはいえ、政府はワクチン接種の開始を2月下旬、国民に行き渡るのは6月までとしている。

 万策尽きても日本では法制上ロックダウン(都市封鎖)はできず、憲法に「緊急事態条項」もない。政府高官は「海外では民主主義国でも本当に危険になれば政府の判断で強い措置を取れる。戦後日本がどんなに平和だったかということだ」と嘆息する。

 いずれにせよ、1カ月後に追加できる有効打は見つかっていない。それにもかかわらず、首相は「1カ月後には必ず事態を改善させる」と言い切った。政治家人生で数々の勝負を仕掛けてきた首相は背水の陣で挑もうとしている。(児玉佳子、市岡豊大)

6117チバQ:2021/01/11(月) 22:24:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf73d1522d093869e63c9164b1669ec37464611e
与党「そんなに下がったか・・・」 支持14P超下落 不支持が逆転
1/11(月) 18:33配信

 11日も昼ごろに総理公邸に入った菅総理。地方都市の救急医療の担当者らが訪問し、医療体制の窮状を訴えました。

 「(総理からは)我々がお伝えしたことを重く受け止めて、しっかりと対処してまいりたいというような言葉を頂きました」(栃木県 救命救急医療の責任者)

 菅総理はその後、西村大臣らと、新型コロナ対策を協議しました。その菅内閣に厳しい結果となったのが、この週末に行ったJNN世論調査です。

 菅内閣を支持できるという人は、先月の調査結果より14.3ポイント減って41.0%。支持できないという人は14.8ポイント増加し、55.9%と、支持と不支持が初めて逆転しました。

 新型コロナウイルスの感染防止に向けた政府のこれまでの取り組みについて聞いたところ、「評価しない」が63%と、「評価する」を上回りました。さらに、政府が1都3県に出した緊急事態宣言のタイミングについては、「遅すぎる」と答えた人が83%に達し、「妥当だ」は15%にとどまりしました。

 支持率の低下に与党からは・・・
 「そんなに下がったか。そこまで下がると、議員が菅総理についてこなくなる」(自民党中堅議員)
 「グズグズしてると思われている部分もあるから、キチッと気を引きしめてもらわないと」(自民党幹部)

 世論の厳しい声はしばらく続きそうです。(11日17:36)

6118名無しさん:2021/01/12(火) 15:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ead4adbbec88b3f3bfbf6a731dada946c0c2f98
二階幹事長「ご心配なきよう」 下村氏の政局発言めぐり
1/12(火) 13:14配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月25日に投開票が予定される衆院北海道2区と参院長野選挙区の補選をめぐり、下村博文政調会長が「両方負けるとなったら政局になる」と述べたことについて、「政策のことについて政調会長のご意見は十分尊重するが、選挙は幹事長の責任。しっかりと対応してまいりますからご心配なきよう」と語り、政局にはならないとの考えを示した。

 下村氏は5日のBS番組で、補選について「二つで負けることが今後の菅政権にとって大ダメージになる」と主張。「補選の時に解散総選挙もあるかもしれない」とも語っていた。

 二階氏はこの日の会見で、記者団から「政局にはならないということか」と問われ、「当然です」と述べた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/acbc6bbda73b45b94ab02a8f185e7188a2dbc1f3
補選敗北で「政局にならず」 二階自民幹事長
1/12(火) 12:05配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月に予定される衆参両院の2補選をめぐり、同党の下村博文政調会長が「両方負けたら政局になる可能性もある」と発言したことについて「政局にはならない。当然だ」と否定した。

 その上で「政策は政調会長の意見を十分尊重するが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応するので心配は要らない」と不快感を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cf780053f4c15924aa0e04101e23f6423af4f83c
自民・二階氏「ご心配なきよう」 下村氏の「政局」発言に不快感
1/12(火) 11:48配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、下村博文政調会長が4月25日投開票予定の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙をめぐり、自民候補が2敗した場合「政局になる可能性もある」と述べたことについて、「政策は政調会長の意見を十分尊重していくが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応していくのでご心配なきよう」と不快感を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/43e72d129cd9039d5aa86237b7990e2c27889984
二階氏、政調会長に不快感 補選敗北「政局」発言で
1/12(火) 12:42配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙で自民党候補が敗北した場合、政局になる可能性があると発言した下村博文政調会長に不快感を示した。二階氏は「政策は政調会長の意見を尊重するが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応する。ご心配なく」と語った。

 同時に、2敗でも政局化しないかとの質問に対し「当然だ」と答えた。

 衆院北海道2区補選で党地元支部が市議に出馬要請したことに関しては「地元の意見を尊重しないといけないが、国政選挙なので最終的には党本部の責任で決定する」と語った。

6119名無しさん:2021/01/12(火) 15:06:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d66032a3f26e3108f2219412adb85bd1fd25b14
関西圏3府県へ緊急事態宣言 首相、自民党役員会で方針
1/12(火) 11:07配信

 菅義偉首相は12日午前の自民党役員会で、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言について、大阪、京都、兵庫の関西圏3府県を対象区域に追加する方針を表明した。自民党幹部が明らかにした。

 政府は13日にも専門家による基本的対処方針等諮問委員会の意見を聞いたうえで、衆参両院の議院運営委員会へ説明し、政府対策本部で決定する日程を想定している。3府県は政府に対し、9日に発令を要請していた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、首都圏4都県に対し今月8日から2月7日まで緊急事態宣言が発令されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/72e455c5d8a9ceb75432d5c581809bca98ff4fb6
首都圏以外の緊急宣言追加、「検討に入る」と菅首相=政府与党連絡会議で
1/12(火) 12:45配信

[東京 12日 ロイター] - 菅義偉首相は12日の政府与党連絡会議で、大阪や京都、兵庫の3府県を念頭に「感染が拡大している地域の緊急事態宣言追加の検討に入る」と言及した。近く専門家らによる基本的対処方針等諮問委員会で意見を聞き、政府のコロナ対策本部で発令を決定する見通しだ。

首相は連絡会議で「感染対策に全力を挙げつつ、次世代の成長の原動力としてデジタル、グリーンを推進する。感染拡大を何としても乗り越え、国民の安心と希望を実現していきたい」と述べた。

公明党の山口那津男代表は1都3県以外の感染拡大地域にも「的確な対応をお願いしたい」と要請。対象区域追加に伴う経済への影響に配慮するため、雇用調整助成金の延長や生活困窮者への追加支援が必要とし、「予備費の活用も含め、迅速な執行と周知をお願いしたい」と述べた。

自民党の二階俊博幹事長も「経済的に影響を受けている方々にスピード感をもって対応していく必要がある」と強調した。

(山口貴也 編集:内田慎一)

6120名無しさん:2021/01/12(火) 15:07:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/3556fde543f64055ddf730ec2c500d5e07473531
菅首相、二階氏に忖度?  「後手」批判浴びるコロナ対策
1/12(火) 7:03配信

 新型コロナウイルスの猛威を前に、打つ手打つ手が「後手に回った」と批判を浴びる菅義偉首相。

 人の動きを止め、強力な感染拡大防止策に集中できないのは、経済への打撃が計り知れないためだ。ただ、一連の対応は純粋な政策的判断だけによるものではなく、政権の後ろ盾である自民党の二階俊博幹事長に対する忖度(そんたく)もあったのではないかとの見方も根強い。

 首相が緊急事態宣言を決定した7日。首相官邸や国会で進む事前の手続きがテレビ中継され、日本中の耳目が集まっていた。こうした中、正月明けで人けもまばらな自民党本部9階会議室で、二階氏とその右腕である林幹雄幹事長代理ら党観光立国調査会の面々が、観光業界団体の幹部ら約30人と向き合った。宣言が解除されれば、停止中の観光支援事業「Go To トラベル」を速やかに再開すべきだとの立場で一致した。

 トラベル事業は、コロナ禍で打撃を受けた旅館やホテル、旅行会社など観光業者を下支えするため、政府が補助金を出して旅行を促す政策だ。安倍政権の下、昨年7月のスタート時から、官房長官だった首相の肝煎りとされてきた。だが、首相と緊密な関係にあり、全国旅行業協会の会長も務める二階氏の強い意向もあったとみられている。

 これを端的に示した場面があった。昨年12月14日、感染急拡大を重くみた首相が年末年始のトラベル事業一斉停止を表明すると、二階派幹部は「勝手なことしやがって」と吐き捨てるように言った。首相はこの日夕、二階氏に電話であらかじめ自身の決断を伝えていたが、幹部の言葉は二階氏の怒りを映したように見えた。

 この日の夜、首相は二階氏に頭が上がらないのではないかと受け取られた出来事もあった。首相は、二階氏や林氏が東京・銀座の高級ステーキ店で著名人ら5人と開いた忘年会に呼ばれた。政府が感染防止のため自粛を呼び掛けていた「大人数での会食」となり、世間の怒りの矛先は首相に向かった。首相は「あいさつだけするつもりだったのに引き留められた」と周辺にこぼしている。

 関係者によると、二階氏は当初、今回の緊急事態宣言にも反対していた。容認に転じたのは今月2日、政府に発令を求めた小池百合子東京都知事らの要請内容から、観光業への影響は限定的と判断したためだという。首相は発令の検討開始について、記者会見で表明する前日の3日に二階氏サイドに伝えたが、二階氏に配慮するあまり、発令をためらっていたのではないかとの臆測も与党内にはある。

 7日、党本部での観光立国調査会終了後、二階氏側近の林氏は記者団に「観光は日本経済の柱で、地方創生の切り札だ」と力説した。宣言解除後のトラベル事業再開を政府に近く申し入れる。感染を広げたとも批判される事業をそう簡単に再開できるのか。感染状況、世論の反応、そして二階氏の意向をにらみつつ対応を判断する首相の心中を、閣僚の一人は「難しい。二階さんがいるからGoToもやめられなかった」と推し量った。

6121名無しさん:2021/01/12(火) 15:08:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d6d7a2b57d83ca7497344c2b2276113a4f24fc6
内閣支持率急落で安倍・西村が仕掛ける「菅包囲網」の核心
1/12(火) 9:02配信

菅義偉首相(72)による新政権が発足して約3ヵ月半。携帯電話料金の値下げや不妊治療への保険適用の拡大といった政策を打ち出し、滑り出しは比較的順調に見えた。しかし、『Go To トラベル』の一時停止決定が遅れ、新型コロナウイルス感染拡大が深刻化するにつれ、支持率は低下していく一方だ。

そして、極め付きは12月14日夜のこと。菅首相は二階俊博自民党幹事長(81)らと8人で、「ステーキ会食」を開いていたことが明らかになったのだ。

一方、12月15日夜、東京・渋谷の超高級イタリアンの前に、安倍晋三前首相(66)と西村康稔(やすとし)経済再生担当大臣(58)の姿があった。SPに見守られながらそれぞれ出迎えの車に乗り込みその場を去っていく二人。どうやら菅首相が8人で会食を開いたのとは対照的に、二人きりでひっそりと密談を交わしていたようだ。いったい何を話していたのか。

「菅首相の動向について、安倍前首相が西村大臣から情報収集をしていたのでしょう。菅首相は『コロナ対策』や『敵基地攻撃能力の保有』をはじめとする安倍政権からの継続案件を実行していません。安倍前首相はそのことを不満に感じ、’21年9月の自民党総裁選に向け、菅首相に揺さぶりをかけようとしているのです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

思えば菅首相は総理大臣就任以後、安倍前首相の最側近だった今井尚哉前首相補佐官をはじめ、安倍前首相を支えた経産官僚を次々と切り捨ててきた。

「現在、『桜を見る会』の前夜祭の会費を安倍前首相側が補?(ほてん)したとして検察の捜査が本格化しています。ここに来て急に捜査が進んでいるのは、菅首相サイドが検察の捜査を黙認しているからと言われています」(全国紙政治部記者)

そんな、菅首相による〝裏切り行為〟とも言える動きを受けての今回の密談。

「菅の自由にはさせない」という安倍前首相による反撃の狼煙(のろし)が上がった――。

『FRIDAY』2021年1月8・15日号より

FRIDAYデジタル

6122名無しさん:2021/01/12(火) 15:12:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cefad16023333acdc55ea2f2bce8953591e2e2b
首相を呼び出す、無双のキングメーカー「二階幹事長」の頭を悩ませる「公認問題」
1/12(火) 11:03配信

くら替え問題
 昨年12月14日の8人が集った「ステーキ会食」で、菅義偉首相を呼び出したことを暴露された二階俊博幹事長。政府が「5人以上の会食の自粛」を要請する中での“決行”に、「飯を食うために集まったんじゃない」とうそぶき国民の総ツッコミを受けていた。菅氏を首相に就ける流れを作ったキングメーカーとして無双ぶりを見せつけるかのようだが、そんな二階氏にも悩みのタネとなっている「公認問題」があるという。

 ***

「衆院の山口3区の一件ですね」

 と政治部デスク。

「そこは二階派(志帥会)に所属する河村さん(建夫元官房長官)の地元なんですが、岸田派(宏池会)の林さん(芳正元文部科学相)が参院山口選挙区からくら替え出馬することに決めたという話が浮上しています。自民党の公認が得られない場合には、無所属での出馬も辞さないという強い決意のようで、揉めに揉めそうな気配です」

 山口3区は、かねて因縁の選挙区だった。

 林家は芳正氏で4代目となる政治一家。蔵相や厚生相を務めた父・義郎氏の時代には、衆院中選挙区の山口1区を地盤としていた。

 その旧1区は小選挙区制の導入で山口3区と4区に分かれ、4区を安倍晋三前首相が、3区を河村氏が確保。

 1996年10月の衆院選で、義郎氏は比例代表中国ブロックに回ることとなった。2003年に政界引退したが、一方で息子の芳正氏は1995年に参院議員となっていた。

「もともと旧山口1区時代から、安倍家と林家はしのぎを削ってきました。現在も晋三さんと芳正さんは犬猿の仲。晋三さんが地元とする下関は林家の城下町だという意識も強いし、実際そうですしね。それはともかく林家にとって、小選挙区の地盤を奪還することが悲願。これまでもコトあるごとに“芳正さんの衆院くら替え話”が浮上しては消えてきました。後援会からのプッシュもあり、芳正さんもスキあらばと狙ってきたわけです」(同)

6123名無しさん:2021/01/12(火) 15:13:16
>>6122

比例復活すらできない
 文科相、防衛相など大臣を歴任してきた林氏も今年、還暦を迎える。首相を目指すと言って憚らないが、そのためには衆院議員への転身は必須。衆院議員の任期切れまで1年を切って、状況が慌ただしくなってきたようだ。

「年末には、かつての派閥ボスである古賀さん(誠元幹事長)と面会したほか、引退しても依然として政界に影響力を持つ青木さん(幹雄元自民党参院会長)とも年明け6日に会って、次期衆院選でのくら替え出馬を伝えています。ガチンコ勝負に舵を切った印象がありますね」

 ある永田町関係者によると、

「河村さんは今年79歳。長男の政策秘書に地盤を譲るという話がありましたが、その間隙を縫って林さんが出てきかねず、それは実現しないままでした。結局、今年のどこかである解散総選挙には河村さん本人が出馬することになりそうですが、少し前に体調を悪くしたようで、そういうこともあって、林さんが攻勢をかけているのはありますね」

 相手の弱いところを突く。戦争の基本である。

 実際、山口3区で両者がガチンコ勝負をしたらどうなるのか? 

「林さんの圧勝ですね。先ほどもお話ししましたが、中選挙区時代からもともと林さんの地元だったわけですし、すでに政治家として“上がり”の河村さんに対し、首相待望論の根強い林さんとでは有権者の熱量も違う。公認の最終責任者は幹事長の二階さんなので、『自民党公認の河村さんvs無所属の林さん』という構図になるわけですが、林さんの圧勝は揺るがない。下手をすれば河村さんは比例復活すらできないかもしれません」

 とはいえ、河村陣営も手をこまねいているわけではない。

製造者責任を問われる
 昨年、河村氏の地元での決起集会では、二階幹事長は派閥の半分弱の人間を送り込んだ。

 そこで二階氏自ら、「反党行為をした人がどういう立場になるか、言わずとも分かるだろう」と発言。

 さらに二階氏の右腕である林幹雄幹事長代理は、「党に弓を引くことになり、除名になる。そういうおろかなことはしないと思う」などと、処分をチラつかせ挑発したのだった。

「本気で分裂選挙になれば戦争になります。その際には、林芳正さんが文科相時代に公用車で若干いかがわしく映るヨガ店を訪れていたと報じた週刊文春の記事のコピーが選挙区に大量にバラ撒かれることでしょう。かつて後藤田正純さんが女性との逢瀬をフライデーされた時も同じでしたが、仁義なき戦いそのものですね」

 とはいえ、

「二階さんを支える林幹雄さんも、年長の河村さんがいなくなれば自分が文字通り派閥のナンバー2になれるので、河村さんの当選を心から望んでいるかと言うとそこまでのものではないようです。さらに言えば、菅政権が低空飛行のままでは、“製造者責任”を二階さんは問われることになるでしょう」

 首相を呼び出すほどの権勢を極めた幹事長も一寸先は闇、ということになるだろうか

週刊新潮WEB取材班

2021年1月12日 掲載

新潮社

6124名無しさん:2021/01/12(火) 15:37:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/f822e401705e3275c90e2207653f231731a32b50
「飯を食うために集まったのではない」 “二階語録”で学ぶ「会食=政治活動の命」説
1/12(火) 6:12配信

 新聞を読み比べていると、1つの説が同時多発的にワッと出てくる瞬間がおもしろい。

 昨年末から急に見かけるのが次の説なのである。

『菅政権、麻生政権と似てきた? 支持率急落、解散先送り』(時事ドットコム2020年12月21日)

『麻生政権に似ている?』(東京新聞2020年12月25日)

 菅政権が、2008年9月に発足して1年で退陣した麻生政権に似ているのでは?という見立て。

 さらに読売新聞は年末の12月28日の一面で『内閣支持率下落拡大 発足3か月 29ポイント 麻生内閣と並ぶ』。

《読売新聞社が毎月の全国世論調査を開始した1978年3月以降の歴代内閣で、発足直後の調査から3か月後の下落幅を比較すると、麻生内閣と並んで最も大きかった。》

 なかなかの衝撃である。あの麻生氏と歩みが似ているなんてショックだろう。

社会情勢も麻生政権下に似ている…? 
 各紙をまとめると似ているのは支持率の下落だけではない。当時の麻生内閣の急落要因はおもに3つ。

「リーマン・ショックに伴う不況対策」

「麻生首相自身の漢字の読み間違い」

「ホテルのバー通い」

 菅政権も、

「コロナ対応」

「読み間違い&棒読み」

「大人数でのステーキ会食」

 なんか似ている……。

麻生政権との違いは「野党支持率の低さ」
 ただ1つだけ決定的に違う点が。麻生政権のときは野党の支持率が高かったが、現在は最大野党の立憲民主党の支持率は4%と低迷(読売・同)。

 ということはこのままの状況が続くと自民党内での「ポスト菅」の声が大きくなるということか?

 そんななか菅首相は7日、緊急事態宣言を再発令した。今回のポイントは「飲食」。

「感染リスクが高いとされる飲食店を中心に午後8時までの営業時間を短縮するなど対象を限定した」(毎日新聞1月8日)

 何のことはない。つい先日まで熱心に推進していたGo Toイートの否定である。自己批判である。

 さらにここで注目したいのは「政治家の会食」という視点だ。

 折も折、こんなルール作りがすすめられていた。

『議員会食「4人以下で」 与野党協議』(読売7日)

 政治家の会食を「4人以下で、午後8時まで」とする方向で調整していた。これに対し日本医師会の中川俊男会長は全面自粛したらどうかと会見で発言し、このルール作りは立ち消えて会食自体を自粛する方針となった。

6125名無しさん:2021/01/12(火) 15:38:07
>>6124

なぜ議員の「会食ルール」が検討されたのか?
 それにしても国民に自粛を求めながらなぜこんなルール作りを考えていたのか。思い当たることが1つある。

 これはもう「二階ルール」なんだろう。

 自民党の二階俊博幹事長。ミスター会食、いやミスター怪食とも言っていい。

 昨年12月、菅首相が二階幹事長らと計8人で会食して批判を浴びた。それなら「少人数、4人ならいいだろう」という二階のトシちゃんの声が聞こえる。実際にあのあとも4人以下で会食をしていたという話を永田町方面から私も聞いた。

 二階氏にとって会食は政治活動の命なのだ。

 ここで二階語録を紹介しよう。

《嫌な奴とも飯を食うことだ。かつての民主党は、仲の良い奴とだけ飯を食う。だから割れるんだ。嫌な奴だって二回、三回飯を食うと、良い所が見えてくるもんだ》(文藝春秋2020年11月号 二階俊博「最後のキングメーカー」の研究)

 いかがだろうか。

 言っていることは悪くないと私は思う。「人と会う」ことの意義を説いているからだ。しかし「今」ではないことは確かだ。

 さらにこの言葉には昭和政治家ならではの匂いも感じる。論理や政策を抜きにして、まず半径5メートル以内の人間を味方につけちゃえという情の論理である。もしかしたら世のおじさん達にも今も尊重されている手法かもしれない。

 しかし政治でこの手法が過ぎると主役は国会ではなく料亭となり、政策決定の過程がまったく見えなくなる。「裏」がメインになってしまう。不透明感が半端ない。

 私は二階氏が幹事長就任した際に「オモテに出したらいけないおじさん」だと書いた。2016年に当時の自民党幹事長だった谷垣禎一氏が自転車事故に遭い、本当に急だったから裏番長の二階氏を幹事長にするしかなかった。魔人がオモテに出てきてしまったのだ。

 その結果、二階氏は13年半ぶりの衆院代表質問に立つと、ヤジに対して「黙って聞け」と堂々と応戦。裏の顔が国会というオモテで炸裂してしまったのだ。

6126名無しさん:2021/01/12(火) 15:38:28
>>6125

「裏回し」コンビが表のツートップとなる事態
 そのあとも“二階の放出”は続いているのはご存知の通り。オモテに出てきてはいけないおじさんが堂々と「裏」を見せつけているのが今なのである。そういえば菅首相も裏の顔が長かった。その癖が抜けないのか首相になってもなかなかオモテに出てこない。

 この裏回しコンビが首相&自民幹事長というツートップなのだから明るさを感じられないのは当然か。

 緊急事態宣言後の「飲食」記事ではこんな声があった。

 牛丼チェーン店の関係者が「1人の客がほとんどで会話は少ない。他の飲食店と一緒に時短要請されるのはつらい」(毎日新聞8日)

 確かに牛丼店では会話はあまり無いはずだ。

 一方、二階氏はあのステーキ会食について何といったか。

「飯を食うために集まったのではない」(毎日新聞web12月27日)

 つまり「会話」が目的なのである。二階語録を見ても「飯を食う」というのはそういう意味だ。

 だからそれがヤバいんだって!

 菅首相はまず二階対策をするしかない。そして新聞各紙は「首相動静」のほかに「二階動静」を紙面につくってください。お願いします。

プチ鹿島

6127名無しさん:2021/01/12(火) 15:42:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fd8269db4bac1748ecfd28d7218429390d6a636
菅首相「グズグズ緊急事態宣言」の裏に「女帝」小池知事「やらかし」西村大臣らの暗闘〈週刊朝日〉
1/12(火) 8:00配信

 1月7日、緊急事態宣言を再発出した菅義偉首相。感染爆発に至ってからの“グズグズ”な再発出には「遅すぎた」との批判が絶えない。その裏には、政治家同士の不毛な対立が──。

 菅義偉首相の緊急事態宣言再発出は、なぜ後手に回ってしまったのだろうか。本誌の取材で、菅首相と小池百合子東京都知事、コロナ対策を担当する西村康稔経済再生相の3人の間の確執と政治的な駆け引きが「元凶」になった構図が浮かび上がってきた。

 そもそも、緊急事態宣言に一貫して消極的だった菅首相が今回の再発出に至ったのは、1月2日に小池氏が仕掛けた動きが発端だった。

 この日、小池氏と神奈川、千葉、埼玉の3県の知事が、緊急事態宣言の再発出を求めて電撃的に内閣府を訪問し、西村氏と面会した。官邸関係者は言う。

「小池氏らは当初、菅首相との面会を求めていましたが、結果的に菅首相とも相談の上、西村氏が単独で会談に応じることになった。西村大臣としては昨年12月に菅首相と小池氏が『Go To トラベル』の対応をめぐり二人で会談した時のように“スルー”される事態は避けたかったのではないか」

 会談は紛糾して3時間に及んだが、その後のぶらさがり取材で西村氏は再発出について「検討する」と答えるのみ。この間に菅首相は議員宿舎に帰宅しており、コロナ対策に消極的な印象を与えてしまった。

 話を会談に戻すと、この時の政府側は戦闘モードだった。小池氏に押し切られて再発出すれば「政府の対応が遅い」というイメージが世間に広がるのは確実だからだ。ある自民党幹部が言う。

「西村大臣は会談前に菅首相から『再発出すれば大変なことになる。小池氏主導の提案には乗るな』といった話をされていたそうです」

 このため、政府は何か強力な攻めどころはないかと事務方に探させ、ようやく見つけた「有効打」が、飲食店の時短の前倒しだったと前出の官邸関係者は振り返る。

 大阪市は飲食店への時短要請に伴う閉店時間を21時としていたが、東京など首都圏は22時のまま。そこで西村氏は小池氏ら4知事に対し、閉店時間を20時まで前倒しするよう求めたのだ。

6128名無しさん:2021/01/12(火) 15:43:24
>>6127

「政府とすればさらなる時短要請の結果も見極めた上で、主体的に再発出について判断したように国民に見せたかった。1都3県がこの条件での合意に時間がかかり、いずれ足並みが乱れるという思惑もあったでしょう。ところが翌3日には1都3県の調整があっさり完了し、『20時閉店』を表明されてしまった。誤算でした」(前出の官邸関係者)

 追い込まれた菅首相は4日の年頭会見で「緊急事態宣言の検討に入る」と表明せざるをえなかった。海千山千の「女帝」の策の前に屈した形だ。都政の専門紙「都政新報」の後藤貴智編集長が言う。

「小池氏一人では門前払いされた可能性がありますが、まず埼玉県の大野元裕知事と協調し、菅首相に近く、当初乗り気ではなかった神奈川県の黒岩祐治知事と千葉県の森田健作知事もうまく巻き込んだことが大きかった。小池氏が政治的手腕を見せつけた形になりました」

 こうした駆け引きの背景には、以前から続く菅首相と小池氏の対立があるとみられる。菅首相が飲食店の閉店時間前倒しにこだわったのも「小池氏の対応に問題があると印象づけたいから」(自民党関係者)との見方がもっぱらだ。

 菅首相は「北海道、大阪など、時間短縮を行った県は結果が出ている」と繰り返し主張してきた。だが、本誌が入手した政府の内部資料によれば、北海道と大阪の直近約2カ月(11月〜1月5日)の死者数はそれぞれ369人、377人と、東京都の193人を大きく上回る。7日には大阪府内の新規感染者数が過去最高の607人を記録した。小池氏をワルモノにするため「北海道や大阪は感染抑え込みに成功した」という“印象操作”に他ならない。

 年明け早々の西村氏の“やらかし”にも批判が噴出している。

「西村大臣は、元日にツイッターで<宮中の新年祝賀の儀に参列してまいりました>と書いた文章をタキシード姿の写真を付けて投稿しました。静かな年末年始を過ごすよう呼びかけていたのに、自分が新年会に出かけていた。危機感が欠如していると周囲はあきれています」(前出の官邸関係者)

6129名無しさん:2021/01/12(火) 15:43:50
>>6128

 今回の緊急事態宣言の効果自体を疑問視する声もある。ある閣僚関係者は「強制力のない今の緊急事態宣言では、再発出しても感染者は減らない」と嘆く。コロナ対策を担当する官僚の一人がこう話す。

「私権制限の必要性は昨年から指摘されていて、野党も昨年12月に臨時国会を延長して早期に法改正するよう求めていた。早々に国会を閉じて今に至るまで対応を怠ってきたから、今回の緊急事態宣言では強制力を伴う時短要請や外出制限ができなかった」

 政府はコロナ対策の根拠法となる新型インフルエンザ等対策特別措置法を18日に開会する通常国会で改正する考え。本来は2月上旬に改正特措法を成立させてから再発出をして「見せ場」をつくるシナリオだったというが、考えが甘すぎた。迷走を続ける菅政権に、打開策はあるのか。

「菅首相には側近がいない。本来なら頼りにすべき加藤勝信官房長官も信頼していないから、情報も権限も与えない。首相一人ですべてを決めるワンマン体質で、それが政府の対応の空回りに拍車をかけている。この政権は、今では内閣支持率しか見ていない」(前出の官邸関係者)

 西村氏に内閣府の広報担当を通じて小池氏ら4知事との対立になどについて尋ねると、文書で回答があった。以下、その内容を掲載する。

――1月2日の面会で、当初、小池都知事と首都圏3県の首長は当初、菅首相と面会を求めていたが、結局、西村大臣が会うことになったのはなぜか。西村大臣が拒否したのか。

「ご指摘のように、西村大臣が総理との面会を求める4知事の提案を拒否したという事実は一切ない。日頃から、4知事とは、累次にわたり面会や電話会談を行うことなどを通じ、緊密に連携をとりあっており、今回は、特措法担当大臣である私が、感染状況等の現状を共有し、講じるべき対策について意見交換を行うこととしたものである」

――政府側と4知事の間に政治的対立があることで、コロナ対策に遅れが生じているという指摘もあるが、これについてはどう考えるか。

「4知事とは、累次にわたり面会や電話会談を行うことなどを通じ、緊密に連携をとりあっており、1月2日の面会においても、1都3県の感染状況等を詳細に伺うとともに、今後の対策について十分に時間をかけて意見交換を行った。その結果、飲食店における時短営業、企業におけるテレワークの徹底、職場、学校での感染防止策の徹底、イベントの開催要件の厳格化の4点からなる合意事項をとりまとめ、共同で記者発表したところである。このため、『政府と4知事との間で対立が起きている』との批判は当たらない」

6130名無しさん:2021/01/12(火) 15:44:20
>>6129

――1月2日の4知事との会談の場において、政府側が飲食店などの20時までの営業時間の短縮を強く要請したのはなぜだったのか。

「12月11日の新型コロナウイルス感染症対策分科会において、感染高止まり地域や感染拡大地域に当たる地域においては、営業時間短縮要請の20時への前倒し等を行うよう提言された。
 
 12月23日の分科会においては、『首都圏からの感染の染み出し』が課題となっていることや、感染拡大地域においては、『飲食店を中心として感染拡大していると考えられるため、飲食店などの営業時間のさらなる短縮の要請を含め会食・飲食による感染拡大リスクを徹底的に抑えることが必要』と考えられることが指摘された。

 1都3県においてはその後も人流が減らず、感染が拡大しており、12月31日には東京都の新規陽性者数は過去最多の1337人に至った。大都市圏の感染拡大は、最近の地方における感染の発生にも影響していると考えられ、これを抑制しなければ、地方での感染を抑えることも困難になる。

 このような状況を踏まえ、1月2日の面会では、4知事に対し、専門家が『急所』としている飲食店については、4月〜5月の緊急事態宣言時と同等の対応を取り、飲食店(カラオケ・バー含む)の時短営業を20時まで(酒類提供は19時まで)とすること等を要請した」

――新型インフルエンザ等特措法の改正のための国会審議や、緊急事態宣言の発出について、遅すぎたとの声があるが、これについてはどう考えるか。

「新型インフルエンザ特別措置法の在り方については、分科会でも議論を行ってきており、罰則を含めて規制強化をすべきという意見や私権制限に慎重な意見等様々な意見が出されていたため、幅広いご意見を聴きながら慎重な検討を進めてきたところ。

 緊急事態宣言の発出については、20年3月の特措法改正時の附帯決議において、『専門的な知見に基づき慎重に判断すること』『国民の自由と権利の制限は必要最小限のものとすること』とされていることも踏まえ、慎重な検討が必要であり、日々専門家の意見を伺ってきたところ。

 昨年12月23日の分科会においては、『緊急事態宣言を発出する状況にはない』と提言されており、その時点では専門家も緊急事態宣言を発出する必要はないと考えていた。

 その後、12月31日に東京都で1300人を超える新規陽性者が報告されるなど年末年始も感染が拡大しており、特に1都3県の新規陽性者数が全国の半分を占めるなど、首都圏において厳しい状況となった。重症者数も高い水準にあり医療が非常に厳しい状況となった。

 こうした中、1月2日に4知事から、緊急事態宣言の発出の検討要望があり、首都圏の現下の感染状況が緊急事態宣言の発出が視野に入る厳しい状況ということを、国と1都3県で共有し、様々な事態を想定し検討してきたところであり、1月5日の分科会において、『まさに今、緊急事態宣言を発出する時期に至ったと考える』と提言をいただき、基本的対処方針等諮問委員会での議論を経て、緊急事態宣言の発出を行うものである」

(本誌・西岡千史、上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月22日号に加筆

6131名無しさん:2021/01/12(火) 15:45:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c93be6d1475f99e94f0d8b4e33d1813d1a2e1c5
菅首相、“最大の弱点”が早くも命取りに……今後も改善の兆しなしでお先真っ暗
1/12(火) 10:45配信

 1月7日は、大きなニュースの起きた1日となった。まず午後1時すぎ、多くのメディアが東京都の新規感染者数が2447人に達したと報じた。

 ***

「NHK NEWS WEB」は、「東京都 新型コロナ 2447人感染確認 2日連続で過去最多更新」との記事を配信した。

《1日の人数としては初めて2000人を超え、これまでで最も多かった6日の1591人から850人余り増えました》

《2日連続で最多を更新することになり、感染の急速な拡大が止まらない状況です》

 更に全国の感染者数については「新型コロナ 感染確認7000人超 3日連続で過去最多更新」との記事を配信、《1日の感染発表が過去最多を更新するのは3日連続》とした。

 午後5時半過ぎ、菅義偉首相(72)は東京都、埼玉と神奈川、千葉3県を対象とし、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の再発令を決定した。期間は2月7日までと報じられた。

 当初、菅首相は緊急事態宣言の再発例に消極的な姿勢を示していた。方針を転換した理由の1つに、内閣支持率の低下が挙げられる。

 昨年の12月28日、読売新聞は「内閣支持 下落幅最大 発足3か月 29ポイント 麻生内閣と並ぶ」との記事を掲載した。

(註:全角数字を半角にするなど、デイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)

《読売新聞社の全国世論調査で、菅内閣の支持率は45%となり、9月のスタート時の74%から29ポイント下落した。読売新聞社が毎月の全国世論調査を開始した1978年3月以降の歴代内閣で、発足直後の調査から3か月後の下落幅を比較すると、麻生内閣と並んで最も大きかった》

麻生内閣の“悪夢”
 記事中にある《麻生内閣》の文字は、特に自民党支持者にとっては“不吉”なイメージだったに違いない。

 2009年、現在の麻生太郎財務相(80)は首相として国会を解散し、総選挙を戦った。結果は敗北。政権交代が実現し、自民党は下野した。その“屈辱”は未だに鮮明な記憶として残っているはずだ。

 緊急事態宣言の再発令を決めた菅首相は、記者会見に臨んだ。ネットメディアの「THE PAGE」は「『なんとしても感染拡大を食い止める』 菅首相、1都3県に『緊急事態宣言』発出」と報じた。

「なんとしても」は強い決意の表れと解される。菅首相はリーダーシップを発揮しようとしているのかもしれない。これで内閣支持率はV字回復を果たすのか──と言えば、なかなか厳しそうだ。

 例えばTwitterを見てみると、批判ツイートが目立つ。《未だかつてない危機感の欠如を出し続ける菅政権》、《もう菅ちゃんは終わったな》、《胸に響かない演説だよね。大国のリーダーで、ここまでスピーチで民衆に語りかけることが出来ない政治家も珍しい》──という具合だ。

6132名無しさん:2021/01/12(火) 15:45:21
>>6131

コロナ対策は「後手後手」
 そもそもマスコミは、菅首相のコロナ対策が「後手」に回っていたと指摘していた。3例をご紹介しよう。

◆「菅首相、慎重姿勢から一転=知事突き上げ、後手続き-緊急事態宣言検討〔潮流底流〕」(時事通信:1月4日)

◆「小池氏に『いいようにやられ』宣言へ 首相、後手の末に」(朝日新聞デジタル:1月5日)

◆「アングル:後手に回った緊急事態宣言、効果なければ政局の引き金に」(ロイター電子版:同日)

 政治担当記者は「後手と指摘される理由の1つに、菅首相には優秀な“側近”、つまり参謀がいないという問題があります」と指摘する。

「自分の右腕が存在しないのは、致命的な欠陥です。今から急いで側近を探す、などということができるはずもありません。安倍晋三・前首相(66)も『菅総理には、菅官房長官がいない』と指摘したと言われています。この問題は深刻で、一朝一夕に改善されるとは思えません」

異例の秘書官人事
 この記者氏が注目するのは、1月1日に新聞各紙が報じた官邸人事だ。朝日新聞デジタルは「首相秘書官に寺岡氏 財務省出身、省庁との連携強化狙う」という見出しで配信した。

《政府は、政務担当の首相秘書官だった新田章文氏(39)が辞職し、後任に財務省出身で内閣官房内閣審議官だった寺岡光博氏(54)を充てる人事を決めた。発令は1日付》

 産経新聞は「首相秘書官、3カ月半で交代」と見出しに打ち、《約3カ月半で政務の秘書官が交代するのは異例》と指摘した。

 なぜ菅首相は異例の交代に踏み切ったのか。産経新聞は《新型コロナウイルスをめぐる政府対応が後手と批判されたり、官邸と与党との調整不足が指摘されたりする中、態勢を立て直す狙い》があると解説した。

 そもそも当初の人選から異例だったようだ。毎日新聞は20年9月「菅首相:4首相秘書官、異例の登用 菅首相」との記事を掲載している。

《菅義偉首相は、6人の省庁出身の首相秘書官のうち4人を自身の官房長官秘書官から抜てきした》

《異例の登用となる。(略)気心の知れた秘書官を配置することで政権の円滑なスタートを図る考えだとみられる》

6133名無しさん:2021/01/12(火) 15:45:49
>>6132

“側近不足”を露呈した人事
 前出の政治担当記者は「安倍内閣の政務担当秘書官と言えば、あの今井尚哉さん(62)が務めた要職です」と言う。

 今井氏と言えば、経済産業省のエリート官僚。第1次安倍内閣で安倍氏の知遇を得て、第2次内閣では内政から外交まで幅広くサポートし、「陰の総理」と呼ばれたこともある。

「歴史的に見ても、政務担当秘書官は“総理の側近中の側近”が任命されてきました。岸信介氏(1987〜1987)には、娘婿である安倍晋太郎氏(1924〜1991)が政務担当秘書官を務めました。小泉純一郎さん(79)の片腕が飯島勲さん(75)だったことは有名です。

 菅事務所で秘書を務めている新田氏は、確かに気心を許せ、信頼しているのかもしれません。しかし、39歳という年齢はあまりに若すぎます。そもそもやり手の秘書というわけでもなく、エリート官僚を統率する“胆力”を期待するのは酷というものでしょう」

 一方の寺岡氏は対照的な経歴の持ち主だ。1991年に大蔵省(現財務省)へ入省。15年から3年間、菅義偉官房長官(当時)の秘書官を務めたこともある。

「財務官僚らしい切れ者というか、やり手です。本来、寺岡さんのような人でなければ、政策担当秘書官は務まらないはずなのです。菅さんも分かっているはずなのに、若い新田さんに任せざるを得なかった。ここに菅さんの“側近不足”が象徴されていると思います」(同・政治担当記者)

官僚に参謀は無理
 デイリー新潮は20年9月14日、「早くも指摘される『菅義偉首相』の弱点 このままでは短期政権になると言われるワケ」の記事を配信した。

 佐藤栄作(1901〜1975)は、側近であり腹心だった田中角栄(1918〜1993)と福田赳夫(1905〜1995)を競わせ、長期政権の礎を築いた。

 宰相の陰に名参謀ありというわけだが、翻って菅首相の周辺を見渡してみると、側近として活躍できる人物は誰もない──というのが、この記事の骨子だ。

 政治家に側近候補が存在しないのなら、官僚を重用する手はある。菅内閣には、杉田和博・内閣官房副長官(79)、和泉洋人・内閣総理大臣補佐官(67)、北村滋・国家安全保障局長(64)といった面々が首相のブレーンとして機能している。

「3人とも超エリートで、まさに能吏です。ただ、彼らは政策を遂行するプロフェッショナルであっても、例えば政局のカンが冴えているわけではありません。菅首相に『コロナ対策で失敗すると、政権の潮目が変わってしまいます。世論の動向はこうなっています』とアドバイスできるようなタイプではありません」(同・政治担当記者)

6134名無しさん:2021/01/12(火) 15:47:04
>>6133

内閣のキーマンは? 
 興味深いことに、安倍内閣を支えた今井尚哉氏は、“政治的カンを持った官僚”という珍しいタイプだったという。

「今井さんの特徴は、政策を進言するにしても、安倍首相に政局や有権者の動向を見据えながら説明していたことです。霞が関にエリート官僚は、それこそ掃いて捨てるほどいますが、ああいう人はなかなかいません」(同・政治担当記者)

 昨年の12月16日に菅政権が発足して3か月になることから、日本経済新聞は15日、「首相、二階・林・森山氏と密接 3カ月間の面会、政権構造浮かぶ」の記事を掲載した。

 日経が菅首相の面会記録を調査すると、二階俊博・幹事長(81)、森山裕・国会対策委員長(75)、林幹雄・幹事長代理(73)の3人が上位となったとし、この3人が《政権の手綱を握る構図》が浮かんだと指摘した。

「3人の中でも特に菅内閣のキーマンと言えば、二階幹事長と森山国対委員長でしょう。二階さんは和歌山県議、森山さんは鹿児島市議から政治の世界をスタートさせた叩き上げで、同じように横浜市議だった菅さんとは気が合うのでしょう」

政権迷走の原因
 実務派であるところや、寝業師的なイメージなど、確かに3人には相通ずるものがあるようだ。

「二階さんも森山さんも実力者であることは間違いありませんが、政策通だったり、傾聴に値する国家観を持っていたりするようなタイプではありません。新型コロナに際して、日本という国家をどう舵取りするかといった点でアドバイスをすることはできないでしょう。こうして結局、菅さんは1人で何事も決める必要に迫られ、処理能力の限界を超えて政権は迷走しているのです」(同・政治担当記者)

週刊新潮WEB取材班

2021年1月12日 掲載

新潮社

6135チバQ:2021/01/12(火) 16:05:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3556fde543f64055ddf730ec2c500d5e07473531
菅首相、二階氏に忖度?  「後手」批判浴びるコロナ対策
1/12(火) 7:03配信
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自民党二階派の政治資金パーティーで二階俊博幹事長(右)と言葉を交わす菅義偉首相=2020年10月7日、東京都千代田区
 新型コロナウイルスの猛威を前に、打つ手打つ手が「後手に回った」と批判を浴びる菅義偉首相。

【国会議員情報】二階 俊博(にかい としひろ)氏

 人の動きを止め、強力な感染拡大防止策に集中できないのは、経済への打撃が計り知れないためだ。ただ、一連の対応は純粋な政策的判断だけによるものではなく、政権の後ろ盾である自民党の二階俊博幹事長に対する忖度(そんたく)もあったのではないかとの見方も根強い。

 首相が緊急事態宣言を決定した7日。首相官邸や国会で進む事前の手続きがテレビ中継され、日本中の耳目が集まっていた。こうした中、正月明けで人けもまばらな自民党本部9階会議室で、二階氏とその右腕である林幹雄幹事長代理ら党観光立国調査会の面々が、観光業界団体の幹部ら約30人と向き合った。宣言が解除されれば、停止中の観光支援事業「Go To トラベル」を速やかに再開すべきだとの立場で一致した。

 トラベル事業は、コロナ禍で打撃を受けた旅館やホテル、旅行会社など観光業者を下支えするため、政府が補助金を出して旅行を促す政策だ。安倍政権の下、昨年7月のスタート時から、官房長官だった首相の肝煎りとされてきた。だが、首相と緊密な関係にあり、全国旅行業協会の会長も務める二階氏の強い意向もあったとみられている。

 これを端的に示した場面があった。昨年12月14日、感染急拡大を重くみた首相が年末年始のトラベル事業一斉停止を表明すると、二階派幹部は「勝手なことしやがって」と吐き捨てるように言った。首相はこの日夕、二階氏に電話であらかじめ自身の決断を伝えていたが、幹部の言葉は二階氏の怒りを映したように見えた。

 この日の夜、首相は二階氏に頭が上がらないのではないかと受け取られた出来事もあった。首相は、二階氏や林氏が東京・銀座の高級ステーキ店で著名人ら5人と開いた忘年会に呼ばれた。政府が感染防止のため自粛を呼び掛けていた「大人数での会食」となり、世間の怒りの矛先は首相に向かった。首相は「あいさつだけするつもりだったのに引き留められた」と周辺にこぼしている。

 関係者によると、二階氏は当初、今回の緊急事態宣言にも反対していた。容認に転じたのは今月2日、政府に発令を求めた小池百合子東京都知事らの要請内容から、観光業への影響は限定的と判断したためだという。首相は発令の検討開始について、記者会見で表明する前日の3日に二階氏サイドに伝えたが、二階氏に配慮するあまり、発令をためらっていたのではないかとの臆測も与党内にはある。

 7日、党本部での観光立国調査会終了後、二階氏側近の林氏は記者団に「観光は日本経済の柱で、地方創生の切り札だ」と力説した。宣言解除後のトラベル事業再開を政府に近く申し入れる。感染を広げたとも批判される事業をそう簡単に再開できるのか。感染状況、世論の反応、そして二階氏の意向をにらみつつ対応を判断する首相の心中を、閣僚の一人は「難しい。二階さんがいるからGoToもやめられなかった」と推し量った。

6136チバQ:2021/01/12(火) 19:11:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/506ea51ebf26f0bea3461a37baff40d32fd43ffb
コロナ対策迷走、強すぎた官邸 元次官「知恵集められず」
1/12(火) 5:00配信
コロナ対策迷走、強すぎた官邸 元次官「知恵集められず」
1/12(火) 5:00配信




首相補佐官に起用され、安倍晋三首相(右)との記念撮影に臨む今井尚哉氏。経済産業省出身の今井氏は安倍首相の最側近と言われ、「官邸官僚」の代表格だった=2019年9月11日午後7時31分、首相官邸、越田省吾撮影
 昨年2月、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナウイルスの感染者が急拡大していた際のこと。沖縄の那覇港を出発した別のクルーズ船が感染者がいる可能性があるとして台湾に寄港を拒否され、沖縄に戻ろうとしていた。

「おいおい、あと2時間で沖縄に着くぞ」。官邸で首相秘書官らが見ていたのは、船舶の位置を確認できるインターネットの民間サイト。官邸関係者によると、国土交通省から連絡がなく、「国交省は全然駄目だな」と官邸官僚たちはささやき合った。民間サイトを見ながら、クルーズ船を沖縄に再入港させないよう国交省に指示したという。

 「官邸主導」「強い官邸」をめざした平成の政治改革の終着駅とも言えるのが、第2次安倍政権だった。内閣人事局の誕生で、首相や官邸は官僚たちの人事権を掌握。リーダーシップを強め、かつての縦割りの弊害を打破していった。

 一方、首相の安倍晋三が率いる自民党が国政選挙で勝ち続ける中、官邸はさらに力を強めていった。「強すぎる官邸」を前に、官僚たちは直言や意見することを控えるようになった。

 官邸を恐れて遠ざかる官僚。そして知恵を出さない官僚たちを信頼できず、トップダウンで指示を出す官邸官僚。布マスクの全戸配布などの迷走したコロナ対策は、官邸主導の負の側面が凝縮したかのようだった。

 元事務次官の一人はこう残念がる。「新型コロナの対策は未知のことばかり。こんな時こそ、霞が関の知恵を結集させるべきだが、それができていない」

 7年8カ月に及ぶ最長政権は昨年9月に幕を下ろした。しかし、安倍政権の間、人事権を手に霞が関ににらみをきかせてきた官房長官の菅義偉が「安倍政権の継承」を掲げて首相のイスに座った。

 コロナ対策の迷走は続く。「官邸に行きたいが、菅さんの機嫌が悪いようだ」。官僚たちの間ではそんな会話がかわされる。官邸は官僚たちの仕事ぶりに不満を抱き、官僚たちは官邸を恐れ、萎縮するという相互不信の構図はいまも変わっていない。(敬称略)
朝日新聞社

6137チバQ:2021/01/12(火) 21:14:57
はじめて、この辺のメンツと意見一致した気がする
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2b57a157b06785fc1c70b032df0c5ef7e6a96ec
自民「護る会」青山繁晴氏ら、政府にビジネス往来全面停止を要請
1/12(火) 18:32配信


 自民党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表・青山繁晴参院議員)は12日、首相官邸で岡田直樹官房副長官と面会し、新型コロナウイルスの感染防止のため、一部の国との間で継続しているビジネス往来の全面中止などを政府に求める緊急提言を手渡した。「国民の理解を得ることと、感染抑止の両面にとって必須の対策」だとした。青山氏によると、岡田氏は「完全中止も選択肢に入れて検討している」と述べた。

【グラフで見る】変異種流入で従来ウイルスより感染者数が拡大する

 政府は全世界からの入国を停止しているが、中国や韓国など11カ国・地域と合意した2国間のビジネス往来などの枠組みによる入国は認めている。

 青山氏は岡田氏との面会後、記者団に「海外から人を受け入れ、日本で変異種のウイルスが市中感染を引き起こすと、政府の責任は重大になる」と危機感を表明した。「1日どころか1時間、完全に止めるのが遅れたら、リスクは乗数効果で大きくなっていく」と語った。「国民に厳しい制限をお願いしておきながら、ビジネスだけで入ってきているはずの、特に中国の方々で、観光している人が非常に多い」とも述べた。

 政府は緊急事態宣言に伴い、全ての入国者にPCR検査の証明書提出を義務付けるなどの水際強化策を講じているが、青山氏は「検査をすれば入国してよしという状況ではない。変異種のウイルスについてどこまで信頼性があるか分からない」とし、即時の入国中止を求めた。

 ビジネス往来を当面継続するとの政府の対応については、青山氏は「何もかもが遅い。党では部会や対策本部を開いても『続けるべきだ』という人は一人もいない。非常に危機的だ」と訴えた。

6138チバQ:2021/01/12(火) 21:17:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/c152dd9759380e741e26fe645df4136346b8f036
入国全面停止要求の自民、経済重視の首相との間に深まる溝
1/12(火) 18:50配信

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産経新聞
 政府による新型コロナウイルスの水際対策に自民党内で不満が強まっている。政府は昨年末に全世界からの外国人の新規入国を一時停止し、今月8日にはすべての入国者に陰性証明を求める強化措置を打ち出したが、党内には中国や韓国など11カ国・地域と継続中のビジネス関係者らの往来の一時停止を含む入国の全面停止を求める声が強い。ただ、菅義偉首相は相手国で変異種の市中感染が確認されない限り入国は止めない方針で、溝が深まっている。

 「緊急事態宣言は国民の共感を得なければ機能しない。国民の共感を得るためにもビジネス往来を止めるべきだ」

 12日の党外交部会で佐藤正久部会長がこう気勢を上げると、複数の議員が「そうだ」と応じた。1時間の予定だった会合は2時間近く続き、発言者14人のうち13人が入国の全面停止を主張、1人が検査態勢の強化を求めた。出席した中堅は「ビジネスと言いながら観光客が入っている」と批判。閣僚経験者も「中国や韓国に配慮しているのではないか」と疑問を投げかけた。

 強硬姿勢の背景には、党を支持する保守層を中心に水際対策の強化を求める意見が強いことがある。出席議員は「政府は世論が見えていない」とこぼす。昨年、感染が広がった際も政府が中国全土の入国拒否を打ち出したのは3月で、世論や野党の批判を浴びた。

 だが、政府はビジネス関係者らの入国を継続しており、党内からは「首相が固い」との不満が漏れる。

 8日の緊急事態宣言発令の際、政府内では入国の一時停止も検討した。ただ、感染防止と経済活動の両立を重視する首相は継続を判断。首相は8日のテレビ朝日番組で「安全なところとやっている」と述べ、相手国で変異種が確認されれば停止する従来の方針を繰り返した。

 11カ国・地域からは短期出張者だけでなく農業や建設業などで活動する技能実習生らも入国している。小泉進次郎環境相は12日の記者会見で「経済が悪化すれば自殺者も増えていく。社会全体を見た上で命が失われることを防ぐ(首相の)判断だ」と理解を示した。

 政府内には「根拠なく停止したら再開が困難になる」(外務省幹部)との声もあるが、ある議員は「政府に全面停止を求め続ける」と息巻く。党側の主張に折れて全面停止したとなれば、政権の求心力の低下につながる懸念もある。(石鍋圭、沢田大典)

6139とはずがたり:2021/01/13(水) 15:58:42

退任後も迷惑な奴だなあ

安倍前首相 辞任後も私邸に警察官…異例の2億円警備続くワケ
記事投稿日:2020/11/12 11:00 最終更新日:2020/11/12 11:00
https://jisin.jp/domestic/1912630/

安倍晋三前首相が辞任してからもうすぐ2カ月、渋谷区内にある自宅マンション前の道路は、いまも警察官やバリケードによって封鎖されたままになっている。



「理由を言えば道を通してくれるのですが、やっぱり不便ですね」(近所の住民)



安倍前首相の自宅マンションの前にはポリスボックスも残されたままで、さらに付近の大通りにはマイクロバスなどの機動隊車両が4台待機していた。



政治ジャーナリストの有馬晴海さんは次のように語る。



「政治家など要人の警護レベルに関しては、警視庁警備部が判断しています。辞任しても首相経験者にはSPがつけられるのが慣例となっています。しかし、それは1人程度で、細川護熙元首相や村山富市元首相は、『煩わしいから』というような理由で断っています。元首相のために、それだけ厳重な警備が敷かれたままになっているのは非常に異例なことなのです」



また一つの可能性としては、警視庁が“何らかの情報”をつかんでいるために、警備レベルを下げていないということも考えられます。警備費用の基本は人件費。何人でどのくらいの期間を担当するか、ということになります」

6140とはずがたり:2021/01/13(水) 17:17:43

石破アホやな

石破茂元幹事長 「国会議員会食自粛令」が出た夜に「博多9人ふぐ宴会」写真
1/13(水) 16:12配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2f7dc5aaf34e4b39565e3e6e0b2d9c4b59d5117
文春オンライン

 1都3県を対象に「緊急事態宣言」が発出され、二階俊博幹事長が自民党国会議員に会食自粛を求める通達を出した1月8日。その当夜に、自民党の石破茂元幹事長(63)が、福岡県で飲酒を伴う多人数の会食に参加していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

 会食の参加者は、石破氏のほか、山崎拓元自民党副総裁(84)、三原朝彦衆院議員(73)、岳康宏福岡県議(50)ら計9名。山崎氏や三原氏は総裁選で石破氏を支援していた。会場となった博多のふぐ料亭はミシュランの2つ星を獲得したこともある高級店で、冬季限定の「特選ふく会席」は1人4万円から。

 宴会は1月8日夜6時頃からスタート。石破氏らは夜8時頃まで約2時間にわたって、個室でビールや日本酒を飲みながら天然ふぐや白子に舌鼓を打っていたという。

6141チバQ:2021/01/13(水) 19:55:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2f7dc5aaf34e4b39565e3e6e0b2d9c4b59d5117
石破茂元幹事長 「国会議員会食自粛令」が出た夜に「博多9人ふぐ宴会」写真
1/13(水) 16:12配信
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次の総裁選で“5度目の正直”を狙う ©文藝春秋
 1都3県を対象に「緊急事態宣言」が発出され、二階俊博幹事長が自民党国会議員に会食自粛を求める通達を出した1月8日。その当夜に、自民党の石破茂元幹事長(63)が、福岡県で飲酒を伴う多人数の会食に参加していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

【画像】会食に向かう石破氏

 会食の参加者は、石破氏のほか、山崎拓元自民党副総裁(84)、三原朝彦衆院議員(73)、岳康宏福岡県議(50)ら計9名。山崎氏や三原氏は総裁選で石破氏を支援していた。会場となった博多のふぐ料亭はミシュランの2つ星を獲得したこともある高級店で、冬季限定の「特選ふく会席」は1人4万円から。

 宴会は1月8日夜6時頃からスタート。石破氏らは夜8時頃まで約2時間にわたって、個室でビールや日本酒を飲みながら天然ふぐや白子に舌鼓を打っていたという。

 石破氏に電話で話を聞いた。

――福岡で会食された。

「別に少人数だったし、それはプライバシーだから誰が居たというのは内緒よ」

――何人居た?

「5、6人かなぁ。出たり入ったりしたからね」

――どんな目的の会合?

「だからあの、久しぶりに、(福岡に)来たから、しょげてたらかわいそうだから励ましてあげよう、みたいな。そんなことですよ」

――自民党も二階氏が会食自粛要請した。

「それはだってあれでしょ。たくさん集まって酒を飲んで大騒ぎみたいなものは、今そんなことやっちゃいかんでしょうな。普通であれば、これから『じゃあもう一軒行くか』みたいな話だけど、そういうのは一切やらないと。みんな気をつけてますもん。集まって酒飲んで、わーわー大騒ぎなんてこともないでしょうよ」
書面での回答は……
 改めて石破氏に書面で事実関係の確認を求めたところ、参加人数や会合の目的などについて、以下のように回答した。

「全体で約3名ずつの席が3つあった。今回、福岡に伺ったのは講演のためで『会食』のためではない。企業における講演後、福岡泊だったので夕食を取らせて頂いた。少人数でのプライベートな食事で、『会食』との認識はない。その食事においても感染拡大防止に細心の注意を払った認識である。(この食事の場では)特段の意見交換はない。講演後に予定されていた大人数での『会食』は中止とした」

 新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、日本医師会の中川俊男会長は「全国会議員の夜の会食を人数にかかわらず、全面自粛してはどうか。国会議員に範を頂きたい。『まず隗(かい)より始めよ』。4人以下の会食なら感染しないと思うなら間違いです」などと指摘している。また、福岡県内でコロナウイルス感染者が急拡大しているさなかの福岡入りだった(13日に緊急事態宣言対象地域に追加)。菅政権の支持率が急落する中、世論調査では「ポスト菅」として石破氏への期待も高まっているだけに、石破氏の説明は論議を呼びそうだ。

 1月14日(木)発売の「週刊文春」では、本当に3名ずつの席が3つだったのか、宴会中の石破氏の様子、石破氏がこの時期に福岡まで出向いた理由、宴会に同席した安倍晋三前首相と近い財界人の名前、山崎氏の小誌への意味深な説明などを当夜の写真と共に詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年1月21日号

6142チバQ:2021/01/13(水) 19:59:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f378d6e0f6c779359e2127b8237228935fdbbca
日本政府、ビジネス関係者の往来全面停止の方針 14日から=報道
1/13(水) 17:09配信
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 1月13日、NHKなど国内メディアによると、政府は11の国と地域を対象に認めていたビジネス関係者の往来を停止する方針を固めた。写真は東京都の銀座で10日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 13日 ロイター] - NHKなど国内メディアによると、政府は11の国と地域を対象に認めていたビジネス関係者の往来を停止する方針を固めた。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための措置で、NHKは、これで外国人の入国が全面的に制限されると伝えている。

現在は中国や韓国など11カ国・地域からは例外的に入国を認めていた。日経によると、緊急事態宣言の拡大に合わせ、14日にも停止するという。

6143チバQ:2021/01/13(水) 20:45:41
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP1F6QX3P1FUTFK00F.html
外国人の新規入国、全面停止へ 首相が方針転換
2021/01/13 20:31朝日新聞

外国人の新規入国、全面停止へ 首相が方針転換

成田空港では入国者に検査を行っている=2020年11月2日、成田空港、川村直子撮影

(朝日新聞)

 菅義偉首相は13日、中韓を含む11カ国・地域からビジネス関係者などを受け入れている入国緩和策について、緊急事態宣言の期間中は一時停止とする方針を表明した。これにより外国人の新規入国は事実上、全面的に止まる。

 首相は記者会見で「英国からの帰国者によるクラスターで(新型コロナウイルスの)変異株が確認され、国民の不安が高まっている。あらゆるリスクを取り除くために一時停止する」と述べた。

 政府は7日の首都圏4都県を対象にした緊急事態宣言後も、新型コロナの変異ウイルスが確認された国・地域ごとに停止する方針を示していた。与野党から即時停止を求める声があがるなか、首相は8日のテレビ番組でも「(感染状況の収まっている)安全なところとやっている」と強調。受け入れ継続を続けてきたが、方針転換した形だ。

6144チバQ:2021/01/13(水) 21:06:15
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210113X742.html
自民党の石破元幹事長、大人数会食に参加=「深くおわび」
2021/01/13 18:03時事通信

 1都3県を対象に新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が出された直後、自民党の石破茂元幹事長が福岡県内で大人数の会食に参加していたことが13日、分かった。週刊文春(電子版)が報じた。石破氏は「苦しい思いをしている国民への十分な配慮が足りなかった。深くおわびしたい」とのコメントを発表した。

 週刊文春によると、石破氏は8日、福岡県内のふぐ料理店で、山崎拓元自民党副総裁や地元関係者ら9人で会食した。石破氏は、感染対策に努めたと強調しつつ、「会食を断ることは礼を失するとの思いが勝ってしまった」と釈明した。

6145名無しさん:2021/01/14(木) 10:39:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d04969d994e91ef5b07dd7dee546a5cbf185a79
石破氏も多人数会食 党「自粛」要請に反し8日に福岡で
1/13(水) 17:59配信

 自民党の石破茂元幹事長が8日夜に山崎拓元副総裁や三原朝彦衆院議員ら計5人以上で福岡市内の料亭で会食していたことが13日、分かった。週刊文春が同日、インターネットで報じた。二階俊博幹事長は8日に新型コロナウイルス対策として所属議員に飲食を伴う会合への参加を控えるよう要請しており、党の通達に反した形となる。

 石破氏は「参加するべきか逡巡(しゅんじゅん)したが、(店側が)感染対策に努めていたこともあり、お断りすることは厚意を無にすることになるため、礼を失するとの思いが勝った。苦しい思いをしている国民の皆さまへの十分な配慮が足りなかった」とコメントした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aed45c20b50db1dde394f57fa3819b5ee2ab617d
石破氏が9人で会食、緊急事態宣言の開始日 文春報道
1/13(水) 18:08配信

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が首都圏4都県で始まった8日、自民党の石破茂元幹事長が福岡県内で9人で会食をしていたと、文春オンラインが13日報じた。石破氏は同日コメントを出し「政府からのお願いで苦しい思いをしておられる国民の皆様への十分な配慮が足りませんでした」と謝罪した。

 文春オンラインによると、石破氏は8日、山崎拓・元党副総裁や三原朝彦衆院議員らとふぐ料亭で約2時間にわたって会食したという。同日には自民の二階俊博幹事長が、党所属国会議員に飲食を伴う会合への参加を控えることなどを求める文書を出していた。

 石破氏はコメントで、福岡での講演後に少人数の夕食に誘われたと説明し、「部屋に入って5人以上の会であることが分かった。参加するべきか逡巡(しゅんじゅん)したが、検温、消毒、常時窓を開けるなど感染対策に努めていたこともあり、お断りすることは礼を失するとの思いが勝ってしまった」などとした。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/521cd42beba897ff5541d671bad7379c88d2fbf8
石破氏が謝罪「ふぐ会食」で〝ガキ使景気〟吹っ飛んだ…
1/13(水) 22:23配信

 自民党の石破茂元幹事長(63)が13日、首都圏1都3県を対象に「緊急事態宣言」が発出される中、福岡県での〝ふぐ会食〟に参加していたことを謝罪した。

「文春オンライン」によれば、石破氏は福岡県で8日に行われた講演終了後、予定された懇親会が中止になった。その代わりに山崎拓元自民党副総裁(84)や三原朝彦衆院議員(73)、岳康宏福岡県議(50)ら計9人で、ミシュラン2つ星を獲得したことがある高級料亭の個室でビールや日本酒を飲みながら天然ふぐや白子に舌鼓を打ったという。

 石破氏は「会食は午後8時前に終了しましたが、新型コロナウイルス感染防止のための政府からのお願いで 苦しい思いをしておられる国民の皆様への十分な配慮が足りませんでした。深くここにおわび申し上げたいと思います」とした。

 党内では二階俊博幹事長(81)が、衆参所属議員に対し新型コロナウイル特措法に基づく、緊急事態宣言を受けて会食自粛を求めていた。

 ある自民党議員は「新型コロナ禍で、脇の甘さを露呈したのは残念です。誘われた宴会を断れないとは、まじめな石破氏らしくない行動です。暗い世相のなか、大みそかのテレビ番組に出演して、再び世間の人気を集めたというのに」と話した。

 石破氏は高視聴率を記録した大みそかの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ)に審査委員長として出演。ダウンタウンに「審査するにあたっては、ひたすら厳正公正、国民の納得と共感、これが得られるようにひたすら真摯に努めてまいります」と普段通りのなめらか口調で笑わせて、人気を集めた。

「今年は総裁選、衆院選が控えています。党内では人気がない石破氏ですが、菅首相が新型コロナ対策で失敗のらく印を押された場合、再びキーマンとして復活できた可能性が十分にありましたよ」(自民党議員)

 会食の自粛に応じなかった石破氏。代償はあまりにも大きい。

東京スポーツ

6146名無しさん:2021/01/14(木) 10:45:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5adc4629771370ef6668e7de901fe4394ed2437
下村氏「負けたら政局…」発言を二階氏否定
1/12(火) 16:38配信

自民党の二階幹事長は、4月に予定されている2つの補欠選挙をめぐり、同党の下村政調会長が「両方負けたら政局になる」と述べたことについて、不快感を示した上で否定しました。

4月25日に予定されている衆院北海道2区と参院長野選挙区の補欠選挙は、それまでに衆議院解散がなかった場合、菅政権にとって初めての国政選挙となる見通しです。

下村政調会長は、この2つの補選について、今月5日のBSの番組で、「自民党が両方負けたら政局になる可能性もある」と述べています。下村氏の発言は、総理大臣をすげ替える「菅降ろし」を示唆したものとも受け取られ、自民党内で波紋を広げていました。

これについて二階幹事長は12日の会見で、「政策については政調会長の意見は十分尊重しているが、選挙は幹事長の責任でやる。しっかりと対応しますから、ご心配なきよう」と語り、不快感を示しました。また、「政局にならないということか」と問われると、「当然です」と述べ、下村政調会長の発言を火消しする形となりました。

衆院北海道2区補選は、東京地検が贈収賄の疑いなどで家宅捜索を行った、自民党・吉川貴盛元農水大臣の辞職に伴うもの。参院長野選挙区補選は、昨年12月に立憲民主党の羽田雄一郎議員が死去したことを受けたもので、どちらも自民党にとっては厳しい戦いになるとの見方が大勢を占めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/61495bf62bba5f7a100e74cf919077821508bfb8
二階氏、下村政調会長の政局発言に不快感あらわ「選挙は幹事長の責任…心配なきよう」
1/13(水) 7:22配信

 自民党の二階幹事長=似顔上=は12日の記者会見で、4月25日に予定される衆参2選挙区(衆院北海道2区、参院長野)の補欠選挙に関して「2敗なら政局」と発言した下村政調会長=同下=に対し、不快感をあらわにした。

 二階氏は「政策のことは政調会長の意見を十分尊重するが、選挙は幹事長の責任だ。心配なきよう」と強調した。2敗する事態となっても政局には発展しないかと問われると、「当然(ならない)」と明言した。

 下村氏は5日のBSフジの番組で「二つ負けると菅政権の大ダメージになる。その後に政局になる可能性もある」と語っていた。

6147名無しさん:2021/01/14(木) 10:46:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d9a72eacf8192d57aacb8e4694f4cb68bb822d6
「政局」発言を反省 自民党の下村政調会長
1/13(水) 18:25配信

 自民党の下村博文政調会長は13日の記者会見で、4月に予定される衆参両院の2補選に関し、同党候補が敗北すれば「政局になる」と述べたことについて、「緊張感を持って選挙に対処することが大切だという思いの中での発言だった」と釈明した。

 その上で「『政局』という言葉は適切でなかった」と反省した。

 下村氏の発言をめぐっては、同党の二階俊博幹事長が12日の会見で不快感を示していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ccb1dc6c1cddc37f2d1c136e4b62d079a4cb7687
自民・下村氏が釈明 二階氏の“苦言”が影響か
1/14(木) 7:39配信

 自民党の下村政調会長は「補選に負ければ政局」という自らの発言について、釈明しました。二階幹事長の苦言が影響したものとみられます。

 下村政調会長:「まあ政局という言葉自体がちょっと適切ではなかったなと思いました」

 波紋を広げていたのは先週のこの発言です。

 下村政調会長:「補選が2つあったなかで自民党がもし負けることがあればですね、菅政権、大丈夫なのかというようなことが出てくる可能性もないとは言えないなかで」

 下村政調会長は5日、民放のテレビ番組でも4月に予定されている衆議院北海道2区と参議院長野選挙区の2つの補欠議員選挙について「負ければ政局になる」と発言していました。

 この発言に対し、二階幹事長は苦言を呈しました。

 二階幹事長:「選挙はこれ、幹事長の責任であります。しっかり対応して参りますからご心配なきよう」「(Q.政局にはならないと?)当然です」

 内閣支持率が急落していることを受け、自民党内からは早くも「菅おろし」の声が起き始めています。

 下村氏は13日、こう釈明しました。

 自民・下村政調会長:「私から菅おろしのようなことをするはずがなくですね、逆に菅政権を支えていくためにですね、政局にならない状況をどうするかと」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/6524ed43b13e06a934e1a4e85d46936ac0a20c63
下村氏「菅降ろしするはずない」 「補選2敗は政局」発言で反省の弁
1/13(水) 18:44配信

 自民党の下村博文政調会長は13日の記者会見で、4月に予定される衆院北海道2区と参院長野選挙区の2補選に関する自身の発言について、「菅政権を支える立場で、私から『菅降ろし』のようなことをするはずがない。『政局』という言葉自体が適切ではなかった」と反省の弁を述べた。

 下村氏は5日夜のBSフジの番組で、2補選で自民党が敗れた場合を想定し、「菅政権にとって大ダメージになる」と発言。「その後政局になる可能性もある」とも言及し、党内から苦言が相次いでいた。

 下村氏は会見で、「菅政権を支えていくために政局にならない状況をどう作るかという中での政局という発言だった」と釈明。今年予定される衆院選を含めた「全体的な政局という意味だった」とし、「党内の主導権争いとかそんな議論をしているわけでは全くなかった」と付け加えた。【飼手勇介】

6148名無しさん:2021/01/14(木) 10:49:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/67c81ba6c87b719aae0ef2725b1451778e1cc559
自公幹事長、コロナ特措法の早期成立方針を確認
1/13(水) 16:58配信

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長は13日、国会内で会談し、18日召集の通常国会に提出する新型コロナウイルス対応のための新型インフルエンザ党対策特別措置法改正案について早期成立を目指す方針を確認した。

 会談後、同席した森山裕国対委員長が記者団に明らかにした。具体的な成立時期に関しては「2月初旬に何としてもお願いしたい。現状のコロナの状況を考えると1日も早い成立が必要だ」と述べた。

6149チバQ:2021/01/14(木) 10:57:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/24983d3a707942b2dcc367436b9bee620513f9a4
1週間足らずの方針転換 首相、見えぬ出口戦略 緊急宣言の対象拡大
1/14(木) 7:12配信
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緊急事態宣言の対象区域に7府県の追加が決まり、記者会見する菅義偉首相=13日午後、首相官邸
 新型コロナウイルス感染拡大への対処に苦慮する菅義偉首相が13日、緊急事態宣言の対象地域拡大を決めた。

【図解】緊急事態宣言 11都府県に拡大

 感染状況が急速に悪化する大都市圏を中心に抑え込みを図る狙いだが、首相自身が7日に否定したばかりの対象拡大とあって、「1週間遅れた。後手に回った」(立憲民主党の枝野幸男代表)などと批判を浴びた。宣言の期限とした2月7日までに感染拡大を抑えられるかは見通せず、出口戦略も見えない。

 「先週の段階では、大阪の感染者が急増したのは直前のことであり、専門家からも原因を分析すべきだとの評価だった」。首相は対象地域の拡大を決めた直後の記者会見で、1週間足らずの方針転換をこう釈明した。

 これに先立つ衆院内閣委員会の閉会中審査では、立憲民主党の今井雅人氏が「発令基準がよく分からない。自治体から要請されると国が認める形で行われているようにしか見えない」と知事主導の対応を追及。西村康稔経済再生担当相は「緊迫した状況の表れだ」などと弁明に追われた。

 今回、対象に加えた7府県のうち、福岡を除く6府県で知事の要請が先行する形となった。首相は再発令を決めた7日の会見で、大阪などへの対象拡大を「現時点においてはそうした状況にはない」と否定。緊急事態宣言の再発令自体も、昨年末までは慎重姿勢を示していた。

 政府関係者によると、首相は対象地域を追加するに当たり、西村氏と12日に協議。要請がなかった福岡県を対象とした。人口が集積する大都市圏として大阪府や愛知県などを指定するのに合わせた形で、政府が主導した例外的なケースとなった。

 福岡県の関係者によれば、西村氏は12日、小川洋知事に電話で、感染拡大を抑えるため福岡を対象としたいと伝達。知事は消極的だったが、西村氏は「(今後は)追加指定は考えていない。最後の船だ」と押し切ったという。

 ただ、感染拡大は衰えを見せておらず、今後も対象を広げずに済む保証はなさそうだ。一貫性を保てていない政府対応は既に厳しい批判を招いており、不用意な発言は政権を一段と窮地に追い込みかねない。西村氏の発言を伝え聞いた自民党幹部は「余計なことを」と不快感をあらわにした。

 首相は7日の会見で「1カ月後には必ず事態を改善させる」と決意を示していたが、解除の目安は感染状況が2番目に深刻な「ステージ3」相当。東京都に当てはめれば、13日に1433人に上った新規感染者数を、500人以下に減らす必要がある。人々の「コロナ慣れ」や自粛疲れから十分な効果が期待できないとの指摘もあり、政府内でも「期間を延長せざるを得ないだろう」(関係者)との見方は根強い。

 首相は一度決めたことは「ぶれない」ことを信条としてきたが、コロナ対応ではここへきて次々と方針転換を強いられている。残り1カ月足らずで「約束」を果たせるのか。首相は正念場に立たされている。

6150名無しさん:2021/01/14(木) 11:43:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eb1a1d1a8dc8c5776892bc83108b8134487b0eb
菅政権の支持率急落で注目される首相より偉い「あのドン」
1/14(木) 7:00配信

自民党の二階俊博幹事長が12月14日に菅義偉首相ら8人と行った“ステーキ会食”が世間から批判の集中砲火を浴びた。自民党ベテラン議員の1人は「政治家は変なところで、自分の力を見せつけたがる。あの会合では、菅さんを呼びつけて自分の力を見せつけたかったのだろう」と語る。

実際、昨秋には、毎週月曜日の夕方に開かれる自民党役員会でこんな風景が続いたという。閣議前の閣僚懇談会でもそうだが、たいてい党総裁(首相)が最後に入場する。事前に着席して待っていた着席者は、党総裁(首相)の入場に合わせて起立して出迎える。ところが、秋の自民党役員会で最後に現れたのが二階幹事長だった。おぼつかない足取りで二階氏が現れると、先に席に着いていた菅氏が立ち上がり、「ご苦労様です」といった風情で出迎えたという。この光景に初めて出くわした他の出席者は、驚いたものの、「まあ、二階さんもお年だから、そういうこともあるよな」といった反応だった。

だが、この「二階幹事長が最後に登場」という役員会が2度続いた。参加者たちに「二階氏は確信犯だ」という雰囲気が広がった。関係者の1人は「1度遅れて総裁に迷惑をかけたら、誰でも恐縮して次から気をつける。2度続けたということは、意図的だとみられても仕方がない」と語る。

二階幹事長の行動の是非はさて置き、政治家はこのように自分の力を誇示するのが大好きだ。駆け出しの政治記者だったころ、つまらない仕事だが、よく「紙取り合戦」に巻き込まれた。役所が発表する政策資料を他社よりも早く入手して報道するという競争だ。どうせ、役所が発表するのだから、そんなことをするより、役所が隠そうとしている話を追いかける方が重要なのだが、下っ端記者にそんなことを言う力はない。命ぜられるがまま、ヤギになった気分で、あちこちに紙(ペーパーともいうが、政策資料のこと)取りに出かけた。

その際、「なるべく上流に行く」というのが取材で得た知恵だった。一番下流は記者会見。役所は、政治家から「そんなこと聞いてないぞ、俺は」と言われるのが一番いやなので、力のある政治家から順に説明する。最初は首相、次は自民党の派閥の長、次に族議員のボスといった具合だ。だから、自分の力が及ぶ限り、上流に泳いでいく。

このとき、私がたびたび世話になった政治家は、やはり、自分の力を誇示するのが好きだった。議員会館に出かけて、「紙をください」と頼むと、「よしきた。ちょっと待ってろ」と頼もしい返事が返ってくる。すると、この議員はその場で役所に電話をかけ、局長あたりを呼び出す。私が聞いているのを知ったうえで、「○○君、すぐにその紙持ってきてよ」と頼む。「どうだ、俺は役所を動かす力があるんだぞ」と記者に見せつけたかったのだろう。

6151名無しさん:2021/01/14(木) 11:44:05
>>6150

政治家に似ている職業は……
政治家は特に、同じ政治家のなかで、誰が力を持っているのか、すぐに品定めに走るところもある。海外勤務をしていた頃、日本大使館の知人が浮かぬ顔をしていた。日本からやってくる国会議員に怒鳴られたという。議員交流の夕食会の座席表を送ったところ、「なんで俺が、あいつより下座なんだ」と激高された。多数の議員が参加する席順は本当に難しい。それぞれが、当選回数や政治経歴、年齢など、自分に有利な数字を突きつけて、少しでも上座に行こうとするからだ。

この知人は疲れた顔で「政治家と芸能人とヤクザってどこか似ているがありますよね」とぽつりと漏らした。この3つの人種は、いつも人から見られているという共通点がある。自ずと、自分の存在をアピールしようと力が入る。芸能人は、とにかくカメラの中の立ち位置がセンターに行くように、遮二無二がんばる。ヤクザも、着る服や食べ物にカネをかけて目立とうとする。ライバルのヤクザより、1円でも高いものをおごってみせようともする。ヤクザを長年取材している知人によれば、やはり、「相談を依頼してくる人の目の前で電話をしてみせる」ことで権力を誇示してみせるのだという。

そして今、自民党は菅政権の支持率急落もあって、政治家同士の間で「力の見せつけ合い」「力の品定め」が始まろうとしている。永田町を歩いていると、「二階さんはポスト菅のカードに野田聖子議員と石破茂議員を考えている」とか、「最近、麻生太郎財務相が茂木敏充外相とよく会っているようだ。岸田文雄元外相も有力だろう」といった根拠があるのかないのかわからないような「うわさ」をあちこちで聞く。

最近、「菅内閣の支持率の落ち方は、麻生内閣のそれと似ている」という話もよく出る。ただ、麻生内閣の頃は自民党の支持率も一緒に落ちていったが、今回は自民党の支持率はそれほど落ち込んでいない。

現在、4割ちょっとの菅内閣の支持率が、4割近い自民党支持率を下回る事態になれば、いよいよ、「菅総裁の看板では選挙を戦えない」という声が高まり、政治家の力の見せつけ合いが始まるだろう。

牧野 愛博

6152チバQ:2021/01/14(木) 16:05:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f51a7d3b7ce8f967af77326beee29f983451fdd

菅首相、高まらぬ発信力 年末の訴え不発、与党にも不満
1/14(木) 12:34配信
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発信力不足批判で逆風が強まる菅首相
 菅義偉首相は首都圏の1都3県への緊急事態宣言発令から1週間足らずで、対象エリア追加を迫られた。昨年末に「静かな年末年始」を訴えたものの、新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、発信力不足を改めて露呈。新型コロナ特別措置法改正やワクチン接種を政権浮揚につなげる考えだが、感染拡大を止められなければ、浮揚どころか政権への逆風は強まる。

 首相は13日の記者会見で、不要不急の外出を「午後8時以降だけではなく日中も控えてほしい」と要請した。同席した政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長も、すかさず「私どもが今最もやるべきことは、昼夜を問わず外出をなるべく控えることだ」と補った。

 事務方の用意した資料に目を落として読む首相の姿はこれまでと変わらない。記者席から「当ててください」と挙手が相次ぐ中、会見は41分で打ち切られた。

 首相は7日の会見では、午後8時以降の外出自粛を力説していた。政府の基本的対処方針は日中も含めた自粛を求めていたものの、宣言後初の休日となった9〜11日の繁華街などの人出は、昨春の緊急事態宣言発令時より減り幅が小さかった。与野党から「必要な対策が国民に伝わっていない」「宣言の効果が出ていない」などと批判が上がる。

 昨年12月25日の会見でも「静かな年末年始をお過ごしをいただきたい」と呼びかけたが、首都圏のほか、大阪府や愛知県で年明け以降も感染が拡大。過去最多の感染者を更新するなど、首相の発信が国民に届いているとは言いがたい。

 発信力を高めようと、首相は年末年始からテレビやラジオ番組に積極的に出演。内閣記者会の取材依頼にも応じるようになった。だが…

6153名無しさん:2021/01/14(木) 19:11:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/92980a1b9f0cbd53aaa2b579deadbb8ddc7264bb
田崎史郎氏 石破氏の大人数会食に「永田町の会食文化…自分が批判されているような気分」
1/14(木) 12:31配信

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が14日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。自民党の石破茂元幹事長が、東京など1都3県で新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が始まった今月8日に、福岡県内で大人数の会食に参加していたことについて言及した。

 会食について、週刊文春がウェブサイトで報じ、石破氏は「国民の皆さまへの十分な配慮が足りなかった。深くおわび申し上げたい」とのコメントを発表した。週刊文春によると、石破氏は8日夜、山崎拓・元自民党副総裁ら9人で約2時間にわたり、福岡県内のふぐ料理店で会食したという。自民党は同日、所属議員に飲食を伴う会合への参加自粛を求める通達を出していた。

 田崎氏は「僕なんかは永田町の会食文化にどっぷり浸かってたんですけど、自分が批判されているような気分になりますね」と言い、「緊急事態宣言が出された翌日で、二階幹事長が通知を出した日にぶつかってしまったんですね。2、3日前だったら、これほど大騒ぎにならなかった感じがする。間が悪いというか運が悪いというか、いじめられやすい石破さんにちょっと同情します」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/794cbd2057ae203fd44e477578707fc767b283ae
田崎史郎氏、会食問題浮上の石破元幹事長は「間が悪いって言うか、運が悪いって言うか」
1/14(木) 14:02配信

 14日放送のTBS系「ひるおび!」(月〜金曜・午前10時25分)では、自民党の石破茂元幹事長(63)が東京など1都3県で新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が始まった今月8日、福岡県内で大人数の会食に参加。「国民の皆さまへの十分な配慮が足りなかった。深くおわび申し上げたい」との謝罪コメントを発表した一件を特集した。

 コメンテーターで出演の政治ジャーナリスト・田崎史郎氏(70)は「ちょうど緊急事態宣言が出された翌日で、二階(俊博)幹事長が(会食自粛の)通達を出した日にぶつかってしまったんですね。2、3日前だったら、これほど大騒ぎにならなかった気がするんですけど…。まあ、間が悪いって言うか、運が悪いって言うか、いじめられやすい石破さんに、ちょっと同情しますけどね」と苦笑しながら話した。

報知新聞社

6154チバQ:2021/01/15(金) 10:32:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff10233a624141b31627ceb74b79735145dafec0
菅首相の継続「固執」で迷走 ビジネス往来停止の舞台裏 新型コロナ
1/15(金) 7:11配信
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首相官邸に入る菅義偉首相=14日午前、東京・永田町
 菅義偉首相がビジネス往来の全面停止に踏み切った。

 政府内では昨年末の新型コロナウイルス感染者の急増を受けて検討が始まっていたが、首相は経済への影響や相手国との関係を考慮して継続に固執。世論や自民党内の声に押されて、13日の記者会見で停止を表明したが、同党内からは判断が遅いとして公然と批判の声が上がった。

【グラフ】新型コロナウイルス 都道府県別感染者数・死者数

 「先生方の意見が政府の背中を押した」。14日の自民党外交部会で、佐藤正久部会長はこう誇示。だが、在留資格保持者の再入国は条件付きで認められたため、「水際が『水浸し』から『水漏れ』になったレベル」と苦言も呈した。出席者からは「もっと早くやるべきだった」との意見が続出した。

 自民党内では10月の衆院議員任期満了を控え、感染収束の兆しが見えないことにいら立ちが高まっている。下村博文政調会長は7日、緊急事態宣言再発令に合わせて外国人の入国を全面禁止するよう政府に申し入れたが、政府の対応は水際対策の強化にとどまった。このため12日の外交部会では、「首相は国民の声を聞けないのか」との反発も出ていた。

 政府関係者によると、年明け早々の段階で加藤勝信官房長官も「全て止めるしかない」との考えに傾いていた。だが、首相は「経済を動かし続けなければならない」と主張。ビジネス往来は「相手国との調整に苦労した。日本企業から『中国との制度を使いやすくして』と言われていた」(外務省幹部)との事情もあった。

 首相は自民党の二階俊博幹事長の意向も考慮したようだ。今月1日から13日までにビジネス往来で入国した外国人約1万7700人のうち、ベトナムが約8300人、中国が約4800人。二階氏は親中派として知られ、超党派の日越友好議員連盟の会長を務める。政府関係者は「往来停止は二階氏に相談が必要な案件」と明かした。だが、停止発表前日の12日、周辺から「宣言を拡大するのに、外国人を止めなければ批判される」と指摘され、首相は進言を受け入れた。

 首相の方針転換について、自民党竹下派の竹下亘会長は記者団に「どの判断をしても『遅い』と言われたり『早い』と言われたり。私たちは全面的に支えていく」と擁護。だが、閣僚経験者は「止めるならもっと早く止めれば良かった。ぶれている」と語り、自民若手は「官房長官時代ならこんな判断はしなかった。どうしたのだろう」と漏らした。

6155チバQ:2021/01/15(金) 13:22:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff22dae290864666cf0ac6d2a72e75f8c37b1cd
自民4派閥「そろって弁当」我慢…配布取りやめ・持ち帰り
1/15(金) 0:27配信



 自民党は14日、党内7派閥のうち4派閥が定例会合を開き、活動を再開した。所属議員がそろって弁当を食べ、結束を確認するのが派閥の伝統だが、コロナ禍での国会議員の会食に批判が高まっていることを踏まえ、各派ともメンバーが集まっての昼食は控えた。
 岸田派(47人)は約20人がオンラインを通じて会合に参加し、食事の提供自体を取りやめた。同派会長の岸田文雄・前政調会長は「国民に自粛をお願いするなら、議員自らが範を示さなければいけない」と会食自粛を呼びかけた。
 二階派と石原派は弁当を持ち帰る形としたが、竹下派は「持ち帰って議員同士で食べてしまう」として配布も取りやめた。同派議員からは「『一致結束、箱弁当』の伝統もしばらくは我慢するしかない」(中堅)とぼやきも漏れた。

6156名無しさん:2021/01/15(金) 13:36:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff22dae290864666cf0ac6d2a72e75f8c37b1cd
自民4派閥「そろって弁当」我慢…配布取りやめ・持ち帰り
1/15(金) 0:27配信

 自民党は14日、党内7派閥のうち4派閥が定例会合を開き、活動を再開した。所属議員がそろって弁当を食べ、結束を確認するのが派閥の伝統だが、コロナ禍での国会議員の会食に批判が高まっていることを踏まえ、各派ともメンバーが集まっての昼食は控えた。

 岸田派(47人)は約20人がオンラインを通じて会合に参加し、食事の提供自体を取りやめた。同派会長の岸田文雄・前政調会長は「国民に自粛をお願いするなら、議員自らが範を示さなければいけない」と会食自粛を呼びかけた。

 二階派と石原派は弁当を持ち帰る形としたが、竹下派は「持ち帰って議員同士で食べてしまう」として配布も取りやめた。同派議員からは「『一致結束、箱弁当』の伝統もしばらくは我慢するしかない」(中堅)とぼやきも漏れた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/717e282338abb60e581a0d4860dd6371a27748b9
結束確認の「箱弁当」は自粛 自民各派が今年初会合
1/14(木) 20:33配信

 自民党内の4派閥が14日昼、東京都内で会合を開き、年末年始で休止していた活動を再開した。

 毎週木曜日の定例会合で所属議員がそろって弁当を食べ、結束を確認するのが各派の「伝統」だが、新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出され、会食自粛が叫ばれる中とあって、いずれの派閥もメンバーが集まっての昼食は控えた。

 竹下派は手狭な派閥事務所から党本部の広めの部屋に場所を移し、「例会」を開催。同じ弁当を食べて連帯を確認する様子から、かつては「一致結束、箱弁当」とも評された同派だが、この日は「批判を受けかねない」(幹部)と缶入りのお茶しか振る舞われなかった。所属議員からは「弁当が一番の楽しみなのに」とぼやきも漏れた。

 岸田派の「在京議員懇談会」も飲み物のみ。岸田文雄会長は「国民に自粛を願うなら、議員が範を示さなければ」と語った。ただ、食事なしのせいか、集まったのは約15人。約20人は議員会館などからオンラインで参加した。

 一方、二階、石原両派は所属議員がそろっての食事は控えつつ、持ち帰り用の弁当を用意。二階俊博幹事長は「今年は選挙だ。靴底がすり減るぐらい歩け」と所属議員に檄(げき)を飛ばした。細田派など残る3派閥も来週以降、「3密」回避の工夫を施しながら今年の活動をスタートさせる。

6157名無しさん:2021/01/15(金) 13:37:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bb6b94f4a727befb921230510e9d8657014bdd0
下村氏は政局仕掛けられず 自民・山口氏
1/14(木) 16:12配信

 自民党の山口泰明選対委員長は14日、下村博文政調会長が4月に予定される衆参両院の2補選で同党が敗北すれば「政局になる」と発言したことに関し、「政局は仕掛ける人がいないと政局にならない。いま仕掛ける人はいないから。しっかりみんなで(菅政権を)支えよう」と述べた。

 党本部で記者団に語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/acf1d584543c451a33272ae69dc16583d94ae5c6
総裁選「石破氏出るべきだ」 自民・平氏
1/14(木) 18:57配信

 自民党石破派の平将明衆院議員は14日、日本記者クラブで会見し、9月に予定される党総裁選に関し、「石破茂元幹事長も意欲があれば出るべきだ」と語った。

 石破氏は昨年の総裁選敗北の責任を取り、派閥会長を辞任。党内には出馬は困難との見方もある。平氏は「われわれは菅義偉首相を支えるが、総裁選となれば誰かが出るべきだ」と指摘した。

6158名無しさん:2021/01/15(金) 14:33:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7e05cf53cde0c17c112e5ab361a67e795c7fcc6
世襲議員が3割の自民党が日本の活力を奪う? “いじめられたことも…”元キャリア官僚の二世議員が明かした複雑な胸中
1/14(木) 20:02配信

 このところ支持率が右肩下がりの菅政権だが、就任当初には菅総理が「非世襲議員」であることが注目と期待を集めた。安倍晋三氏や麻生太郎氏、福田康夫氏など、近年の総理大臣の多くが世襲議員だった中、菅総理が20年ぶりの“たたき上げ議員”だったからだ。

 菅総理自身、2009年には「ある大臣は“大正13年から一族で議席を預かっている”なんて言っていた。ある人は“世襲の権化で4代目だ”と話していた。自民党内では世襲の話はタブーだ。なぜなら3割以上がそういう人たちだからだ。しかし党内で自浄作用を働かさなきゃならない」と発言、世襲候補者の党公認に制限をかけるべきとの考えも示していた。

 ところが菅内閣の顔ぶれを見てみると、20人いる閣僚のうち、実に12人が世襲議員。去年11月の衆院予算委員会で立憲民主党の辻元清美議員に「世襲制限をして世代交代を図るという当たり前のことをやらないと自民党に未来はない(と言っていた)、それは今でも同じか」と問われた菅総理は「出馬する選挙区で党員投票をやって決めようとか、そういういろんなルールを作っている」と“トーンダウン”していた。

 自民党所属の宮路拓馬衆院議員(41)は、政界を引退した父・和明氏(80、鹿児島3区)の後継候補として2014年の総選挙に出馬。選挙区では破れたものの、比例九州ブロックで復活し初当選した。農水官僚だった和明氏が衆院選に初当選したのは、宮路議員が11歳のときのこと。そして父と同じ東京大学法学部に進学、卒業後は総務相に入省し、霞が関官僚となった。

 「父は(農水省を退官後)5年間は浪人、つまり無職だったので、当選したときに“親父は何かになったんだな”という思いはあった。そういう父の背中は見ていたし、周りの方に“期待しているよ”と言われたこともあった。それは嬉しくもあったが、冷やかされたり、場合によってはいじめられたりということもあった。だから思春期には反発もしたし、政治家はなるものではないとも思っていた。

 具体的に政治家になることをイメージしたのは就職を考えるときだったと記憶している。父から明確に“継げ”と言われたことは無かった。“阿吽の呼吸”のようなものだったと思う。ただ、“まだ早い。10年間は役所で法律や予算についてしっかり勉強しよう”という思いから、まずは霞が関の門を叩いた」。

6159名無しさん:2021/01/15(金) 14:34:04
>>6158

■宮路議員「自動的に議席を引き継げるというのは、やはり問題があると思う」
 選挙には欠かせない「地盤(後援会)、看板(知名度)、カバン(金)」の三バンを親族から受け継ぐことができた世襲議員。東京大学大学院の内山融教授(日本政治)によれば、会期中、非世襲議員の多くが平日は国会で活動、週末には選挙区に戻って祭りなどを回り有権者に顔と名前を覚えてもらおうと努力するのに対し、世襲議員なら週末も東京に残って勉強することができ、結果的に政策通の議員に育ちやすいというメリットもあるという。

 一方、数千万円規模にもなるという政治資金管理団体をそのまま引き継ぐ場合、相続税が一切かからないというのも強さの秘密と言えそうだ。「安定した政治資金があるということは、逆に言えば新しい考えを持った候補者、政策的な知識はあるがネットワークや資金面で弱い候補者が新規参入しにくくなるこということでもある」(内山教授)。

 宮路議員の場合、自身の選挙において世襲のメリットを感じる機会はあまりなかったという。しかも世襲とはいえ、父子揃って東大法学部卒の元キャリア官僚という経歴。「色々な思いはあるが、自動的に議席を引き継げるというのは、やはり問題があると思う」と明かす。

 「確かに地元や永田町では、皆さんが“宮路”という名前を知っているし、“お前の親父には世話になった”と言っていただけることもある。そこをゼロから築き上げるのは大変だろうし、その意味で私は恵まれていると思う。しかし父は初出馬で落選を経験するなど苦労もしていたし、お金の面でも余裕があったとは思わない。世襲というのは批判を浴びてなんぼだが、私も経歴からは見えない失敗も数多くしてきたし、努力してきた自負もある。しかも選挙では大敗し、比例復活で当選させてもらった立場だ。人口減少に伴う議席減によって選挙区が無くなった関係で、今は立憲民主党の川内博史議員がいる地域で新人のように活動をしている。さらに党の公認を争っている相手は、図らずも世襲の方(保岡興治元衆院議員の長男・宏武氏)だ」。

 宮路議員が大学生だった2003年、和明氏が地元の集会や農家に挨拶回りをする様子を密着取材したテレビ朝日の平石直之アナウンサーは「政治家って、自分がしたいことを高々と掲げて活動しているというイメージを持っていたが、有権者が何を求めているのか、ひとりひとりの話を一生懸命に聞いている姿が印象的だった。逆に言えば、選挙が危うくなると自分のやりたいことにじっくりと取り組むこともできなくなるということだと思う。その意味では、地盤がしっかりしているということは大事なことだと感じた」と振り返る。

 当時は父親の仕事ぶりに今ほど関心が無かったという宮路議員だが、「父は自分のやりたいことよりも、人々を望むことを仕事にしていく人だったと言われる。私もそのスタイルを継いでいくのかもしれないと思っている。私の新しい選挙区は、鹿児島の中でも都市部だ。そこでの有権者のニーズは、父から引き継いだ選挙区とは全く違っていて、女性や子どもの問題や障害、福祉の問題など、ある意味では今までの自民党っぽくない政策だ。しかし、これこそが今の日本社会に求められている政策だと思っているし、女性やLGBT、障害のある方が政治の場に出てきている今の変化を一過性のものにしないための努力が求められている。それが普通の世襲政治家にはない、自らフロンティアを切り開かなければならない私の立場だと思っている」と強調した。

6160名無しさん:2021/01/15(金) 14:34:14
>>6159

■夏野剛氏「世襲議員が多い国会で格差の問題が議論されるだろうか」
 東大法学部卒の元通産官僚でもある八幡和郎・徳島文理大学教授は「日本の世襲は“いいところ”だけ引き継げるのが良くない」と指摘する。

 「政治資金の問題もそうだが、“悪いところ”、“悪い評判”は引き継がない。例えば田中角栄さんの跡を継いだ眞紀子さんに対して、誰もロッキード事件の事を聞かない。これは外国ではあり得ないことだと思う。そんな世襲議員の多い自民党が、日本の政治を“バカ殿政治”にしている。つまり親の真似をして、それらしくはやれるが、専門知識があるとか、それなりに苦労してきた、ということもないので、本当に突っ込んで物事を考えられない。田中角栄さんには学歴がなかったが、周りに福田赳夫さんや中曽根康弘さんといったレベルの高い人たちがいたから、一生懸命勉強して負けないようにやってきた。それが今は世襲の人ばかりだから、あまり難しいことを言うと嫌われる。

 平成の時代がダメだった理由は、世襲の政治家たちが“まあいいじゃないか”と済ませてきた。その結果、日本の経済成長率は平成30年間で世界201位、ほぼ最下位だ。自民党は各選挙区で候補者を決めるのではなく、他党のように基本的には党が決めるようにすれば良いのではないか。そうすれば優秀な世襲の方をお父さんとは別の選挙区で出すこともできるし、女性比率を高めることにも繋がると思う」。

 同じく東大法学部を卒業後、父の跡を継いで大王製紙の3代目となった井川意高氏は「自分のことを棚に上げるわけではないが、閣僚名簿を見ていると、確かにおじいさん、お父さんたちの名前や顔が浮かんでくる。ただ、世襲にも大きく分けて二つあると思う。一つは、初めに叩き上げの人が政治家になり、その親族も政治家になっていったパターン。もう一つは、麻生さんや平井さんなど、地方で企業グループを経営しているような地元の有力者一族の出身というパターン。後者については貴族院議員のようなものを復活させればいいと思うが(笑)、いずれにしろ世襲ばかりが増えれば国の活力が失われてしまうと思う」とコメント。

 慶應義塾大学特別招聘教授でドワンゴ社長の夏野剛氏も「東京に生まれ育って、一度も地元に住んだことがないのに、親の地盤を引き継いでトップ当選した、というようなパターンを見ると、果たして地元の声を本当に代表していると言えるのだろうかと思う。今の日本は、親の資産によって学歴や人生が大きく違ってきてしまうという、ストックの格差が大きな国になってしまった。しかし世襲議員が多い国会で、そういう問題が議論されたり、制度改正が行われたりするだろうか」と訴えていた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

6161名無しさん:2021/01/16(土) 12:25:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/92daa8731cd9a1320db7ec19c16ca1a704324c59
自民党・岸田文雄前政調会長 続く試練打破へ「良き軍師」を周辺に置けるか 昨年の総裁選で情報力不足と戦術立案能力欠く
1/15(金) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 岸田文雄前自民党政調会長は、昨年9月の自民党総裁選で2位になったが、その後、選挙対策や公認調整をめぐり、指導力に疑いが持たれている。

 その1つは、連立与党を組む公明党が斉藤鉄夫副代表(中国比例)を、一方的に次期衆院選の広島3区に擁立することを決めたことである。

 同選挙区は、一昨年の参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で公判中である河井克行元法相の選挙区だ。同氏は岸田派所属ではないが、「広島県は岸田派(宏池会)の牙城」との理由で、岸田氏の対応が注目されることとなった。

 しかし、公明党が候補者擁立の理由としている大規模買収事件は、無理やり2議席獲得を狙った二階俊博幹事長ら党執行部に背景があり、岸田氏の責任ではない。さらに、同県連会長は宮沢洋一元経産相で、岸田氏は県連顧問に過ぎない。にもかかわらず、なぜか岸田氏に話が振られている。

 もう1つは、衆院静岡5区の公認問題である。同区自民党支部長の吉川赳内閣府政務官は岸田派の若手だが、小選挙区で3連敗している。そこに、民主党から民進党、希望の党と渡り歩きながら吉川氏を破ってきた無所属の細野豪志氏が二階派に所属し、自民党からの出馬を意図しているのである。

 もし、選挙を仕切る二階氏が、自民党にも所属していない細野氏を公認するようなことになれば、岸田氏の派閥領袖(りょうしゅう)としてのメンツは丸つぶれとなる、というわけである。

 だからといって、岸田氏が首相候補から外れるかと言えば、答えは「否」である。首相や総裁は公認調整や選挙対策が本務ではなく、国の行く先を示し、国民をまとめていくことが仕事である。

 安倍晋三政権の下で外相を4年、自民党の政策責任者である政調会長を3年も経験した岸田氏が、その有資格者であることに変わりはない。「政界、一寸先は闇」の世界である。万が一、菅義偉首相に何かがあった場合、現時点では、岸田氏はやはり最有力候補者なのである。

 昨年の総裁選では岸田氏の対応が遅れ、菅氏の後手に回った観は否めない。情報力不足と戦術立案能力を欠いていたというべきであろう。諸葛孔明不在の劉備玄徳のごとく、優秀な武将がいても軍師不在では戦いには勝てないのである。

 歴代の政権には、必ずそうした役回りを果たす立場の存在がいた。現時点の岸田氏には、そうした存在はいないように見える。

 これでは何度チャンスがめぐってきても、昨年と同じことになるだろう。「良き軍師」を周辺に置けるかどうか。岸田政権実現の成否は、そこにポイントがあるように思える。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6162名無しさん:2021/01/16(土) 12:28:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/0683edacf620cff6ad1e6bab2c2194ccec458bfa
強まる「菅首相への逆風」…補選見送り、閣僚経験者「負けのダメージ避けた?」
1/16(土) 5:05配信

 自民党が、吉川貴盛・元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙の候補者擁立を見送ったのは、「政治とカネ」の問題で批判を浴びる中、苦戦は避けられないと判断したためだ。自らに近い吉川容疑者の在宅起訴を受け、菅首相への逆風は一層強まっている。

 「国民に心からおわびを申し上げたい。公党として責任を強く痛感している」

 山口泰明選挙対策委員長は15日の記者会見で、こう陳謝した。公明党も同日、同補選に候補者を擁立しない方針を示したため、与党の不戦敗が事実上決まった。

 自民党内では、吉川容疑者の長男の北海道議の擁立を模索する動きや、鈴木貴子衆院議員(比例北海道)を推す声があった。地元の道連支部は札幌市議の擁立に動いていた。

 ただ、北海道はもともと野党が強い地盤を持つ。野党は候補者の一本化に向けた調整を進めており、党内からは「誰が出ても勝つのは難しい」との声が上がっていた。自民党幹部は「補選を戦って有権者に憎まれるより、次期衆院選に備えた方がいいという判断だ」と語った。

 4月25日には、立憲民主党の現職議員の死去に伴う参院長野選挙区の補選も予定されているが、こちらも苦戦必至とみられている。首相は新型コロナウイルス対策で苦境にあり、閣僚経験者は「二つとも負けて政権がさらにダメージを受けるのを避けたのだろう」と指摘する。

 吉川容疑者は、首相と衆院議員の初当選同期で、昨年9月の党総裁選では、菅陣営の選対事務局長を務めた。立民の安住淳国会対策委員長は記者団に対し、「連帯責任も含めて国会で厳しく追及していきたい」と述べ、首相の責任を問う考えを示した。

 さらに、首相を支える二階幹事長への影響も指摘されている。吉川容疑者は直前まで二階派に所属し、事務総長を務めていた。同派は総裁選で菅政権誕生の流れを作ったが、所属議員に「政治とカネ」を巡る問題が相次いでいる。他派閥には「幹事長派閥としてのおごりがある」(若手)と不満がくすぶっている。

6163名無しさん:2021/01/16(土) 12:29:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee8ac8431c19de6ada2f2a94f85bb8fea435ccfa
補選「不戦敗」で痛撃回避 内閣支持急落、苦境一段と 春解散論下火に〔深層探訪〕
1/16(土) 8:32配信

 4月25日投開票の衆院北海道2区補欠選挙まで3カ月を残し、自民党は候補者擁立を断念した。収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農林水産相の議員辞職に伴う選挙とあって、逆風は必至。同日選となる参院長野選挙区補選も旗色が悪く、2敗すれば政権に深刻な打撃になるとみて「不戦敗」を選択した。新型コロナウイルス対策への批判を背景に内閣支持率の低下にも歯止めがかからず、菅義偉首相の苦境は一段と鮮明になった。

 ◇「2敗よりまし」
 「今回の事態を重く受け止め、深く反省し、有権者の信頼回復に努めることを優先すべきだと考えた」。首相は15日、擁立見送りの理由について記者団にこう説明した。

 自民党細田派中堅は「2敗するより、一つを不戦敗にした方がダメージは少ない」と、同時に行われる参院補選も勝ち目がないとみていることを明かした。公明党の石井啓一幹事長も記者会見で「厳しい補選」と認めた。

 自民党は、「桜を見る会」をめぐる問題で安倍晋三前首相の公設秘書(当時)が略式起訴されたばかり。菅政権は立て続けに「政治とカネ」の問題に見舞われている。固い地盤を誇った立憲民主党の羽田雄一郎元国土交通相の死去に伴う参院補選は、立憲にとって「弔い合戦」となり、自民党が議席を奪還するのは困難との判断だ。

 コロナ対策に手を焼く政権の苦境を、内閣支持率の急落が映し出す。時事通信の1月の世論調査で、支持は34.2%と前月から8.9ポイント下落。不支持は39.7%で、初めて支持を上回った。「危険水域」とされる30%割れも目前に迫る。

 自民党内では「コロナ対応は誰がやっても批判される」(麻生派中堅)と首相を擁護する声もある。だが、党国対幹部は18日召集の通常国会で首相が野党の追及の矢面に立たされ、「支持率はさらに下がる」とみる。「『菅首相で衆院選は戦えない』という声が出てくるかもしれない」と漏らした。

 ◇五輪開催に悲観論
 自民党内では衆参補選に合わせた衆院解散・総選挙論が取り沙汰されていたが、衆院補選を不戦敗としたことで、こうした見方は下火になりそうだ。擁立見送りは、解散権を握る首相と、二階俊博幹事長も了承済みだ。感染収束の見通しが立たず、4月の衆院選は困難との見立てもある。若手議員は「4月はもうないんだろう」と語った。

 次のタイミングは7月22日の任期満了に伴う東京都議選との同日選だ。同23日から東京五輪が予定通り開催されれば、事実上の任期満了選挙となる秋の解散を避ける最後のチャンスとなるが、都議選に集中したい公明党が難色を示す。ここを逃すと、パラリンピックが閉幕する9月5日より後しかない。

 秋の段階で東京五輪とパラリンピックが成功裏に終了していれば、政権に追い風となる可能性もある。だが、感染拡大を抑え込めない現状から、政府・与党内では開催そのものへの悲観論が急速に広がっている。中止となればコロナ対策の失敗を意味し、政権は窮地に追い込まれかねない。首相は自身の手で解散どころか、9月末に任期を迎える党総裁選での再選もおぼつかない。

 V字回復を繰り返した安倍政権を引き合いに、政府関係者はこう語った。「支持率は今後も上がる要素はない。菅首相は外交でも得点を挙げられないからきつい」

6164名無しさん:2021/01/16(土) 12:29:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4afff2ca5a55815d58eecb99b751ba57b9df6ab0
要職歴任も資質問う声 過去に口利き疑惑 身内びいきの評も・吉川元農水相
1/16(土) 7:14配信

 吉川貴盛元農林水産相(70)は、北海道議を経て国政入り。

 経済産業副大臣や農林水産副大臣などを歴任し、昨年9月に自民党二階派の事務総長となり党内での存在感も高まっていたが、12月の疑惑発覚後に議員辞職した。以前から口利き疑惑や地元で親族をひいきする姿勢には資質を問う声も上がっていた。

 「クリーンなイメージだった」。札幌市幹部は吉川氏の印象についてこう語る。震度7を記録した2018年の北海道地震では、仮設住宅の建設や停電復旧などに尽力したといい、「北海道のために尽くしてくれた」と語った。

 ただ、カネをめぐるうわさは以前から出ていた。農水相就任前には、太陽光発電所設置業者による補助金詐取事件をめぐり、補助金決定で口利きした疑惑が浮上。就任後の会見で質問されると「お答えしようがない」とかわした。

 党北海道連会長を務めた地元政界でも、独断専行だとの批判が集まっていた。引退する道議の選挙区に次男を出馬させようと画策。道連役員の多くが抗議の辞表を出す騒動に発展し、撤回された。関係者は「立場を利用した公私混同が甚だしい」とあきれる。

 こうした行動の背景として、菅義偉首相との関係を指摘する声もある。道連関係者は「総裁選では、石破茂元幹事長を支持する人もいたのに地元分の3票をすべて菅さんに入れると言って聞かなかった。菅さんの顔を立てることしか考えていない」と話す。

 吉川氏は現金受領疑惑が浮上した昨年11月下旬、不整脈を理由に入院。12月2日、「治療に専念しなければならない」として党の全ての役職を辞任する意向を示し、同22日に衆院議員を辞職した。

6165名無しさん:2021/01/17(日) 12:00:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/733bab6f8e9929e90b621d128aa37caaadb113bd
首相、深まる孤立感 就任4カ月 言い間違い連発、悪循環
1/16(土) 17:04配信

 16日で就任から4カ月を迎える菅義偉首相が孤立感を深めている。新型コロナウイルス対応が後手に回り、支持率の下落が続くが、官邸内で首相に意見具申できる空気は薄く、蜜月だった自民党ともすきま風が吹き始めている。首相は重要案件で言い間違いを連発するなど、負の連鎖から抜け出せずにいる。

 首相は15日朝、日課の散歩をこなし、官邸で閣議に出席。午後には田村憲久厚生労働相らとコロナ対応を協議し、複数の議員らと面会をこなした。年末から休み返上で働いており、せき込む場面が目立つなど、官邸内からは疲労を懸念する声も出ている。

 首相周辺は「体調は問題ない」と話すが、目立つのが言い間違いだ。13日の記者会見で医療提供体制の逼迫(ひっぱく)を改善する法改正について問われ、首相は「国民皆保険を続けていく中で今回のコロナがあり、検証していく必要がある」と発言。ネットで国民皆保険の見直しに言及したとの臆測が広がり、加藤勝信官房長官が翌日の会見で火消しに追われた。

 13日の政府対策本部でも緊急事態宣言を発令する地域について「福岡」を「静岡」と発言。厚生労働省幹部は「問題なのは間違ってもすぐに訂正しようとする官僚がいないこと。半分は怒られたくないから、半分はこの人を守っても仕方がないという空気になっている」と推測した。

 周辺が萎縮して意見を言えず、トップの言動が物議を醸す。こうした悪循環を生んだ一因とささやかれるのが官邸内の体制だ。歴代首相の事務担当秘書官は通常、省庁の局長級の幹部が務めてきた。安倍政権時の秘書官は「首相を交えてガンガン意見交換する場面があった」と振り返る。

 一方、菅内閣の事務秘書官5人中4人は官房長官時代からの昇格。課長級で年次が若く、首相が「政策も国会対策もおれがやる」と周囲に語る中、自由に意見具申できる空気はない。

 首相は状況打開のために元日付で政務担当の秘書官を交代させた。財務省出身の官房長官時代の秘書官を起用し、省庁とのパイプを強化する狙いがあったが、別の首相秘書官経験者は「政務秘書官は党との窓口や選挙対策が主な仕事。省庁の調整を求めるのは妥当なのか」と首をかしげる。

 良好とされてきた党との関係も微妙だ。後見役の二階俊博幹事長は、首相が観光支援事業「Go To トラベル」の全面停止を発表した際に「勝手にしろ」と周囲に激怒。首相は多人数でのステーキ会食を批判された12月14日以降、二階氏と会食していない。今月13日の党外交部会では米連邦議会議事堂をトランプ大統領の支持者らが一時占拠した事件で、首相が強いメッセージを発しなかったことに不満が噴出した。

 数少ない相談相手は麻生太郎副総理兼財務相。5日には官邸で食事を共にした際、コロナ対策による財政悪化を心配する首相に麻生氏は「財政は気にせず、ドーンとやれ」と激励した。首相の漢字の読み間違いやバー通いなどで支持率が短期間で急落した麻生政権と比較する向きも多い。

 政府関係者は「同じ表情をしていても4カ月前なら切れ者だと思ってたのに、今は『大丈夫かこの人』と思ってしまうのが政治の怖さだ」と話す。「仕事人」のさえを見せられない首相を見る目は厳しさを増している。(石井努)

6166名無しさん:2021/01/17(日) 19:07:03
https://www.nikkansports.com/m/general/column/jigokumimi/news/202101090000058_m.html
西村に責任押しつけ、細田派も分断/政界地獄耳
[2021年1月9日9時56分 ]

★言葉足らずの発言や、1日には門松の横にタキシード姿で立つ写真とともに、「新年おめでとうございます。宮中の新年祝賀の儀に参列してまいりました」とネットに投稿。「マスクしろ」と炎上した。言葉が軽く根回しが下手。調子に乗りやすいといえば経済再生相でコロナ担当・西村康稔。最近は首相・菅義偉に代わり、7日には衆院の議院運営委員会に緊急事態宣言の事前報告で答弁。本来首相が国民に説明し、協力を訴える役割を一括して担っている。

★都知事・小池百合子にあしらわれながらも首相の信任が厚いことに、政界では前首相・安倍晋三の側近だと思っていたが、官房長官・加藤勝信が伸び悩む中、目下大売り出し中という評価なのだろうか。自民党中堅議員が言う。「コロナ禍になる前は暇さえあればパーティーばかりやっているイメージ。そつなく動き回り、上昇志向が強い。経産省の先輩にはぺこぺこしていると思っていたが、早くから総裁選に出馬。安倍退陣の総裁選でも構えを見せたが、次はかわいがられている菅に代わる総裁選挙に出馬するのだろうか」と党内の評判がいいわけでもなさそうだ。

★「それにはもうひと裏ある」とは西村が所属する清和会(細田派)の幹部だ。続けて「1月4日に首相に呼ばれた西村は『君が僕の代理だから』と緊急事態宣言発出の国会説明役をまかせるためにおだてられた。西村はすっかり舞い上がり清和会会長・細田博之に相談というよりもっぱら自慢。それを耳にした派閥幹部でポスト菅を狙う党政調会長・下村博文が『貴様ごときをポスト総理にはしないぞ』となって5日の『4月の補選に負けると菅政権にとって大ダメージになる。その後は政局になる可能性もある。補選の時に解散・総選挙もあるかもしれない』という発言につながった。これで緊急事態宣言発出が失敗しても西村のせいにできるし、細田派の分断もできる」。首相はなかなかしたたかだ。(K)※敬称略

6167チバQ:2021/01/17(日) 19:39:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/392814c094b627e8281c72079ff6845cacf34c3e
高まる「後手」批判…支持率急落の菅政権、道険し 衆院解散いつ? 通常国会あす召集
1/17(日) 11:52配信

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西日本新聞
国会議事堂

 通常国会が18日、召集される。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発出される中、政府、与党は対策の柱となる2020年度第3次補正予算案と、コロナ特別措置法改正案の早期成立にまずは全力を傾ける。ただ、政府の一連の対応に「後手」との批判が高まっており、「政治とカネ」を巡る問題も再燃し、野党の厳しい追及は必至。内閣支持率が急落している菅義偉首相は次期衆院選の時機も見据えつつ、きわどい国会運営を強いられそうだ。

【関連】国民に届かない「自粛」メッセージ

 会期は6月16日までの150日間で、夏に東京都議選と東京五輪を控えており、会期延長は困難とみられている。開会日の18日に首相が施政方針演説し、それに対する衆参両院の各党の代表質問は20日から3日間となる。

 序盤の注目点は、第3次補正予算案の成立後に審議入りするコロナ特措法改正案だ。緊急事態宣言下で休業、営業時間短縮に応じない事業者に50万円以下の過料を科す罰則を導入する内容だが、野党には否定的な意見もあり、攻防が予想される。政府は2月上旬の成立を目指すが、法律の周知期間があるため、緊急事態宣言期間の2月7日までの施行は難しい見通し。

 野党は、観光支援事業「Go To トラベル」の全国停止、緊急事態宣言の再発出、入国制限など水際対策の強化のタイミングが遅いなどと、政府のコロナ対応をただす。

 「政治とカネ」の問題では、召集直前の15日に吉川貴盛元農相=衆院議員を辞職、自民党離党=が収賄罪で在宅起訴され、親しい関係だった首相に打撃となった。野党は「吉川氏の国会招致は不可欠だ」(立憲民主党幹部)と息巻き、加えて、安倍晋三前首相側による「桜を見る会」前日の夕食会費用補填(ほてん)問題も重ねて取り上げ、攻勢をかける。

 10月に衆院議員の任期満了を控える今年は、首相がいつ衆院解散に踏み切るかが政治の最大焦点。

 通常国会会期中の4月25日には、衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙がある。自民は北海道2区の候補擁立見送りを決めたが、長野選挙区には擁立する方向だ。ここに衆院選をぶつける同日選の可能性もささやかれるものの、公明党の石井啓一幹事長は「仮に厳しい補選をしのぐためであれば、意図はすぐ見透かされる」とけん制している。

 デジタル庁創設に向けた関連法案などを着実に成立させ「働く内閣」をアピールし、閉会後には東京五輪・パラリンピックを成功に導き、その実績を掲げて秋に解散-というのが最もあり得るシナリオ。だが、最近の報道各社の世論調査では、内閣支持率を不支持率が上回る結果が相次ぐ。さらに支持率が続落していけば、与党内から「菅総裁の下では総選挙を戦えない」との声が噴出して政局になる可能性もゼロではない。まずは、早期に新型コロナを収束に向かわせられるか否かが、首相の命運を握る。 (森井徹)

西日本新聞社

6168チバQ:2021/01/17(日) 19:40:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a7ec5e5f92d7f204cde1e6530bded1458e9354f
総理首席秘書官が3か月半で異例の交代 近づく官邸崩壊の足音
1/17(日) 11:05配信

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NEWSポストセブン
異例の早さで政務秘書官を交代させた背景とは(写真/共同通信社)

 菅政権がコロナ対策の甘さで窮地に陥っているが、官邸崩壊も近づいているようだ。元日、首相官邸で異例の人事が発令された。「総理首席秘書官」と呼ばれる政務秘書官の交代だ。菅事務所の秘書である新田章文氏が辞職し、後任に財務官僚で内閣審議官を務めた寺岡光博氏が就任した。

【写真】官邸で、盆栽をバックに会見する菅首相

 政務秘書官は各省庁から派遣される6人の事務秘書官を束ねる役割で、官房長官と並んで官邸中枢を取り仕切る。

 安倍前内閣では、“総理の懐刀”といわれた経産省出身の今井尚哉氏が7年半にわたって政務秘書官を務めたが、政権発足3か月半での政務秘書官の交代は例がない。政治ジャーナリスト・藤本順一氏が語る。

「勝負の3週間が始まった昨年11月頃から、菅首相の秘書官が『総理に直接、打ち込めない』とぼやいているという情報があった。菅首相は各省出身の秘書官と頻繁に打ち合わせをしているが、首相がGo Toを継続したいと頑なだから、秘書官が中止を具申したくてもできないというのです」

 その結果、対策が後手に回ってGo To一時停止と支持率急落に見舞われた。官邸スタッフが語る。

「菅総理は官房長官時代のように役所や党の情報が入ってこないからコロナ対策の判断が遅れたと不満が強い。その責任を政務秘書官が取らされた」

 安倍政権時代、コロナ対策は「官邸官僚」といわれた今井氏を中心とする経産官僚が仕切り、各省庁をまとめていたが、菅首相は安倍時代の官邸官僚を“パージ”し、官邸から追放した。その結果、経産省は菅政権と距離を置き、コロナ対応も情報の継続性が失われた。

 菅首相が推進するデジタル庁設立や「縦割り行政の打破」という行革も霞が関を敵に回す政策だ。

 財務官僚の寺岡氏を政務秘書官に据えたのは、財務省の力を借りて官邸を立て直し、役所の反乱を防ぐため。つまり、菅氏自身が総理としての力の低下を自覚し、延命を図る目的ではないか。

※週刊ポスト2021年1月29日号

6169名無しさん:2021/01/18(月) 14:38:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/114926b5e316ecdb22653e37dedb7358e74cef50
菅首相“オレがやるからコロナは大丈夫”の過信が仇に 「アフター菅」への道
1/18(月) 11:31配信

世の中を動かしているのは政治
 通常国会は今日開会。首相就任直後に高い内閣支持率を誇った菅義偉政権には、自民党内から「早期解散に踏み切るべきだ」という期待が拡がったが、コロナ対策での躓きが重なり、アフターコロナならぬアフター菅などという不名誉な言葉が出回り始めた。官房長官として在職歴代1位で、特に危機管理対応力が評価されていただけに、「菅さん自身が一番、“こんなはずじゃなかった”と思ってるんじゃない?」と指摘する声も。

「これだけ新型コロナが猛威を振るっている中だと、誰が首相をやっても同じでしょ。安倍さん(晋三前首相)だって、マスクとかやることなすこと空回りでうまくいっていなかったわけだし。コロナがなければ携帯電話の値下げやデジタル庁とか、バリバリ仕事をしていただろうに」

 と話すのは、ある官邸関係者。

 官邸スタッフだから首相の肩を持つのは当たり前と言えばそうなのだが、その一方で、こうも続ける。

「菅さんの場合は、“誰がやっても同じ”とは考えていなかった。“オレがやるんだから大丈夫だ”って考えていたはずです。その強烈な自負心に足をすくわれた感じがします」

 菅氏は民間企業で働くうちに、「世の中を動かしているのは政治だ」と考えるようになった。

 国会議員秘書、市会議員、国会議員と権力の階段を上っていくことになった背景に、「政治家は地元、国民に尽くすのが全てなのに何もしない、してくれない。ならば自分がやるしかない」という思いがあったと周辺に語っていたことがある。

怒ってるよぉ、ふふふ
 菅氏といえば官僚の人事掌握である。

 2014年5月、国家公務員の幹部人事を一元管理する内閣人事局が設置された。

 ありきたりの人事に風穴を開け、適材適所、政治主導を極めると聞こえは良いが、実際は「菅主導」。

 菅氏と相いれない総務次官候補がパージされたこともあった。

「菅氏に睨まれれば見捨てられ、媚びれば逆転も可能」という虚しい人生すごろくが、霞が関で生まれたわけだ。

 例えば2017年6月のこと。通常国会が延長なく閉じられた後、新聞紙面に各省庁のトップ人事が連日躍った。

 夜の会合を終えた菅氏と番記者とのオフレコ懇談の場で、こんなひと幕があった。

記者:次官人事がどんどん報じられていることについて、長官ご本人はやはりご機嫌斜めですか? 

菅:怒ってるよぉ、ふふふ。

記者:報道が出ちゃった今、これから変える可能性は? 

菅:(苦笑いし)変えてやるよ。

記者:ホントにそういうことはありますか? 

菅:まあ、どこか(の社)は訂正の記事を出すことになるんじゃないの。

記者:文科省の人事は(まだ)出ていませんね? 

菅:(再び苦笑い)

 事実、紙面に掲載された幾つかの人事がその直後にひっくり返された。

「菅さんは何でもそうですが、前もって漏れた話を覆すのが好きでした」(先の官邸関係者)

 番記者たちは長官に集中する権力を嫌と言うほど見せつけられたに違いない。

 何かを書けばそれがなかったことになるどころか、下手をすれば「誤報」となる。

 記者から書くことを奪ってしまうのも、自らの権勢を確認する手段だったのかもしれない。

 2019年10月から約1年間、菅氏を官房長官の番記者として取材し、『菅義偉とメディア』を出版した毎日新聞の秋山信一記者は、菅氏の首相就任直後、こんな記事(2020年10月2日付)を書いている。

6170名無しさん:2021/01/18(月) 14:38:49
>>6169

大臣は総務相しかやっていないなぁ
《19年11月に安倍晋三首相(当時)の通算在任日数が歴代最長になった時だった。議員宿舎に帰宅した菅氏は「長く続けることがおめでたいわけではない」と言った上で、「権力」について「重みと思うか、快感と思えるか」とボソッと語った。重圧に潰されないようにするためには、思うように政策を進める快感を力に変えられるかどうかだということだ。別の機会に「官房長官は楽しいか」と尋ねると、「楽しいに決まっているだろ。やりたいことができるんだから」と明快だった》

《そんな菅氏には安倍政権の官房長官は理想の役回りだった。菅氏は言葉足らずな面が目立ち、政治的パフォーマンスも苦手で、国家観がなく、外交に強い思い入れはないように見える。安倍氏がこうした面で前面に立つ一方、内政の統括を菅氏に任せた。この信頼感が菅氏に並の官房長官以上の「権力」を与えた》

 ある自民党の閣僚経験者はこんな風に評する。

「たっぷり汗をかいてきた、官房長官を歴代最長期間務めた、それで首相の意思決定を間近で見続けた……というのが菅さんの売りだったわけですが、こうやってコロナ対策で国民の不満のマグマが高まり、あっと言う間に内閣支持率が不支持率を下回ると、“そういえば菅さんって大臣は総務相しかやっていないなぁとか、党3役を1つもやってないよね、だからダメなんじゃないの”っていうような批判が出てくるんですよ。菅さん自身が一番、“こんなはずじゃなかった”と思ってるんじゃない?」

“こんなはずじゃなかった”は足元でも進行しており、元日付けで、政務担当の首相秘書官を菅事務所の秘書から派遣されていた新田章文氏から財務省出身の寺岡光博氏に交代させた。

 事実上の更迭である。

 首相秘書官は7人いるが、6人は各省庁からの出向。うち4人は官房長官時代からスライドだった。

 政治部デスクによると、

「更迭された新田さんは39歳で、内閣支持率が下がり続ける中で危機感を持ち、課題をまとめて菅さんに提案していたようですが、菅さんは“若くて力不足”と判断したようです」

「世の中を動かしているのは政治だ」は、「世の中を動かしているのはオレだ」へ。それが「そんなオレがやるんだから間違いない」となり、落とし穴があった。

「今のところ、支持率が下がってもそれが野党の支持率アップにつながっているわけではないのは、言い方は悪いのを承知で言えば不幸中の幸い。今後、ワクチン接種が拡大していけば状況は好転するんだろうけど、それがうまく行かなければ、菅さんで選挙は戦えない、“アフター菅だ”っていう話にならざるを得ないでしょう」(先の閣僚経験者)

週刊新潮WEB取材班

2021年1月18日 掲載

新潮社

6171名無しさん:2021/01/18(月) 14:39:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c8ad18ffb78d96bbb5c7eee0dc919e1a435f304
自民党内で菅政権を見限る動き 菅&二階では選挙を戦えないの声
1/18(月) 7:05配信

 後手後手に回ったコロナ対策で、菅政権が窮地に陥っている。自民党内では“泥船”の菅政権を見限る動きも始まってきた。

 緊急事態宣言の国会報告が行なわれた1月7日の衆院議院運営委員会。トップバッターに立った自民党の松本洋平・元経産副大臣(東京19区)が、西村康稔・経済再生相に厳しい質問を浴びせた。

「去年12月には新規陽性者数が過去最多の水準になっていた。年明けのこのタイミングで発令した理由は何か。もっと早く出すべきだったとの批判にどう答えるのか」

 野党より厳しい追及だ。それもそのはずで、内閣支持率は急落を続け、NHKの1月調査では支持率40%で不支持率(41%)が上回った。緊急事態宣言については「遅すぎた」が79%に達している。いまや自民党議員は菅首相を批判しないと選挙で生き残れないのだ。

 週刊ポストでは、政治ジャーナリスト・野上忠興氏の協力で衆院の全選挙区と比例代表の選挙予測を行ない、自民党にとって最悪ケースでは、53議席減で過半数割れもあり得ると報じた。

 実は、自民党もこの年末年始にひそかに世論調査を行ない、全小選挙区の情勢を調査していた。自民党選対関係者が語る。

「全体の結果は菅総理と二階俊博・幹事長らごく一部の幹部にだけ報告されたが、現段階でも小選挙区だけで40議席くらい減らす可能性がある。各議員にはそれぞれの選挙区の情勢が伝えられ、どんな手を使っても挽回しろとムチが入っている」

 苦戦を知らされた議員たちは、票が取れるなら、総理批判であろうとなりふり構っていられない。自民党の大臣経験者が言う。

「衆院選を巡る状況は、追い込まれ解散で自民党が大敗した麻生内閣の時(2009年)にものすごく似てきた。コロナ対応が後手後手に回り、地元を回っても“今頃緊急事態宣言なんて何をやってるんだ”と言われ、強い逆風を感じる。支持率はもっと落ちていくだろう」

 菅首相への党内からの批判も今後増えるという。

「選挙が終われば総理は代わる。ポストが欲しいベテランも選挙が厳しい若手も、菅さんの顔色を窺う必要はなくなった」(同前)

※週刊ポスト2021年1月29日号

6172チバQ:2021/01/18(月) 19:34:52
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-132558.html
【速報】ワクチン担当相に河野太郎氏 菅首相が正式表明
2021/01/18 18:55FNNプライムオンライン

菅首相は18日午後、新型コロナウイルスのワクチン接種を円滑に行うための担当閣僚を新たに設置し、河野太郎規制改革担当相を起用する方針を固めた。

午後6時45分ごろ、菅首相が記者団の取材に応じた。

菅首相「ワクチンは感染対策の決め手であります。できる限り、2月下旬までに開始をします。必要な方に円滑に接種ができるように自治体とも連携し、準備をしてきております。これまでは、官邸チームによって、それぞれの各大臣のもとで執り行ってきました。今回、体制を強化することとし、先ほど、全体の調整を河野大臣に指示を致しました。そして、皆さんに安全で有効なワクチンがお届けできるよう全力で取り組んでいきたい。このように思ってます」

(河野大臣を任命された狙いは何だったのでしょうか?)

菅首相「規制改革担当大臣として、それぞれの役所にわたる問題について解決をしてきた。そうした手腕に、河野大臣を任命しました」

ワクチンについて、政府は感染収束へのカギと位置づけ、2月下旬までの接種開始を目指していて、河野大臣は、円滑な接種に向け、自治体と連携し、万全な接種体制を確保するための調整にあたる。

6173チバQ:2021/01/19(火) 09:44:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/7823c537b28882018b252c9668348a96500c1e01
二階幹事長ら自民党3人組 「菅降ろし」の時機を見計らっている
1/19(火) 7:05配信
218




二階俊博・幹事長らの3人組はどう動く?(写真/共同通信社)
 後手後手に回ったコロナ対策で菅政権が窮地に陥っている。その菅政権の命運を決めるのは、4月25日に行なわれる北海道2区と参院長野選挙区のダブル補選だ。
 北海道2区は鶏卵業者から現金を受け取り、東京地検特捜部の捜査を受けて自民党を離党した吉川貴盛・元農水相(議員辞職)の後任を争い、参院長野選挙区は立憲民主党の羽田雄一郎・元国交相がコロナで急死したことによる補選だ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が語る。

「長野は雄一郎氏の弔い合戦で、後継候補が出馬すれば勝利の可能性が高い。北海道2区もスキャンダル批判で自民党に勝ち目はないでしょう(その後、1月15日に自民党は候補擁立断念を表明)。連敗すれば党内から“菅義偉・首相では総選挙を戦えない”という声が噴き出し、政権の致命傷になり得る」

“政権の余命は3か月”というわけだ。そうした“菅降ろし”のタイミングを虎視眈眈と見計らっているのが、二階俊博・幹事長、林幹雄・幹事長代理、森山裕・国対委員長の「3人組」だ。

 昨年の総裁選では、菅氏を総理・総裁に担ぎ上げる原動力となった。ところが、昨年12月のステーキ会食が批判されて以来、頻繁だった3人組と菅首相の会合がパッタリなくなった。政治ジャーナリスト・角谷浩一氏が指摘する。

「菅首相は支持率急落に合わせるように3人が自分と面会しなくなったことに、“菅降ろしに動くつもりなのでは”と疑心暗鬼になっているようです。二階さんは菅政権の生みの親ではあるが、菅首相の続投にはこだわらない。野田聖子氏を幹事長代行に抜擢し、石破茂氏についても『まだ可能性はある』と発言するなど、ポスト菅候補2人を手駒にしている」
 自民党内は、キングメーカーの二階氏ら3人組がどんなタイミングで動くかに注目している。

「もちろん、菅政権の“大幹事長”として好き放題に権勢を振るってきた二階さんへの不満も党内には根強くある。下村博文・政調会長がわざわざテレビ番組で、3か月後の補選で2つとも負けたら『政局になる可能性もある』と言及したが、政局となれば選挙の責任者である幹事長は当然、総理と一緒に退場してもらうという話になる」(自民党関係者)

 自民党内の醜い権力闘争というわけだが、もはや菅首相にそれを抑える力は残っていない。国民の信を失い、支える味方もいなくなった総理大臣には退場してもらうほかないのである。

※週刊ポスト2021年1月29日号

6174チバQ:2021/01/19(火) 09:44:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/96599da3873733c7ee5eb30697243ab992c81a9f
「ポスト菅」候補の可能性も? “困った時の林”林芳正参院議員の勝算と弱点
1/19(火) 6:12配信
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父は厚生相、蔵相を務めた林義郎 ©文藝春秋
 自民党の林芳正参院議員(59)が、衆院山口3区への鞍替え出馬を固めた。「参院のドン」青木幹雄元官房長官や、林氏が所属する岸田派の前会長、古賀誠元幹事長にも1月6日に面会し、出馬の意向を伝えたという。

【画像】安倍氏の求心力低下も好機に

 林氏は東大、ハーバード大院、父の秘書などを経て、1995年に参院に初当選。防衛相、経済財政相、農水相、文科相を歴任した。閣僚の不祥事が起こるたびに、代打起用が取り沙汰され、「困った時の林」と言われるその能力は折り紙付きだ。

 早くから宰相を目指し、2012年の総裁選に出馬したが、これは“負け覚悟”の顔見せ興行。本気で首相を目指す際に避けて通れなかったのが衆院鞍替えだ。衆院の解散権を持つ首相は衆院議員であることが不文律。選挙のたびに鞍替えが囁かれてきたが、今回は不退転の決意だ。

「林氏は1月19日に60歳になる。また山口は次の次の衆院選から選挙区が4から3に減る見込み。首相を目指して勝負するなら今年の衆院選しかないと思ったのだろう」(政治部記者)
無所属で挑む林氏の勝算は?
 山口3区は二階派の重鎮・河村建夫元官房長官(78)が現職。昨年10月には二階俊博幹事長自らが派閥の19人を率いて山口入りし、林氏の除名もちらつかせる示威行動を行ったが、林氏は無所属でも挑戦する構えだという。河村氏は昨年末に入院し、高齢による体力の衰えが不安視されるため、地元記者は「3区の県議らは林氏支持でほぼ固まっており、無所属でも林氏が勝つだろう」とみる。

 林氏にとっては、同じ山口の安倍晋三前首相が体調不良で退陣し、「桜を見る会」事件もあって求心力が落ちているのも好機だ。林氏の父と安倍氏の父は、中選挙区制時代のライバルで、息子の代になっても緊張関係が続いてきた。そうした背景もあり、これまで山口では安倍氏(4区)と実弟の岸信夫防衛相(2区)、高村正彦前副総裁(1区)らが「反林」で固まり、鞍替えの壁となってきた。だが安倍氏の権勢も落ち、岸氏も昨秋、息子を防衛相秘書官にして代替わりの準備に入り、高村氏は前回衆院選で既に息子に世襲した。

「初代の伊藤博文以来、8人、のべ42年間にわたり総理を輩出してきた山口政界において、近く総理を目指せるのは林氏だけ。地元の期待は林氏にとって追い風だ」(政治部デスク)

 林氏の弱点は、所属する岸田派のお公家体質だ。「宏池会は能力が高い人が多いが、政局が苦手。私たちをきちんと使ってくれるかどうかが大切だ」と語ったこともある林氏。二階派からの今後の圧力も跳ね返し、お公家さんから脱却できれば、「ポスト菅」候補に躍り出る可能性は十分ある。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年1月21日号

6175チバQ:2021/01/19(火) 11:16:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa2274a1fe591f332ff178b0fe23b32a33ae5795
徹底的?限定的? 言い間違え続ける首相、頭抱える自民
1/19(火) 8:00配信

参院本会議で施政方針演説をする菅義偉首相=2021年1月18日午後3時51分、恵原弘太郎撮影
 通常国会が18日から始まり、菅義偉首相の安定しない答弁ぶりに注目が集まっている。重要な場面での発言や記者会見などで「言い間違え」が相次いでいるためだ。20日の代表質問から論戦に入り、リーダーとしての発信力も問われる。今後も続くと、政権運営の不安定要因ともなりかねない。

 首相は18日に開会した通常国会で施政方針演説に臨んだ。衆院本会議ではほぼ原稿通り読み上げたが、その後の参院本会議では、新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言をめぐり、「徹底的な対策」というべきところを「限定的な対策」、35人学級について「小学校」と言うべきところを「小中学校」と口にし、言い直す場面もあった。

 首相は17日、東京・赤坂の衆院議員宿舎から外出しなかった。18日午前、記者団からどう過ごしていたのか聞かれ、「施政方針演説など、そうしたことを一通り復唱をしていた」と語り、準備に充てたことを明かした。だが、演説を聴いた党幹部は「あれでは伝わらない」と漏らした。

 最近の言い間違えは、首相発言に注目が集まる場面で続いた。13日は、新型コロナの政府対策本部だった。緊急事態宣言の対象地域を追加すると表明する際、「福岡」というべきところを「静岡」と言い、その場では訂正しなかった。最も重要な対象地域の言い間違えに、記者団は騒然とし、一時、SNS上でも困惑する投稿が続いた。自民党ベテランは「どうなっているんだ」と頭を抱えた。
朝日新聞社

6176チバQ:2021/01/19(火) 18:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7111e86cedd849fa9c5288486dbd1bae45030a7
武田総務相が釈明 KDDI新料金プラン「評価」 PR方法は「問題」
1/19(火) 17:08配信
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武田良太総務相=竹内幹撮影
 KDDIが発表したデータ容量20ギガバイトで月額2480円(税抜き)の新料金プランについて、武田良太総務相が「紛らわしい」と批判していた件で、武田氏は19日の閣議後記者会見で「音声通話をあまり利用されない方にとってはありがたい制度」と述べた。同社のPR方法は問題だと改めて指摘した上で、選択肢が増えることは評価した。

 KDDIは13日にオンライン専用の新プラン「povo(ポヴォ)」を発表。1回5分以内の国内通話無料を500円のオプションとして、通話料込みのNTTドコモやソフトバンクよりも安く設定した。高橋誠社長は会見でオプションなどについて説明した上で「最安値を目指した」と言及。武田氏は15日の会見で、料金比較の条件が異なるとして「あたかも一番安いと思わせるやり方」と強く非難していた。

 KDDIによると、20代以下の利用者の6割が月の通話時間が10分以内。新プランはこうしたニーズに対応したものだ。武田氏の発言が報じられると、ネット上ではKDDIを擁護する声が多かった。

 武田氏は19日の会見で「料金プランに対して指摘したつもりはない。さらなる低廉化が進むことは非常にいいこと」と釈明。その上で「発表する記者会見の席で(社長が)使った『最安値』という言葉が誤認を導くことを懸念した。これからも消費者の立場に立って、指摘していくべきことは指摘していきたい」と強調した。【松倉佑輔】

6177チバQ:2021/01/19(火) 18:52:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4711b7588b51d06f98edd4585c7b60860d51a01
自民・安藤衆院議員が感染 コロナ、国会議員8人目
1/19(火) 12:19配信
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安藤高夫衆院議員
 衆院は19日、自民党の安藤高夫衆院議員(61)=比例東京=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。国会議員の感染確認は8人目。喉の痛み以外に症状はなく、自宅で療養している。

 議員会館の事務所に勤めるスタッフの感染が18日に判明し、検査を受けた結果、感染が分かった。18日午後の国会開会式などには出席したが、保健所は事務所の別のスタッフのみ濃厚接触者に認定した。

6178名無しさん:2021/01/19(火) 20:49:30
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-p自民・二階氏「とりあえず河野くんで」 ワクチン担当相任命に
2021/01/19 11:49産経新聞

自民・二階氏「とりあえず河野くんで」 ワクチン担当相任命に

自民党役員会に臨む二階俊博幹事長(左)と菅義偉首相=18日午後、国会内(佐藤徳昭撮影)

(産経新聞)

 自民党の二階俊博幹事長は19日午前の記者会見で、河野太郎行政改革担当相がワクチン担当相に任命されたことについて「適材適所ということに尽きる」と述べた。その上で、「自民党は人材豊富だ。それに代わる者を用意しろといわれたらいくらでも準備できるが、今はとりあえず河野くんだけでいい」と語った。lt2101190011.html

6179名無しさん:2021/01/19(火) 23:06:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/accb25fe176123ff288bcf4c2c7c260ba287a3c3
自民・二階氏「とりあえず河野くんで」 ワクチン担当相任命に
1/19(火) 11:45配信

 自民党の二階俊博幹事長は19日午前の記者会見で、河野太郎行政改革担当相がワクチン担当相に任命されたことについて「適材適所ということに尽きる」と述べた。その上で、「自民党は人材豊富だ。それに代わる者を用意しろといわれたらいくらでも準備できるが、今はとりあえず河野くんだけでいい」と語った。

6180名無しさん:2021/01/19(火) 23:06:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbd1dcd6f2b0bced0529b045a22d8ec2b8658b9b
二階幹事長「鼻出しマスク」で会見 ネット一斉ツッコミ「失格」「受験生ダメなのに」
1/19(火) 19:58配信

 自民党の二階俊博幹事長が19日午前に党本部で行った会見で、「鼻出しマスク」だったとネット上で突っ込みが相次いでいる。自民がコロナ対策で提言を行うことを伝えるテレビのニュースなどで、マスク姿の議員らに囲まれた形で会見を行っている二階氏のマスクが、鼻の下まで下がっている映像が流れたことを受けて。

 会見時にマスクを外して会見する政治家も多いが、くしくも16日の大学入学共通テストで、鼻出しマスクを再三注意されても従わずに失格になった受験生の行動が物議をかもしているタイミングとあって、気になる人が多いようだ。

 ネット上には「二階幹事長は鼻出しマスクで記者会見やってるし」「誰か注意してやってくれ」「早速二階さんが鼻出しマスク」「あれが、失格、退場になったってやつですか?」「鼻だしマスクはやめなさい!」「二階さんも気をつけなさい」「受験生はダメでも二階は鼻出しマスクいいんだな」「つまみ出されないの?」「周りは誰も注意しないの?」「こんな騒がれてるのに」との投稿が相次いでいる。

6181名無しさん:2021/01/19(火) 23:08:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/1798ad3a25ba9ecf3273033c222d5fe57629e8b4
菅首相が朝食会をとうとう自粛 やめられなかった理由はお気に入りの店の「権力の味」?
1/19(火) 12:03配信

 筑波大学准教授、メディアアーティスト、写真家など様々な才能を持ち、著名作家落合信彦氏の子息でもある落合陽一氏が、菅義偉首相や産経新聞幹部らと朝食会をしていたことをめぐって、テレビコメンテーターの古市憲寿氏とバトルを繰り広げる出来事がありました。菅氏は昨年のステーキ会食が批判されたことから、夜の会食は控えたものの、お気に入りの店での朝の会食は続けていたわけですが(その後、朝の会食も自粛)、菅氏がどうしても会食をやめられないほどのお店というのは、どのようなところなのでしょうか。

 菅氏がいつも朝食会に利用しているのは、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急のレストラン「ORIGAMI」です。このホテルとホテル内にある「ORIGAMI」「星ヶ岡」というレストランは、永田町や霞が関では知らない人はほとんどいません。

 ザ・キャピトルホテル東急は、以前は東京ヒルトンホテルという外資系のホテルで、ORIGAMIはヒルトン時代からあったラウンジ/レストランです。同ホテルには星ヶ岡というレストランもありますが、この店名は、戦前、同じ敷地に「星岡茶寮」という高級料亭があったことに由来しています。星岡茶寮は、もともと要人たちの会合の場として作られたもので、著名な芸術家であった北大路魯山人がプロデュースしたことでも知られています。料亭の隣には山王ホテルという別のホテルもあり、二・二六事件では反乱将校側の司令部が置かれました。首相官邸や国会に近いため、この一帯はもともと権力者ゆかりの場所だったわけです。

 東急にホテルの運営権が移ってからも、要人御用達ホテルとしての役割は変わりませんでした。中曽根政権当時には、首相のブレーンとして活躍した瀬島龍三氏(元陸軍参謀でのちに伊藤忠商事会長)が同ホテルのスイートルームに事務所を構え、さながら第二の首相官邸という状況でした。

 こうした経緯から、同ホテルのレストランで会食をすることは、権力を掌握したことの象徴となっており、多くの政治家や関係者にとって憧れの場所となっています(気持ちを奮い立たせるため、初登院した新人議員が会食の予定がなくても、あえて食べに行くことさえあるとも言われています)。

 安倍前首相もORIGAMIと星ヶ岡をいつも利用していましたし、安倍氏と極めて親しいジャーナリストで、同じくジャーナリストの伊藤詩織さんに対する性的暴行について裁判で争っている山口敬之氏も同ホテルを事務所兼自宅にしていたと報道されています。

 ちなみにORIGAMIはパーコー麺が非常に有名で、2800円と少々値段は張りますが、ボリュームがありますし、何より多くの権力者が食べたメニューですから、もしかすると権力の味がするかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)

6182名無しさん:2021/01/19(火) 23:18:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b19527b3002b7d80b0cdba3d255dabee12d3a6b
「ギリギリの瀬戸際なのに…」菅首相の“説得”伝わるか 不信感拭えず正念場
1/19(火) 9:49配信

 新型コロナウイルスの脅威にさらされ、緊急事態宣言下で迎える異例の通常国会に-。18日の施政方針演説で、菅義偉首相は「安心」と「希望」をキーワードに据え、感染拡大抑止と暮らしの立て直しを訴えた。コロナ対応でこれ以上の「後手」に回れば、政権の前途は視界不良になる。低支持率にあえぐ野党も存在意義を問われている。近づく衆院選も念頭に、国民注視の論戦の幕が上がった。

 「まずは『安心』を取り戻すため、新型コロナウイルス感染症を一日も早く収束させる」。午後2時、衆院本会議場。首相は静かに語り始めた。

 「私自身もこの闘いの最前線に立ち、難局を乗り越えていく決意だ」。時折、声のトーンを上げたものの、自身のスタイルである淡々とした語り口を通した。罰則や財政支援を盛り込む新型コロナ特別措置法改正案の提出に言及すると、野党席から「遅すぎる」とやじが飛んだ。

「覇気も危機感も感じなかった」
 演説を聞き終えた自民党のベテラン議員は「国民の不安を払拭(ふっしょく)しようとの覇気も危機感も感じなかった」と首をかしげた。「政権はじり貧、ギリギリの瀬戸際なんだけどな…」

 ウイルスが全国で猛威を振るうにつれ、日を追うごとに政権の体力が削られている。観光支援事業「Go To トラベル」の停止、緊急事態宣言の再発出のいずれも時機を逸したとの声や、政策判断が「朝令暮改」との批判も。発足時、70%前後あった内閣支持率は急落し、報道各社の世論調査は軒並み、不支持が支持を上回る。

 「首相への信頼が薄れ、言葉とメッセージが国民に響かなくなっている」。宣言という「カード」を切り、外出と人との接触を控えるよう訴えても人出があまり減らない現状に、政府関係者は頭を抱える。

「首相がさらに追い込まれれば…」
 今国会の攻防線には「政治とカネ」もある。吉川貴盛元農相の汚職事件、安倍晋三前首相側による「桜を見る会」前日の夕食会費用補填(ほてん)問題。国民が政治不信を強める中、衆院議員の任期満了は10月に迫り、衆院選の足音を聞きながらの与野党攻防が激しさを増すのは必至。ある閣僚経験者は「首相がさらに追い込まれれば『選挙の顔にならない』となって、会期途中に『ポスト菅』の動きが急加速する」と話す。

 この日の演説で、首相が「私の信条」としてひときわ力を込めて紹介した言葉がある。

 「…国民に負担をお願いする政策も必要になる。その必要性を国民に説明し、理解してもらわなければならない-」

 長らくコロナと向き合い、緊急事態宣言で制約された暮らしを何とか営んできている国民に、もう一段の忍耐とその先にある希望を納得してもらえるか。25年前の衆院議員の初当選時、「政治の師」と仰ぐ故梶山静六元官房長官から授けられたという信条の強さを問われる国会論戦。首相にとって正念場となる。 (一ノ宮史成)

6183名無しさん:2021/01/19(火) 23:18:49
>>6182

追及と提案 野党両立探る
 政権批判の高まりは野党にとって「大きな好機」(共産党幹部)のはずだが、支持は集まっていない。新型コロナ禍で追及にばかり時間を費やせば批判も招きかねず、野党は衆院選に向けて吹く風を慎重に読みながら「提案」もアピールしていくことになりそうだ。

 「菅政権は支離滅裂。今こそ、もう一つの選択肢を示すのが最大野党の責任だ」。立憲民主党の枝野幸男代表は18日、オンライン会議で同僚議員にハッパを掛けた。

 立民が神経をとがらせるのが「建設的提案」の演出。20日の衆院代表質問で、枝野氏は安倍晋三前首相らによる「政治とカネ」の問題には触れず、コロナ対策に的を絞ってただす方針。立民幹部は「こんなに先が読めない通常国会は初めて」とし、新型コロナ特措法改正案を巡っても、感染状況や世論の動向を見極めて瞬発力で対応することになると話す。

 迫力を欠くムードの背景には、内閣支持率の急落にもかかわらず、立民をはじめとする野党の支持率が上向かない現実がある。「政権交代」を掲げ、一刻も早く衆院解散に追い込もうとする熱は感じられない。

 旧民主党の政権交代を経験した立民秘書は「当時の政権前夜と今では、肌感覚が全く違う。政府の失策が野党への期待につながらない」。立民の衆院議員も「昨年12月に特措法改正案を示すなど、政権に対し先手を打っているのに…」と唇をかむ。

 コロナ対策の提案と、厳しい政権攻撃は両立し得ないのか。共産の志位和夫委員長は、この日の記者会見で「コロナ対応に一番大事な政治に対する信頼を回復する上でも、一連の(政治とカネの)疑惑究明は必要だ」と強調した。総選挙の前哨戦となる論戦で、二つのバランスを取りながら野党が効果的な国会共闘を組めるかも鍵となる。 (川口安子)

6184名無しさん:2021/01/19(火) 23:20:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/afeb5adc6246345839752661c4854d9f93e367dc
支持率下落が止まらない菅政権 自民幹部「人心が離れた菅さんで乗り切るのは容易でない」〈AERA〉
1/19(火) 8:02配信

 コロナ禍への対応が後手に回り、支持率が急落する菅政権。身内の自民党内でも厳しい受け止めが広がる。また、感染リスクが高い医療や介護などの現場で働く人々からは、緊急事態宣言の有無にかかわらず現場環境は好転しないという悲観的な声があがっている。AERA 2021年1月25日号から。

*  *  *
 菅義偉首相は13日、それまで東京、千葉、神奈川、埼玉の1都3県に発令していた緊急事態宣言を、栃木、愛知、岐阜、大阪、兵庫、京都、福岡の7府県にも拡大すると発表した。

 しかしこれまでの会見で、菅首相は「北海道、大阪など営業時間短縮を行った地域は(感染抑止の)結果が出ている」(4日)、「今の時点ではそういう(緊急事態宣言を出す)状況ではない」(7日)と明言していた。

■「支援の枠組みを」悲鳴

 7日の時点で感染拡大が全国で進んでいることは政府の新型コロナウイルス対策分科会が明確に認めていたにもかかわらず、なぜ官邸は「1都3県」にこだわったのか。自民党幹部は、政府のこの方針は、当初から首をかしげる内容だったと語る。

「経済への打撃を鑑み、緊急事態宣言の発令は『限定的・集中的』にやるのが効果的という大方針を政府は打ち立てました。しかし、感染拡大地域の首長らの要請も圧力となって、結果、1週間も経たないうちに方針転換を強いられた。この先も芋づる式に該当県が増えていくのは明らかで、それでは緊急事態宣言そのものが形骸化してしまう。案の定、支持率は落ちる一方。最悪のケースは人心が離れること。そうなると、この危機を菅さんの顔で乗り切るのは容易ではなくなる」

 この自民党幹部の言葉通り、すでに当該地域の、とくに医療や介護などの現場で働く人々からは、諦めにも似た「しらけた」声もあがる。大阪市内にある介護施設の幹部は、政府が今更、緊急事態宣言を発出しようがしまいが、現場の環境は好転しないのではないかと、悲観的な見方を示す。

「施設内でクラスターが出たとしても、スタッフに対するPCR検査は『マスクをつけないで15分以上会話した』などの条件がないと、濃厚接触者として認められず公費での検査も受けられない。この対応はソーシャルワークの最前線で働いていても、一般人と同じ。結局、自分たちで民間の検査施設を探して検査を受けるしかない。これでどうやって社会的に最も弱く、感染リスクが高い人々を守れるのか。この状況が去年の春から全く変わっていないのです」

 その上で、最大の課題は、すぐに使える支援のスキームがないことだと嘆く。

「当初、病床や宿泊医療施設をはじめ、介護や福祉施設にも使える緊急包括支援交付金があったのですが、第2波でその予算も底を突いてしまっています。そんなことは、厚生労働官僚であれば誰でも知っている。明日にでも施設の運営、経営そのものが破綻するかもしれないと、胸が張り裂けそうな危機感を抱く事業者の具体的な受け皿が、ここにきて何もない。結局、自力でなんとかしろ、と国に突き放されたとしか思えないのです」

(編集部・中原一歩)

※AERA 2021年1月25日号より抜粋

6185名無しさん:2021/01/19(火) 23:23:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5c35641f1136db4354027e0f36d17ce154f1806
「二階俊博」を権力者にした“気遣い伝説” 視察に美女を手配、お土産の配り方も一流
1/19(火) 5:59配信

 その風貌は決して冴えたものとは言い難い。だが、現下の政局では抜群の切れ味を誇る。男の名は二階俊博(81)。いかにしてこの面妖なるドンは自民党歴代最長幹事長に昇り詰めたのか。サラリーマン必読、出世術の極意に迫る。

 ***

「金銀ではない。だが……」

 聞き覚えのある、浪花節を思わせるだみ声。その声の主は続く一言で本質をついてみせた。

「鉛のようなどす黒い光を放つ男」

 それが「歴代最長幹事長」なのだと。どす黒い光、すなわち妖しげな光……。

「俺が郵政民営化に反対して自民党を離れたら、あいつは志帥会(現・二階派)に入りこんで会長になった。いわば『空き巣泥棒』だ」

 元運輸相の亀井静香。二階をこう評しつつも、昨年11月、自身の84歳の誕生日祝いでふたりは酒席をともにしている。

「ああいう男と呑んでも面白くもおかしくもない。光がない。くらーい顔してさ。友だちにはなりたくないね。でも、無口なところが二階の力になっている。何を考えているか分からない、その気持ち悪さ。国民に腹の内を見せないというのも政治家の一つの手だ。今や二階は天下の幹事長。もう志帥会の長というより、立派な党の長だ。だがね……」

 だみ声が一段と凄みを増す。

「菅(義偉・総理)と同じで、二階も田舎から出てきた、たたき上げの庶民政治家。だから二階に金メッキを施したらダメなんだ。彼の『数は力』という考え方は、俺は間違っていると思う」

 亀井の「親心」を知ってか知らずか、二階当人は今なお派閥拡大路線を押し進め、数という「金メッキ」を纏(まと)い、最長幹事長として絶対的権力者の道をひた走っている。どす黒く、妖しげな光を放ちながら――。

 1939年、和歌山県御坊市に生まれた二階は、戦前に木造船会社を起こし後(のち)に県議となる父と、医療従事者の母を持つ。

 中央大学法学部政治学科を卒業し、11年間、衆院議員の遠藤三郎の秘書を務めた後、8年間の和歌山県議生活を経て、83年に衆院議員に初当選する。

 田舎の出から経歴を積み重ね権力の階段を駆け上がる。菅と似てたたき上げのイメージの強い二階だが、本人はそれを嫌がる。

〈“秘書上がり”だとか、“たたき上げ”とか生意気なことを言うやつがいる。お前は何アゲだ。唐揚げとは言わんが、何で俺だけ“たたき上げ”なんだ。俺は、政治学の本筋をずっとやってきたんだ〉(「文藝春秋」2020年11月号)

 滲み出る「プロ政治家」の自負。それはどこから生まれたのか。

6186名無しさん:2021/01/19(火) 23:23:23
>>6185

越山会の女王に…
「二階さんは、講演などでよく『私が政治を学んだのは県議会です』と言っています」

 和歌山県政における二階の1期先輩で、元公明党県議の渡辺勲が証言するよう、二階は県議時代から現在の姿を髣髴させる「政治家ぶり」を発揮していた。

 二階と県議当選同期の盟友、元和歌山県議会議長の門三佐博(かどみさひろ)が振り返る。

「二階さんは若い頃から組織をまとめ上げる力のある男でした。当時、和歌山県政では保守系が人事を争って分裂していたんですが、二階さんは36歳で県議に初当選すると、まず同期の議員10人を集めて『清新クラブ』という会派を作ります。それが後に『清新自民党県議団』となり、公明党や社会党、共産党も巻き込んで『六派連合』を結成。こうして県政でのキャスティングボートを握り、最終的には県議会のドンと言われた人物に、『議長と副議長ポストさえ渡すなら他は好きなようにしろ』と言わせてしまいました」

 目下、「数は力」を地で行き、派閥を急膨張させることでキングメーカーに昇り詰めた二階。だが所詮、彼の派閥は党内第4派閥に過ぎない。

 しかし第2派閥の麻生派、第3派閥の竹下派、いずれも二階派の「47人」と合わせると、第1派閥の細田派を数で凌ぐ。後に触れる「裏切り」の過去を持つ二階を誰も敵には回したくない。斯(か)くして党内キャスティングボートを掌握。

 昔も今も二階は変わらない。

 県議時代から「数集め」に長(た)けていた二階。それを可能にした彼の「武器」とは何なのか。渡辺の回顧から読み解く。

「県議時代の1977年頃のことでした。二階さんが主催したイサキ釣りに、県幹部と一緒に参加したんです。前夜から呑んだくれて早朝に出発したものだから、みんな船酔いしてそれは酷いものでした。でも港に帰ってくると、発泡スチロールの箱に入ったイサキが50匹くらい用意されていた。釣れなかった時、ちゃんとお土産として持って帰れるようにね。用意したのは二階さんでした」

 痒いところに手が届く「ザ・昭和型」の出世術。

 門が明かすエピソードも負けてはいない。

「県議時代、二階さんに声をかけてもらい一緒にシンガポールに視察に行きました。すると現地には、日本語を話せる容姿端麗なシンガポール人女性が案内役として待っていた。なんでも彼女は、鈴木善幸総理をアテンドしたこともある才女だそうです。手配したのは二階さんでした」

 こうして「数」と「気遣い」を駆使し県政の実力者となった二階は、44歳で衆院選に挑む。

 渡辺がその経緯を明かす。

「二階さんが国政に打って出た時、私は創価学会和歌山県支部の青年部トップでした。そして彼を当選させるために、和歌山では公明党と二階さんたちとで選挙協力することにしました。今のような自公協力体制が築かれる、遥か前のことです。二階さんは中選挙区時代の旧和歌山2区から出馬。1区には公明党の候補者がいました。その1区では公明党の候補を応援してもらう代わりに、2区では学会票を二階さんらに回すことにしたんです」

 すなわち、自公のバーター。結果、二階は見事当選する。

「衆院議員二階俊博」

 それは誕生の時から「数の力」の申し子だった。

 また、「禁断の自公協力」の恩恵に与っ(あずか)た点では、今の二階の「何でもあり」の原点であったのかもしれない。

 この和歌山における二階のデビュー戦には田中角栄も気を揉んでいたという。その恩義からなのか、田中の金庫番と言われた「越山会の女王」佐藤昭(あき)との秘話を渡辺が繙(ひもと)く。

「無事、二階さんは衆院選で当選を果たし力をつけていった。そして私たちは佐藤さんから河口湖の別荘に招かれます。そこに二階さんはいませんでしたが、彼女はこう言っていました。『二階は可愛いのよ』と。なんでも二階さんは、毎週、その別荘に活きのいい魚を送り届けていたそうです」

 田中派のメンバーとして国政デビューした二階は、以後、師匠である田中角栄の振る舞いを模していく。

6187名無しさん:2021/01/19(火) 23:23:43
>>6186

「表の顔」と「裏の顔」
 日本経済新聞の記者だった政治評論家の篠原文也は、二階が衆院議員に初当選して以来40年近くの親交を持つ。

「あれは二階さんが当選1期目のことだったと思います。ある経済人から『会わせたい人がいる』と言われたのが二階さんでした。赤坂の料亭『大乃』で、3人で会食する予定になっていたんですが、私は仕事で到着が1時間ほど遅れてしまったんです」

 待たされているのはイサキから才女まで気が利く男、二階である。

「さすがに、もう料理も出されているだろうと思いながら慌ててかけつけました。すると、なんとまだお茶とおしぼりしか出ていない。驚いて、『先に始めていなかったんですか?』と訊(き)くと、その経済人が『俺は始めようと言ったんだけど、この人が“待ちましょう”と言って料理を運ばせなかったんだよ』と、指をさした先が二階さんでした。これには参った。1年生議員でこんな気遣いができるなんてただ者じゃないと、強烈な印象が残ったことを今でも覚えています」

 源流は田中派で、一度自民党を離れてから復党し、幹事長まで昇り詰める――二階と同じ道を歩んだ石破茂も彼の「角栄流」を目の当たりにしたひとりだ。

「いわゆるロッキード選挙と言われた83年の衆院選で二階さんたちが初当選した時、私は田中派の職員でした。二階さんと当選同期の中で、当時一番輝き、注目されていたのは角栄先生の娘婿の田中直紀さんだった。でも、選挙後に我々のような末端職員まで招き、『皆さん、ありがとう』と言って宴席を持ってくれたのは二階さんだけでした」

 角栄流で磨きをかけた気遣いを武器に、二階は国政を遊泳し始める。

 92年、田中派の流れを汲(く)む竹下派(経世会)が分裂。剛腕・小沢一郎らは政治改革を旗頭に「改革フォーラム21」を名乗り、後に総理となる羽田孜(つとむ)を担いで新派閥を結成。翌年、小沢らは自民党を離党して新生党を結党する。二階も小沢に追随。その後、小沢側近として頭角を現していく。

 流浪を経て老骨となった今なお、小沢は「改革」を叫んで止まない。その小沢の側仕えであったならば、二階もまた筋金入りの改革主義者であるはずだ。

 だが、小沢の知恵袋として知られる元衆院事務局職員(後に参院議員)の平野貞夫は一笑に付す。

「当時まだペーペーだった二階さんは、はじめ、政治改革法案に大反対だった梶山さん(静六・元官房長官)にくっついていましたから政治改革に後ろ向きでした。梶山さんには『おい平野、お前と小沢と羽田は水戸藩の諸生派なんだ。屁理屈ばっかり言って自民党を潰すつもりか!』と、ものすごい剣幕で怒られたものです。二階さんは、もともとはそんな梶山さんの子分でしたから、あくまで世論の流れを読んで『選挙に勝つため』に小沢さんのほうに乗った議員。政治改革とは何かということを全く理解していなかったと思います」

「選挙に勝つ」、つまり「数」を求めて小沢に張った二階は、その後、新生党、新進党、自由党と小沢に付き随(したが)い、側近の座を揺るぎないものにしていく。

 平野が振り返る。

「小沢さんにしてみれば、新生党からずっと自分の後ろをくっついてくる二階さんは、そりゃ可愛かったと思いますよ」

 だが二階の思いは違った。

 99年1月、自民党と自由党による自自連立政権がスタートすると、10月、小沢は寵愛していた二階を運輸相の座に押し込む。この時、二階は60歳。念願の初入閣だった。

 00年、小沢は公明党が加わり自自公となっていた連立政権からの離脱を決意。当然、二階も小沢と行動をともにするものと思われた。しかし……。平野は今でも鮮明に記憶している。

「2000年の4月1日の18時に自自公の3党首会談が行われ、正式に自由党の連立政権離脱が決まることになっていた。その直前、2時間前のことでした。小沢さんが私を呼び出し、こう打ち明けたのです。『昨日まで、中西(啓介・元防衛庁長官)と二階は俺と一緒にやると言っていたのに、さっきふたりが(小沢とは)別れますと言ってきた』と。中西さんも二階さんも、小沢さんの側近中の側近。それなのに、ギリギリになって裏切ったのです」

「二階の駒」を自称し、新進党から今に至るまで、常に二階と歩みをともにしてきた自民党参院議員の鶴保庸介はこう説明する。

「連立政権離脱直前の3月31日、有珠山が噴火しました。二階さんから『そんな時に離脱騒ぎをしている場合ではない』と言われたことを覚えています。大臣の職責をほっぽり出すわけにはいかないんだと」

 だが小沢の元秘書に言わせると、それは二階の「表の顔」に過ぎない。「裏の顔」は、この元秘書が当時聞いた、二階に関する小沢の呟きから浮かび上がってくる。

「まあ、権力の味を知ったってことだわな」

 小沢率いる自由党と袂を分かった二階は保守党、保守新党を経て03年、結局、「ザ・権力」である自民党に復党していった――。

6188名無しさん:2021/01/19(火) 23:24:10
>>6187

「割り切る」資質
 かつて総理にしたい政治家ナンバー1だった石破茂。令和3年の今、彼は総理候補はおろか派閥の長の座すら失い、自民党の中を揺蕩(たゆた)う。いくつかあるその原因のひとつは、離党経験を持つ出戻り組という点にある。元総理の森喜朗をはじめ、自民党には生え抜きを重んじる文化が残る。

 然(しか)るになぜ、同じ出戻り組の二階は最長幹事長として我が世の春を謳歌できているのか。それは、石破にはないふたつの「資質」を二階が有していたからである。

 ひとつは、自身も幹事長経験者である石破の解説に耳を傾けるとよく分かる。

「本来、党のまとめ役である幹事長は派閥の長であってはいけないわけだ。私が幹事長の時は、派閥を離脱していたしね。でも、二階派は来る者を拒まないというところがあってね。幹事長の権力をどう使うかは人によりけり。何をしようが、幹事長派閥が勢力を拡大してきたってのは、それはもうひとつの割り切りだよ。私はやらないけどね」

 二階を最長幹事長たらしめた「割り切り」。それは05年の郵政政局でいかんなく発揮される。

 変人総理の小泉純一郎が仕掛けた郵政民営化。郵政、それは旧田中派の牙城だった。当然、二階も民営化反対派と目されていた。

 鶴保が回想する。

「私も二階さんは反対派だと思っていたし、反対派の議員からすれば二階さんは頼みの綱みたいなところがありました」

 ところが二階は、小泉から指名された衆院郵政民営化特別委員長のポストを受け、一転、民営化賛成派の旗振り役を担うことになる。

「(当時事実婚していた)野田聖子と、家に帰って二階さんが特別委員長になったことを話し合いましたね。野田に『あなたは二階さんに従って賛成していい』と言われてね。『それなら別れようや』みたいな話をしました」(同)

 野田はその後、反対の立場を貫き自民党から離党勧告を受ける。一方、二階は郵政選挙の際、現在の選対委員長にあたる総務局長を任され、刺客を送って野田ら造反組を追い落とす選挙の責任者の立場を全うする。

 どうして二階は特別委員長を引き受けたのか。鶴保はこう言って苦笑いする。

「聞いたことがない。今でも分からない」

 二階取材歴40年弱の篠原はこう見る。

「二階さんは時のリーダーに求められたこと、与えられたミッションは必ずやり遂げる。小泉さんの時の郵政民営化然り、安倍さんの時も、二階さん自身は憲法改正にそれほど意欲的ではなかったと思うんですが、実は地元の和歌山県で大々的に憲法集会を開いているんです。安倍さんと二階さんは政治的価値観が一致していない部分も多い。それでも、そういうところを二階さんは克服できる人だと感じます」

 自らの「信念」はさておき、時の権力者に従う。この「割り切り」を持っていたら、石破は今どうなっていたのだろうか……。

6189名無しさん:2021/01/19(火) 23:24:50
>>6188

超速攻の「陳情さばき」
 そしてもうひとつの二階の資質は、県議時代から培ってきた類まれなあの能力だった。

「ある時、経産省管轄の陳情を二階先生のところに持っていったら、『じゃあ、経産省の役人を紹介するから』と、すぐに秘書さんを呼び出して、その役人と電話をつないでくれました」

「4年ぶり2度目不倫」として知られる元二階派衆院議員の宮崎謙介。宮崎が初当選した2012年、二階は志帥会会長に就任し、名実ともに二階派が誕生する。

「そして、『今、うちの派閥の若手で宮崎先生という方がこちらにいらしてるんですが、相談案件があるので話を聞いてやってくれませんか。では、後ほど本人の事務所から連絡させますので、よろしく』と。あっという間に話をつけてくれたんです」

 先輩議員に陳情の相談をしても適当にあしらわれることの多かった宮崎は、この派閥の領袖の対応に言い知れぬ感動を覚える。

 また宮崎は、「佐藤昭への送り届け」を想起させる「物」による気遣いも体験している。

「毎週木曜日の昼に開かれる派閥総会では、普段のお弁当に加えて、何かおめでたいことがあると赤飯がプラスして出されるんです。私が(金子恵美との)結婚発表をした後の総会でも赤飯を出していただきました。二階さんが総会直前に指示し、用意する派閥の事務局長は相当焦ったそうです。和歌山名産のちりめんじゃこやあんぽ柿も、よくいただきました」

 自民党のある参院議員秘書も、「二階の物」にやられた記憶を持つ。

「うちの議員のお供で、議員会館の二階さんの部屋に行ったら、その帰りしな、二階さんがうちの議員に箱に入った和歌山産のミカンをくれたんです。すると、二階さんが『ほら、もう1個あるから持って帰って』と言う……。うちの議員が戸惑っていると、二階さんは『一緒に来ている人がいるでしょ』と。秘書の私にまでお土産をもたせてくれたんです」

 活魚、ちりめんじゃこ、あんぽ柿にミカン……。

 こうした気遣いに引き寄せられ、「来る者は拒まず」の二階派に次々と議員は参集。二階は「数は力」を体現していった。

 鶏卵大手「アキタフーズ」疑惑の吉川貴盛、西川公也の元農水相コンビ。

 公選法違反で逮捕された参院議員の河井案里。

 IR疑獄の衆院議員・秋元司。

 そして4年ぶり2度目の宮崎……。

 二階の土産物のレパートリーと遜色ないほど、二階派議員の不祥事は選り取り見取りの様相を呈している。すなわち、「数は力」=「質より量」。

 ここでこの稿はひとつの訂正を迫られる。先に〈二階のふたつの資質〉と記した。

「割り切り」と「気遣い」

 だが、自身の信念に殉じない割り切りと、質を問わずとにかく数を集めるために使われる気遣いは、とどのつまり同根であり、〈二階のひとつの資質〉と言わねばならなかったのだ。

「融通無碍」

 換言すると、何でもありの無原則。

 それが派閥の数集めに使われているうちはまだ可愛い。しかし、一度(ひとたび)外交の場に持ち込まれると話は違ってくる。

 昨年後半、二階の地元和歌山では、毎月の如くある「恒例行事」が開催されていた。そこでいつも木霊(こだま)したのは、ひとつのキーワードだった。

「親中派、親韓派の二階俊博」

 右翼団体による街宣活動。それは故なき誹謗中傷ではなかった――。

(敬称略)

「週刊新潮」2021年1月14日号 掲載

新潮社

6190とはずがたり:2021/01/19(火) 23:45:01

自民・二階氏「とりあえず河野くんで」 ワクチン担当相任命に
1/19(火) 11:45配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/accb25fe176123ff288bcf4c2c7c260ba287a3c3
産経新聞

自民党役員会に臨む二階俊博幹事長(左)と菅義偉首相=18日午後、国会内(佐藤徳昭撮影)

 自民党の二階俊博幹事長は19日午前の記者会見で、河野太郎行政改革担当相がワクチン担当相に任命されたことについて「適材適所ということに尽きる」と述べた。その上で、「自民党は人材豊富だ。それに代わる者を用意しろといわれたらいくらでも準備できるが、今はとりあえず河野くんだけでいい」と語った。

6191名無しさん:2021/01/19(火) 23:48:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ba2ea18e6efbdf3160e74cf2ca60c9ddc326b8b
自民若手議員 二階氏らに「73歳定年制」厳守を要望
1/19(火) 20:30配信

 自民党の青年局が二階幹事長ら党幹部に次の衆議院選挙で「73歳定年制」のルールを厳守するように求めました。

 自民党は衆議院選挙の比例区では73歳以上の候補者を認めない「定年制」を設けています。

 菅総理大臣と山口選対委員長は定年ルールを堅持すると確認していますが、去年6月にはベテラン議員を中心に、このルールを撤廃するよう求め、二階幹事長は理解を示していました。

 今月19日の青年局の申し入れに対して二階幹事長は「青年局の活動は応援している」と応じたものの、定年制を維持するかどうかについて具体的な言及はなかったということです。

 45歳以下で構成される自民党青年局のトップは、これまで安倍前総理大臣や小泉環境大臣など男性のみが務めてきましたが、50代目となった今の局長は牧島かれん氏が務めています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/ea9cb16e28ed3a71fd69a75bc2dcdaba01027529
比例73歳定年の堅持要請 自民青年局
1/19(火) 19:06配信

 自民党の牧島かれん青年局長は19日、二階俊博幹事長、山口泰明選対委員長と党本部で会い、内規で定める衆院比例代表候補の73歳定年制を堅持するよう申し入れた。

 山口氏は「原則堅持は同じ思いだ。ベテランは地域でしっかり地盤を持っている」と応じた。

6192名無しさん:2021/01/19(火) 23:50:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dc0bfefd799da74e155a11325472a0f8fb2f890
二階氏 五輪開催に意欲 「躊躇する問題ではない」
1/19(火) 19:12配信

自民党の二階幹事長は、「躊躇(ちゅうちょ)する問題ではない」と、夏の東京オリンピック・パラリンピック開催に強い意欲を示した。

自民党・二階幹事長「ここで五輪を開催するのしないのって躊躇している問題じゃない。あらゆる困難を乗り越えて、国民の期待、世界の皆さんの期待に応えるべきだと思います」

さらに、二階幹事長は「最終的には政府が決断すべきことだが、常に積極的に前を向いて進んでいかなければならない」と述べ、政府に東京大会の開催を強く求めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/25a472d5216a3b99c40c2b4652c975039135a57e
二階氏 東京大会開催に強い意欲 「ちゅうちょする問題ではない」
1/19(火) 14:46配信

自民党の二階幹事長は、夏に予定されている東京オリンピック・パラリンピックについて、「開催をちゅうちょする問題ではない」と述べ、開催に向けた強い意欲を示した。

自民党・二階幹事長「ここで五輪を開催するのしないのって、ちゅうちょしている問題じゃない。あらゆる困難を乗り越えて、国民の期待、世界の皆さんの期待に応えるべきだと思う」

東京大会の延期や中止の観測も出る中、二階幹事長は、「最終的には政府が決断すべきことだが、常に積極的に前を向いて進んでいかなければならない」と述べ、政府に開催を強く求めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f8f27e61c3afaf5948e467c2db5618360a6c26a
自民・二階氏「困難乗り越え世界の期待に応える」 五輪に意欲
1/19(火) 13:14配信

 自民党の二階俊博幹事長は19日の記者会見で、今夏に予定される東京五輪・パラリンピックについて「あらゆる困難を乗り越えて、国民の期待、世界の皆さんの期待に応えるべきだ」と意欲を示した。

 開催可否の判断時期に関しては「できるだけ早いうちに方向を決めればいい」と指摘。その上で「五輪を開催する、しないと躊躇(ちゅうちょ)している問題ではない。問題は新型コロナウイルスにどう対応するか、どう乗り越えることができるかという問題だ」と強調した。

6193名無しさん:2021/01/19(火) 23:51:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e5858f9cdfc6ef28ae62eea90ac020eaad54647
河野氏起用は適材適所 自民・二階幹事長
1/19(火) 11:37配信

 自民党の二階俊博幹事長は19日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種の総合調整に河野太郎規制改革担当相を充てることについて、「ワクチンを速やかに、大人数に接種してもらわないといけない。相当の気構えでやることを内外に発信した。適材適所だ」と評価した。

 コロナ感染が拡大する中で東京五輪・パラリンピック開催を危ぶむ声が出ていることには、「常に積極的に前を向いて進めることでないといけない。開催する、しないとちゅうちょする問題ではない」と指摘した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6c4470300510aaccb9fed439005d99335d660399
二階氏「とりあえず河野君」 “ワクチン担当相”への起用
1/19(火) 18:48配信

河野大臣をワクチン接種担当の大臣に起用したことについて、自民党の二階幹事長は「党は人材豊富だが、とりあえず河野君だけでいい」と述べた。

自民党・二階幹事長「自民党、人材豊富ですから、それに代わるべき者をもっと用意しろと言ったら、いくらでも準備できますが、今とりあえず河野君だけでいいと思います」

二階幹事長は、河野氏の起用について、「適材適所ということに尽きる」と強調した。

6194名無しさん:2021/01/19(火) 23:53:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a265a3a0cf03010dc6ed4ac888b251ee4eb0d2d
菅首相と二階幹事長らコロナ対応などを協議
1/19(火) 19:43配信

菅首相と自民党の二階幹事長らが会談し、新型コロナウイルスへの対応などについて協議しました。

自民党・二階幹事長「国民の皆さんが不安に陥ってるわけですから、解消のために政府はできることは、あらゆる対策、これは労を惜しむことなく、しっかりやってもらいたいということを申し上げてまいりました」

会談には、自民党の林幹事長代理と森山国対委員長も同席しました。二階幹事長が新型コロナ対応について「しっかりやってもらいたい」と要請したのに対し、菅首相は「政府の責任においてしっかりと対応したい」と述べたということです。

新型コロナ対応などをめぐって自民党内からは、「官邸の情報が党に届かない」などと不満の声が出ていて、国会論戦が本格化するのを前に、改めて協力体制を確認した形です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/34093c2be16bc0af3adb68843e5ca9ffd95fdf15
首相、二階氏とコロナ対応めぐり会談 「政府の責任でしっかり対応」
1/19(火) 16:01配信

 菅義偉(すが・よしひで)首相は19日、官邸で自民党の二階俊博幹事長と会談し、新型コロナウイルス対応について意見交換した。二階氏は会談で「コロナの問題は、国民が大変不安に思われているので党は頑張る決意だ。政府も一つしっかりやってもらいたい」と要請。首相は「政府の責任においてしっかりと対応したい」と応じた。会談後、二階氏が記者団に明らかにした。

 会談は首相が二階氏に呼びかけ、林幹雄幹事長代理と森山裕国対委員長が同席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/66e913c4d23e7a604de57e13536648d10efbc4e2
コロナ対応の連携確認 菅首相、自民幹事長と会談
1/19(火) 16:44配信

 菅義偉首相は19日、首相官邸で自民党の二階俊博幹事長、森山裕国対委員長らと会談し、政府・与党が結束して新型コロナウイルス対策に取り組むことを確認した。

 会談は首相が呼び掛けた。首相が二階氏と官邸で会談するのは、政府・与党連絡会議を除き、今年に入って初めてとみられる。

 二階氏は「コロナ問題を国民は大変不安に思っている。党も頑張るので、政府もしっかりやってもらいたい」と述べた。首相は「政府の責任でしっかり対応したい」と応じた。衆院解散・総選挙や東京五輪・パラリンピックの開催の是非などは話題にならなかったという。

6195名無しさん:2021/01/19(火) 23:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/90a140eedefffdb4fa1db2c07b07a08e01e30ed6
自民派閥、結束確認の「箱弁」ダメ コロナで自粛「さびしい」の声も
1/19(火) 18:27配信

 自民党の各派閥は19日、毎週木曜昼の会合時に所属議員に振る舞う「箱弁当」を当面自粛すると決めた。そろって弁当を食べることで派閥の結束を高めるのが伝統とされてきたが、コロナ禍での感染対策として会食を控えることにした。

 各派閥の代表者が党本部に集まって決めた。麻生派事務総長の棚橋泰文衆院議員は記者団に「国民に範を示す」と説明。議員に箱弁当を提供する場合は、その場で食べずに持ち帰ってもらうことも確認した。

 自民の各派閥は基本的に、毎週木曜正午から永田町周辺の派閥事務所で所属議員の意見交換会を開催。近くの仕出屋や料亭などの弁当を用意するのが慣例とされてきた。「箱弁当」は派閥政治の象徴でもあり、昭和時代に権勢を振るった旧田中派では「一致団結、箱弁当」とのかけ声も生まれた。

 旧田中派の流れをくむ竹下派は、この日の決定に先立って14日から箱弁当なしの会合に切り替えた。「さびしい」(若手)との声も出たが、同派事務総長の山口泰明・党選挙対策委員長は「弁当があると、持ち帰りでも議員同士で食べてしまうかもしれない」として理解を求めた。(大久保貴裕)

朝日新聞社

6196名無しさん:2021/01/19(火) 23:54:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ed30200742ddb4a80282b36376dd8dd920b389a
二階幹事長に麻生財務大臣…コロナ対策の足引っ張る自民党の二大重鎮
1/19(火) 15:50配信

60%を超える高い支持率で船出した菅義偉首相だが、NHKの世論調査(1月13日)によると内閣支持率は40%まで急落した。後手後手の新型コロナウイルス対策で国民から愛想を尽かされつつある菅内閣。国民が疑問に思う“なぜ?”の理由を専門家に聞いた!

■Go Toトラベルはなぜ止められなかった?

菅首相が「Go Toトラベル」の全国一斉の一時停止を突如表明したのは昨年12月14日。新型コロナウイルスの感染再拡大の要因と指摘されていても、なかなか止めることはなかった。

「国民よりも、菅政権の生みの親である自民党の二階俊博幹事長の顔色を見ていたんですね」

そう語るのは、政治評論家の有馬晴海さんだ。

「無派閥の菅さんは、党内をまとめ首相の椅子に座らせてくれた二階さんには絶対に頭が上がらない。全国旅行業協会会長をつとめ観光需要を喚起するGo Toトラベルを強く推し進めている二階さんの顔に泥を塗るわけにはいかなかったのです。国民の不安が高まり、ようやく停止を表明しましたが、その直後に、二階さんに呼び出されて“ステーキ忘年会”に参加し世間の批判を浴びました。そもそも菅さんが二階さんの誘いを断れるわけがないのです」

■2回目の給付金になぜ消極的なの?

8日の記者会見で、定額給付金を再び出すかどうかを問われた菅首相は言葉を濁している。

政治アナリストの伊藤惇夫さんが解説する。

「菅さんとしても、支持率が下がり続けるなか、国民の関心が高い定額給付金は、いずれ出さざるをえないと考えているはず。しかし、党内では立場が不安定な菅さんは麻生太郎財務大臣にも気を配らなければいけません。麻生さんは、前回の給付金の多くが貯蓄に回ったとして不満に思っていますから、追加の一律給付には否定的。“財布のひも”を握る麻生さんをどう説得すればいいのか考えあぐねていることでしょう」

そして、伊藤さんはこう続ける。

「菅首相は“ブレる”ことを嫌う政治家です。自分が示した方針を曲げることは“負け”に等しいと考えています。平時ならば、一貫した姿勢が評価されることもありますが、このコロナ禍という非常時には柔軟に対応しなければいけません。危機的な状況には不向きな首相だと思います」

国民の切実な声に、菅首相が寄り添う日は来るのだろうか?

「女性自身」2021年2月2日号 掲載

6197チバQ:2021/01/20(水) 10:32:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e1e9b861a2dfde325966e2066571c1e938a5489
苦境脱却へ河野氏に白羽 ワクチン接種準備、不安も 新型コロナ
1/20(水) 7:09配信
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記者団の取材に応じる河野太郎規制改革担当相=19日午後、東京・永田町の自民党本部
 菅義偉首相は、新型コロナウイルスのワクチン接種の担当として、河野太郎規制改革担当相に白羽の矢を立てた。

【図解】新型コロナワクチンの接種計画

 内閣支持率急落で苦境にあえぐ菅内閣の命運を握るのがコロナ対策。その「切り札」となるワクチン接種の総合調整を河野氏の突破力に託したが、先行きには不安も入り交じる。

 「各省にまたがっているから(河野氏に)担当相を決めた。政治主導でしっかり臨んでいく」。首相は19日、首相官邸で会った自民党の下村博文政調会長に、2月下旬までに始めると「公約」したワクチン接種への決意を示した。

 首相が河野氏を起用したのは、所管の厚生労働省の動きが鈍いことが背景にある。同省は米製薬大手ファイザーの日本法人を窓口としていたが交渉は遅れていた。これを察知した首相官邸がワシントンの日本大使館を通じて米国のファイザー本社と直接交渉に臨み、進展した経緯がある。「官邸の言うことを聞かない厚労省」(官邸筋)に首相は不満をため込んでいたという。

 ワクチンは超低温で保管する必要があり、輸送も大掛かりとなる。接種会場の確保も急務だ。河野氏は19日の会見で「輸送や保管、会場設定といったロジを担当する」と説明。早速、医療機関や自治体、関連企業などとの調整に入る。首相と河野氏は19日夜、官邸で小泉進次郎環境相らを交え対応を協議した。

 首相は河野氏が規制改革担当相として押印廃止など省庁間の課題に「手腕」を発揮したことを評価。政府高官も「発信力もあり、説明も分かりやすい」と河野氏を持ち上げる。

 ただ、河野氏の調整力を不安視する向きもある。防衛相時代に陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画停止を発表した際、要所への根回し不足で批判を招いた。自民党ベテランは「目立ちたがり屋で調整能力が全くない」と漏らす。昨年9月の就任直後に設置した「縦割り110番」も殺到する情報を処理し切れず、約2カ月で中断した。

 ワクチンをめぐり、厚労省は2月中旬の承認も視野に審査を急ぐ。医療従事者1万人への先行接種は、国立病院機構など医療系3独立行政法人傘下の医療機関での実施に向け準備を進める。65歳以上の高齢者や基礎疾患がある人などを経て、一般国民への接種は「5月以降」(政府高官)になる見通し。河野氏起用でも、接種時期が遅れたり混乱が生じたりすれば、批判の矛先が首相に向く可能性もある。

6198チバQ:2021/01/20(水) 10:34:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c6fd91443ac4e8337ad7f1bed09aea1702c871b
なぜ菅首相の言葉は“響かない”のか 表情、話し方、しぐさ…過去の首相との「決定的な違い」〈dot.〉
1/20(水) 8:02配信
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菅義偉首相(c)朝日新聞社
 18日、義偉首相は開会した通常国会で施政方針演説に臨んだが、重要な場面で「言い間違え」を連発するなど不安定さも目立った。政権の支持率が急落している背景には、菅首相の発信力の弱さも挙げられるだろう。トップとして、このコロナ禍にどう立ち向かうのかという力強い言葉が一向に聞こえてこないのだ。言っているのかもしれないが、まったく伝わらない。それは一体なぜなのか。「政治家の日本語」の著書がある信州大学の都築勉名誉教授に聞いた。

*  *  *
――18日の菅首相による施政方針演説はそつなくこなしたとの評価がある一方で、コロナ対策に関する重要な場面で「徹底的な対策」と言うべきところを「限定的な対策」と言い間違えるなど、相変わらず不安定な場面もありました。19日付の朝日新聞では「あれでは伝わらない」と漏らした自民党幹部の声も紹介されています。国民に対して「大変申し訳なく思う」などの言葉はあるのですが、表情や口調の問題もあるのか、いまいち切迫感が伝わってきません。なぜ菅首相の言葉はわれわれに響いてこないでしょうか。

都築:ひとことで言えば“細かい”からです。個別の政策に切り分ける前の社会認識や、国の将来像を共有できるような言葉がないので、発信の仕方が「政策の羅列」になってしまっている。「午後8時以降の外出は自粛してください」「テレワークの活用で出勤者の7割を削減を目指します」など、細かい話から入るので「じゃあそれ以外はいいのか」となって、また批判を受ける。

 携帯料金やNHKの受信料の引き下げなど、菅首相が推し進める政策はターゲットを絞ってピンポイントで働きかけるものが多い。それが奏功した政策もあるが、コロナ対応では“細かい”ことが完全に裏目に出てしまっています。安倍晋三前首相が非常にイデオロギー的な思考だったので、コントラストが浮かび上がってしまい、「大局観がない」と捉えられている部分もあると思います。

――菅首相の話し方はどうでしょうか。ご本人もインタビューなどで口下手であることは認めていますが、官房長官時代から、会見や国会では無表情で平板なイントネーションで受け答えをしていました。それゆえ、温かみよりも冷たい印象を与えてしまい、首相になってからも国民に“熱量”が伝わっていないように思います。

6199チバQ:2021/01/20(水) 10:34:41
都築:7年8カ月も官房長官をやっていたのだから、話し方の癖はなかなか抜けないでしょう。ただそれ以前に菅首相の政治的なリソース(資源)は、情報と人事を握っていることです。言い換えれば、インテリジェンスの出身なんですね。国家の情報収集や分析、人事の差配などは見えないところでやるものなので、言葉は重要視されません。むしろ周りに気付かれてはいけないものであり、「国民に向けて語りかける」という方法とは180度違う政治手法です。

 菅首相はインテリジェンスで政治の世界を生き抜いてきました。言葉というものは、経験がにじみ出るので、同じ言葉でも話している人によって伝わり方が違います。国民と一緒に共感を得ながら進めよう、という姿勢が薄いのは菅首相が歩んできた政治的キャリアの“帰結”でもあるのです。

――言葉は少なくとも、歴史に名を残す首相はいました。たとえば大平正芳氏は「アーウー宰相」と呼ばれ、饒舌ではありませんでしたが、一つ一つの言葉には無駄がなく、とても論理的だったとされます。また、小渕恵三氏は首相在任中、自らの発信力を卑下して「ボキャ貧」と述べて流行語大賞にもなりましたが、その人柄が国民にも受け入れられるようになり、低かった内閣支持率を上昇させていきました。

都築:大平さんとはバックグラウンドが違うのであまり比較になりませんが、たたき上げという点で、菅さんは小渕さんのようなタイプになるのかと思っていました。小渕さんもアジア通貨危機と日本の金融危機に直面していた大変な時期に首相になりました。本当に笑っている場合ではなかったと思いますが、小渕さんにはユーモアがありました。社会が厳しい状況であるほど、トップがユーモラスであることは大切です。菅首相とはそこが違う点でしょうね。

 私は首相は雄弁である必要はないと思っています。たとえば海部俊樹さんは早稲田大学雄弁会出身で饒舌でしたが、逆に型にハマった言葉が多く、あまり伝わってくるものがありませんでした。言葉が「インフレ」にならず、言葉の中身に注目してもらえるという点では、口下手であることも悪くはないと思います。

――失言はどうでしょうか。過去にも「ASEAN」を「アルゼンチン」と間違えたり、緊急事態宣言の対象地域の「福岡」を「静岡」と言い間違えたり、菅首相は重要な場面で言葉を間違えることが少なくありません。また、緊急事態宣言の延長について「仮定の質問には答えない」という旨の発言をして批判を浴びたこともありました。

都築:失言が多いということは、国民には発信力や指導力のなさとして映ってしまいます。菅首相はまだ就任4カ月ですが、政権末期の麻生太郎さんのようにもみえてしまいます。あのときはリーマンショックの対応が猛バッシングされて、麻生さんは何を言っても批判されました。失言癖があり、上から目線だという点も似ています(笑)。

 揚げ句の果てには、漢字が読めないことも連日攻撃されて、追い込まれ解散になり衆院選で大敗しました。今年の秋までに衆院選があることは確実なのですから、菅政権もこのままいけば、追い込まれた形で衆院選突入という可能性もゼロではありません。政治家にとって「言葉は命」という格言は、まさにその通りなのです。(構成=AERAdot.作田裕史)

6200チバQ:2021/01/20(水) 10:53:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b4d4e1edc45ea767fed2756afec3b951e9e0f2c
特命大臣は河野太郎氏…サプライズ人事に担当者困惑
1/19(火) 18:00配信
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河野太郎行革担当相(2018年4月6日撮影)
立憲民主党など野党会派は19日、新型コロナウイルス対策などについて厚生労働省に質疑を行った。前日に河野太郎行革相がワクチン担当の特命大臣に指名され、田村憲久厚労相との法的な関係性などについては質問が出ると「昨日、うかがったばかりで…」と厚労省担当者もサプライズ人事に戸惑いを隠せなかった。

【写真】菅首相、コロナワクチン調整を河野行革担当相に指示

また前日の施政方針演説で菅義偉首相がワクチンを「私も率先して接種します」と宣言した。「接種順位はいつ、どこで決まったのか」との質問に「まず一番最初に医療従事者から、接種いただくということなので、総理が一番最初というわけにはならないと思う」と厚労省の担当者も困惑の表情だった。

6201チバQ:2021/01/20(水) 15:29:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcadc90ed4bbd69e3f2aa23af284b35817880429

ワクチン担当の河野氏の補佐官、小林史明氏を起用へ
1/20(水) 14:21配信
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河野太郎行政改革担当相=15日午前、首相官邸(春名中撮影)
 政府は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた調整を担当する河野太郎行政改革担当相の補佐官として、自民党のデジタル社会推進本部の事務総長を務める小林史明衆院議員を起用する方針を固めた。近く正式に発表する。ワクチン接種の記録管理などに関わる政策を担うとみられる。


 小林氏はNTTドコモ社員を経て政界入りした当選3回の若手。第2次安倍晋三政権で総務政務官兼内閣府政務官を務め、NHK改革や楽天の携帯市場への参入など放送・通信分野で規制改革を進めた。

 昨年10月に発足した党デジタル社会推進本部の事務総長として今国会に提出されるデジタル改革関連法案の党内議論を取りまとめている。

6202チバQ:2021/01/20(水) 15:30:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6db7122c4300dcf2d97f658ff70bc4d7bad9f0f

河野氏「想像を絶する」、迅速接種へ課題続々…輸送・人手・会場
1/20(水) 9:12配信




閣議に臨む河野行革相(左)と田村厚労相(19日午前、首相官邸で)=源幸正倫撮影
 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、政府の描くスケジュール通りに実施するには多くのハードルが待ち構えている。コロナ対応への批判が強まる中、菅首相は、ワクチン接種に向けた調整担当に河野行政・規制改革相を起用した。迅速な接種を進め、苦境からの脱却を図りたい考えだ。
 首相は19日、河野氏と首相官邸で会談し、「しっかりやってほしい」と指示した。河野氏は会談後、記者団に「1億2000万人分のワクチン接種は、想像を絶する。一から十まで課題(ばかり)だ」と表情を引き締めた。

(写真:読売新聞)
 これに先立ち、首相は同日、自民党の二階幹事長、森山裕国会対策委員長らと会談し、接種開始をできる限り早める考えを示した。政府は、ワクチン接種を「感染対策の決め手」と位置づけており、2月下旬の開始を想定する。先行して接種の対象となる医療従事者や高齢者ら以外の国民については、5月にも接種を始めることを目指している。
 首相が河野氏に白羽の矢を立てたのは、発信力に期待しているためだ。河野氏は、ツイッターのフォロワー数が200万人を超えており、「国民に理解と協力を求めるのに適任」(ベテラン)というわけだ。接種が始まっている欧米では事前の想定よりペースが遅れており、首相は、河野氏をトップに万全の態勢を築くことで、円滑な接種につなげたい考えだ。

6203チバQ:2021/01/20(水) 20:27:45
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021011900036.html
ガースー孤立で官邸機能不全 事実上の「二階『傀儡』政権」に
2021/01/20 08:02AERA dot.

ガースー孤立で官邸機能不全 事実上の「二階『傀儡』政権」に

味方はどこに? 厳しい政権運営が続く菅義偉首相 (c)朝日新聞社

(AERA dot.)

 今、日本で最も“緊急事態”に陥っているのは首相官邸ではないか。官邸関係者は言う。



「菅義偉首相の周囲にいる官僚はイエスマンばかり。問題点を進言しても菅首相の耳には入らない。官僚たちも嫌気がさしていて、『菅離れ』は政権末期のような状況です」

 1月13日の新型コロナウイルス感染症対策本部で緊急事態宣言を再発出した際には、「福岡県」を「静岡県」と読み間違える失態を犯した。同日夜の記者会見では質問と回答がかみ合わず、「官邸はどうなっているんだ」(自民党幹部)と怒りの声も。

 特に与党議員が反発したのが、国外からの往来規制についてだ。菅首相は当初、緊急事態宣言が出てもビジネス人材の入国は受け入れる考えだった。自民党議員は憤る。

「新型コロナの変異種が警戒されているのに、こんな対策はありえない。党の外交部会でも『水際対策をやっているのに、これでは水浸しになる』と批判が噴出した」

 結果として、菅首相は海外からの往来停止を表明。だが、外国人の入国受け入れにこだわった理由は説明がないままだ。そこにはある事情があったという。自民党関係者はこう解説する。

「外国人労働者の受け入れは、菅首相が官房長官時代に手がけた政策。それに中国やベトナムと関係が深い二階俊博幹事長も関与した。菅首相は、二階幹事長に配慮して往来停止を言えなかったのでは」

 内閣官房関係者が話す。

「すべての政策でお伺いを立てるというわけではないようだけど、『二階さんの傀儡(かいらい)』という見方をする人だっていますよ」

 二階派の意向が強く出た場面は他にもある。

 昨年12月21日の国家戦略特区諮問会議では、企業による農地取得の自由化が議論された。現在、企業による農地の取得は国家戦略特区として兵庫県養父市でのみ認められている。会議では、民間の有識者議員である竹中平蔵氏らが特区の全国展開を主張。結論は、竹中氏と親しい菅首相の「預かり」となって終わった。

 これに怒りをあらわにしたのが二階氏に近い自民党議員だ。

「多くの企業はリース形式が良いと言っているのに、なぜ、竹中氏らの意見で農地取得を検討するのか。党として絶対に認めさせない」

 政権を支えるはずの議員から予想以上の反発を受けた菅首相は、特区の全国展開をあっさりと断念。現在は、養父市の取り組みを一定期間延長する方向で決定した。前出の自民党幹部は「官邸内の議論が詰め切れていない。これでは通常国会を乗り切れないよ」と嘆く。

 官邸で孤立し、判断ミスを重ねる菅首相。前出の内閣官房関係者がこう話す。

「菅首相は、やることすべてが裏目に出て、今は自信をなくしている感じ。党の後ろ盾がないと厳しいことも痛感している」

 一方、菅首相に直言できる数少ない人物である二階氏の影響力は、党内で高まるばかりだ。しかし、その二階氏、「菅首相がダメなら、別の政治家を首相に担ぐのでは」(前出の自民党関係者)との臆測も出ている。二階派の国会議員も「いいタマ(次の首相候補)がいないなら、小池百合子東京都知事でもいい。小池氏が乗ったら政局は面白くなる」と話す。前出の官邸関係者は言う。

「これ以上の支持率下落は致命的。それで焦って対策を打つからミスが生まれる。新型コロナ対策が政局に翻弄(ほんろう)されている」

 官邸が正常化する日は来るのか。(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月29日号

6204名無しさん:2021/01/20(水) 20:50:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b478b9d3a812861cbfb42ec7e0723d0eec8b1fac
ガースー孤立で官邸機能不全 事実上の「二階『傀儡』政権」に〈週刊朝日〉
1/20(水) 8:02配信

 今、日本で最も“緊急事態”に陥っているのは首相官邸ではないか。官邸関係者は言う。

「菅義偉首相の周囲にいる官僚はイエスマンばかり。問題点を進言しても菅首相の耳には入らない。官僚たちも嫌気がさしていて、『菅離れ』は政権末期のような状況です」

 1月13日の新型コロナウイルス感染症対策本部で緊急事態宣言を再発出した際には、「福岡県」を「静岡県」と読み間違える失態を犯した。同日夜の記者会見では質問と回答がかみ合わず、「官邸はどうなっているんだ」(自民党幹部)と怒りの声も。

 特に与党議員が反発したのが、国外からの往来規制についてだ。菅首相は当初、緊急事態宣言が出てもビジネス人材の入国は受け入れる考えだった。自民党議員は憤る。

「新型コロナの変異種が警戒されているのに、こんな対策はありえない。党の外交部会でも『水際対策をやっているのに、これでは水浸しになる』と批判が噴出した」

 結果として、菅首相は海外からの往来停止を表明。だが、外国人の入国受け入れにこだわった理由は説明がないままだ。そこにはある事情があったという。自民党関係者はこう解説する。

「外国人労働者の受け入れは、菅首相が官房長官時代に手がけた政策。それに中国やベトナムと関係が深い二階俊博幹事長も関与した。菅首相は、二階幹事長に配慮して往来停止を言えなかったのでは」

 内閣官房関係者が話す。

「すべての政策でお伺いを立てるというわけではないようだけど、『二階さんの傀儡(かいらい)』という見方をする人だっていますよ」

 二階派の意向が強く出た場面は他にもある。

 昨年12月21日の国家戦略特区諮問会議では、企業による農地取得の自由化が議論された。現在、企業による農地の取得は国家戦略特区として兵庫県養父市でのみ認められている。会議では、民間の有識者議員である竹中平蔵氏らが特区の全国展開を主張。結論は、竹中氏と親しい菅首相の「預かり」となって終わった。

 これに怒りをあらわにしたのが二階氏に近い自民党議員だ。

「多くの企業はリース形式が良いと言っているのに、なぜ、竹中氏らの意見で農地取得を検討するのか。党として絶対に認めさせない」

 政権を支えるはずの議員から予想以上の反発を受けた菅首相は、特区の全国展開をあっさりと断念。現在は、養父市の取り組みを一定期間延長する方向で決定した。前出の自民党幹部は「官邸内の議論が詰め切れていない。これでは通常国会を乗り切れないよ」と嘆く。

 官邸で孤立し、判断ミスを重ねる菅首相。前出の内閣官房関係者がこう話す。

「菅首相は、やることすべてが裏目に出て、今は自信をなくしている感じ。党の後ろ盾がないと厳しいことも痛感している」

 一方、菅首相に直言できる数少ない人物である二階氏の影響力は、党内で高まるばかりだ。しかし、その二階氏、「菅首相がダメなら、別の政治家を首相に担ぐのでは」(前出の自民党関係者)との臆測も出ている。二階派の国会議員も「いいタマ(次の首相候補)がいないなら、小池百合子東京都知事でもいい。小池氏が乗ったら政局は面白くなる」と話す。前出の官邸関係者は言う。

「これ以上の支持率下落は致命的。それで焦って対策を打つからミスが生まれる。新型コロナ対策が政局に翻弄(ほんろう)されている」

 官邸が正常化する日は来るのか。(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月29日号

6205名無しさん:2021/01/20(水) 22:04:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a40034d7a88e0d4f832a49b3abe75e0f045e6e3
自民・二階幹事長、議場にらむ 野党に結集呼び掛けの場面でやじ
1/20(水) 20:49配信

 「だから野党に呼び掛けているんじゃないですか」。20日の衆院本会議の代表質問で登壇した自民党の二階俊博幹事長が、語気を強めて議場をにらみつける場面があった。新型コロナウイルス対応に関し「与党も野党も力を結集しよう。私どもは、いかなる努力も惜しまない」と呼び掛けた際、場内からやじが飛んだのが原因とみられる。

 二階氏は「必要な政策の速やかな決断・実行を誓う」との締めくくり部分を読まずに切り上げた。

 菅義偉首相誕生の立役者となった二階氏は約1年前の本会議以来となった。質問では、首相を「地方に住む人々の心を十分に理解する政治家の代表だ」と持ち上げた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e3733c9748f7acf9071298e919010650e511453a
菅首相との蜜月誇示 代表質問で1年ぶりに登壇 自民・二階氏
1/20(水) 19:34配信

 自民党の二階俊博幹事長は20日、衆院本会議の代表質問で1年ぶりに登壇した。

 政権の後ろ盾を自任する立場から、菅義偉首相について「地方の実情や地方に住む人の心を十分に理解する政治家の代表だ」と持ち上げるなど、蜜月ぶりを誇示した。

 政府の新型コロナウイルス対策もアピール。ワクチン接種の早期開始を求めると、首相も「一日も早く開始できるよう、あらゆる努力を尽くしている」と前向きに応じた。

 二階氏は、自民党のシンボルマークをあしらったマスク姿で質問に立った。ただ、終了後に自席で外し、側近から着用を促される場面もあった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bfce1123d24441ea68847ef732109641e5c2be34
二階氏、菅首相に質問「総理の地方に対する哲学語って」
1/20(水) 15:45配信

 菅義偉首相に対し、昨秋の自民党総裁選時に「あんたしかいない」と立候補を促した二階俊博・同党幹事長が、20日午後の衆院代表質問に立った。秋田出身の菅首相について「地方の実情や地方に住む人々の心を十分に理解している政治家の代表だ」と述べ、「総理の地方の皆さんに対する哲学、思いを語っていただきたい」と質問した。

 菅首相は「私は政治家を志して以来、現場の声、皆さんの声に幅広く耳を傾け、国民目線で政策を進めてきた」と答弁。「活力ある地方を作る」とも述べ、総務相や官房長官時代に推進した「ふるさと納税」を実績に挙げた。

 首相は続けて「新型コロナの影響が長期にわたる中、国民の暮らしと雇用を守っていくことは政治の責務だ」とも答弁した。総裁選や昨秋の臨時国会での所信表明演説などで繰り返した「自助・共助・公助」については、18日の施政方針演説に続いて触れなかった。

 一方、二階氏は質問のなかで、「観光の語源は(中国の四書五経の)『易経』にある『国の光を観(み)る』から引いたものと言われる」「私はこの光が『子供の笑顔』であるべきだと思う」と主張。二階氏は「観光立国」を長年唱え、全国旅行業協会の会長も務める。

 二階氏は東京五輪・パラリンピックについて、「オリ・パラの成功が、世界中のアスリートの支援につながり、それをみて挑もうとする世界中の子供たちの笑顔と希望になると確信している」と述べ、「開催できるように努力するのは当然のことだ」と述べた。

朝日新聞社

6206名無しさん:2021/01/20(水) 22:04:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/55735f6771ffb455286cbda672360b85183c20d3
二階氏、首相持ち上げる 新型コロナ「果断に対応」 GoToに言及なく
1/20(水) 20:03配信

  20日に始まった衆院本会議の代表質問で、自民党の二階俊博幹事長は「果断」などを多用し、首相の「決断力」のアピールに腐心した。

 海外からのビジネス往来を2月7日まで停止する措置を「全体状況やタイミングを見て果断に対応した」と評価。昨年末に低所得のひとり親世帯への臨時特別給付金の再支給を決めたことも「まさに首相の決断により実行された」。関連するNPOが首相に感謝を伝えた例に触れ「誰一人忘れない、見捨てない、ひとりぼっちにさせない、という首相の思いが理解された瞬間だ。弱い側に立った政治を実践するのがライフワークだと常々おっしゃられ、地方の人々の心を十分に理解している政治家の代表だ」と持ち上げた。

 公立小学校の「35人学級」に関し「学校現場から歴史的な快挙と喜ばれるご決断だ」と言及。首相が推進する2050年の脱炭素社会実現は「首相のリーダーシップが最も大事」とアピールに努めた。

 首相は「35人学級は40年ぶりの大改正」と胸を張り、憲法改正手続きを定める国民投票法改正案に関し「今国会で『何らかの結論を得る』ことで(与野党が)合意したと承知しており、実現に強く期待している」と語気を強めた。一方、二階氏の質問にGoToトラベルに関する言及はなく、自民幹部は「昨今の情勢を見て意図的に入れなかったんだろう」と漏らした。【水脇友輔】

https://news.yahoo.co.jp/articles/48fc07414d9d59174dd4fb70eea1f9b56ccca1f8
金子恵美氏、二階幹事長の言葉に涙した過去「怒られると思ったら…」
1/20(水) 19:44配信

 元衆議院議員の金子恵美氏が、自民党の二階幹事長から掛けられた言葉に涙した過去のエピソードを明かした。

 夫の宮崎謙介氏と同じく二階派に所属していた金子氏は、結婚報告をするために二階幹事長のもとを訪れた時のことを振り返りながら次のように話した。

「結婚したら、これからはすべて二倍。喜びも二倍だし、一緒に選挙活動をすれば票も二倍。だけど、悲しみや辛さは半分になるな」

 そのように言葉を掛けられたという金子氏は「怒られると思ったけど、こう言われたのでこんな私が泣いてしまった」と当時のことを明かした。

 しかし、その話を聞いたお笑いタレントの千原ジュニアが「でもね…」と話を遮って「悲しみ半分どころではなかった」と暗に夫のことを突っ込むと、金子氏は「確かに…」としばし言葉に詰まって「怒りの方が倍に」と思わず漏らしたが、そのあとに続く言葉は飲み込んだ。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)

6207名無しさん:2021/01/20(水) 22:05:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/40d741ba19c38fc28b3df733dfe2a7c72038347e
二階幹事長“政府にケチつけるな”発言に「引退して」と批判殺到
1/20(水) 18:20配信

「オリ・パラの成功が、世界中のアスリートの支援につながり、それをみて挑もうとする世界中の子供たちの笑顔と希望になると確信している」

こう語るのは自由民主党の二階俊博幹事長(81)。これは20日午後に開催された衆議院の代表質問に立った二階幹事長が答えたもの。

今夏に控える東京五輪・パラリンピックの開催意義を熱弁する二階幹事長だが、見通しは依然暗いままだ。1月8日には2度目の緊急事態宣言が発令されたが、新型コロナウイルスの感染者数は未だに全国で連日5000人前後を記録するなど終息の気配は見えない。

五輪開催についてもJOC(日本オリンピック委員会)理事の山口香氏は19日、毎日新聞のインタビューで《再延期にはコストもかかる。今回はやるか、やらないかの選択だと思う》と語るなど、“身内”からも厳しい指摘が飛び出している状況だ。

そんななか、二階幹事長のある発言に批判が殺到している。それは二階幹事長が単独インタビューに応じた19日放送の『クローズアップ現代+』(NHK総合)でのこと。

序盤、インタビュアーを担当した武田真一キャスターがNHKの世論調査で菅義偉首相(72)の不支持率が支持率を上回ったことについて触れると、二階幹事長は、

「これは、みんなやり場がないんですよ。この今の状況を。どこにぶつけていきますか。野党の某政党に『責任はお前の政党にあるよ』と言ってみたってしょうがないじゃないですか」

と、好転しない新型コロナへの“怒り”を国民が政府に転嫁しているという持論を展開。さらに水際対策や緊急事態宣言の発令タイミングなどが「後手後手」と批判を浴びていることについて、武田キャスターが「政府の対策は十分なのか。さらに手を打つことがあるとすれば何が必要か」と質問すると、二階幹事長は語気を強めながらこう答えた。

「それじゃあ、他の政党が何ができますか。他の政治家が何ができますか。今、全力を尽くしてやっているじゃないですか。いちいちそんなケチつけるもんじゃないですよ。与党になっていればいい時ばかりではないんですよ。いかなる時も与党は与党としての責務を果たさなければならない」

政府の新型コロナ対策への批判を“ケチ”と一蹴した二階幹事長の発言にはSNS上で批判が殺到した。

《NHKのクローズアップ現代で、二階幹事長「(政府に対して)いちいちケチをつけるもんじゃない」国民の切実な声を「ケチをつける」と思う人が政治の中心にいるとは。引退してください》
《「国民のために働く」と掲げながら国民の声に対して「ケチをつけるな」と一蹴。これが自由民主党です》
《いちいちケチつけるな、か。何様だ。一生懸命やってれば許されるのか。税金で食ってて王様か。だいたい日本語汚い。親でも上司でも先輩でも町内会長でも腹立つのに政治家にこう言われるとは。民主主義使えば良いんだよね。次の選挙まで忘れちゃいかん》

政府は、国民からの正当な批判を“ケチ”と認識しているところをまず改める必要があるのではないだろうか――。

6208名無しさん:2021/01/21(木) 10:24:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/c81eb0fba8880a906cb3dec4d8348c67ccc64937
自民・二階幹事長 菅総理に対する代表質問に立つ
1/20(水) 23:34配信

 自民党の二階幹事長は菅総理大臣に対する代表質問に立ちました。コロナ禍での与野党結集を呼び掛けましたが、野党側からやじが飛び、瞬時に反論しました。

 自民党・二階幹事長:「与党も野党も皆で協力し合って政治の力を結集しようではありませんか。いかなる努力も惜しまない、だから野党に呼び掛けているんじゃないですか」

 二階幹事長は「与党も野党も国民に対して共同の責任を担っているという気持ちで立ち向かわなくてはいけない」との考えで述べたということです。

 自民党・二階幹事長:「瞬間的に何か大きい声でやじっとったから、ちょっと言ってやったんだ」

 また、二階幹事長は当初予定になかった北朝鮮による拉致問題について急きょ取り上げました。

 自民党・二階幹事長:「拉致問題は日本が一時も許してはないぞと、こんな理不尽なことがあるかということを常々いっておかなきゃいけないからアドリブで加えておいたわけです」

 菅総理はこう応じました。

 菅総理大臣:「新しい条件を付けずに金正恩委員長(総書記)と向き合う決意のもとで何としても解決したい、拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて頑張っていきたい」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/4393ac39159c512aa640457124e578d290b692a3
二階幹事長、野党からヤジも即座に反論「ちょっと言ってやったんだ」
1/21(木) 7:08配信

 20日に始まった衆院本会議で自民党の二階幹事長が菅総理大臣に対する代表質問に立った。
 
 二階幹事長が「与党も野党もみんなで協力し合って政治の力を結集しようではありませんか」とコロナ禍での与野党結集を呼び掛けると、野党側から「何か野党側にいうことはないのか!」「特措法の修正は!」などのヤジが飛んだ。すると二階幹事長は瞬時に「だから野党に呼び掛けているんじゃないですか」と反論した。

 これは「与党も野党も国民に対して共同の責任を担っているという気持ちで立ち向かわなくてはいけない」との考えで述べたといい、「瞬間的に何か大きい声で言っとったから、ちょっと言ってやったんだ」と振り返った。

 また、「拉致問題は日本が一時も許してはないぞと、こんな理不尽なことがあるかということをいつまでもいっておかなきゃいけないから。アドリブで加えておいたわけです」と、当初予定になかった北朝鮮による拉致問題について急遽取り上げたことについても説明した。

 菅総理は「新しい条件をつけずに金正恩委員長(総書記)と向き合う決意のもとで。何としても解決したい、拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて頑張っていきたい」と応じた。(ABEMA NEWS)

6209名無しさん:2021/01/21(木) 10:26:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f98cdf7a6ab30e958890df471a05e6bf4387ab
「あれだけのヨイショは異例」二階氏、露骨な首相擁護 窮地の裏返しか
1/21(木) 9:52配信

 新型コロナウイルスの封じ込めにつまずき苦境に陥っている菅義偉首相は、通常国会の論戦を乗り切れるのか-。20日、衆院本会議の代表質問で、首相を後見する自民党の二階俊博幹事長はそのリーダーシップをてらいなく持ち上げ、強力に援護射撃。対して立憲民主党の枝野幸男代表は、そのコロナ対応を「人災」と主張し、痛烈な批判を加えた。

 「不妊治療や(新型コロナの)PCR検査に対する全国民への支援を総理が決断されたことは、誠に勇断であったと思います」

 登壇した二階氏は、万事こんなあんばいで首相をたたえていった。世論で「後手」批判が強いコロナ対応に関しては「ビジネス入国の停止判断は、全体状況やタイミングを見て果断に対応された」と付け加えてフォローする念の入れよう。

 首相の力強さを引き出して印象付けるためか、北朝鮮による拉致問題の質問もこの日の昼、急きょ追加。首相に「一刻の猶予もない。条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長(朝鮮労働党総書記)と向き合う」と改めて決意の答弁を述べさせた。

 老練な二階氏の極め付きは、「地方の実情を理解している政治家の代表だ。地方に対する哲学、思いを」と首相の政治哲学を問うた場面。首相は、待ってましたとばかりに「現場の声に幅広く耳を傾け、国民目線で政策を進めてきた。まずは(コロナ)感染を収束させ、にぎわいのあるまちを取り戻すべく全力を尽くす」。一段と力を込めて呼応してみせた。

 現実には、報道各社の世論調査で内閣支持率を不支持率が上回るようになり、「何をやっても批判されてしまう」(首相周辺)との閉塞(へいそく)感漂うスパイラルに入っている。自民の衆院ベテランが「あれだけ、あからさまにヨイショするのは異例」と話すように、この日の問答はかえって政権がコーナーに追い込まれつつある事態を描き出す写し絵となった。

      ■ 

 トップバッターに立った立民の枝野氏は、今を「東日本大震災と並ぶ国家の危機」と位置付け、質問時間の大半をコロナ対応に充てる戦術を取った。

 政府による緊急事態宣言の再発出が、立民の提案から3週間後だったと指摘。枝野氏は「根拠なき楽観論によって対応が遅れたことを認め、最悪を想定した対応へ転換すべきだ」と迫ったが、首相は「ご指摘のようには考えていない」と明確に否定した。

 立民の提案もアピール。まず徹底的な防疫によってウイルスを下火にし、その後に経済活動を再開させる「ゼロコロナ」を主張し、観光支援事業「Go To トラベル」の対応をはじめ、経済をより重視してきた従来の政府との違いを打ち出した。

 最後に質問に立った立民の逢坂誠二衆院議員も、「桜を見る会」問題の再調査などを首相に求め、「政治とカネ」の解明に手綱を緩めない姿勢を示した。

 (郷達也、川口安子)

6210名無しさん:2021/01/21(木) 10:28:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdb6c8766739d208157af99cd4c12377bc53b450
米国レポートが二階幹事長を「親中派」と名指し 習近平の「反日演説」に媚びへつらい
1/21(木) 5:56配信

 その男が笑顔を見せる時、良からぬことが起きる――。中国、韓国のトップと笑って握手するのは、我が世の春を謳歌する自民党歴代最長幹事長の二階俊博(81)。「汝、隣人を愛せよ」を地で行く図。だが融通無碍な二階の笑みの裏では、「国辱」が積み重ねられていた。

 ***

「ほんまなんかな? なんか悪いことしてるんかな?」

 和歌山県御坊(ごぼう)市。うららかな師走の日曜日の昼時、部屋着のパーカー姿の30代主婦が思案顔で呟く。

「右翼が街宣で言ってること、ほんまなんかな?」

 主婦の傍らで、街宣の大音量に反応した犬が吠える。

「二階さん、不安やわ……」

 昨年12月6日、二階の地元は騒然としていた。

 右翼団体の街宣車二十余台が集結。二階事務所に向かって一斉にシュプレヒコールをあげる。

 そのおどろおどろしい声音と内容に、事務所の目の前に住む主婦は戸惑っていた。彼女を不安に陥れた、拡声器を通じて二階事務所一帯に響き渡った右翼団体の主張。

「中国・韓国の犬、二階俊博は恥を知れ!」

「日本の国益を脅かすパンダ二階はこの日本から出て行け!」

「二階俊博といえば、強力な親中派、親韓派」

「中国や韓国に行った時の二階先生の尻尾の振りようは、肉眼では捉えられないくらいそれは見事なものであります」

 抽象的な「レッテル貼り」に聞こえなくもない。だが、彼らにも「根拠」があった。

「全世界に武漢ウイルスを感染拡大させ、香港にあのような仕打ちをし、そして日本への侵略を着々と実行中の中国共産党。習近平を国賓として日本に呼ぶのを中止しようとすると、二階氏は激怒。この男は一体どこの国の政治家でしょうか」

「竹島はどこにあるのか見えないほど小さな島だなどの発言は、絵に描いたような国賊であります」

「ほんまなんかな」――二階のお膝元で不安を抱える主婦の疑問に答える。

 令和3年、正月三が日。先の見えないコロナ禍。日本人から年明けを寿(ことほ)ぐ余裕は失われていた。そこに付け込むように、あるいは傷口に塩を塗り込むように、我が国に「攻め入る」者たちがいた。

〈尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で3日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは3日連続〉

 1月4日付の産経新聞はこう伝えた。しかも、

〈第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載していた〉

 狼藉国家中国。新年、日本人の胸に改めて刻まれた隣国像。しかしひとり、二階の心は異なる。彼の胸に刻まれているのは親近感。その心中は親中――。

 2020年7月7日、自民党本部、党役員会後の記者会見。二階はぶっきらぼうに言い放った。

「外交は相手のあることで、慎重の上にも慎重に行動すべきものだ。外交部会長か何部会長か知らんが、軽々に判断すべきものではない」

 その直前、世界情勢は激しく揺れていた。同月1日午前0時、通称「暗黒法」と呼ばれる香港国家安全維持法が施行。香港での表現の自由を奪う中国共産党の暴挙に、国際社会は恐れ戦き、そして非難した。

 自民党もただちに動く。いや、動こうとした。

6211名無しさん:2021/01/21(木) 10:29:23
>>6210

緊迫の幹事長室
 暗黒法に対する非難決議を発表。同時に年内にも予定されていた国家主席・習近平の国賓訪日について、〈中止を要請する〉決議文を出すことにもなっていた。この状況で、習を天皇陛下と会見する国賓として扱うことは、国際社会に向けて「日本は中国を支持する」とメッセージを送ることになる。当然の対応だった。

 だが、二階はそれを断じて認めようとしない。そこで「何部会長か知らんが」発言が飛び出す。

 中止要請を主導したのは党外交部会長(当時)の衆院議員・中山泰秀。党内タカ派として知られる。

 中山が振り返る。

「我々が外交部会で習近平国家主席の国賓訪日中止を要請する決議文の案を作っていることを知り、まず党の国際局長である小泉龍司先生が私に電話してきました。『中山さん、そんな訪日反対みたいな文書なんて出したらダメだよ』と厳しく仰り、『ちょっと顔を貸してよ』と。『どこに行けばいいですか?』と訊(き)くと、二階幹事長の部屋に来てくれということになった。それで党本部4階の幹事長室に行ったら、小泉国際局長、林幹雄(もとお)先生、そして二階幹事長がおられました」

 小泉、林ともに二階派の衆院議員である。

「二階派三人衆」vs.「親台派である細田派の中山一人」。緊迫の幹事長室――。

小泉「中山くん、習近平国家主席の国賓訪日中止だなんて、そんなことやったらエラいことになる。ねー、幹事長」

二階「あー」

林「幹事長も頑張っていらっしゃるんだから、こういう時期にこういう文書を出されると大変なんだよ」

 こうしたやり取りを経て、苦心の末に中山はどうにか決議文をまとめあげる。

 中山が胸を張る。

「何が何でも〈中止〉の文言は抜かないというこだわりを持ってまとめました。できあがった決議文についていろんな読み方をする人がいますが、要は〈中止〉の文言は残ったんです」

 結果を見てみる。

 当初案は〈中止を要請する〉。

 最終文言は〈中止を要請せざるを得ない〉。

 加えて党の総意ではなく、あくまで外交部会・外交調査会の見解であるとの位置づけになった。確かなのは、二階とその子分たちが動いた結果、あの朝日新聞までが〈表現弱まる〉と断じる決議文になったことだった――。

〈日本における中国の影響力〉

 昨年7月末、二階が「何部会長か知らんが」発言をした直後。米国ワシントンの最も大きなシンクタンクのひとつである「戦略国際問題研究所(CSIS)」がこう題したレポートを発表した。ここで二階は次のように評される。

〈和歌山県選出である自民党幹事長の二階俊博の名から、二階派と呼ばれるこの派閥は自民党内の親中派である〉

 安倍晋三に仕えた元総理補佐官の今井尚哉(たかや)と並び、〈親中派〉であると名指しされたのだ。レポートはこう続く。

〈二階は中国のパンダを5頭も自分の選挙区の和歌山の動物園に持ってきた実績がある。2019年4月には、二階は安倍総理の特使役として習近平国家主席と会談し、アメリカの意見にかかわりなく、日本が中国の一帯一路に協力することを主張してきた〉

〈二階はまた、習近平国家主席を日本への国賓として招くことを主唱してきた。同時に二階は長年にわたり、日本の中国に対する巨額の政府開発援助(ODA)の供与を一貫して求めてきた〉

 このレポートは、米国務省「グローバル関与センター」の支援で作成されている。したがって、長年ワシントンに滞在し、米国情勢に通暁したジャーナリストの古森義久に言わせると、「半ば公的な意味合いを持つレポート」となる。

 二階が「世界の超大国公認」の親中派となった瞬間だった。

 実際、米国の判断は適確だった。二階はその「実績」を積み重ねてきている。

6212名無しさん:2021/01/21(木) 10:30:34
>>6211

「老朋友」
 02年、二階は地元和歌山に江沢民の揮毫(きごう)を刻んだ石碑建立を計画。さらにそれを全国に広げようとした。

 県議当選同期の二階の盟友、元和歌山県議会議長の門三佐博(かどみさひろ)が記憶を繙(ひもと)く。

「1975年に県議に初当選して1期目の時、二階さんと一緒に中国視察に行き、ホテルに置いてあった赤い背表紙の『毛沢東語録』をお土産として持って帰ってきました。二階さんには隣の人、隣国とは仲良くせなあかんという信念がある。彼にとっては江沢民も『老朋友(ラオポンヨウ)』なんちゃうかな」

 その老朋友は1998年の訪日時、宮中晩餐会に中山服で出席する非礼を働き、さらにその場で天皇陛下(現上皇)を前に、「日本軍国主義は中国人民に大きな災難をもたらした」と放言。一瞬にして全日本国民を敵に回す。その江の石碑を建てることに世間は反発。だがただひとり、二階の心中は違った。

 二階は言った。

「石碑についてあれこれ言うのは中国に対する礼儀を欠くことになる」(「週刊新潮」03年2月13日号)

 天皇陛下への礼儀を弁(わきま)えない国に対する礼儀――。右翼団体の街宣がリフレインする。

「この男は一体どこの国の政治家でしょうか」

 結局、世論の反対に遭い、二階は渋々石碑の建立を断念する。

 二階の地元和歌山に、特殊法人「年金福祉事業団」が120億円もの年金資金をつぎ込んで建設した保養施設「グリーンピア南紀」。経営が行き詰まり、地元自治体に払い下げられると、05年、その土地と施設が中国系企業「香港BOAO」に、1億6千万円という破格の安値で事実上売却される。

 BOAOのオーナーは二階と昵懇、しかも売買契約は二階が経産相だった時に大臣応接室で行われていた。自身が懇意にする中国系企業に公的施設をタダ同然で安売り……。

 再びのリフレイン。

「この男は一体どこの国の政治家なのでしょうか」

 結局、BOAOはグリーンピア南紀をほっぽり出し、地元は振り回されるだけの結果となる。

 そして15年5月、二階は財界人など3千人の大訪中団を結成。二階らが集(つど)った北京でのパーティーで、習が反日演説をぶつ。

「日本軍国主義の侵略の歴史を歪曲し、美化しようとする言動を中国人民やアジアの被害国の国民は受け入れない」

 二階は応じた。

「習近平閣下のご挨拶の意味を充分理解して、それを実現、実行するために我々も努力していきましょう」

 遣唐使か、遣隋使か。見事な朝貢外交、華麗なる額(ぬか)づき。

 三度(みたび)のリフレインはいるまい。

 幹事長代理として二階を支える側近中の側近で、習近平国賓問題では中山を攻めた林幹雄が鼻を高くする。

「二階さんはこれまで計5回、習近平国家主席と対談しています。総理を除けば、政界でここまで国家主席に会っている人は他にいません」

 その結果が習国賓訪日への固執、妄執。CSISレポートが一段と重みを増す。

 林がなおも我が大将を自慢する。

「国は引っ越すことができないのだからなるべく仲良くしようや、というのが二階さんの基本的な考え方です。細かいことには目くじらを立てない、とでも言えばいいのかな。中国とも韓国とも」

 こうして二階の麗(うるわ)しき隣人愛は韓国にも向けられていく。

6213名無しさん:2021/01/21(木) 10:31:02
>>6212

インドネシアでの乾杯相手
3千人大訪中団を率い「遣習使」と化した二階。その3カ月前の15年2月、彼は1400人の大訪韓団を引き連れソウルにいた。普段、志帥会(二階派)の先輩である元運輸相の亀井静香曰く「くらーい顔」した二階は、この時、笑顔で大統領の朴槿恵(パククネ)と握手。二階の韓国への思い入れも、中国に劣らぬものがある。

〈二階氏は2010年、日本の民間団体による和歌山県での金忠善(キムチュンソン)将軍の記念碑建立に助力し、記念碑に韓日友好を願う文章も残した〉(15年1月27日付朝鮮日報)

 金忠善、日本名「沙也可」。豊臣秀吉の朝鮮出兵時、敵方に寝返った日本にとっての裏切り者である。

 二階は自由党時代、小沢一郎を裏切り、大臣ポストに居座った過去を持つ。似た匂いを感じるのか、沙也可への親近感を隠さない二階は、その顕彰碑の除幕式に出席する。

〈日本人武将・沙也可、朝鮮名・金忠善の顕彰碑が和歌山県和歌山市・紀州東照宮境内に建立された。和歌山が地元の自民党の二階俊博衆議院議員が9日、聯合ニュースに伝えた〉(10年12月10日聯合ニュース)

 わざわざ裏切り者の碑建立のニュースを韓国に売り込んだ二階。溢れ出る韓国愛。改めて右翼団体の街宣が思い返される。

「竹島はどこにあるのか見えないほど小さな島だと発言」

 12年、韓国で行われた麗水(ヨス)国際博。竹島問題を理由に、日本の国会議員からは参加すべきではないとの意見が出た。ここで二階の半島愛が迸(ほとばし)る。韓国メディアのインタビューに二階はこう答えた。

〈韓国が作成した麗水国際博の広報紙に、竹島が韓国の領土として記載されているとの理由で、(日本の)議員たちの不満が大きかった。地図を見せて「竹島がどこにある。見えないほど小さな島じゃないか。大げさに振る舞うのではなく、隣国のイベントの成功に向け力を合わせよう」と説得した〉(11年11月28日付朝鮮日報)

 二階には愛はあったが智がなかった。小国バチカン市国も独立国家であり、御坊市も世界地図ではどこにあるか見えないほど小さい。領土問題は面積では語れない。主権は「平方メートル」で譲るべきものではない。

 齢81、二階俊博。

 誰かがどこかの教育課程で、主権の意味を教えてあげるべきだった。

 昨年12月、二階が愛する韓国は竹島周辺で軍事訓練を行い実効支配を強め、年が明けた1月8日、日本政府に元慰安婦への損害賠償を命じる国際法無視の判決を下す。

 また1月6日、中国の圧政により、香港では53人の民主派元議員らが暗黒法を適用され逮捕された――。

 1月10日、御坊市。寒風吹き荒(すさ)ぶなか、再び右翼団体の街宣車が集結した。

「安倍元総理が韓国や中国に毅然とした態度を示していることで向こうの出方も確実に変わりつつある今、二階俊博大先生は日本の外交は大きな転換点を迎えていることに全く気付いていないのであります」

 地元の男子小学生4人組が街宣車に向かって無邪気に手を振る。まだ低学年。無垢で小さなこの野次馬たちの未来を二階は担う。

「二階俊博先生は第一に日本国のことを考え、敵を欺(あざむ)くにはまず味方からの手法で行動されていると、私たちは信じております」

 こうして「期待」を受ける二階の隣人愛は、中韓を飛び越え東南アジアへと広がる。

 15年11月、全国旅行業協会の会長でもある二階は、今度は1100人を引き連れインドネシアを訪問。その宴席で、二階が盃を掲げた相手の顔には笑みが浮かぶ。

 写真は語る。

 二階を解釈するキーワード「融通無碍」。中韓への対応にも滲み出るそれが、その写真からも窺える。

 二階と親しいジャーナリストは、「融通無碍」を「懐が深い」と翻訳しつつ、こう懸念する。

「だから大幹事長になった今も、付き合う必要のないような人たちを二階さんは近くに出入りさせている」

 二階の隣で笑う男、その名は矢島義也。政治系シンクタンク「大樹グループ」会長。人呼んで、令和の政商――。

(敬称略)

「週刊新潮」2021年1月21日号 掲載

新潮社

6214チバQ:2021/01/21(木) 11:04:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f98cdf7a6ab30e958890df471a05e6bf4387ab
「あれだけのヨイショは異例」二階氏、露骨な首相擁護 窮地の裏返しか
1/21(木) 9:52配信




自民党の二階俊博幹事長(撮影・中村太一)
 新型コロナウイルスの封じ込めにつまずき苦境に陥っている菅義偉首相は、通常国会の論戦を乗り切れるのか-。20日、衆院本会議の代表質問で、首相を後見する自民党の二階俊博幹事長はそのリーダーシップをてらいなく持ち上げ、強力に援護射撃。対して立憲民主党の枝野幸男代表は、そのコロナ対応を「人災」と主張し、痛烈な批判を加えた。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「不妊治療や(新型コロナの)PCR検査に対する全国民への支援を総理が決断されたことは、誠に勇断であったと思います」

 登壇した二階氏は、万事こんなあんばいで首相をたたえていった。世論で「後手」批判が強いコロナ対応に関しては「ビジネス入国の停止判断は、全体状況やタイミングを見て果断に対応された」と付け加えてフォローする念の入れよう。
 首相の力強さを引き出して印象付けるためか、北朝鮮による拉致問題の質問もこの日の昼、急きょ追加。首相に「一刻の猶予もない。条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長(朝鮮労働党総書記)と向き合う」と改めて決意の答弁を述べさせた。

 老練な二階氏の極め付きは、「地方の実情を理解している政治家の代表だ。地方に対する哲学、思いを」と首相の政治哲学を問うた場面。首相は、待ってましたとばかりに「現場の声に幅広く耳を傾け、国民目線で政策を進めてきた。まずは(コロナ)感染を収束させ、にぎわいのあるまちを取り戻すべく全力を尽くす」。一段と力を込めて呼応してみせた。

 現実には、報道各社の世論調査で内閣支持率を不支持率が上回るようになり、「何をやっても批判されてしまう」(首相周辺)との閉塞(へいそく)感漂うスパイラルに入っている。自民の衆院ベテランが「あれだけ、あからさまにヨイショするのは異例」と話すように、この日の問答はかえって政権がコーナーに追い込まれつつある事態を描き出す写し絵となった。
      ■ 

 トップバッターに立った立民の枝野氏は、今を「東日本大震災と並ぶ国家の危機」と位置付け、質問時間の大半をコロナ対応に充てる戦術を取った。

 政府による緊急事態宣言の再発出が、立民の提案から3週間後だったと指摘。枝野氏は「根拠なき楽観論によって対応が遅れたことを認め、最悪を想定した対応へ転換すべきだ」と迫ったが、首相は「ご指摘のようには考えていない」と明確に否定した。
 立民の提案もアピール。まず徹底的な防疫によってウイルスを下火にし、その後に経済活動を再開させる「ゼロコロナ」を主張し、観光支援事業「Go To トラベル」の対応をはじめ、経済をより重視してきた従来の政府との違いを打ち出した。

 最後に質問に立った立民の逢坂誠二衆院議員も、「桜を見る会」問題の再調査などを首相に求め、「政治とカネ」の解明に手綱を緩めない姿勢を示した。

 (郷達也、川口安子)

6215名無しさん:2021/01/21(木) 17:08:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b48bda3f113a920f69e6742cc1b2b590adc0dd2
二階幹事長の「ケチつけるもんじゃない」発言が炎上…「批判はケチ?」「国民がケチ?」
1/21(木) 10:55配信

 自民党の二階俊博幹事長が19日にNHKの「クローズアップ現代+」で武田真一アナウンサーのインタビューに「いちいちそんなケチをつけるものじゃない」と語ったことが、ネットで炎上している。

 番組は与野党幹部に直撃として、武田アナが二階幹事長、立憲民主党の枝野代表にインタビューを行った。

 武田アナは二階幹事長へ「政府の対策は十分なのか。更に手を打つことがあるとすれば何が必要か」と質問。すると二階幹事長は「それじゃあ、他の政党に何が出来ますか?他の政治家に何ができますか?今、全力を尽くしてやっているじゃないですか」と答え「いちいちそんな、ケチをつけるものじゃないですよ。与党になっていればいい時ばかりじゃない。いかなる時も与党は与党としての責務を果たさなければいけない。それが与党の責任」と語った。

 この発言がネットニュースで取り上げられると一気に拡散。記事をリツイートした人が「典型的な老害」「国民がケチをつけてる?」「今の政権は、国民がケチを付けたらいけない政権。すなわち独裁政権って訳だ」「批判は『ケチ』であり、自民党・自民党政治家にケチをつけてはいけないそうです」などの声が殺到。21日時点で「批判殺到」がトレンド入りするほどだ。

 二階氏は、GoToトラベルなどのタイミングや国民への説明は適切だったか?という問いには「後からなら誰でも何でも言える」とし「皆でこの事態を乗り越えていく。国民の英知ですよ」「思いついて調子のいい国民が喜びそうな攻撃をしたらいいというやり方ではダメ。全体の責任を背負っているわけですから」などともコメント。

 経済的困窮者など、社会的弱者へ寄り添う政治は?との問いには「そういう方がおられれば直ちに寄り添って対応していく。政治はそういう人に対して答えていく、政治のいの一番の責任。十分今日も応えていますが、今後も応えていく」とも語った。

6216名無しさん:2021/01/21(木) 17:08:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b7ad051ee4af9ad390302899dbd341a4048d353
総理“礼賛”の二階氏 野党ヤジにも“強気”の応戦
1/21(木) 13:58配信

 新型コロナウイルスの重症者が17日連続で更新。そんななか、国会ではコロナ対策を巡り、論戦が交わされました。

■日本医師会は「トリアージもせざるを得ない」

 東京都では、20日、1274人の感染が確認されました。
 年始のピークは越えたようにも見えますが、緊急事態宣言解除の目安となる500人には程遠い状況です。

 重症者は5人増えて、160人と過去最多となっています。
 また、全国の重症者も1014人と17日連続で過去最多を更新しています。

 日本医師会の中川俊男会長は20日、「現在、緊急事態宣言対象地域を中心に、医療崩壊という状態が多発し、日常化してきました。現状のままでは、トリアージもせざるを得ない状態です。助かる命に優先順位をつけなければなりません。それは何としても避けたい」と話しました。

■菅総理は野党から“判断の遅れ”追及され…

 そんななか、20日、国会では代表質問が始まり、新型コロナウイルス対策などを巡って論戦が交わされました。

 最初に質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表は、政府の判断の遅れを追及しました。

 枝野代表は「総理は、私たちをはじめ多くの声を無視してGoToキャンペーンを続け、必要な対策を先送りしてきました。その結果が『感染爆発』と呼ばざるを得ない現状です。緊急事態宣言についても、なぜこんなに後手に回っているのですか。判断の遅れを認め、反省することから始めるべきではないですか」と問いました。

 これに対し、菅義偉総理大臣は「日々の感染状況等を把握し、専門家のご意見をお伺いしながら、判断を致しました。根拠なき楽観論に立ち、それによって対応が遅れてきたとは考えておりません。引き続き、国民の命と暮らしを守り、感染拡大を抑えつつ、雇用や事業維持する。この考えに基づいて、必要な対策を講じて参ります」と答えました。

 また、野党側は、GoToキャンペーンを含む第3次補正予算について、「コロナ対策を優先すべき」として組み替え動議を提出する方針ですが、菅総理は組み替えは必要ないとの考えを示しました。

■二階幹事長は野党のヤジに“語気を強める”

 自民党から質問に立ったのは、二階俊博幹事長でした。

 二階幹事長は「まさに菅総理の決断によって実行された。果断に対応された。誠に勇断であった」と述べました。

 菅総理の「決断力」をアピールした一方で、野党からのやじに対して、語気を強める場面もありました。

 二階幹事長は「与党も野党も皆で協力し合って、政治の力を結集しようではありませんか」「そのためには、いかなる努力も惜しまない」と述べると、野党から「特措法の修正だ」と声が上がり、「だから、野党に呼び掛けてるんじゃないですか」と応戦しました。

テレビ朝日

6217名無しさん:2021/01/21(木) 17:11:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b56de58741a2e15904a876af2fd9f5173167c48
「国民いら立ち誰も止められず」 自民・伊吹文明氏が首相を擁護
1/21(木) 16:18配信

 自民党の伊吹文明元衆院議長は21日の二階派会合で、新型コロナウイルス対応を巡り批判が強まる菅義偉首相を擁護し、党所属議員の結束を呼び掛けた。「ワクチンや治療薬ができるまでは、誰が首相でも国民のいら立ちを止めるのは難しい。乱れることなく対応しよう」と述べた。

 報道各社の世論調査で内閣支持率が下落傾向にあることを念頭に「右往左往すると、とんでもない発言や、党幹部からも自分の立場を分かっていないような発言が出る」と指摘。「党内で騒げば騒ぐほど環境は悪くなる。しっかりやってほしい」と戒めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/25ad0a4d3c8936bcd1fe21879ce66904450d7a27
支持率低下、右往左往するな 自民・伊吹氏
1/21(木) 15:33配信

 自民党の伊吹文明元衆院議長は21日の二階派例会で、菅内閣の支持率低下に関し、「みんな心配で右往左往する。(党の)中で騒げば騒ぐほど環境は悪くなる」と述べ、党内の結束を呼び掛けた。

 また、下村博文政調会長が4月に予定される衆参両院の2補選で敗北すれば「政局になる」と発言したことを念頭に、「党幹部も自分の立場が分かっていない発言が出る時がある」と苦言を呈した。

6218チバQ:2021/01/21(木) 19:43:29
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2101210020.html
自民・石破派 石破氏が顧問就任
2021/01/21 14:59産経新聞

自民・石破派 石破氏が顧問就任

自民党・石破茂元幹事長(春名中撮影)

(産経新聞)

 自民党の石破派(水月会、19人)は21日の会合で、会長を退いた石破茂元幹事長を顧問に充てる人事を決めた。鴨下一郎元環境相が代表世話人に就き、引き続き事務総長を務める。

 石破氏は所属議員の選挙応援や政策助言を担う。鴨下氏は会合で「新型コロナウイルス禍で苦労されている人、菅義偉内閣のため、一致団結して頑張っていきたい」と語った。

 同派は昨年12月、会長職を空席として、鴨下氏ら4人の世話人が派閥を運営する「複数世話人体制」に移行していた。

6219とはずがたり:2021/01/21(木) 21:11:22
>>6022
アホやろ。。

自民・宮腰光寛氏、30人と飲酒
富山で懇親会参加、転倒して搬送
https://this.kiji.is/715420218980057088?c=39546741839462401
2020/12/26 13:31 (JST)12/26 13:50 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 自民党の宮腰光寛元沖縄北方担当相(富山2区)が、富山市内で25日夜に開かれた漁業関係者との懇親会に参加していたことが26日、関係者への取材で分かった。約30人が参加し、酒も出たという。宮腰氏は飲酒して転倒し、救急搬送された。

 関係者によると、出血があったものの、けがの程度は軽いという。

 政府は5人以上での飲食は「新型コロナウイルスの感染リスクが高まる」として注意を促している。富山県は25日、感染拡大警報を出していた。

 宮腰氏は同県黒部市出身。富山県議などを経て、1998年の衆院補選で初当選し、現在8期目。首相補佐官などを経て2018年10月に初入閣した。

6220チバQ:2021/01/22(金) 18:10:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/205ecea03b368270b62ab5508619412050b1eebd
石原伸晃氏がコロナウイルス感染 国会議員9人目
1/22(金) 16:57配信
55




石原伸晃氏(2016年6月29日)
政界関係者によると、自民党の石原伸晃・元幹事長(63)が、新型コロナウイルスに感染したことが22日、分かった。

国会議員の新型コロナ感染が分かったのは、石原氏で9人目。

石原氏は21日、石原派の総会に出席していた。

6221名無しさん:2021/01/22(金) 23:20:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc66e2308e4e279d39f43258431e987b133e2c9a
コロナ感染・石原伸晃氏に「上級国民」批判 〝禁〟破り会食、即入院
1/22(金) 20:01配信

 自民党の石原伸晃元幹事長(63)が22日、新型コロナウイルスに感染したことが判明し、即日入院した。持病があるためだが、永田町やネット上では感染判明前の行動と合わせて「特別待遇」「上級国民」と怒りの声が上がっている。

 石原氏は21日にPCR検査を受け、この日、陽性が判明。発熱やせきなどの症状はなく、いわゆる〝無症状感染〟だが、不整脈などの持病があるため、大事をとって、即日入院したという。

 石原氏は18日開会の国会の本会議に登院し、21日には自身が率いる「近未来政治研究会」の派閥総会に出席し、あいさつしていた。さらに同派閥に所属している野田毅元国家公安委員長(79)、坂本哲志一億総活躍担当相(70)らと昼食をとっていた。

 ソーシャルディスタンスを保ったうえで、会話の際はマスクをつけていたというが、石原氏はコロナ感染拡大防止を声高に呼びかけていた身だ。

 ネット上では「あれだけ会食ダメといっておきながら自分たちだけは特権かよ」「症状ある人が入院できないのになんで無症状で即入院できるんだ」との声であふれている。

 自民党関係者は「昼食時に弁当を配るのもやめて、夜だけでなく昼の会食も控えるよう申し合わせしていたのに派閥の会長がやってどういうことなのか。すぐ入院できてしまうのも議員特権といわれてしまえば、それまでですよ」と嘆く。

 国会議員のコロナ感染は9人目で、昨年末には立憲民主党の羽田雄一郎参院議員が53歳の若さでコロナ感染の症状発症からわずか数日で急死する悲劇があったばかりだ。

「口では感染防止、自重を呼び掛けながら、結局、他人事なんです。国会内では議員や秘書、衛視の間で感染が広がっていて、クラスターが起きているのではないかと心配の声も出ている」(前出の関係者)

 国会議員は今一度、自身の胸に手を当てて考える必要がありそうだ。

東京スポーツ

https://news.yahoo.co.jp/articles/9d2580ce7a65efd15db7a3b7f38e3eff1a5bc841
石原伸晃元幹事長が新型コロナウイルスに感染し入院 昨日は派閥の総会で普段通り挨拶
1/22(金) 16:41配信

 自民党の石原伸晃元幹事長が、新型コロナウイルスに感染したことがわかった。石原元幹事長の事務所は先ほどコメントを発表、きのう午後4時に東京医科歯科大学でPCR検査を受け、きょうの午後に陽性と判明したという。また、既往症があるため、医師の指示により入院したという。石原氏はPCR検査を受ける直前のきのう正午には自ら率いる派閥の総会に出席し、普段通り挨拶などを行っていた。(ANNニュース)

6222名無しさん:2021/01/22(金) 23:23:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/28dd06f028640a6bab098dc59c5b6d88372d95f6
菅総理と自民党との間で軋轢、官邸も機能不全に 「ポスト菅」候補は
1/22(金) 5:59配信

 日本列島に寒波が押し寄せるなか、永田町では「菅おろし」が猛威を振るい始めた。再びの緊急事態宣言に支持率の急落、党との軋轢、そして、官邸内に響く不協和音――。コロナ禍との戦いに劣勢を強いられる一方、菅義偉総理は政治家としての瀬戸際を迎えている。

 ***

 政治家にとって言葉は“命”に他ならない。

 無論、いまの総理に求められるのは、苦境に立つ国民に寄り添い、希望への道筋を示す言葉だろう。

 だが、もともと口下手で知られる菅総理の言葉は、いつまで経っても精彩を欠くと言わざるを得ない。

 たとえば、1月7日に開かれた2度目の「緊急事態宣言」発令を表明する会見。菅総理は手元のメモに目を落とし、台本を読み上げるような口調に終始した。

 波紋を呼んだのは結びの言葉である。

〈これまでの国民の皆さんの御協力に感謝申し上げるとともに、いま一度、御協力賜りますことをお願いして、私からの挨拶とさせていただきます〉

 政治部デスクが嘆息する。

「ただでさえ苦境に喘ぐ国民で溢れるなか、改めて緊急事態宣言への協力を仰いだわけです。それなのに、結婚式に招かれた来賓のスピーチのような言葉で結んでは話になりませんよ」

 ハリウッド大学院大学教授(パフォーマンス学)の佐藤綾子氏も苦言を呈す。

「菅総理の発言には“私は”や“私が”といった自分を主語にする表現が極端に少ないので、会見を聞いても主体性に欠ける印象ばかりが残ってしまう。責任逃れのイメージを払拭するためにも“私”という主語を取り入れるべきです」

 ドイツのメルケル首相は昨年12月に“今年が祖父母と過ごす最後のクリスマスになってはならない”と情に訴えかけた。また、ニュージーランドのアーダーン首相は“強く、優しくあれ”と命令調で感情を込めて締めくくることが多い。

「自分を主語にして責任の所在をはっきりさせ、情に訴えたり、命令する。菅総理の場合、スピーチにとって重要なこうした要素が抜け落ちているため、国民の心を掴むことができないのです。少なくとも、メモを読み上げるのではなく、カメラに視線を向けながら話をしてもらいたい。総理大臣と国民のコミュニケーションは会見動画を通じて行われるのですから。一方で、杓子定規なやり取りを回避するため、総理の発言に賛同するにせよ、反対するにせよ、質問する記者もきちんとリアクションを示した方がいいと思います」(同)

 かつての自民党には言葉の力で人心を掌握する政治家が少なくなかった。代表格は、やはり田中角栄元総理であろう。44歳で大蔵大臣に就任した際のスピーチは象徴的だ。最終学歴が高等小学校卒の角栄は、日本を代表するエリート官僚を前にこう言い放った。

〈できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこの田中角栄が負う。以上!〉

 これを聞いた大蔵官僚が奮い立ったことは想像に難くない。昭和の今太閤と比べると、令和の宰相の言葉は霞んで見える。

 同時に、人心掌握の面でも見劣りする現下の総理に対しては、すでに“菅おろし”の突風が吹き荒れ始めているのだ。

6223名無しさん:2021/01/22(金) 23:26:10
>>6222

支持率30%割れも
 共同通信が1月9日、10日に実施した世論調査では、菅内閣の支持率は41%。社によっては7割超の数字を叩き出した発足当初と比べれば、その落差は歴然としている。2度目の緊急事態宣言が「遅すぎた」という意見は79・2%を占め、さらに、菅内閣を「支持しない」と回答した人の4割以上が「首相に指導力がない」ことを理由に挙げた。

「国内でも1日の感染者が2千人を超え、GoToキャンぺーンに厳しい目が向けられ始めたことが大きかった。世論や分科会の提言に押し切られる格好で、GoToの一時停止を表明したのが12月14日。菅総理はその晩、二階幹事長に呼ばれ、みのもんた氏らと8人でステーキ会食に臨んでしまった。あの日を境に潮目が変わった印象です。安倍前総理の場合は支持率の30%近くを保守の岩盤支持層が固めていましたが、菅総理にはそれがない。このまま30%台を割り込む可能性も十分に考えられる」(先のデスク)

 菅総理に近い自民党議員はこう漏らす。

「このところ、菅さんは周囲の意見を全く聞き入れない。以前から頑固なところはあって、官房長官時代は“ブレない”“強気を崩さない”といった評価に繋がっていた。しかし、最近の令和おじさんはただの頑固おじさんのようになっている。そのせいで党との間にも溝が生まれてしまった」

 菅総理と自民党の足並みの乱れを表すエピソードとして、この議員が指摘するのは、昨年末に閣議決定された後期高齢者の「医療費2割負担」を巡る騒動である。菅総理は12月上旬に“年収170万円以上”の高齢者を対象にする方針を打ち出したが、

「この方針のままいけば、対象は520万人にのぼる。党内からは“衆院は全465議席。2割負担になる対象者が自民党離れを起こせば、議員ひとりにつき1万票以上減らすことになる。総選挙が近いことを忘れたのか”という声も上がった。森山裕国対委員長や、連立を組む公明党が先送りを進言したものの、菅さんは頑として方針を撤回しない。結局、公明の山口那津男代表と菅さんのトップ会談で“年収200万円以上”まで条件を緩和することで落ち着きましたが、党内には依然として菅さんに対するしこりが残っています」(同)

 長年、菅総理を取材する政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏によれば、

「菅総理は官房長官時代から“やる”と決めたことについては周囲に相談せずに断行するタイプでした。危機管理の観点から情報が漏れることを嫌うのでしょうが、コロナ禍における総理の対応としては問題がある。最近では、加藤官房長官や西村経済再生相ともコミュニケーションが悪化していると耳にします」

“安倍政治の継承”を掲げる菅総理にすれば、官邸主導を崩したくないという思いもあるのだろう。だが、最大派閥・細田派をバックに持つ安倍前総理に対し、菅総理は無派閥。さらに、官邸の陣容にも不安が残る。

6224名無しさん:2021/01/22(金) 23:28:32
>>6223

立役者・二階幹事長まで…
 なかでも懸念されているのは、自民党国対との“かすがい”となるべき、坂井学官房副長官の存在だ。坂井氏は菅総理を慕う無派閥議員グループ「ガネーシャの会」の中心人物だが、自民党関係者が言うには、

「医療費負担の件をはじめ、坂井さんが橋渡し役として機能していないと批判されている。本人は飲み会で“オレは菅総理の右腕だ”と豪語していたようですが、国対幹部は“官邸から逐一報告が上がってこない。坂井はもっと汗をかかないとダメだ”とこぼしていました。坂井氏や総理秘書官をはじめ、いまの官邸スタッフは、菅総理に従順で決して裏切らないタイプ。ただ、正直なところ、それだけが取り柄の人間がほとんどなのです」

 官邸の要となる政務担当総理秘書官は、39歳の元菅事務所スタッフ・新田章文氏を抜擢した菅総理。しかし、“若すぎて官邸を仕切れていない”との批判を受けて、今年の元日に電撃解任。財務省出身の寺岡光博氏が後任となった。しかし、就任からわずか3カ月半という異例の交代劇に官邸内には激震が走り、機能不全による混乱が浮き彫りとなった。

 政治部記者によると、

「寺岡氏は上司にも本音をぶつけるタイプで、政策の統括や総理会見の原稿チェックまで任されています。とはいえ、安倍前総理と今井尚哉内閣参与のように、菅総理と一心同体とは言えない。安倍前総理は今井氏に政局や解散のタイミングまで相談していましたが、菅総理は寺岡氏や最側近とされる和泉洋人総理補佐官に対してもそこまで腹を割っていません」

 現在の総理秘書官は、寺岡氏を含め7人中6人を“菅官房長官”時代の元秘書官が占める。とはいえ、

「官房長官秘書官は日々の定例会見で記者からの質問にどう対応するかといったいわば受け身の仕事がメイン。一方、総理秘書官は、国家的な戦略について主体的に提案することが求められますが、いまの官邸スタッフには荷が重い。“菅さんは話を聞いてくれないし、支持率も右肩下がり。この政権は厳しいかもしれない”と嘆く秘書官まで現れる始末です」(同)

 党との軋轢に、官邸内の不協和音まで重なれば、吹き始めた“菅おろし”が猛威を振るうのは時間の問題。

「注目は4月に予定される衆院北海道2区と、参院長野選挙区のW補選です。下村博文政調会長は今月5日のBS番組で“自民党が両方負けると政局になる”“補選に合わせて解散総選挙もあるかもしれない”と発言しましたが、明らかに菅おろしに連なる動き。下村氏本人は次の総裁選に出る気満々ですからね。下村ごとき小物に言われたくないということか、この発言に菅総理は激怒していますが、W補選に負ければ菅総理の求心力が低下し、党内から“このままでは選挙を戦えない”という声が止まなくなる」(同)

 衆院議員の任期は10月21日までだが、今年は7月の都議選に加え、東京五輪・パラリンピックも控えている。コロナ次第ではあるものの、解散総選挙に打って出るのであれば、4月のW補選と同日か、9月の自民党総裁選の前後くらいしかタイミングがない。

 では、ポスト菅として、誰を解散総選挙の顔に据えるのか。鈴木氏が続ける。

「河野太郎行革担当相は菅総理にポストをもらっているため総裁選には出馬しづらい。一方で、安倍・麻生のラインが推すとなれば、岸田文雄元外相以外にありません。下村氏と河野氏を説得して、挙党一致で岸田路線を固めていくはずです。また、気になるのは菅政権誕生の立役者・二階俊博幹事長の動きです。菅おろしが本格化すれば、いち早く菅総理に退陣を迫り、選挙に勝てる候補者の擁立に動くのではないか。具体的には石破茂氏や野田聖子氏です」

 先のメルケル首相やアーダーン首相といった女性指導者が評価を高めていることもあり、

「“初の女性総理”という看板はコロナ禍でも話題を呼ぶ。“野田総理”が誕生すれば支持率の7割回復も絵空事ではありません」(同)

 アフターコロナの前に“アフター菅”が囁かれるのが永田町の怖さ。寒風吹き荒ぶ季節に菅おろしは激しさを増すばかりだ。

「週刊新潮」2021年1月21日号 掲載

新潮社

6225名無しさん:2021/01/22(金) 23:30:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f9f8161cac95e697542b03760ed5ecd543bc218
「ファーストペンギンとしての役割を」 二階幹事長らに“73歳定年制”の厳守求めた牧島かれん自民党青年局長を直撃
1/22(金) 8:07配信

 自民党の青年局が二階幹事長ら党の幹部に、次の衆議院選挙で「73歳定年制」のルールを厳守するよう求め話題になっている。

 「73歳定年制」とは自民党が設けているルールで、衆議院選挙の比例区で73歳以上の候補者を認めないとする定年制だ。いつまでもベテラン議員が当選していたら若手が出る“枠”が空かない――。議員の若返りを図ろうと2003年に導入されたが、衆院選が近付くと、ルールを撤廃しようとするベテラン議員と若手の攻防が繰り広げられている。

 自民党の45歳以下で構成される青年局が19日、81歳の二階幹事長ら幹部に73歳定年制のルールを厳守することなどを申し入れた。二階幹事長は「青年局の活動は応援している」と応じたものの、定年制を維持するかどうかについて具体的な言及はなかったという。

 SNSなどで大きな反響を呼んだこのニュース。『ABEMAヒルズ』は、実際に申し入れを行った青年局51代目局長・牧島かれん議員に取材した。

 「もう20年来、この73歳定年制というのは自民党としてルール化してきた。ただ一方で、選挙が近づいてくると『73歳定年制は撤廃してもいいじゃないか』というご意見が出るのも事実。実際、昨年もそういう声が上がった」(牧島議員、以下同)

 自民党幹部の高齢化ということは前々から言われているが、牧島議員は次のような認識を示す。

 「幅広い声を体現していくという自民党でありたいと思っている。歴代の青年局長たちの声の中でも、“党内野党として言うべきことはしっかり言っていく”ということを期待されている。その役割を果たしていきたいと思っている。そういう意味では、若い世代の声も青年局がそれぞれ草の根政党として地方でしっかり汲み取って、党本部役員にぶつけていきたい」

 二階幹事長らベテラン議員はこういった思いを受け止めてくれたのか。

 「お話の時には(二階幹事長は)ご自身の20代の頃の思い出話とかも、地方議会の出身でもあるのでしてくださった。それぞれベテランの議員の皆さんも若い頃があったので、その時の思いを私たちがもう一度語り掛けることによって思い起こしていただきたい」

 とはいえ、実際の二階幹事長の気持ちについても気になるところ。自民党を取材する平河クラブのテレビ朝日政治部・河田実央キャップは、二階幹事長について「定年制については否定的な立場」と話す。

6226名無しさん:2021/01/22(金) 23:31:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f9f8161cac95e697542b03760ed5ecd543bc218
「ファーストペンギンとしての役割を」 二階幹事長らに“73歳定年制”の厳守求めた牧島かれん自民党青年局長を直撃
1/22(金) 8:07配信

 自民党の青年局が二階幹事長ら党の幹部に、次の衆議院選挙で「73歳定年制」のルールを厳守するよう求め話題になっている。

 「73歳定年制」とは自民党が設けているルールで、衆議院選挙の比例区で73歳以上の候補者を認めないとする定年制だ。いつまでもベテラン議員が当選していたら若手が出る“枠”が空かない――。議員の若返りを図ろうと2003年に導入されたが、衆院選が近付くと、ルールを撤廃しようとするベテラン議員と若手の攻防が繰り広げられている。

 自民党の45歳以下で構成される青年局が19日、81歳の二階幹事長ら幹部に73歳定年制のルールを厳守することなどを申し入れた。二階幹事長は「青年局の活動は応援している」と応じたものの、定年制を維持するかどうかについて具体的な言及はなかったという。

 SNSなどで大きな反響を呼んだこのニュース。『ABEMAヒルズ』は、実際に申し入れを行った青年局51代目局長・牧島かれん議員に取材した。

 「もう20年来、この73歳定年制というのは自民党としてルール化してきた。ただ一方で、選挙が近づいてくると『73歳定年制は撤廃してもいいじゃないか』というご意見が出るのも事実。実際、昨年もそういう声が上がった」(牧島議員、以下同)

 自民党幹部の高齢化ということは前々から言われているが、牧島議員は次のような認識を示す。

 「幅広い声を体現していくという自民党でありたいと思っている。歴代の青年局長たちの声の中でも、“党内野党として言うべきことはしっかり言っていく”ということを期待されている。その役割を果たしていきたいと思っている。そういう意味では、若い世代の声も青年局がそれぞれ草の根政党として地方でしっかり汲み取って、党本部役員にぶつけていきたい」

 二階幹事長らベテラン議員はこういった思いを受け止めてくれたのか。

 「お話の時には(二階幹事長は)ご自身の20代の頃の思い出話とかも、地方議会の出身でもあるのでしてくださった。それぞれベテランの議員の皆さんも若い頃があったので、その時の思いを私たちがもう一度語り掛けることによって思い起こしていただきたい」

 とはいえ、実際の二階幹事長の気持ちについても気になるところ。自民党を取材する平河クラブのテレビ朝日政治部・河田実央キャップは、二階幹事長について「定年制については否定的な立場」と話す。

6227名無しさん:2021/01/22(金) 23:31:29
>>6225

 「二階幹事長がやっぱり自分の同志、仲間をきちんと当選させたいという思いはあると思う。幹事長として党を仕切る立場として、若手の政治家が提言したことをむげに否定することもないので、とりあえず幹事長としては聞き置いたという形で反応を示さなかったということなのかなと」(河田キャップ、以下同)

 今回の青年局の申し入れについて、SNS上では「二階幹事長によく申し入れられたな…」という驚きの声が相次いでいた。実際に、二階幹事長の周辺では「怖くて見ていられない」という声。一方、ある自民党の幹事長経験者は肯定的な見方をしているという。

 「今の自民党というのが、高齢者ばかりが活躍しているという『高齢者の政党だ』と自嘲する人もいる中で、若い人がちゃんと自分たちの意見を言っている姿が見えるのは、自民党にとって活性化する良い政党だという見られ方ができる」

 気になるのが、実際に次の衆院選でルールが厳守されるのかどうか。実は、菅総理と山口選対委員長はこの73歳定年制のルールを厳守するよう以前から呼びかけてきた。

 「今のところ、総理と選対委員長の間で『定年制はやりましょう』ということは合意されている。ただ、抜け道を作るとか、例外的にこういう功績があるからというのはあることで、それをどうねじこんでくるのか。本当に原則通りやれるかというのはひとつポイントかなと思う」

西田亮介氏S(左)

 また、改めて番組に出演した牧島議員に対し、東京工業大学准教授の西田亮介氏は「73歳定年制を最初に導入する時に、小泉元総理は中曽根元総理に政界からの引退を迫るという象徴的かつ強いアプローチを取ったが、牧島さんもそれぐらいの心持ちで、自民党執行部に対して物を申していくという理解でいいのか」と意図を尋ねた。

 これに牧島議員は「中選挙区制から小選挙区制に変わって、若い世代が立候補するのが大変難しい制度になっているからこそ、比例の定年制というのは多様性のある声を体現するために大事なものであると強く思っている。ルールを今わざわざ変えなければならない特段の事情は起きていないので、堅持していきたいと思っている」と回答。

 西田氏はさらに、「これが単に言ってみただけということになって、二階氏も若手の声を聞いた(が、実際には厳守せず)、牧島さんもそのような異議申し立てを行った(雰囲気だけの)「改革者」という名声をえる構図にとどまり、両者がそれなりに妥協した形で落ち着いてしまっては、政治の活性化や多様性の尊重は進んでいかない。ルールの堅持をどうやって具体的に推し進めていくのか」と切り込む。

 牧島議員は「今回の申し入れは山口選対委員長にもお伝えして、『それは当たり前のことじゃないか。ベテラン議員はそれぞれ選挙区で地盤があるはずなんだから、比例復活に期待するような運動はしてはいけない』と言っていただいているし、それは私たちも広めていきたい。今年は衆院選がある年なので、今後どのような運動があるのかわからないが、全国それぞれの地域にいる青年局の仲間と力を合わせて、ルールを守っていくという運動を青年局から発信していきたい。青年局はファーストペンギンとしての役割を担っている。荒波に最初に飛び込んでいき、党内野党として幹部にも申すべきことはしっかり伝えていく。自民党の最終意思決定機関である総務会にも青年局長は椅子をもらっている。総務会は全会一致で決を取ることになっているので、そこで最後の最後まで意見を貫き通して行っていきたい」と意欲を示した。
(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

6228名無しさん:2021/01/22(金) 23:34:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ed0ac3f7915f2bee2ba8a8ac89b586edc15873c
二階幹事長 ヤジに秒速反撃…睨んで凄む 田崎氏「これが普段、幹事長室で」
1/21(木) 18:18配信

 自民党の二階俊博幹事長が20日に衆院本会議で代表質問を行った際に、野党からのヤジに壇上から反撃した様子を、21日のTBS「ひるおび!」が伝えた。

 二階氏が「与党も野党も皆で協力し合って、政治の力を結集しようではありませんか。私どもはそのためにいかなる努力も惜しまない」と述べ、与党から拍手が起こる中、野党から「特措法の修正は?」とのヤジが飛んだ。二階氏は、すぐさまヤジが飛んだ方向をにらみ返し、低い声で「だから野党に呼びかけてるんじゃないですか」と凄んだ。

 番組司会の恵俊彰が「(ヤジへの反応が)早いですねえ」と語ると、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「二階さんの強さはこれですね。これがね、通常、幹事長室で行われていることなんです。だから二階さんに、みなさんあまり文句言えない。言うと反撃される」と解説していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c1fb91e1ba9e7b8d2c44b29ad7d2549b749f0bc
与野党が議員辞職要求 菅首相「襟正して活動を」 案里被告有罪
1/21(木) 17:14配信

 菅義偉首相は21日、自民党を離党した参院議員の河井案里被告が参院選をめぐる買収事件で有罪判決を言い渡されたことを受け「政治家は一人ひとり国民の負託を受けて、国民から疑念を抱かれないように襟を正して活動していくことが大事だ」と述べた。

 首相官邸で記者団に語った。公明党の石井啓一幹事長は「一つのけじめとして議員辞職すべきだ」と案里被告の議員辞職を要求した。

 事件では案里被告の陣営に自民党本部から計1億5000万円が提供され、買収の原資との見方も出ている。首相は記者団から再調査の必要性を問われ、「ルールに基づいて交付されたとのことだ」と述べるにとどめた。

 二階俊博幹事長は報道各社のインタビューの要請に応ぜず、「常に襟を正し、緊張感を持って国民の信頼回復に努める」との談話を発表した。

 石井氏は国会内で記者団に「政権運営に与える影響はなしとはしない」と厳しい認識を表明。案里被告に議員辞職を求める理由について「多人数に現金が渡され、大きな政治不信を招いている事件だから」と語った。

 野党も案里被告の辞職を一斉に求めた。立憲民主党の福山哲郎幹事長は国会内で記者団に「議席を持って歳費を受け取るのは国民感情として到底許されない」と指摘。共産党の志位和夫委員長、日本維新の会の馬場伸幸幹事長も同調した。国民民主党の玉木雄一郎代表は「極めて重大だ。即刻議員辞職すべきだ」と語った。

6229名無しさん:2021/01/22(金) 23:39:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/4915ba1c0b2a57e9fe4c2dfd8c4171b7b91890a0
「安倍に菅あり、菅に菅なし」 加藤官房長官という“失敗人事”
1/22(金) 6:12配信

 菅義偉首相から不可解な失言が飛び出したのは1月13日の記者会見だった。「国民皆保険。多くの皆さんがその診察を受けられる今の仕組みを続ける中で、コロナがあって、そうしたことも含めてもう一度検証していく必要がある。それによって必要であれば、そこは改正する」

 国民皆保険制度の見直しに踏み込んだような発言はネットで即炎上。翌14日、加藤勝信官房長官(65)は「制度の根幹を守る中でどう考えるのか。よく検討していきたいとおっしゃられた」とボスの火消しに追われた。だが普段、官房長官としての存在感がないともっぱらだ。

 旧姓は室崎。祖父は島根県議会議長を務め、“参院のドン”青木幹雄元官房長官と親しかった。父親は日野自動車の副社長を務めるなど経済界で活躍。東大から大蔵省へと進んだ勝信氏は加藤六月元農相に秘書官として仕え、その後、長女と婚約。だが破談となったため次女と結婚し、加藤家に婿入りした。政治部記者は「そうまでして政治の道に執着した割に、今も官僚臭さが抜けない」と嘆く。

差し入れに見えた加藤氏の政治センス
 政治家らしからぬ逸話は枚挙に暇がない。第二次安倍政権発足時に官房副長官に就いた際、当時の安倍晋三首相や菅官房長官から「お金を使って若手議員らと飲みに行って人脈を広げろ」と助言されたが腰は重かった。厚労相だった2018年の通常国会直後には所属する竹下派のライバル、茂木敏充経済再生相(当時)が、派の実力者だった吉田博美・党参院幹事長(同)に法案成立のお礼に、大量のあんパンを持参。吉田氏が「加藤さんは何も持って来なかった。総理になれないな」と笑っていると、近くにいた加藤氏は頭をかいて謝罪。その後、銀座で高級アイスを大量に買い、慌てて差し入れた様に茂木氏との政治センスの違いを周囲は感じ取った。若手議員との勉強会では「この項目に、なぜ金額が入っていないんだ」と財務省主計官のような指摘を連発する。

「菅氏は、2012年の安倍氏の再登板の際に汗をかいた加藤氏を信頼していたのだが、官房長官抜擢は失敗だった。批判の盾にもなれず調整能力もない」(政治部デスク)。政界では「安倍に菅あり、菅に菅なし」と言われるが、まさに加藤氏の力量不足を指摘している。

 加藤氏のネット上でのあだ名は「ライス加藤」。厚労相時代、質問をはぐらかす様子を、「朝ご飯を食べたか」という質問に「(パンは食べたが)ご飯は食べていない」と答える「ご飯論法」に例えられたのがきっかけだ。内閣支持率が下げ止まらぬ中、「ライス加藤」のままでは通常国会を乗り切れまい。菅氏とともに加藤氏も正念場を迎えている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年1月28日号

6230名無しさん:2021/01/22(金) 23:41:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbd851792bb5c59c4b8e794ef91318284b19e76d
二階俊博、会食自粛で「ひとり食べる」弁当に不満が爆発寸前
1/22(金) 7:02配信

現在はひとり暮らし
 「二階幹事長は、夜は連日びっしり会合の予定が組まれていました。しかしすべてキャンセルとなり、議員宿舎と党本部の幹事長室を行き来する生活を送っています」(全国紙・二階番記者)

 新年1月8日、二階俊博幹事長は党所属の国会議員に「会食自粛令」を発令した。「飲食を伴う会合への参加を控えること」や「20時以降の不要不急の外出自粛の徹底」を要請したのだ。

 もとはといえばその2日前、自民と立民の両国対委員長の間では、国会議員の夜の会食についてルール作りを検討することで合意していた。

 「しかし、自民党の森山裕国対委員長は当初から及び腰でした。森山氏は『菅総理と二階さんが仕事にならない』と漏らしており、会食を政治活動の柱にする2人の存在を常に気にしていたようです」(自民党中堅議員)

 菅総理はホテルでの朝食に要人を呼び、会合を行ってきた。一方、二階氏も昼夜の会食で縦横無尽の動きをしてきた。

 会食ができなくなった二階氏はいま、わびしい生活を送っているという。

 「以前は、秘書を務めていた三男の伸康氏と宿舎で同居していました。しかし'18年に奥さんを亡くされてからは、三男を地元和歌山に戻し、ひとり暮らしをしています。

 二階さんは、夜は秘書が用意した弁当を食べているようです。もともとたくさん食べるわけでもないし、お酒を飲むわけでもない。食事へのこだわりも薄いのかもしれません」(二階派議員)

 だが、会合ができないことへの不満は爆発寸前だ。

 「いまだに、年末に杉良太郎氏や王貞治氏などと8人で行った『ステーキ会合』を批判されたことを蒸し返してこう言うんです。『どこで、何を食ったかなんて俺は覚えてないんだよ。食事より、話の内容が大事なんだから』」(前出記者)

 コロナ禍くらいは弁当生活に耐え、国民の気持ちを味わうのがいいかもしれない。

 『週刊現代』2021年1月23日号より

週刊現代(講談社)

6231名無しさん:2021/01/23(土) 10:39:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/d83f73aa66fafc8553a56ac470e1ca9d6086bed8
自民・石破氏「不愉快の極み」 菅内閣支持率の低下報道を批判
1/22(金) 21:57配信

 自民党の石破茂元幹事長は22日付のブログで、菅義偉内閣の支持率が急落したことに関し、「政局の観測記事が散見されるようになったが、不愉快の極みだ。昨年の9月に自民党が圧倒的な支持のもとに現政権を発足させ、報道も褒めそやしていたことを忘れたのか」とメディアの論調を批判した。該当する記事の特定はしなかった。

 石破氏は同僚議員についても「このままでは選挙が危ないので総裁を代えようなどという考え方が仮にあるとすればもっての他で、最後まで責任を持たねばならない。そのような恥知らずな議員は自民党にはいないと思っている」とも書き込んだ。

6232名無しさん:2021/01/23(土) 10:43:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e69726cc64385e0477af7bf821aa47b3fdc4e3c
河井被告有罪で問われる菅、二階氏の政治責任
1/23(土) 5:51配信

 コロナ対応における度重なる迷走で、菅義偉首相が国会論戦で野党から集中砲火を浴び続けている。

 その菅首相にとって「さらなる火種」(自民幹部)となるのが、2019年夏の参院選の大規模買収事件で有罪判決を受けた参院議員、河井案里被告の議員辞職問題だ。

 1月21日の判決を受けて、野党はもちろんのこと、与党内からも案里被告の議員辞職を求める声が噴出している。同被告が議員辞職せずに控訴すれば、今後も議員歳費を受け取り続けることになるからだ。その場合、国民の猛反発は確実で、「次期衆院選での自民党への強い逆風になる」(自民若手)のは間違いない。

■薄い「逆転無罪」の可能性

 2019年の参院選広島選挙区(定数2)に自民党2人目の公認候補として案里被告を押し立てたのは、当時の官房長官だった菅首相と二階俊博自民党幹事長だったとされる。

 それだけに、「(案里被告という)猫の首に鈴(議員辞職)をつけるのは菅、二階両氏の責務」(自民長老)と言えるが、2人とも「進退は個人の判断」と口を濁すばかり。いら立つ自民党内には「案里被告に引導を渡せないようならリーダー失格」(若手)との厳しい声も出始めた。

 東京地方裁判所は21日、案里被告に対し、懲役1年4カ月、執行猶予5年(求刑は懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。高橋康明裁判長は「民主主義の根幹となる選挙の公正さを害した」と断じた。

 判決によると、案里被告は参院選前の2019年3〜5月、夫で衆院議員の克行被告=公選法違反で公判中=と共謀し、広島県議4人に現金計160万円を配った。判決は、いずれの県議も案里議員を応援しており、政治資金の処理に必要となる領収書もないことから、現金の趣旨は買収だったとした。

 「量刑を含め、大方予想どおりの判決」(司法関係者)で、案里被告が控訴しても「逆転無罪の可能性は低い」(同)との見方が大勢を占める。公判が続く限り、「推定無罪の原則から案里被告の権利は守られる」(同)が、国会議員としての進退は「まったく別問題」(閣僚経験者)だ。

 案里被告については、地元の広島で公設秘書の有罪確定に伴って連座制適用を求める行政訴訟も起こされており、検察側が勝訴すれば、その時点で案里被告は失職する。一方、1審判決を受けて案里被告が3月15日までに議員辞職を申し出れば、4月25日の衆参統一補欠選挙に、参院広島選挙区も追加されることになる。

 有罪判決を受けた案里被告は21日、「主張の一部しか受け入れられず、大変遺憾。判決内容を精査し、今後の対応を検討したい」と進退には踏み込まないコメントを出した。

 一方、菅首相は同日夕、記者団に対し「行政の長として、個別事件の裁判所の判断について、所感を申し上げるべきではない」と案里被告の進退問題に踏み込むことを避けた。

6233名無しさん:2021/01/23(土) 10:44:07
>>6232

■岸田氏や公明党は議員辞職を求める

 自民党本部から案里被告の陣営に1億5000万円もの資金が提供されたことについて再調査の必要性を問われても、菅首相は「総裁になって報告を受けている。党で所定の手続きを得たうえでルールに基づいて交付されている」と事実上、再調査を否定した。二階幹事長も「判決が確定していない中でのコメントについては差し控えたい」と素っ気なく答えた。

 案里被告と夫の克行被告はともに自民党を離党しているが、案里被告は自民二階派に特別会員としてとどまっている。しかし、二階氏は「党としてはつねに襟を正し、引き続き緊張感をもって国民の信頼回復に努めてまいる所存だ」と一般論でかわした。

 一方、自民党内では岸田文雄前政調会長が案里被告に説明責任を果たすよう求めたうえで、「どう身を処されるか、しっかりと自分で考えていただきたい」と暗に議員辞職を決断するよう求めた。また、公明党の石井啓一幹事長は「判決を1つのけじめとして、議員辞職をすべきではないか」と即時辞職を要求した。

 もちろん野党側は「即時議員辞職は当然」と口をそろえ、案里、克行両被告が議員辞職しない場合、自民党総裁の菅首相の政治責任は重大として、国会で厳しく追及する方針だ。

 「政治とカネ」をめぐっては、2020年末に安倍晋三前首相の「桜」疑惑に関連し、安倍氏の公設秘書が罰金100万円の略式命令を受けている。さらに、吉川貴盛・元農林水産相が大手鶏卵会社から現金を受け取り、収賄罪で在宅起訴された。

 一連の不祥事について、与党内からは「次期衆院選まで国民は忘れない。政府与党首脳が厳しい姿勢を示さなければ、政権への強い逆風になる」(公明幹部)と、不安の声が噴出する。

 そこで当面の問題となるのが案里被告の議員辞職への道筋だ。さらに、案里被告が辞職しても、今回の買収事件の「主犯」とみられている克行被告が辞職しなければ、「(けじめは)不十分で、自民への逆風は収まらない」(自民幹部)。

■後継候補をめぐる「複雑な事情」

 仮に、両被告が3月15日までに失職か議員辞職すれば、4月25日に衆院広島3区と参院広島選挙区で補選が実施される。当然、議席の獲得を目指して各党が候補を擁立することになる。

 与党としては、買収事件の逆風をかわすため、「一致結束して後継候補を支援するのが当然」(自民県連)のはずだ。しかし、両区の候補擁立をめぐる各党の事情は複雑で、「一筋縄ではいかない」(同)のが実態だ。

 まず、衆院広島3区では、公明党が2020年11月に斉藤鉄夫党副代表(衆院比例中国)の擁立を決定した。先手を打たれた自民広島県連は、後継公認候補の公募手続きを急ぎ、12月8日に石橋林太郎広島県議を選任。同9日には広島県連会長の宮沢洋一・元経済産業相が二階氏と山口泰明選対委員長に、石橋氏を選任するよう要請した。

 公明党は「買収事件を起こした選挙区で、後任の自民候補は応援できない」として、斉藤氏当選を目指して地元での選挙態勢づくりを進めた。これに対し、自民県連は「選挙区に後継候補を出さない選択肢はありえない」(幹部)として、石橋氏での候補1本化を求めて対立は深刻化した。

 広島は伝統的に岸田派(宏池会)の牙城であり、公認争いには「ポスト菅」を狙う岸田氏のメンツもかかる。ただ、公明側は岸田氏が斉藤氏への1本化に反対すれば、「他選挙区の岸田派候補の支援は拒否する」と脅しをかけ、岸田氏周辺でも「党本部裁定しかない」との声が広がっていた。

 最終的に「斉藤氏を広島3区の与党候補とし、石橋氏は比例名簿の上位」で妥協する方向が固まったとされる。これは、公明党の山口那津男代表が「斉藤氏一本化」を求めた段階で、最終的な決定権限を持つ菅首相と二階氏が黙認する姿勢を示したことも踏まえると、計算済みの動きともみえる。

 ただ、克行被告は法廷闘争で徹底抗戦を続ける構えで、「元法相でもあり、河井氏の後見人だったとみられる菅首相も含めて、議員辞職での説得は困難」(自民選対)との声が多い。辞職しなくても10月までに行われる衆院選で決着がつくからだ。

 これに対し、案里被告の議員任期切れは2025年7月だ。もちろん、近い将来に議員辞職か失職となる可能性が大きいが、それまでは自民党への批判がやむことはない。

6234名無しさん:2021/01/23(土) 10:44:17
>>6233

■北海道、長野補選はダブル敗北が濃厚

 4月25日の統一補選で自民が敗北することによる、政権への打撃を減らしたい思惑もにじむ。すでに補選実施が確定しているのは、吉川被告の議員辞職に伴う北海道2区と、2020年末に急死した立憲民主党の参院議員・羽田雄一郎・元国土交通相の参院長野選挙区だ。

 自民党執行部は、北海道2区では候補擁立を見送る不戦敗の方針を固め、参院長野選挙区も「候補は立てるが、相手が弔い選挙なので、勝てない」とあきらめ顔だ。つまり、現状では「ダブル敗北」となるのは確実。菅、二階両氏の責任も問われるが、下村博文政調会長が年明けに「ダブル敗北なら政局になる」と発言し、二階幹事長の逆鱗に触れて釈明する騒動が起きている。

 そもそも北海道2区の不戦敗は、補選敗北のダメージを減らす姑息な手法だ。そこで、執行部が視野に入れているのが案里被告の議員辞職で参院広島選挙区の補選を追加することで、「1勝1敗1不戦敗」に持ち込もうという思惑だ。

 参院広島選挙区は定数2で、案里被告と一緒に当選したのは立憲民主党の森本真治氏。仮に補選が実施されて立憲民主が野党統一候補を擁立して議席を獲得しても、2025年の参院選では森本氏との間で公認争いが起こるため、「勝てる候補は出せない」(自民県連)とみられているからだ。

 そのうえ、自民党が強い広島で衆院3区候補に公明の斉藤氏を立てるかわりに、参院広島選挙区で岸田派の候補を立て、その候補を公明党が全面支援することが「暗黙の条件」(自民県連)でもあるようだ。

 まさに、各党が入り乱れる政局がらみの奇々怪々な動きともみえ、野党陣営からは「将来の公認争いなど考慮せず、参院広島補選で勝負しなければ、次期衆院選での政権交代などありえない」との声が出始めている。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

6235名無しさん:2021/01/24(日) 11:33:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc5c9a030132cada31a4cf7d587b7d3d09175a74
英紙にリークしたのは誰だ!「日本政府が五輪中止を決定」報道で犯人捜し
1/23(土) 13:40配信
日刊ゲンダイDIGITAL
 いったい、誰がリークしたんだ!――。英紙タイムズが「日本政府は非公式ながら東京五輪を中止せざるを得ないと結論づけた」とスクープしたことで、一気に「五輪中止」の空気が広がっている。政府自民党は大慌てだ。

 スクープ記事の情報源が匿名の「連立与党幹部」となっているため、さっそく政界では「誰がしゃべったんだ」と犯人捜しが始まっている。

 情報源が連立与党幹部だとすると、自民党の場合、党三役である、二階幹事長、佐藤総務会長、下村政調会長が当てはまる。さらに、選対委員長や国対委員長ら8人が、執行部のメンバーとなっている。

 自民党幹部がリークしたとしたら、いったい誰なのか。

 疑われているのが、下村氏だ。

「下村さんは、これまでも菅首相を困らせるような発言をしている。最近は、“4月の補欠選挙で自民党が2敗したら政局になる”と、“スガ降ろし”を仕掛けるような発言をしています。下村さんは“ポスト菅”を狙っている。菅政権に打撃を与えるつもりだったのではないか、と疑われているのです」(政界関係者)

 リークした犯人は、下村氏なのか。

 事務所に問い合わせると、政調会長室から「全くの事実無根であり、大変心外です」「今後もあらゆる手段を尽くして、東京大会を成功に導いていく決意です」との回答があった。

 ある自民党関係者はこう言う。

「ああ見えて下村さんは聡い男。記事が出たら自分も疑われると分かっているはずだから、いくらなんでも話さないでしょう。恐らく、リークしたのは危機感を持ったマジメな議員だと思う。もし“下村犯人説”が広がっているのなら、下村さんの口を封じるために菅さんの応援団が意図的に流したのではないか。実際、“下村犯人説”が定着すれば、党内の反感と疑心暗鬼が広がり、“ポスト菅”を狙う動きも制約されるはずです」

 いずれにしろ、コロナ禍が急速に下火にならない限り、予定通りに五輪を開くのは不可能に近い。中止するなら決断は早い方がいい。

6236名無しさん:2021/01/24(日) 11:33:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/cde8267aec5d77aa5e204602c1b2f384c848e33c
菅首相 応援したのに…河合議員有罪に言及もまるで他人事と非難
1/23(土) 11:13配信
女性自身
「行政の長として、個別事件の裁判所の判断について、所感を申し上げるべきではない」
「国民から疑念を抱かれないように襟を正して、活動していく。このことが大事だと思います」

1月21日、こう話したのは菅義偉首相(72)。同日、公職選挙法違反の罪に問われた参院議員の河井案里被告(47)が懲役1年4ヵ月、執行猶予5年の有罪判決を受けた。冒頭のコメントは、同件について語ったものだった。

河井被告の逮捕に対して、「所感を申し上げるべきではない」「襟を正して、活動していくことが大事」という菅首相。まるで他人事のようだが、そもそも河井被告を熱心に応援していた張本人である。

さかのぼること19年6月11日。河井被告はFacebookで、菅首相との対談記事が完成したことを報告。2人が“広島と日本の未来を熱く語る”という同記事には「河井あんりさんに日本の未来を託そう」「河井あんりさんに、自民党、そして日本の未来を託そうではありませんか!」との文言も。また当時首相だった安倍晋三議員(66)、そして二階俊博自民党幹事長(81)の写真も掲載されている。

さらに菅首相は同年6月22日、広島市内で行われた河井被告の応援演説にも参加。河井被告の夫であり、同じく公職選挙法違反の罪に問われている克之被告(57)は同日、ブログに「これまで広島では見たことがない大観衆」が集まっていたと報告していた。「河井あんりを激励する会」の写真も紹介しており、そこには菅首相と思しき人物が大勢の聴衆の前で話しているシーンも。

そして同年7月15日と16日、菅首相は2日連続で河井被告の応援演説を行っている。その際に、菅首相は好物のパンケーキを河井被告と堪能したようだ。同月19日、あるパンケーキ店のブログにはこんな記事が投稿されている。

「菅官房長官と河井あんりさんがご来店されました!」
「美味しいとコメントして下さっていたとの事!」

記事には、菅首相と河井被告が笑顔で肩を並べる写真もアップされていた。

■総裁になったら責任をもって対応していきたい

菅首相の応援もあり同月、河井被告は見事参院選で当選。しかし、その11ヵ月後となる20年6月に克之被告とともに逮捕。すると同年8月、夫妻の初公判についてコメントを求められた菅首相は「差し控えたい」と発言した。

そのいっぽう同年9月、自民党総裁選に立候補した菅首相は同件についてこう話している。

「私がもし総裁になったら、責任をもって対応していきたい」

にもかかわらず、今回の「所感を申し上げるべきではない」そして「襟を正して、活動していくことが大事」発言。ネットでは非難が相次いでいる。

《一切反省もなく、何の説明にもなっていない常套句を吐く》
《あなたは他人事でコメントできませんよ》
《菅さんが応援してるなら、河井候補に投票しようと考えた人はたくさんいたんじゃないのかな》
《他人事で済ませて良い訳がない》

また河井被告は事件を機に離党したものの、失職していない。そのため《まだ議員辞めず報酬貰うのは、コロナ禍で苦しむ国民は理解出来ない》《議員として何もしていないのに議員報酬は支払われている》と議員報酬への不満も上がっている。

後手後手のコロナ対応で支持率も低下している菅首相が“正すべき襟”は一つではなさそうだ。

6237とはずがたり:2021/01/24(日) 22:19:22
自民党が頭抱える細野豪志氏の処遇 決断は変節か信念か
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP164VTLNDXUTFK010.html
宮川純一、大久保貴裕
2021年1月12日 14時00分

 旧民主党で要職を務め、いまは自民党二階派の細野豪志衆院議員(49)。派閥入りから2年近くたっても、正式な党員にはなれていない。自民静岡県連は入党に強く反発し、野党も批判を強める。細野氏の決断は変節なのか、信念なのか。衆院選が近づくなか、有権者には迷いもある。

 昨年12月12日午前。細野氏は静岡県富士市の公民館にいた。学生団体が衆院静岡5区の立候補予定者を招いた討論会に参加。結びのあいさつでこう言った。「中国にどう向き合うか。安全保障でちゃんと向き合えるため、皆さんの将来のために、立場を変えた」

 米国と覇権を争う中国を引き合いに、県内の有権者らに政党を変えたい理由を説明した。細野氏は学生たちの話に耳を傾け、若者の投票率や電子投票などの政治の課題を解説した。

 静岡東部で7期連続で当選。2017年には希望の党の結成メンバーだったが、党勢が伸びずに事実上解体。行き場を失った細野氏は19年1月、自民幹事長の二階俊博氏が率いる二階派への入会を認められた。二階氏は野党出身の議員をも取り込み、勢力拡大を狙う。

「二階派だが自民党員ではない」 対立より複雑に
 細野氏は地元で、「自民党国会議員」としての活動をアピールする。

 討論会の2カ月前の10月中旬、静岡県函南町の会議室。細野氏を囲む企業経営者ら支援者約20人が集まり、昼食会を開いた。細野氏は「今年に入ってから私が呼びかけ人になって、勉強会を毎週やっています」と、自民党の中で一定の役割を果たしていることを暗に示した。

 また、菅義偉首相が官房長官のころから政策を提言してきたと説明し、今回は積極的な金融政策や国民1人あたり5万円の定額給付金を提案したことを明かした。この昼食会の1週間前に、要望書を持って行ったとも述べた。

拡大する写真・図版
地元で支援者に実績を語る細野豪志氏=2020年10月19日午後0時13分、静岡県函南町、宮川純一撮影

 支援者との昼食会は、一昨年の1月までは隔週で開かれていた。だが、細野氏が自民入りを模索する表明をして以来、コロナ禍も重なって間が空いたという。それでも支援者の一人は「そもそも党を関係なく、細野さんを支持してきた。やはり人間性。国会議員としてこの地域を見てくれている。政党は僕らの問題ではない」。抜けたメンバーもいないという。

 しかし、細野氏の動きに対し、…

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残り:1371文字/全文:2280文字

6238チバQ:2021/01/24(日) 22:32:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea9dcc913bae549e72d2f33cc272de89a1626598
ワクチン担当「抜てき」河野氏、滑り出し前途多難…試される調整力
1/24(日) 21:34配信

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読売新聞オンライン
河野規制改革・行政改革相

 新型コロナウイルスのワクチン接種担当に抜てきされた河野行政・規制改革相が正念場を迎えている。ワクチンの早期普及という困難な事業の成功に向けて精力的に動いているが、情報発信の迷走が露呈するなど、前途多難な滑り出しとなった。次期首相候補としての手腕が試されることになる。

 「安全で有効なワクチンを一日でも早く接種できるよう全力を尽くす」

 河野氏は22日に開設された首相官邸のワクチン専用サイトで動画出演し、国民にこう呼びかけた。

 河野氏は担当に指名された18日以降、自身のツイッターでワクチン関連の投稿を続けている。「若い世代へのメッセージで力を借りたい」として、知名度の高い小泉環境相との連携も狙う。

 かねて首相への意欲を見せている河野氏は発信力や突破力に定評がある一方、「調整力が課題」との指摘もある。22日の参院本会議では、国民民主党の榛葉賀津也幹事長から「令和の『壊し屋』。根回しが最も苦手」と評されると、河野氏は「令和の『運び屋』と言われるよう頑張る」と切り返した。

 実際、河野氏は関係各所を飛び回っている。接種状況のシステム管理に向けて、デジタル分野に詳しい自民党の小林史明衆院議員を大臣補佐官に起用する際は、事前に党幹部の根回しに動いた。22日には日本医師会の中川俊男会長ら幹部と意見交換し、日医の「全面協力」を取り付けた。

 内閣支持率が急落している菅首相にとって、ワクチン接種は新型コロナ対策の切り札で、円滑に進めて支持回復につなげる狙いがある。ワクチンの普及はその先に見据える東京五輪・パラリンピックの成否も左右するとみられ、自民党幹部は「首相は河野氏にチャンスを与えて後継に据えようとしているのではないか」と推察する。

 ただ、河野氏は22日、ワクチンの確保時期を巡って首相側近の坂井学官房副長官の発言を一方的に否定するなど、足並みの乱れを引き起こした。接種に向けて業務が膨大な量になれば、政府内でのさらなる混乱も予想される。自民党内からは「接種事業がうまくいかなかった場合、首相だけではなく、河野氏も責任を負うことになり、次期首相どころではなくなる」との見方も出ている。

6239チバQ:2021/01/24(日) 22:38:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210124k0000m010167000c.html
菅首相、SNS活用を学ぶ 「曲解して伝わる仕組み」に強い関心
2021/01/24 21:22毎日新聞

菅首相、SNS活用を学ぶ 「曲解して伝わる仕組み」に強い関心

菅義偉首相=首相官邸で2021年1月21日午前8時2分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 菅義偉首相は24日、首相公邸で自民党の山田太郎ネットメディア局長代理らと面会した。ツイッターなどSNS(ネット交流サービス)を活用した発信方法などについて、山田氏から指南を受けた首相は「参考になった」と語ったという。

 山田氏が面会後、記者団に明らかにした。面会は首相側からの呼びかけで、「(首相は)どういうふうに政策とかを拡散させるか悩んでいたので、その辺の手法などについて詳しく説明した」と語った。首相や首相官邸のツイッターでの発信について、山田氏が「事実を淡々と伝えている。『熱量』がなければ拡散しない」などと助言すると、首相は「よく分かった」と応じたという。

 山田氏は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、首相が若者に呼びかける行動変容を始め、政府のメッセージが届いていないことへの対策も指南した。首相の13日の記者会見での発言を巡り、SNSで「国民皆保険制度の見直しに言及したのでは」との見方が広がったことに関しても「SNSで曲解して伝わるメカニズム」を解説。対応について「次の日に官房長官が火消しするのではなく、どういう形で情報のマネジメントをすべきなのか、ネットの中でどう対応していかなければいけないのかを説明した」と述べた。

 山田氏は首相のツイッターなどを見せながら解説したといい、「首相は『なるほど、こういうふうな形では確かに誤解されて伝わったりもするな』とすごく関心を持たれていたので、今後、特にネットにおける情報発信の形は変わってくるのではないか」と期待感を示した。【佐野格】

6240名無しさん:2021/01/25(月) 21:43:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f93025fda86eb963325ef4fd3fd9778f05f39e8
「キングメーカー」二階俊博幹事長の失せた神通力
1/25(月) 15:08配信
nippon.com
与良 正男

わずか数カ月前は「我が世の春」、権勢の絶頂を誇っていた。キングメーカーとして2020年9月、菅義偉政権を発足させ、政権のナンバー2として実権を握り、永田町ににらみを利かせていた二階俊博幹事長。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で菅内閣の支持率が急落するのと軌を一にするように、急速に求心力が衰えている。不可侵に見えたキングメーカーの神通力はなぜ落ち始めたのか。

緊急事態宣言と菅内閣の危機
あれは、菅義偉政権自体が危機だという宣言ではなかったか。

新型コロナウイルスの感染拡大が一向に収まらず、菅義偉首相は年明け早々、東京都などを対象とした「緊急事態宣言」の再発令に追い込まれた。

しかし、この宣言も「遅すぎる」「対策も中途半端だ」といった厳しい評価がほとんどで、昨年末から急落している菅内閣の支持率が好転する気配はない。菅政権は発足4カ月で、そんな深刻な状況にある。

首相の苦境に拍車をかけているのが、二階俊博自民党幹事長の相次ぐ失態や失言だ。菅内閣誕生の立役者であり、政権ナンバー2として首相を守り、支えるべき二階氏の力も、同時に衰え始めている。それが今回の危機の大きなポイントだ。

「2人の失態」を象徴したのが、2020年12月14日夜、東京・銀座のステーキ店で、菅、二階両氏とプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏らが会食した「ステーキ事件」だった。

コロナ対策を担う政府の専門家による分科会が「勝負の3週間」と再三呼びかけ、「5人以上の飲食で感染リスクが高まる」と注意を促していたさなかに、8人ほどが集まった会食である。

その後、菅首相は「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省している」と一応、謝罪はした。ところが二階氏は「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と反論した。その開き直りのような姿勢が、火に油を注ぐ結果となった。

6241名無しさん:2021/01/25(月) 21:43:40
>>6240

自民党内に高まる二階氏への不満
会食の同席者は、菅氏以外は、元々二階氏と親しく、毎年「忘年会」を開いているメンバーだという。今回は二階氏が「来ないか」と首相を誘ったというのが真相らしい。

ご存じのように二階氏は、安倍晋三前首相の辞任表明を受けた昨秋の自民党総裁選で、官房長官だった菅氏をいち早く支持して一気に流れを作った。「そんな恩人の誘いを断れるはずがない」と首相周辺は弁護する。

だが、この時期に夜、多人数で会食すれば、連日、我慢を強いられている国民がどう受け止めるのか。両氏は想像できなかったのだろうか。会食を止める人が周りにいなかったとすれば、組織として重大な欠陥がある。

実は、この一件の前から自民党内には二階氏への不満がたまりにたまっていた。

一つは二階氏が率いる自民党二階派に所属する議員に不祥事が続出していることだ。

2019年夏の参院選での大がかりな買収事件(公職選挙法違反)で公判が続く河井案里被告。あるいは統合型リゾート(IR)をめぐる汚職事件の秋元司被告。両被告は自民党を離党したものの、国会議員は辞職せず、今も二階派に「特別会員」として所属している。

そして大手鶏卵業者から現金を受け取ったとされる贈収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛元農相。吉川氏は二階派の事務総長を務めた幹部で疑惑発覚後、既に議員辞職している。

いずれの疑惑でも二階氏は幹事長として、そして派閥の領袖として明確なコメントを避けている。例えば、吉川氏が議員辞職した際には、報道陣が何を聞いても「(吉川氏)本人ら関係者でないと分からない」と、まるで他人事のようだった。

二階派の無軌道な膨張主義
「政治は数(がモノをいう)」が長年の二階氏の信条という。政治の師と仰ぐ、故田中角栄元首相から引き継いだものであろう。

「だから、二階氏は『来る者は拒まず』で安易に議員を引き入れて、二階派を膨張させてきた。そのツケが回っている」と、恨み節も込めて指摘する自民党議員は少なくない。

幹事長は選挙で公認するかどうかの権限を握る。そこでも強引な手法が目立つ。

2020年秋には、次期衆院選で衆院へのくら替えを目指す林芳正参院議員が、二階派のベテラン、河村健夫元文部科学相の地元・衆院山口3区から立候補しそうだとみるや、二階氏はどう喝じみた行動に出た。

河村氏の地元決起大会に、二階派所属議員19人を引き連れて出席した騒動である。岸田文雄前政調会長の岸田派に所属する林氏に対して、二階氏は集会で「売られたけんかは買う」と息巻いた。林氏の出馬を「反党行為」と断じて、自民党から除名する考えを示唆する二階派議員もいたほどだ。

確かに候補者擁立は「現職優先」が自民党の原則である。ところが、その一方では、他派閥の現職のいる衆院小選挙区で二階氏が別の候補を推そうとしている選挙区がある。それもまた、他派閥からは「身内優先のルールなき膨張主義」だと映る。

6242名無しさん:2021/01/25(月) 21:44:08
>>6241

政権最大の弱点はトップ二人が裏方タイプなこと
菅氏と二階氏は国会議員の秘書を振り出しに、それぞれ横浜市議(菅氏)、和歌山県議(二階氏)を経て衆院議員となった。国会議員の二世や官僚出身ではない「たたき上げ」であり、世間受けを狙ったパフォーマンス嫌いという点でも共通している。

さらに両氏はともに観光業界に幅広い人脈がある。それが観光支援策「GoToトラベル」を推進した原動力となり、一時停止の決断が遅れた要因ともなったのは間違いない。

違いと言えば、二階氏はかつて小沢一郎氏と行動を共にして自民党を離党し、その後、2003年、自民党に復党したことだ。

二階氏の強みは「総理を目指そうと思ったことは一度もない」と公言している点にあるのだろう。同様に、一度離党して復党した石破茂氏が何度も総裁選に出馬しながら挫折を繰り返している姿を見れば明らかだ。

2020年秋の総裁選がそうであったように、素早く党内の大勢を見極めて勝てるトップ候補を担ぐ。トップは自分の後を狙わないナンバー2を安心して大事にするし、ナンバー2であれば最終的な責任も取らなくて済む。そしてまた次のトップ候補に乗り換える……。復党組の二階氏は今、文字通り、「キングメーカー」と言っていい。

一方、菅氏は若い頃から虎視眈々と首相の座を狙っていたという。だが、世間の印象で言えば、菅氏も「裏方の人」だろう。官房長官として自民党や霞ケ関の官僚からの評価が高かったにもかかわらず、なぜ、首相として評価が低いのか。菅氏自身が今、そのギャップに苦しんでいるように思える。

考えてみれば、首相も幹事長も「裏方タイプ」というのは、歴代自民党政権の中でも異例であり、この政権の最大の弱点かもしれない。とりわけ、このコロナ禍では、政府や政党トップの情報発信力や、国民に語る言葉の切実さや説得力が大きく左右するからだ。

党内で派閥抗争勃発の可能性も
もう一つのアキレス腱は対中国政策だ。かねて中国共産党指導部と太いパイプを持つ二階氏は自他ともに認める「親中派」であり、米国も警戒していると言われる。イデオロギー色が極めて薄い現実主義者である菅首相も日中間の経済を重視し、香港問題をはじめ中国への批判は抑制的だ。安倍前首相は中国と厳しく対峙(たいじ)することで固い保守層の支持を得ていた。それが長期政権を支えた大きな要因でもあった。そんな保守層からすれば、中国と融和的な菅、二階両氏には、そもそも根強い不信感がある。

新型コロナ対策として政府は1月13日、中国・韓国を含む11カ国・地域からのビジネス関係者らの日本への受け入れを全面的に止めると発表したが、これもまた「判断が遅すぎる」と自民党内から突き上げられて急きょ、方針転換したものだった。中国、韓国に気を遣っているように見える菅、二階両氏への不満が足元からも公然と出てきたということだ。

衆院議員の任期は2021年10月に満了となり、それまでには確実に総選挙がある。9月には自民党総裁選もある。菅首相は総裁選で再選された後、衆院解散に臨むシナリオを描いているようだが、その前に「これでは衆院選に勝てない」と「菅降ろし」が自民党内で始まる可能性は十分ある。

当面の焦点は、4月25日投開票予定の衆院北海道2区補選と参院長野選挙区補選だ。ところが自民党は吉川元農相の辞職に伴う北海道2区は候補者を擁立せず、早々と不戦敗を決めてしまった。選挙で勝つことで盛り返してきた安倍前政権とは大きく様変わりし、もはや菅政権は「守り」にきゅうきゅうとしていると言うほかない。

ただし、仮に「菅降ろし」が始まったとしても、それを誰がリードするのか。

冷徹に政界を渡り歩いてきたキングメーカーとしての神通力が失せた今、二階氏が「次はこの人」と言い出せば、直ちに流れが決まるといった状況ではない。むしろ党内で派閥抗争が始まり、混乱が続く可能性が高いだろう。そこに今の自民党の閉塞(へいそく)状況がある。それは所属議員が長く「一強体制」に安住してきたツケだと言い換えてもいい。

【Profile】
与良 正男 YORA Masao
毎日新聞論説室専門編集委員。1957年生まれ。1981年毎日新聞社入社。89年から東京本社政治部。政治部デスクを経て2004年論説委員。論説副委員長の後、14年から現職。毎日新聞の社説や夕刊のコラム「熱血!与良政談」を担当。 早稲田大学大学院客員教授等を歴任。TBSテレビ・ラジオでコメンテーターを務める。著書に「与良政談」(毎日新聞社)など

6243名無しさん:2021/01/25(月) 21:46:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/e00786dc49d9b2867b133a54902048d2573cf5b4
井上咲楽が岸田文雄議員に単刀直入に聞く「麻生さんと二階さんは、どちらが怖いですか?」
1/24(日) 11:30配信
エンタメNEXT
『月刊エンタメ』に連載中の「井上咲楽の政治家対談」、今回は宏池会会長を務め、外務大臣や防衛大臣などを歴任してきた岸田文雄議員が登場。次の総裁選に向けて動きがあるとみられる「大宏池会構想」の本質とは。(4回連載の2回目)
※取材は12月2日に行いました

井上 次の総裁選に向けてという意味では、「大宏池会構想」(池田勇人元首相が昭和32年に創設した自民党で最も歴史ある派閥・宏池会。紆余曲折あり、現在は岸田派、麻生派、谷垣派の3派に分かれている。これをまとめ、1つにしようというのが大宏池会構想)についてもお聞きしたいんです。新聞紙面では将来的な再結集に向けた動きがあると報じられていますが?

岸田 麻生さんのところの志公会、谷垣禎一さんのところの有隣会は元々ルーツが同じだったわけですから、また一緒になれないかというのが大宏池会構想。ただ、私は大宏池会構想という言葉は使ったことがないんですよ。今、宏池会(岸田派)という派閥には47人の国会議員がいますけど、党内により多くの協力者の輪を広げていきたい。そのためには、他の派閥にも協力してもらわなきゃいけません。派閥を超えて議員同士が協力することもあれば、派閥同士が連携する場合もあるでしょう。どんな形であれ、力の輪を広げたいという考えを話したことで、マスコミ的に「大宏池会」という言い方になったのだと思います。

井上 そうなんですね。

岸田 その方がニュースとして面白いのかもしれませんが、自民党には他にも清話会、平成研究会などの派閥があるから、別に宏池会だけで固まろうということではなくてね。いろんな派閥に協力してもらい、できるだけ大きな政治の塊を作りたいと思っています。

井上 総裁選を経験し、改めて数の力を考えてという面もありますか?

岸田 数を獲得するのが選挙。政治は多数決で決まり、数が大事だというのは事実ですから。

井上 今、岸田派の雰囲気はどんな感じですか?

岸田 この間の総裁選挙は、宏池会にとってずいぶん久しぶりのものでした。若手は間違いなく初めての総裁選挙を経験したということで、大変張り切って臨んでくれましたし、また次へ向けて頑張ろうと前向きに努力を続けてくれています。この雰囲気を大事にしながら、次につなげていきたいですね。

井上 岸田派は皆で作り上げていくチーム感があって、若手も意見を言いやすいのかなと想像しています。

岸田 確かに、意見は言いやすいだろうね。他の派閥でリーダーに何か言うとなると、麻生さんや二階さん相手でしょう。宏池会では私相手だからね(笑)。

井上 今日、話をしていても、優しい人柄が伝わってきます。

岸田 そうですか。

6244名無しさん:2021/01/25(月) 21:46:36
>>6243

オリンピック・パラリンピックは開催できるんでしょうか?
井上 単刀直入に聞かせていただきますが、麻生さんと二階さんは、どちらが怖いですか?

岸田 タイプが全然違いますね。2人とも政治家としての怖さ、厳しさがあります。

井上 具体的には、どういう怖さですか?

岸田 それはね、ちょっと言えません(笑)。でも、一方で大きな優しさも持っています。だからこそ、魅力的で人がついてくるんでしょうね。

井上 令和3年はどんな1年にしてきたいですか? オリンピック・パラリンピックは開催できるんでしょうか?

岸田 2013年9月、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC総会で東京に開催地が決まりました。私は外務大臣で、招致する責任を持っている1人としてブエノスアイレスにいました。今もニュース映像で流れますが、IOCのジャック・ロゲ会長が「TOKYO」のプレートを見せ、招致関係者のみんなで「わーっ!」と抱き合い、万歳した輪の中にいた人間です。あのときの感激を思うとね。ぜひ、オリンピック・パラリンピックを東京で盛大に成功させたいという強い気持ちになります。ただ一方で、成功させたいとは思いますが、新型コロナウイルスも決して楽観できない状況です。今後、どれだけ広がっていくか、ワクチンができあがるのかなど、まだ不透明は部分もあります。

井上 それによって経済の状況も変わりますよね。

岸田 ですから、まずは感染症対策、経済対策をしっかりとやっていきながら、東京オリンピック・パラリンピックの実施に向けた準備を進められる環境を作っていくこと。来年をぜひ明るい年にしたいと思いますので、引き続き国民の皆さんと力を併せて、心を併せて努力していきたい。改めて協調の大切さを感じる1年になっていくと思います。

(取材・文/佐口賢作)

▽井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年10月2日生まれ、栃木県出身。A型。『アッコにおまかせ!』(TBS)、『おはスタ』(テレビ東京)、『サイエンスZERO』(NHK Eテレ)などに出演中。
Twitter:@bling2sakura

▽岸田文雄(きしだ・ふみお)
1957年7月29日生まれ。自由民主党所属衆議院議員。1993年の初当選以来、9回連続当選。安倍政権では戦後最長となる4年8カ月の間、外務大臣を務めた。第9代宏池会会長。

月刊エンタメ編集部

6245名無しさん:2021/01/25(月) 21:47:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5320990aeaca8ef7e342a0bb1343000bc69b892
責任転嫁と説明放棄を繰り返す「菅・二階政治」という疫病
1/25(月) 7:05配信
NEWSポストセブン
 終わりの見えないコロナとの戦いで疲れ切った国民に向かって、菅義偉・首相は「対応が遅れたとは思わない」と自己弁護し、二階俊博・幹事長は「総理は果断に対応した」とかばった。この期に及んでも現実を直視しない総理と幹事長に、もう“特効薬”は見当たらない──。

 国家の危機に際して、国民の士気を鼓舞する言葉を持たぬ政治家は「総理の器」とはいえない。

 1月18日の菅首相の施政方針演説。「原稿棒読み」「言い間違いが多い」と批判されている首相は、前の日は終日、議員宿舎にこもってスピーチの練習にあて、準備に準備を重ねて臨んだはずだった。

「内閣総理大臣に就任し、政権を担って4か月、直面する困難に立ち向かい、この国を前に進めるために、全力で駆け抜けてまいりました」

 自画自賛から始まった演説は、進むにつれ、衆院本会議場の議員や官僚ら関係者の間に“やっぱりダメか”と落胆が広がっていくのがわかった。

 首相の声は文章の末尾になるほど早口で小さく、聞き取りにくくなる。

「私が一貫して追い求めてきたものは、国民の皆さんの安心そして(希望です)」
「新型コロナウイルス感染症を一日も早く(収束させます)」

「収束させます」と小声でしかいえない菅首相の自信のなさは国民に伝染し、首相が口を開くたびに国民の不安が膨らんでいく。

 棒読みは続く麻生太郎・財務相の財政演説、茂木敏充・外相の外交演説、西村康稔・経済再生相の経済演説に“伝染”し、4演説を聞いた国民には国の針路が見えない。

 菅首相の就任以来の演説やテレビ出演、会見の発言録を辿ると、国民がコロナに勝てない理由が見えてくる。この国は無責任で当事者能力のない「菅・二階政治」という“疫病”にも冒されていたのだ。

【菅語録】“専門家が大丈夫というから”の責任転嫁
 菅首相は自らの非を認めて改めようとしない。そこに不信の念が生じる。緊急事態宣言に消極的だった菅首相は、1都3県に宣言を出すにあたってこう述べている。

「北海道、大阪など、(飲食業の)時間短縮を行なった県では効果が出て、陽性者が下降してきております」(1月4日の会見)

 仲のいい知事がいる自治体を持ち上げ、犬猿の仲である小池百合子・都知事による“東京の対応が悪かった”といわんばかりだった。

 ところが、その大阪など7府県にも東京の1週間後に宣言を出すことになり、記者会見で「見通しが甘かった」と質問されると、今度は専門家に責任転嫁する。

「大阪の感染者が急増したのは直前のことであり、先週の段階では、専門家の皆さんからもよく原因を分析すべきである、そうした評価でありました」(1月13日の会見)

 エコヒイキで目が曇り、対策が後手に回るのだ。

6246名無しさん:2021/01/25(月) 21:48:31
>>6245

【菅語録】「仮定のことは考えない」で説明放棄
 1月7日の緊急事態宣言会見で、「1か月後には必ず事態を改善させる」と語った翌日、テレビ朝日の『報道ステーション』で「結果が出なかった場合、緊急事態宣言の対象拡大や期間延長があるか」を問われると“菅話法”でこう返した。

「仮定のことは考えない」

 国語学者の金田一秀穂・杏林大学外国語学部教授が語る。

「『仮定のことは考えない』という菅総理の話法の特徴は、議論の前提をなくし、議論にもちこませないでやり過ごすことです。これを『姑息』といいます。本来は“その場限り”という意味で、手の内をさらさないで当座をしのぎ、丸く収める方向に持っていこうとするもの。こういう手法を取る人は交渉役には向くが、有事には向かない。新型コロナは未曾有のことで、ウイルスは交渉で丸く収まる相手ではない。その場しのぎの話法に効力はなく、菅総理の発言は国民にわからない、伝わらないということになる」

 有事における総理の資質に大きな疑問符がつくわけだ。

※週刊ポスト2021年2月5日号

6247名無しさん:2021/01/25(月) 21:49:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ece79ff76a3a5d8360e31ca6f3f14b3d25d8cff
二階俊博幹事長 年末講演会で「会食批判はアホらしい」の驚愕発言
1/25(月) 8:02配信
FRIDAY
「GO TO」を強引に推し進めたかと思えば、昨年12月14日には菅義偉首相(72)ら8人を集めて高級ステーキ店で会食。コロナ禍をまったく顧みないその言動に国民は怒りを通り越して呆(あき)れ始めているが、当の自民党・二階俊博幹事長(81)はまったく意に介していないようだ。

昨年12月23日、二階幹事長は昵懇(じっこん)の政治ジャーナリストが開いた「年末懇親会」に登場。国民感情を逆なでする発言を繰り返していたことが明らかになった。懇親会の出席者が語る。

「会場は?町(千代田区)のホテルの宴会場でした。三人掛けの横長テーブルに二人で座る形で、50〜60人の聴講者が来ていた」

政治ジャーナリストの「菅総理も来る予定でしたが例の8人会食で遠慮しちゃったようで」というあいさつで、会はスタートした。その後、加藤勝信官房長官や高市早苗衆議院議員、公明党・山口那津男代表らが順番に登壇したという。

「皆さん無難なスピーチでしたが、大トリの二階さんは違いました」(同前)

冒頭のあいさつをした後、ジャーナリストから「支持率大丈夫ですか」と水を向けられた二階幹事長は、

「支持率を気にしながら政治をやるくらいなら初めから政治の世界に入らないほうがいい。機嫌取りながら政治をやっていたら大間違いする。人がなんと言おうと、歴史が評価するんです」

と、強気な発言。続いて、菅政権の評価を尋ねられると、

「しっかりやっている。真面目にやってるじゃないですか」

と、上から目線で語った。そして、批判が殺到した「8人会食」についても驚きの発言が飛び出した。

「メシを食った、どこで食った、アホらしいね。我々はどこの会合で何を食ってきたか、全然覚えてないわな。食事は合いの手っちゅうか、そこにあるから時間つぶしになるわけで、そんなもんがあろうがなかろうが話の場をつなぐ。世の中ではその食事にこそ関心がある。話の内容にこそ、真がある」

二階節でよくわからないが、重要な会食を批判するなんて的外れだ、と言いたいのだろう。年が明け、いまでは会食を自粛していると報じられる二階氏だが、果たしてそれは本音ゆえの行動だろうか…。

「FRIDAY」2021年1月29日号より

FRIDAYデジタル

6248名無しさん:2021/01/25(月) 21:51:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/70328f58b29e5afeee3ed7c48269ba32020b555e
橋下徹氏 一部発言“炎上”の二階幹事長、麻生財務相に「身近な国会議員からは慕われている」
1/25(月) 13:38配信
スポニチアネックス
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が25日、TBSの情報番組「グッとラック!」(月〜金前8・00)に出演。自民党のベテラン議員の発言に批判が出ていることに言及した。

 番組では、自民党の一部のベテラン議員の発言に憤る視聴者の声とともに、二階俊博幹事長(81)が19日放送のテレビ番組で、政府のコロナ対策が十分かと聞かれ「他の政党に何ができますか。他の政治家が何ができますか。今、全力を尽くしてやっているじゃないですか。いちいちそんなケチをつけるもんじゃないですよ」と発言したことや、麻生太郎財務相(80)が22日の会見で一律10万円の給付金再支給について聞かれ「あれは国債発行してんだから政府の借金でやるんだよ。後世の人たちにさらに借金を増やすということですか」と答えたことなどを紹介した。

 橋下氏は「総論として、国民から人気のない人は身近な国会議員からは結構人気あるんですよね。麻生さん、二階さんは身近な国会議員からは慕われているところがある。実際にお会いしても半径2メートル以内に入ってしまうと人間的な魅力にひかれてしまうってことが2人にあるってことをよく聞いてます。ただ国民受けは絶対にしません」と指摘。その上で、二階氏の発言について「一般の国民が政治家にケチつけるのは当然です。何言ってもいいと思う。でもメディアはちょっと違う。特に記者は一般の国民と同じように文句を言うだけでなく、どこが問題でどういうふうにやっていかないといけないのか建設的な意見もぶつけるのもメディアの役割」と自身の考えを述べた。

 一方、麻生氏の発言についても「確かに言い方が悪いというのはその通りだと思いますよ。でも一律に給付するということを否定しているだけであって、困っている人を助けることまで否定しているわけではないんです」と自身の受け止めを述べ、「というのは今の日本の状況を見ると確かに大変な状況ですが、世界的に見れば、ロックダウンをやっていない、人口当たりの感染者数も死亡者数も世界的に見ればまだ少ない方。そして何よりも日本の特筆的なのは失業率が低い。2・9%でこれはかなり普通の経済の状況と変わらないくらい。なぜかっていうと政府がどんどんお金を刷っていろんな支援を講じているから。一律に例えば僕みたいな人間にまで10万円配るのは反対です。だから麻生さんの言い方が悪いって言うのはその通りなんだけど、困っている人に対する支援策まで否定しているわけではない。国民がケチつけるのはいいけれど、メディアが文句ばかり言ってやってるところを評価していないってところに政治家として怒りを爆発させてしまうっていう気持ちは僕は分からないではない。僕もそういうところで怒ってましたから」と持論を展開した。

6249名無しさん:2021/01/25(月) 21:51:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/abf526bf48a3100554fe35e721fe896e7bca8738
橋下徹氏、麻生太郎財務相の発言に「言い方は悪いけど、困っている人への支援策まで否定しているわけではない」
1/25(月) 10:39配信
スポーツ報知
 25日放送のTBS系「グッとラック!」(月〜金曜・午前8時)では、自民党の二階俊博幹事長や麻生太郎財務相の一部の発言に批判の声が出ていることを報じた。

 この日の番組では、二階幹事長がNHKの番組で「政府の対策は十分なのか。手を打つことがあれば何が必要なのか」と質問され「他の政党に何ができますか。他の政治家が何ができますか。今、全力を尽くしてやっているじゃないですか。いちいちそんなケチをつけるものじゃないですよ」と述べたことを紹介。麻生財務相も、経済対策として国民一律に給付金を支給することに「前回と同じように一律10万円というのはやるつもりはない。後世の人に借金を増やすのか」などと述べたことを伝えた。

 麻生氏の発言について元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は「麻生さんの発言なんですけど、確かに言い方が悪いというのはその通りだと思います」とし、「でも一律に給付するというのを否定しているだけであって、困っている人を助けることまでまで否定しているわけではない」と見解を示した。

 経済支援については「シングルマザーへの支援金や教育費などのサポートなどもやっている」と説明し、「一律に僕みたいな人間にまで10万円を配るというのは反対です。言い方は悪いのはその通りだけど、困っている人に対する支援策まで否定しているわけではない」と話した。

 また「二階さんが言うように、国民がケチをつけるのはいいが、メディアが文句ばかり言って(支援策を)やっている所を評価しない所に、政治家として怒りを爆発させてしまう気持ちはわからないでもない。僕もそういう所で怒っていましたから」と語った。

報知新聞社

6250名無しさん:2021/01/25(月) 21:52:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbfcbdf7797db791b80e3b818710af0188c8af6a
知事選混乱の責任取る、野田聖子氏が県連会長を辞任の意向
1/25(月) 1:22配信
読売新聞オンライン
 岐阜県知事選の結果を受け、自民党県連会長の野田聖子衆院議員(60)は24日夜、東京都内で記者団の取材に応じ、保守分裂となった混乱の責任を取るとして、県連会長を辞任する意向を示した。

 同県選出の他の自民党衆院議員らとともに、現職の古田肇氏を支援した野田氏は「新型コロナ対策で古田知事の実績の継続こそ必要だということで応援した」と説明。その上で「(県連の)現執行部には辞表を提出してもらい、新執行部のもとで一つにまとまっていきたい」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb577fed1802ff051008ad038ebb572ba1d074ff
自民・世耕氏「政治活動しないなら辞職を」 有罪の河井案里被告
1/22(金) 18:34配信
産経新聞
 自民党の世耕弘成参院幹事長は22日の記者会見で、令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる公職選挙法違反事件で有罪判決を言い渡された参院議員の河井案里被告について「保釈されているのに今国会も全く登院していない。政治活動を行っていない状況を踏まえれば、議員辞職しても仕方がない」と述べた。

 河井被告は事件後、自民党を離党したが、「自民公認で当選した議員が有罪判決を受けたことを重く受け止めなければいけない。党所属議員にさらなるコンプライアンス(法令順守)の徹底を行わなければいけない」と強調した。

6251名無しさん:2021/01/25(月) 21:53:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e0f49e21c2d1dbbbaff86dbb187f4e41f8a3c80
長野、広島両参院選挙区の行方は…気をもむ自民
1/24(日) 20:09配信
産経新聞
 新型コロナウイルス対策などで菅義偉政権に厳しい視線が注がれる中、自民党内で4月の参院長野選挙区補欠選挙と、同広島選挙区の行方に注目が集まっている。仮に両選挙区が同一日程で補選となった場合、いずれも自民にとって厳しい戦いとなるからだ。年内に行われる衆院選の前哨戦となるだけでなく、来年夏の次期参院選で与党が過半数を確保する戦略にも悪影響を与える可能性がある。

 自民が長野補選に擁立する新人の小松裕元衆院議員は12日、所属する竹下派(平成研究会)の竹下亘会長と党本部を訪れ、林幹雄幹事長代理に決意を伝えた。二階俊博幹事長は同席しなかったが、竹下氏に電話で「長野県連から申請があれば即日公認する準備がある。しっかりと戦え」と激励した。

 ただ、立憲民主党の羽田雄一郎前参院幹事長の急逝に伴う今回の補選は「弔い選挙」となり、立民は実弟に当たる羽田次郎氏を擁立する構えだ。雄一郎氏は父の孜元首相の知名度と地盤を背景に連続5回の当選を重ね、前回の令和元年参院選では、小松氏が15万票近くの大差で雄一郎氏に敗れている。

 一方、広島選挙区をめぐっては、同区の買収事件で公選法違反の罪に問われた参院議員の河井案里被告=自民を離党=が、東京地裁で21日に有罪判決を受けた。今回、河井氏が控訴せず有罪が確定すれば、参院議員を失職し、広島は長野と同じ4月の補選となる。

 自民内には、広島は保守地盤が強いことを踏まえ、「河井氏が控訴した場合でも近日中に議員辞職させれば、長野と広島で『1勝1敗』にできる可能性もある」(党幹部)とみる向きもある。しかし、補選のきっかけが大規模な買収事件である以上、与党候補が有権者の厳しい視線にさらされるのは間違いない。

 4月の補選は、鶏卵生産業者から現金を受領したとされる収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛元農林水産相=同=の議員辞職に伴う衆院北海道2区補選も同じ日程で行われる。

 一連の結果は、次期衆院選にも影響を与えるとみられる。それだけでなく「衆院選の結果が来年の参院選に波及し、最悪なことになりかねない」(閣僚経験者)と懸念の声も上がる。

 現在、自民が単独過半数を握っていない参院は、公明と合わせても140議席=山東昭子議長を含む=(過半数123)だ。定数が3増える来年の参院選は自公で70議席が改選を迎えるが、過半数を維持するには55議席を確保しなければならない。今回、長野に加え、仮に広島も補選となって与党が敗れる事態となれば、過半数維持のハードルは上がることになる。

 与党は前回の令和元年参院選で71議席を獲得したが、自民若手は「政権への風当たりがさらに強くなれば、厳しい戦いになる」と危機感を募らせる。(広池慶一、力武崇樹)

6252名無しさん:2021/01/25(月) 22:15:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/04e28587b3f7ad69d776bf2320f7800e747ed5aa
二階氏、案里被告の進退「本人がお考えになること」
1/25(月) 20:43配信
中国新聞デジタル
 自民党の二階俊博幹事長は25日の記者会見で、2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で有罪判決を受けた河井案里被告(参院広島、自民党を離党)の進退について「ご本人や後援会がよくお考えになること。私から特に申し伝えることはない」と述べた。

 案里被告については、世耕弘成参院幹事長が22日の会見で「政治活動ができていない状況を踏まえれば、議員辞職しても仕方がない」と言及。公明党や野党各党は早期の辞職を求めている。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/092429fb644446b11b197279813bc8703c6ca49c
山形知事選敗北は「努力不足」 二階自民幹事長
1/25(月) 19:19配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は25日の記者会見で、山形県知事選の推薦候補が敗北したことについて「どこに問題点があったのか検討し、次回に備える。努力があと一歩足りない」と述べた。

 保守分裂となった岐阜県知事選をめぐっては「しこってもしょうがない。負けた方は早く次にどうあるべきか考えるべきだ」と述べ、党内融和を求めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f62f92562be2b17497b5c8ba42e108b0806e92c4
自民・二階幹事長「ワクチン通じて難病乗り越える」 世論調査で「期待」7割超え
1/25(月) 21:20配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は25日の記者会見で、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した合同世論調査で、新型コロナウイルスのワクチンに「期待する」との回答が77・2%に上ったことに関し、「一日も早く、できるだけ多くの国民の皆さんの元へ届けたい」と述べた。

 その上で、「ワクチンを通じて、この難病に日本は乗り越えたということを国内外に明らかにできるようにしたい」と語った。

6253チバQ:2021/01/25(月) 23:37:04
高知/徳島選挙区
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2101250041.html
<独自>自民・中西哲参院議員、石破派退会で調整
2021/01/25 22:54産経新聞

<独自>自民・中西哲参院議員、石破派退会で調整

自民党の石破茂元幹事長

(産経新聞)

 自民党石破派(水月会)に所属する中西哲参院議員(69)=比例=が、派閥を退会する方向で調整していることが25日、分かった。複数の石破派関係者が明らかにした。中西氏は平成28年の参院選で初当選。竹下派(平成研究会)の参院議員らが参加する議員グループにも所属しており、石破派退会後は竹下派に入会するとみられる。

6254チバQ:2021/01/25(月) 23:40:45
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2021012501002143.html
石原伸晃氏入院に疑念の声紹介 野党議員「なぜ無症状で」
2021/01/25 20:38共同通信

 立憲民主党の小川淳也衆院議員は25日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスに感染し、入院した自民党の石原伸晃元幹事長に発熱やせきなどの症状がないことに関して、国民の間に疑念の声が出ていると紹介した。「症状がある人が入院できないのに何で無症状で即、入院できるんだという声もある」と語った。

 小川氏は「石原氏やご家族の気持ちを考えると言えないが、現実問題として、入院できずに亡くなっている人がいる。疑念が生じるのも無理はない」と指摘した。

 石原氏と昼食を取っていた坂本哲志地方創生担当相の更迭を要求。菅義偉首相は更迭を否定した。

6255名無しさん:2021/01/26(火) 13:49:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/16ec5774fcd2dd2cc925da7a59760730ebfdca65
自民・二階氏「面倒くさいことを…」 ワクチン見通しで苦言
1/26(火) 11:26配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は26日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン確保の見通しをめぐり、6月までに全国民分の確保を見込むとした坂井学官房副長官の発言を河野太郎ワクチン担当相が修正したことについて、「私から論評するに至らないことだが、発信に対して片方が取り消すなんて、そんな面倒くさいことを…。よく調整しておやり頂ければいい」と苦言を呈した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/525863fa6eb8049cf246b1def8257468fdd55f4b
河野、坂井両氏に苦言 二階自民幹事長
1/26(火) 11:06配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は26日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン確保の時期をめぐり、担当閣僚である河野太郎規制改革担当相と坂井学官房副長官の発言が食い違ったことに苦言を呈した。

 二階氏は「論評するに至らないことだ。発言を片方が取り消すとか面倒くさい。よく調整してもらいたい」と述べた。

6256名無しさん:2021/01/26(火) 19:20:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/47eed0f44c4084d42fa3a3f835d51eb4cc0f14cf
ワクチン確保めぐる河野大臣・副長官の食い違い 二階氏苦言
1/26(火) 14:16配信
TBS系(JNN)
 自民党の二階幹事長は26日、新型コロナウイルスのワクチンの確保をめぐり、政府内の発言に食い違いが生じたことについて「よく調整して頂ければ」と苦言を呈しました。

 ワクチンの全国民分の確保について、今月21日、坂井官房副長官が6月中の確保を「見込む」と発言したのに対し、ワクチン接種の調整を担当する河野行革担当大臣は、「政府内の情報の齟齬」があったとして、発言の削除を求めるなど政府内で食い違いが生じていました。

 ワクチンの確保については、その後「6月を目指す」ことで認識を共有しましたが、こうした足並みの乱れについて、自民党の二階幹事長は26日、「よく調整して頂ければ」と苦言を呈しました。

 「発信に対して片方が取り消すなんて、そんな面倒くさいことをね。よく調整しておやりいただければいいと思います」(自民党 二階俊博幹事長)

 二階幹事長は、このように政府内の調整不足が露呈したことについて、改善を求めました。(26日13:06)

https://news.yahoo.co.jp/articles/bbc4e5bb561c8e8b9c3dedd67a7a6a16fded0e14
ワクチンめぐる食い違い 二階氏、苦言呈す
1/26(火) 18:10配信
日本テレビ系(NNN)
新型コロナウイルスのワクチン確保の見通しをめぐり、河野ワクチン接種担当大臣と坂井官房副長官の発言が食い違ったことについて、自民党の二階幹事長が苦言を呈しました。

自民党・二階幹事長「私から論評するに至らないことですけども。発信に対して片方が取り消すなんて、そんなめんどくさいことを…よく調整して、おやりいただければいいと思います」

ワクチン確保をめぐっては、坂井副長官が会見で、「6月までに接種対象となる全ての国民への数量確保は見込んでいる」と発言。

これに対し、河野大臣が「ワクチンの供給スケジュールはまだ決まっていない」などと修正しましたが、その後も、坂井副長官は「方針に変更はない」としています。

二階幹事長の発言は、こうした政府内の情報発信の混乱ぶりに苦言を呈したものです。自民党内からは「お粗末だ」「チームとして機能する体制を作ってほしい」との声もあがっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0cb8b3b629700296310dfa4777f1cc324aa37c2f
二階氏「面倒くさい、よく調整して」…ワクチン巡る政府内の説明食い違いに
1/26(火) 18:10配信
読売新聞オンライン
 自民党の二階幹事長は26日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン確保の時期をめぐり、ワクチン担当の河野行政・規制改革相と坂井学官房副長官の説明が食い違ったことに苦言を呈した。二階氏は「論評に至らないことだ。発言を片方が取り消すなんて面倒くさい。よく調整してもらいたい」と語った。

 坂井氏は「6月までに接種対象となる全ての国民に必要な数量の確保は見込んでいる」と発言し、河野氏が否定していた。

6257名無しさん:2021/01/26(火) 19:24:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/abfa11f9e2e9a9039703f826a3e9417a08a54b14
緊急事態宣言下、麻生側近議員が23時まで「イタメシ」と「銀座クラブ」をハシゴの証拠写真
1/26(火) 18:00配信
デイリー新潮
飲酒も認める
 当選7回、国家公安委員長など大臣を歴任、昭和25年生まれの70歳──そんな自民党のベテラン衆議院議員が1月18日の夜、都内のイタリア料理店でワインを片手に舌鼓を打ち、さらに、馴染みの銀座のクラブをハシゴしていた。

 ***

 冒頭の写真は、ベテラン議員が銀座のクラブ街を歩いている姿を撮影したものだ。

 撮影時間は午後11時を過ぎている。国民に“STAY HOME”を強いる自民党の国会議員としてはあり得ない行為だろう。

 更に午後9時に撮影した写真もご紹介しておく。クリックしていただければお分かりになるだろうが、ベテラン議員の顔は、明らかにニヤけている。別れ際にママからよほど嬉しい言葉をかけられたのだろうか。

 このベテラン議員は松本純・元国家公安委員長(70)。嵐のメンバーである松本潤(37)とは漢字が異なるだけで読みは同じということから、永田町でも“マツジュン”と呼ばれているという。

 横浜市議を経て1996年に神奈川1区から衆院選に出馬して初当選を果たした。この時に隣の神奈川2区から出馬して初当選したのが菅義偉総理(72)である。

 2008年に麻生太郎財務相(80)が総理に就任すると、官房副長官に就任した。ちなみに松本氏は麻生財務相の最側近として知られている。

イタリアンの夕食
 現在は自民党の国会対策委員長代理、すなわち国対ナンバー2の地位にある。当然ながら、国民や飲食店に外出自粛や午後8時までの時短営業が要請されていることはご存知だろう。

 昨年12月には菅総理や二階俊博幹事長(81)など8人が高級ステーキ店で会食を行い、国民から厳しい批判の声が上がったのも、鮮明な記憶をお持ちのはずだ。

 おまけに週刊新潮が写真を撮影した1月18日は、菅総理にとって初めてとなる通常国会が招集された日だった。

 にもかかわらず、夕刻となって永田町を後にした松本元大臣の公用車が向かったのは、東京・中央区内にあるイタリアンレストランだった。店に入ったのは午後6時5分頃。

 その店を出たのは午後8時50分頃。ちなみにレストランをよく知る関係者によると、「普段は政府の営業時間短縮要請をきちんと守っている」という。

 店を出ると、タクシーをつかまえた松本元大臣。当然、議員宿舎に帰るのかと思ったら、タクシーは高級クラブが軒を連ねる銀座方面へと走り出したのだった。

クラブ2軒をはしご
 タクシーから降りて、雑居ビルに入っていったのが午後9時頃。30分後に出てきた姿は、リンク先の写真でご紹介した通りだ。

“マツジュン”は通りを歩き出すが、緊急事態宣言下での銀座回遊はまだまだ終わらない。新橋方面へ数分ほど歩いた後、別の雑居ビルへと入っていき、出てきたのが午後11時20分頃だった。

 イタリアンの次に訪れた2軒目の店は滞在時間が30分ほどと慌ただしかったが、3軒目では2時間近くを過ごしたことになる。

 さすがにその後はタクシーで赤坂にある議員宿舎へと帰っていった。冒頭でご紹介した写真は、3軒目を出てタクシー乗り場に向かう姿を収めたものだ。

 ご本人に話を訊くと、3軒目での飲酒などは一応謝罪しながらも、「しかしこれは、お茶代わりで出てたようなもので……」と苦し紛れの抗弁を行う場面もあった。

 1月28日発売の週刊新潮では、元大臣の“イタリアン・銀座三昧”と、ご本人を直撃した一問一答を詳しく報じる。

「週刊新潮」2021年2月4日号 掲載

新潮社

6258チバQ:2021/01/26(火) 20:54:21
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-135321.html
ワクチン接種の切り札“チーム河野”の新戦力 補佐官就任の自民党・小林史明議員とはどんな人物?
2021/01/26 13:00
自民党のデジタル通が“ワクチン大臣補佐官”に就任
依然として新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、新型コロナ克服のための大きな希望とされるのが『ワクチン』だ。日本においても菅首相が「感染対策の決め手」と強調し、政府は一日も早くワクチン接種を開始し感染拡大に歯止めをかけるべく注力している。政権の命運をかけていると言っても過言ではない状況だ。

こうした中、ワクチンの輸送や保管などを担当することになった自称“令和の運び屋”こと河野規制改革相を補佐する目的で、自民党の小林史明衆院議員が、1月20日付けで大臣補佐官に起用された。小林氏には、河野氏の片腕として、今後ワクチン接種が全国で迅速に実施されるための体制の企画立案から整備といった部分で手腕を振るうことが期待されている。

補佐官就任当日、小林氏は、ワクチン接種は新型コロナ収束に向けた「重要な道筋だ」として「河野大臣のチームでしっかりと全うできるよう頑張りたい」と意気込みを語った。今回、突如脚光を浴びる形となった小林氏だが、「またデジタルですか?って言われないかな」と仲間内からのありもしない批判を自ら心配するほど、自民党きっての“デジタル通”議員だという。いったいどんな人物なのか。

河野氏と共通点、民間時代の経験から生まれた“縦割り打破”へ思い
小林氏は、2012年に衆院広島7区で初当選し、現在当選3回生のいわゆる“若手議員”だ。政界入りする前はNTTドコモに勤務し法人営業などを担当しており、本人いわく、この時に地域ごとに存在する行政の縦割りや規制の壁にぶつかったことが、政治家を志すきっかけだったという。

つまり、“令和の壊し屋”と周囲から呼ばれ「縦割り110番」の創設者である河野氏とは、通底するものがあるのだ。さらにこの2人、かつて自民党内で行政の在り方や規制改革を議論する「行政改革推進本部」において上司(河野氏)と部下(小林氏)の関係だったこともあった。今回の補佐官抜擢の裏には、河野氏にとって顔なじみで仕事がやりやすいなどの理由もあったのかもしれない。

デジタル化へのこだわりと共に、大臣政務官や青年局長など着実な歩み
小林氏は以前、取材に対して「デジタル化とは理想とする社会を実現する手段であって目的ではないので」と語ったことがあった。その言葉通りに、デジタル化という手段も用いながら、当選1回生の頃から「政府のクラウド化」といった行政システム改革をはじめ、電波・通信の改革といった分野に注力し、総務省や内閣府の大臣政務官といった役職もこなした。

去年は、自民党の歴代首相経験者の多くも若手時代に経験し出世の“登竜門”とされる党青年局長に就任。徹底的に“青年局のデジタル化“を図り、定例会のオンライン化はもちろん、専用のウェブサイト上で資料の共有ができるシステムを構築するなど、どこでも誰でも参加し議論できる環境を作った。そして、今年は菅政権の肝いり政策であるデジタル庁設置などを議論する党のデジタル社会推進本部の事務総長を務めている。

自民党総裁選挙の方式めぐり、党執行部と激突
その小林氏が若手のリーダーの1人としての積極的な行動を見せた出来事があった。安倍前首相の突然の辞任を受けて行われた去年9月の自民党総裁選挙で、その選挙方式を巡り党執行部と若手が激突した時のことだ。

総裁選は通常の方式では、党所属の国会議員票に全国の党員(党友)票を加えた合計で争われる。しかし執行部は、新型コロナ対策が急がれる中での総裁選は党則における「特に緊急を要する場合」にあたるとして、選挙の準備等に時間のかからない国会議員と都道府県の代表のみが投票できる両院議員総会という簡易方式での選挙とする方針を打ち出した。

この方針については、すでに国会議員票で優勢だった菅首相の勝利を確実なものとするため、党員票に左右されにくい簡易方式で行うよう菅支持陣営が画策したものだといった見方が出ていた。

こうした中、青年局長だった小林氏は、「通常の総裁選ができない理由が明確でない」などとして、若手議員を中心に、党員票も含めた通常方式での総裁選を求めた。小林氏らは、党所属国会議員の約4割から署名を集めるなど最後まで徹底抗戦の構えを見せたが、結果としては党執行部の主張通り、簡易方式での総裁選が決定された。それでも、若手議員を中心に「小林さんは(執行部相手に)一歩も引かなかった」などと、政治家としての“芯の強さ”を評価する声が挙がった。

6259チバQ:2021/01/26(火) 20:54:41
ちなみに、この決定の直後、報道陣から心境を聞かれた小林氏は、「負けました!」と自らの力不足を素直に認めつつ、通常方式では時間がかかるという理由は「事務処理の問題だ」として、今後“総裁選のデジタル化”が必要だと、最後は小林氏らしさを覗かせた。

そして今般、小林氏が挑むことになった、ワクチン接種の調整という新たな任務。デジタルなどに精通し必要ならば摩擦もいとわない小林氏にうってつけの課題といえるが、今回は総裁選の時のように主張するだけではなく、国民のために結果を出すことが求められる重要任務だ。


河野大臣のもとで、どのように力を発揮し、どのような結果を出していけるのか、その手腕が本格的に問われている。

(フジテレビ政治部 福井慶仁)

6260チバQ:2021/01/26(火) 21:07:42
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2021012601001408.html
「慎重であるべきだった」 石原氏と会食の坂本担当相
2021/01/26 12:49共同通信

「慎重であるべきだった」 石原氏と会食の坂本担当相

坂本哲志地方創生担当相

(共同通信)

 坂本哲志地方創生担当相は26日の記者会見で、新型コロナウイルスに感染した自民党の石原伸晃元幹事長らと会食をしていたことについて「緊急事態宣言で抑制的な生活を国民にお願いしているので、慎重であるべきだった」と釈明した。

 坂本氏は、石原氏の陽性が判明する前日の21日に、野田毅元自治相を含む3人で約40分間、会員制のレストランで昼食を取りながら、派閥の運営を話し合っていた。「広い部屋の円卓で対面式にならないようにし、食事以外はマスクを着けていた」と説明している。

 PCR検査が陰性で、濃厚接触者と判断されなかったことから公務は通常通り行うという。

6261チバQ:2021/01/26(火) 22:41:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/737207a74e10f527138487528047c9f3b78c669b
国会議員の「クラブ通い狩り」が始まった!〝永田町のマツジュン〟も標的に
1/26(火) 21:42配信

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東スポWeb
クラブ通いがバレた自民党・松本純議員

 狙われて当然だ――。緊急事態宣言の発令下で、飲食店には午後8時までの時短営業、国民には不要不急の外出自粛が要請されている中、模範となるべく国会議員がその禁を破って、クラブ通いが判明。不届き者が相次いで〝摘発〟された。

 デイリー新潮が26日、掲載したのは「麻生側近議員が23時まで『イタメシ』と『銀座クラブ』をハシゴの証拠写真」とのスクープ。松本純元国家公安委員長(70)が今月18日、都内のイタリア料理店と銀座のクラブを夜8時以降にハシゴした瞬間の写真を掲載していた。

「松本氏はマツモトジュンの名前から自民党の〝マツジュン〟で知られています。麻生太郎財務相の側近中の側近で、常に一眼レフカメラを携帯し、同僚や会合の写真を撮っているのが有名ですけど、自分が撮られちゃダメでしょ」(永田町関係者)

 文春オンラインでも26日、公明党の遠山清彦衆院議員(51)が今月22日、深夜の銀座クラブ通いしていたのがばれ、党から注意を受けていたと報じた。遠山氏は参院当選2回、衆院当選4回のベテランで、こちらは〝永田町の遠山の金さん〟で親しまれている党の次代を担う中堅だ。

 各党は緊急事態宣言下で、不要不急の外出はもちろん、夜の会食を控えるよう議員らに通達しているが、この2人のクラブ通いは、〝必要至急〟の案件だったというワケか。

 昨年の緊急事態宣言時も立憲民主党(当時)の高井崇志衆院議員(51)の歌舞伎町セクキャバ通いが判明し、除籍処分となった。
 
 自民党関係者は「夜に出かける議員を週刊誌や写真誌が狙い撃ちする〝飲み会狩り〟が始まるのは明白だった中、銀座のクラブに通っているとは…。もうスキがあり過ぎて話になりません」と嘆いた。

東京スポーツ

6262名無しさん:2021/01/27(水) 21:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8044e60c747a51526a4ae093320ede1728441b09
河野太郎、メディア叩きで国民を煽る「“和製トランプ”に首相はムリ」と非難轟々
1/27(水) 6:01配信
SmartFLASH
《デタラメだぞ。》
 1月20日、自身のツイッターでそう呟いたのは、“新型コロナワクチン担当相” を兼務することになった河野太郎行政改革担当相(58)だ。同日にNHKが報じたワクチン接種のスケジュールを、“フェイク” 扱いしたのが冒頭のツイート。ある政治部記者に言わせると、報道は “デタラメ” ではないという。

「今回、NHKはワクチン接種時期の想定スケジュールに関する書類を厚労省内から入手して、確認しているはずです。しかも2020年12月に、『厚労省が自治体向けに接種想定時期を説明する資料がある』と他社が報じている。その内容はNHKの報道と同じものでした。

 河野氏はさらに、《新聞各紙が『政府関係者』なる者を引用しているけれど、全く根拠のないあてずっぽう》とツイートしていましたが、メディアを一方的に叩いて “強い政治家” を演出するなんて、トランプ前米国大統領と同じく、安易で危うい手法です」

 本家が “退場” させられた今になって “和製トランプ” とは、時流を読めないにもほどがあるが……。河野氏が所属する麻生派の中堅議員は、「河野さんは、『担当相の自分が知らないことは事実ではない』と言いたいのかね。あれじゃ、厚労省もかわいそうだよ」と、ため息交じりで嘆いてみせた。

 決めつけぶりは、1月8日の《閣議後記者会見もオンラインです。あれ、先方はみんな集まってる》というツイートにも表われている。オンラインでの会見にもかかわらず、記者たちが会見室に集まっていたことを皮肉ったのだ。

「実際には、会見までに事務方の調整が間に合わず、こちらが一カ所に集められたんです。あちらの不手際なのに、ネットで記者を叩く河野氏には正直、異常さを感じましたよ。現在では、マルチで会見できる回線環境などを省庁側で整備し、各社リモートで会見に参加しています」(別の政治部記者)

 仕えた官僚も大変だった。

「河野さんは、2年にわたる外相時代に、延べ123の国と地域を訪れましたが、多くの国を訪れること自体が目的になっていた。『アフリカのこの国には行っていない』などとこだわり、国会審議が終わる金曜の夕方に出発して月曜に戻る、という強行軍が多く、現地の大使館や担当部局は疲労困憊でした」(外務省関係者)

 防衛相時代には、イージス・アショアの導入中止を決めたが、このときも一報を出した『読売新聞』の記事を、「今回のフェイクニュースの先陣を切ったのは読売新聞」と中傷し、批判を浴びた。

“和製トランプ” は、1月16日に発表された『毎日新聞』の世論調査で、“総理にふさわしい人” の1位に輝いたが、所属派閥の領袖・麻生太郎副総理兼財務相ですら、先行きを危ぶんでいるという。

「麻生さんは、河野さんのことを『あれで、横断歩道が渡れるのか』と評したことがあった。周囲を見ず、一般常識に欠けているんだよ。派閥の後輩議員からも、『選挙応援や会食に、なかなか来ない』と不満が出る始末。

 2020年、総裁選出馬を麻生さんに直談判したときも、『派閥内の仲間すらまとめられないのに、どうして自民党をまとめられるんだ。まだ早い!』と窘められていた」(前出・麻生派中堅議員)

 なにより、国民をまとめられない。

(週刊FLASH 2021年2月9日号)

6263名無しさん:2021/01/27(水) 22:31:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec093c58f012ef5de18551f52e961f5f7c452105
石破か、河野か…菅政権はもう終わり「次の総理は誰か」という大問題
1/27(水) 7:02配信
現代ビジネス
 這い上がり、のし上がり、菅がようやく掴んだ地位と力も、わずか3ヵ月でメッキが剥げた。打開策はあるのか。政権の寿命はいつまでか。そして「次」は―。大規模調査と総力取材で明らかにする。

早くも限界に達した
 宰相・菅義偉の内心は手元を見ればわかる。昨年12月のある夜、菅と会食した人物が証言する。

 「異様だった。菅さんが終始、箸の入っていた袋をいじり回して、しまいにはビリビリに破いてしまったんです」

 菅には人と話しているとき、名刺やメモ用紙といった手元の紙を弄ぶ癖がある。ストレスが大きければ大きいほど、手遊びは激しくなる。いつものポーカーフェイスを保ってこそいたが、このとき菅の心は箸袋と同様、千々に破れ乱れていた。

 首相就任から3ヵ月余りが過ぎ、あっというまにハネムーン期間は終わった。当初70%近かった支持率は3割台に半減。「ガースーです」とおどけて見せても、もはや笑ってくれる人はいない。

 「菅政権のパワーも、3割に急落だな」

 ある自民党議員に対し、菅はボソリと自嘲気味に漏らしたという。

 それだけで済めば良いほうだろう。安倍政権成立の'12年から昨年まで、「最強の官房長官」そして「たたき上げの総理」と称えられ人生の絶頂を走ってきた菅だが、2021年は「暗転」の年になるのが目に見えている。

 新型コロナの再々流行と、得体の知れぬ「変異種」の出現。菅と近い議員らに浮上した汚職疑惑。一向に見通しの立たない東京オリンピック……。

 「あまりのストレスで、菅さんの生活は崩壊している。このひと月ほどは、床についても2時間ほどで目覚めてしまい、途切れ途切れに一日3〜4時間しか睡眠を取れていない」(自民党閣僚経験者)

 菅政権の支持率急落で、永田町では新年早々から政局の突風が吹き始めている。後述するが、「菅政権の次」を意識した大物たちの動きが活発化しているのだ。

 それを受け、本誌は政治評論家、記者・ジャーナリスト、政治学者ら総計22人に、政界の今後を予測する緊急大規模アンケートを実施した(5ページ目にアンケート結果を一覧で掲出している)。

 まず目につくのは、菅政権はいつまで続くのかとの問いに、多くの識者が「今年限り」との厳しい回答を寄せていることだ。

〈支持率が回復しなければ、今年9月の自民党総裁任期いっぱいで終わることも考えられる〉
(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)〈よほどの幸運でもない限り、総裁任期とともに退陣に追い込まれる〉
(東京大学先端科学技術研究センター教授で政治学者の牧原出氏) ともすれば、春を迎える前に命脈が尽きるとの見方さえある。

〈任期満了までが既定路線だが、正月明けにコロナがひどくなれば、3月の予算通過後に終わりもありえる〉
(前東京都知事の舛添要一氏) この難局の中、菅政権が短命で倒れれば、その混迷は安倍政権が倒れた時の比ではないだろう。

 党内力学で選ばれた「ポッと出」の菅にとって、国民に信を問う解散総選挙は、抜けば党内の異分子を黙らせることのできる「伝家の宝刀」である。これをいつ振るうかが、菅にとって最大の懸案だ。

 識者には、次の解散総選挙の時期は今年9〜10月との意見が多かったが、早ければ春にも実施されるとの見方もある。

〈最速で年度内(=3月)。その後なら秋口か任期満了〉
(東京工業大学准教授の西田亮介氏)

〈オリンピック直後に、選挙にちゃんと勝てるのであれば(解散が)行われる公算が高いでしょう。すべては総裁選との兼ね合いです。総裁選に勝つための総選挙、といういささか倒錯的な構図になっています〉
(国際政治学者の三浦瑠麗氏)

6264名無しさん:2021/01/27(水) 22:34:21
>>6263

官邸はバラバラだ
 いま実際に菅が模索している解散の時期は、オリンピック明けだという。菅に近い自民党ベテラン議員がこう証言する。

 「'21年夏に東京オリンピックをなんとか観客入りで開催し、終了直後に勢いを駆って解散、大勝利をおさめる。そして、9月の総裁選で無投票再選される。これが菅総理のベストシナリオだ」

 だがこのシナリオは「東京オリンピックの成功」、さらにそのための「コロナ抑え込み成功」が前提である。つまりは、東京オリンピックを今夏に開催できるか否かが、菅政権にとって最重要の課題になるのは明らかだ。

 この点については、

〈政府としてはなんとしても開催したいだろう〉
(大和大学准教授で政治学者の岩田温氏)〈海外からの観客を受け入れるか、無観客で実施するかなどいくつかの選択肢があるが、政権浮揚策として開催にこだわる〉
(東洋大学教授で元朝日新聞政治部長の薬師寺克行氏) と、強行開催するのでは、との見方が多かった。しかし無観客での開催となれば、盛り上がりに欠け、支持率アップの起爆剤にはなりづらい。むしろ、かえって政権批判を招く可能性も高い。

 だから菅はなんとしても、春までにワクチンを承認することにこだわっているのだが、打開の兆しは一向にない。目に見えず忖度もしてくれないウイルスという敵に、苛立ちは募る。

 昨年12月22日午後、官邸の首相執務室には菅の舌打ちが響いていた。

 「ワクチンができても、副反応で死者が出るおそれもあります」

 そんな厚労次官・樽見英樹の言葉に、菅は不快感を隠さなかった。一刻も早くワクチンを使わないと、失われるのは国民の生命だけではない。オレの政治生命も絶たれてしまうではないか。

 同時期、菅にコロナ関連で説明に赴いた別の官僚に対しては、苛立ちのあまり、執務室で説明資料を面前で投げつけた。

 しかし、官僚に当たり散らしたところで何も好転しない。春先までにワクチンないし治療薬が颯爽と現れ、コロナは消滅、そして夏の国立競技場は満員御礼―そんな夢物語があり得ないことは、菅も分かっている。

 要するに、手詰まりになりかけているのだ。

 もし解散に打って出たとして、自民党は菅総裁で選挙に勝てるかとの質問には、政局のプロたる政治部記者たちの見解は「勝てない」でほぼ一致している。それどころか、菅はその前に退陣に追い込まれるとの見方も少なくない。

〈8月末から9月末に総裁選が行われ、菅氏は降板。解散総選挙は新総理総裁のもと行われる。『菅では勝てない』という党の判断で、菅氏は解散権を奪われる〉
(朝日新聞政治部記者・40代)〈党内で選挙を見据えた「菅降ろし」が始まる。五輪を花道に退陣〉
(毎日新聞政治部OB・50代)〈菅総理はコロナに解散権を封じられた。任期満了まで打つ手なし〉
(時事通信政治部記者・40代) 自民党関係者に取材すると、「菅は選挙の顔になり得ない」というこの記者たちの分析に同意する向きが多い。それは単に菅の見た目が暗いだとか、喋りが下手だといった理由からだけではない。人心が離れているのだ。ある自民党幹部議員が言う。

 「官邸がバラバラになりかけている。変なことを言うとすぐ吊し上げられて飛ばされるから、みんな黙っている。

 最近も、鳴り物入りで共同通信から一本釣りした柿崎(明二)首相補佐官を陰で非難していた。『世間の声を伝えるのが仕事なのに、GoToトラベルが不評だということすら報告しなかった』と。菅さんは和泉(洋人)首相補佐官以外の話を聞かなくなっている」

 菅さんは総理になって変わってしまった。官房長官時代も明るい人ではなかったけれど、今はそれに加えて陰湿で攻撃的になった―。自民党の議員秘書らの間では、そんな世評が流れる。

 一方、菅は菅で「総理になると、官房長官の時より情報が入らなくなった気がする」とぼやいている。それは菅が耳に痛いことを言う人間を遠ざけているからなのだが、自覚がない。

 こうした菅の現状を象徴する事件があった。来年度予算案の折衝で、菅が諸々の判断を副総理・財務相の麻生太郎に任せきりにしたため、麻生が「総理なんだから自分で考えろ」とキレたのだ。

 「おい、いつまでも官房長官気分でいるんじゃねえぞ。役人は何でもハイハイ言うことを聞くかもしれんが、国民はそうはいかん。官邸がリードしなきゃ政権も続かんぞ」

 周囲は菅に苛立ち始めているのである。

6265名無しさん:2021/01/27(水) 22:35:25
>>6264

安倍の復権はあるか
 次の総選挙で自民党が獲得する議席数についても、菅のもとで選挙が行われた場合、現有の282議席から減らすとみる識者が大半だった。

〈このまま総選挙を戦えば、かろうじて単独過半数ギリギリ、40議席減程度になる〉
(ジャーナリストでテレビ朝日コメンテーターの川村晃司氏)〈菅で選挙をやっても厳しい。現時点での分析でも240議席前後まで減らすとみられる〉
(政治ジャーナリストで元共同通信記者の野上忠興氏) もちろん、安倍政権下と変わらず野党が弱小のいま、自民党は大敗を喫するわけではない。しかし、勝てない総裁は引きずり降ろされるのが掟だ。選挙が迫り、自民党の苦戦が明らかになるにつれ、「菅降ろし」の動きは本格化するだろう。

 菅政権のおしまいを、永田町の住人、また日頃政界をウォッチする識者たちも感じ取っている。では、菅の「次」を担う政治家とは誰なのか。

 次の総理大臣は誰になるかとの問いに、最も多く名前が挙がったのが行政改革担当相の河野太郎、そして次が前自民党政調会長の岸田文雄だ。

〈やむを得ずだが、各派閥が担ぎやすい岸田文雄が有力〉
(政治評論家の小林吉弥氏)〈細田派・竹下派・麻生派・岸田派の4派が担ぐ岸田氏が軸。選挙の顔としてうまく時流に乗れれば河野氏もありえる〉
(前出・朝日新聞政治部記者)

 安倍の正統後継者と見られていた岸田は、前回の総裁選では途中まで「本命」だった。政治家では安倍に次ぐ213万人ものツイッターフォロワー数を誇る河野は、急速に国民人気を高めつつある。確かに二人とも、ネームバリューは十分だ。

 さらに「初の女性総理」を目指す野田聖子が次期総裁選に打って出る可能性や、前回の総裁選で最下位となり、派閥会長を退いた石破茂の復活を指摘する声も多かった。

〈自民党支持率が低迷した場合、党として「女性総理」のサプライズで人気の挽回に賭ける可能性がある〉
(前出・小林氏)〈自民党には「振り子の論理」がある。金権からクリーン、タカ派からハト派というように、男から女、主流から非主流へと目先を変える。その場合、野田や石破になる〉
(前出・野上氏) ただし今、前述の通り、政局は急速に流動化している。キーパーソンはおなじみの顔ぶれ、安倍、麻生、そして幹事長の二階俊博だ。彼らの都合で「次の総理」が決まることを考え合わせると、少し様相は変わってくる。

 「今年の国会は、久しぶりに予算委員会をテレビで野次りながら見れたよ」

 昨年12月、安倍は自民党議員らの前でそう言って目尻を下げた。連日、「桜を見る会」に関する疑惑が報じられていた中で、余裕の構えだ。追及をのらりくらりとかわし、公設第一秘書に責任を押し付けることに成功したのだから、当然だろう。

 一方この間、菅は必死だった。鶏卵大手のアキタフーズから金銭を受け取った疑惑が浮上したのは、菅の衆院初当選同期で「菅さんが最も個人的に親しい」(前出・自民党ベテラン議員)元農水相の吉川貴盛だった。二階派の大幹部でもある。

 「吉川さんは総裁選で菅さんの選対事務局長を務めていたし、菅さんは二階さんに頼んで、吉川さんのために党執行部にも『選対委員長代行』というポストをわざわざ新設したほど。議員では一番頼りにしていたから、議員辞職は大ダメージです」(同・自民党ベテラン)

 疑惑は菅のもう一人の側近、国対委員長の森山裕にも飛び火した。菅は一連の捜査の背後に安倍がいるのではないか、と疑心暗鬼に陥り、本件が大きく報じられないようマスコミ各社に直電を入れたとも噂される。

6266名無しさん:2021/01/27(水) 22:36:48
>>6265

二階は誰を選ぶのか
 意気軒昂な安倍は、親しい周辺の人物に「あと10年は(議員を)やりたい」と豪語する。悪化した潰瘍性大腸炎もすっかり持ち直し、令和のキングメーカーとなる意欲を隠そうとしていない。

 何せ、安倍は在任中、石破を筆頭に、自身に歯向かう可能性のある輩を潰し切ったのだ。いまや最大のライバルとなった菅が消えれば、再び安倍の天下というわけである。

 「コロナで一番大変な今年を菅さんに押し付ける。去年の総裁選で岸田さんの苦戦が濃厚になった時、安倍さんは『(岸田総理は)次の次でいい』と言っていましたが、実際にその通りになりつつある」(前出・自民党閣僚経験者)

 菅を「露払い」にしてコロナを切り抜け、自分の意を汲む者を総理にする。安倍の意中にあるのは岸田、そして意外にも外相の茂木敏充だ。安倍はかねて茂木を高く買っており、総理在任時にも「岸田でなければ茂木だな」と繰り返していた。

 麻生は自派閥に注目株の河野を抱えるが、河野の党内ウケが悪いこともあり、総理のタマではないと見ている。何より河野の後ろ盾は、いまや麻生が蛇蝎のごとく嫌う菅である。麻生派が河野を推すはずもなく、次の総裁選では安倍と歩調を合わせるとの見方が党内の大勢だ。

 そうなれば、カギは今のところ菅の側についている二階の動向である。

 両者に近い議員らは「菅・二階の関係は磐石だ」と言う。実際、二階は菅と膝詰めで話し合い、事態を打開するための解散日程を精査してもいる。

 しかし、それとは別に81歳の二階には大きな宿題がある。自身の後継問題だ。三人息子の誰に継がせるか決まるまでは、意地でも議席を手放せない。菅と心中するわけにはいかないのだ。

 今回、二階の引退の時期についても識者の意見を問うたが、

〈本人の体力が続くまで〉
(前出・牧原氏)〈次の選挙には挑む。菅内閣での引退は考えていない〉
(ジャーナリストの田原総一朗氏)〈幹事長でなくなった時〉
(政治ジャーナリストの角谷浩一氏) と、引退は当面ないとの見解が多く寄せられた。菅の進退が窮まれば、かつて安倍から菅へと乗り換えたように、二階が再び勝ち馬に乗ることは目に見えている。

 二階が菅に引導を渡す日。そのとき、早くも「次の総理」をめぐる闘争が幕を開ける。2021年は引き続き、政局の年となるだろう。(文中一部敬称略)

 『週刊現代』2021年1月9日号より

週刊現代(講談社)

6267名無しさん:2021/01/27(水) 22:39:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b502b8ac57a0458732eec85d8f3c4c468c01ab8
菅政権が無観客でも東京五輪を開催したい本当の理由
1/26(火) 20:17配信
ニッポン放送
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月26日放送)にテレビ東京 政治部・官邸キャップの篠原裕明が出演。菅総理を取り巻く現状について解説した。

菅総理の政務秘書官が交代した理由
通常国会がスタートして1週間が経った。このコーナーでは、テレビ東京・政治部官邸キャップの篠原裕明に、菅総理の話題を中心に話を伺う。

飯田)“日時計の上にハムエッグ“さんからメールをいただきました。「篠原さんに質問です。先日、菅総理の政務担当秘書官が交代になったというニュースがありました。坂井官房副長官も一部報道(週刊文春など)では、二階幹事長とうまく行っていないのではないかとの記載がありましたが、平時はもちろん有事の際は、総理官邸の調整能力というのが重要だと思うのですけれど、これらのニュースを見ているとちょっと不安に思うのです。実際のところどうなのでしょうか?」ということです。秘書官交代の報道は2020年末にありました。

篠原)そうですね、菅事務所の若い秘書官から、寺岡氏という官房長官時代に秘書官をやっていた財務省の方に変わりました。

飯田)そして、総理官邸の調整機能についてはどうでしょうか?

篠原)この秘書官の交代は、調整機能強化、発信力強化が狙いでしょうね。この寺岡氏は、官房長官秘書官時代にインバウンド政策を手掛けた人です。菅総理はインバウンドに力を入れていました。

飯田)海外からお客さんを呼び込むという。

篠原)その中心的な人物がこの寺岡氏だと言われています。菅政権はいろいろなことで受け身な状況になりつつあったので、官邸から発信することを強化するという意味合いで、寺岡さんが呼び戻されたと言われています。

飯田)この間も山田太郎さんを官邸に呼んで、SNSをどうやったらいいか聞いたという報道が出ていましたけれど。

篠原)発信するだけではなくて、発信する政策をきちんとつくるというところで、菅総理のなかでは寺岡氏に期待しているのだろうと思います。

6268名無しさん:2021/01/27(水) 22:40:26
>>6267

坂井官房副長官を相手にしていない幹事長室
篠原)坂井官房副長官のことについては、確かに幹事長室とはほぼ没交渉になっています。幹事長室としても、「もう坂井副長官を相手にしなくていい」、「俺たちは加藤官房長官や、菅総理と直接やるから」という感じです。実は、安倍政権のときは、総理室と幹事長室は結構距離があったのです。というのも、二階さんと安倍さんは「戦略的互恵関係」と安倍前総理自身も言っていたように、人間的にそんなに近しいわけではありません。しかし、菅総理と二階さんは、この政権をつくった盟友なわけです。二階さんを支える林幹事長代理も含めて、菅さんと昵懇ですから、直接トップ同士でやっているのですよね。だから「坂井副長官がいなくても、どうとでもなる」という思いを幹事長室は持っているのです。

飯田)官房副長官と言うと、国対委員長との調整においても機能していないというような話がありますが。

篠原)坂井副長官は、河野大臣と同じく、菅総理が大変気に入っている政治家の1人です。しかし、坂井氏は菅総理だけしか見ていないのではないかという指摘があります。

飯田)官房副長官には、周りは「もっと現場で汗をかいて欲しい」というような思いがあるのでしょうか?

坂井官房副長官にはもっと汗をかいて欲しい〜公表する前に根回しをする
篠原)大島衆議院議長は海部内閣のときに官房副長官をやったのですが、「俺はもっと汗をかいたぞ」と坂井さんを叱咤したようですね。

飯田)もう少し国会にも顔を出すとか、リレーションシップを取った方がいいという話ですか?

篠原)いろいろなところに行けと。

飯田)そういうところで、いろいろなところへ行こうとすると、コロナというのはいい免罪符になってしまうのかも知れませんね。

篠原)ソーシャルディスタンスだと言えばそうですからね。しかし、電話だってできるわけですからね。加藤官房長官は調整力がないとの指摘もありますが、事前に重要な方針が決まるときは、幹事長や林幹事長代理などに連絡を入れるということは徹底しているようです。

飯田)「聞いてないよ」というのは許されませんからね。

篠原)それは政治家がいちばん嫌いなことです。「俺は聞いていない」というのが。「公表される前に根回しをする」ということが重要です。これは安倍政権より、いまの菅政権の方が細かくやっているように思います。安倍政権は官邸の力が大変強かったので、「与党は官邸が決めればついて来るだろう」という自信があったのです。でも菅政権は、与党の後押しがなければ立ち行かないという感覚があるように感じます。

6269名無しさん:2021/01/27(水) 22:40:53
>>6268

政権幹部はコロナの鬱々とした状況をオリンピックで一掃して、いい雰囲気で「解散総選挙」に臨みたい
飯田)一方で、オリンピックがどうなるのだろうということですが。

篠原)海外で「日本政府が東京オリンピックの中止を検討している」という報道が妙な形で出ましたけれど、私がいま取材している感じでは、政権幹部は「たとえ無観客でもいい、一部の国が来なくてもいいから、何としてでもオリンピックはやりたい」という感じです。その心は「このコロナの鬱々とした状況をオリンピックで一掃して、いい雰囲気にして解散総選挙に臨みたい」ということです。

飯田)やはりそこと連動して来ると。衆議院議員の任期は2021年10月ということになっていますが、オリンピック・パラリンピックが終わるともう9月くらいですか。

篠原)パラリンピックが9月5日くらいに終わりますからね。そうすると「9月は総裁選をやって、総選挙」というのがいまのメイン・シナリオです。もし、オリンピックが中止になろうものなら、「総理を変えて空気を変えよう」ということも出かねないのではないかということを、政権幹部は心配しています。その政権幹部は、「もしオリンピックが中止になったら即、総裁選をやる」とも言っています。

飯田)前倒しでやってしまうと。

篠原)いま総裁選をやっても、「菅総理以外に勝てる人はいないだろう」という強気な姿勢なのです。

支持率が2割台になると赤信号〜しかし党の執行部に「反旗を翻す」というマインドはない
飯田)それは支持率とも連動して来ますか?

篠原)そうですね。いま各社の世論調査の支持率は3割台です。これが2割台になると赤信号ということになります。以前の自民党であれば、「菅おろし」とすぐ言われました。ところが以前とは自民党の体質が違うのですよ。そういうのは大体若手が声を挙げるのですが、いまの若手は2012年の当選以降、ずっと安倍政権のもとでやって来た人たちですから、党の執行部に反旗を翻すというマインドはないし、そういう経験をしたことがありません。かつての2000年代後半の「安倍おろし」、「麻生おろし」を経験した人はいちばん若くても2005年当選、当選5回生以上です。

飯田)なるほど。あの当時、安倍おろし、麻生おろしをしていた若手の人たちというのは政治改革、政権交代という流れの90年代を知っている人たちだったりすると。そうすると執行部というのは、意外と脆弱なものだというのがわかっていたりする。

篠原)そういう感覚が受け継がれていない。それはいいことなのか、悪いことなのかわかりませんが。かつての自民党とは違うなという感じがします。

6270名無しさん:2021/01/27(水) 22:41:51
>>6269

野党に政権を獲られるという危機感もない
飯田)では菅おろしみたいなものが始まるとしても、それはボス同士の権力争いのようなところで始まって行くのですね。

篠原)そうかも知れませんね。あとは野党に政権交代の気迫がないというか、野党に政権を獲られるという危機感がないということもありますけれどね。

飯田)その辺はやはり、政策論争のようなものがなくなってしまっているということとも関連しますか?

篠原)それもあるかも知れません。

篠原裕明  テレビ東京 政治部 官邸キャップ
【テレ東 官邸キャップ篠原裕明の政治解説】
https://www.tv-tokyo.co.jp/news/series?id=2&cornerId=0

6271名無しさん:2021/01/27(水) 22:50:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8bb0fe6db31234ea744dd8c9204ae6df0b9091c
与党幹部“自粛の夜”に銀座クラブ 総理の対応は…
1/27(水) 17:23配信
テレビ朝日系(ANN)
 自民党の議員らが夜に東京・銀座のクラブを訪れていたことが分かり、批判が強まっています。

 また国会議員が“不適切な行動”をしていたことが分かりました。緊急事態宣言下、午後8時以降の不要不急の外出自粛が呼び掛けられるなか、銀座のクラブを訪れていたのは自民党と公明党の幹部2人です。

 「デイリー新潮」によりますと、自民党の松本純国対委員長代理(70)は18日夜、午後9時近くまでイタリア料理店で飲酒した後、銀座のクラブを2軒はしごしたということです。松本国対委員長代理は「会食ではない」と釈明しています。

 一方、公明党の遠山清彦幹事長代理(51)は22日夜、知人に誘われて深夜まで銀座にある会員制の高級クラブにいたと「文春オンライン」が報じました。遠山幹事長代理は「クラブで飲酒はしていない」としています。

 遠山幹事長代理の先輩だという公明党の赤羽国土交大臣は…。

 赤羽国交大臣:「先輩の一人としてしっかり指導をしたいと思っております。大変、申し訳ございませんでした」

 公明党・竹内政調会長:「誠に軽率であり、自覚が足りないと言わざるを得ません。猛省を促したい」

 立憲民主党・蓮舫代表代行:「総理は午前中の答弁で『申し訳なくは思う』、その程度ですか?」

 菅総理大臣:「党の方でしっかりそれは対応してもらう、こういうことを申し上げたところです」

 立憲民主党・蓮舫代表代行:「二階幹事長に処分を命じますか?」

 菅総理大臣:「党で対応をしっかり行うと、こういうことであります」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/c81b716a938192620104cf3fa4e1279a40584778
与党議員による夜のクラブ通い、「大変申し訳ない」=菅首相
1/27(水) 9:54配信
ロイター
[東京 27日 ロイター] - 菅義偉首相は27日午前の参院予算委員会で、自民党の松本純・国会対策委員長代理や公明党の遠山清彦・前財務副大臣が、緊急事態宣言下の夜に銀座のクラブなどに通っていたとの報道に対し、「夜8時以降の外食・飲食や不要不急の外出をしないように協力をお願いしている中、このような事態が発生し大変申し訳ない」と陳謝した。徳永エリ委員(立民)に対する答弁。

菅首相は「国会議員それぞれ、国民の理解を得られるよう行動すべき」と述べ、「自民党としても、幹事長の下でしっかりと対応したい」と語った。

(竹本能文)

6272名無しさん:2021/01/27(水) 22:50:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b25bed87b12d6e5cf822f55de316e507b9ee9f1
午後8時以降に銀座クラブ 自民・松本氏と公明・遠山氏が陳謝 週刊誌報道認める
1/26(火) 22:22配信
毎日新聞
 自民党の松本純元国家公安委員長と公明党の遠山清彦幹事長代理は26日、緊急事態宣言で政府が不要不急の外出自粛を呼びかけている午後8時以降、東京・銀座のクラブをそれぞれ訪問したとして陳謝した。政府が自粛を呼び掛ける中、支持率低下に悩む菅義偉内閣に更なる打撃となりそうだ。

 週刊誌が報じたことを受けて、両氏が国会内で取材に応じ、事実関係をおおむね認めた。松本氏は18日、都内の洋食店で午後9時近くまで過ごした後、銀座のクラブ2軒を訪れ、最後の店を出たのは午後11時過ぎだったと週刊新潮電子版に26日、写真付きで掲載された。遠山氏は22日午後11時過ぎ、銀座の会員制クラブを知人と訪れたと26日掲載の週刊文春電子版で報じられた。

 松本氏は取材に対し、飲酒は午後7時までだったとし、店の要望・陳情を聞くために訪れたと説明。「私の行動自体が少し軽かったと反省している。昼間動きが取れないことから夜の時間に動いてしまった」などと述べた。遠山氏は知人と午後8時ごろまで都内のレストランで食事した後、「もう1カ所行こう」と誘われたと説明。クラブでは「飲んでいない」とした上で、「このようなことが二度とないよう重々自重して行動したい。猛省している」と語った。

 政治家の飲食を巡っては、緊急事態宣言の再発令前で首相が「GoToトラベル」の全国一時停止を表明した2020年12月14日夜、首相自身が自民党の二階俊博幹事長ら計8人で都内のステーキ店で会食し、批判を受けた。その後二階氏は党所属の全国会議員に、飲食を伴う会合への参加を自粛するよう通達していた。【東久保逸夫、木下訓明】

6273名無しさん:2021/01/27(水) 22:52:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/49f9aa0147bed0cba2edce4df9dfb3bcf5d540b1
定額給付金の予定ない、最終的には生活保護ある=菅首相
1/27(水) 11:23配信
ロイター
[東京 27日 ロイター] - 菅義偉首相は27日午前の参院予算委員会で、定額給付金の給付について「予定はない」と改めて述べた。政府のセーフティーネットとして「最終的に生活保護がある」とも語った。石橋通宏委員(立憲民主・社民)に対する答弁。

石橋委員は「収入を失い路頭に迷う人々、命を失った多数の人々に政府の政策は届いているのか」と質問。菅首相は「雇用を守り、暮らしをしっかり支えていく。できる限り対応したい」と答えつつ、政府の政策が届いているか、との質問には「いろいろな見方がある。政府には最終的に生活保護があり、セーフティーネットを作っていくのが大事」と指摘した。

(竹本能文)

https://news.yahoo.co.jp/articles/08cc56492b96853b4768b6ce4c40eccc509fd24b
菅首相「最終的に生活保護がある」で「#もういらないだろ自民党」がトレンド入り「国会議員の給料は満額のままで…」
1/27(水) 18:16配信
スポーツ報知
 菅義偉首相が27日、参院予算委員会に出席し定額給付金の再給付は「考えていない」などと発言。また自民党の松本純国対委員長代理と公明党の遠山清彦幹事長代理が、緊急事態宣言下で午後8時以降に東京・銀座のクラブなどを訪れていたことを受け、ツイッターでは「#もういらないだろ自民党」がトレンド入りした。

 菅首相は立憲民主党の石橋通宏参院議員への答弁の中で、特別定額給付金の再支給は「考えていない」と述べ「最終的に生活保護がある」などと語った。

 さらに与党2議員が午後8時以降に銀座のクラブなどを訪れていたことが報じられ、ツイッターでは「#もういらないだろ自民党」がトレンドに入った。

 「頼むから国民のために働いてくれよ」「PCR検査も入院も即急に出来るし、コロナなんかヘッチャラなんだろうな」「挙げ句の果てには生活保護を受けろと言う。内閣総理大臣が言うことかと、絶句する」「やっぱりどこかで、自分達は特別、一般庶民とは違う。という意識があるんだろな」「国会議員の給料は満額のままで国民の痛みがわかるのか」などの声が続々と投稿されている。

報知新聞社

6274名無しさん:2021/01/27(水) 22:53:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f53230ec7bf482a71f3c0cff50b3590eb59e972
12人がコロナ感染 二階派“秘書軍団”が「和歌山カラオケバー会食」
1/27(水) 18:18配信
文春オンライン
 緊急事態宣言が1都3県を対象に発令された1月8日。その当夜、鶴保庸介元沖縄北方相(53)の公設秘書2人と、門博文衆院議員(55)の公設秘書が、和歌山市内のカラオケバーで飲酒を伴う会食を行い、新型コロナウイルスに感染していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

 鶴保、門両氏はともに和歌山県が地盤で、二階派の所属。中でも、鶴保氏は常に二階俊博幹事長(81)と政治行動を共にしてきた「最側近」だ。

 1月8日夜にカラオケバーで会食していたのは、鶴保氏の公設第1秘書のX氏、公設第2秘書のY氏、門氏の公設第2秘書のZ氏。3人は、和歌山市内の韓国料理店で食事をとった後、別の和食居酒屋へ移動。3軒目に市内のカラオケバー「A」に向かったという。

 常連客が証言する。

「カウンター10席と、テーブル席が2席しかない“密”な空間です。従業員が少年隊の『仮面舞踏会』を歌って踊るショータイムが店の名物。1月8日夜、X氏らは夜8時を過ぎても、マイクを使い回してカラオケを楽しんでいたそうです」

 だが、その後、X氏、Y氏、Z氏のコロナ感染が発覚。ほどなくして店員らも感染が確認され、「A」の感染者は1月25日時点で、計12名に及んでいる。

 和歌山県は1月21日、以下のように報道発表し、県内21例目の「クラスター」と認定した。

〈1月8日に東京からの陽性者を含めた関係者が来店され、そこで飲食やカラオケをしてうつり、その後、従業員にうつり、お客さんにうつっていった可能性が高い。こうしたことから(略)クラスターに認定いたします〉

 門事務所に事実関係の確認を求めたところ、期日までに回答はなかった。

 鶴保事務所は以下のように回答した。

「1月8日の時点では、和歌山県において非常(回答文ママ)事態宣言なされていない。自粛呼びかけもなかった。県内感染者数も軽減減少だった。

 それを充分考慮した上で東京の秘書については、12月末に陰性確認をした後、東京から自家用車で家族で移動。1月8日までの間は充分な期間があり、本人には体調不良の傾向も見当たらなかった。

 県内ででまわってるネット報道によると、東京の秘書があたかもコロナウィルス(ママ)を運んできたようであるとの県の見立てがあるが、正式に和歌山県に確認したところ、そのような断定はしていないとの事。もちろん、誰が感染源であるかの特定につながる情報は一切発表していない」

 だが、和歌山県の1日あたりの新規感染者は年末以降、ほぼ右肩上がりで推移し、1月7日には過去最多(当時)の21人を記録。仁坂吉伸県知事も会見で、大都市圏との往来や会食自粛を呼び掛けていた。もちろん、感染自体は責められるものではないが、国家公務員の立場である公設秘書の行動として、適切な「会食」だったのか、論議を呼びそうだ。

 1月28日(木)発売の「週刊文春」では、「A」で発生したクラスターの詳細や、鶴保氏が当初「週刊文春」の電話取材に何と回答したのか、X氏、Z氏との一問一答などについて報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月4日号

6275名無しさん:2021/01/27(水) 23:28:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c8ce697df3c7862f77bdb8eae9627b2160d9ac4
菅首相、国民より二階幹事長を向いた“忖度発言”の数々 Go Toに550億円お詫び予算も
1/27(水) 7:05配信
NEWSポストセブン
 菅義偉・首相はコロナ対策に「先手、先手を打つ」と強調しているが、実際には後手後手に回っていることは誰の目にも明らかだ。感染拡大は止められず、あちこちで医療崩壊が現実のものになっている。そうした菅首相の政治判断に大きな影響力を持つのが“後見人”の二階俊博・幹事長である。

 二階幹事長はGo Toキャンペーンを推進した「観光業界」のドンであり、出稼ぎ労働者を多く受け入れている「農業団体」にも強い影響力を持つ。

 菅首相の発言を振り返れば、国民より二階氏に顔を向けた“忖度”発言も多い。

【菅語録】「悩みに悩んでGo To止めた」
 Go Toキャンペーンの一時停止を表明した夜、菅首相は二階氏に呼ばれて8人の“ステーキ会食”に出席し、批判を浴びた。本来なら総理を招いた二階氏が釈明して詫びる立場のはずだが、なぜか菅首相が二階氏に代わって謝罪した。

「他の方の距離は十分ありましたが、国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省いたしております」

 Go Toの一時停止についても、「私自身悩みに悩んだ結果として全国一時停止を表明いたしました」(昨年12月24日の講演)と語り、さらに今後に向け、「国が前面に出て、ホテル、旅館、街の再生を行なうために、今回の補正予算で550億円の新たな補助制度を創設します」と“お詫び予算”までつけた。

 菅首相がこの間のコロナ対策で本当に「悩みに悩んだ」のは二階氏の顔を潰すことになるGo To停止だけだろう。

【菅語録】「全世界から外国人の新規入国者の停止」の嘘
 二階氏のためなら“嘘”も厭わない。

「全世界から外国人の新規入国者の停止を発表させていただきました」

 昨年暮れも押し迫った12月28日の会見で菅首相はそう語った。

 しかし、中国、ベトナム、タイなど11か国のビジネス往来は止めていなかった。政治アナリスト・伊藤惇夫氏が語る。

「官邸は当初、全面的に入国を禁止するつもりでいた。しかし、ベトナムや中国から日本に入国する研修生など出稼ぎ労働者を止められたら経済界が困る。だから11か国には開放したといわれている。そうだとすれば官邸は統治能力を失っている」

 この判断の背景にも中国との経済交流を止めたくない二階氏への配慮があったとみられている。しかし、最終的には1月13日に全面停止に追い込まれた。

 その日の会見で「もっと早く停止すべきだった」と指摘されると、菅首相は、「ビジネス往来の入国者に変異株の感染が確認された事例はなかった」と言い張ったが、水際作戦は新型コロナを防ぐためのものだ。「変異株」だけを問題にするのは論理のすり替えだ。伊藤氏が指摘する。

「今回の緊急事態宣言は、飲食店、外食産業がターゲットとなっています。菅さんはGo To トラベルについて、感染が広がるエビデンスがないとしきりに強調していたが、飲食店で感染がとくに多いという明確なエビデンスもない。一貫性がなく、業種によって扱いが違う。

 そもそも政府のコロナ対策の全体像がないなか、Go Toトラベルなど人の移動で拡大した責任を飲食に押し付けたように見えてしまう」

 身勝手な理屈で国民に制約を強いる菅・二階政治は国民にとってコロナに劣らない“厄災”だ。

※週刊ポスト2021年2月5日号

6276名無しさん:2021/01/27(水) 23:30:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/fad20525aa9d3b097ce50ffa2097507a0de52246
【ノーカット】銀座クラブ深夜訪問の自公2議員釈明 「陳情受けていた」「誘われるままに」
1/27(水) 21:48配信
フジテレビ系(FNN)
緊急事態宣言下で午後8時以降に銀座のクラブなどを訪れていたことが相次いでわかった、自民党の松本純国対委員長代理と、公明党の遠山幹事長代理が、26日夜、記者団の取材に応じて、陳謝した上で、事情を説明した。

両氏の釈明は以下の通り。

<自民・松本純氏>
Q:一部週刊誌の報道でですね、この緊急事態宣言下の中で、深夜の銀座のクラブに行かれてたという報道があります。事実関係について教えてください。

A:今月の18日の月曜日でありましたが、私の夜以降の動きについて、週刊新潮さんの取材がありました。そして私自身が受け止めていることにつきましては、まさにこの国民の皆さまに我慢を強いているときであり、さらに今後のことについて、たくさんの不安を持っていらっしゃる中、こういった環境の中で、私の行動自体が少し軽かったかなということでの、反省をしているところでございます。誠に申し訳ないなという、そんな思いでありますが、その当日の動きについては記事の中にある。3店の飲食店があったと思いますが、それはかねてより、いずれも要望陳情をいただいているところでございまして、昼間動きが取れないというようなことから、その夜のお時間に動いてしまったということであります。しかしながら、かといってそれが今の緊急事態宣言の発令下の中で取るべき行動だったのかということについては、先ほど申し上げましたように反省しているところでございます。信頼される政府として、また党として動きができるように、自ら律して、そして精進を重ねてまいりたい、そんな思いでございます。

Q:お店に行かれたときは松本さん1人だったということで
A:1人です。

Q:複数人での会食っていうのは、その各飲食店であったんでしょうか
A:ありません。全部要望、陳情を受けて回るという立場で、1人で行っております。

Q:幹部の方々から何かご指導なり、お話とかあったか
A:いやその取材されたということについての報告はいたしました。

Q:どなたあてに
A:幹事長。

Q:二階幹事長
A:はい。

Q:二階幹事長からはどういった言葉が
A:特にそれを申し上げることは、ありません。

Q:一部報道ではですね、飲酒もされていたというようなふうに書かれているが事実か
A:事実です。事実、一部ですけども。最初のイタリア料理のお店で、これ8時前の話で7時までの間、お酒を飲んでイタリア料理をいただいた。

Q:最後にクラブを出たのは何時だったのか
A:おそらく11時時くらい。ちょっと多少過ぎたかもしれませんけど、だいたいそんな時間だったと思います。

Q:3件目については何かかなり長い時間いられたということですが、それでも陳情か
A:はい。それぞれ要望、陳情の内容がそれぞれ違いますよね。

Q:陳情要望を電話でやるとかオンラインで受けるという発想はなかったのか。
A:それ以上に、いろいろ心配事やらあるので、直接会ってお話をせざる、受けざるを得ない、そんな要件の内容もありましたので、この際は会ってお話を聞くということでございまいした。

Q:今回の問題について何か責任の取り方を考えているか
A:これは自分自身がそういった状況の中で、動きを注意をして、それでさらにこのコロナ対策に取り組んでいくということ。頑張っていくということが、自分の責任だと思ってます。

6277名無しさん:2021/01/27(水) 23:31:30
>>6276

Q:何か役職を辞されるような考えは
A:ありません。

Q:報道された日以外に緊急事態宣言中の8時以降に外出してたことはあるか
A:ごめんなさい、一つ一つ覚えてませんが、ほぼないと思います。基本的には食事はとります。お酒も飲みます。しかしその時間になったら、赤坂宿舎の方に戻るという、そんな毎日を過ごしてます。

Q:選挙区外の外出だが、要望陳情というのはどういうつながりがあって、受けられてたんのか
A:いやもうコロナ下の中で、それぞれ飲食店が、私自身も、その飲食の街の生まれ育ちですけど、たくさんの心配事を聞かされてます。同じように、どこの地にあっても、飲食の皆さんが、これからこのつらい中、どうやって仕事を続けられるかということでの相談というのは、いくらでもあることで、それは有権者だから対応する、有権者でないから対応しないというものではなくて、もう国民全てに対してわれわれは、一生懸命対応していくということが必要なんだと思います。

Q:店舗は時短営業されてなくて通常営業だったのか。
A:お店閉まった後です。それでお客さんもいないし、誰もいません。その店主たる人と。

Q:2人だけ
A:そういうことです。

Q:どんな要望があったのか
A:それは言えません。

Q:今後、こういうことがあった場合どういうふうに対応されるか
A:今お話があったように、電話だとかメールだとか、いろいろ方法はあるのかもしれませんが、これは会わないと話ができない内容もありますので、そういったことには時間は十分注意しながら、そういう時間を、どうやりくりするかということを考えていきたいと思います。

6278名無しさん:2021/01/27(水) 23:39:50
>>6277

<公明・遠山清彦氏>
Q:一部報道で緊急事態宣言下の22日に時短要請が出ている時間以降に飲食店に行かれたという報道。石井幹事長から厳重注意を受けたと。事実関係を。

A:国民の皆様方に私の深夜まで外出をしていたという事実につきまして心からおわびを申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。報道にありますように先週の金曜日に知人と食事をした後、その食事をしたところは8時頃に終わったわけでございますが、その後もう一カ所行こうと誘われまして、個室があると言うことで、話の続きをということでしたので参りましたところ、報道されているとおりの状況でございまして、結果として8時以降不要不急の外出は控えるようにと政府が呼びかけている中ですね、それを守らずに外に出ていたと言うことについて心から反省を、猛省を致しているところでございます。

Q:幹事長から厳重注意と処分はあったか。
A:処分は分かりませんが極めて不適切な行動であったと。公明党の一員として厳しく反省をしてもらいたいと言うことで注意を受けたところでございます。

Q:今思い出す範囲で、一緒にいた方の人数、場所、滞在時間等詳細を。
A:知人1名と食事を、夕食をともにしたということでございます。

Q:トータルお店は何軒行かれて、何時間過ごされて、場所はどちらだったのか。
A:当日は2カ所でございます。で、一カ所目はレストランでございました。豚の料理が出るところだったと記憶しております。もう一カ所が知人が用意した場所ということです。

Q:2軒目に行かれたお店だが何時まで滞在したのか。
A:記憶は定かではありませんが11時を超える時間までいたと記憶しております。

Q:銀座の高級クラブで間違いないのか。
A:事前には知りませんでしたけれども、着いてそうだという認識は持ちました。

Q:お酒は飲まれている?
A:一次会のところでは多少たしなみましたけれども、二次会のところは知人の仕事のさまざまな相談がありまして、飲んでおりません。

Q:今回幹事長から注意を受けたと。取材を受けたことをきっかけに報告された?
A:それは取材を受けましたのでご報告してということです。

Q:幹事長から注意を受けたのは何日?
A:幹事長からのご注意は今日のお昼前後だったと思います。

Q:誘いを受けたときに断る選択肢もあったと思うが断れなかった心境について。
A:そうですね、自分が行く、次に行く場所は存じ上げませんでした。その知人のやっぱり話を聞いてあげたいという思いが強くありまして、本来であれば時間が時間ですので切り上げて帰るべきだったと今反省しております。

Q:銀材の繁華街にある完全会員制のクラブだと。隣に女性が座るようなお店?
A:初めて伺いしましたので詳しくどういうお店かはわかりません。

Q:ご自身が言ったときにはそういう状況ではなかった?
A:知人の方と話をしておりました。

Q:石破元幹事長がふぐ会食をして批判を受けたあとのことだが、石破元幹事長も帰ろうと思ったが帰れなかったと。ご自身は帰ろうということが頭をよぎったりは?
A:本当に私の不徳の致すところでございまして反省をしております。

Q:今後の活動予定は。
A:私の立場と職責で議員としてすべきことをきちっとやっていきたいと思っておりますし、またこのたびのようなことがですね、二度とないように重々自重して行動して参りたいと思っております。

Q:一件目のレストランも銀座?
A:おそらく有楽町駅に近いところだったと思います。

Q:今年、山口代表も政治決戦の年と。政権与党の一員といて今回の件が与える影響をどう受け止めるか。
A:そのことにつきましては私の立場では猛省をして、まずはなんといってもコロナの中で大変厳しい状況に置かれている皆さまが多いわけでありますからその皆さま方に心からおわびを申し上げ、新型コロナ対策のさまざまな政府与党としての努力があるわけでありますが、しっかりと後押しをしていく、その職責を果たすことで私の責任を全うしていきたいと思っております。いずれにしても本当に申し訳なく思っております。

6279名無しさん:2021/01/28(木) 10:56:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ad4503a1e634826080506ba0fe117a5ede07428
緊急事態下、与党に緩み 夜の銀座「罰金もの」 野党批判
1/28(木) 7:05配信
時事通信
 自民、公明両党幹部が緊急事態宣言下、夜8時以降に東京・銀座のクラブなどを訪れたことに批判が強まっている。

 政府は罰則規定を含む新型コロナウイルス対策の特別措置法改正案などの早期成立を目指しているが、与党からは27日、「国会審議に影響が出る」(閣僚経験者)と懸念する声も出てきた。

 問題となったのは、自民党の松本純国対委員長代理(衆院神奈川1区)と公明党の遠山清彦幹事長代理(衆院比例代表九州ブロック)。週刊誌の電子版で報じられた26日夜、両氏はそれぞれ国会内で記者団に事実関係を認め、謝罪した。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は27日の記者会見で「猛省を促したい。全く言語道断だ」と厳しく批判。今井雅人衆院議員は、特措法改正案などの修正協議の場で「与党の国会議員が夜遅く遊びに行っている。過料、罰金を科すなら国会議員にかけるべきだ」と非難した。

 一方、与党側は火消しに追われた。菅義偉首相は参院予算委員会で「国民の理解を得られる行動をすべきだ」と謝罪。中谷元・元防衛相は旧谷垣グループの会合で「幹事長通達で会食は控えることになっている。決められたことは守らないと示しがつかない」と苦言を呈した。

 公明党の竹内譲政調会長も記者会見で「国民に心からおわびしたい」と平謝り。党本部には支持者らから抗議の電話が相次いだという。遠山氏は石井啓一幹事長から口頭で厳重注意を受けた。同党の次世代のホープと期待され、次期衆院選は神奈川6区からの出馬を予定している。党関係者は「将来に傷が付いた」と頭を抱えた。

6280名無しさん:2021/01/28(木) 10:59:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/005c2769778b5b55b81bf0445e8d591cda2e757b
「菅さん、あなたに総理はムリだったね」全国民が思っていること
1/28(木) 7:02配信
現代ビジネス
 情熱と意志をこめたリーダーの言葉を、国民は欲している。だが彼は下を向き、原稿を棒読みして、ぶつぶつ呟くのみ。ああ、総理の器じゃなかったのか―。国難のさなか、皆、不安でいっぱいです。

当たり散らす日々
 「小池が、犬と猿と雉を連れて来るんだって?」

 2021年の新年は、コロナ禍とともに明けた。もはや隠しようもない。この国の為政者としての、菅による大失敗である。

 菅は、東京都の小池百合子知事が緊急事態宣言を要請すべく、1月2日に神奈川、埼玉、千葉の知事と共に官邸に乗り込んでくると聞いた際、冒頭のように吐き捨てた。

 「菅さんは『小池のパフォーマンスにやられた』と地団太を踏んだ。ただ、その後の世論調査でも『緊急事態宣言が遅すぎる』という声が圧倒的多数を占めているように、先手を打てなかった総理の判断ミス。これまでのコロナ対応はすべて裏目に出ていて、焦る菅さんは官邸で怒鳴り散らしています」(官邸関係者)

 菅は普段、小池のことを「おてもやん」と呼んで揶揄している。

 おてもやんとは熊本民謡などに登場する、白塗り厚化粧で頬に丸い紅という、滑稽で奇妙な容貌をイメージさせる女性像だ。「おかめさん」のような女性と言えば分かりやすい。

 小池のことをその「おてもやん」に喩えて笑っているという話は、菅の周辺では有名な話だが、こんなことが小池の耳に入ったら、ただでさえ軋轢が噂される両者の関係が、ますます険悪になってしまうことは確実だ。

 いずれにせよ、菅に対する国民の信頼は、完全に失われたと言える。1月7日、「必要ない」という自身の言を翻して1都3県への緊急事態宣言を発出した際も、なぜか時折ニヤニヤとしながら会見を行い、国民を失望させてしまった。

 「こんにちは、ガースーです(ニタァ)」

 先が見えないコロナのトンネルの中でもがく人々が見たいのは、そうした頓珍漢な人気取りをしたり、ヘラヘラと誤魔化したりするリーダーの姿ではない。覚悟と意志、決断力を持って、自分の言葉で国民に語りかけ導いてゆく総理大臣だ。

 だが、どうやら菅には荷が重い。「器」ではなかった―。いまや、誰もがそう思っているだろう。

 「官邸がまったく、機能していない」

 そう語るのは、政権の中枢を知る政府関係者の一人である。

 「菅総理に直接、進言をする人間が誰もいない。総理が話すのは、側近の和泉洋人補佐官だけ。菅さんは、自分の意に反する意見を聞くとキレて激怒してしまうから、誰も何も言えなくなった。

 田村(憲久)厚労相すら、『コロナの感染状況が危機的だ』という報告をしたら逆鱗に触れ、同席した官僚が渡したペーパーを机の上に投げ捨てられたほど。田村大臣は精神的にかなり追い詰められ、心身ともに参っています」

6281名無しさん:2021/01/28(木) 11:00:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/005c2769778b5b55b81bf0445e8d591cda2e757b
「菅さん、あなたに総理はムリだったね」全国民が思っていること
1/28(木) 7:02配信
現代ビジネス
 情熱と意志をこめたリーダーの言葉を、国民は欲している。だが彼は下を向き、原稿を棒読みして、ぶつぶつ呟くのみ。ああ、総理の器じゃなかったのか―。国難のさなか、皆、不安でいっぱいです。

当たり散らす日々
 「小池が、犬と猿と雉を連れて来るんだって?」

 2021年の新年は、コロナ禍とともに明けた。もはや隠しようもない。この国の為政者としての、菅による大失敗である。

 菅は、東京都の小池百合子知事が緊急事態宣言を要請すべく、1月2日に神奈川、埼玉、千葉の知事と共に官邸に乗り込んでくると聞いた際、冒頭のように吐き捨てた。

 「菅さんは『小池のパフォーマンスにやられた』と地団太を踏んだ。ただ、その後の世論調査でも『緊急事態宣言が遅すぎる』という声が圧倒的多数を占めているように、先手を打てなかった総理の判断ミス。これまでのコロナ対応はすべて裏目に出ていて、焦る菅さんは官邸で怒鳴り散らしています」(官邸関係者)

 菅は普段、小池のことを「おてもやん」と呼んで揶揄している。

 おてもやんとは熊本民謡などに登場する、白塗り厚化粧で頬に丸い紅という、滑稽で奇妙な容貌をイメージさせる女性像だ。「おかめさん」のような女性と言えば分かりやすい。

 小池のことをその「おてもやん」に喩えて笑っているという話は、菅の周辺では有名な話だが、こんなことが小池の耳に入ったら、ただでさえ軋轢が噂される両者の関係が、ますます険悪になってしまうことは確実だ。

 いずれにせよ、菅に対する国民の信頼は、完全に失われたと言える。1月7日、「必要ない」という自身の言を翻して1都3県への緊急事態宣言を発出した際も、なぜか時折ニヤニヤとしながら会見を行い、国民を失望させてしまった。

 「こんにちは、ガースーです(ニタァ)」

 先が見えないコロナのトンネルの中でもがく人々が見たいのは、そうした頓珍漢な人気取りをしたり、ヘラヘラと誤魔化したりするリーダーの姿ではない。覚悟と意志、決断力を持って、自分の言葉で国民に語りかけ導いてゆく総理大臣だ。

 だが、どうやら菅には荷が重い。「器」ではなかった―。いまや、誰もがそう思っているだろう。

 「官邸がまったく、機能していない」

 そう語るのは、政権の中枢を知る政府関係者の一人である。

 「菅総理に直接、進言をする人間が誰もいない。総理が話すのは、側近の和泉洋人補佐官だけ。菅さんは、自分の意に反する意見を聞くとキレて激怒してしまうから、誰も何も言えなくなった。

 田村(憲久)厚労相すら、『コロナの感染状況が危機的だ』という報告をしたら逆鱗に触れ、同席した官僚が渡したペーパーを机の上に投げ捨てられたほど。田村大臣は精神的にかなり追い詰められ、心身ともに参っています」

6282名無しさん:2021/01/28(木) 11:01:14
>>6280

話を聞かない、信用しない
 菅が執念を燃やしているのは、コロナ対策よりも、「情報統制」だ。1月5日、朝日新聞が、「外国人新規入国、全面停止へ」という記事を報じた。

 イギリス、南アフリカなどで確認されている変異ウイルスの国内への侵入を防ぐため、中国・韓国を含む外国人の入国を全面停止することを、政府が検討に入ったとする記事だった。

 これに菅は、「漏らしたのは誰だ!」と激怒し、官邸内で厳しい「犯人捜し」が始まったという。

 「菅総理に言わせると、検討中に過ぎない情報を漏洩したのは内閣官房の人間に違いないということで、和泉補佐官に指示を出し、躍起になって『犯人』を割り出そうとしました。メディアと付き合いがあるスタッフは、LINEで情報をやり取りしていないかなど、徹底的に調べられたようです。

 菅さんは一部の外部有識者とは会って話を聞きますが、身内をまったく信用しない。部下は無能か、裏切り者ばかりと思っている。周囲もそんな総理の態度に辟易して、何も言わなくなる。すべてが悪循環になっている」(官邸スタッフ)

 菅本人が宣言した通り、現在は緊急事態、日本にとっての国難だ。

 コロナの感染拡大は止めなければならない。だが、経済を崩壊させるわけにはいかず、同時に国民の生活を守らなければならない―。

 そこに明確な「正解」はない。そんなことは誰もが分かっている。だからこそ、国のトップは多種多様な意見に耳を傾け最善策を探り、その中で決断を下し、結果には責任を負うという、強い覚悟を示す必要がある。

 だが、菅にはそれができない。「Go Toキャンペーンは感染拡大と関係ない」と強行しながら、批判を浴びると折れて中断する。「緊急事態宣言は必要ない」と言っていたのに、知事や世論の突き上げを食らうと、緊急事態を宣言する。

 「柔軟」なのではない。菅の場合、支持率の急落(1月9〜10日、共同通信社調査で前月比9ポイント下落の41・3%など)といった「世間の顔色」を窺い、その場しのぎで泥縄式に対応をコロコロ変えているだけだ。

 「菅さんの信条は、『ブレないこと』だった。ところがコロナ禍の中で単に話を聞かない頑迷固陋な政治家と化してしまい、やることなすことすべてが非難を浴び、結果としてブレブレの状態になっているのは皮肉なことです」(自民党ベテラン議員)

6283名無しさん:2021/01/28(木) 11:01:48
>>6282

官邸も党もバラバラ
 リーダーとしての器、政治家としての「器量」とは何か。こんな話がある。菅の政治上の師である梶山静六(元官房長官)は、定期的に「悪口会」と称する会合を番記者たちと開いていたという。

 「梶山さんは、記者を集めて『俺に関する悪評をすべて教えてくれ』と言って、自分がどんな批判を世間やメディアで受けているか、ひたすら聞く会を開いていました。

 時には、記者たちが正直に伝える罵詈雑言があまりに酷いため、『バカにしているのか! 』と梶山さんが激怒して退席してしまうこともあった。それでも本人がすぐ気を取り直し、会は続いたのです。

 菅さんには、そうした懐の深さがない。だから、周囲にイエスマンや太鼓持ちしかいなくなる。批判する者、反対意見を唱える者は、即時排除する。その器の小ささ、狭量さが、これまでのすべての失策に繋がっている」(自民党閣僚経験者)

 官邸はもちろん、与野党も役所も、民間もすべてが一丸となって協力しなければ、到底、このコロナ禍は乗り切れそうにない。だが、菅にはそれをまとめるだけの「器量」がない。したがって、迷走し、混乱だけが広がっていく。

 自民党代議士の一人がこう証言する。

 「年明けから、加藤(勝信官房長官)さんが、森山(裕国対委員長)さんの事務所に何度も通っている。本来、官邸と国対委員長との間を繋ぐ坂井(学)官房副長官がまったく機能しないからです。

 森山さんは『こんなに相談や報告に来ない奴は初めてだ』と怒っていた。それで仕方なく、加藤さんが国対とやり取りをする羽目になっている」

 菅政権の後ろ盾は、言うまでもなく、二階俊博幹事長。両者の関係は蜜月と言われてきた。ところが実際は、双方の意思疎通がうまくいかなくなっているという。

 「森山さんは、『国会議員の会食は4人まで』というルールを作ろうとして猛批判を浴びた。会食好きの二階さんに配慮したものでしたが、完全に『戦犯』扱いとなり、すこぶる機嫌が悪い。

 一方で、下村(博文政調会長)さんが、『4月には政局になる』などと言い出し、『(下村が所属する)細田派が仕掛けてきた』と、派閥抗争の火種も生じている。

 つまり、官邸、国対、党すべてが、いまやバラバラになって政府が空中分解しかけている。コロナ対策がうまくいくわけがないんです」(同)

 菅が無力ぶりを露呈して苦悶する中、後見役を自任するはずの二階は、表面的には菅を擁護する立場を取っている。

 「二階さんは1月7日、党本部に側近の林幹雄選対委員長代理らを集め、観光立国調査会を開き、『緊急事態宣言終了後の、速やかなGo Toキャンペーン再開』などを求めました。

 政府へのかなりのプレッシャーになることは間違いありませんが、菅総理については、『支持率なんか気にすることはない。文句をつけようと思ったらいくらでもつけられるが、だったらお前がやってみろってんだ』などと言って庇っています」(二階派担当記者)

 とはいえ、融通無碍で朝令暮改の二階のこと。こうした発言を真に受ける者はそう多くない。

 「二階さんは、ポスト菅を見越して、自分の手駒探しを始めています。幹事長代行に据えた野田聖子に、『どんどん発信していい』とお墨付きを与えて露出させている。昨年末には密かに石破(茂元幹事長)とも会談し、手持ちのカードとして保持している」(二階派関係者)

 菅がコロナ対策に失敗したのは、観光産業を重視する二階に対する度を越した配慮が原因と見られているが、だからと言って二階は、「菅と心中する」と考えるような男ではない。

 重要なのは、「選挙に勝てる(人気の)総理総裁であること」。支持率が暴落した菅は、今後あっさり切り捨てられる可能性が高まっている。

6284名無しさん:2021/01/28(木) 11:02:35
>>6283

もう解散もできない
 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「菅政権は、かつての三木武夫政権に似ているような気がする」として、こう語る。

 「'74年、田中角栄が金脈問題で辞任した後、当時の椎名悦三郎副総裁が、後継に三木さんを指名して三木政権ができました(椎名裁定)。ところが、三木さんがロッキード事件の真相究明に積極的に動き出すと、自民党内から猛反発を食らって、追い込まれたのです」

 三木批判に回った者の中には、後継指名をした張本人の椎名も含まれていた。「なぜ?」と聞かれた椎名は、「(政権を)生んだのは私だが、育てると言った覚えはない」などと嘯いたとされる。

 「三木さんは解散総選挙に打って出て局面を打開しようとしましたが、閣僚を含め周りが反対して任期満了まで選挙ができず、最後には惨敗して辞任しました。

 三木さんと菅さんの共通点は、三木さんは弱小派閥で菅さんは派閥さえなく反主流派だったこと。そして、権力者の二階幹事長による『裁定』でできた政権という点です。

 二階さんも、自分が作った政権だからといって、体を張って菅総理を守るかといえば、それは考えられない。三木おろしをやったのは当時の福田派と大平派ですが、今で言うと、細田派と麻生派になります」(伊藤氏)

 菅の命運はこのまま尽きてしまうのか。自民党幹部の一人もこう語る。

 「ここまで不人気になっては、菅総理に解散をする力はなく、10月の任期満了まで待って選挙が行われる可能性が高い。

 その直前、9月の自民党総裁選で国民人気の高い『選挙の顔』を選ぶことになるが、小泉進次郎などは経験不足だし、めぼしい候補がいない。顔になり得るのは河野太郎(行革相)くらいか」

 国民にとって不幸なのは、いずれにしてもコロナ禍は当面、菅総理のもとで戦わざるを得ないということ。穴の開いた器で水を掬うような、虚しい努力になりはしないか……。(文中一部敬称略)

 『週刊現代』2021年1月23日号より

週刊現代(講談社)

6285名無しさん:2021/01/28(木) 11:09:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/4301504a7ee373eecb00dfa6fcda89b3ae765a7e
二階俊博、韓国諜報機関トップと「兄弟の契り」 権力を受け継ぐのは三男?
1/28(木) 5:59配信
デイリー新潮
 秦の始皇帝、豊臣秀吉、今太閤の田中角栄。往時絶大なる権力を誇った稀代の為政者たちも、盛者必衰の理(ことわり)に逆らうことができず晩節を汚した。自民党歴代最長幹事長、二階俊博(81)。我が世の春を謳歌する令和のドン。祇園精舎の鐘の声、二階の耳にはいかに響く。

 ***

「どもども、お世話になりまーす」

 漂ってくるノリの良さ、あるいはそこはかとない軽さ、または胡散臭(うさんくさ)さ。

〈乱交パーティー「女衒(ぜげん)芸能プロ社長」の正体〉(「FOCUS」1999年7月21日号)

 かつてこう報じられた男が語り始める。

「二階さんは俺に政治との関係をイロハから教えてくれた、ある意味でオヤジみたいな人。付き合いはもう16〜17年くらいになるかな。変な話、今いる二階派の議員より、俺のほうが付き合いは長いですよ」

「歴代最長幹事長」との仲を誇るこの男の名は矢島義也、59歳。昔はタレントを抱えるプロダクションの社長で矢島義成と名乗っていたが、現在は義也に変身し、政治系シンクタンク「大樹グループ」の会長に転身。またの名、令和の政商。

 2018年6月、衆院議員の細野豪志は当局に狙われていた。その前年10月の選挙期間中に「JC証券」から受け取った5千万円は、選挙のための裏金だったのではないか。総理候補と持て囃されたこともある細野のスキャンダルに新聞各紙は沸き、競うように記事を掲載する。

 その疑惑の会社であるJC証券の親会社と大樹には浅からぬ関係があった。親会社は太陽光事業などを手掛ける名目で投資家から200億円もの金を集めたものの事業は頓挫し、投資被害が発生。そして親会社から大樹側に業務委託費など5億円が支払われていた。

 繋がりかかる点と線。細野スキャンダルに矢島が噛んでいる可能性はないか。東京地検特捜部の動きに新聞記者たちは目を光らせる。結局、記者たちが流した汗は徒労に終わるが、JC証券は金融庁から証券会社の登録を取り消される。

 二階は、そんな矢島の「オヤジ」だった。

 なお細野は、JC証券疑惑が報じられた翌年の1月、二階派に入会している。

 15年11月、1100人を引き連れインドネシアを訪れた二階に矢島は同行。ふたりは現地でともに盃を乾(ほ)している(掲載の写真参照)。

 16年5月、矢島の「結婚を祝う会」で乾杯の音頭を取ったのも二階だった。

 17年7月、千葉県にある大樹グループの迎賓館「大樹庵」で行われた、「世界津波の日」記念碑の除幕式。二階が制定に尽力した世界津波の日。それを祝して矢島が建立した碑、すなわち二階の「偉業」を讃(たた)える碑の除幕式に、二階は側近議員を伴い駆け付けた。

 最初に矢島と政界の媒介役を果たしたのは元労働相の山口敏夫。「珍念」の異名で知られ、詐欺共犯などの容疑で逮捕歴のある男の導きで矢島は永田町に食い込み、二階にも辿り着く。その後、挨拶する程度だった関係の菅義偉と二階のふたりを、会食させることによって繋いだのも矢島である。

「二階さんには頭が上がらない」

「元女衒芸能プロ社長」にこう言わしめる二階。今、政界で二階ほど来る者は拒まず誰でも受け入れる融通無碍な男はいない。そして、近しい人は彼のその特質を「懐が深い」と意訳するが、懐の先に隠された二階の「心」に辿り着いた者もまたいない。

「何を考えているのか分からない」(元運輸相の亀井静香)男、二階俊博。

 しかし矢島をも手なずけるその融通無碍さは、時に自身に向かう刃となって返ってくることがある――。

6286名無しさん:2021/01/28(木) 11:10:00
>>6285

「秘書が…」
 吉川貴盛、西川公也、河井案里。いずれも東京地検特捜部案件で新聞を賑わせ続けている二階派の面々。目下、二階の派閥は醜聞の宝庫と化している。

 先人は言う。

「蛙の子は蛙」

 つまり、この親分にしてこの子分あり。

 二階その人も、必ずしもこれまで「塀」のあちら側が遥か遠くに霞んでいたというわけではない。

 13年12月、二階の元政策秘書を偲ぶ会が開かれる。だが、そこにあるべき人の姿がない。会場に参集した永田町雀たちが囁(ささや)き合う。

「未亡人はどうした」

 その4年前、二階の政策秘書は東京地検特捜部に政治資金規正法違反(虚偽記載など)で略式起訴され、罰金100万円の略式命令を受ける。

 剛腕・小沢一郎との関係が取り沙汰されていた「西松建設マネー」。それが二階にも波及した。二階が代表を務める自民党和歌山県第3選挙区支部の収支報告書に、西松からの企業献金を西松社員らの個人献金であると偽って記載されていたことが発覚する。

 当時、二階はこうコメントした。

「(政策)秘書がやや軽率であったんではないかと思います」

「(秘書は)我々と苦楽をともにし、一緒にやってきた家族同様の者でもあります。以後、こういうことのないようにしたい」

「秘書から、西松建設の金だとは全く聞いておりません。だから私は知りませんでした」

 昭和の時代から令和の「桜を見る会」安倍晋三まで受け継がれる永田町の伝統芸、「秘書が……」。この時、二階もそれを踏襲したが、罪を背負って生涯を閉じ、「家族同様」だったはずの元政策秘書の未亡人の姿が偲ぶ会になかった。

「未亡人は二階さんを恨んでいるのではないか」

 そんな憶測が飛ぶ。

 彼女は亡夫を咎人(とがにん)にした二階にいかなる思いを抱いているのか。

「主人の仕事のことは分かりませんから、(二階)事務所に訊(き)いてください」

 未だにその口ぶりは歯切れが悪い。

 12年、今度は複数のメディアが「特許庁疑惑」を報じる。東芝の100%子会社「東芝ソリューション」が、特許庁の新特許事業のシステム設計を落札。しかし、約24億円の公金が注ぎ込まれた挙句、システム開発は東芝ソリューションの手には負えないことが判明し、事業は立ち消えとなる。

 なぜ、そんな杜撰な落札が罷(まか)り通ったのか。特許庁は経産省の所管。二階は元経産相。東京地検特捜部は二階に疑いの目を向ける。

「そんなこと、私は知らない」(「週刊朝日」12年10月19日号)

 一連の疑惑に対し、二階はこう答えて今に至る。

 そして現在、二階は親分である自身の背中を見て育った子分議員の醜聞に悩む。

 1月15日、元農水相の吉川貴盛が鶏卵大手「アキタフーズ」疑惑を巡り収賄罪で在宅起訴された。

 幹事長代理として常に二階に寄り添う側近中の側近、林幹雄(もとお)が吐露する。

「(二階派議員のスキャンダルが)多いと言えば多いかもしれん。それはまあ、言ったところで仕方ないよ。私が傍(そば)で見ていると、顔や口には出しませんが、そりゃ二階さんも(スキャンダル多発を)気にしている雰囲気は感じとれます。まあ議員それぞれで、大人の対応をしなさいというのが二階さんの考え方です」

「数は力」を体現したのと引き換えに、子分の乱行を抱え込んだ二階。

「製造者責任」

 歴代最長幹事長にこの言葉が重くのしかかる。

 そして現下、「子分」と同時に「子」の行く末が二階の胸に去来する。

6287名無しさん:2021/01/28(木) 11:11:45
>>6286

御坊分裂
 令和3年、それは「コロナ2年」であり東京五輪イヤーであると同時に、選挙の年でもある。

 10月、衆院議員は任期満了を迎える。それまでに必ず行われる解散総選挙。いかな歴代最長幹事長といえども、再び議員バッジを取り返さなければ失職しタダの人となる。だが、二階は2月で82歳。その「衰え」は隠しきれない。

 16年5月、二階の地元御坊(ごぼう)で市長選挙が行われる。それまで6期24年にわたり市長を務めてきた柏木征夫(いくお)は「引退」の2文字を胸に秘めていた。

 柏木当人が回想する。

「その市長選前年の暮れは、いつも2千枚くらい買う年賀状を300枚ほどしか用意していませんでした。いい候補が出てきたら選挙には出ず、市長の座を譲ろうと思っていたからです。でも……」

 柏木の決意を覆す事態が出来(しゅったい)する。

「『彼』が出馬するというので、いくら親父が二階先生だからといって、さすがにあんなにすぐにキレる人に『長』は任せられんと思い直し、7選に挑むことにしたんです」

 柏木は二階の妻と高校の同級生であり、二階に乞われて市長となった。二階がどの党に所属していようと選挙では常に彼を応援してきた。そんな完全なる「二階派市長」の柏木であっても、「彼」、すなわち二階の長男である俊樹が市長になるのを見過ごすことはできなかった。

 当時の感情が甦(よみがえ)ったのか、柏木が苦虫をかみ潰す。

「相手が県知事であっても警察署長であっても駅員であっても、彼がキレるのはこっちでは有名な話です」

 市長選当時、俊樹は51歳。引退予定だった柏木は俊樹当選阻止、それだけのために再び奮い立つ。

 1983年の二階の衆院初当選時に協力し、以来、親交を結ぶ元公明党和歌山県議の渡辺勲が証言する。

「俊樹は、二階さんの代理で出席した会合でも平気で一番上座に座ったりするそうなんです。二階さんに『俊樹にびしっと言うたってくれ』と頼まれたので、面と向かって俊樹に『お前は二階俊樹であって、二階俊博ではないんやぞ』と説(と)いたことがあります。俊樹は、口では『はい』と言うんですが、むくれた顔をしていましたね」

「二階の長男」を巡って割れる御坊。一方、中央政界は逆に一枚岩となる。

 二階先生の息子を落選させてはならない。人口わずか2万5千の小さな市の選挙で、天下の大政治家の長男が負けることなどあってはならない。与党の国会議員たちは躍起になる。

 稲田朋美、小泉進次郎、そして公明党元国対委員長の漆原良夫。田舎町の市長選に異例の「俊樹大応援団」が投入される。だが、結果はあってはならないものとなる。

 柏木9375票、俊樹5886票。

 二階大先生のご子息、大惨敗。

 中央の光、御坊に届かず。

 柏木はそれでも「二階俊博」の肩を持つ。

「二階先生が悪いんやなくて、息子が悪いんや」

 二階と同じ和歌山県選出の参院議員で、「二階の駒」を自称する鶴保庸介は、俊樹の市長選について問うと、

「キワキワの際どい質問するなあ」

 こう戸惑いつつ続けた。

「まあ、人の親ですから情がないわけではないでしょうけど、二階先生という人間を理解する上で重要かなと思うのは、情はあるけど、かけすぎない人だということだと思います。選挙が全て。うちの息子が有権者のお眼鏡にかなわないんだったら、それはそれで結構と。息子に対しては目をかけ過ぎてはいけない。そんな哲学があるんじゃないかと思いますけどね」

 確かなことは、中央政界で権勢をふるう二階が、地元で赤っ恥をかいたという事実だった。

 その結果、19年4月、御坊を地盤とし8期にわたり県議を務めてきた二階側近議員が統一地方選で落選する。しかも、負けた相手は共産党候補。御坊での二階の威光が地に堕ちているのは明らかだった。それがいつを機に、つまりどの市長選をきっかけに堕ちたのかもまた明白だった。柏木を含め、二階の支援者たちは「親バカ」の言葉をすんでのところで飲み込んだ。

6288名無しさん:2021/01/28(木) 11:13:21
>>6287

三男現る
 そして今年、衆院選を迎える。老体に鞭打ち、二階は和歌山3区から13選を目指す。緩んだ地盤を固め直し、幹事長として中央に凱旋する。いや、しなければならない。なぜなら、二階には「その先」にやらなければならないことが待ち受けているのだ。

「二階さんは今、事務所で秘書をしている三男に地盤を継がせようとしている」

「三男は、3区内の大票田である田辺市に住民票を移したらしい」

 地元の政界関係者は口々に噂する。長男はミソをつけ、次男はビジネスの道を歩む。したがって、歴代最長幹事長の地盤を、現在43歳の三男に継がせようとしているのではないか。

 田辺市議の前田佳世が証言する。

「昨年の秋くらいに、二階さんの三男はこちらに移ってきて、田辺の企業や団体に挨拶回りを始めたと聞きました。ご自身の選挙のためだろうと噂になっています。田辺は和歌山3区の中心地ですし、いつでも国政選挙に出られるように準備をされているんだろうと思っています」

 だが、和歌山3区は二階家だけのものではない。

 同じく田辺市議の松上京子が語る。

「三男が選挙に出るのではと専らの評判ですが、世耕さん(弘成・和歌山県選出参院議員)が3区から出て衆院に鞍替えという話もあります」

 柏木が同調する。

「三男が二階さんの後を継ごうとしているみたいですけど、果たしてそんなに上手いこといくかね。世耕さんも狙ってるし。ちなみに私自身、世襲は大嫌いだから、うちの息子を選挙に出すことはないです」

 三男か、世耕か。

 公認権を握るのは幹事長。

 息子への禅譲を果たすには幹事長の座に留まり続けるのが最も手っ取り早い。「親心」を持つ者であれば、二階でなくともそう考える。ここで二階の支援者たちが飲み込んだ言葉が思い出される。斯(か)くして「二階永久幹事長説」が広がる。

 20年10月26日、キングメーカーとして二階が産み落とした総理の菅義偉は、初の所信表明演説で高らかにこう謳(うた)い上げた。

「既得権益、そして悪しき前例主義を打破し、規制改革を全力で進めます」

 世襲が典型的な既得権益のひとつであることを、二階も菅も理解できていないはずはない……。

 その菅は今、支持率低下に歯止めがかからず喘(あえ)いでいる。それは同時に求心力の低下を意味する。がたつく自民党。そこで力を発揮するのは、遠心力が働きバラバラになりそうな議員たちを「つなぎとめる力」だ。

 活魚、ちりめんじゃこ、あんぽ柿にミカン。同僚議員や秘書への土産物に細心の注意を払う「気遣い」の男、二階。彼のつなぎとめる力が、難局ではますます存在感を増す可能性がある。

 所信表明演説の1週間前、初外遊でベトナムを訪れた菅に、外務官僚たちは歯痒い思いを募らせていた。

 外交デビュー戦で「アセアン(ASEAN)」を「アルゼンチン」と言い間違えた菅は、かねて伝えられてきた外交不得手の印象をさらに強めてしまう。そのベトナム訪問に伴い、外務省出身の総理秘書官、高羽陽(たかばよう)を通して外務省本省にある情報が伝えられる。

「総理は式典での歩き方だとか、プロトコール(振る舞い方などの外交儀礼)ばかり気にしている」

 国のトップにはもっと大きなことに頭を使ってほしい――外務官僚たちはため息を吐(つ)いた。

 政治権力はシーソーである。誰かの力が落ちれば誰かの力が増す。今、菅は沈む。その分、浮かび上がる「権力者」は果たして誰か。

6289名無しさん:2021/01/28(木) 11:13:49
>>6288

今日もまた…
 1月13日午後7時、総理官邸。緊急事態宣言の対象地域拡大を受け、菅は記者会見に臨んだ。その場で、記者から「コロナ以外」の質問がひとつだけ飛ぶ。

「東京五輪の機会に、北朝鮮側と対話を模索するおつもりはありますか」

 菅が応じる。

「北朝鮮の東京五輪参加に注視し、条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合う決意であります。あらゆるチャンスを逃さないようにしたいと思います」

 2カ月前の昨年11月10日、菅は韓国の諜報機関、国家情報院の院長である朴智元(パクチウォン)と官邸で向き合っていた。そこで朴は、東京五輪に金正恩を呼んでの日米南北4カ国首脳会談を提案する。

 朴は03年、北朝鮮への不正送金事件で逮捕され、収監された過去を持つ。半島ウォッチャーで、彼を北朝鮮シンパと見なさない者はいない。そんな朴と親中・親韓派の二階は〈「兄弟の契り」を結んだ〉(二階のホームページより)仲である。菅と朴が会談する2日前にも、二階は朴と会い「地ならし」をしている。

 菅のもとに送り込まれた二階の「兄弟」である北シンパの韓国高官。菅は記者会見で、結果として朴の目論見通りのセリフを吐く。朴、そして大統領の文在寅の高笑いが聞こえる。

 二階が県議に初当選したのは36歳だった1975年。その当選同期で、以来、半世紀近くにわたり盟友として互いに支え合ってきた元和歌山県議会議長の門三佐博(かどみさひろ)が思わせぶりに呟(つぶや)く。

「国政に出るのがあと10年早ければ、もしかしたら二階さんは総理を目指していたかもしれません」

 鵺(ぬえ)のような、あるいは昼行灯の如き風貌の二階の深層で、かつてはトップへの野望が滾(たぎ)っていたというのである。その熾火(おきび)が今なお残っていないかを確認することは誰にもできない。融通無碍な男であるがゆえに、二階の心の奥底に辿り着くことは何人(なんぴと)にもかなわない。

 自民党幹事長、二階俊博。老いらくの情熱を胸に秘め、今日もまた歴代最長の記録を更新し続けている。そして、どこからともなくこんな囁きが聞こえてくる。

 気をつけろ。その男、面妖につき――。(敬称略)

「週刊新潮」2021年1月28日号 掲載

新潮社

6290名無しさん:2021/01/28(木) 19:12:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/93c43e102c4dc9be5a38a96ef662851a1dda5622
自民・二階派幹部、与党幹部2人の深夜のクラブ滞在に改めて注意喚起
1/28(木) 18:44配信
TBS系(JNN)
 自民党の伊吹元衆院議長は、所属する二階派の会合で与党幹部の2人が緊急事態宣言が出ている中、深夜まで銀座のクラブに滞在していた問題を受けて改めて注意を呼びかけました。

 「幹事長が通知を出しているわけだから、うちの(派閥の)中からは銀座に出没するということは、できるだけないように是非してください」(自民党 伊吹文明 元衆院議長)

 自民党の伊吹元衆院議長は、所属する二階派の会合でこのように述べた上で、「政権与党もここまで我慢しながらやっているんだなということを分かっていただけるようにしないといけない」と指摘しました。また、伊吹氏は、新型コロナウイルス対策の感染症法改正案などに関する与野党の修正協議について、「国会審議を経ずして修正するということは異例なこと」とした上で、次のように持論を展開しました。

 「いま大勢の人が入院できずに待機しているときに、入院を拒否をした人に罰則をかけるのは何事かということを野党が言っている。将来、もし、また新たな“コロナB”が20年後に発生したときに、『俺は憲法上の居住の自由があるから入らない』という人が出てきたときに、あのときにやっていたから罰則があって、蔓延が阻止できたなと。これが政治家の未来に対する責任」(自民党 伊吹文明 元衆院議長)

 伊吹氏は、感染症法の改正案に盛り込まれていた入院を拒否した人への「刑事罰」の削除について「大衆迎合し、間違った判断をしたために、“今回とんでもないことがまた起こった”という責任を問われないようにしっかりとやってほしい」と注文を付けました。(28日16:41)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d5a72ee908d0d6e04200303cfa2da7759012fa3
自民・伊吹氏、審議前の修正協議に苦言 新型コロナ
1/28(木) 15:51配信
時事通信
 自民党の伊吹文明元衆院議長は28日の二階派会合で、新型コロナウイルス対策の特別措置法改正案などの修正協議に関し、「国会審議も経ずして修正するのは異例だ。国会での議論を国民に見せた上で、直していくのが議会制民主主義の基本だ」と述べ、苦言を呈した。

 与党幹部が緊急事態宣言下の夜8時以降に東京・銀座のクラブを訪れたことについては、「二階俊博幹事長が(会食自粛の)通知を出している。銀座に出没するとか、できるだけないようにしてください」と自制を求めた。

6291名無しさん:2021/01/28(木) 19:13:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/84d2856d97859ce2d76fc10e0e893f00d29342e4
菅首相「最終的には生活保護」発言に”怒りのウイルス”拡散中! <自由飲酒党はいらない>で祭り状態に
1/28(木) 16:30配信
日刊ゲンダイDIGITAL
「#もういらないだろ自民党」

 SNS上でこんな声が全国に拡散している。広がり始めたのは27日夕方ごろ。2020年度第3次補正予算案をめぐる参院予算委の質疑が終わった直後からだ。世論の“怒り”に火をつけたとみられているのが菅義偉首相の答弁だ。

 この日の予算委では参考人として、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長の大西連氏が出席し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って生活困窮者が増えている状況を説明。政府の施策が非正規雇用者や失業者には届いていないとして、給付金支給など政府支援の必要性を訴えた。そして立憲民主党の石橋通宏議員が国民の強い要望があるとして、特別定額給付金の再支給に対する考えをただすと、菅首相は「考えていない」と素っ気なく答え、さらに「最終的に生活保護がある」などと冷たく言い放ったのだ。

 昨年9月に発足した菅政権のキャッチフレーズは〈国民のために働く内閣〉だったはず。このフレーズ通りであれば、新型コロナで苦しむ国民のために働くということ。つまり、医療体制の充実はもちろん、給付金や生活支援など、あらゆる知恵と政策を使って国民が安心して暮らせるように手を尽くすべきで、国民が生活保護に陥らないようにすることが政治の役割ではないのか。「最終的に生活保護あるよ」では何のために国会議員が存在するのか。

 菅発言に対し、SNS上では〈国民のために働くのは嘘〉といった声が続出。次第に批判の矛先は自民党議員の会食にも向けられ、〈菅首相は国民には外出を控えろ、会食するなと言いながら、自分は銀座で二階幹事長と8人で高級ステーキ会食。このお金を給付金に回したら〉〈博多で9人も集まってフグ宴会した石破元幹事長の食事代も税金〉〈緊急事態宣言中に麻生財務相の側近、松本元国家公安委員長は銀座クラブでハシゴ酒〉〈二階幹事長の秘書は和歌山のカラオケバーで騒いでクラスター。これも血税〉〈自由飲酒党はいらない〉と“祭り”状態になった。

 国民の“怒りのウイルス”も感染拡大を続けているようだ。

6292名無しさん:2021/01/28(木) 19:16:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4b6347da6fce664cc8d1634e8d6cdfba4b1dd5d
「甚だ不適切」松本氏の銀座飲食問題で麻生氏が陳謝
1/28(木) 15:16配信
テレビ朝日系(ANN)
 麻生副総理は自らの派閥に所属する自民党の松本国対委員長代理が夜に銀座で飲食していた問題で、陳謝しました。

 麻生副総理:「甚だ不適切。本人にも猛省を促し、私どももそのように話をさせて頂いたところ」

 さらに、松本氏本人も「ご迷惑をお掛けして申し訳ない。反省している」と陳謝したうえで、二階幹事長からも厳重注意を受けたことを明らかにしたということです。

 一方で、松本氏は「気持ちを引き締めて頑張りたい」として、役職の辞任などはしない考えです。

 公明党では遠山幹事長代理が夜中に銀座のクラブを訪れていた問題について、山口代表が陳謝しました。

 公明党・山口代表:「我が党からこうした振る舞いをする議員を出したことに対して、国民の皆様に党を代表して心からおわびを申し上げたいと思います。本当に申し訳ない限りであります」

 公明党の幹部会合では遠山氏に対し、厳しい意見が相次ぎました。

 処分を巡っては議論にならなかったということです。

テレビ朝日

6293チバQ:2021/01/28(木) 22:12:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2101280022.html
「『孤独担当相』は田村厚労相」 菅首相が突然“指名” 本人も驚く
2021/01/28 18:59産経新聞

「『孤独担当相』は田村厚労相」 菅首相が突然“指名” 本人も驚く

参院予算委員会で答弁する菅義偉首相=28日午後、国会・参院第1委員会室(春名中撮影)

(産経新聞)

 菅義偉首相が28日の参院予算委員会で、孤独問題を担当する閣僚に田村憲久厚生労働相を突然、“指名”した。事前の根回しはなかったようで、田村氏は「えっ」と驚きの声を上げた。

 「ワクチン担当相を数日で決められた首相だ。『孤独担当相』も検討してもらえるのではないかと期待する」

 国民民主党の伊藤孝恵氏はこう述べ、新型コロナウイルスの影響で孤独問題が深まっていることなどを挙げ、首相に「孤独担当相」を設置する必要性をただした。首相は「まず、今ある組織でも孤独問題に対応する組織はあり、どのような状況にあるかを早急に調べたい」と応じたが、伊藤氏がさらに「今はどの閣僚が担当なのか」とたずねると、首相は「厚労相」と回答した。

 伊藤氏は「田村さん、孤独担当だそうです」と苦笑。田村氏は「任命いただいたのか、ちょっと分からないが…」と困惑した表情も浮かべながらも「確かに厚労省は孤独も含め、困っている方々に対応するということだ。孤独問題にもしっかりと取り組んでいく」と語った。

6294チバQ:2021/01/29(金) 11:27:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc48f0b96d149c61c5b65cef498dbde039df4992
“夜の銀座”発覚で野党強硬 コロナ法案、与党「ベタ折れ」罰金も削除
1/29(金) 10:28配信




国会議事堂
 新型コロナウイルス対策の感染症法改正案は、与党が刑事罰を全て削除する大幅譲歩で決着した。早期成立のための法案修正は既定路線だったものの、緊急事態宣言が発出される中、自民党と公明党の議員が深夜に銀座のクラブに通っていたことが相次いで発覚して風向きが急変。「ベタ折れ」に追い込まれた。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「修正は非常に重いことだが、国民の不安解消のためスピーディーな成立が大事だ」。自民の森山裕国対委員長は記者団に対し、早期成立を重視した末の譲歩であることを強調した。

 2月初めの成立を目指す政府、与党は、異例の野党との調整を4度重ねた。だが、罰則を巡る主張の溝は埋まらず、政府は刑事罰を含めた改正案を閣議決定。ただ、刑事罰には医療界などにも異論が広がり、与党は法案修正に「柔軟に対応」(公明幹部)する方針で再び野党と協議に入った。

 野党側にも与党との全面対決は避けなければならない事情があった。罰則のあり方で各党に主張の違いがある上、内閣支持率が急落しているのに野党の支持が伸びず、「コロナ対策の審議を遅らせるのは国民の理解を得られない」(立憲民主党幹部)とみたからだ。

 自民と立民は、刑事罰から懲役刑だけを削除し、罰金は維持する内容を落としどころとして探っていた。

 そんな折、自民、公明のベテラン議員のクラブ通いが発覚。「国民に罰則を科すのに、自分たちは自粛要請を守らないのか」との批判がインターネットなどで渦巻いた。政府原案を審議した厚生労働省の会議で、有識者の多くが刑事罰に慎重だったことも明らかになり、野党は「潮目が変わった」(立民幹部)として強硬姿勢に転換。与党も拒めなかった。

 ただ、有識者らが反対する中で政府が法案を決定した経緯は「徹底的に追及する必要がある」(共産党の小池晃書記局長)と野党は攻勢を強めており、今後の国会審議に火種を残した。

(森井徹、川口安子)

6295名無しさん:2021/01/29(金) 15:44:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/245acdbca77b444d34209a9b1587ff6a31d91a99
「深夜飲食」攻める野党 与党は引き締め躍起 ヤジ飛び交う密の国会
1/28(木) 20:59配信
産経新聞
 緊急事態宣言の発令中に与党幹部が夜遅くまで東京都内の飲食店で過ごしたことに批判が集まり、自民、公明両党が党内の引き締めに躍起になっている。新型コロナウイルス対応で菅義偉(すが・よしひで)政権への不満が高まる中、再発を許せば政府・与党への風当たりがさらに厳しくなりかねないからだ。一方、国会は「密」状態でヤジが飛び交っており、議員たちの意識改革を求める声が高まりそうだ。

 「国民に何かと迷惑や苦労をかけている最中、甚だ不適切だ」

 麻生太郎副総理兼財務相は28日の自民党麻生派(志公会)の会合で、同派所属の松本純国対委員長代理が夜遅くまで東京・銀座のクラブなど飲食店計3軒を“はしご”していたことに苦言を呈した。「一人一人が責任ある行動を取ってもらうよう重ねてお願いしたい」と自粛の徹底も呼びかけた。

 二階俊博幹事長が率いる二階派(志帥会)も同日の会合で、伊吹文明元衆院議長が「国民の不自由や不満の心がだんだんいらだちに変わってくる。それを受け止めるのはどうしても政府になってくる」と指摘。「うち(二階派)の中からは銀座に出没することがないように」とクギを刺した。

 公明党でも元財務副大臣の遠山清彦幹事長代理が夜遅くまで銀座のクラブに滞在していたことが発覚した。遠山氏は自身のツイッターで謝罪動画を配信。山口那津男代表は28日の党会合で「国民に多大な失望感と不信感を与えてしまった。心からおわび申し上げる」と陳謝した。

 与党幹部の相次ぐ失態に勢いづくのが野党だ。

 「国民には自粛をお願いしておいて自分たちは守らない。不適切な行動に対して厳格な処分を下すべきだ」。27日の参院予算委員会で、立民の徳永エリ氏は菅首相(自民党総裁)と公明党の赤羽一嘉国土交通相を責め立て、謝罪や反省の言葉を引き出した。

 矛先は新型コロナに感染した自民の石原伸晃元幹事長と会食を共にしていた坂本哲志地方創生担当相にも向かった。坂本氏はPCR検査で陰性が判明したが、徳永氏は「陰性と判定されても後に陽性だったケースが多々あった。予算委の部屋(参院第1委員会室)は感染防止対策をしているが、密であり、心配だ」と再検査を求めた。

 とはいえ、徳永氏が「密」と認めた参院第1委員会室では28日の参院予算委でも、野党側から「首相に聞いている!」「そういうのを隠しているって言うんだよ!」などのヤジが飛び交った。22日の参院本会議でも「それで済むかって聞いたんだよ!」などの怒声が首相に注がれた。

 相撲やプロ野球などでは飛沫(ひまつ)感染対策として声を上げての応援の自粛を呼びかけ、多くの観客がそれを守っている。しかし、国会ではコロナ禍のヤジに関する明確なルールは定められておらず、与党幹部は「『議場の華』と持ち上げられてきた文化をやめさせるのは難しい」とさじを投げる。飛沫感染を防ぐ答弁席などのアクリル板の設置も委員会によって判断が分かれたままだ。

 国会議員の感染はこれまで9人に上る。重要法案を審議する国会が機能不全に陥らぬよう、与野党にはコロナへの危機感を新たにすることが求められている。(今仲信博、広池慶一)

6296名無しさん:2021/01/29(金) 15:46:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3c5379268a5dd5858e5c5b91ea5ce8ac1249d7b
【全文書き起こし】自民・松本国対委員長代理、深夜の銀座クラブ訪問を釈明
1/28(木) 22:09配信
テレ東NEWS
自民党の松本国会対策委員長代理と公明党の遠山幹事長代理が、それぞれ深夜に銀座のクラブを訪れていたことが週刊誌の電子版で報じられました。これを受けて両氏は26日、国会内で記者団の取材に応じ、陳謝しました。松本国会対策委員長代理の会見の全文書き起こしです。

ーー 一部週刊誌報道でですね、緊急事態宣言下の中で深夜の銀座のクラブに行かれていたという報道があります、事実関係について教えてください。

松本:えっと、今月の18日の月曜日でありましたが、私の夜以降の動きについて週刊新潮さんの取材がありました。そして私自身が、受け止めていることにつきましては、まさに国民の皆様に我慢を強いているときであり、さらに、今後のことについてたくさんの不安を持っていらっしゃる中、こういった環境の中で私の行動自体が少し悪かったかなということでの反省をしているところでございます。

誠に申し訳ないという、そんな思いでありますが、その当日の動きについては記事の中にある3店の飲食店があったと思いますが、それはかねてより、いずれも要望陳情をいただいているところでございまして、昼間動きが取れないというようなことから、その夜の時間に動いてしまったということであります。

しかしながら、かといってそれが今の緊急事態宣言の発令下の中で取るべき行動だったのかということについては、先ほど申し上げましたように反省しているところでございます。
信頼される政府として、また党として動きができるように自ら律して、そして精進を重ねてまいりたい。そんな思いでございます。

ーー確認ですけれど、そのお店に行かれたときは松本先生お1人だったということですか?

松本:1人です。

ーー確認ですけれど、複数人での会食というのはその各飲食店であったんでしょうか。

松本:ありません。全部、要望陳情を承るという立場で、1人で行っております。

ーー党幹部からご指導なり、話は?

松本:その取材をされたということについての報告はいたしました。

ーーどなたあてに。

松本:幹事長に。

ーー二階幹事長?

松本:はい。

ーー二階幹事長からはどういったお言葉が?

松本:いや、特にそれを申し上げることはない、ありません。

ーー 一部報道ではですね、飲酒もされていたと書かれているが、事実か?

松本:事実です。事実というのは一部ですけども、最初のイタリア料理のお店で、これは20時の前の話で19時までの間、お酒を飲んでイタリア料理をいただいたというのが事実です。

ーー最後そのクラブを出た時間は何時、何時から何時まで。

松本:恐らく23時ぐらい。

ーー23時に3軒目を出られたと。

松本:ちょっと過ぎてるかもしれませんけど、だいたいそんな時間だったと思います。

ーー3軒目についてはかなり長い時間やられたということなんですが、それでも陳情ということでよろしいでしょうか。

松本:はい。その通りです。要望、陳情の内容がそれぞれ違いますので。

ーー陳情要望を電話であるとかオンラインで受けるという発想はなかった?

松本:それ以上にいろいろ心配事があると。直接会ってお話を受けざるを得ない、そんな用件の内容もありましたので、この際会ってお話を聞くということでございました。

ーー今回の問題について何か責任の取り方は?

松本:これは自分自身がそういった状況の中で動きを注意をして、さらにこのコロナ対策に取り組んでいくということ。頑張っていくということが自分の責任だと思ってます。

6297名無しさん:2021/01/29(金) 15:47:47
>>6296

ーー役職を辞される考えは?

松本:ありません。

ーー報道された日以外に緊急事態宣言中の20時以降に外出してたっていうのは?

松本:ごめんなさい、一つ一つ覚えてませんがほぼないと思います。基本的には食事をとります。お酒も飲みます。しかし、その時間になったら、赤坂宿舎の方へ戻るという、そんな毎日を過ごしてます

ーー今回の報道、選挙区外での夜の外出ということだったと思うんですけど要望陳情というのはどういう繋がりがあって、受けられてたんでしょうか?

松本:もうこのコロナ禍の中で、それぞれ飲食店が私自身も飲食の街の生まれ、育ちですけども、たくさんの心配事を聞かされてます。同じようにどこの地にあっても飲食の皆さんがこれからこのつらい中、どうやって仕事を続けられるかということでのご相談というのは幾らでもあることで、それは有権者だから対応する、有権者でないから対応しないというものではなくて、国民全てに対して我々は一生懸命対応していくっていうことが必要なんだと思います。

ーー各店舗とも緊急事態宣言下ですけども時短営業はされてなくて通常営業でその時間まで。

松本:違います、違います。お店閉まった後ですし、お客さんもいないし、誰もいません。
その店主たる人と?

ーー2人だけだったと。

松本:はい、そういうことです

ーーどんな要望があったのかっていうことは?

松本:それは言えません。

ーー今後こういうことがあった場合どういうふうに対応されると思うか。

松本:今、お話があったように電話とかメールだとか、いろいろ工夫があるのかもしれませんが、これは会わないと話ができない内容もありますので、そういったことには時間は十分注意しながら、そういう時間をどうやりくりするかということを考えていきたいと思います。

6298名無しさん:2021/01/29(金) 15:49:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/47649ce4cf42b7e6ef39c0c23578215c8a227702
次は二階派秘書らがカラオケ会食 自分たちに甘すぎと怒りの声
1/28(木) 22:39配信
女性自身
自民党・二階俊博幹事長(81)の“最側近”といわれる鶴保庸介議員(53)と、同じく二階派の門博文議員(55)。彼らの公設秘書らが飲食を伴う会食の後、新型コロナウイルスに感染していたと1月27日の「文春オンライン」が報じた。しかし感染が判明するまでの驚くべき行動に、ネットでは批判を通り越して呆れ声が相次いでいる。

記事によると緊急事態宣言が1都3県を対象に発令された今月8日、公設秘書ら3名は和歌山県で3つの飲食店をハシゴ。3軒目のカラオケバーはカウンター10席と、テーブル席が2席しかない“密”な空間だったという。そこで彼らは夜8時以降もマイクを使い回し、カラオケを楽しんでいたとのこと。そして公設秘書3名とカラオケバーの店員、合わせて12名が新型コロナに感染したという。

当時、和歌山県は最多の新規感染者数を記録。仁坂吉伸県知事(70)は大都市の往来や会食の自粛を呼び掛けていた。しかし「文春オンライン」がコメントを求めると、鶴保議員側は「自粛呼びかけもなかった。県内感染者数も軽減減少だった」と返答したという。

■密にはしご、マイクの使いまわし……感染リスクが高すぎる行動

「狭い空間では長時間にわたって閉鎖空間を共有することになるため、感染しやすいといわれています。また長時間におよぶ飲食やはしご酒も、短時間の食事に比べて感染リスクが高いとされています。どちらも厚労省が公式サイトで伝えていることです。

またマイクは口元で使用するため、飛沫が付着する可能性が高い。ウイルスが手に付着し、接触感染を起こす可能性もあります。ですから、結婚式場などでは“使いまわし”を避けるよう取り組んでいます。二階派の秘書たちがしたことは、感染リスクが相当高い行動といえるでしょう」(全国紙記者)

ここ数日、与党関係者らの問題行動が報じられている。「デイリー新潮」によると自民党の松本純国対委員長代理(70)は1月18日、午後6時すぎから午後11時まで3軒をハシゴ。そして「文春オンライン」によると公明党の遠山清彦議員(51)は1月22日の午後11時過ぎ、知人らと銀座の会員制高級クラブを訪れていたと報じられている。

そういった報道が続いたため、27日に菅義偉首相(72)は「夜8時以降の外食・飲食や不要不急の外出をしないように協力をお願いしているなか、このような事態が発生し大変申し訳ない」と陳謝している。

■二階幹事長は「意見交換」を理由に自らを擁護していたが……

そんななか判明した、二階派秘書らのカラオケ会食。ネットでは呆れ交じりに、こんな声が相次いでいる。

《すごい。やってはいけないことしかやってない》
《感染リスク高い行動全部するやつ》
《逆に爆笑した》
《休みなく働く和歌山県職員や保健所職員や知事が気の毒すぎる》

さらに特措法にちなんで《国民に対しては自粛しろとか、懲役刑だとか振り回すくせに、自分たちには甘すぎるのはさすがに許せない》《よくも国民や店舗への罰則などとのたまえるものだ。呆れる》《これでも特措法で国民に罰をとか言える?》と怒りの声も上がっている。

先月、菅首相やみのもんた(76)ら8名で“ステーキ会食”をしていたと判明した二階幹事長。その際、「会食を目的にやっていない」「意見交換を考えてやっている」と自らを擁護していたがーー。今回の二階派秘書らの会食については、どう考えているのだろうか。

6299とはずがたり:2021/01/29(金) 16:09:21
「キングメーカー」二階俊博幹事長の失せた神通力
1/25(月) 15:08配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f93025fda86eb963325ef4fd3fd9778f05f39e8?page=1
nippon.com
与良 正男

わずか数カ月前は「我が世の春」、権勢の絶頂を誇っていた。キングメーカーとして2020年9月、菅義偉政権を発足させ、政権のナンバー2として実権を握り、永田町ににらみを利かせていた二階俊博幹事長。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で菅内閣の支持率が急落するのと軌を一にするように、急速に求心力が衰えている。不可侵に見えたキングメーカーの神通力はなぜ落ち始めたのか。

緊急事態宣言と菅内閣の危機
あれは、菅義偉政権自体が危機だという宣言ではなかったか。

新型コロナウイルスの感染拡大が一向に収まらず、菅義偉首相は年明け早々、東京都などを対象とした「緊急事態宣言」の再発令に追い込まれた。

しかし、この宣言も「遅すぎる」「対策も中途半端だ」といった厳しい評価がほとんどで、昨年末から急落している菅内閣の支持率が好転する気配はない。菅政権は発足4カ月で、そんな深刻な状況にある。

首相の苦境に拍車をかけているのが、二階俊博自民党幹事長の相次ぐ失態や失言だ。菅内閣誕生の立役者であり、政権ナンバー2として首相を守り、支えるべき二階氏の力も、同時に衰え始めている。それが今回の危機の大きなポイントだ。

「2人の失態」を象徴したのが、2020年12月14日夜、東京・銀座のステーキ店で、菅、二階両氏とプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏らが会食した「ステーキ事件」だった。

コロナ対策を担う政府の専門家による分科会が「勝負の3週間」と再三呼びかけ、「5人以上の飲食で感染リスクが高まる」と注意を促していたさなかに、8人ほどが集まった会食である。

その後、菅首相は「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省している」と一応、謝罪はした。ところが二階氏は「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と反論した。その開き直りのような姿勢が、火に油を注ぐ結果となった。

自民党内に高まる二階氏への不満
会食の同席者は、菅氏以外は、元々二階氏と親しく、毎年「忘年会」を開いているメンバーだという。今回は二階氏が「来ないか」と首相を誘ったというのが真相らしい。

ご存じのように二階氏は、安倍晋三前首相の辞任表明を受けた昨秋の自民党総裁選で、官房長官だった菅氏をいち早く支持して一気に流れを作った。「そんな恩人の誘いを断れるはずがない」と首相周辺は弁護する。

6300とはずがたり:2021/01/29(金) 16:09:38
だが、この時期に夜、多人数で会食すれば、連日、我慢を強いられている国民がどう受け止めるのか。両氏は想像できなかったのだろうか。会食を止める人が周りにいなかったとすれば、組織として重大な欠陥がある。

実は、この一件の前から自民党内には二階氏への不満がたまりにたまっていた。

一つは二階氏が率いる自民党二階派に所属する議員に不祥事が続出していることだ。

2019年夏の参院選での大がかりな買収事件(公職選挙法違反)で公判が続く河井案里被告。あるいは統合型リゾート(IR)をめぐる汚職事件の秋元司被告。両被告は自民党を離党したものの、国会議員は辞職せず、今も二階派に「特別会員」として所属している。

そして大手鶏卵業者から現金を受け取ったとされる贈収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛元農相。吉川氏は二階派の事務総長を務めた幹部で疑惑発覚後、既に議員辞職している。

いずれの疑惑でも二階氏は幹事長として、そして派閥の領袖として明確なコメントを避けている。例えば、吉川氏が議員辞職した際には、報道陣が何を聞いても「(吉川氏)本人ら関係者でないと分からない」と、まるで他人事のようだった。

二階派の無軌道な膨張主義
「政治は数(がモノをいう)」が長年の二階氏の信条という。政治の師と仰ぐ、故田中角栄元首相から引き継いだものであろう。

「だから、二階氏は『来る者は拒まず』で安易に議員を引き入れて、二階派を膨張させてきた。そのツケが回っている」と、恨み節も込めて指摘する自民党議員は少なくない。


幹事長は選挙で公認するかどうかの権限を握る。そこでも強引な手法が目立つ。

2020年秋には、次期衆院選で衆院へのくら替えを目指す林芳正参院議員が、二階派のベテラン、河村健夫元文部科学相の地元・衆院山口3区から立候補しそうだとみるや、二階氏はどう喝じみた行動に出た。

河村氏の地元決起大会に、二階派所属議員19人を引き連れて出席した騒動である。岸田文雄前政調会長の岸田派に所属する林氏に対して、二階氏は集会で「売られたけんかは買う」と息巻いた。林氏の出馬を「反党行為」と断じて、自民党から除名する考えを示唆する二階派議員もいたほどだ。

確かに候補者擁立は「現職優先」が自民党の原則である。ところが、その一方では、他派閥の現職のいる衆院小選挙区で二階氏が別の候補を推そうとしている選挙区がある。それもまた、他派閥からは「身内優先のルールなき膨張主義」だと映る。

政権最大の弱点はトップ二人が裏方タイプなこと
菅氏と二階氏は国会議員の秘書を振り出しに、それぞれ横浜市議(菅氏)、和歌山県議(二階氏)を経て衆院議員となった。国会議員の二世や官僚出身ではない「たたき上げ」であり、世間受けを狙ったパフォーマンス嫌いという点でも共通している。

さらに両氏はともに観光業界に幅広い人脈がある。それが観光支援策「GoToトラベル」を推進した原動力となり、一時停止の決断が遅れた要因ともなったのは間違いない。

違いと言えば、二階氏はかつて小沢一郎氏と行動を共にして自民党を離党し、その後、2003年、自民党に復党したことだ。

6301とはずがたり:2021/01/29(金) 16:09:59
>>6299-6301
二階氏の強みは「総理を目指そうと思ったことは一度もない」と公言している点にあるのだろう。同様に、一度離党して復党した石破茂氏が何度も総裁選に出馬しながら挫折を繰り返している姿を見れば明らかだ。

2020年秋の総裁選がそうであったように、素早く党内の大勢を見極めて勝てるトップ候補を担ぐ。トップは自分の後を狙わないナンバー2を安心して大事にするし、ナンバー2であれば最終的な責任も取らなくて済む。そしてまた次のトップ候補に乗り換える……。復党組の二階氏は今、文字通り、「キングメーカー」と言っていい。

一方、菅氏は若い頃から虎視眈々と首相の座を狙っていたという。だが、世間の印象で言えば、菅氏も「裏方の人」だろう。官房長官として自民党や霞ケ関の官僚からの評価が高かったにもかかわらず、なぜ、首相として評価が低いのか。菅氏自身が今、そのギャップに苦しんでいるように思える。

考えてみれば、首相も幹事長も「裏方タイプ」というのは、歴代自民党政権の中でも異例であり、この政権の最大の弱点かもしれない。とりわけ、このコロナ禍では、政府や政党トップの情報発信力や、国民に語る言葉の切実さや説得力が大きく左右するからだ。

党内で派閥抗争勃発の可能性も
もう一つのアキレス腱は対中国政策だ。かねて中国共産党指導部と太いパイプを持つ二階氏は自他ともに認める「親中派」であり、米国も警戒していると言われる。イデオロギー色が極めて薄い現実主義者である菅首相も日中間の経済を重視し、香港問題をはじめ中国への批判は抑制的だ。安倍前首相は中国と厳しく対峙(たいじ)することで固い保守層の支持を得ていた。それが長期政権を支えた大きな要因でもあった。そんな保守層からすれば、中国と融和的な菅、二階両氏には、そもそも根強い不信感がある。

新型コロナ対策として政府は1月13日、中国・韓国を含む11カ国・地域からのビジネス関係者らの日本への受け入れを全面的に止めると発表したが、これもまた「判断が遅すぎる」と自民党内から突き上げられて急きょ、方針転換したものだった。中国、韓国に気を遣っているように見える菅、二階両氏への不満が足元からも公然と出てきたということだ。

衆院議員の任期は2021年10月に満了となり、それまでには確実に総選挙がある。9月には自民党総裁選もある。菅首相は総裁選で再選された後、衆院解散に臨むシナリオを描いているようだが、その前に「これでは衆院選に勝てない」と「菅降ろし」が自民党内で始まる可能性は十分ある。

当面の焦点は、4月25日投開票予定の衆院北海道2区補選と参院長野選挙区補選だ。ところが自民党は吉川元農相の辞職に伴う北海道2区は候補者を擁立せず、早々と不戦敗を決めてしまった。選挙で勝つことで盛り返してきた安倍前政権とは大きく様変わりし、もはや菅政権は「守り」にきゅうきゅうとしていると言うほかない。

ただし、仮に「菅降ろし」が始まったとしても、それを誰がリードするのか。

冷徹に政界を渡り歩いてきたキングメーカーとしての神通力が失せた今、二階氏が「次はこの人」と言い出せば、直ちに流れが決まるといった状況ではない。むしろ党内で派閥抗争が始まり、混乱が続く可能性が高いだろう。そこに今の自民党の閉塞(へいそく)状況がある。それは所属議員が長く「一強体制」に安住してきたツケだと言い換えてもいい。

【Profile】
与良 正男 YORA Masao
毎日新聞論説室専門編集委員。1957年生まれ。1981年毎日新聞社入社。89年から東京本社政治部。政治部デスクを経て2004年論説委員。論説副委員長の後、14年から現職。毎日新聞の社説や夕刊のコラム「熱血!与良政談」を担当。 早稲田大学大学院客員教授等を歴任。TBSテレビ・ラジオでコメンテーターを務める。著書に「与良政談」(毎日新聞社)など

6302とはずがたり:2021/01/29(金) 16:11:57

石原伸晃元幹事長が新型コロナウイルスに感染し入院 昨日は派閥の総会で普段通り挨拶
1/22(金) 16:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d2580ce7a65efd15db7a3b7f38e3eff1a5bc841

6303とはずがたり:2021/01/29(金) 16:55:19
知らんがなw

# 政局# 週刊現代
二階俊博、会食自粛で「ひとり食べる」弁当に不満が爆発寸前
議員宿舎と幹事長室を行き来する生活
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79499

6304とはずがたり:2021/01/29(金) 17:20:36

自民・松本国対委員長代理が辞任意向を伝達
2021/1/29 17:06 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://this.kiji.is/727797401433522176?c=39550187727945729

 自民党の松本純国対委員長代理は29日、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言再発令中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れた問題を巡り、役職を辞任する意向を党幹部に伝えた。関係者が明らかにした。

6305名無しさん:2021/01/30(土) 11:31:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a06377c3879d82e7a00b1118269a8cf9d328b39
「甚だ不適切」麻生副総理が陳謝 自民幹部の銀座・高級クラブ滞在で
1/28(木) 13:55配信
TBS系(JNN)
 麻生副総理は、松本元国家公安委員長が緊急事態宣言下の深夜に東京都内の高級クラブに滞在していた問題で、「甚だ不適切だ」と述べ、陳謝しました。

 「松本純の行動につきまして、緊急事態宣言が発令され、国民の皆さまにも何かとご迷惑やご苦労おかけしている最中甚だ不適切。大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」(麻生太郎 副総理)

 麻生副総理は28日の派閥の会合で、派閥の事務局長を務める松本元国家公安委員長が緊急事態宣言下の深夜、銀座の高級クラブに滞在していたことなどについて陳謝した上で、松本氏に厳重注意したことを明らかにしました。また、麻生氏は「皆様に我慢と忍耐をお願いしていることをしっかり認識して、責任ある行動を取ってもらいたい」と述べました。(28日13:03)

https://news.yahoo.co.jp/articles/1e65c44799af0db37a9bb71d4c4417a41476e09c
麻生氏「甚だ不適切、猛省促した」麻生派議員クラブ問題
1/28(木) 16:08配信
朝日新聞デジタル
 自民党の松本純国対委員長代理が緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブに行っていたことについて、麻生太郎副総理兼財務相は28日、「国民のみなさまにも何かとご迷惑やご苦労をおかけしている最中に甚だ不適切。猛省を促した」などと述べ、厳重注意したことを明らかにした。派閥例会のあいさつで語った。

 麻生氏は新型コロナウイルス対応の法改正を行っている最中であることも問題視し、「関係者のみなさんにも大変ご迷惑をおかけすることになった。申し訳ありませんでした」と陳謝した。

 一方、公明党の山口那津男代表も遠山清彦・前財務副大臣が銀座のクラブに行っていた問題について、28日の党中央幹事会で、「我が党からこうした振る舞いをする議員を出したことに、国民の皆様に心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。

 遠山氏は知人に誘われたとしているが、山口氏は「たとえ支援の輪を少しでも広げるための話し合いだったとしても、大局から自らを律して、国民の皆様にどう対応しなければならないか、毅然(きぜん)と行動に表さなければならなかった」と述べた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/7cdf93f7f203d5d005e48dc3f5a7310262d4abf2
深夜クラブ問題 麻生大臣と山口代表が陳謝
1/28(木) 19:19配信
日本テレビ系(NNN)
与党の議員2人が緊急事態宣言中の深夜にそれぞれ東京・銀座のクラブを訪れていた問題をめぐり、麻生副総理兼財務大臣と公明党の山口代表が陳謝しました。

麻生副総理・財務相「緊急事態宣言が発令をされ、国民の皆様にもなにかとご迷惑をおかけしたり、ご苦労をおかけしている最中、甚だ不適切。私からも厳重に注意をしております。私の方からもおわび申し上げる次第です。大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

麻生派に所属する自民党の松本国対委員長代理は、今月18日深夜に東京・銀座のクラブなど3つの店を訪れていました。これについて、麻生氏は、28日、派閥の会合で謝罪した上で、「一人ひとりが責任ある行動をとるように」と呼びかけました。

また、公明党の遠山幹事長代理も今月22日深夜に銀座のクラブに行っていましたが、これについて山口代表は「国民の皆様に党を代表して心からおわびを申し上げたい」と陳謝しました。

6306名無しさん:2021/01/30(土) 11:39:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/28c82364bfd8018a2b964a321fb6b8e593defbd6
二階幹事長は慰留も…自民・松本議員が党役職を辞任 銀座クラブ批判を受け
1/29(金) 18:08配信
ABEMA TIMES
 緊急事態宣言の発出中の夜に、銀座で飲食していたことなどが、問題となっていた自民党の松本衆議院議員が、党の国対委員長代理の役職を辞任する辞表届を二階幹事長に提出した。二階幹事長は慰留したものの本人の意思は固く、辞表は受理された。(ANNニュース)

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e67891e48ee3f55e36ec23cf96b01f57eb948d1
自民・松本氏が国対委員長代理を辞任 深夜に銀座のクラブ「深く反省」
1/29(金) 19:21配信
毎日新聞
 自民党の松本純国対委員長代理は29日、緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪問した問題を受け、役職を辞任した。同日、二階俊博幹事長に党本部で辞意を伝え、受理された。

 松本氏はその後、記者団に「国民の皆さんが我慢を強いられている状況で軽率だったと深く反省している。一から出直して精進したい」と陳謝した。森山裕国対委員長は記者団に「幹事長は慰留したが、本人の意思が非常に固く受理された。非常につらい思いだが、意思を受け止めるのはやむを得ない」と述べた。

 松本氏は18日、都内の洋食店で午後9時近くまで過ごした後、銀座のクラブ2軒を訪れ、最後の店を出たのは午後11時過ぎだったと週刊誌に報道された。松本氏は26日、報道内容を大筋で認めた上で店の要望・陳情を聞くためだったなどと釈明したが、野党は公明党の遠山清彦幹事長代理による銀座のクラブ訪問と合わせて追及を強めていた。【野間口陽、遠藤修平】

https://news.yahoo.co.jp/articles/97905914b7220f4637d84561df3f3073300c1c6b
自民・松本氏が役職辞任 銀座のクラブ訪問
1/29(金) 21:37配信
日本テレビ系(NNN)
自民党の松本国対委員長代理が緊急事態宣言下の深夜に銀座のクラブを訪れていた問題で、党の役職を辞任しました。

松本国対委員長代理「国民の皆さんが我慢を強いられ、そして多大なるご労苦をかけている状況のなかで、私自身の行動は非常に軽率であったと深く反省をしているところでございました」「心からお詫びを申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした」

松本国対委員長代理は、職にとどまれば「党や国会の運営に大きな影響を与える」として、二階幹事長に辞表を提出し、受理されました。

松本氏は緊急事態宣言中の今月18日深夜に銀座のクラブなど3つの店を訪れていたことが分かり、野党がこの問題を厳しく追及していました。

一方、松本氏と同様、緊急事態宣言下に深夜まで銀座のクラブを訪れていた公明党の遠山幹事長代理ですが、2019年に秘書が訪れたキャバクラや本人が訪れたスナックの費用を政治資金に計上していた事が分かりました。

これを受け遠山氏も29日、党の役職を辞任しました。

6307名無しさん:2021/01/30(土) 11:40:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/c78f94e5cab1679690ef6e3e17217b6aaa2b14e2
「深夜の銀座クラブ」で相次ぎ役職辞任、公明幹事長は「国民に申し訳ない」
1/29(金) 21:22配信
読売新聞オンライン
 緊急事態宣言下に銀座のクラブに深夜まで滞在していた自民党の松本純・元国家公安委員長と公明党の遠山清彦衆院議員が29日、党の役職である国会対策委員長代理と幹事長代理を相次いで辞任した。不適切な行動に対する世論の反発は強く、新型コロナウイルス対応で批判を受ける政府・与党には厳しい局面が続いている。

 松本氏は29日、自民党の二階幹事長に辞表を提出した。党関係者によると、二階氏は「そう簡単に辞めなくてもいいのではないか」と慰留したが、松本氏本人の意思が固く受理したという。松本氏は党本部で記者団に「(国対委員長代理を続ければ)党や国会の運営に大きな影響を及ぼす」と説明した。

 松本氏は26日の問題発覚時には辞任の考えはないことを明言し、党側も厳重注意で乗り切れると踏んでいた。しかし、コロナ禍で我慢を強いられている国民の反発は想定以上だった。党幹部は「潔く辞めたことは評価されるのではないか」と沈静化に期待を示すが、党内からは「同様の問題が党内で再び起きれば、さらなる打撃は避けられない」(中堅)と懸念する声も出ている。

 公明党も当初、遠山氏の役職辞任は必要ないと判断していたが、29日になって新たな問題が発覚し、状況は一変した。遠山氏は同日、自身の資金管理団体が2019年にキャバクラなどの飲食代として5件で計約11万円を支出していたことを明らかにし、謝罪した。遠山氏はこの後、同党の石井幹事長に役職辞任を申し出た。

 遠山氏によると、4件は、公設秘書が福岡市でキャバクラ代として、残る1件は遠山氏が宮崎県でスナック代として支出した。29日付で政治資金収支報告書を訂正し、秘書と遠山氏が団体に返金した。

 石井氏は記者団に、与党内で役職辞任が続くことについて、「国民に大変申し訳ない。深く反省して信頼回復に努めたい」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/17c21a0f8a73111d9e91786aede3386933265471
自民・松本純議員が党役職辞任“銀座クラブ”批判で
1/29(金) 18:57配信
テレビ朝日系(ANN)
 緊急事態宣言下の夜に銀座で飲食していたことなどが問題となっていた自民党の松本純衆議院議員が党の国対委員長代理の役職を辞任する辞表届を二階幹事長に提出しました。二階幹事長は慰留したものの本人の意思は固く、辞表は受理されました。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/27182a3aef3f260e239ddd899a8409c63afd4b15
宣言下に銀座のクラブ 松本氏が党役職辞任
1/29(金) 18:44配信
日本テレビ系(NNN)
自民党の松本国対委員長代理が、緊急事態宣言下の東京で深夜に銀座のクラブを訪れていた問題で、党の役職を辞任しました。

「国民の皆様が我慢を強いられ、そして、多大なるご労苦をかけている状況のなかで、私自身の行動は非常に軽率であったと、深く反省をしているところでございました。心からおわびを申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした」

松本氏は、職にとどまれば「党や国会の運営に大きな影響を与える」として、二階幹事長に対して辞表を提出し、受理されました。

松本氏は緊急事態宣言中の今月18日深夜に、銀座のクラブなど3つの店を訪れていたことが分かり、国会では野党がこの問題を厳しく追及していました。

6308名無しさん:2021/01/30(土) 11:40:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/e526a17586cc16fb24074bca1c2d10b41d4178d9
【速報】自民・松本純氏 役職を辞任 銀座クラブ“陳情”問題で
1/29(金) 17:57配信
フジテレビ系(FNN)
自民党の松本純国会対策委員長代理が、深夜の銀座クラブ滞在問題を受けて、役職を辞任した。

松本議員は、国会召集日の1月18日に、緊急事態宣言下の東京・銀座のクラブに深夜に滞在していたことが報じられ、27日、謝罪していた。

しかし、「陳情を受けていた」との釈明などに対しても、批判が高まっていた。

松本議員は29日、「責任を明確にしたい」として、二階幹事長宛てに役職の辞表を提出し、受理された。

このあと、松本議員本人が取材に応じる考え。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b818caa474cc0adb23857291b3d0783993d83713
深夜まで銀座のクラブ「非常に軽率だった」…自民・松本純氏が国対委員長代理を辞任
1/29(金) 17:41配信
読売新聞オンライン
 自民党の松本純・元国家公安委員長は29日、緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在していた問題の責任をとり、党国会対策委員長代理を辞任した。松本氏が同日、二階幹事長に辞表を提出した。

 党関係者によると、二階氏は「そう簡単に辞めなくてもいいのではないか」と慰留したが、意思が固かったため受理したという。松本氏は26日の問題発覚時には、辞任の考えはないとしていた。

 松本氏はこの日、党本部で記者団に対し「非常に軽率だったと深く反省している」と改めて謝罪した。辞任の理由については、「党や国会の運営に大きな影響を及ぼす」ことを挙げた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5d31798e4e1dfd564154c2b6dc056b31cd4cc3b
【速報】自民・松本国対委員長代理が役職辞任の意向 “宣言下”に銀座クラブ
1/29(金) 17:31配信
TBS系(JNN)
 自民党の松本国対委員長代理が29日午後、役職を辞任する意向を二階幹事長に伝えたことが関係者への取材で分かりました。

 松本氏をめぐっては、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が出される中、深夜まで東京・銀座のクラブに滞在していたことが分かり、松本氏は「国民の皆様に我慢を強いている時であり、反省している」と陳謝していました。

 松本氏は29日午後、二階幹事長に役職の辞任を伝えたということです。(29日17:24)

6309名無しさん:2021/01/30(土) 11:43:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/2af45ae651ce18530e2d9e095970b7b763d3de03
菅政権下で「解散」なら自民単独過半数割れも「ホワイトアウト現象が起きたような状況」〈週刊朝日〉
1/29(金) 8:00配信
AERA dot.
 支持率低下で、解散のタイミングについて難しい判断が要求される菅義偉首相。とはいえ衆院議員の任期は10月までのため、選挙が近いことは間違いない。仮に菅首相が解散を行えばどうなるのか。本誌は政治ジャーナリストの野上忠興氏と角谷浩一氏に各政党の獲得議席数と、全選挙区の当落予測をしてもらった。

 その結果は衝撃的なものだった。自民は「49議席減」(野上氏)、「29議席減」(角谷氏)といずれも議席を大きく減らし、単独過半数(233議席)割れも現実味を帯びてくる。野上氏が語る。

「自民が昨年12月初めに選挙情勢を独自に調査したら、40議席程度減という結果が出たそうです。さらに厳密に見ていくと、得票数の割合の差が5ポイント以内で『誤差の範囲』という激戦区が大都市圏を中心に数多くあった。派閥の領袖の一人は『50議席減もあり得る』と頭を抱えたといいます」

 この時点から年末年始を挟み、コロナ対策の遅れが次々と露呈。政権への風当たりは強まる一方だ。野上氏が続ける。

「逆風が地吹雪となってホワイトアウト現象が起きたような状況で、安定した選挙戦などまったく見通せない。自民の選挙関係者から『好転の要素もない先行きを踏まえれば、いまなら70議席減の可能性だって絶無ではない』との声すら漏れ伝わってきます」

 一方の角谷氏は「個別地域の情勢だけ見れば自民が地盤を固めている選挙区が多い」としながらも、こう指摘する。

「コロナ対策の失政がこれ以上続けば、飲食業者らを中心に自民離れが全国で広がる。無風区と思われた選挙区でも情勢が一変し、自民がガタッと議席を減らす可能性があります」

 公明の党勢の衰えも影響しそうだ。17年の衆院選で公明の比例区での獲得票数は697万票と、現行の選挙制度で初めて700万票を割った。支持母体の創価学会がコロナ禍によって政治活動を制限せざるを得ないことも響いてくる。公明の元幹部がこう話す。

「投票をお願いする戸別訪問もできなければ、ブロックの集まりも3密になるからダメ。フレンド票の獲得もままならず新規会員も増えません。いまの菅政権では、自民への支援票の3、4割は棄権すると思います」

 一方の野党は、共産党が全国規模で独自候補の擁立を見送り、野党統一候補で戦う体制が整いつつある。立憲民主党が議席を大きく伸ばし「31議席増」(野上氏)、「14議席増」(角谷氏)。日本維新の会は大阪を中心に自民票を食って議席を大きく増やしそうだ。

(本誌・亀井洋志、上田耕司)

※週刊朝日  2021年2月5日号より抜粋

6310名無しさん:2021/01/30(土) 11:44:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3fa5078f5c80a9b87aff4e6fd3d1691c608eacc
二階幹事長が自民党全職員のPCR検査実施指示…ネット上は大荒れ「上級国民の集まりか!」
1/29(金) 20:04配信
東スポWeb
 自民党は29日、PCR検査を受けた組織運動本部所属の20代男性職員が新型コロナウイルスに感染し、保健所の指示に従い、自宅療養中であることを明かした。

 同男性職員は直近の1週間で国会内や衆参議員会館への入館歴はなく、党職員に濃厚接触者はいないという。これを受けて二階俊博幹事長らの指導に基づいて、党本部に勤務する全職員約200人を対象にPCR検査を今週から開始。来週までにすべて終了する予定だという。

 永田町の党本部においては、同男性職員の行動履歴に基づいて、消毒作業を済ませた。国会議員でも新型コロナウイルスの感染者は出ており、死者もいる。「所属議員と接する職員は、先行してPCR検査を受けています」と自民党関係者は話す。

 だが、この方針が報道されるとネット上は大荒れに。「国民には『PCR検査は正確ではない』とか説明しといて、自分たちが危険に晒されるとすぐ検査するのか」「無症状で即入院した石原伸晃といい、自民党は上級国民の集まりなんですかね」「本当に発熱して検査したくても、すぐに検査できない人たちもいるのに」といった反発の声が数多く投稿されている。

東京スポーツ

6311名無しさん:2021/01/30(土) 11:46:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/94e9f577c90c9bdfb645ba33fab0aeb1c4d5ac1b
自民・鴨下一郎元環境相「石破派のコンセプトが変わった」
1/29(金) 22:12配信
産経新聞
 自民党石破派(水月会)の代表世話人を務める鴨下一郎元環境相は29日、TBSのCS番組収録で、石破茂元幹事長が会長辞任した派閥について「コンセプトが変わった。石破氏を総裁にすることだけが目的で今までやってきたが、菅義偉(すが・よしひで)政権を支えることを中心に活動していくようになった」と述べた。

 石破氏が今後の総裁選に出馬する可能性については、「政治は明日はどうなるか分からない。国民や党の中に石破待望論があるかも分からない。その時は対応するが、今はそういう状況ではない」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4b93b145b707aa63bb9d3f441dbcbeedb1d575
自民幹部、本会議場で携帯通話 衆院、立民抗議「情けない」
1/29(金) 19:26配信
共同通信
 立憲民主党は29日、自民党の山口泰明選対委員長が衆院の本会議場で電話に出たとして自民側に抗議した。議院運営委員会の与党理事が、着信音と通話を確認した。本会議での携帯電話利用は禁止すると申し合わせており、議運委の野党筆頭理事で立民の小川淳也氏は記者団に「飲み歩きをはじめ、与党はどうなっているのか。情けない」と批判した。

 議場内での電話使用を巡っては、公明党の井上義久副代表が18日の本会議で留守番電話を聞く様子が目撃され、野党が抗議していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/703f668476e41fb7a658a3042fdf5b4a44eb362c
野党時代の追及「記憶にない」 菅首相
1/26(火) 14:37配信
時事通信
 26日の衆院予算委員会で、菅義偉首相が自民党の野党時代の2010年2月に与党幹部の「政治とカネ」の問題を厳しく追及していたことを指摘され、「記憶にない」と答える場面があった。

 立憲民主党の本多平直氏が、公選法違反で有罪判決を受けた参院議員、河井案里被告(自民離党)について「辞職は当然だ」とただしたのに対し、首相は「自ら判断すべきだ」と答弁。納得しない本多氏は、首相の11年前の質問を取り上げ、「嫌疑不十分で不起訴になった議員に対して『黒に近い灰色』と決め付けた」と非難した。

 本多氏はさらに「この時のあなたはどこにいったのか」と詰問したが、首相は「十数年前のことだから、今、即座にそうしたことを思い浮かべることはできない」とかわした。

6312名無しさん:2021/01/30(土) 11:48:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7af504f6b1df018ed687b00f80ae848470b4f91
深夜の銀座クラブ訪問 党役職辞任で幕引き図る 自公両党
1/29(金) 20:59配信
毎日新聞
 緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪問した自民党の松本純国対委員長代理と公明党の遠山清彦幹事長代理は29日、それぞれ党役職を辞任した。国民に夜間の外出自粛を求める中での行動は世論の批判にさらされたが、辞任で幕引きを図りたい考えだ。

 松本氏は29日夕、党本部で二階俊博幹事長に辞意を伝え、受理された。その後、記者団に「国民の皆様が我慢を強いられている状況の中で軽率だったと深く反省している。一から出直して精進したい」と陳謝した。

 一方、公明党の石井啓一幹事長は29日午前の記者会見で「形式的な処分でなく、実質的におわび行脚してほしい」と述べ、処分しない方針を示していた。しかし、その後に遠山氏が2019年の政治資金収支報告書に、キャバクラなど不適切な飲食費を計上したことが判明。石井氏は29日夜、遠山氏から一連の責任を取ると辞意を伝えられ、受理したことを記者団に明らかにした。衆院比例九州ブロック選出の遠山氏を次期衆院選で神奈川6区から擁立する方針について、石井氏は「変わりない」と語った。

 松本氏は18日、都内の洋食店で午後9時近くまで過ごした後、銀座のクラブ2軒を訪れ、最後の店を出たのは午後11時過ぎだったと週刊誌に報道された。遠山氏は22日深夜、銀座の会員制クラブを知人と訪れたと週刊誌に報じられ、両氏とも26日、事実関係を大筋で認めていた。【野間口陽、木下訓明、遠藤修平】

https://news.yahoo.co.jp/articles/557a267d50678f41ca7f2b8bdfbb1522f863ec1b
「深夜会食」連発…自公、衆院選へダメージ「タイミング悪すぎる」
1/29(金) 22:14配信
産経新聞
 緊急事態宣言発令中の東京都内で深夜まで飲食店を訪れていた自民党の松本純国対委員長代理と公明党の遠山清彦幹事長代理が29日、党役職を辞任した。遠山氏は自身の資金管理団体から不適切な支出があったことも発覚。新型コロナウイルス特別措置法改正案など今国会の重要法案の審議や、次期衆院選を控える与党にとって痛手となりそうだ。

 松本氏は党本部で二階俊博幹事長に辞意を伝達。記者団には「国民が我慢を強いられ、多大なご労苦をかけている状況で非常に軽率だった。深く反省している」と述べた。

 また、「(国対委員長代理は)指導する立場だ。指導者が今回のような状況を作り出してしまっては、今後の党や国会運営に大きな影響があると熟慮した」などと語った。これまで飲食店には1人で訪れたと説明してきたが、この日も「変わりない」と説明した。

 国家公安委員長などを歴任した松本氏は麻生太郎副総理兼財務相の最側近として知られる。安倍晋三前政権下の平成29年から国会対策を担っており、今回の失態に関し閣僚経験者は「これまで下がらなかった自民の政党支持率にかなりマイナスだ。痛い」と話す。

 一方、遠山氏は飲食店訪問発覚後の27日に山口那津男代表に議員辞職を含む進退伺を提出。党執行部は厳重注意にとどめていたが、29日に自身の資金管理団体からスナックやキャバクラへの不適切な支出が判明したことから改めて役職辞任を申し出た。

 遠山氏は記者団に令和元年分の政治資金収支報告書の一部を訂正したと説明。不適切な支出は5件約11万円分で、自身が関わったのは関係者とスナックに行った際の1件(2万円分)。4件は、公設秘書が後援会関係者らとキャバクラで飲食した費用だったとしたが監督責任は免れない。

 年内に行われる衆院選で遠山氏が立候補を予定する神奈川6区は前回、公明の現職が落選しており、さらなる苦境に立たされるのは必至だ。また、7月には公明が重視する東京都議選も控えており、党幹部は「タイミングが悪すぎる。選挙に影響が出ないわけがない」と頭を抱える。

 公明の支持母体である創価学会関係者も「公明のイメージが失われるようなことがこれ以上出てくれば、支援者がついてこない」と嘆いた。(力武崇樹、今仲信博)

6313名無しさん:2021/01/30(土) 11:51:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/d632e66a00b8e465440d7f0d9d6db306322791ea
菅政権に追い打ち 自公幹部、ダブル役職辞任
1/30(土) 7:11配信
時事通信
 緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れ批判を浴びた自民党の松本純、公明党の遠山清彦両氏が29日、共に役職辞任に追い込まれた。

 遠山氏は、公設秘書が2019年にキャバクラなどの飲食費を政治資金で賄っていたことも判明。内閣支持率が下落し、新型コロナウイルス対応に追われる菅政権にとって追い打ちとなった。

 「本当に申し訳ない思いでいっぱいだ」。遠山氏は29日、政治資金による秘書のキャバクラ利用を記者団に陳謝。深々と頭を下げた。自身も26日に銀座のクラブの深夜滞在が明らかになり謝罪したばかり。この日、当初は幹事長代理の辞任を否定していたが、わずか数時間後に自ら辞任を申し出た。

 遠山氏は将来の党中枢を担う人物と目される。衆院比例代表九州ブロック選出だが、秋までに行われる衆院選では、17年衆院選小選挙区で公明党が唯一取りこぼした神奈川6区から出馬の予定だ。党内の期待の表れとみられる。

 ただ、「クリーン」を標ぼうする同党にとって遠山氏の行動は、党のイメージダウンに直結しかねない。支持母体・創価学会の不満は強く、党本部には抗議の電話が殺到しているという。議員辞職を求める声もあり、党関係者は「問題続出の自民党と同一視される」と頭を抱える。

 衆院選に加え、7月には公明党が国政選挙並みに重視する東京都議選も控える。それだけに党の危機感は強い。石井啓一幹事長は選挙への影響について「なしとはしない」と否定しなかった。

 自民党も今回の件を深刻に受け止めている。松本氏の国対委員長代理辞任は事実上の更迭との見方が出ている。中堅議員は「本人に辞める気はなかった」とした上で「国対メンバーは審議に影響が出るから『絶対に会合に行くな』とくぎを刺されていた」と明かす。政権への影響については「かなり厳しい」と話した。

 菅義偉首相は昨年12月、政府が4人以下の会食を国民に呼び掛けていた中、東京・銀座のステーキ店で二階俊博幹事長ら計7人と会食し、陳謝した経緯がある。閣僚経験者は「話を蒸し返され、さらなる打撃になるかもしれない」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a8d4033547ac30b0b68aa758479e80b3c8571ea
夜の銀座、互いに謝罪 「迷惑かけた」「すみません」 自公党首
1/28(木) 23:01配信
時事通信
 緊急事態宣言下の夜8時以降に自民、公明両党の幹部が東京・銀座のクラブなどに出入りしていた問題をめぐり、28日に国会内で顔を合わせた菅義偉首相と公明党の山口那津男代表が互いに謝罪する一幕があった。

 銀座を訪れたのは、自民党の松本純国対委員長代理と公明党の遠山清彦幹事長代理。2020年度第3次補正予算成立を受け、首相があいさつ回りで公明党控室に入った際、山口氏が「本当に迷惑をかけた」と切り出し、首相が「とんでもない。私どももすみません」と応じた。松本氏が所属する派閥の会長を務める麻生太郎副総理兼財務相も首相に同行しており、「うちの松本もいるから気にしないで」と山口氏の肩をたたいていた。

6314名無しさん:2021/01/31(日) 11:02:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/2985e97149cbff6cba2d897b6db8fdb994372f64
また自分たちだけ…自民党全職員PCR検査にドン引きと非難轟々
1/30(土) 22:08配信
女性自身
1月29日、自民党が新型コロナウイルス感染防止策として党本部の全職員にPCR検査を行っていると一斉に報じられた。日刊スポーツによると今週から検査を実施し、検査過程で職員1人に陽性が判明。この職員は自宅療養しており、濃厚接触者も確認されていないという。

竹本直一前IT担当大臣(80)や石原伸晃元幹事長(63)など、これまで党員の感染は報告されている。感染自体は責められるものではないが、“感染予防に徹していた”とは言い難い党員らの行動が問題視されている。

「竹本氏は参加していませんが、後援会が80人規模の政治資金パーティーを実施しました。菅義偉首相(72)と二階俊博幹事長(81)も、著名人を含む8名で“ステーキ会食”。そして緊急事態宣言下では、松本純国対委員長代理(70)が “深夜のはしご酒”をしていました。さらに二階幹事長の“最側近議員”の公設秘書らも、和歌山県でカラオケを楽しむなど豪遊。その後に新型コロナウイルスの感染が確認され、クラスターと認定されたのです」(スポーツ紙記者)

また新型コロナウイルス対策をめぐって、政府は特別措置法や感染症法の改定案に懲役や罰金といった罰則規定を盛り込んでいた。結局、野党や世間の強い批判を受けて刑事罰を削除し、行政罰の過料とした。

国民が自粛生活を強いられているなか、理解し難い行動をとっていたにも関わらず“党内PCR検査”を実施。いっそう「自分たちに甘い」と、冷ややかな声が巻き起こっている。

《ドン引き。国民置き去りにして自分らだけ先に》

《あれ? ここにきて大々的にPCR検査実施するんですね 感染防止策としてはいい事だと思うけど僕達国民はなかなか検査が受けられない状況が続いてるんですけど?》

《自民党は公助を自分たちだけ コロナ対策も自分たちだけ 国民には自助だけ》

■政府はPCR検査に否定的だった

そもそも、政府はPCR検査に積極的だったのだろうか。田村憲久厚生労働大臣(56)は1月14日、『BSフジLIVE プライムニュース』に出演。その際、視聴者から「政府はなぜPCR検査を積極的に実施して感染者を隔離しようとしないのですか」という質問が寄せられた。

すると、「検査はやればやるほどいいと私も思います。ただ税金で行う以上費用対効果の問題がある。国家体制が違うから、中国のように強制して一斉に行うことはできない。すると費用対効果はあまりよくない」と回答していた。

田村厚労相は「費用対効果の問題」と説明したが、もともと政府はPCR検査に否定的だったようだ。

「感染が疑われる人から『検査が受けられない』との不満が相次ぎ、安倍晋三前首相(66)は昨年4月に『1日2万件』を目標として体制強化を掲げました。

ところが厚労省はその翌月、政府に説明する目的で『不安解消のために、希望者に広く検査を受けられるようにすべきとの主張について』と題した内部資料を作成。

そこには『PCR検査は誤判定がある』『検査しすぎれば偽陽性者が増え、医療崩壊の危険がある』と記載されていました。

強化体制を謳うも否定的な姿勢に、一部医師会からは『PCR検査の抑制だ』といった指摘もありました」(全国紙記者)

1月25日に報じられた東京新聞の記事によると、政府は不特定多数の人々を対象としたPCR検査を早ければ3月から実施するとのこと。感染者数が多い東京や大阪などの都市部で無料実施し、市中感染の状況を把握するというが――。

国民よりも自分たちを最優先する自民党。果たして、どのように説明するのだろうか。

6315名無しさん:2021/01/31(日) 20:09:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdf597c28d1a61972d97c29f358360a9e1fa2a45
【点描・永田町】北海道2区「自民不戦敗」の波紋
1/31(日) 19:01配信
時事通信
 いわゆる「卵」汚職で東京地検特捜部が15日、吉川貴盛・元農林水産相(議員辞職・自民離党)を収賄罪で在宅起訴したのを受けて、自民党が直ちに吉川元農水相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙での後継候補擁立見送り方針を固めたことが永田町に波紋を広げている。自民執行部が「不戦敗にした方がダメージは少ない」(選対)と判断したものだが、吉川元農水相が菅義偉首相と親しく、しかも二階俊博幹事長の最側近だったことから、「与党内での“菅・二階政権”への批判拡大を避けるあざとい手法」(自民長老)との見方も出ている。

 吉川元農水相は在任中に、大手鶏卵会社「アキタフーズ」(広島県福山市)秋田善祺前代表(贈賄罪で在宅起訴)から計500万円の賄賂を受け取ったとして起訴された。在任前後も含めると同容疑者の現金受け取りは総額1800万円とされ、「極めて分かりやすい汚職事件」(司法関係者)だ。在宅起訴を受けて自民党は直ちに、4月25日に実施される衆院補選の候補擁立見送りを発表。これを受けて首相も15日夕記者団に対し「大変残念だ。今回の事態を重く受け止めて深く反省し、有権者の信頼回復を優先すべきだ」と、神妙な表情で頭を下げた。

 吉川元農水相は首相と衆院初当選同期で、2018年秋に当時の官房長官だった首相の強い推しで農水相として初入閣したとされる。しかも、昨年9月の党総裁選では菅陣営の選対事務局長を務めただけに、野党側は「通常国会での徹底究明と合わせて、首相の政治責任も厳しく追及し続ける方針」(立憲民主党幹部)だ。吉川元農水相は自民党二階派の事務総長でもあっただけに、与党内には「二階幹事長も責任を免れない」(細田派幹部)との声が広がる。

◇解散権封じる“菅降ろし”の布石? 

 コロナ禍への対応迷走で年明け以降も内閣支持率が下落し続ける首相にとって、安倍晋三前政権の“負の遺産”とも見える「政治とカネ」の不祥事は、「政権運営を直撃」(閣僚経験者)した格好だ。そこで政界が注目するのが、今年の政局の焦点となる衆院解散と自民党総裁選への影響だ。

 4・25補選では、年末にコロナで急死した立憲民主の羽田雄一郎元国土交通相の後継を決める参院長野選挙区補選も実施される。こちらも故羽田氏の“弔い合戦”となるだけに、自民党も「勝てる要素がない」(選対)と諦めムード。年明けには下村博文政調会長が2補選で敗北すれば「政局になる」と発言したが、二階氏が「政局にならない」などの認識と共に強い不快感を示し、下村氏が謝罪と釈明に追われるなど、「補選の政局への影響」(同)が注目されている。

 そこで与党内でささやかれているのが、自民党が早々と北海道2区の不戦敗を固めたのは、「党内の一部にある3月末の新年度予算成立を受けての解散による『4・25衆院選』を封じ込める狙いがある」(麻生派幹部)との見方だ。首相周辺には「3月までにコロナの感染拡大に歯止めがかかり、ワクチン接種開始で東京五輪開催も可能になれば、解散断行のチャンス」との声もあるだけに、「ダブル補選を形骸化すれば解散ムードも消える」(自民長老)というわけだ。

 首相にとって、解散の次の選択肢は6月末か7月上旬の実施が見込まれる東京都議選との「ダブル選挙」だが、これには公明党が強く反対している。となれば、首相は五輪後の“追い込まれ解散”しか選択肢がなくなり、今後の政局運営の主導権も失いかねない。このため自民党内には「今回の動きは9月の“菅降ろし”への布石」(閣僚経験者)とのうがった見方も出ている【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」1月25日号より】。

6316チバQ:2021/02/01(月) 10:39:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/7793f83af5bf4fd90abbc92a4bb0122dda72b4c7
自民大塚、田野瀬氏が役職辞任の意向固める
2/1(月) 10:04配信
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 自民党の大塚高司衆院議院運営委員会理事と田野瀬太道文部科学副大臣は、役職を辞任する意向を固めた。松本純元国家公安委員長の銀座クラブ訪問に同席したのが理由という。関係者が1日、明らかにした。

6317チバQ:2021/02/01(月) 11:43:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e4f95ab04a0f226227d23a6596bc62f90592458
田野瀬文科副大臣が辞任へ 自民・大塚国対副も 銀座クラブ同席
2/1(月) 11:06配信
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自民党本部=東京都千代田区永田町
 自民党の松本純前国対委員長代理が緊急事態宣言下で深夜に東京・銀座のクラブを訪れていた問題で、同党の田野瀬太道文部科学副大臣と大塚高司国対副委員長が同席したことを認め、役職辞任の意向を固めた。複数の党関係者が1日、明らかにした。

 田野瀬氏は平成24年に初当選し、現在3期目。石原派(近未来政治研究会)に所属し、昨年9月に文科副大臣に就任した。大塚氏は17年に初当選し、現在4期目。竹下派(平成研究会)に所属し、衆院議院運営委員会理事も務めている。

6318名無しさん:2021/02/01(月) 12:46:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fa8b6f078fa766fb0b21a7254d95a7fc3b0673d
河野太郎ワクチン担当相人事で、菅首相に二階幹事長が不快感!? 後藤謙次徹底解説「菅政権失敗の本質」
2/1(月) 6:12配信
文春オンライン
 昨年9月の政権発足直後、60%台の高支持率でスタートした菅義偉内閣の支持率が30%台にまで急落した。この5カ月間、コロナ対策を最優先に進めてきたはずの内閣はなぜ躓いてしまったのか。遅きに失したGoToトラベル全国一斉停止、緊急事態宣言の再発令、ワクチン配布スケジュールの混乱、そしてオリンピック……。政権内で今一体何が起きているのか。昨年10月、政権発足直後に菅政権の将来を分析した政治ジャーナリストの後藤謙次氏に改めて「菅政権の本質」について聞いた。(全2回の1回目/ 後編 はこちら)



及第点に達していない、菅内閣の本質
 昨年10月、菅義偉政権が発足してから1カ月の時のインタビューで、私は 「菅内閣の政治手腕についてはまだまだ未知数で、採点不能なところがたくさんある」と述べました 。しかし、政権発足から5カ月。この間に見えてきた菅内閣の本質について分析すると、及第点に達していないのは明らかです。

 “赤点”を付けざるを得ない最大の理由は新型コロナウイルスに対する一連の対応です。結果を出す、出さない以前に、菅首相は国民の不安を取り除くようなメッセージを発することができていません。「各論型」の総理大臣の弱点が早くも出てしまった気がします。

菅首相は竹下登氏や小泉純一郎氏と同じ「各論型」
 前回も指摘しましたが、総理大臣には大きく分けて「総論型」と「各論型」に分かれます。「総論型」はまず大きな国家像を描いて、そこに各論を落とし込んでいくタイプです。典型的なのは、中曽根康弘元首相や安倍晋三前首相。それに対して「各論型」は竹下登元首相の「消費税」や小泉純一郎元首相の「郵政民営化」というようにあくまで各論を成就するのに尽力するタイプをいいます。菅首相は就任直後に携帯料金値下げやデジタル庁創設を掲げ、「国民のために働く内閣」を作ると言いました。典型的な「各論型」の総理です。そしてその首相が「絶対に感染爆発を防ぐ」と意気込んだ「各論」こそ、「コロナ対策」でした。

「総論型」はたとえ一つの各論に失敗しても、総論にある大きな枠の中で、別の枝葉をつくって致命傷を回避することができる。しかし、「各論型」は「各論」で行き詰った時に、次のカードが出せないという弱点があります。菅首相がはまってしまったのはまさにこの落とし穴です。肝心のコロナについて、失点を重ねて、さらに挽回策が見いだせない状況が続いています。

 例えば、GoToトラベルについて、首相は強気一辺倒でなかなか「一時停止」の決断を下すことができませんでした。最後まで、ひょっとしたらうまくいくんじゃないかという姿勢を崩さず、早めに撤退して次の手を打つことができませんでした。今の菅首相は、強気な姿勢を貫いた結果、裏目に出て、後手に回ってしまうといったことを繰り返しています。

 危機管理の基本は「想像と準備」につきます。最悪の事態を想定して最大限の準備を重ねる。それができていませんでした。

6319名無しさん:2021/02/01(月) 12:46:57
>>6318

永田町の格言は「決戦は金曜日」だったが……
 GoToについては、決断した「曜日」もよくありませんでした。政府が「Go Toトラベル」の全国一斉停止を発表した12月14日は月曜日です。これは永田町の常識からすると、かなり異例のことです。古い政治記者ならよく知っていることですが、永田町の経験則は「決戦は金曜日」だからです。

 つまり、週の終わりに重大な決定をくだしておけば、土日の間にいろんな問題が生じたとしてもリセットする時間があり、次の月曜日からは新しい展開を始めることができる。決定が月曜日だと、下手をすると1週間の間ずっと批判が燃え上がり、その収拾に追われることになります。現に12月14日の時は、その日の夜に、首相が銀座の有名ステーキ店「ひらやま」で5人以上の会食をしたことが大きな批判の的となり、その火が消えるまでかなりの日数がかかってしまいました。

親分が関わってきた仕事を「ちゃぶ台返し」することはできない
 菅首相の政治スタイルとしては、最初にかなり断定的なことを言ってしまい、あとでにっちもさっちもいかなくなるというパターンが多いのも気になります。1月7日、首都圏の1都3県に緊急事態宣言を発出したことを報告した記者会見では、「1カ月後には必ず改善させる」と言い切りましたが、今のところ医療のひっ迫を止めることはできていません。また、昨年10月の臨時国会の所信表明演説で菅総理は、「絶対に感染爆発を防ぐ」と“絶対”という言葉に力を込めて断定的に語りました。しかし、結果的に、感染拡大は止まらず、どんどん広がってしまった。これで国民の「期待感」は「不信感」へと変わってしまったのではないでしょうか。

 なぜ、コロナ対応をめぐって、これほどまで国民との感情的な“ズレ”が広がってしまったのか。その原因は菅首相の「なんでも一人でやってしまう」政治スタイルにあると私は考えています。菅首相は厚労省の幹部と日常的にやり取りしたり、週末に首相公邸に呼んだりして、政府の「大方針」の決定にスタートから関わっています。一見すると、良いことに思えるかもしれませんが、これが「政策の柔軟性」を失わせています。一般的に、親分が一から関わってきた仕事については、途中で下のものが「それはちょっとまずい」と思ったとしても“ちゃぶ台返し”はなかなかできません。これは、お役所のような上下関係が明確な縦型組織なら、なおさらです。担当大臣も官僚も首相が最初に決めた大方針に逆らってまで「NO」と言える人がいないのです。

6320名無しさん:2021/02/01(月) 12:47:08
>>6319

「菅さんは一人船頭だ。渡し船を棹一本で渡ろうとしている」
 菅政権の前の安倍晋三政権は、よくも悪くも官邸官僚が幅を利かせ、「チーム安倍」が機能していました。しかし、菅政権にはチームによる一体感がない。ある側近は、私に「菅さんは一人船頭だ。渡し船を棹一本で、一人で渡ろうとしている」と漏らしたほどです。

「首相は一人船頭である」。そのことをよく表しているのが、河野太郎行政改革担当相を新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣に任命した人事です。菅首相はこの人事について、自民党の二階俊博幹事長ら党執行部に一切相談していません。

 寝耳に水の人事を突き付けられた二階幹事長が、相当不快な念を持ったのは間違いありません。

 恐らく菅首相は、「河野氏の起用を二階幹事長ら党執行部が本当に了解してくれるだろうか」と思ったのではないでしょうか。だから、反発は覚悟のうえで、決定事項を通告するしかないと思った可能性があります。

いきなり坂井官房副長官と揉めた河野氏は「危険なカード」
 その河野太郎氏の起用については、私はある種「危険なカード」を切ったと思っています。河野太郎という政治家は、突破力は抜群にあるけど、その分調整力に劣るところがあるからです。たとえば河野氏が防衛大臣だった2020年6月に「イージス・アショア」の配備計画を停止すると発表したことで、自民党内に大きな反発が生まれました。中止だと大々的に発表したのはいいが、その後のカバーを一切怠ったために、結局イージス・アショアを配備することを軸に据えていた日本の「対北朝鮮ミサイル防衛政策」は、再び迷走が始まっています。

 河野氏は今回ワクチン担当相になった際も、いきなり坂井学官房副長官と揉めました。1月22日の記者会見で、坂井官房副長官が「6月までに接種対象となる全ての国民に必要な数量の確保は見込んでいる」と説明したことについて、「修正させて頂く」と河野氏は述べた。ところが、坂井氏は同日の会見で「修正しません」と反発しました。それから、河野氏はワクチンの流通管理システムの構築に当たってきた厚労省への根回しもないまま、「マイナンバーでワクチン管理をする」といきなりぶち上げて、大きな反発を引き起こしてしまいました。

6321名無しさん:2021/02/01(月) 12:47:31
>>6320

「誰と相談したらいいかわからない」ある省庁の幹部が漏らした愚痴 
日本国民1億3000万人全員に事故なく、ワクチンを接種させるのは「日本の医療の歴史上、最大のプロジェクト」(自民党幹部)ですが、ふたをあけてみたら、まったく準備ができていなかったという感じがします。河野氏はいわばチームリーダーです。チームみんなが彼についてこなければいけない。しかし、ある省庁の幹部は、「西村(康稔新型コロナ対策担当大臣)、田村(憲久厚労大臣)、河野……誰と相談したらいいんですか」と党幹部の1人に愚痴をもらしたといいます。河野氏を抜擢した菅首相の人事が吉と出るか凶と出るか。これは神のみぞ知るといったところです。 

「首席秘書官」交代は手痛い人事
 それから、河野氏ほど話題になってはいませんが、私が手痛い人事だと感じたのは1月1日付で「総理首席秘書官」とも呼ばれる政務担当の首相秘書官を、菅首相の議員秘書出身の新田章文氏から財務省出身の寺岡光博氏に代えたことです。

 首相秘書官室は、まさに権力の中枢で、各省庁生え抜きの生粋のエリート官僚たちが集結しています。その中では、どうしても官僚同士の対抗心が顔を出す。そこをうまく和らげるのが首席秘書官の役割です。だからこそ、菅首相はこれまでは官僚出身者ではなく、菅事務所の秘書出身の新田氏を起用してきたはずです。過去にも、中曽根康弘内閣のときの上和田義彦氏や、小渕恵三内閣のときの古川俊隆氏、小泉純一郎内閣のときの飯島勲氏など、長く総理と一緒にやってきた秘書を首席秘書官に置き、うまくいった例はたくさんあります。しかし、菅首相は今回、政権発足からわずか3カ月で「本丸中の本丸の人事」をいじってしまったのです。これはやはり、戦の最中に川の中で馬を乗りかえるような、最もやってはいけないことではなかったか。新田氏ですらクビになるとすると、自分もクビが飛ぶんじゃないかと思う官僚もいるでしょう。官僚が全力投球で仕事に当たることができなくなる可能性があります。

 しかも新しく首席秘書官になった寺岡氏は菅首相が官房長官だった時代の秘書官で財務省出身です。となると、秘書官室の中に、安倍内閣の経産官僚2人と同じように財務官僚が2人いることになります。これでは各省間のバランスも崩れるし、当然、秘書官室内の空気は悪くなる。そこまでの影響を考えたうえでの人事だったのかが、私にはわからないのです。( #2 につづく)

「はしゃぎすぎるな」岸田氏にクギ 五輪に揺れる菅政権に永田町がざわつき始めた《加藤官房長官が機能していない…》 へ続く

後藤 謙次/Webオリジナル(特集班)

6322名無しさん:2021/02/01(月) 12:49:26
>>6321

https://news.yahoo.co.jp/articles/d79e48ba833bd15ef50a32be6fb4582df197f839
「はしゃぎすぎるな」岸田氏にクギ 五輪に揺れる菅政権に永田町がざわつき始めた《加藤官房長官が機能していない…》
2/1(月) 6:12配信
文春オンライン
河野太郎ワクチン担当相人事で、菅首相に二階幹事長が不快感!? 後藤謙次徹底解説「菅政権失敗の本質」 から続く

 昨年9月の政権発足直後、60%台の高支持率でスタートした菅義偉内閣の支持率が30%台にまで急落した。この5カ月間、コロナ対策を最優先に進めてきたはずの内閣はなぜ躓いてしまったのか。遅きに失したGoToトラベル全国一斉停止、緊急事態宣言の再発令、ワクチン配布スケジュールの混乱、そしてオリンピック……。政権内で今一体何が起きているのか。 昨年10月、政権発足直後に菅政権の将来を分析 した政治ジャーナリストの後藤謙次氏に改めて「菅政権の本質」について聞いた。(全2回の2回目/ 前編 はこちら)

力強い言葉が一向に聞こえてこない、発信力の弱さ
 菅義偉内閣の支持率が急落している背景には、首相の発信力の弱さがあると指摘されることがあります。首相としてこのコロナ禍にどう立ち向かうのか。力強い言葉が一向に聞こえてこないというのです。

 確かに1月18日に行った国会での「施政方針演説」を聞いていても、菅首相は各省庁がまとめてきた方針を七夕の短冊のように羅列して述べるばかりでした。最後に突然、故・梶山静六氏から言われた「国民の食い扶持をつくっていくのが、お前の仕事だ」という言葉を紹介し、「これらの言葉を胸に、『国民のために働く内閣』として、全力を尽くしてまいります」と結びましたが、そこに魂に響く言葉があったとはなかなかいえないでしょう。

官僚答弁が身についてしまったという不幸
 首相動静を見ていても、菅首相が、施政方針演説について、専門家と推敲を重ねた形跡は見られません。しかし、政治家にとって「言葉は武器」です。そのことは、二階俊博幹事長の例と比較するとよくわかります。

 二階幹事長は国会で代表質問をするとき、まず自民党の専門の職員に下書きをつくらせます。そして、福井照という官僚出身の二階派の議員が、その下書きを二階氏の言葉に合わせて、書き換え、原稿を仕上げていく。そうして完成した原稿をもとに、二階氏は幹事長室で代表質問の練習をしているのです。結局、本番の代表質問では、野党のやじにカッとなってしまって、原稿とは関係がない演説に最後はなってしまいましたが、やはりそこは、政治家として「言葉の一つ一つがいかに重みをもつか」をしっかり理解している。

 しかし、菅首相は幸か不幸か、7年8カ月もの長きにわたって、官房長官を務めました。そのことで権力にも近づいた一方、その間巨大な官僚システムの上に立ってきたせいか、答弁そのものも、みずから発する言葉というより、中央省庁の組織全体の整合性の中で話しているような感じが見受けられるようになってしまいました。「官僚答弁」が身についてしまった不幸というのは、ある気がします。

6323名無しさん:2021/02/01(月) 12:49:46
>>6322

孤立する菅首相 介在できる側近がいないという現状
 ただし、菅内閣にとって、首相の言葉以上に一番大きな問題は、菅首相自身が「無派閥出身」であることです。首相が無派閥ゆえに、現在のように内閣支持率が30%台にまで落ち込んでしまった緊急事態でも、「殿、大丈夫でしょうか」と自民党内から援軍がなかなか来ない。

 菅首相が官房長官だった時は、その援軍が二階俊博氏でした。官房長官という立場なら、党の幹部ともこまめに連絡がとれたのですが、首相という立場になってしまってはなかなか連絡がとれない。本来ならば、安倍政権における菅官房長官と同じ役割を果たす側近がいるべきなのですが、介在できる側近がいないというのが実情です。その意味では、加藤勝信官房長官があまり機能してないともいえるわけです。

 ここでもチーム菅が、見えてこないという問題がある。唯一、菅首相のために泥をかぶる覚悟で仕えているのは、森山裕国対委員長ぐらいではないでしょうか。ある自民党幹部は、「森山さんが官房長官だったら一番よかったが、そうだったとすると国対委員長がいない」と言っていました。菅首相には本当の意味での「側近」がいないのです。

当選同期、秋田人脈、神奈川人脈……菅“一族”政権の中身とは
 私は「菅“一族”政権」と名づけていますが、菅政権で重用されているのは菅首相の「一族」です。つまり要職についている人たち全員が菅首相と個人的な関係を持っている。たとえば首相の選挙区がある神奈川人脈(小泉進次郎や河野太郎)や出身県である秋田人脈から要職についている議員が多い。また、菅首相が一番いま、頻繁に面会しているのは山口泰明選対委員長や佐藤勉総務会長といった「当選同期組」です。こういう「一族」の人たちが周りにいて、密接に連絡をとってはいるが、トータルとして、党全体に影響力を与える議員と、あまり密接に連絡をとっている節が見えません。

 野球に例えるなら、今の自民党はボールを見るだけで立っているだけの選手が多い。普通、強いチームは、守備についた全員が、かかとを上げて、どんな状況でも、膝をやわらかくしてボールが飛んでくるのを待っているものですが、今の自民党はみんなべたっとかかとをつけて立っているだけ。お手並み拝見みたいな空気が強くある気がします。

6324名無しさん:2021/02/01(月) 12:50:00
>>6323

北海道2区の候補者擁立見送りが今後の火種になる可能性
 しかし、だからといって「菅おろし」が始まるわけでもない。今国会での野党の対応を見ていればわかるように、このコロナの中で、「菅おろし」を始めたら、世論の強烈な反発があるのは火を見るより明らかです。自民党は「なにやってんだ」という声が起こることが怖いのです。過去そのパターンで、何度も痛い目にあってきましたから。「身内の嫌気」がいちばん選挙に影響することを彼らは骨身にしみてわかっています。

 ただ、「菅おろし」がすぐに活発化することはないにしても、今後の火種としてくすぶってきそうなのは、収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相の議員辞職に伴う北海道2区の衆議院補欠選挙(4月25日投開票)で、自民党が候補者擁立を見送ったことでしょう。

 2000年の秋に、春は4月、秋は10月に統一補選を行う方式になって以降、補選で自民党が候補者擁立を見送ったのは2回しかありません。1回目は2000年の小野寺五典氏の議員辞職に伴う補欠選挙。このときに候補者擁立を見送ったのは、議員辞職した小野寺氏の議席をあけておこう、もう一度再起の芽を残そうという理由でした。

「悩みに悩み、断腸の思いだった」候補者見送り
 そして2回目が、2016年の宮崎謙介氏の議員辞職に伴う補欠選挙です。この時は自民党の中では候補者を立てるべきという声がとても強かった。小選挙区制度のもとでは、議席を一度明け渡すと、なかなか取り戻せません。宮崎謙介氏の件は個人の不始末だから、まったくスキャンダルとは無縁の候補を立てたほうがいいという声もあったのです。しかし当時の谷垣禎一幹事長が、猛烈に反対して、見送られました。その後、同選挙区は補選で勝った野党の泉健太氏の指定席になりました。

 今回の補選でも、候補者は出した方がよいという声が自民党内では圧倒的に多かった。しかし、山口選対委員長が「悩みに悩み、断腸の思いだった」と語り、見送る決断をしました。この決断の背後には菅首相の意向もあったのでしょうが、この「見送りの判断」がのちのち政権運営に影響を与えるかもしれません。それほど今回の候補者擁立見送りは、党内で評判が悪いのです。

6325名無しさん:2021/02/01(月) 12:50:14
>>6324

石破氏、岸田氏ら「ポスト菅」の動き
 実際、「ポスト菅」をにらんで具体的な動きも少しずつ出てきています。石破茂氏が緊急事態宣言が首都圏4都県で始まった1月8日に、福岡県内で9人で会食をしていたと報じられましたが、あれは明らかに、多数派工作。いずれ来る総裁選のための推薦人集めだったのではないかと想像がつきます。しかも石破派(水月会)は1月21日の会合で、会長を退いた石破氏を顧問に充てる人事を決めました。顧問というのは、普通は会長を辞めたときになるものです。しかし、このタイミングで慌てて顧問になったというのは、少し永田町がざわついてきたということの証左です。

 また、最近では菅首相と昨年総裁選を戦った岸田文雄元外務相が頻繁にテレビに出て、コメントを発信しています。ある番組では司会者に問われる形で「(総裁選について)コロナが最優先だけど、チャンスがあれば出たい」と、早々宣言していました。こうした動きに、あるベテラン議員は「はしゃぎすぎるな」と岸田氏に釘をさしたそうです。

 河野太郎氏をワクチン担当相に任命したのも、菅首相が後継者に、と考えた結果だという見方もできます。緊急事態宣言下で、政治家も人と直に会えない状態が続いています。「会食は飯を食うためにやってるわけではない」とまで言っていた二階幹事長ですら、今は幹事長室で一人で弁当を食べているそうですが、実は、みんなそれぞれ、たった一人ろうそくの炎の下で刀を研いでるのです。

コロナが下火になったら、菅首相に風が吹くか
 今後のポイントは、緊急事態宣言が終わって、コロナがある程度下火になってきた時でしょう。うまくこの医療ひっ迫の状況を乗り切ったら、もしかしたら菅首相に風が吹くかもしれません。

 内閣支持率は30%台になりましたが、私は、なにか大きな不始末をしないかぎり、これ以上支持率が下がることはないと思っています。12月に菅首相に会った時にも言ったのですが、総理大臣というのは避雷針です。国民の不満は全部、みんなそこに落ちてくる。しかし、雷(コロナ)がある程度大人しくなれば、避雷針もだんだん安泰になる――。

 むしろ、首相が「切り札」と位置付けるワクチン接種が順調に進めば、一気に支持率が上昇に転じる可能性は高いと思います。

6326名無しさん:2021/02/01(月) 12:50:52
>>6325

内村航平の言葉が政権内の合言葉になっている
 あとはやはりオリンピックでしょう。国際社会全体の流れに、決定的な影響を与える問題について、菅内閣はどう対応するか。

 1月27日に、世界全体でコロナに罹った累計患者数が1億人を超えました。WHOは、アスリートにワクチンを優先することには懐疑的だとも言われています。こういう国際社会の声に対して、どういうメッセージを発するのか。

 去年の11月、体操の内村航平選手は国際大会の閉会式のスピーチで、東京五輪について触れ、「“できない”ではなくて、“どうやったらできるか”を皆さんで考えて」と語りました。この言葉が、今、政権内や組織委員会の中でも「合言葉」のようになっているそうです。しかし、一方でオリンピックは止めるべきだという世論も大きい。オリンピックに対する判断が、政権の浮沈を決めるという可能性も今後は出てくるでしょう。

 これは、55年体制時代からの、政権運営の「いろは」ですが、「重要問題は、ばらして処理する」ことが鉄則です。重要問題に対する決断の時期が重なると、結局、その決断の重みの中で潰れてしまって、何もできないことがよくあるのです。

 今、菅首相が本当にやらなければならないのは、まず大きな重要課題を、一つ一つ切り離して決断していくことです。コロナも、ワクチンも、オリンピックも、衆議院解散も、全部一緒に考えるとしたら、行き詰まってしまう。ここをどう乗り切るかに、今後の政権の行方はかかっているといえるでしょう。

後藤 謙次/Webオリジナル(特集班)

6327チバQ:2021/02/01(月) 14:31:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/b489681122dacba7166830ffc2299fb39fbdcdfa
自民松本氏ら3氏が銀座クラブ訪問で離党へ
2/1(月) 13:55配信
547



 自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道の3氏は1日、緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れた問題の責任を取り、離党する意向を固めた。複数の関係者が明らかにした。

6328とはずがたり:2021/02/01(月) 15:24:21


うお,まじか。割りと大ごとになってきたな。無所属で出馬して当選したら禊ぎってとこかな。

それにしても支持率下がって内閣が弱ると党内の自浄作用も働き出すな〜。菅原とか,発覚した時期が時期で今でものうのうとしてるのに。

後は離党した連中が選挙区民に悪いことしたんだと判断されて少しは野党に有利になると良いけど。。

自民松本氏ら3氏が銀座クラブ訪問で離党へ
2021/2/1 13:55 (JST)2/1 14:13 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://this.kiji.is/728836496281894912

 自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道の3氏は1日、緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れた問題の責任を取り、離党する意向を固めた。複数の関係者が明らかにした。

6329名無しさん:2021/02/01(月) 17:22:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/197c4304ac2a7c014d25e3140ca39f27e8fb6aa0
自民・松本議員が虚偽説明 クラブはしご2議員同席
2/1(月) 15:27配信
日刊スポーツ
緊急事態宣言下の先月18日に、東京・銀座のクラブをはしごした際、1人で訪れていたとした自民党の松本純国対委員長代理の説明が、事実と異なる内容だったことが1日、明らかになった。

実際は、自民党の大塚高司、田野瀬太道両衆院議員も同席していた。

松本、大塚、田野瀬の3議員は1日午後、自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長に離党届を提出、受理された。

松本氏は麻生太郎財務相の側近。麻生氏は28日の派閥総会で「はなはだ不適切」と述べていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cb5dfb1bc1e8700ea15b073561bb531143408faa
自民・松本氏ら3議員、離党届を提出 銀座のクラブ訪問
2/1(月) 15:18配信
朝日新聞デジタル
 自民党の松本純衆院議員、大塚高司・党国会対策副委員長、田野瀬太道・文部科学副大臣の3氏が離党する意向を表明した。緊急事態宣言下の1月18日夜、3氏で東京・銀座のクラブを訪れていたことが理由という。

 松本氏ら3氏は1日午後、党本部で二階俊博幹事長と面会。その後、3氏は記者団の取材に応じ、二階氏が3氏に離党勧告し、3氏は離党届を提出したと説明した。

 自民議員の銀座訪問をめぐっては、松本氏が先月18日夜に銀座のクラブなどを訪れていたと週刊誌が報道。松本氏は当初、記者団に「陳情を承るという立場で1人で行っている」と説明し、同29日に党国会対策委員長代理を辞任した。しかし、1日になって大塚、田野瀬両氏も松本氏と同席したことが明らかになった。

 松本氏は衆院神奈川1区選出の当選7回、麻生派所属。大塚氏は衆院大阪8区選出の当選4回、竹下派所属。田野瀬氏は衆院奈良3区選出の当選3回、石原派所属。


     ◇

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言下で、東京・銀座のクラブを訪れていた自民党の大塚高司衆院議員(大阪8区)が1日、同党府連会長を辞任する意向を固めたことが分かった。関係者によると、大塚氏は同日、府連幹部に辞表を提出し、「申し訳ない」と謝罪したという。

 大塚氏は同日、緊急事態宣言下の1月18日に同党の松本純衆院議員と銀座のクラブを訪問していたことを理由に、国会対策副委員長の役職を辞任する意向を固め、離党届を提出している。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/d03cc8df8c9635aeb943faf535a657c8896c454e
自民・松本氏ら3氏が離党届 緊急事態宣言中の銀座クラブ訪問で
2/1(月) 14:39配信
時事通信
 自民党の松本純元国家公安委員長、田野瀬太道文部科学副大臣、大塚高司国対副委員長は1日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れた問題の責任を取り、離党届を提出した。

 菅義偉首相はこれに先立ち、田野瀬氏を首相官邸に呼び、副大臣更迭を伝えた。

 松本氏ら3氏は同日、二階俊博幹事長と党本部で面会。その後、記者団の取材に応じ、一緒にクラブを訪れていたことを認めた。議員辞職については明言を避けた。

6330名無しさん:2021/02/01(月) 17:22:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/84801eee9f2318a010dff180014aae439b0f183a
自民・二階幹事長が離党勧告 深夜飲食の松本純氏ら3人に
2/1(月) 15:27配信
産経新聞
 自民党の松本純前国対委員長代理、田野瀬太道文部科学副大臣、大塚高司国対副委員長の3人は1日、緊急事態宣言下で深夜に東京・銀座のクラブを訪れていたとして、二階俊博幹事長から離党勧告を受け、離党届を提出した。同党は受理した。

 田野瀬氏はこれに先立ち、首相官邸で菅義偉首相に経過を報告。首相は「あるまじき行為だ」と厳しく叱責(しっせき)した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/785c421803c65420341d3d6e3a2a6e71afd26c0f
自民・松本氏ら3人が離党 「夜の会食」で同席
2/1(月) 14:48配信
産経新聞
 自民党の松本純前国対委員長代理が緊急事態宣言下で深夜に東京・銀座のクラブを訪れていた問題で、松本氏と、同席していた同党の田野瀬太道文部科学副大臣と大塚高司国対副委員長の3人は1日、離党届を提出し、同党は持ち回りで党規委員会を開き受理した。複数の党関係者が明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/39946b332922c3ed60d33ace3c9032b1c285df8a
銀座クラブ訪問の松本純氏、虚偽説明を謝罪「1人で訪問、事実と違った」
2/1(月) 15:35配信
産経新聞
 緊急事態宣言下で深夜に東京・銀座のクラブを訪れていた問題で自民党に離党届を提出、受理された松本純前国対委員長代理は1日、クラブ訪問について党本部で記者団に「1人だったと説明したが、実は後輩議員2人とともに訪問した。事実と違うことを申し上げ、心からおわびしたい」と謝罪した。クラブには、松本氏とともに離党届を提出、受理された田野瀬太道文部科学副大臣と大塚高司国対副委員長が同席していた。

 また、田野瀬氏は1日に首相官邸で面会した菅義偉首相から文科副大臣を更迭すると伝えられたことを明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5658fb8a8b02f5a673a94d9843755507a6ed8b3c
銀座クラブ3議員会見 女性2人だれ?質問に「元気出していこうと食事」
2/1(月) 15:35配信
デイリースポーツ
 緊急事態宣言下、東京・銀座のクラブを訪問した自民党の松本純議員が1日、自民党本部で会見し、クラブには他に大塚高司、田野瀬太道の2議員が同行していた事実を隠し、虚偽説明していたと明らかにした。二階俊博幹事長から呼び出しを受け、離党勧告を受けたとし、これに応じて3議員は離党届を出したと報告し、謝罪した。テレビ番組でも中継された。

 これまでに銀座クラブでは「陳情」を受けていたとも説明していた。

 会見で、同席していた女性2人は銀座のお店の同伴かと問われると、松本氏は「同伴ではないと思います」と述べた。

 田野瀬議員は「もともと私の知り合いの女性で、時短要請で苦しんでいる中で、よかったら食事でもして、お店にもお金を落として元気だしていこうというようなこともしたかったということで、一緒に食事しないかという話でなりました」と経緯を語った。

 続けて「もともと、その後、3軒目に行く予定ではなかったんですけど、食事の最中にできたら顔だけでも出してほしいということを言われまして、私と大塚先生が先に入り、松本先生が後で合流した」とも語った。

6331名無しさん:2021/02/01(月) 17:23:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3e31d43c11e1416c5cef0790bccd8f27ee6dd2e
銀座クラブ3議員 お店の同伴出勤か質問に…結果、同伴?会食女性から「顔出して」
2/1(月) 16:12配信
デイリースポーツ
 緊急事態宣言下、東京・銀座のクラブなどをハシゴ訪問した自民党の松本純議員が1日、自民党本部で会見し、他に大塚高司、田野瀬太道の2議員が同行していた事実を隠し、虚偽説明していたと謝罪した。3議員は離党届を提出した。テレビの情報番組でも中継された。

 これまでに銀座クラブでは「陳情」を受けていたとも説明していた。1軒目はイタリア料理店、2、3軒目はクラブと報じられている。

 会見で、同席していた女性2人は「銀座のお店の同伴か」と質問されると、松本氏は「同伴ではないと思います」と述べた。

 田野瀬議員は「私の知り合いの女性で、時短要請で苦しんでいる中、お店にもお金を落として元気だしていこうというようなこともしたかった。一緒に食事しないかという話になった」とイタリア料理店で会食したことを説明した。

 ただし、続けて「もともと、その後、3軒目に行く予定ではなかったんですけど、食事の最中にできたら顔だけでも出してほしいということを言われまして、私と大塚先生が先に入り、松本先生が後で合流した」とも語った。1軒目と3軒目の女性は同じかと確認されると、これを認め、結果的に同伴出勤したともとれる経緯を説明していた。

 この日、二階俊博幹事長から呼び出しを受け、離党勧告を受けたとし、これに応じて3議員は離党届を出したと報告した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c35f00f77859e3fd8a93396f6e9f1eb4e0ec7c79
「前途ある後輩議員を何としてもかばいたい…」「どうしたらいいのか、どうしたらいいのか、と思う日々だった…」銀座クラブ訪問で自民党の松本・田野瀬・大塚議員が離党届
2/1(月) 15:30配信
ABEMA TIMES
 1日、松本純衆院議員(自民党)とともに緊急事態宣言下に銀座のクラブを訪れていたとして、同党の田野瀬太道・文部科学副大臣、大塚高司・国会対策副委員長が役職を更迭された。3人は離党届を提出した。

 3議員は囲み取材に応じ、松本議員は「一人で訪問したとのご説明をさせていただいてきたが、実は後輩議員2名とともに訪問していたのが事実。前途ある有望な彼らにはこれからのこともある、何としてもかばいたい、そんな思いから、一人で行ったとの説明をさせていただいてきた。事実と違うことを申し上げたことについて、お詫びを申し上げる。私がかばったことによって、両議員は本当のことを言い出すことができない、そんな状況にあったのではないか」と話した。

 田野瀬議員は「(1軒目に一緒に行ったのは)もともと知り合いの女性で、コロナの時短要請で苦しんでいる中、お金を落として、元気を出していこうということで、一緒に食事をしないか、ということになった。3軒目に行くつもりはなかったが、顔だけでも出してくれないか、ということで、大塚先生、松本先生と合流した。松本先生が私たち二人をかばうため、一人で行ったとのご説明されておられるの聞いて、本当に心苦しい、申し訳ない思いで日々過ごしていた」と説明。

 また、クラブ訪問が大学入学共通テストの直後であったことを踏まえ、「(文部科学副大臣として)ちゃんとした判断をしていたら良かったのにな、どうして判断できなかったのか、自責の念がある」と話し、「今日、萩生田大臣、その流れで官房長官、そして総理とも面会をさせていただいた。一連のご報告をさせていただき、特に総理からは、あってはならないことだ厳しく叱責を頂き、副大臣の職を更迭するというお話を頂いた」と明かした。

 また、大塚議員は「行ったんではないか、という話を周りの方からも頂いていたが、松本先生があそこまで言っておられるし、我々は何としても、という気持ちでいた。いろんな感情があり、どうしたらいいのか、どうしたらいいのか、と思う日々だった」と話した。

 同じく銀座のクラブに滞在していたことなどが問題視された公明党の遠山清彦衆院議員は同日、議員辞職願を提出している。議員辞職、そして次期衆院選への出馬について3議員は、いずれも地元の支援者などにお詫びをし、相談の上で決めていきたいとした。(ABEMA NEWS)

6332名無しさん:2021/02/01(月) 17:23:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/054d76d7a26d96881a42208036866c24ca9e6a79
二階幹事長が呼び出し 銀座クラブ3議員に離党勧告…松本純議員は虚偽説明
2/1(月) 15:14配信
デイリースポーツ
 緊急事態宣言下、東京・銀座のクラブを訪問した自民党の松本純議員が1日、自民党本部で会見した。「私がひとりで訪問したと説明していたが、実は後輩議員2名とともに訪問したのが事実です」と述べた。虚偽説明の理由は後輩を「庇いたい思い」と釈明した。

 この日、二階俊博幹事長から「出てくるように」と呼び出しを受けたとし、「幹事長から離党勧告を頂戴しました。その勧告に応じて、わたくしともは離党届を提出する手続きを、ただいま済ませてきたところです」と説明した。

 ともにクラブ訪問し、離党届を提出したのは、大塚高司、田野瀬太道の両議員。会見にも同席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2afdfb2282f4a36069e8d4fca4114d05c0aee77b
深夜に銀座クラブ訪問の自民・松本氏ら3氏が離党表明
2/1(月) 14:59配信
毎日新聞
 自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道の3氏は1日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令中の深夜に東京・銀座のクラブを訪問した問題を受け、離党すると表明した。1日午後に党本部で二階俊博幹事長に報告した後、記者団に明らかにした。

 3氏は問題の責任を取り党や政府の役職を辞任する意向を示していたが、世論の批判が大きいため離党に追い込まれたとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/458fa8edbd4f26504e04b30c7bf99749028632df
菅首相ついに激怒 銀座クラブ副大臣を叱責「あってはならない」…即更迭
2/1(月) 16:27配信
デイリースポーツ
 緊急事態宣言下、東京・銀座のクラブなどをハシゴ訪問した自民党の松本純議員が1日、自民党本部で会見し、他に大塚高司、田野瀬太道の2議員が同行していた事実を隠し、虚偽説明していたと謝罪した。3議員は離党届を提出した。テレビの情報番組でも中継された。

 田野瀬氏は文科副大臣の職について問われると、会見に先立ち、文部科学大臣、官房長官、そして菅義偉首相に面会したとし、「一連のご報告をさせていただき、特に総理からは『あってはならないことだ』と厳しく叱責をいただき、副大臣の任を鑑みたとき、あってはならないことをしたと副大臣の職を更迭すると、お話いただいた」と説明した。

 その後に3議員は二階俊博幹事長から呼び出しを受け、離党勧告を受けたとし、これに応じて離党届を出したと報告した。

 これまでに銀座クラブでは「陳情」を受けていたとも説明していた。1軒目はイタリア料理店、2、3軒目はクラブと報じられている。

 会見で、同席していた女性2人は「銀座のお店の同伴か」と質問されると、松本氏は「同伴ではないと思います」と述べた。

 田野瀬議員は「私の知り合いの女性で、時短要請で苦しんでいる中、お店にもお金を落として元気だしていこうというようなこともしたかった。一緒に食事しないかという話になった」とイタリア料理店で会食したことを説明した。

 ただし、続けて「もともと、その後、3軒目に行く予定ではなかったんですけど、食事の最中にできたら顔だけでも出してほしいということを言われまして、私と大塚先生が先に入り、松本先生が後で合流した」とし、1軒目と3軒目の女性は同じかと確認されると、これを認めた。

6333名無しさん:2021/02/01(月) 17:23:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b8a137bebd08a4bea3390cc046b7e65181fbea9
自民・森山氏、緊急事態宣言下の銀座クラブ「政治家として責任を明確に」
2/1(月) 14:43配信
産経新聞
 自民党の森山裕国対委員長は1日、同党の松本純前国対委員長代理が緊急事態宣言下で深夜に東京・銀座のクラブを訪れていた問題で、田野瀬太道文部科学副大臣と大塚高司国対副委員長が同席を認めたことについて「極めて遺憾な行動だ。政治家としてそれなりの責任を明確にしなければならない事柄だと私も理解している」と述べた。国会内で記者団の質問に答えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c632f9ae0af606f06d182d7bcab79edab9f3b7f9
【速報】自民・松本純議員、田野瀬太道副大臣、大塚高司議員が離党の意向
2/1(月) 14:43配信
TBS系(JNN)
 緊急事態宣言中に深夜までクラブに滞在していたことが問題視されていた自民党の松本純衆議院議員が、離党する意向を固めました。

 松本氏をめぐっては、緊急事態宣言中の先月18日、深夜まで東京・銀座のクラブに滞在していたことが問題視され、先週金曜日に国会対策委員長代理を辞任していました。

 こうした中、関係者によりますと、松本氏は離党の意向を固めたということです。その松本氏は午後2時前に自民党本部を訪れていて、二階幹事長に離党の意向を伝えているものとみられます。

 また、松本氏は「陳情を承る立場で1人で行っていた」と話していましたが、田野瀬太道文科副大臣と大塚高司衆院議員も席を共にしていて、この2人も離党する意向だということです。(01日14:36)

https://news.yahoo.co.jp/articles/fadfe9d26b019644f6aaa1aa192155638ad6b0ca
“銀座クラブ”自民・松本純氏ら3議員が離党届提出
2/1(月) 15:12配信
テレビ朝日系(ANN)
 自民党の松本純衆議院議員と田野瀬太道衆議院議員、大塚高司衆議院議員が二階幹事長からの離党勧告を受けて離党届を提出しました。

 3人は先月18日、緊急事態宣言のさなかに、夜に東京・銀座で飲食をしていました。

 当初、松本議員は「1人で行っていた」と説明し、役職を辞任するにとどまっていましたが、田野瀬議員と大塚議員が同席したことを認めました。

 菅総理大臣は官邸を訪れた田野瀬議員を「あるまじき行為だ」と厳しく叱責したということです。

 政府は文部科学副大臣の田野瀬議員を更迭し、大塚議員は議院運営委員会の理事の役職を辞任する方向です。

テレビ朝日

6334名無しさん:2021/02/01(月) 17:24:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fc4ea6d71611e5cc97474e3296fa367f42c4ea9
麻生太郎財務相の豪邸は本家2万坪、離れ2千坪…銀座通いの松本純議員
2/1(月) 15:15配信
デイリースポーツ
 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言再発令中の深夜に東京・銀座のクラブに行った自民党の松本純国対委員長代理が自身のホームページに、2007年に麻生太郎財務相の自宅を訪れた際のリポートを掲載している。「本家だけで2万坪、離れが2千坪だとか」「廊下の全長は100メートルくらいあった」などと超豪邸ぶりに感嘆している。

 松本氏のリポートよると、07年1月8日に飯塚市で「麻生太郎新春の集い」が行われ、終了後に麻生邸を訪問した模様。松本氏は「北九州や飯塚市などに来る機会はそうはありません。この際、麻生さんに『うわさの自宅を見たい』とずうずうしく申し入れたら、簡単に『OK』」と記している。会場となったホテルを出ると、「数分で目の前に大きな病院が目に入ってきました。それが麻生さんが経営している『麻生飯塚病院』」だったという。

 同病院の前を過ぎ、小高い山が見えると麻生氏は「あの山が俺のうち」と述べたという。松本氏は「山際は頑丈そうな塀がぐるりと取り巻いています。いつまで行ってもその塀がなくなりません」と広さを表した。さらに松本氏は「その塀を時計と反対周りに120度くらい回り込むと、目の前には大きな門が現れました。聞くと、この本家だけで2万坪、離れが2千坪だとか」と記した。

 「大きな玄関」だったそうで、松本氏は「私もここから入っていいんでしょうか?」と尋ねたという。玄関を上がり、「家の方に襖を全部開くよう指示され」たところ、「そこに現れた廊下の全長は100メートルくらいあったのではないでしょうか。きっとここが例の『家の中で100メートル徒競走』の現場ですね」と写真も掲載している。

 麻生氏が自宅でリラックスしている写真もある。麻生氏は「東京大都会の雑踏を逃れ、2万坪の森と屋敷に囲まれた静かな空間を得て、この椅子に深々と体を預けていると、新たなアイディアが頭を駆け巡り、新たな活力が体中にみなぎってくるんだよ」と語ったという。

6335名無しさん:2021/02/01(月) 17:30:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c25c8daafb0356d2cc389316c7c0fc7be96b9e2
石破元幹事長が語る、コロナ禍で分かった「世論に弱い政治」…”菅おろし”の動きに”ゼロリスク信仰”…自身の”フグ会食”報道まで
2/1(月) 14:10配信
関西テレビ
東京駐在のカンテレ記者が、キーパーソンに取材するWEB特別レポート。

今回は自民党の元幹事長・石破茂氏。防衛大臣、農林水産大臣や、自民党の政調会長など要職を歴任し、現在11期目。昨年は、9月に行われた総裁選で大敗し、石破派(水月会)の会長を辞任するなど波乱の1年となりました。

菅政権のコロナ対応をどう見る?
次期総裁選への出馬はあるのか?
また、1月の週刊誌報道については?

石破氏の胸中に迫りました。

総裁選で菅さんって書いた人たちには、最後まで責任を持ってもらわないと困る
――Q:水月会(石破派)の顧問就任。このニュースはどのように受け止めたらいい

政治家の判断の評価は次の時代がするもので、その時にあーだこーだ言ってもあんまり意味がない。私は去年、総裁選に出たことは全然後悔してないんですね。出なかった方が後悔したと思いますよ。数から言えばね、勝てるわけがない。

総裁選の時に、新型コロナウイルスの特措法を急いで改正しなきゃいけないと言ったの私だけだった。菅さんにいたっては、コロナが収束してから変えればいいって言っていた。

今何をしないといけないのかっていうことを、自民党員に向けて、国民に向けて発信することは、自民党の政治家の責任だと思っていたから。全然後悔してないです。結果は当選できなかったけど。

ただ、水月会(石破派)の議員や水月会でもないのに、私を支援してくれた人にすごい負担をかけた。

だから、これは何かケジメをつけなきゃいかんよねっていうこともあって、派閥の会長を辞めたわけです。

でもこの水月会というグループは必要だよね。水月会でやってきた人たちが、きちんとみんな当選することも大事なことよね。そのために、私が出来ることは何でもするからねってことも言ったわけですね。

それで、石破さんに何か就いてもらわないといけないという意見が若手から出て、顧問ということになったわけです。

――Q:一部で言われている「菅おろし」の動きをどう見る

今こうやって菅さんが、誰がやっても大変なときに総理大臣を務めている。
にもかかわらず、「支持率が下がったから菅さんを変えなきゃいけない」、「これじゃ選挙の顔にならないから変えないといけない」とか言うのは、私はおかしいと思っています。

オリンピックをやるやらないは別として、この総裁の任期である9月までは、菅さんを支えなきゃおかしいでしょと思っています。

「こんなはずじゃなかった」とか、「もっと人気が出ると思っていた」とか、「危機管理が出来ると思っていた」とか、そんなこと言ってるけど、あなたたちが選んだんでしょと。

総裁選で選んだのは、私たち(石破派)じゃないからね。だから、菅さんって書いた人たちには最後まで責任を持ってもらわないと困ると思っています。

6336名無しさん:2021/02/01(月) 17:30:55
>>6335

次の総裁選 私がやらなきゃいけないとなれば、やる
――Q:石破さん自身、次の総裁選はどう考えている

菅さんが持ってる任期の間は、とにかく菅政権を支えるんだと。ましてや、田村厚生労働大臣は石破派から出ているから、なおさらのことですよね。

今言えることは、菅さんが持っている任期の間は菅さんを精一杯支えるんだということしか言えないです。結果として、このコロナ危機を乗り切って、オリンピックもできて、菅さんで続けようということになれば、それはそれでいいじゃないですか。

不幸にして菅さんが続けられないような状況が起こったとして、少なくとも我々はそんなことは仕掛けない。ただ、仮に起こったとして、次に誰がやるのかっていうときに、私がやらなきゃいけないとなれば、そりゃ、やる。党員や国会議員が選ぶかどうか、そんなことは知らん。だけど選択肢を示す責任はあるだろう。

だけど今そんなこと言うべきじゃない。菅さんが持っている任期は、それは全面的に支えるということしか言えない。

――Q:総理・総裁になりたい

正直言って、総理・総裁になりたいとは思っていないんですよ
いいこと何もないからね。たった一つ、なる動機があるとしたら、35年支えてくれた選挙区が喜んでくれるかなということだけです。

うちの家族も、なってほしいなんて思っていないし、私もなりたいなんて思っていない。

テレビや週刊誌からめちゃくちゃ言われて、そこまでしてやりたくないよねって気持ちはすごくありますよ。私は総理なんかなりませんよって言った方がよっぽど楽だった。

でも、やっぱり楽な道を選んじゃいけない時があるかもね。

今言えるのは、菅政権を支えるとしか言いようがないです。

コロナ禍で感じた「同調圧力」・「ゼロリスク信仰」・「低ヘルスリテラシー」
――Q:コロナ禍のこの一年で気づいたことはありますか

日本人って、同調圧力の強い国だよねっていうことですね。
みんなが同じことをする。農耕民族なので、皆が同じ時に田植えをしなきゃいかんし、みんなが同じ時に同じことをする。それは狩猟民族のヨーロッパ人とは違う。

だからマスクをしてない人がいると“自粛警察”みたいなのがやってくるし、東京から地元に人が帰ってきたりすると、けしからんとなる。

自分たちの価値観と違う人がいると、排除をする。
それが1つ。

あと、リスクはゼロでなきゃいけないという“信仰”だね。
リスクは本来、そういうことが「起こる確率」がどれぐらいあって、それでどれぐらいの「損害」が生ずるかっていう掛け算なんですね。

飛行機は落ちるとだいたいみんな死ぬんだけど、落ちる確率は非常に低い。
自動車事故が起こる確率は飛行機事故よりはるかに高い。だけど、みんながみんな死ぬわけではない。

原発事故っていうのも起こればものすごい被害が生じるが、起こる確率は非常に低い。

リスクは、そういうものなんです。

今回のコロナも、基礎疾患を持ってる高齢の人がかかるとすごくリスクは高い。
だけど若くて基礎疾患もない人がかかっても、それほど大きな被害は生じない。
みんな同じリスクを取る社会はあり得ない。

本当に人々が恐れているのは重症になって死に至るという、生ずる結果の重大さのはずはずなんであって、感染しただけでは9割以上の人が発症しないわけですよね。

でも、リスクは 0でなきゃいけないっていう、そういうのがあるわけ。
本当のリスクってのは、重症化して死ぬってことじゃないかな。

その確率ってどれぐらいあるのっていうのは全く報道されていない。
これを「ゼロリスク信仰」というんですね。

さらには「ヘルスリテラシー」って言うんですけど、医療に関する理解力が日本人ですっごく低いんだね。国際的に、そういう医療に対する理解力みたいな調査をやったんだけど、日本は恐ろしく低いんですよね。

「同調圧力」、「ゼロリスク信仰」、「ヘルスリテラシーの低さ」ということは、それ全てに通じる問題だよねっていう気はしますけど。

6337名無しさん:2021/02/01(月) 17:31:24
>>6336

政治はこんなに世論に対して弱いんだ
――Q:今の報道に対しても思うことはありますか

商業ジャーナリズムって、そんなもんだと私は思う。
視聴率が取れなきゃ駄目だ。部数が上がらなきゃ駄目だっていうのが商業ジャーナリズムの最も上位にする価値観だと私は思う。でも、それはすごい危険なことだと、よく講演で言うんだけども、日中戦争から太平洋戦争に至る流れを一番煽ったのはマスコミですからね。

朝日新聞社が、陸軍と一緒になって、神風号という飛行機を作ったのね。
それはもう非常に高性能な飛行機だったんですけどね、これ何のために作ったかっていうと、当時ラジオが登場して、早く情報が届けるという意味では、絶対に新聞はラジオに敵わないわけです。そうするとじゃあ何で勝負するかっていうと映像なわけですよ。

中国で華々しく勇敢に戦う帝国陸軍みたいな、そういう写真が欲しかったわけね。

当時は伝送技術なんてないから、とにかく早くて遠くまで飛べる飛行機を作らなきゃいけないんで朝日新聞は大金を投じて神風号って飛行機を作って、中国の戦場で戦う日本軍の写真を大阪とか東京に運んで紙面を作るわけね。国民は熱狂するわけね。それで部数はすごく上がったさ。だけど、こんな戦争しちゃいかんじゃないかっていう報道は全くなくて、華々しく戦う日本が中国を懲らしめるということで、めちゃくちゃ煽ったわけ。

そういうところが商業ジャーナリズムにはあるんです。
それはだいたい国を誤ることが多いです。

また、政治ってこんなに世論に対して弱いんだということにも今回気づきました。

だって世論に引きずられてるじゃないですか政治が。

日本で医療崩壊するんだったら、アメリカやヨーロッパはもう医療全滅してなきゃおかしいんですよね。

だって、日本の国民の10万人あたりのベッド数は世界一ですよね。
そしてお医者さんや看護師さんの数も、世界標準からすれば少ないけれども、でも全然足りないわけでもないですよね。

CTとかMRIとか最新の医療機器、特にCTはコロナで肺炎になってるかどうかをすぐ見分ける機械ですが、これの普及率も世界一ですよね。

コロナの感染率も重症率の死亡率も多いって言うけれども、ヨーロッパやアメリカに比べたら一桁少ない。これはもう、日本にもたらされた、すごい奇跡のようなことなんですよね。

その時に社会を止めてどうするんだと。今日の日本の感染者はとか、コロナ病棟の満床率はというけれども、満床率が高いとこばっかり報じるけれど空いてる所いっぱいある。ただ、いっぱいなところから余裕があるところに患者さんを回す仕組みがないんです。

日本は民間病院が8割で、行政は民間病院に対して命令する権限がないのね。
それって本当になくていいんだろうか。
いつでも行政が「はい、この患者さんここ、この患者さんはあっち…」なんて、そんな権限を持っていいとは言わないですよ。

だけどもこういう感染症なんかの場合には特にコロナみたいな、未知の部分が多い時には、行政が権限持ったっていいんじゃないんですかね。
これは医療法の改正なんですけど、それが必要だって議論がなぜない。

そういうことを言うと、お前はコロナを軽く見てるんじゃないのか。
現場の人たちの、こんなに大変な思いを何でわからないんだとか的外れな批判が、来るわけですよ。そうじゃないと、皆さん落ち着いて考えてくださいっていう情報が発信できなくなった。

政治って世論で動くんでね。でも世論で動く政治は、だいたいろくな結論にならんのです。

6338名無しさん:2021/02/01(月) 17:31:40
>>6337

日常的な発信なし、国民の理解なしで有事に対応できる政治は魔法の類
――Q:有事の際の政治の役割をどう考えていますか

それは、日頃から有事というものを考えて発信することだと思います。

有事に対応できる政治ということをよく言われる。
だけど、日頃からきちんと国民に対して有事っていうのはこういう問題ですよと、そういうときにこういうことしなきゃいけないんですよと。

日常的に発信をしていなくて国民の理解もなくて、突然有事に対応できる政治なんていうものは、それは魔法の類であって普通の政治家にはできません。

例えば、中国の軍拡が大変だ。
国防法が改正になって香港の次は台湾、そして日本も巻き込まれる、「大変だ、大変だ」みたいな話をするわけね。

ただ、いきなり中国人民解放軍が日本に向かって攻めてくるかと。そんなことを中国がやるはずはない。明々白々なことをやってくるのではなくて、最初は尖閣諸島でも漁民を装ってやってくるだろう。
そこで中国の国旗を振り回して、ここはわが領土だと主張する。

日本がそれに対して、警察権で対応したときに、「我が人民に対して何をするのだ」みたいなことで、今度は向こうが中国海警局という海上保安庁みたいな形をしながら実は軍隊だというのが出てくる。

武力攻撃で、領土が侵略されたわけではない。武力攻撃はないわけね。でも明明白白、我の領土が侵害されてるときにどうするんですか。どういう法律で、対応するのは海上保安庁なのか、海上自衛隊なのか、使う権限は自衛権なのか、警察権なのかとかね。

そういうことをきちんと整理しておかないといけませんよって話は、防衛庁長官になった18年前からずっと言っている。

日頃から、どのような事態が緊急事態であるのかということを、政治の側がきちんと頭の中でシミュレーションをして、その場合にどういう法律で、どういうような部隊がそれに当たるのかってことを常に考えて、国民に向けてこういう場合がありますよってことを、言っておかないと有事が起こったらひとたまりもないです。

だからその危機に強い政治とか、危機管理能力が問われるとか言うんだけど。
それって日頃が大事なんであって、日頃何もしないでおいてですね、危機管理能力が問われますみたいなこと言われても、なかなか大変です。

防衛大臣時代 「UFOが来たら、ゴジラが来たら」を考えていた
私は防衛庁長官、防衛大臣のときに大臣室で、「UFOが来たらどうすんだろうね。ゴジラが来たらどうすんだろうね」みたいな議論をやってたんですよね。「大臣ちょっとSFの見すぎじゃないの」って言われるんだけど、仮に来たらどうするのってことを考えておかないと、いかんわけですよね。

起こる、ありとあらゆることをイメージして、どういう体制で臨むか。その時に今何が足らないのかってことを考えるのが、平時の危機管理だと私は思うんですね。

――Q:今の状況考えるとゴジラの話も笑えない

『シン・ゴジラ』の映画が公開されたときに見に行ったんです。
ずっと違和感があったのは、なんでゴジラに対して自衛隊が防衛出動で出るんだということ。防衛出動というのは、我が国に対する急迫不正の武力攻撃あった時だよね。武力攻撃を仕掛けてくるのは国でなきゃいかんよな。

ゴジラがいつから国になったんだ。ゴジラが暴れているのが何で武力攻撃なんだ。おかしいんだろう。

これは自然災害なのだと。災害派遣で出るのが当たり前だと言ったら、石破さんそんなこと言って、戦闘機が飛んで、戦車が出て、ゴジラに対してミサイルを撃ってていいんですかと言われたんだけど、そんなこと関係ないさ。

起こっている事態を収束させるために、それに必要な武器を使うのであって、それは自衛権に基づくものじゃないだろって。警察権に基づくものなんだろって。だから同じようにミサイルを撃ったとしても使う権限が全然違うんだと、そこはきちんと法律上整理しておかないとおかしいんじゃないのっていう話ですね。

――Q:今の政府のコロナ対策はどう見ている

2018年にアメリカのジョンズ・ホプキンス大学のレポートで、今度来る感染症は今までと違う。

症状は軽いけど、感染力は恐ろしく強い。そういうものが次の感染症だってレポートが出てた。誰も読んでいない。もちろん私も読んでいない。コロナが起こってから教えられて、そうだったんだと気がついた。日本の医療体制の問題っていうのは、前から指摘されてたことで、そこへ感染症が来たわけで、平素から、そういうことを考えてないからこんなことが起こるわけ。

だから菅さんが悪いとか言うんだけど、誰がやったって一緒だって。

6339名無しさん:2021/02/01(月) 17:31:51
>>6338

週刊誌報道のふぐ会食  危機管理として上手くなかった
――Q:危機管理の専門家でもあると思いますが、週刊誌報道があったフグ会食はどういう判断

危機管理としてはあまりうまくないよね。もちろん、狙っている人もいるかもしれないとも思った。
講演をした社員研修会も規模を3分の1にしてもらって、その後のパーティもやめてもらった。私は夜の会食も断ったんだよね。だけど、「いやいやそんなこと言わないでくれ」と、せっかく東京から来てくれるんじゃないかと。みんな楽しみにしてるんだから来てくれって言われたので、「5人を超えるようだったら部屋を分けてくださいね」ってそこまでお願いした。

自分としては、これで危機管理はできると思った。ところが行ったら部屋が分けてなかった。

これまずいなと思ったんです。そこで、「話が違いますので私は帰ります」って言うのが危機管理だけど、みんな私の大先輩ばっかり。ここで私が帰りますって言ったら、この人たちみんな、ガッカリするんだろうなっていうのが、働いちゃったんだよね。

そこは私の判断の間違いだったと思います。

――Q:情ですか

やっぱりご厚意を無にしちゃいかんねとか失礼があったらいけないとか、そういうこと考えちゃったんです。多分大丈夫だろうと。

いい勉強になりましたし、やっぱりダメージコントロールはとっても大事なことでね、何かあったときにね。

カンテレ 報道センター 東京駐在記者 原佑輔

カンテレ

6340チバQ:2021/02/01(月) 17:54:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/615c8f47ad37ba34733cf6904ef3361c24c1d8c0
「兄貴」と慕う上下関係が裏目に 深夜会食で離党の自民3氏
2/1(月) 17:18配信
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離党届を提出後、記者の囲み取材に応じる自民党の(右から)田野瀬太道文科副大臣、松本純前国対委員長代理、大塚高司国対副委員長=1日午後、自民党本部(佐藤徳昭撮影)
 自民党の松本純前国対委員長代理が緊急事態宣言発令中の東京都内で深夜まで銀座のクラブを訪れていた問題は、新たに田野瀬太道文部科学副大臣と大塚高司国対副委員長が同席していたことが判明し、自民に激震が走った。田野瀬氏が文科副大臣を更迭されたうえで、3氏が離党する事態に発展した。これまで「1人で行った」と説明していた松本氏は後輩を守るために嘘をついたことを認め、結果的に自民の傷口を広げた。国会で野党から追及を受ける菅義偉(すが・よしひで)首相にとっても大きな打撃となる。

 松本氏と田野瀬氏、大塚氏の仲の良さは永田町では有名で、頻繁に酒席を共にしていた。田野瀬氏は昨年9月に副大臣に就任する前まで国対副委員長を務め、大塚氏は松本氏を「兄貴」と慕っていた。松本氏も2人を高く評価するなど、深い信頼関係が築かれていた。

 今回の問題が発覚する単著となったのは、週刊新潮ウェブ版が1月26日に配信した記事だ。松本氏が同月18日午後11時過ぎまで銀座のクラブなど飲食店3軒をはしごしたと報じられ、松本氏は同28日、記者団に事実関係を認めたうえで「店には1人で訪れた」と説明した。

 当初、松本氏は党役職の辞任を否定したが、社会的な反響が大きく、同29日に国対代理の辞職に追い込まれた。ただ、松本氏はこの期に及んでも、1人で行ったとの説明を「変わりない」と記者団に語っていた。

 ある党幹部は「松本氏は、一緒にいた人をかばったんだろう」と沈痛な面持ちで語ったが、結果的に2人は同席を認めた。3氏は今月1日に党本部を訪れ、二階俊博幹事長から離党勧告を受けた。

 これを受け入れた松本氏は同日、「1人だったと説明したが、実は後輩議員2人と共に訪問した。事実と違うことを申し上げ、心からおわびしたい」と虚偽の説明だったことを明らかにし、頭を下げた。

 田野瀬氏も記者団に「松本氏が私たち2人をかばおうとしているのを知っていた。心苦しかった」と釈明した。一連の危機管理上の失態が傷口を広め、党全体のイメージを悪化させたといえる。

 松本氏は麻生派(志公会)、田野瀬氏は石原派(近未来政治研究会)、大塚氏は竹下派(平成研究会)に所属している。いずれの派閥も昨年の党総裁選で首相を支持した。

 首相は1日、官邸を訪れた田野瀬氏を厳しく叱責したうえで、文科副大臣を更迭する意向を伝えた。党関係者は「重要法案を審議する大事な国会中に足を引っ張るとは何事か」と語気を強めたが、自民党全体の「気の緩み」が印象づけられたのは間違いない。公明党の遠山清彦衆院議員の議員辞職と合わせ、秋までに行われる衆院選に向け、与党は抜本的な戦略の見直しを迫られる。

6341チバQ:2021/02/01(月) 21:42:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2102010050.html
ウソが傷口拡大 自民3議員離党 公明は議員辞職 危機意識乏しい与党 
2021/02/01 20:39産経新聞

ウソが傷口拡大 自民3議員離党 公明は議員辞職 危機意識乏しい与党 

離党届を提出後、記者の囲み取材に応じて謝罪し、頭を下げる自民党の(右から)田野瀬太道文科副大臣、松本純前国対委員長代理、大塚高司国対副委員長=1日午後、自民党本部(佐藤徳昭撮影)

(産経新聞)

 自民党の松本純前国対委員長代理が緊急事態宣言下の東京都内で深夜まで銀座のクラブを訪れていた問題は、同党の2議員の同席が新たに判明し、3人が離党に追い込まれた。虚偽の説明は新型コロナウイルスへの危機意識の乏しさを浮き彫りにし、支持率回復の兆しがあった菅義偉(すが・よしひで)内閣には打撃となった。深夜会合などが批判された公明党の遠山清彦前衆院議員の辞職も、与党の次期衆院選戦略に悪影響を与えかねない。

 「改めて、党を挙げて信頼回復に努力したいと考えている」

 自民の二階俊博幹事長は1日の記者会見で、3人が離党したことを陳謝した。

 事態を深刻化させたのはクラブに「1人で行った」と一貫して説明していた松本氏だった。同日に2人が同席を認め、ウソが発覚。同席した田野瀬太道元文部科学副大臣は同日、記者団に「松本氏が私たち2人をかばおうとしているのを知っていた。心苦しかった」と釈明した。

 不祥事が小出しに明らかになったことで自民の傷口は広がり、対応は後手に回った。閣僚経験者は「危機管理としてウソが最も良くない。(新型コロナのワクチン対策などへの期待から)底を打ったとみられた内閣支持率も厳しくなる」との見方を示した。

 遠山氏の不祥事では、清廉なイメージを定着させてきた公明に批判の矛先が向かった。深夜会合が発覚した1月26日以降、党本部には「議員を辞めるべきだ」との声が殺到。支持母体の創価学会への抗議の電話も鳴りやまなかった。

 多くの会員が反発した集団的自衛権の限定行使を可能にする安全保障関連法(平成27年成立)を引き合いに、学会幹部は「クレームは安保法制の比ではない」と頭を抱えた。

 次期衆院選への影響も懸念される。特に候補者が比例代表から選挙区に転じ、初陣となる東京12区や広島3区では厳しい戦いを強いられそうだ。山口那津男代表は今月1日、記者団に「(選挙への)影響を最小限に食い止められるよう、最大の努力をしたい」と述べたが、明るい材料は見いだせていない。(力武崇樹、今仲信博)

6342チバQ:2021/02/01(月) 22:36:52
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst2102010030.html
銀座クラブ同席の田野瀬氏に地元から怒りや失望の声 奈良
2021/02/01 21:24産経新聞

 衆院議員で奈良3区選出の田野瀬太道氏が、緊急事態宣言中に、自民党の松本純元国家公安委員長らと深夜に東京・銀座のクラブを訪れていたことが発覚した1日、奈良県内からも失望の声があがった。田野瀬氏は自民党から離党勧告処分を受け同日、離党。文部科学副大臣も更迭となり、地元の自民党県連関係者は対応に追われている。

 「みんなで国会に送り出し、新型コロナウイルスの厳しい現状を乗り越えるために先頭に立つべき人が、このようなことで注目されるのは悲しい」。田野瀬氏の選挙区である奈良県五條市で飲食店を営む男性は、こう嘆いた。

 自民関係者の間にも怒りや困惑が広がっている。 党県連の荻田義雄幹事長は、「国民は怒り心頭と思う。恥ずべき行為であまりにお粗末。離党の報道があるが党本部からの情報がなく、次期衆院選をどうするか困っている」と憤る。

 党橿原市支部長の亀田忠彦橿原市長は「衝撃を受けた。いきさつは分からないが、感染リスクに一番気をつけるべき立場で、弁解の余地はないだろう。残念に尽きる」と話した。

6343チバQ:2021/02/02(火) 08:07:02
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210202-567-OYT1T50053.html
自民離党の大塚議員「赤坂のクラブ」で厳重注意受けたことも…地元「今回は到底かばえない」
2021/02/02 07:31読売新聞

 緊急事態宣言のさなかに東京・銀座のクラブに深夜まで滞在していた自民党の3衆院議員が1日、離党した。国民に我慢を強いる中での身勝手な振る舞いに、議員の地元では怒りや嘆きが広がった。

 3氏は党本部でそろって記者団の取材に応じた。大塚高司衆院議員(大阪8区)は「(コロナによる)自粛をお願いしておきながら、本当に申し訳ない」と陳謝。田野瀬太道衆院議員(奈良3区)は「もう一度信頼回復に向けて頑張りたい」と声を振り絞った。

 大塚氏は当選4回。国土交通副大臣などを務め、2019年10月に党大阪府連会長に就任した。昨年11月の「大阪都構想」の住民投票では、府連として反対運動を展開し、否決に追い込んだ。府連関係者は「住民投票の結果を次の衆院選につなげようという中、大きな痛手だ」と嘆いた。

 国交副大臣だった19年6月には、山形県沖を震源とする震度6強の地震が起きたにもかかわらず、東京・赤坂のクラブにとどまり、厳重注意を受けた。ある府連幹部は「危機管理が甘すぎる。今回の事態は到底かばえない」と切り捨てた。

 大塚氏は1日、府連会長を辞任。国会内では、府連所属の議員が急きょ集まり、後任の人事を話し合うなど対応に追われた。

 田野瀬氏は、党総務会長を務めた父親・良太郎氏の地盤を引き継ぎ、12年の衆院選に初当選し、3期目。党奈良県連の荻田義雄幹事長は「新型コロナに緊張感を持って対応すべき時期に情けない」と憤った。

6344チバQ:2021/02/02(火) 08:08:00
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/politics/kanagawa-20210202050002.html
「とんだ板挟み」嘆く菅首相 銀座クラブ問題、政府関係者も不満
2021/02/02 05:00神奈川新聞

「とんだ板挟み」嘆く菅首相 銀座クラブ問題、政府関係者も不満

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 神奈川県内与党2議員による銀座クラブ問題の波紋は、菅義偉首相(衆院神奈川2区)の官邸も揺るがしている。政府関係者からは「支えるべき総理の地元が足を引っ張るとは」との不満も聞かれる。

 「とんだ板挟みだ」-。周辺によると、首相は一連の問題を巡る報告の際に、そうつぶやいた。普段こうした事態で漏らす「ひでえよな」との口癖に代わる嘆きだ。自民党の松本純氏が地盤とする1区、公明党の遠山清彦氏が次期衆院選で出馬予定だった6区の間に自身の選挙区があることを意識したようだ。

 1日は松本氏と同席していたことの報告と謝罪に訪れた田野瀬太道文科副大臣を「なぜ正直に名乗り出なかったのか」と詰問。「深夜のクラブ訪問も、その後の対応もあるまじき行為だ」と叱責(しっせき)したという。

 最近は朝の散歩も取りやめ登邸後は執務室にこもる。周辺は「宣言延長をどうするという大事な時期。気晴らしどころではなく、この問題に相当な危機感を抱いている」と説明した。

 同日の定例会見で問題への見解を問われた加藤勝信官房長官は「進退など身の処し方は議員個々人が考えること」と一般論で回答。しかし「国民に自粛をお願いしているのだから自制すべきはすべきだ」とわざわざ付言し松本、遠山両氏を突き放した。政府関係者は「国会審議を円滑に進めて解散のタイミングの選択肢を広げたいのに、肝心の総理のお膝元から大逆風では話にならない」と嘆いた。

6345チバQ:2021/02/02(火) 09:29:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e2f066907de602cbd179ed685dd8920176e3de2
自民・二階幹事長、党内「二階おろし」が始動…首謀者は“SHKトリオ”どうする菅総理?
2/2(火) 6:03配信
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「二階さんは、自民党のガンだ」
 そう言い捨てたのは、自民党の若手議員の一人だ。メディア各社の世論調査で、内閣支持率が30%台前半まで急降下している原因は、二階俊博自民党幹事長(81)の専横にあると言いたいのか。

【写真あり】「二階おろし」の首謀者3人 “SHK”

 他派閥幹部も不快感を隠さない。

「党の “骨格3ポスト” とされる幹事長、党紀委員長、金庫番の経理局長を、二階派が占めている。これは、いつでも他派を “強請れる” ということ。

 二階さんは “キングメーカー” を気取っているが、他派閥の支援もあったから菅さんは勝てた。不満が出るのも時間の問題なんだよ」(細田派幹部)

 権謀術数が渦巻く永田町に今、“二階おろし” の狼煙が上がり始めているという。

「2021年春にかけて、東京五輪開催の可否が判断され、新年度予算も成立します。それらが終わったら “二階おろし” が始まる。その中心となるのが、“反二階” の急先鋒として動いている『SHKトリオ』だというんです」(政治部記者)

「S」とは、世耕弘成参院幹事長(58)を指す。

「世耕さんは、次の衆院選で二階さんの選挙区である和歌山3区から、鞍替え出馬する意思を固めている。周囲には、『私には、まだ時間があるから焦らない』とうそぶくが、世耕さんは衆院に転じれば、細田派の総裁候補の目が出てくる。

 世耕さんは選挙に自信があって、二階さんが相手でも、後継と目される二階さんの三男が相手でも『勝てる』と踏んでいる。細田派からの “刺客” といったところだね」(自民党ベテラン議員)

 そして、「H」は林芳正元文科相(60)、「K」は河野太郎行革担当相(58)だ。「党内から上がる “反二階” の声の出所を探ると、“HとK” の周辺に行きつく」(全国紙政治部デスク)という。

 2012年に総裁選に出馬した林氏と、新聞の世論調査で “次期首相にふさわしい政治家1位” になった河野氏は、いま政界で一挙手一投足が注目される存在だ。

「林氏は2021年、『次期衆院選で山口3区へ鞍替えする』と宣言しましたが、同区は二階派の河村建夫元官房長官の地元で、二階氏は林氏に激怒した。二階氏は、『売られた喧嘩は買う』と集会で啖呵を切ったが、林氏も折れる気はなく、無所属でも出馬するつもりです。

 河野氏が “ワクチン担当” をまかされた件も、二階氏は『誰でもやれるのに』と、起用に不快感を露わにした。官邸からの根回しがなかったそうなんですが、このところ菅首相と二階氏のあいだには、隙間風が吹いている。

 河野氏は次期総裁選で菅氏の後ろ盾が欲しいから、菅首相に恩を売っておきたいわけで、親しい議員たちが “反二階” で呼応しているというわけです」(同前)

 動き始めた「二階おろし」は、「SHKトリオ」がこうして外堀を埋め、重鎮たちが二階氏へ “最後通牒” を突きつけるというシナリオだ。

「二階さんを幹事長から外さずとも、実質的な力を削ぐ必要がある。麻生さん、各派閥領袖、二階派最重鎮の伊吹(文明・元衆院議長)さんがまとまって、『もう、政府の言うことに口を出さないで』と二階さんに “忠告” する。

 菅総理も無派閥だし、二階派よりも、数が多いほうに与するだろう。政権運営を安定させて、総選挙に臨みたいからね」(自民党幹部)

 1月20日、衆院本会議での代表質問を終えた二階氏は、マスクを顎にかけたまま、目を閉じて頭を上下していた。幹事長、「二階おろし」が始まってますよ――。“裸のキングメーカー” に、その声は届きそうもない。

(週刊FLASH 2021年2月16日号)

6346名無しさん:2021/02/02(火) 12:34:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/f162937a68da9bfb07b873d4f3f96a677208421c
「引責ドミノ」が政権直撃 自公4議員、見通し甘く
2/2(火) 7:22配信
時事通信
 自民、公明両党の衆院議員計4人は1日、緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れた問題で、離党や議員辞職に追い込まれた。

 政府・与党が当初、事態を甘く見た結果、「引責ドミノ」を招いた格好。新型コロナウイルス対策で世論の批判を浴び、内閣支持率の下落に直面する菅義偉首相は、一段と厳しい政権運営を強いられそうだ。

 「国民の批判を謙虚に受け止めたい。信頼回復に党を挙げて努力したい」。自民党の二階俊博幹事長は1日夕、国会内で記者団に言葉少なに語った。公明党の山口那津男代表も「国民に強い政治不信をもたらした。本当に申し訳ない」と頭を下げた。

 自民党の松本純元国家公安委員長は先月29日、週刊新潮に「銀座通い」を報じられて国対委員長代理を辞任した際、記者団に「1人だった」と説明。同席していた田野瀬太道文部科学副大臣、大塚高司国対副委員長の存在を明かさなかった。

 ところが、週末にかけて田野瀬氏も同誌に写真を撮られた可能性が浮上。この報告を受けた首相は、さらなる処分が必要だと判断した。結果的に3人が離党する事態となり、党幹部は「先週のうちに全員辞めておくべきだった。傷口を広げた」と嘆いた。

 公明党の対応も迷走した。遠山清彦前幹事長代理の問題が発覚した当初、党幹部は「大げさなことではない」と楽観。厳重注意で幕引きを図ろうとしたものの、自民党が松本氏の役職辞任を決めると、慌てて追随した。

 しかし、党本部などにはこの週末、抗議電話が殺到。支持母体の創価学会も、選挙の実動部隊となる婦人部を中心に、遠山氏への批判が相次いだという。

 公明党は今年、国政選挙並みに重視する7月の東京都議選、秋までの衆院選を控える。最終的に遠山氏の議員辞職を決断せざるを得なかった党幹部の心中を、関係者は「選挙への影響を恐れたんだろう」と推し量った。

 与党は最近の地方選で苦戦が続く。1月17日の沖縄県宮古島市長選と同31日の東京都千代田区長選は、いずれも推薦候補が敗北。同日の北九州市議選は自民党の現職22人中6人が落選した。同党幹部は「これから全ての選挙がきつくなる。負の連鎖だ」と危機感を隠さなかった。

 これに対し、立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「うそをついて飲食を隠したことは許されない」と非難。「1人の飲食が分かった時点で調査しなかった首相の責任も大きい」として厳しく追及する考えを示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/278dd180b3ad70472615c9ed59d04b85ef6d4e1c
銀座のクラブハシゴの松本純氏ら3議員 ウソ釈明離党「一人で」って言ってたのに…
2/2(火) 5:59配信
デイリースポーツ
 新型コロナウイルス緊急事態宣言中に深夜、東京・銀座のクラブなどをハシゴ訪問した自民党の松本純議員が1日、自民党本部で会見し、他に大塚高司、田野瀬太道の2議員が同行していた事実を隠し、虚偽説明していたと謝罪した。3議員は離党届を提出した。同じく銀座のクラブを訪れたことを週刊誌に報じられた公明党の遠山清彦衆院議員(51)=比例九州=は、議員辞職願を提出した。党執行部は、遠山氏を公認していた次期衆院選神奈川6区への候補者擁立を見送る方向で検討に入った。

 問題発覚から1週間たち、虚偽を明かし、説明内容を訂正した。

 この日、田野瀬氏が菅義偉首相らに面会し「あってはならないことだ」と厳しく叱責され文科副大臣を更迭された。続いて3議員は二階俊博幹事長から呼び出しを受け、離党勧告を受け、離党届を提出。その後、自民党本部で3人そろって会見を開いた。

 「クラブには1人で行った」と報道陣にうその説明をした理由を問われた松本氏は「これからのこともある。なんとしてもかばいたい思いから、一人で行ったと説明した」と釈明した。3人で口裏合わせを行ったことはないかと聞かれ「ございません」とした。

 田野瀬氏はこれまで名乗り出なかったことに対して「松本氏がかばおうとしてくれており、心苦しかった」と吐露した。

 さらに、これまで銀座クラブで同席していた女性2人について、「私の知り合いの女性。時短要請で苦しんでいる中、お店にもお金を落として元気だしていこうというようなこともしたかった」と一軒目のイタリア料理店で会食したと説明。「銀座のお店の同伴か」と尋ねられると、松本氏が「同伴ではないと思います」と否定した。

 離党届は提出したが、議員辞職、および今秋までに実施される次期衆院選への出馬について問われると、3人は、「地元の支援者に相談する」と述べるにとどまり、即刻の議員辞職には言及せず。次期衆院選出馬に含みを持たせる発言となった。

6347名無しさん:2021/02/02(火) 12:35:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/c95e828c31e02feacff1b7f65f39f0f8a1e67397
銀座クラブ3議員が離党…ユルすぎ処分に批判殺到! それでも「二階降ろし」が起きないワケ
2/2(火) 6:15配信
東スポWeb
 緊急事態宣言下、東京・銀座のクラブを訪問した〝自民党のマツジュン〟こと松本純議員(70)が1日、党本部で会見を行い、離党を表明した。ケツを叩いたのは二階俊博幹事長(81)。そのウラにはこの問題を1日も早く幕引きしたい意図が見え隠れするが…

 松本氏は党本部で銀座クラブ行脚について陳謝。当初「私ひとりで行った」と説明していたが、実際は大塚高司、田野瀬太道の両議員も同行していた。虚偽説明した理由について松本氏は「(後輩を)かばいたい思いがあった」と話した。

 松本氏ら3人は党に離党届を提出。引導を渡したのは党内の最高実力者と評される二階氏で、松本氏を呼びつけ離党勧告を突き付けたという。

 二階氏は記者団との取材で「まあ、(政治家の)出処進退は、ご本人自らが決めることであります。(松本氏が)当初、説明した内容と異なることが判明したのを受けて、私のほうから離党勧告しました」と話した。

 同じく緊急事態宣言下で銀座のキャバクラ店通いがバレた公明党の〝永田町の遠山の金さん〟こと遠山清彦前幹事長代理(51)は議員辞職を表明。山口那津男代表は、国会内の会見で「国民に強い政治不信をもたらしてしまったことを深くおわびしたい」と頭を深々と下げて謝罪した。母体である創価学会の婦人部が〝厳罰〟を求めていたことも多分に影響したとみられる。

 かたや離党、かたや議員辞職…。二階氏は「われわれの党は、われわれの党独自の判断です」と述べたが、ネット上では「(自民党の)マツジュンたちも辞めろ」「処分がユルすぎる」といった声が殺到。政界関係者は「あれだけ逃げ切る気満々だった松本氏らが、離党を受け入れた。それでも議員は辞めていないわけで、ほとぼりが冷めたらしれっと復党する可能性は十分ある」と指摘する。

 ここにきて菅義偉首相の内閣支持率は30%台前半まで急落。新型コロナウイルス対策の失政もさることながら、二階氏の言動が国民の反発を招いている側面は大きい。自民党若手議員の間では、年内の総選挙に向けて危機感が広がっているというが…。

「菅&二階のコンビでここまで支持率が下がりました。党内では『これでは選挙を戦えない』という声が上がってもおかしくありませんが、実際に〝二階降ろし〟までいくかといったら、トーンダウンします。二階さんを怒らせて次期衆院選で党公認が取れなくなるのを、みんな恐れているんです」と話す。

 別の議員も「二階さんは、若手議員に『自民党は自由な政党なんだから、なんでも思いきってやりなさい』と葉っぱをかけてきます。二階さんの幹事長としての手法に反発しても、年内に選挙が控えているので、党内政局が起こるのは難しいことです」と同調する。

 当の二階氏は今回の松本氏らの処分が政権に与える影響について「それはみなさん(マスコミ)がお考えになることです。われわれは反省し、常に前向いていきます」とだけ語った。

〝二階大魔王〟は君臨し続けるようだ。

東京スポーツ

6348名無しさん:2021/02/02(火) 12:39:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5b4ce82c74b754e4731e139f7d60242c1200993
ウソが傷口拡大 自民3議員離党 公明は議員辞職 危機意識乏しい与党
2/1(月) 20:41配信
産経新聞
 自民党の松本純前国対委員長代理が緊急事態宣言下の東京都内で深夜まで銀座のクラブを訪れていた問題は、同党の2議員の同席が新たに判明し、3人が離党に追い込まれた。虚偽の説明は新型コロナウイルスへの危機意識の乏しさを浮き彫りにし、支持率回復の兆しがあった菅義偉(すが・よしひで)内閣には打撃となった。深夜会合などが批判された公明党の遠山清彦前衆院議員の辞職も、与党の次期衆院選戦略に悪影響を与えかねない。

 「改めて、党を挙げて信頼回復に努力したいと考えている」

 自民の二階俊博幹事長は1日の記者会見で、3人が離党したことを陳謝した。

 事態を深刻化させたのはクラブに「1人で行った」と一貫して説明していた松本氏だった。同日に2人が同席を認め、ウソが発覚。同席した田野瀬太道元文部科学副大臣は同日、記者団に「松本氏が私たち2人をかばおうとしているのを知っていた。心苦しかった」と釈明した。

 不祥事が小出しに明らかになったことで自民の傷口は広がり、対応は後手に回った。閣僚経験者は「危機管理としてウソが最も良くない。(新型コロナのワクチン対策などへの期待から)底を打ったとみられた内閣支持率も厳しくなる」との見方を示した。

 遠山氏の不祥事では、清廉なイメージを定着させてきた公明に批判の矛先が向かった。深夜会合が発覚した1月26日以降、党本部には「議員を辞めるべきだ」との声が殺到。支持母体の創価学会への抗議の電話も鳴りやまなかった。

 多くの会員が反発した集団的自衛権の限定行使を可能にする安全保障関連法(平成27年成立)を引き合いに、学会幹部は「クレームは安保法制の比ではない」と頭を抱えた。

 次期衆院選への影響も懸念される。特に候補者が比例代表から選挙区に転じ、初陣となる東京12区や広島3区では厳しい戦いを強いられそうだ。山口那津男代表は今月1日、記者団に「(選挙への)影響を最小限に食い止められるよう、最大の努力をしたい」と述べたが、明るい材料は見いだせていない。(力武崇樹、今仲信博)

https://news.yahoo.co.jp/articles/e3b50c22506476c3b3eb3471452f28e84566deb9
自民・松本純、大塚高司、田野瀬太道の3衆院議員が離党 深夜まで銀座クラブ滞在
2/1(月) 20:39配信
毎日新聞
 自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道の3衆院議員は1日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言中に深夜まで東京・銀座のクラブを訪問した問題の責任を取り、二階俊博幹事長に離党届を提出し、同日の党紀委員会で受理された。二階氏が離党を促した。これに先立ち菅義偉首相は副文部科学相の田野瀬氏を首相官邸に呼び、「あってはならないことだ」と更迭。政府は田野瀬氏の後任に丹羽秀樹衆院議員を充てる人事を決定した。

 松本氏は問題が発覚した1月26日、「1人で陳情を受けていた」と説明し、他の議員の同席を否定していた。だが、松本氏は離党届を提出後、記者団に「後輩議員2人と訪問していたのが事実だ。前途ある有望な彼らをかばいたいと思った」と謝罪。大塚氏は「自粛をお願いしておいて申し訳なく思う」、田野瀬氏も「離党勧告を重く受け止め、信頼回復に向けて頑張りたい」と述べた。いずれも議員辞職の考えは示さなかった。

 菅首相は1日夜、首相官邸で記者団に「国民にご無理をお願いしている中で、政治家自ら襟を正さなければならない。改めて国民の皆さんにおわび申し上げたい」と陳謝した。田野瀬氏の更迭理由は「緊急事態宣言の中で深夜まで会食して、今日まで明らかにしなかった」と述べた。

 また二階氏も1日夜、国会内で記者団に、離党を促した理由を「当初の説明と異なる事実が判明した」と説明。議員辞職した公明党の遠山清彦氏との対応の差については「独自の判断だ」と述べるにとどめた。また「国民の批判を謙虚に受け止め、党を挙げて信頼回復に努力したい」とも語った。【遠藤修平、野間口陽】

6349名無しさん:2021/02/02(火) 12:43:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/47ab10b6cba8c2d879b0f23d3b975a72acbde1d2
二階幹事長〝松じゅん虚偽説明〟問題で「自民党は反省し、常に前を向いていきます」
2/1(月) 20:25配信
東スポWeb
 自民党の二階俊博幹事長(81)が1日、国会内でぶら下がり取材に応じ、緊急事態宣言中に銀座クラブをハシゴした問題で、虚偽説明を行い離党した〝永田町のマツジュン〟こと松本純衆院議員(70)らについて語った。

 二階氏は松本氏、会食に同席した大塚貴司衆院議員(56)、田野瀬太道衆院議員(46)ら3人が離党届を出す前に離党勧告した理由についてこう説明した。

「まあ(政治家の)出処進退は、ご本人自らが決めることであります。(松本氏が)当初、説明した内容と異なることが判明したのを受けて、私のほうから離党勧告しました」

 緊急事態宣言下、銀座のクラブ通いがバレた公明党の〝永田町の遠山の金さん〟こと遠山清彦前幹事長代理(51)は議員辞職した。これを受けて公明党の山口那津男代表(68)は国会内の会見で「国民に強い政治不信をもたらしてしまったことを深くおわびしたい」と頭を深く下げて謝罪した。

 連立を組む公明党の遠山氏が議員辞職したことを念頭に入れて松本氏、大塚氏、田野瀬氏に厳しい処分を下したのか。二階氏は「われわれの党は、われわれの党独自の判断です」とした。

 ネットでは、松本氏らの行動に対して離党するだけでなく「議員辞職すべき」という声が数多く書き込まれている。二階氏の考えは、議員辞職は本人が決めることだとして、これで幕引きをするのか。「これはやっぱり、ご本人のお考えを尊重したい」(二階氏)

 田野瀬氏は首相官邸で面会した菅義偉首相(72)から、文科副大臣を更迭すると伝えられたことを明らかにしている。今後の菅政権に影響についてはどうか。

 二階氏は「それはみなさん(マスコミ)がお考えになることです。われわれ(自民党)は反省し、常に前向いていきます」と話した。

 二階氏の対応を巡ってはネット上で「二階氏も責任を取るべきだ」「平時と違い、コロナ禍。ご自身も、身の処し方を考えてほしいです」と怒りの声が上がっている。

東京スポーツ

6350名無しさん:2021/02/02(火) 12:46:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ef500f09b12c3b2f2c472d0d470439206dba64f
クラブ訪問で虚偽説明の自民・松本氏陳謝 首相も説明へ
2/1(月) 19:21配信
朝日新聞デジタル
 自民党の松本純衆院議員、田野瀬太道・文部科学副大臣、大塚高司・国会対策副委員長は1日、緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブなどを訪れた問題を受けて、同党を離党した。またこれとは別に銀座のクラブに行っていた公明党の遠山清彦衆院議員は同日、大島理森衆院議長宛てに議員辞職願を提出し、了承された。

 自民党の3氏は、二階俊博幹事長から離党勧告を受け、1日午後に離党届を提出。松本氏はこれまで「1人で行っていた」と説明していたが、二階氏と面会後に田野瀬、大塚両氏と一緒に行ったことを記者団に明らかにした。

 松本氏は虚偽の説明をした理由について「前途ある有望な彼らをなんとしてもかばいたいという思い」と説明。「事実と違うことを申し上げたことについては心からおわびを申し上げたい」と陳謝した。3氏とも議員辞職や次期衆院選への出馬については「地元の支援者とよく相談させていただく」などと述べるにとどめた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/3749da71b563f388f38f0611bbca9448f0b81c43
銀座クラブ飲食問題 自民党はコロナ対策同様に後手
2/1(月) 19:20配信
日刊スポーツ
自民党の松本純衆院議員、田野瀬太道文部科学副大臣、大塚高司国会対策副委員長が1日、離党届を提出した。

3氏は緊急事態宣言下の1月18日、東京・銀座のクラブで深夜に飲食した上、松本氏が虚偽説明するなどの責任を取った。公明党の遠山清彦衆院議員は同日、東京・銀座のクラブを深夜に訪れるなどした責任を取って辞職願を提出し、辞職を許可された。政府与党は激震に見舞われている。

   ◇   ◇   ◇

緊急事態宣言下、深夜の銀座クラブ飲食問題が、急速に求心力を失いつつある菅政権をさらに追い詰める。自民党の二階俊博幹事長は1日午後、党本部に松本、田野瀬、大塚の3氏を呼び、離党勧告を言い渡した。これを受け入れた3氏は離党届を提出し、直後に記者会見に臨んだ。

松本氏は1月18日の深夜にイタリア料理店とクラブ2軒を訪れる「はしご酒」が発覚。先月29日、国対委員長代理を辞任し、「陳情をうけるために1人で行った」と説明していた。ところが、3軒目のクラブには大塚、田野瀬氏も同席しており、これまでの説明が虚偽だったことが判明した。松本氏は「1軒目は5人、2軒目は私1人。3軒目は私が2人を誘った」と説明。大塚氏は「私たち2人をかばっていただいて、心苦しい思いだった」と釈明した。松本氏はクラブでの飲食は「陳情だった」とする主張だけは変えなかった。

公明党の遠山清彦衆院議員は午前に会見し、松本氏らと同様に1月22日深夜に東京・銀座のクラブを訪れていた責任を取って、議員辞職を表明した。自民党の3人は辞職ではなく離党で違いがあるが、松本氏は「地元の後援者と次に向けて、どうするか相談したい」と述べるにとどめ、3人とも議員辞職や、次期衆院総選挙への出馬の是非については言及を避けた。

自公間で対応の違いが浮き彫りになった形だが、二階幹事長は本会議後の会見で、議員辞職について「わが党は、わが党独自の判断。本人がどう対処するか、本人のお考えです」と3氏の判断に委ねる姿勢を示した。公明党の動きに自民党がやむなく呼応したイメージはぬぐえず、コロナ対策同様に後手に回った。

菅義偉首相は1日、3議員について「国民に無理をお願いする中、政治家は襟を正さなければならない。国民におわびしたい」と陳謝した。田野瀬氏を文科副大臣から更迭した理由については「緊急事態宣言下の中で、深夜まで会食し、今日まで明らかにしなかった」と述べた。菅氏は2日に、野党の要求に応じる形で緊急事態宣言の延長についてだけでなく、クラブ問題についても、国会で説明せざるを得ない状況に追い込まれた。【大上悟】

6351名無しさん:2021/02/02(火) 12:53:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/9923c12e3056485120b13c31fc681479b8f1a08a
自民党大阪府連会長・大塚高司議員も“深夜に銀座クラブ同席”3人が離党届を提出
2/1(月) 17:35配信
MBSニュース
 緊急事態宣言中の深夜に銀座のクラブに滞在した責任をとって、自民党の松本純衆議院議員、田野瀬太道衆議院議員、大塚高司衆議院議員が離党届を提出しました。

 (自民党 松本純衆議院議員)
 「心からお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。」

 松本純衆議院議員は1月18日に深夜まで東京・銀座のクラブに滞在していたことが問題視され、1月29日に国会対策委員長代理を辞任していました。当初、松本議員は「1人で行っていた」と説明していましたが、2月1日には田野瀬太道衆議院議員と大塚高司衆議院議員も同席していたことを認め、3人は2月1日午後に二階俊博幹事長に離党届を提出しました。大塚議員は自民党大阪府連の会長も務めていました。

 (自民党 大塚高司衆議院議員)
 「会長の職を身を引かせていただくということはお伝えさせていただきました。(Q大阪府の有権者に一言お願いできますか?)今まで皆さん方が歯を食いしばってコロナ対策をやっていただいて、自粛も我々からお願いをしておいて、この度のこういう事例が出たことを本当に申し訳なく思っております。」

 これについて、大阪の街の人は…

 「(公明党の議員が)1人辞めたから全員辞めなあかん。連帯責任。一緒にやっているから自民党と公明党は。」
 「コロナの対応とかでちょっと息抜きたい時もあるやろなと、大きな心で見てんねん俺は。でも嘘はあかんわな。」
 「銀座のクラブで飲むなんて絶対あかんと思う。(Q許せます?)いや無理ですね。辞職せなあかんのとちゃいます。」

MBSニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc485cfc03a798cf2bf28f187632b3eaf3d206ca
議員3人銀座クラブヘ…当初は1人とウソも
2/1(月) 21:36配信
日本テレビ系(NNN)
緊急事態宣言のさなかに与党幹部が銀座のクラブを訪れていた問題で、自民党の松本純議員は当初、1人で行ったと説明していましたが、2人の国会議員が同席していたことがわかり、3人は離党届を提出しました。

     ◇◇◇◇◇

1日午後、記者団の前に自民党の松本衆議院議員、田野瀬文部科学副大臣、大塚国対副委員長の3人が現れました。

自民党 松本純議員「まことに申し訳ありませんでした」

緊急事態宣言下の深夜、銀座のクラブを訪れていた際、3人が同席していたことが明らかになったのです。

松本議員は当初……

──お店に行かれた時は松本先生1人だった?

松本純議員「1人です」

──複数人での会食は?

松本純議員「ありません。全部、要望・陳情を承るという立場で1人で行っております」

1人で行ったと虚偽の説明をしていました。その理由について。

松本純議員「前途ある有望な彼らに対しましては、これからのこともあります。何としてもかばいたいと」

女性2人も含め5人で会食をしていたことも明らかにしました。

また、後輩議員2人を呼んだ理由について、松本議員は。

松本純議員「毎日つらい思いで食事場も探していたところでありますので、行く用件があるので良かったらどうですかと」

3人は、二階幹事長から離党勧告を受け、1日、離党届を提出し、受理されました。

     ◇◇◇◇◇

今回の件を受け、政府は。

加藤官房長官「政府として、国民の皆さんにおわびを申し上げたいと思います」

党内からは、「松本議員は政治家失格。国民にウソをついていたわけですから、議員辞職じゃないと」といった声も。

一方で、銀座のクラブを訪れていた公明党の遠山議員は、1日朝、議員辞職願を提出。次の衆議院選挙にも立候補しない意向を示しました。

今回の事態を受け菅総理は、2日、緊急事態宣言の延長を国会に報告する場に出席し、この件についても説明することになりました。

立憲民主党 安住国対委員長「最高責任者としてこういう事態をどう考えておられるのか。これについてしっかりと質疑をしたいというふうに思っております」

6352名無しさん:2021/02/02(火) 12:54:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c4de96b8fe61f2b466a8fe2b28173040d7d6bb5
自民議員2人が同席、宣言下のクラブ訪問で“うそ”
2/2(火) 0:50配信
TBS系(JNN)
 緊急事態宣言下で深夜まで銀座のクラブをはしごして、先週、陳謝していた自民党の松本純衆議院議員。実は1日になって、銀座のクラブには他にも2人、国会議員がいたことが判明しました。うその説明をした理由とは。

 「私が1人で飲食店を訪問したとご説明させていただいてきたところでありますが、実は後輩議員2名とともに訪問していた、というのが事実でございます。誠に申し訳ありませんでした」(松本純衆院議員)

 緊急事態宣言中の先月18日に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在していたとして、先週、国会対策委員長代理を辞任した松本純衆院議員。これまで「クラブへは1人で行っていた」と説明していましたが1日になり、自民党の大塚高司衆院議員と田野瀬太道文科副大臣も同席していたことを明らかにしました。

 「しょうもないですね。うそつくくらいなら最初から真実を言っていた方がダメージも少ない」(街の人・東京)
 「コロナの対応とかでちょっと息抜きたいときもあると大きな心で見ている。(でも)うそはあかんわな」(街の人・大阪)

 3人は、二階幹事長から離党勧告を受け、離党届を提出しました。

 先週の説明では・・・

 「いずれも要望、陳情をいただいているところでございまして」
Q.複数人での会食は?
 「ありません。全部、要望、陳情を承る立場で1人で行っております」(松本純衆院議員・先月26日)

 1軒目のイタリア料理店、そして2軒目、3軒目の銀座のクラブで1人で店から陳情を受けていたと説明。

Q.(各店舗は)時短営業ではなく?
 「違います。お店が閉まったあとです。お客さんもいないし誰もいません。店主たる人と」
Q.2人だけで?
 「そういうことです」(松本純衆院議員・先月26日)

 しかし実際は、1軒目の店に、松本氏、大塚氏、田野瀬氏と女性2人のあわせて5人が同席していたといいます。松本氏は、1人で2軒目に行ったあと、再び3軒目で合流したといいます。なぜ松本氏は、「1人で行った」とうそをついたのでしょうか。

 「前途ある有望な彼らに対してはこれからのこともあります。何としてもかばいたいというそんな思いから“1人で行った”と」(松本純衆院議員)

 松本氏がかばった2人は・・・

 「どうしたらいいのかどうしたらいいのかと、毎日思うような日々が続いておりました」(大塚高司衆院議員)
 「本当に心苦しい思いで、申し訳ない思いで、日々過ごしていたというのが正直なところ」(田野瀬太道衆院議員)

 そもそも松本氏はこの場で本当に陳情を受けていたのでしょうか。

Q.陳情を受けたという説明は変わらない?
 「そのとおりです」
Q.女性は銀座の店の同伴?
 「同伴ではないと思います」(松本純衆院議員)

 「もともと私の知り合いの女性でコロナで時短要請で苦しんでいる中、よかったら食事でもして、お店にお金を落として元気出していこうと、一緒に食事をしないかという話になりました」(田野瀬太道衆院議員)

 文科副大臣を務める田野瀬氏にいたっては受験シーズンで感染拡大防止を呼びかけている中での深夜のクラブ滞在となりました。

 「あの時どうして正しい判断ができなかったのか、というのは繰り返し自責の念もございます」(田野瀬太道衆院議員)

 菅総理は「あってはならないことだ」と厳しく叱責し、「副大臣の職を更迭する」と伝えたということです。

 1日夜、菅総理は・・・

 「政治家自ら襟を正さなければならない。そういう意味においては、こうしたことは誠に遺憾だと思います」(菅義偉首相)

 一連の問題に野党からは・・・

 「言葉は大変失礼ですけど確信犯。1人で陳情を聞きに行ったのは全く違っていて、同僚議員と飲んで食っていた話だから」(立憲民主党 安住淳国対委員長)

 一方で、先月22日に深夜まで銀座の高級クラブに滞在していたほか自らの資金管理団体がキャバクラ店などに支出したことが問題視された、公明党の遠山清彦衆院議員は、1日、辞職願を提出しました。

 「本当に申し訳ございませんでした」(公明党 遠山清彦衆院議員)

 遠山氏は今年の衆院選への立候補も断念する考えを明らかにしています。(02日00:11)

6353名無しさん:2021/02/02(火) 13:10:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea0ca3965a7df1211dd0d22f4c404e830e296cc9
自民・松本議員「1人」はウソ…実は3議員
2/1(月) 21:26配信
日本テレビ系(NNN)
緊急事態宣言下の東京で、深夜まで銀座のクラブを訪れていた自民党の松本純衆議院議員に、自民党の田野瀬文部科学副大臣と、大塚国対副委員長が同席していたことが明らかになり、3人とも自民党を離党しました。

自民党・松本純議員「前途ある有望な彼らに対しましては、これからのこともあります。何としてもかばいたいという、そんな思いから、1人で行ったということでの説明をさせていただいたところでございます。心からおわびを申し上げます」

自民党の松本純議員は、これまで「店には1人で行った」と説明していましたが、1日、自民党の田野瀬文部科学副大臣と大塚国対副委員長が同席していたことを明らかにしました。

また、女性2人も同席し、5人で会食していたということです。自民党の二階幹事長は、3人に対し離党勧告を出しましたが、3人が離党届を提出したため離党勧告を取り下げ、届けを受理しました。

また、これに先立ち田野瀬氏は、総理官邸で菅総理大臣と面会し、菅総理は、「あるまじき行為だ」として、文科副大臣の職を更迭しました。

自民党内からは、「国民にうそをついたのだから、議員辞職するべきだ」との声も上がっていますが、3人はそれぞれ「地元の後援者と相談したい」と述べるにとどめました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b84ed7395b0ea2292cb59b407fa490513f79e94f
公明・遠山氏、議員辞職 自民・松本氏ら3人 離党
2/1(月) 20:36配信
フジテレビ系(FNN)
緊急事態宣言下の深夜に、東京・銀座のクラブに滞在していたなどの問題をめぐり、公明党の遠山清彦前幹事長代理が議員辞職する一方、自民党では、松本純前国対委員長ら3人が離党した。

公明党・遠山清彦前幹事長代理「国民の皆さまの政治への信頼を深く傷つけてしまったことに対して、あらためて心からおわび申し上げたい。本当に申し訳ございませんでした」

遠山氏は、銀座のクラブ滞在問題などを受け、先週、党の幹事長代理を辞任していたが、1日、大島衆議院議長に議員辞職願を提出し、本会議で、辞職が認められた。

自民党・松本純前国対委員長代理「心からおわびを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」

自民党では、銀座クラブ問題で、先週、国対委員長を辞任した松本純衆議院議員と田野瀬太道文科副大臣、大塚高司国会対策副委員長の3人が、党本部で、二階幹事長に離党届を提出し、受理された。

松本議員が、これまで「銀座には1人で行った」と説明していたが、1日、「後輩議員2人と訪問していた」と初めて認めた。

また、田野瀬、大塚両議員は、それぞれの役職も辞任した。

田野瀬議員は、菅首相から、「あってはならないことをした」として、文科副大臣を更迭すると伝えられたことを明らかにした。

6354名無しさん:2021/02/02(火) 13:13:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/453e45fd771ab4e00252090278c072058833d7aa
自民・松本氏 虚偽でも離党止まり…遠山氏との差に批判殺到
2/1(月) 18:49配信
女性自身
緊急事態宣言下のなか深夜に銀座のクラブを訪れていたとして、2月1日に正式に辞職した公明党の遠山清彦議員(51)。

遠山氏はクラブ通いだけでなく、19年の政治資金支出報告書でキャバクラなどに飲食代として約11万円を計上していたことも明るみになった。

「具体的には、福岡市にあるキャバクラと宮崎県延岡市にあるスナックへの支出5件を計上。公設秘書が福岡市のキャバクラに行った際の飲食代が4件、もう1件は遠山氏が延岡市のスナックを利用した際のものだといいます。結局、支出分は資金管理団体に返金。政治資金収支報告書を訂正しましたが、風当たりはいっそう強くなりました」(社会部記者)

複数の不祥事が明るみになり、1月29日に党の幹事長代理の役職を辞任した遠山氏。しかし「政治への信頼を深く傷つけた」として、1日午前に議員辞職願を提出したという。

各メディアによると、国会内の記者団に対して「先週、党の幹事長代理の役職を辞任したが、週末に熟慮した結果、潔く議員辞職すべきだと決意した」と説明。次の衆議院選挙には立候補しない意向を明らかにしたという。

■自民党・松本純氏は虚偽説明のうえ、離党止まり

いっぽう遠山氏と同じタイミングで、銀座での“深夜のはしご酒” が報じられた自民党の松本純議員(70)。その責任をとって、1月29日に党の国会対策委員長代理の役職を辞任していた。

そんななか遠山氏の辞職が報じられた直後、松本氏も同日午後に離党届を提出したという速報が走った。さらに同党の田野瀬太道文部科学副大臣(46)と大塚高司国対副委員長(56)も松本氏と酒席を共にしたとして、同時に離党したのだ。

当初、記者団の一問一答に対して「1人で店に行った」と返答していた松本氏。さらに「複数人での会食は各飲食店であったのか」という質問に対しても、「全部、要望・陳情を承る立場として1人で行っている」と否定していた。

このことについて松本氏は同日の会見で、「実は後輩議員2名とともに訪問したのが事実です」と虚偽を認めた。その理由として、「後輩を庇いたかった」と釈明。離党については、二階俊博幹事長(81)から「離党勧告を頂戴した」と経緯を明かした。

遠山氏は議員を辞職したが、虚偽説明のうえ離党にとどまった松本氏ら3名。その“温度差”に批判の声が上がっている。

《離党届と言う事は議員は続けるんだね。ほとぼりが冷めたら党に復帰? 公明党の遠山議員は議員辞職でしょ?》
《嘘までついて議員辞職しないんだ。遠山は辞職したで》
《公明党の遠山清彦議員は辞職した。この差は問われるだろう。そして是非はともかく、世論は止まらなくなっている》

6355名無しさん:2021/02/02(火) 13:38:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b2729ac7a86b4cee25dcb7b6131447d9242f9a5
嘘がバレて離党した自民党の松本純衆院議員に“献金”疑惑も 摘発企業から献金84万円【独自】〈週刊朝日〉
2/1(月) 18:32配信
AERA dot.
「緊急事態宣言中に銀座でこっそり一杯、飲んで、こんな騒動になるとはね。”マツジュン”の嘘のおかげでまた、支持率が下がる」

 こうこぼすのは、自民党幹部の一人。

 緊急事態宣言の中、深夜まで銀座で飲食をしていたことが発覚した自民党の「マツジュン」こと松本純衆院議員(国対委員長代理はすでに辞任)は、2月1日に自民党に離党届を提出。その後、松本氏はクラブ訪問について「1人だったと説明したが、実は後輩議員2人とともに訪問した。事実と違うことを申し上げ、心からおわびしたい」と嘘をついたことを記者団に謝罪した。

 クラブには、松本氏とともに離党届を提出、受理された田野瀬太道文部科学副大臣と大塚高司国対副委員長が同席していた。自民党の二階俊博幹事長は、3人に対して離党勧告を出し、同時に3人からは離党届が提出された。

同じく、銀座で深夜まではしご酒をしていた、公明党の遠山清彦前衆院議員は議員辞職を表明。遠山氏は政治資金収支報告書でキャバクラやスナックの代金を支出していたことも判明し、辞職が決定的となった。

 そこで本誌が松本氏の政治資金収支報告書を調べると、“疑惑の献金”を複数回、受け取っていたことが判明した。

 松本氏の政治資金管理団体「自民党神奈川県第一選挙支部」には、東証一部上場のナイス社(横浜市)から毎年のように献金されていた。調べると、2011年から16年から毎年、それと18年に12万円を7回、計84万円が献金されていた。

 ところが、献金したナイス社は19年5月、横浜地検と証券取引等監視委員会の強制捜査を受けた。そして、同年7月に元会長ら3人が金融商品取引法違反(粉飾決済)の容疑で逮捕されている。

 現在、横浜地裁で審理が行われ、検察側はナイス社元会長らに懲役2年6か月を求刑。ナイス社側 は全面的に否認し、争っている。

 松本氏は粉飾決済が行われたとされる15年以降も3度(36万円)にわたってナイス社から献金を受け取っていた。

本誌の取材に対し、松本氏の事務所は「粉飾決算が行われた14年にもらった献金12万円は事件が発覚した19年7月に返金している」と回答した。だが、粉飾決算の有価証券報告書を提出したのは15年で
それ以降も松本氏は献金を受領していた。

 松本氏は麻生太郎副総理兼財務相の側近とされ、麻生派の事務局長として派閥を取り仕切っていた。麻生派幹部はこう言う。

「松本氏が多忙な麻生氏に代わって、手堅く派閥をまとめてきた。閣僚経験もあり、官房副長官という要職も務めたことがある松本氏の信頼は派閥で厚かった。それが銀座の飲み歩きと嘘がばれてしまい、『なんだよ、あの人』とすっかり信頼を失っている」

 公明党の遠山氏の議員辞職で松本氏の動向も注目される。

「年が明けて、養鶏疑惑で吉川貴盛元農相が起訴、すでに議員辞職。菅政権はコロナ対応の失敗で支持率が低下する中、松本氏が嘘の説明をしていたことでますます窮地に追い込まれた。離党した議員たちは次の衆院選挙で自民党から出られないので、無所属の出馬となる。かなり厳しい選挙になるだろう」(前出・自民党幹部)

(本誌取材班)
※週刊朝日オンライン限定記事

6356名無しさん:2021/02/02(火) 13:40:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/54410a4577054a7344f68642a825adf00c4d4da3
神奈川6区、与党で擁立 二階自民幹事長
2/2(火) 11:42配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は2日の記者会見で、公明党の遠山清彦氏が出馬予定だった衆院神奈川6区について「公明党の意見も聞いて決断したい。候補者を与党で立てないことはない」と強調した。

 遠山氏は、緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れた問題などの責任を取って議員辞職し、次期衆院選への不出馬を表明した。

 二階氏はまた、北九州市議選などの地方選で与党候補が敗北したことに関し、「衆院議員はそれぞれの地域で日夜努力している。すぐ何らかの影響があるとは考えにくい」と述べた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5dd34efb66a865d519aa0608e5e213bb660c824
夜の銀座問題「胸に手当てて律して」 自民・二階氏が注意喚起
2/2(火) 11:57配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は2日の記者会見で、緊急事態宣言発令中の深夜に自民党議員が東京・銀座のクラブを訪れていた問題に関して、「議員は国民の模範とならないといけない立場なのでそういう問題は論外だ。それぞれ胸に手を当てて自らをよく律していただきたい」と党内に注意を促した。

 二階氏は「子供ではないので党がどうこう言う話ではない。選挙区の皆さんから日頃から注意も指導も受けているはずだ。謙虚に対応してもらいたい」とも語った。

6357名無しさん:2021/02/02(火) 13:48:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/535dd998ac4b0e0fc380799a290f91e23da9ccb6
菅氏を窮地に追い込む与党議員「銀座の夜遊び」
2/2(火) 5:51配信
東洋経済オンライン
 通常国会のさなかに発覚した与党幹部議員2人による「銀座の夜遊び」が、菅義偉首相の苦境に追い打ちをかけている。

 国民的批判が爆発し、自民、公明の2議員はそれぞれ離党と議員辞職に追い込まれたが、危機管理の甘さも含め、菅首相の「政権運営の欠陥」(閣僚経験者)を露呈することになった。

■与野党攻防の最中に炸裂した「砲弾」

 政府は1日、首都圏や関西圏などに発令した緊急事態宣言を3週間から1カ月間程度延長する方針を固めた。2日に正式決定する。罰則を含めた対応強化のためのコロナ特措法・感染症法改正も2月3日に成立する見通しだ。首都圏は1月8日から、関西圏や福岡県などは同14日から宣言が発令され、1日当たりの新規感染者数も減少傾向にあるが、医療態勢はなお逼迫している。

 国民の不信感は根強く、与党幹部議員の不謹慎な行動が菅内閣や自民党への批判を拡大させている。国会論戦で集中砲火を浴び続ける菅首相にとって、まさに泣きっ面に蜂の状況だ。

 国会冒頭の与野党攻防がヤマ場を迎えた1月26日午後、週刊新潮と週刊文春が同時に放った“砲弾”が炸裂し、永田町は大騒ぎとなった。標的となったのは自民党の松本純国会対策委員長代理(当時、離党)と公明党の遠山清彦幹事長代理(同、議員辞職)。

 両誌は、松本、遠山両氏が国会開会中で、かつ緊急事態宣言下の深夜に銀座の高級クラブに出入りしていたことを暴露。菅首相が国民に不要不急の外出自粛を懇請しているのに、それを無視した2人の行動に批判が爆発。菅首相や公明党の山口那津男代表は平謝りせざるをえなかった。

 松本氏と遠山氏が銀座の高級クラブを訪れていたのは、第3次補正予算案の衆院予算委審議やコロナ特措法・感染症法改正での与野党修正協議のヤマ場で国会が緊迫していた最中だった。ネット上では「与党議員は銀座で豪遊し、国民はコロナで刑事罰か」などと憤激する書き込みがあふれた。

 週刊新潮や週刊文春によると、松本氏は通常国会が召集された1月18日夜、銀座のイタリア料理店で飲食した後、午後11時過ぎまでお気に入りの銀座のクラブをはしごしていた。一方の遠山氏は、衆参両院での各党代表質問が終わった1月22日夜、有力な後援者との会食後に、深夜まで銀座の高級クラブで過ごしていた。

 国対委員長代理だった松本氏は与野党修正協議の当事者で、幹事長代理だった遠山氏も1月25日の衆院予算委で公明党のトップバッターとして質問したばかり。1月27日の参院予算委で野党から厳しい追及を受けた首相は「大変申し訳ない」と陳謝。山口代表も「心からお詫びする」と謝罪した。

6358名無しさん:2021/02/02(火) 13:48:53
>>6357

■秘書のキャバクラ代を政治資金で支出

 しかし、松本氏は職務を継続し、遠山氏は秘書のキャバクラ代を政治資金で支出していた事実も発覚。野党だけでなく国民の間にも「議員辞職にも値する」との厳しい声が広がった。国会運営にも影響が出かねない状況となったため、松本、遠山両氏は1月29日午後、それぞれ党執行部に役職辞任を申し出て受理された。 

 ただその後も批判が拡大し、2月1日午前に遠山氏が議員辞職願を大島理森衆院議長に提出。同日午後には松本氏が党執行部に離党届を提出し、受理された。また、銀座のクラブで松本氏と同席していた自民党の大塚高司衆院議院運営委員会理事と田野瀬太道文部科学副大臣も更迭され、離党した。

 松本氏も関与した1月28日の与野党協議ではコロナ特措法と感染症法の政府案について「懲役・罰金の刑事罰をすべて削除し、行政罰としての過料にとどめる」などで与野党が合意した。与党側からは「松本、遠山両氏の無自覚な行動が大幅譲歩の原因」(自民国対)との恨み節も漏れた。

 自民執行部が当初、松本氏の処分に及び腰だったのは、菅首相と二階俊博幹事長が2020年12月の銀座での「8人ステーキ会食」で猛批判されていたからだ。政府与党の間では「秘かに夜会食を行う、同じ穴のムジナも少なくない」(自民若手)との声もあり、「厳しい処分をすると前例になる」(自民幹部)ことを恐れたとみられている。

 菅首相は1月27日の国会答弁で野党議員から処分を求められると、「幹事長室で(飲食自粛の)通達を出しており、しっかり対応していく」と答弁した。しかし、松本氏はその日午後に開かれた麻生派総会の司会をつとめ、麻生氏が挨拶で「はなはだ不適切」と発言したが、松本氏自身は「どこ吹く風の態度」(派閥担当記者)だったとされる。

 一方、クリーンを標榜する公明党の反応は「自民党とは違った」(幹部)。不祥事発覚後、遠山氏は平身低頭で謝罪し、党執行部に進退伺いも出していたとされる。しかし、山口代表らは「こちらが先行して遠山氏を処分して、自民党を困らせるわけにはいかない」(党幹部)との判断から、様子見を続けたとみられている。

 第3次補正予算が1月28日に成立し、特措法改正などでの与野党修正協議も29日に合意した。水面下で調整のうえ、同日夕刻に松本、遠山両氏が相次いで役職辞任を申し出る形で幕引きを図った。しかし、批判は収まらず、週明けの2月1日にそれぞれ離党と議員辞職を余儀なくされた。

■永田町の「マツジュン」と「遠山の金さん」

 針のむしろに座る事になった松本氏は、当選7回の閣僚経験者で、所属する麻生派では麻生太郎副総理兼財務相の側近中の側近として知られる。政界では人気タレントに模して「永田町のマツジュン」と呼ばれ、国会対策での実績も持つ有力議員。しかも、菅首相とは初当選同期の親しい仲間で、菅、麻生両氏のパイプ役も務めてきた。

 小選挙区となった衆院神奈川1区で1996年に初当選した松本氏は、その後、落選と比例復活を経験するなど、必ずしも選挙基盤は盤石ではない。今回の不祥事とその後の対応の拙劣さから、「次期衆院選では苦戦必至」(自民国対)との声が広がる。

 一方、遠山氏は参院議員を経て衆院比例九州ブロックで当選し、次期衆院選では神奈川6区での立候補が決まっていた。党内では「将来の代表候補」との呼び声もあり、こちらも「永田町の遠山の金さん」と呼ばれる有力議員だった。

 自らツイッターに投稿した謝罪動画では、「申し訳ありませんでした!」と大声で叫び、画面から姿が消えるくらい深く頭を下げるなど、事態の深刻さに身を縮めていた。遠山氏は週末に議員辞職の意向を固めて2月1日、大島理森衆院議長に議員辞職願を提出した。

 遠山氏が出馬を予定した神奈川6区は、前回衆院選で公明党が唯一議席を獲得できなかった小選挙区だ。このため、必勝を期す党執行部が将来のエースと目される遠山氏を落下傘の形で投入していた。

 今回の不祥事でも「候補者差し替えはない方針」(公明選対)だったが、「創価学会婦人部を激怒させた」(幹部)こともあって、遠山氏は1日、次期衆院選の立候補を断念した。

 そうした中、政府は2月2日に緊急事態宣言の延長を正式に決める方針だ。その時点で全国的に新規感染者が大幅に減少していても、死亡者や重症者数が高止まりしている限り、国民の不安は消えない。当然、下落した内閣支持率も回復せず、今回の2議員らの不祥事で自民、公明両党の支持率低下も避けられない。

6359名無しさん:2021/02/02(火) 13:49:03
>>6358

■都議選への悪影響は避けられず

 7月4日の投開票が決まった東京都議選では、前回惨敗した自民党は議席回復、公明党は前回以上の勢力確保がそれぞれの目標だ。しかし、今回の不祥事で都民がそっぽを向く不安は拭えない。とくに公明党は「選挙への悪影響は確実」(幹部)と嘆く。

 1月31日に投開票された千代田区長選では、自公の推薦候補が小池百合子知事が支援した都民ファーストの会推薦の新人候補に敗れた。同日投開票の北九州市議選でも、自民公認候補の現職が6人も落選する事態となった。10月までに必ず実施される次期衆院選までに自公両党への逆風がやむ保証はない。

 しかも、横浜市の区分けにより、松本氏の神奈川1区と遠山氏が出馬予定だった同6区は菅首相の神奈川2区を挟む形となっている。「次の選挙では、菅首相も自粛破りと批判されるのは確実」(自民選対)との厳しい見方も出る。

 菅首相は、国会質疑で2度目の特別定額給付金の実施を否定した際、政府のセーフティネットとしては「最終的に生活保護がある」と発言して大炎上した。伝家の宝刀となる解散権も、「現状のままでは、抜く力すら失う」(自民長老)との見方も広がる。

 菅首相が最後の頼りとするワクチン接種が難航するような事態ともなれば、今回の「銀座の夜遊び」が自民党内の菅降ろしの伏線となり、「新年度予算成立後の4月政変が現実味を帯びる」(同)との不穏な予測も出始めている。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

6360名無しさん:2021/02/02(火) 17:37:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/90b239b419db645f8f239639f0ff0457d30a33a1
菅首相 銀座3議員問題で繰り返し陳謝 年末の自身会食にも飛び火「大いに反省」
2/2(火) 16:57配信
デイリースポーツ
 菅義偉首相は2日の参院本会議で、緊急事態宣言下で深夜まで銀座のクラブで飲食し、自民党を離党した田野瀬前文部科学副大臣ら3人の議員について「国民の皆さんにご苦労をお願いする中で、政治家は率先して襟を正すべき立場。誠に残念であり、私自身も国民の皆さんに心からお詫び申し上げたい」「二度と再びこういうことがあってはならない」と陳謝した。

 立憲民主党・青柳陽一郎議員への答弁。2日の参院本会議では、野党から何度も“銀座クラブ3議員”問題に対する答弁を求められ、謝罪を繰り返した。

 また、共産党・塩川鉄也議員からは、3議員に関連し、「自身は処分なくお詫びだけ、この3人と一体どこが違うのか」と昨年12月14日、二階俊博幹事長の呼びかけにより王貞治氏、杉良太郎、みのもんたら8人での会食に出席した問題を追及された。当時、政府は会食について「4人以下」を呼びかけていた。

 菅首相は「私の会食については大いに反省しているところであります。(ただ)緊急事態宣言下でもありませんでしたし、当時、(午後)10時までの(会食が)許されていたという風に記憶しております。いずれにせよ、あってはならないこと。大いに反省しております」と謝罪した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/22d083542ad8674f47c348fdb1a48fe003a2ad9c
世耕氏「自民に厳しい目が向けられている」 「夜の銀座」問題で
2/2(火) 15:45配信
産経新聞
 自民党の世耕弘成参院幹事長は2日の記者会見で、緊急事態宣言発令中の深夜に自民党に所属していた議員が東京・銀座のクラブを訪れていた問題について「深夜にわたって会食をしたこと自体がとんでもないが、事実上、虚偽の説明をし、大変残念だ。当然、自民党に対して非常に厳しい目が向けられているということを自覚しなければいけない」と述べた。

 世耕氏は、二階俊博幹事長が深夜飲食をしていた松本純衆院議員ら3人に離党勧告を出したことについては「自民党としては、かなり重い処分だ。総選挙を目前に党籍を失うことは、本人たちにとっても大変重い」と語った。

6361チバQ:2021/02/02(火) 17:39:48
国会議員全員に聞いてみようw
https://news.yahoo.co.jp/articles/0028d78b321ab7593352fd276ccebd0dbcdaeace
副大臣ら10人がマイナカード未取得 閣議決定で実名
2/2(火) 14:00配信




マイナンバーカード=総務省提供
 菅義偉首相が2022年度末までにほぼ全国民への普及をめざすマイナンバーカード。大臣は全員取得しているが、政務三役などを含めると菅内閣の13%が持っていなかった。政府は2日、未取得の10人の実名を記した答弁書を閣議決定した。

 菅内閣の大臣、副大臣、政務官の政務三役と首相補佐官は計77人。答弁書によると、このうちカードを持っていなかったのは、赤沢亮正内閣府副大臣▽宇都隆史外務副大臣▽中西健治財務副大臣▽丹羽秀樹文部科学副大臣▽葉梨康弘農林水産副大臣▽岩井茂樹国土交通副大臣▽小林茂樹国交政務官▽鳩山二郎国交政務官▽大西宏幸防衛政務官▽柿崎明二首相補佐官――の10人だった。この10人も「申請済み」か「申請予定」だとした。

 「NHKから自国民を守る党」の丸山穂高衆院議員の質問主意書に答えた。(河合達郎)
朝日新聞社

6362チバQ:2021/02/03(水) 11:11:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c5ee8dafa28b84d65586b2570b8b5cc512ee77e
水際対策緩和、悩む政権 「世論」と「五輪」の板挟み
2/3(水) 7:00配信




 緊急事態宣言の延長に伴い、昨年末以降に強化した水際対策もそのまま延長された。いずれも宣言中の措置とされているが、政府内では宣言解除と同時の全面緩和は難しいとの見方が強まっている。緩和が遅れると東京五輪・パラリンピックの観客受け入れに影響するため、政府は水際対策の「出口戦略」にも苦慮している。


 「国内外の感染状況とニーズを見極めながら政府全体で検討していく」。茂木敏充外相は2日の会見で水際対策の行方を問われ、そう述べるにとどめた。政府内では水際対策の出口に向けた検討が進むが、「議論百出」(関係者の一人)で先行きは見通せていない。

 政府は約150カ国・地域からの外国人の入国を原則拒否する一方、段階的に入国緩和を進めてきた。オリパラで全世界から観客を受け入れるという目標を見据えた措置だった。

 ところが、海外での新型コロナの変異ウイルス感染拡大と国内の緊急事態宣言を受け、先月14日までに全ての緩和策を停止。感染状況が収まりつつある中韓など11カ国・地域からビジネス関係者らを優先的に受け入れる仕組みも止め、新規入国は事実上、全面停止となった。海外から帰国する日本人や、再入国する在留資格のある外国人の全員に、空港で検査を行うなどの検疫強化策も追加した。

 いずれも期間は宣言中とされているが、政府関係者は「宣言が解除されてすぐ元に戻すことにはならない」と口をそろえる。そもそも菅義偉首相自身、当初は中韓などからの入国停止に慎重だったが、自民党や世論の反発に押されて全面停止に至った経緯があるからだ。内閣支持率の低迷が続くなか、首相周辺は「政権に体力がなければ、(反発を押し返して)再開するのは難しい」と漏らす。
朝日新聞社

6363名無しさん:2021/02/03(水) 18:35:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a1724b417d474cf863eb01257f13329b82b79b4
“銀座クラブはしご”うそ説明 総理いつ知った?
2/2(火) 17:52配信
テレビ朝日系(ANN)
 国会議員が辞職、離党することとなった銀座クラブはしご問題。菅総理大臣が国会で謝罪です。

 緊急事態宣言のさなか、与党議員が東京・銀座のクラブを訪れていた問題。

 1日に自民党を離党した3人は先月18日、2人の女性を含めた5人で、まずイタリアレストランで会食。その後、再び銀座のクラブで合流していました。

 先月26日、1回目の会見です。

 自民党(当時)・松本純国対委員長代理:「全部、要望・陳情を承るという立場で1人で行っております」

 実は永田町では、すでにこのころから「複数の同席者がいた」との噂が出ていて、ほどなく田野瀬前文部科学副大臣と大塚前国対副委員長の名前が浮上していました。

 しかし、噂は噂のまま2回目の会見でも否定しました。

 自民党(当時)・松本純国対委員長代理:「(Q.1人で行ったと説明したが、その事実は?)変わりありません」

 実際には同席者がいたと報告したのは、週が明けた今月1日になってからでした。

 自民党・二階幹事長:「当初、説明のあった内容と異なる事実が判明したということを受けて、離党の勧告をしたという経緯であります」

 2日午後、菅総理大臣は改めて国民に謝罪しました。

 菅総理大臣:「国民の皆さんにご苦労をおかけしているなかにあって、政治家は率先して範を示すべきところ、こうした行動はあってはならないことであり、極めて遺憾であります。私からも国民の皆さんに心からおわびを申し上げます」

 立憲民主党・青柳陽一郎議員:「特に問題を大きくしたのは嘘です。すでに先週時点で複数人で行っていた事実が周知され始めていました。総理には一体、いつ情報が上がったのか?」

 菅総理大臣:「私が承知したのは昨日です。二度と再びこのようなことがあってはならない…、そういう思いで取り組んで参りたいと思います」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/309cad14e3b05aa992d5ce9e0f3b1375ec67deb4
「大いに反省」 菅首相、12月の会食問題で改めて陳謝
2/2(火) 17:30配信
朝日新聞デジタル
 菅義偉首相は2日の衆院議院運営委員会で、国民に自粛を呼びかけるなか、昨年12月に二階俊博自民党幹事長らとステーキ店で会食をした問題について、「大いに反省している」と改めて陳謝した。

 共産党の塩川鉄也氏の質問に答えた。ただ、深夜に東京・銀座のクラブなどを訪れていた自民党の衆院議員3人が離党勧告された件との対応の違いについて問われると、「(12月は)緊急事態宣言でもなく、午後10時まで(飲食店の営業が)許されていたと記憶している」と弁明した。

 また、塩川氏は、安倍晋三前首相が「桜を見る会」前日の夕食会の問題を巡り、国会で事実に反する答弁を重ねていた問題に触れ、「(3人が)会食の事実を隠した、うそをついたから更迭や離党勧告の処分を行ったというなら、1年以上うそをつき、事実を隠していたのに何の処分もない安倍前首相の場合とどこが違うのか」と追及。菅首相は「安倍(前)総理については、先般、自らの発言の相違点について、議運委員会の中で説明をされたのではないか」と述べた。

 塩川氏は「まさに政治への信頼が問われている大問題だ」と指摘した。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c946050b00c0ad59fe331d69acf02f21c1593b1
深夜会合、再発防止誓う ステーキ会食「当時は許された」 菅首相
2/2(火) 17:56配信
時事通信
 菅義偉首相は2日、衆院議院運営委員会に出席し、松本純・元国家公安委員長ら自民党議員3人(1日に離党)が緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪れたことを陳謝し、「二度とこのようなことがあってはならない」と強調した。

 立憲民主党の青柳陽一郎氏への答弁。

 青柳氏は「政治と国民の信頼関係が壊れ、多くの国民が怒りを越えあきれている」と非難。首相は「国民にご苦労をお願いする中で、政治家は率先して襟を正すべき立場だ。心からおわびを申し上げる」と語った。

 松本氏は問題が発覚した1月26日、「1人で(クラブに)行った」としていた。首相は、3人で訪れたことを把握したのは離党勧告処分を決めた2月1日だと改めて説明した。

 首相自身、12月に自民党の二階俊博幹事長らと「ステーキ会食」を行った経緯がある。共産党の塩川鉄也氏は3氏の処分との整合性をただしたが、首相は「その会食の際は緊急事態宣言(下)でもなく、当時(午後)10時まで許されていた」と釈明した。

6364名無しさん:2021/02/03(水) 18:39:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/97945704c88393b48f5797f1f34ffddf212d4052
「緊急事態宣言」3月7日まで延長、菅首相は自民議員の深夜クラブ飲食を謝罪「あってはならないこと」
2/2(火) 19:46配信
BUSINESS INSIDER JAPAN
新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言について、政府は2月2日、栃木県を除く10都府県で3月7日まで延長することを正式に決定した。

新型コロナウイルス感染症をめぐっては、年末年始に感染者が急増し、国内で医療提供体制がひっ迫。1月8日〜2月7日にかけて1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)を対象とする緊急事態宣言を発出した。

その後、政府は対象地域を拡大。1月14日から栃木・岐阜・愛知・京都・大阪・兵庫も加わった。

政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長は1月8日の会見で、「1カ月未満でステージ3に近づけるのはそう簡単ではないが、4条件を満たせば可能」と見解を述べていたが、現時点では栃木県以外では解除は妥当ではないという判断に至った。

菅義偉首相は2日、緊急事態宣言延長を報告した参院・議運委員会で「結果として宣言を延ばすことになり、国民に大変申し訳ない」と発言。当初、緊急事態宣言を1カ月で解除できなかった責任は「全て私が背負う」と語った。

政府は今後も「手洗い」「マスクの着用を含む咳エチケット」「3密の回避」など基本的な感染対策の重要性を周知。新しい生活様式への行動変容、昼夜を問わず不要不急の外出自粛、テレワークなどの推進で出勤者7割減などを呼びかける。

厚生労働省の専門家会合は、重症者や死亡者の数は過去最多レベルであり、医療提供体制の逼迫も続いていると指摘している。

政府は新型コロナ感染症対策の基本的対処方針の中で、感染者数が減少傾向にある仲で「今後の減少傾向を確かなものにするため、これまでの対策を継続・徹底することで「医療提供体制・検査体制の拡充等を図り、早期にステージ3・2を目指す」と記した。

飲食店へも引き続き営業時間の短縮要請も呼びかける方針だ。ただ、緊急事態宣言の対象地域では、法律には基づかない「呼びかけ」として、自治体が営業時間の短縮を呼びかけている。

協力金の支給対象ではないが、呼びかけに応じてイベントの開催制限に協力したり、時短営業に応じたりする事業者もある。緊急事態宣言の延長によって、こうした事業者への補償をどうするかも焦点になりそうだ。

6365名無しさん:2021/02/03(水) 18:40:05
>>6364

与党議員、緊急事態宣言下に銀座のクラブへ 虚偽説明で離党も
一方、緊急事態宣言下に自民・公明の衆院議員4人が東京・銀座のクラブを訪れていたことなどが明らかになり、議員辞職や離党に追い込まれた。

デイリー新潮は1月26日、自民党の松本純衆院議員が1月18日深夜に銀座のクラブを訪れていたと報道した。

松本氏は党の国対委員長代理を辞任し、問題が報じられた当初は報道陣に対し、クラブの閉店後に「要望・陳情を承るという立場で一人で行った」と釈明していた。

ところが、この説明が後に虚偽だと発覚。田野瀬太道・文部科学副大臣、大塚高司・国会対策副委員長が同行していたことが明らかになった。

政府や党の役職を辞めるだけでは収拾できないと判断した二階俊博幹事長は、3氏に離党勧告を出した。

相次ぐ不祥事、年内には総選挙
1月31日に実施された北九州市議選と東京・千代田区長選で、自民党は厳しい戦いを迫られた。北九州市議会選では、自民党は現職22人全員が立候補。当選10回の重鎮を含めた6人が落選し、当選者は16人。前回の18人を下回った。

千代田区長選では自民・公明が推薦した前区議が立候補したが、小池百合子都知事が特別顧問の地域政党「都民ファーストの会」推薦の樋口高顕氏に敗れた。

10月21日には、衆院が任期満了を迎える。新型コロナ禍の収束が見通せない中、来たるべき総選挙を前に、菅政権は難しい舵取りを引き続き迫られることになる。

菅首相は2日、参院本会議や衆参両院の議院運営委員会で「国民の皆さんにご苦労をおかけしている中、政治家は率先して範を示すべきところ、あってはならないこと。極めて遺憾。国民の皆様にお詫び申し上げる」と頭を下げた。

(文・吉川慧)

吉川慧

6366名無しさん:2021/02/03(水) 18:43:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/677a92dfdd3c84649979020dac7bd72442dbefd6
「それぞれ胸に手を当てて」 銀座クラブ問題で二階氏
2/2(火) 19:15配信
朝日新聞デジタル
 自民党の二階俊博幹事長は2日の記者会見で、緊急事態宣言下の深夜に松本純衆院議員ら3人が東京・銀座のクラブなどを訪れていた問題について、「議員は模範とならなきゃいけない立場で、そういう問題は論外だ。それぞれ胸に手をあてて自らをよく律していただきたい」と述べた。

 二階氏は続けて「子どもに言うんじゃないから、党がどうこう言う話ではない。謙虚に対応してもらいたい」と呼びかけた。

 一方、自民を離党した3氏や議員辞職した公明の元衆院議員の選挙区に、次期衆院選で候補者を擁立するかと聞かれると、「地元の実情をよく聞いて慎重に対応する」としたうえで、「もちろん候補者を立てないということはない」と述べた。3氏が無所属で立候補した場合、与党から公認候補を擁立する可能性もあることを示唆した。

 一方、世耕弘成参院幹事長も同日の会見で、クラブ問題について「深夜にわたって会食をしたこと自体、とんでもない。自民党に対して非常に厳しい目が向けられていると自覚しなくてはいけない」と語った。

 そのうえで「自民党はすべての選挙区に公認候補を立てていくというのが基本路線」と述べ、3氏の選挙区への自民党からの候補者擁立に含みを持たせた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/b80d6f443da4e62f658196ee9a2a3a69164f4aa6
陳謝の首相 揺さぶる野党 衆参議運委で「銀座深夜会合」攻防
2/2(火) 21:22配信
産経新聞
 菅義偉首相は2日の衆参両院の議院運営委員会で、与党に所属していた衆院議員が緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪れていた問題について謝罪の言葉を繰り返した。立憲民主党や共産党は4日から始まる衆院予算委員会での本格論戦も見据えて攻勢を強め、首相を揺さぶった。

 「多くの国民が怒りを超えてあきれている。首相も無念ではないか」

 立民の青柳陽一郎氏が衆院議運委でこう厳しい言葉を投げかけると、首相は神妙な面持ちで「二度とこのようなことはあってはならない。そういう思いで取り組みたい」と述べた。

 政府・与党は当初、この日の議運委への首相出席は想定しておらず、首都圏に対する宣言発令を事前報告したときなどと同様、担当の西村康稔経済再生担当相の説明にとどめる予定だった。

 ところが、すでにクラブを訪れていたことが判明していた松本純元国家公安委員長=自民を離党=に加え、自民に所属していた2人の同席が1日に発覚すると、風向きが変わった。立民の安住淳国対委員長は「首相に説明してもらわなければ令和3年度予算案の審議に入れない」と強硬な姿勢で臨み、与党側に首相の出席を認めさせた。

 共産の塩川鉄也氏は、宣言が発令されていなかった昨年12月の首相と自民の二階俊博幹事長らのステーキ店での会食を持ち出し、「首相が行った会食はおわびだけだった。3人とどこが違うのか」などと追及した。首相は「その会食の際には宣言はなかった」と説明しつつ、反省の言葉を述べて低姿勢に徹した。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、菅政権の支持率は発足時と比べ低迷している。それにもかかわらず、野党の支持率も低迷しており、野党は政権批判の受け皿になりきれていない。立民や共産が「深夜会合」問題で攻勢を強めるのは、政府・与党の失態を契機に政権への打撃を狙う思惑が透ける。

 ただ、立民も昨春の宣言時に所属議員が東京・歌舞伎町の「セクシーキャバクラ」と呼ばれる飲食店を訪れていたことが発覚し、除籍(除名)処分にする不祥事に見舞われた。午後8時以降の外出や会食の自粛は与野党にかかわらず国会議員全員の姿勢が問われており、自民幹部は野党議員について「何もなければいいけど」と話した。(永原慎吾)

6367名無しさん:2021/02/03(水) 18:43:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/88d909c13c654be97b1bb453015f3f5c897f3a4b
菅首相、崖っぷちの1カ月 五輪、政権運営を左右 新型コロナ緊急事態宣言延長
2/3(水) 7:08配信
時事通信
 新型コロナウイルスへの対応に苦しむ菅義偉首相が10都府県を対象に緊急事態宣言の延長を決めた。

 感染を抑え、逼迫(ひっぱく)する医療提供体制を立て直すためだが、1カ月間での事態好転を約束していただけに後のない状況だ。3月7日の期限までに結果が出なければ、夏の東京五輪・パラリンピック開催や政権運営を左右しかねない。

 「あらゆる方策を尽くし、全ての力を注ぐ」。首相は2日の記者会見でこう述べ、感染収束への決意を示した。

 首相は緊急事態宣言の再発令を決めた1月7日の会見で「1カ月後には必ず事態を改善させる」と明言し、飲食店を中心に営業時間短縮などの徹底を呼び掛けた。その結果、東京都の新規感染者は同日の2447人をピークに減少に転じ、2月1日時点で393人まで低下した。

 だが、解除の目安は感染状況が2番目に深刻な「ステージ3」相当。東京では1日当たりの感染者数が500人を下回るのが条件となるが、宣言下の達成は2月1日のわずか1日だ。

 「1カ月で(収束)できなかった責任は全て私が背負う」。首相は宣言延長について、事前報告の場となった2日の参院議院運営委員会で「大変申し訳ない」と陳謝し、無念さをにじませた。野党は立憲民主党の枝野幸男代表が「失策」と断じるなど、厳しく追及する姿勢だ。

 関係者によると、首相は延長の判断に当たり、愛知、岐阜両県の解除に意欲を示した。しかし、解除対象を広げれば国民に緩みが生まれる可能性がある。両県とも延長不可避とする専門家の見解を最後に受け入れた。

 東京五輪は7月23日に開幕する。昨年、五輪・パラリンピックの1年延期が決まったのは開会式4カ月前。今年3月25日には聖火リレーが始まる。今回の宣言期間中に感染を抑え込めなければ、中止・再延期論が内外で広がるのは必至だ。政府関係者は「今がラストチャンス」と語る。

 首相は2日の会見で、無観客とする案について見解を問われ「安全・安心の大会にすることを最優先に検討を進めていきたい」と答えた。

 ただ、与党議員が宣言下の深夜に東京・銀座のクラブに出入りした問題は重くのしかかる。首相は2日、国会答弁で何度も「おわび」に言及したが、首相自身が昨年12月に自民党の二階俊博幹事長らと「ステーキ会食」をした経緯もある。知事からも、国会議員が自粛を破るなら「国民も守らなくていい、ということに当然なる」(大阪府の吉村洋文知事)と不満が出た。感染抑制に不可欠な国民の協力をどこまで得られるか不透明だ。

 感染防止や五輪開催の決め手とされるワクチン接種が順調に進むかも見通せない。仮に今回の宣言が再延長となったり、五輪開催に影響が及んだりすれば、政権への風当たりは一層厳しくなる。「菅政権の命運はこの1カ月に懸かっている」。ある自民党ベテランはこう指摘した。

6368名無しさん:2021/02/03(水) 18:49:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/c89d7e9d70ca84189f15cf2cfbf4cb9b888330af
河野ワクチン担当相起用で菅・二階に亀裂 総裁選前哨戦の様相
2/3(水) 11:05配信
NEWSポストセブン
 菅義偉・首相は1月18日、コロナワクチン接種の総合調整を行なう「ワクチン担当相」に河野太郎・行革相を起用する人事を発表した。その翌日には、菅首相は河野氏とともに小泉進次郎・環境相を官邸に呼んでワクチン対応を協議し、進次郎氏を河野氏の事実上の“補佐役”に任じた。

 河野氏のワクチン担当相起用は政権の屋台骨に亀裂を広げている。大いに不満を鳴らしているのが菅首相の後見人でもある二階俊博・自民党幹事長だ。

「党は人材豊富だが、とりあえず河野君だけでいい」

 会見で二階氏は“とりあえず”と人事を渋々認めたものの、ワクチン接種のスケジュールをめぐる河野氏と坂井学・官房副長官の官邸内バトルが勃発すると、“そら見たことか”といわんばかりに、「論評するに至らない。発言を片方が取り消すとか面倒くさい。よく調整してもらいたい」と、突き放した。

 二階氏は河野起用の裏に菅首相の“叛意”を感じて警戒している。いまや菅首相と二階氏の関係は急速に冷えつつある。

 内閣支持率が急落すると二階氏は距離を置き、ポスト菅の総裁選に野田聖子・幹事長代行を擁立する構えを見せたからだ。

「とにかくこの悪いムードを変えないと選挙を戦えない。そのためには憲政史上初の女性首相とか思いきったことが必要だと二階さんは考えている。野田後継なら選挙はなんとかしのげる」

 二階派幹部からそうした情報が流され、党内でも野田氏がポスト菅の有力な総理・総裁候補との見方が広がっていた。ところが、菅首相が「河野カード」を切ったことで目算に狂いが生じた。「ワクチン担当相」という人事一つで、河野氏が野田氏に代わる有力な次期首相候補としてクローズアップされたからだ。政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「このまま支持率が回復しなければ、菅首相は9月の自民党総裁選への出馬は見送らざるを得なくなる。“万が一”に備えて後継者として河野氏を擁立し、河野首相・小泉官房長官コンビで総選挙を戦うシナリオも念頭にあるのではないか。党内基盤に乏しい菅首相が退陣後も党内に影響力を残すにはその選択肢しかない」

 河野氏にとっても二階氏は人事で“煮え湯”を飲まされた相手だ。

「昨年の菅内閣の組閣の際、菅首相はいったん河野氏を総務相に“内定”して地方創生を担わせようとしたが、二階氏の横槍で土壇場で当時、国家公安委員長だった二階派の武田良太氏が総務相に“昇格”、河野氏は外相から格下の行革相に回ることになり、『ハンコ廃止』というパフォーマンスに走らざるを得なかった」(自民党幹部)

 菅首相にとっても、河野氏の抜擢は二階氏の横槍に一矢報いるもので、総裁選は二階氏が担ぐ野田氏と、菅首相が後継者に立てる河野氏の対決の構図が生まれている。

そして誰もいなくなる
 ワクチン接種の国家プロジェクトは、自民党総裁選の前哨戦の様相を呈してきた。政権中枢に残った総裁候補たちは、コロナ危機乗り切りで手腕を発揮できるかが問われた。

 しかし、加藤勝信・官房長官と西村康稔・コロナ担当相は危機に有効な手を打てず、ワクチン接種の「総合調整」からも外された。

 茂木敏充・外相は、「米国のバイデン新大統領が就任したのに、菅首相との電話会談が大幅に遅れてしまった」(自民党閣僚経験者)とこちらも失格の評価で、有力候補が次々に消えている。

 いまや残っている有力候補は河野氏くらいだ。だが、ワクチン供給に不安があるうえ、ワクチン接種券、接種シールの印刷や発送など自治体の準備次第では希望者が受けられない「ワクチン格差」が生じる可能性は十分ある。元厚労省医系技官の木村盛世氏が言う。

「欧米ではワクチン接種で混乱が起き、『接種拒否』が広がるなど決して計画通りには進んでいません。日本は地方自治体の保健所が有能なので単純な比較はできませんが、国内でも問題は山積みです。一番の問題はコロナ対応に追われる医師や看護師が接種する時間的余裕があるのかどうか。それが遅れると国民全員への接種も遅れかねない。河野ワクチン担当相の手腕にかかっていると言えます」

 混乱やワクチン格差への不満が高まれば河野氏は批判の矢面に立たされることになる。

「ワクチン頼み」の菅首相だが、河野氏の起用が裏目に出れば、“副反応”で官邸崩壊どころか「官邸沈没」となる危うさをはらんでいる。

※週刊ポスト2021年2月12日号

6369名無しさん:2021/02/03(水) 19:14:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/957375c0377939083a0fa1e653f75e28d6fd43b3
首相「夜の銀座」謝罪…野党「ブーメランが心配」議員辞職求める雰囲気高まらず
2/3(水) 8:01配信
読売新聞オンライン
 自民党の衆院議員3人が緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題について、菅首相は2日の衆参各院の議院運営委員会に出席し、陳謝した。攻勢を強める野党に対し、政府・自民党は3人の離党で早期の幕引きを図りたい考えだ。

自民、離党で幕引き狙う
 「政治家は率先して範を示すべきところ、こうした行動はあってはならないことで極めて遺憾だ。心からおわび申し上げる」

 首相は2日、衆参各院の議運委の冒頭で、3議員の問題を自ら切り出し、深く頭を下げた。

 議運委は、緊急事態宣言の延長に関する事前報告のために開かれたものだ。首相は宣言を再発令した1月7日や区域拡大時の13日には出席しなかったが、今回は3議員の問題の影響で野党からの出席要求を拒めず、異例の出席となった。

 野党からは「夜の銀座」問題への質問が相次いだ。立憲民主党の青柳陽一郎衆院議員が「多くの国民が怒りを超えて、あきれてしまっている」と攻め立てると、首相は「国民にご苦労をお願いする中にあって、政治家は襟を正すべき立場だ」と謝罪を繰り返した。

 松本純、大塚高司、田野瀬太道の3衆院議員は1日、自民党の離党勧告を受けて離党したが、公明党の遠山清彦氏は同様の問題で衆院議員を辞職した。共産党の小池書記局長は「当然3人とも辞職すべきだ。自民党が辞職を求めなければ、補欠選挙を恐れていると言われても仕方がない」と主張した。

 自民党内にも「論外だ」(二階幹事長)と厳しい声が多いが、議員辞職は避けたいのが本音だ。3人が3月15日までに辞職すれば、公職選挙法の規定に基づき、4月25日に補選が行われる。苦戦が予想される参院長野選挙区と、与党が不戦敗を選んだ衆院北海道2区の両補選と重なれば、「政権へのダメージがさらに大きくなる」(党関係者)との懸念があるためだ。

 一方で、野党側でも議員辞職を求める雰囲気は高まっていない。「野党議員にも同様の問題が発覚した時、ブーメランとして返ってくるのが心配だ」(立民中堅)との声も漏れている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6bd9f266a2beef3877ce20c00594cac5553d23b2
“銀座クラブ”議員への批判 「クラブなんかに…ではなく、エビデンスに基づいてするべき」
2/3(水) 8:15配信
ABEMA TIMES
 1日、会見を開き謝罪したのは、自民党の松本純衆院議員と田野瀬太道文科副大臣、大塚高司国対副委員長の3人。緊急事態宣言下の1月18日深夜、銀座のクラブに3人が同席していたことが明らかになった。

 松本氏は当初、「要望・陳情を承るという立場で、1人で行った」「お店が閉まった後。お客もいなく店主と2人だけ」と話していた。虚偽の説明をしたことについて松本氏は「前途ある有望な彼らに対しては、これからのこともある。何としてもかばいたい、そんな思いから」と会見で述べた。

 3人は1日、二階幹事長から離党勧告を言い渡され、自民党を離党した。ただ、議員辞職はせず、次の衆議院選挙についても「地元の支援者と相談する」として明言を避けている。

 一方、1月22日深夜まで銀座のクラブに滞在していかほか、自らの資金管理団体がキャバクラ店に支出していたことが問題となっていた公明党の遠山清彦議員は1日、その責任を取り議員辞職願を提出した。

 問題となった議員の行動について、BuzzFeed Japan News副編集長の神庭亮介氏は「国民に負担を強いておきながら、非常に危機意識が希薄。軽率な行動で呆れるしかない」と指摘。

 自民議員と公明議員で対応が分かれた点については、「公明党の方が支持者の中によりクリーンさを求める人が多いので、ここは辞めざるを得ないと判断したのだと思う。もちろん反省すべきことだが、これをもって辞めるほどのことなのかは疑問も残る」との見方を示す。

 一方で、批判の仕方には気をつける必要があるとし、「コロナ禍なのに銀座のクラブなんかに行って…と批判している人も多いが、そういう言い方には危うさも感じる。昨年末、菅さんや二階さんがステーキ店に行っていたが、銀座のクラブと感染リスクが大きく変わるとは思えない。私は以前から『コロナと道徳、混ぜるな危険』と言い続けてきたが、批判するならエビデンスベースですべきで、そこに道徳観念を混ぜない方がいい。去年春の緊急事態宣言の時も、パチンコなんかに行くなんて…と非難が巻き起こった。『◯◯なんか』と言い始めると、必ず自分に返ってくる。いつか◯◯に自分の大切なものが入ってしまうかもしれない。だからこそ、こうした批判は冷静かつ客観的に、エビデンスに基づいてするべきだ」と述べた。
(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

6370名無しさん:2021/02/03(水) 19:16:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddf3874faf28c8f0e8b18273cf64adf54eee4975
案里氏が辞職願、永田町の古参が描いていた「シナリオ」
2/3(水) 14:56配信
西日本新聞
【東京ウオッチ】秘書ひしょ話
 「いつまで居座らせるつもりなんだ」

 九州選出の自民党議員秘書がひとりごちた。2019年参院選広島選挙区を巡る買収事件で1月21日、有罪判決を言い渡された河井案里参院議員(自民党を離党)のことだ。

 歳費と文書通信交通滞在費で毎月203万5200円、6月と12月には各310万円超の期末手当-。昨年6月の逮捕から7カ月で得た議員報酬は、計2000万円を超える。一度も本会議や委員会の場に姿を見せていないにもかかわらず。

 ちなみに昨年10月、案里氏が保釈された際に支払った保証金は1200万円。「十分、お釣りが来てるはずなのに」。議員辞職せず、さらなる法廷闘争も視野に入れる案里氏に、この古参秘書は眉をひそめる。なおも、国民の血税をむさぼるつもりなのかと。

 気掛かりなのは、党内に案里氏の辞職を促す声が乏しいことだ。離党前、案里氏は二階俊博幹事長率いる二階派に属し、買収事件の原資となったとされる1億5000万円も党本部から案里氏側に選挙資金として送金されていた。二階氏ににらまれるのを恐れて党所属の国会議員たちが口をつぐんでいるのだとしたら、今の政権与党に自浄作用など望むべくもない…。

 と、ここまでは表向きの批評。永田町の古株が目を向けるのは、その先だ。

 政治とカネの問題や世論の受けが芳しくない新型コロナ対応を抱えたまま、菅義偉政権は4月25日に衆参の補欠選挙を迎える。自民は、元農相が汚職事件の在宅起訴前に辞職して空席となった衆院北海道2区の候補者擁立を早々に断念。野党現職の死去に伴う参院長野選挙区も、形勢有利とはいかぬ。

 「案里氏に辞めてもらってだな、自民の強固な支持基盤がある参院広島選挙区も補選に組み込むとする。それでもし『0勝2敗』を『1勝2敗』にできたら、印象もだいぶ違うだろ?」

 職責を果たすことなく歳費などを受け取り続ける案里氏に引導を渡す演出をして世論のルサンチマン(怨恨=えんこん)を鎮め、反転攻勢を妨げる補選の敗北感も和らげる-。くだんの秘書は、本気とも冗談ともつかないシナリオをささやくのだ。

 公職選挙法の規定により、3月15日までに一定の欠員が出た選挙区は「4・25」補選に統合される。つまり焦点は、案里氏が判決を受け入れて失職するのか、あるいは控訴するのか。

 生き馬の目を抜く政界をしたたかに遊泳してきた秘書たちは、時に主人をしのぐ“千里眼”を起動する。果たして、その見立ての結末やいかに。控訴期限は2月4日。(河合仁志)

6371名無しさん:2021/02/03(水) 19:19:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ca782113e1d37801ba5605be51c676ed2cd536c
自民・二階幹事長、河井案里被告の議院辞職でコメント「信頼回復に努める」
2/3(水) 16:46配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は3日、一昨年の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われ一審で有罪判決を受けた参院議員の河井案里被告=自民党離党=が議員辞職願を提出したことについて「政治家の出処進退は自らの判断でなされるものであり、今回、河井議員は自ら判断され、けじめをつけられたものであると思う」とのコメントを発表した。

 その上で「このような事態に至ったことは、誠に残念なことであり、私どもも改めて自らを律するとともに、国民の信頼回復に努めてまいりたい」とした。

6372名無しさん:2021/02/03(水) 19:26:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/80db677dbcf14ade280e2c1e02c80da697d96ee4
辞職願を提出した河井案里被告の摩訶不思議なエピソード
2/3(水) 17:27配信
東スポWeb
 2019年の参院選広島選挙区の買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われ、有罪判決が出た河井案里被告(47)が3日、山東昭子参院議長(78)宛てに辞職願を提出した。

 案里被告の控訴期限が今月4日に迫っており、有罪が確定すれば当選無効で失職するため、このタイミングで辞職願を提出したものとみられているが、これに先立ち自民党幹部に電話で「お世話になりながら、何もできずに申し訳ありません」と謝罪したという。

 辞職願を出すため既に離党した自民党幹部にわざわざ連絡したとは、摩訶不思議がまかり通る永田町ならではのエピソードとして受け止められている。

 案里被告の選挙戦は、自民党岸田派の溝手顕正前参院議員を落選させようと、当時の安倍晋三前首相(66)と二階俊博幹事長(81)が主導し「保守分裂選挙」として世間の話題を集めた。

「案里被告の選挙にタッチしていない自民党議員たちにしたら、迷惑な話ですよ。夫・克行被告は案里被告の選挙戦で、広島県議や市議などに票の取りまとめをしていたんですからね。河井夫婦は当時の党執行部とベッタリぶりは異様でしたよ」(自民党秘書)

 案里被告の辞職に伴う参院広島補欠選挙は4月25日の衆院北海道2区、参院長野選挙区と同じ日程となった。

「去年の総裁選で菅義偉首相に負けた宏池会の岸田文雄会長は、本拠地の広島で地盤を固めたいはずです。岸田氏は補選を弾みに、9月の総裁選で菅首相に戦いを臨むでしょう」(永田町関係者)

 一方で、案里被告に有罪判決が出た直後から議員辞職を求めてきた野党はなおも追及を緩める姿勢を崩しておらず、「自民党は政党として案里被告の選挙資金の流れを説明する責任が残されています」と声が上がっている。

東京スポーツ

6373名無しさん:2021/02/03(水) 19:27:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/105ffd729a16552546bf9ab28de98230247b7bdb
菅政権存続を危ぶむ声も… 今に似た状況と言われる「三木おろし」とは?
2/3(水) 17:31配信
THE PAGE
 新型コロナウイルス対策の相次ぐ失敗で、菅義偉首相の求心力が急激に低下してきました。政権存続を危ぶむ声も出始める中、永田町では三木武夫政権時代の「三木おろし」に状況が似てきたとの声も聞かれます。三木おろしとはどのような政局だったのでしょうか。

 三木おろしとは、1974年から1976年まで首相の座にあった三木武夫氏に対する激しい倒閣運動のことを指します。戦後政治史を少しでもかじったことがある人ならば、この言葉はほぼ100%見聞きしたことがあるでしょう。

 三木氏は金権政治に対する激しい批判から退陣を余儀なくされた田中角栄元首相の後任として首相の座につきました。三木氏は弱小派閥で大きな派閥には属していませんでしたから、本来であればなかなか首相にはなりにくい政治家です。ところが、田中内閣という極めて大きな影響力を持った政権が倒れた直後ということもあり、各派閥が力の均衡を保つため、あえて弱小派閥の三木氏を推したという側面があります。加えて三木氏にはクリーンなイメージがありましたから、金権政治脱却というイメージにはぴったりだったことも大きく影響しました。

 三木内閣成立の最大の立役者となったのは、当時、自民党の副総裁だった椎名悦三郎氏です(椎名氏は外相時代、日米安保をめぐって「アメリカは日本の番犬である」と発言し、訂正を促されると「番犬様でございます」と言い直したことで有名)。椎名氏が三木氏を指名したことによって三木内閣が成立しましたから、これは「椎名裁定」と呼ばれています。特定の派閥に属せず、党の有力者の支持(菅氏の場合には二階俊博氏)で首相の座についたことなど、三木氏と菅氏には多くの共通点があります。三木氏はクリーンなイメージとは裏腹に寝技を駆使する策略家としての顔もあり、永田町では「バルカン政治家」(大国の狭間で策略を駆使して生き延びたバルカン諸国に由来)などと呼ばれていましたが、この点でも菅氏と三木氏は良く似ています。

 最大の違いは、三木氏は国民に直接語りかけることが得意でしたが、菅氏はこれを非常に苦手としている点です。三木氏は、田中氏がロッキード事件で逮捕されたことを逆手に取り、事件の真相究明と政治資金改革を前面に打ち出し、国民の支持を取り付けて権力基盤の強化を図ろうとしました。ところが一連の施策に対して党内が猛反発し、これをきっかけに一気に倒閣運動が盛り上がってしまいます。

 三木氏はかなり粘りましたが、なかなか解散には踏み切れず、結局、任期満了で衆院選を迎えて自民党は大敗。三木氏はその責任を取る形で辞任しました。衆院の任期が迫っているという点でも菅内閣とよく似ており、形勢を逆転できずに選挙に突入することになれば、確かに三木内閣の末路とイメージが重なってしまいます。菅氏は過去の政局にも精通しているそうですが、果たしてその知見を政局に生かすことができるのでしょうか。

(The Capital Tribune Japan)

6374名無しさん:2021/02/03(水) 19:32:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/23ba5189c4ce48f7f1a292d3c3ee92a9a139d596
自民離党3人の関係は“国対族”か…銀座クラブ問題
2/3(水) 15:14配信
テレビ朝日系(ANN)
 松本純氏ら3人の議員は緊急事態宣言下の先月18日に、深夜まで銀座のクラブなどをはしごしていたことが週刊誌で伝えられ、1日に自民党を離党しました。

 明らかになった当日の動きは、最初に訪れたイタリア料理店では、松本氏のほかに、田野瀬太道衆院議員と大塚高司衆院議員が同席。
 さらに、2人の女性も加わり、5人での会食でした。

 その後、松本氏は一人で2軒目のクラブへ行き、3軒目の別のクラブで再び合流。
 同伴をした女性を含め、深夜まで飲酒したとされています。

■松本氏はクラブに「一人で月に1回から2回来る」

 松本氏とクラブとは、どんな関係にあるのでしょうか。松本氏は、このクラブの常連だったというのです。

 2軒目のクラブ関係者によりますと、「(松本氏は)一人で月に1回から2回来ます。(先月18日は)ぱっと来て、ぱっと話して、30分いなかった。(松本氏は)優しい方ですよ」ということです。

 ただ、松本氏が陳情を受けたという話の内容は聞けませんでした。

■松本氏ら3人は「一言でいうと“国対族”仲間」

 興味深いのは、同じ自民党とはいえ、松本氏ら3人は世代も違えば、それぞれ派閥も違います。

 一体、どんな人間関係があったのでしょうか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「一言でいうと“国対族”仲間ですね。田野瀬さん、大塚さんはそれぞれ松本さんの部下という。先輩後輩という立場で、国会対策委員会に所属をしていましたから。要するに、国対っていうのは、実は派閥を超えてどころか、かつては党派を超えて仲良しだった」と話していました。

テレビ朝日

6375チバQ:2021/02/03(水) 20:04:29
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP235WYXP23ULFA01C.html
総務省幹部、放送関係者と無届け会食 首相長男も同席か
2021/02/03 19:15朝日新聞

総務省幹部、放送関係者と無届け会食 首相長男も同席か

東北新社の本社

(朝日新聞)

 総務省の谷脇康彦総務審議官ら複数の幹部が、衛星放送やテレビ番組制作などを手がける東北新社(東京)の幹部と無届けで会食し、タクシーチケットなどを受け取っていたことがわかった。3日付の文春オンラインが報じた。会食には、東北新社社員の菅義偉首相の長男も同席していたという。

 総務省は「詳細な事実関係は確認中」としながらも、国家公務員倫理規定に違反する可能性があるとして、会食を報じられた幹部に2日付で届けを出させた。自己負担分について、相手側に支払うことなども指示した。

 総務省は具体的な会食相手が誰だったかについては、明らかにしていない。

 報道によると、谷脇氏ら幹部4人が昨年10〜12月、東北新社幹部と個別に会食し、手土産やタクシーチケットを受け取っていた。

 国家公務員倫理規定では、1回1万円を超える利害関係者との飲食は事前に届け出が必要となる。また、利害関係者が費用を負担する接待は、国家公務員倫理法で禁じられている。

 総務省によると、会食をしたのは谷脇氏と吉田真人総務審議官、秋本芳徳・情報流通行政局長、同局の湯本博信官房審議官の計4人。谷脇氏らは主要な幹部で、放送・通信行政などにも関わる立場だ。東北新社は映像関連の事業をしており、衛星放送なども展開している。

 昨年10〜12月の東北新社幹部との会食について、4人は事前の届け出をしておらず、湯本氏以外の3人は1万円を超える会食だと確認された。総務省は4人に対し、自己負担すべき費用があれば相手側に支払い、タクシー代金や手土産代は返すよう指示しているという。

 谷脇氏は朝日新聞の取材に、東北新社側との会食を認めた上で、「2日付で届け出を出した。当日、支払いをしたかは覚えておらず、総額を人数で割った分を弁済した」と話した。

 吉田氏は「こうした報道で取り上げられること自体が行政への不信感を与えかねず、申し訳ない。反省すべきところは反省したい」と述べた。

 東北新社広報室は朝日新聞の取材に、「本件の回答は現段階では控えます。見解については4日にホームページでお知らせします」などとしている。

6376とはずがたり:2021/02/03(水) 20:59:52

パフォーマンスだなあ。許可は下りるのかな?

自民・長尾敬氏 尖閣海域へ出漁を計画 許可下りれば5日にも
2021.2.2 17:11政治政局
https://www.sankei.com/politics/news/210202/plt2102020035-n1.html

 自民党の長尾敬衆院議員が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域で漁業活動を計画していることが2日、分かった。長尾氏は漁業経験があり、地元漁師らの活動をサポートするという。現職の国会議員が尖閣周辺を訪れるのは異例。

 長尾氏によれば、水産庁の許可が下りれば5日夜に石垣市の漁港から出港するという。尖閣海域は好漁場として知られ、長尾氏は落選中の平成25年にも尖閣周辺を訪れている。

 長尾氏は産経新聞などの取材に「石垣の漁師たちの漁業活動を手伝うことが目的だ。漁業従事者の見習いとして、許可が出ればきっちりと行きたい」と語った。一方、中国政府は尖閣諸島の領有を主張し、中国海警局(海警)に武器使用を認める権限を定めた海警法も1日に施行した。懸念については「わが国固有の領土で漁業を行うというだけだ。漁業活動はどんな場所でも危険なので気を引き締めたい」と述べた。

 尖閣諸島周辺は中国海警局の船の領海侵入が相次ぎ、漁業者の安全が脅かされている。長尾氏が新型コロナウイルス禍に出航を企画する背景には、尖閣諸島が日本固有の領土であることを示す狙いがある。

6377名無しさん:2021/02/04(木) 08:16:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd3104e5b233a9a76f10ea16c8e7e482684aab31
いら立つ麻生大臣…駆け寄る職員手元に“謝罪”資料
2/3(水) 15:20配信
テレビ朝日系(ANN)
 緊急事態宣言下で、銀座のクラブをはしごした問題で、自民党の議員が離党してから一夜が明け、麻生財務大臣がいら立ちをぶつけました。

 2日午前、記者から「与党議員の振る舞いについて大臣の受け止めを」と問われ、麻生大臣は「財務大臣の記者会見だからね、これは。忘れんで下さいね。あんた時々、そういう質問、社会部的な質問がすごく多い人なんだよね。テレビ朝日というところか、あなたの性格か知りませんけど」と答えました。
 
 自民党麻生派の“最側近”である松本純衆院議員が起こした不祥事に、麻生財務大臣は、質問した記者に対していら立ちを見せました。

 とはいえ、回答直前に職員が何やら耳打ちし、手元の資料をよく見ると、“不祥事に対する回答”を準備していたようです。

 麻生大臣は「とにかく夜の8時以降だったっけな。外食・会食等々は控えるようにという自粛をお願いしている最中に、この種のことが起きているわけで。極めて不謹慎、もしくは軽率ということのそしりは、免れないということ」と述べました。

テレビ朝日

6378名無しさん:2021/02/04(木) 09:26:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/99f1132e35358c2c41fc5e0a3abecb912bd6b5c2
二階氏「信頼回復に努めたい」 河井案里被告の議員辞職、政権に打撃
2/3(水) 20:28配信
毎日新聞
 2019年参院選を巡る公職選挙法違反事件(買収)で有罪判決を受けた河井案里被告(47)=参院広島選挙区、自民党を離党=が3日、議員辞職した。有罪が確定すれば、参院広島選挙区の再選挙は4月25日に投開票される。「政治とカネ」を巡る問題が相次ぎ、菅政権にとって逆風となりそうだ。

 菅義偉首相は3日、河井元議員の辞職を受け、「今回のことで国民から政治に批判が広がっていることは重く受け止めている。政治家は自らの責任を自覚し、国民から疑念を招くことがないようにしっかりと対応していくことが大事だ」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 河井元議員は3日、山東昭子参院議長に辞職願を提出し、参院本会議で辞職が許可された。河井元議員はこれに先立ち、報道各社に発表したコメントで「控訴申し立てはしない」とし、控訴しない意向を示した。4日の控訴期限までに検察側も控訴しないとみられ、有罪判決が確定する見通しだ。

 河井元議員はコメントで「判決内容には納得しかねる。これまでの政治生活のいずれの場合においても、有権者の皆様を裏切るようなことは決してしていない」と事件への関与を改めて否定。そのうえで「たとえ1審でもその信頼を回復できなかったことは政治家として情けなく、政治的責任を引き受けるべきだ」とした。

 河井元議員は19年参院選広島選挙区(改選数2)で、当時の自民党現職に続く2人目の公認候補として出馬し、初当選した。しかし、地元議員に買収目的で現金を配ったとして元法相で夫の克行被告=自民党を離党=とともに公選法違反に問われ、1月21日に東京地裁から懲役1年4月、執行猶予5年の判決を言い渡された。

 参院広島選挙区の再選挙は羽田雄一郎氏の死去に伴う参院長野選挙区補選と同じ日に投開票されるほか、衆院解散がなければ、収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相=自民党を離党=の議員辞職に伴う衆院北海道2区補選とのトリプル選となる。

 自民党の二階俊博幹事長は3日、「このような事態に至ったことは誠に残念なことだ。改めて自らを律するとともに、国民の信頼回復に努めてまいりたい」とのコメントを発表した。【野間口陽、川口峻】

6379名無しさん:2021/02/04(木) 09:27:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd139280b27bd76fd15e566cd904f52b3bd14efc
自民党に試練の春…4月の3補選へ強まる逆風
2/3(水) 21:29配信
産経新聞
 東京地裁から公職選挙法違反罪で有罪判決を受けた参院議員の河井案里被告=自民党を離党=の議員辞職に伴い、4月25日は衆院北海道2区と参院長野選挙区に加え、参院広島選挙区の補欠選挙が行われることになった。与党は不戦敗を決めた北海道以外で2勝を目指すが、最近は緊急事態宣言下の深夜会合などで辞職や離党する議員が続出し、世論の風当たりは厳しい。菅義偉政権にとっては試練の春となりそうだ。

 自民の二階俊博幹事長は3日、河井被告の議員辞職願提出を受け、「このような事態に至ったことは誠に残念。国民の信頼回復に努めてまいりたい」とのコメントを発表した。

 ただ、4月補選に向け与党には逆風が強まっている。新型コロナウイルス対策への不満などから内閣支持率が低迷する中、今月1日には東京・銀座のクラブを夜遅くに訪れた自民党の3議員が離党、公明党議員が辞職に追い込まれたからだ。

 一方、今回新たに補選となった広島では、自民党本部と地元県連との連携に不安を残す。

 一昨年の参院選広島選挙区(改選数2)では自民現職を推す県連の意に反し、議席独占を目指した党本部が河井被告の擁立を強行した。当時の菅官房長官らが河井被告を集中支援した結果、自民現職が落選。後に党本部から河井陣営に1億5千万円もの選挙資金が渡ったことも判明し、「参院選以降、党本部と県連との溝が解消されていない」(選対関係者)状況だ。

 広島では次期衆院選をめぐり、河井被告の夫で元法相、克行被告=同罪で公判中、自民離党=の選挙区である衆院広島3区に関するしこりも残る。自公は公明の斉藤鉄夫副代表に与党候補を一本化する方針で大筋合意した。ただ自民県連は一連の過程に不信感を募らせたままだ。

 また、参院長野補選は、昨年12月に立憲民主党の羽田雄一郎元国土交通相の急逝に伴うものだ。野党は実弟の次郎氏を後押しし「弔い選挙」と位置づける。

 次郎氏は父の孜元首相が築いた地盤に支えられており、自民は「長野で『羽田』の名前を持つだけで強敵だ」(竹下亘元総務会長)と苦戦を覚悟する。

 もともと、収賄事件で在宅起訴された元農林水産相、吉川貴盛被告=自民離党=の議員辞職に伴う北海道の補選は自民が反省の意を示すために候補擁立を断念した。自民選対幹部は3補選を「1勝1敗1不戦敗で乗り切りたい」と本音を語る。

 一方、野党は河井被告の議員辞職も踏まえ、4日からの衆院予算委員会などで追及を強める構えだ。立民の安住淳国対委員長は3日、「国会での説明責任を一切、自民も本人も果たしていない」と述べ、河井被告の問題を予算委で取り上げる方針を示した。

6380名無しさん:2021/02/04(木) 09:27:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/2589568b5d30f59c0d321eccf9e7282652aa17b2
自民、案里被告事件の幕引き急ぐ 4月補選・再選挙に与野党照準
2/4(木) 7:05配信
時事通信
 2019年参院選をめぐる買収事件で有罪判決を受けた河井案里被告が参院議員を辞職した。

 かつて案里被告が所属した自民党は幕引きを急ぐ考えだが、野党は追及を続ける方針だ。一方、与野党は今後の行方を左右するとみて、参院広島選挙区を含む4月の補選・再選挙に照準を合わせる。

 「お世話になったのに、申し訳ありません。二階俊博幹事長によろしくお伝えください」。案里被告は3日午前、自民党幹部の一人に電話し、辞職の意向を伝えた。

 昨年9月の発足以来、菅政権は失点続きだ。安倍晋三前首相の「桜を見る会」をめぐる問題の再燃に加え、吉川貴盛元農林水産相の贈収賄事件が発覚。1日には自民党衆院議員3人が緊急事態宣言下のクラブ通いで離党に追い込まれ、公明党衆院議員は辞職せざるを得なくなった。

 自民党幹部の表情には「何とかフェーズを変えたい」との焦りがにじむ。二階氏は3日、「誠に残念」と淡々としたコメントを発表。別の幹部は「これで一つの区切りになる」と強調する。

 ただ、案里被告の夫である克行被告は同じ事件で公判中。事件をめぐっては自民党本部から提供された計1億5000万円が買収の原資になったとの見方が根強いが、解明は進んでいない。

 野党は4日から始まる2021年度予算案の審議で首相を徹底追及する構え。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「当時の菅義偉官房長官も深く関わった悪質な事件。辞職だけでは済まされない」と語った。

 与野党は4月25日投開票の参院広島選挙区再選挙に向けて候補擁立を急ぐ。同日選となる衆院北海道2区、参院長野選挙区両補選と合わせ、結果は首相の政権運営に大きく影響する。

 自民党は北海道で擁立見送りを決定。長野は野党支持層が多く苦戦必至とみられている。そこへ加わった広島。県内の有権者には事件を招いた同党への不信感が渦巻き、勝負は楽観できない。閣僚経験者は「広島を含めた三つを落とせば政局が不安定になる」と懸念を隠さない。

 立憲は定数2の広島選挙区で既に現職1人を抱え、2人目の擁立をためらう声もあるが、「不戦敗にはできない」(幹部)と主戦論が強まる。共産党の小池晃書記局長は「野党統一候補を立てて戦いたい」と表明。国民民主党の玉木雄一郎代表も野党共闘に向け協議する考えを示した。

6381名無しさん:2021/02/04(木) 09:35:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/98149551cb0a592e7a67c9ca49238c14ff9a02ed
菅首相、緊急事態宣言の延長で謝罪連発のわけ
2/4(木) 7:31配信
東洋経済オンライン
 緊急事態宣言が大方の予想通り、1カ月延長された。

 菅義偉首相は2月2日夜の記者会見で、「責任はすべて私が背負う」などと述べ、深々と頭を3回も下げた。そして、コロナ感染抑え込みに「すべての力を注ぐ」と強調し、トップリーダーとしての覚悟をアピールした。

 菅首相は同時に、与党4議員の「夜の銀座」問題でも謝罪を連発するなど低姿勢に徹した。ここにきての新規感染者数の急減については「確実に効果が出ている」と強調。感染防止の決め手とされるワクチン接種を「2月中旬から開始したい」と日程前倒しを表明し、国民に対し「もうひと踏ん張りの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

■4月から高齢者のワクチン接種を表明

 今回の記者会見で菅首相はプロンプターを初めて使用し、これまでと違うカメラ目線で国民に訴え続けた。ただ、メモの代わりに投映された文字を読み続ける対応は変わらず、「1人1問」「途中で打ち切り」など質疑ルールも従来通りだった。

 政府は2日、11都府県を対象に発令中の緊急事態宣言について、栃木県を除く10都府県で3月7日まで1カ月間延長することを決めた。これまで同様、飲食店の営業時間短縮などを柱とする感染対策を維持・徹底する方針だ。

 菅首相は宣言を延長した理由について、「感染の減少傾向を確かなものにしなければならないと判断した」と説明。2月下旬からとしていた医療従事者へのワクチン優先接種は「2月中旬にスタートしたい」と前倒しを表明。4月から高齢者への接種を始める方針も示した。

 今後の焦点となる宣言解除の条件については「新規感染者数で言えば、東京で1日500人、大阪で1日300人を下回ること、さらに病床の逼迫に改善がみられることが重要だ」と強調。「次の1カ月ですべての都府県で解除できるよう対策の徹底を図っていきたい」と述べた。

 これに先立ち、政府は2日午後、基本的対処方針等諮問委員会に宣言延長の方針を示し、了承された。同日夕には衆参両院の議院運営委員会で菅首相自らが事前報告し、「何としても感染拡大を阻止したい」と各党の協力を要請、同夜の政府対策本部で宣言延長を正式決定した。

 宣言延長に伴い、観光支援策「Go To トラベル」の全国停止や、外国人の新規入国禁止などの措置も継続となった。

 菅首相は初めて出席した衆参議運委で、自民、公明両党の幹部議員が緊急事態宣言下で銀座のクラブに出入りし、議員辞職や離党を余儀なくされたことを「大変申し訳ない」と陳謝した。

■プロンプター使用に漂う「痛々しさ」

 一方、菅首相自身が2020年12月に銀座で「8人ステーキ会食」に参加したことについては、「大いに反省しているが、緊急事態宣言も出ていなかったし、会食自粛も午後10時までだった」と苦しい釈明に終始した。

 菅首相の正式な記者会見は今年に入って4度目となる。2日はNHKの主要ニュース報道が終わる午後7時40分から始まるため、「記者団の質問に徹底して答えるのでは」との臆測も出ていたが、質疑時間は約40分間にとどまった。

 プロンプターを初めて使ったことについて、首相周辺は「下を向いてメモを読むのでは国民に伝わりにくい、との秘書官らのアドバイスに従った」と説明。「すべての責任は私」のくだりでは、目を見開いて前方のテレビカメラを見据えて語るなど、「国民に訴える力が増した」(側近)のは事実だ。

 ただ、プロンプターに不慣れのためか、顔を左右に向けて文字を読む様子が目立ち、「不得手なことを強いられる痛々しさ」(有識者)もぬぐえなかった。

 宣言延長により、3月7日までが菅首相にとって「政権の命運もかかる勝負の1カ月」(自民長老)となるのは間違いない。感染が再拡大の恐れがない水準まで抑え込まれ、ワクチン接種が早期開始となれば、「反転攻勢のきっかけをつかめる」(自民幹部)ことになる。

 その場合、3月下旬の福島を起点とする聖火リレーの前に、東京五輪・パラリンピックの開催を決められる可能性も出てくる。そうなれば、政界の一部で浮上している4月政変説も消え、ここにきて急低下していた菅首相の求心力も回復する。

 東京五輪開催については2日、東京五輪組織委員会会長の森喜朗元首相が「無観客開催も選択肢」との認識を示した。これについて菅首相は、「今後、内外の感染状況も勘案しつつ、安心安全の大会にすることを最優先に検討したい」と明確な言及を避けた。

6382名無しさん:2021/02/04(木) 09:35:56
>>6381

■五輪強行なら激しい政権批判も

 無観客開催については「参加国数も少なく、国際的にも正当な五輪とは認められない」(JOC関係者)との声も少なくない。最近の世論調査では、国民の8割以上が五輪の中止か再延期を求めている。「強引な開催決定はかえって政権批判につながる」(閣僚経験者)ことにもなりかねない。

 五輪開催のカギを握るワクチンも、4月からの高齢者接種が順調に進む保証はない。日本のワクチン接種は世界の主要各国に比べ、周回遅れとなっている。「日本が各国に一気に追いつくのは不可能」(ワクチン専門家)との悲観論も多い。

 「夜の銀座」への国民的批判も収まる気配がない。公明党は2日、遠山清彦前幹事長代理の議員辞職により、同氏が出馬予定だった衆院神奈川6区への候補擁立を断念した。二階俊博自民幹事長は「自民党としての与党候補擁立」を目指すとしているが、「勝てる候補者を立てられるかどうかは未知数」(地元県連)だ。

 さらに、「夜の銀座」で事実を隠そうとし、離党に追い込まれた自民党の松本純前国対委員長代理(神奈川1区)、大塚高司前衆院議院運営委員会理事(大阪8区)、田野瀬太道前文部科学副大臣(奈良3区)についても、自民党は後任候補擁立に口を濁している。

 自民党内には「次期衆院選には無所属で出馬させ、当選したら復党」(選対幹部)との声もある。しかし、その姿勢そのものが「反省しない自民党」との批判を招き、選挙での逆風につながる可能性も大きい。

 菅首相が3月までの勝負の1カ月で、相次ぐ難題を乗り越えられるか。「すべての責任を背負う」と言い切っただけに、政権の命運は桜の開花宣言のころには決まることになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

6383名無しさん:2021/02/04(木) 10:05:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/55b6a31316f75ad851ee9d280b6252d4d7f0ee95
菅首相が恐れる河井案里参院議員辞職で4月の補選3連敗 1億5千万円の”秘密の暴露”〈週刊朝日〉
2/4(木) 8:27配信
AERA dot.
 2019年の参院選挙で広島選挙区から当選後、公職選挙法違反(買収)の罪で逮捕され、有罪判決を言い渡された参院議員・河井案里被告(47)=自民離党=は3日、山東昭子参院議長宛てに辞職願を提出し、認められた。参院広島補欠選挙は衆院北海道2区、参院長野選挙区と同じ4月25日投開票となる。元法相で、夫の河井克行被告は無罪主張を継続しており、河井被告夫妻の選挙買収事件は大きな局面を迎えた。

「案里被告は控訴すると信じていたから、辞職願はびっくりした」

 自民党幹部は驚きの表情を隠せない。

 その要因の一つが、4月25日投開票に衆参で3つの選挙区で一斉に行われる補欠選挙だ。吉川貴盛元農相が、養鶏疑惑で議員辞職した衆院北海道2区と羽田元国交相が新型コロナウイルスで急死した、参院長野選挙区ですでに補欠選挙が決まっている。

 昨年6月に河井被告夫妻が逮捕されて以降、補欠選挙について、自民党内では議論されていた。克行被告の衆院広島3区は、公明党の斉藤鉄夫副代表が小選挙区で出馬表明。自民党も追認した。だが、参院広島選挙区までは、手が回っていなかった。

「案里被告は一審で有罪なら控訴、それでもダメなら上告と最後まで戦う意向と聞いていた。もともと自民党サイドで弁護士もつけていたこともあって、参院広島選挙区はすぐには決める必要がないと考えていた。広島は総裁候補の一人、岸田文雄衆院議員の地元ですから、任せるしかない」(前出・自民党幹部)

 自民党は衆院北海道2区については、独自候補の擁立を断念。参院長野選挙区は、羽田氏の実弟、次郎氏が出馬する見込みで自民党としては厳しい情勢だ。案里被告の議員辞職で時間がなく、候補擁立は厳しく、自民党の補欠選挙「3連敗」がほぼ決まった同然だ。

 最も頭を痛めるのは、菅義偉首相だ。菅首相が官房長官だった一昨年の参院選では、何度も広島に入り、案里被告と一緒にパンケーキまで頬張る動画まで公開した。メディアでは4月の補欠選挙に合わせて、菅首相と案里被告のツーショットが繰り返し報じられることになる。

 コロナ対応でも後手を踏み、支持率急落の菅首相。案里被告の議員辞職、控訴断念に続き、もう一つの「爆弾」があるという。

 1月の案里被告の判決公判で裁判所は「被告人は(克行被告の)配偶者であった」と読み上げた。その文脈はすでに過去形だった。前出・自民党幹部は話す。

「判決を見て克行被告とは離婚したのかと不安になった。もし、そうならば、世論は克行被告、自民党が悪者になりかねない」

 参院選で案里被告の当選以上に自民党に懸案だったのは、案里被告の陣営に渡った選挙資金1億5千万円の問題だ。案里被告は自身の裁判でも克行被告が作成したという2900万円の「買収リスト」記されていた手書きメモについて「主人のもの」と証言していた。

 いわば克行被告を法廷で“売った”ともとれる。河井被告夫妻の関係者はこう話す。

「自民党の1億5千万円は、党幹部以外では河井被告夫妻だけしか真相は知らないと思います」

 菅首相と二階俊博幹事長が最も恐れるのは、案里被告の「秘密の暴露」だ。

「案里被告が議員辞職に加えて、克行氏と離婚となれば、歯止めがきかず、自民党からの1億5千万円のことについて、何を言いいだすか。その動向いかんでは、菅政権は本当にヤバくなる」(前出・自民党幹部)


(本誌取材班)
※週刊朝日オンライン限定記事

6384名無しさん:2021/02/04(木) 10:10:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f8a68cc4e78b333fd6969d503a2020aa4947ceb
自民・石破派の中西哲議員が派閥退会
2/3(水) 22:00配信
朝日新聞デジタル
 自民党石破派に所属する中西哲参院議員(比例)が3日、派閥の退会届を事務総長の鴨下一郎元環境相に提出した。中西氏は竹下派(平成研究会)の参院議員と無派閥議員らでつくる「参院平成研」にもすでに所属しており、今後は参院平成研で活動するという。

 石破派では石破茂元幹事長が昨年10月、自民党総裁選敗北の責任をとって会長を辞任。その後、鴨下氏ら複数の世話人で運営する方式に改め、石破氏は今年1月に派閥の顧問に就任していた。所属議員は1人減って18人となり、総裁選立候補に必要な推薦人20人を満たしていない。

朝日新聞社

6385チバQ:2021/02/04(木) 13:16:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/5da37a100b456e863bca1ba425e07375d52bbab4
長男の〝コネ入社疑惑〟で…菅首相吹っ飛んだ「改革派、叩き上げ」イメージ
2/4(木) 11:30配信
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次々と問題が降りかかる菅首相
 新型コロナ対策で後手を踏んで支持率が急落している菅義偉首相(72)に、またしても頭を悩ます火種が増えてしまった…。4日発売の「週刊文春」が、衛星放送事業を手掛ける会社に勤務する菅首相の長男が、同事業の許認可をする総務省の幹部を接待していたと報道。総務省といえば、かつて菅首相が大臣を務め、いまだ影響力を持つとされるだけに、今後の展開次第では大問題に発展する可能性も出てきた。

【写真】笑顔でパンツを見せる小池都知事

 首相就任時の高支持率は見る影もなく、今や「いつまで持つか?」との厳しい声も出始めている菅首相。2日の緊急事態宣言延長を表明した会見では、初めてプロンプターを使って真っすぐ前を向き、「あらゆる方策を尽くし、全ての力を注ぐ」と捲土重来を期していたが、まさかの“文春砲”に頭を抱える事態となっている。

 週刊文春によれば、衛星放送事業を手掛ける会社に勤務する長男が、昨年10〜12月に放送行政の許認可をする総務省の幹部たちを複数回にわたって都内の料亭などで接待。長男は総務省とのパイプ役として会社から買われており、接待した相手の中には菅首相の肝いり政策「携帯電話料金引き下げ」の旗振り役で、次期事務次官と目される同省ナンバー2も含まれていた。

 長男の勤務する会社と総務省は衛星放送事業をめぐって利害関係にある。もし、報道が事実ならば、接待を受けた総務省幹部は国家公務員倫理法に基づく倫理規程が禁じる「利害関係者」からの接待に当たる可能性があり、一歩間違えば汚職問題にも発展しかねない。

 元総務省官僚で政策コンサルタントの室伏謙一氏はこう話す。

「相手が利害関係者と分かって官僚が接待を受けることはあり得ない。普通なら疑惑を持たれる会食は避けようとする。ましてや総務省は利害関係者が多く、私が在籍中は他省庁より公務員倫理が厳しく運用された。今回の件は接待する側が菅首相の長男だったことが、こうした行動に影響を与えたのではないか」

 菅首相は3日夜、「私自身は全く承知していない。総務省で適切に対応されると思う」と話し、無関係を強調した。

 しかし、かつて大臣を務め、今も強い影響力を持つといわれる総務省の幹部を相手に、自身の長男が“グレー”な接待をしていたとなれば、国民から疑惑の目が向けられるのは避けられない。

 今回の件について、永田町関係者は「長男のこととはいえ、菅首相がイメージを悪くしたのは確か。野党は厳しく追及する構えで、万が一、菅首相との関係が出てくればモリカケ問題のようになりかねない」と明かす。

 また、菅首相にとっては、別の頭が痛い問題も出てきた。菅首相は秋田の雪深い田舎から上京し、「地盤・看板・カバン」のないところから政治家になった「叩き上げ」の政治家というイメージをウリにしており、首相就任直後も「自助、共助、公助」を政治理念に掲げて、既得権を打破する改革派をアピールしていたが――。

「今回の報道で長男に“コネ入社疑惑”が浮上した。昨秋には事業に失敗して自己破産した実弟が、JR東日本の子会社に幹部として入社したのも“コネ疑惑”と報じられている。もはやガチガチの既得権益層と言われても仕方がなく、就任当初に掲げた理念は吹っ飛びかけている」(同永田町関係者)

 前出の室伏氏も「世間では菅首相が叩き上げで首相にまで上り詰めたというイメージがあるが、実際は裕福な農家出身で全然違うようだ。既得権打破などというのは大衆ウケを狙っただけで、今回の報道で実像の一端が現れたのでは」と辛口に分析する。

 新型コロナ対策の失敗で支持率を落とし、そこへ次から次に降りかかる問題の数々。菅首相の嘆き節が聞こえてきそうだ。
東京スポーツ

6386名無しさん:2021/02/04(木) 16:28:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5db238ca146d24d13b577287c14eb55c00f8929
「政治とカネ」強い逆風…案里議員辞職、4月に3補選 菅政権の消長占う戦いに
2/4(木) 10:45配信
西日本新聞
 公選法違反事件で有罪判決を受けた参院議員河井案里被告=自民党を離党=の議員辞職を受け、自民の岸田文雄前政調会長は3日、参院広島選挙区の補欠選挙(4月25日投開票)に党候補を擁立する考えを表明した。衆院北海道2区、参院長野選挙区と同日程の補選は、菅義偉政権の消長を占う戦いとなる。

 「自民党の政治に対する信頼が損なわれた。出直し選は大変厳しい選挙になる」。広島を地盤とする岸田氏はこの日、記者団にこう述べ、党内で相次ぐ「政治とカネ」問題の逆風に強い危機感を示した。

 自民は、衆院北海道2区は早々と不戦敗を決定し、参院長野選挙区も直近2回は野党に敗れている。党内から「補選で2敗したら政局」(下村博文政調会長)との発言も出て、二階俊博幹事長が「選挙は幹事長の責任だ」とくぎを刺すほど難しい状況だった。

 それだけに、自民の支持基盤が厚い参院広島選挙区を「4・25補選」に統合して1勝を加えようと、政権側が河井議員の早期辞職を望んでいるとのシナリオが臆測されていた。自民幹部は「補選で一つは取らないと政権が持たない。もし広島でも負ければ終わりだ」と厳しい表情を見せた。

 一方、立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者会見で参院広島選挙区に関して、野党統一候補も視野に入れた上で「公認候補の擁立を目指すことは第一に考えたい。補選の原因である(河井議員の)買収事件は、有権者の一つの判断材料にしていくものだ」と述べた。 (郷達也、川口安子)

6387名無しさん:2021/02/04(木) 16:30:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/22cab7b7a51101a1d0a416548e758b466b637fdf
「素直におわび」は誤用?  首相スピーチ、美しい日本語で 自民・伊吹氏が苦言
2/4(木) 16:07配信
時事通信
 自民党の伊吹文明元衆院議長は4日の二階派会合で、菅義偉首相の記者会見での言葉遣いに関し、「『素直におわび』と言ったことに違和感がある。美しい日本語を使うように官邸スタッフは原稿作成で注意してもらいたい」と苦言を呈した。

 伊吹氏が問題にしたのは緊急事態宣言下の深夜に同党所属国会議員(既に離党)が東京・銀座のクラブを訪れた問題を謝罪した2日の記者会見の冒頭。首相は「あってはならないことで、素直におわびを申し上げる」と述べた。

 首相が原稿を読み間違えた可能性もあるとみられるが、伊吹氏は「素直に」の使い方について「『言いたいことはあるがそれを封印しておっしゃる通りです』という意味だ」と自説を展開。その上で、「『率直におわび』、『心からおわび』が正しい日本語だ」と指摘した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/294c984fc6c3d3766cd3725a70021e67abe654a6
伊吹元衆院議長「首相には美しい日本語を」 裏方の官邸スタッフに苦言
2/4(木) 15:45配信
産経新聞
 自民党の伊吹文明元衆院議長は4日の二階派会合で、菅義偉(すが・よしひで)首相が2日の記者会見で、初めてプロンプター(原稿映写機)を使用したことについて、「非常に良かった。前を向いてしっかりとお話しされていた」と評価した。

 その上で、首相が会見で与党議員の深夜会食について「素直におわびを申し上げます」と述べたことについて、「日本語として違和感があった」と指摘。「『素直に』とは、言いたいことはいろいろあるが、それを封印しておっしゃる通りでございますということだ。だから『率直におわびを申し上げます』が正しい日本語だ」と語った。

 伊吹氏はまた、「プロンプターに映った文章は当然ライターが書いている。一国の首相にものを言わせるときは、美しい日本語で話をするように官邸スタッフは注意してもらいたい」と苦言を呈した。

6388名無しさん:2021/02/04(木) 19:27:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/38061bbba5a3254cf0f72a7ba255c7345b9e39ed
河井案里被告 有罪判決確定へ 自民党重鎮たちの反応は
2/4(木) 17:50配信
RCC中国放送
 「河井案里さんの辞職を許可することにご異議ありませんか?」「異議なし」(参院・本会議 3日)

 東京地裁が4人に対する160万円の買収を認め、懲役1年4か月、執行猶予5年とした有罪判決を受けた河井案里被告。3日、議員辞職願を提出し、辞職が認められました。

 「この広島において、『安定政権の象徴の県』として、なんとしても河井案里さん、案里さんをみなさんのお力で…」(菅官房長官・当時 2019年)

 官房長官だった当時、複数回、広島入りし、県民に案里被告への投票を呼びかけた菅首相は…。

 「今回のことで国民のみなさんから政治に対して批判が広がっていることに対し、重く受け止めております。(政治家は)国民の疑念を招くことがないよう対応していく、このことが大事。」(菅義偉首相 3日)

 「当選の折には、重要な役職に就いてもらおうと思っていますから。それにふさわしいご支援をぜひ。地元はこんなに期待しているぞということを示していただく得票を…。」(自民党 二階俊博幹事長 2019年)

 案里被告は、当選後、二階派入りしました。二階幹事長は、文書で…。

 「今回、河井議員は自ら判断され、けじめをつけられたものであると思います。このような事態に至ったことは、誠に残念なことであり、私どもも改めて自らを律するとともに、国民の信頼回復に努めてまいりたいと思います。」(自民党 二階俊博幹事長のコメント)

 案里被告自身から説明責任が果たされていないことについては、党内からも…。地元・広島選出のこの人は…。

 「今回の事件によって、広島の政治、あるいは自民党の政治に対する信頼が大きく損なわれたということについては、あらためて強い危機感を感じています。直接、本人の説明というものは今、現在ない。このことをあらためて残念に思いますし、深刻に受け止めている。こういった次第です。」(岸田文雄前政調会長)

 控訴期限は4日で、案里被告の有罪判決は確定する見通しです。

RCC BROADCASTING CO.,LTD.

最終更新:2/4(木) 17:50
RCC中国放送

6389名無しさん:2021/02/04(木) 19:29:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/67e5c34a20a02209ce91f5f26874a5c12dd73cee
自民・中西氏が石破派退会
2/4(木) 14:46配信
時事通信
 自民党の中西哲参院議員が所属する石破派を退会した。

 4日の同派総会で鴨下一郎事務総長が報告した。石破派は18人となる。中西氏は竹下派の参院議員、無派閥議員らで構成する参院竹下派に所属しており、当面は参院竹下派のメンバーとして活動する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3fb247aa05a123aa579b0565de5e38748213a9a5
菅首相 会見1時間前にプロンプター極秘練習 目撃記者「どす黒いほどの孤独感じた」
2/3(水) 16:36配信
デイリースポーツ
 菅義偉首相が2日夜の記者会見で、初めてプロンプターを使ったことが賛否両論巻き起こしている。

 大阪・MBS(毎日放送)の三澤肇解説委員は3日、夕方の報道・情報番組「ミント!」(月〜金曜、後3・49)に出演し、同僚記者が目撃したという菅首相の“極秘練習”を明かした。

 三澤氏は会見の20分ほど前に首相官邸に到着。すると、同僚記者が「さっき総理が(プロンプターの)練習してたよ」と教えてくれたという。菅首相は、午後7時40分からの会見の1時間ほど前に官邸に到着し、職員ら6、7人と、誰もいない会場で「ずーっと練習をしていた」のだという。

 その極秘練習を目撃した同僚記者は「どす黒いほどの孤独さを感じた」といい、同時に「ちょっとかわいそうになった」とも話していたという。

 プロンプターとは、特殊なアクリル板に文字が浮かび上がるもので、安倍晋三前首相も活用していた。2日の会見では左右に置かれており、菅首相は冒頭13分にわたり新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言などについて、国民の協力を呼びかけたが、その間、手元の書類を読み上げるいつものスタイルとは違い、ぎこちなかったが、13分間で右→左と視線は9往復した。

6390チバQ:2021/02/05(金) 00:38:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/ada0e47a223c63a8cd425cb4633160686b32597e
首相長男の官僚接待疑惑、政権に新たな火種、立民が攻勢強める
2/4(木) 20:07配信
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衆院予算委員会で質問する立憲民主党・黒岩宇洋氏=4日午後、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)
 4日の衆院予算委員会では、立憲民主党が総務省幹部への接待に菅義偉首相の長男が関与したとされる疑惑への追及を強めた。新型コロナウイルスの感染拡大や与党議員の相次ぐ「政治とカネ」の問題などで菅政権の支持率低迷が続く中、立民はさらに攻勢を強める構えだ。

【表】想定される主な政治日程と衆院解散のタイミング

 「この疑惑は菅政権そのものにかけられた疑惑だ」

 立民の黒岩宇洋(たかひろ)氏は、週刊文春が報じた総務省幹部への接待疑惑に質問時間の大半をあて、文春に掲載された人物が本当に長男なのかどうかなどを首相に事細かに確認した。政府参考人として出席した秋本芳徳情報流通行政局長には接待での会費の支払いの有無などをただし、「自己分の負担は行っていなかった。確認できる範囲で返金した」と認めさせた。

 黒岩氏は安倍晋三前首相の「桜を見る会」前日の夕食会費用補填(ほてん)問題などでも論陣を張ったが、立民は当初予定していた質問者を差し替えて黒岩氏を登板させ、疑惑追及に躍起になった。首相の身内に生じた疑惑を掘り下げ、政権にさらなる打撃を与えようという狙いが透ける。

 ただ、立民は菅政権への世論の風当たりが厳しさを増す中でも支持率が低迷しており、今国会では従来の「批判一辺倒」だけではなく、枝野幸男代表が新型コロナの感染者がいなくなるまで封じ込めた後に経済を再開する「ゼロコロナ」を訴え、提案路線にもかじを切りつつあった。

 立民は今後も接待疑惑を追及する構えだが、首相はすでに「関わった者が誰であれ、国民に疑念を抱かせることがないように総務省で事実関係を確認してほしい」と省内で調査を進めるべきだとの立場を示している。総務省は、首相の長男が勤める放送事業会社「東北新社」の子会社が総務省から衛星基幹放送事業者の認定を受けており、倫理規程が禁じる「利害関係者」からの接待に抵触しないか調査している。

 立民はこの日、新型コロナ対策に加え、玄葉光一郎元外相が中国海警局に武器使用の権限を付与した海警法の問題やミャンマー国軍によるクーデターを取り上げ、外交・安全保障などの質問にも時間を割いたが、今後、週刊誌報道に固執し、「批判のための批判」に回帰すれば、政権担当能力に疑問符が付きかねない。自民幹部は「淡々とやるだけだ」と冷静に語った。(永原慎吾)

6391チバQ:2021/02/05(金) 00:52:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2102040035.html
下村氏が存在感、脱「政局会長」なるか 発言の軽さに課題も
2021/02/04 20:14産経新聞

下村氏が存在感、脱「政局会長」なるか 発言の軽さに課題も

衆院予算委員会質問する自民党・下村博文政調会長=4日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

(産経新聞)

 自民党の下村博文政調会長が積極的に党の提言を政府に伝えるなど発信を強めている。4日の衆院予算委員会では質問に立ち、菅義偉首相(すが・よしひで)から新型コロナウイルス禍で収入が減った人への支援拡充に前向きな答弁も引き出した。ただ、調整力不足や発言の「軽さ」も指摘されている。

 予算委で下村氏は「緊急事態宣言下で、特に女性のパートやアルバイト労働者が困っている」と述べ、休業支援金の対象を大企業の非正規労働者にも拡充するよう首相に迫った。首相は厚生労働省に対応を指示すると明言した。

 保守政治家として知られる下村氏は中国や韓国への毅然(きぜん)とした対応も要求。チベットやウイグル、香港に対する中国の態度については「深刻な人権侵害が生じており、決して看過できない」などと強調した。

 最近は新型コロナ対策で先行して発信する場面が目立つ。昨年12月の記者会見で特別措置法の今国会での改正を打ち出したほか、先月には全世界を対象にビジネス往来を停止するよう政府に求め、いずれも実現に結びつけた。昨年9月の政調会長就任直後には、ペーパーレス・デジタル化の観点から党政務調査会の部会の紙資料をタブレット端末で閲覧する形式に切り替えて先見性もアピールした。

 下村氏は今月に入り公式ツイッターを始め「政策や、政調会長としてどんなことをしているのか広く告知したい」と意気込む。所属する細田派(清和政策研究会)内には「たたき上げで自分の言葉を持っている数少ない政治家だ」(中堅)として、下村氏を首相候補に推す声もあるが、課題も少なくない。

 昨年末の75歳以上の医療費窓口負担をめぐる自民、公明両党の協議は、政調会長レベルでまとまらず党首間の決着となり、調整力に不安を残した。

 4月の衆参の補欠選挙をめぐっては、自民が敗れたら「政局になる可能性がある」と言及し、二階俊博幹事長が不快感を示した。党内不和の発信源にもなりかねず「政局会長」との呼び名もあり、言動が注目される。(沢田大典)

6392名無しさん:2021/02/05(金) 18:57:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/afb0702a3b5d36a002c657b4ac38dfea6b3ba4e4
首相の「素直におわび」謝罪に伊吹氏が苦言 「日本語として違和感」
2/4(木) 19:52配信
毎日新聞
 自民党の伊吹文明元衆院議長は4日の二階派の会合で、菅義偉首相が2日の記者会見で「素直におわび申し上げる」と述べたことについて、「日本語として違和感があった」と苦言を呈した。

 指摘したのは、緊急事態宣言下の深夜に自民党議員(既に離党)3人が、東京・銀座のクラブを訪問した問題について、首相が「あってはならないことだ。素直におわびを申し上げる次第だ」と述べた部分。伊吹氏は「『素直に』とは、言いたいことは、いろいろあるが封印して『おっしゃっている通りでございます』ということだ」だと言及。「『率直におわびを申し上げます』とか『心からおわびを申し上げます』が正しい日本語だ」と語った。

 首相の演説や答弁は、首相秘書官らがつくることが多いため、伊吹氏は「一国の総理に物を言わせる時は、美しい日本語で話をするように、(原稿の)ライターや官邸のスタッフは注意してほしい」と注文をつけた。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/234c3db3cb06512d86b4e3da9e7770d2e36e1c53
元衆院議長、首相発言に「美しい日本語で」と苦言…「素直におわびを申し上げる」の正解示す
2/5(金) 7:15配信
読売新聞オンライン
 自民党の伊吹文明・元衆院議長は4日の二階派会合で、菅首相が記者会見で「素直におわびを申し上げる」と述べたことについて、「日本語として違和感があった」と指摘した。正しいのは「率直におわび」「心からおわび」だとし、「美しい日本語で話すように官邸スタッフは注意してもらいたい」と苦言を呈した。

 首相の発言は、自民党議員3人が東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題を受け、2日に謝罪した際のもの。

6393名無しさん:2021/02/05(金) 18:58:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ceb4b8657d5fb41f56b5f12eac716782d4e7192
自民派閥総会、深夜会合で軒並み引き締め 麻生財務相「自らの行動に責任を」 
2/4(木) 20:11配信
産経新聞
 緊急事態宣言下に深夜まで東京・銀座のクラブを訪れていた党所属衆院議員3人が離党に追い込まれたことを受け、自民党は危機感を募らせている。4月に衆参の補欠選挙、秋までには衆院解散・総選挙を控えており、さらなる不祥事の防止に躍起だ。

 「政治家は自らの行動に責任を持たなければいけない。行動に説明をしきらなければならない」。麻生太郎副総理兼財務相は4日の麻生派(志公会)の会合で、同派所属議員に対してこう強調した。

 麻生派には、深夜会合問題で離党した松本純衆院議員が所属。松本氏は事務局長として他派閥との交渉の窓口や、派閥のパーティー運営など中心的な役割を務めてきた。同派会合の司会も担ってきたが、この日は事務局長代理の井上信治科学技術担当相が務め、松本氏は欠席した。

 派閥関係者は「春には派閥パーティーを計画しているが、このような事態となってどうなるのか」と頭を抱え、同派幹部は「今回の問題で派閥運営に影響が出ないようにしなければならない」と語った。

 他派閥も引き締めに余念がない。伊吹文明元衆院議長は4日の二階派(志帥会)の会合で、「息苦しいが、一般の人はもっと大変な状態にある。少し我慢して頑張ろう」と強調。再び深夜会合のような不適切行動が報じられることがないよう、所属議員に責任ある行動を求めた。

 岸田文雄前政調会長も同日の岸田派(宏池会)の会合で、「政治の側から、国民が力や心を合わせて頑張ろうという雰囲気に、冷や水を浴びせる行動が出たことは誠に残念だ」と発言。「今一度、わが身を振り返り、気持ちを引き締めて行動や活動を続けてほしい」と語った。(今仲信博)

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1ffc268a2e3c4afe147ebb710d1ec5d98726e96
反省?下村政調会長、首相にエール…「重圧の中で努力されている」
2/4(木) 19:11配信
読売新聞オンライン
 自民党の下村政調会長は4日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス対応に追われる菅首相に「党は全力で支える。思い切ってやっていただきたい」とエールを送った。「首相になった人しか分からない重圧の中で努力されている」とも語った。

 下村氏は1月、4月の衆参2選挙区の補欠選挙について「二つ負けると政局になる可能性もある」と発言。二階幹事長が不快感を示すなど、党内から批判を浴びた。党内では「反省の意を込めたのではないか」(ベテラン)と見る向きもある。

6394名無しさん:2021/02/05(金) 19:00:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/6575d4536133d437476a515c4007ee50af3ecda7
「男に媚びを売る時代は私で終わらせる」…自民党・野田聖子60歳が狙うのは「ポスト菅」?
2/5(金) 6:12配信
文春オンライン
「“親殺し”の責任でしょうか」

 政治部記者がそう表現するのは自民党の野田聖子幹事長代行(60)の振る舞いだ。自民分裂選挙となった1月24日の岐阜県知事選。野田氏ら多数の国会議員が推す現職の古田肇氏が5選を果たしたが、野田氏は分裂の責任を取って県連会長を辞任した。知事選は野田氏と「岐阜のドン」猫田孝県議(80)の代理戦争と呼ばれた。猫田氏は「俺の言うことを聞かなくなった」とばかりに古田知事降ろしに動き、新顔の経産官僚を擁立。古田知事を支援した野田氏は、権勢を誇ってきた猫田氏を念頭に「長老支配の政治を変えたい」と宣戦布告していた。

 野田氏にとって猫田氏は大恩人。2005年の郵政選挙で郵政民営化に反対して党公認を得られなかったが、猫田氏主導で県連は野田氏に「県連公認」を与え、当選させた。一方で、当時の小泉純一郎首相に弓を引いた責任を問われた猫田氏も離党を余儀なくされた。そんな猫田氏を野田氏は父のように慕っていた。だが、

「野田氏にとって今回の一件は次のステップに進むための親殺しだった」(前出・記者)。ステップとは、菅義偉首相の支持率低迷によって、いつ号砲が鳴ってもおかしくない「ポスト菅」レースへの参戦だ。これまでの野田氏は総裁選のたびに出馬を模索するも推薦人が集まらず断念してきた。次に向けて頼るのが二階俊博幹事長。二階氏もたびたび野田氏に「推薦人が足りない時は言ってこい」と軽口を叩いてきたが、菅氏の凋落で「二階氏が本気で野田氏に乗り換えようとしている」との臆測が広がる。自民党関係者は「二階氏にとっての気がかりは今年の衆院選。菅首相で勝てそうにないなら『初の女性宰相』の看板で野田氏のほうがベターと見ているのでは」。

「男に媚びを売る時代は私で終わらせる」
 野田氏は岐阜県議を経て、1993年衆院選で初当選。県議時代には猫田氏に、国会議員になってからは野中広務元官房長官や古賀誠元幹事長ら時の実力者に可愛がられ、「爺殺し」の才覚を発揮してきた。酒席では党幹部になった今でも、率先して下ネタを連発し、男性客を困惑させる。同席した女性の議員や記者に「男に媚びを売る時代は私で終わらせる。あなたたちが偉くなった時にこんなことはやらせない」と親分風を吹かすこともあるという。

 猫田氏は、二階氏と折り合いが悪い麻生太郎副総理と近い。「首相を目指す野田氏にとっては二階氏の支援が不可欠。それを得るために猫田氏を切ったのか。それとも知事選は、最大の権力闘争である総裁選の予行演習だったのか」(政治部デスク)。親殺しを果たした野田氏の次の一手は如何に。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月11日号

6395名無しさん:2021/02/05(金) 19:03:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7c9648698720af03a33a877112c5f4f2ba43669
河井案里氏、議員辞職に込められた「ある思惑」
2/5(金) 7:01配信
東洋経済オンライン
 2019年参院選における巨額買収事件で有罪判決を受けた参院議員の河井案里被告(自民党を離党)が2月3日、議員辞職した。

 案里被告は、2020年6月に同事件で逮捕・起訴された夫で元法相の河井克行被告(自民離党・公判中)とともに、その後の公判で無罪を主張してきた。2020年10月の保釈後も雲隠れしたまま議員活動もせず、「歳費泥棒」と批判されて与党内からも議員辞職を求める声が強まっていた。

■4月25日の統一補選に込められた思惑

 折しも、与党4議員による「銀座の夜遊び」が発覚して、議員辞職や離党に追い込まれたばかり。案里被告の議員辞職には、政権運営への打撃を恐れる菅義偉首相や自民党の二階俊博幹事長の意向も影響したとみられている。

 案里被告の辞職により、4月25日の衆参統一補欠選挙の1つとして参院広島選挙区の補選が実施される。同統一補選では、「鶏卵」汚職に問われた吉川貴盛元農水相(自民離党)の議員辞職に伴う衆院北海道2区と、立憲民主党参院幹事長だった羽田雄一郎元国土交通相の死去に伴う参院長野選挙区の実施が決まっていた。

 これにより4月25日の補選は現時点では3選挙区となるが、自民党はすでに北海道2区の不戦敗を決めている。候補者を擁立している参院長野は「羽田氏の弔い選挙なので勝ち目はない」(地元県連)との見方が支配的だ。

 これに対し、2人区の参院広島は残る現職が立憲民主党所属議員で、「改選をにらむと野党は強力な候補を出しにくく、自民党に勝機がある」(自民選対)とみられている。そのため、統一補選全敗を回避したい自民党の思惑が、案里被告辞職の背景にあるとみられている。

 東京地裁は1月21日、案里被告に懲役1年4月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。これを受けて案里被告は3日午後、山東昭子参院議長宛てに辞職願を提出、同日夕刻の参院本会議で許可された。控訴断念で案里被告の刑も確定した。

 案里被告は3日、「判決内容は納得できないが、政治家として情けなく、政治的責任を引き受けるべきだと考えた」とのコメントを発表した。案里被告は克行被告とともに、東京地検特捜部に逮捕される前日の2020年6月17日に離党。同年8月に始まった一審では無罪を主張して争ってきた。

■「4月総選挙論」の可能性はほぼゼロに

 判決によると、案里被告は2019年3〜5月、河井克行被告と共謀し、広島県議4人に現金計160万円を配った。判決は、いずれの県議も案里被告を応援しており、政治資金の処理に必要となる領収書もないことから、現金の趣旨は買収だったと認定した。

 案里被告の辞職に対し、地元の有権者からは「遅すぎる」との声が相次ぎ、ネット上では「受け取った歳費を返せ」などの書き込みがあふれた。

菅首相は3日夕、「政治に批判が広がっていることを重く受け止めている」と淡々とした表情でコメント。案里被告の後見人とされる二階幹事長は「このような事態に至ったことは誠に残念なことであり、私どもも改めて自らを律するとともに、国民の信頼回復に努めてまいりたい」と苦々し気な表情で語った。

 4月25日の3補選は菅首相にとって就任後初の国政選挙となる。すでに、衆参2補選が決まった段階で、下村博文政調会長が「ダブルで負ければ政局になる」と発言。「政局になるはずがない」と怒った二階幹事長への謝罪と釈明に追われるなど、自民党内は補選の情勢にピリピリしている。

 自民党内では、2補選の実施が決まった2020年末の段階で「状況次第では新年度予算成立後の3月末か4月初旬に菅首相が解散を断行して、補選を吸収する」との戦略も取りざたされた。しかし、1月7日の緊急事態宣言の再発令で4月総選挙論は一気に下火となり、今回の宣言延長で「可能性はほぼゼロ」(自民幹部)となった。

 4月25日の補選は、その時点でのコロナ感染状況や東京五輪開催の可否などによって有権者の反応も変わるとみられる。ただ、ここにきて地方選挙で自民党の惨敗や取りこぼしが相次いでいる。3補選が全敗となれば、10月までに実施される次期衆院選に向けて、自民党内で「菅首相では選挙を戦えない」として「菅おろし」の声が噴き出す可能性もある。

 もし圧倒的な保守地盤の広島補選で自民が勝てば、「1勝1敗1不戦敗でダメージは半減する」(自民幹部)との読みもある。すでに自民広島県連は地元の有力経済人か地元出身のキャリア官僚の擁立に向けて調整を進めている。「保守地盤だから与党が固まれば負けない」との見方が多い。

6396名無しさん:2021/02/05(金) 19:03:39
>>6395

■浮上した「ウルトラCの秘策」

 ただ、次期衆院選での政権交代を目指す立憲民主など主要野党にとって、「4月25日の補選に全勝すれば、一気に勢いがつく」(立憲民主幹部)のは間違いない。このため、「4年後の改選など考えず、野党統一候補で勝ちにいくべきだ」(同)との声も相次ぐ。

 対する自民党も「公明党とも連携して。万全の選挙態勢で臨まないと、足をすくわれる」(選対幹部)と不安を隠せない。

 そこで、与党内の一部に「ウルトラCの秘策」(自民選対)として浮上しているのが、克行被告の議員辞職による広島3区での補選実施だ。同被告の公判は途中で案里被告と別になり、東京地裁の判決は3月末以降になる可能性がある。広島3区を4月25日の補選に加えるためには、3月15日までに克行被告が議員辞職することが必要だ。

 克行被告はこれまでの公判で徹底抗戦の姿勢を続けており、「議員辞職の気配はまったくない」(被告周辺)とされる。克行被告はもともと菅首相の側近で、辞職した案里被告は二階幹事長の率いる二階派の特別会員だった。そのため、「菅首相や二階幹事長が秘かに圧力をかければ、克行被告も辞職を受け入れるのでは」(自民幹部)との指摘もある。

 「広島3区の特殊な選挙事情」(自民県連)もある。克行被告の離党に伴い、地元では与党としての後任候補擁立で調整が進んでおり、「いつでも臨戦態勢がとれる」(自民選対)からだ。

 広島3区では、公明党が斉藤鉄夫副代表の擁立を決定。自民県連が公募で石橋林太郎県議の擁立を決めて与党内調整が続いていたが、2月5日に二階幹事長の裁定により、斉藤氏への一本化が決まる見通しだ。石橋氏は中国ブロックの単独比例1位で出馬する方向だ。

 立憲など主要野党も同区に野党統一候補を擁立する構えで、与野党全面対決の構図となるのは確実だ。ただ、広島は保守地盤が強く、「危機感の強さで自公が一体となって戦えば負けない」(自民幹部)との声が多い。仮に克行氏が議員辞職して4補選となり、結果的に自民と野党の2勝2敗となれば、「菅首相や二階幹事長の責任論も出ず、政権危機も避けられる」(同)との思惑もある。

■首相長男のスキャンダルも浮上

 ただ、こうした「あからさまな党利党略」(立憲民主幹部)が透けて見えれば、有権者の反発を買って「かえって与党が傷口を広げる」(同)可能性もある。

 衆院予算委員会では4日から新年度予算案の審議が始まった。野党側はコロナ対応の迷走だけでなく、案里、克行両被告の買収事件や与党で相次ぐ政治スキャンダルの追及に全力を挙げる構えだ。

 3日夕刻には『週刊文春』が電子版で菅首相の長男にまつわる疑惑を速報した。4日発売の本誌は「総務省の谷脇康彦総務審議官ら幹部4人が昨年、衛星放送などを手がける会社勤務の菅首相の長男から、国家公務員倫理法に抵触する可能性のある接待を受けた」と報じている。

 菅首相は3日夜、記者団に「まったく承知していない。総務省で適切に対応されると思う」と必死に平静を装った。今後、総務省幹部の処分問題に発展する可能性は大きいとみられている。

 4日の衆院予算委員会で野党から追及された菅首相は、長男と電話で話したことを明らかにしたが、「長男は一民間人でプライバシーもある」と詳しい説明は避けた。そして、「国民に疑念を抱かせないよう総務省でルールにのっとって対応してほしい」と繰り返したが、事実関係でちぐはぐな答弁も目立った。

 まさに「菅首相自身も火だるま状態」(自民幹部)で、「二階幹事長とともに統一補選まで求心力を維持できるかどうかも微妙」(自民長老)になりつつある。政局混迷の中で4月の補選に突入すれば、「与党の小細工など通用せず、本物の政局になる」(選挙アナリスト)との声も広がっている。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

6397名無しさん:2021/02/07(日) 13:18:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/67bd405d3c3b394de75df819cb6bcb18b24e7ba7
二階俊博、石破茂、松本純……政治家が会食をやめられない理由
2/7(日) 13:02配信
FRIDAY
自民党の松本純(中央)、大塚高司(左)、田野瀬太道(右)の3議員は銀座通いと虚偽説明により離党届を提出した

12月14日、二階俊博幹事長(81)が菅義偉首相(72)らと8人で高級ステーキ。12月17日、橋本聖子五輪担当相(56)が6人で高級寿司。1月8日、石破茂元幹事長(64)が9人でふぐ懐石。そして、松本純元国家公安委員長(70)らの「銀座クラブ通い」……。

ここまで来ると、素朴な疑問が湧いてくる。国民に自粛を要請しているのに、なぜ、彼らはこれほどまでに会食を我慢できないのか。自民党の現役国会議員が言う。

「田中角栄元首相の有名な言葉に、『握手の数しか票は出ない』というのがあるでしょ。自民党ではいまでも、新人議員に徹底的にこの言葉を叩き込む。ベテラン議員、それも菅総理のように叩き上げの人ほど『会食=票』という意識は強い。

何もないところから、先輩政治家や地元の有力支援者と酒を飲み続け、男芸者として取り入ることで成り上がったわけですからね。そんな人たちに、急に会食を止めて一人でメシを食えといっても不可能ですよ」

今秋には衆院選が予定されている。そのことも、会食=票集めが止まらない理由のようだ。当選2回の自民党・岡下昌平衆議院議員(45)は、「私は一切会食に行っていない」と断ったうえで、政治家の心情についてこう語る。

「相手のメンツを立てるというのも、政治家にとって重要なことです。支援者に誘われたら断れない。行ってみたら5人以上だった。では私は帰ります、とは言いづらいんですよ。(秋に選挙があるのに)演説会もできない。選挙事務所の感染対策を徹底することで人が寄り付かなくなるのが心配だと、みんなで話している」

1月19日には、自民党本部で新型コロナ対策会議が開かれ、再び批判を浴びた。大勢の議員が狭い会議室でぎゅうぎゅう詰めになっている様子は「密」そのものだったからだ。議員にリモートワークという発想はないのか。国民民主党の玉木雄一郎代表(51)が吼える。

「リモートを推進しない議員連中は、会って話さないと本音は引き出せないというんです。しかし、民間の皆さんに7割リモートしてくださいと要請したなら、政治家はやるしかない。私は仕事のほとんどをリモートに切り替えました。最初は役人もできないと言っていましたが、やればできるんです」

本誌は他にも複数の国会議員や秘書に取材し、会食がなくならない理由を尋ねた。彼らは「会わないとその人の本音がわからない」と口を揃えたが、それはサラリーマンだって同じである。「選挙が近い」というのも、営業自粛を余儀なくされている飲食店からすれば許せない言い訳だろう。結局、会食を〝しなければいけない〟理由などないのだ。

2月5日(金)発売のフライデーでは、会食を「やめられない」ことに関する国会議員らの言い分についてさらに詳報している。

FRIDAYデジタル

6398名無しさん:2021/02/07(日) 13:34:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bc8bec06181367aff067ea0f0cf2452c288e804
支持率急落のウラで…菅政権「4月の解散説」が急浮上したワケ
2/7(日) 7:02配信
現代ビジネス
永田町を駆け巡った
 「このままでは菅さんは終わり。選挙が近いという緊張感を演出しないと、もう『菅おろし』に歯止めがかけられないのでしょう」(自民党中堅議員)

 官邸から「4月解散・総選挙」の風が吹き始めた。1月14日夕方、自民党の山口泰明選対委員長が官邸の菅総理を訪ねた。

 するとその数日後、「3月末に新年度予算案が成立したら解散。投票日は衆院北海道2区と参院長野選挙区の補欠選挙と同じ4月25日」との情報が永田町を駆け巡ったのだ。

 14日に山口氏が菅総理に報告したのは、総理が年明け、自民党の事務方に指示していた、党独自の極秘世論調査についてだった。

 「結果は〈政権支持率は急落しているが、野党の支持率も低いため、自民党は減らしても10〜40議席。単独過半数維持は十分に可能〉というものでした。年末からふさいでいた菅総理は、これを聞いて励まされたようです」(官邸スタッフ)

 そして菅総理は、親しい議員や秘書官ら側近に依頼し、「総理が4月解散を本気で考えている」と新聞各紙の記者を個別に呼び、耳打ちするよう指示。解散風が吹き始めたというわけだ。

 もっとも冒頭の議員が指摘するように、これは党内向けの「脅し」の可能性が高い。下村博文政調会長が「(4月にある2つの補選で)両方負ければ政局になる」と述べるなど、党内は早くも浮き足立っている。総理が仕掛けた情報戦は、焦りの証拠なのだ。別の自民党中堅議員が言う。

 「確かに諸々の政治日程を勘案すれば、4月はチャンス。もし東京五輪が中止なら、それが決まる前に解散したほうが傷が浅くて済む。

 ただ、ワクチン接種が遅れているので厳しいでしょう。この状況で奇をてらった解散なんてすれば、国民から総スカンを食らってしまいますよ」

 笛吹けど誰も踊らず。解散という「伝家の宝刀」さえ、もはや切れ味を失ってしまったようだ。

 『週刊現代』2021年1月30日・2月6日号より

週刊現代(講談社)

6399名無しさん:2021/02/07(日) 14:08:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/293bbb301c2021ea82fc3edbb81deb2c48eca5ff
森喜朗会長、二階幹事長…振り返ると驚愕する「政治家の差別的発言」一覧
2/7(日) 10:02配信
現代ビジネス
「口だけのお詫び」
 子どもが友達に差別的な言葉を口にしたとする。それを聞いた大人は、「ひどいことを言って! ちゃんと謝りなさい」というだろう。しかしただ単に「ごめんね」と口だけのお詫びをしても、その子の意識が変わらなければ、同じことを繰りかえすだろう。最も大切なことは「なぜ差別にあたるのか」を理解し、差別される側の気持ちを理解し、差別的な考え方そのものを改めることだ。

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が2月4日に行った記者会見はまさに「口だけのお詫び」のようではなかったか。

 森会長が日本オリンピック委員会(JOC)評議員会で女性の理事を40%に増やす方向にあることにふれ、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言したのは2月3日のこと。「女性は優れており、競争意識が強い。誰か一人が手を挙げて言われると、自分も言わないといけないと思うんでしょうね。それでみんな発言される」と続けた。さらに「私どもの組織委にも女性は何人いる? 7人くらいかな。みんなわきまえておられる」と続けた。その言葉を受け、「#わきまえない女」というハッシュタグがTwitterでトレンドとなるほどだった。

 何度聞いても読んでも「意見を言うことがいけないことなのか」「意見をいうと必ずしも理事会は不要な時間がかかるのか」「そもそも意見を言わない理事は必要なのか」「男性は長い意見を言わないのか」など、頭にはてなマークがついてしまう。ここでわかったのは、森会長に「会議を短く終えるために女性はわきまえて意見など言わなくていい」という認識があるということと、「そもそも女性は競争意識が強く、それゆえに発言するものだ」と決めつけているということだ。むしろ「女性は優れており」と褒め言葉を用いながらそれを問題点のように語る褒め殺しのようなものの言い方も不快に思う人は少なくないだろう。

 翌日、即座に設定された謝罪会見の冒頭で、森会長は紙を読み上げてお詫びと反省の辞を伝えたが、自身がなにをもって「不適切」と思い、どう「反省」しているのかは具体的に語られなかった。記者たちが丁寧に根気強く質問を続けていたが、「面白おかしく書こうとしてるんだろ」「あなたはどう思うんだ」という逆切れと言われても仕方のない状況に終わった。

森会長だけではない
 最も大切なのは、何が不適切なのかを正確に理解し、認識の間違いを自覚し、そして学んだうえでお詫びをすることだ。

 「同じ人間に優劣がつくのはおかしいのではないか」「性別で分けるのではなく、個々の人格や能力で最適なことをしていく必要があるのではないか」という気づきがあり、世界は大きく変化してきた。

 3月8日は国際ガールズデーだ。これは1904年3月8日にNYで婦人参政権をもとめてデモが行われた日を記念したもの。この運動が欧州にも広がり、女性の権利と政治的・経済的分野への参加が進められるようになった。女性だけではない、あらゆる人種差別だって、誰かが声をあげ続けてきたからこそ変わってきたことだ。それらの声を聞いて、古い価値観に縛られていることに気づき、改めることは誰にだってある。

 そんなときに自身の間違いを認め、発言の問題点を認識し、変えようという姿勢があるかどうかが重要だ。しかし残念ながら、過去を振り返ると、政治家のこのような差別的発言は繰り返されてきた。その時に問題となった発言を各々が「自分事」として考えてきていたら、また別の人が同じような発言を繰り返すことはなかったのではないだろうか。

 改めてここで、失言のいくつかを振り返ってみよう。なお、役職は発言当時のものを記している。

6400名無しさん:2021/02/07(日) 14:08:42
>>6399

少子化問題の原因を理解しているか
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【麻生太郎】

「(日本人の平均寿命が延びたのは) いいことじゃないですか。素晴らしいことですよ。いかにも年寄りが悪いみたいなことを言って いる変なのがいっぱいいるけど間違ってますよ。子どもを産まなかったほうが問題なんだから」
(麻生太郎副総理兼財務相 2019年2月3日、福岡県内での国政報告会にて)
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 出産というのは授かりもので、産みたくても産めない人がいるのは周知の事実だ。そして産み育てることに抵抗のない社会環境がなければ、なかなか簡単に選べることではない。しかし、少子化問題を「出産しない女性が悪い」とでもいうような発言は本当に多い。

 上記の発言に際し、麻生氏は翌日衆議院予算委員会にて発言を「誤解を与えたとすれば撤回する」とし、5日には「不快に思われた人がいるとすればお詫び申し上げる」と述べた。しかしこれは言葉そのものに問題があったと認識していないということではないだろうか。

麻生太郎氏は2018年9月にも、財務事務次官のセクハラ問題が明らかになった際、「(訴えられた)本人が、ないと言っている以上、あるとはなかなか言えない」「はめられた可能性は否定できない」「セクハラ罪という罪はない」という発言をしていた。こちらも後になって一部撤回をしたようだ。

「勝手なことを考えて」
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【二階俊博】

「子どもを産まない方が幸せに送れるじゃないかと勝手なことを自分で考えて(いる人がいる)」
「皆が幸せになるためには子どもをたくさん産んで、国も栄えていく」
「食うや食わずの戦中、戦後、子どもを産んだら大変だから産まないようにしようと言った人はいない」(二階俊博幹事長 2018年6月26日、東京都内の講演会にて)
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 「自民党と政府が一体になって、早く結婚して早く子どもを産むように促進してもらいたい」という質問についての回答。なぜいま少子高齢化となっているのかの認識があれば出てこない発言だ。

一番大きな功績は子どもを作ったこと
 驚くような発言はまだある。

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【三ツ矢憲生】
「この6年間で吉川有美(参院議員)は何をしてきたのか。一番大きな功績は子どもをつくったこと」(三ツ矢憲生三重県連会長・衆議院議員 7月12日、三重県内での参院選応援演説)
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 参議院議員の選挙応援演説で、「一番の功績」が子どもを作ったことと言われる。どんな思いで聞いたのか想像すると胸が苦しくなる。

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【萩生田光一】
「0〜3歳の赤ちゃんに、パパとママどっちが好きかと聞けば、はっきりとした統計はありませんけど、どう考えたってママがいいに決まっているんですよ。0歳から「パパ」っていうのはちょっと変わっていると思います」(萩生田光一副幹事長 2018年5月27日 宮崎県連講演にて)
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 待機児童ゼロを目指す問題に関してこのように述べたのは当時の副幹事長。待機児童ゼロを目指すために3歳までは母親がずっと子どもと一緒にいるべき、と言っているように聞こえるが…。

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【櫻田義孝】
「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」(櫻田義孝衆議院議員 2019年5月29日、千葉県内の会合)
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 かつて国務大臣をつとめ、東京オリンピック・パラリンピック競技担当大臣だったが、「復興以上に大事なのが議員だ」の発言を受けて辞任したばかりだった。その後謝罪し、発言を撤回した。

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稲田朋美
「私たち3人には共通点がある。みんな女性で、同世代。そして全員がグッドルッキング」(稲田朋美防衛相 2017年6月3日 アジア安全保障会議)
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 オーストラリアとフランスの女性国防大臣に言及して「私たち3人」について「グッドルッキング(美しい)」と語った。褒めるからいいということではなく、容姿を品評の対象として国際的な会議で口にすること自体に疑問の声が挙がった。

6401名無しさん:2021/02/07(日) 14:08:52
>>6400

「女性はいくらでも嘘をつけますから」
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【杉田水脈】

「女性はいくらでも嘘をつく」(杉田水脈衆議院議員 2020年内閣第一部会、内閣第二部会合同会議)
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 性暴力についての議題に於いて、「女性はいくらでも嘘をつけますから」と発言したことを指摘され、報じられると、9月26日に自身のブログで「一部報道における私の発言について」と題し、「報道にありましたような女性を蔑視する趣旨の発言(「女性はいくらでも嘘をつく」)はしていない」と明記した杉田水脈氏。5日後の10月1日に「内閣第一部会・内閣第二部会合同会議に於ける私の発言について」とブログを更新し、発言をしたことを認め、ブログで事実と間違えたことを述べたことや不快な思いをした人に対して謝罪した。

 かつて、杉田水脈氏は2018年2月26日に都内で開かれた「第25回平成の大演説会」で以下のように言っていたことがある。

 「みなさん知ってますかね、#Me Too運動っていうのがあるんですよ。Me tooってのは『私も』っていうことなんですが、これセクハラの運動なんですね。
『私は実はこんなセクハラにあったことがあるんです』と誰か一人の女性が告白するとですね、『私も! 』『私も! 』ってハッシュタグ付けてでてきて、ツイッターとかでばーっと自分の経験談を女性が語るんですね。これはヨーロッパでばーっと出てきて、まあ主に女優さんたちがですね、実は20年前にですね、こんな役あげるからってそういう関係もってくれと監督やプロデューサーたちに言われたとか。

 そこで往年の名女優のカトリーヌ・ドヌーブさんがですね、『あなたたち、それおかしいでしょう』と。『その時はそれで役もらったんだったら、そういうことを今さら言うの』と。私も、『もっともやな』と思ったんですけれど」

 ちなみに、カトリーヌ・ドヌーブ氏は上記のようなことは一切言っていない。まるで#Metoo運動で声をあげる女性そのものに問題があるかのような言い方ではないだろうか。ここから「女性はいくらでも嘘をつける」という発言にもつながっているようにも感じられる。ちなみに2020年の発言に対し、「「女性はいくらでも嘘をつけますから」自民党・杉田水脈衆議院議員の性暴力被害者への発言撤回、謝罪、辞職を求めます」という署名には13万筆以上(2020年10月当時)が集まったが、自民党は受け取りを拒否したという。

 まだまだあることが悲しくはなるが、最後に森喜朗氏の発言で終わりにしよう。

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「子どもをたくさんつくった女性が将来、国が『ご苦労さまでした』といって面倒見るのが本来の福祉。子どもを一人もつくらない女性が、好き勝手とは言っちゃいかんけども、自由を謳歌し楽しんで年取って、税金で面倒見なさいっていうのは本当はおかしいんですよ」(森喜朗自民党少子化問題調査会長・衆議院議員 2003年6月26日 鹿児島県)
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 この発言が、自民党少子化問題調査会長の口から出たものであることに失望を禁じえない。少子化問題の原因を本当に調査しての発言なのだろうか。

 「失言」とはその時のノリだけで出るものではない。常日頃感じていることが口に出ることが大半だ。たとえそれが立派な人格者であっても、なにかしら偉業をなした人でも、もしかしたら凝り固まった価値観を抱えており、人を傷つけてしまったり、間違えたことを言うことだってあるかもしれない。

 確かに日本では、高度経済成長を経て、馬車馬のように働く男性とそれを支える女性という構図を根付かせた。その構図があったからこそ、経済の発展もあったといえるのだろう。その過去を否定するのではなく、時代にあわせてアップデートしていけばいいだけなのだ。
大切なのは、問題の本質を理解し、考え方を改めること。それは大人も子どもも同じことだ。

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参考資料

女性はいくらでもうそをつけますから-杉田水脈議員の性暴力被害者への発言撤回-謝罪-辞職を求めます

杉田水脈オフィシャルブログ

公的発言におけるジェンダー差別を許さない会

【音声配信・文字起こし】自民党・二階幹事長の「子どもを産まないは勝手な考え」発言を検証▼2018年6月26日(火)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」)

萩生田氏「赤ちゃんはママがいいに決まっている」(朝日新聞デジタル)

〝天敵〟山口香理事が森喜朗会長に辞任勧告「外れていただければ、五輪は希望が残る」(東スポweb)
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FRaU編集部

6402名無しさん:2021/02/07(日) 20:48:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a49f74c6587f5b8a4e72209161be0e923f2a97a7
岸田氏、地元・参院広島再選挙に意欲 「ポスト菅」へ巻き返しなるか
2/7(日) 19:14配信
産経新聞
 広島を地盤とする自民党の岸田文雄前政調会長が、公職選挙法違反事件で有罪判決を受け辞職した河井案里前参院議員=自民を離党=の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙(4月25日投開票)での巻き返しに意欲を示している。次期衆院選の広島3区候補は公明党に奪われたが、菅義偉政権の支持率が下がる中で再選挙に勝てば、「ポスト菅」の芽も出てきそうだ。

 「広島の自民党の信頼回復のため、是が非でもしっかり選挙をやらないと広島の政治が持たない。『出直すんだ』という姿勢を示さなければならない大事な選挙だ」

 岸田氏は5日夜のBSフジ番組でこう訴え、再選挙への決意を表明した。昨年9月の党総裁選で首相に完敗して以降、岸田氏は存在感を発揮できていない。平成24年の安倍晋三政権発足後、7年8カ月ぶりに閣僚や党三役から外れ、メディアに出る機会も激減した。

 そんな中、河井前議員の夫で元法相の衆院議員、克行被告=同罪で公判中=の選挙区である衆院広島3区の候補者選定をめぐり、与党は公明の斉藤鉄夫副代表に一本化する方針を決定。この間、岸田氏の影は薄かった。

 一方、内閣支持率は新型コロナウイルスの感染拡大や与党議員の深夜会合発覚などで下降。再選挙と同じ4月25日投開票の2補欠選挙のうち、自民は衆院北海道2区で不戦敗となり、参院長野選挙区も苦戦が予想される。こうした状況で岸田氏が再選挙勝利に貢献できれば、次期首相候補として踏みとどまる可能性があり、岸田派(宏池会)からは「真価が問われる選挙だ」との声が上がる。

 ただ、岸田氏自身は擁立に否定的だったとはいえ、案里前議員が自民の議員だった事実に変わりはなく、不祥事の負のイメージや、広島3区をめぐる公明とのしこりを2カ月で解消できるかは不透明だ。

 岸田氏は周囲に「やるからには絶対に勝つ」と闘志を燃やすが、敗れれば「ポスト菅」候補が次世代に移る可能性もあり、首相の座を諦めていない岸田氏にとっては落とせない一戦となる。(永原慎吾)

6403名無しさん:2021/02/08(月) 09:52:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bd35d4eb5ec159fe6d1a1d114e6c31991903085
自民党議員の「コロナ特権」 銀座クラブ飲みの離党3人も身分安泰か
2/8(月) 7:05配信
NEWSポストセブン
 国民には不要不急の外出自粛を要請しておきながら、国会議員は銀座で深夜まで豪遊──自分たちは“上級国民”で、自粛など関係ないと言わんばかりの振る舞いが次々と明らかになっている。

 国民からの批判など、大したことないと考えているのが丸見えである。

 自民党の国対委員長代理だった松本純氏ら3議員が、2月1日に離党した。緊急事態宣言下に銀座のクラブで飲み歩き、当初は後輩議員2人(田野瀬太道・前文科副大臣、大塚高司・前国対副委員長)と一緒だったことを隠す嘘までついていた。

 昨年12月、俳優やタレント、そして菅義偉・首相まで呼び出した“8人ステーキ会食”の問題で追及された時は、「飯を食うために集まったんじゃない」と言い放った二階俊博・幹事長だが、今回は自分のことは棚に上げて、「私のほうから離党勧告しました」などと胸を張り、松本氏の所属派閥のドンである麻生太郎・財務相兼副総理も、「国民にも何かと迷惑や苦労をかけている最中、はなはだ不適切」と怒って見せたが、ポーズだけである。

 同じく深夜の銀座クラブに行った責任を問われた公明党の遠山清彦氏が議員辞職させられたのと比べれば、自民党の処分が大甘なのは明白だ。

 それもそのはず、松本氏は“麻生―二階会談”にも同席する麻生氏の側近中の側近だ。

「離党した3人はいずれも前回の総選挙では小選挙区で議席を獲得しており、とくに神奈川1区の松本氏の地盤は堅い。今年の総選挙で自民党が別の公認候補を立てず、松本氏らが当選したら、“禊が済んだ”として復党させる可能性が高い」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)

 コロナ不況で多くの国民が失業の危機に直面するなか、自民党の国会議員だけは不祥事でも身分が安泰なのだから、まさに特権階級だ。

※週刊ポスト2021年2月19日号

6404名無しさん:2021/02/09(火) 07:45:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/f326abd114d9f3df48800d86d2e4d1e45fc8cb90
二階幹事長が森発言に「撤回したので問題ない」
2/8(月) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)
東京オリンピック組織委員会・森会長の“女性蔑視発言”について、自民党の二階幹事長は、撤回したので問題ないという認識を示しました。
二階幹事長:「今後、そうした発言・行動に対して十分ご留意なさるとに聞いているから、私は“撤回した”ということで、いいんじゃないかと思っている」

森会長の発言から5日間で、大会ボランティアを辞退する人が約390に上っています。
二階幹事長:「瞬間的に関係者の皆さんは『控えたい・協力できない』とおっしゃったんだと思うが、どうしてもお辞めになりたいということだったら、また新たなボランティアを募集・追加ということにならざるをえない」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/17d3735abc8c20c8c37e7c7981819a8c2a703961
二階氏が森会長を擁護 「撤回したので問題ない」
2/9(火) 6:09配信
テレビ朝日系(ANN)
 森会長の発言について、自民党の二階幹事長は発言を撤回したので問題はないとしたうえで、辞任する必要はないという認識を示しました。

 自民党・二階幹事長:「私は撤回したということで、それでいいんじゃないかと思っています」「(Q.(五輪)開催に対する影響は?)撤回はもうすでにされたことでありますし、問題はないと思います」

 また、ボランティアの辞退が相次いでいるので、森会長が辞任すべきだとの考えについては次のように答えました。

 自民党・二階幹事長:「(ボランティアが)すぐやめちゃいましょうかなんてことは一時、瞬間に言ってもね、そんなことではなくて、協力して立派に仕上げましょうということになるんではないかと思います。森会長にもそこは一つ周囲の期待に応えてしっかりやって頂きたい」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/ccfa2ca88b4f0766153fda3bd26674d4656dcda2
自民・二階氏 森会長続投に期待 「周囲の期待に応えて...」
2/9(火) 6:24配信
フジテレビ系(FNN)
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し批判されている、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長について、自民党の二階幹事長が会長続投に期待を示した。

自民党・二階幹事長「森会長にも、そこは1つ周囲の期待に応えて、しっかりやっていただきたい」

二階氏は、森会長は発言を撤回したとして、続投への期待を示した。

また、森氏の発言後、ボランティアの辞退が相次いでいることについて、二階氏は「落ち着いて静かになったら、その人たちの考えもまた変わる」との見方を示した。

そのうえで、「どうしても辞めるなら、新たなボランティアを募集、追加することにならざるを得ない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/929e0f794f5d659f2d7602b161ffb9db34c80eb0
ランティア辞退次々 二階氏「追加する」
2/9(火) 6:25配信
日本テレビ系(NNN)
自民党の二階幹事長は8日夜、ボランティアの辞退が相次いでいることについて、「落ち着いて静かになったら、その人たちの考えも変わるだろう」とした上で、「どうしてもお辞めになりたいということなら、新たなボランティアを追加することになる」と指摘しました。

また、森会長の辞任は不要との考えを示しました。

6405名無しさん:2021/02/09(火) 07:45:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/306e7ced9e23c73a228266c6eff854fbf81e7baf
二階幹事長「撤回したということでいいんじゃないか」 森会長発言
2/9(火) 7:09配信
ABEMA TIMES
 森会長の発言について、自民党の二階幹事長は「私は撤回したということでそれでいいんじゃないかと思っています」「撤回はもうすでにされたことでありますし、問題はないと思います」と述べ、辞任する必要はないという認識を示した。

 また、ボランティアの辞退が相次いでいるので森会長が辞任すべきだとの考えについては、「(ボランティアが)すぐ辞めちゃいましょうかなんてことは、一時、瞬間に言ってもね、そんなことではなくて、協力して立派に仕上げましょうということになるんではないかと思います。森会長もそこは一つ周囲の期待に応えてしっかりやっていただきたい」とした。(ANNニュース)

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1492f072869b2b7f997fa16f403d618c8a3f9e3
自民・二階氏「撤回したからいいのでは」 森氏を擁護
2/8(月) 21:25配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視とも取れる発言をしたことについて「撤回したということで、それでいいのではないか」と擁護した。

 森氏の進退に関しては「党として辞めるべきだとか、辞めないべきだとか言及することは過ぎたことであり、冷静に見守るのが一番いい」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/912be222bcf8343794c6b1cf059ae448329fae91
二階幹事長、ボランティア辞退は「瞬間的」 五輪巡り
2/8(月) 21:32配信
朝日新聞デジタル
 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を受けたボランティア辞退の動きについて、自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、「瞬間的」としつつ、「落ち着いて静かになったら、その人たちの考えもまた変わる」と語った。

 今後の対応については「どうしてもおやめになりたいということだったら、また新たなボランティアを募集する、追加するということにならざるを得ない」と指摘した。

 さらに「参画しよう、協力しようと思っておられる人はそんな生やさしいことではなく、根っからこのことに対してずっと思いを込めてここまで来た」としたうえで、「そのようなことですぐやめちゃいましょうとか、何しようか、ということは一時、瞬間には言っても、協力して立派に仕上げましょうということになるんじゃないか」との見方を示した。

 森会長の進退については「周囲の期待に応えてしっかりやっていただきたいということを我々は心から念願する次第だ」と語った。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/ca4f3824bab628e15361e338465cb3eb82ca82b5
森会長辞任の必要なし 自民幹事長
2/8(月) 21:47配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、女性蔑視発言で辞任を求める声が出ている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長について、「発言を撤回したので、それでいいのではないか。今後は発言、行動を留意される」と述べ、辞任の必要はないとの考えを示した。

 森氏の発言で五輪のボランティア活動を辞退する人が出ていることに関しては「どうしても辞めるなら、新たなボランティアの追加ということになる」としつつも、「(事態が)落ち着けば、その人の考えも変わる。立派に(五輪を)仕上げようとなる」と語った。

6406名無しさん:2021/02/09(火) 07:46:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d403db3126f93c2b2e9f2345d1b1d3c3fa0d1b
二階氏「期待に応えてしっかり」森会長の続投支持
2/8(月) 21:56配信
日刊スポーツ
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の「女性蔑視発言」問題も終わる気配がない。

8日、菅義偉首相は、立憲民主党の早稲田夕季衆院議員に対する答弁で森会長の発言を「国益にとって芳しいものではない」との認識を示した。同党の山井和則衆院議員は「国際問題にもなっている今、菅首相がリーダーシップを発揮されるべき」と森会長の辞任を促すよう求めたが、菅首相は「大会組織委員会は政府とは独立した法人」と語るにとどめた。

自民党の二階俊博幹事長は森会長に関し「周囲の期待に応えてしっかりやってほしい」と続投支持の考えを示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e0f792aca710de04ea66ef5992997d2c4b1424f
森喜朗氏の女性蔑視発言は「既に撤回、問題ない」 二階氏、認識示す
2/8(月) 22:33配信
毎日新聞
 自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言について「(発言の)撤回を既にしたことだし、問題はない」と述べた。森氏の進退に関しては「周囲の期待に応えて、しっかりやっていただきたいと心から念願する」と述べ、辞任は必要ないとの認識を示した。

 二階氏はまた、森氏について「今後発言、行動に対して十分留意なさると聞いている。それ以上のことはない。冷静に見守るのが一番いいと思う」とも指摘した。

 大会ボランティアや聖火ランナーの辞退者が出ていることについては、「瞬間的に言ったんだと思うが、落ち着いて静かになったら、考えも変わるだろう」と言及。「参画しよう、協力しようと思っている人は、根っからずっと思いを込めてここまできた。そのようなことで『辞めちゃいましょうか』と瞬間には言っても、協力して立派に仕上げましょうということになるのではないか」と語った。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/d2805ed4b20001b7e7b5c47d64d4b1b61e40a3ef
森会長の“女性蔑視”発言、二階幹事長「問題ない」
2/9(火) 5:48配信
TBS系(JNN)
 東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長の発言を巡り自民党の二階幹事長は“撤回されたので問題ない”との見方を示しました。

 「撤回をもう既にされたことでありますし、問題はないと思います。森会長にもそこは1つ周囲の期待に応えて、しっかりやっていただきたい」(自民党 二階俊博幹事長)

 自民党の二階幹事長はこのように述べ、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言した森会長に続投を求めました。

 また、大会ボランティアの辞退が相次いでいる状況については「事態が落ち着けば、その人たちの考えも変わる」と述べる一方、「どうしてもお辞めになりたいということだったらまた新たなボランティアを募集する、追加するということにならざるを得ない」と語りました。(09日00:05)

https://news.yahoo.co.jp/articles/929e0f794f5d659f2d7602b161ffb9db34c80eb0
ボランティア辞退次々 二階氏「追加する」
2/9(火) 6:25配信
日本テレビ系(NNN)
自民党の二階幹事長は8日夜、ボランティアの辞退が相次いでいることについて、「落ち着いて静かになったら、その人たちの考えも変わるだろう」とした上で、「どうしてもお辞めになりたいということなら、新たなボランティアを追加することになる」と指摘しました。

また、森会長の辞任は不要との考えを示しました。

6407名無しさん:2021/02/09(火) 07:47:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce740c631fd0d3ca82cd10e7ea5c6f34aeb201c8
「連敗」ストップの自民、反転攻勢狙う 沖縄・浦添市長選勝利
2/8(月) 21:02配信
産経新聞
 7日投開票の沖縄県浦添市長選は、自民、公明両党が推薦する現職候補が、立憲民主党や共産党が支援する新人を破った。最近の自民は地方選で苦戦が続いていただけに、党内からは安堵(あんど)の声が漏れた。とはいえ、重要な地方選は今後も控えており、「天王山」の衆院選も秋までに実施される。自民は党内や支持基盤を引き締めて負の連鎖を断ち切り、確実に足元を固めたい考えだ。

 「関係者の奮起で勝利をもたらしたことは大変結構なことで、感謝を申し上げたい」。自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、浦添市長選の勝利についてこう述べた。沖縄県内の選挙に限れば、1月17日の宮古島市長選で敗れた後の嫌な流れを断ち、4月のうるま市長選や来年秋の知事選へ希望を残した形だ。

 最近の自民は地方選で逆風に直面していた。

 1月24日投開票の山形県知事選は自公推薦の新人候補が約23万票差で現職に完敗。同日の岐阜県知事選は55年ぶりに保守分裂の構図となり、野田聖子幹事長代行が混乱の責任を取り県連会長辞任を表明した。

 7月の東京都議選の前哨戦と位置付けられた1月31日の千代田区長選も小池百合子都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会の推薦候補に敗れ、同日の北九州市議選では自民現職6人が落選した。

 苦戦が続いた理由について、党内では内閣支持率の低下を挙げる声が少なくない。共同通信社の世論調査によると、菅義偉政権が発足した昨年9月の内閣支持率は66・4%だったが、新型コロナウイルス対策などが評価されずに2月の調査では38・8%まで落ち込んだ。党関係者は「政府への信頼が落ちれば地方選で跳ね返ってくる」と語る。

 また、自民党内も緊急事態宣言下で深夜まで東京・銀座のクラブを訪れていた党所属衆院議員3人が離党に追い込まれたばかりだ。この不祥事が一連の地方選挙に悪影響を与えた可能性も排除できない。

 今後も地方選がめじろ押しだが、自民は出遅れ感が目立つ。3月の千葉県知事選では擁立を目指した前スポーツ庁長官の鈴木大地氏が出馬を辞退。リニア中央新幹線が争点になりそうな静岡県知事選では4選出馬が取り沙汰される現職への対抗馬が決まっていない。

 自民党は浦添市長選の勝利を反転攻勢の転機にしたい考えで、党幹部は「一つずつ勝ちを拾って、良い形で衆院選につなげたい」と強調した。(広池慶一)

6408名無しさん:2021/02/09(火) 14:50:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/615176cb0d876ed1ec10ceae27d47c702c6c89ae
自民幹部のボランティア発言不適切と五輪相
2/9(火) 10:49配信
共同通信
 橋本聖子五輪相は衆院予算委で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発言を受け大会ボランティアの辞退が相次いでいる状況に関し、二階俊博自民党幹事長が「辞めたいなら新たに募集する」とした発言は不適切だったとの認識を示した。

6409名無しさん:2021/02/09(火) 17:20:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e1df7bff5a0291248a1a5ae31c0133bc56fc294
銀座会食、自民議員の離党会見は「まるでコント。謝罪の後ろに『国民のために働く』と菅さんのポスターが…」細川氏苦言
2/9(火) 11:10配信
ABEMA TIMES
 緊急事態宣言下の深夜に銀座のクラブを訪れ、公設秘書の政治資金キャバクラ支出も発覚した公明党の遠山清彦前幹事長代理が今月1日、「政治への信頼を傷つけた」として議員を辞職。今年行われる衆議院選挙への出馬も取りやめることなどを明らかにした。

 一方、緊急事態宣言下に銀座クラブをはしごした問題で「一人で行った」など虚偽の説明を行っていた自民党の松本純元国家公安委員長、同席していた大塚高司国対副委員長、田野瀬太道文科副大臣の3人は議員を辞職することなく、自民党の離党勧告を受け、離党することを同日に表明。3人そろって謝罪会見を行った。

 辞職と離党という対応の差に批判が広まっているが、ジャーナリストの山路徹氏は離党にとどまった3人の対応について「次の選挙は有権者と相談して決めると言っているが、考えられない。国民をなめている」と憤る。

 遠山氏の辞職について、7月4日に行われる都議会選挙が関係していると指摘したのは、国際政治学者の舛添要一氏だ。舛添氏は「都議会の選挙があり、いずれ衆議院の解散がある。都議会というのは公明党にとって権力のスタート。国政以上に落とせないので、パッと切って、神奈川6区から公明党は出さないという判断を下した」と述べ、遠山氏の辞職は公明党が選挙を意識しての決断が背景にあったと解説した。

 この話について政治ジャーナリストの細川隆三氏は「公明党の場合、選挙になると支持母体となる創価学会が大車輪で選挙運動をやっていく。その中の中心になるのが、婦人部。ここに睨まれたらダメ。婦人部はお金と女性がらみの問題を一番嫌う。キャバクラに行ったということは女性問題ではないが、経費を政治資金に計上していたという話になったら、創価学会の婦人部としてはダブルでアウト。もう選挙にはならない。(仮に遠山氏が)一人で頑張ろうとしても、立っていられない」と話し、遠山氏の辞任劇の裏側について触れた。

 その一方、離党にとどまった自民党の3人については「いつもの自民党の責任の取らせ方」と指摘すると、会見で最も気になったこととして「(3人が)頭を下げている後ろに『国民のために働く』と書いてある菅さんのポスターがあった。なぜ、こんなところでやらせたのか。菅さんは本当に迷惑。ほとんどコントだ。菅さんにしたら不愉快極まりない。」などと述べた。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)

6410名無しさん:2021/02/09(火) 17:21:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/be269388c80e8507c39bf09b86abd3ef6309cf7c
「二階氏も頭が上がらない」森会長に“唯一”意見できる人物とは…政治ジャーナリスト・細川氏が指摘
2/9(火) 7:06配信
ABEMA TIMES
「森さんにしたら珍しいくらい謝っていた方だと思う」

 今月4日、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長が会見を開き、JOC臨時評議員会における「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などとした女性に関する発言が国内外で問題視されていることを受け、自らの発言について「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な発言であった」などとしたうえで「不愉快な思いをされた皆様にはお詫びをしたい」と話し、一連の発言について謝罪、撤回した。

 この会見について政治ジャーナリストの細川隆三氏はそのように率直な感想を述べたうえで「老害だと思われたなら掃いてもらえればいいと言ったり、記者に逆ギレしたり、これがまた、いつもの森さん。テレビカメラやインタビューされている記者の後ろに国民が見ているということをあまり考えずに発言してしまう。サービス精神があるところもそう。それで口が滑ってしまう。良くも悪くも素直、正直。思っていても口にしてはいけないことをすぐ、口にしてしまう。思うのは森さんの勝手だが…」と今回の事態に至った要因を推察した。

 細川氏の話を受け、千原ジュニアが「周りの人で忠告できる人間はいないのか」と尋ねると「いないですよ」と即答した細川氏は「二階さんだって頭が上がらない。今の政界で森さんに頭が上がる人はいない。ましてや『辞めたらどうか』など、まともに言える政治家はいない」とまで言い切った。その一方、唯一、意見できる人物として名を挙げたのは、すでに政界を引退した元総理の小泉純一郎氏だった。

 再び千原ジュニアが「ここまで失言が多いのに、なぜ切り抜けてこれているのか」と素朴な疑問をぶつけると「あまり切り抜けてきてはいない。それなりに批判をされているし、総理だった頃の失言でも支持率は下がったし、挽回することはなかった」と指摘。「菅さんが言えば、菅さんの株も上がるのでは?」と切り返した千原ジュニアの意見に頷いた細川氏は「逆にチャンスだが、菅さんにも言えないのでは」と首を傾げた。

 すると国際政治学者の舛添要一氏が「おい舛添くん、菅のやつはあんなことを言っているが、ダメだよ菅は…菅のいうことばかり聞いたらダメだよという感じ。総理であれ何であれ、森さんはほとんどの人を『くん』で呼ぶ。現役だと人事に影響がある。なんでも率直に言うので、みんな黙ってしまう」と例え話を交えて話すと、細川氏は「もし辞めるとしたらご自分からしかない。今のところ、IOCもJOCも、この問題はひとまず結論が出ているというスタンス。森さんが自ら身を引くという判断をされるかは微妙なところ。ただ世論は収まらないだろう」と本音ものぞかせた。

 さらに細川氏は「世論も収まらないだろうから森さんとしても、立場的には厳しい。森さんにも自負がある。東京五輪の開催に向けて力を尽くしてきた方というのは事実なので、見届けたいという思いもあるだろう」と続けた。

 一連の問題について「森さん以外にまとめきる人がいない」と問題点を指摘した舛添氏は「政界をどう抑えるか、森さんなら、菅でも安倍でもという。財界をどうするか、財界も金出すにあたって、森さんが頼んだら出さないと大変だとなる。スポーツ界についても、JOCの山下会長含めて一切、反抗できない。イベント関係の代理店もそう。この人がいなかったらまとまらない。森さんが名誉会長になって、安倍さんが会長になる。森さん自身も半分は辞めたいと思っているだろうが、みんなが辞めさせない。安倍さんに早く渡したいというのもあったが、桜などの問題があったり、長期政権になったりという話もある」など理由を述べた。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)

6411名無しさん:2021/02/09(火) 17:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b17ea32c99d1b0053929fe8f914c8470182b6ed7
二階氏の「瞬間的」発言は「敬意を欠いていた」 麻生副総理
2/9(火) 14:43配信
産経新聞
 麻生太郎副総理兼財務相は9日の衆院予算委員会で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視ともとれる発言をしたことに関連し、自民党の二階俊博幹事長がボランティアの辞退が相次いでいる動きを「瞬間的」と指摘したことについて「ボランティアは大きな大会で必要な力だ。そういった方々に対する敬意に欠けるのではないか」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/69dc9ef9d600875869712e1c079fb3ba9a24a7e5
ボランティア辞退に「重い」 橋本五輪相、二階氏も不適切
2/9(火) 12:34配信
共同通信
 9日の衆院予算委員会で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言を巡り論戦が交わされた。橋本聖子五輪相は発言後に大会ボランティア約390人が辞退したことを「非常に重たい」と指摘。自民党の二階俊博幹事長が「辞めたいなら新たに募集する」とした発言についても「不適切だった」との認識を示した。立憲民主党の女性議員3人は抗議の意思を示すため、米国の婦人参政運動を象徴する白のスーツ姿で質問に立った。

 麻生太郎副総理兼財務相は森氏の発言に関し「国益に沿わないことは、はっきりしている」と言明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/06d7a300be60416e72194448c2c2675bdff7a2d7
二階氏「いちいち論評加える必要ない」 橋本五輪相「不適切」指摘に
2/9(火) 12:39配信
産経新聞
会見で記者団の質問に答える自民党・二階俊博幹事長。奥は自民党・野田聖子幹事長代行=9日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 自民党の二階俊博幹事長は9日午前の記者会見で、東京五輪・パラリンピックのボランティアをめぐる自身の発言に対し、橋本聖子五輪相が同日の衆院予算委員会で「不適切だった」と指摘したことについて、「大臣の発言にいちいち幹事長が論評を加える必要はない」と語った。

 二階氏は8日の会見で、大会組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視ともとれる発言をしたことを受け、ボランティアの辞退が相次いでいる状況に「瞬間的に協力できないとおっしゃったと思うが、事態が落ち着けば、その人たちの考えも変わるだろう」と述べた。

6412名無しさん:2021/02/09(火) 17:50:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/64667dcaa4a2999df75ddf87eae3b750882b3fc0
二階俊博幹事長 森会長を擁護も非難「撤回ってシステム何?」
2/9(火) 14:00配信
女性自身
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言。森会長は2月4日、「発言を撤回する」と会見を開いたものの、横暴な振る舞いから“逆ギレ会見”とも揶揄された。世界中から非難が相次いでおり、その余波はいまだ収まりそうにない。

森会長の発言を受け、約390名が五輪のボランティアを辞退するというニュースが流れた8日。森会長を擁護したのが、自民党・二階俊博幹事長(81)だ。

毎日新聞によると二階幹事長は森会長について「撤回を既にしたことだし、問題はない」とコメント。さらに「今後、発言、行動に対して十分留意なさると聞いている。それ以上のことはない。冷静に見守るのが一番いいと思う」と話したという。

しかし、「撤回」とは何だろうか。近年、政治家の口からたびたび「言葉を撤回する」というフレーズを数多く聞くようになった。しかし、撤回しても発言したという事実は変わらない。

五輪憲章の「オリンピズムの基本原則」には、性別などを理由にした差別を否定するという旨が書かれている。つまり、五輪とは「性差別をなくす」ことを理念としている。しかし、森会長は組織委員会のトップにもかかわらず、自ら五輪憲章に反することをしたのだ。

にもかかわらず、「今後、発言や行動に留意するから問題なし」とした二階幹事長。ネットでは「撤回って何?」と非難が相次いでいる。

《放った言葉を撤回で済んだら、人生苦労しねぇんだよ》
《「撤回する」と言いさえすれば、何かが消えたり、何かが変わったりするのか?》
《一回言葉にしたんだから責任持つのが普通やろ!》
《撤回ってシステム何?》

東京五輪の組織委員会は7日、公式サイトで「会長自身も発言を撤回し、深くお詫びと反省の意を表明致しました」とコメント。さらに東京大会について「最もジェンダーバランスの良い大会」といい、「大会後の社会の在り方にもレガシーを残すように取り組んで参ります」としている。しかし、大会後ではなく「いま」を見つめるべきではないだろうか。

6413名無しさん:2021/02/09(火) 17:54:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd639f9358d7b472f4b2f399695b38c080d20fc
森元首相、「蔑視発言」に菅政権が及び腰のわけ
2/9(火) 8:01配信
東洋経済オンライン
 東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長である森喜朗元首相が発した女性蔑視発言が、内外から激しい批判を浴びている。発言を撤回・謝罪しつつ、会長辞任を拒否した記者会見の不遜な態度も火に油を注ぎ、森氏の最終的な進退も含め、事態はさらに混迷しそうだ。

 森氏は会見で「辞めるつもりだったが、組織委の幹部から『やめてはいけない』と強く言われた」と説明。国際オリンピック委員会(IOC)は「(謝罪と撤回で)問題は終わった」と会長続投にお墨付きを与え、「あってはならない発言」と述べた菅義偉首相も、森氏続投で事態を収拾する構えだ。

■会長辞任はきっぱりと否定

 ただ、五輪憲章を否定するような差別発言に国際的な批判は広がるばかりだ。足元の日本オリンピック委員会(JOC、山下泰裕会長)の女性幹部からも批判が相次いでいる。苦境が続く菅首相にとって政権運営の新たな火種となり、五輪開催問題も絡んで、指導力が厳しく問われる場面が続きそうだ。

 森氏の発言は2月3日のJOC評議員会で飛び出した。40分間に及ぶあいさつの中で、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。(日本)ラグビー協会も今までの倍、時間がかかる。女性っていうのは競争意識が強い。まわりの発言した人に続いてどんどん言う。(理事会などで)女性の数を増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制を促しておかないと、なかなか終わらない」と述べた。

 同評議員会はテレビやネットで中継され、SNS上では「とんでもない発言」「露骨な女性差別」などの書き込みが殺到した。

 慌てた組織委は4日に幹部が森氏と協議し、同日午後に緊急の記者会見を行った。森氏は2分余りメモを棒読みし、「昨日の発言は、オリンピック、パラリンピックの精神に反する、不適切な表現であったと深く反省している。発言については撤回したい。不愉快な思いをされた皆さまには、おわびを申し上げたい」などと語った。

 だが、進退を問われると、「辞任するという考えはありません」と会長辞任をきっぱりと否定。「私は献身的に一生懸命、7年間お手伝いしてやってきた。自分からどうしようという気持ちはない。皆さんが邪魔だと言えば、掃いてもらったらいい」と述べ、薄笑いも浮かべながらの得意の“森節”でけむに巻く余裕も見せた。

 しかし、会長辞任を促すその後の質問には「面白おかしくしたいから聞いてるんだろう」「だから謙虚に受け止めております。撤回させていただくと言ってるんです」と逆切れ。すかさず、司会が打ち切りを宣言し、会見はわずか21分間で終わった。

 この間、ツイッターには「謝る気ない」「逆ギレの手本」などの投稿が相次ぎ、多くの外国メディアも「日本の組織委トップが女性差別発言」と速報した。

6414名無しさん:2021/02/09(火) 17:54:49
>>6413

■「会長辞任」を促す声が内外で相次ぐ

 対応が注目されたIOCは、森氏の発言撤回・謝罪を受けて、「発言の謝罪をもって、問題が終わったと考えている」との声明を出した。しかし、カナダの女子アイスホッケー代表で金メダリストのIOC委員・ヘイリー・ウィッケンハイザー氏は「朝食会のビュッフェでこの男性を追い詰める。絶対に」と怒りのコメントを発した。

 国内でも、元柔道世界王者である山口香JOC理事(女性スポーツ専門部会長)が「森会長が自ら外れていただければ、五輪はかすかに希望が残る」などと述べて辞任を促した。

 さらに、森氏が名指しした日本ラグビー協会で、女性初の理事となった稲沢裕子・昭和女子大特命教授も「私が入ったことできっと(ラグビー協会の)会議は長引いたでしょう。でも、素人の立場から疑問や意見を言うために理事になった。競争があるから発言しているわけではない」と森発言を批判した。

 こうした状況を踏まえ、組織委は7日、会長続投を前提に「五輪の精神に反する不適切なもので、会長自身も発言を撤回し、深くお詫びと反省の意を表明した」とする声明文を発表した。

 そうした中、菅首相をはじめとして、政府・与党幹部の対応には及び腰が目立った。菅首相は衆院予算委での野党側の追及に対し、「森会長が謝罪をし、これでIOCは問題終了と考えているとの見解が表明をされたと承知している」と、問題の幕引きを図る姿勢を示した。

 「森会長に辞職を求めるべきだ」との質問にも「内閣総理大臣にその権限はないと思っている」とかわした。政府としては、橋本聖子五輪担当相が4日、森氏に電話をして「こういう発言は絶対だめだ」と厳重注意したのみ。森氏の進退に踏み込む対応は避けている。

 これに対し、野党側は森氏の辞任要求を強め、2月8日の衆院予算委でも改めて菅首相の決断を迫った。立憲民主党の早稲田夕季氏は「国益を損なうと考えるか」と質し、菅首相も「国益にとって芳しいものではない」と答弁せざるをえなかった。ただ、森氏の進退については「独立した組織委の判断を尊重すべきだ」と述べるにとどまった。

 世論調査でも森氏の辞任を求める声が圧倒的で、野党側は「一刻も早く辞任すべきだ。対応が遅れれば政府、与党に対する批判になる」(共産党の小池晃書記局長)と警告。立憲民主党の幹部も「森氏が辞めるまで徹底的に追及する」と勢いづく。

■「神の国」で知られる失言王

 そもそも、森氏はかねて「失言王」として知られていた。首相時代も「神の国」や「(有権者は)寝ていてくれれば」など、失言は枚挙に暇がない。今回の発言についても、与党内では「いつものこと」(自民幹部)と軽視していたのが、事態を深刻化させた。

 ただ、森氏の組織委トップとしての手腕や実績については内外で評価する声も少なくない。組織委の武藤敏郎事務総長は「5000人の組織が崩壊する」と続投を求めたとされるが、自民党内でも「余人をもって代えがたい」(世耕弘成参院幹事長)との声が相次ぐ。

 森氏は首相経験者としての根回しや交渉力で、東京五輪開催に向けた道を切り開いてきた。会長辞任するとしても、森氏に代わって組織委という巨大組織のトップを務められる人物は極めて限られるのが実情だ。

 森氏はメディアのインタビューなどで、「そもそも私は3年くらいでさっさと(会長職を)退いて、安倍さんに引き継げればと考えていた」と述べ、後任の会長候補として安倍晋三前首相の名前を挙げた。ただ、安倍氏には「桜を見る会」の私物化批判が続いており、自民内でも「火中の栗を拾える状況ではない」(細田派幹部)との見方が支配的だ。

 森氏の辞任が避けられなくなる状況を想定して、自民党内の一部では丸川珠代元五輪担当相(参院議員)を後任会長とする案も取りざたされている。「森氏と親しく、五輪開催の実務も経験しており、即戦力」(自民幹部)との計算だ。

「女性が後任なら、森氏の差別発言を帳消しにできるメリットもある」(同)との読みもある。その場合、森氏は名誉会長などに退くことになるとみられるが、「実質的には森氏がトップの状況は変わらない」(組織委関係者)だけに、批判払拭につながる保証はない。

6415名無しさん:2021/02/09(火) 17:54:59
>>6414

■菅政権と森組織委は「瓜二つ」

 決断を迫られる菅首相と森氏は、「リーダーとしては同じ体質」(自民長老)との指摘もある。組織委の運営は「すべて森氏の意向を踏まえて進められてきた」(有力幹部)とされる。「まさに『森一存体制』で、『菅一存』が際立つ現内閣と二重写し」(自民長老)というわけだ。

 森氏の根回しを駆使する手法は「二階俊博自民党幹事長と同じ政界絶滅危惧種」(細田派幹部)とも揶揄される。さらに、菅政権の柱とされる麻生太郎副総理兼財務相も、森氏と同様に失言王と呼ばれて久しい。

 それだけに政界では、「側近を集めてトップに忖度を強いる組織運営でも、菅政権と森組織委は瓜二つ」(自民長老)とみる向きが少なくない。だからこそ与党内からも「菅首相ら政権幹部は、同じ穴のムジナの森氏には引導を渡せない」(自民若手)との声が出る。

 森氏は年末年始のインタビューなどで「菅さんという人は本当に木訥な人ですね。人の良い村役場か町役場の助役さんという感じで、みんなが親しみを持てる人だと思う」などと持ち上げた。菅首相も「大先輩の森氏をあえて批判しない」(側近)とされる。

 ただ、菅首相が今回の森問題への対応を誤ると、「五輪中止論も加速し、政権危機にもつながりかねない」(閣僚経験者)。今後も「森氏の首に鈴をつける度胸があるかどうか」(同)が問われそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

6416とはずがたり:2021/02/10(水) 17:50:52
1人で銀座のクラブ3軒、午後11時までまわる…松本・自民国対委員長代理が謝罪
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210126-OYT1T50248/
2021/01/26 21:27
新型コロナ
 自民党の松本純国会対策委員長代理は26日、記者団に、東京都内の飲食店で深夜まで滞在していたことを明らかにした。


 松本氏によると、18日夜に銀座のクラブなど計3軒を1人で訪れ、最後の店を出たのは午後11時頃だったという。「国民に我慢を強いている時に行動が軽かった」と謝罪した。

 一方、公明党の遠山清彦衆院議員も22日深夜まで、銀座の高級クラブで知人と会っていたという。遠山氏は26日、「心から猛省している」と陳謝した。石井幹事長は遠山氏を厳重注意した。

6417名無しさん:2021/02/11(木) 11:10:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3627505aff9af6d7ceaf20e9a32f3eb00de4de6
森会長の不適切発言、政府内からも批判…麻生副総理「国益に沿わない」
2/9(火) 22:53配信
読売新聞オンライン
 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が女性に関して不適切な発言をした問題が尾を引いている。9日の衆院予算委員会では、政府内からも批判の声が上がった。

 「五輪の理念である男女共同参画とは全く異なるもので、あってはならない」

 橋本五輪相は衆院予算委で、こう述べた。麻生副総理兼財務相も「不適切だ。国益に沿わないのははっきりしている」と足並みをそろえた。

 この問題では、自民党の二階幹事長の発言も火に油を注いだ。

 二階氏は8日の記者会見で、森氏の発言を受けて大会ボランティアの辞退が相次いだことに「すぐ辞めちゃいましょうとか、(その)瞬間には言っても、協力して立派に(大会を)仕上げましょうということになるのではないか」「どうしてもやめたいなら、また新たに募集する」と述べた。こうした発言について、橋本氏は9日の衆院予算委で「不適切だった」と陳謝した。

 政府としては、森氏の辞任は避け、大会への影響を最小限に食い止めたいところだ。萩生田文部科学相は9日の記者会見で「国際社会とのやりとりは(森氏でなければ)なかなか難しかった。本来の業務の先頭で頑張ってほしい」とかばった。

 一方、野党は追及を続ける構えだ。野党有志の女性議員は9日、白いジャケットを身につけて国会に現れ、女性の発言権を求める挙手のポーズを取った。20世紀初頭、米国の女性参政権運動で参加者が白い服を着たことにちなんだものだ。衆院本会議では、白いバラを胸にさした野党の男性議員もいた。立民の辻元清美副代表は記者団に「政府も与党も森氏の辞任を求めないのは問題だ」と述べた。

6418名無しさん:2021/02/11(木) 11:34:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae26b4f100feeeffeedc806a214a1c613b591974
「古い体質浮き彫り」野党、二階氏“失言”も追及
2/10(水) 10:14配信
西日本新聞
 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言を巡り、野党が攻勢を強めている。9日の衆院予算委員会では、立憲民主党女性議員3人が米国で女性参政権の象徴とされる「白」のスーツ姿で質問に立った。「自民党の古い体質が浮き彫りになった」として、森氏への辞任圧力だけでなく自民党幹部や閣僚の過去の「失言」も追及した。

 立民の亀井亜紀子氏は欧州各国の大使館による批判的な反応を紹介して「3月8日の国際女性デーまでに森氏の交代が必要だ」と訴えた。

 自民の二階俊博幹事長が大会ボランティアの辞退に関し「辞めたいなら新たに募集する」とした発言を巡っては、橋本聖子五輪相は「不適切だった」と述べた。立民の枝野幸男代表は党会合で「昭和に生きているのではないかと感じざるを得ない」と皮肉った。

 矛先は、閣僚の過去の発言にも及んだ。立民の金子恵美氏は、麻生太郎副総理兼財務相の2年前の「子どもを産まなかった方が問題だ」との発言を追及。麻生氏は「いつの発言だか全く記憶がない」と不機嫌そうに語った。麻生氏は2019年2月、福岡県での会合で発言し、批判を受けて謝罪、撤回していた。

 平沢勝栄復興相は2年前、性的少数者(LGBTなど)について「この人たちばかりになったら国はつぶれてしまう」と発言していたが、平沢氏は「まともなマスコミは一切その部分は書かなかった」と開き直る場面もあった。

 立民中堅は「自民は自ら傷口を広げている。森氏が辞めるまで追及をやめるわけにはいかない」と息巻いた。 (川口安子、森井徹)

6419名無しさん:2021/02/11(木) 11:35:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed6b343c15f64e56ae0bfb6e0be3afbfe4fc498e
4.25全敗なら菅辞任「王手」 “官僚接待”長男との関係〈週刊朝日〉
2/10(水) 8:02配信
AERA dot.
 止まらぬ不祥事に、菅義偉首相が追い込まれている。2月3日、菅氏の長男で放送事業会社「東北新社」に勤める菅正剛氏が、総務省の幹部官僚を料亭などで接待していたことが週刊文春の報道で発覚。国家公務員倫理法に基づく倫理規程違反の疑いを指摘されている。

 菅氏は答弁の中で「私と長男とは、完全に別人格だ」と突き放したが、親子関係はどんなものだったのか。菅氏を古くから知る関係者が語る。

「菅氏が小此木彦三郎氏(元通産相)の秘書だったころ、政治家・中野正剛の著書を渡したことがある。竹下登元首相も中野の講演に感動して政界に入ったほどの人物。菅氏も感銘を受け、長男に『正剛』と名付けたそうです。多忙であまり家にいなかったから、男3人兄弟は真理子夫人がつきっきりで育てていました」

 選挙で家族を前面に出すことはなかった。菅氏の選挙事務所長を長年務めた齋藤精二氏が語る。

「菅さんの息子たちはほとんど選挙に関わらない。菅さんも彼らのことはあまり口に出しません。真理子夫人も地元事務所に来るのは選挙中だけですし、長男が選挙を手伝ったという話も聞かない」

 正剛氏は明治学院大学を卒業後、一時はバンドマンをしていたが、菅氏が総務相だった2006年に大臣秘書官に起用されている。その後、東北新社に就職した。

「菅さん自身はたたき上げだけど、地元に強い影響力があった小此木彦三郎氏の人脈を利用してのし上がった面がある。それをそばで見てきた正剛氏も、コネを重視するオヤジのやり方を吸収したのかもしれない。ただ、脇が甘すぎた。オヤジが総理という甘えがあったのか」(前出の関係者)

 2月3日には、東京地裁で公職選挙法違反の有罪判決を受けた河井案里氏(自民党を離党)が議員辞職。4月25日には衆院北海道2区、参院長野選挙区、参院広島選挙区で同時に補選・再選挙が行われることになった。このうち、鶏卵疑惑で検察の捜査を受けた吉川貴盛元農林水産相が議員辞職した北海道2区では、自民党は独自候補の擁立を断念している。

「他の二つも自民に逆風の選挙で、全敗の可能性もある。負け戦となれば『選挙前に総理を辞めろ』という声が高まるでしょう。だけど、菅さんは秋田県出身だから、ねばっこいよ。そう簡単には諦めないですよ」(地元後援者)

(本誌・上田耕司)

※週刊朝日  2021年2月19日号

6420名無しさん:2021/02/11(木) 15:02:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2193361700a640640fc03dbb49d3804351a59b0
自民党重鎮たちの失言を振り返ればわかる、これは「党の体質」だ
2/10(水) 20:33配信
ニューズウィーク日本版
<「下々の皆さん」から「アッケラカンのカー」まで人を見下した失言は昔からきりがない。それでも彼らを選び続けたのは我々だ>
失言・舌禍が国際問題になり批判の矢面に立たされている森喜朗氏(83歳)、それを援護する二階俊博幹事長(81歳)。10万円の一律再給付を頑なに拒否する麻生太郎財務大臣(80歳)。【作家・古谷経衡】

流石にここまでくると、国民世論から「老害」という言葉が闊歩している。加齢を重ねると、市井の人々の皮膚感覚と遊離する権威的思考が定着し、柔軟な対応が出来なくなるという意味で「老害」という言葉は使われる。ひるがえって彼ら「老害」が国政の中枢に居座っているから、この国はどんどん悪くなっている──という批判である。

彼らは加齢して老人になったから舌禍や批判に値する言動を繰り返すのだろうか。老人になると政治家は皆、傲慢になったり、権威的になったり、市井の市民感覚からどんどんと遊離していくのだろうか。

結論として私はこれは間違いだと思う。冒頭にあげた「老害」とされる人々は、壮年期であっても、青年期であっても、けだし同じような人間性を内包していたのである。つまり、老人であるか否かは関係が無く、彼らは元々「そういう人」だったのである。「三つ子の魂百まで」という諺はあながち間違いでもない。

ら復古的イデオロギー
森喜朗氏は2000年に小渕恵三首相の入院・急逝によって急遽組閣して総理大臣になるが、当時有名な失言は「神の国発言」「(無党派層は)寝ていてくれればいい」であった。これにより内閣支持率は激減したが、当時の森氏の年齢は62歳で、総理の年齢としては標準的であり決して老人ではない。「神の国発言」の評価はともかく、元来こうした復古的イデオロギーや世界観を持っており、それがそのまま加齢しても修正されずに残存しただけである。

二階俊博氏は2018年(第二次安倍政権、幹事長)に「戦中、戦後の食うや食わずの時代も、子どもを産んだら大変だから産まないようにしようと言った人はいない。この頃、子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」と発言して国内外で大きな問題になった。

二階氏は1939年生まれだが、当然従軍経験は無く、戦後の高度成長が一服した1975年に和歌山県議会議員に当選して政界入りする(36歳)。二階氏は皮膚感覚として戦中の事は分からないはずだが、高度成長時代に青年期を送った。確かにこの時代、少子化よりむしろ人口過剰と、大都市部への過度の人口流入によって引き起こされる住宅難が日本社会の大課題であった。二階氏もまた、加齢したから権威的になったのではなく、元々こういう価値観を持った政治家だったというだけである。

6421名無しさん:2021/02/11(木) 15:03:08
>>6420

尊大な自意識
森氏と並んで失言王の異名をとる麻生太郎氏は最もひどい。麻生氏は吉田茂首相を祖父、鈴木善幸首相を岳父に持つ政界きってのサラブレッドで、地元福岡県飯塚市に強烈な地盤を持つ「麻生グループ」の御曹司であるのは自明である。

有名な話だが、麻生氏が初めて衆議院議員に出馬した1979年、福岡県飯塚市駅前で街頭演説し「下々の皆さん」と失言した。このとき麻生氏は39歳。働き盛りの青年層で決して老人などではない。

二階氏と同じく自民党幹事長を務めた野中広務氏と作家の辛淑玉氏の対談本『差別と日本人』(角川書店)の中で、野中氏は麻生氏のこの失言を「彼は何の疑問もなしにそんなことを言う。不幸な人だ」と酷評している。

自らが特権階級のサラブレッドであるという尊大な自意識を持ち、市井の市民を「下々の皆さん」と呼ぶ差別的価値観は、麻生氏が加齢によって権威主義的な性格を持ったのではなく、青年時代から存在していたものだ。そういった歪んだ世界観を持ったまま、そのまま加齢しただけで、その他にも麻生氏の様々な失言は、権力者になったから形成されたがゆえなのではなく、「もともと」地金として彼の中に存在したのである。

<何度も国際問題化>

森氏、二階氏、麻生氏とやり玉に挙げられている三人を切り取っただけでもそうだが、過去の自民党の重鎮も五十歩百歩である。

例えば、小派閥・中曽根派の領袖でありながら長期政権を築いた中曽根康弘首相は、総理在任中の1986年に「米国には黒人やプエルトリコ人、メキシコ人がいて、日本より知的水準が低い」と発言して重大な人種差別と批判された。すわアメリカ下院から公式謝罪を求める決議が出されるという国際問題になった。

この時の中曽根氏は68歳。「老害」というにはまだまだ若い。また同じ年、中曽根首相は「日本は単一民族」と失言し、北海道ウタリ協会から不快感の表明を受けている。

1988年には竹下登内閣下で、タカ派で知られる渡辺美智雄氏(当時・自民党政調会長)が「米国には黒人だとかがいっぱいいるから、あすから破産だといわれても、アッケラカンのカーだ」と失言して、アメリカ黒人議員連盟から抗議文が送られ、竹下首相が遺憾の意を表する大問題になった。当時渡辺氏は65歳。「BLM」運動がアメリカで燃え上がる中、21世紀に総理大臣や政調会長がこんな発言をしたら内閣は総辞職だろう。

1991年になると、宮澤喜一内閣下で外務大臣となった渡辺氏はまたも「日本は単一民族」と発言して北海道ウタリ協会から抗議され、政府は「我が国は単一民族国家ではない」と公式に否定する大騒動となった。

6422名無しさん:2021/02/11(木) 15:03:46
>>6421

「自由と民主」の看板と矛盾
要するに、傲慢になったり、権威的になったり、市井の市民感覚からどんどんと遊離していく自民党政治家の感覚というのは、彼らが「老人・老害」ゆえだからではなく、彼らが「もともと」そういった感性や価値観(地金)を持ったまま自民党の重鎮になっただけに過ぎないのである。

つまるところ自民党とは、強い封建的世界観や差別意識、権威主義的発想を内包しているのに、表向きには「自由と民主主義」を高らかに掲げる、という二律背反を平然と並立させて権力を握り続けてきた、「理念なき大衆政党」と言えるのである。

もちろん、自民党議員の全員がこのような価値観を有している訳ではないことを断っておく。自民党議員にも真に「自由と民主主義」の忠実な護持者たらんとする政治家を、私は少なくない数知っているからだ。

が、昨今の杉田水脈代議士による「LGBTに生産性は無い」寄稿や「女性は嘘をつく」発言を観るに、このような封建的・権威的体質は、自民党政治家個人の加齢や高齢化が原因ではなく、自民党という政党が一方で、強固に有している「体質」そのものである。

そしてその体質とは、その自民党を戦後ながらく政権与党の座に選出し続けた、保守的な有権者一部の写し鏡ともいえる。つまりこの問題は、日本社会そのものに未だ残る封建的体質の残滓なのであり、仮に森氏や二階氏や麻生氏を政権中枢から除去しても、有権者全体の民主的自意識が向上しなければ、何ら解決することは出来ないのである。

6423名無しさん:2021/02/11(木) 15:05:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/031b0f98b94ddd0b30e0463272e36770ce614680
銀座クラブ「3議員」の謝罪はどこが間違っていたのか 危機管理のプロが解説
2/11(木) 6:00配信
デイリー新潮
 緊急事態宣言下で続出した与党議員の夜遊び。遊び方は与党内で一致していたものの、発覚後の謝罪には大きな差が出た。公明党の議員は潔く議員辞職したが、自民党の議員は嘘の弁明をした上に離党したのみ。このような違いが起きる原因と今後の影響について、危機管理の専門家3名に聞いてみた。

 ***

 まずは、今後の影響について――。

「言うまでもなく、議員本人および党への悪影響は公明党のほうが少ないでしょう」と分析するのは、(株)リスク・ヘッジの代表取締役でヘッドアナリストの田中優介氏だ。

「危機管理には、『感知・解析・解毒・再生』という4つのステージがあります。謝罪は、そのなかの“解毒”のために行うものです。自民党の松本純前国対委員長代理は、発覚後に嘘をついたことで、むしろ毒を増やしてしまった。さらに、公明党の遠山清彦前幹事長代理が議員辞職する一方で、松本氏は離党しただけでした。ここでも毒を十分に減らせていません。松本氏と行動を共にした自民党の議員二人(大塚高司氏、田野瀬太道氏)も離党のみ。国民は“いずれ復党するだけだろう”と感じたはずです。やはり、解毒の効果は薄かったと言わざるを得ません。そうなれば、次の段階である“再生”への道のりも険しくなる。この影響は選挙の結果に現れるでしょう」

 それでは、彼らが“解毒”に失敗したのはなぜなのか。

「解毒には『反省・後悔・懺悔・贖罪』、という4つのステップを踏むことが大切です。弊社が約20年前から提唱している理論ですが、たとえ世界的な大企業であっても、このステップを飛ばしたり、前後させるという過ちが少なくありません。松本氏の場合は、反省と後悔をスキップしたせいで、いい加減な懺悔と、甘い贖罪の印象ばかりが残ってしまった。遠山氏も当初は、役職辞任で済まそうとしました。しかし、解毒の効果が薄いと感じて、議員辞職と次回立候補の断念という重い贖罪を申し出たのだと思います。支援団体の反発もあったのかも知れませんが」

6424名無しさん:2021/02/11(木) 15:05:55
>>6423

 一方、自民党議員の夜遊び問題を含め、このところ菅義偉総理が謝罪する姿も目立つが、

「正直なところ、決して上手な謝罪とは言えません。“禁句”を使っていますので」

 そう指摘するのは、(株)リスク・ヘッジの取締役でシニアコンサルタントの田中辰巳氏だ。

「弊社では『遺憾、誤解、お騒がせし、知らなかった、まい進するのが責任』という5つの言葉を、謝罪の禁句と企業に申し上げてきました。頭の文字をつなげて、『イ・ゴ・オ・シ・マイ』と記憶してください、と。菅総理はこの禁句にある“誤解”と“遺憾”を使ってしまった。

 昨年12月に、自身と含めた8人での会食が発覚した時、“国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省しております”(12/16)と謝罪。また、松本氏らの離党が決まった時には、“誠に遺憾であり”(2/1)と陳謝しています。一見すると、問題のない謝罪に思えますが、そうではありません。“誤解”とは間違った理解をするという意味。すなわち相手側に責任の半分を押し付けているようなものなのです。また、端的に言えば、“遺憾”は“残念”を意味します。自民党の総裁が党所属議員の失態を“誠に残念”と、どこか他人事のように語っている。想像してみてください。奥さんに浮気の証拠を握られた亭主が、“誤解を与えて”とか“まことに遺憾でした”と言ったら、許してもらえるでしょうか?」

 そこで、危機管理のプロの観点から、謝罪で失敗しないための秘訣を教えてもらおう。

「まず、個人が過ちを犯した場合に、やってはいけない謝罪は6種類あります。

(1)遅い謝罪:追い詰められてから仕方なく謝罪する→大塚高司議員、田野瀬太道議員
(2)時間足らずの謝罪:時間制限を設けて謝罪会見をする→秘書が略式起訴の安倍元総理
(3)あいまいにボカした謝罪:“誤解”や“お騒がせし”というピント外れ言葉で謝罪する
(4)言い訳や反論まじりの謝罪:8人会食の際に二階幹事長が発した「飯を食うためではない」
(5)嘘と隠ぺいまじりの謝罪:松本純前国対委員長代理の「一人で行った」
(6)贖罪のともなわない謝罪:起訴されても議員辞職しなかった河井克行夫妻

そして、企業の場合は、さらに4種類が加わります。

(1)役者不足の謝罪:経営トップが出ない謝罪会見
(2)足並みの乱れた謝罪:加害者側の企業が責任をなすりつけ合いながらの謝罪
(3)頭を下げる方向を間違えた謝罪:被害者よりも株主や取引先に重点を置く謝罪
(4)安易な賠償が先走る謝罪:事実や原因などを懺悔しないで賠償金を先に提示する謝罪

 この10種類に該当しないかを見極めて行うのが謝罪の秘訣です」

 そう聞くと、危機を回避する謝罪方法を実践するのは、かなり大変なように思える。だが、(株)リスク・ヘッジの取締役でチーフオブザーバーの橘茉莉氏によれば、

「当社では謝罪は決して難しいものではないと伝えています。平たく言えば、被害者の溜飲が下がれば良いのですから。そのためには、被害者が言いたいことを、こちらから先に言うのが鉄則です。あるいは、被害者が期待するよりも重い罰を、自ら提案するのも良いでしょう。大局的に見れば政治家や企業経営者の夜遊び自体にかなりの危険が伴う時代になりました。もし、社員に行動自粛を求めていた経営者の夜遊びが発覚したら、世論から大バッシングを浴びかねません。であれば、むしろ今のうちに“謝罪”の準備をしておくと良いのではないでしょうか。間違っても、“夜の街や女性の市場調査をするためだった”などという迷言を口にしないために」

【経歴】
株式会社リスク・ヘッジ
代表取締役 田中 優介(ヘッドアナリスト) 明治大学→セイコーウオッチ(株)→セイコーホールディングス(株)→(株)リスク・ヘッジ

取締役 田中 辰巳(シニアコンサルタント) 慶応大学→アイシン精機(株)→(株)リクルート→(株)ノエビア→(株)リスク・ヘッジ

取締役 橘 茉莉(チーフオブザーバー) 横浜国立大学→住友生命保険相互会社→(株)リスク・ヘッジ

デイリー新潮取材班

2021年2月11日 掲載

新潮社

6425名無しさん:2021/02/11(木) 15:06:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f84ae6aed53e98760090bd947eea5d7836c6f4d
自民・野田幹事長代行 森会長は「間違った発言」
2/10(水) 19:57配信
テレビ朝日系(ANN)
 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言について、自民党の野田幹事長代行は「間違った発言」と批判した一方で、出処進退は本人もしくは組織委員会で判断すべきと述べるにとどめました。

 野田幹事長代行:「今の世界の時代の枠組みのなかからすると間違ったご発言だと思います。しっかり多くの声を受け止めて頂いて、自ら方向性を示して頂ければと願っています」

 また、ボランティアの辞退が相次いでいることについて二階幹事長が「瞬間的な行動」との認識を示し、批判を浴びている問題については「うまく伝えられなかった」として問題視しない姿勢を示しました。

 野田幹事長代行:「実際の行動はボランティアということをよく理解しておられると思います。正直、言い間違いというか、そういうふうにうまく伝えられなかったのかなと。今後そういうことがないように私も気を付けてご一緒させて頂ければと思います」

 野党側は自民党から森会長の進退などを追及する声が少ないと批判しています。

 これについて野田幹事長代行は、党内に発言しにくい雰囲気はないと反論しました。

テレビ朝日

6426名無しさん:2021/02/11(木) 15:08:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/b82434b2db9b2c570f685c3ccf7301e93ec09560
「こんな時にごめんなさい。でも…」日本に住むミャンマー人女性が1枚の写真を投稿した理由
2/11(木) 9:02配信
BuzzFeed Japan
ミャンマーで2月1日早朝、国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー国家顧問兼外相やウィンミン大統領らを拘束した。ミャンマー各地では連日、大規模な抗議デモが繰り広げられている。日本でも、東京や大阪などで在日ミャンマー人による抗議デモが開かれた。デモ実施に際し、日本在住の1人のミャンマー人女性が、日本人に宛てたメッセージを紙に書いてSNSに投稿した。写真は2千回以上シェアされている。【 BuzzFeed Japan / 冨田すみれ子】

「日本の皆さん」、込めた思い
日本や国際社会に宛てたメッセージを日本語で書き、FacebookやTwitterに投稿したのは、大阪在住のミャンマー人留学生、ウィンさん(22)。

ミャンマーでの状況や、コロナ禍でデモを開くことについて、こう綴った。

「日本の皆さん。コロナ禍の中、ミャンマー人が多く集まり、抗議していることを申し訳なく思っております。私たち自分の国の平和と夢のために頑張って生きるためなのです」

「現在、ミャンマーで起きている事件は、もはや国内では解決できない問題となっています。ミャンマー国軍が、国民の人権を無視した行動に出ており、民主制が損なわれています」

スーチー氏や大統領が未だ解放されず、国軍による政治支配がされる中、「国際連合をはじめとるす先進国の方々の理解とご協力をお願い致します」とも呼びかけた。

なぜこのような日本語でのメッセージを書き、SNSに投稿したのか。ウィンさんにオンラインで話を聞いた。

「今、起きていることを知ってほしい」
ウィンさんは、日本語で状況を説明し、メッセージを書いた理由を「日本の人たちに少しでも関心を持って、今ミャンマーで起きていることについて知ってほしかったから」だと話す。

クーデターが発生した当日を振り返り、ウィンさんは「ニュースを見て本当にショックで、昔の独裁政治に戻ってしまうのかと国民は心配していました」と話す。

「電話やネットが遮断され、家族とも連絡が取れない状況。日本にいるミャンマー人も、どうしたらいいのかと不安に思っていました」

現在はヤンゴンやネピドーを中心に、各地で連日、大規模な抗議デモが続いているが、クーデター当日や翌日などは国軍の出方を見て、路上での大規模デモは開かれなかった。

人々が初めに抗議を展開したのは、ネット上。若者が中心となってソーシャルメディア上でクーデターに反対する投稿をし、拡散した。

また、ネットを使わない世代を含め、人々は鍋を叩いて抗議の意を示した。

その間、日本など海外にいるミャンマー人たちが、居住している国々で、ミャンマー大使館や外務省、国連関連施設前でデモを開いた。

ウィンさんも大阪城公園内で開かれた抗議デモに参加。コロナ禍ということもあり、参加人数を制限したり、マスク着用やアルコール消毒などできる限りの感染対策をした上で集まったという。

東京や大阪などでのデモの様子が報道されると、ウェブニュースやYouTube動画のコメント欄に、応援する声だけでなく「ミャンマーに帰って抗議しろ」「なぜ集まって抗議するんだ」といったコメントも多く残された。

コメントを読み、そして母国で抗議の声をあげる人たちのことを思い「胸が苦しくなった」。

「悲しさや悔しさなど様々な感情がありましたが、どれだけミャンマーが今、危機的な状況にあるのか、日本では伝わっていないと思いました」

「日本に住むミャンマー人たちも普段は、新型コロナの感染防止対策のルールに従って生活しています。こんなコロナで大変な時に抗議デモで集まって申し訳ないと思い、謝りたいと思いました。でもそれと同時に、今のミャンマーの危機的な状況をより多くの日本人に知ってほしいとも思いました」

6427名無しさん:2021/02/11(木) 15:20:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/6843e69ccd4bca61220601334336c71da9b63bf7
自民・岸田氏 参院広島選挙区の再選挙 「しっかりとした候補者で出直す」
2/5(金) 23:33配信
産経新聞
 自民党の岸田文雄前政調会長は5日夜、BSフジ番組に出演し、参院選広島選挙区をめぐる公職選挙法違反事件で有罪判決を受けた河井案里前参院議員の辞職に伴う同選挙区の再選挙(4月25日投開票)について「しっかりとした候補者を立て、われわれは出直すんだという姿勢を示さなければならない」と述べ、候補者の擁立を進める考えを強調した。

 与党幹部だった衆院議員らによる深夜会食などの不祥事が相次いだことに関し、「さまざまな不祥事は間違いなく(選挙に)影響してくる。これはしっかり受け止めなければならない」と指摘。次期総裁選への出馬の考えを問われると、「もちろん(出馬の気持ちは)変わっていない。だが、今は新型コロナウイルスとの戦いに専念しなければならない」と菅義偉(すが・よしひで)政権を支える姿勢を示した。

6428名無しさん:2021/02/11(木) 15:21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/77594ebb258b4a4b36263d4f044ce9b17683b74a
コロナ禍にもかかわらず、「2月解散説」がささやかれるワケ
2/5(金) 10:19配信
サンデー毎日×週刊エコノミストOnline
2021年の最大の政治イベントは衆院選だろう。

衆院議員の任期は21年10月21日で満了となる。菅義偉首相はそれまでに衆院選に臨まなくてはならない。

政権発足当初こそ高い内閣支持率に支えられた首相だが支持率は急落しており、自民党内では早期に衆院解散・総選挙に臨むよう求める声が強まりつつある。

20年12月12日。衝撃的な数字が首相のもとに届けられた。毎日新聞が行った世論調査で菅内閣の支持率は40%で、前月調査の57%から17ポイントも下落した。不支持率は49%(前回36%)で一気に不支持が上回った。

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は感染急増地域で「GoToトラベル」事業を一時停止するよう提言していたが、首相は12月11日、全国での一時停止について「考えていない」と、事業を継続する意向を示した。

「支持率下落に加え、1日の感染者数が3000人を超えたことから、首相はGoToトラベルの一時停止を判断したが、遅きに失した」と語るのは自民党議員。

首相は12月13日に加藤勝信官房長官、田村憲久厚生労働相、西村康稔新型コロナ対策担当相の3人を集めGoToトラベル一時停止の意向を伝えたが、時既に遅し。

その後も緊張感に欠け、ステーキ会食などを続けたことから、朝日調査では支持率が39%まで落ち込んだ。

◇首相自身は否定的?

コロナ対策で下手を打ち内閣支持率が下落する一方、自民党支持率は堅調さを維持している。

NHKが12月11〜13日に行った調査では、自民党支持率は38・2%で、誤差の範囲内ではあるが前月から1・4ポイント増加。

毎日調査では33%で前月比4ポイント減に踏みとどまった。ここに解散論が出る理由がある。

通常国会は21年1月18日に召集される。まずは第3次補正予算案の審議が始まり、同月内には成立するとみられている。

バイデン氏が米大統領に就任するのは1月20日。菅氏は2月早々にも訪米しバイデン氏と会談を行いたい意向だ。

自民党議員は「首相はオーソドックスな手法を好むから2月解散は避けたいだろう。訪米して日米首脳会談もやりたいだろうし、解散は早くても21年度予算が成立した4月以降では」と推測する。

一方、自民党ベテラン議員は「新型コロナ対策で菅内閣は国民から見放されたが、自民党支持率にはまだ影響していない。自民党支持率が下がる前に、首相は解散・総選挙に踏み切るべきだ」と語る。

自民党内では第3次補正予算成立後の2月に速やかに解散することを求める声がジワジワと強まり始めているのだ。

派閥を持たない首相の権力基盤は必ずしも強くない。党内に解散を求める流れができれば、それに抗するのは首相といえどもなかなか難しくなることも予想される。

もちろん、新型コロナの感染状況など先が見通せないことも多く、感染状況がさらに悪化していれば「解散などしている場合ではないとの世論も強まるだろう。解散したくない首相がそうした声を理由に解散しないことも考えられる」(別の自民党議員)。

いずれにせよ、2月解散を逸すれば、次のタイミングは21年度予算成立後の4月になるだろう。

だが、4月解散は東京都議選に近づくことから同選挙を重視する連立与党・公明党からは反対の声が上がるだろう。7月の都議選とのダブル選挙も公明党は反対だ。

6429名無しさん:2021/02/11(木) 15:21:28
>>6428

◇「9月まで持たない」

その次となれば、東京五輪・パラリンピック後だが、果たして菅政権がそれまで続いているのかという声もある。

自民党中堅議員は「下手すると菅さんは(自民党総裁任期満了の)9月まで持たず、総裁選前倒しになるかもしれない」と指摘する。

首相にとって好材料なのは、ポスト菅の不在だろう。

安倍晋三前首相は退陣後、病状が安定し、精力的に政治日程をこなしていた。「ポスト菅は安倍」とささやかれるほどだった。

しかし、「桜を見る会」前夜祭の費用を安倍事務所が補填(ほてん)していた問題が安倍氏を直撃。捜査自体は安倍氏の公設秘書の略式起訴で終結し、安倍氏自身は不起訴になったが、国会で虚偽答弁をしてきた責任は免れない。

「事件になったことで、安倍さんの再々登板はなくなった」(自民党ベテラン議員)とみられている。

先の自民党総裁選で敗れた岸田文雄前政調会長は意気軒高に次を狙っているという。しかし、そののんきさが周辺をいらだたせている。

岸田氏の戦略は、会長を務める派閥「宏池会」で古賀誠前会長の影響力をそぎ、安倍氏や麻生太郎副総理兼財務相からの支援を得ることで、両氏との面会を重ねている。

だが、「古賀切り」に派内の反発が起きており、「派内もまとめきれないのに何が総裁選だ」といった声も漏れる。

石破茂元幹事長も派内のゴタゴタを抱える。石破氏は派閥会長の辞職を表明したが、これに中堅・若手が反発。いまだに結論は出ていない。

党内に敵がいなければ、当面の敵はコロナといったところか。

コロナは菅内閣の運命を大きく狂わせた。21年も最大の敵はコロナかもしれない。

(高塚保・毎日新聞政治部長)

(本誌初出 足元で広がる“2月解散”説 自民党支持率「下がらぬうちに」=高塚保 20210119)

6430名無しさん:2021/02/11(木) 15:22:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/abf27fdaa578c64da923ebfbd07c048596135168
河野行革相が「次期首相」一番手に浮上、ワクチン対応が試金石
2/9(火) 6:00配信
Bloomberg
(ブルームバーグ): 河野太郎行政改革担当相が、世論調査で次期首相候補の首位に浮上している。ワクチン接種という菅義偉政権の命運を左右する重要な役割を担い、手腕が試される局面だ。

日本経済新聞社とテレビ東京が1月29-31日に実施した世論調査では、「次の政権の首相にふさわしい人」の首位は河野氏の25%だった。2位は石破茂元自民幹事長で16%、菅首相は6%で5位。JNNが6、7両日に行った調査でも、「次の自民党総裁にふさわしい人」の首位は河野氏で22%だった。

河野氏は先月、新型コロナウイルスワクチンの接種開始を前に、海外からの輸送や保管、会場の設定など接種手続きを調整する担当に起用された。国会では「令和の『運び屋』と言われるよう頑張る」と表明。菅首相は「規制改革担当として、それぞれの役所にわたる問題を解決してきた」と述べ、厚生労働省をはじめ複数の省庁間の調整に手腕を発揮することに期待感を示した。

10都府県への緊急事態宣言が延長となる中、政府が感染対策の決め手とするワクチン接種を進めて感染を抑制できれば、政権浮揚に加え、首相候補としての河野氏の存在感も高まる。逆に失敗した場合は、菅首相だけではなく河野氏にとっても政治的な痛手は大きくなる。

秋田県の農家に生まれ国会議員秘書、横浜市議から政治の道に入った菅首相に対し、河野氏は祖父が元農相、父が元衆院議長と政治家一家出身だが、神奈川県選出の当選同期で関係は深い。自民党が野党だった2009年の総裁選に河野氏が出馬した際には、菅首相も支援した。

河野氏は米ジョージタウン大出身で、海外メディアの取材に英語で応じる数少ない閣僚だ。世界経済フォーラム(WEF)がオンライン開催した先月の「ダボス・アジェンダ」会議では英語のセッションに参加し、欧州連合(EU)のワクチン輸出規制への懸念を訴えた。

一方、ツイッターのフォロワー数は200万人を超え、ネット上での人気も高い。首相官邸や自身のアカウントで連日、ワクチンに関する情報を発信。発表前に政府関係者を引用して接種日程を伝えた報道には、「デタラメだ」と即座に否定した。フォロワーからは、メディアを通さない情報発信を歓迎するコメントが並んだ。

自身のアカウントでは誹謗(ひぼう)中傷したとみなす相手をブロックして閲覧できないようにしていることへの批判もある。昨年2月の記者会見では理由を問われ、「礼儀のない人をブロックするのは何の問題もない」と話した。

8日午後5時時点での河野氏のフォロワー数は226万6000人超で、安倍晋三前首相の226万100人超を上回っている。共同通信などは、安倍氏を抜いたことで河野氏のフォロワー数が国会議員最多となったと報じた。

菅首相の自民党総裁任期は9月までで、衆院議員が任期満了となる10月までには総選挙も実施される。河野氏は昨年9月の総裁選への出馬を模索したものの、所属する麻生派が菅首相支持を決めたことで見送った。次期総裁選には、岸田文雄前政調会長が再挑戦に意欲を示している。

河野氏は党運営を仕切る幹事長、政調会長など3役の経験がない。防衛相時代には地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備断念を巡り、決断の早さや突破力が評価される一方、与党への説明不足も指摘された。将来的に衆目の一致する総裁候補になれるかどうか、調整力が問われるワクチン対応がカギを握ることになる。

(c)2021 Bloomberg L.P.

Emi Nobuhiro

6431名無しさん:2021/02/11(木) 19:07:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/4543e5fa77855e51573952d2f8e7349488063953
森喜朗JOC会長がついに辞任 ”鈴”をつけた菅首相の前途多難〈週刊朝日〉
2/11(木) 18:22配信
AERA dot.
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」

 女性蔑視ととれる発言で炎上している東京オリンピック・パラリンピック組織委員会(JOC)の森喜朗会長(83)が、女性を蔑視する発言をした責任を取り、会長をようやく辞任する。組織委が12日に開く緊急会合で表明する。 後任には、Jリーグの元チェアマン、川淵三郎氏(84)が有力視されている。

「森氏の失言は、政治家時代から知られるところ。総理の座を追われたのも神の国発言など、失言が重なり支持率が一桁台にまで落ち込んだことでした。今回も、反省の弁を述べても批判が一向に収まらないことで、自らが決断した」

 森氏がかつて派閥の領袖だった清和会の幹部はこう話す。失言直後から退任する意向をみせていた森氏。だが、組織委員会の幹部の説得で思いとどまったと記者会見でも説明している。

 東京オリンピック・パラリンピックの招致からトップの座につき、元首相という立場で仕切ってきた森氏。政官財、利権が入り乱れ、主張の違いや国際オリンピック委員会(IOC)との折衝もあり、それをまとめあげてきたのは確かに森氏の手腕だったのかもしれない。

「失言後、辞任意向だった森氏を一度は、説得して思いとどまらせたのは森氏のキャリアを重んじたからこそ。コロナ禍でオリンピック1年延期という異例の措置をまとめたのも森氏。意見と思惑が入り乱れるオリンピック委員会を抑えられるのは森氏しかいなかったからです」(JOC幹部)

 自民党幹部はこう解説する。

「菅政権はコロナ対応で精一杯。重鎮の森氏がしっかり睨みを利かすことで、東京五輪を開催する方向で進めると頼りにしていた」

 しかし、失言問題の批判は止まず、退任に追い込まれた森氏。一時は元首相の「同格」でなければならないと首相経験者として、安倍晋三前首相や小泉純一郎元首相の「待望論」が浮上していたが、後任は川渕氏に決まった。

「東京オリンピック・パラリンピックを誘致したのは安倍氏。こういう危機には安倍氏が一番だ。9月に首相辞任の際は、体調不良という理由だったが、最近では自民党の会合にも姿を見せて元気そうだ。だが、コロナ禍で東京オリンピック・パラリンピックが必ず開催される保証はない。その上、安倍氏は桜を見る会の問題で刑事告訴もされたので、話は消えた」(前出・自民党幹部)

マスコミの世論調査でも、森氏の失言は菅政権の支持率低下の要因になっていることがよくわかる。

そして、自民党の二階俊博幹事長も、森氏の失言後にオリンピックのボランティアを辞退者が急増していることについて「辞めたいなら新たに募集する」と発言し、炎上。菅首相はますます窮地に追い込まれていた。

「森氏の失言があまりに批判が根強く、菅首相も内心、森氏が辞任表明してくれないかと思っていた。マスコミの世論調査でも森氏の失言は問題という回答が9割もありましたからね。国会答弁で官邸が橋本五輪相に『不適切』と言わせたのは、抗議の現れでした。これまで『森氏に辞めてくれと誰が説得するのか』と押し付け合いになっていた。一時は森氏の説得を『安倍氏にお願いしては』との声もあった。しかし、森氏は母校の早稲田大学の1年先輩でもある川渕氏が引き受けてくれるならメンツも立つと退任を決めた。一番安心しているのは菅首相でしょう」(前出・自民党幹部)

 しかし、コロナと同様、今回の問題も後手の対応だった。政権運営がますます厳しくなることは間違いない。

(今西憲之)


※週刊朝日オンライン限定記事

6432名無しさん:2021/02/12(金) 07:23:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/2566b6e5e551699955ff76ad79169694e00cb1a2
「廊下は全長100メートル」…“右腕”を失った麻生太郎氏 蒸し返されたセレブ生活
2/12(金) 6:12配信
文春オンライン
「軽率のそしりは免れない。心から申し訳ない」

 2月4日、自派閥の例会で麻生太郎副総理兼財務相(80)は、こう頭を下げた。松本純衆院議員が緊急事態宣言下、深夜に銀座のクラブをはしごし、自民党離党に追い込まれたのを受けたボスの陳謝だ。

「右腕を失った麻生氏は、相当ガックリ来ているようだ」(政治部記者)

 松本氏は自他ともに認める麻生氏の最側近だった。麻生氏に気に入られるため、若い頃いかに宴会芸を磨いたかを番記者らに話し、「君たちも麻生さんに食い込むには、時には図々しく振る舞うことも大事だぞ」と指南していた。

 08年秋に発足した麻生政権では官房副長官を務め、リーマンショックと支持率低迷で苦しむ麻生氏の「精神安定剤」と呼ばれた。首相動静では二人きりで帝国ホテルの高級バーで3時間も過ごすこともしばしば。「麻生氏はこっそり別部屋で有力者と会食し、その後、バーに戻って松本氏と葉巻を吸いながらクールダウンしているといわれた」(前出・記者)。

蒸し返された麻生氏のセレブぶり
 麻生氏は当初、党幹部から示された松本氏の離党勧告の処分案に「そんな必要があるのか?」と難色を示したが、最終的に世論の反発を恐れた菅義偉首相に押し切られた。松本氏は昨秋の総裁選で麻生派が菅氏を推すことに消極的で、「能力がない」などと漏らしていたことが菅氏の耳に入っていたのも災いした。

 さらに、実は「松本切り」には同派の佐藤勉総務会長も加担していた。佐藤氏は17年、旧山東派などとの合流で生まれた新生麻生派の結成時に入会。「外様の佐藤氏と、古参側近の松本氏とは関係が悪かった」(自民党関係者)。佐藤氏は96年初当選同期の菅首相に近い。総裁選でも麻生氏に仁義を切らずに早くから菅支持を打ち出し、その功で総務会長の座を射止めた。

 右腕をもがれ、求心力を失いつつある麻生氏。弱り目に祟り目となったのは蒸し返されたセレブぶりだ。銀座通いで松本氏が注目されると、同氏が07年にHPに記した福岡県飯塚市の麻生邸潜入記がネット上で話題に。「本家だけで2万坪、離れが2000坪」「廊下の全長は100メートル」と記されており、10万円の一律給付の再支給を拒む麻生氏の発言と相まって「こんな人が財務相では、庶民の困窮などわかるはずもない」と批判を浴びた。

 蔵相・財務相の通算在職日数では歴代3位の麻生氏。この10月には6度蔵相を務めた高橋是清の記録更新が迫るが、右腕を失った麻生氏にその気力はあるか。周囲には「じいさんの歳まではやる」と公言するが、吉田茂が政界引退した85歳まではあと4年半だ。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月18日号

6433名無しさん:2021/02/12(金) 19:14:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0b94e385a95b2915b2130aa00e510397e812b39
森氏辞任劇「傷口を広げるだけ広げた」…首相官邸から恨み節
2/12(金) 8:02配信
読売新聞オンライン
 政府・与党は、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の辞任を一区切りとし、一連の混乱の収拾につなげたい考えだ。ただ、国内外で批判が強まりながら、身動きがとれずに事態を悪化させた面もあり、菅首相は痛手を負った形だ。

 政府は、森氏の進退問題とは距離をおいてきた。首相も「組織委は公益財団法人で、首相として(進退を)主張することはできない」と説明してきた。政財界に広く人脈を持つ森氏が会長職にとどまることが、大会成功には望ましいとの考えとともに、森氏に直言できる議員がいないとの事情もあった。自民党幹部は「世間の風当たりが強くなっていることは分かっていたが、辞任を促すことはできなかったのだろう」と解説する。

 しかし、これが森氏を擁護していると受け止められた。自民党の二階幹事長が大会ボランティアの辞退が相次いでいることに、「どうしてもやめたいなら、新たに募集する」などと述べたことも火に油を注いだ。首相は東京大会の成功を最大の政権浮揚策と位置づけるが、今回の混乱で国際的なイメージの悪化は確実だ。コロナ禍で規模の縮小が避けられない中、東京大会の中止を求める一部の野党に攻撃材料を与えたこともマイナスだ。

 首相に近い議員は「首相がリーダーシップを取っていないと国民に見られてしまった」と肩を落とす。公明党幹部は「政権運営に悪影響が出ないようにしなければいけない」と言葉少なに語った。

 緊急事態宣言で新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にあり、内閣支持率も下げ止まりの兆しを見せていた。来週からはコロナ対策の切り札と位置づけるワクチン接種も始まる。反転攻勢の前に起きた森氏の辞任劇に、首相官邸からは「傷口を広げるだけ広げた。遅すぎだ」との恨み節も漏れている。

6434名無しさん:2021/02/12(金) 19:14:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/c038ee15e4ce7464a1eee6d21e43e9282b58fee0
森氏発言、自民女性議連が問題視「これまで遠慮あった」
2/12(金) 18:08配信
朝日新聞デジタル
 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言をめぐり、自民党の議員連盟「女性議員飛躍の会」は12日に緊急会合を開いた。出席者からは発言を問題視する声が相次ぎ、「真の男女平等の国」に向けた提言をまとめて二階俊博幹事長に提出する方針を決めた。

 「日本が男女の平等は進んでいない国であると世界に発信されてしまい、とても残念だ」。議連で共同代表を務める稲田朋美元防衛相はこう語り、憤りを隠さなかった。会合では「多様性を重んじて真の男女平等の国になることが必要」との認識で一致。会議体への女性参画、各界の女性登用などを盛り込んだ提言を党に提出することを決めた。

 稲田氏は会合後の記者ブリーフで、「女性の発言軽視の風潮を変えることが日本をよくする」と強調。森氏が後任として、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏に要請したことについて、「現時点で透明性があるとは思えない」と異論を挟んだ。

 さらに女性議員からは「これまで自然に遠慮していた。女性側も変革していかないといけない」(太田房江氏)、「会議で発言しても議事録にも載らず、黙殺される経験をしてきた」(尾身朝子氏)という声が続いた。(石井潤一郎)

朝日新聞社

6435名無しさん:2021/02/13(土) 08:00:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8ea74627d414127804397bcd65645e223f39972
混迷続く会長人事、与党は政権への打撃懸念…「政府が泥をかぶらないようにしないと」
2/13(土) 5:01配信
読売新聞オンライン
 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長人事を巡り、12日も混迷が続いた。政府は大会開催に向けた準備を着実に進める方針だが、与党からは円滑な大会開催への影響を懸念する声も出ている。野党は政府や組織委への批判を強めており、菅政権への打撃となりかねない状況だ。

 「今後選出される新たな会長の下、よりいっそう五輪の理念と精神に基づいた運営が行われることを期待する」

 自民党の二階幹事長は12日、森喜朗会長の辞任表明を受け、こうコメントを発表した。

 「新たな会長」を巡っては、森氏が川淵三郎・日本サッカー協会相談役に就任を要請したことについて、「不適切な発言で引責辞任する人物が後継指名するのはおかしい」といった批判を浴び、会長就任を了承していた川淵氏が辞退に追い込まれる展開となった。

 白紙となった後任人事について、公明党の石井幹事長は12日、記者団に対し「なるべく混乱しないように、透明性を確保し、多くの国民が納得する形で後任を選んでほしい」と注文をつけた。

 政府は組織委の人事に関与しないとの立場だが、与党内には「政府が泥をかぶらないようにしないといけない」(自民党幹部)との危機感も広がる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbee25fcfb3ce128c25724260b62c219890a376b
「バタバタ感、尋常じゃない」混迷するポスト森選び、橋本氏が浮上
2/12(金) 20:59配信
朝日新聞デジタル
 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)=元首相=の辞任を受け、森会長が後任を要請した元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)が辞退の意向を示した。事態は混迷を深めるが、菅義偉首相は12日夜に「川淵さんと話していません」などと記者団に語り、人選に直接関わらない立ち位置をとり続ける。後任人事をめぐる混迷が深まるなか、与党内では「ポスト森」に橋本聖子五輪相を推す声が上がる。

 「大混乱になるなぁ」。首相に近い自民党幹部は12日午後、川淵氏が会長辞退との報道に触れるとうめいた。自民中堅は「内閣支持率にも影響するだろう。バタバタ感が尋常じゃない」と話した。

 国会の衆院予算委員会では、野党が森会長の後任選びをめぐって「密室で、引責辞任する張本人が後継指名する。国民の五輪への理解は得られるか」などと政府の見解をただした。ただ、橋本五輪相は「(森会長と川淵氏の間で)どのようなことが行われたかは一切、承知していません」と述べるのみだった。加藤勝信官房長官も記者会見で「大会組織委員会が独自に判断されるべきものというのが一貫した立場だ」などと繰り返した。

朝日新聞社

6436名無しさん:2021/02/13(土) 21:32:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d741b88297262b75831327ba5747e9ce68fa953
五輪開催で支持率回復を狙う?菅首相が秋解散の「背水の陣」を敷くワケ
2/13(土) 9:46配信
サンデー毎日×週刊エコノミストOnline
菅義偉内閣の支持率が急落し、「これでは10月までにある衆院選を戦えない」と自民党内で「菅降ろし」が始まるとの観測がある。

政局の幕は上がるのか。

 ◇4月解散説

1月5日、下村博文自民党政調会長がBSフジの番組で、4月25日投開票の衆院・参院両補欠選挙について「両方負ければ、菅政権にとって大ダメージになる。その後政局になる可能性もある」と述べた。

衆院北海道2区は金銭スキャンダルで辞職した自民党の吉川貴盛元農相の議席を争う。自民党には逆風だ。

参院補選は新型コロナウイルス感染で急死した立憲民主党の羽田雄一郎氏の後任選びで「弔い合戦」の野党に有利だ。

さらに下村氏は「補選の時に衆院選もあるかもしれない」と踏み込んだ。菅首相が2敗を恐れ、一気に衆院解散で勝負に出るかもしれないという見方である。

番組後、記者団に「菅政権は大丈夫かということが出てこないとは言えない」と党内の疑心暗鬼を代弁。翌日の記者会見でも「勝つと負けるとではその後、大きな政治の流れが変わる」とダメ押しした。

森山裕国対委員長が「選挙に負けたから政局になることはあり得ない。解散は首相のご判断だ」と否定したが、そもそも下村氏は菅氏の真意を知り得る懇意な関係とは見られていないだけに、あえて「菅降ろし」をあおろうとしたと勘繰られたのも無理はない。

昨年9月の自民党総裁選で、下村氏は立候補の意思を表明。細田派が安倍晋三前首相の「継承者」として菅氏支持を決めたため、不本意ながら出馬を見送った。

党三役への起用は、菅氏が最大派閥・細田派を取り込むと共に、初当選同期の下村氏をなだめ、野心を抑えるための人事と見られた。

それでも菅氏と下村氏のよそよそしい関係は、昨年末の後期高齢者医療費負担増を巡る連立与党内調整のてんまつで明らかだ。

下村氏は公明党との協議を「負担増は総理の意向だから」と早々に事実上放り出し、党首会談に棚上げした。

他の政策でも下村氏は独自のスタンドプレーが目立ち、政権を支える本気度が薄い。

下村氏は安倍氏の側近だ。その安倍氏は11月、野田聖子幹事長代行や岸田文雄元政調会長ら初当選同期との会食で「私だったら1月に衆院解散する」と放言。

首相在任中はあれほど慎重だった解散権への野放図な言及は、当時既に東京地検特捜部の捜査が進んでいた「桜を見る会」前夜祭問題の窮地を念頭に、自分を真剣に守ろうとしない菅首相をけん制する意図がにじんだ。

菅氏は安倍発言に神経質になり、珍しく首相官邸の昼食に二階俊博幹事長を誘って政治日程をすり合わせたほどだ。

6437名無しさん:2021/02/13(土) 21:32:28
>>6436

 ◇「秋」は本音?

そもそも菅氏は1月4日の年頭記者会見で、コロナ対策と経済対策に全力・最優先で取り組むと強調し、「いずれにしろ秋のどこかで衆院選を行わなければならない」と述べた。

「時間の制約も前提にしながらよくよく考えた上で判断したい」とも語った。

「秋」となれば、9月5日の東京パラリンピック閉会後、9月末の総裁任期前後に限定される。

会見後、官邸報道室は首相発言を「秋までのどこか」に訂正したが、後の祭り。本音を漏らした、というのが政界の大方の受け止めだ。

下村氏の4月解散説は、その翌日。発言を知った菅氏は、11月の安倍発言が伏線の焼き直しと聞いただろう。4月解散自体が政権の起死回生策というより、どうせ議席を減らすと見越して菅氏の責任を問う「菅降ろし」の布石だ。

それでは補選と抱き合わせの「追い込まれ解散」と変わらない。

「何カ所か時機がある」(10日のNHK番組・菅首相)といっても、秋までは他に7月の東京都議選とのダブル選挙しかない。

公明党・創価学会が全国組織を一極総動員する時期の衆院選は、強行したら連立与党の大幅議席減につながりかねない。

いずれにせよ菅首相は既に秋の衆院選へ退路を断った。

背水の陣を敷く首相はしぶとい。たとえ安倍氏と麻生太郎副総理兼財務相が退陣を迫っても、辞めさせるのは容易ではない。

ところで、首相側近議員によると、菅氏は決して秋を「追い込まれ解散」とは考えていないようだ。

どんな形式・内容であれ東京五輪を行えば、世論は結果オーライで「やって良かった。菅さんよくやった」と必ずや一気に好転すると確信しているからだという。

この状況で開けるのか、というのは愚問らしい。

東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会のツートップは年明け、各メディアで繰り返し断言している。

「もう中止はできない。再延期もない。無観客でも工夫してやるべきだ。野球やサッカーは工夫してやっている」(森喜朗会長)

「無観客は望ましくはないが、観客がいなければできないとは考えていない。コロナは既に想定内。徹底的な対策を講ずれば開催可能と確信している。やるとなった以上、五輪の価値を東京で実現する」(武藤敏郎事務総長)

五輪の意義は、「震災復興」から「コロナに打ち勝った証し」を経て、今や「コロナでも開催の歴史的偉業」に変わっているのだ。

「大ばくち」には違いない。だが、「ばくち打ち」こそは「政治家・菅義偉」の本性である。

(伊藤智永・毎日新聞専門記者)

(本誌初出 五輪後解散の“大ばくち” 退路を断った首相の「しぶとさ」=伊藤智永 20210126)

6438名無しさん:2021/02/14(日) 08:44:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/6062677c67e1b275e45ccd9f3c7f4bde74571e73
二階幹事長「菅おろし」が始まる時、担がれる「ポスト菅」候補者たちの裏事情
2/14(日) 8:01配信
現代ビジネス
 「やっぱり菅さんはトップに立つよりも、支える側の人なのかな。このままでは選挙の『顔』として通用するかと言うことになるね」

 第1次安倍政権時代に閣僚だった自民党ベテラン議員はこう言ってため息をついた。昨年9月の菅義偉政権発足直後、この議員は「菅さんをしっかり支えていく」と語っていた。

 当初は自民党内の大半の支持を受けて成立した菅政権だが、最近では支持率が大きく落ち込んでいる。早くも「ポスト菅」候補として河野太郎行革担当相や石破茂元幹事長、野田聖子幹事長代行などの名前が取り沙汰されており、その背後には二階幹事長の影がちらつく。混沌を極めた今後の政局と菅首相の後継者選びは、どのように展開するのだろうか。

再選を狙った菅首相の大誤算
 そもそも政権発足当初、政界で語られていた菅氏のベストシナリオは次のような展開だ。

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東京五輪・パラリンピック(7月23日〜9月4日)後、自民党総裁の任期が終わる9月末までに総裁選を実施した上で、衆院(10月21日に任期満了)の解散・総選挙に打って出る。五輪直後に解散してその後の総裁選で再選を果たす。
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 いずれも菅氏の総裁再選を前提にしているシナリオだ。確かに発足当初は、報道各社の世論調査で内閣支持率が軒並み6割以上に達し、自民党内では菅首相の安定した政権運営を予想する空気が優勢だった。

 ところが、状況は大きく様変わりした。新型コロナ感染拡大に伴い政府対応への「後手」批判が影響し、内閣支持率は昨年12月に大幅に下落。この傾向は年明け後に一段と加速する形となった。

 1月の毎日新聞世論調査(16日実施)は前月比7ポイント減の33%となり、支持率は政権発足直後からほぼ半減。また、朝日新聞調査(1月25、26日実施)では同6ポイント減の33%、不支持率は同10ポイント増の45%に。こうした惨憺たる結果に自民党内では衝撃が走った。

 東京都選出の元閣僚は

 「毎日、支持者からは厳しい声ばかりだ。それは首相のコロナ対策への批判にとどまらない。菅首相自身への批判も少なくない」

 と顔をしかめた。

 1月31日に実施された東京都千代田区長選では自公の推薦候補が敗北。北九州市議選では公認した22人中6人が落選した。さらに緊急事態宣言中に松本純元国家公安委員長らが深夜、東京・銀座のクラブを訪れていた問題が発覚。

 くわえて東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(当時)の女性蔑視発言や、総務省幹部が菅首相の長男から接待を受けていた問題も噴出し、「負のスパイラル」が続いた。

 第2次安倍政権の閣僚経験者もこうつぶやいた。

 「(民主党への政権交代が起こった)2009年8月の総選挙のときの雰囲気に似てきた。自民党支持者の間でも政権への怨嗟(えんさ)の声が渦巻いている」

 まだ、こうした声は表面化していない。五輪開催が「防波堤」となっているからだが、五輪中止が現実となれば、「菅戦略は根底から破綻する」(党三役経験者)。このため党内では、「ポスト菅」に向けた動きも胎動している。2月調査の内閣支持率も不支持が支持を上回り、好転の兆しはない。

6439名無しさん:2021/02/14(日) 08:46:21
>>6438

二階幹事長との蜜月ぶり
 ただ、昨年9月の自民党総裁選の構図が今も基本的に変わらない点は確認しておく必要がある。

 つまり、表向きは菅氏、岸田文雄前政調会長、石破氏の3者による争いだったが、その底流には安倍―麻生(太郎副総理)ラインと菅―二階(俊博幹事長)ラインによる権力闘争の構図もあった。安倍―麻生ラインは「石破潰し」には成功したが、結果として二階氏が権力を握り、現在に至っている。

 一方で、菅政権は「無派閥宰相」であり、派閥の後ろ盾は強固とは言えない。しかも、安倍前首相を支えた「ウルトラ保守」のような強固な支持勢力は不在であり、政権基盤はかなり脆弱だ。このため、菅氏の二階氏への依存度が高い。

 しかもコロナ禍さなかに開催されて批判を浴びた昨年12月の「ステーキ会食」にて、主催者の二階氏が首相を呼び付けていたことが、政権内における二階氏優位の力関係を見せつけた。

 菅首相が昨年12月14日にGo Toトラベルの一斉停止を決定した際も、二階派幹部が「勝手なことをしやがって」と不快感をあらわにすると、政界では「二階氏の本音が出た」(公明党関係者)と受け止められた。

 これには「菅―二階関係に溝が入ったのでは」との憶測も飛んだが、この点について、年末に時事通信のインタビューに応じた二階氏側近の林幹雄幹事長代理は「(溝は)全くない」と打ち消した。

 1月18日、二階氏は今年初めて菅首相と会談し、コロナ対応で政府・与党が結束することを確認。20日には衆院本会議の代表質問に1年ぶりに登壇し、首相について「地方に住む人の心を十分理解する政治家の代表だ」と持ち上げて、蜜月ぶりをアピールした。

 二階氏と気脈を通じる与党関係者も言う。

 「二階氏が菅政権を支える姿勢は変わらない。他に誰を支えるのかが見えないうちは、菅氏を支える姿勢を変えまい」

 それでも、菅政権が失速気味となる中、二階氏の言動に注目が集まる。総勢48人の第4派閥を率いる二階氏にとって力の源泉は「幹事長ポスト」である以上、将来、「菅降ろし」を主導するとしても、党内主流派の地位を死守することが前提だ。闇雲に菅降ろしに動くわけにはいくまい。次の「当て」、つまり次期首相としてふさわしい候補者がいることが必須条件なのだ。安倍政権を支えた閣僚経験者はこう語る。

 「今後、『菅降ろし』の動きが始まった場合、首相に鈴を付けるか、引導を渡すとすれば、政権の後見人である二階氏の役回りとなるのではないか」

6440名無しさん:2021/02/14(日) 08:46:37
>>6439

「ポスト菅」として人気の河野氏
 そうした中、1月19日。首相が新型コロナのワクチン接種の総合調整役として河野太郎規制改革担当相を充てたことに政界はざわついた。昨年の政権発足に伴い、菅首相は同じ神奈川県選出で自身の息がかかった河野氏を行政改革担当相に起用。肝いりの「縦割り行政の打破」を担わせた。それに続くワクチン担当への抜てきにこんな憶測も飛んでいる。

 「菅首相は、自身の後継として河野氏に政権を引き継ぐための布石を打ったのではないか。仮に9月の総裁選に出馬しない状況となれば、直ちに(河野氏を)『菅後継』とする含みがあるのではないか」(二階派中堅議員)

 河野氏は最近の世論調査でも、これまでポスト菅候補としてトップだった石破氏を抜いて一番人気だ。このため菅首相自ら「ポスト菅」をにらんで先手を打つ形で動きだしたようにも見える。これに対し表向きは「適材適所だ」と理解を示す二階氏だが、胸中穏やかではなかろう。「菅氏の二階氏離れ」(公明党関係者)とも受け止められるからだ。

 事実、二階派幹部は「田村憲久厚生労働相もいる、西村康稔経済再生担当相もいるのに、ワクチン担当相は必要なのか」と不快感をにじませている。菅、二階両氏の間に漂う微妙な空気が、一層の不透明感につながっている。

 しかも、河野氏は麻生派に所属。先の総裁選ではぎりぎりまで出馬の可能性を模索したが、麻生氏の説得を受け入れて断念した経緯がある。麻生氏としては河野氏を将来の「麻生派自前の首相候補」として温存したい考えとされる。

 次の自民党総裁選に菅氏が出馬して再選を目指す場合は、前回と同様、岸田、石破両氏が菅氏に挑む構図が想定される。このケースだと、昨年9月の総裁選では投票権がなかった党員も投票することになるが、「現職の菅氏が優勢」(自民党関係者)との見方が有力だ。一方、将来の総裁選への立候補に意欲を示す河野氏も、菅氏を相手に出馬する可能性は小さいと見られている。

 しかし菅氏の再選がほぼ絶望となる五輪中止や五輪花道論が現実となれば、様相は一変する。総裁選は目前に迫った衆院選の「顔」選びとなり、河野氏も出馬に踏み切るだろう。

6441名無しさん:2021/02/14(日) 08:47:36
>>6440

他にも取り沙汰され3人の名前
 昨年の総裁選で2位につけた岸田氏は、次期総裁選に強い出馬意欲を示している。1月17日に出演したBSの番組でもこう言明した。

 「どんな政治状況になっているか分からないが、行われるならばぜひ挑戦したい」

 ただ、岸田氏は、総裁選後も地味なイメージが払拭できず、依然として世論の支持が低い。1月16日の毎日新聞調査では「次の衆院選後にふさわしい人は」との問に、トップは河野氏の12%、次いで石破氏は10%なのに対し、岸田氏は2%で9位にとどまった。

 昨年の総裁選で岸田派は、所属47人に対し国会議員票79票を獲得。菅氏に次ぐ2位につけたとはいえ、党員投票を含めフルスケールの総裁選はハードルが高い。岸田氏は、「ポスト安倍」で政権禅譲を期待した安倍氏や、「宏池会」(岸田派)の流れをくむ麻生氏との連携を模索するが、展望は開けていない。

 総裁選で3位に甘んじた石破氏は昨年12月、総裁選敗北の責任を取って派閥会長を辞任。石破派は集団指導体制に移行した後、退会者も出て現在は18人の所帯となり、総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保が大きな課題だ。また党内の「アンチ石破」の空気も依然として根強い。

 ただ、世論調査では国民的な人気は依然高いのも事実。派内からは「石破氏は意欲があれば出るべきだ」(平将明衆院議員)との声も聞かれる。

 「菅氏が再選を目指さない総裁選が五輪後に行われれば、河野、岸田両氏との戦いになるのかな」

 最近、周辺にこうつぶやいた石破氏は、いずれは派閥会長に復帰したい意向とされる。「ポスト菅」を決める総裁選が党員投票も含めた形で行われることになれば、地方党員からの支持が根強い石破氏が波乱要因となる可能性は否定できない。

 ポスト菅のサプライズカードとして野田聖子幹事長代行の名もささやかれている。総選挙前に、「選挙の顔」選びの総裁選が実施された場合を想定したものだ。無派閥の野田氏にとって推薦人集めは依然高いハードルに見えるが、自身は次期総裁選について「常に出馬すると言っている」と強い意欲を示している。

 野田氏をめぐっては、昨年の総裁選も含めて過去3回の総裁選で出馬を目指しながら、推薦人20人が集められず断念した経緯がある。ただ、女性の閣僚経験者は

 「野田氏が出馬するなら、今度は応援したい。今回の総裁選は何が起こるか分からない選挙になる」

 と話す。

 ポスト菅をめぐって、旧来の党内力学の論理を超えて河野氏や野田氏の名が取りざたされる。それ自体が今後の「ポスト菅」をめぐる混沌とした状況を予感させる。

山田 惠資(ジャーナリスト)

6442名無しさん:2021/02/14(日) 12:40:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ace976c028d01eaeec083d5a1ebc74f3db5aebda
「横紙破り」河野太郎の政権盗り
2/14(日) 10:48配信
毎日新聞
 河野太郎氏に政界の耳目が集まっている。菅義偉首相が新型コロナウイルスのワクチン接種を仕切る担当相に指名したからだ。コロナ第3波で激増する感染者、重症者救済の切り札となるワクチン対策は政権の最重要課題。菅首相が河野氏に対して並々ならぬ期待感を持っていることをうかがわせた。

 昨年9月、7年8カ月続いた安倍晋三政権の後を受け、自民党内の圧倒的支持を受け首相に就任した菅氏だが、コロナ禍対策のまずさで、発足4カ月で内閣支持率はつるべ落としだ。衆院解散・総選挙のタイミングも失いつつある。今年9月には総裁選が控えるが、菅氏の反転攻勢は次第に難しくなっている。

 そんな中、菅首相にしてみれば、河野氏を自分の後継者とみなすことで、ポスト菅をにらんで影響力を行使できるようにしておきたいとの思惑もあるのだろう。河野氏自身も政権盗りに意欲満々だ。

 ◇一族の悲願

 河野氏は政界屈指の名門一族の出だ。父の洋平氏は副総理・外相、自民党総裁、衆院議長、祖父の一郎が農相、建設相、副総理格の東京五輪(1964年)担当相、大叔父の謙三は参院議長だ。参院議員だった謙三は除き、一郎も洋平氏も首相の座を目前で逸しているだけに、太郎氏が首相に就任すれば、河野一族の悲願がかなうことになる。

 太郎氏はハト派で親中韓だった洋平氏よりも、横紙破りでばく進型の党人政治家だった一郎のDNAを引き継いでいるようだ。

 ここで、河野一郎という政治家を振り返っておきたい。一郎は1898(明治31)年生まれ、早大を卒業後、朝日新聞社に入り、記者として活躍した。一郎は早大時代陸上長距離選手であり、箱根駅伝でも活躍したことで有名だ。

 戦後は吉田茂首相に敵対し、吉田のライバル鳩山一郎の有力な幕僚として、吉田内閣打倒にまい進、吉田からは「梟雄(きょうゆう)」として蛇かつのごとく嫌われた。一郎は吉田とは不倶戴天の敵同士だったのだ。

 1954年鳩山内閣の農相。日ソ国交正常化に尽力し、鳩山首相に同行してモスクワに乗り込んだ。岸内閣末期に自民党内の反主流派に転じ、60年の日米安保改定の国会承認時は衆院本会議を欠席している。

 岸内閣退陣後、自民党総裁選に大野伴睦副総裁を擁立しようとして失敗、一時、自民党離党、新党結成を模索したこともあった。池田勇人内閣ができて、1年ほどで再び農相として入閣。その後建設相や副総理格の五輪担当相として、佐藤栄作を凌駕(りょうが)し、党内きっての実力者にのしあがった。五輪に向けた首都高速道路の新設などを指揮し、「池田内閣のうち建設、農林行政は河野内閣だ」と豪語したと言われる。

 ただ、吉田茂や石橋湛山ら首相経験者から嫌われたことや、当時の河野派拡大に対する自民党内の反発から、池田首相退任表明後の池田による後継首相指名(64年11月)は、河野ではなく佐藤になり、首相の座を逸する。そして翌年6月佐藤内閣の国務相を退任した直後、腹部大動脈瘤(りゅう)で急死してしまい、悲劇の政治家と言われた。京の都を目の前にして死んだ戦国武将・武田信玄のようでもあった。

 息子の洋平氏は一郎の地盤を引き継いで衆院議員となったが、父の派閥を引き継いだ中曽根康弘(元首相)のタカ派色になじめず、その上田中角栄(元首相)の金権体質に反発して76年に自民党を離党し、新自由クラブを結成した。しかし新自由クラブは10年で解党し、再び自民党に戻る。自民党では宏池会(当時は宮沢派)に所属し、宮沢内閣の官房長官を務めた。この時、従軍慰安婦の河野官房長官談話を出す。

 宮沢政権後、自民党総裁に当選したが、非自民の細川護熙内閣の誕生で、首相にはなれず、初の野党総裁に甘んじる。94年自民、社会、さきがけ3党の村山富市内閣の副総理兼外相となるが、政権与党に返り咲いたとは言え、社会党の村山首相に次ぐナンバー2にすぎなかった。95年の自民党総裁選では出馬辞退に追い込まれ、98年には宏池会を脱会し、麻生太郎氏(後に首相)らとともに河野グループ大勇会を結成する。約6年の衆院議長を経て2009年に政界を引退している。

 一郎も洋平氏も反骨精神があったが、一郎の方がはるかに野性味があったという。攻めて攻めて攻めまくり、最後は刀折れ矢尽きたという感が強い。しかも「陽性」(岸信介元首相の言=「岸信介回想録」より)だった。洋平氏は敗軍の将というイメージが強く、総裁再選を果たせなかったひ弱さ、暗さがその後もついてまわった。

6443名無しさん:2021/02/14(日) 12:40:47
>>6442

 ◇祖父に似て物議醸す太郎氏

 太郎氏は実は父よりも祖父の政治家像に強い親近感を持っていると言われる。一郎は65年に死去しているので、63年生まれの太郎氏は実際の思い出はないだろうが。

 安倍晋三前首相が父の安倍晋太郎元外相より母方の祖父だった岸元首相の政治行動を敬愛している姿と似ている。岸・安倍3代と河野3代の類似性と言ってよい。太郎氏が所属する麻生派の幹部によると「(河野)太郎さんは息子に一平と名前をつけたが、『一は一郎の一だが、平は洋平の平ではない。(自分の選挙区の)平塚(神奈川県平塚市)の平だ』と言っている」という(長男一平氏は2002年生まれ。太郎氏の衆院初当選は1996年)。ただそうは言っても父洋平氏と息子太郎氏の間の情愛は健在で、かつて洋平氏が生体肝移植を受けた時に、太郎氏はドナーになったこともある。

 河野家3代目の太郎氏も自民党では有数の閣僚経験者に育っている。2度の規制改革・行政改革担当相、外相、防衛相を歴任。菅氏の後継首相になってもおかしくない経歴だ。日本経済新聞社の1月29〜31日の世論調査では、「次の首相にふさわしい人は」という問いに、太郎氏が1位の25%、2位が石破茂元幹事長の16%、3位が小泉進次郎環境相の13%、4位が安倍前首相の7%、5位が菅首相の6%との結果が出ている。

 しかし、太郎氏は祖父の一郎同様、ハレーションを起こしやすい体質を持っている。ワクチン担当相になってまもなく、ワクチン接種の時期を巡り、首相側近の坂井学官房副長官と認識が食い違い、物議をかもした。

 ワクチン接種は「日本医療史上、最大のプロジェクト」(鴨下一郎・自民党ワクチンプロジェクトチーム座長)となるのは間違いない。厚生労働省、総務省、経済産業省、国土交通省の4省にまたがる事業だ。田村憲久厚生労働相、武田良太総務相、梶山弘志経済産業相、赤羽一嘉国土交通相ら一家言を持つ関係閣僚と調整を行うのは容易ではない。

 また、コロナ対策の司令塔とも言うべき、西村康稔経済再生担当相もいる。西村氏は最大派閥・細田派のプリンス的存在で安倍前首相にも近く、ポスト菅を虎視眈々(たんたん)と狙っている。太郎氏をライバルとみなし、強い警戒感を持っている。菅首相のワクチン担当相人事は「船頭多くして」の典型になりかねない危険性を秘めている。突破力はあっても、太郎氏のアキレスけんは、切れやすく強情だという点だ。

 所属する麻生派も太郎氏を総力挙げて支えようという空気ではない。同派会長の麻生太郎副総理兼財務相は太郎氏を高く評価し、将来への期待感を隠さないが、一匹狼的な太郎氏が政治家として練れることを願っているようだ。

 練れるとはどういうことか。吉田茂元首相の孫だった麻生太郎氏は祖父が嫌った一郎の息子の洋平氏とタグを組み、ハト派の洋平氏とは全くそりの合わない安倍晋三氏の政権下では、安倍氏の盟友として副総理兼財務相を全期間務めた(第1次安倍内閣では外相、自民党幹事長)。また保守本流の吉田とは全く違う保守傍流の三木武夫元首相の流れをくむ番町政策研究所を自派に引き入れた。

 自民党派閥の系譜を乗り越えて、10人程度の河野グループから党内第2派閥に成長させ、1度は首相の座に上り詰めた麻生氏からすれば、太郎氏の行状は見ていて、まだまだ危なかしさを感じるのであろう。太郎氏の祖父一郎への憧憬(しょうけい)はもろ刃の剣になりかねない。【中川佳昭】

6444名無しさん:2021/02/15(月) 13:42:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/b827172ecff8b0cec6612c7c1ebc02a36e47b6f7
失言・森喜朗政権と同じ…“支持率暴落”の菅政権を待ち受ける「崩壊シナリオ」
2/15(月) 8:01配信
現代ビジネス
政権の支持率が急落している
 2020年の年末から、菅政権の支持率が残念ながら低下を続けていて、新聞各紙の世論調査で30%代と報じられている。最初の3か月だけご祝儀的に政権支持率が高い「ハネムーン」期間を過ぎ、2021年に入ってからは、多くのメディアで支持と不支持が逆転することが常態化するようになった。

 1月31日に、緊急事態宣言の中で行われた東京都の千代田区長選や北九州市議選でも、自民党は手痛い敗北を喫した。このままでは、7月4日投開票の東京都議選、そして今年の10月21日の任期満了までには必ず行われる衆院選にも、悪影響をおよぼす可能性がある。

 自民党内では、「菅は9月の総裁選に勝てないかもしれない」と、ささやかれ始めている。菅氏が続投出来ないとすると、辞任のタイミングは4月か9月が有力ではないだろうか。21世紀になって、似たような結末を迎えたのが、それぞれ2001年、2009年に辞職した森喜朗内閣と麻生太郎内閣である。

 仮にコロナが沈静化し、東京オリンピック・パラリンピックが開催できたとして、どういった「菅政権の終幕シナリオ」が予想されるのか、過去の事例から考察する。

菅首相、コロナ対応の大誤算
 「サルは木から落ちてもサルだが、政治家は選挙に落ちればただの人」

 とよくいわれる。そこで一般に、政党のリーダーに要求されている資質は「選挙に勝てるカオ」ということになる。安倍晋三前首相が憲政史上最長の連続政権を維持できたのは、彼が自民党にとって「選挙に勝てるカオ」だったからである。

 そこで、後継の菅氏はまず、政策面で結果を出すことで国民の支持を取り付け、「選挙に勝てるカオ」として解散総選挙に勝利し、その勢いで政権を継続することを企図したのであった。

 しかしそもそも菅政権は、二階俊博幹事長を領袖とする二階派に先導され、「派閥の力学」によって誕生したという経緯があった。また首相として異例の「無派閥」であることは、自身を支持する強力な集団がなく、二階派を中心に、自分を支持してくれた各派閥に配慮しなければならないという弱点を抱えていた。

 そのため菅氏が政権を維持するためには、何よりも国民からの支持を維持して、党内が納得する「選挙に勝てるカオ」になるしかなかった。つまり党内基盤が弱いため、これまでの総理総裁以上に国民からの支持を必要としているのだ。しかし最近の支持率低下によって、菅氏の「長期政権計画」は根本から崩壊しかけている。

 経済再生を優先させコロナ対策が後手に回ってしまったことにより、支持を失ってきた菅政権。そして重要な地方選での敗北は、東京都議選の帰趨にも不安を与える結果となった。連立のパートナーである公明党が、歴史的に「政界進出の原点」と重視する東京都議選への影響は、菅内閣の命運を握るといってもいい。

 1993年以降の日本政治は「93年体制」と呼ばれる「連立内閣の時代」であり、自民党は公明党と協力することで政権を維持してきた。そこで、単に党内だけではなく、連立のパートナーの意向にも配慮しながら、政権運営を行う必要がある。

 支持率が低迷する中で、選挙のために総辞職せざるを得なかった内閣は、93年体制下で2つ存在する。その2つである森内閣と麻生内閣がそれぞれ、菅政権が4月と9月に辞職した場合のモデルケースとなるのだ。

6445名無しさん:2021/02/15(月) 13:42:56
>>6444

4月で辞職する「森内閣ルート」
 森内閣は、前任の小渕恵三首相の予期せぬ入院、死去により「緊急避難」的に成立した。政権の空白を防ぐために、早急に総理を決定しなければならなかったとはいえ、各派閥の5人の有力者が主導して成立させた政権には批判が集まった。この点で、菅内閣とも、重なるところがある。

 2000年4月5日に成立した森内閣は、失言が尾を引いた6月2日の「神の国解散」に続く第42回衆院選で、単独過半数を失うという手痛い敗北を喫した。森内閣の支持率は低下し続け、11月には自民党内の加藤紘一・山崎拓が中心となって森内閣打倒を試みる、いわゆる「加藤の乱」を招いた。

 この森内閣の命運を決定したのが、2001年2月に水産高校の練習船がアメリカの原子力潜水艦に衝突、沈没して9名が亡くなった「えひめ丸事故」である。事件の一報を聞いた後もゴルフを続けた森氏の対応に批判が集まることで支持率は1ケタまで低下し、6月の都議選の結果が不安視された。そこで2001年度の予算が成立した後、4月26日に森内閣は総辞職することとなった。

 菅内閣が辞任するシナリオのうち、第一の4月パターンは、この森内閣が先行事例となる。もし新年度までに菅政権の支持率が思ったように上がらないとすると、2021年7月の東京都議選への影響は必至である。今回の都議選は、与党にとって非常に重要な選挙であり、その後の国政への影響も大きい。

 先述の通り連立相手の公明党が重視しているのはもちろん、自民党の東京都連にとっても、小池百合子都知事や都民ファーストの会に惨敗した、前回2017年都議選のリベンジと位置づけている。また小池氏や都民ファ側も、菅内閣の支持率の低下を見ながら、先日の千代田区長選にみられるように自民との対決姿勢を強めてきている。

 そこで、森内閣と同様に、2021年度の予算を成立させた後、「ピンチヒッター内閣として一定の仕事はした」ということを花道とする辞任が考えられるだろう。支持率の低下に歯止めがかからないとすれば、最短ではこの4月辞職シナリオが考えられる。

 この選択には、春先の時点で、都議選で菅を「選挙のカオ」として勝てるかどうか、ということへの見極めが必要であろう。つまり3月ごろまでの支持率が政権の命運を決めると思われる。

 その後の総選挙の日程は、オリ・パラ後の9月が有力ではないだろうか。

6446名無しさん:2021/02/15(月) 13:43:29
>>6445

9月までねばる「麻生内閣ルート」
 さて、仮にワクチンの接種や、オリ・パラの開催が決定し4月までに少しは支持率が好転すれば、都議選への影響はそれほど大きなものではないかもしれない。そうであれば、菅首相は予算成立後という早期での辞任を選ばず、秋まで政権の維持は可能かもしれない。菅氏にとっては、この4月が正念場なのだ。

 しかし、オリ・パラ以降も大幅な支持率の好転がない場合、次の辞任の可能性は自民党総裁の任期満了にともなう9月末の総裁選ということになる。

 というのも5月にもなって「菅おろし」で政局が混乱していては、7月の都議選までにあまりに時間がなく、選挙の準備が十分に出来ない。同時に、7月23日から予定されているオリ・パラまでにもあまりに時間が足りなく、その準備も満足に出来ないということになる。それでは有権者の批判を招き、結局都議選や、やがて来る衆院選などの選挙にとって不利となる。

 そこで党内の「菅おろし」は一旦落ち着きを見せ、秋の総裁選まで政権は継続する可能性が高い。

 コロナ・ワクチンが行き渡り、オリ・パラが無事に開催された高揚感と経済再生への実感があれば、支持率が好転する可能性もある。場合によっては秋の総裁選を菅は乗り切ることが出来るかもしれない。だが、そうでなければ、菅の政権継続は難しく、オリ・パラを開催したことを花道に辞任という結果となるであろう。

 ここで第二の9月シナリオを検討するために参考にすべき先行事例は、麻生太郎氏を首班とした麻生内閣である。麻生氏は2008年9月24日に、衆参ねじれ国会の中で政権運営に難を抱えていた福田康夫政権の総辞職をうけ、事態の打開のために発足した。

 陽気で明るい人柄から、就任当初は党内から圧倒的な人気を誇り、就任冒頭での解散を考えていたとされる。しかしリーマンショックによる世界的な金融危機への対応を優先させたために、解散総選挙の時期を逸してしまった。奇しくもそのとき麻生首相に解散先送りを進言したのは、菅氏だったと言われている。

 麻生氏は政権運営を続けていく中で、閣僚の辞任も続き、支持率が低下した結果、衆議院の任期間際の解散総選挙という「ジリ貧」に追い込まれたのであった。その総選挙で政権交代が起こり、民主党の鳩山由紀夫内閣が成立した。

 コロナという国難といえる危機に対峙している菅内閣は、リーマンショック後の麻生内閣と似ており、「就任当初の高い支持率での解散総選挙」という機会を逸した点でも共通している。菅氏が9月に総裁を辞職した場合、彼よりは少しでも「選挙に勝てそうなカオ」の新総裁が選ばれ、任期満了の前に衆院選が行われると考えられる。

菅首相の「命綱」は東京オリンピック
 先述の通りここまでの分析は、コロナが沈静化し、東京オリンピック・パラリンピックが開催されるという前提に立ったものである。オリ・パラがなければ、菅政権は短命に終わる可能性もあり、ある意味で、コロナとオリンピックが辞任時期を決めるとも言える。

 というのも、コロナとオリ・パラにより、菅内閣の支持率は大きく変動する可能性があるからである。これらの政策が成功し、感染拡大を防止することができて、国民が「経済が再生した」という実感を共有することになれば、支持率は息を吹き返し、菅内閣が継続する可能性はある。が、党内的に無派閥であり、そのために政権の維持には国民の支持を得ること以外に方法がないといった束縛からは逃れられない。

 およそ政治家は、ひとたび権力を手にしてしまうと、それを失うことに恐怖するようになる。中でも菅氏は、上述の事情のため権力の源泉となる支持率に人一倍敏感なはずだ。権力を失って辞任するにしても、有権者の好感を得られて、本人にとっても次につながる辞め方が理想的である。しかし、そうした辞め方を探すのは非常に難しいといわざるをえない。はたして菅政権の最後は、綺麗な終わり方になるのだろうか。

白鳥 浩(法政大学教授)

6447チバQ:2021/02/15(月) 23:09:35
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210215-567-OYT1T50101.html
「鼻出し」二階氏に批判、自民が急きょアクリル板設置
2021/02/15 20:43読売新聞

「鼻出し」二階氏に批判、自民が急きょアクリル板設置

新型コロナウイルス感染対策で会見室に設置されたアクリル板越しに記者会見する二階幹事長(右)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党は15日、党本部の記者会見場の演台に、新型コロナウイルス対策として飛沫ひまつ感染を防ぐためのアクリル板を設置した。

 党関係者によると、二階幹事長が今月8日、マスクから鼻を出した状態で記者会見した姿がインターネット上などで批判されたため、急きょ設置することになったという。二階氏はこの日、マスクを外して記者会見に臨み、記者団と質疑を行ったが、党関係者は「二階さんは質問が聞きづらかったようだ」と語った。

6448チバQ:2021/02/15(月) 23:44:19
田村厚労相にこれ以上仕事増やすな と
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP2D4DBBP2DUTFK004.html
「孤独」担当、厚労相から坂本地方創生相に 首相が指名
2021/02/12 13:26朝日新聞

「孤独」担当、厚労相から坂本地方創生相に 首相が指名

首相官邸に入る坂本哲志地方創生担当相=2021年2月12日午前8時17分、恵原弘太郎撮影

(朝日新聞)

 菅義偉首相は12日午前、坂本哲志地方創生相と首相官邸で面会し、新型コロナウイルスの感染拡大で深刻化する「孤独問題」を担当するよう指示した。首相は「いろいろな問題が顕在化している。そういったものを洗い出し、各省庁と調整し、総合的に対策を進めてほしい」などと述べたという。

 坂本氏は閣議後の記者会見で「社会全体のつながりが希薄化している中、新型コロナで人の接触機会が減っている」と指摘。自殺防止、高齢者の見守り、子供の貧困などの対策をめぐり、「それぞれの省庁が様々な支援に取り組んできたが、これらをよりいっそう的確に、必要とする方々に届けていく」と述べた。

 孤独担当の新設は、1月28日の参院予算委員会で、国民民主党の伊藤孝恵氏が要求。伊藤氏が「今はどの大臣が担当なのか」と問うと、首相は「厚労大臣です」と答弁。田村憲久厚生労働相は「任命いただいたのかよく分からないが……」と困惑しながら、「孤独問題もしっかり取り組みたい」と述べていた。

 加藤勝信官房長官は12日の記者会見で、首相の参院予算委での発言について「さまざまな課題は、かなりの部分は厚生労働行政にかかる話であり、それを踏まえて話したと思う」と説明。「坂本氏は1億総活躍、子どもの貧困対策などに取り組んできた。調整担当ということで坂本氏が適任と首相が指名したと承知している」と語った。(菅原普)

6449名無しさん:2021/02/16(火) 11:02:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/95e49ba517211459e4a84b2509d30c717038f6f7
自民、1.5億円使途の再説明せず 河井元法相公判では「原資」供述も
2/15(月) 22:13配信
中国新聞デジタル
 自民党の林幹雄幹事長代理は15日、2019年7月の参院選広島選挙区の公示前、党本部が元法相の河井克行被告(広島3区、自民党を離党)と妻の案里元参院議員の党支部へ提供した1億5千万円の経緯や使途に関して「事実関係はもう申し上げている通り。あとは裁判の行方を見守るだけ」と述べ、党として現時点では再説明しない姿勢を示した。

 参院選広島選挙区を舞台にした大規模買収事件を巡る克行被告の9日の公判で、1億5千万円の一部が運動員買収の原資に充てられたとする陣営の会計担当者の供述調書が明らかにされた。菅義偉首相は15日の衆院予算委員会で「使途の詳細は検察に押収された関係資料が返還され次第、党の公認会計士がチェックする」と従来の答弁などと同じ言葉を繰り返した。

 これを受け、押収資料の返還後、党として事実関係を改めて説明するかどうかをただす質問が同日の二階俊博幹事長の記者会見で出たが、二階氏は答えず、同席した林氏が見解を示した。

 また、衆院予算委では立憲民主党の今井雅人氏が「1億5千万円も交付したことが結果的に買収事件を招いたのではないか」と追及したが、菅氏は党としての責任に触れなかった。

中国新聞社

6450名無しさん:2021/02/16(火) 11:04:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb99401a92562083090af1aa60ab439a2ba41368
自民・二階氏「自分で感想考えれば」 記者会見場にアクリル板設置
2/15(月) 20:25配信
産経新聞
 自民党は15日、新型コロナウイルス対策のため、党本部の記者会見場に透明アクリル板を設置した。マスクを外して記者会見に臨んだ二階俊博幹事長はアクリル板の感想を記者に問われ、「あなたも後でここにきてやってみて、自分で感想を考えればいい」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b223e71ec785f49ca4694ba352cf6505601e1c7
自民も会見場にアクリル板
2/15(月) 19:54配信
時事通信
 自民党は15日、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、党本部の記者会見場の演台前に透明なアクリル板を設置した。

 記者との間に挟むことで飛沫(ひまつ)を防ぐためで、これまでマスクを着用して臨んでいた二階俊博幹事長は同日からマスクを外して会見を行った。

 立憲民主党など各党は既に会見室にアクリル板を置いている。一方、菅義偉首相や加藤勝信官房長官らの首相官邸での会見には導入されていない。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a92b80bb7123dc1f8631812dc0543bf91d2764de
「鼻出し」二階氏に批判、自民が急きょアクリル板設置
2/15(月) 20:47配信
読売新聞オンライン
 自民党は15日、党本部の記者会見場の演台に、新型コロナウイルス対策として飛沫(ひまつ)感染を防ぐためのアクリル板を設置した。

 党関係者によると、二階幹事長が今月8日、マスクから鼻を出した状態で記者会見した姿がインターネット上などで批判されたため、急きょ設置することになったという。二階氏はこの日、マスクを外して記者会見に臨み、記者団と質疑を行ったが、党関係者は「二階さんは質問が聞きづらかったようだ」と語った。

6451名無しさん:2021/02/16(火) 11:07:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfe59933e97d2333b8879cc54fd744a8afe15c1f
稲田氏らが森氏発言批判 二階幹事長に女性役員増など緊急提言
2/15(月) 19:22配信
産経新聞
 辞任表明した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視とも受け取れる発言を受け、自民党の稲田朋美前幹事長代行が共同代表を務める議員連盟「女性議員飛躍の会」は15日、党本部で二階俊博幹事長と面会し、党の要職や役員会メンバーに女性議員の登用を求める緊急提言を申し入れた。

 提言には、女性閣僚の倍増や各種選挙で女性候補を将来的に35%とする要求なども盛り込まれ、二階氏は「全くその通りだ」と応じたという。

 森氏の発言について、稲田氏は記者団に「日本が女性の発言を軽視したり、偏見があったりということを世界に知らしめる結果になったことはとても残念だ」と指摘。「日本は男女が不平等な国だと世界に思われたことを払拭する必要があり、これを契機に社会全体を変えていくことが求められている」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b381dbe06a0f746c33802b6f846967c7fc041ca7
党4役への女性起用提言 自民・稲田氏らが二階幹事長に
2/15(月) 19:29配信
時事通信
 自民党の議員連盟「女性議員飛躍の会」の稲田朋美元防衛相らは15日、党本部で二階俊博幹事長と面会し、女性議員を党4役に起用することなどを求める提言書を提出した。

 各種選挙での女性候補者の積極的な擁立を求め、次期衆院選では30%を女性にすべきだと明記した。

 稲田氏は、衆院予算委員会で同党女性議員が所属していないことは問題だと指摘。二階氏は改善を約束したという。

 提言は、森喜朗元首相の女性蔑視発言を念頭に「(会議などで)女性の声が半分に近づかなければ社会のひずみは直らないし、女性蔑視の失言もなくならない」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1556bff8ca0bdd7700a336d3ce058705141dfc3c
党役職に女性登用を 自・女性議員有志が申し入れ
2/16(火) 7:37配信
テレビ朝日系(ANN)
 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言などを受けて自民党の女性議員有志は、党の役職に女性を登用することなどを求める提言を二階幹事長に申し入れました。

 自民党・稲田朋美議員:「今の日本の女性の偏見であったり、そういったものをですね、あと女性の発言を軽視するような、そういう風潮であったり、社会変革を目指すためにやはりここで緊急に提案する意味があると思いました」

 提言では幹事長らいわゆる「党4役」や役員会メンバーに女性を登用することや、閣僚や政府の管理職の女性を倍増させること、国政選挙などで女性候補者の割合を将来的に35%にすることなどを求めています。

 この提言を受けて女性候補者の数値目標を掲げる考えがあるか問われた二階幹事長は、否定的な見解を示しました。

 自民党・二階幹事長:「我々の側から何名にしよう、何名にしようなんていうことを言ってみるところで、それよりも選挙民の皆さんがどうお考えになるかということに、しっかりと耳を傾けながら対応して参りたいと思います」「(Q.女性議員が増えにくいのは社会的障壁があるとお考えか?)障壁なんか全然ありませんよ。我々もなすべきことがあれば、そうしたことに対して配慮していくことは当然のことだと思っております」

テレビ朝日

6452名無しさん:2021/02/16(火) 11:07:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/015179989fa09aeec53ae66f967a7e5fad97b588
自民党の女性議員、幹部への女性登用推進求める
2/16(火) 5:18配信
TBS系(JNN)
 森元総理の女性蔑視発言など一連の問題を受けて自民党の女性議員は、多様性確保のため党幹部などに女性を登用するよう二階幹事長に求めました。

 自民党の「女性議員飛躍の会」のメンバーは15日、会議への女性参画を加速化し発言の多様性を確保することなどを求める提言を二階幹事長に申し入れました。提言では、党幹部への女性登用や、女性閣僚の人数を倍増すること、党の政策立案の中心メンバーに必ず女性を入れることなども求めています。

 稲田元防衛大臣は“森元総理の発言などを契機に社会全体を変えていくことが求められている”などと述べ、女性参画の重要性を強調しました。提言は菅総理らが出席した役員会でも話題となり、女性の意見を尊重し、党運営を行う姿勢を強めていくことを確認したということです。(16日00:16)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9572ff8ae3a24164d9fce520c231ba718b4bbb14
二階幹事長に女性議員“女性登用”申し入れ
2/15(月) 20:54配信
日本テレビ系(NNN)
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長による女性蔑視発言を受け、自民党の女性議員が二階幹事長に対し、女性候補者の比率を引き上げることなどを申し入れました。

稲田元防衛相「今回のことで、やっぱり日本って男女が不平等の国だねと世界で思われたことについても、それを払拭するっていうことが必要だと思います」

稲田元防衛相など自民党の有志の女性議員の会は二階幹事長に対し、次の衆議院選挙などで、女性候補者の比率を当面30%まで引き上げることや、自民党役員に女性を登用することを求めました。

これに対して二階幹事長は、その後の記者会見で「選挙民のみなさんの考えにしっかりと耳を傾けて対応したい」との考えを示しました。

また、女性候補が増えにくい状況については、「障壁はない。女性議員のほうが歓迎される風潮にある」と述べた上で、「我々のなすべきことがあれば、配慮するのは当然だ」と強調しました。

6453名無しさん:2021/02/16(火) 11:08:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb404ce4704091ba386e0d359865a1184a045fd1
二階俊博幹事長が着用 党のマークが入った「自民党マスク」の正体
2/15(月) 19:05配信
NEWSポストセブン
 2月9日、自民党本部で会見した二階俊博幹事長の姿に、SNSが反応した。〈これ、自費で作ったのかな?〉〈いつのまにこんなもの作ってたんだ〉──二階氏の着用していたマスクに、自民党のシンボルマークが描かれていたからだ。これはどんな目的で作られたのか。党本部に聞いた。

「党が制作している『自民党グッズ』のひとつです。最近は国会中継を見た一般の方からも問い合わせも多い。数量限定ですが、自民党サービスセンター(永田町)で販売しています。製造費用など細かい点については答えられません」

 値段はひとつ700円(税込)。洗って繰り返し使える布マスクで、商品の袋には「薄型」「無縫製」「立体形状」といったアピール点も列挙されている。

 購入者によれば、「付け心地はなかなか良かった」という。

 血税260億円を投じた「アベノマスク」が作られてからまだ1年余。政権与党がわざわざ“別のマスク”を作る必要があるのだろうか。

 森喜朗氏の女性蔑視発言を受けて東京五輪ボランティアの辞退者が続出したことについて、「瞬間的なもの」と述べて批判を浴びた二階氏。飛沫はさておき失言を食い止める効果はなさそうだ。

※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号

6454名無しさん:2021/02/16(火) 18:16:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/3955b19c3e5125063e8956d14e9e8fd39f6d16b4
自民・二階幹事長 役員会への“女性参加”を指示
2/16(火) 15:09配信
TBS系(JNN)
 自民党の二階幹事長は、役員会など党の幹部会合に女性議員を参加させることを検討するよう党幹部に指示しました。

 森元総理の女性蔑視発言が問題となるなか、自民党の女性議員は15日、二階幹事長に党幹部への女性の登用や女性閣僚の倍増などを求めました。これを受け、二階氏は16日、役員会や総務会など党幹部が集まる会議に女性議員をオブザーバーとして参加させることを検討するよう党幹部に指示しました。

 「この役員会等で、あるいは総務会等で、どういう議論がなされているのかということが十分ご了解いただくことが大事ですからね。それをご覧にいれようと」(自民党 二階俊博幹事長)

 自民党は党の組織である女性局を通じて、女性議員参加に向けた調整を図ることにしています。(16日13:59)

最終更新:2/16(火) 16:52
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/f58c0d216b48e3a6deeeaba08849ed39231e1e35
自民、女性議員が幹部会議に出席案 ただし発言権はなし
2/16(火) 16:36配信
朝日新聞デジタル
 自民党の二階俊博幹事長は16日の役員連絡会で、党所属の女性国会議員を5人程度ずつ、党の幹部会議にオブザーバーとして出席してもらうことを提案した。今後、どの会議に出席するかなどについて検討する方針だ。

 出席を想定している会議は、党としての方針を機関決定する総務会や、党幹部らが情報共有を図る役員連絡会など。ただ、党幹部らによるとオブザーバーとして出席する女性議員には発言権はなく、あくまで「見学」にとどまる見通しだという。

 二階氏は同日の記者会見で、女性のオブザーバー参加の狙いについて、「どういう議論がなされておるかを十分ご了解いただくことが大事。それをご覧に入れようということだ」と説明した。

 これに先立ち、15日には自民党の議員連盟「女性議員飛躍の会」の共同代表を務める稲田朋美元防衛相らが二階氏と面会。会議への女性参画や各界における女性登用などを盛り込んだ提言を提出していた。(野平悠一)

朝日新聞社

6455名無しさん:2021/02/16(火) 18:16:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/f37fcd008663508f5e9d2bab7f9aedb41f4acc1f
自民、幹部会合に女性議員をオブザーバー参加へ
2/16(火) 16:49配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は16日の党役員連絡会で、党幹部が集まる会議に女性議員のオブザーバー参加を認める方針を示した。女性活躍の推進や党役員を目指す女性議員の育成に役立てたい考え。今後、女性局が中心となり陪席を希望する議員を募る。

 二階氏は同日の記者会見で、「役員会などが男性に偏重されているように言われがちだが、選挙で公明正大に選んできているので問題はない」と指摘。その上で、オブザーバー参加に関し「役員会や総務会でどういう議論がなされているか、ご覧に入れようということだ」と説明した。

 これに先立ち、15日には稲田朋美前幹事長代行が共同代表を務める議員連盟「女性議員飛躍の会」が二階氏と面会し、党の要職や役員会メンバーに女性議員の登用を求める緊急提言を行った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/641a56b5161382e5e5b9c18ff5d2d355b93d1e21
自民、役員会に女性議員陪席へ 二階氏、意思決定「知ってもらう」
2/16(火) 17:04配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は16日の記者会見で、役員会や総務会など党の意思決定を行う重要会合に、女性議員を毎回5人程度、オブザーバー参加させる方針を明らかにした。

 将来の女性幹部の育成が目的。二階氏は「(幹部間で)どういう議論が行われているかを知ってもらうことが大事だ」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/998ada9d17b0097bb1e5d47a2eff1e8dfcd2f316
二階幹事長、女性議員を幹部会議オブザーバー参加へ
2/16(火) 15:22配信
テレビ朝日系(ANN)
 自民党の二階幹事長は党の幹部会議において女性の目線を反映させるべきとの意見があったことを受けて、今後は女性議員を陪席させる考えを示しました。

 自民・二階幹事長:「政治のこの現場、現場だけではなくて、さらにこの役員会等で、どういう議論がなされているのかということが、十分ご了解頂くことが大事ですからね、それをご覧にいれようと」

 さらに、佐藤総務会長も「オブザーバー出席みたいな形で、雰囲気を味わって頂け」と幹事長から指示があったことを明かしました。

 党所属の女性議員を数名、毎回入れ替えて出席させる方針ですが、陪席という形では議決権などがないため「そういうことではない」「カメラに映るだけでいいのか」と疑問視する声も出ています。

 一方、候補者の一定割合を女性とする「クオータ制」について、佐藤総務会長は「地域ごとのしきたりや文化がある」として次の衆院選からの導入には否定的な考えを示しました。

 まずは比例区や現職議員が引退したいわゆる「空白区」などで女性候補の擁立を促していく方針です。

テレビ朝日

6456名無しさん:2021/02/16(火) 18:27:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/94b3c0f554d1693701a77bf346a0d6a737620eca
自民、3月21日に党大会 衆院選方針を決定
2/16(火) 12:08配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は16日の記者会見で、3月21日に東京都内のホテルで定期党大会を開催すると発表した。

 菅義偉首相(党総裁)の就任以降、初めての開催。秋までに行われる次期衆院選への対応など、今後の運動方針を決定する。

 党大会には例年、国会議員ら約3000人が参加してきた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年は中止。今年は感染防止のため、会場を国会議員のみに限定し、地方組織の代表者はオンラインで参加する。

6457名無しさん:2021/02/16(火) 18:34:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9638f8b291d0c84491c27d5188b2d44ea3c20d8e
低空飛行だが墜落せず?菅政権発足5カ月 鍵握るワクチン接種
2/16(火) 16:02配信
47NEWS
 逆風下にある菅義偉首相だが、意外なことに与党内では「なんとか墜落せずに持ちこたえる」と延命予想が膨らんでいる。永田町に「菅降ろし」の動きは見えない。新型コロナウイルス感染の第3波収束とワクチン接種の進捗に伴い、政権運営は低空飛行の安定期に入ったのか。2月16日で発足5カ月となった菅内閣の“現在地”を、世論調査を手がかりに分析した。(共同通信=杉田雄心)

 ▽臨界点は支持率30%

 「感覚的に30かな」。自民党最大派閥の細田派幹部は「内閣支持率がどこまで落ちたら政局になるか」との問いに、こう答えた。そして2月6、7両日の共同通信社電話世論調査の支持率が38.8%だったのを踏まえた上で、「このまま菅内閣で衆院選に突っ込む確率が高い」と付け加えた。

 どうして、不人気内閣のまま、選挙を迎えることができるのか?後手に回っているコロナ対応、女性蔑視発言による森喜朗氏の東京五輪・パラリンピック組織委員会会長辞任、首相長男の総務省幹部への高級接待、自公議員の夜の銀座訪問…。政権のマイナス材料を数え上げれば、きりがない。秋までの自民党総裁選と衆院選をにらみ、「ポスト菅」へのうごめきが表出してもおかしくない。

 過去の世論調査結果を振り返ると、「30」には、経験則が導く特別な意味があったのだ。最近20年の内閣支持率の変遷のグラフを見てほしい。共同通信社世論調査は携帯電話を対象に追加するなど手法の変化があるため、厳密な比較はできないが、大きな傾向は十分つかめる。

 赤い楕円でくくったのが6人の首相による短期政権期。この期間の内閣はいずれも、どこかで支持率が30%を下回った。重要なのは、落ち込んだ後に50%を超えて上昇した動きは、全て首相の交代を伴っていることだ。裏返すと、冷徹な現実が浮かぶ。「内閣支持率が30%を下回ったら、その首相の下では支持率は復活しない」―。

 菅内閣支持率は昨年11月の63.0%から50.3%(12月)、41.3%(1月)、38.8%(2月)と続落が止まらない。立憲民主党の長妻昭副代表は「徐々に下がる傾向は変わらないだろう。森喜朗さんの女性蔑視発言の際は、首相しか辞任の鈴を付けられなかったが、やり切れなかった。煮え切らないと世論に思われている」と、世論離反の加速を予想した。低落傾向が進み30%を切るという見立てだ。

 一方、公明党の山口那津男代表は取材に「油断できないけれども、これからの取り組みにかかっている」と低落が底を打つ可能性に言及した。2月の落ち込み幅が小さく、30%台に低迷していても、30%を切っている訳ではないことを踏まえた発言だ。

 双方とも政界の化学変化が起きる臨界点「30」を意識しているとみられる。

 ▽「指導力発揮」で支持に転換?

 次に、世論調査で毎回質問している「不支持理由」に視点を移したい。安倍、菅内閣にまたがる過去1年の不支持理由の変化を見ると、次のグラフのようになる。

 見えてくるのは「首相に指導力がないから菅内閣を支持しない」とする世論が多いことだ。2020年11月以降の不支持率の上昇と、グレー線の「首相に指導力がない」はほぼ連動している。

 不支持理由のうち、この「指導力がない」は「首相にふさわしいと思えない」「首相が信頼できない」と比べて反感の度合いが弱いと言える。

 2020年、安倍内閣の不支持率が高かったときの理由は「信頼できない」が多かった。桜を見る会問題に象徴される詭弁と独善的対応に対し、多く人がノーを突き付けた表れだ。この安倍内閣の不支持層を、支持に転じさせるのは難しい。

 それに比べ、菅内閣の不支持層は、支持に変わる余地がある。指導力の発揮と言えば、目下の情勢ではコロナ感染対策だ。山口公明代表は取材に「今まで『首相に指導力がない』というのがどんどん増えていたが、これがちょっと戻している。だから、『ワクチン接種の準備に不安はあるが、しっかりやってもらいたい』という期待感の裏返しだ」と解説した。

6458名無しさん:2021/02/16(火) 18:34:41
>>6457

 ▽派閥の支持、野党の体たらく

 最近、菅首相に2つの小さなサプライズがあった。一つは、のど飴の差し入れだ。せき込む様子を見た麻生太郎副総理兼財務相が心配して贈った。「麻生派は首相の後ろ盾、という重要なメッセージを感じ取った」(首相周辺)という。

 もう一つは細田派の下村博文政調会長の2月4日の衆院予算委員会での質問だ。締めくくりで「菅総理にエールを送りたい。自民党は全力で支えていく。国民の安心安全だけ考えて思い切ってやっていただきたい」と激励した。

 下村氏は1月には「4月の補欠選挙の結果次第で政局になる」と発言。次の首相を狙っているとされ「政調会長ならぬ『政局』会長」とやゆされた。そんな下村氏が一転した背景は「細田派を実質的に統括する安倍前首相が、派閥として菅首相を支えることを明確にするよう強く伝えた」(党関係者)という。

 党内第1、第2派閥である細田派、麻生派に加え、幹事長職を持つ二階派の支持があれば政権基盤は強い。野党第1党の立憲民主党の支持率が伸びない「体たらく」も変わらない。だから、30%台に内閣支持率が低迷しても、菅内閣が続くとの楽観論が今は与党内に広がる。

 ▽ワクチン最優先

 しかし、派閥の支持も野党の低迷も、全ては移ろいやすい世論の動向が左右する。内閣支持率が臨界点となる30%を割り込めば、一気に局面が転換するもろさをはらむ。

 さらに、秋にかけて想定される自民党総裁選から衆院選への流れが議員心理を敏感にする。閣僚経験者は「次の総理総裁は、選挙に勝てるかどうかが唯一無二の基準となる」と指摘する。

 国会答弁にも慣れ、喉の調子も戻った菅首相。内閣支持率に直結するワクチン政策を政権の最優先課題とする。

 まずは医療従事者からで、4月以降に住民への接種が高齢者から始まる。輸入に頼り、国と市町村との連携が問われる前例のない事業が綱渡りとなるのは間違いない。

 菅首相は15日、「ワクチンは感染対策の決め手であり、なんとしても全ての国民に安心して接種していただけるような態勢を速やかに構築しなければならない」と強調した。17日に接種が始まるワクチンには国民の健康だけではなく、政権の浮沈が懸かっているからだ。

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6459名無しさん:2021/02/16(火) 19:02:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/7576e7da34b6a09ea85fbec8564e400911607e51
森喜朗氏vsマスコミ「失言報道」の歴史 「報道は意図的」なのか?
2/16(火) 16:05配信
NEWSポストセブン
〈恨み節残し途中退席、森会長「意図的な報道があった」〉(読売新聞オンライン 2021年2月13日)
〈奔走7年 志半ばの退場 森喜朗氏「解釈の問題だが迷惑かけた」〉(産経ニュース 2021年2月12日)

 2月12日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「女性蔑視発言」の責任を取って辞任表明した。同日の組織委の評議員と理事による合同懇談会では、上記の見出しにあるように「多少、意図的な報道があった」とも口にしたという。

 今回の問題発言の翌日には、『プライムニュース』(BSフジ・2月4日放送)に出演。反町理キャスターから〈森会長の発言。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」。「組織委員会も女性は7人くらいおられるが皆わきまえておられる」。発言と撤回の真意は〉と問われると、森氏は〈女性を蔑視する意図ではない。発言の前後が消えている〉と答えていた。

 森氏の発言は、今回だけでなく過去にも何度となく問題視されてきた。それらの直後の弁明では、どんな言葉を述べていたのだろうか。

 自民党、社会党、新党さきがけの3党連立による村山富市内閣の1995年5月10日、自民党の森幹事長は内外情勢調査会の講演でこう話した。

〈三党連立がこういう形で続いていることは、国民には必ずしも満足感がない。いらいらも出てくる。首相自身も、第一党でない党首が内閣をつくることについては、過渡的な内閣であり、おのずと仕事に限界がある、ということを吐露されている〉(1995年5月11日・読売新聞)

 読売はこの一部を切り取ったわけではなく、以下の発言も記している。

〈ただ、森氏は同時に「そういうことが伝わると、村山首相は投げ出すと受けとられるから気を付けなければならない。自民、さきがけ両党も、さらに協力して首相を支えて行くことが大事だ」と強調した〉(前掲紙)

 森氏には〈そういうことが伝わると、村山首相は投げ出すと受けとられる〉と分かっていながら、〈過渡的な内閣であり、おのずと仕事に限界がある、ということを吐露されている〉と自ら伝えてしまうという矛盾が生じていた。読売が〈村山首相、退陣意向もらす 「過渡的内閣に限界」 森自民党幹事長ら周辺に〉と見出しを打つなど、各紙とも森氏の発言を取り上げ、大ニュースとなった。

 これには与党内から批判が相次いだ。特に、野中広務自治相は手厳しくコメントした。

〈公邸内での話を公の場所で話すのは(問題がある)、しかも最大与党の幹事長というのは誠に重大な責任だ。こういうことをするのは政治家の資質に欠けているとさえ思う〉(1995年5月13日・産経新聞)

 森氏は対応に追われ、自らの意図を述べた。

〈「連立の難しさに理解を得たいという趣旨だ」としたうえ、「私が一番強く村山政権を支えている」と述べた〉(1995年5月12日・読売新聞 ※11日の記者会見で)
〈「報道は真意を伝えていない」「村山首相の限界でなく連立の限界を指摘するためのもの」などと、説明した〉(1995年5月13日・朝日新聞 ※12日の総務会などで)

6460名無しさん:2021/02/16(火) 19:02:18
>>6459

 森氏の地元・石川県の地方紙『北國新聞』にはこんな一文も載っている。

〈「軽々に話すような内容ではない。幹事長には狙いがあったはず」と、自民党内では森氏が仕掛けに動いたとの見方も一人歩きしている〉(1995年5月14日・北國新聞)

 今思えば、特に狙いはなく、軽々と話してしまったのではないか、とも思える。見方を変えれば、当時は『森氏=失言』のイメージは定着していなかった。地元紙という性質も考慮に入れなければならないが、まだ〈狙いがあったはず〉という予想を書けるほどだったのだ。

 この時点で、森氏が幹事長という立場を頭に入れるべきだと思考を変えれば、その後の失言は生まれなかったかもしれない。しかし、森氏は前述のように〈報道は真意を伝えていない〉と不満を持っていた。

 その苛々は、年を追うごとに募っていく。自民党、自由党、公明党の連立内閣時代の1999年11月2日、自民党の森幹事長は東京・赤坂プリンスホテルでの懇談会で、次の総選挙について私見を述べた。

〈今の衆院選挙制度ではどんなに努力しても過半数を取るのは難しい。この間取った二百三十九を(次回も)取れるとは毛頭考えられない〉(1999年11月3日・読売新聞)

 すると、党内の加藤紘一氏や山崎拓氏、伊吹文明氏などから「過半数を目指すべき」という声が続出。森氏はまたしても弁明に追われた。

〈過半数を求めて努力するのは当然で、講演でもそう申し上げた。一部だけが報道されて遺憾だが、党の皆さんに心配をかけたことはわびたい〉(1999年11月6日・産経新聞)

 マスコミ不信を増大させていた森氏は、小渕恵三首相が倒れる直前の2000年3月に異例の表明をした。地元後援会などの会合の取材は地元の報道機関のみにしてほしいと石川県政記者会に申し入れたのだ。理由は以下だ。

〈秘書は「後援会など身内の会合で発言した内容を、自民党幹事長としての公の場での発言のようにとらえられると、真意が伝わらず、誤解を受ける。幹事長として話す場合は、担当記者が来る」ことなどを挙げた〉(2000年3月24日・朝日新聞)

 この提案は拒否された。森氏は、講演会でのリップサービスを大々的に報じるのは辞めてほしいと願ったのだろう。その場のノリで発した言葉を書いてほしくないという思いもあったはずだ。しかし、文章を吟味する時間もあり、誰もが読める出版物でも、森氏は筆を滑らせている。

 1999年出版の著書『あなたに教えられ走り続けます』(北國新聞社)の目次には、〈白紙答案で産経新聞に入社〉という項がある。

 同書によると、産経は1960年度の新卒採用予定がなかった。しかし、早稲田大学4年生で雄弁会の森氏はマスコミを志望し、政治家の紹介で水野成夫社長との面会に成功した。水野氏は秘書室長に「産経新聞の担当者を紹介してやってくれ」と指示し、森氏は産経本社を訪れた。その場で「わかった。追って連絡がいくから」と返答されたが、年が明けても何の音沙汰もない。業を煮やして電話すると、「新人は採用しない」と告げられる。

 それでも諦めず、なんとか入社試験の約束を取り付けた。テストは自分を落とすための口実と考えた森氏は、答案用紙に「天下の水野成夫氏は前途有望な学生をつぶすようなことがあってはならない」というようなことだけを書き、合格を勝ち取ったという。

6461名無しさん:2021/02/16(火) 19:02:29
>>6460

 首相になった直後の2000年4月24日の衆議院予算委員会で、社民党の保坂展人氏が同書の記述について追及した。

〈保坂氏は「コネ入社ではないか。恥ずかしいと思わないのか。若い人に悪い影響を与える。回収する考えはないのか」とただした。首相は「もう少し勉強しておけばよかったと反省している」としながらも「企業側は試験だけでなく、人間性を見るとか、運動部で鍛えたところを見るとか、多面的な要素を考えてほしい」と答弁。収まらない保坂氏は「首相が平然としていられることに不快感を覚える」と捨てゼリフを残した〉(2000年4月25日・日刊スポーツ)

 そして1か月も経たない5月16日、森氏は『神道政治連盟国会議員懇談会』の結成30周年記念祝賀会で「日本の国は天皇を中心とした神の国」と言い、批判を浴びた。代議士引退直前、こう話している。

〈私が言いたかったのは、「親子の間で殺人が起きる時代だ。これは机上の勉強、啓蒙だけで済む問題ではない。結局は宗教の理念が大事で、命を大切にする神様、仏様の考えが必要になってくる」ということ。「神の国」のほかにも、「キリスト様も、マリア様も、日蓮さんも、親鸞上人も、自分の心に宿る宗教文化が日本にはある」と言っているんですが、例の部分だけ取り上げられたんです〉(2012年8月27日号・日経ビジネス)

 これには、同情の余地があるかもしれない。一部を切り取って問題視する報道を許せないという心情も理解できる。一方、当時の読売新聞は発言の全文に言及した上で、こう書いている。

〈発言の全文を見ると、首相が言いたかったのは、一連の高校生による殺人事件などを念頭に、子供たちに命の大切さを教えるため、宗教教育を積極的に取り入れていくべきだという趣旨だったとわかる。首相も、憲法の主権在民や信教の自由を否定し、戦前のような天皇制に戻そうと考えているわけではあるまい。しかし、「神の国」発言は、そうした誤解を招きかねない表現である。現に野党は「憲法違反」との批判を強めている〉(2000年5月17日・読売新聞)

 この論評は、発言の意図も汲んだ上で、“誤解を招きかねない表現”と綴っている。森氏には前後の発言を聞けば国民が理解してくれるはずという自負がある一方、“誤解を招きかねない表現”に注意を払う様子がなかった。当時、既に森氏とマスコミの間には敵対関係が生まれていたようにも見える。その背景を考慮して警戒すれば、騒動は起きなかっただろう。もちろん、切り取る傾向のあるメディアも問題視されて然るべきだろう。

 森氏は首相就任以前から失言が取り沙汰され、弁明の場になると〈報道は真意を伝えていない〉〈一部だけが報道されて遺憾〉などと述べていた。25年以上前から現在まで森氏の根底には、「全文を読めばわかる」という考え方があったようだ。

 しかし、今回のいわゆる女性蔑視発言は全文を読んでも、アウトだと感じる。これからも、政治家とマスコミの間で“切り取り論争”は起こるに違いない。報道側が明らかに切り取ったと判断できる場合もあるだろう。逆に、全文を読んでも変わらないのに政治家が切り取り批判の風潮を利用し、自分に有利に進めるケースも生まれるはずだ。

 現在は、受け取る側が発言の全文を読めるような状況になりつつある。決して先入観を持って結論ありきで見るのではなく、ひとつ一つの事柄をフラットな状態で判断していきたい。(文中の役職、所属政党などは当時)

■文/岡野誠:ライター。著書『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)では、いわゆる『ビッグ発言』前後のマスコミ報道を徹底的に調査。当時の新聞雑誌記事のみならず、記者会見当日のワイドショーのVTRまで入手して事細かに分析した。1980年代以降、芸能マスコミがどのように変貌していったかも詳細に綴っている。

6462チバQ:2021/02/16(火) 23:04:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/277a735e84e378a0d26e72204098d4cfa573309a
自民・世耕氏、コロナ・孤独問題で存在感
2/16(火) 21:59配信


産経新聞
会見で記者団の質問に答える自民党・世耕弘成参院幹事長=16日午後、国会内(春名中撮影)

 自民党の世耕弘成参院幹事長が新型コロナウイルス禍で存在感を高めている。ワクチン接種をめぐる地方自治体の要望や、孤独に悩む人々の声を吸い上げて政府に対策を求めるなど参院自民の独自色を打ち出しているためだ。一方、野党は世耕氏が歴代の参院自民幹事長に比べ首相官邸や衆院の意向に従順だとの印象を持っており、「良識の府」の役割を果たせていないと不満げだ。


 「地方自治体の真剣な声に耳を傾け、ワクチンの円滑な接種に努めてほしい」

 世耕氏は9日、1012市区町村・団体などから寄せられたヒアリング結果を河野太郎ワクチン担当相に手渡す際、こう要望した。ヒアリングはワクチン接種の疑問点などを洗い出すために世耕氏が発案。「医師の数が足りず計画を立てづらい」(熊本県南関町)などの意見が寄せられた。

 世耕氏が座長を務める「不安に寄り添う政治のあり方勉強会」も精力的に活動。アンケートを通じて、コロナ禍の不安に関する1万3000件以上の声を集めた。世耕氏は16日の記者会見で「18日にコロナ禍の不安に関する緊急提言案を議論し、結果を関係各所に持っていきたい」と意欲を示した。

 参院自民関係者は、世耕氏について「官房副長官として長年、首相官邸で経験を積んだこともあってか政治的センスが高い。発信力もある」と語った。

 一方で参院の野党側には、首相官邸や衆院の「言いなり」(国民民主党参院幹部)といった厳しい見方がある。改正新型コロナウイルス特別措置法をめぐる与野党の修正協議は、衆院側の主導により刑事罰削除などで折り合った。

 「衆参2日ずつの審議」という異例のスピードで今月3日に成立させた日程も、参院への法案送付前に水面下で決まり、参院側には二院制の役割が果たせていないとの不満が募る。

 立憲民主党の参院幹部は「青木幹雄氏や村上正邦氏、吉田博美氏ら過去の自民の参院幹事長には『衆院や官邸の言いなりにならないぞ』という信念があったが、今は感じられない。参院全体として独自性を発揮できなくなった」と語る。

 野党側には、衆院議員へのくら替え話が絶えない世耕氏の下では参院の存在感は高まらないとの見方もある。「良識の府」のキーマンに上り詰めた世耕氏の今後の言動が注目される。(今仲信博、田中一世)

6463チバQ:2021/02/17(水) 11:36:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ddbce178b4ac1d770694d556bd6f6d703a07a68
自民党・白須賀衆院議員 緊急事態宣言下に麻布「高級ラウンジ通い」写真
2/17(水) 11:12配信
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白須賀貴樹衆院議員 &copy;共同通信社
 自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)が緊急事態宣言下において、午後8時を過ぎてから港区の高級会員制ラウンジを訪れ、午後10時まで滞在していたことが「週刊文春」の取材で分かった。

 白須賀氏は2012年に千葉13区で初当選。安倍晋三前首相や森喜朗元首相らを輩出した清和政策研究会(細田派)に所属し、2018年10月から2019年9月まで文科政務官を務めている。

 2月10日の夕方、衆院予算委員会を終えた白須賀氏は事務所の車で六本木へと向かう。一人でマンションに入っていくと、約10分後、若い女性を連れて外に出てきた。二人はタクシーで赤坂に向かい、午後6時過ぎに高級フレンチレストランに入店。午後8時20分頃まで1万円以上のコース料理を堪能した後、タクシーで麻布十番に。そして午後8時34分、二人で会員制の高級ラウンジ「X」へと入店した。

「『X』は看板を出しておらず、自粛要請の中でも夜8時から深夜1時まで営業している。席料は60分1万円からで、銀座に飽きた芸能人やスポーツ選手がお忍びで訪れる穴場です。白須賀先生も以前から秋元司先生ら議員仲間とよく使っています」(「X」関係者)

 白須賀氏は同店に午後10時まで滞在し、その後タクシーで自宅マンションへと帰宅した。

 政府は1月8日の緊急事態宣言発令に伴い、二階俊博幹事長が自民党の国会議員に対して「飲食を伴う会合への参加」と「午後8時以降の不要不急の外出」の自粛を要請。1月に深夜まで銀座のクラブに滞在していたことが発覚した4人の与党議員のうち、公明党の遠山清彦氏は議員辞職、自民党の松本純・元国対委員長代理ら3議員は離党している。この“夜の銀座”事件を受け、自民党の衛藤晟一党紀委員長は2月1日付で、次のような自粛令を所属議員に重ねて通達していた。

〈各位におかれては、今般のことを機に、改めて自ら行動を厳しく律し、有権者の皆様からいささかも批判を受けることのないよう、党紀委員長として強く要請いたします〉

 2月16日、白須賀氏を電話で直撃した。

白須賀氏は直撃取材に何と答えたか
――二階幹事長の外出自粛要請を破ったことは?

「ないですね」

――20時以降に接待を伴う飲食店や、クラブやラウンジに行ってませんか?

「ないですね」

――銀座や麻布十番のラウンジに出入りしていない?

「質問は書面でいただけたらありがたいんですけど」

 そう言うと電話は切れた。

 事務所に書面で問い合わせると、午後8時以降にラウンジを訪れたかについては回答せず、同行していた女性との関係についてのみ、「交際している事実はございません」と答えた。”夜の銀座”事件で厳しい批判を受けた後だけに、自民党の対応が注目される。

 緊急事態宣言下に白須賀氏はなぜ、このラウンジを訪れたのか。そこには元アイドルで、現在はモデルをしている一人の女性の存在があった――。

「週刊文春」2月18日(木)発売号では、白須賀氏が訪れたラウンジに勤める女性との“パパ活”の実態や、夜の街での豪遊の様子などについて詳報する。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月25日号

6464チバQ:2021/02/17(水) 12:22:13
白須賀は公認差し替えになりそうですね

6465チバQ:2021/02/17(水) 16:49:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/f467095dcf107d24bc57df56e7b82bf4335b8e72
自民・白須賀議員が離党 宣言下の夜、高級ラウンジに
2/17(水) 15:51配信

取材に応じる自民党の白須賀貴樹衆院議員=2021年2月17日午後1時31分、東京・永田町の自民党本部、恵原弘太郎撮影
 自民党の白須賀貴樹衆院議員(千葉13区)は17日、緊急事態宣言下の夜に東京都内の接待を伴う飲食店に行ったとして、党に離党届を提出し、持ち回りの党紀委員会で了承された。白須賀氏は記者団に対して議員辞職を否定したが、次期衆院選への立候補は見送る考えを示した。

 文春オンラインが同日、白須賀氏が2月10日午後8時すぎから午後10時まで、女性を伴って東京・麻布の高級会員制ラウンジに滞在していたと報じた。

 白須賀氏は17日、記者団の取材に「コロナで自粛する方の気持ちを踏みにじる形で、本当にすみませんでした」と謝罪。報道の事実関係を認めたうえで、「売り上げに苦しんでいる飲食店の方々もいる。知り合いのお店だからということで、生意気ですけども、少しだけでも売り上げに貢献したいと思った」と述べた。議員辞職については、「(地元の)予算をとるため、陳情を受けるために頑張っていきたい」と否定する一方、次期衆院選には「出馬をいたしません」と話した。
朝日新聞社

6466名無しさん:2021/02/17(水) 19:59:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd270406193dc4a9033cb6569530127298d24c3d
自民党総務会に女性議員5人程度オブザーバー参加…二階幹事長方針
2/17(水) 0:03配信
読売新聞オンライン
 自民党の二階幹事長は16日の記者会見で、党の総務会などの重要会合に、毎回5人程度の女性議員を参加させる方針を示した。政策決定プロセスや党務を学ぶ機会を増やし、女性幹部の育成につなげる狙いがあるという。

 二階氏は「(幹部間で)どういう議論がなされているか、十分了解いただくことが大事だ」と述べた。基本的にオブザーバー参加となる見通しで、党女性局が人選を進める。

6467名無しさん:2021/02/17(水) 20:57:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f556c351621140a21d3c749261923221dcf4d12
森発言に対し「わきまえない女でありたい」――稲田朋美議員に聞く、自民党という男社会
2/16(火) 18:02配信
Yahoo!ニュース 特集
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長による「女性の多い会議は時間がかかる」発言に対し、国内外で「女性蔑視」との批判が巻き起こった。自民党・稲田朋美元防衛相は自身のTwitterに、「私はわきまえない女でありたい」「女性も臆せず意見を言うべきだから」などと投稿した。自民党内からの踏み込んだ発言。真意は何なのか、森発言はなぜ起きたのか。稲田氏に聞いた。(インタビュー:ジャーナリスト・森健、構成:Yahoo!ニュース 特集編集部)

――森喜朗会長が「女性蔑視発言」の責任を取り、辞任を表明しました。所感を聞かせて下さい。

稲田氏:今回の発言(の影響)が長引いたこともあって、世界から「日本は男女平等が実現されていない」「男女不平等の国」と受けとられることもあったのかと感じます。そういったなかで、森会長が重い決断をされたのだと思います。

――問題の発言をどう受け止めましたか。

稲田氏:日本に潜在的にある、女性の発言を軽視したり、偏見をもって捉えたりする風潮を表しているのではと感じました。

Twitter投稿の真意
2月4日、稲田氏はTwitterに「私は『わきまえない女』でありたい。なぜなら、女性も少々空気読めないと思われても、臆せず意見を言うべきだから」と投稿した。ただし稲田氏は「保守系」の議員として活動をしているため、投稿に対しては、「がっかりした」「そんな人だと思わなかった」などの批判が一部の支援者からあったという。発信の真意はどこにあったのか。

稲田氏:世の中の人が私をどう見ていたかなんですけど、ずっと「わきまえない人」だったんです。政治の世界で男性議員だったら、何かを通す際は8割ぐらいの力でもよいのかもしれません。しかし、女性議員の場合、100%の力でやりきるぐらいでないと成し遂げることはできないんです。「わきまえない」ぐらいでないとやってはいけない。
それに「わきまえる」「わきまえない」っていう言い方は、単に女性に対してだけでなく、上の人が会議で決めてきたことに対する姿勢も指していると思います。会議の場で(キャリアの浅い議員が)「おかしいですよね?」と声を上げることは、「わきまえない人」ということになる。でも国会議員である以上、おかしいと感じたことには異論を唱えないといけないのではないでしょうか。

――Twitterに投稿した後、党内の空気感は変わりましたか。

稲田氏:日本社会のありよう、あるいは女性の政治参画、会議のありかたなど党内の議論がもっと活発になるのかと思いました。しかし、そうでもなかった。寂しいなと感じました。

6468名無しさん:2021/02/17(水) 20:58:13
>>6467

森発言の背景
森会長の女性蔑視の発言はなぜ起きたのか。背景として指摘されるのは、政治の世界における圧倒的な男性優位性だ。一般企業は大きく変わりつつあるのに、政治の世界では男性優位の状態が長く続いていて、その延長として森会長の発言があるのではないか。森会長は、かつて自民党の派閥「清和政策研究会」の領袖で、稲田氏は現在そこに所属している。

稲田氏:私が国会議員になって16年、女性の国会議員はまったく増えていません。(衆議院で)1割という水準がずっと続いている。日本の総人口に占める女性の割合は約半分です。女性の意見が政策にもっと反映されてよいはずなのに、現実は違います。女性議員の数が少ないから、女性の意見は切り捨てても構わない、軽く扱っても構わない。そんな雰囲気を感じてきました。
日本のジェンダーギャップ指数は153カ国中121位です。経済界でも女性がトップに就くことがとても少ない。このことを言っても、党内で「大きなことだ」と捉えられたことはありません。

――自民党の部会や会議でも「男性優位」が続いているのでしょうか。

稲田氏:その場にいる女性議員がひとりだけ、という会議も珍しくありません。でもそれで発言を控えることは、私はしていないんです。議員を16年もやっていますので。けれども、各政策を議論する部会の前段階ですよね。その政策に詳しい議員たちが集まって大枠の方向性を決めてしまうことがあります。非公式な場ですね。納得がいかなければ後からひっくり返すこともできますが、意思決定のコアな部分に女性が入れていないな、とは感じます。
女性も入れて欲しいと、党に何度も提言をしてきました。ただ、満足な答えが返ってきたことはありません。「わかりました」「そうだね」とは言うものの、状況が変わることはありません。

――男性優位の現場といえば、「夜の会食」もあります。コロナ禍以前は連日あるのが当たり前でした。夜遅くまでこういった場に出るとなれば、子育て中の女性議員にとっては負担です。

稲田氏:女性で議員になりたい人が少ない原因に、「育児と仕事の両立」があるのは間違いありません。そもそも、子育てをしている女性が政治家だ、という視点が当たり前ではない。衆議院の規則は2001年に改正され、議会の欠席届の理由に出産と明記できるようになりましたが、それまでは出産・育児を理由にした欠席届はなく、「事故」扱いでした。いまだに女性の出産を想定していない地方議会は少なくないようです。

――夜の会食を通じて「男同士の絆」を確認したいという議員もいるかと思います。「おれとお前」という関係性を基盤に、事前の相談や根回しを進めることもあるでしょう。女性議員として疎外感をもったことはありますか。

稲田氏:それはしょっちゅうです。男性同士で「昨日はありがとう」「お世話になっている」「(この人は)兄貴みたいな存在だから」とか、そういう盛り上がりかたをすることは多い。そこに女性って入りにくいですよね。(男同士の)絆っていうのは……「違うな」「真似できないな」と感じます。

女性議員を増やす活動
女性議員を増やし政策に反映させようと、稲田氏は2019年に議員連盟「女性議員 飛躍の会」を発足させ、共同代表に就任した。会では、選挙候補者の3割を女性にすべきという提言もしている。

稲田氏:16年前、議員になりたての頃は、女性の割合を一定数に定めるクオータ制には反対でした。議員になったら男も女も関係ないと思ったからです。しかし、先ほど触れたように、16年間で女性議員の数が増えないことによる問題点も多く見てきました。だから考えを変えました。女性に寄り添った政策を作るために数を増やさなければならない。そのためのクオータ制なんです。最終的に有権者に選んでもらう必要があります。決して女性に「下駄を履かせる」ための施策ではありません。

6469名無しさん:2021/02/17(水) 20:58:25
>>6468

わたしたちにも責任があった
稲田氏は議員連盟で積極的な活動をしているが、これまでも「男性優位」を変える機会はあったのではないか、という疑問もある。これについては「わたしたちにも責任はあった」と認めた。

稲田氏:女性議員飛躍の会の会合で、メンバーからこんな話が出たんです。森会長の発言があった会議で笑い声が起きたという報道がありますね。「もし、自分があの場にいたら笑ったかもしれない」というんです。本心は違っても、雰囲気に流されてしまったかもしれないと。

――男性優位の自民党を認めてしまったところはありますか

稲田氏:男社会のなかで、うまく寄り添って生きていく。そういう選択をしたことも私自身ありました。責任はあったかなと思います。わたし自身、男性議員から「総理を目指すなら癒し系になった方がいいよ」と言われ、「何言っているのよ」とはっきり反論せず、「そうだね〜」と言って終わらせてしまった経験があります。

――稲田さんは2017年、陸上自衛隊の南スーダンの日報隠蔽問題で防衛大臣を引責辞任されました。著書では「挫折があったからこそ気づいたことがあまりに多い。人間、あまりに順調だと、周りの人の痛みに鈍感になる」と書いています。この経験も今に繋がっていますか。

稲田氏:防衛大臣時代の経験は非常に大きいですよね。大きな失敗であり、私にとっては試練でした。ただ、あのときがあったから、少し外れてしまう人だったり、排除されたり、後ろ指を指されたりする人のことが「自分ごと」になったんです。

――女性の声を大きく、増やしていくこと。この施策を進めるために、今後超党派の動きにつながることはあり得ますか。

稲田氏:衆院選が近づくなかで、小選挙区で戦うことになる他党の女性議員と活動できるかというと、ハードルは高いかもしれません。ただし、女性の声が政治に反映されない、そもそも女性議員が少ないという問題に与党も野党もないと思うんです。自民党は自民党で問題を抱えているけれど、野党がバラ色かといえばそんなことはありません。わたしは超党派で取り組んでよいと思います。


稲田朋美(いなだ・ともみ)
1959年2月20日生まれ。福井県出身。早稲田大学法学部卒業後、弁護士に。2005年の衆院選で自民党公認候補として立候補し、初当選(福井1区)。現在まで当選5回。第二次安倍政権で党政調会長、防衛大臣などを歴任。2019年、党内で議員連盟・女性議員飛躍の会を結成。共同代表に就任する。

森健(もり・けん)
ジャーナリスト。1968年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、総合誌の専属記者などを経て独立。『「つなみ」の子どもたち』で2012年に第43回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『小倉昌男 祈りと経営』で2015年に第22回小学館ノンフィクション大賞、2017年に第48回大宅壮一ノンフィクション賞、ビジネス書大賞2017審査員特別賞受賞。

6470チバQ:2021/02/17(水) 21:01:30
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/entertainment/tokyosports-2770623.html
離党した白須賀議員は〝魔の3回生〟過去に醜聞だらけ
2021/02/17 15:59東スポWeb

離党した白須賀議員は〝魔の3回生〟過去に醜聞だらけ

白須賀貴樹議員

(東スポWeb)

 緊急事態宣言下に自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)が高級会員制ラウンジに行っていたと「文春オンライン」が17日に報道したことを受けて、白須賀氏は即日離党届を提出した。自民党からは松本純衆院議員ら3人が銀座の高級クラブに宣言中に行っていたとして離党している。

 白須賀氏は店長が知人だったと言い、「売り上げに貢献したかった」などと報道陣に説明。文春オンラインで報じられたパパ活疑惑については否定している。

 白須賀氏は醜聞の多い〝魔の3回生〟の1人。これまでもニュースをにぎわせてきた人物でもある。

 2018年には党内の会議でマタニティーハラスメントと受け取れる発言をして物議をかもした。19年に文科省政務官だったころには緊急時に備えて東京にいないといけない「在京当番」の日に選挙区の千葉に帰っていたことが問題視された。20年にはカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件でも名前が報じられていた。

 次の衆院選には出馬しないという。

6471名無しさん:2021/02/17(水) 21:36:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f641fc36d770c081282f3d109d34caf22f0c3b92
ワクチン、衆院解散の足かせ?  接種対応で自治体忙殺
2/17(水) 7:12配信
時事通信
 17日から始まる新型コロナウイルスのワクチン接種が本格化すれば、菅義偉首相の衆院解散判断に影響しかねないとの見方が出ている。

 現場で対応する自治体が職員を集中的に投入せざるを得なくなり、投開票などの選挙実務に割く余力がなくなる可能性があるからだ。

 「国家最大の課題であるワクチン接種を迅速かつ円滑に進めるため、関係者の力を結集して取り組む」。首相は15日の自民党役員会で、全国の自治体、医療関係者を総動員する考えを示した。

 自治体のうち「実施主体」の市町村は、特に多忙を極めると予想されている。4月以降に高齢者から始まる一般向けの接種で、政府が柱と想定するのは集団接種。市町村は会場を設営し、住民にクーポン券を配布し、接種を滞りなく終えた後、接種情報を管理しなければならない。健康被害の救済手続きも担うことになっており、「猫の手も借りたい」(関係者)のが実情だ。

 接種会場をめぐっては、選挙時に投票所となる学校の体育館などを予定している市町村が多いとみられる。衆院が解散されれば、投票所の確保に手間取る市町村も出てきそうだ。

 福岡県のある市長は「ワクチン接種と選挙実務の両立は至難の業。解散になればワクチン接種をストップせざるを得なくなる」と強調。政府関係者の一人は「高齢者への接種が始まれば、早期解散は難しくなるのではないか」と述べ、衆院選は10月の任期満了に近づくとの見方を示した。

 一方、北海道の自治体幹部は「負担は大きいが対応できないことはない」と話す。医療機関での個別接種が広がったり、扱いやすいワクチンが承認されたりすれば、自治体の負担は軽減されそうだ。自民中堅は「首相が決めればスタッフや投票所などどうにでもなる。早期解散の可能性は十分残っている」と指摘した。

6472名無しさん:2021/02/17(水) 21:53:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/36d595ccedd54a2766de67e6c05dc276e9e2b5ec
自民・白須賀衆院議員、緊急事態宣言下に「高級会員制ラウンジ」 週刊誌サイト報道
2/17(水) 12:07配信
産経新聞
 自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)=千葉13区=が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下の午後8時以降に東京都港区の飲食店に滞在していたと、文春オンラインが報じた。写真も撮影されているという。

 文春オンラインによると、白須賀氏は2月10日午後6時ごろ、東京・赤坂のフランス料理店に女性を伴って入店。午後8時20分ごろに店を出てタクシーで麻布十番に向かい、午後8時半すぎに同じ女性と会員制の高級ラウンジに入店し、同10時まで滞在した。

 自民党の二階俊博幹事長は党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加と午後8時以降の不要不急の外出の自粛を要請している。国会議員による夜の飲食店への訪問をめぐっては、松本純、大塚高司、田野瀬太道の各衆院議員が銀座の飲食店を訪れたとして自民党を離党し、公明党の遠山清彦氏は議員辞職した。

 白須賀氏は平成24年衆院初当選で現在3期目。最大派閥の細田派(清和政策研究会)に所属し、文部科学政務官などを務めた。衆院3回生はトラブルが多いことなどから「魔の3回生」とも呼ばれている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e236f9f9c461e3f28fc5026279eb2fd130e11c7c
白須賀衆院議員が自民離党 緊急事態中にラウンジ訪問
2/17(水) 12:15配信
共同通信
 自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)=千葉13区=は17日、緊急事態宣言中の夜に東京都内の高級ラウンジを訪れていたことが判明し離党した。緊急事態下の夜の飲食を巡っては、自民、公明両党の幹部らが先月、それぞれ東京・銀座のクラブで会食。離党や議員辞職に追い込まれた。与党内では、相次ぐ不祥事が政権への打撃となりかねないとの懸念が出ている。

 白須賀氏のラウンジ訪問は、週刊文春が17日にウェブサイトで報じた。これを受け白須賀氏は二階俊博幹事長を党本部に訪ねて離党届を提出し、受理された。二階氏は「より一層、各議員に規律の徹底を図っていきたい」とのコメントを発表した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b2cc8e8bfe2ee9ca50b3324d425454ebfc9f69a
自民・白須賀議員が離党届、夜にラウンジ 次期衆院選出馬せず
2/17(水) 14:38配信
毎日新聞
 自民党の白須賀貴樹元文部科学政務官(45)=衆院千葉13区=は17日、党本部で二階俊博幹事長に離党届を提出し、受理された。緊急事態宣言下の10日夜、午後8時以降に東京都内の会員制ラウンジを訪れたと週刊文春電子版に17日に報じられたことを受けた対応。白須賀氏は離党届提出後に取材に応じ、「コロナで自粛されている皆様方の気持ちを踏みにじる形で飲食を伴う店に出入りしたことを心からおわび申し上げる。本当にすみませんでした」と頭を下げて謝罪した。

 白須賀氏は今秋までにある衆院選には立候補しない意向も表明。任期いっぱいは議員を続けるという。

 文春電子版によると、白須賀氏は10日夜に都内で女性と会食した後、女性とともに午後8時半過ぎから会員制ラウンジを訪れ、午後10時ごろまで滞在したという。白須賀氏は取材の際にそうした事実関係を認めた。店に赴いた理由については「その店の店長が私の(経営していた)学校の卒業生で『お店が厳しい』『潰れてしまう。やっていけない』と聞き、だったら1時間だけでも行って少しお金を落としてあげようと思って行ってしまった。非常に軽率な行動だった」と説明した。女性とは交際しておらず、「あくまでお客さんとホステスの関係だ」とした。

 緊急事態宣言下の自民党議員の夜の飲食を巡っては、松本純元国家公安委員長ら3人が1月、東京・銀座のクラブを訪問。野党などの批判を受け、3人とも今月1日に離党していた。公明党の遠山清彦元幹事長代理も夜の銀座のクラブ訪問などが発覚し、1日議員辞職した。白須賀氏の飲食は松本氏らの離党・議員辞職後で、自民党内から即時離党を求める声が上がっていた。

 白須賀氏は2012年衆院選で初当選し、当選3回。党内最大派閥の細田派に所属していた。【野間口陽】

6473名無しさん:2021/02/17(水) 21:54:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/f12671fda5d1181c28c453ef92cec476bba3ccf9
自民・二階幹事長「規律の徹底図る」 “高級ラウンジ”白須賀氏の離党届で
2/17(水) 15:00配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は17日、緊急事態宣言下で夜遅くに東京都内の高級ラウンジを訪問したことが報じられた白須賀貴樹衆院議員(千葉13区)の離党届提出を受けて、コメントを発表した。コメント全文は次の通り。

 本日、白須賀貴樹議員より離党届の提出があった。今後、党紀委員会の開催を求め、手続きを進めていく。

 政治家の出処進退は自らが決めることではあるが、今回の報道の内容が事実であるとすれば、大変遺憾であると申さざるを得ない。

 国民の負託を得て国政にあたる国会議員は、常日頃から国民の信頼に足る活動をすべきであり、党としても、各議員に対して自らの行動を厳しく律する旨、要請しているところ。

 わが党は、国民の皆さんのご批判を真摯(しんし)に受け止め、より一層、各議員に規律の徹底を図ってまいりたい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a00399e28b2f084bea3ccfed0bedde0a787195f
二階幹事長が離党の白須賀議員に異例の「遺憾」コメント ネットでは議員辞職求める声
2/17(水) 15:45配信
東スポWeb
 自民党の二階俊博幹事長(83)は17日、白須賀貴樹衆院議員(45)が、緊急事態宣言下の夜8時以降、都内の高級会員制ラウンジを訪れたことが分かり、離党届を提出した問題についてコメントを発表した。

 この日「週刊文春」電子版は、白須賀氏が今月10日夜にラウンジを訪れていたと報じた。

 二階氏はこれを重く受け止め「白須賀貴樹議員より離党届の提出があった。今後、党紀委員会の開催を求め、手続きを進めていく」とした上で、「政治家の出処進退は、自らが決めることではあるが、今回の報道の内容が事実であるとすれば、大変遺憾であると申さざるを得ない」とした。

 続けて「国民の負託を得て国政にあたる国会議員は、常日頃から国民の信頼に足る行動を厳しく律する旨、要請しているところ。わが党は、国民の皆さまのご批判を真摯に受け止め、より一層、各議員に紀律の徹底を図ってまいりたい」と結んだ。

 夜の会食を巡っては、今月1日に松本純元国家公安委員長(70)ら3人の衆院議員が先月、東京・銀座のクラブを訪れるなどして自民党を離党している。二階氏はこの手の問題が起きると「出処進退は、ご本人自らが決めること」と繰り返してきたが、今回は事態を重くみたのか「大変遺憾」という言葉を付け加えた形だ。

 白須賀氏(千葉13区)は2012年衆院選で初当選し、当選3回。党内最大派閥・細田派に所属していた。

 ネット上では白須賀氏の議員辞職を求める声が多く上がっている。

東京スポーツ

https://news.yahoo.co.jp/articles/056edabdabb6b5ca0fe969e8f92920fecdceb479
二階氏「遺憾」高級ラウンジ訪問白須賀氏の離党受理
2/17(水) 16:28配信
日刊スポーツ
自民党の二階俊博幹事長は17日、緊急事態宣言中の今月10日夜、女性と都内の高級ラウンジを訪れていたことが判明した白須賀貴樹衆院議員(45=千葉13区)が離党届を提出したことを受けて、党を通じてコメントを発表した。

白須賀氏の行動は、この日、週刊文春が「文春オンライン」で報じて明らかになった。

二階氏は「政治家の出処進退は自らが決めること」とした上で「報道が事実であるとすれば、大変遺憾であると申し上げざるを得ない」とした。

「国民の負託を得て国政に当たる国会議員は、常日頃から国民の信頼に足る行動をすべきであり、党としても各議員に対して自らの行動を厳しく律する旨、要請しているところ」とも記し「より一層、各議員に紀律の徹底を図ってまいりたい」と、強調した。

離党届はこの日、受理され、白須賀氏は自民党を離党した。

6474名無しさん:2021/02/17(水) 21:55:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/853946a5475d4124913a5796b96c8f8c8835adec
自粛破りの白須賀議員「売り上げの足しにと…」、辞職はせず 一問一答
2/17(水) 17:47配信
産経新聞
 自民党の白須賀貴樹衆院議員(千葉13区)は17日、緊急事態宣言発令下の午後8時以降に東京都内の飲食店を訪れた問題の責任を取り、二階俊博幹事長に離党届を提出した。提出後、白須賀氏は記者団に「自粛されている皆さまの気持ちを踏みにじり、心からおわび申し上げる」と陳謝した。党本部での記者団との主なやり取りは次の通り。

 --幹事長室に入った用件は

 「明日発売の週刊誌で報道があるように、新型コロナウイルスで自粛されている皆さまの気持ちを踏みにじる形で、私が夜、飲食店に出入りをしたことに対し、まずは心からおわび申し上げます。本当にすみませんでした。その責任を取る形で本日、自民党に離党届を提出させていただいた」

 --二階氏からは

 「幹事長は受理をしていただいて、これからの政治活動についての励ましのお言葉を頂戴した」

 --議員辞職については

 「私の選挙区は、各市の予算がそれほど大きくない。これから大切な予算の時期でもあるので議員辞職はせず、しっかりと地域の陳情などを含め、自民党の先輩方に土下座してでも私の地元のために、予算を取るために、陳情を受けるために、頑張っていきたい」

 「しかし、私もけじめをつけないといけない。次回の衆院選には出馬しない。そして自民党の党本部の皆さま方には、次の千葉13区の支部長を選んでいただき、私はその方が当選するために一生懸命力を尽くしてまいりたいと思っている」

 「特に私の選挙区は予算の関係を含めて、どうしても自民党の衆院議員がいないと大変厳しい市町村がある。私が出馬することによって、保守票が割れてしまったり、また、与党議員がいなくなってしまうことは避けたいと思っているので、そういった意味での仕事のけじめと政治家としてのけじめをつけていきたい」

 --いつ誰と店を訪れたのか、事実関係を

 「たしか報道で2月10日だったと思うが、そちらのお店の女性の方と1時間ほど夜の接待を伴う店に伺った」

 --時間帯は

 「報道によると、自分では把握していないが、午後8時34分から午後10時前くらいと書いてあった。おそらくそれで間違いないと思っている」

 --(深夜の飲食店訪問で)既に自民党議員3人が離党している中、そういった行動を取ったことについて

 「私自身、本当に大変軽率な行動をしたことは重々分かっているが、実はそこの店の店長が、私の学校の卒業生で、その方から『店が厳しい』『もう潰れてしまう』という話を聞いて、だったら1時間だけでも行って少しお金を落としてあげようと、少しでも売り上げになればと思って行ってしまった。それは政治家の行動として非常に軽率な行動だったと思っているが、正直泣きつかれてしまったときに、少しでも売り上げの足しになればと思ってしまった私が本当に軽率だったと思うが、そういった理由で伺った」

6475名無しさん:2021/02/17(水) 21:55:57
>>6474

 --報道では「パパ活」と報じられているが、女性との関係は

 「その女性の名誉のために、そういったパパ活とか、そういう報道に出てくることはない。その彼女も売り上げをなんとかするために頑張っている子で、報道にあった通り、2日前に一緒に食事に行ったときは店に送って、私は自宅に帰った。その時は店の窮状を知らなかった。その後に店長から連絡をいただいて、そういう状況だと聞いて、それで伺った次第だ。その女性との交際関係は一切ない。あくまでお客さんとホステスさんの関係だ」

 --今回離党届を出されたのは幹事長らから促されたのか、自らの意思なのか

 「一切、他の先生方からそういった離党に対しての話はございません。3人の先生方が離党されたということもあり、たとえどんな事情で私の中で善悪があったとしても、やった行動に対しては責任を取らなければいけないと思って離党を決断した。また、次の衆院選に出馬しないのも、私の中である程度の政治家としてのけじめをつけなければいけない」

 「ただ、議員辞職をしてしまったら、地元の陳情も含め、予算もこれから取らなければいけない時期ですから、政治家としての最後のお仕事はさせていただかないと私は死んでも死に切れない。本当に地元にお世話になりっぱなしなので、最後のご奉公をさせていただいて、そのあとはちゃんとした次の自民党の代議士が誕生できるように一生懸命私も頑張る」

 --政治活動は完全に引退するのか

 「私みたいな人間が必要とされる政治の世界がひょっとしてあるかもしれない。ですから、引退するかしないかはこの先ゆっくり考えるが、まず目の前にある地元の陳情とか予算とか、そちらの獲得に向けて一生懸命やって、その結果だと思っている」

6476名無しさん:2021/02/17(水) 21:56:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc8a7a9494fbe4e84bd0f6cb4c34d971ee5c8fbf
「軽率だった」自民・白須賀氏も…離党ラッシュ 問われる与党の自覚
2/17(水) 18:09配信
産経新聞
 自民党の白須賀貴樹衆院議員=千葉13区=が緊急事態宣言下の10日夜遅く、東京・麻布十番の高級ラウンジを訪れていたことが判明し、白須賀氏は17日、二階俊博幹事長に離党届を提出し、受理された。白須賀氏は次の衆院選に出馬しない意向も示したが、自民では深夜会合が発覚した衆院議員3人が1日に離党したばかりで、改めて与党の自覚が問われている。

 文春オンラインの報道によると、白須賀氏は10日午後6時ごろ、東京・赤坂のフランス料理店に女性を伴って入店。その後、午後8時半すぎに同じ女性と麻布十番の会員制の高級ラウンジに入店し、同10時まで滞在した。

 白須賀氏は離党届を提出後、党本部で記者団を前に「自粛している皆さんの気持ちを踏みにじった。軽率だった」と謝罪した。次期衆院選に関しては「出馬することで保守票が割れてしまったり、与党議員がいなくなってしまうことは避けたい。政治家としてのけじめをつけたい」と述べ、立候補しない考えを示した。

 自民は所属国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加と午後8時以降の不要不急の外出の自粛を要請していた。二階氏は白須賀氏の問題を受け、「国民の批判を真摯(しんし)に受け止め、より一層、各議員に規律の徹底を図ってまいりたい」とのコメントを発表した。

 白須賀氏は平成24年の衆院選で初当選し、現在3期目。最大派閥の細田派(清和政策研究会)に所属し、文部科学政務官などを務めた。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件では、事務所が東京地検特捜部の捜索を受けた。

 与党議員の深夜会合をめぐっては、松本純、大塚高司、田野瀬太道の各衆院議員が自民離党に追い込まれ、公明党の遠山清彦氏が議員辞職している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e107639ca14517adada7c0fcafa83c5442f3b7a7
離党の白須賀議員「客が一組しかいないと聞いて…」
2/17(水) 19:33配信
日刊スポーツ
またしても不適切な夜の飲食で政権与党から離党者が出た。自民党の白須賀貴樹衆院議員(45=千葉13区)が緊急事態宣言下の今月10日夜に、東京都内の高級ラウンジに女性同伴で訪れていたことが17日、明らかになった。白須賀氏は自民党党本部で二階俊博幹事長に離党届を提出し、受理され、「新型コロナウイルス禍で自粛している国民の気持ちを踏みにじる形で、夜に飲食を伴う店へ出入りしたことを心からおわびする」と陳謝した。

2012年の衆院選で初当選し、当選3回。文部科学政務官など歴任した白須賀氏は、今秋までに行われる次期衆院選に出馬しない意向を表明したが、議員辞職については否定した。

白須賀氏のラウンジ訪問は、週刊文春がウェブサイトで報じた。白須賀氏は10日午後6時すぎに女性と都内・赤坂のフランス料理店に入り、午後8時20分ごろまで滞在。その後、女性とともにタクシーで麻布十番にある、会員制の高級ラウンジに移動し、午後10時までいた、とされている。

1日に緊急事態宣言下の深夜の飲食が発覚した上、虚偽の説明をした松本純元国家公安委員長ら3人が離党したばかり。また公明党の遠山清彦衆院議員も、同じ日に深夜の東京・銀座クラブ飲食が明らかになり、議員辞職に追い込まれた。 

白須賀氏は高級ラウンジを訪れた理由を「以前、理事長をやっていた幼稚園の卒業生が店長をやっているお店。彼から、その日は客が一組しかいないという話を聞いて、1時間だけ」などと説明した。

立憲民主党の蓮舫代表代行は「政党を超えて、国民のみなさんにお願いをしている。その立ち位置にある政治家として、非常に残念であるとか言いようがない」と批判した。【大上悟】

6477名無しさん:2021/02/17(水) 21:57:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3555064702cd6d7079734e657e8ab3d09619eb9
白須賀議員が離党 宣言下で“飲食店滞在”
2/17(水) 20:15配信
日本テレビ系(NNN)
自民党の白須賀貴樹衆議院議員が緊急事態宣言中の今月、都内の飲食店に午後10時まで滞在していたとして、17日、離党しました。

白須賀議員「コロナで自粛されている皆様、そのお気持ちを踏みにじる形で、私が夜飲食を伴うお店に出入りしたことに対して、まず心からお詫び申しあげます。本当にすみませんでした」

白須賀議員は、緊急事態宣言中の今月10日、都内の飲食店に午後8時半から10時ころまで滞在していたとして、二階幹事長に対し離党届を提出し、受理されました。

白須賀氏は報道陣に対し、「知り合いのお店で、売り上げに貢献したいと思った」と説明しました。

また、次の衆議院選挙には立候補しない意向を明らかにしましたが、「地元のための予算を取る陳情を受けるため」に議員辞職はしないということです。

二階幹事長は「大変遺憾である。より一層、各議員に規律の徹底を図ってまいりたい」とコメントしました。

自民党では、今月1日にも、松本純元国家公安委員長ら3人の衆議院議員が、緊急事態宣言中の深夜に銀座のクラブを訪れていたとして、離党したばかりでした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f046637b649340aef4ada29a8d22d1f0a41d23b0
白須賀議員が離党届 次の衆院選には出馬しない意向
2/17(水) 16:04配信
テレビ朝日系(ANN)
 緊急事態宣言のさなかに都内の高級ラウンジを女性と訪問していたとして、自民党の白須賀貴樹衆議院議員が自民党に離党届を提出し、次の衆議院選挙には出馬しない意向を明らかにしました。

 自民党・白須賀貴樹衆議院議員:「軽率な行動をしたことに心からおわび申し上げます。本当にすみませんでした」

 白須賀議員は10日午後8時半ごろ、東京・港区麻布十番の高級ラウンジにその店で働く女性とともに来店し、午後10時くらいまで飲食していました。

 「店長から経営の厳しさを聞き、売り上げの足しになればと思い行ったが、軽率だった」と釈明しました。

 議員辞職はしませんが、「次の衆議院選挙には出馬しない」と述べました。

 二階幹事長は「大変、遺憾だ」としたうえで、「より一層、各議員に規律の徹底を図って参りたい」とコメントしました。

 与党議員による緊急事態宣言下での深夜のクラブ訪問は、これまでも相次いで発覚し、責任問題となってきました。

 1日には当時、公明党の幹事長代理だった遠山氏が議員を辞職したほか、当時、自民党の国対代理だった松本純衆議院議員、文部科学副大臣だった田野瀬衆議院議員ら3人が自民党を離党しました。

 この件で菅総理大臣は陳謝し、「襟を正さなければならない」と強調していました。

テレビ朝日

6478名無しさん:2021/02/17(水) 21:57:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f50471ced84293243d1b50a60b9d642eb395165
“夜に飲食店”自民・白須賀議員が離党届
2/17(水) 15:29配信
日本テレビ系(NNN)
自民党の白須賀衆議院議員が緊急事態宣言中の今月、都内の飲食店に午後10時まで滞在していたとして、17日、離党届を提出しました。

白須賀衆議院議員「コロナで自粛されている皆様、そのお気持ちを踏みにじる形で私が夜、飲食を伴うお店に出入りしたことに対して、まず心からおわび申しあげます。本当にすみません」

白須賀議員は、緊急事態宣言中の今月10日、都内の飲食店に午後8時半から10時ごろまで滞在していたとして、二階幹事長に対し離党届を提出しました。

白須賀議員は報道陣に対し、「知り合いのお店で、売り上げに貢献したいと思った」と説明しました。また、次の衆議院選挙には立候補しない意向を明らかにしましたが、「地元のための予算を取る陳情を受けるため」に議員辞職はしないということです。

自民党は、近く党紀委員会を開いて離党を認める方針で、二階幹事長は「大変遺憾である。より一層、各議員に規律の徹底を図ってまいりたい」とコメントしました。

自民党では、今月1日にも、松本純前国家公安委員長ら3人の衆議院議員が、緊急事態宣言中の深夜に銀座のクラブを訪れていたとして、離党したばかりでした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8930813552c3ab1fc8fb4dae0e1b3448d70d95b4
【速報】高級ラウンジ訪問 自民・白須賀氏離党届提出
2/17(水) 13:47配信
TBS系(JNN)
 自民党の白須賀貴樹衆議院議員が、緊急事態宣言中の夜に東京都内の高級ラウンジを訪れたなどと一部週刊誌で報じられたことをめぐり、離党届を提出しました。

 「ただいま、私、自民党総裁、菅義偉総裁に対して、離党届けを提出させていただきました」(自民党 白須賀貴樹衆院議員)

 自民党の白須賀衆院議員は午後1時過ぎ、二階幹事長のもとを訪れ離党届を提出しました。

 文春オンラインによりますと、白須賀氏は緊急事態宣言中の今月10日、東京・港区の高級ラウンジに午後10時まで滞在していたということです。

 今月1日には、松本純・元国家公安委員長ら3人の議員が緊急事態宣言中の夜の飲食を理由に離党していて、相次ぐ与党議員の夜の飲食に批判の声が高まっています。(17日13:45)

6479名無しさん:2021/02/17(水) 22:10:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/edd5b9139dc29f5f863d75bd0998b0c3b65566ef
女性議員見学も発言権なし 二階幹事長に「見下してる」の異論
2/17(水) 19:20配信
女性自身
《本日「自民党女性議員飛躍の会」で二階幹事長と面会。党の要職に女性の登用、女性閣僚の倍増や各種選挙で女性候補を将来的に35%とするなど緊急提言。幹事長は改善を約束》

2月15日、こうTwitterで報告したのは自民党の稲田朋美議員(61)。稲田氏が共同代表を務める議員連盟「女性議員飛躍の会」は、森喜朗氏(83)の女性蔑視発言を受けて二階俊博幹事長(82)と面会。女性議員を党の要職や役員に登用するよう求めた。

「同会は稲田氏が19年に発足させました。稲田氏が国会議員となった当初は、『男も女も関係ない』と考えていたそうです。ですが女性の政治家が増えないことから、彼女はこれまでも“議席や候補者の一定割合を女性にする”というクオーター制を呼びかけてきました。今回、二階氏は稲田氏らの提言に『全くその通りだ』と応じたといいます」(全国紙記者)

各紙によると提言を受けた二階氏は16日、幹部職に就いていない女性議員を役員会や総務会などでオブザーバーとして参加するよう提起。「役員会や総務会でどういう議論がなされているか、十分ご了解いただくことが大事。それをご覧に入れようという」と説明した。

党則に基づく参加資格を有する女性議員は現在、野田聖子幹事長代行(60)と丸川珠代広報本部長(50)の2人のみ。ただオブザーバー参加の女性議員は見学だけで、発言権はなし。意見があれば、会合後に事務局に伝える仕組みだという。

一見すると“女性議員推進”のように見える方策だが、異論を唱える声が広がっている。

■「完全に女性を見下してる」

《女性も出席させてやるから、黙って見てろってこと? 完全に女性を見下してる。これが自民党なんだよな》
《女性を積極的に参画する流れは大歓迎だけど、「幹部ではない議員」に同等にオブザーバーとして陪席する権利を与えるのでなければ、結局、性差別と変わらない。こういう取り組みが増えて、「女性だから」「男性だから」という性の垣根がない世界への布石となりますように》
《「幹部が男ばかりだから、女を増やそう」てするならわかるけど、これじゃ、「女はまず、男がやる会議を見てろ。それが正しい会議のあり方だから。そして男の会議のやり方を覚えろ」て言ってるも同然ではないか、と思う》

森氏の問題発言について「撤回したので問題はない」とコメントしていた二階氏。自らの提起もまた、波紋を呼んでしまったようだ。

6480チバQ:2021/02/18(木) 00:08:09
ラウンジとクラブってなにが違うんですか?

6481名無しさん:2021/02/18(木) 07:37:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/77eb43a2b2533dae7a52ca676ce92aa0554a422f
「夜の銀座」に続き政権に打撃…白須賀氏離党、「辞職すべきだ」の声も
2/17(水) 21:52配信
読売新聞オンライン
 緊急事態宣言下での自民党議員の不適切な行動が17日、新たに発覚した。同党は問題発覚後、すぐに離党させるなど火消しに躍起だが、菅政権への打撃は必至だ。

 白須賀貴樹衆院議員(細田派)は同日午後、党本部に離党届を提出した。記者団の質問には、「政治家として本当に軽率だった」と語った。二階幹事長は「大変遺憾だ。より一層、規律の徹底を図りたい」とコメントを出した。

 自民党では1日、衆院議員3人が深夜まで東京・銀座のクラブに滞在した問題で離党に追い込まれたばかり。その際は問題発覚から離党まで1週間かかり、批判の拡大を招いた。今回は細田派幹部らが主導して早期離党の流れを作った。

 自民党は、白須賀氏が党本部で取材に応じる直前、背後に映り込む位置にある菅首相のポスターをはがした。繰り返しテレビなどで流れると、菅政権の印象まで悪くなるとの懸念からだ。

 白須賀氏に対しては、与党からも厳しい意見が相次いだ。自民党の閣僚経験者は、「『夜の銀座』問題の後に信じられない。同情の余地はない」と語った。公明党の竹内政調会長は「もういいかげんにしてもらいたい。与党への悪影響を真剣に考えてもらいたい」と記者会見で述べた。白須賀氏は議員辞職は否定しているが、公明幹部は「辞職すべきだ」と語気を強めた。

 白須賀氏は2019年に、秋元司衆院議員(自民党を離党)が逮捕されたカジノを中核とする統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件に絡み、事務所が東京地検特捜部の捜索を受けた。地元からは次期衆院選に向け、候補者差し替えを求める声が上がっていた。

 白須賀氏を含む12年衆院選の初当選組は、「魔の3回生」と呼ばれる。政策立案や党務で活躍する議員がいる一方、不祥事が相次いでいるためだ。ベテラン議員は「厳しい選挙を経験しておらず、資質に問題がある議員が多い」と指摘する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a69d841534c400770e1d049f3301760d447d4fc
女性議員陪席は「真逆」 自民・稲田氏
2/17(水) 22:44配信
時事通信
 自民党の稲田朋美元防衛相は17日のインターネット番組で、同党の役員会や総務会に女性議員をオブザーバー参加させる方針について「単に参加するだけではなく、重要な意思決定や政策をつくる場に女性を入れていただきたいという提言なので、アプローチの仕方が真逆だ」と指摘した。

 方針は二階俊博幹事長が16日の記者会見で表明。稲田氏が共同代表を務める議員連盟「女性議員飛躍の会」は15日、女性を要職に積極的に登用するよう求める提言を提出していた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e2e07639732a485759e1abe53bcbea3fbcab62f
幹部会出席も発言権ナシ?“政界の男女平等”実現は
2/17(水) 22:06配信
テレビ朝日系(ANN)
 森会長の発言などを受け、自民党の女性議員が出した党の役職への登用などを求める提言に対し、二階幹事長は数値目標には否定的に見解を示しました。

 自民党・稲田朋美議員:「やはり女性の意見が半分に近付くことが、そして多様性が担保されることが日本の社会を良くする」

 もっと女性に活躍の場を。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、森会長の発言から広がった女性蔑視についての議論。

 自民党の稲田朋美議員らは女性議員の会議への参画について、二階幹事長に提言を行いました。その内容は…。

 自民党・稲田朋美議員:「例えば党の四役や役員会のメンバーに女性を登用する。政府の管理職や閣僚の女性の人数を倍増して頂きたい」

 提言を受けて二階幹事長は今後、役員連絡会や総務会など重要な会合に毎回、5人程度の女性議員を出席させる方針を示しました。

 自民党・二階幹事長:「役員会等で、総務会等で、どういう議論がなされているかということが十分ご了解頂くことが大事ですから」

 自民党・佐藤総務会長:「(二階幹事長からは)総務会にも毎回、女性の議員さんたちにオブザーバー出席みたいな形で雰囲気を味わって頂けというご下命もございましたので」

 “オブザーバー”。提案や議決の権利を持たない、いわゆる「見学」です。

 これには党内などからも「そういうことではない」「カメラに映るだけでいいのか」。

 一方、経済同友会の櫻田代表幹事は経済発展に多様性は重要であるとしたうえで…。

 経済同友会・櫻田代表幹事:「女性側にも原因がないことはない。与えられたらという方はいるが、自ら取りに行こうという人はまだまだそんなに多くないのではないかと思う」

テレビ朝日

6482名無しさん:2021/02/18(木) 07:56:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9456ad556e276fa232d9654aa51b32203c1da37
生活困窮者に現金給付 自民・岸田氏
2/17(水) 22:14配信
時事通信
 自民党の岸田文雄前政調会長は17日のBS―TBS番組で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言延長を受けた追加経済対策として、生活困窮者に限定した給付金の支給が必要だとの考えを示した。

 岸田氏は「一人親世帯、学生、フリーターをはじめ弱い立場の方々に現金、手元流動性を考える必要がある」と指摘。金額については「5万とか10万とかいろいろ議論がある」と語った。

6483チバQ:2021/02/18(木) 09:49:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9aad300aa3d177727fb34389cdb047ae24d0416
自民党の新藤義孝元総務相が新型コロナ感染
2/17(水) 20:10配信


 衆院は17日、自民党の新藤義孝元総務相が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

6484とはずがたり:2021/02/18(木) 15:07:59
こすっからい真似をw

背景の首相ポスター撤去 白須賀氏離党会見前
2021年02月17日19時10分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021021701077&amp;g=pol

 自民党本部4階のエレベーターホールの壁に貼られていた菅義偉首相(党総裁)の顔が大きく映るポスターが17日、白須賀貴樹衆院議員の離党会見の直前に外された。首相ポスターが白須賀氏の背景に映るのを避けるための対応とみられる。会見後、首相ポスターは憲法改正を訴えるものに差し替えられた。

 白須賀氏は、緊急事態宣言下に夜の高級会員制ラウンジを訪れた責任を取って離党した。松本純前国対委員長代理を含む3議員が「自粛破り」で同党を離党したばかりで、党内からは「また夜の飲食がばれて離党者が出ることに備えたのでは」と疑心暗鬼の声も出ている。

6485とはずがたり:2021/02/18(木) 16:16:15
二階の女子陪席後は竹下が知事に注意http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1512569557/1960に引き続き橋本は男みたいな性格と。自民党って失笑系コントしかできないんじゃね?w

橋本氏は「男みたいな性格、ハグ当たり前」自民・竹下氏
大久保貴裕
https://www.asahi.com/articles/ASP2L51QYP2LUTFK00W.html
2021年2月18日 15時15分

 自民党竹下派会長の竹下亘元総務会長は18日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長就任が有力視される橋本聖子五輪相について、「スケート界では男みたいな性格でハグなんて当たり前の世界だ」と発言した。党本部での派閥会合後、記者団に述べた。

 橋本氏をめぐっては、2014年に男性アスリートに対して無理にキスをしたと週刊誌で報じられたことがある。竹下氏は橋本氏にとって「ハグなんて当たり前」とし、「セクハラと言われたらかわいそう。別にセクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界である」と主張。「我々とも簡単にハグ。普通はなかなかしないですよ、我々も。簡単にこの人とはハグができる」などと述べた。

 この発言の後、竹下氏の事務所は報道各社に「正確には『男勝り』と言いたかった」として発言を訂正した。

 橋本氏が新会長となる見通しの組織委の会長交代では、森喜朗会長が女性蔑視発言の責任を取って辞意表明した経緯がある。

 竹下氏は島根2区選出の当選7回。復興相や党総務会長などを歴任した。(大久保貴裕)

6486とはずがたり:2021/02/18(木) 21:02:18

話しが長いのは女性では無く森,お前じゃ!

森喜朗氏 通常数分程度の来賓挨拶でいつも30分以上話していた
2/15(月) 16:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d11771c6fa7229734bc9f3d4e7a67216f89a00
NEWSポストセブン

「女性は話が長い」と女性蔑視の発言をした森喜朗五輪・パラリンピック組織委員会会長が辞任表明したが、振り返れば、森氏はこれまで数々の女性へ放言を繰り返してきた。因縁のあった女性たちはいま何を思うのか。

 現職のJOC(日本オリンピック委員会)理事である山口香氏は新聞各紙の取材で、「東京五輪や日本のスポーツ界は多様性の順守に取り組んでいると思っていたが、一言ですべてが否定された」と発言。本誌・週刊ポストが改めて取材を申し込むと、「新聞で言ったことがすべてです」と回答した。

 森氏発言で「今までの倍時間がかかる」と槍玉に挙げられたラグビー協会で理事を務める谷口真由美氏はこう言う。

「今回の森さんの発言にはファクトがない。私は2019年から理事を務めていますが、会議時間が倍になったことはありません。ラグビー協会で女性理事が増えたのは森さんの退任後で、私は理事会で一度もお目にかかっていない。

 いま協会では会議のやり方を変え、時間をかけて議論しています。女性に限らず、どんな立場の人も言うべきことを発言するのは森さんの言う『競争心』ではなく責任感からです」

 同じく同協会理事で昭和女子大特命教授の稲沢裕子氏は、「今回の問題はなぜジェンダーギャップの解消が必要なのかを考えるきっかけになった」とメディアで発言している。

 政界にも、森氏と因縁浅からぬ女性は多い。滋賀県知事時代の2007年、新幹線の新駅建設を中断したことで森氏に「あぁ、女の人だなぁ。やっぱり視野が狭いなあ」と批判された嘉田由紀子・参院議員が語る。

「あの方はずっと、古典的な『女はこうだ、男はこうだ』という差別意識をもっていらっしゃると思います。私としては、国としての品格が疑われてしまうので、もっと早い段階で森さんは身を退かれたほうがいいと思っていました。

 萩生田文科大臣と橋本五輪担当大臣に宛てて、大臣として公正な決断をするよう求める要請文を出しました」

 2009年衆院選挙で民主党の刺客候補として森氏の地盤・石川2区に送り込まれた元衆院議員で現・金沢市議の田中美絵子氏は地元での姿をこう語る。

「客観的な事実を一つ申し上げたいのは、元総理とは現職時代よく公式行事でご一緒しましたが、通常2〜3分程度の来賓挨拶の際にいつもご本人だけ30分以上挨拶をされていたということです」

「話が長い」のは森氏自身なのだ。

 五輪の負担などについて、折に触れ森氏の口撃の的となった小池百合子・東京都知事には、こんな電話があったという。

「森会長から、『あの発言は誤りで撤回をした。申し訳ない』と連絡があった。私からも不適切だと申し上げました」(小池知事)

“森語録”のなかでもとりわけ有名なのが、ソチ五輪(2014年)に出場した浅田真央に向けられた「あの子、大事な時には必ず転ぶんですね」発言だろう。

 浅田は帰国後、日本外国特派員協会での会見で「森さんも少し後悔しているんじゃないかと思います」と“大人の対応”でたしなめた。

※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号

6487名無しさん:2021/02/18(木) 21:05:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/119f5db512c27c241dc060be2bdc1239aa21007b
橋本氏は「男みたいな性格、ハグ当たり前」自民・竹下氏
2/18(木) 15:15配信
朝日新聞デジタル
 自民党竹下派会長の竹下亘元総務会長は18日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に就任した橋本聖子・前五輪相について、「スケート界では男みたいな性格でハグなんて当たり前の世界だ」と発言した。党本部での派閥会合後、記者団に述べた。

 橋本氏をめぐっては、2014年に男性アスリートに対して無理にキスをしたと週刊誌で報じられたことがある。竹下氏は橋本氏にとって「ハグなんて当たり前」とし、「セクハラと言われたらかわいそう。別にセクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界である」と主張。「我々とも簡単にハグ。普通はなかなかしないですよ、我々も。簡単にこの人とはハグができる」などと述べた。

 この発言後、竹下氏の事務所は報道各社に「正確には『男勝り』と言いたかった」と発言を訂正した。

 また、竹下氏は18日の派閥会合で、島根県の丸山達也知事が東京五輪聖火リレーの中止を検討すると表明したことについて「コロナの一番遠いところにいる島根がなにを言うんだ」と発言。「コロナ(感染)が激しいところが言うならともかく、一番遠いところが言い始めたのは、うならざるを得ない」とし、「私自身、知事を呼んで注意をしっかりしなくてはいけないなと思う」とも語った。

 竹下氏は島根2区選出。19年の島根県知事選で、丸山氏と別の候補を応援した経緯がある。(大久保貴裕、楢崎貴司)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/32a99a7300dc67469b188ee9ead5bea7c3949092
山口二郎教授「島根は俺の領地だと思っているのか」…自民・竹下亘氏の発言に
2/18(木) 17:25配信
デイリースポーツ
 山口二郎法政大学教授が18日、ツイッターに新規投稿。自民党竹下派の竹下亘会長=衆院島根2区=が島根県知事を「注意する」とした発言に疑問を呈した。

 竹下氏は、島根県の丸山達也知事が県内の東京五輪聖火リレーの中止する考えを示したことに「知事の発言は不用意だ。注意しようと思っています」との報道を引用。

 山口教授は「竹下派会長は何様なのだ。島根は俺の領地だとでも思っているのか。県民の生命に責任を持つ知事の良識を見習え」と投稿した。

6488名無しさん:2021/02/18(木) 21:07:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/1574446d4f52af59f42182a297e1c58f226170c6
自民・竹下氏「島根知事を注意する」聖火リレー発言巡り
2/18(木) 11:52配信
朝日新聞デジタル
 自民党竹下派会長の竹下亘衆院議員(島根2区)は18日、島根県の丸山達也知事が東京五輪聖火リレーの中止を検討すると表明したことについて、「知事の発言は不用意だ。注意しようと思っている」と語った。首相官邸で菅義偉首相と面会後、記者団に語った。

 丸山氏は17日に開いた同県の聖火リレー実行委員会の臨時会で、中止検討を提案。「東京都と政府が適切な新型コロナウイルス対策を行っていない」ことを理由に挙げている。

 竹下氏によると、首相との面談では聖火リレーは話題にしなかったという。どのような立場で知事を注意するかは語らなかった。竹下氏は2019年の同県知事選で、丸山氏と別の候補を応援した経緯がある。(楢崎貴司)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/ca8a1d9d39231b253cf8d471d5005ec06e8c66e0
橋本氏起用、「小池氏牽制」の効果も
2/18(木) 18:30配信
産経新聞
 女性蔑視ともとれる発言で引責辞任した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の後任をめぐっては、政界では早くから五輪相を務めた自民党の橋本聖子参院議員の名前が挙がっていた。元五輪選手で国際オリンピック委員会(IOC)や政権中枢にもパイプを持つためで、政治的には「橋本氏しかいない」(同党幹部)状況となっていた。

 政権幹部によると、菅義偉首相は女性の起用にこだわった。森氏の発言によって国内外では「日本は男女平等が徹底されていない」との批判が広がり、橋本氏の起用には火消しの狙いもありそうだ。

 橋本氏は前回東京五輪直前の昭和39年10月5日生まれで名前は聖火にちなむ。スピードスケートと自転車競技で夏冬計7回、五輪に出場。「五輪の申し子」といわれ、新型コロナウイルス禍によって大会開催に懐疑的な声も広がる中、開催に向けて国民世論を喚起する期待もかかる。

 橋本氏は森氏の誘いで政界入りし、五輪相就任に当たっても森氏に相談した経緯があり、森氏は橋本氏の後見人的存在だ。IOCなどとの調整に際しては、水面下で森氏の助力も得られるとの見方がある。五輪招致と開催準備に尽力した安倍晋三前首相も橋本氏を推していたとされる。

 橋本氏の起用は森氏辞任を方向づけた小池百合子都知事を牽制(けんせい)する効果もある。自民党幹部は「同じ女性ということもあり、小池氏が橋本氏を『悪者』にするという得意の構図を作りにくいだろう。橋本氏と後任五輪相の丸川珠代氏で小池色を薄める」と語った。

 ただ、懸念もある。橋本氏は過去に男性アスリートにキスを強要したと報じられた。海外を中心に「セクハラ」や「パワハラ」だと指摘される可能性もあり、橋本氏には丁寧な説明が求められそうだ。(沢田大典)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa1ea195335e231702d268f03bb24d29b0ff374
丸川氏、五輪相に就任
2/18(木) 19:09配信
共同通信
 橋本聖子氏の後任となる丸川珠代五輪相の皇居での認証式が18日夜、終わり、丸川氏が五輪相に正式に就任した。

6489名無しさん:2021/02/18(木) 21:10:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b12be58ee8034ec30382ba2496aee5de5ab82ff
白須賀議員は過去にも“不祥事のオンパレード” 被害にあった女性県議も「決して許されない行為」と怒り〈dot.〉
2/18(木) 13:48配信
AERA dot.
 自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)が17日、離党を表明した。発端となったのは、同日に出た週刊文春の記事だ。2月10日の夕方、東京・六本木のホステス宅とみられるマンションから女性を連れ出し、赤坂の高級フレンチレストランに入店。その後、午後8時過ぎに麻布十番の高級会員制ラウンジを訪れ、午後10時まで滞在したという。

 折しも緊急事態宣言下で与党議員4人の銀座クラブ通いが発覚し、綱紀粛正を図っていた真っただ中である。この状況で女性同伴で飲み歩く白須賀氏とは一体どんな人物なのか。過去をたどれば、不祥事のオンパレードだった。

*  *  *
「昔、父親は自宅で歯科医をしていたんだけど、彼(白須賀氏)が20歳くらいのときに亡くなった。それで彼が医院を継いでリニューアルして、一時期は歯科医として勤務していたんです。母親の家系がすごい資産家で、地元では有名ですよ。今でも保育園を手広く経営している。本人(白須賀氏)も金はあり余るほどあるようです」

 白須賀氏が生まれた千葉県流山市の地元住民はこう話す。聞き込みをすると、歯科医時代までの白須賀氏の評判は決して悪くない。

「本当はここ(千葉7区)から出馬したかったようだけど、地元にはすでに比例で国会議員になっていた齋藤健っていう自民党の議員がいたから、党の都合で縁のない13区に行かされたみたい。そこはかわいそうだよね」(別の流山市民)

 白須賀氏は2010年7月に自民党千葉県第13選挙区支部長に就任し、12年の衆院選で初当選を果たした。現在は3期目だが、その政治家人生は「不祥事のオンパレード」と言っても過言ではない。

 記憶に新しいのは、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件だ。

 2020年1月に秋元司衆院議員が中国企業「500ドットコム」社から現金や旅費など計約760万円相当の賄賂を受け取ったとして起訴されたが、白須賀氏も秋元氏とともに、「500」社側が費用負担したといわれる中国への視察旅行に同行。同企業から現金100万円を受領し、同年末に、東京地検が白須賀議員の地元事務所を家宅捜索する事態に発展した。

 この前年には「ポスターひきはがし事件」も起こしていた。19年春の千葉県議選で、候補者だった高橋祐子氏の選挙ポスター120枚をはがしたとして、同年9月に公設秘書ら4人が器物損壊容疑で逮捕(不起訴処分)された。高橋氏は、白須賀氏が支援する保守系の男性候補者と1議席を争っていた。結果、高橋氏が当選し、千葉県議となった。

 被害にあった高橋氏は「あの行為は民主主義の根本である政治活動の妨害であり、到底あってはならないことだ」と今でも憤りを隠さない。

「やられたこと自体はもちろん考えられないことですが、それ以上に、不起訴になったことが驚きでした。秘書も自供してすべて明らかになっているのに、許されてしまうのは大きな問題。『千葉はポスターをはがしても許される』という前例を作ることになってしまう。有権者からも、『前代未聞だ』『あり得ないことだ』と言われます。実力行使でこういうことをやること自体、民主主義に反する、許されざる行為です」

 他にも、文部科学政務官を務めていた19年の1月には、秘書の「当て逃げ事故」も報じられた。千葉県内で対向車と接触し、双方のドアミラーが破損。接触事故を起こしながら立ち去ったとして、運転していた秘書が道路交通法違反の疑いで書類送検された。秘書が運転していた車には白須賀氏も同乗していたが、白須賀氏は「助手席で眠っていて事故に気付かなかった」と釈明している。

 目を覆いたくなるばかりだが、不祥事はこれだけではない。18年3月の「マタハラ発言」も世間の反感を買った。当時の報道によれば、白須賀議員は働き方改革関連法案を議論する党の会議で、自身が運営する保育園で採用した看護師について「雇って1カ月後には実は妊娠して産休に入ると(言ってきた)。人手不足で募集したのに、それは違うだろと言った瞬間に労基に駆け込んだ」と発言。これがマタハラと受け取られかねないと批判を浴びた。

6490名無しさん:2021/02/18(木) 21:10:32
>>6489

 また保育園を巡っては、民主党(当時)の山尾志桜里衆院議員へのヤジ問題も。16年2月の衆議院予算委員会で、「保育園落ちた日本死ね」のブログを取り上げた山尾議員の質疑に、「誰が書いたんだよ」「匿名だよ、匿名」「うざーい」などとヤジを飛ばしていたと報じられている。

 こうした白須賀氏の素行について、選挙区である千葉13区の県議たちの視線も厳しい。昨年8月、白須賀氏の素行を問題視した13区の県議9人と柏、鎌ケ谷2支部が辞職などを求める嘆願書を県連に提出。翌月に党本部に上申されて判断をあおぐ形となったが、結局、処分は下されていない。

 ある地元県議は、嘆願書を提出した理由を次のように話す。

「有権者の方々に胸を張って『白須賀議員を応援します』とは言えない。そのことが一番の理由です。何か問題を起こしたら、支援を受ける支部や議員に直接出向くのが筋です。しかし、(白須賀氏は)反省の態度や後始末の行動が何もないのです」

 今回の高級ラウンジ訪問については、「夜に出歩いている話はうわさで耳にしてきたが、クラブ通いで何人も離党した後です。さすがにないだろうとは思っていた」と話す。

 もはや地元は冷めきっているという。

「IRにしろ今回の件にしろ、こうした行動が世に出ること自体、地元の人間からしたら恥ずかしいこと。地元有権者の方々も、多くが同じ思いのはず。それでも応援しよう、擁護しようという人はそうそういないでしょう」(同)

 自民党は離党したが、議員辞職はしないという白須賀氏。17日、その理由を記者団にこう語った。

「私の選挙区は、各市の予算がそれほど大きくない。(中略)しっかりと地域の陳情などを含め、自民党の先輩方に土下座してでも私の地元のために、予算を取るために、陳情を受けるために、頑張っていきたい」

 だが、今の白須賀氏に地元を託せる有権者はどれほどいるのだろうか。生まれ故郷である、前出の流山市の住民はこうつぶやく。

「こうなったらもう議員を辞めて、ここで歯医者やれよって」

(取材・文=AERAdot.編集部・飯塚大和、國府田英之)

6491名無しさん:2021/02/18(木) 21:30:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e573391e285920d757d91a16eb924cd38e25c62
離党の白須賀議員に憤る地元 重なる不祥事「臨界点に」
2/18(木) 9:54配信
朝日新聞デジタル
 「この人はダメだ」「自民党はおごっている」――。コロナ禍で接待を伴う飲食店に行き、17日、離党した自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)=千葉13区=。度重なる不祥事に、県民からは憤りやあきれる声が上がった。来月に知事選が迫る中、自民推薦で立候補を予定する関政幸県議(41)の陣営は白須賀氏との2連ポスターの撤去を開始。13区の党公認問題が再燃しそうだ。

 白須賀氏はこの日、党本部で記者の取材に応じ、緊急事態宣言が出ている10日、東京・麻布の接待を伴う飲食店に行っていたことを認めた。「お店が潰れてしまうという話を聞き、お金を落としてあげようと思った。本当に軽率な行動だった」と謝罪。次期衆院選へ立候補しない意向も明らかにした。

 これまでに、自民党国会議員3人が宣言下に飲食し、離党している。白須賀氏の地元、鎌ケ谷市の主婦(51)は「私も買い物以外出かけないし、知人が経営する居酒屋さんも休業して感染防止に協力しているのに、国会議員はどうなっているのか」と憤る。

 30代の男性会社員も「政治に興味がない。白須賀さんの次に誰がしても同じ。与野党問わず、政治家にはへきえきしている」と足早に立ち去った。

 白須賀氏は文部科学政務官だった19年1月、県内で接触事故を起こして立ち去ったとして秘書が書類送検された。同年4月の県議選では公設秘書ら4人が対立候補のポスター計120枚をはがした疑いで、書類送検された。カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件では、地元事務所が東京地検の家宅捜索を受けている。

 鎌ケ谷市の男性(82)は「IR疑惑で名前があがったときから、この人はダメだと思っていた。(次の衆院選は)自民系候補には投票しない」と話した。地元県議も「これまでの不祥事が臨界点に達した」と切り捨てた。

朝日新聞社

6492名無しさん:2021/02/18(木) 21:38:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcd04f46ccd214e45e4c80a2973ee7f11673a9cb
「私たち女性議員の提言とは真逆のアプローチだ」稲田朋美議員が自民党執行部の“オブザーバー扱い”にコメント
2/18(木) 19:22配信
ABEMA TIMES
 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森前会長の女性蔑視発言をめぐる議論が沸騰する中、自民党の議員連盟「女性議員飛躍の会」のメンバーが15日、党4役や役員会への女性の登用などを求める提言を行った。

 同会の共同代表を務める稲田朋美衆院議員は「やはり女性の意見が半分に近づくことが、そして多様性が担保されることが日本の社会をよくする」とコメントし、提言を受けた二階幹事長は役員連絡会や総務会などの重要な会合に毎回5人程度の女性議員を出席させる方針を示した。

 ところが、「(二階幹事長からは)総務会にも毎回女性の議員さんたちにオブザーバー出席みたいな形で雰囲気を味わって頂け、というご下命もあったので」と佐藤勉総務会長が発言すると、党内などからも「そういうことではない」「カメラに映るだけでいいのか」との批判の声が上がった。

 提案や議決の権利を持たない、いわゆる“見学者”としての扱い。17日の『ABEMA Prime』に生出演した稲田氏は「確かに総裁も来られる役員会など重要な会議についてはオブザーバーとして参加するだけでも役に立つとは思うし、幹事長の発言も女性に育ってほしいという善意からのものだろう。しかし単に参加するだけではなく、重要な意思決定をしたり、政策を作ったりする場に女性を入れていただきたいというのが私たちの提言。それとは真逆のアプローチだ」と苦笑する。

 自民党所属の国会議員の男女比を見ると、女性は10%程度という状況が続いてきた。こうした状況を打破するため、稲田氏らは立候補者の30%、将来的には35%を女性にすることも求めている。

 稲田議員は「“努力しましょう”という法律ができ、そこに魂を入れるため、政府の第5次男女共同参画基本計画では“2025年に35%の候補者にしましょう”ということになった。しかし、こうしたものが政府与党である自民党の方針になったことはない。やはり真剣に取り組まなければいけないと思う。有権者の半分は女性であるにも関わらず、最終的に議員になっているのは10%。この現実を変えるためにも、まずは女性の候補者を増やしていくべきだ」と指摘。

 さらに「経済同友会の櫻田代表の発言の中に“なかなか女性が取りにこない”という話があったが、たしかにそういう面はあると思う。ただ、それは取りに行くことで責任が生じ、家庭などを犠牲にしなければならないかもしれないと考え、二の足を踏んでしまうからだ。育児も家事も男女の別なくやっていこうと働き方改革が進んでいるが、政治家の世界は夜の会合もきちんとこなさなくてはならないという風潮があるし、保守的な地域では“政治は男がやるもの”という意識もあると思う地元で活躍している女性を見ていても、夜に会合で“カレーやおでんを作ってから来たのよ”などと言う。そういうところが変わらなければ、ただでさえ“女性の政治家になったらあんなに大変なんだ、あんなに批判されるんだ”という中、少女たちが政治家を目指すということにはなりにくいと思う」と訴えた。

 稲田議員の話を受け、元新聞記者の「アゴラ」の恩田和編集長は「私は2000年に新聞社に入社したが、社内には女性の先輩が非常に少なく、地方支局に行ってみると女性は私一人だった。10年後、20年後の自分の姿も全くイメージできず、結局辞めてしまった」とコメント。作家の乙武洋匡氏は「海外のNGOなどに行くと、日本から飛び出して行った優秀な女性たちがいっぱいいる。スポーツ競技団体の理事の話もそうだが、やはり家庭、そして社会の風潮の問題に繋がってくると思う。例えば政治家になろうとすれば、パートナーや家族のサポートが必要不可欠だ。しかし妻が夫を支えることはあっても、夫が妻を支えることには世間体を気にする風潮があると思う」と指摘した。

 政府の規制改革推進会議のメンバーでもある慶應義塾大学特別招聘教授でドワンゴ社長の夏野剛氏は「若い世代の意識はかなり変化していて、うちの会社でも夫が育休を取り、妻が出社しているという社員のカップルがいる。問題は、その親世代で、未だに“嫁が”みたいなことを言う。だから古い”イエ観”が残っていることは事実だろう。しかし安倍さんは政府の会議の場で、委員の3割は女性にしろと明言していた。規制改革推進会議でも、4割以上は女性だ。政府ではそういうことできているし、しかも主導したのが自民党の総裁だったんだから、女性候補者を増やすということも率先してやってほしい」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

6493名無しさん:2021/02/18(木) 21:39:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd863e67e705b7646a7b2eca7ac4be080f73bdaa
自民党、女性議員に党会議「見せる」が発言は認めず 方針表明
2/18(木) 11:34配信
BBC News
日本の与党・自民党は16日、党の主要会議に女性議員を招き入れる方針を示した。ただし発言は認めない考え。日本では東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が、性差別発言で辞任に追い込まれたばかり。

報道によると、自民党の二階俊博幹事長(82)が党役員連絡会で、男性が圧倒的に多い党幹部会議に女性国会議員5人がオブザーバーとして出席するのを認めることを提案した。

女性議員らは会議で発言はできず、会議後に限って意見を提出できるようになるという。

二階幹事長は16日の記者会見で、党幹部会議にもっと女性の視点を取り入れたいと述べた。

ロイター通信によると二階氏は、党執行部のほとんどが男性であることへの批判を認識しているとし、女性党員が意思決定過程を「見る」ことが大事だと話した。

「どういう議論がなされているのかを十分ご了解いただくことが大事だ。それをご覧にいれようということだ」

■女性が活躍から疎外

日本では長年、女性が政界や経済界から疎外されている。

世界経済フォーラムが昨年発表した、男女格差を示すグローバル・ジェンダー・ギャップ指数では、日本は153カ国中121位とされた。

衆議院は議員465人のうち、女性は10%程度の46人だけだ。世界的には女性議員の平均比率は25%となっている。

自民党は1955年以降、ほぼ政権を握り続けている。同党役員から成る執行部12人のうち、女性は現在2人しかいない。

■森会長発言問題

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長は今月3日、日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で、会議の場に女性を増やすことについて、「時間も規制しないとなかなか終わらないので困る」などと発言した。

これに対して大きな批判が起こると、森氏は12日、「不適切な発言」をしたとして辞任を表明した。

トヨタなど東京オリンピックの主要スポンサー企業も、森氏の発言を批判した。

国会では女性議員らが抗議の表明として、白色の服を着用した。東京都の小池百合子知事は、オリンピック関係組織のトップが協議する「4者会議」への欠席を表明した。

今年夏に延期された大会のボランティア予定者で、辞退するとした人は400人を超えているとされる。

■「見慣れたやり方」としての何気ない性差別――大井真理子(BBCニュース)

日本人女性として、何気ない性差別に対しては、残念なことに長年のうちに慣れてしまった。ビジネス会合でも、職場の飲み会でも、家族の集まりでも、それは起こり得る。私を含め多くの日本人女性ははただ笑い、耳にしなかったふりをしてやり過ごす。

だから、森氏の発言が出た時も驚かなかった。自民党が会議に無言の女性の参加を認めるというのも、見慣れたやり方だ。

安倍晋三前首相の政権下で、政府は2020年までに女性のリーダーの数を増やすという目標を打ち出した。しかし達成できないとなると、政府は淡々と期限を10年先延ばしにした。

ただ単に女性の数だけを増やそうとするのではなく、教育から雇用に至るまでの根本的な改革が必要だ――。そうした批判が、日本では以前から出ている。

(英語記事 Japanese party invites women to 'look, not talk')

(c) BBC News

6494とはずがたり:2021/02/18(木) 23:27:30

弁えてる森さんを起点に役員会に発言権無しで参加の二階,男みたいな性格の竹下とまあ昭和がぞろぞろとよくもまあ出て来ますね〜。
みんな昭和的な感覚で一生懸命配慮してるのはよく解るんだけどw

6495チバQ:2021/02/19(金) 00:46:39
悪気がない、本人としては差別的だとは全く思ってない。
その辺の感覚がヤバイですよねー

6496名無しさん:2021/02/19(金) 06:15:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/5edf3433dc6bbec5e532669c6394cbc9fdf303b9
島根知事の聖火リレー中止発言 自民・竹下氏「不用意で注意する」
2/18(木) 11:52配信
産経新聞
 自民党の竹下亘元総務会長(衆院島根2区)は18日、島根県の丸山達也知事が県内での聖火リレー中止を検討すると表明したことについて「知事の発言は不用意な発言だ。注意しようと思っている」と述べた。首相官邸で菅義偉(すが・よしひで)首相と面会後、記者団の質問に答えた。

 竹下氏は首相との面会で、4月に行われる衆参両院の補欠選挙についても協議したと説明。丸山氏の発言は話題に上らなかったと語った。

 竹下氏はまた、4月25日投開票の補欠選挙などについて「われわれもしっかりやるが、首相からもしっかりやれといわれた」と説明。一方で、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、大きな会場に大人数を集めることは難しいことを踏まえ「首相はどういう選挙になるのかということは心配していた」と明かした。

 竹下氏は同日の竹下派(平成研究会)の会合でも「今は五輪に向けてもう一回態勢を作り直し、盛り上げようというところだ」と不快感を示した。会合後、記者団に対し「たぶん(全国)知事会の中でも支持する人はいない。世の中の空気と違うぞという話を(丸山氏に)しないといけない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/61ce8a078634bef09d3a7a306d46a0232fd1bfb6
平野啓一郎氏、自民幹部の橋本聖子氏は「男みたいな性格」発言をピシャリ「こういう社会を変えないといけない」
2/18(木) 18:30配信
スポーツ報知
 芥川賞作家の平野啓一郎氏(45)が18日、自身のツイッターを更新。自民党竹下派会長の竹下亘元総務会長(74)がこの日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に就任した橋本聖子前五輪相(56)について、「スケート界では男みたいな性格でハグなんて当たり前の世界だ」と発言したと報じられたことを批判した。

 この日、竹下氏の発言を報じる記事を貼り付けた平野氏。

 「これでもかと続くな。こういう社会を変えないといけない」とピシャリ。「そこじゃないけど、ハグするのと、キスまでするのも意味が違うだろう」と橋本氏の過去のセクハラ騒動にも触れ、続けていた。

報知新聞社

6497名無しさん:2021/02/19(金) 10:30:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/bacdb1917a7a118857d2e906efba9635057b2d16
二階俊博「最悪の提案」に自民党女性議員が本気で怒りだした…!
2/19(金) 7:31配信
現代ビジネス
 「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」との発言で東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗元首相の後任に、橋本聖子五輪担当相が就任した。その後任の五輪担当相には、丸川珠代党広報本部長が就任予定(執筆現在)。世界が注目する騒動に発展した森元首相の女性蔑視発言から、思わぬ女性登用が実現した。

 だが現実では、日本の女性の社会進出は進んでいない。世界経済フォーラムが2019年12月に公表したジェンダーギャップ指数によれば、日本は153か国中で121位。ドイツ(10位)、フランス(15位)、英国(21位)、米国(53位)はおろか、中国(106位)や韓国(108位)にも及ばない。

 とりわけ低いのは政治の分野で、日本はほぼ最下位に近い144位だ。小泉政権時の2003年6月に掲げた「2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度」との政治目標は達成されないまま。目標年である2020年9月に成立した菅政権では女性の閣僚はわずか2名で、9.5%という絶望的な数字だ。

 しかも2020年12月15日に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画では、その目標値を「2020年代の可能な限り早期に30%程度」と緩め、国政選挙での女性候補の割合を「25年に35%」と掲げたものの、努力目標にとどめている。

世界に流布された「自民党の前近代性」
 そうした体質を露呈させたのが、「女性議員を5名程度、オブザーバーとして参加させる」という2月16日の自民党役員連絡会の決定だ。

 これを提案した二階俊博幹事長は前日の15日、「自民党女性議員飛躍の会」の稲田朋美前幹事長代行らから「『真の女性活躍』に向けた緊急提言」を受け取ったばかり。

 同提言は森元首相の女性蔑視発言を踏まえて同会が作成したもので、「二階さんは女性議員の権利について理解がある」(同会メンバー)と期待されていたのだが、最悪のものが出てきたといえるだろう。

 さっそくロイターは“Japan's ruling party invites more women to meetings, as long as they don't talk”(日本の与党は女性議員が会議に参加することを容認するが、発言は認めない)と題した記事を世界に配信し、BBCも「自民党、女性議員に党会議『見せる』が、発言は認めず 方針表明」と報道した。あまつさえ、自民党の前近代性が世界に流布されたことになったのだ。

 実際に女性議員の割合は、自民党を中心とする院内会派は衆議院で7.5%、参議院でも15.8%と、立憲民主党を中心とする院内会派の13.3%・32.6%や共産党の25%・38.5%など他の政党と比べても低い(2021年2月3日現在)。

 自民党ばかりではない。連立を組む公明党も女性議員の割合は、衆議院では14.3%、参議院では17.9%と、決して高くはない。さらに2020年9月27日に開かれた党大会で衆議院選の公認候補が発表されたが、その中に女性候補の名前はなかったのだ。

6498名無しさん:2021/02/19(金) 10:30:34
>>6497

女性の活躍は、国の衰退に繋がらない
 問題はこうした現状を「おかしい」と思わない土壌だ。「女性という属性で差別はしていない。実力で判断している」との言い訳も聞くが、もしその通りだとすれば、女性議員の割合が9.9%の衆議院では「女性の実力は男性の10分の1にも満たない」ということになってしまうのだ。そこにフェアな競争原理が働いていないことは明らかで、そうしたいびつさが政治を歪める主因となっている。

 女性が政治で活躍することは、国の衰退に繋がらない。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は絶大なリーダーシップを発揮して世界政治をリードしているし、台湾の蔡英文総統やニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は新型コロナウイルス感染症の蔓延を見事に抑えている。活躍の場を与えられれば、能力を発揮できる女性は多いのだ。

 その実証をスペインで見ることができる。スペインはもともとカトリック教徒が多く保守的傾向が強かったが、全体主義的なフランコ政権下では女性の権利は全く否定されていた。

 しかしフランコ大統領が1975年11月20日に死去して独裁が終わると、民主主義が復活。ゴンザレス首相の下で女性の参政権が復活し、サパテロ大統領の下では男女共同推進政策がさらに推し進められた。

 ここで重要な点は、2004年の組閣で女性副首相(筆頭)など8名の女性閣僚が抜擢されたことと、2008年に平等省が創設されたことだ。

 女性登用の方針は現在のサンチェス政権にも受け継がれ、2020年1月の内閣改造では、23のポストのうち11を女性に当てがった。

 副首相枠である4つのうち、筆頭副首相をふくむ3つのポストは女性が占め、外相や国防相、財務相など要職も女性が獲得した。首都であるマドリード市の前市長と前々市長も女性であり、バルセロナ市の現市長も女性が就任している。

 そのおかげで、スペインのジェンダーギャップ指数は世界8位で、経済分野では72位(日本は115位)、教育分野では43位(同91位)、政治分野では8位(同144位)を占め、保健分野(スペインは93位で、日本は40位)以外では日本より優っている。

 こうした事実を踏まえれば、やはりクオーター制などを導入することで、客観的かつ大胆な改革を行う必要がある。決して旧い考えにとらわれがちな一部のトップの独断によって決めるべきではない。

6499名無しさん:2021/02/19(金) 10:31:11
>>6498

政治的な匂いは消えていない
 さて二階幹事長の「女性議員にご覧にいれよう」発言を踏まえて稲田氏らは2月18日、世耕弘成参議院自民党幹事長と面談し、次期衆議院選での比例区での女性候補擁立などについて申し入れた。19日には山口泰明党選挙対策委員長にも面談し、同様の申し入れを行う。

 この度の森元首相の女性蔑視発言で、女性の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長が誕生した。

 これで東京五輪では、開催地である東京都知事、五輪担当相、組織委員会会長の3名が女性ということになるが、橋本組織委員会会長の任命の背景に橋本会長の「永田町の父」と言われる森元首相の影響が伺えたり、丸川五輪担当相抜擢の背景に丸川大臣と関係が良くない小池百合子都知事に対する牽制が垣間見えたりで、政治的な匂いは消えていない。

 さらに前日の「女性議員飛躍の会」の申し入れに対して2月16日の自民党役員連絡会でそれを無実化しかねない二階幹事長の「オブザーバー」発言が出たことに、役員連絡会に参加資格のある野田聖子幹事長代行や丸川広報本部長(当時)は奇異とは思わず、異議を唱えなかったのかという疑問も残る。

 7月23日の開会を5ヵ月後に控え、東京五輪はいよいよ悩ましさを増している。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

6500名無しさん:2021/02/19(金) 10:32:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5bb8ca7c8e52c0dbd82f99da8a4cbcc5b93a6cb
橋本氏、ぎりぎりまで苦悩 森氏後任決着に政府・与党は安堵 東京五輪
2/19(金) 7:08配信
時事通信
 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は、就任要請を受けるかどうかぎりぎりまで苦悩した。

 しかし、女性蔑視発言で辞任した森喜朗氏の後任として早い段階から有力視され、次第に外堀が埋まっていった。橋本氏の決断次第では大会の「顔選び」が混迷し、大会準備に支障が生じる恐れがあったため、政府・与党内には安堵(あんど)感が広がっている。

 「悩みに悩んだ末だったと思う。大いに期待している」。菅義偉首相は18日夕、橋本氏の就任について、ほっとした表情を記者団にのぞかせた。

 橋本氏は森氏の後継として、政府・与党内で「衆目の一致する適任者」(自民党関係者)だった。「女性、元五輪選手、森氏と話せるという3条件を兼ね備えた人は他に見当たらなかった」(政府関係者)からだ。

 複数の関係者によると、森氏が辞意を固めた段階で、首相自身も周辺に「橋本氏でいいのではないか」と漏らしていたという。

 一方、橋本氏は会長就任に一貫して慎重だった。五輪開幕まで5カ月あまりとなる中、新型コロナウイルスの感染収束は見えず、会長を引き受ければ大会を決行するかどうかの重い決断が待ち受ける。組織委幹部から就任の打診を受けても「さすがに無理」と断っていた。

 候補者検討委員会には政府から室伏広治スポーツ庁長官が参加したが、首相が自身の意向を検討委に伝えた形跡はない。森氏による川淵三郎氏の後継指名に「若い人か女性がいい」と難色を示したことが明らかとなり、官邸の介入と批判も出たため、表立った働き掛けは控えたとみられる。

 ただ、検討委が17日に橋本氏への就任要請の方針を固めると、官邸は後任の五輪相選出の準備に入った。橋本氏は18日午前に自民党ベテランから「もう引き受けるしかない」と電話で助言された際には、固辞の言葉をもはや口にせず、黙って聞いていたという。

 橋本氏をめぐっては、2014年にフィギュアスケートの男子選手にキスを強要したとされる問題を週刊文春が改めて報じ、野党からは「世界からどう見られるか」と不安の声も漏れる。しかし、政府・与党は「火中の栗を拾った」(麻生派中堅)として、橋本氏を全力で支える方針だ。

 政府関係者は文春の報道を「過去の話だ」と一蹴。自民党の竹下亘元総務会長は記者団に「橋本氏は男みたいな性格。スケート界はハグなんて当たり前の世界だ。それをセクハラと言われたらかわいそうだ」と擁護した。公明党幹部もセクハラとの指摘を一笑に付した。

6501名無しさん:2021/02/20(土) 07:45:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/699760ed1cdd9d8c758a2a57cff904775f670b5e
大物政治家子弟の「就職先」は “親の七光り”? 自民・二階幹事長と菅首相の息子は…
2/20(土) 6:01配信
SmartFLASH
 菅義偉首相の長男・正剛氏が、衛星放送関連事業もおこなう「東北新社」社員の立場で、放送行政を所管する総務省幹部との “濃厚接待” を報じられた。コロナ禍に世間が喘ぐなか、やはり “上級国民” は違うのか――。永田町と一流企業には、“子弟子女” を通じた蜜月があるのだ。

 麻生太郎副総理兼財務相の長男が、麻生家のグループ企業の社長に就く前の勤め先は、トヨタ自動車九州。二階俊博自民党幹事長の政策秘書を務める三男はANAと輝かしい。「麻生氏は経済関係の元閣僚、二階氏は元運輸相で、両社とも所管する企業にあたる」(政治部デスク)というが、なぜそこに子供を就職させたのか、首を傾げたくなる。

 なかでも、加藤勝信官房長官の長女や、安倍晋三前首相の実弟である岸信夫防衛相の長男を受け入れたフジテレビや、田村憲久厚労相の娘・田村真子アナがいるTBSなど、テレビ局が目につく。政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「テレビ局は、電波行政を総務省が握っているため、政治家の子供という “人質” を取っておいたほうが安心なのでしょう」と語る。

 かつて、“親の七光り” で入社する企業として名前がよくあがったのは電通だという。

「電通は、利害に関わる政治家の子供を入社させることで、事業を有利に展開してきました。政治家の子を社内に囲っていること自体がメリットだったわけです。

 最近は、企業が政治家の関係者の子弟を “縁故入社” させたという話は聞かなくなりました。しかし、『週刊文春』が報じた菅首相の長男のケースは、反感を買っても仕方ない。東北新社の創業者は、菅首相の長年の支援者だったうえ、首相は総務相を務めたこともある。“親の七光り” と臆測を呼ぶのは、無理もないのです」(伊藤氏)

 こんな蜜月が健在では、政治家に “庶民性” など、求めようがない。以下の関連リンクでは、政治家子弟の就職先をご紹介しよう。


(週刊FLASH 2021年3月1日号)

6502名無しさん:2021/02/20(土) 07:46:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1101457a4a13fd63cc1df2efd1ded3e761615d6c
菅首相長男疑惑 証拠音声でわかった人気急上昇中「イケメン議員潰し」
2/18(木) 11:15配信
東スポWeb
 菅政権にまたも“文春砲”だ。発売中の「週刊文春」は自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)の“夜のパパ活”疑惑と、菅義偉首相(72)の長男から総務省幹部が接待を受けた疑惑の続報という2発をセット。さっそく白須賀氏は17日に離党に追い込まれた。長男の疑惑ではイケメン議員へのよこしまな策謀も発覚。野党関係者は特に長男の疑惑に強い関心を持っている。支持率が上がる要素のない菅政権にとっては泣きっ面にハチだ。

「(緊急事態宣言下でもクラブ通いを)我慢できない人がいたらバカな方とのお墨付きになりますね。ただ、誰かはいるんじゃないでしょうか」と2月4日付の本紙で予言したのは横粂勝仁弁護士だが、やはり“バカ”は現れた。

 宣言中に高級ラウンジに行っていたことを暴かれた白須賀氏のことだ。週刊文春によれば、2月10日夜、若い女性と一緒にフレンチレストランで食事を楽しんだ後、ラウンジに“同伴”したという。

 報道を受けて、白須賀氏は17日に自民党本部に離党届を提出。集まった報道陣に「心からおわび申し上げます」と謝罪した。ラウンジに行った理由については知人が店長だったとし、「少しでも売り上げの足しになればと思ってしまった私が軽率だった」と明かした。新型コロナウイルスで困る店を助けようとしたと言わんばかりだ。

 白須賀氏は「次回の衆院選には出馬しない」と断言するも、議員辞職は否定した。「今、辞職すると補選となり、自民党にとって厳しい戦いとなることを配慮したのではないか」(永田町関係者)。

 白須賀氏の件より燃え上がりそうなのが、放送事業会社「東北新社」に勤める菅首相長男の件だ。同誌では録音データをもとに、長男と総務省幹部の密接な関係に迫っている。

「菅首相長男『ウソ答弁』証拠音声を公開する」と題した記事で、接待の席でどんな会話がなされていたかが詳細に書かれており、なかでも注目を引くのが自民党の小林史明元総務政務官(37)に言及したくだりだ。小林氏はBS放送の新規参入に前向きな人物で、菅首相長男と関係が深い東北新社にとって要注意人物だったことが会話から分かる。

 驚くのは総務省幹部が小林氏について「どっかで一敗地に塗(まみ)れないと、全然勘違いのままいっちゃいますよねぇ」と評価していること。官僚たちが気に食わない政治家潰しの策謀でもしているのかと受け取られても仕方がない表現だ。

 政界関係者は「官僚と政治家の力関係は官僚の方が上になりがち。というのも政治家が政務官や副大臣になっても、その専門に詳しい官僚から見ればヒヨッコ。政治家もそれが分かっているから特に幹部にはペコペコする」と指摘する。

 小林氏は当選3回の若手だが、現在はワクチン担当大臣補佐官を務めるホープでもある。しかも、イケメン議員としても注目を浴びている。総務政務官の経歴についても、小林氏はNTTドコモ出身だけに、総務省の分野について何も知らないわけではなかったはずだ。

「そこが官僚からすると鼻についたというのはあるでしょう。幹部なら若い政治家を潰すとは言わないまでも、『調子に乗るなよ』とコツンとすることぐらいはできる」と政界関係者は言う。

 いずれにせよ、生々しい話ができるほど菅首相長男サイドと総務省幹部は密な関係ということだ。

 もちろん野党は臨戦態勢。立憲民主党関係者は「菅首相の息子だからという“忖度”があったことをあぶり出したい。菅内閣のすべてがこうした忖度で決まっているという体質が果たしていいのか。そこを国会質疑を通して国民に判断してほしい」。菅政権は崖っ縁だ。

東京スポーツ

6503名無しさん:2021/02/20(土) 07:48:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0af9e244c38c361f744ce3e7bde737673ae7a1
白須賀氏に辞職勧告を 自民千葉県議団
2/19(金) 18:41配信
時事通信
 自民党千葉県連会長の渡辺博道元復興相は19日、党本部で二階俊博幹事長と面会し、緊急事態宣言中の夜に高級ラウンジを訪れ離党した白須賀貴樹衆院議員=千葉13区=に対し、議員辞職勧告と除名処分を行うよう申し入れた。

 党千葉県議団の総意といい、二階氏は「重く受け止める」と応じた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/60cfaf4cbf7d52145fdb2188bf393e67fe79b007
宮崎謙介氏、当選同期の自民党離党の白須賀貴樹衆院議員に「彼と銀座、赤坂に一回も行ったことない…レベルが違った」
2/18(木) 13:39配信
スポーツ報知
 18日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」(月〜金曜・午前11時55分)で、自民党の白須賀貴樹衆院議員が新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言下の今月10日夜に東京都内の高級会員制ラウンジを訪れていたことを受け、同党に離党届を提出したことを報じた。

 白須賀氏のラウンジ訪問は17日に週刊文春の電子版が報じた。白須賀氏は次期衆院選に出馬しないと表明したが議員辞職は否定した。

 同党では今月に入り、銀座のクラブをはしごした松本純前国対委員長代理ら3人が離党したばかりだった。

 スタジオには白須賀議員と当選同期だった元自民党衆院議員の宮崎謙介氏が生出演した。宮崎氏は白須賀氏について「彼とは銀座とか赤坂に一回も行ったことない。同僚の居酒屋では一緒になったことはありますが、レベルが違うので一緒に遊ぶことは私はできなかった」と明かし「華やかな背景のある人なので一緒に行くと会計の時、困ると思っていた。別格、ある種ステージが違うと思っていました」とコメントしていた。

報知新聞社

6504名無しさん:2021/02/20(土) 07:49:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3a508cba8a4f66493228eb1df6606779712bdfe
橋本新会長 やっぱり離党、ドタバタ急転背景に“自民のドン”二階幹事長
2/20(土) 5:30配信
スポニチアネックス
 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)は就任から一夜明けた19日、丸川珠代五輪相(50)と引き継ぎを行い、都庁に小池百合子知事(68)を訪ね面会した。五輪に向け女性3人の新体制が始動した。自民党所属の参院議員と兼ねることに批判が集まっていた橋本氏はこの日、離党届を提出。一度は離党しないと公表したが、約3時間後に急転撤回。ドタバタのスタートとなった。

 この日午後、橋本氏は党本部で二階俊博幹事長(82)と面会し、離党届を提出。記者団に「透明性を持って国民に歓迎される会長を務めるには、政党に所属していては国民に理解してもらえない」と説明し、参院議員辞職に関しては「尊い議席はこのまま守りたい」と否定した。

 午前に二階氏と面会した後は、記者団に離党の考えを否定。だが、この日2回目の二階氏との面会後、一転して前言撤回となった。

 ドタバタ劇の裏に、自民党を牛耳る二階氏の存在が見え隠れする。この日午前、橋本氏は二階氏との面会前に出席した自民党北海道議員の会合でも「IOC(国際オリンピック委員会)や党本部などと相談し議員辞職や離党は必要ないとの判断に至った」と出席者に説明。「議員辞職はまだしも、離党は不可避」(組織委関係者)が大方の見方だっただけに、周辺には驚きの声が上がった。

 五輪憲章にうたわれている政治的中立。過去にロンドン五輪組織委員会の会長を務めたセバスチャン・コー氏が上院議員と兼任した例があるが、上院は終身任期制。選挙で選ばれた自民党議員とは立場が違う。

 女性蔑視発言から引責辞任した森喜朗前会長(83)も、愛弟子の橋本氏に組織委会長になるには「離党して議員を辞める必要がある」とはっきり伝えていたとされる。「橋本氏が議員辞職や離党に難色を示したので、決定まで時間を要した」(同関係者)という。

 離党せず会長職を務める選択に野党や世論が猛反発。橋本氏も五輪開催や国会審議への影響を回避するため、離党に方向転換した。

 元アスリートでもあり、政界の父と慕う森氏の姿勢からも、橋本氏は当初から離党の必要性は理解していたと思われる。「橋本さんは、離党しなくていいと勘違いしてしまっていた。党本部、いわゆる二階さんが離党しなくてよいとしたのでしょう」(自民党若手議員)と、二階氏からの許可があったとの見方がある。「離党せず」を翻意したのも二階氏との面会直後。与党関係者は「二階氏の言動に橋本氏は振り回されたようだ」と話した。

 組織委の混乱を鎮めるために就任した新会長のブレた決断。離党という判断ですら背後の重鎮の意見で変わる橋本氏の判断力、運営力の危うさが、いきなり露呈する形になってしまった。

 《家族に反対されていた》橋本氏はこの日夕、日本テレビ「news every.」に生出演。離党について「当初IOCの見解は“問題ない”ということだったが、大臣を兼務することは許されないので、辞職し行動規範を順守して会長職を全うしたいと考えた」と明かした。会長就任には家族の反対があったと言い「子供たちに“オリパラ担当で最後まで頑張るのがお母さんらしい”と言われ悩んだ」と告白。「検討委員会の内容をうかがい“アスリートファーストの大会を成功させるのは、アスリート出身の橋本しかいない”と言われ私の魂に火が付いた」と語った。

 《初日あいさつ「魂込めて全う」》橋本氏は新たな職場となった都内の組織委に初出勤し、リモートを通じて全職員にあいさつ。「オリンピアンとしての魂を込めて会長職を全うする」と決意表明した。内閣府では、後任となる丸川五輪相と引き継ぎ式を行い、コロナ対策など重点的な課題を伝達。都庁では小池知事を表敬訪問。「会長という立場で小池知事とやっていけるのは大変に光栄」と話し、小池知事も「スケートも自転車も最後の1周は凄く厳しいと想像する。今、我々はそこにいると思う」と橋本会長が携わった競技を現状に重ね、協力する姿勢を示した。

6505名無しさん:2021/02/20(土) 07:51:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/2334f228bc40dbfd9dd8c6842bbe5f3f5eda35a5
DAIGOへの世代交代に期待も 時代に取り残された「島根の王」竹下亘会長の落日 〈週刊朝日〉
2/19(金) 16:23配信
AERA dot.
 自民党竹下派会長、竹下亘衆院議員の発言が相次いで炎上している。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長に就任したばかりの橋本聖子氏に対し、セクハラ擁護発言をしたり、島根県の丸山達也知事の五輪発言に噛みつき、反発を招いているのだ。

「橋本氏が会長になって、これからという時にいらんこと言って、何を考えているのか」

 自民党のベテラン議員はこうぼやく。

 竹下氏は2月18日の派閥会合後に橋本新会長のセクハラ問題についてコメントを求められ、「スケート界では男みたいな性格でハグなんて当たり前の世界だ」「それをセクハラと言われたらかわいそう。別にセクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界である」「理解してあげて」などと発言。

 竹下派の加藤勝信官房長官が翌19日の記者会見で「男女共同参画という観点から、いろんな疑問が出されている」と火消しに追われた。

 竹下氏は「男勝りと言いたかった」などと訂正したが、後の祭りだった。炎上はこれだけではない。

 竹下氏の地元、島根県の丸山知事はコロナ感染対策への不安から、オリンピックの聖火リレーの中止を検討すると語った。この件に触れ、「島根はコロナに一番遠いところにいる。何を言うんだ。一番遠いところが言い始めるのは、どうなのか」と丸山氏を非難。

 そして「私が知事を呼んでしっかり注意をしなくてはいけない」とまで言い放った。SNSでは国会議員が知事を注意するという趣旨の発言に「上から目線」とまたも大炎上した。

 五輪組織委員会会長だった森喜朗元首相は女性蔑視発言で辞任に追い込まれたばかりのところへ、竹下氏の「セクハラ擁護」「上から目線」発言と問題が相次ぎ、自民党幹部は頭を抱える。

「竹下氏は橋本氏を擁護するつもりで言ったのでしょうが、落ち着きつつあった森氏の発言まで再浮上してしまった。橋本氏はまた、ひとつ難題を抱えることになる」

竹下氏の炎上発言には、島根県独特の政治風土があるとも指摘する。

 これまで島根県は竹下氏の異母兄、竹下登元首相、青木幹雄元参院幹事長という大物が牛耳ってきた竹下派王国。兄の登氏の他界、青木氏の引退で竹下氏にバトンがまわってきた。兄の秘書として長年、使えた竹下氏は後継者として衆院議員のバッジをつけ、政界入り。復興相、党三役も務め、竹下派の派閥会長にも就任した。

 その影響力を最大限に見せつけるはずだった2019年の島根県知事選で、竹下氏が推す、自民党候補に丸山知事が圧勝。島根県議会では、自民党会派が丸山氏を支えるというねじれになっている。この敗北により、これまで脈々と続いてきた「竹下派支配」が崩れてしまったのだ。

「竹下氏は子分のような県議、市議らに反旗を翻され、知事選は負けた。竹下王国の威光は大きく後退した。丸山知事へ注意したのは、永田町での影響力を見せようとしたのでしょうが、完全に裏目に出ました。丸山氏周辺は竹下氏が嫌味を言っているという感じ。丸山氏の発言は、コロナが東京などと比べて圧倒的に少ない島根県知事として提案に過ぎない。竹下氏の苦言は気にしていないでしょう」(自民党の島根県議)

 ガンを患い、闘病から復帰してまだ日が浅い竹下氏。

「選挙で負けた丸山氏には普段から愚痴っている。その延長のような発言ですが、派閥会合という公の場で言うとまずい。竹下氏は去年の総裁選でも出遅れて、派閥トップとして統率力がないと内部で不満が出ている。橋本氏のセクハラ擁護発言も丸山知事への苦言も竹下派が鉄の結束を誇った時代なら世間もスルーしてくれかもしれないが、今は派閥の数も減って、影響力が低下。時代が変わり、昔のようにはいかない」(竹下派の国会議員)

 地元では「そろそろ、地盤を登氏の孫にあたるDAIGOに譲った方がいいのではないか」という声も出ているという。(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

6506名無しさん:2021/02/20(土) 07:51:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/8022a96864c9249234592b73219a175a286e8256
自民・竹下亘氏 五輪巡りハラスメントの失言コンボで批判殺到
2/19(金) 15:50配信
女性自身
東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長の選任をめぐって2月18日、混乱の末に橋本聖子氏(56)が正式に選出された。

森喜朗氏(83)の女性蔑視発言による会長辞任に政界や経済界のトップ陣がコメントを出すものの、さらなる“失言”によって波紋が広がり続けている。

自民党の竹下亘元総務会長(74)は橋本氏が会長に決定した同日、彼女が過去に起こした“セクハラ問題”について言及。だが、そのコメントに批判が殺到しているのだ。

「週刊文春14年8月28日号によると、ソチ冬季五輪閉会式後の打ち上げパーティーで橋本氏はフィギュアスケート男子の高橋大輔選手(34)にキスを強要したとのこと。『初恋の先輩に似ている』と周囲に話していた橋本氏は、“大ちゃん”と呼ぶほど高橋選手がお気に入り。橋本氏は『強制した事実はない』と否定したといいます。しかし彼女から迫るような“キス写真”は、今もネット上に拡散されています。結果的にJOCは不問としましたが、今回の新会長選任をめぐって蒸し返されたかたちとなりました」(スポーツ紙記者)

各メディアによると過去の騒動が問題視されている橋本氏について、竹下氏は「スケート界では男みたいな性格で、ハグなんて当たり前の世界」とコメント。さらに「セクハラと言われたらかわいそう。セクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界である」と擁護したという。

その後、事務所を通じて「男勝りと言いたかった」と訂正した竹下氏。だがジェンダー問題が取り沙汰されているなかで、「男みたいな性格」や「セクハラと思っていない」「当たり前」などと主張したことに厳しい声があがっている。

《ハグとキスは全く違います。なぜ男女で例えるのか。一連の騒動を全くご理解いただいていない》
《ご自身が当たり前と思っている価値感自体に問題があれば、それを言動に表すことはハラスメントを起こします。ご自身は橋本氏を擁護しているつもりかもしれませんがなってないですよ》
《この人は、何処に向いて、誰に対して話しているのか。危機感も無い、問題点も分からない人間は国政に要らない》

■島根県知事にも“上から目線”で苦言

橋本氏を擁護したつもりが、かえって物議を醸してしまった竹下氏。しかし、彼の“失言”はこれだけに留まらなかった。

大会開催まであと5カ月と迫るなか、島根県の丸山達也知事(50)は17日に聖火リレー中止の意向を表明。各紙によると新型コロナウイルスに対する政府や東京都の対応が不十分として、現状のままでの大会開催に反対姿勢だという。1カ月程度の状況を踏まえて、最終判断をすることになった。

すると慎重な丸山知事に対して、竹下氏は18日に「困惑している」「発言は不用意だ」などとコメント。加えて「知事を呼んで、注意をしっかりしないといけない」「知事会でも誰もついてこないのでは」などと、苦言を呈したのだ。

地方行政のトップとして、執行権を持つ知事。緊急事態宣言下において改正された特別措置法では権限も強化され、その責任の重さは一段と増している。そんななかで、衆議院島根2区選出の国会議員で立場の異なる竹下氏に「上から目線」と批判の声があがっている。

《県のトップは知事だ。単なる一国会議員如きに何の権限も無い。勘違いも甚だしい》
《注意って言葉を選んでる時点で上から目線だなと感じますね。立場が違うので注意はおかしいなと》
《は? これってパワハラやんか。 県民の事を最優先に考えた上の苦渋の決断だったのに。何を注意するつもりですか?? 竹下氏は何を具体的にどう注意するか説明しろ》

五輪をめぐって同日中に“失言コンボ”を繰り出してしまった竹下氏。当の本人は、世間からの声をどう受け止めているのだろうか。

6507名無しさん:2021/02/20(土) 07:53:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/7344f53bad8b206d36ee27bb6947f46820ea82c7
「森さんは女性を否定したわけじゃない」亀井静香氏が会長辞任劇、コロナワクチン接種を斬る
2/19(金) 18:42配信
FNNプライムオンライン
新型コロナウイルス感染拡大に対する緊急事態宣言下、ワクチン接種がいよいよ始まった。一方、今夏開催予定の東京オリンピック・パラリンピックは、森喜朗前組織委員会会長の女性蔑視発言による会長辞任劇でその行方が益々混迷の度を深めている。菅政権が発足して5ヶ月がたち、年内に国政選挙が控える中、この国の政治と社会はどこに向かうのか。かつて菅総理の国政デビューを後ろ盾し、森氏とも気脈を通じる亀井静香元建設相に聞いた。

「森さんは辞めたいなら辞めればいい」


――森会長が組織委員会会長を辞任されました。今回の騒動をどうご覧になっていますか。

亀井氏:
近いうちにちょっと彼と会うことになっているけどね。彼が辞めるといったんでしょ。辞めたいなら辞めればいいんだよ。だいたいね、オリンピックって騒ぐけど、昔のオリンピックはスポーツの頂点、華だったんだよ。ところがいまは種目ごとに世界大会がどんどん開催されているでしょう。それともう1つ、オリンピックは商業主義に毒されてしまった。もう昔のオリンピックとは違う。だからそういうオリンピックをまるで神様がやってくるみたいにありがたがる必要はないでしょ。

――東京オリパラは今夏行われると思いますか?

亀井氏:
オリパラはやれるわけがないじゃない。スポーツというのは、肌と肌が接しあう、息をかけ合うんだよ。物理的にできっこないでしょ。今の検査は陰性が陽性になったりして完全なものじゃないわけだし。



「森さんは女性を否定したわけじゃない」


――森さんの会長辞任の理由としてあったのが女性蔑視ともとれる発言でした。

亀井氏:
女性蔑視?ふざけたこといいなさんな。森さんは女性を否定したわけじゃない。女性の役割が非常に大事だということを彼はしっかりと認識して説明していますよ。



――今回の辞任劇の背景に小池東京都知事の四者会合欠席の意向があったと報道されています。

亀井氏:
そんなことないよ。それでどうこう判断する森さんじゃないよ。マスコミは少しくらい彼女を批判する記事があってもいいと思うよ。だから彼女ものぼせすぎているんじゃないか。

6508名無しさん:2021/02/20(土) 07:54:11
>>6507

「菅さんの初の国政選挙を応援したんだ」


――菅総理が昨年9月に就任してから、約5ヶ月になります。亀井さんは菅総理と昔からの付き合いだと聞いていますが。

亀井氏:
菅さんが横浜市議のとき私が自民党の政調会長で、私の知人の藤木幸夫さん(横浜港湾協会会長)から「国政に出るので応援してやってくれ」と言われ、横浜まで行って彼を応援したというのが始まりだね。



――菅政権は発足当初は高い支持率でしたが、いまは支持と不支持が拮抗しています。その理由の1つが「コロナ対策が後手に回っているんじゃないか」という国民の不信感がありますが。

亀井氏:
コロナより先手を打つことは無理だね。コロナという虫は利口な虫でさ、対応はそう簡単にはいかない。その中で菅さんは悪戦苦闘しているわけで、彼が全知全能の神なら別だけど、ぴたっと当てはまるようなことができるわけない。批判が出てくるのは仕方ないけど、これは誰がやっても目の覚めるような対策はできるはずがないですよ。



「菅さんはよくやっていると評価すべき」


――今回の特措法の改正では入院拒否、時短拒否に過料を課すことになりました。

亀井氏:
まあこれはね、簡単に言うとイギリスのようにロックダウンする方法もあるけれど、日本でやったら政権が倒れるわい。日本人というのは「座禅を組むようにじっと耐えましょう」と言われてオッケーする国民じゃないですよ。だから菅さんはそういう国民性の上に乗っかっていまやれることをやっているんで、これはよくやっていると評価してやるべきじゃないのかな。



――いよいよ日本でもワクチン接種が始まりました。菅総理は担当大臣として河野太郎さんを抜擢しましたが、この人事についてどう思いましたか。

亀井氏:
能力があると思ったのかね。しかしいままでの所管の延長線上を離れてやることはなかなか困難が伴うな。河野太郎はよく知らんけどね。河野一郎さん(※)はごつい人だったけどなあ。息子の洋平さんは柔らかい人だった。総理になれなかったのには、俺も責任あるけどね(笑)

(※)元副総理。河野太郎氏の祖父。

6509名無しさん:2021/02/20(土) 07:54:24
>>6508

「ワクチン接種なく選挙やるのは自殺行為」


――2021年は衆議院選挙がありますが、いつごろの時期になると思いますか。

亀井氏:
ギリギリ解散ってことはやらんだろう、見通しとしてね。コロナの問題があるから、ワクチンが6月か・・。とにかくワクチンを接種した後だよ。だから都議選と一緒にやったらどうなの。選挙というのは人と接触するから、ワクチンも打たないで選挙をやるのは自殺行為ですよ。そういうのは絶対やっちゃいかんわな。菅さんも考えているはず。



――今の野党の動きはどうみていますか?

亀井さん:
野党はね・・・あって無きがごとしじゃないの。玉木(国民民主党代表)なんか優秀だけど、何しろ野党に共通しているのは、度胸と胆力がないんだよ。突き進んでいっても「誰かついてくるかな」、「マスコミが支持してくれないかな」とか、そんなことばかり考えているから、結局気がついてみれば国民がもうそっぽを向いちゃっているな。どの新聞見ても非常に支持率が低いし、期待感がないということだな。

「株価3万円はバブルと菅さんに教えてやる」


――日経平均株価が3万円を突破しましたけど、これについてどう思われますか。

亀井氏:
バブルだから。金の行き場がないからしょうがない。マネーゲームだな。これは庶民や実体経済には関係の無い話だな。この株の状況というのは良くないね。だから今度菅さんに会ったら教えてやろうと思っているけど、兜町の株が上がった、下がったと一喜一憂しているのは1部の人間だけだよ。



――こうしてお話を伺っていると、菅総理に対してとても心情的に近いのを感じますね。

亀井氏:
キラキラする人間じゃないからいいんだよ。だいたいいまの総理は、お父さんやおじいちゃんが大変な政治家で、その子どもや孫だわな。福田さんも安倍さんも麻生さんもそうだし。だが菅さんだけは土の匂いがするんだよ。だからこのままでいくべきだと私は思っている。彼の良さは土の匂いなんだよ。

「菅さんも二階幹事長も土の匂いがする」


――菅総理はいまのままでいいと。

亀井氏:
ただね、最近彼は新自由主義者を次から次へと登用しているでしょ。これは良くないことだよ。権力を握った人間が陥りやすい。たとえば豊臣秀吉みたいな百姓の子どもが天下を取ったらキンキラキンが好きになっちゃった。菅さんもそれと同じだ。竹中平蔵やアトキンソンとかキラキラするような新自由主義者になびき出して危険な兆候だな。



――二階幹事長は派閥の後輩ですよね。

亀井氏:
そうだよ。すっと派閥に入ってきて乗っ取りやがった(笑)。彼も人相を見たらわかるだろ。土の匂いがするんだよ。それが彼の持ち味だから、それを活かして政治をやるのがいいんだ。だいたい国民もいかんのだよ。自分に無いキラキラしたものに憧れちゃう。日本人はね、そういうものに憧れるところがあるんだね。

――ありがとうございました。

【執筆:フジテレビ 解説委員 鈴木款】

鈴木款

6510名無しさん:2021/02/20(土) 12:36:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0fa68f36bceee71025945c9905f0e9264114674
自民広報本部長に有村氏 丸川氏後任で綱引き
2/20(土) 7:38配信
時事通信
 自民党は19日、丸川珠代五輪担当相(細田派)の後任の広報本部長に、有村治子元少子化担当相(麻生派)を充てることを内定した。

 人事をめぐっては細田派と二階派が自派議員を押し込もうと綱引きを展開。最終的に両派以外から選ばれ、痛み分けとなった。

 広報本部長は菅義偉首相(党総裁)が出席する役員会のメンバー。閣僚経験者が就くケースもある重要ポストだ。

 先に動いたのは党内最大の細田派。丸川氏が同派の橋本聖子前五輪相の後任に起用されると見越し、その人事の決定前から派幹部が首相に働き掛けた。具体的には稲田朋美元防衛相、森雅子前法相の名が挙がった。

 これに反発したのが二階派。「広報本部長は細田派の指定ポストではない」として自派の片山さつき元地方創生担当相を推し、18日には幹部が二階俊博幹事長と対応を協議した。

 今回の人事は東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言が発端だけに、「女性枠」とするのが党内の空気。竹下派の小渕優子元経済産業相の名も取り沙汰された。

 結局、下馬評に上がっていなかった有村氏とすることで決着。党関係者は「細田、二階両派の対立激化を避ける必要があった」と解説した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9e3b239ecd30a402fd08040bef7a2caf80f2b9a
3次補正でGo To予算1兆円 二階幹事長らは過ちを繰り返すのか
2/20(土) 7:05配信
NEWSポストセブン
 日本は、猛威を振るう新型コロナウイルスの対応に失敗した国だと言わざるを得ない。医療面では、人口あたりの病床数が先進国でも飛び抜けて多いにもかかわらず、重症患者やハイリスクの高齢者が病床不足で入院できない医療崩壊を招いた。

 さらに菅政権は、感染対策において大きな失敗をする。それは「Go Toキャンペーン」だ。

 推進したのは、全国旅行業協会会長で“観光業界のドン”である二階俊博・幹事長が最高顧問を務める「自民党観光立国調査会」だ。

 会長は二階氏の“右腕”と呼ばれる林幹雄・自民党幹事長代理、事務局長は福井照・元沖縄北方相、事務局次長は二階側近の門博文・代議士と二階派議員が幹部に並ぶ。

 菅氏と二階氏は感染第2波が始まっていた昨年7月にGo Toトラベルを見切り発車すると、9月の総裁選で二階氏は菅氏を強力に支援して総理の座につけ、Go Toで旅行者が増えていた10月に二階派は盛大な政治資金パーティーを開催した。就任したばかりの菅首相が「二階会長をはじめ、皆さまに大変世話になった」と挨拶している。

 Go Toトラベルは緊急事態宣言で停止期間が延長されたが、同調査会の面々は再開に動いている。菅首相が緊急事態宣言を発出した今年1月7日、二階氏や林氏ら同調査会幹部と官公庁、旅行業界幹部が自民党本部に集まり、宣言の解除後に早期にGo Toトラベルを再開するよう求める提言を決定。政府は第3次補正予算でGo Toに約1兆円の予算を追加した。

 二階氏が政治力によって菅首相を動かし、感染収束する前にGo Toトラベルを再開させれば、昨年の二の舞になりかねない。経済ジャーナリスト・荻原博子氏が語る。

「Go Toは本来、コロナ後の政策です。菅さんは感染防止と経済の両立というが、二階さんに総理にしてもらったから貸し借りで再開するというのは経済対策でもなんでもありません」

※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号

6511名無しさん:2021/02/20(土) 19:10:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3d0a7118c84a85c02bad1e10c7d78066fb24341
3週間で10回!止まらぬ自民党の“失態”に「わざと?」の声
2/20(土) 16:36配信
女性自身
「スケート界で男みたいな性格なので、ハグなんて当たり前だ。セクハラと言うのはかわいそうだ」

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長(56)をこう擁護したのは、自民党の自民党の竹下亘元総務会長(74)。各メディアによると、これは18日に橋本会長が過去に報じられた“セクハラ疑惑”について竹下氏が見解を述べたものだ。竹下氏はその後、「男勝りと言いたかった」と訂正したが、厳しい声が相次いだ。

また同日、竹下議員は17日に東京五輪の聖火リレー中止の意向を表明した島根県・丸山達也知事(50)に「知事を呼んで、しっかり注意しないといけない」とコメント。これにも吉村洋文大阪府知事(45)も「なぜそんなことを言われないといけないの」と反発を示すなど、批判の声があがっている。

ここ数週間、自民党所属の議員らによる失言や失態が多発している。

1月26日に松本純衆議院議員(56)が、緊急事態宣言中に銀座のクラブに深夜まで滞在していたことを『デイリー新潮』が報じた。報道を受け「一人だった」と説明した松本議員だが、後日、ともに自民党の田野瀬道元衆議院議員(46)、大塚高司衆議院議員(56)と行動をともにしていたと、嘘をついたことを告白。これにより3氏は自民党から離党勧告を受け、離れることに。

この一件は日本中から批判を浴び、自民党議員による“失態”は減るかと思われたが、むしろ加速していくことに。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長(83)が2月3日、臨時評議員会で「女性がたくさんいる会議は時間がかかる」と発言し、批判が殺到。連日、メディアで大きく取り上げられていた。

そんな状況でも、8日に自民党の二階俊博幹事長(82)は、森前会長の発言について「(森元会長が)撤回を既にしたことだし、問題はない」と擁護。世耕弘成参院幹事長(58)も森前会長について「余人をもって代えがたい」と続投を求めて、批判を浴びていた。

また16日、同党の役員会や総務会に女性議員をオブザーバーとして参加するよう提案した二階幹事長だが、参加した女性議員に発言権がないことも問題視されていた。

さらに松本議員の報道があったにも関わらず、2月17日緊急事態宣言中に白須賀貴樹衆議院議員が高級ラウンジに午後10時ごろまで滞在していたことが『文春オンライン』で報じられた。同日、白須賀議員は離党した。

他にも、鶴保庸介元沖縄北方相(54)と門博文衆議院議員(55)の公設秘書が、緊急事態宣言中にカラオケバーで会食し、新型コロナウイルスに感染。山口泰明選対委員長(72)の衆議院本会議中に禁止されている携帯電話を使用したことなど、枚挙に暇がない。

松本純議員の報道があった1月26日から竹下議員の失言があった2月18日までの期間で、本誌が確認できた自民党の失態や失言はなんと10件!

あまりにも頻発する自民党関係者の“失態”に、SNS上では呆れる声が相次いでいる。

《自民党の人はわざとやってるのか? と思うくらいの失言のオンパレードですね》
《最近の自民党はわざとオリンピックを中止にしようとしてるんじゃないかなって思うくらい失態続くね》
《最近の自民党は見えてる地雷をわざと踏んで、ガソリンを撒き散らしていくスタイルだよなー》

6512チバQ:2021/02/20(土) 22:51:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e52a41e997aec266cfcba29294418efde84a66fa
「トカゲの尻尾切り」総務省2幹部更迭 会食説明一転、深まる疑惑
2/20(土) 10:52配信

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西日本新聞
国会議事堂

 総務省の幹部4人が放送関連会社に勤める菅義偉首相の長男から接待を受けていた問題は、会食した同省局長が所管事業に関するやりとりがあったと一転して認めたことで疑惑がさらに深まった。政府は幹部2人の更迭を発表して幕引きを図るが、野党は「首相の長男だから、特別扱いしたのでは」と追及姿勢をさらに強める。批判は与党内からも上がり始めており、政権は新たな難題を抱えた格好だ。 

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「(衛星放送に関する)発言はあったかもしれない」。総務省の秋本芳徳情報流通行政局長は19日の衆院予算委員会で、衛星放送の話題が会食の場で出たと認めた。長男の会社の子会社は衛星放送事業者で、同省は衛星放送の許認可権を有している。秋本氏はこの日、「(長男らは)利害関係者と認識している」とも答弁した。

 秋本氏の説明は連日、二転三転している。17日の衆院予算委では、会食の趣旨を「東北出身者らの懇談」とし「衛星放送が話題に上った記憶はない」と答弁。同日付の「文春オンライン」が「BS」という衛星放送を示す言葉を含む音声を「会食時の記録」として公開すると、18日はこの部分とは別のやりとりのみを「自分の声」とした。立憲民主党などは不自然さを指摘し、審議拒否に打って出ていた。

 「うそにうそを固めている」(自民党関係者)「後手後手になることが信頼を落としている」(自民中堅)…。総務省サイドの姿勢に、与党内からも疑問の声が上がる。

 武田良太総務相は19日、秋本氏ら接待を受けた幹部2人を更迭する人事を発表した。総務省の上層部は更迭の意図について「正式な処分結果が出る前に先手を打つことで事態の収束を図ろうとした」と強調するが、野党側は「トカゲの尻尾切りだ」(立民の辻元清美氏)と反発。「放送行政はゆがめられていない」との武田氏の答弁も問題視し、「組織ぐるみの隠蔽(いんぺい)だ」と攻勢を強める。首相の身内が関与する問題で、政権にダメージを与える戦略だ。

 一連の問題で予算委は日程に遅れが生じている。今国会では新型コロナウイルスに対応する改正特別措置法を優先したため、政府、与党が年度内の成立を目指す2021年度予算案の審議日程に余裕はない。

 政府関係者によると、首相は「全て武田氏に任せている」と周囲に語る一方、いら立ちを隠せない様子だという。 (森井徹)

西日本新聞

6513名無しさん:2021/02/21(日) 19:53:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/e98deadb91acde18df6e8b581e4f2eef69741972
【点描・永田町】案里被告議員辞職の“権謀術数”
2/21(日) 19:03配信
時事通信
 「広島の乱」とも呼ばれた2019年参院選広島選挙区での巨額買収事件で逮捕・起訴され、1月21日に一審の東京地裁で有罪判決を受けた参院議員の河井案里被告(自民離党)が3日、議員辞職し、控訴も断念したことが政界に波紋を広げている。当初から「無罪」を主張し、公判で徹底抗戦を続けてきただけに、控訴期限(4日)直前のギブアップには「裏に何かある」(立憲民主党幹部)と勘繰る向きが多いからだ。検察側も控訴せず、案里被告の懲役1年4月、執行猶予5年の有罪判決も確定。これにより、案里被告の当選も無効となって参院広島選挙区の1議席は再選挙となり、4月25日実施の衆参統一補欠選挙に組み込まれる。その結果、現時点ではすでに決まっている衆院北海道2区と参院長野選挙区と共に「4・25決戦」は“トリプル選挙”となる見通しだ。
 そこで注目されるのが、菅義偉政権発足後初の国政選挙となるこの4・25決戦の勝敗と、それによる政局への影響だ。昨年末にダブル補選が決まったことを受け、年明けに自民党の下村博文政調会長が「両方負ければ政局になる」と発言、二階俊博幹事長を激怒させて謝罪したが、それ以来下村は「政局会長」と揶揄されている。
 これは、4・25決戦の勝敗が政権危機につながることへの首相や二階氏の強い不安の表れでもある。というのも、すでに補選実施が決まっている「鶏卵」汚職での吉川貴盛元農林水産相(自民離党)の議員辞職に伴う衆院北海道2区と、立憲民主党参院幹事長だった羽田雄一郎元国土交通相の死去に伴う参院長野選挙区は、いずれも野党側の勝利が確実視されているからだ。自民党はすでに北海道2区では不戦敗を決め、参院長野は候補を擁立するものの「野党側は故羽田氏の弟を擁立しての弔い選挙なので勝ち目はない」(地元県連)と諦め顔だ。
◇克行被告議員辞職の“ウルトラC”も
 ただ、2人区の参院広島は残る現職が立憲民主党所属議員で、自民党は「4年後の改選をにらむと、野党は強力な候補を出しにくく勝機は十分」(選対幹部)と読む。だからこそ、4・25決戦の全敗を回避したい自民の思惑が、案里被告辞職の背景にあるとみられるのだ。案里被告議員辞職の直前には、コロナ感染拡大による緊急事態宣言下での与党4議員の「銀座の夜遊び」が発覚し、それぞれ議員辞職や離党に追い込まれている。それだけに、事件発覚以来雲隠れを続けてきた案里被告に対する「歳費泥棒」(立憲民主幹部)との批判が加わることでの政権運営への打撃を恐れる首相や二階氏が、「水面下で案里被告に圧力をかけた」(閣僚経験者)との臆測も広がった。
 そこで、自民党内の一部でささやかれているのが案里氏の夫で元法相の河井克行被告(自民離党)の議員辞職説だ。克行被告の公判は途中で案里被告とは分離され、結審は今年度末以降とみられている。克行被告も徹底抗戦の構えだが、首相の元側近でもあり、「判決が出る前の3月15日までに議員辞職すれば、衆院広島3区も補選となる」(自民選対)からだ。克行被告の離党に伴い、すでに広島3区では与党統一候補として斉藤鉄夫・公明党副代表の擁立が固まっている。与野党全面対決の構図となるのは確実だが、圧倒的保守地盤とされる広島だけに「自公が一体となって戦えば負けない」(自民幹部)との声も多い。そうなれば「4・25決戦も自民の『2勝2敗』となって政権危機も避けられる」(同)という“ウルトラC”の策謀だが、「有権者に見透かされて、かえって傷口を広げるだけ」(自民長老)と冷笑する向きも少なくないのが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」2月15日号より】。

6514名無しさん:2021/02/22(月) 06:04:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/40c00b15b4a172b9fb2925099c7cf27ea0f174c4
自民・牧島氏「発言権ない出席求めず」 二階氏の提案に
2/21(日) 19:52配信
朝日新聞デジタル
 自民党青年局長の牧島かれん衆院議員は21日、党の幹部会議に女性議員をオブザーバー参加させると二階俊博幹事長が提案したことについて、「発言権のないオブザーバー出席は求めていない」と指摘した。二階氏の提案には党内外から批判が出ており、牧島氏は「(女性のオブザーバー参加は)なくなるという風に聞いている」と明らかにした。

 「選択的夫婦別姓」の導入をテーマに開かれた朝日新聞のオンライン記者サロン「#いつになったら選べますか 夫婦別姓」に出演し、語った。

 オブザーバー参加をめぐっては、16日の党役員連絡会で二階氏が提案。党幹部らによると発言権はなく、あくまで「見学」にとどまる見通しとされたため、女性議員から批判の声があがり、ネット上でも批判が広がった。

朝日新聞社

6515チバQ:2021/02/22(月) 08:46:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/54b087e3a95e37f9cd46a96e1ae189d11c0b0fda
自民・岸田氏、負けられぬ戦い 参院広島再選挙 総裁選再挑戦にらみ全力
2/22(月) 7:21配信
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自民党の岸田文雄前政調会長=2020年12月23日、東京・永田町の衆院議員会館
 自民党の岸田文雄前政調会長は、4月25日投開票の参院広島選挙区再選挙での勝利に向け全力を挙げる方針だ。

 存在感の低下が目立つ岸田氏にとって、地元・広島での勝敗は9月末の自民党総裁任期切れに伴う総裁選への「挑戦権」確保に影響しかねないためだ。

 「自民党、宏池会(岸田派)にとって大切な選挙だ。協力をお願いする」。岸田氏は18日、自身が会長を務める同派会合でこう檄(げき)を飛ばした。

 岸田氏は昨年9月の総裁選で菅義偉首相に敗北。政府・自民党の要職から外れ、反転攻勢を狙い同11月から開始した地方行脚も、新型コロナウイルス感染拡大で中断を余儀なくされた。同派幹部は「このままでは忘れ去られる」と焦りを隠さない。

 こうした状況から、岸田氏は再選挙を党内外に向けたアピールの好機と捉えている。党広島県連は、河井案里前参院議員の当選無効からわずか2週間足らずで元官僚の擁立を決定。岸田派は独自の選対本部を設置し、必勝を期す。岸田氏は17日、広島県選出の衆院議員2人が所属する竹下派会長の竹下亘元総務会長に電話し、連携を呼び掛けた。

 再選挙は、衆院北海道2区補欠選挙、参院長野選挙区補選との同日選。自民党は北海道で候補擁立を見送り、長野は苦戦必至とみられている。このため、岸田派幹部は「広島で勝てば、きらりと光る一勝になる」と語る。

 ただ、案里前参院議員と夫で元法相、克行被告(衆院広島3区)による選挙買収事件が影を落としており、現金を受け取った地元議員らは表だって活動しにくい。衆院広島3区をめぐり自民、公明両党が対立し、自民党広島県連の宮沢洋一会長が責任を取って辞意を表明するなど、地元の結束にも不安が残る。

 再選挙で敗れれば、岸田氏の求心力が一層低下するのは必至。政府関係者は「総裁選に黄信号がともる」との見方を示し、参院幹部は「地元で勝てない人が総裁選で勝てるのかという声が出てくる」と予想した。

6516名無しさん:2021/02/22(月) 17:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/00a1d49fec16b98f25524c511994ab04ec954797
橋本聖子会長が自民離党 党北海道連会長も辞任へ
2/22(月) 15:17配信
共同通信
 自民党は22日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長の離党届を受理した。党紀委員会が審査し了承、二階俊博幹事長に報告した。橋本氏は党北海道連会長の辞任も表明している。衆院議員の任期満了が10月に迫っており、道連は衆院選の指揮に当たる後任の選出を急ぐ。

 橋本氏は19日午前、離党を否定していたが、野党の批判を受け、同日午後に二階氏に離党届を提出した。

6517チバQ:2021/02/22(月) 21:33:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/971b9bc3858ce93c407099f5cb4204402ee0b7c3
「行政、ゆがめられた」立民 菅首相に集中砲火 狂う早期決着
2/22(月) 19:15配信
 放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉(すが・よしひで)首相の長男による接待問題は幹部4人に加え、別の9人も同様の接待を受けていたことが判明した。22日の衆院予算委員会の集中審議では、立憲民主党が首相に「行政がゆがめられたのではないか」と集中砲火を浴びせた。立民は首相のイメージダウンにつながる接待問題の追及に色めき立っており、早期決着を図ろうとしてきた政府・与党の目算は狂いつつある。

 「私自身、普段から息子とは仕事の話は一切していなかった」

 首相は予算委で神妙な表情でこう語り、長男と総務省幹部らの接待が40件近くに及んでいたことに「驚いた」と率直に語った。

 立民の奥野総一郎氏は首相の著書「政治家の覚悟 官僚を動かせ」を踏まえ、「間違った方向に官僚が動いている。長男の陰に首相がいるので、官僚が間違った方向に動くのではないか」と厳しく指摘した。

 立民などの野党が今回の接待問題の追及に前のめりになっているのは、首相の身内がかかわっていることに加え、首相は総務相や総務副大臣を歴任し、同省は首相の「直轄地」と呼ばれるほど、影響力が強い省庁だからだ。

 野党は接待問題への追及は菅政権の打撃に直結すると踏んでおり、令和3年度予算案への採決拒否もちらつかせ、攻勢を強める姿勢を崩していない。

 立民の枝野幸男代表は党の会合でかつての大蔵省の接待汚職事件も念頭に「今時、こんなことが堂々と行われているのか。20〜30年、時代が戻っている状況だ」と批判した。福山哲郎幹事長も長男の国会招致の必要性に改めて言及した。

 立民は、今回の接待問題を安倍晋三政権時代の森友・加計学園問題と重ね合わせており、大串博志役員室長は「政権に近い関係を持つ一部が利益を得るのではないかという国民の疑念の声がある」と指摘した。ただ、森友・加計学園問題では、当時の野党が主張した「行政がゆがめられた」という具体的な根拠は示されなかった。

 立民は予算委で大串氏が新型コロナウイルスワクチン、広田一氏が中国海警局に武器使用の権限を付与した海警法を取り上げたものの、接待問題に大半の質問時間を費やした。新型コロナが収束しない中、不祥事追及に傾注し過ぎれば世論の反発も招きかねず、攻め方にバランスも求められそうだ。(永原慎吾)

6518チバQ:2021/02/22(月) 21:33:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/971b9bc3858ce93c407099f5cb4204402ee0b7c3
「行政、ゆがめられた」立民 菅首相に集中砲火 狂う早期決着
2/22(月) 19:15配信
 放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉(すが・よしひで)首相の長男による接待問題は幹部4人に加え、別の9人も同様の接待を受けていたことが判明した。22日の衆院予算委員会の集中審議では、立憲民主党が首相に「行政がゆがめられたのではないか」と集中砲火を浴びせた。立民は首相のイメージダウンにつながる接待問題の追及に色めき立っており、早期決着を図ろうとしてきた政府・与党の目算は狂いつつある。

 「私自身、普段から息子とは仕事の話は一切していなかった」

 首相は予算委で神妙な表情でこう語り、長男と総務省幹部らの接待が40件近くに及んでいたことに「驚いた」と率直に語った。

 立民の奥野総一郎氏は首相の著書「政治家の覚悟 官僚を動かせ」を踏まえ、「間違った方向に官僚が動いている。長男の陰に首相がいるので、官僚が間違った方向に動くのではないか」と厳しく指摘した。

 立民などの野党が今回の接待問題の追及に前のめりになっているのは、首相の身内がかかわっていることに加え、首相は総務相や総務副大臣を歴任し、同省は首相の「直轄地」と呼ばれるほど、影響力が強い省庁だからだ。

 野党は接待問題への追及は菅政権の打撃に直結すると踏んでおり、令和3年度予算案への採決拒否もちらつかせ、攻勢を強める姿勢を崩していない。

 立民の枝野幸男代表は党の会合でかつての大蔵省の接待汚職事件も念頭に「今時、こんなことが堂々と行われているのか。20〜30年、時代が戻っている状況だ」と批判した。福山哲郎幹事長も長男の国会招致の必要性に改めて言及した。

 立民は、今回の接待問題を安倍晋三政権時代の森友・加計学園問題と重ね合わせており、大串博志役員室長は「政権に近い関係を持つ一部が利益を得るのではないかという国民の疑念の声がある」と指摘した。ただ、森友・加計学園問題では、当時の野党が主張した「行政がゆがめられた」という具体的な根拠は示されなかった。

 立民は予算委で大串氏が新型コロナウイルスワクチン、広田一氏が中国海警局に武器使用の権限を付与した海警法を取り上げたものの、接待問題に大半の質問時間を費やした。新型コロナが収束しない中、不祥事追及に傾注し過ぎれば世論の反発も招きかねず、攻め方にバランスも求められそうだ。(永原慎吾)

6519チバQ:2021/02/22(月) 21:46:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2102220015.html
内閣広報官への接待7万4千円に立民・辻元氏「びっくりしたわ」
2021/02/22 14:19産経新聞

内閣広報官への接待7万4千円に立民・辻元氏「びっくりしたわ」

衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相=22日午後、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

(産経新聞)

 菅義偉首相の長男が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題で、総務省は22日昼の衆院予算委員会理事会で、山田真貴子内閣広報官が総務審議官を務めていた令和元年11月6日に受けた接待の単価は7万4203円だったと明らかにした。接待は東京・虎ノ門で行われ、首相の長男も同席していた。

 予算委の辻元清美・野党筆頭理事(立憲民主党)は記者団に「どんなところに行っているんやろね。びっくりしたわ。こんな高いご飯、下心がなかったらおごらないと思う」と述べた。

 また、一連の接待問題について「首相の息子さんが関わっているから(総務省幹部は)たくさん接待を受け続けてきたのではないか」と強調。同省は国家公務員倫理法規程に違反する疑いがあるとして24日にも幹部らを処分する方針だが、辻元氏は東北新社側が接待を行った動機も引き続き追及する考えを示した。

6520名無しさん:2021/02/23(火) 07:34:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f8aa5a219a8aa14ec18a722a47c9ab49faddad9
自民、女性議員陪席を見合わせ 幹事長との意見交換に変更
2/22(月) 21:08配信
時事通信
 自民党の野田聖子幹事長代行は22日の記者会見で、二階俊博幹事長が表明した女性議員を役員会などの幹部会合に陪席させる方針を、当面見合わせると明らかにした。

 代わりに二階氏と女性議員の意見交換会を近く開催する。

 野田氏は「それぞれの女性議員が抱える声を直接、執行部が吸い上げることを先に進めたい」と理由を説明した。

 幹部会合への陪席は、二階氏が16日の会見で表明。「女性活躍」をアピールするためだったが、発言権のない出席に対し、当の女性議員から批判の声が出ていた。

 これに関し、二階氏は22日の会見で「意見はしっかり聞いて、取り上げるべきことは取り上げる」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc1d7569eba05256440201501855803d5ae4971b
自民、幹部会の女性陪席構想を凍結 二階氏との意見交換会に変更
2/23(火) 6:30配信
毎日新聞
 自民党の野田聖子幹事長代行は22日の記者会見で、二階俊博幹事長が打ち出した女性議員の党幹部会合への陪席構想を当面凍結し、代わりに女性議員と二階氏による意見交換会を開催する方針を表明した。議決権や発言権のない陪席止まりでは「意味がない」との批判が女性議員から相次いだため。二階氏と膝詰めで、あるべき女性起用策について協議してもらう。

 緊急事態宣言が解除され次第、衆参別々に数回に分けて少人数会合を開催する方向だという。野田氏は「直接執行部、幹事長との対話が必要だということが(女性議員から)あったので、意見交換会を近々設けさせていただきたい」と述べた。二階氏も同日の会見で「取り上げるべきご意見はしっかり取り上げてやっていく」と述べた。

 自民党内では東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言を受け15日、党内議員連盟「女性議員飛躍の会」(共同代表・稲田朋美元政調会長)が各種会議への女性起用増を求める緊急提言を二階氏に提出。二階氏はすぐさま16日の党役員連絡会で、総務会など幹部会合に女性議員を数人加えるよう指示した。しかし追加出席する女性議員には議決権や発言権を与えず「オブザーバー出席みたいな形」(佐藤勉総務会長)にする党執行部の方針が伝わると、女性議員や海外メディアから「見学止まりか」などと反発を招く事態になっていた。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a98da73337b55f17ba8a6205a06182ee99031fd
自民、女性議員の幹部会合の参加方針を転換 意見交換会に
2/22(月) 20:13配信
産経新聞
 自民党の野田聖子幹事長代行は22日の記者会見で、役員会など党幹部が集まる会議に女性議員のオブザーバー参加を認める方針を転換し、二階俊博幹事長と女性議員の意見交換の場を設ける考えを表明した。「役員会や役員連絡会には女性議員が出席している。現場での声を直接吸い上げていくほうを先に進めたい」と述べた。

 二階氏は16日の記者会見で「役員会や総務会でどういう議論がなされているか、ご覧に入れようということだ」と述べたが、「見学」に近い形となることに対してインターネット上や女性議員の間で反発もあった。

6521名無しさん:2021/02/23(火) 07:36:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba854217ccdfa931dfdc4ee6aa0f513f46a8c5b4
橋本聖子氏の離党了承 自民
2/22(月) 15:22配信
時事通信
 自民党は22日、党紀委員会を開き、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長に就任した橋本聖子参院議員の離党を了承した。

 当初、橋本氏は離党せずに組織委会長として活動する考えだったが、政治的中立性を問題視する声が上がり、19日に離党届を提出していた。

 二階俊博幹事長は22日の記者会見で「離党する、しないというのは大した問題ではない」との見解を示し、「不必要な議論を呼ばない方が円満なことだ。常識的な対応をした」と説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f0777d44c24ec9489302418bd569b6dfb37802a
接待問題に「大変遺憾」と自民幹事長
2/22(月) 18:40配信
共同通信
 自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、菅義偉首相の長男らによる総務省幹部接待問題に関し「大変遺憾だ。しっかり反省し、今後このようなことが起こらないよう対応してもらいたい」と述べた。

6522名無しさん:2021/02/23(火) 07:36:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/44db428f647e46145778558db2732f9909346604
自民・二階幹事長「二度寝の寝坊」で欠席した福島沖地震 “言い出しっぺ” 緊急役員会
2/23(火) 6:02配信
SmartFLASH
「対策本部を作るぞ」
 2月14日朝、前日深夜に福島沖で発生した震度6強の地震を受け、二階俊博自民党幹事長(82)の動き出しは早かった。

 野田聖子幹事長代行(60)、下村博文政調会長(66)、佐藤勉総務会長(68)、山口泰明選対委員長(72)、世耕弘成参院幹事長(58)といった党四役以上と、小此木八郎防災担当相(55)や関係省庁の官僚に一斉に号令をかけた。

 幹事長の権勢を見せつけるような速さで、午前10時30分から緊急役員会が開かれることになった。しかし待てど暮らせど、肝心の二階氏が来ない――。

「事務方が確認すると、『所用のため欠席』と言ってきたんです」(自民党関係者)

 結局、午前11時に二階氏抜きで緊急役員会が始まった。

「幹事長挨拶を頭撮りする予定もあり、二階氏が読み上げる原稿まで用意されていたのに、すっぽかしたんです。結局、代わりに野田幹事長代行が挨拶をしていました」(政治部記者)

 ある自民党幹部は、欠席の理由をこう明かす。

「二度寝して、寝坊したそうだよ。2021年1月に通した第3次補正予算でも、『災害に強い国にしよう』と言って、約20兆円のうち、『国土強靭化』に約3兆円も割り当てた。新型コロナ対策は4兆円ほどだから、二階さんがこの分野に熱心に取り組んできたのがわかるでしょ。それなのに寝坊とは、信じられないよ」

 もともと二階氏には、“寝坊癖” があるという。

「うちと公明党の幹事長と国対委員長が毎週水曜朝に開く、『二幹二国』という定例の会合を寝坊して欠席したことが何度かあった。昔から二階さんは夜は強いんですが、朝は弱い。最近は、毎晩のように入れていた会食もできず、二階さんの生活リズムが崩れているそうです」(二階派議員秘書)

 だが、今の自民党が抱えるいちばんの “闇” は、誰も二階氏に意見できないことだ。

「誰か幹事長に注意したって? 誰も言えるはずがない。二階さんが謝ったとは聞かないし、役員たちが怒ったとも聞かない」(前出・自民党幹部)

 二階氏に代わって役員会を仕切った野田氏の事務所にコメントを求めたが、「確認が取れない」と答えるのみだった。“裸の王様” が君臨する政権与党に、国家の舵取りが委ねられ続けている。

(週刊FLASH 2021年3月9日号)

6523名無しさん:2021/02/23(火) 13:44:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/3249098b22b46413c551a3c71559e6c19b590a63
幹部と女性議員との意見交換会 自民党が近く開催へ
2/23(火) 7:26配信
テレビ朝日系(ANN)
 自民党は二階幹事長が発案した党の幹部会議に女性議員を出席させる方針を転換し、幹部と女性議員との意見交換会を近く開催することを決めました。

 自民党・野田幹事長代行:「この間に衆参の女性国会議員から様々、提案がありまして、直接、執行部、幹事長との対話が必要だということがありましたので、意見交換会を近々、設けさせて頂きたい」

 森前会長の女性蔑視発言を受け、自民党内から党の幹部会議などに女性を増やすよう求める声が上がり、二階幹事長は女性議員を役員連絡会に出席させる案を示していました。

 ただ、意思決定には参加できないことから、「そういうことではない」などと疑問の声が上がり、方針の変更が迫られた形です。

 緊急事態宣言が解除されれば来月中にも、幹部と女性議員との意見交換会を開催する方針を新たに示しましたが、二階幹事長は方針転換ではないと強調しました。

 自民党・二階幹事長:「変わっても何でもないんですよ。色々やっていくもんです」

テレビ朝日

6524名無しさん:2021/02/24(水) 06:26:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1d887d1fe9c5e613090e60bafffdc3fbc901685
福岡で保守分裂 背景に「麻生」「二階」対「古賀」の構図か
2/24(水) 5:56配信
デイリー新潮
 現職優先――。自民党の政治家にとって最初の既得権益であり、最大の身分保障ともいえる制度が揺らぎはじめている。

 昨年、衆院福岡5区で勃発した自民党内の次期衆院選を巡る公認争いである。

 麻生派で前環境相の原田義昭衆院議員(76)に公然と反旗を翻したのは、福岡県議会議長などを歴任した栗原渉県議(55)だ。

「発端は昨年9月。自民党の県議たちが、2019年の県議選が分裂選挙となった責任は原田氏にあると言いがかりをつけ、栗原氏を担いだのです」(地元記者)

 10月には党県連が栗原氏に有利な党員投票で推薦候補を選考する方針を決定。

「当然、麻生太郎財務相は猛反発。12月には麻生氏とも協議した山口泰明選対委員長が、原田氏に次の選挙を最後とし、その次は栗原氏に譲ると明言させる異例の仲裁を試みました。しかし、栗原陣営は“信用できない”と反発し、空振りに終わったのです」(同)

 年が明け、騒動は収まるどころか勢いを増していく。

「1月31日に行われた北九州市議選で自民党は6議席を失う大敗を喫した。中でも注目を集めたのは2人の重鎮議員の落選でした。この結果に栗原陣営は“世代交代を訴えれば勝ち目はある”と、むしろ自信をつけることになった」(同)

 原田氏がかような憂き目に遭うのには、福岡独特の事情があった。

「栗原氏の背後には福岡政界に強い影響力を持つ古賀誠元衆院議員の影がチラつくんです。麻生氏と古賀氏は犬猿の仲。古賀氏は昨年10月に岸田派の名誉会長を辞する意向を示しましたが、これで岸田氏の立場に配慮する必要がなくなり、堂々と麻生氏にケンカを売れるようになった」(麻生派関係者)

 一方、麻生氏にとっては思わぬ“援軍”が。

「二階俊博幹事長です。目下、二階派の懸案事項は河村建夫衆院議員がいる山口3区ですが、この地での鞍替え出馬を目論む林芳正参院議員のバックにいるのも古賀氏。二階氏は、山口3区のためにも“現職優先”の原則を曲げるわけにはいかず、福岡県連幹部を呼び出して“世代交代なんて許さん”と叱りつけたこともあったとか。それと呼応するかのように、これまで福岡で麻生氏と対立してきた二階派の武田良太総務相も、今回の騒動では静観を決め込んでいますしね」(同)

 全国の“現職”たちが三老人のツバ迫り合いを見守っている。

「週刊新潮」2021年2月25日号 掲載

新潮社

6525チバQ:2021/02/24(水) 10:43:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f1f2802136123b6f73508ab68d8e384dd01a9f2
自民「小池政局」に警戒 森氏引導で存在感 衆院選・都議選に布石? 
2/24(水) 7:11配信


 自民党が、東京都の小池百合子知事の言動に神経をとがらせている。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長に対し、事実上の引導を渡したのは小池氏。その派手な立ち回りが、過去に何度も翻弄(ほんろう)されてきた同党には、7月の都議選や秋までの衆院選をにらんだ「布石」と映るためだ。

 「今ここで4者会談しても、あまりポジティブな発信にはならない。私が出席することはない」。森氏を会長辞任に向かわせるきっかけとなったのは、小池氏による10日の発言だ。実際、森氏は周囲に「小池氏が許せなかった」と漏らし、辞任理由の一つだったと認めている。

 4者会談は国際オリンピック委員会(IOC)、組織委、政府、都のトップ級協議。森氏の女性蔑視発言を受け、10日時点で開催予定はいったん白紙に戻っていたが、小池氏は記者団を前に自らこの話題を持ち出し、不参加を宣言した。これに、自民党関係者は「小池氏自身のアピール狙いだ」といら立ちを隠さない。

 自民党はこれまで、繰り返し「小池劇場」に煮え湯を飲まされてきた。2016年の都知事選では、党都連の運営を「ブラックボックス」と批判され、推薦候補が敗北。17年の都議選でも、小池氏率いる地域政党「都民ファーストの会」に惨敗した。続く衆院選では一時、政権維持が危ぶまれる状況に追い込まれた。

 小池氏は最近、自民党の二階俊博幹事長と頻繁に会談。同党も昨年の都知事選で、小池氏の対抗馬擁立を見送るなど、双方の再接近もささやかれていた。

 ただ、1月の東京都千代田区長選で、小池氏が応援した都民ファの推薦候補が、与党の推薦候補に勝利。自民党内では「小池氏は再び野心が出てきた」(都連関係者)との見方が広がりつつある。

 関係者によると、都民ファは最近、国民民主党と水面下で接触。国民側も「都議選や衆院選で小池氏との連携はあり得る」(中堅)と前向きだ。菅義偉首相は安倍政権の官房長官時代から、小池氏と確執が続いていることもあり、自民党は「小池氏は何をしてくるか分からない」(閣僚経験者)と身構えている。

6526名無しさん:2021/02/24(水) 19:32:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd44f0a4ae57f3d15bcc59e2b52e24d932ed84f1
菅総理と"側近議員たち”の「秘密会合」…週末に話し合っている「驚きの中身」
2/24(水) 8:02配信
現代ビジネス
当初は「心の癒し」目的だったが…
 「いまや赤坂議員宿舎は『大本営』状態ですよ。重要政策は宿舎内の会議室で決まるようになった。記者も入れないし、関係者の出入りも悟られない。菅さんは官邸よりも安心できるんでしょう」(自民党閣僚経験者)

 12月の二階俊博自民党幹事長らとの「ステーキ会食」、盟友・吉川貴盛元農水相の在宅起訴、自民党議員らの銀座通い、長男の総務省幹部接待問題と、相次ぐ不祥事対応に追われる菅総理に、ある異変が囁かれている。

 「私邸」の赤坂議員宿舎で毎週末、秘密会合を開催しているというのだ。

 出席者は河野太郎行政改革相、小泉進次郎環境相、小此木八郎国家公安委員長ら総理の地元、神奈川選出の閣僚である。

 「年明けに、表向きは『ワクチン勉強会』と称して、土曜日の18時ごろから食事をしながらの意見交換を始めた。と言っても実際には、総理が気心の知れた河野氏や小泉氏、小此木氏と話して『心の癒やし』を得るのが目的でした。

 あまりに総理が疲れているのを見て、二階幹事長がお膳立てしたとも言われています」(前出・自民党閣僚経験者)

 最大の活力源であった会食を、宿舎内での「お忍び」とはいえ再開した菅総理は、目に見えて元気を取り戻した。

 常に風邪気味で、微熱を薬で抑えながら何とか国会答弁に立っていたのが、「この『赤坂サロン』を始めてからは徐々に回復し、国会にも事前に論点を整理して臨めるようになった」(自民党幹部)という。

 だが、総理が復調するにつれて別の問題が発生した。冒頭の議員が言うように、この会合が徐々に重要度を増して「大本営化」してしまったのだ。

 「田村憲久厚労相を呼び出して、急に指示を出すこともある。『ワクチン特区を作って、先行接種を始めたらどうか』などと思いつきの案まで飛び出すので、指揮命令系統の混乱を招いています」(前出・自民党幹部)

 「密談」で国の行く末を左右する重要政策が決まるのは、いかがなものか。

 『週刊現代』2021年2月20日号より

週刊現代(講談社)

6527名無しさん:2021/02/24(水) 19:32:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/817b86233e7ae1826b9a453ad7f73847c1718096
二階俊博の「体調不良説」にザワつく現場…機嫌がいいのは女性議員といる時
2/24(水) 8:02配信
現代ビジネス
まさか、倒れている?
 「『幹事長、大丈夫でしょうか』と会議室の奥では事務方や側近議員が慌ただしく電話をかけていました。しかし二階氏が現れることはなく、『体調不良説』が広まったのです」(政治部デスク)

 福島・宮城で震度6強の地震があった翌日の2月14日。日曜日だが、午前11時から自民党の地震対策緊急役員会が開かれた。

 二階俊博氏は、幹事長としてそのトップ。「国土強靭化」を推し進めてきた実績もあり、防災・減災への思い入れも強い。にもかかわらず、一向に姿を現さない。

 「『宿舎で倒れているのでは』という憶測も広がりました。側近の電話に応答はあったものの、結局会議にはやってきませんでした」(同)

 急遽、野田聖子幹事長代行が会議を進行した。翌15日の役員会に、二階氏は何事もなかったかのように出席した。

 なぜ、日曜日の役員会を突然欠席したのか。

 「二階氏はいま議員宿舎でひとり暮らしをしており、着替えに手間取ったのではないかと言われています。最近は体調の波が激しいようです。

 平日は気合を入れて乗り切っていますが、休日になるとお休みモードになる。急な出勤には、対応ができなかったのでしょう」(前出・デスク)

 二階氏の調子の波はここのところ激しく乱高下しているという。

 「会議でも、一言も発さずに寝ているのではないかというような日もあれば、興奮した口調で檄を飛ばす日もある。以前よりその起伏が激しくなっているから、皆心配をしています。

 特に落ち込んでいるように見えるのは宿舎に戻る時です。会食が禁止されているのも大きいのでしょう。

 機嫌がよくなるのは女性議員と一緒にいる時です。15日に、女性議員を党四役に起用することを求める稲田朋美氏らと面会した時も、賛意を示して饒舌でした」(同)

 17日に誕生日を迎え、二階氏は82歳になった。寄る年波に勝てるのか。

 『週刊現代』2021年2月27日号より

週刊現代(講談社)

6528名無しさん:2021/02/24(水) 19:41:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa62f502b66735a3228420d3228bf48cad38e96
離党でけじめ「身内の論理」 自民議員相次ぐ 透ける政府・党の責任回避
2/24(水) 13:26配信
北海道新聞
 緊急事態宣言中の夜の会食や、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長への就任でけじめをつけるなどとして、自民党議員の離党が相次いでいる。党が「個人の判断」と突き放すケースも多いが、世論の批判を議員個人にとどめて責任回避を図りたい政府や党の思惑も透ける。専門家は「責任の取り方として、離党という手段は身内の中でしか通用しない」と指摘する。

 「政治家の出処進退は自ら決めることだ」。自民党の二階俊博幹事長は17日、緊急事態宣言中の夜に高級ラウンジを訪れたことが発覚した白須賀貴樹衆院議員の離党届提出についてコメントを発表。白須賀氏自らの決断と強調したが、実際は白須賀氏の所属する細田派幹部が党幹部に「もう持たない」と伝え、本人の判断という形で離党させた。

 国会議員が政治不信を招いた場合の責任の取り方として議員辞職、離党、党の役職辞任などがある。緊急事態宣言中の夜に銀座のクラブを訪れた松本純氏は発覚当初、国対委員長代理だった役職の辞任にとどめていた。だが、同席者がいなかったとうそをついたことが明らかになり、同席していた大塚高司、田野瀬太道両氏とともに二階氏から勧告を受け、離党。いずれも離党後は公の場で経緯などについて説明していない。

 自民党規律規約は所属議員への処分として除名、離党勧告、党員資格停止などを定める。最も重い「除名」は復党が難しくなるため水面下の調整で離党させるケースが多い。今回離党したある議員は「(党から)役職辞任でいいと言われたのに、土壇場で離党しろと言われた」とこぼした。だが批判が広がる中、閣僚の一人は「本人の意思がどうかではなく、こうなれば(離党)ドミノだ」と語る。

 離党は党への批判をかわす一時的なリスク回避策として使われてきた。国会議員の身分は変わらないため歳費も引き続き受け取ることができる。次期衆院選で党公認を得るのは難しいが、「選挙に勝てば党に戻れる」(党関係者)のが実態だ。千葉県連の県議団は「国民の理解が得られない」と白須賀氏の除名処分などを党本部に求めている。

 政治家の情報発信を研究する専修大の武田徹教授は「離党は批判が党に及ばないようにする政治的技術でしかない。離党した議員はルールに反する行為をなぜしたのかなどをしっかりと説明し、党も改善策を示すべきだ」と批判する。

6529名無しさん:2021/02/24(水) 19:42:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8d7715364d86ed2314ff048868ecbb4a1fa45e4
【仰天撮】離党前夜 白須賀衆院議員が本誌直撃の直後に“パパ活美女”と貸切パーティ
2/24(水) 16:31配信
文春オンライン
 2月17日午前11時に週刊文春「スクープ速報」が緊急事態宣言下の「高級ラウンジ通い」を報じた2時間半後、自民党離党を余儀なくされた白須賀貴樹衆院議員(45)。その白須賀議員は離党前日の2月16日、本誌の直撃を受けた直後に高級レストランを貸し切りにして、高級ラウンジのホステスA子さんとパーティを開いていた。

 本誌は2月16日の正午前、白須賀氏を電話で次のように直撃していた。

――二階幹事長の自粛要請を破ったことは?

「ないですね」

――20時以降に接待を伴う飲食店や、クラブやラウンジに行ってませんか?

「ないですね」

――銀座や麻布十番のラウンジに出入りしていない?

「質問は書面でいただけたらありがたいんですけど」

 そう言うと電話は切れたため、事務所に書面で取材申請書を送付。午後5時前に事務所から回答が来たが、午後8時以降にラウンジを訪れたかについては回答せず、同行していたA子さんとの関係についてのみ「交際している事実はございません」と答えた。

“パパ活相手”A子さん含む4人のパーティが始まった
 その直後の夕方6時、白須賀氏の姿は、港区の東京タワー近くにある鉄板焼きレストランにあった。そこで合流したお相手は、緊急事態宣言下でも頻繁に会食を続け、高級ラウンジに同伴していた“パパ活相手”A子さん。店内にはもう一組の男女がおり、4人でのパーティが始まった。

 店の中には幅5メートルの水槽があり、シャンデリアに照らされている。この日は「臨時休業」の貼り紙があり、ブラインドも下げられていた。

 約2時間半後の午後8時40分、シェフに見送られながら、まず店から出てきたのは白須賀氏だった。黒マスクに黒パーカー、黒パンツと、全身黒ずくめの私服姿で足早にタクシーに乗り込む。その直後、A子さんも会食相手2人と店を後にした。

 この夜、店を出入りした客は白須賀氏ら以外確認していない。白須賀氏は小誌が直撃した後にもかかわらず、A子さんと会うために店を貸し切りにし、またもや外出自粛要請が出されている午後8時以降まで“自粛破り”していたことになる。

 白須賀氏に事実関係を尋ねたが、締め切りまでに回答はなかった。

 2月25日(木)発売の「週刊文春」では、白須賀氏が離党会見でついていた嘘や、A子さんとの“パパ活”の実態、地元選挙区で起きている動きなどについて報じる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年3月4日号

6530チバQ:2021/02/24(水) 21:12:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/d698fae7ea678f7d1591ae853d3fe82a76a7a094
自称「飲み会を断らない女」山田広報官が接待リストに…重用職員の関与、菅政権に打撃
2/24(水) 20:41配信

 菅政権に打撃となったのが、山田真貴子内閣広報官が「接待リスト」に名を連ねたことだ。山田氏は総務省時代から菅首相に重用され、内閣広報官に抜てきされた経緯がある。野党は首相の責任も含め、厳しく追及する方針だ。

 「和牛ステーキや海鮮料理などが提供されたということだ」

 加藤官房長官は24日の衆院内閣委員会で、山田氏が東北新社から受けた接待について、こう説明した。山田氏は総務審議官だった2019年11月、首相の長男ら同社関係者4人と会食。5人で計37万1013円、1人あたり7万4203円という高額の接待を受けていたという。

 加藤氏によると、山田氏は「国民の疑念を招く事態となっていることを重く受け止め、その責任を痛感している」と説明しているという。

 山田氏は1984年に旧郵政省に入省し、主に通信畑を歩んだ。13年11月には第2次安倍内閣で女性初の首相秘書官となり、総務省では事務方ナンバー2の総務審議官に就いた。首相は官房長官時代から山田氏を高く評価し、昨年9月の菅内閣発足に合わせ、内閣広報官に起用した。省内では「『女性初』という肩書は多いが、総務省で目立った実績はなかった」とやっかみも聞かれる。

 内閣広報官は、政府の広報戦略を担い、首相の記者会見では司会を担当する。前任で経済産業省出身の長谷川栄一氏が首相補佐官を兼任し、対露外交などで存在感を発揮したのに比べ、「山田氏の政策への関与は薄い」(首相周辺)。

 総務審議官時代の20年6月には、若い世代に向け、「飲み会を絶対に断らない女としてやってきた」と動画で発信したこともある。

 衆院予算委は24日の理事会で、山田氏を25日の委員会で参考人招致することを決めた。野党は、首相が重用してきた山田氏に照準を合わせ、政権全体のイメージダウンを狙う戦略だ。

 立憲民主党の安住淳国会対策委員長は24日、国会内で記者団に「都合の悪いことも透明性をもって説明することが内閣広報官の仕事だ」と皮肉った。辻元清美副代表は「何の疑問もなく7万円以上の接待を受けた。ここは身を引いた方がいい」と辞職を迫った。

6531チバQ:2021/02/24(水) 21:14:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a19f3e52f91e7c894a653c70b5ff7a85d33e1649
総務省幹部ら7人減給 接待受けた11人処分 武田氏は閣僚給与返納
2/24(水) 17:37配信



 総務省幹部が放送関連会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男らから接待を受けていた問題で、総務省は24日、国家公務員倫理規程に違反する行為があったとして、谷脇康彦、吉田真人両総務審議官ら7人を減給の懲戒処分とするなど、計11人の処分を発表した。

 武田良太総務相は閣僚給与3カ月分を自主返納する。同省出身の山田真貴子内閣広報官も総務審議官時代に接待を受けたとして、給与の自主返納を決めた。一連の不祥事は菅政権への打撃となりそうだ。

 武田氏は記者会見で「行政への信頼を大きく損なう厳しい状況で、改めて国民に深くおわびする」と陳謝。再発防止に向け、副大臣をトップとする検証委員会を設置し、放送行政への影響がなかったかを調べる方針を示した。

 懲戒処分を受けたのは9人で、谷脇氏と吉田氏が減給3カ月(10分の2)、秋本芳徳前情報流通行政局長が同(10分の1)、湯本博信前官房審議官と吉田恭子衛星・地域放送課長、井幡晃三放送政策課長、奈良俊哉内閣官房内閣審議官(出向中)は減給1カ月(10分の1)、課長2人が戒告。この他、課長1人が訓告、課長補佐級職員(出向中)は訓告相当とした。いずれも24日付。倫理監督官を兼務する黒田武一郎事務次官は厳重注意とした。

 東北新社は衛星放送事業を手掛けており、総務省はこの日に公表した調査報告書で、放送の許認可権を持つ同省の利害関係者に該当すると認定した。倫理規程は、利害関係者からの接待や金品の受け取りを禁じている。

 同社関係者と会食していたのは計12人。2016年以降延べ38回に上り、そのうち36回で飲食代の全額か一部を同社に負担してもらったり、一部の会合ではタクシーチケットや手土産を受け取ったりしており、倫理規程違反と認定された。会食時点で同社と利害関係がなく、本人が自己負担分を支払ったと説明している課長級職員1人は処分しなかった。

 首相の長男が会食に参加していたのは20回。武田氏は、首相の長男について「特別な役割を担っている事実は確認できていない」と説明した。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/9bafbb9b0cc19a94e5f51f16fca958584311be5c
山田真貴子・内閣広報官が給与自主返納へ 「月額10分の6」
2/24(水) 17:58配信
 加藤勝信官房長官は24日午後の記者会見で、山田真貴子内閣広報官から「内閣広報官としての給与の自主返納を行いたい。月額の10分の6を返納する」と申し出があったと明らかにした。

総務省幹部が菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」側から接待を受けていた問題では、総務省は24日、同社関係者と会食した職員計13人のうち11人を処分した。谷脇康彦総務審議官など7人を減給、2人を戒告、2人を訓告(及び訓告相当)とした。13人のうち山田内閣広報官は総務省の総務審議官だった2019年11月、1人あたり飲食代7万4203円の接待を受けていたが、総務省を退職し、現在「特別職」のため今回の処分には含まなかった。

6532チバQ:2021/02/25(木) 09:51:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/944ff4d63175f9328a739ac7e6c89868d69d6151
揺れる巨大官庁 繰り返される不祥事 総務省
2/25(木) 7:13配信
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総務省幹部の接待問題を受けて行われた記者会見で、厳しい表情を見せる武田良太総務相=24日午後、東京・霞が関の同省
 総務省は、国家公務員倫理規程に違反する接待を受けていた幹部や職員計11人の処分を発表。

 事務方ナンバー2の谷脇康彦総務審議官らが、利害関係者に当たる「東北新社」から繰り返し接待を受けていたことに省内では衝撃が広がっている。2019年12月に当時の鈴木茂樹事務次官が日本郵政への情報漏えいで更迭されたのに続く不祥事に巨大官庁が揺れている。

 総務省は、01年の省庁再編で旧自治、旧郵政、旧総務の3省庁が統合し誕生。旧郵政系の通信や放送、郵便など所管する分野は幅広く、大きな権限を持つ。それだけに、鈴木氏の不祥事を受け、全職員に法令順守の徹底が求められていた。

 しかし今回、放送行政に携わる幹部が接待漬けになっていたことが発覚。05年にも当時の郵政行政局長が利害関係者からタクシー券を受け取っていたとして懲戒処分を受けており、問題の根は深い。旧郵政系以外の職員からは「全くの別世界」と驚きの声が上がる。

 同省は再発防止に向け、利害関係者との会食について、1万円以下でも事前に届け出ることや、自己負担額を支払ったことを証明する書類の提出を職員に義務付けることを決めた。武田良太総務相は「二度とこういうことが起きないよう全員で反省する」と述べ、放送行政への影響などを調べる検証委員会を設置する方針を表明した。信頼回復に向け徹底した調査が求められる。

6533チバQ:2021/02/25(木) 11:25:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/6929f5640cf5eb78a6e493b6cb4abe2914707544
総務省内に組織風土問う声、繰り返される倫理違反
2/25(木) 10:25配信
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衆院予算委員会で総務省幹部接待問題について答弁する武田良太総務相=25日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)
 菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題で24日、次期事務次官と目されていた谷脇康彦総務審議官(60)をはじめ、7人が減給となり、計11人が処分を受けた。度重なる接待の実態に、公務員に求められる倫理を軽視しているとの厳しい指摘や、総務省の組織風土を問う声もある。総務省は放送のほか、携帯電話などでも大きな権限を持つ。コンプライアンス(法令順守)の立て直しが急務だ。

 「強い疑念の目が向けられたことを重く受け止め、信頼回復に努める」

 武田良太総務相は会見で苦しい釈明に追われた。

 利害関係者からの接待は、一般的な国家公務員の処罰根拠となる国家公務員法とは別に、国家公務員倫理法で特に厳しく規制されている。近畿大学経営学部の中谷常二教授は「今回は回数、人数ともに多く、組織としての危機管理意識が低い」と指摘する。

 相手が利害関係者にあたるという認識がなかったと幹部らが答えたことも「倫理法は公務員が当然知っているべきもの」(中谷氏)と批判する。総務省の担当者は「ルールは知っているが(届け出などを)やるという意識がなかった。緩んでいるところもある」と述べ、省内で規制が形骸化していることを認めた。

 国家公務員倫理法は、金融機関が官僚や日銀職員らを風俗店などで接待していたことが明るみにでたことをきっかけに、平成11年に制定された。20年には、深夜帰宅でタクシーを使う際に運転手から現金やビールなどを受け取った「居酒屋タクシー」問題が発覚。同問題では、17省庁・機関の約1400人が金品を受け取っていたことが判明し、150人超が倫理規程違反で処分された。この他にも問題が発覚し、20年は処分人数が膨れあがった。

 その後も文部科学省の科学技術・学術政策局長が30年、息子を東京医科大に入学させる見返りに私立大学への支援事業で便宜を図ったとして受託収賄罪で逮捕された。局長級官僚が相次いで逮捕され、事務次官が辞職した。

 総務省でも、令和元年12月、保険の不正販売問題で調査を受けていた日本郵政の上級副社長に行政処分の情報を漏(ろう)洩(えい)したとして事務次官が更迭されている。業界関係者は「携帯電話でも料金値下げを迫るなど民業への異常な介入が目立つ。企業との適切な距離感を見失っている」と苦言を呈した。(高木克聡)

6534名無しさん:2021/02/25(木) 13:19:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/972ddd3b296a81a35d317c647196a4f875a03991
ピンチの時こそ女性、蔑視発言から日本救うか-自民総裁選への道筋も
2/25(木) 6:00配信
Bloomberg
(ブルームバーグ): 1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。

女性蔑視発言が世界から批判を浴びた中、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を引き継いだのは橋本聖子氏だった。火中の栗を拾わざるを得なかった今回の件は、日本の女性政治家が発言権を増すきっかけになるかもしれない。

自民党の稲田朋美衆院議員はインタビューで、森喜朗前会長の発言を「男女不平等な国なんだと必要以上に発信する結果となった」と話した。状況を変えるには、今年実施される党総裁選に女性議員が少なくとも1人は出馬することが必要であり、稲田氏自身も「環境が整えば挑戦したい」と意欲を見せた。今回と同様に自民党に危機が訪れ「選挙に勝てないとなった時に女性に出番がある」とみている。

過去には「首相を目指すなら癒し系になった方がいい」と男性議員から言われた。防衛相や党政務調査会長を歴任した稲田氏でも、女性は一歩下がった方が良いとの空気を今も感じるという。

結党66年となる自民党の総裁選に出馬した女性は、2008年の小池百合子氏(現東京都知事)だけ。森前会長の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」との発言は日本の男女格差を改めて浮き彫りにした。

世界銀行が23日に公表した経済的な権利を巡る男女格差を調査した年次報告書でも、日本は190カ国・地域のうち昨年の74位から80位に低下した。世界経済フォーラムが19年に公表した各国の男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」でも153カ国中121位。政治分野での男女差が際立っており、衆院議員に占める女性の割合は約1割にとどまる。

稲田氏が共同代表を務める党の議員連盟「女性議員飛躍の会」は15日、幹事長や総務会長といった党四役への女性議員登用などを求めた緊急提言を二階俊博幹事長に提出した。党内の政策決定の場に女性議員を増やし、多様な意見を反映させるべきだとの考えだ。

10月までに実施される衆院選でも女性候補者を30%にするなど数値目標を掲げることが必要だと訴えている。議員や候補者の一定比率を女性とするクオータ制導入は、党内で反対の声が多く議論は進んでいないが、稲田氏は「そういうことをやらないと女性議員は増えない」と述べた。

(c)2021 Bloomberg L.P.

Emi Nobuhiro

6535名無しさん:2021/02/25(木) 21:32:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4400c23e705447c67f7d3e031d6a222361809f61
コロナ失政の菅首相を推薦した河野太郎氏、平沢勝栄氏らの連帯責任
2/25(木) 16:05配信
NEWSポストセブン
 国民の怒りを恐れる菅義偉・首相は、選挙を衆院議員の任期満了が近い9月まで引き延ばすとみられているが、国民はそれまで待つ必要はない。「落選運動」なら今すぐ始めることができる。憲法学者の上脇博之・神戸学院大学法学部教授が指摘する。

「落選運動とは、政治家の問題ある言動を取り上げて“こういう人は次の選挙で落選させよう”と国民に伝える表現活動であり、憲法で保障されている言論、表現の自由に含まれる。特定の候補者を当選させる目的で行なわれる選挙運動にはあたらないので、誰でも、いつでも行なうことができます」

 政治を変えるために国民ができる“究極の実力行使”なのだ。

 とはいえ、議院内閣制の日本では、総理大臣は衆参それぞれの投票で指名され、国民が直接投票で選ぶことはできない。自民党が衆参で多数を握る現状では、自民党総裁選が事実上の首相選びになる。

 ならば、コロナ危機のさなかに総裁選で選ばれた菅義偉・首相が国民の期待を裏切った以上、菅氏を担いだ議員たちは連帯責任を負う。その議員たちも、国民による落選運動の対象となりうるのだ。

「自民党総裁選は派閥の多数派工作で勝敗が決まるが、昨年は細田派、竹下派、麻生派、二階派、石原派と主要派閥がすべて菅氏を担ぎ、各派が推薦人を送り込んでいる」(政治評論家・小林吉弥氏)

 菅首相の総裁選の「推薦人」は20人。そのうち14人が衆院議員(吉川貴盛氏は昨年12月に議員辞職)、6人が参院議員だ。

 有力な総裁候補の推薦人には、各派閥の「閣僚候補」が名前を連ねることが多い。菅氏の推薦人たちも論功行賞で菅政権で内閣や党のポストを与えられた。

 麻生派の河野太郎・行革相(ワクチン担当相)は4回目の入閣、石原派の坂本哲志・一億総活躍相、二階派の平沢勝栄・復興相は念願の初入閣を果たしている。

 これまで、首相が国民の支持を失って退陣に追い込まれても、総裁選の推薦人が有権者の厳しい批判を受けることがなかった。それが、総理・総裁が派閥の思惑と数合わせで選ばれる悪弊につながっている。菅総裁の推薦人を落選運動のターゲットとして責任を問うことで、自民党の総裁の選び方そのものに国民はNOを突きつけられる。前出の上脇氏が落選運動の注意点をあげる。

「誤った情報、フェイク情報で批判しないよう、情報の真偽確認には注意が必要です。その人の政治行動や発言を具体的に正確に示し、議員にふさわしくないと考える理由を伝える。方法は知人に口頭で伝えてもいいし、ネットならSNSやホームページなどで公表する。その意見が共感を得れば、拡散していって大きな流れになる可能性があるわけです」

 次の総選挙はポスト・コロナの新しい時代を開く責任を負う。その覚悟や能力がない議員には、この際、全員退場願おうではないか。

※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号

6536名無しさん:2021/02/25(木) 21:43:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/be04bbd9e64f4b21b7a525b4c47b7ffcfdaee187
二階派会合で伊吹元衆院議長が苦言 「小室圭さん側は国民が納得する対応を」
2/25(木) 15:01配信
フジテレビ系(FNN)
秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚問題に関し、自民党の伊吹元衆議院議長は、小室圭さんに対し苦言を呈した。

自民党・伊吹元衆院議長「小室さん側は秋篠宮皇嗣殿下のお呼びかけに対して、やっぱり国民を納得する対応をしないといけない」

自民党二階派の会合で、伊吹氏は、天皇陛下の誕生日の記者会見でのご発言に触れ、小室さんに対し、国民が納得する対応をするよう促した。

陛下は記者会見で、「秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」などと述べられていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/574d519510d24474990fa0adf1b5d4bc02a1542a
自民・竹下氏、島根知事に苦言 東京五輪聖火リレーめぐり面会
2/25(木) 17:42配信
時事通信
 自民党の竹下亘元総務会長(衆院島根2区)は25日、島根県の丸山達也知事と衆院議員会館で面会した。

 丸山氏が政府や東京都の新型コロナウイルス対策を批判し、同県内での東京五輪聖火リレーの中止検討を表明したことに対し、「聖火リレーは次元の違う話だ。問題だ」と苦言を呈した。面会後、竹下氏が記者団に明らかにした。

 丸山氏が聖火リレー中止に言及したことを受け、地元選出の竹下氏は18日、「不用意な発言だ。注意しようと思っている」と不快感を表明。知事に対し、国会議員が「注意する」とした発言に、地方自治の観点から批判も出ていた。

6537名無しさん:2021/02/25(木) 21:46:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/a86ede1a06cd1c09ee71d0c70b59433f98ca162a
小池都知事も虎視眈々? コロナ禍の地方選で相次ぐ自民党の敗北、ネットを使った“空中戦”で番狂わせも
2/25(木) 15:12配信
ABEMA TIMES
 緊急事態宣言下での所属議員の夜の飲食、森発言に端を発する東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の騒動、さらに総務省幹部らが菅総理の長男が勤める東北新社の接待を受けていた問題など、秋までに控える衆院選で自民党への逆風となりそうなトピックが相次いでいる。

 その予兆は、すでに地方に現れている。大分市議選(21日投開票)では、立憲民主党、日本維新の会が議席を伸ばす中、最大会派の自民党は3人の現職候補が落選した。また、北九州市議選(先月31日投開票)でも現職候補6人が落選、議席数を22から16に減少している。

 こうした状況について、自民党幹部は「やはり自民党に対しての厳しいご意見があるということは、我々は承知しておかなければならない」(森山国対委員長)、「全く影響ないとは申しませんが、衆議院議員は衆議院議員で、それぞれの地域で日夜懸命に努力しているわけだから。他の選挙区に直接すぐ何か影響があるということは考えにくい」(二階幹事長)とコメントしている。

■北九州市で二重の衝撃
 25日の『ABEMA Prime』に出演した報道アナリストの新田哲史氏は「大分市は村山富市元総理の地元だし、北九州市は製鉄会社の労働組合の存在もあるので、野党が弱くはない地域だし、内閣支持率の低下を見てもわかるとおり、全国的に自民党政権への不満が溜まっているのは間違いない。与党系が苦しむ選挙というのは、もちろん自分たちのミスが原因である場合も多いが、経済情勢が厳しくなっていたり、自然災害、あるいは今回のコロナのようなことが起きたりすると、政治に対する関心が高まり、現職を見る目も厳しくなる。それでも2つの選挙区の投票率を見れば、組織力のある自民・公明の陣営にとって有利な状況であったはずだ。にもかかわらず、現職がこれだけ落選してしまう。異常事態だと見て間違いない」と話す。

 「北九州市議選の選挙区の一つ、小倉北区が象徴的だ。落選した自民党の3候補はいずれも60代で当選回数が3回、4回。政治家としては一番脂が乗っている時期。そういう候補者が、というのが衝撃的だ。まず後援会などの組織を固めて、そこから逆風が吹いても離れないような票を積み上げていくわけだが、その部分が軒並み離れていってしまったということだろう。加えて、北九州のような政令市クラスの市議選で無所属の新人がトップ当選するというのも衝撃的だ。やはりコロナ禍で伝統的な選挙活動がやりづらくなる中、ネットを積極的に使っている候補者にはチャンスが出てきつつあるということだと思う」。

 小倉北区でトップ当選を果たした新人の大石仁人氏はInstagramやYouTubeも活用したほか、GPSで選挙活動中の自身の位置情報を発信していた。
 
 「トラディショナルな地方選挙というのは、“同じ小学校の出身”みたいな、学区域のようなところで地盤を固めていくが、大石氏のような方は薄く広く、選挙区全域から空中線で支持を集めていく。そのようにして他の候補が気づいたときには若い新人候補がトップに躍り出ていたというケースが、ここ5、6年あちこちでみられる現象だ。地方ではSNSをしっかり活用できる候補者は決して多くはない。大石氏も、子育て中の同世代の有権者などに刺さるよう、しっかり情報発信をされていた。ライトな自民支持層、あるいは支持政党なしの方々が“ちょっと自民党がだらしない。お灸をすえるか”“でもちょっと野党には…”と考えていたところにアピールできたのではないか。今は60代、70代でもスマホやタブレットを使えるようになっているので、コロナ禍で直接的な訴えができないとなると、ネットで日頃から地道に発信をしていた大石氏が目立ったのかもしれない」。

6538名無しさん:2021/02/25(木) 21:46:57
>>6537

■小池都知事も虎視眈々?
 7月に予定されている東京都議選の“前哨戦”ともいわらえる千代田区長選(先月31日投開票)でも、小池知事が支援した樋口高顕氏が自民・公明推薦の候補ら3人を破って初当選を果たしている。

 新田氏は「樋口さんは国民民主党も推薦していたが、これは小池さんとも近しいと言われている玉木さんが、衆議院選に向けて都内での党の存在感を少しでも高めたいと考えたからではないか。小池さんも、去年の都知事選では街頭活動をしなかったのに、今回は自ら選挙カーに乗るという力の入れようだった。今回の千代田区長選を前哨戦として、ひとつ次に向けた布石を打てたということだろう。この先、“ホストシティの長としてオリンピックを成功させた”という実績を提げた小池さんが衆議院選のタイミングに何かを仕掛けてくる可能性はある」との見方を示す。

 「菅さんもそれを見越して対策を打つとは思うが、選挙の時期が延びれば延びるだけ打ち手も限られてくる。当初は4月という解散のタイミングもあったと思うが、長野、北海道の補欠選挙でも自民党は厳しいと言われているし、第一コロナでそれどころではない。都議選とのダブル選という選択肢もあるが、伝統的に国政選挙以上に都議選、そしてリアルな選挙活動を重視してきた公明党としては、“同時並行”にはリスクが高すぎる。一方、小池さんは前回、予想よりも速く安倍さんに解散を打たれてしまったために、急ごしらえの組織で戦わざるを得ず失敗した。菅さんの人気が低下し、自民党内で“菅降ろし”のような流れが出てくるのを上手く捉え、例えば裏で繋がっているとも言われる二階さんの勢力とくっつく可能性もある」。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

6539名無しさん:2021/02/26(金) 05:32:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fffbb21656e717c50137bbd9ceb8e7d287428f6
自民・林芳正参院議員、衆院山口3区に住民票移転 鞍替えへの布石?
2/25(木) 22:46配信
産経新聞
 自民党岸田派(宏池会)の林芳正元文部科学相=参院山口選挙区=が昨年12月下旬に住民票を衆院山口3区内の宇部市に移していたことが25日、分かった。複数の関係者が明らかにした。自身の地元である山口4区内の下関市からの住民票移転は、次期衆院選で模索する山口3区からの出馬に向けた布石とみられる。

 林氏は「支持者から強い要望がある」として衆院転出を模索。今年1月には、かつて「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院議員会長と面会し、くら替え出馬の意欲を伝えた。

 山口3区は二階派(志帥会)に所属する河村建夫元官房長官の地元で、林氏の動きが表面化した後の昨年10月には二階俊博幹事長が同派所属議員約20人とともに山口入りするなど警戒を強めていた。林氏は党の公認が得られない場合でも出馬を辞さないとみられ、二階派との摩擦が激化しそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/773865870dd079d566ef0e31a36f4fda9e2b9a24
伊吹氏、マスコミ報道を疑問視「価値観違う人は厳しく批判する雰囲気」
2/25(木) 22:43配信
産経新聞
 自民党の伊吹文明元衆院議長は25日の二階派会合で、最近の国会論戦やマスコミ報道の在り方に疑問を呈した。「自分の価値観、考えと違う人は誤りであると厳しく批判したり、罵詈(ばり)雑言を浴びせる雰囲気がある」と指摘。「政治に携わるものは自分の価値観と違っても謙虚に耳を傾ける。メディアもそうあってもらいたい」と語った。

 伊吹氏は、接待問題に揺れる山田真貴子内閣広報官が過去に「飲み会を絶対に断らない女」などと述べたことに言及。「それ自体は間違ったことではない」とした上で、「ただ、行くなら利害関係者とは行かないとか、高額のときは割り勘にするとか、それができていないことが問題だ」と語った。

 また、丸川珠代男女共同参画担当相が、選択的夫婦別姓制度に反対を呼びかける文書に名前を連ねたことに批判的な報道があったと説明。「丸川さんは『私の信念です』と(答弁した)。憲法には思想信条の自由が書かれている。数学の世界じゃないから、『1+1=2』という絶対的な答えは人間の価値、信条にはない」と語った。

6540名無しさん:2021/02/26(金) 08:49:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/aba85caf1eb9cb80094755f04ca68ad9b461925f
森喜朗氏に支えられるがゆえに混乱収拾に動けなかった菅政権。この先に待つシナリオは......
2/26(金) 6:00配信
週プレNEWS
『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が、森喜朗氏をはじめとする「3老人」に頼らざるをえない菅政権への不安を語る。

(この記事は、2月22日発売の『週刊プレイボーイ10号』に掲載されたものです)

* * *

五輪組織委員会の森喜朗会長が正式に辞任を発表したのは、女性差別発言を謝罪、撤回した2月4日の会見から8日もたった2月12日のことだった。

その間、海外メディアから集中砲火を浴びたり、五輪ボランティアや聖火ランナー辞退が相次いだりと、五輪開催に水を差す動きが広がったにもかかわらず、菅義偉首相が積極的に混乱収拾に動く様子はなかった。

なぜ、菅首相は4日の時点で、森会長に辞任を促し、この騒動を早期に収めることができなかったのか? そんな疑問をある記者にぶつけると、こんな答えが返ってきた。その記者は自民党のある派閥領袖(りょうしゅう)のA氏を長く担当しており、A氏の言葉を借りる形で、菅首相と森会長の関係についてこう説明してくれたのだ。

「菅政権は『3老人』が支えている。二階俊博幹事長、"参院のドン"と呼ばれた青木幹雄元自民参院議員会長、そして森氏の3人です。二階さんが自民党を、青木さんが自民参院を、そして森さんが最大派閥の細田派を抑えてくれているから、菅政権はなんとか成り立っているんだと、Aさんが話していました」

森辞任騒動では菅首相は野党から「指導力不足」と突き上げを食らっている。そうなる前に火消しに動けばよかったのだが、森氏に頭が上がらず辞任勧告という鈴をつけられないまま、ずるずると8日間も傍観してしまったと、この記者は言う。

そんな菅首相を見て、不安に思うことがふたつある。ひとつはGo To事業だ。2月に入り、二階幹事長や赤羽一嘉国交大臣が「地域限定で再開することもありうる」と、Go To トラベルの早期再開を示唆する発言を繰り返している。

Go To トラベルは二階幹事長肝煎(きもい)りの政策だ。そして、二階幹事長は前述の「菅政権を支える3老人」のひとりである。その二階幹事長がGo To トラベル早期再開を主張すれば、菅首相がストップをかけることはできないだろう。

そうなれば、コロナ感染は間違いなくぶり返す。そして変異株ウイルスが急拡散し、欧州が経験しているような非常に困難な状況に陥るシナリオだって十分にありえる。

もうひとつは五輪開催の強行突破だ。本来なら、開催の可否は感染状況を見極めながら、冷静に判断すべきである。だが、森氏は「何があっても五輪をやる」という姿勢を変えていない。政治家引退後も五輪納入業者などから年間6000万円もの献金を集めるなど、五輪ビジネスは森氏にとって一大利権であり、権力の源泉となっている。

今回、森氏は辞任に追い込まれたものの、その政治力が衰えた様子はない。政界も「マスコミや世論にしてやられた」と、彼に同情する声がしきりだ。細田派に対する森氏の影響力は健在と考えるべきだろう。となると、菅首相も森氏が「五輪開催をあきらめた」と口にしないかぎり、五輪開催へとひた走り、こちらもコロナ再拡大につながるリスクが高まる。

菅首相には「無派閥なので派閥の論理にとらわれることなく、政策決定できる」と期待する声もあった。しかし、現実は無派閥ゆえに政権基盤が安定せず、「3老人」に頼らざるをえなくなっている。その結果がGo To強行でコロナ変異株の流行、五輪強行突破でコロナ蔓延(まんえん)ということなら国民にとってこれほど不幸なことはない。

●古賀茂明(こが・しげあき)1955年生まれ、長崎県出身。経済産業省の元官僚。霞が関の改革派のリーダーだったが、民主党政権と対立して11年に退官。『日本中枢の狂謀』(講談社)など著書多数。ウェブサイト『DMMオンラインサロン』にて動画「古賀茂明の時事・政策リテラシー向上ゼミ」を配信中。最新刊『日本を壊した霞が関の弱い人たち 新・官僚の責任』(集英社)が発売中。

6541名無しさん:2021/02/27(土) 06:59:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e31cd5f115166388503b4f3d8391a49672d68b77
「初めて選挙の時、“国会議員になりたいなら女を捨てろ”と言われた」野田聖子議員が語る少子高齢化・男女共同参画(2)
2/26(金) 21:23配信
ABEMA TIMES
 (1の続き)東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の女性蔑視発言を機に、男女共同参画に関する議論が加速している。

 「日本のジェンダーギャップ指数が153か国中121位。やはり女性の意見が半分に近づくことが、そして多様性が担保されることが日本の社会をよくする」。自民党内でも15日、稲田朋美衆院議員が共同代表を務める「女性議員飛躍の会」のメンバーが、女性候補者の擁立や幹部へ登用について二階幹事長に提言。ところが役員会や総務会などへの参加は“オブザーバー”扱いとなったことから批判が噴出した。

■“国会議員になりたいのであれば女を捨てろ”
 この問題について野田聖子幹事長代行は22日、「直接執行部、幹事長との対話が必要だということで、意見交換会を近々設けさせていただきたいということになっている」と回答している。

 これについて『ABEMA Prime』(25日)に生出演した野田氏は「二階幹事長は82歳で、いわば昔の世代の人。それでもお母様は女医さんだったので、あの世代の人にしては、働く女性について極めて理解がある。しかし何ができるのかということについては専門ではないので、自分がいつも出ているハイレベルな会議に女性議員が参加し、慣れてくれるといいな、ということをパッと思いついたということだと思う。今回、ネット上でも跳ねたおかげで、幹事長や周辺の人たちも、“そういうことではないのだ”と気づいた。私としても、より現実的な対応をしたいなと思った。女性議員を飾りのように置いておくのではなく、中に入れるようにするにはどうしたらいいかということで、高い地位の人とサシで“こういうことはやろう、こういうことは嫌だ”と話す機会を作るのが建設的だ、いうことに落ち着いた」と説明する。

 そんな野田氏が始めて選挙に出たのは29歳のとき。“国会議員になりたいのであれば女を捨てろ”と言われたという。

 「つまり国会議員の仕事は男の仕事であり、大相撲のように女は土俵に上がってはいけないのだと。今でもその雰囲気は残っていて、個性的な人しかなかなか出てこられないと思う。私の場合、上におもねることなく生きてきたこともあって、若い女性議員たちが“そんなことじゃないんです”と言いに来てくれた。みなさんからするとスローに見えると思うが、自分一人しかいなかった頃のことを思えば、動き始めたかなと思っている。

 そして、インターネットのお陰もあると思う。私たちは新聞、テレビ、雑誌だけの情報だけで物事を進めていきがちだし、次の週刊誌に出なければもう大丈夫というような甘い認識もあった。しかし、今は一度情報が出ると、本質的な価値観が世界と離れたままでは許されないと、国内はもとより世界中に波紋が広がっていく。今回の森前会長の発言で、改めてそのことが共有できたと思う」。

■「森発言のピンチをチャンスに」
 さらに野田氏は、「森会長の発言がなければ、東京オリンピック・パラリンピックの日本の責任者3人が全て女性というのは、100年先にもなかったかもしれない」と指摘する。

 「女性だから良いというわけではないという声もあるが、まずは“見える化”しないといけないと思う。言葉や頭でわかっていたとしても、やはり橋本さんと小池さんと丸川さんを毎日見ていると、慣れてくる。それがひとつのスタンダードのようになれば、ボスが女性であることに何らの違和感も感じなくなる。ここからピンチをチャンスに変えていくべきだ。

 “クリティカル・パス”と呼ばれているが、10人のうち、女性が4人にれば相当いいディスカッションができると言われている。残念ながら産休・育休のある女性は就業が不安定だからということで男性ばかりを正規社員にするのを残した結果、責任のあるポジションにいる女性、トレーニングを受けた女性が育っていない。そこでまずは社外取締役に女性を入れようということはだいぶ進んで来たと思う。政治の世界でも、少しずるい手かもしれないが、過疎化し、手を挙げる人のいなくなった自治体の議会に、積極的に女性の仲間たちを入れていって、政治に慣れてもらう。地方の政治は生活に密着した課題、男女差のない仕事がたくさんある。そういうところから、政治に対するアレルギーを無くしていければと思う」。

6542名無しさん:2021/02/27(土) 06:59:53
>>6541

■「“なんて生意気な女だ”と怒られた」
 番組視聴者からは、菅総理の長男ら東北新社による総務省幹部らへの接待問題を念頭に、「“飲み会を断らない女”が話題だが、会食に参加しなければ昇進できないということについてどう思うか」との質問も寄せられた。

 野田氏は「おいしいものを食べて幸せを感じて、友達と色んな話ができる会食自体が悪いということではないし、公務員についても会食をしてはいけないというわけではない。ただ、ルールを守らなかったことが問題だ」とした上で、次のように訴えた。

 「日本には“お酒を飲まないと本音を言えない”というようなところがあるし、特に夜の会食は男性中心の場で、そしてビジネスの場になっている。上に誘われたのに断るのは忠誠心がないと、人事査定にまで影響する。だからこそ、会合に行けないことで仕事に影響が出ると考える。若い頃、ある方に呼ばれて食事をしていると、いきなり資料を出して仕事の話を始めた。私が“お酒を飲んだ時は仕事はしません”と言うと、“なんて生意気な女だ”と怒られた。しかしアメリカなどでは職場の人と飲みに行くことはあっても、“for fun”というか、仕事の延長線上ではないはずだ。そういう日本の風土は変えていく必要があると思う」。

 それゆえ永田町では“一匹狼”だという野田氏。

 「国会議員は仲間や派閥で毎晩のように会い、楽しく情報交換をしたり愚痴を言い合ったりしているのだろうが、私は一人でやってきたし、そういう仲間は少ない。むしろ企業や女性団体の人たちと会食をし、意見を聞いたりして楽しく過ごしてきた。しかもお酒が強いものだから(笑)。確かに外の人といくら仲良くしていても、総裁選に出るための第一次予選には20人の議員がいいねと言ってくれないとダメだ。だから他の国会議員たちと日頃から仲良くしておきなさいよという意味のことは言われる」。

■「女性大臣の数を増やしたい」もし総理になったら?
 女性初の総理総裁を目指し、総裁選にもチャレンジしてきた野田氏。来たるべき日に備え、政権構想を綴った“野田ノート”を作っているという。

 「毎年、国会議員に限らず、出会った人たちについて、“この人この大臣にいいな”“この人だったらハッピーになれるかな”と、虎視眈々と。でも20年も経ってしまっているから、辞めてしまった人、違う世界へ行ってしまった人もいる(笑)。ただ、先ほども言った“見える化”で言えば、私は女性大臣の数を増やすことが一番わかりやすいと思っている。“女性議員の数が少ないから”と言われることもあるが、民間人でも閣僚にはなれるわけで、それは総理の考え方次第だ。私は希望者がいれば何人でもいいと思っているし、“能力って何?”とも思う。問題発言をされた大臣もいっぱい見てきたし、むしろ基本的には男性であることが能力のひとつになってしまっていると思う。私はそこを変えていきたい。シンプルに言えば、政治は国民生活の核なんだから、半分は女性。適材適所で、男性を排除することもない。そういうことに熱心な人、そして若い人たちをハッピーにしたいなと思っている土台が共有できれば、それこそ歳をとった人でもいい。そこの多様性も、日本のひとつのチャレンジだと思っている」。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

6543名無しさん:2021/02/27(土) 07:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9a3c69bfc30869db6777f930ab22e750168bf16
山田内閣広報官の国会招致、総務省と農水省のダブル接待問題で菅政権を見切る声が自民党から続々〈週刊朝日〉
2/26(金) 18:45配信
AERA dot.
菅義偉首相の長男、菅正剛氏の勤務する「東北新社」の総務省接待と農林水産省の接待で混迷を深めている。東北新社から2019年11月の総務審議官当時、7万4千円あまりの豪華接待を受けていた山田真貴子内閣広報官が2月25日、国会招致され、野党から追及を受けた。同僚だった総務省職員がこう言う。

「総務省審議官、内閣広報官と官僚として重要な地位を歩んできた山田氏の処世術を象徴するような国会招致の回答した。謝りながらも大きな問題ではない、菅首相はじめ政治家には影響を及ぼさない優等生の答弁です。都合が悪いと覚えていないと繰り返す。官僚としてあれだけ優秀な人が、7万円もの接待を受け、覚えていないというなら、普段はもっと高い接待を受けているのかと疑う声が省内で出ている。彼女の『飲み会を断らない女』という動画も有名になり、飲み会に行き過ぎじゃないかという声もあります」

 菅首相の長男が接待の席にいて忘れるわけがない、と指摘する声もあるという。

「長男がいなければ接待は受けていないと思います。山田氏は政治家など出世にかかわる人には忠実な人。だから菅首相が機嫌を損ねると、NHKへ圧力電話をかけたりする。野党はもっと厳しい質問をして、証言を引き出すべきだった」(前出の総務省の元同僚)

 山田氏は接待の全般について「覚えていない」と言いながら、菅首相の長男、正剛氏と会話については「していない」と明確に答えている。「覚えていない」はずなのに、なぜ会話がなかったと断言できるのか、不思議でならない。

 一方、菅首相は山田氏を引き続き、内閣広報官として起用し続けるという。

 しかし、2月26日に新型コロナウイルスの緊急事態宣言の一部解除について、菅首相の記者会見が予定されていたが、急きょ中止になった。山田氏は内閣広報官として記者会見での司会進行を担当している。首相会見となれば、テレビなどに映し出される時間も長い。山田氏の疑惑追及の場ともなりかねない。

「国民の自由を制限しかねない、緊急事態宣言を一部で解除するという重要なトピックを記者会見するのは当然のこと。それを中止するのは山田隠しが理由ですよ。司会の山田氏が集中砲火を浴びる可能性があり、菅首相も会見は得意じゃない。ぶら下がりでお茶を濁すということになった」
(官邸関係者)

 国会で追及したある野党議員がこう疑念を明かす。

6544名無しさん:2021/02/27(土) 07:03:19
>>6543

「最近、テレビ局とか通信会社がこっそり訪ねてきて『うちのことは何も話は出てないですよね、質問で出たりしませんよね』と探りにきた。接待が東北新社だけなんてありえない。総務省は所管する関係先から高額接待を日常的に受けているんじゃないか」

 接待問題は農水省にも飛び火した。本誌でも追及してきた元農水相の吉川貴盛氏が起訴された鶏卵疑惑の贈賄側として起訴されているアキタフーズの秋田善祺氏から接待を受けていたとして農水省幹部が処分されたのだ。

 処分されたのは枝元真徹・事務次官ら6人の幹部職員で減給処分などが発表された。問題の接待は、吉川被告が農水大臣就任間もない2018年10月と退任後2019年9月、東京都内の高級ホテルの和食店で行われた。だが、疑惑の接待は他にもあった。

 本誌が報じたアキタフーズの「黒革の手帖」によれば、19年8月18日の欄には<18:30 吉川(当時は農水相)、河井 (克行元法相)西川(公也元農水相)議員会食(なだ万大座敷)とらや手土産用意¥6000 10名くらい>とある。そこには処分を受けた、幹部の名前がずらりと記されていた。飲食代金は、1人あたり2万円超だ。

「吉川氏の事件に関連することなので、本当ならもっと早く処分すべき話。しかし、マスコミの目が政治家ばかりで、農水省は注目されず、様子見だった。そこへ菅首相の長男接待疑惑で、総務省が注目をされた。次は農水省にくるとあわてて処分を出した。昨日は山田氏の国会招致があり、報道はそちら一色。農水省としては助かったが、官邸からこっぴどく怒られている」(農水省幹部)

週末になると、表情が暗く、口数が少なくなるという菅首相。マスコミで世論調査がある度に支持率が低下。今では大半の世論調査で不支持が支持を上回る“低空飛行”の数字が常態化している。菅首相を担いだ二階派の国会議員がこうこぼす。

「コロナ対応の失敗に、東京オリンピック・パラリンピックの森喜朗元首相の女性蔑視発言と後任をめぐる失態。そこに総務省や農水省の接待問題。とりわけ、菅首相の抜擢人事だった山田氏の接待ダメージは大きい。国会招致は切り抜けたかもしれないが、国民からの信頼という意味では、失墜している。抜擢した菅首相の責任も問われる。もう、菅首相はもたないという声がしきりだ。コロナがある程度、収まれば、菅降ろし、ポスト菅という話になるだろう。うちの派閥も『菅は失敗』という声しきりです」

 3月になれば、予算審議も終わる。4月には自民党が敗色濃厚の衆院補欠選挙と参議院広島選挙区の再選挙が行われる。連敗すれば、政権の座が危うくなる菅首相。菅降ろしの政局が本格化するかもしれない。
(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

6545名無しさん:2021/02/27(土) 07:03:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7b6c3bde01d7d3ca5023502beafb9dabf83f939
野田聖子氏「今はちょっと思考停止」 次期総裁選出馬に慎重姿勢
2/26(金) 18:52配信
毎日新聞
 自民党の野田聖子幹事長代行は26日、TBSのCS番組収録で、菅義偉首相の任期満了に伴う次期総裁選について「新型コロナウイルス対策で首相と二階俊博幹事長の補佐をやっており、今はちょっと思考停止のところもある」と述べ、出馬に慎重な姿勢を示した。

 野田氏は「自分のことを考えるより前に、今与えられている課題に答えを出さなければならない」と述べた。一方で自身が首相となった際の目標として「女性閣僚の数を一気かせいに増やすことは私の仕事だ」とも主張。「自分の中で2人の自分がいる感じ」と述べ、出馬への迷いをのぞかせた。【野間口陽】

6546名無しさん:2021/02/27(土) 12:32:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/45dcec592614bc78775f3cd473feca76c834d025
二階幹事長“しどろもどろ”会見に「逆に心配」と不安の声続出
2/27(土) 11:12配信
女性自身
2月22日、自民党役員会後の記者会見に出席した二階俊博幹事長(82)。だが、そこで見せた対応が「これまでと違って弱々しすぎる」として心配の声が上がっている。

この日、菅義偉首相(72)の長男による総務省官僚への接待問題について問われると、「事実であれば遺憾なことである」と回答した二階氏。そのうえで、菅政権への影響については「(政権に)何の影響もないというわけには参りませんが、特に影響があるとは考えておりません」と語った。

だが、役員会では「菅首相から接待問題への言及があったのか」と聞かれると、口を開いたまま数秒固まる。すると、そばにいた野田聖子幹事長代理(60)や柴山昌彦衆議院議員(55)らが慌てて二階氏に耳打ちし始めたのだ。その後も、二階氏は「それ言ってくれよ」と、まさかの丸投げ。結局、野田氏が「総理の方からは、息子さんの件でご迷惑をかけて、申し訳ありませんというお言葉がありました」と代弁し、その場を収束させていた。

今回の会見で二階氏が“しどろもどろ”になった場面はこれだけではない。質疑応答の冒頭で、野田氏からマスクを外すよう促されていた二階氏。また、野田氏が資料を指さし、小声で返答内容を教えるといった姿も見られた。

この会見の様子は「TBS NEWS」のYouTubeチャンネルで公開されたもの。

1月にはNHKのインタビューで「いちいちそんな(政府に)ケチをつけるもんじゃない」と発言し、2月にも森喜朗東京五輪・パラリンピック組織委員会前会長(83)の女性蔑視発言について「(森元会長が)撤回を既にしたことだし、問題はない」と回答。強気の発言を連発してきた二階氏。

質疑応答に一人で対応できていない姿を見せたことから、二階氏を心配する声が相次いでいる

《批判する気で二階会見見たが、逆に心配になってしまった…これは本当に引き際なので
は…》
《二階さん大丈夫? なんか体調面心配になってきた》
《二階の会見みて思うのは「政治家は会見中に横から助け船出されるようになったら引退」と。》

6547名無しさん:2021/02/28(日) 13:10:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/a96969ef5e089c6badbf8a8dc36fee3c28cd1a50
長男問題、会見先送り…「菅政権の終焉」がいよいよ現実味を帯びてきた
2/28(日) 7:01配信
現代ビジネス
 笑顔を見せても表情が歪んでいる。熱心に話しても、モゴモゴと口ごもって聞こえる。きっと不器用なのだ。でも国民はいま、そんな陰気なオーラのリーダーを求めていない。気分が滅入ってしまう。

キョロキョロ、オドオド
 官邸内の暗がりの中に、落ち武者のような菅義偉総理の姿が、白く淡いライトを浴びて、ぼうっと浮き上がる。

 「ニヤァ」

 そして菅は、チラチラ左右に目を泳がせながら幽鬼のように笑う。いや、笑ってはいないのかもしれないが、そう見える。

 全国民が感じてしまう、菅という男の耐えがたい暗さ―。

 異様な姿を見かねたのか、ついに二階俊博幹事長が横から口を出し、叱咤激励したという。

 「おい、街頭演説するような気持ちでしゃべれ!」

 二階派議員の一人がこう語る。

 「最近、菅総理は会見時に、原稿が目の前に表示されるプロンプターを使用し始めた。実は、二階さんが『それ、いいじゃないか。早く買ってやれ』などと勧めて、使うようになったのです。総理は記者が集まる前に密かに使い方を練習して、視線をどこに置くかなど、必死に研究している」

 もともと菅は、プロンプターの使用には消極的だった。プロンプターというと、かつて細川護熙元総理が使っていたというイメージが強く、「キザったらしい」ということで、菅の流儀に合わないことが理由の一つ。

 もう一つの理由は、「天敵」の小池百合子東京都知事がやはりプロンプターを駆使しているため、「あの女の真似はしたくない」という、菅の意地とプライドの問題だった。

 だが、それら菅の個人的事情も、二階大幹事長の鶴の一声によって吹き飛んだようだ。菅はついにプロンプターを導入し、「明るい会見」に向けた第一歩をようやく踏み出したのだった。

 ところが、いざ使ってみると、なぜか逆効果になってしまった。

 自民党中堅議員がこう言って嘆息する。

 「会見の時の総理の目線がおかしいでしょ。使い慣れなくて自信がないのか、菅さんは会見の冒頭にプロンプターがきちんと作動しているか、そちらを神経質にチラチラと見るんですよ。

 そのため、キョロキョロ、オドオドと目線が左右する、いわゆる『キョドった』状態に見えてしまい、不安感がさらに増した。イメージは、むしろ前より悪化しているのではないか」

 もうすぐ、季節は巡って春となる。

 緊急事態宣言は延長され、東京などは3月7日まで続く可能性が高いが、その頃には草木が芽吹き、花も咲き始め、人々は新しい春の訪れを寿いでいるに違いない。

 なのに菅総理は、あまりにも暗い、暗すぎる。

 春の足音とともに、このコロナ禍を暖かい風が吹き飛ばしてくれるのではないか。国民の誰もが願い、希望を抱いている中、菅が醸し出す陰々滅々としたオーラは、一体どうしたことなのか。

 「菅さんは、いよいよ疲れ切っているんです」

 そう話すのは、官邸内の様子に詳しい関係者の一人である。

 「現在、通常国会が開幕中ですが、連日の予算委員会などでのやり取りで、菅さんは疲労困憊して、官邸に戻るとしばらくソファでぐったりしている。2月5日には、答弁書を執務室に忘れて答弁に詰まってしまい、事務方が慌てる一幕もありました。

 その上、最近は執務室に入る際、周囲にいる人間をぎょろりと睨むような仕草をするようになった。孤立感を深め、一人きりで執務室にこもる時間が増えています」

 憔悴のためか、食も細くなっているという。

 「総理は、昼になるとステーキ弁当など、精が付くものをよく注文して食べているのですが、以前は完食していたのに、このところは残してしまうことが多いそうです。近くで見ると一回り小さくなったようにも見える。このままでは倒れるのではないか、という心配の声も上がっています」(官邸スタッフの一人)

6548名無しさん:2021/02/28(日) 13:11:22
>>6547

涙ぐましい努力を重ねて
 暗い、陰気だ、顔を見ると滅入る―。そうした厳しい世論は、菅自身が百も承知している。そのため、菅は菅なりに、必死で負のイメージを払拭しようとしてきた。だが、うまくいかない。

 二階派幹部の一人は、「菅総理は、実に涙ぐましい努力を続けている」として、こう語る。

 「1月18日に行われた施政方針演説に、総理はすべてを懸けていた。直前の週末、総理は議員宿舎の自室から一歩も外へ出ず、2日間引きこもって演説の練習をひたすら続けた。緊急事態宣言の対象地域について、『福岡』を『静岡』と言ってしまったり、菅総理と言えば言い間違いというイメージが定着している。施政方針演説では、そうした間違いが起きないよう、全身全霊を傾けた」

 血のにじむような猛特訓の結果、いざ本番の施政方針演説は、以下のような顛末に至る。

〈施政方針参院で言い直す場面も〉

〈衆院本会議ではほぼ原稿通り読み上げたが、その後の参院本会議では、新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言をめぐり、「徹底的な対策」というべきところを「限定的な対策」、35人学級について「小学校」と言うべきところを「小中学校」と口にし、言い直す場面もあった〉(「朝日新聞」1月19日付)

 努力は、まったく報われなかったのである。

 前出・二階派幹部は、無念さを滲ませながら、こう続けた。

 「新聞に出ているほかにも、『うしろめたい』を『うしろめいた』と言ったり、『機能を強化』を『気運を強化』などと、数々の言い間違いを防げなかった。国民は、菅総理と一緒に難局を乗り越えていこうという気持ちにはならないだろう。残念だ」

 春なのに、涙がこぼれます……。それは菅の涙ではなく、泣きたいのは国民のほうだ。

6549名無しさん:2021/02/28(日) 13:12:01
>>6548

息子問題で犯人探し
 菅の心身を蝕むストレスの大きな要因が、コロナ禍にあることは間違いない。だが、それに輪をかけて、いまその身の回りでは問題が続出している。

 その一つが、自身の長男が絡んだ醜聞だ。

 「『週刊文春』が報じた、総理の長男・菅正剛氏が総務省の高級官僚を接待していた件は、直前まで総理に知らされなかった。

 2月3日に何か政権批判の記事が出るらしいと秘書官から聞いて、『また夜の銀座か? 』などと、総理は愚痴っていましたが、その直後、実は息子のスキャンダルだと知ると蒼ざめ、『みんな下がれ』と秘書官らを執務室から追い出し、一人で閉じこもってしまった」(別の官邸関係者)

 菅が総務大臣を務めた際、大臣秘書官を務めていた正剛氏は、その後、衛星放送などを運営するメディア企業・東北新社に「天下り」。いわゆる「接待・宴会部長」的な役割を担っていたという。

 「正剛氏は総務大臣秘書官時代、実務は事務方任せで、『あれではバカ息子じゃないか』と眉を顰められていた。当時、菅さんは若手キャリア官僚を招いた勉強会を開いており、今回、接待を受けたとされる官僚たちはその勉強会メンバーで、菅さんの大のお気に入り。

 筆頭格で次期事務次官と言われた谷脇康彦審議官は、総理の肝いりで進められた携帯電話料金引き下げの旗振り役でもある。息子と子飼いの官僚が癒着したこの違法接待疑惑は、道義面以上に政策的な意味でも、総理のダメージが大きい」(全国紙政治部記者)

 この件を国会で野党から追及された菅は、「(長男は)べちゅ、別人格ですから!」などと色をなして反論したが、これも世論の反発以上に、与党内で不興を買ってしまったという。

 自民党ベテラン議員がこう嘆息する。

 「長男は関係ない、と否定せざるを得ないのは分かる。だが、息子を『別人格』と言い放ち、『会ってもいない』と切り離したところに、菅総理の暗さ、温かみの無さを感じた同僚議員も多い。

 せめて、『コロナのせいで、会いたくても会えていないんです』くらいのことを言えば、多少は国民が受ける印象も変わっただろう。だが菅総理には、そうした柔軟性や政治センスもない」

 自助などと言って、困窮する国民に自己責任を強いておきながら、息子には「コネ」で美味しい思いをさせていたのだ。猛反省してもそれで済む問題ではないが、スキャンダル発覚後、菅が実施したのはまたも根暗な「犯人捜し」である。

 「いまや唯一の側近となった和泉洋人首相補佐官に命じて、総務省から誰が情報を漏らしたのか、裏切り者を特定しようとしている。しかし、国交省出の和泉をいくら走らせても、総務省内での犯人捜しなどできっこない」(前出・官邸関係者)

 自分や息子の不始末を真摯に釈明するわけでもなく、人間不信に陥った菅は、ますます独り言や愚痴が増え、一人で焦って迷走しているという。

 「ワクチン接種の段取りが想定以上に難航しており、総理は焦燥感を強めています。以前は一日に2〜3回、河野(太郎)ワクチン担当相に電話をかけて『早くしろ』とせっついていましたが、今は一日に5〜6回は電話している。

 2月中旬以降、なんとか1万人分のワクチン接種が開始できそうですが、最初に打つ予定の医療従事者だけで約370万人おり、まるで足りません。

 一方、河野さんの裏で存在感が薄れた加藤(勝信)官房長官に、菅さんは不満を抱いている。加藤さんは『総理を支える立場なので、自分の気配を消すのが仕事だ』などと言っていましたが、『だからと言って、本当に消えてどうする』と、やる気を見せない加藤さんに憤慨しているのです」(別の官邸スタッフ)

6550名無しさん:2021/02/28(日) 13:12:11
>>6549

二階をシカト
 何をやっても、どう努力してもうまくいかない。周りにいるのは面従腹背のバカばかり……。

 菅の怒りとイラつきの矛先は、とうとう、政権の後ろ盾となっている二階にも向けられ始めた。

 「4月に北海道、長野、広島で3つの国政選挙が行われるが、自民党は苦戦や不戦敗が見込まれている。この件で頻繁に、二階から菅に電話がかかってくるが、最近は『かけなおす』と言って総理が電話に出ないことが増えたという。

 秘書官らにも『二階さんからの電話でも、すぐに取り次がなくていい』と伝えているようだ。選挙のことしか頭にない二階に、菅もさすがにうんざりしたのかもしれない」(自民党幹部)

 菅は最近、「俺は総理のガラじゃない」と、ポツリと漏らすことがあるという。総理には向いていなかった。菅自身が、それを痛感しているのだ。今さらそんなことを自覚されても、国民からすればたまったものではない。

 「この政権は、もはやリカバリーできないところに来てしまった。菅政権はもう終わりだという雰囲気が強まっている。

 しかし、すぐに菅降ろしにはならない。コロナ禍、東京五輪と難題山積の中、いま総理が交代したら、秋の自民党総裁選、その後の衆院選までに、次期政権も追い詰められてしまう可能性が高い。

 たとえ支持率が1%になっても、菅総理には秋まで粘ってもらう。その後、『選挙の顔』にクビをすげ替えるというのが、残された唯一の道だ」(細田派議員)

 どうやら我々は、暗闇に浮かぶ菅の顔を、まだしばらく眺めて暮らさねばならない。真の春は、はるか遠い。(文中敬称略)

 『週刊現代』2020年2月20日号より

週刊現代(講談社)

6551チバQ:2021/03/01(月) 09:37:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/de9fd05b7e0b091b79250fef8387a3b3cc8b86ee
山田広報官が辞任 入院中、首相に痛手 高額接待問題
3/1(月) 8:40配信


 山田真貴子内閣広報官(60)が1日、辞任した。

 山田氏は入院している。菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から高額接待を受けており、事実上の引責とみられる。

 山田氏は1日の衆院予算委員会で野党の質問に答える予定だったが欠席。自民党の森山裕国対委員長が立憲民主党の安住淳国対委員長と国会内で会談し、山田氏が辞任すると伝えた。

 首相は当初、給与の一部返納にとどめ続投させたが、与野党の批判が強く、方針転換を余儀なくされた。新型コロナウイルス対応に続き、接待問題の処理でも「後手」を踏んだ形で、痛手となるのは確実だ。

6552チバQ:2021/03/01(月) 17:15:25
それは、高級官僚だったら そんくらい貰っても良いのでは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/677196119f74326ac0a9d86716801e31a5e6bc6e
“ゴチ辞任”の山田元広報官「億ションを5年で完済」の上級生活
3/1(月) 16:00配信
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(写真:時事通信)
「真面目で謙虚で学校でも目立つタイプではありませんでした。そんな人が国民からこれほど注目を集めていることに驚いています」

【写真あり】安倍前首相と微笑み合う山田元広報官

そう語るのは、3月1日に辞職した山田真貴子内閣広報官(60)と高校時代に同級生だった女性。

「山田氏は東京学芸大学附属高等学校の出身。'13年に安倍晋三前首相の秘書官、'20年には内閣広報官に抜擢され、菅義偉首相の会見を仕切っていました。いずれも“女性初の就任”ということで話題になりましたが、総務審議官だった’19年に、菅首相の長男らとの会食で、7万4千円を超える高額接待を受けていたことが明らかになり、一気に“ゴチ広報官”として有名になりました」(政治評論家・有馬晴海さん)

それほど高額の会食であったにもかかわらず、2月25日の国会答弁では、「覚えていない」「記憶にない」を繰り返した彼女。

答弁翌日には夫で総務省情報流通行政局長・吉田博史氏と住む都内の自宅マンションにも報道陣が集まった。住人によれば、

「このマンションは'05年に新築され、山田さん一家も当時から住んでいます。部屋のほとんどが1億円を超える物件で、山田さんのところもそうだと思います。マンションに住んでいるのは医師や弁護士、会社の社長や役員が多く、公務員の方は珍しいですね」

マンション購入当初はローンも組んでいたが、わずか5年で完済している。山田氏は最近では“強権広報官”としても報じられていた。

「菅首相の会見の仕切り役ですが、質問を希望している記者がいても、事前に決めた社以外の質問は許さず、時間がくると質問の途中でも打ち切ってしまうのです。本人は否定していますが、菅首相がNHKのニュース番組に出演した翌日に、『総理、怒ってますよ』と、抗議電話をかけたとも報じられました」(前出・有馬さん)

そんな山田氏だが、かつては“庶民派”をアピールしていたこともあったのだ。総務省総合通信基盤局国際政策課長を務めていた当時、毎日新聞のインタビューを受けた彼女は、日曜日は少年野球に出かける息子のため、早起きをしておにぎりを握っていることを明かし、さらにこう語っていたのだ。

《(少年野球での母親同士の交流も貴重な情報交換の場であり)生活者であることと、世の中に役立つ仕事をすることは密接な関係にある》(’08年5月26日付)

だが安倍前首相や菅首相の寵愛を受けているうちに“変貌”してしまったのか。

山田元広報官は前述の毎日新聞のインタビューで、《霞が関にいると、実際の国民の生活を忘れがちなところがある》とも語っていた。この自戒を忘れなければ、辞職には追い込まれなかったのではないだろうか。
「女性自身」2021年3月16日号 掲載

6553チバQ:2021/03/01(月) 17:24:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f083533ce138cb45c3323e8f3b4ebbdecf812449
菅首相の判断、またも後手 山田氏辞職で批判噴出 高額接待問題
3/1(月) 13:23配信
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衆院予算委員会の冒頭、山田真貴子内閣広報官の辞職について説明する加藤勝信官房長官(左手前)。右端は菅義偉首相=1日午前、国会内
 菅義偉首相の長男正剛氏が勤める放送関連会社「東北新社」から高額の接待を受けていた山田真貴子内閣広報官が辞職した。

【図解】東北新社側と総務省の会食と許認可をめぐる動き

 新型コロナウイルス対策や観光支援事業「Go To トラベル」停止の判断に続き、首相の対応が後手に回った印象は否めず、野党は批判を強めた。

 山田氏の辞職は1日朝、同氏が出席する予定だった衆院予算委員会の集中審議直前に野党に伝えられた。その影響で約30分遅れで始まった予算委の冒頭、加藤勝信官房長官は「山田氏は入院し、職務を続けることが難しいとのことだ。審議に迷惑をかけ、大変申し訳ない」と陳謝した。

 これに対し、質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表は「首相は先週の段階で辞めてほしいとお願いすべきだった。遅きに失したと思わないか」と追及。判断が遅れた結果として緊急事態宣言一部解除の記者会見を行えなかったと強調した。

 首相は、山田氏辞職はあくまで週末に病院で受診し、入院が必要と診断されたためだと反論。宣言解除時の発信に関しても、記者団のぶら下がり取材で「丁寧に説明した」と力説した。

 立憲の辻元清美副代表は記者団に「首相が先週、辞任を認めていれば、入院に至らなかったのではないか」と指摘。「私は(山田氏と)同い年で、非常に期待していた。首相の身内に振り回され、官僚がまたつぶされた側面もある」と主張した。

 首相の対応を疑問視する声は政権内にもあり、政府関係者の一人は「先週辞めさせておけば良かった」と語った。首相は1日朝、山田氏辞職について記者団からコメントを求められたが、無言を貫いた。

6554名無しさん:2021/03/02(火) 06:38:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d640319a87d6efbed9b11a125886fca0d9b9d9f7
媚中派・二階氏 自民党内の中国批判を選挙の公認権を盾に封じ込め
3/1(月) 19:05配信
NEWSポストセブン
 コロナ禍の混乱のなかで、日本の領海への侵入を繰り返しているのが、中国。今年2月1日に中国政府が海警局に武器使用権限を与える海警法を施行。2月16日には海警船2隻が日本領海に侵入し、尖閣周辺で操業していた日本漁船に接近し威圧行動を取った。

 東シナ海の緊張が高まっているが、日本政府の動きは非常に鈍い。加藤勝信・官房長官は領海侵入に、「遺憾である」と繰り返し、茂木敏充外相は海警法について、「国際法に反する形で適用されることがあってはならない」と中国に“お願い”するのみだ。

 菅政権が“媚中”姿勢を続けるのは、自民党きっての親中国派として知られる二階俊博・幹事長に対中外交の主導権を握られているからだ。

 党内で中国批判の動きがあるたび、二階氏が圧力をかけ抑え込んできた。

 香港で「暗黒法」と呼ばれる香港国家安全維持法が施行された昨年7月、自民党外交部会と外交調査会は非難決議に動いた。部会ではコロナで一時延期されている習近平国家主席の国賓訪日の「中止を要請する」という文案が作られた。

 ところが、それを知った二階氏は外交部会の幹部を幹事長室に呼びつけ、側近の林幹雄・幹事長代理ら二階派幹部が「そんなことやったらエラいことになる」と決議文を「中止を要請せざるを得ない」に修正させた。

 感染第3波が広がる中でも中国への配慮が働いた。二階氏は昨年11月に来日した中国の王毅外相と会談、両国の往来を活発にすることで合意した。

 政府は今年1月7日の緊急事態宣言後も、中国とのビジネス往来を続け、全面停止は1月14日まで遅れた。これも、二階氏ら親中国派の意向が働いていたと見られている。

 ビジネス往来の停止は「緊急事態宣言が解除されるまでの間」(政府決定)とされており、3月7日に宣言解除されれば中国などとの往来が再開される予定だ。自民党外交部会の議員が語る。

「自民党には中国に強い姿勢を取るべきだと考える議員は多いが、今年は総選挙があり、公認権を持つ幹事長が怖いからものが言えない」

 その二階氏の“悲願”が延期されている習主席の国賓訪日の実現だ。外務省関係者の話である。

「2022年は日中国交正常化50周年にあたり、コロナ収束を前提に様々な交流行事が行なわれることになる。二階さんや中国側はそれに合わせて習主席の訪日を実現させたい。その年2月には北京冬季五輪の開催もあり、二階さんが訪中し、習主席訪日を要請する首相親書などを持っていくシナリオも検討されている」

 二階氏は昨年末に開かれた北京・東京フォーラムに「東京五輪、北京冬季五輪・パラリンピック及び日中国交正常化50周年といった重要活動を順調に迎えることを心より願っている」とメッセージを寄せるなど50周年を非常に重視している。

 欧米では、中国政府による少数民族への人権侵害を問題視した国会議員らから、北京五輪ボイコットの議論まで出ている。なりふり構わず中国に追従しようとする日本とはあまりに違っている。

 さすがに自民党からもそうした媚中外交を批判する声が上がり始めた。外交官出身の城内実・元外務副大臣が語る。

「中国が覇権主義や人権問題についての姿勢を変えないまま、国交正常化50周年のお祝いだからと習主席を国賓として迎えるなんてとんでもない。それこそ日本が国際社会に間違ったメッセージを与えることになる。国賓招聘を中止すべきです。

 私は外交官としてドイツに10年赴任し、ドイツの歴史を調べた。現在の中国は、1939年にポーランドに侵攻する直前のナチスドイツに似ている。一党独裁で軍事力の牙を持ち、覇権主義で米国との戦争も視野に入れている。そんな中国に甘い顔をすれば、日本は利用されるだけ利用されて蹂躙されるでしょう」

 城内氏が代表世話人を務める「保守団結の会」は菅政権発足直後に「日本国民をこれだけ苦しめた習近平氏の国賓招聘など笑止千万」という対中政策の根本的な見直しを求める決議を提出したが、菅首相も二階幹事長も“黙殺”したままだ。

 まだワクチン接種をはじめとする感染対策が十分でないうちにビジネス往来の再開などで海外との人の行き来が活発になれば、それが感染「第4波」を招きかねない。国民の生命と安全を危機に晒す外交政策に国の行く末を託せるはずがない。

※週刊ポスト2021年3月12日号

6555名無しさん:2021/03/02(火) 06:40:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fcda4d730f1e49030badd1e7d33e5ae9824b588
自民党員が政権復帰以降で最多に 5万人増の113万人
3/1(月) 20:33配信
朝日新聞デジタル
 自民党は1日、2020年の党員数が前年比4・6%増(5万147人増)の113万6445人で、12年の政権復帰後で最多となったと発表した。

 党役員会で小野寺五典組織運動本部長が示した。党員数は政権復帰翌年の13年から6年連続で増加したが、19年は初めて減少に転じていた。二階俊博幹事長は会見で「これに満足することなくさらに党勢拡大に努力をしていきたい」と語った。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/2cf020a4939645481cf9022f4248090a8eaacfec
自民、党員113万人に回復、前年比5万人増
3/1(月) 22:09配信
産経新聞
 自民党の小野寺五典組織運動本部長は1日の役員会で、昨年末までの党員数が113万6445人だったと報告した。前年比で5万147人増え、平成30年以来の110万人台を回復した。小野寺氏は「政権奪還後、最大数となった。次期衆院選、来年の参院選に向けて、120万人の達成を目指していく」と語った。

 二階俊博幹事長は記者会見で「これに満足することなく、さらに党勢拡大に努力していきたい」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b7865909dcb3de324024dd2d1d63f753d0aad90e
自民党員、2年ぶり増加 5万人増の113万人超
3/1(月) 22:19配信
毎日新聞
 自民党は1日、2020年末時点の党員数が113万6445人だったと発表した。19年末に比べ5万147人(4・6%)多く、増加は2年ぶり。19年は7年ぶりの減少だったため、二階俊博幹事長が20年6月、党員を年1000人以上新規獲得できない衆院議員は次期衆院選で小選挙区と比例代表との重複立候補を認めない方針を打ち出すなど、党内引き締めに乗り出していた。【野間口陽】

6556名無しさん:2021/03/02(火) 06:41:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8ac848805accd9b5dc9d9ac37d6d7e42f78343f
自民党の令和3年運動方針案の概要
3/1(月) 23:19配信
産経新聞
 ■新型コロナウイルスから国民の命と健康、暮らしと雇用を守る

 水際対策の徹底により、変異株を含めた感染拡大の阻止を図る。

 本年前半までに全ての国民に提供できる数量のワクチン確保を目指す。

 ■ポストコロナの社会で好循環を生み出す

 デジタル化・グリーン化を強力に進めることで、産業構造の転換と力強い成長を生み出す経済に変えていく。

 わが国をデジタル技術により強靱(きょうじん)化させ、世界屈指のデジタル社会の実現に取り組む。

 カーボンニュートラル実現へ向けて国を挙げて活動していく。

 ■新たな時代へ

 あらゆる意思決定に女性の参画を確保し見える化する。

 平和の祭典である(五輪・パラリンピック)東京大会が国民一体となって開催できるよう感染症対策を行う。

 「歴史戦」および領土・主権に関し多様な手段での戦略的対外発信を強化する。

 相手領域内でも弾道ミサイルなどを阻止する能力の保有を含め、抑止力を向上させるための新たな取り組みの検討に向け議論を進める。

 尖閣諸島周辺をはじめ、中国による一方的な現状変更の試みに対し、わが国の正当な権益を守り抜くため、万全の態勢を整える。

 国民投票法は全力で成立に努める。

 デジタル技術の活用など、万全の感染症対策を講じつつ、憲法改正研修会などを積極的に展開し、憲法改正への国民の理解をいっそう深めていく。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d77b909d41dabc8976b7a49a3819efb3a53713b
自民・二階氏「誠にお気の毒」 山田広報官辞任で
3/1(月) 22:10配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は1日の記者会見で、菅義偉(すが・よしひで)首相の長男、正剛(せいごう)氏が勤める放送関連会社から高額接待を受けた山田真貴子内閣広報官が辞任したことについて、「体調不良によって入院され、辞任に至ったとうかがっており、誠にお気の毒なことだと思っている」と述べた。その上で「まずはしっかりと静養して、一日も早い回復、復活を願いたい」と語った。

6557名無しさん:2021/03/02(火) 18:04:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdfbdcd022d4541b5334779c24ffa9a1da687a46
二階氏82歳、麻生氏80歳、菅氏72歳 政治家のワクチン接種順序の難題
3/2(火) 11:05配信
NEWSポストセブン
 医療従事者を対象に、新型コロナのワクチン接種が始まった。4月以降、65歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ人への接種が進む予定だが、いまだ接種方針が定まらないのが政界だ。

「菅義偉総理(72)をはじめ、二階俊博幹事長(82)や麻生太郎副総理兼財務相(80)など政権中枢の議員は高齢者だらけ。感染すれば重症化リスクも高く、政治空白が生まれかねないので、本来は真っ先に打つべき対象です。しかし日本人は特別扱いに敏感で、『上級国民だ』と批判される。石原伸晃議員が感染後すぐに入院して批判されたこともあり、『先に受けたい』とは言えず、世論をうかがっている」(政治評論家の有馬晴海氏)

 72歳の菅首相は2月22日の国会答弁で、「総理が最初に打つべきでは」との質問に「順番が来たら接種したい」と、高齢者向けの接種が始まるまで待つ意向を示した。

 米国では、ワクチンの安全性を示すためにバイデン大統領が自ら接種の様子を公開したほか、初期供給分から議員用のワクチンを確保。イスラエルでもネタニヤフ首相が接種第一号となるなど、日本とは対照的だ。

 河野太郎ワクチン担当相(58)は、高齢者の次に優先される「基礎疾患のある人」については自己申告制を検討するとしたが、これも政治家を悩ませている。

「政治家にとって健康状態は秘中の秘で、倒れても救急車を呼ばせなかった人もいる。自己申告すれば、『不安がある』と公言しているようなものですし、今年は衆院選も控えている。安倍前首相のように疾患を公表している政治家は別として、申告する議員はいないのではないか」(有馬氏)

 昨年11月に新型コロナに感染した参院議員(無所属)で現役医師の桜井充氏が語る。

「特例に否定的な人はいますから、議員だけ先に打つのは難しい。国民と同じ基準で、順番通りに粛々とやったほうがいい。

 ただ、『接種場所』については配慮があってもいいと思います。厚労省は住民票のある住所地での接種を原則としていますが、『ワクチンのために地元に帰れ』というのは現実的ではない。議員宿舎や国会の医務室など、都内で接種できるようにしてもいいと思う」

 議員にとって怖いのは、コロナ感染より有権者の目なのだろう。

※週刊ポスト2021年3月12日号

6558名無しさん:2021/03/02(火) 18:06:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd7be569da62448a8296061608ad1dce8d608a92
補選・再選挙で公明に推薦要請 自民
3/2(火) 16:46配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は2日、国会内で公明党の石井啓一幹事長と会談し、4月25日投開票の参院長野選挙区補欠選挙、同広島選挙区再選挙に自民党が擁立する新人候補への推薦を要請した。

 石井氏は「しっかり承った」と応じた。

6559名無しさん:2021/03/02(火) 18:08:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/08b6a57006484dedb2312d075e0ee74e8805bb5b
衆院解散、ワクチン影響せず 二階自民幹事長
3/2(火) 11:23配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は2日の記者会見で、衆院解散・総選挙について、新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗(しんちょく)状況が影響することはないとの認識を示した。

 二階氏は「ワクチン(の状況)で衆院を解散するとか、しないとかは考えていない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0cdc41cfcfcb55aca3a2343cd53f016b0bb2664e
ワクチン接種状況、衆院解散を左右せず…自民・二階幹事長「首相の一存で決める」
3/2(火) 17:28配信
読売新聞オンライン
 自民党の二階幹事長は2日の記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について「菅首相の一存で決める。ワクチンで解散するとか、しないとかは考えていない」と述べ、新型コロナウイルスのワクチン接種状況に左右されないとの見方を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f2229676f1d087d15ca6023efa19a4d58889c1aa
自民・二階氏、衆院解散の場合「諸課題できるだけ解決を」
3/2(火) 11:39配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は2日午前の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種と衆院解散・総選挙との関係に関して、「衆院を解散する場合は、想定される諸課題はできるだけ解決して、国民の理解を得られる状況を作っていくことが大事だ」と述べた。「ワクチンと衆院解散は関係があるようではあるが、ワクチンで解散するとかしないとか別に考えていない」とも述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e6d4f18d23ccff71a5dc54fcc456a4fb32a49c0
ワクチンと解散、菅首相は言及避ける 自民幹部、接種状況に「縛られず」
3/2(火) 15:29配信
時事通信
 菅義偉首相は2日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗(しんちょく)状況が衆院解散の時期に影響するか問われ、「コロナ収束に全力を尽くすのが最優先だ。(衆院議員の)任期も近づいてくるから、そこの段階で考えるのは当然のことだ」と述べるにとどめた。

 立憲民主党の大西健介氏への答弁。

 一方、自民党からは、解散をめぐる首相の判断は接種状況に縛られないとの見方が相次いだ。二階俊博幹事長は記者会見で「解散は首相の一存で決めることだ」とした上で、「ワクチンで衆院を解散するとか、しないとかは考えていない」と強調。世耕弘成参院幹事長も「何かに縛られるよりは、感染症対策を行いながらしかるべきタイミングに行うことが重要だ」と指摘した。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/ffbb786a6c86533672b076205199ad66f84a9dc9
二階氏、解散は「国民の理解が大事」 ワクチン対応の影響問われ
3/2(火) 16:42配信
毎日新聞
 自民党の二階俊博幹事長は2日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種状況が衆院解散の時期に影響するか否かについて「解散する場合には、国民の理解を得られる状況をつくっていくことが大事だ」と語った。

 党内では、ワクチン接種が本格化すると地方自治体が対応に忙殺されるため、10月の衆院議員の任期満了近くまで解散は困難では、との見方が強まっている。二階氏は「ワクチンと衆院解散は関係あるようではあるが、ワクチンで解散するとかしないとかは別に考えていない」と指摘。「(解散が)明日あってもよいように準備している」と強調した。

 二階氏はまた、保守分裂の可能性が出ている福岡県知事選(4月11日投開票)について「分裂して勝つわけない」と述べ、候補者一本化の必要性を指摘した。

 知事選はがんを公表した小川洋知事の辞表提出を受けたもので、党県議団などが副知事の服部誠太郎氏、一部の党所属国会議員が元国土交通省局長の奥田哲也氏の擁立を模索している。【野間口陽】

6560名無しさん:2021/03/02(火) 19:36:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9b6aa9e0c6e298bd981c1a7ce7adb017f2ea9c7
岡田官房副長官、ワクチン接種期間での衆院解散「首相の専権事項」
3/2(火) 18:46配信
産経新聞
 岡田直樹官房副長官は2日夕の記者会見で、自民党の二階俊博幹事長が新型コロナウイルスのワクチン接種期間中でも衆院解散・総選挙があり得るとの見方を示したことについて「解散は首相の専権事項であり、首相自身が判断することだろうと思う」と述べた。

 二階氏は同日午前の記者会見で「あらゆることを想定して、われわれやっていかないといけない」と述べた上で、「ワクチンと衆院解散は関係があるようではあるが、ワクチンで衆院を解散するとかしないとか別に考えていない」と述べた。

 ただ、二階氏は解散時期について「首相の一存でお決めになること」とも述べており、岡田氏は「二階幹事長は、解散は首相がお決めになることという趣旨の発言もしている。発言通り、解散は首相の専権事項だ」と語った。

6561名無しさん:2021/03/03(水) 05:08:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/91f96fb811816c7037b1f639ce89cd71a4abd4b8
自民・二階幹事長“ワクチン接種は解散総選挙に影響与えない”
3/2(火) 20:32配信
TBS系(JNN)
 自民党の二階幹事長は、遅れが指摘される新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗状況が、今年行われる“衆議院の解散・総選挙に影響を与えることはない”という考えを示しました。

 「別に、ワクチンと衆議院の解散は関係あるようではありますが、ワクチンで衆議院を解散するとかしないとかっていうことは別に考えておりません」(自民党 二階俊博幹事長)

 二階幹事長はこのように述べ、今年行われる衆議院の解散・総選挙について、新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗状況が影響することはないという認識を示しました。一方で、「解散する場合は、想定される諸課題はできるだけ解決して国民の理解を得られるような状況を作っていくことが大事だ」とも述べています。

 そのうえで、“解散は総理の一存で決めることだが、幹事長の立場としては明日あってもいいように準備している”と強調しました。(02日18:59)

最終更新:3/2(火) 22:17
TBS系(JNN)

6562チバQ:2021/03/03(水) 09:49:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a6c22cbddf9fea97856b0d34a7f08f6bb0e24ec

【速報】山田前広報官の後任に小野日子外務副報道官の起用内定
3/3(水) 8:57配信
政府は菅総理大臣の長男らからの接待問題で辞職した山田前内閣広報官の後任に、外務省の外務副報道官を務める小野日子(おの ひかりこ)氏を起用する方針を固めた。

山田真貴子氏の後任として内閣広報官に起用される小野日子外務副報道官は、これまで外交官として活躍し、2016年には東京オリンピック・パラリンピックのスポークスパーソンに起用され
広報活動にあたっていた。

政府は、女性初の内閣広報官だった山田氏の後任も女性が相応しいと考えて人選していたが、広報に精通し語学にも堪能な小野氏が適任と判断したとみられる。

小野氏は、5日にも行われる菅首相の記者会見で司会を務める見通しだ。

6563チバQ:2021/03/03(水) 09:52:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/366136ced02030184444d0405e3f45eb29e7c2f7
衆院議員公設秘書を逮捕 スカートの中を盗撮した疑い 大阪府警
3/2(火) 19:10配信
 大阪市内の商業施設で女性のスカートの中を盗撮したとして、大阪府警南署は2日、自民党の武村展英衆院議員(滋賀3区)の公設秘書、花崎広毅容疑者(44)=滋賀県栗東市=を府迷惑防止条例違反(卑わいな行為)の疑いで逮捕した。容疑を認めている。

 逮捕容疑は2020年11月24日夜、大阪市中央区の商業施設のエレベーターで、飲食店従業員の20代女性のスカートにスマートフォンを差し入れたとしている。

 南署によると、エレベーター内は花崎容疑者と女性の2人だけだった。不審な光に気付いた女性が呼び止めようとしたが、その場から立ち去ってタクシーで逃走した。タクシーの追跡捜査などから花崎容疑者が浮上したという。

 花崎容疑者のスマホには、盗撮したとみられる複数の動画が保存されており、署は関連を調べる。【榊原愛実】

6564名無しさん:2021/03/03(水) 20:55:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7912d534dfb9038d32e4e6f500cc6f1bbf38bc3
盗撮逮捕された自民議員秘書の“残念な人生” 「国会議員になる!」と豪語も経歴詐称疑惑の過去〈dot.〉
3/3(水) 12:22配信
AERA dot.
 女性のスカートの中を盗撮しようとしたとして、自民党の武村展英衆院議員(滋賀3区)の公設第1秘書の男が逮捕された。男の素性を調べると、かつては民主党に所属した元千葉県議で将来の国政進出を志望。その後、日本維新の会に政党替えして参院選に出馬したが、経歴詐称疑惑が報じられた上に落選したという「残念な人生」が浮かんできた。

*  *  *
 2日、大阪府警南署に府迷惑行為防止条例違反の容疑で逮捕されたのは、自民党の武村展英衆院議員の公設第1秘書、花崎広毅容疑者(44)。報道によると、花崎容疑者は2020年11月下旬、大阪市中央区の商業施設のエレベーターで、カメラ機能が付いた携帯電話を20代女性のスカートの下に差し向け、盗撮しようとした疑いがもたれている。

 携帯のライトに気づいた女性が花崎容疑者を問い詰めたが、女性を振り切り、タクシーに乗って立ち去ったという。その後の捜査で、防犯カメラの映像などから、花崎容疑者が浮上。調べに対し、容疑を認めているという。

「昔からお調子者で口ばかりだったけど、まさか盗撮までやるとは」

 こうあきれるのは花崎容疑者の知人だ。

 花崎容疑者は、旧民主党の長浜博行氏(現立憲民主党参院議員)の秘書を務めたのち、2005年に民主党から千葉県議となった。だが、維新政治塾に参加したなどとして12年に民主党県連から除名。翌13年の参院選に日本維新の会から出馬したが、落選した。

 千葉県議時代から評判は芳しくなかった。旧民主党関係者は言う。

「いずれは国会議員になりたいと強く意気込んでいました。ただ、弁は立つんですが政治家としての中身がないというか……。県議会でも重箱の隅をつつくような質問ばかりを繰り返していました。長浜氏をはじめ民主党内での評価を得られず、それを知った本人は突然、存在感を増していた維新に乗り換えたのです。民主党に勢いがあったころは『民主党で世の中を変える』なんて支持者に語っていたのに、維新に移るにあたっては、支持者への丁寧な説明もなかった。国会議員になれるならどの党でも良いのかと、あまりの尻軽さに周囲もあぜんとしていました」

 13年の参院選では、維新が千葉選挙区で、公認予定者の差し替えを繰り返した末に花崎容疑者を擁立。同じ選挙区には長浜氏も出馬しており、露骨な変わり身に、当時の民主党関係者は絶句したという。

 さらに、その選挙戦のさなかに報じられたのは経歴詐称疑惑。花崎容疑者は県議時代から学歴を「明治大中退」としていたが、実際は中退ではなく「除籍」だったという内容だ。

 前出の知人はため息をつく。

「実際に通っていたのは明治大の夜間部です。高校を出て浪人中も『早稲田大に行って雄弁会に入る』などと豪語していましたが、本当に口だけで、実際は受験勉強を全然やらず雀荘に通い詰めていました。結果、明治の夜間に行きましたが、その明治にもほとんど行ってませんから除籍になりますよ。隠したってすぐにバレるんだから、経歴を素直に記載すればいいのにとみんな思っていました。ほとんど勤務実績のない民間企業の名前を経歴に入れたりして、何を気取ろうとしていたのか」

 落選から8年。たどり着いたのが、自民党議員の秘書だった。別の知人は言う。

「維新がダメだから今度は自民の秘書になり、いずれは自民党から国政選挙に出る道を作りたいと思っていたようです。でも、これでもうおしまいでしょうね。やることがあまりに軽すぎた」

 とんだ形で、有名人になってしまった。(AERAdot.編集部)

6565名無しさん:2021/03/04(木) 11:04:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fbca53c4410111bbc75153e3d71ead754216599
復興五輪「歴史に残る大会に」 安倍前首相インタビュー 東日本大震災10年
3/4(木) 7:24配信
時事通信
 東日本大震災から10年を迎えるのを前に、自民党の安倍晋三前首相は3日までに、時事通信のインタビューに応じた。

 復興に向けた安倍政権の取り組みでは「一定の役割を果たせた」と強調。首相在任中に「復興五輪」を掲げ招致した東京五輪・パラリンピックに関しては、新型コロナウイルスを克服した上で開催が実現できれば「五輪の歴史に残る大会となる」と期待感を示した。

 ―発生当時は野党議員だった。

 当時、自民党の谷垣禎一総裁は政府に全面的に協力した。ただ、民主党は政権運営に十分慣れておらず、菅直人首相は原子力緊急事態宣言を直ちに出すべきだったのに遅れた。現場の要望を聞くネットワークもなく、行政を動かす能力に欠けていたと言わざるを得ない。(自民党にとって)それが政権奪還の原点だ。

 ―首相再登板後、復興にどう取り組んだか。

 「閣僚全員が復興相と思え」と指示して縦割りを排し、現場主義を徹底した。大変だったのは東京電力福島第1原発の廃炉への取り組み、避難者の帰還に向けた道筋、高台移転のための土地買い取りなど。復興の足かせとなった風評被害の払拭(ふっしょく)も課題だった。

 ―安倍政権下で復興はどこまで進んだか。

 高台移転や災害公営住宅など住まいの整備、帰還困難区域を除く地域の避難指示解除、道路や鉄道などの交通インフラ復旧は進んだ。製造品の出荷額や観光客数も震災前より増え、一定の役割を果たせたと思う。

 ―残された課題は。

 心のケアが必要な方々がまだたくさんおられ、しっかり対応しなければならない。原子力災害地域の住民帰還に向けた環境整備や、新たな産業にも力を入れていくことが大切だ。

 ―福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の対処は。

 先送りできない課題だと当時首相として認識していた。風評被害もあるので、政府が適切な時期に責任を持って判断し、安全性など含めて国際的にも発信と説明をしてもらいたい。

 ―首都直下型地震への備えは十分か。

 耐震化は相当進んできた。東日本大震災の経験を生かし、安倍政権時に首都直下地震緊急対策推進基本計画を策定した。想定される死者数半減などの目標に向け、防災・減災を進めてほしい。

 ―追悼式を今年でやめると決断した背景は。

 忘れ得ぬ出来事であることは間違いないし、これを教訓に同じ悲劇を繰り返してはならない。だが、追悼式をどこかの段階では終了しなければならない中で、安倍政権で判断した。

 ―「復興五輪」への思いは。

 ブエノスアイレスの国際オリンピック委員会(IOC)総会で行った東京招致へのスピーチで、「復興した姿を皆さんに見ていただく五輪にしたい」と話し、その趣旨に沿う形で復興は進んできた。復興五輪であると同時に、人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催できれば、五輪の歴史に残る大会となる。

6566チバQ:2021/03/04(木) 13:45:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d83344a22a4134591d0394c2742e127ab1d874b
丸川大臣に集中砲火 「夫婦別姓」答弁ちぐはぐ、審議は何度も中断
3/4(木) 10:09配信




国会議事堂
 丸川珠代男女共同参画担当相が3日の参院予算委員会で野党の集中砲火を浴びた。選択的夫婦別姓制度導入を巡り、制度に反対する趣旨の文書に賛同しており、政府方針との違いを追及された。「私には私の考えがあるが、大臣として務めを果たしたい」などの苦しい答弁に審議は何度も中断。ジェンダー平等の旗振り役の立場だが、閣僚の資質を疑問視する声も上がった。

【写真】丸川珠代氏

 社民党の福島瑞穂氏は「なぜ選択的夫婦別姓に反対なのか」と質問。丸川氏は「私の考えを脇に置いてでも、国際社会の理解を得る努力をしなければならない」「私の意見に左右されずに国の政策を進めてほしいので、ここで意見は述べません」などとして真正面から答えなかった。

 福島氏は同じ質問を繰り返し、丸川氏が明確な答弁を拒むごとに審議はストップ。その後、丸川氏は「家族の根幹に関わる議論だとの認識を持ったから」と説明し、反対意見を持っていることを認めた。自身は旧姓で政治活動しているとして「通称使用の拡大は必要だ」とも述べた。福島氏は「自分は通称を使用しているのに反対する意味が分からない」と指摘した。

 立憲民主党の真山勇一氏も個人と閣僚の立場で意見を区別する丸川氏の姿勢を疑問視した。菅義偉首相は「閣僚になった時は法案に賛成をして取り組んでもらうのは当然のことだ」と擁護した。 (森井徹)

6567チバQ:2021/03/04(木) 17:04:40
https://www.sankei.com/politics/news/210303/plt2103030025-n1.html
内閣広報官に小野氏 政権、女性に照準 業者と接触少ない外務省出身
2021.3.3 20:47
 政府が3日に小野日子外務副報道官を内閣広報官に充てる人事を決定したことで、2代続けて女性が起用されることになった。前任の山田真貴子氏は安倍晋三政権で首相秘書官、菅義偉政権では内閣広報官にそれぞれ女性初で就任するなど「女性活躍」の象徴的存在だっただけに、後任も女性を軸に検討を進めてきた。
 加藤勝信官房長官は小野氏起用の理由について「適材適所」としながらも、こう付け加えた。
 「政府としては女性活躍を推進する観点から人事を行っている」
 政府は山田氏が1日に辞職した直後から後任選びに着手。候補には行政機関トップ、大使経験者ら女性の名前が並んだ。
 内閣広報官は平成13年に新設されたポストで、首相官邸の広報全般を担う。政治家や関係省庁との調整も必要となるため、首相側近は「永田町に土地勘がある人じゃないといけない」と述べ、官僚出身者が望ましいとしていた。ただ、小野氏は局長ポスト未経験で、次官級の内閣広報官に起用されるのは異例の抜擢(ばってき)だった。
 小野氏が内閣副広報官として官邸勤務の経験があるだけでなく、外務省出身である点も後押ししたようだ。
 総務省出身の山田氏は放送事業会社からの高額接待で批判されたが、外務省関係者は「外務省は業者との付き合いが少ない。そこが安全と判断されたのだろう」と語った。記者団の取材に応じた小野氏自身も「利害関係者との会食などは記憶する限りではない」と話した。(児玉佳子)

6568名無しさん:2021/03/05(金) 08:51:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b1fbeab4ca7dc92f4487dbc5ea2a148bce8e0a5
極小派閥の代表から幹事長へ、二階氏ののし上がり方
3/5(金) 6:01配信
JBpress
 いまや「政界の悪役」といえば、通算在職日数の最長記録を更新している自民党幹事長の二階俊博だろう。2月17日に82歳を迎えたベテラン政治家は、東京五輪組織委員会会長を辞任した元首相の森喜朗に負けず劣らず失言が多く、メディアに叩かれやすいキャラクターの持主だ。本会議で「黙って聞け!」と野党をにらみつけるのは恒例行事と化しており、首相の菅義偉も二階には逆らえないと言われている。まるで裏社会の親分、首領のような存在だ。二階は一体どのようにして政界最高実力者になったのだろうか。筆者は昨年、二階の人物像について寄稿しているが、今回は角度を変えて改めて二階の軌跡を追う。(文中敬称略)

■ 「政界M&A」の申し子

 二階は1939年2月17日、和歌山県御坊市に生まれた。中央大卒業後、国会議員秘書となる。11年間秘書を務めた後、和歌山県議(2期8年)を経て、1983年の衆院選で国政デビューを果たす。44歳だった。57歳で国政入りした元官房長官の野中広務ほどではないが、比較的遅咲きの部類だろう。以来連続当選12回、県議時代を含めて1度も選挙に負けていない。

 別表にある通り、二階は最大派閥・田中派で永田町生活を開始する。90年代は政界再編街道のど真ん中を歩いており、非自民時代が10年5カ月に及んでいるのもキャリアの特徴だ。

 目をひくのは2000年の保守党以降、一桁から十数人規模の少数政党、少数グループに身を置いている点である。企業の合併・買収を総称して「M&A」と呼ぶが、政党の合併と分裂の繰り返しである政界再編もある意味、「M&A」とすることも出来よう。二階は30年以上、その渦中に身を置き、小が大を飲むような政界M&Aを体現してきた。そうして手にしたのが押しも押されもせぬ政界随一の実力者という地位だ。

 2009年の衆院選で、自民党は野党に転落した。二階は自らのグループ「新しい波」を率いていたが、衆院で生き残ったのは二階だけ。参院議員もわずかに2人。二階グループは党内最弱の計3人になってしまった。

 2009年秋、二階は当選同期の伊吹文明が会長を務める伊吹派(志帥会)に合流する。重要なポイントなので伊吹の発言を引用する。

 ≪二階さんの保守党はなかなか安定せず、結局自民党に戻ってこられました。ところが、あの頃は郵政民営化の渦中で亀井静香氏などが離党していくなどの大騒動があり、そのときに同期の二階さんに声をかけて、<志帥会>にお誘いしたのです。そして私が衆議院議長になったもんだから、二階さんに<志帥会>をお預けしたのです。それが今の<二階派>です。二階さんは志帥会を引き継いで大きくしてくれましたね。(中略)二階さんは頼まれたこと、引き受けたことはちゃんとやる方で、筋を大切にする友人です≫(林渓清著、大中吉一監修『ナンバー2の美学――二階俊博の本心』ブックマン社)

 二階には他の派閥からも声がかかっていたとみられる。当選同期の元財務相の額賀福志郎、元外相の町村信孝の2人は当時、それぞれ平成研究会、清和政策研究会のトップだった。元幹事長の武部勤(山崎派幹部)とも親交が深く、別の「引き」があれば二階は伊吹派以外に身を寄せていた可能性があった。

 だが、二階は伊吹派を選んだ。伊吹は2012年12月の第2次安倍政権発足に伴い、衆院議長に就任。二階は派閥を丸ごと「預かる」という幸運に恵まれた。幹事長への道が開けた決定的瞬間だった。

6569名無しさん:2021/03/05(金) 08:51:21
>>6568

■ 少数与党で力を蓄える

 少し時代を遡る。

 二階は1992年の竹下派(経世会)分裂以来、小沢一郎と政治活動を共にしたことで知られる。小沢の信頼を勝ち得た二階は1998年1月、重要ポストを射止める。小沢自由党で国対委員長に就任したのだ。根回しが肝となる国会対策はもともと二階の得意分野である。

 当選5回の中堅議員の手腕が発揮されたのは1998年11月に行われた首相・小渕恵三と小沢の自自党首会談だった。二階は小渕と小沢の橋渡し役となり、暗躍した。自自連立政権といえば、官房長官の野中広務が「小沢さんにひれ伏してでも」の発言で知られるが、野中・小沢会談の仕掛け人も二階だった。これらの舞台裏は二階本人の証言や関係者への取材に基づいた大下英治の『永田町知謀戦 1〜4』(さくら舎)に詳しい。

 1999年1月、自自連立政権が正式に発足し、二階は与党の国対委員長として活躍の場を広げていく。カウンターパートの自民党国対委員長は実力者の古賀誠だった。二階は古賀と侃々諤々の議論を繰り返しながら、信頼関係を築いていく。

 1999年10月、小渕改造内閣が発足した。公明党が連立に入ったいわゆる自自公連立政権である。二階は運輸相兼北海道開発庁長官として初入閣を果たした。60歳で待望の大臣にたどりついた格好だ。小沢が閣内に押し込んだのは言うまでもない。閣僚になった二階は、山陽新幹線北九州トンネルの事故対応、有珠山噴火対応などでめざましい働きをみせる。

 小沢の力で閣僚になれた二階だが、まもなく自由党の連立離脱をめぐる与党内政局に直面する。2000年4月、二階は小沢と決別して閣内に残留した。

 1992年秋に小沢と行動を共にしてから7年半。二階はその後、保守党幹事長、保守新党幹事長となり、一貫して連立政権にとどまる。カウンターパートだった幹事長の山崎拓とのパイプを構築したのもこの時期である。

 古賀、山崎など自民党の有力者との「友情」は、自民党復帰後の武器となる。少所帯ながら与党幹部として政局に関わった経験は、一中堅議員から脱皮するきっかけにもなった。自由党で半年弱、保守党・保守新党時代の約3年半は、二階が力を蓄えた時期に当たる。

■ 抜群の反射神経

 2003年11月の衆院選で二階が実質的に仕切っていた保守新党が敗北する。衆院は現有9議席が4議席に減った。保守新党は解散し、同月中に二階らは古巣の自民党に合流した。二階は新グループ「新しい波」を発足させ、会長となる。

 2004年9月、“出戻り組”の二階に千載一遇のチャンスが巡ってきた。自民党の選挙対策責任者、総務局長ポストを手に入れたのだ。幹事長の武部が推薦し、首相の小泉純一郎が賛同した人事だった。前出の『永田町知謀戦』によると、二階は当初固辞するものの、古賀らの後押しもあって総務局長を受諾する。

 永田町では郵政民営化法案をめぐる激しい攻防が展開されていた。二階は2005年5月、衆院郵政民営化に関する特別委員会委員長を引き受ける。要職の総務局長に加えての重責である。総務局長と同様、小泉・武部コンビが主導した人事だった。

 郵政民営化特別委では、二階の裁きぶりに注目が集まった。あえて野党に譲る場面を増やし、総審議時間は109時間に達した。野党の顔を立てて審議をスムーズに進めるのは自民党のお家芸である。二階は委員会運営を得意としており、2014年の衆院予算委員長時には戦後最速の予算成立を牽引している。

 委員会運営は簡単ではない。質疑の中身をしっかり聞かなければ対応できないからだ。二階は政治家にありがちな「とにかく自分が話したい」ではなく、「人の話をよく聞く」気質を持っている。例えば、2016年の代表質問では野党のヤジに対し「黙って聞け!」と瞬間的に反応し、2017年の代表質問でも「黙って聞けよ!」などとドスを利かせ、質疑を中断してまで野党を批判した。今年1月の代表質問でも「だから野党に呼びかけてるんじゃないですか!」と凄んでいた。二階は原稿を棒読みしない。アドリブも効く。反射神経が良いため、委員会運営も巧い。

6570名無しさん:2021/03/05(金) 08:51:31
>>6569

■ そして強運

 話を戻す。郵政民営化をめぐる混乱、対立は衆院での法案可決後も続き、参院での法案否決を受け、小泉は衆院解散に打って出る。2005年9月、小泉自民党は296議席を獲得し、圧勝した。

 小泉は郵政民営化法案に反対した党所属議員を公認せず、刺客候補を擁立した。小泉の劇場型選挙は多くの国民に記憶されている。一方、二階がこの郵政選挙を総務局長として陣頭指揮したことはあまり知られていない。二階は2005年5月から9月までのわずか4カ月間で、国会と選挙で抜群の実績を残していることになる。当時66歳、政治家としてのピークだったことは疑いの余地がない。普通の政治家ならここで一区切りついていただろう。

 もちろん、二階は普通ではなかった。2005年9月から2009年9月までの4年間、すなわち小泉、第1次安倍、福田、麻生の4内閣で経済産業相、国対委員長、総務会長を務め、さらに経済産業相に再任されている。二階はこの時点で相当な大物議員であり、後述するように外交面でも新機軸を打ち出していく。

 念願の幹事長ポストを手中に収めたのは2016年8月。谷垣禎一が自転車事故で大けがを負ったため、転がり込んできたポストだった。伊吹から派閥をあずかり、谷垣の突然の事故でポストが回ってきた。二階の強運ぶりを感じざるを得ない。

 後編では、二階の力の源泉である「外交」に焦点を当てる。

紀尾井 啓孟

6571名無しさん:2021/03/05(金) 08:53:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f18ec5996c66222f87b3eeee338902bdef5d3c4a
「彼女を総理にしたい」という隠れファンも…あの“ドリル小渕”が帰ってきた
3/5(金) 6:12配信
文春オンライン
 2月26日、地味ながら永田町で話題になった人事があった。小渕優子元経済産業相(47)の自民党選挙対策委員長代行への起用だ。早くから「女性初の首相候補」と呼ばれたが、「政治とカネ」の問題で2014年に経産相を辞任。会計帳簿が入ったハードディスクが電動ドリルで破壊された衝撃とあいまって、表舞台から姿を消した。

 安倍晋三前首相と石破茂元幹事長が争った18年総裁選で、小渕氏は父・恵三氏の内閣で官房長官だった元「参院のドン」青木幹雄氏の意向を受けて石破氏を支持。以後、安倍氏は小渕氏を許さなかったが、安倍氏の退陣によって、小渕氏の周辺では復権を探る動きが出てきていた。

 中でも今回、小渕氏を猛プッシュしたのは野田聖子党幹事長代行。菅義偉首相の了解も取り付けたという。野田氏はCS番組で「小渕氏は女性議員、またこれから候補者になりたい女性の窓口。余人をもって代えがたい」と強調した。小渕氏は事件後の14、17年の衆院選で大勝し、「禊(みそぎ)」は済んだとの声も一部にはあるが、元秘書の有罪確定(15年)後、記者会見を一切しないままで、今も本当の禊は済んでいないとの見方が大勢だ。

「野田氏は『選対委員長代行なら国会で野党から追及されることもなく、記者会見もない』と考えたのでしょう。でも選対委員長代行の前任は、鶏卵業者からの収賄罪で起訴された吉川貴盛元農水相ですから、同じ穴のムジナ」(政治部記者)

野田氏は「私が総理になったら彼女は……」
 小渕氏は父が1998年に首相に就くと、TBSを退職して秘書に。一方の野田氏は、当時史上最年少の37歳で郵政相に抜擢された。「この頃から2人は急接近」(ベテラン記者)。近年も酒席で野田氏が「私が総理になったら彼女は大臣。それで『禊』をさせる」と語り、傍らの小渕氏は「また、いつもの話ね」とばかりに微笑んでいるという。

 経産相辞任以降、身を潜めて目立たぬ姿勢と血筋の良さは霞が関では好評だ。特にかつて副大臣を務めた財務省を中心に「小渕さんは他人の話を聞く力がある。彼女を総理にしたい」という隠れファンが多い。竹下派を率いる竹下亘元総務会長の意中の後継者も小渕氏だという。

 久々の要職となった小渕氏は、早速その実力が試される。来る衆院選では、二階俊博幹事長による二階派拡大の余波を受けて、自民系候補同士が競合する選挙区が多数ある。各派閥との血みどろの調整が必至だ。事件から6年余。蓄えた力を発揮し、派閥間の壁をドリルで突き崩せるか。表立った禊にはならずとも、永田町と霞が関は固唾を飲んで彼女の采配を注視する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年3月11日号

6572名無しさん:2021/03/05(金) 19:06:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/808a88c5a62e5af36067a5855b3723862beb28a2
【速報】小池都知事が自民・二階氏と会談 緊急事態宣言延長など協議
3/5(金) 17:21配信
TBS系(JNN)
 東京都の小池知事が5日午後、自民党本部を訪れました。二階幹事長と面会し、再延長となる緊急事態宣言をめぐる対応などについて意見を交わしました。

 午後4時前、小池知事はおよそ1か月ぶりに自民党本部を訪れ、二階幹事長と面会しました。

 「政府の方で(緊急事態宣言の)延長を決められましたので、それに伴う都としての対応などについて話をさせて頂きました」(東京都 小池百合子知事)

 小池知事はこのように述べ、およそ20分間の会談で新型コロナウイルスの感染状況や今後の方針について意見を交わし、国と1都3県が連携していくことを確認したということです。(05日17:14)

6573名無しさん:2021/03/06(土) 06:31:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/123e5a0c72de92a013e157819243b9a4e445d452
衆院解散・総選挙はいつか 「4月」「10月24日投開票」説も
3/5(金) 21:14配信
産経新聞
 1都3県に発令している緊急事態宣言が21日まで再延長されたことを受け、永田町では衆院解散・総選挙の時期をめぐり、さまざまな臆測が飛び交うようになってきた。与党内では、菅義偉(すが・よしひで)首相肝煎りのデジタル庁設置を柱とするデジタル改革関連法案を成立させた直後の4月解散説が急浮上。自民党総裁選と新内閣発足の後となる「10月24日投開票」などの日程もささやかれている。(沢田大典)

■4月に断行?

 「衆院を解散する場合は、想定される諸課題はできるだけ解決して、国民の理解を得られる状況を作っていくことが大事だ」

 自民党の二階俊博幹事長は今月2日の記者会見でこう語った。二階氏のいう「課題」について、別の党幹部は「9月のデジタル庁設置だ。関連法案を成立させれば首相はフリーハンドを握る」と説明する。

 関連法案は9日に衆院で審議入りする見通しだ。国会では首相の長男が関係する総務省幹部の接待問題が批判を浴びているものの、与党には、法案を4月中にも成立させ、首相が直後に実績を掲げて衆院解散を断行するとの観測がある。

 この場合、投開票は5月との見方が有力だ。新型コロナウイルスの感染を抑え込み、追加経済対策を講じればアピール材料になる。さらに夏の東京五輪・パラリンピックの準備が順調に進んでいれば、首相に勢いがつく可能性もある。

 4月25日には衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙と参院広島選挙区の再選挙が投開票される。不祥事など、いずれも自民にとって厳しい環境がそろっており、不戦敗も含め3敗となれば「首相を選挙の顔として戦えない」との声が高まりかねない。ただ、解散の時期と重なれば、衆院補選は中止となる。

 公明党は7月の東京都議選と近い時期は難色を示しているが、5月なら「ぎりぎり大丈夫だ」(自民党幹部)とされる。小池百合子東京都知事の衆院選への仕掛けを封じる効果もある。

 ただ、この時期は65歳以上の高齢者(約3600万人)へのワクチン接種すら終わっていないとみられる。新型コロナの第4波が起きないとは言い切れず、大がかりな選挙戦には批判も出かねない。

■投開票は10月の任期満了後?

 現状で有力視されているのが、9月5日に東京パラリンピックを終えた後の衆院解散だ。感染拡大を抑えて大会を成功裏に終えた後なら、首相の求心力が高まっているとの見方は強い。

 最近「9月27日衆院解散、10月24日投開票」という自民党所属議員あての文書が国会内で出回った。差出人に特定の議員名はなく「総選挙前に党則第6条第1項(総裁公選規程)に基づく総裁選挙の実施を求める会」名義となっている。

 出所不明な文書ではあるが、9月7日に自民党総裁選が告示され、20日に投開票、22日に国会で首相指名を終えた後、党役員人事と組閣を行う-と具体的な日程が書かれていた。

 10月24日は衆院議員の任期満了後となる。公選法の規定では任期満了日の前の30日以内に衆院選を行う必要があるが、この期間が国会開会中だったり国会閉会後23日以内にかかる場合は、任期後の投開票も可能だ。

 自民党のベテラン議員は、この文書について「総裁選を衆院選よりも前に、と主張すると選挙の顔を代える『菅降ろし』とみられかねない。引き締める効果がありそうだ」と話した。

6574名無しさん:2021/03/07(日) 11:13:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/047cdb711dd874cb74972905089e8280e08d2773
続々と不祥事発覚で「菅おろし」一歩手前?違法接待疑惑で自民党の「菅離れ」が進む
3/7(日) 10:01配信
サンデー毎日×週刊エコノミストOnline
菅義偉首相が逆風にあえいでいる。

首相の長男が関係する違法接待疑惑や、新型コロナウイルス対策の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の不具合、与党議員の深夜の銀座クラブ訪問が相次いで発覚した。まさに三重苦の様相だ。

『週刊文春』は2月3日、ウェブサイトに菅首相の長男が総務省幹部4人を接待していた疑惑を報じた。

長男は衛星放送やテレビ番組制作を手がける東北新社の社員で、同社幹部らとともに総務省幹部を接待し、タクシーチケットや手土産などを渡していた。

◇「身びいき」の代償

国会は来年度予算案を審議する衆院の予算委員会が2月4日から始まっており、立憲民主党の黒岩宇洋氏が事実関係をただすと、首相は「普段はほとんど会っていない。完全に別人格だ。そこはご理解いただきたい」と語ったが、長男と電話で話したことも認め、「調査が入ったら事実関係に対して協力するようにとは申し上げた」と説明した。

この問題の違法性は、接待に衛星放送事業を展開する東北新社の子会社幹部も同席していたことから、総務省幹部が国家公務員倫理法違反に当たる可能性がある点だ。

総務省は2月2日に人事院の国家公務員倫理審査会に報告し、接待の回数、金額などを調べている。同省幹部は「違法であれば処分は免れない」と語る。

共産党の志位和夫委員長が「放送行政がゆがめられたことがなかったか説明を求める。説明できなければ『既得権益の打破』の看板を降ろした方がよい」と述べるなど、野党は追及姿勢を強めており疑惑は長引く可能性がある。

国家公務員倫理法違反に該当すれば大きな問題だが、より本質的なのは首相の身びいきが明らかになったことだろう。

首相は総務相在任時に、長男を秘書官に登用。長男はその後、東北新社に入社しており、同社が長男の総務省人脈と首相の長男という出自に期待したことは想像に難くない。

首相は「秋田出身のたたき上げ」を売りにしてきた。上京し苦学の末に法政大を卒業、地縁も血縁もない横浜で市議から衆院議員さらに首相にまで上り詰めたというサクセスストーリーは、菅内閣発足時の高支持率の要因の一つだった。

「文春報道でそうしたイメージは大きく崩れるでしょうね」と自民党議員は語る。

安倍晋三前首相の倫理観はモリカケ問題、桜を見る会で大きく傷ついたが、違法接待疑惑も菅首相のイメージダウンにつながるのは必至だろう。

別の自民党議員は「『たたき上げ』のいい印象は消え、身内で利権をあさっている人物というイメージになりかねない。首相にとっては相当なダメージだ」と語る。

COCOAの不具合は、デジタル化を掲げる菅政権にとって大失態となった。

民間がリリースするアプリにも不具合は生じるが、接触が通知されないという根幹の不具合が4カ月にもわたって放置されるような事態は考えにくい。

首相は衆院予算委で「お粗末だった。二度とこうしたことがないように緊張感を持って対応したい」と語ったが、首相官邸関係者は「デジタル政府が聞いてあきれる。失った信頼を回復できるのか」と語る。

自民・公明両与党の議員による深夜の銀座訪問も菅政権にとって大きな痛手だ。

自民党では松本純元国家公安委員長と大塚高司、田野瀬太道両衆院議員が離党に追い込まれ、公明党の遠山清彦衆院議員は議員辞職し政界を引退する事態となった。

松本氏は問題が発覚した1月26日には「1人で陳情を受けていた」と説明していたが、その後、「後輩議員2人と訪問していたのが事実だ。前途ある有望な彼らをかばいたいと思った」と虚偽説明だったと謝罪した。

虚偽説明をしたことでさらに傷口を広げたことは間違いない。

6575名無しさん:2021/03/07(日) 11:13:10
>>6574

◇古賀氏は「見切り」?

相次ぐ不祥事に加え、首相の発信・答弁能力にも疑問符がついており、自民党内では「菅離れ」が進みつつある。

まだ表だった「菅降ろし」の動きにはなっていないものの、自民党長老は「いまのような状況が続けば、党内は菅首相のままでは衆院選を戦えないという声一色になっていくだろう」と語る。

自民党議員は「菅首相誕生の流れを作った二階俊博幹事長がどう動くかが鍵を握るだろう」と推測する。

昨年の自民党総裁選で、二階氏はいち早く菅支持を表明し一気に流れをつくった。ただ、衆院選を取り仕切ることになる二階氏が、このまま首相を支え続けるかは見通せない。

「首相、二階さんと良好な関係の古賀誠元幹事長が、文春報道後に首相に見切りを付けたという話が党内で流れ始めた。二階さんと古賀さんが『ポスト菅』探しを本格化させれば、政局になりかねないだろう」と同党議員は語る。

新型コロナのワクチン接種が順調に進めば、支持率回復への道筋も見えてくるかもしれない。だが、ワクチン接種でまごつくようなことがあれば、「菅降ろし」が顕在化する可能性がある。

首相はまさに正念場を迎えた。

(高塚保・毎日新聞政治部長)

(本誌初出 “違法接待疑惑”でさらに逆風 進む「菅離れ」追い込まれた首相=高塚保 20210223)

6576名無しさん:2021/03/09(火) 05:31:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f9453987051e71ca27f88c14e0f68112217411c
自民・二階氏「当たり前のこと言っただけ」 福岡県知事選の出馬見送り要請
3/8(月) 21:35配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、福岡県知事選(25日告示、4月11日投開票)をめぐり、8日に面会した元国土交通省局長で一般財団法人運輸総合研究所の奥田哲也専務理事に出馬見送りを要請したことについて「1人しか当選しないところへ2人出しても、どうしようもない。一本化は常識で、当たり前のことを言っただけだ」と説明した。

 二階氏は、候補者調整に関して「どうしようもないときは決戦をしてもらわないとしようがないが、できるだけ調整するのは選挙対策として当たり前のことだ」とも語った。

 知事選をめぐっては、3日に福岡県の服部誠太郎副知事が自民党県議団などの要請を受けて出馬を表明。一方、県選出国会議員の一部に奥田氏を推す声があり、保守分裂選挙となる可能性が出ていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/617ffd9e444c940deba5a565bd731a5107fd204f
自民、党大会予定通り開催 来場者にPCR検査
3/8(月) 20:57配信
産経新聞
 自民党は8日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令中の21日に東京都内で開催予定の党大会を予定通り実施すると決めた。来場者を国会議員ら約500人に絞り、事前のPCR検査や抗原検査を促す。都道府県連の代表者らはリモート参加する。

 二階俊博幹事長は8日の記者会見で、党大会開催に向け「検温、消毒、換気、マスクの常時着用など必要な感染防止策について、他の模範となるような行動を期待したい」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f675e076166d8057c86aa6988f0b0cf63df91856
自民党大会、21日開催へ 事前のPCR検査呼び掛け
3/8(月) 19:46配信
時事通信
 自民党は8日の党大会運営委員会で、首都圏への緊急事態宣言発令中となる21日の定期党大会について、予定通り開催することを確認した。

 党幹部によると、新型コロナウイルス対策として、国会議員らにPCR検査を事前に受けることを二階俊博幹事長名で呼び掛けた。大会当日も、希望者を対象に、会場内で抗原検査を受けられるようにする。

 党大会は東京都内のホテルで開催。例年は全国から約3000人が集まるが、今年は国会議員ら約500人に絞る。地方組織関係者はオンラインで参加する。

6577とはずがたり:2021/03/09(火) 11:22:48

「別姓反対」丸川五輪相に反発 地方議員へ阻止要請
2021年03月01日07時39分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021022800225&amp;g=pol

 丸川珠代五輪担当相が自民党の保守系国会議員有志とともに、選択的夫婦別姓の実現を求める意見書採択を阻止するよう文書で地方議員に呼び掛けたことが分かり、反発を招いている。ジェンダー平等は五輪の理念の一つで、丸川氏は男女共同参画担当相も務める。適格性を問う声は党派を超えて広がりを見せる。

 文書は1月30日付で、丸川氏のほか高市早苗前総務相や古屋圭司元国家公安委員長ら衆参50人の連名。別姓導入により「家族単位の社会制度の崩壊を招く」などと指摘している。関係者によると、都道府県議会議長のうち自民党系の約40人に送られた。
 丸川氏の2月18日の担当相就任前の出来事だが、同氏は24日の記者会見で「(署名は)個人の信念だ」と発言。同日の衆院内閣委員会で野党議員から別姓実現を求められたが、「国民が深い議論をできる環境を後押ししていくことが私の役目だ」と述べるにとどめた。
 今回の担当相起用は東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長が女性蔑視発言で引責辞任したのが始まり。後任に橋本聖子氏が就き、同氏が務めていた担当相ポストが丸川氏に回ってきた。
 こうした経緯もあり、立憲民主党の枝野幸男代表は26日の会見で「(菅義偉首相の)任命責任が問われる。自民党では選択的夫婦別姓は不可能だと裏付けられた」と強調。各党女性議員が男女格差をめぐり討論した28日のNHK番組でも、共産党の田村智子政策委員長らから「足を引っ張ることはやめるべきだ。(丸川氏の)責任は極めて重い」などの声が上がった。
 選択的夫婦別姓論者である自民党の野田聖子幹事長代行は25日のインターネット番組で「私たちは個人の思いで国会議員になっているわけではなく代弁者だ」と丸川氏にクギを刺し、同党幹部も「保守層に良い顔をしたいのだろうが、失うものの方が大きい」と不快感を示した。
 当の地方議員にも「不当な圧力」として反発が出ている。文書を受け取った一人の田村琢実埼玉県議会議長は自身のブログで「不愉快だ。選択的夫婦別姓に対する理解不足にへきえきする」とコメントした。

6578名無しさん:2021/03/09(火) 11:36:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca6442dc45117a21d4b716c3cf5212ec7f7021a2
二階氏、総務省接待問題に「党が手取り足取り指導する立場にない」
3/9(火) 6:00配信
毎日新聞
 自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、総務省幹部がNTTから高額な接待を受けていた問題について「我々から子どもに注意するようなことではなくて、武田(良太)総務相のもとでしっかり対処してもらいたい」と述べた。

 二階氏は、谷脇康彦元総務審議官が更迭される前に、国家公務員倫理法違反の接待は受けていないと国会で答弁してきたことについて「許されるものではないのは当たり前」だと指摘。その上で「党がとやかく、手取り足取り指導するような立場にない。総務省が大いに反省すべきだ」と強調した。【野間口陽】

6579名無しさん:2021/03/09(火) 17:02:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/07457c8a2b11bb15c8216272b687d372e03e77be
日米首脳会談に期待 二階自民幹事長
3/9(火) 11:57配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は9日の記者会見で、日米両政府が菅義偉首相とバイデン大統領の初の対面による首脳会談を4月にもワシントンで行う方向で調整していることについて、「日本と米国は最も重要な2国間関係だ。一刻も早く首脳同士が顔を合わせて、肌のぬくもりを感じる外交を展開してもらいたい」と期待を表明した。

 両国関係発展に向け、党としても議員派遣を検討する考えを示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/96bc1e027ee1e716e204f9954f93d474b7757bfd
日米首脳「一刻も早く顔合わせることが大事」 自民・二階氏
3/9(火) 11:55配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は9日午前の記者会見で、日米両政府が4月にも菅義偉(すが・よしひで)首相の訪米を実現し、バイデン米大統領と首脳会談を行う方向で検討に入ったことについて「米国は日本にとって最も重要な二国間なだけに、一刻も早く顔を合わせて話し合いをすることが大事だ」と歓迎した。

 二階氏はまた、「政府にお任せするだけでなく、党としてもバックアップしていきたい。そのために議員の派遣も考えたいと思っている」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/500fda7dc6723ffe6185e7c0fd125345553c8dc5
東日本大震災10年「被災者の気持ちに沿うよう努力」 自民・二階氏
3/9(火) 12:13配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は9日午前の記者会見で、東日本大震災から11日で10年を迎えることに関し、「町のにぎわいを取り戻すことを目標に政府も与党も懸命の努力をしてきたが、まだまだ行き届かないところがたくさんある」と述べた。その上で、「空洞のようになった人々の気持ちに対してやり過ぎということはない。一生懸命、被災者の皆さんの気持ちに沿うように党として努力をしていきたい」と語った。

6580名無しさん:2021/03/09(火) 19:12:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4fcefde73a7a9c6711424a7ae6e1f1399d97dde
二階氏「一刻も早く顔を合わせて」 日米首脳会談の実現に期待感
3/9(火) 17:29配信
毎日新聞
 自民党の二階俊博幹事長は9日の記者会見で、菅義偉首相が4月にも訪米してバイデン大統領と初の対面による首脳会談を検討していることについて、「米国は日本にとって最も重要な国だ。一刻も早く顔を合わせて、肌身でぬくもりを感じる外交を展開してもらいたい」と期待感を示した。両国関係の強化に向け党としても国会議員の派遣を検討する考えも表明した。

 二階氏はまた、11日で10年を迎える東日本大震災からの復興について「空洞のようになった人々の気持ちに対してやり過ぎということはない。一生懸命、被災者の気持ちに寄り添うように、党として努力をしたい」と述べた。【野間口陽】

6581名無しさん:2021/03/10(水) 21:25:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/38250383a7c1da39a1682423fed57e63cb07376b
拉致問題解決へ訪朝も? 二階幹事長「行動を起こして」
3/10(水) 19:34配信
TBS系(JNN)
 北朝鮮による拉致問題の解決に向け、自民党の二階幹事長は北朝鮮への訪問など行動を起こす必要があると訴えました。

 「ここらで行動を起こしていかなきゃいけない。訪朝を考えてみると」(自民党 二階俊博幹事長)

 国会では10日午後、日朝国交正常化推進議員連盟の役員会が開かれ、自民党の二階幹事長は北朝鮮による拉致問題をめぐり、「結果的に何も効果、実績が上がっていない」と指摘し、北朝鮮への訪問など行動を起こす必要があるとの認識を示しました。

 菅総理は、去年の所信表明演説で「全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、全力を尽くす」と述べていて、議連は10日、”総理の決意を全面的に支援する。拉致問題の解決こそ日朝国交正常化の先駆けである”などとする決議を採択しています。(10日18:37)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7dc2eb12f15a78282c8f5a96b6194f21c24d7f99
二階氏、訪朝に言及 「ここらで行動を...」
3/10(水) 19:06配信
フジテレビ系(FNN)
自民党の二階幹事長が、北朝鮮訪問に言及した。

10日、3年ぶりに開かれた超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」の会合で、二階氏は、拉致問題について「時間が経過する中、結果的に効果があがっていない」と指摘したうえで、「やっぱり、ここらで行動を起こしていかないといけない。例えば、各党のご協力をいただいて、訪朝を考えてみる」と述べた。

二階氏は、解決に向けて、超党派の国会議員が訪朝することも検討すべきだとの考えを示した。

6582名無しさん:2021/03/11(木) 19:03:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/442457a2fbdf16d7d7913a5691376e1267db95b5
拉致問題、二階氏「なんら実績ない」 政府の対応を批判
3/10(水) 20:07配信
朝日新聞デジタル
 超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長=自民党の衛藤征士郎・元衆院副議長)が10日、国会内で役員会を開き、拉致被害者の即時帰国を求める決議を採択した。拉致問題の解決が見通せていない状況に、自民党の二階俊博幹事長が「なんら実績があがっていない」と政府の対応を批判する場面もあった。

 会合は3年ぶりに開かれ、公明や立憲、国民民主、維新、共産など与野党の代表者らが出席した。

 二階氏は「何もしないで無為に時間をこうして過ごしておったら無意味。結果的にはなんら効果、実績があがっていない」と政府を批判。「やっぱりここらで行動を起こしていかなきゃいけない」とも述べ、議員団で訪朝を検討する必要性を出席者に呼びかけた。

 外務省が最近の北朝鮮情勢を説明すると、二階氏は再び発言を求め、「この間何をやったか、ここで報告すべきほどのことはないだろう」と指摘。さらに、菅義偉首相が金正恩(キムジョンウン)総書記との会談について「条件をつけずに会う用意がある」と表明していることに、二階氏は「条件をつけずに向き合うって、それどうするんだ。こんなことでは国民は納得していない」とも語った。(野平悠一)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/272f2a3b00373513075d2909e0b53b73d789c109
自民・二階幹事長、訪朝に言及 国交正常化議連で
3/10(水) 20:56配信
時事通信
 超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長・衛藤征士郎元衆院副議長)は10日、衆院議員会館で会合を開いた。

 自民党の二階俊博幹事長が出席。拉致問題の早期解決を訴え、「この(議連)関係者での訪朝も考えてみなければならない」と北朝鮮訪問に言及した。

 二階氏は「拉致問題が一番大事だと言うだけでは向こうの人に通じない。各党に協力いただければ自民党はついて行く」と強調した。

 議連の会合は2018年11月以来。菅義偉首相とバイデン米大統領による初の対面の会談が4月にも行われることを踏まえ、拉致問題に最優先に取り組むよう米側に働き掛けることを政府に求める決議を採択した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/26745ef6db98bb9c3d81b6d8b3dc7a7776df48e1
二階幹事長「訪朝を考えてみる」…日朝議連の役員会で発言
3/10(水) 23:37配信
読売新聞オンライン
 超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長・衛藤征士郎元衆院副議長)は10日、国会内で役員会を開いた。議連顧問を務める自民党の二階幹事長は「訪朝を考えてみる。行動を起こさなければ何もならない。皆さんの協力があれば一緒についていく」と述べ、拉致問題解決のための超党派での北朝鮮訪問を呼びかけた。

6583名無しさん:2021/03/11(木) 19:04:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/675dd54f71050c189e5be047315c6da22bce2654
日朝議連が拉致問題解決へ決議
3/10(水) 20:48配信
産経新聞
 超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(衛藤征士郎会長)は10日、国会内で役員会を開き、北朝鮮による拉致被害者全員の即時帰国を求める決議を採択した。日米両政府が4月にも実施する方向で検討している日米首脳会談を見据え、「拉致問題の即時解決に優先的に取り組むよう政府に強く要請する」とした。

 顧問を務める自民党の二階俊博幹事長は、議連の会合が約3年ぶりに開かれたことに触れ、「じっと見ていて何十年経って解決するような話ではない。真剣ぶりが足りない」と苦言。その上で「各党の協力を頂いて訪朝を考えてみるとか、1回ではダメかもしれないが何回も繰り返していかないと、『拉致問題は一番大事』と言っているだけでは向こうに通じない」と議員外交に意欲を見せた。

 役員会には自民のほか、公明党、立憲民主党、国民民主党、共産党、日本維新の会の幹部らが出席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9f7c793b9292276fbb2b3daa19997e272a604a
拉致問題解決へ…日米首脳会談で働きかけを
3/10(水) 22:04配信
日本テレビ系(NNN)
日本と北朝鮮の国交正常化を目指す超党派の議員連盟が会合を開き、日米首脳会談で拉致問題の解決に向け協力を働きかけるよう政府に要請する決議を取りまとめました。

およそ3年ぶりに開かれた会合には、自民党の二階幹事長や立憲民主党の福山幹事長の他、与野党の幹部が出席しました。会合で二階幹事長は、拉致問題の解決に向け積極的に行動していくべきとの考えを示しました。

二階幹事長「場合によってはそのことが結果的には無駄であっても、たとえば各党のご協力をいただいて関係者として訪朝を考えてみるというようなことも(ある)」

その後に取りまとめた決議では、「拉致問題の解決こそ、日朝国交正常化の先駆けである」と指摘した上で、「拉致被害者全員の即時帰国を強く求めて、議員外交を積極的に展開する」としています。

また、来週に開かれる日米の外務・防衛閣僚会合「2プラス2」や来月中の開催が調整されている日米首脳会談で、拉致問題の即時解決に向け協力を働きかけるよう、政府に要請する、としています。

6584名無しさん:2021/03/11(木) 19:13:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f76b170ea484badc4e62939222911e35843c3d6
拉致問題で二階氏「何も実績上がっていない」
3/11(木) 7:44配信
テレビ朝日系(ANN)
 超党派の日朝国交正常化推進議員連盟は、拉致問題の即時解決を求める決議を取りまとめました。出席した二階幹事長からは「何も実績が上がっていない」などと政府の対応に苦言も出ています。

 自民党・二階幹事長:「結果的には何ら効果、実績が上がってないわけで、やっぱりここらで行動を起こしていかなきゃいけない」

 そのうえで、二階幹事長は超党派の国会議員による北朝鮮訪問を検討する必要性を訴えました。

 議連でまとめた決議には政府に対して拉致問題の即時解決を求めたほか、来月にも予定されている日米首脳会談でアメリカ側にも協力を働き掛けるよう求めています。

 出席者によりますと、3年ぶりにこの議連が開催された背景には「菅政権の外交姿勢が見えにくいなかで、議員外交の働き掛けが必要ではないか」など、政府を突き上げる狙いがあったということです。

テレビ朝日

6585チバQ:2021/03/12(金) 10:19:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/44aa9039b8421444620a23084fd39780af62e042
林VS河村 自民党実力者の「代理戦争」激化 山口県萩市長選
3/12(金) 6:31配信
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 次期衆院選山口3区内の首長選を巡り、自民党国会議員の「代理戦争」が激化している。14日告示の萩市長選で、3区への転身が取り沙汰されている岸田派の林芳正元文部科学相(60)=参院山口=の陣営が現市長を支援。同区現職で二階派の河村建夫元官房長官(78)の陣営は実弟の新人を後押しする。全面対立の構図が鮮明となり、衆院選本番さながらの緊迫感が漂っている。


 「萩は相手の本丸。この象徴的な場所を取れば発信力が違う」。林氏派のベテラン県議は河村氏の地元での首長選の意義を強調する。昨年、3区内であった美祢と宇部の市長選は林氏が支援した候補者が当選。山陽小野田市長も林氏に近い存在だ。3区内の有権者の8割を占める3市を押さえた上に、相手の戦意をくじくにはまたとない舞台と捉える。

 萩市の藤道健二市長(61)は4年前に林氏の地元後援会の支援を受けて初当選した。昨年12月の事務所開きには、林氏を応援する自民党県連常任顧問の柳居俊学県議会議長、公明党県本部や連合山口のトップらが出席した。林氏も「必勝」の為書きを寄せた。

 一方の河村陣営は、実弟で元県議の新人田中文夫氏(72)の選挙戦を静観する姿勢を示してきた。昨年11月の事務所開きも河村氏は出席しなかった。ただ林陣営の攻勢を受けて本腰を入れた。陣営幹部は「現職側が派手にやっており、何も手を打たないわけにはいかない。代理戦争にはしたくなかったが、勝敗の影響は大きい。絶対に落とせない」と緊張感を高める。

 今月に入り河村氏の長男で秘書の建一氏(45)が地元での動きを本格化。田中氏とつじ立ちし、精力的に支援者を回る。派閥を率いる党の二階俊博幹事長からも「しっかり回れ」とげきが飛んでいるという。同じ二階派の武田良太総務相の秘書も応援に入っている。

 14日の出陣式には林、河村両氏の事務所はともに出席を検討中としている。自民党関係者によると、藤道氏の第一声には20人程度の同党県議が駆け付ける見込みで「『本当の自民党』がどちらか、地元の支援者に伝わる光景になるだろう」と話す。

 昨年9月に林氏が3区に転身する意向を固めたと一部報道が流れると、10月に河村氏が宇部市で開いた総決起大会には二階氏をはじめ二階派の国会議員20人が集結。二階氏は「売られたけんかという言葉がある。党公認は現職優先」と公言し、林氏をけん制した。「けんか」は激しさを増している。

 関係者によると、林氏は昨年末に衆院山口4区内の下関市から3区内の宇部市に住民票を移した。年明けには古賀誠元幹事長、青木幹雄元参院議員会長に転身の意欲を伝えたとの報道もある。「いつでも戦えるように」と林派の県議。河村氏の陣営幹部は「相手がどんな手を打ってきても、こちらが引くことも譲ることもない。その辺を読み間違えてもらっては困る」と徹底抗戦の構えを貫く。
中国新聞社

6586チバQ:2021/03/12(金) 19:54:32
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210312k0000m010202000c.html
自民幹部「ダメージだよ」 菅原前経産相の起訴相当議決に苦慮
2021/03/12 18:09毎日新聞

自民幹部「ダメージだよ」 菅原前経産相の起訴相当議決に苦慮

菅原一秀氏

(毎日新聞)

 公職選挙法違反事件で不起訴となった自民党の菅原一秀前経済産業相が11日、検察審査会から起訴相当の議決を受け、不祥事続きの自民党にとって更なる打撃となった。秋までにある次期衆院選などにも影響を与えかねず、自民党は苦慮している。

 大規模買収事件で公判中の河井克行元法相は自民党を離党し、収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相は議員辞職しており、自民党幹部は「河井さんとか吉川さんとか、やっと一段落したと思ったのに。ダメージだよ」と漏らした。

 2月には緊急事態宣言下の夜に東京・銀座のクラブを訪問していた松本純元国家公安委員長も離党するなど、自民党は不祥事議員を次々と切り離して幕引きを図ってきた。不起訴だった菅原氏は党政調会長代理など要職にそろりと復帰していたが、起訴相当の議決を受け、自民党幹部は菅原氏の処遇について「難しいよな」と語った。

 野田聖子幹事長代行は12日の記者会見で「捜査中の案件になるので直接のコメントは控えさせていただく。しっかり注視していくということだ」と述べるにとどめた。【遠藤修平、野間口陽】

6587名無しさん:2021/03/13(土) 06:33:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/05ae040a5f9cc03ed47b23d7ac1547e5827268f1
夫婦別姓問題 幹部全員男性も人選はニュートラル…
3/12(金) 18:42配信
テレビ朝日系(ANN)
 選択的夫婦別姓問題を巡り、自民党が新たに立ち上げた作業チーム。幹部は石原伸晃元幹事長を筆頭に全員、男性です。この人選について、下村政調会長は「ニュートラル」と説明しています。

 小泉環境大臣:「(Q.夫婦別姓について検討チームはどのような姿であるべきだと?)最近、(自民)党の動きを十分にフォローできていないので、私から特に会の構成とかコメントすることはないが」

 河野行政改革担当大臣:「(Q.幹部が男性ばかりで女性の意見はどう吸い上げられると?)党の方にお尋ね頂きたい」

 大臣らが問われたのは自民党が立ち上げた「選択的夫婦別姓」を議論するワーキングチームについて。

 96%の夫婦が夫の姓を選ぶ現実があるなか、論点を整理する幹部が座長の石原元幹事長をはじめ、男性だけで占められていることが注目されています。

 下村政調会長:「別に幹部だけで議論するのではなく、平場で議論したいと思っていますから、まずは“ニュートラル”に。どちら側にもはっきりしていない方に、それぞれの幹部になってやって頂くことが大切だと思っておりますので、石原座長はどちらの立場でも明確にこれまでされていないので」

 ニュートラルとされた石原元幹事長。

 自民党・石原伸晃元幹事長:「(Q.党内には導入に賛成派・反対派、結構いて去年、色々と対立があったと思うが?)残念ながら私は、その議論は総務会でしか聞いていないので、ちょっと存じないんですけれども」

 去年12月、閣議決定された第5次男女共同参画基本計画では、それまであった「選択的夫婦別姓」という文言そのものが削除されました。自民党内の反対派に配慮したためです。

 反対派、自民党・山谷えり子参院議員:「(Q.選択的夫婦別姓という言葉がなくなった)家族法制の。それもニュートラルで良くなったと思います」

 男女共同参画を担当する丸川大臣も選択的夫婦別姓導入の反対を呼び掛ける文書に名前を連ねています。

 社民党・福島瑞穂党首:「丸川というのは旧姓ですよね。家族で姓が違うじゃないですか。家族の一体感ないんですか」

 男女共同参画担当・丸川珠代大臣:「恐縮です。丸川というのは私の通称名でございまして」

 この丸川大臣、ワーキングチームについては…。

 男女共同参画担当・丸川珠代大臣:「私の立場としては、議論が深まるということは、いずれの場面においても望ましいことだと思っています」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec7509d0028b97e103b79431641a18e48b891188
日米首脳会談後に…自民・二階幹事長も訪米に意欲
3/12(金) 23:39配信
テレビ朝日系(ANN)
 来月前半にも菅総理大臣が訪米して日米首脳会談を行うことが発表されたことを受け、自民党の二階幹事長も訪米に意欲を見せていて、検討を具体的に始めたことが分かりました。

 自民党・野田幹事長代行:「(二階幹事長が)真っ先に訪問したい国はアメリカだと。幹事長も(緊急事態宣言が)解除されれば議員外交もしっかりやっていくっていうことをぜひ伝えてほしいということでした」

 二階幹事長はアメリカとの強いパイプを維持していないことから極めて異例の対応です。

 二階幹事長の周辺によりますと、菅総理の外交手腕が未知数であることを踏まえ、「議員外交で補強したい」「自分がバックアップしていきたい」との考えがあるのではないかということです。

 また、二階幹事長は「草の根の交流を起点に、アメリカとの関係性を築いていきたい」と周囲に漏らしていて、日米の信頼関係の発展に向け、訪米に向けた検討を具体的に始めているということです。

テレビ朝日

6588名無しさん:2021/03/13(土) 11:45:46
中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224913247/3707

3707 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2021/03/13(土) 11:45:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/210c54150fd69f9b8333bc85062e73cf5368f7e2
林氏と河村氏、3度目の代理戦争 山口3区内の萩市長選
3/13(土) 7:00配信
朝日新聞デジタル
 衆院山口3区内の萩市長選(14日告示、21日投開票)で、自民党の国会議員2人が首長選を舞台にした3度目の攻防を繰り広げている。次期衆院選で3区へのくら替えを狙う林芳正参院議員(60)=山口選挙区=に近い現職と、3区現職の河村建夫氏(78)の実弟による一騎打ちの見込みで、昨年の美祢(みね)、宇部両市長選から、さらに「代理戦」の様相を強めている。

 再選をめざす現職の藤道健二氏(61)は林氏の要請を受け、2017年に金融機関職員から転じて初当選。今回も林氏に近い自民県議や林氏の後援会が選挙を支える。

 2月末の事務所開きで藤道氏は、40人ほどの支援者を前に「コロナは収束の兆しがない状況で市を二分する選挙に臨んでいいのか」と相手陣営を牽制(けんせい)。室内には「必勝」と書かれた林氏のため書きが貼られ、林事務所の幹部も駆けつけた。

 現職に挑むのは新顔の田中文夫氏(72)だ。昨年11月に7期務めた県議を辞め、連日山間部を歩いて支持を呼びかける。実兄の河村氏は萩市出身で「萩は河村・田中兄弟の地元中の地元。負けるわけにはいかない」(陣営関係者)。

 当初は市長選に距離を置いていた河村氏だが、相手陣営で林氏に近い県議らが活動を活発化させると、「参戦」を表明。市内にある河村氏の後援会の掲示板には、同じ二階派の武田良太総務相と田中氏らが並ぶポスターが貼られていった。

 3区へのくら替えを模索する林氏が仕掛ける形で、3区内の市長選では昨年から林、河村両氏の陣営による「陣地争い」が続く。

朝日新聞社

6589名無しさん:2021/03/14(日) 13:01:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ec91ef4ffecf9f0fe853ece04d8d04de57c8e08
コロナ対応、政権を翻弄 反転狙うも「接待」足かせ 菅首相就任半年
3/14(日) 7:11配信
時事通信
 菅義偉首相は16日で就任から半年を迎える。

 携帯電話料金の引き下げなど看板政策でスタートダッシュを図ったが、新型コロナウイルス対応に翻弄(ほんろう)されて失速。総務省接待問題も足かせとなり、反転攻勢のきっかけをつかめずにいる。

 ◇支持率を意識
 「国民の命と暮らしを守ることを最優先に取り組んできた」。加藤勝信官房長官は12日の記者会見で、政権発足からの歩みをこう振り返った。

 首相は就任直後から携帯値下げに取り組み、大手3社による格安プラン発表の流れをつくった。デジタル庁設置を柱とするデジタル改革関連法案は今国会で審議入り。来年4月の不妊治療の保険適用に向けた検討も進め、それまでの間は現行の助成措置を大幅に拡充した。

 ただ、新型コロナの感染状況は、昨年末から急速に悪化。首都圏4都県を対象に1月に再発令した緊急事態宣言は、今月21日まで2回の延長に追い込まれ、専門家からは「再々延長」の声も漏れる。

 この間、首相は「コロナ対応に明け暮れる日々」(自民党関係者)を余儀なくされたが、自身肝煎りの観光支援策「Go To トラベル」停止の判断が遅れるなど、一連の対応には「後手」批判が噴出。国民に大人数での会食自粛を求める中、自民党の二階俊博幹事長らとの「ステーキ会食」で謝罪する事態も招いた。時事通信の世論調査では、就任後の昨年10月に51.2%だった内閣支持率は、今年1月に34.2%まで急落した。

 最近は感染状況の落ち着きを反映し、支持率は下げ止まりつつあるが、いまだ低迷脱却とは言い難い。関係者によると、首相は週ごとの内閣支持率の推移を「常に気にしている」という。

 ◇チーム神奈川
 局面打開に向け、首相は東京・赤坂の衆院議員宿舎で、現職閣僚らと定期会合を重ねる。小此木八郎国家公安委員長、河野太郎規制改革担当相、小泉進次郎環境相ら、首相が特に信頼を寄せる神奈川県選出の国会議員が中心で、「チーム神奈川」と呼ばれる顔触れだ。

 首相は、ワクチン担当に河野氏、気候変動担当に小泉氏を指名。発信力のある両氏を政策の推進役に据え、反転攻勢を図る狙いが透ける。

 しかし、新型コロナの感染状況は楽観を許さず、首都圏の新規感染者数は「リバウンド」の兆候すら示す。ワクチン接種も医療従事者などで始まったばかり。一般への対象拡大はいまだに見通せない。

 総務省接待問題は、首相の長男正剛氏が絡む放送関連会社「東北新社」だけでなく、NTTも新たに発覚。自民党の国会議員にも飛び火するなど、底なしの様相を見せる。

 4月には衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙、参院広島選挙区再選挙が控える。首相にとって初の国政選挙で、結果は今後の求心力に直結。新型コロナ感染拡大が続く中、今夏の東京五輪・パラリンピック開催の可否も、政権の命運を大きく左右する。

 10月には衆院議員の任期満了が迫る。衆院解散・総選挙について、政府・与党内では今秋との見方が大勢だが、一部には五輪前の臆測もくすぶる。首相は限られた選択肢から、慎重に判断する構えだ。

6590名無しさん:2021/03/14(日) 17:22:22
北海道 国政・地方政治スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/1392

1392 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2021/03/14(日) 17:22:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/f16c91aa3c95f48e4d8c4b2c740bd7c18edd2290
自民道連会長選び混迷 橋本聖子氏の後任…決裂発言まで出た対立
3/14(日) 7:15配信
毎日新聞
 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会長就任で自民を離党した橋本聖子氏(56)の後任の同党道連会長選びが、混迷を極めている。会長不在は後に収賄罪で起訴された吉川貴盛元農相の議員辞職に端を発し、道連は信頼回復が急務だが、逆に内部対立を露呈している格好だ。

 10日に自民党本部で開かれた党所属国会議員の会合。「『決裂』などの激しい言葉が飛び交った」と関係者は明かす。名前が挙がったのは、前知事の高橋はるみ参院議員(67)と、会長を過去3期務めたベテランの伊東良孝衆院議員(72)。採決の是非を巡り収拾がつかず、16日に再度集まることになった。

 吉川氏の後任として会長に就いて間もない橋本氏が2月19日に離党届を出して以降、道連は秋までにある衆院選の体制構築に向け人選を急いだ。しかし、内部には2019年の知事選から続く対立が残っている。菅義偉首相と当選同期で急速に発言権を強めていた吉川氏に近い議員と、そこから距離を置く議員だ。橋本氏や高橋氏は後者寄りとされる。

 知事選では、吉川派が鈴木直道現知事の擁立に動き、反吉川派は別の官僚を推した。会長人事でも、吉川派が会長代行の武部新衆院議員(50)、道議を中心とした反吉川派は高橋氏でまとまり、対立が再燃。両者の会談では折り合わず、武部氏は分裂を避けるため、自身は身を引いて高橋氏の知事時代に会長を経験し親交のある伊東氏を立てようとした。

 だが、溝は埋まらない。高橋氏を推す議員は、武部氏の辞退により高橋氏が内定したと主張。10日の会合に先立つ8日には道連の八田盛茂幹事長が道議51人のうち7割が高橋氏を推しているとの調査結果を示し「道議会の意思を尊重してほしい」とアピールした。

 会長人事は国会議員が内定するが、最終的には道議も出席する総務会を通さねばならない。「伊東氏という結論が出ても東京に突き返す」と話す道議もいる。

 ある道連関係者は「双方の言い分は分かるが、着地点を探せず亀裂が深まれば、信頼回復は遠のくばかりだ」とため息をついた。【山下智恵】

6591名無しさん:2021/03/15(月) 14:34:31
バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/4459-4463
菅さん支える自民議員も声援、党派超え続く異彩の勉強会 国会で10年「まともなエネルギー政策を」
3/15(月) 7:00配信
withnews

6592名無しさん:2021/03/16(火) 18:54:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/74f51e5cbe70478103c3297c3f7c243cce5a02e6
脱原発講演 党所属国会議員に「待った」 自民茨城県連
3/15(月) 22:13配信
朝日新聞デジタル
 28日に水戸市内で開かれる予定の「脱原発」をテーマにした講演会をめぐり、自民党茨城県連が、同党の秋本真利衆院議員=千葉9区=に参加を見合わせることを求めたことがわかった。県連は、党本部にも秋本議員が従わない場合は処分をするよう申し入れた。

 この講演は、秋本氏の著書「自民党発!『原発のない国へ』宣言」の出版を記念し、28日に水戸市内で開かれる予定だ。市民グループや野党系を含む地方議員が作った実行委員会が主催している。

 自民党茨城県連の海野透会長代行によると、12日に海野氏や西條昌良幹事長らが党本部に二階俊博幹事長と林幹雄幹事長代理を訪問。秋本氏に講演への出席見送りを促すことや、従わない場合に処分を検討することを求めた。党本部側は、処分には否定的な見解を示したという。

 海野氏は、講演会の実行委に野党関係者が含まれていることに触れ、「秋本氏の政策そのものを否定するつもりはない。だが、野党関係者が主催者に含まれるような講演で原発の再稼働に反対を唱えるなら、反党行為そのもので看過できない」と主張した。

 一方、秋本氏は取材に対し、「地元の事情に配慮した講演内容にするのはやむを得ないが、党の規則にも反しておらず、講演自体を拒否するのはおかしい」と話した。(久保田一道、片田貴也)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8c021e77d744a5e6fd6e85a0907beb2a8793ef8
秋本氏の脱原発講演見合わせ要請 自民・茨城県連が党本部に
3/16(火) 17:24配信
共同通信
 自民党の秋本真利衆院議員=千葉9区=が水戸市で28日に予定する「脱原発」をテーマにした講演会を巡り、自民党茨城県連が党本部に、秋本氏の参加見合わせと、従わない場合には「反党行為」として処分するよう要請していたことが16日分かった。県連関係者が明らかにした。

 講演会は、秋本氏の自著「自民党発!『原発のない国へ』宣言」の出版を記念し市民グループなどが計画した。県連側は実行委員会に野党系関係者もいることや秋本氏から事前連絡がなかったことを問題視。海野透県連会長代行らが12日に党本部を訪れ、二階俊博幹事長に参加自粛など秋本氏への対応を求めた。

6593名無しさん:2021/03/16(火) 19:29:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/257a0d148c522cefd6c28ebccf3a5a34ba502f93
森氏発言への批判受け、懇談会開いた二階氏「女性活躍の自民でなくては明日はない」
3/16(火) 9:06配信
読売新聞オンライン
 自民党は15日、党本部で二階幹事長と党所属の女性国会議員による懇談会を開いた。党として女性を登用する姿勢をアピールする狙いがある。17日まで4回に分けて行い、党運営に生かす考えだ。

 懇談会は、森喜朗・元首相が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、国内外から批判を浴びたことがきっかけで企画された。二階氏は冒頭、「女性が活躍しやすい、発言しやすい自民党でなくては党の明日はない」と強調した。出席者からは「党の政策に女性を含めた多様な意見を反映させてほしい」などの意見が出た。女性が選挙に出馬しやすい環境整備を求める声も相次いだという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6c8b97813d297e492f46c8b1f64a0f228c580ff1
二階氏が本腰「私が幹事長の間は女性議員優先で」
3/15(月) 23:35配信
テレビ朝日系(ANN)
 自民党の二階幹事長は女性議員との懇談会を開催し、「女性が働きやすい、発言しやすい自民党でなくては明日はない」と強調し、女性活躍に積極的に取り組む考えを示しました。

 自民党・二階幹事長:「少なくとも私が幹事長の間、女性議員優先で取り組んでいきたい」

 出席者からは「人口の半分が女性というなかで衆議院で女性議員が1割ではいびつだ」として、次の衆議院選挙を念頭に女性候補者を増やす取り組みや当選を重ねていけるよう支援が必要だとの声が上がりました。

 こうした意見を踏まえ、二階幹事長は立候補したい女性を掘り起こすため、各地域に協力を要請したいと述べました。

 懇談会の開催に至っては森喜朗氏の女性蔑視発言を受け、党の幹部会議に女性を増やすよう求める声が上がり、当初、二階幹事長は女性議員を会議に陪席させる案を示していました。

 しかし、意思決定に参加できないことから批判が相次ぎ、女性議員から意見を聞く方針に転換しました。

 集まった意見を党の運営に反映したいとしています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/04fd69c5951cd06eec69864ef62f294700a594a8
自民・二階氏、女性議員と意見交換 「多様性」重視アピール
3/15(月) 18:11配信
時事通信
 自民党は15日、二階俊博幹事長と党所属の女性国会議員との懇談会を党本部で開いた。

 初会合で、二階氏は「女性が活躍しやすい自民党でなければあすはない」と強調した。森喜朗元首相の女性蔑視発言への批判を踏まえ、党として女性活躍に取り組む姿勢を示す狙いがありそうだ。

 女性議員からは、党の政策に多様性を反映させる必要があるなどの意見が出た。二階氏は「意見を取り入れながらやっていく」と応じたという。

 同党は今後3回にわたり懇談会を開き、女性議員からヒアリングを行う。当初、二階氏は党役員会などに女性議員を陪席させる案を示したが、発言権がなく女性議員を中心に反発の声が上がった。このため、代わりに意見交換の場を設けることになった。

 この後、二階氏は記者会見で「女性の中で政治家を希望する人の掘り起こしを地方組織に要請したい。女性優先の公認候補決定に努力したい」との考えを示した。

6594名無しさん:2021/03/16(火) 19:30:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1433759e7d9ba055be3ecf2cac78b48564f37f6c
「女性が発言しやすい自民党に」二階氏、まず7議員から意見傾聴
3/15(月) 19:05配信
毎日新聞
 自民党は15日、二階俊博幹事長と党所属の女性国会議員との初の意見交換会を党本部で開催した。計4回に分けて数人程度で意見交換し、女性の政治参画促進策などを協議する。

 この日は永岡桂子元副文部科学相、渡嘉敷奈緒美元副厚生労働相ら女性衆院議員7人が参加。執行部は二階氏のほか、野田聖子幹事長代行と吉川有美女性局長が同席した。二階氏は冒頭、「女性が輝き、働き、活躍し、発言しやすい自民党でなくては自民党の明日はない」とあいさつ。女性議員からは、次期衆院選の当選に向けて、党の支援強化を求める声などが出たという。

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言を機に、党内で女性の政治参画を求める声が強まった。二階氏は当初、党の幹部会議に女性議員を発言権なしで出席させる方針だったが、「根本的な解決になっていない」などの批判があり、まず女性議員の意見を聞く方針に改めた。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/6e90ee7f5d0e391ce04e83827f33fec474b65be6
自民・二階幹事長、国政選候補は女性優先「女性活躍にイコールする対応を」
3/15(月) 20:06配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は15日の記者会見で、次期衆院選などを念頭に女性候補者を増やしていく考えを強調した。「党として女性活躍社会にイコールするような対応をしていかないといけない。女性優先の公認候補の決定について、できる限りの努力をしたい」と語った。

 二階氏は、現職候補を女性候補者に差し替える考えは否定した上で、「比例代表などで女性候補者で私と思う人ならば、大いに受け入れたい。私が幹事長の間は女性議員優先で取り組みたい」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/adc47602f17b78e38f7238758e5d730d4216130e
二階氏が女性議員と懇談会 出席者「あまり意味ない」
3/15(月) 20:08配信
朝日新聞デジタル
 自民党の二階俊博幹事長が15日、党所属の女性国会議員との懇談会を始めた。女性議員の声を党運営に反映させるためとうたうが、きっかけとなった提言が求めたのは、意思決定に関わる党幹部への女性登用。隔たりは大きいままだ。

 党本部で開かれた懇談会には、女性衆院議員7人が参加。野田聖子幹事長代行、吉川有美女性局長が同席した。この日を含め、衆参で計4回開く予定で、党所属の女性議員38人全員に参加を呼びかけている。

 吉川氏によると、懇談会では「比例区のなかでのあり方も検討をしてほしい」「現職の女性議員がしっかり(選挙に勝って国会に)帰って来られるようなサポートをお願いしたい」などと、女性の候補者や議員を増やすための支援を求める声が上がった。二階氏は女性議員が活躍しやすい、女性候補が出やすい環境づくりに努力していく方針を示したが、出席者の一人は「意見を言っても、実現できるかわからない。あまり意味がない」と話した。

朝日新聞社

6595名無しさん:2021/03/16(火) 19:30:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4d70cac6ad964d8af331401951ece90e6fb971b
二階氏「私が幹事長の間、国政選挙は女性優先で取り組む」
3/15(月) 21:22配信
毎日新聞
 自民党の二階俊博幹事長は15日の記者会見で、国政選挙での公認候補について「少なくとも私が幹事長の間、女性優先で取り組んでいく」と述べ、今秋までにある次期衆院選では比例単独候補などに女性を積極的に起用する考えを示した。

 二階氏は都道府県連に対し、国政を目指す女性に関する情報収集をさらに進めるよう要請する意向も明らかにした。小選挙区で男性の現職議員を女性の新人候補に差し替えることについては「そんな乱暴なことは考えていない」と否定。「まだまだ比例代表などで『私を』と思う女性がいれば大いに受け入れていきたい」と述べた。

 二階氏は会見に先立ち、党所属の女性国会議員と女性活躍を巡る初の意見交換会を開催した。永岡桂子元副文部科学相ら女性衆院議員7人が参加した。計4回に分けて数人程度で意見交換する。党内では東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言を機に、女性の政治参画を求める声が強まっている。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/bdce810ef02b84481ea27d132b1a5bd49d8353d0
自民・二階幹事長「公認は女性優先」女性活躍推進を強調
3/15(月) 22:31配信
TBS系(JNN)
 自民党の二階幹事長は15日、女性活躍を推進するため選挙で公認候補を選ぶ際は女性を優先する考えを示しました。

 「女性優先の公認候補の決定等について、私も出来る限り努力をしたい」(自民党 二階俊博幹事長)

 自民党の二階幹事長はこのように述べ、選挙で公認候補を選ぶ際には、女性を優先する考えを示しました。ただ、その際、現職議員を差し替えるのではなく、今年行われる衆議院選挙の場合は、比例区を調整することなどで対応するとしています。

 自民党では15日、党所属の女性議員が二階幹事長と会談し、「人口構成比は半分が女性の中、議員は1割では、ある意味いびつではないか。多様な意見を入れるために女性議員も必要だ」などと訴え、国や地方選挙で女性が立候補しやすい環境づくりなどを求めています。(15日22:06)

6596名無しさん:2021/03/16(火) 19:31:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/759b1e6d040e2f437568af317572d02650a96299
二階自民幹事長、菅政権半年を評価
3/16(火) 10:59配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は16日の記者会見で、菅義偉首相の就任から半年を迎えたことについて「首相のリーダーシップで大変しっかりした(政権の)運営がなされている。われわれは安心してこの内閣を支持していける」と評価した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/25bf5d0df505d7a2c9cb116560afbd4d0d33550b
自民・二階幹事長「安心して支持していける」 菅政権半年を評価
3/16(火) 11:21配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は16日の記者会見で、菅義偉(すが・よしひで)政権が同日、発足から半年を迎えたことについて、「首相のリーダーシップによって、大変しっかりした運営をなされている。安心し、信頼してわれわれはこの内閣を支持していける。自信を持っている次第だ」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a91fe8586b173861d61b3891e3bb498d6fba467a
自民・二階幹事長、中国の人権問題で働きかけ「機会があれば議題に」
3/15(月) 22:11配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は15日の記者会見で、来年2月開幕の北京冬季五輪を控え、中国当局によるウイグル族など少数民族への迫害の是正を働きかける考えを問われ、「私から言及するつもりはないが、機会があれば議題にしてもいいと思っている」と語った。

6597名無しさん:2021/03/17(水) 05:54:56
>>6592

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5cfcf4a8aec9c88d9185fa8a443860fd231cd7a
脱原発テーマの講演 自民茨城県連が中止要請 秋本衆院議員が水戸で予定
3/17(水) 4:00配信
茨城新聞クロスアイ
自民党の秋本真利衆院議員=千葉9区=が水戸市で28日に予定している脱原発をテーマにした講演会を巡り、自民党茨城県連幹部が講演会を中止するよう党本部に要請していたことが16日、県連幹部への取材で分かった。

講演会は「自民党発!『原発のない国へ』宣言」の出版記念講演会。県連幹部によると、地元の野党議員などでつくる実行委員会が主催している。

県連は、秋本氏から講演会開催について事前に連絡がなかったことなどを問題視。県連の海野透会長代行ら幹部が12日、都内の党本部を訪ね、二階俊博幹事長に講演会を中止するよう対応を求めた。秋本氏の事務所にも抗議文を届けたが、返事はないという。

取材に海野会長代行は「茨城県は原子力発祥の地で、われわれは原子力に誇りを持っている。政治家がどんな政治活動をしてどんな政治思想を持つのも勝手だが、千葉県選出の議員が茨城で講演する上に、主催者には自民党と対峙(たいじ)する野党議員がいる。今は、東海第2原発が安全対策を進めている時期でもある。後ろから鉄砲で撃たれたようなものだ」と話した。

秋本氏は、超党派議連「原発ゼロの会」に所属している。

茨城新聞社

6598名無しさん:2021/03/17(水) 05:59:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1df6bde125cfd25ca0d9394f53db7f7d280f0fa6
加藤官房長官「もう半年たったのかな」…二階氏「内閣を支持していける」
3/17(水) 1:36配信
読売新聞オンライン
 菅政権発足から半年を迎え、自民党の二階幹事長は16日の記者会見で「首相のリーダーシップによって、大変しっかりした(政権)運営をしている。安心し、信頼して内閣を支持していける」と評価した。

 公明党の山口代表は、記者会見で「国民の最大の関心事は新型コロナウイルスに政権がどう対応するかだ」と述べた。

 加藤官房長官は記者会見で「もう半年たったのかなというのが正直な実感だ。足元のコロナ対策を含めた対応に日々、全力で取り組んでいる」と振り返った。

 一方、立憲民主党の福山幹事長は「残念ながら期待感が失望に変わった半年だったのではないか」と記者団に語った。

6599名無しさん:2021/03/17(水) 06:02:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bbc38a115c1df2c345a2999f948a3af7f43e370
資料投げつけ「話にならないんだよ」苦悩する元・最強の官房長官…[菅流政治]検証半年<1>
3/16(火) 7:18配信
読売新聞オンライン
 「こんなんじゃ話にならないんだよ」

 昨年12月上旬、首相官邸の執務室。菅義偉首相が発した怒声に、その場は凍り付いた。

 財務省主計局長の矢野康治は、脱炭素技術の研究・開発を支援する基金に1兆円を充てる案を主張したが、菅は倍増するよう迫った。「そんなことはできません」。かつて官房長官秘書官として菅に仕えた矢野が食い下がると、いらだった菅は説明資料を投げつけた。菅の意向通り、金額は2兆円に積み増された。

 官房長官時代も、菅が官僚をどなりつけることはあった。「自らの政策に反対するのであれば、異動してもらう」と公言もしていた。ただ、あくまで政権ナンバー2の立場であり、最終決定権者は安倍晋三首相だった。「首相の発言は重い。今は、誰も菅さんに反対できなくなっている」。安倍政権も知る政府関係者は語る。

 首相就任から16日で半年。「史上最強の官房長官」ともてはやされた菅は、首相という立場の難しさに苦悩している。新型コロナウイルス対策は「後手後手」と批判され、国民への説明不足も指摘されている。歴代3位の高さだった発足当初の内閣支持率(74%)は、一時は39%とほぼ半減した。

 「官房長官時代と比べて圧倒的に情報が入らなくなった」。菅は漏らす。

 官邸5階。首相執務室と長官執務室は20メートル強しか離れていない。だが、最高権力者の首相と官房長官の実際の距離は、限りなく遠いとされる。ある省の次官は指摘する。

 「首相執務室には『魔物』がすんでいる。自分が見えなくなる。そして、世論が見えなくなる」

https://news.yahoo.co.jp/articles/cccd2a59702dd42714bd611942c81a00d316c69c
最少の「改革」は執務室テーブルの小型化、「大きな構想がない」と党内に不満も…[菅流政治]検証半年<2>
3/17(水) 5:01配信
読売新聞オンライン
 菅流の「改革」は仕事場から始まった。

 菅義偉首相は就任後、首相官邸の執務室にあるテーブルのサイズを小さくするよう指示した。前任の安倍晋三首相時代から使っていたテーブルは、説明に訪れた官僚と菅の距離が遠く、資料を直接手渡すことも出来なかったためだ。

 余分な時間は少しでも省きたい――。首相周辺は「実務家の菅さんらしい判断」と納得した。

物足りなさ
 「国民のために働く内閣」を掲げた菅は、就任直後から矢継ぎ早に政策課題に手を着けた。携帯電話料金の引き下げ、デジタル化、不妊治療の保険適用。ブレーンの一人、東洋大教授の竹中平蔵が説く「アーリー・スモール・サクセス」、小さくても早期の成功事例を重視する戦略だ。

 「目玉」と位置付ける政策は、軌道に乗り始めている。携帯電話料金は、大手3社が割安な新プランを相次いで発表し、3月後半にスタートする。デジタル庁の9月設置を盛り込んだ関連法案は、国会での審議が始まった。不妊治療も2022年4月の保険適用に向け、制度設計が進む。

 菅は若手議員の頃から、国民の多くが賛成し、変化を実感しやすい「身の回り」の個別政策実現に力を入れてきた。「ふるさと納税」が典型で、政府・与党内では「菅型民主主義」とも呼ばれる。

 ただ、首相になった今、自民党内には物足りなさを感じる向きもある。

 天皇誕生日で休日の2月23日昼、東京・赤坂の衆院議員宿舎。あるベテラン議員が、党幹事長の二階俊博を自室に招いた。2人の会話は、菅の政権運営に話題が及んだ。

 「大きな構想がない。官房長官の延長でやっている感じがする」

 昨年の総裁選で菅を支援したベテラン議員は、二階にこう不満を漏らした。それならと、二階は同じ宿舎に住む菅を電話で誘ったが、菅は都合がつかなかった。

6600名無しさん:2021/03/17(水) 12:52:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/a844c6ad7e5365c29f0ff85b4a962570ede1d446
麻生太郎の「本音」が自民党内で話題になっているワケ
3/17(水) 7:31配信
現代ビジネス
 「詭弁」とは、誤っていることを正しいと思わせるように仕向ける議論を意味する。

 NTT幹部から接待を受けたかどうかを尋ねられ、「国民の疑念を招く会食はしていません」と質問の主旨を歪曲して答えた武田良太総務大臣の言葉もまた、「詭弁」だといえるだろう。

 菅義偉首相も加藤勝信官房長官を通じて「国民から疑念を招くような会食や会合などに応じたことはない」と主張しているが、これも武田大臣の答弁と同じく「詭弁」だ。

 「国民が疑念を抱くかどうか」は国民が決めることで、NTT幹部と会食した当の政治家が決めることではない。

 そもそも菅首相や武田大臣が問われているのは「会食をしたかどうか」という“事実の存否”であって、「疑念を招く会食をしたかどうか」という“判断を含むもの”ではないのだ。

前原氏が問いかけたこと
 3月16日に開かれた衆議院財務金融委員会で、国民民主党の前原誠司議員がその冒頭で「事前通告していないが」と断って質問したことは、まさにこうした「詭弁」についての問いかけだった。しかも問いかけた相手は麻生太郎副総理兼財務大臣で、菅首相でも武田大臣でもないことが“ミソ”だった。

「単純に考えると、会食に応じてなかったら『会食していません』で終わりなんですよ。こういう答弁をするということは、会食をしている事実があってね。だけども『大臣規範には触れていません』という言い方の答弁だと私は思うんです」

 「私がひっかかりますのはね。(武田大臣は)総務省の役人については『徹底的に調べる』と言っているんですよ、会食したかどうか。自分の部下たちのことは『徹底的に調べる』と言って、自分のことは明確に言わない上司が果たしているのかどうか。これが私が一番引っかかる点なんですね」

 前原氏はこう述べて金融庁を例として挙げ、「(仮に)金融機関が金融庁の役人に対してお願い事があって接待攻勢をかけていた。その時に麻生大臣がそういった事実を『徹底的に調べろ』とおっしゃって、『ご自身はどうですか』と聞かれてこういう答弁をしていたら、部下に示しがつかないのではないか」と尋ねたのだ。

6601名無しさん:2021/03/17(水) 12:52:44
>>6600

委員会室に笑いが沸き起こった理由
 これについて麻生大臣は以下のように答えたのだが、これがなんとも麻生氏らしく茶目っ気を混ぜた嫌味をたっぷり含んでいる。

 「特定業者がどうたらこうたらとか、いろいろさっき予算委員会でやっとられましたけれども。『私どもとしてひとつひとつの答えを控えさせていただきます』と言うだけで、『やましいところはねえ』とかなんとか言って、『やましいことがあります』と言う人はいませんしねえ。

 なんとなく(予算委員会のやりとり)聴いていて、聞いている方も聞いている方だけど、答える方も答える方だと思って。(「国民の疑念を招く会食はしていない」と)何回も言っているので、まあこんなのをテレビで見ていたら、どういうふうにとられるのだろうなあと思いながら、武田にちょっと言おうかなと思ったんですけど。あんまり仲が良くないので黙っておきました」

 この時、委員会室にどっと笑いが沸き起こったのは、同じ自民党福岡県連に所属しながら麻生大臣と武田大臣が犬猿の仲であることが永田町では超有名だからだ。2人はこれまでも、鳩山邦夫元総務大臣の死去による2016年10月の福岡県第6区補選や2019年4月の福岡県知事選で、ぞれぞれ別の候補を立て争ってきた。

福岡県知事選で起きたこと
 生前の邦夫氏と関係が良くなかった麻生氏は、衆議院福岡県第6区補選では当時県連会長だった蔵内勇夫県議の長男・謙氏を応援した。一方で鳩山家からは邦夫氏の次男で大川市長を務めた二郎氏が出馬し、麻生氏と関係が悪い武田氏を通じて、二階俊博幹事長の懐に飛び込んでもいる。

 さらに遺族にとって有利な弔い合戦に加え、邦夫氏の「きさらぎ会」で顧問を務めた菅官房長官(当時)や同年7月の都知事選で初当選を果たして意気揚々の小池百合子知事の応援も得て、断トツの強さを見せて当選を果たしたのだ。二郎氏の約5分の1しか票を獲得できなかった蔵内氏は民進党候補の新井富美子氏にも及ばず、3位に甘んじた。

 そして福岡県知事選では、麻生氏が新人で元厚労省官僚の武内和久氏を擁立し、党本部から推薦を出した。一方で武田氏が現職の小川洋知事を応援し、県内選出の自民党の衆議院議員11名のうち6名が小川知事側に付いたのだ。

 結局、公明党福岡県本部も現職の小川知事を支援し、武内氏の4倍近くの票を獲得して圧勝。麻生氏にすれば、すっかりと顔を潰された結果となった。

 しかし小川知事は体調不良のため、今年2月に辞意を表明。4月11日に県知事選が行われるが、麻生氏らがその後継としたのが県職員出身で知事代行も務めた服部誠太郎副知事だった。

 これに対して総務大臣を務める武田氏は、総務官僚を中心に自分の息のかかった候補を擁立しようとし、まずは国交省出身の奥田哲也氏に白羽の矢を当てた。しかし東北新社やNTTによる接待問題で忙殺され、県知事選まで手がまわらなくなってしまったのだ。

 一方で奥田氏は、永田町の議員会館で福岡県選出の国会議員の事務所を挨拶に回るなど出馬に向けて着々と準備を整えていたが、分裂選挙に反対する二階幹事長から出馬を見送ることを要請され、やむをえず断念。だがこれで収まらないのが自民党という政党だ。

 福岡県知事選出馬を断念した奥田氏には、次期参議院選で福岡県選挙区からの出馬が打診されているという噂も伝わっている。もし実現すれば3年ごとに定数の3議席を自民党、立憲民主党、公明党で分け合っている参議院福岡県選挙区で、麻生氏に近い大家敏司参議院議員は奥田氏と自民党票を分け合わなければならなくなる。そうなれば麻生氏側にとって、かなり痛手になるはずだ。こうして身内同士の恨みと逆襲の連鎖は果てしなく繋がっている。

 なお16日の衆議院財政金融委員会で、武田大臣の「詭弁」についてあえて麻生大臣に質問した前原氏が、このような事情を踏まえていたのかどうかは不明だが、図らずしも麻生氏の「本音」を引きだしてしまったことは事実である。

 そして4月の福岡県知事選ではいったん休戦するものの、今年の衆議院選や来年の参議院選など、自民党の福岡県政を舞台にした“仁義なき戦い”はこれからも続いていく。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

6602チバQ:2021/03/18(木) 21:27:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/edc62af4bb20494736bb1475a63deec2cf8ac1de
伊藤達也議員が石破派退会 活動中の所属議員16人に
3/18(木) 20:00配信

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テレビ朝日系(ANN)
"伊藤達也議員が石破派退会 活動中の所属議員16人に"

 石破派の伊藤達也元金融担当大臣が退会届を提出しました。石破茂元幹事長が会長を辞任して以降、派閥を退会する議員が相次いでいます。

 石破派は自民党総裁選挙に敗れた責任を取る形で石破元幹事長会長を辞任した後、鴨下一郎元環境大臣ら4人を世話人とする集団体制で運営されています。

 去年12月、山本有二元農水大臣が「休会届」を提出し、その後、今年2月には中西哲参議院議員が退会しました。

 今月17日に伊藤元金融担当大臣も退会したことで活動中の所属議員は16人となりました。

 総裁選挙の出馬に必要な20人の推薦人に達していないことに対し、世話人の一人は「政策集団なので推薦人のことは頭にない。無の境地だ」とコメントしています。

テレビ朝日

6603名無しさん:2021/03/18(木) 22:07:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/3637954e0e35a8a758a8542072eefef374694b3e
文春砲で嘘がバレた武田総務相は「飲み会を断らない男」 酒癖の悪さは地元で有名 〈週刊朝日〉
3/18(木) 13:50配信
AERA dot.
 武田良太総務相は18日の衆院総務委員会で、NTTの澤田純社長らと会食していたと週刊文春で報道されたことについて「会食に同席したのは事実。ビール2、3杯程度をいただいた後、退席した。1万円を支払った」などと釈明した。

 さらに「出席者から許認可などに関する要望や依頼を受けたことはなく、大臣規範に抵触しない」との認識を示した。

 だが、これまで総務省の接待疑惑問題で、「国民の皆さんから疑念を招くような会食や会合はない」と国会答弁していた武田総務相に対し、自民党内でも厳しい視線が向けられている。二階派の自民党議員がこう苦笑する。

「武田先生は飲み会を断らない男ですよ。大酒飲みという言葉がピッタリですね」

 永田町では武田氏の「飲みっぷりのすごさ」は知られるところだ。
国家公安委員長、総務相と大臣になってからは、少し控え気味になったそうだが、前出の二階派議員がこう続ける。

「大臣になるまでは毎晩、議員宿舎に近い赤坂周辺で2,3軒行くというのが、日課でした。武田先生に話を聞きたい記者もよく行きつけの店で張り込んでいた」

 緊急事態宣言下で会食自粛が広がると、議員宿舎が同じの二階派議員の部屋が「宴会場」になっていたそうだ。

「秘書が待機して、酒やつまみがなくなると買い出しに行っていた」(同前)

 武田総務相は衆院福岡11区の選出。博多や小倉などとは違い、福岡県の山間部が地盤だ。地元の地方議員がこう語る。

「2月終わりから3月にかけて、福岡県の小川洋知事が病気で辞意表明。そこで次の候補は誰にするかと、二階派の議員の部屋が選対みたいになっていたこともありました。地元でも、飲み会を断らない男として有名で、武田先生は飲み会を毎日でも開きたい人。それくらい酒が好きです。飲むのはブランデー、焼酎かな。ブンデーならボトル半分くらいは軽く空けてしまう酒豪。昔はよく地元で飲んだが、大臣になり、えらくなると、博多や小倉に呼び出されることが増えたね。武田先生に取り入りたい町議や市議はホイホイ行くが、断る人もいる」

 総務相として2度目の入閣を果たした武田氏は、福岡を仕切る麻生太郎副総理兼財務相のライバルとも言われる。大物議員なのになぜ、地元で武田総務相との飲み会を断る地方議員がいるのか?前出の議員がこう打ち明ける。

「ようは飲むと上から目線になって、自慢話しかせんとですよ。地元のことなんて、ほとんど聞いてくれないから、意味なかとよ。『オレは総理大臣になる』とか、仲が悪い麻生さんについて『俺が福岡も日本も仕切る』とかね。二階さんのことも『いずれ俺の派閥』なんて言っていた。最初は面白くて聞いていたが、酔うと罵詈雑言みたいになるので、つまらんたい」

 そしてもう一つ嫌われる理由は酒癖だという。武田総務相の支援者がこう話す。

「初入閣、国家公安委員長になった時です。夜11時過ぎに武田先生から電話があって『今までありがとうございました。ついに入閣します』とべろんべろんに酔ぱっらっているのが、はっきりわかる口調で電話をしてきました。前日に入閣を漏らすのは、いけないのですけどね。『おめでとうございます』と言って電話を切りました。するとまた日付がかわって午前1時前くらいに『ついに入閣です』と電話がきた。『先生、さっきも電話をいただきましたよ』というと電話は切れた。べろんべろんに酔っぱらうと、時間がどんなに遅くともあちこちに電話かけまくる。武田先生の深夜の電話には出ないという支援者はけっこういます」
 
 総務省の接待疑惑で国会の追及が続く中、自身の接待も明らかになった武田総務相。どう切り抜けるのか?(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

6604名無しさん:2021/03/19(金) 08:41:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/188ade9472f1ddc607d11da68bff4f91955d09a8
「ただ、女性の首相が誕生したとき…」野田聖子が凍り付いた二階幹事長・誕生会での“ひと言”
3/19(金) 6:12配信
文春オンライン
 2月中旬の自民党本部。幹事長代行の野田聖子など、自民党幹事長室の主要メンバーらが集まり、幹事長・二階俊博の誕生日を祝う会合が開かれていた。時節柄ケーキなどの食べ物はなく質素なあつらえだったが、普段は寡黙な二階がこの日ばかりはご機嫌な表情で、出席者からのあいさつや問いかけに積極的に応じていたという。

 会合の終盤、ある質問が二階に飛んだ。

「女性の首相誕生の可能性をどう見ているか」

 二階の脇に“側近”よろしく陣取る野田聖子を横目に、二階は答えた。

「男とか女とか、そんなことはあまり関係ない。ただ、女性の首相が誕生したときに、それを支える体制が女性議員の側に整っているかだ」

野田聖子を支えようという人がいない
 それまで努めて明るく振舞い、お祝いムードを演出していた野田だったが、二階の言葉を聞くと、凍った表情になったという。

 さすがに政治経験を重ねた老練な二階の分析である。日本の政治史上、いまだ女性首相が誕生しない背景を「女性議員が女性議員を支えられないからだ」と喝破したのだ。

 野田聖子は自他ともに認める、女性首相を目指す政治家の1人だ。しかし、過去2度出馬を目指した自民党総裁選では、出馬に必要な20人を集められたためしがなかった。

 30代で郵政相として初入閣して以来、内閣府特命相、総務相などの閣僚を歴任し、党においても総務会長という党三役を務め、経歴や知名度に申し分はない。しかし、彼女を支えようという「集団」はいまだ存在せず、総裁選への出馬は実現していない。

「言いがかりをつけられた」稲田朋美との不仲
 自民党には現在40人近い女性国会議員がおり、仮にこれをまとめることができれば、総裁選の立候補は容易だ。しかし、二階は名指ししたわけではないが、その指摘通り、女性議員をまとめられていないのが野田の現状だ。

 野田が女性議員をまとめられていない象徴といえるのが稲田朋美との不仲だ。野田の前任の幹事長代行であり、野田と同じく女性首相を目指すことを口にして憚らない稲田朋美は、野田について「信用できない」とことあるごとに口外し、敵視している。

 それは、稲田が主宰する女性議員グループ「女性議員飛躍の会」が、自民党本部の会議室の一つを専用部屋として使うことに対し、野田が異議を申し立てたことに端を発している。野田は「党内には女性局という正規の組織があるのだから」と主張していたようだが、稲田は「言いがかりをつけられた」と強く思っていて、このときの恨みを拭い去れないでいる。

6605名無しさん:2021/03/19(金) 08:41:26
>>6604

高市早苗、佐藤ゆかりとも不仲…野田の周りに「融和」はない
 稲田は、2005年、当時の首相・小泉純一郎による「郵政選挙」で初当選した。保守思想で共鳴する安倍晋三の後ろ盾を得て、2012年に内閣府特命相で初入閣したのを皮切りに、党政調会長、防衛相など重要ポストを歴任し、いまや野田と対をなす自民党女性議員の筆頭格だ。

 とはいっても、野田は前首相・安倍晋三と同期、1993年の初当選。稲田と比べれば10年以上のキャリアの差がある。本来なら野田は、稲田の行動など軽くいなせばいいのだが、自らの立場を脅かすという危機感なのか、会議室の使用という大学のサークルレベルの些細な問題で関係をこじらせた状態が続く。

 稲田との関係以外にも、野田は夫婦別姓をめぐる考え方の違いから、古くは高市早苗との対立も囁かれた。野田が郵政民営化に反対し、離党せざるをえなかった郵政選挙で、小泉が野田の選挙区である岐阜1区に自民党公認候補、いわゆる刺客として放った佐藤ゆかりとの不仲は語るまでもない。

 それだけではない。女性議員との関係以外でも、地元「岐阜県連のドン」と言われる猫田孝県議との不仲は永田町では有名で、野田の周りで「融和」や「融合」といったキーワードを聞くことがない。

森喜朗の女性差別発言には抗議ナシ「不思議な寛容さ」
 もちろん、野田の側だけに問題があるのではない。会議室の利用問題一つで積年の恨みのごとく語る稲田にも、本来の保守政治家が持つべき「寛容さ」が欠如している。高市との不仲も、高市が歩み寄ったという話も寡聞にして知らない。不仲という問題は、当事者双方に原因があるのであり、双方に「寛容さ」が欠けているからこそ起こる問題なのだ。

 その一方で不思議に思うのは、女性議員の間の問題では互いを批判する鋭さを持ちながら、一転、男性の大物議員の問題にはあまりにも「寛容さ」が過ぎるのではないかということだ。

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長(当時)の森喜朗が、女性差別発言をした際、自民党の女性議員から抗議の声はあがらなかった。むしろ、党内では、男性議員の後藤田正純政調会長代理や、元新潟県知事の泉田裕彦議員が批判の声をあげたくらいだ。

 なぜ女性の立場から、この問題を鋭く指摘する声がないのか。当時不思議に思ったのは、筆者だけではないだろう。

 このほかにも、緊急事態宣言中に深夜銀座のクラブをはしごした松本純議員らの問題にも、女性議員から批判の声があがったとは聞かない。

6606名無しさん:2021/03/19(金) 08:42:02
>>6605

自民党女性議員は「ときの体制に刃向かわない」
 しかし、こうしたことを自民党女性議員に求めるのは酷なのかもしれない。なぜならば、自民党の歴代執行部が、閣僚などの重要ポストに引き上げてきた女性議員は、田中真紀子という究極の例外を除けば、「女性としての華やかさを持ちつつも、ときの体制に刃向かわない」という都合の良い者たちばかりだからだ。

 野党時代に「愚か者めが!」と民主党に叫んだことくらいしか政治家としての実績がない丸川珠代が、環境相や五輪担当相で幾度も入閣するあたり、自民党執行部の女性大臣観が透けて見える。「この政策を実現したいから、この女性議員を大臣にしたのだ」こんな説明を、ときの首相から聞いたことはほぼない。

 野田聖子が30代で郵政相として初入閣した背景も、ときの権力者である野中広務や古賀誠にかわいがられていたからにすぎない。政策的な期待を背負った初入閣ではなく、男性議員ばかりの閣僚名簿のなかにおける一服の清涼剤に過ぎなかった。

小池百合子も二階を後ろ盾にするあたり…
 当代女性議員の出世頭ともいえる小池百合子も同じだ。彼女も国会議員時代には、細川護熙、小沢一郎、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三と後ろ盾を替えつつも、基本的には、ときの後ろ盾には刃向かわずに立身出世を図ってきたのだ。現在も、菅政権を批判する半面、自民党幹事長・二階俊博を自らの後ろ盾にしているあたり、根本的なビジネスモデルは変わっていない。

 ただ、こうしたことは自民党だけの問題ではない。野党側にも、蓮舫議員と辻元清美議員、森ゆうこ議員の不仲、森ゆうこ議員と福島みずほ議員の不仲など、主要な女性議員の間の分裂は枚挙にいとまがない。自らの党に問題が起こった時に、声をあげる姿は野党女性議員にもあまり見られない。

 もちろん、国会議員を男性、女性で分けて論じることが時代錯誤だとの指摘は甘受するつもりだ。しかしながら、女性初として、中山マサが1960年に閣僚(厚労相)に、1993年に土井たか子が衆院議長に、2000年に太田房江が知事(大阪府知事)に、2004年に扇千景が参院議長に就任し、女性の政治進出は一定程度進んだ。だが、女性首相はいまだ誕生していないのが厳然たる事実なのだ。

 もし与党のなかで、また野党のなかで女性議員が一つにまとまり、政策的な発信をすることができれば、強制的に女性議員を割り当てるという「クオータ制」など採用せずとも、国民の期待は自然と女性議員に向くのではないか。

 女性政策を語るとき、議員のクオータ制が論じられるあたり、女性議員は自らその力不足を恥じるべきだ。「自らの価値が低いので、下駄をはかせてもらえませんか」と自白しているようなものだからだ。女性議員へのエールを込めて、あえてその点を指摘したい。(敬称略)

赤坂 春鷹/Webオリジナル(特集班)

6607名無しさん:2021/03/19(金) 09:02:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/bceb68fe046220a17440871fe3448dedd7c09d23
中国が揺さぶりをかけてきた! 菅首相訪米を吹っ飛ばす二階幹事長「電撃訪朝」計画
3/19(金) 7:05配信
NEWSポストセブン
 菅義偉・首相の「外交デビュー」が4月のバイデン大統領との日米首脳会談に決まった。各国首脳に先駆けて、今年1月に就任したバイデン大統領と会談できるとあって、首相は早速、コロナワクチンの予防接種を受けるなど張り切っている。

 だが、そんなパフォーマンス外交の裏で、政界では別の外交プランが画策されているという。政権を支える二階俊博・自民党幹事長の訪朝計画だ。

 さる3月10日、二階氏は超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」の会合で、これまでの政府の対応を「何もしないで時間を過ごしておったら無意味。結果的にはなんら実績があがっていない」と正面から批判し、「この関係者での訪朝も考えてみなければならない」とぶち上げた。自民党外交部会の幹部が語る。

「二階さんは自分が団長となって訪朝することに意欲を見せている。これまで拉致問題に熱心とは言えなかった二階さんが、にわかに動き出した背景には、中国が内々に二階さんに訪朝の橋渡しを持ちかけてきているという情報がある」

 同議連は日朝交流重視派議員が設立し、二階氏は顧問を務める。日朝関係悪化で長く活動を休止していたが、今回、二階氏や立憲民主党の福山哲郎・幹事長らが出席して3年ぶりに会合を開き、日米首脳会談でバイデン政権に拉致問題解決への協力を働きかけるよう求める決議をまとめた。

 菅首相は日米首脳会談について「新型コロナや気候変動、中国、北朝鮮・拉致問題などさまざまな課題についてしっかり議論したい」と語り、拉致被害者家族会では横田めぐみさんの母・早紀江さんがアメリカの駐日臨時代理大使に日米安全保障協議委員会(2プラス2)で来日したブリンケン国務長官宛ての書簡を渡すなど、バイデン政権に拉致問題をどう訴えるかがクローズアップされている。一連の動きは連動しているようにも見えるが、二階氏の動きは決して菅首相の“側面支援”ではない。

 二階氏は菅首相が金正恩総書記と「条件をつけずに会う用意がある」と呼びかけていることに対し、議連の会合で、「条件をつけずに向き合うって、それどうするんだ。こんなことでは国民は納得しない」とこき下ろしているのである。

 二階氏は親中派として知られる。だからこそ中国は、二階氏を通じて日本の外交を揺さぶろうとしているのだろう。対中強硬姿勢を崩さないアメリカに日本が尻尾を振るのをやめさせたい中国は、二階氏に北朝鮮問題で手柄を立てさせ、菅首相の訪米が空振りだったと印象づける戦略かもしれない。少なくとも日本の政府と与党にすきま風を吹かせる効果はあるだろう。前出の外交部会幹部は警戒する。

「バイデン政権が中国とコトを構えようとしているときに、菅首相が中国の思惑に乗った二階氏の訪朝計画を止められなければ、アメリカの虎の尾を踏むことになりかねない」

 菅首相には外交経験はほとんどなく、大国と駆け引きする手腕もない。二階氏が中国の誘いに乗って日本が二元外交に踏み出せば、政府と与党はバラバラになり、日米同盟もクアッド(日本、アメリカ、オーストラリア、インドの首脳や外相による安全保障や経済を協議する枠組み)も危うくなる。笑うは中国ばかりである。

■武冨薫(ジャーナリスト)

6608名無しさん:2021/03/19(金) 09:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f37ee51b8f5b3ab19ab3d322913989c0c7fc081
「テレビで見ている人は『何やってんだろうね』と…」麻生副総理、武田総務相と野党の応酬に苦言
3/18(木) 11:45配信
産経新聞
 麻生太郎副総理兼財務相は18日午前の参院予算委員会で、NTT幹部の接待問題をめぐる武田良太総務相と立憲民主党や共産党との国会審議での応酬について「質問も答弁も一言一句変わらず同じだ。テレビで見ている人は『何やってんだろうね、ここ(国会)は』ということになりはしないかと思って聞いていた」と“麻生節”で苦言を呈した。

 武田氏は18日の衆院総務委員会で週刊文春が報じたNTTの澤田純社長らとの会食について「短時間、顔を出すということで出席した」と認めたが、前日までの予算委では、野党が武田氏に澤田氏との会食の有無を問いただし、武田氏が「国民の疑念を招く会食はしていない」と答弁する展開が続いていた。

 麻生氏は同じ福岡県選出の国会議員ながら、不仲とされてきた武田氏との因縁を踏まえ、「正直なところ、『いい加減にしろや』と言おうと思ったが、武田さんとはそういうことを言う人間関係でもありませんからね」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d018d6d23cd9e1f1d83e8d590fecd705c319f014
武田大臣にささやき疑惑…本人否定も映像に残る声は
3/18(木) 19:22配信
テレビ朝日系(ANN)
 会食問題の渦中にある武田総務大臣にささやき疑惑が浮上です。“記憶がない”という音声を巡って今、波紋が広がっています。

 「記憶がないと言え」と指示したのではないかという指摘に18日朝、「指示した記憶はございません」と否定した武田大臣。問題となったのは16日の「記憶はございません」。

 東北新社の外資規制違反を巡る議論で答弁を求められた総務省の鈴木電波部長が答弁台へ歩き出したところで、どこからか「記憶がない」というささやき声が…。

 この音声について、野党側は武田大臣の声だと指摘。この様子はテレビで生放送され、ツイッターでも拡散されました。

 武田大臣は発言を一部、認めたうえで…。

 武田総務大臣:「どうせいこうせいというような指示をした記憶は全くございません」

 その武田大臣は18日、NTTの澤田社長やJR東海の葛西名誉会長との会食について同席したと認めました。

 ただ、あくまで許認可に関する要望や依頼は受けておらず、大臣規範に抵触する会食ではなかったとしています。

テレビ朝日

6609名無しさん:2021/03/19(金) 18:47:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1882ff65a401ed1eebb85e9f851a192e59b1ed6
武田総務相「無意識で口に出た」 「記憶ない」発言巡り
3/19(金) 12:14配信
朝日新聞デジタル
 放送関連会社「東北新社」の外資規制違反をめぐる質疑で、答弁席に向かう総務省幹部に「『記憶がない』と言え」との発言があった問題で、武田良太総務相は発言の一部を認め、「無意識で口に出た」と答弁した。

 立憲の蓮舫参院議員の「3月16日の衆院予算委員会で、東北新社との面談を問われた(総務省の)電波部長へ『記憶がないと言え』と言ったのか」との質疑に対する答弁。

 武田氏は「予算委員会の収録を確認したが、確かに記憶がないっていうところまでは聞き取れて、聞こえたように感じた。その予算委員会において(立憲民主党の)逢坂委員と(総務省電波部長の)鈴木部長との間で、何度も『記憶がない』と(のやりとりが)私の前であり、なぜか私は無意識っていうか、口に出た」と述べた。一方で「答弁を指図するようなつもりもないし、意味もない」と釈明した。

 問題になったのは16日の衆院予算委の質疑。東北新社側から外資規制違反の報告をしたと名指しされた鈴木部長が、武田氏の前を通って答弁席に行く際、「『記憶がない』と言え」との声があがった。その後、鈴木氏は「私自身はそのような報告を受けた事実に関する記憶はございません」と答えた。

朝日新聞社

6610名無しさん:2021/03/20(土) 08:15:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff1154336ac76a02727e7e24d3c66786b880a377
福岡県知事選、古賀誠に「あっさりハシゴを外された」エリート候補の今後
3/20(土) 7:02配信
現代ビジネス
出馬断念の背景
 自民党から二人の候補が名乗りをあげ、保守分裂の様相を呈した福岡県知事選。3月8日に元国交官僚の奥田哲也氏が出馬断念、一本化が成った。

 奥田氏の後見人となったのが福岡の重鎮、元自民党幹事長の古賀誠氏だ。

 「久留米出身の奥田さんは、同郷の武田良太総務相と以前から飲み友達だった。今回、武田さんが古賀さんに『奥田ならいける』と紹介したのです」(福岡選出の自民党議員)

 宏池会名誉会長として引退後も影響力を行使してきた古賀氏だが、同派の岸田文雄会長と対立、昨年12月に派閥を追われた。地元福岡での復権のために、県知事選を利用しようと考えたのだ。

 「奥田さんは、国交省では次官候補と言われたエリート。古賀さんには『二階派の若頭と呼ばれる武田が推す候補なのだから、幹事長である二階(俊博)さんのお眼鏡にもかなったのだろう』という読みがあったのでしょう。

 しかし4月の補選も迫る中、分裂を恐れて地元は誰も奥田側につかなかった。

 挙げ句、当の二階さんまで選対委員長の山口(泰明)さんから『この地元情勢では、奥田は厳しい』と報告を受け、腰が引け始めた。その様子を見て、古賀さんはあっさりハシゴを外したのです」(自民党福岡県連関係者)

 一方の奥田氏は、出馬断念にあたって二階氏に直接「次がある」と言われたことから、「次期衆院選の比例区で出してもらう約束を取り付けたのではないか」(前出と別の自民党議員)との憶測も流れる。

 翻弄されたエリートの再起はあるのか。

 『週刊現代』2021年3月20・27日号より

週刊現代(講談社)

6611名無しさん:2021/03/20(土) 19:16:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbf7d2ab198eeb381a4a5d7d7f9dbfdb804fc86e
武田総務相「記憶にないと言え」と官僚ドーカツ あまりの暴走ぶりに菅首相も手に負えず
3/20(土) 14:21配信
日刊ゲンダイDIGITAL
 菅首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」の外資規制違反をめぐり、武田総務相のドーカツめいた“指示”に批判が噴出している。東北新社側が主張する2017年8月の面会の有無について衆院予算委員会で問われた総務官僚に向かい、大臣席から武田氏が「記憶にないと言え」とハッパをかけた問題だ。

 19日の参院予算委で追及された武田大臣は「なぜか私は無意識っていうか、口に出た」と釈明。「答弁を指図するようなつもりもないし、意味もない」と開き直った。言い訳も含め、やることなすことまるでチンピラだ。

 NTTの澤田純社長との会食をめぐっても、武田大臣は「国民が疑念を抱くような会食に応じたことはない」などとスットボケ続け、審議はたびたびストップ。野党からは辞任を要求され、地元の福岡県で知らぬ人はいない犬猿の仲の麻生財務相には「〈いい加減にしろや〉と言おうと思った」とあてこすられる始末。菅首相はすっかり武田大臣の扱いに困っているという。

「総理は17日、自民党本部を訪問。表向きは、福岡県知事選立候補予定者への推薦証手渡しでしたが、事務局幹部と面会することが目的だった。解散時期と武田大臣の処遇について、意見を交わしたそうです。総務相問題に収束のメドが立たず、頭を悩ませているといいます」(官邸事情通)

 新たな火種となっている武田大臣を相当持て余しているという。

■二階派次期会長も目され軽く扱えない

「総理は、武田大臣にこだわりがない。もともと、重要ポストの総務相にはお気に入りの河野太郎行革相を就けたかったのに、自民党総裁選で支援を受けた二階幹事長のゴリ押しに応じざるを得なかった経緯がある。しかも、武田大臣は、二階派の次期会長と目されていることもあり、軽く扱えないのです」(永田町関係者)

 武田大臣は官僚からの評判も悪く、「常に上から目線。部下をアゴで使うタイプ」(霞が関関係者)という。代表を務める資金管理団体が高級寿司店に政治資金を大量支出していることから、「寿司大臣」と揶揄する声もあるようだ。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「武田大臣の態度は目に余ります。〈余計なことを言うな〉と官僚にクギを刺すのは、問題が拡大するのを避けたいからでしょうが、議会による行政のチェック機能を妨害する行為。国会議員の後ろにいる国民を愚弄しているに等しく、即辞任すべきでしょう」

 総務省汚染の責任を取ってトットと総辞職してほしい。

6612名無しさん:2021/03/21(日) 06:02:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1649f7a55b4d905b9b4c76b62ec969f5a87c0338
21日午後に自民党大会 衆院選へ決起 昨年中止も今年は断行
3/20(土) 19:17配信
産経新聞
 自民党は21日、東京都内のホテルで党大会を開き、秋までに行われる衆院選へ向けて一致結束を訴える。新型コロナウイルス対策として1都3県に発令された緊急事態宣言の最終日に当たり、例年に比べて規模を大幅に縮小、感染防止策を徹底する方針だ。

 最高意思決定機関の党大会は通常、全国から約3千人が参加するが、今回は国会議員ら約500人に絞り、都道府県連の代表者らはリモートで参加する。

 来場者は事前にPCR検査を受け、会場には体温を自動測定する「サーマルカメラ」や除菌ミストを設置する。全員で党歌「われら」で締めくくるのが慣例だが、今回は飛沫(ひまつ)対策として斉唱を控える代わりに手話を披露する。

 菅義偉(すが・よしひで)首相(党総裁)の演説や二階俊博幹事長による党務報告のほか、令和3年運動方針の採択を予定している。来賓として公明党の山口那津男代表らが出席。党大会に先立ち、全国幹事長会議や青年局、女性局などの会合も開かれる。

 新型コロナ対策に最優先で取り組む姿勢を示すため、運動方針は「コロナに打ち克(か)ち希望ある日本へ」とのタイトルをつけた。衆院選に関しては「『政治は国民のもの』との立党の初心を肝に銘じ、常に自らの政治行動を省みながら襟を正して国民に訴えていく」「党公認・推薦候補者の全員当選を目指して、総力を結集して戦い抜く」と記した。

 昨年の党大会は3月8日に開催する予定だったが、新型コロナの影響で中止となり、令和2年運動方針は党大会に代わる両院議員総会で採択された。その後、党はクラスター(感染者集団)を発生させなかった前回の党総裁選や中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬などを参考に党大会の再開を目指していた。

 二階氏は16日の記者会見で、党大会について「党勢拡大につながるようにしたい」と述べた。

 宣言期間中の開催に対する批判に関し、佐藤勉総務会長は「(感染対策に)かなり気を使っている。批判を受けるような党大会ではない」としている。

6613名無しさん:2021/03/21(日) 12:06:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/89c9bb36086b0327c912403392290ace4ee0c1f2
菅総理に粛清された元総務省局長が語る“独裁伝説” 進言すると更迭…「官僚は彼に追従ばかり」
3/21(日) 5:56配信
デイリー新潮
 今、ひとつの秘録が改めて繙(ひもと)かれる――。半年前、稀に見る高支持率で船出した菅義偉(よしひで)内閣。だが、現在の菅総理に「輝き」を感じる人が果たしてどれだけいるだろうか。なにしろ、彼はこうあだ名をつけられているのだ。「スガーリン」。

 ***

 2月26日のぶら下がり会見で、「同じような質問ばかり」と記者に逆ギレした菅総理。政権運営が上手くいかないストレスからか、「イラ菅」ぶりを発揮し、ますます先行きが危ぶまれる結果を招いてしまった格好だ。大手メディアの政治部デスクが解説するには、

「気に入らない官僚を冷遇するといった強権ぶりもあり、永田町・霞が関では、菅さんのことをスターリンになぞらえ、陰で『スガーリン』と呼んでいます。実際、菅さんは『あの官僚はあっちなのか、こっちなのか』を非常に気にする。つまり自分に100%従うつもりがあるのか、そうではないのか、二元論で考えている節があるんです」

 結果、人心は離れつつあるわけだが、現下の事態を当然視する人がいる。

「後手は必然」
「菅さんは究極の自己中心的人間ですからね」

 こう語るのは、元総務省自治税務局長の平嶋彰英(あきひで)氏(現・立教大特任教授)だ。彼はまさにスガーリンによって粛清された過去を持つ。平嶋氏は局長を務めていた2014年、当時官房長官だった菅氏に、ふるさと納税に関して意見具申した。そこで「事件」が起きる。

「ふるさと納税は菅さんが総務大臣時代に打ち出した肝煎りの政策でした。ところが制度の負の側面が顕在化し、高額所得者ほど得をする問題点が指摘されるようになった。挙句、『100%得をする ふるさと納税生活』なる本まで出るようになっていました。これはさすがにおかしいので、その年の11月のある日、私は問題の本を持参し、資料も作成して、菅官房長官のもとを訪ねたんです」(同)

 ところが菅氏は、

「『そんな(本を出す)奴ばかりじゃない』と、話をまともに聞こうともしなかった。しかも同日、内閣官房の職員を通じて、私が持参した資料をわざわざ突き返してきたんです。翌15年の夏前に、高市(早苗)大臣のところに行ったら、『あんた、菅ちゃんと何かあったの? 人事案を持って行ったら、あんただけは“×”だって』と言われました」(同)

 そして平嶋氏は自治大学校長に異動となり、総務省内では「更迭」とみなされた。

「菅さんは自分の耳に痛い話は全く聞こうとしない。だから、官僚は彼に追従ばかりするようになる。正しい情報が入ってこなくなれば判断を誤るのも当然で、コロナ対策の後手ぶりも必然的な結果だと感じます」(同)

 そんなスガーリンは来る総選挙の顔にふさわしくないとして、目下、足元の自民党からはこんな噂が聞こえてくるのだった。自民党細田派のある代議士が耳打ちする。

「菅政権は事実上、『菅・二階政権』。二階さん(俊博・幹事長)をセットで辞めさせないと権力構造は変わらない。『菅・二階』に対抗できるとすれば……『安倍・麻生連合』だな」

 菅総理による強権的政治が勝つのか、それとも逆にスガーリンが「菅おろし」という粛清の返り討ちにあうのか。

 最後に、平嶋氏はスガーリンのあだ名についてこんな感想を漏らした。

「その通りだと思います。困ったものです」

「週刊新潮」2021年3月18日号 掲載

新潮社

6614名無しさん:2021/03/21(日) 19:02:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/610bb684cbe33243a93e44c9c013d2e6aa2a1af8
二階幹事長、衆院選と都議選「総力結集して勝利を」 自民党大会
3/21(日) 15:56配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は21日、東京都内で開かれた自民党大会で、7月4日投開票の東京都議選や秋までに実施される衆院選について「総力を結集し、選挙戦で勝利を収められるようにお互い頑張ろうではないか」と呼びかけた。

 二階氏は新型コロナウイルスに関し「私どもは感染症を一日も早く収束させる」と強調。東京五輪・パラリンピックについても「万全な対策のもと、目前に控える大会を成功に導いていかなければならない」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8dedaadf114c88cf26d9ccf72c93331633255643
自民、党員獲得ベスト10発表 トップは二階幹事長
3/21(日) 15:53配信
産経新聞
 自民党の小野寺五典(いつのり)組織運動本部長は21日の党大会で、党所属国会議員の昨年1年間の党員獲得数ランキングを発表した。トップは二階俊博幹事長(和歌山3区)だった。

 2位以下は、堀内詔子衆院議員(山梨2区)▽森山裕国対委員長(鹿児島4区)▽鷲尾英一郎外務副大臣(新潟2区)▽茂木敏充外相(栃木5区)▽野田毅元自治相(熊本2区)▽畦元将吾衆院議員(比例中国)▽中曽根康隆衆院議員(比例北関東)▽寺田稔総務副大臣(広島5区)▽青山繁晴参院議員(比例代表)。

 自民党の昨年1年間の党員数は113万6445人で、前年比で5万147人増え、自民党が政権を奪還した平成24年以降で最多になった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/903e21d97f39dfe6df26a7988e61235c1df00d96
今井絵理子氏が〝口パク手話〟で党歌披露 飛沫拡散防止のため斉唱せず
3/21(日) 18:17配信
東スポWeb
 元「SPEED」メンバーで、自民党の今井絵理子参院議員(37)が21日、都内ホテルで行われた第88回党大会「コロナに打ち克ち希望ある日本へ 総選挙に勝利し、誰もが活躍できる国づくり」で、手話による党歌「われら」を披露した。

 新型コロナウイルスの影響で昨年は見送られた党大会。今年は菅義偉総裁(72)、二階俊博幹事長(82)の党幹部をはじめ、事前にPCR検査を受けた党所属国会議員500人が参加した。

 冒頭、司会を務めた牧島かれん衆院議員(44)は、一部からコロナ禍の党大会開催に「批判があった」とした上で「万全の感染拡大防止策を講じつつ準備をすすめた」と説明。そのため党歌の斉唱は、飛沫拡散防止のため手話に切り替えられたという。

 今井氏は息子のプロレスラー・礼夢(らいむ=16)が、先天性難聴のため手話を取得。積極的に障害者支援の政策に取り組んでいる。

 昨年11月の参院本会議では、初めて手話を使った代表質問が与野党を問わず話題になった今井氏。党大会に先立ち青年局、女性局の同僚議員たちと、党歌1番「手話言語版」制作にも参加していた。

 マスクを外してステージに立った今井氏は、菅総裁や同僚議員、リモートで参加した都道府県の関係者たちと一緒に、初の〝口パク手話〟で党歌をやり終え、満足そうな表情を浮かべた。

 同僚議員は「異例づくめの党大会で今井氏ら青年局、女性局の手話による党歌は、自民党が多様性の政策に取り組んでいることを国民にアピールできたと思います」と語った。

東京スポーツ

6615名無しさん:2021/03/21(日) 19:09:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c914ce9508b6899857350f97182c1ace0906218b
二階氏「軽々しく言うべきでない」下村氏の解散時期言及に苦言
3/21(日) 17:44配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は21日、下村博文政調会長が菅義偉(すが・よしひで)首相が4月の訪米後に衆院解散・総選挙を断行する可能性に言及したことついて「どれだけ仲間の選挙のために自分が汗をかいたのか。解散なんて軽々しく言うべきものではない」と不快感を示した。

 二階氏はまた、党内に早期解散論があることに関し「党としてはいつ解散があってもいい。極端に言えば、明日解散があってもいいというだけの準備は整えている」と強調した。

 都内で行われた党大会後、記者団の質問に答えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/24f0aeb2c5540a210bb65cc3d009a375f70e71ca
党員獲得1位は二階氏 自民、ベスト10を発表
3/21(日) 17:23配信
時事通信
 自民党は21日の党大会で、2020年の党員獲得数の党所属国会議員上位10人を発表した。

 1位は二階俊博幹事長、次いで堀内詔子環境副大臣、3位に森山裕国対委員長が続いた。二階氏はあいさつで「120万党員の目標に向かって、一層の協力をお願い申し上げる」と訴えた。

 同党は昨年6月、1人当たり年間1000人の党員獲得目標を設定し、達成できなければ、次期衆院選で比例代表との重複立候補を認めない方針を決めていた。引き締め効果もあってか、20年の党員数は前年から5万147人増加し113万6445人で、12年の政権復帰後、最多となった。

 4位は旧民進党出身の鷲尾英一郎外務副大臣、5位は茂木敏充外相だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae4041b28f1507fc16ea928614f5dea59b3d3718
【中継録画】自民党が第88回党大会 菅首相の総裁演説や運動方針採択
3/21(日) 13:50配信
Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE
 自民党は21日午後2時から、東京都内のホテルで第88回党大会を開く。菅義偉(よしひで)総裁による演説や二階俊博幹事長による党の活動報告が行われ、2021年党運動方針を採択する。会の最後には手話による党歌斉唱の試みもある。

 昨年の大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったが、今回はウェブ会議システムを活用するなど感染防止対策に配慮した上で開催を決定。都道府県連代表者らはオンラインでの参加になる。

※会見の模様をYouTubeのTHE PAGEチャンネルでライブ配信します。

6616名無しさん:2021/03/21(日) 19:12:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f653a51658ba6116c82c1f7adcbf96891f6349b
自民党が第88回党大会(全文1)改憲に向け国民投票法改正案の成立に全力
3/21(日) 16:42配信
Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE

https://news.yahoo.co.jp/articles/c4a913cda28c0627f71bc7d828dc80245dd3f0ce
自民党が第88回党大会(全文2完)農林水産物の輸出大きく伸ばしたい
3/21(日) 17:13配信
Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE

6617名無しさん:2021/03/22(月) 07:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5dd6b00fb3486587d5312d19de05d5a3ed7fe1f
自民、党員獲得数1位は二階氏 党大会でベスト10発表
3/21(日) 20:25配信
共同通信
 自民党は21日の党大会で、2020年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を発表した。1位は二階俊博幹事長(和歌山3区)、2位は堀内詔子衆院議員(山梨2区)、3位は森山裕国対委員長(鹿児島4区)だった。二階氏は前年、堀内氏に次いで2位だったが逆転した。

 自民党は120万人の党員獲得を目標に掲げている。20年末時点で113万6445人。19年末に比べて5万147人増え、12年の政権奪還以降で最多となっている。

 4位以下は、鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)、茂木敏充外相(栃木5区)、野田毅元自治相(熊本2区)、畦元将吾衆院議員(比例中国)らの順だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/779714295ae00ef1a0182a456a0d200a0ffe460c
自民党「辺野古推進」を明記 党大会で2021年の運動方針を採択
3/22(月) 6:14配信
琉球新報
 【東京】自民党は21日、東京都内で党大会を開き、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設など在日米軍基地関連の施策を推進する方針を盛り込んだ2021年運動方針を採択した。石垣市の尖閣諸島周辺で活動する中国海警局に武器使用を認めた「海警法」の施行を念頭に、中国による領有権拡大の動きに対する対応も明記した。

 方針では「基地周辺地域関連施策を推進する」とし「沖縄の負担軽減実現のため、普天間飛行場の移設など、在日米軍再編を確実に進める」と記した。

 また、海警法施行をはじめとする東シナ海・南シナ海での中国の権益拡大の動きについて「尖閣諸島周辺をはじめ、強化・継続される中国による一方的な現状変更の試み」と指摘。「領土・領海・領空をはじめ、我が国の正当な権益を守り抜くため、万全の態勢を整える」とした。

 党大会では総裁の菅義偉首相や二階俊博幹事長が登壇し、運動方針などを説明した。二階氏は、昨年6月の沖縄県議選で自民党が前回選挙時よりも3議席上回る18議席を獲得したことに触れ、「大きな成果を得ることができた」と強調。その上で「総力を結集し、選挙戦で勝利を収めるよう、お互いに頑張ろう」と述べ、今秋までに予定される衆院選への備えを呼び掛けた。

琉球新報社

https://news.yahoo.co.jp/articles/eacca697172c1dd9280e8adadf991635cdeae237
自民・岸田氏、総裁選に意欲「議論に参加したい」 政権支える考えも
3/21(日) 17:38配信
産経新聞
 自民党の岸田文雄前政調会長は21日、次期総裁選への対応について「総裁選は党の政策を国民にしっかりと説明する貴重な機会だ。総裁選が行われるならば、私も大切な議論に参加をしたい」と改めて出馬への意欲を示した。東京都内で開かれた党大会後、記者団に語った。

 ただ、「今の段階では政治は一致結束して国難に向かっていかなければならない。私も一兵卒として政権にしっかりと協力していくことは当然のことだ」と述べ、当面は菅義偉(すが・よしひで)政権を全力で支えていく考えも強調。「政権・与党の政策に加えるべきものを提言をしていくことは大事だ」とも指摘した。

 また、憲法改正に向けては「改憲の必要性を国民に説明する努力は引き続き重要だ。ぜひ努力を続けていきたい」と訴えた。

 衆院広島3区の候補者調整をめぐってしこりが生まれた公明党との参院選広島選挙区の再選挙(4月25日投開票)での連携に向けては「与党としてしっかりと結束し、勝利への努力をしていきたい」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a292fb646633e10c29f1d95a63f4c13310ba8463
菅首相 2年ぶり党大会で“決意表明” 衆院選「先頭に立って戦い抜く」
3/22(月) 0:39配信
フジテレビ系(FNN)
菅首相は、東京都内で開催された自民党大会で、衆議院の解散・総選挙について、「遅くとも秋までには総選挙がある。先頭に立って戦い抜く決意だ」と表明した。

自民党総裁・菅首相「ことしは選挙の年です。どんなに遅くとも秋までには総選挙がある。私は、先頭に立って戦い抜く決意だ」

さらに、菅首相は、「政府与党の力を結集し、新型コロナウイルスの難局を何としても乗り越えたい」と強調した。

自民党大会は2020年、コロナ禍で中止したため、2年ぶりで、出席者を大幅に減らし、党歌の斉唱も手話で行うなど、感染防止対策を徹底して行われた。

二階幹事長は、衆議院選挙や東京都議選などに言及し、「一丸となり、総力を結集して勝利を収めるよう頑張ろう」と呼びかけた。

6618名無しさん:2021/03/22(月) 07:32:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d91ed94020e23b291ce4d722bc830f7faca959d
下村氏の解散発言、よほど腹に据えかねたのか…二階氏「自分の選挙は大丈夫なのか」
3/21(日) 18:55配信
読売新聞オンライン
 自民党の二階幹事長=似顔=は21日、春の衆院解散・総選挙の可能性に言及した下村政調会長に対し「軽々しく言うべきものではない」と苦言を呈した。党大会後に記者団の質問に答えた。

 二階氏は「解散は菅首相が決めることだ」と強調。「(下村氏は)どれだけ仲間の選挙のために汗をかいたのか。自分の選挙は大丈夫なのか」と切り捨てた。下村氏の発言はよほど腹に据えかねたようだ。

 下村氏は18日、4月の首相訪米に関し「内閣支持率にプラスになる。その時に(解散)というのは考えられる」と語っていた。

6619名無しさん:2021/03/22(月) 14:00:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7600a125940fe53405553befac61ddf79357cb1
橋下徹氏、麻生太郎氏の「マスクいつまで?」発言に「これがザ・麻生さん。国民のことは全然、考えてない人ですから」
3/22(月) 8:32配信
スポーツ報知
 22日放送のTBS系「グッとラック!」(月〜金曜・午前8時)では、麻生太郎財務相(80)が19日の閣議後記者会見で新型コロナウイルス対策の長期化に絡み、「マスクなんて暑くなって口の周りがかゆくなって最近えらい皮膚科がはやっているそうだけど。いつまでやるの?」と話し、物議を醸している一件を取り上げた。

 コメンテーターで出演の元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)は「副総理ですからね…。感染対策でずっとマスクの着用を言っているので、麻生さんのこの発言は不適切と言ったら、不適切なんですけど、これが麻生さんなんですね」と苦笑。

 「二階(俊博)さん、麻生さんと言うのは国民のことは全然、考えてない人ですから。永田町の中ではものすごい派閥を率いて、どうしても政権運営する上では頼らざるを得ない、ある意味、政治力を持った人。ただ国民のことは考えない。これがザ・麻生さんです」と続け、「永田町の中では雰囲気的にああいうのが通るんでしょうね。でも、見たらおかしいってのを誰かが言ってあげないと。麻生さんは自分が総理になって矢面に立った状況だった時には言葉で支持率がガタ落ちになりましたよね。だから、麻生さんの発言で菅さんの足を引っ張らないようにして欲しいと思います」と話していた。

報知新聞社

6620名無しさん:2021/03/22(月) 14:07:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/b984c04f497610f2b29cc68d1c1eb1a831c2cde9
迫る衆院選…「先頭に立って戦い抜く」決意裏腹、足元揺らぐ首相
3/22(月) 9:43配信
西日本新聞
 自民党は21日、2年ぶりとなる党大会を東京都内のホテルで開き、新型コロナウイルス感染症を克服し、次期衆院選で必勝を期すなどとした2021年運動方針を採択した。菅義偉首相(党総裁)は「どんなに遅くとも秋までには総選挙がある。私はその先頭に立って戦い抜く決意だ」と表明。ただ、総務省接待問題などの不祥事は後を絶たず、地方選挙では敗北も続き、政権の足元には不安感も漂う。 (郷達也、森井徹、河合仁志)

 春の嵐となったこの日午後、首相は総裁として初めて迎える党大会の演説に臨んだ。

 「新型コロナとの闘いの中で政治空白は許されない、その覚悟で今日までひたすらに走り続けてきた。政府、与党の力を結集し、このコロナの難局を何としても乗り越えたい」

 こうリーダーシップを強調し、防疫対策、経済成長の要と位置付ける「グリーン」「デジタル」、4月に予定する訪米と、就任半年間の「成果」を列挙した。

 約15分間の中で、最も声に高揚感がにじんだのは最終盤。「今年は選挙の年。先人が築き上げた古き良き日本の伝統を守り、次の世代に引き継ぐことができるのは、皆さん、私たち自由民主党じゃないでしょうか」と、衆院選へ結束を呼び掛けた場面だった。

      ■ 

 コロナ対応で「後手」批判を受け、一時は急落した内閣支持率だが、共同通信社の最新世論調査では42・1%と盛り返し、不支持率を上回った。二階俊博幹事長の報告によると、自民党員数も前年から約5万人増えて約113万人となり、12年の政権奪還後で最多に。党大会前にあった全国幹事長会議では、首相と初当選同期の佐藤勉総務会長が「菅政権の真骨頂はまさにこれから」と後押しした。

 ところが、最近の地方選挙で自民は芳しくない。

 1月の北九州市議選では現職6人が落選の憂き目を見、2月の大分市議選も現職3人が涙をのんだ。緊急事態宣言中の、与党議員による銀座クラブ会食など不祥事の逆風が直撃したとみられる。党大会のこの日、投開票された千葉県知事選の自民推薦候補も、初当選を決めた野党系候補の後塵(こうじん)を拝した。4月25日には、参院長野選挙区補欠選挙、参院広島選挙区再選挙など衆参の国政3選挙が控え、なかなか好転しないムードに党内の焦りが深まる。その先に、衆院選が待つ。

      ■ 

 他党議員と一緒に写真に写ったポスターは貼付しないこと-。3月4日、二階氏と山口泰明選対委員長の連名による通知が、党衆院議員に出された。「選挙協力する公明党頼りにならず、まず自分でしっかり足場を固めよという指令」(選対関係者)だった。

 次期衆院選において、小選挙区で連続2回以上敗れ、比例代表で復活した議員の重複立候補を原則として認めないとしたのも、同じ文脈だ。国政選挙6連勝の安倍晋三前総裁下で追い風を受けて当選した「安倍チルドレン」も多く、閣僚経験者は「彼らは一陣の逆風が吹けば散る」と警鐘を鳴らす。

 ウイルスのリバウンド(感染再拡大)の恐れ、東京五輪・パラリンピックの行方と、今後も政権の消長を左右するリスク局面が続く。そんな中、来るべき決戦に備えて首相ではなく、発信力が高い河野太郎行政改革担当相とのツーショットポスターを既に作った若手衆院議員もいる。任期満了に伴う9月の党総裁選での再選も期す首相だが、無派閥のため党内基盤は弱い。衆院ベテランは「首相が対応を大きく誤ったり、選挙の顔にふさわしくないと見なされたりすれば不満が一気に爆発し、後見人の二階氏らも黙っちゃいない。総裁候補は他にいくらでもいる」とつぶやく。

6621名無しさん:2021/03/22(月) 17:45:05
首都圏・東京 地方政治綜合スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1547559400/937

自民党大敗…千葉はこれから「大阪」のようになるかもしれない
3/22(月) 7:46配信
現代ビジネス

安積 明子(政治ジャーナリスト)

6622名無しさん:2021/03/23(火) 06:25:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad07f428b03663966f0930934ad3797b95c0c8db
菅首相の会食「4人以内」で 自民は緩和、基準示さず
3/22(月) 17:45配信
時事通信
 加藤勝信官房長官は22日の記者会見で、緊急事態宣言解除を受け菅義偉首相が外部の関係者と会食を再開する際の感染症対策について、「適切に対応する」と述べた。

 政府は飲食について「家族または4人以内」とし、大人数は控えるよう国民に呼び掛けており、これを踏まえて対応するとの趣旨だ。

 首相は昨年12月に自民党の二階俊博幹事長らと東京・銀座のステーキ店で会食して批判を浴びて以来、大人数での会食を原則自粛している。

 一方、自民党は22日、党所属国会議員に会食自粛を求めてきた対応を緩和する新たな通知を出した。二階幹事長名義の通知は、「飲食を伴う会合については、大人数での会食は控え、基本的な感染対策を徹底する」としつつも、「大人数」について具体的な基準は示していない。

 二階氏は同日の会見で「この状況の中でどうすればいいか、本人が分かるはずだ」と述べ、各議員の判断に任せる考えを示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aeff9e4c7c63b92cc748c33eab677498b2b87183
菅首相、夜の会食再開は? 長官「適切に対応されると」
3/22(月) 18:18配信
朝日新聞デジタル
 加藤勝信官房長官は22日午後の会見で、緊急事態宣言の全面解除を受けて、菅義偉首相が自粛していた夜の会食を再開するかどうか問われ、「大人数の会食を控えるよう政府から呼びかけをしており、当然これを踏まえて、首相も適切に対応されると思う」と述べた。

 首相の会食をめぐっては、昨年12月14日夜に自民の二階俊博幹事長らと都内のステーキ店で5人以上での会食を行い、批判を浴びた。首相は同月16日の会食を最後に、夜間の会食を自粛している。

 会見では、加藤氏自身の対応も同様かと問われ、加藤氏は「当然であります」と答えた。

 宣言解除に伴って、東京都では飲食店の時短要請が午後9時までとなり、1時間緩和される。政府は新型コロナウイルスの感染拡大のため、「会食はできるだけ家族、または4人以内で」と呼びかけている。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/32557b75cfc1f303d827905cc9b3f2bee53968ef
自民、大人数の会食は引き続き自粛 方法は「同志を信頼」
3/22(月) 19:41配信
毎日新聞
 自民党の二階俊博幹事長は22日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が4都府県で解除されたことを受けて、大人数での会食を引き続き控えるよう党所属国会議員に通達を出した。

 通達では、リバウンド(感染再拡大)を防ぎ、医療提供体制に支障を来さないようにする必要があると指摘。「飲食を伴う会合については大人数での会食は控え、基本的な感染対策を徹底して対応するように」と指示した。

 二階氏は記者会見で今後の会食の方法について「常識の問題だ。この状況でどうしたらいいかは分かるはずだ。同志を信頼している」と述べた。

 夜の会食を巡っては、緊急事態宣言中の夜に東京・銀座のクラブや麻布十番の会員制ラウンジを訪れたとして4人が自民党を離党し、二階氏はこれまでも飲食を伴う会合への参加を自粛するよう通達を出していた。【野間口陽】

6623名無しさん:2021/03/23(火) 06:26:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c329e08dd5a67c6ae2c964b0dc80808395fd10c
自民・二階氏「大人数での会食は控えて」 宣言解除で所属議員に通達
3/22(月) 20:20配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は22日、緊急事態宣言の全面解除を受け、党所属国会議員向けに大人数での会食を控えるよう通達を出した。「リバウンド(感染再拡大)を防ぎ、医療提供体制に支障を来さないようにすべく、大人数での会食は控えていただき、感染拡大防止に最大限配慮し対応するようお願いする」とした。

 二階氏は今年1月、緊急事態宣言の再発令を受け午後8時以降の不要不急の外出を控えるよう通達を出していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/be74d85ecdeeb9a9359c33a5781697b78c2632b4
自民・二階幹事長 党所属国会議員に“引き続き大人数の会食控えて”
3/22(月) 23:10配信
TBS系(JNN)
 自民党の二階幹事長は緊急事態宣言の全面解除を受け、大人数の会食を引き続き控えるよう党所属の国会議員に通達を出しました。これまでの対応を緩和した形です。

 「飲食等の伴う会合につきましては、大人数での会合は控えていただき」(自民党 二階俊博幹事長)

 自民党の二階幹事長は22日、1都3県の緊急事態宣言が解除されたことを受け、自民党に所属するすべての国会議員に感染防止対策を呼びかける通達を出しました。飲食を伴う会合については、大人数での会合を控えるよう求めています。

 自民党は緊急事態宣言が出された1月8日、党所属の国会議員に飲食を伴う会合への参加を控えることなどを求めており、今回の通達はこれを緩和する形となります。二階氏はルールに則った会食の是非については、“常識の問題で同志を信頼している”と話しています。(22日22:23)

6624名無しさん:2021/03/23(火) 06:27:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5308a7cf48cada45ce78d1c372d616f88cf7c61a
二階氏、自民幹部の解散発言に不快感 「できるの首相だけ」
3/22(月) 19:48配信
毎日新聞
 自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、下村博文政調会長や森山裕国対委員長が講演やテレビ番組で4月の衆院解散の可能性に言及したことについて、「どんな幹部か知らないが、解散を決意、実行できるのは(菅義偉)首相だけだ。首相の意向を受けて地ならしのために言って歩いているなら別だが、そうだとは思えない」と不快感をあらわにした。

 二階氏は、「解散するには解散するだけの準備が必要だ。対応できる人がいろいろ言うなら別だが、そうではない人が今解散を軽々に論ずるような時ではない」と述べた。

 4月解散を巡っては、下村氏が3月18日に「(4月の首相訪米が)内閣支持率にもたぶんプラスになる。そのときに、ということは可能性としてはある。追い込まれ解散という構図はつくりたくない」と言及。森山氏も同日、「否定はできない。いろんなことがある」と述べていた。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/816ac35e4f199543aad646aebe959c90fca5cdb6
「衆院解散」発言は自粛 自民幹部が申し合わせ
3/22(月) 19:48配信
時事通信
 自民党は22日の役員会で、衆院解散にいつ踏み切るかは「菅義偉首相の専権事項だ」として、党幹部が発言するのは控えることを申し合わせた。

 下村博文政調会長や森山裕国対委員長が東京五輪・パラリンピック前の解散の可能性に言及したことを踏まえた対応だ。

 二階俊博幹事長は役員会後の記者会見で「解散を決意して実行できるのは首相ただ一人だ」と指摘。「首相の意向を受けて、地ならしのために言って歩いているなら別だ。しかし、そうとも思えない。今、解散を軽々に論じるような時ではない」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cdb73da0306b702228360deed075d40b346c25a7
解散時期めぐる発言相次ぎ二階幹事長不快感
3/22(月) 20:24配信
日本テレビ系(NNN)
自民党内で早期解散論が浮上する中、党幹部から解散時期をめぐる発言が相次いでいることについて、二階幹事長が不快感を示しました。

自民党・二階幹事長「解散をね、決意して実行できるのは、内閣総理大臣ただ一人ですよ。周りの人たちが、総理のご意向を受けてね、地ならしのために言って歩いてるんだったらそれは別ですよ。しかし、そうだとは思えないじゃないですか。解散のことに対して発言したら、必ずマスコミは相手にしてくれるわけですよね。しかし、解散するには解散するだけの準備が必要なんですよ。そのことに対応できる人は解散についていろいろ言ったらいいよね。そうじゃない人は今、解散を軽々に論ずるようなときではない」

6625名無しさん:2021/03/23(火) 06:38:36
>>6599

https://news.yahoo.co.jp/articles/528521c4c1750c006203d97f7dd4ed85ca1093e2
「なぜ日本は1番にこだわる?」米政府高官が驚く外務省「復権」作戦[菅流政治]検証半年<3>
3/18(木) 5:01配信
読売新聞オンライン
平常運転 「1番をとれ」
 米国の日本大使館には、外務省からこんな指示が飛んでいた。政府は12日、菅義偉首相が4月前半にも訪米し、バイデン米大統領と首脳会談を行うと発表した。バイデンが外国首脳と対面で会うのは初めてとなる見通しだ。

 菅内閣の誕生は、外務省にとって「復権」の好機だ。

 7年8か月余の安倍政権で、外交の中心は首相官邸だった。日米関係は、安倍晋三前首相とトランプ米大統領(当時)のトップ外交に頼り切りだった。ロシアとの北方領土交渉や北朝鮮との交渉も、首相秘書官の今井尚哉らが水面下で進めた。「俺たちは何も聞いていない」。外務省幹部は何度も吐き捨てた。

 首相交代により、省内では「外務省が下から積み上げる『ボトムアップ型』の平常運転に戻る」と期待が高まっている。だからこそ、日米会談の調整には力が入った。米政府高官が「なぜ日本はそんなに1番にこだわるんだ」と驚くほどだった。

遺産
 むろん、米国が日本を選んだ背景には、国際情勢が影響している。アジア最大の同盟国・日本を重視する姿勢を示すことで、中国をけん制する思惑だ。加えて、閣僚経験者は「安倍外交の遺産が生きている」と指摘する。

 安倍は2015年9月、限定的な集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法を成立させた。野党の激しい抵抗で政権の体力は奪われたが、安倍は「日米同盟を『助け合う同盟』にできた」と振り返る。バイデンが大統領就任後に口にするようになった「自由で開かれたインド太平洋」構想も、安倍が繰り返し唱え、世界に浸透させた経緯がある。

 「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を掲げ、外交や安全保障で存在感を発揮した安倍と比べ、菅には内政のイメージが強い。菅自身、「外交は安倍さんのようには出来ない」と周囲に漏らす。

 関心の違いは、数字に表れている。読売新聞のまとめでは、安倍は退陣直前の半年で、外交・安保担当の幹部と約670回会っていた。状況も違い、単純比較はできないが、菅はこの半年で約190回の面会にとどまっている。

 安倍の肝いりで設置された国家安全保障会議(NSC)の影も薄い。安倍は月2回のペースで開いていたが、菅は内閣発足から2か月過ぎて、初めて開催した。安倍から引き継いだ敵基地攻撃能力の保有に関する議論は、事実上棚上げとなった。防衛省幹部は「政権内で議論らしい議論はなかった」と振り返る。

6626名無しさん:2021/03/23(火) 06:38:54
>>6625

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd1dddf059f5ecd9c0c8af028aae9d799f5a725c
さえない表情の首相、「もうもたないのでは」…支える2人の元首相[菅流政治]検証半年<4>
3/20(土) 5:01配信
読売新聞オンライン
 新型コロナウイルス対応が批判を受け、菅内閣の支持率は年明けに続落した。国会で答弁に立つ菅義偉首相の表情はさえず、永田町では「もう、もたないのでは」と早期退陣論もささやかれた。

 「清和(政策研究会、細田派)と麻生派でしっかり支えていくんだよ」

 この頃、安倍晋三前首相は出身の細田派の議員に、こう言い含めた。同派の政調会長・下村博文が、4月の衆参補欠選挙に関して「二つ負けると、政局になる可能性もある」と発言すると、下村をたしなめ、「月に1度は直接、首相と会った方がいい」と助言した。

 もう一人の元首相も、足並みをそろえた。

 「のど飴(あめ)をいただきました。効果てきめんです。感謝しています」

 1月15日深夜、副総理兼財務相の麻生太郎に、菅から1通のメールが届いた。麻生はこの日、愛用するのど飴を首相官邸に届けていた。せき込む場面が目立つ菅を案じたためだ。

 2月に衆院予算委員会が本格的に始まると、麻生は毎日午後3時頃、財務省に作らせた1枚紙を隣の菅に差し出した。東京都の新型コロナウイルス感染者数の推移を示したグラフで、曜日ごとの変化が一目で分かるように工夫されていた。

 「おお、減ってきている」。菅が相好を崩すと、麻生は「もうすぐ(感染状況が最も深刻な)『ステージ4』を脱しますよ」と励ました。

 安倍と麻生が菅を支えるのは、総裁選でかついだ経緯に加え、政権の後ろ盾として菅に影響力を行使できるという思惑があるためだ。党内最大の細田派(96人)と2番目の麻生派(53人)を足すと、自民党議員の4割近くに達する。

 「2人の支持を失ったら、無派閥の菅さんは一気に窮地に陥る」(安倍周辺)。菅も、それは重々承知している。自ら安倍の事務所に足を運び、外国首脳との電話会談の様子を報告。麻生にも折に触れ、教えを請うている。

 安倍は、菅の政権運営をすべて肯定しているわけではない。それでも、菅が安倍時代の路線を否定しなければ、支える構えだ。

 安倍政権は、細田派と麻生派が強い後ろ盾となった。保守系議員の底堅い支持もあり、安倍の党内基盤は強固だった。支持率が落ち込んでも、党内から表立って「安倍降ろし」の声が上がることはなかった。

6627名無しさん:2021/03/23(火) 06:40:57
>>6626

https://news.yahoo.co.jp/articles/49cd5a4ddfb312756b397331aecff48adab7fe33
菅首相に「菅官房長官」なし、進言役不在で遅い危機対応[菅流政治]検証半年<5>
3/23(火) 5:01配信
読売新聞オンライン
色なし反論
 2月24日午後、自民党本部4階。

 「幹事長いる?」

 普段は総裁室に直行する菅義偉首相(党総裁)が、幹事長室に立ち寄った。幹事長の二階俊博の姿を見つけると、菅は開口一番、「ご迷惑をおかけしてすみません」と謝罪した。この日、総務省は菅の長男が勤務する放送関連会社「東北新社」から接待を受けた幹部11人の処分を発表していた。

 「歴史を振り返れば、いわゆるスキャンダルなどに対し、説明責任を果たせず、時の政権が窮地に立たされたこともありました。私にはそうしたスキャンダルはありません」

 菅は自著「政治家の覚悟」にこうつづっている。官房長官時代は、森友・加計学園や「桜を見る会」の問題で、安倍晋三前首相の代弁者として説明に追われた。今回、菅自らが説明責任を問われる立場となった。

 「もう40歳ぐらいだ。普段、ほとんど会っていない。完全に別人格だ」

 2月4日の衆院予算委員会で、接待問題を執拗(しつよう)に追及する野党に、菅は色をなして反論した。「まるで人ごとだ」。批判は一層強まった。

 菅は2006年9月に総務相に就くと、長男を政務秘書官に起用。その後、長男は東北新社に就職した。総務省は菅の「直轄領」と言われるほど、菅の影響力が強い。「家族を秘書官に起用したことも、総務省の利害関係者である業界への就職もまずい。結局、菅さんは身内に甘いということになる」。経済官庁の幹部は指摘する。

「菅長官」なし
 官房長官時代に得意とした危機対応も、切れを欠いている。

 総務省出身の内閣広報官、山田真貴子が1回7万円超の高額接待を受けていたことが発覚し、与党からは「辞職はやむを得ない」との声があがった。だが、「辞任ドミノ」を警戒した菅は続投を決めた。

 山田が体調不良を理由に自ら辞すると、「早く辞職させるべきだった」と菅の判断は問題視された。接待問題の火の手はみるみる広がり、菅の「懐刀」として知られ、携帯電話料金値下げの推進役だった総務審議官の谷脇康彦も、引責辞任に追い込まれた。問題は一向に収束する気配はない。

 菅はかつて、問題が浮上した閣僚や副大臣をすぐに「更迭」するよう、安倍晋三前首相に進言した。「損切り」で、事態が悪化するのを防ぐためだ。政府関係者は「菅首相には『菅官房長官』がいない。危機対応が遅い」と語る。

「仕事師」に壁
 説明不足も課題となった。

 「私も時間(に限り)がありますから。先ほどから同じような質問ばっかしじゃないでしょうか」

6628名無しさん:2021/03/23(火) 06:42:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d1ec44250d8a2503cc567323b3277c675bebdd8
春の嵐?早期解散論が与野党双方から急浮上
3/22(月) 17:16配信
TBS系(JNN)
 緊急事態宣言が解除されたばかりですが、早くも与野党の双方から“早期解散論”が浮上しています。コロナの収束が未だ見通せない中、なぜこのタイミングで解散の話が出てきているのでしょうか。

 「どんなに遅くとも、秋までには、総選挙があります。この日本を、次の世代に引き継いでいくことができるのは、皆さん、私たち自由民主党じゃないでしょうか。私は、その先頭に立って、戦い抜く決意であります」(菅義偉首相)

 21日に開かれた自民党大会で挨拶にたった菅総理。今年10月に任期満了を迎える衆議院の解散総選挙に関して、意気込みを語りました。

 解散のタイミングについて、これまで沈黙を続けている菅総理ですが、ここにきて与野党双方から“菅総理が来月にも解散に打って出るのでは”との見方が急浮上しているのです。きっかけとなったのは菅総理と近い関係にある、自民党・森山国対委員長のこの発言でした。

 「菅総理の性格からして、国民に信を問わなければならないことが起きれば、躊躇なくされるんだと思います。(Q.4月解散、5月投票は可能?)それは全て否定はできないと思います」(自民党 森山裕 国対委員長)

 来年度予算案が成立したあと、政府・与党はこの国会の最重要法案と位置づけるデジタル改革関連法案を来月下旬にも成立させたい考えです。

 「解散がすごくにおってくるんだ。カギになるのは、デジタルと五輪と、ワクチンだな」(立憲民主党幹部)

 野党幹部はワクチンの供給やオリンピックの開催といった諸課題の見通しが不透明であることから、菅総理は、デジタル改革関連法案が成立次第、解散に打って出るのではないかと警戒感を強めているのです。

 一方、自民党の下村政調会長も“コロナ次第”としながらも、来月のバイデン大統領との日米首脳会談直後の解散の可能性に言及しています。

 「菅総理の、大きな成果になってくると思いますので、その時に、ということは、考えられる可能性としてはありますが」(自民党 下村博文政調会長)

 ただ、自民党の二階幹事長は、こうした下村氏の発言に“解散は総理が決めること”と不快感を示しました。

 「自分の選挙は大丈夫なのかということをよく考えて、解散なんて軽々しく言うべきものではないのではないかと私は思っています」(自民党 二階俊博幹事長)

 菅総理は感染状況を見極めながら、効果的な解散時期を摸索することになります。

 そして、菅総理は、自民党本部を訪れ、二階氏ら幹部と会談しました。党大会のお礼という名目ですが、会談の詳細については明らかにされていません。(22日15:12)

6629名無しさん:2021/03/23(火) 06:42:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/13add76cc80b94e057431cc51019e1e81dbe19dc
自民、千葉知事選大敗に「ダメージ大きい」4月の3補選・再選挙を懸念
3/22(月) 21:55配信
産経新聞
 21日投開票の千葉県知事選で、無所属新人で元千葉市長の熊谷俊人氏(43)が、自民党推薦の新人に圧勝したことを受け、自民内には4月に控える衆参計3つの補欠選挙や再選挙への影響を懸念する声があがった。一方、野党側は選挙結果を歓迎しつつも、国政への影響に関しては冷静な見方を示した。

 自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、選挙結果について「当選した候補者が名前も浸透し、地域になじんでいたことが、あちらの勝因だ」と述べた。

 4月の補選などに関しては「国政選挙なのでしっかり対応していく。別にショックを受けているわけではない」と語った。だが、同党の別の幹部は「新人同士の戦いで敗れたダメージは大きい」と分析した。

 これに対し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は22日、同党の千葉県議団などが支持した熊谷氏の勝因について「自民党の新型コロナウイルス対応や不祥事続きの状況」を挙げた。ただ、国政選挙への影響は楽観せず、「3倍強という大きな(得票)差がついたので、有権者の自民党に対する気持ちが表れた結果だと思う。それ以上でもそれ以下でもない」と述べるにとどめた。

 国民民主党の幹部は「地道に身近な政策を積み重ねてきた人が支持される。国政への影響はない」と気を引き締めるように語った。

6630名無しさん:2021/03/23(火) 06:44:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/393a1f96137cd9ed5bcc449f384ab93337bef4d2
萩市長選で河村元官房長官が地盤死守、実弟の元県議が初当選 山口3区代理戦で林氏に一矢
3/22(月) 20:07配信
産経新聞
 任期満了に伴う山口県萩市長選は21日、投開票され、自民党の河村建夫元官房長官=衆院山口3区=の実弟で無所属新人の田中文夫元県議(72)が、無所属現職の藤道健二市長(61)を破り、初当選した。選挙戦は、参院議員から3区へのくら替えを狙う林芳正元文部科学相=山口選挙区=が藤道氏を支援したため、次期衆院選をにらみ河村、林両氏陣営が全面対決する構図となった。昨年来、3区内の市長選では林氏が支援した候補が当選を重ねたが、今回は河村氏が地盤を死守し、一矢報いた。(小沢慶太)

 「何としても負けられない選挙だった」

 21日夜、萩市内の選挙事務所に駆け付けた河村氏は、田中氏の当選が決まると安堵の表情を浮かべた。同市出身の河村氏にとっては「地元中の地元」なだけに「ほっとした。衆院選に向けた大きな通過点だ」と記者団に語った。

■薄氷の勝利

 河村氏の実弟、田中氏と前回選挙で林氏の支援を受けて初当選した藤道氏による一騎打ちとなった今回の市長選は河村、林両氏の代理戦の様相を呈した。

 藤道陣営は、林後援会が全面的にバックアップしたほか、地元選出の新谷和彦氏をはじめ林氏に近い多くの県議が支援に動いた。

 一方の田中陣営は、河村後援会のほか、自民党の地元7支部が選挙を支えた。河村氏が所属する二階派も武田良太総務相の秘書を地元に張り付かせた。

 双方の陣営を非難する怪文書が出回るなど激しい選挙戦の結果、わずか500票差で田中氏が薄氷の勝利を収めた。

 今回は公明、共産両党も藤道氏側に回り、藤道氏の得票には両党支持層の票も含まれる。自民関係者は「国政選挙では共産とは対決するし、公明も自民公認候補に流れるだろう。今回の藤道氏の票が衆院選でそのまま林氏にはいかない」と話す。

 3区内では、昨年4月の美祢市長選で河村氏が応援する現職が林氏の推す新人に敗れた。同11月の宇部市長選も林氏の元秘書が初当選した。山陽小野田市長も林氏に近い。

 人口規模の大きい3区内の票田が林派に染まる中、自身の影響力が強い萩市までも落とすことになれば、河村氏にとって「衆院選への出馬断念も検討せざるを得ない状況」(自民山口県連関係者)に追い込まれる可能性もあった。

■3月上旬に引っ越し

 関係者によると、1月上旬、党本部の山口泰明選挙対策委員長が山口入りし、林氏に近い柳居俊学・山口県議会議長とひそかに会談した。内紛を避けたい山口氏は、林氏のくら替えを支持する柳居氏ら地元県議の動きを牽制し、林氏のくら替えと引き換えに、河村氏の秘書で長男の建一氏を林氏の後継として参院選に立てる案にも触れた。

 かねてから林氏のくら替えがささやかれる中、この案は過去にも浮上し、河村氏側が拒否した経緯もあり、柳居氏は反対した。

 林氏は昨年末に住民票を山口4区の下関市から宇部市へ移しただけでなく、3月上旬には実際に引っ越しを済ませるなど地ならしを進める。

 ただ、林氏にとってもくら替えは、いばらの道となりそうだ。二階俊博幹事長が率いる二階派幹部は、林氏の除名にも言及する。除名されれば、議員在職中の復党は難しい。無所属議員では、林氏が衆院議員になって目指すとしている首相の座は逆に遠のく。それでも自民関係者は「ここで引っ込んだら林氏の政治生命は危うくなる」と指摘する。

 21日夜、藤道氏の事務所に姿を見せた林氏は、記者団からくら替えの意向を問われると「いろいろな声を頂いている。精進したい」と述べるにとどめた。

6631チバQ:2021/03/23(火) 09:53:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/49cd5a4ddfb312756b397331aecff48adab7fe33
菅首相に「菅官房長官」なし、進言役不在で遅い危機対応[菅流政治]検証半年<5>
3/23(火) 5:01配信

色なし反論
 2月24日午後、自民党本部4階。
 「幹事長いる?」 普段は総裁室に直行する菅義偉首相(党総裁)が、幹事長室に立ち寄った。幹事長の二階俊博の姿を見つけると、菅は開口一番、「ご迷惑をおかけしてすみません」と謝罪した。この日、総務省は菅の長男が勤務する放送関連会社「東北新社」から接待を受けた幹部11人の処分を発表していた。
 「歴史を振り返れば、いわゆるスキャンダルなどに対し、説明責任を果たせず、時の政権が窮地に立たされたこともありました。私にはそうしたスキャンダルはありません」
 菅は自著「政治家の覚悟」にこうつづっている。官房長官時代は、森友・加計学園や「桜を見る会」の問題で、安倍晋三前首相の代弁者として説明に追われた。今回、菅自らが説明責任を問われる立場となった。
 「もう40歳ぐらいだ。普段、ほとんど会っていない。完全に別人格だ」
 2月4日の衆院予算委員会で、接待問題を執拗(しつよう)に追及する野党に、菅は色をなして反論した。「まるで人ごとだ」。批判は一層強まった。
 菅は2006年9月に総務相に就くと、長男を政務秘書官に起用。その後、長男は東北新社に就職した。総務省は菅の「直轄領」と言われるほど、菅の影響力が強い。「家族を秘書官に起用したことも、総務省の利害関係者である業界への就職もまずい。結局、菅さんは身内に甘いということになる」。経済官庁の幹部は指摘する。
「菅長官」なし
 官房長官時代に得意とした危機対応も、切れを欠いている。
 総務省出身の内閣広報官、山田真貴子が1回7万円超の高額接待を受けていたことが発覚し、与党からは「辞職はやむを得ない」との声があがった。だが、「辞任ドミノ」を警戒した菅は続投を決めた。
 山田が体調不良を理由に自ら辞すると、「早く辞職させるべきだった」と菅の判断は問題視された。接待問題の火の手はみるみる広がり、菅の「懐刀」として知られ、携帯電話料金値下げの推進役だった総務審議官の谷脇康彦も、引責辞任に追い込まれた。問題は一向に収束する気配はない。

6632チバQ:2021/03/23(火) 09:54:02
 菅はかつて、問題が浮上した閣僚や副大臣をすぐに「更迭」するよう、安倍晋三前首相に進言した。「損切り」で、事態が悪化するのを防ぐためだ。政府関係者は「菅首相には『菅官房長官』がいない。危機対応が遅い」と語る。
「仕事師」に壁
 説明不足も課題となった。
 「私も時間(に限り)がありますから。先ほどから同じような質問ばっかしじゃないでしょうか」

6633チバQ:2021/03/23(火) 09:58:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd1dddf059f5ecd9c0c8af028aae9d799f5a725c
さえない表情の首相、「もうもたないのでは」…支える2人の元首相[菅流政治]検証半年<4>
3/20(土) 5:01配信
 新型コロナウイルス対応が批判を受け、菅内閣の支持率は年明けに続落した。国会で答弁に立つ菅義偉首相の表情はさえず、永田町では「もう、もたないのでは」と早期退陣論もささやかれた。

 「清和(政策研究会、細田派)と麻生派でしっかり支えていくんだよ」
 この頃、安倍晋三前首相は出身の細田派の議員に、こう言い含めた。同派の政調会長・下村博文が、4月の衆参補欠選挙に関して「二つ負けると、政局になる可能性もある」と発言すると、下村をたしなめ、「月に1度は直接、首相と会った方がいい」と助言した。
 もう一人の元首相も、足並みをそろえた。
 「のど飴(あめ)をいただきました。効果てきめんです。感謝しています」
 1月15日深夜、副総理兼財務相の麻生太郎に、菅から1通のメールが届いた。麻生はこの日、愛用するのど飴を首相官邸に届けていた。せき込む場面が目立つ菅を案じたためだ。
 2月に衆院予算委員会が本格的に始まると、麻生は毎日午後3時頃、財務省に作らせた1枚紙を隣の菅に差し出した。東京都の新型コロナウイルス感染者数の推移を示したグラフで、曜日ごとの変化が一目で分かるように工夫されていた。
 「おお、減ってきている」。菅が相好を崩すと、麻生は「もうすぐ(感染状況が最も深刻な)『ステージ4』を脱しますよ」と励ました。
 安倍と麻生が菅を支えるのは、総裁選でかついだ経緯に加え、政権の後ろ盾として菅に影響力を行使できるという思惑があるためだ。党内最大の細田派(96人)と2番目の麻生派(53人)を足すと、自民党議員の4割近くに達する。
 「2人の支持を失ったら、無派閥の菅さんは一気に窮地に陥る」(安倍周辺)。菅も、それは重々承知している。自ら安倍の事務所に足を運び、外国首脳との電話会談の様子を報告。麻生にも折に触れ、教えを請うている。
 安倍は、菅の政権運営をすべて肯定しているわけではない。それでも、菅が安倍時代の路線を否定しなければ、支える構えだ。
 安倍政権は、細田派と麻生派が強い後ろ盾となった。保守系議員の底堅い支持もあり、安倍の党内基盤は強固だった。支持率が落ち込んでも、党内から表立って「安倍降ろし」の声が上がることはなかった。

6634チバQ:2021/03/23(火) 09:59:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/528521c4c1750c006203d97f7dd4ed85ca1093e2
「なぜ日本は1番にこだわる?」米政府高官が驚く外務省「復権」作戦[菅流政治]検証半年<3>
3/18(木) 5:01配信
平常運転 「1番をとれ」
 米国の日本大使館には、外務省からこんな指示が飛んでいた。政府は12日、菅義偉首相が4月前半にも訪米し、バイデン米大統領と首脳会談を行うと発表した。バイデンが外国首脳と対面で会うのは初めてとなる見通しだ。

 菅内閣の誕生は、外務省にとって「復権」の好機だ。

 7年8か月余の安倍政権で、外交の中心は首相官邸だった。日米関係は、安倍晋三前首相とトランプ米大統領(当時)のトップ外交に頼り切りだった。ロシアとの北方領土交渉や北朝鮮との交渉も、首相秘書官の今井尚哉らが水面下で進めた。「俺たちは何も聞いていない」。外務省幹部は何度も吐き捨てた。
 首相交代により、省内では「外務省が下から積み上げる『ボトムアップ型』の平常運転に戻る」と期待が高まっている。だからこそ、日米会談の調整には力が入った。米政府高官が「なぜ日本はそんなに1番にこだわるんだ」と驚くほどだった。
遺産
 むろん、米国が日本を選んだ背景には、国際情勢が影響している。アジア最大の同盟国・日本を重視する姿勢を示すことで、中国をけん制する思惑だ。加えて、閣僚経験者は「安倍外交の遺産が生きている」と指摘する。
 安倍は2015年9月、限定的な集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法を成立させた。野党の激しい抵抗で政権の体力は奪われたが、安倍は「日米同盟を『助け合う同盟』にできた」と振り返る。バイデンが大統領就任後に口にするようになった「自由で開かれたインド太平洋」構想も、安倍が繰り返し唱え、世界に浸透させた経緯がある。
 「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を掲げ、外交や安全保障で存在感を発揮した安倍と比べ、菅には内政のイメージが強い。菅自身、「外交は安倍さんのようには出来ない」と周囲に漏らす。
 関心の違いは、数字に表れている。読売新聞のまとめでは、安倍は退陣直前の半年で、外交・安保担当の幹部と約670回会っていた。状況も違い、単純比較はできないが、菅はこの半年で約190回の面会にとどまっている。
 安倍の肝いりで設置された国家安全保障会議(NSC)の影も薄い。安倍は月2回のペースで開いていたが、菅は内閣発足から2か月過ぎて、初めて開催した。安倍から引き継いだ敵基地攻撃能力の保有に関する議論は、事実上棚上げとなった。防衛省幹部は「政権内で議論らしい議論はなかった」と振り返る。

6635チバQ:2021/03/23(火) 10:00:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/cccd2a59702dd42714bd611942c81a00d316c69c

総理の改革、執務室の机を小さく…「大きな構想ない」党内から不満[菅流政治]検証半年<2>
3/17(水) 5:01配信
 菅流の「改革」は仕事場から始まった。
 菅義偉首相は就任後、首相官邸の執務室にあるテーブルのサイズを小さくするよう指示した。前任の安倍晋三首相時代から使っていたテーブルは、説明に訪れた官僚と菅の距離が遠く、資料を直接手渡すことも出来なかったためだ。
 余分な時間は少しでも省きたい――。首相周辺は「実務家の菅さんらしい判断」と納得した。
物足りなさ
 「国民のために働く内閣」を掲げた菅は、就任直後から矢継ぎ早に政策課題に手を着けた。携帯電話料金の引き下げ、デジタル化、不妊治療の保険適用。ブレーンの一人、東洋大教授の竹中平蔵が説く「アーリー・スモール・サクセス」、小さくても早期の成功事例を重視する戦略だ。
 「目玉」と位置付ける政策は、軌道に乗り始めている。携帯電話料金は、大手3社が割安な新プランを相次いで発表し、3月後半にスタートする。デジタル庁の9月設置を盛り込んだ関連法案は、国会での審議が始まった。不妊治療も2022年4月の保険適用に向け、制度設計が進む。
 菅は若手議員の頃から、国民の多くが賛成し、変化を実感しやすい「身の回り」の個別政策実現に力を入れてきた。「ふるさと納税」が典型で、政府・与党内では「菅型民主主義」とも呼ばれる。
 ただ、首相になった今、自民党内には物足りなさを感じる向きもある。
 天皇誕生日で休日の2月23日昼、東京・赤坂の衆院議員宿舎。あるベテラン議員が、党幹事長の二階俊博を自室に招いた。2人の会話は、菅の政権運営に話題が及んだ。
 「大きな構想がない。官房長官の延長でやっている感じがする」
 昨年の総裁選で菅を支援したベテラン議員は、二階にこう不満を漏らした。それならと、二階は同じ宿舎に住む菅を電話で誘ったが、菅は都合がつかなかった。

6636名無しさん:2021/03/23(火) 13:28:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/faf75ea795a54dbfc3b824a70649fc9fe857d3d4
千葉県知事選、自民は4倍近い大敗 「理解に苦しむ」「びっくり」
3/23(火) 11:52配信
朝日新聞デジタル
 前千葉市長の熊谷俊人氏が初当選した知事選から一夜明けた22日、県政史上最多の140万票超を集めた衝撃が県政界に広がった。党推薦候補が102万票差で敗れた自民党県連の渡辺博道会長は同日、朝日新聞の取材に、県連会長を退く意向を示した。

 「(熊谷氏の140万票超えは)本当に理解に苦しむ。説明できない」

 関政幸氏(41)=自民推薦=を支えた自民県連。選挙中から2倍差での敗北もあると見ていたが、結果はさらに開き、4倍近い大差だった。市町村ごとの得票でもすべて敗北。県連幹部は22日、「びっくりだよ」と力なく語った。140万票の重みは認め、今後、政権への取り次ぎなど、熊谷氏と連携の可能性も示唆した。

 県連は昨秋、鈴木大地・前スポーツ庁長官の擁立に失敗。それでも県連幹部は「党の組織で推せば、絶対がっぷり組み合えると思っていた」という。関氏擁立が遅れた結果、「知名度不足は大きかった。時間がなかった」とぼやいた。

■千葉県連会長は辞任へ

 渡辺県連会長は22日、「当然責任はとる。残ってられない」と語り、翌23日朝に自民党本部で開かれる県連所属の国会議員団会議で辞任の意向を説明すると明かした。夕方には党本部で二階俊博幹事長に知事選の結果を報告したという。

 河上茂県連幹事長もすでに辞任の意向を示しており、県連のトップ2人が交代する見込みだ。遅くとも今秋までにある衆院選に向けた立て直しが急務となるが、道のりは険しい。

 一方、党内の国会議員でただ一人、熊谷氏を支援した石井準一参院議員の県政界での影響力は増しそうだ。石井氏は、朝日新聞の取材に、自民惨敗の理由を「自民党のおごり。行政府のトップを決める選挙で、自民が与野党対決の構図を作ろうとしたことへのお灸(きゅう)だ」と言い切った。

 県連内で石井氏と対峙(たいじ)してきた国会議員の一人は「どう立て直したらいいかわからない」と苦悩の表情を浮かべた。(今泉奏)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d1f3096c98740d09433061764ca49eaa33405f1
千葉知事選、100万票差に衝撃 衆院選へ募る不安 自民
3/23(火) 7:07配信
時事通信
 21日投開票の千葉県知事選で自民党の推薦候補が約100万票差の惨敗を喫し、党内に衝撃が広がった。

 菅政権の新型コロナウイルス対応の遅れや総務省幹部接待問題などが影響したとみられる。同党は地方選挙で苦戦するケースが続いており、秋までに行われる衆院選を前に懸念を強めている。

 菅義偉首相は22日、党本部で二階俊博幹事長、山口泰明選対委員長と相次いで会談。知事選の結果を踏まえ、衆院選情勢などについて意見交換したもようだ。二階氏は党役員会後の記者会見で知事選に関し、「国政選挙は国政選挙だ。別にショックを受けているわけではない」と強調した。

 知事選では立憲民主党、日本維新の会、国民民主党などの県組織が支援した熊谷俊人前千葉市長が140万票超を得て当選。自民党推薦の前県議は、同党と自主投票の公明党のそれぞれ一部国会議員が熊谷陣営に回ったことも響き、3分の1にも満たない38万票余りにとどまった。

 両候補の得票を詳細にみると、深刻さが浮き彫りになる。自民は南・東地域で強い地盤を誇ってきたが、知事選では県内54市町村の全てで熊谷氏に後れを取った。自民党は1月の山形県知事選でも推薦候補が大敗し、北九州市議選では現職22人中6人が落選している。

 千葉県知事選の敗因について、党幹部は県連の候補者選定が迷走して一枚岩になれなかったことや熊谷氏の知名度を挙げた。県連幹部は「有権者はコロナ対策にしか関心がない。行政経験がある熊谷氏に有利に働いた」と語った。

 党内からは厳しい声が相次いだ。参院幹部は「早期解散論なんて吹き飛ぶ衝撃度」と指摘。閣僚経験者は接待問題などで政権に厳しい目が広がっているとし、4月25日投開票の参院長野選挙区補欠選挙と参院広島選挙区再選挙、7月4日の東京都議選の結果次第で「『首相では衆院選を戦えない』との声が噴出する」と予測した。

 一方、立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に「自民党(政権)のコロナ対応、不祥事続きの状況が3倍強の結果に結び付いた」と分析。党幹部は「われわれに勢いが出る」と述べ、中堅は「菅首相のうちに衆院選を戦いたい」と漏らした。

6637名無しさん:2021/03/23(火) 13:29:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c172802036ed94e4b2c03702a066c909917f198
強気装う二階氏「別にショックではない」…100万票以上の差で知事選惨敗
3/23(火) 7:38配信
読売新聞オンライン
 21日投開票の千葉県知事選で、自民党の推薦候補が3倍超の100万票以上の差をつけられて惨敗したことに、政府・自民党内で危機感が広がっている。菅首相は新型コロナウイルス対応で、盟友関係にある森田健作・千葉県知事を頼ってきただけに、今後のコロナ対策への影響を危惧する声も上がっている。

 自民党の二階幹事長は22日の記者会見で「当選した候補者が名前も浸透し、地域になじんでいた。別にショックを受けているわけではない」と述べ、強気を装った。自民党内でも、当初から情勢の厳しさは共有されていた。だが、4月25日に衆参3選挙が控えるだけに、党ベテランは「これだけの差は想定外だ。自民党への批判票もかなりあったはずだ」と動揺を隠さない。

 千葉県知事選で最多となる140万票超を得た熊谷俊人・前千葉市長は、立憲民主党県議団などの支援を受けつつ、「県民党」を掲げた。31歳で全国最年少市長として千葉市長に就いて以降、築いた知名度を武器に幅広い層に浸透した。

 自民党は関政幸・前県議を推薦。「与野党対決」の構図を印象付けることで巻き返しを図ったが、国会議員団の足並みも乱れ、組織力を十分に発揮できなかった。

 政府・自民党は、首都圏1都3県との連携が鍵を握る新型コロナ対応への影響も注視している。首相と森田知事は、森田氏が衆院議員時代から良好な関係を築き、最近のコロナ対応でも、頻繁に携帯電話で本音のやり取りをしてきた。ある閣僚経験者は「森田氏は、1都3県の知事をまとめ上げて主導権を握ろうとする小池百合子・東京都知事に対する防波堤の役割を担ってきた」と解説する。

 小池氏は首相と対立する局面も多く、埼玉県知事は、野党の参院議員出身の大野元裕氏だ。熊谷氏が政府・与党に批判的な立場を取れば、政府主導による首都圏での協調体制作りはいっそう難しくなりそうだ。

6638名無しさん:2021/03/23(火) 13:29:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbae1dd6c294623119ab120213cffcbf98846998
熊谷千葉県知事誕生、手腕やいかに
3/23(火) 10:21配信
Japan In-depth
安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)
【まとめ】

・熊谷候補が過去最高の得票数で次期千葉県知事に。
・県民党を標榜、無所属地方議員の支持で野党色打ち消し、圧勝。
・新県知事と千葉県議会最大会派自民党との関係に注目。

想像を超えた圧勝だった。

千葉県知事選、熊谷俊人候補が過去最高の得票数、140万9496票を獲得。対する関政幸候補は38万4723票、3.66倍もの開きだ。

今回の県議選は、自民党が推薦した関候補と、無所属の熊谷候補の一騎打ちとなった。熊谷候補は無所属を標榜するも、もともと千葉市長になったときは民主党(当時)などの推薦で当選した経緯がある。今回も「県民党」を旗印に無所属で出馬したが、実質、立憲民主党らの支援を受けた。その為、一部メディアは与野党対決と書いた。

私は、熊谷候補、関候補、共に初対面であり、今回初めて選挙前にインタビューした。先入観ゼロで取材に臨んだが、率直な感想を述べると、熊谷候補はかなり前から県知事選を見据え準備してきたことが明確に分かった。本人も取材で語っていたように、3期目になったときから県政を考えていた節がある。まあ、額面通り受け取るかは別にしても、かなり用意周到に準備してきたことは容易にうかがい知れた。なぜかというえば、県の持つ課題、それ対する処方箋を立て板に水のごとく語ったからだ。いくら熊谷氏が弁舌爽やかな政治家だとしても、付け焼き刃ではこうはいかない。こちらはあらゆる政治家のインタビューを日々行っているのだ。

対する関候補、少し驚いたのは自民党県本部に着き、職員に取材に来た旨伝えたら案内された広い会議室に彼が一人でぽつんと座っていたことだ。取材中、ずっと関候補は一人だった。県知事選を戦う自民党推薦候補である。ネットメディアだからと思ったのかなんなのか分からないが、なかなか滅多にあるシチュエーションではない。少し、関候補が気の毒になった。

そして、インタビュー開始となり、熊谷候補との対立軸を聞いた。彼は弁護士であり、3期目のベテラン県議だ。一首長とは違う自らの実績を語ったが、正直、熊谷氏の知名度に太刀打ちできるのか、不安は残った。最後にようやく熱い口調で、「給食費無償化」は自分のやりたい政策だ、と語ってくれた。地産地消にまでつなげたい、という主張は素晴らしいと思ったが、熊谷氏を倒すには少々力不足な政策かな、と感じた。

選挙は生ものだ。短期決戦ではあるが、やはり知名度がものをいう。コツコツSNSで発信してきたことで全国区における知名度を築いてきた熊谷氏と、紆余曲折を経て突然担ぎ出された関候補では、最初から勝負はついていたのかもしれない。

さて、この千葉県知事選の結果をどう見るかだ。公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里元参院議員の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙(4月8日告示、25日投開票)などが注目されているが、この千葉県知事選は菅政権にとって打撃であることは間違いない。

今回熊谷候補は、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、社民党、市民ネットの県組織から支援を受けただけではなく、自民党の石井準一参議院議員や、公明党の富田茂之衆議院議員の支持も得た。自民党以外全方位の支援を得ている。一方で、無所属の水野ゆうき県議(我孫子市選出)らの応援も前面に出し、野党色を薄める事に成功した。なかなかの戦略家ではある。

加えて、菅政権のコロナ対策の迷走ぶりと相次ぐ閣僚、官僚の不祥事も追い風となった。自民党の白須賀貴樹議員(千葉13区)の非常事態宣言下の高級クラブ通いなどが週刊誌で報じられるに至って、有権者が与党に嫌気をつのらせた結果の圧勝と見ていいだろう。自民党支持層からも大量の票が熊谷候補に流れたとみられる。

元々、千葉県議会の自民党は2つの派閥に割れていた。関候補を担ぎ出した自民党県連主流派の河上茂幹事長は、21日に幹事長職を辞任する意向を示したと報じられた。

今後、関候補を推した県議会議員は、熊谷次期県知事とどう相対峙するか、覚悟を問われることになる。地方政治は二元代表制であり、東京都を始めどこの地方自治体でも見られるように、首長vs議会の構図が千葉県でも生まれるかも知れない。今後、新県知事と、関候補を支援した自民党県議らとの対立が勃発し、県政が停滞する可能性はゼロではない。

しかし、そんな対立は県民にとっては迷惑以外のなにものでもない。行政も議会も原点に立ち返り、健全に議論を戦わせ、県民の為の政治を行う。それが有権者の望みだ。

そして、選んだ新県知事が、どう千葉県を活性化させるのか。選んだ一人一人に責任あることを忘れてはならない。

安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)

6639名無しさん:2021/03/23(火) 13:31:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/788e35450f8e575eb66f6eba40ffde6e8b22ba1f
山口3区、自民分裂不可避か 河村氏「代理戦」制す
3/23(火) 7:07配信
時事通信
 次期衆院選山口3区をめぐり、同区選出の自民党の河村建夫元官房長官とくら替えを目指す林芳正元文部科学相(参院山口選挙区)の保守分裂は不可避との見方が強まっている。

 両氏の「代理戦」の様相を呈した21日投開票の山口県萩市長選は、激しい選挙戦が展開された。河村氏の推した候補が勝利したが、林氏も引き続きくら替え出馬の構えを崩していないためだ。

 3区内にある萩市の市長選は、林氏が支援した現職と河村氏の実弟である元山口県議が争う構図となった。河村、林両氏は地元入りし、それぞれの応援に奔走。河村氏は「まさに前哨戦だ。ここで勝てるかどうか、全てが懸かっている」と訴えていた。結果は、河村氏側が500票の僅差で勝利を収めた。

 林氏は21日夜、萩市内で記者団に、自身のくら替え出馬について「いろいろな声を頂いている。しっかり受け止め、精進を重ねていく」と重ねて意欲を示した。

 3区内では、2020年の美祢、宇部両市長選で林氏に近い候補が勝利。河村氏が所属する自民党二階派は「林氏は着々と足場を固めている」(同派関係者)と警戒を強めていた。しかし、林氏側の萩市長選敗北で、同じ関係者は「河村氏は勢いづくだろう」と指摘する。

 萩市長選の結果を受けて、河村氏は周囲に「反転攻勢に向けて頑張る」と決意を示す。一方、林氏周辺も「くら替え出馬は間違いない」と一歩も引く構えは見せない。深まる対立に自民党内からは「3区の調整はどうなるか見通せない」(関係者)との声が漏れている。

6640名無しさん:2021/03/23(火) 13:34:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/80e77086a61f8138c6e978e07880233f0e73ea2e
自民・二階氏、衆院公認は「実績主義」 党員獲得数を参考
3/23(火) 11:47配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は23日午前の記者会見で、次期衆院選に向け、党内で公認を争う競合区の調整方法について、「人気、評判、噂だけでなく、実績主義でやっていく」と述べた。党員獲得数を参考にするかと問われ「当然だ」とも述べた。

 自民党は21日の党大会で、昨年の党員獲得数の党所属国会議員上位10人を発表し、トップは二階氏(和歌山3区)だった。

 2位以下は、堀内詔子衆院議員(山梨2区)▽森山裕国対委員長(鹿児島4区)▽鷲尾英一郎外務副大臣(新潟2区)▽茂木敏充外相(栃木5区)▽野田毅元自治相(熊本2区)▽畦元将吾衆院議員(比例中国)▽中曽根康隆衆院議員(比例北関東)▽寺田稔総務副大臣(広島5区)▽青山繁晴参院議員(比例代表)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1d5d9ded7e1fe8cdbd69746efb0cbd99dd03c4d
候補者調整、党員獲得数も参考 二階自民幹事長
3/23(火) 11:47配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、次期衆院選の同一選挙区内の候補者調整に関し、党員獲得数も公認決定の参考にする考えを強調した。

 「党勢拡大に向かって、どれだけの実績を上げているのか。人気や評判だけでなく実績主義でやっていく」と述べた。

6641名無しさん:2021/03/23(火) 13:37:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd946027e731abe59fdb0b2623dc73a9f29e8df8
衆院解散はいつ?自民党内に広がる揣摩憶測
3/23(火) 8:01配信
東洋経済オンライン
 10月21日の衆院任期満了まで残り7カ月を切った。ここにきて自民党幹部らによる衆院解散をめぐる発言が相次ぎ、政局絡みの駆け引きが顕在化している。

 取りざたされている解散・総選挙の時期は5月から10月までさまざまだが、菅義偉首相が再選を狙う自民党総裁選とも密接に絡み、永田町に揣摩臆測が広がっている。

■「下村発言」を機に解散観測

 騒ぎのきっかけは、自民党の下村博文政調会長の発言だ。下村氏は政府がコロナ緊急事態宣言の全面解除を決めた3月18日の講演で、菅首相の4月9日前後の訪米と日米首脳会談が固まったことについて、「内閣支持率にも多分プラスになる。そのときに(解散)ということは可能性としてはある。追い込まれ解散という構図はつくりたくない」と述べ、訪米後の解散の可能性を指摘した。

 さらに、「(本命視される)9、10月だけでなく、選択肢の幅として(7月4日投開票の)都議選と一緒ということも(菅首相の)頭の隅にあるかもしれない」と付け加えた。この発言を受けて、自民党の森山裕国対委員長も「(4月の解散は)否定はできない。いろんなことがある」と思わせぶりに語った。

 しかし、解散権を握る菅首相は18日夜の記者会見で、当面はコロナ対応が最優先として訪米後解散を「まったく考えていない」と強く否定し、「9月までが(自民党総裁の)任期だから、その中で考えていく」とした。21日の自民党大会では総裁として「どんなに遅くとも秋までには総選挙がある。私は先頭に立って戦い抜く決意だ」と首相主導の解散へ強い意欲を示した。

 自民党の二階俊博幹事長も21日、「解散は首相が決めることだ。軽々しく言うべきものではない」と下村発言を批判。「(下村氏が)どれだけ仲間の選挙のために汗をかいたのか。自分の選挙は大丈夫なのか」と怒りを露わにした。

 衆院議員の任期満了は10月21日だが、菅首相の党総裁任期は9月30日まで。総裁再選を目指す菅首相にとって、東京五輪・パラリンピック閉幕後に衆院を解散する場合、総裁選の前か後かの選択を迫られる。ただ、菅首相が解散時期に関連して「9月までが任期」と語ったことで、「総裁選前の五輪直後の解散断行を視野に入れている」(自民幹部)との見方が広がった。

 その一方で、下村氏が指摘した7月4日の東京都議選と衆院選の同日選説も自民党内では根強い。しかし、石井啓一公明党幹事長が19日、「(都議選との同日選は)現実的な選択肢ではない。シミュレーションは行っていない」と否定的な見解を表明。同日選の結果次第では首相指名・組閣などが東京五輪の開幕と重なり、混乱しかねないことを挙げた。

 公明党はかねてから都議選を最重視してきた。「首都での一定以上の議席確保が党の存在意義につながる」(幹部)からだ。これまでも都議選と衆院選は「最低でも2カ月以上切り離してほしい」と自民党に要求。2020年秋以来の自民党との党首会談でも、山口那津男代表が繰り返しその方針を伝え、菅首相も配慮する立場を示したとされる。

 そうなると、東京五輪が延期や中止とならない限り、解散・総選挙のタイミングは五輪前の5月ごろか五輪後の9月か10月に選択肢が限られてくる。訪米後の解散となれば、4月25日に衆参統一補欠・再選挙のトリプル選が実施されることから、5月連休前後の解散、5月23日か同30日の投開票となる可能性が大きい。

6642名無しさん:2021/03/23(火) 13:37:46
>>6641

■問題となる総裁選スケジュール

 自民党内では、菅首相が公約したデジタル庁創設関連法の5月連休前成立が「解散の大義名分になる」(幹部)との声もある。しかし、コロナ感染拡大阻止が最優先課題の中での衆院選は、「投開票前に感染拡大すれば、有権者の反発で自民大敗は避けられない」(自民長老)との不安はぬぐえない。

 ここにきて菅首相が解散に絡めて「総裁任期は9月」「遅くとも秋まで」などと発言したのも、「東京五輪前の解散は現実的でないとの考えを示唆した」(閣僚経験者)と受け止める向きが多い。

 そこで問題となるのが自民党総裁選の日程だ。任期切れに伴う総裁選は無投票にならない限り、告示から投開票日まで12日間以上の選挙期間を確保する必要がある。有権者となる全国の党員・党友数の事前確認には、約2カ月かかるとされる。このため、これまでは7月中に開かれる総裁選管理委員会で9月の総裁選日程を決めるのが慣例で、今年も東京五輪開催前後の7月中に具体的日程を協議・決定するとみられている。

 これまでの例をみれば、曜日に配慮しながら9月上中旬告示、同下旬投開票のケースが多かった。ただ、今年は10月21日に衆院議員の任期満了という特殊事情があり、公職選挙法での任期満了選挙が決まる9月22日より前に臨時国会を召集する必要がある。その場合、解散か臨時国会終了によって衆院選投開票日が決まる。

 具体的には、パラリンピック閉幕が9月5日なので、臨時国会前に菅首相の再選の可否を決める総裁選を同6日から9日の間に告示、同21日までに投開票する日程を設定。併せて政府が同22日までの臨時国会召集を決めておく必要がある。

 3月初めには、政治日程予測を記した怪文書が議員会館などにばらまかれて話題となった。自民党議員宛の文書の差出人は「総選挙前に総裁選挙の実施を求める会」となっている。

 怪文書は「9月7日総裁選告示」「20日投開票」「22日臨時国会で首相指名」「党・内閣人事を経て27日衆院解散」「10月24日投開票」というスケジュールを記している。さらに10月21日の衆院の任期満了まで臨時国会を開き続け、その日に衆院を解散した場合は11月28日投開票が「公職選挙法で認められる最も遅い総選挙日程」と書かれている。

 自民党内では、「9月の総裁選で菅首相が再選されればその勢いで解散できる一方、新総裁となれば、首相指名・組閣後に国会で所信表明を行ってからの解散が可能になることがわかった」(自民幹部)との声が相次ぐ。ただ、怪文書が「総裁再選」と「新総裁誕生」のどちらを狙ったものなのかは受け止め方が分かれる。

■菅首相では選挙を戦えない

 3月21日に投開票された千葉県知事選は、野党系の無所属新人で前千葉市長の熊谷俊人氏が、自民推薦候補の元県議に圧倒的な大差をつけて当選した。保守分裂選挙だったが、自民系候補の得票は熊谷氏の3割以下にとどまり、「地方選挙での自民への強い逆風」(自民党千葉県連幹部)も浮き彫りにした。

 最新の世論調査では内閣支持率は回復傾向にある。政党支持率も自民が野党第1党の立憲民主に大差をつけている。だからこそ自民党内で早期解散論が飛びかうが、相次ぐ不祥事と地方選挙での自民退潮を受けて、「菅首相では選挙を戦えない」(閣僚経験者)との声も出始めている。

 公選法では、衆院任期満了の半年前となる4月21日から、次期衆院選候補者の個人ポスターなどの掲示が禁止となる。自民党の現職議員や出馬予定者は、党首とのツーショットのポスターなどへの貼り替えが必要となるが、自民党若手議員の間では不安をもらす向きが少なくない。「その時点でコロナ第4波が現実となっていれば、菅首相と並ぶポスターでは票が逃げる」(当選3回議員)というわけだ。

 次期総裁選出馬への意欲を示す岸田文雄前政調会長は21日の党大会後、衆院解散・総選挙について、「時期や大義が国民から見て納得できるものでなければならない。そうでないと選挙は決して良い結果につながらない」と指摘した。菅首相が総裁選と解散・総選挙を政権維持の意図で設定することを牽制したものだ。

 菅首相にとっては、「東京五輪成功後に総裁再選を決めてから解散を断行し、自民勝利で新たに3年の菅政権の基盤をつくる」(側近)のが最善のシナリオとされる。しかし、ワクチン接種が国民に行き渡る前に第4波となれば、「五輪開催強行も国民の強い批判につながる」(自民長老)ことは避けられない。

 新年度が始まる4月以降の約1カ月間、コロナとワクチン、五輪という3つの政治的難題への対応が、解散時期も含めた菅首相のその後の政局運営を占うカギとなる。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

6643名無しさん:2021/03/23(火) 17:37:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab5d93ad5b9567bbc206381e4260679453b8791
二階氏「党として他山の石に」 河井元法相の買収事件に
3/23(火) 12:52配信
朝日新聞デジタル
 2019年7月の参院選広島選挙区をめぐり、公職選挙法違反の罪に問われた元法相で衆院議員・河井克行被告をめぐり、自民党の二階俊博幹事長は23日午前、「議論の余地のないこと。党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と述べた。

 河井被告が同日午前、東京地裁の法廷で衆院議員を辞職することを表明する前の記者会見での発言。2019年の参院選広島選挙区をめぐっては、党本部から妻で新顔の案里氏側に計1億5千万円が提供されたことが明らかになっており、買収の原資になったとの見方もあるが、使途は明らかになっていない。

 二階氏は会見で「いやしくも政治は国民のみなさんにいろんな協力を求める立場。後ろ指を指されるようなことは厳に慎むべきものだ」とも述べた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/95f26c0c37aec160b2e5ed0933af55fa382477eb
自民・二階幹事長「他山の石に」 河井元法相の買収事件で
3/23(火) 12:35配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は23日午前の記者会見で、令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で公職選挙法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告=自民党を離党=について「本人も大いに反省しているようだが、党もこうしたことを他山の石として、しっかり対応していかなくてはならない」と述べた。

 二階氏は「いやしくも、政治で国民の皆さんにいろいろな協力を求める立場なので、国民の皆さんから後ろ指をさされたりすることについては、厳に慎むべきだ」とも語った。

6644名無しさん:2021/03/23(火) 17:38:12
行政改革・構造改革
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/4462

4462 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2021/03/23(火) 17:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/45649f77bfc496393f0c438b264c314efcd1b6b5
文科次官、補助金受給の学校法人と元副大臣の会食に同席
3/23(火) 11:36配信
朝日新聞デジタル
 文部科学省の藤原誠事務次官が、文科省から補助金を受けている学校法人の理事長と亀岡偉民・元文科副大臣(現復興副大臣)の会食に同席していたと、萩生田光一文科相が23日の閣議後会見で明らかにした。国家公務員倫理規程は利害関係者からの接待を禁じており、文科省は事実関係を調査する方針。

 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が22日、亀岡氏が宮崎県で私立高校を運営する学校法人豊栄学園の清水豊理事長らと、文科副大臣在任中も含めて複数回、会食していたと報道。藤原氏も数回、同席したなどとしていた。

 萩生田氏の説明によると、藤原氏は官房長だった数年前の夜、亀岡氏に呼ばれ、赤坂で行われていた会合に途中から参加。出席者と名刺交換をしたところ、相手が清水理事長だったという。費用は亀岡氏が「自分が招待しているから自分が払う」と言い、亀岡氏側が負担したとの認識だという。萩生田氏は、豊栄学園側が利害関係者に該当するかについては「ケース・バイ・ケース」と述べた。

 豊栄学園の担当者は22日、朝日新聞の取材に「学園側と亀岡事務所側がお互い費用負担をしながら、おごったり、おごられたりしている」と説明。「接待ではなくあくまで会食だ」と話した。

 亀岡氏は2005年に衆院議員に初当選し、現在4期目。17年の衆院選では福島1区から立候補し、比例東北ブロックで復活当選した。19年9月から20年9月まで文科副大臣を務めた。(鎌田悠、神谷裕司)

朝日新聞社

6645チバQ:2021/03/24(水) 11:41:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/57ab5614a4fed26f08d45a02d0e457d3aa4abe09

自公連立、首相に就いたら「ぎくしゃくする場面」も[菅流政治]検証半年<6>
3/24(水) 5:01配信



不満が充満
 今月1日、自民党本部で記者団の前に立った自民党選挙対策委員長の山口泰明、公明党選対委員長の西田実仁に笑顔はなかった。

 「もっと強引にやってもいい部分もあったが、丁寧に丁寧にやって、ここに至った」

(写真:読売新聞)
 山口は慎重に言葉を選んだ。「感情も含めて色んなことがあるが、信頼関係をより強固にできるきっかけになった」。西田は自らに言い聞かせるように語った。
 2人はこの日、衆院広島3区を巡り、公明党副代表の斉藤鉄夫を与党統一候補とする合意文書に署名した。だが、参加を予定していた両党の地元組織トップの姿はなかった。自民党広島県連には、斉藤擁立への不満がくすぶっているためだ。
 その夜、斉藤が菅義偉首相の携帯電話を鳴らすと、すぐに菅から折り返しがあった。
 「自民党県連の理解をいただけるよう、とにかく頑張ります」。斉藤の言葉に、菅は「頑張って。応援するから」と励ました。菅は官房長官時代、公明党幹事長だった斉藤と毎日のように連絡をとりあっていた。「菅さんは本当に公明党に配慮してくれた」。斉藤は振り返る。
 安倍政権で、菅は公明との調整役を担った。公明の支持母体・創価学会の副会長で、選挙を取り仕切ってきた佐藤浩ともパイプを持ち、強固な関係は「SSライン」と称された。
 2019年10月に消費税率が10%に引き上げられた際、公明党が主張した軽減税率が導入された。首相だった安倍晋三や副総理兼財務相の麻生太郎は当初慎重だったが、導入を後押ししたのが菅だった。麻生が衆院の早期解散を安倍に進言すると、菅は公明の意向を踏まえ、強く反対した。「菅は公明の方ばかり向いている」。安倍時代、麻生が不満を漏らすこともあった。
 ところが、菅が首相に就くと、自公がぎくしゃくする場面が目立ち始めた。「調整役の『菅官房長官』がいなくなった」(自民党職員)ことが影響しているのは明らかだ。広島3区の調整が難航しても、菅は最後まで口を出さなかった。

トップ会談
 トップ同士のやりとりは、安倍時代より格段に増えている。
 「2週間程度、延長する方向です。この後、記者発表します」。3日夕、菅は1都3県の緊急事態宣言を再延長する方針を決めると、すぐに公明代表・山口那津男の携帯電話を鳴らした。
 頻繁に電話がかかってくるため、山口は何度か気付かず、電話を取り損ねた。最近では携帯電話を常に手放さず、寝る時も近くに置いておくようにしている。「ケミストリー(相性)が合わない」と評された安倍との関係とは対照的だ。
 昨年末、後期高齢者が医療機関で支払う窓口負担を巡り、菅と公明の主張はずれた。政調会長、幹事長レベルでまとまらず、最後は菅と山口の会談で決着した。

6646名無しさん:2021/03/25(木) 17:51:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/0be59816ca7fbad3ac7cfeb46fcafe542db4c41f
二階氏「生ぬるいことを言っているだけでは」ミサイル対応で苦言
3/25(木) 11:29配信
朝日新聞デジタル
 北朝鮮から25日朝、弾道ミサイル2発が発射されたことを受け、自民党は北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部の役員会を開いた。

 本部長の二階俊博幹事長は「今回の行為は明白な国連安保理決議違反だ。それに対して断固抗議をしないといけない」と強調。そのうえで、「ことある度に集まったってしょうがない。こんなことだけでいいのか。国民は何を政治はやってくれてんだっていう思いがあるはずだ。生ぬるいことを言っておるだけでいいのか」とも述べ、政府の対応を批判した。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/3692ae4901a224c39afb572194e114ca74e34d28
対北朝鮮「抗議だけでいいのか」 弾道ミサイル発射で 二階自民幹事長
3/25(木) 11:20配信
時事通信
 自民党は25日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、党本部で対策本部会合を開催した。

 本部長を務める二階俊博幹事長は「北朝鮮に抗議するだけでいいのか。弾道ミサイル開発は続いている」と述べ、政府に実効性のある対応を求めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f480c06bb7f6d3daaa4f50bf5433edc070e0ec80
自民・二階氏「国際社会とともに制裁を」 北ミサイルで緊急会合
3/25(木) 10:59配信
産経新聞
 自民党は25日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部(本部長・二階俊博幹事長)の緊急役員会を党本部で開いた。二階氏は「排他的経済水域(EEZ)内に落下しなかったとはいえ、今回の行為は明白な国連安保理決議違反であり、断固抗議しなければならない」と批判。「国際社会とともに決議に基づいた制裁をしっかり続けていかないといけない」と語った。

 二階氏はまた、「事あるたびに集まって抗議するだけでいいのか。国民は、政府が何をやってくれているんだという思いがあるはずだ」と訴え、北朝鮮に対して一層厳しい姿勢で臨むよう政府に求めた。

6647チバQ:2021/03/25(木) 18:39:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee8c06354dbf76c387fdf424b45266e64a9cd1dc
自民・竹下派で「禁酒令」 派閥議員はさっそく新解釈
3/25(木) 17:40配信




派閥の会合であいさつをする自民党の竹下亘元総務会長=2021年2月25日午後0時5分、自民党本部、大久保貴裕撮影
 自民党竹下派会長の竹下亘元総務会長は25日、派閥所属議員に対し「間違っても酒飲みになんて行ってはダメだ」と述べ、緊急事態宣言の解除後も慎重な行動を続けるようクギを刺した。同派では、緊急事態宣言下の銀座クラブ訪問で所属議員が離党に追い込まれた経緯がある。

 党本部で行われた同派会合のあいさつで語った。竹下氏は「(外食が)午後9時まで良いようになったが、9時までなんて言わないで、行かない。自覚を持って対応して頂きたい」と強調。会合後、竹下氏は記者団に「酒飲んで、遅くまでやって、見つかったら離党ですよ」として、「それぐらい自己規律を守って欲しいとの思いを込めて言った」と説明した。

 自民党は22日、二階俊博幹事長名で、大人数での会食を控えるように求める通達を各国会議員に出したが、飲酒や会食までは禁じていなかった。そのため、竹下氏の発言について同派議員からは「全く飲まないのは無理だ。節度をもって飲みなさい、との趣旨だろう」(ベテラン)の解釈も出ている。(大久保貴裕)

6648名無しさん:2021/03/25(木) 19:14:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/9676e8e4f4e448f83b15f9a0fc83f122c99bb82f
「妻の当選得たい気持ちが」河井被告“買収”認める
3/23(火) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)
妻の案里前議員が初当選した選挙をめぐり、地元議員などを買収した罪で起訴されていた元法務大臣の河井克行被告(58)は、一貫して無罪を主張していましたが、23日、一転して、起訴内容の大半を認めました。さらに、議員を辞職する意向を明らかにしました。

河井克行被告:「妻・案里の当選を得たいという気持ちが全くなかったとはいえない。選挙買収罪の事実を争うことは致しません。家族同然の後援者の皆さま方が証言されている姿を拝見し、連日、深く自省をした。私が20年以上ご指導いただいているローマカトリック教会の神父さんから電話をちょうだいした。『最終的には神の前で誠実であることが一番です。自分の内面に誠実に向き合ってください』と。自ら内面を見つめ直し、罪を認めるべきだと考えた」

弁護人から進退について問われました。
河井克行被告:「衆議院議員を辞することとした。自民党に対してもご迷惑をかけてしまった。私は自民党を愛している。自民党への信頼を傷つけてしまった」

自民党・二階幹事長:「本人も大いに反省しているでしょうが、党としても、こうしたことを“他山の石”として、しっかり対応していかなくてはならない」
この発言に対し、野党は批判しました。
共産党・小池書記局長:「“他山”ではなく、紛れもなく自分の山“自山”だ。自民党が1億5000万円もの破格の政治資金を提供して、買収選挙が行われたことの責任のかけらも感じていない態度だ」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/04af241b6359e6d1ede210e0b8601ee0b0c596db
補欠選挙と関係? 河井克行被告このタイミングでの無罪主張一転&議員辞職表明が臆測呼ぶ
3/24(水) 11:45配信
東スポWeb
 反省か、計算か。公職選挙法違反の罪に問われている元法務大臣の河井克行被告(58)が23日に始まった被告人質問で、これまでの無罪主張を一転させて起訴内容の大半を認め、さらには議員辞職まで表明したことに驚きの声が上がっている。一体、何が目的なのか。

 河井被告は妻の案里元参院議員(47)が出馬した2019年の参院選をめぐって、広島の地元議員ら100人に現金約2900万円を配ったとされる。「妻の当選を得たいという気持ちがまったくなかったとは言えない」と話す一方で、案里氏との共謀については「まったく事実と異なる」と否定した。さらに、法廷で「衆議院議員を辞することにしました」と述べた。

 これまでの河井被告は無罪主張を続け、裁判中も証人に向かって怒鳴りつける場面があるなど必死さを見せていた。また、保釈時にも議員バッジを着けるなど、政治家を続けることに並々ならぬ意欲を見せていたはずだった。それだけに今回の方針転換は驚かれているわけだ。

 河井被告は法廷で、親交のある神父から「自分の内面と誠実に向き合ってください」と諭されたことで全面無罪の主張を取り下げることにしたと話していた。

 本当にそうなのか?

 立憲民主党の福山哲郎幹事長はこの日の会見で「議員辞職があまりにも遅すぎた。その上、歳費をもらい続けた。コロナ禍の状況で国民が苦しむ中、理解に苦しむ行動。説明責任は果たしていないし、自民党には猛省を促したい」と激怒した。

 実際、河井被告には、東京地検特捜部に逮捕された昨年6月以降、給料に当たる歳費やボーナスに当たる期末手当など計約2600万円が支給されたとみられる。国民にとっては腹立たしいことだ。

 しかし、カネだけの問題ではなさそうだ。

 元衆院議員で弁護士の横粂勝仁氏(39)は自身のユーチューブチャンネルで「これだけの買収の規模だと実刑もあるんじゃないかと法律家の中でも言われている」と実刑の可能性を示唆した上で、「このまま無罪主張を貫くと実刑になりかねない。ここで議員辞職、そして無罪主張をやめて真摯な反省と謝罪で執行猶予を狙う戦略なのかな」と分析していた。

 さらに永田町では補欠選挙との関連を疑う声がある。

「3月15日までに辞職していたら4月25日に補欠選挙になっていました。16日以降だと次期衆院選と同じタイミングになります。4月25日の補欠選挙は北海道など3か所でありますが、自民党も公明党も劣勢だから選挙を増やしたくなかったはず。3月15日をすぎるまで河井氏は待っていたんじゃないか」(永田町関係者)

 すでに離党している河井被告が自民党へのせめてもの罪滅ぼしとして、このタイミングで辞職したということなのか。

 自民党の二階俊博幹事長はこの日、河井被告について「党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と人ごとのように語っていたが、他山の石なんかじゃなさそうだ。

東京スポーツ

6649名無しさん:2021/03/25(木) 19:15:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/145c68871e958553ab9cd6cf6522eea8308071f3
自民「他山の石として」 立民「説明責任求める」
3/23(火) 18:27配信
TBS系(JNN)
 公職選挙法違反の罪に問われた元法務大臣の河井克行被告。23日の被告人質問でこれまでの無罪主張から一転、起訴内容の大半を認めたうえで、議員辞職を表明しました。裁判を受け与野党の反応です。

 「政治家の出処進退ということは、自らの判断でありますから、党としてもこうしたことを他山の石として、しっかり対応していかなくてはならない」(自民党 二階俊博幹事長)
 「1億円を超える買収資金を提供した自民党の責任は大きいと思います。(河井夫妻の)説明責任を、総裁である菅総理に私は求めていかなければならない」(立憲民主党 安住淳国対委員長)

 自民党からの1億5000万円もの選挙資金が買収に使われたのか、今後の河井被告の証言が注目されます。(23日17:34)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c3708214308c440cab5110207be0273bd9ec38b
「政治不信重く受け止めたい」 元法相事件で官房長官
3/23(火) 19:05配信
共同通信
 加藤勝信官房長官は23日の記者会見で、公選法違反事件の買収の罪を認めて衆院議員辞職を表明した元法相の河井克行被告に関し「法相経験者の刑事裁判が行われているのは大変残念だ。国民の政治不信を招いたという批判を重く受け止めたい」と語った。

 自民党の二階俊博幹事長は会見で「本人は大いに反省しているだろう。党としても他山の石にしないといけない。国民から後ろ指を差されるようなことは厳に慎むべきだ」と述べた。

 加藤氏は、自民党から元法相夫妻に提供された1億5千万円が買収の原資になった可能性について聞かれ「答える立場にない」と言及を避けた。

6650名無しさん:2021/03/25(木) 19:15:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0ec3c00babb8e70ef7629ee423e6f2059c78975
与党「当然」、野党は説明要求 河井氏の議員辞職表明
3/23(火) 20:32配信
産経新聞
 令和元年の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われた元法相の河井克行被告=衆院広島3区、自民離党=が23日、東京地裁の公判で一転して買収を認め、議員辞職を表明したことについて、与党からも「当然だ」との声が上がった。野党は買収の原資が自民党から出ているとして、説明を求める考えだ。

 自民党の佐藤勉総務会長は23日の記者会見で、河井被告の議員辞職表明について「当然のことではないか。河井被告とは初当選同期で思いは複雑だが、罪は償うべきだ」と述べた。公明党の山口那津男代表も「遅いくらいだ。当然だ」と語った。菅義偉(すが・よしひで)首相と官邸で会談後、記者団の質問に答えた。

 自民党の二階俊博幹事長は記者会見で、河井被告について「党も他山の石として、しっかり対応していかなくてはならない」と指摘。岸田文雄前政調会長は国会内で記者団に河井被告が買収を認めたことに関し「国民や有権者に事実を明らかにする責任を果たすことが大事なのではないか」と述べた。

 一方、立憲民主党の枝野幸男代表は執行役員会のあいさつで「自民党として事件発覚、捜査機関が動いたときに対応しなかったことが、こういう状況を招いていると厳しく指摘していかなければならない」と批判。国民民主党の玉木雄一郎代表は国会内で記者団に「前代未聞の買収劇の原資が自民党から出ていることは明らかだ。自民党にも全容を解明し、説明する責任がある」と求めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c27e797188a3bf7ee1b1fe2b9b536b14292723d6
克行元法相の辞職表明めぐり、野党から批判相次ぐ
3/23(火) 19:58配信
朝日新聞デジタル
 2019年の参院選広島選挙区をめぐり、公職選挙法違反の罪に問われた元法相で衆院議員・河井克行被告(58)が23日、買収を認め、衆院議員を辞職する意向を表明したことについて、野党からは厳しく批判する声が相次いだ。

 立憲民主党の会合で、枝野幸男代表は「3月15日を越えると、春の補選の対象にならない。その時期を待っていたとしか言いようがない。この間、夫婦2人で国会に出られない状況で、歳費を受け取り続けてきた。買収を認めるということと整合性がとれない行動だ」と批判した。

 また、自民党の二階俊博幹事長が23日の会見で、河井氏の事案について、「党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と発言したことにも批判の声が上がった。

 枝野氏は「日本語を理解されていないのか、ちょっと意味不明の発言だ。まさに自民党のど真ん中で起こった事件であり、事件が発覚、あるいは捜査機関が動いたときに対応しなかったことが、こうした状況を招いている」と指摘した。

 共産党の小池晃書記局長も「ついに他人と自分の区別もつかなくなったのか。他山ではなく、紛れもない自分の山、自山だ。自民党が1億5千万円もの政治資金を提供して、買収選挙が行われたことに責任のかけらも感じていないような態度と言わざるを得ない」と述べた。(小泉浩樹)

朝日新聞社

6651名無しさん:2021/03/25(木) 19:16:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1c662f706d48ffd3ff50f37c1cc9a83027d349f
自民党と出来レースだった河井克行元法相の議員辞職 表明まで二階幹事長らピリピリ〈週刊朝日〉
3/23(火) 22:43配信
AERA dot.
 2019年参院選の大規模買収事件で公職選挙法違反に問われていた元法相で衆院議員、河井克行被告(58)の「心変わり」が憶測を読んでいる。

 克行被告は23日、被告人質問でこれまで否認していた選挙買収を一転して認め、議員辞職を表明した。辞職に伴う補選は行われず次期衆院選に吸収される。自民党にとっては追い風となった。

 自民党の二階幹事長は同日、早くも記者会見でこう反応した。

「本人も反省しているようだ。自民党としても他山の石としてしっかりと対応しなければならない」

 自民党にとって克行被告の証言は政権を揺るがしかねない爆弾になる可能性があった。妻で元参院議員の案里氏の参院選挙で自民党から支出された1億5千万円。その行方について案里氏が自身の公判で聞かれ、「主人に任せていた」と証言していたためだ。二階派の重鎮がこう話す。

「克行被告が議員辞職と聞いて、ホッとしている。先日から辞任の話は伝わっていたが、一向に表明しない。二階さんと周辺は『本当に辞職なのか』とピリピリしていた」

 案里氏陣営のスタッフはこう話す。

「4回、広島県全戸にチラシ配布と自動音声通話での投票呼びかけ。これだけで1億5千万円近くかかっている。実際にはそれ以上の金額を使った。すべてを把握しているのは、克行被告しかいない」

 克行被告の被告人質問の証言次第では、1億5千万円以上のカネの流れが暴かれかねない状況だった。だが、争わないなら法廷では、追求されない見込みだ。自民党幹部がこう語る。

「克行被告が議員辞職して法廷で証言しないと聞いて正直、ホッとした。1億5千万円の真相を知っているのは、安倍前首相、官房長官だった菅首相、二階幹事長、自民党の事務方幹部、ほんの数人だけです。克行被告の証言次第では、菅政権崩壊にもつながる危険性があった。克行被告は案里氏も有罪確定で戦う気力が失せたようだ」

 だが、河井克行、案里夫妻は国会にも出席せず、議員辞職するまで歳費、ボーナスを受け取ったが、その総額は約5千万円。立憲民主党の幹部はこう話す。

「克行被告の問題は議員辞職したから済まされるものではない。1億5千万円のことも含めて国会で国民に説明責任がある。案里氏共々、逃げ切ろとするのは見苦しい。記者会見で真相を話すべき」

 買収された広島県議の1人は不満気にこう語る。

「河井被告が最初から認めていれば、コロナ禍に東京地裁や東京地検に呼び出されることもなかった」

 だが、克行被告が買収の容疑を認めたことで買収された側の県議や市議の起訴、不起訴の判断も早くなりそうだ。

「起訴されて公民権停止なんて、むちゃくちゃや。そうなれば克行被告に責任を取ってもらうぞ」(前出の県議)

 2900万円という巨額のカネをばら撒いた克行被告。公民権停止で選挙には出馬できなくなる。元東京地検特捜部の落合洋司弁護士はこう解説する。

「議員辞職して反省しても実刑の可能性が高い。おそらく2〜3年が言い渡されると思います。現職の国会議員の選挙買収で現金2900万円は、過去に例がないほど巨額です。ただ克行被告の法廷を聞いていると、非は認めるが罪は簡単には認めないとも聞こえる。これまで徹底して争ってきた。そう簡単にひっくり返るのか、疑問に感じる」

 法廷で「自ら犯した罪、いかなる処罰も受け入れる」と話した克行被告。1億5千万円の真相は永遠に「封印」となってしまうのか。

(今西憲之)
※週刊朝日オンライン限定記事

6652名無しさん:2021/03/25(木) 19:17:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/318cbfe5e9539824e871fd37f9ba5d22f9e76021
河井被告、「突然の議員辞職」にひそむ権謀術数
3/25(木) 8:01配信
東洋経済オンライン
 2019年7月の参院選をめぐる大規模買収事件で、公職選挙法違反に問われて公判中の元法相・河井克行被告が3月23日、買収を全面的に認めるとともに議員辞職を表明した。

 河井被告はこれまでの公判で無罪を主張し、徹底抗戦を続けてきた。突然買収を認めて議員辞職を表明したのは、「自民党執行部の圧力が背景にある」(立憲民主幹部)とみる向きが多い。

 河井被告と共に逮捕・起訴された妻・案里元被告は、2月に一審の有罪判決が確定して参院議員を辞職した。これを受け、買収事件の舞台となった参院広島選挙区では、4月25日の衆参統一補欠選挙と合わせて案里元被告の失職による再選挙が実施される。

■政局絡みで注目の「4・25トリプル選挙」

 今回の河井被告の議員辞職表明には「再選挙での自民党候補への逆風回避の思惑」(同)がにじむ。

 河井被告が議員辞職すれば、自民党政権を揺るがせた巨額買収事件は新たな局面を迎え、河井夫妻はそろって国政の舞台から姿を消す。河井被告が議席を持っていた衆院広島3区の補選は、公選法の規定から10月までに実施される衆院選に吸収される。

 河井夫妻は2020年6月の通常国会閉幕直後に東京地検に逮捕・起訴されたが、国民の激しい批判を受けても議員は辞職せず、説明責任も果たさないまま公判で無罪を主張していた。ただ、2020年秋に河井被告が突然弁護団を解任したことで、同被告の公判は案里元被告とは分離され、同被告の公判日程は大幅に遅れていた。

 政局絡みで注目される「4・25トリプル選挙」は、立憲民主党参院幹事長だった羽田雄一郎氏の死去に伴う参院長野選挙区補選と参院広島選挙区再選挙が4月8日に、続いて吉川貴盛元農水相の鶏卵汚職事件での議員辞職に伴う衆院北海道2区補選が13日にそれぞれ告示となり、選挙戦がスタートする。

 菅義偉政権発足後初の国政選挙で「次期衆院選や政権の前途を占う重要な選挙」(自民長老)であり、与野党とも総力戦で臨む。ただ、自民党は北海道2区では候補を擁立せず、参院長野も羽田氏実弟の弔い選挙となるため、野党優勢とみられている。

 一方、2人区の参院広島は、残る現職が立憲民主党所属で「改選をにらむと野党側は戦いにくい」(自民選対)ことに加え、広島は圧倒的な保守地盤でもある。当初は「自民党に勝機がある」との見方もあったが、主要野党が女性の統一候補の擁立を決めたことで、自民党内には「情勢は五分五分」との危機感が広がる。

 広島県民の最大の反発は、河井夫妻が長期間にわたって議員辞職せずに多額の歳費をもらい続けていたことだ。今回、克行被告が議員辞職を表明したことで、有権者の批判はある程度和らぐとの見方もある。政界では「河井夫妻の相次ぐ議員辞職は、菅首相や二階俊博幹事長が仕向けたもので、政局運営に絡めた権謀術数の一環」(閣僚経験者)とみられている。

6653名無しさん:2021/03/25(木) 19:18:08
>>6652

■「他山の石」発言が大炎上

 河井被告の議員辞職について、公明党の山口那津男代表は「遅いぐらいで当然のこと。政治不信を招いた責任を自らしっかり受け止めてもらいたい」と厳しい反応を示した。加藤勝信官房長官も「法相経験者の刑事裁判が行われているのは大変残念だ。国民の政治不信を招いたという批判を重く受け止めたい」と語った。

 ところが、二階自民党幹事長は「党としても、こうしたことを『他山の石』としてしっかり対応していかなくてはならない」と他人事のように述べただけ。この発言はすぐさまネット上で大炎上し、共産党の小池晃書記局長は「ついに他人と自分との区別もつかなくなったのか。『他山』ではなく紛れもない『自分の山』だ」と皮肉った。

 買収事件の焦点の1つは、党本部から河井陣営に振り込まれた1億5000万円という選挙資金の使途だ。もう1人の自民党公認候補の10倍に相当する金額であり、政界では「買収資金となったのは間違いない」(立憲民主幹部)との見方が支配的だ。しかし、選挙の責任者だった二階幹事長らは「使途も含め、適正に処理している」と繰り返してきた。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「政府自民党はまず、1億5000万円の選挙資金投入の説明責任を果たすべきだ」と批判。主要野党は今後も国会の場で徹底追及を続ける方針だ。

 河井被告の量刑も、案里元被告の有罪判決が確定したことで「河井被告は実質的主犯だから、実刑判決となる可能性が大きい」(司法関係者)とされている。河井被告が一転して買収を認めて議員辞職にまで踏み込んだことで「間近に迫る一審判決での情状酌量を狙ったもの」(同)と受け止められている。

 一方、自民党が必勝を期す参院広島再選挙は岸田文雄前政調会長が選挙戦の前線指揮官だ。広島は故池田勇人元首相以来の「宏池会(岸田派)の金城湯池」(自民幹部)で、再選挙で負ければ、「岸田氏はポスト菅レースから脱落する」(閣僚経験者)とみられている。

 再選挙敗北への危機感から、岸田氏サイドもかねてから河井夫妻の早期議員辞職を求めてきた。河井被告の議員辞職表明は朗報ともみえるが、地元の自民広島県連関係者は「有権者にとって辞職は当たり前。ここまで粘ったことへの批判が強く、今さら有利になるとは思えない」と首をかしげる。

 同関係者は「有権者の間では、買収資金を受け取った自民党の地方議員への批判が激しい」と肩をすくめる。たしかに、今回の買収事件では被買収議員が不起訴処分となっており、主要野党の地元県連は、統一候補擁立に当たって「被買収議員が自民候補の選挙応援をするのはおかしい」と強く牽制している。

■自民党内で広がる安堵の声

 そうした中、河井被告の議員辞職に伴う広島3区補選が次期衆院選に吸収されることについては、自民党本部だけでなく地元県連の間で安堵の声が広がっている。「289小選挙区の1つとなり、注目度も低くなって与党も戦いやすくなる」(自民選対)というのが理由だ。

 そもそも、近年はほとんど例のない選挙での大規模買収事件で逮捕・起訴された河井夫妻を、離党を理由に議員辞職を迫らなかった菅首相や二階幹事長への批判は根強い。だからこそ、今回の河井被告の議員辞職表明にも「事件の幕引きを狙う自民党執行部の厚顔無恥の表れ」(共産党幹部)との声が出ている。

 ただ、自民党幹部らの思惑通り、参院広島再選挙で自民公認候補が勝てるかどうかはなお不透明だ。河井被告に対する被告人質問は4月9日まで。4月25日の投開票日前の判決ともなれば、「選挙結果への影響は避けられない」(自民幹部)。

 3月22日からのコロナ緊急事態宣言解除で、東京を始め全国的な感染再拡大の兆しは強まっている。トリプル選挙の投開票日前の第4波襲来ともなれば、「菅政権への批判で、広島も含めて自民全敗」(選挙アナリスト)の可能性も高まる。

 ここにきて自民党内では「4月中の衆院解散で5月選挙」という声も出るなど、解散風が加速している。しかし、「トリプル選挙で全敗なら、解散どころか一気に菅降ろしが起こる」(自民長老)との見方も多い。今回の河井被告辞職をめぐる対応が「吉と出るか凶と出るかは、コロナも含めた今後の政局の展開次第」(同)となりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

6654名無しさん:2021/03/25(木) 19:19:07
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20210324-00228972/
いよいよ早まった衆議院の解散。延命を狙う菅首相と自民党の様々な思惑
安積明子 | 政治ジャーナリスト
3/24(水) 7:00

https://news.yahoo.co.jp/byline/oohamazakitakuma/20210323-00228885/
河井克行元法相は、なぜ突然買収容疑を全面的に認めたのか、選挙日程を逆算した裏事情とは
大濱崎卓真 | 選挙コンサルタント・政治アナリスト
3/23(火) 14:22

6655名無しさん:2021/03/25(木) 19:23:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/efa339cdd9df4de21b5f54c96b2a6562a3a1acc5
自民党のドン・二階俊博氏は甲子園チアリーダー生みの親だった
3/24(水) 19:05配信
NEWSポストセブン
“自民党のドン”と選抜高等学校野球大会「春のセンバツ」には意外な物語があった──。アルプス席で溌溂と踊るチアリーダーは甲子園の風物詩だが、その起源は今から65年前、あるセンバツ出場校の応援団長による発案だった。その人こそ自民党の二階俊博幹事長(82)である。

 1956年2月、二階氏の母校・和歌山県立日高高校のセンバツ初出場が決定した。和歌山放送報道制作部編著の『地元メディアが見た 二階俊博 力の源泉』(創藝社刊)によれば、当時2年生で新聞部に所属していた二階青年は、野球部から頼まれて応援団長を引き受けることに。

 それまで応援団がなかったため、大学の応援団に所属するOBに指導を依頼し、自身は甲子園への応援団の旅費の資金集めも買って出た。

 さらに女子生徒による“チアリーダー”を企画。当時は女性が人前で踊るなど考えられなかった時代で、報道陣の取材が殺到したという。チアリーダーは同級生8人が集まったが、そのうちの2人から話を聞いた。和歌山市内でスナックを経営する岡本倭代さんが語る。

「応援団の練習はOBの大学生の指導が厳しかったのですが、二階君は優しかった。可愛い服を着て踊るのではなく、上はセーラー服で下は黒ズボン。女性というだけで、やっていることは男子と同じ応援演舞でした」

 もう一人の淳子さんは「近所に知られると恥ずかしい」との理由で仮名だが、こんなエピソードを明かす。

「最初は『恥ずかしくてお嫁に行かれへん』って尻込みしましたが、二階君は押しが強かった。たしか『僕がもらったるから』って言われて参加を決めました(笑い)。

 応援団の練習の後、二階君が私を家まで送ってくれたことがあったのですが、私の母に『責任もってお預かりしますので、ご心配なく』と挨拶したんです。母は大笑いしていました。彼は小柄で色黒だったから、女子生徒たちの間では“ゴンボちゃん”と呼ばれていました。ゴンボとは方言でゴボウのこと。当時は可愛らしかったですよ」

 二階青年は3年生になると生徒会長選挙で圧勝。県議時代から選挙で負け知らずの“不敗神話”はこの時から始まっていた。

※週刊ポスト2021年4月2日号

6656名無しさん:2021/03/25(木) 19:24:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/886e8acb99785b69d735acd79f84ed8cd5b0cf82
菅首相ついに会食解禁 国民は“銀座ステーキの夜”を決して忘れず、不満や怒りの声噴出
3/24(水) 18:20配信
日刊ゲンダイDIGITAL
<まさか自ら率先して国民に会食してくださいと言っているんじゃあ…>

<さすがミスター会食と呼ばれる男だが、リーダーシップを発揮するところが間違っている>

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために発令されていた緊急事態宣言が2カ月ぶりに全面解除されたが、ネット上では菅義偉首相に対する批判の声が再び高まり始めた。理由は新聞各紙に掲載された23日の「首相動静」で、「午前11時58分から午後0時51分まで、山口那津男公明党代表と会食」とあったからだ。

 菅首相といえば昨年末、全国各地で新型コロナの新規感染者が急増する中、国民に対して「静かなマスク会食」を呼び掛けながら、自身は朝、昼、夜と「ハシゴ会食」を続け、さらに観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止を表明した夜に東京都内で、自民党の二階俊博幹事長を含む複数の知人と「豪華ステーキ会食」に舌鼓を打っていた事実が発覚。国民から怒りの声が上がった。

 それ以降、菅首相は会食を控えて静かにしていたのだが、緊急事態宣言の全面解除を受けて早速、「会食解禁」となったらしい。

 だが、東京都が24日に公表した新型コロナの新規感染者数は420人(前日337人)で、2月18日(445人)以来の高水準だ。緊急事態宣言が全面解除されたとはいえ、引き続き「リバウンド」を警戒する状況にあるのは言うまでもない。そんな中で、首相自らが早々と「会食」しているのだから国民感情として不満が出るのもやむを得ないだろう。

 ネット上では<自民党は国民が望んでもやってくれなPCR検査を身内だけにはどんどんやっているし、菅首相は訪米のためにワクチン接種を終えているから、『コロナがなんぼのもんじゃない』ということなのでしょう><会食しないと話ができないのか。ZOOMでいいじゃないか。デジタル行政を推進しているんじゃなかったのか><菅首相が緊急事態宣言の全面解除を決めたのは、まさか自分が会食したかったから?>などと、憤りや疑問の声であふれている。

 菅首相が大好きな、朝、昼、夜の「会食フルコース」も近いのか。

6657名無しさん:2021/03/25(木) 19:26:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/2aab2ab9a22b6da3be16b420b0ecdc553932db64
二階派に有利?自民公認は「党員獲得数」で判断…二階氏「評判ではなく実績本位」
3/23(火) 19:21配信
読売新聞オンライン
 自民党の二階幹事長は23日の記者会見で、次期衆院選小選挙区選での公認決定にあたり、党員獲得数を判断材料とする考えを表明した。獲得数トップ10には、公認争いを繰り広げる二階派の衆院議員2人が名を連ねる。

 二階氏は、党員獲得数を公認決定の参考にするのは「当然だ」と明言した。その上で「党勢拡大に向かってどれだけ実績を上げていくか。評判とかだけでなく、実績本位でやっていく」と強調した。

 党所属議員による昨年の党員獲得数で、二階派は鷲尾英一郎外務副大臣(新潟2区)が4位、中曽根康隆衆院議員(比例北関東)が8位につけた。鷲尾氏は2017年の前回衆院選に無所属で当選後、自民入りした。今回は比例復活した細田派議員と公認を争う。前回、比例選に回った中曽根氏は群馬1区で細田派の現職と競合している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f6ccbb05a163a9d2e4594af10f905c8a5ea6a59
機関紙作り「情熱持って」 120万人党員実現へ自民・二階氏
3/23(火) 16:48配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、党の目標である「120万人党員」を実現するには、機関紙の紙面作りにも一層の工夫が必要だと力説した。

 記者団から今後の党員獲得に向けた取り組みについて質問を受けた二階氏は、週1回発行の機関紙「自由民主」に言及。「工夫を凝らして国民が自民党に接触したいと思うものにしないといけない。子どもの頃に学校新聞を作った時の情熱を持って党の新聞を作らないといけない」と訴えた。

6658名無しさん:2021/03/25(木) 20:00:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5132057d807bb7979b0821325a4a7f68d7fc407
「抗議だけでいいのか」二階幹事長 政府の北朝鮮対応を“生ぬるい”
3/25(木) 13:59配信
TBS系(JNN)
 北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて、自民党の二階幹事長は「抗議をするだけで良いのか」と、政府に対して北朝鮮に厳しく対応するよう求めました。

 「国民はこれ何を政治をやってくれてるんだと、政府はやってくれてるんだという思いがあるはずです。こんな生ぬるいことを言っているだけで良いのか。今日は政府は来てないのか?(入っています)。じゃあ1つ明確な国民が納得するような返事、自民党が責任を持てるようなやっぱり回答をしてください」(自民党 二階俊博幹事長)

 北朝鮮のミサイル発射を受けた自民党の緊急会合で、二階幹事長は北朝鮮の行為は国連の安保理決議違反であるとしたうえで、「断固抗議しなくてはならないが、抗議をするだけで良いのか」などと述べ、政府側により厳しい対応を求めました。(25日13:23)

https://news.yahoo.co.jp/articles/73fab9a00aaebe0748f61ca0e191a531ff321e70
二階幹事長「生ぬるい」ミサイル対応で政府に要請
3/25(木) 13:32配信
テレビ朝日系(ANN)
 北朝鮮が25日朝に弾道ミサイル2発を発射したことを受け、自民党の二階幹事長は「事あるごとに集まって抗議するだけでいいのか」と述べ、政府に対して厳しい対応を取るよう求めました。

 二階幹事長:「事ある度にこんな集まって、ヘナっと抗議するだけだけど、そんなことだけでいいのかと。国民は何を政治がやってくれてるんだと、政府がやってくれてるんだという思いがあるはずです」

 自民党で朝に開かれた緊急の対策本部のなかで、二階幹事長は「今回の行為は明白な国連安保理決議違反である」として強く非難しました。

 そのうえで、政府に対して「制裁を続けていくのは当然のことだが、こんな生ぬるいことを言っていていいのか」と述べ、厳しい対応を取るよう求めました。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d16065800934dd84a74d0a1a0912a6dd5109932
「生ぬるいこと言うだけでいいのか」二階幹事長、北ミサイルへの対策強化訴え
3/25(木) 17:30配信
読売新聞オンライン
 自民党の二階幹事長は25日、北朝鮮による弾道ミサイル発射への政府対応について「生ぬるいことを言っているだけでいいのか」と述べ、対策強化を求めた。政府は、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したが、非難や抗議では不十分な局面になっているとの認識を示したものだ。

 党の北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部の役員会で語った。二階氏は「抗議するだけでいいのか。北朝鮮のミサイル開発は拡大が続いている」と強調した。出席者によると、二階氏は防衛予算を増額する必要性を訴えたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3f4269ec9898770b556ce73076aeec94de66651c
坂上忍、自民党の会食自粛緩和に憤慨…「この人たちは関係ないのか」
3/25(木) 14:01配信
スポーツ報知
 25日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」(月〜金曜・午前11時55分)で、自民党が新型コロナウイルス緊急事態宣言の全面解除を受け、党所属国会議員に対し、会食自粛の要請を緩和する通達を出したことを報じた。

 二階俊博幹事長名で、大人数での会食を控え、感染拡大防止に最大限配慮するよう求める内容。首都圏1都3県に宣言が再発令された1月の通達は、人数にかかわらず「飲食を伴う会合への参加を控え、20時以降の不要不急の外出自粛」を求めていた。 

 自民党では、宣言下で幹部らが深夜の東京・銀座クラブ通いなどをしていたことが発覚し、批判を浴びた。二階氏は22日の記者会見で、今回の通達に関し「常識の問題であって、手取り足取り指示しない。同志を信頼している」と語った。

 この通達にMCの坂上忍は「国民に対しては、平時での自由を制限せざるをえない状況なのに、この人たちは関係ないのかって話になります」と憤っていた。

報知新聞社

6659名無しさん:2021/03/25(木) 20:04:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/82e6256d1302e2187ba620bb129e11d8b2cb789e
伊吹氏、解散発言「わきまえて」 自民
3/25(木) 14:53配信
時事通信
 自民党の伊吹文明元衆院議長は25日の二階派会合で、下村博文政調会長らから衆院解散・総選挙の時期をめぐる発言が相次いだことに関し、「われわれが選んだ総裁が仕事をしやすいようにみんなで発言しないといけない。そこはわきまえないといけない」と苦言を呈した。

 伊吹氏は「国民主権をあずかる唯一の国家機関は皆さん方だから、国会は国権の最高機関と言われる。その国会議員が『いつ解散になる』と言い出したら、自らをおとしめ、国会の権威がなくなる」と指摘した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/df68edc547b1f3bc3bfc158fdefa1f838a95eae4
「午後9時まででも飲みに行かない」 自民・竹下氏、派閥議員に
3/25(木) 15:39配信
毎日新聞
 自民党の竹下亘元総務会長は25日、党本部で開いた竹下派会合で「間違っても酒を飲みに行ったら駄目ですよ。午後9時までは良くなったが、行かないで」と所属議員に飲食自粛を呼びかけた。自民党は22日、二階俊博幹事長名で少人数の会食を認める通達を出したが、竹下氏はより厳しい対応を求めた。

 竹下氏は新型コロナウイルスについて「感染者数が全国的に増える傾向が見え始めている」と指摘。感染対策の呼びかけと飲食の率先した自粛を求め、「一人一人がしっかり責任、自覚を持って対応していただきたい。私も酒が大好きだが、一切飲まないようにしている」と述べた。

 緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪問した責任を取り自民党を離党した3議員のうち、大塚高司氏は竹下派に所属していた。竹下氏は党会合後、記者団に、離党者が続出した問題を振り返り「自己規律を守ってほしいという思いだ。別に(全面的に)飲みに行ったら駄目だと言っているわけではない」と説明した。【加藤明子】

https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc09e741ebee71b0db8e2473501eb38d8a036df
河井克行被告「万死に値する」と所感 議員辞職願提出
3/25(木) 15:19配信
中国新聞デジタル
 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(58)=衆院広島3区、自民党を離党=が25日、大島理森衆院議長宛てに議員辞職願を提出した。克行被告は提出に合わせ「皆さまの信頼を裏切ってしまったこと、万死に値すると考えます。お金で人の心を『買える』と考えた自らの品性の下劣さに恥じ入るばかりです」とする所感を出した。

 克行被告は昨年6月に逮捕され、広島選挙区で妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=を当選させるため、地方議員や後援会員ら100人に計2901万円を渡したとして起訴された。

 克行被告は今月23日、東京地裁での公判で、従来の無罪主張から一転して起訴内容の大半について買収の目的を認め、議員辞職の意向も示していた。

 辞職は、近く衆院本会議で許可される見通しだ。「政治とカネ」の問題による議員辞職は菅義偉首相の就任後、吉川貴盛元農相、案里氏に続き3人目。衆院議員の任期満了が10月21日のため、広島3区の補欠選挙は行われず、次期衆院選に統合される。

中国新聞社

6660チバQ:2021/03/25(木) 22:51:04
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2103250048.htmlウイグル問題、動く自民 党本部に初招待 協会幹部「もっと圧力を」
2021/03/25 20:54産経新聞

ウイグル問題、動く自民 党本部に初招待 協会幹部「もっと圧力を」

自民党人権外交PTで発言する日本ウイグル協会の于田ケリム会長(中央)=25日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

(産経新聞)

 中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の少数民族などが直面する人権侵害の改善に向け、自民党が本腰を入れ始めた。党人権外交プロジェクトチーム(PT)は25日、党本部で日本ウイグル協会の幹部から迫害の実態を聞き取った。党幹部や閣僚経験者らも同日、中国の人権状況を非難する国会決議を各党に働きかけていく方針を確認。中国批判を展開する国際社会との連携を強める構えだ。

 ウイグル協会の于田(うだ)ケリム会長は党PTの会合で「もっと圧力をかけないと助けることができない。日本の政党の皆さまには明確な活動をやってもらいたい」と訴えた。少数民族の人権活動家が正式に党本部に招かれるのは初という。

 ウイグル人をめぐる人権状況は悪化している。国連は2018年時点で最大100万人が収容所に拘禁されていると報告。不妊手術の強制や施設内の虐待を訴える証言や動画も絶えない。

 党PTはチベット亡命政権の代表機関、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所幹部の意見聴取も近く予定している。中国側は迫害を否定しているため、在日中国大使館の主張も聞いた上で、5月にも少数民族問題に関する政府への提言をまとめる方針だ。

 人権問題を重視する米国や英国、欧州連合(EU)などは対中圧力を強めており、今月下旬には中国当局者に対し資産凍結などの制裁を発動した。ただ、日本は制裁を科すための根拠法を欠いており、他国との足並みはそろっていない。

 腰が重い政府とは対照的に、国会ではウイグルやチベット、内モンゴル、香港の人々への支援法の整備などを盛り込む国会決議の採択に向けた動きが進んでいる。超党派議員連盟の「日本ウイグル国会議員連盟」や「対中政策に関する国会議連(JPAC)」などの幹部は25日、各党に働きかけて早期の決議を目指す方針を確認した。

 党PT関係者は「党内の親中派の影響で行動が遅れた。国会決議を出せたとしてもスタートラインにすら立てていない」と述べ、対応の遅れを早急に取り戻す必要性を強調した。(奥原慎平)

6661名無しさん:2021/03/27(土) 07:18:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4290d140f42928ce81e974f4d14e38501757fa9b
講演で「原発触れぬ」 脱原発持論の自民議員、反発受け
3/26(金) 19:32配信
朝日新聞デジタル
 「脱原発」をテーマにした自著の出版を記念し、水戸市内で講演する予定だった自民党の秋本真利衆院議員=千葉9区=に対し、同党茨城県連が講演の辞退を求めていた問題で、秋本氏が「講演で原発のことには触れない」との趣旨の文書を県連宛てに提出していたことがわかった。

 講演は、秋本氏の著書「自民党発!『原発のない国へ』宣言」の出版を記念し、市民グループや野党系を含む地方議員らの実行委員会が企画。自民県連幹部が12日、党本部に二階俊博幹事長を訪ね、秋本氏に講演の辞退を促すことや、従わない場合は、処分を検討するよう要請していた。

 県連幹部らによると、西條昌良県連幹事長宛てに、秋本氏から講演で原発について話題にしないとの趣旨の文書が3月中旬に届いたという。28日の講演当日は、再生可能エネルギーの推進について語るという。

 茨城県では水戸地裁が18日、東海第二原発(東海村)の運転差し止めを命じる判決を言い渡したばかり。県連幹部の一人は取材に、「原発に関しては微妙な時期」としつつ、「内容の問題ではなく、他党の議員も関係した講演に来るのに県連に全く連絡がないことがおかしい」と主張している。(野平悠一、片田貴也)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a3f53dffb24d6212ea56d9fafbacc715af19a26
歴代総裁見守った「緞帳」が55年ぶり修繕 自民党本部
3/26(金) 20:03配信
産経新聞
 歴代の自民党総裁の誕生を見守ってきた党本部8階ホールの緞帳(どんちょう)が55年ぶりに修繕された。緞帳は幅12・6メートル、高さ3・8メートルで、重さは約90キロ。昭和41年、佐藤栄作総裁、田中角栄幹事長時代に現在の党本部が完成した際に設置されたとされる。

 党は昨年12月、経年劣化による党章の刺繍(ししゅう)のほつれや汚れが目立っていたことから、京都府の老舗メーカーに修繕を依頼。今月に入って修繕が終わり、元に戻された。

 8階ホールは総裁選の舞台となり、壁面には歴代総裁の肖像画が飾られている。二階俊博幹事長は26日、野田聖子幹事長代行らと緞帳の視察に訪れ、「いいじゃないか」とご満悦の様子だった。

6662名無しさん:2021/03/27(土) 07:20:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/25c653dab05476e5313b51ad9c031cab3798bc15
林氏くら替えをけん制 自民・伊吹氏
3/26(金) 21:04配信
時事通信
 自民党の伊吹文明元衆院議長は26日、東京都内で開かれた河村建夫元官房長官(衆院山口3区)のパーティーであいさつし、林芳正元文部科学相(参院山口選挙区)が次期衆院選で山口3区へのくら替え出馬を目指していることをけん制した。

 伊吹氏は「選挙区にはいろいろな動きがあるようだが、お互いに人間というのは立場をわきまえないといけない」と述べた。伊吹、河村両氏は二階派所属。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c2529f267acb314c95ccfefa826651e785ec6be0
自民山口3区の争い過熱、「代理戦争」は河村氏が辛勝…くら替え目指す林氏も住民票移す
3/27(土) 5:01配信
読売新聞オンライン
 衆院山口3区を巡り、自民党現職の河村建夫・元官房長官(78)と、参院山口選挙区からのくら替え出馬に意欲を示す同党の林芳正・元文部科学相(60)の争いが過熱している。「代理戦争」となった21日の山口県萩市長選では、河村氏が支援した実弟が辛勝。林氏は3区内に住民票を移すなど、着々と準備を進めている。

 河村氏は26日、東京都内で開いた政治資金パーティーで「新しい日本を創っていく」と訴え、次期衆院選に意欲を示した。所属する二階派を率いる二階幹事長や同派幹部も駆けつけた。同派最高顧問の伊吹文明・元衆院議長は「選挙区では色々な動きがあるようだが、人間は立場をわきまえないといけない」と暗に林氏をけん制した。

 萩市長選は、河村氏の実弟の前県議が、林氏が推す現職に挑み、500票差で制した。山口3区内では、昨年4月の美祢市長選と11月の宇部市長選は林氏に近い候補者が勝利した。党幹部は「河村氏が意地を見せ、選挙区を譲る可能性はさらに下がった」と見る。

 対する林氏は昨年12月、3区外の下関市から、3区の大票田の宇部市に住民票を移した。周辺は「3区での体制作りも整いつつある」と明かす。くら替えを強行すれば反党行為となる。強固な支持基盤を誇る林氏は、無所属での出馬も念頭に置いているとされる。

 総裁選への出馬経験もある林氏がくら替えにこだわるのは、首相を目指すには、参院議員では厳しいとの見方が根強いためだ。安倍前首相(山口4区)が昨秋に退陣し、林氏支持者からは「山口の次の首相候補として、くら替えを決断する時だ」との声が上がる。

 だが、二階派幹部は「林氏が強引にくら替えすれば、離党は認めず除名だ」と断じる。除名となれば、復党は困難となる。党関係者は「林氏は勢いで判断すれば痛手を負う」と指摘する。

6663名無しさん:2021/03/27(土) 13:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2a1a5270d76e8f1c1a16886d883c3d4c4c82a26
首相、衆院選へ攻勢狙う 任期7カ月、迫る決断 読めぬコロナ、不安も〔深層探訪〕
3/27(土) 8:24配信
時事通信
 新型コロナウイルスの影響で2年ぶりに開催された21日の自民党大会。コロナ対応にてこずってきた菅義偉首相(党総裁)は演説で、反転攻勢に意欲を示した。念頭にあるのは秋までに行われる衆院選だ。感染収束が見通せない中、決断の時期は刻々と迫っている。

 ◇解散自らの手で
 総裁演説で誰もが注目したのが、衆院解散・総選挙に関する言いぶりだった。首相は「私が先頭に立って戦い抜く決意だ。皆さんのご協力を心からお願いする」と深々と頭を下げた。

 「後手後手」と批判されたコロナ対応に加え、長男も関与した総務省幹部接待問題が浮上し、政権運営はなお厳しい。「菅首相を顔にして選挙は戦えない」(閣僚経験者)との声も出る中、自らの手で解散する意思をにじませた形だ。

 首相は演説で、秋田の農家出身で地縁、血縁のない横浜を地盤に政治の道を歩み出したことにも言及。昨年9月に政権が好スタートを切った要因とされる、「たたき上げ」の来歴を改めてアピールしたかったようだ。

 ◇「真骨頂これから」
 感染拡大と反比例するように急落した内閣支持率は、感染の減少に伴って下げ止まりの傾向。2021年度予算案は26日にも成立する見通しで、接待問題で野党の追及にさらされる場面は少なくなるとみられる。

 一方、政権浮揚につなげようと躍起なのが、4月8日からの訪米だ。首相はバイデン大統領が今年1月の就任後、顔を合わせて会談に臨む初の外国首脳となる。首相は早期実現に強い意欲を見せていたといい、交渉に当たった政府関係者は「至上命令という感じだった」と明かす。首相は大型連休に合わせた外遊も検討しているもようだ。

 4月中には政権の看板政策の一つ、デジタル改革関連5法案を成立させる方針。佐藤勉総務会長は党大会に先立つ全国幹事長会議で、「政権の真骨頂はこれからだ。菅総裁を先頭に国難を乗り越え、わが国を成長に導く原動力になる」と声を張り上げた。

 ◇菅離れをけん制? 
 衆院議員の任期満了が10月に迫る中、ここへきて党内では、7月23日の東京五輪開幕前までの解散論がささやかれている。「五輪後」は「追い込まれ感が強くなる」(幹事長経験者)からだ。

 新規陽性者数はピーク時の2割程度まで減少し、一時に比べて政権への批判は和らいでいる。五輪前なら五輪開催の成否にも左右されにくい。東京都議選が7月4日投開票であることから、政府関係者は「選挙は7月がいい。ワクチン接種が進み、暖かくなれば感染が減ってくる」と語った。

 首相は今月17日、自民党本部で元宿仁・党事務総長と面会。選挙の実務と党財政を一手に握る同氏は、歴代首相の解散判断に一定の影響を与えてきたとされる。党関係者は「衆院選の情勢調査を指示したのではないか」と推測。こうした動きも五輪前の観測を助長している。

 だが、変異株拡大による「第4波」到来など感染収束はいまだ見通せていない。政権内では、早期解散は「世論の批判を浴びる」として、「首相の念頭にあるのは五輪後」(首相周辺)というのが大方の見方だ。

 五輪前の早期解散論が浮上するのは「菅離れ」へ党内がうごめき出すのをけん制する狙いもあるとみられる。自民党の二階俊博幹事長は党大会後、記者団に「解散は首相が決めること。党としてはいつあっても、極端に言えばあす解散があってもいい準備は整えている」と強調した。

6664名無しさん:2021/03/29(月) 12:58:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b16d20a5dc37e09561d7c6196f83d7fa177f221
菅政権の危機 二階氏との関係が冷え切り、創価学会とのパイプも消失
3/29(月) 7:05配信
NEWSポストセブン
 ひとつ歯車が狂うと、政権は坂道を転がり始める。無派閥で党内の足場が弱い菅義偉・首相の政権基盤を支えているのは、「二階」「創価学会」「維新」の3本柱といわれる。

 後見人の二階俊博・幹事長が自民党内に睨みを利かせ、与党では公明党・創価学会とのパイプに支えられ、野党には友好関係にある日本維新の会という“補完勢力”を持つ。その微妙なバランスで、コロナ対策に失敗しても「菅おろし」の動きを防ぎ、政権を維持してきた。

 だが、その柱が1つずつ折れていく。蜜月だった二階氏との関係は、いまや冷め切っていると言っていい。

「菅さんは昨年のステーキ会食を批判されて以来、二階さんが誘っても会合に出てこない。Go To停止から緊急事態宣言の発出や解除、解散・総選挙についてもほとんど相談がないことに、二階さんは“俺の支えがないとどうなるかを見せつけてやる”と敵愾心を隠さなくなった」(二階派議員)

 創価学会との関係にも大きな変化があった。今年は菅政権の命運を決める4月25日の衆参統一補選を皮切りに、7月の東京都議選、そして解散・総選挙が控えている。

 菅首相にとって痛手なのはその折も折、首相のカウンターパートで創価学会の「政治部長」と呼ばれた佐藤浩・副会長が退職したことだ。

 佐藤氏は重要な政治課題で政府との交渉窓口を務め、選挙の実務を担当してきた人物。

「菅さんと佐藤さんは安倍政権の集団的自衛権の憲法解釈見直し問題の時から個人的な関係をつくり、以来、これまで政府・自民党と公明党・創価学会との交渉は実質的に2人で決めてきた」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)

 菅首相は佐藤氏を通じて強力な集票力を持つ創価学会とパイプを持ち、「学会票」を握ったことで“俺に逆らえば票を回さないぞ”と自民党内で強い立場を築いてきた。

 ところが、その佐藤氏が今年2月に定年を迎えて退職した。首相は創価学会との重要なパイプ役を失ったのである。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「創価学会には菅首相のコロナ対応や長男の接待問題に対する批判が強い。今年は総選挙と東京都議選という学会にとって重要な選挙があるのに、定年とはいえ、首相と太いパイプがある佐藤氏を留任させなかったことは、学会首脳部が菅政権と距離を置こうとしていることを意味している」

 3本目の柱である日本維新の会とは、菅首相は現在も良好な関係を保っている。しかし、その維新は「大阪都構想」の住民投票で敗北したことから一時の勢いを失った。

「菅さんは都構想で勢いに乗った維新が総選挙で全国に候補者を立て、立憲民主党の票を食って政権の補完勢力の拡大になると計算していたので、住民投票の否決は誤算でしょう」(前出・伊藤氏)

 そのうえ、首相が維新との関係を強めるほど、自公の選挙協力が危うくなる火種を抱えている。維新と敵対する自民党大阪府連の幹部が語る。

「住民投票で菅さんは維新と公明が組む仲立ちをした。維新は次の総選挙でも菅さんの創価学会パイプを頼って自民党とぶつかる選挙区で学会票を回してもらおうとするだろう。だが、今度もし、また菅さんが我々に後ろから鉄砲を撃つようなら、自民党府連は公明党議員の選挙区に無所属で対立候補を立ててもいい。そうなると全国的に自公選挙協力にヒビが入ることになる」

 菅首相と維新のパイプは政権を支える柱ではなく、政権崩壊の火薬庫だ。かくして3本柱はガタガタとなり、菅首相は“丸裸”になりつつある。

※週刊ポスト2021年4月9日号

6665とはずがたり:2021/03/29(月) 18:04:39
>一方「夫は元暴力団員」とした部分は「行い得る裏付け取材をしており、真実と信じる相当な理由がある」とし、名誉毀損は成立しないとした。


野田氏夫への名誉毀損認定 文芸春秋に賠償命令
https://www.sankei.com/affairs/news/210324/afr2103240026-n1.html
2021.3.24 19:55社会裁判

 週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、自民党の野田聖子幹事長代行の夫が発行元の文芸春秋に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、名誉毀損を大筋で認め、110万円の支払いを命じた。

 対象となったのは平成30年8月2日号の「金融庁『圧力』疑惑の張本人」と題する記事。野田氏の秘書が暗号資産(仮想通貨)関連会社の関係者を伴い、金融庁側に面会して規制の説明を求めた問題をめぐり「夫が野田氏に依頼し、金融庁に圧力をかけた」「野田氏の名前を使ってどう喝行為をした」と報じた。

 鈴木昭洋裁判長は、いずれの内容も情報源の確認がされておらず、客観的証拠も不十分などとして「真実性が認められない」と認定した。

 一方「夫は元暴力団員」とした部分は「行い得る裏付け取材をしており、真実と信じる相当な理由がある」とし、名誉毀損は成立しないとした。

 文芸春秋は「判決に一部不服があり控訴を検討する」とのコメントを出した。

6666名無しさん:2021/03/29(月) 19:13:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e0bd35fa927d43b40ba4d3e41371a379ee08984
夕食会も…菅首相が重用する「神奈川三郎」、4月12日解散説まで流れる“意外な強気”のウラ
3/29(月) 18:10配信
SmartFLASH
 菅政権の迷走が止まらない。一向に収束の気配を見せないコロナ禍に加え、長男や閣僚の接待問題が紛糾し、民心は日々、離反しているかに見える。だが、菅義偉首相(72)は思いのほか強気だ。じつはいま永田町で、「4.12解散説」がくすぶっているという。

「内閣支持率が下げ止まったのは、新規感染者数が底を打ったからだと菅総理は考えている。4月には高齢者へのワクチン接種も始まるし、そもそも野党共闘ができてない。だから、いつやっても負けることはないと思っている」(自民党中堅議員)

 3月26日夜、菅首相は早期解散に否定的な見方を示したが――。

「昔から政界では、“首相は解散時期については嘘をついてもいい” なんて言われていますし、額面どおりには受け取れませんよ。

 3月中に、肝煎りの政策として進めていた携帯電話各社の格安料金プランの提供が始まり、デジタル庁設置法も成立する見通し。2021年度予算も、年度内成立が確実になりました。ここで解散総選挙に打って出ても不思議ではない。訪米直後となる4月12日前後に、解散するのでは、という見立てがあるわけです」(全国紙政治部記者)

 さらに、菅首相の自信を支えるのが、“神奈川三郎” の存在だという。河野太郎行革担当相(58)、小泉進次郎環境相(39)、小此木八郎国家公安委員長(55)――。菅首相と同じ神奈川県選出で、名前に「郎」がつく3閣僚のことだ。

「だいたい土曜日、赤坂の議員宿舎に、この3人と、同じく神奈川県に選挙区がある坂井学官房副長官を呼び、会議室で食事会を開いています。

 週末は、真理子夫人が横浜市内にある自宅に戻るので、総理は宿舎でひとりになってしまう。ワクチン接種担当相である河野さんからの報告を受けるのが当初の目的だったので、会議室の予約名義は “ワクチン研究会” となっています。最近では小此木さんが、神奈川県選出のほかの議員もどんどん連れてきているようです」(前出・自民党中堅議員)

 官邸にスガれる相談相手がいないということなのか――。

「菅さんは、自分が “叩き上げ” だからか、“下” に見ている人間といたがる。だから、麻生(太郎副総理兼財務相)さんや、二階(俊博党幹事長)に、いちいちお伺いを立てるのは内心イヤなんだ。

 自民党神奈川県連内では、菅さんの力は絶対的。典型的な世襲議員の河野や、閣僚としても実績が少ない進次郎を配下に従えていると、安堵するんだ」(閣僚経験者)

 だが、首相と “神奈川三郎” の馴れ合いに、眉をひそめる自民党関係者は少なくない。ある自民党幹部は、こう明かす。

「あれだけ永田町で “変人” 扱いされた河野も、外相になったころから “脱原発” などは言わなくなった。世論調査で『次の首相にふさわしい人1位』といわれたことで、“ポスト菅” に、さらに色気を出している。

 進次郎は、『気候変動担当大臣を置けば、支持率は上がります。私にやらせてください』と総理に直訴して担当相になったけど、関係省庁が混乱するだけで、『目立ちたいだけだ』と非常に評判が悪い。

 小此木は、総理が若いころに秘書を務めていた故・小此木彦三郎元建設相の三男で、総理にとっては弟みたいなもの。誰も総理に意見できやしない」

 2度めの緊急事態宣言こそ解除したが、“第四波” の不安が国民を覆うなか、菅首相は早くも退任後の青写真を描いている節があるという。「菅総理は、河野さんに譲りたいんでしょう」と話すのは、首相に近い議員である。

「いま総理は、多いときは一日に4回も河野さんと電話で打ち合わせをしているそうです。いずれ、河野さんを自分の後継にしたいからでしょう。

 総理も今すぐ辞める気はありませんが、年齢的にも長くはやれない。だからこそ、当選同期でもある子飼いの河野さんが次期首相になる道筋をつけて、影響力を保持するシナリオを描いているんじゃないかな」

 そんな魂胆で選ばれる “ポスト菅” は、悪夢としか言いようがない。

(週刊FLASH 2021年4月13日号)

6667名無しさん:2021/03/29(月) 19:14:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/0628ebe6754a5071d6bd271420bb5b996030018d
自民党一の“脱原発男”講演会で「脱原発」言わず なぜ?
3/29(月) 17:11配信
TBS系(JNN)
 自民党の「脱原発男」とも言われる国会議員の講演会が物議を醸しています。処分を求める意見書が出る事態、一体、何があったのでしょうか。

 「『お前、本当に自民党なのか』と、『何だったら違う政党行った方が良いんじゃないの』と何度も言われました」(自民党 秋本真利衆院議員)

 茨城県水戸市で28日、講演会を開いたのは、自民党の秋本真利衆院議員。原発再稼働を進める方針の自民党に所属しながら、脱原発を訴える本を出版し、河野大臣からも“自民党一の「脱原発」男”と評される人物です。講演会は書籍の出版を記念して行われたもので、“脱原発”についてどのような発言をするか注目されていました。ところが・・・

 「再生可能エネルギー以外の全ての電源は、2050年にこの国に残っているエネルギーは再生可能エネルギー以外にはないと」(自民党 秋本真利衆院議員)

 およそ1時間の講演で再生可能エネルギーの重要性は繰り返すものの、ついに“脱原発”という言葉は一度も使いませんでした。一体、なぜなのでしょうか?きっかけは今月12日、二階幹事長に提出されたこの意見書です。

 「今回の講演を辞退するよう指導すること」

 提出したのは、秋本氏が講演を行った茨城県の自民党県連です。県連は東海第二原発の再稼働問題がある中、地元の事情を顧みず、立憲民主党などの地方議員が主催者に含まれる講演会で脱原発について話すことは、県知事選や総選挙への影響も懸念され「反党的行為」だと猛反発。従わない場合は処分を検討するよう、二階氏に申し入れたのです。

 「(県連からの)要望に対して意向は(秋本氏に)伝えてありますから、あとは本人の良識の判断に待つより仕方がない」(自民党 二階俊博幹事長〔22日〕)

 党側と調整した結果、秋本氏は「原発の話は一切しない」と約束する文書を県連幹部に提出することで講演を行いました。党の対応について、秋本氏は・・・

 「それぞれ地元には地元の事情がありますし」(自民党 秋本真利衆院議員)
Q「再エネ以外のあらゆる電源はなくなる」とは原発も含まれるということでいいか?
 「再生可能エネルギー以外のあらゆる電源と表現したのは、再エネ以外は全て含むということです」(自民党 秋本真利衆院議員)

 脱原発という言葉を口にすることは最後までありませんでした。こうした事態について自民党内からは・・・

 「議員の発言に党が制限を加えるべきではない。“自由”民主党なんだから発言は自由であるべきだ」(自民党ベテラン議員)

 秋本氏は、今後も国会や党でエネルギー政策の転換を主張し続けていくとしています。(29日15:42)

最終更新:3/29(月) 17:11
TBS系(JNN)

6668名無しさん:2021/03/30(火) 19:06:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/a529ba9b5cf0e8015e1edf0b1820d2a30fd9a064
二階氏“解散”に...「望むなら受けて立つ」
3/29(月) 19:24配信
フジテレビ系(FNN)
自民党の二階幹事長は、記者会見で、野党が内閣不信任案を提出した場合、「直ちに解散で立ち向かうべきだと進言する」と述べた。

二階幹事長「自民党幹事長としては、そうした場合には、直ちに解散で立ち向かうべきだというふうに進言したい」

二階氏は、野党が内閣不信任案の提出を検討している構えを見せていることについて、「わたしには解散の権限はないが、衆議院の解散・総選挙を望むなら受けて立つ」と述べ、野党を強くけん制した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2003f22a7321eea1fc10b5f7534aea59748bfc6b
内閣不信任決議案を提出なら、二階幹事長「直ちに衆院解散で立ち向かうべき」
3/29(月) 20:19配信
読売新聞オンライン
 自民党の二階幹事長は29日の記者会見で、野党が今国会の会期中に内閣不信任決議案を提出した場合の対応について、「直ちに(衆院)解散で立ち向かうべきだと(菅首相に)進言したい」と明言した。

 二階氏は「与党は解散に打って出る覚悟を持っている。いつでもどうぞ」と述べ、野党をけん制した。立憲民主党の安住淳国会対策委員長が28日、内閣不信任案の提出を「準備したい」と発言していた。

 二階氏はまた、9月末に首相の党総裁としての任期が切れることに関し、「国民の信頼を得て立派に活躍している。再選に向けて決意を新たにされた場合、全面的に支援する」と述べ、首相が次期総裁選に出馬した場合は再選を支持する考えを表明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ebb5c20339d7e153e7ed407bd5aad55364ce929
内閣不信任案 二階氏“解散で立ち向かう”
3/29(月) 20:54配信
日本テレビ系(NNN)
自民党の二階幹事長は29日の記者会見で、野党が内閣不信任決議案を出した場合の対応について菅総理大臣に「ただちに解散で立ち向かうべきと進言したい」と述べました。

「私は解散の権限を持っているわけではありませんが、自民党幹事長としては、そうした場合に、私はただちに解散で立ち向かうべきだというふうに(菅首相に)進言をしたいと思います」

これは先週、立憲民主党の安住国対委員長が6月までの通常国会の会期中に、内閣不信任案を提出する考えを示したことに対してのものです。

二階幹事長はまた内閣不信任案について「もちろん否決します」とした上で、「野党が解散を望むなら、我々は受けて立つ」「与党の方は解散に打って出る覚悟を持っている」と強調しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a721c2ba44ce92eb6f8eccd796924f5519e36b03
自民党・二階幹事長「不信任案提出なら解散進言」
3/29(月) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)
自民党の二階幹事長は、野党が内閣不信任決議案を提出した場合、衆議院の解散を菅総理に進言したいとの考えを明らかにしました。さらに、こう述べました。
二階幹事長:「もちろん(決議案は)否決する。しかし、解散を望むなら、我々は受けて立つ。不信任案を出してくる限り、与党は解散に打って出る覚悟を持っている。だから、いつでもどうぞ」
自民党内には新型コロナウイルスの感染が、さらに拡大する前に「解散すべき」との声も多く、こうした党内世論を意識した発言とみられます。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/773da5838db29d946a69243aa8634c7282099f6c
二階氏、次期総裁選も首相支持
3/29(月) 20:17配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、菅義偉首相の総裁任期満了(9月末)に伴う次期総裁選にふさわしい候補について問われ、「現総裁が国民の信頼を得て立派に活躍している。総裁が再選に向けて決意を新たにされた場合、党は全面的に支援することを考えている」と述べた。

6669名無しさん:2021/03/30(火) 19:07:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ad6ea57c8047b689119bba79259a8fafe41b08e
二階氏「解散で立ち向かう」 不信任案検討の野党を牽制
3/29(月) 21:20配信
朝日新聞デジタル
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、野党側が内閣不信任案を提出した場合、解散・総選挙の大義となるか問われ、「自民党幹事長としてはそうした場合に直ちに解散で立ち向かうべきだという風に(菅義偉首相に)進言をしたい」と述べ、提出を検討している野党側を牽制(けんせい)した。

 内閣不信任案をめぐっては、立憲民主党の安住淳国会対策委員長が「4月中でも5月中でも出すことはありうる」などと言及している。これに対して二階氏は会見で「解散覚悟のうえでそれぞれの党は意見を述べるべきだ」と批判。「不信任案を出してくる限りは与党は解散に打って出る覚悟を持っている」と語った。

 また、次期総裁に誰がふさわしいかと問われ「現総裁が国民の信頼を得て立派に活躍しておられる。再選に向けて決意を新たにされた場合、党は全面的に支援をする」と述べ、菅首相を支援していく考えを改めて示した。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/fbec66292b8adec6a59f89c1567a3793fe03ffb9
二階幹事長、不信任案提出なら「解散進言したい」 立憲をけん制
3/29(月) 20:45配信
毎日新聞
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、立憲民主党が今国会で内閣不信任決議案を提出する構えを見せていることに対し、「(不信任案提出なら)ただちに(衆院)解散で立ち向かうべきだと(菅義偉首相に)進言したい」と述べた。「いつでもどうぞ」と挑発した上で、「それだけの覚悟の上で、それぞれの党は意見を述べるべきだ」と述べ、立憲側をけん制した。

 また、首相が9月の自民党総裁選に再出馬した場合の対応について「再選に向けて決意を新たにされた場合、党は全面的に支援する」と、支持する考えを示した。【野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/bdeebbd6aafe063c3c65357f300609af7d2e2382
不信任案なら「解散進言」 自民幹事長、野党側をけん制
3/29(月) 19:52配信
時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、野党が6月16日までの今国会会期中に内閣不信任決議案を提出した場合、菅義偉首相(党総裁)に「直ちに衆院解散で立ち向かうべきだと進言したい」と明言した。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は28日のNHK番組で、内閣不信任案について「(提出を)準備したい」と発言。これに対し、二階氏は「解散を覚悟の上で、各党は意見を述べるべきだ。与党は解散に打って出る覚悟を持っている」と指摘し、野党側の動きをけん制した。

 9月末の党総裁任期切れに伴う総裁選に関しては、「現総裁が国民の信頼を得て立派に活躍している。総裁が再選に向けて決意した場合、全面的に支援することを考えている」と述べ、菅氏の再選を支持する考えを強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/73cefae8ee57882ac6a504cc57bdb8b8ad9473ca
二階氏、不信任案提出なら「直ちに解散で立ち向かうべきだ」
3/29(月) 19:22配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、立憲民主党などが今国会で内閣不信任決議案を提出した場合の対応について「幹事長としては、直ちに解散で立ち向かうべきだと進言したい」と語った。「不信任案を出してくる限りは与党は解散に打って出る覚悟を持っている。だから、いつでもどうぞ」と野党を牽制(けんせい)した。

 立民の安住淳国対委員長は28日のNHK番組で、内閣不信任決議案の提出について「長期自民党政権に、われわれの考え方を伝える重要な方法だ。準備したい」と語っていた。

6670名無しさん:2021/03/30(火) 19:08:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0ee146bde194e2654496d424905c8b4b1693d16
内閣不信任案なら解散進言 自民二階氏、野党けん制
3/29(月) 19:14配信
共同通信
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、菅政権に対する内閣不信任決議案提出に言及する野党をけん制した。「私は衆院解散権を持っていないが、不信任案を出してきた場合、直ちに解散で立ち向かうべきだと菅義偉首相に進言したい」と語った。

 野党が不信任案提出に触れる場合は口先だけでなく、解散を覚悟した上で党の意見を述べるべきだと指摘。「不信任案はもちろん否決するが、解散を望むならばわれわれは受けて立つ。与党は解散に打って出る覚悟を持っている」と強調した。

 不信任案を巡っては28日、立憲民主党の安住淳国対委員長がNHK番組で「重要な方法だ。準備したい」と表明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c73d5467ed2d044998bf8beff0b22f0b4275959
二階幹事長 不信任なら“解散” 首相に“進言したい”
3/29(月) 19:05配信
TBS系(JNN)
 自民党の二階幹事長は野党が内閣不信任決議案を提出した場合、衆議院の解散・総選挙を菅総理に進言したいとの考えを示しました。

 「不信任案を出してくるかぎりはね、私はただちに解散で立ち向かうべきだというふうに進言をしたいと思います」(自民党 二階俊博幹事長)

 二階幹事長はこのように述べ、野党が内閣不信任案を提出した場合、「与党は解散にうって出る覚悟を持っている」と述べ、菅総理に解散を進言したいとの考えを示しました。

 内閣不信任案をめぐっては、先週、立憲民主党の安住国対委員長が“私が責任者であるかぎり、菅政権に対して最後は提出しなければいけない”として、野党間で意見が一致した場合には、今の国会で野党共同で不信任案を提出する可能性について言及しています。(29日18:48)

最終更新:3/29(月) 19:05
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/e5c251a5196f2b9277476a22ba636477d96fe42b
内閣不信任案提出ならば衆院解散と二階氏
3/29(月) 18:51配信
共同通信
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、野党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応に関し「直ちに衆院解散で立ち向かうべきだと進言したい」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0ee146bde194e2654496d424905c8b4b1693d16
内閣不信任案なら解散進言 自民二階氏、野党けん制
3/29(月) 19:14配信
共同通信
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、菅政権に対する内閣不信任決議案提出に言及する野党をけん制した。「私は衆院解散権を持っていないが、不信任案を出してきた場合、直ちに解散で立ち向かうべきだと菅義偉首相に進言したい」と語った。

 野党が不信任案提出に触れる場合は口先だけでなく、解散を覚悟した上で党の意見を述べるべきだと指摘。「不信任案はもちろん否決するが、解散を望むならばわれわれは受けて立つ。与党は解散に打って出る覚悟を持っている」と強調した。

 不信任案を巡っては28日、立憲民主党の安住淳国対委員長がNHK番組で「重要な方法だ。準備したい」と表明した。

6671名無しさん:2021/03/30(火) 19:09:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea0c9ba082280ad0716aa422ea91679e050bdfc6
二階幹事長「他山の石」発言の本当の問題点
3/29(月) 21:05配信
ニューズウィーク日本版
<河井元法相が公選法違反裁判で一転して罪を認め、議員辞職する見通しになった。事件について、自民党の二階幹事長が「他山の石」と評したことが「他人事のよう」と責められている。二階氏は「言い間違えた」のだろうか>
2019年7月の参議院選挙における公職選挙法違反(買収)の罪に問われていた河井克行元法相は、3月23日から始まった被告人質問でこれまでの無罪主張を改め、起訴事実の大半を認めるとともに、25日には議員辞職願を衆議院に提出した。近く開かれる衆議院本会議で河井元法相の議員辞職が認められる見込みだ。【北島 純(社会情報大学院大学特任教授】

いま問題となっているのは、被告人質問の約1時間前、自民党本部でなされた二階俊博幹事長の発言だ。二階幹事長は「党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と述べたが、この「他山の石」の解釈を巡って議論が起きている。

野党サイドやSNSでは、二階幹事長の発言を「他人事のようで、無責任」だと批判する声が多くあがっている。一方で、そのような批判は的外れであり、「他山の石」に「他人事」という意味はないという指摘もなされている。はたしてどう考えればよいのだろうか。

2005年に公表された文化庁の「平成16年度『国語に関する世論調査』の結果について」によれば、「他山の石」を、「他人の誤った言行も自分の行いの参考となる」という本来の意味で使っている人が26.8%だった。これに対して、「他人の良い言行は自分の行いの手本となる」という意味で使っていた人は18.1%、分からないと回答した人が27.2%だった(調査対象:全国の16歳以上の男女3,000人、有効回収数2,179人)。

<「他山の石」に共通理解なし>

つまり、「他山の石」という言葉の意味が「分からない」とする回答が最も多く、「良い手本」となるという意味で理解している人も相当数いた。やや古い調査ではあるが、二階幹事長発言が議論となっているのは、国民の間で、この言葉について一義的な共通理解がないことが背景としてあろう。

他人の良い行いをお手本にするという解釈は、文化庁によれば、本来の意味とは異なるとされている。では、「他山の石」を、他人の「悪い行い」、「誤った言行」も自分の行いの参考となるという意味だとした場合、「他人」とは誰を指すのか。

今回の「他山の石」発言を批判する側からすれば、河井前法相による買収事件は自民党の中枢で起きたことであり、他ならぬ自民党の幹事長が、参議院選挙当時自民党員であった河井前法相の事件を「他人」というのは、当事者意識を欠くものでおかしいということになる。

6672名無しさん:2021/03/30(火) 19:10:46
>>6671

<「他山の石」の出典元を確認すると>
ここで、「他山の石」の出典となった『詩経』を確認してみよう。『詩経』は中国最古の詩集で四書五経の一つ。国風・雅・頌の三編からなるが、「他山の石」は雅(小雅)の「鶴鳴」に登場する。次のような内容だ。

鶴鳴于九皐 聲聞于野
魚潜在淵  或在于渚
樂彼之園
爰有樹檀  其下維擇
佗山之石  可以為錯
 
鶴鳴于九皐 聲聞于天
魚在于渚  或潜在淵
樂彼之園
爰有樹檀  其下維穀
佗山之石  可以攻玉

故白川静・立命館大学名誉教授によれば、その意味は、

「澤深く 鶴が鳴き その声が野に透る 魚は淵にひそみ 時に渚に遊ぶ 樂しい園に 樹(う)えた檀がある その下には落葉 他山の石も 我が玉を磨くべきぞ

澤深く 鶴が鳴き その声が天に透る 魚は渚に遊び 時に淵にひそむ 樂しい園に 樹えた檀がある その下には楮(こうぞ) 他山の石も 我が玉を磨くべきぞ」

というものだ(東洋文庫『詩経雅頌1』(白川静訳注)平凡社1998、130-132ページ)。

鶴鳴(かくめい)は、明治期文明開化の象徴とされた鹿鳴館(現・千代田区内幸町)の鹿鳴(ろくめい:宴会の意)ほど有名ではないが、野や天に鶴の声が通ること。鶴の姿は見えないことが多いので、才能があるが世間から認められていない賢者を例えて「鶴鳴之士」とも言う。楮は梶の木(クワ科)の植物で、この詩では雑木の意味だ。「錯」は砥石、「攻玉」は玉を磨き切磋すること。ちなみに「檀」は香木の名前で、「まゆみ」と読む。

白川静によれば、「詩意の明らかにしがたいところがあるが、他山の石を以て切磋することをいうのは、教誨の旨と解してよい」とされている。教誨(きょうかい)とは、刑務所の教誨師と同じで「教え諭す」という意味であり、単に自然の美を謳い上げた祭事詩にとどまらず、教訓を記した詩ということだ。

つまり、「他山の石」はやはり「人の振り見て我が振り直せ」という教訓に限りなく近い意味を持つというべきであり、このような『詩経』の原義に忠実であるならば、「他」とはまさしく「他の人」(自分以外の人)と解するべきということになろう。

とすると、今回の二階幹事長発言は少なくとも言葉の意味としては正しいと思われるが、いかがであろうか。

なお、「他山の石」について、「在野の賢人を迎え入れる」意味だとする解釈や、新婚を祝福する句だとして「嫁ぎし他国の娘も、玉を磨く砥石のごとく立派な妻となろう」とする解釈もある(『新釈漢文大系111 詩経 中』石川忠久著、明治書院1998、269ページ)。

<当事者意識を持って説明・再発防止できるか>

とはいえ、河井前法相夫妻による買収原資となった1億5000万円の実態解明という点で、国民の納得が得られる説明はいまだ尽くされていないことも事実だ。今回の幹事長発言は、「他山の石」という言葉の解釈が正しいかどうかが本質なのではなく、正しい意味の用法であったとしても国民から批判を浴びてしまうという、その政治状況こそが本質的な問題だ。

河井前法相は3月25日に発表した所感で、「皆様の信頼を裏切ってしまったこと、万死に値すると考えます。お金で人の心を「買える」と考えた自らの品性の下劣さに恥じ入るばかりです。この度の件については、裁判の場で誠心誠意丁寧に説明責任を果たして参る所存です」と述べている。

今回の選挙買収事件は民主政の手続的正当性という根幹を揺るがすものだ。買収資金の出所詳細も含めて、事件の実態を解明することが必要であり、河井夫妻の冷徹な切り捨てで終わりということにはなるまい。「政治とカネ」を巡る問題が相次いでいる。自民党は当事者意識をもって丁寧に説明責任を果たした上で、再発防止策を具体化しない限り、今回の事件を「他山の石」とすることは難しいだろう。

6673名無しさん:2021/03/30(火) 19:13:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/84d71736acb26f4868c611192bfaa21d0f2651f7
元タレントの森下千里氏、自民・二階氏と面会
3/29(月) 19:09配信
産経新聞
 次期衆院選で宮城5区からの出馬を目指している元タレントの森下千里氏(39)が29日、自民党宮城県連会長の西村明宏元官房副長官とともに二階俊博幹事長と党本部で面会した。西村氏は宮城5区の公認候補となる同区支部長に森下氏を任命するよう申請した。

 森下氏は面会後、記者団に「旅番組などで国内各地を回った中で、本当に日本は素晴らしい国だなと思うことがあり、その地域や、出会った方々に恩返しがしたいという気持ちが膨らんできた」と出馬の理由を語った。

 森下氏は名古屋市出身だが「今年は(東日本大震災の)震災10年という大きな節目だが、風化させないという意味でも自分でできることがあると思い決意した」と、同区からの出馬の理由を語った。同区は、立憲民主党の安住淳国対委員長が現職。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0586965d40cfd4b7f3f431642bbc27efbacf8800
元タレント森下千里氏、自民党本部で二階氏らと面会
3/29(月) 19:00配信
日刊スポーツ
元タレントの森下千里氏(39)が29日、東京・永田町の自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長ら党幹部に、宮城第5支部の新支部長就任を報告し、正式申請を行った。党内の承認手続きを経て、次期衆院選では宮城5区(石巻市、東松島市など)から、公認候補として立候補する。

森下氏は政界転進について「政治の道というのは昔から興味があったが、芸能界にいると、そういう発言などができなかった。旅番組などで日本中を回させていただいた中で、本当に日本って素晴らしい国だなと思い。その地域のために、出会った方々に恩返しがしたいという気持ちが膨らんできた」と説明した。

名古屋市出身で、東日本大震災では被災での炊き出しやチャリティー活動を行った。「自分が好きで、自分が選んでその地を訪れる。または住む。その地を盛り上げていきたい気持ちは出身ではない方でも思うことはある。私もその1人」とした。そして「特に今年は東日本大震災から10年という大きな節目ではありましたが、風化させないという意味でも、自分で出来ることがあるのではないかと、決意した」と語った。

宮城5区の現職は立憲民主党の安住淳国対委員長で8期連続で当選した強さを誇る。森下氏は「本当に胸を借りるつもりで」と、選挙戦を見据えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae08ee50d33da7017c11574e94b228f86dec7ef5
森下千里氏 候補者手続きで自民党本部訪問 愛知出身なのに…なぜ宮城で出馬?
3/29(月) 18:50配信
東スポWeb
 元タレントの森下千里氏(39)が29日、衆院宮城5区の候補者になる手続きのために自民党本部を訪れた。森下氏は宮城県石巻市を中心とした同区からの出馬を目指している。

 27日に地元県連は森下氏が同区支部長になることを承認。次のステップとして党本部で二階俊博幹事長ら幹部の決済を受ける必要があり、この日はあいさつと申請を兼ねての訪問となった。

 あいさつ後、森下氏が記者団の取材に応じた。政治の道を志した理由を聞かれると「昔から興味がありましたが、芸能界にいますとそういう発言はできなかったので、なかなか20代の時は深く考えてきませんでした。30歳を過ぎたころから『日本っていうものは何だろうか』と思うようになりました」と、徐々に政治について考えるようになったと明かした。

「というのは旅番組などで日本中を回らせていただいた中で、本当に日本って素晴らしい国だなあと思うことがあり、その地域や出会った方々に恩返しをしたいという気持ちが膨らんできました。自分が何を目指していくかという中で政治の道にぜひ行きたいなと思いました」

 愛知県出身なのに宮城県の選挙区なのはどうしてかとの疑問には「出身ではないですが、自分が好きでとか、自分が選んでその地を訪れる、または住む、そこの地を盛り上げていきたい気持ちは出身でない方でも思うことがあると思うんですね。私もその1人です」と訴えた。

 続けて「特に今年は震災10年という大きな節目がありましたが、それを風化させないという意味でも自分ができることがあるのではないかと決意しました」と東北の選挙区である理由を語った。

 選挙となったら対立候補は立憲民主党の安住淳国対委員長(59)になる。8回連続当選という強者だが…。「私としては胸を借りるつもりというか、いろいろ教えていただくこと、そして地域のためなら共に考えることもあるのかなと思っています」と森下氏。正式な候補者となるのはもうすぐだ。

東京スポーツ

6674名無しさん:2021/03/30(火) 19:14:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/773da5838db29d946a69243aa8634c7282099f6c
二階氏、次期総裁選も首相支持
3/29(月) 20:17配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、菅義偉首相の総裁任期満了(9月末)に伴う次期総裁選にふさわしい候補について問われ、「現総裁が国民の信頼を得て立派に活躍している。総裁が再選に向けて決意を新たにされた場合、党は全面的に支援することを考えている」と述べた。

6675名無しさん:2021/03/30(火) 20:57:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b9299b84aeb778692e505439434fa3408a8b68f
自民・二階幹事長、解散めぐる野党の応酬「結構。それが研鑽」
3/30(火) 12:37配信
産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は30日午前の記者会見で、衆院解散・総選挙をめぐって、立憲民主党の福山哲郎幹事長が「新型コロナウイルスの状況で解散できるならどうぞ。いつでも受けて立つ」と述べたことについて、「大いに結構ではないか。与党も野党も互いに相手が強くなったらこっちも強くなる。それが研鑽(けんさん)だ」と歓迎した。

 二階氏はその上で、「国民に『なるほど』といわれるような国政選挙を展開していくためには、日ごろから野党の皆さんがやる努力の3倍ぐらいは自民党はやらないといかんと思っている」と語った。

 二階氏は29日の記者会見で、野党が今国会で内閣不信任決議案を提出した場合は「直ちに解散で立ち向かうべきだと(菅義偉=すが・よしひで=首相に)進言したい」と発言。それを受けて福山氏が応酬していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a0a2d592e334ddfbac1cfeae1cd9ff1a828eef6
“五輪前の解散・総選挙”の見方も 与野党内で浮上
3/30(火) 18:29配信
TBS系(JNN)
 「不信任案が提出されればただちに解散を」。衆議院の解散総選挙をめぐる自民党・二階幹事長の発言が波紋を広げています。菅総理が沈黙を続ける中、オリンピック前の解散総選挙の見方も与野党双方から出始めました。

 「自民党幹事長としては、そうした(内閣不信任案が出された)場合に、私はただちに解散で立ち向かうべきだというふうに進言をしたいと思います」(自民党 二階俊博幹事長 きのう)

 二階幹事長は、立憲民主党など野党が内閣不信任案が提出した場合、菅総理に解散・総選挙を進言する考えを示しました。菅総理が29日、安倍前総理と50分にわたって内政や外交について会談したことも相まって、二階氏の発言はさまざまな憶測を呼んでいます。

 「党内を引き締める狙いなんだろうね。常在戦場ということだよ」(自民党若手議員)

 「(解散・総選挙は)いつあってもおかしくないと私は思ってません。コロナ対策、やるべきことをやはりしっかりやる必要があると思っています」(菅義偉首相 26日)

 菅総理は先週、早期の解散総選挙には慎重ともとれる発言をしました。関係者によりますと、菅総理は周囲に来月から始まる高齢者へのワクチン接種の道筋をつけることに全力で取り組む考えを示したということです。裏を返せば、4月から5月にかけ高齢者へのワクチン接種に一定の効果が現れた場合、オリンピック前の解散総選挙も菅総理の選択肢に入ってくることになります。政権幹部の1人も“オリンピック前”の可能性を匂わせます。

 「コロナの収束を待っていては選挙の日程が立たない」(政権幹部)

 一方、野党側も「取りうる行動は躊躇なくとっていく」として、不信任案提出も辞さない姿勢を改めて示しました。

 「ワクチンとこの第4波、これが防げなかった時には、私は総辞職に値するんではないかという認識で一致しました」(立憲民主党 安住淳国対委員長)

 オリンピック前の解散総選挙も視野に入れた与野党の駆け引きが活発化し始めています。(30日16:55)

6676名無しさん:2021/03/30(火) 20:57:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/33223a99d4fd4d157d3d074d925a8ae5cd35fb8d
永田町で始まる「解散」駆け引き 二階氏なぜ踏み込んだ?
3/30(火) 16:21配信
フジテレビ系(FNN)
二階幹事長の「解散」をめぐる発言の思惑について、国会記者会館から、フジテレビ政治部・佐藤友紀記者が中継でお伝えする。

二階幹事長の発言だが、自民党内からは「裏には『不信任案を出せるものなら出してみろ』という意味がある」との声が出るなど、まず野党をけん制する狙いがあるとみられる。

また、永田町では「解散はいつになるんだ」という話題に日に日に関心が強まっているため、「あくまで解散を判断するのは総理」ということを強調することで、首相の求心力を高める狙いもあるとの指摘もある。

一方、連立与党を組む公明党は、夏の東京都議選を非常に重要な選挙としている。

そのため、早期解散によって衆院選が同じ日になったり、近い日になると消耗が激しくなるため、早期の解散は避けたいというのが本音。

国会の後半戦は、解散をにらんで、与野党、そして与党内の議論が活発化するものとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a53bc55842e32371d9ecb8deb4ce54c02342c78
二階幹事長 野党をけん制 内閣不信任案なら「解散で...」
3/30(火) 6:21配信
フジテレビ系(FNN)
自民党の二階幹事長は29日、記者会見で、野党が内閣不信任案を提出した場合、「解散で立ち向かうべきだ」として、衆議院の解散・総選挙を菅首相に進言する考えを表明した。

自民党・二階幹事長「自民党幹事長としては、そうした場合(内閣不信任案提出)には、私は直ちに解散で立ち向かうべきだというふうに進言をしたい」

二階氏は、内閣不信任案提出の検討に言及する野党に対し、「解散を望むなら、われわれは受けて立つ。不信任案を出す限り、与党は解散に打って出る覚悟を持っている」と述べ、野党を強くけん制した。

一方、自民党の総裁選挙については、「菅首相が再選に向けた決意を新たにした場合、党は全面的に支援をすることを考えている」と述べた。

6677名無しさん:2021/03/30(火) 21:03:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/8da12dd42e7dbdce7040050c952210b9de33e07b
首相はコロナが対策が最優先と発言、解散観測で加藤官房長官
3/30(火) 12:21配信
ロイター
[東京 30日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は30日の閣議後会見で、二階自民党幹事長が前日、野党から内閣不信任案が提出されれば衆院解散で立ち向かうべきと発言したことについて、解散をどうするかは首相の専権事項だと指摘した。その上で、解散に関して菅義偉首相は「9月までに考えていくことは事実だが、とにかく優先すべきはコロナ(対策)だと述べている」と説明した。

新型コロナの新規感染者が増加している大阪府からまん延防止重点措置要請の考えが示されたことについては、同措置の「考え方」に沿って大阪府と緊密に連携して対応したいと述べた。兵庫県でも変異株のクラスターが報告されるなどの影響から病床使用率が50%を超えており、「状況を注視する」とした。

まん延防止等重点措置の適用になった場合、その地域で時短要請に協力した飲食店などに支払う協力金の額は「現時点で確としたものはない」という。加藤長官は「国会の付帯決議で、要請に応じたことやそれによる影響の度合い、法律の円滑な執行に配慮して十分な理解が得られるよう努めるとされており、そのことも踏まえて適切な対応を図っていく」と述べた。

営業時短への協力金については現在4月21日までの経過措置として、午後9時までの時短要請に応じた場合に1日4万円を支払う要請が全ての都道府県を対象に発出されている。

(中川泉 編集:田中志保)

6678名無しさん:2021/03/30(火) 21:04:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/51d08e43f0223fe5d2bbe1ba7dd782e3d5bec5f4
奇言乱発の二階幹事長 ドンの地位を守るため菅氏による解散阻止へ
3/30(火) 7:05配信
NEWSポストセブン
 無派閥で党内の足場が弱い菅義偉・首相の政権基盤を支えているのは、「二階」「創価学会」「維新」の3本柱といわれる。

 後見人の二階俊博・幹事長が自民党内に睨みを利かせ、与党では公明党・創価学会とのパイプに支えられ、野党には友好関係にある日本維新の会という“補完勢力”を持つ。その微妙なバランスで、コロナ対策に失敗しても「菅おろし」の動きを防ぎ、政権を維持してきた。

 だが、その柱が1つずつ折れていく。蜜月だった二階氏との関係は、いまや冷め切っていると言っていい。

 首相を支える者が誰もいなくなると、自民党内で仲間割れが始まった。政権をかき乱す側に回ったのが二階氏だ。

「そこまで言うのか」。さる3月10日、超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」の会合で二階氏の発言を聞いた自民党議員たちは衝撃を受けた。

 議連は4月に訪米する菅首相にバイデン大統領との日米首脳会談で拉致問題解決への協力を働きかけるよう求めたが、二階氏は首相が「条件をつけずに会う用意がある」と金正恩総書記に呼びかけていることに、

「条件をつけずに向き合うって、それどうするんだ。こんなことでは国民は納得していない」

 と真っ向から批判の言葉を浴びせたからだ。

 二階氏の“奇言”はそれだけではない。大規模な選挙買収事件の被告、河井克行・元法相が公判で議員辞職を表明したことに、二階氏は会見(3月23日)で、「他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と発言。「妻の案里氏は二階派で“他山”とは言えないだろう。無責任だ」と党内でも批判が出ている。二階氏側近に言わせると、「河井は菅首相の側近。“菅の監督責任、不始末で迷惑している”という思いがあったんじゃないか」ということになる。

 その二階氏が気色ばんだのは解散・総選挙をめぐる問題だった。菅首相が会見で「9月までが(総裁)任期だから、その中で考えていく」と発言し、10月の衆院任期満了の前にあくまで自分の手で解散する姿勢を示せば、下村博文・政調会長も「追い込まれ解散という構図はつくりたくない」と4月の首相訪米後の解散の可能性に言及するなど、自民党幹部たちから一斉に解散論が流された。

 それに対して、二階氏は自民党大会後の会見(3月21日)で、「(下村氏は)どれだけ仲間の選挙のために汗をかいたのか。自分の選挙は大丈夫なのか」と言い切った。

 その背後にあるのは二階氏の焦りだ。党内第4派閥の勢力しか持たない二階氏が“自民党のドン”と呼ばれる力を持ったのは、菅政権の生みの親で、後見人として菅首相に強い影響力を持っていたからだ。一蓮托生だった2人の関係が悪化すれば、菅首相が求心力を失うと同時に、二階氏も“ドン”の座は維持できない。

 実際、菅首相の長男の接待など一連の総務省接待問題では、二階派幹部の武田良太・総務相や二階氏が「次の総裁候補」として目を掛けている野田聖子・元総務相らに火の手が広がり、二階氏の力にはっきり翳りが見えてきた。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「二階派には選挙基盤が弱い議員が多く、総選挙になれば大きく勢力を減らす可能性が高い。そうなると総裁選への発言力もなくなり、二階氏の幹事長続投は難しい。総裁選まで幹事長として党内の実権を握っておきたい二階氏は、菅首相の手で解散・総選挙を絶対にさせたくない」

※週刊ポスト2021年4月9日号

6679名無しさん:2021/03/30(火) 21:21:35
>>6627

https://news.yahoo.co.jp/articles/57ab5614a4fed26f08d45a02d0e457d3aa4abe09
自公連立、首相に就いたら「ぎくしゃくする場面」も[菅流政治]検証半年<6>
3/24(水) 5:01配信
読売新聞オンライン
不満が充満
 今月1日、自民党本部で記者団の前に立った自民党選挙対策委員長の山口泰明、公明党選対委員長の西田実仁に笑顔はなかった。

 「もっと強引にやってもいい部分もあったが、丁寧に丁寧にやって、ここに至った」

 山口は慎重に言葉を選んだ。「感情も含めて色んなことがあるが、信頼関係をより強固にできるきっかけになった」。西田は自らに言い聞かせるように語った。

 2人はこの日、衆院広島3区を巡り、公明党副代表の斉藤鉄夫を与党統一候補とする合意文書に署名した。だが、参加を予定していた両党の地元組織トップの姿はなかった。自民党広島県連には、斉藤擁立への不満がくすぶっているためだ。

 その夜、斉藤が菅義偉首相の携帯電話を鳴らすと、すぐに菅から折り返しがあった。

 「自民党県連の理解をいただけるよう、とにかく頑張ります」。斉藤の言葉に、菅は「頑張って。応援するから」と励ました。菅は官房長官時代、公明党幹事長だった斉藤と毎日のように連絡をとりあっていた。「菅さんは本当に公明党に配慮してくれた」。斉藤は振り返る。

 安倍政権で、菅は公明との調整役を担った。公明の支持母体・創価学会の副会長で、選挙を取り仕切ってきた佐藤浩ともパイプを持ち、強固な関係は「SSライン」と称された。

 2019年10月に消費税率が10%に引き上げられた際、公明党が主張した軽減税率が導入された。首相だった安倍晋三や副総理兼財務相の麻生太郎は当初慎重だったが、導入を後押ししたのが菅だった。麻生が衆院の早期解散を安倍に進言すると、菅は公明の意向を踏まえ、強く反対した。「菅は公明の方ばかり向いている」。安倍時代、麻生が不満を漏らすこともあった。

 ところが、菅が首相に就くと、自公がぎくしゃくする場面が目立ち始めた。「調整役の『菅官房長官』がいなくなった」(自民党職員)ことが影響しているのは明らかだ。広島3区の調整が難航しても、菅は最後まで口を出さなかった。

トップ会談
 トップ同士のやりとりは、安倍時代より格段に増えている。

 「2週間程度、延長する方向です。この後、記者発表します」。3日夕、菅は1都3県の緊急事態宣言を再延長する方針を決めると、すぐに公明代表・山口那津男の携帯電話を鳴らした。

 頻繁に電話がかかってくるため、山口は何度か気付かず、電話を取り損ねた。最近では携帯電話を常に手放さず、寝る時も近くに置いておくようにしている。「ケミストリー(相性)が合わない」と評された安倍との関係とは対照的だ。

 昨年末、後期高齢者が医療機関で支払う窓口負担を巡り、菅と公明の主張はずれた。政調会長、幹事長レベルでまとまらず、最後は菅と山口の会談で決着した。

6680名無しさん:2021/03/30(火) 21:22:22
>>6679

https://news.yahoo.co.jp/articles/85653de85193d337452c9423cb1be7ebc35945d3
「首相はいいかげんにしてほしい」批判の返信はがき…[菅流政治]検証半年<7>
3/25(木) 5:01配信
読売新聞オンライン
党員から批判
 自民党本部は先月、所属議員に対して、地元有権者1000人に往復はがきを送るよう指示した。次期衆院選をにらみ、有権者の意見をすくい取る狙いだ。首都圏選出の衆院議員のベテラン秘書は、返信されたはがきを見て驚いた。

 「菅首相にはいいかげんにしてほしい」「首相を交代させろ」

 菅義偉首相への批判の声が、少なからずあった。はがきは党員や熱心な支持者に送った。「党員ですらこの有りさまで、衆院選は大丈夫か」。秘書は危機感を募らせる。

 菅の自民党総裁任期は9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了を迎える。菅が政権を担い続けるには、これから半年余りの間に、衆院選と総裁選という二つの戦いを乗り切らなければならない。

 衆院選に勝利し、総裁選を無風で切り抜ける――。そのために、どのタイミングで衆院解散に踏み切るか、菅は模索している。

 18日の記者会見では、衆院解散について「9月までが任期だから、その中で考えていく」と口にした。党内では「衆院議員任期(10月)の言い間違い」と見る向きもあるが、「首相は総裁選より前の衆院解散を考えており、本音が漏れた」(党幹部)と臆測を呼んでいる。

 ベテラン議員は「菅内閣の支持率がそれなりにあれば、代える必要はない」と語る。ただ、党内には菅の政権運営への不安がくすぶっており、「支持率が急落すれば、一気に『ポスト菅』に動き出す」との指摘もある。

世論調査1位
 「地元でどういうことがあったかを吸い上げ、改善すべきことがあれば言ってほしい」

 行政・規制改革相の河野太郎は3月に入り、党内全派閥の領袖(りょうしゅう)を訪ね歩いた。自らが担当するワクチン接種についての意見を聞き、協力を求めるためだ。突破力や発信力には定評のある河野だが、かねて「調整力が課題」とされてきた。「今までこんなことする人じゃなかった。色々なことを考え始めたのだろう」。領袖の一人は、総裁への意欲を強く感じ取った。

 次の首相にふさわしい自民党の政治家は――。読売新聞の世論調査(5〜7日実施)で、河野は26%で1位となり、3%にとどまった菅を大きく引き離した。

 菅と河野は、同じ神奈川県選出で関係は深い。環境相の小泉進次郎とともに、定期的に衆院議員宿舎で「神奈川会合」を開いている。「菅首相が総裁選で再選を目指せば、河野氏は出馬しない」(麻生派中堅)と目されているものの、菅が不出馬という事態になれば、総裁候補の筆頭に躍り出る可能性がある。

 河野のネックは、所属する麻生派で衆目一致する総裁候補となっていないことだ。過激な言動を繰り返してきた河野へのアレルギーは、派内で根強い。

6681名無しさん:2021/03/30(火) 21:24:31
>>6680

https://news.yahoo.co.jp/articles/48e89111b17f666e00adac7559cbf2a7bc6db6a7
伊吹氏「自助は弱者切り捨てというのは間違い、首相は理念堂々と」…[菅流政治]検証半年<8>
3/26(金) 5:01配信
読売新聞オンライン
与党と両輪で
 新型コロナウイルスの感染拡大で、国民には不安や不自由さ、いらだちがある。誰が首相をやっても、国民のいらだちを収め、内閣支持率を維持するのは難しい。菅政権は、平時ではないという目で評価すべきだろう。

 菅首相が内閣の最優先課題として、新型コロナの収束と経済の正常化を挙げているのは正しい現状認識だ。指導力不足との評もあるが、私はあると思う。ただ、首相官邸、与党を含めて「チーム菅」という感じが希薄で、気の毒な印象だ。

 コロナ対策は「後手」と批判されている。官邸、与党との十分な協調体制の中で、民意をしっかり首相にインプットしてあげる役割、人物が大切だ。

 安倍晋三前首相がいみじくも言ったように、菅内閣には「菅官房長官」がいない。官邸スタッフの力も、安倍内閣の時と比べて弱い。安倍内閣は、菅官房長官と官邸スタッフが強力に安倍氏をサポートしていた。

 選挙の洗礼を受けていない者(官僚)が、政治の意思決定に強く介入するのは賛成ではない。菅内閣では、官僚を含む政府と与党が車の両輪になって、政策を動かしていくことが望ましい。

 政治家と官僚は、国民への奉仕者という意味では対等だが、政策決定の最後の責任は政治家にある。今は官邸から党への報告、連絡、相談がちょっと欠けている。与党が全面的に協力できる雰囲気をうまく作るのが、官邸スタッフの仕事だ。

政策うまくプレゼンを
 首相は、「理念がない」とか、携帯電話料金の引き下げなど個別政策が多いといわれる。政策をうまくくくってプレゼンテーション(発表)すれば、「国家像がない」という批判を招かないのではないか。

 首相は、自らの目指す社会像として「自助・共助・公助、そして絆」という理念を示している。自助は、弱者切り捨ての新自由主義的な発想だというのは間違いで、出来る範囲で努力してみるという人間社会の基本だ。自助をする人に「ばからしい」と思わせたら、国家や財政は成り立たない。首相は、堂々と自分の理念を出した方がいい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/771f4a638c5459f4bf45706c07f2bc39d1697888
国民へのメッセージ、届け方は安倍政権の方がうまかった…[菅流政治]検証半年<9>
3/30(火) 5:01配信
読売新聞オンライン
増える死者
 菅内閣のこの半年の最重要課題は、新型コロナウイルス対応だった。だが、対策は不十分で、安倍政権の時に比べて死者数は増えている。

 11月中旬以降に起きた医療体制の逼迫(ひっぱく)に、もっと注意するべきだった。安心・安全は全ての活動の基本だ。病気になった時にすぐ病院に行ける、心臓発作が起きたら救急車を呼んですぐ診てもらえる――。こうした社会基盤が揺らげば、他の政策を前に進めることはできない。

 菅首相は、観光支援策「Go To トラベル」にこだわりすぎ、対応が遅れた。人が移動すれば感染は広がる。国民に感染対策の徹底を求めながら、「トラベル」や「Go To イート」の旗を振った。日本国民は真面目なので、政府がきちんと方針を伝えれば、基本的に協力すると思う。それなのに、メッセージに統一性がなく、国民はどう協力すればいいのか困惑した。

 政府と自治体の連携不足も、解消されていない。感染者数が多いのは東京23区で、区長が感染対策にかなり責任を負う。首相は区への対応を東京都任せにせず、国と区の協議会設置など、自ら区長とパイプを開き、「検査をお願いします」「困ったことはありませんか」と相談するべきだった。病床確保のため、専門病院化を含め、国立病院の活用を検討すべきだった。今からでも遅くはない。

五輪の成否
 東京五輪・パラリンピックの成否は、感染対策に全てかかっている。五輪までの間にもう一度、感染が拡大する可能性は十分にある。首相が陣頭指揮して、感染対策を行う必要がある。感染拡大を抑え込んだ上で、東京大会を開催するべきだ。

 新型コロナ対策で打ち消された感はあるものの、菅内閣が半年間で、将来世代のための政策を打ち出してきた点は評価したい。デジタル庁の創設や不妊治療の保険適用、2050年カーボンニュートラルなどは意義深いことだ。

 ただ、国民へのメッセージの届け方は、安倍政権の方がうまかった。国民は日々の生活に追われている。時の政権が何をやろうとしているのかを伝えるには、分かりやすいメッセージが必要だ。安倍政権は「1億総活躍社会」「人生100年時代」など、上手に発信していた。

6682名無しさん:2021/03/31(水) 05:29:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/38c7aba7872bd3ee36fb9cce5da484b41e367635
二階幹事長の解散発言 与野党内に波紋広がる
3/30(火) 20:57配信
フジテレビ系(FNN)
自民党の二階幹事長が29日、「内閣不信任案が提出された場合は、衆議院の解散を菅首相に進言する」と発言した波紋が、与党内にも広がった。

公明党・山口代表「内閣不信任案が出て、どう判断するかも含めて、総理が判断すべきこと。先般、総理と懇談した際には、このコロナの対応をしっかりやっていこうと」

公明党の山口代表は、「解散するかどうかは首相の専権事項」としたうえで、現在はコロナ対応が最優先だとの意向をにじませた。

一方、二階氏は、自身の解散発言について、野党幹部が「解散できるなら受けて立つ」と語ったことについて聞かれ、「大いに結構ではないかと思う」と述べるなど、強気の構え。

こうした中、立憲民主党と共産党、国民民主党の国対委員長が、30日に国会内で会談し、新型コロナウイルス感染の第4波が防げなかった場合、菅内閣は総辞職に値するとの認識で一致した。

立憲民主党の安住国対委員長は、「第4波を防げなかったり、ワクチンの接種がうまくいかない場合は、明確に政治責任を問わなければならない。そのためにとりうる行動は、ちゅうちょなくとっていきたい」と述べ、内閣不信任決議案の提出を検討する考えを重ねて示した。

6683名無しさん:2021/03/31(水) 05:33:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8c9b704374ab0ddb9e2ea83f13f9d12cbe24356
菅首相と二階幹事長が目論む解散総選挙 最有力は5月11日告示 23日投開票?!〈週刊朝日〉
3/30(火) 20:12配信
AERA dot.
  菅義偉首相が約5か月ぶりに安倍晋三・前首相とサシで面談したことが永田町で憶測を呼んでいる。菅首相は3月29日午前、首相官邸から衆院議員会館の部屋に出向き、安倍氏と約50分に渡り、2人っきりで面会した。

 首相官邸に戻ると、「訪米するので意見交換した」と記者団を煙に巻いたが、「衆院解散についても話したんだろう」(野党幹部)との憶測が一斉に流れた。

「挨拶だけで、すぐに出てくるのかと思ったら、話し込んでいた。解散じゃないかと憶測を呼んでマスコミの数は膨れ上がり、安倍さんの部屋の周辺に30人は超える記者が詰めかけた」(政治部記者)

 一方、安倍氏は菅首相との会談が終わると10分ほどで記者団を振り切って議員会館を離れた。

 その後、自民党本部で二階俊博幹事長が記者会見。野党が内閣不信任案を出す動きを牽制し、解散にこう言及した。

「ただちに解散して立ち向かうべきだという進言を(菅首相に)したいと思います。解散に打って出る覚悟を持っています。私に解散の権限はないが、(野党が)衆議院の解散、総選挙を望むなら、受けて立ちます」

 その後、自民党の衆院議員から筆者に送られてきたメモには、次のように記されていた。

【5月23日総選挙説】

4月中にデジタル庁法成立させ、28日(水)or30日(金)に衆議院解散。

5月11日(火)衆院選挙告示

5月23日(日)投開票

6月2日(水)特別国会召集、首班指名、組閣

6月18日(金)衆参本会議※所信演説 

6月21日(月)衆本会議※代表質問

6月22日(火)参本会議※代表質問、衆本会議※代表質問

6月23日(水)参本会議※代表質問、沖縄慰霊の日

6月25日(金)東京都議選告示

7月4日(日)東京都議選

7月23日(金)オリンピック開幕――。

 メモを送ってくれた自民党衆院議員はこう語る。

「菅首相がアメリカ訪問で成果をあげて、コロナ感染も小康状態ならこのタイミングで解散、総選挙があってもおかしくない」

 また、ある閣僚の秘書も「5月23日に選挙の投開票となるので、そのつもりで準備に取り掛かれと言われた」と証言する。

 永田町では今後、解散、総選挙のタイミングは3つの時期だと見られる。

1つ目は、菅首相の訪米後の5月23日。

2つ目は、東京都議選に合わせた7月初めの投開票。

3つ目は、7月下旬からはじまる東京五輪とパラリンピックが終わり任期満了に近い時期だ。

 二階派の衆院議員はこう話す。

「29日の二階氏の踏み込んだ発言は、解散、総選挙でも自民党は過半数は取れ、菅政権も続くという前提です。東京五輪が終わった後は正直、解散総選挙はやりにくい。新型コロナウイルス感染拡大で、東京五輪開催自体も危うい。東京五輪が行われたとして、日本が目標にする金メダル30個の獲得が達成できなかった場合、政治責任が追及される雰囲気になることもあり得ます。それに任期満了で、追い込まれて解散というパターンは最悪になる。それは菅首相も二階氏も同じ意見でしょう。そうなれば、5月か7月に解散に打って出る可能性が高い。私もその覚悟はしている」

 それに対して、立憲民主党幹部はこう胸の内を話す。

「解散はいつあってもおかしくない、準備はしている。しかし、正直、まだ野党は統一候補でまとまるか不透明な情勢です。任期満了に近い日程の方が、菅政権を追い詰める時間があるので助かるという感じはあるね」

 先週末のマスコミの世論調査の数字を見ると、菅政権への内閣支持率は一時よりは回復している。しかし、「不支持」が「支持」をやや上回るか、拮抗という現状が続いている。

 また新型コロナウイルスのワクチン接種も思うようには進まず、東京や大阪では感染の「第四波」という懸念が現実のものとなり始めている。

「正直、4月末解散に5月23日投開票でやりたいと思います。4月25日の衆院と参院の補選、再選挙での世論調査を自民党本部は頻繁にやっているが、数字は思ったほど悪くない。ただ、解散したが、新型コロナウイルスの第四波となれば、選挙どころじゃない。菅首相がどこでどう踏ん切りをつけるかだね」(自民党幹部)

 解散風は吹くか。(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

6684チバQ:2021/03/31(水) 15:57:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/7533210134808513795b095fda7d72be8331ec83

“ポスト菅”さえない面々 任期残り半年「無投票再選」狙う首相
3/31(水) 10:17配信




自民党新総裁に選出された当時の菅義偉氏(撮影・中村太一)
 菅義偉首相の自民党総裁としての任期(9月30日)満了まで、30日で半年。後見役の二階俊博幹事長からいち早く続投支持のエールを送られた首相は、総裁選で無投票再選を狙うのが基本戦略だ。政権の浮沈は新型コロナウイルスの感染状況と軌を一にする。「ポスト菅」をうかがう面々はその局面に備えて地力を蓄え、存在感をアピールしようと躍起だ。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「(菅)現総裁が国民の信頼を得て立派に活躍している。総裁が再選に向けて決意を新たにされた場合、党は全面的に支援する」

 昨秋の総裁選で勝利の流れをつくった二階氏は29日の記者会見で、次の総裁選でも首相を支持することを明確に打ち出した。首相の再選戦略は、10月21日の衆院議員の任期満了までにある解散・総選挙と連動する。党幹部は「先に解散を断行して衆院選で良い結果を得られれば、党内の反対論は下火になり、総裁選の無投票再選が見えてくる」と話す。
 ただ、新型コロナの感染状況によっては内閣支持率が急落し、首相が「選挙の顔」にならないと見なされ、党内政局になる可能性もゼロではない。その場合、「ポスト菅」の筆頭候補に上がってきそうなのが河野太郎行政改革担当相。国民的な知名度が高く、ツイッターのフォロワー数は230万超を誇る。

 自民内の評価は微妙だ。首相からワクチン接種の司令塔役を託されているが、党側との対話が足りないまま独走して不興を買うことも。所属する麻生派からは「自分が発信して目立つことだけでなく、どうやったら仲間が付いてくるかを考えてほしい」(ベテラン)と、リーダーとしての心得を諭されている。

 前回総裁選で首相に敗れた後、無役となった岸田文雄前政調会長は、安倍晋三前首相らとのパイプを頼りに活路を開こうとしているが、露出は減り埋没している。地元の参院広島選挙区再選挙(4月25日投開票)を県連会長として勝利に導けるかが今後を占う一里塚となるが、岸田派内には「勝つのが当たり前。結果次第では総裁選どころではなくなる」(若手)との声もある。
 さらに苦境に立つのが石破茂元幹事長だ。最下位に沈んだ前回総裁選後、派閥会長を辞任。所属議員は2人が退会して17人となり、総裁選立候補に必要な20人の推薦人集めも厳しくなっている。党総裁、首相への意欲は捨てていないとされるが、所属議員は「まだ、次期総裁選の話題を口に出せる雰囲気ではない」。

 このほか、野田聖子幹事長代行が初の女性宰相への意欲を示し続けており、若手の小泉進次郎環境相に飛躍を期待する声もある。

 (郷達也、湯之前八州、河合仁志)

6685名無しさん:2021/03/31(水) 18:04:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f6335864f069e028c6e32fcae2dc8725442c742
菅政権を“支えるふり”の麻生副総理 秘かに狙う安倍前首相の復権
3/31(水) 7:05配信
NEWSポストセブン
 無派閥で党内の足場が弱い菅義偉・首相の政権基盤を支えてきたのは、後見人の二階俊博・幹事長が自民党内に睨みを利かせてきたからだ。だが、蜜月だった二階氏との関係は、いまや冷め切っていると言っていい。

 二階氏に代わって菅政権をコントロールしようとしているのが麻生太郎・副総理兼財務相だ。

 菅首相は二階氏とは距離を置く一方で、麻生氏に急接近。昨年10月、12月、今年1月と毎月のように会食を重ねてきた。

 麻生氏も、菅首相が喉を痛めていることを知ると、「のど飴」を差し入れ、菅首相が「効果てきめんです。感謝しています」と感謝のメッセージを送るほどの蜜月ぶりだ。

「コロナの追加経済対策でも総理は麻生さんの顔色を窺って追加の給付金を『考えていない』と否定していたが、低所得の子育て世帯に子ども1人あたり5万円の特別給付金支給を決めた。これも麻生さんがウンと言ったから支給できることになった」(官邸の中堅官僚)

 ところが、麻生氏が力を持つや始めたのが二階派大臣への露骨な批判だ。麻生氏は同じ福岡選出で“犬猿の仲”として知られる二階派幹部の武田良太・総務相が国会答弁でNTTとの会食について「国民の疑念を招く会食はしていない」と繰り返したことに、

「武田にちょっと言おうかなと思ったんですけど。あんまり仲が良くないので黙っておきました」
「正直なところ、『いい加減にしろや』と言おうと思った」

 と“閣内不一致”を暴露し武田氏を追い詰めた。

 また、緊急事態宣言の解除にあたっては「マスクなんて暑くなって口の周りがかゆくなって最近えらい皮膚科がはやっているそうだけど。いつまでやるの?」と語って物議を醸している。

 麻生氏も、言いたい放題で政権の足を引っぱり、本気で菅政権を支えようとしているとは思えない。菅側近はこう言う。

「麻生さんは菅総理を全く信用していない。コロナ対応で麻生さんの考えは、自粛などやめて経済を回せというものだが、総理は西村康稔・経済再生担当相、田村憲久・厚労相、加藤勝信・官房長官の3大臣と協議して決め、副総理の麻生さんはメンバーにも入っていない。マスク発言は“いつまで自粛させるのか”という総理への当てつけだ」

 末期症状の菅政権にあって、麻生氏が政権を支えているふりをしているのは盟友の安倍晋三・前首相の復権を待っているからだ。

「麻生さんは安倍さんに最大派閥・細田派の会長に就任するように強く勧めている。両派が組めば9月の総裁選で新総裁を担ぎ、キングメーカーになれるからだ。安倍さんもその気だが、会長になるには準備がいる」(細田派ベテラン)

 安倍氏の復権計画については、森喜朗・元首相が地元の月刊誌のインタビューで興味深い秘話を語っている。

 森氏は東京五輪組織委員会会長の辞任にあたって、川淵三郎氏より前に安倍氏に後継を打診した。しかし、安倍氏が秘書を通して「次の総選挙に向けて派閥の議員の応援に回りたい」という理由で辞退した経緯を明かしたうえで、こう語っている。

「うちの派の幹部連中に安倍さんの思いを教えておいたよ。みんなしっかり選挙に勝ち抜いて、安倍さんをうちの派に迎えようと。そして、あらためて安倍派をつくればいいと言っておきました」(月刊北國アクタス4月号)

 その安倍氏が派閥会長に復権したとき、麻生―安倍の院政コンビによる菅おろしが始まる。

 官邸サイドは、そうなる前に一か八かの「解散・総選挙」に踏みきり、9月の総裁再選に向けて求心力を回復しようと動いているが、果たして“裸の王様”になった菅首相に解散権という「伝家の宝刀」を抜く力が残っているのか――。

※週刊ポスト2021年4月9日号

6686名無しさん:2021/03/31(水) 18:11:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/7533210134808513795b095fda7d72be8331ec83
“ポスト菅”さえない面々 任期残り半年「無投票再選」狙う首相
3/31(水) 10:17配信
西日本新聞
 菅義偉首相の自民党総裁としての任期(9月30日)満了まで、30日で半年。後見役の二階俊博幹事長からいち早く続投支持のエールを送られた首相は、総裁選で無投票再選を狙うのが基本戦略だ。政権の浮沈は新型コロナウイルスの感染状況と軌を一にする。「ポスト菅」をうかがう面々はその局面に備えて地力を蓄え、存在感をアピールしようと躍起だ。

 「(菅)現総裁が国民の信頼を得て立派に活躍している。総裁が再選に向けて決意を新たにされた場合、党は全面的に支援する」

 昨秋の総裁選で勝利の流れをつくった二階氏は29日の記者会見で、次の総裁選でも首相を支持することを明確に打ち出した。首相の再選戦略は、10月21日の衆院議員の任期満了までにある解散・総選挙と連動する。党幹部は「先に解散を断行して衆院選で良い結果を得られれば、党内の反対論は下火になり、総裁選の無投票再選が見えてくる」と話す。

 ただ、新型コロナの感染状況によっては内閣支持率が急落し、首相が「選挙の顔」にならないと見なされ、党内政局になる可能性もゼロではない。その場合、「ポスト菅」の筆頭候補に上がってきそうなのが河野太郎行政改革担当相。国民的な知名度が高く、ツイッターのフォロワー数は230万超を誇る。

 自民内の評価は微妙だ。首相からワクチン接種の司令塔役を託されているが、党側との対話が足りないまま独走して不興を買うことも。所属する麻生派からは「自分が発信して目立つことだけでなく、どうやったら仲間が付いてくるかを考えてほしい」(ベテラン)と、リーダーとしての心得を諭されている。

 前回総裁選で首相に敗れた後、無役となった岸田文雄前政調会長は、安倍晋三前首相らとのパイプを頼りに活路を開こうとしているが、露出は減り埋没している。地元の参院広島選挙区再選挙(4月25日投開票)を県連会長として勝利に導けるかが今後を占う一里塚となるが、岸田派内には「勝つのが当たり前。結果次第では総裁選どころではなくなる」(若手)との声もある。

 さらに苦境に立つのが石破茂元幹事長だ。最下位に沈んだ前回総裁選後、派閥会長を辞任。所属議員は2人が退会して17人となり、総裁選立候補に必要な20人の推薦人集めも厳しくなっている。党総裁、首相への意欲は捨てていないとされるが、所属議員は「まだ、次期総裁選の話題を口に出せる雰囲気ではない」。

 このほか、野田聖子幹事長代行が初の女性宰相への意欲を示し続けており、若手の小泉進次郎環境相に飛躍を期待する声もある。

 (郷達也、湯之前八州、河合仁志)

6687名無しさん:2021/03/31(水) 18:56:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/da02befec5f323e2269c9726b3c78d16bb34978c
下村氏「高度な政治判断」 二階氏「内閣不信任案なら解散進言」に
3/31(水) 16:34配信
産経新聞
 自民党の下村博文政調会長は31日の記者会見で、同党の二階俊博幹事長が内閣不信任決議案が提出された場合には菅義偉首相に衆院解散を進言したいと表明したことについて「高度な政治判断で発言していると思う」と述べた。

 内閣不信任案に関して下村氏は「国民からみて、新型コロナウイルス対応や経済対策をしているのかということが目線として大切だ。中身が問われる」と述べ、野党を牽制(けんせい)した。解散については「首相の専権事項なので、最終的には首相の判断だ」と語った。

 一方、野党が衆院に提出した武田良太総務相の不信任決議案については「総務相としての実績を積み重ねている。正々堂々と与党として否決し、武田氏はその後も説明責任を果たしてほしい」と述べた。

6688名無しさん:2021/03/31(水) 18:57:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ba0dba81c1603aa33de0ff92fb9f93fa9c783be
“中国カジノ疑惑” 無罪主張の秋元司被告 二階派の元盟友・河井克行被告との共通点と違い
3/31(水) 6:15配信
東スポWeb
 カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡り、中国企業から賄賂を受け取ったとされる衆院議員の秋元司被告(49)が29日、東京地裁での初公判で「すべての事件は無罪だ」と身の潔白を主張した。永田町で注目されているのは、秋元氏がどうケジメをつけるかだ。

 秋元被告は中国企業「500ドットコム」から中国や北海道への旅行費や衆院選の陣中見舞いなど計約760万円を受け取った疑いで、2019年に収賄容疑で逮捕された。昨年2月に保釈されたが、中国企業の元顧問2人に裁判での偽証を依頼していたことを暴露され、証人等買収の疑いで同年8月に再逮捕されていた。

 初公判で秋元被告は、白髪頭で「職責を果たせないでいることは大変申し訳ない」と謝罪したうえで、起訴内容は全面否認した。秋元被告が「職責」と言葉にしたのは、逮捕された後も議員バッジをつけたままで、辞職していないからだ。

 自民党関係者は「最初の逮捕時に離党こそしましたが、いまも二階派の特別会員で籍を置いている。最高裁までもつれることが必至の裁判は長期化が予想され、10月までに衆院選が行われる。秋元氏がどうするかで、野党も含めて対応を見守っている状況です」と指摘する。

 秋元氏の地盤は東京15区(江東区)で、自民党は後継候補をまだ擁立していない。「区議の山崎一輝氏を擁立する動きがあったが、都議会幹事長の要職に就き、7月に都議選が控える。元みんなや希望で、無所属の柿沢未途衆院議員をスカウトの声もあったが、止まったまま。秋元氏が無所属で出馬する公算が高いが、地元は再逮捕された一件があるのでドン引きしています」(前出の関係者)

 一方で、衆院議員の河井克行被告(58)が無罪主張から一転、選挙買収を認め、議員辞職届を出したケースもある。

 直前で反省の態度を示すことで、執行猶予付きの判決を狙った説や選挙への影響を考慮し、自民党幹部から説得されたのではないかとの声も飛び交っているが、河井氏も元二階派だった。果たして秋元被告は徹底抗戦を貫き通すのか、それともどこかの場面で白旗を上げる時が来るのか――。

東京スポーツ

6689名無しさん:2021/04/01(木) 07:04:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/82dd53baf3a2175674a50333dc5269e8cee88681
小泉環境相、菅氏が自民総裁選出馬なら支持 「全力で支える」
4/1(木) 6:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
 小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)は3月31日、神奈川新聞社の単独インタビューに応じ、今秋の自民党総裁任期満了に伴う次期総裁選について、菅義偉首相(2区)が再選出馬した場合は支持する考えを示した。「全力でお支えする」と明言した。

 首相の総裁任期は9月30日まで。首相本人は再選出馬を明らかにしていないが、二階俊博幹事長はすでに続投への支持を表明している。

 小泉氏はインタビューで、総裁選への自身の対応について「短期政権にプラスはない。菅総理が掲げている政策は1、2年で形になるものではない」と強調。首相の肝いり政策で、自身が旗振り役を担う2050年までの温室効果ガス排出の実質ゼロ(カーボンニュートラル)や気候変動対策を挙げ、「菅政権発足後、考えられないスピードで政策が実現している。この流れを止めたくないし、さらに加速させたい。菅総理と一緒に政策実現を目指すことが日本の次世代への責任だと考えている」と語った。

神奈川新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/af360b4d46d98b893f28d8ba77df59034da52fb4
二階氏の解散発言「高度な判断」 自民・下村氏
3/31(水) 18:17配信
時事通信
 自民党の下村博文政調会長は31日の記者会見で、二階俊博幹事長が内閣不信任決議案の提出には衆院解散で応じるなどと発言したことについて、「幹事長なりの高度な政治判断だろう」との見方を示した。

 同党幹部は22日の役員会で解散に関する発言の自粛を申し合わせていたが、二階氏はこの1週間後に言及していた。

6690チバQ:2021/04/01(木) 17:26:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/da8f83604434d28aac1d2e11dad82416c964e3ef
自民・岸田氏、総裁選にらみ保守傾斜 背後に安倍氏? 賛否交錯
4/1(木) 7:14配信
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 自民党の岸田文雄前政調会長が、敵基地攻撃能力保有を柱とする提言を発表するなど「保守」への傾斜を強めている。

 菅義偉首相の9月末の党総裁任期切れに伴う総裁選をにらみ、保守層の支持を取り込む狙いとみられる。背後に安倍晋三前首相の存在を指摘する向きもあるが、同党を代表するリベラル勢力、宏池会(岸田派)会長の突然の「転向」に賛否は交錯している。

 岸田氏は26日、「安全保障上の喫緊の課題について」とのタイトルでツイッターに投稿。「中国の覇権主義的台頭」や「北朝鮮の軍事力増強」に言及した上で、「敵のミサイル発射能力を直接打撃できる能力の保有が必要」と主張した。中国海警船による領海侵入が常態化している沖縄県・尖閣諸島の防衛に関しては、海上保安庁の権限、能力充実を訴えた。

 岸田氏は、昨年9月の総裁選で首相に敗北。かねて発信力不足を指摘され、同氏周辺は「強く発信すれば、その分注目される」と説明する。

 岸田氏は3月25日に設立された選択的夫婦別姓制度推進派による議員連盟への出席を見送った。呼び掛け人に名前を連ねたが、保守派を中心とした党内の根強い反対論に配慮した格好だ。岸田派議員は、一連の岸田氏の言動について「安倍氏に言われたからではないか」との見方を示した。

 安倍氏は昨年、首相退陣の直前に、ミサイル阻止に関する談話を発表し「年末までに方策を示す」と明記。しかし、菅内閣で議論が進まない現状に不満を募らせているという。安倍氏は30日に約25分間、岸田氏と会談した。

 4月25日には、岸田氏の地元広島で参院広島選挙区再選挙が投開票される。県連会長の岸田氏にとって、その勝敗には総裁選への挑戦権が懸かる。

 岸田氏の保守傾斜について、同派内では「挑戦者なんだからあれくらいとんがった方がいい」(閣僚経験者)と評価する声がある一方、ある中堅議員は「自分の考えがないのか」と猛反発している。

6691名無しさん:2021/04/01(木) 20:38:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/3458d29cd634038949dd80a879678a915aa31f6a
【独自】こども庁 自民が次期衆院選の公約化を調整
4/1(木) 16:42配信
テレビ朝日系(ANN)
 子ども・子育て政策を一元化して対応する「こども庁」の創設について、自民党は次の衆議院選挙の公約に掲げ、実現を目指す方向で調整していることが分かりました。

 自民党・二階幹事長:「(私からは)子どものことは一番大事だから、国の宝だからしっかりやりましょう。こういうことです」

 菅総理大臣と会談した自民党の二階幹事長はこのように述べ、菅総理がこども庁の創設に前向きな姿勢を示したことを明らかにしました。

 菅総理は党内に総裁直轄の機関を立ち上げて議論を進めてほしいと指示したということです。

 関係者によりますと、菅総理は子育て政策に力を入れたいとしていて、政府内では省庁再編につながる行政改革の観点からもこども庁創設に向けた検討が進められています。

 具体的には未就学児の子どもについて、幼稚園と保育園といった厚生労働省や文部科学省にまたがる政策を一元化する案があるということです。

 一方で、自民党の若手議員が菅総理に提言しているのは虐待やいじめ、貧困や教育の格差など幅広い課題について各省庁の縦割りではなく、一元的に対応できる強い権限を持ったこども庁の創設です。

 今後、こども庁の役割をどうするのかが焦点となります。

 自民党は今年秋までに行われる衆議院選挙でこども庁の創設を公約に掲げて目玉政策にすることを検討していて、調整を急ぎたい考えです。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d78ca045f9f775c3d388081ebf3abcdf379dba1
「子ども庁」創設、検討指示 自民が提言 菅首相
4/1(木) 16:34配信
時事通信
 菅義偉首相は1日、首相官邸で自民党の自見英子参院議員らと会い、子どもに関する行政を一元的に担う「子ども庁」創設に関する提言を受けた。

 首相はこの後、同党の二階俊博幹事長と会談し、党内に新たな関係機関を設け、具体的な検討を行うよう指示した。

 提言は、厚生労働省が保育園、文部科学省が幼稚園と所管が分かれ、縦割り行政になっていると指摘。子どもの医療、教育、福祉を一元的に担う「子ども庁」を新設し、担当相を置くなどの体制整備を求めた。首相は「強い決意でしっかり取り組む」と応じた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/24ac8e6517f1ff9356c44817204dfefaa8204824
「こども庁」の創設、首相が検討指示 衆院選の目玉狙う
4/1(木) 19:00配信
朝日新聞デジタル
 菅義偉首相は1日、首相官邸で自民党の二階俊博幹事長と会談し、子どもに関連する諸課題に一元的に取り組む「こども庁」の創設に向け、党で具体的な検討を進めるよう指示した。次期衆院選の公約に盛り込み、政権の新たな目玉政策としたい考えだ。

 首相は二階氏に対し、党則に基づく総裁直属の新たな機関を設置して検討するよう指示した。二階氏は会談後、記者団に「子どもはいちばん大事で国の宝なのでしっかりやりましょう」と応じたと明かした。

 こども庁をめぐっては、自民の当選4回以下の議員30人が呼びかけ人となって子育て問題を議論する勉強会を今年2月に設置。首相と二階氏の会談に先立ち、勉強会のメンバーが首相に同庁創設についての提言書を手渡した。

朝日新聞社

6692名無しさん:2021/04/01(木) 20:38:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d007e06c39897bb69e390e16acc6229287d6c12
菅首相「子ども庁」検討指示 「子どもは国の宝」公約化も
4/1(木) 19:23配信
TBS系(JNN)
 菅総理は1日、自民党の二階幹事長らと会談し、子どもに関する政策を一元的に担当する「子ども庁」の創設に向け、党内に総裁直属の機関を設置して検討を進めるよう指示しました。

 「子どものことは、一番大事だから国の宝だから、しっかりやりましょう」(自民党 二階俊博 幹事長)

 子どもに関する施策は現在、厚労省や文科省など各省庁にまたがっていて、縦割りによる弊害が指摘されています。

 自民党幹部によりますと、菅総理は、こうした弊害を打破する「子ども庁」の創設に意欲を示していて、今年の秋までに行われる衆議院選挙での党の公約に盛り込むことも検討していくということです。(01日18:37)

最終更新:4/1(木) 19:23
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/b5fdfa23595a702cddaa6b8d8fd5fcbe1dc0ae14
首相、「こども庁」創設に意欲 直属の準備組織設置も指示
4/1(木) 19:27配信
毎日新聞
 菅義偉首相(自民党総裁)は1日、自見英子参院議員ら党の少子化対策に関する勉強会のメンバーと首相官邸で会談し、子どもに関する施策の司令塔となる「こども庁」創設へ意欲を表明した。首相は同庁設置を求める提言を手渡され「大変重く受け止めた。強い決意だ」と強調。その後、二階俊博幹事長に対し、同庁発足に向けた総裁直属の準備組織を党内に設置するよう指示した。

 提言は、児童虐待や自殺など「子どもの命や安全を脅かす深刻な状況」への懸念を示し「『子ども最優先』の子ども・子育て施策に大きくかじを切る時だ」とこども庁創設を求めた。具体的には専任の閣僚を置いて権限を強化し、省庁横断で虐待や自殺、不登校など子どもに関する情報を一元的に把握し、政策立案や関連省庁との調整を担う。

 首相は会談で、3月の党大会で「なんとしても進めたいのが、未来を担う子どもたちのための政策だ」と発言した自身のあいさつの原稿をメンバーに手渡し、同庁創設への意欲を表明。その後、二階氏、森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理らと会食し、同庁設置議論の加速化を指示し、二階氏は「(子どもは)国の宝だからしっかりやりましょう」と応じた。【川口峻、野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/77fa0a0c7f25e8c62cc3700328b7ec32b909f47f
菅首相「こども庁」創設 党に検討を要請
4/1(木) 17:31配信
日本テレビ系(NNN)
菅首相は自民党の二階幹事長らと会談し、子どもに関する政策を一括して担当する「こども庁」の創設について、党として検討を進めるよう要請しました。

自民党・二階幹事長「子どものことは一番大事だから、国の宝だから、しっかりやりましょうと、こういうことです」

菅首相は1日、首相官邸で自民党の二階幹事長、林幹事長代理、森山国対委員長と会談しました。会談では、新型コロナ対策での政府と党の協力を確認したほか、子どもに関する政策を一括して担当する「こども庁」の創設について、党に総裁直轄の機関を立ち上げて議論を進めるよう、菅首相から要請があったということです。また、二階幹事長によると、衆議院解散・総選挙は話題にならなかったということです。

「こども庁」の創設については自民党の有志議員が1日朝、菅首相に対して創設を求める提言を手渡し、菅首相は「しっかり取り組む」と応じたということです。

6693名無しさん:2021/04/01(木) 20:39:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f9c4970826944918c1144d933d51110b3fa24bd
「子ども庁」創設へ 検討を指示 菅首相が二階幹事長と会談
4/1(木) 17:46配信
フジテレビ系(FNN)
菅首相は1日午後、自民党の二階幹事長と会談し、「子ども庁」創設に向けた党内での検討を指示した。

自民党・二階幹事長「子どものことは一番大事だから、国の宝だから、しっかりやりましょうと」

菅首相は二階幹事長に対し、子どもに関する政策を一元的に担当する「こども庁」の創設に向け、党内に総裁直属機関を設置して検討を進めるよう指示した。

これに先立ち、菅首相は自民党の有志議員から、「こども庁」を創設し専任の大臣を置くことなどを提言され、「強い決意でしっかりと取り組んでいく」と応じていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/06cd86ca21f64efbbe5c00fe367e8542e8b56b21
【独自】「こども庁」創設を公約へ 菅総理の思惑は
4/1(木) 18:20配信
テレビ朝日系(ANN)
 子ども・子育て政策を一元化して対応する「こども庁」の創設を自民党が次の選挙の公約にする方向で調整していることが分かりました。菅総理大臣の思惑は。

 1日朝、自民党の若手議員が菅総理大臣にこども庁創設を求める緊急提言を申し入れました。

 現在は子どもに関する課題は複数の府省庁が対処しているため、連携が取りづらく、対応が遅れるなど縦割り行政の弊害に直面しています。

 提言にはこども庁を創設して専任の大臣を置き、一元的に問題解決にあたらせることなどが盛り込まれています。

 自民党・山田太郎参院議員:「子どもの司令塔ですよね。そういったものがないという問題意識も、きょう総理とはできたと」

 その山田議員が突然、菅総理から声を掛けられたのは、2週間前のことでした。

 ある政府関係者はこう話しています。

 政府関係者:「菅総理は『不妊治療』や『35人学級』など、若者や子ども向けの政策で良い反応が返ってきたことに心動かされている。『こども庁』の話を選挙の目玉にしたがっている」

 秋までに行われる衆議院選挙の目玉政策として、菅総理が目を付けたのが「こども庁創設」でした。

 菅総理は1日、こども庁創設について自民党内に総裁直轄の機関を作って議論を進めるよう指示しました。

 自民党・二階幹事長:「子どものことは一番大事だから、国の宝だから、しっかりやりましょうと」

 実は「こども庁」構想はかつて民主党政権でも検討されていました。

 元厚生労働大臣・小宮山洋子さん:「なぜ、それが実現しなかったかというと、関係する法案だけで63本もあったんです。各省庁に分断されている子どものものを合わせるということなので、省庁の抵抗も結構強くてですね。結局、『こども家庭省』も『こども家庭庁』も実現には至らなかったということです」

 省庁の抵抗。それが今回も思惑の違いを生んでいます。

 政治部(自民党担当)・土田沙織記者:「若手議員が目指しているのは、幅広い年齢層を対象に虐待やいじめ等の問題に取り組める庁なんです。一方、官邸内では0歳から6歳の未就学児を対象に省庁をつくることを検討しています。というのも、義務教育を担う文科省からすると、そこに手をつけられるのは抵抗があるんです。義務教育前の部分は切り離しやすいとみていて、まず実現性の高いところから着手したい考えです」

 自民党は、来たる選挙で「こども庁創設」を公約に掲げ、目玉政策にすることを検討しています。

テレビ朝日

6694名無しさん:2021/04/01(木) 21:29:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ffe4016f8290cf1647211161092c15755e65c6d
首相と二階氏が会談、コロナ対策で連携確認
4/1(木) 15:25配信
産経新聞
 菅義偉(すが・よしひで)首相は1日、自民党の二階俊博幹事長と官邸で会談し、新型コロナウイルスの感染拡大阻止に向け、政府と党が連携していく方針を確認した。二階氏によると、衆院解散・総選挙は話題に上らなかったという。会談には、森山裕国対委員長と林幹雄幹事長代理が同席した。

 首相は、少子化を克服するため子供に関連する政策を一元的に担当する「子ども庁」の新設に触れ、党総裁直属機関を立ち上げて検討を進めてほしいと要請。二階氏は、「子供は国の宝だ。しっかり取り組みたい」と応じた。

 二階氏は会談後、新型コロナの感染が急拡大している大阪府などへの「蔓延防止等重点措置」適用について、「今、われわれがなすべきことの中で最も重要なことだ。緊張感を持って対応したい」と記者団に語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/daf9f6875abc2c53b894fd0da5b2c43a694b5397
菅首相 自民・二階幹事長と会談、今後の政権運営協議か
4/1(木) 14:03配信
TBS系(JNN)
 菅総理は先ほど自民党の二階幹事長ら党幹部と会談しました。今後の政権運営などについて協議したものとみられます。

 菅総理は二階幹事長や森山国対委員長など自民党幹部とおよそ40分会談しました。

 「コロナのこういう状態の中で政府もしっかりやりますから、政府と一体になって協力協調して頑張りましょうと」(自民党二階幹事長)
Q.解散については?
 「ありません」(自民党二階幹事長)

 会談後、二階氏は一連のコロナ対策などについて政府与党が一体となって取り組むことを確認したと説明しました。衆議院の解散・総選挙については話題にならなかったと答えていますが、二階、森山両氏は菅総理と特に近い関係にあることから今後の政権運営についても意見交換したものとみられます。(01日13:25)

最終更新:4/1(木) 14:03
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/90c461d99aef6923b44c11631b613f5a33412e64
首相動静(4月1日)
4/1(木) 7:50配信
時事通信
 午前7時44分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。
 午前7時48分、官邸着。官邸の敷地内を散歩。
 午前8時51分から同9時17分まで、「子ども庁」創設を目指す自民党有志の勉強会から提言書受け取り。
 午前9時57分から同10時9分まで、岸田文雄自民党広島県連会長。
 午前10時15分から同31分まで、安藤久佳経済産業事務次官。
 午前10時32分から同43分まで、自民党財務金融部会の鈴木馨祐会長らから提言書受け取り。
 午前10時45分から同11時まで、都倉俊一、宮田亮平新旧文化庁長官。同4分から同24分まで、小野寺五典自民党組織運動本部長。
 午前11時25分から同54分まで、桜田謙悟経済同友会代表幹事。
 午後0時4分から同47分まで、自民党の二階俊博幹事長、森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理と会食。
 午後1時50分、官邸発。同51分、国会着。同53分、衆院本会議場へ。衆院本会議出席。
 午後2時44分、衆院本会議を途中退席し、同45分、国会発。同47分、官邸着。
 午後4時5分から同31分まで、鷲尾英一郎自民党衆院議員。
 午後4時32分から同44分まで、滝崎成樹官房副長官補、外務省の山田重夫総合外交政策局長、小野啓一地球規模課題審議官、岡真臣防衛省防衛政策局長。(了)

6695名無しさん:2021/04/01(木) 21:30:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f9dd02459932e62cbcac02e4255db6ec02551cb
官邸で異例の「派閥」会合 首相側近の私物化と批判
4/1(木) 17:39配信
共同通信
 坂井学官房副長官は1日、菅義偉首相を支持する自民党の無派閥議員グループ「ガネーシャの会」メンバーと官邸で会合を開いた。同会は衆院当選4回以下の議員で構成され、トップは坂井氏。各派閥の例会がある毎週木曜昼に議員会館に集まっていた。派閥的色彩の強い会合を官邸で開催するのは異例で、早速「首相側近による官邸の私物化」(ベテラン議員)と批判が上がった。

 会合には三谷英弘文部科学政務官ら10人程度が参加。昼食を取り、約40分間にわたって国会情勢などについて意見交換した。出席者の一人は「以前から一度、副長官室で開こうという話があった。距離を取って食事した」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd87e6c5b1afb23f8a56dc02f6a4da21d3178322
菅グループ、官邸で会合 自民
4/1(木) 17:42配信
時事通信
 菅義偉首相に近い自民党の無派閥若手議員グループ「ガネーシャの会」は1日、首相官邸で会合を開いた。

 まとめ役は坂井学官房副長官で、藤井比早之内閣府副大臣や三谷英弘文部科学政務官らが出席した。参加者の1人は「副長官室に入ったことがない人もいるし、坂井氏を囲もうということになった」と説明した。派閥などの会合が官邸で開かれるのは異例だ。

 岡田直樹官房副長官は同日の記者会見で官邸開催の是非を問われ、「事実関係を承知していないので、お答えしかねる」と述べるにとどめた。

6696名無しさん:2021/04/01(木) 21:34:25
>>6695

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f9dd02459932e62cbcac02e4255db6ec02551cb
首相官邸で大人数会合、食事も 坂井官房副長官「問題ない」
4/1(木) 17:39配信
共同通信
 坂井学官房副長官は1日、菅義偉首相を支持する自民党の無派閥議員グループ「ガネーシャの会」メンバー約10人と首相官邸で食事を伴う会合を開いた。坂井氏は分かれて弁当を食べたと記者団に説明し「逆に何が問題なのか」と述べた。国会内で記者団の取材に答えた。謝罪の弁はなかった。

 同会は衆院当選4回以下の議員で構成され、トップは坂井氏。各派閥の例会がある毎週木曜昼に議員会館に集まっていた。派閥的色彩の強い会合を官邸で開催するのも異例だ。

 首相は、会合について官邸で記者団に問われ「全く承知していない。本人が説明すると思う」と述べた。

最終更新:4/1(木) 20:57
共同通信

6697名無しさん:2021/04/02(金) 06:34:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f36935a035a6b60b93cf17905751b08a4a1c913
【独自】菅総理「4月解散」に否定的
4/1(木) 21:13配信
テレ東NEWS
【独自】菅総理「4月解散」に否定的
菅総理大臣は1日夜、テレビ東京系WBS(ワールドビジネスサテライト)のインタビューに応じ、大阪、兵庫、宮城の3府県を対象とした「まん延防止等重点措置」の期間内の衆議院解散に否定的な姿勢を示しました。まん延防止措置の期間は来月5日までのため、一部で取りざたされる菅総理訪米後の今月中の衆議院解散論を否定した形です。

【WBS滝田洋一解説キャスター】

まん延防止等重点措置の最中は、そのさなかは、(衆議院)解散はしないという理解でよいか

【菅総理大臣】

基本的にコロナの感染拡大が最優先ですから、(感染拡大防止を)最優先で行っていくことが大事だと思っています。

菅総理はこのように述べて、大阪など3府県にまん延防止措置が適用される期間内の衆議院解散に否定的な姿勢を示しました。まん延防止措置の期間は来月5日までのため、一部で取りざたされる菅総理訪米後の「4月解散論」を否定した形です。

また、菅総理がきょう自民党の二階幹事長に対し、設立に向けた党内議論を指示した「こども庁」については、「日本の将来を考えたとき、子どもは極めて大事なので、しっかり対応するのが私の役割だ。」と述べました。そのうえで、「長年の縦割り(行政)の中で、子供たちにとって何が良いのか考える必要がある」として、政府内で子ども政策を一元的に担う「こども庁」設立に強い意欲を示しました。

菅総理へのインタビューの模様は、1日よる10時からのテレビ東京系WBSで放映されます。

6698名無しさん:2021/04/02(金) 06:38:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8354849bf1c0928c011bc5400afcb9f0b875c6eb
河野太郎ワクチン担当相に「覇権争い」で敗れた田村厚労相 厚労省が「諸悪の根源」〈dot.〉
4/1(木) 21:16配信
AERA dot.
 厚生労働省の失態続きで、田村憲久厚生労働相と河野太郎ワクチン担当相との「覇権争い」は、勝負あったとなりつつある。

 河野大臣は3月30日の会見で、新型コロナウイルスワクチン接種をめぐり、「希望するワクチンを選択できる」とした小林史明ワクチン担当大臣補佐官の発言について「完全に勇み足」とバッサリ斬った。

 厚労省が開設したウェブサイト「コロナワクチンナビ」は、製造元を選択して接種会場を検索できる仕組みになっており、加藤勝信官房長官も小林補佐官の発言をあえて否定しなかった。ところが、河野大臣は厚労省のナビについても「停止しろと言ってある。誤解を招きかねない」と上から目線で断じた。

「河野大臣と厚労省の主導権争いはどんどん先鋭化しています。河野大臣は厚労省のことを一切信用していませんし、むしろ、諸悪の根源扱いをし、情報を共有していません。だからこそ田村厚労相、小林補佐官、加藤官房長官との間でイザコザが起こる。今回の小林補佐官の発言を巡っても、河野大臣は田村厚労相に激高していました。”縦割り打破”のために送り込まれた河野大臣が、むしろ、縦割りを作っているという声が官僚の間で出ています」(官邸関係者)

 ワクチンのことを「ゲームチェンジャー」と称する河野大臣は、「大臣はワクチンを利用して(権力)掌握しつつある」と官邸で囁かれているという。

「小池百合子都知事は国産ワクチンの重要性をアピールするなど、国のワクチン供給の遅れを横目に機を見るに敏です。こうした動きが一層、河野大臣の気に障り苛立たせている」(同前)

 一方、足元の厚生労働省老健局老人保健課の職員23人が東京・銀座の飲食店で送別会をしていたことが判明し、大量の処分者を出した田村厚労相。自身も大臣給与2カ月分を自主返納したが、問題の送別会は悪質極まりないものだった。

 3月24日午後7時15分ごろから開始し、仕事を終えた職員が次々に飲食店に集結。課員約40人中23人が集まった。厚生労働省幹部はこう話す。

「ネットメディアにこの送別会のニュースが出ると、大騒ぎになった。すぐに招集がかかり、省内で調査がはじまった。送別会を言い出したのは、処分された課長。前日に店を予約した。予定時間の午後7時15分から仕事が終わった者が集まり始めた。最後に合流した職員は午後10時半ころ。時短営業のため午後9時には店を閉めなければならないのに、『まだ店を閉めないで』『あと何人か来る』などと幹事役の職員は店に掛け合っていたそうだ。誰も注意するものはいなかったと聞いている」

 送別会をした飲食店は宴会場を2つをつなげて対応したという。だが、新型コロナウイルスの感染対策のアクリル板はなく、厚労省の職員らはマスクを外して大声で歓談していた。

「店が営業終了だと言っても、なかなか帰らず、日付変わるころまで居座った。店の方も困惑していたが、コロナ禍で客も少なく、
仕方なく対応したようだ」(前出・厚生労働省幹部)

 実際に参加した厚労省職員らは、調査に対して次のように回答したという。

「送別会は当然じゃないかという感じで誘われた」

「断った人もいたが『なんで来ないの』と送別会の場で非難されていた」

「時短営業、午後9時で店が終了というのは頭になかった。あらかじめ、幹事役が交渉してくれていたんじゃないかと思って、遅くまで飲んでいた」

「久しぶりの外での会食、送別会で盛り上がって、時間を忘れた」

「送別される人が10名、うち3人は地方自治体から来ていた人。そういう方は断れなかったと思う」

6699名無しさん:2021/04/02(金) 06:38:47
>>6698

 霞が関の役所では毎年、春の異動シーズンには、送別会が多数、開催される。同じ部局もあれば、同期生同士の集まり、退職者など、その集まりはさまざまだ。

「霞が関には送別会文化がある。送別会がなければ、異動した感覚にならないという感じですね。課長以上の幹部の異動なら、コロナ禍でなければ、普通なら5、6回は送別会がある」(厚生労働省の元キャリア官僚)

 厚生労働省は新型コロナウイルスに対応する最前線の役所だ。

「マスク」「手洗い」「うがい」を推奨しているのも、PCR検査、ワクチン接種も厚労省の所管である。時短営業による、休業支援金・給付金なども所管は厚労省。大阪府や兵庫県では新型コロナウイルスの第4波が来襲したといわれ、「まん延防止等重点措置」の適用が実施されることを表明したのも田村厚労相だ。

 3月31日の衆院厚労委員会で、この問題について立憲民主党の長妻昭衆院議員がこう迫った。

「23時50分まで居座って店が閉めれなかった。悪質ではないか。店には時短要請をしながら厚労省幹部が時短要請破る。厚労省が承認したようなもの、時短と言っているだけだ。厚労省がやっているならやってもいいと思われる」

 平身低頭で謝罪した田村厚労相。飲み会に参加した一人は、「申し訳ないです。落ち込んでいます」と会う人ごとに、深々と頭を下げているという。
(今西憲之&AERAdot取材班)

6700名無しさん:2021/04/02(金) 13:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/82f06539479bf107c67ad01032796263086d87c0
進まぬ男女共同参画は「自民党政権の負の歴史」 期待が裏切られた内実
4/2(金) 7:00配信
マネーポストWEB

最終更新:4/2(金) 7:00
マネーポストWEB

6701名無しさん:2021/04/02(金) 13:21:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/658ce27d671a2eee70240390da0ba63b555eadbe
子ども庁、貧困虐待も議論 厚労相、首相指示巡り
4/2(金) 9:51配信
共同通信
 田村憲久厚生労働相は2日の記者会見で、菅義偉首相が自民党幹部に検討を指示した子ども庁新設について、子どもの貧困や障害児、虐待問題に関する施策も担うかどうか議論する考えを示した。「福祉は切り分けられるのか、どう包含していくのか。課題を詰めなければならない」と述べた。

 子ども庁は、子ども政策を扱う厚労省、文部科学省、内閣府の司令塔の役割を担う。田村氏は、内閣府を中心に、党と連携して検討を進めるとした。首相は1日、党の二階俊博幹事長と官邸で会談し、子ども庁を巡って党総裁直属機関を設置して検討を進めるよう指示した。

6702名無しさん:2021/04/03(土) 08:05:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e246700dba42af5e6574d58b19b8f2f35f963543
<独自>「子ども庁」創設を議論 自民PT 7日から 衆院選公約盛り込みへ
4/2(金) 20:13配信
産経新聞
 自民党が、子供に関連する諸課題に一元的に取り組む「子ども庁」の創設に向け、新たにプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、7日に議論をスタートさせることが2日、分かった。菅義偉首相(党総裁)が同庁新設に意欲を示しており、来年中の設置を目指し、次期衆院選の政権公約に盛り込む方針だ。

 子供をめぐる問題は虐待や不登校、自殺、教育格差など幅広く、所管が複数の省庁にまたがることが少なくない。7日の初会合では厚生労働省や文部科学省、内閣府の担当者も出席し、所管の一元化に向けた課題を整理する。

 PTは党行政改革推進本部(本部長・棚橋泰文元科学技術政策担当相)のもとに設置し、猪口邦子元少子化担当相が座長に就く。

 首相は1日、二階俊博幹事長と会談し、子ども庁の創設に向けた検討を指示した。PTで庁設置をめぐる詳細を詰め、新たに立ち上げる総裁直属の組織に議論の場を移行させる方針だ。

 首相は1日のテレビ東京番組で、子ども庁創設をめぐり、「日本の将来を考えたときに子供は極めて大事だ。そこにしっかり対応するのが私の役割だ」と述べた。自身が掲げてきた「縦割り行政の打破」の一環として、政権の新たな看板政策に位置付けたい考えだ。

 田村憲久厚労相は2日の記者会見で、子ども庁の新設について「福祉は切り分けられるのか、どう包含していくのか。課題を詰めなければならない」と述べた。

6703名無しさん:2021/04/03(土) 08:12:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/611e7dca7578ddc5a505499008ae4640f2e3e658
解散・総選挙いつ決断 再選戦略、コロナ禍で手探り【政界Web】
4/2(金) 18:09配信
時事通信
 菅義偉首相の自民党総裁任期が折り返し点を過ぎ、残り半年となった。菅氏は「安倍政治の継承」を掲げて昨年9月の総裁選に圧勝。内閣支持率7割の好スタートを切ったものの、新型コロナウイルス対策にてこずり、安定軌道に乗り切れていない。総裁再選戦略は手探りを強いられ、これと密接に絡む衆院解散・総選挙の判断も迫る。「仕事をしたい」と実績作りを急ぐ菅氏が、その裏付けとなる2021年度予算を仕上げた後、真っ先に訪ねた実力者が安倍晋三前首相だった。(時事通信政治部長・松山隆)

◇安倍氏の真意は

 場所は、衆院第1議員会館12階の安倍氏の事務所。3月29日午前11時前、首相官邸から道路を挟んですぐ隣にある議員会館に専用車で乗り付けると、さしの会談は約50分間に及んだ。

 「先週予算が成立し、4月には訪米しますので、8年間にわたり政権を担われた安倍前総理にお会いして、内政また外交について意見交換をしました」。会談を終え、まっすぐ官邸に戻った菅氏は記者団にこう説明した。「非常に有意義だったと思います」とも語った。

 菅氏が二人きりで安倍氏と会うのは就任後2度目。前回は就任から間もない昨年10月1日で、やはり同じ議員会館の安倍氏事務所だった。この時も初外遊として東南アジア2カ国歴訪を控えた時期で、外交を得意とする安倍氏に助言を請うのが目的と受け取られた。だが今回、菅氏には気になる動きがあった。

 21年度予算が成立した3月26日。昨年9月の総裁選で菅氏と争った岸田文雄前政調会長が、ツイッターで「安全保障上の喫緊の課題について」と題する提言を発表していた。中国や北朝鮮のミサイルを「直接的かつ喫緊の脅威」と指摘し、「敵のミサイル発射能力そのものを直接打撃し、減衰させる能力を保有することが必要だ」と、いわゆる敵基地攻撃能力の保有を訴えた。

 敵基地攻撃能力について、岸田氏は「ハト派リベラル」を旗印とする宏池会(岸田派)会長として臨んだ前回総裁選では「さまざまな複雑な議論がある」と慎重論を唱えていた。無役ながら「ポスト菅」を諦めていない岸田氏は安倍氏を頼りにしており、そのにわかな右旋回に、党内では「安倍氏がやらせたのではないか」と臆測が広がった。

 最大派閥細田派の実質的オーナーと目される安倍氏は昨年8月、健康上の理由で退陣を決断した際、菅氏を後継に指名したものの、もともと「意中の人」は岸田氏だった。発信力に乏しく世論の支持が広がらない岸田氏を見放す形での菅氏支持だったが、この期に及んで安倍氏はまだ「岸田カード」を捨てていなかったのか。菅氏が訪米にかこつけて、安倍氏の真意に自ら探りを入れたとしても不思議はない。

◇見えない国家観

 菅氏は16日、ワシントンでバイデン米大統領と初の対面での首脳会談に臨む。菅氏自身は外交への苦手意識を隠そうとしていない。総裁選期間中の昨年9月12日、日本記者クラブの討論会では、「私は私なりの外交をしたい」「外務省から報告を受けながら政府全体として進める」「(安倍氏とも)相談させていただきながらやっていく」と、首相候補には似つかわしくないつつましさだった。

 政権発足から半年、「菅さんは外交にまるで関心がない」というのは、政府・与党内では今や定説だ。外務省幹部は「説明に行っても10分で終わる。安倍さんは30分、時間を取ってくれた」と懐かしむ。ある自民党関係者は「菅さんはしょせん、ナンバー2の人。事務屋だ。長い付き合いだが、国家観など聞いたこともない」と手厳しい。

 ワシントンでの日米首脳会談は、中国と激しく覇権を争う米国に、日本がどこまで踏み込んで協調姿勢を示すかが最大の焦点だ。沖縄県・尖閣諸島周辺で威圧的行為を繰り返す中国をけん制する意味でも、盤石な日米同盟関係を内外に示すことは重要だ。自民党では「内閣支持率にもプラスになる」(下村博文政調会長)と、政権浮揚効果を期待する声も上がる。

 だが、米国の対中制裁に同調を迫られたり、米軍のミサイル配備を求められたりすれば、日本の経済や安全保障政策の根幹にも関わり、国論を二分する事態に発展しかねない。これを判断するのはまさに政治の領域だ。こうしたテーマに関心を示さない菅氏に的確に対処できるのか。

 実際、菅氏に対し、海警法を制定して圧力を強める中国に自民党有志が対応強化を求めたり、敵基地攻撃能力保有の可能性を検討すべきだと進言したりする場面は水面下も含めてあった。しかし、党幹部は「総理の関心は薄い」と諦め顔だ。「議論を進めたくない雰囲気だ。公明党に配慮しているのだろう」とも推し量る。

6704名無しさん:2021/04/03(土) 08:12:51
>>6703

◇危うい党内バランス

 無派閥で党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な菅氏が半年前の総裁選で圧勝できたのは、党内の主要派閥にとって一番都合の良い候補だったためだ。安倍氏の退陣表明を受け、当時官房長官だった菅氏と気脈を通じる二階俊博幹事長が真っ先に支持を明言。二階氏の突出を快く思わない麻生太郎副総理兼財務相が細田派と竹下派に声を掛け、麻生派を含む3派が後追いで支援を打ち出した経緯がある。

 二階氏と麻生氏の反目は公然化し、再選を目指す菅氏にとって頭痛の種になっていることは間違いない。二階派の勢力拡大になりふり構わぬ二階氏の党運営に、党内の不満は「爆発寸前」(関係者)とも言われ、盟友関係にある安倍、麻生両氏は、二階幹事長の交代が不可欠との認識で一致しているとされる。

 だが、二階氏は菅氏にとって大きな後ろ盾だ。その存在感の重さを図らずも示した場面があった。通常国会が召集されて間もない1月20日、衆院本会議で1年ぶりに代表質問に臨んだ二階氏が登壇する際、ひな壇に着席して見下ろす菅氏は腰を浮かせて頭を下げた。普通なら軽い会釈で済ませる場面だ。菅氏の政権運営は危ういバランスの上に成り立っており、再選戦略はその延長線上にある。

◇コロナ禍次第

 菅氏の再選が懸かる今秋の総裁選は、どういう政治情勢で迎えることになるのか。コロナ禍は収束のめどがまるで立たず、リバウンド(感染再拡大)の様相を呈して政権を脅かしている。衆目の一致する対抗馬が見当たらない中、東京五輪とパラリンピックが予定通り開催され、感染状況も落ち着いていれば、9月5日の閉幕時点で再選が確実視されているかもしれないし、手が付けられないほど悪化していれば、出馬断念に追い込まれているかもしれない。

 その総裁選の前後に衆院解散・総選挙がある、というのが政権中枢に近い自民党幹部らの共通した見立てだ。「コロナ禍のさなかの解散は批判を免れないが、秋は任期が切れるので仕方がないとなる」。ある幹部はこう解説する。衆院議員の任期満了は10月21日だ。菅氏は4月1日のテレビ東京の番組で「何回も同じことを言っているが、最優先はコロナの感染拡大を防ぐことだ」と早期解散に否定的な立場を示した。

 菅氏は昨年9月の組閣で、安倍政権の主要閣僚のほとんどを再任した。この顔触れを見た自民党関係者は「菅さんは慎重な性格だ。仕事をしたいというのは本当だ。すぐに解散する気はないと、これで分かった。パラリンピック後の解散と決めているのだろう」と推測する。安倍政権下でも、官房長官だった菅氏は党を通じて世論調査を重ね、選挙区情勢を緻密に調べ上げ、これなら負けないと見極めた上で解散を進言していたという。

 関係者は菅氏の手法を「慎重に熟慮して、一度決めたらぶれない」と口をそろえる。だが、官房長官時代と異なり、情報は思うように入らず、柔軟性を欠く対応は裏目に出ているようにも見える。人に任せようとせず、自身が前面に出て物事を決めようとする姿勢が、政権内の風通しを悪くしているとの評価もある。「菅総理に菅官房長官なし」。超長期政権を支えた有能な参謀が菅氏にはいないことを評した安倍氏の言葉が重く響く。

6705チバQ:2021/04/03(土) 23:38:37
あー、飲み会とかしてもいいのね
自粛するのが馬鹿らしい。コロナになったら運が悪かったね
  って感じになりますな
6966 :チバQ :2021/04/03(土) 23:37:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbfc4eba38e4e732e54d69cc45077136d2f81aaa

大阪市職員送別会や会食で感染相次ぐ 4人以下、マスク会食守らず
4/3(土) 20:32配信

毎日新聞
大阪市役所=林由紀子撮影

 大阪市は3日、庁内の2部署で会食に参加した職員計5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。松井一郎市長は4人以下での飲食や「マスク会食」を呼び掛けているが、いずれも守られていなかった。

 市によると、高齢施設課で職員9人が3月26日夜に市内の焼き肉店で送別会を開き、うち2人が感染した。異動する課長らが出席して約2時間半にわたり会食。男性職員1人に38度以上の発熱があり、同29日に検査で陽性と判明。さらに、この職員と同じテーブルだった男性職員1人も陽性と分かった。

 また、建設局では男性職員5人が同26日夜に堺市内の居酒屋で懇親会を行い、うち3人が感染した。体調不良になった参加者の1人が同31日になって陽性と判明し、他の職員も検査を受けたところさらに2人が陽性だった。


 建設局の担当者は「緊急事態宣言中ではなかったため、顔なじみのメンバーで会食したようだ」と説明。高齢施設課の担当者は「こうした時期でもあり、猛省すべきだと思う」と話した。【田畠広景】

6706とはずがたり:2021/04/05(月) 13:35:50
二階,煽るなぁ。
野党に無理矢理コロナ禍下での総選挙の責任転嫁しようとしてるってことは,菅は任期満了だと引き摺り下ろされる可能性有るから前倒しで解散したがってる??

内閣不信任提出なら直ちに解散 自民・二階氏がBS番組で強調
04/04 18:09
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/529513

 自民党の二階俊博幹事長は4日のBSテレ東番組で、野党が今国会で内閣不信任決議案を提出した場合、「会期末だろうがどこだろうが、出してきたら解散だ」と述べ、直ちに衆院解散・総選挙で応じる構えを重ねて強調した。

 二階氏はこれまでも不信任案が出たら菅義偉首相に「解散を進言する」と述べていたが、より表現を強めて野党をけん制した形。不信任案が提出されなかった場合、解散時期は9月の党総裁選の前になるか後になるかについては「(首相と)まだ詰めた話はしていない」と述べるにとどめた。

残り:82文字/全文:317文字

6707チバQ:2021/04/07(水) 21:16:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9d62b4f9b277943735990e435ff9aed77d2d134

党内保守派に秋波、ポスト菅狙う岸田氏の苦悩
4/7(水) 5:41配信

3月10日、菅義偉首相に提言書を提出し、記者団の質問に答える岸田文雄氏(写真:時事)
 次期自民党総裁選への出馬を目指す岸田文雄前政調会長が苦闘を続けている。

 2020年9月の菅義偉政権発足で無役になって以来、党内での存在感が薄れ、「ポスト菅」候補の人気番付でも下位で低迷しているからだ。

 岸田氏にとっては、巨額買収による公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里前参院議員の当選無効・失職に伴う参院広島選挙区再選挙が、当面最大の課題となる。広島は故池田勇人元首相以来、「宏池会(現岸田派)の天領」(自民長老)とされ、岸田氏の総理・総裁候補としての命運もかかる。
■注目の4.25トリプル選挙

 岸田氏はここへきて敵基地攻撃能力を提起するなど保守傾斜の動きも見せている。ただ、1957年の池田派発足以来、自民党内のリベラル勢力の牙城とされてきた名門派閥・宏池会の伝統にはそぐわず、岸田派内での批判も相次ぐ。派閥領袖としての真価も問われる状況だ。

 参院広島再選挙は4月8日告示・25日投開票の日程で行われる。鶏卵汚職事件での吉川貴盛・元農林水産相の議員辞職に伴う衆院北海道2区と、羽田雄一郎・前立憲民主党参院幹事長の死去に伴う参院長野選挙区の補欠選挙が同時に実施される。いわゆる「4.25トリプル選挙」として、秋までに断行される次期衆院選の試金石としても注目されている。
 広島の再選挙には自民党公認で公明党が推薦する元経済産業省課長補佐の西田英範氏(39)と、立憲民主党など主要野党が推薦・支援する無所属のフリーアナウンサー、宮口治子氏(45)らが出馬する。同選挙区は2019年7月の参院選で巨額買収事件の舞台となった。与野党双方の統一候補が「政治と金の在り方」をめぐって激突する。

 ただ、このトリプル選挙は自民党にとって「極めて厳しい状況での選挙戦」(自民選対)となる。北海道補選は、自民党が有権者の汚職事件への強い批判から候補擁立を見送る不戦敗を選択。長野補選も立憲民主党が故羽田氏の実弟を擁立したことで、「弔い選挙で自民候補には勝ち目がない」(同)とみられている。

 だからこそ、広島再選挙の勝敗が「その後の菅首相の政局運営も左右する」(閣僚経験者)とみられている。

 広島は圧倒的な保守地盤とされ、参院広島選挙区は定数2を与野党が1議席ずつ分け合ってきた。これまで自民候補が野党候補の2倍近い票を獲得しており、「本来なら負けるはずのない選挙」(自民選対)だからだ。

 しかし、今回は自民分裂の果ての巨額買収事件を受けての再選挙で、自民党にとって「猛反省のうえでのみそぎの戦い」(地元県連)となる。その一方、立憲民主党は当初、4年後の改選時に現職同士が競合するとの懸念から、野党統一候補で戦うことに及び腰だったとされる。

6708チバQ:2021/04/07(水) 21:16:43
■消えぬ前回選挙の「恨み」

 自民党は4.25ダブル補選での敗北ショックを避けるため、「二階俊博幹事長ら執行部が河井案里氏に有罪判決直後の議員辞職を働きかけたことが、再選挙につながった」(自民幹部)とされる。ただ、主要野党は「与党の思惑通りにはさせない。4年後への配慮など必要ない」(立憲民主幹部)として、統一候補擁立による全面対決に踏み切った。

 そこで問題となるのが、新人候補の西田氏をめぐる与党の支援体制だ。自民分裂選挙となった2019年7月の参院選で、岸田派重鎮で自民現職だった溝手顕正・元国家公安委員長が落選したのは、「公明党が菅首相や二階氏の意向も踏まえて、新人の河井氏に肩入れしたのが原因」(岸田派幹部)との見方が多い。このため、今回選挙では当初、地元の自民県連から「公明の支援はいらない」との声すら出ていた。
 しかし、公判中の案里氏の夫で元法相の河井克行被告(4月1日に議員辞職)が当選した衆院広島3区で、次期衆院選の与党統一候補として公明党の斉藤鉄夫副代表が決まり、公明党は西田氏の全面支援を表明。ただ、「西田氏陣営では前回選挙の恨みは消えていない」(自民選対)のが実態だ。

 自民党は岸田派が選挙戦の中軸を担い、3月27日に3度目の同党県連会長となった岸田氏が陣頭指揮をとる。岸田氏は同日、「出直し選挙だ。今度は間違いなくしっかりとした人間を選ぶ」と陣営に檄を飛ばし、岸田派所属議員や秘書団を西田陣営に集結させる必勝態勢を組んだ。

 ただ、前回分裂選挙のしこりもあって、二階幹事長ら党執行部は「選挙は岸田派任せで、お手並み拝見」(細田派幹部)の構え。菅首相は4月1日に岸田氏と会談し、「大切な選挙だ。頑張ってほしい」と激励したが、「党を挙げての総力戦とはなりそうもない」(自民幹部)のが実情だ。

 そうした中、岸田氏が3月26日夜、自身のツイッターに「敵のミサイル発射能力そのものを直接打撃し、減衰させることができる能力を保有することが必要」と投稿したことも波紋を広げた。中国や北朝鮮によるミサイル攻撃抑止のための敵基地攻撃能力の保有を訴える内容だったからだ。
 敵基地攻撃能力保有については、安倍晋三前首相が2020年9月の退陣直前に、年末までの結論を求める談話を発表した。しかし、公明党の反発もあり、菅首相は判断を先送りした。

 岸田氏は「1人の党員としての考え方」と語るが、次期総裁選出馬に向けて「安倍氏に代表される党内保守派に秋波を送った」(自民長老)と受け止められている。

■保守派へのすり寄りにしか見えない

 ただ、故大平正芳、故宮澤喜一両元首相らに代表される「軽武装・経済重視」のリベラルな政治路線を堅持してきたのが宏池会(岸田派)だ。同派内では「宏池会らしくない発言。自分の考えはないのか」(岸田派長老)との批判が噴き出す一方、自民党内には「公明を怒らせるだけだ」(幹部)と、広島再選挙への悪影響を指摘する向きもある。
 岸田氏は3月30日に安倍氏と会談。同25日に設立された選択的夫婦別姓制度推進派による議員連盟への出席も見送った。こうした岸田氏の動きについて、党内では「総裁選のカギを握る安倍氏や麻生太郎副総理兼財務相へのすり寄りにしかみえない」(自民長老)との声も広がる。

 広島再選挙の勝敗には岸田氏の総裁選への挑戦権が懸かる。岸田氏も連日地元に張り付いて、街頭演説や集会で西田氏への支援を訴えている。ただ、当初の自民党の情勢調査では「西田氏が一歩先行」という結果だったが、ここにきての地元メディアの情勢調査では「宮口氏の追い上げ」が目立っているとされ、自民県連も危機感を募らせている。
 菅首相は、トリプル選挙のヤマ場となる4月中旬に訪米し、バイデン大統領との首脳会談に臨む。自民党内の一部には「外交で成果を挙げれば、トリプル選挙で全敗しても連休前に解散を断行。5月衆院選で勝ってチャラにすればいい」(二階派幹部)との声も出る。

 西田氏が敗れると菅首相への打撃も大きいが、「岸田氏が失脚すれば、結果的に菅首相の再選へのプラス要因にもなる」(無派閥有力議員)とのうがった見方もある。まさに「広島特有の仁義なき戦いの様相」(自民県連)で、「平時の首相候補」と揶揄される岸田氏は「自らの殻を破れるかどうか」(岸田派長老)が問われることになる。
泉 宏 :政治ジャーナリスト

6709チバQ:2021/04/08(木) 20:05:55
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210407-567-OYT1T50251.html
「菅降ろし」起きる前に自民党内けん制か…首相の「解散あり得る」発言が波紋
2021/04/08 07:11読売新聞

「菅降ろし」起きる前に自民党内けん制か…首相の「解散あり得る」発言が波紋

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 菅首相が9月末の任期満了に伴う自民党総裁選前の衆院解散・総選挙は「あり得る」と発言したことに、与党では「党内の引き締めを図った」との受け止めが広がっている。野党は内閣不信任決議案の国会提出が「解散を誘発しかねない」と警戒している。

 「首相は常在戦場という中で言われたことだと思う」。自民の下村政調会長は7日の記者会見で、首相の胸中をそう推し量った。

 首相の解散発言は、6日のBS日テレの番組で飛び出した。首相は同じ番組で、不信任案提出が解散の大義になるかを問われると「当然なる」と明言した。野党は6月16日の国会会期末までの提出を検討している。首相発言を額面通りに受け取れば、野党次第で夏までの解散はありうる。

 一方で、首相は3月26日に「(解散が)いつあってもおかしくないとは思っていない」と語っていた。解散・総選挙よりも新型コロナウイルス対策を優先する考えをにじませたもので、与党内では「解散は10月の衆院議員の任期満了に近い秋」(閣僚経験者)との見立てが強まっていた。

 自民党幹部は、ぶれたようにも見える首相発言の狙いを「秋まで解散がないと思うな、との党内向けメッセージだ」と解説する。

 衆院議員の任期満了に近づくと、政治状況によっては「衆院選は新しい顔で」という声が強まり、「菅降ろし」が起きるおそれがある。総裁選前に解散・総選挙に踏み切る選択肢を残しておけば、党内をけん制できるというわけだ。

 野党は、解散のフリーハンドを握ろうとする首相との間合いを計りかねている。立憲民主党の安住淳国会対策委員長は7日、記者団に「必要であれば不信任案はいつでも準備する」と強調した。そのうえで「我々にも解散に対して責任がある。いかなる時でも(提出の)判断ができるよう準備は整えたい」と訴えた。ただ、立民の支持率は低迷し、空白区解消も道半ばだ。「態勢が整わないのに、首相を挑発するのは無謀だ」(中堅)と危ぶむ声が大勢だ。

6710チバQ:2021/04/12(月) 00:56:15
https://mainichi.jp/articles/20210409/k00/00m/010/004000c
坂井副長官への不満、自民内で渦巻く 首相側近へのやっかみも
イチオシ 田中裕之
政治

速報
毎日新聞 2021/4/9 12:00(最終更新 4/9 17:09) 有料記事 1427文字
参院予算委員会で、菅義偉首相(手前左)と言葉を交わす坂井学官房副長官(右)=国会内で2021年3月15日午後4時42分、竹内幹撮影
参院予算委員会で、菅義偉首相(手前左)と言葉を交わす坂井学官房副長官(右)=国会内で2021年3月15日午後4時42分、竹内幹撮影
 菅義偉首相側近の坂井学官房副長官への不満が、自民党内で渦巻いている。副長官は若手政治家の「登竜門」とも呼ばれる重要ポストだが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、首相官邸で首相を支持する党内グループの昼食会を開き、物議を醸した。坂井氏の「失点」が続けば首相の求心力にも影響しかねない。首相の「アキレスけん」になる可能性がある。

 「またか。坂井氏は政権の足を引っ張ってばかりだ」。自民党幹部は嘆いた。

 問題視されたのは、坂井氏が1日に官邸で行った自民党無派閥議員グループ「ガネーシャの会」メンバー12人との昼食会。この日、政府は「まん延防止等重点措置」を大阪、兵庫、宮城の3府県で初めて適用することを決めた。コロナ禍への対応に追われる官邸での昼食会の開催は、野党のみならず、自民党内から猛反発を受けた。

 官房副長官が担うのは、政府内や与党との連絡・調整役だ。政府の政策決定や国会運営など幅広い分野で調整力が…

6711とはずがたり:2021/04/12(月) 00:59:15
>>6707
戦えない岸田の不能だよなあ。

立たないから勝てない。

6712とはずがたり:2021/04/13(火) 01:01:33
菅氏、岸田氏、それぞれの「広島の陣」
2021/4/9 6:00
河合 仁志
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/720612.amp?__twitter_impression=true&amp;s=09

 8日告示された参院長野選挙区補欠選挙と参院広島選挙区再選挙、13日告示の衆院北海道2区補選の「トリプル選」は、菅義偉首相の求心力や衆院解散・総選挙の戦略に直接影響する。地方選挙で苦戦が続く自民党は、特に「広島での確実な1勝」に重きを置く。「政治とカネ」の逆風が吹く中、衆院広島1区選出の岸田文雄前政調会長は「ポスト菅」としての生き残りも懸け、背水の戦いの陣頭に立つ。

 朝、広島市の平和記念公園にほど近い大通り沿い-。自民公認の新人候補の出陣式会場を取り囲むように「信頼回復と未来への改革」と大書されたのぼり旗がはためいた。対照的に、「自民」の文字はステージ背面の壁紙に小さく見える程度。選対関係者は「自民党ってだけで敬遠する人がいるからね」と声を潜めた。

 2019年参院選の買収事件で有罪が確定した、河井案里前参院議員の当選無効に伴う再選挙。公判中の夫・克行前衆院議員と二人三脚で、「自民公認」の旗の下に巻き起こした「政治とカネ」の不祥事の爪痕は深い。克行氏もこの3月に買収を認め、議員辞職したばかり。「最近の広島の地元ニュースは事件一色。タイミングが悪い」。陣営幹部のぼやきは止まらない。

 もともと広島は強固な自民、保守地盤のはずが、直近の選挙情勢調査の数字は野党候補と「僅差」の非常事態を告げていた。この日、出陣式で登壇した誰もが一様に「厳しい」「大逆風」と険しい表情を浮かべ、マイクを握りしめた山口泰明選対委員長も買収事件に触れつつ、「党本部を代表して深くおわびを申し上げたい」とこうべを垂れた。

 自民は、3月の千葉県知事選で推薦候補がトリプルスコア以上の大差で完敗を喫し、4月4日にも東京都小平市長選で公明党と一緒に推薦した候補が涙をのんだ。失速が地方選挙にとどまらず、「この国政3選挙で広島も崩されて全敗となれば、党内が一気に浮足立って政権が流動化する」と党三役経験者。詰まるところ、菅首相の解散権も封じられることになる。

     ■ 

 その首相以上に「広島の陣」に今後の政治生命を左右されるのが岸田氏だ。

 直前の3月27日、「火中の栗」となるかもしれない3回目の県連会長職を引き受けると、「逃げるわけにはいかない」と珍しく感情を表に押し出した。領袖(りょうしゅう)を務める岸田派の議員や秘書を広島県内にくまなく張り付け、支援組織・団体をぎりぎりと引き締める。


 昨秋の党総裁選で首相に敗れて以降、無役に甘んじ、露出も減っている岸田氏の焦りの色は濃い。

 3月下旬-。支援を頼もうと、財務省大臣室で向き合った麻生太郎副総理からは「負けは許されねーぞ」とハッパを掛けられ、「よく、分かっています」と深く2回、うなずいてみせた。すなわち一敗地にまみれれば、「自分の選挙そっちのけで秘書を応援に出してきた派内の信を失い、党総裁どころか派閥のボスの座すら危うくなる」(党関係者)修羅場が待つ。

     ■ 

 一方、共闘を成立させた野党側は自民の「政治とカネ」に照準を定め、クリーンさを前面に出す戦略で「3選挙全勝」をうかがう。

 女性の新人候補が挑む広島再選挙の出発式には、立憲民主党の蓮舫代表代行、国民民主党の舟山康江政調会長、社民党の福島瑞穂党首がそろい踏み。口々に政府、与党を突き上げた。「金権政治にノーを突きつける大事な選挙だ」

(河合仁志)

6713とはずがたり:2021/04/13(火) 01:02:39
自民、党員獲得ベスト10発表 トップは二階幹事長
2021.3.21 15:49政治政局
https://www.sankei.com/politics/news/210321/plt2103210010-n1.html

 自民党の小野寺五典(いつのり)組織運動本部長は21日の党大会で、党所属国会議員の昨年1年間の党員獲得数ランキングを発表した。トップは二階俊博幹事長(和歌山3区)だった。

 2位以下は、堀内詔子衆院議員(山梨2区)▽森山裕国対委員長(鹿児島4区)▽鷲尾英一郎外務副大臣(新潟2区)▽茂木敏充外相(栃木5区)▽野田毅元自治相(熊本2区)▽畦元将吾衆院議員(比例中国)▽中曽根康隆衆院議員(比例北関東)▽寺田稔総務副大臣(広島5区)▽青山繁晴参院議員(比例代表)。

 自民党の昨年1年間の党員数は113万6445人で、前年比で5万147人増え、自民党が政権を奪還した平成24年以降で最多になった。

6714チバQ:2021/04/13(火) 20:46:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/45620abbdca91c58c8003eaba544109c760c9da8

菅政権支える麻生派 次期総裁選で河野氏の去就焦点 他派に先駆けパーティー
4/13(火) 19:43配信


「志公会と語る夕べ」で挨拶する麻生太郎財務相=13日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)
 自民党麻生派(志公会、53人)は13日夜、東京都内のホテルで他派に先駆けて政治資金パーティーを開いた。麻生太郎副総理兼財務相が率いる党内第2派閥は、安倍晋三前政権に続き菅義偉政権を支えているが、派には河野太郎ワクチン担当相という有力な次期総裁候補がいるだけに、秋の総裁選に向け一枚岩を維持できるかが焦点となる。

 「首相を先頭に総選挙に臨むにあたり、日本が進むべき道を堂々と訴え、戦っていかねばならない。志公会は、その中心的な役割を担っていきたい」。麻生氏は新型コロナウイルス対策が徹底された会場で、首相を支えながら次期衆院選に臨む決意を重ねて訴えた。

 麻生派は昨秋の総裁選で菅首相を支持し、新政権の誕生へと導いた。安倍政権時代は、消費税増税や衆院解散・総選挙の時期などをめぐり首相と距離があるとささやかれた麻生氏。しかし、最近は国会答弁でせき込む首相に愛用ののど飴を差し入れたり、答弁後の首相が着席しやすいように椅子の向きを直したりするなど気配りを見せている。

 麻生派の議員は「一度決めたら最後まで支えるのが麻生流だ」と解説する。同時に、無派閥出身の首相の後ろ盾になることで「政権に影響力を与えられる」(派のベテラン議員)との計算も透ける。

 首相も宰相の経験がある麻生氏との関係を重視しており、6日には官邸で約1時間にわたって昼食をともにした。今回のパーティーにも「大変な支援、協力をいただいていることを改めて感謝申し上げる」とビデオメッセージを寄せた。

 とはいえ、前回の総裁選では高い知名度を誇る河野氏を擁立すべきだとの主戦論も少なくなかった。河野氏は次期総裁選への言及は避けているが、再び主戦論が強まれば、麻生氏は難しい選択を迫られそうだ。(今仲信博)

6715チバQ:2021/04/14(水) 19:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd5904b3e855d28d9a90f818c33bea40b86960de

西川元農水相、幹事長特別参与に 自民
4/14(水) 18:56配信


時事通信
 自民党は、西川公也元農林水産相について、新たにポストを創設し、「幹事長特別参与」として処遇することを決めた。

 党幹部が14日明らかにした。担当は特になく、報酬も支払われないという。西川氏は前回衆院選で落選し、現在は二階俊博幹事長率いる二階派に所属している。

 西川氏は昨年12月に内閣官房参与を辞任。理由は「一身上の都合」とされたが、現金授受疑惑で刑事事件化した大手鶏卵生産会社との親密な関係が取り沙汰されていた。

6716とはずがたり:2021/04/14(水) 20:23:26

この二階の動じない清々しさw(;´Д`)

西川元農水相、幹事長特別参与に 自民
4/14(水) 18:56配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd5904b3e855d28d9a90f818c33bea40b86960de
時事通信

 自民党は、西川公也元農林水産相について、新たにポストを創設し、「幹事長特別参与」として処遇することを決めた。

 党幹部が14日明らかにした。担当は特になく、報酬も支払われないという。西川氏は前回衆院選で落選し、現在は二階俊博幹事長率いる二階派に所属している。

 西川氏は昨年12月に内閣官房参与を辞任。理由は「一身上の都合」とされたが、現金授受疑惑で刑事事件化した大手鶏卵生産会社との親密な関係が取り沙汰されていた。

6717チバQ:2021/04/17(土) 01:38:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/091727f1698d3bcdaa0d14c891412d4e00f6775e
こども庁、孤独・孤立…相次ぐ自民主導のリベラル政策、選挙争点つぶし?
4/16(金) 20:37配信
産経新聞
自民党「こども・若者」輝く未来創造本部の初会合で発言する本部長を務める二階俊博幹事長(中央)=13日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 菅義偉政権が「こども庁」創設や孤独・孤立対策など、自民党がこれまで主要課題としてこなかった政策に取り組み始めている。少子高齢化に加え、新型コロナウイルス禍で生活困窮者の増加に伴う女性や若者の自殺、子供の貧困の深刻化といった社会の変容が背景にあるが、秋までに実施される衆院解散・総選挙を意識し、与野党対決の争点つぶしと無党派層への支持拡大の狙いもあるようだ。

 「社会保障費も含めて今まで高齢者中心だった。思い切って変えなければ駄目だ。子供は国の宝で、もっと力を入れるべきだ」

 首相は4日のフジテレビ番組でこども庁の意義をこう強調した。安倍晋三前政権では「1億総活躍」「まち・ひと・しごと」など首相官邸が打ち出した政策課題を党側が受け止める「政高党低」が目立った。これに対し菅政権では、政府が進める具体的な対策でも自民の主導が際立つ。

 こども庁は、今年に入って自民若手の間で議論が本格化。こうした動きを踏まえ、首相は二階俊博幹事長に党総裁直属の本部組織の立ち上げを指示し、13日に初会合を開催した。

 孤独・孤立対策も党主導の一例だ。首相は2月、坂本哲志地方創生担当相を孤独・孤立対策担当に任命し、対策室を設置した。これに先立つ令和元年10月、党では参院に「不安に寄り添う政治のあり方勉強会」(座長・世耕弘成参院幹事長)が発足して対策とりまとめを主導。若手議員も今年1月に「望まない孤独」について議論する勉強会を始動させた。

 政府が3月16日にまとめたコロナ禍の長期化による生活困窮者向けの「緊急支援策」では、勉強会が訴えるひとり親、ふたり親を問わず低所得の子育て世帯への現金給付や困窮者を支援するNPO(民間非営利団体)への補助も盛り込まれた。

 勉強会の呼びかけ人の一人である鈴木貴子衆院議員は「首相は政策通で、官房長官時代から非常にアンテナを意識的に高くしている」と党内の議論の風通しの良さを評価する。

 自民は憲法改正を党是とし、安倍前首相は改憲に加え外交・安全保障に注力してきた。菅政権で自民が着手する政策は趣が異なるが、「安倍氏に比べ首相はイデオロギー色が薄い」(閣僚経験者)とみられていることも要因の一つのようだ。

 「国民目線」「国民のために働く内閣」を掲げる菅政権にとって、こども庁や孤独・孤立対策は、次の衆院選で無党派層に支持を広げるカードにもなり得る。

 こども庁に関する自民の初会合があった13日、立憲民主党も会合を開き、「子ども家庭庁(仮称)」創設の検討に着手した。福山哲郎幹事長は「選挙を目の前に(自民側から)こども庁が突然出てきたのは非常に驚く。思いつきで議論されては困る」と批判した。

 福山氏は「約15年前から設置を主張してきた」とも強調した。その間の旧民主党政権でも実現できなかった難題だが、与野党で選挙を見据えたさや当てが始まっている。

 一方、立民が打ち出すようなリベラル色の強い政策に対し、「岩盤地盤」として党を長く支える保守層には懸念もある。首相は党内で激しく賛否が分かれる選択的夫婦別姓の導入について過去に前向きな意向を示したことがあり、首相がリベラル色の強い政策に前のめりになれば、保守派議員の反発を招くことにもなりそうだ。(児玉佳子、大島悠亮)

6718チバQ:2021/04/17(土) 01:49:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2104160043.html
日米首脳対面 友好どう構築 歴代はゴルフ外交…不信招く発言も
2021/04/16 21:54産経新聞

 菅義偉首相とバイデン米大統領の初の対面会談が行われる。歴代首脳の初顔合わせでは、ゴルフや別荘でのもてなしを通じた「友好」が演出されてきた。新型コロナウイルス禍の今回は行事を最小限に抑えるが、菅首相がバイデン氏とどう信頼関係を構築するかも注目される。

 トランプ大統領と蜜月関係を築いたのが安倍晋三首相だ。2017年2月の初会談後、トランプ氏の別荘があるフロリダ州パームビーチを訪れ、共通の趣味であるゴルフをしながら国際情勢を話し合った。両氏のゴルフは通算5回に及び、関係を深める舞台となった。トランプ氏は退任する安倍氏に「歴代の首相で最も偉大」と賛辞を贈った。

 ゴルフ外交の系譜は安倍氏の祖父、岸信介首相とアイゼンハワー大統領にさかのぼる。1957年6月、ワシントン近郊でプレー。スコアは岸氏が「99」、アイゼンハワー氏が「74」だった。会談では「日米新時代」が打ち出され、旧日米安全保障条約の改定に道筋をつけた。

 2001年6月、ブッシュ(息子)大統領は初訪米した小泉純一郎首相をワシントン郊外の大統領別荘「キャンプデービッド」に招いた。小泉氏は贈られた野球ボールをブッシュ氏にトス。日米友好を印象付けた。

 首脳の発言が波紋を広げたこともある。1981年5月の鈴木善幸首相とレーガン大統領の会談は、共同声明に初めて日米を「同盟関係」と明記する成果をあげた。しかし、鈴木氏はその後の記者会見で「軍事的意味合いはない」と述べ、米国の不信を買った。

 2009年11月、オバマ大統領と2度目の会談に臨んだ鳩山由紀夫首相は「トラスト・ミー(私を信じて)」と語りかけたが、結果として米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の漂流を招いた。オバマ氏は回顧録で「感じは良いが厄介な同僚だった」と鳩山氏を論評している。(石鍋圭)

6719チバQ:2021/04/17(土) 01:50:03
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2104160041.html
日米、台湾の平和明記へ 共同声明 首脳会談で中国牽制
2021/04/16 21:44産経新聞

 【ワシントン=杉本康士、黒瀬悦成】訪米中の菅義偉(すが・よしひで)首相は16日(日本時間17日未明)、バイデン大統領とホワイトハウスで会談する。会談では台湾海峡の平和と安定が重要との認識で一致する見通しで、バイデン政権高官は15日の電話記者会見で会談後に発表される共同声明に明記したい意向を示した。中国企業がシェアを拡大する第5世代(5G)移動通信システムなどに関し、日米が20億ドル規模の協力を進める方針を発表することも明らかにした。

 首相はバイデン氏が就任してから初めて米国に迎える外国首脳で、対面形式で会談する外国首脳としても初めて。会談に先立ち、首相はハリス副大統領と会談し、「バイデン・ハリス政権が同盟国との協調を重視していることを高く評価したい。今回の訪米で日米同盟をさらに強固なものにしていきたい」と述べた。

 会談で両首脳は中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区と香港の人権状況について「深刻な懸念」を共有。中国に依存しない半導体などのサプライチェーン(調達網)構築や中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗するインフラ整備支援での協調も確認する。

 バイデン氏は「核の傘」を提供する意向を示すほか、中国海警船が領海侵入を繰り返す尖閣諸島(沖縄県石垣市)に関し、米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適用対象に含まれることを確認するとみられる。

 首相はまた、北朝鮮による拉致問題の解決に向けバイデン政権の協力を改めて求める。核・ミサイル開発に関し、日米韓3カ国で連携して対処する方針でも足並みをそろえる。

 一方、両首脳は地球温暖化対策をめぐり、目標、手法、第三国支援の方針を共有し、パートナーシップ協定締結を目指す。2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロに向け、22〜23日にオンラインで開催されるバイデン氏主催の気候変動サミットで日米が主導的役割を果たす姿を描く。

 新型コロナウイルス対策に関しては、日米豪印4カ国の首脳が3月12日のオンライン会合で東南アジア向けを中心に新型コロナワクチンの生産、流通で連携する方針を打ち出しており、日米首脳会談でも改めて協力を確認する。

 今夏の東京五輪・パラリンピックも議題に上る見通しで、バイデン政権高官は「(五輪開催を目指す)日本の取り組みに水を差したくない」としつつ、事態がどう展開するかを見通すのは「やや時期尚早だ」と述べるにとどめた。

6720チバQ:2021/04/22(木) 10:20:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/b066f9945d0026c166468102e2b219828d735633
内モンゴル自治区支援へ議連 中国「弾圧」問題視 自民有志
4/21(水) 19:11配信

「南モンゴルを支援する議員連盟」であいさつする高市早苗会長(左から3人目)=21日午後、衆院議員会館
 高市早苗前総務相ら自民党の有志議員は21日、中国・内モンゴル自治区で中国が進めている同化政策からモンゴル族の文化を守るため、「南モンゴルを支援する議員連盟」を発足させた。

 同日、衆院議員会館で開いた設立総会には21人が出席し、高市氏を会長に選んだ。

 議連によると、昨年秋から内モンゴルでは、教育の現場でモンゴル語を使うことが制限されている。これに抵抗したモンゴル族が拘束され、亡くなった人もいるという。

 高市氏は「中国共産党政府が内モンゴル自治区と呼ぶ南モンゴルで大変深刻な人権弾圧、迫害が発生している。これは中国への内政干渉ではなく、国際問題だ」と訴えた。

6721とはずがたり:2021/04/22(木) 16:14:24
「女性は野党に出して頂いて」 男女平等、遅れる政界
有料会員記事

野平悠一、吉川真布、諏訪和仁、阿部峻介 市野塊、土肥修一、明楽麻子
https://www.asahi.com/articles/ASNCC7FXSNCCULFA00Y.html
2020年11月12日 14時00分

 日本のジェンダー平等を進めるための、次の男女共同参画基本計画のメニューが出そろった。指導的地位の女性割合を30%に高める目標は未達のまま持ち越され、足もとでは取り組みを強める動きも広がるが、今度こそ達成に向かうのか。新たに緊急避妊薬の市販検討なども盛り込まれたが、議論が続く選択的夫婦別姓と同様に慎重論も根強く、実現は簡単ではない。

女性議員1割の自民、増えぬ理由は
 日本が特に遅れているのが政治分野だ。衆院議員の女性割合は1割足らずで、各国の議会を比べた世界ランキングは167位。2018年には、議会選挙の候補者を出来る限り男女同数にするよう政党に求める「候補者男女均等法」ができ、翌年の参院選では候補者の女性割合が過去最高の28・1%になったが、男女同数には遠く及んでいない。

 今年9月には、自民党の下村博文選挙対策委員長(当時)が「30年に党の女性議員が3割」になることを目指して、国政や地方の選挙で候補者の一定数を女性にする「クオータ制」を導入する提言をまとめて二階俊博幹事長に申し入れた。ただ、その後は導入に向けた動きは見えていない。二階氏は今月9日の記者会見で、その後の取り組みについて問われ「バックアップすることはできるが、女性議員をつくることに党が真正面からどうだと言ってみても、国民のみなさんが決めること。そう期待通りにはいかない」と述べた。

 自民党の国会議員393人(衆参両院議長を除く)のうち、女性国会議員は39人で約1割。選挙で候補者を擁立する際は、男性が多い「現職」が優先されるため、与党が女性候補を増やすのは簡単ではない、というのが党内の見方だ。野田聖子幹事長代行も9日、記者団に「野党にどんどん女性を出して頂いて、効果があれば循環していくのだろう。うち(自民)は残念ながら動かすだけの(空白区などの)キャパがない」と語った。

 野党第1党の立憲民主党は、国…

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6722チバQ:2021/04/25(日) 22:35:07
岸田派→林派への交代も近いか?

2234 :チバQ :2021/04/25(日) 22:33:52
野党が3つ取りましたね
https://news.yahoo.co.jp/articles/cca0704f5555c6a21fd7aed2bc7271a860d3e430
参院広島再選挙、野党系の新顔・宮口治子氏が当選確実に
4/25(日) 22:07配信

朝日新聞デジタル
支持を訴える宮口治子氏=2021年4月8日午前10時8分、広島市、小杉豊和撮影

 河井案里氏の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙は25日投開票され、野党系で諸派新顔の宮口治子氏(45)=立憲、国民、社民推薦=が、自民新顔の西田英範氏(39)=公明推薦=らを破って初当選を確実にした。案里氏や夫の克行被告による買収事件に端を発した選挙で、「政治とカネ」が最大の争点だった。

 宮口氏は、事件による自民への批判票を取り込もうと党派色を薄めた選挙戦を展開。街頭演説では「金権政治を認めない意思表示を。選挙で事件に結論を出そう」と訴えた。推薦各党の党首らが続々と応援に駆けつけ、共産も支援した。

 西田氏は、逆風の中で「信頼を取り戻す。自民党は変わらなくてはならない」と身内批判も展開。県連会長の岸田文雄・前政調会長が中心となって組織戦を繰り広げ、連立を組む公明も「挙党態勢」で支援したが、及ばなかった。

朝日新聞社

6723チバQ:2021/04/25(日) 22:41:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/a93c0cdacbc7ca72916b6835cc454f1c2d5abcba
自民党が4・25選挙で4連敗 決定的になった「菅おろし」〈dot.〉
4/25(日) 22:30配信

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広島選挙区で勝利した野党統一候補の宮口治子氏(C)朝日新聞社

「とんでもないことになってきた」

 こう頭を抱えるのは菅義偉首相の側近議員。

 4月25日に北海道、長野、広島で3つの国政選挙の投開票が行われた。菅政権発足後、初の国政選挙となったが、自民党は3連敗となった。

 新型コロナウイルス感染拡大で3度目の緊急事態宣言、東京五輪・パラリンピック問題を控え、菅政権の失速が顕著になってきた。

 とりわけ、注目されたのが、接戦となった参院広島選挙区の再選挙だ。
2019年の参院選で、元法相の河井克行被告と妻、案里氏が2900万円の現金をバラまいて、公職選挙法違反で逮捕。案里氏は議員辞職に追い込まれた。案里氏に代わる候補として、自民党は元官僚の西田英範氏を擁立し、必勝を期した。

 選挙直前に野党統一候補として出馬表明した元アナウンサーの宮口治子氏と実質的な一騎打ち。広島は総理総裁候補とされる宏池会会長、岸田文雄衆院議員の地元だ。

「広島だけは何とか勝てるだろうと、菅首相も『1勝2敗か』と口にするほどでした」(前出・側近議員)

 しかし、結果は宮口氏の勝利で全敗となった。

 争点は河井夫妻の現金バラまきを受けての再選挙だけに「政治とカネ」。選挙戦の前半は出馬表明が早く、自民党、公明党の組織票で勝る西田氏が優位かと思われた。

 だが、宮口氏が猛追。西田氏は中盤から河井夫妻の問題に触れ、「河井夫妻は逮捕されても歳費をもらっていた。もらえない仕組みが必要。コロナで多くのお店の方々、多くの生活者、みなさんの生活が厳しい。なぜ国会議員だけ特別なのか?」と訴え始めた。

 河井夫妻への風当たりが強く、票が伸びないと西田陣営で判断したという。岸田氏も連日、西田氏と街頭演説。広島市内の繁華街でマイクを持つと、「広島ではおかしなことたくさんあった。おかしな人がいたから、再選挙になった」と話し始めた。

 地元市民の反応は厳しく、「おかしな人を応援していたのは、自民党でしょう。無責任や」とその場を離れた。

 応援演説に駆けつけていた元自民党幹事長、石原伸晃衆院議員は「ひどいことをやった人がいました。まず謝らなきゃいけない。広島を歩かせていただき、そう思った」とフォローせざるを得ない様子だった。

 また、自民党は河井夫妻から買収として、カネをもらった地方議員が
まったく動けず、集票につながらなかったことも敗因の一つだ。カネをもらった地方議員は今後、「被買収」として起訴される可能性が大きいためだ。そして、自民党は河井夫妻に1億5千万円という巨額な選挙資金を投じ、まだ収支報告書すら提出できていない。「政治とカネ」の問題が最後まで重くのしかかった。

「西田陣営にテコ入れといっても、カネはダメでしょう。コロナ禍で大臣や知名度ある議員の応援も限られる。地元で頑張ってもらうしかなかった」(自民党の幹部)

 西田陣営は自民党と公明党の連立与党が軸だ。宮口氏のスキャンダルが雑誌で報じられ、選挙戦終盤の情勢が宮口氏に有利との情報が流れた。

「公明党の地方議員たちは『だいたい河井夫妻のせいで、自民党の再選挙になった』と文句を言い、自民党の支援者と口論。陣営は険悪になり内部分裂でしたよ」と自民党の広島市議は打ち明ける。自民党幹部はこう語った。

「負けるべくして、負けたのだ」

6724チバQ:2021/04/25(日) 22:41:24
 衆院北海道2区の補欠選挙は、元農相の吉川貴盛被告が鶏卵汚職で議員辞職に追い込まれてのものだった。野党統一候補、前職の松木謙公氏が保守系無所属の候補らに圧勝、5回目の当選を果たした。
世論調査でもダブルスコア以上の数字で、優位に立っていた松木氏。

「10月までに解散があるから、もう一度、選挙をやらなきゃいけない」(松木氏)

 保守系無所属として立候補した元アナウンサーの鶴羽佳子氏や弁護士の長友隆典氏に自民党の国会議員が応援に入った。

「補欠選挙で勝つというより、そこそこの得票をあげて、次の解散総選挙で、自民党候補になりたい。そんな選挙戦でしたね」と自民党の北海道議は苦笑する。だが、今回の松木氏の圧勝で、解散総選挙で2人が自民党候補となれるかは微妙だという。

「吉川被告が、自分の息子を次期衆院選では出馬させたい意向があるそうだ。吉川被告が菅首相と近い関係だったのは間違いない。しかし、大臣室で現金もらった息子が、候補だなんて、さすがに菅首相もそんなことは認めないでしょう」(前出の道議)

 そして新型コロナウイルスに感染した立憲民主党の羽田雄一郎元国土交通相の死去に伴う参院長野選挙区補欠選挙では25日午後8時過ぎ、羽田氏の弟で立民新人の羽田次郎氏=共産、国民、社民推薦=が、自民党新人の小松裕氏=公明推薦=ら2人を破り、初当選を確実にした。

 野党共闘で「弔い合戦」を制し、自民は「羽田王国」の壁を破ることはできなかった。

 さらに同じ行われた名古屋市長選挙でも、現職の河村たかし市長が、自民党を離党して「反河村」の統一候補となった横井利明氏に競い勝った。

「現実として、国政選挙3連敗に、政令指定都市の名古屋市長選挙でも敗北。4連敗となった。やはり、どの選挙を見ても、東京五輪開催にこだわり、後手に回るコロナ対応が響いているようだ。そこに3回目の緊急事態宣言で党内でも菅おろしの声が高まっている」(前出の自民党幹部)

(今西憲之)

6725チバQ:2021/04/25(日) 22:42:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b95a56f5a31e806db38a0dea8f07085eb84f381
補選敗北の菅首相 政権運営に大ダメージ避けられず
4/25(日) 22:24配信


日刊スポーツ
菅義偉首相は政権発足から初の国政選挙で敗北を喫し、政権運営へのダメージは避けられない。今秋までに行われる次期衆院選の前哨戦となる国政選挙が25日、投開票された。参院長野選挙区補欠選挙は立憲民主党の新人羽田次郎氏(51)が、衆院北海道2区は立憲民主党の元衆院議員の松木謙公氏(62)が、それぞれ当選した。参院広島再選挙で「3選全敗」となれば、与党内の逆風は強まる。

   ◇   ◇   ◇

菅首相にとって次期衆院選への前哨戦に位置づけられる国政選挙は惨敗に終わった。中でも「政治とカネ」をめぐる問題が争点となった衆院北海道2区と、接戦となった参院広島再選挙のダメージは大きい。自民党幹部は本紙の取材に「不戦敗の北海道はしょうがないが、残る2つは絶対に負けられない。全敗すれば、次期衆院選への影響は計り知れない」と、警戒感をあらわにした。

その不安は、現実のものとなった。北海道2区は収賄罪で在宅起訴され、自民党を離党した吉川貴盛元農相の議員辞職に伴うもの。大逆風を前に自民党は公認候補の擁立を見送った。だが、「隠れ自民」とされる保守系無所属の立候補者に自主投票の公明、自民票が流れると予測したが、野党共闘の立憲民主党・松木氏の前に敗れた。

参院長野補選では、故羽田孜元首相の次男で立憲民主党の羽田次郎氏が当選を確実にした。選挙戦序盤で「各種調査ほどの差はない」と、自民党幹部は強気だったが、結果は強固な地盤を誇る「羽田王国」に風穴をあけることはできなかった。長野補選では野党共闘に不協和音もあったが、選挙買収事件で大逆風の参院広島再選挙では、野党の代表、党首ら幹部が総力戦の構えで広島入りし、次期衆院選へ向けたデモンストレーションを行った。

菅首相は23日夜に4都府県に対して3度目の緊急事態宣言を発令した。わずか17日間という「短期決戦」に、発令前から専門家から「延長」の可能性を指摘されるなど、批判は高まっている。東京五輪・パラリンピック開催への懸念も広がる中で衆院解散のタイミングを見極めている菅首相だが、惨敗の責任も浮上し、求心力は低下は避けられず、政権運営の軌道修正を迫られる。【大上悟】

6726チバQ:2021/04/25(日) 22:53:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/d69ea1df6394db9cba321db5498959a3360ea7e9
【点描・永田町】広島再選挙での岸田氏の苦闘
4/25(日) 19:02配信

時事通信
参議院広島選挙区再選挙が告示され、自民党の西田英範候補(右)の出陣式に応援に駆け付けた岸田文雄前政調会長=8日、広島市中区

 菅義偉政権初の国政選挙となる「4・25トリプル選挙」で、政界が注目しているのが参院広島選挙区の再選挙だ。次期衆院選だけでなく、9月に予定される自民党総裁選への出馬を目指す岸田文雄前政調会長の命運が懸かるからだ。昨年9月の菅政権発足で無役となって以来、党内での存在感も薄れ、“ポスト菅”候補の人気番付でも下位に低迷している岸田氏だけに、地元・広島の再選挙で同氏が主導して擁立した自民公認候補が敗れれば、「総理・総裁候補としての資格も失いかねない」(自民長老)という厳しい戦いとなっている。
 広島再選挙は、巨額買収による公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里前参院議員の当選無効・失職に伴うもの。「鶏卵」汚職事件での吉川貴盛・元農林水産相の議員辞職に伴う衆院北海道2区と、羽田雄一郎・前立憲民主党参院幹事長の死去に伴う参院長野選挙区の両補欠選挙との同時実施となった。ただ、自民党はこのトリプル選挙の北海道補選では、早々に候補擁立を見送る「不戦敗」を選択。さらに、与野党対決の構図となった長野補選も、「故羽田氏の実弟の“弔い選挙”で自民党も諦めムード」(選挙アナリスト)とされる。このため、広島再選挙が「唯一勝てる可能性がある選挙」(自民選対)との見方が大勢だ。
 岸田氏は衆院広島1区で当選を重ね、2012年には名門派閥・宏池会(岸田派)の会長となった。広島は故池田勇人元首相以来の「宏池会の天領」(自民長老)とされ、現在も広島選出の自民党衆参議員の半数が岸田派所属だ。それだけに、3月末に3度目の自民党県連会長に就任した岸田氏は、4月8日の再選挙告示の前から地元に張り付き、選挙戦の陣頭指揮に当たっている。
◇負ければ総理・総裁候補から脱落も
 再選挙に出馬したのは、自民党公認で公明党が推薦する元経済産業省課長補佐の西田英範氏(39)と、立憲民主党など主要野党が推薦・支援する無所属のフリーアナウンサー、宮口治子氏(45)ら6人。2019年7月参院選での巨額買収事件の舞台となった同選挙区だけに、選挙戦は「政治とカネ」が最大の争点となり、与野党双方の「統一候補」による事実上の一騎打ちの構図だ。広島は「圧倒的な保守地盤」(自民選対)で、立憲民主も当初は、4年後の改選時での現職競合への懸念から、野党統一候補で戦うことに及び腰だったとされる。しかし、党内から「4年後のことなど考えずに、目の前の選挙で自民打倒を目指すべきだ」(幹部)との声が強まり、主要野党の共闘態勢を構築しての総力戦に持ち込んだ。
 定数2の参院広島選挙区は、これまで与野党がそれぞれ1議席を分け合ってきたが、自民候補は野党候補の2倍ほどの得票で圧勝してきた。しかし、今回は元法相の河井克行被告(公判中)と夫人の案里氏による買収事件を受けての再選挙。前回の自民分裂選挙の“後遺症”もあって、「挙党態勢を組めない」(自民選対)のが実態で、「前回に案里氏を応援した首相も広島に入れない」(同)とされる。
 このため、選挙戦は岸田派所属議員や秘書を大量動員した「文字通りの宏池会選挙」(同派幹部)となっており、党執行部や他派閥は「お手並み拝見」を決め込む。総裁選出馬を目指す岸田氏は、ここにきて「敵基地攻撃能力の提起」などで、安倍晋三前首相を中心とする党内保守派に擦り寄る動きも見せているが、自民党内では「再選挙で負ければ、岸田氏は総理・総裁候補から脱落する」(閣僚経験者)との見方も少なくない。主要メディアの情勢調査などで「野党候補がリード」との分析もあり、投票直前まで岸田氏の苦闘が続きそうだ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」4月19日号より】。

6727チバQ:2021/04/25(日) 23:45:05
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042400367&amp;g=pol
安倍前首相、動き活発化 「再々登板視野」臆測も
2021年04月25日07時17分

 自民党の安倍晋三前首相が動きを活発化させている。同党の保守系グループや議員連盟の役員に相次いで就任。首相在任中に果たせなかった憲法改正への熱意を公の場で訴えている。党内では「再々登板が視野にあるのでは」との臆測も出ている。


 「新しい薬が大変よく効き、あと2回ぐらい点滴をすれば一応治療が終わる」。安倍氏は22日に東京都内で開かれた憲法に関するシンポジウムで、首相辞任の引き金となった潰瘍性大腸炎の治療についてこう報告した。
 安倍氏は「桜を見る会」前夜祭の問題を受け、首相辞任後しばらくは目立った活動を控えていた。しかし今月、自民保守系議員でつくる二つの議連に顔を出し、それぞれ顧問に就任。22日の議連会合では「保守政党として、日本を日本たらしめるものに、常に思いをはせながら取り組んでほしい」と呼び掛けた。
 宿願の憲法改正では、党憲法改正推進本部の最高顧問に就任し、同本部内から「挙党体制で推進できる」(幹部)と期待の声が出ている。安倍氏は22日のシンポジウムで、立憲民主党の枝野幸男代表が安倍政権の間は議論に応じない方針だったことを引き合いに「もう首相じゃないから議論しろよと思う」と批判してみせた。
 自民内には、安倍氏の3度目の首相登板を待ち望む声もあり、ベテラン議員は「あり得る話だ」と語る。
 注目されるのは出身派閥である細田派への復帰のタイミングだ。派内には衆院選前の会長就任を求める声もある。一方、同派幹部は、桜を見る会をめぐる事件で元公設第1秘書への東京地検の再捜査を踏まえ、「捜査が終わるまでは難しい」とみている。
 安倍氏の退陣後、長年暗礁に乗り上げていた国民投票法改正案の国会審議は動きだした。このため、「野党が再び反発しかねない。もうしばらく静かにしていてほしい」(自民中堅)と自重を求める声もある。

6728チバQ:2021/04/25(日) 23:47:03
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042300457&amp;g=soc
菅原前経産相を任意聴取 検審議決で再捜査―香典以外にも現金配布か・東京地検
2021年04月23日10時57分



 秘書が選挙区で香典を配ったとして検察審査会が「起訴相当」と議決した自民党衆院議員の菅原一秀前経済産業相(59)=東京9区=から、東京地検特捜部が任意で事情聴取したことが23日、関係者への取材で分かった。


 菅原氏が、香典以外にも選挙区内の行事で現金を配布した疑いがあることも判明。特捜部はいったん菅原氏を公選法違反容疑で不起訴としたが、こうした現金も含め、立件の可否を改めて判断するもようだ。
 菅原氏は同日、「当局からの要請があったら誠実に対応する」とのコメントを発表した。

6729チバQ:2021/04/26(月) 09:51:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a4f7297166dbc5e4c0588a48621a5dafdf051b3
参院広島で痛恨の敗戦、自民・岸田氏、次期総裁選へのもくろみ崩れる
4/26(月) 0:58配信
 25日に投開票された参院広島選挙区再選挙は、自民党広島県連会長として陣頭指揮を執った岸田文雄前政調会長にとっても、痛恨の敗戦となった。再挑戦をうかがう次期総裁選に向け、存在感を高める絶好の機会として岸田派(宏池会)を挙げての総力戦で臨んだが、発端となった「政治とカネ」の問題への風当たりは予想以上に強く、再選挙を総裁選への「追い風」とするもくろみは崩れた。

 「力不足で結果を出せなかった。申し訳ない」

 岸田氏は25日夜、広島市内のホテルで記者団にこう語り、無念の表情を浮かべた。

 広島は池田勇人、宮沢喜一両元首相を輩出した「保守王国」だ。元法相の河井克行被告(自民離党)と妻の案里前参院議員が引き起こした令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件への批判は広がっていたが、党内では当初、「勝って当然だ」(幹部)と楽観ムードが漂っていた。

 ところが、選挙戦が始まり、報道各社の情勢調査で野党共闘候補のリードが判明すると、空気は一変した。元年参院選では、菅義偉(すが・よしひで)首相の後押しを受けた案里氏が初当選したあおりで岸田派の現職が落選したため、派内には「事件は案里氏側によるもの」との意識が強かったが、派幹部は「有権者から見れば同じ自民党だ。事件のダメージは想像以上に大きい」と漏らした。

 巻き返しに躍起になった岸田氏は選挙戦中はほとんど広島を離れず、街頭演説では「自民党は変わらなければならない」と支持を訴えた。地元紙に自らの写真付きの広告を掲載するなど、宣伝役も買って出た。

 これまで距離があるとされてきた二階俊博幹事長にも頻繁に電話をかけて情勢を報告するとともに支援を要請。外相などを歴任した「エリート」の印象が強かった岸田氏のなりふりかまわぬ戦いぶりに、「まるで岸田さん自身の選挙じゃ」(県議)との声も上がった。

 だが、買収事件にかかわった県議や広島市議らは表立った行動はできず、陣営はまとまりを欠いた。前県連会長の宮沢洋一元経済産業相が「事件に関わった議員は(再選挙の)応援に入らなくていい」などと発言したことで党本部も序盤は支援に及び腰となり、最終盤に野田聖子幹事長代行や丸川珠代五輪相らが広島入りしたが、出遅れ感は否めなかった。

 岸田氏は次期総裁選を見据え、自らの外交・安全保障戦略を打ち出し、安倍晋三前首相との連携強化に動き出した矢先だった。党内には県連立て直しのため、火中の栗を拾う形で会長を引き受けた経緯があることから「岸田さんの責任にするのは酷だ。首相を含め、党全体の責任だ」(幹部)と擁護する声が上がる。ただ、それでも地元での大一番を落としたことによる求心力への影響は避けられない。安倍、菅両政権を通じ、一貫して首相候補に名を連ねてきた岸田氏は、剣が峰に立たされた。(永原慎吾、児玉佳子)

6730チバQ:2021/04/26(月) 11:14:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f95bfb7f5b4d1bc4e97336b298ab2c917f38f1c1
岸田氏の求心力低下は不可避 参院広島再選挙、自民敗北
4/26(月) 6:30配信

 参院広島選挙区の再選挙で自民党新人の西田英範氏(39)が敗れたことは、党広島県連会長として選挙戦を陣頭指揮した岸田文雄前党政調会長(衆院広島1区)の「ポスト菅」としての立ち位置に影を落とす。党総裁選再挑戦へ「負けられない戦い」だったからだ。

 「県連会長として心からおわびする」。西田氏の支持者が集まった広島市中区のホテルで、岸田氏は頭を下げた。

 広島は自身が率いる岸田派の拠点。池田勇人、宮沢喜一の両元首相を出し、県連所属国会議員8人のうち6人を岸田派が占める。次期首相を狙うには選挙の「顔」になれると示す必要がある。岸田氏は再選挙の「陰の主役」でもあった。

 再選挙は2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で有罪が確定した河井案里元参院議員(47)の当選無効に伴う。同選挙では党本部が強引に擁立し、陣営に1億5千万円を提供した新人の案里氏が当選。あおりで岸田派のベテラン現職が落選した。

 岸田氏は再選挙を党県連の「出直し選挙」と位置付け「自民党を作り直していく」と訴えた。選挙カーに乗り込み声をからした。岸田派議員や秘書団に携帯電話を配り、ノルマを設け電話作戦を指示。「あんな必死な姿は見たことがない」と周囲も目を見張った。

 一方で案里氏に肩入れした安倍晋三前首相や菅義偉首相、二階俊博幹事長を表立って批判することはなかった。昨秋の党総裁選で「踏み込んだ発言をしていく」と誓ったが、党内に波風を立てないことを優先したように見えた。

 敗因は自民党への不信に尽きる。「政治とカネ」問題の逆風に加え、説明責任を果たさない党本部と、党県連が同一視された結果だ。岸田氏の求心力低下は避けられない。
中国新聞社

6731チバQ:2021/04/26(月) 11:16:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/95603d3cf895c040a015c4dc48651ea325e8497f
衆参3選挙全敗の自民、それでも「菅降ろし」にはならず…「ポスト菅」不在
4/26(月) 5:01配信
 衆参3選挙の結果は、菅首相の政権運営に大きな影響を及ぼしそうだ。与党内では、衆院解散・総選挙は東京五輪・パラリンピック後の秋が軸になるとの見方が強まるとみられる。

 首相は25日、首相公邸でブレーンであるデービッド・アトキンソン小西美術工芸社社長や、厚生労働省の樽見英樹次官らと会い、経済対策や新型コロナウイルス対策を協議した。

 首相は3選挙に関し、「政権への逆風は極めて強いが、コロナ対策などやるべきことを一つ一つやっていくしかない」と周囲に語っている。
 解散時期については、9月末までの自民党総裁任期中を模索している。23日の記者会見でも、「私の総裁任期の中で、機会を見て考えなければならない」と強調した。首相が今後の政局の節目になるとみているのが7月だ。
 政府は、新型コロナワクチンの高齢者接種を7月末に終えることを目指している。7月23日には、東京五輪が開幕する。衆院選は、早くても7月4日投開票の東京都議選との同日選になるとの見方があり、首相はワクチン接種の進行状況や五輪開催に向けた国民の空気感を見極め、判断する考えとみられる。
 ただ、今回、保守地盤の参院広島選挙区で敗れたことで、「解散時期の選択肢は狭まり、『秋解散』に絞られつつある」(自民党幹部)との声が広がっている。主要閣僚の一人は3選挙の影響について、「党への風当たりは強くなり、野党は勢いづく。この政権で衆院選を本当に戦えるのかという声は必ず出てくる」と懸念を示した。
 それでも、自民党内では、有力な「ポスト菅」候補が不在なのが実情だ。自民党の閣僚経験者は「『菅降ろし』にはつながらず、結局菅氏で衆院選に突入するしかない」と指摘した。

6732とはずがたり:2021/04/26(月) 12:40:40
参院広島で痛恨の敗戦、自民・岸田氏、次期総裁選へのもくろみ崩れる
4/26(月) 0:58配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a4f7297166dbc5e4c0588a48621a5dafdf051b3
産経新聞
開票が進む中、取材に応じる岸田文雄前政調会長=25日夜、広島市(永原慎吾撮影)

 25日に投開票された参院広島選挙区再選挙は、自民党広島県連会長として陣頭指揮を執った岸田文雄前政調会長にとっても、痛恨の敗戦となった。再挑戦をうかがう次期総裁選に向け、存在感を高める絶好の機会として岸田派(宏池会)を挙げての総力戦で臨んだが、発端となった「政治とカネ」の問題への風当たりは予想以上に強く、再選挙を総裁選への「追い風」とするもくろみは崩れた。

【表でみる】次の首相にふさわしい政治家は

 「力不足で結果を出せなかった。申し訳ない」

 岸田氏は25日夜、広島市内のホテルで記者団にこう語り、無念の表情を浮かべた。

 広島は池田勇人、宮沢喜一両元首相を輩出した「保守王国」だ。元法相の河井克行被告(自民離党)と妻の案里前参院議員が引き起こした令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件への批判は広がっていたが、党内では当初、「勝って当然だ」(幹部)と楽観ムードが漂っていた。

 ところが、選挙戦が始まり、報道各社の情勢調査で野党共闘候補のリードが判明すると、空気は一変した。元年参院選では、菅義偉(すが・よしひで)首相の後押しを受けた案里氏が初当選したあおりで岸田派の現職が落選したため、派内には「事件は案里氏側によるもの」との意識が強かったが、派幹部は「有権者から見れば同じ自民党だ。事件のダメージは想像以上に大きい」と漏らした。

 巻き返しに躍起になった岸田氏は選挙戦中はほとんど広島を離れず、街頭演説では「自民党は変わらなければならない」と支持を訴えた。地元紙に自らの写真付きの広告を掲載するなど、宣伝役も買って出た。

 これまで距離があるとされてきた二階俊博幹事長にも頻繁に電話をかけて情勢を報告するとともに支援を要請。外相などを歴任した「エリート」の印象が強かった岸田氏のなりふりかまわぬ戦いぶりに、「まるで岸田さん自身の選挙じゃ」(県議)との声も上がった。

 だが、買収事件にかかわった県議や広島市議らは表立った行動はできず、陣営はまとまりを欠いた。前県連会長の宮沢洋一元経済産業相が「事件に関わった議員は(再選挙の)応援に入らなくていい」などと発言したことで党本部も序盤は支援に及び腰となり、最終盤に野田聖子幹事長代行や丸川珠代五輪相らが広島入りしたが、出遅れ感は否めなかった。

 岸田氏は次期総裁選を見据え、自らの外交・安全保障戦略を打ち出し、安倍晋三前首相との連携強化に動き出した矢先だった。党内には県連立て直しのため、火中の栗を拾う形で会長を引き受けた経緯があることから「岸田さんの責任にするのは酷だ。首相を含め、党全体の責任だ」(幹部)と擁護する声が上がる。ただ、それでも地元での大一番を落としたことによる求心力への影響は避けられない。安倍、菅両政権を通じ、一貫して首相候補に名を連ねてきた岸田氏は、剣が峰に立たされた。(永原慎吾、児玉佳子)

6733チバQ:2021/04/26(月) 23:18:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2104260050.html
与党全敗、揺れる解散戦略 「ポスト菅」も見当たらず
2021/04/26 21:09産経新聞

与党全敗、揺れる解散戦略 「ポスト菅」も見当たらず

前日の衆参3選挙で自民党が全敗したことを受け記者団の取材に応じる菅義偉首相=26日午前、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 次期衆院選の前哨戦と位置づけられた25日投開票の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙、参院広島選挙区再選挙が「2敗1不戦敗」に終わったことに与党が危機感を強めている。菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)の政権運営に影を落とし、衆院解散戦略に影響を及ぼす可能性があるためだ。一方で、党内抗争は内閣と自民の支持率低下を招きかねず、表立った首相批判は控える雰囲気に包まれている。

 首相は26日の自民党役員会で「国民の審判を謙虚に受け止め、正すべき点はしっかり正したい」と敗戦を悔やんだ。与党幹部の間では長野補選が野党側の「弔い選挙」となったことや、広島再選挙は自民の「政治とカネ」の問題がクローズアップされた地域事情を敗因とする反応が目立つ。

 秋までに控える次期衆院選への不安を打ち消したい思惑も透けるが、広島は平成29年の前回衆院選で自民が県内7選挙区中6選挙区で勝利した保守王国だけに衝撃は大きい。閣僚経験者は「政府の新型コロナウイルス対策への不満が直撃した。コロナは消えないから不満も消えない」と指摘。東京五輪・パラリンピックが中止に追い込まれたり、開催されても感染者が増えたりすれば、政府・与党に逆風となることは必至だ。

 「新型コロナ対策優先」を掲げる首相は早期の衆院解散を見送る公算が大きく、9月30日の自民党総裁としての任期満了や10月21日の衆院議員の任期満了をにらみ解散戦略を練る構えだ。自民関係者は「3選挙を落としたが新型コロナワクチンへの期待と連動している内閣支持率は堅調だ。ワクチン接種が増えれば支持率はさらに上がる」と述べ、解散戦略は「ワクチン次第」との見解を示す。

 一方で、選挙基盤が弱い若手を中心に、衆院選前に総裁選を実施して党に関心を引きつけ、国民的人気が高い新総裁の下で衆院選になだれこみたいとの声もあるが、実現するかは不透明だ。平成21年の衆院選前に麻生太郎首相(当時)の交代を求める「麻生降ろし」によって党内が混乱し、かえって支持を失った苦い記憶が鮮明に残っているからだ。

 ベテラン議員は「党内抗争は国民受けが悪い。菅首相のまま衆院選に突入することになるだろう」と予測する。堅調な内閣と自民の支持率に加え、主だった「ポスト菅」候補が見当たらない現実もこうした見方を後押ししている。(沢田大典、内藤慎二)

6734チバQ:2021/04/26(月) 23:19:29
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2104260054.html
岸田氏、総裁選に痛手 衆院選へ揺らぐ自公共闘
2021/04/26 21:14産経新聞

岸田氏、総裁選に痛手 衆院選へ揺らぐ自公共闘

戦を受け、支援者にあいさつする岸田文雄前政調会長=25日夜、広島市(永原慎吾撮影)

(産経新聞)

 自民党広島県連会長の岸田文雄前政調会長は、岸田派(宏池会)を挙げた総力戦で参院広島選挙区再選挙に臨んだが、公認候補の敗北で大きな痛手となった。次期総裁選への出馬を目指す岸田氏の求心力低下は避けられそうもない。公明党も全面支援が実らず、初めて公認候補を擁立する次期衆院選広島3区で自民側から「見返り票」を得られるのか不安を残した。

 「『政治とカネ』の問題への県民の怒りは大変大きいものがあると感じた」。岸田氏は自民新人の西田英範氏の敗北が確実となった25日夜、広島市内のホテルで記者団にこう語った。再選挙は、公選法違反で有罪となった河井案里前参院議員の当選無効に伴い行われた。「政治とカネ」の問題に対する有権者の視線は厳しく、保守王国として「勝って当然」(党幹部)との見方はもろくも崩れた。

 特に岸田氏のショックは大きい。

 「頑張っております。引き続きよろしくお願いします」

 20日朝、岸田氏は二階俊博幹事長に電話で、こう支援を要請。岸田派は過去の国政選挙対応で二階派(志帥会)と対立したこともあったが、岸田氏は選挙期間中の二階氏への情勢報告を欠かさず、党の勝利を優先した。なりふり構わない戦いぶりに県議からは「まるで岸田さんの選挙じゃ」との声も出たが、本拠地での負けは党内での存在感の低下につながりかねない。

 一方、公明は自民が地盤としてきた衆院広島3区に斉藤鉄夫副代表の擁立を決めたことで、与党内にしこりが残る中で選挙戦に臨む形となった。自民の支援がなければ斉藤氏の当選は厳しく、再選挙は「恩を売る」絶好の機会だった。

 「こちらも全力を挙げて頑張ります」

 斉藤氏は2日、県内の有力な公明支持者らとともに西田氏の選挙事務所を訪れた。公明票は県内で最大20万票近く。逆風の選挙を「公明のおかげ」で勝てば、衆院広島3区で自民の全面的な協力を得られる公算が大きくなる。このため、比例中国ブロックの全地方議員約170人を広島入りさせて票の上積みを図る「異例の対応」(公明幹部)をとった。

 だが、西田氏の当選にはつながらず、公明幹部は「うちが頑張ったことについては、しっかり自民に受け止めてもらいたい」と不安げに語った。(永原慎吾、力武崇樹)

6735チバQ:2021/04/27(火) 16:34:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/f607596add8ab112adda7733e3777376df2786f5
「勝つべき戦いに負けた」岸田氏崩れた“ポスト菅”戦略
4/27(火) 10:04配信

 最激戦となった参院広島選挙区再選挙で、自民党の広島県連会長として陣頭指揮に当たったものの、党公認の新人を勝利に導けなかった岸田文雄前政調会長。「政治とカネ」の逆風を押し返す凱歌(がいか)を「ポスト菅」レースにおける復活ののろしとし、秋の総裁選に弾みをつける-。そんな戦略はもろくも崩れ去った。 (河合仁志)


 26日、岸田氏は自身の公式ツイッターを更新し、再選挙での敗北を陳謝した上で「政治の信頼回復に向け先頭に立っていく」と発信した。県連トップの辞任など政治責任の取り方については触れなかった。

 池田勇人、宮沢喜一の両宰相を輩出した保守王国・地元広島での戦いは党だけでなく、昨秋の総裁選で菅義偉首相の後塵(こうじん)を拝し、無役となり露出も減った岸田氏にとっても「負けは許されない」ものだった。

 選挙買収での有罪確定という河井案里氏の不祥事のマイナスを覆し、「与党に価値ある1勝をもたらして『選挙に強い岸田』を売り込みたい」(岸田派幹部)。そのために、岸田氏は広島に後援会を持つ麻生太郎副総理兼財務相の携帯電話を鳴らし「助けてください」と泣きつくなど、なりふり構わぬ姿勢で臨んだ。自ら率いる岸田派の議員や秘書軍団も、出し惜しみせず現地に投入した。それでも-。

 自民や菅政権に向けられる有権者の拒否感は想定以上だった。ある陣営関係者は「一体、誰だったら勝てるんだと思うほど反応が悪かったよ」。潔く白旗を揚げた。

 党内には「岸田氏だけが責任を背負わされる話ではない」(参院ベテラン)との同情論がある一方で、「勝つべき戦いに負けた。結果が全てだ」(岸田派中堅)と冷めた総括も。他派閥の衆院若手は「『戦いに弱い岸田』のイメージが、有権者にさらに植え付けられた」と断じた。総裁選でリベンジを期す道は、このまま閉ざされてしまうのか。

6736チバQ:2021/04/27(火) 16:35:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/16fd280e0233115dd689448df04a37bf9a7ab845
全敗の余波収まらず…自民にショック与えた「力負け」
4/27(火) 9:53配信




イメージ
 与党「ゼロ勝」のインパクトをもたらした衆参3選挙から一夜明けた26日、その余波は収まらず永田町に広がった。自民党は、参院広島選挙区再選挙で競り負けた要因である「政治とカネ」の逆風などの影響が、今後も続くのかに神経をとがらす。片や、立憲民主党や連合は「共産党隠し」も奏功したと分析するが、次期衆院選での野党共闘の在り方は手探りが続く。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「大変厳しい結果となった。国民の審判を謙虚に受け止め、正すべき点はしっかり正す。国民の声に耳を傾け、今後、結果を出していきたい」。菅義偉首相はこの日の自民党役員会で、不戦敗を含む3選挙全敗への悔しさをにじませた。
 特に自民にショックを与えたのが、参院広島選挙区での「力負け」だ。保守地盤で確実な1勝をもくろんだが、再選挙の発端となった買収事件の「政治とカネ」を筆頭に、党幹部は「金権体質の政治、議員と官僚の不祥事、政権の新型コロナウイルス対策への不満が大きなうねりとなり、のみ込まれた」と話す。

 広島の投票率は、過去2番目に低い33・61%。一般的には、投票率が下がれば後援会や企業・団体など組織票を持つ自民候補に有利に働くと言われるが、今回は逆の結果となった。

 「勝利の前提となる自民支持層を固められなかったのが、大きな敗因。(そういう条件下で)野党が統一候補を立てれば、保守王国の広島ですら吹き飛ばされるってことだ」と党選対関係者。衆院解散・総選挙を控え、自民批判が全国的な底流となっている可能性も踏まえて地元活動を強化する必要を説く。

 公明党は、次期衆院選の広島3区に斉藤鉄夫副代表の擁立を決めたが、調整過程では自民との間にしこりも残した。それだけに、今回の広島再選挙では衆院選の自公協力を確たるものとするため、党幹部が次々に現地入りする異例の態勢で自民候補を支援した。
 ただ、支持者からは「『政治とカネ』をうやむやにした自民を応援するのは理解に苦しむ」との批判も。買収事件が尾を引いて自民の地方議員の運動量は上がらず、公明幹部からは「自民がもうちょっと動いてくれれば」と恨み節も漏れた。 (郷達也、森井徹)

  ◆   ◆

 立憲民主党の枝野幸男代表はこの日、野党系候補の全勝について記者団に「党派、立場を超えて幅広い皆さま方に応援をいただいたおかげだ」と繰り返し、ことさらに「幅の広さ」を強調した。

 この3選挙の期間中、立民が腐心し続けたのが、他の野党や最大の支持母体・連合にアレルギーが強い共産党との「距離感」だった。実際に、参院長野選挙区補欠選挙では立民新人が結んだ政策協定に対し、国民民主党と連合が「共産色が強すぎる」と反発。一時は推薦撤回を検討する騒ぎも起きた。

 そこで、参院広島選挙区の再選挙では共産には推薦願を出さず、街頭演説でも立民と共産の幹部が並んで立たないよう「共産隠し」を徹底。「政治とカネ」という敵失があったとはいえ、連合関係者は「長野のケースが良い薬となり、広島では共産カラーを薄くすることができた。保守層を含む幅広い菅政権批判票の受け皿になれた」と確かな手応えを口にする。
 「政権与党と、一対一の構図をつくっていくことが重要だと、今回の選挙でも明らかになった」と総括した枝野氏は、次期衆院選に向け野党の候補者一本化を加速させたい構え。だが、共産側には一方的な譲歩となることへの警戒が強い。

 小池晃書記局長はこの日の記者会見で、野党共闘の形は「政権に関わる合意などの度合いによって変わってくる」と述べ、立民と67選挙区で競合している小選挙区に関しても「擁立をやめるとはひと言も言っていない」とけん制した。共産関係者は「立民との駆け引きは、7月の東京都議選後に本格化するだろう」と読む。 (川口安子)

6737とはずがたり:2021/04/28(水) 12:45:29
青ざめる自民、楽観ムード霧散 「河井事件」の傷痕深く 参院広島再選挙
4/20(火) 7:14配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc549f09ebc7692e61cb6d15a599ff3af3bcbf46

◇背水の岸田
 自民党陣営は、広島県連会長で岸田派を率いる前政調会長、岸田文雄を中心に選挙態勢を敷く。陣営は「岸田派主導」の様相を呈する。

 その選挙活動は思うように回らない。最大の要因は買収事件の影響だ。克行が地方議員ら100人に現金を配ったとされ、有権者に自民党への不信感が渦巻いている。応援に入った参院議員の一人は「今回は勘弁してくれ」と支援を拒否されたという。別の議員は玄関先であしらわれ、冷たい反応に「心が折れた」。

 連携不足もある。県連は克行側から現金を受け取った地方議員を選挙に関わらせず、受領したある県議は「やっているのは電話掛けやポスター貼りぐらい」と明かした。

 県連内には19年参院選をめぐる党本部への遺恨がなお残る。案里擁立を強行され、県連支援の現職は落選。ベテラン県議は、案里をてこ入れした首相菅義偉の応援を「邪魔」と言い切る。こうした対応は陣営が自らの手足を縛るに等しい。

 厳しい状況を受け、岸田は急きょ、閣僚に電話して広島入りを要請し始めた。ただ、初動の遅れは否めない。昨年の党総裁選で菅に惨敗した岸田は次期総裁選をにらむが、周辺は「地元で敗北すれば総裁の芽がついえる」と危惧する。

 公明党も傍観者でいられない。克行が議席を得た広島3区に副代表斉藤鉄夫を擁立しているからだ。ここでの活動実績は次期衆院選での自民党の支援に跳ね返る。党代表山口那津男は11日に広島入りし、告示前には支持母体・創価学会会長の原田稔も現地で支持者を激励。「総力戦」で自民党を後押しする。

6738チバQ:2021/04/30(金) 14:58:28
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210429-OYT1T50292/?from=yhd
「まん延防止」下でも派閥パーティー…選挙見据え必死、感染者出れば批判必至
2021/04/30 07:13
新型コロナ
 自民党の各派閥は、6月までに政治資金パーティーを開く予定だ。新型コロナウイルスの感染収束は見通せないが、秋までに行われる衆院選に備え、「軍資金」を確保するためだ。感染者が出れば世論の批判を浴びるのは必至で、各派とも感染防止策に力を入れている。

 党内7派閥の先陣を切ったのは、麻生副総理兼財務相が率いる麻生派だ。4月13日夜に東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催した。麻生氏は「秋までに衆院は解散になる。日本が進むべき道を堂々と訴え、戦っていかねばならない」と訴えた。派閥としての資金集めは、衆院選や参院選といった大型選挙の前には、とりわけ重要となる。麻生派に続き、岸田派が5月19日に政治資金パーティーを予定する。細田派、竹下派など他の5派閥も6月中に開く計画だ。
 各派が神経を使うのが、新型コロナ対策だ。麻生派のパーティーは「まん延防止等重点措置」の適用下で行われた。同派は、出席者に検温を求め、飲食提供を見送った。会場を3か所に分け、収容人数も定数の5割以下とした。出席した同派衆院議員の感染が4月下旬に判明。パーティーでの感染ではないと明確になるまで、気をもむ事態も起きた。
 各派がパーティーを開く東京都では、5月11日まで緊急事態宣言が発令されている。岸田派は宣言が延長され、開催時期に重なった場合、パーティーを延期する方針だ。

6739チバQ:2021/04/30(金) 15:00:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9517c486ac7c60e29af0be36fc5175d0b667003

みそぎ済んだ?安倍氏、再々始動のエンジン 麻生氏とうかがう「復権」
4/30(金) 9:45配信




父晋太郎氏が眠る墓前で手を合わせる安倍晋三前首相=(撮影・河合仁志)=2020年11月01日、山口県長門市
 首相在任中の「桜を見る会」に絡む問題が再燃し、表舞台から姿をくらましていた安倍晋三前首相が、再々始動のエンジンを吹かせ始めた。議員連盟、会合へ次々と参加し、ライフワークの憲法改正や原発推進など自身の思想信条を強くアピール。決して順調とは言えない菅義偉首相の政権運営を横目にじわり、存在感を高めており、その意図をいぶかる党内から警戒も呼んでいる。(河合仁志)

【写真】靖国神社での参拝を終え、記者の質問に答える安倍前首相=2021年4月21日

 4月22日、自身を指導者と仰ぐ自民党のグループ「保守団結の会」が国会内で開いた会合に講師として登壇した安倍氏は、国家観を前面に打ち出して若手議員を鼓舞した。「日本を日本たらしめているものは何か-。常に思いをはせながら、気概を持って取り組んでいただきたい」

 その2時間半後。今度は、民間の改憲派によるシンポジウムの舞台にパネリスト・安倍氏の姿はあった。持病の再発により、自らの手で憲政史上最長政権に幕を引いて約8カ月。「新しい薬が大変よく効いて、あと2回くらい点滴すれば一応治療も終わる」と体調が戻ってきたことを報告し、「肩の荷を下ろさせてもらった。今、その荷は全部菅さんの上に載っかっている」。気心の知れた支援者に囲まれリラックスしたのか、軽妙なトークで会場の笑いを誘い、沸かせた。
 宰相の座を去ってしばらく静養に努め、いったん活動を再開していた昨年末。「桜を見る会」前日の夕食会費補填(ほてん)問題が再燃し、秘書が東京地検特捜部に立件され、自分も事実と異なる国会答弁を繰り返したことを認めざるを得なくなり、記者会見では青白い顔で深々とこうべを垂れた。衆参両院の議院運営委員会にも呼ばれ、苦しい弁明の姿がテレビ中継に映し出されて、その政治生命は風前のともしびとも言われた。

 その後、今年3月末、「桜」問題の政治資金規正法違反容疑について「嫌疑不十分」や「嫌疑なし」で不起訴処分に。このころから、公の場に顔を見せるようになった。「『みそぎは済んだ』と思っているのだろう」と党関係者。安倍氏は、党憲法改正推進本部の最高顧問をはじめ、原発の新増設や建て替えを主張する議員連盟の顧問などに立て続けに就任。出身派閥の細田派からは「強い安倍さんが帰ってきた」(衆院若手)と歓呼の声が上がっている。

6740チバQ:2021/04/30(金) 15:01:10
 ■      

 安倍氏の路線を継承すると宣言した菅政権は、新型コロナウイルス対応で精彩を欠き、初の国政選挙となった25日の衆参3選挙では不戦敗も含め3敗の憂き目を見た。秋までに衆院解散・総選挙を控え、党内には「選挙の顔」としての首相のリーダーシップに物足りなさを隠せない不穏な空気も生まれつつある。

 そこに来ての、“選挙不敗の総裁”だった安倍氏の復権-。細田派の閣僚経験者は「万全な体調と本人の意思さえあれば、いつでも『(首相)再々登板』への片棒を担いでみせるよ」。まずは安倍氏の早期の派閥復帰と会長就任をその導火線に、と執念を燃やす。
 当の安倍氏は、盟友の麻生太郎副総理兼財務相をしばしば東京・富ケ谷の私邸に招き、互いの政局観を披歴しすり合わせ、「安倍派」発足の時機を慎重にうかがっているという。現時点では「菅政権を支えていく」(安倍氏)ことで一致する2人。次期衆院選で地盤の弱い若手の応援に飛び回り、「恩を売る」ことで党内無比の求心力を築き上げる青写真を描く。

 一方、首相の後見役として権勢を振るう二階俊博幹事長率いる二階派にとって、こうした安倍氏の動きは目の上のたんこぶ以外の何物でもない。あるベテランは「もう過去の人。おとなしくしてもらった方が何かとやりやすいのだが…」。細心の用心、けん制と抑止、そして白眼視が満ちる。

6741チバQ:2021/05/07(金) 07:44:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d7e36785c8526f8f7c46b2326acb1a2217e917c
<独自>菅原前経産相立件へ 東京地検特捜部 現金提供悪質と判断
5/7(金) 2:00配信

産経新聞
菅原一秀前経産相(春名中撮影)

 前経済産業相の菅原一秀(いっしゅう)衆院議員(59)=自民=が地元・東京9区の有権者に「会費」などの名目で現金を提供していた問題で、東京地検特捜部が公職選挙法違反(寄付行為)罪で菅原氏を立件する方針を固めたことが6日、関係者への取材で分かった。特捜部は近く菅原氏に聴取を要請し、認否などを改めて確認した上で、処分の内容を決定するもようだ。


 公選法は、政治家が自分の選挙区の有権者に寄付することを禁じており、違反すると50万円以下の罰金が科される。罰金以上の刑が確定すれば失職する。

 菅原氏をめぐっては昨年6月、秘書を通じ有権者に香典名目などで計約30万円相当を寄付した公選法違反事件で不起訴(起訴猶予)となったが、東京第4検察審査会が今年2月に「起訴相当」と議決。その後の特捜部の再捜査で、香典とは別の現金提供の疑いが浮上した。

 関係者によると、菅原氏は平成30年以降、地元有権者団体が企画した祭りなどのイベントに、1回数千〜1万円を支払うことを繰り返していた。総額は菅原氏本人や菅原氏名義などで3年間で数十万円に上るとみられる。

 会費が明示されていないイベントで選挙区内の有権者に現金を支払うことは公選法上、有権者への寄付行為に当たるとして禁じられている。関係者によると、菅原氏は会費制ではない祭りなどに現金を提供していたほか、新年会などでは通例の会費よりも増額して支払った疑いがある。

 特捜部は昨年、香典事件について「法を軽視する姿勢が顕著とまでは言い難かった」として立件を見送ったが、現金提供については、広範囲で長期間にわたるため、悪質性があると判断したとみられる。

 国会議員による寄付行為では、平成11年に小野寺五典(いつのり)元防衛相が氏名入りの線香を選挙区で配ったとして書類送検された。小野寺氏は翌年に議員を辞職し、その後、罰金40万円、公民権停止3年の略式命令を受けた。

6742チバQ:2021/05/08(土) 09:10:50
https://www.sankei.com/affairs/news/210507/afr2105070015-n1.html
秋元議員側が4度目の保釈請求 IR汚職公判
2021.5.7 20:26社会裁判


 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われた衆院議員、秋元司被告(49)の弁護人は7日、東京地裁に保釈を請求した。請求は4度目。

 秋元被告は収賄罪で起訴後、昨年2月に保釈されたが、贈賄側に偽証を働き掛けた疑いで8月に再逮捕されて以降、勾留が続いている。

 これまでの公判では贈賄側や、証人買収の実行役だった秋元被告の知人らの証人尋問が実施された。18日から収賄罪の共犯に問われた元政策秘書、豊嶋晃弘被告(42)の被告人質問が始まる。その後、秋元被告の被告人質問も予定されている。

https://www.sankei.com/affairs/news/210506/afr2105060012-n1.html
IR汚職公判 白須賀議員「視察は秋元先生への接待」
2021.5.6 18:54社会裁判


 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で収賄などの罪に問われた衆院議員、秋元司被告(49)らの公判が6日、東京地裁(丹羽敏彦裁判長)で開かれた。贈賄側の「500ドットコム」の本社(中国・深●(=土へんに川)=しんせん)やマカオのカジノ視察に同行した白須賀貴樹衆院議員(46)が証人として出廷。500社側がカジノで秋元被告に数十万円単位のチップを提供した上で、高級ブランド品の購入代金も負担したとし「旅行全体がぜいたくで、明らかに秋元先生を接待する視察だと感じた」と述べた。

 議員バッジを付けずに出廷した白須賀議員は平成29年12月の視察について「秋元先生から『世界のリッチな方々の生活を見に行こう。旅費は気にするな』と誘われた」と説明。マカオに到着した日の夜に向かったカジノでは、自身も500社の社長から額面1万香港ドル(約14万円相当)のチップ2枚を手渡され、秋元被告もそれ以上の枚数を受け取っていたと指摘した。

 翌日に訪れたショッピングモールでは、秋元被告がグッチやエルメスといった高級ブランド店で靴や財布などを購入する際、代金を社長に支払わせていたと証言。自身の旅費についても「500社が負担したと思った」と振り返った。

6743チバQ:2021/05/10(月) 20:09:29
言い方はなんだけど一理あって
ワクチン争奪戦だった、他国に比べて感染者数が少ない=後回しにされる
っての論理もいちおあるわけで
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3cdca039da65041caa375f8518589786a4828fc
「日本はさざ波、五輪中止とか笑」内閣参与の投稿に批判
5/10(月) 14:52配信
朝日新聞デジタル
内閣官房参与の高橋洋一・嘉悦大教授

 新型コロナウイルスの感染状況や五輪開催をめぐり、内閣官房参与を務める高橋洋一・嘉悦大教授が9日、ツイッターで世界各国の感染者数を比較するグラフとともに「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿した。日本の感染者数の低さを示すためとみられるが、ネット上で反発が広がっている。


 このツイートに対し、「ウチの母親も『この程度のさざ波』の中で亡くなったんですよ」「一人ひとりの命が失われていくことに対し、笑笑って…人の命をなんだと思ってるのですか」などの批判的なコメントが相次いだ。

 高橋氏のツイートについて加藤勝信官房長官は10日の記者会見で、「個人としての発言で、政府としてコメントは従来差し控えている」と説明した。記者団から高橋氏が内閣官房参与を続けることが妥当かどうかを問われると、加藤氏は「高橋参与は経済、財政政策に関して意見を述べていただく非常勤の職だ。それにのっとって対応していただくことが非常に大事だ」と述べるにとどめた。

 高橋氏は元財務官僚で、菅義偉首相就任後の昨年10月、内閣官房参与に任命されている。10日の参院予算委員会で高橋氏のツイッターについて問われた首相は「五輪のことについては全く相談をしていない」とし、「高橋さん個人の主張について私から答弁することは控えるべきだろうと思う」と話した。首相は大型連休中の今月4日に高橋氏と首相公邸で面会した。

 新型コロナをめぐっては、国内の死者数は4月に1万人を超え、感染者数も9日時点で64万人以上にのぼる。医療体制が逼迫(ひっぱく)し、病床が足りなくなっている地域では、自宅待機中に死亡する事例も続出している。(菊地直己)

朝日新聞社

6744チバQ:2021/05/11(火) 19:26:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/99a3a96c2bb0e4da9e1cbe004f12e07e9cff21e7?tokyo2020
高橋内閣参与「さざ波」を釈明 ツイッターで、撤回や謝罪はせず
5/11(火) 12:35配信

共同通信
 内閣官房参与の高橋洋一嘉悦大教授は11日、国内の新型コロナウイルス感染状況を「さざ波」としたツイッター投稿に批判が集まったことに関し「世界の中で日本の状況を客観的に分析するのがモットーなので、それに支障が出るような価値観を含む用語は使わないようにします」とツイッター上で釈明した。撤回や謝罪はしなかった。

 加藤勝信官房長官は記者会見で「参与は非常勤。コメントは差し控えたい」と述べるにとどめた。

 高橋氏は9日、インドや欧米と比較した日本の感染状況を「この程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」とツイートし、インターネット上で批判が相次いだ。

6745チバQ:2021/05/12(水) 20:29:17
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210512k0000m010275000c.html
片山さつき氏ら自民2議員 宣言下の東京から浜松まつりに参加
2021/05/12 19:41毎日新聞

片山さつき氏ら自民2議員 宣言下の東京から浜松まつりに参加

たこを揚げる片山さつき参院議員=片山氏のフェイスブックより(画像の一部を加工しています)

(毎日新聞)

 自民党の塩谷立衆院議員(静岡8区)と片山さつき参院議員(比例)が大型連休中、浜松まつり(3〜5日)に参加していたことが12日、毎日新聞の取材で明らかになった。今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、東京都を含む緊急事態宣言発令地域からの参加が禁止されていた。両氏は浜松市内に事務所を置いているが、現在は国会の会期中。

 浜松まつりは勇壮なたこ揚げで知られ、例年100万人以上の観客が見物する。昨年は中止されたが、今年は、無観客で開催▽夜間の屋台引き回し中止▽たこ揚げ会場での飲食禁止――などの制限を設け、開催した。

 両氏は自身がたこ揚げする写真をネット交流サービス・フェイスブックに投稿。塩谷氏は「大凧には、浜松市民の熱い想い、大きな願いが込められています」、片山氏は「2年ぶりに浜松まつり、凧揚げです」などと書き込んでいた。

 取材に対して、塩谷氏事務所は「参加禁止は承知していたが、事前にPCR検査や抗原検査などで陰性確認した」と釈明。片山氏事務所はPCR検査を受けて陰性確認したとしつつ、「たこ揚げへの参加は問題があったかもしれない。慎重に判断すべきだった」と答えた。まつりの組織委員会事務局は「2人がたこ揚げしたとすれば、参加禁止の指示に抵触する」との認識を示している。【太田圭介】

6746チバQ:2021/05/12(水) 23:15:13
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210511k0000m010253000c.html
自民広島県連、岸田会長の続投了承 再選挙敗北の責任問う声なく
2021/05/11 19:07毎日新聞

自民広島県連、岸田会長の続投了承 再選挙敗北の責任問う声なく

岸田文雄氏=竹内幹撮影

(毎日新聞)

 自民党広島県連は10日、広島市内で開いた役員会で、岸田文雄前政調会長の県連会長続投を了承し、岸田氏の下で次期衆院選を戦う方針を確認した。県連関係者によると、党公認の新人が敗れた4月の参院広島選挙区再選挙での敗北の責任を問う声はなかったという。

 再選挙では「政治とカネ」が争点となり、3月に県連会長に就いた岸田氏が前面に出て選挙戦を戦ったが、党公認の新人が約3万4000票差で敗れた。【賀有勇】

6747チバQ:2021/05/14(金) 14:54:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/81bec1411e17144490dd76f6adebd9dae0b98dc6
岸田氏、再起へ苦難の道 「政治とカネ」で発信強化も派内結束どこまで
5/13(木) 21:06配信

産経新聞
岸田派会合後、記者団の取材に応じる自民党の岸田文雄前政調会長=13日午後、東京・永田町(永原慎吾撮影)

 4月の参院広島選挙区再選挙で公認候補が敗れた自民党の岸田文雄前政調会長(衆院広島1区)が再起に向け、苦難の道を歩みだした。敗因となった「政治とカネ」をめぐり二階俊博幹事長に党として説明責任を果たすよう要求。岸田派(宏池会)も次期総裁選出馬を目指す岸田氏を「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」の思いでもり立てる考えだが、宏池会は危機のたびに分裂してきた歴史があり、結束が問われる局面ともなっている。

 「『政治とカネ』は広島だけの問題ではなく、全国の選挙に影響する話だ。しっかり提言していきたい」

 岸田氏は13日、都内で開かれた岸田派会合でこう訴え、党の信頼回復を目指す考えを重ねて強調した。12日には二階氏を訪ね、再選挙の発端となった令和元年7月参院選で河井案里元参院議員側に党本部から提供された1億5千万円の具体的な使途に関する国民への説明を要請。今後もこの問題の発信に努める考えだ。

 宏池会出身の池田勇人、宮沢喜一両元首相を輩出した金城湯池である広島の再選挙に敗れ、党内には岸田氏の指導力を疑問視する声も少なくない。だが、逆風が予想されながら県連会長の職を引き受け、選挙戦の先頭に立ったことに「火中の栗を拾った」(党幹部)との前向きな評価もある。

 岸田派は4月28日に臨時会合を開き、「広島の選挙のやり方は甘かった」との指摘も出たが、若手が「全力で岸田さんを支えていこう」と呼びかけると、「そうだ」とのかけ声が上がった。別の議員は再選挙について、徳川家康が不利を承知で強敵の武田信玄に挑んだ合戦になぞらえ「『三方ケ原の戦い』にしなければダメだ」と話す。家康は合戦に敗れた教訓を踏まえ、後に天下人になった。

 岸田氏も再起を見据え、派閥を超えた経済政策勉強会の立ち上げを模索。閣僚経験者ら約20人が参加を検討しているという。

 ただ、過去には重要な局面で派が分裂した苦い記憶もある。「宏池会のプリンス」と呼ばれ、首相候補だった加藤紘一元幹事長が平成12年に森喜朗内閣の退陣を求めた「加藤の乱」では、加藤氏の支持と不支持をめぐり派が割れた。

 現在も波乱要因はある。岸田氏とたもとを分かち、派の名誉会長を退いた古賀誠元幹事長が再選挙中、全国紙で「岸田文雄さんには申し訳ないが、日本のたった一人の指導者を決めるということは、同じ派閥だから、友達だからというような生易しいものではない」と語った。菅義偉首相と気脈を通じる古賀氏が派内で再び影響力を強めようとする可能性もある。

 岸田氏は13日、記者団に「今は国難の時だ。政府与党が一致結束して取り組まなければならない」と述べ、新型コロナウイルスの感染が拡大する状況では菅政権を支える考えを示した。自身の総裁選出馬については「チャンスがあればまた挑戦したい」と強調したが、まずは約30年遠のく宏池会の「首相誕生」に向けた派の結束が必須となる。(永原慎吾)

6748チバQ:2021/05/14(金) 22:20:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/3910990ff2f09535a85b810827a12b55458efd9a
「上級国民」批判恐れ、ワクチン接種で悩む国会議員 派閥パーティー批判も
5/14(金) 20:25配信

産経新聞
自民党各派閥のパーティーの状況

 新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、国会議員がワクチン接種の対応で頭を悩ませている。接種希望者が殺到している最中に注射を打てば、「上級国民だ」と糾弾されかねないためだ。秋までに行われる衆院解散・総選挙を見据えた「軍資金」集めとなる自民党各派閥の政治資金パーティーも「コロナ禍にけしからん」との批判を避けるため、開催時期をずらす動きが出てきている。

【イラスト】他人に「うつす」時期はいつから?

 「差別化する必要はなく、自然体でやっていけばいいのではないか」。自民党の野田聖子幹事長代行は11日の記者会見で、国会議員へのワクチン接種も一般と同じく高齢者優先で行うべきだとの考えを示した。

 高齢の国会議員については、集団感染が立法府の機能低下を招く懸念があるため、国会内の施設を使った接種も水面下で検討されている。しかし、接種の申し込みが殺到し、混乱が生じている地方自治体が少なくない中、「特別扱い」と批判されることを心配する国会議員もいる。

 実際、1月に自民党本部の全職員を対象にPCR検査の実施を決めた際には一部から不満の声が寄せられた。党幹部は「国民と全く同じルールでやったとしても『特権階級』と攻撃される可能性がある。少し落ち着いてから接種した方がいいかもしれない」と語る。

 自民は政治資金パーティーの対応にも苦慮する。岸田派(宏池会)は19日に行う予定だったが、コロナ禍での開催が批判を招きかねないこともあり7月8日への延期を決めた。岸田文雄会長は今月13日の派閥会合で「国民から疑念を抱かれるようなことは控えなければならない」と説明した。

 党内7派閥のうちパーティーを行ったのは4月の麻生派(志公会)のみで、岸田派以外の5派は東京都に31日まで発令中の緊急事態宣言が解除された後の6月を予定している。ただ、感染が拡大すれば宣言延長の可能性がある上、宣言解除後でもパーティーで感染者を出せば批判されかねない。ある派閥のベテランは「しばらくパーティーを開くのは難しいのではないか」と悲観的に語った。(今仲信博、広池慶一)

6749チバQ:2021/05/14(金) 23:36:23
https://www.sankei.com/politics/news/210513/plt2105130031-n1.html
浜松まつりに国会議員4人 緊急事態地域から「参加禁止」要請中
2021.5.13 21:32政治政局


 浜松市で3〜5日に開かれた「浜松まつり」に、自民、立憲民主両党の衆参両院議員計4人が出席していたことが13日、分かった。祭りの組織委員会は、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発令されている東京都などから参加を禁止するとしていた。

 出席したのは自民の塩谷立(しおのや・りゅう)元文部科学相(衆院静岡8区)、片山さつき参院議員(比例)、立民の源馬謙太郎衆院議員(比例東海)と日吉雄太衆院議員(同)。塩谷、片山両氏はたこ揚げに参加し、法被を着た写真をそれぞれフェイスブックに掲載した。源馬、日吉両氏は会場を訪れただけでたこ揚げはしていないとしている。浜松まつりはたこ揚げ合戦で有名。

 組織委は、緊急事態宣言発令地域からの参加禁止のほか、参加者を絞って開催時間を短縮するなどの対策を取っていた。国会議員4人も招待しておらず、委員長の鈴木康友浜松市長は13日の記者会見で「慎重な行動を取ってもらいたかった」と苦言を呈した。

6750チバQ:2021/05/18(火) 00:13:42
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210517k0000m010269000c.html
自民・塩谷立衆院議員 100人を集めて講演、その後20人と朝食
2021/05/17 21:14毎日新聞

自民・塩谷立衆院議員 100人を集めて講演、その後20人と朝食

塩谷立衆院議員=竹内幹撮影

(毎日新聞)

 自民党の塩谷立衆院議員(静岡8区)が15日早朝、浜松市内のホテル宴会場(定員160人)で開かれたセミナーで、約100人を前に講演していたことが17日、毎日新聞の取材で明らかになった。塩谷氏はセミナー終了後、参加者との会食にも参加。新型コロナウイルス感染症対策に注力する政府・与党幹部(党財務委員長)で、17日に静岡県連会長に就任した塩谷氏の行動を疑問視する声が上がっている。【太田圭介】

 関係者によると、セミナーは、地元企業の経営者らで構成する一般社団法人が主催。塩谷氏は15日午前6時から「最近の国政について」をテーマに、新型コロナ対策やそれに絡む経済施策などについて語った。講演は約1時間で終了。関係者は「塩谷氏は午前7時過ぎから20人前後の参加者と一緒にホテル内のレストランで朝食を取った」と明かした。

 毎日新聞の取材に対して、塩谷氏の事務所はセミナーでの講演と会食への参加を認めた。一方、塩谷氏は東京都内から浜松市に入る前にPCR検査などで陰性を確認した▽セミナーの全参加者がマスクを着用した▽朝食時は「マスク会食」を徹底した――として、講演、会食ともに問題ないとの認識を示した。

 塩谷氏は大型連休中、浜松まつり(3〜5日)の会場にも来場した。緊急事態宣言発令地域からの参加が禁じられた「たこ揚げ」に参加。まつりの組織委員会委員長を務める鈴木康友市長が13日の記者会見で、「慎重に行動いただいた方がよかった」と苦言を呈した経緯がある。

 県内の政界関係者は「浜松市の感染状況は(15日に1日当たりで過去最多の40人の感染が発表されて)まつり時よりも悪化している。東京から出向いて大人数を相手に1時間も話し、会食まですることは理解できない」と塩谷氏の行動を批判。塩谷氏の事務所は今後の行事などへの参加について「感染状況や感染対策などを考慮して個別に判断する」と回答した。

6751チバQ:2021/05/20(木) 10:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb5162d7715cc3fb2d6f6b4dd10cd367dd6a3b75
末期状態の菅政権、でも何よりヤバいのは「ポスト菅」がいないこと
5/20(木) 6:02配信

現代ビジネス
菅政権、初の国政選挙で全敗
写真:現代ビジネス

 「菅政権初の国政選挙」が2021年4月25日に行われた。

 選挙結果は事実上の「全敗」、与党にとって惨憺たるものであった。衆院北海道2区では公認候補を立てることすらできず「不戦敗」、参院長野選挙区も、広島選挙区も与党公認候補は議席に届かないという結果となった。さらに同日に行われた名古屋市長選挙においても、与党が推した候補が河村たかし市長に敗北を喫した。

【写真】「菅さん、あなたに総理はムリだったね」全国民が思っていること

 この結果、永田町では、続く6月20日の静岡県知事選や、7月4日の東京都議会議員選挙などの地方選挙、さらには今年予定されている衆院選についても、「菅首相では勝てないのではないか」と懸念する声が聞こえてくるという。

 政党の代表がその地位にいられるのは、「選挙に勝てるカオ」だから、と考えてよい。2012年の政権奪還以降、自民党の安倍晋三氏があれほど長く総裁を務められたのも、選挙に勝ち続けたからである。通例であれば、現総裁が「選挙に勝てるカオ」ではないと判明すると、新たな総裁を選出しようという動きが党内で加速するはずである。その結果として、いわゆる「菅おろし」という事態もありうるだろう。

 しかしそれは「ポスト菅」あっての話である。現在の自民党は、政権への支持率が落ち込んでいるにもかかわらず、菅首相の代わりとなる「有力な総裁候補がいない」という状態である。

争点は「政治とカネ」と「新型コロナ」
 この補欠選挙、再選挙は日本政治の今後に重大な影響を与えるだろう。というのも「菅首相では選挙で勝てない」と露呈したのと同時に、「ポスト菅」の有力候補が失速した原因も、今回の補欠選挙、再選挙だからである。

 この3選挙はそもそも、与党自民党にとって不利な条件の下で始まっていた。菅政権に重くのしかかっていたのは、第一に「政治とカネ」の問題、第二に「新型コロナ・ウィルス」への対策といった、2つの課題に対する国民からの厳しい評価である。

 衆院北海道2区の補選は、アキタフーズにまつわるスキャンダル報道で自民党の吉川貴盛元農相が議員辞職したことに伴うものであり、参院広島選挙区の場合、2019年参院選での選挙買収容疑で有罪判決が確定した、自民党の河井安里氏の後任を選ぶものであった。これら2つの選挙では「政治とカネ」の問題が大きな争点であった。

 さらに、参院長野選挙区では、羽田雄一郎・立憲民主党参院幹事長の新型コロナ・ウィルス感染による死去にともなう補選が行われた。羽田氏は国会議員で初めて新型コロナ・ウィルスにより死去し、また投票日には東京などで3度目の緊急事態宣言も発令されたので、「新型コロナ・ウィルス」への政府の対策を争点とする選挙でもあった。

 このように3選挙の直前から、この2つが争点になっていたことで、与党の公認候補は厳しい戦いを強いられると予想された。

 しかし、与党公認の候補者が存在しない北海道2区は別としても、当初から与党自民党の公認候補が敗北、しかも全敗すると予想されていたわけではない。少なくとも自民は、参院広島選挙区では勝算はあるものと考えていた。しかしその「広島ですら」敗北したことが、現在の自民党の苦境を象徴していると思われる。

6752チバQ:2021/05/20(木) 10:27:35
「広島で敗北」の大きすぎる余波
岸田文雄元政調会長[Photo by gettyimages]

 というのも広島にはかつての池田勇人元首相に代表される強固な地盤があり、2019年参院選では、与党自民党の公認候補であった、河井杏里氏と溝手顕正氏の票を足して56万票以上を集めていた。対する野党候補は33万票にも満たず、共産党の7万票が上乗せされたとしても野党候補には負けないという計算があった。

 広島の選挙で、与党自民側も決して負けられない理由があった。それは広島1区選出の岸田文雄前政調会長の存在である。選挙直前の3月27日に自民党広島県連の会長に就任した岸田氏は、2019年参院選で自派の溝手氏が落選したことで、「岸田は選挙に弱い」という風評を立てられ、それが2020年の自民党総裁選で足を引っ張り、思ったように支持が広がらなかったという評価もある。

 そのため、今回の選挙を勝ち抜いて不名誉な風評を払拭することを目指していたという側面もあった。「ポスト菅」を狙う岸田氏にとっては、この選挙で勝つことで、そのポジションを確実なものにできる、まさに千載一遇のチャンスでもあった。そこで会長就任前に「先頭に立つ」という決意を表明し、今回の補選に全力を注いだのであった。

 2012年政権奪還以降の「安倍―菅」政権の政策を継続し、ポスト菅の一番手を確実にすると見られた岸田氏だったが、その戦略は、選挙結果によって打ち破られた。岸田氏の肝いりで行われた再選挙の結果、3万票以上の差を付けられて敗北することとなったのである。河井夫妻の「政治とカネ」の問題があったとしても、伝統ある宏池会の強固な地盤を持ち、「ポスト菅」の有力候補であった岸田氏の指揮の下での敗北の影響は大きいといえる。

 特に岸田氏にとって、お膝元の広島で敗北したことは、驚きをもって受け止められた。投票結果を細かく見れば、岸田氏の選挙区である衆院広島1区ですら、複数の行政区で野党候補に敗北している。

 これによって岸田氏は「選挙に弱い」「地元ですら勝てない」という評判が強まり、復権は遠のいたという見方もある。つまり岸田氏にとっては、自らの選挙区ですら「選挙に勝てるカオ」ではない、ということを再確認する結果となってしまった。

 菅首相が3選挙に敗北し、「選挙に勝てるカオ」の資質を不安視されるならば、自民党は次の総裁候補を選ばなければならない。しかし、ポスト菅の最右翼であった岸田氏も「カオ」ではないとすると、自民党のどこに、選挙に勝てる新しい総裁候補がいるのだろうか。この選挙結果は、そうした構造的な問題を明らかにしたのである。

自民党内に「ポスト菅」が見当たらない
石破茂元幹事長[Photo by gettyimages]

 この3選挙と直近の地方選挙は、菅首相の「選挙に勝てるカオ」としての資格に疑問符を付けるという結果となった。さらに「ポスト菅」として、「安倍―菅」路線を継承することが出来る岸田氏にも、マイナスのイメージを付けて終わった。

 現総裁の菅氏も有力候補の岸田氏も「勝てない」となると、それでは「選挙に勝てるカオ」たる資質のある候補者はいるのであろうか。「選挙に勝てるカオ」を探して、党内を見渡してみても、残念ながら、現状では突出した「ポスト菅」たる政治家は現段階では見えてこない。

 つまり、自民党内を見て、有力な次期首相候補が見当たらないという日本政治の問題点が、この菅政権初の国政選挙での敗北からあぶりだされてくるのである。

6753チバQ:2021/05/20(木) 10:28:01
 あえて、「候補者候補」を探すとするとどうなるだろうか。安倍政権の政策を継承した菅政権は、政策的には「安倍―菅」路線として一貫した方針を堅持してきている。この路線を継承する可能性のある岸田氏は、「ポスト菅」の筆頭だったが、先述の通り厳しい状況に追い込まれている。

 この路線が有権者に支持されないとするならば、この2人と総裁選で戦った石破茂元幹事長が第二に挙げられる。しかし、石破氏は2020年10月に自らの派閥・水月会の会長を辞任しており、派閥の拡大すら見えない状況である。派閥を基盤とした総裁選において、支持の広がりが見えない状況では、総裁の椅子は遠いものかもしれない。

「権力ゲーム」の勝利者
安倍晋三前首相[Photo by gettyimages]

 2020年の総裁選において明らかとなったように、令和になっても自民党総裁選は、複数の派閥の支持を集めて、獲得できる票の数で押し切るという伝統的な姿のままだった。そこでは「カズこそがチカラ」を地でいく、「権力ゲーム」が行われるというのは旧来通りである。

 総裁選が衆院選の前であれば、派閥を基盤とした「権力ゲーム」の中で、無派閥の菅首相は埋没し、勝利できないかもしれない。菅首相が生き残るには総裁選の前に、衆院選を行い、そこで「選挙に勝てるカオ」ということを証明する以外にない。

 そうした中で、「ポスト菅」の第三の候補として安倍前首相の再登板を求める声も上がってきている。安倍氏は党内最大派閥の細田派に属している。また、これまで6回の国政選挙で「選挙に勝てるカオ」として実績を示してきた。

 いわば現在の自民党の衆参の議員全てが、「勝てるカオ」としての安倍氏に恩義があり、当選の成功体験から彼に期待する声もある。しかし、5月3日のテレビ番組で菅首相の続投を支持するなど、安倍氏は再登板には消極的な姿勢を見せており総裁選出馬は微妙である。

 さらに第四番手以降の候補を探して若手を見回すと、コロナ対策で、若手である河野太郎行政改革相、西村康稔経済再生相も知名度を上げてはいることはある。しかし、ワクチンの接種の進行具合、さらにコロナの感染状況によっては責任を追及されて、支持は容易に不支持にかわるという「両刃の剣」となる可能性もある。

 そのうえ、派閥の領袖ではないために、総裁選出馬には派閥の構成員の合意と、領袖(それぞれ麻生太郎財相、細田博之氏)の後押しを必要とする。そうした彼らも、現状で「選挙に勝てるカオ」としての実力は未知数であり、ポスト菅の突出した候補として評価するには早いだろう。

長期政権の置き土産なのか?
麻生太郎財務大臣[Photo by gettyimages]

 こうして突出した「ポスト菅」候補がいない原因の1つは、安倍政権があまりにも長く、安倍氏、菅首相、麻生財相、そして二階俊博幹事長が、要職を長期間にわたって維持し続けてきたことに理由があるのではないだろうか。その結果、若手の政治家が育つ機会がなかったことも、影響しているのかもしれない。

 こうなってくると「ポスト菅」には、やはり菅首相しか残らないということになる。そこで菅首相の立場に立って考えてみると、政権の延命のためには、総裁選前に衆院選を行い、そこで勝利した実績で総裁選を乗り切ることしかない。そうでなければ派閥主導の総裁選が先行してしまい、「菅おろし」を誘発しかねず、無派閥の菅首相にとって予期せぬ事態を招く恐れがある。

 「ポスト菅」が見えてこない、それは日本政治史上最も長く権力を維持し続けた「長期政権の呪縛」なのかもしれない。この呪縛に対する無力感と、それを表す低投票率は、全国に蔓延しているウィルスならぬ、将来の見通せない「政治不信」、ひいては次のリーダーの見えない閉塞感を誘発していくのだろうか。

白鳥 浩(法政大学教授)

6754チバQ:2021/05/20(木) 20:10:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210519X411.html
二階氏「関与せず」発言が物議=菅首相支持勢力に不協和音―参院選1.5億円支出
2021/05/19 20:01時事通信

 自民党の二階俊博幹事長が、2019年参院選広島選挙区の大型買収事件で原資になったとの指摘がある1億5000万円の支出について関与を否定した発言が物議を醸している。「担当」だったと名指しされた甘利明・元選対委員長が所属する麻生派は反発。菅義偉首相を支える勢力内の不協和音は政権の基盤を揺るがしかねないとして懸念の声が出ている。

 発端は17日の二階氏の記者会見。問題の支出について「私は関与していない」と明言し、同席した腹心の林幹雄幹事長代理は「当時の(甘利)選対委員長が広島を担当していた」と補足した。

 これに対し、甘利氏は18日、記者団に「1ミクロンも関わっていない」と完全否定。麻生派の閣僚経験者は「甘利氏のせいにしている。了解を取って言っているのか」と怒気を込めた。

 麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相やその盟友の安倍晋三前首相と二階氏は、首相を挟んで緊張関係にあるとされる。二階氏側の「仕掛け」に安倍、麻生両氏に近い関係者は「党内政局だ」と語る。

 一方で二階、林両氏の発言は、党広島県連会長の岸田文雄前政調会長が12日に真相解明を二階氏に求めたことが伏線になったとみられている。岸田氏は安倍氏と近い。二階氏周辺は「責任を押し付けて幹事長から引きずり降ろす動きと感じ取った」と解説。内閣支持率低下を受け「永田町のパワーゲームが始まっている」との見方を示した。

 18日の二階氏の会見で林氏が「根掘り葉掘り党の内部のことまで踏み込まないでもらいたい」と記者団をけん制したことも火に油を注いだ。ある閣僚は「やましい感じが出ているから衆院選に響く」と嘆き、中堅は「国民からさらに疑念を招く」と漏らした。

 こうした状況に二階氏サイドは沈静化に乗り出した。林氏は18日に電話で甘利氏に「他意はなかった」と陳謝。関係者は19日、二階氏が来週にも会見で説明するとした上で「決裁は幹事長だが、どこにいくら出すかは各選挙区の担当が組み立てる。そこは戦略だから言えない」と語り、うやむやのまま幕引きを図る考えをにじませた。

 ◇野党「黒幕」追及へ

 1億5000万円の支出をめぐっては河井案里元参院議員擁立を主導した安倍、菅両氏の関与を疑う声が出ている。野党は「黒幕」が誰か追及する方針で、立憲民主党の安住淳国対委員長は19日、記者団に「誰も関わっていないなんてあり得ない」と強調した。

6755チバQ:2021/05/21(金) 23:30:51
次は岸田しかいないかねえ 
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f703b0b7dc35a7e86a4a673dbc93e912fad31f0
自民・岸田氏も「3A」半導体議連に参加 総裁選への布石か
5/21(金) 20:45配信

産経新聞
岸田文雄前政調会長=21日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 自民党の岸田文雄前政調会長は、21日に初会合を開いた同党の半導体戦略推進議員連盟(会長・甘利明税調会長)に出席した。同議連は岸田氏が次期総裁選に向けて連携を模索する安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相が最高顧問に就いており、総裁選への布石とみられる。

 岸田氏は同日夜、自身のツイッターで「日本の経済成長にとっても、また経済安全保障の観点からも日本の半導体産業に再び強い競争力を取り戻さなければなりません」とのコメントを投稿した。

6756チバQ:2021/05/21(金) 23:33:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/1948126ac1b13c472545e607448df9d713b613b0
自民半導体議連、甘利・安倍・麻生の「3A」結集に憶測も
5/21(金) 18:50配信

産経新聞
自民党・半導体戦略議連で発言する麻生太郎最高顧問。左は安倍晋三最高顧問、甘利明会長=21日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 21日に初会合を開いた自民党の半導体戦略推進議員連盟は、会長を甘利明税調会長が務め、安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相が最高顧問に就いた。平成24年12月の第2次安倍内閣発足以降、3氏と当時は官房長官の菅義偉首相は政府の中枢を担い、4人の姓の頭文字から「3A+S」と呼ばれた。3Aが結集して菅政権の経済安全保障戦略を牽引(けんいん)する構えだが、党内の主導権争いとの見方もある。

 「半導体は死活的に重要だ。補助金も異次元のものでなくてはならない。この場に麻生氏が座っているということは、議連の目標のかなりの部分が達成されつつある」。安倍氏は21日の会合で、“財布のひも”を握る麻生氏を持ち上げた。

 政権奪還後は安倍氏をトップに、麻生氏は副総理兼財務相、甘利氏は経済政策「アベノミクス」の司令塔となる経済再生担当相として政策を進め、長期安定政権の基盤を築いた。議連の出席者は「国家戦略という大きな視点で3氏が菅首相を後押しする意義は大きい」と話す。

 しかし、閣僚経験者は「党総裁選や人事、衆院選後にもありうる政局を見据えた3Aと『2F』の主導権争いだ」と語る。「2F」とは二階俊博幹事長の「二階」を変換したものだ。

 昨年9月の総裁選では、二階派がいち早く首相支持を表明し、流れを作った。安倍氏の出身派閥で党内最大勢力の細田派と第2派閥の麻生派は乗り遅れ、人事などで不満が残った。

 議連は細田派領袖(りょうしゅう)の細田博之元幹事長が顧問となるなど2大派閥の議員が中核だ。「半導体は台湾問題」ともいわれ、伝統的に台湾と近い細田派と中国と太いパイプがある二階氏との姿勢の違いが浮き彫りになる可能性もある。

 最近では、二階派と麻生派のつばぜり合いも起きている。令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐり、党が河井案里元参院議員の陣営に1億5千万円を提供していた関連で二階氏側と麻生派重鎮の甘利氏の言い分が食い違い、麻生派内に不満の声がある。

 「A、A、A。なんとなく政局という顔ぶれだから多くの新聞記者がいるが、半導体の話をしに来たので期待が外れる」。議連の会合で麻生氏はこう報道陣をけむに巻いたが、マイクを握っている最中に室内に張られた首相のポスターが自然とはがれる場面も。臆測を呼ぶ3氏の結集に二階派所属議員は「『反動』議連だ」と警戒感をあらわにした。(沢田大典)

6757チバQ:2021/05/22(土) 07:46:11

>ちょっとした差別や違和感でも、法律の趣旨に従って社会全体が受け入れるべきだとなれば、みんなが窮屈になるのではないかという意味で発言した」
頭に虫わいとんか!?こいつ


1059 :チバQ :2021/05/21(金) 23:32:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb05e0221f06e1e82bf696fb9f3606526ecf1500
「種の保存にあらがう」 自民議員のLGBT差別相次ぐ
5/21(金) 19:09配信

朝日新聞デジタル
報道関係者が詰めかけた自民党本部=2020年6月18日午後0時16分、東京・永田町、杉本康弘撮影

 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案を議論した20日の自民党会合で、差別や偏見に基づく発言があったことが分かった。自民党内の一部に残る差別意識を示すものだ。同会合では、法案の目的や基本理念に「差別は許されない」と加える修正をしたことなどに異論が相次ぎ、了承が見送られた。

 会合は非公開で開かれたが、複数の出席者によると、簗和生(やなかずお)・元国土交通政務官(42)=衆院栃木3区、当選3回=は「生物学的に自然に備わっている『種の保存』にあらがってやっている感じだ」と述べた。こうした主張を口にできなくなる社会はおかしい、との趣旨の発言もあったという。

 簗氏の発言中、同席者からは批判の声もあがった。だが、一部の議員は簗氏の発言をとがめる声が出たことを問題視し、「政治的に抹殺されるから言えないという状況が生まれつつある」「どんな発言をしても大丈夫な社会をつくるべきだ」などと擁護したという。

 性的少数者の存在は自然に反するとの主張は誤りであり、差別だ。簗氏は朝日新聞の取材に書面で「ご照会頂いた会議は非公開のため、発言についてお答えすることは差し控えさせて頂く」としたうえで、「性的少数者をめぐる理解の増進は必要なことだと考えている」とコメントした。

 また、西田昌司・党政務調査会長代理(62)=参院京都選挙区、当選3回=は「(性的少数者の当事者も非当事者も)お互い我慢して社会を守る受忍義務がある」と主張。こうした「道徳的な価値観」を無視し、「差別があったら訴訟となれば社会が壊れる」との趣旨の発言をしたという。

 差別や困難に直面した当事者が司法に訴える行為を批判するかのような発言だ。西田氏は朝日新聞の取材に「『受忍』とは寛容のこと。ちょっとした差別や違和感でも、法律の趣旨に従って社会全体が受け入れるべきだとなれば、みんなが窮屈になるのではないかという意味で発言した」と語り、修正前の法案に戻すよう訴えた。

朝日新聞社

6758チバQ:2021/05/23(日) 19:32:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/757b45328fdc8ee68548afae7d8338755e7f0248
【点描・永田町】安倍氏表舞台復帰に揣摩臆測
5/23(日) 18:31配信

時事通信
自民党の保守団結の会であいさつする安倍晋三前首相(中央)=4月22日、東京・永田町の参院議員会館

 東京五輪・パラリンピック開催の可否も絡んだ“コロナ政局”が一段と混迷する中、安倍晋三前首相が政治の表舞台に復帰したことが永田町に揣摩臆測(しまおくそく)を広げている。持病の悪化を理由に昨年8月末、突然首相を退陣してから8カ月余。コロナ禍の中、昨秋から「体調も回復しつつある」(安倍氏)と趣味のゴルフを再開し、各種会合にも時折顔を出すようになっていた安倍氏だが、ここにきて複数の議員連盟の顧問などを積極的に引き受け、自らの悲願とする憲法改正でも旗振り役を買って出るなど政治活動を本格化させている。これを踏まえて、自民党内の保守派からは「再々登板」を期待する声が相次ぎ、「今後の政局のキーパーソン」(細田派幹部)として永田町での存在感も増している。
 首相退陣後も安倍氏への批判が続く「桜を見る会」前日の地元後援者との夕食会での費用補填(ほてん)問題では、昨年暮れに同氏公設第1秘書が政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴された。これを受けて安倍氏は国会招致に応じ、「事実に反するものがあった」と国会での“虚偽答弁”を認め、党内外からの厳しい批判で謹慎状態を余儀なくされていた。しかし、4月に入って自民保守系グループの議員連盟「伝統と創造の会」の顧問に就任。さらに、自民党憲法改正推進本部の最高顧問も引き受けるなど活動を再開。特に、憲法改正は安倍氏が首相在任中に実現を目指したが果たせなかっただけに、わざわざ最高顧問に就任したのは「改めて改憲論議をリードしようとの思惑」(自民幹部)からとみられている。
◇再々登板よりキングメーカー狙い
 そこで注目されるのが、昨秋の自民総裁選で安倍氏の後継者となった菅義偉首相との「政治的な間合い」だ。首相は憲法改正など安倍氏が委ねた“宿題”への慎重姿勢をにじませたことで、党内には“不仲説”が流れていた。しかし安倍氏は、4月中旬の首相初訪米の直前に、首相との会談で対米外交について親身にアドバイスし、首相を支える姿勢も明確にしてそれを打ち消してみせた。
 首相は大型連休明けの5月7日に、コロナの感染急拡大で東京、大阪など4都府県に発令していた3度目の緊急事態宣言の期限延長に追い込まれ、政権の命運が懸かる五輪開催にも黄信号が点滅している。その中で、安倍氏は憲法記念日の5月3日に、それまで封印していたテレビ報道番組に生出演し、9月に自民党総裁任期満了を迎える首相について「当然、継続して首相の職を続けるべきだ。昨年、総裁選をやったばかりで、1年後にまた総裁を代えるのか」などと党内でささやかれ始めた「菅首相早期交代論」を強い口調でけん制。これに呼応するように、首相も同日の改憲派集会への自民党総裁としてのビデオメッセージで、安倍前政権で自民党がまとめた自衛隊明記や緊急事態条項など「改憲4項目」の実現を目指す考えを強調して、息の合ったところを見せた。
 一方、安倍氏はテレビ番組の中で「菅首相を一議員として全力で支えることが私の使命だ」と再々登板説を否定した。これについて自民党内では「また『モリカケ』や『桜』で国民から批判されるより、キングメーカーとして党に君臨する方を選ぶはず」(幹部)との見方が多く、安倍氏周辺も「次期衆院選の当選で禊(みそ)ぎを済ませれば、細田派を安倍派に衣替えして最大派閥の領袖(りょうしゅう)となる」と明言する。そうなれば、今後の総裁選も含め「常に権力闘争の陰の主役になるのは確実」(自民長老)とされるだけに、今回の“菅続投論”も、「首相の援護射撃というより、自らの復権戦略の一環」(同)と勘繰る向きも少なくない【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」5月17日号より】。

6759チバQ:2021/05/24(月) 09:38:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f6d17e74258fb67b607c8e4ed1e90ce37297110
結束誇示、二階氏けん制か 安倍、麻生、甘利氏が新議連 自民
5/24(月) 7:07配信

時事通信
半導体戦略推進議員連盟を設立した(奥左から)自民党の甘利明氏、安倍晋三前首相、麻生太郎副総理兼財務相=21日午後、東京・永田町の自民党本部

 自民党の安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相、甘利明税調会長が議員連盟を新たに発足させた。

 安倍政権の中核を担った3氏は、今後想定される党総裁選や閣僚・党役員人事に向けて結束をアピールした格好。菅義偉首相の後ろ盾として存在感を増す二階俊博幹事長をけん制する狙いもありそうだ。

 議連は半導体産業の再興が名目。甘利氏が会長を務め、安倍、麻生両氏は最高顧問に就任した。21日の設立総会には細田博之元幹事長や額賀福志郎元財務相、岸田文雄前政調会長を含む約60人が出席。各派の会長クラスが一堂に会するのは異例だ。一方で、二階派幹部の姿はなかった。

 麻生氏は冒頭のあいさつで「3人そろえば政局って顔だが、間違いなく半導体の話をしに来た」と語った。

 だが、党内では麻生氏の言葉を額面通りに受け取る向きは少ない。麻生派関係者は「安倍政権から変わらない連携を誇示する思惑だ。きな臭くなってきた」と強調。麻生、甘利両氏は総会前日の20日、派閥事務所で議連について協議した。他派閥からも「政局が始まった」との声が漏れる。

 麻生氏らには、首相との信頼関係をてこに党運営を意のままにする二階氏への不満が強い。幹事長在任が歴代最長を更新し、8月に5年を迎える二階氏の交代を求める声が党内でくすぶることも念頭にあるとみられる。

 二階派幹部は議連について「興味はない」と平静を装う。だが、同派ベテランは「政局絡みの感じがする。二階氏にしたら面白くないだろう」と不快感を示す。

 二階氏側と甘利氏は、2019年参院選広島選挙区の大型買収事件で原資になったとの指摘がある1億5000万円の支出をめぐり、責任を押し付け合っている。安倍氏に近い世耕弘成参院幹事長は21日の記者会見で、「説明責任は党本部にある。党本部の責任者は幹事長だ」と語った。

 党内からは対立激化への懸念が出ている。閣僚経験者は緊急事態宣言が発令中で、秋までに衆院選が控えることを踏まえ「そういう駆け引きは良くない」と指摘。竹下派の参院議員は「今、党内政局を起こしたら衆院選に負ける」と警告した。

6760チバQ:2021/05/25(火) 21:03:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/a876d625e9f8de4c20e1b739924c2e57503607aa?page=2
「ポスト菅首相」に急浮上 野田氏、稲田氏、小池氏、3人の女性候補
5/25(火) 16:05配信

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NEWSポストセブン
女性首相候補として名前があがる野田聖子氏(時事通信フォト)

 日本の政治は、言わずもがな“男社会”だ。しかし、いま急速に「初めての女性首相」を求める声が高まっている。菅政権の次は女性首相だろう──実は、自民党の男性議員の間からも、「女性首相の登場は時代の要請」という声があがっている。

【写真3枚】左手には中指だけに金色の指輪、ざっくりしたブラウス姿の稲田朋美氏。他、花柄ジャケットの小池知事も

「名前があがっているのは、自民党の野田聖子幹事長代行(60才)、稲田朋美元防衛相(62才)、そして“ダークホース”小池百合子都知事(68才)です」(自民党関係者)

 自民党政権下で首相の座に就くためには、総裁選で勝利しなければならない。

「今年9月に行われる次の総裁選に出馬を目指しているのが、野田さんと稲田さんです。鍵となるのは『自民党議員20人の推薦』を取り付けられるかどうかでしょう」(前出・自民党関係者)

 推薦人が集まらなければ、総裁選に出馬することはできない。つまり、首相になるための“スタートライン”にすら立つことができないのだ。

 自民党の女性議員は現在39人だ。計算上は、その半数と少しの支持があれば立候補可能に思える。しかし、議員の多くは各派閥に所属しており、総裁選になると「派閥が決めた候補に投票するように」という、旧態依然とした“男社会”による締め付けが行われる。

 野田氏と稲田氏には、ともに総裁選に苦い思い出がある。

 野田氏は無派閥のため、一挙に推薦人を集めることが難しい。過去3回の総裁選は、20人を集めることができずにいずれも出馬断念に追い込まれた。その際は、「天井は開いているんだけど、足を引っ張る人たちがいっぱいいる。時にスカートをはいた女の人たちも」と無念そうに語った。

 片や、稲田氏は自民党最大派閥「細田派」所属。2020年の総裁選では、「女性も総理を目指すことができるということを示していきたい」と出馬に動いた。

「稲田さんは後見人の安倍晋三前首相(66才)に『私、総裁選に出たいんです』と直訴して推薦人集めに協力を頼んだ。しかし、細田派が総裁選で菅首相支持を決めたので、推薦者数が集まらずに出馬を断念するしかなかったのです」(細田派議員)

 稲田氏もこう語っている。

「日本の場合、女性がいない民主主義といわれるくらい政治の世界に女性が少ない」

野田氏には二階氏、稲田氏には安倍氏
 派閥に頼っていては、支援は見込めない──そんな2人は、次の総裁選に向けて女性議員の「推薦人獲得競争」を展開している。

 野田氏は塾長を務める自民党「女性未来塾」に女性候補者育成コースを開講して候補者を募集。一方で、稲田氏が委員長代行を務める「自民党女性活躍推進特別委員会」では次期衆院選で自民党比例代表候補の15%を女性にする提言を議論している。

 さらに、稲田氏が自民党女性議員でつくる「女性議員飛躍の会」や「こども宅食推進議員連盟」を主宰しているのに対抗して、野田氏は「出産費用等の負担軽減を進める議員連盟」や超党派の「女性国会議員増を目指す勉強会」などを発足させた。

6761チバQ:2021/05/25(火) 21:04:04
 野田氏と稲田氏は、政策面でも「女性と子育て」の分野を競い合っている。

 不妊治療の末に50才で出産し、心臓などに障害を持つ男児を育てている野田氏は早くから「不妊治療への助成」「代理出産の解禁」「幼児教育の義務化」「出産一時金の増額」など、女性と子育て重視の政策を提唱してきたことで知られる。

 出馬を断念した2018年の総裁選の際には、女性や高齢者、障害者などすべての国民が活躍できるフェアな制度をつくるという内容の「落ち着いて、やさしく、持続可能な国へ」という政策集をまとめた。

 ジェンダーギャップの問題についても、「法律婚と事実婚をイコールにして、選択的夫婦別姓を認め、配偶者控除の撤廃が必要」というのが持論だ。

 一方の稲田氏は自民党内で「タカ派のマドンナ」と呼ばれ、これまでは憲法改正や靖国神社参拝などを主張してきた。最近は女性重視政策に大きくスタンスを変え、「婚前氏(旧姓)続称制度」(選択的夫婦別姓)やコロナ対策でのシングルマザーへの追加給付金を訴えている。

 政治ジャーナリストの野上忠興さんが総裁選出馬の見通しをこう語る。

「野田氏には二階俊博幹事長(82才)、稲田氏には安倍前首相という実力者が応援団について、女性議員の囲い込みを始めました。総理・総裁候補として男性議員も含めた党内の評価が高いのは野田氏です。卵子提供による出産では心ない批判を浴び、苦労しながら育児と議員活動を両立させてきた。その分、人の痛みもわかるし、包容力もあるという評価です。

 稲田氏は安倍前首相に気に入られて“出世街道”を上ってきたが、防衛大臣時代の失敗で政治手腕を疑問視する声があることがネックです」
「東京五輪中止」が隠し球か
 仮に2人が女性議員の支持を得て総裁選に出馬しても、当選して首相になるには自民党国会議員の9割を占める男性議員の支持が必要だ。

「自民党実力者に担がれて首相になったら、男性優位の政界の“操り人形の女性首相”と思われてしまう。それでは意味がない。そう思われないためにも、『自力でやっている』ことを提示することが必要です」(全国紙政治部記者)

 そこで野田氏や稲田氏が提唱するのが候補者や議員の一定数を女性枠にする「ジェンダー・クオータ制」の導入だ。クオータ制は、世界約130か国で採用。台湾の蔡総統やニュージーランドのアーダーン首相など女性のトップが誕生したのは、クオータ制で女性の国政進出(台湾約42%、ニュージーランド約48%)が進んだからともいわれている。

 野田氏は5月12日、超党派の女性議員の勉強会で「いったん女性が(責任ある立場を)担えば、男性じゃないとできないと思われている仕事でも、女性でもできるんだと理解してもらえる。そのいちばんの早道は、クオータ制で『見える化』をすること」と発言し、稲田氏も「比例候補のなかに『女性枠』を設けるのはどうか」(女性セブン2021年4月8日号)と提案している。

 しかし、実現は簡単ではない。「女性枠をつくると、それによって1つ議席がなくなるわけです。つまり、男性政治家にとっては、政治生命にかかわってくる話になるんです」と稲田氏が語る通り、男性議員から根強い反対があるからだ。

 もう1人、男社会の政界に風穴を開ける破壊力を秘めているのが“ガラスの天井”を突き破って女性初の東京都知事になった小池氏だ。自民党議員時代は女性議員で唯一、2008年に総裁選に出馬した経験を持つ。

「2017年の総選挙の際、小池氏は都知事の立場で新たに『希望の党』を立ちあげ、野党から多くの議員を合流させて政界再編を仕掛けた。自民党は一時“小池新党に負けるんじゃないか”とパニックになりました。新党は途中で失速したが、あのとき、小池氏が出馬して勢いが増していたら、政権交代で小池首相の可能性もあった。

 小池氏は総裁選の経験から、自民党の中にいても女性が首相になるのは難しいとよくわかっており、チャンスがあればもう一度、新党で勝負を賭ける可能性がある。

 現在、開催の是非が大きな話題になっている東京五輪の中止を突然訴えて、国民の求心力を高め、一気に国政に出てくるという予測もあります」(野上さん)

※女性セブン2021年6月3日号

6762チバQ:2021/06/06(日) 12:57:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcccb1456a271edce174c6ce89c85167e253b2d4
ポスト二階、自民「3A」の暗闘 菅政権の水面下で不協和音
6/6(日) 9:38配信

西日本新聞
国会議事堂

 通常国会の会期末を16日に控え、自民党内の主導権争いが顕在化しつつある。秋までにある衆院選や党総裁選、さらにその先を見据えた実力者たちの動きが活発化。現政権の継続を前提に人事を巡る派閥間の思惑も入り乱れ、さや当ても始まっている。政権運営を支える面々の不協和音は今後、菅義偉首相の頭痛の種にもなりかねない。
 3日午前、約30分の面会を終え、議員会館の安倍晋三前首相の部屋から出てきた首相の表情は晴れやかだった。官邸に戻ると、記者団の問い掛けに「非常に有意義だった」と応じてみせた。

 11〜13日に英国である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、安倍氏の助言を受けた首相。これまでも就任後初の外国訪問、日米首脳会談といった重要な外交日程を控えたタイミングで、安倍氏のもとを訪れている。

 その安倍氏は5月3日、BSフジの番組で「7年8カ月の官房長官の経験を生かして、しっかり取り組んでいる」と首相を評価し、次期総裁選の再選を支持した。4月の衆参トリプル選挙で惨敗し、新型コロナウイルス対応で世論の逆風にさらされる首相をかばい、支持率低下に動揺する党内ににらみを利かせた。

 安倍氏がいち早く首相支持を表明した裏には、次の人事への思惑がちらつく。出身派閥細田派への復帰をうかがう安倍氏にとって、首相との関係を生かして幹事長ポストを奪取すれば、何よりの「土産」となる。細田派関係者は「『次は幹事長派閥』。これが、わが派の総意だ」と言ってはばからない。

 安倍氏の盟友で、菅政権発足後も閣内に残る麻生太郎副総理兼財務相は5月21日、甘利明党税制調査会長の呼び掛けで発足した「半導体戦略推進議員連盟」の設立総会に出席し、声を張り上げた。「3人そろえば何となく政局という顔だが、その期待は外れる」

 3人とは安倍、麻生、甘利3氏を指す。2012年の第2次安倍政権発足直後、首相を加えた「3A+S(菅)」は政権の屋台骨とされた。麻生氏の言葉とは裏腹に、3Aのそろい踏みに党内からは「政策だけが目的ではない」(閣僚経験者)との声が上がる。

 麻生氏には、菅政権下での自派閥の処遇に不満が根強いという。周囲には「よくやっている」と首相への評価を口にする一方で、「そろそろ幹事長は譲ってもらわねえとな」。麻生派所属の甘利氏は安倍氏とも近く、「うちとしては『甘利幹事長』を推させてもらう」と麻生氏周辺の鼻息は荒い。

 こうした動きに神経をとがらせるのが、昨年の総裁選で首相を担ぎ出し、後見役となった二階俊博幹事長だ。5月の記者会見では、19年の参院選広島選挙区の買収事件で当選無効となった河井案里氏陣営に党から1億5千万円を送金した問題を巡り、当時選対委員長だった甘利氏や安倍氏の関与をにおわせた。

 細田、麻生両派所属の党幹部の言動や運営方針に、二階氏が露骨に不快感を示す場面も目立つ。「機略縦横、百戦錬磨の幹事長が、簡単にいすを手放すわけがない」と二階派ベテラン。ひるむ様子はない。

 19年秋の党役員人事で安倍氏を翻意させ、二階氏続投の路線を敷いたのは、他ならぬ当時官房長官の首相だった。既に史上最長、5年近い在職期間を誇る二階氏を続投させるか、否か―。党内基盤が強固とは言えない首相は最近、キーマンたちの微妙な空気を懸念する側近に、こう漏らしたという。「先のことは考えないようにしている」

(河合仁志)

6763チバQ:2021/06/06(日) 12:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/38f554d4387db3aefd4ffb835b6a3bc3aa36b939
<独自>存在感増す「3A」 日豪議連が安倍、麻生、甘利氏を重職起用へ
6/5(土) 18:08配信


産経新聞
超党派「日豪友好議員連盟」(逢沢一郎会長)が、自民党の安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相を最高顧問に、甘利明税調会長を顧問に起用する方向で調整していることが5日、分かった。複数の議連関係者が明らかにした。中国が東・南シナ海で活動を活発化させる中、日豪両国は安全保障などの分野で連携を強めており、3氏の就任はオーストラリア重視のあらわれといえる。

議連は8日に国会内で開く会合で役員改選などを行い、3氏の就任を正式に決める方針。安倍氏と甘利氏は新加入で、麻生氏は顧問からの昇格となる。関係者は「首相として日豪関係強化に尽力した安倍氏に最高顧問に就いてもらう」と説明した。

中国の軍事的台頭に直面する両国は近年、協力関係を強化している。政府は4日、平成30年10月以来、9回目となる豪州との外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を9日にテレビ会議方式で開催すると発表した。法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、安全保障や防衛協力などについて協議する予定だ。2人の首相経験者が議連の最高顧問に就くことで、豪州重視の日本の姿勢が改めて浮き彫りとなる。

第2次安倍内閣で政府の中枢を担った3氏は姓の頭文字から「3A」と呼ばれ、結束が強い。米国をはじめ友好国とのサプライチェーン(供給網)構築などを目指す自民の半導体戦略推進議員連盟では会長を甘利氏が務め、安倍氏と麻生氏は最高顧問に就いた。3氏のそろい踏みは、外交・防衛、経済安全保障戦略の分野で菅義偉首相を後押しすることにもなりそうだ。

6764チバQ:2021/06/06(日) 22:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/11d1ed2704336ccbcfb5e69bc158ddec5c255786?tokyo2020
北村誠吾・前地方創生相 五輪「何が何でもやるのは間違いのもと」
6/6(日) 19:35配信

毎日新聞
北村誠吾・前地方創生相=長崎県佐世保市役所で2021年6月6日、綿貫洋撮影

 衆院長崎4区選出の北村誠吾・前地方創生担当相(自民)は6日、長崎県佐世保市での報道各社の取材に対し、東京オリンピックについて「何が何でもやるというのは大きな間違いのもと。いつかどこかであった戦争みたいなことになってはいけない」と述べた。政府・与党内から五輪開催に否定的な見解が出るのは異例だ。

 北村氏は次期衆院選の争点が何かという質問に「争点となるかどうかは別だが」と断った上で、自ら五輪開催の是非に言及した。

 その中で、五輪開催に当たってはワクチン接種に全力を注ぎ、一定の時期に開催の見通しについて専門家の判断が必要と指摘。日本国民や参加選手、関係者らの命と安全の保証ができる体制がとれて初めて開催の判断ができるとして「(開催の可否には)いろんな人の意見があってしかるべきだ」と強調、五輪開催に突き進む政府の姿勢に疑問を呈した。【綿貫洋】

6765チバQ:2021/06/06(日) 22:48:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6ef71f8964cdcda4cb0fc3060e55abff6360f4f
【点描・永田町】「1.5億円」で二階氏不関与の“闇”
6/6(日) 18:33配信

時事通信
自民党役員会に臨む二階俊博幹事長(中央)=5月31日、国会内

 2019年参院選広島選挙区での河井案里氏(元参院議員・失職)陣営の巨額買収事件で、その原資とも指摘されている自民党本部からの1億5000万円について、二階俊博幹事長が「関与」を否定したことで、同事件の“闇”が一段と深まった。「相場の10倍」とされる巨額の選挙資金が、幹事長の決裁もなく支出されたとなれば、国民の税金から成る政党交付金を受け取る公党としての資格が問われ、次期衆院選での自民党への「政治とカネ」批判を倍加させて、菅義偉首相の今後の政局運営も揺るがしかねない事態につながるからだ。
 二階氏は5月17日の記者会見で1億5000万円について、「支出について、私は関与していない」と記者団をにらみ付け、側近の林幹雄幹事長代理が、「当時の(甘利明)選対委員長が広島選挙区を担当していた」と補足説明した。ところが甘利氏(党税制調査会会長)は翌18日、「1ミクロンも関わっていない」と真っ向から否定。与党内から「責任のなすり合いで、自民党はまるで伏魔殿」(公明党幹部)との批判が噴出したため、24日に林氏は甘利氏の関与も否定し、二階氏が「組織上の責任は我々にある」と軌道修正して沈静化を図った。
 すでに買収事件の捜査で支出総額の大半の1億2000万円が政党交付金と確認されており、5月12日には広島県連会長の岸田文雄前政調会長らが、二階氏ら党執行部に「早急な使途解明と国民への説明」を強く申し入れた。ただ、林氏は「検察から書類が戻れば、報告書を作成し、総務省に届ける」と従来の説明にとどめていた。それだけに、今回の二階氏の関与否定は、買収事件に巻き込まれた自民広島県連会長代理が「無責任で情けない発言。県民をこれほど侮辱した言葉はない」と発言撤回を要求するなど、地元の怒りを爆発させる結果となった。
◇“安倍封じ”や“二階降ろし”の臆測も
 19年の参院選広島選挙区(改選数2)には自民と野党の現職に挑む形で、案里氏が自民新人として立候補し、激烈な自民分裂選挙の末、岸田派重鎮の現職を抑えて初当選した。しかし、同年秋には河井陣営による選挙戦での大規模な買収事件が発覚し、20年6月に夫の克行元法相と案里氏が公選法違反容疑で検察に逮捕された。さらに、今年2月には案里氏が有罪確定による当選無効で失職、与野党対決となった4月の再選挙で自民が野党に敗北した。一方、3月下旬に突然買収を認めて衆院議員も辞職した克行被告は、5月18日の公判で結審、6月18日に判決が下される。捜査の結果、河井夫妻は買収に約3000万円使ったとされ、克行被告は「(原資は)すべて私の手持ち資金」と主張するが、政界では「党本部への責任追及を避けるための虚偽」(共産党)との見方が少なくない。
 そもそも、自民幹事長には選挙での党公認や資金配分などの権限が集中し、1億5000万円もの支出を決められるのは「党総裁か幹事長」(自民幹部)というのが党内の常識だ。となると、決裁したのは当時の安倍晋三首相(党総裁)か二階氏に絞られる。ただ、案里氏に肩入れしたのは安倍氏や当時官房長官の首相だっただけに、「安倍さんが甘利さんに(資金支出を)頼んだ」との噂も流れた。このため、今回の二階氏の発言をめぐっては「安倍さんに責任をかぶせ、復権を封じる謀略」との指摘がある一方で、「逆に“二階降ろし”の動きが出る」などと、生臭い臆測も飛び交う。菅政権発足後初の国政選挙だった「4・25トリプル選」の自民全敗も、「“政治とカネ”が理由」とされるだけに、党内には「今回の騒動が次期衆院選での大逆風につながる」との不安が募るばかりだ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」5月31日号より】。

6766名無しさん:2021/06/09(水) 15:04:00
融資説明会に入党申込書 自民議員が出席した理由は 音声入手
https://twitter.com/eizo_desk/status/1402104270816645121

6767チバQ:2021/06/09(水) 20:35:43
原稿にあった言葉なんですかね?
https://news.yahoo.co.jp/articles/79d5d280e171d054bb2d157dbbeb9e52758eb20d
【党首討論】首相、台湾を「国」と表現
6/9(水) 16:59配信


産経新聞
出邸する菅義偉首相=8日午前、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉首相は9日の党首討論で、海外の新型コロナウイルス対策の事例として、オーストラリア、ニュージーランド、台湾の名前を挙げ、「3国は強い私権制限を行っている」と述べた。台湾と外交関係がない日本政府は「一つの中国」の原則の下、台湾については「国」ではなく「地域」と呼ぶのが一般的となっている。

立憲民主党の枝野幸男代表も、台湾の名を挙げた上で、感染拡大の抑止に「成功している国」と表現した。

6768チバQ:2021/06/10(木) 10:34:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f1bc9b6b38e080bc373291582ab08b8c8dd2fa3
【独自】自民・武井議員乗せた車が当て逃げ 東京・六本木
6/9(水) 16:57配信

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TBS系(JNN)

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 自民党の武井俊輔衆議院議員の秘書が運転する乗用車が8日、東京・六本木の路上で当て逃げ事故を起こしていたことがJNNの取材でわかりました。車には武井議員も乗っていました。

 8日午後6時すぎ、港区六本木の路上で自民党の武井俊輔衆議院議員の60代の男性秘書が運転する乗用車が大通りから左折する際、50代の男性が乗る自転車にぶつかる事故を起こしました。

 捜査関係者によりますと、武井議員の秘書が運転する車はその場から立ち去りましたが、自転車の男性が追いかけ車を止めたということです。事故を起こした車には武井議員も乗っていました。また、車の車検は切れていて、無保険の状態だったということです。警視庁は道路交通法違反の疑いなどで捜査を進めています。

 武井議員の事務所は「議員が後部座席に乗車していましたが、運転していた秘書は被害者から指摘されるまで事故に気付きませんでした。被害者の方には大変申し訳なく、今後誠意をもって対応させていただきます」とコメントを発表しました。

 武井議員をめぐっては、2年前にも都内で20代の私設秘書の男性が飲酒運転をして警察車両に追突する事故を起こしています。(09日18:37)

最終更新:6/9(水) 21:42

6769とはずがたり:2021/06/10(木) 22:04:52
安倍前首相 菅氏後任候補に“茂木 加藤 下村 岸田”4氏挙げる
2021年5月26日 13時49分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210526/amp/k10013052061000.html

安倍前首相 菅氏後任候補に“茂木 加藤 下村 岸田”4氏挙げる
自民党の安倍前総理大臣は、月刊誌のインタビューで、菅政権を支えていく考えを重ねて強調したうえで、菅総理大臣の後任の総裁候補として茂木外務大臣、加藤官房長官、下村政務調査会長、それに岸田前政務調査会長の4人の名前を挙げました。

自民党の安倍前総理大臣は、26日発売の「月刊Hanada」のインタビューで「菅政権はたった1年しかたっていない。政権には春もあれば冬もある。歯を食いしばってみんなで支えていくべきではないか」と述べ、菅政権を支えていく考えを重ねて強調しました。

そのうえで菅総理大臣の後任の総裁候補について問われたのに対し茂木外務大臣、加藤官房長官、下村政務調査会長、それに岸田前政務調査会長の4人の名前を挙げ、それぞれの手腕や実績を評価しました。

また、安倍氏は自身が再び総理大臣に就任する可能性については「自民党は多くの人材がいるので、それは全く考えていない」と述べました。

一方、安倍氏は政府が温室効果ガスの新たな削減目標を表明したことに関連し、必要な電力を確保しながら達成するためには原子力発電の活用は避けられないとして、古くなった原子力発電所の建て替えで対応すべきだという考えを示しました。

6770チバQ:2021/06/11(金) 17:51:39

https://www.asahi.com/articles/ASP6B73PZP67TIPE01M.html?oai=ASP6C3GDKP6CULFA001&amp;ref=yahoo
「徹底的に干す」「脅しておいて」平井大臣、幹部に指示
座小田英史、松浦新2021年6月11日 5時00分
 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック向けに国が開発したアプリ(オリパラアプリ)の事業費削減をめぐり、平井卓也デジタル改革相が今年4月の内閣官房IT総合戦略室の会議で同室幹部らに請負先の企業を「脅しておいた方がよい」「徹底的に干す」などと、指示していたことがわかった。

 平井氏は朝日新聞の取材に発言を認めたうえで、「交渉スタッフに檄(げき)を飛ばした。行き過ぎた表現があったかもしれない」などと話した。

 アプリは海外からの観光客や大会関係者の健康管理のためのもの。NECが顔認証機能を担う共同事業体1者が1月に応札し、国が指定した仕様に基づいてアプリの請負契約を約73億円で結んだ。ところが新型コロナウイルスの感染拡大による海外客の受け入れ中止などで機能が見直され、野党からの批判などもあり、5月31日に約38億円に圧縮する契約に変更した。平井氏は6月1日の会見で、「(NECの)顔認証(機能)は、開発も運用もなくなりゼロ(契約解除)」と説明した。しかしNECはすでに開発をほぼ終えており、国の都合で減額になった経緯について、不自然さを指摘する声が国会であがった。

 朝日新聞が入手した音声データによると、平井氏は4月上旬にあった内閣官房IT総合戦略室のオンライン会議で、減額交渉に関連して、「NECには(五輪後も)死んでも発注しない」「今回の五輪でぐちぐち言ったら完全に干す」「どこか象徴的に干すところをつくらないとなめられる」などと発言。さらに、NEC会長の名をあげ、幹部職員に「脅しておいて」と求めていた。

 この発言について、平井氏は取材に、「交渉するスタッフが弱腰になったら、いくら取られるかわからない。国民の血税だから強気で交渉しろ、と伝えた」とする一方、「国会で野党から、契約額が高いと迫られていた。自分も追い込まれていた」とも話した。

 NECの契約解除については、「同社の顔認証機能が不要になった。すでにNECが開発済みのシステムを使ったサービスなので払う必要はない。現場には裁判になってもいい、と指示して交渉させた」と説明した。

 NECは「政府の方針を踏まえて共同事業体として検討した結果に異論はない」とコメントしている。

 会計検査院OBの星野昌季弁護士は「国が不当な圧力をかけて請負金額の減額を迫ったとすれば優越的地位を背景とした事実上の強要で問題だ。このアプリは緊急事態宣言の発出後に駆け込み的に契約しており、契約の必要性などに疑問が生じていた。今回さらに不透明感が高まった。契約変更に大臣の発言の影響がなかったか調べる必要がある」と指摘する。(座小田英史、松浦新)


https://news.yahoo.co.jp/articles/2b4908ecfbe7de43e03ff48bc36295c42dea7648
「非常にラフな表現になった」 平井大臣、自らの「脅し」発言を陳謝
6/11(金) 10:43配信

朝日新聞デジタル
官邸に入る平井卓也デジタル改革担当相=2021年6月11日午前7時51分、上田幸一撮影

 平井卓也デジタル改革相は11日の閣議後会見で、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック向けに国が開発したアプリの事業費削減をめぐり、請負先の企業を「脅しておいた方がよい」などと指示したことについて、「不適当な表現だった」と陳謝した。


 平井氏は事業費削減に向け、内閣官房IT総合戦略室で複数の話し合いをしており、その中での発言だったと認めた。その上で、「(話し相手は)10年来仕事をしてきた仲間なので非常にラフな表現になった。表現は不適当と思う。今後気をつけていきたい」と話した。

 国の優越的地位の乱用にあたるのではという質問に対して、「自身はベンダー(業者)と話す立場でない」と述べ、発言と事業費削減に直接の関係はないとの認識も示した。(座小田英史、松浦新)

朝日新聞社

6771チバQ:2021/06/13(日) 23:17:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bed76221cc9cd8c6090d065aa93609b1ef884e8
野田聖子氏、二階氏発言を擁護「中選挙区時代との比較」
6/13(日) 14:03配信
 自民党の二階俊博幹事長が党内で相次ぐ政治とカネの問題をめぐり、「ずいぶん政治とカネの問題はきれいになってきている」と発言したことについて、野田聖子幹事長代行は13日、NHKの討論番組で、衆院の中選挙区時代との比較が念頭にあったものだと説明した。

 野田氏は「中選挙区の時、もっと以前の選挙を経験されている先輩なので、その時は本当に非常に緩かった。比較ということでご理解いただければ」と二階氏の発言を擁護した。

 二階氏は1日の記者会見で、「ずいぶん政治とカネの問題はきれいになってきている。このことはマスコミも一般国民のみなさんも評価していただいてしかるべきことだ」などと発言し、批判を浴びた。(野平悠一)

朝日新聞社

6772チバQ:2021/06/14(月) 19:51:43
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_7GAWODWFRZNFBKCA33HA7QY6TQ.html
二階氏、不信任案なら「解散を進言」 首相と協議
2021/06/14 17:58産経新聞

二階氏、不信任案なら「解散を進言」 首相と協議

菅義偉首相との会談を終え記者団の取材に応じる自民党・二階俊博幹事長(中央)。左は森山裕国対委員長=14日午後、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

菅義偉首相は14日、官邸で自民党の二階俊博幹事長と面会し、野党が求めている今国会の会期延長などについて協議した。森山裕国対委員長と林幹雄幹事長代理も同席した。

二階氏は面会後、野党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応について「首相に衆院解散を進言する」と記者団に述べた。

6773チバQ:2021/06/14(月) 23:57:02
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210614X194.htmlhttps://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210614X194.html3Aと二階氏、同時間帯に議連開催=人事にらみ、つばぜり合い―自民
2021/06/14 21:11時事通信

 自民党の甘利明税調会長が会長を務める議員連盟の勉強会と、二階俊博幹事長を中心とした議連の設立総会が、15日夕の同じ時間帯に開かれることが14日分かった。双方は議連を足場に勢力拡大を目指しており、所属議員は踏み絵を踏まされる形になる。秋に予想される閣僚・党人事をにらみ、つばぜり合いが激しくなってきた。

 甘利氏が会長の「半導体戦略推進議連」は安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相も加わり、「3A」がそろう。菅義偉首相の後ろ盾として存在感を増す二階氏の幹事長ポストを奪還するのが狙いとの見方がある。

 対抗するように二階氏も、「自由で開かれたインド太平洋」推進議連を設立。安倍氏を自らの議連の最高顧問に据え、3Aの連携にくさびを打ち込む。同じ日の同一時間帯の会合開催に、二階氏周辺は「もう仁義がなくなってきた」と語る。

 一方、党内対立が強まれば党全体のイメージダウンにつながりかねない。両議連は当初、いずれも午後5時から開始予定だったが、党内外の視線を意識する双方の関係者による調整の結果、半導体議連を30分遅らせることで折り合った。

6774チバQ:2021/06/14(月) 23:57:50
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210611X019.html
自民「3A」と二階氏対峙=「政局の秋」にらみ議連続々
2021/06/11 20:15時事通信

 自民党で、秋に想定される閣僚・党役員人事をにらんだ主導権争いが活発化してきた。表面上は特定の政策課題を掲げた議員連盟の相次ぐ発足だが、顔触れから浮かび上がるのは、安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相の連合に甘利明税調会長を加えた「3A」と、菅政権で実権を握る二階俊博幹事長が対峙(たいじ)する構図だ。二階氏の党運営への強い不満が背景にあり、最大の焦点は幹事長ポストの争奪だ。

 11日、衆院議員会館に所属議員約150人を集めて開かれた「新たな資本主義を創る議員連盟」の設立総会。会長に就いた岸田文雄前政調会長が安倍、麻生、甘利各氏の最高顧問などへの就任を報告。続いてあいさつした安倍氏は「瑞穂の国にはふさわしい資本主義がある」と無難な発言に終始したが、麻生氏は「政策より政局の顔がやたら見える」と、「戦闘モード」を隠そうとしない。甘利氏は「岸田氏の議連はトリプルAの格付け。極めて幸先がいい」と3Aの結束を誇示した。

 党内では最近、議連を通じて3Aが存在感を示す場面が顕著だ。5月21日には「半導体戦略推進議員連盟」が発足し、安倍、麻生両氏が最高顧問、甘利氏が会長に就任。今月8日の「日豪国会議員連盟」の会合では、安倍、麻生両氏が最高顧問、甘利氏が顧問に就いた。

 安倍氏と甘利氏は11日、「未来社会を創出するバッテリー等の基盤産業振興議員連盟」も発足させた。岸田氏の議連の総会のさなかに党本部で設立総会を開くという慌ただしさだ。

 3Aの動きについて、党内では「閣僚・党役員人事に向けた発言力確保が狙い」(ベテラン議員)との見方がもっぱらだ。3人は菅義偉首相の後ろ盾として存在感を放つ二階氏と反目してきた経緯があり、ある閣僚経験者は「二階氏から幹事長ポストを奪い返したいのではないか」とみる。

 二階氏も黙っていない。腹心の林幹雄幹事長代理が8日、官邸に首相を訪ね、二階氏を会長とする「自由で開かれたインド太平洋推進議員連盟」を15日に設立すると報告。これと前後して安倍氏に最高顧問就任を依頼し、同意を取り付けた。二階氏は安倍氏が首相時代、中国の海洋進出に対抗するため唱えた構想を議連のテーマに据え、3Aの一角をしたたかに切り崩した格好だ。

 これに対し、甘利氏は9日のテレビ番組収録で、二階氏が親中派であることを念頭に「二階氏が(会長に)座って大丈夫か。もろにぶつかる」と露骨に不快感を示した。

 両勢力のせめぎ合いの特徴は、内閣支持率の急落をよそに、双方とも現時点では首相支持を明確にしていることだ。甘利氏は「ポスト菅」をうかがう岸田氏から議連参加を要請され、「本人が代わりたいと言わない限り、3Aは菅首相を支える。分かっているか」と念押ししている。

 ただ、首相自身は政権運営を二階氏に負うところが大きい。政権が依拠する二つの勢力で「秋に向けて引いたり突いたりのさや当てが続く」(自民党関係者)不安定な状況の中、首相は総裁再選に向けて難しいかじ取りを迫られる。

6775チバQ:2021/06/14(月) 23:58:51
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-196250.html
会場爆笑 政界の「3A+1K」安倍・麻生・甘利・岸田4氏の話の応酬に150人の議連大盛況 自民党人事へ思惑も
2021/06/14 20:40
自民党の岸田前政調会長が11日に立ち上げた、「新たな資本主義を創る議員連盟」での、安倍前首相・麻生副総理・甘利税調会長のいわゆる「3A」と岸田氏のあいさつは、党内の政局も反映し、会場の大きな笑いを呼んだ。

岸田氏は冒頭にあいさつに立つと、「安倍前首相、麻生副総理、そして甘利税調会長、いわゆる3Aそろい踏みであります。3Aの皆さまには、のちほどごあいさついただくことにしているが、それに先立ち、私1Kの方からお話しさせていただきたい」と、あえて「3A」に言及したうえで、自らを「1K」と称し、会場を笑わせた。そのうえで岸田氏は、経済成長と分配を両立させ、持続可能性のある「新たな資本主義」を発信していきたいと意欲を示した。

続いてあいさつに立った安倍前首相は、「私と違って誠に円満なお人柄でありますので、岸田さんが言うんだったら一緒に勉強しようという方々が、きょうはたくさんお集まりいただいた」と笑いを取ったうえで、アベノミクスの成果や、成長と分配の好循環の重要性に言及した。さらに、この日の講師に渋沢栄一氏の玄孫が招かれていたことをふまえ、「渋沢栄一さんを一万円札にする決定をしたのは当時の安倍首相と麻生副総理だ」と強調しつつ、渋沢氏が主役の大河ドラマで安倍氏の地元の長州の描き方がちょっと一方的だと注文をつけ、爆笑をさらった。

その後にあいさつした麻生副総理は、「なんとなく、真面目に政策を勉強するという顔ばかりにはとても見えない顔がいる。政策より政局という顔が見える」と、政界では3Aがそろうことは二階幹事長をけん制する動きだとみられていることをふまえた発言でひと笑いを取った。

さらに、資本主義について考えるのはいいことだと強調し、「この会の趣旨を見ていたら、うかつに賛同すると財務省が飛び上がりそうなことも書いて、あっていかがなものかとも思ったが、私としてはこれは議連ですから、色んな意味でいいんじゃないか」と、財務大臣の立場と一国会議員の立場を使い分けた話で会場を笑わせた。

さらに甘利氏は、「3Aはアメリカではマイナーリーグじゃないかとおっしゃる方がいるが、AAAは格付けでは日本国債より上ですから。岸田先生の議連が、スタートの時点でトリプルAの格付けがついたということは、極めて幸先のいいスタートを切られたんだと思っている」と、3Aを自賛しつつ、岸田氏を持ち上げた。

安倍・麻生・甘利3氏の動きは、在任が長期にわかっている二階幹事長の交代、甘利氏の幹事長起用をにらんだ布石だとの見方もある一方、岸田氏にとっても安倍・麻生両氏は後ろ盾であり、この日の「3A+1K」のあいさつにも、秋の自民党役員人事をにらんださまざまな思惑が垣間見えていそうだ。

6776チバQ:2021/06/15(火) 00:04:36
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210611k0000m010281000c.html
自民・岸田氏、「新たな資本主義を創る議連」発足 方向性は定まらず
2021/06/11 20:23毎日新聞

自民・岸田氏、「新たな資本主義を創る議連」発足 方向性は定まらず

自民党の岸田文雄前政調会長(左から3番目)が発足させた「新たな資本主義を創る議員連盟」に参加した(左端から)甘利明税制調査会長、安倍晋三前首相、麻生太郎副総理兼財務相=国会内で2021年6月11日、小田中大撮影

(毎日新聞)

 自民党の岸田文雄前政調会長が11日、派閥横断型の「新たな資本主義を創る議員連盟」を発足させ、会長に就任した。9月の菅義偉首相の総裁任期満了を前に党内の足場を構築する狙いで、安倍晋三前首相ら150人近い自民議員が顔をそろえた。ただ、新議連の方向性は定まっておらず、他の党内抗争に利用されて終わりかねないと足元の岸田派から不満も出ている。

 「いわゆる3Aがそろい踏みで、(取材の)マスコミの皆さんはさぞ喜んでおられるだろう」。岸田氏は11日、新たな資本主義の価値構築をうたう議連の設立総会で、高揚した様子であいさつした。会場では党内で最近「3A」と称される安倍前首相、麻生太郎副総理兼財務相、甘利明税制調査会長が岸田氏と並び、国会議員145人と代理の秘書61人が出席した。

 岸田氏は2020年9月の総裁選で菅首相に大敗。派閥を超えた連携で再起を図るため、岸田派内で発案されたのがこの議連だ。懐の広さを示そうと、党内7派閥と谷垣グループ、無派閥からそれぞれ発起人を募るなど「バランスに腐心した」(岸田派幹部)。

 また、党内の主導権をめぐって「3A」とのさや当てが続く二階俊博幹事長にも配慮。二階派の若手、小林鷹之衆院議員に進行役を任せて、「派閥横断」をアピールした。

 しかし岸田氏の思惑とはやや異なり、総会は二階氏に対抗する「3A」が幅を利かせる展開になった。

 まず麻生氏が冒頭、「真面目に政策を勉強する顔ばかりとはとても見えない。政局の顔がやたら見える」と冗談めかしてあいさつ。さらに甘利氏は「『3Aは(米大リーグより下の)マイナーリーグ』と言う人がいるが、(経済上の)格付けでは日本国債より上。3Aの格付けがついたのは極めて幸先がいい」と二階派をけん制した。

 岸田氏は安倍、麻生両氏に議連の最高顧問就任を依頼する考えだが、「軒を貸して母屋を取られかねない」と岸田派などから早くも危惧する声が漏れた。

 前回総裁選で岸田氏に投票したある議員は「これでは誰のための議連か分からない。麻生さんや甘利さんに利用されているのでは」と指摘。岸田派中堅も「どちらを向いているのか。一生懸命支援してくれた人たちをまず固めるべきだ」と話し、前回岸田氏を支援した谷垣グループ議員などの「離反」を心配した。

 菅首相の続投を後押しする古賀誠元幹事長との関係もほころびが目立つ。10日午前、かつて派閥を率いた故大平正芳元首相の墓参に古賀氏と岸田派議員9人が訪れたが、岸田氏は姿を見せなかった。岸田派幹部は「派閥を顧みずに『3A』に浮かれても、いいことはない。前回総裁選でも他の派閥からはしごを外され、次に支援してくれる保証はどこにもない」と岸田氏の足元のおぼつかなさを懸念する。【小田中大】

6777チバQ:2021/06/15(火) 00:07:34
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP6C6CVGP6CUTFK01F.html
頼みの「3A」そろい踏み 次期総裁選へ岸田氏が議連
2021/06/11 19:09朝日新聞

頼みの「3A」そろい踏み 次期総裁選へ岸田氏が議連

「新たな資本主義を創る議員連盟」の設立総会で、着席する安倍晋三前首相(左から2人目)、甘利明自民党・税調会長(左)、岸田文雄自民党・前政調会長(同3人目)、麻生太郎財務相兼副総裁(同4人目)=2021年6月11日午後2時、国会内、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 自民党の岸田文雄前政調会長は11日、格差是正などの経済政策を考える「新たな資本主義を創る議員連盟」の設立総会を開いた。岸田氏が次期総裁選での支援を期待する安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相、甘利明税調会長ら145人が参加。議連の活動を通じて党内での支持基盤を拡大したい考えだ。

 国会内の会議室で、安倍、麻生、甘利の3氏に挟まれた岸田氏は興奮気味に語った。「『3A』そろい踏みであります」

 「3A」は3氏の頭文字を指す。3氏は最近、経済安全保障の議連などで相次いで幹部に就いた。党内で強い権限を持つ二階俊博幹事長への牽制(けんせい)の動きとの見方も広がる。特に最大派閥の細田派出身の安倍氏と、麻生派を率いる麻生氏は党内への影響力が大きい。

 岸田氏は次期総裁選を見据え、「3A」の影響力に期待する。8日午前に議員会館の安倍氏の部屋を訪れ、「ぜひご協力をお願いします」と議連への参加を要請。午後には財務省内で麻生氏にも協力を求めたという。議連で両氏は、最高顧問に就くことになった。

 昨年の総裁選では、安倍、麻生両氏が当時官房長官だった菅義偉首相を支援したこともあり、岸田氏は敗北。直後から議連の設立や地方視察に取り組んできたが、党内や世論の支持は広がらず、「発信力不足」に悩んできた。水面下で安倍、麻生両氏との接触を繰り返し、関係強化を図ってきたが、両氏は菅政権を支える姿勢を示しており、厳しい状況が続いている。

 今回の議連は、菅首相の経済政策との対立軸を示す狙いがある。派内には「コロナ禍の今は菅政権を支える姿勢を示すべきだ」として、議連の設立に慎重な意見もあった。それでも、岸田氏は、安倍、麻生両氏ら党内の実力者と会談を重ねて準備を進めてきた。派の中堅は「議連を総裁選への布石にしたい」と話す。

 一方、派内では幹部の三ツ矢憲生、宮腰光寛両衆院議員が相次いで引退を表明。次期衆院選では「当選が不安な議員は10人はいる」(岸田派関係者)との声もある。また、安倍、麻生両氏に接近しても「最後は、はしごを外されるのではないか」(幹部)との懸念もある。岸田氏は派内をまとめつつ、派外に支持を広げられるかどうか手腕が試されている。(笹井継夫)

6778とはずがたり:2021/06/15(火) 01:06:56
【深掘り】党員4800人、党費1千万円超…下地氏の自民復党は実現するか?
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1336247.html
2021年6月10日 11:17
自民党 下地幹郎 二階俊博 国場幸一
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 国場幸一国場組会長らでつくる「保守合同を実現し沖縄の未来を創る会」(保守合同の会)の幹部らが上京し、自民党本部に下地幹郎衆院議員の復党に向けた要請行動を展開した。同党県連を飛び越し、党本部の二階俊博幹事長に4800人超の新規党員名簿を提出。県内市長選での選挙協力など、党本部に直接、自民党への「貢献」を訴えることで下地氏の復党への理解を求めた。

 二階氏は「沖縄を大事にしている。下地さんは沖縄の財産だ」と下地氏の政治的な影響力に評価を示しつつ態度を...

6779とはずがたり:2021/06/15(火) 01:26:50
【独自】自民・武井議員乗せた車が当て逃げ 東京・六本木
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4288100.htm?1623687844112
9日 18時37分

 自民党の武井俊輔衆議院議員の秘書が運転する乗用車が8日、東京・六本木の路上で当て逃げ事故を起こしていたことがJNNの取材でわかりました。車には武井議員も乗っていました。

 8日午後6時すぎ、港区六本木の路上で自民党の武井俊輔衆議院議員の60代の男性秘書が運転する乗用車が大通りから左折する際、50代の男性が乗る自転車にぶつかる事故を起こしました。

 捜査関係者によりますと、武井議員の秘書が運転する車はその場から立ち去りましたが、自転車の男性が追いかけ車を止めたということです。事故を起こした車には武井議員も乗っていました。また、車の車検は切れていて、無保険の状態だったということです。警視庁は道路交通法違反の疑いなどで捜査を進めています。

 武井議員の事務所は「議員が後部座席に乗車していましたが、運転していた秘書は被害者から指摘されるまで事故に気付きませんでした。被害者の方には大変申し訳なく、今後誠意をもって対応させていただきます」とコメントを発表しました。

 武井議員をめぐっては、2年前にも都内で20代の私設秘書の男性が飲酒運転をして警察車両に追突する事故を起こしています。

6780とはずがたり:2021/06/15(火) 01:30:56
「二階さんで大丈夫か」…親中派の議連会長就任に甘利氏が疑問視
読売新聞 / 2021年6月9日 23時27分
https://news.infoseek.co.jp/article/20210609_yol_oyt1t50280/?tpgnr=poli-soci
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甘利氏

 自民党の甘利明税制調査会長は9日、TBSのCS番組収録で、親中派として知られる二階幹事長が「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)構想を推進する議員連盟の会長に就くことに関し、「二階さんが(議連会長に)座って大丈夫か」と疑問を呈した。同構想は、強引な海洋進出などを続ける中国への対抗を念頭に置くためだ。

 甘利氏は、会長人事を不安視する理由として「FOIPは中国とすれば一番痛いところを突かれる。(中国の主張と)もろにぶつかる」と語った。甘利氏はかねて、米中対立で重要性を増す経済安全保障の強化に力を注いでいる。

6781チバQ:2021/06/15(火) 23:00:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210615k0000m010207000c.html自民・二階氏 新議連発足で勢力誇示 党内全派閥から約130人出席
2021/06/15 20:12毎日新聞

自民・二階氏 新議連発足で勢力誇示 党内全派閥から約130人出席

自民党の二階俊博幹事長=東京都千代田区の同党本部で2021年2月9日、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 自民党の二階俊博幹事長は15日、党本部で「自由で開かれたインド太平洋」推進議員連盟を発足させた。党内の全派閥から約130人が出席し、党掌握に向けた勢力を誇示した。

 設立総会には「自由で開かれたインド太平洋」の提唱者の安倍晋三前首相のほか、森山裕国対委員長、野田聖子幹事長代行、石破茂元幹事長ら幅広いメンバーが顔をそろえ、入会者は156人に上った。

 二階氏は冒頭で「多くの皆さんの参加をいただいてスタートする。名前の通り我々の思いが広く国際的に広がっていくよう期待したい」とあいさつ。安倍氏と伊吹文明元衆院議長を最高顧問とすることを決めた。

 安倍氏は「いろんな顧問を引き受けているが、この会こそ最高顧問を引き受けたいと思った」と会の設立を歓迎し、「インド太平洋を世界の発展の中核地域にしていく。この認識が世界に広がるようがんばっていきたい」と述べた。

 一方、甘利明税制調査会長はインド太平洋議連から30分遅れで、自身が会長を務める半導体産業の強化を目指す議員連盟の勉強会を開いた。二階氏側近の林幹雄幹事長代理や岸田文雄前政調会長らが出席した。

 最近、安倍氏や甘利氏、麻生太郎副総理兼財務相の「3A」は議員連盟を続々と設立しており、二階氏側との神経戦を続けているが、党重鎮は「議連ごっこしている場合じゃないだろう」と党内対立に発展する可能性を危惧した。【野間口陽、田中裕之】

https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2021061501001007.html
二階氏、太平洋構想で議連 主導権巡り麻生氏らに対抗
2021/06/15 19:48共同通信

二階氏、太平洋構想で議連 主導権巡り麻生氏らに対抗

「自由で開かれたインド太平洋」構想を推進する議員連盟の設立総会であいさつする自民党の二階幹事長。左は安倍前首相=15日午後、東京・永田町の党本部

(共同通信)

 自民党の二階俊博幹事長は15日、「自由で開かれたインド太平洋」構想を推進する議員連盟を設立した。構想を提唱した安倍晋三前首相が最高顧問に就いた。秋に予想される人事などでの主導権獲得を狙い、複数の議連で活動を活発化させる麻生太郎副総理兼財務相や甘利明税制調査会長に対抗する動きに乗り出した形だ。麻生、甘利両氏と合わせて「3A」と称される安倍氏の取り込みを巡る綱引きも激しくなりそうだ。

 二階氏は、党本部で開いた設立総会で「多くの皆さんが参加してスタートする。われわれの思いが国際的に広がるよう期待したい」とあいさつした。

6782チバQ:2021/06/19(土) 21:32:29
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_FP5RZEFFSJO7RIPIY4P3ZE6YA4.html
〝慎重居士〟加藤官房長官が改憲に積極発言 コロナ後に向け地ならし?
2021/06/19 17:54産経新聞

〝慎重居士〟加藤官房長官が改憲に積極発言 コロナ後に向け地ならし?

静岡県知事選の応援演説をする加藤勝信官房長官=19日午後、静岡県浜松市

(産経新聞)

加藤勝信官房長官が憲法改正に積極的な発言を繰り返している。踏み込んだ発言を控える「慎重居士」として知られる加藤氏だが、緊急時に限って政府の権限強化を可能とする緊急事態条項を新たに設けることに意欲を見せている。菅義偉(すが・よしひで)政権下で新型コロナウイルス対策の切り札とされるワクチン接種に一定のめどが立ったのを踏まえ、次期衆院選後を見据えた地ならしを図る思惑もありそうだ。

加藤氏は19日、静岡県知事選の応援演説のため浜松市を訪れた。雨が降りしきる中、コロナ対応で政府が直面した病床確保について「都道府県と市町村、国との連携が本当に難しいことを痛感した」と述べた。

加藤氏はこの日は憲法には言及しなかったが、最近はコロナ対策との関連で、緊急事態条項の新設に触れることが多い。

11日の記者会見では「新型コロナによる未曾有の事態を全国民が経験し、緊急事態の備えに対する関心が高まっていることは絶好の契機だ」と強調。コロナ禍で飲食店が苦境にあえぐ現状を「絶好」と表現したことを問題視する質問には色をなして反論する場面もあった。

これに先立つ8日は東京都内のホテルで講演し、大地震などの緊急時に国家機能を維持し、国民の生命を守る観点から「この国の憲法をどう考えていくのか。これは大切なポイントではないか」と訴えた。

加藤氏が自らの主張を明確に打ち出すのは珍しい。今秋までに行われる予定の衆院解散・総選挙について問われても「コメントは差し控えたい」などと言質を与えなかった。前任の首相が安倍晋三内閣の官房長官として、政局が動き出す絶妙なタイミングで発言し、流れを作ってきたのとは対照的だった。

その加藤氏が、野党や護憲派から強い反発を招く恐れもある緊急事態条項の新設に向けた発言を繰り返していることに、周囲は驚きを隠さない。加藤氏の側近は「加藤氏は仕える人が何を目指しているのかを察しながら淡々と仕事をするタイプ。衆院選後の流れを作ろうとしたのではないか」と解説する。衆院選後に政権が取り組む課題として憲法改正を含む緊急事態法制を位置付けようとしているのではという見立てだ。

実際、首相は3度目の緊急事態宣言発令を決めた4月23日の記者会見で「緊急事態に対応する法律を改正しなければならないと痛切に感じている」と述べ、法整備の必要性に言及した。

「法律では目の前の現象に対する局所的な対応になってしまう。緊急事態を憲法体系の中にきちんと位置づけた方がいい」

加藤氏もこう周囲に漏らす。新型コロナ対応では感染者数が増加する度に病床が逼迫(ひっぱく)し、病床確保に向けた国と都道府県などの連携不足が指摘されているが、医療提供体制やワクチン接種の打ち手確保など、政府からの「お願いベース」でしのいでいるのが実態だ。

加藤氏が自民党の党是である改憲に触れたのは将来への布石との見方もある。加藤氏は将来の党総裁選出馬への意欲を隠していない。党内には「目立ちすぎもダメだが、あまりに目立たないのもダメだ」(ベテラン議員)との声もあるが、加藤氏が改憲に向けた緊急事態法制の整備に道筋を付けられれば、総裁候補としての存在感は高まりそうだ。(千田恒弥)

6783チバQ:2021/06/19(土) 21:43:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0cda87e4cbae03589431a939ce1a6d8a70c9240
100人に2870万円「際だって重い買収」 河井氏に懲役3年判決
6/18(金) 20:50配信


毎日新聞
東京地裁および東京高裁が入る庁舎=東京都千代田区で

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反に問われた元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)に対し、東京地裁は18日、懲役3年、追徴金130万円(求刑・懲役4年、追徴金150万円)の実刑判決を言い渡した。高橋康明裁判長は、地方議員ら100人に総額約2870万円を配ったと認定し、「選挙買収事件の中で際だって重い部類に属する」と理由を述べた。

 法相経験者に有罪判決が出るのは初めてとみられる。国会議員経験者に1審で実刑判決を言い渡すのは、政治資金規正法違反などに問われた坂井隆憲元衆院議員(17年に死去)を懲役2年8月とした04年12月の東京地裁判決以来。買収事件での実刑判決も異例で、国会議員が多額の現金を配って回る前例のない構図を厳しく見たとみられる。

 克行元議員は判決後、東京拘置所に再び収容された。弁護側は即日控訴して保釈を請求したが、東京地裁は棄却した。判決が確定すれば、公選法の規定で公民権が8年間停止される。

 判決は、妻の案里元参院議員(47)=1審で有罪確定=の選挙戦について、改選数2の広島選挙区に自民党から溝手顕正・元防災担当相と2人が出馬したため広島県連の支援が得られず、厳しい情勢にあったと指摘。選挙運動を取り仕切る「総括主宰者」だった克行元議員が、現金提供の相手や時期、金額などを考慮して買収リストを作り「全体を差配した」と認定した。

 認定した買収額は、地方議員や首長ら44人に1人当たり300万〜10万円、後援会関係者50人に同30万〜5万円、選挙スタッフ6人に同約100万〜5万円。亀井静香・元金融担当相の元公設秘書の300万円が最高額。高橋裁判長は「地方議員には協力が得られれば多くの集票が期待できると見込んだ」と述べた。案里元議員との共謀は、克行元議員が案里元議員のスタッフを介して渡した1人を除く4人への160万円を認めた。

 弁護側は議員辞職したことなどを挙げて執行猶予を求めたが、判決は「民主主義の根幹である選挙の公正を著しく害し、極めて悪質」と結論付けた。

 判決によると、克行元議員は19年3〜8月、地方議員ら100人に総額約2870万円を渡した。地方議員2人については「裏付けが限られる」として、起訴内容から計30万円を減額した。【遠山和宏】

6784チバQ:2021/06/19(土) 21:44:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/c345ebb0e5d0264c7c8872cb7fe58bb308e604a5
河井元法相 100人買収、次々認定 天を仰ぐ
6/18(金) 20:35配信

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産経新聞
参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件は18日、東京地裁で元法相の前衆院議員、河井克行被告(58)に実刑判決が言い渡され、一区切りを迎えた。克行被告は公判途中で起訴内容の大半を認め、執行猶予判決を求めていたものの、自身の主張はほとんど採用されず、判決理由では「負うべき刑事責任は重い」「極めて悪質な犯行」などと厳しい言及が続いた。克行被告は即日控訴、異例の大規模買収事件の審理は続くことになった。

18日午後1時半ごろ、克行被告は紺色のスーツ、白いシャツに水色のネクタイ、マスク姿で東京地裁の法廷に出廷した。

「懲役3年に処する」

高橋康明裁判長が開廷直後に主文を告げた瞬間、証言台に立った克行被告は身じろぎもせずにじっと裁判長を見つめ続けた。

買収目的を否定していた陣営スタッフらへの現金供与をめぐり、高橋裁判長が「現金授受はいずれも選挙買収であったと認められる」と次々と弁護側の主張を否定。開廷直後は冷静さを保っていた克行被告だったが、大きく息を吸い込むなど落ち着かなくなった。

克行被告の主張が認められたのは、一部の買収額の認定だけ。検察側は計約2900万円を配布したとして起訴したが、受領側の一部の県議の供述が曖昧で「根拠が薄弱」などとして計30万円が減額され、判決では計約2870万円が買収額として認定された。

1時間余りにわたる判決理由の朗読が終わると、裁判官や傍聴席などに深く頭を下げた克行被告。弁護側の席に戻って目をつむると、腕を組んだまま天を仰いだ。

公選法違反事件としては異例の実刑判決となったが、決め手は「買収リスト」と「議員名簿」という2つの客観証拠で、100人という「大量立証」を行ったことだ。

検察当局は昨年、東京・永田町の克行被告の議員会館事務所や広島市の自宅を捜索し、同被告が作成した「買収リスト」と「議員名簿」を押収。いずれも県議らの氏名や「30」といった金額とみられる数字が記載されていた。

判決を受け、検察幹部は「ほぼ満額回答だった」と内容を評価。また別の幹部は、「議員辞職したことも考慮されず、相当重い判決だ」と語った。

実刑判決を受け、克行被告を乗せたとみられる車両は18日午後4時ごろ、東京拘置所に入った。弁護側は保釈を請求したが同日、東京地裁は却下した。

6785チバQ:2021/06/20(日) 18:41:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/41efc7109d250c088637880a80219c0ca08d1422
安倍前総理が画策する「二階を落としてキングメーカーに」の深層
6/16(水) 18:32配信

FRIDAY
動きまくりの安倍前総理
自民党女性局デザインの街宣車に乗る二階幹事長。お手上げ、それともサヨナラ…?

電撃退陣から9ヶ月。安倍晋三前総理が表舞台で活発に動き出した。五輪を前にして支持率が下がり続ける不人気の菅義偉首相を尻目に、「もう一度私が」と言わんばかりだ。


事実、元気になった安倍氏に期待する向きが自民党に生じている。6月11日、安倍氏が二つの議員連盟を梯子したことからもそれは明白だ。

ひとつは第二議員会館で開かれた、岸田文雄前政調会長が主催した「新たな資本主義を創る議員連盟」の設立総会。隣に座る麻生太郎副総理兼財務相を引き合いにし、こう挨拶した。

「今日は渋沢健さんの講演ということですが、渋沢栄一翁を1万円札のモデルに決めたのは安倍総理大臣と麻生財務大臣であります。一つだけ注文があるとしたら、大河ドラマ(の『青天を衝け』)を作るにあたって長州の描き方がちょっと一方的だと」

わざわざ自分を「安倍総理大臣」と呼ぶキングジョークで会場を沸かすと、中座し、今度は600メートル離れた自民党内で開かれた甘利明税調会長主催の「バッテリーの基礎産業振興議連」でも最高顧問として挨拶を行った。

さらに15日、二階俊博幹事長が会長に就く「自由で開かれたインド太平洋推進議連」でも、最高顧問に就任。この活発な動きについて、清和会に所属する議員がこう解説する。

「秋の総裁選を見越しての主導権争いであることは間違いない。コロナ感染拡大や五輪で不確定要素が大きいので菅政権がどうなるかわからないが、安倍さんは最大派閥(98名)の清和会を細田博之会長から引き継ぐ手はずが整っている。盟友の麻生副総理が率いる55名の志公会を足せば150名を超える国会議員が集まる。本人が再登板する気がある、というより、キングメーカーになることが狙いでしょう」

月刊誌「Hanada」7月号に登場した安倍氏は、菅義偉総理の続投を支持した上で、茂木敏充外相、加藤勝信官房長官、下村文雄政調会長、岸田氏4名の政治家を「ポスト菅」と名指しした。ただ、ここでは「ポスト菅」として挙げられなかった候補に注目すべきだ、と前述の議員はこう分析する。

「一人は石破茂元幹事長。安倍さんは心底彼のことを嫌っているので、石破さんだけは総理にしたくない、というのが本音だろうが、世論調査を行えば常に上位につけている。無視はできない。ただ、石破派は17名まで数が減っているので、秋の総裁選に出られても、次がラストチャンスとなるだろう。

もう一人は河野太郎ワクチン担当相。菅総理は小泉進次郎環境相と並んで目をかけて育てているが、河野さんは麻生派でもある。河野さんを持ち上げると、派閥内で代替わりが進み、麻生さんの求心力が衰えてしまう。安倍さんがキングメーカーとして振る舞うためには、麻生さんの力添えあってこそなので、あえて名前は挙げなかったが、当然『次の一人』と目されている」

6786チバQ:2021/06/20(日) 18:41:58

実は、安倍氏の本当の狙いは「幹事長交代」にあるという。

「真のキングメーカーになるには、自分の息のかかった人間が幹事長でなければならない。二階幹事長では、自分の意のままには動かせない。首相は菅が続けても、幹事長は俺の息のかかった人間にやってもらう、というのが安倍の魂胆だ。現在のところ、岸田を幹事長に据えることを狙っているようだ」(自民党・古参議員)

とはいえ、権力を握る菅総理・二階幹事長がおいそれと安倍氏やその「後継者」にその地位を譲るはずもない。いま、水面下では安倍VS菅の激しい攻防が行われているのだ。

そのひとつが、「赤木ファイル」の公開。安倍政権のアキレス腱となった森友学園問題で、文書の改ざんを巡り自殺した近畿財務局職員がまとめたファイルが6月23日、大阪地裁で公開される。なぜこのタイミングで…という答えは、永田町では一つしかない。「活発化した安倍の動きをけん制するため」だ。

「菅政権下で前政権のスキャンダルを封じ込むのか、はたまた公にするのか、決められるは俺だ!という菅首相の示威行為だ。他にも『桜を見る会』前夜祭を巡る政治資金規正法違反で、安倍前総理をなぜ起訴しないのか、と弁護士グループが検察審査会に審査を申し立て受理されている。特捜部は『権力と一線を画する存在』と考えたいが、突然自分たちに矛先を向けてくるのではないか…と安倍周辺は警戒している」(全国紙政治部記者)

15日、二階幹事長が会長を務める議連に数分遅れで訪れた安倍前総理。マイクを握ると、

「いろんな(議連の)顧問を引き受けているが、この会こそ最高顧問を引き受けたかった」

と、憶測を呼ぶ挨拶で笑いを誘った。

振り返れば、安倍・二階の両氏は、安倍政権時代から幹事長ポストを巡って緊張関係にあった。安倍氏が幹事長を変えようと試みるも、政局に発展することを恐れ、結局は諦めざるを得なかった…ということが何度もあった。

二階幹事長続投か、交代か。五輪後の政局に向けて、テーブルの下では激しい抗争が繰り広げられている。

取材・文:岩崎大輔

FRIDAYデジタル

6787チバQ:2021/06/25(金) 10:36:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/944f1bef0e538d49f1e05364219643be292f473e
国家公安委員長の後任に棚橋元担当相
6/25(金) 10:24配信
産経新聞
小此木八郎前国家公安委員長の後任として官邸に入る自民党の棚橋泰文氏=25日午前、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相は25日、横浜市長選出馬のため辞表を提出した小此木八郎国家公安委員長(56)の後任に、自民党の棚橋泰文元科学技術政策担当相(58)を起用する方針を固めた。同日、首相官邸で棚橋氏と面会し、意向を伝えた。

6788チバQ:2021/06/25(金) 21:59:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/1778bc4822a0f0e29e90b541f90f2cb5548a3d30
小池氏過労「自分でまいた種」 麻生財務相発言、応援演説で
6/25(金) 19:34配信


共同通信
東京都議選候補者の応援演説をする麻生財務相=25日午後、東京都青梅市

 麻生太郎財務相は25日、過労で静養している東京都の小池百合子知事について「自分でまいた種でしょうが」と述べた。同日告示された東京都議選で、青梅市選挙区の自民党新人候補の応援演説をした際の発言。


 麻生氏は、小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会を「代表の国会議員がいないから(国に)話が通じない」と指摘。「従って知事が自分でやる。過労で倒れた。同情してる人もいるかもしれんけど、(小池氏が)そういう組織にしたんだから」と批判し、都議について「自民党とつながってる人がいなきゃ話がつながらない。一番上が国会であるならば」と強調した。

6789チバQ:2021/06/25(金) 23:39:59
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_QI6A2CNNVNKRLNMB4TVKK7PSZU.html
安倍前首相、全国行脚を本格化 細田派復帰に着々
2021/06/25 19:15産経新聞

安倍前首相、全国行脚を本格化 細田派復帰に着々

東京都議選の自民党公認候補の応援に駆け付け、聴取の声かけに応じる安倍晋三前首相=25日午前、東京都荒川区(沢田大典撮影)

(産経新聞)

自民党の安倍晋三前首相は25日、同日告示された東京都議選の応援や、秋までにある衆院選に向けた全国行脚を本格化させた。この日訪れた前橋市を含む衆院群馬1区は、安倍氏の出身派閥である最大勢力の細田派(清和政策研究会)と二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)にそれぞれ所属する現職議員が党公認をめぐり暗闘を繰り広げている。安倍氏の参戦で、両派の神経戦は強まりそうだ。

安倍氏は25日午前、東京都荒川区の神社などで党公認候補の応援演説を行った。新型コロナウイルス禍での東京五輪・パラリンピックについて「大変だが、挑戦し成功させることが世界の希望につながり、勇気を与える」と意義を強調した。追加経済対策の必要性にも言及した。

同日午後、安倍氏は前橋市に向かい、尾身朝子衆院議員の集会で講演した。背景には群馬1区の公認争いがあり、尾身氏と中曽根康隆氏=比例北関東=がしのぎを削っている。尾身氏は細田派に所属し、父は安倍氏に近い幸次元財務相。中曽根氏は二階派に所属し、祖父に康弘元首相、父に弘文元外相を持つ。

中曽根氏は前回衆院選で選挙区からの出馬を逃し、比例単独候補として初当選した。今回は選挙区へのくら替えを狙っており、二階派の圧力は強い。

二階氏は3月の党大会で、令和2年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を発表し、中曽根氏は8位に入った。二階氏は記者会見で、党員獲得数を公認の参考にするか問われ「当然だ」と述べている。二階派議員は「中曽根ブランドのほうが強い。差し替えるべきだ」と言い切る。

こうした状況に危機感を抱いた尾身氏側が安倍氏に講師を依頼した。集会後、安倍氏は記者団に「前回衆院選で相手を比例復活当選もさせず完勝した。尾身氏が公認候補でなくなることはあり得ない」と述べた。中曽根氏の処遇については「県連や党本部でよく協議をしてもらいたい」と語った。安倍氏は細田派と二階派の現職が公認を争う別の選挙区にも訪問する計画がある。

安倍氏は細田派への復帰を視野に入れており、衆院選後は数の力を背景にキングメーカーとなる可能性がある。細田派幹部は「衆院選後は『安倍派』になるだろう。安倍氏は所属議員を当選させるよう汗をかき、着々と足場を固めている」と解説した。(沢田大典、柳原一哉)

6790チバQ:2021/06/26(土) 12:59:58
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210625-567-OYT1T50330.html
次期衆院選、安倍前首相「与党で過半数なら明確な勝利」…「ポスト菅」に3人追加
2021/06/25 23:25読売新聞

次期衆院選、安倍前首相「与党で過半数なら明確な勝利」…「ポスト菅」に3人追加

自由で開かれたインド太平洋推進議連設立総会であいさつする安部前首相(15日午後5時10分、東京都千代田区の自民党本部で)=青木瞭撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 安倍前首相は25日発売の月刊誌「Hanada」のインタビューで、次期衆院選を巡り「与党で過半数(233議席)を獲得すれば、明確な勝利だ。世界中、過半数の議席を維持したのに(政権が)退陣したなどということはまず起きない」と述べた。自身が首相だった前回2017年衆院選で、自民は284議席を得たが、「幸運が重なった結果であって、この数を守り切ることは率直に言って難しい」との見方も示した。

 一方、安倍氏は先月発売の同誌で、「ポスト菅」として4人を列挙したが、新たに自身の出身派閥の細田派から、萩生田文部科学相、西村経済再生相、松野博一・元文科相の3人の名前を挙げ、「有力な候補者」と言及した。先月の同誌で「ポスト菅」に河野行政・規制改革相、石破茂・元幹事長、小泉環境相の名前を挙げなかったことについては、「国民の多くがご存じの方々だから、あえてあげなかっただけで、特に意味はない」と説明した。

6791チバQ:2021/06/28(月) 23:10:14
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_AE44764QJRJHFE6M3UOMVP6KWI.html
小泉環境相、脱原発鮮明に 自民党内から不満も
2021/06/27 18:31産経新聞

小泉環境相、脱原発鮮明に 自民党内から不満も

小泉進次郎環境相(萩原悠久人撮影)

(産経新聞)

政府の中長期的なエネルギー政策の指針「エネルギー基本計画」の改定を前に、小泉進次郎環境相が脱原発の姿勢を鮮明にしている。菅義偉(すが・よしひで)首相とのパイプも使い、エネルギー関連の政府方針で原発の活用に関わる表現ぶりを弱めることに成功した。ただ、温室効果ガスの削減を訴えながら、二酸化炭素(CO2)を排出しない原発の活用に否定的な小泉氏に対しては、自民党から「現実を見ていない」との不満も強まっている。

「『まずは再生可能エネルギー(の活用)、そして原発の依存度を下げる』と首相はずっと言っている。それが守られるかどうかを見ている」。小泉氏は25日の記者会見で、こう強調した。最近は持論である脱原発を政府のエネルギー政策に反映させるべく精力的に動いてもいる。

経済産業省などが18日に決定した温室効果ガス削減に向けた「グリーン成長戦略」の改定をめぐっては、昨年12月時点では入っていた「(原発を)最大限活用していく」との表現が削除された。18日に閣議決定された経済財政運営の指針「骨太の方針」でも、電力部門の脱炭素化に関し「再エネ最優先」との文言が盛り込まれた一方、原発は「可能な限り依存度を低減」するとされた。

いずれも小泉氏が首相らに働きかけた方針に一致する。自民党内ではエネルギー基本計画改定に向け、電力の安定供給や脱炭素化のため原発の活用を求める声が強まっていただけに、小泉氏が機先を制した形だ。

エネルギー基本計画は10月末までに政府が決定する2030年度の温室効果ガスの国別排出削減目標の裏付けとなるため、早期に策定する必要がある。ただ、改定時期が秋までに行われる衆院選後となれば党内の原発推進派が勢いを盛り返しかねない。小泉氏は衆院選前に改定すべきだと首相に訴えており、グリーン成長戦略や骨太方針に続き、脱原発の方針をエネルギー基本計画にも色濃く盛り込みたいとの思惑が透ける。

とはいえ、エネルギー政策はもともと経産省の所管であり、自民党内には小泉氏への不満も募る。党中堅は「首相は梶山弘志経産相よりも小泉氏の言うことを聞いてしまう。環境相がどんな権利で原発政策に口を出すのか」と指摘。党重鎮も小泉氏がエネルギー問題の現実を直視していないとして、「目の前の課題に向き合わない政治家は大成しない」と不快感を示している。(奥原慎平)

6792チバQ:2021/06/29(火) 21:36:39

7719 :チバQ :2021/06/29(火) 21:36:19
 党幹部の応援演説での“舌禍”は、立憲のライバルである自民党でも起こっている。

 発言の主は、「失言王」の異名を持つ麻生太郎財務相。25日、青梅市選挙区の自民党新人候補の応援演説で、過労で静養している小池百合子東京都知事について「自分でまいた種でしょうが」と発言。この発言を受け、立憲民主党の蓮舫参議院議員は「政治家以前に、人としてどうなんでしょう。あり得ない」とツイッターで批判した。SNSでも「あまりにもひどすぎる」「思いやりも人間味もない」など麻生氏の発言を非難する声が多くあがった。

 麻生発言の波紋は大きく、選挙戦にも影響を及ぼしそうだ。公示1カ月前の読売新聞の世論調査では、都議選の政党別の投票先には自民党と答えた人が最多の30%だった。しかし、28日に公表された同社の調査では、自民党は23%に急落。一方の都民ファは、11%から17%に上昇した。これには「出陣式で気勢を上げていた菅義偉首相も『どういうことだ』と青ざめている」(政府関係者)という。 

 麻生氏の失言が結果的に「敵に塩を送る」ことになった事態に、自民党の選対幹部はこう頭を抱える。

「ワクチンではなく、麻生大臣こそがゲームチェンジャーだった。驚異的な破壊力だ」

 前出の角谷氏は、世論調査の乱高下は「慎重に判断したほうがいい」としてこう話す。

「これは『麻生さんがひどいことを言った』という感情的な反応であり、政治の評価ではないと思います。麻生氏の暴言、失言は昔からなので、多くの人には驚くことではありません。逆に、党の公約や政策ではなく、暴言によって世論調査が何ポイントも変動してしまうことの方が問題です。暴言への不快感だけで支持率が乱高下したり、投票行動が変わってしまったりするのなら、麻生氏がどんどんしゃべると政権が変わってしまうのでしょうか。もっと丁寧な政治的議論があるべきだと思います」

「麻生発言」を受け、自民党選対は、応援演説のスケジュールから、急きょ、麻生氏を外すことも検討しているという。

 失言の一番の被害者は候補者本人だ。政党幹部による「余計なひと言」で、候補者の主張が伝わらなかったら本末転倒である。

(取材・文=AERA dot.編集部・岩下明日香)

6793チバQ:2021/06/29(火) 21:57:26
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/561290?rct=n_politics
首相秘書官1人増員、8人態勢へ 新田氏復帰、異例の再起用
06/29 20:31
 菅義偉首相は、首相秘書官を現行の7人から1人増員して8人態勢とする方向で調整に入った。昨年末まで政務担当だった菅首相事務所の秘書、新田章文氏を復帰させる意向だ。複数の政府関係者が29日、明らかにした。いったん交代させた秘書官を、約半年で再起用する人事は極めて異例。近く増員に伴う政令を閣議決定する。

 首相は9月30日の自民党総裁任期満了前の衆院解散に繰り返し言及している。秋までの衆院選などを見据え、気心の知れた新田氏を再び官邸に迎え入れて「政局」に備えたい考えとみられる。

6794チバQ:2021/06/29(火) 22:20:05
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_Q6TWXWXW7RLZRFAPUVSFHQE55E.html
自民党各派、パーティーそろり再開 衆院選軍資金
2021/06/29 20:47産経新聞

自民党各派、パーティーそろり再開 衆院選軍資金

有隣会のパーティーであいさつする二階俊博幹事長(中央)=29日午後、東京都千代田区(納冨康撮影)

(産経新聞)

自民党の各派閥やグループ、衆院議員が政治資金パーティーを再開した。8月までに全派閥が終える予定だ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日程変更や「密」回避のための空間確保を強いられているが、秋に迫る衆院選に向け、軍資金の確保を急ぐ台所事情も透ける。

自民党の谷垣禎一前幹事長を中心とする谷垣グループ(有隣会)は29日夜、東京都内のホテルでセミナーを開いた。

かりゆし姿で登壇した谷垣氏は「今年は必ず衆院選がある。必死に思いをぶつけて勝利を果たしてもらいたい」とハッパをかけた。会場には二階俊博幹事長も駆けつけた。

セミナーは感染対策として飲食なしの着席形式で開かれ、座席は間隔を1メートル以上あけて設置された。コロナ禍の前は、パーティーに1千人以上参加することも多かったが、この日の参加者は約650人。入場時の検温、手指の消毒も入念に求めた。代表世話人の中谷元・元防衛相は「国の規定に従い、対策を徹底して行っている」と説明する。

党内7派閥のうち、麻生派(志公会)は、4月13日に都内でパーティーを開いた。このとき、東京は現在と同様に新型コロナ特別措置法に基づく「蔓延防止等重点措置」の期間中だった。

今後は、他の6派すべてが8月までにパーティーを開く予定だ。6派とも東京への緊急事態宣言の発令を受けて当初の日程を延期しており、次期衆院選の日程をにらめば早く開催したいのが本音といえる。

東京の重点措置の期間は7月11日までだが、現在はリバウンド(感染再拡大)の傾向もみられる。ある派閥幹部は「再び緊急事態宣言となったら再延期が必要となるかもしれない。早く済ませた麻生派がうらやましい」と漏らす。

山口泰明選対委員長が東京の緊急事態宣言解除後の今月21日にパーティーを開いたのを皮切りに、党所属議員も続々と開催している。多くはパーティーの収入を次期衆院選の活動費に充てる狙いがあり、若手議員は「金がなくては選挙を戦えない」と話す。

ただ、パーティーの出席者にクラスター(感染者集団)が発生するような事態になれば、厳しい批判を浴びるのは間違いない。

二階氏は29日の記者会見で「それぞれ派閥の判断で常識的に対応すると思う。結果的に成功するように頑張っていただきたい」と語り、党として開催に口を挟まない意向を示した。(市岡豊大、沢田大典)

6795チバQ:2021/07/04(日) 18:35:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa3fba53ba37ad89e823ff813651ae92b1aef120
自民党幹事長「権力」の秘密 カネ、人事、公認権、全てを握る永田町の実力者とは【政界Web】
7/4(日) 15:06配信

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時事通信
首相への「登竜門」、バランサーの役目も
自民党役員会に臨む二階俊博幹事長=2021年04月19日、国会内

 秋までに行われる衆院選後に想定される自民党役員人事。その最大の焦点は、幹事長の椅子に誰が座るかだ。総裁に次ぐナンバー2として人事、選挙の公認権、党財政などの実権を握る幹事長ポストに2016年8月から座り続ける二階俊博氏は、この権限を最大限生かして自派を拡大し、他派閥の反発を買っている。二階氏が手放そうとしない「自民党幹事長」とは一体何なのか、探ってみた。(時事通信政治部 島矢貴典)

【写真】自民党女性局宣伝カー納車式

歴代最長、記録更新中
幹事長室で国会議員から要望を受ける二階俊博幹事長=2020年2月28日、東京・永田町

 首相を目指す政治家にとって、幹事長はぜひとも経験しておきたいポストだろう。首相を目指さなくても、幹事長を経験すれば「実力者として一目置かれ、その後の扱いが違う」(党関係者)という。

 かつて田中角栄元首相は「首相の条件」として幹事長の経験を必須とした。近年でも橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗、麻生太郎、安倍晋三の各氏は幹事長を経験した後、首相まで登り詰めた。中でも安倍氏は閣僚未経験ながら、小泉純一郎首相(当時)から幹事長に抜てきされ、「将来の首相候補」として認知されるきっかけをつかんだ。

 時の首相は、ライバルや実力者を幹事長に据えることで党内バランスに配慮し、政権の安定を図ってきた。12年に党総裁に返り咲いた安倍氏は、総裁選の地方票で自身を上回った石破氏を「選挙の顔」として幹事長に起用した。次に登用したのは谷垣禎一氏。保守色の強い安倍氏とは対照的なハト派の代表格で、挙党態勢を印象付ける人事だった。

 現在の幹事長の二階氏は当選12回のベテランだ。自転車事故でしりぞいた谷垣氏の跡を継いだ。昨年の総裁選では官房長官だった菅義偉氏をいち早く支持し、「政権の生みの親」(二階派幹部)となった。菅政権でも引き続き幹事長を務め、目下、通算在職日数の最長記録を更新中である。

 82歳という年齢を感じさせることもあるが、党人派として長年培った「政治技術」は健在で、「ここぞというときの勘はさえている」(党関係者)。とはいうものの、歴代幹事長で実力者とされた野中広務氏や小沢一郎氏はいずれも最大派閥の出身で、その権力には後ろ盾があった。しかし、二階氏が率いる二階派は党内第4派閥に過ぎない。「数の力」を頼めない二階氏は、その弱点をどう補ってきたのか。

6796チバQ:2021/07/04(日) 18:35:17
党本部のあるじ
幹事長室がある自民党本部4階のフロア

 東京・永田町の自民党本部4階。赤じゅうたんが敷かれたフロアの扉の奥に、自民党幹事長の執務室はある。隣に総裁室もあるが、菅総裁(首相)をはじめ歴代総裁は首相官邸で執務するため、野党だった一時期を除いて、党本部の事実上のあるじは幹事長であり続けた。

 「総裁を補佐し、党務を執行する」。総裁が指名する幹事長について、党則8条はこう規定する。文言はたったこれだけだが、その権限は強大で、人事、選挙、資金など党務の全てに及ぶ。国会議員や都道府県知事、省庁幹部、財界や業界団体幹部らが幹事長との面会を求め、引きも切らずにやってくる。

 幹事長に権力が特に集中するようになったのは、1990年代に衆院小選挙区比例代表並立制と政党助成金制度が導入されてからだ。党から複数の公認候補が出馬し、派閥間でトップ当選を競った中選挙区制と違い、各選挙区で1人しか勝ち上がれない小選挙区制では党公認候補も1人。幹事長を中心とする党本部が公認権や資金面で大きな力を振るえるようになり、派閥の力は弱体化した。

鎮圧された「加藤の乱」
森喜朗首相(左、当時)と話す野中広務幹事長(当時)=2000年11月2日、国会内

 幹事長の力をこれでもかと見せつけたのが、2000年11月の「加藤の乱」だ。野党提出の森内閣不信任決議案に同調して倒閣をもくろんだ加藤派会長の加藤紘一氏らに対し、当時の野中幹事長が公認権を盾に切り崩しを図り、乱を鎮圧した。テレビ出演時、野中氏が見せた「鬼の形相」に、加藤派議員は縮み上がったものだ。

 党の予算を最終決裁するのも幹事長だ。稟議(りんぎ)書の左上には幹事長がサインする欄があり、幹事長のサインがなければ予算執行できない仕組みになっている。

 自民党の決算によると、所属議員数に応じて20年に国から分配された政党交付金は172億6136万円。これに全国の党員から集めた年間4000円の党費や、企業・団体からの献金などを合わせると、収入規模は429億7237万円に上る。

反発招く拡張路線
自民党役員会に臨む菅義偉首相(右)と二階俊博幹事長=2021年5月24日、国会内

 こうした幹事長の権限をフル活用し、勢力拡大につなげてきたのが二階氏だ。政治資金収支報告書によると、19年に党から二階氏に支払われた「政策活動費」は10億円を超える。幹事長が自由にできる資金は、かつての派閥領袖をしのぐスケールだ。

 二階氏は、筆頭副幹事長、選対委員長代理など党の主要ポストに自派の議員を据えてにらみを利かせる。当選8回のベテラン平沢勝栄氏が念願かなって菅政権の復興相として初入閣したのは、二階氏の後押しがあってこそ。国会でも閣僚級ポストといわれる予算委員長を押さえた。他派からは「やり過ぎだ」(竹下派幹部)とやっかむ声が出るものの、「二階氏が菅首相を真っ先に支援した。遅れて支持した派閥に発言権があるのか」(二階派幹部)と気にとめる様子はない。

 17年衆院選では、無所属ながら自民党二階派に属する長崎幸太郎氏(現山梨県知事)と、岸田派の堀内詔子氏が山梨2区で保守分裂の戦いを繰り広げた。前年に幹事長に就任した二階氏は長崎氏の復党を強力に後押し。長崎、堀内両氏のどちらにも公認を与えず、当選した方を追加公認するという異例の裁定を行った。

 山梨以外でも、細野豪志元環境相ら野党出身者や比例代表選出議員を取り込んでは他派閥の現職がいる選挙区にぶつける。「候補者調整が必要な選挙区には必ず二階派議員がいる」と党関係者がこぼすほどの拡張路線は、党内の反発を招くこともしばしばだ。しかし、当の本人は「選挙に勝てる候補者が正しい候補者だ」と周囲にうそぶいているという。

 ただ、19年参院選広島選挙区を舞台とした元法相・河井克行被告らによる公職選挙法違反(買収)事件をめぐっては、カネの流れの不透明さが批判を浴びた。党が陣営に送金した1億5000万円が買収の原資になったとの疑念が晴れず、4月の再選挙では自民党公認候補が敗退。広島を地盤とする岸田文雄前政調会長は選挙後、二階氏に世論の厳しさを訴え、1億5000万円の使途解明を急ぐよう申し入れた。

 二階氏の在職期間は8月で5年を超える。秋の人事をにらんだ主導権争いはすでに始まっている。最大派閥の細田派幹部は「次はうちが幹事長ポストを取りに行く」と公言。安倍氏、麻生氏、甘利明税調会長の「3A」も結束を強める。

 「二階さんに気持ち良く勇退してもらうには衆院議長しかないだろう」。ある党関係者は期待も込めてそう語るが、権力の効能を知り尽くした二階氏が幹事長ポストをそう簡単に明け渡すとも思えない。全ては二階氏が仕切る衆院選の結果次第となりそうだ。

6797チバQ:2021/07/06(火) 21:06:10
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070500896&amp;g=pol
都議選「敗北」に自民動揺 菅首相の解散戦略に影響か
2021年07月06日07時34分

官邸に入る菅義偉首相=5日、東京・永田町
官邸に入る菅義偉首相=5日、東京・永田町


 菅義偉首相が「国政選挙に直結する大事な選挙」と位置付けた東京都議選で、自民党は過去2番目に少ない33議席に終わった。8議席増やしたものの、「敗北」との受け止めが党内に広がり、秋までにある衆院選を前に、首相の求心力低下は避けられそうにない。東京五輪・パラリンピックの成功を弾みに衆院選に勝利するとの首相の解散戦略に影響するとの見方も出てきた。


 都議選から一夜明けた5日、首相は「自公で過半数を実現できなかったことは謙虚に受け止める」と記者団に表明。この後、首相官邸で面会した自民党の下村博文政調会長に「厳しかった。ワクチン接種の遅れがあった」と敗因に言及した。
 事前の情勢調査で自民党は堅調とされ、公明党と合わせて過半数(64議席)どころか、「自民だけで50に届くかもしれない」との声すら出ていた。33議席は「惨敗」とされた前回2017年こそ上回ったものの、旧民主党に政権交代を許した09年衆院選前の38議席にも及ばなかった。
 党幹部は敗因について「有権者は新型コロナウイルスとワクチン、五輪に不安と関心がある。その答えを提供できなかった」と悔やむ。緊急事態宣言が解除された6月21日以降、首都圏を中心に感染が再拡大。首相がワクチン接種の大号令をかけながら供給は停滞し、「安全・安心」の裏付けを示せないまま有観客での五輪開催にこだわったことが、都民の反発を買ったとみられる。
 衆院選に向け、党内には厳しい情勢分析が広がる。閣僚経験者は「浮動票は目下、反自民だ。苦しい」と漏らし、党幹部も政権への根強い不満が「底流にある」と認めた。
 首相はパラリンピック閉幕後の9月に衆院を解散、総選挙に勝利して党総裁選を無風で乗り切る青写真を描いているとみられている。だが、4月の衆参3選挙や各地の知事選で敗戦が続き、今回の都議選で「菅首相では選挙の顔にはならない」との危機感が衆院議員の間で強まりそうだ。「五輪開催で感染爆発を起こせば首相の責任問題になる」。党関係者はコロナ対応の不手際で首相退陣もあり得ると警告する。
 山口泰明選対委員長は4日夜、衆院選の勝敗ラインについて「与党過半数」と発言した。公明党が現有29議席を維持した場合、自民党は70議席余り減らしてもクリアできる低いハードルで、党関係者は「そんな結果で首相続投は許されない」と疑問を呈す。来年夏には参院選も行われる。ある閣僚は「『衆院選の前に総裁選をやれ』という声が出てくるかもしれない」との観測を示した。
 ◇小池氏動向にも関心
 小池百合子知事の動向にも関心が集まる。小池氏は過度の疲労を理由に入院・休養したが、都議選のさなかに復帰し、投開票前日の3日には特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」候補を激励。都民ファが事前の予測を大幅に超える31議席を獲得した背景に「小池氏への同情票がある」とみる向きは少なくない。
 小池氏をめぐり、五輪を終えれば国政復帰を目指すとの臆測が与野党にくすぶる。その小池氏は5日、自民党本部で二階俊博幹事長と面会。この後、記者団から国政復帰について問われ、「そういう意思を一度も言ったことがない」と述べるにとどめた。

6798チバQ:2021/07/07(水) 20:31:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d57a26870f1fa854fe115d73e5f2a07c0b558933
野田聖子氏「菅政権下で選挙全部負け」 総裁選に注文も
7/7(水) 18:43配信

朝日新聞デジタル
講演する自民党の野田聖子幹事長代行=2021年7月7日、福岡市中央区、野平悠一撮影

 自民党の野田聖子幹事長代行は7日、「菅政権になってから、東京都議選も負けっていうことを認めれば全部負けている。知事選で(自民が)推薦出した方も負けている。参院補選も負けている」と語った。理由として「多様じゃなくなっている自民党に対しての不満」を挙げ、「バラエティーに富んだ党」と見せるため、秋の党総裁選は党員投票を含む形で行うべきだと訴えた。

 福岡市内での講演で語った。野田氏は自民が過去2番目に低い33議席にとどまった都議選に言及。小池百合子知事による「都民ファーストの会」への応援が伸び悩みの要因とする自民党内の意見を、「それは違う」と否定した。

 そのうえで、4月の衆参3選挙や、千葉や静岡の県知事選など、菅政権下で大型選挙の敗北が続いているとして「ずっと勝てなくなっている自民党がいる」と指摘。「『小池さんが出てきたから』とごまかすのではなく、きちっと(敗因を)精査して、何事が起きているか、何を取り戻さなきゃいけないかを考えている」と話した。

 さらに、秋に予定される党総裁選について、昨年の総裁選が党員投票を省く「簡易型」だったことを念頭に、「広く多くの人たちの信任を得た総理大臣」を選ぶため「一般党員による総裁選を必ずやらなくちゃならない」と主張。自身の総裁選への立候補については「常に準備している」と改めて意欲を示した。(野平悠一)

朝日新聞社

6799チバQ:2021/07/07(水) 20:34:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/08a80f35d276900d739d63084bd924dbce447a0c
【独自】梶山経産相が”大臣規範破り”の政治資金パーティーを開催 参加した原発会社幹部を直撃 〈dot.〉
7/7(水) 19:36配信

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AERA dot.
7月7日に行われた梶山経産相の政治資金パーティ

 新型コロナウイルスの感染拡大がおさまらず、東京都をはじめとする首都圏の1都3県に発令中のまんえん防止等重点措置が発令される中、梶山弘志経産相が7月7日、大きな会場で政治資金パーティを開催していたことが、AERAdot.の調査でわかった。

【写真】パーティ会場から足早に移動する梶山経産相

 7月11日には、まんえん防止措置の期限を迎えるが、東京五輪・パラリンピックの開催を目前に控え、菅政権は延長する方向で調整している。その最中だけに、梶山経産相のパーティーは政府、自民党内でひんしゅくを買っている。

 7日朝8時前、国会に近い都内のホテルの宴会場前には「衆議院議員 梶山ひろし政経フォーラム」という看板が置かれ、多くの人がやってきた。

 8時を少し過ぎて宴会場のドアは閉まり、パーティーは開始されたようだ。そして、9時過ぎに再びドアが開き、パーティーが終了。会場の入り口で梶山経産相が出席者に挨拶をしていた。

 東京都では、まん延防止等重点措置が適用で不要不急の外出自粛、テレワークの活用を求め、飲食店に以下の厳しい要請をしている。

<飲食店に対しては、営業時間短縮(5時から20時までの間)を要請>

<20時以降、利用を控えることで、人の往来を抑止し、感染拡大防止を図る>

<飲食店等で飲酒する場合は、同一グループ2人以内で、90分以内>

 会場には、少なくとも100人以上が来ていた。政治資金パーティーは緊急を要するものではないことは、明白だ。

 梶山経産相に関連する政治資金収支報告書を確認してみると、このパーティは政治団体「益習会」が2017年5月、2018年5月と11月に開催していることがわかった。政治資金収支報告書からパーティー券は1枚2万円とみられ、2018年5月の開催分は948万円、11月は2769万円の収入があったと記載がある。

 出席者によると、今回のパーティー券は1枚2万円で、参加者の数からみて、数百万円の売り上げがあったと推測できる。出席者の中に経産省が所管する原発関連の会社幹部がいた。

6800チバQ:2021/07/07(水) 20:36:23
「今日の梶山大臣の政治資金パーティーに参加しましたか」

 こう直撃すると、「政治資金パーティーじゃないよ、勉強会だ。うちは別のものが出席したとそう聞いている」と何度も勉強会と強調しながら話した。

 記者が「1枚2万円のパーティー券で、豪華な朝食が出るのですか」と尋ねると「梶山先生は経産大臣だ。勉強会か朝食会か別にして、欠席というわけにはいかない。コロナ禍?有名ホテルだから、コロナ対策は十分だろう。梶山大臣の話は、よくある政治家のパーティの話ですよ」

 梶山経産相の下、なし崩し的に原発の長期利用に向けた動きが活発になっている。東日本大震災後、新ルールで原発の運転期間は「原則40年」とされたが、運転開始から44年の関西電力美浜原発3号機(福井県)が6月に再稼働し、7月4日にはフル稼働。九州電力も40年を超える原発の再稼働を検討中だ。関西電力大飯原発3号機(福井県)も3日夜から再稼働している。

 梶山経産相という現職閣僚で、重責ある立場だ。「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」で<政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する>と定められている。最近でも、武田良太総務相が大臣規範で定められている、株や不動産の取引自粛を”破り”、地元の福岡県で住むために土地と建物を購入していたことが明らかになった。自民党閣僚経験者がこう怒る。

「コロナ禍で、今年は解散総選挙も必ずあり、どの議員も台所事情は苦しい。みんな政治資金パーティーを開催したくて、うずうずしている。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えなければいけない。率先するのは国会議員だと我慢している人は多くいます。それを現職閣僚の梶山大臣が敢行するというのは考えものだ。大臣規範破りだろう」

 衆院議員選挙に出馬した経験があり、東京地検の元検事だった落合洋司弁護士は「大臣規範」についてこう解説する。

6801チバQ:2021/07/07(水) 20:36:51
「大臣規範はルールとしてあるが、申し合わせという程度でしょうか。国民に疑念を持たれかねないことは、規範ではなくもっと強いものにすべきでは」

 経産省は現役のキャリア官僚2人が新型コロナウイルス関連の給付金をだまし取った詐欺容疑で逮捕されたばかり。

 また、国会内の女子トイレで盗撮した同省職員が警視庁から調べを受けていることもわかっている。

 梶山経産相自身も「国民の皆様に深くおわびを申し上げる」と語ったばかりだ。現在、給付が行われているコロナ禍の経済支援策「一時支援金・月次支援金」の担当は経産省だ。コロナ禍で国民が苦しむ中、たった1時間ほどのパーティ開催で多額の政治資金を集めるのは、あまりに世論からかけ離れているのではないか?

 梶山経産相の議員事務所に質問状を出したが、期限までに回答はなかった。(AERAdot.編集部 今西憲之)

6802名無しさん:2021/07/07(水) 22:04:59
自民・中谷元防衛相「『小池新党』と保守合同すべき」
https://www.asahi.com/articles/ASP774CMHP77UTFK00J.html
自民党の中谷元・元防衛相は7日、谷垣グループの会合で「政局を安定するために、衆院選後に『小池新党』と保守合同を真剣に検討すべきではないか」と述べた。今後、東京都の小池百合子都知事が国政で新党を立ち上げた場合、連携すべきとの見方を示した。

 中谷氏は、4日投開票の東京都議選で自民党の議席が伸び悩んだことを受けて「おごりとたるみの体質への反省が足りない。こういうことはしっかりと踏まえないと(衆院選に)勝てない」と強調。その上で、「政権安定のため」として、小池氏が今後新党を結成した場合に協力すべきだと訴えた。

 一方、菅政権については、「今の自民党は非常に厳しい状況がある」としながらも、「こういう時期はしっかりまとまって、菅政権を支えて、総力一丸となって対応しなければならない」と呼びかけた。

6803チバQ:2021/07/08(木) 08:28:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/7228373d70163c9bdbca796b43176b60461aeced
田聖子氏 遠のく女性初首相 地元混乱、盟友去り
7/7(水) 20:31配信


産経新聞
女性初の首相を目指す自民党の野田聖子幹事長代行=衆院岐阜1区=が難局に直面している。指導力不足との指摘に加え、数少ない盟友の小此木八郎前国家公安委員長は国政を離れる決断を下した。菅義偉首相の党総裁任期は9月末に満了を迎えるが、次期総裁選出馬への環境は整っていない。

「党内でもう少し好かれなければいけない」

野田氏は7日、福岡市内で行った講演でこう述べ、総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保に努める考えを示した。ただ、一国のリーダーを目指すには指導力を欠いているとの声が上がる。その象徴が党岐阜県連会長として臨んだ今年1月の県知事選だった。

野田氏は保守分裂となった知事選で混乱を招いた責任を共有しようと自身を含む執行部全員の辞任を提案したが、県議らが反発。3日の県連大会で執行部続投が決まった。党重鎮は「地元の内紛をまとめられず評価を落としている。相手を正面から本気で説得する気概を欠く」と手厳しい。

総裁選に挑む上で長年の課題である推薦人確保のめども立っていない。

平成27年は当時の安倍晋三首相サイドの切り崩しで出馬を断念。30年は自身が絡む情報公開請求の漏洩(ろうえい)問題も影響し、出馬回避を余儀なくされた。

かつて後押しを受けた野中広務元官房長官は30年に死去し、親密だった古賀誠元幹事長も表舞台を去った。加えて陰に陽に野田氏を支えてきた初当選同期の小此木氏は8月の横浜市長選出馬を表明。幹事長代行として仕える二階俊博幹事長も首相の再選支持を明らかにしており、二階氏周辺は「二階氏が野田氏を推すことはない」と断言する。

女性の衆院議員で最多の当選9回を誇る野田氏には「知名度が高い」「姉御肌で頼れる」との評価もある。一方、無派閥ゆえの基盤の弱さは変わっておらず、党ベテランは「政治は権力闘争だ。推薦人は見返りを求めている。ただ、『選挙に出ます』と言っているだけで、ついてきてくれるわけがない」と苦言を呈する。(内藤慎二、広池慶一)

6804チバQ:2021/07/08(木) 20:05:59
加藤勝信は官房長官なので難しいですね



2387 :チバQ :2021/07/08(木) 20:02:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/3000def40ed627b22d5bc413b47a829e6c0e1f70
自民・竹下亘氏が引退表明 派閥跡目争い焦点に
7/8(木) 16:40配信

時事通信
衆院本会議場で茂木敏充氏(左奥)と話す小渕優子氏=2015年5月、国会内

 自民党竹下派会長の竹下亘元総務会長(74)=衆院島根2区=は8日、コメントを発表し、次期衆院選に出馬せず、今期限りで政界を引退する意向を明らかにした。

【図解】東京都議会の現有勢力

 秋に想定される党総裁選や閣僚・党役員人事に向け、衆参計52人を要する第3派閥の同派後継会長選びが焦点となる。

 竹下氏は2019年1月に食道がんを公表。治療を受けた後、同11月に復帰したが、その後も入退院するなどしていた。竹下氏はコメントに「病魔に襲われ、体力・気力が衰え、自信を持って働くことができない状態だ」と引退理由を記した。

 竹下派は8日、緊急総会を開催。後継会長には茂木敏充外相や小渕優子元経済産業相を推す声が出ている。同派は18年の総裁選で衆参の支持候補が割れ、派内に亀裂が入った経緯がある。会長選びがこじれれば分裂しかねないとの懸念も出ている。

6805チバQ:2021/07/08(木) 20:57:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/28b65c936335576f986b98419a4915bdfdcfd9b5
石破派がパーティー開催 メンバー増えず存続にも影響
7/8(木) 16:36配信

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産経新聞
石破派「水月会」のセミナーで講演する、自民党の石破茂氏=8日午前、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

自民党の石破茂元幹事長は顧問を務める石破派のパーティーで、政治家には「公平無私」の心構えが必須だと説いた。「『あいつ、自分のことを考えていないよね』と思ってもらえることが大事だ。国民に正面から語れば、日本人の英知は(課題を)乗り越える」と語った。一方、自身の総裁選への態度には触れなかった。

昨年10月に派閥会長を退いて以降、明るい話題は乏しい。山本有二元農林水産相、伊藤達也元金融担当相ら側近は派閥を休退会した。

衆院選後はさらに派閥が縮小しかねない。後藤田正純、福山守両衆院議員は徳島1区に出馬する構えで、2人がともに当選する保証はない。党の規定により、比例での重複立候補が困難なメンバーもいる。

石破氏はメディア露出の機会が減った。先の都議選では精力的に党公認候補の応援に駆け付けたが、集客力の陰りは否めなかった。派内には次の総裁選で石破氏への支援を明言できないと漏らす議員もいる。こうした状況を踏まえてか、石破派関係者は「石破派のパーティーは今回が最後かもしれない」と漏らした。(奥原慎平)

6806チバQ:2021/07/09(金) 11:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed2e4efe2d03d57cd38f64a6f5ca207a28218bd6
自民党岸田派と石破派、都内ホテルで政治資金パーティー…他の4派閥は宣言発令で延期余儀なく
7/9(金) 1:15配信
読売新聞オンライン


パーティーで気勢を上げる岸田前政調会長(中央)ら(8日、東京都内で)=須藤菜々子撮影

 自民党岸田派(47人)と石破派(17人)は8日、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。12日から東京都に4度目の緊急事態宣言が発令されることになり、他の4派閥は週明け以降に開催予定だったパーティーの延期を決めた。

 岸田文雄・前政調会長は8日夜の岸田派パーティーで「国民の自民党を見る目は大変厳しい。衆院選に向けて態勢を整え、勝利を得なければならない」と訴えた。石破派は午前に開き、石破茂・元幹事長らが新型コロナウイルスの感染収束後をテーマに対談した。いずれも飲食は提供せず、検温などの対策を講じた。

 前回の宣言発令後、党内6派閥は4月13日に開催済みの麻生派を除き、パーティーを延期していた。今回の発令で、細田、竹下、二階、石原の各派は再延期を余儀なくされた。

6807チバQ:2021/07/09(金) 23:59:28
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210706-567-OYT1T50057.html
「選挙の顔」としての首相を不安視、自民内で広がる…派閥領袖「敗北の恐怖が伝染する」
2021/07/06 10:54読売新聞

 4日に投開票が行われた東京都議選(定数127)で、自民党は33議席で第1党となったが、公明党と合わせても過半数に届かなかった。自民党内では菅首相を「選挙の顔」として不安視する声が広がっており、首相の衆院解散戦略が狂う恐れもある。

 「自公で過半数を実現できなかったことは謙虚に受け止めたい」

 首相は5日、都議選の結果について記者団に厳しい表情で語った。

 自民党内では、苦戦の要因について、感染者増が続く中での五輪開催に都民が不安を募らせ、「無観客」を訴えた地域政党・都民ファーストの会に票が流れたとの見方が多い。

 山口泰明選挙対策委員長が5日、党本部で面会した首相に無観客とすることが可能かどうかを尋ねると、首相は決定権は政府と国際オリンピック委員会(IOC)などの5者にあるとし、「自分だけでは決められない」と応じるにとどめた。

 もう一つ痛手となったのが、新型コロナウイルスワクチン接種を巡る混乱だ。首相の大号令で接種は順調に進み、都議選では自民党の強みとなるはずだった。しかし、職域接種に想定を超える申請が殺到したため、政府は受け付けを停止し、終盤の選挙戦に水を差した。

 4月に北海道と長野、広島両県で行われた衆参3選挙では不戦敗を含めて全敗を喫するなど、首相は内閣発足以降の主立った与野党対決選挙で負け続けている。

 自民党派閥領袖りょうしゅうの一人は「衆院選にも敗北の恐怖が伝染する」と懸念を示した。都議選に続き、任期満了近くの衆院選で大敗し、政権を失った2009年の再来を危ぶむ向きもある。

6808チバQ:2021/07/10(土) 22:08:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b910f8e010f380e9cca6a847f446f6037af69ec2
派閥縮小、つれない二階氏…総裁選の展望描けぬ石破氏
7/10(土) 10:40配信

西日本新聞
石破派のパーティーでパネル討論に参加した石破茂氏=8日、東京都内

 自民党の石破茂元幹事長が秋の総裁選を狙う展望が描けないままでいる。8日の石破派(17人)の政治資金パーティーでは、石破氏から総裁選出馬に関する発言は一切なかった。二階俊博幹事長の支援に期待して出馬を模索する石破氏だが、二階氏は冷たい対応で、石破派はメンバーが減少。総裁選を戦う派内の機運も高まっていない。


 「緊急事態宣言がまた出される。国民に負担を求めるだけでいいのか」。この日、登壇した石破氏は、厳しい表現を織り交ぜながら政府や自民党の現状を懸念。歯に衣(きぬ)着せぬ「石破節」の健在ぶりを見せつけた。

 だが、石破派の現状は低迷。前回総裁選後に分裂含みの混乱が起き、伊藤達也元金融担当相ら2人が脱退。総裁選出馬に必要な20人の推薦人集めも懸念され、「まずは派内を固めるべきだ」(中堅)と出馬に反対するメンバーも多い。

 そんな中、石破氏が頼りにするのが二階氏だ。石破氏は6月中旬、二階氏が会長を務める「自由で開かれたインド太平洋」推進議連の設立総会に出席。議連は安倍晋三前首相、麻生太郎副総理兼財務相らとの主導権争いの側面があり、石破氏には「二階氏に接近して総裁選で支援を得る思惑があった」(石破氏周辺)。

 だが、肝心の二階氏はつれない。パーティーに来賓として駆けつけたが、石破氏にはひと言も触れずに会場を後に。一方、同日の番組収録では、気脈を通じる小池百合子都知事に「国会に戻ってくるならば大いに歓迎だ」と秋波を送った。

 二階氏は小池氏を国政復帰させて担ぐ-。党内ではこんな臆測もささやかれる。「二階氏は自派閥もまとめられない石破氏は眼中にないのでは」。石破派関係者はため息交じりに語った。 (湯之前八州、郷達也)

6809チバQ:2021/07/10(土) 22:10:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0367bc0598f55890549f35ba73300a884cc66459
菅首相の新ブレーンに元官僚タレント岸博幸氏起用のさもしい下心と打算
7/10(土) 13:02配信
日刊ゲンダイDIGITAL
人気取り戦略に期待(岸博幸氏)/(C)日刊ゲンダイ

 元経産官僚が菅首相のブレーンに抜擢だ。菅政権は9日、内閣官房参与に慶応大大学院教授の岸博幸氏を任命したと発表。コロナ禍を巡る「さざ波」発言で辞職した嘉悦大教授の高橋洋一氏と入れ替わる形で、内閣参与は再び計10人となった。


 岸氏は経産省出身。現在は民放の情報番組やバラエティーのコメンテーターとしても活動している。1986年に一橋大経済学部を卒業後、旧通産省入り。小泉政権で竹中平蔵元内閣府特命担当相の秘書官などを歴任した。2006年に退官後、民間企業の役員や内閣府国家戦略特区ワーキンググループ委員、大阪府・市の特別顧問などを務めている。

 菅首相とは先月26日に面会していた。

 加藤官房長官は起用理由について「成長戦略、規制改革、経済産業政策、広報戦略について、適宜、総理に対し情報提供や助言をいただく」と説明したが、ピンとこない。なぜ岸氏なのか。

■竹中平蔵人脈からの抜擢

「岸クンはそもそも、菅総理のブレーンのひとりである竹中さんの“部下”みたいなもの。政権と気脈を通じているし、コメンテーターとして顔も広く知られているから起用への反発も小さい。ただ、政策立案においてはこれといった実績はなく、総理のイメージアップを期待しているのではないか。岸クンはエイベックス・グループ・ホールディングスの元顧問ですからね。安倍前総理が芸能人と会食を重ねて戦略的にアベ人気を高めたように、総理も何とか支持を広げたいところ。岸クンの人脈もあてにしているのでしょう」(経産省関係者)

「令和おじさん」「パンケーキ好き」でチヤホヤされたのは、はるか昔。調子こいて「ガースーです」と自己紹介しては炎上し、独善的な政権運営からついたあだ名は「スガーリン」だ。衆院選の前哨戦だった都議選では歴史的敗北。秋までにイメージアップしたいのは当然で、岸氏にとっても願ったりかなったりの展開だ。

「経産官僚からタレントになったはいいものの、ピエロになりきれず、ブレークしたとは言い難い。政権内部に入れば箔が付きます。〈菅政権は〜〉と話のネタにもなるし、〈選挙に出ないか〉と声がかかる可能性も大きくなる。今後のキャリアを見据えれば、参与就任はオイシイはずです」(前出の経産省関係者)

 ネット上はすでに〈悪名高き竹中平蔵の子飼い〉〈世も末〉――と大荒れ。菅首相の思惑通りにいくかどうか。

6810とはずがたり:2021/07/12(月) 14:57:51
フサギコさんの二階無双論を勉強してから書き直した方が面白い記事書けそうだけど,二階無双もいつかは終わる訳でその辺は気になる。選挙に負けたら先ずは着られるだろうしいっぱい恨まれてもいるだろうからな

二階幹事長の赤っ恥 不信任案否決で解散ブラフは不発に 秋には幹事長もお役御免か
2021/06/16 06:01デイリー新潮
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-743922.html

菅首相もナーバスに
 6月15日、立憲民主党など野党4党は衆議院に内閣不信任決議案を提出したが、与党は同日、衆院本会議でこれを否決した。ここ最近、「不信任決議案が出れば解散」と、首相の専権事項とされる解散権に踏み込んできた自民党の二階俊博幹事長には与党内で冷たい反応が少なくない。その他の不適切発言も含めて菅義偉首相自身がナーバスになっており、解散後には在職記録を更新し続ける幹事長職を追われるだろうという見方が強まっている。

 二階氏は15日の定例会見で内閣不信任決議案について、「最終的に総理から粛々と否決したいというご判断がなされた。その意思を尊重し与党として結束して断固否決の対応をしてまいりたい」とし、衆院解散に関しては「最後は総理が決めることだが、解散はもうこの時期ですから常識的にはないでしょうね」と続けた。

 これまでの発言を駆け足で振り返っておこう。

 その1日前の14日には、菅首相との会談後、「解散を進言する、こういうことです。私が解散する訳ではない。解散を総理に進言、申し上げるということです」

 7日の記者会見では、「覚悟を持って不信任案を出される場合はどうぞ。直ちに解散します」

 1日の記者会見で、「いつでも解散に打って出て、国民の皆さんの本当の真意をおうかがいしながら、政治に真剣に取り組んでいきたいと考えているので、ただちに解散の決意はある」

 この際には緊急事態宣言中の選挙についても問われ、「周囲の意見をよく聞いた上で判断したい」と答えている。解散を判断する首相気取りの発言にも聞こえる。

五輪中止発言の余波
 少しさかのぼって、4月4日放送のBSテレ東の番組では、「(野党が内閣不信任決議案を)出してきたらすぐやる。(今国会の)会期末であろうが、どこであろうが国民に信を問おうじゃないか」

 そして3月29日の記者会見で、「自民党幹事長としてはそうした(内閣不信任案が提出された)場合に直ちに解散で立ち向かうべきだという風に(菅義偉首相に)進言をしたい」「解散覚悟のうえでそれぞれの党は意見を述べるべきだ」「不信任案を出してくる限りは与党は解散に打って出る覚悟を持っている」

 政治部デスクに聞くと、

「尋ねる方も答えが分かったうえで質問していますよね。そして幹事長は毎回、期待を裏切らず答えてくれる(笑)。見出しを取りやすいし、幹事長としても存在感を示せるという思惑があるからこういうやりとりになるんでしょう。ただ、解散権は首相の専権事項ですから、幹事長は答える立場にはないというのが永田町の常識です。二階さんといえども、党内では“やり過ぎ”“言い過ぎ”という声が上がっていました」

 これだけ解散だと言い続けてきたのに、単に不信任案否決ということになれば、幹事長に向けられる視線がさらに厳しいものとなりそうだが、

「その通りですね。ブラフ、脅しが利かなかったということですから求心力に影響することは間違い無いでしょう」

 二階幹事長からは、4月15日のCS番組の収録で、東京五輪について、こんな発言も飛び出していた。

「ぜひ成功させたいと思うが、そのために解決すべきテーマがたくさんある」「これ以上とても無理だということだったらこれはもうスパッとやめなきゃいけない」「(中止の選択肢について)それは当然だ」

6811とはずがたり:2021/07/12(月) 14:58:08
>>6811
二階派は実質的に武田派に
 再び先のデスクによると、

「解散に関する言及もさることながら、五輪中止発言には菅さんも憮然としていたようです。菅政権樹立のきっかけを作った自負がある二階さんとしてはある程度、踏み込んだ発言をしても問題ない、誰にも文句は言わせないという思いがあるようですが、菅さんがそれを面白く思うはずがありません」

 ここにきて、解散後を見据えた主導権争いが目に見えて活発になってきている。口火を切ったのは、麻生太郎財務相だった。

「4月に行われた自派閥の政治資金パーティーで、“菅義偉首相を先頭に衆院選を戦っていかなければならない。われわれは中心的な役割を担っていきたい”と述べ、解散後に言及しています。それに呼応するように安倍前首相も、“当然、菅首相が継続して首相の職を続けるべきだ”とBS番組で述べ、9月に任期満了を迎える自民党総裁での続投が望ましいと表明しました。麻生さんは去年の総裁選で二階さんが『菅総裁』の流れを作って、そのまま幹事長職を続けていることに不満で、一方の安倍さんもそろそろ派閥のボスに就く流れで、となると幹事長ポストは手に入れたい。居座り続ける二階さんが邪魔なのは間違いありません」

 菅首相としては、この2人の首相経験者からの支持表明は渡りに船だ。別のデスクに聞くと、

「菅さんは党内基盤が脆弱ですから、安定的な政権運営には派閥ボスとの良好な関係作りが欠かせません。二階さんは歴代最長だった田中角栄を超えて通算在職日数を更新し続けていて、菅さんとしても“そろそろ後身に身を譲って頂いて‥…”という思いがあるようです。解散後の議席次第ではありますが、菅さんがその後も政権運営を続けるとして、二階さんを留任させる可能性はあまりないと言われています」

 来る総選挙では、山口3区で、二階派ナンバー2の河村建夫元官房長官と参院からの鞍替えを目指す林芳正元文科相が激突する可能性が高く、「林さんが圧勝する」(同)と見られる。

「そうなれば、さらに二階さんの求心力に影響することは避けられません。加えて総選挙後は、二階派は実質的に武田良太総務相に引き継がれ、武田派になっていくようですから、二階さんが要職に就き、表立って発言を続けるのも秋頃までということになりそうです」

デイリー新潮取材班

2021年6月16日 掲載

6812チバQ:2021/07/13(火) 11:42:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e980b56316f08dba444985de9b4e648c954e384
支持率低迷に危機感、党内から内閣改造求める声も…読売世論調査
7/13(火) 6:40配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 読売新聞社の全国世論調査で、菅内閣の支持率は内閣発足以降の最低水準から抜け出すことができず、政府・与党内には危機感が広がっている。西村経済再生相の飲食店を巡る発言が、政府への不信感を増大させたとの見方がある。東京五輪開催による政権浮揚も望めそうになく、自民党内からは内閣改造を求める声も出始めている。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と!

 自民の下村政調会長は12日、菅内閣の支持率が最低だった前回の37%から横ばいとなった要因について、「新型コロナウイルス対応や五輪開催で、政府に国民目線の丁寧な説明が足りない部分があるからではないか」と指摘した。

 特に波紋を呼んでいるのが8日の西村氏の発言だ。酒類提供を続ける飲食店に対し「金融機関から働きかけを行っていただく」などと述べた。自民内からも「金融機関を使ってプレッシャーをかけるなんて論外だ」(薗浦健太郎衆院議員)と批判が相次ぎ、翌9日には撤回に追い込まれた。

 西村氏は11日、自身のツイッターで「混乱を招き、飲食店の皆様に不安を与えた」と陳謝したが、余波は収まらない。12日には酒類小売販売の業界団体が党本部を訪れ、下村氏に業界内の反発を伝えた。下村氏も記者団に「不用意だった」との認識を示した。

 次期衆院選の比例選投票先でも、自民は39%で菅内閣発足以降で最低となった。石破茂・元幹事長は「自民の好感度がかなり下がっている」と危機感を示し、岸田文雄・前政調会長も「自民の体質や『上から目線』の言動に国民は嫌気がさしている」と分析した。

 政府・与党は衆院選に向け、反転攻勢に出たい考えだ。公明党の山口代表は「今回の支持率を底とし、前向きな評価をいただけるよう頑張らなければならない」と意気込んだ。

 だが、世論を好転させることを期待していた東京五輪は、ほとんどの会場で無観客開催となった。自民内からは「このままでは衆院選を戦えない。衆院解散前に内閣を改造し、刷新感を出してほしい」(中堅)との声も上がっている。

 一方、野党は政府への批判を強めている。立憲民主党の福山幹事長は「政府・自民党への信頼は失墜し、菅内閣の政権担当能力にも疑問符がついている」と強調し、国民民主党の玉木代表も「政府の対策は全てが中途半端で後手後手だ」と非難した。ただ、比例選投票先で野党第1党の立民は10%にとどまっており、立民内からは「自民がダメなのに、私たちが受け皿になりきれていないことに問題意識を持つべきだ」(田名部匡代参院議員)との指摘も出ている。

6813チバQ:2021/07/13(火) 15:42:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/95b86cd9811bcf32480f7f40a37a777f7f66d955
新内閣参与はまたも竹中平蔵グループ 支持率の低迷で孤立する菅総理に「他に人脈ないの?」〈dot.〉
7/13(火) 9:00配信

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竹中平蔵氏と新内閣参与となった岸博幸氏(C)朝日新聞社

 新型コロナウイルスと東京五輪・パラリンピックで失政が続き、支持率も低迷し、もはやレームダックとの声も上がる菅義偉首相。人気浮揚でも狙ったのか、7月9日に経済産業省の元官僚でテレビコメンテーターとして活躍する岸博幸・慶応大大学院教授を内閣官房参与にすると発表した。

【写真】テレビを見ていて信用できるコメンテーターは?

 

 5月に問題発言で辞任した高橋洋一嘉悦大教授の事実上の後任となるが、この決定にある政府関係者はため息交じりにこう話す。

「高橋氏に続き、また竹中平蔵氏の影が見えてしまう。総理には竹中グループ以外に人脈がないんでしょうか」

 岸氏と言えば、小泉純一郎政権時代、竹中総務相の秘書官を務めたことで知られている。菅首相は先月26日に岸氏、翌27日に竹中氏と相次いで面会しており、決定に竹中氏が関与した可能性は高そうだ。

 ただ、折しも五輪の無観客と、東京都に4度目の緊急事態宣言を発令することが決まったこの時期。

 政府関係者は「岸氏の専門分野である政府の規制改革は今、コロナで止まっている。このタイミングで参与に就任させる必要があったのか」と首をかしげた。

 岸氏は1986年に一橋大学経済学部を卒業後、旧通産省に入省。2001年に竹中経済再生担当相(当時)の補佐官になると、その後は金融担当相補佐官(02年)、郵政民営化担当相秘書官(04年)、総務相秘書官(05年)と、小泉政権下で閣僚を務める竹中氏を一貫して支えてきた。

 経産省時代の岸氏の同期は「同期の中でも極めて優秀だった。頭の回転が早く、いつかは経産省を出て研究職などに進むのではないかと言われていた」と語った。

 06年に退官すると、歯に衣着せぬ物言いとわかりやすい経済解説で、情報、バラエティー番組で人気を博すようになった岸氏。しかし、その発言が物議を醸したのは昨年のアベノマスク騒動でのこと。

 20年5月にTBS系列の情報番組に出演した岸氏は、アベノマスクを受注した業者が「(受注できたのは)政府の人間とつながりがあったからだと思う」とコメント。

6814チバQ:2021/07/13(火) 15:42:50
 これに対し、受注した業者が岸氏の発言は虚偽だとして、代理人弁護士を立てて、TBSと岸氏に抗議する事態に発展した。こうした過激な岸氏の発言について同期の経産省職員は「自らの頭の良さに自信があり、自分の考えがすべて正しいという意識が強い」と評した。

 岸氏の起用にはどんな狙いがあったのか。岸氏を知る政治ジャーナリストは「菅政権にとって『改革』は生命線。竹中氏の元で、規制改革に取り組んだ岸氏を取り込むことで、改革推進のイメージを示したかったのではないか」と推測する。

 一方、前出の政府関係者は「都議選以降、政府与党からの批判が高まり、総理は孤立している。竹中氏やそのグループにいる数少ない仲間で周りを固めたかったのではないか」と語った。国家が揺らぐと、権力者の信頼を集める配下が側近政治に走るのは世の常。しかし一部の側近ばかりではなく、国民の幅広い声が菅首相の耳に届くことを願うばかりだ。
(渡部俊輔)

6815チバQ:2021/07/14(水) 10:04:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/16310f155ed89881e1576703d8cd096eacdc12ee
深夜メール・翌朝は電話で河野を「使い倒し」、聞こえぬ「菅降ろし」…[政治の現場]<決戦の足音1-1>
7/14(水) 5:01配信

読売新聞オンライン
 「お前はぐだぐだ言ったけど、俺の言った通りになっただろ」

 6月下旬、首相官邸の執務室。首相の菅義偉(72)は、新型コロナウイルスのワクチン担当を務める河野太郎(58)に得意げに語った。

 河野らの慎重論を押し切り、菅が宣言した「1日100万回」の接種はメドがつき、ワクチン接種は軌道に乗り始めていた。日頃から直言を辞さない河野も、この時ばかりは「おっしゃる通りです」とかしこまってみせた。

 ワクチンに政権浮揚をかける菅は、突破力と発信力に定評のある河野を使い倒している。深夜にメールを送り、翌朝7時に電話を鳴らし、「どうなった」と尋ねる。首相官邸での面会は2か月余で20回。週末や平日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎で直接、指示を出すこともしばしばだ。

 同じ神奈川県選出で初当選同期の2人は、時に激しく言い争う。河野が「注文が厳し過ぎる」と周囲に漏らし、不仲がささやかれたこともあった。それでも、かつて自らの総裁選出馬の推薦人集めに奔走してくれた菅を支えようと、河野は駆けずり回る。

 ワクチン接種で自信を深めていた菅は、4日の東京都議選で厳しい現実を突きつけられた。ワクチン供給を巡る混乱もあり、自民党は「敗北」。「選挙の顔」として菅を不安視する見方が広がっている。

 ただ、「菅降ろし」の声は今のところ、聞こえてこない。河野を閣内に抱えていることが、菅にとって有利に働いている。

 9〜11日の読売新聞社の全国世論調査では、次の首相にふさわしい自民党政治家で河野は20%でトップとなり、4%の菅を圧倒した。河野は首相への意欲を隠さない。ただ、菅の9月末までの任期満了に伴う次期総裁選では、菅が出馬する限り、手は挙げない見込みだ。

 国民的な人気を誇る環境相の小泉進次郎(40)も同様だ。菅に目をかけられている小泉は、菅再選を前提に「次の次」以降に照準をあわせる。

 皮肉にも、コロナ禍が「誰が首相でもたたかれる。菅以外に誰がいるのか」との声に力を与えている。幹事長の二階俊博(82)や前首相の安倍晋三(66)ら重鎮が、「菅再選支持」を変える気配はない。熱気なきまま、菅の再選シナリオが前進しているように見える。(敬称略)

6816チバQ:2021/07/14(水) 10:06:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/363d643444b86db7a0e31ec82e633f577fb76b70
欠け始めた「菅軍団」、政権運営は二階・安倍・麻生頼み…[政治の現場]<決戦の足音1-2>
7/14(水) 5:00配信

読売新聞オンライン
 菅義偉首相は絶句した。


 5月24日、東京・赤坂の衆院議員宿舎の一室。向き合う国家公安委員長・小此木八郎の口から、予想だにしない言葉が出たためだ。「横浜市長選に出馬します」。小此木は、菅が旗振り役を務めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の横浜誘致を「取りやめる」とたたみかけた。「そうか、分かった」。長い沈黙の後、菅はようやく絞り出した。

(写真:読売新聞)

 菅は、小此木の父で元通産相の彦三郎の秘書として政界に入った。菅と小此木の付き合いは45年を超す。昨年9月の自民党総裁選では、「兄弟分」として信頼する小此木を菅陣営の選挙対策本部長に据えた。

 無派閥の菅は、小此木や行政・規制改革相の河野太郎ら神奈川県選出の議員に加え、衆院の初当選同期組と無派閥議員を頼ってきた。その「菅軍団」は今、くしの歯が欠けたようだ。

 総裁選で選対事務局長として奔走した同期組の元農相・吉川貴盛、菅支持の無派閥グループをそれぞれ主導した元法相の河井克行、前経済産業相の菅原一秀。3人とも「政治とカネ」問題で議員辞職に追い込まれた。

 菅が「山ちゃん」と呼んで信頼する同期の党選挙対策委員長の山口泰明も6日、次期衆院選に出馬しないことを表明した。山口が菅に近い議員に引退を伝えると、「菅さんはどうなるんだ」とその議員は落胆した。

        ◎

 党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)化する菅は、党実力者への傾斜をますます強めている。

 「行ってきます」

 6月10日午後。先進7か国首脳会議(G7サミット)が開かれる英国への出発をこの日夜に控えた菅は、自民党本部4階の幹事長室を訪れた。座ったまま出迎えた幹事長の二階俊博は「水分補給をちゃんとしなきゃ」と、上機嫌で地元・和歌山県産のスイカを振る舞った。菅は、同席していた国会対策委員長の森山裕、幹事長代理の林幹雄とともに、スイカにかぶりついた。

 昨秋の総裁選で、菅は二階、森山、林にいち早く出馬を伝え、支持を得た。二階は「菅首相の生みの親」となり、菅はこの3人と赤坂の議員宿舎で月に1回は会合を開いている。

 「会うのが何より大事だ」。そう繰り返す二階に配慮し、菅は英国から帰国した翌日夜も宿舎で会った。「各国首脳と自然と人脈ができました」と手応えを伝えると、二階は「ご苦労さん」と顔をほころばせた。

6817チバQ:2021/07/14(水) 10:06:43
       ◎

 二階とともに、菅が軸足を置くもう一方が、前首相の安倍晋三、副総理兼財務相の麻生太郎による「A連合」だ。安倍が事実上、率いる党内最大派閥の細田派(96人)と麻生派(53人)を足すと、自民党議員の4割近くに達する。政権運営の安定には、2人の支持は欠かせない。二階との違いは、2人が政策的な結果を求めることだ。

 6月上旬、菅は1通のメモを手にした。そこには、安倍の外交に関する分析や助言が記されていた。菅は6月3日、衆院議員会館の安倍の事務所に足を運び、G7サミットに向け、30分にわたって教えを請うた。安倍は欧州各国の中国への姿勢の違いなどを解説し、言い足りない部分を人を介してメモで伝えた。

 菅はG7で、各国首脳に働きかけ、首脳宣言に台湾問題を明記させることに成功した。安倍と麻生がこだわった問題で、麻生は「菅の功績だ」と評価した。

 ただ、辞任した小此木の後任人事では、麻生への配慮が勇み足となった。菅は後任の国家公安委員長に、麻生派で同期の元科学技術相・棚橋泰文を選んだ。ところが、麻生派が推しているのは入閣経験のない別の人物で、麻生は菅からの連絡に戸惑いを隠せなかった。相談できる側近がいない菅の弱点が露呈した。

 菅政権は、二階と安倍、麻生の後押しが、総主流派体制に近い安定を生んでいる。それは、しがらみにもなる。持ち味の剛腕を自在に発揮できる日は来るのか。菅の思いを側近は代弁する。「総裁選と衆院選で勝利すれば、本格的に自分の政権になる」(敬称略)

        ◇

 衆院選や自民党総裁選に向け、与野党の動きが激しくなっている。秋の決戦に向けた政局の現場を検証する。

総裁選 現職敗北は1回のみ
 自民党総裁選の歴史を見ると、現職が圧倒的な強さを発揮している。出馬に推薦人が必要になった1972年以降、総裁選に挑んだ現職首相が敗れたのは1回だけ。78年総裁選で再選を目指した福田赳夫氏が、党員・党友による予備選で幹事長の大平正芳氏に敗れ、本選辞退に追い込まれた。「天の声にもたまには変な声がある」と言い残し、退陣した。

 現職の無投票再選も多い。現職に対抗馬が挑み選挙戦になったのは、78年の福田対大平を含む4回しかない。そのうち99年総裁選は、小渕恵三氏が加藤紘一氏らに勝利。2003年総裁選では、小泉純一郎氏が亀井静香氏らを退けた。最近では18年総裁選で、安倍晋三氏が石破茂氏を破り、3選を果たしている。

6818チバQ:2021/07/14(水) 10:08:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/daa4699e4915c5e3348e9446a552a1caf5e9f0e5
自民党、選挙で“負けすぎ”で窮地 菅首相は「選挙の顔として失格」内部の声も〈AERA〉
7/14(水) 8:00配信

AERA dot.
もはや「選挙の顔」として期待されなくなった菅義偉首相。9月の自民党総裁選を前に総選挙に踏み切れるのか/7月5日、首相官邸で (c)朝日新聞社

 東京都議選で自民党が都議会第一党に返り咲いたが、獲得議席は伸び悩んだ。菅首相では総選挙は戦えない。そんな危機感が党内にまん延している。AERA 2021年7月19日号から。


*  *  *
 果たして自民党が負けすぎたのは「都民ファーストが土壇場で巻き返しを図った」からなのか。この分析は、同じ党内でも都連と国政では解釈が全く異なる。危機感を募らせるのは国政の側だ。念頭には、衆議院の解散と、総選挙の行方がある。

「深刻なのは春先の三つの補欠選挙・再選挙、そして、千葉と静岡の二つの県知事選挙。いずれも自民党が負けているということ。これは前代未聞ですよ。つまり、もう菅義偉首相では、勝てないということかもしれない。これだけ勝てないと『選挙の顔』としては失格なんです」

 そう語るのは自民党のベテラン議員。だからといって解散・総選挙の前に総裁選の実施を求める、いわば「菅降ろし」の先頭に立つ選択肢はないという。

「誰の目にも、今度の選挙は分が悪いことは明らか。それに、菅さん以外の弾がないでしょ。河野(太郎)さんはワクチンでダメ。岸田(文雄)さんは選挙で勝てない。石破(茂)さんは党内人気が極端にないから担げない。安倍晋三前首相や麻生太郎財務大臣の声もありますが、それを声高に言っているのは、安倍人気の陰で苦労せずに当選した1回生、2回生議員ですよ。今度の選挙では、菅人気は見込めない。どれだけ地元を歩いてきたのか。議員個人の底力が試される選挙になるでしょう」

 国会が閉会中の今、現職議員は地元に戻り、総選挙に向けた準備に奔走している。だが自民党議員は「コロナ対応の無策ぶり」「五輪強行」「ワクチンを巡る混乱」への批判にさらされているという。それをかわすため、街頭に出ず、企業や団体回りに徹する議員もいるそうだ。

 それでも官邸は「なんだかんだ言って五輪が開催されれば、中止に傾いていた世論も、必ず開催してよかったに戻ってくる。その上で全面的に緊急事態宣言を解除し、選挙だ」(関係者)と楽観姿勢を崩していない。

■「五輪強行」が追い打ち

 しかし、事態は政権にとって最悪な方向に加速している。8日、菅首相は東京都に4度目となる「緊急事態宣言」を発出すると発表した。数カ月前から複数の専門家が指摘していた「東京のコロナ新規感染者数が5月13日以来、1日あたり1千人を超える」という予測が現実になりつつあるのだ。期間は8月22日まで。その結果、オリンピック開会式などの「無観客」が決定的となった。これを受けて自民党内には激震が走った。菅首相に近い若手議員の一人は、発出しても国民が従うかは微妙だと声を荒らげた。

「当然ですが、なぜ4度目があるんだ、ということですよ。この間の政府のコロナ対策はどうなっているんだと。総理は、この状況で再び、飲食店に酒の提供をやめろ、と本当に言えるとでも思っているのでしょうか」

 立憲民主党の福山哲郎幹事長はツイッターを更新し、「『緊急事態宣言下のオリンピック』が現実になってしまった。最悪のシナリオ。まさに『政府は追い込まれた』としか言いようがありません」とコメントした。

 8日、記者会見に臨んだ菅首相だったが、4回目の緊急事態宣言を発出する状況に追い込まれた政府の責任への言及はなかった。「オリンピック・パラリンピックには世界の人々をひとつにする力があります」。そう高らかに演説した菅首相の言葉に納得する国民がどれだけいるのか。政治の言葉の貧しさだけが胸に残る空虚な会見だった。(編集部・中原一歩)

※AERA 2021年7月19日号より抜粋

6819とはずがたり:2021/07/14(水) 17:11:56

そろそろ派を解体すべき。

自民党岸田派秘書4人が新型コロナ感染 8日に政治資金パーティー
https://mainichi.jp/articles/20210714/k00/00m/010/116000c
毎日新聞 2021/7/14 14:51(最終更新 7/14 16:44) 190文字

 衆参両院の事務局は14日までに、自民党岸田派の秘書4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。両院事務局によると、感染したのは、岸田文雄前政調会長、馬場成志参院議員、小林史明、深沢陽一両衆院議員の秘書で、いずれも自宅療養中という。深沢氏の秘書は14日に陽性が確認され、他の3人は13日に確認された。

 岸田派は8日に東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いていた。【小田中大】

6820チバQ:2021/07/14(水) 18:14:26
>>6819
林派に衣替えですか?

6821チバQ:2021/07/14(水) 19:58:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd37107de8c58c847bb6ef2d4d43058b9e21f91a
自民“魔の3回生”穴見議員が外食首脳と「まん防破り」“5人飲酒”写真
7/14(水) 16:12配信

文春オンライン
穴見陽一衆院議員 ©共同通信社

 自民党の穴見陽一衆院議員(51)が7月8日、都内飲食店にて3時間にわたり、外食産業首脳ら4人と酒を伴う会食を行っていたことが「週刊文春」の取材でわかった。これは東京都の「まん延防止等重点措置(まん防)」が求めている、飲食店等で飲酒する場合は「同一グループ2人以内」「利用者の滞在時間は90分以内」とすること、という条件を逸脱している。

【写真】左から重里氏、櫻田氏、福田氏。3人で帰っていった

 穴見氏は、九州を中心に672店舗を経営するファミリーレストラン「ジョイフル」の会長でもある。2012年の衆院選に自民党から出馬し、初当選を果たした。ただ、12年初当選組の自民党議員は、さまざまなスキャンダルを起こし“魔の3回生”と呼ばれている。

 穴見氏は8日午後5時、店に到着。一番奥に位置する個室にはすでに先客が待っており、しばらくすると複数男性の笑い声が響いた。彼らの個室に運ばれていくのはビールやハイボールだ。

 7時を過ぎ、官邸では菅義偉首相の「緊急事態宣言」発出の会見が始まっていたが、穴見氏らは個室と喫煙スペースを往復しつつ、夜8時まで店に滞在した。

 同席した4人のうち3人も外食産業の会長だった。「モスバーガー」などを展開するモスフードサービスの櫻田厚会長(69)。「ロイヤルホスト」「天丼てんや」「シズラー」などで知られるロイヤルホールディングスの菊地唯夫会長(55)。「和食さと」「かつや」などのSRSホールディングスの重里欣孝会長(63)。

 ジョイフルを含めた4社が全国に展開する店舗数を合計すると、3400店舗以上に及ぶ。

 外食業界関係者が明かす。

「4氏は『日本フードサービス協会』の理事を務めている。同協会は外食業界最大規模の業界団体。コロナ禍で苦しむ業界の利益代表として活発に活動し、当初は個人経営や中小規模の飲食店にしか認められていなかった時短営業の『協力金』を、大企業にも認めるように働きかけた」

 協力金(営業時間短縮等に係る感染拡大防止協力金)の申請は、酒類提供の際の条件や、感染拡大防止のガイドラインの遵守が前提。4氏が経営する会社がこれまでに受け取った新型コロナ関連の協力金や助成金の合計は、決算資料に記載があるだけでも約59億円に及ぶ。

 そして、会食の舞台となった品川区の和食店は櫻田氏のモスグループ運営であり、同店もまた協力金を申請していた。

「週刊文春」の取材に対し、穴見氏は次のように回答した。

――お酒の席は2人以内、かつ90分以内でなければいけないと。

「うんうん。……いやまあ、僕は基本的には(櫻田氏に誘われ)2人でお会いするということで行ったんで……。当然顔を合わせればお話はしますけれども」

 基本的に櫻田氏と2人の会食であり、そこに他の3人が居合わせた、という。90分を超えていたことについては、

「まぁそうですね……。(都のルールを)十分認識できていなかったという点はあったでしょうね。8時まで、という印象はありましたけれど」

 と、ルールをよくわかっていなかったと釈明した。

6822チバQ:2021/07/14(水) 19:58:32
 一方、モスフードサービスは、飲酒における「2名以内」が守られていなかったことを認めた。

「三つのテーブルに分け、感染対策を講じていたので、問題ないと拡大解釈をしていました。加えて、90分以内の滞在ルールについても守られてなかったことは事実です。お客様をはじめ関係の皆様には大変申し訳ありません」

 その上で「(会食の場となった店舗は)飲食店として取り組むべき必要な措置を講じていなかったことを踏まえ、同店の該当期間についての(協力金の)申請は行わない考えです」とした。

 ロイヤルホールディングスは「認識が甘かった」、SRSホールディングスは「会社として誠に遺憾」などと回答した。

 政府が国民や飲食店に対し、様々な我慢を求めている中、自民党議員や外食産業の経営者がルールを破っていたことは論議を呼びそうだ。

 会食の様子や穴見氏の経歴、各社回答の詳細など、7月14日(水)16時配信の「週刊文春電子版」及び7月15日(木)発売の「週刊文春」が写真と共に報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年7月22日号

6823チバQ:2021/07/14(水) 19:59:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/006d88e3762c8b040a874b78912cde960a426f94
平井デジタル相が大臣規範違反 IT政務官時代に親密IT企業株を購入
7/14(水) 16:12配信


文春オンライン
平井卓也デジタル相 ©共同通信社

 自身が保有していたIT企業株を巡り、売却益にかかる所得税を申告していなかったことが明るみに出た平井卓也デジタル相(63)。問題のIT企業株を購入した時期は内閣府政務官を務めており、政務三役在任中の株取引自粛を求める大臣規範に違反していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

【画像】平井氏と20年来の付き合いがある「豆蔵ホールディングス」荻原社長

 平井氏が保有していたのは、IT企業「豆蔵ホールディングス」(東京都新宿区)の株式。同社の荻原紀男社長(63)と平井氏は20年来の付き合いで、豆蔵ホールディングスは2013年から2017年にかけて毎年60万円、計300万円を平井氏が代表を務める自民党香川県第1選挙区支部に献金してきた。

 一方、豆蔵ホールディングスのグループ会社「ネクストスケープ」(東京都新宿区)は、デジタル庁の関連事業である東京五輪向けアプリを再委託先として6.6億円で受注している。

 平井氏によれば、豆蔵ホールディングス株を購入したのは、2006年6月。当時、平井氏はIT政策担当の内閣府政務官を務めていた。これは、政務三役在任中の株取引自粛を求める大臣規範に違反する。さらに、IT政策担当の内閣府政務官として、未公開の情報も知り得る立場にありながら、IT業界の株式を購入していたことになる。

 折しも、豆蔵ホールディングスは平井氏が株を購入した4カ月後に持ち株会社に移行し、事業を急拡大させていた。

「豆蔵は当時、『内部統制支援システム』と呼ばれる、企業の財務や組織を“見える化”するサービスで利益を上げていた。2007年3月期は連結純利益が1億4000万円、連結売上高が36億円と創業以来の最高額を記録。MBO(経営陣による自社株買い)直前の2020年3月期決算では、売上高288億円にまで成長したのです」(IT業界関係者)

 ところが、平井氏はこの間、全ての国会議員が選挙のたびに提出することが義務付けられている「資産等報告書」に、四国新聞株など他の保有株式は記載しているにもかかわらず、豆蔵ホールディングス株については記載していなかった。

 平井氏は2020年3月、豆蔵ホールディングスが実施したMBOに応じる形で、保有していた8400株を全て売却。売却益は少なくとも1200万円と見られるが、これを「所得等報告書」に記載していなかった。
 政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が指摘する。

「所得等報告書で売却益を申告すると、大臣規範を破って株を購入したことが発覚するかもしれません。つまり、あえて所得等報告書に記載せず、意図的に税務申告をしなかったと見られても仕方ありません。税金の使途を決める政治家として“納税逃れ”はもってのほかですが、今回のケースはより悪質な疑いも残るだけに、一層透明性の高い説明が求められるでしょう」

 大臣規範に違反して株を購入した理由や、意図的に税務申告をしなかった疑いなどについて平井氏に尋ねたところ、

「7月9日の会見で説明したとおりです」

 とし、事実確認には応じなかった。

 7月14日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び7月15日(木)発売の「週刊文春」では、豆蔵ホールディングス株の購入や売却を巡る問題のほか、平井氏の“ファミリー企業”で荻原氏が監査役を務めている問題など、平井氏と豆蔵ホールディングスを巡る新たな疑惑について報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年7月22日号

6824チバQ:2021/07/14(水) 20:01:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/98481b2617d949a9c1d4391d7d65816f11d188aa
「命運尽きた」宏池会パーティーでクラスター 岸田文雄会長の秘書ら4人がコロナ感染〈dot.〉
7/14(水) 17:30配信

AERA dot.
宏池会の政治資金パーティーでガンバロー三唱をする会長の岸田文雄・前政調会長(左)と林芳正・元文部科学相(右) (c)朝日新聞社

「命運をかけた会見があるというのに、なんてことだ」


 こうぼやくのは自民党の宏池会所属の国会議員だ。

 7月15日に宏池会座長で、農水相、文科相などを歴任した林芳正参院議員が、今秋に行われる衆院選挙に出馬する記者会見が予定されている。参院山口選挙区から衆院山口3区へ転出する不退転の決意を述べる場になるはずだったが、それに水を差すような「事件」で混乱しているという。

 宏池会所属の国会議員事務所で新型コロナの感染者が続出しているというのだ。衆議院によると、13日に小林史明事務所、14日に岸田文雄事務所、深澤陽一事務所からそれぞれ秘書1名が感染したと届け出があった。また、参議院によると、13日に馬場成志事務所から秘書1名が感染したと届け出があったという。

 何が起こったのか?

 先の国会議員によれば、この感染のきっかけは、8日に東京プリンスホテルで開催された宏池会の政治資金パーティー「宏池会と語る会」だったという。もともとこのパーティーは5月19日に予定されていたが、コロナ禍で緊急事態宣言発令となり、延期となった経緯があった。6月21日に宣言は解除されたが、感染拡大の懸念は依然として強かった。

「開催日の8日は運悪く、都内で感染者が拡大し、まん延防止等重点措置から再び、緊急事態宣言を12日に再発出すると政府が決めた日でした。慎重な意見もある中で、岸田会長の決断でやることとなった」(前出・宏池会所属の国会議員)

 当日、会場につめていた議員秘書のひとりはこう話す。

「岸田会長の秘書以外の3人は、会場担当として対応にあたっていました。9日に岸田会長の秘書が体調不良で感染したと知りました。その日から岸田会長の秘書全員が自宅待機となったと聞いています」

 この時期にパーティーを開き、感染したとなるとあまりにもお粗末だが、感染症対策のほうはどうだったのか。パーティーの案内状を見ると、

<例年開催いたしておりました「宏池会と語る会」でございますが、コロナ禍に鑑みまして、本年もまた昨年に引き続きパーティー形式ではなく、講演会形式として開催させていただきたいと存じます>

<皆さまの安全を第一に感染防止には十分に配慮して準備させて頂きます>とある。

 当日は消毒や間隔をあけるなど感染対策を講じて開催。パーティーは約1200人が参加した。岸田氏、林氏らが檀上にあがり、二階俊博幹事長も、挨拶に駆け付けていた。

「最初は宴会場6部屋を確保していました。1つの部屋に詰め込まないのは、三密回避からです。昨年は2000人くらい参加したのに、今年は1200人で結局、2部屋か3部屋だけしか使わなかった。これは感染症対策というよりは、コロナで開催できるかどうかも定かじゃなく、パー券をとても買ってくださいとは頼めないので、参加者が少なかったのではないかとみています」(前出・宏池会所属の国会議員)

 今回の影響は多方面に出ている。感染の秘書は、普段は岸田氏の運転を担当。岸田氏も濃厚接触者となりかねない状況だ。宏池会所属のある国会議員も、コロナ感染を聞かされ、さっそくPCR検査を受けたという。

「コロナ感染者が出入りしていたことで、宏池会の派閥事務所もクローズとなりました。岸田会長の秘書以外の秘書はパーティー後5日ほどで感染がわかった。やはりパーティーが原因ではないかと言われています。パーティーでは食事も出なかったんですが……」(前出・秘書)

 今年3月の岸田氏の地元、参院広島選挙区再選挙では自民党候補が野党候補の宮口治子氏に敗北。岸田氏は現在、無役で求心力が課題となっている。林氏の衆院鞍替えで、反撃を期していた。

「参院広島選挙区で負けてから、元気がなかった岸田会長ですが、林座長の鞍替えでやる気満々でした。それが、こんなタイミングで岸田会長まで、濃厚接触者となりかねない状況です。命運尽き、運に見放されたのか…」(前出・宏池会所属の国会議員)

 岸田事務所に事実関係を尋ねようと取材をするも「秘書が一名感染したと衆議院に届け出た。これ以上のコメントはない」とにべにもない対応だった。

 感染が相次いだことに対し、国民にどう説明するのか。今回の代償は大きそうだ。(AERAdot.編集部 今西憲之、吉崎洋夫)

6825チバQ:2021/07/15(木) 11:28:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ad992562f580db30f03013cfbc2e7f487059cc9
西村康稔大臣にブーメラン! 大好きな政治資金パーティーで〝酒提供〟気まずい
7/15(木) 6:15配信

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東スポWeb
まいったなぁ…(ロイター)

 酒類の販売事業者に対して取引停止を要請した問題でバッシングを浴びる西村康稔経済再生担当相(58)が、「朝パー西村」なる異名を付けられた!?

【写真】失言続きで拡散中の「自公以外に投票」ポスター

 西村氏は14日、衆院内閣委員会で一連の問題について「事業者には混乱を生じさせ、誠に申し訳ない」などと陳謝。立憲民主党の今井雅人氏から辞任を求められたが、「感染を抑えることに全力を挙げることで、責任を果たしたい」と辞任は否定した。

 渦中の西村氏は、大の政治資金パーティー好きという一面を持つ。

「西村氏は、新型コロナ禍で都民が夜間の飲食店での飲酒を自粛するよう求められていることを考慮し、政治資金パーティーを昨年8月に都内で午前8時から開催しました。今年4月にも都内で朝8時から開催しようとし、さすがに〝コロナ禍でマズい〟と判断して延期しました」(永田町関係者)

 政治資金パーティーは午後6時以降に開催されるのがほとんどだ。

「西村氏も朝8時は『異例だ』と認めています。周囲からは、朝からパーティー、略して『朝パー西村』と冷やかされています」(同)

 コロナ禍でも各議員、各派閥は政治資金パーティーを開催しているが、出席者に対するアルコールの提供は控え、感染対策をアピールしている。

 もちろんコロナの感染が落ち着けば、晴れてアルコールの提供は解禁されるが、西村氏は一連の問題が尾を引きそうだ。

「西村氏の政治資金パーティーでアルコールが提供されても、出席者から『事業者に〝圧力〟をかけていたでしょ』と言われかねません」(同)

 15日発売の「週刊文春」によれば、新型コロナ対応の特措法で時短営業の要請に従わなかった都内の飲食店4店に25万円の過料が科されたことに、西村氏は「もっとちゃんと過料を取れるようにしろ!」とイラだっていたという。これでは関係業界から、さらに怒りを買いそうだ。

東京スポーツ

6826とはずがたり:2021/07/15(木) 17:19:35
自民・中谷氏「小池新党」と保守合同を 党幹部「とぼけたこと」
2021年07月07日16時39分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070700914&amp;g=pol&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=link_back_edit_vb
自民党の中谷元氏(中央)と並んで座る同党衆院議員当時の小池百合子氏(左)=2014年12月、国会内(EPA時事)
自民党の中谷元氏(中央)と並んで座る同党衆院議員当時の小池百合子氏(左)=2014年12月、国会内(EPA時事)


 「政権安定のためにどうするのか。衆院選後に『小池新党』との保守合同を真剣に検討すべきだ」。自民党の中谷元・元防衛相は7日、旧谷垣グループ会合で、国政復帰の臆測が絶えない小池百合子東京都知事との連携を唱えた。
小池都知事、国政復帰「言ったことない」 二階氏とコロナ対策で連携確認

 中谷氏は「自民党はおごりとたるみの反省が足りない。しっかり踏まえないと衆院選は勝てない」と危機感を強調。この後、記者団に小池都政の与党は自民、公明両党と小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」になるとの見方を披露し、「政権に協力してくれる可能性がある。模索すべきだ」と訴えた。
 中谷氏の発言は、小池氏の国政新党結成や自民党の衆院選敗北が前提。伝え聞いた自民党幹部は「とぼけたことを言っている」と相手にしなかった。

6827とはずがたり:2021/07/15(木) 17:20:22
御輿の担ぎ手達だけヒートアップしてて本尊同士はこんなもんだよなw

二階、安倍両氏が会食 次期衆院選「競合区」で意見交換
2021年7月1日 17時51分
https://www.asahi.com/articles/ASP715V6QP71UTFK00J.html

 自民党の二階俊博幹事長と安倍晋三前首相は6月30日夜、東京・赤坂の日本料理店で会食した。会合では次期衆院選に向けて自民の現職議員同士が公認を争っている競合区や7月4日投開票の東京都議選についての意見を交わしたという。

 会合には二階氏側近の林幹雄幹事長代理と、安倍氏側からは柴山昌彦幹事長代理が同席した。安倍氏から会食を呼びかけたという。

 出席者によると、衆院選で安倍氏の出身派閥である細田派と二階派の所属議員が公認を争っている群馬1区と新潟2区の二つの小選挙区などについて協議。今後の候補者調整について選挙区での情勢を踏まえて話し合ったという。

 二階、安倍両氏をめぐっては、秋にも行われる党役員人事を控え、党内に両氏が関係する複数の議員連盟が設立されるなど、主導権争いが指摘されていた。

6828チバQ:2021/07/15(木) 21:04:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4ea4ea11be74723032574397643d0ac0e23af31
岸田氏長男も感染 陽性の秘書6人に 本人も2週間待機
7/15(木) 17:38配信

毎日新聞
自民党岸田派の政治資金パーティーで所属議員らと衆院選の必勝を期した岸田文雄前政調会長(中央)=東京都内のホテルで2021年7月8日、小田中大撮影

 衆院事務局は15日、自民党の岸田文雄前政調会長の秘書が新型コロナウイルスに感染したと発表した。関係者によると、岸田氏と同居する長男で、14日に感染が発表された秘書とは別だという。岸田氏自身はPCR検査で陰性が確認されたが、濃厚接触者の認定を受けたため2週間自宅待機する。今週、岸田派で感染が確認された秘書は6人目。【小田中大】

6829チバQ:2021/07/15(木) 21:12:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5e2c779febcda0e2ef1f7ec26937875c4814427
薬丸裕英、岸田派の政治資金パーティーでノーマスクのニュースに「選挙というのは本当に大切」
7/15(木) 12:46配信

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スポーツ報知
薬丸裕英

 15日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」(月〜金曜・午前11時55分)では、東京都で14日の新型コロナウイルス感染者が新たに1149人確認され、25日連続で前週の同じ曜日の感染者数を上回ったことを報じた。

 番組では、自民党の岸田文雄前政調会長が8日、岸田派の所属議員らと衆院選の必勝を期した政治資金パーティーを開いたことを伝え、パーティーの最後にマスクを外して登壇しことを映像を交えて伝えた。

 コメンテーターでタレントの薬丸裕英は「やっぱり政治家の方々は違うんだなという特別感を持っている国民は多いと思う。その政治家の方々を選んだのも我々国民。やっぱり選挙というのは本当に大切ですよね」と話し、「政治家の方々が思っている以上に、我々が本当に(選挙を)大切だと思わないといけないですよね。判断はそこしかないわけですから」と選挙の大切さを訴えた。

報知新聞社

6830チバQ:2021/07/15(木) 22:08:44
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210715X778.html
自民、穴見衆院議員を役職停止=まん延防止期間に会食
2021/07/15 20:09時事通信

 自民党は15日、まん延防止等重点措置期間中に東京都の要請に反する形で会食を行った穴見陽一衆院議員(大分1区)を、党の役職停止処分としたと発表した。二階俊博幹事長名で本人に通知した。穴見氏は労政局次長などを務めていた。

 都は、重点措置期間の酒を伴う会食について「2人まで」、「90分以内」と要請していた。

6831とはずがたり:2021/07/16(金) 15:59:51
自民下村氏、ワクチン不足は「風評」
2021/7/13 15:12 (JST)7/13 15:30 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/787562719604211712
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政治

野党、自民に西村担当相辞任を要求

西村氏、大臣辞任は否定

要請は「私の責任で決定」と西村氏

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速報

 自民党の下村博文政調会長は13日の党会合で、新型コロナウイルスワクチンに関し「足らないという風評が広がっていることも事実だ」と述べた。不足を訴える自治体が反発する可能性がある。

6832とはずがたり:2021/07/16(金) 17:13:34
>>6820
林が今回河村に討たれて,選挙区改定で減員区となった次回に小野寺が安住に負けたら宏池会は解体だって書き込みをどっかで見かけましたw

6833チバQ:2021/07/17(土) 22:35:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/022efda971a28f9e9e19fe1cadd9cd4147c94526
菅内閣支持、「危険水域」突入 大半の政権、回復せず退陣〔深層探訪〕
7/17(土) 8:32配信

時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=16日午前、東京・永田町

 時事通信の世論調査で、菅内閣の支持率が30%を割り込み、政権維持の「危険水域」に突入した。2000年以降、この水準に達した大半の内閣が、支持率3割を回復できないまま退陣している。新型コロナウイルス対応に手を焼く菅義偉首相に効果的な政権浮揚策は見当たらず、危機感を強める自民党内からは、秋までの衆院選前に内閣改造・党役員人事を求める声も出始めた。


 ◇「青木の法則」
 「世論調査で示された民意は真摯(しんし)に受け止めたい」。加藤勝信官房長官は16日の記者会見でこう強調。その上で「ワクチン接種をはじめとしたコロナ対策、経済立て直しに全力を尽くす」と語った。

 菅内閣の支持率はこれまでも、新規感染者数の推移と連動してきた。4度目の緊急事態宣言にもかかわらず、16日の東京都は1271人と3日連続で1000人を超え、第5波の様相を呈す。ワクチン供給の停滞に加え、西村康稔経済再生担当相による飲食店への「圧力」なども、世論の反感を買ったとみられる。

 支持率が30%を下回ると政権運営が困難になるのが過去の経験則だ。2000年4月発足の森内閣以降、小泉内閣を除く8政権が危険水域を経験。このうち7政権が再浮上できないまま退陣に至っている。

 唯一の例外が、12年12月発足の2度目の安倍政権だ。「森友・加計」問題で批判を受けて17年7月に29.9%を記録したものの、同年10月の衆院選に大勝。持病の再発で20年9月に退くまで30〜40%台を維持した。ただ、国内のコロナ感染が本格化した後の同年5月には、一部報道機関の世論調査で20%台に落ち込んでいる。

 自民党の支持率低下も懸念材料となっている。昨年9月の菅政権発足時は26%余りだったが、その後はじりじり下がり、今月は21.4%だった。政界には、内閣支持率と政党支持率の合計が「50」を切ると政権維持が危うくなるという、青木幹雄元党参院議員会長が唱えた「法則」が存在する。今月は50.7で、これを割り込む可能性も出てきた。

 ◇総裁選先行論
 首相は、東京五輪・パラリンピック「成功」の余勢を駆り9月上旬にも衆院解散に踏み切って勝利し、その後の自民党総裁選を無風で乗り切る算段とされる。だが、五輪はほとんどの会場で無観客開催となり、浮揚効果は限定的との見方が大勢。大会期間中に感染が広がる事態になれば、さらなる打撃は避けられない。

 支持率好転が見通せず、政府・与党内からは悲鳴が漏れる。閣僚の一人は「このまま総選挙に入れば大惨敗は必至だ」と懸念。自民党幹部は「さらに下がることもあり得る」と身構える。公明党関係者は「衝撃的な数字だ。戦略を練り直さないと大変なことになる」と危機感をあらわにした。

 こうした状況を受け、自民党の閣僚経験者は「政権交代に至った麻生政権末期の雰囲気に近づいている。どこかで今のムードを変える必要がある」と人事刷新を主張。党関係者は「首相への嫌悪感がこれ以上強くなったら、衆院選より先に総裁選になるだろう」と予測した。

 ただ、人事で刷新感を演出するのは容易ではない。自民党の二階俊博幹事長をはじめ、現在の政権中枢はいずれも、党内基盤の弱い首相の「後ろ盾」と言える存在で、交代は「政治的リスクが大きい」(関係者)ためだ。

 総裁選の有力な対抗馬は見当たらないが、今回の世論調査の「次の首相にふさわしい人物」で、菅首相は3.9%の6位に低迷。「選挙の顔」としても不安を残した。

 ◇受け皿
 野党は攻勢を強めている。立憲民主党の安住淳国対委員長は「菅政権への不信感が急激に広がっている」と強調。党幹部は「衆院選は大変動の予感がする」と衆院選での躍進に期待感を示した。

 ただ、立民の政党支持率は今回こそ上昇したものの、野党第1党にもかかわらず5%に満たない状況が続く。このため、党内からは「政権批判の受け皿になり得ていない」(関係者)との指摘も出ている。

6834チバQ:2021/07/17(土) 22:52:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/2638a3df22262e7939459dddde5cee0558d53018
安倍と麻生に接近する岸田、二階にとって「保険」の石破…[政治の現場]決戦の足音<3>
7/17(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
 昨秋の自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた2人が、「ポスト菅」への足がかりをつかもうともがいている。

 「『3A』そろい踏みであります」

 6月11日、衆院議員会館の一室。岸田派(宏池会)を率いる岸田文雄は、声をうわずらせた。ひな壇の岸田の左右には、「3A」と称される前首相・安倍晋三、副総理兼財務相・麻生太郎、税制調査会長・甘利明が居並んだ。

(写真:読売新聞)

 岸田が主導した「新たな資本主義を創る議員連盟」の設立総会。「私、1K(岸田)から議連の趣旨についてお話しさせていただきたい」。岸田は軽口をたたき、150人近い議員の笑いを誘った。

 総裁選後に無役となり、発信の場が減った岸田は、議連に並々ならぬ意欲で臨んだ。こだわったのが安倍政権の中枢を担った「3A」の結集だ。岸田は3人のもとに足しげく通い、参加の承諾を取りつけた。安倍とは2週間に1回ほど会っている。

    ◎

 前回総裁選から、岸田の戦略は変わらない。安倍の意向が反映される細田派(96人)と麻生派(53人)の支持に狙いを定める。

 岸田は政策面で安倍との距離を縮めようと、腐心している。4月には、安倍が前向きな敵基地攻撃能力の検討を柱にした外交・安全保障に関する提言を公表した。「軽武装・経済重視」の伝統を重視してきた宏池会はハト派色が強い。

 「宏池会の伝統とちょっと違う気がします。誰かに言われたんじゃないですか」。岸田派事務総長代行の三ツ矢憲生は安倍の影を感じ、食ってかかると、岸田は「安倍さんから直接言われたわけじゃない」と否定した。「ハト派路線と安全保障の現実路線は矛盾しない。『中国様様』では、国民は宏池会についてこない」。岸田は周囲に語る。

 麻生との接近の代償に、宏池会の前任会長である古賀誠との関係は冷え込んでいる。麻生と古賀は共に福岡を地盤とし、激しい政争を展開してきた。「出る、出ると言うばかりでは不安だ、という人も派内にいる。信念がなければ政局にしちゃいけない」。5月11日、事務所を訪れた岸田に、古賀は厳しい言葉をぶつけた。

 ツケを払ってまで安倍と麻生に接近する岸田だが、2人が「菅支持」という現実は変わらない。安倍は5月3日のテレビ番組で、菅の総裁再選支持を明言した。大型連休明け、岸田は安倍の事務所を訪ね、「再選支持ということですか」と念を押した。安倍は「うん」と短く返した。

 「『1K』は、孤立のKみたいだ」。険しい道のりに、時に弱音が漏れる。

    ◎

 岸田以上に苦境にあるのが、前回総裁選で3位に沈んだ元幹事長の石破茂だ。

 6月24日、党本部幹事長室。石破は、幹事長の二階俊博に、石破派衆院議員の八木哲也への次期衆院選での「特例」適用を求めた。八木は73歳。3回連続で愛知11区で敗れ、比例復活で当選している。党の内規では原則、次は比例重複の立候補は認められない。石破は「とにかく立派な人なので、よろしく頼みます」と懇願した。

 総裁選で敗れて以降、石破には遠心力が働いている。離脱者が相次ぎ、石破派は17人に縮まった。「面倒見が悪い」と評される石破が幹事長室に駆け込んだのは、さらなる目減りを避ける狙いも透ける。

 石破は、安倍内閣時代は安倍批判を繰り返した。「党内野党」の立場は国民の人気につながった一方、同僚議員からは「無責任だ」と不興を買った。菅内閣では政権批判を封印しているものの、存在感の低下というジレンマに直面している。

 孤立を深める石破には、二階がよすがだ。二階は「自民と敵対しているわけでもない」と石破に情けをかける。とはいえ、二階にとり、石破は、万一の時に担ぐ構えを取れる「保険」との見方が専らだ。7月8日、東京都内のホテルで開かれた石破派パーティー。来賓の二階は言い含めるかのように訴えた。「何より団結が必要だ」

 岸田、石破両派内では、次の総裁選は「1回休み」との声が広がるが、その先の保証はない。岸田63歳、石破64歳。世論調査では、「次の首相」として行政・規制改革相の河野太郎(58)、環境相の小泉進次郎(40)が上位に名をつらねる。(敬称略)

6835チバQ:2021/07/17(土) 22:53:06
麻生氏、4度目で勝利
 昨秋の自民党総裁選は、菅義偉首相と岸田文雄・前政調会長、石破茂・元幹事長の三つどもえの構図となった。初出馬の岸田氏が2位となり、4度目の出馬だった石破氏は3位に終わった。

 石破氏は2008年、12年、18年の総裁選も戦った。安倍晋三氏を含む5人が出馬した12年総裁選では、1回目の投票で石破氏が199票で首位となった。だが、過半数を獲得できず、決選投票で安倍氏に敗れた。

 たびたび挑み、総裁の座を射止めた事例もある。01年に総裁となり、熱狂的な支持を得た小泉純一郎氏は3度目、副総理兼財務相を務める麻生太郎氏は4度目の立候補でそれぞれ勝利をつかんだ。

6836チバQ:2021/07/18(日) 08:48:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/be8f1fa03392b92e14d42958b9c036651444422d
「長男後継」「夜の銀座離党」、不祥事の後始末巡り自民に火種…[政治の現場]決戦の足音<4>
7/18(日) 5:00配信
読売新聞オンライン
 原則に徹するか、温情を優先させるか――。自民党が不祥事後の対応を迫られている。

(写真:読売新聞)

 7日夕。元農相の西川公也が党本部を訪ね、幹事長の二階俊博ら幹部の部屋を回った。次期衆院選不出馬を表明した西川は、自らの後継として衆院栃木2区から長男を出馬させるために奔走している。「しっかりやれ」。二階は、かつて二階派の事務総長を務めた西川を励ました。

 西川は昨年12月、大手鶏卵会社「アキタフーズ」前代表から現金を受け取った疑惑で、内閣官房参与辞任に追い込まれた。「政治とカネ」の問題を抱える西川だが、二階派を後ろ盾に強気だ。

 栃木県連が実施した公募には15人が手を挙げた。その中には、西川の長男で県議の鎭央(やすお)もいた。選考委員会は6月2日、最終選考に残った4人のうち、論文や面接審査の合計得点がトップだった県議(当時)の五十嵐清を後継に内定した。長男が落選したことに、西川は猛反発した。

 「地元の声が反映されていない」「事前の世論調査では息子が上回っていた」――。翌3日、党本部に駆け込み、公募に問題があったと二階に訴えた。

 2017年衆院選で落選した西川は現職議員ではないが、現在も二階派に名を連ねる。栃木県から度々上京し、党本部への「ロビー活動」を続け、テレビカメラの前に立ち、公募の不備を訴えたこともある。

 「びた一文譲るな」。派閥の最高顧問で元衆院議長の伊吹文明も、旧中曽根派時代から行動をともにする西川を支援する。伊吹は、鎭央の仲人も務めた間柄だ。

 「刷新」をアピールするはずの後継選びは、泥沼にはまった。派閥同士の争いに発展する火種もくすぶる。

 公募で選ばれた五十嵐は、県連会長で外相の茂木敏充の元秘書だ。茂木は竹下派会長代行でもあり、二階派内では「茂木が五十嵐をねじ込んだのでは」と不信感が広がる。選挙対策委員長の山口泰明は「県連の公募手続きに瑕疵(かし)はない」との立場を貫くが、茂木と同じ竹下派で、表立っては動けない。

 二階派は「2人とも無所属で出馬」という落とし所を探るが、県連は不満だ。栃木2区は野党系が2回連続で議席を獲得しており、保守分裂選挙となれば苦戦は免れないからだ。

 「西川さんのところは、どうなってるの」

 首相の菅義偉は6月24日昼、首相官邸で昼食を共にした総務会長で栃木県連会長代行の佐藤勉に、こう切り出した。「複雑なんです。幹事長室で預かってもらっています」。佐藤は言葉少なに答えた。

 「何とか戻してもらえませんかね」

 6月中旬、副総理兼財務相の麻生太郎は、大臣室に陳情に訪れた元官房長官の河村建夫に向かって、逆に頭を下げた。河村は二階派の会長代行を務める。

 麻生の願いは、麻生派事務局長だった松本純(神奈川1区)の復党だ。松本は2月、緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で、大塚高司(大阪8区)、田野瀬太道(奈良3区)とともに離党に追い込まれた。それぞれ竹下派、石原派に属していた。

 党内では、次期衆院選を無所属で勝ち抜き、みそぎを済ませてから復党するのが規定路線とみられてきた。ただ、無所属での出馬は、比例選に重複立候補できないなど不利な条件が重なる。「落選して国会議員でなくなれば、復党どころではない」(麻生派中堅)。松本は自他ともに認める麻生の最側近だ。麻生は、二階や山口ら党幹部に衆院選前の復党を働きかけている。

6837チバQ:2021/07/18(日) 08:48:46
 新型コロナウイルス対応で我慢を強いられる国民に、早期の復党がどう映るか。「身内に甘い」と批判を浴びるのは容易に想像がつく。「何の罪もない自民党の候補者たちが指弾を浴びる」(元幹事長・石破茂)と、党内では慎重論が根強い。

 「復党は今じゃない」。東京都議選の投開票を控えた6月下旬、菅は周囲にこう語った。徒手空拳で都市部の横浜で強固な地盤を築いた菅は、世論の動向に敏感だ。都議選の「敗北」で復党へのハードルはさらに上がった。それでも、政権の要の一人である麻生の意向は、むげに出来ない。

 党総裁として、どう「後始末」をつけるか。判断を誤れば、手痛いしっぺ返しが待っている。(敬称略)

自民、何度も苦い経験
 自民党は、不祥事が響き、国政選で厳しい審判を受けた苦い経験を持つ。

 1989年参院選は、消費税導入と重なるように起きたリクルート事件に、宇野宗佑首相(当時)の女性問題が重なり、強烈な逆風が吹いた。30議席減の36議席と大敗し、宇野首相は投票日翌日に退陣表明した。

 92年には、金丸信・元副総裁への5億円のヤミ献金などが発覚した東京佐川急便事件が起きた。政治不信が高まる中で迎えた93年衆院選では、自民は過半数に届かず、選挙後、「非自民」の連立内閣が発足。自民は55年の結党以来、初めて政権の座から転落した。

 「日本の国は天皇中心の神の国」発言などで批判を浴びた森内閣で臨んだ2000年衆院選では、自民は37議席減らし、過半数を割り込んだ。

6838チバQ:2021/07/18(日) 16:18:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ace2c8c2e3e5f841b999e660647c96012fe273c
かつて自民「最大勢力」竹下派の後継誰に 迫られる世代交代、茂木氏が有力…派内に異論も
7/18(日) 9:40配信

西日本新聞
自民党本部

 自民党竹下派の会長を務める竹下亘元総務会長(74)が政界引退を表明し、派閥トップを誰が引き継ぐのかが注目されている。近年は首相の座から遠ざかっているとはいえ、所属議員52人と党内第3の勢力を保ち、政局にも一定の影響力がある存在。会長代行を務める茂木敏充外相(65)が有力視されるが、派内に異論もくすぶっており、一致結束できるかは不透明だ。


 「平成研究会(竹下派)の運営については、仲間たちとしっかり話し合い、引き続き政治のど真ん中で汗をかく政策集団であり続けたい」。8日、竹下氏は派閥幹部に託した文書で、円滑な後継選びに期待を寄せた。ただ、記者会見で文書を代読した山口泰明事務総長も今期限りの引退を表明しており、迫られる世代交代を前に派内には動揺も広がる。

 2019年に食道がんを公表した竹下氏が長期療養で不在の間、会長代行として運営を託されてきた茂木氏が順当との見方が強い。しかし、現在も影響力を残す青木幹雄元参院議員会長と距離があり、派閥幹部は「参院側を納得させられるかが課題だ」と懸念を示す。

 候補には加藤勝信官房長官(65)も取り沙汰される。安倍晋三前首相が月刊誌のインタビューで「ポスト菅義偉首相」として茂木氏などと並んで名前を挙げた。厚生労働相や党総務会長を歴任し、経歴も知名度も十分だが「派閥で汗をかいておらず、派内に仲間が少ない」(若手議員)と厳しい見方も。事務総長には小渕優子元経済産業相(47)を推す声が多く「将来の会長候補の足掛かり」(党関係者)と目されている。

 竹下氏の兄登氏や小渕氏の父恵三氏ら首相を輩出し、かつて党内最大勢力を誇ったが、近年は有力な首相候補がいない。18年には、党内における存在感の低下を理由に額賀福志郎前会長が参院側から交代を迫られる騒動が起きた。

 昨年の総裁選でも派内から総裁候補を出すよう若手議員が声を上げた経緯もある。派閥幹部は「誰が新会長になっても総裁選への姿勢次第では見放されかねず、派内の結束に苦労するだろう」と話す。 (森井徹)

西日本新聞社

6839チバQ:2021/07/18(日) 16:20:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/05d511a279e1f5884aaf4bb57a86332e3348db5e
下野した時の雰囲気に似てきた・心がこもってない…菅政権に自民県連から苦言続々
7/18(日) 12:47配信

読売新聞オンライン
 菅政権の新型コロナウイルス対策や、低下傾向の内閣支持率に関して、自民党栃木県連幹部から17日、苦言が相次いだ。今秋行われる次期衆院選を前に、同党の危機感が表面化している。

 県連副会長を務める船田元・衆院議員は宇都宮市で開いた自身の支持者との会合で、支持率の低迷について「自民党に対する風当たりがとても強い。2009年に下野した時の雰囲気に非常によく似てきた」と指摘。コロナ対策への不満の高さや党議員の不祥事を理由に挙げ、「政府・自民党が一から出直す気持ちで対応するよう訴えたい」と述べた。

 同席した県連顧問を務める福田知事も「(政権に)国民に寄り添う姿勢がない。心がこもっていないから、国民は信頼を置けない」と苦言を呈した。県連副会長の高橋克法・参院議員も「自民党は今大きな危機だ。何とかしないといけない」と述べた。

6840チバQ:2021/07/19(月) 19:41:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/b94414886812d1f00d2f71bb26cb5bfacc341493
支持率「暴落」菅政権の裏で、「ポスト菅」に急浮上した「意外な人物」の名前
7/19(月) 7:02配信

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現代ビジネス
支持率は「最低記録」を更新
菅義偉首相[Photo by gettyimages]

 政権発足時のあの高支持率は、果たして幻だったのか。共同通信やテレビ朝日、フジ産経合同調査に至るまで、菅政権の内閣支持率がまた最低を記録した。7月17日に公表された毎日新聞の全国世論調査では内閣支持率は30%で、不支持率はその倍以上の62%に至っている。菅義偉首相が「最も気にしている」と言われるNHKの調査でも7月の内閣支持率は33%と、第2次安倍政権時を含めても歴代最低の数字になっている。

【写真】「菅さん、あなたに総理はムリだったね」全国民が思っていること

 さらに7月16日に公表された時事通信の世論調査では、「菅政権が続いてほしい期間」は「今年9月末の総裁任期まで」が最多の49.4%。「次の総裁任期(3年間)満了まで」の18%と「早く辞めてほしい」の17.3%がほぼ拮抗し、次期首相も菅首相に就任してもらいたいと希望するのは3.9%にすぎない。国民は概ね菅首相の穏やかで速やかな退陣を願っているということがわかる。

 ではなぜ菅政権の支持率が低迷するのか。それは政策の行き詰まり感が最も大きいことが原因だ。

 西村康稔コロナ担当大臣は金融機関や酒類販売業者を使って飲食店に圧力をかけようとし、河野太郎ワクチン担当大臣は2か月もワクチン調達の遅れを黙っていた。新型コロナウイルス感染症対策は菅政権の目玉であり、それを支える2人の大臣による「国民への不義理」が露呈したわけだ。国民の怒りは大きく、その影響は決して小さくない。

 政権が末期状態であることは、7月8日の首相会見を見ても明らかだ。この時、挙手していなかった日テレの記者が指名されたことが問題になったが、実際にはそうした指名はこの日の会見で筆者が確認した限り、少なくとも2例もあった。そして菅首相はこれら記者の質問に対してほとんど手元の原稿を見て答えていたのだ。

とうとうお膝元で「反乱」が…
横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages]

 こうした現実が国民に伝わらないはずがなく、内閣支持率の低迷に繋がるのだが、それは政権の足元のみならず、菅首相の地元にも及んでいる。8月8日告示22日投開票の横浜市長選に、小此木八郎前国家公安委員長が出馬する予定だ。

 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。

 よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。

 また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。

 さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。

6841チバQ:2021/07/19(月) 19:41:52
「ポスト菅」に浮上した意外な人物
「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages]

 そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。

 これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。

 5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。

 6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。

 また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。

 地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。

 その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。

 東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田康夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。

 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。

 いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

6842チバQ:2021/07/20(火) 10:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2f3a57c03a10c8301f440ef07f17e930a19cff0
支持率急落しても…「菅降ろし」機運盛り上がらぬ理由
7/20(火) 9:30配信

西日本新聞
自民党本部

 菅義偉内閣の支持率が政権発足以降、初めて3割を切るなど「危険水域」に入りつつある。「選挙の顔」としての菅氏を不安視する声は自民党内に根強くあるものの、トップ交代を求める「菅降ろし」の機運は一向に盛り上がってこない。党内実力者たちがこぞって「菅支持」を表明している上、有力な「ポスト菅」候補に欠けるのが要因だ。

【図解】自民党「実力者」の相関図

 報道各社が先週末に実施した世論調査では、「過去最低」「急落」の文字が並んだ。共同通信によると、内閣支持率は前月より8・1ポイント下がって35・9%。政権運営に黄色信号がともるとされる「2割台突入」を報じた社もあった。

 衆院選を控え、支持基盤の弱い若手からは「菅首相では戦えない」「有権者の信用を失っている」と厳しい指摘が相次ぐ。2012年以降、安倍晋三前首相の下での「大勝」しか知らず、4日に投開票された東京都議選の「敗北」も、党内の動揺を加速させている。

 それでも、「菅降ろし」ののろしは上がらない。最大派閥の細田派に影響力を持つ安倍氏が菅氏支持を鮮明にし、盟友の麻生太郎副総理兼財務相も歩調を合わせる。政局の鍵を握る両雄は「コロナさえ抑えれば経済は自然と上向く」(麻生氏)と首相を鼓舞し、逆に「ポスト菅」の動きににらみを利かせている。

 昨秋の党総裁選で首相と争った岸田文雄前政調会長も石破茂元幹事長もコロナ禍での権力闘争には消極的。「選挙の顔」として若手の期待を集める河野太郎行政改革担当相と小泉進次郎環境相は、互いに閣内に取り込まれていて、首相の“監視下”にある。

 「ワクチンさえ行き渡れば雰囲気は変わる」。強気に繰り返す首相は、希望する全国民にワクチン接種を終える時期を「10〜11月」と明言し、周囲には「俺は政治生命を懸けている」。

 こうした首相の言質を捉え、党内では投開票日をできる限り11月まで引き延ばす案が浮上している。衆院議員任期の10月21日に衆院を解散すれば、公職選挙法の規定により投開票日を最長で11月28日にすることも可能。大規模な経済対策を国民に示し、ワクチン接種の「完結」をもって支持率向上につなげようという算段だ。

 人事刷新で支持率回復を狙う意見も首相の耳には届いているが、「最優先すべきはコロナ対策」と否定的な見解を示している。 (河合仁志)

6843チバQ:2021/07/20(火) 10:49:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/33e7d7db0d7149ab0ab05735cb4923fb3d893b9e
杉田副長官、「官邸の守護神」在職最長に 8年7カ月、高齢で去就焦点
7/20(火) 7:19配信

時事通信
安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議に臨む杉田和博官房副長官=9日、首相官邸

 官僚機構のトップに立つ杉田和博官房副長官(80)の在職日数が25日に3134日となり、古川貞二郎氏が持つ歴代最長記録を抜く。

【図解】歴代官房副長官(事務)の在職日数

 菅義偉首相や安倍晋三前首相の厚い信頼と張り巡らせた情報網を背景に霞が関を掌握。危機を未然に防ぐ役回りから「官邸の守護神」の異名を取る一方、「萎縮」を招いているとの指摘が出ている。高齢でもあり、今後の去就が焦点だ。

 杉田氏は1966年に警察庁入り。警備・公安畑が長く、警備局長を務めた後、内閣情報調査室長、初代の内閣情報官、内閣危機管理監として97年から2004年まで橋本、小渕、森、小泉の4内閣に仕えた。

 第2次安倍政権が発足した12年12月に事務担当の副長官に起用され、菅内閣でも続投。約8年7カ月にわたり「官邸1強」を裏で支えた。政権が代わっても重用されるのが特徴だ。

 事務の副長官は府省庁の調整が主な仕事。最近の杉田氏は新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、防衛省の消極論を押し切って自衛隊による大規模接種を実現させた。

 内閣人事局長も兼務。中央省庁の幹部人事に際しては各事務次官らが事前に説明する「杉田詣で」が起きるが、水面下で駄目出ししたケースもあるという。ある省の幹部は「好々爺(こうこうや)然としているが目は笑っていない」と表情をこわばらせる。

 日本学術会議の会員候補6人を菅首相が任命しなかった問題では、安倍氏から引き継ぎを受けた杉田氏が事実上判断していたことが判明した。

 首相は9月末の自民党総裁任期切れに伴う総裁選に出馬する意向を示した。引き続き政権を担う場合、安定を重視して杉田氏を続投させる可能性がある。一方で、古川氏が03年に退任したのは69歳の時。杉田氏は既にそれより10歳ほど上だ。体に衰えもあるといい、政府関係者の一人は「次の衆院選後の組閣に合わせて退任するかもしれない」との見方を示す。

6844チバQ:2021/07/21(水) 06:40:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/609fb874b18f9219adde49380df1751db55876e9
不祥事相次ぐ魔の3回生、初の試練…「足元見直せ」叱責受け奔走[政治の現場]決戦の足音<5>
7/20(火) 5:00配信

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読売新聞オンライン
 追い風しか知らない自民党の「3回生」たちが、試練を迎えている。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

(写真:読売新聞)

 「ここまで事態が大きくなったのは、県連との関係作りが疎(おろそ)かだったからだ。もう一度、足元を見直せ」

 6月30日、自民党本部4階の選挙対策委員長室。選対委員長の山口泰明の厳しい言葉に、衆院当選3回の武井俊輔(宮崎1区、岸田派)はうなだれた。

 その3日前、宮崎県連は武井の次期衆院選の公認を党本部に申請しない方針を決めた。武井の公設秘書が6月8日、東京・六本木で衝突事故を起こし、立ち去ろうとしていたことが発覚。車には武井も同乗し、武井所有の車は車検が切れていた。武井は山口との面会後、消え入るような声でつぶやいた。「どこか気が抜けていたのかもしれない」

 「ろくに地元に顔を見せないで、何をしてるんだ」。県議らからは、日頃から関係が希薄な武井への不満が噴出した。県連は公募の実施を求めたが、党本部は現職優先を理由に否定。「公認するなら党本部の責任だ。県連は、それぞれが自主判断で進まざるを得ない」。県連会長で県議の星原透は不満を隠さない。

 武井ら2012年衆院選初当選組は、不祥事が相次いだことから「魔の3回生」と呼ばれる。12年は民主党からの政権奪還の勢いに乗り、自民では119人もの新人が誕生した。14年と17年も安倍政権下で自民は勝利し、3回生は「楽な選挙」しか経験していない。

 今も残る12年初当選組の3回生は79人。新型コロナウイルス対応で菅政権への批判は高まっており、初めて逆風下で衆院選を迎える可能性がある。

 細田派55%、麻生派41%、竹下派43%、二階派45%、岸田派52%――。自民各派閥の衆院議員に占める3回生以下の割合だ。若手の戦いは派閥の盛衰に直結するため、各派は底上げに躍起だ。

 「私とともに政権を奪還し、3回連続当選を果たした。しかし、次は自民党に厳しい風が吹いている」

 11日、北海道苫小牧市で開かれた細田派・堀井学のパーティー。前首相の安倍晋三は拳を振り上げ、堀井への支援を訴えた。前日には、同派の3回生・細田健一の国政報告会のため、新潟県に駆けつけた。事前に日程調整で訪れた細田に、安倍は「細田君の一番都合のいい日に行くよ」と即答した。

 衆院選後、安倍は出身の細田派に復帰する見通しだ。応援行脚には、「安倍派」への代替わりを見据え、出来るだけ手勢を減らしたくないとの思惑も透ける。

 竹下派は5日と7日、直近の党の情勢調査で数字が悪かった議員らを派閥事務所に順番に呼んだ。

 同派会長代行の茂木敏充ら幹部は、過去の得票資料を突きつけ、活動を事細かに指示した。「業者頼みにせず、自分でポスティングをやれ」。3回生の野中厚(埼玉12区)は、こう発破をかけられた。面談を終えた若手は、険しい表情で事務所を後にした。

 各派でも同様の取り組みが広がるが、肝心の若手からは「地元を歩けといった当たり前のことしか言われない」と不平も漏れる。

 あっさり勝負を投げ出す議員もいる。3回生の安藤裕(京都6区、麻生派)は、財政赤字の拡大を容認する現代金融理論(MMT)に傾倒し、果断な財政出動を求める提言で注目を浴びた。

 ところが、女性問題が浮上し、6月に府連幹部が対応を迫ると、「次は出ません」と明言した。府連会長として事態収拾に汗を流した西田昌司は、「期待をかけてきたが、国会議員に興味がなくなったんやろ」とあきれる。

 村井英樹(埼玉1区、岸田派)や小林鷹之(千葉2区、二階派)ら党で政策立案能力を発揮し、将来を嘱望される3回生もいる。次の選挙を勝ち抜き、当選4回となれば副大臣や閣僚も見えてくる。

 「こんなところに立ってないで、しっかり仕事をやって」。村井は駅頭に立つと、時にこんな声をかけられる。政策作りに励めば励むほど、地元を歩き回る「どぶ板」の時間は削られる。まだ選挙基盤の弱い若手議員は、常にジレンマを抱えている。

 自民では、伊吹文明や塩崎恭久ら多くのベテランが今期限りで退く。どれだけの3回生が荒波を乗り越えられるか。その勝敗には派閥だけではなく、党の浮沈がかかっている。(敬称略)

6845チバQ:2021/07/21(水) 06:40:46
風頼み「チルドレン」
 政権交代可能な2大政党制を目指し、1996年衆院選から導入された小選挙区制は、「風頼み」の議員を大量に誕生させてきた。

 小泉内閣で迎えた2005年の「郵政選挙」では、自民で初当選した83人が「小泉チルドレン」と呼ばれた。当選者数にちなみ「83会」を結成。「料亭に早く行ってみたい」といった軽率な発言が批判を浴びた。民主党に政権交代した09年衆院選では、民主で新人143人が当選。多くは小沢一郎氏が選挙指南したことから、「小沢チルドレン」「小沢ガールズ」と呼ばれ、小沢氏の力の源泉となった。

 安倍晋三氏率いる自民が政権奪還した12年衆院選の初当選組119人は「安倍チルドレン」と称された。

6846チバQ:2021/07/21(水) 10:23:18
https://www.asahi.com/articles/ASP7M4SHXP7HUTFK01Z.html
第2回孤立する首相 「五輪中止」再三の進言、取り合わず
有料会員記事新型コロナウイルス

2021年7月21日 5時00分

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 昨年9月16日の就任会見を菅義偉首相は新型コロナ対応で切り出し、こんな誓いを立てた。「国民の命と健康を守り抜きます。そのうえで社会経済活動との両立をめざします」

 感染防止対策とコロナ禍で傷んだ経済の再生と、相反するような二つの目標を並行して走らせることにした菅政権。就任以来の軌跡を追うと、そこに潜む構造的な問題があぶり出されていく。

 政権のコロナ対応が最初に大きな注目を浴びたのは、昨秋の第3波のことだった。10月、首相は旗振り役を務めてきた観光支援策「Go To トラベル」で、東京都民や都内への旅行を対象に加えた。全世界からの外国人の入国受け入れも一部再開。経済の活性化にアクセルを踏んだ。

 同時にこのころ、コロナの感染が急拡大した。政府の分科会は11月20日、感染状況が2番目に深刻な「ステージ3相当」と判断された地域はトラベルを一時停止するよう提言。尾身茂会長は「政府の英断を心からお願いしたい」などと運用見直しを求めた。

 政権発足直後に500人前後だった1日の全国の新規感染者数は、5倍近い2500人程度まで増加。西村康稔経済再生相は「勝負の3週間」と銘打ち、集中的なコロナ対策を訴えた。専門家の一人は「『旅行は行っていいのに宴会やってはいけない』というメッセージは混乱を招く」と警鐘を鳴らしていた。

 しかし、政権は感染拡大との影響をあいまいにし、トラベルを止めなかった。首相に近い自民党幹部は「地方はトラベルがあるからやっていける。止める必要はない」。首相側近はこんな見通しを示していた。「感染者が増えれば、国民の警戒感が高まり、自然とピークアウトするのでは」

 首相がようやく全国の一斉停…

6847チバQ:2021/07/25(日) 19:51:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e33eb6bac1c26d48ed29027dd248a7247ab6935
首相は「言葉磨き」で的確な説明を…高村正彦・元自民党副総裁[政治の現場]決戦の足音<8>
7/24(土) 5:00配信

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読売新聞オンライン
インタビューに応じる元自民党副総裁の高村正彦氏(15日、東京都千代田区の党本部で)=源幸正倫撮影

 菅首相の特性は、国民のために働く、必要なことは断固やるという思いが強いことだ。

 新型コロナウイルスのワクチン接種目標で「1日100万回」を掲げた際、世間は冷笑したが、現実はそれ以上となった。首相が思い描く通り、希望者全員が10月、11月の早い時期までに2回接種できれば、ワクチンはゲームチェンジャー(流れを変える存在)になり得る。ただ、急がせたあまり、供給が追いつかないという副作用も出ており、十分な手当てと説明が必要だ。

 政治はメッセージか結果かと言えば、結果だ。良い結果を出すために的確なメッセージと説明が必要なことも事実だ。首相も心がけてはいるが、さらに言葉を磨いてほしい。

 首相は昨秋の自民党総裁選で圧倒的多数で選ばれ、1年しかたっていない。「我と思わん者は手を挙げ」とやるのが普通だが、コロナとの戦いという有事では、平時と違った対応も考えられる。具体的にどうするかは、現役の人で決めてもらいたい。

 衆院選に小選挙区制が導入されて、政権選択の側面が強くなり、候補者は党首の人気に頼るようになった。候補者自身も選挙民と信頼関係を築き、どんな状況でも自分だけは生き残るという覚悟と努力が必要だ。

 不平不満を匿名で漏らす議員もいるが、党全体の足を引っ張るだけだ。政権や党幹部の言動に疑義があれば、直言すれば良い。

 細川政権時代(1993〜94年)、自民党の首相・議長経験者で構成する党最高顧問会議の面々が、料亭で懇談し、終了後に取材を受けていた。長老支配の印象を与え、悪評だった。私と谷垣禎一氏(後に自民党総裁)、町村信孝氏(後に衆院議長)らで、会議の事務局長役だった田村元・元衆院議長に進言した。田村氏は憤然としたが、結果として廃止に動いてくれた。

 私は2大政党論者であるから、政権担当可能な野党の出現を心から願っている。立憲民主党は民主党政権時代の失敗を何ら総括していない。安全保障法制を頭から否定し、「徴兵制」が導入されるかのようなパンフレット50万部を作成したこともそうだ。幹部には、立民は新しい政党で民主党とは関係ないという人さえいる。立民で失敗したら、また新たな党を作り、我々は関係ないと言うのだろうか。

 憲法学者の約7割が違憲もしくは違憲の疑いがあると言う中で、自衛隊合憲を当然のこととする立民が憲法への明記に反対というのは訳が分からない。「立憲」民主と名乗る以上、自民以上に憲法への明記を主張するべきではないか。

 自民の河本派会長だった河本敏夫氏(元通産相)は、筋金入りの平和主義者で、旧制姫路高校在学中には、軍事教練の際に反戦演説を行い、放校になった。だが、1991年の湾岸戦争後に、海部内閣がペルシャ湾への掃海艇派遣でしゅん巡した際、私の目の前で、首相と官房長官に「自衛隊を出さないと大変なことになる」と電話で進言した。野党が政権を目指すならば空想的平和主義ではなく、現実的平和主義の固まりを作らないと駄目だ。

 政治家は、国民のために働くことに喜びを感じない人がなると自身が不幸になるし、国民を幸せにはできない。振り子が右に振れようが左に振れようが、自分の頭で現実的、合理的に何が国益かを考えられる政治家が育つことを願う。

 1980年衆院選で初当選。経済企画庁長官として初入閣し、外相、法相、防衛相を歴任した。2000年に旧河本派を引き継ぎ、翌01年に高村派。12年9月から、議員引退後の18年9月まで党副総裁。現在は党憲法改正推進本部最高顧問を務める。79歳。

6848チバQ:2021/07/25(日) 20:25:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/46e0da5d9f84f0cfc286cdc76d557c3f0927de34
稲田氏が著書で独自色…自民保守派は反発、安倍氏も距離
7/25(日) 8:19配信

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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の稲田朋美・元防衛相=似顔=が独自色を強めている。今月、著書「強くて優しい国」(幻冬舎)を出版し、性的少数者(LGBT)の支援や女性活躍の推進を盛り込んだ。ただ、党内の保守派からは厳しい視線を向けられ、微妙な立場に置かれつつある。

【写真】歴代首相の花押…ローマ字の組み合わせもあった!

 稲田氏はかつて安倍前首相の「秘蔵っ子」として党政調会長や防衛相を歴任し、「次世代の保守派のリーダー」と目された。だが、最近では選択的夫婦別姓をめぐって旧姓を戸籍に併記する案を提唱したほか、LGBTに対する理解増進法案を国会提出しようとした。いずれも、保守派の反発が強いテーマだ。

 19日に出版した著書では、憲法改正や「敵基地反撃能力」の必要性を訴える一方で、ひとり親家庭やLGBTの支援も掲げ、「『保守』とは多様性を認め、寛容ということだ」と訴えた。「20年後の自由で公平で豊かな日本を創るためにどんな重責でも担う覚悟がある」と首相への意欲もつづった。

 そんな稲田氏に、安倍氏は距離を置くようになっている。5月と6月に月刊誌で「ポスト菅」候補として挙げた計7人の中に稲田氏の名前はなかった。

6849チバQ:2021/07/28(水) 13:33:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ba63f022c759c1e8e5c4c3af2077828dcce753a
自民総裁選管、来週にも発足 日程焦点、駆け引き激化へ
7/28(水) 7:11配信

時事通信
自民党本部(東京都千代田区)

 自民党は菅義偉首相の党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選に向け、来週にも総裁選挙管理委員会を発足させ、初会合を開く。


 複数の党幹部が27日、明らかにした。再選を狙う首相は総裁選を衆院選後に先送りしたい考えとみられるが、総裁選の先行を求める声もあり、日程をめぐる議論が当面の焦点となる。決定期限の8月末に向け、党内の駆け引きが激しくなりそうだ。

 総裁公選規程によると、総裁選管は党所属議員11人からなり、8月末までに総裁選日程を決定し、公表しなければならない。党執行部は党内各派からの委員推薦を週内にも締め切り、新委員の都合が付けば初会合を来週、第2回会合を8月後半に開く方向で調整している。

 初会合は委員長の互選にとどめ、2回目の会合で日程を決めることを想定している。

 9月5日の東京五輪・パラリンピック閉幕後の政治日程は窮屈だ。衆院議員任期満了が10月21日に迫る中、大会成功やワクチン接種進展の成果を掲げて衆院選を乗り切り、総裁選を無投票再選で切り抜けるのが首相の基本戦略とされる。通常なら9月中下旬に行われる総裁選については、まずは両院議員総会決定による短期の「総裁任期延長」を模索するとみられる。

 しかし、思惑通りに運ぶ保証はない。報道各社の内閣支持率は過去最低水準に落ち込み、党内では「菅首相は選挙の顔にならない」(岸田派中堅)と衆院選前の総裁交代を求める声がくすぶる。新型コロナウイルスの東京都の新規感染者数は27日に過去最多を記録。今後、感染拡大の責任を問う声が強まる可能性も否定できない。

 「総裁任期延長」に理解を得られない場合、9月中下旬の総裁選実施をいったん決めた後に衆院解散に踏み切り、総裁選を「凍結」するシナリオも取り沙汰される。ただ、執行部にも「あまりテクニカルに考えない方がいい」(二階俊博幹事長)との声があり、先行きは不透明だ。

6850チバQ:2021/07/30(金) 23:16:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/04c3c8a9174f1a91753b0d727911d856006ead6e
自民、総裁選へ動き本格化 「衆院選前か、後か」焦点
7/30(金) 23:03配信

産経新聞
東京・永田町の自民党本部

自民党は近く菅義偉首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選の管理委員会を立ち上げ、準備を本格化させる。昨年9月の総裁選は安倍晋三前首相の予期せぬ降板を受け「簡易型」で実施したが、今回は党員・党友投票による本来の「フルスペック」で行うことを前提に調整を進める。任期満了を10月に控えた衆院選に先行して総裁選を実施するのか否かも注目される。

簡易型に「党員軽視」批判

総裁公選規程では、投票日を「任期満了日前10日以内」とし、8月末までに日程を公表すると定めている。今回も同月内に結論を出す流れで、総裁選選管は同月3日に初会合を開き、経験者の野田毅元自治相が委員長に選出される見通しだ。

総裁選は原則、党大会で国会議員票と党員票で争われる。ただ、前回は安倍氏の後任を早期に決める必要があったため、国会議員票と都道府県連の代表者各3人による投票で菅首相が新総裁に選ばれた。

一方、簡易型の総裁選には「党員軽視」との批判がつきまとう。野田聖子幹事長代行は20日の記者会見で「原理原則に基づき、全党員の一票一票の積み重ねで民主的に決めるべきだ」と強調した。こうした意見を踏まえ、党ベテランは「フルスペックの総裁選をやる方向だ」と語る。

無投票再選の道筋

衆院選と総裁選の時期も焦点となる。総裁選をめぐっては9月上旬の告示、下旬の投開票という日程が想定されている。しかし、続投に意欲を示す首相が総裁選告示直前などに衆院解散に踏み切れば、総裁選は衆院選後に先送りとなる公算だ。

首相を支える党執行部はこれまで衆院選後の総裁選を想定してきた。衆院選に勝てば首相の功績となり、無投票再選の流れができるとの計算があった。ただ、最近は総裁選先行論が強まっている。有力な対抗馬が見当たらないなど無投票再選の道筋を見いだしつつあるためだ。首相に近い党重鎮は「時期がくれば淡々とやればいい」と語る。

内閣支持率は感染者数次第

とはいえ、新型コロナウイルス対策が批判されている菅内閣の支持率が低迷を続ければ、党内から「総裁選で『選挙の顔』を変えるべきだ」との声が強まる可能性がある。党関係者は「感染者が増えると支持率は下がる。8月の支持率が重要だ」と述べており、総裁選日程をめぐる駆け引きはしばらく続きそうだ。(広池慶一)

6851チバQ:2021/07/30(金) 23:17:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/865aad1091eaa0d311e668e7d3b5ad0367d79fa1
安倍晋三氏の不起訴不当に地元賛否 衆院選への影響憂える山口県議
7/30(金) 20:27配信

毎日新聞
「桜を見る会」前夜祭を巡る安倍晋三前首相の公職選挙法違反容疑について「不起訴不当」とした検察審査会の議決書を張り出す職員=東京都千代田区で2021年7月30日午後3時、竹内紀臣撮影

 安倍晋三前首相(66)の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の収支を政治資金収支報告書に記載しなかったとして政治資金規正法違反(不記載)と公職選挙法違反(寄付の禁止)容疑などで告発され、不起訴(容疑不十分)処分となった安倍前首相について、東京第1検察審査会は「公選法の不起訴は不当」と議決した。


 安倍前首相の地元・山口県下関市では、検察審査会の判断に賛否の声が上がった。

 市内の無職女性(86)は「何か問題があるから不起訴不当になったのだと思う。お父さんの代から応援してきたが、安倍さんは問題が多くてもう支持できない。再捜査するなら徹底的にしてほしい」と話す。会社役員の男性(70)も「安倍さんを支持した人を優遇し、接待する場と化していたのが『桜を見る会』の実態だ。安倍さんが補塡(ほてん)を知らなかったはずはなく、まさしく寄付だと思う」と述べ「審査会の判断を受けて、検察は全体像をしっかりとらえて判断すべきだ」と語気を強めた。

 一方、「桜を見る会」に呼ばれた経験のある会社社長の男性(61)は「検察にも呼ばれて何度も説明したが、会費は料理の割には高すぎると感じた。事務所の補填を聞いた時は驚いたが、周囲の誰も寄付や供与を受けたなんて思っていなかった」と強調。「審査会が判断したのなら、もう一度しっかり捜査すればいい。それで終わりにしてほしい」と続けた。

 県政界の反応もさまざまだ。自民党県議は「もう一回、捜査するというならそれを待つしかない。秋の衆院選に影響がなければいいが」と憂慮し、共産党の県議は「このまま終わるようでは市民、国民を冒とくしているとしか思えない。今回の決定には司法、検察の姿勢が問われている」と話した。【大坪菜々美、林大樹】

6852チバQ:2021/08/01(日) 09:39:23
あえら
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021073100002.html
安倍前首相の総裁選で再々登板は絶望的 桜を見る会不起訴不当で「被疑者」へ逆戻り  
2021/07/31 09:16AERA dot.

安倍前首相の総裁選で再々登板は絶望的 桜を見る会不起訴不当で「被疑者」へ逆戻り  

「桜を見る会」で挨拶する安倍晋三前首相(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

 安倍晋三前首相の政治団体が「桜を見る会」前日に主催した前夜祭の収支を巡り、東京第一検察審査会は、公選法違反や政治資金規正法違反の疑いで刑事告発された安倍氏と元公設秘書を不起訴とした東京地検特捜部の処分について、一部を「不当」と議決した。



 東京第一検察審査会の議決書には、<本件不起訴処分は、被疑者安倍晋三について、公職選挙法違反及び政治資金規正法違反は不当である>と冒頭に記されている。

 検察審査会が安倍前首相に対して「不起訴不当」と判断した理由について、前夜祭で安倍前首相側が地元有権者の費用の一部を支払っていたことが公職選挙法の有権者への寄附行為にあたること。そして支払った金額を政治資金収支報告書に記載していなかったことは、政治資金規正法違反にあたるのではないかと指摘している。自民党閣僚経験者は「不起訴不当」の一報を聞き、こう語る。

「すでに終わった事件と思っていた。不起訴不当で再捜査となると安倍前首相はしばらくは表舞台には出ることができない。キングメーカーとして動けず、政局はますます、流動化する」

 すでに昨年12月、捜査していた東京地検特捜部は、安倍前首相に対して嫌疑不十分と判断。元公設秘書のみ略式起訴され、罰金を納めた。それが一転「不起訴不当」の判断となった。

 議決書では、東京地検特捜部の捜査や判断についてこう記していた。

<前夜祭における会費収入を上回る費用が発生し、その不足額を(安倍前首相の)後援会側が補てんした事実が認められるものの、寄附を受けた側に、寄附を受けた認識があったことを認定する証拠がないとする。しかし、寄附の成否は、あくまで(前夜祭に参加した)個々に判断されるべきであり、一部の参加者の供述をもって参加者全体について寄附を受けた認識に判断の目安をつけるのは不十分>

 特定の参加者の供述だけで寄附ではないとした特捜部の判断に疑問を呈していた。そして、安倍前首相のついてはさらに踏み込んでいる。

<被疑者安倍の犯意について(会費の)不足額の発生や支払等について、秘書と被疑者安倍の供述だけではなく、メール等の客観的資料も入手した上で被疑者安倍の犯意の有無を認定すべき>

<十分な捜査を尽くしたうえでこれを肯定する十分な証拠がないとは言いがたく、不起訴処分の判断には納得がいかない>

6853チバQ:2021/08/01(日) 09:39:41
特捜部に対し、安倍前首相の事情聴取だけにとどまらず、客観的証拠などを精査し、より突っ込んで捜査すべきと強く求めているのだ。今後、特捜部は安倍前首相を再捜査することになる。

 公職選挙法違反容疑で、議員辞職に追い込まれた菅原一秀元経産相は、検察審査会で「起訴相当」と議決された。だが、安倍前首相の場合は、一つ手前の「不起訴不当」。

 再捜査で安倍前首相に被疑事実がないとされた場合は、そのまま不起訴となる。だが、検察幹部はこう胸の内を語る。

「検察審査会に担当検事が呼ばれたことは聞いていた。しかし、今回、不起訴不当が出るとは思いもしなかった。検察審査会は一般市民が申し立てを受けた事案について判断を下す。検察と市民感覚の違いを痛感させられた。議決書をよく読むと、特捜部の捜査は甘い、相手が首相なので忖度したんじゃないかと読める。政治、検察への不信感が滲み出ている。これまで不起訴不当であれば、再捜査でも不起訴が定番だったが、今回はそう簡単にはいかないのではないか。検察にとっても大きな試練だ」

 一方、安倍前首相はこうコメントした。

「検察当局が厳正な捜査を行い、全面的に協力をしてまいりました。その結果、不起訴との判断が示されたと承知をしています。今後、当局の対応を、静かに見守りたい」

 一般市民が判断する検察審査会。7年8か月続いた安倍一強の長期政権下で、桜を見る会だけでなく、疑惑はいくつもあった。国民の政治不信を率直に表現しているのが、議決書の<まとめ>の部分だ。

<「桜を見る会」は税金を使用した公的な行事であるにもかかわらず、本来招待されるべき資格がない後援者の人達が多数参加しているのは事実であって(中略)厳格かつ透明性の高いものにしてもらいたい>

 安倍前首相の「桜を見る会」の私物化をこう疑問視していた。

<「桜を見る会前夜祭」の費用の不足分を現金で補てんしているが、現金の管理が杜撰。(中略)疑義が生じないように証拠書類を保存し、透明性のある資金管理を行ってもらいたい>

 税金が発生しない「特別扱い」の政治資金について、厳格であるべきとも指摘。そして最後に以下のように締めくくっていた。

<政治家はもとより総理大臣であった者が、秘書がやったことだと言って関知しないという姿勢は国民感情として納得できない。国民の代表者である自覚を持ち、清廉潔白な政治活動を行い、疑義が生じた際には、きちんと説明責任を果たすべきと考える>

「前夜祭」について、安倍前首相は国会で虚偽答弁を繰り返した。まったく説明責任を果たしていないことを議決書は痛烈に批判しているのだ。前出の自民党閣僚経験者がこう言う。

「菅原氏の時もそうだが、検察審査会は怖い。五輪の開会式は不参加だったが、安倍前首相は台湾訪問を公表したばかり。秋の解散総選挙、自民党総裁選を見据えて、キングメーカーに上り詰める、場合によっては再々登板も視野に入れた動きをしていた。今回の検察審査会の不起訴不当は大誤算だったはず。安倍前首相は手足を縛られ、動きは止めざるを得ないだろう」

「次の一手」が封じられつつある安倍前首相。東京地検特捜部の再捜査に注目が集まる。
(AERAdot.編集部 今西憲之)

6854チバQ:2021/08/01(日) 09:50:22
https://www.tokyo-np.co.jp/article/120868?rct=politics
選手の活躍「政権に力」 五輪開催で自民河村氏
2021年7月31日 18時08分 (共同通信)
 記者団の取材に応じる河村建夫元官房長官=31日午後、山口県宇部市
 記者団の取材に応じる河村建夫元官房長官=31日午後、山口県宇部市

 自民党の河村建夫元官房長官は31日、東京五輪で日本代表選手が活躍すれば、秋までにある次期衆院選に向けて政権与党に追い風となるとの認識を示した。山口県萩市の会合で「五輪で日本選手が頑張っていることは、われわれにとっても大きな力になる」と述べた。
 新型コロナウイルスが感染再拡大する中での五輪開催に批判的な声があることには「五輪をやっていなくてもコロナが増えていたと思う」と主張し「五輪がなかったら、国民の皆さんの不満はどんどんわれわれ政権が相手となる。厳しい選挙を戦わないといけなくなる」とも語った。

6855チバQ:2021/08/01(日) 09:51:06
https://www.tokyo-np.co.jp/article/120710?rct=politics
菅首相、開催基準示さぬまま五輪に突入した責任に言及せず 本紙の質問はぐらかし続ける
2021年7月30日 23時39分
<民なくして 2021年夏>
 菅義偉首相は30日の記者会見で、東京五輪を中止しない考えをあらためて示した。だが、本紙が開幕前の4月以降、首相の会見で繰り返し質問した感染拡大につながるリスクへの認識や、開催の可否を判断する基準は一度も正面から説明していない。国民の不安と疑問に向き合わず、感染拡大を抑えることもできず、自ら「異例」と認める緊急事態宣言下の五輪に突入した責任にも言及しないままだ。(木谷孝洋)
◆科学的根拠なく「安全・安心」繰り返す
 首相は30日の会見で「東京五輪・パラリンピックを予定通り開催するか」と問われ「自宅でテレビ観戦してもらえるようにしていきたい」と答えた。
 本紙が質問した4月以降の首相会見で浮かび上がったのは、科学的な根拠や基準を示さず「安全・安心な大会を実現する」と繰り返す首相の説明姿勢だ。

◆論点ずらし責任回避
 4月23日の会見で「国民の命を守ることより五輪が優先されていないか」と指摘し、開催を判断する際のコロナ感染状況の基準を示すよう求めた。首相は「IOC(国際オリンピック委員会)が開催の権限を持っている」とかわし「安全・安心な大会にするために東京都、組織委員会、政府でさまざまな対応を取っている」と強調。具体策で触れたのは、海外からの観客受け入れを見送る従来の方針だけだった。
 本紙は5月14日に再度、開催基準を設けて判断すべきだと投げかけた。首相は「感染拡大を食い止め、国民の命と健康を守ることが最優先だ」と答え、ワクチン接種の加速や入国する大会関係者の絞り込みなどの対策を並べただけ。基準には触れずに、またも「安全・安心の大会実現は可能」と言い切った。
 緊急事態宣言中の同28日には、宣言下で五輪の開催は可能かと質問。IOCのコーツ調整委員長が「もちろんイエスだ」と明言していたためだが、首相は直接答えず「当面は宣言を解除できるようにしたい」と論点をずらした。
 にもかかわらず、東京に4度目の宣言を発令することを表明した7月8日の会見では、冒頭に「宣言の下で異例の(五輪)開催となった」と発言。宣言の有無に関係なく「五輪ありき」だったことを事実上認めた。五輪開幕後の27日には、東京都の新規感染者数が過去最多の2800人超に達し、官邸で記者団が「中止の選択肢はないのか」と問うと「ない」と明言している。
◆上西教授「メディアは責任問題を指摘し続けて」
 安倍政権時代、閣僚らが意図的に論点をずらしたり、すり替えて答えていると批判した法政大の上西充子教授は、首相の説明について「五輪に関する疑問点に一切答えず、言質を与えない姿勢に徹している。五輪に関する責任が大きいが故に、その責任を回避しようとしている」と指摘。「日本選手のメダル獲得が続けば世論も沸き立つと考えているのだろうが、メディアは首相の責任回避について問題点を指摘し続けるべきだ」と話す。

6856チバQ:2021/08/03(火) 10:30:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/25c2ea6ca78f7864aa5d0e3465503ce3262a4e06
資金パーティー、3度目延期 コロナ下、衆院選控え苦悩 自民2派
8/3(火) 7:07配信

時事通信
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下の自民党本部=2日午後、東京都千代田区

 自民党二階、石原両派は2日、東京都への緊急事態宣言の期限が8月31日まで延長されたことに伴い、政治資金パーティーの開催時期を延期した。

 新型コロナウイルス感染が急拡大する中で実施すれば世論の反発を浴びかねないためだ。ただ、秋の衆院選を控え「軍資金」の確保は不可欠で、対応に頭を悩ませている。

 両派は当初、いずれも6月に開く予定だった。しかし、累次の宣言発令や期間延長を受け、それぞれ3度目の延期を決定。新たな日程について二階派は未定で、石原派は9月15日とした。

 二階派関係者は「9月になると思う。今週中には決めたい」とした上で、「コロナの状況や党総裁選、衆院選が入るかもしれないと考えると先が読めない」と表情を曇らせる。石原派関係者は「衆院選へ金があるに越したことはないが、他派閥に先んじるのは避けたい。日程に余裕がなく開催は運次第だ」と漏らした。

 自民7派閥のうち、パーティーを実施していないのは4派。細田派は9月6日、竹下派は同7日の予定だ。竹下派幹部は「宣言下で開いたら笑われる」と述べ、感染状況によってはさらなる延期の可能性を示唆した。

 一方、麻生派は4月、岸田、石破両派は7月にそれぞれ、東京都が宣言中ではない期間に済ませた。ただ、岸田、石破両派は4度目の宣言開始直前となったため、インターネット上では「こんなときにパーティーをやっている場合か」との批判を招いた。

 また、岸田派では開催直後に秘書ら6人の感染が発覚。パーティーに起因するクラスター(感染者集団)発生の可能性も指摘され、同派幹部は「多くの皆さまに不安を与え、おわびしなければならない」と陳謝している。

6857チバQ:2021/08/03(火) 13:58:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/6137aa4f385885ba7caeddb28c015d153a317561
異例の幹事長5年、二階氏の「にらみ」健在…自派閥優遇に不満の声「世間から古い体質と見られる」
8/3(火) 12:55配信

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(写真:読売新聞)

 自民党の二階幹事長が3日、就任から5年を迎える。党内ににらみをきかせて政権運営を支える一方、「二階派を優先しすぎだ」などと不満もくすぶっており、次の党役員人事での処遇に注目が集まっている。

 二階氏は2日、党本部で都議会自民党の幹事長に就任した小宮安里都議らのあいさつを受けたほか、経済産業省から政策の説明を聞いた。先の都議選では候補者の応援に回り、土石流災害があった静岡県熱海市への視察を計画するなど、82歳の二階氏は精力的に活動している。

 二階氏は2016年8月、自転車事故で入院した谷垣禎一前幹事長に代わり、幹事長に就任した。幹事長は1〜2年で交代するのが通例だが、20年9月には師と仰ぐ田中角栄・元首相を抜いて在職日数は歴代最長となった。

 力の源泉は、与野党に広がる人脈に加え、政局の先を見据えた判断力だ。安倍首相時代には党総裁任期延長の検討を打ち出し、安倍氏の総裁連続3選に道を開いた。安倍氏が辞任表明すると、いち早く当時の菅官房長官を支持し、菅首相誕生の流れを作った。

 通常国会では、内閣不信任決議案が提出されれば「(首相は衆院を)直ちに解散する」と繰り返し、野党をけん制した。公明党の山口代表は「経験豊富で党の実権を持っている。二階氏抜きに政治は考えられない」と評する。

 一方、党内では二階氏が幹事長ポストに座り続けることに批判的な見方もある。人事や選挙区調整などを巡り、「二階派に有利な判断や裁定が多すぎる」(他派閥の閣僚経験者)との声は少なくない。

 二階氏は3月、菅首相の続投支持を早々に表明した。首相は衆院選を制して総裁選を無風で乗り切る戦略を描いており、二階氏周辺は「首相を支えて衆院選に勝利した幹事長を代える理由はない」と続投をもくろむ。ただ、党内には「二階氏が居座れば、世間から古い体質の党と見られる」との声も出始めている。

6858チバQ:2021/08/03(火) 13:59:02
ついにボケたか!?


https://news.yahoo.co.jp/articles/667593393400dc3f053df488426fd82d4beed55b
二階幹事長「菅首相は『続投してほしい』の声が国民の間にも強い」


8/3(火) 12:54配信

FNNプライムオンライン

自民党の二階幹事長は3日、記者会見で菅首相の任期満了に伴う総裁選について「今すぐ菅首相を代える意義は私は見つからない」と述べ、続投支持を明言した。一方、二階氏は3日、2016年の幹事長就任から5年を迎え、幹事長在職日数は歴代最長を記録、異例の長さとなっている。


二階氏は会見で自民党総裁選について問われ「審判をしなければいけない立場だから、できるだけ党内を公平に見守っていきたいと思っているが、菅首相がしっかり頑張っていて、今すぐ菅首相を代える意義は私は見つからない。むしろ『続投してほしい』という声の方が国民の間にも党内にも強いのではないかと判断している」と述べて、菅首相の続投支持を表明した。

さらに二階氏は「総裁選は総裁たる人が手を上げる、そういう人が複数あった場合に選挙になる。今のところ複数の候補になる見通しはない」と述べ、菅首相の無投票再選の可能性にも言及した。総裁選への出馬を模索する議員を牽制する狙いもありそうだ。

一方で二階氏は幹事長就任から3日で5年となったことについて「毎日、毎日が全力投球ということでその積み重ねで、皆さんの協力のおかげでたどり着くことができた」と語った。
しかし、歴代最長の5年という異例の長さで幹事長ポストに留まり続けていることに、党内で不満の声も少なくない。次の自民党役員人事で二階氏を幹事長に留任させるのか、処遇に注目が集まっている。

政治部
https://news.yahoo.co.jp/articles/667593393400dc3f053df488426fd82d4beed55b

6859チバQ:2021/08/03(火) 18:53:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8b008652f9877820a6f73cbf3972a2062ec5d1b
自民総裁選、26日に日程決定 党員・党友投票を実施へ
8/3(火) 18:17配信
毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

 自民党の総裁選挙管理委員会は3日、菅義偉首相の任期満了(9月30日)に伴う総裁選に関する初会合を開き、26日の次回会合で総裁選日程を決定することを確認した。委員長には野田毅元自治相を互選した。野田氏は会合終了後、記者団に「規程にのっとる」と述べ、党員・党友投票を実施する方針を明らかにした。

 党の総裁公選規程では、総裁選の日程は任期満了の1カ月前までに総務会の決定を経て公表することになっており、投開票日は規程上9月20〜29日となる。ただし、衆院解散などの場合は日程が凍結される。首相は自身の総裁任期中に衆院を解散する考えを表明しており、新型コロナウイルスの感染状況もにらみながら、全体の日程を調整する。【東久保逸夫】

6860チバQ:2021/08/03(火) 18:55:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fabe160f714392c77dc676b64c86b0095153f15
自民二階派パーティー延期 コロナ踏まえ9月に
8/3(火) 16:30配信

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産経新聞
自民党・二階俊博幹事長=3日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党二階派(志帥会)は3日、東京都内のホテルで31日に開催予定だった派閥の政治資金パーティーを9月9日に延期すると決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で東京都などに緊急事態宣言が発令されたことを踏まえた。

6861とはずがたり:2021/08/04(水) 00:25:40
粛々と菅再選のレールを敷く二階さん。今回は党員投票もやるよとのことで菅には不利に思えるけど二階通の間では無投票再選の流れみたい。特に失政のなかった菅総裁を1年も経たない内に引き摺り下ろそうと考える人は我が自民党には一人もいないでしょうと嘯く二階の声が聞こえてきそうだw

二階幹事長「菅首相は『続投してほしい』の声が国民の間にも強い」
2021年8月3日 14時53分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/121529

 自民党の二階俊博幹事長は3日の記者会見で、菅義偉首相の任期満了に伴う自民党の総裁選について「総裁がしっかり頑張っておられる訳でありますから、総裁を変える意義は見つからない。むしろしっかり続投していただきたいという声の方が、国民の間にも党内にも強いんではないかと判断をいたしております」と述べ、続投を支持する考えを明言した。
 さらに二階氏は「基本的には、総裁選挙は総裁たらんとする人が複数あった場合に、選挙になる。今のところ複数の候補になりうるかどうかの見通しはない」と指摘。「ですから、現職が再選される可能性が極めて強い、こういう状況であるということは、誰もが承知の通りであります」と強調した。

6862チバQ:2021/08/04(水) 05:13:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/af321181782629baf07d9b8f3d21c3bfd7843d50
「番頭」失う石破氏 険しさ増す総裁への道
8/3(火) 20:52配信

産経新聞
自民党石破派のパーティーで登壇する石破茂元幹事長(右から5人目)と派閥の議員ら =7月8日午前、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

自民党の石破茂元幹事長の党総裁・首相への道のりが険しさを増している。石破氏が顧問を務める石破派(水月会、17人)の代表世話人を務め、過去4回の総裁選で石破氏を支えた番頭格の鴨下一郎元環境相が次期衆院選に出馬せず政界引退する意向を固めたためだ。石破派内では次期総裁選での不戦論も漏れる。

「70歳を超えたら、次の選挙は出ないと以前から決めていた」

鴨下氏は2日午後、石破派所属議員に電話し、72歳という年齢を理由に引退する考えを伝えた。派閥中堅は「昨年から鴨下氏の考えは決まっていた」と語る。鴨下氏は昨年10月、派閥会長を辞任した石破氏による後継指名を断った。このとき、「いつまでも石破氏の面倒をみられないから」と冗談めかして周囲に説明したという。

鴨下氏は、過去の総裁選で3回、石破氏の推薦人代表を務めるなど陣営で中核的な役割を担い、厳しい戦いに臨む石破氏の精神的支柱だった。

石破派は石破氏の辞任以降、山本有二元農林水産相や伊藤達也元金融担当相らベテランが派閥を休退会するなど勢いを失っている。鴨下氏が引退の考えを固めたことについて、同派幹部は「明鏡止水の心境(であること)は変わらない。政策勉強会としてやっていくだけだ」と述べるにとどめた。

石破氏は国民的な人気は高いが、党所属国会議員の支持で広がりを欠く。党の厚生労働族の重鎮として一定の影響力を持つ鴨下氏が引退することは、石破氏にとって総裁選出馬に必要な党所属国会議員20人の推薦人集めが一層厳しくなったことを意味する。派閥中堅は「次の総裁選は石破派は『非武装中立』だろう」と述べ、石破氏を擁立せず菅義偉首相の再選に協力する考えもにじませた。

(奥原慎平)

6863チバQ:2021/08/04(水) 05:14:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8904adce43d1c0c0287a14f2f388039964ead6e3
総裁選キックオフ 支持低迷も「菅降ろし」気配なし
8/3(火) 20:48配信

産経新聞
自民党は3日、菅義偉首相の党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選の選挙管理委員会の初会合を党本部で開いた。今後、日程や手順の協議が本格化する。衆院選を間近に控える中、新型コロナウイルスの感染拡大もあって内閣支持率は低迷し、党内の危機感は強い。だが、現時点で首相以外に有力な立候補の動きは見当たらず、「菅降ろし」の気配も乏しい状況となっている。

選管会合で二階俊博幹事長は「公平、公正だ。皆さんの協力をお願いしたい」と強調した。選管は野田毅元自治相を委員長に選出。昨年9月の前回とは異なり、党員・党友投票を含む「フルスペック」での実施も確認した。総裁公選規程では投開票日は9月20〜29日の間となり、今月中に決定する。

首相は7月、読売テレビ番組で再選出馬について「時期がくれば当然のことだろう」と語った。現職首相がいち早く手を挙げるのは異例だ。二階氏も3日の記者会見で「しっかり頑張っているので、今すぐ代える意義は見つからない」と述べた。「今のところ複数の候補になる見通しはない」とも語り、無投票の可能性に言及した。

首相や二階氏には、他の立候補を牽制(けんせい)する狙いもあるとみられる。政権幹部は、衆院解散で総裁選日程が「凍結」されるか、首相の無投票再選が決まった後に衆院選に突入するという青写真を描く。

実際、「ポスト菅」とされる面々は慎重だ。前回総裁選で首相に挑んだ岸田文雄前政調会長は「(総裁選の動きを)注視していきたい」と述べるにとどめている。

内閣支持率回復の兆しがないにもかかわらず「菅降ろし」が顕在化しないのは、安倍晋三前首相や二階氏ら党内有力者、主要派閥がそろって首相の続投を支持しているからだ。平成21年の麻生太郎政権末期に麻生氏の退陣を要求する「麻生降ろし」が起き、結果的に民主党に政権を明け渡した苦い記憶もある。中堅議員は「右往左往すればむしろ支持を失う。菅首相で戦うしかない」と話す。

一方、中堅・若手からは複数候補による総裁選の実施を求める声も上がった。鈴木馨祐元外務副大臣は3日、ツイッターに「コロナ対策を含めた議論を徹底して戦わせることこそが国民の皆さんの信頼に応える自民党の姿だ」と投稿し、無投票に異論を唱えた。

(永原慎吾)

6864チバQ:2021/08/04(水) 10:06:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c75a8dfca4cbfe9b1332d17e1e885dd6d980c12
二階氏、自民幹事長在職5年に 他派閥と摩擦、続投が焦点
8/4(水) 7:07配信
時事通信
記者会見する自民党の二階俊博幹事長(中央)=3日午前、東京・永田町の同党本部

 自民党の二階俊博幹事長が3日、在職5年を迎えた。

 菅義偉首相の信頼が厚く、政権の後ろ盾として、歴代最長の在任記録を更新中だ。ただ、自ら率いる二階派優遇とも指摘される党運営には他派の批判も根強い。秋の衆院選後に想定される党役員人事で続投するかが焦点となっている。

 二階氏は2016年8月、谷垣禎一氏の後任として安倍晋三首相(当時)に起用された。安倍氏辞任による20年9月の党総裁選では、菅氏を真っ先に支持し、政権誕生の立役者となった。82歳と高齢だが党運営や国会運営を取り仕切る鋭い政局勘は健在で、「党内で最も政治的技術を持つ」(安倍氏)と評される。

 二階氏は3日の記者会見で「党員・党友の協力のおかげできょうまでたどり着けた。しっかり謙虚に取り組んでいきたい」と語った。

 一方、他派閥からは「長過ぎる弊害」を指摘する声も上がる。党人事で要職への二階派メンバー起用が目立つほか、衆院選の候補者調整では、群馬1区など内部の公認争いを抱える選挙区の多くに二階派が絡み、摩擦が生じている。

 二階派のベテラン議員は「二階氏は政権の安定に不可欠だ」と、衆院選後も幹事長続投を求めていく構えだ。二階氏と距離を置く安倍氏、麻生太郎副総理兼財務相、甘利明税調会長の「3A」は続投阻止へ連携を強めている。

6865とはずがたり:2021/08/04(水) 22:40:35

大人しくして自民党の大敗を待つ作戦に切り換えたらしいがもう石破の旬は過ぎて河野とか野田辺りになりそう。議長にも下野して大安売りの時でも総裁にもして貰えないんちゃうか

石破氏「菅首相で衆院選を」 総裁選出馬は明言避ける
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e7%9f%b3%e7%a0%b4%e6%b0%8f%e3%80%8c%e8%8f%85%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%a7%e8%a1%86%e9%99%a2%e9%81%b8%e3%82%92%e3%80%8d-%e7%b7%8f%e8%a3%81%e9%81%b8%e5%87%ba%e9%a6%ac%e3%81%af%e6%98%8e%e8%a8%80%e9%81%bf%e3%81%91%e3%82%8b/ar-AAMUqfQ?ocid=st
共同通信社 2021/08/04 10:01

 自民党の石破茂元幹事長は4日のラジオ日本番組で、次期衆院選について「昨年の総裁選で菅義偉首相を圧倒的に選んだ。首相の下で一生懸命やって、審判を仰ぐのも一つの考え方だ」と述べた。自身の総裁選出馬に関しては「単なる人気とか、そんなもので決めることではない」と明言を避けた。

 自身も立候補した昨年9月の総裁選を巡り「菅首相の実直さや、組織を管理する能力をみんなが評価した」と指摘。衆院選については「仮に国民が(自民党を)選ばなければ、自民党は体制を刷新する。一つの国民に対する敬意の表し方だ」と強調した。

6866チバQ:2021/08/05(木) 13:55:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/65a70c1cf0b84364538abdc166772dc2426e7d3f
安倍前首相落胆…!不起訴不当で「安倍派」の立ち上げ消滅の危機
8/4(水) 13:02配信

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FRIDAY
安倍前首相の再々登板はありうるのか…

安倍晋三前首相(66歳)が我が世の春を謳歌した「桜を見る会」。その前日に支援者を招いて開催していた夕食会の費用を政治資金収支報告書に記載していなかった事件で、東京地検特捜部は安倍氏を嫌疑不十分で不起訴としていた。

【画像】安倍首相の政治資金収支報告書にコンパニオン代が……

だが、東京第一検察審査会(検審)は7月30日付けで、その一部について「不起訴不当」という判断を下した。今後、地検が再度捜査することになる。

「検審はかなり踏み込んだ判断をしました。安倍前首相について、『総理大臣までやった人が秘書の行いであって、自分自身は知らなかったと弁明するのでは国民が納得しない』『“政治活動は清廉潔白に、疑われる点があるなら説明責任を果たすべき』とまで指摘しています」(全国紙司法担当記者)

再捜査の対象は、安倍氏側が補てんした夕食会の費用が選挙区内での寄付にあたるのではないかという公職選挙法違反と、安倍氏が代表を務める資金管理団体の会計責任者の選任監督を怠ったのではないかという政治資金規正法違反の2つの容疑についてである。

「検審は『一部の参加者の供述だけで参加者全体について寄付を受けた認識がないと判断したのは不十分。安倍氏や秘書らの供述だけでなくメールなどの客観資料も入手したうえで犯意を認定すべきで、不起訴の判断には納得がいかない』と、東京地検特捜部の捜査も批判しています。たしかに、安倍前首相や秘書の供述だけで判断したのは、最初から安倍前首相に累が及ばないことがありきで捜査を進めた結果と言われても仕方ありません」(同前)

検審の「不起訴不当」の議決は今後の政局に大きな影響を与えることになりそうだ。あるベテラン永田町関係者はこう明かす。

「これまで安倍さんは表立った活動を控えていましたが、最近は徐々に再開しつつありました。議連活動で注目され、都議選の応援に駆けつければ聴衆が集まり、本人も手ごたえをつかんでいたようです。また、来る今秋の総選挙では自民党内で公認争いをしている選挙区が複数あり、出身派閥である細田派所属議員の後押しをすべく、彼らの地元入りを繰り返していました」(同前)

いずれもそれらは、自身が細田派に復帰して安倍派を形成する地ならしと永田町では見られてきた。

「細田派は事実上、安倍前首相がオーナーのようなものですが、去年9月に政権を投げ出すように退陣したと指摘する声も多いことから、派閥にいきなりボスとして返り咲くのはハレーションが起きかねないということで自重していました。それでも、早ければ『総選挙前に細田派を安倍派に』と狙っていた。

しかし、その最大のネックとなっていたのが、まさに検審の判断です。安倍さんは相当気にしていてヤキモキする日々を送り、祈るような気持ちで決定を待っていたと聞いています。今回、再捜査という判断が下ったことに加え、国民への説明責任にも言及されてしまった以上、早期の安倍派の立ち上げはかなり難しくなりました」(同前)

再捜査の結果が出るのは総選挙後とされ、そこで不起訴が維持されれば、検審による二度目の審査は行われないことになっている。

「普通に考えれば、特捜部が安倍前首相を起訴する可能性はゼロに近く、このまま捜査終結となるでしょう。ただし、特捜部としても捜査を尽くしたとは言い難い状況にはあります。世論の声が高まっていることを気にして、これまでとは違う動きをすることはありえますよ」(前出・司法担当記者)

「安倍派」は誕生するのか、それとも幻に終わるのか……永田町は特捜部の動きを固唾を呑んで見守っている。

FRIDAYデジタル

6867チバQ:2021/08/06(金) 07:50:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dd59dfbe5e719e64419df6d0a50be913c9de8c6
自民・高市氏が「総裁選出馬」 月刊誌で意向表明
8/5(木) 21:48配信
共同通信
高市早苗前総務相

 自民党の高市早苗前総務相が近く発売の月刊誌「文芸春秋」で、菅義偉首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選に出馬する意向を明らかにしていることが5日、分かった。菅内閣を支持するとしつつも、複数候補による政策論争の機会を望むと強調。総裁選の後に衆院解散・総選挙に臨むべきだとしている。

 同誌で高市氏は、首相は昨年9月の就任当初に比べ、力強い発信ができていないと指摘。「党員や国民の十分な信任を受ける機会がなかったからだ」と分析した。

 総裁選に当たっては、国会議員と都道府県連の投票による簡略型だった昨年とは異なり、党員投票を実施することが重要だと主張した。

6868とはずがたり:2021/08/08(日) 12:20:44

自民党,こういうの巧いからなあ。。森で死んだと思わせておいてからの小泉とか。嫌な感じの高市が女性初の総理ってストーリーで勝ってしまうと可成り強そう

自民・高市氏、総裁選出馬に意欲 月刊誌で「決断」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080501311&amp;g=pol
2021年08月05日21時12分

 自民党の高市早苗前総務相(60)=衆院奈良2区=が、菅義偉首相(党総裁)の任期満了に伴い9月に予定される党総裁選出馬に意欲を示していることが5日分かった。10日発売の月刊誌「文芸春秋」で表明するという。
河野氏が新著、首相に意欲 「日本を前に進める」

 関係者によると高市氏は同誌で、首相の政権運営を「アベノミクスの2本目の矢である機動的な財政出動は適切に実行されなかった」と批判。「社会不安が大きく課題が多い今だからこそ、総裁選に出馬することを決断した」と訴えている。
 立候補には党所属国会議員20人の推薦が必要となる。高市氏は無派閥で、かつて最大派閥の町村派(現細田派)に所属した。同派出身の安倍晋三前首相に近く、両氏は3日に衆院議員会館で会談している。

高市早苗前総務相が自民総裁選出馬意向
2021/8/5 21:07 (JST)8/5 21:25 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/795987093031895040?c=39550187727945729

 自民党の高市早苗前総務相が近く発売の月刊誌「文芸春秋」で、9月末の菅義偉首相の総裁任期満了に伴う総裁選に出馬する意向を明らかにしていることが5日、分かった。

6869名無しさん:2021/08/09(月) 15:19:18
自民総裁選、9月29日軸 衆院解散の余地確保か
2021年08月04日20時01分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080401195&amp;g=pol
 自民党執行部は、菅義偉首相の9月末の党総裁任期満了に伴う総裁選について、同17日告示、29日投開票とする案を軸に検討に入った。総裁公選規程が定める中で最も遅い日程で、9月5日の東京パラリンピック閉幕から一定の期間を確保し、首相が9月中の衆院解散に踏み切る余地をできるだけ広げる狙いがある。
 党幹部は4日、総裁選は9月29日投開票が有力と指摘。その理由について「首相の選択の幅が広がる」と語った。総裁選挙管理委員会が日程を決める今月26日に向け、党内の駆け引きが激しくなりそうだ。

6870チバQ:2021/08/10(火) 11:26:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080601047&amp;g=pol
菅首相、「唯一の戦争被爆国」読まず 初の原爆忌で失態
2021年08月06日18時17分

 菅義偉首相が広島市の平和記念式典で行ったあいさつの際、事前に用意した原稿の一部を読み飛ばし、野党からは6日、「非礼だ」などと批判する声が上がった。昨年9月に就任した首相にとって初めての原爆忌だったが、その後、謝罪する失態となった。


 首相が読み忘れたのは「わが国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていく」などのくだり。この後の記者会見の冒頭で、首相は「あいさつの一部を読み飛ばしてしまい、この場を借りておわびする」と陳謝した。
 首相周辺は「(原稿の)紙がのりでくっついていた」と釈明するが、首相は読み飛ばしの結果、前後のつながりが不自然だったにもかかわらず、そのままあいさつを続けていた。
 共産党の志位和夫委員長はツイッターで「まさか読み飛ばしとは。原爆死没者、被爆者に対して礼を失している」と非難。立憲民主党幹部も「論評以前の問題。首相は心ここにあらずなのだろう」と語った。政府関係者は「準備不足だ。政治のメッセージを軽視している」と肩を落とした。
 一方、自民党のベテラン議員は「言い間違いは誰にでもある。魔が差したのだろう」と首相を擁護。首相は昨年の臨時国会などでも用意された原稿の読み間違いが相次ぎ、周囲が休養を勧めたことがあった。同党幹部は「相当疲れている。ずっと休んでいないので、1日ゆっくりしたほうがいい」と語った。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081000212&amp;g=pol
菅首相、長崎式典遅刻を謝罪 「心からおわび」
2021年08月10日10時30分

 菅義偉首相は10日、長崎市での平和祈念式典に1分遅刻したことについて「結果的に時間管理上の問題で遅刻した。心からおわびしたい」と謝罪した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 政府は10日、首相の遅刻理由を「事務方による時間管理上の不手際」と説明した。式典は9日午前10時45分に始まったが、首相は遅れて同46分に着席した。

6871チバQ:2021/08/10(火) 11:27:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080300237&amp;g=pol
【点描・永田町】支持率下落で狂った再選戦略
2021年08月08日18時30分

東京五輪の競技開始を受け、記者団の質問に答える菅義偉首相=7月21日、首相官邸

 国民の不安と期待が交錯するコロナ禍の中での東京五輪が7月23日に開幕し、世界から集結したアスリートたちが17日間の熱闘を展開している。ただ、各国選手や関係者のコロナ感染が相次いでいることで「安全安心な大会運営」は看板倒れにもみえる。このため、「五輪成功」を大前提とした菅義偉首相の再選戦略にも狂いが生じている。五輪主催都市・東京を中心とするコロナ感染急拡大が止まらず、コロナ収束への切り札とされるワクチン接種の混乱も際立つことで国民の不安と不信も拡大。五輪開催直前の世論調査で内閣支持率が過去最低にまで落ち込み、政府与党内に政権の前途を危ぶむ声が広がったからだ。
菅首相「無投票再選」に暗雲 自民総裁選、複数が出馬模索

 首相は、内外の強い懸念や反発をはねのけて五輪開幕に突き進み、大会主催者の国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と共に「安全安心な大会にする」と呪文のように繰り返してきた。その上で、「始まれば、日本の金メダルラッシュで国民が熱狂する」(周辺)と読み、五輪・パラリンピックの開催成功による内閣支持率回復によって、五輪閉幕後の次期衆院選勝利と自民党総裁再選で、第2次政権を発足させることへの自信もにじませていた。
 しかし、五輪史上例のない「無観客」での開会式に象徴されるように、57年ぶりの東京五輪は「光と影が交錯する、不安だらけの大会」(閣僚経験者)となっている。しかも、五輪開催中の東京の感染拡大は「今年1月からの第3波をはるかに超える危機的状況」(感染症専門家)とされ、重症者や入院患者の増加などで、「五輪期間中の医療逼迫(ひっぱく)」(同)も現実味が増している。
総裁選先行が“菅降ろし”誘発も
 そうした中、政府与党内では、五輪後の政局で最大の焦点となる次期衆院選について、パラリンピック閉幕直後の9月上旬解散―10月上中旬投開票という日程の先送り、自民総裁選の先行実施論が台頭している。五輪開催前に主要メディアが一斉に実施した世論調査で、いずれも菅内閣の支持率が過去最低、不支持率は過去最高となり、自民党の支持率も連動する形で下落したことで、公明党も含めた与党内で、次期衆院選への不安が加速したためだ。
 与党内では、かつて参院のドンと呼ばれた青木幹雄元官房長官が唱えた「青木の法則」に改めて注目が集まる。「内閣と自民党の支持率合計が50を割ると政権危機」というもので、時事通信社の7月の調査では合計が「50.7」と危険水域ぎりぎりの数字となった。7月4日に投開票された東京都議選での想定外の自民伸び悩みも「保守層の自民離れ」(自民選対)によるもので、「コロナ対策で後手を続ける首相への不信感が原因」(元自民事務局長)とみられている。
 首相が昨年9月の就任以来、最善のシナリオと位置付けてきたのは「五輪成功→衆院解散断行→自民勝利で総裁選無投票再選」という展開だった。しかし、首相はここにきて「最優先すべきはコロナ対策」と9月上旬解散への慎重姿勢をにじませ、官邸サイドも「衆院選は遅ければ遅いほどいい」と漏らす。自民党内では「解散先送りなら総裁選先行が筋」(閣僚経験者)との声も相次ぐが、首相サイドは「総裁選を無投票再選にして、解散時期の選択肢を広げる」となお強気だ。ただ、「五輪が成功しなければ無投票再選は困難」(閣僚経験者)との見方も多く、「菅首相では選挙は戦えない雰囲気になれば、総裁選が菅降ろしを誘発する」(長老)ことも想定される。このため、首相にとって今後の約1カ月間は「コロナ、ワクチン、五輪・パラリンピックに神経を苛(さいな)まれる日々」となりそうだ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」8月2日号より】。

6872チバQ:2021/08/10(火) 11:33:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/027e8630a3782dde2bab0bb9c47a193ad29f80ca
「五輪終わればコロナ一色」 楽観論に懸けた政権 感染爆発に焦り
8/9(月) 9:43配信

西日本新聞
東京五輪の閉会式に出席される秋篠宮さま(中央)。左は菅首相=8日、国立競技場(撮影・中村太一、軸丸雅訓)

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下で幕を開け、8日に幕を下ろした東京五輪。政治的には安倍晋三前首相が政権の求心力に、後継の菅義偉首相も次期衆院選への弾みにと、それぞれ位置付けた大会だった。日本勢のメダルラッシュに国民が沸くのと並行して、コロナ「第5波」の爆発的感染が列島を覆った。楽観シナリオで五輪に突き進んだ菅政権の支持率が回復する兆しは、まだ見えない。


 閉幕に先立ち、首相は国立競技場内で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から、五輪運動の発展に寄与したことをたたえる「五輪オーダー」(功労章)で最高の金章を授与された。午後8時からはマスク姿で秋篠宮さまと並んで閉会式に臨み、入場行進する各国の選手や大会関係者を見守り、健闘をねぎらった。

 「安全安心の大会」(首相)の裏で、国内では1日の新規感染者数が1万5千人を超えるなど、かつて経験したことのない感染爆発が続く。6日の記者会見で、首相は「五輪が感染拡大につながっているという考え方はしていない」と強調したものの、感染を下火に向かわせるために政府が呼び掛ける自粛と行動変容が、国民の心に響いていないのは明らかだ。政府の感染症対策分科会の尾身茂会長は「五輪が人々の意識に与えた影響はあるのではないか」と指摘する。

 東京大会前、首相は中止や再延期を進言する側近の声に耳を貸すことはなかった。「やめることは一番簡単。挑戦するのが政府の役割だ」。開幕直前の米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューには、こう率直に心境を明かしている。

 強気の源泉は、ワクチン接種の加速だった。感染力が強いデルタ株への懸念が高まっている中でも、欧米などの先行事例を基に「7月末には感染状況が好転する」との楽観論に懸けた。ところが-。

 結果は、大会前に「予防的」に東京に発出した緊急事態宣言でも第5波の勢いは食い止められず、大会期間中、なりふり構わず宣言の対象地域を拡大せざるを得ない事態に。重症者も急増し、医療崩壊の危機が現実味を帯びる。最近まで「重症化しやすい高齢者の接種が進み、新規感染者数に一喜一憂する必要はない」としていた官邸関係者も、感染ピークが一向に見えない現状に焦りを隠せない。

 「人類がウイルスに打ち勝った証し」として五輪の一定の成功をアピールし、祝祭ムードの追い風を受けて衆院解散・総選挙、自民党総裁選になだれ込む-。首相の基本戦略は、根本的な練り直しを迫られそうだ。五輪の1年延期が決まる前からの約1年半の間、政権支持率はウイルスの状況に直結して上下してきた。「感染状況がコントロール不能に陥り、出口が見えなくなっている」(政府関係者)現状で、解散権も含む首相の政治的求心力は相当傷ついている。

 政府高官は「五輪を開いてよかった。『こんな時だから勇気づけられた』という声も聞く」と胸を張る。だが、首相が開催の前提条件とした「国民の命と健康を守る」ことが難しくなっている今、「五輪が終わればコロナ一色になる。このままでは選挙に大負けする」(自民関係者)との声も漏れ始めた。(久知邦)

6873チバQ:2021/08/10(火) 11:34:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/57c5dd1a6432616ad9f56bad8c8500be7dfa145e
窮地の菅首相、楽観的過ぎる政局シナリオ 統治能力欠いて、コロナ感染急拡大
8/5(木) 10:32配信

47NEWS
首都圏3県と大阪府への緊急事態宣言発令などを決定し、記者会見する菅首相=7月30日夜、首相官邸

 

 東京五輪が7月23日に始まった。だが、新型コロナウイルス緊急事態宣言下で無観客開催となった上に、期間中に爆発的な感染拡大を招き、菅政権の統治能力のなさが、あらわになった。自民党内では、先の東京都議選の敗北もあり「菅義偉首相では間近に迫る衆院選を戦えない」との悲観論が広がる。首相はこの窮地を脱することができるのだろうか。(共同通信=内田恭司)

 ▽内閣支持率は30%台前半まで下落

 「自宅でテレビ観戦してもらえるよう、要請をしっかりしたい」。菅首相は7月30日夜、緊急事態宣言の対象地域拡大決定を受け、官邸で開いた記者会見でこう述べ、感染拡大を受けた東京五輪の中止は考えていないとの認識を示した。

 ただ強気の発言とは裏腹に、コロナや五輪への対応を巡り、頭を悩まし続けてきたのは、疲れた表情から明らかだ。東京が4度目の緊急事態宣言下にあり、1日あたりの感染者数が4千人を超えた日があるほどなのだから、当然と言えば当然だ。

報道各社による世論調査の内閣支持率

 頼みのワクチン接種が、需給のミスマッチやワクチンの供給不足でペースダウンしたことによるダメージも大きい。報道各社が7月中旬までに行った世論調査では、内閣支持率が軒並み下落し、複数の社が30%台前半になった。

 二階俊博幹事長や安倍晋三前首相ら党内の実力者は、首相を支える姿勢を変えていない。だが、多くの国会議員が菅首相の下での衆院選に不安を募らせているのが現状だ。

 首相の党総裁任期は9月末までだが、総裁選は行わずに、10月21日が任期満了の衆院選後に先送りされる気配が濃厚だ。だが首相がさらに窮していけば、衆院選前の総裁選実施を求める動きが表面化する可能性はゼロではない。

 ▽二階氏が持つ小池カード

 自民党内で期待の声がじわりと広がるのは、7月4日投開票の都議選で、自身が率いる地域政党「都民ファーストの会」を善戦に導いた小池百合子都知事だ。

 小池氏は都議選後すぐに、国会議員時代からのパイプを持つ二階氏と会談。二階氏は8日、TBSのCS放送番組で「小池氏が国会に戻るなら大いに歓迎する」と語り、永田町で「二人で国政復帰のタイミングを計っているのではないか」と臆測を呼んだ。

 取り沙汰されるのは、小池氏が9月5日のパラリンピック閉会を待って辞任。菅原一秀前経済産業相(公職選挙法違反で略式起訴)が議員辞職したために空いている衆院東京9区から衆院選に出馬するというシナリオだ。

 二階派のベテラン議員は「復党すれば、二階氏との関係を考えると、総裁候補にもなりうる。新党を立ち上げ、連立を組む手もある」と話す。

 二階氏と選挙後の主導権を争う安倍氏の意向も気になるところだ。安倍氏のもっぱらの関心事は、五輪成功やコロナ抑制もさることながら、「台湾有事」(細田派中堅議員)であり、この観点なら小池氏であれば問題ないように映る。

 自民党内で「保守系右派」と位置付けられた小池氏は、2006年の第1次安倍政権で首相補佐官に就き、日本版国家安全保障会議(NSC)や秘密保護法制などの検討を担った。台湾との関係も深く、15年には現地で総統選を控えた蔡英文氏と会談している。

 ▽首相は「間違っていない」と自負

東京五輪の開会式で各国選手団の入場行進を終え、打ち上げられた花火=7月23日夜、国立競技場

 だが、「小池総理」の誕生にどれほどの現実味があるのだろうか。菅首相は7月26日発売の「月刊Hanada」でのインタビューで「自分がやっていることは間違っていないとの自負がある」と語り、コロナ対策を含めた実績への自信をにじませた。

 先の二階派ベテラン議員も「首相は政権への意欲を失っていない」と見る。4度目の緊急事態宣言や、東京五輪の無観客開催などで大きなダメージを受けたが、五輪・パラリンピックで盛り上がり、余勢を駆って衆院解散に踏み切るシナリオは捨てていないという見立てだ。9月中に解散、10月に衆院選の投開票日を設定する日程だ。

 五輪で日本選手団はメダルラッシュに沸き、テレビは五輪一色だ。1日当たりの感染者数も8月上旬には減少傾向になるとみて、パラリンピックは観客を入れて開催。成果を挙げることで内閣支持率は上昇に転ずるとの“超”楽観論だ。ワクチン接種がさらに進み、10月には集団免疫状態に達するとの予測もある。

6874チバQ:2021/08/10(火) 11:34:45
 小池氏はどうか。首相に近い政府関係者は「衆院選には出られないだろう」と話す。五輪が終われば、900億円以上もの収入不足の穴埋めなど、膨大な事後処理が待っている。「それを放り出すことはできない」という常識的な判断だ。

 出馬したとしても、希望の党代表として自民党と激しく争ったのは、わずか4年前。いくら二階氏とのパイプが太いとはいえ、復党への反対論は根強い。

 先の細田派中堅議員は、安倍氏が「小池首班」で二階幹事長と合意する選択肢はない、と断った上で、「安倍さんが考える『ポスト菅』候補は、岸田文雄政調会長や茂木敏充外相で変わらない」と話す。ただ衆院選で大敗しない限り、安倍氏は引き続き首相を支持し、第2次菅政権でも影響力を温存していく意向という。

 ▽野党共闘分断に米国の影

 野党共闘が十分に進まないことも、菅首相には有利な材料だ。立憲民主党は衆院選に向けて共産党との選挙協力を進めるが、支持組織の連合や連携する国民民主党からの反発が強く、いまだに踏み込んだ共通政策を打ち出せない。

全国のワクチン接種率の推移

 全289小選挙区のうち70前後で候補者が重複しているが「野党候補の一本化作業が進んでいない」(立民関係者)のが現状だ。

 立民の枝野幸男代表は7月11日、大分市を訪れて社民党初代党首を務めた村山富市元首相と会い、政権交代への意欲を訴えた。立民内には、村山氏が自衛隊合憲に転換したように「思い切った行動に出る決意を示した」と見る向きもある。

 実はここに「枝野氏の苦悩がある」と立民のベテラン議員が話す。日米同盟重視を掲げる立民は米国の政権交代を機に、米側の有識者や議会関係者らとのミーティングを重ねているが、「台湾有事への対応は一つのテーマになっている」という。

 野党共闘の原点は「安保法制廃止と立憲主義の回復」だ。しかし、米国は安保法制に基づく日米連携を重要視しており、廃止容認はありえない。それでも枝野氏が廃止を目指すなら「集団的自衛権の行使容認のため、自ら憲法9条改正を進めるしか、日米同盟重視との論理的整合性がとれない」(共闘関係者)との指摘も出る。

 野党共闘を掲げながら、枝野氏をはじめとする立民幹部から、共産党との「野党連合政権」を否定する見解が相次ぐ。背景には、連合の意向もさることながら、立民の日米同盟重視の姿勢につけ込み、結果として共闘分断の方向に働き掛ける米国の動きがあるとみて間違いない。

 ▽首相の大勝負は最終盤

 「菅首相の政権運営は根拠のない楽観主義だと批判されるが、首相には『ワクチン普及でコロナは収束し、五輪も最後は盛り上がる』というシナリオしかない。この流れで衆院選に入っていくことになるだろう」。先の首相に近い政府関係者の言だ。

 首相の楽観シナリオは、果たして現実となるだろうか。感染者増とワクチン普及の均衡点はいつ来るのか。二階氏に小池カードを切るタイミングはあるのか。米中関係など国際情勢はどう絡むか。首相の政治生命を懸けた「大勝負」は、さまざまな思惑が交錯しながら最終盤を迎えようとしている。

6875とはずがたり:2021/08/10(火) 19:02:07

石破は菅さんで総選挙が筋と蟄居・不出馬を匂わしたが岸田はやる気満々か。

岸田氏、総裁選再挑戦に意欲 「痛み知る政治家」強調
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062900968&amp;g=pol
2021年06月29日17時28分

 自民党の岸田文雄前政調会長は29日、北海道岩見沢市で講演し、昨年の党総裁選敗北に触れた上で「逆転に向けてしっかり努力していきたい」と述べ、再挑戦に意欲を示した。
自民・岸田氏、総裁選にらみ保守傾斜 背後に安倍氏?賛否交錯

 岸田氏は党広島県連会長として臨んだ4月の参院広島選挙区再選挙で公認候補が敗れたことにも言及。「負け、逆境、痛みを知ることができる政治家として、弱い立場の方々への共感を大事にする」と強調した。

6876チバQ:2021/08/11(水) 19:36:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9096748546028bbb4933d66734a53dfaaed3039自民幹部「ワクチン一本足打法では限界」、衆院選にらみ経済対策求める声
8/11(水) 8:53配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党内で、新たな経済対策を求める声が強まっている。新型コロナウイルスの感染拡大で菅内閣の支持率は低迷しており、大規模な財政出動を掲げて局面打開を図る狙いからだ。秋までに迫った次期衆院選をにらみ、党は近く議論を開始し、政府への提言をまとめる方針だ。

 「コロナを克服するための追加経済対策にしっかり取り組んでいく」

 10日朝、東京都板橋区の街頭に立った自民党の下村政調会長は、コロナ禍で打撃を受けた経済を下支えするための追加経済対策を取りまとめ、政府に働きかける考えを強調した。

 政府は2020年度、コロナ対応のため3度にわたって補正予算を編成した。国民1人当たり10万円の一律給付や、観光支援策「Go To トラベル」を盛り込み、補正だけで歳出総額は70兆円を超えた。

 21年度に入ってからは、追加対策が打ち出されておらず、党内からは「もう1、2回、大きなショットを出して国民の生活を支えていく対策が必要だ」(安倍前首相)との声が上がる。

 背景には、衆院選までに政権浮揚の好材料が乏しいという事情がある。東京五輪でのメダルラッシュは内閣支持率の上昇につながらず、読売新聞社が7〜9日に実施した全国世論調査では過去最低の35%に落ち込んだ。党幹部は「ワクチン接種拡大の一本足打法では限界がある」と吐露する。

 二階幹事長は、補正予算案について「選挙前に骨格ぐらいは組んで国民に問いかけるのは、与党・自民党の責任だ」とし、衆院選前に大枠を提示すべきだとの考えだ。「30兆円に近い」規模が必要とも語る。

 具体的には、生活困窮世帯への支援策が焦点となりそうだ。下村氏は個人的な考えとし、住民税非課税世帯などへの1人当たり10万円給付を提唱する。

 首相も「常に経済対策は頭の中に入れている」とし、衆院選前の補正予算案の編成指示を視野に入れる。ただ、「先に数字を出せば、野党はさらにそれ以上の金額を言ってくる」(自民中堅)との懸念から、打ち出すタイミングは慎重に見極める考えだ。

6877チバQ:2021/08/11(水) 21:35:25
https://www.tokyo-np.co.jp/article/123134?rct=politics麻生財務相、自宅待機を解除 濃厚接触者に当たらず 運転手がコロナ感染
2021年8月9日 16時37分


 私設運転手が新型コロナウイルスに感染し、自宅待機していた麻生太郎財務相は、濃厚接触者に当たらないことがわかった。財務省が9日、発表した。保健所が同日午前に判断したという。麻生氏は午後から自宅待機を解除した。
 財務省によると、6日夕に運転手の感染が判明し、麻生氏はPCR検査を受けた。結果は翌7日に陰性と出ていた。

6878チバQ:2021/08/11(水) 21:54:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f54963d2887c7f196d4eda8cd2bd6b67c0a925c
五輪メダルラッシュも、政権浮揚に結びつかず 衆院選目前
8/11(水) 19:36配信

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産経新聞
列島が日本人選手のメダルラッシュに沸いた東京五輪が閉幕し、自民党が焦りの色を濃くしている。自民は五輪成功を次期衆院選の追い風にするシナリオを描いていたが、報道各社の世論調査で菅義偉(すが・よしひで)内閣の支持率下落に歯止めがかからないからだ。「安心安全」の五輪開催期間中も新型コロナウイルスの新規感染者は増加を続け、政府の感染対策への不満が五輪の政権浮揚効果を打ち消している。

「大変な思いをしながらこの大会にこぎつけたと思う。敬意を表したい」。首相は10日、官邸を訪れた東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長らをこうねぎらった。

立憲民主党や共産党などからは開催に批判的な声が相次いだが、国際的な約束を重視した政府は開催を後押し。そのかいもあって、五輪後の報道各社の世論調査では、開催を「よかった」と評価する回答が多数を占め、政府高官は「多くの関係者が安堵(あんど)している」と胸をなでおろした。

とはいえ、五輪後も内閣支持率が回復する兆しはない。朝日新聞は28%(7〜8日実施)、読売新聞は35%(7〜9日実施)、NHKは29%(7〜9日実施)と、それぞれ昨年9月の政権発足以降、最低を更新した。背景には、供給不足から現役世代で遅れているワクチン接種や止まらない感染拡大などがあるとみられ、自民関係者は「支持率が上がる要素は見当たらない」と頭を抱える。

自民新潟県連は11日、首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選をめぐり、党員・党友投票の実施を求める二階俊博幹事長宛ての申し入れ書を提出。「現在の内閣支持率の低迷は衆院選に少なからぬ影響を及ぼす」と指摘した。県連会長の高鳥修一衆院議員は記者団に「派閥の力学で、領袖(りょうしゅう)が談合して総裁選の流れを決めるのは党にマイナスだ」と語った。

党内外からの風当たりが強まる中、反転攻勢には政府が感染者数を抑えられるかどうかがポイントになる。首相は近く、コロナ対応と経済の下支えを目的に追加経済対策の策定も指示する予定だが、閣僚経験者は「インパクトのある経済対策に踏み切らなければ雰囲気は変わらない」と危機感を示した。(今仲信博)

6879チバQ:2021/08/13(金) 10:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/cca31f18fea4ed1da4ba600f654c5199d52bbe70高市氏の「総裁選出馬」は菅降ろしか 背後に安倍氏?党内への火種に
8/13(金) 10:23配信

西日本新聞
自民党新総裁に選出され、両手を上げて拍手に応える菅義偉官房長官=2020年9月14日、東京都内のホテル(撮影・中村太一)

 菅義偉首相の自民党総裁の任期満了(9月30日)に伴う総裁選を巡る心理戦が熱を帯びている。首相ら党執行部は無投票再選による続投を最優先する構えで党内の「菅降ろし」に神経をとがらせるが、ここにきて安倍晋三前首相に近い高市早苗前総務相が立候補に意欲を表明。10月21日の衆院議員の任期満了が迫る党内には、支持率低迷にあえぐ首相をこのまま「選挙の顔」とすることに不安を寄せる向きもあり、実力者たちのさや当ても激しくなっている。

 「総裁選に出馬します!」。5日、高市氏のインタビュー記事を掲載した月刊誌「文芸春秋」の早刷りが、永田町を駆け巡った。

 3日には、首相の後見役である二階俊博幹事長が「総裁を代える意義が見つからない」と持論を展開し、党内ににらみを利かせたばかり。唐突な“出馬表明”に、党内ではこのような臆測が飛び交った。首相と二階氏を引きずり降ろすため、高市氏のバックに安倍氏が控えているのではないか-。

 高市氏は無派閥ながら、安倍氏とは1993年の初当選同期。第2次安倍政権以降、党政調会長、総務相の要職を歴任。保守派としても互いの思想信条に共鳴し合い、複数の議員連盟で共に席を並べる間柄だ。

 その高市氏は月刊誌で、安倍氏の経済政策「アベノミクス」を持ち上げる一方、首相については「自信も力強さも伝わらない」「(前回総裁選で党員投票が省略され)党員や国民の十分な信任を受ける機会がなかった」。首相の“泣きどころ”を痛烈に当てこすった。

 ただ、実際に安倍氏が「高市氏擁立」に動いた形跡は見えない。高市氏が立候補に必要な国会議員20人の推薦を確保できるかどうかが焦点で、高市氏は周囲に「まさかあんな記事になるなんてねー」と漏らしているという。党関係者は「(推薦人が)集まらないとみれば、すぐに発言を修正する含みがある」と解説してみせる。

   ■    ■

 とはいえ、高市氏がまいた火種は、着実に党内で火力を増している。

 安倍氏の出身派閥、細田派の衆院議員、高鳥修一・新潟県連会長は11日、衆院選前の総裁選実施を党本部に申し入れ、「談合による(無投票再選は)わが党の在り方としてマイナスだ」。下村博文政調会長も同日のBS-TBS番組で「われこそはという人が手を挙げて議論する総裁選は、党にとっては大切」と若手・中堅の動きに間髪入れず呼応してみせた。

 迎え撃つ側の首相サイドは穏やかではない。政府関係者は「総裁選になれば何が起こるか分からない」と首相の懸念を代弁する。「菅降ろし」を回避し、自らの手で衆院を解散し総選挙を実施、そして総裁の無投票再選に持ち込む-。この基本シナリオが狂うことに警戒を募らせる。

 こうした状況に、昨年の総裁選で首相に惨敗した岸田文雄前政調会長は、「チャンスがあれば挑戦したい」と様子見を決め込む。

 雪辱を果たすには他派閥からの協力が不可欠だが、最大の援軍と期待する麻生太郎副総理兼財務相は政権ナンバー2として首相を支える立場だ。8月初旬、助言を求めた岸田氏に麻生氏は「全国に支持を広げる努力をしろ。先のことを考えておくんだ」。二階氏との暗闘のさなかにある麻生氏としては、「岸田カード」を温存したい思惑も透ける。

 (大坪拓也、河合仁志)

6880とはずがたり:2021/08/13(金) 13:19:37
「総裁選先行論」に同調 複数候補望ましい 自民・下村氏
8/11(水) 22:44配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/91bc6c86ba8c22da6b5bf99ef42fd2975f6e00a2
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時事通信
自民党の下村博文政調会長

 自民党の下村博文政調会長は11日のBS―TBS番組で、菅義偉首相(党総裁)の9月末の任期満了に伴う総裁選に関し、「衆院選の前に(実施)することについて若手から相当意見が上がっている」と指摘した上で「私もそう思う」と同調した。

 また、「菅首相を含め、われこそはという人が手を挙げて議論するのは大切ではないか」と述べ、複数の候補者による選挙戦が望ましいとの認識を示した。

6881チバQ:2021/08/13(金) 17:00:15
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210812-567-OYT1T50190.html
首相「目に力ない」「やつれた」…137日連続執務、夏休みモードでも休めず
2021/08/13 09:48読売新聞

首相「目に力ない」「やつれた」…137日連続執務、夏休みモードでも休めず

菅首相(10日) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 菅首相は12日から夏休みモードに入った。執務時間を短縮し、省庁幹部らとの面会も絞ったが、新型コロナウイルスの感染拡大で完全な休暇は取りづらい状況だ。疲労の蓄積を懸念する声も出ている。

 首相はこの日、いつもより遅い午前11時すぎに首相官邸に入り、外出を挟んで午後5時すぎに官邸を後にした。面会は、厚生労働省幹部らから新型コロナの感染状況などについて報告を受けた程度だった。

 ただ、首相は、3月28日を最後に完全な休暇を取っていない。週末も厚労省幹部らと面会するなどし、首相の行動を記録した読売新聞の「菅首相の一日」によると、137日連続で執務している。13日も官邸に入る予定だ。

 首相と頻繁に面会する閣僚は「首相はやつれたように見える。目に力がなくなった」と語る。最近は、省庁幹部が拍子抜けするほど淡々と面会が終わることもあり、首相周辺は「疲れがたまり、関心が低いテーマでは集中できない時間が増えている」と漏らす。

 安倍前首相は昨年1〜6月に147日連続で執務した後、持病が悪化し、退陣につながった。

 元陸自幹部で、心理カウンセラーの下園壮太氏は、「迅速、的確な判断が求められる指揮官は、なるべく休むべきだ。休めない場合でも面会や移動を減らすなど工夫する必要がある」と指摘する。

6882チバQ:2021/08/13(金) 20:35:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210813k0000m010233000c.html
五輪パラ推進本部・平田事務局長が辞任 公用車でゴルフスクール
2021/08/13 20:08毎日新聞

五輪パラ推進本部・平田事務局長が辞任 公用車でゴルフスクール

(毎日新聞)

 内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部の平田竹男事務局長(61)が辞任することになった。複数の関係者が13日、明らかにした。平田氏は文春オンラインで、公用車で東京都内のゴルフスクールに通い、高額のレッスンを無料で受けたと報道されていた。

 平田氏は日本サッカー協会専務理事などを経て2013年に内閣官房参与に就任。東京五輪・パラリンピック推進本部事務局長を務めてきた。【小林悠太】

6883チバQ:2021/08/14(土) 10:04:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/b093a4f8531ebffbf7e3be669ab7b9a79ce8f6a1
内閣支持「危険水域」に低迷、自民危機感 複数候補で総裁選求める声
8/14(土) 7:24配信
時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=13日、東京・永田町

 時事通信の世論調査で、菅内閣の支持率が2カ月連続で30%を下回る「危険水域」に低迷した。


 新型コロナウイルスの感染急拡大が続く中、菅義偉首相が期待した東京五輪の政権浮揚効果は乏しく、自民党内は秋の衆院選へ危機感が募る。局面打開へ複数候補による総裁選実施を求める声が強まっている。

 内閣支持率は8月が29.0%で、7月は29.3%。危険水域に突入すると首相の求心力低下に拍車が掛かり、政権維持が困難になるとされる。各報道機関の調査も同じ傾向で、7、8両日に実施した朝日新聞は28%。7〜9日のNHKは29%といずれも昨年9月の政権発足後最低を記録した。

 自民党の閣僚経験者は13日、取材に「引き続き厳しい」と嘆き、二階俊博幹事長の周辺も「五輪の浮揚効果はなかった」と認めた。党内には「総裁が交代しないと衆院選を戦えない」(ベテラン)、「もうこの政権は終わりだ」(中堅)と首相交代を求める声すら漏れ始めている。

 こうした状況に、衆院選前の総裁選実施に期待が広がる。首相や二階氏の念頭にあるのは衆院選先行で、総裁選が先になった場合でも無投票再選を狙っているとされる。だが、別の中堅は「そんなことをしたら大変だ。党内で論戦を交わす必要がある」と主張。コロナ対策などで複数候補が議論を戦わせれば、「世間の注目を集められる」との狙いがあるようだ。

 ただ、衆目の一致する「ポスト菅」候補は見当たらない。昨年の総裁選に出馬した岸田文雄前政調会長は態度を明らかにしておらず、石破茂元幹事長は慎重姿勢。意欲を示す高市早苗前総務相と、独自候補擁立を模索する中堅・若手は、20人の推薦人集めが課題となる。

 これに対し、麻生派ベテランは「コロナ禍で指揮官を代えていいのか」との懸念を示す。感染を抑え込めない中での党内政局は世論の反発を招きかねないためだ。細田派の閣僚経験者は「経済、雇用対策などやるべきことをやっていくしかない」と語った上でこう強調した。「局面打開にウルトラCはない」。

6884とはずがたり:2021/08/15(日) 21:19:20

自民総裁選、9月29日軸 衆院解散の余地確保か
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080401195&amp;g=pol
2021年08月04日20時01分

 自民党執行部は、菅義偉首相の9月末の党総裁任期満了に伴う総裁選について、同17日告示、29日投開票とする案を軸に検討に入った。総裁公選規程が定める中で最も遅い日程で、9月5日の東京パラリンピック閉幕から一定の期間を確保し、首相が9月中の衆院解散に踏み切る余地をできるだけ広げる狙いがある。

石破氏、総裁選出馬に慎重 衆院選前実施なら

 党幹部は4日、総裁選は9月29日投開票が有力と指摘。その理由について「首相の選択の幅が広がる」と語った。総裁選挙管理委員会が日程を決める今月26日に向け、党内の駆け引きが激しくなりそうだ。

6885チバQ:2021/08/17(火) 16:39:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a92e4d07d8d1bde4cf14ae841f03ff279bf6b8
二階氏ら自公幹部が5人で昼食 公明「会食ではない、黙食」
8/17(火) 16:04配信


毎日新聞
二階俊博幹事長=東京都千代田区の同党本部で2021年4月13日午後4時3分、竹内幹撮影

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長ら自公両党の幹部5人は17日、東京都内のホテルで昼食を共にし、食後に新型コロナウイルス対策などに関して意見交換した。新型コロナ感染が急拡大する中、政府は国民に対し、家族同士または4人以下での会食を求めている。参加した公明党の高木陽介国会対策委員長は、「会食ではない。打ち合わせの前にそれぞれ昼食を『黙食』でとったということだ」と記者団に説明した。

 昼食会が行われたのはホテル内の日本料理店の個室で「換気の良い広い所でスペースを取って『黙食』をした。その後、マスクをつけて意見交換した」(高木氏)という。自民党の森山裕国会対策委員長、林幹雄幹事長代理も参加した。高木氏によると、参加者全員がワクチンを2回接種済みだという。

 ただ国内では、ワクチンを2回接種した後に陽性となる「ブレークスルー感染」が相次ぎ、死者も出ている。また、会食によって感染が広がった事例は民間企業や行政機関などで続発。1人で食事をとる「個食」を社員らに求める動きも広がっている。自民の森山氏は、昼食会で「食べながらしゃべることは全くなかった」としたうえで、政府の要請については「そういうこともよく理解しながらやっているつもりだ」と述べた。

 国会議員の会食を巡っては、2020年12月にも菅義偉首相や二階氏ら8人程度が東京・銀座での「ステーキ会食」に参加して批判を招き、菅氏が「大いに反省している」と釈明していた。【木下訓明】

6886チバQ:2021/08/18(水) 10:17:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c14f1ad37626eeb30523a79bedf05be8559b230
総裁選出馬、動き本格化…内閣支持低迷で無投票再選のシナリオ後退
8/18(水) 7:09配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選への立候補を目指す動きが本格化しつつある。菅内閣の支持率低迷を受け、複数候補による活発な論戦を期待する声が党内で広がっているためだ。

 「将来世代にとっても安全で安心な社会を作りたい。総裁選に立候補したい」

 高市早苗・前総務相は17日、ニッポン放送のラジオ番組で出馬に意欲を示した。9月に政策集を出版することも明らかにした。高市氏は安倍前首相に近い。ただ、無派閥のため、出馬に必要な推薦人20人の確保が課題となる。

 総裁選日程は「9月17日告示、29日投開票」が軸で、今月26日に決まる。菅首相(党総裁)は7月のテレビ番組で、再選出馬の意向を早々と表明した。党執行部はおおむね首相再選支持でまとまっており、対抗馬をけん制する狙いがあった。

 しかし、内閣支持率低迷で無投票再選のシナリオは崩れつつある。高市氏以外にも細田派の下村政調会長が出馬を模索しており、推薦人確保のため、派内の議員に接触を始めている。野田聖子幹事長代行も出馬を目指すと明言している。

 昨秋の前回総裁選で首相に敗れた岸田文雄・前政調会長と石破茂・元幹事長は態度を明確にしていない。「チャンスがあれば挑戦したい」と繰り返す岸田氏は17日、自らに近い衆院議員と対応を協議した。国民的な人気が高い石破氏はこの日、横浜市長選の応援で街頭に立ち、「国を変えるのは常に地方の人々だ」と訴えた。

6887チバQ:2021/08/18(水) 10:24:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3bf1e6a427c45fbdd8cb20f2e0a190e5e903bcf
安倍・麻生氏 自民総裁選に対抗馬出し菅首相無投票再選の阻止狙う
8/18(水) 7:05配信

NEWSポストセブン
麻生太郎・副総理にはどんな思惑が?(時事通信フォト)

 9月末の自民党総裁選挙では、安倍晋三・前首相側近の高市早苗・前総務相や岸田文雄・前政調会長の出馬が取りざたされているが、そこには菅義偉・首相の再選を阻みたい安倍氏や麻生太郎・副総理の思惑があるとされる。


 安倍、麻生、菅の3氏は安倍政権の7年8か月、“同じ釜の飯”を食ったいわば政治的同志であり、昨年の総裁選で菅義偉・総裁(首相)を誕生させた。つい3か月前にも、安倍氏は「当然、継続して首相の職を続けるべきだ」と菅首相の総裁再選支持を表明していた。

 それがなぜ、対立候補の出馬を促して事実上の「菅降ろし」に舵を切ったのか。

 きっかけは菅首相と二階俊博・幹事長による総裁選「強行突破」作戦だ。自民党は8月3日の総裁選挙管理委員会の初会合で、党員投票など規定通りの総裁選実施を決め、「9月29日投開票」の日程が有力視されている。二階氏はこの日の会見で「複数の候補になり得るかどうか見通しがない。現職が再選される可能性が極めて高い状況なのは誰もが承知の通りだ」と最終的には総裁選を行なわず、菅首相の無投票再選になることを強く示唆する言い方をした。二階派の閣僚経験者が語る。

「予定通り9月に総裁選を実施すれば、対抗馬はいない。安倍さんがポスト菅の候補に名前を挙げた茂木敏充・外相、加藤勝信・官房長官、下村博文・政調会長、岸田前政調会長の4人はいずれも派閥の複雑な事情を抱えて出馬は難しい。世論調査で人気の高い河野太郎・行革相や石破茂・元幹事長も準備をしていない。二階さんは菅総理に、支持率が低くても9月に総裁選をやれば無投票再選できると持ちかけ、強行突破に動いた」

 このことが安倍、麻生両氏を“菅はオレたちの言うことを聞く気はない”と強く刺激した。政治評論家・有馬晴海氏が語る。

「菅首相のコロナ失政が続いても、自民党に代わりの有力な総理総裁候補がいないのは事実。だから安倍氏と麻生氏は菅再選を支持する条件として自分たちの言うことに従わない二階幹事長の交代を要求していた。ところが、菅首相は要求を飲まないばかりか、逆に二階氏の戦略に乗った。無投票再選なら二階氏がこの先も幹事長続投になってしまう」

 安倍氏らは早急に総裁候補のカードをつくる必要に迫られた。

「(7月30日に行われたとされる)安倍・麻生会談では、誰でもいいから総裁選に出馬させて菅首相の無投票再選を阻止することを確認したはずです。2人が高市支持に回るとは限りません。総裁選に複数の候補が出馬しさえすれば、自分たちが誰を支持するかでキングメーカーになれるし、評判の悪い菅首相はどんどん不利になっていく。それが彼らの狙いです」(有馬氏)

「女性」「無派閥」「安倍側近」で担ぎやすい高市氏は、安倍・麻生氏にとって総裁選実施に持ち込むためだけの“捨て駒”候補ということのようだ。

6888チバQ:2021/08/18(水) 10:25:26
残された道は解散か
 自民党は今回の総裁選で「党員投票」を実施する方針だ。党員票が議員票と同数に換算されるため、派閥の数合わせだけでは決まらない。それだけに、高市氏の出馬をきっかけに総裁選は女性候補や若手が入り乱れた大乱戦になる可能性が出てきた。

「高市の出馬宣言で、“女性総理候補の最右翼”を自任する野田聖子も親しい議員に声をかけて推薦人集めを始めた。若手からも、河野太郎に近い議員たちが『政策論争を戦わせるべき』と主張して候補擁立の動きを見せている。選挙に弱い議員は誰が首相になれば選挙に有利になるかで選ぶから、収拾がつかなくなる」(閣僚経験者)

 そうなると無投票再選のつもりだった菅首相は一転、絶体絶命のピンチに立たされる。

 だから二階氏が進める「9月29日投開票」という総裁選日程は、無投票再選が無理な場合も想定して、菅首相が政権の緊急避難のために解散ができるように組まれている。

「いざというときは、総裁選投票日前に衆院を解散することで総裁選を強制的に中止し、総選挙後に改めてやり直すことになる」(二階派議員)

 前出の有馬氏は言う。

「高市氏が推薦人20人の確保にメドが立てば、岸田氏ら他の候補も出馬に動くでしょう。菅総理はパラリンピック閉会後、総裁選が無投票にならないと判断した段階で解散を打つに違いありません。総選挙を乗り切ってみせるしか生き残る道がないからです」(前出・有馬氏)

 しかし、自民党は総選挙で苦戦を免れない。

 一方の麻生、安倍氏はたとえ菅首相が総裁選を回避して解散しても、総選挙に敗北すれば、それを理由に政権から引きずり降ろそうと逃げ道を塞いでいる。

 かつて政権を共に支えた2人との戦いは、菅首相にとって厳しいものになりそうだ。

※週刊ポスト2021年8月27日・9月3日号

6889チバQ:2021/08/18(水) 10:26:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/f15abda765b6055feaa6da9d992962f415cc6be6
崩れる首相のシナリオ…現実味帯びる「菅降ろし」
8/18(水) 10:00配信

西日本新聞
菅義偉首相

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が9月12日まで延長されたことを受け、菅義偉首相が想定した9月上旬の衆院解散、その後の自民党総裁選での無投票再選というシナリオは事実上、崩壊した。首相は解散までの新たな道筋を探ることになるが、内閣支持率は「危険水域」に沈んでおり、このまま低空飛行が続けば「菅降ろし」も現実味を帯びてくる。


 「やはり最優先すべきは新型コロナ対策。内閣総理大臣として行うべきだと思っています」。17日夜、官邸で開かれた記者会見で衆院の解散時期について聞かれた首相は、改めてそう強調した。その上で時期については明言を避けながら「総選挙、(衆院議員の)任期も刻一刻と迫ってくる。解散については選択肢が段々少なくなってきているが、その中で行わなければならないと思っている」と述べた。

 宣言延長に伴い、解散戦略の練り直しも迫られている。首相の自民党総裁の任期は9月30日まで。衆院議員の任期満了は10月21日だ。

 首相は当初、9月5日のパラリンピック閉幕直後に臨時国会を召集し、冒頭で解散。総選挙に勝利した上で、先送りした自民党総裁選を無投票で乗り切るシナリオを描いていた。そのシナリオも、宣言を9月12日まで延長したことで「事実上崩壊した」(政府関係者)。首相が解散の条件に挙げていたのは「コロナの収束」。「宣言中の解散なんかできるはずがない」。首相に近い党幹部は漏らす。

      ■

 総裁選は9月17日告示、同29日投開票の日程が検討されており、同12日に宣言が解除できれば、総裁選告示前に解散に踏み切る余地は残る。ただ、党内には「日程がタイトで現実的ではない」との見方が広がっている。

 内閣支持率は低迷しており、自民党内には首相の「無投票再選」を避け、複数候補による本格的な論戦を実施して党への注目を集めた上で、衆院選に突入した方が戦いやすいとの声が高まっている。

 月刊誌で総裁選への出馬に意欲を示した高市早苗前総務相は最近、周囲に「確実に出ることができるか分からないが覚悟は決めた」と漏らし、党内最大派閥・細田派の一部が支援するとみられている。

 複数人が立候補した場合、無派閥で党内基盤が弱い首相がよりどころとするのは、2人の首相経験者だ。細田派への影響力を持つ安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相。首相が動向を気に掛ける2人は今のところ、「菅支持」で一致している。

 「(首相の下で)解散するんだから、任期満了に近づいてもいいじゃないか」。麻生氏は周囲にこう語る。感染が収まらない場合、任期満了直前まで引き延ばし、11月総選挙に持ち込む可能性を示唆する。

 だが、今月22日には首相の命運を左右する横浜市長選が控える。「お膝元」で首相が支援する小此木八郎前国家公安委員長が敗北する事態となれば、求心力を一気に失いかねない。政府関係者は危機感を募らせる。「地元でも勝てないとなれば、首相のメンツは丸つぶれだ」。新たな「選挙の顔」を求め、党内が浮足立つ可能性も出てくる。

 (久知邦、大坪拓也)

6890チバQ:2021/08/18(水) 14:53:14
7679: チバQ :2021/08/18(水) 14:50:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf31ac20178ce00f8aa2180946c81e4f98e4628b
農水副大臣が「帰省自粛要請」を無視して地元で挨拶回り 線香代「100円」と名刺の証拠写真
8/18(水) 11:03配信

デイリー新潮
公選法に抵触か
宮内秀樹衆議院議員

 宮内秀樹・農林水産副大臣(58)が、お盆休み中に選挙区へ“里帰り”し、地元有権者に「線香代」として100円を渡したことが、デイリー新潮の取材で判明した。

編集部が入手した名刺と100円玉が置かれた写真【写真3枚】

 ***

 宮内副大臣は福岡4区から選出された自民党所属の衆議院議員。まずは地元有権者の声をご紹介しよう。

「お盆は8月13日から始まりますが、私が宮内さんを目撃したのは12日でした。ご本人自ら、精力的に選挙区の有権者を回っていました。奥さんも別行動で、有権者のお宅を訪ねているのを見ました」

 総選挙は近い。“平時”であれば何の問題もない行動だが、今はコロナ禍で帰省の自粛が求められているのはご存知の通りだ。念のためTBS NEWSが配信した記事のタイトルだけ下にご紹介する。

「西村経済再生相『帰省によるクラスターすでに多数』 お盆帰省の自粛呼びかけ」(TBS NEWS:8月10日)

 内容は省略しても問題ないだろう。前出の地元有権者は「やはりおかしいですよね」と首を傾げる。

「宮内さんは『国会議員は地元へ帰るのも仕事だ。単なる帰省ではない』と主張するのかもしれませんが。とはいえ、菅内閣の大臣が『お盆に帰るな』と呼びかけているわけですよ。国会議員なら国民の模範となって当然でしょう。宮内さんだって歴とした菅内閣の閣僚じゃないですか。同じ閣僚の西村大臣が『帰省しないでくれ』と言っているんですから、それに従わないというのはどうなんでしょうか」

出身は松山市
 宮内副大臣は2012年に初当選し、現在は当選3回。所属派閥は二階派と、なかなか“安倍チルドレン”な経歴だ。

 実際、週刊文春に「高速道路の耐震補強工事で、手抜き工事を行った地元業者を不当に擁護した」などと報じられたことがある(註1)。

 ご自身は福岡県とは縁もゆかりもない。1962年、愛媛県松山市に生まれ、高校まで松山市で育ち、大学は青山学院に進んだ。

 卒業すると、地元・愛媛の大物議員だった塩崎潤・元総務庁長官(1917〜2011)の秘書となった。故・塩崎氏の長男が、次の衆院選での引退と長男への世襲を発表して話題になった塩崎恭久・元厚労大臣(70)だ。

 宮内副大臣と福岡4区の縁は、同じ選挙区で選出された渡辺具能・元国交副大臣(80)の秘書を務めたことがきっかけだ。そして12年に、渡辺元副大臣の“後継者”として出馬し当選した。

 来る衆院選は、いわゆる“安倍チルドレン”の自民党議員には厳しい選挙になるといわれる。そのため宮内副大臣は、熱心に地元を回っているということなのだろう。

6891チバQ:2021/08/18(水) 14:53:27
100円の写真
 だが、宮内副大臣の問題行動は、もう1点ある。別の有権者が「初盆で訪れた有権者のご自宅に、100円を置いて帰られましたよ」と打ち明ける。

「宮内さんは初盆を迎えられた地元有権者のお宅を訪れ、『線香を上げに来ました』と上がられたのです。ご自身の名刺と、『線香代』という名目で100円を置かれて、そのお宅を後にされました」

 デイリー新潮編集部は、その写真を入手した。確かに宮内副大臣の名刺と、その脇に100円玉が添えられている。隣の箱には初盆の香典が積まれているのが分かる。

 週刊新潮は2018年、「『茂木大臣』が尻から煙の『買収線香』 1強『安倍政権』の泣き所」の記事を掲載した。

「週刊新潮は以前から、茂木敏充・外務大臣(65)が地元有権者に衆議院手帳を配布した問題などを追及してきました。そして18年の2月1日号で、本人や秘書が地元有権者に線香を配っている実態をレポートしました。1997年には小野寺五典・元防衛大臣(61)に同じ行為が発覚しています。仙台地検に書類送検されたことなどから、2000年に衆院議員を辞職、罰金40万円の有罪判決が下りました。ところがなぜか、茂木外務大臣は法的な責任を問われませんでした」(政治担当記者)

他の議員は“法令遵守”
 そもそも昔は、「線香代」という名目で現金を配っていたようなのだ。それが「カネ」ではない「モノ」の線香に変わった経緯がある。

「1995年、福岡県の豊前市で市長選が行われたのですが、立候補した現職と新人の3人全員が初盆に地元有権者へ『ご仏前』として現金を配っていたことが判明し、大きな注目を集めました。3人は全く罪の意識がなかったようで、報道陣の取材に『お線香代として気持ちを示した』とか、『社会的儀礼として当然のこと』と答えています。後に3人は書類送検されるなどしました」

「線香代」を配ると公職選挙法に抵触するから、「線香」そのものを配るようになった。にもかかわらず、現金に戻したのだから意味が分からない。今回は100円とはいえ、公職選挙法に抵触するはずである。

「政治家でない一般の人は、初盆の香典だけでなく、線香代として気持ちの100円を置く習慣がないわけではありません。とはいえ、政治家でそんなことをしているのは宮内さんだけです。福岡4区は決して都市部の選挙区ではありませんが、茂木さんの“教訓”は知れ渡っています。今年は市議でも町議でも、お盆の期間は有権者の間を飛び回っています。それでも名刺しか置きません。有権者が香典返しを渡そうとすると、『名刺しか置いていないので結構です』と断っていますよ。ちょっと宮内さんは脇が甘すぎるのではないですか」(同・地元有権者)

 宮内副大臣の事務所に電話で取材を申し込んだところ、取材主旨をFAXで送るように指示された。その通りにしたものの、回答はなかった。

註1:「二階派副大臣と蜜月企業 高速道手抜き工事を実名告発する 強度不足で崩落の危険、既に亀裂が…」(週刊文春:2020年11月5日号)

デイリー新潮取材班

2021年8月18日 掲載

新潮社

6892チバQ:2021/08/18(水) 21:01:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b58855c2d317184f5dd986656e277fe3f0f344
自民総裁選、下村氏も意欲 衆院選先送り観測で活発化
8/18(水) 19:22配信


時事通信
自民党の下村博文政調会長=7月、国会内

 自民党の下村博文政調会長が、菅義偉首相の9月末の任期満了に伴う党総裁選に出馬を目指す意向を複数の党関係者に伝えたことが18日、分かった。

 内閣支持率が低迷する中、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が延長されたことで、衆院解散・総選挙より先に総裁選が規定通り行われるとの見方が広がっており、「ポスト菅」をにらんだ動きがにわかに活発化してきた。

 下村氏は党三役の一人。党内では既に高市早苗前総務相が「出馬を決断した」と表明しているが、本来首相を支える立場にある党執行部から出馬の動きが出てきたことは、再選を目指す首相にとって誤算と言えそうだ。

6893とはずがたり:2021/08/19(木) 16:34:18

自公幹部、5人で会食 政府要請の人数オーバー
2021年08月17日19時09分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081700805&amp;g=pol

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長ら与党幹部5人は17日、東京都内の日本料理店で昼食を共にしながら会談した。政府は新型コロナウイルス感染防止の観点から、会食の際は「4人以下」を呼び掛けており、二階氏らの行動には批判が出そうだ。
職員15人がコロナ感染 内規違反し懇親会―国交省

 会合には二階、石井両氏のほか、自民党の森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理、公明党の高木陽介国対委員長が出席した。
 森山氏はこの後、記者団に「不要不急の会合ではない。食べながら話すということはなかった。感染症対策を理解しながらやっているつもりだ」と説明。高木氏は「会食ではなく打ち合わせだ」と強調した。
 さらに高木氏は報道各社に「5人とも2回目のワクチン接種を終えており、感染リスクが従来低下していることも考慮して、広い個室で距離を置いて黙食した」とのコメントを発出。その後、追加でコメントを出し、「国民に誤ったメッセージを出したことは申し訳ない。反省している」と謝罪した。

6894チバQ:2021/08/19(木) 20:00:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_2LNRXHNIKBIKFCW3H4LH3OKSNY.html
岸田氏に派閥議員が総裁選出馬要請 26日以降に決断
2021/08/19 15:04産経新聞

岸田氏に派閥議員が総裁選出馬要請 26日以降に決断

自民党の岸田文雄前政調会長(川口良介撮影)

(産経新聞)

自民党岸田派(宏池会)は19日、東京都内で会合を開き、菅義偉(すが・よしひで)首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う次期総裁選への対応を協議した。岸田派議員からは領袖(りょうしゅう)の岸田文雄前政調会長に出馬を求める声が相次いだ。総裁選をめぐっては党内で「9月17日告示-29日投開票」の日程が有力視されているが、岸田氏は今月26日に日程が正式に決まり次第、最終判断する意向だ。

「総裁選に出馬すると早急に決断すべきだ」「今こそ、宏池会の神髄を天下に鳴り響かせてほしい」

会合では若手やベテランから岸田氏に早期の決断を促す声が次々と上がった。岸田氏は会合後、「私自身の総裁選への対応は具体的に日程が確定してから明らかにしたい」と述べつつも、「(総裁選は)自民党が幅広い選択肢を示す大切な場だ」とも強調した。

岸田氏は昨年9月の党総裁選にも出馬したが、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)や安倍晋三前首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会)など主要派閥の支援を受けた首相に敗れた。二階氏ら党内の有力者は次期総裁選でも首相再選を後押しする意向だ。

一方、菅政権の新型コロナウイルス対策に批判が集まり、間近に迫る次期衆院選への影響も党内で不安視される中、岸田氏は周囲に「誰も出なければ、国民に『自民党はどうなっているんだ』と思われる」との危機感も語ってきた。

平成24年の第2次安倍政権下で外相や政調会長などの要職を歴任し、首相の有力な対抗馬となり得る岸田氏の判断が総裁選の最大の焦点となりそうだ。(永原慎吾)

6895チバQ:2021/08/19(木) 20:01:40
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP8M6DSVP8MUTFK013.html
自民党総裁選、さや当て激化 岸田氏、党執行部を牽制
2021/08/19 19:30朝日新聞

自民党総裁選、さや当て激化 岸田氏、党執行部を牽制

自民党の岸田文雄前政調会長

(朝日新聞)

 菅義偉首相(自民党総裁)の9月30日の総裁任期満了に伴う総裁選をめぐり、党内のさや当てが激しくなりつつある。

 自民党の岸田文雄前政調会長は19日、自身が率いる岸田派(宏池会)の会合で、次期総裁選について「自民党が幅広い選択肢を持つ政党であるということを示す大変貴重な場である」と述べ、総裁選に複数の候補者が立つことが望ましいとの考えを示した。党執行部が、菅氏の「無投票再選」のシナリオを描くなか、岸田氏の発言はそうした動きを牽制(けんせい)した形だ。

 会合には約20人が参加。岸田氏は、昨年の総裁選が党員投票を省略した「簡易型」だったことを念頭に「フルスペックでしっかりとした総裁選挙をやらなければならない」とも述べ、党員投票の必要性を改めて強調した。ただ、自身の立候補については「総裁選の日程が確定したら、どう関わるかをしっかりと考えていきたい」と述べるにとどめた。

 岸田氏の発言の後、出席者からは「早急な決断をお願いします」、「今こそ宏池会の神髄を鳴り響かせるべきだ」などと岸田氏の立候補を求める声が相次いだ。

 一方、岸田派の元名誉会長で、今も派内に一定の影響力を持つ古賀誠元自民党幹事長は、同日のTBSのCS番組の収録で、新型コロナの感染対策を優先させるべきだとの考えを述べ、「(岸田氏は)こういう状況の中で出馬まで踏み切るという決断にはいたらないんじゃないか」と指摘。総裁選への意欲を示す党内の議員について「総裁選に出馬するというのは、選択肢としては考えられません」と述べ、菅氏の無投票再選を支持した。

 昨年の総裁選で菅氏に敗れた岸田氏は、総裁選で支援を期待する安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相が今回も菅氏を支持する姿勢を周囲に示していることから、立候補について難しい判断が迫られそうだ。

6896チバQ:2021/08/19(木) 20:21:51
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210819X216.html
「任期満了選挙」浮上=菅首相、総裁選先行検討―衆院選
2021/08/19 20:19時事通信

 菅義偉首相は自身の任期満了に伴う自民党総裁選を9月17日告示、同29日投開票の日程で実施し、衆院選を後回しにする方向で検討に入った。衆院選については、投開票日が衆院議員の任期満了(10月21日)より後にずれ込まないようにするため、衆院解散を伴わない任期満了選挙を9月中に閣議決定する案が浮上している。複数の党幹部が19日明らかにした。

 首相は当初、9月5日までの東京パラリンピック直後に衆院を解散し、総裁選を衆院選後に先送りする戦略を描いていた。しかし、ここへきて新型コロナウイルス感染が急拡大。緊急事態宣言の期限が8月末から9月12日に延長されたため、仮に宣言が予定通り解除されても、同17日の総裁選告示前に衆院を解散して総裁選を凍結するのは困難との判断を強めている。

 総裁選を先行させる場合、9月29日の総裁選終了を待って衆院を解散する日程だと、衆院選投開票日は衆院議員の任期満了日以降になるとみられる。政府・与党への逆風が強いうちに衆院選に持ち込みたいとの思惑が透ける野党が、衆院選の先送りに反発するのは必至だ。 

菅義偉
自由民主党
衆議院議員総選挙
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6897チバQ:2021/08/19(木) 21:52:54
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210819X153.html
岸田氏、出馬意欲にじませる=下村、高市氏も動き強める―自民総裁選
2021/08/19 21:03時事通信

 自民党の岸田文雄前政調会長は19日、東京都内で開かれた岸田派の会合であいさつし、菅義偉首相の任期満了に伴う党総裁選について「自民党は幅広い選択肢を持つ政党だと示す貴重な場だ。しっかりとした選挙をやらなければならない」と述べた。首相の無投票再選に異論を唱え、自身の出馬に意欲をにじませた発言だ。岸田派内では、岸田氏以外に首相の対抗馬が出れば、立候補すべきだとの声が出ている。

 岸田氏は昨年9月に総裁選に初出馬し、石破茂元幹事長とともに首相に敗れている。会合では派のメンバーから岸田氏の再挑戦を求める声が相次いだ。会合後、岸田氏は記者団に「激励の言葉をたくさんいただいた。こうした気持ちに感謝しながら、しっかり受け止めたい」と語った。

 一方、下村博文政調会長は19日、二階俊博幹事長と党本部で会い、総裁選について「可能性があればチャレンジしたい」と伝えた。安倍晋三前首相や所属する細田派の細田博之会長にも18日に出馬への意欲を報告したと説明した。

 会談後、下村氏は記者団に、20人の推薦人集めに関し「いろいろな方から推薦人になると言っていただいている」と述べる一方、安倍氏からは「下村さんをすぐやるよという状況じゃないのは分かるよね」と伝えられたことも明かした。

 高市早苗前総務相も19日、二階氏と党本部で会い、「出馬の決意を固めた」と説明した。

6898チバQ:2021/08/20(金) 14:10:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ffd578c198742c12243b03d34f56cebf47bf8a0
自民総裁選、各派沈黙 前回の雪崩現象一変
8/20(金) 7:10配信

時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=19日午前、東京・永田町

 菅義偉首相(自民党総裁)の再選が懸かる党総裁選で、各派が沈黙している。

 秋の衆院選が迫る中、中堅・若手を中心に「菅首相では戦えない」との危機感が強まっており、派閥幹部も状況を見極めているとみられる。二階派を率いる二階俊博幹事長の菅氏支持表明に続き、主要派閥が雪崩を打った昨年の総裁選とは様相が一変している。

【図解】内閣支持率の推移

 首相は昨年8月29日、二階氏や森山裕国対委員長(石原派)と会談し、出馬の意向を伝達。二階、森山両氏は支援する意向を示した。この情報は即座に広まり、同31日には党内最大の細田派と第2派閥の麻生派、無派閥議員グループが追随。わずか3日間で「菅総裁」誕生が事実上決定した。

 これに対し、今回の総裁選に向けては今のところ、二階氏や安倍晋三前首相ら派閥領袖(りょうしゅう)、党重鎮数人がわずかに首相支持を公にしているだけだ。前回同様の先を争うような派閥単位での動きは見られない。

 背景には、自民党内で今、若手からベテランまで菅首相で衆院選を戦えるのかという疑念が急速に広まっていることがある。こうした傾向は、選挙基盤が弱いと指摘される各派の中堅・若手の間で特に強い。

 関西の中堅議員は「地元を回ると首相の評判は最悪だ。退いてもらわないと選挙は戦えない」と強調。東京の中堅議員も「首相を代えた方がいい。党ではなく首相が嫌われている」と漏らした。現時点で派閥が締め付けを強めれば、かえって結束が乱れかねない情勢だ。

 19日の石原派在京議員懇談会でも意見は割れた。中堅議員が政府の新型コロナウイルス対応を問題視。出席者の一人が「政府・自民党への批判がここまで深まるのは初めてだ」と指摘し、総裁選への態度を慎重に検討すべきだと発言。これに対し、別の出席者は「首相が代わっても感染状況は変わらない」と主張した。

 同日の岸田派会合では、若手議員が「岸田文雄会長が決断したら従いたい。強いリーダーで信頼を得て衆院選を戦うべきだ」と、岸田氏に出馬を迫る場面もあった。

 ある派閥の幹部は「菅首相でまとめようとしたら若手の反発がすごいだろう」との見方を示し、こう語った。「急いで表明する必要はない。様子を見てからでいい」。

6899チバQ:2021/08/21(土) 01:13:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7adc2a2472f0fde519b8d0df50b3ad28ac3ca73
無投票から一転…「ポスト菅」活発化 総裁選は混戦の様相
8/20(金) 9:44配信

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西日本新聞
国会議事堂

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選に向けた動きが、活発化してきた。衆院の解散・総選挙前に総裁選が実施されるとの観測も強まる中、「ポスト菅」に意欲を示す下村博文政調会長と高市早苗前総務相が19日、相次ぎ二階俊博幹事長と党本部で会談し、出馬意向を伝えた。政権、与党に批判的な世論を敏感に感じ取る党内からは、複数候補による「開かれた総裁選」を求める声が高まっており、構図は混沌(こんとん)としてきた。

【図解】自民党「実力者」の相関図

 「多くの方から出馬すべし、という声が上がっている。チャンスと可能性があればチャレンジしたい」。まず二階氏の元を訪れたのは下村氏。首相に指名された党三役の要職にあるものの、着々と出馬準備を進めている。18日には所属する細田派出身の安倍晋三前首相とも会い、下村氏周辺は立候補に必要な20人の推薦人集めに自信を見せる。

 その2時間後。今度は高市氏。「出馬の決意を固めたと報告した。幹事長から『しっかり頑張りなさい』との温かいお言葉をいただいた」。気脈を通じる安倍氏に再々登板を打診してきたという高市氏は「7月下旬に断られたので、そんなら私が出たろうやないかと決意した」とも語った。

 総裁選は「9月17日告示、29日投開票」の日程が有力視されており、今月26日に正式に決まる。首相が告示前に衆院を解散すれば、自動的に総裁選は凍結され、衆院選後まで先送りされるが、ここにきて複数の党幹部が否定し始めている。

 そもそも首相は、衆院選に勝利した上で、その後の総裁選での「無投票再選」を思い描いていた。だが、政府の新型コロナウイルス対応に国民の風当たりは強く、2009年の野党転落を知るベテランは「大変なことになる」と青ざめる。

 焦りを募らせる若手・中堅からは「総裁選先行論」が噴出。党の多彩な顔ぶれを世間に示し、論戦を展開することで党勢回復につなげたいとの期待が混じる。

 そうした中で先陣を切った下村氏と高市氏。2人の動きが呼び水となり、コロナ禍の権力闘争に二の足を踏んでいた「有力候補」も名乗りを上げやすくなりつつある。昨秋、首相に敗れた岸田文雄前政調会長は19日、記者団に「総裁選の日程が確定してから対応を明らかにする」ととどめたものの、同日の岸田派の会合は「主戦論でまとまった」(中堅)。出馬意欲を示す野田聖子幹事長代行も近しい議員に働き掛けている。

 首相は17日の記者会見で「総裁選に出馬するかは時期が来れば当然のこと。変わりはない」と意欲を改めて示した。ただ、当初描いた無投票再選どころか混戦の様相を呈してきている。

 今のところ最大派閥の細田派に影響力を残す安倍氏や、第2勢力の麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相は、首相支持で「揺らぎはない」(麻生氏周辺)とされるが、その一挙手一投足に首相も目を凝らしているという。18日、安倍氏は下村氏にこう伝えた。「『じゃあ、応援するよ』という状況じゃないのは分かっているよね」 (河合仁志)

6900チバQ:2021/08/21(土) 01:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7846c776df81f52b6d471a2bc613b779be01a76e
マレーシア、次期首相にイスマイルサブリ氏 UMNOがポスト奪還
8/20(金) 19:39配信

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毎日新聞
新首相に任命された「統一マレー国民組織」(UMNO)のイスマイルサブリ・ヤーコブ前副首相=マレーシアのクアラルンプール近郊プトラジャヤで2020年5月11日、AP

 マレーシアのアブドラ国王は20日、新首相として「統一マレー国民組織」(UMNO)のイスマイルサブリ・ヤーコブ前副首相(61)を任命した。議会で承認されれば、21日に宣誓式を開く。長年、首相の座を独占してきたUMNOは3年ぶりに首相ポストを奪還する。

 地元メディアによるとアブドラ国王は、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続くことから、解散総選挙は適切ではないと判断した。16日に辞任したムヒディン前首相の後任について、下院(定員222、欠員2)各議員に推薦する候補者を提出するように要請。114人から推薦されたイスマイルサブリ氏が適任であると判断した。

 UMNOはマレーシアが1957年に独立して以来、首相を独占してきたが、汚職事件をきっかけに2018年に首相の座を明け渡していた。【バンコク石山絵歩】

6901チバQ:2021/08/21(土) 01:42:27
相変わらず決断力ねえなあ
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9dec047cff35791a50232f830d18a7b4f6b8d00
自民党総裁選 岸田氏“日程決まった後に判断”
8/20(金) 19:06配信

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HOME広島ホームテレビ
自民党広島県連の役員会に出席した岸田前政調会長

自民党総裁選への出馬を模索する動きが活発化する中、
広島選出の岸田文雄前政調会長は、自身の出馬について明言を避けました。


広島市内で行われた自民党県連の役員会に出席した岸田前政調会長。
総裁選への出馬について、日程が決定した後で最終的な判断をしたいと述べるに留まりました。

【自民党 岸田文雄前政調会長】
「広島の皆さんからもずいぶんいろいろな声をいただいております。激励の声も大変多いと感謝をしています。
様々な事情を勘案して自分がどうするか来週総裁選挙の日程が決定してから考えたいと思います」

19日、都内で開かれた岸田派の会合でも
出馬表明を早くするよう求める声が相次ぎましたが明言しませんでした。

総裁選の日程は、26日に決まる予定です。

6902チバQ:2021/08/21(土) 06:57:51
れきしにifは、、、
ですが、谷垣がチャリで怪我しなかったら、どんな風になってたんですかねえ。安倍も右寄りに歯止めかかっただろうし、二階の権力もここまでなかっただろうし。
ガースーより良い総理になったんじゃないかな?なんて妄想してしまいます。

6903チバQ:2021/08/21(土) 07:26:09
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210820-567-OYT1T50245.html
石破氏、総裁選不出馬を示唆…「感染急拡大の最中の表明は個人的に違和感」
2021/08/20 22:58読売新聞

石破氏、総裁選不出馬を示唆…「感染急拡大の最中の表明は個人的に違和感」

石破茂氏 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の石破茂・元幹事長は20日、自身のブログで、9月末の任期満了に伴う党総裁選について、「(新型コロナウイルスの)感染急拡大の最中に、名乗りをあげると表明することには個人的に違和感を覚える」と記し、出馬を見送る意向を強くにじませた。

 石破氏は20日のBSフジの番組でも現在は新型コロナ対策に注力すべきだとしたうえで、「菅首相では選挙を戦えないので顔を替えるということが国民に理解されるのか、国民にどう映るのか、我々は恐れを持って考えなければならない」と指摘した。

 総裁選には、下村政調会長と高市早苗・前総務相が出馬に意欲を示している。

6904チバQ:2021/08/21(土) 07:36:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb827c30d5c56d8444af9b707a0299e0da33000a
自民総裁選、石破氏出馬厳しく 「ポスト菅」人気も傷跡癒えず
8/21(土) 7:12配信

時事通信
記者団の質問に答える自民党の石破茂元幹事長=2020年10月22日、衆院議員会館

 菅義偉首相の自民党総裁任期が9月で満了することに伴う総裁選をめぐり、石破茂元幹事長の立候補は厳しいとの見方が根強い。

 「ポスト菅」の有力候補として世論の人気は依然高いものの、昨年の総裁選に惨敗し、足元の石破派内で求心力が急落した傷が癒えていないためだ。

 石破氏は20日夜、BSフジ番組に出演。総裁選について問われると、政府の新型コロナウイルス対応に触れつつ、「感染拡大がものすごい中で、その気があろうがなかろうが今、口の端に乗せることではない」と言及を避けた。

 報道各社の世論調査で、菅内閣の支持率は軒並み発足以降の最低水準に低迷。10月21日の衆院議員任期満了まで残り2カ月となる中、党内には首相交代を望む声がくすぶる。

 一方の石破氏は「次の首相」調査で常にトップを争う。首相を支える二階派幹部は「石破氏が総裁選に出馬すれば構図は大きく変わる」と警戒。党関係者は「石破氏が首相になればイメージチェンジになる」との見方を示した。

 ただ、昨年の総裁選が影を落とす。党内各派が「菅支持」で雪崩を打つ中、石破氏は派内の慎重論を押し切って立候補したが、岸田文雄前政調会長にも敗れ最下位となった。派閥会長の辞任を余儀なくされ、側近だった山本有二元農林水産相ら3人が休会、退会。現在の所属議員は17人で、総裁選出馬に必要な「推薦人20人」に届かない。

 今月には派閥の代表世話人を務める鴨下一郎元環境相も引退を表明。同派関係者は「派閥として総裁選に動ける状況ではない」と内情を明かす。

 最大派閥・細田派出身の安倍晋三前首相、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相との関係もネックだ。石破氏は両氏の首相在任中、その政権運営を厳しく批判した経緯があり、今もしこりが残る。閣僚経験者は「2人とも石破氏を絶対に許さない」と指摘。国会議員の支持拡大という積年の課題は解消されないままだ。

 石破氏の総裁選出馬について、周辺は慎重姿勢だとしつつも、「強い要請があれば考えるだろう」との見方を示す。これに対し、党幹部は「石破派はバラバラで、他派が推すこともない。出馬は無理だ」と疑問視した。

6905とはずがたり:2021/08/21(土) 11:16:53

石破の逆云っとけばいいから次の総裁選は盛り上がってしまいそう。。

石破氏、菅氏の総裁再選支持 感染拡大「私がやると言うべきでない」
8/20(金) 23:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d39184187480fa200259d9194faffd4768cec37d
毎日新聞

 自民党の石破茂元幹事長は20日のBSフジの番組で、党総裁選への対応について「新型コロナウイルスの感染拡大で国民が恐怖におののき、(菅義偉首相ら)みんなが一致して向かっている時に『私がやります』とは、その気があろうがなかろうが口の端に乗せるべきではない」と述べ、現状では自身は立候補せず、首相の再選が望ましいとの考えを示した。

 石破氏は、次期衆院選に向けて「菅氏では『選挙の顔』にならない」との声が党内で出ていることについて「直接聞いたことは一度もないが、『菅さんでは選挙が戦えないので顔を変えます』というのが本当に国民に理解されるのか」と指摘。総裁選と衆院選の時期が近接していることを念頭に「首相は衆院選によって主権者たる国民が決めるもの。自民党員だけではない。本当の『フルスペック』は衆院選だ」と述べ、総裁選で党員・党友投票の実施を見送ることはやむを得ないとの認識も示した。【青木純】

6906とはずがたり:2021/08/21(土) 17:32:21
小泉・河野辺りは閣内に取り込まれてて動けずか。石破も続投支持だし,対抗馬がへたれな岸田と宛て馬の高市や下村で闊達な意見を戦わせられる自民党アピールの場として総裁選使うだけで交替迄行かない?

小泉氏が首相支持表明 河野氏は明言せず 自民党総裁選
8/20(金) 16:57配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/29f2e39bbee358c792ebb85b4c3fe30e6f2b2b04
時事通信

 菅義偉首相の9月末の任期満了に伴う自民党総裁選をめぐり、小泉進次郎環境相は20日の閣議後記者会見で「もう一度、闘う首相の良さを多くの方に感じていただけるような機会にしてほしい」と述べ、首相を支持する方針を明らかにした。
 
 小泉氏は「闘う首相の姿が今、伝わっていないというのは何とかしたい」とも語り、発信力の強化に向け助力する考えを示した。

 一方、河野太郎規制改革担当相は「ワクチン接種をしっかり進め、規制改革を進めるという今の仕事をしっかりやりたい」と述べるにとどめ、明言を避けた。

 西村康稔経済再生担当相は自らの立候補の可能性について「総裁選のことを考える余裕はない。何とか(新型コロナウイルスの)感染を抑えていけるように全力で取り組んでいきたい」と語った。

6907とはずがたり:2021/08/21(土) 17:58:43

石破だと地方票で圧勝して国会議員が動揺して逆転のドラマがあり得たと思うけど高市や岸田では難しい様な気がしますがどうなんでしょうかねえ。

此処で引くと石破は先ずは洋平や谷垣的ポジションを目指すのか?推薦人的に引かざる得ないんだろうけど。

自民総裁選、石破氏出馬厳しく 「ポスト菅」人気も傷跡癒えず
2021年08月21日07時12分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021082001102&amp;g=pol

 菅義偉首相の自民党総裁任期が9月で満了することに伴う総裁選をめぐり、石破茂元幹事長の立候補は厳しいとの見方が根強い。「ポスト菅」の有力候補として世論の人気は依然高いものの、昨年の総裁選に惨敗し、足元の石破派内で求心力が急落した傷が癒えていないためだ。

 石破氏は20日夜、BSフジ番組に出演。総裁選について問われると、政府の新型コロナウイルス対応に触れつつ、「感染拡大がものすごい中で、その気があろうがなかろうが今、口の端に乗せることではない」と言及を避けた。
 報道各社の世論調査で、菅内閣の支持率は軒並み発足以降の最低水準に低迷。10月21日の衆院議員任期満了まで残り2カ月となる中、党内には首相交代を望む声がくすぶる。
 一方の石破氏は「次の首相」調査で常にトップを争う。首相を支える二階派幹部は「石破氏が総裁選に出馬すれば構図は大きく変わる」と警戒。党関係者は「石破氏が首相になればイメージチェンジになる」との見方を示した。
 ただ、昨年の総裁選が影を落とす。党内各派が「菅支持」で雪崩を打つ中、石破氏は派内の慎重論を押し切って立候補したが、岸田文雄前政調会長にも敗れ最下位となった。派閥会長の辞任を余儀なくされ、側近だった山本有二元農林水産相ら3人が休会、退会。現在の所属議員は17人で、総裁選出馬に必要な「推薦人20人」に届かない。
 今月には派閥の代表世話人を務める鴨下一郎元環境相も引退を表明。同派関係者は「派閥として総裁選に動ける状況ではない」と内情を明かす。
 最大派閥・細田派出身の安倍晋三前首相、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相との関係もネックだ。石破氏は両氏の首相在任中、その政権運営を厳しく批判した経緯があり、今もしこりが残る。閣僚経験者は「2人とも石破氏を絶対に許さない」と指摘。国会議員の支持拡大という積年の課題は解消されないままだ。
 石破氏の総裁選出馬について、周辺は慎重姿勢だとしつつも、「強い要請があれば考えるだろう」との見方を示す。これに対し、党幹部は「石破派はバラバラで、他派が推すこともない。出馬は無理だ」と疑問視した。

6908とはずがたり:2021/08/21(土) 23:10:19

菅から交替となってもヘタレ岸田ならまあ安心だけどそれでもご祝儀相場あるのかねえ。。

「ポスト菅」へ名乗り、岸田氏出馬のそろばん勘定 26日に出馬を表明、本格的な総裁選が濃厚に
泉 宏 2021/08/21 07:40
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%9d%e3%82%b9%e3%83%88%e8%8f%85-%e3%81%b8%e5%90%8d%e4%b9%97%e3%82%8a-%e5%b2%b8%e7%94%b0%e6%b0%8f%e5%87%ba%e9%a6%ac%e3%81%ae%e3%81%9d%e3%82%8d%e3%81%b0%e3%82%93%e5%8b%98%e5%ae%9a-26%e6%97%a5%e3%81%ab%e5%87%ba%e9%a6%ac%e3%82%92%e8%a1%a8%e6%98%8e-%e6%9c%ac%e6%a0%bc%e7%9a%84%e3%81%aa%e7%b7%8f%e8%a3%81%e9%81%b8%e3%81%8c%e6%bf%83%e5%8e%9a%e3%81%ab/ar-AANyehm?ocid=wispr

 コロナ感染拡大で、秋の政局の焦点だった9月解散論が遠のき、自民党内では総裁選先行論が大勢となりつつある。高市早苗前総務相(無派閥)らが出馬に動き、岸田文雄前政調会長も総裁選日程の決まる8月26日に出馬表明する可能性が強まった。

 岸田氏は名門派閥・宏池会(岸田派)の領袖で、他候補にとって高いハードルとなる「議員20人以上の推薦」は確実だ。現総裁の菅義偉首相も出馬を明言しており、岸田氏が出馬表明すれば、党員・党友も含めたフルスペックでの本格総裁選実施が確定する。

会合で相次いだ岸田氏出馬を求める声
 東京五輪後も内閣支持率は下落し、国民の間では菅首相の交代論が拡大。与党内に強まる「菅首相では選挙を戦えない」との不安が、総裁選での菅氏再選を不透明にしている。

 2020年9月の前回総裁選で大差の2位に終わった岸田氏だが、その後も現職を倒すだけの党内基盤はつくれていない。ただ、「今回出馬を見送れば、総理・総裁候補の権利を失う」(側近)との危機感が岸田氏の背中を押している。

 総裁選先行で菅首相が再選されても、その後の衆院選で自民が大幅に議席を減らせば、改めて首相の退陣論が浮上する。このため、岸田派内には「勝てないまでも、首相とがっぷり四つで勝負できれば、次への展望が開ける」との声も広がる。

 岸田派(宏池会)は19日、都内の事務所で開いた会合で次期総裁選への対応を協議した。席上、ベテランと若手の双方から岸田氏の出馬を求める声が相次ぎ、岸田氏も総裁選日程が決まる26日に最終判断する意向を示した。

 十数名の在京議員が参加した同日の派閥会合では、岸田氏が「コロナ禍で国民がどのように総裁選をみているのか。しっかり考えながら対応しなければならない」とあいさつ。出席者からは「総裁選に出馬すると早急に決断すべきだ」「今こそ、宏池会の神髄を天下に鳴り響かせてほしい」などと、岸田氏の出馬決断を求める声が相次いだ。

 岸田氏は会合後、「自民党は幅広い選択肢を持つ政党だと示す貴重な場だ。しっかりとした選挙(総裁選)をやらなければならない」としながらも、「私自身の総裁選への対応は具体的に日程が確定してから明らかにしたい」と従来の方針を繰り返した。

 岸田氏はすでに側近議員らとの協議を通じて「菅政権をめぐる状況をみても、今回は本格総裁選を実施すべきで自分も出馬したい」との意向を固めたとされる。

 前宏池会会長として同派に強い影響力を持つ古賀誠元幹事長は同日も岸田氏の出馬に否定的な考えを示したが、岸田氏としては26日に総裁選日程が決まった段階で、並行して開く派閥総会で正式に出馬表明する段取りを想定している。

人気投票で石破、河野氏と大差
 岸田氏は石破氏とともに2020年9月の党総裁選に出馬。しかし、二階俊博幹事長が率いる二階派を先頭に、安倍晋三前首相の出身派閥の細田派、麻生太郎副総理兼財務相の率いる麻生派など主要派閥が支援した菅首相に大差で敗れた。

 総裁選を受けて発足した菅政権は、当初は極めて高い内閣支持率を維持していたため、「本格政権として次期衆院選を戦うためにも次期総裁選は無投票再選が当然」(自民幹部)との見方が党内の大勢となった。石破氏が総裁選惨敗の責任をとって石破派会長を辞任したこともあり、岸田氏についても「次の総裁選への出馬は困難」(岸田派幹部)との見方が支配的だった。

 その後、コロナ対応の迷走で内閣支持率が急落して状況は変わった。各種世論調査における「次の首相」の人気投票で、岸田氏はトップを争う石破氏と河野太郎規制改革担当相(コロナワクチン担当)に大差をつけられている。

6909とはずがたり:2021/08/21(土) 23:10:52
>>6908
 その岸田氏が陣頭指揮を執った4月下旬の参院広島選挙区再選挙では、自らが押し立てた自民公認候補が、野党統一候補に惨敗。自民党内に「岸田氏は選挙に弱い」との声が広がり、岸田派内でも「このままでは総理・総裁の芽もなくなる」(ベテラン)との危機感が強まっていた。

 もともと総裁選をめぐる岸田氏の拠り所は、当選同期で親しい安倍氏や宏池会の仲間でもあった麻生氏の支援だった。岸田氏は、政局の節目で安倍、麻生両氏と個別会談を重ねてきたが、両氏とも「当面、菅首相を支える方針は変えられない」と冷たい反応だった。

 このため、岸田氏は6月に自らが会長となる「新たな資本主義を創る議員連盟」を旗揚げ。最高顧問に安倍、麻生両氏を迎え、145人の国会議員が参加した初会合には党税制調査会の甘利明会長も顔を見せた。

 安倍、麻生、甘利の3氏は、その頭文字から「3A」と呼ばれ、いまや自民党の最高権力者となった二階氏の対抗勢力とみる向きが多い。岸田氏の議連など、3Aや二階氏が名を連ねる新たな議員組織が相次いで発足し、「ポスト菅に向けて互いに影響力を競う状況」(自民長老)になっている。

 そうした中、岸田氏にとっての「最大の敵」(側近)とみられているのが二階氏だ。次期衆院選では複数の小選挙区で岸田派と二階派の推す候補が激しい公認争いを展開している。 

山口3区で二階・岸田両派が一触即発に
 特に、岸田派ナンバー2で同派座長の林芳正元文科相が参院議員を辞職して出馬する衆院山口3区では、現職の河村建夫元官房長官が二階派の会長代行とあって、「二階・岸田対決」による保守分裂選挙となっている。二階氏サイドは「現職優先が当然で、林氏は除名処分にする」と息巻くが、岸田氏も徹底抗戦の構えで一触即発の状態が続いている。

 その一方で、林氏の出馬が「首相を目指すための衆院くら替え」であることが事態を複雑にしている。林氏が次期衆院選で勝てば、岸田派に2人の首相候補が並び立つことになるからだ。

 林氏は岸田氏より4歳年下だが、参院5期のベテラン議員だ。参院議員にもかかわらず、文科相だけでなく経済財政相や農林水産相も歴任するなど閣僚歴も豊富だ。しかも、安倍氏の首相再登板につながった2012年9月の総裁選では、当時の古賀派(現岸田派)から出馬した経験も持つ。

 岸田氏が総裁選出馬を見送り、次期衆院選で林氏が衆院議員となった場合、「総理・総裁候補を林氏にして、岸田派を林派に衣替えする可能性もある」(同派閣僚経験者)との見方も出始めている。岸田氏にとって、「今回の総裁選が最後のチャンス」(同)ともなりかねないわけだ。

 岸田氏は19日に最大派閥である細田派に強い影響力を持つ森喜朗元首相と会談。総裁選や次期衆院選への対応をめぐり、安倍、麻生両氏とも随時会談する意向とされる。

 総裁選には下村博文政調会長(細田派)と高市氏が19日、相次いで党本部に二階幹事長を訪ね、立候補を目指す考えを伝えた。二階氏は高市氏に対し、「しっかり頑張りなさい」と激励したという。

横浜市長選も党内情勢に影響
 こうした中、22日に投開票となる横浜市長選の結果も、総裁選をめぐる党内の動きに大きな影響を与えそうだ。カジノを軸とする統合型リゾート(IR)の横浜港誘致の可否が最大の争点だが、誘致反対を掲げて閣僚(国家公安委員長)を辞職して立候補した小此木八郎氏を菅首相が全面支援しているからだ。

 横浜港へのIR誘致は菅首相の肝いりで進んできただけに、有権者の間では「菅首相の変節が理解できない」との声が噴出している。しかも、コロナが横浜市を中心に感染爆発していることへの菅首相への批判が、小此木氏への逆風となっている。

 自民党が先週に実施した情勢調査でも、立憲民主など主要野党が支援する横浜市立大の山中竹春元教授が小此木氏をリードしているとされる。横浜はまさに菅首相の地元で、与野党対決で小此木氏が敗れる事態となれば、「菅首相では選挙を戦えない」との声が加速し、総裁選に向けた菅降ろしにつながる可能性もある。

 「宏池会のプリンス」と呼ばれる岸田氏は人柄の良さで知られる一方、「戦闘能力に欠ける」(自民幹部)と揶揄されてきた。まさに風雲急を告げる政局秋の陣に向け「戦う岸田を前面に出すしか道はない」(岸田派幹部)のが実態と言えそうだ。

6910チバQ:2021/08/22(日) 19:15:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffd2392a7b34909024b181737f690c814d9f120d
菅政権は詰んだ? 世論調査から読み解く現状
8/22(日) 15:02配信

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時事通信
新型コロナウイルス感染拡大を受け、記者会見する菅義偉首相=17日午後、首相官邸

 東京五輪閉幕を受けた報道各社の世論調査が出そろった。菅内閣の支持率は、政権維持の危険ラインとされる3割前後。不支持率は5〜6割程度で、不支持が支持を大きく上回っている点が共通だ。菅政権はほぼ詰んだのか? 時事通信の8月調査結果(6〜9日に面接方式で実施)から、政権の現状と有権者の意識を読み解いてみた。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【図解】内閣支持率の推移

◇内閣支持29%、2カ月連続の危険ライン
 時事調査によると、内閣支持は29.0%(7月比0.3ポイント減)、不支持は48.3%(同1.5ポイント減)で、初めて支持が3割を切った前回からほぼ横ばいだった。この1カ月間の出来事を列挙すると、新型コロナウイルスの感染者急増、中等症の感染者は自宅療養と受け取られた入院制限に関する説明不足への批判、菅義偉首相の広島平和記念式典でのあいさつ読み飛ばし、日本選手の活躍を含めた五輪の盛り上がりなどがある。横ばいという結果から、感染爆発などのマイナス要因を五輪の盛り上がりというプラス要因が相殺したと推察できる。菅首相は緊急事態宣言とワクチン接種の進捗(しんちょく)で新規感染者が減少、五輪効果と相まっての支持率の反転を期待していただけに、横ばいは誤算と言える。

 年齢別の内閣支持率を見ると、「18〜29歳」から「60歳代」までのすべての年代で3割を切っているが、「70歳以上」は37.4%。高齢者のワクチン接種が進んだことが影響している可能性がありそうだ。

 一方、政党支持率は自民23.7%(同2.3ポイント増)、公明4.5%(同2.0ポイント増)、立民3.9%(同0.6ポイント減)、共産1.3%(同0.5ポイント減)、維新2.0%(同変わらず)、国民0.3%(同0.2ポイント減)、社民0.2%(同変わらず)、「支持政党なし」61.4%(同2.5ポイント減)。与党は増え、立民、共産、国民が微減。自民支持のうち、内閣支持は59.4%、公明支持では43.9%。菅内閣は、与党支持者すら固め切れていない。「支持政党なし」に至っては、20.0%。国政選挙で勝敗を左右するとされる無党派層を、ほとんど取り込めていないことがうかがえる。

6911チバQ:2021/08/22(日) 19:15:26
◇先に総裁選なら波乱も
 時事通信の次回9月調査は10〜13日に実施し、結果は17日に判明する見通し。こうした中、内閣支持率の反転につながるような材料は見当たらない。ワクチン接種は進んではいるものの、感染者は爆発的に増え続け、菅政権は緊急事態宣言の対象拡大と期限の9月12日までの延長に追い込まれた。今後の政治日程として、同17日告示―29日投開票で調整が進む自民党総裁選と10月21日が任期満了の衆院選が控える。菅首相は総裁選前に衆院を解散、勝利し「国民の信任」をバックに総裁選を無投票で乗り切る戦略を描いていたとされる。

 しかし、自民党内では、「宣言発令中の解散は、国民感情を考慮すると困難」との見方が支配的。期限の9月12日で宣言を解除し、総裁選告示前の16日までに解散する余地は残ってはいるものの、1カ月弱で解除が可能になるほど感染者数が減少、医療の逼迫(ひっぱく)状況が解消されるとは考えにくい。そして、総裁選に突入した場合、内閣支持率が危険ラインのままでは、安倍晋三前首相、麻生太郎副総理、二階俊博幹事長らの支持を得て国会議員票の過半数を固めることはできても、党員投票で対抗馬に大きく水をあけられかねない。これまでの例から、党員投票(各都道府県連で開票)の結果の一部は、国会議員投票の前に漏れるケースが多く、党員投票での苦戦が伝われば、菅首相支持の議員が対抗馬に雪崩を打つかもしれない。議員票と党員票の配分は同数。複数候補の争いとなれば、菅首相の再選は一気に不透明になるだろう。

 8月20日時点で、下村博文政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が出馬に意欲を示すが、立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保できるかは分からない。昨年9月の総裁選に出馬した岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長は去就を明らかにしていない。また、若手議員が派閥の締め付けをはねのけて、世代交代を掲げて出馬を模索する動きが出てくることも考えられる。

◇麻生政権時との違い
 総裁選の前にしろ、後にしろ、菅首相の下で衆院選となった場合、政権は維持できるのか? 世論調査の結果からは、必ずしも悲観的とは言えない。

 衆院議員の任期満了を控えて内閣支持率が低迷している点で、菅政権は麻生政権に似ていると指摘されるが、両政権を取り巻く状況で異なる点が一つある。それは、野党第1党の支持率だ。麻生政権下の自民党は2009年8月30日投開票の衆院選(定数480)で、119席の惨敗(民主は308議席)を喫し、野党に転落した。その約2カ月前の7月調査(9〜12日に実施)を見ると、内閣支持率は16.3%(不支持64.2%)。政党支持率は自民15.1%、公明4.6%、民主18.6%、「支持政党なし」55.7%。自民支持のうちの内閣支持は48.0%、「支持政党なし」ではわずか11.1%。麻生内閣の支持率は菅内閣より10ポイント以上低い上、民主の支持率が自民を逆転した。8月調査でもこの傾向が変わらず、衆院選の投開票日を迎えた。既存野党が政権批判票の受け皿になっていない点が、麻生内閣当時とは決定的に違う。

 ちなみに、安倍政権下、自民が281議席を得た前回衆院選(定数465)の約2カ月半前に当たる17年8月調査を見ると、内閣支持率は36.6%、不支持は44.1%。政党支持率は自民25.7%、民進3.2%。「支持政党なし」は62.2%で、このうちの内閣支持は24.1%だった。内閣不支持が支持を上回り、無党派層の支持も離れているが、野党第1党も政権批判票の受け皿になっていない点は、現在の菅内閣と同じだ。この後、民進は、小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党への合流組と、枝野幸男氏が結成した新党(立民)組、どちらにも参加しない無所属組の三つに分かれて衆院選に突入。野党陣営の候補者乱立にも助けられ、自民党は大勝した。

 衆院選の勝敗を左右するのは言うまでもなく、289の小選挙区。立民が次期衆院選で政権をうかがうには、小選挙区での野党候補の一本化という「戦術」のみならず、無党派層を取り込んで党の支持率を大きく上昇させる「戦略」の構築が欠かせない。望ましいことではないが、このまま衆院選となれば、政権批判票のかなりが行き場がなく、棄権に回ることも考えられる。与党の側から見れば、逆風にさらされる菅首相の最大の基盤は、政権批判票の受け皿になっていない立民など既存野党と言えそうだ。

6912チバQ:2021/08/22(日) 20:25:31
さて総裁選が盛り上がりそうですね
1280: チバQ :2021/08/22(日) 20:24:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/147a0160392991ba5c420004742f83683f4dde82
横浜市長に野党系新人 首相、支援候補敗れ打撃 勝利の山中氏、IR反対
8/22(日) 20:17配信

時事通信
山中竹春氏

 任期満了に伴う横浜市長選は22日に投開票が行われ、無所属新人で元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主推薦=が、現職と新人の計7人を破り、初当選を確実にした。

 市選出の菅義偉首相にとって、側近で自身が支援した前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)が野党系候補に敗れたことは打撃となる。衆院選を前に、自民党内で「選挙の顔」となることに疑問の声が広がりそうだ。

 過去最多の8人が争った選挙戦で、林文子市長(75)が進めてきたカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致をめぐって論戦が交わされ、山中氏ら6人の新人が反対や取りやめを訴えた。また、首相が小此木氏の支援に動いたことで、感染拡大に歯止めがかからない新型コロナウイルスへの対応を含めた政権運営の是非も争点に浮上した。

 山中氏は、立民の推薦に加え、共産、社民両党の支援を得た「カジノ反対の野党統一候補」として選挙戦に臨んだ。データ分析の専門家としてコロナ対策に取り組んできた経歴もアピール。政権批判票を幅広く取り込んだ。

 小此木氏は「IR取りやめ」を明言。自民党の大半の市議と公明党から実質的な支援を受けた。しかし、衆院議員として所属した自民は、市議会で林市長と二人三脚でIR誘致を進めてきた経緯があり、取りやめ方針への理解が広がらなかった。林氏は地元経済界と一部の自民市議の支援を得て、3期12年の実績を訴えたが及ばなかった。

 知名度が高い元長野県知事の田中康夫氏(65)、前神奈川県知事の松沢成文氏(63)らもIR反対を主張したが、浸透しなかった。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/296576e5d32833a923a377f554513158d2a4df5a
菅首相「選挙の顔」として致命傷、小此木氏敗北で自民党総裁選など影響必至
8/22(日) 20:13配信

日刊スポーツ
小此木八郎氏(20年12月14日)

過去最多の8人が立候補した横浜市長選の投開票が22日、行われ、立憲民主党が推薦する元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)が4選を目指した林文子氏(75)らを破り、初当選することが確実となった。

横浜がお膝元の菅義偉首相(72)が全面支援した前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)が敗れたことで、菅首相は「選挙の顔」として致命的なダメージを負った。9月末に任期満了を迎える自民党総裁選や、10月に任期満了となる衆院の解散・総選挙の行方に影響を与えるのは必至で、政局は流動化しそうだ。

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致の是非が争点となった市長選で、小此木氏はIRを推進する菅内閣の閣僚でありながら「誘致取りやめ」を掲げて出馬。36人いる自民党系市議は小此木支持派とIRを推進する林支持派に分裂し、菅氏の秘書出身の5人の市議も小此木氏支持3人、林氏支持2人と二分する事態になった。

故小此木彦三郎元通産相の秘書出身で小此木氏とは45年以上の交友がある菅首相は7月29日、小此木氏を「全面的かつ全力で応援する」と表明。8月3日の自民党役員会でも「小此木をやる」と述べ、党を挙げての支援を求めていた。しかし、IRを国家的プロジェクトとしてきた菅首相が「取りやめ」を公約とする小此木を支援する分かりづらさ。小此木氏が「どうせ菅さんと結託して、当選してほとぼりがさめたら、(IRを)1回やり直すんだろうと、4割の方が疑いの目で見ている」とぼやく状態になっていた。

さらに新型コロナの新規感染者の急拡大で、コロナ対策が争点化。菅内閣のコロナ対策への批判票、不満票が「コロナ専門家」をうたう山中氏に取り込まれる形になった。菅内閣の支持率は時事通信、朝日新聞、NHKの調査で、危険水域の20%台になっている。4月の衆参の補選、再選挙で3連敗。7月の都議選でも惨敗したのに続き、地元でも敗れたことで、「選挙の顔足り得るか」と問う声がさらに大きくなりそうだ。【中嶋文明】

6913チバQ:2021/08/22(日) 20:26:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/42581230f3e9bc99493c51e721a58a8bb49921f8
横浜市長選で衝撃の大敗 菅首相が総裁選前に電撃解散も「勝ち抜くと驚嘆のメンタル」〈dot.〉
8/22(日) 20:10配信

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AERA dot.
菅義偉首相と小此木八郎・前国家公安委員長(C)朝日新聞社

「やばい。午後8時過ぎに野党候補に当確が出るなんて衝撃だ…。出口調査ですでに野党に10ポイント以上、負けていた。菅首相は最後まで望みがあると言い続けていただけに今頃、真っ青だろうな」

【画像】ポスト菅の大穴候補ランキングはこちら

 こう力なく語るのは、自民党幹部だ。22日投開票された横浜市長選は、立憲民主党などが推薦する元大学教授、山中竹春氏が自民党の推す前国家公安委員長、小此木八郎氏に勝利したことが確実となった。

 菅義偉首相の側近で、閣僚を辞して横浜市長選にのぞみ、圧勝と思われていた小此木氏。午後8時に投票が締め切られるとすぐ、山中氏に当確が出る衝撃の幕切れとなった。

「横浜市長選の大敗でもう菅政権はだめなんじゃないか、というムードが一気に強まりました。菅首相や政権幹部のイライラはピークに達し、周囲もピリピリして官邸の空気は澱んでいます。いまだに菅首相はなぜ、小此木氏で勝てなかったのか、自分が動いたのになぜだ、と敗因を理解できずにいます。首をかしげていました」(官邸関係者)

 菅首相は小此木氏の父親で建設大臣などを歴任した彦三郎氏の秘書を経て、横浜市議、衆院議員となり、神奈川2区(横浜市内)が地盤だ。小此木家は八郎氏の祖父の時代から横浜を地盤に衆院議員を世襲してきた名門なだけに大敗の打撃は計り知れない。前出の自民党幹部も動揺を隠せず、こう言う。

「小此木氏が出馬表明した時は、誰もが圧勝と思っていた。それがこのザマです。菅首相の地元でもある横浜市長選を落としてしまった。コロナの感染拡大が止まらず、対策が後手にまわる菅政権にNOが突きつけられた選挙だったと思いますね」

 選挙戦の最終日。横浜市内を演説していた小此木氏の周囲には聴衆がまばらで閑散としていた。自民党の横浜市議はこう振り返る。

「空気に向かって演説しているようでした。動員はかけたが、支援者が反応しなかった。閣僚まで務めた小此木氏にとって、屈辱的な光景でした。菅首相のコロナ対応に対する市民の不信感がそのまま、現れたなと思いました」

 横浜市長選の争点は、いつの間にかカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致から新型コロナウイルス対策になっていったという。

「小此木氏がコロナ対策を訴える度に『感染者を減らせ』とヤジが飛んだ。有権者からの冷たい視線を感じました」(同前)

 横浜市長選の大敗で「菅おろし」も始まりつつある。9月17日に告示され、同29日に予定される自民党総裁選挙。安倍晋三前首相が率いる清和会(細田派)所属の国会議員はこう語る。

「横浜市長選で市民、国民が菅首相に対し、ダメ出しをしたということ。月曜日から政局が激化し、清和会など大派閥の総裁候補選びが本格化する。解散総選挙も間近ですから、選挙に勝てる人が総裁候補となるでしょう。うちでは政調会長の下村博文さんが名乗りを上げているけど、安倍前首相の3度目の登板もありうる。派閥を超えて人気が高いのは、麻生派の河野太郎ワクチン担当相ですね」

6914チバQ:2021/08/22(日) 20:26:51
 安倍前首相に近い高市早苗衆院議員も立候補の意向を示している。だが、菅首相も黙ってはいないはずだという。

 新型コロナウイルスの感染拡大で9月12日まで延長された東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪などの緊急事態宣言は当初、8月31日までだった。
延長幅が12日間というのは、なんとも中途半端な感があるが、そこに「駆け引き」があるという。



「自民党総裁選のスタートが9月17日。同12日まで緊急事態宣言ですから、5日間の空白が生まれる。菅首相がここで電撃的に解散総選挙に打って出るという話が周辺から出ています。もともと解散の余地を残すために緊急事態宣言を12日まで延長した訳です…。自公連立与党で過半数を取れば、国民から信任された、と総裁選に出て続投するというシナリオを考えているようだ」(前出の自民党幹部)

 だが、新型コロナウイルス対策の相次ぐ失敗で新規感染者、重症者の増加が止まらず、不人気の菅首相が解散総選挙に踏み切れば、自民党が大敗する危険性もある。

また、東京地検特捜部が捜査を進めているテクノシステム社の詐欺事件に関連した公明党の遠山清彦元財務副大臣の「口利き疑惑」という爆弾もある。公明党の国会議員はこう語る。

「東京地検特捜部の捜査のメスが入り、遠山氏の”爆弾”がいつ炸裂するのか気が気でないです。捜査の影響で解散総選挙になれば、うちは厳しい選挙となる。自民党の選挙まで手が回りませんよ」

「菅おろし」が加速する中、菅首相は21日午前、東京・代々木のJR東京総合病院を受診した。演説原稿の読み飛ばしや読み間違いなどの失敗も続き、体調面を心配する声も出ている。

「人間ドッグのフォローで受診自体は、大したものでは全くないのですが、ずっと休んでないので疲労が蓄積しているのは周囲から見ても明らかです。それでも気力の衰えなどで、辞めたいなどとは一切、漏らさず、総裁選も勝ち抜けると思っているのが、菅首相のメンタルの偉大さ。そこだけは感嘆しますね」(前出の官邸関係者)

 菅首相の次の一手が注目される。(今西憲之 AERAdot.編集部)

6915チバQ:2021/08/22(日) 20:27:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/66774051ccefee8afa87585b1c6dadfcadaddef9
首相のおひざ元・横浜市長選でも敗北 求心力低下は必至、混迷の政局
8/22(日) 20:00配信

朝日新聞デジタル
緊急事態宣言の期限延長と地域の追加を決め、記者会見で記者の質問に答える菅義偉首相=2021年8月17日午後9時30分、首相官邸、上田幸一撮影

 横浜市長選は22日投開票され、新顔で元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主推薦=が、新顔で元国家公安委員長の小此木八郎氏(56)や現職の林文子氏(75)らを破り、初当選を確実にした。

 菅義偉首相が支援した小此木八郎元国家公安委員長が敗北の見通しとなったことで、政局は一気に流動化しかねない情勢だ。現下のコロナ感染の収束が見通せず、衆院議員の任期満了まで2カ月を切る中、首相が思惑通りに解散権を行使できない可能性もある。

 横浜は首相のおひざ元でありながら、自民党をまとめきれずに分裂選挙に至ったほか、あえて支援した小此木氏を押し上げられなかったことは、求心力低下に直結する。

 首相の自民党総裁任期は9月30日に迫り、総裁選は9月17日告示、29日投開票の日程を軸に調整が進む。首相はすでに再選への意欲を示し、二階俊博幹事長や安倍晋三前首相らが再選支持を表明している。

 しかし、「全敗」した4月の衆参3選挙や、過去2番目に少ない議席に低迷した7月の東京都議選に続く地元での敗北で、次期衆院選を控える党内からは「選挙の顔」として疑問視する声が高まっている。

 首相が当初描いたとされる総裁選前の衆院解散や、総裁選での無投票再選には反対論が根強く、首相交代や執行部刷新を求める声に押され、衆院選前の総裁選実施と対立候補を擁立する動きが本格化しそうだ。情勢次第では事実上の任期満了選挙に追い込まれる可能性もある。

 一方、「菅政権が問われる選挙」と位置づけた野党側は、4月の衆参3選挙に続く「野党共闘」での勝利となったことを受け、次期衆院選に向けた共闘戦略の構築を急ぐ構えだ。(岡村夏樹、北見英城)

朝日新聞社

6916とはずがたり:2021/08/22(日) 20:57:02

「菅さんはブレた」そして敗れた横浜市長選 衆院選前に陰る求心力
https://mainichi.jp/articles/20210822/k00/00m/010/241000c
毎日新聞 2021/8/22 20:07(最終更新 8/22 20:50) 有料記事 655文字

 菅義偉首相が全面支援した小此木八郎氏の敗北は、市議時代に「影の市長」と呼ばれた菅氏の求心力に陰りが出てきたことを強く印象づけた。自民党総裁選と次期衆院選を前にして、菅氏が負った政治的ダメージは大きい。

 陰りの前兆は選挙戦の前から見え隠れしていた。多選や高齢を理由に現職の林文子氏を見限った菅氏と自民党横浜市連。だが林氏に代わる候補者探しでつまずいた。さらに現職の閣僚でありながら、政権が推進するカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致中止を打ち出した小此木氏の出馬を翻意させられなかった。

 IR事業を推進する政権のトップでありながら、自身の考えを明確に説明しないまま小此木氏を支援するに至った菅氏。直前まで、IR誘致を進める林氏の後ろ盾でもあった。党内では「菅さんはブ…

6917チバQ:2021/08/23(月) 08:29:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/79983fc49e7be5012f375e2a7eb5058eee67c551
自民、「菅離れ」拡大必至 お膝元敗北、政権に激震 横浜市長選
8/23(月) 7:03配信

時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=20日、東京・永田町

 菅義偉首相の地元である横浜市の市長選で、首相自身が全面支援を打ち出した前国家公安委員長の小此木八郎氏が敗れ、政権に激震が走った。


 衆院議員の任期満了まで残り2カ月。9月の自民党総裁選に向けて「党の顔にならない」と交代を望む声が広がるのは必至だ。

 「ご苦労さま」。首相は22日夜、小此木氏から電子メールで選挙戦敗北の連絡を受け、こう返信した。首相側近の坂井学官房副長官はテレビインタビューで「自民党で小此木候補に推薦を出すことができなかった。まとめきれなかった」と敗因を語った。

 自民党神奈川県連会長だった小此木氏は独自候補を立てられなかった責任を取るとして6月に閣僚を辞任し、市長選に出馬。党が過去2回推薦した現職の林文子氏も名乗りを上げ、保守分裂となった。「菅派」市議も割れた。

 「自主投票」で臨む党の立場を離れ、個人として小此木氏支援を公言した首相の対応は異例だ。内閣支持率が低迷する中、お膝元で行われる重要選挙を制して反転攻勢に出たいとの思いもあったとみられる。今月3日の党役員会で「総裁の立場にあるが、友情支援する」と宣言した。

 小此木氏は首相がかつて秘書を務めた彦三郎元建設相の三男。首相自ら地元有力者らに電話で支持を求めたといい、坂井副長官がビラ配りをした。

 だが、深入りは裏目に出た。当初、カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致が主な争点となったが、首相参戦により政府の新型コロナウイルス対策に焦点が当たる展開に。岸田派中堅は敗因について「首相への拒否感だ」と断言。麻生派の閣僚経験者は「首相を嫌い小此木氏から離れた人もいたはず」と語った。

 昨年9月の菅首相就任以来、自民党は負け続き。3月の千葉県知事選は約100万票差で惨敗し、4月の衆参3選挙に全敗。7月の東京都議選は過去2番目に悪い結果だった。横浜市長選は「首相の敗北」という側面を持つ点で深刻だ。

 自民党総裁選は衆院解散がなければ「9月17日告示、同29日投開票」の日程で行われる方向。今月26日に決定するが、与党内はにわかに浮き足立っている。二階派若手は「危機的だ。退陣論が噴き出す」と懸念。公明党関係者も「野党が勢いづく。このままではきつい」と危機感を隠さなかった。

 一方、菅政権に土をつけた立憲民主党の江田憲司代表代行は、衆院選をにらみ「いい受け皿があれば自民党は恐るるに足りない。胸に響く政策を打ち出せるかが立民に突き付けられた課題だ」と記者団に語った。

6918チバQ:2021/08/23(月) 08:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed45a4f0f7f8b3cde2ad2d2237218a9927f522c7
<独自>岸田氏、自民党総裁選に出馬意向
8/23(月) 5:00配信

産経新聞
自民党の岸田文雄前政調会長(川口良介撮影)

自民党の岸田文雄前政調会長(64)は菅義偉首相(72)の任期満了(9月30日)に伴う党総裁選に出馬する方向で調整に入った。複数の関係者への取材で分かった。自民は26日に総裁選の日程を決定する予定で、「9月17日告示-29日投開票」が有力視されている。岸田氏は日程が確定した段階で正式な出馬表明に踏み切る方針だ。


岸田氏は総裁選で新型コロナウイルス対策に加え、中間層などへの所得分配による格差是正などを訴えるとみられる。菅首相はすでに総裁選に出馬する意向を示しており、総裁選は両者の対決が軸となりそうだ。

昨年9月の前回総裁選では、首相が党幹部や主要派閥の支持を受け、岸田氏らを破った。二階俊博幹事長ら有力者は今回も首相再選を後押しする意向だ。

ただ、衆院選を間近に控え、菅政権のコロナ対策が批判を浴びる中、外相などの要職を歴任した岸田氏に期待する声があり、19日の岸田派(宏池会)会合では早期決断を求める意見が相次いだ。岸田氏も総裁選出馬への意欲をにじませていた。

首相周辺では、緊急事態宣言が9月12日の期限に解除された場合、総裁選告示までの間に衆院解散を表明し、総裁選を凍結させる案もくすぶる。首相が衆院選の先行を判断すれば岸田氏は戦略の練り直しを迫られる可能性もある。総裁選には下村博文政調会長や高市早苗前総務相が出馬に意欲を示すが、推薦人20人を確保できる見通しは立っていない。

6919チバQ:2021/08/23(月) 08:33:14
https://www.nikkansports.com/general/column/nakayama/news/202108220000358.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=%E3%80%91%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E6%B0%8F%E5%9C%A7
「まさか」も起きた自民党総裁選の歴史 菅首相の再選に「まさか」はあるか
菅義偉首相(2020年9月撮影)
菅義偉首相(2020年9月撮影)
菅義偉首相をめぐる環境が、不穏な色合いになり始めた。新型コロナウイルスデルタ株による感染急拡大に政府の対応は追いつかず、内閣支持率も急落。報道各社の世論調査の中には7月以降、政権退陣につながりかねない「危険水域」といわれる支持率30%割れも出始めた。永田町に勤める人に話を聞くと「先日報じられたNHKの調査が3割を割った(29%)のを見たとき、緊張感を感じた」そうだ。「こんな状況でもまだ、3割ある。昭和の時代の内閣ならもっと低いはず」と、話す人もいた。

2000年以降、森内閣、鳩山内閣など、支持率3割割れとなった後、期間は異なるものの、結果的に退陣に追い込まれた内閣は多い。菅内閣の支持率は昨年9月の発足時、6割を超えたものもあった。現在、1年たたずにほぼ半減した計算になる。

そこで不透明感を増しているのが、9月30日に任期満了となる菅首相の自民党総裁選への対応だ。菅首相は8月17日の記者会見で「(再選出馬は)時期がくれば当然のこと」と早々と出馬に言及したが、今秋に行われる衆院選を前に、議員の声は厳しい。安倍1強時代の「追い風選挙」経験しかない若手は「菅首相では『選挙の顔』にならない」と不安を漏らす。今回は、国会議員だけで決めるのではない、党員・党友投票を含む「フルスペック」となる見通し。下村博文政調会長、高市早苗元総務相らが早くも出馬に意欲をみせる。

出馬には20人の推薦人が必要で、意欲はあっても出馬できなかった人はこれまで何人もいた。派閥の締め付けがあったり、「派閥の論理」の壁は意外に高く、意欲があるからといって出馬できるとは限らない。

そんな自民党総裁選。これまで「まさか」の展開が起きたこともあった。

有名なのは2001年、森喜朗氏の後任を選ぶ戦いで、最大派閥をバックに優勢だった橋本龍太郎氏を破ったのは小泉純一郎氏だった。各地の街頭で「自民党をぶっ壊す」と絶叫、日に日に聴衆が増えていく様子は、取材していて圧巻だった。地方組織の予備選で圧勝し、国会議員も雪崩を打って小泉氏を支持。3度目の出馬で総裁になった。

そんな小泉氏も、2度目の出馬(1998年総裁選)では、2位に食い込めるとの見立てが一転、3人中3位、まさかの最下位。「意外だな」とつぶやくのが精いっぱいだった。

安倍晋三前首相の再登板のきっかけとなった2012年総裁選も、「まさか」の一例。候補者乱立に加え、同派閥からもう1人出馬し安倍氏は劣勢とみられたが、派閥横断的に支持が広がり、決選投票で石破茂氏を破った。

小泉、安倍氏の勝利は、いい意味での「まさか」だったが、菅首相の立場は対照的。今、局面打開の要素はほとんど見つからない。東京オリンピック(五輪)終了後に待っていたのは、デルタ株の感染拡大と医療体制の危機的な逼迫(ひっぱく)。広島の平和祈念式でのあいさつ読み飛ばし、長崎での「トイレ遅刻騒動」は事務方や秘書官のミスのようにいわれ、責任転嫁ぶりにも批判が集まった。記者会見では聞かれたことに答えない。すべてが負の連鎖の中、総裁選に臨む。

8月26日に正式に決まる総裁選日程は「9月17日告示、29日投開票」の線。総裁選の前に衆院を解散して総裁選を先送りし、衆院選勝利の上で無投票再選という、鉄板の「プランA」は、緊急事態宣言下で既に崩れた。来月12日までとなっている東京などの緊急事態宣言の区切りから、総裁選告示予定の17日まで「4日間の空白」は、首相の思惑で発生したといわれる。この4日の間に首相は衆院解散などの動きに打って出るのか…。ただこの「プランB」も、感染が収束しないことには発動できない。土俵際にあることは確かだ。

「人生には『上り坂』もあれば『下り坂』もある。そしてもう1つ、『まさか』がある」。こう言ったのは小泉氏だ。小泉氏も「まさか」の坂を登り、三度目の正直で自民党総裁、首相の座にのぼり詰めた。本来、よほどのことがなければ菅首相が党総裁に再選されるはずだった今年の自民党総裁選。新型コロナで混乱する中、「まさか」は起きるのだろうか。

1つの鍵を握るのは、今日8月22日に投開票される横浜市長選。首相の地元で首相系の候補が敗れれば、自民党は週明け、一気に党内政局モードになる。【中山知子】

6920チバQ:2021/08/24(火) 10:03:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/afec405c12fe2f292558a9073e8d9d0bb3a4b733
「横浜ショック」求心力さらに傷 封印される首相の解散権
8/24(火) 9:18配信

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西日本新聞
菅義偉首相

 お膝元の横浜市長選敗北で「選挙の顔」としての求心力が一層傷つき、菅義偉首相の衆院解散戦略がかすんでいる。自民党総裁選は衆院選に先立ち9月に実施され、党員・党友投票を含むフルスペックの選挙戦となりそうな情勢。これに勝利して党内の信任を得るまで、首相は実質的に解散権を封印された状態に置かれそうだ。その後の解散のタイミングも選択肢は、ほぼないに等しい。 (井崎圭、久知邦、大坪拓也)

【図解】自民党「実力者」の相関図

 「私、時期が来れば出馬させていただくというのは当然だ、という趣旨の話をさせていただいた。その考え方に変わりありません」。横浜市長選で全面支援した前国家公安委員長小此木八郎氏の敗戦から一夜明けた23日朝、記者団から総裁選への対応を改めて問われた首相は、こう意欲を示してみせた。

 総裁選の日程は26日、「9月17日告示、29日投開票」で決定される見通し。

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が、現在の期限である9月12日をめどに解除された場合、総裁選告示までのわずかな間に衆院を解散する余地は理論上、残されている。ただ、今回の「横浜ショック」は「首相が党トップとしてふさわしいのか」との不信の渦を自民内に巻き起こした。解散権を行使できる環境になく、その封印を解くために首相は、総裁選の政策論争を勝ち抜いて地力を示す以外にないとの見方が強まりつつある。

 これまでに、下村博文政調会長、高市早苗前総務相が立候補の意欲を表明し、昨秋の総裁選で首相に敗れた岸田文雄前政調会長も前向きさをほのめかしている。岸田氏が頼りとする安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相の2人は、現時点では昨年からの首相支持を維持しているとされるものの、今後、党内の風向きが一変する可能性も消えない。官邸筋は「強気な首相だったが、今は『菅以外なら誰でもいい』という流れに傾くことを警戒している」と明かす。

 仮に総裁選で再選にこぎ着ければ、首相は直後の10月上旬に衆院解散を狙うとみられる。ワクチン接種は、このころには「全国民の8割に打てる態勢」(首相)と説明してきており、コロナ感染をある程度落ち着いた状況に導ければ、与党の理解も得やすい。

 衆院議員の任期は10月21日のため、解散せずに任期満了選挙を迎える展開もあり得る。1度だけあった1976年の任期満了衆院選では、自民は過半数割れの敗北に追い込まれた。「自らの手で解散する道を諦めていない」(政府関係者)という首相だが、狭い活路を開けるだろうか。

6921チバQ:2021/08/24(火) 10:50:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/ceb7714932dd28e562159b5fb0f24e1e3ab664f7
横浜市長選惨敗、自民党執行部は総裁選に活路…「首相のもとで衆院選戦えない」の悲鳴も
8/24(火) 8:13配信

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読売新聞オンライン
 自民党は、菅首相(党総裁)が支援した小此木八郎氏が惨敗した横浜市長選(22日投開票)の影響を抑え込もうと躍起になっている。市長選では、無党派層への支持に広がりを欠き、若手からは「首相のもとで衆院選は戦えない」との悲鳴が上がる。自民党執行部は、9月の総裁選で活発な論戦を交わし、局面打開につなげたい考えだ。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

党推薦なし
横浜市長選の結果について、記者団の質問に答える菅首相(23日、首相官邸で)

 「地方自治における選挙の結果が、国政に反映することはない」

 自民の森山裕国会対策委員長は23日、国会内で記者団に、市長選の結果は政権運営に影響を与えないとの認識を示した。別の党幹部も「影響は限定的だ」と強調した。

 首相のお膝元での市長選は、首相の盟友の小此木氏が立憲民主党推薦の山中竹春氏に約18万票の大差で敗れた。小此木氏の得票は、市内全18区のうち、首相の選挙区である衆院神奈川2区を構成する三つを含む17の区で山中氏を下回った。

 自主投票で臨んだ自民は、市議36人中6人が現職の林文子氏の支持に回った。小此木、林両氏の得票を足すと山中氏を上回る結果に終わり、自民市連会長の坂井学官房副長官は22日夜、「党推薦を出せず、まとめきれなかった」と敗因を分析した。

「選挙の顔」
(写真:読売新聞)

 読売新聞の出口調査によると、無党派層の投票先は山中氏が4割強で、小此木、林両氏は1割ほどに低迷。小此木氏は自民支持層の投票先でも4割弱にとどまった。無党派層の動向は衆院選でも勝敗を左右する可能性が高い。若手の間では、首相を「選挙の顔」とすることを不安視する声が広がっており、党内からは「このままでは衆院選では都市部で壊滅的な敗北を喫しかねない」との声が漏れている。

 逆風の中で、党執行部が活路を求めるのが総裁選だ。事実上の首相を決める場となるだけに、国民の注目度は高い。各候補の討論会などがメディアで取り上げられる機会も多く、首相周辺は「総裁選で新政策を打ち出し、勝利すれば求心力が回復する」とみる。

対抗馬
 対抗馬擁立に向けた動きも今後、激しくなりそうだ。昨年の総裁選に出馬した岸田文雄・前政調会長には23日、出馬を促す声が多く寄せられた。出馬を目指す下村政調会長は同日、同じ細田派所属の世耕弘成参院幹事長と面会した。関係者によると、支持の取りつけには至らなかったという。

 自民が野党に転落する前の麻生内閣時代には、党内で退陣要求が公然と出た。今回も「首相以外なら誰でもいいので代わってほしい」と首相交代を期待する若手はいるが、現時点では表立った「菅降ろし」には発展していない。首相に近い閣僚経験者は、「地元活動をおろそかにしてきた若手が、衆院選を前に右往左往しているだけだ」と苦言を呈している。

6922チバQ:2021/08/24(火) 11:35:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/08d68083844ae5588d519fa4faaf16142cb9364d
岸田氏、出馬論強まる 横浜敗北で動き加速 自民総裁選
8/24(火) 7:22配信

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時事通信
記者団の質問に答える自民党の岸田文雄前政調会長=5月12日、東京・永田町の同党本部

 横浜市長選で菅義偉首相が全面支援した候補が敗北したことを受け、自民党岸田派で23日、会長の岸田文雄前政調会長に9月の党総裁選への出馬を求める声が強まった。

 首相は総裁選に再出馬し、首相続投を目指す考えに変わりはないと表明。次期衆院選への不安が党内に広がる中、総裁選に向けた動きが加速した。

 岸田氏は23日、衆院議員会館の事務所にこもり、派所属議員らと電話で情報交換。関係者によると、「出馬してほしい」との声が多く寄せられたという。岸田派名誉会長だった古賀誠元幹事長は岸田氏に自制を求めているが、同派関係者は「派内は主戦論が大半だ」と語った。

 党内には「菅首相では衆院選を戦えない」として複数候補による総裁選を望む声が広がりつつあり、他派閥にも岸田氏に期待する声が一部から出る。こうした意見の背景には、首相の再選支持を表明した二階俊博幹事長や安倍晋三前首相らの態度が「変化しつつあるのではないか」(自民党関係者)との見方が出始めたことがある。

 自民党は総裁選日程について「9月17日告示、同29日投開票」を軸に調整しており、今月26日に正式決定する。首相は9月の衆院解散の余地は残しつつも、総裁選を先行させ、衆院選を後回しにする方向で検討している。

 首相は横浜市長選敗北からの態勢立て直しに全力を挙げる。23日には横浜市長選の敗北について「大変残念」と記者団に述べつつ、新型コロナウイルス対策に全力で取り組む考えを強調。「時期が来れば(総裁選に)出馬するのは当然だ。その考え方に変わりない」と語った。

 一方、石破茂元幹事長は23日、記者団に「総裁選の間、恐らく政治は止まる。(感染が)厳しい状況の中、自民党が機能停止に近い状態を起こすことが国民の理解を得られるとは思わない」と総裁選先送りを主張。まずは臨時国会を召集してコロナ対策の立法措置を講じ、衆院選で国民の審判を仰ぐのが筋だとした。総裁選が実施される場合の自身の対応に関しては明言を避けた。

6923チバQ:2021/08/24(火) 17:09:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0ebb962e34175dadb4acf90ead8145609f66dae
二階氏「選挙戦えないは失礼」 菅首相の総裁再選、改めて支持
8/24(火) 12:32配信

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毎日新聞
記者会見する自民党の二階俊博幹事長(右)。左は野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の同党本部で2021年8月24日午前11時半、竹内幹撮影

 自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で、菅義偉首相の党総裁選での再選を支持する考えについて「変わりはない」と述べ、首相続投が望ましいとの意向を改めて表明した。二階派として再選を支持するかについても「当然のこと。愚問だよ」と強調。「誰々さんでは選挙を戦えないというのは失礼な話だ」とも述べ、次期衆院選に向けて党内で浮上している首相交代論をけん制した。


 9月17日告示、29日投開票を軸に検討されている総裁選の日程については「予定通り淡々とやるべきだと当初から考えている」と述べ、先送りはしない考えを示した。衆院解散の時期については「首相が判断する」と述べるにとどめた。【野間口陽】

6924チバQ:2021/08/25(水) 11:43:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/28ee76c9d98b4dd95471131273507f8d2c2b48a7
首相支持「変わりはない」 “一蓮托生”を選んだ二階氏の勝負どころ
8/25(水) 11:07配信

西日本新聞
自民党の二階俊博幹事長

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選を巡り、二階俊博幹事長は24日の記者会見で、首相を支持する考えに「変わりはない」と述べ、二階派を挙げて支援する意向を表明した。「お膝元」の横浜市長選で支援した候補が敗れ、コーナーに追い込まれた首相との「一蓮托生(いちれんたくしょう)」を選んだ二階氏。総裁選で首相を再選に導き、次期衆院選を目前に控えて浮足立つ党内を沈められるか、勝負どころを迎えている。

【図解】自民党「実力者」の相関図

 二階氏は昨年の総裁選で他派閥に先駆け首相支持を表明し、「圧勝」の流れをつくった立役者の一人。無派閥で党内基盤が弱い首相を一貫して支えることで、人事や選挙の公認権など「力の源泉」である幹事長ポストを握り、5年を超える歴代最長の在任記録を更新中だ。二階氏を「極めて頼もしい」と評する首相も、全幅の信頼を寄せている。

 その二階氏が、首相に対して珍しく毒づく場面があった。22日の横浜市長選投開票日が迫った17日、周囲に「直言できる人が他にいるか。俺が言うしかない」とまくし立てたのだ。政府はこの日、東京都などへの新型コロナウイルスの緊急事態宣言を9月12日まで延長することを決定。9月上旬に衆院を解散し、衆院選に勝利した上で、総裁選で無投票再選を果たすという首相の優先シナリオが風前のともしびとなっていた。

 市長選で劣勢が伝えられる候補者陣営に秘書を送り込むなど、前のめりに肩入れする首相に危うさを感じていたのかもしれない。不満の矛先について二階派関係者は「『一言、俺に相談があってもいいんじゃないか』という幹事長なりのメッセージだ」と読み解く。

 それでも他に総裁選で二階氏の心をつかむ有力候補は見当たらず、「失敗がないのに首相を代える意義は見つからない」のが実情だ。加えて、衆院選に向け立憲民主党をはじめとする野党の支持率が伸び悩んでいることも、「首相支持」のかねての判断にブレが生じなかった要因とみられる。

 23日、二階派幹部との協議の席で二階氏は、首相の下で衆院選を戦うことに危機感を募らせる派内の若手・中堅を念頭に、「心配事があるなら、しっかり聞いてやれ」と指示を出した。

 首相の下で「キングメーカー」継続をうかがう二階氏にとっても、衆院選の勝利は必須条件。一方で、党内から「やり過ぎだ」と眉をひそめられた自派閥の拡大路線で生じた衆院小選挙区の公認争いは、安倍晋三前首相が影響力を保つ細田派などとの間で「全く調整できていない」(選対関係者)とされ、火種は残ったまま。安倍氏や麻生太郎副総理兼財務相ら党内実力者とのあつれきも深まる。

 「誰からも縛られないで自由闊達(かったつ)に党の将来、国の将来を話し合う。当然でしょう」。首相を当てこすった日から約1週間の25日、二階氏は党本部で首相と向き合う。

 (河合仁志)

6925チバQ:2021/08/25(水) 18:48:53
1295: チバQ :2021/08/25(水) 18:48:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/18e3575f79020e8cd1a395316afce245e519812d
二階最側近・林幹雄幹事長代理の長男県議が100万円不記載
8/25(水) 16:12配信

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文春オンライン
今期限りで身を退くはずが…… ©共同通信社

 二階俊博幹事長の最側近として知られる林幹雄・幹事長代理(74)。その林氏の長男で、後継者と目される林幹人・千葉県議(47)が、林氏からの寄附金100万円を政治資金収支報告書に記載していないことが、「週刊文春」の取材でわかった。幹人氏は収支報告書を修正する考えだという。

【画像】「大樹会」収支報告書の献金部分

 1993年に初当選した林氏。経産相などを歴任し、現在9期目のベテランだ。

「二階氏の会見や会食には必ず付き従っています。先日も与党幹部の5人会食が批判されましたが、本来は自公の幹事長、国対委員長4人の会談だった。ところが二階氏には“通訳”代わりの林氏が必要だったため、5人になってしまったのです」(政治部記者)

 実は、林氏は今期限りで政界を引退し、次期衆院選は幹人氏が出馬する方向で調整が進んでいた。

「実際、幹人氏は6月頃から辻立ちを始め、7月下旬にも『親父は引退する』と言っていました。人脈はもちろん、政治資金の面でも、世襲政治家である幹人氏は父親の力を借りています」(県連関係者)

 例えば、林氏が代表を務める政治団体「大樹会」の2019年分収支報告書によれば、同会は2019年1月21日、幹人氏が代表を務める「自由民主党千葉県成田市第三支部」あてに100万円の寄附金を拠出している。だが、「自由民主党千葉県成田市第三支部」の2019年分収支報告書には、この寄附金の収入の記載がない。

 政治資金規正法に詳しい神戸学院大の上脇博之教授が指摘する。

「政治資金規正法違反の『不記載罪』にあたります。世襲政治家が経済的に恵まれていることなどへの批判も高まっているだけに、父親の政治団体からの寄附金処理を巡っては、より一層の透明性確保が求められます」

 幹人氏は以下のように回答した。

「収支報告書を確認したところ、記載漏れになっていることがわかりましたので、早急に修正いたします」

 だが、幹人氏を巡る問題はこれだけではない。

 後援会関係者が明かす。

「林氏には引退したくても、できない理由があるのです。それは、幹人氏の不倫疑惑。後援会幹部から『幹人氏の国政転身は応援できない』と追い詰められているのです」

 不倫については「事実ではない」と否定した幹人氏。だが、後援会幹部の依頼を受け、彼の行動を探偵が調査した「不倫報告書」が、父親の林氏に突き付けられていた――。

 8月25日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び8月26日(木)発売の「週刊文春」では、幹人氏に関する「不倫報告書」の詳細や、林氏が後援会幹部から追及される2時間に及ぶ会合の音声、二階氏の次男・直哉氏の銀座での「酩酊写真」、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理、二階氏らが挙って菅義偉首相の再選を支持する背景など、「噴き出す政権の闇」を総力特集している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年9月2日号

6926チバQ:2021/08/25(水) 19:18:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/3618eb70013440147aac547ade6fb77c0bbbf9f8
二階幹事長が「厳重注意」 次男の銀座「酩酊写真」
8/25(水) 16:12配信

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文春オンライン
息子は“別人格”? ©共同通信社

 緊急事態宣言中の8月17日昼、二階俊博幹事長(82)ら自公両党の幹部5人が日本料理店で会食をしていた問題。国民には4人以下での会食を求めていただけに批判を浴びたが、その当夜、二階氏の次男で、元大臣秘書官の二階直哉氏(49)が知人らと銀座のクラブに足を運んでいたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

【画像】銀座のクラブに入る二階氏の次男・直哉氏

 直哉氏は2008年8月、二階氏が経産相に起用されると、大臣秘書官に就任。二階氏が09年9月に大臣を退任するまで秘書官を務め続けた。この間、少なく見積もっても、約400万円の報酬を得ていたことになる。

「以降、直哉氏は事務所を離れて中国ビジネスに傾倒していきます。とはいえ、2015年に総務会長だった二階氏が主導して約3000人にのぼる大訪中団を結成した時には、その一員として直哉氏も同行していました。同じ年に、直哉氏は日本とベトナムが共同開催した交流イベントの実行委員に加わっていますが、ベトナムは二階氏が友好議員連盟会長を務めるなど、縁の深い国。直哉氏は父親の政治活動の周縁で仕事をしていると言えます」(二階家を知る人物)

 現在は、地域活性化を手掛けるコンサルタント会社の代表取締役や、一般社団法人の理事などを務めている。

 その直哉氏が白いシャツに黒いジャケット姿で、知人2人とともに銀座に現れたのは、8月17日の夜8時20分。ゲリラ豪雨に見舞われた最中、和服女性に先導され、雑居ビルに吸い込まれていく。向かった先は、直哉氏の行きつけという会員制クラブ「S」だった。

 一行が店の入るビルから出てきたのは、約4時間半後の翌18日深夜0時40分過ぎ。上機嫌の直哉氏らは路上で立ち止まり、一人のスマホを皆で覗き込んで大爆笑したり、マスクを顎まで下げて歩いたりしていた。その後、自宅マンション近くでタクシーを降りた直哉氏。付近の駐車場で煙草を吸ってから、千鳥足で帰宅するのだった。

 だが、緊急事態宣言中の東京都では酒類を提供する飲食店には休業要請が出され、都民は、要請に応じない店の利用を厳に控えるよう呼びかけられている。

 直哉氏はどう答えるのか。携帯電話で話を聞いた。

「勘弁してもらえねぇかな」
――8月17日夜に銀座のクラブに行った?

「仕事の付き合いでそういうことも。(相手が)地方から出てきた場合は。今回(の同行者)もコンサル先。今は政治に関わってないし、勘弁してもらえねぇかな」

――訪中団に参加していた。

「それだって自費ですよ。政治の関係で人をたくさん送り込みたいと言ったから、行っただけで。(政治は)家業でも何でもないし、俺はそんな志はない。後継問題も俺には関係ないよ」

 二階幹事長にも見解を尋ねたところ、書面で以下のように回答した。

「本人に確認したところ、飲食店に行ったことを確認しました。緊急事態宣言の中、極めて不適切な行為であることから厳重注意をしたところです」

 8月25日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び8月26日(木)発売の「週刊文春」では、二階氏の次男・直哉氏の銀座での「酩酊写真」のほか、二階氏の最側近である林幹雄幹事長代理を悩ます長男県議の「不倫報告書」の存在、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理、二階氏らが挙って菅義偉首相の再選を支持する背景など、「噴き出す政権の闇」を総力特集している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年9月2日号

6927チバQ:2021/08/25(水) 20:48:43
そいや千葉11区に伊藤和男県議と石破の二連ポスターがありましたね。
保守分裂ありますかね?

6928とはずがたり:2021/08/25(水) 22:42:00

自民総裁選、9月29日投開票 衆院選後回し、菅首相が伝達
2021年08月25日21時57分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021082500965&amp;g=pol

 菅義偉首相(自民党総裁)は25日、自身の任期満了に伴う総裁選を公選規程に従い9月下旬に実施し、衆院選を後回しにする意向を固め、二階俊博幹事長に伝えた。同党は26日に、総裁選日程を「9月17日告示、29日投開票」と決める見通し。衆院選は総裁選後、10月21日の任期満了か解散に伴い行われるが、時期は新型コロナウイルスの感染状況に左右されそうだ。

 首相は当初、9月5日の東京パラリンピック閉幕直後に衆院を解散し、総裁選を先送りする構想を描いていた。だが、新型コロナの感染が収まらず、9月解散は困難と判断した。総裁選日程の確定で、立候補を目指す動きが具体化する。これまでに首相が再選出馬を明言。岸田文雄前政調会長も出馬の意向を固め、下村博文政調会長、高市早苗前総務相らが意欲を示している。
 首相は25日、党本部で二階氏、林幹雄幹事長代理と約30分間会談。党側が26日午前に開く総裁選挙管理委員会などの手続きを経て日程を正式決定すると説明したのに対し、首相は「党にお任せします。粛々とやってください」と伝えた。
 この発言について党関係者は「総裁選、衆院選の順に行うという意味だ」と解説。会談では、党が最近行った衆院選の情勢調査を基に意見を交わし、衆院選後の特別国会も視野に入れた政治日程も協議したとみられる。

6929チバQ:2021/08/26(木) 09:39:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/9879295b607efff052bb47143a8d75e65397f2a0
岸田氏「首相との違いを打ち出したい」総裁選出馬へ…知名度アップがカギ
8/26(木) 7:30配信

読売新聞オンライン
知名度向上、党員票カギ
自民党の会合であいさつする岸田前政調会長(25日、自民党本部で)

 自民党の岸田文雄・前政調会長が出馬の意向を固め、総裁選は複数候補で争われる見通しとなった。菅首相(党総裁)の無投票再選を避けるため、党内では岸田氏への待望論が強まっていた。選挙戦は、首相と2度目の挑戦となる岸田氏を軸に展開しそうだ。

 「他派閥で支援してくれる人もいる。首相との違いを打ち出したい」

 岸田派(46人)を率いる岸田氏は25日、衆院議員会館の事務所で同派幹部と面会し、こう決意を伝えた。

 昨秋の総裁選で首相に敗れた岸田氏は、総裁選について「チャンスがあれば挑戦したい」と繰り返してきた。新型コロナウイルス禍で現職首相に挑めば「無用な政局を起こしたと批判される」(幹部)との慎重論も派内にくすぶっていた。

 ただ、報道各社の世論調査で、菅内閣の支持率は軒並み過去最低を記録。22日の横浜市長選で、首相が全面支援した小此木八郎・前国家公安委員長が敗れると、党内では「衆院選前に首相は代わってほしい」といった声が飛び交った。党青年局からは、複数候補で政策論争を交わす総裁選の実施を求める意見が出た。

(写真:読売新聞)

 下村政調会長や高市早苗・前総務相が出馬に意欲を示しているが、推薦人20人確保のメドはたっていない。こうした状況に加え、岸田派座長で参院議員だった林芳正・元文部科学相が、将来の総裁選出馬を視野に、次期衆院選に山口3区からくら替え出馬することも、岸田氏の判断に影響したようだ。

 前回総裁選では、党内7派閥のうち5派閥が首相を支持し、首相が圧勝した。今回も主要派閥は引き続き支援するとみられ、首相が優勢な状況は変わらない。二階幹事長は24日、他派に先駆け、二階派(47人)としての再選支持を宣言した。岸田氏の頼みの綱で、最大派閥・細田派(96人)に影響力を持つ安倍前首相も、再選支持を周囲に明言している。

 それでも、岸田派中堅は「派閥幹部が首相支持でも、造反票を期待できる」とそろばんをはじく。「フルスペック」で行われる今回の総裁選は、国会議員票と同数の党員・党友票の行方が、勝敗を左右する。読売新聞社の8月の全国世論調査では、「次の首相に誰がふさわしいか」の問いで、岸田氏は4%にとどまっており、どこまで知名度をアップさせられるかがカギを握りそうだ。

6930チバQ:2021/08/26(木) 10:17:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b68f5ef4798683a66bfdbedbc47259224f291c6
目立つ棒読み、弱い発信力 菅首相 宣言小出し、与党不安視
8/25(水) 21:55配信

時事通信
緊急事態宣言の拡大などが決まり、記者会見する菅義偉首相=25日夜、首相官邸

 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、菅義偉首相の発信力の弱さが際立っている。

 記者会見で質問に正面から答えず、原稿の棒読みも目立ち、「説明不足のイメージが定着した」(自民党関係者)との指摘も。緊急事態宣言の対象追加でも野党から「小出し」と批判されており、政権浮揚の材料は見当たらない。

【図解】内閣支持率の推移

 「私の言葉について厳しい指摘を頂いた。しっかり受け止め、真摯(しんし)に対応していきたい」。首相は25日の記者会見で、コロナ対応に関する首相の言葉が国民に届いていないと指摘されると、神妙な面持ちでこう答えた。

 政府が宣言対応を決めた後に、首相が会見に応じるのは慣例だが、官邸サイドは当初、今回は宣言の追加にとどまることを理由に「会見は必須ではない」(高官)と見送りを模索していた。だが、見送る場合の「説明不足」批判を恐れたとみられ、一転して25日朝に開催が固まった。政府高官は「24日から首相が考えて適切に判断した」と説明した。

 ただ、「パフォーマンスが不得手」(自民党関係者)とされる首相に、説明責任を果たそうとする姿勢は見られない。宣言をめぐり関係閣僚と協議した23日、首相は内閣記者会の取材要請を拒んだ。取材に応じた翌24日は宣言追加を明かしたが、取材はわずか2分間。今年2月に18分間の取材に応じたケースと比べると差は歴然。政府側が取材を打ち切ったため記者団が追加質問したが、首相は見向きもせず立ち去った。

 首相は会見での発信力強化のため、演台の両脇に置いたプロンプター(原稿映写機)を使うが、視線が定まらず使いこなしているとは言い難い状況だ。党中堅は「原稿を読んでばかり。自分の言葉で話し方を練習してほしい」と注文を付ける。政府関係者は「会見すればするほど内閣支持率が下がる」と嘆いた。

 宣言追加などへの対応も相変わらず「小出し」対応が続く。17日に7府県の追加を決めたばかりで、25日に8道県を宣言に加えたが、自治体の要請をほぼ丸のみした形。野党は「バナナのたたき売り状態だ」(立憲民主党幹部)と批判した。

 衆院議員の任期満了(10月21日)が迫る中、自民党内では「首相では戦えない」との声が広がる。お膝元の横浜市長選で首相が全面支援した候補が敗れたのは、首相のコロナ対応が要因とみられている。

 首相はワクチン接種の加速に期待をかけるが、期限の9月12日までの解除は困難との見方が出ている。政府高官は「必要なら延長する」と指摘せざるを得なかった。

6931チバQ:2021/08/26(木) 20:18:57
上手くいったら 岸田⇒林⇒小野寺 宏池会長期政権?w
https://news.yahoo.co.jp/articles/25f147168dcb42670a0783c3b5b69c70d9830cb8
岸田氏が出馬表明、自民総裁選に「大激戦」の予感
8/26(木) 19:01配信
東洋経済オンライン
8月26日、記者会見で自民党総裁選出馬を正式表明する岸田文雄前政調会長(写真:時事)

 波乱必至の政局秋の陣の展開も左右する自民党総裁選は8月26日、9月17日告示・29日投開票の日程が決まった。これを受けて岸田文雄前政調会長が出馬を表明し、複数候補による総裁選実施が確定した。

 総裁選前の衆院解散を模索してきた菅義偉首相も「コロナ対応が最優先」と総裁選先行で再選を目指す構えに転じた。このため、衆院選は10月以降に先送りされ、党員・党友投票も含めた本格総裁選で菅、岸田両氏らが雌雄を決することになる。

■総裁選の展開は流動的に

 菅首相の地元の横浜市長選では、自らが支援した側近候補が野党系候補に惨敗。自民党内には「菅氏は選挙の顔にならない」との不安、不信が急拡大している。2020年9月の前回総裁選で菅氏支持に雪崩を打った党内各派閥も、二階俊博幹事長の率いる二階派以外は様子見の構えで、今後の総裁選の展開も極めて流動的だ。

 菅首相は前回同様、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の支持を得て、対抗馬を圧倒しての総裁再選を目指している。しかし、選挙基盤が弱い若手衆院議員らは「派閥談合での菅再選では国民の批判を招く」と反発。内閣支持率の低迷もあって、「党員・党友票では菅氏の苦戦は避けられない」(閣僚経験者)との見方も広がる。

 このため、二階氏とともにキングメーカーの立場を狙う安倍、麻生両氏の対応次第では、総裁選が「ポスト菅」も視野に入れた大激戦となる可能性も出てきた。

 自民党総裁選管理委員会は26日、任期満了に伴う総裁選を9月17日告示・29日投開票とする方針で一致。26日午後の総務会で了承された。今回総裁選は3年ごとの定例総裁選となるため、菅総裁が無投票再選とならない限り、全国の党員・党友らも参加して実施される。

 岸田氏は26日午後の岸田派総会で「昨年に引きつづいて総裁選に挑戦したい」と出馬宣言。同派ナンバー2の座長で、次期衆院選で参院から鞍替え出馬する林芳正元文科相が「結束して岸田総裁実現を目指そう」と檄を飛ばし、出席者全員が総裁選勝利に向けて気勢をあげた。

 岸田派は所属議員46人の有力派閥で、「国会議員20人の推薦」という出馬条件はクリアできる。今後、他派閥の支持者も含めて推薦人名簿を作成する方針だ。

 出馬表明後、国会内で記者会見した岸田氏は、政治に対する国民の信頼が崩れ、民主主義が危機に瀕しているとして「政治生命を懸けてわが国の民主主義を守っていきたい」などと決意表明。

 さらに、自民党活性化に向け、大胆な若返り人事の断行を主張。具体的には「党役員の任期は1期1年で連続3期まで」とすることで、過度な権力集中や惰性での党運営を排する考えを力説した。安倍前政権以来続く政治と金の問題では、「丁寧な説明と透明性確保」を強調し、得意の経済政策では宏池会創始者である故池田勇人元首相に絡めて「『令和版所得倍増』を目指す」と語った。

 すでに総裁選出馬への意欲を示している高市早苗前総務相(無派閥)、下村博文政調会長(細田派)も26日、それぞれ20人の推薦人確保による出馬に意欲満々だ。下村氏は26日、記者団に対して「(推薦人の)確保はできているが、より多くの方々の理解を得ることが必要だ」と自信をにじませた。

6932チバQ:2021/08/26(木) 20:19:20
■反菅票の分散狙い「第3の候補」も

 竹下派会長代行の茂木敏充外相や麻生派の河野太郎規制改革相も出馬を模索する構え。党内外で対応が注目される石破茂元幹事長は「総裁選より臨時国会を開催すべきだ」と慎重姿勢を示しているが、周辺は「派閥を超えて出馬への期待が盛り上がれば出馬もありうる」と期待している。

 こうした状況に、菅氏を支持する党内主流派幹部の間では「反菅票を分散させるため第3、第4の候補も立てるべきだ」との声も出る。このため、今後の展開次第では候補が乱立する大混戦の総裁選となる可能性も出てきた。

 現在、自民党所属議員は383人。総裁公選規程により有権者となる全国の党員・党友にも議員と同数の383票が付与され、立候補者は合計766票を取り合う。3人以上が出馬して党員・党友も含めた1回目の投票で有効投票総数の過半数の得票者がいなかった場合は、1、2位による決選投票となり、所属国会議員と都道府県代表(47人)による投票で新総裁を決定する。

 地方での演説会も予定するが、自民党はコロナ感染状況も考慮して、地方での街頭演説は控え、オンラインをフル活用しての各種候補者討論会などを行う方針だ。各候補にとって、党員・党友投票に向けてテレビやネット上でのアピール力が勝負のカギとなる。

 前回総裁選は当時官房長官だった菅首相と岸田、石破両氏による3人の戦いとなった。ただ、二階派を先頭に細田派や麻生派などが多くの派閥、グループが菅氏支持に雪崩を打ち、菅氏が岸田、石破両氏に圧勝した。

 しかし、今回総裁選を取り巻く自民党内の状況は1年前とは様変わりした。菅首相や二階幹事長が狙う無投票再選には党内若手などから不満が噴出。「総裁選で堂々と政策論争をしないと、衆院選の自民敗北は必至」との声が相次いだ。

 こうした声も踏まえ、25日に党本部で二階幹事長と会談した菅首相は「粛々と総裁選を実施してほしい」と伝えた。菅首相は緊急事態宣言の21都道府県への拡大を決めた後の25日夜の記者会見で、「衆院解散・総選挙の選択肢は非常に少なくなっている。ただ、あくまでもコロナ対策を最優先にする中で判断していきたい」と述べ、解散先送りの姿勢をにじませた。

■コロナ収束しなければ任期満了選挙も

 今後の政治日程からみれば、菅首相に残された選択肢は、あらかじめ総裁選告示前に総裁再選直後の9月30日の臨時国会召集を決め、再選されれば同日に解散断行、最短で10月24日投開票という日程を念頭に置いているとみられる。

 その一方で、9月に入ってもコロナが収束せず、パラリンピック閉幕後の9月上旬に緊急事態宣言の再延長を余儀なくされる可能性がある。その場合は解散を断念し、総裁選告示前の9月中旬に10月5日公示・17日投開票の任期満了選挙を閣議決定するケースも想定される。

 総裁選で岸田氏らが菅首相を破って新総裁に選出された場合、その後の衆院選など政治日程も大幅に変わる。新総裁を後継首相にするためには臨時国会での首相指名選挙が必要で、新首相は首相指名後の組閣で新内閣を発足させなければならない。

 この手続きには数日かかるとみられ、新内閣発足は10月初旬へずれ込む可能性が高い。新内閣発足直後の解散断行は可能だが、政治的には新首相の所信表明演説と、これに対する各党代表質問は「国民向けにも必須」(議会事務局)とみられている。

6933チバQ:2021/08/26(木) 20:19:35
 その場合、代表質問後の解散なら最短でも衆院選は10月19日公示―31日投開票となる。また、解散しないで事実上の任期満了選挙を選択した場合でも10月上旬閉幕なら投開票日は10月31日か11月7日となる。

 さらに、新首相がコロナ対策のための補正予算を国会提出した場合、成立までに最低1週間以上は必要なため、10月21日の衆院任期満了ぎりぎりの解散断行で、「解散から40日以内」との規定により最も遅い場合は11月28日投開票も可能となる。

 つまり、衆院選の時期は総裁選の結果次第で大きく変わり、9月以降のコロナ感染状況が総裁選結果や衆院選日程を左右する可能性が大きい。このため党内では「これから1カ月は何が起こってもおかしくない」との声が広がる。

 菅首相を窮地に追い込んだのは、22日に投開票された横浜市長選で支援した小此木八郎前国家公安委員長が惨敗したことだ。翌日、官邸で記者団の質問に応じた菅首相は「大変残念な結果だ。謙虚に受け止めたい」としながらも、「時期が来れば(総裁選に)出馬するのは当然だという考え方に変わりはない」と総裁選出馬を明言した。

■記者会見で続く答弁メモの棒読み

 25日夜の記者会見では「明かりははっきりと見え始めている」とワクチン接種の加速と中和抗体薬の幅広い活用などによるコロナ感染の早期収束と医療態勢逼迫回避に意欲と自信をにじませた。

 菅首相は後手批判が強いこれまでのコロナ対応についても肯定的に評価した。ただ、発信力不足については「私の言葉について厳しい指摘を頂いた。しっかり受け止め、真摯に対応していきたい」と神妙な表情で頭を下げた。ただ、これも答弁メモの棒読みで、会場だけでなく視聴者からも失笑を買った。

 総裁選に第3、第4の候補が加わった場合、最大のポイントとなるのは全体の半分を占める党員・党友票の行方だ。「次の首相」人気投票で常にトップ争いを続ける石破、河野両氏が参戦しなかった場合、人気では低迷する菅、岸田両氏のどちらに票が集まるかは「やってみなければわからない状況」(閣僚経験者)だ。

 ただ、ネット上で「#スガ以外」のハッシュタグが話題になるように、党員・党友の「菅離れ」が際立てば、衆院選を意識した所属議員による「菅降ろし」にも連動しかねない。二階派以外が事実上の自主投票を余儀なくされれば、議員票も大きく変動する可能性がある。

 18日にも予定される日本記者クラブ主催の候補者討論会をはじめ、連日実施されるとみられる各テレビ局やネット番組などで菅首相がどれだけ発信力をアピールできるか。それが総裁選の行方を左右することになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

6934チバQ:2021/08/26(木) 22:07:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/62c9749586ff6a36fb9794c23924bcdf0c6b58ef
麻生派で首相続投に反発の声 河野氏去就も焦点
8/26(木) 21:03配信


産経新聞
麻生太郎財務相(川口良介撮影)

自民党総裁選をめぐり、第2派閥の麻生派(志公会、53人)の中堅・若手が危機感を募らせている。領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総理兼財務相は菅義偉首相の再選を支持する意向だが、次期衆院選直前の内閣支持率の低迷を受けて「『党の顔』を変えるべきだ」との声が表面化。知名度が高い河野太郎ワクチン担当相の待望論も根強く、総裁選で一枚岩になれるかが注目される。


26日午後、国会内の一室に麻生派の幹部らが集まった。総裁選の対応について話し合ったとみられるが、退室するメンバーの表情は硬く、「簡単に決まるほど楽ではない」「何も言えない」と口を閉ざした。

安倍晋三前内閣から要職を担ってきた麻生氏。安倍氏とともに前回の総裁選に引き続き首相支持を示唆しているが、派内では異論が勢いを増しつつある。

原因は、首相が就任した昨年9月から続く選挙での苦戦だ。特に首相の地元で行われた22日の横浜市長選では、首相が推した小此木八郎前国家公安委員長が大敗した。

麻生派中堅は「菅総裁のまま衆院選に突っ込めば何十人もの仲間が討ち死にする」として、新しいリーダーの下で戦うべきだと主張。若手の間では、総裁選への出馬を正式に表明した岸田文雄前政調会長の支援に前向きな動きもある。

派内では独自の総裁候補を求める主戦論も根強い。最右翼は、かねて立候補に意欲を示す河野氏だ。ただ、河野氏は菅内閣の一員であり、同派幹部は「新型コロナウイルス禍でワクチンを担っている立場で総裁選に出るべきではない」と牽制(けんせい)する。

足並みの乱れの背景には、事務局長だった松本純元国家公安委員長の不在もある。麻生氏側近の松本氏は陰に陽に派内の不満の声を抑えてきたが、緊急事態宣言中の1月、深夜に東京・銀座のクラブを訪れたことで離党に追い込まれた。

麻生氏は依然、首相支持を明示していない。首相時代の平成21年の衆院選大敗を受けて下野し、その後復権した酸いも甘いも知る大ベテランの判断が総裁選の肝となりそうだ。(今仲信博)

6935チバQ:2021/08/26(木) 22:38:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d12ff9ca7d858a909f98062888e368309642af7
自民党総裁選のカギは河野太郎氏 出馬なら菅首相、二階幹事長体制は崩壊〈dot.〉
8/26(木) 13:05配信

AERA dot.
ボスの麻生財務相と話す河野ワクチン担当相(C)朝日新聞社

9月17日、いよいよ自民党総裁選がスタートする。29日の投票日を目指して立候補者がしのぎを削る。

 菅義偉首相は「出馬は当然」と続投に意欲を燃やす。しかし、神奈川2区の地元、横浜市長選で現職閣僚だった小此木八郎氏を擁立して大敗。新型コロナウイルス対策では失政続きで、支持率は3割を切るという惨状だ。

「もう菅首相では、解散総選挙は戦えない」

 自民党で当選3回の衆院議員は明確にNOを突きつける。だが、菅首相に近い国会議員はこう話す。

「菅首相は周囲にイエスマンばかりを置きたがる。だから、総裁選でも
まだ勝てると信じている。マイナス情報は入らないので『ワクチンさえ浸透すればまったく大丈夫。再選される』とハッキリ言っている」

 前回、菅首相支持をいち早く表明したのは、二階俊博幹事長だ。25日にも菅首相と会談した。記者団に菅首相は「コロナについて話し合った」とだけ述べたが、総裁選の話が出なかったというのは、あり得ない。

 今回の総裁選で前回と違う大きな点は、自民党内では非主流派とされる
石破茂衆院議員が「不出馬」を表明していることだ。

「前回の総裁選で各派閥が菅首相でまとまった理由は、石破氏をつぶすことでした。二階派だけでなく、安倍前首相、麻生太郎財務相らは『石破以外ならだれでもいい』という意向だった。岸田派会長の岸田文雄氏がパッとしないので、菅首相に乗り換えた。今回はそう簡単に二階氏も菅首相支持でまとめられないだろう。これだけコロナで失敗が続き、人気がない菅首相の再選を派閥で支持すれば、離反する若手議員もいるでしょう」(二階派の国会議員)

 菅首相には非常に厳しい情勢だ。最初に立候補を表明したのは、岸田派会長の岸田文雄元外相だ。昨年は菅首相と総裁の座を争い、敗れたが、得票数は2位だった。岸田派の衆院議員はこう話す。

「これまで優柔不断、グズグズしているイメージの岸田さんは、今年4月の参院広島選挙区の再選挙でも負けて、勝負弱さを露呈した。今回は誰よりも早く、出馬表明する以外に総理総裁への道はない、とやっと決断してくれた」

 岸田氏は自身が派閥のトップなので、20人の推薦人はすでに確保。岸田派は宏池会の系譜で麻生太郎財務相の麻生派(志公会)とは同門。両派が合併する「大宏池会」構想が以前からささやかれ、麻生派はじめ他派閥から支援が得られれば、菅首相を脅かす最有力候補だ。

 そして、自民党では「台風の目」として注目されているのが、下村博文政調会長だ。一部報道では推薦人集めで苦戦しているとされる。下村氏は安倍晋三前首相の出身派閥の清和会(細田派)所属だ。下村氏を支援する清和会所属の衆院議員はこう話す。

「下村氏はもう20人、キッチリと集めています。清和会の若手を中心に固めている。マスコミで推薦人が集まらないと吹聴されるのは、清和会は安倍前首相の次を狙う候補が何人もいます。下村氏が有力視されることへのやっかみもあってです。集まった推薦人は、菅首相では選挙は戦えないという危機感ある若手が多い。下村氏は安倍前首相とも親しい関係は知られるところ。すでに水面下では了解を取り付け、細田派の細田会長らにも挨拶を済ませている。26日にも出馬表明するのではないか」

 また、前総務相の高市早苗衆院議員も出馬に意欲を燃やす。しかし、無派閥とあって推薦人集めに苦労している模様だ。高市氏も安倍前首相に近いとされるが、前出の清和会所属の議員はこう話す。

6936チバQ:2021/08/26(木) 22:39:21
「清和会から高市氏に推薦人を貸すなど協力するという話は聞いたことがない」 

 そして注目は世論調査でも「次の総理候補」ではトップの支持を常に集める河野太郎ワクチン担当相だ。河野氏は麻生派に所属。ボスである麻生氏の意向が問題だ。しかし、解散総選挙が遅くとも10月には実施される。選挙の顔として、河野氏へ出馬を期待する声は大きい。麻生派に所属する衆院議員はこう話す。

「ボスの麻生さんの意向ではなく、河野氏自身が出馬を決断するかどうか。麻生さんが止めても出るというほど強い思い、根性があるなら、支持は一気に広がります」

 
受けて立つ菅首相にとって一番の脅威は、河野氏だ。今回は国会議員だけではなく、自民党の党員投票も含めたフルスペックの総裁選となるだけに、国民的人気が高い河野氏が有利という見立てもある。

「若い河野氏となれば、菅首相に引導を渡すことになる。菅再選の流れはゼロでしょう。菅首相は総裁選に出馬しても、2位にもなれずに惨敗というみじめな結果になりかねません。また河野氏が首相となれば、二階氏も幹事長は交代となるでしょうから二階氏の反撃もあるでしょう。そこまで河野氏が踏み切れるかですね」(自民党幹部)

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「解散総選挙がすぐそこ。支持率が落ち込む菅首相では厳しい。自民党は候補者を3、4人を立てて賑やかに総裁選をやり、党勢回復を狙っている。カギは河野氏の動向。出るか出ないかで、情勢が一変する。政治は一寸先が闇ですからね」

 自民党の総裁選の行方が注目される。
(AERAdot.編集部 今西憲之)

6937チバQ:2021/08/26(木) 23:44:20
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_UTACD2H3ABMWRFDLULBDCE7GVI.html
総裁選 雌伏の石破氏 党内の「待望論」に期待
2021/08/25 21:14産経新聞

総裁選 雌伏の石破氏 党内の「待望論」に期待

横浜市長選に挑んだ小此木八郎前国家公安委員長(右)の応援に駆け付けた自民党の石破茂元幹事長(左)=21日午後、横浜市のJR桜木町駅前(奥原慎平撮影)

(産経新聞)

来月にも行われる自民党総裁選で、石破茂元幹事長の去就が注目を集めている。石破氏は立候補に慎重な姿勢を示しているが、出馬すれば知名度の高さから党員・党友投票で優位に立つ可能性があるからだ。自ら率いる石破派(水月会)の退潮もあり、出馬する場合には、立候補に必要な20人の推薦人確保が焦点となる。

石破氏は25日、国会内で開かれた石破派の幹部会合で、総裁選の対応を問われ「石破派の選対委員長として、皆さんと一緒に衆院選を戦っていく」と述べるにとどめた。

党内では、次期衆院選が目前に迫る中、菅義偉(すが・よしひで)首相の地元である横浜市長選(22日投開票)で野党系候補が大勝したことなどを受け、当選回数の少ない若手議員らが「菅首相では選挙の顔にならない」として、首相の交代を求める声が出始めている。

ただ、最近の石破氏はこうした動きと距離を置く姿勢が目立っている。政局より新型コロナウイルス対応を優先するよう訴え、「与野党があらゆる知恵を出して、不安を払拭すべきだ」と強調。臨時国会の召集を求めている。

石破氏が出馬に及び腰となる事情もある。推薦人は17人の石破派だけで確保できない。昨年9月の総裁選で石破氏は国会議員票を26票しか得られず、菅首相に大敗した。石破派にはこのトラウマが残っており、擁立論は目立たない。

ただ、首相を支持する中堅議員は「選挙が弱い議員から待望論が出る可能性がある。石破氏はそれを待っている」と警戒を解かない。背景には根強い人気がある。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に実施した合同世論調査では、次の首相にふさわしい人物として石破氏が15・5%を集め、菅首相の2・5%を圧倒した。

こまめな選挙応援などが人気を支えており、横浜市長選では、敗れた小此木八郎前国家公安委員長の応援に入った。小此木氏は石破氏に近かったが、平成27年の石破派創設以降、疎遠になった。石破氏は「困ったときに助け合わずにどうするのか」と述べ、2日間で計10カ所演説会場を回り、小此木氏への支援を訴えた。

石破氏はなお平穏を装う。石破派の議員は「総裁選のことは考えずに自然体でよい。いつかはチャンスがめぐるだろう」と語った。

(奥原慎平)

6938とはずがたり:2021/08/26(木) 23:57:41
>>6927
あんま聞かないっすねえ。。

この人っすか?谷田川の弟と一緒の選挙区か。これが選挙区外の11区管内にあったんですか?高齢でもあるし出馬はないんじゃないかって気もしますが。

https://twitter.com/monodaiji/status/1115247824814333953

6939チバQ:2021/08/27(金) 05:06:31
>>6938
あっ、10区でした
佐原あたりで見かけやした

6940チバQ:2021/08/27(金) 23:18:48
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP8W54ZWP8WUTFK00H.html
自民党総裁選は首相支持?それとも…会見で聞かれた閣僚、対応は様々
2021/08/27 15:57朝日新聞

自民党総裁選は首相支持?それとも…会見で聞かれた閣僚、対応は様々

平井卓也デジタル改革相

(朝日新聞)

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選(9月29日投開票)をめぐり、閣内でも記者会見での対応がわかれている。首相支持を打ち出す閣僚、言葉を濁す閣僚――。首相の対抗軸として総裁選への出馬を模索する動きが活発化しており、閣僚といえども表立った支持表明は避けたいとの思惑もありそうだ。

 「(首相支持は)もちろん。総理には『降ろすなら降ろせ』と、不退転の決意で挑んでいただきたい」

 小泉進次郎環境相(無派閥)は27日の会見で、総裁選での首相支持を明言した。首相と小泉氏は選挙地盤が同じ神奈川県内で、懇意な関係にある。すでに首相支持を決めている石原派の坂本哲志地方創生相も「再選していただきたい」とエールを送った。

 慎重な言い回しに終始する閣僚も目立った。正式に出馬表明している岸田文雄前政調会長率いる岸田派の平井卓也デジタル改革相は「議員個人の考え方を話す場ではないと思う。どうかお許しいただきたい」とさえぎった。出馬に意欲を示す下村博文政調会長が属する細田派の丸川珠代五輪相も「政府の中の立場。発言は控えさせていただく」と言及を避けた。

 麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相。自身は首相支持の構えを崩していないが、派内では反発の動きもある。総裁選の対応を問われた麻生氏は「財務省の政策に関する会見で、今のような質問に答えることはない。(前も)同じように答えたと思うので学習してください」と突き放した。

6941チバQ:2021/08/27(金) 23:27:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/86e39aa5255c542c6ce32b444aae990cddc7a13b
総裁選 幹事長人事焦点に 岸田氏の任期限定案で
8/27(金) 21:22配信

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産経新聞
自民党・二階俊博幹事長=24日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党の岸田文雄前政調会長は27日、党本部で二階俊博幹事長と面会し、菅義偉首相の党総裁任期満了に伴う総裁選(9月17日告示、29日投開票)に出馬すると報告した。二階氏は激励したというが、もともと両氏の関係は微妙だ。また二階氏はすでに首相の再選支持を表明している。ただ、岸田氏が党役員の任期を限定する考えを示したことで、党内では二階氏の処遇が総裁選の焦点に急浮上している。

両氏は新型コロナウイルス対策の給付金や衆院選の選挙区調整をめぐり、つばぜり合いを演じてきた。会談後、岸田氏は記者団に「党務の最高責任者である幹事長へのあいさつだ」と述べるにとどめた。

26日の出馬記者会見で、岸田氏は総裁を除く党役員の任期を「1期1年で連続3期まで」に限定する方針を打ち出し、その後のBSフジ番組では自身が総裁になれば適用すると明言した。幹事長を歴代最長の5年以上も務めている二階氏の交代が念頭にある。

岸田氏は27日、党内最大派閥の細田派(清和政策研究会、96人)を率いる細田博之元幹事長や、麻生派(志公会、53人)の甘利明税調会長らを訪ねた。両派とも二階氏には人事面などで「自身の派閥のメンバーを優遇しすぎる」との不満が少なくない。細田派の閣僚経験者は「選挙区を歩くと二階氏への批判が多い。二階氏を交代させるなら岸田氏でも首相の続投でもかまわない」と語る。

再選を目指す首相は、細田派や麻生派の支援を期待するが、党運営の要として二階氏を重用してきており、二階氏との距離感が焦点となりそうだ。

一方、出馬の意向を示す下村博文政調会長は27日、立候補に必要な国会議員20人の推薦人の確保に自信を示した。近く正式に出馬表明をしたい考えだ。高市早苗前総務相も党重鎮に国会内で会うなど出馬に向けて協力を求めた。

6942チバQ:2021/08/27(金) 23:30:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/71d4f863f2cab73b676669e0a55ba266389d661b
「自民党を若返らせる」岸田氏打ち出しの裏に若手応援団 菅・二階vs岸田の構図が見え隠れ 総裁選の行方は? 
8/27(金) 21:01配信
「党役員任期を設けて権力集中と惰性を防ぐ」岸田氏の決意の裏に二階氏の影?
26日、現職の菅総裁に挑む形の岸田氏は他の候補者に先んじて一番乗りで出馬会見を行った。コロナ対策について菅総裁のこれまでの取り組みに敬意を払いつつも「国民の納得感につながっていない」と、国民の声を吸い上げ切れていない現状を課題として挙げた。そして党内改革として、自民党の党役員について「1期1年、連続3期までとすることで権力の集中・惰性を防いでいく」とし、「国民の声を聞く政治」と「自民党の若返り」を打ち出した。

これについて岸田氏は「自民党のガバナンス改革を一番目の柱に掲げたもので特定の誰かを指すものではない」としているが、永田町では「現状の菅・二階体制に向けた挑戦だ」と広く受けとめられた。

岸田氏の会見について、派内のベテラン議員は裏側をこう明かす。「会見での打ち出しには派内の若い連中の意見が多く取り入られている。地元の選挙区で『今の自民党の体制では厳しい』という声が多いのだろう」

岸田氏は27日に二階幹事長のもとを訪れ出馬の意向を伝えた。この際、二階幹事長からは「ぜひ頑張ってくれ」と言われたということだが、党役員の任期制については話題に出なかったということだ。

岸田氏の出馬は、現状の党人事の体制に不満をもつ若手や中堅の受け皿になる可能性があるため、「党の若返り」は今後の総裁選の焦点になる打ち出しと言えそうだ。

6943チバQ:2021/08/27(金) 23:30:19

9・29に向け約1カ月にわたる闘いがスタート 「国民のため」の総裁選となるか
総裁選にはこのほか、自民党の下村政調会長や高市前総務相が出馬の意向を示している。複数候補による総裁選になれば、「反・菅票」が分散するため、現職の菅総裁有利の闘いになるとの見方がある一方、9月17日の告示日までに下村氏・高市氏が20人の推薦人を集めることが出来るのかどうかというハードルも残っており、総裁選の行方は現時点でまだ不透明だ。

1年前の9月。総裁選を経て、党の総意の上で「国民のために働く内閣」を掲げ誕生した菅総裁。しかし1年後の今では、「国民の納得感が得られていない」と同じ党内から指摘されている現状がある。党内改革も必要だが、それ以上に、各候補者が今後、「国民のため」の政策について説明を尽くすことが、今何よりも求められている。

コロナ禍で実施される総裁選が、国民のために有意義なものとなることを期待したい。

(フジテレビ政治部 平河クラブ 亀岡晃伸)

亀岡 晃伸
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

9月17日告示・29日投開票との日程が正式に決まった自民党総裁選挙。去年9月の総裁選とは異なり、党員・党友投票も行われ全国の自民党員の意見が反映される、いわゆる「フルスペック」の総裁選の幕がいよいよ切って落とされた。

【画像】総裁選出馬会見を行う岸田氏 

総裁選には菅総裁のほか、岸田前政調会長が正式に出馬を表明し、現職の菅総裁に岸田氏が挑むという構図を軸に展開されていくものと予想される。しかし、その対決構図の裏にいるキーパーソンが、歴代最長の5年以上の間、幹事長職を務める二階氏だ。

自民党トップの菅首相が二階幹事長の元にわざわざ出向く
8月25日午前、自民党本部の二階氏の元に菅総裁が足を運んだ。会談は菅総裁が申し入れ、コロナ対策や総裁選の日程について意見交換が交わされたものだったが、自民党のトップである菅総裁が、ナンバー2である二階氏の元を訪れて意見を求めた形となり「二階幹事長あっての菅総裁だ」ということが改めて印象づけられた会談となった。

二階幹事長「派閥でも菅再選支持」表明の一方 派内で異論も
その二階氏は、早くから「菅総裁を代える意義が見つからない」「続投を求める声が国民の間にも党内にも強いのではないか」などと、菅総裁の総裁選挙での再選を支持することを表明していた。さらに24日の会見では「二階派としても支持することは当然だ」と強い口調で断言した。22日の横浜市長選で、菅総裁の側近である小此木八郎氏が敗北し、「菅総裁が党の顔では選挙は戦えない」との声が若手や中堅から噴出していた最中での支持の表明は、実力者の二階氏が菅総裁に大きな恩を売る形となった。

二階氏の側近は「当然、菅総裁との会談を意識した発言で、これが二階流だ」と話し、会見前日の二階派の幹部会では「総裁選に向け幹事長の元で一致団結してやっていく」ことが確認されたという。

しかし、二階派内には、派閥全体の総意を得ずに二階氏が菅総裁支持を表明したことに不満の声も少なくない。26日に非公開の形で開かれた派閥の会合では「菅政権支持では地元の党友・党員に納得する説明ができない」「幹事長から派内にしっかり説明する場が必要」などの声も聞かれ、現時点では必ずしも「一枚岩」とは言えない状況だ。

6944チバQ:2021/08/27(金) 23:35:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c2cb047f308e720c93e11abc366a37d45e7679a
自民総裁選、派閥の結束問われる事態も…若手は「首相支持」に拒否反応
8/27(金) 1:39配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の各派閥は26日、党総裁選に関する協議を本格化させた。党内7派閥のうち5派閥が雪崩を打つように菅首相(党総裁)の支持に回った昨秋とは異なり、意見集約に手間取る派閥も出ている。派閥幹部と若手の温度差も目立ち、各派の結束が問われる事態も生じそうだ。


 「私どもは引き続いて首相をしっかりと支えていきたい」

 石原派(10人)を率いる石原伸晃・元経済再生相は26日の派閥会合後、記者団に、派として首相再選を支持する方針を明らかにした。会合では石原氏が総裁選対応への一任を取りつけ、昨秋の総裁選に続く首相支持に異論は出なかったという。

 だが、すんなりとまとまった石原派は例外だ。選挙基盤の弱い若手議員らが、内閣支持率が低迷する首相のもとで衆院選に臨むことに、不安を募らせているためだ。

 二階幹事長が独断で派としての首相支持を宣言した二階派(47人)。26日の在京議員懇談会は、二階氏が欠席したこともあってか、荒れ模様となった。「派として誰を支えるかは議論してほしい」と注文がついたほか、「この支持率の低さでは、全員討ち死にだ」と怒号も飛んだ。

 竹下派(52人)は26日の会合で方針決定を見送った。会長代行の茂木外相は「竹下(亘)会長は、基本的に菅政権を支えることに変わりはない」との方向性を示すにとどめた。茂木氏は会合後、記者団に「それぞれ国民の反応を聞いている。そうしたことも踏まえ、最終的な方向を見極めたい」と語った。前回同様に首相支持でまとめるには、丁寧な手続きが必要と判断したとみられる。

 麻生副総理兼財務相は26日、国会内で、麻生派(53人)の幹部らと意見交換を行ったが、結論は出さなかった。

 最大派閥の細田派(96人)は会長の細田博之・元官房長官が首相再選支持を表明したが、派としては具体的な議論に着手できていない。同派は、所属衆院議員に占める当選3回生以下の割合が55%に上る。昨年に続く「首相支持」に拒否反応を示す若手も多い。同派の下村政調会長が出馬に意欲を示していることも、事態を複雑にしている。

 派閥を超えて局面打開を目指す動きも出てきた。当選3回を中心とした派閥横断の衆院議員15人ほどが26日、国会内で集まり、求められる党や総裁のあり方を取りまとめることを確認した。福田達夫衆院議員(細田派)は記者団に「派閥が先ではなく、一人ひとりがなぜ(その候補を)選んだかを示さなければならない」と語った。ふさわしいと考える候補がいない場合、独自候補の擁立も視野に入れる。

6945チバQ:2021/08/27(金) 23:38:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c9792ecb21dd4628766fa8fac3913ae7cbe6eda
首相再選“薄氷のシナリオ” 様子見の派閥も…「賞味期限持つかどうか」
8/27(金) 9:58配信
西日本新聞
菅義偉首相

 「9月17日告示、29日投開票」の日程が正式決定し、自民党総裁選が事実上、走りだした。26日、名乗りを上げた岸田文雄前政調会長は背水の陣を敷き、菅義偉首相は前回と同じく、実力者たちの担ぐ「みこし」に乗って再選を目指す戦略を描く。だが、党内各派閥は支持率低迷にあえぐ首相が、直後に控える衆院選の「党の顔」たり得るのか、慎重に見極めようとの姿勢。他の有力候補が出るか否かも大勢を左右する要因とみられ、無派閥で党内基盤がもろい首相にとって先の読みづらい「薄氷のシナリオ」の戦いとなる。

【図解】自民党「実力者」の相関図

 「時期が来たら出馬すると申し上げてきた。それに変わりはない」。26日午後、首相は東京都内の視察先で記者団にこう述べ、総裁選に立候補する意欲を重ねて強調した。

 実際には、「誤算の総裁選」になってしまったと言える。本来は、9月上旬の東京パラリンピック閉幕後に衆院解散を断行し、総選挙で一定の結果を出すことにより、先送りした総裁選を無投票で制するはずだった。その先に、来夏の参院選の勝利と「長期政権」が視野に入っていた。

 だが、新型コロナウイルス対応が結果的に後手に回り、感染拡大を食い止められず、内閣支持率は「危険水域」とされる2割台に突入。7月の東京都議選、8月の横浜市長選と、大型選挙ではいずれも結果を出せていない。

 関係者によると、最近、衆院選に関して行われた情勢調査の中には「自民が40議席以上減」との結果もあったという。世論の逆風を敏感に感じてか、選挙基盤の弱い党内の若手・中堅からは「菅さんじゃ戦えない」との悲鳴が上がり始めている。

      ■      

 じりじりと追い込まれる首相がよりどころにするのが、動かせる配下を多く抱える実力者たち。昨秋のように、序盤戦に「数の力」で一気に支持の大きな潮流をつくり出す展開を見越す。

 政権のキングメーカーである二階俊博幹事長は、いち早く派閥として首相支持を打ち上げた。今も大きな影響力を保つ安倍晋三前首相と、第2派閥を率いる麻生太郎副総理兼財務相も今のところ、「菅路線」のはしごを外すような気配は見せていない。

 政府関係者によると、首相経験者の2人の「A」は8月中旬に会談した時点では、こう意見の一致を見たとされる。「菅を助けてやろうじゃないか―」。とはいえ、麻生派の有志は26日にも集まったものの、派閥としての総裁選の対応は保留した。各派閥も「首相の賞味期限が持つかどうか」(自民関係者)と、まだ洞が峠を決め込んでいるような節がある。

 票の分散をもくろむ思惑から、候補者が乱立する展開もありそうだ。今後、党員・党友の地方票争奪を巡り首相の不人気ぶりがあぶり出された場合、自らの選挙を控えた国会議員が動揺し、派閥領袖(りょうしゅう)の意向に従わない「面従腹背」の動きに出かねない。政府関係者は「今回は派閥の引き締めが弱ければ、一気に『反菅』になびくかもしれない」と警戒する。 (古川幸太郎、河合仁志)

6946チバQ:2021/08/28(土) 00:09:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/400c34516e76fc1494e79bcc829a4571c910b49b
このままだと単独過半数割れに 自民党総裁選で「岸田文雄」が勝ちそうなシナリオとは?
8/27(金) 10:45配信
デイリー新潮
「菅離れ」拡大の一途と神奈川2区の得票率の衝撃
昨年も戦った2人

 自民党総裁選は「9月17日告示、29日投開票」が決定した。立候補者はまだ確定的ではないが、事実上、菅義偉総裁(首相)と岸田文雄前政調会長がぶつかる恰好だ。主要派閥のボスは軒並み菅総裁を支持する意向だが、意外にも「岸田勝利」を予言する永田町関係者は少なくない。全国的な知名度も高いとは言えない岸田氏が勝つのはどういうシナリオなのか占ってもらった。

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 産経新聞社とFNNによる直近の調査によると、菅首相に今後どれぐらいトップを続けてほしいかという質問については、「9月末までに行われる自民党総裁選まで」が最も多く48.2%で、「すぐに交代してほしい」の19.9%と合わせると70%近い人たちが「9月末までの交代」を願っている様子がうかがえる。そして、自民党を支持する人を見ても、半数以上(52.5%)の人が菅首相の交代を望んでいた。

「次の首相にふさわしい政治家」については、河野太郎行政改革担当相が17.9%、自民党の石破茂元幹事長が15.5%で、以下、小泉進次郎環境相(11.4%)、安倍晋三前首相(8.6%)と続いている。一方、岸田氏は、3.5%、菅首相は2.5%だった。

 読売新聞社の直近の調査でも、「9月の総裁任期までの交代」を求める人は合計66%に達している。「次の首相にふさわしい自民党の政治家」は、石破氏が19%で、河野氏が18%、小泉氏が17%の順で、菅首相は3%にとどまっている。

「菅離れ」がかなり拡大している印象を受けるが、政治部デスクAに聞くと、

「先の横浜市長選の結果は本当に当事者にとっては大ショックでした。現職首相のおひざ元、候補者は地元出身の2世議員で首相とは一心同体、野党は分裂している……と負ける要素はどこにあるのという選挙で完敗したのですから。菅さんの選挙区である神奈川2区を見ても、自民党推薦候補の得票は勝利した野党候補に負けており、これもまた衝撃的でしたね」

6947チバQ:2021/08/28(土) 00:09:30
自民党の支持率はさほど下がっていない
 デスクAが続ける。

「自民党は独自の情勢調査を繰り返していますが、なかなか結果は芳しくないようです。このまま菅さんで選挙を戦った場合、自民党単独で過半数(233)割れという厳しい数字が出ており、その場合、引責辞任は必至でしょう」

 ここまで窮地に追い込まれたら誰がやっても同じではないかというツッコミも当然あるだろう。しかし、デスクBはこんな見方をする。

「内閣支持率はおおむね30%前後と低調な状態が続いていますが、自民党の支持率はさほど下がっていないことがひとつの注目点になると思います。それが仮にぐっと下がっていれば、河野さんとか石破さんのような人、つまり国民の間で人気があるけれど自民党にとっては劇薬的という、諸刃の剣のような存在が必要になるかもしれません。しかし、現状はそうではなく、“菅さんが嫌い”“菅さんの顔はもう見たくない”という声だけが強い。となると、“顔”が岸田さんに変わるだけで景色が変わり、内閣支持率は急上昇し、選挙でもそこまで議席を減らさずに済むのではないかという見方が出てきています」

 一方で、先に触れたように、岸田氏は「次の首相にふさわしい政治家」アンケートをしても常に下位で、それはこれまでとなんら変わっていない。

「まさに全国的には“岸田さんって誰?”って感じで、こんな知名度も人気もなくてどうやって選挙を勝ち抜けるのか? という疑問はもっともだと思いますが、差し当たっては菅さんよりマシというだけでポイントが高い。今求められているのは嫌われないリーダーかもしれません。実際、岸田さんのことを嫌いだという人は永田町で聞いたことがないんですよ」

疑似的な政権交代の歴史
 とはいえ、党内第4派閥・二階派はいち早く菅支持を打ち出し、第3派閥・竹下派、第2派閥・麻生派、そして最大派閥の細田派も現在は菅支持と見られており、数のうえでは岸田氏に勝ち目はなさそうに見える。

「そうですね。岸田さんがボスの岸田派は第5派閥(46人)ですから、実質的に細田派のオーナーである安倍さんと麻生さんをどう口説けるかという点は大事です。そもそも、去年の総裁選前までこの2人は岸田さんを推していたわけですから脈がないわけではない。それよりも、国会議員票と同数与えられる全国の党員票をどれくらい取り込めるのかということの方が重要かもしれません。“菅さんより岸田さんの方がマシ”だという勢力の支持を取り付けられれば、その声に敏感な派閥のボスたちも菅支持から方向性を変えざるを得ないでしょうから」

 改めてデスクAに聞くと、

「かつての自民党は派閥がしのぎを削り、40日抗争に代表されるように党内での主導権争いを繰り返してきました。いわば疑似的な政権交代が結果として活力の源となり、政権を維持することができていた。現在、国民の間には、『菅さんはどうしてもイヤだけど野党に政権は担当してもらいたくない』という声は結構根強いように見えます。となると、総裁選でトップを変えて解散総選挙に臨み、国民の審判を仰ぐというのが自然な流れのような気がしてもいます」

 目下、派閥のボスの支持だけなら菅総裁の圧勝という状況に変わりはない。しかし、そもそも政策や主義主張ではなく、それぞれの損得、好みで「推し」を決めているところもあるため、事態は流動的である。「菅さんも野党も嫌」という声を強い追い風に出来れば、岸田氏の逆転もありえるということか。総裁選まで約1ヵ月、コトはそう単純には進まなさそうな気配がある。

デイリー新潮取材班

2021年8月27日 掲載

新潮社

6948チバQ:2021/08/28(土) 00:16:45

6971 :チバQ :2021/08/27(金) 23:53:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/d90cbe43a95988ddbf2a65384b070b5e12a670c8
「政治生命を懸ける」政界きっての“慎重家”岸田氏の決断
8/27(金) 11:20配信

西日本新聞
岸田前政調会長

 捲土(けんど)重来を期すべく、名門派閥、岸田派を率いる自民党の岸田文雄前政調会長が重い腰を上げた。26日、総裁選への出馬を表明し、「政治生命を懸け、新しい政治の選択肢を示す」と宣言。昨年の総裁選で後塵(こうじん)を拝した菅義偉首相に再び挑む覚悟を前面に打ち出した。政界きっての「慎重家」とされる岸田氏の決断の裏には、「最後のチャンス」となりかねない危機感があった。


 会見場の国会内の一室。岸田氏は冒頭、新型コロナウイルス対応に当たる首相への敬意をゆっくりと口にした。拡大する緊急事態宣言下で、いわば権力闘争を仕掛けることにちゅうちょした心情をうかがわせた。

 だが、その後は表情を一変させ、世論に不評な政権運営や「政治とカネ」を巡る党の対応を念頭に、「国民政党であったはずの自民党に声が届いていない、と国民は感じている」。「信頼」という言葉を何度も織り交ぜながら、ポストコロナの経済対策や医療体制の強化といった練ってきた政策を丁寧に披歴した。

 とりわけボルテージを上げたのは、「党役員は1期1年、連続3期までとする。中堅若手を大胆に登用し、党を若返らせる」と言及した場面。首相の後ろ盾となり、在職歴代最長を更新中の二階俊博幹事長に対して、党内にある根強い交代論をにおわせたのは間違いなかった。

 この1、2週間、周囲に困惑した表情を見せていた岸田氏。総裁選対応を問われても「チャンスがあれば」と繰り返すだけ。主流派閥の後ろ盾もなく、首相に大差をつけられた前回の再来を懸念したのか、政策論争を求める党内の機運を注意深く見定めていた。

 ただその間も、他派閥の協力を取り付けようと最大派閥・細田派出身の安倍晋三前首相や、麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相らに秋波を送り続けた。色よい返事は得られなかったものの、選挙地盤の弱い若手を中心に「菅さんでは選挙で勝てない」との声が寄せられていた。仮に決戦を回避すれば岸田派内の求心力は低下。派ナンバー2で、衆院選にくら替え出馬する林芳正元参院議員へのトップ交代論が起き、派閥領袖(りょうしゅう)の地位を失いかねないとの事情もあった。文字通り、「出なければ終わり」(派幹部)の瀬戸際だった。

 岸田氏側近は「『反菅』票を取り込んで勝機をつかむ」とにらむ。各地に広がる首相のコロナ対応への不満を期待に変える政策を打ち出せば、「党員票で圧勝の流れができ他派閥も動く」との期待感は大きい。この日の派閥会合では、小泉純一郎元首相が党員票をてこに勝利した2001年総裁選の再現を目指す声が上がった。 (大坪拓也)

6949とはずがたり:2021/08/28(土) 12:09:41

岸田氏が出馬報告 二階幹事長「しっかりやれ」
[2021/08/27 18:25]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000226975.html


 まずは二階幹事長に出馬報告です。

 自民党・岸田前政調会長:「ご激励を頂きました。コロナ禍での総裁選挙、色々難しい選挙だけれど党勢拡大のためにぜひ頑張ってくれと、しっかりやれと」

 岸田前政調会長は二階幹事長と会談し、幹事長らの役員任期を「1期1年・連続3期」までとすると訴えています。

 一方、下村政調会長は周辺に対して「来週前半にも出馬会見をする」と話しているということです。

6950とはずがたり:2021/08/28(土) 13:29:05
>>6939
季節外れ(=選挙時期じゃない)なのに掲示された県議のポスターってちょいちょい見るのでそんな感じなんじゃないでしょうかねえ〜。

6951とはずがたり:2021/08/28(土) 13:34:47

二階氏、総裁再選支持を明言 菅首相とあす会談、政治日程めぐり
2021年08月24日12時36分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021082400496&amp;g=pol&amp;s=09

 自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で、菅義偉首相の党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選で、首相の再選を支持すると明言した。横浜市長選で首相が全面支援した候補が大敗し、党内からは「選挙の顔」としての首相の資質に疑問の声が上がっているが、二階氏は「(再選支持の考えに)変わりはない」と強調した。<下へ続く>


 二階氏は会見で、新型コロナウイルス対応を念頭に「誰がやっても難しいときだ。当面の責任者として頑張っていると評価している」と指摘。二階派として首相を全面支援する考えを示した。

自民、「菅離れ」拡大必至 お膝元敗北、政権に激震―横浜市長選

 首相と二階氏は25日、党本部で会談する予定。総裁選や衆院解散・総選挙の日程をめぐり協議するとみられる。総裁選の日程は「9月17日告示、同29日投開票」を軸に調整しており、今月26日の総裁選挙管理委員会で決定する。

6952とはずがたり:2021/08/28(土) 20:10:28
党改革ってことは案里への自民党からの億5千万円洗いざらいはっきりさせるってことでそんなんでは安倍ちゃん一派の支持得られないやろ。1億5千万も有耶無耶,夫婦別姓も先送りで悪者にした二階を切るだけで誤魔化すつもりか?

腰抜けマスコミどもはちゃんと岸田に1億5千万はっきりさせるのか聞けよな〜

自民岸田氏、地元で「党改革」主張 二階派幹部は不快感
https://www.asahi.com/articles/ASP8X64YDP8XUTFK00P.html
2021年8月28日 18時45分

 自民党の岸田文雄前政調会長は28日、任期満了に伴う党総裁選への立候補を表明してから初めて地元・広島入りし、党広島県連の幹部らに報告した。会合後記者団に、総裁を除く党役員の任期を「1期1年、3期まで」とする自らの党改革案について、「(自民党が)国民の信頼を回復するためには、自らが変わらなければいけない。改革をしっかり進めたい」と語った。

 岸田氏はこの日、広島市内のホテルで県連の会合などに出席。その後記者団の取材に応じ、「人事において、中堅・若手もしっかり登用しなければいけない。新陳代謝ができる政党であるということを示さなければいけない」と述べ、改革の必要性を訴えた。党内の反応については「私に直接言ってこられる方は肯定的におっしゃる方が圧倒的に多い」と述べた。

 岸田氏の党改革案は、二階俊博幹事長ら一部の党執行部の続投を事実上否定しており、二階派の幹部は不快感を示している。また、菅氏に近い佐藤勉総務会長も、「いかがなものか」と疑問を呈している。

6953チバQ:2021/08/28(土) 23:16:59
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP8X64YDP8XUTFK00P.html
自民岸田氏、地元で「党改革」主張 二階派幹部は不快感
2021/08/28 18:45朝日新聞

自民岸田氏、地元で「党改革」主張 二階派幹部は不快感

自民党総裁選に立候補し演説会に臨む岸田文雄政調会長=2020年9月8日午後1時54分、東京・永田町の自民党本部、遠藤啓生撮影

(朝日新聞)

 自民党の岸田文雄前政調会長は28日、任期満了に伴う党総裁選への立候補を表明してから初めて地元・広島入りし、党広島県連の幹部らに報告した。会合後記者団に、総裁を除く党役員の任期を「1期1年、3期まで」とする自らの党改革案について、「(自民党が)国民の信頼を回復するためには、自らが変わらなければいけない。改革をしっかり進めたい」と語った。

 岸田氏はこの日、広島市内のホテルで県連の会合などに出席。その後記者団の取材に応じ、「人事において、中堅・若手もしっかり登用しなければいけない。新陳代謝ができる政党であるということを示さなければいけない」と述べ、改革の必要性を訴えた。党内の反応については「私に直接言ってこられる方は肯定的におっしゃる方が圧倒的に多い」と述べた。

 岸田氏の党改革案は、二階俊博幹事長ら一部の党執行部の続投を事実上否定しており、二階派の幹部は不快感を示している。また、菅氏に近い佐藤勉総務会長も、「いかがなものか」と疑問を呈している。

6954チバQ:2021/08/28(土) 23:17:41
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_2VJZEXBT7VP73MKQPL57XHX57Q.html
下村氏、推薦人「確保」も派閥冷ややか 自民総裁選
2021/08/28 18:28産経新聞

下村氏、推薦人「確保」も派閥冷ややか 自民総裁選

自民党・下村博文政調会長(春名中撮影)

(産経新聞)

9月の自民党総裁選に意欲を示す下村博文政調会長が、立候補に必要な党所属国会議員20人の推薦人を「確保した」と公言している。ただ、所属する最大派閥の細田派(清和政策研究会、96人)幹部や下村氏に近い安倍晋三前首相は菅義偉(すが・よしひで)首相の再選を支持する構えを崩していない。新型コロナウイルス対策に責任を負う党三役の下村氏の出馬には否定的な意見が根強く、先行きは見通せない。

「推薦人は既に20人以上の協力をもらえる予定だ。より多くの方の賛同を得て出馬したい」。下村氏は27日、東京都内で記者団にこう述べ、立候補に重ねて意欲を示した。26日には安倍氏の事務所を訪ね、改めて思いを伝達した。

街頭などでは「コロナ対策や少子高齢化対策、ウィズコロナの国家ビジョンなど、自由闊達(かったつ)に議論する必要がある」と述べ、首相の弱点ともいわれる「国家観」も含め論戦すべきだとの主張を展開している。

下村氏は着々と出馬への布石を打ってきた。党政務調査会で、総裁選公約の柱と見定めてきた、経済的豊かさにかわる「幸福度」や「充実度」に当たる指標「ウェルビーイング」の研究を推進。今年4月には生い立ちや主要政策を網羅した著書を出版した。

しかし、後押しを期待する派の反応は芳しくない。派閥会長の細田博之元幹事長は首相支持を明言。また、参院細田派(清風会)会長の世耕弘成参院幹事長は、下村氏が党の新型コロナ対策本部長であることから「政権与党でコロナ対応に責任を持っている方は出馬すべきではない」と言い切った。派を離れている安倍氏も同様の考えだ。

派内には下村氏が出馬を強行することで対応が割れることへの危機感も少なくない。野党時代の平成24年の総裁選に際し、当時の谷垣禎一総裁を支える党三役の石原伸晃幹事長が出馬を表明し、「平成の明智光秀」と批判されたことを引き合いに出す向きもある。

逆に出馬を期待する声は派外から漏れてくる。首相周辺は立候補を表明した岸田文雄前政調会長との一騎打ちを懸念し、「下村氏に出てもらい、党員・党友票を分散させるという考えはありうる」と語った。(沢田大典)

6955チバQ:2021/08/28(土) 23:36:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/74faf5509d19b57918d10105ffca5a1b91d4eed3
「菅首相では戦えない」若手に危機感 「党壊れるかも」自民派閥の結束に揺らぎ
8/28(土) 9:38配信

西日本新聞
菅義偉首相

 自民党総裁選を巡り、各派閥の結束が揺らぎだしている。菅義偉首相の再選支持の立場を示す派閥領袖(りょうしゅう)に対し、党内の若手・中堅を中心に「首相では衆院選を戦えない」と不安視する声が渦巻いているからだ。党内7派閥のうち、5派閥が雪崩を打って首相支持に回った昨秋の総裁選から様相は一変。各派閥は情勢を見極めながら慎重に態度を決定することになりそうだ。


 「菅はだめだ」「(首相支持を)派閥が強制はできない。俺は強制されない」

 26日、二階派(47人)の在京議員懇談会は、会長の二階俊博幹事長が欠席だったこともあり、怒号が飛び交った。二階氏が派としての首相支持を独断で決めたことへの批判や、「丁寧な手続きを踏むべきだ」との要望が相次いだという。

 すんなり首相支持でまとまったのは石原派(10人)のみ。最大派閥の細田派(96人)、第2派閥の麻生派(53人)、竹下派(52人)は、いずれも会長が首相支持の姿勢を示しているが、派の態度は決めていない。

 各派が一枚岩になれない要因は、選挙基盤が弱い若手議員らの「菅離れ」だ。内閣支持率が危険水域の首相では衆院選の「顔」は務まらないと反発。若手らに「菅支持」を押し付ければ離反も招きかねず、「今回はエネルギーを使って丁寧に進める必要がある」と各派ともに慎重姿勢を示す。

 ただ、新型コロナウイルス対応への世論の逆風は強く、東京都議選や横浜市長選など「連敗」続きの首相は求心力が著しく低下しており、派内の意見集約は容易ではない。「(衆院選で)皆、生き死にが懸かっており、簡単には決められない」「自主投票になる可能性もある」。派閥幹部からはこんな声も漏れる。

 一方、危機感を強める若手の一部には派閥を超えた動きも出てきた。26日、当選3回を中心とした衆院議員15人が集まり、国民に求められる党や総裁のあり方を取りまとめ、党内で議論していくことを確認した。

 総裁選には首相のほか、岸田文雄前政調会長が立候補を表明。下村博文政調会長と高市早苗前総務相も意欲を示す。前回と違って、国会議員票と同数となる党員・党友票がより重視され、選挙前の衆院議員は地方の声をないがしろにはできない。派閥幹部は「首相支持で派内を固めても党員投票の結果次第では勝ち馬に乗ろうと造反する議員が出かねない」と頭を抱える。

 「菅」か「反菅」か自主投票か-。派閥がどの選択をしても党内に禍根を残しかねない。首相続投支持の立場の安倍晋三前首相は、周囲にこう漏らしている。「党が壊れるかもしれない」

 (東京支社取材班)

6956チバQ:2021/08/28(土) 23:51:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee8865b4ececd7e204fb883f38dee53fd1516c79
自民、衆院選へ渦巻く危機感 総裁選、安倍氏焦点 野党「菅降ろし」警戒〔深層探訪〕
8/28(土) 8:24配信

時事通信
横浜市長選から一夜明け、記者団の質問に答える菅義偉首相=23日午前、首相官邸

 秋の衆院選に向け最後の試金石と目された横浜市長選でも自民党が惨敗を喫した。菅義偉首相(党総裁)の新型コロナウイルス対応に対する有権者の強烈な不満が改めて浮き彫りとなり、党内には「菅首相で選挙は戦えない」と危機感が渦巻く。総裁選が迫る中、刷新への期待が出ており、最大派閥を実質的に率いる安倍晋三前首相の動向が焦点となりそうだ。


 ◇首相への「ノー」
 「大変残念な結果だ。謙虚に受け止めたい」。首相は市長選から一夜明けた23日、首相官邸で記者団に力なく語った。9月の総裁選については「(出馬の)考え方に変わりない」と強調した。

 コロナ対応が最大の争点になった横浜市長選で、首相は近い関係にある小此木八郎前国家公安委員長を全面支援。だが、小此木氏の得票は32万票余りで、野党系の山中竹春氏に18万票差をつけられた。

 保守分裂もあったが、首相の選挙区の衆院神奈川2区を構成する同市西、南、港南3区でも得票が下回った。昨年9月の政権発足以降、自民党は国政補選や大型地方選で負けが込んでいる。

 党内では「選挙の顔」としての首相に厳しい見方が広がった。閣僚経験者は「民意が首相に『ノー』を突き付けた」と指摘。中堅は「このままだと衆院選は悲惨なことになる」と漏らす。ある大阪選出の若手は「首相交代を求めて声を上げようと仲間と話し合っている」と明かした。

 ◇交錯する思惑
 首相を支持してきた安倍氏や麻生太郎副総理兼財務相の「翻意」を望む向きも少なくない。安倍氏の出身派閥、細田派のベテランは党が衆院選の情勢調査を最近行ったと明かした上で、「無残な結果に違いない。安倍氏にも危機感を持ってもらいたい」と訴える。麻生派幹部は「うちは菅氏支持」としつつ「今のところは」と付け加えた。

 総裁選をめぐっては岸田文雄前政調会長の出馬論が勢いを増してきた。竹下派幹部は「岸田氏が出るなら安倍、麻生両氏のお墨付きが得られたということだ」と解説。公明党からも「岸田氏なら菅氏よりまし」(幹部)との声が出ている。

 24日には首相が東京五輪と共にこだわったパラリンピックが開幕するが、政権浮揚は見込めない。開催中に自粛ムードが緩んで感染がさらに拡大する恐れもある。

 首相の後ろ盾となってきた二階俊博幹事長は23日、「情報交換」を名目に二階派幹部を党本部に集めた。ある出席者は「引き続き首相を支えるべきだ」と主張したが、二階氏自身は一言も発しなかった。二階氏は、気脈を通じる森山裕国対委員長(石原派)とも約50分間会談した。

 ◇立・共、残る不協和音
 野党は衆院選へ手応えを深めている。立憲民主党の安住淳国対委員長は23日、記者団に「大きな固まりになれば地滑り的勝利を起こせると立証できた」と指摘。共産党の小池晃書記局長も記者会見で「共闘の大きな勝利だ」と語った。

 一方で自民党内の「菅降ろし」の動きに神経をとがらせる。内閣支持率が低迷する首相が相手なら衆院選を有利に戦えるとみているためだ。立民の福山哲郎幹事長は記者団に「1年前に担いだ菅氏を否定するのは非常に違和感がある」とけん制。同党幹部は「首相交代で支持率が戻れば厳しくなる」と漏らした。

 立民、共産両党の衆院選競合区は約70に上り、候補者調整も課題だ。立民は共産との共闘に否定的な連合への配慮から協議入りに及び腰。共産側には今回の横浜市長選を含めて立民系候補の自主支援に回されてきたことへの不満も高まる。

 小池氏は会見で「選挙協力は対等、平等、相互尊重だ」と強調。立民に政策合意を改めて促した。

6957チバQ:2021/08/29(日) 09:11:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/be3533d4b5022e216ad68c06d49b4a586b517198
岸田氏「二階外し」前面に 党内不満の吸収狙う 自民総裁選
8/29(日) 7:11配信

時事通信
自民党広島県連の会合に臨む岸田文雄前政調会長=28日、広島市中区

 9月29日投開票の自民党総裁選への出馬を表明した岸田文雄前政調会長(64)は、菅義偉首相(72)との政策や政治スタイルの違いに加え、首相を支える二階俊博幹事長の続投を認めない姿勢を前面に出す構えだ。


 在職5年を超えた二階氏に対しては党内に不満が渦巻いており、劣勢と目される議員票で切り崩しを期待できるからだ。

 岸田氏は28日、地元・広島市で党広島県連の会合に出席し、出馬の決断を報告。関係者によると、出席者から二階氏批判の声が上がった際、「二階幹事長のありように国民が関心を寄せている。風通しの良い政党にする」と述べ、党役員任期を最長3年とする公約について説明した。

 岸田氏は二階氏と27日に面会した際の様子にも触れ、「どんな反応をされるかと思ったが、上機嫌だった。したたかな政治家だと思った」と振り返っていたという。県連は岸田氏の全面支援を決めた。

 岸田氏が26日の出馬記者会見で強調したのは、「助け合う社会」など首相との対立軸に加え、党役員任期の限定を柱とする「ガバナンス改革」だった。岸田氏は「誰かを狙ったものではない」としているが、党内では「二階外しが主眼」(細田派中堅)との見方が大勢だ。

 岸田氏の訴えの背景には、党内に「二階氏の党運営は我田引水」(竹下派中堅)との不満が充満していることがある。実際、二階派メンバーが人事で優遇されるケースが目立ち、党資金の使い方も不透明との疑念がくすぶる。二階氏を頼りにしてきた首相には打ち出せない強力なアピールポイントと言える。

 二階氏のほか安倍晋三前首相、麻生太郎副総理兼財務相が首相再選支持の立場を取る中、岸田氏はこれまでのところ議員票で劣勢とみられている。ただ、安倍、麻生両氏はかねて二階氏と緊張関係にあり、「二階外し」は首相の支持基盤にくさびを打ち込む形にもなる。

 県連の会合後、岸田氏は近く安倍氏を訪ねると明かし、「ぜひ私の思いや政策を理解いただけるよう努力したい」と表明。同時に「何と言っても国民、党員に向いて選挙を進めなければいけない。それがひいては議員や実力者に影響してくる」と語った。

6958チバQ:2021/08/29(日) 09:46:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/b93f0e4ae1ef092735272e4c688d49b8e569089b
【自民党総裁選】「菅さんも岸田さんもダメ。でも岸田さんの方がマシ」と中堅代議士が言う理由
8/29(日) 8:01配信

デイリー新潮
救世主はいずこ? 
岸田文雄氏

 自民党の岸田文雄・前政調会長(64)は8月26日、党総裁選に出馬する意向を明らかにした。総裁選は9月17日に告示され、29日に投開票が行われる予定だ。

【写真4枚】菅首相と、それを支持する面々

 ***

 自民党の中堅代議士が、本音を打ち明ける。

「下村博文・政調会長(67)や高市早苗・前総務相(60)が出馬する可能性は残っています。とはいえ実質的に、菅義偉首相(72)と岸田さんの一騎打ちになると見られています。そして、安倍晋三・前首相(66)、麻生太郎・副総理兼財務相(80)、二階俊博・幹事長(82)の3人が菅首相を支持する限り、結果は明らかでしょう」

 現在、自民党の国会議員は、衆参合わせて計383人。これを派閥別に見るとどうなるか、政治担当記者が解説する。

「岸田派は46人。これに対し、菅首相を支持する派閥は、安倍前首相が所属する細田派が96人、麻生派は53人、二階派は47人です。合計すると196人。この時点で383人の過半数193人を上回ります。加えて石原派10人のトップである石原伸晃・元幹事長(64)や、石破派17人の石破茂・元幹事長(64)も、菅首相支持を表明しました。菅さんを支持する国会議員票は盤石と言っていい情勢です」

 自民党の選挙管理委員会は26日、国会議員1人1票の「国会議員票」と全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」を、同数で争う選挙と決めた。もし“地方の反乱”が起きれば、岸田氏にも勝機がある。

“ご祝儀相場”への期待
「岸田さんには国会議員票より党員票が集まるのかもしれませんが、“反・菅”の受け皿になれるかは未知数です。派閥から地方の党員に『菅さんに投票しなさい』と指示が出ます。そう簡単には逆らえないでしょう」(同・記者)

 菅首相の再選は、可能性大──こうした下馬評を大前提として、前出の代議士は、「本音を言わせてもらえば、岸田さんの方が遙かにマシです」と漏らす。

「岸田さんは人気がない、大して知名度もない。とはいえ、菅さんよりはマシでしょう。岸田さんが党総裁となり首相に就任すれば、“ご祝儀相場”が期待できます。新しい首相は有権者に期待されるはずです。支持率が急落している菅首相がいなくなったということで、自民党の“自浄作用”が評価されるかもしれません。総選挙を考えれば、岸田さんの方がいいと思います」

 代議士が胸中を吐露するのは、自民党が行った世論調査「選挙情勢調査」の最新結果が明らかになり、かなりの逆風が見えてきたからだ。

「調査の結果、来る衆議院選挙で自民党は、40議席から70議席を失うという結果が出ました。8月26日、日刊ゲンダイと夕刊フジは、共に自民党大敗の可能性を大きく報じました。自民党に対する批判の激しさを物語っています」(前出の記者)

自民党70議席減!?
 自民党は現在、衆院で276議席を獲得。これは各委員会で委員の過半数を確保できる「絶対安定多数」の261議席を上回っている。

「おまけに連立を組む公明党が29議席を持っています。合計すると305議席となり、衆院定数の3分の2となる『圧倒的多数』の310議席にあと一歩という数字になります」(同・記者)

 自民党が行った予測のうち、まず最も議席減が少ない「40議席」からシミュレーションしてみよう。

「276議席から40議席を引くと、236議席になります。衆議院の過半数は233議席ですから、それは辛うじて維持できます。また、公明党の29議席を足すと265議席で、一党だけの数字ではないので注意が必要ですが、両党で『絶対安定多数』の261議席を超えます」(同・記者)

 マイナス40議席なら、許容範囲内というわけだ。では最悪の70議席減となれば、どんな結果になるのだろうか。

6959チバQ:2021/08/29(日) 09:47:04
結局は菅再選? 
「276議席から70議席を引くと、206議席になります。自民党単独では過半数割れです。公明党の29議席を足すと235議席となり、辛うじて過半数の233議席は上回ります。とはいえ、これだけ与党に逆風が吹いたとなると、公明党が29議席を維持できるか疑問です。その結果、自民・公明の連立与党でも過半数を割るのではないかという推測が流布しているのです」(同・記者)

 先に、もし岸田総裁=首相が誕生すれば、“ご祝儀相場”が期待できるという代議士の見解を紹介した。しかし、“救世主”となるかと言えば、そんなことはない。

「8月に行われた読売新聞の世論調査で、『次の首相にふさわしい自民党の政治家』が質問されました。トップは石破さんの19%、次点は河野太郎・行政・規制改革相(58)の18%でした。一方、岸田さんは、何と4%に過ぎませんでした。2001年の総裁選で小泉純一郎・元首相は(79)は、地方遊説で“小泉旋風”を巻き起こし、党員票だけで勝利を確実にしました。岸田さんに同じことを望むのは酷というものです」(同・記者)

 前出の代議士は、岸田氏の不人気は理解しているという。

党員も諦めムード? 
「菅さんがダメなのは明らかですが、岸田さんでもダメなんです。コロナ政策ではトップダウンで対策をどんどん打ち出す人が向いていますが、岸田さんは慎重な人で、根回しもきちんとやる。全く逆のタイプですからね。発信力もあまりないし、その点は菅さんと似たり寄ったりでしょう。国民から人気が出るとは思えません」

 総裁選は無記名投票だが、しっかりと票読みが行われる。裏切れば「誰だ」と犯人捜しが始まる。国会議員とはいえ、派閥の指示を簡単に無視することはできない。

 ならば岸田氏の勝機はゼロなのか──いや、可能性がないわけではないという。

「カギを握るのは麻生さんじゃないでしょうか。麻生派は自主投票を模索しているという話もあります。更に麻生さんは、幹事長ポストを熱望しています。菅さんが続投なら、幹事長の二階さんも続投でしょう。そこで岸田さんが麻生さんに、『自分が総裁になれば、幹事長のポストを用意する』と密約する手はあります。麻生さんが岸田支持に回れば、他の派閥はもちろん、党員票にも影響を及ぼす可能性が出てくるでしょう」(同・代議士)

 とはいえ、最終的に浮き彫りとなるのは、「自民党の人材不足」だという。

「安倍一強の頃、『安倍さんの後継者がいない』と、党の将来を不安視する声が出ていました。二階さんが菅さんを担ぎ出し、最初は『叩き上げで庶民派のパンケーキ首相』という触れ込みで有権者の支持を集めました。しかし、コロナ禍で指導力を発揮できず、菅さんの支持率低迷に歯止めはかかっていません。この危機を救う自民党の“スター”は、少なくとも今のところは見当たらないのです。総選挙のことだけを考えれば、菅さんより岸田さんの方がマシというお寒い状況です」(同・代議士)

デイリー新潮取材班

2021年8月29日 掲載

新潮社

6960チバQ:2021/08/29(日) 09:47:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/6967d2234369e75f332a7ddaf6decd5c46eb85bb
自民党総裁選、首相再選のシナリオ崩壊へ 進次郎氏、首相に檄も…石破氏は出馬に色気 二階派は異論噴出に動揺
8/28(土) 16:56配信

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夕刊フジ
菅首相は、自民党支持層の「菅離れ」に直面している

 自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)をめぐり、菅義偉首相を支えてきた主要派閥の統率が乱れている。新型コロナウイルス対策への不満などから、菅内閣の支持率は一部の世論調査で30%以下の「危険水域」に突入。最大勢力の細田派(96人)と第2派閥の麻生派(53人)では意見集約が難航し、「首相支持」を明言した二階俊博幹事長率いる二階派(47人)でも異論が噴出している。首相再選のシナリオは崩壊しつつある。

【表でみる】次の首相にふさわしいのは

 「菅首相には『降ろすなら、降ろせ』と、戦う姿勢をもって挑んでもらいたい。首相自身の言葉で戦いきってもらいたい」

 小泉進次郎環境相は27日の記者会見でこう語ったが、現状を正確に理解しているとは思えない。

 菅首相の地元・横浜市の市長選(22日投開票)は、「菅政権の信任投票」という側面もあっただけに、全面支援した候補が惨敗した真実は極めて深刻だ。

 昨年9月の総裁選では、二階氏の号令で「菅支持」で結束した二階派も、26日の同派会合では異論が飛び交った。

 あるベテラン議員は「地元は『菅政権ではダメだ!』と言っている。派閥で縛るべきではない」と声を張り上げた。

 閣僚経験者は「派閥政治で首相の再選を決めれば衆院選は大惨敗する」と危機感を示し、別の議員も「細田派と麻生派は派閥単位で対応を決めないという情報がある。様子を見るべきだ」と訴えた。

 衆院選が間近に迫るなか、細田派や麻生派の中堅・若手から「選挙の顔」として首相への不安が表面化している。

 こうしたなか、石破茂元幹事長は27日、多くの出馬要請があるとしたうえで、「現時点でまったくの白紙だ。まだ時間がある。出るとも出ないとも決めていない」と鳥取市で記者団に語り、色気をにじませた。

 安倍、麻生政権下で、党内から左派野党のような批判を繰り返し、「後ろから鉄砲」を撃ちまくっていた石破氏だけに、出馬となれば「石破包囲網」が構築される可能性もある。

6961チバQ:2021/08/29(日) 12:21:41

6977: チバQ :2021/08/28(土) 23:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/648cb404ad4b112739f54a87a4c16d3ac82b76fc
自民ベテラン「首相の首をすげ替えないと」 世論調査、支持率最低
8/28(土) 23:07配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影

 毎日新聞の28日の世論調査で、内閣支持率が過去最低の26%に落ち込んだことで、政府・与党は「危険水域に入った」と危機感を強めている。次期衆院選が迫る中、自民党内で「菅離れ」が進み、9月29日投開票の党総裁選の情勢が流動化する可能性もある。


 自民の野田聖子幹事長代行は28日、支持率低下について「新型コロナウイルスのデルタ株への国民の不安を払拭(ふっしょく)できていないことが大きく、謙虚に受け止めたい。コロナ対策と発信を強力に進めなければならない」と語った。公明党の山口那津男代表は「『政府・与党がしっかりしろ』という厳しい指摘だ。的確に医療サービスが行き届いていない。やれることは全てやらなければならない」と述べた。

 支持率26%は、第2次安倍政権で最低だった2017年7月と並ぶ数値だ。この時は「森友・加計学園問題」への批判が高まり、自民は直前の東京都議選で歴史的な大敗を喫した。官邸幹部は「この時と同じということは、最も懸念する岩盤支持層の崩壊にはなっていない」と強調する。

 菅義偉首相はワクチン接種を進めて新型コロナの感染状況を好転させ、政権浮揚につなげたい考えだ。総裁選の論戦で政権のコロナ対策に理解を得たい思惑もある。

 だが、自民党支持層の内閣支持率は61%にとどまり、7月の前回調査の69%から8ポイントも減少。党内でも首相や政権への不満が高まっている。立候補を表明した岸田文雄前政調会長が率いる岸田派の中堅は「ここまで来るとワクチンだけでは評価されない。首相で衆院選は大丈夫かという声はますます増える」と語る。党ベテランは「首相の首をすげ替えないといけないのではないか」と指摘。別の党関係者は「もう何をやってもしょうがない状況になってきた」と漏らし、閣僚経験者も「最悪のコースをたどっている」と語るなど厳しい声が相次ぐ。

 首相への批判が高まり、総裁選の行方は急速に不透明になっている。党重鎮は「党勢回復のためには、きちんと総裁選をしなければいけない」と述べ、二階派議員は「総裁選を追い風にしないといけない」と話す。だが「支持率はここが底なのかは、まだわからない」と不安視する意見は根強く、「党の顔が変わっても、中身が変わらないと意味がない」との見方もある。若手の一人は「この悪い雰囲気が収まるのか、どうしようもない所まで行き着くのかだ」と情勢を慎重に見極めている。

 一方、立憲民主党の福山哲郎幹事長は取材に「政権の無為無策のコロナ対応を国民が評価しないのは当然だ。一日も早く臨時国会を開き、補正予算も組んで国民の生活を守らなければならない」と訴えた。共産党の小池晃書記局長は「菅政権に圧倒的な不信任が突きつけられており、政権は真剣に受け止めるべきだ」と強調した。だが、野党各党の支持率の大幅な上昇は見られない。野党幹部は「そんなに甘くはない。野党の支持率が上がっているわけではなく、野党共闘の姿を一刻も早く国民に見せる責任がある」と述べた。【田中裕之、加藤明子、野間口陽】

6962チバQ:2021/08/29(日) 14:35:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae123a7135032dbe161bf07740e86fe47a2c635f
出るの? 出ないの? 煮え切らない石破氏の「二つの壁」
8/29(日) 11:00配信

西日本新聞
石破茂氏

 9月29日投開票の自民党総裁選に向け、過去4度戦っている石破茂元幹事長が態度を明確にしていない。昨年の総裁選で大敗し、自らが率いる石破派はメンバーが減り、国会議員の支持拡大も見通せない。今回は我慢の不出馬との見方が根強いが、石破氏は「白紙」として出馬を排除していない。遠のいた宰相の座をたぐり寄せる戦略をどう描くか、注目される。


 「自分がどうすべきかよく考えなければいけない。うそやまやかしのない政治をやる」。石破氏は28日、地元・鳥取県で開かれた会合で、新型コロナウイルス対策の臨時国会が開かれない場合、総裁選への対応を検討することをにじませた。これまで菅義偉首相の下で衆院選を戦うこと「やむなし」としていた石破氏だが、総裁選の日程が決定した直後から柔軟な姿勢を見せている。

 ただ、立候補の準備をしているそぶりも見せていない。煮え切らない態度は、乗り越えなければならない二つの壁があるからだ。

 派閥幹部の慎重論を押し切り、出馬した昨年9月の総裁選では最下位に沈んだ。責任を取り、石破氏は会長を辞任。派閥を離れる議員が相次ぎ、自派だけでは立候補に必要な「推薦人20人」に届かない17人。最側近だった鴨下一郎元環境相が引退を表明するなか、「いま総裁選をやる熱はない」(中堅議員)と擁立論は高まっていない。

 国会議員の支持拡大も一向に見えない。前回の議員票はわずか26票。石破派が“次”を見据えて、他派閥に支援を働きかけても「無理」(中堅)という冷たい反応ばかり。今回は先に立候補を表明した岸田文雄前政調会長が、菅首相との対立軸をアピールする。仮に石破氏が出馬しても、どこまで支持が広がるかは見通せない。石破氏は周囲に「推薦人が集まっても、今の自民党では私の意見に納得しないだろう」と悩みを打ち明ける。

 とはいえ、世論調査では次の首相候補として依然高い人気を誇る。自民党関係者は石破氏の態度について「『菅首相じゃ戦えない』という若手の待望論を待っているのではないか」と分析する。

 一方、石破氏の出馬に否定的な石破派議員は「反主流派は常に党内結束の道具になり、悲哀があった」とし、総裁選後をこう描く。「今回立たなければ、非主流派が交代するかもしれない」

 (井崎圭)

6963とはずがたり:2021/08/29(日) 17:24:59
>>6962
>石破氏の出馬に否定的な石破派議員は「反主流派は常に党内結束の道具になり、悲哀があった」とし、総裁選後をこう描く。「今回立たなければ、非主流派が交代するかもしれない」
岸田派を非主流派にして自分らは菅体制主流派入りを目指してる様だけど安倍ちゃんに嫌われてるからなあ。

6964とはずがたり:2021/08/30(月) 01:11:33
時事と共同で随分ニュアンスが違うが。。

閣僚や地元神奈川と色々障壁はあるし,こんな時に引き継ぐのは不利な役回りではある

菅首相の再選支持、明言せず=河野担当相・自民党総裁選
時事通信社2021年8月29日 10:46
https://www.excite.co.jp/news/article/Jiji_2021082900154/

河野太郎規制改革担当相は29日のフジテレビ番組で、9月の自民党総裁選で菅義偉首相の再選を支持するか問われ、「今はワクチン接種(の調整)を閣僚としてやっているから、まず自分の仕事をしっかりやりたい」と明言を避けた。

河野太郎氏、自民党総裁選で菅首相再選支持を示唆 自身の出馬は語らず
https://www.nikkansports.com/general/news/202108290000332.html
[2021年8月29日11時38分]

河野太郎行政改革担当相は29日のフジテレビ番組で、菅義偉首相の政権実績に触れて、自民党総裁再選を支持する考えを示唆した。「首相のリーダーシップで進んだことが評価されず非常に残念だ。われわれも発信を強化しなければならない」と述べた。

実績として、新型コロナウイルスワクチンの接種加速化、温室効果ガスの2050年実質的排出ゼロ目標設定などを強調。「菅首相だからこそできた。評価につながらないのは、じくじたる思いだ」と語った。

自身の出馬についても問われたが「今は閣僚として自分の仕事をしっかりやりたい」と述べるにとどめた。(共同)

6965とはずがたり:2021/08/30(月) 11:36:16

こわいw

田崎史郎氏 二階幹事長の派閥「怖いっすよ」「入る奴拒まない、出る奴許さない」
8/25(水) 15:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ace581d902dbe0fafffeb3efc9f7a1ebf611222
デイリースポーツ

 政治ジャーナリスト田崎史郎氏が25日、TBS「ひるおび!」で自民党総裁選に向けた動きを解説した。

 番組では安倍晋三前首相や麻生太郎財務相でも派閥をまとめるには時間がかかるが、派閥を掌握する二階俊博幹事長は早くも菅義偉首相再選支持を切り出したことを伝えた。

 田崎氏は二階派について「派閥らしい派閥ですよ」と指摘し「二階さんがかつてこんなこと言われてたんですけど、入る奴は拒まない、出る奴は許さない」。

 司会の恵俊彰が「もの凄く怖いじゃないですか」と応じると、田崎氏は「怖いっすよ!」と返し「いいよいいよと入ったら、出れねえぞと。凄い世界ですね」と語っていた。

6966とはずがたり:2021/08/30(月) 11:51:55

さあここで政調会長の辞表叩き漬かられるかどうかがミスターゼロから脱却できるかどうかの分岐だぞw

菅首相、下村政調会長と会談 自民総裁選へ臆測
2021年08月30日11時45分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021083000412&amp;g=pol

 菅義偉首相(72)は30日午前、自民党の下村博文政調会長(67)を首相官邸に呼び、10分余り会談した。下村氏は、首相が再選を目指す9月の党総裁選への出馬に意欲を示している。ただ、党内には現職党幹部の出馬を疑問視する声もあり、臆測を広げそうだ。

6967とはずがたり:2021/08/30(月) 12:34:17

自民党現職の金看板配られておいて死んでしまうとかアホやろ。

総裁選、菅首相支える二階派に異変「若手死んでしまう」
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP8V6X8WP8VUTFK00N.html?iref=pc_rellink_05
楢崎貴司、野平悠一2021年8月27日 7時00分

 自民党総裁選の日程が9月17日告示、同29日投開票で確定し、岸田文雄前政調会長が立候補を表明した。党内では菅義偉首相への不満が高まっており、選挙戦の行方は見通せない。首相の無投票再選のシナリオが崩れた党執行部は、党内の動向に神経をとがらせる。

 波乱を予感させる一幕が菅政権の中核といえる二階派(47人)の会合であった。

 「聞いていない。きちんと議論して決めるべきだ」

 「国民からどう見られるか考えた方がいい」

 26日昼の二階派会合。派閥…

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残り:1027文字/全文:1250文字

6968チバQ:2021/08/30(月) 16:36:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/611eeaee37dfc1aa4e99118e923096254abd7046
河野氏、首相再選支持を明言せず…内閣支持率の低迷には「忸怩たるものがある」
8/30(月) 8:05配信

読売新聞オンライン
河野行政・規制改革相

 河野行政・規制改革相は29日のフジテレビの番組で、9月の自民党総裁選で菅首相の再選を支持するかどうかについて、「今はワクチン接種を閣僚としてやっているので、まず自分の仕事をしっかりとやりたい」と述べ、態度を明らかにしなかった。

 菅内閣の支持率が低迷していることに関しては、「首相のリーダーシップで進んでいるところが、なかなか評価されていないのは、正直忸怩(じくじ)たるものがある」と語った。

6969チバQ:2021/08/30(月) 16:38:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/87ff5a846a5abaef1a632da1e1c20e42749aa90b
菅総理“立候補か政調会長辞任か”下村氏に
8/30(月) 11:32配信

日本テレビ系(NNN)

Nippon News Network(NNN)

菅総理大臣は30日、自民党総裁選への立候補に意欲を示している下村政調会長を総理官邸に呼び会談しました。下村氏に対し、立候補するのか政調会長を辞任するのか決断を迫ったとみられます。

菅総理は、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する新たな経済対策の策定を検討しています。

自民党幹部によりますと、菅総理は下村氏に対し、総裁選に立候補するならば政調会長として経済対策のとりまとめを任せる考えはないことを伝えたものとみられます。

政府関係者も「下村氏に総裁選に出るのか政調会長を辞任するのか直接、真意を確認するための会談だった。立候補するのであれば政調会長を続けさせるわけにはいかない」と話しています。

会談終了後、下村氏は何も語らずに官邸をあとにしました。

下村氏は近く立候補を正式に表明する予定でしたが、判断が注目されます。



https://news.yahoo.co.jp/articles/062f5c14e01075107cfbd33a76e5138ac5c4e751
自民・下村氏、総裁選出馬断念
8/30(月) 13:19配信

産経新聞
自民党の下村博文政調会長(沢田大典撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)の総裁任期満了に伴う総裁選への出馬意欲を示していた自民党の下村博文政調会長は30日、出馬を断念する方針を固め、所属する細田派(清和政策研究会、96人)幹部に伝えた。複数の関係者が明らかにした。


下村氏は同日朝の都内での街頭演説でも総裁選について「準備している」と述べていた。関係者によると、その後に首相と官邸で会談し、出馬断念か政調会長辞任を迫られ、翻意したという。

6970チバQ:2021/08/30(月) 17:38:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7315e4b85f802ca1cf9461487846e478b144396
「これは二階政局だ」岸田氏発言に自民党関係者 「火中の栗を拾おうと思う政治家はいない」の声も〈AERA〉
8/30(月) 11:59配信

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AERA dot.
昨年の自民党総裁選で、壇上に並ぶ岸田文雄政調会長(左、当時)と菅義偉官房長官(当時)/2020年9月14日、東京都港区(c)朝日新聞社

 自民党総裁選は実質、菅首相と岸田氏の一騎打ちになる見通しだ。だが、党内からこの総裁選は「二階政局だ」と指摘する声が漏れてくる。AERA 9月6日号から。

【写真】総選挙まで勢いは続く?注目の人といえば…

*  *  *
「あんなに地味で何をしたいか分からない人が、現総理と比べるとまだ良く見えるんだよな。本人は実直でいい人だよ。だけど実績と知名度が決定的にない。オーラがないとでも言うのかな。新幹線に乗っていても、誰もあの人が政治家だと気がつかない。派閥の領袖なんだよ」

 テレビに映し出される映像を見ながら、ある自民党幹部はそう皮肉たっぷりに訝った。

■岸田氏が不文律を破る

 8月26日、昨年に自民党総裁の座を菅義偉首相(72)と争った岸田文雄・前政調会長(64)が、任期満了に伴う総裁選挙への出馬を表明。無投票再選を画策していた菅陣営は戦略を変更せざるを得なくなった。総裁選には岸田氏の他に、高市早苗・前総務相(60)、下村博文・現政調会長(67)らも出馬をにおわせているが、事実上、菅首相と岸田氏の一騎打ち。告示は9月17日、投開票は29日と決まった。

 しかし、現時点では岸田氏を推す声は少数派だ。自民党関係者の一人は、党内第5派閥に甘んじる岸田氏では、出馬に必要な20人の推薦人は確保できても、全国の党員票を含めたフルスペックでの選挙になるとはいえ、当選は厳しいとみる。それに、岸田氏は会見で絶対に犯してはならない不文律を破ってしまったという。

「岸田さんは党役員の任期を『1期1年、連続3期までにする』と明言した。それは新総裁になったら、二階(俊博)幹事長(82)の続投はないと明言したに等しい。今の党内政治を回しているのは菅さんでも、岸田さんでもない。言い換えれば、これは『二階政局』なんですよ」

■総選挙は負け方の問題

 この岸田氏の挑発は、二階氏と対峙し、党内に隠然たる力を持つ安倍晋三前首相(66)と麻生太郎副総理兼財務相(80)を意識して、秋波を送ったものと言われている。ただ両氏は現段階では菅氏の続投を表向きは支持。岸田氏の狙いは、コロナ終息の道筋を示すどころか、感染爆発と医療崩壊を招いた党内の「菅批判票」だ。

6971チバQ:2021/08/30(月) 17:38:27
 自民党総裁の最大の責務は「選挙の顔」だ。ただ菅首相は、直近の横浜市長選はおろか、今年に入って行われた補欠選挙、再選挙など主だった選挙に惨敗し続けている。そんな矢先、自民党に衝撃が走った。8月21、22日に自民党が秘密裏に行った衆院選の全国調査で、現有276議席から最大「60議席」を失い、単独過半数(233議席)を大きく割り込むという結果が出たのだ。安倍人気にあやかって当選した若手は惨敗必至。岸田氏は、日々高まる党内の菅首相批判の受け皿になれるのか。

 ただ菅陣営も黙ってはいない。岸田人気が高まればある奇策に打って出る可能性がある。それが、総裁選前の解散だ。自民党国対関係者は、菅首相がパラリンピック閉幕直後の臨時国会の召集に向けた準備を始めていると明かす。

「野党の求めに応じ、総裁選よりもコロナ対策だと言って臨時国会を召集。1週間の駆け足で補正予算を組む。国会さえ開いてしまえば、いつでも解散を打てるので、本当に解散カードを切るかどうかは別にして、岸田氏への十分な牽制になるという戦略でしょう」

 ただし、このタイミングでの補正予算には財務省は否定的だ。事務方のトップである矢野康治・財務次官は徹底した財政健全派だ。いずれにしても、総裁選挙は、自民党というコップの中の権力争いでしかなく、それによって確実に政治空白が生まれる。前出の自民党幹部はこう漏らす。

「前回の衆院選が勝ちすぎた。今回は新総裁が誰になっても負け戦。あとは負け方の問題。この感染爆発は誰の手にも負えない。政治家生命をかけて火中の栗を拾おうと本気で思う政治家はいませんよ」

(編集部・中原一歩)

※AERA 2021年9月6日号

6972チバQ:2021/08/30(月) 21:18:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/29f87ed8f8933e348585b3760a1aafe48a5b3cf8
総裁選、安倍氏への接近が活発に 首相周辺はうらみ節も
8/30(月) 20:38配信

朝日新聞デジタル
参拝を終え、靖国神社を後にする安倍晋三前首相=2021年8月15日午前10時45分、東京都千代田区、藤原伸雄撮影

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選をめぐり、安倍晋三前首相の動向が焦点となっている。先に首相の再選支持を表明した安倍氏だが、最近は表だった動きを見せずに静観の構えだ。立候補予定者からは秋波が相次ぎ、首相周辺は警戒している。


 総裁選への立候補を表明している岸田文雄前政調会長は30日、安倍氏の事務所を訪れ、約10分間面会した。関係者によると、安倍氏は岸田氏が26日に開いた出馬会見に触れ、「評判いいね」と語り、エールを送ったという。

 岸田氏は、昨秋の総裁選に引き続き、安倍氏の支援に期待を寄せる。安倍氏の意向は、出身の党内最大派閥である細田派だけではなく、党内第2派閥の麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相のほか、党内の保守系議員にも大きな影響を与えるためだ。

 出馬会見で岸田氏は、党改革案として、党役員の任期を「1期1年、連続3期まで」と提唱。安倍、麻生両氏とのすきま風がささやかれる二階俊博幹事長の幹事長「続投」を事実上否定した。さらに、岸田氏が一度は「前向きに議論をすべき課題」と述べた選択的夫婦別姓制度については、「引き続き議論しなければいけない」と述べるにとどめ、制度導入に慎重な安倍氏への配慮が透けた。

 安倍氏との面会では憲法改正にも意欲を示したといい、安倍氏への「接近」が鮮明になっている。

 安倍氏に秋波を送るのは、立候補に意欲を示す高市早苗前総務相も同じだ。

 高市氏は26日、記者団に「立候補したいと思ったのは安倍内閣のやり残した案件がいくつもあるからだ」と強調。自身の経済政策を「ニュー・アベノミクス」と説明し、安倍政権の政策の継承・発展を訴える。

 高市氏は無派閥とはいえ、保守系議員として安倍氏とはもともと近い関係にある。最近でも電話などでやりとりを続けており、立候補に必要な「推薦人20人」に向けて保守人脈などを頼りに動き始めている。

 ただ安倍氏は周囲に、「人間として菅さんを支持する」と語っており、官房長官として自身の政権を長く支えた首相の再選支持の態度を崩していない。

 一方、党内では岸田、高市両氏の活発な動きを安倍氏が「黙認」しているとの見方も強まっている。そうした安倍氏の姿勢に、首相周辺からは「裏切りだ」との声も出始めている。(笹井継夫、山下龍一、岡村夏樹)

朝日新聞社

6973とはずがたり:2021/08/30(月) 22:43:42
岸信夫・防衛相「歩行に支障」の健康問題浮上 よぎる兄のトラウマ
8/30(月) 7:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d424566b1a4ccd13d871c42e5f4ccdc47ce0150d
NEWSポストセブン

 アフガニスタンへの自衛隊機派遣、豪雨被害の災害出動と激務の自衛隊だが、そのさなかに指揮を執る岸信夫・防衛相(62)の健康不安説が流れている。

「体調が非常に悪いらしい。兄の安倍晋三・前首相が退陣したときのように深刻なのではないか」

 複数の防衛省関係者から同じ情報を得た『週刊ポスト』は岸氏を追跡し、体調異変の現場を目撃した。

 8月10日、18時過ぎに公用車で防衛省を出た岸氏は都内の鍼灸院へ。車を降りると、膝をかがめ、お腹をかばうように前屈みになってよたよた歩き出した。車のトランクに手をついて体を支える場面もあった。何かあれば支えられるように、SPが心配顔で後ろをついていく。相当重症のようだ。8月13日、靖国神社を参拝したときは、岸氏は右手で杖をついていた。

 そして8月20日の金曜日。岸氏は防衛省から帰宅後、長男で秘書官を務める信千世氏(元フジテレビ記者)とともに右手で杖をつき、右足を引きずるように自宅の周囲を15分ほど歩いた。リハビリのようにも見えた。

 岸氏が歩行に支障をきたしているのは間違いないが、防衛省は何も公表していない。国家安全保障に詳しい松村昌廣・桃山学院大学法学部教授はこう指摘する。

「防衛大臣の健康問題は国の安全保障にかかわる問題です。統治の観点で見れば、総理大臣が防衛大臣の健康問題をチェックしなければなりません。結果、不安があれば、交代させるなりの措置を取るべきでしょう」

 改めて岸事務所に取材すると、こう回答した。

「足の調子が悪く、医師と相談し、念のため杖をついています。職務に影響はございません」

 政治家の健康不安は政治生命に関わるだけに隠したがるものだが、明らかな症状が出ているなら公表したほうが憶測を呼ばずに済む。兄弟で悲劇を繰り返してはならない。

※週刊ポスト2021年9月10日号

6974とはずがたり:2021/08/30(月) 22:47:16

【独自】稲田朋美氏が自民党総裁選不出馬と明言 「菅内閣で国民の審判を受けるべき」
上田耕司2021.8.30 16:00dot.#稲田朋美#自民党総裁選#菅内閣
https://dot.asahi.com/dot/2021083000014.html?page=1

 自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)で再選を目指す菅義偉首相。それに対して「ポスト菅」として前政調会長の岸田文雄氏が出馬表明した。ほかかにも、前総務相の高市早苗氏や政調会長の下村博文氏なども出馬に意欲を示している状態だ。行革相や政調会長、防衛相を務めた稲田朋美衆院議員の目には今回の総裁選はどのように映っているのだろうか。本人に聞いた。
*  *  *
 解散・総選挙の風向きにも影響を与える総裁選の行方。今回は、前回の「簡易型」とは違い、国会議員だけでなく、全国の党員・党友も投票に参加する。日程が決まる前から連日、総裁選関連のニュースが世間を賑わせていた。

「総裁選についての大量の報道を見ていると、党内がすごくざわついている感じを受けます。こういう時はあまりガタガタしない方がいいんじゃないかな、と私は思いますね。自民党が政権を失った2009年、麻生内閣の末期も内閣支持率が低迷し、党内はガタガタしました。焦ると、かえって良い結果は得られないんじゃないかと思っています」

菅首相は今回の総裁選で再選を目指す意向を示しているが、党内からは「菅氏では総選挙は戦えない」という声も漏れる。7月の東京都議選で予想外に苦戦、8月22日に投開票だった横浜市長選では菅首相が推した候補が敗北。地方選挙では連敗続きで、新型コロナウィルスの感染拡大も止まらず、党内では若手、中堅を中心に「菅離れ」が起きている。

 稲田氏は、菅内閣の1年をどのように評価しているのか。

「この1年、菅さんのどこがどう悪かったのか、聞かれても、そう明確に答えられないと思うんですね。コロナの感染拡大が止められなかったのは、菅さんだけの責任なのかというとそうではない。今、誰が総理をやっても難しい局面なんですよ。昨年9月の総裁選では、自民党の主要な派閥を含め、議員のみなさんが菅さんにやってもらいたいと考えて総裁を託した。それをわずか1年で支持率が落ちたからといって、衆院選挙前に選挙戦を有利に運ぼうと総理を変える。その考え方がおかしいと思います。ここで目新しくするよりも、菅内閣で国民の審判を受けるべきではないでしょうか」

6975とはずがたり:2021/08/30(月) 23:12:39

「選挙の顔、務まらない」 渦巻く「菅離れ」若手・中堅が不安視
https://nordot.app/804098457632129024
2021/8/28 06:17 (JST)8/28 15:17 (JST)updated
c株式会社西日本新聞社

菅首相=27日午前、首相官邸
自民党総裁選を巡り、各派閥の結束が揺らぎだしている。菅義偉首相の再選支持の立場を示す派閥領袖(りょうしゅう)に対し、党内の若手・中堅を中心に「首相では衆院選を戦えない」と不安視する声が渦巻いているからだ。党内7派閥のうち、5派閥が雪崩を打って首相支持に回った昨秋の総裁選から様相は一変。各派閥は情勢を見極めながら慎重に態度を決定することになりそうだ。

「菅はだめだ」「(首相支持を)派閥が強制はできない。俺は強制されない」

6976チバQ:2021/08/30(月) 23:47:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/06b8f23453fc43d2685b371d72f201c84a4c9f78
出馬「白紙」石破氏の動向、他陣営警戒
8/30(月) 20:31配信


産経新聞
石破派「水月会」のセミナーで講演する、自民党の石破茂氏=7月8日、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)をめぐり、石破茂元幹事長の動向に関心が高まっている。「次の首相」候補として根強い人気を誇るだけに、出馬に踏み切れば情勢を一変させる可能性があり、立候補を表明している菅義偉(すが・よしひで)首相(党総裁)や岸田文雄前政調会長は警戒感を強めている。また、石破氏とは長年の政敵関係で、党内に強い影響力を持つ安倍晋三前首相の対応も焦点となりそうだ。


石破氏は8月30日、総裁選への対応について「白紙」と記者団をけむに巻きつつ、「世論調査の数字が悪いから(首相を)代えるということは慎むべきだ」と述べ、衆院選を目前に浮足立つ党内を牽制(けんせい)した。

周囲には出馬を促す声もあるが、言質を与えていない。石破氏を支える石破派(水月会、17人)も早期の出馬表明には否定的だ。国会議員の支持基盤がいまだ脆弱(ぜいじゃく)な上、総裁選の構図が流動的なためだ。派中堅は「出るにしても慎重に話し合ってからだ」と語る。

菅陣営は石破氏の動きに神経をとがらせている。昨年の前回総裁選では国会議員の支持が広がらなかった石破氏を退けたものの、国民からの人気は健在だからだ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に実施した合同世論調査で、次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、15・5%を獲得した石破氏は2位。2・5%で7位に沈んだ首相は大差をつけられた。

石破氏が出馬すれば、党員・党友票を獲得するための戦略の再考を迫られかねない。ただ、首相側には「新型コロナウイルス対策で大変な状況の中、石破氏があえて火中の栗を拾うだろうか」(政府関係者)と立候補を疑問視する声もある。

岸田氏は29日、記者団から石破氏について問われると、「私は立候補を表明している。しっかりと思いを訴え続けていく」と述べるにとどめた。石破氏とは石原伸晃元幹事長、中谷元・元防衛相も入れた「四季の会」を結成している。4氏とも昭和32年生まれで、定期的にそれぞれの誕生日を祝う間柄だったが、新型コロナ禍で昨年7月以降は集まることもなくなっている。

石破氏の動きに岸田氏は平静を装うが、陣営は焦りの色を濃くしている。首相との一騎打ちであれば「反・菅票」の上積みが見込めるが、石破氏の参入で分散する恐れがあるためだ。石破氏は地方での知名度が高いことから、頼みの党員・党友票で後れを取る事態も懸念している。

両陣営と同様、石破氏の動向を注視しているのが安倍氏だ。首相再選を支持する構えで、党内の選挙基盤が弱い3回生らが石破氏になびくことを警戒している。

安倍氏に近い議員は石破氏が出馬した場合の対抗措置として「女性初の首相候補として売り出せる高市早苗前総務相を出馬させ、党員・党友票を分散させる考えはありうる」と話す。安倍氏の出身派閥である細田派(清和政策研究会、96人)内では石破氏に勝てる数少ない候補として、安倍氏の出馬待望論も根強い。(奥原慎平)

6977チバQ:2021/08/30(月) 23:47:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/abb2486ee4cff474eca3d0c9055a2718736c0cdb
下村氏、総裁選出馬を断念 首相と会談後一転、政調会長続投を希望
8/30(月) 19:58配信

毎日新聞
自民党の下村博文政調会長

 自民党の下村博文政調会長(67)=細田派=は30日、菅義偉首相(72)=無派閥=の任期満了に伴う党総裁選への出馬を見送る意向を表明した。党本部で記者団に「政調会長をしながら総裁選の準備をするのは、人としてできないと判断した」と説明した。

 首相は同日、下村氏と首相官邸で会談。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた追加経済対策の準備を指示する一方、総裁選に出馬する場合はその作業を任せられないという考えを伝えた。下村氏は政調会長続投を希望し、総裁選には出馬しない意向を派閥関係者らに伝えた。下村氏は「党の政策責任者としての責任を放棄することになり、まさに私利私欲と映ってしまう。職務に専念して国民の期待に応えたい」と述べた。

 自民党の政策責任者として首相を支える立場にある下村氏に対しては、党内から「出馬すれば組織がガタガタになっているという印象を与えかねない」(党所属の衆院議員)との声も上がっていた。細田派に強い影響力を持っている安倍晋三前首相も下村氏の出馬に後ろ向きだった。【遠藤修平】

6978とはずがたり:2021/08/31(火) 00:06:29

二階劇場で無双して下村をあっさりとひねり潰して最後は二階幹事長に続投も拘らずと云う事で一気に菅再選を決めに来てる。
アガサ・クリスティのそして誰もいなくなったばりのサスペンス仕立て。最後読者は,えっ交替決まってた二階さん高笑いしとるやんってどんでん返し喰らう訳だw
だいたい選対委員長が引退して幹事長まで交代させてどうやって選挙戦うねん。
ただまあ選挙向けに幹事長は形だけでも変えて若手とか抜擢する可能性もあるのかな。今回選挙区調整難しいから荷が重そうだけど。。二階が選対委員長兼総務局長兼副総裁兼任で睨み利かせるかもw

自民二階幹事長、岸田氏の党改革案に不快感
https://nordot.app/804963995762081792?c=39550187727945729
2021/8/30 15:39 (JST)8/30 15:55 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 自民党の二階俊博幹事長は30日、共同通信のインタビューで、総裁選出馬を表明した岸田文雄前政調会長による「総裁を除く党役員は1期1年、連続3期まで」との党改革案に不快感を示した。「失敬だ」と述べた。

自民二階幹事長、首相の総裁再選重ねて支持
2021/8/30 15:47 (JST)8/30 16:05 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/804966127993569280

 自民党の二階幹事長はインタビューで、菅首相の総裁再選支持を重ねて表明した。「現在の困難な状況で、首相として日々真剣に取り組んでいる。引き続き担うことが党のために大変良い」と述べた。

下村政調会長“自民党総裁選”立候補を断念
8/30(月) 12:47配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b61b58a24fef47e31dca0c8acd5bc7f2433e7c4f
日本テレビ系(NNN)
Nippon News Network(NNN)

自民党の総裁選への立候補に意欲を示している下村政調会長が、立候補を断念したことが分かりました。

菅総理大臣は30日朝に下村政調会長と会談し、新型コロナウイルス対策のための新たな経済対策をめぐり、総裁選に立候補するならば政調会長として任せる考えはないことを伝え、立候補するか政調会長を辞任するか決断を迫りました。

自民党幹部によりますと、下村氏は、自らが所属する派閥の幹部に「経済対策を政調会長としてしっかりやれと総理から言われた。経済対策をしっかりやりたい」として、総裁選への立候補を断念する考えを伝えたということです。

また、別の幹部によりますと、下村氏は、安倍前総理と会談し立候補を断念する考えを伝えました。

菅政権、二階幹事長の交代など刷新検討
2021/8/30 22:13 (JST)8/30 22:40 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/805063195023966208?c=49404987701575680

 菅政権が二階俊博自民党幹事長の交代を含めた衆院選前の党役員刷新を検討していることが分かった。複数の関係者が30日、明らかにした。

6979チバQ:2021/08/31(火) 10:18:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d413538448be5344bde3fcecd81ec197891ce06
菅首相強気、下村氏抑え込む 苦戦予想で巻き返し 自民総裁選
8/31(火) 7:27配信

時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=30日午前、東京・永田町

 9月の自民党総裁選をめぐり、下村博文政調会長(67)は30日、立候補を断念した。


 人事権を握る菅義偉首相(72)が、出馬するなら政調会長を辞任するよう事実上迫り、抑え込んだ格好だ。総裁選で苦戦も予想される中、強気で巻き返しを図る首相の姿勢が鮮明になった。

 「政調会長が出馬するなら、経済対策の取りまとめをお願いすることにはならない」。首相は30日、下村氏を首相官邸に呼んでこう通告。下村氏はこの後、記者団に「今の職務に専念する」と表明せざるを得なかった。

 党内では、地元の横浜市長選すら大敗した首相に対し、中堅・若手を中心に「菅首相のままでは衆院選を戦えない」との声が広がる。各派は首相支持をにじませながらも様子見の構えで、派閥として態度決定したのは石原派だけだ。

 首相は30日、二階俊博幹事長とも官邸で会い、経済対策の策定を指示した。新型コロナウイルス感染拡大が長期化する中、かねて必要性は指摘されていたが、このタイミングでの打ち出しには、総裁選と衆院選に勝ち抜く決意を党内外にアピールする思惑が透ける。

 一方、いち早く出馬表明した岸田文雄前政調会長(64)は、最大派閥・細田派出身の安倍晋三前首相、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相と相次ぎ面会。安倍、麻生両氏は「頑張れ」と激励した。安倍氏はまた、党役員の任期制限を掲げた岸田氏の記者会見について「評判いいね」と語ったという。

 世論調査で人気の高い石破茂元幹事長(64)は記者団に対し、臨時国会を召集してコロナ対策を議論すべきだと改めて主張。自身の出馬については、地元から期待が出ていると紹介しつつ、「全くの白紙だ」と述べた。

6980チバQ:2021/08/31(火) 10:19:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4c7666ed185608e76808c77cf8c5ac17078f25e
首相、幹事長ら党役員の刷新検討 二階氏も容認「遠慮せずに」
8/31(火) 0:05配信

産経新聞
(左から)菅義偉首相、二階俊博幹事長=25日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)は、二階俊博幹事長ら9月で任期が切れる党役員を刷新する方向で検討に入った。二階氏も幹事長交代を容認している。複数の党関係者が30日、明らかにした。首相は二階氏を政権運営の後ろ盾として重用してきたが、5年以上にわたって幹事長を務める二階氏には、党内で若手を中心に交代を求める声が強まっている。総裁選(9月17日告示、29日投開票)で再選を期すには、幹事長交代が不可避と判断したとみられる。

首相は8月30日午後、官邸で二階氏と約30分間会談した。首相は追加経済対策の検討を指示する一方で、幹事長交代を検討していることも伝えた。これに二階氏は「自分に遠慮せずに人事をやってほしい」と応じたという。

総裁選への出馬を表明している岸田文雄前政調会長は30日、国会内で安倍晋三前首相、麻生太郎副総理兼財務相と相次ぎ会談し、支援を要請した。安倍氏は党内最大派閥の細田派(清和政策研究会、96人)に影響力を持ち、麻生氏は第2派閥の麻生派(志公会、53人)を率いる。安倍、麻生両氏は岸田氏にエールを送ったというが、いずれも首相の再選を支持するとみられている。

一方、政府・与党は野党が求めている総裁選前の臨時国会の召集を見送る方針を固めた。臨時国会を開催するかを見極めた上で総裁選の対応を判断するとしていた石破茂元幹事長は30日、記者団に「白紙だ。国会本来の役割を忘れてはいけない」と述べるにとどめ、出馬の有無に関しては明言を避けた。

立候補に意欲を示していた下村博文政調会長は30日、出馬断念を表明した。これに先立ち下村氏は首相と官邸で会談。下村氏によると、首相は追加経済対策の検討を指示し、下村氏が出馬する場合は政調会長を辞任する必要があるとの認識を示したという。

6981とはずがたり:2021/08/31(火) 11:50:40
岸田の決死の党改革案も二階のあっさり交替容認でなんのアピールにもならなくなったぞw

安倍前首相と麻生氏、二階氏に対する「苦々しい思い」…秋波送る岸田氏を激励
8/31(火) 11:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/235bc2010f45a37079236e80583fa51b51e2f93e
読売新聞オンライン

 自民党総裁選に出馬表明した岸田文雄・前政調会長は30日、安倍前首相と麻生副総理兼財務相と相次いで会談した。安倍、麻生両氏は菅首相の再選支持の立場を崩していないが、岸田氏との関係も良好だ。岸田氏は、安倍、麻生両氏と緊張関係にある二階幹事長を狙い撃ちする党改革案を打ち出し、2人に秋波を送る。

改憲姿勢

 「(総裁になれば)憲法改正をやります」

 安倍氏の事務所を訪れた岸田氏は、憲法改正を宿願とする安倍氏に、こう訴えた。岸田氏は約10分の会談の中で、党役員任期を「1期1年・連続3期」までとする党改革案も説明した。安倍氏は「記者会見の評判はいい。頑張って」と応じた。総裁選での具体的な対応の話は出なかった。

 その後の麻生氏との会談でも、党改革案が話題となった。岸田氏は「これから色々とあると思うので、ご指導ください」と伝え、麻生氏から激励された。

 岸田氏はこの日、党所属議員の事務所も訪ねて回り、出馬表明時に掲げた党改革案をアピールした。

 岸田氏の党改革案は、刷新を求める若手に加え、安倍、麻生両氏へのアピール材料にすることを狙ったと受け止められている。安倍、麻生両氏は、幹事長を5年以上務め、首相との密接さを誇示する二階氏に苦々しい思いを抱いているとされるためだ。

 岸田派は第5派閥で46人。岸田氏は、安倍氏が影響力を持つ出身派閥の細田派(96人)と、麻生氏が率いる麻生派(53人)の中堅・若手を取り込む戦略を描く。安倍、麻生両氏はともに「菅首相では衆院選を戦えない」との派内の声に苦慮している。岸田氏周辺は「安倍、麻生両氏との親密さを印象付ければ、若手を切り崩しやすくなる」と期待を込める。

 ただ、安倍、麻生両氏との接近には、岸田派内でも「岸田氏が二階氏とは別の重鎮に従うだけと映れば、改革イメージが薄れる」との懸念もくすぶる。

 首相側からは、岸田氏の改革の本気度や整合性を問う声も上がる。岸田氏は閣僚については、対外的な関係構築の必要があるとして「任期は考えるべきではない」と主張する。麻生氏は8年以上も財務相の座にある。政府高官は「権力の集中を問題視するなら、閣僚にも当てはめるべきだが、麻生氏には言えないのだろう」と指摘する。

二階氏不快感
 岸田氏の党改革案について、二階氏は30日、首相官邸で記者団に「岸田が言ったからどうしなきゃいかんて、そんなことない」と述べ、強い不快感を示した。

 一方、動向に注目が集まる石破茂・元幹事長は30日、国会内で記者団に、総裁選対応について「白紙だ」と繰り返した。役員任期制限に関しては「基準がよくわからない。長いから、すなわち駄目だということではない」と疑問を呈した。

6982とはずがたり:2021/08/31(火) 12:41:19

総裁選,昨日の一連ので終盤戦が終わってたらしいw

https://twitter.com/kokkai_kengaku/status/1432542399755030534
国会よもやま話
@kokkai_kengaku
[08/31 12:09]
自民党幹部は、菅首相が来週にも幹事長交代を含む党役員人事を行うとの見通しを示した
午後0:14 ・ 2021年8月31日・Twitter for iPhone

6983チバQ:2021/08/31(火) 17:15:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/13539a16f9bfdd74ac2c3949891cf1aaa8b7c3b9
首相、二階幹事長の交代など検討…党役員刷新で求心力の回復図る考え
8/31(火) 1:16配信

読売新聞オンライン
二階幹事長

 菅首相(自民党総裁)は30日、次期衆院選前に自民党の二階幹事長の交代を含む党役員人事を行う検討に入った。複数の政府関係者が明らかにした。党役員の任期は9月末に切れる。首相は党刷新に乗り出す姿勢を示すことで、求心力の回復を図りたい考えだ。


 首相は30日、首相官邸で二階氏と会談した。二階氏は周囲に首相が交代が必要と判断すれば、容認する意向を示しているという。首相は25日の記者会見では、衆院選前の党役員人事について「全く白紙だ」と述べていた。

 二階氏は、安倍内閣時代の2016年8月に幹事長に就任し、在任は5年以上にわたる。首相は、党をまとめ上げる二階氏の手腕を高く評価しているが、「強引な党運営や物議を醸す発言が目立つ」などと、若手を中心に二階氏の交代を求める声が広がっている。

 二階氏を巡っては、自民党総裁選に出馬表明した岸田文雄・前政調会長が、党役員任期を「1期1年・連続3期」までとする党改革案を打ち出し、党内で評価する声が出ていた。総裁選での首相再選を支持する立場の安倍前首相や麻生副総理兼財務相も二階氏の交代が必要だとの考えを持つとされる。

6984チバQ:2021/08/31(火) 18:49:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/c16bb19ff7180f52d5c60806306fd101a36b5976
幹事長候補は総裁選断念した下村政調会長か? なりふり構わぬ岸田潰しの菅首相に”ドン引き”〈dot.〉
8/31(火) 18:01配信

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二階幹事長(右)の交代を決断したとされる菅首相(C)朝日新聞社

 9月17日にスタートする自民党の総裁選で“大波乱”があった。

 

【写真】二階幹事長が推すポスト菅の大穴はこちら

 菅義偉首相は8月31日、二階俊博幹事長の交代を含む自民党役員人事、内閣改造を9月上旬に断行すると“反撃”に出たのだ。

 菅首相に対して、岸田派の岸田文雄会長が出馬表明し、「自民党総裁以外の役員は1期1年、連続3期まで」と党革案を公約にかかげ、「二階外し」に打って出た。

 菅首相の支持率は3割を切る「危険水域」が定番化する中、岸田氏優勢の流れができつつあった。自民党閣僚経験者はこう語る。

「菅首相はやばいと思ったんでしょうね。一気に動いたな」

 菅首相は30日、二階俊博幹事長と首相官邸で面会。その後、二階氏は報道陣に「いまここにきて、急に誰だった?岸田が言ったからどうしなきゃいかんって、そんなことない」と改革案に不満をぶちまけていた。

 その後、菅首相が9月にも自民党役員人事を行うとわかり、二階氏の幹事長交代は確実となった。

 菅首相が昨年の総裁選で勝った最大の要因は、二階氏が真っ先に支持を表明し、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相がその流れに乗ったことだった。

「菅首相は今回、水面下で安倍氏や麻生氏に総裁選の支援を求めたがハッキリとは回答を得られていない。そこで二階氏を交代させて2人に近い人物を幹事長に据えて支援を得ようとの考えではないか。選対委員長も交代するようだ。10月の選挙は大変なことになる」(前出・自民党の閣僚経験者)

 幹事長の後任として名前があがっているのは、安倍氏、麻生氏と共に「3A」と呼ばれる甘利明元経産相。さらに30日に総裁選出馬断念を表明した下村博文政調会長だ。二階氏が首相官邸を訪れる数時間前、下村氏の姿は首相官邸にあった。夕方になって下村氏は総裁選出馬を断念し、政調会長を続けると表明した。

「下村氏は当初、政調会長を辞任してでも出馬したいと言っていた。推薦人20人も確保したが、『菅首相などから切り崩される』と名前は明かしていなかった。しかし、菅首相から官邸へ呼びだされ、『政調会長をやめるか、総裁選に出馬するのをやめるか、どっちだ』ときつく迫られた。最終的には、安倍前首相に相談し、断念を表明した。菅首相が続投となれば、それなりのポストを用意するというアメもあったんでしょうか。菅首相が上手だった」(自民党幹部)

 菅首相の動きに警戒感をあらわにしているのが、岸田氏の陣営だ。菅首相に対抗するかのように、安倍前首相と麻生太郎副総理兼財務相と相次いで会談して、支援を呼び掛けた。

「安倍前首相や麻生氏の支援を取り付けられないと勝てないと岸田氏は思い切った策に舵を切った。安倍前首相との会談は当初、8月31日の予定だった。岸田氏が頭を下げて、1日早まった。それだけ風雲急を告げているということ。昨年9月の総裁選では菅首相の支援にまわった安倍前首相や麻生氏が今回は早々に岸田氏との会談に応じたことで、岸田氏は脈ありとみている」(前出の自民党幹部)

 岸田氏は昨年の総裁選では、出遅れた感があった。岸田氏は、安倍前首相・麻生氏連合の後押しという構図を作ろうと急ピッチで動いているのだ。だが、その展開になるには、総裁選が実施されなければいけない。岸田派の国会議員はこう話す。

「8月30日に『9月7日に衆院解散』という情報が流れました。確認に走っていると、今度は『総裁選挙前の臨時国会の召集見送り』『二階氏の幹事長交代』という展開の早さに岸田氏も右往左往しています」

 二階外しには成功したが、岸田陣営は激しく揺さぶられているのだ。

「岸田氏の二階外しで菅首相はケンカを売られたようなものだ。幹事長交代を打診され、二階さんがOKしたというが、そんな単純な話ではない。二階さんが納得する取引があったと思う。二階さんには石破茂氏という手札もある。岸田派は総裁選に負け、総選挙になれば、報復も含め難題が持ち上がる可能性もある」

6985チバQ:2021/08/31(火) 18:50:08
 二階派の国会議員がこう自信ありげに指摘するのは選挙区調整だ。総選挙は衆院議員の任期満了となる10月21日前に実施するため、10月5日公示・17日投開票が有力視されている。岸田派は衆院山口3区に林芳正元農相が参院から鞍替えを表明。二階派の重鎮、河村建夫氏が現職だ。また、静岡5区は、岸田派の現職、吉川赳衆院議員が出馬する。だが前回の選挙では、無所属で二階派入りしている、細野豪志衆院議員が小選挙区で勝利している。どちらの選挙区もまだ、誰が自民党の公認候補となるか決まっていない。

「岸田氏は今回の総裁選が最後のチャンスでしょう。総選挙も控えているので、何があっても勝ち抜く覚悟だ」(前出の岸田派議員)

 一方、コロナ対策の失敗で国民の支持を失いつつある菅首相だが、総裁選の勝利に闘志を燃やしているという。

「自民党の政党支持率は野党がダメなこともさほど悪くない。総裁選で勝って自分の手で総選挙をやると燃えている。菅首相は昔から岸田氏とはソリが合わず、距離がある。絶対に岸田氏だけには負けたくないという思いがある。しかし菅総裁、下村もしくは甘利幹事長では50〜60議席ぐらい減らしそうだ。頼みの公明党も東京地検特捜部の捜査で動けないので与党にとって厳しい選挙になる」(官邸関係者)

 今後、安倍前首相と麻生氏が、どの候補を支援するか最大の注目だ。安倍前首相の出身派閥の清和会所属の国会議員がこういう。

「うちや麻生派の若手議員の多くは選挙基盤が盤石ではない。『菅首相で選挙は戦えない』という声が圧倒的な中で、簡単に総裁は決められない。ただ、菅首相がうちの下村氏を恫喝まがいに総裁選出馬を断念させた強引さに拒否反応を示す若手議員は多い」

 総裁選出馬の意向を示している高市早苗元総務相はまだ20人の推薦人を確保できていないとみられる。菅首相VS岸田氏の一騎打ちになるのだろうか?
(AERAdot.編集部 今西憲之)

6986チバQ:2021/08/31(火) 19:55:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d413538448be5344bde3fcecd81ec197891ce06
菅首相強気、下村氏抑え込む 苦戦予想で巻き返し 自民総裁選
8/31(火) 7:27配信

時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=30日午前、東京・永田町

 9月の自民党総裁選をめぐり、下村博文政調会長(67)は30日、立候補を断念した。



 人事権を握る菅義偉首相(72)が、出馬するなら政調会長を辞任するよう事実上迫り、抑え込んだ格好だ。総裁選で苦戦も予想される中、強気で巻き返しを図る首相の姿勢が鮮明になった。

 「政調会長が出馬するなら、経済対策の取りまとめをお願いすることにはならない」。首相は30日、下村氏を首相官邸に呼んでこう通告。下村氏はこの後、記者団に「今の職務に専念する」と表明せざるを得なかった。

 党内では、地元の横浜市長選すら大敗した首相に対し、中堅・若手を中心に「菅首相のままでは衆院選を戦えない」との声が広がる。各派は首相支持をにじませながらも様子見の構えで、派閥として態度決定したのは石原派だけだ。

 首相は30日、二階俊博幹事長とも官邸で会い、経済対策の策定を指示した。新型コロナウイルス感染拡大が長期化する中、かねて必要性は指摘されていたが、このタイミングでの打ち出しには、総裁選と衆院選に勝ち抜く決意を党内外にアピールする思惑が透ける。

 一方、いち早く出馬表明した岸田文雄前政調会長(64)は、最大派閥・細田派出身の安倍晋三前首相、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相と相次ぎ面会。安倍、麻生両氏は「頑張れ」と激励した。安倍氏はまた、党役員の任期制限を掲げた岸田氏の記者会見について「評判いいね」と語ったという。

 世論調査で人気の高い石破茂元幹事長(64)は記者団に対し、臨時国会を召集してコロナ対策を議論すべきだと改めて主張。自身の出馬については、地元から期待が出ていると紹介しつつ、「全くの白紙だ」と述べた。

6987とはずがたり:2021/09/01(水) 10:32:19
二階を切って後任に岸田を据えて総裁選やらないという戦略が潰えての菅の解散しない表明追い込まれ,詰まり3A+岸田で主流派体制再構築に失敗か?

まあ批判されてるの菅そのものだしな。(勿論本質的に悪いのは3Aの方だけど,輿論其れに気付いているかどうか。。)

3Aが遺恨抱えてる広島が背後にいる岸田に乗り変える可能性あるのかねえ?

岸田氏「幹事長受けない」
来週の自民役員人事
https://nordot.app/805447808626393088?c=39546741839462401
2021/8/31 23:45 (JST)8/31 23:52 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 自民党の岸田文雄前政調会長は31日夜のBS日テレ番組で、菅義偉首相が調整に入った党役員人事を巡り、二階俊博幹事長の後任を打診されても拒否する考えを示した。「受けることは絶対にない。党総裁選に挑戦しようと手を挙げている」と述べた。

 人事に関し「幹事長を代えたからといって、画期的に内閣の支持率やイメージが変わるものではない」と指摘。「どうして今、代えるのかは首相から説明されると思う。国民に理解されるものでなければならない」とも強調した。

6988とはずがたり:2021/09/01(水) 10:34:57
この記事には
>首相はコロナ対策を最優先にすると表明しており、感染状況が収束しない中で解散すれば、厳しい批判を招くことが予想される。このため、党内では首相が解散に動いた場合、「閣僚を動員して解散の閣議決定に反対することも辞さない」(閣僚経験者)との声も出ている。
とあるが先程解散はしないと表明に追い込まれた。

昨夜のは毎日の勇み足か,猛烈な党内からの反撥か?

なんか人事断行も出来るか怪しくなってきた。

人事権と解散権が封じられたら総理は辞任するしか無いのが大前提だ。


菅首相、9月解散を模索 10月17日投開票軸、総裁選先送りも―6日にも内閣改造
2021年09月01日00時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021083101261&amp;g=pol

 菅義偉首相(自民党総裁)が9月中旬に衆院を解散し、同29日投開票の党総裁選を先送りすることもあり得ると周辺に漏らしていることが分かった。複数の政権関係者が31日、明らかにした。二階俊博幹事長の交代を柱とする内閣改造・党役員人事を週明けの6日にも行い、新型コロナウイルスの感染状況を見極めて最終判断する意向。衆院選の日程は10月5日公示、17日投開票を念頭に置いている。ただ、党内には強い反対があり、先行きは不透明だ。

 首相は先に、衆院選を総裁選の後にする意向を党に伝えていた。その後、岸田文雄前政調会長が出馬を表明し、苦戦を予想する声も出てきたことから、戦略の転換を模索しているとみられる。9月13〜16日に臨時国会を召集して解散する案が出ている。関係者によると、首相は総裁選を先送りせず、戦後2回目の任期満了選挙を同じ日程で行う可能性も排除していない。
 首相はコロナ対策を最優先にすると表明しており、感染状況が収束しない中で解散すれば、厳しい批判を招くことが予想される。このため、党内では首相が解散に動いた場合、「閣僚を動員して解散の閣議決定に反対することも辞さない」(閣僚経験者)との声も出ている。
 総裁選を目前に控えた首相が、幹事長を含む党役員人事に踏み切るのは極めて異例。総裁選で争う岸田氏が事実上公約した二階氏交代の争点化を避ける狙いがある。最低水準に落ち込む内閣支持率を踏まえ、態勢を立て直す狙いもある。ただ、支持低迷の原因は首相自身にあるとして、政権浮揚効果は限定的との見方も党内にある。
 首相は既に二階氏から交代への了解を得ており、人事は9月5日の東京パラリンピック閉幕の直後を想定している。新幹事長として体制の刷新を印象付けられる人材の起用を検討。知名度の高い石破茂元幹事長や河野太郎規制改革担当相、実務能力に定評のある萩生田光一文部科学相らの名が取り沙汰されている。
 顔触れ次第では閣僚の入れ替えが必要になるため、内閣改造を同時に行う方向で検討している。党幹部は「幅広い人事になるだろう。党人事をやれば内閣改造と連動する」との見通しを示した。

6989チバQ:2021/09/01(水) 11:06:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5232508135190412cda292ab456bed55eda5db4b
「二階外し」でも求心力回復は不透明…岸田派「目玉商品をつぶされた」
9/1(水) 9:41配信

西日本新聞
自民党本部

 菅義偉首相は二階俊博幹事長を交代させる党役員人事の検討に入った。自民党総裁選(9月17日告示、同29日投開票)を見据えた「二階外し」は、党改革を公約に掲げる岸田文雄前政調会長を意識した争点つぶしの狙いがある。首相は人事刷新で求心力を回復したい考えだが、支持率が低迷する首相の下での衆院選を不安視する中堅若手議員は多く、局面打開になるかは見通せない。

【図解】自民党「実力者」の相関図

 「私が申し上げてきたのは自民党改革。特定のどなたかを念頭に申し上げたものではない。これからもしっかり訴え続けないといけない」。幹事長交代の報道が駆け巡った31日、首相に機先を制されても岸田氏は記者団に淡々と話した。総裁選への立候補表明で語った「役員任期は1期1年、連続3期まで」という党改革案は、歴代最長の5年にわたって幹事長ポストに座り、権勢を振るう二階氏を意識したものだ。

 「目玉商品をつぶされた。なりふり構わない何でもありの目くらましだ」と首相サイドへの憤りを隠さない岸田派に対し、官邸幹部は「首相は以前から二階氏の党運営に物足りなさを感じ、交代を考えていた」とけむに巻く。首相周辺は岸田氏を「政敵」と見定め、「コロナという見えない敵には苦戦したが、今回は敵が見えている」と総裁選に自信をのぞかせる。

 二階氏の交代を望む安倍晋三、麻生太郎両首相経験者からの支援も期待できる。主導権を握っているかのように振る舞う首相だが、実際は「追い込まれた末の窮余の策の面が強い」(政府関係者)。

 党内7派閥のうち5派閥が雪崩を打って支持に回った前回総裁選と異なり、各派の領袖(りょうしゅう)が首相支持を表明しても、「派閥の指図なんて聞かないやつが多い。馬耳東風だ」(派閥幹部)。

 永田町では、首相が岸田氏を人事で取り込むことで、総裁選の回避を狙っているのではと見る向きも。岸田派幹部は警戒感を強める。「そんなことになれば派閥がもたない。羽交い締めにしてでも止める。(岸田氏の)男がすたるよ」

 人事刷新による求心力回復を狙う首相に対しては、「一番辞めてほしい人が居座るのなら何も変わらない」との冷ややかな声も党内にはある。

 総裁選や総選挙を目前にした時期の異例の幹事長交代に踏み切る首相だが、この“奇策”が功を奏すのか。後手に回る新型コロナウイルス対応で危険水域に落ち込んだ内閣支持率が果たして上向くかも不透明だ。 (久知邦、大坪拓也)

6990チバQ:2021/09/01(水) 11:58:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cbe4a89067c5cdc047b2838fbe8f8e672a2c330
菅おろしではなく二階おろしだったのか…岸田さん人気急上昇という自民党総裁選のフシギな展開
9/1(水) 11:51配信

FNNプライムオンライン
岸田さんはブレイクしたのか
FNNプライムオンライン

菅首相の「二階切り」には驚いたがそれだけではない。この人事のスゴイところは、永田町では「おとなしい」と見られていた岸田前政調会長の一言が「強面」の二階幹事長を交代に追い込んだことなのだ。岸田の二階おろし、である。

【画像】「二階おろし」て後任の幹事長は?この人は「悪手」・・・か。

8/26(木)に岸田氏は出馬表明した。世間の反応は、良くて「また出るの?」。悪ければ「岸田って誰?」という程度である。だが岸田氏は二階氏にケンカを売った。自民党の役員任期を「1期1年で連続3期までにする」との公約を発表したのだ。

岸田さんやるな、と驚いていたのだが、8/30(月)の日経新聞を読んでもっと驚いた。岸田氏の支持率がグッと上がっていたのだ。「次の自民党総裁にふさわしい人」という設問に対し河野太郎(16%)、石破茂(16%)に次いで13%で堂々の3位。菅首相は11%で4位。しかも自民党支持層に限ると(1)菅(20%)(2)河野(18%)(3)岸田(14%)(4)石破(12%)となっている。

岸田氏は政治家や官僚の間では評価は高いが、国民人気という意味ではイマイチだった。はっきり言って泡沫候補だったのだ。それが初めて世論調査で人気者の石破、河野や実力者の菅に並んだのだ。岸田氏はついにブレイクしたのだろうか?

ちなみにあまり話題になってないが菅氏も支持率が上がってきている。いざ総裁選をやるとなると自民支持者の菅支持は結構多いということだ。この数字だけだと「菅が岸田をリード。河野が出ればわからなくなるが石破は出ても伸びない」と読める。

菅おろしでなく二階おろしだった
そして同じ日にもう一つ驚いた。菅首相は二階幹事長に交代を要請し、二階氏はどうやらそれを受け入れたようなのだ。翌8/31(火)の新聞各紙に「二階氏交代」という見出しが躍るのを見て「自民党ってすごいな」と思った。

実は二階氏は「引き際」を探っていたフシがあるので、おろしたのではなく背中を押しただけなのかもしれない。二階氏の処遇は本人含め引くに引けず、クビも切れず、で身動き取れなくなくなっていたのだ。

一連の動きの最中に挨拶に行った岸田氏に対して安倍、麻生の両氏が「会見評判いいよ」とか「頑張れ」と前回総裁選に比べて妙に優しかったのは、もちろん菅氏との両にらみということもあるが、むしろ二階おろし(背中押し?)をしてくれたことに対するお礼であり、たとえ菅再選でも、将来的には河野太郎の前に岸田総裁もありうる、というメッセージだろう。

2人は現時点ではまだ菅支持だ。

8/31(火)の日経平均は値を戻した。つまりこの一連の政治の動きに市場が安堵したということなのかもしれない。市場の読みは菅再選、自民は衆院選で議席を減らすが過半数はかろうじて確保ということなのだろう。

6991チバQ:2021/09/01(水) 11:59:12
石破幹事長は悪手か?
「岸田人気」を危惧したのか、菅首相は先に解散総選挙を行って、総裁選を先送りすることも検討したようだが、9/1の会見でこれを否定した。このまま解散せずに総裁選中に閣議決定して10/17に投開票する「任期満了選挙」が有力視されている。

焦点の後任幹事長だが、岸田氏を嫌いな菅氏が石破氏を充てるという説があるが、石破氏を嫌いな安倍、麻生両氏が岸田氏に急接近する危険性があり悪手だ。河野氏の方がまだ可能性はあるし、選挙にも好都合だが本人が向いているか、という問題もある。茂木外相、加藤官房長官、萩生田文科相と他にもできそうな人はいるが、甘利税調会長が一番すわりがよさそうな気がする。

政局の行方は混とんとしている。総裁選で菅氏が岸田氏に辛勝、衆院選もかろうじて単独過半数、というパターンが可能性が一番高い。その場合岸田氏は「次の首相」という「称号」を手に入れるが、菅氏には干されるだろう。岸田氏が勝つ場合は安倍、麻生連合が寝返る、という意味なので、菅氏が党を割るということにはならないのだろうか。菅氏にはそういう怖いところがある。

【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】

平井文夫

6992チバQ:2021/09/01(水) 16:51:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/f72562b78ae5fdb4ab1cac9f8219c295ea75d052
首相 総裁選前の解散「できる状況ではない」石破氏を要職起用か
9/1(水) 11:54配信

TBS系(JNN)

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 菅総理は、今月予定されている自民党総裁選前の解散について、「今できる状況でない」として行わない考えを示しました。総裁選の日程先送りも否定しています。

 菅総理は、現在のコロナの感染拡大状況の下では解散は困難として、今月中旬までの解散の可能性を打ち消しました。

菅首相
 「今のような厳しい状況では、解散ができる状況ではない」

Q.今はもう解散しないということか?

菅首相
 「はい、今の状況ではできないということです」

 また、今月17日告示・29日投開票の自民党総裁選挙については、“日程の先送りは考えていない”としています。

 菅総理周辺や総理に近い与党幹部は、“総裁選前に解散総選挙を行うことも選択肢の一つ”としてきましたが、きょうの菅総理の発言でこうした思惑は打ち消されたことになりました。

Q.総裁選に向けた菅総理の今後の戦略はどうなりますか?

 やはり、人事となります。党執行部などの刷新をすることで、政権の体力回復を図ることが急務となります。既に菅総理は、二階幹事長を交代する方針を固めています。

 最大の焦点は幹事長ポストです。中堅・若手議員から支持を得るためには“選挙の顔”となりうる人材の登用が求められ、すでに党内からは、菅総理と親しい小泉環境大臣や河野行革担当大臣などの声が上がっています。

 その小泉氏は先ほど、菅総理と総理官邸でおよそ30分間会談しました。菅総理支持を明言している小泉大臣は昨夜、総裁選前の解散については絶対に行わないよう進言したことが明らかになっていて、存在感が増しています。

 また、総裁選への出馬についてまだ態度を表明していない石破元幹事長を要職で起用するとの見方も広がっていて、今後の石破氏の動向も大きな関心事となります。(01日11:32)



https://news.yahoo.co.jp/articles/4c6d8bbb425085635527b1b0d55415e0a198200d
菅首相“9月解散”明確に否定「最優先はコロナ対策」3日にも党役員刷新 党内の声は…
9/1(水) 12:16配信

フジテレビ系(FNN)

FNNプライムオンライン

菅首相は、9月中にも衆議院を解散するとの観測が広がっていることについて、1日、「今のような厳しい状況で解散できる状況ではない」と明確に否定した。

発言の真意について、国会記者会館からフジテレビ政治部・鹿嶋豪心記者が中継でお伝えする。

菅首相が9月中に衆議院の解散に踏み切れば、自民党は大敗するという声が党内から噴出したため、首相自身が、いったん火消しした形。

菅首相「(9月中の衆院解散の可能性は?)最優先は新型コロナ対策だと。今回もまったく同じであります。今のような厳しい状況では、解散ができる状況ではないと、このように考えております」

さらに、菅首相は「総裁選の先送りも考えていない」と明言し、月内に衆議院を解散し、総裁選を衆院選後に先送りするとの一部観測も否定した。

二階幹事長の交代を含む党役員人事だが、FNNの取材では、早ければ3日にも、一部の閣僚人事とともに踏み切る方向で調整に入った。

菅首相の周辺を中心に、人事刷新後の、早期の衆議院解散を進言する動きがあるが、これに真っ向から反発する勢力もあり、自民党内は混沌としている。

ある自民党議員は、「菅首相は相当追い込まれている」と話し、別の関係者は、「菅首相は、自信満々に過ちを繰り返している。自民党は、衆院選で高い代償を支払うことになる」と危機感を強めている。

今後の党役員人事では、萩生田文科相や野田幹事長代行らの要職での起用が取りざたされているが、その先に控える総裁選の行方が見通せない中、人選が難航する可能性もある。

6993チバQ:2021/09/01(水) 16:58:10
幹事長は誰にしても「帯タスキ」ですね
河野太郎・小泉進次郎・野田聖子 イメージ重視過ぎがバレバレで反感くらいそう。河野・小泉だと内閣改造も絡むし、野田だと二階傀儡でAAの反感も
萩生田 内閣改造必要だわ、細田派同士だから下村下げなきゃいけないわ イメージ良くないわ
石破  AA反感するだけ
甘利  これはあるかも?
稲田朋美や高市早苗 無職/女性/AA受け良いってことでいいかも?下村問題あるが

6994とはずがたり:2021/09/01(水) 17:15:48
まあゆうてもイメージ重視のバレバレの狸芝居するんじゃ無いかとは思うので,野田聖子で女性,小泉で抜擢ぐらいの感じを出してくるんじゃ無いですかね?

河野は野心と自己愛で火中の栗の幹事長拾わなさそう。

内閣改造する余力なさそうで野田かなって感じはしてますが,確かに二階傀儡批判は付いて回りますよね。。
稲田や高市かなぁ,,

6995チバQ:2021/09/01(水) 19:03:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5aaba7a58ae547e8f7e377f778f5525cbfa1692
河野太郎大臣パワハラ音声 官僚に怒鳴り声「日本語わかる奴、出せよ」
9/1(水) 16:12配信

文春オンライン
ワクチン政策も取り仕切る河野氏 ©文藝春秋

 9月29日に自民党総裁選が迫る中、世論調査で「次期首相1位」に挙げられる河野太郎ワクチン担当相兼規制改革担当相(58)。8月24日に行われたオンライン会議の場で、資源エネルギー庁の幹部職員にパワハラを行った疑いがあることが「週刊文春」の取材でわかった。

【画像】エネ庁が発表した「エネルギー基本計画」の素案

 会議には河野氏のほか、内閣府の山田正人参事官と、エネ庁の山下隆一次長、小澤典明統括調整官の3名が参加した。「週刊文春」はこの会議の様子を録音した約28分間の音声を入手。河野氏が山下氏と小澤氏を大声で怒鳴りつける様子が収録されていた。

 議題となったのは、3年に一度見直しが行われる「エネルギー基本計画」だ。10月の閣議決定を目指す中、エネ庁は8月4日に素案を発表していた。

 経産省関係者が語る。

「エネ庁の素案では、2030年に総発電量のうち、再生可能エネルギーの比率を『36〜38%程度』にすると記されています。これは2019年度の実績(約18%)の2倍に相当する、極めて高い目標値です。ただ、規制改革相として再エネ推進に取り組む河野大臣は『36〜38%』が『上限』ではないという意味で、『36〜38%以上』と明記するよう求めてきました」

 会議の場で行われたのは、「程度」と「以上」という文言を巡る攻防だ。

河野「日本語では、36〜38以上と言うのが日本語だろ」

小澤「え、え、えっと。えっとですね、政策的な裏付けを積み上げてですね……」

 必死で「程度」という文言について説明しようとする小澤氏に対して、河野氏はあくまで同じ言葉を繰り返す。

河野「だから36〜38以上だろ!」

小澤「いや、積み上げて36〜38程度……」

 河野氏はなおも説明しようとする小澤氏の発言を遮り、ドスの利いた声でこう怒鳴った。

河野「積み上げて36〜38になるんだったら、以上は36〜38を含むじゃないか! 日本語わかる奴出せよ、じゃあ!」

河野大臣の“ダメ出し”は13回に及んだ
 前出の経産省関係者が嘆息する。

「『36〜38%』という数字が『上限』でないことは素案に明記してありますし、『以上』という文言を入れれば、産業界に『最低でも38%は達成するだろう』と誤ったメッセージを与え、企業の設備投資などにも大きな影響を及ぼしてしまいます」

 そして、官僚に対する激しい言葉はこの後も続き、怒鳴る場面もあった。官僚の言葉を遮るように、「はい、次」「はい、ダメ」と連発される“ダメ出し”は計13回にも及んだ。

 パワハラ問題に詳しい佐々木亮弁護士が語る。

「『日本語わかる奴、出せよ』などの発言はパワハラに当たる恐れがあります。厚労省が作成したパワハラの指針では、『精神的な攻撃』という欄で、『人格を否定するような言動を行うこと』と明記されていますが、これに該当するでしょう。こうした高圧的な振る舞いが常態化した場合、官僚からパワハラで訴えられる可能性も出てきます」

 経産省に書面で尋ねると、こう回答した。

「各省協議を行っている最中であり、どの省庁とどのような協議を行っているかなど、各省協議についてコメントすることは控えさせていただきます」

 河野氏にも書面で事実関係を尋ねたが、期日までに回答はなかった。

 9月1日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」および、9月2日(木)発売の「週刊文春」では、件のオンライン会議の席上、河野氏が官僚の説明に耳を傾けず、約28分間にわたって大声を張り上げる様子を詳報している。さらに、「週刊文春 電子版」では、音声も公開している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年9月9日号

6996チバQ:2021/09/01(水) 20:46:20
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/politics/nikkangendai-762454.html
菅首相“二階外し”で飛び交う「次期幹事長」の名前 総裁選か解散か…自民党内は大騒動
2021/09/01 14:45日刊ゲンダイDIGITAL

菅首相“二階外し”で飛び交う「次期幹事長」の名前 総裁選か解散か…自民党内は大騒動

菅首相は本気で解散するつもりか(C)JMPA

(日刊ゲンダイDIGITAL)

 最大の後ろ盾だった二階幹事長の切り捨てを決めた菅首相。狙いは何か――。一時は9月解散説も急浮上し、さっそく党内では「次期幹事長は誰か」と、複数の名前が飛び交っている。

 ◇  ◇  ◇

 菅首相は、来週6日にも党人事に着手し、新幹事長を決めるつもりだ。菅首相の周辺からは、このまま総裁選に突入するパターンと解散総選挙に踏み切るパターン、それぞれの人事構想が流れている。

「二階外し」の狙いの一つは、総裁選の対立候補・岸田元外相を潰すことだ。岸田氏は出馬表明した時に、「党役員任期を3年までにする」と明言。幹事長を5年間務める二階氏に事実上“クビ”を突き付け、党内から喝采を浴びた。菅首相は、岸田氏がぶち上げた「争点」を潰すため、「二階外し」を断行したとみられている。狙いは他にもある。

「以前から“二階外し”を要求してきた安倍前首相と、麻生財務相の支持を取り付けるためでしょう。二階さんを幹事長から外せば、『二階切り』を求めていた安倍・麻生のリクエストに応える形になる」(政界関係者)

 党内では“ポスト二階”として、さまざまな名前が飛び交っている。総裁選を盤石にするため、菅周辺で囁かれているのが「岸田氏抜擢」という“奇策”だ。

「選挙の顔」なら小泉環境相、野田幹事長代行、石破元幹事長
「岸田氏に幹事長就任を持ち掛けるのでは、という見方があります。もし岸田氏が受ければ、総裁選は事実上の“無投票”になる。岸田氏も意図が分かっているから、BS番組で『幹事長を受けることは絶対にない』と否定しています」(自民党関係者)

 これらは、菅首相が総裁選を切り抜けるためのシナリオだが、党内では「選挙の顔になる人物を幹事長にするはずだ」という声が上がり始めている。

「次の衆院選では、国民受けが悪い菅首相は、とても全国を応援で回れる状況にない。そのため、解散総選挙となったら新幹事長が総理総裁に代わって全国を走り回ることになるでしょう。注目を集められるのは、小泉進次郎環境相、野田聖子幹事長代行、石破茂元幹事長の3人くらいしかいません。3人とも幹事長を受ける可能性はゼロではないと思う。進次郎は『菅支持』を明言しているし、野田さんも『次の総理』として名前を売るチャンスになる。微妙なのが石破さんです。新幹事長として選挙を仕切り、大勝すれば、党内で『救世主』と受け止められ、『ポスト菅』の最右翼になる。しかし、惨敗したら、菅首相と一緒に選挙敗北の責任を取らされ、次期総理の目が完全についえる恐れがあります」(前出の政界関係者)

 しかし、幹事長を代えたくらいで菅政権は浮上しないのではないか。

6997チバQ:2021/09/01(水) 20:49:04
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_MKYE5PK4QZPHRICETQJSOJXIYE.html
電撃解散説は一夜で鎮火 首相に打撃
2021/09/01 20:17産経新聞

電撃解散説は一夜で鎮火 首相に打撃

コロナ対策を優先し衆院の早期解散はしない事を表明する菅義偉首相=1日午前、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)前の電撃的な衆院解散が模索されているとの党内の観測は、1日に菅義偉(すが・よしひで)首相(党総裁)自身が打ち消し、幻となった。党内では、野党に転落する危険性もあるとして反発が拡大。総裁選を避けようとした印象も広がり、党内での首相の求心力は深刻な打撃を受けた。

「私は反対です」。首相に近い小泉進次郎環境相は8月31日、総裁選前の解散について首相にこう進言した。

31日、首相が党役員などの人事を行った上で衆院を解散し、総裁選は衆院選後に先送りするとの観測が急速に広がった。根拠は党や政権幹部の動きだ。

首相の最側近といえる森山裕国対委員長が、党重鎮にこうした流れも含め、今後想定される複数の日程を説明した。31日夜には加藤勝信官房長官、武田良太総務相、萩生田光一文部科学相、井上信治万博相が都内のホテルに集まり、早期の衆院解散という選択肢も含めて意見交換した。

総裁選には岸田文雄前政調会長が出馬表明し、政策論争に加え、激しい多数派工作も予想される。総裁選前の解散には、党が分断している姿を国民にさらさずに済むという利点が指摘される。総裁選で首相が勝利後に衆院選を行っても、有権者の首相に対する視線と結果は大差ないとして、理解を示す向きもあった。

しかし、党の大勢は違った。現職閣僚は「このシナリオでは野党転落だ」と頭を抱えた。

首相はこれまで、新型コロナウイルス対策を優先させると強調してきた。特別措置法に基づき21都道府県に発令中の緊急事態宣言は、12日の期限から延長されるとの見方が強い。この時期に解散すれば政治空白が生じるとの懸念がある。

加えて、総裁選の日程は確定しているため、細田派(清和政策研究会、96人)のベテラン議員は「総裁選で勝てないから行う私利私欲の『逃亡解散』といわれる」と批判。二階派(志帥会、47人)の中堅議員は「総裁選を飛ばせば党が吹っ飛ぶ」と語った。

首相に近い衆院議員は「首相は総裁選を行った後に衆院選を行う日程からぶれていない」として、首相が総裁選先送り論を唱えたわけではないと説明する。しかし、谷垣グループ(有隣会)のベテラン議員は「首相は自分のためならなんでもするというイメージが行き渡った」と話した。

衆院当選3回の若手には、総裁選で首相が立候補する際の推薦人になることに難色を示す議員も多い。

谷垣グループの中谷元・元防衛相は1日の会合で「人事で釣る方法もあるが、党員や国民がどう見るか。おそらく辟易するんじゃないか」と指摘した。

6998チバQ:2021/09/01(水) 20:49:43
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_XS2I2M6UIBODPB7TOCIZ6WKKEA.html
首相、早期解散否定で求心力低下も 6日にも人事
2021/09/01 20:14産経新聞

首相、早期解散否定で求心力低下も 6日にも人事

コロナ対策を優先し衆院の早期解散はしない事を表明する菅義偉首相=1日午前、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)は1日、衆院解散について「今のような厳しい状況ではできない」と語り、党総裁選(17日告示、29日投開票)に関しても「先送りを考えていない」と明言した。官邸で記者団に答えた。早期に衆院を解散して総裁選を先送りするとの観測を打ち消した形だが、解散権の行使が難しくなった首相の求心力が低下するのは避けられない。首相が総裁選で描く再選戦略にも影響する可能性がある。

首相は、衆院解散より新型コロナウイルス対策を優先すると強調したうえで、衆院選の日程について「総裁選をやるわけだから、そういう中で決まってくるだろう」と述べた。解散しない場合、衆院選は、衆院議員が任期満了を迎える10月21日を念頭に置いた「10月5日公示、17日投開票」が軸となる。

首相は今月3日に臨時で党役員会と総務会を開き、役員人事の一任を取り付ける方針だ。6日にも新しい党役員を発表したうえで、内閣改造に踏み切る日程が有力となっている。党役員人事では、二階俊博幹事長の後任が焦点となる。

首相は、新しい党幹部や閣僚をそろえたうえで、解散の有無や時期を最終判断する意向とされていた。8月31日午後には、首相が早期解散して総裁選を先送りする選択肢を検討しているとの観測が、自民内で急速に広がった。

ただ、党内ではすでに岸田文雄前政調会長が総裁選への出馬を表明している。主要派閥の間では、首相が総裁選を先送りして衆院選に臨めば、自民全体が有権者の理解を得られなくなるとの懸念も強まった。

加藤勝信官房長官は今月1日の記者会見で、衆院解散に関する首相の認識について「少なくとも今の時点において(解散の断行は)厳しい状況だ。どうなれば厳しくなくなるのかは、新型コロナワクチンの接種などいろいろな状況もあり、一概に申し上げるのは難しい」と説明した。

衆院選と新型コロナの感染状況との関連については「選挙はやるべきときにやらなければならない。いかに感染対策をしっかり行うかが大事だ」と強調した。

6999チバQ:2021/09/01(水) 20:50:29
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_WP47FUWSTVPH3AQURIFIHGVEHE.html
異例の人事、自民党内に広がる困惑 短命を懸念
2021/09/01 19:38産経新聞

異例の人事、自民党内に広がる困惑 短命を懸念

菅義偉首相=1日午前、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)が総裁選(17日告示、29日投開票)の直前に党役員などの人事を刷新する意向を固めたことに党内で波紋が広がっている。仮に首相が総裁選で敗れれば、新役員らは短命に終わる可能性があるためだ。首相が総裁選を制したとしても、直後の衆院選で自民が苦戦すれば同様の結果となりかねず、首相の決断に対しては疑問の声も上がっている。

首相が人事刷新に動いたことを受け、自民党本部4階の幹事長室では1日、段ボールを手に慌ただしく出入りする職員の姿が目立った。二階俊博幹事長が幹事長交代を容認しているためだ。首相は3日の党臨時役員会などで人事の一任を取り付けた上で、二階氏らの後任の選定作業を本格化させる構えだ。

「新幹事長は石破茂元幹事長、新官房長官は河野太郎ワクチン担当相か萩生田光一文部科学相」。人事好きが集まる政界では早速、真偽不明の情報が飛び交っているが、こうした盛り上がりと一線を画する向きもある。

「受けることは絶対にない。総裁選に挑戦しようと手を挙げている」。総裁選への出馬を表明した岸田文雄前政調会長は8月31日のBS日テレ番組で、党役員人事に関してこう述べ、交代論が浮上した二階氏の後任を打診されても拒否する考えを示した。

首相が人事刷新に踏み切る背景には、新型コロナウイルスの対応をめぐって内閣支持率が低迷する中、新しい布陣で衆院選に臨む狙いが透ける。5年以上も幹事長を務め、党内外から批判が集まる二階氏を念頭に党役員任期の限定を打ち出した岸田氏の訴えを相殺する思惑も見え隠れする。

とはいえ、総裁選直前の異例人事に党内は総じて戸惑い気味だ。新役員が誕生したとしても、仮に29日投開票の総裁選で首相が再選を逃せば、新総裁の下で人事が改めて刷新される可能性が高いからだ。

約1カ月の短命に終わりかねないことから、党重鎮は「誰も引き受けたくないのではないか」と指摘。次期衆院選で自民が下野する可能性を念頭に、「野党の役員になってしまいかねない」と懸念も示した。

党ベテランも内閣支持率の低迷に歯止めがかからない現状を憂いた上で、「衆院選や総裁選で首相と一蓮托生(いちれんたくしょう)になりたくない人は引き受けないのではないか」と述べた。(今仲信博)

7000チバQ:2021/09/01(水) 21:40:01
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210901k0000m010332000c.html
菅首相、河野氏を要職で起用へ 石破氏処遇案も 自民党役員人事
2021/09/01 21:14毎日新聞

菅首相、河野氏を要職で起用へ 石破氏処遇案も 自民党役員人事

閣議前に資料を手に言葉を交わす菅義偉首相(左)と河野太郎行政改革担当相=首相官邸で2021年7月9日午前10時1分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 菅義偉首相(自民党総裁)は6日にも党役員人事、その後に内閣改造を実施する方針で、河野太郎行政改革担当相(58)を要職で起用する調整に入った。政調会長が有力で、幹事長や官房長官も取りざたされる。石破茂元幹事長(64)を党要職で処遇する案も浮上した。知名度が高い河野氏らを重用する「目玉人事」で、党総裁選や衆院選前の政権浮揚を狙う。

 自民党は3日、臨時の役員会と総務会を開き、党役員人事について総裁一任を取り付ける。

 河野氏は1996年初当選で8期目。外相や防衛相を歴任し、菅政権では新型コロナウイルスのワクチン担当を務めている。首相と同じく神奈川県が地盤で、首相の信頼は厚い。政府関係者は「もともとは幹事長案があったが、衆院選公約の策定に向け、首相は政調会長への起用に傾いている」と明かす。

 石破氏は86年初当選で11期目。安倍前政権で幹事長や地方創生担当相を務めたが、その後に安倍晋三首相(当時)との関係が悪化。2018年総裁選で安倍氏と対決して敗れたが、国民には根強い人気がある。幹事長など重要ポストへの起用案があるが、安倍氏らの理解を得られるかが焦点となる。

 首相に近い複数の議員は「衆院選のアピール材料にすべきだ」として、大規模な人事とするよう首相に進言している。野田聖子幹事長代行(60)や萩生田光一文部科学相(58)を抜てきする案も出ている。【小山由宇】

7001チバQ:2021/09/01(水) 22:12:01
https://www.sankei.com/article/20210901-XULXZRJUTVL37N56CIDPX7IQLQ/
自民派閥横断3回生、異例の党役員人事「納得いく説明を」
2021/9/1 21:5


自民党各派の衆院当選3回の議員ら約15人が1日、国会内で会合を開き、菅義偉(すが・よしひで)首相(党総裁)が6日にも行う党役員人事と内閣改造について、党員や国民が納得できる説明を求めることで一致した。総裁選(17日告示、29日投開票)を日程通り実施することも確認した。

衆院選の時期については、首相は一時的に臆測が広がった総裁選前の衆院解散を否定したが、山田賢司衆院議員は記者団に「総裁選を行い、新しい総裁のもとで最適な時期を選ぶということを確認した」と述べた。首相が総裁選を経ずに衆院解散を断行したり、衆院議員任期満了(10月21日)に伴う衆院選を閣議決定したりしないよう求めた形だ。


出席議員は、総裁選の投票について、派閥による締め付けを避け、議員の自由意思で投票することを求めることも確認した。

7002岡山1区民:2021/09/01(水) 22:15:55
すいません。今どうなってんすかw

7003名無しさん:2021/09/01(水) 23:42:26
>>7002
ガースーが解散権失いました。

7004チバQ:2021/09/02(木) 00:17:57
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20210901225500.html
自民党総裁選先送り観測 菅首相、火消しに躍起も党内冷静「シミュレーションの一つ」
2021/09/01 22:55神奈川新聞

自民党総裁選先送り観測 菅首相、火消しに躍起も党内冷静「シミュレーションの一つ」

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 自民党総裁選を先送りし、月内解散を模索─。そんな観測記事が、1日付の各紙の朝刊を大きく飾った。

 党内には党役員人事と内閣改造後に衆院解散に踏み切るとの憶測が絶えず、菅義偉首相(衆院神奈川2区)は慌てて火消しを図った。県内選出議員からは「奇策は逆効果だ」と反発する声が上がる。

 「最優先は新型コロナウイルス対策だと申し上げてきた。今のような厳しい状況では衆院解散できる状況ではない」。首相は同日、首相官邸で記者団の取材に応じ、月内解散と総裁選(17日告示、29日投開票)の先送りを否定した。

 首相の発言を受け、党内では「官邸や与党の複数あるシミュレーションの一つ」との冷静な受け止めが大勢だ。

7005チバQ:2021/09/02(木) 00:45:47
>>7000
このタイミングで、西村コロナ担当、加藤厚生労働、河野ワクチン、加藤官房長官
この4人は動かせないと思うのだが。それをやろうとするのか?
正気の沙汰か!?

7006チバQ:2021/09/02(木) 08:00:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f398bb04e667d99a118935e5844ab06585bdd8d1
菅首相、総裁選前の解散否定 党人事、3日一任目指す 不信感拡大で難航も
9/2(木) 7:31配信
時事通信
衆院解散や自民党総裁選について、記者団の質問に答える菅義偉首相=1日午前、首相官邸

 菅義偉首相(自民党総裁)は1日、今月中旬に衆院を解散して17日告示の党総裁選を先送りする考えはないと表明した。

 選択肢の一つとして模索していたが、断念したとみられる。首相は態勢立て直しに向けて、3日に内閣改造・党役員人事の一任を取り付け、6日にも行いたい考え。ただ、党内には不信感が広がっており、人事は難航する可能性もある。

 首相は、今月中旬の解散について首相官邸で記者団に問われ、「最優先は新型コロナウイルス対策だ。今のような厳しい状況では解散できる状況ではない」と言明。「総裁選の先送りも考えていない」と語った。首相に近い党幹部は、総裁選前の解散はないということだと解説した。

 首相は先月25日に月内解散見送りを党に伝えたが、総裁再選を危ぶむ見方が広がると、一転して総裁選前の解散もあり得ると周辺に漏らし始めた。安倍晋三前首相や小泉進次郎環境相が「いったん確定した総裁選の先送りは党員や国民の理解を得られない」などと強く反対したため、翻意したとみられる。

 一方、首相は政権刷新のための内閣改造・党役員人事を6日にも行う意向で、党執行部は1日、臨時の役員会や総務会を3日に開くと関係議員に通知した。首相はこれらの会議で人事の一任を取り付けたい考え。党執行部の新たな顔触れとしては石破茂元幹事長、小泉環境相、萩生田光一文部科学相らが取り沙汰されており、首相は1日、小泉氏と官邸で30分余り会談した。

 これに対し、党内には首相への反発が広がる。谷垣グループ代表世話人の中谷元・元防衛相は1日のグループ会合で「総裁選の日程を個人の都合で変更すれば党が信頼を失う」と首相を批判。内閣改造・党役員人事についても「人事で釣る方法。党員や国民はへきえきする」と語った。

 総裁選で首相の苦戦が予想される中、党内からは「短命政権のポストには就きたくない」との声も出ており、首相の意向通りに人事が行えるかは不透明だ。衆院選に関しても首相は「10月5日公示、17日投開票」の日程での任期満了選挙を想定しているとされるが、派閥横断の若手議員15人は1日、衆院議員会館で会合を開き、日程は新総裁の下で決めるべきだとの認識で一致した。

7007チバQ:2021/09/02(木) 10:39:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/89db2d0dac23b4f53ef49c6aaaaef66d0ba8f3ad
首相「政権延命」に躍起…見透かされた思惑、強まる反発
9/2(木) 9:45配信

西日本新聞
菅義偉首相

 自民党総裁選で再選を期する菅義偉首相が「政権延命」に躍起になっている。苦戦が予想される総裁選の回避を狙い、今月中旬にも解散に踏み切るとの観測が打ち上がると、党内から批判が噴出。早々に打ち消す事態となった。6日にも党役員人事に着手し、起死回生を図りたいところだが、その思惑が見透かされ、政権浮揚の効果には疑問符が付く。自らの延命に執心する姿に党内では反発が強まっている。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 首相は8月31日、二階俊博幹事長と東京都内の衆院議員宿舎でひそかに会談。自民党関係者によると、首相が9月中旬に解散に踏み切る可能性を示唆したところ、二階氏は「首相の判断ですから」と話したという。衆院選は「10月5日公示、17日投開票」との情報が駆け巡った。

 だが、一夜にして首相の「延命解散」には待ったが掛かった。

 関係者によると、安倍晋三前首相は8月31日夜、「総裁選はやるべきだ」と首相に電話で伝えたという。小泉進次郎環境相も「解散をして総裁選を先送りすれば、首相も自民党も終わる」と直接首相に進言したという。

 首相が解散にこだわるのは、内閣支持率が低迷する中、総裁選の苦戦が予想されているからだ。前回と一変して主要派閥の様子見が続く一方、首相に近い無派閥議員グループ内からも「首相では厳しい」との声が上がり、首相は周囲にいらだちをぶつけたという。

 過去に現職首相が総裁選で敗れたのは1978年の福田赳夫氏のみ。立候補を表明している岸田文雄前政調会長は2日、総裁選の政策を発表する。着々と支持固めを進めており、党内には「首相は岸田氏との一騎打ちになれば不利だ」との見方も。政府関係者は「首相の本音は総裁選を戦いたくない」と明かす。

 反転攻勢に出ようと打ち上げたのは、二階氏の交代を含む党役員の刷新。「岸田氏の目玉政策つぶし」(岸田派幹部)と批判を浴びるが、首相周辺からは「打つべき手は何でもやればいい。選挙に向けて局面が変わるはずだ」と期待をかける。

 だが、解散シナリオも人事も、首相の権力維持だけを考えた“愚策”と受け止められている。中谷元・元防衛相は1日、グループの会合で「党員や国民がどう見るか、恐らくへきえきするのではないか」と苦言を呈した。官邸関係者も「コロナ最優先と言いながら、結局は自らが権力にしがみついているように見える」と嘆いた。

 12日には福岡や東京などが緊急事態宣言の期限を迎える。政権内には全面解除に否定的な見方が根強く、「総裁選、総選挙どころではない」との声も。

 首相に対抗する岸田氏は周囲にこう皮肉った。「政情がめちゃくちゃ不安定だな。日本のリーダーなんだから、ふらふらしてないでしっかりやってほしいよ」

(古川幸太郎、河合仁志、大坪拓也)

7008チバQ:2021/09/02(木) 10:40:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d0fb7896896f289ef8eecf5d151d48b8696421c
「延命の解散許されない」党内に批判…安倍氏や小泉環境相が思いとどまるよう伝える
9/2(木) 5:00配信

読売新聞オンライン
衆院解散などについて記者団の質問に答える菅首相(1日午前、首相官邸で)=源幸正倫撮影

 菅首相は1日、9月中旬に衆院を解散し、自民党総裁選(9月17日告示・29日投開票)を先送りする可能性を否定した。首相は6日にも党役員人事と併せて内閣改造を行い、態勢を立て直したい考えだ。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

 首相は1日、衆院解散について「最優先は新型コロナウイルス対策だ。今のような厳しい状況では解散ができる状況ではない」と首相官邸で記者団に語った。総裁選に関しても「先送りは考えていない」と明言した。

 衆院解散を巡っては、首相が9月中旬に踏み切り、総裁選を先送りするとの観測が広がり、党内では「延命のための解散は許されない」などと批判が高まっていた。8月31日には安倍前首相や小泉環境相が首相に対し、解散を思いとどまるよう伝えた。小泉氏は1日も首相官邸で約30分間、首相と会談した。

 首相が9月中旬に解散に踏み切るのは困難な情勢だ。衆院を解散しない場合は、総裁選を行った上で、解散せずに「任期満了選挙」とすることを模索している。9月中下旬に衆院選の日程を閣議決定し、10月5日公示・17日投開票とする方向だ。総裁選で首相以外の候補が勝利し、衆院を解散すれば、衆院選は10月21日以降にずれ込む可能性がある。

 一方、首相は3日に臨時の党役員会と総務会をそれぞれ開き、役員人事の一任を取り付ける方針だ。

 歴代最長の在任5年以上にわたった二階幹事長は交代させる。党四役の刷新を検討しており、うち1人は二階派から起用する方向で調整している。焦点の後任幹事長には、知名度の高い石破茂・元幹事長、河野行政・規制改革相、野田聖子幹事長代行らの名前が取りざたされている。

 ただ、総裁選直前という異例のタイミングでの人事に党内では不信感が高まっており、調整は難航する可能性もある。

7009チバQ:2021/09/02(木) 10:40:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/275b698e591c6698f20b6c21354614f079d9c55f
菅首相「先送り論」打ち消し、岸田氏に追い風…石破氏は青木氏に「今回は迷惑かけません」
9/2(木) 10:13配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選への出馬を表明済みの岸田文雄・前政調会長は、政策面などで着々と準備を進めている。菅首相(自民党総裁)が衆院解散による総裁選先送りを検討しながらも、党内の激しい反発を受け、打ち消しに追われたことは、首相の求心力低下につながったとの見方が広がる。岸田氏に「追い風」が吹くが、岸田派では石破茂・元幹事長の出馬を警戒する声も上がる。


石破氏出馬には警戒
(写真:読売新聞)

 岸田氏は1日、出馬報告のため、議員会館の党所属議員の部屋を回った。首相再選支持を表明した石原派会長の石原伸晃・元幹事長からは激励を受けた。その後、議員会館の自室で2日の政策発表の準備に時間を割いた。

 総裁選先送り論が駆け巡った8月31日夜は、衆院解散を阻止する手段がない岸田派内に動揺が広がった。だが、結果として岸田派以外からも首相への不満が噴出し、「岸田氏に良い流れ」(周辺)となった。

 中谷元・元防衛相は1日、谷垣グループの会合で「勝手な個人の都合で(総裁選日程を)変更すれば党の信頼を失う」と訴えた。福田達夫衆院議員(細田派)ら派閥横断の中堅・若手で作る有志グループは「衆院選前に総裁選を実施すべきだ」との意見で一致した。

 そもそも首相が先送りに傾いたのは、岸田氏の勢いに危機感を強めているためだ。首相が二階幹事長の交代を決断したのも、岸田氏が掲げた党役員の任期制限を含む党改革案が引き金になったとみられている。

 党内では、苦境の首相が「岸田氏を幹事長に就け、総裁選回避を狙う」(党関係者)との臆測も飛んだ。強気の岸田氏は8月31日のBS日テレの番組で、幹事長を打診されても「受けることはない」と明言した。

 岸田氏はテレビ出演や記者会見などで露出を増やし、党員・党友票獲得につなげたい考えだ。政策では「政治とカネ」の透明性向上や、中間層の拡大を目指す「令和版所得倍増」などを訴える。ただ、政府の新型コロナウイルス対策への批判には派内に慎重意見が多い。岸田氏は安倍内閣時代に党政調会長も務め、同派若手は「継続案件も多く、下手に批判すれば、跳ね返ってくる」と語る。

 世論調査で支持を集める石破氏の動向も警戒している。同派幹部は「『選挙の顔』として期待される石破氏は脅威だ」と明かす。

 石破氏は1日、東京都内で、参院竹下派に影響力を残す青木幹雄・元参院議員会長と面会した。安倍前首相と石破氏の一騎打ちとなった2018年総裁選で、青木氏は石破氏を支援した。竹下派幹部によると、石破氏は「今回は迷惑をかけません」と伝えたという。青木氏は、「出馬見送り」と受け止めたとされる。

 首相は、近く踏み切る党役員人事と小規模な内閣改造で、石破氏の要職打診を検討している。石破氏が要職に就けば、総裁選に出馬しない公算が大きい。

7010チバQ:2021/09/02(木) 16:06:52
びみょー

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ff9af28b86e7303ab1f7a5cf4014621f42edfb9
岸田文雄氏、自民総裁選に向けコロナ対策「岸田4本柱」を発表 「健康危機管理庁」設置も
9/2(木) 13:27配信


スポーツ報知
会見を行った自民党・岸田文雄前政調会長

 菅義偉首相の総裁任期満了(10月21日)に伴う自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)に立候補を表明している岸田文雄前政調会長は2日、都内で政策に関する記者会見を行い、コロナ対策「岸田4本柱」を発表した。

 岸田氏は、国民の協力を得る納得感ある説明と、常に最悪を想定した危機管理を行うという原則を表明。11月中の希望者全員の接種完了と年内の経口薬普及を目指すとした。

 コロナ対策については、「季節性インフルエンザ同様、従来の医療提供体制の中で対応可能なものとして、通常に近い社会経済活動を一日も早く取り戻すこと」を目標に掲げ、「ゼロコロナでなくしてWithコロナ。コロナとの共存です」と話した。

 Withコロナ社会の実現時期については、ワクチン接種と経口薬の普及を考慮し、「ぜひ年明けには、通常の医療体制で対応する、そして通常に近い社会経済活動を取り戻す目標にむけて前進し、到達したい」とした。

 また、コロナ対策「岸田4本柱」として、医療難民ゼロ、ステイホーム可能な経済対策、電子ワクチン接種証明活用・検査の無料化拡充、感染症有事対応の抜本的強化をあげた。

 数十兆円規模の経済対策を実施するとし、非正規、女性、子育て世代、学生などコロナ禍で困っている人に対する給付金を支給や、学校休校の際の親の臨時的な休業手当の創設をすると明らかにした。

 さらに、危機対応能力の強化として、国・地方が人流抑制や医療資源確保において、より強い権限を持てるための法改正、公衆衛生上の危機発生時に国・地方を通じた強い指揮権限を有する「健康危機管理庁(仮称)」を設置するとした。

 現在の政府のコロナ対応については、「日夜休みを取らず全力で関係者の皆さん頑張っておられると思います」としながら、「経済対策においても細切れであったり小出しであったり。中長期的に見通せないのではないか」と指摘。

 会見中には国民からの意見を求める「岸田BOX」を掲げる場面もあり、総裁選について、「多くの皆さんの声を聞きたいと思う。コロナ禍においての総裁選挙ですので、従来のような大集会や、多くの人数の皆さんの前で街頭をやることは控えなければならない。オンラインですとか、様々なツールを駆使して、国民の皆様の声をくみ上げていく努力をしていきたい」と決意を語った。

報知新聞社

7011チバQ:2021/09/02(木) 16:14:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dea8ed0da12263bbd80c6e967d0e6d3ca4d637b
異例 菅首相が4日連続で小泉環境相と会談 「相談相手」以上の存在か
9/2(木) 16:03配信

日刊スポーツ
菅義偉首相(2020年9月撮影)

菅義偉首相は2日、小泉進次郎環境相と官邸で会談した。首相と進次郎氏との会談は実に4日連続で、異例のペースだ。

進次郎氏は首相と同じ神奈川県選出。自民党総裁選(17日告示、29日投開票)前の衆院解散の検討をしていた首相に、進次郎氏が反対の意を伝え、首相が翻意した経緯もある。ブレーンの少ない首相にとって、今や進次郎氏は「相談相手」以上になっているとの見方がある。

会談後、進次郎氏は報道陣に、首相が自民党総裁選よりも前に次期衆院選の日程を閣議決定することに慎重な姿勢だと明かした。「いろいろな日程が言われているが、首相は総裁選で選ばれた方が次の衆院選の日程を決めるべきだと考えています」とだけ述べた。

衆院選の日程をめぐっては、10月21日の衆院議員任期満了を前にした「10月5日公示、17日投開票」を、今月中旬に閣議決定されるとの見方がある。

7012チバQ:2021/09/02(木) 16:38:06
あづみん記事
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20210902-00256228
8・31衝撃の解散報道の真相 菅首相の本音は果たしてどこに

安積明子政治ジャーナリスト
9/2(木) 6:00
毎日新聞による突然の解散報道
 大きな地殻変動を感じる。2009年8月に起こった政権交代も大きな変動だったが、それどころではない。あの時は「自民党にお灸をすえる」といった声を多数聞いたが、今回はそうした声すら出ていない。

 そのような静かな怒りは、政治に届いているのか。国民の目に映っているのは、あさましきまでに権力にしがみつこうとする政治家たちの姿ではないか。

 8月31日夜、永田町に「菅義偉首相が9月中旬に衆議院解散の意向」との一報が駆け巡った。毎日新聞のスクープで、一部のメディアもこれに続いたが、その様子がどうもおかしい。地方紙に配信しなければならない共同通信などは、“解散の観測”が広がったことについて「複数の関係者が明らかにした」と取材自体がなおざりだ。

国会開会拒否を伝えたその日に
 総理大臣の専権事項である「解散」についてこのように流されるのは極めて異例で、異常事態という他はない。本当は何が起こっているのか―そう考えているうちに「解散説は菅首相ではなく、反菅のサイドから流されたもの」との連絡が入ってきた。永田町には「ウソも一巡すれば事実になる」という奇妙な一面がある。そもそもこの日、臨時国会開会を求める立憲民主党の安住淳国対委員長に対し、森山裕国対委員長が「開会しない」と伝えていた。

 なお臨時国会開会について憲法第53条は「いずれかの議院の4分の1以上の要求があれば、内閣は召集を決定しなければならない」とし、岡山地裁は今年4月13日、同条項の国会召集義務について「単なる政治的義務ではなく、憲法上の法的義務」と判断。合理的期間内に召集しない場合は「違憲とされる余地がある」とした。それでも野党から追及されることを嫌がり、緊急事態宣言発令のための議院運営委員会さえ欠席する菅首相は、頑なに国会開会を拒否してきた。しかし衆議院を解散するためには国会を開かなくてはいけないのだ。

政治的空白は許されるのか
 さらに衆議院を解散すれば、このコロナ禍に国会には参議院しか存在せず、大きな政治的空白が生じてしまう。もし菅首相がそれを「是」とするなら国会軽視も甚だしいが、そのような政権を国民はどう思うのかについても総理大臣なら考えてしかるべきだ。

 にもかかわらず「9月中旬解散説」がまことしやかに流されたのは、9月17日告示・29日投開票の自民党総裁選で菅首相が劣勢とされているからに相違ない。その背景に、「告示日直前の解散によって事実上の選挙戦に突入させることで、菅首相は総裁選の日程を潰し、先延ばしを目論んでいる」という構図がある。いまや衆院選よりも総裁選の方が、菅首相にとって高いハードルになっているのは事実である。

20人の推薦人が集まらない?
 中でももっともショッキングだったのは、「菅首相は20名の推薦人を集められないかもしれない」という話が一部で囁かれていることだ。そうした危機に対応するためか、参議院の菅グループ約10名は8月31日、側近の阿達雅志首相補佐官の事務所に集まった。

 しかし菅首相の側近グループは有力な議員に欠き、結束力もさほど強くないため、現在の逆風の向きを変えられそうにない。そのような中で中谷元元防衛大臣が9月1日に開かれた谷垣グループの会合で菅再選に否定的な見解を示し、平井卓也デジタル担当大臣が同日夜のテレビ番組で「岸田支持」を表明したことのインパクトは大きい。とりわけ平井大臣は菅政権の現職の閣僚で、1年前の総裁選で岸田氏に1票を投じたとはいえ、“スガノミクス”の目玉ともいえるデジタル政策の担当者だ。

 またいち早く菅支持を表明した二階派と石原派からも、「総裁選では菅とは書かない」と明言している国会議員が数名いる。細田派も細田博之会長が菅首相支持を表明し、「個人的に菅首相を支持する」と表明した安倍晋三前首相が大きな影響力を持つが、総裁選では自由投票とされ、反菅票が入る可能性もある。

7013チバQ:2021/09/02(木) 16:38:23
解散否定の裏で……
 こうした逆風を阻止すべく、菅首相は9月1日午前のぶら下がりで、「今の状況では(解散は)できない」「まず新型コロナ対策最優先」「総裁選の先送りは考えていない」と述べた。もっとも解散については総理大臣はウソをついても許されるのが通例であるため、言葉を鵜呑みにはできないが、ここで解散を打てば国民より保身を優先したことを意味し、国民の支持を失うことは必至だ。

 追い詰められる菅首相だが、反撃の秘策はあるのか。首相動静を見ると菅首相は8月30日午後5時57分から30分間、官邸近くのホテルの部屋で「秘書官と打ち合わせ」をしている。このホテルは小泉純一郎元首相がヘアサロンを利用して、極秘に人と会っていたところとして知られているが、菅首相が秘書官との打ち合わせのためにわざわざホテルを使った理由は何か―。

 また前夜の解散騒動を消すかのように、翌日の讀賣新聞は眞子内親王の年内結婚を報じている。皇嗣家に最も近いとされるNHKを讀賣新聞が出し抜いた理由は―。

 このように情勢はまだまだ流動的だ。だがそのような政治の現状を飽き飽きした目で見る国民がいることも、政治家は肝に銘じるべきだろう。


安積明子
政治ジャーナリスト
兵庫県出身。姫路西高校、慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格後、政策担当秘書として勤務。テレビやラジオに出演の他、「野党共闘(泣)。」「“小池”にはまって、さあ大変!ー希望の党の凋落と突然の代表辞任」(ワニブックスPLUS新書)を執筆。「記者会見」の現場で見た永田町の懲りない人々」(青林堂)に続き、「『新聞記者』という欺瞞ー『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)が咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を連続受賞。2021年に「新聞・テレビではわからない永田町のリアル」(青林堂)と「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)を刊行。姫路ふるさと大使。

7014チバQ:2021/09/02(木) 21:06:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/4432a40a6847396c73964b25958b7de6e8a921b1
自民党総裁選、前倒し案浮上 菅首相「選ばれた人が衆院選を」
9/2(木) 20:57配信

毎日新聞
菅義偉首相

 自民党内で2日、17日告示、29日投開票の総裁選を前倒しする案が浮上した。現状の日程で新総裁・新首相が誕生した場合、衆院議員の任期満了(10月21日)までの期間が短く、衆院選が議員任期満了後にずれ込む可能性がある。公職選挙法には任期満了後の選挙を認める規定もあるが、党内から「憲政の常道に反する」との懸念が出ていた。

 菅義偉首相は2日、小泉進次郎環境相と首相官邸で会談し、総裁選や衆院選の日程について意見を交わした。小泉氏は会談後に「首相は、総裁選で選ばれた人が衆院選を決めるべきだと考えている」と記者団に明かした。

 新総裁が29日の選出後に衆院選を決める場合、準備期間を考慮すると、衆院選投開票は議員任期内に間に合わない可能性が大きい。公選法は任期満了間近に国会を閉じた場合や衆院が解散された場合は任期後の衆院選を認めているが、「任期内に選挙を終わらせるのが通常だ」との指摘が多い。

 20日ごろまでに投開票を終えれば、衆院選を議員任期内の10月5日公示、17日投開票で実施できるとみられる。【李舜】

7015チバQ:2021/09/02(木) 21:10:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/036a9a1497d8c6eacf3820cdbe9aa6d0c4e081f3
自民総裁選 追い込まれる菅首相 二階氏交代にも党内冷ややか
9/2(木) 21:00配信
毎日新聞
自民党の二階俊博幹事長との会談を終えた菅義偉首相=東京都千代田区の同党本部で2021年9月2日午後4時11分、竹内幹撮影

 菅義偉首相が、9月17日告示、29日投開票の自民党総裁選を前に追い込まれている。首相は3日の臨時党役員会、総務会で人事への一任を取り付け、6日にも政権浮揚を期待して二階俊博幹事長らを交代させる予定だ。だが、党内からは人事刷新に「首相の個利個略だ」などと冷ややかな声が噴出。首相の求心力低下で「菅降ろし」を求める声が収まらず、「再選」戦略は揺らいでいる。

 首相は2日、自民党本部で二階氏と会談し、総裁選に立候補する考えを伝えた。二階氏周辺は「総理はやる気満々だった」と話す。

 首相が総裁選を乗り切るには、内閣支持率の回復が必須となる。総裁選が迫るなか、異例のタイミングで切った「カード」が党役員人事と内閣改造だった。「二階氏交代」で、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相ら党内の支持を広げ、知名度の高い議員を要職に据えて世論にアピールする狙いだ。

 だが、人事刷新案は首相の思惑通りの評価を得られていない。党内には人事権をちらつかせる手法に反発も強い。牧島かれん党青年局長は2日、地方組織とのオンライン会合で「コロナ禍で政策を進めなければならない時期の内閣改造は説明を求められる」などの意見が出たことを記者団に明かした。首相が支持を期待する安倍氏も「人事をやれば選挙に勝てるわけではない」と周囲に首をひねったという。

 安倍氏が影響力を誇る細田派は8月31日、幹部会合を開いたが、総裁選への対応決定を見送った。麻生氏も表立って首相を支援する動きをみせていない。首相は同日、9月中旬の衆院解散で総裁選を先送りする日程を探ったが、この案を聞きつけた安倍氏は強く反対した。二階派も首相への反発を強めている。

 無派閥出身で党内基盤の弱い首相は、人気のある議員を取り込もうと躍起だ。首相は2日まで4日連続で小泉進次郎環境相と首相官邸で会談。小泉氏や河野太郎行政改革担当相、石破茂元幹事長らの要職起用を検討している。だが、首相に近い議員は「派閥が人を出さず、人事はうまくいっていないようだ。大型の内閣改造を目指したかったが、小型になるかもしれない」と漏らす。安倍、麻生両氏への秋波のはずだった「二階切り」は、かえって首相の支持基盤を揺るがしている。【小山由宇】

7016チバQ:2021/09/02(木) 22:51:35
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210902-567-OYT1T50293.html
自民中堅・若手で高まる不満、役員人事も「小手先だと国民にばれている」
2021/09/02 21:58読売新聞

自民中堅・若手で高まる不満、役員人事も「小手先だと国民にばれている」

茂木外相 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党総裁選への対応を巡っては、昨年の総裁選で菅首相を支持した派閥の中でも、様子見が続いている。中堅・若手を中心に首相への不満が高まり、派閥による締め付けが難しくなっていることが理由だ。

 第3派閥の竹下派(52人)は2日、在京議員懇談会を開いたが、支持候補を決めず、結束して対応していく方針を確認するだけにとどめた。会合後、会長代行の茂木外相は「(情勢は)時々刻々と変化している。まとまっていることが大切だ」と記者団に述べた。

 二階派(47人)では、二階幹事長が派としての首相支持を表明している。ただ、この日の派閥会合では、会長代行の河村建夫・元官房長官が「よく意見を交わし、まとまっていこう」と呼びかけたが、首相の名前は出さなかった。二階氏の一方的な首相支持表明に若手の間では異論があり、同派幹部は、こうした声にも耳を傾ける姿勢を強調している。

 党内では、首相が衆院解散による総裁選先送りを検討したことも、不信感を高めている。麻生派の薗浦健太郎衆院議員は自らのツイッターに「開かれた議論をしませんと宣言するようなもの。そんなことをしたら、自民党は終わる」と書き込んだ。総裁選前の党役員人事についても「小手先だと国民にばれている。内閣支持率は上がらない」(竹下派中堅)との声が出ている。

7017チバQ:2021/09/02(木) 23:20:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_RKDDQSCBHNOJLL47HY2CDG3NWY.html焦点の自民幹事長 石破、河野、小泉氏が浮上
2021/09/02 23:05産経新聞

焦点の自民幹事長 石破、河野、小泉氏が浮上

(左から)石破茂、河野太郎、小泉進次郎の各氏

(産経新聞)

菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)は6日にも実施する党役員人事で、党四役(幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長)全員を交代させて清新さを強調することを検討している。焦点は二階俊博幹事長の後任で、衆院選の「顔」となる幹事長を起用し、態勢を立て直すとの見方が強い。知名度が高い石破茂元幹事長、河野太郎ワクチン担当相、小泉進次郎環境相を登用する案がある。

女性の野田聖子幹事長代行や、党最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)に所属し、気心の知れた萩生田光一文部科学相を推す声もある。河野、小泉、萩生田各氏らに関しては官房長官への起用もささやかれている。

党執行部の一人は「内閣改造はないだろう」と話しており、大規模な閣僚の交代はない見通しだ。総裁選(17日告示、29日投開票)前の人事は異例のため、党内手続きが難航する可能性もある。

7018チバQ:2021/09/02(木) 23:45:27
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-452378.html
菅首相、「二階外しで衆院解散」シナリオの大誤算 自民党内で噴出する不満、「三木降ろし」再来も
2021/09/02 04:30東洋経済オンライン

菅首相、「二階外しで衆院解散」シナリオの大誤算 自民党内で噴出する不満、「三木降ろし」再来も

菅首相、「二階外しで衆院解散」シナリオの大誤算

(東洋経済オンライン)

衆院選と自民党総裁選が複雑に絡み合う政局秋の陣は、9月を迎えて「百鬼夜行の状況」(自民長老)となってきた。

菅義偉首相(自民党総裁)がパラリンピック閉幕後の9月6日の週早々にも二階俊博幹事長の交代を軸とする党・内閣人事を断行。9月16日までの解散断行も視野に入れているという報道もあり、永田町に疑心暗鬼が広がっている。

仮に解散が先行すれば、9月17日告示・29日投開票の総裁選は自動的に衆院選後に延長される。菅首相の本筋の戦略は総裁再選を前提とした解散見送りによる任期満了選挙とみられるが、いずれの場合でも衆院選は衆院議員任期である10月21日の前の10月5日公示・同17日投開票となる見通しだ。

解散先行案に党内の不満が爆発
菅首相はもともと、議員任期を超えての衆院選には否定的で、ここにきて「10月17日の投開票しかないと腹を固めた」(周辺)とされる。これも踏まえ、解散権行使か任期満了かの選択に悩み、「解散で勝負したい」(同)との思いも秘めていた。

しかし、8月31日夜にそれが漏れたことで、党内に「殿ご乱心」との不信感が爆発。菅氏支持の安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相も不快感を示したことで、菅首相も翌朝には解散先行を否定せざるをえなかった。

現状では、菅首相が解散断念による任期満了選挙を決めても、その前の総裁選で対抗馬である岸田文雄前政調会長に勝てる保証はない。すでに党内には「菅首相のままの衆院選では自民大敗は避けられない」との危機感があふれており、菅首相が解散先行を狙っても、解散決定閣議で多数の閣僚が署名拒否で抵抗する可能性も高い。

岸田氏は「堂々と総裁選で勝負すべきだ」と解散先行論を批判。最高実力者の安倍、麻生両氏の対応次第では、1976年のいわゆる「三木降ろし」と同様に、解散権を封じられ、「菅降ろし」につながる可能性がある。

さまざまな情報が飛びかう中、菅首相は9月1日、「最優先は新型コロナウイルス対策だ。今のような厳しい状況では解散ができる状況ではない」と解散先行論を否定した。前日からの自民党内の強い反発も考慮し、騒ぎの沈静化を図ったとみられる。

7019とはずがたり:2021/09/03(金) 00:23:58
26の時点での進次郎

小泉環境相、首相支持「おろしてみろとの気概で臨んで」
8/26(木) 22:24配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca62f7c48a934d84ef3e88f2e42f5b826edd231d
朝日新聞デジタル
インタビューに応じる小泉進次郎環境相=2021年8月26日午前、東京・霞が関、内田光撮影

 小泉進次郎環境相が26日、朝日新聞の単独インタビューに応じ、自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)で菅義偉首相を支持する考えを表明した。党内で、新たな首相のもとで衆院選を戦おうという「菅おろし」の声が出始めていることに、「『降ろせるものなら降ろしてみろ』という気概で臨んでほしい」と、首相にエールを送った。


 小泉氏は首相について「深刻化している気候危機に、政治家として最もリーダーシップを発揮して縦割りを打破し、政策強化を実現してくれた」と述べ、気候変動対策に注力してきたことを支持理由として挙げた。首相は昨秋、2050年に温室効果ガスの排出を「実質ゼロ」にするカーボンニュートラルを宣言。今春には30年の削減目標を13年度比46%に引き上げた。小泉氏は「この流れを決して変えてはいけない」と語った。

 一方、小泉氏は「世の中の多くの人は、コロナのような危機の時こそ、自分の言葉でしっかりと説明してくれることを政治に求めている」と指摘。新型コロナウイルスの感染状況について、「明かりははっきりと見え始めている」と首相が述べた25日の記者会見を挙げ、「今のままでは国民にメッセージが伝わらない。首相自身も変わらなければいけない」と注文を付けた。

 また小泉氏は、昨年の総裁選で「『菅さんしかいない』と言ったのは多くの派閥だ」として、「菅おろし」の動きを牽制(けんせい)。「みんなが首相に『総理になってくれ』と言ったのだから、首相は気にすることなく、『降ろせるものなら降ろしてみろ』という気概で臨んでほしい」と述べた。(戸田政考)

朝日新聞社

7020とはずがたり:2021/09/03(金) 00:25:40
輿論を味方に付けたら安倍の逆鱗に触れる自家撞着に陥る岸田。歯切れ悪し。

森友問題、政府は説明すべき 自民・岸田氏
2021年09月02日22時00分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090201098&amp;g=pol

 自民党の岸田文雄前政調会長は2日のBS―TBS番組で、学校法人森友学園をめぐる問題について「国民が納得するまで説明を続けることが政府の姿勢として大事だ」と述べた。

7021とはずがたり:2021/09/03(金) 00:28:11
調子こいて止めさせる事を申し渡したは良いけど幹事長を決められなくて総裁選前倒しで誤魔化すしかなったかも。解散権に引き続いて人事権も行使できなくなったら辞めるしか道は残ってないねえ。本人謎の自信みたいだけど。。

自民党総裁選、前倒し案浮上 菅首相「選ばれた人が衆院選を」
9/2(木) 20:57配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4432a40a6847396c73964b25958b7de6e8a921b1?s=09
毎日新聞

 自民党内で2日、17日告示、29日投開票の総裁選を前倒しする案が浮上した。現状の日程で新総裁・新首相が誕生した場合、衆院議員の任期満了(10月21日)までの期間が短く、衆院選が議員任期満了後にずれ込む可能性がある。公職選挙法には任期満了後の選挙を認める規定もあるが、党内から「憲政の常道に反する」との懸念が出ていた。

 菅義偉首相は2日、小泉進次郎環境相と首相官邸で会談し、総裁選や衆院選の日程について意見を交わした。小泉氏は会談後に「首相は、総裁選で選ばれた人が衆院選を決めるべきだと考えている」と記者団に明かした。

 新総裁が29日の選出後に衆院選を決める場合、準備期間を考慮すると、衆院選投開票は議員任期内に間に合わない可能性が大きい。公選法は任期満了間近に国会を閉じた場合や衆院が解散された場合は任期後の衆院選を認めているが、「任期内に選挙を終わらせるのが通常だ」との指摘が多い。

 20日ごろまでに投開票を終えれば、衆院選を議員任期内の10月5日公示、17日投開票で実施できるとみられる。【李舜】

7022とはずがたり:2021/09/03(金) 00:32:12

どれもイマイチな感じだけど。

2021.09.02 18:00


二階幹事長が交代、菅首相との“密約”…二階氏の副総裁就任説、菅氏の二階派会長就任説も

https://biz-journal.jp/2021/09/post_248705.html
文=編集部
【この記事のキーワード】


 自民党が大きく動いている。総裁選が9月17日告示、29日投開票の日程で行われることになり、その前に党役員人事が刷新されることになった。


 最大の目玉は、通算在職日数が5年を超え、歴代最長となっている二階俊博幹事長の交代。総裁選への出馬を表明した岸田文雄政調会長が、「権力の集中と惰性を防ぐ」として、党役員の任期を連続3年までとする改革案を出したことを受け、それに対抗するかたちで菅義偉首相がまさかの“二階幹事長外し”に踏み切った。


 菅首相が二階氏を官邸に呼び、交代を告げた時、二階氏は「遠慮せずに人事を行ってもらいたい」と応えて、すんなり容認したと伝えられているが、永田町では「二階さんは、人事と金を握る幹事長ポストに並々ならぬ執着があった。簡単に引き下がるわけがない。なんらかの裏約束があるだろう」というのがもっぱら。


 では、それはいったい何なのか。永田町でのさまざまな見方を総合すると、囁かれているのは次の5つの理由だ。



(1)自分の次のポスト

 安倍晋三前首相も何度か二階氏を幹事長から外そうと試みたことがあった。その際、副総裁のポストを提示し、「ある程度の自由に使える党のお金を副総裁枠として与える」というオプションをつけたといわれている。今回も同じような提案が想定される。



(2)息子の処遇

 二階氏は選挙区の衆議院和歌山3区の地盤を、秘書をしている三男に譲りたいと希望している。しかし、同選挙区へは世耕弘成参院議員も鞍替え出馬を狙っている。三男の後継と公認の確約がなされたのではないか。



(3)党四役人事への関与

 幹事長を辞めるのだから、後任の人選には絡ませろ、ということ。対立している安倍氏や麻生太郎財務相に近い人物が幹事長や選挙対策委員長に就くことを阻止する狙い。



(4)健康問題

 これは「裏約束」とは少し異なるが、二階氏は齢82歳。そろそろ体力的な限界を感じていてもおかしくない。これまでも「記者会見で記者とのやりとりが?み合っていなかった」など健康面で不安視する声が出ていた。幹事長は激務で、直近に衆議院選挙も迫っている。



(5)菅首相の二階派入り

 二階派は所属議員47人で党内第4派閥。人数はそれなりだが、派閥領袖の後継者がいないのが悩みの種。83歳の伊吹文明元衆議院議長は今期限りの政界引退を表明している。河村建夫元官房長官は、参議院議員を辞職して衆議院山口3区での鞍替え出馬を表明した林芳正元文科相と公認争いなかでもあり、インパクトが弱く、領袖というタイプでもない。

「将来的に二階派を継ぐのは、武田良太総務相でしょう。しかし、本人はその気で準備をしていますが、まだ53歳で年齢的には早い。そこで、ワンポイントとして、菅首相にやってもらい、いったん『菅派』になるというウルトラCがあり得る。一時、二階派と無派閥の菅グループの合流話があった。双方を合わせると、所属議員は90人以上となり、最大派閥の細田派(96人)に迫る規模になれる」(自民党関係者)



 裏約束が何だったのか。今後の政局の行方を見ていれば、それが見えてくるかもしれない。

(文=編集部)



ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2021/09/post_248705.html
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7023とはずがたり:2021/09/03(金) 00:34:56

うおっ,横浜市長選の結果で神奈川県連も完全に菅に愛想尽かしてる感じだw

総裁選で菅首相の応援しない おひざ元、自民神奈川県連幹事長が発言
https://www.asahi.com/articles/ASP927TZVP92UTIL04K.html
末崎毅2021年9月2日 23時51分

 自民党神奈川県連の土井隆典幹事長は2日、総裁選に向けた会合後、記者団の取材に応じ、衆院神奈川2区選出の菅義偉首相について、「何とか支えたい気持ちもあるが、目の前の衆院選を勝つにはどうするか考えないといけない。総裁選が行われる中で党員の声をしっかりと受け止めたい。県連としては特に、菅さんを頼むという応援をするつもりは一切ない」と述べた。

 総裁選に党員・党友も参加することについて、土井幹事長は「これだけ内閣支持率が落ち込んでいる中で、開かれた自民党としてアピールするには、総裁選に多くの方が立候補して、多くの党員が誰に入れるかという『フルスペック』を望んでいたので、そういう形になってもらえればありがたい」と語った。(末崎毅)

7024とはずがたり:2021/09/03(金) 00:36:25
菅首相“二階外し”で飛び交う「次期幹事長」の名前 総裁選か解散か…自民党内は大騒動
9/1(水) 14:45配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f0c718bac22a6074b6cbf40572b3a39a844b712
日刊ゲンダイDIGITAL
菅首相は本気で解散するつもりか(C)JMPA

 最大の後ろ盾だった二階幹事長の切り捨てを決めた菅首相。狙いは何か――。一時は9月解散説も急浮上し、さっそく党内では「次期幹事長は誰か」と、複数の名前が飛び交っている。

綾瀬はるかコロナ感染で「即入院」…国民的人気女優の評判まで貶めた菅政権の大罪

 ◇  ◇  ◇

 菅首相は、来週6日にも党人事に着手し、新幹事長を決めるつもりだ。菅首相の周辺からは、このまま総裁選に突入するパターンと解散総選挙に踏み切るパターン、それぞれの人事構想が流れている。

「二階外し」の狙いの一つは、総裁選の対立候補・岸田元外相を潰すことだ。岸田氏は出馬表明した時に、「党役員任期を3年までにする」と明言。幹事長を5年間務める二階氏に事実上“クビ”を突き付け、党内から喝采を浴びた。菅首相は、岸田氏がぶち上げた「争点」を潰すため、「二階外し」を断行したとみられている。狙いは他にもある。

「以前から“二階外し”を要求してきた安倍前首相と、麻生財務相の支持を取り付けるためでしょう。二階さんを幹事長から外せば、『二階切り』を求めていた安倍・麻生のリクエストに応える形になる」(政界関係者)

 党内では“ポスト二階”として、さまざまな名前が飛び交っている。総裁選を盤石にするため、菅周辺で囁かれているのが「岸田氏抜擢」という“奇策”だ。

「選挙の顔」なら小泉環境相、野田幹事長代行、石破元幹事長
“選挙の顔”を幹事長に?(左から小泉進次郎環境相、野田聖子幹事長代行、石破茂元幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

「岸田氏に幹事長就任を持ち掛けるのでは、という見方があります。もし岸田氏が受ければ、総裁選は事実上の“無投票”になる。岸田氏も意図が分かっているから、BS番組で『幹事長を受けることは絶対にない』と否定しています」(自民党関係者)

 これらは、菅首相が総裁選を切り抜けるためのシナリオだが、党内では「選挙の顔になる人物を幹事長にするはずだ」という声が上がり始めている。

「次の衆院選では、国民受けが悪い菅首相は、とても全国を応援で回れる状況にない。そのため、解散総選挙となったら新幹事長が総理総裁に代わって全国を走り回ることになるでしょう。注目を集められるのは、小泉進次郎環境相、野田聖子幹事長代行、石破茂元幹事長の3人くらいしかいません。3人とも幹事長を受ける可能性はゼロではないと思う。進次郎は『菅支持』を明言しているし、野田さんも『次の総理』として名前を売るチャンスになる。微妙なのが石破さんです。新幹事長として選挙を仕切り、大勝すれば、党内で『救世主』と受け止められ、『ポスト菅』の最右翼になる。しかし、惨敗したら、菅首相と一緒に選挙敗北の責任を取らされ、次期総理の目が完全についえる恐れがあります」(前出の政界関係者)

 しかし、幹事長を代えたくらいで菅政権は浮上しないのではないか。

7025とはずがたり:2021/09/03(金) 00:45:15
これを見た時は萩生田幹事長で河野政調会長で石破外相辺りで再選決まったかなって思ったのにねえ。

菅首相、河野氏を要職で起用へ 石破氏処遇案も 自民党役員人事
https://mainichi.jp/articles/20210901/k00/00m/010/332000c
毎日新聞 2021/9/1 21:14(最終更新 9/2 05:01) 583文字

 菅義偉首相(自民党総裁)は6日にも党役員人事、その後に内閣改造を実施する方針で、河野太郎行政改革担当相(58)を要職で起用する調整に入った。政調会長が有力で、幹事長や官房長官も取りざたされる。石破茂元幹事長(64)を党要職で処遇する案も浮上した。知名度が高い河野氏らを重用する「目玉人事」で、党総裁選や衆院選前の政権浮揚を狙う。

 自民党は3日、臨時の役員会と総務会を開き、党役員人事について総裁一任を取り付ける。

 河野氏は1996年初当選で8期目。外相や防衛相を歴任し、菅政権では新型コロナウイルスのワクチン担当を務めている。首相と同じく神奈川県が地盤で、首相の信頼は厚い。政府関係者は「もともとは幹事長案があったが、衆院選公約の策定に向け、首相は政調会長への起用に傾いている」と明かす。

 石破氏は86年初当選で11期目。安倍前政権で幹事長や地方創生担当相を務めたが、その後に安倍晋三首相(当時)との関係が悪化。2018年総裁選で安倍氏と対決して敗れたが、国民には根強い人気がある。幹事長など重要ポストへの起用案があるが、安倍氏らの理解を得られるかが焦点となる。

 首相に近い複数の議員は「衆院選のアピール材料にすべきだ」として、大規模な人事とするよう首相に進言している。野田聖子幹事長代行(60)や萩生田光一文部科学相(58)を抜てきする案も出ている。【小山由宇】

7026とはずがたり:2021/09/03(金) 01:18:05
鮫かよ

「河野太郎首相だけは絶対に避けたい」自民党内で"菅おろし"が盛り上がらない根本理由
8/31(火) 18:16配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/30e9098e24fd79537a3fc165ce3a23e28d43861b?page=1
プレジデントオンライン
首相官邸に入る菅義偉首相=2021年8月31日午前、東京・永田町(写真=時事通信フォト)

自民党総裁選の日程が固まった。菅義偉首相(総裁)の支持率は低迷しているが、現状では再選が有力視されている。ジャーナリストの鮫島浩さんは「不人気であっても“菅おろし”が盛り上がらないのは、議席減よりも世代交代を阻止したいという長老政治家たちの交錯した思惑に原因がある」という――。

7027とはずがたり:2021/09/03(金) 01:18:45
菅首相、「二階外しで衆院解散」シナリオの大誤算
自民党内で噴出する不満、「三木降ろし」再来も
泉 宏 : 政治ジャーナリスト
2021/09/02 4:30
https://toyokeizai.net/articles/-/452378

7028とはずがたり:2021/09/03(金) 01:44:37
自民議員が首相に「自分の延命だけ」 党内に渦巻く不信
有料会員記事
岡村夏樹、明楽麻子 菊地直己、野平悠一2021年8月31日 19時52分
https://www.asahi.com/articles/ASP80660KP80UTFK00K.html?ref=amp_login

 菅義偉首相は来週にも二階俊博幹事長らを交代させる人事に踏み切る方針だ。自民党総裁選での再選をめざす首相は、党の「刷新」で求心力を高めたい考えだが、自らの生き残りに執心する姿には党内でも反発を招いている。

 苦境の菅首相が切った「カード」は、なりふり構わぬものだった。

 30日の首相官邸。首相は向かい合った二階幹事長にこう切り出した。「人事を刷新したい」

 二階氏はうなずき、「遠慮せずやってください」と返答した。会談後、二階氏は周囲に「自分から自分の人事を頼んだことはない。しがみつくことはしない」と淡々と語り、幹事長交代を受け入れたことを明かした。

 二階氏は、安倍政権下の2016年に幹事長に就任して以来、在職日数が最長記録を更新し続ける。昨秋の総裁選では、真っ先に首相を支持し、菅政権誕生を主導。無派閥で党内基盤が弱い首相にとって二階氏は政権運営の要だった。

 だが、菅政権発足から1年たっての突然の「二階氏切り」。背景には、首相が描いてきた総裁選の再選シナリオの崩壊がある。

 首相や党執行部は当初、衆院議員の任期が10月21日に迫るなかで9月5日閉幕の東京パラリンピック後に衆院を解散し、衆院選を勝ち抜いたうえで総裁選を「無投票再選」で乗り切りたい考えだった。

 しかし、4月の衆参3選挙や首相のおひざ元の横浜市長選などで敗北。感染が収まらない新型コロナ対応への不満もあり、内閣支持率は低迷を続ける。「菅氏では選挙が戦えない」との声が党内で拡大し、その批判の矛先は首相とともに政権中枢を担ってきた二階氏にも向かった。

7029チバQ:2021/09/03(金) 11:07:16
https://www.asahi.com/articles/ASP926V5WP92UTFK02C.html?oai=ASP927TZVP92UTIL04K&amp;ref=yahoo
「首相が不出馬?」突然の会談、永田町は騒然 よぎった1年前の記憶
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2021年9月2日 21時45分


自民党本部で二階俊博幹事長と会談後、官邸に戻り記者の問いかけに手を上げる菅義偉首相=2021年9月2日午後4時14分、首相官邸、上田幸一撮影
写真・図版写真・図版写真・図版

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 菅義偉首相は2日夕、自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長と会談した。首相が総裁選に立候補する意向を伝えたものだが、党ツートップによる突然の会談に、「首相が重大な判断を下すのではないか」などと、自民党内が一時騒然とした。

 「首相が党本部に出向き、二階氏と会談するらしい」。自民党議員らの間で、そんな情報が飛び交い始めたのは2日午後3時過ぎ。党の会議や行事などはセットされておらず、多くの政権幹部らの目には唐突な会談に映った。

 首相が週明けにも党役員人事を行い、二階氏も交代させる方針であることから、「人事の相談か」(党関係者)との見方が出る一方で、「総裁選不出馬を伝えるのでは」との臆測が永田町を駆け巡った。

 午後4時前、首相が党本部に到着し、幹事長室がある4階でエレベーターを降りると、ホールには大勢の報道陣が待ち構えていた。カメラのシャッター音が響く中、首相は一瞬、報道陣に目を向け幹事長室に入った。会談時間は約10分。官邸に戻った首相は記者団から「どのような話をしたのか」「人事については」などと質問を受けたが、無言で前を通り過ぎた。

1年前、突然に党本部の二階氏を訪問したのは…
 この会談が騒ぎになったのは…

7030チバQ:2021/09/03(金) 11:46:58
https://digital.asahi.com/articles/ASP926R5WP91PITB001.html?_requesturl=articles%2FASP926R5WP91PITB001.html&amp;pn=4
「菅離れが追い風」全国の批判票に照準 岸田総裁の誕生めざす広島
会員記事

大久保貴裕2021年9月3日 9時25分

 自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)に向け、党広島県連の動きが慌ただしくなっている。立候補を表明した岸田文雄県連会長の「実動部隊」として、現政権への批判票を全国からかき集めようと県議らによる全国キャラバンも計画する。一方で、コロナ禍での緊急事態宣言の延長論や「第3の候補」の動向が懸念材料となっている。

 「総力を挙げて、岸田さんを全面的に応援したい。よろしいでしょうか」

 8月28日、広島市内のホテル。県連幹部が、居並ぶ県議・広島市議らに呼びかけると、大きな拍手がわいた。県連ナンバー2の中本隆志・県議会議長は会合後、記者団に「全会一致で決めた」と強調すると、党の支援者である県内外100万人超の「党員・党友」に照準をあわせる方針を打ち出した。

ここから続き
 県連内には「内閣支持率の下落による『菅離れ』が最大の追い風になる」(関係者)との見立てがある。派閥単位で動きがちな国会議員票の切り崩しは容易ではないが、1978年の大平正芳元首相や01年の小泉純一郎元首相のように、国会議員票で劣勢とみられた候補が地方の声を背に逆転勝利を収めたケースもあるためだ。

 しかも、今回の総裁選は「党員・党友」と「国会議員」がそれぞれ383票ずつを持つ。全国の地方組織に割り当てた地方票141票、国会議員票394票で争った「簡易型」の前回総裁選よりも、地方の影響力が大きく増した形だ。

 このため、県議や広島市議らによる有志グループは「キャラバン隊」を結成。10班程度にわかれ、神奈川県など対立候補の地元を除く全都道府県を直接訪問する計画だ。党員・党友に影響力がある県連幹部や有力者と面会する調整を進めており、関係者は「岸田氏に代わって政策の内容をしっかり伝えたい」と意気込む。2019年参院選をめぐる買収事件などを念頭に、「党有力者から冷や飯を食わされてきた広島の生の声は共感を呼ぶはずだ」との声も聞かれる。

 足元固めも急ピッチで進めている。1日には、県選出国会議員の秘書たちが県内に約2万6千人いる党員・党友への呼びかけを強める方針を確認。関係者によると、岸田派議員の秘書だけでなく、他派閥の2議員の秘書も出席した。

攻めの全国訪問 懸念はコロナ
 ただ、県連側の不安は尽きない。県内に12日まで発令される緊急事態宣言の延長が取り沙汰されているためだ。

 有志議員の全国訪問は13日以降を予定するが、宣言が延長されれば「県境をまたぐ往来の自粛」を求められる中での行脚が批判の的となりかねない。県連側は事前にワクチンを2回接種し、PCR検査も義務づけることで理解を求めたい考えだが、ある関係者は「アポを断られかねない」との不安を漏らした。

 一方、前回総裁選では各都道府県連に3票ずつ配分された「地方票」(141票)のうち、岸田氏が獲得したのはわずか10票。ほとんどが岸田派に所属する国会議員の地元で、89票の菅首相、42票の石破茂元幹事長に大きく水をあけられた。

 昨秋から党の主要役職を離れていた岸田氏にとって、知名度や求心力のアップはいまも課題だ。「次の総理に誰がふさわしいか」などと尋ねる報道各社の世論調査では順位が伸び悩んでおり、県連幹部は「首相と一騎打ちなら批判票が集められるが、第3の候補が現れたら党員・党友票が流れかねない」との危機感をのぞかせた。(大久保貴裕)

7031チバQ:2021/09/03(金) 11:47:45
https://www.asahi.com/articles/ASP8X6WGSP8XPITB00G.html?iref=pc_extlink
「冷や飯」の岸田氏 二階氏と会談後、目の色が変わった
有料会員記事

大久保貴裕、東郷隆、松田史朗2021年8月29日 10時45分
自民党広島県連などの会合後に記者団の取材に応じる県連会長の岸田文雄氏(左)。右は会長代理の中本隆志・県議会議長=2021年8月28日午後0時31分、広島市中区、東郷隆撮影

 自民党総裁選に立候補を表明した岸田文雄氏(64)=衆院広島1区=が28日に広島入りし、地元議員や財界幹部らとの会合で菅義偉首相への対決姿勢を示した。背景の一つには、前回総裁選で敗れてからの「冷や飯」の日々がある。

 「『岸田はもう終わった』。そうした厳しい評価もいただいた」

 26日、国会内で開いた立候補表明の記者会見で、岸田氏は険しい表情で言葉を絞り出した。昨年9月の前回総裁選での敗北。それは岸田氏、そして自民党広島県連にとって、いばらの道の始まりでもあった。

 「自民候補は応援できない。次期衆院選の広島3区に公明候補を擁立したい」

 連立与党の公明党側が岸田氏にこう迫ったのは、総裁選から間もない昨年10月のことだ。広島3区は、選挙買収事件の当事者である河井克行元法相の地元だった。あからさまな選挙区の明け渡し要求に岸田氏は難色を示したが、その後、自民党本部からのトップダウンで「公明候補を与党統一候補とする」との調整方針が決まった。

 政治の世界では、権力から遠ざかって冷遇される様を「冷や飯」と表現する。

 「冷や飯は、こんなにも塩味だったのか」。ある県議は、重要案件が地元の頭ごなしに決められる屈辱を味わった。

 ただでさえ、県連内では菅首相に対する被害者意識が強い。2019年参院選の広島選挙区で、河井元法相の妻案里氏の擁立を主導した経緯があるからだ。しかし、支持者からみれば首相も県連も同じ自民党だ。首相と近しい党幹部が「事件は他山の石」と責任逃れに終始する中、「政治とカネ」への不満の矛先は岸田氏に向かい始めていた。

 今年4月の参院広島選挙区の再選挙。自民支持者の多い広島では「勝って当たり前」との楽観論も流れたが、情勢調査では劣勢が伝えられると、岸田氏は選挙戦終盤に地元紙・中国新聞に全面広告を出した。「県民の皆様へ」との題名で始まる約500文字のメッセージ。岸田氏の大きな全身写真とともに「新しい自民党を作り直す」「挑戦にお力をお貸しください」と記した。

 県連関係者の間では「首相がやるべき汚れ役を自ら買った勇気ある行動」などと評価する声が多かったが、地元の支持者から飛んだのは厳しい声だった。

「頭の下げ方が足りない」

 結果は、保守王国での歴史的な敗北。遠く離れた永田町の党幹部らはこう突き放した。「党のダメージではなく、岸田氏のダメージだ」

二階幹事長に直談判 しかし取り合わない党本部
 「政治に対する不信、声が届…

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7032チバQ:2021/09/03(金) 12:07:20
悪いけど   祝!!!!!!


https://news.yahoo.co.jp/articles/2fdbaaa50bced9c06fb23d956d93d7335beebbe6
菅首相が辞任の意向 関係者が明らかに
9/3(金) 11:55配信


共同通信
首相官邸に入る菅首相=3日午前

 菅義偉首相は辞任する意向を固めた。関係者が3日、明らかにした。

7033チバQ:2021/09/03(金) 12:16:43
>>7029
この記事あたりじゃん!

7034チバQ:2021/09/03(金) 13:24:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/642e5dc3389245da65f7d874cc0474665bad1177
菅首相、総裁選出馬せず 1年で退陣へ
9/3(金) 12:08配信

産経新聞
閣議に臨む菅義偉首相=3日午前、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉首相(自民党総裁)は3日の臨時役員会で、自身の任期満了に伴う総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補しないと表明した。首相は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で内閣支持率が急落し、自民党が10月21日に任期満了となる衆院選を戦うためには自身の退陣も含めた人心一新が必要と判断したとみられる。菅内閣は約1年で終わることとなった。


役員会出席者によると、首相は不出馬の理由について、新型コロナウイルス対策に集中するためと説明した。6日に実施を予定していた党役員人事は見送る。

首相の総裁選不出馬を受け、自民党は総裁選で選出した総裁を臨時国会で首相指名し、衆院選に臨むことになる。総裁選には、岸田文雄前政調会長が出馬を表明しているほか、高市早苗前総務相も意欲を示している。このほか河野太郎ワクチン担当相、石破茂元幹事長らの立候補も焦点となる。

首相は二階俊博幹事長の交代を含む党役員人事を6日にも行い、新布陣で総裁選を乗り切る方針だった。7月以降、記者会見などで「出馬は時期が来れば当然のことだ」と述べ、再選を目指す考えだった。

しかし、政権の最大の課題となった新型コロナ対策は、ワクチン接種が進む一方で感染拡大が止まらず、緊急事態宣言の延長・追加を繰り返した。首相の国民に対する説明不足や発信力の弱さも指摘され、内閣支持率は下落。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が8月21、22両日に実施した合同世論調査で、内閣支持率は32・1%となり、今年1月以降の最低を更新していた。不支持率は61・3%で、4カ月連続で50%を超えた。

首相の求心力は党内でも低下していた。8月30日の二階氏との会談で、二階氏交代を含む党役員人事の断行を伝達。首相は新布陣で心機一転を図る構えだったが、同月31日に「首相が9月中旬に解散を断行し、総裁選を先送りする意向」との情報が駆け巡り、総裁選前の解散を選択肢の一つとする首相への批判が急速に広がっていた。

衆院選は任期満了前の「10月5日公示、17日投開票」の日程が浮上しているが、臨時国会を召集して新しい首班を指名し、所信表明演説や衆参両院の各党代表質問なども行った場合、さらにずれ込むことになる。

7035チバQ:2021/09/03(金) 13:26:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c036dc572e040259f226dc14ef3fde1588227a8
「菅離れ」加速し万策尽きて 発足1年、国民の審判受けず退場へ
9/3(金) 12:44配信

朝日新聞デジタル
自民党本部での臨時役員会を終え、首相官邸に戻る菅義偉首相=2021年9月3日午前11時45分、上田幸一撮影

 全国規模の国民の審判を一度も受けることなく、菅義偉首相が自民党総裁選への出馬をとりやめる意向を表明した。菅内閣の発足からほぼ1年、安倍晋三前首相の路線を引き継ぎながら新型コロナの対応に追われ、「後手」「小出し」といった世論の批判が集中。最終盤は自民党内の「菅離れ」に拍車がかかり、万策尽きて退陣を余儀なくされたといえる。

【写真】自民党本部での臨時役員会を終え、首相官邸に戻る菅義偉首相=2021年9月3日午前11時45分、首相官邸、上田幸一撮影

 昨秋の首相就任当初から、政権の浮沈は「コロナ対応次第」との見方で衆目は一致していた。しかし、菅首相自身がどこまでそれを自覚していただろうか。携帯電話料金の値下げやデジタル庁の新設、また不妊治療への新たな助成。自民党内の主要派閥に担がれ、勢いのあった当初こそ耳目を集めたが、時間の経過とともに関心が薄れたのか、国民に対する説明不足や自らに都合のいい「楽観シナリオ」への傾斜が目立った。

 「国民の命と暮らしを守ることが私の使命」。記者会見では何度もそう繰り返しながら、新型コロナの感染拡大は第5波まで続き、緊急事態宣言を繰り返し出さざるを得なかった。感染が収まらない中で東京五輪・パラリンピックを開催したことも、その判断の是非が問われた。

 今年に入り、菅政権は選挙で敗北を繰り返した。4月下旬にあった衆参3補選・再選挙で全敗し、7月の東京都議選で自民党は過去2番目に少ない33議席と惨敗。さらに、首相のおひざ元である8月下旬の横浜市長選では、盟友の小此木八郎前国家公安委員長を推しながら敗北を喫した。

 党内では「選挙の顔」として菅首相を押し立てることに不安が高まり、水面下で「菅離れ」が加速した。国政選・地方選の連敗で、従来の自民党支持者の支持が離れつつあるとの危機感も急速に広がった。

朝日新聞社

7036チバQ:2021/09/03(金) 13:33:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/50617dc2fb27510e6da05429cdfcb5977b7b2db2
「国対目線ではなく国民目線で」小泉氏直言…首相、側近・森山氏の助言との間で揺れる
9/3(金) 6:47配信

読売新聞オンライン
 菅首相(自民党総裁)の衆院選戦略が定まらない状態が続いている。軸としていた10月17日投開票を閣議で決める「任期満了選挙」案を巡っては、総裁選前に選挙日程を決める必要があることから「筋が通らない」として、首相に近い小泉環境相が反対の考えを首相に伝えた。この案は、同じく首相側近の森山裕国会対策委員長が主導して描いたシナリオだったが、実現可能性は遠のいている。

「任期満了」案 遠のく
(写真:読売新聞)

 「国対目線ではなく、国民目線で考えてください。総裁選で勝った人が選挙日程を決めるべきです」

 首相周辺によると、小泉環境相は2日、首相官邸で菅首相と向き合い、「任期満了選挙」案を選ばないよう進言。小泉氏が言葉を尽くして説得すると、首相は理解を示したという。「国対目線」とは、この案が、国会日程を巡り野党と交渉する森山氏が「野党への配慮から提案したものだ」との見方が党内で出ていることを受けたものだ。

 大島衆院議長は、衆院議員の任期満了となる10月21日までの衆院選実施が「憲政の常道」だとの考え方を持つとされる。8月中旬には、立憲民主党の安住淳国対委員長も同様に10月21日までの衆院選を森山氏に求めた。森山氏としては「憲政の常道」を外せば、強い批判を浴びかねないと懸念し、首相に助言。首相が、任期内に選挙を行う方向で検討に入った経緯がある。

 問題は、この日程を実現するには、9月29日の総裁選の投開票前に閣議決定が必要となる点だった。党内から「総裁選に勝利するかどうかわからない首相が選挙日程を決めるべきでない」との声が相次いだ。小泉氏は1日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎で、自らを含む党青年局長経験者らと集まった際、こうした危機感を共有した。首相の信頼が厚い小泉氏が翌日、代表して首相に「直談判」した。

 小泉氏は8月31日、首相が9月中旬に解散し、総裁選を先送りする案に傾いた際も阻止に動いた。小泉氏は首相に「総裁選に勝利し、解散するのが王道です」と伝え、踏みとどまるよう迫った。解散による先送り案も、総裁選で首相が劣勢になりかねないとの見方が広がったことを受け、森山氏が首相に取り得る選択肢として助言したとされる。党関係者は「首相は『憲政の常道』という言葉や野党との関係にこだわる国対的な発想に左右されすぎた」と指摘する。

 首相はこの間、党内の多くが納得できる「王道」論を唱える小泉氏と、複雑に絡む政治日程に配慮する森山氏の間で揺れ続けた。両氏は、様子見が目立つ党内で、首相を支える姿勢を貫いている。主要閣僚の一人は「首相を支える中枢内で路線対立が起きている。首相もどちらの声に耳を傾けるべきか悩んでいる」と推し量る。

7037チバQ:2021/09/03(金) 13:46:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/607f83c8f6c7240135a70c3cbdc67c3c39e70661
「菅離れ」止まらず出馬断念 自民、衆院選へ危機感強く
9/3(金) 13:39配信

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時事通信
自民党臨時役員会に臨む菅義偉首相(中央)、二階俊博幹事長(同左)ら=3日午前、東京・永田町の同党本部

 菅義偉首相(自民党総裁)が3日、事実上の退陣を表明した。

 任期満了に伴う29日の総裁選で再選が見通せなくなったためだ。政府の新型コロナウイルス対応に国民の不満が集中し、内閣支持率は「危険水域」に低迷。衆院選を前に、党内からは「菅首相の下では戦えない」との声が噴出していた。閣僚の一人が首相に直接、退陣を迫ったこともあり、出馬を断念したとみられる。

 首相は政権を取り巻く厳しい状況を踏まえ、「後ろ盾」となってきた二階俊博幹事長の交代を決断。6日に予定していた党役員人事では、知名度の高い石破茂元幹事長らを起用して体制を刷新し、立て直しを図る考えだった。しかし、異例の総裁選前の人事に対しても、党内からは「個利個略」などと反発が出ていた。

 こうした中、首相が信頼を置く側近議員らの間で、選挙基盤の弱い中堅・若手議員を中心に「菅離れ」が進み、総裁選では党員票だけでなく国会議員票も十分な得票は見込めないとの見方が広がった。ある閣僚は、こうした党内情勢を首相に直接伝え、出馬の再考を促した。

 新しい首相を選ぶ総裁選は17日告示、29日投開票の日程で行われる。岸田文雄前政調会長(64)が出馬を表明しているほか、高市早苗前総務相(60)も意欲を示す。一度は出馬を断念した下村博文政調会長(67)は3日、記者団に「改めて同志と相談したい」と語った。

 衆院議員の任期は10月21日に満了する。今月29日の新総裁選出後、首相指名のための臨時国会召集が必要となるため、投開票は公職選挙法の規定で任期満了後にずれ込む見通しだ。

 首相の決断に、自民党幹部は一様に驚きの声を上げた。佐藤勉総務会長は記者団に「1年間首相を支えてきた者として、非常に驚き(何も)申し上げようがない」と落胆をあらわにした。下村氏も「驚いた。ぎりぎりの判断をされた。孤独の中での決断には敬意を申し上げたい」と語った。

7038とはずがたり:2021/09/03(金) 16:31:02

河野になるかねえ。国民的人気だと石破か河野が党員投票では勝つ感じ?

【速報】河野行改相 総裁選出馬の意向固める
9/3(金) 16:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/95e253e74307d1a3246539160a4e8374a8a39158
TBS系(JNN)

菅総理が自民党総裁選挙への出馬を見送ることを表明したことを受け、河野行政改革担当大臣が総裁選へ出馬する意向を固め、推薦人集めに着手していることが分かりました。

記者、タリバン報道官に問う「あなたが言うことと現場で起きていることに乖離がある」【インタビューロング版】

河野大臣は既に若手の議員らを中心に出馬に必要な推薦人となるよう要請を始めています。複数の関係者が明らかにしています。

また午後には派閥の領袖である麻生副総理兼財務大臣と会談を行っています。

河野氏が出馬の意向を固めたことで総裁選挙の構図は大きく変わることになります。

7039とはずがたり:2021/09/03(金) 16:45:19

河野になるかねえ。国民的人気だと石破か河野が党員投票では勝つ感じ?

【速報】河野行改相 総裁選出馬の意向固める
9/3(金) 16:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/95e253e74307d1a3246539160a4e8374a8a39158
TBS系(JNN)

菅総理が自民党総裁選挙への出馬を見送ることを表明したことを受け、河野行政改革担当大臣が総裁選へ出馬する意向を固め、推薦人集めに着手していることが分かりました。

記者、タリバン報道官に問う「あなたが言うことと現場で起きていることに乖離がある」【インタビューロング版】

河野大臣は既に若手の議員らを中心に出馬に必要な推薦人となるよう要請を始めています。複数の関係者が明らかにしています。

また午後には派閥の領袖である麻生副総理兼財務大臣と会談を行っています。

河野氏が出馬の意向を固めたことで総裁選挙の構図は大きく変わることになります。

7040とはずがたり:2021/09/03(金) 16:45:35
二階さん,もうよぼよぼやなあ。。

「正直びっくり…」“総理不出馬”二階幹事長会見[2021/09/03 13:04]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000227710.html

7041チバQ:2021/09/03(金) 17:55:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/95e253e74307d1a3246539160a4e8374a8a39158
【速報】河野行革相 総裁選出馬の意向固める
9/3(金) 16:19配信

TBS系(JNN)
河野太郎行革相

菅総理が自民党総裁選挙への出馬を見送ることを表明したことを受け、河野行政改革担当大臣が総裁選へ出馬する意向を固め、推薦人集めに着手していることが分かりました。

記者、タリバン報道官に問う「あなたが言うことと現場で起きていることに乖離がある」【インタビューロング版】

河野大臣は既に若手の議員らを中心に出馬に必要な推薦人となるよう要請を始めています。複数の関係者が明らかにしています。

また午後には派閥の領袖である麻生副総理兼財務大臣と会談を行っています。

河野氏が出馬の意向を固めたことで総裁選挙の構図は大きく変わることになります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1e5478cd034b841fc20f18a9145a13444b59aa4
石破茂氏「新しい展開に」 総裁選出馬は「しかるべき時に結論」
9/3(金) 16:05配信

毎日新聞
菅義偉首相の自民党総裁選不出馬表明を受け、記者団の取材に応じる石破茂元幹事長=2021年9月3日13時54分(代表撮影)

 自民党の石破茂元幹事長は3日、菅義偉首相の任期満了に伴う総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補するかどうかについて「まったく新しい展開になったので、何が日本のために、自民党のためにとるべき道か、同志の皆さんと相談しながらしかるべき時に結論を出したい」と述べた。

 石破氏は「今まで新型コロナウイルス対策に必要な法律や予算を成立させるのが立法府の務めだと申し上げてきたが、首相がお辞めになり、そういう状況が望めなくなった」と指摘。出馬の是非については「首相が判断を示されたことで状況は一変したので、変化に伴う判断はしなければいけません」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/071f747bf07051788a92079201e4d6bc1a063751
下村政調会長「決断に敬意」 総裁選は「仲間と相談」
9/3(金) 12:56配信

産経新聞
下村博文政調会長(沢田大典撮影)

自民党の下村博文政調会長は、菅義偉首相(党総裁)が来月の総裁選への不出馬を表明し、退陣が決まったことについて「驚いた。ただ、ぎりぎりの判断をした。トップとしての厳しさ、孤独の中での決断には敬意を申し上げたい」と述べた。

下村氏は総裁選への出馬意欲を表明し、首相に出馬する場合は政調会長を辞任するよう迫られ出馬を断念した経緯がある。総裁選への対応については「状況が変わったので、改めて同志、仲間と相談していきたい」と述べるにとどめた。一方、新型コロナウイルス対応や追加経済対策などを挙げ「政調会長としての職務を最後まで全うするように、国民目線で考えていきたい」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/51abace7acfa29c86aee94a23a7d003a158d62bc
高市氏「意思は変わらない」 総裁選に改めて意欲、安倍氏に支援要請
9/3(金) 15:04配信

毎日新聞
自民党の高市早苗氏

 自民党の高市早苗前総務相は3日、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)の対応について国会内で記者団に、「私の出馬の意思は変わらない。激励の電話もたくさん国会議員から頂戴しているので、もうただただ一生懸命私はこういうことをやりたいので一緒にやってくださいとお願いするだけだ」と述べ、改めて立候補の意欲を示した。


 安倍晋三前首相にも支援を要請する考えを示した。

7042チバQ:2021/09/03(金) 19:21:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/a12ecb1bb09cc4c58bed1fc9037d02aaa0f8a08b
野田聖子氏、総裁選立候補の意欲伝える
9/3(金) 18:48配信

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日本テレビ系(NNN)
自民党の野田聖子幹事長代行が複数の自民党議員に対し、総裁選挙への立候補の意欲を伝えたことがわかりました。今後、立候補に必要な推薦人20人の確保を目指し、調整を進める方針です。

7043チバQ:2021/09/03(金) 22:48:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/42606aa979115ba30fd21cdf8bbfa6c020975c6b
総裁選の構図一変 相次ぎ出馬で混戦模様
9/3(金) 21:45配信

産経新聞
菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉首相が不出馬を表明した自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は構図が一変することになる。首相の立候補を念頭に、動きを控えていた有力者が出馬する公算が大きくなったからだ。首相再選を支持する構えだった安倍晋三前首相らの意向も当落を左右しかねない。日本の「次のリーダー」を決める選挙は混戦の様相を呈してきた。

> 「二階切り」で泥沼、万策尽きた首相 退陣舞台裏

■河野太郎氏

「首相が不出馬となった。先輩や仲間とじっくり相談し、どうするか決めていきたい」

河野太郎ワクチン担当相は3日、総裁選について記者団にこう述べた。かねて立候補に強い意欲を示してきたが、気脈を通じる首相が再選を目指していた今回は断念するとみられていた。しかし、環境が変わったことで一転、総裁選の目玉となった。

関心を集める理由は人気の高さだ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が8月21、22両日に実施した合同世論調査で、次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、17・9%の河野氏は4カ月連続でトップ。所属する第2派閥の麻生派(志公会、53人)の若手は「時は今だ。ここで出るしかない」と背中を押す。

ただ、新型コロナウイルス対策の肝であるワクチン行政を投げ出したとの見方が広がれば、イメージ悪化は避けられない。領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総理兼財務相が盟友の安倍氏と歩調を合わせる可能性もあり、派一体の支援を得られるのかも注目される。

■石破茂氏

総裁選について「白紙」としてきた石破茂元幹事長は記者団に「全く新しい展開になった。何が日本と党のために取るべき道かを同志と相談し、しかるべきときに結論を出したい」と述べた。合同世論調査では河野氏に次ぐ2位(15・5%)で、その進退も総裁選の行方に影響を及ぼすことになる。

■岸田文雄氏

河野氏と石破氏の動向に神経をとがらせているのが、いち早く出馬を表明した岸田文雄前政調会長で、記者団に「いろいろな動きがあるだろう。構図も変わるかもしれない」と語った。党員・党友票が「人気者」に集まる可能性があり、陣営は警戒を強めている。

■高市早苗氏

立候補を表明している無派閥の高市早苗前総務相は、最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)に影響力を持ち、思想信条を同じくする安倍氏が支持するとみられる。細田派ベテランは「安倍氏の支持で保守票を獲得できる。決選投票に残れば勝負できる」とそろばんをはじく。

■茂木敏充氏/小泉進次郎氏/野田聖子氏

このほか、第3派閥の竹下派(平成研究会、52人)の会長代行を務める茂木敏充外相、首相支持を明言していた小泉進次郎環境相、野田聖子幹事長代行らの動きも総裁選に影響を及ぼしそうだ。党関係者は「勝者によって挙党体制の人事が行われれば、どれだけ候補者間の議論が白熱したとしても自民党という組織はまとまる。衆院選に向けて勢いが出るだろう」と強調した。(内藤慎二)

7044チバQ:2021/09/03(金) 22:48:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c1d8e60010b989a5b89190562876f22c4bc4129
【菅首相辞任】総裁選「3A」思惑が影響か、河野太郎大臣は周囲に出馬意向
9/3(金) 21:30配信

日刊スポーツ
自民党総裁選の不出馬を表明し、取材に応じる菅首相(ロイター)

菅義偉首相の総裁選不出馬表明で、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)の構図は、がらりと変わった。首相と、すでに出馬表明した岸田文雄前総務会長(64)が軸の「一騎打ち型」から、候補者「乱立型」にチェンジ。本格的な総裁選が展開される見通しだ。

菅政権の閣僚として、今回は出馬しないとみられていた河野太郎行革相(58)は3日、周囲に出馬の意向を伝えた。所属する麻生派(53人)内では、世代交代が一気に進みかねないことから、会長の麻生太郎財務相が慎重な立場を崩していない。河野氏は3日、麻生氏と会談。取材には「これから仲間の皆さんと相談していきたい」と述べるにとどめた。麻生派内では、河野氏でまとまるか不透明な部分も指摘される一方、党内横断的な支持を集める可能性もある。

「白紙」の立場を続けてきた石破茂元幹事長(64)は国民的な人気が高いだけに、依然出馬待望論が強い。今回負ければ5連敗で「完全に終わる」(関係者)が、石破氏は「まったく新しい展開だ。しかるべき時に結論を出したい」と、出馬に含みを持たせた。

一方、出馬を検討しながら首相に事実上の断念を迫られた下村博文政調会長(67)は再度、検討を始めた。党内最大派閥細田派(96人)所属で、同派に影響力を持つ安倍晋三前首相の対応が焦点。安倍、麻生両氏が組む「3A」の思惑も影響しそうだ。

無派閥の野田聖子幹事長代行(60)が出馬に意欲をみせているほか、高市早苗元総務相(60)は推薦人確保に見通しが立ったとの情報もある。すでに出馬表明した岸田氏は、民放番組で「大変驚いた」とした上で「国民、党員にしっかり向き合い、選挙を行うことが大事」と語った。

7045チバQ:2021/09/03(金) 22:49:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/8988cc8314113e1b266987008da08a6a6da154e8
「二階切り」で泥沼、万策尽きた首相 退陣舞台裏
9/3(金) 21:07配信


産経新聞
自民党総裁選への不出馬を表明する菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)

「出ない」。3日朝、2人の政務秘書官に自民党総裁選への不出馬の意向を伝えた菅義偉首相の表情は、淡々としたものだったという。

総裁選を前に、首相は悩み続けていた。新型コロナウイルス対策の「切り札」と位置付けたワクチン接種は加速しているのに、国民の批判は高まる一方だった。衆院議員の任期満了を10月21日に控え、党内は「首相では選挙を戦えない」と首相交代を求める空気が濃くなっていた。

「ここで投げ出したら、どれだけ楽だろうね」

反対論も根強い中で実現した東京五輪で日本選手の金メダルラッシュに沸いた8月上旬。内閣支持率が上がるどころか下落し続けていく状況に、首相は珍しく周囲にこんな弱音を漏らした。

それでも首相は再選の可能性をぎりぎりまで模索したが、逆に「底なし沼」にはまった。

まず試みたのが最大の後ろ盾である二階俊博幹事長を交代させる「二階切り」だ。8月30日夜に二階氏に意向を伝えた。二階氏は歴代最長となる5年以上にわたり幹事長を務め、卓越した政治力で党の重しとなっていた一方、党運営が強引だとして不満が高まっていた。

総裁選出馬を表明した岸田文雄前政調会長が二階氏を念頭にした「総裁を除く党役員の任期は1期1年、連続3期まで」との方針にぶつけ、争点をつぶす狙いもあった。しかし、党内では「延命のために恩人を切るのか」など否定的な声も目立った。

31日には「首相が総裁選を先送りして9月中旬に衆院解散に踏み切る」との臆測が一気に駆け巡った。実際は、いくつかの日程の中での選択肢の一つにすぎなかったが、「首相が意向を固めた」と断定的に伝わった。「みんな討ち死にしてしまう」。党重鎮からは反対論が相次いだ。

今月1日には衆院解散を否定し、総裁選の実施を明言して火消しに走ったが、時すでに遅し。首相が政権維持のために党所属議員を犠牲にしようとしたとの疑心暗鬼はぬぐえなかった。

最後の望みは6日に予定していた党役員人事だった。だが、総裁選直前の党人事という奇策は思うようにいかなかった。内閣改造の断行も検討していたが、当初首相を支持していた各派閥の議員らもクモの子を散らすように距離を取るようになっていた。調整能力にたけた二階氏にはすでに交代を伝達済みで、八方ふさがりとなった。

この間、小泉進次郎環境相は5日連続で首相と会談し、総裁選不出馬も含め進言した。首相への支持が日を追うごとに失われていくのを感じ、首相の推薦人になれないとの同僚議員の悲鳴を聴いた小泉氏は2日、「玉砕論は違う」と改めて不出馬を首相に迫った。この日、一気に広まった自身の辞任論について「許せない」と周囲に憤っていた首相だが、3日に不出馬を表明した。小泉氏は周囲にこうつぶやいた。

「万策尽きて、空を見上げる」(大島悠亮、奥原慎平)

7046チバQ:2021/09/03(金) 22:50:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/771327ffbba2b6f8d5cb83e9ea20621d7b687a45
野田聖子氏、総裁選出馬に意欲 二階派など支援に期待
9/3(金) 20:47配信

毎日新聞
自民党の野田聖子幹事長代行

 自民党の野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は3日、党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補する意欲を周辺に伝えた。

 推薦人を確保するため二階派などからの支援に期待しており、調整している。

7047チバQ:2021/09/03(金) 22:53:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4fafdd81f8998801d3324a3ef398488fbae76ac
河野太郎“電撃出馬”は「3A」に見捨てられた菅首相の逆襲?小泉「隠密説」も〈dot.〉
9/3(金) 20:27配信

AERA dot.
ボスの麻生財務相と話し込む河野ワクチン担当相(C)朝日新聞社

 菅首相の電撃的な総裁選不出馬表明、退陣のニュースが9月3日、駆け巡った。そして測ったように、河野太郎ワクチン担当相が総裁選に出馬する意向が大々的に報じられた。


「絶妙のタイミングで河野氏は、マスコミに情報を流したね。狙いすましたようだ。こうも段取りよく出馬を言えるものかな。早い段階から菅首相から辞意を聞いていたんじゃないか」

 自民党幹部はこう首を傾げる。菅首相と河野氏、そして小泉進次郎環境相は同じ神奈川が選挙の地盤とあって、緊密な関係だ。小泉氏は5日連続で菅首相と官邸で面会している。3日の会見で小泉氏は「首相から引くと聞いたのは今朝」「首相の花道を作りたい」と涙ぐんで話した。しかし、自身の総裁選出馬には言及しなかった。

 河野氏とすでに総裁選出馬を表明している岸田派の岸田文雄会長以外で候補者として名前が出ているのは、石破茂元幹事長、高市早苗前総務相、茂木敏充外相、野田聖子幹事長代行らだ。

「小泉氏は『菅首相ほど1年間で仕事をした人はいない』とねぎらったが、幹事長就任の求めを断った。目玉人事の引き受け手がなく、菅首相は辞任に追い込まれた。小泉氏は菅首相の政策を一定、引き継ぐ人物が次の首相になるべきだという趣旨の発言をしている。それに適任なのは、河野氏だと聞こえましたね。これまで総裁選に消極的だった河野氏が一転して出馬に舵を切った。小泉氏からも支援を取り付けた上で河野氏が動いたという噂で持ち切りだ。普段は取り巻きから耳障りよい話しか聞かない菅首相が5日間も続けて、小泉氏と話し込んだ。小泉氏が”隠密”になれば、河野氏は菅首相の意向を把握できますからね」(前出・自民党幹部)

 河野氏は3日午後、所属する派閥のボスである麻生太郎副総理兼財務相と手際よく、会談した。総裁選出馬の了解を取り付けようと動いている。

「菅首相は関係が深い河野氏、小泉氏なら溝が深い岸田氏や石破氏より安心して政権を渡せる」(官邸関係者)

 菅首相自身も地元後援者との不透明な疑惑、長男の接待問題など“ヤバイ“ネタがいくつもある。菅首相に公然と反旗を翻す岸田氏より、河野氏なら安心できるはず。

 しかし、河野氏が政権を引き継ぐには、ボスである麻生氏と安倍晋三前首相の支持が不可欠だ。だが、河野氏が2人から承諾を得られるか、まだ不透明だ。麻生氏は以前から河野氏の総裁選出馬は「まだ先でいい」と派閥内で話していたという。

「河野氏が総理総裁となって、小泉氏が要職に就くとなれば、世代交代が加速する。麻生氏や再々登板まで視野に入れている安倍氏が簡単に受け入れられる話ではない。二階幹事長と決別したものの、安倍、麻生、甘利明氏の『3A』から支持を得られず、出馬断念に追い込まれた菅首相が小泉―河野ラインを使って逆襲に出たのではないだろうか」(前出・官邸関係者)

 しかし、河野氏の出馬意向、小泉氏の支援という情報は派閥を超えて歓迎されている。清和会所属の若手国会議員はこう話す。

「選挙が厳しい若手議員にとっては河野氏と小泉氏は最強コンビでしょう。コロナ対策で後手を踏み、批判されるばかりの菅政権と自民党。これで攻勢に出ることができる」

 しかし、総裁選の投開票は9月29日。今の勢いで河野氏が最後まで突っ走ることができるのか、わからない。石破氏も世論調査では「次の総理」として、河野氏よりも高い数字を獲得することもある。

「石破氏は二階派の支援を得て出馬しそう。菅首相は岸田氏だけは許さんという心境だ」(官邸関係者)

 最初に出馬表明した岸田氏も連日、公約を積極的に発信。党内での支持も確実に増やしている。

「安倍氏、麻生氏が派閥をまとめきれない可能性もある。勝負はまだまだわからない」(自民党幹部)

 最高権力者だった菅首相は地元の神奈川2区で「小選挙区で勝てない」とまで言われ、政界引退を勧める支援者もいるという。一寸先は闇の永田町。9月末にその頂点に立つのは誰だろうか。
(AERAdot.編集部 今西憲之)

7048チバQ:2021/09/03(金) 22:57:35
「優秀なNO2は、優秀なトップとは限らない」を体現してくれましたね。
平時(*)なら「実務派」って感じで良かったかもしれませんが
コロナ禍で、説明力も説得力もないガースーは最悪の総理でした。

人生で初めて「こいつは無能。さっさとやめろ」と思った総理でした。
(麻生は「こいつ」ってより自民党全体が腐ってた時期)



*今まで、いつが平時だったのかわかりませんが

7049チバQ:2021/09/03(金) 22:59:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/b633d28402bf1544e0e29db48e9cfd6f518f7f26
菅首相、不出馬の舞台裏 「2A」と「2F」の仁義なき暗闘、「岸田文雄への密命」も
9/3(金) 19:05配信

NEWSポストセブン
菅義偉・首相はなぜ総裁選を諦めた?(時事通信フォト)

 自民党総裁選が急展開を見せた。それまで「再選に向け、やる気まんまん」とみられていた菅義偉・首相が、9月3日になって突然、立候補しない意向を表明。記者団に対して、「私自身、総裁選出馬を予定する中で、コロナ対策と選挙活動を考えると、莫大なエネルギーが必要で、やはり両立はできない。国民に約束している新型コロナ感染拡大を防止するため、専任したい」と述べた。支持率の低迷が続く中、来る衆議院総選挙に向けて「菅氏のままでは大敗する」と見切りをつけた自民党内の“菅降ろし”の動きに、事実上屈した形となる。カギになったのは岸田文雄・前政調会長の出馬だが、その裏には「2A」と「2F」の暗闘があった。

【図解、写真】石破氏:26点(50点満点中)、河野氏:23点(同)…政治評論家5人監修・総裁候補の「レーダーチャート」。他、安倍氏に耳打ちする麻生氏や大臣らも

 8月末──岸田氏の出馬で劣勢に追い込まれた菅首相は、「政権の後ろ盾」である二階俊博・幹事長の更迭という捨て身の戦術を取った。

「安倍晋三・前首相と麻生太郎・副総理の描いたとおりの展開になってきた」

 そう勝ち誇ったような表情で語っていたのは安倍側近だ。

 安倍・麻生の「2A」が総裁選の裏側で仕掛けたのがこの二階降ろしだった。切り込み隊長役を担わされたのが岸田氏である。

 岸田氏は出馬表明会見(8月26日)以来、菅首相のコロナ失政を批判するのではなく、なぜか二階氏を批判の標的にした。会見では「国民の声を聞いて書き留めた」というメモ帳を掲げたものの、発表した公約は「自民党役員の任期制度(最長3年)導入」と「中堅・若手の登用」。幹事長在任5年になる二階氏を退任させるという宣言だった。

 その後も「二階幹事長のありように国民が関心を寄せている。風通しの良い政党にする」と、まるで“二階独裁”がコロナ失政の元凶であるかのように訴えた。だが、国民から見れば感染対策の失敗は明らかに菅首相の責任で、二階氏がコロナ対応の指揮を執っているわけではない。

 2Aの二階降ろしの本当の狙いは、総選挙の公認権とカネだった。

 総裁選が終わるとすぐ総選挙になる。しかし、自民党では群馬1区、新潟2区、山口3区、静岡5区など複数の選挙区で二階派と細田派や岸田派など他派の現職議員が公認を争い、幹事長の二階氏と安倍氏らが子分を公認させようと激しく対立している。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が語る。

「幹事長は公認決定に大きな発言力を持つうえ、100億円単位とされる党本部の総選挙資金を差配する強い権限を持つ。2Aは苦戦が予想される総選挙で自派の議員にテコ入れして勢力を維持したい。そのためには、総裁選を利用して何としても二階氏を幹事長から引きずり下ろし、後任の幹事長に自分たちの言うことを聞く人物を据える必要があった」

 岸田氏は最初からそうした2Aの意向を汲んで出馬した。

「安倍さんや麻生さんは表向き菅支持を打ち出していましたが、岸田さんは、2F(二階氏)さえ潰せば2Aが自分の支援に回り、総理にしてくれると確信していた」(岸田派議員)

7050チバQ:2021/09/03(金) 23:00:03
 総裁選の序盤情勢は選挙に弱い各派の若手議員が岸田支持に回る動きを見せ、新聞の世論調査でも岸田氏の支持が急上昇中だ。こうして包囲網を敷かれた菅首相は、二階氏に詰め腹を切らせ、2Aの軍門に下って再選に望みをつなぐしかなくなったのだ。

 首相官邸で菅・二階会談が行なわれた日(8月30日)、出馬のあいさつに訪れた岸田氏を安倍氏は上機嫌でこう激励したとされる。

「出馬表明会見は評判が良かったね」

 2Aの意向通りに二階氏のクビを挙げたことに対する“褒賞”の言葉だった。

 同日夕方、自民党中枢にこんな情報が流れた。

「総理が官邸近くのホテルで秘書官と打ち合わせをした席に、岸田さんがいたらしい。そこで総理は岸田さんに、後任の幹事長への就任を持ちかけたとされる」(同党幹部)

“幹事長にするから、総裁選は出馬辞退してくれ”と頼み込んだことになる。

 会談の有無を岸田事務所にぶつけると、「事実ではございません」と回答した。

 岸田氏は翌31日夜にテレビ番組で、二階氏の後任を打診された場合、「受けることは絶対にない。党総裁選に挑戦しようと手を挙げている」(BS日テレ)と拒否する意向を示した。

「その情報が流れたこと自体が、岸田さんを揺さぶる情報戦の一環である可能性も否定できない。それほど菅陣営は焦っていた」(同前)

 2Aにとっては、二階氏を更迭しさえすれば、総裁選は菅氏と岸田氏のどちらが勝利してもよかったのだ。

二階氏の“意趣返し”
 そこに自民党を激震させる報道が流れた。

 8月31日深夜、毎日新聞ウェブ版が、〈首相、9月中旬解散意向 党役員人事・内閣改造後〉の見出しで、菅首相が総裁選を先送りし、解散・総選挙を打つと報じたのだ。他紙やテレビも後追いし、情報は錯綜した。

「これでは菅総理の無理心中解散だ」

 自民党内では降って湧いたような突然の総選挙方針に批判が上がり、大混乱に陥った。

「菅首相のままでは落選してしまう」と総裁選での首相交代を期待していた中堅・若手にすれば、看板を替える機会がないまま勝ち目の薄い総選挙に向かうと言われれば不安が募るのは当然だろう。岸田氏もあくまで総裁選の実施を主張し、党内は緊迫した。

 翌日、菅首相はぶら下がり会見で、「今のような(感染が)厳しい状況では、解散ができる状況ではない。自民党総裁選挙の先送りも考えていない」と報道を打ち消した。

 官邸関係者は、幹事長を交代させられそうになった二階氏サイドが“意趣返し”で仕掛けた謀略情報だったと見ている。

「総理と二階氏との会談では、党役員人事だけではなく、総裁選後の総選挙日程が話題になった。その際、総理が解散をするべきか、解散せずに衆院の任期満了(10月21日)に伴う総選挙を選ぶかという話をした。その時点で総理が解散をあきらめていなかったのは確かだが、それが、総裁選を先送りするために解散を考えているかのように換骨奪胎してリークされた」

 さらに自民党内では「二階氏が二階派を引き連れて自民党を飛び出し新党を旗揚げする」という衝撃シナリオまで取り沙汰されていた。二階降ろし、土壇場の内閣改造・役員人事、「総裁選先送り解散」の謀略情報──総裁選の情勢は目まぐるしく変わった。

 そして「菅氏の不出馬」。9月6日に実施するとされていた自民党役員人事は行われなくなり、「二階幹事長」の首は9月29日の総裁選までつながった。総裁選とその先にある総選挙に向けて2Aと2Fの対立で政界を揺さぶる情報戦は今後も続きそうだ。

※週刊ポスト2021年9月17・24日号

7051チバQ:2021/09/03(金) 23:35:46
https://mainichi.jp/articles/20210903/k00/00m/010/134000c?inb=ys
説明不足で失速した菅首相 国民感情とかけ離れた「安心・安全」

毎日新聞 2021/9/3 13:53(最終更新 9/3 13:53) 有料記事 917文字

 菅義偉首相(72)は3日、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補しない考えを首相官邸で記者団に表明した。

 菅義偉首相の求心力低下を招いたのは、自らの「説明不足」も要因だ。昨年9月の首相就任時に「国民にとって当たり前の政治」を掲げた首相だが、自身の「言葉」が国民の感覚とかけ離れていった感は否めない。

 就任から2週間後に発覚したのが、日本学術会議が推薦した新会員候補6人を任命しなかった問題だ。国会で、任命拒否の理由を問われた菅氏は「総合的、俯瞰(ふかん)的活動を確保する観点から判断した」との答弁を繰り返した。

 事務方の作った応答要領を棒読みする姿は最後まで変わらなかった。今年8月6日の広島での平和記念式典ではあ…



https://mainichi.jp/articles/20210903/k00/00m/040/245000c?inb=ys
菅政権「学術軽視でコロナ対策に失敗」 任命拒否の学者ら

速報
毎日新聞 2021/9/3 18:51(最終更新 9/3 19:40) 768文字
菅義偉首相は昨年9月の就任直後、日本学術会議から推薦された会員候補者6人の任命を拒否する前代未聞の判断を下した。“排除”された当事者は「任命拒否に象徴される学術軽視の姿勢が、新型コロナ対策の失敗を招き退陣に追い込まれた」と冷ややかに見る。

 学術会議の梶田隆章会長らは日本学術会議法に基づき、推薦通り任命するよう再三にわたって求めてきた。しかし菅首相は「人事」であることを理由に「総合的・俯瞰(ふかん)的」と述べるだけで拒否した理由さえ明確に説明しないまま、1年近くが経過した。


 6人のうちの1人、岡田正則・早稲田大教授は退陣について「官房長官時代から人事で行政組織をコントロールしてきたが、コロナ禍で国民への説明がうまくできず、国民も政治家も付いて来なくなった。忖度(そんたく)させて従わせる組織統制のやり方が限界に来ていることを示した」と分析。「学術に対しても人事の恐怖政治で従わせようとしたのだろうが、コロナ対策では専門家の協力を得て英知を集めないといけなかった。菅首相の手法は危機にそぐわないやり方だった」と批判した。

 同様に任命を拒否された松宮孝明・立命館大教授も「菅政権は発足から一貫して学術を軽視してきた。自分にとって都合の悪い専門家の意見に耳を傾けないという姿勢が任命拒否問題で象徴的に出て、その後のコロナ対策でもはっきり表れて、見事に失敗を招いた」と突き放した。

 「次」の首相は任命拒否問題にどう向き合うのか。岡田教授は「菅首相は過去に自身が下した判断について説明する責任が依然として残っている」と指摘。その上で「日本学術会議法では、推薦に基づき105人を任命することになっている。それが99人のままになっているのだから、次期首相は速やかに6人を任命し、違法状態を是正していただきたい」と要望した。【池田知広、岩崎歩】

7052とはずがたり:2021/09/04(土) 00:12:41

岸田に流れが集まりつつあるのかな?

https://twitter.com/52311597a939434/status/1433778379187101707
芋松
@52311597a939434
「今回は岸田氏を支援するのが得策」(竹下派幹部)@ロイター
午後10:06 ・ 2021年9月3日・Twitter for Android

https://twitter.com/tefsk/status/1433780510770155521
マーク・ウィテカーさん
@tefsk
麻生派幹部が財務省に集まって協議。麻生は河野出馬を黙認したが幹部たちが認めていない模様(ANN)
午後10:14 ・ 2021年9月3日・Twitter Web App

7053チバQ:2021/09/04(土) 04:22:58
https://www.sankei.com/article/20210903-NV6SGULUKRMDRFEJ3CHDPHG2UI/

ひでえ密だな

7054チバQ:2021/09/04(土) 04:24:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a15de1407980f5fd850ae9d3e04034361f19a22
菅総理は「河野氏を支持」の意向 総裁選
9/4(土) 0:17配信

Nippon News Network(NNN)

次の自民党総裁選への立候補を2日、二階幹事長に伝えていた菅首相が3日、一転、立候補しないと表明しました。山崎大輔・官邸キャップに中継で最新情報を伝えてもらいます。

──ポスト菅をめぐる新たな動きは?

新たに立候補の意向を表明した河野ワクチン担当大臣ですが、菅総理大臣が周辺に対し、河野氏を支持する意向を伝えたことが分かりました。

麻生派に所属する河野氏ですが、去年の総裁選ではその麻生副総理に止められて、立候補を断念しました。しかし、麻生氏は今回、「自民党は厳しい状況に置かれている。いろいろな候補者が出て、政策論争をやったほうがいい」と周辺に語り、河野氏の立候補を容認する考えです。

河野氏はすでに他の派閥の議員などにも支持を要請する電話をかけていて、麻生氏の側近は「今回は派閥単位で勝負が決まる総裁選ではない。投票箱が開くまで結果は分からない」と話しています。

──2日時点では菅総理は出馬する意向でしたが、山崎キャップはこの急転、想定していましたか?

菅総理が立候補を断念する可能性というのは想定していたんですけれども、まさか3日に表明するとは思っていませんでした。

──それだけ突然の決断、総理が踏み切った「決め手」は?

決め手はやはり党役員人事でした。

菅総理は週明けに党役員人事を行うために、3日、党の最高意思決定機関である総務会で一任をとりつける予定でした。しかし、総理周辺によりますと、菅総理は今回の人事への反発が強く、総務会で一任をとりつけることはできないと判断したということなんです。これが立候補を断念する最後の決め手になったということです。

菅総理は、立候補を断念することを3日まで政府や自民党の幹部にも伝えていませんでした。自民党の役員会が始まる直前に二階幹事長も知らされたということです。総理周辺は「菅総理は1人で決めた。いかにも菅総理らしい」と語っていました。

7055チバQ:2021/09/04(土) 04:28:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a478502f5c9a87666f3c4b902ec8fac9c2578ab
鈴木氏・海部氏ら、過去にも現職総裁不出馬の例…党内情勢が影響
9/3(金) 18:58配信

海部俊樹氏

 現職首相(総裁)で自民党総裁選の告示直前に出馬を断念したのは、鈴木善幸、海部俊樹両氏の例がある。

鈴木善幸氏

 海部氏は、小派閥出身で党内基盤が弱く、無派閥出身の菅首相と状況が重なる。海部氏は1991年、取り組んでいた政治改革関連3法案が党内の強い反発で廃案となったことを受け、責任を取る形で立候補を断念した。「政界のドン」と呼ばれた竹下派の金丸信会長(当時)が見限ったことも大きかったとされる。

 鈴木氏は、82年の総裁選で再選確実と目されていたが、突然辞任を表明した。党内抗争が激しくなるのを避けたとも言われている。

 河野洋平、谷垣禎一両氏は、首相ではなかったが、現職の総裁として不出馬に追い込まれた。

 河野氏は95年、党内情勢が橋本竜太郎氏の優位で固まり、事態打開のきっかけがつかめないと判断した。谷垣氏は2012年、党幹事長の石原伸晃氏(当時)が立候補の意向を固め、再選のメドが立たずに断念した。

7056とはずがたり:2021/09/04(土) 11:00:12

泣いたりしてるけど自分のブランド価値を毀損されそうになって必死になって逃げ出せおおせて感極まっただけだろう。良い子ぶってる芝居出来る詐欺師程のタマじゃないと思う。

https://twitter.com/tohazugatali1/status/1433944090039635970
とはずがたり
@tohazugatali1

朝日朝刊より。進次郎、総理を支えるといい政策協議もしながら、若手には辞めるかもとか私見を漏らして、結果として追い詰めたとの事wすげえ策士なのか天然なのか?!まあこんなのと連日協議せざる得ない程追い詰められた菅とこの侭だと泥舟に同乗させられるとなんとか逃げ出したかった必死の進次郎か

【速報】小泉環境相 菅総理に不出馬進言 涙ながらに語る
9/3(金) 18:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0ecd3bdc0f467b9d5e576af9f755af5f879c5d6
TBS系(JNN)

菅総理が自民党の総裁選挙に出馬しないと表明しましたが、小泉環境大臣は「あらゆる選択肢を提案するのが支えるものの務め」として出馬見送りも含めて進言していたことを明らかにしました。

小泉氏はこれまで菅総理の再選支持を明言し、連日1対1で会談していましたが、「現職の総理総裁が総裁選に出てぼろぼろになっては正当に評価されない」「総理にあらゆる選択肢を含めてご意見をした」などと語りました。

また、自身の今後の対応については、「菅総理とやってきたことがしっかり評価されるようにやっていきたい」とのみ答えました。

小泉氏は最後まで菅総理を支える存在で、「こんなに仕事をした政権が正当な評価を受けていない」と時折涙を見せながら悔しそうに語りました。

7057チバQ:2021/09/04(土) 11:03:13
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210903-567-OYT1T50481.html
「菅離れ」一気、方策行き詰まる…解散・人事など延命策が裏目に
2021/09/04 05:00読売新聞

「菅離れ」一気、方策行き詰まる…解散・人事など延命策が裏目に

自民党の臨時役員会に臨む菅首相(右)と二階幹事長(3日、東京都千代田区で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 菅首相が3日、自民党総裁選への不出馬を表明したのは、党役員人事や衆院解散、総裁選先送りなど、自らの方策がことごとく行き詰まったためだ。当初は「菅再選」を後押ししていた安倍前首相や麻生副総理兼財務相とも距離ができ、支持基盤の崩壊を止められなかった。

 「今回の総裁選には出馬せず、役員人事もいたしません」

 3日午前、自民党本部で開かれた臨時役員会。出席者によると、人事の一任を取るはずだった首相が硬い表情でこう切り出すと、場は凍り付いた。二階幹事長が「総裁の決意を受け止めましょう」と述べた以外に出席者から発言はなく、首相の退出時には、全員が起立し、自然と拍手がわき起こったという。

 首相は2日には党本部の幹事長室を訪れ、二階氏に出馬の意向を伝えたばかりだった。総裁選でアピールするため、30兆円規模の経済対策を準備する考えを周囲に示し、7日の閣議で策定を指示する方向で調整も進めていた。不出馬の意向を固めたのは2日夜で、家族にも退陣を強く促されたという。二階氏や加藤官房長官ら関係者に伝えたのは3日朝だった。

 首相の苦境が深まったのは、8月22日に投開票された横浜市長選だった。全面応援した盟友の小此木八郎・前国家公安委員長が落選し、それまでも主要な選挙で連敗していた首相の求心力は一気に低下した。

 総裁選の日程が17日告示、29日投開票で決まると、出馬表明した岸田文雄・前政調会長の優位がささやかれた。首相の「不人気ぶり」に、安倍氏が影響力を持つ細田派や、麻生氏が率いる麻生派も派閥として「菅支持」でまとまることはなかった。

 焦った首相は二階氏を含む執行部の刷新を打ち出し、解散による総裁選の先送りに傾いた。

 ただ、党内ではいずれも苦し紛れの「延命策」として猛反発を招いた。幹部人事を巡っては、「打診があっても派閥に止められ、誰も受けない」(閣僚経験者)との見方が広がった。解散案も、安倍氏が8月31日夜、「やめた方がいい。党内で反乱が起こってしまう」と電話でいさめた。首相はその場で明確な返答は避けたが、翌1日に「解散ができる状況ではない」と記者団に述べ、解散の可能性を打ち消さざるを得なかった。

 首相周辺は「最後に解散権を封じられて政局を主導できなくなり、首相の気力が一気に萎えてしまった」と振り返った。

7058とはずがたり:2021/09/04(土) 11:03:26

朝日朝刊に寄ると菅は選対委員長に林幹雄を起用しようとして断乎拒否されてた、二階は恬淡としてる感じしかしなかったけど,朝日に寄れば二階派には怒りや不満が充満してたとのこと。

林さん,解散情報も公明に漏らして潰したらしい(ツイッターで見た。報道では9/2の朝日らしい)し,人事権と解散権という総裁の2大権限を潰して菅を退陣に追い込んだ形。

林さんの二階親分に対する愛をめっちゃ感じる。

https://twitter.com/chairtochair/status/1433070731642822657
いす
@chairtochair

「31日昼、国会内であった自民、公明両党の幹事長らによる幹部会合

自民側が「総裁選前に解散ですよ」と応じたという。
この後、関係者の間で、首相が9月17日告示の総裁選前の衆院解散を視野に入れているとの受け止めが広がった。」
2021年9月1日

これ流したの二階じゃなければ林幹雄じゃね?笑
午後11:14 ・ 2021年9月1日

7059チバQ:2021/09/04(土) 11:32:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090300967&amp;g=pol
説明軽んじ信頼失墜 菅首相退陣
2021年09月03日20時35分


 菅義偉首相が、就任からわずか1年余りで退陣することになった。出口の見えない新型コロナウイルス禍に募る国民の不安に十分に寄り添わず、説明を軽んじてきた首相は信頼を失墜。衆院選を前に有権者の怒りを恐れた自民党内で求心力を急速に失い、総裁再選を断念するしかなかった。
 国民生活を厳しく制約し、我慢や負担を強いる感染症対策が反発を招くのはやむを得ない。今日の「感染爆発」は、市民の自粛疲れや感染力の強いデルタ株によるところも大きく、全ての原因を菅政権の不手際に求めることはできない。問題は、首相が一国のリーダーとしていかに言葉を尽くし、理解や納得を得る努力をしてきたかだ。
 その点、首相は国会や記者会見で、何を聞かれても同じ答えを繰り返す棒をのんだような姿勢に終始した。命や健康、生活を脅かされる市井の人々の不安を和らげる努力を軽視したと言われても仕方がない。首相への不満は、そのまま7月の東京都議選をはじめ重要な選挙で政権への猛烈な逆風となって表れた。
 とりわけ、首相が地元の横浜市長選で全面支援した与党系候補の惨敗は致命的だった。首相は党内に敵の多い二階俊博幹事長を交代させ、今月中旬に衆院を解散、総裁選を先送りして苦境を乗り切ることを模索した。だが、なりふり構わぬ延命策と受け取られ「菅離れ」が加速、首相は自ら退陣の引き金を引いた格好となった。
 忘れてならないのは、首相の退陣は衆院選を戦う上で不利な材料を少しでも減らしたい自民党の論理の帰結だということだ。新しい指導者を選ぶに当たり、自民党が目先の人気取りではなく、国民の利益を真に最優先するのか、目を凝らしていく必要がある。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090300953&amp;g=pol
首相説明2分、追加質問応じず 報道陣80人、官邸騒然
2021年09月03日17時55分

自民党総裁選不出馬を表明し、記者団への説明を切り上げて立ち去る菅義偉首相=3日午後、首相官邸


 菅義偉首相が3日の自民党臨時役員会で党総裁選への不出馬を表明したことが明らかになると、首相官邸は騒然とした空気に包まれた。説明を聞こうと官邸のエントランスに詰め掛けた報道陣は約80人。ただ、首相が応じたのはわずか2分で、追加質問に振り返ることなく執務室に戻った。

 午後1時すぎから記者団の前に立った首相は、不出馬の理由について「新型コロナウイルス感染拡大を防止するために専念したい」などと淡々とした表情で語った。
 最後に「来週にでも改めて記者会見したい。以上です」と述べると、小野日子内閣広報官が「終わります」と宣言。この直後、記者団から一斉に追加質問が飛んだが、首相は一切応じなかった。
 閣僚からは記者会見で発言が相次いだ。首相が頼りにしていた河野太郎規制改革担当相は、驚いた様子で「本人に確認したい」とだけ語った。坂本哲志地方創生担当相は「全く答えようがない」とコメントを避け、上川陽子法相は「大変重い決断に至ったのだろう」と述べた。

7060チバQ:2021/09/04(土) 11:34:30
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090300576&amp;g=eco
菅首相退陣で株価急伸 日経平均500円超高
2021年09月03日13時00分

 3日の東京株式市場は、菅義偉首相が自民党総裁選に出馬せず、退陣する見通しとなったことが伝わると株価が急伸した。日経平均株価の前日比上げ幅は一時500円を超え、2万9000円の大台を回復した。支持率が低迷する菅政権の退陣が好感されたとみられる。


 7月以降の株価は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が繰り返し延長され、経済活動の制限が続くことへの懸念や、政局の不透明感から上値の重い展開が続いていた。

7061チバQ:2021/09/04(土) 11:36:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/481e681b3599f30e3e24c4a850e31096bb1f24fc
「お前と一緒に沈められねえだろ」声を荒らげた麻生氏 首相“孤立”の瞬間
9/4(土) 8:28配信

西日本新聞
“2A”から首相に三くだり半
総裁選は出馬せず、コロナ対策を優先-。テレビが伝える菅首相の声は、緊急事態宣言のさなか、どう受け止められるか=3日、福岡市西区(撮影・穴井友梨)

 2日夜。菅義偉首相は、自民党役員人事の一任を取り付けるため、麻生太郎副総理兼財務相と接触した。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。だが、麻生氏は声を荒らげた。「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」

 首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。

 もう1人、首相の後ろ盾である安倍晋三前首相にも党人事への協力を求めたが“三くだり半”を突き付けられた。首相が「孤立」した瞬間だった。

 一夜明けた3日午前11時半、自民党本部8階。居並ぶ党幹部を前にした首相は静かに目を閉じた。事務方が用意した「党役員人事は6日に行う」という書類には目を落とさず、こう言葉を絞り出した。

 「1年間、コロナ対策に全力を尽くしてきた。総裁選を戦うには相当のエネルギーを要する。総裁選は不出馬とし、コロナ対策を全うしたい」

首相「しんどいです」
 3日午前11時20分ごろ、菅義偉首相は自民党役員会に出席するために訪れた党本部で、二階俊博幹事長に辞意を伝えた。

 前日には総裁選出馬の意向を示していた菅氏の突然の変心。驚いた二階氏は留意したが、首相は無言だった。

 首相はこれに先立ち、官邸で麻生太郎副総理兼財務相にも面会。「しんどいです」。首相の気力はすでに失われていた。

 新型コロナウイルス対策では「後手」批判を浴び続け、東京五輪の政権浮揚効果も不発。8月にあった地元の横浜市長選でも支援候補が「大敗」した。

 党内には「首相のもとでは選挙は戦えない」という声が日増しに高まる。支持を期待する麻生氏も周囲に「このままだと、選挙は厳しいな」と漏らすようになった。

 追い打ちを掛けたのが、9月の自民党総裁選で対抗馬になる岸田文雄前政調会長の「二階切り」を含む人事改革案。党内の中堅、若手から歓迎する声が上がり、総裁選の流れは岸田氏に傾き始めた。

7062チバQ:2021/09/04(土) 11:36:36
「9月中旬解散説」一気に広がった批判
 焦りを募らせた首相や側近議員たちは、総裁選の先送りを模索。そこで浮上したのが、総裁選前に衆院解散し、与党勝利をもって党総裁選を乗り切る「9月中旬解散説」だ。

 東京・赤坂の衆院議員宿舎で8月31日、首相は二階氏に既定路線とされた任期満了選挙に加え、9月中旬解散が選択肢にあることを伝達。二階氏は首相の判断に委ねると返答した。

 だが、31日夜にこの話は漏れ伝わり、党内から「道連れ解散だ」「無理心中するつもりか」との批判が一気に広がった。麻生氏から9月解散説を知らされた安倍晋三前首相は、首相に電話で「総裁選はしっかりやるべきだ」と忠告。首相が重用している小泉進次郎環境相も「総裁選を先送りしたら首相も党も終わりです」と進言した。

 翌1日朝、首相は官邸で「解散できる状況ではない」と表明。首相は「解散カード」を封じられた上、党内の信頼も同時に失った。

 首相が、岸田氏の「二階切り」への対抗策として打ち出した人事刷新案もこの解散騒動で行き詰まる。

 首相は安倍、麻生両氏と折り合いが悪い二階氏を幹事長から外すことで歓心を買い、さらに知名度の高い河野太郎行政改革担当相や小泉氏らを要職に起用することで刷新感を演出するはずだった。

 だが、総裁任期まで1カ月を切る中での異例の人事案は「保身のためという狙いが透けて見える」(中堅議員)など、遠心力を招くばかり。麻生氏は河野氏に人事要請を受けないよう求め、安倍氏の出身派閥の細田派も距離を置き始めていた。

 総裁選で菅氏が敗れることを想定すれば、菅氏の人事案に乗ることはリスクが高い。「誰も引き受け手はいない」(首相周辺)。無派閥で党内基盤のもろい首相に残された手は、もう残っていなかった。

「最後は裸の王様だったよ」
 二階氏は首相と面会した2日夜、派閥議員たちに「菅さんはやる気満々だ」との印象を伝えた。菅政権を支えてきた森山裕国対委員長も、菅氏が辞意表明する3日朝まで総裁選戦略や人事案などについて思案していた。

 首相は3日、官邸で辞意の理由について「コロナ対策と総裁選は両立できない」と語った。だが、人事が見込みも立たず、孤立無援の末に1人で辞任を決めざる得なかったのが実情だ。

 首相側近はテレビで首相の辞意を知り、こう嘆いた。「人事権も解散権も封じ込まれた総理総裁なんて見たことがない。最後は裸の王様だったよ」

 (古川幸太郎、久知邦)

7063チバQ:2021/09/04(土) 11:44:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd4e6f17fc2f4eea55396448b8a5c32db06c499f
自民党総裁選大乱立で仁義なき戦い!菅首相は河野氏支持も“麻生ボス”は出馬に難色か
9/4(土) 5:30配信

スポニチアネックス
菅首相(AP)

 菅義偉首相が3日、辞意を表明し、政界に大激震が走った。自民党総裁選(17日告示、29日投開票)には出馬せず、菅政権は就任から約1年で幕引きとなる。これで総裁選は大乱戦の様相となった。電撃辞任表明を受け、河野太郎行政改革担当相が出馬の意向を固めた一方で、首相との一騎打ちで「菅批判票」を見込んでいた岸田文雄前政調会長は目算が狂った形。他にも出馬を模索する動きが相次ぎ、衆院選の顔選びは“仁義なき戦い”となりそうだ。

 首相はこの日、自民党本部で開かれた臨時役員会で「総裁選は不出馬とし、コロナ対策を全うしたい」と表明。新型コロナウイルス対策への批判や唐突な役員人事への反発から再選困難と判断した。これを“合図”に、新たな日本のかじ取り役を選ぶ政局が一気に動きだした。

 閣僚で動いたのが河野氏だ。総裁選に立候補する意向を周囲に伝え、所属する派閥の会長、麻生太郎副総理兼財務相と会談。「出たい」と伝えると、麻生氏は「決めるのはおまえだ」と答えたという。その後、閣僚経験者や麻生派議員に立候補する意向を伝え、支援を要請した。内閣府での記者団の取材には「今後どうするか、先輩や仲間の議員とじっくり相談する」と語った。来週前半には正式に表明する見通しだ。首相も河野氏を支持する意向を周囲に伝えたという。

 報道機関の各種世論調査でも「次の首相」でトップに名前が挙がる河野氏。しかし、ワクチン接種の停滞が許されない局面で「出馬していいのか」と指摘する声も上がる。“ボス”の麻生氏も出馬に難色を示し、麻生派幹部が反対しているとの情報もあり、派閥の全面支援を受けられるかは見通せない。

 すでに立候補を表明している岸田氏は改めて「総裁選への思いは変わらない」と決意を示した。求心力の低下が著しい首相との一騎打ちで“反菅票”の受け皿になることを描いたが「全てパー」(政界関係者)となり戦略を練り直すことになった

 今回の総裁選は党員・党友票を含めたフルスペックで行われる。議員の間では中堅・若手を中心に派閥の意向に沿って票を投じることへの不満が噴出。派閥の力学で決められてきた旧態依然とした総裁選と流れが違ってきていることから、党内では勝機ありとみて立候補を模索する動きが雪崩を打った。

 この日は野田聖子幹事長代行が出馬への意欲を周辺に伝達。高市早苗前総務相も出馬を目指す考えを示した。過去4回挑戦している石破茂元幹事長や一度断念した下村博文政調会長が出馬を検討、茂木敏充外相の擁立を目指す動きもある。

 キーパーソンと目されているのが安倍晋三前首相だ。最大派閥の細田派に大きな影響力を持ち、菅首相再選を支持していた。この日は自身が全うできなかった任期を継いだ首相に対し「本当に立派に務めていただいた」とコメント。構図が激変した今、誰を支持するのか。勝敗を左右するとして動向に注目が集まる。「安倍氏と連携して麻生氏も同調する可能性がある」(自民関係者)。告示まであと13日。本命不在の仁義なき戦いはし烈を極めるばかりだ。

 ▽自民党総裁選 1人1票を持つ党所属の国会議員票383票(3日時点、衆参両院議長除く)と、全国の党員・党友を議員票と同数の383票に換算した地方票の合計数で争う。地方票は「ドント方式」で配分する。ドント方式とは、各候補者の得票数を1、2、3…という自然数で順に割っていき得られた商の大きい順に各都道府県の持ち票を配分していく。3人以上の候補がいた場合、1回目の投票で1位が有効票の過半数に届かなければ、上位2人で国会議員票と都道府県連各1票による決選投票を実施する。

7064とはずがたり:2021/09/04(土) 16:33:57

なんかもうその気になってるw

岸田前政調会長「所信述べ代表質問受けたうえで解散すべき」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210904/k10013243241000.html
2021年9月4日 10時34分

自民党総裁選挙への立候補を表明している岸田前政務調査会長は、読売テレビの番組「ウェークアップ」で「新しい総裁が誰であっても国民に向けて所信を述べた後、野党の代表質問などをしっかり受け、国民に判断をいただく材料を示したうえで衆議院を解散するのがあるべき日程だ。人事だけやって選挙をやるのでは国民に失礼だ」と述べました。

また、消費税率の将来的な引き上げの可能性について質問されたのに対し「当面、消費税を触ることは考えていない。『アフターコロナ時代』の成長を考え、その果実をどう使っていくかという観点で日本の財政を考えないといけない」と述べました。

一方、新型コロナの影響を踏まえた消費税率の引き下げについては「全く考えていない」と述べました。

7065チバQ:2021/09/04(土) 16:45:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/26b33d3260e158c0c8732a22734829fadb44f79c
安倍前首相 高市前総務相への支援を要請
9/4(土) 14:24配信
今月行われる自民党総裁選挙をめぐり、安倍前首相が最大派閥・細田派の幹部に対し高市前総務相への支援を求めたことが分かりました。

安倍前首相は3日、高市氏本人に電話し、支援する考えを伝えました。さらに細田派の幹部に対し、「高市氏に協力してやってほしい」と伝えたということです。

高市氏は無派閥で、立候補に必要な20人の推薦人の確保が課題ですが、細田派に影響力を持つ安倍氏が高市氏の立候補に向けた協力を要請したことで支持が広がる可能性があります。

7066とはずがたり:2021/09/04(土) 20:52:48
>>6983

菅首相 二階幹事長を交代させる意向固める 二階氏も受け入れ
2021年8月31日 10時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210831/k10013233861000.html

菅総理大臣は、近く、自民党の役員人事を行い、二階幹事長を交代させる意向を固めました。菅総理大臣は30日に会談でこうした意向を伝え、二階氏も受け入れる考えを示しました。

来月の自民党総裁選挙や衆議院選挙を控え、菅総理大臣は、近く、自民党の役員人事を行い、二階幹事長を交代させる意向を固めました。

菅総理大臣は30日、総理大臣官邸で、自民党の二階幹事長や林幹事長代理と会談し、こうした意向を伝えました。

これに対し、二階氏は「すでに5年以上にわたって幹事長の職を務めており、遠慮せずに人事を行ってもらいたい」と述べ、受け入れる考えを示しました。

二階氏ら自民党役員の任期は来月末までで、菅総理大臣は、総裁選挙の前にも交代させる方向で調整を進めるものとみられます。

二階氏は歴代最長の5年余りにわたって党の幹事長を務め、党内からは「在任期間が長すぎるのではないか」という指摘も出ていて、総裁選挙への立候補を表明している岸田前政務調査会長は、党役員の任期を連続3年までに制限する考えを示しています。

自民党総裁選挙は、来月17日に告示、29日に投票が行われます。

また、衆議院選挙について、与党幹部の間では、解散によって政治空白が生まれるのを避けるため、解散ではなく、10月21日の衆議院議員の任期満了に伴い衆議院選挙が行われるという見方も出ています。

7067とはずがたり:2021/09/04(土) 21:00:19
田崎史郎氏、菅首相を「無責任」と批判の枝野代表に激怒「非常に酷だと思いますね。彼の言い方は」
9/3(金) 13:38配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a3a56a43304cfb553bbb9237b03fb942a0f70c4
スポーツ報知

 3日放送のTBS系「ひるおび!」(月〜金曜・午前10時25分)では、菅義偉首相(自民党総裁)が自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補しない意向を示したことを速報した。

 同番組では、この日午後1時過ぎの官邸での首相の総裁選不出馬表明を生中継。「コロナ対策に専念したい」と不出馬の理由を説明した首相の映像を放送した後、立憲民主党の枝野幸男代表の「国民生活の緊急対応が求められている中でこうした事態に至ったことに対してははなはだ怒りを持って受け止めている。総理も無責任だ」とした会見を放送。

 この映像を見たコメンテーターで出演の政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「僕は枝野さんがおかしいと思いますよ」とバッサリ。

 「菅さんはコロナ対策に自分のエネルギーを注ぐために総裁選に出ませんと。総裁選との両立は難しいからコロナに集中するために今回は出馬しないという論理構成でしょ」と首相の意図を説明した上で「それなのに、コロナ(対策を)やってない。こんな中で辞めるのかというのは…。コロナ対策をやるために出ないわけですから、それは非常に酷だと思いますね。彼の言い方は」と声を荒らげていた。

7068とはずがたり:2021/09/04(土) 21:03:17
>>7066>>6983

【独自】二階氏 幹事長交代容認の考えを菅総理に伝達
8/30(月) 22:59配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f8252ebad09dd7c80a2f840cde8be73014e46b5
テレ東BIZ

二階氏、幹事長交代容認の考えを菅総理に伝達(30日放送 WBSより)

自民党の二階幹事長がきょう菅総理大臣と会談した際に、「自分には遠慮せず人事をやってほしい」と自らの幹事長交代を容認する考えを伝えていたことがテレビ東京の取材でわかりました。

関係者によりますと、二階幹事長はきょう総理官邸で菅総理と会談した際に、総選挙前に人事を行うことも検討すべきとの考えを示した上で、「自分には遠慮せず人事をやって欲しい」と伝え、自らの幹事長交代を容認する考えを伝えたと言うことです。これを受けて、菅総理は、党役員人事などを総選挙前に行うことなど含めて検討に入りました。

7069とはずがたり:2021/09/04(土) 21:11:19

自民党総裁選 党内の動きが活発に 菅首相の立候補断念受け
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210904/k10013242301000.html
2021年9月4日 5時38分

自民党の総裁選挙は、菅総理大臣が立候補を断念したことを受けて党内の動きが活発になっています。立候補を表明している岸田前政務調査会長や、意欲を示している高市前総務大臣に加え、河野規制改革担当大臣と野田幹事長代行が立候補を検討しているほか、石破元幹事長も状況を見極めて対応を決めることにしています。

菅総理大臣は3日、自民党の臨時役員会で、新型コロナウイルス対応に専念したいとして、今月行われる総裁選挙に立候補を断念したことを表明しました。

総裁選挙は、今月17日告示、29日投開票の日程で予定どおり行われる見通しですが、菅総理大臣の表明を受けて党内の動きが活発になっています。

立候補を表明している岸田前政務調査会長は「思いは変わらない」と述べ、各地の視察やオンラインでの会合など、党員票の獲得を意識した活動を引き続き、進める方針です。岸田派以外の議員への働きかけも本格化させることにしています。

また、立候補に意欲を示している高市前総務大臣をめぐっては、安倍前総理大臣が3日、出身派閥の細田派の幹部に対し、高市氏を支援する考えを伝えたことが分かりました。立候補に必要な20人の推薦人の確保が課題になっていましたが、細田派の議員の動向にも影響が及ぶものと見られます。

一方、河野規制改革担当大臣は、みずからが所属する麻生派会長の麻生副総理兼財務大臣と会談し、立候補を検討していることを伝えました。ただ、麻生氏は派閥として積極的に支援することには否定的で、河野氏は、みずからに近い若手議員らと連携をとりながら、対応を判断することにしています。

また、野田幹事長代行は、複数の議員に立候補の意欲を伝え、推薦人の確保に向けて協力を呼びかける方針です。

さらに、石破元幹事長は「しかるべき時に決断したい」として状況を見極めることにしています。

こうした中、菅総理大臣は、3日夜、二階幹事長や森山国会対策委員長らと議員宿舎で会談し、総裁選挙への対応をめぐって意見を交わしました。そして、立候補をめぐる動きを見極めながら、連絡をとりあっていくことを確認しました。

党内の各派閥は、週明け以降、それぞれ会合を開くなどして、対応の協議を本格化させることにしています。

7070とはずがたり:2021/09/04(土) 23:51:48

石破氏、総裁選の支援要請か 二階氏「出るならしっかりやれ」 
9/4(土) 23:06配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a7c6b568d5d1b2d5dae358786d4ee07cc7cb8e2
産経新聞

自民党の石破茂元幹事長は4日、二階俊博幹事長と東京都内で面会した。菅義偉(すが・よしひで)首相の任期満了に伴う党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、支援を要請したとみられる。複数の関係者が明らかにした。関係者によると二階氏は「出るなら、しっかりやれ」と応じたという。

総裁選出馬をめぐり石破氏は、3日のフジテレビ番組で「白紙だ」と強調しつつ、首相が不出馬を表明したことを挙げ「状況は全く変わった。どうすべきかは本当に真剣に考える」と述べ、検討を加速する考えを示していた。

7071とはずがたり:2021/09/04(土) 23:52:37
「お前と一緒に沈められねえだろ」退陣表明前夜、“2A”から首相に三くだり半
2021/9/4 6:00 (2021/9/4 15:11 更新)
古川 幸太郎、久 知邦
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/795598/

 2日夜。菅義偉首相は、自民党役員人事の一任を取り付けるため、麻生太郎副総理兼財務相と接触した。

 同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。だが、麻生氏は声を荒らげた。「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」

 首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。

 もう1人、首相の後ろ盾である安倍晋三前首相にも党人事への協力を求めたが“三くだり半”を突き付けられた。首相が「孤立」した瞬間だった。

 一夜明けた3日午前11時半、自民党本部8階。居並ぶ党幹部を前にした首相は静かに目を閉じた。事務方が用意した「党役員人事は6日に行う」という書類には目を落とさず、こう言葉を絞り出した。

 「1年間、コロナ対策に全力を尽くしてきた。総裁選を戦うには相当のエネルギーを要する。総裁選は不出馬とし、コロナ対策を全うしたい」

  ■    ■

 3日午前11時20分ごろ、菅義偉首相は自民党役員会に出席するために訪れた党本部で、二階俊博幹事長に辞意を伝えた。

 前日には総裁選出馬の意向を示していた菅氏の突然の変心。驚いた二階氏は慰留したが、首相は無言だった。

 首相はこれに先立ち、官邸で麻生太郎副総理兼財務相にも面会。「しんどいです」。首相の気力はすでに失われていた。

 新型コロナウイルス対策では「後手」批判を浴び続け、東京五輪の政権浮揚効果も不発。8月にあった地元の横浜市長選でも支援候補が「大敗」した。

 党内には「首相のもとでは選挙は戦えない」という声が日増しに高まる。支持を期待する麻生氏も周囲に「このままだと、選挙は厳しいな」と漏らすようになった。

 追い打ちを掛けたのが、9月の自民党総裁選で対抗馬になる岸田文雄前政調会長の「二階切り」を含む人事改革案。党内の中堅、若手から歓迎する声が上がり、総裁選の流れは岸田氏に傾き始めた。

7072とはずがたり:2021/09/04(土) 23:53:20
>>7071
  ■    ■

 焦りを募らせた首相や側近議員たちは、総裁選の先送りを模索。そこで浮上したのが、総裁選前に衆院解散し、与党勝利をもって党総裁選を乗り切る「9月中旬解散説」だ。

 東京・赤坂の衆院議員宿舎で8月31日、首相は二階氏に既定路線とされた任期満了選挙に加え、9月中旬解散が選択肢にあることを伝達。二階氏は首相の判断に委ねると返答した。

 だが、31日夜にこの話は漏れ伝わり、党内から「道連れ解散だ」「無理心中するつもりか」との批判が一気に広がった。麻生氏から9月解散説を知らされた安倍晋三前首相は、首相に電話で「総裁選はしっかりやるべきだ」と忠告。首相が重用している小泉進次郎環境相も「総裁選を先送りしたら首相も党も終わりです」と進言した。

 翌1日朝、首相は官邸で「解散できる状況ではない」と表明。首相は「解散カード」を封じられた上、党内の信頼も同時に失った。

 首相が、岸田氏の「二階切り」への対抗策として打ち出した人事刷新案もこの解散騒動で行き詰まる。

 首相は安倍、麻生両氏と折り合いが悪い二階氏を幹事長から外すことで歓心を買い、さらに知名度の高い河野太郎行政改革担当相や小泉氏らを要職に起用することで刷新感を演出するはずだった。

 だが、総裁任期まで1カ月を切る中での異例の人事案は「保身のためという狙いが透けて見える」(中堅議員)など、遠心力を招くばかり。麻生氏は河野氏に人事要請を受けないよう求め、安倍氏の出身派閥の細田派も距離を置き始めていた。

 総裁選で菅氏が敗れることを想定すれば、菅氏の人事案に乗ることはリスクが高い。「誰も引き受け手はいない」(首相周辺)。無派閥で党内基盤のもろい首相に残された手は、もう残っていなかった。

   ■    ■

 二階氏は首相と面会した2日夜、派閥議員たちに「菅さんはやる気満々だ」との印象を伝えた。菅政権を支えてきた森山裕国対委員長も、菅氏が辞意表明する3日朝まで総裁選戦略や人事案などについて思案していた。

 首相は3日、官邸で辞意の理由について「コロナ対策と総裁選は両立できない」と語った。だが、人事が見込みも立たず、孤立無援の末に1人で辞任を決めざる得なかったのが実情だ。

 首相側近はテレビで首相の辞意を知り、こう嘆いた。「人事権も解散権も封じ込まれた総理総裁なんて見たことがない。最後は裸の王様だったよ」

 (古川幸太郎、久知邦)

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7073とはずがたり:2021/09/04(土) 23:53:52
菅首相、延命狙うも万策尽き 頼みの派閥支援望めず―小泉氏進言背中押す
2021年09月03日21時32分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090301137&amp;g=cyr

 菅義偉首相(自民党総裁)が退陣表明に追い込まれたのは、局面打開を懸けて探った衆院解散、人事刷新という延命策がいずれも成就せず、万策尽きたためだ。総裁再選へ頼みとする派閥からの支援も得られず、最後は首相に近い小泉進次郎環境相から退陣を勧められ、引き際と判断した。
説明軽んじ信頼失墜 菅首相退陣

 3日午前、人事の一任取り付けのため党本部で開かれた臨時役員会。「この1年間、さまざまなことに取り組んできた」と切り出した首相は「総裁選は相当なエネルギーが必要なので出ない。新型コロナウイルス対応に専念する。役員人事は撤回したい」と表明。出席者に衝撃が走ったが、最後はねぎらいの拍手に包まれた。
 ◇「実績」30項目の紙片
 首相が最終的に決断したのは、3日朝とみられる。一任をめぐり紛糾が予想された総務会の幹部に、2日夜電話した首相は円滑な運営を要請。これに前後して、側近と人事について意見交換していた。加藤勝信官房長官が官邸で辞任の意向を伝えられたのは3日の役員会直前だった。
 首相は2日、党本部に二階俊博幹事長を訪ねた際、総裁選出馬の意向を伝えたとされる。だが、首相に近い議員は、実際は退陣を伝え、二階氏は首相が役員らに表明する舞台を用意するため「芝居を打った」との見方を示した。
 ここ数日間、首相と面会した党幹部らは、党内外の厳しい批判に気落ちした様子を見て、辞任の雰囲気を感じ取っていた。山口泰明選対委員長によると、1日に面会した際、首相は進退について「若干迷う」様子だったという。周辺には、携帯電話料金の値下げなど「実績」約30項目を列記した紙を示し「1年間でこれだけやってきた」と理解を得られない悔しさをにじませていた。
 退陣を決意した最大の理由は、総裁選で期待していた細田派や麻生派の支持が見通せないことだ。安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相は最後まで首相を支える意向を示していたが、安倍氏が影響力を持つ最大派閥・細田派や第2派閥・麻生派は、中堅若手を中心に「菅首相では選挙の顔にならない」との声が大勢を占め、自主投票の方向に傾いていた。閣僚経験者は「安倍、麻生両氏による事実上の『菅切り』だ」と指摘した。
 ◇幹事長本命は石破氏
 昨年の総裁選でいち早く菅氏支持を打ち出した二階氏の交代を柱とする人事も、「先の見えない政権に入りたい者などいない」などと、当初から難航必至とみられていた。
 二階氏後任をめぐり、首相の「意中の人」は石破茂元幹事長だった。時の首相への批判も辞さない姿勢を以前から高く評価。2012年総裁選で安倍氏が出馬を見送った場合、石破氏擁立も視野に入れていた。この直後の人事で石破氏が幹事長に起用されたのは、菅氏の意向もあったとされる。
 ただ、石破氏と安倍、麻生両氏の対立は政界では周知。細田、麻生両派が岸田文雄前政調会長を支援する「名目」になりかねない。安倍氏の最側近で細田派の萩生田光一文部科学相も有力候補だったが、短命の幹事長に終われば同氏の将来に影響が出ることを首相が懸念した。
 再選が不透明な総裁選の先送りを狙い、月内の衆院解散を一時模索したことも深手となった。中谷元・元防衛相は「自分の都合で日程をずらすのは非常に卑劣だ」と公然と批判。総裁選直前の異例の人事と合わせ、党内からは「個利個略」「断末魔の叫び」との非難が渦巻いた。
 こうした状況を受けて、小泉氏は2日まで4日連続で首相と会った。総裁選は敗色濃厚とみていた小泉氏は「出るべきではない。引けば功績が評価されるが、現職の首相が負けたら格好がつかない」と撤退を進言。面倒を見てきた「側近」の言葉が首相の背中を押した。
 小泉氏は、退陣表明後も官邸で首相と約20分面会した。この後、記者団に「最後まで首相を支えたい」と話す小泉氏の目には光るものがあった。

7074とはずがたり:2021/09/05(日) 00:38:20

シナリオ崩れ続けた首相 二階切りと岸田つぶしの成算は
https://www.asahi.com/articles/ASP804VXHP80UTFK00N.html
与党担当キャップ・池尻和生2021年8月31日 15時55分

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選をめぐり、党内の駆け引きが緊迫度を増している。自らの再選に向けて執念を燃やす首相は、次から次へとカードを切るが、思惑通りに進むかはまったく見通せない状況だ。

 党内に大きな波紋を呼んだのが、30日午後の首相と二階俊博幹事長の会談だった。首相官邸で二階氏と向き合った首相は、幹事長の交代を切り出し、それを二階氏が容認したことが永田町に伝わった。

 首相はなぜ突然、「二階切り」にかじを切ったのか。その背景には、首相が描いてきた総裁選の再選シナリオの崩壊がある。

 首相や党執行部は当初、衆院議員の任期が10月21日に迫るなかで9月5日閉幕の東京パラリンピック後に衆院を解散し、衆院選を勝ち抜いたうえで総裁選を「無投票再選」で乗り切りたい考えだった。

 首相の再選は、二階氏ら党執行部のほか、党内最大派閥の細田派に強い影響を与える安倍晋三前首相や、第2派閥の麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相らが支持しており、派閥の数の論理から圧倒的に有利な構図だったためだ。

 しかしそれは、8月22日に投開票された横浜市長選の敗北で瓦解(がかい)する。首相のおひざ元である横浜で、首相が全面的に支援した候補が野党系候補に惨敗。菅政権になってからの4月の衆参3選挙の「全敗」や東京都議選の低迷が重なり、党内の若手らからは一気に「選挙の顔」としての首相に不満の声が噴出した。

 それでも二階氏は24日の記…

7075とはずがたり:2021/09/05(日) 00:41:34
「これは二階政局だ」岸田氏発言に自民党関係者 「火中の栗を拾おうと思う政治家はいない」の声も〈AERA〉
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7315e4b85f802ca1cf9461487846e478b144396?page=2
8/30(月) 11:59配信

7076チバQ:2021/09/05(日) 13:46:43
細田派 高市? 下村?
麻生派 河野太郎?
竹下派 ???
二階派 石破?野田聖子?
岸田派 岸田
石破派 石破?
石原派 ?


んー、構図が決まらなすぎですね。
細田派が高市でまとまるか。麻生派が河野太郎でまとまるか。そこがわからん。

7077チバQ:2021/09/05(日) 13:48:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7adff3be61594e1a1b6f09c9353cb0a9d10a178a

頼みの政権批判票「敵失で突然蒸発」 総裁選候補6人に焦りや期待



9/4(土)��20:23配信



総裁選への立候補断念を決め、取材に応じる菅義偉首相=2021年9月3日午後1時6分、首相官邸、上田幸一撮影

 菅義偉首相が立候補を断念した自民党総裁選は次の首相を決める選挙戦となる。コロナ禍の閉塞(へいそく)感を打開できるのか。候補が乱立する可能性もあり、予想される顔ぶれの地元では新しいリーダーの誕生に期待が高まる一方、菅氏の突然の不出馬で戦略の練り直しを迫られる陣営もある。 【写真】総裁選の予想顔ぶれ
■岸田氏陣営「根底から作戦変更しないと…」  8月26日にいち早く総裁選立候補を表明した岸田文雄前政調会長。「国民、党員の声が政治に反映されていない。菅政権が今後も続くのが良いとは思われていなかった」。地元の中本隆志・広島県議会議長は3日、岸田氏の支援に注力する考えを示した。  県議や広島市議らによる有志グループは13日から、党員・党友に影響力がある全国の県連幹部や有力者のもとを訪ね、コロナ禍で地方遊説できない岸田氏に代わって政策の内容を伝える計画だ。ただ、菅氏との事実上の一騎打ちを想定していた県連内の焦りは大きい。当て込んでいた現政権への批判票が「敵失によって突然、蒸発してしまった」(関係者)からだ。ある県連幹部は「根底から作戦を変更しないとかなり厳しい」と漏らす。
■河野氏へ「祖父と父かなわなかった座、手中に」  現役の閣僚からは、河野太郎行政改革相が立候補の意向を固めている。1月からはワクチン接種の調整役も担う。  河野氏の祖父・一郎氏は元建設相、父・洋平氏は元衆院議長だ。洋平氏は野党時代の自民党総裁に就いたが、首相にはなれなかった。衆院議員になる前からの付き合いという地元・神奈川県平塚市の片倉章博市議(58)は太郎氏が「いずれは総理に挑戦したい」と口にするのを常々聞いてきた。「良くも悪くも、イエスノーをはっきり言える。祖父、父の2人がかなわなかった総理大臣の座をぜひ、手中にしてほしい」と期待する。  河野氏はツイッターを駆使し、フォロワー数は約235万にのぼる。平塚商工会議所の常盤卓嗣会頭(66)は長らくの支援者だ。河野氏は酒を飲まず、食事の席でも政策を語る姿が印象に残る。「議員になる前から総理・総裁を目指すと言っている。彼の発信力、突破力をいかして、地方都市も発展するような、その街や時代にあった規制改革を期待したい」と話した。
■石破氏へ「直球を大事にした政治を」  過去4回、総裁選に出馬した石破茂元幹事長も立候補を検討している。鳥取市の地元事務所では菅氏の不出馬表明の直後から、党員だけでなく、一般の人からも立候補を求める電話が相次いだという。  石破氏の元秘書の福田俊史・鳥取県議(51)は「本人は総理大臣になるのは目的ではなく手段だと言っている。コロナ禍の国難を乗り越えるために力を発揮してほしい」と話す。鳥取県の自民党郡家(こおげ)町支部幹事長の細田日出男さん(76)は「ダメなものはダメ、いいものはいいと主張する。直球ばかり投げると嫌う人が出てくるが、直球を大事にした政治を」と期待する。
■高市氏へ「初の女性首相、時代に合う」  総裁選に女性が立候補したのは、2008年の小池百合子氏(現東京都知事)の1度しかない。今回は高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の2人が立候補に意欲を示している。  高市氏の地元の奈良県。自民県連幹事長の荻田義雄県議は「女性初の首相というのも今の時代に合うのでは」と期待を寄せる。高市氏が衆院議員になる前からの付き合いがある生駒市議会の中谷尚敬議長は「強い信念を持ちながら、気さくでとにかく地元の声に耳を傾けてくれる」と話した。
■野田氏へ「閣僚経験ある政治家として」  37歳で郵政相に抜擢(ばってき)され、早くから初の女性首相候補と目されてきた野田氏はこれまでも立候補の意欲を示しながら、20人の推薦人が確保できず断念し続けてきた。秘書だった長屋光征・岐阜県議(42)は「女性だからではなく、当選回数や閣僚経験のある政治家として総裁選に出てほしい」と期待を込める。支持者らからは「党に多様な意見があってほしい」という声も届いているという。
■下村氏へ「苦労人で庶民感覚分かる」  立候補を準備しながら不出馬を表明した下村博文政調会長も再び出馬を検討している。9歳の時に父を亡くし、交通遺児育英会の奨学金で進学した下村氏は東京都板橋区で長年、学習塾を経営し、都議を経て国会議員になった。元秘書の松田康将都議(44)は「二世議員ではない苦労人だからこそ庶民感覚が分かる。コロナ禍で経済的に苦しむ人にも実感に基づいて光をあててくれるのでは」と語った。(大久保貴裕、斎藤茂洋、足立優心、石川和彦、上田真美、高木文子、武田啓亮)

朝日新聞社

7078チバQ:2021/09/05(日) 13:49:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/45e5f6091c566b3abed1b2def47f2bb09b9d7c05
「主流派」麻生・安倍氏、派閥結束に苦慮…河野・高市氏への異論くすぶる


9/4(土)��22:40配信


(写真:読売新聞)

 菅首相が3日に不出馬を表明したことで、自民党総裁選(17日告示・29日投開票)の構図が一変し、麻生副総理兼財務相と安倍前首相が対応に苦慮している。混戦が予想される中、派閥をまとめきれるかどうかが焦点となっている。 【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

 麻生氏の悩みの種は、出馬の意向を固めた河野太郎行政・規制改革相への対応だ。

 麻生氏はかねて、「河野氏に本格的な長期政権をやらせるのはまだ早い」との立場だった。新型コロナウイルス対応に加え、来年には参院選も控えており、麻生派としては「首相候補カード」として温存する方が得策との声が根強かった。麻生氏は3日の河野氏との面会で、こうした考えを伝えたものの、「最後は自分で決めろ」と出馬に理解を示した。

 ただ、ベテランを中心に「支援する気にはなれない」といった声もある。脱原発や女系天皇の検討といった主張をしてきた河野氏への反感があるためだ。3日夜には、甘利明・党税調会長と森英介・麻生派会長代理が麻生氏のもとを訪れ、今後の方針について協議した。

 河野氏には、菅首相や小泉環境相が支持する意向を周囲に示している。知名度も高く、「派閥に頼らずとも勝てる」(河野氏周辺)と強気の声もあり、派閥領袖(りょうしゅう)の麻生氏は難しい対応を迫られそうだ。

 一方、安倍氏は出身派閥の細田派(96人)に絶大な影響力を持つ。衆院選後に同派に復帰するとみられている。

 細田派は派閥としての対応を週明け以降に協議する方針だが、安倍氏は同派議員に対し、無派閥の高市早苗・前総務相を支援するよう働きかけを始めた。高市氏は3日のBSフジの番組で、首相に就任した場合でも靖国神社を参拝する考えを示すなど、保守派として知られる。保守系議員が多い細田派内に一定の支持はあるが、過去に同派を飛び出した経緯から反感を持つ議員も少なくない。

 安倍氏は脱原発を主張する河野氏とは距離があるとされるが、細田派内の中堅・若手には「選挙の顔」として河野氏を推す声もある。

 「盟友」と評される安倍、麻生両氏の力の源泉は、党内第1、2派閥(細田派、麻生派)の国会議員票の数だ。自民党議員の4割近くに達し、過去2回の総裁選では両派が歩調を合わせ、主導権を握ってきた。今回、両派は一致結束した対応をとることは困難な情勢で、自民党内では「今回の総裁選を機に、2012年の政権復帰以降続いてきた党内力学が変わる可能性がある」との見方も出ている。

7079チバQ:2021/09/05(日) 13:49:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/45e5f6091c566b3abed1b2def47f2bb09b9d7c05
「主流派」麻生・安倍氏、派閥結束に苦慮…河野・高市氏への異論くすぶる


9/4(土)��22:40配信


(写真:読売新聞)

 菅首相が3日に不出馬を表明したことで、自民党総裁選(17日告示・29日投開票)の構図が一変し、麻生副総理兼財務相と安倍前首相が対応に苦慮している。混戦が予想される中、派閥をまとめきれるかどうかが焦点となっている。 【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

 麻生氏の悩みの種は、出馬の意向を固めた河野太郎行政・規制改革相への対応だ。

 麻生氏はかねて、「河野氏に本格的な長期政権をやらせるのはまだ早い」との立場だった。新型コロナウイルス対応に加え、来年には参院選も控えており、麻生派としては「首相候補カード」として温存する方が得策との声が根強かった。麻生氏は3日の河野氏との面会で、こうした考えを伝えたものの、「最後は自分で決めろ」と出馬に理解を示した。

 ただ、ベテランを中心に「支援する気にはなれない」といった声もある。脱原発や女系天皇の検討といった主張をしてきた河野氏への反感があるためだ。3日夜には、甘利明・党税調会長と森英介・麻生派会長代理が麻生氏のもとを訪れ、今後の方針について協議した。

 河野氏には、菅首相や小泉環境相が支持する意向を周囲に示している。知名度も高く、「派閥に頼らずとも勝てる」(河野氏周辺)と強気の声もあり、派閥領袖(りょうしゅう)の麻生氏は難しい対応を迫られそうだ。

 一方、安倍氏は出身派閥の細田派(96人)に絶大な影響力を持つ。衆院選後に同派に復帰するとみられている。

 細田派は派閥としての対応を週明け以降に協議する方針だが、安倍氏は同派議員に対し、無派閥の高市早苗・前総務相を支援するよう働きかけを始めた。高市氏は3日のBSフジの番組で、首相に就任した場合でも靖国神社を参拝する考えを示すなど、保守派として知られる。保守系議員が多い細田派内に一定の支持はあるが、過去に同派を飛び出した経緯から反感を持つ議員も少なくない。

 安倍氏は脱原発を主張する河野氏とは距離があるとされるが、細田派内の中堅・若手には「選挙の顔」として河野氏を推す声もある。

 「盟友」と評される安倍、麻生両氏の力の源泉は、党内第1、2派閥(細田派、麻生派)の国会議員票の数だ。自民党議員の4割近くに達し、過去2回の総裁選では両派が歩調を合わせ、主導権を握ってきた。今回、両派は一致結束した対応をとることは困難な情勢で、自民党内では「今回の総裁選を機に、2012年の政権復帰以降続いてきた党内力学が変わる可能性がある」との見方も出ている。

7080チバQ:2021/09/05(日) 13:51:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a7c6b568d5d1b2d5dae358786d4ee07cc7cb8e2
石破氏、総裁選の支援要請か 二階氏「出るならしっかりやれ」 

9/4(土)��23:06配信

石破茂元幹事長=3日午後、衆院第2議員会館(代表撮影)

自民党の石破茂元幹事長は4日、二階俊博幹事長と東京都内で面会した。菅義偉(すが・よしひで)首相の任期満了に伴う党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、支援を要請したとみられる。複数の関係者が明らかにした。関係者によると二階氏は「出るなら、しっかりやれ」と応じたという。
総裁選出馬をめぐり石破氏は、3日のフジテレビ番組で「白紙だ」と強調しつつ、首相が不出馬を表明したことを挙げ「状況は全く変わった。どうすべきかは本当に真剣に考える」と述べ、検討を加速する考えを示していた。

7081チバQ:2021/09/05(日) 13:55:26
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090400366&amp;g=pol
高市氏出馬へ、混戦模様に 岸田、河野氏が軸―「ポスト菅」本格始動・自民総裁選

2021年09月05日07時02分

 菅義偉首相(自民党総裁)の党総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬表明を受け、「ポスト菅」を目指す動きが4日、本格化した。無派閥の高市早苗前総務相(60)が、最大派閥・細田派に影響力を持つ安倍晋三前首相の協力を得て、出馬に必要な推薦人20人を確保できる見通しとなった。
 総裁選をめぐっては、既に出馬表明した岸田派会長の岸田文雄前政調会長(64)に加え、麻生派の河野太郎規制改革担当相(58)も立候補の意向を固めた。この2人を軸に、出馬を検討する石破派の石破茂元幹事長(64)らが絡む混戦となりそうだ。
 複数の細田派幹部によると、安倍氏は「高市氏の政治信条や女性ということがアピールになる」と語った。ただ、高市氏は同派の前身となる町村派を退会した経緯があり、派内には賛否両論がある。安倍氏も最終的にどの候補を支持するか、顔ぶれや情勢を踏まえて判断するとみられる。
 河野氏は4日、若い女性向けファッションイベント「東京ガールズコレクション」にビデオメッセージを寄せ、新型コロナウイルスのワクチン接種の重要性を説きつつ、「みんなで力を合わせて楽しい日を取り戻したい」と呼び掛けた。この後、周辺議員と衆院議員会館で対応を協議した。
 河野氏は、報道各社の世論調査で「次の首相」候補の上位を占め、総裁選の党員・党友票の獲得が見込まれる。衆院選の「顔」になることへの期待から、派閥横断で中堅・若手に支持を広げつつある。ただ、足元の麻生派内は、世代交代を嫌うベテランを中心に、岸田氏を推す声が出ている。
 その岸田氏は、自民党の沖縄県議らとオンラインで意見交換。政府・与党に対する強い逆風を踏まえ、「国民の声を聞き、政治の信頼を取り戻す」と訴えた。
 岸田氏は、立候補が予想される候補者の中で、唯一の派閥領袖(りょうしゅう)。竹下派や旧谷垣グループの一部にも連携を模索する動きがある。ただ、首相の不出馬で総裁選の構図が一変。引き続き党員・党友票の掘り起こしが課題となる。周辺は「ここからが本当の勝負だ」と語った。
 石破氏も、河野氏と同様に知名度が高く、党内に出馬を期待する声が根強い。だが、昨年の総裁選に惨敗し派閥会長を辞任しており、派内の結束に不安を抱える。これまで石破氏を支えてきた派外のベテランからも慎重論が漏れる。
 無派閥の野田聖子幹事長代行(61)は、推薦人確保に向けて二階派会長の二階俊博幹事長に支援を要請している。(2021/09/05-07:02)

7082チバQ:2021/09/05(日) 13:57:07
https://www.sankei.com/article/20210905-4QQDKK3VMRICLADTHFZHCGHX7M/
茂木氏「グループまとめる」 自民総裁選

2021/9/5 10:43


自民党竹下派(平成研究会)会長代行の茂木敏充外相は5日のNHK番組で、自民党総裁選での自身の出馬や派としての対応を問われ、「(菅義偉首相の不出馬表明で)ガラッと構図が変わった。会長代行として、グループをしっかりまとめていくことが何より重要な役割だと思う」と述べた。

7083さきたま:2021/09/05(日) 14:07:19
>>7048
>コロナ禍で、説明力も説得力もないガースーは最悪の総理でした。

同感です。
安倍も途中から顕著でしたが、菅の説明する気のなさは以前の首相にない酷さだったと思います。
「次の質問どうぞ」の河野も、説明する気がないタイプですから、首相になってほしくないですね。
今回の総選挙での政権交代の可能性は限りなくゼロに近いので、立民支持者としてよりも一国民として、岸田総裁になってもらいたいです。
岸田でないなら、次にマシなのは石破。言動がウヨ丸出しの高市は論外。


>人生で初めて「こいつは無能。さっさとやめろ」と思った総理でした。
(麻生は「こいつ」ってより自民党全体が腐ってた時期)

チバQさんは民主党政権には辛いイメージですが、当時の鳩山にはそう思わなかったんですね。ちょっと意外でした。
私は、自民党の首相に対しては常に「さっさとやめろ」と思っていますが、首相として無能だからそう思ったのは森喜郎ですね。

7084岡山1区民:2021/09/05(日) 14:52:33
>>7076
世論調査で高市か河野が独走する数字が出ればそこに雪崩打ってあっさり決着だと思いますよ。
河野は人気だし、高市(野田)の「初の女性総理総裁」ってインパクトは思想信条吹っ飛ばすだけのものがありますよ正直。


そもそも世論の答えは「菅じゃなきゃ誰でもいい」だと思いますけど

7085岡山1区民:2021/09/05(日) 17:09:10
https://www.sanyonews.jp/article/1172448?rct=global_syuyo
次の首相に「河野行革相」31% 菅首相退陣「当然」56・7%
主要

政治

政治

 河野太郎行革相
 河野太郎行革相
 共同通信社が4、5両日実施した全国緊急電話世論調査で、次の首相にふさわしい人は河野太郎行政改革担当相が31・9%でトップだった。石破茂元幹事長26・6%、岸田文雄前政調会長18・8%が続いた。

 菅義偉首相が退陣する意向を表明したことについて「退陣は当然だ」と答えたのが56・7%、「退陣するべきではなかった」が35・3%だった。菅首相による約1年間の新型コロナウイルス対応を「評価する」と答えたのは40・4%で、「評価しない」は56・3%だった。

 有効回答者数は固定電話538人、携帯電話533人。
(2021年09月05日 16時37分 更新)

7086岡山1区民:2021/09/05(日) 17:10:55
https://www.sanyonews.jp/article/1172448?rct=global_syuyo
次の首相に「河野行革相」31% 菅首相退陣「当然」56・7%
主要

政治

政治

 河野太郎行革相
 河野太郎行革相
 共同通信社が4、5両日実施した全国緊急電話世論調査で、次の首相にふさわしい人は河野太郎行政改革担当相が31・9%でトップだった。石破茂元幹事長26・6%、岸田文雄前政調会長18・8%が続いた。

 菅義偉首相が退陣する意向を表明したことについて「退陣は当然だ」と答えたのが56・7%、「退陣するべきではなかった」が35・3%だった。菅首相による約1年間の新型コロナウイルス対応を「評価する」と答えたのは40・4%で、「評価しない」は56・3%だった。

 有効回答者数は固定電話538人、携帯電話533人。
(2021年09月05日 16時37分 更新)

7087とはずがたり:2021/09/05(日) 19:55:23
おいおい,高市なんか推すんかい。さあ何処迄支持拡がるのか。色々叩かれる要素抱えてるけど纏まるんか?

安倍氏が高市氏を支援へ 麻生氏も支持に回る可能性
9/4(土) 19:54配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e5386cdef4db46c09ebffbb18524c4322d5a171
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)

 自民党の総裁選を巡り、安倍前総理大臣が高市前総務大臣を支援する考えであることが分かりました。

 高市氏は、安倍氏の出身派閥である細田派に所属していました。

 今は無派閥ですが、安倍氏と高市氏は共に保守系グループ「保守団結の会」で顧問を務めるなど、政治信条が近い関係にあります。

 安倍氏が支援すれば、高市氏は細田派の支持も一定程度得られることになりそうです。

 また、麻生副総理も自身の派閥に所属する河野行革担当大臣を支持せず、高市氏の支持に回る可能性があります。

 総裁選は、岸田前政調会長が立候補を表明しているほか、河野行革担当大臣が立候補の意思を固めたことが分かっています。

テレビ朝日

7088とはずがたり:2021/09/05(日) 22:40:53

田崎史郎氏、高市早苗氏を支援する方針の安倍晋三前首相に細田派内で「反発が強まっている」
9/5(日) 7:34配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/802cc38b9aefdef3fbd3890c4977f74bd5631026
スポーツ報知

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が5日、俳優の東山紀之がMCを務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!」(日曜・前5時50分)にスタジオ生出演した。

 番組では菅義偉首相が不出馬を表明した自民党総裁選を特集し、出馬の可能性がある8人を紹介した。その中で高市早苗前総務相について安倍晋三前首相が支援することを伝えた。

 これに田崎氏は「そこが大きな問題で、昨日、細田派幹部2人に取材しますと」とした上で「安倍さん、これ早く言い過ぎた、と。そもそも高市さんは一度、派閥を出た人ですよ、と。派閥を出たのに安倍政権下でおいしいポストばっかり就いていた、と。何なんだとこれは。というんで安倍さんに対する反発が強まっているんです」と解説した。

 その上で「恐らく細田派は、高市さんを支持する人と岸田さんを支持する人、さらに一部は河野さんに流れる可能性がありますね」と分析していた。

報知新聞社

7089チバQ:2021/09/05(日) 23:12:04
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_AMS66PGOPVLN7NPORBKLWZ3FPY.html
人気高い河野氏 麻生氏「最後は自分で判断しな」
2021/09/05 21:27産経新聞

人気高い河野氏 麻生氏「最後は自分で判断しな」

河野太郎ワクチン担当相(松井英幸撮影)

(産経新聞)

菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)が不出馬を表明した次期総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、党内第2派閥である麻生派(志公会、53人)の対応が焦点になっている。派内では立候補の意向を示した同派の河野太郎ワクチン担当相に期待が高まる一方、言動を危ぶむ向きもある。また、新型コロナウイルス対策に失敗すれば「河野内閣」は短命に終わりかねず、河野氏の出馬に慎重な領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総理兼財務相のかじ取りが注目される。

3日午後、東京・霞が関の財務省大臣室。総裁選出馬に傾く河野氏と向き合った麻生氏がこう言葉を投げかけた。「最後は自分で判断しな」

かねて、河野氏は総裁選出馬に意欲を示してきた。会員制交流サイト(SNS)を駆使した発信などで国民的な人気があり、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査における「次の首相にふさわしい政治家」との設問では、4カ月連続でトップに立った。

首相が不出馬を表明した3日、河野氏は早速、衆院議員会館で複数の議員と面会し、総裁選への対応について意見を交わした。新型コロナへの対応をめぐり、菅内閣の支持率は低迷。総裁選後に控える衆院選への影響も懸念される中、麻生派若手には「状況を打破するなら河野氏が首相になるべきだ」との意見が多い。

ただ、新型コロナへの対応は容易ではない。政権批判で「河野内閣」が短命に終わらぬよう、派内からは「火中の栗」を拾うべきではないとの声も漏れる。一方、河野氏が昨年、地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画停止を根回しなしで発表するなど、過去の言動を不安視する意見も少なくない。「派として河野氏でまとまる雰囲気はない」(麻生派ベテラン)として、立候補を表明している岸田文雄前政調会長を推す声もある。

数々の政局を経験した麻生氏は、決選投票となった場合などを念頭に置きつつ、派にとっての「最適解」を導こうとしているとみられ、周囲には「河野は自分が置かれている状況が分かっていない」ともつぶやいているという。

(今仲信博)

7090チバQ:2021/09/05(日) 23:13:24
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_WX7263DFK5ODNKNM4G4BVVHWWQ.html
菅政権1年 コロナに屈す 支持率は感染者に反比例
2021/09/05 20:59産経新聞

菅政権1年 コロナに屈す 支持率は感染者に反比例

(産経新聞)

菅義偉(すが・よしひで)首相が自民党総裁選への不出馬を決めたことで、菅内閣は1年あまりの短命政権となった。憲法改正に向けた手続きや安定的な皇位継承策など長年の難題にも道筋をつけたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い支持率は低迷した。衆院議員の任期満了を来月に控える中で、自民党内では選挙基盤が弱い議員を中心に「選挙の顔」として不安視する声が高まり、退陣を余儀なくされた。

3日午前、加藤勝信官房長官は定例の記者会見に向かう前に首相の執務室に足を向けた。加藤氏が党内情勢について報告しようとしたその矢先、首相は辞意を伝えた。

「いろいろと迷惑を掛けました」

こう言って頭を下げる首相に対し、加藤氏は「お疲れさまでした。われわれの力不足でこんな事態になり、本当に申し訳ありません」と声を絞り出した。

党内最大派閥・細田派(清和政策研究会、96人)に影響力を持つ安倍晋三前首相や麻生派(志公会、53人)会長の麻生太郎副総理兼財務相らは首相再選を支持していた。だが、内閣支持率の低迷が続き、派閥の意向を無視して首相不支持を公言する若手・中堅議員が広がっていた。

□ □ □

政権発足当初の報道各社による世論調査では内閣支持率が6割を超える状態が続いた。周囲が「5年間は首相を続けられる」と水を向けると、首相は「5年間で終わらせていいの?」と返す余裕もあった。

携帯電話の料金値下げ、不妊治療の保険適用など国民生活に直結する政策を矢継ぎ早に打ち出してはいた。ただ、野党や一部メディアが日本学術会議の会員任命拒否や首相の長男が絡む総務省の接待問題で執拗(しつよう)に政権を批判していた。首相周辺ですら「なんでこんなに支持率が高いのか分からない」と漏らした。

しかし、昨年11月に1日の新規感染者が約3カ月ぶりに1千人を突破すると、支持率も下降曲線を描き出す。首相肝いりの観光支援事業「Go To トラベル」もやり玉に挙がった。

首相が掲げた「経済と感染対策の両立」は柔軟な政策変更も必要となり、「ブレた」「後手に回った」との批判も招きやすい。欧米諸国と比べると感染者も死者も低水準だったが、説明を尽くして納得を得る役割は首相の得意とするところではなかった。

□ □ □

年が明けると、首相はワクチン接種に前のめりとなる。いかに早く大量に接種するか-。単一の目標に猪突(ちょとつ)猛進で取り組む課題では首相の強みが発揮された。

「7月末までに高齢者接種完了」「1日100万回接種」といった目標は、周囲から反対されても首相が打ち出した。河野太郎ワクチン担当相は「1日100万回どころか最大170万回ぐらいの接種という、首相のリーダーシップで進んでいることが評価されていない」とうめいた。

感染者数は日を追うごとに伸びていき、7月に入るとインド由来の変異株(デルタ株)の影響で爆発的に拡大した。この間、支持率上昇のきっかけと見込まれた4月の日米首脳会談や東京五輪・パラリンピックなども、その役割は果たさなかった。「感染者数連動型支持率」を前に、党内の求心力も低下した。

□ □ □

党内からの批判は首相自身の資質にも向けられた。原稿を棒読みする、質問に対する答えがかみ合っていない…。こうした問題は今に始まった話ではない。昨年9月、能弁に語り大向こうをうならせる能力に期待して新首相を選出した自民党議員は一人もいない。選挙を前に右往左往する議員が、分かっていたことを問題視したのが実態だ。

首相の説明能力は熱狂的な支持層を構築できなかった一因にもなった。

菅内閣では自民党の岩盤支持層となる保守派が歓迎する政策が次々と実現している。旧宮家の男系男子の養子縁組を初めて選択肢として位置づけ、「従軍慰安婦」という用語は不適切とする答弁書を閣議決定し、憲法改正に向けた国民投票法改正案を成立させた。

それでも、首相がこうした課題を思い入れたっぷりに語る場面はなく、積み残された課題を淡々と処理したように受け止められた。党内の多数議員が夫婦別姓を目指し、中国当局による人権侵害の即時停止を求める国会決議を見送るなど、保守政党としてのアイデンティティーを喪失しているかのような動きもあった。

それが野党や一部メディアの苛烈な攻撃を招かない勝因ではあったかもしれない。だが、政権が窮地に陥ったときに命懸けで支持する党内勢力を得られなかった敗因ともなった。

(杉本康士、大島悠亮、千田恒弥)

7091チバQ:2021/09/05(日) 23:26:24
>>7083 さきたまさん
私は民主党政権に辛いってより、その後の敗戦処理(次の政権復帰への姿勢)が
下手くそなことに対して厳しいのだと思います。
(立憲民主党のように永久野党に甘んじている姿勢など)


>>7084 岡山1区民さん
今回はポストポスト菅の顔見せの意味での出馬を模索することもあるかと思います。
ここで出ておけば、次の次が狙えますから。
下村とかはそれを狙ってたかと。

まぁ、最後の「菅じゃなきゃ誰でもいい」に同意です

7092チバQ:2021/09/05(日) 23:35:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3da2c311a469a82f46fb7c9fa4a325eadf2c901
安倍前首相の高市早苗支援に清和会でブーイング 野田聖子、石破茂どちらを支援で揺れる二階派〈dot.〉
9/5(日) 8:00配信
AERA dot.
高市早苗氏と安倍前首相(C)朝日新聞社

  菅義偉首相の総裁選不出馬宣言から政局は大きく動いた。すでに出馬表明をしている岸田派の岸田文雄会長に加えて、河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相が出馬の意向を示した。そして、菅首相支持と語っていた石破茂元幹事長、野田聖子幹事長代行も前向きに検討をしているという。


 9月17日告示、29日投開票の自民党総裁選は、候補者乱立の様相だ。これまでの総裁選と言えば、各派閥や候補者が都内のホテルで「選対本部」を構えて、そこに支持する国会議員が集結。切り崩し、集票に動くというのが定番だった。しかし、コロナ禍になり、状況は一変した。無派閥の衆院議員はこう苦笑する。

「国会もないのに、昨日は深夜まで議員会館にいました。帰るに帰れません。誰が総裁選に勝つのか、誰につけばいいのか、その情報交換でひっきりなしに電話が鳴り、議員が訪ねてくる。夜中に議員宿舎に戻ると、すぐに『帰っているの?部屋に行っていいか』と先輩議員から電話ですよ。寝たのは午前2時くらいでした。結局、まだ誰が勝ちそうなのか、まったくわからない」

 休日の4日土曜日も朝7時過ぎから、電話が鳴ったという。

 候補者の中でも安倍晋三前首相の支援を得て存在感を示してきたのが、高市氏だ。自民党の閣僚経験者はこういう。

「安倍氏と麻生太郎財務相は菅首相から派閥の支援を求められても個人的には支援するが、派閥は別と言い続けてきた。菅首相が出馬断念となり、安倍氏もフリーハンドとなった。そこで自身の国家観、アベノミクスを信奉する高市氏を支援する意思を固めた」

 だが、安倍前首相の出身派閥の清和会(細田派)の衆院議員の胸中は複雑だ。

「安倍氏から派閥会長の細田さんら幹部に高市氏の推薦人20人を集める協力をしてほしいと要請があったそうです。清和会の国会議員は96人ですから、安倍氏の天の声で推薦人確保は安泰です」

 しかし、無派閥の高市氏を清和会上げて応援するのかといえば、そうはならないという。

「岸田氏や河野氏を応援すると公然と言っている議員は何人もいます。それに清和会では、総裁選立候補に名乗りを上げていた下村博文さんはじめ他にも候補はいるわけで、なぜ、高市氏なんだといぶかる議員もいる」(同前)

 本命だった菅首相が不出馬となり、混とんとしてきた総裁選だが、いち早く出馬表明して、政策を固め支援を呼び掛けている岸田氏が、一歩リードしているという見方が有力だ。麻生派に属する衆院議員がこう語る。

「もし菅首相と一騎打ちになっていたら、岸田氏が勝っていたでしょう。昨年の総裁選は、頼りない印象でしたが1年でけっこう変わった。岸田陣営には選挙プランナーや安倍前首相の補佐官だった今井尚哉氏もアドバイザーとして入っているそうです。政権を任せてもいいかなと思えるようになった。胆力がついた」

 同じような意見が複数、聞かれる。中でも見事だったのは、二階俊博幹事長を念頭にした自民党役員の任期を1期1年、3年までに制限する党改革案だ。竹下派の衆院議員がこう話す。

7093チバQ:2021/09/05(日) 23:39:48
「これはいわゆる“二階外し”の秘策。安倍前首相、菅首相ですら二階氏の首に鈴をつけられなかった。二階氏は権力闘争となれば、自民党を割って出ても戦うという執念があります。そこに手を突っ込んだ岸田氏に対し、安倍前首相が評価したので、菅首相がそのアイデアを横取りし、二階氏を切ろうとした。党内で何かもめごとがあると『幹事長の天の声』が降りてきて、煮え湯を飲まされた議員はたくさんいる。最初に党改革案を切り出した岸田氏の功績は、二階外しだけを見ても大きいものがあります。岸田派だけでなく、今回は派閥横断的に票を集めるはず」

 その対抗馬は世論調査でも「次の首相」として常にトップ争う河野氏だ。河野氏も所属する麻生派の国会議員は嬉しそうにこう証言する。

「選挙だけを考えれば、河野氏が首相で小泉進次郎氏が支えるというのはベストの布陣。派閥関係なく、若手議員中心に支援が急速に広がっています。推薦人20人は独自で確保済みとも聞いた」


 だが、一方で麻生派内部では喧々諤々だという。

「麻生派で河野氏を推すという声はあまり聞こえません。河野氏が総裁選で勝利となれば、麻生氏はお役御免の隠居のような立場になり、要職にはとどまれない。派閥内では気を使って河野氏支援とは言い出せない。河野氏を幹事長にしたいと依頼してきた菅首相に『そんなことは無理だ』と麻生氏は突き放した。河野氏は次の次あたりの首相という構想だったようだ」

 麻生派を上げて河野氏支援にまわる可能性が薄く、自主投票との見方を示した。2012年の総裁選では1回目の投票で、安倍氏を上回った実績がり、人気の高い石破氏はどう動くのか。石破グループは17人で推薦人20人に足りないこともあり、まだ態度を明確にしていない。

 菅首相が不出馬となった後、誰を推すのか、態度をハッキリさせていない二階派。石破氏は二階幹事長に支援を要請したという。だが、野田幹事長代行も3日、二階幹事長に支援要請をしている。

「二階外しの騒動から、まだ次の候補者を考えていないのが、派内の空気だ。だが、二階氏は岸田氏にコケにされて黙って引っ込んでいるわけがない。本命は野田氏だ。もともと次期首相候補として幹事長代行に据えた。安倍氏が支援する高市氏に野田氏をぶつけて、対決という選択もあり得ます。 だが、二階氏は支援要請をした野田氏に『推薦人がもう少しで揃うという段階になったら考える』と条件をつけた。野田氏が勝つ見込みがない状態で支援すると派閥が割れかねない。安倍氏と麻生氏が絶対に勝たせたくない石破氏の支援という選択肢ももちろんある」(二階派幹部)

  やはり、総裁選の鍵を握るのは、自民党最大派閥・清和会のトップである安倍氏と第2派閥・志公会(麻生派)領袖である麻生氏。候補者が出揃いつつある中でも、派閥としての動向はまだ決まっていない。

「投開票までまだ時間があるので、2派閥の対応はギリギリまで決まらないのではないか。どの候補者が勝つか読めないので、派閥として明確な支援をせずに、石破氏以外の勝ちそう候補に票を分散させる対応になる可能性もある」(前出・自民党の閣僚経験者)

 投開票の箱が開くまで結果が読めず、チキンレースが続く。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7094とはずがたり:2021/09/05(日) 23:55:12
一ヶ月前の記事

石破氏 派閥の選対委員長に
2021/8/4 17:43
https://www.sankei.com/article/20210804-YNUD42MJDZI3LAUAJX2FMUTDXI/

自民党の石破派(水月会、17人)は顧問を務める石破茂元幹事長が選対委員長を兼務する派閥人事を内定した。石破氏は次期衆院選で派に所属する議員の選挙応援に力を入れる。同派の代表世話人を務める鴨下一郎元環境相が4日、記者団に明かした。

鴨下氏は「選挙で戦う先頭に石破氏に立ってもらいたい」と語った。

7095チバQ:2021/09/06(月) 00:01:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/875cfcb6521ea0844ef0a029a183a6f65c3939cf
麻生派関係者「ぐじゃぐじゃだ」高市氏、推薦人メド
9/5(日) 17:45配信 自民党総裁選に向けた動きが5日も活発になっています。午後、高市前総務大臣が出馬に向け必要とされる推薦人20人の確保にめどがついたことが分かりました。

 衆院選の「顔」、総理大臣は一体、誰に…。菅総理大臣が自民党の総裁選挙に出馬しない意向を示したことを受け、連日取り沙汰される候補者の動向。

 すでに立候補を表明している岸田文雄前政調会長は5日、自身のユーチューブチャンネルにライブ配信で出演。インターネット上で集めた質問に答えました。

 自民党・岸田文雄前政調会長:「私は私のやり方でしっかりと国民の皆さんの声を聞き、自民党が政治の幅広い選択肢を持っている。包容力のある多様性を大事にできる国民政党であるということをしっかり示す。国民の皆さんの評価につながると信じて総裁選挙を戦っていきたいと思ってます」

 29日に投開票される自民党総裁選。取り沙汰される顔ぶれのなかでも一風変わった動向が注目される河野行政改革担当大臣。しかし、所属する麻生派の幹部は出馬に反対。

 麻生派関係者:「麻生さんは河野太郎を支持しない。だけどベテラン議員の一部とそこに若いのも連なって岸田にいっている」「麻生さんは安倍前総理と話して高市を支援してもいいのではと言っている。だからぐじゃぐじゃなんだよ」

 一方、女性の立候補が取り沙汰されるなか、安倍前総理大臣が高市前総務大臣を支援する考えであることが分かりました。そして、高市前総務大臣は、必要な推薦人20人の確保にめどが立ったとして、立候補する意向を固めたことが分かりました。しかし、かつて所属していた派閥の幹部からは…。

 細田派幹部:「今回は、若い方々が『菅じゃだめだ』と大騒ぎした。今度は、中堅から上が『高市じゃだめだ』と騒いでて、もうどうすりゃいいんだよー。今度は上の方からだよ」

 同じく女性候補で二階幹事長に出馬の意欲を伝えた野田聖子幹事長代行。立候補に必要な20人の推薦人を確保できるかが焦点です。

 一方、立候補者として取り沙汰される石破元幹事長と自民党の二階幹事長が4日、赤坂議員宿舎で会談していたことが分かりました。

 会談は4日、二階氏側からの呼び掛けで行われました。関係者によりますと、二階氏側は出馬に必要な推薦人を二階派から出してもいいと協力姿勢を示したということです。これに対し、石破氏は持ち帰って検討したいと応じたということです。

 注目が集まる候補者の顔ぶれ。週明け以降、各派閥の駆け引きが激しさを増すとみられます。

テレビ朝日

7096チバQ:2021/09/06(月) 00:02:52
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/210905/mca2109050908003-n1.htm
自民総裁選、派閥より「選挙の顔」選び 首相不出馬で各派戦略見直し
2021.9.5 09:08

 菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)が党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を見送ったことで、党内の各派閥は戦略の見直しを迫られる。衆院選への小選挙区制導入を契機に派閥の力が弱まった上に、特に今回は衆院選が近いため選挙基盤の弱い議員が「選挙の顔」となる新総裁に期待し、派閥幹部の意向に応じない構えをみせているのだ。情勢は複雑化している。

 「一丸となってやるという動きは全くないようにみえる。今後の派閥の在り方も含めて大きく変わる総裁選になる」


 自民党の佐藤勉総務会長は3日のBS日テレ番組でこう語った。実際、各派は態度を固められていない。

 最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)は9日に総会を開き、総裁選への対応を協議する。同派出身の安倍晋三前首相は出馬を表明した無派閥の高市早苗前総務相を支持するため同調する議員は多いとみられるが、一枚岩になれるかは不透明だ。一度は出馬を断念した下村博文政調会長も「仲間と相談する」としてくすぶっている。

 麻生派(志公会、53人)は河野太郎ワクチン担当相が出馬への意欲を表明。領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総理兼財務相が派としての支援には消極的な一方で、中堅・若手は世論調査で「次の首相にふさわしい政治家」として支持が高い河野氏に期待を寄せており、派の動向は分裂含みだ。

 竹下派(平成研究会、52人)は会長代行の茂木敏充外相の出馬を推す声がある。中堅議員は「草刈り場になるくらいなら茂木氏が出て総裁候補だと示すべきだ」と話す。ただ、参院側からは「得票が少なかったら茂木氏に傷がつく」として慎重論も聞こえてくる。

 二階派(志帥会、47人)は領袖の二階俊博幹事長の下で一致結束し「勝ち馬に乗る」(閣僚経験者)ことで主流派としての立場を維持してきた。しかし、今回は石破茂元幹事長らの出馬に期待する声があり、高市氏支持を明言する議員もいる。現状で派としてまとまる雰囲気はない。

 岸田派(宏池会、46人)は、岸田文雄前政調会長が出馬を表明。石破派(水月会、17人)は石破氏の出馬の可否を含め週明けにも対応を協議する。首相支持を決めていた石原派(近未来政治研究会、10人)の対応は白紙に戻った。

 一方、総裁選で1回目の投票では当選者が決まらず、国会議員票の比重が増す決選投票に進めば派閥の合従連衡が勝敗を左右することもあるため、各派幹部は熟慮を重ねている。

 各派とも一糸乱れぬ行動は事実上不可能だ。ある派閥幹部は「議員の生き死にがかかっているので、締め付けられない」と話す。総裁選は、首相が不出馬に追い込まれた新型コロナウイルスへの対応など、政策論争を通じて国のかじ取りを任せられるリーダーを生む好機といえるが、現状では「選挙の顔」選びが先行している感は否めない。


 若手議員は「一人一人が政策を基準に選べばよいが、自分の選挙のことばかり考えていて情けなくなる」と語った。(沢田大典)

7097チバQ:2021/09/06(月) 00:04:24
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/09/05/kiji/20210904s00042000622000c.html
“和製鉄の女”高市氏、自民党総裁選へ 安倍氏の支持で一気に本命?
[ 2021年9月5日 05:30 ]

 菅義偉首相が自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬を表明してから一夜明けた4日、安倍晋三前首相が同じ保守派で日本初の女性首相を目指す高市早苗前総務相を支援する意向を固めたことが分かった。首相の再選支持を明言していた安倍氏の動向は最大の焦点の一つになっていた。一方、首相が都内の病院で健康診断を受ける中「ポスト菅」を目指す各陣営は動きを本格化させた。
 すでに出馬を表明している岸田文雄前政調会長、意向を固めた河野太郎行政改革担当相、意欲を見せる石破茂元幹事長の3人を中心に展開するとみられていた総裁選。無派閥の高市氏は出馬に必要な推薦人20人の確保が課題だったが、最大派閥・細田派(清和政策研究会)の事実上のオーナーである安倍氏が支援に回る方向となり、大きく前進しそうだ。

 党内の議員連盟「保守団結の会」では安倍氏と共に顧問を務めている高市氏。保守派の重鎮である安倍氏の意向は党内の保守系議員にも大きな影響を与えるとみられ、一躍、本命候補に躍り出る可能性が出てきた。

 岸田派は同党を代表するリベラル勢力だが、岸田氏は安倍氏の支援に期待を寄せ「保守色」もアピールしてきており、戦略の練り直しを迫られる場面もありそうだ。河野氏は安倍氏の盟友である麻生太郎副総理兼財務相が率いる麻生派に所属。派内にある河野氏擁立の主戦論に水を差されることも予想される。

 安倍氏に近く「安倍ガールズ」と呼ばれる高市氏はかつて、清和政策研究会に所属。森内閣時代の2000年には「勝手補佐官」を名乗り、官房副長官だった安倍氏とともに森喜朗首相(当時)を支えた。06年の第1次安倍内閣で沖縄・北方相として初入閣、第2次安倍内閣では総務相などを歴任した。

 今年に入ってから安倍氏との勉強会を重ね、再々登板を繰り返し促してきた高市氏。7月下旬に「0・1%も出ないのか?」と聞いた際、固辞した安倍氏から、それまで積み上げてきた政策について「高市さん、発表すりゃいいじゃん」と言われたため、「私、出たるわ」と啖呵(たんか)を切り、自ら出馬する意思を固めた。

 高市氏は近く出版する、自身の政策をまとめた新著で安倍氏の経済政策を発展させた「ニュー・アベノミクス」を提唱し安倍氏の路線継承をアピール。著書名は「美しく、強く、成長する国へ。私の『日本経済強靱(きょうじん)化計画』」。安倍氏が戦後最年少で首相に就任した06年に出版した「美しい国へ」をほうふつさせる。目標とする政治家はマーガレット・サッチャー元英首相。「和製鉄の女」へ党内の支持をどこまで広げることができるか注目される。

 ≪女性求める声も≫菅首相の退陣表明を受け、総裁選へ向けて全国の自民党員から「必要なのはリーダーシップと発信力」「選挙の顔になるかどうかが重要」などの声が上がった。ふさわしい新総裁として、ホテル経営藤井和夫さん(59)=山口県長門市=は「選挙の顔として戦える求心力のある人に立ってほしい」。党岐阜県連女性局の役員松葉綮子(けいこ)さん(74)は「そろそろ女性がリーダーになってほしい」と語った。

7098チバQ:2021/09/06(月) 11:19:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb9da690d1b69c9f40699ea494669c7c751293a4
田崎史郎氏、安倍前首相が高市氏支持の理由明かす「岸田さんとの間で溝。カチンと来た」
9/6(月) 10:24配信

スポーツ報知
田崎史郎氏

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)に出演した。

 番組では、自民党総裁選に菅義偉首相が不出馬を表明したこと報じた。また総裁選に出馬を表明している岸田文雄前政調会長や、出馬を検討しているとされる高市早苗前総務相、河野太郎行政改革担当相、石破茂元幹事長、野田聖子幹事長代行の現状を伝えた。

 同コーナーではボードを使い、自民党幹部の「河野や石破は『モリカケ』や『桜の会』を追及するでしょう。安倍さんはNGなんだよ。河野は『アベノミクス』も否定的。そういうといろがなぁ」というコメントを紹介した。

 田崎氏は、安倍晋三前首相が高市氏を支持すると報じられていることに「菅さんの不出馬表明を受けてから、舵(かじ)を切りましたね」と説明。

 また「岸田さんとの間で溝が出来かけていて」と明かし、理由を「それは岸田さんが夫婦別姓議連の呼びかけの1人になった。かつ2日の木曜日にBSの番組で森友学園の公文書改ざんの問題について『国民が疑念を抱くのであれば、さらに説明しなければいけない』と言われた。それで安倍さんの周辺の話ですけれども、カチンと来たということです。それで岸田さんの方に行かずに、高市さんの方に行っている」と話した。

 また「(安倍前首相と)岸田さんは元々、仲がいいですから。そもそも昨年の前半くらいまでは岸田さんを有力に考えていたわけですから」とも語った。

報知新聞社

7099チバQ:2021/09/06(月) 11:20:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ad515558f4d82005f3652b3c8b825868defb93e
最大派閥率いる細田氏、「自主投票」も選択肢 総裁選
9/6(月) 10:57配信

山陰中央新報
細田博之氏(資料)

 自民党総裁選を巡り、最大派閥・細田派を率いる細田博之会長(衆院島根1区)が4日、派閥としての支持を一本化しない「自主投票」を選択肢に含め、対応を決める考えを示した。

 島根県安来市内であった国政報告会後の取材に答えた。「ポスト菅」を巡る動きが活発化する中、派閥対応は「何でも派閥が強制力を持って『右向けなら右向け』という時代ではない。自由なことを考えることもあり得る」と述べた。

 総裁選について、既に立候補を表明している岸田文雄前政調会長が率いる岸田派を除き、主要派閥は対応を決めていない。約100人が所属する細田派の動向に注目が集まる。


https://news.yahoo.co.jp/articles/1c5d1545fc75d6d7b9561200151559157345044f

田崎史郎氏、自民党総裁選を予想「本命・岸田さん、対抗・河野さん」
9/6(月) 10:51配信

スポーツ報知
田崎史郎氏

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)に出演した。

 番組では、自民党総裁選に菅義偉首相が不出馬を表明したこと報じた。また総裁選に出馬を表明している岸田文雄前政調会長や、出馬を検討しているとされる高市早苗前総務相、河野太郎行政改革担当相、石破茂元幹事長、野田聖子幹事長代行の現状を伝えた。

 田崎氏は総裁選の予想を「本命は岸田氏。対抗は河野氏と高市氏。穴は野田氏と石破氏。二階さんが河野氏を推せばそのまま勝つ可能性はある」とボードを使い説明。

 改めて「本命・岸田さんと対抗・河野さんで、それを高市さんや石破さん、野田さん氏が追いかける構図だと思う」と語り、「高市さんが、いろんな世論調査を見てもちょっと伸び悩んでいる感じがする。次第に“岸田さん対河野さん”という構図になってくると思います」と岸田氏と河野氏の一騎打ちになる可能性が高いと話した。

報知新聞社

7100チバQ:2021/09/06(月) 13:36:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f230afc22da3e8ee580d9e385afe8c92cdd9e7e
高市氏も出馬意向も細田派には慎重論も…総裁選は派閥一本化難航で混戦に?
9/6(月) 11:42配信

フジテレビ系(FNN)

FNNプライムオンライン

自民党総裁選をめぐって、複数の候補者がからむうえ、派閥単位での候補者一本化も難航するなど、混戦模様となっている。

高市前総務相は、出馬に必要な推薦人20人を確保するめどが立ったとして、立候補する意向を固めた。

すでに出馬を表明しているのが、岸田氏。

また、高市氏に加えて、河野氏が出馬の意向を固めている。

さらに、野田氏が出馬に意欲を示しているほか、石破氏は同志と相談するとしている。

では、高市氏の動向など、総裁選の最新情報について、国会記者会館からフジテレビ政治部・門脇功樹記者が中継でお伝えする。

首相に就任した場合も、変わらず「靖国神社参拝」を続ける考えを示す高市氏は、基盤とする保守層に加え、いかに支持の幅を広げるかが焦点。

高市氏に対しては、菅首相の退陣表明があった3日のうちに、安倍前首相が支援を伝える電話をした。

安倍氏は、自身の出身で、党内最大派閥の細田派の議員を中心に、高市氏の支援を呼びかけていて、麻生副総理も高市氏支援に回る可能性がある。

高市氏としては、支持を広げるべく、党内のベテラン議員を中心に働きかけを続けている。

ただ、安倍氏が影響力を持つ細田派の中にも、高市氏が派閥を退会した経緯などから、支援への慎重論がある。

週内に総会を開き、総裁選の対応を検討するが、衆議院選挙が迫る中、当選3期以下の若手は「選挙の顔」を求めていて、派閥としての対応を一本化するのは難しい情勢。

こうした事情は、細田派に限ったものではなく、ほかの派閥にも共通していて、今回の総裁選は、派閥の多くが「自由投票」となることで、各陣営とも票読みが難しい混戦模様が予想される。

7101チバQ:2021/09/06(月) 15:41:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ab602ef96a7fea1fbe2b2569cf13ee5edfeb83c
甘利氏「ワクチン迷走といわれた担当相の評価が上がるとは」 総裁選で河野氏に皮肉
9/6(月) 13:58配信

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産経新聞
自民党の甘利明税調会長は6日、国会内で講演し、党総裁選(29日投開票)への出馬の意向を示している河野太郎ワクチン担当相について、「菅義偉(すが・よしひで)首相がダメだとたたかれた一番の原因が新型コロナウイルスワクチンの迷走と言われ、それでワクチン担当相の評価が上がるってどういう構図になっているのか良く分からない。半分くらいは菅首相に分けてやったら」と皮肉混じりに語った。

不出馬を表明した菅首相が進めたワクチンの政策に関しては、「彼の『とにかくやるんだ』という力が作用したというのは評価していいんじゃないか。かわいそうだという気がする」と述べた。

政権発足から約1年でデジタル庁を立ち上げたことについても、「菅首相の剛腕があったから」と評価した。甘利氏は河野氏が所属する麻生派の重鎮。

7102チバQ:2021/09/06(月) 15:55:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb0d8a2a62d80ebe6624671df23bf9acde51d114
菅総理“不出馬”舞台裏…党内反発に「気力失せた」
9/6(月) 13:47配信

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テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 菅義偉総理大臣の総裁選不出馬表明を受けて、この週末「ポスト菅」を巡って、出馬に意欲を見せる議員たちの動きが活発化しました。

■“ポスト菅”…候補乱立で“戦国時代”

 菅義偉総理大臣:「新型コロナ対策に専念したい。そういう思いの中で、自民党総裁選には出馬しない。こうしたことを申し上げた」

 総裁選で再選を目指すとみられていた菅総理が、まさかの不出馬。急転直下の舞台裏が分かってきました。

 テレビ朝日政治部・原慎太郎記者:「表向き、会見では『コロナ対策に専念したい』という説明をしていたんですけども、その直後に電話で説明を受けた側近議員に話を聞きますと、『気力が失せてしまった』という趣旨の話をしていたそうなんです。その背景は、まだ明らかになっていませんが、先週一週間、菅総理は、連日のように党内に不満がたまっていることを側近議員から聞かされていました」

 総裁選の厳しい局面を打開するために、9月中の衆議院の解散を検討していたことに対し、党内から強い反発を受け、打ち消さざるを得なくなったことも痛手だったといいます。

 テレビ朝日政治部・原慎太郎記者:「ここで無理やり解散権や人事権を行使して、党内の混乱を外に見せるよりも、自ら身を引くことで党を守ろうとしたのかもしれません」

 “ポスト菅”を争う自民党総裁選は、候補者が乱立する戦国時代の様相を呈してきました。

■岸田氏 「財務省の犬」にも笑顔で回答

 次期総裁選に向け、いち早く立候補を表明していた岸田文雄前政調会長。5日、自身のユーチューブチャンネルのライブ配信に出演し、インターネット上で募った質問に答えました。

 岸田文雄前政調会長:「(Q.『財務省の犬』『財務省のポチ』と言われているがご存じですか)ご指摘は謙虚に受け止めますが、正直言って何でだろうなと…」

 インターネットなどで露出を増やし、知名度の向上にもつなげたい、岸田氏。どんな質問にも、笑顔で答えます。

 岸田文雄前政調会長:「(Q.バナナはおやつに含まれますか)含まれません。なぜならば、バナナ、高価で栄養が高い。子どもたちも風邪をひいて病気にならないと食べさせてもらえない。小さい頃からのそんな印象を持っています」

■高市氏 安倍前総理と“細田派”支援へ

 そんな岸田氏が、よりどころにしていたのは、安倍晋三前総理大臣と、その安倍氏が強い影響力を持つ細田派です。しかし…。

 高市早苗前総務大臣:「私の出馬の意思は変わりません」

 4日、安倍前総理は、高市早苗前総務大臣を支援する考えであることが分かりました。

 高市氏は5日、推薦人20人のめどが立ったとして、出馬意向を固めました。

7103チバQ:2021/09/06(月) 15:55:43
■河野氏 麻生副総理「反対」も出馬容認

 一方、4日に無観客でオンライン開催されたファッションイベント「東京ガールズコレクション」。その会場のスクリーンに突如映し出されたのは、出馬に意欲を見せる河野太郎行政改革担当大臣です。

 河野太郎行政改革担当大臣:「ぜび、ワクチン接種、皆さんも受けられる時に受けて頂きたいと思います」

 ビデオレターで、若者世代にワクチン接種を呼び掛けた河野氏。この前日には、所属する派閥のトップである麻生太郎副総理に出馬の意向を伝えました。

 これに対し、麻生氏は「反対だけれども、出るのは勝手だ」と言って、出馬を容認したといいます。

 しかし、派閥関係者によりますと、麻生氏は、安倍氏と話して「高市氏を支援してもいいのでは」と口にしているといい、河野氏は他の派閥の若手らの支持を得て推薦人を確保したい考えです。

 河野太郎行政改革担当大臣:「私自身どうするか、先輩、あるいは仲間の議員とじっくり相談をし、また関係の皆さんと、色々相談をしながら決めて参りたい」

■石破氏 二階幹事長側と会談“協力姿勢”

 そして、これまで総裁選は“白紙”として、出馬に慎重姿勢だった石破元幹事長も…。

 石破茂元幹事長:「全く新しい展開になりましたので、しかるべき時に結論を出したいと思っております」

 4日、二階俊博幹事長と赤坂議員宿舎内で会談を行った石破氏。会談は、二階氏側からの呼び掛けでした。

 関係者によりますと、出馬に必要な推薦人を二階派から出してもいいと、協力する姿勢を示したということです。

■野田氏 出馬意欲も“推薦人確保”焦点

 また、野田聖子幹事長代行は、二階幹事長に出馬の意欲を伝えていますが、こちらも、推薦人が確保できるかが焦点となっています。

■街の人“次期総裁”は「自分の言葉で…」

 自民党の総裁選を控え、街の人は次期総裁に、どのような人を望んでいるのでしょうか?

 会社員・60代男性:「コロナ禍をちゃんと収束させて、その後のウィズコロナにしながら経済をちゃんとやって頂く方がいいと思います」

 会社員・30代男性:「自分の言葉で親身になって伝えてくれるような方ですね。(菅総理は)準備された言葉を読んでるというような印象があったので」

 50代女性:「女性の首相が日本で生まれても、いいころじゃないかなとは思います」

(「グッド!モーニング」2021年9月6日放送分より)

テレビ朝日

7104とはずがたり:2021/09/06(月) 16:31:28
リベラル化で自滅に向かう自民党 産経新聞論説委員・政治部編集委員 阿比留瑠比
https://www.sankei.com/article/20210905-BXUTJOAXGNOO7OPNTTITBCLDIM/
2021/9/5 10:00

※この記事は、月刊「正論10月号」から転載しました。

自民党が浮足立っている。というよりも、あれよあれよという間にもろくも自壊しだしたというべきか。中国・武漢発の新型コロナウイルス対応に対する国民の不満や不安が鬱積し、強いリーダー不在の中で党内秩序がぼろぼろになっていく様子は、平成二十一年九月の民主党への政権交代時を連想させる。

「菅義偉首相が何か大きな失政でもしたというのか」

自民党幹部の反論はもっともだが、コロナ禍での長引く自粛と逼塞の日々に対する国民の怒りや失望は、どうしたって政府・与党に向けられる。

菅政権は、無観客ではあったものの東京五輪は成功させた。感染力の強いインド由来の変異株(デルタ株)さえ出現しなければ状況は違っていただろうが、それを言ってもどうしようもない。

「何か自民党にとって明るい話、状況を変える材料はないか」

党ベテラン職員が嘆くように、打開策はなかなか見つからず、所属議員らからは「人心一新しかない」との声が高まっている。

非情かつ不合理だとは思うが、社会がその時の「空気」で動くのは間違いない。そしていったん、人々がそうだと思い込むと、それは違うと事実関係を示しても容易に説得できない。感情論の世界に入ってしまう。

「菅さんが五輪開会式で天皇陛下の開会のあいさつ時に座ったままだったことや、広島の平和記念式典のあいさつ文を読み飛ばしたこともそうだ。事務方の段取りが悪かったことや、単なる凡ミスも菅さんの大失敗にされた。今の菅さんは運がなくなっている。運のあるなしは大きい」


ベテラン議員はこう指摘する。デルタ株の猛威でワクチン接種という状況打開策の効果が限定されてしまい、ツキにも見放されたとなるとますます苦しい。

薄れる民主党政権の悪夢
こうなると自前の派閥を持たず党内基盤が弱く、周囲に人材も少ない菅首相の弱点が強調されることになる。

本来、菅首相を支え、党内をまとめる立場にある二階俊博幹事長がろくに衆院選候補者の調整もできず、自派の伸長にこだわっている。これでは党内統治は効かず、下も真似をする。

菅首相に起用された党幹部の立場にある下村博文政調会長や、野田聖子幹事長代行が総裁選出馬に意欲を示すというのも辻褄が合わない話である。

平成二十四年の総裁選時に、谷垣禎一総裁(当時)に起用された石原伸晃幹事長が立候補し、平成の明智光秀と言われて評価を落としたことを彷彿とさせる。令和の明智光秀になりたいとでもいうのだろうか。コロナ対策に打ち込むべき立場の人間が、自身の立身出世を優先する姿が国民にどう映るだろうか。


麻生太郎政権後期も、民主党政権のときもそうだった。党内がバラバラでトップの方針に従わず、決まったことを守らない。そうした与党の混乱に有権者は嫌気して政権交代を望んだのだった。

飲食店をはじめ国民が大変な思いをしているときに、自民党議員らが最優先課題だとばかりに党を二つに割ってまで推進したのは何か。経済政策でも国民を守るための憲法・安全保障論議でもなく、夫婦別姓や同性愛者ら性的少数者への理解増進を図るLGBT法案だった。そんな国民不在の議論にも辟易させられた。

その揚げ句が現在の混迷、ていたらくである。

第二次安倍晋三内閣発足後かなりの間は、少々不祥事があっても「民主党政権よりマシ」だという国民の経験と実感があったため、国民は自民党を選び続けた。

だが、「悪夢の三年三か月」の記憶も薄れつつあり、有権者も徐々に世代交代してきた。民主党の後裔たる立憲民主党などに対する嫌悪感や忌避感も弱まった。



7105チバQ:2021/09/06(月) 16:32:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/370462e2b55d659cb9f1ab8fac0d4667eff88de0

【独自】石破派 河野氏支持も選択肢

9/6(月) 15:09配信

テレ東BIZ

自民党総裁選挙をめぐり、石破派内で、石破元幹事長の出馬を見送り、河野ワクチン担当大臣の支持を打ち出すべきとの意見が強まっていることがテレビ東京の取材で分かりました。

石破氏周辺によりますと、「石破派内では、改革を実現させるためには、石破氏自身が出馬するより、河野ワクチン担当大臣を支援するのが現実的ではないか」との意見が複数出ていて、石破派として、河野氏支援を打ち出すべきとの意見が強まっています。石破氏本人にも、こうした派内の認識は伝わっていて、石破氏は自ら出馬するのではなく、河野氏支持を含めた選択肢も熟慮しているということです。

石破氏が、河野氏に協力すれば、地方票や党内若手議員票などで優位に立つ可能性もあります。

7106とはずがたり:2021/09/06(月) 16:36:31

【独自】石破氏、河野氏支援を検討 不出馬で調整
[2021/09/06 16:10]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000227997.html

 自民党の総裁選挙を巡り、石破元幹事長が河野行政改革担当大臣を支援する方向で検討していることが分かりました。石破元幹事長自身は立候補を見送る方向で調整しています。

 石破元幹事長周辺によりますと、「石破氏が出馬するよりも河野大臣を支援する方が自民党の改革につながる」などの意見が派閥内から複数出ていて、今回の総裁選は河野大臣を支援する方向で検討を進めているということです。

 石破元幹事長はこうした意見を踏まえ、今回の出馬は見送る方向で調整をしているということです。

7107チバQ:2021/09/06(月) 16:59:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b043f4de71f30836afe2aef69624fc5c5a0f8d6
自民総裁選、各派思惑含み 「選挙の顔」「勝ち馬」見定め
9/6(月) 13:37配信

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時事通信
自民党本部=東京都千代田区

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は今週、各派閥が態度決定に向けた調整を本格化させる。

 間近に迫る衆院選や来夏の参院選を見据え、「選挙の顔」として期待できる総裁の誕生を望む声は強い。これを踏まえつつ、自派が影響力を発揮できる「勝ち馬」を見定める構えだ。

 第3派閥の竹下派は6日午後、幹部が会合を開き対応を協議。これに先立ち、同派の石井準一参院幹事長代理が午前中、政界引退後も影響力を残す青木幹雄元参院議員会長の事務所を訪ねて会談した。

 最大派閥の細田派、第2派閥の麻生派、第4派閥の二階派も近く幹部が協議する予定。出馬に意欲を示す石破派の石破茂元幹事長(64)は6日中に親しいベテラン議員らを集め、意見交換する方向だ。

 一方、出馬を表明している岸田文雄前政調会長(64)は6日午前、日本テレビの番組に出演。総裁選でカギを握る党員・党友票(地方票)を念頭に「国民の声を聴いて党と政治の信頼を回復する。対話を大切にする政治家が求められている」と訴えた。菅義偉首相(党総裁)の新型コロナウイルス対応については「楽観的な部分があった」と指摘した。

 総裁選には他に麻生派の河野太郎規制改革担当相(58)と無派閥の高市早苗前総務相(60)が出馬する意向。野田聖子幹事長代行(61)は立候補に必要な推薦人20人の確保を目指す。

7108チバQ:2021/09/06(月) 19:38:52
自民派閥、結束困難か 若手ら締め付けに反発 総裁選へ動き本格化
9/6(月) 19:29配信

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時事通信
 自民党各派閥は6日、菅義偉首相の後継を選ぶ党総裁選(17日告示、29日投開票)への態度決定に向けた動きを本格化させた。

 ただ、直後に控える衆院選をにらみ、新総裁に「選挙の顔」を期待する中堅・若手らから締め付けに反発する声が出ている。各派とも派内でまとまるのは困難との見方が強まっている。

 二階派は6日、二階俊博幹事長ら幹部が党本部で対応を協議。誰を支持するかは集約せず、検討継続を確認した。出席者の一人は「じたばたしないことが大事だ」と述べ、情勢を見極める考えを示した。

 竹下派は、会長代行の茂木敏充外相らが東京都内で役員会を開催。総裁選に結束して臨むことを確認したが、派内からは「議員の自主性を尊重すべきだ」(船田元・元経済企画庁長官)との声が上がっている。

 岸田文雄前政調会長(64)を擁立する岸田派を除き、各派は近く派閥総会などで対応を協議する。

 昨年9月の総裁選では、岸田、石破両派を除く党内5派が菅氏支持を早々に打ち出し、菅政権発足の流れをつくった。今回は候補者が乱立気味で本命候補を絞りにくい上、派閥の決定に反してでも国民に人気のある「選挙の顔」を選びたいとの空気が中堅・若手の間で強まっており、前回のような雪崩現象は起きていない。

 最大派閥の細田派では幹部から岸田氏を推す声が出ている。これに対し中堅・若手には、同派出身の安倍晋三前首相が支援する高市早苗前総務相(60)への支持も広がる。麻生派はベテランが岸田氏に傾斜し、中堅・若手は河野太郎規制改革担当相(58)に流れている。二階派など他派内でも意見は割れている。

 首相を支持する無派閥グループは6日、自主投票とすることを決めた。

 一方、河野氏は6日、自身の出馬に難色を示す所属派閥・麻生派の甘利明税調会長らベテランと相次いで面会し、出馬に理解を求めた。甘利氏はこれに先立つ講演で「首相がたたかれた一番の理由がワクチンの迷走。それで(河野)ワクチン担当相の評価が上がるのはどういう構造か」と厳しく指摘した。

 出馬を検討中の石破茂元幹事長(64)は石破派メンバーと対応を話し合った。周辺では今回は立候補を見送り、河野氏の支援に回るべきだとの声も出ている。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8488b3a4e857b26153df38fd8abbf0d018ea72c

7109チバQ:2021/09/06(月) 19:40:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a90b1fae737376d372aac0fc033f35e39506acb
【独自】石破氏、河野氏支援を検討 不出馬で調整
9/6(月) 16:10配信

テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 自民党の総裁選挙を巡り、石破元幹事長が河野行政改革担当大臣を支援する方向で検討していることが分かりました。石破元幹事長自身は立候補を見送る方向で調整しています。

 石破元幹事長周辺によりますと、「石破氏が出馬するよりも河野大臣を支援する方が自民党の改革につながる」などの意見が派閥内から複数出ていて、今回の総裁選は河野大臣を支援する方向で検討を進めているということです。

 石破元幹事長はこうした意見を踏まえ、今回の出馬は見送る方向で調整をしているということです。

テレビ朝日

7110チバQ:2021/09/06(月) 20:30:41
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_NJUVZ3MPTJLPTG7DYZIEDAQMD4.html
首相、意中の候補明言せず 河野氏支持の群馬知事に
2021/09/06 18:34産経新聞

首相、意中の候補明言せず 河野氏支持の群馬知事に

菅義偉首相=6日午後、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

菅義偉首相は6日、群馬県の山本一太知事と官邸で面会した。山本氏が自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で河野太郎ワクチン担当相を支持する意向を伝えたが、首相は意中の候補について明言しなかったという。面会後、山本氏が記者団に明らかにした。

山本氏は「河野氏を全力で応援するということについて、ご了解をいただいた」と説明。一方で、首相の総裁選への対応に関しては「自分がどうするという話はなかった」と述べた。

山本氏は首相との面会で、新型コロナウイルスワクチンの接種やデジタル庁設置などを挙げ「誰がやっても難しい1年間で菅首相じゃなければできなかったことがいっぱいある」と評価した。首相の様子に関しては、記者団に「非常に淡々と話をされ、元気だった」と語った。

7111チバQ:2021/09/06(月) 21:05:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf5060b3e14ed146b450e05d5aa7bd2229c6dcfd
カギ握る党員票 河野、石破両氏の動向が左右
9/6(月) 20:10配信

産経新聞
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)では、国会議員票と同数の383票を割り当てられた党員・党友票が勝敗のカギを握る。次期衆院選を目前に控え、党所属の国会議員も民意がにじむ党員票の行方を無視できないからだ。

「国民、さらには党員の判断は国会議員の判断に影響してくる。国民、党員に向けてしっかり発信していくことが何よりも大事だ」

総裁選出馬を表明している岸田文雄前政調会長は6日のテレビ朝日番組でこう強調した。4、5両日には沖縄県議らとのリモート会合やネット番組への出演をこなし、知名度の向上を図った。

今回の総裁選は、国会議員票の383票と党員・党友票の383票の計766票で争う「フルスペック」で実施される。党員票は「世論調査の結果が反映されやすい」(閣僚経験者)との指摘もあり、岸田氏は危機感を募らせている。立候補を表明した高市早苗前総務相も党員向けの政策ビラ作りに汗を流す。

岸田氏らの念頭には、人気の高い河野太郎ワクチン担当相や石破茂元幹事長が参戦すれば、多くの党員票を奪われかねないとの懸念がある。共同通信社が4、5両日に行った世論調査では、自民党総裁候補のうち次期首相にふさわしい人物を尋ねたところ、自民党支持層のうち河野氏が37・1%、石破氏が23・3%を占め、岸田氏は20・7%と3位となった。

党内でも、党員票の行方に気をもむ議員は多い。党本部は都道府県連ごとに受け付ける党員票の集計結果を投開票日まで明らかにしないが、閣僚経験者は「大半の県連では、前日までに傾向が分かる。自らの選挙区の動向が分かる場合もある」と打ち明ける。

複数の候補が乱立しそうな今回の総裁選は、党内各派の領袖による締め付けが効きづらい現状もある。目前の衆院選も加味すれば、党員票の行方が国会議員の投票行動に影響を与えやすい状況ともなっている。

党員の投票行動は、これまでの総裁選でも数々の番狂わせを演出してきた。平成13年には、ほとんどの都道府県の予備選を制した小泉純一郎元首相に国会議員の支持が集中。劣勢との下馬評を覆し、最大派閥の領袖だった橋本龍太郎元首相に圧勝した。

当時、小泉氏は国民的人気を誇った田中真紀子元外相と全国遊説を行い、熱狂的なブームを起こした。しかし、21都道府県に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されている今回は、地方行脚が批判を招きかねない事情もある。

党幹部は「候補者はテレビ番組や報道各社が開く討論会に出るくらいが関の山だろう」と話す。岸田氏らはSNSによる発信も増やし、党員に直接訴えを届けようと腐心も重ねている。(永原慎吾)

7112さきたま:2021/09/06(月) 21:55:43
>>7091
>私は民主党政権に辛いってより、その後の敗戦処理(次の政権復帰への姿勢)が
下手くそなことに対して厳しいのだと思います。
(立憲民主党のように永久野党に甘んじている姿勢など)

なるほど。
ただ、合流新党としての新立民結党の過程では、政権復帰のために純化路線を捨てたわけで、
そこは評価されてもいいのかなと。
「首相になる意欲がなければ、野党第一党の党首というしんどい仕事はやらない」という枝野の発言も、
偽りのない本心だろうとみています。
私は長年の枝野ファンなので、身びいきと感じられるかもしれませんが。

7113チバQ:2021/09/06(月) 22:03:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b592158ce264acb64c03f70dc4f12b59f0e48c6e
現職総裁の不出馬、過去にも
9/6(月) 20:33配信

産経新聞
デジタル社会推進会議の初会合で発言する菅義偉首相=6日午後、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)は新型コロナウイルス対策への批判などから内閣支持率の下落が続き、衆院選を前に党内で急速に求心力を失った結果、総裁選の不出馬に追い込まれた。現職総裁が総裁選の告示直前に出馬を断念した事例は過去にもある。

海部俊樹首相は平成3年、衆院への小選挙区比例代表並立制導入を柱とした政治改革関連法案が党内の強い反発で廃案が確定し、「重大な決意」で政局に臨む考えを表明。結果的に「衆院解散か総辞職か」の二者択一を迫られたが、後ろ盾となっていた最大派閥の旧竹下派が衆院解散を認めず、総裁選への不出馬に追い込まれた。

鈴木善幸首相は昭和57年の総裁選で再選が見込まれたが、直前に退陣を表明。党内抗争の激化を回避したかったためといわれている。

自民党が野党時代に総裁を務めた河野洋平、谷垣禎一両氏も不出馬に追い込まれ、首相にならないまま政界を引退した。

自社さ政権で副総理兼外相だった河野氏は平成7年の総裁選への出馬を断念した。橋本龍太郎氏の優勢が伝えられ、敗北は避けられないと判断した。

谷垣氏は民主党政権だった24年の総裁選で再選を期したが、自ら幹事長に起用した石原伸晃氏が立候補の意向を固めたことなどを踏まえ、出馬を断念した。この総裁選で安倍晋三氏が返り咲き、同年の衆院選で政権を奪還した。石原氏は「平成の明智光秀」と揶揄された。

現職首相が総裁選で敗れた事例もある。福田赳夫首相は昭和53年の総裁予備選挙で大平正芳氏に敗れ、上位1、2位による本選への出馬を辞退した。「天の声にもたまには変な声がある」という名言を残した。(峯匡孝)

7114チバQ:2021/09/07(火) 08:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff56f8e2cfadfa1dc10dd12a6770ac980e85da7d
「ポスト菅」動き活発化 候補乱立か? 混戦模様
9/7(火) 6:16配信


フジテレビ系(FNN)

FNNプライムオンライン

自民党の総裁選は、「ポスト菅」をめぐる動きがいっそう活発化し、混戦模様となっている。

出馬の意向を固めている河野規制改革相は、所属する派閥トップの麻生副総理兼財務相と会談した。

河野規制改革相は、記者からの「麻生さんとはどのような話をされたんでしょうか?」、「立候補への支持は得られたのでしょうか?」との問いに対し、無言だった。

河野氏は6日、派閥の協力を求めるなど、麻生氏との意見交換を行った。

派内には、岸田前政調会長や高市前総務相を推す動きがあることや、周辺からは「まずは所属する派閥を説得しろ」との声が上がっていることから、麻生氏との会談に至ったものとみられる。

また、石破元幹事長は6日夜、番組の中で、出馬に必要な推薦人20人の「めどはついている」としたうえで、「政策もいつでもできるように準備してきた」と述べた。

すでに出馬表明した岸田氏は知名度アップを意識し、相次いでメディアに出演する一方、派閥内外の議員とも面会し、支持を呼びかけた。

総裁選は候補者の乱立で、多くの派閥で対応を一本化できない「自由投票」となる可能性が高く、大混戦も予想される。


https://news.yahoo.co.jp/articles/17b0d163ed3060dd4eaff4787678baa900125318
石破氏、党員票の優勢崩れる…派閥内でも機運盛り上がらず
9/7(火) 6:39配信

読売新聞オンライン
 自民党の石破茂・元幹事長を巡り、党総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬論が浮上しているのは、河野行政・規制改革相が出馬の意向を固めたことで、石破氏が強みとする党員票の優勢が崩れたことが大きい。石破派内でも出馬に向けた機運は盛り上がっていない。


若手「河野氏の後じん 厳しい」
(写真:読売新聞)

 「人気者争いでフレッシュな河野氏の後じんを拝しているのは厳しい」

 石破派の若手議員は6日、周囲にこう不安を漏らした。

 石破氏はこれまで地方人気に活路を見いだしてきた。2012年の総裁選では党員票の過半数を獲得。決選投票で安倍前首相に敗れたが、その後の党人事で幹事長に起用された。安倍氏と一騎打ちになった18年の総裁選では党員票の45%、前回総裁選でも都道府県連代表に各3票を割り当てた地方票の30%を獲得した。

 ただ、読売新聞社が4〜5日に行った緊急全国世論調査では、河野氏が次期首相にふさわしい候補としてトップの23%で、石破氏に2ポイントの差をつけた。自民支持層に限ると、差は9ポイントに広がった。

 石破氏は、2008年の総裁選に初挑戦して以来、国会議員票の獲得に苦戦し、これまで4回敗退している。前回総裁選では、岸田文雄・前政調会長にも敗れて最下位に沈み、派閥会長の辞任に追い込まれた。党員票で圧倒しなければ、総裁選での苦戦は避けられない。派内からは「もはや『参加賞』では許されない」(閣僚経験者)との声が上がる。

 石破派(17人)は、総裁選出馬に必要な20人の推薦人を所属議員だけで用意できない。しかし、派内からは平将明衆院議員らが「河野支持」に回る見通しで、派閥の一致結束さえ難しい状況だ。

 二階幹事長が率いる二階派の一部が石破氏の出馬に向け、支援の動きを見せていることも、かえって石破派内の反発を招いている。

 派内の中堅議員は「二階派の力を借りれば、『時代遅れ』のレッテルを貼られかねない」と懸念をあらわにし、「今回は同じ改革路線である河野氏に乗って次期政権内でポストを確保し、次のチャンスを待つべきだ」と語った。

7115とはずがたり:2021/09/07(火) 10:17:05
決選投票に向けて安倍支持の取り付けに必死やな〜。
まあ岸田は地元広島ぼろぼろにされたけど総理の座と引き替えに黙りか。

https://twitter.com/yutaro_tamura/status/1435027341973942279
田村雄太郎
@yutaro_tamura
岸田氏、森友学園問題「再調査」否定
自身の「国民が納得するまで説明する」という発言を巡り「再調査するとは言っていない」と強調した。インターネット番組で話した。

7116とはずがたり:2021/09/07(火) 13:37:51
あんだけ石破が行く時と引く時の決断間違えてたら派内がぼろぼろになるのも当然だが,更に都市と地方,改革と守旧っぽい対立も混じって収拾が付かない様子
>派内からは平将明衆院議員らが「河野支持」に
>二階派の一部が…支援の動きを見せていることも…派内の反発を招いている。

石破氏、党員票の優勢崩れる…若手議員「河野氏の後じんでは厳しい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/17b0d163ed3060dd4eaff4787678baa900125318
9/7(火) 6:39配信
読売新聞オンライン

 自民党の石破茂・元幹事長を巡り、党総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬論が浮上しているのは、河野行政・規制改革相が出馬の意向を固めたことで、石破氏が強みとする党員票の優勢が崩れたことが大きい。石破派内でも出馬に向けた機運は盛り上がっていない。

 「人気者争いでフレッシュな河野氏の後じんを拝しているのは厳しい」

 石破派の若手議員は6日、周囲にこう不安を漏らした。

 石破氏はこれまで地方人気に活路を見いだしてきた。2012年の総裁選では党員票の過半数を獲得。決選投票で安倍前首相に敗れたが、その後の党人事で幹事長に起用された。安倍氏と一騎打ちになった18年の総裁選では党員票の45%、前回総裁選でも都道府県連代表に各3票を割り当てた地方票の30%を獲得した。

 ただ、読売新聞社が4〜5日に行った緊急全国世論調査では、河野氏が次期首相にふさわしい候補としてトップの23%で、石破氏に2ポイントの差をつけた。自民支持層に限ると、差は9ポイントに広がった。

 石破氏は、2008年の総裁選に初挑戦して以来、国会議員票の獲得に苦戦し、これまで4回敗退している。前回総裁選では、岸田文雄・前政調会長にも敗れて最下位に沈み、派閥会長の辞任に追い込まれた。党員票で圧倒しなければ、総裁選での苦戦は避けられない。派内からは「もはや『参加賞』では許されない」(閣僚経験者)との声が上がる。

 石破派(17人)は、総裁選出馬に必要な20人の推薦人を所属議員だけで用意できない。しかし、派内からは平将明衆院議員らが「河野支持」に回る見通しで、派閥の一致結束さえ難しい状況だ。

 二階幹事長が率いる二階派の一部が石破氏の出馬に向け、支援の動きを見せていることも、かえって石破派内の反発を招いている。

 派内の中堅議員は「二階派の力を借りれば、『時代遅れ』のレッテルを貼られかねない」と懸念をあらわにし、「今回は同じ改革路線である河野氏に乗って次期政権内でポストを確保し、次のチャンスを待つべきだ」と語った。

7117チバQ:2021/09/07(火) 17:12:50
ありそうな流れではある
https://news.yahoo.co.jp/articles/27927349b5e6611912c4ac449cd866b5051d6e47
田崎史郎氏、石破茂氏が河野太郎氏支援なら安倍前首相と麻生太郎氏は「石破と一緒にやるのか。許さねえと」
9/7(火) 13:58配信

スポーツ報知
田崎史郎氏

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が7日、TBS系「ひるおび!」(月〜金曜・午前10時25分)に生出演した。

 番組では、菅義偉首相が不出馬を表明した自民党総裁選を特集。石破茂氏が出馬を見送り、河野太郎行政改革担当相を支援する可能性が報じられていることを伝えた。

 また、現状で河野氏の見込まれる国会議員票について麻生派若手議員、石破派、二階派の一部が支援するのではなかいとボードを使い説明した。

 田崎氏は「これに2人(菅義偉首相と小泉進次郎環境相)が加わる。若手議員、無派閥議員に一定の影響力を持っている」と“チーム神奈川”の援護があるのではないかとした。そして複数の派閥の一部などから支援されることで「明らかに寄せ集めみたいな感じですよね。それだけ、まとまりに欠けるような所がある」と説明した。

 石破派が河野氏の支援に回った場合について「石破さんに対して、安倍さんや麻生さんは不倶戴天(ふぐたいてん)の敵なんですよ。そうすると河野さんが石破さんがくっついたと。安倍さんや麻生さんの所(派閥)には、河野さんに行っている人も一部いるわけです。河野をやる(支援する)のはいいけど、『お前は石破と一緒にやるのか』という論理になる。戻ってこい、という話になるわけ。許さねえと」と今後どうなるかわからないとした。

報知新聞社

7118チバQ:2021/09/07(火) 18:14:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e9b5cf71bbf78818057b31a6a1f66cc4cbe0c7f
総裁選「とにかく勝てる人」求める若手  候補者乱立で足並みそろわぬ派閥
9/7(火) 9:58配信

西日本新聞
自民党本部

 候補者乱立の気配となっている自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は、直後に衆院選を控え「選挙の顔」選びの様相が強まっている。選挙基盤の弱い若手・中堅からは「とにかく衆院選に勝てる人」を求める声が上がり、派閥の「締め付け」は利きづらい。派閥の結束維持という難題も迫られる領袖(りょうしゅう)らは、まだ様子見の段階だ。


 6日午後、麻生派の河野太郎行政改革担当相は、領袖の麻生太郎副総理兼財務相と財務省で面会した。週内にも出馬表明の記者会見に臨むとみられる河野氏。30分の会談を終え、財務省を後にしたその表情は険しかった。

 ツイッターのフォロワー数235万人以上と高い知名度を誇る河野氏は、共同通信社が4、5両日で実施した世論調査の「次期首相」で31・9%を集めトップに。同派の若手・中堅が出馬を後押しする。

 それでも、麻生氏は河野氏の出馬を容認していない。河野氏が防衛相時代、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画の断念を突如公表したことに対し、党内からも根回し不足との反発が出た。派内のベテランを中心にその言動には抵抗感も根強い。同派重鎮の甘利明・党税制調査会長は6日、都内で講演し「とんがっていることも大事だが、とんがってる方向と違った人は全部淘汰(とうた)される」と懸念し、河野氏を当てこすった。

 最大派閥の細田派も対応に苦慮する。派内に強い影響力を残す安倍晋三前首相は先週末、かつて派閥に所属し、現在は無派閥の高市早苗前総務相を支援する考えを細田博之会長に伝えた。細田氏は「そうですか、頑張ってください」とだけ答えたという。

 安倍氏と高市氏は思想信条が近いが、細田派のベテラン議員は「派閥を辞めた人で派内をまとめるのは難しい」と表情を曇らせる。

 細田派には安倍政権時代に当選を重ね、逆風にさらされた経験がない若手が多く、「人気がある新首相を誕生させ、ご祝儀相場にあやかりたい」(同派若手)との本音も漏れる。

 対応を決めているのは岸田派のみで、岸田文雄前政調会長を支える。

 元々は菅義偉首相支持を打ち出していた二階派の動向も注目される。地方での人気が高い石破茂元幹事長や、野田聖子幹事長代行が秋波を送るが、態度をはっきりさせていない。同派幹部は「派閥が絶対の時代じゃない」と言い切った。

 (前田倫之)

7119チバQ:2021/09/07(火) 19:40:48
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP9765SJP97UTFK015.html
安倍氏の後ろ盾、動き出した高市氏 前首相の支援は「本気だ」
2021/09/07 19:19朝日新聞

安倍氏の後ろ盾、動き出した高市氏 前首相の支援は「本気だ」

総裁選について記者の質問に答える高市早苗前総務相=2021年8月26日午後3時18分、東京・永田町の自民党本部、長島一浩撮影

(朝日新聞)

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で安倍晋三前首相が支援する高市早苗前総務相が7日、選挙戦に向けた活動を本格化させた。

 高市氏は7日、菅義偉首相が総裁選への不出馬を表明して以降、4日ぶりに公の場に姿を見せ、テレビ番組などに相次ぎ出演した。

 フジテレビの番組では、安倍氏から連絡があったかを問われ、アベノミクスや皇位継承のあり方などを挙げ、「安倍内閣の大きなやり残しにはぜひ取り組んでいきたいな、と。そういう意見交換はしました」と語った。

 先月10日発売の「文芸春秋」で総裁選への立候補の意向を表明した高市氏は当初、立候補に必要な「推薦人20人」の確保が課題とみられていたが、菅首相の不出馬表明後、安倍氏が支援の意向を示したことで情勢が大きく変わった。

 安倍氏の意向は、出身母体で党内最大派閥の細田派や、第2派閥の麻生派の会長で盟友の麻生太郎副総理兼財務相の動向にも影響を与えうる。安倍氏は「政治信条が近い」として、高市氏を推す考えで、複数の細田派議員は「安倍氏は本気だ」と口をそろえる。


https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-235554.html
河野氏、2日連続で麻生氏と会談 悩める石破氏「河野氏支援論」も
2021/09/07 18:36FNNプライムオンライン



まさしく乱戦模様となっている自民党総裁選挙。

名乗りを上げる意向の河野太郎行政改革担当相(58)は、7日朝、考え事でもするかのように終始うつむいて閣議に向かった。

閣議では、自身が所属する派閥のトップ・麻生副総理と、身を乗り出して話し込む場面もあった。

麻生氏は、まだ誰を支持するか明らかにしていない。

その総裁選では、石破茂元幹事長(64)が出馬するかどうかが、大きな焦点となっている。

石破派は午前、国会内で会合を行い、総裁選への対応を協議。

石破氏は、「国家のために、国民のために今、何をすべきかいろいろな選択肢がある。さらに意見を聞いて決断していきたい」と述べ、結論を持ち越した。

一部の出席者からは、「河野大臣を支援すべきだ」などの意見も出たという。

当の河野氏にも、質問が飛んだ。

河野行革相「石破さんに聞いてください。石破さんの話をわたしに聞かれても...」

その河野氏は午後3時、6日に続き、7日も、麻生副総理とおよそ30分会談した。

河野行革相「(麻生副総理とはどんな話を?)...」、「(きのうに続き会談し、方向性は見えた?)...」

7120チバQ:2021/09/07(火) 19:41:26
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021090700058.html
石破氏の不出馬情報で票の行方は高市氏、野田氏?岸田氏本命、人気は河野氏の総裁選 若手議員ら語り合う
2021/09/07 18:45AERA dot.

石破氏の不出馬情報で票の行方は高市氏、野田氏?岸田氏本命、人気は河野氏の総裁選 若手議員ら語り合う

左から岸田文雄氏、石破茂氏、河野太郎氏(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

「こりゃ、自民党はダメだって言われる。また選挙にマイナスだな」



 ニュースが流れると自民党の国会議員たちはため息をもらした。自民党の副大臣時代に、IR誘致をめぐって業者から賄賂を受け取り、東京地検特捜部に逮捕された衆院議員の秋元司被告に懲役4年という実刑判決が言い渡されたことが報じられたのだ。

 岸田派のA国会議員、無派閥のB国会議員、竹下派のC国会議員が9月7日、自民党総裁選の対応について、リモート会議をしていた最中、「秋元実刑」の速報が流れたのだ。

 AERAdot.編集部は3人の了解を得て、30分ほど会議の様子を聞かせてもらった。3人とも当選回数は3回以下。だが、今回の総裁選は若手の票が勝敗のキャスティングボードを握るとされる。

 いち早く、出馬表明した岸田派の岸田文雄会長か、世論調査ではダントツ人気の河野太郎ワクチン担当相か、安倍晋三前首相が推す高市早苗前総務相か、二階俊博幹事長に支援を要請した野田聖子幹事長代行は?不出馬とされる石破茂元幹事長の票の行方は?

A議員(岸田派)岸田先生の評価が高い。今回はいけるぞと陣営もムードが盛り上げっています。Bさん(無派閥) Cさん(竹下派)も岸田先生で!

C議員 うちはまだ態度を決めていないからね。石破先生かと思っていたが、不出馬とニュースになっているから…。

B議員 竹下派は石破先生でなければ、 野田先生とかも可能性はありますか? 前回は衆参で対応が菅首相か、石破先生かでわかれましたよね。

C議員 竹下派として支持する場合は一致結束とされています。今回はうちの茂木敏充外相、加藤勝信官房長官は出馬しないが、次の次は出られるでしょうから、そのためにも一つになって行動しようと。

B議員 岸田先生は、出馬表明も早く、党役員改革案で「二階外し」がズバリ的中しましたね。「今回だけは岸田先生」という議員の声をよく聞く。無派閥のベテランの先生からも「岸田先生をやろう」と誘われた。A議員 岸田先生はこの1年で変わった。

 

 度胸、胆力がついた。二階先生に「ケンカを売った」とニュースになり、やばいと思いました。それがこれほど評価されるのは、党内に不満が溜まっていたという証明でしょう。Bさん、無派閥の対応はどうですか?

B議員 無派閥で前回は菅首相を応援した。菅首相に近い先生たちは河野先生でという意向です。一部、野田先生の推薦人という先輩もいます。私も誘われました、自分の考えで投票したいと言いました。

A議員 若いのにえらいね?

C議員 すごいよ、そこまで言えたら。これからどんどんリストが回って態度未定は、切り崩し対象だね。

7121チバQ:2021/09/07(火) 19:41:40
B議員 いや、私なんかただの一票ですから。河野先生は菅政権の継承をしますよね。私は菅首相がなぜ、きちんと国民に語りかけないか?そこが不満でした。どうしても傲慢な姿勢に見えてしまいます。官房長官と首相は違いますから。この説明で十分だと繰り返すのは、どうなんだろうと疑問に思っていました。今年に入って正直、菅首相には落胆しました。Aさん、岸田先生には誰がつくのですか?

A議員 まだ他の派閥の動向は私のような若手では分からない。先輩から聞くと、麻生派と清和会(細田派)、竹下派、谷垣グループのベテランの先生が比較的、好意的で応援すると言ってもらっているようです。

C議員 マスコミの予想通り、岸田先生が本命と見ていい?しかし、解散総選挙が控えているので、河野先生が首相、小泉進次郎先生が幹事長などの方が若手にはウケがいい。岸田先生の政策などは理解できるが選挙の近いこのタイミング、河野先生がいい、という若手議員は結構います。

A議員 岸田先生も選挙のことは考えているはず。もし勝てば、選挙対応の人事になるはずです。Bさん、無派閥では高市先生や野田先生の支援はどうですか?

B議員 高市先生を支援してほしいという声はかかりました。野田先生も誘いがありました。高市先生は安倍前首相のバックがあり清和会の一部が支援に入るので、かなり数は集まっているようです。

 しかし、前回、菅首相のように無派閥もある程度、結束して高市先生、野田先生という声はさほどありません。総裁選の行方は、麻生先生、安倍先生が派閥で誰を支援するかでしょう。

C議員 前回、菅首相はまさに派閥選挙でした。菅首相の流れを二階先生が作って、他の派閥も乗り遅れないようにということでした。しかし、今回は解散総選挙も近く、派閥でまとめようとしても難しい面もあるのではないか?岸田派のように、領袖自身が出馬となれば、別だが、自派の候補がいないところは、派閥内に不満が溜まっているので、拘束すれば、
爆発する。自由投票もあり得るのではと感じます。岸田先生、河野先生は派閥を超えて取りそうな気がする。

B議員 私もそう感じますね。キングメーカーとされる安倍先生、麻生先生、二階先生もあまり大きな影響力を行使できないかもしれません。Aさんはボスの岸田先生が勝てば、総裁派閥になるのでいいポストが回ってくるかもしれませんね?

A議員 うちは50人近くいます。そう簡単には回ってきません、ポストという気持ちもない。岸田政権誕生のため頑張るだけ。コロナ禍で総裁選も変わった。ホテルに選挙対策本部を構えていないので、議員会館と議員宿舎で打ち合わせばかりでやっている。

B議員 先輩議員から呼ばれても、議員会館だけですから楽でいい。宿舎に呼ばれても、若手はビール買ってくれと買い出し要員ですよ。

C議員 そういう総裁選が気楽でいいよ。
(構成 今西憲之)

7122チバQ:2021/09/07(火) 19:50:18
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_R5J6F7C2NNO6THZ7HKM6IBNQQU.html
勝ち馬探し、迷う二階派…「恩売る」戦略見極め困難
2021/09/06 21:08産経新聞

勝ち馬探し、迷う二階派…「恩売る」戦略見極め困難

官邸に入る自民党の二階俊博幹事長=6日午後、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)の対応で二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、47人)が危機感を強めている。5年以上も幹事長を続ける二階氏に党内外から批判が集まり、総裁選の対応を誤れば存在感を一気に失いかねないからだ。「勝ち馬」に乗って攻勢に転じたいところだが、複数の有力候補の名乗りが戦局分析を困難にさせている。

「出るなら、しっかりやれ」。二階氏は4日、総裁選対応について「白紙」としている石破茂元幹事長と東京都内で会談し、こう激励した。会談は、立候補に必要な推薦人集めが課題となっている石破氏の要請を受けた二階派の武田良太総務相が仲介。石破氏が出馬に踏み切れば、高い知名度を生かして上位に食い込むとの見方もあり、丁重に相談に乗ったとみられる。

衆目が一致する総裁候補を持たない二階派は、これまで主流派にとどまることで重要ポストを獲得し、存在感を発揮してきた。昨年9月の前回総裁選では菅義偉首相誕生を主導し、党運営の実権を掌握。二階派の閣僚経験者は「勝ち馬に乗るのが二階流だ」と言い切る。

しかし、党内では新型コロナウイルス対策が評価されないまま総裁選不出馬に追い込まれた首相だけでなく、二階氏にも冷ややかな視線が注がれている。人事や選挙区調整で二階派を優遇しているように映るためで、圧力に耐えられなくなった首相は「幹事長交代」に言及するに至った。

二階派が影響力を維持するには、総裁選で新たなリーダーに「恩を売る」のが早道だ。ただ、今回は複数の有力候補の参戦が予想され、勝者を見極めるのは簡単ではない。このため、二階氏は出馬を模索する野田聖子幹事長代行や、安倍晋三前首相が後押しする高市早苗前総務相を支援するメンバーが派内から出ることを容認。今後、石破氏と並び「次の首相候補」の常連で、立候補に意欲を示す河野太郎ワクチン担当相と接触する可能性もある。

総裁選は3人以上が立候補した場合、1回目の投票で過半数に届かなければ、得票数1位と2位の候補者の間で決選投票が行われる。「先の先」を読むことが求められる中、二階氏は石破氏との会談後、再起を期すように周囲にこう語った。「俺はもう幹事長ではない。これからは好きにやらせてもらう」(広池慶一)

7123チバQ:2021/09/07(火) 19:59:58
https://data-cafe.com/election/faction.htm


細田 派 97人 (衆院 61、参院 36 )  3回以下:33人
麻生 派 54人 (衆院 41、参院 13 )  3回以下:17人
竹下 派 52人 (衆院 32、参院 20 )  3回以下:14人
二階 派 47人 (衆院 37、参院 10 )  3回以下:17人
岸田 派 46人 (衆院 34、参院 12 )  3回以下:18人
石破 派 16人 (衆院 15、参院 1 )   3回以下: 7人
石原 派 10人 (衆院 10、参院 0 )   3回以下: 3人
谷垣 グループ 15人 (衆院 14、参院 1 ) 3回以下:7人
菅  グループ 23人 (衆院 13、参院 10 ) 3回以下:8人
無派閥 26人 (衆院 19、参院 7 )     3回以下:2人

7124チバQ:2021/09/07(火) 20:11:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8bbda01e265fabe4e566d335bdc42d3f4ce28c
“石破氏”で揺れる岸田派 会合で「戦略見直し」も
9/7(火) 18:10配信

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 石破元幹事長が不出馬で調整していることが自民党総裁選の行方に大きな影響を与えています。7日午後から緊急会合が行われている岸田派では「戦略の見直し」が迫られています。会合ではどのような話し合いが行われているのでしょうか。岸田派の緊急会合が行われている会場前から報告です。

 (政治部・小池直子記者報告)
 こちらには岸田派の議員が約20人ほど集まっていましたが、会合はつい先ほど終わりました。目まぐるしく変わる情勢に戦略の練り直しが迫られています。

 岸田前政調会長が出馬を決断して表明した際、相手は菅総理大臣だとみて戦略を立てていました。「菅総理でなければ誰でもいい」という追い風のなか、新しい政策を打ち出すことで地方の党員票を取り込み、その流れで一気に議員票を動かしたいというのが狙いでした。

 ところが、ここにきて、世論調査で人気の高い河野行政改革担当大臣を石破元幹事長が支援するという流れが出てきたことで岸田陣営にも動揺が走りました。選挙に不安を持っている中堅や若手、そして約100万の党員に対する訴えだけでは形勢が不利だとみて、今後は議員票に照準を定めたい考えです。

 また、岸田前政調会長は森友問題を巡って再調査に積極的とみられる発言をしていましたが、議員票で一定の影響力のある安倍前総理の支援を意識して「再調査は考えていない」とトーンダウンしています。

 岸田派内からは「チームで議員に訴えていく体制ができていない」との声が漏れていて、戦略が定まっていないというのが現状です。

7125とはずがたり:2021/09/07(火) 20:20:49

高市前総務相、あす出馬表明へ…必要な推薦人20人集まる
9/7(火) 20:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/36a3db9ba640eac3ad950bfb1c46b512bd1c0d90
読売新聞オンライン

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を巡り、高市早苗・前総務相は出馬に必要な推薦人20人が集まったとして、8日に出馬表明の記者会見を開く。立候補表明は岸田文雄・前政調会長に次いで2人目。

7126チバQ:2021/09/07(火) 20:51:23
https://www.asahi.com/articles/ASP966SJSP96UTFK008.html
「勝ち馬」乗れず、さまよう派閥 安倍ー菅路線で失われた活力
有料会員記事自民党総裁選2021

楢崎貴司、中田絢子 山下龍一、岩尾真宏2021年9月7日 5時00分

 自民党の派閥が総裁選(17日告示、29日投開票)への対応を一本化できず、混迷を深めている。総主流派体制を築き、「安倍1強」とも呼ばれた安倍政権と、それを継承した菅政権を経て、派閥の流動化が進む可能性がある。

 6日夕、党内第3派閥の竹下派は緊急の幹部会合を開き、総裁選への対応を協議した。しかし、この日は意見交換にとどまり、同派会長代行の茂木敏充外相は会合後、記者団に「状況をしっかり見極めながら、丁寧に意見も聞いてしっかりまとまっていくよう確認した」と述べた。

 同派では、衆院の若手などから茂木氏の立候補を望む声はある。ただ、衆院選が目前に迫り、中堅・若手らは「選挙の顔」として誰がふさわしいか様子見の状態で、派閥幹部は「もうまとまらないかもしれない」と漏らす。

 最大派閥の細田派と第2派閥の麻生派も事情は同じだ。

「脱原発」河野氏に忌避感も
 細田派では、同派出身の安倍晋三前首相が高市早苗前総務相を支援する意向。派内の保守系議員を中心に支持が広がっており、安倍氏に近い高鳥修一衆院議員はブログで「『初の女性総理総裁』誕生に期待」と記した。しかし、高市氏は同派の前身である町村派を退会した経緯があり、派内には「高市氏でまとまるのは難しい」との声もある。

 立候補の意向を固めた河野太…

7127岡山1区民:2021/09/07(火) 20:53:43
>>7125
田崎史郎@BSフジプライムニュース「高市さんの推薦人は全部安倍さんが用意した」

7128とはずがたり:2021/09/07(火) 21:23:24
こいつ勘違いしてるんちゃうか。

河野氏「投稿ブロック問題ない」
ツイッター対応批判に反論
https://nordot.app/807823719299776512?c=39550187727945729
2021/9/7 13:09 (JST)9/7 13:29 (JST)updated

河野氏は「ブロックされても、私のツイートを見ることはできる」とも指摘した。

7129チバQ:2021/09/08(水) 01:44:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a9c1663741a8712624e1de8a334b21689090f0
石破氏去就焦点 党員票を左右、総裁選の構図に影響
9/7(火) 22:10配信


産経新聞
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で石破茂元幹事長の去就が焦点に浮上している。出馬に踏み切れば、立候補の意向を示している河野太郎ワクチン担当相との間で党員・党友票の争奪戦が予想される一方、不出馬で「河野氏支援」を打ち出せば知名度の高い両氏の共闘となる。選挙の流れが決まりかねず、岸田文雄前政調会長や高市早苗前総務相らの戦略にも影響を与えることになる。

「国民や党員の声を聞き、国や国民のために何をすべきかが大事だ」。石破氏は7日の石破派(水月会、17人)会合で、総裁選についてこう述べるにとどめた。出席者は「河野氏支持」「石破氏出馬」「石破氏に対応一任」などの意見を表明。石破氏は河野氏支持も視野に入れつつ、慎重に進退を判断する構えだ。

河野氏支持が選択肢となる背景には、河野氏の政治姿勢に共鳴する議員もいる上、共闘効果への期待がある。共同通信社が4、5両日に行った世論調査で、次期首相にふさわしい人物を尋ねたところ、自民支持層の37・1%が河野氏、23・3%が石破氏と回答。知名度の高い両氏が組めば、党員票の奪い合いを回避でき、総裁選を有利に戦えるとの思惑がある。

また、石破氏は長期政権を築いた安倍晋三前首相と折り合いが悪く、石破派中堅は「正直、『非主流派』暮らしへの疲れもある」と打ち明ける。別の石破派議員は「連携すれば河野氏の勝利でチェックメイト(詰み)だ」と強調。河野氏を支持する麻生派(志公会、53人)の議員も「単純な足し算にはならないだろうが、石破派が支援してくれるならばありがたい」と語る。

とはいえ、過去4回の総裁選に敗れ、今回も石破氏が撤退すれば、求心力がいよいよ低下するとみる向きもある。石破氏は周囲に「出馬に必要な20人の推薦人はしっかり集まっている。準備はできている」と漏らし、なお出馬の可能性を排除していない。

両氏の連携の行方に、岸田氏は6日のインターネット番組で「関心は持っているが、やるべきことを淡々とやる。今はそこに尽きる」と語った。

石破氏は、河野氏が所属する麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相とも距離がある。河野氏にとって、石破氏との接近は遠心力が働き、長年党を引っ張ってきた安倍氏や麻生氏と決定的な溝を生む可能性もある。(奥原慎平、児玉佳子)

7130チバQ:2021/09/08(水) 01:45:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/f15ae55c4a76a7393459fbffe80c21b9ded17f2石破氏の出馬に派閥内で慎重論 自民総裁選、河野氏支持の動きも
9/7(火) 21:45配信

朝日新聞デジタル
記者団の取材に応じる石破茂・元自民党幹事長=2021年8月23日午後0時1分、国会内、山下龍一撮影

 安倍政権下で主流派から遠ざけられてきた石破茂氏が顧問の石破派は7日、国会内で会合を開き、自民党総裁選の対応を協議した。派内では、石破氏は今回の出馬を見送り、立候補の意向を固めている河野太郎行政改革相を推す選択肢も浮上しているが、結論は出なかった。

 会合は約1時間行われ、所属の17人のうち15人が出席。派閥を休会中の山本有二元農林水産相と、総裁選で河野氏の支援に回る意向をすでに石破氏に伝えた平将明衆院議員の2人を除くメンバーが参加し、全員が意見を述べた。

 出席者によると、「石破氏の判断についていく」との声があった一方で、「河野氏に行ったらどうか」との意見も上がった。河野氏がまだ正式に立候補を表明しておらず、「告示ぎりぎりまで状況を見た方がいい」との声もあった。石破氏は会合で「国民、党員の声をしっかり聞き、今なにをすべきかだ。意見を聴きながら決断したい」と述べるにとどめたという。



https://news.yahoo.co.jp/articles/6a865da877fe4f78ec45f6851fc647c6780d9e39
野田聖子氏、菅首相に総裁選立候補の意向を伝達 推薦人確保が焦点
9/7(火) 21:33配信
朝日新聞デジタル
自民党本部を出る野田聖子幹事長代行=2021年9月3日午後1時40分、東京・永田町、藤原伸雄撮影

 自民党総裁選をめぐり、野田聖子幹事長代行は7日、首相官邸で菅義偉首相と面会し、立候補の意向を伝えた。面会後、野田氏は記者団に「私も仲間の皆さんと相談して自民党の多様性を担えればいいなと思っています」と首相に語ったことを明らかにした。野田氏は、立候補に必要な「推薦人20人」を確保できるかが課題となっている。

7131チバQ:2021/09/08(水) 01:46:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/b02370c7d42eaa8e050fba87940306652263d94c
岸田文雄氏“森友を再調査とはいってない”発言に「やっぱりチキン」と呆れ声
9/7(火) 21:04配信

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「再調査をするとか、そういうことを申し上げているものではない」

こう発言したのは、自民党の岸田文雄前政調会長(64)。これは6日放送のインターネット番組内で、学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題について語ったもの。

菅義偉首相(72)の総裁任期満了に伴い、自民党総裁選への立候補を表明した岸田氏だが、“一貫性のない”態度に批判が集まっている。

9月2日に出演した報道番組で森友学園問題の再調査について問われた際、「国民が納得するまで努力をすることは大事だ」と力強く語っていた岸田氏。

菅政権では、コロナ対応や、政治とカネ問題に関する「説明不足」が国民の不信感を高めていただけに、説明責任を果たそうとする岸田氏の姿勢には好感を寄せる視聴者が少なくなかった。

しかし、その4日後に冒頭のようにまさかの“前言撤回”。

岸田氏の一貫しない主張の陰には、安倍晋三元首相(66)が潜んでいるとある全国紙の記者は言う。

「岸田氏はもともと優柔不断で、総理としては不適格ではと言われていました。しかし今回の立候補にあたっては、菅首相と真っ向から反対する動きを見せていて、“変わった”と、期待が高まっていた。

しかし、再調査発言の2日後に安倍前首相が高市早苗氏(60)を支援する考えを表明します。これは、森友学園問題に踏み込んだ岸田氏に対する“牽制”の側面もあると言われています。結局、安倍氏を敵に回すことはできなかったようです。岸田政権が誕生しても安倍前首相の傀儡政権になる可能性もあります」

岸田氏にとっては、国民の声よりも安倍氏の動きの方が重要ということなのか。早速ブレブレの岸田氏に対し、ネット上では呆れの声が相次いでいる。

《やはり岸田文雄氏は安倍前首相の傀儡でしかない。》
《安倍に擦り寄る岸田。期待できない。》
《多少まともに見えてもやっぱり同じ穴のムジナ》
《安倍前首相が怒ったから、前言撤回ですか。やっぱりチキンですな。》

相変わらずの優柔不断さを見せた岸田氏。安倍氏の支持を取り付けたとして、朝令暮改をする首相に、国民がついていくことはあるだろうか――。

7132チバQ:2021/09/08(水) 01:52:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fd6b7f49203adce0968aacaacd56834c921d70e
麻生財務相「コロナはまがりなりにも収束」 菅首相の退陣巡り発言
9/7(火) 12:59配信
毎日新聞
閣議後の記者会見で菅義偉内閣の評価について答える麻生太郎副総理兼財務相=東京都千代田区の財務省で2021年9月7日午前11時10分、町野幸撮影

 麻生太郎副総理兼財務相は7日の閣議後の記者会見で、自民党総裁選に菅義偉首相が不出馬を表明したことに関し、「(新型)コロナ(ウイルス感染拡大)はまがりなりにも収束し、まっとうしたという思いがあったのだと思う。尊重すべき判断だ」と述べた。東京都などの感染者数は減少傾向を見せているが、全国各地で病床逼迫(ひっぱく)が続いており、閣僚が「収束」と発言したことは議論を呼びそうだ。

 麻生氏は、6日の東京都の新規感染者数が約1カ月半ぶりに1000人を下回ったことに触れ、「コロナはまがりなりにも収束して国際社会の中の評価は極めて高い。そういった意味では『まっとうした』という思いが(菅首相に)あったことは確かだ。私はそこの部分が(不出馬表明の理由として)一番大きかったんじゃないのかなと思っている」と述べた。そのうえで「それなりに尊重すべき判断だった」と語った。

 菅政権の功績については、「脱ハンコ」の推進を「革命的な話に近いくらい、でかかった」と評価。肝煎り政策のグリーン化やデジタル化の推進についても「経済に非常に大きな影響を与えた」と述べた。東京オリンピック・パラリンピック開催については「マスコミが著しく阻害した中で、きちんとまとめられ、経済や消費に効果があった」とマスコミ批判を交えながら述べた。【町野幸】

7133チバQ:2021/09/08(水) 01:55:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/af92976e253434872197fc43d66adead2939f8c3
五輪・パラ、政権体力奪う 赤字穴埋め、「ポスト菅」に重荷
9/7(火) 7:04配信


時事通信
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(左から3人目)らの表敬を受ける菅義偉首相(右端)=6日午後、首相官邸

 東京五輪に続き東京パラリンピックが閉会し、一連の「スポーツの祭典」が終わった。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)下で決行した菅義偉首相は政権の「体力」を奪われ、退陣表明に追い込まれた。大会経費の巨額赤字をどう穴埋めするかという重い課題は「ポスト菅」に持ち越される。来年2月に開幕する北京冬季五輪「ボイコット」論への対応も今後焦点となる。

 首相は6日、パラ閉幕を受けて大会組織委員会の橋本聖子会長らと首相官邸で面会した。「世界に向けて(選手の)皆さんの活躍は大きな感動を伝えてくれた」と称賛。「コロナ禍でパラリンピックを開催することができて、私もほっとしている」と語った。

 ただ、五輪・パラは政権浮揚につながらなかった。当初、開催をめぐって世論の賛否を二分したものの、大会運営は大きな混乱もなく、日本のメダルラッシュも影響して好意的な受け止めが広がった。それでも、医療逼迫(ひっぱく)、長引く自粛生活への不満・批判が政府に向かった。首相の力が尽き、自民党総裁選への出馬を断念したのはパラ閉幕の2日前だった。

 大会が感染拡大につながったとの見方について、政府は一貫して否定し続けた。加藤勝信官房長官は6日の記者会見で「安心・安全な大会を無事終えることができた」と総括。政府関係者は「そもそも(五輪を)やらないという選択肢はなかった」と振り返った。

 一方、膨らみ続けた大会経費の検証や赤字補填(ほてん)は次期首相の重荷となる。招致時に7340億円と見積もった経費は、人件費や資材価格の高騰に加え、感染対策や延期費用も重なり、昨年末段階で計1兆6440億円に。大半の会場が無観客となり、900億円を見込んだチケット収入も当てが外れた。赤字を補う負担を東京都と国がどう分担するかが問題となる。

 北京冬季五輪をめぐっては、欧米各国で中国の人権侵害への反発から「外交ボイコット」論が浮上する。自民党の保守系議員の中に同調する声もあり、首相後継を決める党総裁選で「ポスト菅」の見解が問われる可能性もある。

 ◇退陣ジンクス、今回も
 五輪開催年に首相が交代するというジンクスは今回も続いた。1964年の前回東京大会では池田勇人首相(当時、以下同)が病気を理由に閉会式翌日に退陣を表明。72年の札幌冬季五輪を迎えた佐藤栄作首相はこの年、8年近くに及ぶ長期政権を終えた。98年の長野冬季五輪に臨んだ橋本龍太郎首相は同年夏の参院選で大敗、総辞職した。菅政権退陣について、政府関係者は「(五輪に)かなりのエネルギーを使った」と認めた。

7134チバQ:2021/09/08(水) 01:59:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/60684708a5381101cb090bf53cbaa1c2d42bcb6b
甘利氏、岸田氏を支持する意向「シンパシー感じる」 自民総裁選
9/7(火) 0:16配信


毎日新聞
自民党の甘利明税制調査会長

 自民党の甘利明税調会長(麻生派)は6日、BS日テレの番組で、党総裁選では岸田文雄前政調会長を支持する意向を示した。甘利氏は「岸田氏にシンパシーを感じている。事情が許せば応援してあげたい。能力があり人柄がよい人だ」と述べた。

【図表】五輪を国内開催した年は必ず首相が辞任している

 また、同じ麻生派で総裁選に出馬する意向の河野太郎行政改革担当相と6日に会ったことを明らかにした。河野氏については「思い込んだら突進という感じの発信力と突破力はなかなかだ」と評価した。しかし、河野氏が新型コロナウイルスワクチンの担当をしていることから「ワクチンがけしからんと言って、河野氏は評価されているのだから、菅義偉首相がたたかれるのは気の毒だ」と指摘した。【田中裕之】

7135チバQ:2021/09/08(水) 09:37:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/cec8adf9c2d87e89f9f6004e689ad198b17e0c73
河野氏「両立」に与野党懸念 ワクチン担当、兼務解消案も
9/8(水) 7:17配信
時事通信
閣議に臨む(左から)赤羽一嘉国土交通相、茂木敏充外相、菅義偉首相、麻生太郎副総理兼財務相、河野太郎規制改革担当相=7日午前、首相官邸

 新型コロナウイルスワクチン担当の河野太郎規制改革担当相が自民党総裁選に出馬した場合、重要公務との両立が可能なのか、与野党から懸念の声が上がっている。


 河野氏は公務への影響を極力回避する考えだが、ワクチン行政が停滞すれば批判は免れない。自民党内では、担当の兼務を解消せざるを得ないとの指摘もある。

 「影響を出さないよう、しっかりやっていきたい」。河野氏は6日、ワクチン対応について記者団にこう強調した。この日は河野氏が急きょ、記者を集めて米ファイザー製ワクチンを前倒しで確保できる見通しとなったと説明。公務を重視する姿勢をアピールした。

 菅義偉首相から発信力を買われ、1月にワクチン接種の総合調整役に抜てきされて以降、河野氏は米製薬会社幹部らと電話やメールで頻繁にやりとりし、日本へのワクチン供給を主導。「1日100万回接種」の政府目標実現を後押しするなど全力投球してきた。同氏周辺は「河野氏だからここまでできた」と実績を強調する。

 ただ、国民のワクチン接種はなお道半ば。希望する全国民への2回接種も完了しておらず、国と自治体の連携の在り方も引き続き課題だ。河野氏の負担が軽減しているわけではない。

 一方、総裁選も多大なエネルギーが必要とされる。出馬表明した岸田文雄前政調会長ら候補予定者が選挙戦に専念するのは明らかで、河野氏が対等に戦おうとすれば公務が「足かせ」になりかねない。自民党幹部は「総裁選をやりながらワクチン担当は大変だ」と指摘。担当を続けるのは困難との見方を示した。

 立憲民主党の安住淳国対委員長も6日、河野氏を念頭に「首相はコロナ対策に専念するため(総裁選に出馬せず)辞める。だとすると、コロナ対策をやっている人は(総裁選と)両立できないのではないか」と記者団に語った。

 自民党内には、有力候補として河野氏に注目が集まる現状に懐疑的な見方もある。甘利明税調会長は6日の講演で「首相がたたかれた一番の理由がワクチンの迷走。それで(河野)ワクチン担当相の評価が上がるのはどういう構造か」と冷ややかに語った。

7136チバQ:2021/09/08(水) 13:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/950eaddfec7845c56855c1c301c3a9970709d6ee
河野氏は石破氏からの支援に複雑、安倍・麻生氏と関係悪化を懸念…自民総裁選
9/8(水) 8:19配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選に出馬の意向を固めている河野行政・規制改革相が、河野氏支持を検討する石破茂・元幹事長への対応で複雑な立場に置かれている。世論調査で支持を集める石破氏との連携は党員や若手議員へのアピール材料になるが、石破氏と対立する麻生副総理兼財務相、安倍前首相との関係悪化を招くのは必至なためだ。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

 「石破さんに聞いてください。石破さんの話を私に聞かれても答えようがない」

 河野氏は7日の記者会見で、石破氏が河野氏支持を検討していることを問われると、素っ気なく応じた。

 河野氏はトップの23%、石破氏は2位の21%。読売新聞社が4〜5日に行った緊急全国世論調査の「次の首相にふさわしい」候補の数値だ。ともに「衆院選で勝てる顔」になり得ると党内では目されている。世論動向が反映されやすい総裁選の党員・党友票争いで、有利な戦いを見込める2人でもある。

 連携を推す石破派中堅は「河野氏と石破氏が組めば最強だ。衆院選も圧勝できる」と期待する。総裁選で、衆院選に向けた「選挙の顔」を切望する若手・中堅議員の受け皿になることを目指す河野氏の戦略とも合致するという見立てだ。

 だが、麻生氏が率いる麻生派(53人)に属する河野氏にとっては、話はそう単純ではない。石破氏は、麻生内閣で「麻生降ろし」に加担した経緯がある。第2次安倍内閣では、激しい政権批判を繰り広げた。石破氏と2人の重鎮の確執は根深い。

 河野氏が、石破氏と接近し過ぎれば、麻生氏と、最大派閥・細田派(96人)に影響力を持つ安倍氏が「反石破」を旗印に協力し、河野氏の勝利阻止に傾注しかねない。閣僚の一人は「河野氏と石破氏の連携は、悪い化学反応を起こす」と指摘する。

 そもそも河野氏は、出馬慎重論が残る麻生派内の根回しに追われている。河野氏は、麻生氏と関係が悪化するのは避けたい考えで、7日には、前日に続き麻生氏と財務省で面会した。

 自らの出馬に否定的な甘利明・党税制調査会長らのもとを訪れ、丁寧に派内の理解を求めている現状などを伝えたとみられる。

 これに対し、河野氏に近い衆院議員からは「派閥にばかり気を使っていると映れば、改革派の印象が薄れる」と懸念も漏れる。

7137チバQ:2021/09/08(水) 13:21:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b11f35f8c2d5b533af1a5d3af006e315e4ba4a7
河野氏、脱原発「封印」解く? 党内に抵抗感、議員票影響も 自民党総裁選
9/8(水) 11:17配信

北海道新聞
「トイレのない家」と批判
河野太郎氏の過去の主な主張

 自民党総裁選で河野太郎行政改革担当相が、持論の脱原発を打ち出すか注視されている。閣内では「首相になるまでは」と封印し重要ポストを歴任してきたが、いよいよ首相の座が見えて来たからだ。党内には原発推進派が多く、支持拡大の阻害要因になるとみられ、難しい判断になる。

核ごみ処分研究の最前線 地下350メートルの実験施設 幌延深地層研究センターに潜った

 河野氏は1996年の初当選当時から脱原発を主張。ブログで日本の原発政策を「トイレのない家」と批判し、東京電力福島第1原発事故の直後には議員連盟も発足させた。

 2015年の初入閣の際に政権幹部から「脱原発は首相になった時にやればいい」と諭され、自重。だが再生エネへの関心は衰えず、エネルギー基本計画の改定を巡り、父の小泉純一郎元首相が脱原発論者で知られる進次郎環境相と共に、菅義偉首相に「脱炭素社会を目指す以上、再エネ最優先は当然」と進言した。新著「日本を前に進める」でも1章を費やしている。

 風当たりは強い。電力業界と結びつきが強い党内で、脱原発は「異端」。第2次以降の安倍晋三政権は経済産業省出身の官僚が力を誇り、原発重視にシフトした経緯がある。河野氏が所属する麻生派にも反発があり、元経産相の甘利明税調会長は7日のテレビ番組で岸田文雄前政調会長支持を明言。河野氏は党員・党友票で優勢とされる一方、持論にこだわると国会議員票が離れる可能性がある。

7138とはずがたり:2021/09/08(水) 16:13:14

【速報】河野大臣 安倍氏に出馬伝える 一部の反発に「懸念に及ばない」
https://www.fnn.jp/articles/-/236029
2021年9月8日 水曜 午後3:53

自民党総裁選で出馬の意向を固めている河野規制改革相は、安倍前首相と会談し、出馬する考えを伝えた。

河野規制改革相は8日午後0時半ごろ、国会内にある安倍前首相の議員事務所を訪ね、およそ20分会談した。

関係者によると、この中で河野氏は、安倍氏に対し「総裁選に出馬させていただきます」と伝えたという。

また、女系天皇を容認する考えを示すなど、党内から反発の声が出ていることなどを念頭に「ご懸念には及びません」と述べたという。

河野氏は、党内に影響力の大きい安倍氏と会談し、直接出馬する考えを伝えることで理解を広げたい考え。

7139とはずがたり:2021/09/08(水) 16:15:11
河野氏、原発再稼働を容認 ワクチン担当を継続
2021年09月08日15時58分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090800801&amp;g=pol

 自民党総裁選に立候補する意向の河野太郎規制改革担当相は8日の記者会見で、原発政策に関し、「いずれなくなっていくだろうと思うが、あした、来年やめろというつもりではない」と述べた。当面の再稼働についても「カーボンニュートラルを目指す上で、ある程度必要なものはある」と容認する考えを示した。
河野氏「両立」に与野党懸念 ワクチン担当、兼務解消案も

 河野氏はまた、新型コロナウイルスのワクチン担当を続けると強調した。

7140チバQ:2021/09/08(水) 19:21:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cd0738d2ac6f5bd622104a46949acef240353c0
【内部資料スクープ入手】自民党総裁選「党員調査結果」の衝撃 石破・河野一本化の舞台裏
9/8(水) 16:00配信

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NEWSポストセブン
2人が手を組む背景には、ひそかに行われた「党員調査」アンケートがあった(時事通信フォト)

 新聞各紙は独自に自民党総裁選(9月17日告示、9月29日投開票)の世論調査を実施し、〈石破氏、党員票の優勢崩れる…若手議員「河野氏の後じんでは厳しい」〉(読売新聞オンライン9月7日配信)、「次の首相に、河野氏トップ31% 石破氏26%、岸田氏は18%」(東京新聞ウェブ版9月5日。共同通信調査)などと「河野氏のトップ」を報じている。しかし、総選挙と違って総裁選の選挙権を持つのは全国約113万人の自民党員・党友だ。一般有権者を対象にした新聞の世論調査は党員票の動向を正確に反映しているとは言えず、いわば国民の“人気投票”の域を出ない。

【入手した内部資料を公開】「党員調査結果」の全貌。都道府県別に各候補者への投票意向が記されていた。

 実は、もっと正確な調査がある。本誌・週刊ポストが入手したのは、自民党がさる9月4日、党員・党友を対象に実施した総裁選の情勢調査の結果をまとめた資料だ。A4判1枚に整理された集計表には、「2021年9月4日 総裁選調査(調査対象:自民党党員)都道府県別」の表題がつけられ、都道府県毎に総裁選各候補の得票とその割合が一覧表になっている。

 質問は3項目。

【1】菅総理が辞退されたことで自民党に活性化が生まれると思いますか?
【2】総裁選挙で派閥の力が大きな影響を持ちます。あなたはどう思いますか?
【3】報道その他で立候補が予想される中であなたは誰に投票したいと思いますか?

 そして3問目に続いて、岸田文雄氏、河野太郎氏、石破茂氏、高市早苗氏、野田聖子氏、下村博文氏の6人の名前と、「まだ分からない」という選択肢がある。調査数は全国2135人となっている。

7141チバQ:2021/09/08(水) 19:21:23
石破氏は31都道府県で単独トップ
 結論から言えば、党員の支持1位は石破氏。東京、千葉、埼玉など31都道府県で単独トップに立ち、全体の得票率は29%だ。

 2位は河野氏で地元の神奈川、大阪など8府県で単独トップ(全体の得票率21%)、3位の岸田氏は地元の広島、福岡など4県で単独トップ(同19%)、4位が高市氏で地元・奈良で単独トップ(同8%)、以下は5位野田氏(1%)、6位下村氏(0%)の順だ。他に、石破氏と河野氏が同率首位だったのが1県、岸田氏と河野氏が同率首位だったのが1県ある。新聞の世論調査とはかなり違う結果だ。
 
 そもそも自民党が総裁選直前に党員票の動向調査をするのは異例と言っていい。出馬する各陣営は情勢を知りたいだろうが、公平・中立に総裁選を実施運営する立場の党本部が事前に党員票の動向を調べる大義名分がない。たとえ内々に調査をしていたとしても、これまで結果が流出したことはなかった。

 形式的には、この調査は総選挙が近づく中、菅義偉首相が突然の総裁選不出馬を表明(事実上の退陣表明)し、新総裁を選ぶことになったことを党員がどう受け止めているかの意識調査の体裁がとられている。しかし、設問には政治的意図が感じられる。

 自民党の各派の中堅若手議員には総裁選での派閥の引き締めに反発し、自主投票を求める声が強い。そうした声に応じるかのように、設問【2】には、総裁選で「派閥による引き締め」(派閥幹部が誰に投票するかを決め、所属議員に対してその候補に投票するように指示して従わせるやり方)の是非を問う設問がわざわざ盛り込まれている。

 ちなみに回答は、「派閥の選挙では自民党は国民から見放される」が47%、「選挙に派閥が関わるのは仕方ないと思う、悪い事ではない」が53%と伯仲している。従来から行なわれている総裁選での派閥の引き締めを容認する意見が過半数なのは自民党のやり方をよく知っている党員ならではかもしれないが、「見放される」との回答が5割近くにのぼっていることは、各派も無視できないはずだ。

 また、設問【3】がこの調査の主眼だったと思われるが、それでも、まだ立候補者の顔触れが決定しない段階で、報道ベースで投票先を問うのも党の調査としてはフライングだろう(自民党総裁選挙管理委員会事務局に聞くと、「そうした調査については、承知していません」と回答)。

ポイントは「決選投票になるかどうか」
 では、何のために党員票の情勢分析が必要だったのか。最近の総裁選各候補の動きをトレースするとその狙いが浮かび上がってくる。河野―石破連合(候補者の一本化)に向けた動きだ。

 今回の総裁選の構図は、これまでとは全く違う。自民党内に強い影響力を持っている安倍晋三・前首相と麻生太郎・副総理の2Aにとって最も望ましいのは岸田氏の総裁就任だとされる。岸田氏は政策的にはリベラルと見られているが、安倍政権で引き立てられ、政治力学的には2Aの流れを汲む“傀儡候補”と言っていい。2Aは自分たちの意向に逆らわない岸田氏が総理・総裁になれば従来通り政権に影響力を維持できる。

 しかし、菅首相の不出馬表明によって河野太郎・規制改革相や石破茂・元幹事長が出馬に動くと、菅首相は河野氏を支持、石破氏は二階氏に支援を求めた。2Aによって政権の座を追われることになった菅首相と二階氏が、河野氏や石破氏を担ぐことで岸田後継=2A支配の阻止に動き出したのだ。

 安倍長期政権以来、政権中枢で手を組んできた安倍氏、麻生氏、菅氏、二階氏の4人が、安倍―麻生VS菅―二階に分かれて戦う。今後も自民党の安倍-麻生支配が続くかどうかをかけた、自民党に久しくなかった、潰すか潰されるかの権力闘争に発展している。

 岸田氏優位と見られてきた総裁選の情勢は、河野氏らの出馬の動きで一変した。総裁選のカギを握るのは党員投票だ。

「党員票では岸田より河野や石破のほうが強い。議員票でも、中堅若手議員には“総選挙の顔”には岸田総裁より河野総裁のほうが有利と考えている者が多いから、派閥の引き締めは利かなくなっている」(竹下派ベテラン)

7142チバQ:2021/09/08(水) 19:21:41
 党員票だけでなく、有利と見られていた議員票でも岸田氏の優位は揺らいでいる。安倍氏のお膝元の最大派閥の細田派、麻生氏率いる麻生派でも中堅若手が自主投票を求め、2Aのグリップが利かなくなっている。そこで2Aは、岸田氏、河野氏、石破氏の事実上の“三つ巴”の戦いになった場合、票が割れて誰も1回目の投票で過半数を取れない事態を想定し、岸田氏を2位以上にして、決戦投票に持ち込む作戦に切り替えた。

 決戦投票は国会議員383票(と都道府県に各1票)による投票で行なわれるため、中堅若手の票が河野氏らに流れても、細田派、麻生派、岸田派、竹下派など主流派の大勢がまとまれば岸田氏が勝てるとの読みだ。安倍氏が高市氏の支援に動いているのは、リベラルの岸田氏とは肌が合わない自民党タカ派議員の票を高市氏にまとめさせ、河野氏や石破氏に流れないようにする狙いがある。高市氏を出馬させて票を分散させ、決戦投票に持ち込もうという“捨て石”作戦だ。

 菅首相―二階氏側が「岸田阻止」するためには、総裁選の第1回投票で河野氏、石破氏が1位と2位を占めるか、あるいは河野―石破のどちらかを出馬辞退させて一本化し、連合を組むしかない。

石破・河野の一本化なら「1回目で過半数」か
 どちらが勝算が高いか。

 件の自民党の党員への調査が実施された9月4日、二階氏は赤坂議員宿舎で石破氏を呼んで会談し、「出馬に必要な推薦人を二階派から出してもいい」と協力要請を受諾したとされる。ところが、その翌日から、石破派内では「石破氏は出馬を見送り、河野規制改革相を支援するべきだ」との意見があがり、石破―河野連合構想が急浮上する。反2Aの菅首相や二階氏にすれば、「河野―石破」連合は1回目で勝つために必要な戦略と言える。
 
 総裁選の投開票の手順は、党員・党友が往復葉書で投票し、投開票日の9月29日に各都道府県選管が開票、党本部(総裁選中央選管)で全国集計し、各候補の票を議員票と同数(383票)に換算してドント方式で配分する。開票結果は、党員票の結果が議員の投票に影響しないように議員票と党員票が同時に発表される。

 冒頭の自民党調査の結果から党員投票での各候補の得票(議員票に換算)をシミュレーションすると、石破氏と河野氏がどちらも出馬する場合は、
1位 石破氏144票
2位 河野氏103票
3位 岸田氏97票
4位 高市氏39票
 と票が割れる。

 議員票(383票)は岸田氏と河野氏が多く得票すると予想されるが、過半数を取るには河野氏が議員票280票、岸田氏は286票と、いずれも議員票の7割以上を得なければならない。派閥の引き締めが利かない状態では現実的ではなく、決戦投票にもつれる可能性が高い。

 では、石破―河野連合ができて候補者を一本化した場合はどうなるか。党員投票で2人の得票がそのまま加算されるとして得票をドント方式でシミュレーションすると、
1位 石破―河野連合 247票
2位 岸田氏 97票
3位 高市氏 39票
 と岸田氏に大差の1位となる。石破-河野連合は議員票383票のうち136票(約35%)を獲得すれば1回目の投票で過半数を取り、決戦投票なしで総裁選に勝利できる。

「議員票は石破より河野のほうが取れる。河野が出れば所属する麻生派、細田派の中堅若手の票が見込めるが、石破には入らないからだ。党員票は石破のほうが多くても、一本化するなら石破が降りて河野に絞ったほうが勝ち目が高い」(二階派幹部)

 肝心の河野氏は、あくまで派閥の支持を得ようと親分の麻生氏や幹部のもとを回っている。だが、総裁選の勝敗は、2Aの政敵である石破氏と連合を組み、候補を自分に一本化することができるかどうかにかかっている。

7143チバQ:2021/09/08(水) 19:26:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/3062ac13356206c3457b1ce6cff54c1e97237ccd
高市氏の記者会見場で報道関係者怒鳴り声「安倍氏の傀儡か」
9/8(水) 18:56配信

産経新聞
自民党総裁選への出馬表明を行う高市早苗前総務相=8日午後、国会内(春名中撮影)

自民党の高市早苗前総務相が8日午後に行った党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬表明記者会見で、会場にいた報道関係者が学校法人「森友学園」をめぐる問題について「再調査するのか」「話さないのか」と怒鳴り声を上げた。高市氏は「一人の公務員が大変追い詰められ、命を絶った気の毒な事件だ。こういった改竄(かいざん)が絶対に起こらない体制を作る」などと説明した。


この報道関係者はさらに「安倍晋三前首相への忖度(そんたく)か」「安倍氏の傀儡(かいらい)ではないか」と怒鳴り続けたため、別の報道関係者が「やめろよ」と制止に入った。高市氏は「そこまでやじり倒さないでください。本日はありがとうございました」と締めくくった。

7144チバQ:2021/09/08(水) 19:26:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf5957bc1d14fcae3e7daf1b5012ef654dad87f8
岸田氏、新自由主義路線「転換する」 格差是正を目指す政策発表
9/8(水) 18:46配信

毎日新聞
記者会見で政策発表をする自民党の岸田文雄前政調会長=衆院第1議員会館で2021年9月8日午前10時11分、竹内幹撮影

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への立候補を表明した岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=は8日、自身の経済政策の案を発表した。岸田氏は「小泉改革以降の新自由主義的政策を転換する」と述べ、従来の規制改革・構造改革路線から脱却し、成長と分配の好循環によって格差是正を目指す考えを示した。

 岸田氏は国会内で開いた記者会見で「格差が広がれば経済の好循環は実現せず、社会・政治も不安定化する。『分配なくして次の成長なし』だ」と主張。「令和版所得倍増」の実現に向け、高所得者層への課税適正化や企業に賃上げを促すための税制優遇策などを提案した。子育て世帯の負担を軽くするための住居・教育費支援の拡充や、医療・介護・保育にかかわる人の所得向上などに取り組む考えも示した。

 また、先端技術の流出防止やサプライチェーンの維持などの強化に向けて「経済安全保障推進法」を策定するとともに、専任大臣を新設する意向も明らかにした。菅内閣が掲げた2050年の温室効果ガス排出実質ゼロの目標は堅持する一方、「再生エネルギー一本足打法でいいのか」と述べ、既存の原子力発電所の再稼働が必要との認識も示した。

 マクロ経済政策では「デフレ脱却が最大の目標だ」と述べ、大胆な金融政策などを柱とする「アベノミクス」の継続に意欲を見せた。財政健全化への取り組みは続けるとしたうえで、日銀が目標とする2%の物価上昇についても「目標を変えるつもりはない」とした。【小田中大】

7145チバQ:2021/09/08(水) 19:28:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0abc923213868cf4cb590adb3f08d21e19ed296
石破氏支援にありがた迷惑? 河野氏、総裁選出馬に苦悶 麻生氏とは隔たり「石破連合」に党内アレルギー コロナ対策の当事者に批判の懸念も
9/8(水) 16:56配信

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夕刊フジ
揺れ動く河野氏

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で、出馬の意欲を見せる河野太郎行革担当相が苦悶(くもん)している。国民的人気は高いが、所属する麻生派の領袖(りょうしゅう)、麻生太郎副総理兼財務相らの理解を得られないうえ、今後、菅義偉政権の新型コロナウイルス対策の批判を受ける懸念がある。加えて、党内保守派のアレルギーが強い石破茂元幹事長周辺が「河野-石破連合」を模索していることも、逆風になりかねないのだ。

【表でみる】次の首相にふさわしいのは

 「未定です」

 河野氏は7日、オンラインでの記者会見で、総裁選への対応を聞かれ、こう答えた。

 この日、河野氏は2日連続で麻生氏に30分ほど面会し、総裁選出馬への理解を求めた。だが、意見の隔たりは埋められなかったようだ。

 派内の重鎮、甘利明税調会長は6日、国会内での講演で、河野氏について、「菅首相が『ダメだ』とたたかれた一番の原因がワクチンの迷走なのに、ワクチン担当相の評価が上がるのは、よく分からない」と語った。

 河野氏は防衛相時代、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画を根回しもなく突然断念した。週刊文春はパワハラ疑惑を報じている。「女系天皇容認論者」「脱原発論者」であることを問題視する意見も多い。

 麻生派幹部らは、河野氏の出馬に「まだ早い」「経済政策が見えない」「人気はあるが、党内や霞が関に目配りして安定した国家運営ができるのか」(ベテラン議員)と不安視する声が強い。

 ただ、選挙基盤の弱い中堅・若手は「選挙の顔」として期待をふくらませる。石破派では、河野、石破両氏の共闘を模索する声もあるが、さすがに党内保守派は黙ってはいない。

 石破氏は、麻生政権時代に「麻生降ろし」を仕掛けた。安倍晋三政権下では、事あるごとに「後ろから鉄砲を撃つ」ような批判を繰り返した。「河野-石破連合」は、麻生氏ら党内保守派の「政敵」と手を組むことになり、河野氏は厳しい立場に立たされる。

 河野氏は今週後半に正式に出馬表明するようだが、総裁選レースの行方はどうなりそうか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「コロナ対策の当事者である河野氏の出馬は、やはり筋が悪い。リーダーとしても経験不足で、派内のベテラン議員も後押ししにくい。石破氏は党内で禍根が多く、河野氏側から積極的に支援を要請することはないだろう。総裁選は決選投票にもつれるのではないか。最後は党員・党友票が明暗を分けるだろう」と語っている。

7146とはずがたり:2021/09/08(水) 21:20:42

河野太郎,脱原発も女系天皇の検討もポストの為に全部封印か。節操ないですなあ。。夫婦別姓とか全部ゼロ回答なんだろうなあ。来年の参院選に向けて河野カラー出してくるのかもしれないけど。

河野太郎氏、総裁選へ安倍前首相らと面会「男系天皇は一つのあり方」
https://www.asahi.com/articles/ASP986288P98UTFK01K.html
坂本純也、小野太郎2021年9月8日 18時29分

 河野太郎行政改革相は8日昼、国会内で安倍晋三前首相と面会した。自民党総裁選(17日告示、29日投開票)へ立候補する意向を伝えた。河野氏は同日午後、記者団の取材に応じ、エネルギー政策について「安全が確認された原子力発電所は当面は使っていくということはある」と述べた。皇位継承のあり方には、「男系で続いてきているというのが、日本の天皇の一つのあり方なんだと思う」と語った。

 河野氏はかつて、「脱原発」を主張したことがある。皇位継承のあり方をめぐっては防衛相を務めていた昨夏の記者会見で、「現皇室で男系を維持していくには、かなりのリスクがあると言わざるを得ない」との見方を示し、女系天皇も含めて検討する必要性を認めていた。

「男系維持、かなりのリスク」 皇位継承めぐり河野氏
 河野氏は8日、安倍氏のほか、青山繁晴参院議員ら党内の「保守系」議員と相次いで面会した。面会後の青山氏の説明によると、皇位継承のあり方について「自分は女系容認論者ではない」と伝えられたという。

 河野氏はこの日、記者団から「脱原発」について問われ、「カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)を実現するために、必要なところは何かで埋めなければいけない。原子力を使って埋めることになる」と述べた。再生可能エネルギー導入の必要性に触れたうえで、「どうしても足らざるを得ないところは、安全が確認された原子力発電所は当面は使っていくということはある」と語った。

 記者団から「脱原発は現実的ではないと考えているのか」と問われると、「いずれ原子力もなくなっていくんだろうと思う。ただ、別に明日、来年やめろと言うつもりではありません」と答えた。

 また、皇位継承のあり方について、記者団から「以前発言のあった女系天皇についての認識を改めて」と問われ、「(政府の)有識者会議でいろいろ検討し、中間的な取りまとめも出されている。しっかりと尊重していかなければいけない」と述べた。かつて主張した「女系天皇」を検討する必要性には触れなかった。

 政府の有識者会議では、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる案と、旧宮家の男系男子が養子として皇族復帰する案の2案を、「今後の検討の中心」としている。自民党保守派には現在の男系男子による皇位継承の維持を重視し、女性・女系天皇や女性宮家創設に否定的な声が強い。(坂本純也、小野太郎)

7147チバQ:2021/09/08(水) 21:22:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/76fbde327dfd14ed6e75c0510bfc1ad274d9be87
保守票照準、「安倍後継」アピール 高市氏、支援期待も細田派不満 自民党総裁選
9/8(水) 20:37配信
時事通信
自民党総裁選への出馬を表明し、記者会見する高市早苗前総務相=8日午後、衆院議員会館

 自民党総裁選への出馬を表明した高市早苗前総務相(60)は、安倍政権の継承と保守色の強い政策を前面に打ち出した。

 支援を受ける安倍晋三前首相の影響力を背景に、保守層の支持獲得を狙う。ただ、党内最大で安倍氏の出身派閥・細田派には高市氏支援に不満が出ており、どこまで議員票を固められるか見通せない。

 「日本人の手による新しい憲法を制定するために力を尽くす」。高市氏は8日の記者会見で、約50分に及んだ冒頭発言の最後にこう強調。皇位継承に関しては「男系男子は一つの血統を引き継ぎ、長年守り抜かれた。万世一系の皇統が天皇陛下の権威、正統性の源だ」と訴えた。

 自身の経済政策については、安倍氏が提唱した「アベノミクス」にちなみ「サナエノミクス」と命名した。

 高市氏は安倍氏と政治信条が重なり、側近の1人として知られる。沖縄・北方担当相や党政調会長、2度の総務相などに重用されてきた。7日には、安倍氏の私邸を訪れ、会見の内容を事前に有力議員へ説明しておくようアドバイスを受けた。

 安倍氏が高市氏支援に回るのは、退陣する菅義偉首相が憲法改正などに強い関心を示さず、保守層の離反を懸念しているためとみられる。安倍政権が厳しく批判された森友学園問題をめぐり、岸田文雄前政調会長(64)が説明の重要性を主張したこともあり、高市氏の当選に「本気」(周辺)で肩入れしようとしているという。

 ただ、細田派内には、前身の旧町村派を退会した高市氏に対し「閥務を敬遠した」として厳しい見方が多い。7日に行われた参院細田派(36人)の意見交換で、支持を明言したのは保守系議員2人だけだった。

 同派関係者は、「安倍氏への忖度(そんたく)」から高市氏支持を言い出した議員がいると明らかにする一方で、参院細田派の一人は党を取り巻く危機的な状況を踏まえ、「高市氏には任せられない。安倍氏の意向にみんなしらけている」と漏らす。

 高市氏は知名度が高いとは言えず、現時点では他派閥への支持も広がっていない。細田派中堅は「惨敗したら安倍氏に傷が付く」と指摘。安倍氏周辺は、支援は推薦人確保にとどめることを念頭に、「安倍氏が恥をかかないように着地させるしかない」と語った。

7148チバQ:2021/09/08(水) 21:22:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/622abc47e630efa1df5d01b2628c1d92243892a4
麻生派若手ら、河野氏支持多く 細田派、9日に聴取 自民党総裁選
9/8(水) 20:42配信

時事通信
閣議前、麻生太郎副総理兼財務相(左)と雑談する河野太郎規制改革担当相=7日、首相官邸

 自民党第2派閥の麻生派(53人)は8日、菅義偉首相の後継を選ぶ党総裁選への対応を検討するため、中堅・若手の衆院議員、参院議員からそれぞれ意見を聴取した。

 出席者によると、中堅・若手は同派所属で立候補予定の河野太郎規制改革担当相を支持する意見が多かった。岸田文雄前政調会長や高市早苗前総務相の名前を挙げる議員もいたという。

 会長の麻生太郎副総理兼財務相は席上、「皆さんの意見を重く受け止める。候補者が出そろって、大きな流れを見た上で最後の決断を下したい」と強調。同派ベテランの間では岸田氏を推す声が強い。

 最大派閥の細田派(96人)も都内で幹部会を開いた。9日に総会を開いて所属議員の意見を聴取することを確認。旧谷垣グループの会合では代表世話人の遠藤利明元五輪担当相が「私は岸田さんを支援したい」と表明した。

7149とはずがたり:2021/09/08(水) 21:52:32

ニュースでは世代交代がキーワードとしているが,片言さんは麻生がいて県自民が2派に別れて勢力争いしている福岡で二階派って位置の武田がキーとの指摘。なるほど?

福岡選出の自民党議員は〜混迷の総裁選
https://rkb.jp/news/003942.html
2021年09月06日 18:00

「ポスト菅」を決める自民党総裁選は、今月17日に告示されます。

各派閥、世代、そして間近に迫った衆院選などの事情が絡み合い、混戦模様となっています。

福岡選出の自民党議員を取材しました。

7150とはずがたり:2021/09/08(水) 21:53:59
良く読むと自分の名前使われてるからみたいなとこはあるんだけどまあ風評被害の抑止は重要。海洋放水ありきで放出総量を減らす姿勢が足りない。

6011 自分:とはずがたり[] 投稿日:2021/09/08(水) 21:16:08

「風評被害リスクある限り放出の決断しない」 福島第一原発「処理水」海洋放出で高市氏 自民党総裁選
https://www.tokyo-np.co.jp/article/129707
2021年9月8日 18時31分

処理水放出について問われた高市氏は「処理水の放出(方針決定)は大変驚いた」とし、2015年に政府が福島県漁連に「関係者の理解なしには、いかなる処分も行いません」と約束した文書の出し主が、当時経産相が海外出張のため一時的に代理した総務相だった自身の名前になっていたと説明。「経産省の職員は総務省に来てないし、私も文書を見ていないが、政府が福島の漁業関係者に約束をした文書です」と述べた。

7151チバQ:2021/09/09(木) 10:00:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/09545920662e24ced6102834c062262eddcb389a
安倍氏に配慮にじませる岸田氏…自民総裁選「3本の矢」は堅持
9/9(木) 8:04配信

読売新聞オンライン
記者会見で経済政策を発表する自民党の岸田文雄・前政調会長(8日午前、国会内で)=源幸正倫撮影

 自民党の岸田文雄・前政調会長が、安倍前首相への配慮をにじませる場面が目立っている。党内に影響力を持つ安倍氏が総裁選で高市早苗・前総務相を支援することに、危機感を抱いているためだ。8日に発表した経済政策でも路線転換を訴えつつ、安倍政権が推進した「アベノミクス」の3本柱の堅持を掲げた。


腐心
 「私の経済政策をひと言で言うなら、小泉改革以降の新自由主義的な政策を転換することだ」

 岸田氏は8日の記者会見でこう述べ、持論とする「新しい日本型の資本主義の構築」を打ち出した。所得再分配機能の強化で、格差是正を目指すものだ。安倍政権が重視した規制改革路線の見直しにも言及した。

 一方で、記者会見では、安倍氏が「3本の矢」と名付けた「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「成長戦略」の堅持も同時に掲げた。

 また、安倍政権時代に起きた学校法人・森友学園を巡る文書改ざん問題でも、岸田氏は安倍氏との距離感の取り方に腐心する。岸田氏は2日のテレビ番組で「さらなる説明」が必要との考えを示したが、5日後に「再調査は考えていない」と明言。安倍氏周辺が「話を蒸し返すな」と反発した影響と見る向きもある。

あいまい
 8日の記者会見で岸田氏は、安倍路線を継承するかどうかを問われると、「ひとくちで言うのは難しい」と言葉を濁した。路線転換を図りつつ安倍氏へ気遣いを見せるというあいまいな態度を取るのは、1位の候補が過半数に届かなかった場合に上位2人で行われる決選投票も念頭に、決定的な対立を避ける狙いがあるようだ。

 岸田派(宏池会、46人)は、総裁選が岸田氏と河野行政・規制改革相との決選投票になった場合、高市氏に投票した議員の票を得て勝利する戦略も描いている。特に、安倍氏の出身派閥で党内最大の細田派(96人)議員から支持を得るには、安倍氏との関係維持が不可欠となる。細田派では、次期首相に「アベノミクスの継承者」を望む声がある。

 8日には宏池会の流れをくむ谷垣禎一・元総裁を中心とするグループ「有隣会」代表世話人の遠藤利明・元五輪相が岸田氏の支持を表明したが、派閥を超えた支持はまだ広がっていない。

岸田氏の経済政策のポイント
▽新自由主義から転換し、中間層拡大を目指す「令和版所得倍増」を提唱

▽大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略の3本柱は堅持

▽「新しい日本型資本主義」構想会議(仮称)を設置し、ポストコロナ時代の経済社会構想を策定

▽経済安全保障を担当する専任閣僚を新設

▽医療・介護・保育などの分野の賃金引き上げのため、公的価格評価検討委員会(仮称)を設置

7152チバQ:2021/09/09(木) 10:48:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/aec26be2996e18645767e77ef157e2641dd23fc6
「高市氏支援」鮮明でも…“ポスト菅”の有力者、安倍氏への配慮に腐心
9/9(木) 10:08配信
 前日には安倍氏が首相在任中、批判を浴びた森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざんに関し、「再調査は考えていない」と否定。2日夜のBS-TBS番組で「国民にさらなる説明をしないといけない」としていた発言からブレが生じていると指摘されると「全くない」と語気を強めた。かねて安倍氏の「意中の人」と目されてきた岸田氏だが、安倍氏のアキレス腱(けん)とされる森友問題で不興を買ったとの見方も出ていた。

 既に支持を獲得した高市氏はともかく、党内で「キングメーカー」としての足場を築きつつある安倍氏に対し、関係を強化しておこうとの狙いが透ける河野、岸田両氏。ただ若手の間には「安倍さんにおもねればおもねるほど、改革からは遠ざかる」と嘆く声もある。

(河合仁志、前田倫之、大坪拓也)
西日本新聞
自民党本部

 17日告示、29日投開票の自民党総裁選で、「ポスト菅」をうかがう有力者が安倍晋三前首相への配慮に腐心している。党内最大派閥の細田派(96人)や無派閥の保守系議員にも影響力を保つ安倍氏は、8日に立候補を表明した高市早苗前総務相を推す構えだが、河野太郎行政改革担当相や岸田文雄前政調会長からも秋波を送られている。混戦模様の総裁選レースで安倍氏の存在感が高まっている。 

【図解】安倍前首相を巡る関係図

 この日、高市氏は記者会見で「国家の主権と名誉を守り抜く。私の全てを懸けて働く」と宣言。憲法改正に取り組む姿勢も強調し、1年前に退陣した安倍政権の継承者としての立場を猛アピールした。

 かつて同じ派閥に属し、国家観を共有する高市氏について、安倍氏は周囲に「女性は世界的にもインパクトがある。土俵に上げてあげたい」と漏らしているという。自身に近い細田派内のベテランらにも支援を働き掛け、総裁選に初挑戦する高市氏の援護射撃に余念がないとみられる。

 旗印を鮮明にしたとはいえ、安倍氏への面会は後を絶たない。今週中にも立候補を表明する方向の河野氏も8日、国会内の安倍氏の事務所に足を運んだ。

 関係者によると、河野氏は安倍氏に出馬する意向を伝えた上で、安倍氏との間で開きがあるとされてきた原子力エネルギー政策や皇位継承問題について、総裁選期間中に説明を尽くしていく考えを示したという。

 この会談後、河野氏は記者団に「安全が確認された原発を再稼働していくのはある程度必要だ」と説明。昨夏、自身が言及し保守派の逆鱗(げきりん)に触れた女系天皇容認論に関しても「有識者会議の結果を尊重していくことに全く異論はない」と、いずれもトーンダウンしてみせた。持論を軌道修正することで、安倍氏をはじめ、反対論が根強い党内に意を用いたとの受け止めが広がっている。

 「企業収益、GDPなど多くの数字が上がったのは間違いない」。岸田氏は8日、経済政策の発表会見の場で、安倍氏が推進したアベノミクスへの評価を力説、気遣いを忘れなかった。

7153チバQ:2021/09/09(木) 11:31:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/8877367187c5d4d791b8217bd03755c43b57b12c
“河野氏支持”を公言した石破派幹部が明かす河野氏からの「依頼」と石破氏の「言葉」〈dot.〉
9/9(木) 10:03配信

AERA dot.
石破茂元幹事長(C)朝日新聞社

 テレビ朝日が「石破氏、河野氏支援を検討、不出馬で調整」という独自ニュースを報じたのは9月6日のこと。それから3日たっても、石破茂元幹事長は自民党総裁選の出馬について態度を明らかにしていない。そんな中、石破氏が顧問を務める石破派(水月会)の広報委員長を務める平将明衆院議員は、総裁選で河野太郎行政改革相の支持を公表した。なぜ、このタイミングで公然と「河野氏支持」を明言したのか。その思いを平氏に聞いた。


*  *  *
「9月5日に石破さんに電話して、『今回の総裁選は河野太郎さんを応援します。水月会の広報委員長を辞めさせてください』と伝えました。石破さんからは『あんたと河野さんは古い付き合いだからしょうがないわな』と了解をもらいました。石破さんはショックだったかもしれないですし、私としても苦しくて重い選択でした」

 平氏は“河野氏支持”を石破氏に伝えたときの様子をこう語る。平氏は派閥の広報委員長を務めており、いわば石破派の「幹部」といえる立場だ。石破氏と電話をした翌日の6日、平氏は“けじめ”として、石破派の代表世話人を務めている鴨下一郎衆院議員に広報委員長の辞表を提出したという。

「現在、辞表は鴨下さん預かりになっています。これまで石破さんは4回総裁選に出馬し、そのうちの3回を私は支援してきました。ただ、今回は以前のように熱く(派閥で)一丸となって戦う気持ちが薄れてしまった」

 平氏がこのような思いに至ったのはなぜなのか。きっかけは、2019年9月に平氏が安倍晋三内閣で内閣府副大臣に任命され、各省庁を横断する任務に就いたことだったという。

「IT政策や防災、サイバーセキュリティーなどを担当する副大臣を1年間務めました。台風被害やコロナ対策など、政府の対応が不十分だったところもありましたが、それはデジタル化の遅れが大きいと実感しました。そこで、昨年6月に当時の菅義偉官房長官のところへ行き、私の問題意識を進言しました。その後の総裁選で菅候補が明言したこともあり、わずか1年でデジタル庁が発足した。コロナ対応を含めて、すごいスピードで世界は進化していますし、国防、外交、経済、格差是正などすべての分野でデジタル化という点でしっかりと政策を見ないと判断を見誤るなという思いを強くしました」(同)

 このデジタル化への危機感が、今回の自民党総裁選における自身の行動にも大きく関係している。

「昨年9月の総裁選の政策論議を聞いていて、『なにか違うな』と思ったんです。リーダーシップ層の世代交代をしないと、世界のDXのスピードについていけないと。石破さんもデジタル化では慎重論が先に立つ印象。私の問題意識からは、河野さんが一番、ふさわしいと感じるのです」(同)

 河野氏はツイッターのフォロワー数が226万人を超えている。昔からネットには明るいとされ、ツイッターでもいち早く情報発信をしている。国民が知りたい情報を素早くツイッターで公開することで、若者からの人気を集めている側面もある。過去には、恋愛相談などに応じることもあり、ネット戦術にたけた政治家の1人であることは間違いない。

「ツイッターのフォロワーがそれだけいるのは、河野さんがネット社会に向いているということ。それに河野さんはトライ&エラーができる政治家です。何かに挑戦して失敗しても、『ごめんなさい』と謝ることができる。その姿勢は、開発中の仕様が間違っていても改良しながら進める『アジャイル開発』ができる思考なんです。次の首相には、そういう感覚が必要だと思っています。石破さんの過去の総裁選では、私が中心となってSNSのチームを作っていましたが、河野さんからは『そういうのは平さんやってね』と頼まれています。(河野氏の出馬表明が)今週か来週になるかはわかりませんが、準備をしておいてくれということだと思います」(同)

7154チバQ:2021/09/09(木) 11:31:33
 平氏と河野氏の付き合いは2003年にさかのぼる。平氏が東京青年会議所の理事長だったときに、河野氏を講演会に呼んだことが最初の出会いだったという。石破氏が平氏と河野氏を「古い付き合いだから」と認めるのは、その人間関係の積み重ねがあるからだ。

「そこからの付き合いで、衆院議員になってからも行政改革や規制改革などを一緒にやってきました。河野さんが出馬した2009年の総裁選では私は推薦人名簿にも入っています」

 ただ、すでに河野氏の“弱点”としてキレやすいことが指摘されており、ツイッターでは気に入らないフォロワーをブロックすることにも疑問の声が上がっている。こうした点は、首相の資質として問題ではないのか。

「各府省の官僚たちを相手に、河野さんと一緒に行政事業レビューをやっていたのですが、刑事ドラマみたいに、河野さんが若い刑事役のように突っ込んでいって、私はカツ丼で落とすような役まわりになっていたんです。だけど、河野さんが『自分ももう若手ではないからそろそろ役回りを変わってくれ』というのでチェンジしたんです。そうしたら、私がキレる前に河野さんがキレちゃって(笑)。確かにキレやすい面はありますが、それは責任ある役人の答弁があまりにいい加減な時だけです。それ以外でキレているのを私は見たことがありません。」

 石破氏に近い関係者によると、石破氏自身はまだ出馬への意欲が完全に消えたわけではないという。今後の動向はどうなるのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう語る。

「石破さんが(出馬を)迷っているのは事実です。政策もすでにつくってありますし、推薦人の20人も確保できています。二階派の議員からは『出馬しろ』という声も上がっていますが、まだ決めかねている。石破派の中で河野さんの支持を表明している議員は、そんなに多くはない。河野さんに引きずられて、石破派が全面支持に回るという状況ではありません」

 一方で、河野氏は所属する麻生派の幹部たちを説得にまわっているという。

「派閥の領袖である麻生太郎財務相をはじめとして、麻生派の大半は河野さんではダメだと思っている。とはいえ、他派閥の若手は河野さんを支持しており、党内の若手は河野さんに集中する可能性がある」(同)

 最後に、平氏はこう言う。

「石破さんが決断するのは土壇場でいいと思う。選挙の当落線上にいる自民党議員100人のうち、1人でも当選に導けるのは誰なのか、誰と誰が組むべきなのかを真剣に考える必要があります」

 はたして、石破氏はどのような決断をするのか。それによって、自民党総裁選がどう転ぶかはまだまだわからない。(AERA dot.編集部・上田耕司)

7155チバQ:2021/09/09(木) 11:35:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/91f09574e11a09ae66a1da13d24ee9d9ed0292c2
菅首相を追い込んだ「9月中解散報道」は誰が流したのか? 権力闘争の片棒を担ぐ記者クラブの存在
9/9(木) 6:15配信
デイリー新潮
永田町の一寸先は闇とは言われるが…

 延命策か、弥縫策か、さもなければ先制攻撃か――。総裁選と解散総選挙のスケジュールを巡って二転三転した挙句、あえなく最後を迎えることとなってしまった菅政権。結果的には菅政権が代わると決まるや、株価が上昇したように、どんな策を弄したとしても、出口は明らかだったのかもしれない。

突然の解散報道
 ただ、気になるのは二転三転のスケジュールが出てきた経緯だ。8月31日夜のスクープ報道で、首相筋の話として「総裁選前の9月半ばに解散」と報じられた。が、翌朝には菅首相自らそれを否定した。いったい何があったのか? 

 スクープ合戦に敗れた、さる政治部キャップが言う。

「すでに前から解散説は流れていたんですよ。直前に二階、菅会談が赤坂の議員宿舎の中で行われており、それとは別に菅側近幹部の話し合いもあって、そこで“選択肢としての解散”が取りざたされていたといいます。そのあたりから菅首相の存在感を示す意味、良かれと思って解散話を流したと」

〈今、解散を打ったらどうなるのか分かってるよな……〉。選挙を打てば明らかな敗戦は見えていた、にもかかわらず、解散権をちらつかせるのは、菅側近のとあるマッチョな議員の仕業ともいうが、一方ではこんな説も流れる。

「菅さんを蛇蠍のごとく嫌うある閣僚経験者が、ことあるごとに、あることないことを記者に吹き込むんです。今回もまた菅さんのオプション潰しを目論んで話したと……」(同)

 永田町の一寸先は闇とは言われるが、今回の一報は、これら複数説が入り乱れて、闇夜のうちに広がり、そして夜が明けると菅政権の命運とともに消えてしまった。

政治とメディアのもちつもたれつの「茶番劇」
 と、ここまで見て思うのが、国民不在ともいうべき、コロナ禍での権力闘争。自民党内、官邸内の鞘当て、つばぜり合いの始終は国会のクラブ記者、政治家個々の番記者を通じて、国民に知れ渡り、ネットファーストの昨今は、世論調査の結果を待つまでもなく、その反応はニュースサイトの書き込み、SNS等で浮き上がってくる。そして、その動きに応じて政治家は敵対勢力を潰し次の一手を画策するし、報道サイドもアクセス数を稼ぐという。いうなれば「もちつもたれつ」の茶番劇。とくに今回の一件は、結果がほぼ見えていたがゆえに、一層そう見えてしまうのだ。ましてや、繰り返しになるが目下のコロナ禍――。

 こんな政治と報道の関係はどんなところからくるのだろうか……。昔から有力政治家には各社から番記者が配され、それこそ肝胆相照らす関係を構築しては、そこから時の政局が発信されてきた。時には完全にインサイダーとなって政治家や秘書になってしまう記者もいたが、このような“事象”は、日本独特のものだという。そもそも記者クラブ制度自体、海外の報道では見ることができないのは、昨年のバイデンVSトランプの激戦報道を見ていれば明らかであろう。

7156チバQ:2021/09/09(木) 11:35:46
日本独特の謎制度「記者クラブ」
「権力とメディアの癒着」――その原点は戦時統制にあり! 「軍部の弾圧でペンを折らざるを得なかった」は虚構だった。「報道報国」の名の下、部数を貪欲に追い求めた新聞社は、当局に迎合するだけの記者クラブを作り、唯一の統制機関「内閣情報局」に幹部を送り込んだ。そして、ライバル紙を蹴落とすために地方紙大合併を仕掛け……。戦争を利用し尽くしたメディア暗黒史

 では、この日本独自の記者クラブ制度というのはいつが起源なのか……。これについては『言論統制というビジネス』(里見脩著/新潮選書)に詳しい。一節を引こう。

〈その歴史は、1890年、第1回帝国議会開会に際して、新聞各紙が議会を傍聴取材するため団体を組織し、当局へ許可を願い出たことから出発している。警視庁は衆議院の議事取材として「在京新聞には一会期を通ずる傍聴券が25枚、地方日刊新聞には10枚を交付し、各紙の協議を以てこれを分配」することを許可した。これを受けて新聞各紙は「同盟記者倶楽部」を結成した。これが記者クラブの事始めである。〉

 すなわち、国会傍聴券の獲得がその起源だというのだ。民主主義はもちろん、ジャーナリズムの意識も未成熟の時代に生まれたもので、当然ながら、そこには開かれた国会という今日的意識はない。しかし、ここで作られたシステムはその後、日清、日露の戦争で発達してゆく。

〈日清戦争の際に外務省が戦争支持の世論形成を意図し、清国との外交交渉の経過を公表することを決めたのに伴い、これを取材するため記者たちは「外交研究会」という団体を組織し、終戦後には常時、外交政策を取材する「霞倶楽部」という名称の記者倶楽部へと発展した。

 日露戦争では、陸軍省に「北斗会」という記者倶楽部が発足、明治後期には主だった官庁、政党には記者倶楽部が生まれた。これら明治期の記者倶楽部は、日清、日露戦争において外務省、陸軍省に記者倶楽部が設置されたことが示すように、政府側が戦争支持の世論形成のため新聞の利用を意識し、新聞側も「情報の仕入先」として倶楽部の開設を望んだ。すなわち、戦争を契機とした政府と新聞双方の「利害の一致」の上に成立したのが、現在も続く記者クラブの原点である。〉

 本書は戦時下における新聞報道のあり方を詳細に論じたものだが、記者クラブの起源をたどれば、「政府のプロパガンダ機関」としての姿が浮かび上がってくるのである。

 先に示された「霞倶楽部」は名称もほぼそのまま、いまでも「霞クラブ」として外務省の中に存在するし、それぞれのクラブには週刊誌記者や外国記者などはもちろん、認められた加盟社しか入れないのは今も変わらない。

 果たして、これが権力を監視するジャーナリズムということができるのか――昨今の永田町報道の「茶番」を見ていると、果たしてわれわれは、報道を通じて何を見せられているのか、改めて考えるべきなのかもしれない。

デイリー新潮編集部

2021年9月9日 掲載

7157チバQ:2021/09/09(木) 15:05:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad4ab44852e5edb91b585b76a3572c2ddddef9ef
下村、茂木両氏が自民党総裁選の不出馬表明
9/9(木) 13:30配信

共同通信
 下村博文政調会長、茂木敏充外相は9日、自民党総裁選への不出馬を記者団にそれぞれ表明した。

7158チバQ:2021/09/09(木) 19:16:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/2309450751d29fc506cf56024222ee4153d590b2
細田派、総裁選方針決まらず 高市氏支持の意見も
9/9(木) 18:04配信

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産経新聞
自民党最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)は9日、党本部で会合を開き、党総裁選(17日告示、29日投開票)の対応を協議したが、方針は決まらなかった。16日に会合を開き、再度協議する。

9日の会合では、同派出身の安倍晋三前首相が支援する高市早苗前総務相を支持すべきだとの意見や、すでに出馬を表明している岸田文雄前政調会長や出馬の意向を固めた河野太郎ワクチン担当相を念頭に自主投票を求める意見などが出た。

高市氏支持を表明している高鳥修一衆院議員は会合後、記者団に「いま名前が挙がっている方々は他派閥か無派閥だ。一致結束して応援することはハードルが高いのではないか」と述べた。

細田派の事務総長を務める松野博一元文部科学相は「総裁選に向けた姿勢を早く執行部で打ち出してほしいというのが大勢の意見だ」と説明し、方針決定を急ぐ考えを示した。

7159とはずがたり:2021/09/09(木) 20:07:01

下村や茂木同様石原も不出馬

石原派、政策分析して対応決定確認 総裁選
https://www.sankei.com/article/20210909-YA26IKEZEVN35E3NPWE36Z2RFM/
2021/9/9 17:42

自民党石原派(近未来政治研究会、10人)は9日、東京都内で会合を開き、党総裁選(17日告示、29日投開票)などの対応について協議した。終了後、会長を務める石原伸晃元幹事長は「立候補者の政策がそろったら、政策をみんなでしっかりと分析しようと申し上げた」と述べ、政策を見極めた上で派としての方針を決めることを明らかにした。

石原氏自身の総裁選出馬については「『立候補しろ』との声もあったが、今回は立候補者を次の首相として選んでいきたい」と不出馬の意向を示した。

総裁選をめぐり石原派は菅義偉首相の支持を表明していたが、首相は総裁選への不出馬を表明。石原氏は「今までと勝手が違う。個々、何を考えているのか、基本政策は重視していく」と説明し、「日本国のかじ取りを任せる首相を決める総裁選だ。慎重かつ大胆に行動していきたい」と強調した。

7160とはずがたり:2021/09/09(木) 20:20:28

森友学園問題の再調査必要と自民石破氏
2021/9/9 13:06 (JST)9/9 13:23 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/808549496888328192

 自民党の石破茂元幹事長は9日のTBS番組で、森友学園問題の再調査が必要との認識を示した。決裁文書の改ざんを命じられた職員の自殺に触れ「必要ならばやらなければいけない」と述べた。

7161チバQ:2021/09/09(木) 21:25:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_BRUTVUFSIBOEROC4KCQHB3472I.html
茂木氏は総裁選不出馬 試される第3勢力の竹下派
2021/09/09 21:02産経新聞

茂木氏は総裁選不出馬 試される第3勢力の竹下派

茂木敏充外務相(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党竹下派(平成研究会)会長代行の茂木敏充外相が9日、党総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬を表明した。52人を抱える党第3派閥だけに、同派の動向は総裁選を左右する可能性がある。ただ、過去の総裁選では衆参の意見対立が表面化したこともある。かつて同派が誇った「鉄の結束」を取り戻し、総裁選を有利な形で乗り切ることができるか、茂木氏の力量も問われる。

「今回は独自候補を出すのは難しい」

茂木氏は9日の派閥会合後、記者団にこう述べた。不出馬の理由として、療養中の竹下亘会長から派のとりまとめ役を託されていることや、外相としてアフガニスタン情勢に注力する必要があることを挙げた。

派内には茂木氏の出馬を促す意見もあった。若手は「総裁候補だと示すためにも出馬すべきだ」と訴え、参院側からも「候補者が乱立するなら茂木氏も出るべきだ。他派閥の草刈り場になるのはご免だ」との声が上がる。茂木氏は「候補を出したいとの強い思いは重く受けとめる」と語った。

茂木氏の不出馬を受け、焦点は竹下派が結束して総裁選に臨めるかに移る。出馬する岸田文雄前政調会長や高市早苗前総務相、河野太郎ワクチン担当相らにとって、候補を出さない第3派閥の支援は垂涎(すいぜん)の的だ。茂木氏は良好な関係を築く安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相らとの連携を続けながら、派の存在感を最大化したい考えだ。

ただ、安倍氏と石破茂元幹事長が競った平成30年の総裁選では衆参の対応が割れ、派内の意思統一に苦慮した。今回も出馬に意欲を見せる野田聖子幹事長代行や石破氏が、政界引退後も派の参院に影響力を残す青木幹雄元参院議員会長と面会。菅義偉(すがよしひで)首相の不出馬表明前には青木氏が首相支持を伝えたとされるなど、参院独自の動きもある。

業を煮やした茂木氏が「いい加減にしてほしい。参院で何かを決めるのではなく、派として一つの行動をとるべきだ」と派閥会合で参院側に苦言を呈す場面もあった。

複数の有力候補が立つ今回は、若手を中心に自主投票を求める動きも広がる。総裁候補を擁立せず、対応も四分五裂する結果となれば派の存在感低下は避けられない。それでも水面下で意見集約を進める茂木氏は結束に自信を見せる。9日の会合後には「意思疎通はうまくできている。まとまりは非常に良い」と語った。(石鍋圭)

7162とはずがたり:2021/09/09(木) 23:44:16
安倍かなり河野を警戒している様だ

https://twitter.com/M16A_hayabusa/status/1435802970747129864
M16A HAYABUSA
@M16A_hayabusa
安倍晋三
「河野太郎が総裁になったら国がめちゃくちゃになる」

…めちゃめちゃな国って、国会を開かなかったり、公文書を改ざんしたり、公文書を勝手に破棄したり、統計を改ざんしたり、宴会に反社の人を招待したりする国のことか?もうめちゃくちゃになっとるわ。

7163チバQ:2021/09/10(金) 00:08:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/194df218b7c0886ea7bfed437e14f159621cdc05
最大派閥・細田派、支持候補分裂の気配…「勝ち馬」の見極め困難
9/9(木) 23:49配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で、各派閥が揺れている。最大派閥・細田派(96人)は、支持が複数候補に分かれかねない状況だ。勝者を支持した「主流派」となって幹事長など党四役ポストを得たいとの思惑もあり、各派は方向性を打ち出せずにいる。

 細田派は9日、党本部で総会を開いた。同派に影響力を持つ安倍前首相は、無派閥の高市早苗・前総務相を推す。高鳥修一衆院議員は「安倍先生に恥をかかせるわけにいかない。多くの同志に応援してほしい」と訴え、高市氏支持を要請した。数人が同調する声を上げた。

 同派は、岸田文雄・前政調会長と河野行政・規制改革相をそれぞれ支持する議員も抱える。総会では約20人が発言。自主投票を促す意見も出る一方、菅家一郎衆院議員は「(結束し)主流派を目指して対応すべきだ」と主張した。

 最後は、派閥を率いる細田博之・元官房長官が「様々な意見があった。よく集約する」と引き取った。来週、再び総会を開く方針だ。高鳥氏らは総会後、高市氏を交えた会合を急きょ開き、独自に走り出した。

 各派の方針が定まらないのは、菅首相の不出馬で情勢が混沌(こんとん)とする総裁選で、「勝ち馬」の見極めが困難になっているためだ。主流派となれば、新総裁による人事での論功行賞が見込める。党四役に所属議員を送り込めるかどうかは、派の求心力に直結する重大事だ。

 竹下派(52人)は、会長の竹下亘・元総務会長が「政権のど真ん中で汗をかく集団であるべきだ」との考えを持つ。9日には、幹部らが都内の派閥事務所に集まったが、会長代行の茂木外相を含む独自候補の擁立は見送る方針を確認するにとどめた。茂木氏は会合後、記者団に「個々の事情は尊重したい。一方でまとまった対応をしたいとの意見も強い」と苦悩をにじませた。

 昨秋の総裁選でいち早く菅首相支持を打ち出した二階幹事長率いる二階派(47人)も、態度未定のままだ。9日の在京議員懇談会では、会長代行の河村建夫・元官房長官が結束を呼びかけたが、「候補者を抱え、まとまっている派閥が羨ましい」との声も出た。

7164チバQ:2021/09/10(金) 00:11:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bca12ed71b3a6a45b986ba22c0cf7f68b440379
安倍氏や支持層に配慮、総裁選で保守アピール続々
9/9(木) 21:59配信

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産経新聞
「終戦の日」に靖国神社を参拝し記者の質問に答える安倍晋三前首相=8月15日午前、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)

菅義偉首相(自民党総裁)の後継を争う総裁選(17日告示、29日投開票)は、現状で出馬を決めた顔ぶれがこぞって保守的な政策をアピールする展開になっている。保守的な政治信条を持ち、首相退任後も大きな影響力がある安倍晋三前首相や党の岩盤支持層といわれる保守層に配慮した面がありそうだ。

【図解】新総裁決定までの流れ

岸田文雄前政調会長は9日、東京都内で記者団に「憲法改正を進めることは(党内で)確認している。国会で発議し、国民に投票してもらう作業を進めたい」と述べた。母方にのみ天皇の血筋を引く女系天皇についても「私は反対だ」と重ねて明言した。

岸田氏が保守的な立場を打ち出すのは、改憲を目指し、女系天皇を否定する安倍氏や、その出身派閥の細田派(清和政策研究会、96人)の協力を得たいためとみられる。安倍氏は総裁選で高市早苗前総務相を支援しているが、岸田氏側には、河野太郎ワクチン担当相との決選投票となった場合に、安倍氏らの加勢を期待する向きもある。

高市氏は9日のインターネット番組で、北朝鮮による日本人拉致問題解決に意欲を示した。8日の出馬表明記者会見では改憲や靖国神社参拝、選択的夫婦別姓制度の導入反対、皇位継承の男系維持など保守色を前面に出した。

安倍氏の高市氏支援の目的は「衆院選で党の岩盤支持層といわれる30%の保守の後押しを得るため、受け皿となる旗を立てた」(細田派ベテラン)ともいわれる。高市氏は論戦を通じて保守票の掘り起こしに期待を込める。

河野氏は8日の安倍氏との面会後、記者団に皇室観について「125代男系で続いているのが、日本の天皇の一つのあり方だ」と語った。防衛相時代の昨年8月には「内親王のお子さまを素直に次の天皇として受け入れることもあるのではないか」と述べ、女系天皇も容認する構えを示していたが、軌道修正した形だ。

エネルギー政策をめぐっては記者団を前に「脱原発」の主張を抑制。安倍氏に限らず党内には河野氏が皇室関係や原子力政策で「暴走する」との懸念が根強く、持論封印で幅広い支持を得る狙いが透ける。ただ、天皇陛下は第126代で、皇室への認識の甘さを露呈したとの指摘もある。中堅議員は「ポーズだけで、首相になった途端に本性を現す可能性はある」と警戒を隠さない。(沢田大典)

7165チバQ:2021/09/10(金) 07:50:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a180750e81a0c9ec0301a97d63d624003a40acda
心に響く言葉なし 菅首相 成果は能弁 反省は一部 宣言延長会見が退陣説明の場
9/10(金) 5:30配信

スポニチアネックス
 菅義偉首相は9日夜、退陣表明後初めての記者会見を、新型コロナウイルス緊急事態宣言の延長決定会見と一本化する形で行った。関係者によると、官邸では、退陣と宣言延長の会見を別々に行うことが検討されたが、首相の判断で一度の会見となったという。質問が双方に分散するのを狙ったとの見方も出ている。

 突然の退陣表明から6日。「新型コロナウイルスとの闘いに明け暮れた日々だった」。首相は昨年9月の就任から1年を振り返り「国民の命と暮らしを守る、この一心で走り続けてきた。国民の皆さんのご協力に心から感謝申し上げる」と続けた。「全てをやり切るには1年はあまりにも短い時間」としながらも「国民が安心と希望を持てる未来のために道筋を示すことができた」とも述べた。

 3日、自民党臨時役員会で総裁選に出馬しない意向を表明。その後、記者団を前に約2分間で一方的に不出馬について説明。「コロナ対策と総裁選の選挙活動には、ばく大なエネルギーが必要で、両立できない」「来週にでも改めて記者会見をしたい」と述べ取材を打ち切った。

 発信力の弱さを指摘され続けた1年だった。記者会見では質問に正面から答えず、原稿の棒読みも目立った。退陣にあたり、新型コロナ対策に専念するとの理由を前面に打ち出したが、実際は総裁選前に党役員人事や内閣改造をもくろんだことによる“菅離れ”が原因だ。党内では「個利個略だ」「自身の延命のため」との反発が噴出した。政権のレームダック(死に体)化が政治空白を生み、感染拡大などに対応する追加経済対策の遅れは必至。「専念どころか迅速な政策展開の妨害している」(立憲民主党幹部)と見る向きは強い。

 野党議員からはこの日の“一本化会見”について「退任に焦点が当たるのを防ぎ、説明を回避したい姿勢が見え見えだ」との声が上がった。デジタル庁設置、携帯電話料金の引き下げなど成果を訴える場面だけは能弁だったが、後手と批判された新型コロナウイルス対応を巡る反省は一部だけ。首相の口から、国民の心に響く言葉は聞かれなかった。

 在任期間は残り約1カ月。19都道府県の宣言期限を30日に延長したため、月内に再度会見を開くとみられる。官邸筋は「まだ終わった人と思われたくないのだろう」と漏らした。

7166とはずがたり:2021/09/10(金) 11:41:26
昔の目白みたいにみんな安倍詣でしてるなあ。まあそれだけの時間的実績を残した訳だが。

安倍氏、自宅訪問の高市氏に「総裁選を勝ち抜こう」
https://www.sankei.com/article/20210907-JMER7CG3DFKBNDNW6UBCMC5ZVA/
2021/9/7 20:38

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬する高市早苗前総務相は7日夜、東京都内の安倍晋三前首相の自宅を訪問した。関係者によると、高市氏は総裁選での支援を改めて要請し、安倍氏は「総裁選を勝ち抜こう」と応じたという。今後の総裁選に向けた態勢などについても意見を交換をした。

高市氏は8日に記者会見を行い、正式に出馬を表明する。

7167とはずがたり:2021/09/10(金) 12:10:36
膳場さん,いい女ですな〜(;´Д`)

膳場貴子アナ戦闘態勢で痛烈質問 高市早苗氏笑顔消え「これが私」
9/8(水) 23:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fdf499ab15de6618af260f8341f4b74477dc245
デイリースポーツ
 膳場貴子アナ

 元NHKアナウンサーで現在はTBS「報道特集」のキャスターを務める膳場貴子アナが8日、自民党総裁選に立候補した高市早苗前総務相の出馬会見に出席。厳しい質問で迫った。

 質疑応答で指名された膳場アナは「TBS報道特集の膳場です」と名乗ると、高市氏は初めてその存在に気付き「あ、膳場さんですか。こんばんは」と思わず、驚きの声を上げ、笑顔を見せた。

 膳場アナは「こんばんは」と早口で応じたあと、「政権構想では、経済的な弱者や格差の解消にほとんど言及されていないので、どういうお考えなのか是非、おうかがいしたいと思います」と質問すると見せかけ、「ちなみに、高市さんは2012年の『創生』日本の研修会で、社会保障を考える文脈でこういうことをおっしゃってます」と続けた。

 そこから「『さもしい顔をしてもらえるものはもらおうとか、弱者のフリをして、少しでも得をしようと、そんな国民ばかりいたら日本が滅びる』こういう風に発言してらっしゃいます。あの、困窮する国民をどういう目でみてらっしゃるのか、確認をさせてください。その上で、この発言について弱者への視点が欠けている不安、批判の声があるが、どう受け止めているか聞かせて下さい」と迫った。

 人気アナの戦闘モードに、最初は笑顔だった高市氏も次第に表情はこわばった。「恐らくその発言は、民主党政権の期間中に、生活保護の不正受給が非常に多かったという問題にどう取り組むか、という議論を自民党の「創生」日本の有志でしていた流れででの発言だと思う」と注釈。さらに「現在も残念ながら新型コロナウイルスで痛んでいる事業者のみなさまへの支援の不正受給があるけれど、あのころ、いろんな方法で生活保護の不正受給をするという方がいた。でもこれはみなさまの大切な税金ですので、私はこうした福祉は公正公平が原則であるべきと思っている」と話した。

 続けて、「本当に努力しても働けないときは働けない。ケガをして入院して働けなくなる方もいる。急に自分が務めていた会社がつぶれてしまって、そのあといくらハローワークに通っても仕事がない。年齢的にもなかなかしんどいとか、そういう方もいる。それから難病を抱えてらっしゃって、短い時間しか働けないという方もいる。介護や子育てをしながら働いてる方もいる。一つはベビーシッター減税や家政士を使った場合の代金を税額控除が一番いいのでしょうが、補助金、クーポンという形もある。しっかり支援をしていきたい」と政策を述べた。

 また「子供の貧困対策も重要」とし「中所得の世帯を対象に第2子3万円、第3子以降6万円の現金給付とというものを確立する。高等教育の無償化も、第2子の所得要件を緩和、第3子以降は要件を撤廃をする。育児休業時の実質手取りをさらに引き上げていく」など生活困窮問題などへのさまざまな政策を並べることで、回答した。

 その上で、「私に対して非常に色がついていると見られるというご指摘だが、これが私です。私は私の信念を持って、政策を発信してまいりましたし、実行もしてきた。今のありのままの私を、みなさまがどう評価していただけるのか、あんなんじゃダメだぞと言われるのか、そのまま自然体でいていいんだよと言って下さるのか、それは分かりませんが、これまでのことも含めてこれが私でございます。わりと素直な方で、同僚議員のアドバイスにも柔軟に対応してきた方です」と情感に訴えた回答でかわした。

7168とはずがたり:2021/09/10(金) 16:55:06

岸田氏、世耕参院幹事長と会談
9/10(金) 16:24配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0565add33f804fe14fd576dbdf9d8172c1cb1d1c
産経新聞

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明している岸田文雄前政調会長は10日、国会内で世耕弘成参院幹事長と会談した。総裁選の支援を求めたとみられる。

7169チバQ:2021/09/10(金) 17:22:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/0229e60874aab5bd36c32ee915903dcf22d128b7
脱派閥、脱原発…河野太郎氏の歯にきぬ着せぬ発言と「封印」
9/10(金) 15:45配信

朝日新聞デジタル
自民党本部の幹事長室に向かう河野太郎行政改革相=2021年9月10日午後1時27分、東京・永田町、長島一浩撮影

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補する予定の河野太郎行政改革相は歯にきぬ着せぬ言動で知られ、発言が物議を醸すこともしばしばだ。これまで何を語ってきたのか。


 河野氏が初めて党総裁選に出馬したのは、自民党が野党に転落した2009年。当選5回の中堅だった河野氏は総裁選の記者会見で、「森喜朗さんに派閥を解消すべきだと言って解消するか。絶対しない。しかし河野総裁のもとで派閥の果たす役割は何もない」と述べた。

 最大派閥の清和政策研究会(現細田派)の実質的トップに長く君臨していた森元首相は、当時、派閥政治の象徴とみられていた。河野氏は、野党転落を機に、「古い自民党」からの脱却アピールで「派閥解消」を唱え、森氏をターゲットに重鎮攻撃を強めた。「派閥なんかを率いた総理の経験者みたいな人が、数の多い派閥の力を利用してキングメーカーみたいに振る舞ってきた。これは明らかな間違い」などとも訴えていた。

 河野氏は当時から麻生派に所属し、いまは自身12年ぶりの総裁選出馬に向け、政権中枢に君臨する麻生太郎副総理兼財務相を日参している。

 党内では珍しい「脱原発」派としても有名な河野氏。11年に発生した東日本大震災直後に党内の会議で、「原発をフェードアウトさせていくべきだ」と訴えた。震災10年を迎えた今年3月の朝日新聞のインタビューでは、「原子力はいまから新増設してコスト的に見合うのかは、真剣に検討されるべきだ。発電後に発生する使用済み核燃料の問題も解決していない」と語った。

朝日新聞社

7170チバQ:2021/09/10(金) 17:32:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/7588588e9202addce041e59d487bc0a83716a2aa
自民党総裁選で清和会は大揺れ 幹部にケンカを売ったプリンスの反乱
9/10(金) 17:01配信

デイリー新潮
福田康夫元首相の長男で、自民党衆院議員の福田達夫氏(2017年10月3日)

 清和会が大きく揺れている。

 清和会とは自民党の最大派閥で、新聞などでは細田派と書かれる。


 細田博之元幹事長が会長を務めているのでこう書かれるが、事実上の安倍派である。

 自民党所属の国会議員、衆参合わせて383人のうち細田派が96人を占めており、第二派閥麻生派のおよそ二倍の数を誇る。

 党内ではタカ派とされていて、安倍晋三の祖父・岸信介元総理を源流として、福田赳夫、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫という6人の総理大臣を輩出してきた。

 その名門派閥が、今回の総裁選で大揺れしていると言うのだ。

 安倍は総理在任中、岸田文雄を後継として育てようとしてきた。

 岸田は池田勇人元総理を創始者とする名門・宏池会の領袖だが、派閥を超えたいわゆる禅譲という餌をぶら下げられ、安保法制の成立や安倍の靖国参拝の後始末など、岸田自身はあまり乗り気でない行動を、外務大臣や政調会長として取らざるを得なかった。安倍政権時代は、隠忍自重の日々が続いた。

 安倍の病気退陣で緊急避難的に菅が後継となったのは、我こそポスト安倍と任じていた岸田にとって想定外だったろうが、ようやく禅譲に相応しいタイミングがやって来た。そこで岸田は、菅の退陣表明前から早々に出馬表明したのである。派閥は団結して動くことを前提としている。清和会96人と宏池会46人が一枚岩となれば、勝ちは決まったようなものだ。

 菅が退陣すれば、安倍は岸田を支持するだろう……清和会の面々もそう思っていた。それにも関わらず、ここに来て安倍が高市早苗を支持することが判明した。

7171チバQ:2021/09/10(金) 17:33:29

 あらゆる意味で面食らったのは清和会議員だ。思想信条が安倍と似通っているとはいえ、超タカ派の高市は総裁選で当選する可能性は極めて低い。

 このままでは勝ち馬に乗れない。清和会内には動揺が広がっている。

 そんな中、清和会所属のある「プリンス」が突如、動き出した。

 福田達夫54歳。

 まだ当選三回だが、父は福田康夫元総理、祖父は昭和の黄門と呼ばれた福田赳夫元総理という政界きってのサラブレッドだ。小泉進次郎と関係が深いことでも知られるが、二人を知る人々は異口同音に「福田さんの方が地頭が良い」と答える。

 その福田が7日、主に当選三回以下の議員約70人を集めて、こう檄を飛ばした。「派閥一任にしてしまって永田町の理屈で決めるのではなくて、議員の自主投票の意思というものはしっかりと担保するような総裁選になってほしい。」

 清和会のプリンスが、派閥幹部にケンカを売ったような格好だ。

 福田が檄を飛ばした背景には、父・康夫以来の安倍への対抗心があるとも言われる。また親しかった進次郎から距離を置こうとしているようにも見える。

 70人の若手は派閥横断的に集まっているので一致した行動をとるわけではないが、プリンス福田の発言は清和会幹部から見れば、若手の反乱にも見えて不快なものだ。

 また、タカ派で知られる清和会だが「高市さんはライト(右)すぎて、とても乗れない」と語る所属議員もいる。これらのことから、総裁選の「一回目」の投票で清和会が一致団結して一人の候補を推す可能性はなくなった。

 だが、これはあくまで「一回目」のことである。総裁選の決選投票の可能性を忘れてはならない。この時こそ、派閥の力は本領を発揮する。

 ある派閥の幹部は以前、「ピーピー言っているヒヨコをどうやって餌でもって、こっちだよと誘導するかが勝負だ」と言っていた。

 ヒヨコとは若手議員のことだ。総裁選は一回目の投票で過半数を獲得する候補がいなければ、上位二人による決選投票が行われる。二回目の投票権を持つのは国会議員と各都道府県代表だが、制度上、議員の力でほとんどが決まる。そして、この決選投票では、派閥無視の投票は出来ない。

 と言うのも、派閥が存在する大きな意味の一つは人事であり、大臣を出すときに総理・総裁に対して自派の人材を猛プッシュする。そう、ヒヨコの餌とはポストだ。ポストに就かなければ、政策は実現できない。福田のように選挙の心配がない議員は理想論を言えるが、他の若手や中堅は目の前に餌をぶら下げられて食わない勇気があるだろうか。

 下馬評通りに一回目の投票で高市が3位に沈み、岸田・河野の決選となれば、多少の取りこぼしはあっても、清和会の票はまとまって岸田に流れる。そんな予測も永田町では出ている。今回の総裁選は派閥分裂と言われながらも、最後は派閥がモノを言うと、私は見ている。(了)

武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。元TBSラジオ政治記者。国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。

デイリー新潮取材班編集

2021年9月10日 掲載

7172とはずがたり:2021/09/10(金) 20:00:47
岸田氏、森友学園問題「再調査」否定
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA06BHT0W1A900C2000000/
2021年9月7日 0:30

7173とはずがたり:2021/09/10(金) 20:02:30
On the road〜青山繁晴の道すがらエッセイ〜
Home > 記事一覧 > 【書き加えました】  令和3年9月7日火曜の夜がまもなく明けます  主権者にお話します  総裁選にこう臨みます
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=3159
2021-09-07 04:05:08Comments (0)
【書き加えました】  令和3年9月7日火曜の夜がまもなく明けます  主権者にお話します  総裁選にこう臨みます

▼高市さんからは、8月20日金曜に、電話で「総裁選の推薦人になって欲しい」と強く、熱心に要請されていました。
「すでに推薦人20人を集められる目途は立っていますが、そうであっても、青山先生にだけは推薦人にどうしても加わって欲しいのです」と仰いました。

7174とはずがたり:2021/09/10(金) 20:03:06

河野氏「日本を前に進める」 総裁選出馬表明時期は未定
2021/9/7 12:25
https://www.sankei.com/article/20210907-5ADGD44YQZJZLC4MF3JM3QGGG4/

河野太郎ワクチン担当相は7日午前の記者会見で、報道各社の世論調査で次の首相にふさわしい政治家としてトップに立っていることについて「ありがたい。しっかりと日本を前に進められるように頑張っていきたい」と述べた。自民党総裁選(17日告示、29日投開票)の出馬表明の時期については「未定だ」と述べるにとどめた。

河野氏は会見で、菅義偉内閣の1年間を振り返り、デジタル庁発足や新型コロナウイルスワクチン接種の加速などを成果として挙げ「非常に濃い1年だった」と評価した。

その上で「今後の日本は政策の根底となっているさまざまなデータや情報を示し、議論の様子を国民にしっかりとみていただいて納得して進められる政策を心がけなければいけない」と強調。「国民と一緒に理解し、共感してもらえる政治を日本に実現する。私も全力を尽くす」と語った。

7175とはずがたり:2021/09/10(金) 20:09:34

岸田氏、世耕参院幹事長と会談
9/10(金) 16:24配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0565add33f804fe14fd576dbdf9d8172c1cb1d1c
産経新聞

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明している岸田文雄前政調会長は10日、国会内で世耕弘成参院幹事長と会談した。総裁選の支援を求めたとみられる。

7176とはずがたり:2021/09/10(金) 20:10:23
《総裁選出馬表明》河野太郎大臣パワハラ“音声公開” 官僚に怒鳴り声で「日本語わかる奴、出せよ!」と…
「週刊文春」編集部1時間前
source : 週刊文春 2021年9月9日号
https://bunshun.jp/articles/-/48544?utm_source=twitter.com&amp;utm_medium=social&amp;utm_campaign=socialLink
genre : ニュース, 社会, 政治

7177とはずがたり:2021/09/10(金) 20:13:25
一ヶ月も前の記事。

自民党総裁選、さや当て激化 岸田氏、党執行部を牽制
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP8M6DSVP8MUTFK013.html
笹井継夫、野平悠一2021年8月19日 19時30分

 菅義偉首相(自民党総裁)の9月30日の総裁任期満了に伴う総裁選をめぐり、党内のさや当てが激しくなりつつある。

 自民党の岸田文雄前政調会長は19日、自身が率いる岸田派(宏池会)の会合で、次期総裁選について「自民党が幅広い選択肢を持つ政党であるということを示す大変貴重な場である」と述べ、総裁選に複数の候補者が立つことが望ましいとの考えを示した。党執行部が、菅氏の「無投票再選」のシナリオを描くなか、岸田氏の発言はそうした動きを牽制(けんせい)した形だ。

 会合には約20人が参加。岸田氏は、昨年の総裁選が党員投票を省略した「簡易型」だったことを念頭に「フルスペックでしっかりとした総裁選挙をやらなければならない」とも述べ、党員投票の必要性を改めて強調した。ただ、自身の立候補については「総裁選の日程が確定したら、どう関わるかをしっかりと考えていきたい」と述べるにとどめた。

 岸田氏の発言の後、出席者からは「早急な決断をお願いします」、「今こそ宏池会の神髄を鳴り響かせるべきだ」などと岸田氏の立候補を求める声が相次いだ。

 一方、岸田派の元名誉会長で、今も派内に一定の影響力を持つ古賀誠元自民党幹事長は、同日のTBSのCS番組の収録で、新型コロナの感染対策を優先させるべきだとの考えを述べ、「(岸田氏は)こういう状況の中で出馬まで踏み切るという決断にはいたらないんじゃないか」と指摘。総裁選への意欲を示す党内の議員について「総裁選に出馬するというのは、選択肢としては考えられません」と述べ、菅氏の無投票再選を支持した。

 昨年の総裁選で菅氏に敗れた岸田氏は、総裁選で支援を期待する安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相が今回も菅氏を支持する姿勢を周囲に示していることから、立候補について難しい判断が迫られそうだ。

 一方、高市早苗前総務相と下…

7178とはずがたり:2021/09/10(金) 20:52:42
麻生派関係者「ぐじゃぐじゃだ」高市氏、推薦人メド
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2021年9月5日 17時45分 テレ朝news
麻生派関係者「ぐじゃぐじゃだ」高市氏、推薦人メド
https://news.livedoor.com/article/detail/20818300/

 自民党総裁選に向けた動きが5日も活発になっています。午後、高市前総務大臣が出馬に向け必要とされる推薦人20人の確保にめどがついたことが分かりました。

 衆院選の「顔」、総理大臣は一体、誰に…。菅総理大臣が自民党の総裁選挙に出馬しない意向を示したことを受け、連日取り沙汰される候補者の動向。

 すでに立候補を表明している岸田文雄前政調会長は5日、自身のユーチューブチャンネルにライブ配信で出演。インターネット上で集めた質問に答えました。


 自民党・岸田文雄前政調会長:「私は私のやり方でしっかりと国民の皆さんの声を聞き、自民党が政治の幅広い選択肢を持っている。包容力のある多様性を大事にできる国民政党であるということをしっかり示す。国民の皆さんの評価につながると信じて総裁選挙を戦っていきたいと思ってます」

 29日に投開票される自民党総裁選。取り沙汰される顔ぶれのなかでも一風変わった動向が注目される河野行政改革担当大臣。しかし、所属する麻生派の幹部は出馬に反対。

 麻生派関係者:「麻生さんは河野太郎を支持しない。だけどベテラン議員の一部とそこに若いのも連なって岸田にいっている」「麻生さんは安倍前総理と話して高市を支援してもいいのではと言っている。だからぐじゃぐじゃなんだよ」

 一方、女性の立候補が取り沙汰されるなか、安倍前総理大臣が高市前総務大臣を支援する考えであることが分かりました。そして、高市前総務大臣は、必要な推薦人20人の確保にめどが立ったとして、立候補する意向を固めたことが分かりました。しかし、かつて所属していた派閥の幹部からは…。

 細田派幹部:「今回は、若い方々が『菅じゃだめだ』と大騒ぎした。今度は、中堅から上が『高市じゃだめだ』と騒いでて、もうどうすりゃいいんだよー。今度は上の方からだよ」

 同じく女性候補で二階幹事長に出馬の意欲を伝えた野田聖子幹事長代行。立候補に必要な20人の推薦人を確保できるかが焦点です。

 一方、立候補者として取り沙汰される石破元幹事長と自民党の二階幹事長が4日、赤坂議員宿舎で会談していたことが分かりました。

 会談は4日、二階氏側からの呼び掛けで行われました。関係者によりますと、二階氏側は出馬に必要な推薦人を二階派から出してもいいと協力姿勢を示したということです。これに対し、石破氏は持ち帰って検討したいと応じたということです。 注目が集まる候補者の顔ぶれ。週明け以降、各派閥の駆け引きが激しさを増すとみられます。

7179とはずがたり:2021/09/10(金) 21:03:26
私の玄人筋の知り合いにも逆に評判の良いスシロー。

田崎史郎氏、総裁選不出馬説浮上の石破茂氏は「推薦人が10人いないんじゃないか」
9/7(火) 8:47配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/82ed2fcc1226ab2e622aaa7193e4aca36cab1b23
スポーツ報知

 7日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)では、菅義偉首相が不出馬を表明もこれから「日本の顔」を決める戦いが始まる自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を特集した。

 この日の番組では、候補の1人の石破茂元幹事長が20人の推薦人を集めるのに難航し、不出馬の方向に。河野太郎ワクチン担当相への支援を検討しているという動きを紹介。この件について、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「これはテレビ朝日のスクープなんですよ。今日の朝刊を見ると、読売や日経は追いかけてますけど、朝日、毎日は追いかけ切れていないという状況です」とマスコミ報道について、まず言及。

 その上で「先週の土曜に石破さんが総務大臣の武田良太さんの部屋を訪ねているんです。そこで二階(俊博)幹事長も来ていて、推薦人を貸して下さいと頼んだと。二階さんも『分かりました、武田君、しっかりやってくれ』と。武田さんが『何人ですか?』と聞いたら、(石破氏が)『7人です』と答えたんで、武田さんは『(その他の推薦人)13人の名簿を下さい』と言った。ちゃんとした顔ぶれを見ないと貸せませんという趣旨だったけど、その13人の名簿が昨夜の段階で来てないと」と内幕を紹介。

 その上で「党内で言われているのは、石破さんのもとには河野さんのもとに走る人が多くて、10人いないんじゃないかと。そういう状況です」と続けていた。

 その理由について「河野さんの方が主張が鮮烈だし、世論調査を見ても(人気が)高いんですね。自分の選挙のことを考えたら、河野さんに応援してもらいたいという気持ちになる人もいるんじゃないでしょうか」と分析していた。

7180とはずがたり:2021/09/10(金) 21:29:31

河野氏は石破氏からの支援に複雑、安倍・麻生氏と関係悪化を懸念…自民総裁選
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210908-OYT1T50075/?r=4
2021/09/08 11:13

 自民党総裁選に出馬の意向を固めている河野行政・規制改革相が、河野氏支持を検討する石破茂・元幹事長への対応で複雑な立場に置かれている。世論調査で支持を集める石破氏との連携は党員や若手議員へのアピール材料になるが、石破氏と対立する麻生副総理兼財務相、安倍前首相との関係悪化を招くのは必至なためだ。

 「石破さんに聞いてください。石破さんの話を私に聞かれても答えようがない」


 河野氏は7日の記者会見で、石破氏が河野氏支持を検討していることを問われると、素っ気なく応じた。

 河野氏はトップの23%、石破氏は2位の21%。読売新聞社が4〜5日に行った緊急全国世論調査の「次の首相にふさわしい」候補の数値だ。ともに「衆院選で勝てる顔」になり得ると党内では目されている。世論動向が反映されやすい総裁選の党員・党友票争いで、有利な戦いを見込める2人でもある。

 連携を推す石破派中堅は「河野氏と石破氏が組めば最強だ。衆院選も圧勝できる」と期待する。総裁選で、衆院選に向けた「選挙の顔」を切望する若手・中堅議員の受け皿になることを目指す河野氏の戦略とも合致するという見立てだ。

 だが、麻生氏が率いる麻生派(53人)に属する河野氏にとっては、話はそう単純ではない。石破氏は、麻生内閣で「麻生降ろし」に加担した経緯がある。第2次安倍内閣では、激しい政権批判を繰り広げた。石破氏と2人の重鎮の確執は根深い。

 河野氏が、石破氏と接近し過ぎれば、麻生氏と、最大派閥・細田派(96人)に影響力を持つ安倍氏が「反石破」を旗印に協力し、河野氏の勝利阻止に傾注しかねない。閣僚の一人は「河野氏と石破氏の連携は、悪い化学反応を起こす」と指摘する。

 そもそも河野氏は、出馬慎重論が残る麻生派内の根回しに追われている。河野氏は、麻生氏と関係が悪化するのは避けたい考えで、7日には、前日に続き麻生氏と財務省で面会した。

 自らの出馬に否定的な甘利明・党税制調査会長らのもとを訪れ、丁寧に派内の理解を求めている現状などを伝えたとみられる。

 これに対し、河野氏に近い衆院議員からは「派閥にばかり気を使っていると映れば、改革派の印象が薄れる」と懸念も漏れる。

7181とはずがたり:2021/09/10(金) 22:27:16

石破嫌いとしては派内がぼろぼろなのは良いんだけど一寸可哀想にもなる。そもそも地方地盤に真面目な姿勢で売ってた石破が,都市地盤でふざけた態度で売ってた河野に乗ると云う様な話しが出る時点で政治生命もう終わりちゃうの?

>武田さんが『何人ですか?』と聞いたら、(石破氏が)『7人です』と答えたんで、武田さんは『(その他の推薦人)13人の名簿を下さい』と言った。ちゃんとした顔ぶれを見ないと貸せませんという趣旨だったけど、その13人の名簿が昨夜の段階で来てないと」と内幕を紹介。
>その上で「党内で言われているのは、石破さんのもとには河野さんのもとに走る人が多くて、10人いないんじゃないかと。そういう状況です」と続けていた。

田崎史郎氏、総裁選不出馬説浮上の石破茂氏は「推薦人が10人いないんじゃないか」
9/7(火) 8:47配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/82ed2fcc1226ab2e622aaa7193e4aca36cab1b23
スポーツ報知

 7日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)では、菅義偉首相が不出馬を表明もこれから「日本の顔」を決める戦いが始まる自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を特集した。

 この日の番組では、候補の1人の石破茂元幹事長が20人の推薦人を集めるのに難航し、不出馬の方向に。河野太郎ワクチン担当相への支援を検討しているという動きを紹介。この件について、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「これはテレビ朝日のスクープなんですよ。今日の朝刊を見ると、読売や日経は追いかけてますけど、朝日、毎日は追いかけ切れていないという状況です」とマスコミ報道について、まず言及。

 その上で「先週の土曜に石破さんが総務大臣の武田良太さんの部屋を訪ねているんです。そこで二階(俊博)幹事長も来ていて、推薦人を貸して下さいと頼んだと。二階さんも『分かりました、武田君、しっかりやってくれ』と。武田さんが『何人ですか?』と聞いたら、(石破氏が)『7人です』と答えたんで、武田さんは『(その他の推薦人)13人の名簿を下さい』と言った。ちゃんとした顔ぶれを見ないと貸せませんという趣旨だったけど、その13人の名簿が昨夜の段階で来てないと」と内幕を紹介。

 その上で「党内で言われているのは、石破さんのもとには河野さんのもとに走る人が多くて、10人いないんじゃないかと。そういう状況です」と続けていた。

 その理由について「河野さんの方が主張が鮮烈だし、世論調査を見ても(人気が)高いんですね。自分の選挙のことを考えたら、河野さんに応援してもらいたいという気持ちになる人もいるんじゃないでしょうか」と分析していた。

7182とはずがたり:2021/09/10(金) 22:29:27

麻生派関係者「ぐじゃぐじゃだ」高市氏、推薦人メド
https://news.livedoor.com/article/detail/20818300/
2021年9月5日 17時45分 テレ朝news

 自民党総裁選に向けた動きが5日も活発になっています。午後、高市前総務大臣が出馬に向け必要とされる推薦人20人の確保にめどがついたことが分かりました。

 衆院選の「顔」、総理大臣は一体、誰に…。菅総理大臣が自民党の総裁選挙に出馬しない意向を示したことを受け、連日取り沙汰される候補者の動向。

 すでに立候補を表明している岸田文雄前政調会長は5日、自身のユーチューブチャンネルにライブ配信で出演。インターネット上で集めた質問に答えました。

 自民党・岸田文雄前政調会長:「私は私のやり方でしっかりと国民の皆さんの声を聞き、自民党が政治の幅広い選択肢を持っている。包容力のある多様性を大事にできる国民政党であるということをしっかり示す。国民の皆さんの評価につながると信じて総裁選挙を戦っていきたいと思ってます」

 29日に投開票される自民党総裁選。取り沙汰される顔ぶれのなかでも一風変わった動向が注目される河野行政改革担当大臣。しかし、所属する麻生派の幹部は出馬に反対。

 麻生派関係者:「麻生さんは河野太郎を支持しない。だけどベテラン議員の一部とそこに若いのも連なって岸田にいっている」「麻生さんは安倍前総理と話して高市を支援してもいいのではと言っている。だからぐじゃぐじゃなんだよ」

 一方、女性の立候補が取り沙汰されるなか、安倍前総理大臣が高市前総務大臣を支援する考えであることが分かりました。そして、高市前総務大臣は、必要な推薦人20人の確保にめどが立ったとして、立候補する意向を固めたことが分かりました。しかし、かつて所属していた派閥の幹部からは…。

 細田派幹部:「今回は、若い方々が『菅じゃだめだ』と大騒ぎした。今度は、中堅から上が『高市じゃだめだ』と騒いでて、もうどうすりゃいいんだよー。今度は上の方からだよ」

 同じく女性候補で二階幹事長に出馬の意欲を伝えた野田聖子幹事長代行。立候補に必要な20人の推薦人を確保できるかが焦点です。

 一方、立候補者として取り沙汰される石破元幹事長と自民党の二階幹事長が4日、赤坂議員宿舎で会談していたことが分かりました。

 会談は4日、二階氏側からの呼び掛けで行われました。関係者によりますと、二階氏側は出馬に必要な推薦人を二階派から出してもいいと協力姿勢を示したということです。これに対し、石破氏は持ち帰って検討したいと応じたということです。 注目が集まる候補者の顔ぶれ。週明け以降、各派閥の駆け引きが激しさを増すとみられます。

7183チバQ:2021/09/11(土) 22:31:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8208839a43f85493491f7fc58b29ed012963cc8
菅首相、延命狙うも万策尽き 頼みの派閥支援望めず 小泉氏進言背中押す〔深層探訪〕
9/11(土) 8:20配信

時事通信
首相官邸を出る菅義偉首相=3日午後、東京・永田町

 菅義偉首相(自民党総裁)が退陣表明に追い込まれたのは、局面打開を懸けて探った衆院解散、人事刷新という延命策がいずれも成就せず、万策尽きたためだ。総裁再選へ頼みとする派閥からの支援も得られず、最後は首相に近い小泉進次郎環境相から退陣を勧められ、引き際と判断した。

 3日午前、人事の一任取り付けのため党本部で開かれた臨時役員会。「この1年間、さまざまなことに取り組んできた」と切り出した首相は「総裁選は相当なエネルギーが必要なので出ない。新型コロナウイルス対応に専念する。役員人事は撤回したい」と表明。出席者に衝撃が走ったが、最後はねぎらいの拍手に包まれた。

 ◇「実績」30項目の紙片
 首相が最終的に決断したのは、3日朝とみられる。一任をめぐり紛糾が予想された総務会の幹部に、2日夜電話した首相は円滑な運営を要請。これに前後して、側近と人事について意見交換していた。加藤勝信官房長官が官邸で辞任の意向を伝えられたのは3日の役員会直前だった。

 首相は2日、党本部に二階俊博幹事長を訪ねた際、総裁選出馬の意向を伝えたとされる。だが、首相に近い議員は、実際は退陣を伝え、二階氏は首相が役員らに表明する舞台を用意するため「芝居を打った」との見方を示した。

 ここ数日間、首相と面会した党幹部らは、党内外の厳しい批判に気落ちした様子を見て、辞任の雰囲気を感じ取っていた。山口泰明選対委員長によると、1日に面会した際、首相は進退について「若干迷う」様子だったという。周辺には、携帯電話料金の値下げなど「実績」約30項目を列記した紙を示し「1年間でこれだけやってきた」と理解を得られない悔しさをにじませていた。

 退陣を決意した最大の理由は、総裁選で期待していた細田派や麻生派の支持が見通せないことだ。安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相は最後まで首相を支える意向を示していたが、安倍氏が影響力を持つ最大派閥・細田派や第2派閥・麻生派は、中堅若手を中心に「菅首相では選挙の顔にならない」との声が大勢を占め、自主投票の方向に傾いていた。閣僚経験者は「安倍、麻生両氏による事実上の『菅切り』だ」と指摘した。

 ◇幹事長本命は石破氏
 昨年の総裁選でいち早く菅氏支持を打ち出した二階氏の交代を柱とする人事も、「先の見えない政権に入りたい者などいない」などと、当初から難航必至とみられていた。

 二階氏後任をめぐり、首相の「意中の人」は石破茂元幹事長だった。時の首相への批判も辞さない姿勢を以前から高く評価。2012年総裁選で安倍氏が出馬を見送った場合、石破氏擁立も視野に入れていた。この直後の人事で石破氏が幹事長に起用されたのは、菅氏の意向もあったとされる。

 ただ、石破氏と安倍、麻生両氏の対立は政界では周知。細田、麻生両派が岸田文雄前政調会長を支援する「名目」になりかねない。安倍氏の最側近で細田派の萩生田光一文部科学相も有力候補だったが、短命の幹事長に終われば同氏の将来に影響が出ることを首相が懸念した。

 再選が不透明な総裁選の先送りを狙い、月内の衆院解散を一時模索したことも深手となった。中谷元・元防衛相は「自分の都合で日程をずらすのは非常に卑劣だ」と公然と批判。総裁選直前の異例の人事と合わせ、党内からは「個利個略」「断末魔の叫び」との非難が渦巻いた。

 こうした状況を受けて、小泉氏は2日まで4日連続で首相と会った。総裁選は敗色濃厚とみていた小泉氏は「出るべきではない。引けば功績が評価されるが、現職の首相が負けたら格好がつかない」と撤退を進言。面倒を見てきた「側近」の言葉が首相の背中を押した。

 小泉氏は、退陣表明後も官邸で首相と約20分面会した。この後、記者団に「最後まで首相を支えたい」と話す小泉氏の目には光るものがあった。

7184チバQ:2021/09/11(土) 22:32:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb3abab11cb901eec5b1f0166011857c7055a932
「怒鳴ってばかり」皮肉 岸田氏、聞く力「誰より自信」
9/11(土) 8:40配信

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中国新聞デジタル
岸田文雄氏

 自民党総裁選への河野太郎行政改革担当相の立候補表明を受け、先に名乗りを上げていた岸田文雄前政調会長(広島1区)は10日、自らの長所を「聞く力とチーム力だ」とし、「怒鳴ってばかりではチーム力を発揮できない」と述べた。週刊文春に「パワハラ常習」の見出しで官僚とのやりとりを報じられた河野氏を皮肉ったとみられる。

 河野氏の記者会見後に国会内で報道陣の取材に応じ、高市早苗前総務相を含む3候補の中での自らの特長について語った。聞く力は「聞くことは信頼の原点。誰より優れていると自負している」と強調した。

 主立った候補が出そろった感があり、陣営も士気が高まった。岸田派の寺田稔氏(広島5区)は「中間層の拡大を唱えた経済政策などで、他候補との違いを打ち出せている」と指摘。竹下派所属ながら、昨秋の総裁選に続いて岸田氏支持を決めた平口洋氏(広島2区)は「多様な意見に耳を傾ける政治信条は幅広く浸透するはずだ」と話した。

 一方、当選3回以下の衆院議員90人がこの日、派閥横断グループ「党風一新の会」を結成し、中国地方選出では岸田派議員をはじめ石破派の山下貴司氏(岡山2区)たちも名を連ねた。総裁選の候補者や党幹部に「党改革を通じた政治改革」を求める緊急提言をまとめた。

中国新聞社

7185とはずがたり:2021/09/12(日) 13:57:30
右翼やん。

>何となく地上波を見てたら私が右翼扱いをされているような気がして仕方がないんですが、こんなに優しく生活者に寄り添った政策をいっぱい構築しているのになぜなんだろう? と思うんですが。
本人が右翼に自信持ってなくてわろす

高市早苗氏、生放送で「地上波を見てたら私が右翼扱いをされているような気がして仕方がない」
スポーツ報知 / 2021年9月12日 8時10分
https://news.infoseek.co.jp/article/hochi_20210912-OHT1T51035/?tpgnr=poli-soci

 自民党総裁選への立候補を表明した高市早苗前総務相が12日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・午前7時半)にスタジオ生出演した。

 スタジオでは立候補を表明している河野太郎行革担当相が「脱原発」「女系天皇容認」などの持論を修正していることを伝えた。

 これに高市氏は「私は、他の候補予定者の方に対して一切の批判は申し上げません。お互いにどんどんアイデアを出し合って、政策を競って、結果的に自民党の政策が分厚くなって、それを有権者、国民のみなさまに審判をしていただきたいと思います」と述べた。

 その上で「個人的に政治家として思うのは、私は、割と幅広くみなさんに愛してもらおうというよりは、日本の未来のために今やっておかないと間に合わないとか、そういった思いで次々、議員立法をやってまいりました」とし「そんななかで内閣総理大臣は、過酷な仕事で国会論戦にもさらされますよね。もしも自分の信念と違うことを明確に説明しようとすると相当、大変なことだと思います」と述べた。

 続けて「私みたいにちょっと、とんがっているっていうんですか。何となく地上波を見てたら私が右翼扱いをされているような気がして仕方がないんですが、こんなに優しく生活者に寄り添った政策をいっぱい構築しているのになぜなんだろう? と思うんですが。しかし、譲れないところは譲れない。そこは信念持っていかないと国会論戦には耐えられないし、国民のみなさまに自分の言葉で語りかけるのが難しくなるんやないかなと思います」と述べていた。

7186チバQ:2021/09/12(日) 17:04:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b09a42b029121f7a33e806aefb44b7245fceac6
石破氏出馬で「ポスト菅」が変わる? カギは“決選投票”
9/12(日) 11:48配信

石破派内からは「悲観論」も他陣営は注目
FNNプライムオンライン

自民党総裁選を巡り去就に注目が集まる石破元幹事長は、11日、自らの出馬について、「明日一日よく考えたい」と語った。
告示が17日に迫る中、石破氏はさらに「(出馬の判断が)ギリギリ前日というのはご迷惑をかけるが、拙速な判断というのも決して良くない」と話した。


総裁選には既に岸田前政調会長、高市前総務相、河野規制改革担相が名乗りをあげている。
各々が政策を発表するなど発信を強める中、石破派内からは「出馬しても勝てない」という悲観論が広がる。にもかかわらず、他陣営から「石破さんが出てくるとどうなるんだろう」という声があがるなど、石破氏の動向には高い関心が寄せられている。これは、石破氏が出馬するかどうかが「ポスト菅」レースを巡る各陣営の戦略に非常に大きな影響を及ぼすからだ。

石破氏出馬なら“決戦投票”必至か
石破氏の動きがカギとなる理由は、総裁選の仕組みにある。
総裁選は、383の議員票と383の党員票、計766票を巡って争われる。しかし投票の結果、いずれの候補も過半数を超える票を獲得できなかった場合は、上位2名による決選投票(議員票383票+地方票47票)が行われる。

岸田氏、高市氏、河野氏の3人が既に出馬を表明しており混戦が予想される中、現時点でも1回目の投票ではいずれの候補も過半数に達しない可能性がある。この3人に加えて知名度の高い石破氏が出馬することになれば、票がより分散することになるので、いずれの候補も過半数を獲得できず、決選投票になる可能性がより高まることとなる。

また、決選投票では1回目の投票と比べて議員票の占める割合が大きくなるため、各陣営とも2位以内に入る争いをしながら、「2位3位連合」を模索するなど決戦投票を睨んだ動きが必要となるので、熾烈な駆け引きが行われることとなる。
つまり「1回目で決められるか」「決戦投票まで行われるか」どちらになる見通しなのかが、各陣営の戦略に非常に大きな影響を及ぼす。そのため石破氏出馬の有無が決選投票にまで発展するかのカギを握るので、各陣営ともその動向を注視している。

5人の候補者で争われた2012年の総裁選では、1回目の投票では石破氏がトップに立ったものの過半数に及ばず、決選投票の末、安倍前首相が総裁の座を勝ち取った。

「3人の主張を拝聴して決断」 石破氏の選ぶ道は
石破氏は10日に自身のブログに、3位に終わった前回の総裁選を振り返り「多くの同志の負担や犠牲を伴いながら同じことを繰り返し、何も得られないとすれば、それは自己満足にしか過ぎないのだろうと考えておりますし、今回それを繰り返すことは避けなければなりません」と綴っている。石破派内からは「河野氏を支援すべき」との声も出ている中、石破氏はブログで「岸田氏、高市氏、河野氏の主張をよく拝聴しながら、私のとるべき道を決断するつもりです」と続けた。

総裁選全体の構図に、そして「ポスト菅」に誰がなるかに大きな影響を与える石破氏の決断が待たれる。

政治部

7187チバQ:2021/09/12(日) 17:06:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/3be1b0f7cd79a64c5345db70b4af8fadfadab9af
石破氏、不出馬に傾斜 河野氏と協力模索か 自民総裁選
9/12(日) 6:50配信

時事通信
記者団の取材に応じる石破茂自民党元幹事長=11日午後、茨城県筑西市

 菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、石破茂元幹事長(64)が出馬を見送り、他候補の支援に回る方向に傾いた。


 政策実現や党改革に向けて協力関係を築けるかを見極め、近く判断する。

 石破氏は11日、総裁選対応について茨城県筑西市で記者団に「あした一日よく考えたい。何が党と国のためか。自分のことを考えず、答えを出したい」と述べた。判断時期に関しては「(告示)前日でも迷惑をかける。しかし、拙速な判断もよくない。もう少し時間がかかる」と語った。

 石破氏は10日のブログで、菅氏、岸田文雄前政調会長(64)と争った昨年9月の総裁選を「惨敗そのもの」と振り返り、「多くの同志の負担や犠牲を伴いながら同じことを繰り返せば、それは自己満足にしかすぎない。繰り返すことは避けなくてはならない」と記した。

 週明け以降、出馬表明した河野太郎規制改革担当相(58)ら立候補予定者との間で、支援の見返りに政策実現や政権運営の面で連携できないか模索する。新政権での石破派メンバー処遇への期待もあるとみられる。派内では連携相手として河野氏を挙げる声が多い。

 石破氏は連携が困難なら自ら出馬する可能性も排除していない。石破氏周辺は「合意できなければ出馬する」と指摘。石破氏は11日、推薦人20人は確保できていると記者団に強調した。ただ、党内では確保は困難との見方も強まっている。

 総裁選では野田聖子幹事長代行(61)も出馬を目指して推薦人集めを進めている。岸田派を除く党内各派は現時点で総裁選への態度が定まっていないが、構図が固まれば各派の駆け引きが一気に激化する見通しだ。

7188チバQ:2021/09/12(日) 17:16:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf11266ae1c1247ab070ce050ce20b18c818d1a9
岸田氏・高市氏・河野氏の経済政策は三者三様…「アベノミクス」温度差
9/12(日) 15:05配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬表明した岸田文雄・前政調会長、高市早苗・前総務相、河野太郎行政・規制改革相の3氏は、経済政策について三者三様の主張を展開している。安倍前首相が掲げ、菅首相が継承した「アベノミクス」からの距離感や分配の考え方が焦点となる。

 岸田氏は11日のテレビ西日本の番組で、「経済成長と合わせて社会の格差が開いてしまった。成長と分配の両方が必要だ」と強調した。アベノミクスの成果を評価し、維持しつつも、一部企業に利益が集中して格差は拡大したという問題意識だ。新自由主義的な政策を転換し、分配を重視する「新しい日本型資本主義」を掲げる。中間層への分配強化のため、子育て世帯への住居・教育費支援を進める。新型コロナウイルス対策では数十兆円規模の財政出動を打ち出したが、「財政再建の旗は降ろさない」と財政規律も重視する。

 河野氏もアベノミクス路線の修正を図る。10日の出馬記者会見では「企業部門は非常に利益を上げることができたが、賃金まで波及しなかった」と指摘した。「個人を重視する経済を考えていきたい」と述べ、労働分配率を高めた企業への法人税優遇を提唱する。

 菅首相が進めた「デジタル」「脱炭素」を引き続き経済政策の中心に据え、テレワークを容易にする5Gネットワークや、脱炭素社会で必須となる蓄電池、太陽光発電技術などへの投資拡大で経済成長を目指す。

 一方、高市氏は「サナエノミクス」と銘打ち、アベノミクスの継承を訴える。物価上昇率2%を達成するまで、財政再建の指標である基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標を凍結し、大規模な金融緩和と財政出動を実施すると主張。大規模災害に備えた「危機管理投資」と、ロボットや半導体技術などへの「成長投資」で機動的な財政出動を図る。11日の読売テレビの番組では「(思い切った財政出動は)雇用を生み、所得も増え、必ず税収として戻る」と力説した。

7189チバQ:2021/09/12(日) 17:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/99597c5af745eef666a4acfa2f39d5cbf2fe1b0d
省庁再編で具体論、河野氏「厚労省分割も」…高市氏「情報通信省を新設」
9/11(土) 21:50配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬表明した3氏が11日、そろって省庁再編の具体論に言及した。河野太郎行政・規制改革相(58)が厚生労働省の分割を選択肢の一つに挙げ、高市早苗・前総務相(60)は「情報通信省」の新設に意欲を示した。岸田文雄・前政調会長(64)は「健康危機管理庁」の意義を改めて強調した。


 河野氏は11日、東京都内で記者団に対し「抜本的な社会保障改革、特に年金と医療の両方とも改革するには、1人の大臣では大変ではないか」と指摘し、「厚労省に特命担当相を置くやり方もあるし、役所を分けるやり方も考えられる」と述べた。年金や医療の改革を担当する閣僚を別に置くことや、2001年に統合した厚生省と労働省に分割することを選択肢とする考えを示したものだ。

 一方、高市氏は11日、記者団に「令和の省庁再編にチャレンジしたい」と表明し、情報通信政策を統括する「情報通信省」と外局として「サイバーセキュリティー庁」を新設することを提唱した。「情報通信は成長分野だ。力を結集する必要がある」と語った。環境政策とエネルギー政策を「環境エネルギー省」に統合する必要性も訴えた。

 岸田氏は、感染症対応を一元的に担う「健康危機管理庁」(仮称)の設置を公約に掲げており、11日のテレビ西日本の番組でも「今の新型コロナウイルス対策は、関与する大臣が4人も5人も並んでいる。しっかりとした司令塔、1人の大臣が必要だ」と強調した。

7190チバQ:2021/09/12(日) 17:21:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/99597c5af745eef666a4acfa2f39d5cbf2fe1b0d
省庁再編で具体論、河野氏「厚労省分割も」…高市氏「情報通信省を新設」
9/11(土) 21:50配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬表明した3氏が11日、そろって省庁再編の具体論に言及した。河野太郎行政・規制改革相(58)が厚生労働省の分割を選択肢の一つに挙げ、高市早苗・前総務相(60)は「情報通信省」の新設に意欲を示した。岸田文雄・前政調会長(64)は「健康危機管理庁」の意義を改めて強調した。


 河野氏は11日、東京都内で記者団に対し「抜本的な社会保障改革、特に年金と医療の両方とも改革するには、1人の大臣では大変ではないか」と指摘し、「厚労省に特命担当相を置くやり方もあるし、役所を分けるやり方も考えられる」と述べた。年金や医療の改革を担当する閣僚を別に置くことや、2001年に統合した厚生省と労働省に分割することを選択肢とする考えを示したものだ。

 一方、高市氏は11日、記者団に「令和の省庁再編にチャレンジしたい」と表明し、情報通信政策を統括する「情報通信省」と外局として「サイバーセキュリティー庁」を新設することを提唱した。「情報通信は成長分野だ。力を結集する必要がある」と語った。環境政策とエネルギー政策を「環境エネルギー省」に統合する必要性も訴えた。

 岸田氏は、感染症対応を一元的に担う「健康危機管理庁」(仮称)の設置を公約に掲げており、11日のテレビ西日本の番組でも「今の新型コロナウイルス対策は、関与する大臣が4人も5人も並んでいる。しっかりとした司令塔、1人の大臣が必要だ」と強調した。

7191チバQ:2021/09/12(日) 17:29:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c07da23ac398c4029512d4829a2fe7a433c83e4
総裁選で自民重鎮の動向焦点…岸田氏・高市氏が接近、河野氏は距離
9/12(日) 5:00配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選で、森喜朗・元首相(84)や青木幹雄・元参院議員会長(87)ら政界引退後も影響力を保つ重鎮の動向に注目が集まっている。重鎮から出馬のお墨付きを得られれば支持拡大が期待できるが、ブレーキをかけられる場合もある。接近するか、距離を取るか、候補者の対応は様々だ。

【写真】次の首相にふさわしいと思う人は?(読売世論調査)

 高市早苗・前総務相は8月上旬、東京都内で森氏と会い、出馬への協力を求めた。森氏は最大派閥の細田派(旧・森派、96人)に今も大きな影響力を持つ。

 森氏は「安倍前首相の路線」継承を訴える高市氏に理解を示し、安倍氏が高市氏を支持する流れにつながった。高市氏は出馬表明した8日も電話で森氏から激励された。いち早く出馬表明した岸田文雄・前政調会長も8月中下旬、細田派の支持取り付けを目指して森氏との面会を重ねた。

 かつて「参院のドン」と呼ばれ、参院竹下派に影響力を残す青木氏の都内の事務所にも、総裁選関連の訪問者が絶えない。出馬に意欲を示す野田聖子幹事長代行や、不出馬を検討する石破茂・元幹事長らが訪問したほか、岸田氏もあいさつに訪れたとみられる。

 こうした動きと一線を画すのが、河野太郎行政・規制改革相だ。

 「もう森先生は勇退されている。特にお目にかかる予定はない」

 河野氏は11日、都内で記者団に、森氏と面会する意向はないと明言した。河野氏は2009年総裁選に出馬した際、派閥や長老支配を批判した経緯があり、森氏ら多くの重鎮と折り合いが悪い。河野氏は麻生派(53人)に属するが、「派閥の意向で1票入れないといけない、という選挙ではない」とも述べた。ただ、河野氏は、青木氏と頻繁に接触する竹下派幹部には助言を求めている。

 もちろん、重鎮の意向が通らないこともある。岸田氏に宏池会(岸田派)を引き継いだ古賀誠・元幹事長(81)は菅首相の無投票再選を望み、岸田氏の出馬には否定的だった。古賀氏は岸田氏に出馬見送りを求めたが、岸田氏は出馬に踏み切った。

7192チバQ:2021/09/12(日) 18:06:54
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090900945&amp;g=pol
任期中の全面解除見通せず 行動緩和、透ける実績づくり―菅首相
2021年09月10日07時12分


 菅義偉首相は9日、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言延長に踏み切った。退陣までの残り少ない任期で、全面解除に道筋を付けることを目指すが、医療提供体制はなお逼迫(ひっぱく)しており、次期政権への持ち越しが現実味を帯びる。一方、このタイミングで行動制限緩和策を打ち出したのは、菅政権が重視する経済再生に向けた実績づくりの思惑が透ける。


 「私がやるべきことは、この危機を乗り越え、安心とにぎわいのある日常を取り戻す道筋を付けることだ」。首相は9日の記者会見で、残りの任期中は新型コロナ対策に全力を挙げる考えを強調した。
 首相は3日、コロナ対策に専念するとして、自民党総裁選への不出馬を表明した。後継の新総裁は29日に選出、新政権の発足は10月上旬の見通し。これを踏まえ、政府の延長判断は「首相の任期内を期限とする」(関係者)ことが既定路線だった。
 政府高官は、今月末の期限について「菅政権が何も決められない時期では困る」と解説。首相は引き続き全面解除の決定を模索しており、28日にも対策本部を開く方針だ。
 ただ、新規感染者数は減少傾向にあるが、重症者数は高止まりしたまま。医療の逼迫状況は続いている。夏休み明けの学校再開に伴う人出増の影響が出るのはこれからで、感染力の強いデルタ株の流行も衰えを見せない。政府内には「感染者数が減少する理由が分からない」(厚生労働省幹部)との見方もあり、全面解除への道のりは険しい。
 政府は宣言延長と併せ、ワクチン接種などを条件に、飲食店の酒類提供を容認する制限緩和策を決定。政府関係者は「痛んだ経済を再開させる」と狙いを語るが、性急な緩和はリバウンド(感染再拡大)を招きかねない。9日の基本的対処方針分科会では、出席した専門家から「慎重に進めるべきだ」との意見が相次いだ。
 首相の言動にはちぐはぐさも目立つ。コロナ対策に専念するとしつつ、野党が要求した臨時国会の召集を拒否。今月下旬に訪米を検討していることも判明した。政府内からは「国民の理解を得られるのか」(関係者)と疑問視する声が漏れる。

7193とはずがたり:2021/09/12(日) 21:31:24

まあネット(ツイッターなど)で不人気でもリアはあんま関係ないしなあ。。

〝河野太郎人気〟に陰り ネット空間で功績問う声続出「何やったっけ?」
9/9(木) 23:26配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8153053dc57b20425cd6397717c9a50a03251f91
東スポWeb

 河野太郎行政改革担当相(58)は10日に自民党総裁選(17日告示、29日投開票)の立候補表明を行う。党内ではこれを受けたネット上の悪印象に「〝負のイメージ〟が付き始めた」と動揺が走っている。

 河野氏といえば、政治家一家に生まれ育った〝政界サラブレッド〟で知名度が抜群。SNSで自身の政策発信を続けており、党内の若手議員を中心に人気を集める。

 ところが河野氏の立候補表明をめぐっては9日、ネット上で「功績がない。あえて言うならハンコ? 左寄り思想が目立ちすぎで、日本を守りたい意思が感じらない」「反原発、女系天皇容認、移民受け入れのリベラル派」と〝正体〟についてのコメントが目立ち始めている。

 党内ではこれらネットの声を注視。総裁選期間中まで続けば「ガタッと来るかもしれません」(自民党関係者)と警戒しているという。

「週刊誌でエネルギー庁の幹部職員を怒鳴りつけた〝パワハラ疑惑〟が報じられた。ネットではネガティブに受け止められていますね」(同関係者)

 総裁選に向けて〝ポスト菅〟をめぐる動きはすでに立候補を表明した岸田文雄前政調会長(64)と高市早苗前総務相(60)が水面下で支持を広げており、混戦模様だ。

「総裁選は〝ネトウヨ〟と呼ばれている方たちが、高市氏を支持しています。同僚議員たちも勝ち馬に乗りたいがためにネットの声を参考にしています」とは自民党関係者。

 河野氏はエゴサーチを欠かさない一方、アンチの声をブロックすることでも話題となった。果たしてそうした〝気質〟が総裁選でどう出るか。

7194チバQ:2021/09/13(月) 08:25:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/6db89ad1b2e3907dd39c649d1e59d55df0b6b2e8

河野陣営から“塩対応”、石破氏も不出馬情報でキングメーカー・二階幹事長が迷走〈dot.〉




9/13(月) 7:00配信






AERA dot.







総裁選の対応で迷走する二階幹事長(C)朝日新聞社
「うちはどうなるんだろう」

 こう漏らしたのは、二階派の国会議員だ。
昨年9月の自民党総裁選では、真っ先に菅義偉首相の立候補を後押ししてキングメーカーとなった二階俊博幹事長。だが、今回の総裁選では存在感を示せない状況だ。

【画像】総裁選のダークホーススになる人物は?


 岸田派会長の岸田文雄元外相、高市早苗前総務相、河野太郎ワクチン担当相の3人がすでに出馬表明している。だが、二階派はまだ誰を推すか態度をハッキリさせていない。

 菅首相の退任表明後、二階氏が接触したのは元幹事長の石破茂衆院議員だ。総裁選に意欲を燃やす石破氏はグループだけでは推薦人確保が難しく、二階幹事長に支援を要請した。

「二階氏がサポートを打診し、石破氏もありがたいお話だと応じたそうです。今回は石破推しと聞いていた」(前出・二階派の国会議員)

 しかし、河野氏が出馬表明し、石破氏のグループが揺れ、平将明衆院議員らが河野氏支援を表明した。総裁選に出馬するための推薦人は20人必要だ。石破氏のグループは全員で17人、ただでさえ足りなかったのに、さらに窮することになった。石破氏のグループの国会議員は、天を仰ぐ。

「河野氏出馬で石破派の議員7人ほどが出てしまった。これまで安倍、菅政権で徹底的に干されて大臣の椅子もなかなかまわってこない。残ったのは10人ほど。これで立候補となった場合、推薦人の半分を二階派に頭を下げて借りる形になる。石破氏はプライドが高いですからね。河野氏と政策協定を結んで総裁選は出馬しないとグズグズ言い出している」

 だが、河野氏の陣営は石破氏との連携については、こう突き放す。

「河野氏は所属する派閥のボス、麻生太郎副総理兼財務相とその盟友である安倍晋三前首相に軸足を置いて出馬表明している。2人が嫌って遠ざけている石破氏と政策協定を結んでも意味がないでしょう。勝手連で応援してくれるならいいかな」

 石破氏が不出馬という情報もあり、二階派もますます対応に苦慮している。


石破氏がダメなら野田聖子幹事長代行という話も浮上しているが、「野田氏はいろんな問題がありすぎて」との声が多い。流れる公算が大という。

 これまでの総裁選では、いち早く勝ち馬に乗る形で、自民党幹事長在任5年以上という歴代最高記録を更新した二階氏。今回の総裁選では最初に出馬表明した岸田氏が党役員改革案を訴え、「二階外し」を公言し、流れが変わった。

「岸田が言ったからどうしなきゃいかんって、そんなことない」

 こうブチ切れた二階氏は、岸田氏だけは許せないとの思いがあるという。二階派幹部は記者に「内緒だけと…」と総裁選の票読みを見せてくれた。総裁選は、全国の党員、党友による「党員票」と国会議員の「議員票」がそれぞれ383票、合計766票で争われる。

「11日時点で党員票は河野氏が180票プラス?、岸田氏は120票プラス?、高市氏60票ぐらい。議員票は態度未定の国会議員が多く流動的だが、現段階で河野氏は50人、岸田氏は70人、高市氏は20人と予測されている」(同前)

 二階派(約47人)は派閥として誰を推すのか、決める方針だ。前述した票読みには二階派の票は入っていない。自民党閣僚経験者はこう話す。

「河野氏が勝つ方程式は、人気をバックに党員票で圧勝し、そのムードで議員票も取り込むこと。だが、もう一人、誰かが総裁選に出馬して、党員票を河野氏に集中させないよう、分散しなければダメだ。国民的人気が高い河野氏が党員票で岸田氏に差をつければ、議員票も同じ結果になる恐れがある。しかし、”ダークホース”が出て岸田氏が河野氏に党員票で肉薄し、議員票でも接戦となれば、最後までもつれる。党員に人気が高い石破氏が出馬すれば、面白くなるのだが…」

 複数の自民党の国会議員に聞くと、「6〜7割が河野氏の勝つのではないか」と予測しているようだ。そうなると、勝ち馬に乗りたい二階派としては河野氏に乗りたいところ。だが、肝心の河野氏陣営は「塩対応」だという。

7195チバQ:2021/09/13(月) 08:26:38
「河野氏はすがすがしいイメージが売りですよ、二階派は合わないじゃないですか。石破氏にしても組んでもメリットは少ない。ただ、二階派、石破派の勝手連的なご支援がありがたいです」(河野氏を支援する議員)

 二階派で総裁選対応を最前線でやっているのは、武田良太総務相だという。

「河野氏に乗ろうとしているが、話が進まないとも派内で聞こえます。対応の遅れは、岸田氏の党改革案のため、菅首相に裏切られ、幹事長を交代させるとなり、二階氏がカッとなってしまった。そのゴタゴタのため、派閥としての総裁選への対応が遅くなったと指摘する人もいます。10月には任期満了で、衆院選になります。どの候補について、政局をしかけるのか。早く決めてほしい」(前出の二階派の国会議員)

 昨年の総裁選では二階氏が電光石火の対応で菅首相を担ぎ、安倍前首相や麻生財務相を出し抜き、キングメーカーとなった。しかし、1年後には迷走。政治は一寸先が闇である。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7196名無しさん:2021/09/13(月) 09:04:00
12 2021/09/13(月) 06:47:08

河野
女系天皇派→男系を継承するのもあり
反原発→条件を満たしている原発を直ぐに止めるという訳ではない

岸田
森友問題を解明する→その様な事はしません

高市
私が見てる限りブレが無く言動に一貫性がある

河野、岸田は、上記の様に総理立候補直前までと言う事を変えてきた。全く持って信用ならない。

各立候補者の出馬会見、つべに上がってるから時間があったら見た方がいいと思う。
はぐらかす事なく自分の言葉で語っているのは高市だけと私は思う。

スクショ

https://i.imgur.com/5gu5LIS.jpg
https://i.imgur.com/pSzX3yP.jpg

7197とはずがたり:2021/09/13(月) 18:30:52
2021年09月13日 15:00
“エセ改革派”河野太郎氏、「脱原発」より総理ポスト優先〜本物の脱原発派・山本太郎氏出馬で河野氏と衝突の可能性
https://www.data-max.co.jp/article/43702

「脱原発」の文言が消え失せた政策パンフレット
 河野太郎・行革担当大臣が9月10日の総裁選出馬会見で、持論だった脱原発を封印し続けた。会見場入口に積まれていた政策パンフレットを見ると、「脱原発」の文言が消え失せ、「産業界も安心できる現実的なエネルギー政策をすすめます」としか書かれていなかったのだ。

 そこで開始15分前に会場に現れて写真撮影に応じた河野氏に、一段落した時を見計らって声をかけた。

 ――脱原発が抜けたのは何か理由があるのですか。

 河野氏 (無言のまま、背を向ける)。

 ――政策パンフレットに入っていませんでした。(原発推進の)安倍氏に日和ったのですか。忖度をしたのですか。

 河野氏 (一言も発することなく、スタッフに導かれて会場から退出)。

 ここで司会者が「午後4時直前から始めますので河野大臣は一回、ここで引かせていただきます」とアナウンスすると、会場内の報道関係者から笑いの声が湧き起こった。

 約1時間15分の質疑応答では、手短に答えたことから約40人が質問。同日の産経新聞は「瞬発力の高さを印象づけた」と報じたが、筆者の第一印象は「安倍前首相への忖度が際立った」というものだった。

 すでに出馬会見を終えた岸田文雄・元政調会長や高市早苗・前総務大臣と同様、森友問題再調査を「必要ありません」と否定。脱原発についても「安全が確認された原発を当面は再稼働していきます。それが現実的なのだろうと思います」と変節した。隠蔽改竄が横行した安倍政権(首相)の疑惑にメスを入れず、原発推進も菅政権と同じように引き継ぐと宣言したに等しいからだ。

 そこで、筆者はこんな質問をした。

 「『安倍氏への忖度政権になるのではないか』という疑問から質問をします。森友再調査をしないことと原発再稼働を認めることは明らかに後退で、小泉純一郎元総理は『原発なしでも現実的に電力は不足しない』と訴えていますが、『自民党をぶっ壊す』と言った小泉氏に比べると、(古い自民党を)壊そうという気概が感じられませんが、安倍氏、麻生氏の長老支配を打ち破る考えはあるのですか」。

 河野氏はこう答えた。「安倍氏、麻生氏がどうだとか、小泉純一郎氏がどうだということではなくて、河野太郎としてこの日本を引っ張ってまいりたいと思います」。

 あまりに抽象的回答のため「原発再稼働は(脱原発から)後退しているのではないですか」と再質問をしたが、司会者が「1人一問でお願いします」と遮り、河野氏は変節の理由を具体的に述べることはなかった。

7198とはずがたり:2021/09/13(月) 18:31:14
>>7197
河野氏は偽物の脱原発派なのか
 「原発ゼロ社会の実現」を全国講演行脚で訴え続ける小泉元首相は、原発稼働なしでも電力不足に陥らなかった「現実」をこう説明している。

 「2013年9月、日本の原発は運転停止し、原発稼働はゼロになりました。このとき、推進論者のなかには『寒い冬、暑い夏がくれば、電気が足りなくて困る。そうすれば国民は原発の重要性を思い知るだろう』と言っている人もいました。(中略)ところがどうですか。寒い冬も、暑い夏も、東京・大阪を含めて、電力不足になったところは全国どこにもない。足りないどころか、電気が余っちゃった。(中略)13年9月から2015年9月までゼロでやってこれちゃった」。

 かつて脱原発派として有名だった河野氏は今や、「原発稼働ゼロでも電力不足にならない」という現実を無視、「再稼働が必要」という虚構(妄想)を口にする原発推進論者へと転向したといえるのだ。“経産内閣”“原子力ムラ内閣”とも呼ばれた安倍氏の支援を得るために忖度したとしか見えないではないか。

 総理時代に原発を推進したことへの懺悔から「経産官僚らに騙されました」と暴露する講演を始めた小泉元首相であるが、その定番ネタが「日本は原発ゼロをすでに実現した」である。

 「実は、日本が『原発ゼロ』でやってこられたのはこの2年間(2013年9月から2015年9月)だけではないのです。なぜなら、2011年3月11日の福島第一原発事故以降、日本の原発はたった2基しか動いていなかった。その後2013年9月にゼロになってから2年間、2015年までゼロだった。その後、川内原発再稼働が認められて2基になった。たった2基分ならば、原発を動かさなくても、自然エネルギーなどほかのエネルギーが十分ある。実質、原発事故以降の5年以上『原発ゼロ』でも大丈夫だったということを事実が証明しているのです。この間、一度も電力不足にならなかった。江戸時代の生活にも戻っていない。この事実は重いですよ。日本は世界に先駆けて『原発ゼロ』で十分やってきているのですよ」(『黙って寝てはいられない』より)。

 01年の自民党総裁選で「自民党をぶっ壊す」と訴えた小泉元首相と河野氏を重ね合わせる見方もあるが、実際は正反対。原発推進など古き自民党政治を守る“エセ改革派”というのが河野氏の実態ではないか。安倍前首相や麻生太郎財務大臣ら長老支配をぶち壊すのではなく、一丁目一番地の政策「脱原発」より総理ポストを優先したのではないか。

 そこで出馬会見を終えた河野氏に向かって、「安倍忖度内閣になるのではないですか」「石破氏と組んで自民党をぶっ壊さないのですか。石破氏と組まないのですか」と大声で叫んだが、河野氏は無言のまま立ち去った。

【ジャーナリスト/横田 一】

7199とはずがたり:2021/09/13(月) 18:34:14

河野は一回目の党員票で圧勝するには石破の出馬は是非避けて欲しいが二回目の議員票を念頭に入れると是非協力は避けたいと云う二律背反に陥っている様だ。とはいえそもそも石破が出れるかどうかも不確実である。

【総裁選】出馬か不出馬か 石破氏取り巻く他陣営の思惑
9/13(月) 17:27配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/083eb2f0c77e1f2adf85d36b581066f6c3dfcff6
FNNプライムオンライン

自民党総裁選を巡り石破元幹事長が9月15日に自身の派閥の総会で出馬の有無を判断する見通しとなった。

石破氏が出馬することとなれば、既に出馬表明をしている岸田前政調会長、高市前総務相、河野規制改革相と4人で争うこととなり、1回目の投票ではどの候補も過半数を獲得できず、決選投票となる可能性が高まる。

岸田陣営からは「うちとしては出馬してもらった方がいい」との声も出るなど、石破氏の去就を巡って他陣営の様々な思惑が入り乱れている。

岸田陣営は「河野・石破連合」の世論人気に警戒
知名度が高い石破氏が出馬せずに河野氏支援に回った場合、党員票(383票)を巡る争いでは河野氏が優位に立つ可能性が高まりそうだ。岸田派議員も世論調査で人気のある「河野・石破連合」が結成された場合、「(世論は)どれくらい跳ね上がるんだろう」と警戒する。

河野陣営にとって石破氏は“複雑な存在”
しかし、総裁選全体で見ると、有利なことばかりではない。

河野氏を支持する議員の一人は「石破さんと組んだら、安倍さんと麻生さんが本格的に嫌がる」と指摘する。石破氏は安倍前首相や麻生副総理と確執があるため、河野氏が石破氏の支持を受けた場合、安倍・麻生両氏との関係が悪化するおそれがある。そうなると、安倍氏が影響力を持つ党内最大派閥の細田派(96人)と第二派閥の麻生派(53人)の協力が得られづらくなり、議員票(383票)で不利な立場に追い込まれる。

一方で、石破氏が出馬した場合「党員票は確実に奪われる」(河野氏支持議員)との指摘もあり、河野氏にとって石破氏は“複雑な存在”と言える。

河野氏本人は12日出演した「Mr.サンデー」で石破氏からの支持について質問され、「選挙なので全ての人に応援してほしい」と答えた。

石破氏は河野氏の出方を見極め
当の石破氏だが、関係者によると「河野氏が安倍・麻生両氏と戦う覚悟がどこまであるか」を見極めている状態だという。石破氏は「森友問題」の再調査の必要性に言及しているが、河野氏は10日の会見で「必要ない」と否定している。

また、石破氏の周辺は「出馬すれば『本当に勝てるのか』と批判されるし、出馬しなければ『石破支持者の期待を裏切るのか』と批判される。本人にとって、どちらにしても厳しい選択になる」と解説する。

石破氏は13日、同じく出馬を模索している野田幹事長代行と会談。さらにその後、河野氏とも会談した。

近く下される石破氏の判断によって、総裁選の構図が固まることとなる。

7200チバQ:2021/09/13(月) 19:01:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b2e0f25854130b63fd34bb6c4e1872d6d870d71
菅首相「復権」情報が永田町で飛び交う! 官房長官に返り咲きか、二階派の次期会長か
9/13(月) 14:10配信

日刊ゲンダイDIGITAL
二階幹事長が“菅内閣の生みの親”だけに…?(C)JMPA

 自民党内から「選挙の顔にならない」の声が上がり、退陣に追い込まれる菅首相。来月上旬、新総理が選出されたら官邸を去ることになる。

菅政権「9.30宣言解除」のヤケクソ 楽観論ふりまき政権幕引き図る無責任

 この9年間、権力の中枢にいた菅首相は、この先どうなるのか。権力を失い、ただの一議員として尾羽打ち枯らすことになるのか。

 あっと驚く仰天情報も流れている。

「半分、冗談ですが、河野太郎氏が新総理に就いたら、菅さんは官房長官に返り咲くのではないかという話が流れています。もともと菅さんは、同じ神奈川選出ということもあって河野太郎を可愛がっている。総裁選も応援している。常識ではあり得ませんが、河野太郎氏の周辺には官房長官が務まりそうな人材がいない。“鉄壁の長官”の異名を取った菅さんなら申し分ないというわけです。『河野太郎が暴走しないように、菅さんをお目付け役につけた方がいい』『総理失格の烙印を押された麻生さんも財務相をしているじゃないか』と解説する人もいます」(政界関係者)

 その一方、いずれ二階幹事長が率いる二階派(47人)に入会するのではないか、という臆測も流れている。現在、菅首相は無派閥だが、20〜30人の手勢を引き連れて合流する可能性があるという見立てだ。二階幹事長は菅内閣の生みの親だ。さらに、二階派の“後継者”と目されている武田良太総務相とも菅首相は親密な関係だという。

「菅さんが20〜30人を連れて二階派に入会したら、この先、キングメーカーとして実権を握る可能性があります。いま自民党内でキングメーカーになれる力を持っているのは、麻生太郎氏(80)、二階俊博氏(82)、安倍晋三氏(66)の3人です。でも、80歳を越えている麻生氏、二階氏の2人が力をふるえるのもあと数年でしょう。もし、72歳の菅さんがワンポイントでも二階派を継いだら、安倍氏と並ぶキングメーカーとして君臨しておかしくない。問題は武田良太氏(53)が納得するかどうかでしょう」(自民党事情通)

 安倍晋三氏や麻生太郎氏のように、総理を辞めた後、復権するのか。

7201チバQ:2021/09/13(月) 19:01:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b2e0f25854130b63fd34bb6c4e1872d6d870d71
菅首相「復権」情報が永田町で飛び交う! 官房長官に返り咲きか、二階派の次期会長か
9/13(月) 14:10配信

日刊ゲンダイDIGITAL
二階幹事長が“菅内閣の生みの親”だけに…?(C)JMPA

 自民党内から「選挙の顔にならない」の声が上がり、退陣に追い込まれる菅首相。来月上旬、新総理が選出されたら官邸を去ることになる。

菅政権「9.30宣言解除」のヤケクソ 楽観論ふりまき政権幕引き図る無責任

 この9年間、権力の中枢にいた菅首相は、この先どうなるのか。権力を失い、ただの一議員として尾羽打ち枯らすことになるのか。

 あっと驚く仰天情報も流れている。

「半分、冗談ですが、河野太郎氏が新総理に就いたら、菅さんは官房長官に返り咲くのではないかという話が流れています。もともと菅さんは、同じ神奈川選出ということもあって河野太郎を可愛がっている。総裁選も応援している。常識ではあり得ませんが、河野太郎氏の周辺には官房長官が務まりそうな人材がいない。“鉄壁の長官”の異名を取った菅さんなら申し分ないというわけです。『河野太郎が暴走しないように、菅さんをお目付け役につけた方がいい』『総理失格の烙印を押された麻生さんも財務相をしているじゃないか』と解説する人もいます」(政界関係者)

 その一方、いずれ二階幹事長が率いる二階派(47人)に入会するのではないか、という臆測も流れている。現在、菅首相は無派閥だが、20〜30人の手勢を引き連れて合流する可能性があるという見立てだ。二階幹事長は菅内閣の生みの親だ。さらに、二階派の“後継者”と目されている武田良太総務相とも菅首相は親密な関係だという。

「菅さんが20〜30人を連れて二階派に入会したら、この先、キングメーカーとして実権を握る可能性があります。いま自民党内でキングメーカーになれる力を持っているのは、麻生太郎氏(80)、二階俊博氏(82)、安倍晋三氏(66)の3人です。でも、80歳を越えている麻生氏、二階氏の2人が力をふるえるのもあと数年でしょう。もし、72歳の菅さんがワンポイントでも二階派を継いだら、安倍氏と並ぶキングメーカーとして君臨しておかしくない。問題は武田良太氏(53)が納得するかどうかでしょう」(自民党事情通)

 安倍晋三氏や麻生太郎氏のように、総理を辞めた後、復権するのか。

7202チバQ:2021/09/13(月) 19:04:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/083eb2f0c77e1f2adf85d36b581066f6c3dfcff6
【総裁選】出馬か不出馬か 石破氏取り巻く他陣営の思惑
9/13(月) 17:27配信

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自民党総裁選を巡り石破元幹事長が9月15日に自身の派閥の総会で出馬の有無を判断する見通しとなった。

【画像】石破氏が出馬すればこの4人で総裁選を戦う構図に

石破氏が出馬することとなれば、既に出馬表明をしている岸田前政調会長、高市前総務相、河野規制改革相と4人で争うこととなり、1回目の投票ではどの候補も過半数を獲得できず、決選投票となる可能性が高まる。

岸田陣営からは「うちとしては出馬してもらった方がいい」との声も出るなど、石破氏の去就を巡って他陣営の様々な思惑が入り乱れている。

岸田陣営は「河野・石破連合」の世論人気に警戒
知名度が高い石破氏が出馬せずに河野氏支援に回った場合、党員票(383票)を巡る争いでは河野氏が優位に立つ可能性が高まりそうだ。岸田派議員も世論調査で人気のある「河野・石破連合」が結成された場合、「(世論は)どれくらい跳ね上がるんだろう」と警戒する。

河野陣営にとって石破氏は“複雑な存在”
しかし、総裁選全体で見ると、有利なことばかりではない。

河野氏を支持する議員の一人は「石破さんと組んだら、安倍さんと麻生さんが本格的に嫌がる」と指摘する。石破氏は安倍前首相や麻生副総理と確執があるため、河野氏が石破氏の支持を受けた場合、安倍・麻生両氏との関係が悪化するおそれがある。そうなると、安倍氏が影響力を持つ党内最大派閥の細田派(96人)と第二派閥の麻生派(53人)の協力が得られづらくなり、議員票(383票)で不利な立場に追い込まれる。

一方で、石破氏が出馬した場合「党員票は確実に奪われる」(河野氏支持議員)との指摘もあり、河野氏にとって石破氏は“複雑な存在”と言える。

河野氏本人は12日出演した「Mr.サンデー」で石破氏からの支持について質問され、「選挙なので全ての人に応援してほしい」と答えた。

石破氏は河野氏の出方を見極め
当の石破氏だが、関係者によると「河野氏が安倍・麻生両氏と戦う覚悟がどこまであるか」を見極めている状態だという。石破氏は「森友問題」の再調査の必要性に言及しているが、河野氏は10日の会見で「必要ない」と否定している。

また、石破氏の周辺は「出馬すれば『本当に勝てるのか』と批判されるし、出馬しなければ『石破支持者の期待を裏切るのか』と批判される。本人にとって、どちらにしても厳しい選択になる」と解説する。

石破氏は13日、同じく出馬を模索している野田幹事長代行と会談。さらにその後、河野氏とも会談した。

近く下される石破氏の判断によって、総裁選の構図が固まることとなる。

政治部

7203チバQ:2021/09/13(月) 19:45:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7947fd790fd3971f82c4cfea780e7a260da686d
河野氏が石破氏に協力要請 首相就任時「挙党態勢の構築を」
9/13(月) 18:27配信
共同通信
自民党総裁選に向け、支持獲得に向けた動きを続ける(左から)岸田前政調会長、高市前総務相、河野行革相=13日

 河野太郎行政改革担当相は13日、自民党の石破茂元幹事長を国会内の議員事務所に訪ね、立候補を表明した総裁選での協力を要請した。「総裁選後には衆院選がある。私が首相に就任したら、挙党態勢を構築したい」と述べた。石破氏は返答しなかった。会談後、石破氏は自らの総裁選出馬の是非に関し「残っている時間は長くない。さらに深く考えて結論を出したい」と記者団に語った。岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相も、支持獲得に向けた動きを活発化させた。

 河野氏は会談に先立ちTBS番組に出演。石破氏との連携を問われ「考え方に共鳴してくれる人ならば、どなたでも支援をもらう」と語った。

7204チバQ:2021/09/13(月) 21:06:18
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_TJY2YP4ZRBJ47OLDEJYNVTVA44.html
野田聖子氏 総裁選の出馬なるか カギは石破氏
2021/09/13 20:11産経新聞

野田聖子氏 総裁選の出馬なるか カギは石破氏

(産経新聞)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への立候補に意欲を示す野田聖子幹事長代行が正念場を迎えている。ライバルの高市早苗前総務相が先行する中、20人の推薦人集めが難航し出馬を断念した過去3回の総裁選と同様に、今回も出馬へのハードルは高い。ただ、党内ではベテランを中心に待望論があるのも事実だ。カギを握るのは、同じく出馬を模索している石破茂元幹事長の動向だ。

「ちょっとずつ積み上げていかないと。(他の派閥候補と違って)中小企業みたいなもんだから」

野田氏は周囲にこう語り、無派閥で議員の支持が広がらない自身を自虐的に語りつつ、意欲をみなぎらせた。野田氏は二階俊博幹事長のもとにも日参している。二階派(志帥会、47人)は総裁選で独自候補を出さないため、推薦人の提供を受けたい考えだ。

野田氏は7日に菅義偉(すが・よしひで)首相、8日には青木幹雄元参院議員会長とそれぞれ面会した。首相は約40人の無派閥グループ、青木氏は竹下派(平成研究会、52人)の参院議員(20人)に影響力を持つとされる。

野田氏は「初の女性首相を目指す」との看板を掲げ、過去3回の総裁選で出馬を目指したが、いずれも推薦人の壁に阻まれた。今回は同年代の高市氏が出馬表明し、野田氏は焦りを募らせている。

ただ、野田氏を支持するベテラン議員には「タカ派色が強い高市氏の対抗馬として党の多様性をアピールできる」との声がある。ある議員は「383の党員・党友票のうち100は取れる」とそろばんをはじく。

野田氏がスタートラインに立つうえで、重要となるのが石破氏の動向だ。13日には、国会内で石破氏と面会した。石破氏の支持者を自陣に取り込み、出馬の可能性を広げる狙いがあり、野田氏に近い議員は「石破氏との連携も選択肢だ」と語る。(市岡豊大)

7205とはずがたり:2021/09/13(月) 21:12:32
https://twitter.com/tohazugatali1/status/1437351196813975554
河野は一回目の党員票で圧勝するには石破の出馬は是非避けて欲しいが二回目の議員票を念頭に入れると是非協力は避けたいと云う二律背反に陥っている。ここで石破に頭下げたって事は一回目で決めるぞと云う目途が立った?

河野氏が石破氏に協力要請
首相就任時「挙党態勢の構築を」
https://nordot.app/810079869753589760
2021/9/13 19:41 (JST)9/13 21:05 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 河野太郎行政改革担当相は13日、自民党の石破茂元幹事長を国会内の議員事務所に訪ね、立候補を表明した総裁選での協力を要請した。「総裁選後には衆院選がある。私が首相に就任したら、挙党態勢を構築したい」と述べた。石破氏は返答しなかった。会談後、石破氏は自らの総裁選出馬の是非に関し「残っている時間は長くない。さらに深く考えて結論を出したい」と記者団に語った。岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相も、支持獲得に向けた動きを活発化させた。

 河野氏は会談に先立ちTBS番組に出演。石破氏との連携を問われ「考え方に共鳴してくれる人ならば、どなたでも支援をもらう」と語った。

河野氏の総裁選支援要請に返答せずと石破氏
2021/9/13 19:04 (JST)9/13 19:21 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/810089030027640832?c=39546741839462401

 自民党の石破元幹事長は河野氏の総裁選支援要請に対し「返答していない」と明らかにした。河野氏との会談後、記者団に明らかにした。

7206チバQ:2021/09/14(火) 07:55:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/da796049aa5ee9766132c1be0d2d252b9a934d61
自民総裁選、石破氏は出馬見送り…15日に派閥総会で表明見通し
9/14(火) 5:00配信
読売新聞オンライン
石破元幹事長

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を巡り、石破茂・元幹事長は立候補を見送る意向を固めた。15日の石破派総会で表明する見通しだ。出馬表明している河野太郎行政・規制改革相を支持する方向で調整している。総裁選には河野氏のほか、岸田文雄・前政調会長、高市早苗・前総務相が出馬表明している。

 石破氏周辺が13日、明らかにした。石破氏は「過去の総裁選で党改革を訴えてきたが、何も変わらなかった。それは自己満足にすぎず、今回はそうした方法は選ばない」と周囲に語った。

7207チバQ:2021/09/14(火) 09:18:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/425eb7ab8144b49b3bd416c1860d051d1ef0d0d0
亀裂を回避した麻生派、一本化を見送り…河野・岸田両氏を支持
9/14(火) 7:45配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選で、麻生派が支持の一本化を見送ったのは、派内の決定的な亀裂を避けるためだ。同派の河野太郎行政・規制改革相と距離があるベテランの間では、岸田文雄・前政調会長を推す声も多い。同派会長の麻生副総理兼財務相は、河野氏が派閥を割る最悪の事態に至らぬよう、落としどころを探ってきた。



 「私は楽天的だから、『頑張れ』と言って送り出された以上、1票入れていただけるものだと思っている」。河野氏は13日のTBSの番組で、麻生氏の総裁選対応を問われ、こう切り返した。「楽天的」と付けたのは、同派には複雑な事情があるためだ。

 麻生氏は元々、「閣僚として菅首相を支えている以上、今回は出馬すべきではない」との立場で、河野氏も理解を示していた。ところが、首相の不出馬表明で事態は急変。河野氏が3日に出馬意向を伝えると、麻生氏は慎重姿勢をにじませつつ、容認した。「麻生会長が止めたのに、振り切って出馬する展開は避けるべきだ」という周辺の助言も踏まえた対応だった。

 麻生派は、甘利明・党税制調査会長ら、「脱原発」などを掲げた河野氏に警戒感を抱くベテラン・中堅を抱える。中堅・若手が河野氏の支持で動き出す中、河野氏の出馬準備に携わっていた派閥幹部に対し、麻生氏が「派をまとめる立場であることを考えろ」とたしなめる場面もあった。

 麻生氏は、河野氏に派内の根回しに努めるよう促した。河野氏は助言を受け、出馬に慎重なベテランに選対入りを依頼した。派内の環境整備が整ったと判断した麻生氏は9日、河野氏に「やるからには勝て」と伝えた。面会後には、記者団に「激励した」と明かした。

 河野氏を支持する動きは、麻生派の外でも広がり始めていた。麻生派が河野氏の出馬に否定的となれば、派が割れる事態も起きかねなかった。麻生氏は「(河野氏が)麻生派を飛び出る形になれば、仲間の後ろ盾を失ってしまう」と周辺に漏らしていた。「激励」には河野氏をつなぎとめる狙いがあった。

 もともと宏池会(現・岸田派)にルーツを持つ麻生派には、岸田氏に近い議員も多い。麻生氏は10日、河野氏と距離があるとされる甘利氏や森英介・元法相、鈴木俊一・前総務会長らと協議した。出席者によると、「いかに派閥として軟着陸させるか」が主要議題となった。苦渋の判断が、河野氏か岸田氏を「基本的に支持」との方向性だった。

7208チバQ:2021/09/14(火) 17:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae84f1ed18fdea1632f87efe1d6c25936ec97ed9
河野氏が麻生派から「脱藩」含みの大勝負 自民総裁選で石破氏&進次郎氏とタッグ、狙う“リベラル政権誕生” 安倍氏ら党内保守派から反発必至か
9/14(火) 16:56配信
夕刊フジ
河野氏(写真)と進次郎氏に石破氏も加わり「リベラル政権」を目指すのか

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で、河野太郎行革担当相が「脱藩」含みの大勝負に出た。所属する麻生派領袖(りょうしゅう)、麻生太郎副総理兼財務相の「天敵」である石破茂元幹事長に支援を要請したのだ。小泉進次郎環境相は14日にも「河野支持」を正式表明するとされ、「河野首相(総裁)-石破幹事長-進次郎官房長官」という“リベラル政権誕生”を狙っている可能性がある。岸田文雄前政調会長と、高市早苗前総務相が政治理念や政策を掲げて支持拡大を進めるなか、知名度のある政治家を集めて一気に撃破するつもりなのか。軍事的覇権拡大を進める中国に、どう対峙(たいじ)するのか。高市氏を支持する安倍晋三前首相など、党内保守派の反発が注目される。

 「総裁選後には衆院選がある。私が首相に就任したら、挙党態勢を構築したい。石破派の力も最大限生かしたい。ぜひ、力をお貸しください」

 河野氏は13日、石破氏を国会内の議員事務所に訪ね、20分ほど会談して、総裁選での協力を要請した。

 会談に先立ち、河野氏はTBS番組で、石破氏との連携の可能性を問われ、「考え方に共鳴してくれる人ならば、どなたでも支援をもらい、1票を入れていただきたい」と発言。夜のインターネット番組でも、来年夏の参院選や政策実行を見据え、石破氏に協力を求めたと明らかにした。

 総裁選出馬にあたり、河野氏は持論である「女系天皇容認論」や「脱原発」などを封印し、“方便”“偽装”などと批判されている。こうしたなか、知名度の高い石破氏に猛烈なラブコールを送ったといえそうだ。

 石破氏は会談後、挙党態勢に対する河野氏の熱意を感じたと強調。「総裁選の動きが始まって以来、初めての会談だった。非常に意味のある時間だった」と記者団に話した。読売新聞は14日朝刊で「石破氏出馬見送り」「河野氏を支持する方向で調整」と報じた。

 進次郎氏も近く、「河野支持」を表明する方針という。昨年の総裁選でも「河野氏が出馬したら支持する」と発言していた。進次郎氏が「河野-石破連携」に動いていたとの報道もある。前出の読売新聞によると、進次郎氏は14日、地元の神奈川県横須賀市で記者会見を開くという。

7209チバQ:2021/09/14(火) 17:49:12
 メディアの世論調査で「次の首相」として上位である、河野氏と石破氏、進次郎氏が連携すれば、国民的注目が集まるのは必至だ。「脱原発」「脱炭素」「日中友好」などを掲げるリベラル系メディアや識者も歓迎するとみられる。河野政権が誕生すれば、石破氏は幹事長や主要閣僚で処遇されそうだ。

 ただ、日本を取り巻く国際情勢が厳しいなか、知名度だけで政権運営はできない。そもそも、石破氏は、麻生政権時代に「麻生降ろし」を仕掛けた張本人である。安倍政権下では、事あるごとに「後ろから鉄砲を撃つ」ような批判を繰り返し、保守派を中心にアレルギーは強い。

 17日の告示に向け、他の総裁候補も激しく動いている。

 岸田氏は13日、日本外国特派員協会で記者会見した。北朝鮮対応について、ジョー・バイデン米政権の対北朝鮮政策の見直しを見極めると指摘。首相に就いた場合、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記との直接会談を選択肢として排除しないとした。

 高市氏は、国会の議員事務所を回り、支持を求めた。その後、記者団の取材に応じ、北朝鮮の新型長距離巡航ミサイル発射報道について、「非常に大きな脅威だ」と懸念を表明した。ミサイル防衛に関し「敵基地攻撃能力」保有に言及。抑止力のあるミサイル配備の必要性を改めて訴えた。

 河野氏の「石破氏接近」をどう見るか。

 政治ジャーナリストの安積明子氏は「世論調査の上位組で、決選投票前に一気に勝ちを狙いに来たようだ。石破氏には葛藤もあるだろうが、『要職での処遇』を当て込み、出馬をあきらめざるを得なかったのだろう。ただ、菅義偉首相が辞意表明しただけで、自民党の支持率は上昇した。党内には『選挙の顔は、河野氏でなくてもいい』という見方もある。保守系の高市氏も急伸している。麻生、安倍両氏の敵である石破氏と組むことは、決選投票での『岸田、高市陣営連携』の可能性が高まる」と分析する。

 当選回数の少ない若手議員らが「選挙の顔」を意識して、派閥の意向に縛られずに自主投票できるよう訴える動きを強めている。今回の「河野-石破連携」との関連性もありそうだ。

 政治評論家の伊藤達美氏は「河野氏が、石破氏や進次郎氏と手を組めば党員・党友票で勢いも出て、党内は一時的に『液状化』するだろう。選挙の弱い若手議員らが、河野氏に流れるのは折り込み済みだ。ただ、中堅・ベテラン議員らは『河野氏の二枚舌のような姿勢はいかがなものか』と見ている。麻生、安倍両氏は首相経験者としての見識もあり、党内に禍根を残さないような対応をとるだろう」と語っている。

7210チバQ:2021/09/14(火) 20:32:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/03c67a238b06e4f37ce8b46de9678b9399f08778
小泉進次郎氏、河野太郎氏支持を表明 「突破力、群を抜いている」
9/14(火) 20:19配信

毎日新聞
小泉進次郎環境相

 小泉進次郎環境相は14日、地元の神奈川県横須賀市内で記者会見を開き、自民党総裁選で河野太郎行政改革担当相を支持すると表明した。小泉氏は河野氏について「突破力は政界で群を抜いている。新型コロナ時代で問われる改革には突破力は不可欠だ」と述べ、自民党の体質一新を託す考えを強調した。

 小泉氏と河野氏はともに神奈川県内の衆院選挙区選出で、再生可能エネルギーを最優先とするエネルギー政策などの考え方が近い。エネルギー政策については「菅政権の進めてきたエネルギー政策をぶれさせず進めていける候補者だ」と語った。【岩崎信道】

https://news.yahoo.co.jp/articles/c448c69e72d59e4dad0e468aedee80be6a7317d9
総裁選、最大派閥の細田派は事実上の自主投票…派としては岸田氏と高市氏支持
9/14(火) 19:23配信

読売新聞オンライン
細田博之氏

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を巡り、党内最大派閥の細田派(96人)は14日の臨時総会で、支持候補の一本化を見送り、事実上の自主投票とすることを決めた。会長の細田博之・元幹事長が岸田文雄・前政調会長と高市早苗・前総務相を派として支持する方針を示しつつ、実際の投票行動は「それぞれの議員の判断を尊重する」とした。


https://news.yahoo.co.jp/articles/7ba55696204ed4659e82b3b906845b464d6a24e3
自民総裁選、石破氏不出馬 三つどもえ、ほぼ固まる 細田・麻生派は自主投票
9/14(火) 17:19配信

時事通信
記者団の取材に応じる自民党の石破茂元幹事長=14日午後、衆院議員会館(代表撮影)

 自民党の石破茂元幹事長(64)は14日、党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を見送り、河野太郎規制改革担当相(58)を支援する意向を固めた。

 総裁選は岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、河野氏による三つどもえの構図がほぼ固まった。これを受け、各派閥は態度決定に向けた調整を本格化。最大派閥の細田派は事実上の自主投票を決めた。

 石破氏は14日、二階俊博幹事長と党本部で会談し、15日の石破派臨時総会で最終判断を明らかにすると伝えた。同派幹部は石破氏は河野氏支持に回ると言明。派内で出馬慎重論が強まる中、石破氏は13日に会談した河野氏から「挙党態勢をつくりたい」と総裁選後を含めた協力を要請されていた。

 石破氏は二階氏との会談後、記者団から不出馬方針について問われたが、「決定は同志の議員にお話しする。その後、広く国民にお伝えする」と述べるにとどめた。

 細田派は14日、臨時総会を党本部で開催。会長の細田博之元幹事長は、高市氏か岸田氏を派として支持する方針を明らかにした。その上で、「最終的な判断は個々の議員の責任に帰す」と述べ、派の方針に沿わない対応を容認する考えを示した。決選投票での対応には触れなかった。

 河野氏が所属する第2派閥の麻生派は16日に総会を開く。派内の支持は岸田氏と河野氏に割れており、細田派と同様に2人を「基本的に支持する」との方針を決める見通しだ。

 竹下、二階、石原各派も16日の会合で対応を協議するが、いずれも支持が入り乱れており、自主投票となる可能性がある。谷垣グループは15日、岸田氏支持を基本とする方針を確認する。

 一方、岸田氏は派所属議員の女性支持者とオンラインで意見交換。「幅広い方の所得を引き上げたい」と「所得倍増」を訴えた。高市氏は衆院議員会館で選挙対策本部の発足式に出席し、「傷んだ経済を一刻も早く立て直したい」と強調。河野氏は派閥横断の中堅・若手議員の会合に出席し、「目の前の新型コロナウイルス禍、そして日本を前に動かしていく」と力説した。

 野田聖子幹事長代行(61)は14日も推薦人集めを続けたが、支援を期待した石破氏が河野氏支持に回り、確保は難航しているもようだ。

7211チバQ:2021/09/14(火) 20:40:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d0215a4e8c4b87504d6b2f847be18c3a2430f43
自民最大派閥が岸田氏一本化? 石破氏は出馬見送り
9/14(火) 17:50配信
 「ポスト菅」を決める自民党総裁選の告示まであと3日です。最大派閥「細田派」の会合では、どんな議論が出たのでしょうか。国会記者会館から報告です。

 (政治部・小池直子記者報告)
 細田派の会合は14日午後に終わりました。そして、岸田前政調会長と高市前総務大臣、この2人を支援することを決めました。細田派内には岸田前政調会長や高市前総務大臣を推す声が圧倒的ですが、河野行政改革担当大臣を支援する議員も一部にいて、自主投票を求める声も上がっていました。

 しかし、ある幹部は「派内の大勢は岸田だ」と述べていました。

 ただ、安倍前総理が高市前総務大臣の支持を鮮明にしているため、岸田前政調会長だけでなく、高市前総務大臣も支援することを決めました。そして、それぞれの陣営に推薦人も出すことを確認しています。

 派閥としては候補者を出していない以上、総裁選で勝ってポストを勝ち取るために決選投票での2位3位連合という逆転のシナリオも描いています。そのためには、とにかく最後は結束して行動すること、この方針を明確に打ち出したい考えです。

 (Q.石破元幹事長が出馬を見送った背景は?)
 自らが立候補する主戦論では勝算が見えず派閥内がまとまらなかった、これが最大の理由だと言えます。

 石破元幹事長が出馬することで特に党員票が割れるため、安倍麻生の傀儡(かいらい)とみている岸田前政調会長が有利になるのを避ける狙いがあります。

 石破元幹事長としては党員票では一定の支持はあるものの、弱点と言われている議員票では今回も支持が広がらないとみていたため、5回目となるこの挑戦でも勝ち目がないと判断していたためです。

 さらに、これまでポスト争いで冷遇されてきた派閥のメンバーを処遇してもらいたいという思惑もあります。

テレビ朝日

7212チバQ:2021/09/14(火) 20:43:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/41266bb6a9ae70a0a37172df2c2731a04279a8a5
省庁再編、3氏競う 厚労改革が焦点、衆院選公約にらむ 自民総裁選
9/14(火) 7:07配信

時事通信
自民党総裁選に出馬を表明している(左から)岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎規制改革担当相

 自民党総裁選に立候補を表明した3氏が中央省庁の組織再編を提唱した。

 新型コロナウイルス禍で制度疲労が明らかになった厚生労働省の扱いが焦点で、省分割や新たな司令塔組織の設置などをめぐり論戦が活発になる見通し。新総裁が訴えた政策は次期衆院選で党公約の柱になるとみられ、「霞が関」改革が総裁選の争点の一つとなりそうだ。

【図解】自民総裁選に出馬予定の3氏

 コロナ危機に直面した厚労省はPCR検査の拡大、接触確認アプリ導入、ワクチン承認、病床確保などで遅れや不手際が目立った。所管業務が幅広いことに加え、縦割り行政の弊害などが背景にあり、退陣する菅義偉首相も9日の記者会見で、「新型コロナのような状況については一本でさまざま対応できる組織が必要だ」と悔いた。組織立て直しは次期政権にとって急務だ。

 厚労省分割論に言及したのは河野太郎規制改革担当相。「厚生省と労働省に分けることも一つの考え方」と述べるとともに、年金改革など分野ごとに担当閣僚を新設する案も示した。

 菅内閣で自身がワクチン担当閣僚となったのも、厚労相が抱える仕事が膨大だったためと説明。「抜本的な社会保障改革、特に年金、医療の改革を一人の閣僚で担当するのは非常に大変ではないか」と指摘し、社保改革の布石としたい考えをにじませた。

 岸田文雄前政調会長は、感染症対応の司令塔となる「健康危機管理庁」新設を掲げた。現在は内閣官房のコロナ対策推進室が担う機能を強化する狙いで、「公衆衛生上の危機発生時に、国・地方を通じた強い指揮権限を有する」と説明。一方、厚労省分割には「単に分ければいいというものではない」と慎重だ。

 高市早苗前総務相は「令和の省庁再編に挑戦したい」と意気込み、「環境エネルギー省」「情報通信省」「サイバーセキュリティー庁」新設に加え、米政府にならった通商代表部、対日本外国投資委員会の設置も唱えた。高市氏は13日、記者団に対し厚労省改革は「省庁再編の一つの議題になる」と述べながらも「私の優先順位は違う」と明言。環境、エネルギー、情報通信分野の改革に力を注ぐ方針を示した。

 安倍政権は国家安全保障局や内閣人事局を設置して官邸主導体制を確立し、菅政権はデジタル庁を始動。新組織は政権の目玉政策となってきた。一方、省庁再編は権限や予算を奪われる霞が関や関係議員の抵抗が予想されるほか、屋上屋を架す事態となる可能性もある。それだけに、新総裁の強い指導力と国民の支持が必要となる。

7213とはずがたり:2021/09/15(水) 00:41:36

まだ出れない可能性もあるのかも。出る場合は河野の党員票削り要員としてだろう。

野田聖子氏、総裁選出馬に向け推薦人確保を最終調整
2021/9/14 23:23
https://www.sankei.com/article/20210914-DVTASPZ7FFPPNKEUKXWHIQ7GDA/

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬に意欲を示す野田聖子幹事長代行が14日、必要な推薦人20人の確保に向け最終調整に入った。野田氏は「初の女性首相を目指す」との看板を掲げ、過去3回の総裁選で出馬に意欲を示したが、推薦人が集まらず断念した。今回は竹下派(平成研究会、52人)の参院グループや無派閥のほか、石破茂元幹事長を支援する議員への働きかけを強めていた。

こうした中、出馬を見送る方向の石破氏は15日の石破派(水月会、17人)の会合で態度を正式に表明する。石破氏を後押しする予定だった議員が野田氏の支援に回る可能性があり、石破氏らの動向を見極めた上で推薦人を確定させたい考えだ。

総裁選には、すでに岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎ワクチン担当相が出馬を表明している。野田氏は14日夜、自身のツイッターに「私自身が動く必要性を強く感じ、残された期間で準備に入る覚悟をしたところ」と投稿した。

7214チバQ:2021/09/15(水) 07:43:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/78f020add62d6537bee3d3664c0c1f1370606949
岸田氏「四番バッターを3人も…」河野氏陣営に対抗心
9/14(火) 21:27配信

産経新聞
岸田文雄前政調会長(春名中撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明している岸田文雄前政調会長は14日、BSフジ番組に出演し、総裁選で対決する河野太郎ワクチン担当相に、世論調査で人気の高い石破茂元幹事長と小泉進次郎環境相が支援に回る方向となったことについて「四番バッターを3人もそろえたということだが、相手がどうでも自分自身が何を訴えるかが大事だ」と述べ、対抗心をにじませた。


その上で「相手の動きは気になるが、自らの戦いを進めていく。このことに専念するという思いを強くしている」と語った。

7215チバQ:2021/09/15(水) 08:25:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c3eab4ee9b8c0e9ec2143b3a203ccc1be9fc62
自民総裁選、5派閥が自主投票に…竹下・二階・石原派も
9/14(火) 22:07配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は、党内7派閥のうち、細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派の5派閥が事実上の自主投票にする方向となった。大半の派閥が支持候補の一本化を見送る異例の展開となっている。立候補を模索していた石破茂・元幹事長は15日の石破派の総会で不出馬を表明する見通しだ。

 これまで総裁選には、岸田文雄・前政調会長、高市早苗・前総務相、河野太郎行政・規制改革相が出馬を表明している。

 党内最大派閥の細田派は14日、国会内で臨時総会を開き、事実上の自主投票とすることを決めた。会長の細田博之・元幹事長が高市氏と岸田氏を派として支持する方針を示しつつ、実際の投票行動は「それぞれの議員の判断を尊重する」との考えを示した。

 竹下、二階、石原各派は16日に会合を開き、支持候補の一本化を見送る方針を確認する。派内から河野氏が出馬する麻生派も16日の総会で、河野氏と岸田氏を「基本的に支持」するとした上で、どちらに投票するかは所属議員の判断に委ねる方針が示される見通しだ。

 岸田派は岸田氏支持を決めており、石破派は15日の臨時総会で対応を協議する。

 かつて自民党の派閥は領袖(りょうしゅう)を総裁に押し上げるために総裁選を結束して戦った。所属議員は領袖に忠誠を誓う代わりに「ポストとカネ」の配分を受けてきた。だが、1990年代の一連の政治改革で、政党交付金制度や、中選挙区制だった衆院選に小選挙区比例代表並立制が導入されたことで、資金やポストの差配は党執行部に移り、所属議員は派閥からの恩恵が薄れる結果となった。今回は、直後に衆院選を控えており、選挙基盤の弱い中堅・若手を中心に派閥の意向よりも、党員や有権者の声を優先する動きが強まっている。党幹部は「派閥議員を強引に締め付けると、造反が続出し、派閥の崩壊につながりかねない」と語った。

 一方、石破氏は総裁選に立候補せず、河野氏を支持する方向だ。13日には河野氏と国会内で会談し、河野氏から「当選したあかつきには、挙党態勢を作りたい」と協力要請を受けていた。石破派内で、出馬に慎重論が高まっていたこともあり、最終決断した。

7216チバQ:2021/09/15(水) 13:25:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/eacc99b566e0454df172fef7c5fea41440ca6539
石破氏、追い込まれ離脱…河野氏支援で主流派入り狙う?
9/15(水) 10:18配信

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西日本新聞
自民党本部

 自民党の石破茂元幹事長が5度目の党総裁選への出馬を断念した。世論の人気は高いが国会議員票の支持が広がらず、これまでも総裁の椅子にたどり着けなかった石破氏。派閥内での求心力も低下し、悩んだ末の撤退の決断。河野太郎行政改革担当相の支援に回る考えで、「河野総裁」が誕生した場合、長年の“冷や飯食い”から脱却し、主流派入りできるとの思惑もあるとみられる。ただ河野氏にとっても、石破氏と反りが合わない安倍晋三前首相らの反発を招くなど、ハレーションが生じる懸念も残る。

【画像】自民党総裁候補らの関係図

 「総理総裁になった暁には挙党態勢を築きたい」「水月会(石破派)の力を最大限に生かしたい」

 13日夕、議員会館の石破氏の事務所。面会に訪れた河野氏は、石破氏が不出馬の場合、自身の支援に回るよう要請した。面会時間は20分。閣僚業務の合間にテレビ出演やあいさつ回りを続ける河野氏にとって、異例の長さだった。

 石破氏は面会後、「非常に意義のある時間だった。面会は出馬の判断の大きなポイントになる」と評価。14日も「(出馬の可否の)最終決定はしていない」としたが、関係者によると、一部議員に不出馬、河野氏支援を伝えたという。

   ◇   ◇

 昨年9月の総裁選で大敗を喫した石破氏。石破派は解体含みの騒動に発展。所属議員は17人まで減り、総裁選での20人の推薦人確保さえ厳しい状況に。石破派重鎮も「今回は一回休み。敗れたら後がない」と出馬に慎重姿勢だった。

 ただ、出馬しなければ総裁候補としての存在感も薄れる。勝機が見えない中、浮上したのが河野氏の支援だった。「河野氏を支援しよう」。7日の石破派の会合で、所属議員が声を上げた。石破氏と河野氏は、政治姿勢で共鳴できる部分が多い。河野氏支援を訴える石破派議員は「国民の人気が高く、改革派の河野さんと石破さんが組めば、古い権力構造は変わる」。2人を衆院選の「顔」として打ち出せば、若手・中堅議員の支持も集めやすいとの狙いもあるという。

   ◇   ◇

 河野氏にとっても、石破氏の支援は追い風だ。共同通信社が4、5両日に行った世論調査で、次期首相に誰がふさわしいか尋ねたところ、石破氏は26・6%。河野氏(31・9%)に次ぐ2位だった。石破氏の支援が得られれば、世論に近い党員・党友票の支持拡大に期待できるというわけだ。

 ただ、石破氏の支援がデメリットになる恐れも。石破氏は安倍政権時代、森友学園問題などで批判を続けた。安倍氏、麻生太郎副総理兼財務相と折り合いが悪く、“石破色”が濃くなれば、安倍氏が影響力を持つ最大派閥の細田派や麻生派にとって遠心力が働く可能性もある。

 細田派は14日、事実上の自主投票を決めたが、支持対象は高市早苗前総務相と岸田文雄前政調会長に絞った。細田派の若手は河野氏と石破氏の連携について「相当な抵抗感がある」と強調。「(細田派の決定は)石破さんと組んだ河野さんを応援することはない、というメッセージだ」と明かした。

 派閥の締め付けの動きを警戒する石破氏は記者団に「私も総裁選で誰に入れようか迷い、派閥と自分の意思が異なったことが何度かある」と述懐。若手・中堅議員に呼び掛けるようにこう語った。「そのときには選挙区に帰り、長年苦労をともにしてきた方々と意見交換し、自分の態度を決めてきた」

(井崎圭、前田倫之)

7217チバQ:2021/09/15(水) 13:26:27
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/798486/?utm_source=yahoo_relation&amp;utm_medium=external_delivery&amp;utm_campaign=ver01
たたき上げ首相の誤算 会食で「生の声」聴くスタイル、コロナで不可
2021/9/10 6:00 (2021/9/10 11:47 更新)
 新型コロナウイルス対策の4度目の緊急事態宣言は9月末まで延長が決まり、菅義偉首相は持論の「防疫と経済の両立」を実現できぬまま、政権に終止符を打つことが確実となった。昨秋の就任から約1年。コロナ対応は時に迷走し、結果として全般的に後手に回り、命運を託したワクチン接種は一定の前進を見たものの、一度傷ついた国民との信頼関係はついに回復を見なかった。 

【関連】首相「コロナ専念で総裁選出馬せず」 退陣表明後、初の会見

 「10月から11月の早い時期には、希望者全員のワクチン接種が完了する予定です。それに向けて宣言などの地域であってもワクチンの接種証明や検査の陰性証明を活用し、制限を緩和していきます。認証制度も使って飲食、イベント、旅行など社会経済活動の正常化の道筋を付けてまいります―」

 事実上の退陣記者会見となった9日夜、首相はコロナの「出口戦略」に特に力を込めた。その言葉はとりもなおさず、就任時に高らかに掲げた、感染拡大抑止と社会経済活動の両立がかなわなかった冷徹な事実を示していた。

 昨年9月に政権が船出した時、たたき上げの首相に国民は好感を寄せ、支持率は共同通信の世論調査で66%を超えた。だが、継承を誓った安倍晋三前政権と同じく、感染の波を抑え込めなかったことが政権の命脈を大きく縮めた。

 10月に入ると感染再拡大の様相が見えたが、専門家の諫言(かんげん)を受け入れず、自ら旗を振った観光支援事業「Go To トラベル」の継続に固執した。感染者は全国で増え続け、12月に支持率が急落し、トラベルは停止に追い込まれた。

 今年1月には小池百合子東京都知事らから突き上げられる形で、2度目の緊急事態宣言を発出。「1カ月後には必ず事態を改善させる」と大見えを切ったが、解除は3月下旬を待たねばならなかった。ゴールデンウイーク期間中の「短期集中」と銘打った3度目の宣言も、7月の東京五輪開幕前に「先手先手の予防的措置」として東京に出した4度目も、首相の決意はことごとく空転。感染を制御できず、支持率は低迷し、回復基調に戻ることはなかった。

      ■     

 一方で、トップダウンで加速させたワクチン接種には評価が寄せられた。

 河野太郎行政改革担当相をワクチン担当に任命。5月には「1日100万回接種」の号令を発し、総務省を通じて自治体の尻をたたくことで6月に達成させた。全人口に占めるワクチン接種率は9月8日時点で、1回目を終えた人が61・4%、2回目まで完了した人が49・4%。1日の接種回数も120万回程度をキープしている。

 米英の先行事例では、国民の4割が1回目のワクチン接種を終えれば新規感染者数は減少に転じるとされていた。だが、感染力の強いデルタ株による「第5波」に直面し、五輪中の8月上旬に1回目の接種率が4割を超えた後も感染爆発は止まらなかった。

 「国民の命と健康を守る」と決意を繰り返し、それを守れず説明につまずくたびに国民の心は離れていき、衆院選を間近に控えた自民党から“引導”を渡された。官房長官時代に危機管理能力を存分に発揮し、「鉄壁」と言われた首相はなぜ、感染症対応に失敗したのか。周辺は「朝や夜の会食を通じて多くの人の話を直接聞き、官僚の説明とのギャップを埋めるのが首相のやり方だった。コロナ禍で(会食が)できなくなり、国民感覚とずれが生じてしまったのかもしれない」と嘆いた。 (久知邦)

7218チバQ:2021/09/15(水) 13:51:00
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091401027&amp;g=pol
「河野・石破連合」で圧勝狙う 安倍・麻生氏と亀裂も―自民党総裁選
2021年09月15日07時24分

自民党の河野太郎規制改革担当相(写真左)と石破茂元幹事長(同右)
自民党の河野太郎規制改革担当相(写真左)と石破茂元幹事長(同右)


 自民党総裁選で、「ポスト菅」候補として世論の人気を二分してきた河野太郎規制改革担当相(58)と石破茂元幹事長(64)の「連合」が成立する可能性が出てきた。河野氏の協力要請を受けて石破氏が出馬を見送り、手を携えて党員・党友投票で圧勝を狙う。ただ、石破氏は安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の政治路線に一貫して否定的で、河野氏と安倍、麻生両氏の間に亀裂が走ることも予想される。
自民総裁選、石破氏不出馬 三つどもえ、ほぼ固まる―細田・麻生派は自主投票

 河野氏は13日、衆院議員会館に石破氏を訪ね、「『河野総理』が誕生したら力を貸してください」と打診。石破氏は即答を避けたが、総裁選には出馬せず、河野氏を支援する意向を固めた。
 河野、石破両氏は報道各社の世論調査で、「次の首相」としてトップを争う。石破氏は過去4回立候補した総裁選でも高い党員人気を見せつけてきた。各派の投票行動が見通せない中、河野氏は石破氏を取り込んで党員票を固め、国会議員票の比重が大きい決選投票に持ち込ませることなく、1回目の投票で決着をつけたい考えとみられる。
 河野氏からの支援要請は、総裁選対応を決められずにいた石破氏にも「助け船」となった。昨年の総裁選で惨敗し、石破派会長の辞任を余儀なくされた上、休会や退会の形で離反者が続出。20人の推薦人確保もままならないとみられていた。「河野政権」で要職に起用されれば、将来の総裁候補として芽を残すことができる。
 だが、河野氏にとり、石破氏との連携はもろ刃の剣だ。最大派閥・細田派に影響力を持つ安倍氏と、河野氏が所属する第2派閥・麻生派会長の麻生氏が首相在任中、石破氏は政権批判の急先鋒(せんぽう)となった。石破氏は今なお「河野氏ならこれまでの自民党政治の継承にならない」と漏らし、従来路線の転換を目指している。
 このため、麻生派幹部は「河野氏と安倍、麻生氏の関係は悪くなる」との見方を示す。河野氏が、数を握る安倍、麻生両氏を遠ざけるのは得策とは言えず、仮に首相の座を勝ち取っても政権運営の不安定要因になりかねない。
 「河野・石破連合」の行方を、岸田文雄前政調会長(64)も注視している。岸田氏は、党内で「異端児」扱いの河野氏に国会議員票で優位に立っていると踏んでいただけに、周辺は「流れが変わりそうな気がする」と警戒。同時に、安倍、麻生両氏の支援を当て込んで「うちにとっていい方向に変わるかもしれない」と期待も示す。
 石破氏は14日、党本部で二階俊博幹事長と面会。二階氏の元にはこの後、菅義偉首相も会談に訪れた。首相は就任時、「安倍政治の継承」を掲げたが、今回は河野氏を支持する意向とされ、二階氏は自身の党運営を問題視してきた安倍、麻生両氏と緊張関係にある。菅、二階、石破3氏が河野氏支援で連携し、安倍、麻生両氏と対立する構図も浮かぶ。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091500535&amp;g=pol
谷垣グループは原則岸田氏支持 自民総裁選
2021年09月15日12時15分

中谷元・元防衛相=8日、東京都千代田区の衆院議員会館
中谷元・元防衛相=8日、東京都千代田区の衆院議員会館


 自民党の谷垣グループは15日の会合で、党総裁選(17日告示、29日投開票)への対応に関し、岸田文雄前政調会長(64)を支持する方針を決めた。ただ、メンバーが岸田氏以外の候補を支援することも容認する。代表世話人の中谷元・元防衛相は「岸田氏は地方重視と格差の是正で経済を成長させるという王道の経済政策を持っている」と語った。

7219チバQ:2021/09/15(水) 16:28:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/500230535363ec5e526e1bbc3b6f88bf330e06d5
野田聖子幹事長代行、総裁選出馬の可能性高まる 推薦人確保めどがたつ
9/15(水) 13:51配信
日刊スポーツ
自民党の野田聖子氏(19年4月撮影)

野田聖子幹事長代行が15日、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬する可能性が高まった。


野田氏は、出馬に必要な国会議員20人の推薦人の確保に難航していたが、この日までに「確保するめどが立った」ことを関係者が明らかにした。

野田氏は、16日にも出馬会見を予定している。

総裁選には岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行革相の3氏が、すでに出馬を表明しており、野田氏が出馬表明すれば、4氏乱立による混戦となる。

7220チバQ:2021/09/15(水) 19:06:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/46302b20fb537a7fd02f2baea2579510228d4876
石破氏が不出馬 “三つどもえ”一転 各派閥に動き
9/15(水) 17:30配信

テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 自民党総裁選を巡り、野田聖子幹事長代行(61)が出馬に向けて最終調整に入りました。

 17日に告示を迎える自民党の総裁選挙。顔ぶれが固まってきました。

 15日午後4時ごろから派閥の総会を開いた石破元幹事長(64)は、正式に立候補しない意向を表明。すでに立候補を表明している河野行政改革担当大臣を支援する考えです。

 一方、立候補に意欲を見せている野田幹事長代行。周辺によりますと、立候補に必要な20人の推薦人の確保が見えてきたとのことで現在、最終調整を行っています。

 野田氏のブログから(14日):「やはり私自身が動く必要性を強く感じ、残された期間で準備に入る覚悟をしたところです」

 現職の大臣としてただ1人、立候補を表明している河野行革担当大臣(58)は公務の合間を縫ってコロナ禍で苦境に立たされている飲食店経営者と意見交換した後、テレビ番組に出演。他の候補者との違いをアピールしました。

 自民党麻生派・河野行革担当大臣:「ワクチン接種、1741の市区町村の皆さんの声を聞きながら、ここまで引っ張ってきましたので多分、政治家のなかで今、実行力、突破力と調整力、一番あるのが河野太郎だと思って頂いていいんだと思います」

 一方、岸田前政調会長(64)は「しっかり話を聞いて、そして対話をし、信頼関係を作って、そして協力をお願いする。私は、そういったリーダーを目指す。私こそ、そういったリーダーにふさわしい」とアピールしました。

 去年の総裁選挙で敗因の1つ、地方票が少なかった岸田前政調会長は今回、党員・党友票の支持拡大に力を入れ、今月15日もリモートによる対話集会を行いました。

 14日に開いた選対本部立ち上げ集会に約40人の議員が集まった高市前総務大臣(60)。「ファイト・オン・サナエ・フォー・ジャパン」と書かれたサナエタオルを掲げ、決意を新たにしました。

 自民党無派閥・高市前総務大臣:「勝たねばならぬ…そう思っております。一生懸命、戦います」

 15日も党所属の国会議員の事務所を回り、支持を呼び掛けました。

 自民党無派閥・高市前総務大臣:「(候補者の)人数が多いほど色んな議論ができるので良いことだと思います。非常に幅広い議論ができるチャンスでございますので、1人でも多いといいですね」

 党内最大派閥の細田派は14日、その高市前総務大臣と岸田前政調会長の2人を支援することを決定。現状、7派閥のうち岸田派を除く6派閥が事実上、自主投票になる見通しの今回の総裁選挙。票読みが難しくなると予想されるなか、若手議員に影響力を持つ小泉環境大臣は河野大臣支持を表明しました。

 自民党無派閥・小泉環境大臣:「河野さんが総理、総裁になれば日本も自民党も変わりますよ。これは戦ですから。この総裁選、絶対勝つんだと。この総裁選を必ず勝ち抜いて新しい自民党、新しい日本をつくり上げるんだということがまず今、考えるべきことだと思っています」

 世論調査で人気の高い河野、石破、小泉の3氏が連携することで総裁選挙にどんな影響が出るのか…。

 一方、野党は総裁選挙に神経をとがらせています。

 立憲民主党・長妻副代表:「今、自民党総裁選真っ盛りでコロナ対策が手薄になってはいませんか?」

 田村厚生労働大臣:「総裁選ですか、それに合わせて手を抜いているだとか、絶対あり得ない話でございます」

 来月上旬に召集される菅総理の後任を選ぶ臨時国会で、新しい総理大臣のもとで予算委員会を開くよう求める方針です。

テレビ朝日

7221チバQ:2021/09/15(水) 19:14:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdb9fc0a9033a45e4f90640a1285bd8a5171a5aa
今の自民党は、まるで昔の民主党 衆院選の「顔」求め右往左往
9/15(水) 7:32配信
 ここ半月の政界の動きはかまびすしい。8月22日、菅義偉首相の地元・横浜市の市長選で、閣僚を辞めてまで出馬した首相側近の小此木八郎氏が、立憲民主党が推薦した事実上の野党統一候補、山中竹春氏に惨敗。自民党内で「菅首相では秋の衆院選を戦えない」との声が吹き荒れた。菅首相は党役員人事や衆院解散の先行などの奇策をもくろんだが奏功せず、9月3日に自民党総裁選への不出馬、つまり事実上の退陣表明に追い込まれた。現在は17日の総裁選告示に向け、党を挙げて「誰が勝ち馬か」の品定めに余念がない、というところだろう。

 そんなわけで永田町は自民党の動きにくぎ付けだが、ここまでの一連の流れを見ていて、筆者はある種の懐かしさを感じた。こういう光景をかつて何度も見たことがある。今はなき民主党(民進党)である。

 今回の自民党総裁選は、政権与党たる自民党が、党内ガバナンスが効かず国民の失望を招いたかつての民主党・民進党のレベルに落ちていることを、白日のもとにさらすイベントになるのかもしれない。(ジャーナリスト 尾中香尚里)

横浜市長選で当選を決め、花束を受け取る山中竹春氏(左)=8月22日夜、横浜市

 ▽バラバラにならないはずが

 かつての民主党・民進党は、何かにつけて「寄り合い所帯」「党内バラバラ」とやゆされていた。民主党は1990年代半ば、自民党、新進党という「保守2大政党」の構図にあらがう形で、いわゆる民主・リベラル勢力を中心として誕生した政党だったが、その後新進党の解党に伴い、保守系の議員が大勢なだれ込み、さらに選挙区事情もあって、自民党からの出馬が困難だった新人も民主党にはせ参じた。

 当時は小選挙区制中心の選挙制度に対応するため、野党は自らの生き残りのために、合従連衡によって無理やり規模を拡大して「2大政党」の体裁を作らざるを得なかった。結果として民主党は「どこを目指しているのか分からない」政党になってしまった。

 こうした党の成り立ちは、党内が常に「選挙に勝てるかどうか」で右往左往し、無駄に代表交代を繰り返して党の体力を消耗する状況を生んだ。歴代執行部の力不足もあったのだろうが、何かにつけて「解党的出直し」を叫び、自ら党を支える努力をしない中堅・若手のフォロワーシップの欠如も、国民の失望を招いた。その最たるものが前回衆院選(2017年)の「希望の党」騒動。間近に迫った衆院選におびえ、代表交代どころか、民進党を事実上解体させてしまった。

 野党を好意的にみていた筆者でさえ、こんな状況の繰り返しには、心底うんざりしたものだ。

 そんな野党の比較対象として存在していたのが自民党だった。2020年9月、菅義偉氏が新総裁に選出された前回の総裁選。有力派閥の支持表明で雪崩を打つように「菅氏当選」の流れが安定的につくられていくさまには、今でもこんな風に組織のガバナンスが効くものか、と驚いた。

 安倍晋三前首相や菅義偉首相に異論の一つも上がらない「官邸1強」の在りようを、筆者は決して評価していたわけではない。だが、少なくとも民主党・民進党の、政権にあった時でさえ党内で足の引っ張り合いを繰り返すさまに失望した国民は、こういう姿の自民党を、ある種の安心感を持って受け入れるのかもしれない、という思いも抱いた。実際、民主党・民進党関係者から「自民党は批判すべき点は多々あるが、党をバラバラにしない。ガバナンスについては学ぶ点もある」という話を、過去に何度も聞いた。

自民党の新総裁に決まり、拍手に応える菅官房長官=2020年9月14日午後、東京都内のホテル

7222チバQ:2021/09/15(水) 19:14:32
 ▽派閥が無力化

 だが、菅内閣の支持率が大きく低迷する中で、党総裁選と衆院選の時期が限りなく近づき、新総裁と「選挙の顔」が直結した途端、あれほどの強固な党内ガバナンスを誇った自民党が、あっという間にここまで「民主党化」したことには、こちらが驚いた。

 総裁選においては強い影響力を行使できていた派閥が、今回全く機能していない。自ら「宏池会」を率いる岸田文雄前政調会長が出馬を表明し、派閥に支えられて選挙に臨むさまは従来型の総裁選をほうふつとさせる。だが、その他の派閥はいまだ対応が定まらない。昨年の前回総裁選まで普通にみられた「派閥の領袖(りょうしゅう)が担ぐ候補を決め、一致結束してその候補を推す」という形が作れずにいる。

 従来型の党内力学で動く派閥領袖に対し、選挙基盤の弱い中堅・若手は派閥に関係なく「選挙の顔」を強く求める。派閥領袖が決めた候補で結束を保つことが難しくなり、結果として派閥領袖たちは、自身も「勝ち馬」を探し始める。麻生派トップの麻生太郎副総理兼財務相が、派内から出馬を表明した河野太郎行政改革担当相を支援するのかしないのか、態度をはっきりできないのが良い例だ。

 なぜか党内で今なお強い影響力を持つとされる細田派出身の安倍晋三前首相が、高市早苗前総務相の支援を表明しても、細田派所属議員の支持候補は分散しそうで、安倍氏が十分な求心力を持っているようには見えない。

 結束力の強さでは党内随一とみられた二階派も同様で、そもそも菅首相が退陣を表明する前、二階俊博幹事長がいち早く菅首相支持を打ち出したにもかかわらず、派内から公然と異論が出たのは記憶に新しい。

 間近に迫る衆院選を前に、個々の議員がバラバラになり始めた。衆院当選3回以下を中心とする中堅・若手議員が派閥横断の新グループを結成し、総裁選について「派閥にとらわれずに個人の意思で投票する」ことを訴えた。

 ▽いつかみた風景

 きっとこんなグループが出てくるだろうと思っていた。かつての民主党で見飽きた光景だからだ。「党風一新の会」というグループ名自体、いかにも民主党っぽい。

 評判の悪い自民党長老とは距離を置いていることを有権者にアピールし、自らの生き残りを図りたいのかもしれない。もし今回の総裁選で、安倍前首相が石破茂氏を決選投票で逆転した2012年総裁選のような事態が起きれば、彼らはその後の首相指名選挙で党の総裁に投票せず、造反さえしかねないのではないか。

記者会見で自民党総裁選への立候補を正式表明する河野行革相=9月10日午後、国会

 もっとも、今になって「党改革を通じた政治改革を断行する」などと強調されても「では『モリ・カケ・サクラ』で党が信頼を失っていた時に、あなた方は何をやっていたのか」という思いしかないのだが……。

 自民党の唯一の「褒められて良い点」だった党内ガバナンスの崩壊を目の当たりにして、筆者は過去の民主党の残念な姿を、まざまざと思い起こした。

 ▽野党はどうあるべきか

 さて、「現在の」野党である。

 民進党の崩壊に伴い、2017年の衆院選で戦後最小の野党第1党となった立憲民主党。その後は選挙を通じて徐々に党勢を拡大。「中小野党のどんぐりの背比べ」状態から「野党の中核」として頭一つ抜け出すと、今度は国会で野党の統一会派を組んで政党間の信頼関係を高めながら「綱領に基づき個々の議員が集まる」形を取ることで「寄り合い所帯ではない」野党議員の糾合を目指してきた。共産党などとの選挙協力も徐々に進み、この1年は大きな与野党対決型の選挙で連勝している。

7223チバQ:2021/09/15(水) 19:14:56
 枝野幸男代表ら立憲民主党の執行部は、かつての失敗を繰り返すまいと、ここまでは慎重な行動を重ね、それが奏功していると言える。

 ところが、菅首相の退陣で自民党総裁選に注目が集まる中、それにあおられて浮足立つ野党の若手議員の存在が、報道などで指摘されている。実際は浮足立っているひまもないはずだが、もし報道が事実であれば、非常にもったいない。

 せっかく、過去の民主党の「最大の欠点」を、自民党が引き取ってくれているのである。ここで野党側が再び過去の「民主党」に逆戻りする必要はないし、すべきでもない。奇をてらうことなく、淡々と誠実に政策を訴えて選挙区を回り、有権者と対話を重ねればいい。自民党にはもはや見られない「安定感」は今や野党にこそある、と有権者にアピールして安心感を勝ち取る。これこそが、衆院選に向けて、立憲民主党をはじめとする現在の野党が、なすべきことであろう。

7224とはずがたり:2021/09/15(水) 20:13:14
野田聖子氏 総裁選の出馬なるか カギは石破氏
https://www.sankei.com/article/20210913-TJY2YP4ZRBJ47OLDEJYNVTVA44/
2021/9/13 20:11
市岡 豊大

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への立候補に意欲を示す野田聖子幹事長代行が正念場を迎えている。ライバルの高市早苗前総務相が先行する中、20人の推薦人集めが難航し出馬を断念した過去3回の総裁選と同様に、今回も出馬へのハードルは高い。ただ、党内ではベテランを中心に待望論があるのも事実だ。カギを握るのは、同じく出馬を模索している石破茂元幹事長の動向だ。

「ちょっとずつ積み上げていかないと。(他の派閥候補と違って)中小企業みたいなもんだから」

野田氏は周囲にこう語り、無派閥で議員の支持が広がらない自身を自虐的に語りつつ、意欲をみなぎらせた。野田氏は二階俊博幹事長のもとにも日参している。二階派(志帥会、47人)は総裁選で独自候補を出さないため、推薦人の提供を受けたい考えだ。

野田氏は7日に菅義偉(すが・よしひで)首相、8日には青木幹雄元参院議員会長とそれぞれ面会した。首相は約40人の無派閥グループ、青木氏は竹下派(平成研究会、52人)の参院議員(20人)に影響力を持つとされる。

野田氏は「初の女性首相を目指す」との看板を掲げ、過去3回の総裁選で出馬を目指したが、いずれも推薦人の壁に阻まれた。今回は同年代の高市氏が出馬表明し、野田氏は焦りを募らせている。

ただ、野田氏を支持するベテラン議員には「タカ派色が強い高市氏の対抗馬として党の多様性をアピールできる」との声がある。ある議員は「383の党員・党友票のうち100は取れる」とそろばんをはじく。


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野田氏がスタートラインに立つうえで、重要となるのが石破氏の動向だ。13日には、国会内で石破氏と面会した。石破氏の支持者を自陣に取り込み、出馬の可能性を広げる狙いがあり、野田氏に近い議員は「石破氏との連携も選択肢だ」と語る。(市岡豊大)

7225チバQ:2021/09/15(水) 20:13:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e78f89a564a0d8ae79357df4dd0e40b982e071f0
派閥の多くが自主投票へ 3氏が争う構図、野田聖子氏は立候補を模索
9/15(水) 19:57配信

朝日新聞デジタル
報道関係者が詰めかけた自民党本部=2020年6月18日午後0時16分、東京・永田町、杉本康弘撮影

 自民党総裁選は17日に告示される。岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行政改革相の3氏が争う構図だが、派閥の多くが支持候補を一本化できない異例の選挙戦となる見通しだ。石破茂元幹事長が正式に不出馬表明し、野田聖子幹事長代行はなお立候補に向けて最終調整を続けた。

■石破氏は不出馬表明 野田氏、推薦人確保へ奔走

 石破氏は15日、国会内で記者会見を開き、立候補を見送り、河野氏を支援する考えを明らかにした。「自民党を変えてほしい。政治を変えてほしい。この多くの国民の声に応えるためには、改革を志す勢力が二分することなく一致すべきだ」と、不出馬に至った理由を語った。

 また、森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題について、「一番悲しんでいる人の思いに寄り添わなくて、私は政治の名に値すると思わない」とし、再調査の必要性に言及。13日に石破氏が河野氏と会談した際にも、こうした考えを伝えたと述べた。

 会見に先立って開かれた石破派(17人)の臨時総会で石破氏は、所属議員に対し、派閥として投票先を拘束はしないと説明。同派代表世話人の鴨下一郎元環境相は総会後、記者団に「派閥として意見をとりまとめることはしないが、(石破氏と)方向性は一致している」と語った。

 河野氏については、小泉進次郎環境相も14日、支持を表明している。石破氏の会見を受け、河野氏は15日、記者団に「一人でも多くの方々にご支援をいただけるのは、ありがたいことだ」と語った。

 一方、野田氏は15日も党本部などで推薦人の確保に向けて活動した。野田氏を支援する閣僚経験者は、立候補の要件である「20人」まで迫っているとし、「あと少しだ」と述べた。

 総裁選をめぐっては、石原派(10人)が15日、幹部会合を開き、自主投票の方針を決めた。すでに最大派閥の細田派(96人)が高市氏と岸田氏の支持を決定。河野氏が所属する第2派閥の麻生派(53人)は16日に緊急総会を開く予定で、河野、岸田両氏を支持する方向だ。ただ、所属議員の投票を拘束することはせず、岸田氏が会長の岸田派(46人)以外は、事実上の自主投票となりそうだ。

朝日新聞社

7226チバQ:2021/09/15(水) 20:47:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d4edcf64112b05c04e48d51ab77fab48214882
存在感かけた総裁選に悩む最小派閥・石原派
9/14(火) 21:28配信

産経新聞
石原伸晃会長(寺河内美奈撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は、最小派閥の石原派(近未来政治研究会、10人)にとって浮沈をかけた戦いとなる。7派閥の中でいち早く菅義偉首相(党総裁)の再選支持を表明したが、首相の不出馬により白紙となった。小所帯だけに選択を誤れば埋没しかねず、同派を率いる石原伸晃元幹事長は難しいかじ取りを迫られている。


「アイドルの人気投票ではない。軽率な行動を取らず、しっかりと協力していこうということで話は終わった」。9日に開かれた派閥会合後、石原氏は記者団に候補者の政策を見極めた上で、派の方針を決定することを明らかにした。

石原派は昨年9月の総裁選では首相の出馬表明前、主要3派に先んじる形で支持を組織決定した。その効果もあってか、菅政権発足後の人事では森山裕国対委員長の続投に加え、坂本哲志氏が1億総活躍担当相に就任し、久しぶりに閣僚を出した。

ただ、最近は派を暗い影が覆う。緊急事態宣言中の今年1月、田野瀬太道衆院議員が深夜に東京・銀座のクラブを訪れたことが発覚し、その後に離党。6月には冨岡勉衆院議員が次期衆院選への不出馬を表明した。総裁選で衆院選の「顔」選びを誤れば、勢力はさらに後退しかねない状況だ。

同派幹部は「10人の小所帯。石原会長の下、一致結束して総裁選に臨みたい」と語るが、現時点では他派と同様に意見は割れている。9日の派閥会合では、岸田文雄前政調会長や河野太郎ワクチン担当相を推す声が上がった。最高顧問を務める山崎拓元副総裁が態度を鮮明にしていなかった石破茂元幹事長の背中を押しているとの情報も流れ、派閥幹部は「ひっかきまわさないでほしい」と頭を抱える。

一方、今回は岸田氏、河野氏、高市早苗前総務相と有力者が競い合う総裁選となるため、所属議員は「わずか10人の石原派さえ、まとまるのが難しい。他派が自主投票なら、それに倣えとなるかもしれない」と語った。

石原氏は、同い年の岸田氏や石破氏と関係が深い。平成24年の総裁選では岸田氏が幹事長だった石原氏の推薦人を務めた経緯もある。首相や二階俊博幹事長の信頼を得て党内で存在感を示してきた森山氏の意向なども派の意思決定に影響しそうだ。(今仲信博、児玉佳子)

7227チバQ:2021/09/15(水) 20:49:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c3f5273e33e1e4441c11640a0d30c0e2125618e
岸田氏陣営選対本部長に遠藤氏、顧問に甘利氏
9/15(水) 20:26配信

産経新聞
岸田文雄前政調会長(春名中撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明している岸田文雄前政調会長を支持する陣営の選対本部長に谷垣グループ(有隣会)代表世話人の遠藤利明元五輪相が就任することが分かった。麻生派(志公会)に所属する甘利明税調会長は顧問に就く。15日、関係者への取材で分かった。


遠藤氏は前回総裁選でも選対本部長を引き受けた岸田氏の盟友。谷垣グループとしても同日、岸田氏を支持することを決めた。甘利氏も当初から岸田氏を支援する考えを示していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a75889d722a4f7a9832a3ea118aae102dc6e9fe1
河野太郎氏も一転ピンチの可能性 史上初女性2人含む4人乱立で票分散
9/15(水) 20:23配信

日刊スポーツ
河野太郎行革相(2021年9月10日撮影)

自民党の野田聖子幹事長代行が15日、党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬に向け、最終調整に入ったことが明らかになった。必要な国会議員20人の推薦人の確保に難航していたがこの日までに、めどが立った。すでに岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行革相が出馬を表明し、史上初の女性2人を含めた4人による乱立が濃厚となり、決選投票にもつれれば、河野氏の不利も予測されれる。

   ◇   ◇   ◇   

菅義偉首相の後継を争う戦いは、告示2日前に大きく動いた。野田氏が、最大の課題だった国会議員の推薦人20人確保のハードルをクリアしたことを関係者が明らかにした。16日にも出馬表明を予定している。高市氏と史上初となる女性2人を含めた乱立で構図は一変する様相だ。

野田氏は推薦人確保に手応えを得た前日14日、自身のブログを更新し、「やはり私自身が動く必要性を強く感じ」などと出馬予告したものとみられている。同じ無派閥の三原じゅん子厚労副大臣らから支持する動きが広がっている。初の女性候補2人を含む本格的な総裁選となれば、多様性を持った党としての改革のアピールになり、コロナ対策などで国民の批判にさらされている流れを変える一手にもなる。

河野氏は「次期衆院選を戦える新しい顔」として派閥を横断した支持を拡大させている。この日、石破茂元幹事長から支持表明を受け、追い風を得たが、候補の乱立で票の分散が現実味を帯び、一転してピンチに陥る可能も出てきた。

総裁選は国会議員383票、党員・党友383票の計766票によるフルスペックで行われ、トップが過半数に達しなかった場合には上位2人による決選投票となる。決選投票では国会議員383票と、都道府県連各1票の計47票、合計430票で争われ、国会議員票の重みが増す。仮に河野氏、岸田氏による決選投票となった場合、国会議員票は岸田氏に流れる可能性が高い。

河野氏が所属する麻生派(53人)も河野氏支持で一枚岩ではなく、高市氏を支援する安倍晋三前首相も河野氏には警戒感を示す。安倍氏の出身である最大派閥の細田派(96人)「自主投票」としたが、この日、細田派を中心とする原発推進グループの会合で、出席者の大半が、出馬を機にトーンダウンしたとはいえ「脱原発」を訴えてきた河野氏への不信感をあらわにし、岸田氏支持を伺わせた。他派閥も割れる意見に配慮して自主投票としているが、決選投票となれば、今後の人事、処遇などをにらみ、現実的で冷徹な派閥の論理で「勝ち馬」に乗る動きが決定的になる。野田氏が投じる一石が、政界に大きな波紋を広げることなりそうだ。【大上悟】

7228チバQ:2021/09/15(水) 20:50:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/30a2ca54e6894ce72a518ee102c26d100bfb08f6
負ければ冷や飯…自民総裁選、推薦人にも「覚悟」
9/15(水) 20:19配信

産経新聞
東京・永田町の自民党本部

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を前に、各陣営は15日、立候補に必要な20人の推薦人名簿の作成を進めた。告示日に公開される推薦人名簿は、候補者の党内基盤を示し、投票権を持つ党員・党友へのアピールにもつながる。推薦人は候補者が当選すれば人事などで優遇が期待できる一方、負ければ冷や飯を食うリスクを抱えるだけに、運命共同体とも言われる。

「これだけ集まってくれたんだから、ちゃんと扱わないといけない」

立候補を表明している高市早苗前総務相の選対幹部は15日、前日の選対本部発足式に出席した議員から優先的に推薦人を選ぶ方針を示した。名簿は衆参両院、当選回数、男女などのバランスを考慮した上で派閥横断的な議員による構成にし、党内の幅広い支持基盤を示した上で、支持拡大につなげたい考えだ。

推薦人制度は、候補者の乱立を防ぐため、田中角栄氏が勝利した昭和47年の総裁選で「推薦人10人」の要件を設けた。派閥の影響力が増すにつれ、推薦人は52年に20人、中曽根康弘内閣が誕生した57年は50人まで引き上げられた。しかし、議員定数削減などで徐々に要件は緩和され、現在の20人に至っている。

推薦人になる最大のメリットは、論功行賞で内閣や党の役職を得やすいことだ。昨年9月の前回総裁選では、菅義偉首相の推薦人に河野太郎ワクチン担当相をはじめ、平沢勝栄復興相、坂本哲志地方創生担当相、山口泰明選対委員長らが名前を連ねていた。一方、首相と争った岸田文雄前政調会長の推薦人では上川陽子法相のみが入閣し、石破茂元幹事長の推薦人からの入閣はゼロだった。

今回は、推薦人となることに慎重な議員も少なくない。主要派閥が首相支持に雪崩を打った前回とは異なり、支持候補を一本化しない派閥が相次ぎ、「勝ち馬」を読みにくいためだ。

総裁候補がいない二階派(志帥会)の議員は「2陣営から推薦人を頼まれたが、どちらに行けばいいのか。こんなに読めない総裁選は珍しい。推薦人になるにも覚悟が必要だ」と吐露した。(広池慶一)

7229とはずがたり:2021/09/15(水) 20:54:12
参院が反小沢に回って衆院側を抑えた小沢が結局党を飛び出さざる得なかった時を思い出す。今回も河野を抑える形になるのかな?

https://twitter.com/52311597a939434/status/1438101928181858309
芋松
@52311597a939434
@鹿児島県の民放各社より

>野村哲郎氏、尾辻秀久氏、宇都隆史氏が所属する参議院竹下派は、(参議院)岸田派と『兄弟派閥』とも言われていて、3人とも態度を明らかにはしていないが、岸田さんを支持する可能性が高いとみられている。
午後8:26 ・ 2021年9月15日・Twitter for Android

7230チバQ:2021/09/15(水) 20:55:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/55f4780a77b9fbd4450dfbd3d4f92cd08608b2b3
三原じゅん子氏、SNSに「見事なまでの罵詈雑言」が殺到し嘆き…野田聖子氏推し発言で
9/15(水) 12:59配信
スポーツ報知
三原じゅん子氏

 自民党の三原じゅん子厚生労働副大臣が15日、自身のツイッターを更新。自民党の野田聖子幹事長代行についてつづった。

 三原氏は、14日、野田氏が総裁選の候補者について「残念な事に誰ひとり『子ども・女性・障がい者・介護政策、貧困の格差等』に触れている候補者が居なく、私としてはとても残念な気持ちになりました」「このコロナ禍で女性たちが抱える孤独感や困難に寄り添うことから始めたい。菅政権でやっと動き出した『こども庁』を一日も早く動かさなければならない。そう考えたら、やはり私自身が動く必要性を強く感じ、残された期間で準備に入る覚悟をしたところです」などとつづった投稿を引用したうえで、「思想・信条は確かに違う。でも何故?子どもの『こ』の字も誰も言わない。何だろう、この違和感。ずっとそう思ってた。そして、今やっと分かった。#変えるなら野田聖子」と投稿した。

 この投稿には15日12時半現在、2300件以上のコメントが寄せられている。このコメントを受け三原氏は「まぁ!見事なまでの罵詈雑言!!」「私が誰推しであろうが、真の保守である事は変わらない。変わる筈がない。どんどん皆んなで議論を闘わせればいい。良い総裁選になりますよ、きっと。」と記した。

報知新聞社

7231チバQ:2021/09/15(水) 21:38:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_UN33QJPHIJK7TCDTCGC6AX2ONY.html
二階派の若手衆院議員約10人が河野氏支持
2021/09/15 18:53産経新聞

二階派の若手衆院議員約10人が河野氏支持

ぶら下がり取材に応じる河野太郎ワクチン担当相=15日午後、東京・永田町の衆院第二議員会館(松井英幸撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、47人)の若手議員らが15日、党本部で二階氏と面会し、総裁選で同派の若手衆院議員約10人が河野太郎ワクチン担当相を支持する考えを伝えた。

二階氏は「首相を選ぶ大事な選挙だ。それぞれがしっかりと考えて、活動しなさい」と了承したという。複数の派閥関係者が明らかにした。

7232とはずがたり:2021/09/15(水) 21:56:53

「河野・石破連合」で圧勝狙う 安倍・麻生氏と亀裂も 自民党総裁選
9/15(水) 7:09配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/254aefba612501b4f3939b6116ad7e9436961610
時事通信

 自民党総裁選で、「ポスト菅」候補として世論の人気を二分してきた河野太郎規制改革担当相(58)と石破茂元幹事長(64)の「連合」が成立する可能性が出てきた。

 河野氏の協力要請を受けて石破氏が出馬を見送り、手を携えて党員・党友投票で圧勝を狙う。ただ、石破氏は安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の政治路線に一貫して否定的で、河野氏と安倍、麻生両氏の間に亀裂が走ることも予想される。

 河野氏は13日、衆院議員会館に石破氏を訪ね、「『河野総理』が誕生したら力を貸してください」と打診。石破氏は即答を避けたが、総裁選には出馬せず、河野氏を支援する意向を固めた。

 河野、石破両氏は報道各社の世論調査で、「次の首相」としてトップを争う。石破氏は過去4回立候補した総裁選でも高い党員人気を見せつけてきた。各派の投票行動が見通せない中、河野氏は石破氏を取り込んで党員票を固め、国会議員票の比重が大きい決選投票に持ち込ませることなく、1回目の投票で決着をつけたい考えとみられる。

 河野氏からの支援要請は、総裁選対応を決められずにいた石破氏にも「助け船」となった。昨年の総裁選で惨敗し、石破派会長の辞任を余儀なくされた上、休会や退会の形で離反者が続出。20人の推薦人確保もままならないとみられていた。「河野政権」で要職に起用されれば、将来の総裁候補として芽を残すことができる。

 だが、河野氏にとり、石破氏との連携はもろ刃の剣だ。最大派閥・細田派に影響力を持つ安倍氏と、河野氏が所属する第2派閥・麻生派会長の麻生氏が首相在任中、石破氏は政権批判の急先鋒(せんぽう)となった。石破氏は今なお「河野氏ならこれまでの自民党政治の継承にならない」と漏らし、従来路線の転換を目指している。

 このため、麻生派幹部は「河野氏と安倍、麻生氏の関係は悪くなる」との見方を示す。河野氏が、数を握る安倍、麻生両氏を遠ざけるのは得策とは言えず、仮に首相の座を勝ち取っても政権運営の不安定要因になりかねない。

 「河野・石破連合」の行方を、岸田文雄前政調会長(64)も注視している。岸田氏は、党内で「異端児」扱いの河野氏に国会議員票で優位に立っていると踏んでいただけに、周辺は「流れが変わりそうな気がする」と警戒。同時に、安倍、麻生両氏の支援を当て込んで「うちにとっていい方向に変わるかもしれない」と期待も示す。

 石破氏は14日、党本部で二階俊博幹事長と面会。二階氏の元にはこの後、菅義偉首相も会談に訪れた。首相は就任時、「安倍政治の継承」を掲げたが、今回は河野氏を支持する意向とされ、二階氏は自身の党運営を問題視してきた安倍、麻生両氏と緊張関係にある。菅、二階、石破3氏が河野氏支援で連携し、安倍、麻生両氏と対立する構図も浮かぶ。

7233チバQ:2021/09/15(水) 22:24:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_6SKOZEC3ZVOLNCHRC4QUQUQ2ZE.html
安倍・麻生氏側にしこり 仇敵・石破氏の河野氏支持方針
2021/09/14 20:52産経新聞

安倍・麻生氏側にしこり 仇敵・石破氏の河野氏支持方針

(産経新聞)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で、石破茂元幹事長が立候補を見送る方向となった。石破氏は協力要請を受けた河野太郎ワクチン担当相の支持に回るとみられることから、石破氏と反目してきた安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相に近い議員の間に反発が広がる。河野氏は知名度の高い石破氏や小泉進次郎環境相らの後押しで党員・党友票の上積みを狙うが、国会議員票を減らす展開もありうる。

安倍氏の出身派閥で最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)は14日の会合で、河野氏を支持しない方針を決めた。同派からは柴山昌彦幹事長代理らが河野氏支持を鮮明にしたが、河野氏支持の議員に対する罰則までは検討していない。

とはいえ、派として「河野氏以外」の決め手となったのは、政策の違いだった。

事務総長の松野博一元文部科学相は会合後、記者団に、エネルギー政策について河野氏の持論が「脱原発」であることを念頭に「わが派の過去の議論において、合意できるものではないということだ」と説明した。高市早苗前総務相を支持する高鳥修一衆院議員は「清和研の政策は保守的な政策が多く(高市氏と)共通点が多い」として、派の決定を歓迎した。

また、安倍氏に近いベテラン議員は「石破氏が河野氏を支持するならば『石破氏と足並みをそろえる河野氏を支持していいのか』と議員や党員に訴えやすくなる」と話す。「河野-石破」連合が好都合というわけだ。

背景には、安倍氏側の忘れられない過去がある。石破氏は第1次安倍政権下の平成19年参院選で自民党が大敗した際、首相の安倍氏に対し「『私か(当時の)小沢一郎民主党代表かの選択だ』と訴えたのに、どう説明するのか」と暗に退陣を促した。安倍氏側からすれば、石破氏は「後ろから鉄砲を撃つ人」との受け止めが強い。

一方、安倍氏の盟友の麻生氏が率いる麻生派(志公会、53人)は支持候補の一本化を見送り、それぞれ若手とベテランに支持の多い同派所属の河野氏、岸田派(宏池会、46人)の岸田文雄前政調会長を「基本的に支持」する方向だ。

石破氏に対しては、麻生氏にも苦い過去がある。麻生氏に近い麻生派の薗浦健太郎衆院議員は13日のBS―TBS番組で、21年の麻生内閣末期に「急先鋒(せんぽう)で『麻生おろし』を始めたのが石破氏だった」と指摘した。結果的に麻生氏率いる自民党は衆院選に大敗し、民主党に政権を奪われた。麻生、石破両氏の溝もまた深い。

石破氏が河野氏の支持に回る場合について、麻生派議員は「石破氏がついた河野氏は、派閥の候補といえなくなるのではないか」と懸念を示す。河野氏は13日のTBS番組で石破氏からの支援の可能性について問われると「どなたでも1票を入れていただきたい」と語ったが、今後は石破氏との距離が焦点となりそうだ。(沢田大典、今仲信博)

7234チバQ:2021/09/16(木) 08:31:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b2396ef8815fd442fc2256cff246059f25fc88
外堀埋められた石破氏 求心力低下、再浮上保証なし
9/15(水) 23:09配信

産経新聞
自民党総裁選への出馬を断念し河野太郎行政改革担当相への支持を表明する石破茂元幹事長=15日午後、国会内(春名中撮影)

自民党の石破茂元幹事長が15日、総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬断念を表明し、河野太郎ワクチン担当相を支持する考えを示した。一時は立候補を模索したが、自身が創設した石破派(水月会、17人)からも慎重論が相次ぎ、外堀を埋められた。再浮上に向けて総裁選では地方で根強い「石破人気」を見せつけたいところだが、世代交代の流れにあらがうのは難しいとの見方もある。


「改革を志す勢力が二分するのは好ましいことでない」。石破氏は15日の記者会見で、出馬を見送った理由をこう説明した。同時に「安全保障などへの見識を述べなくていいのかと随分悩んだ。自分が出るべきでないかという思いがあった」と割り切れない思いも吐露した。石破氏は15日午前まで出馬の可能性を探っていたという。

各派閥の締め付けが緩んだ今回の総裁選は、国会議員票の伸び悩みが過去の敗因だった石破氏にとって好機だった。ところが、肝心の石破派内から慎重論が続出し、告示直前に撤退に追い込まれた。

求心力の低下は、派内の慎重論を振り切って菅義偉首相に挑み、惨敗した昨年9月の総裁選で決定的になった。国会議員票は首相の獲得票の10分の1に満たない26票にとどまり、石破氏は派閥会長を引責辞任。石破派は石破氏を慕う議員と、距離を置く議員が混在する「仮面家族」(石破派幹部)に陥った。

結束力は回復せず、総裁選を前に派内では河野氏を推す声が高まり、側近として石破氏を支え続けた平将明元内閣府副大臣までが公然と河野氏陣営に加勢。事実上の領袖(りょうしゅう)の背中を押す雰囲気は醸成されなかった。

派内には今回の撤退が、安倍晋三前首相との対立に起因する長年の冷や飯生活にピリオドを打つきっかけになるとの期待もある。地方行脚などで培った人気を生かし、党員・党友票の積み増しで河野氏の当選に貢献することができれば、主流派として復権する芽が出てくるとにらんでいるからだ。派のベテラン議員は「『勝ち馬づくり』に貢献できればいい」と語る。

一方で悲観的な見方もある。石破氏をよく知る閣僚経験者は「河野氏がこけたら石破氏も一蓮托生(いちれんたくしょう)だ」と指摘。石破派関係者も「世代交代が一気に進み、石破氏が総裁選に出る機会がなくなるのではないか」と懸念を口にする。果たして決断は吉と出るか、凶と出るか。(奥原慎平)

7235チバQ:2021/09/16(木) 10:03:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a20029214de9db0bfa565453ddb5601baf0a756
父親として居ても立ってもいられず…悲願成就へ河野洋平氏、かつての「参院のドン」訪問
9/16(木) 6:59配信
読売新聞オンライン

 自民党総裁選に出馬する河野太郎行政・規制改革相にとって、首相の座は父の河野洋平・元衆院議長(84)、祖父の河野一郎・元農相(故人)と、河野家3代にわたる悲願といえる。


 洋平氏は15日、都内の青木幹雄・元参院議員会長の事務所を訪れた。青木氏はかつて「参院のドン」と呼ばれ、参院竹下派に影響力を残す。洋平氏は太郎氏の支持拡大に協力を求めたとみられる。周辺は「父親として居ても立ってもいられないようだ」と解説する。

 祖父の一郎氏は1964年、池田勇人首相の有力な後継候補とされたが、池田氏は佐藤栄作氏を指名した。洋平氏は野党時代の93年に党総裁に就き、95年の総裁選で出馬断念に追い込まれた。

7236チバQ:2021/09/16(木) 11:38:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0c9d10f5e63cffec4dd9455a5ad34d0e55a22cb
「小石河連合」石破氏との連携はもろ刃の剣…河野氏陣営に党員票では追い風、議員票は離反も
9/16(木) 7:29配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選に出馬表明した河野太郎行政・規制改革相の陣営に、石破茂・元幹事長と小泉環境相が名を連ねることになった。3氏は世論調査で高い支持を集めるだけに、党員・党友票争いでの追い風が見込める。一方、石破氏と対立する安倍前首相や麻生副総理兼財務相に近い国会議員の反発を招くおそれもある。

 「過去、何度も総裁選を経験した。支持してくれる有権者を持っている。そういう方々に話し、そのもとに総裁選をやっていきたい」

 石破氏は15日、石破派(17人)の臨時総会後に記者会見し、河野氏の勝利に向けて党員票獲得に力を尽くす考えを強調した。

 総裁選に4回挑み、いずれも敗れた石破氏は今回も出馬の可能性を探っていた。しかし、勝算は低いとみて、河野氏を押し上げることで自らの存在感を残す道を選んだ。

 小泉氏は14日の記者会見で河野氏支持を表明した際、最大派閥・細田派(96人)への対抗心をむき出しにした。派が岸田文雄・前政調会長と高市早苗・前総務相を支持する方針を示したことを引き合いに、「そのこと一点をもってしても、誰が、党、日本を変えられるリーダーか明らかではないか」と訴えた。

 今回の総裁選は、国会議員の383票と、同数の党員・党友票の計766票を争う。「次の首相」を問う読売新聞社の世論調査(4〜5日)で、河野氏は首位(23%)となり、石破氏が21%で続く。小泉氏は4位(11%)だ。この3氏が組めば、世論動向が反映されやすい党員票争いで有利に立てると見る向きが多い。

 総裁選後には衆院選が迫る。これまでの国政選では、河野、石破、小泉3氏には選挙応援の要請が絶えなかった。石破派中堅は、3氏の頭文字から「小石河連合」と呼び、「オールスターだ。『選挙の顔』を求める若手議員も引き寄せられる」と期待する。

 ただ、懐疑的な見方も根強い。細田派幹部は「3氏が手を結んでも、支持率の足し算にはならない。敬遠する議員も増える」と語る。石破氏は、党内で影響力を持つ安倍氏と麻生氏との確執があり、議員票の「河野離れ」を招く可能性がある。小泉氏が派閥をやり玉に挙げるのは、派閥幹部の締め付けで河野氏を支持する議員票が伸び悩むことを懸念しているためとも言える。

 麻生派に属する河野氏の立場は複雑だ。河野氏は15日、石破氏からの支持について記者団に問われると「一人でも多くの方々に支援を頂けるのはありがたい」との模範解答にとどめた。

7237チバQ:2021/09/16(木) 11:38:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/b304dd04b5467173dfddf3b6494b69e833bf442a
原発巡り3氏主張割れる 自民党総裁選
9/16(木) 11:10配信

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北海道新聞
河野氏 核燃サイクル見直し言及 高市、岸田氏 再稼働進める方針
原発・エネルギー政策を巡る3氏の主張

 3氏が立候補を表明している自民党総裁選は、原発・エネルギー政策も焦点になっている。河野太郎行政改革担当相は持論の「脱原発」を封印しつつも、原発政策の土台となっている核燃料サイクル政策を否定し、長期的には脱原発を目指しているとの見方もある。岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相は原発を維持する方針だ。今回は第2次安倍晋三政権以降の原発回帰路線の是非を問う総裁選にもなりそうだ。

 河野氏は10日の出馬会見で、脱炭素社会実現のためには「省エネルギーや再生可能エネルギーを最優先し、それでも足りなければ、原発再稼働が現実的」と再稼働を当面容認する考えを表明。党内の原発推進派に配慮して持論を「封印」したのではと報じられた。

 一方、11日には、原発から出る使用済み核燃料を再処理しプルトニウムを再利用する核燃サイクル政策について「一日も早くやめた方がいい」と見直しに言及。「使用済み燃料は再処理せずに(そのまま地中に埋める)『直接処分』をする」と述べた。

 大手電力は、青森県六ケ所村にある再処理工場(稼働時期未定)での再処理を前提に、使用済み燃料を原発敷地内の燃料プールに保管している。核燃サイクル政策をやめれば、近い将来プールは満杯になり、原発の稼働は続けられなくなる。そうなれば、結果的に「いずれ原子力(発電所)もなくなっていく」(河野氏)可能性が高い。

北海道で進む「核のごみ」の最終処分場選定調査にも影響
 後志管内寿都町と神恵内村で進む、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定調査にも影響が出そうだ。核のごみは「再処理で出るガラス固化体」と法律で定められているためだ。

 経産省幹部は「もし直接処分となれば、法改正も必要かもしれない。(道内の)最終処分場の文献調査も続けられるか現時点では不明」と話す。

 岸田氏は、脱炭素社会の実現へ再生エネの必要性を認めつつ、8日の記者会見で「再生エネの『一本足打法』では課題が残る。原発を含め複数の選択肢を維持することが大事」と強調。原発の新増設には慎重な姿勢を示すが、再稼働は進める考えだ。

 高市氏も既存原発を再稼働させる方針。再生エネ割合の大幅引き上げを盛り込んだ新しいエネルギー基本計画案では「日本の産業は成り立たない」と13日に指摘し、同計画案を修正する意向を示した。中長期的に原発を維持するため、小型炉や核融合炉といった次世代型原子炉の研究開発を進める必要性も訴える。

7238岡山1区民:2021/09/16(木) 11:45:00
https://www.sanyonews.jp/article/1175951?rct=syuyo
【記者が行く】自民総裁選(上)投票するなら 河野氏トップ36.4%
記者が行く

地域話題

【記者が行く】自民総裁選(上)投票するなら 河野氏トップ36.4%
【記者が行く】自民総裁選(上)投票するなら 河野氏トップ36.4%
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 菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日に告示されるのを前に、山陽新聞社が通信アプリのLINE(ライン)を使って誰を望むか尋ねたところ、河野太郎行政改革担当相が36・4%でトップとなった。立候補を表明している3氏を含む計5氏の中から選んでもらった。以下、石破茂元幹事長が17・9%、岸田文雄前政調会長が16・3%、高市早苗前総務相が12・8%、野田聖子幹事長代行が2・2%で続いた。自民党支持層に限ると、河野氏に次いで高市氏が2位に上昇した。

 「記者が行く みなさんの声を聞かせてください」のアンケート取材の一環で、LINEのアカウント登録者を対象に13〜15日に実施。計453人から回答を得た。

 河野氏は回答者のうち、特に支持している政党がないとした「無党派層」でも首位。次いで、岸田氏、石破氏、高市氏、野田氏の順だった。

 世代別の支持傾向をみても、河野氏は各世代でトップに。50代以上では石破氏が2位に入ったが、30、40代では岸田氏が石破氏らを上回った。

 ただ、回答の受け付け終了後、石破氏は総裁選への不出馬を正式表明したため、同氏を支持した人たちの今後の動向が実際の投票や次の政権を巡る世論の形成に影響を与えそうだ。

 各氏を支持する理由(複数選択)では、河野氏は「発信力に期待できる」や「リーダーシップに期待できる」が目立った。菅内閣では行財政改革に加えて新型コロナウイルスワクチン担当としても露出・発言の機会が多いほか、ツイッターで国会議員の中で最多級の240万人を超えるフォロワーを抱えていることなども期待度の高さにつながっているとみられる。

 岸田氏は「人柄に期待できる」や「政策に期待できる」、高市氏は「政策に期待できる」や「政治理念に共感できる」を挙げた回答者が多かった。

 党を問わず次の首相になってほしい政治家を挙げてもらう質問では、各党の党首や代表らのほか、小泉進次郎環境相や安倍晋三前首相の名前が多く寄せられた。小池百合子東京都知事、吉村洋文大阪府知事ら知事の名も複数あり、岡山県内の市長の名前を記した回答者もいた。
(2021年09月16日 05時00分 更新)

7239チバQ:2021/09/16(木) 16:37:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a506f077281a1b935169e44c106079456e4d944
河野太郎氏、選択的夫婦別姓と同性婚に「賛成」。グループインタビューで答える【自民党総裁選】
9/16(木) 11:30配信

ハフポスト日本版
グループインタビューに応じる河野太郎氏

自民党総裁選に立候補する河野太郎氏が9月16日、グループインタビューに応じ、選択的夫婦別姓と同性婚の制度化について「賛成」と述べ、「国会で広く議論して結論を出すのが大事」との見解を示した。

選択的夫婦別姓制度をめぐっては、自民党内で慎重派と賛成派の拮抗が続いている。河野氏はハフポスト日本版から制度導入についての考えを問われると、「賛成です」と回答。

また、同性婚制度についても「賛成」と述べた。一方で、「憲法上の問題をどうするのかというところは当然ある」と指摘した。

さらに、「こういう価値観が問われる問題については、国会で党議拘束をやめて、広く議論いただくのが良いのではないかと思っている」と述べ、国会で議論するべきだとの見解を示した。

生田綾、小林豪 / HuffPost Japan

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f489da3ac09cceae713705d29a9b461a5d945bd
岸田氏が夫婦別姓導入に意欲「議論しなければ」 自民党総裁選
9/16(木) 0:21配信


毎日新聞
自民党の岸田文雄氏

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬する岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=は15日のBS-TBS番組で、選択的夫婦別姓制度について「導入を目指して議論をすべきだ」と述べ、導入に意欲を示した。


 岸田氏は「必要とされている方、困っている人がいるわけだから議論はしなければならない」と指摘。そのうえで「社会全体として受け入れられなければならない。国民が認識を共有する雰囲気も必要だ」と述べた。

 岸田氏は、安倍晋三前首相が影響力を持つ細田派(96人)の支援を期待しているが、安倍氏は選択的夫婦別姓の導入には慎重だ。

 司会者から政策が安倍氏に引っ張られているように見えるとの指摘を受けたが、岸田氏は「当たっていない。所得を引き上げようとする経済政策も出しているので、すり寄っているというのはどの部分なのか」と反論した。【小田中大】

7240チバQ:2021/09/16(木) 19:18:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bb07fb6e0308618b5310deb0a23d6011457af6c
野田聖子氏が総裁選立候補を表明 「主役になれなかった」層を意識
9/16(木) 18:04配信

毎日新聞
自民党総裁選への立候補を表明する野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の同党本部で2021年9月16日午後5時32分、竹内幹撮影

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を検討してきた野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は16日、党本部で記者団に対し、立候補する意向を表明した。立候補に必要な推薦人20人を確保したとしている。

 野田氏は記者団に「次の日本をつくるため、これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障害者が社会の中で生きていける保守の政治を、自民党の中でつくり上げていきたい」と決意を述べた。

 総裁選には岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=と高市早苗前総務相(60)=無派閥、河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=が既に立候補を表明しており、野田氏を加えた4氏が争う構図が固まった。【田中裕之、李舜】

7241チバQ:2021/09/16(木) 19:19:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c19f00bfd83c793fcab6ab94bc6ef6fde8004fe
ついに石破氏が河野氏支持へ
河野太郎ワクチン担当大臣[Photo by gettyimages]

 自民党総裁選で長らく悩んだ石破茂元幹事長が、ついに出馬断念を発表した。石破氏は9月15日に会見を開き、「自民党を変えてほしい、政治を変えてほしい、この多くの国民の皆様のお声に応えるためには、改革を志す勢力が二分することなく一致すべきである、そのような思いに基づきこの決断に至ったものであります」と述べ、「改革の志」が一致し、政治理念や国家に対する危機感、国家国民に対する使命感を共有するとして、河野太郎ワクチン担当大臣を支援することを表明した。

【写真】麻生太郎のスピーチに「ブチギレ」の河野太郎…何が起きたのか?

 これで河野陣営には、9月14日に河野支持を表明した小泉進次郎環境大臣に続き、世論調査で人気が高い3人が揃うことになる。

 実際に日本テレビが9月11日と12日に自らを自民党員・党友と答えた1019人に対して行った世論調査では、「次期自民党総裁選に出馬を表明あるいは検討している人」のうち河野氏が25%で1位を占め、2位が21%の石破氏となっている。ならばこの2人が手を組めば計46%で最強となるはずだが、世の中はそんなに単純にいくものなのか。

「こんなに不人気だと思わなかった」
世論調査では人気が高い河野太郎ワクチン担当大臣[Photo by gettyimages]

 「こんなに河野さんが不人気だと思わなかった」

 早々と河野氏を支持する議員から悲鳴が上がっている。自民党を改革するには河野氏が総裁になるしかないと思って応援を決意し、それが国民に浸透していると信じていた。そもそも総裁選の要となるのは職域団体票だが、その職域団体に河野氏は良く思われていないようだ。

 「長らく権益を守ってきた職域団体は、その既得権益を守ってもらうべく自民党との関係を重視してきた。だがその既得権益を否定してきたのが河野太郎。河野氏には自民党の秩序を破壊する“壊し屋”のイメージが定着しているようだ」(同上議員)

 とりわけ反発を喰らっているのは「脱原発」の封印で、経済界の反発は相当なもの。ある経済関係者は怒りを込めてこう言った。

 「2050年までにカーボンニュートラルを実現するとなると、原発の利用を認めなくては必要なエネルギーが追いつかない。『自然と原発はなくなっていく』などという甘い考えで解決できるものではない。日本経済に『死ね』と言っているに等しい」

 河野氏の「上から目線ぶり」も総裁選運動の足かせになっているようだ。たとえば出馬会見で河野氏が「手柄話」として得意げに語ったワクチン供給だが、そのワクチンを接種すべき“かかりつけ医”の間では評判が芳しくない。

 9月7日の会見で河野氏は、予約されていないワクチンがかなり残っており、かかりつけ患者のみならず接種を希望する一般人に広く接種すべきと主張した。しかし自治体から医療機関に供給されて冷蔵庫に保管されているワクチンの使用期限は1か月で、医療機関は計画をたてて発注しているため、通常は残ることはありえないというのが接種を担当する現場の医師側の主張だ。

 こうしたことが災いし、現場の医師たちの反発が河野陣営に跳ね返る。

 「そもそも医師側も一生懸命にやっているので、もう少し“お願い調”ならともかく、ああいう風に言われると、カチンとくるらしい」

 誤解を生じやすい性格というべきか、それとも「人徳のなさ」というべきか。いずれにしても党員票を逃がしているが、石破氏を抱えることでさらに議員票を失うことになりかねない。

7242チバQ:2021/09/16(木) 19:20:43
着々と支持を広げる岸田・高市両氏
真っ先に出馬を表明した岸田文雄前政調会長[Photo by gettyimages]

 一方で8月26日にいち早く出馬会見した岸田氏は、すでに党員票の多くを取り込んでいるようだ。昨年9月の総裁選に出馬した岸田氏は、この時に党員リストを入手しており、早くから政策パンフレットなどを作成して全国の党員に発送した。

 同時に電話での働きかけなども進んでおり、「連絡をとってみたら、もう岸田側から連絡が入っていた。出馬表明が遅かった我が陣営は太刀打ちできない」と河野陣営は悲鳴を上げる。

 岸田陣営ばかりではない。高市早苗前総務大臣もネットで支持を伸ばすなど、着々と一般党員への働きかけを進めている。そのひとつの戦術が「手書きの手紙」だ。筆まめの高市氏はメールでのやりとりが一般的になった現在でも、直筆の手紙で支持者とのコミュニケ―ションを欠かさない。受け取った人は感動し、好感を抱かないはずがない。

 しかも9月14日夕方に議員会館で開かれた「選対立ち上げ会」には、秘書の代理出席を含めて計約70名が参加した。高市陣営は「当初はせいぜい20名程度しか集まらないだろうと言われていたが、予想外に多かった」と胸をなでおろしたが、そこには高市氏が頼りとする安倍晋三前首相の姿はなかった。

 安倍前首相が大きな影響力を持つと言われる細田派は党内最多の96名で、前回の総会で「高市・岸田」に投票することを決定した。実はその数はすでに振り分けられていて、高市氏に対する票数より岸田氏に対する票数の方がかなり多いという。

 にもかかわらず、細田派から代理出席も含めて多数の議員の参加があったのは、おそらくは安倍前首相から猛烈な働きかけがあったからと思われる。というのも、安倍前首相は今年7月、衆議院長崎県1区の公認候補として自身の政策秘書の初村滝一郎氏を押し込んだという“前科”があるからだ。

 初村氏のルーツは2区にあるが、2区には細田派の現職・加藤寛治衆議院議員の長男で、安倍事務所で2年間秘書として勤務した竜祥氏が出馬する予定だった(9月12日に長崎県連が擁立を決定)。そこで石原派の冨岡勉氏の1区を狙ったわけだが、初村氏の公認を得るために安倍前首相は多数の長崎県連関係者に直接電話をかけ、頼み込んだと言われている。

 加えて高市氏の立ち上げ会には、他派閥からも参加者もかなりいて、今回の総裁選の見通しが簡単ではないことをうかがわせる。

7243チバQ:2021/09/16(木) 19:20:55
野田氏も出馬意欲を見せているが…
推薦人確保に奔走していると見られる野田聖子幹事長代行[Photo by gettyimages]

 そうした状況をチャンスとし、出馬の意欲を見せているのが野田聖子幹事長代行だ。野田氏はこれまで何度も総裁選にチャレンジしようとしたが、その都度「20人の推薦人の壁」に阻まれてきた。しかし岸田派を除く派閥が縛りを緩めた今こそ、最大で最後のチャンスに違いない。

 もっとも今年4月に夫の文信氏が週刊誌との裁判で「反社会的勢力」に属していたことが認定されたことは、野田氏の大きな足かせとなっており、出馬しても当選の可能性は皆無だ。実際に野田氏に近いとされるある議員に「20人の推薦人確保の見通しはついてるのか」と聞くと、以下のような返答が返ってきた。

 「野田さんは(推薦人)20人は集まるかもしれないが、(議員票)20票が入るとは限らない」

 ただし野田氏の参戦によって総裁選が1度で決まらず、決選投票になる可能性は高くなる。2012年9月の総裁選でも、第1回目の投票で2位だった安倍前首相が決選投票で勝利し、まさかの復活を果たしている。今回の総裁選はさらに高度な方程式になるだろうから、より慎重に解いていきたい。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

7244チバQ:2021/09/16(木) 19:55:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/e40fb3783bc64b71eb404b6953bb5ad46e5fa4eb
河野陣営「1回で決める」 鍵握る地方票、過熱する争奪戦
9/16(木) 9:59配信

西日本新聞
自民党本部

 地方創生担当相として全国を飛び回った経験もあり、自民党員・党友から一定の支持を誇っていた石破茂元幹事長が15日、総裁選不出馬を正式表明。これを受け、地方票の奪い合いが激しくなりそうだ。石破氏が支援を明言した河野太郎行政改革担当相は、地方票を固めて1回目の投票で過半数を獲得し、一気に勝負を決したい構え。これに対し、他陣営は決選投票に勝機を見いだそうとの狙いで地方票の切り崩しに熱を入れる。 (前田倫之)


 今回の総裁選は、党所属国会議員(計383票)と、地方票と呼ばれる党員・党友(計383票)の合計766票を争う。1回目の投票で誰も過半数の384票に届かなければ、上位2人による決選投票に移る。決選投票では、国会議員383票と、都道府県連に1票ずつ割り振られた47票を合わせた430票を争奪するため、1回目と比べると地方票の重みが減り、国会議員の支持をどれだけ集められるかが勝敗の鍵を握る仕組みだ。

 共同通信社が9月に行った世論調査で、次期首相にふさわしい人の1位となった河野氏。2位の石破氏に加え、知名度の高い小泉進次郎環境相の支持表明も追い風に、1回目の地方票争奪戦で圧倒的な勢いを示し、国会議員にプレッシャーをかけて雪崩的に勝利をつかむシナリオを描く。河野氏の改革志向に対する党内の拒否感は根強く、「国会議員票の比重が増すと厳しくなる」(陣営関係者)からだ。

 逆に、立候補表明している岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相の陣営は、決選投票に持ち込もうとの戦略とみられる。実際に、安倍晋三前首相が石破氏を下した2012年総裁選をはじめ、1回目投票では2位以下だった候補者たちが一本化し、決選投票で逆転した事例がある。

 そのためにも、河野氏の地方票を引き剥がして味方に付けておくことが欠かせない。地方重視の姿勢をアピールしたい岸田氏は業界団体との意見交換を繰り返し、安倍氏が強力にバックアップする高市氏もテレビ番組に精力的に出演して、支持の裾野を広げようとしている。また、推薦人20人の確保にめどが立って野田聖子幹事長代行が出馬する展開になれば、一定の地方票が流れることが予想され、3陣営は神経をとがらせる。

7245チバQ:2021/09/16(木) 21:00:39
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-210916-202109160000917.html
河野太郎氏、告示日前日に逆風「決起集会」出られず 身内に岸田支持の動き
2021/09/16 19:47日刊スポーツ

河野太郎氏、告示日前日に逆風「決起集会」出られず 身内に岸田支持の動き

河野太郎行革相がグループインタビューに応じ、自らの主張や発言を説明した(撮影・大上悟)

(日刊スポーツ)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬を表明している河野太郎行革相は告示日前日から逆風に見舞われた。16日午前に派閥を横断して河野氏を支持する議員会合に出席し、小泉進次郎環境相から「派閥の力学でできた政権が、難しい課題を国民の理解と共感の下に進められるとは思えない」と熱いエールを送られた。そして、午後1時30分から都内のホテルで、支持を表明した石破茂元幹事長、小泉氏の3者で会談し、結束をアピールするシナリオだった。

しかし、正午から所属する第2勢力麻生派(53人)の会合が設定され、河野氏は「決起集会」への欠席を余儀なくされた。石破、小泉の両氏の元にはビデオメッセージが届けられただけ。総裁選へ向けた最高の演出のはずが、身内に出ばなをくじかれた格好だ。

さらに、出席した麻生派の会合では、これまで通り全面支持は得られず、自主投票が決定した。派内には甘利明税調会長ら一部から河野氏に対する根強い反発があり、岸田文雄前政調会長を支持する動きが顕在化し、名ばかりの自主投票となる可能性が出てきた。

さらに野田聖子幹事長代行が出馬を表明し、4氏による選挙が確実となった。乱立によって票が分散する可能性は高く、決選投票にもつれれば、河野氏の不利も予測される。野田氏出馬の報に「野田さん、出るんだ」と驚きは示さなかった。報道陣から「派閥の動きがあったのでは」との問いに「そうでしょうね」と淡々と応じた。派閥を横断して河野支持に回った中堅議員は「乱立で流れは変わる」と、情勢の急変を危惧した。

河野氏は持論の「脱原発」を大きくトーンダウンさせ、「森友学園を巡る問題」、「政治とカネの問題」など安倍晋三前首相や党幹部のアキレス腱(けん)となりかねない「負の遺産」を封印するかの発言を続けており、配慮を伺わせる。

それでも安倍氏は警戒を強め、政治信条が近いとされる高市早苗前総務相を支援する。この日、岸田氏は安倍氏の出身で最大派閥の細田派(96人)の細田博之会長と国会内で会談し、支援を要請した。細田派の動き次第で他派閥も同調する可能性もある。いよいよ、先の読めない乱立の公示を迎える。【大上悟】

7246とはずがたり:2021/09/16(木) 22:49:13
>>7245
麻生もえげつないことするなあw
>正午から所属する第2勢力麻生派(53人)の会合が設定され、河野氏は「決起集会」への欠席を余儀なくされた。

7247とはずがたり:2021/09/16(木) 23:59:32

今の自民党は、まるで昔の民主党
衆院選の「顔」求め右往左往
https://nordot.app/810158812668690432
2021/9/15 07:00 (JST)9/15 18:54 (JST)updated
c株式会社全国新聞ネット
尾中 香尚里 ジャーナリスト

 ここ半月の政界の動きはかまびすしい。8月22日、菅義偉首相の地元・横浜市の市長選で、閣僚を辞めてまで出馬した首相側近の小此木八郎氏が、立憲民主党が推薦した事実上の野党統一候補、山中竹春氏に惨敗。自民党内で「菅首相では秋の衆院選を戦えない」との声が吹き荒れた。菅首相は党役員人事や衆院解散の先行などの奇策をもくろんだが奏功せず、9月3日に自民党総裁選への不出馬、つまり事実上の退陣表明に追い込まれた。現在は17日の総裁選告示に向け、党を挙げて「誰が勝ち馬か」の品定めに余念がない、というところだろう。


横浜市長選で当選を決め、花束を受け取る山中竹春氏(左)=8月22日夜、横浜市
 そんなわけで永田町は自民党の動きにくぎ付けだが、ここまでの一連の流れを見ていて、筆者はある種の懐かしさを感じた。こういう光景をかつて何度も見たことがある。今はなき民主党(民進党)である。

 今回の自民党総裁選は、政権与党たる自民党が、党内ガバナンスが効かず国民の失望を招いたかつての民主党・民進党のレベルに落ちていることを、白日のもとにさらすイベントになるのかもしれない。(ジャーナリスト 尾中香尚里)


立民・枝野氏「自民は旧民主党化している」
https://www.sankei.com/article/20210915-G3J2422GB5JMZE3UGIOOORWHGY/
2021/9/15 16:12

立憲民主党の枝野幸男代表は15日、菅義偉(すが・よしひで)首相に代わる「衆院選の顔」を決める総裁選を実施する自民党について、平成24年に政権を失った旧民主党の姿に重ね合わせた。東京都内で記者団に「自民党はこの2、3カ月、あのときのような民主党化している。こちら(立民)がむしろ、安定と安心感を示してきている」と述べ、衆院選への自信をのぞかせた。

旧民主党勢力が結集した立民は15日、結党から1年を迎えた。枝野氏はこの1年の成果について「新型コロナウイルス対策の決定的な判断ミスや遅れをはじめ、政権の問題点を問いただした。菅政権を事実上の退陣に追い込むことができた」と成果を強調した。

7248とはずがたり:2021/09/17(金) 00:03:37
2847 名前:チバQ[] 投稿日:2021/09/16(木) 20:57:09
なぜ埼玉県で人気?
https://news.yahoo.co.jp/articles/7afb3c422a05df9dd0ff5903505ddd4dbd03a257
自民総裁選 埼玉県議が岸田氏支援組織 20人超参加か
9/16(木) 19:54配信

産経新聞
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に向け、党所属の埼玉県議らが、出馬を表明している岸田文雄前政調会長の支援組織を設立することが16日、分かった。県議会最大会派・自民党議員団の小島信昭団長が明らかにした。関係者によると、会派所属議員49人のうち少なくとも二十数人が参加する見通しという。

支援組織は小島氏が呼び掛け人代表を務め、18日にさいたま市内のホテルで決起大会を開催する。小島氏は「党員票の上積みを目指して活動する」と話した。

自民党埼玉県連所属議員では、岸田派(宏池会)に所属する村井英樹衆院議員(埼玉1区)が岸田氏を支持し、菅義偉首相を支えてきた無派閥議員グループ「ガネーシャの会」の黄川田仁志衆院議員(埼玉3区)は高市早苗前総務相を支援すると決めている。(中村智隆)

7249とはずがたり:2021/09/17(金) 01:09:34

原子力ムラの天敵、「変節」太郎 一挙手一投足に経済界は戦々恐々
https://mainichi.jp/articles/20210915/k00/00m/020/189000c
深掘り 浅川大樹 岡大介 古屋敷尚子
毎日新聞 2021/9/15 22:44(最終更新 9/16 10:03) 有料記事 3455文字

 出馬表明した3氏の動きが活性化する自民党総裁選。中でも経済界の視線は1人の人物に注がれる。自民党議員でありながら「脱原発」を掲げてきた河野太郎行政改革担当相だ。出馬に際しては当面の原発再稼働を容認する考えを表明。原子力ムラの「天敵」は変節したのか? 発言をひもとくと、ライバルの岸田文雄前政調会長との明確な違いが浮かび上がってきた。

原子力政策を真っ向から批判してきた過去
 「やはり河野さんも保守の一員。個人の考えで動くことはできないのでしょう」。ある大手電力幹部は、河野氏が出馬表明した記者会見に胸をなで下ろした。原発は「いずれゼロになる」としつつも、菅義偉首相が掲げた2050年の温室効果ガス排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)達成に向け、「再稼働が現実的」という姿勢を見せたからだ。

 自民党はこれまでの国政選挙でも再稼働を度々公約してきた。それを踏襲する発言をしただけで、ここまで反響を呼ぶのは、河野氏が日本の原子力政策を真っ向から批判してきた過去があるからだ。1996年の初当選以降、脱原発路線を貫き、福島原発事故後の12年には超党派議員による「原発ゼロの会」を結成。自身のブログ「ごまめの歯ぎしり」で政権与党の政策を批判する姿勢も人気を博し、永田町では「異端児」扱いされてきた。

 ただ、安倍前政権下の15年の内閣改造で行政改革担当相として初入閣を果たし、外相、防衛相と重要閣僚を歴任する中で、かつての鋭さは影を潜めていく。脱原発の考えを問…

7250チバQ:2021/09/17(金) 12:17:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/139a9bbcc0b11231ba738840c077696f5c198d8f
総裁選、鳴りを潜める“派利派略”…異例の展開のワケ
9/17(金) 10:26配信

西日本新聞
自民党本部

 17日告示、29日投開票の自民党総裁選で「派閥支配」が薄らいでいる。党内7派閥のうち、戦線に立つ岸田文雄前政調会長が率いる岸田派を除く、6派閥が事実上の自主投票とする方向。党最大の権力闘争で数の力を示し、人事で優遇を勝ち取る“派利派略”は鳴りを潜める異例の展開だ。直後に衆院選を控え、支持者らの声を無視できない議員個々人の事情を考慮せざるを得なかった上、本命不在で「勝ち馬」の見極めが難航したことが背景にある。


 16日、麻生派は河野太郎行政改革担当相か岸田氏を基本的に支持し、高市早苗前総務相への投票も容認することを決定。会合で麻生太郎副総理兼財務相は「まとめて一本にやろうとすれば会派が成り立たない。それはそれでいいんじゃないかと思っていたが、(一本化)するなという意見が大変多かった」と、トップとしての苦悩をにじませた。

 菅義偉首相が不出馬を表明した3日以降、麻生氏は派所属の河野氏か、ベテランに推す声のある岸田氏かで着地点を探ってきた。将来のリーダーとして河野氏に目をかけてきた麻生氏だが、当初はカードを温存したい構えも見せていた。予測不能な新型コロナウイルス禍で立ち往生する安倍晋三、菅両政権を支えた経験から「本格政権を担うにはまだ早い」(麻生氏周辺)との思いもあったという。

 ただ抜群の知名度を誇る河野氏に、自らの衆院選再選を託す中堅・若手の期待は想定以上だった。最終的に「やるからにはしっかりやれ」と送り出した麻生氏。16日も河野氏を推す若手らを念頭に「負けたら冷や飯を食う。やる以上は腹を決めて勝つつもりでやらなきゃいかん」と忠告も交えつつ「終わったらまとまるのがルールだ」と“戦後”の再結束も念押しした。

 最大派閥の細田派(96人)は既に高市、岸田両氏を支持すると決定。派内に影響力を残す安倍氏自ら電話をかけ、高市氏への流れをつくる一方、中堅以上には派を飛び出した高市氏への忌避感があった。派内のバランス維持に苦慮した派幹部は「俺の仕事もここまでだ」と解放感を漂わせる。

 「情勢が見えづらい。様子見で多方向に布石を打つ必要がある」。ある派閥幹部は、5派閥が首相支持で雪崩を打った昨秋の総裁選と比べ、立ち位置を鮮明にする難しさを吐露する。二階派、石原派は16日、支援候補の絞り込みを断念。石破派は、不出馬表明した石破茂元幹事長が河野氏を支援するが、派としては議員個人の対応を拘束しないことを決めた。竹下派も自主投票を選択する見込みだ。

 当選3回以下の衆院議員でつくる「党風一新の会」が従来の派閥支配に反発する場面も目立つ。各派閥が、多数を占める中堅・若手を無視できなくなっており情勢をも左右しつつある。

 とはいえ、1回目の投票で決まらず、上位2人で行う決選投票は、党員票の比重が減り、議員票が一気に重みを増すため「派閥の論理」が復活し、主導権を取り戻すと見る向きもある。

 無派閥の小泉進次郎環境相はこの日、河野氏を支援する派閥横断の会合でこうくぎを刺した。「党員の声は国民の声だ。国民の声が、国民とはかけ離れた党内力学や派閥の力学によって覆されるようなことがあってはならない」 (河合仁志、前田倫之、井崎圭)

7251チバQ:2021/09/17(金) 12:23:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/23905a47f12acb22ff7bb5697bfb0af49a0e07c8
小石河連合、「反安倍」前面 「古い自民と決別」訴え 自民総裁選
9/17(金) 7:06配信


時事通信
「河野太郎の総裁選必勝を期す会」に出席し、あいさつを交わす自民党の石破茂元幹事長(手前左)と小泉進次郎環境相(同右)=16日、東京都港区

 自民党総裁選で、河野太郎規制改革担当相(58)の陣営が「反安倍」色を強めている。

【写真】「河野太郎の総裁選必勝を期す会」に出席した議員ら

 主導しているのは、小泉進次郎環境相と石破茂元幹事長。3氏による「小石河連合」は、長期政権を築き、退任後も隠然たる影響力を振るう安倍晋三前首相を「古い自民党」の象徴と見立て、安倍氏との対立軸を前面に「改革派」を印象付ける狙いだ。

 「古い自民党と国民との戦いだ。派閥が横行する党を変えよう」。石破氏は16日、河野氏を支援する派閥横断の「必勝会」でこう強調。小泉氏も「派閥の力学ではなく、説明を尽くし、国民の理解と共感を得て共に歩む政権をつくらなければならない」と足並みをそろえた。

 「古い自民党」が安倍氏を指すのは明白だ。石破氏はこの後、自身が要職を務めた安倍政権の前半と、役職を退いた後半以降では「(党が)変わってきた」と記者団に指摘。森友学園問題などのスキャンダルが相次いだことを念頭に、「国民の納得と共感は得られていない」と断じた。安倍氏が誇る歴代1位の長期政権の価値も「野党が駄目だから自民が選ばれた」と否定した。

 小泉氏は、安倍氏が実質的なオーナーと目される最大派閥の細田派に矛先を向けた。14日の記者会見で、同派が岸田文雄前政調会長(64)と安倍氏が推す高市早苗前総務相(60)の支持を打ち出したことに触れ、「最大派閥は『河野太郎は絶対に駄目』ということ。党風一新の点からも全力で応援したい」と語った。

 小泉氏らの脳裏には、同氏の父、純一郎元首相が選挙戦を「改革勢力」と「抵抗勢力」の対立構図に持ち込み、党員の圧倒的な支持を背に大勝した2001年総裁選の再現もあるようだ。

 総裁選の裏の構図も見えてきた。二階俊博幹事長と気脈を通じる森山裕国対委員長は16日、河野氏支持を表明。菅義偉首相も河野氏を支える意向だ。安倍氏とその盟友、麻生太郎副総理兼財務相は、二階氏の幹事長交代を探っていたとされる。二階氏らは、総裁選を機に安倍氏の力をそぐ思惑のようだ。冷遇されてきた石破派議員は「安倍氏の影響力を断ち切る」とリベンジを誓った。

 ただ、河野氏自身は16日のフジテレビ番組で、安倍氏らと「決別する必要はない」と述べた。国会議員の支持が物を言う決選投票にもつれ込んだ場合に備えて自身は旗色を鮮明にせず、小泉氏らと役割分担をしている可能性がある。所属する麻生派会長の麻生氏への配慮もあるとみられ、河野氏は必勝会には出席せず、ビデオメッセージを寄せるにとどめた。

 安倍氏側は小泉氏に強い不快感を示している。周辺は「党内を分断している。純一郎氏が首相になれたのは森派(現細田派)が結束して支えたからだ」と派閥の力を指摘。竹下派若手も「政策論争を期待したのに権力闘争になった。小泉氏にはがっかりだ」と漏らした。

 ◇野田氏出馬で目算狂う
 ただ、野田聖子幹事長代行(61)が土壇場になって出馬表明し、河野氏らの目算は狂いが生じた。候補者が4人となり、いずれも過半数を得られず決選投票となる可能性が高まったためだ。党員の支持が厚い3人が組んだ小石河連合で、1回目の投票で勝ち切る戦略は修正を迫られそうだ。

7252チバQ:2021/09/17(金) 12:24:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4019098e0e1ff47c142119cc51047f1da7a5df4b
河野氏「決選投票回避」に黄信号 野田氏出馬で
9/16(木) 21:32配信


産経新聞
河野太郎ワクチン担当相=16日午前、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

自民党総裁選(29日投開票)の告示前日となる16日に出馬表明した野田聖子幹事長代行は、土壇場まで立候補に必要な20人の推薦人確保に腐心した。支持を見込んでいた石破茂元幹事長に近い議員から協力を拒否されたが、他の陣営から支援を受ける動きが広がった。背景には、野田氏の出馬で票を分散させ、党員票で有利とみられる河野太郎ワクチン担当相の勢いにブレーキをかけたいという他陣営の思惑もありそうだ。

【表でみる】識者に聞いた、次期首相にふさわしいのは?

「一度くらいはスタートラインに立たせてあげたいのが本音だ」

別候補の陣営で役員を務める閣僚経験者は、こう打ち明ける。野田氏は過去3回の総裁選で出馬への意欲を見せたものの、無派閥の影響などで推薦人をまとまって集めることができず、いずれも断念してきた。

今回の総裁選では、推薦人として衆院初当選同期や地元岐阜県選出など野田氏と縁の深い議員だけでなく、独自候補を立てない二階派(志帥会、47人)や竹下派(平成研究会、52人)に所属する議員が目立つ。

野田氏の陣営は当初、石破氏が率いる石破派(水月会、17人)の取り込みを狙っていたが、石破氏は15日に自身の不出馬と河野氏への支持を表明した。水面下では側近らに野田陣営に流れないよう求めた。

ただ、党内では野田氏と親しい議員がいる二階、竹下両派だけでなく、総裁選に出馬表明している岸田文雄前政調会長の陣営でも、野田氏の支援を模索する動きが広がった。野田氏が出馬し、高市早苗前総務相と岸田氏、河野氏を交えた4人で争う構図となれば、総裁選の勝敗にも大きな影響を与えるからだ。

今回の総裁選は、国会議員票と党員・党友票をそれぞれ383票ずつ、合計766票で争われる。過半数を獲得した候補がいなければ、上位2人が国会議員票と47都道府県連に1票ずつの合計430票による決選投票で当選者を決める。

河野氏は自身の知名度と地方人気の高い石破氏の協力を武器に党員票を集め、初回の投票で過半数を得る戦略を描いていた。岸田氏や高市氏を支持する勢力は河野氏への忌避感が強く、決選投票となれば逆転される可能性があるからだ。

野田氏は選択的夫婦別姓に賛成するなど、河野氏と主張が近い傾向もある。「野田氏の出馬で、河野氏が一番割を食う」(閣僚経験者)との見方は強い。

高市氏も「女性初の首相」という目標が野田氏と重なるだけに、陣営では影響を慎重に分析している。(市岡豊大)

7253チバQ:2021/09/17(金) 12:26:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/78929dc806358d07ab4fe137afa383e4dce342be
自民総裁選、岸田・河野・高市3氏が競り合う…国会議員調査
9/17(金) 5:01配信

読売新聞オンライン
 菅首相の後継を選ぶ自民党総裁選(29日投開票)は17日告示される。野田聖子幹事長代行(61)が16日、立候補を表明し、岸田文雄・前政調会長(64)、高市早苗・前総務相(60)、河野太郎行政・規制改革相(58)の4氏による争いが固まった。読売新聞社が行った党所属国会議員の支持動向調査では、岸田、河野、高市の3氏が競り合っている。約3割の議員が態度を決めておらず、情勢は流動的だ。


野田氏も出馬表明
(写真:読売新聞)

 野田氏は16日、党本部で記者団に対し、出馬に必要な推薦人20人を確保したと述べた上で、「女性、子ども、高齢者、障害者が、しっかりと社会の中で生きていける保守の政治を作り上げていきたい」と語った。具体的な政策は17日以降に発表するという。

自民党本部

 野田氏は、衆院岐阜1区選出で当選9回。37歳で郵政相に起用され、総務相や党総務会長を歴任した。過去3回の総裁選は、推薦人が足りずに出馬を断念した。女性が複数立候補するのは初めてとなる。

 一方、支持動向調査は6日から実施し、衆参両院の議長を除く同党国会議員383人のうち、95%にあたる363人の意向を聞き取りなどにより確認した。16日現在、岸田氏と河野氏が約2割、高市氏は約15%の支持を得た。16日に出馬を表明した野田氏は約10人の支持を集めている。

 岸田氏は、自ら率いる岸田派(46人)のほとんどの支持を受けているほか、細田(96人)、麻生(53人)両派のベテランや参院議員に支持を広げている。河野氏は所属する麻生派の3割強が支持すると答えた。二階(47人)、石破(17人)両派の中堅・若手に加え、菅首相に近い無派閥の衆院議員グループの大半も河野氏支持だ。

 安倍前首相が支持する高市氏は、安倍氏が影響力を持つ細田派の約4割が支持する意向を示したほか、無派閥の保守系議員も支持している。4割弱の議員が「未定」「答えない」としており、今後の動向が勝敗に影響を与えそうだ。

 総裁選は、衆参両院の議長を除く国会議員票(383票)と、同数の党員・党友票(383票)を合わせ計766票で争われる。1回目の投票で過半数を得た候補がいなかった場合は、上位2人で決選投票を行う。

7254とはずがたり:2021/09/17(金) 15:04:26

まあ当選はないので好き勝手云う役割やわね。

野田氏、森友問題の再調査に言及
2021/9/17 14:35 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/811471001054052352

 野田氏は演説会で、森友学園問題の再調査に言及した。財務省の決裁文書改ざんを批判し「総裁になったら党に解明チームをつくり、必要に応じて調査する」と語った。

閣僚の半分は女性登用したいと野田氏
2021/9/17 14:33 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/811470544568664064?c=39550187727945729

 野田聖子幹事長代行は所見発表演説会で、首相に就任した場合、閣僚の半分は女性を登用したいとの意向を示した。

7255とはずがたり:2021/09/17(金) 15:42:44
>>5254
追加

野田氏、女系天皇は選択肢
2021/9/17 15:26 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/811483717839388672?c=39550187727945729

 自民党総裁選に立候補した野田聖子幹事長代行は17日の記者会見で、安定的な皇位継承策に関し、女系天皇は選択肢の一つに含まれるとの見解を示した。

7256チバQ:2021/09/17(金) 16:18:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fa5a449770af31e4e7a528728af4d7f012e8a12
4候補の推薦人から見えるのは 前首相の影響、確保に苦労の痕跡
9/17(金) 12:18配信

朝日新聞デジタル
自民党総裁選の届け出順を決めるくじを引く推薦人=2021年9月17日午前10時17分、東京・永田町、関田航撮影

 29日投開票の自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は届け出に必要な20人の推薦人名簿を提出した。名簿からは各陣営の狙いや思惑が透ける。

【アーカイブ動画】自民党総裁選候補者による所見発表演説会

 河野氏の推薦人は、若手・中堅が中心となった。6派閥から推薦人が名を連ね、菅義偉首相に近い議員も目立つ。

 無派閥からは菅首相側近として知られる園田修光参院議員が名簿に載った。ほかの無派閥推薦人も菅氏を支援してきた面々が主だ。石破茂元幹事長の支援を受けることもあり、他陣営の名簿にはない、石破派からの推薦人も確保した。当選4回以下の衆院議員が11人を占め、党改革を意識した布陣といえそうだ。

 岸田氏は昨年の総裁選とは対照的に幅広い支援を受けていることをアピールする。

 昨年の推薦人は岸田派(16人)と谷垣グループ(4人)だけだったが、今回は岸田派と谷垣グループは各2人にとどめ、細田派、麻生派、竹下派、無派閥から各4人が名を連ねた。ベテラン・中堅・若手のバランスにも配慮している。昨年は菅首相支援に回った梶山弘志経産相が名を連ねたのも特徴の一つだ。

 高市氏の推薦人は、支援を表明している細田派出身の安倍晋三前首相の影響が色濃く表れている。

 細田派からは、選択的夫婦別姓に慎重な山谷えり子元拉致問題相ら最多の7人が推薦人になった。二階派の衛藤晟一前沖縄北方相、無派閥の古屋圭司元拉致問題相など安倍氏側近の議員も多く、皇統維持を重視する議員を並べた。

 告示日前日に推薦人確保のメドがついた野田氏。推薦人は、過去の総裁選でも野田氏擁立を目指してきた浜田靖一元防衛相など野田氏の個人的な人脈が中心だ。小泉政権下で郵政民営化に反対した野田氏らしく、元全国郵便局長会会長で柘植芳文参院議員の名前もある。

 一方で推薦人集めに苦労した跡もにじむ。無派閥で衆院議員の野田氏だが、参院議員が他候補と比べて多く、さらに特徴的なのは、幹事長代行として仕えた二階俊博幹事長が率いる二階派の推薦人が最多の8人を占めたことだ。二階派は、二階氏の幹事長続投を事実上否定した岸田氏以外の3候補に推薦人を送っている。

 ◆河野太郎氏の推薦人は以下の通り

 〈推薦人〉

 【細田派】穴見陽一(3)、義家弘介(3)【麻生派】阿部俊子(5)、高橋比奈子(3)、中西健治(2)参【竹下派】野中厚(3)、宮崎政久(3)、山下雄平(2)参【二階派】伊藤忠彦(4)、岡下昌平(2)【石破派】古川禎久(6)、平将明(5)【石原派】坂本哲志(6)、石原宏高(4)、上野賢一郎(4)【無派閥】伊藤達也(8)、田中良生(4)、武村展英(3)、島村大(2)参、園田修光(1)参

 ◆岸田文雄氏の推薦人は以下の通り

 〈推薦人〉

 【細田派】高木毅(7)、吉野正芳(7)、森雅子(3)参、宮本周司(2)参【麻生派】鈴木俊一(9)、山際大志郎(5)、猪口邦子(2)参、今井絵理子(1)参【竹下派】渡辺博道(7)、西銘恒三郎(5)、鈴木隼人(2)、二之湯智(3)参【岸田派】根本匠(8)、堀内詔子(3)【谷垣グループ】加藤鮎子(2)、本田太郎(1)【無派閥】土屋品子(7)、石田真敏(7)、梶山弘志(7)、大野敬太郎(3)

 ◆高市早苗氏の推薦人は以下の通り

 〈推薦人〉

 【細田派】馳浩(7)、西村康稔(6)、高鳥修一(4)、佐々木紀(3)、山谷えり子(3)参、佐藤啓(1)参、山田宏(1)参【竹下派】木原稔(4)、小野田紀美(1)参【二階派】山口壮(6)、小林鷹之(3)、小林茂樹(2)、衛藤晟一(3)参、片山さつき(2)参【谷垣グループ】黄川田仁志(3)【無派閥】古屋圭司(10)、江藤拓(6)、城内実(5)、石川昭政(3)、青山繁晴(1)参

 ◆野田聖子氏の推薦人は以下の通り

 〈推薦人〉

 【竹下派】百武公親(1)、渡辺猛之(2)参、元栄太一郎(1)参【二階派】福井照(7)、大岡敏孝(3)、神谷昇(2)、出畑実(1)、鶴保庸介(4)参、三木亨(2)参、清水真人(1)参、岩本剛人(1)参【石原派】宮路拓馬(2)【谷垣グループ】川崎二郎(12)【無派閥】浜田靖一(9)、渡海紀三朗(9)、木村弥生(2)、山田俊男(3)参、柘植芳文(2)参、三原じゅん子(2)参、徳茂雅之(1)参

朝日新聞社

7257チバQ:2021/09/17(金) 16:51:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/57ca29d53e2de44847ec3afc1135ed2327134b18
石破氏・小泉氏を「二枚看板」に…河野氏陣営の「役割分担」
9/17(金) 10:43配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選に出馬表明した河野太郎行政・規制改革相の陣営は16日、発信力を期待できる石破茂・元幹事長と小泉環境相を「二枚看板」として前面に出す戦略を鮮明にした。安倍前首相と安倍氏の出身派閥・細田派(96人)への対抗も軸に据える構えだ。党改革を旗印に、党員や、世論動向に敏感な中堅・若手議員の支持獲得を狙う。


■「古い自民党」

 「石破さんや小泉さん、皆さんと一緒に、次の時代の自民党に改革し、前へ進む国を作っていきたい」

 河野氏は16日、都内のホテルで石破、小泉両氏が中心で開いた派閥横断の決起集会にビデオメッセージを寄せ、党改革への意欲をにじませた。

 壇上には石破、小泉両氏が並んだ。石破氏は「古い自民党と国民との戦いだ。派閥が横行する党を変えようと若い皆さんが立ち上がってくれた」と訴えた。小泉氏は「派閥の力学ではなく、国民、党員の支持のもとに歩む政権を作らないといけない」と同調した。

 両氏が意識する派閥とは、最大派閥・細田派にほかならない。念頭には同派に影響力を行使する安倍氏があるとみられる。石破氏は、森友学園問題への対応で批判を繰り返すなど、安倍氏と長く対立する。小泉氏も、「安倍1強」と称された第2次安倍内閣以降、政権に物言う姿勢で存在感を示した。

■役割分担か
 河野氏は、議員の支持基盤が盤石と言えないなか、党員を含む国民の支持を集め、態度未定の議員も取り込みたい考えだ。

 そもそも細田派には、河野氏のエネルギー政策などに警戒感を抱くベテランが多い。同派は岸田文雄・前政調会長と高市早苗・前総務相を支持する方針を掲げた。河野陣営では「細田派に配慮しても多くの票は見込めない。徹底して戦う姿勢を見せた方が党員にアピールできる」(無派閥議員)との声が力を増していた。

 とはいえ、河野氏陣営には、安倍氏や細田派との対決路線への傾斜は「議員票を減らしかねない」(河野氏周辺)と危ぶむ向きもある。河野氏自身は対決路線と距離を置いている。河野氏は16日のフジテレビの番組で、安倍氏や、自らが属する麻生派を率いる麻生副総理兼財務相と決別する覚悟があるかを問われ、「別に決別する必要もない」と語った。攻撃的な発言は、石破、小泉両氏に委ねる役割分担の側面もありそうだ。

 集会には麻生派と竹下派、二階派、石破派、石原派、無派閥の中堅・若手ら28人、代理が29人参加した。

7258チバQ:2021/09/17(金) 19:18:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ba30f2683ac4fa6cc37587ee7c1863f5197fbf6
総裁選ドキュメント 若手、女性、保守…推薦人名簿から透ける各陣営事情
9/17(金) 16:50配信
産経新聞
【自民党総裁選2021】候補者共同記者会見を前に記念撮影に臨む(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=17日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党総裁選に立候補した4候補の推薦人20人の顔ぶれをみると、各陣営の支持層や選挙戦術がみえる。


河野太郎氏の推薦人は、当選3回以下の衆院議員や当選2回以下の参院議員の若手が半数を超えた。「長老支配」「派閥支配」など党運営に不満を持つ若手の受け皿を狙っているようだ。衆院選の「顔」を求める若手の支持も当て込む。

岸田派を除く党内6派に加え、菅義偉首相に近い無派閥議員も推薦人として配置し、現政権の後継色が濃い。

岸田文雄氏の推薦人には、細田派、麻生派、竹下派の主要派閥の議員が4人ずつ、谷垣禎一元幹事長に近い議員グループと、自ら会長を務める岸田派の議員が2人ずつ入った。当選回数別では「老壮青」の幅広い支持がみえる。女性の推薦人が4候補の中で最多の3割に当たる6人おり、「女性活躍」でリードした形だ。

菅首相に近いが、河野氏の「脱原発」路線には距離を置く梶山弘志経済産業相もおり、河野氏への警戒心がみえる。

無派閥の高市早苗氏は保守色を前面に出した。安倍晋三前首相の出身派閥である細田派から7人が入った。山谷えり子元拉致問題担当相ら保守の論客をそろえ、「唯一の保守系候補」として党員・党友票の上積みを図る。一方、麻生、岸田、石破、石原各派の議員がおらず、横断的な支持が課題といえそうだ。

同じく無派閥の野田聖子氏の推薦人には、二階俊博幹事長率いる二階派の議員が8人並んだ。野田氏が告示前日の16日になって滑り込みで出馬表明にこぎつけたのは、二階氏の助力があった可能性がある。加えて、元夫の鶴保庸介参院議員ら個人的なつながりのある推薦人が目立ち、ぎりぎりかき集めた上での出馬だったことがうかがえる。

全体でみると、二階派は岸田氏以外の3候補に推薦人を出した。ある閣僚は二階氏の思惑について「岸田氏包囲網だ。岸田氏が決選投票に残れば、『岸田氏以外』にまとめるのではないか」と話している。(沢田大典)

7259とはずがたり:2021/09/17(金) 22:18:46
大手メディアは報じない総裁候補4人「自民党内でのホントの評判」
9/12(日) 10:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bd2cf0d5acb26d065034fffd4ed49708f1fc2c2
FRIDAY

東京・永田町の自民党本部。総裁選を前に、警備がいっそう厳しくなっている。自由に出入りできるのは大手メディアの記者クラブ…記者たちが報じない、政局の本当の姿は 撮影:TEN

ニュースは自民党総裁選ばかり。暗躍する党内各派の思惑が入り乱れる「報道」が興味深い。

次期総裁への期待は、世論調査によると、河野太郎が31.9%でトップ(共同通信)。一方、本誌が既報し、政治関係者が注目した「自民党員・党友調査」によると、石破茂が29%で1位だ。(史上最熱の総裁選。石破、河野、岸田の激戦舞台裏 ))

河野と石破の人気には、唯一最大の共通項がある。安倍、麻生、二階との「ディスタンス」だ。この距離感こそが、権力におもねらない、志のある政治家としての石破、河野の評価に繋がっている。しかしというか、それだけに、自民党内の声は微妙だ。

◆河野と石破。自民議員の「本音」を聞いて歩いた

「河野太郎は今、権力を目前に猫をかぶっているだけ。総裁になったら、制御不能になる。脱原発、女帝容認の方向を明確にするだろう。党の方針なんて無視。トランプさながら『官邸発河野ツイッター』を炸裂させる。河野は、いわば日本のトランプ、リトル小泉純一郎なんだ」(細田派議員)

「河野は安倍政権で初入閣。このとき、父・河野洋平元自民党総裁が官房長官時代に発した、従軍慰安婦問題に関する『河野談話』を否定したじゃないか。つまり、踏み絵だ。同時に、脱原発ブログも閉鎖して権力におもねった。状況に応じてそういう変節が平気でできる。信用できるわけがないじゃないか」(無所属議員)

一方、国民人気No.1の石破だが、党内の声は手厳しい。

「石破茂の正論は、相手に逃げ道を作らせてやらないから、聞いていて息苦しくなる。しかも回りくどい口調が鼻につく。間違ったことは言わないが、あの調子で安倍・麻生批判をしたので嫌われた。顔も怖いし、なぜ世論がいつも『次の首相にふさわしい政治家』のトップに選ぶのか、ちっとも分からない」(麻生派議員)

「石破のように、野党と一緒になって体制批判をすればそりゃ人気は出るでしょう。外にいい顔しすぎて、自民党内では友達が少ない。派閥が大きくならないことが石破と党の関係性を如実に物語っているんですよね」(安倍周辺)

これが、世論から最も支持されている「自民党2トップ」の党内評判と現実だ。

主に若年層が支持する河野、実年層以上に人気の石破と支持層は明確に分かれる。逆にいえばこの2人で全世代をカバーしている。それなら、間近に迫った衆議院総選挙をこの2トップで挑めば、全世代対応で自民不人気の失地は挽回できるのではないか。だが、そうは簡単にいかないのが、自民党という政党だ。どちらも総裁には選出されないだろうと大方は見ているのだ。

7260とはずがたり:2021/09/17(金) 22:19:05
>>7259
◆高市はなぜ…?

では「女性初」の看板をもち最大派閥の細田派と安倍前首相が後ろ盾となった高市早苗が優勢なのか。

「高市は、野田聖子が総裁選に出馬したときの対立軸という役まわり。それに加えて、安倍が、支持団体の日本会議に向けて党として送ったメッセージという役割です。なんにしても、ツールに過ぎない」(中堅議員)

「女性初」が、リベラル寄りの野田聖子では、自民党コア支持層が離れてしまうという理屈らしい。哀れである。

◆結局「ふにゃふにゃ」の岸田は安倍の顔色最優先

そして岸田文雄。自民党有力代議士が解説する。

「岸田は、外相時代に安倍本人から政権禅譲というニンジンをぶら下げられ、総理の椅子を強く意識するようになった。そのとき、岸田派の名誉会長として隠然たる力を持っていた古賀誠元幹事長が目障りだった麻生が、『古賀切り』を条件に禅譲をちらつかせた。昨年暮れ、岸田はついに古賀を放逐して、今回の総裁選を迎えたんです」

どっぷり保守の安倍と麻生は、古賀にコントロールされている岸田派が安倍らに敵対する勢力になることを警戒した。そのため、根こそぎ排除したのだ。伝統の派閥「宏池会」の長老政治家を裏切り追いやった岸田には、総理の座が転がり込んでくるはずだったが…。

モリカケ、桜、河井夫婦への政治資金など解明されないまま放置されている安倍前政権の疑惑の数々。なかでもモリカケ問題について岸田は、BS番組で「さらなる説明をしないといけない」と発言。これが安倍の逆鱗に触れ、安倍と細田派は高市全面支持へと舵を切ることになったのである。

「岸田が安倍に謝った」(関係者)

直後に流れた怪情報とともに、岸田は「再調査は考えていない」と発言を一変させ、今度は「安倍の靴を舐めた」と世論からバッシングを受ける。波紋は拡大するばかりだ。

「総裁選は、どの候補者も過半数に達しないのがミソだ。決選投票で大派閥が票の流れを作る事になるだろう。おそらく、1回目の投票とはまったく違う結果がでることになる」

自民党の幹部は、含み笑いでそう言った。が、しかし、である。

党員票「383票」の大半を、河野なり石破がごっそりとかっさらい、万が一にも過半数に近い得票だったとき、世論はどのように反応するだろうか。

◆国民の声が反映されない総裁選を注視する

「党員・党友の声は、国民の声に近いのですから、本来なら反映されてしかるべきなんですが…」(関係者)

態度を保留している石破がもし不出馬を決めれば、党員票は河野に集中すると見られている。その後の決選投票で、議員票が他の候補に集中して党員投票の結果が覆されたら「自民総裁選は公正な選挙ではなく大派閥による数の力学、単なるセレモニーだった」と断罪されるだろう。国民は懐疑の目を向けるに違いない。もちろん、中堅若手が立ち上げるという「党風一新の会(仮称)」にも、同じ目が向けられることは言うまでもない。

「若手議員のなかには、迷いに迷っている者も少なくない」(ベテラン議員)

「派閥は一致結束して主流派を獲り、党四役のポストを獲るべしと言います。けど、僕らはとにかく、まずは選挙に勝てる総裁を選びたい。まずは議員バッジが必要なんです」(自民若手議員)

自民総裁選に一般の国民は投票権をもたないが、自民総裁は総理になるのだ。まるごと自民党の、すべての振る舞いをしっかり見届けるべき総裁選挙だ。この国のリーダーが決まる選挙なのだから。

取材・文:永田タイラ

7261チバQ:2021/09/18(土) 00:08:10
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210917k0000m010339000c.html
総裁選、渦巻く期待と不安 自信深める陣営も「もし負けたら…」
2021/09/17 22:36毎日新聞

総裁選、渦巻く期待と不安 自信深める陣営も「もし負けたら…」

自民党総裁選の候補者所見発表演説会に臨む(左から)河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の同党本部で2021年9月17日午後1時1分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 17日告示の自民党総裁選に立候補した4氏の陣営は「初日が肝心」とばかりに党所属国会議員や党員へのアピールに躍起になった。混戦が予想される中、総裁の座へ期待と不安を抱える各陣営からは、悲喜こもごもの声が聞かれた。

 「リスクを取って誰よりも早く行動を起こす『ファーストペンギン』は、紛れもなく岸田さんだ。後から改革を言うのは誰でもできる」。岸田文雄前政調会長を支持する甘利明税制調査会長は17日の会合で、菅義偉首相の退陣表明前に「挑戦」を表明した岸田氏を後押しした。「極寒の地で微動だにせずに卵を守る(ペンギンの)ように、コロナの中で国民に寄り添う」と持ち上げる一方で、「永田町以外では知らない人が多い」と課題の発信力不足も指摘した。

 オンラインの出陣式で気勢を上げた河野太郎行政改革担当相には、ワクチン担当閣僚として登用した菅首相が17日に支持を明言した。石破茂元幹事長と小泉進次郎環境相の支持で党員人気に自信を深める陣営だが、4候補の出馬で「先行逃げ切りは難しい」との声も増える。陣営幹部の一人は勝利への戦略を練り直しつつ、「これで負けたら地下に2〜3年こもる。(安倍政権で冷遇された)石破さんの気持ちが分かるなあ」と苦笑した。

 安倍晋三前首相ら保守系議員に支援される高市早苗前総務相。支援する細田派の高鳥修一衆院議員は所見発表演説会後、「(高市氏が)国旗に一礼してから話を始めたのは好印象」と満足げだった。安倍氏が影響力を持つ細田派で岸田氏を支持するある議員は「安倍さんに『岸田さんをやるの? 困るなあ』と言われた」と明かす。高市氏の勢いに自信を示す陣営幹部が多い一方、「今日の陣営会合に代理が出席した議員は、岸田氏支持との両にらみではないか」(別の同派議員)との見方も漏れる。

 野田聖子幹事長代行は、告示前日に「滑り込み」で総裁選出馬を表明した。選対幹部の渡辺猛之副国土交通相は「野田氏が悲願の舞台に立ったのが心からうれしい」と高揚した様子だった。別の選対幹部は「ある党幹部が昨夕、推薦人を翻意させようと電話をかけていた。(闘志の)ロケットに火がついた」と息巻く。ただ事前の準備不足は陣営の多くが認めるところで、届け出順で野田氏が4番目になると、支持議員の一人は「(現時点で最も劣勢という)順番通りじゃないか」とぼやいた。【東久保逸夫】

7262チバQ:2021/09/18(土) 00:10:13
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2021091701001713.html
野田氏「ブロックしない」 SNS発信、河野氏に皮肉
2021/09/17 22:38共同通信

 自民党の野田聖子幹事長代行は17日のフジテレビ番組で、ツイッターで意見の合わない相手をブロック(遮断)している河野太郎行政改革担当相を皮肉った。会員制交流サイト(SNS)などでの発信力を問われ「私はブロックしない。どんな嫌なことも受け止めて、逆に返すように努めている」と述べた。

 番組には総裁選に出馬した4人が勢ぞろい。河野氏は口を真一文字にして聞いていた。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210917X231.html
都市封鎖法制化、3候補前向き=自民総裁選
2021/09/17 23:04時事通信

 自民党総裁選に立候補した河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相は17日夜のテレビ朝日の番組で、新型コロナウイルス対策の一環として、ロックダウン(都市封鎖)を可能にする法整備に前向きな考えを明らかにした。野田聖子幹事長代行は慎重な姿勢を示した。

 河野氏は「将来どういう感染症が入ってくるか分からない。法整備が必要だ」と指摘。高市氏も「一刻も早く法整備しなければ手の打ちようがなくなる」と述べた。岸田氏は「ワクチン証明や陰性証明を組み合わせた日本型ロックダウンをしっかり考えなければいけない」と語った。

 これに対し、野田氏は「もっと科学的にやるべきことはある」と強調した。 





 高市早苗前総務相は「河野氏のツイッターの(フォロワーの)数には全然及ばないが、記者会見などでは誠実に、最後まで答える」と語った。

7263チバQ:2021/09/18(土) 00:10:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_OFI5CECC2ZPR7HFSEQOJKZH3ZA.html
総裁選を追う…改革派は誰か 首相の座かけ乱戦開幕
2021/09/17 21:54産経新聞

総裁選を追う…改革派は誰か 首相の座かけ乱戦開幕

【自民党総裁選2021】所見発表演説を行う河野太郎ワクチン担当相=17日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

(産経新聞)

17日に告示された自民党総裁選。主要5派閥が首相の菅義偉支持を決めた昨年から一転、結末が予想できない乱戦が始まった。

■「異端児の強い個性を」午前9時、河野陣営

ワクチン担当相の河野太郎の出陣式はオンライン形式で行われた。

「広く国民のご支援をいただき、戦いに勝っていきたい」。河野は笑みを一切浮かべずに語った。陣営の選挙対策本部長の元金融担当相、伊藤達也は「異端児とも呼ばれる河野さんの強い個性を私たちが支えていこう」と呼び掛けた。

河野は元幹事長の石破茂と組んだ。石破は今回の総裁選を「古い自民党と国民の戦い」と位置づけ、前首相の安倍晋三や副総理の麻生太郎の政敵でもある。国会議員票が盤石とはいえない河野の言葉には、国民人気を武器に、衆院選を控えた国会議員の票を獲得したいとの思いがにじむ。

■「やっとスタートラインに」9時、野田陣営

党本部の一室で行われた幹事長代行の野田聖子の出陣式は安堵(あんど)感が漂った。過去3度、出馬を目指したものの推薦人が集まらずに断念したからだ。

選対本部長の厚生労働副大臣、三原じゅん子は「やっとスタートラインに立たせていただくことができた」。野田は「無謀だ、やめろと何度も言われたが、チャレンジし続けてきた」と感無量の様子で語った。

■「日本を守るために」11時、高市陣営

「日本を守るために、誰が一番ふさわしいか。高市を応援しているグループは結束力は一番ある!」。国会内の大会議室で開いた前総務相、高市早苗の出陣式で、選対本部長の元拉致問題担当相、古屋圭司が叫んだ。保守色の強い議員が多く参加した。

高市は「こういう国家経営を行うべきだという政策に賛同していただいた最も強い同志だ」と強調した。背後には国会議員約60人が陣取り、その言葉に拍手や声援を送った。熱気は4陣営で一番だった。

■「後から改革を述べるなら…」11時半、岸田陣営

国会内のホールで前政調会長、岸田文雄の出陣式が始まった。「後から(党の)改革を述べることは誰にだってできます」。こうあいさつしたのは選対顧問の税調会長、甘利明だ。麻生派(志公会)の後輩でもある河野への批判がにじむ。役員任期制限を打ち出し、幹事長の二階俊博を標的にしたと党内を騒がせた岸田こそが、党改革派だというわけだ。

岸田は「時代が求めているリーダーは私だ」と自信たっぷりにアピールした。煮え切らない、話がつまらないと評されてきたが、元防衛相の小野寺五典は「力強く、首相のイメージで見えた」と語った。

■「自民を変えてくれ」午後2時半、河野陣営

河野が、国会内の会議室に駆け付けた。陣営が開いた激励の会合。にこやかに出迎えたのは石破と環境相の小泉進次郎だった。

「国民の支持をバックに…」。河野が改めて決意を語ると、石破は「自民党を変えてくれ、日本を変えてくれ(と願う)国民とともに勝利する」と応じた。その後、3人は報道陣の前に並んでガッツポーズを披露した。安倍に近い議員の一人は「河野さんは完全にあちら側に行ってしまったのかな」と首をかしげた。

朝から沈黙を守っていた菅は、午後6時に首相官邸を退邸する際、記者団の取材に応じた。

「新型コロナウイルス対策は継続が極めて大事だ。河野さんを支持します」。安倍、麻生、甘利と盟友関係を築いていた男の朴訥(ぼくとつ)としながらも明確な表明は、政界への小さくない波紋となる。=敬称略(田中一世)

7264チバQ:2021/09/18(土) 00:11:38
https://news.goo.ne.jp/article/tokaitv/region/tokaitv-20210917-2131-11815.html
推薦人集まったけど…自民党総裁選に野田聖子氏出馬 地元の票固めも雲行き怪しく 重鎮県議「戸惑いある」
2021/09/17 21:31東海テレビ

推薦人集まったけど…自民党総裁選に野田聖子氏出馬 地元の票固めも雲行き怪しく 重鎮県議「戸惑いある」

自民党総裁選に立候補した野田聖子自民党幹事長代行

(東海テレビ)

 自民党幹事長代行の野田聖子さんが、総裁選への立候補を表明し、お膝元の岐阜では期待の声が上がっていますが、支持拡大は厳しい道のりとなりそうです。

野田聖子幹事長代行:
「次の日本をつくるために、これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障害者が、しっかりとこの社会の中で生きていける、そして生きる価値があるんだという保守の政治を、自民党の中で作り上げていきたいと思います」

 16日の会見で野田さんが語ったのは「社会的弱者への支援」。その背景にあるのは、重度の障害がある長男・真輝くんの存在です。

 3年前の総務大臣の時には、人工呼吸器の調整など24時間ケアが必要として、海外出張に真輝くんを同行させていました。

野田聖子総務相(当時):
「私は女性活躍や働き方改革を推進しております。今回の出張が一つのモデルとして、同様の悩みを抱える方々の参考になることを願っています」

 当時、働く女性のモデルケースになればとも話していました。今回の野田さんの出馬に地元・岐阜の人たちは…。

山県市の19歳女性:
「誇らしいというのはありますね。会社とかで上の立場にいる人が女性が少ないなと思うので、ちゃんと女性の価値を見出してその人の力に合わせた職を」

羽島市の80代女性:
「私もちょっと足が悪いもんで、そういう道(福祉政策に)に力を入れてもらえればと思います」

美濃加茂市の60代男性:
「4回目かな、やっと出られて、ぜひ頑張っていただきたいですね。今はとにかくコロナを何とかしてほしいだけですよね」

「新総裁に」と期待が上がる一方、支援拡大は容易ではありません。

自民党岐阜県連の村下幹事長:
「県連としては機関決定していないので、県連として一本化は当然無理ということで」

 野田さんが会長を務める岐阜県連は、特定の候補を支持せず自主投票としています。

 保守分裂となった2021年1月の岐阜県知事選で、野田さんと対立した岐阜の自民党の重鎮・猫田県議は…。

猫田岐阜県議:
「長年の夢だったので、良かったのは良かったんだけどタイミングとしては遅すぎたという感じがするね。県議会の議員の仲間でも戸惑いもあるし、僕は僕なりに考えて動きます」

 岐阜県内の国会議員で野田さんを支持するのは、推薦人にも名を連ねた渡辺猛之参院議員のみになる見通しで、地元・岐阜の票固めも雲行きは怪しくなっています。

7265チバQ:2021/09/18(土) 00:19:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2fbe150e46340a7f0e881f3f374ef4720e6e5af
岸田氏の出陣式が大盛り上がり、派閥横断で支持広がる 河野氏には逆風 
9/17(金) 20:12配信


日刊スポーツ
候補者共同記者会見に臨む岸田文雄前政調会長(撮影・江口和貴)

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選(29日投開票)は17日告示され、河野太郎行革相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補した。女性2人の出馬は史上初で、乱立選は必至の状況。河野氏が所属する麻生派の重鎮らが、岸田氏の選対顧問に就任するなど、選挙戦初日から岸田氏と河野氏の明暗がくっきり浮かび上がった。


    ◇    ◇    ◇

ポスト菅を巡る乱立の争いは幕開けから岸田氏の支持拡大、河野氏の苦境が浮かび上がった。岸田氏は出陣式で「今の時代が求めているリーダーは私なんだ」と力強く宣言した。岸田派、麻生派、最大派閥の細田派、竹下派、石原派、谷垣グループなどから計107人(議員63人、代理人15人、オンライン29人)が出席して気勢を上げ、その熱気は他陣営を圧倒した。

河野氏が所属する麻生派(53人)からは、甘利明税調会長、鈴木俊一元五輪相、森英介元法務相の3重鎮が出席し、岸田氏の選対顧問に就任した。甘利氏は「明日から総理ができるような幅広い政策がある」などと岸田氏を高く評価し、反河野を打ち出した。

他派閥からも同調の動きだ。石原派の石原伸晃元国交相、谷垣グループの代表世話人の中谷元元防衛相、細田派の塩谷立元文科相や竹下派の船田元氏も選対顧問に就任するなど、派閥横断した支持を拡大させている。会場には他候補者の関係者も姿を見せ、模様を動画で撮影するなど警戒感をあらわにした。

河野氏はオンラインで出陣式を行い、派閥を横断した82人(議員65人、代理人17人)が出席した。だが、次期衆院選へ向け、盤石な選挙基盤を構築できていない若手議員も少なくない。中堅議員は「岸田さんの動きに引き寄せられてしまう可能性も」と危惧した。

河野氏は前日16日の決起集会で後ろ盾である石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相との、そろい踏みを狙ったが、麻生派の会合出席によって、引き剥がされた。そこで、この日は党本部での所見発表演説会後に車で移動し、議員会館内で石破、小泉両氏と、わずか数分間で3ショット撮影を行って共同記者会見へ、とんぼ返りと奔走した。

共同会見では森友学園を巡る問題について河野、岸田、高市の3氏は再調査には否定的だった。中でも河野氏は「公文書の管理が、しっかり行われるのは非常に大事なこと」としたが、会見の度にトーンダウンしていく印象を強めた。

河野氏は、報道各社の調査で「次の総理にふさわしい」ランクで票を集め、トップの評価を受けた。それでも、国民世論と自民党内の情勢は別世界。実績も兼ね備えた人気者が、まさかの逆風にさらされての船出となった。【大上悟】

7266チバQ:2021/09/18(土) 05:43:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5d22b2019604220a421b4dba9cf3b929f2734bd
自民党総裁選 推薦人名簿から透けて見える二階幹事長の奇策、“河野推し”なのになぜ野田陣営に8人?
9/18(土) 5:30配信

スポニチアネックス
共同記者会見前に写真に納まる、左から河野太郎行革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行

 菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日、告示され、河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補を届け出た。共同記者会見では早速火花を散らせるなど、議員票と党員・党友票の計766票の争奪へ論戦をスタートさせた。一方、各陣営が提出した推薦人名簿。二階派の不気味な動きが投影されているようで、関心を集めている。

 寝業師と言われる二階俊博幹事長がどう動くか読み切れない中、注目が集まった推薦人名簿。ふたを開けてみれば、二階派は第4派閥ながら最多の計15人が名前を連ねた。

 野田陣営8人、高市陣営5人、河野陣営2人…。混戦を見越し「保険をかけた」(二階派幹部)との解説も聞かれ、まんべんなく配置したと思いきや、有力候補の岸田陣営はゼロだった。首相が再選に向けてやる気満々だった8月26日に真っ先に出馬を表明、二階氏続投を封じる党改革案をぶち上げた岸田氏。首相不出馬の着火点となった。再選支持をいち早く唱え主導権確保を狙った二階氏の野望をも打ち砕いた張本人だけに、恨み骨髄ぶりが表れた分かりやすい対応だ。

 対峙(じ)してきた安倍晋三前首相が全面支援する高市陣営への割り振りは保守系もいる関係とされるが、「岸田総裁 絶対阻止」のアナウンス効果アップも見込まれる。岸田、高市両氏を推すわけにいかず、乗るとされる河野陣営に関しては、改革派を標ぼうしている手前、世間受けの悪い二階色を薄めるため2人にとどめたとの見方も出ている。

 最も分かりにくいのが推薦人集めが難航した野田陣営への8人。知名度の高い野田氏出馬で河野票は食われるなどして分散、河野陣営が目指す第1回投票で決着させる戦略は崩壊寸前だ。自身を支えた幹事長代行への支援では説明がつかない。

 そこで指摘されているのが二階氏と「小石河連合」との新たな主導権争い。小泉進次郎環境相、石破茂元幹事長が前面に出て発足させた派閥横断的な「河野太郎の総裁選必勝を期す会」。3人の頭文字から「小石河連合」と称されるが、総裁選が3人の争いのまま勢いに乗せると、二階氏の出る幕もなく第1回投票で「河野総裁」が誕生、権勢を振るう余地などない「小石河連合」の天下となる。それを防ぐため目指すのが決選投票。二階派は決選投票では結束して行動する方向で調整。他派閥にはない塊感で河野氏当選の流れをつくり、選挙後に甘い汁を吸おうとの算段だ。

 総裁選の行方を注視する政府関係者は「今のポストに居座るのはほぼ無理だろうが、それでも暗躍する二階さんを一つの軸として政局を見極める必要がある」とし、キープレーヤーの一人であり続けるとの見方を示した。

7267チバQ:2021/09/18(土) 05:48:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/dad15c1788753b5de2b3fa1ca4b76e551fdcbe30
宮腰氏、出陣式で喫煙 自民総裁選、オンライン出席中 禁煙の議員会館執務室
9/18(土) 5:01配信

北國新聞社
北國新聞

 自民党の宮腰光寛衆院議員が総裁選に立候補した岸田文雄前政調会長の出陣式にオンラインで出席中、衆院第2議員会館内の執務室で喫煙していたことが17日、分かった。喫煙の様子が会場のスクリーンに映し出された。改正健康増進法では議員会館は原則屋内禁煙となっており、宮腰氏は取材に対し「申し訳ありません。気を付けます」と陳謝した。


 出陣式は衆院第1議員会館で行われ、会場に設置されたスクリーンには、オンラインの出席者の映像が映し出されていた。宮腰氏の画面には時折、煙のようなものも映し出された。

 改正健康増進法が施行された昨年4月から、議員会館は喫煙専用室を除いて屋内禁煙で、悪質な違反者には罰則もある。議員会館には各階に喫煙専用室が設置されている。宮腰氏は普段は専用室を利用しているとし「長時間だったので。すいません」と話した。加熱式たばこを吸っていたとみられる。

 宮腰氏は岸田派で事務総長も務めたベテラン。会場にいた岸田派の議員は「(喫煙には)気付かなかったが、もっと気を引き締めて、緊張感を持ってもらいたい」と苦言を呈した。

7268チバQ:2021/09/18(土) 21:33:43
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20210918204000.html
【自民党総裁選】石破氏、他派閥の動きもちくり 河野陣営が農業関係者と交流
2021/09/18 20:40神奈川新聞

【自民党総裁選】石破氏、他派閥の動きもちくり 河野陣営が農業関係者と交流

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革担当相(衆院15区)を支援する小泉進次郎環境相(11区)と石破茂元幹事長は17日夜、オンラインで農業関係者らと意見交換した。業界の現状や新型コロナウイルスの影響などを聞き取り、河野氏への支持を求めた。

 河野氏は公務などで活動が限られるため、河野氏を支持する派閥横断の有志議員グループ「総裁選必勝を期す会」(必勝会)が企画した。中心メンバーの小泉、石破両氏はそれぞれ国会内の事務所から参加した。

 やりとりでは、総裁選で動向が注目されている「派閥」についての質問も。石破派を率いる石破氏は派閥の意義を認めつつ、水面下で締め付けを強める他派閥の動きを念頭に「派閥の親方の言うことを聞けというのはおかしい。有権者の気持ちに反するような集団ならない方がいい」とちくり。

 一方、無派閥の小泉氏は「派閥の力学で政権をつくってしまったら、安定した政治はできない。派閥ではなく、国民から支えられる政権をつくらなければいけない」と応じ、河野氏への支持を呼びかけた。


https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP9L6KBCP9LUTFK010.html
河野氏に質疑が集中、「改革」に異論が相次ぐ 自民党総裁選の討論会
2021/09/18 20:40朝日新聞

河野氏に質疑が集中、「改革」に異論が相次ぐ 自民党総裁選の討論会

自民党総裁選の候補者討論会の冒頭、色紙を手に記念写真に納まる、(左から)河野太郎行政改革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=2021年9月18日午後1時57分、東京都千代田区、藤原伸雄撮影

(朝日新聞)

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が18日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。「改革」を唱える河野氏に対し、他候補から異論が相次ぐなど、政策論争が本格化した。

 討論会では冒頭、新型コロナウイルス対策や今後の社会像が問われた。

 ワクチン接種の担当閣僚を務める河野氏は「ブースター(ワクチンの3回目接種)にも必要量は確保している」と説明したが、政権のコロナ対応をめぐる自身の責任には触れなかった。岸田氏は数十兆円規模の経済対策を進めるとしたほか、高市氏は危機管理投資の必要性を訴えた。野田氏は希望すれば11歳以下でワクチン接種できるようにすべきだとの認識を示した。

 候補者同士の討論では河野氏に質疑が集中。最低限の年金を保障する河野氏の年金改革について、岸田氏と高市氏が財源をただすと、河野氏は「資産・収入が一定以上ある人には(最低保障の)その分はお出ししない」などと説明した。

 河野氏が唱える「核燃料サイクル政策」の見直しについては岸田氏が疑問を呈し、河野氏は、高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉に触れ、サイクル政策が事実上行き詰まっているとの考えを強調。「核のごみ」について、「現実的な処分方法をどうするのかをテーブルに載せて議論した方がいい」と述べた。

7269チバQ:2021/09/18(土) 21:34:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/adbb585021a6be8e9443362d2f3b946f9ac62293
自民総裁選は「関ケ原」 安倍VS菅、代理戦争(時事通信解説委員長 高橋正光)
9/18(土) 8:13配信

時事通信
◆党員票で圧倒狙う―河野陣営(東軍)
自民党総裁選候補者の共同記者会見を前に、撮影に応じる(左から)河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=9月17日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党は17日、菅義偉総裁(首相)の任期満了に伴う総裁選を告示し、河野太郎規制改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補を届け出た。長期政権を誇った安倍晋三前首相と、安倍政権で官房長官を務め安倍氏の支持も得て就任した菅首相は、それぞれ別の候補を支援、「代理戦争」の様相だ。選挙後、両氏と麻生太郎副総理兼財務相の3人が権力の中心を占めてきた自民党内の支配構造の転換は必至。実力者の生き残りを賭けた「関ケ原の戦い」がスタートした。

【図解】自民総裁選の構図

 再選出馬を断念した菅首相は、河野氏支持を親しい議員に伝達済み。総裁選で河野氏を担ぐのは09年以来、2回目だ。その菅首相が河野氏と同様に目を掛けてきた小泉進次郎環境相も14日、河野氏支持を表明。安倍、麻生両氏の政敵・石破茂元幹事長も陣営に加わった。河野、石破、小泉の3氏は「次期首相候補」の世論調査で上位を占めており、「国民的な人気」を武器に、党員・党友投票による「地方票」で他候補に大差をつけ、1回目の投票での過半数獲得を目指す。

 ただ、野田氏の出馬で波乱要因が増えたと言え、河野氏の地方票が一定程度食われるのは避けられない。「軍師」として総裁選を何回も戦ってきた菅首相は新型コロナウイルス対応の傍ら、河野氏らに戦い方を指南しているだろう。菅、河野、小泉の3氏とも神奈川県を地盤にしており、関ケ原に例えれば「東軍」だ。

 「言い換えれば、河野太郎は絶対ダメだということ」。小泉氏は会見で、岸田、高市両氏の支持をにじませつつ自主投票とした最大派閥・細田派をやり玉に挙げ、「この一点をもってしても、誰が自民党、日本を変えられるかは明らかだ」と対決姿勢をむき出しにした。石破氏も細田派や同派に強い影響力がある安倍氏を念頭に「派閥が横行する党を変えよう」と「古い自民党」の改革を訴える。

◆「2位、3位」連合で勝利目指す―岸田、高市陣営(西軍)

 細田派出身で小泉氏らの攻撃を受ける安倍氏は、保守的な政治信条が同じ高市氏を全面支援。16日にはツイッターで、高市氏の政策や国家観に触れ「支持します」と表明した。とはいえ、総裁選初挑戦の高市氏は、知名度で河野、岸田両氏に劣っており、議員や党員にどこまで浸透するかは未知数。このため、1回目の投票で河野氏の過半数獲得を阻止し、岸田氏との決選投票に持ち込む。そして、高市氏を支持した議員が岸田氏支持に回る「2位,3位連合」で岸田氏を勝利させる。安倍氏はこんな戦略を描いているとされる。安倍氏周辺からは「党を分断するものだ」と、小泉氏への怒りの声が漏れる。

 もし、高市氏が決選投票に残れば、親しい関係の岸田氏の協力を得る「2位、3位連合」で高市氏の勝利を目指す。細田派が総裁選対応について、高市、岸田両氏の名前を挙げて自主投票としたのも、決選投票を意識したからなのは明らかだ。

 一方、人気で河野氏に及ばない岸田氏も当然、決選投票を視野に入れており、「勝利の方程式」に安倍氏の支援は欠かせない。岸田氏が森友学園問題での国民への説明に関し、再調査を否定するなどトーンダウンしたのも、安倍氏の支援を念頭に置いたものだろう。安倍氏の地元は山口県、岸田氏は広島市、高市氏は奈良県。「岸田・高市連合」はさしずめ「西軍」だ。

7270チバQ:2021/09/18(土) 21:34:52

東西どちらを支持?―麻生氏
衆議院本会議で、麻生太郎元首相(右)と話す安倍晋三元首相=2012年9月7日午後

 そもそも、12年9月の総裁選で渋る安倍氏を説得し、出馬を決意させたのは菅氏。安倍氏を全面支援し、勝利の原動力となったのが麻生氏だ。こうした経緯から、同年12月の衆院選で自民党が大勝。安倍氏が首相に復帰すると、麻生氏は副総理兼財務相、菅氏は官房長官にそれぞれ就任。以降、安倍氏が昨年9月に退陣するまで、同じポストにとどまり「安倍1強」体制を支えてきた。また、前回総裁選で安倍、麻生両氏は菅氏を支持し、菅政権誕生に貢献。菅氏は「安倍路線」の継承を表明し、政権に就いた。安倍政権の後半からは、二階俊博幹事長の影響力も増したが、自民党が政権奪還して以降の9年近く、安倍、麻生、菅の3氏が権力の中枢を構成してきた。

 河野氏の所属する麻生派は、河野、岸田両氏の支持を前提にした自主投票の方針。麻生氏は自身の1票について、安倍氏との盟友関係を重視しての岸田氏、自派の河野氏のどちらに投じるかは明確にしていない。しかし、麻生氏が最終的にどちらを支持しようとも、3氏の行動が割れることに変わりはない。河野氏が勝利すれば、安倍氏の影響力が、岸田氏か高市氏が勝てば菅首相の影響力が、それぞれ低下するのは必至。麻生氏は、勝ち馬に乗れなければ同様だ。今回の総裁選の結果、党内の権力構造が大きく転換。天下分け目の「関ケ原」と言えるゆえんだ。

◆昔は「ニッカ」「サントリー」も

 政党のトップ選びは、公職選挙法の対象外で、自民党総裁選の歴史を振り返ると、かつては多数派工作で実弾(現金)が飛び交った。酒造会社に例え、2陣営に投票を約束して受け取る議員を「ニッカ」、3陣営から受け取る議員を「サントリー」と称した。さすがに、金銭のやり取りはなくなったと思われるものの、各陣営から執拗(しつよう)に支持を求められ、やむなく複数陣営に投票を約束する議員もいるだろう。

 実際の「関ケ原」は、東軍の主力・徳川秀忠軍が戦いに間に合わないミスを犯しながらも、石田三成を中心とする西軍の有力武将・小早川秀秋の寝返りで、徳川家康率いる東軍が勝利した。自民党版「関ケ原」の勝者は誰になるのか。権力を握ってきた安倍、菅、麻生の3氏が「勝ち組」と「負け組」にどう分かれるのか。今回は直後に衆院選が控えており、東西の優劣は不明。ぎりぎりで出馬にこぎつけた野田氏がどの程度、得票するかも見物だ。結果は、29日午後に判明する。

7271チバQ:2021/09/18(土) 21:36:57
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-pol2109180003.html
菅首相、総裁選で「河野氏支持」の吉凶 衆参・地方選挙と就任以来ことごとく敗北 鳩山元首相まで揶揄する弱さ
2021/09/18 17:05夕刊フジ

菅首相、総裁選で「河野氏支持」の吉凶 衆参・地方選挙と就任以来ことごとく敗北 鳩山元首相まで揶揄する弱さ

菅首相はどこまで影響力を及ぼせるのか

(夕刊フジ)

 自民党総裁選が17日告示され、河野太郎行革担当相(58)と、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)が立候補した。29日の投開票に向けて政策論争が始まったが、国民と国家を守り抜く安全保障政策は特に注目だ。こうしたなか、菅義偉首相が「河野支持」を明言した。重要選挙で連敗しているだけに、「吉」と出るか、「凶」と出るか…。

 中国の軍事的覇権拡大は深刻で、総裁選告示日も沖縄県・尖閣諸島周辺に海警局船を侵入させた。北朝鮮は15日、日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下させた。

 河野氏は所見発表演説で、「コロナ禍で、国際秩序が分断されようとしている」「価値観を共有する国々と連携して、私たちが大切に思う価値観を守っていく」と語ったが、防衛相経験者らしい具体性はなかった。

 岸田氏は「海上保安庁の能力強化や自衛隊との連携強化、ミサイル防衛力の強化、国家安全保障戦略の改定、インテリジェンス機能の充実などに全力で取り組む」などと詳細に語った。

 高市氏は「国の究極の使命は、国民の生命と財産、領土・領海・領空・資源、国家の主権と名誉を守り抜くこと」「(中国の)海警法に対応できるよう海上保安庁法の改正に取り組む。敵基地の無力化を可能とするための法制度整備や、防衛関連予算の増額を行う」と強い意欲を見せた。

 野田氏は「ICT(情報通信技術)の活用、外交力の強化で、サイバーテロなど国際社会の危機に対応する」などと語った。

 共同通信が、国会議員の支持動向を取材したところ、岸田、河野、高市3氏が接戦だという。

 混戦模様のなか、菅首相は17日、「新型コロナ対策の継続が極めて大事だ」として、河野氏を支持すると表明した。

 菅首相といえば、昨年9月の就任以来、今年3月の千葉県知事選や、4月の衆参3選挙、6月の静岡県知事選、8月の横浜市長選などで、自身や自民党が推した候補がことごとく敗北している。

 「史上最低の宰相」と呼ばれた鳩山由紀夫元首相にまで「菅総理、あなたがなぜ選挙に弱いかお分かりですか」とツイッターで揶揄(やゆ)されるほどだ。河野氏の「選挙運」に影響するのか。

7272チバQ:2021/09/18(土) 21:38:36
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASP9L4JYLN41UTFK03N.html
竹下亘衆院議員が死去、74歳 竹下派会長、食道がんを公表し療養
2021/09/18 14:12朝日新聞

竹下亘衆院議員が死去、74歳 竹下派会長、食道がんを公表し療養

竹下亘氏

(朝日新聞)

 自民党の竹下亘衆院議員が死去したことが18日、わかった。74歳だった。19年1月に食道がんを公表。同党竹下派の会長職を続けながら、治療に当たっていた。今年7月に体調不良を理由に次期衆院選に出馬せず、政界を引退する意向を表明していた。

 NHK記者、兄である故竹下登元首相の秘書を経て、2000年に兄の政界引退表明を受けて衆院島根2区の地盤を引き継ぎ、初当選した。当選7回。党総務会長や国会対策委員長のほか、第2次、第3次安倍内閣で復興相を務めた。

 18年4月には、兄が立ち上げた「経世会」を源流に持つ「平成研究会」を額賀福志郎元財務相から引き継ぎ、竹下派の会長に就任。同年9月の党総裁選では、安倍晋三首相(当時)の対立候補となった石破茂元幹事長支持で派閥の一本化をめざしたが、衆院側で安倍氏を支持する議員が大勢となり、事実上の自主投票となった。

 19年1月に入院治療後に同年11月に復帰したが、体調が十分に戻らず、今年5月以降は国会や派閥の会合を欠席していた。


https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210918-567-OYT1T50223.html
総裁選の票数、竹下氏の死去で計764票に減
2021/09/18 20:25読売新聞

総裁選の票数、竹下氏の死去で計764票に減

竹下亘氏 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党衆院議員の竹下亘氏の死去に伴い、29日に投開票される党総裁選の国会議員票は、383票から382票に減少する。総裁公選規程に基づき、国会議員票と同数の党員・党友票も382票となる。

7273チバQ:2021/09/18(土) 21:39:30
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-767405.html
自民党総裁選を「野田聖子票」が撹乱 論戦で他候補をグサリ、安倍・麻生・岸田連合はビクビク
2021/09/18 13:40日刊ゲンダイDIGITAL

自民党総裁選を「野田聖子票」が撹乱 論戦で他候補をグサリ、安倍・麻生・岸田連合はビクビク

「聞かせる力」のネックは夫の過去(C)JMPA

(日刊ゲンダイDIGITAL)

「ポスト菅」を決める自民党総裁選(29日投開票)は4候補が立つ乱戦で、勝敗の行方が分からなくなってきた。推薦人20人を確保し、滑り込みエントリーした野田聖子幹事長代行は遠慮ない物言いで論戦を撹乱。党員票に一定の影響を与えそうだ。世論人気の高い石破茂元幹事長や小泉進次郎環境相らの支持を前面に打ち出し、一発勝負で決めたい河野ワクチン担当相の目算はもろくも崩壊。決選投票にもつれ込む公算大だ。

 ◇  ◇  ◇

 総裁選告示日の17日、4候補は党主催の所見発表演説会や共同記者会見などに出席。ひときわ異彩を放ったのが野田氏だ。

 安倍前首相の子飼いの高市早苗前総務相はさておき、岸田文雄前政調会長も河野氏も最大派閥の細田派に影響力を持つ安倍氏や、第2派閥の麻生派を率いる麻生財務相の顔色をうかがって持論を封印。つまらない展開になる中、野田氏は唯一、森友問題の再調査に踏み込んだ。

「公文書の隠蔽、偽造、改ざん、廃棄。絶対にあってはならないこと」「多くの国民が納得していない」とハッキリ主張。安倍氏をイラ立たせようがお構いなし。他候補がそろって反対する女系天皇についても「議論を閉ざしてはいけない。さまざまな選択肢のひとつに女系天皇は含まれると理解している」と明言した。

 “ブロック太郎”の異名を持つ狭量な河野氏に対し、「私は決してブロックはしない。どんな嫌なことも受け止めて、それを逆に返せるように努めている」とグサリ。選挙候補者の一定比率を女性にするクオータ制導入を巡っても、「自民党では候補者選定をする段階で男性しかいない」「国民は半分が女性。政策のバランスを取るためには必要だと思う」と否定的な高市氏をやり込めた。

「女性初の首相候補」といわれてきた野田氏だが、過去3度の挑戦は推薦人が集まらず、今回が初出馬。今年3月出演のテレビ番組で「私が総裁選で推薦人を20人集めて全力で演説すれば、(女性首相誕生は)最短で今年の可能性はある」と言っていたぐらいだから、「聞かせる力」に、よほど自信があるのだろう。

「場数を踏んでいるだけあって話がうまい。顔と名前が売れているし、ジェンダー問題に関心の薄いタカ派の高市さんよりも親近感がある。女性に期待する党員・党友票は野田さんにだいぶ流れるんじゃないか。若手時代から夫婦別姓を訴えており、安倍さんらを意識して選択的夫婦別姓に消極的になった岸田さんの票も食うかもしれません」(自民党関係者)

■推薦人の6割が二階派と菅グループから

 もっとも、野田氏には「夫の過去」を報じた週刊誌との民事訴訟で、問題の夫が「元暴力団員」と認定された問題がくすぶる。幅広い支持を得られるかは微妙だ。

「野田陣営は推薦人代表と選対本部長くらいしか決めておらず、勝ち抜けるとは考えていない。だからこそ、開き直って論陣を張れる面があるし、『女性総裁候補』になるだけでも十分なハク付けになる。野田氏がカキ集めた推薦人は半数が参院議員なのも特徴ですが、二階派と菅グループが6割を占めている。告示ギリギリの出馬表明は、決選投票をにらんだすり合わせに時間を要したからでしょう。最終的には岸田・安倍・麻生連合vs“小石河”+野田連合の戦いになりそうです」(中堅議員)

 野田氏の撹乱で波乱の展開となるか。

7274チバQ:2021/09/19(日) 08:40:29
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-777012.html
「小石河連合」は意外とうまく行っていないところが「河野太郎」のアキレス腱に
2021/09/19 06:00デイリー新潮

「小石河連合」は意外とうまく行っていないところが「河野太郎」のアキレス腱に

「小石河連合」と呼ばれて

(デイリー新潮)

「次の首相にふさわしい候補」だけでは…
「次の首相にふさわしい候補」の上位3人が団結すれば圧倒的勝利へ……と見るムキも少なくなかったかもしれないが、コトはそう単純ではないようだ。自民党総裁選に立候補し、当選最右翼と目される河野太郎行政改革担当相(58)の支援者として、世間の人気者・小泉進次郎環境相(40)、石破茂元幹事長(64)が名を連ね、それぞれの頭文字を取って「小石河連合」を謳うものの、それがどうもプラスに働いておらず、逆にアキレス腱ではないかという声が上がっている。

 野田聖子幹事長代行(61)が出馬することで、総裁選は岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗元総務相(60)、河野氏と合わせて4人での戦いでスタートした。当初想定された3人という設定に野田氏が割って入った格好だ。

「野田さんは最後まで推薦人20名の確保に追われていました。推薦に関して口約束だけで文書で残していない議員が数人いたこともあって、彼女はとても焦っていたようです」

 と政治部デスク。勝利はおぼつかないが、過去に出馬を訴えて断念すること3度。ようやくスタート地点に立つことができたというわけだ。

「知名度のある野田さんが出馬することで主に党員・党友票が割れ、決選投票の可能性が高まってきたのは事実です」

 と、全国紙の政治部デスクは解説する。

支持会見の評判が悪い進次郎氏
 デスクが続ける。

「野田さんのリベラル寄りの政策がカブる河野さんの票が削られるとか、唯一の女性首相候補とアピールできなくなった高市さんから野田さんに票が少し流れるとか、あれこれ言われていますが……正直、今回は本当に見えない選挙です。1週間後も見えていないかもしれませんね」

 それでもこのデスクが言うのは、「1週間前と比べて河野さんが伸びていないですね」とのこと。

「色々と分析してみたところ、河野さんを勢いづかせるはずの小泉・石破両氏が支持を表明したことで、逆に河野さんの支持率の足かせになっていると見ています。まず小泉さんから触れると、河野さんへの支持会見の評判がことのほか悪いですね」

 小泉氏は14日の会見で河野氏支持を表明した際に、その理由について〈これだけ日本も世界も変わる時に自民党も変わらなければならない。この時にだれが党風一新できるのか、答えは明らかだ〉と話した。

 さらに、最大派閥の細田派が高市、岸田両氏の支持を発表したことについて、
〈最大派閥の方から高市さんと岸田さん支持すると発言があったと聞き及んでいる。これは言い換えれば河野太郎は絶対だめだということ。そのこと1点をもってしても誰が自民党、日本を変えられる新しいリーダーかは明らかだ〉と語った。

エネルギー政策が仇に
 さらにエネルギー政策についても言及し、〈河野さんはいろいろ攻撃されていますが、なぜ攻撃されるかというと最大の既得権益と戦っているから。カーボンニュートラル(脱炭素社会の実現)は産業構造も転換しなくてはならない。そこに負けないようにするには国民、党員の支持を基盤にした改革への挑戦を続けなければならない〉と訴えていた。

「父・純一郎首相ばりに安倍・麻生連合を旧勢力、抵抗勢力と見立て、自分たちが改革派だと言ってのけたわけですが、裏返せばそれくらい敵を作って『小石河劇場』を演出し、世論を喚起しなければならないほど永田町では人気がなく、議員票が望めないということなんですよね」

 と、自民党のある閣僚経験者。

「河野さん自身がその後、テレビ番組に出演した際に、“(安倍・麻生両氏と)別に決別する必要はない”と言っていましたが、小泉発言でかなりハレーションが起こっていますね。エネルギー政策についても脱原発が革新的だと訴え続けていますが、“電力の安定供給なしに経済成長なし”というのは自明のこと。現状、その最適解は原発なわけで、河野さんのエネルギー政策は原発を抱える各地の党員・党友、そして議員に影響を及ぼしつつあります」

 実際、東奥日報は14日付で《核燃サイクル河野氏発言が青森県内で波紋》というタイトルで、〈自民党総裁選の有力候補の一人、河野太郎氏の核燃料サイクル政策は止めるべきだとする発言が青森県内で波紋を広げている。再処理工場をはじめ関連施設が集中立地する青森県の関係者らは総裁選の動向を注視。青森県の自民党国会議員からは「支持できない」と反発の声もある〉と報じている。

7275チバQ:2021/09/19(日) 08:40:49
河野さんのような劇薬は要らない?
 続いて石破氏については、

「石破さんに手下が50人いたら話は別ですがそうではない以上、“出馬したくてもできなかったんでしょ、仲間が少なすぎて”というのが見え透けている。麻生さんとの確執について、報道とは言えないような番組で語っていましたが、あれも不評でしたね。“あんなこと言わなきゃいいのに”とか“なんだかんだ言った割に謝ってないよね”とか、まぁ散々な言われようでした。国民の人気は高いかもしれませんが、アンチ安倍・麻生票を期待するとして、そういった党員・党友がどれくらいいるのか、というのはなかなか未知数だと見ています」(先の閣僚経験者)

 前出・デスクに総括してもらうと、

「今のところ、守旧派vs改革派の二項対立で総裁選を捉えようという傾向があるように感じますが、そんな単純なものではないと思います。二階幹事長のクビに鈴をつけたのは岸田さんであって、そういう意味では一番の改革者と言えるかもしれませんし……」

 加えて、自民党の支持率自体は下がっていないことに注目し、

「これが下がっているなら“自民党に革命を!”などと言って、河野さん的なショック療法が求められるのでしょうが、このまま推移すれば、来る総選挙で自民党はそんなに議席を減らさずに済みそうだと見られています。つまり、追い風で当選してきて逆風を経験していない3回生以下の約100人もそこそこ助かりそうだとなった時に、河野さんのような劇薬は要らないということになるのかもしれません」

デイリー新潮取材班

2021年9月19日 掲載

7276チバQ:2021/09/19(日) 08:43:29
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_BPLJ32J6NVMDVOT4WPWNNWVAUU.html
評伝 地方と派閥の復興を思い続けた竹下亘氏
2021/09/18 21:22産経新聞

評伝 地方と派閥の復興を思い続けた竹下亘氏

竹下派新会長として合同インタビューに答える竹下亘氏=2018年4月20日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

(産経新聞)

中国山地の山間。古い街道沿いに民家が並ぶ掛合(かけや)町(島根県雲南市)の小さな集落が、17日に死去した竹下亘(わたる)元復興相の生まれ故郷だ。その高台に、兄で元首相の登氏が眠る竹下家の墓がある。

平成28年11月、自民党国対委員長だった竹下氏の墓参に同行した。「兄貴はこの景色を見ていたんだよな」。ぼそっと話した後、墓地から見渡せる集落を眺め、たばこを吸う竹下氏の姿が、今も印象に残っている。登氏は昔、この景色を前に地方の発展を誓って政治家を志し、宰相に上り詰めたという。

後を継いだ竹下氏も、兄と同じ「ふるさと創生」を政治信条とした。「水、食糧、エネルギー、生きることは田舎が支えている」という言葉を何度か聞いた。

墓参の日の夜。移動の車中で私の家のルーツに話題が及ぶと「なんだ、田中君も所詮、僕と同じ田舎者じゃないか」と笑った。竹下氏は高校時代から東京暮らしだが「田舎者」を自称し、それを誇りにしていた。無愛想で口数が少なく記者の名前を覚えようとしない人が、初めて私を名前で呼んだのは、この時だったと記憶している。

昨年の自民党総裁選では菅義偉首相の支持を表明。決起集会では「菅さんは立っているだけで田舎の匂い。これが日本の匂いなんです」と食道がんの影響でかすれた声を振り絞った。

登氏が旗揚げした経世会の流れをくむ平成研究会(竹下派)の会長に就任したのは30年4月。登氏から数えて3人の首相を輩出した名門派閥の「鉄の結束」復活を目指した。同年9月の総裁選では石破茂元幹事長の支持に動いたが、安倍晋三首相(当時)の再選を支持する派内の声に押されて事実上の自主投票となった。「一本化したかったが私の力不足だった」とうなだれる姿が痛々しかった。

この時、竹下氏の動きは安倍氏への反旗だなどと評されもしたが、実際は本人にそうした思惑はなかった。安倍氏が圧倒的優勢に立つ中で「自民党に対する地方の声は厳しい。派閥同士の活発な政策論争を国民に見せないといけない」。それが一貫した思いだった。

この挫折を経て、以前にも増して「うちのムラ(派閥)から総理・総裁を出さないといけない」と語るようになった。

一緒に食事した際、私が「最大派閥(細田派=清和政策研究会)の支持が重要ですよね」と話すと「軍門に下るつもりはない」と珍しく語気を強めた。平成研こそが日本を真ん中で支えてきたという自負。もしかしたら、兄が作り上げた名門派閥の力をそいだ「反・経世会(平成研)」の小泉純一郎元首相と清和研に対する複雑な感情もあったのだろうか。

最期の病床でもふるさと創生と「うちのムラから総裁を」の思いを抱き続けていたに違いない。(田中一世)

7277チバQ:2021/09/19(日) 08:56:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b7d8afb0a51ef95d61e72f4708901e854b0b4d6
「衆院選の顔」本命不在 決選投票視野に多数派工作 自民総裁選〔深層探訪〕
9/18(土) 8:32配信

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時事通信
 自民党総裁選が告示され、目前に迫る衆院選の「顔」選びの号砲が鳴った。衆目の一致する本命候補は不在だ。いずれの候補も1回目の投票で過半数を得るのは困難とみられ、各陣営は決選投票も見据えた多数派工作を激化。9年近くに及んだ「安倍・菅政治」の総括が焦点となり、国民への説明の在り方や党改革への姿勢が問われそうだ。

 ◇2位―3位連合
 「間違いなく決選投票になる」。最大派閥、細田派の中堅議員は17日、4氏の顔触れを前にこう予想した。

 選挙戦は、河野太郎規制改革担当相(58)と岸田文雄前政調会長(60)の争いが軸との見方がもっぱらだ。河野氏は「異端児」としてベテランの間で忌避感が強い一方、各種世論調査の「次の首相」ではトップの常連。党員人気の高い小泉進次郎環境相と石破茂元幹事長が二枚看板で、選挙基盤の弱い中堅・若手が中心となって支援する。

 岸田氏は自身が率いる岸田派に加え、細田派や第2派閥の麻生派の一部から支援を受ける。河野氏と比べ、安定感を評価する声が目立つ。安倍晋三前首相と細田派の一部が支える高市早苗前総務相(60)は保守派に依拠し、土壇場で初出馬にこぎ着けた野田聖子幹事長代行(61)は弱者に寄り添うリベラルな政策で活路を探る。

 野田氏の参戦が計算外だったのは河野氏だ。4人の争いとなったことで、国会議員票と党員票が同数の1回目の投票では過半数確保へのハードルが上がった。小泉氏らは安倍氏を頂点とする派閥支配を批判し、党改革を主張するが、国会議員主体の決選投票にはマイナスとなる。「厳しい戦いだ」と陣営幹部はうめき、河野氏周辺は「一発で決めたいが、影響が読めない」と漏らした。

 逆に、岸田、高市両陣営は野田氏を歓迎している。岸田陣営の幹部は「2位に入ればチャンスはある」と強調。高市氏を推す細田派議員は「決選投票に持ち込めば派閥の力を示せる」と語った。両陣営は、決選投票での「2位―3位連合」を水面下で調整中とされる。

 ただ、党員の多数の支持を得た候補を決選投票で逆転すれば、衆院選や来年夏の参院選を前に、世論に好ましくない印象を与えると懸念する声は少なくない。河野氏を支持する重鎮は、同氏の高い支持率を指摘し、「これで河野氏にならなかったら、『派閥の論理』と言われて自民党が駄目になる」と岸田氏らをけん制した。

 ◇安倍氏との距離感
 4候補は早速、所見発表演説会と共同記者会見で舌戦を交わした。喫緊の課題である新型コロナウイルス対策では、ワクチン接種の促進や給付金拡充を含む経済対策を異口同音に訴えた。だが、安倍長期政権の「悪弊」が指摘された森友学園問題への対応では、違いが際立った。

 野田氏は会見で「公文書の隠蔽(いんぺい)、改ざん、廃棄は絶対にあってはならない」と主張。「多くの国民が納得せず信頼がなくなった」と断じ、再調査が必要だと言い切った。

 これに対し、岸田氏は財務省が調査報告を公表し、係争中だとして、「国民に納得感が足りないなら丁寧に説明したい」。高市氏も「遺族側が国を提訴しているのでコメントすべきではない」と、いずれも再調査には消極姿勢を示した。

 河野氏も「再調査の必要はないと思う」と歯切れが悪かった。陣営内で再調査を強く訴えている石破氏とは一線を画した形だ。岸田派中堅は「党員には、安倍氏に日和っていると映る」とほくそ笑む。「キングメーカー」とも称される安倍氏との距離の取り方は、改革姿勢の本気度を試す指標と見なされている。

7278チバQ:2021/09/20(月) 08:58:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/35a511da925212912ef1ce3eb8a08843d5990746
キングメーカー誇示 「安倍砲」SNSでさく裂 高市氏支援再アピール 真の狙いは「岸田政権」誕生
9/20(月) 5:30配信


スポニチアネックス
SNSで高市早苗氏をバックアップする安倍元首相(安倍晋三ツイッターから)

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は19日、フジテレビとNHKの番組で論戦を展開。地方組織とオンラインで会合を開くなど、連休中も支持拡大に腐心した。こうした中、安倍晋三前首相が高市氏支援の動きを加速化。勢力図にどのような影響を与えるか注目される。

 安倍氏はこの日投稿したツイッターで、18日に行われた日本記者クラブ主催の公開討論会に触れ、「高市早苗候補の冷静で的確な応答振りを賞賛する声が多数寄せられています。」と高市氏を絶賛。続けて、「彼女の外交安全保障に於(お)ける見識を示されたら困るのか、彼女をスルーする見識無き質問者まで出る始末(笑)。」とつづった。

 クラブ側による代表質問では河野、岸田両氏に質問が集中。ネット上では「高市外し」などの投稿が相次いでいた。

 ツイッターには自身と高市氏の顔写真が並んだ新しい「2連ポスター」も掲載。保守で政治信条が近く、「この国を守る。」と大書きされている。

 安倍氏のツイッターのフォロワー数は、政界屈指の河野氏の242万人に迫る228万人。「党員・党友票の獲得は告示後、数日間が勝負」とも言われており、支持拡大へ連休中にアクセルを強く踏み込んだ格好だ。

 安倍氏の意向は菅義偉首相の不出馬表明翌日の4日に表面化。告示を翌日に控えた16日にツイッターで正式に表明した。その後、高市氏支持の岸信夫防衛相、片山さつき参院議員らの投稿をリツイート。この日も秘蔵っ子の稲田朋美元防衛相が支持表明したツイッターを引用し紹介した。

 立候補に必要な推薦人20人の確保が課題とされた高市氏だが難なくクリア。安倍効果もあってか、議員のほか、党員・党友の間でも支持を広げている。

 「安倍氏のテーマは影響力の誇示」(党関係者)とも言われる総裁選。具体的には、第1回投票で高市氏に一定程度の票を集め自身の力を見せつけ、決選投票で岸田・高市連合を結成。敵対する石破茂元幹事長が全面支援する河野氏を撃破し、「岸田政権」を誕生させるというもの。総選挙後に細田派から安倍派へ代替わりするとされており、キングメーカーとしての地位確立へ、安倍氏にとっても負けられない戦だ。

7279チバQ:2021/09/20(月) 08:59:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/00581cf4982445bdf4145f3d3d6339b087540c88
河野・岸田氏が接戦 高市氏猛追、野田氏出遅れ 議員支持動向調査・自民総裁選
9/20(月) 7:12配信

時事通信
自由民主党本部=東京・永田町

 自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。

 それによると、河野太郎規制改革担当相(58)と岸田文雄前政調会長(64)が競り合い、高市早苗前総務相(60)が激しく追っている。出遅れた野田聖子幹事長代行(61)は挽回に懸命。ただ、2割程度が態度を決めておらず、党員・党友票の行方を含め、情勢は流動的だ。

 竹下亘衆院議員の死去を受け、総裁選は国会議員票と党員・党友票各382票の計764票で実施される。国会議員票の投開票は29日。

 調査は13〜19日に議員からの聞き取りなどにより実施した。河野、岸田両氏は党所属議員の25%前後の支持を固め、高市氏も約2割の支持を得て2人を猛追し、告示前日に出馬表明した野田氏は約5%にとどまっている。

 岸田派を除く6派閥が事実上の自主投票とする中、河野氏は岸田派以外の中堅若手を中心に支持を広げ、所属する麻生派(53人)では約半分の支持を獲得。石破派(17人)の半数以上も固め、二階派(47人)、石原派(10人)、無派閥にも浸透する。岸田氏は自身が率いる岸田派(46人)をまとめ、細田派(96人)、麻生派、無派閥からもベテランや参院議員を中心に支持を取り付けた。

 安倍晋三前首相が後押しする高市氏は、安倍氏が影響力を持つ細田派の中堅若手に浸透。麻生派、竹下派(51人)、二階派にも食い込みを図る。野田氏は推薦人20人からの上積みが課題だ。

 ◇地方幹部は岸田氏
 一方、47都道府県連の幹部を対象に時事通信がアンケート調査を実施したところ、岸田氏支持が12人で最多だった。河野氏支持は3人、高市氏支持は2人、野田氏支持はいなかった。ただ、河野氏の地元神奈川、野田氏の地元岐阜を含む29都府県連が支持候補を回答しなかった。

 岸田氏支持は福島、石川、広島、福岡などの幹事長ら。河野氏支持は北海道、青森、鳥取、高市氏支持は滋賀、奈良の幹事長らだった。党員の支持動向も尋ねたところ、支持候補にかかわらず、河野氏優位との回答が目立った。

 総裁選を通じた世代交代について聞くと、25府県連が「全面的に」「多少は」を含めて「世代交代を進めるべきだ」と回答。津田健児三重県連幹事長は「若い力で党や国を変えていく必要がある」とした。

7280チバQ:2021/09/20(月) 09:09:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ad64e16e41f8126d248249a4b701f822bad3a98
自民総裁選、国会議員票は岸田、河野、高市氏に三分 決選投票も視野
9/19(日) 18:48配信

産経新聞
自民党総裁選立候補者討論会でポーズをとる(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=18日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(代表撮影)

自民党総裁選は29日の投開票日を見据え、4陣営が熾烈(しれつ)な票の争奪戦を展開している。産経新聞の調べでは、国会議員票の支持動向は岸田文雄前政調会長、河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相に三分。これを野田聖子幹事長代行が追い、未定は約3割となっている。党員・党友票は河野氏が優位とされるが、他候補も支持拡大に躍起となっている。本命なき混戦だけに決選投票も視野に入れた駆け引きが続きそうだ。

竹下亘元復興相の死去に伴い、党所属国会議員票と党員・党友票各382票の計764票を争う。産経新聞の取材では、岸田氏は国会議員票の4分の1近くを固め、河野、高市両氏もそれに迫る勢い。野田氏は推薦人20人から大きな上積みができていない。

岸田氏は自身が率いる岸田派(宏池会、46人)を固め、細田派(清和政策研究会、96人)や麻生派(志公会、53人)、旧竹下派(平成研究会、51人)という主要派閥のベテランに浸透。17日の出陣式には代理を含めて107人が出席した。態度未定の中では来年の参院選を見据え、安定感を重視する参院議員の間に岸田氏を支持する動きがある。

河野氏は、菅義偉(すが・よしひで)首相ら現政権の中枢幹部に加え、「選挙の顔」や世代交代を求める中堅・若手が支持する。17日にオンラインで行われた出陣式には代理を含め約80人が出席した。知名度の高い石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相らの支援も受け、世論を背景に議員心理に訴える戦略だ。

保守層の期待が高い高市氏は細田派衆院議員の7割超から支持を得る。同派出身の安倍晋三前首相が支持する影響が大きく、19日には稲田朋美元防衛相がツイッターで高市氏支持を表明した。17日の出陣式には代理を含め93人が出席した。陣営幹部は「世論調査で支持も上がっている。議員票は100を超える」と語った。野田氏は現時点で支持が広がっていない。

共同通信が17、18両日に行った党員・党友に対する支持動向調査では河野氏が48・6%と最多で、総裁選の仕組みに沿って換算すると、党員・党友票のうち河野氏は210票を超えた。今のところ河野氏が優位とされるが、岸田、高市両氏陣営も手応えを感じており、情勢は流動的だ。

4候補の出馬により、1回目の投票で過半数を得る候補がおらず、上位2人による決選投票に進むとの見方が強い。その場合、国会議員票の比重が高まるだけに、各派閥の合従連衡が想定される。(沢田大典)

おことわり 自民党竹下派の竹下亘会長が死去したことに伴い派閥名称を「旧竹下派」とします。

7281チバQ:2021/09/20(月) 09:18:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/48ab52d8fa3ebd2e2c21c864cad672003670f5a3
“公開票読み” 自民党総裁選 SNS表明も続々…あの候補者を支持しているのは誰?
9/18(土) 17:41配信

日本テレビ系(NNN)
“公開票読み”自民党総裁選SNS表明も続々

17日に告示された自民党総裁選挙。各候補の推薦人や、SNSなどで支持を明らかにしている議員を一覧にまとめました。今後もアップデートしていきます。

一覧に掲載したのは、各候補の推薦人、会見やSNSなどで特定の候補者を支援する考えを明らかにしている議員、各候補の選挙対策本部のコアメンバーに名を連ねている議員らです。(9月18日午前時点/衆参のあとは当選回数)

国会議員票382票の行方は…?

●河野太郎氏 61人
<細田派>4人
柴山昌彦 衆6
越智隆雄 衆4
義家弘介 衆3参1
穴見陽一 衆3

<麻生派>20人
岩屋毅 衆8
棚橋泰文 衆8
原田義昭 衆8
井上信治 衆6
阿部俊子 衆5
永岡桂子 衆5
御法川信英 衆5
赤間二郎 衆4
鈴木馨祐 衆4
井出庸生 衆3
井林辰憲 衆3
工藤彰三 衆3
高橋ひなこ 衆3
長坂康正 衆3
務台俊介 衆3
大隈和英 衆2
船橋利実 衆2
高野光二郎 参2
中西健治 参2
中西祐介 参2

<竹下派>5人
井野俊郎 衆3
鈴木憲和 衆3
野中厚 衆3
宮崎政久 衆3
山下雄平 参2

<二階派>7人
櫻田義孝 衆7
鷲尾英一郎 衆5
伊藤忠彦 衆4
伊東良孝 衆4
佐藤ゆかり 衆3参1
小倉將信 衆3
岡下昌平 衆2

<石破派>5人
石破茂 衆11
古川禎久 衆6
平将明 衆5
赤澤亮正 衆5
齋藤健 衆4

<石原派>4人
森山裕 衆6参1
坂本哲志 衆6
石原宏高 衆4
上野賢一郎 衆4

<無派閥>16人
伊藤達也 衆8
菅義偉 衆8
小泉進次郎 衆4
坂井学 衆4
田中良生 衆4
山本朋広 衆4
秋本真利 衆3
大串正樹 衆3
武村展英 衆3
星野剛士 衆3
三谷英弘 衆2
穂坂泰 衆1
島村大 参2
三宅伸吾 参2
朝日健太郎 参1
園田修光 参1

7282チバQ:2021/09/20(月) 09:18:48

●岸田文雄氏 72人
<細田派>6人
衛藤征士郎 衆12参1
塩谷立 衆9
高木毅 衆7
吉野正芳 衆7
森まさこ 参3
宮本周司 参2

<麻生派>6人
甘利明 衆12
森英介 衆10
鈴木俊一 衆9
山際大志郎 衆5
猪口邦子 参2衆1
今井絵理子 参1

<竹下派>6人
船田元 衆12
渡辺博道 衆7
西銘恒三郎 衆5
平口洋 衆4
鈴木隼人 衆2
二之湯智 参3

<岸田派>45人
竹本直一 衆8
根本匠 衆8
宮腰光寛 衆8
山本幸三 衆8
小野寺五典 衆7
金子恭之 衆7
北村誠吾 衆7
平井卓也 衆7
上川陽子 衆6
三ツ矢憲生 衆6
左藤章 衆5
寺田稔 衆5
葉梨康弘 衆5
木原誠二 衆4
盛山正仁 衆4
岩田和親 衆3
古賀篤 衆3
國場幸之助 衆3
小島敏文 衆3
小林史明 衆3
武井俊輔 衆3
辻清人 衆3
藤丸敏 衆3
堀内詔子 衆3
村井英樹 衆3
渡辺孝一 衆3
大西宏幸 衆2
吉川赳 衆2
畦元将吾 衆1
金子俊平 衆1
国光文乃 衆1
西田昭二 衆1
深澤陽一 衆1
松山政司 参4
水落敏栄 参3
藤井基之 参3
金子原二郎 参2衆5
宮沢洋一 参2衆3
磯崎仁彦 参2
古賀友一郎 参2
馬場成志 参2
森屋宏 参2
足立敏之 参1
小鑓隆史 参1
藤木眞也 参1

<石原派>1人
石原伸晃 衆10

<無派閥>8人
中谷元 衆10
遠藤利明 衆8
石田真敏 衆7
梶山弘志 衆7
土屋品子 衆7
大野敬太郎 衆3
加藤鮎子 衆2
本田太郎 衆1

●高市早苗氏 47人
<細田派>28人
馳浩 衆7参1
西村康稔 衆6
鈴木淳司 衆5
中山泰秀 衆5
宮下一郎 衆5
関芳弘 衆4
高鳥修一 衆4
土井亨 衆4
岸信夫 衆3参2
池田佳隆 衆3
大西英男 衆3
小田原潔 衆3
佐々木紀 衆3
長尾敬 衆3
根本幸典 衆3
細田健一 衆3
宮澤博行 衆3
簗和生 衆3
上野宏史 衆2参1
杉田水脈 衆2
谷川とむ 衆2
和田義明 衆2
高木啓 衆1
山谷えり子 参3
赤池誠章 参2
佐藤啓 参1
松川るい 参1
山田宏 参1

<麻生派>3人
安藤裕 衆3
中村裕之 衆3
有村治子 参4

<竹下派>3人
木原稔 衆4
宇都隆史 参2
小野田紀美 参1

<二階派>6人
山本拓 衆8
山口壯 衆6
小林鷹之 衆3
小林茂樹 衆2
衛藤晟一 参3
片山さつき 参2衆1

<無派閥>7人
古屋圭司 衆10
安倍晋三 衆9
江藤拓 衆6
城内実 衆5
石川昭政 衆3
黄川田仁志 衆3
青山繁晴 参1

●野田聖子氏 20人
<竹下派>3人
百武公親 衆1
渡辺猛之 参2
元榮太一郎 参1

<二階派>8人
福井照 衆7
大岡敏孝 衆3
神谷昇 衆2
出畑実 衆1
鶴保庸介 参4
三木亨 参2
岩本剛人 参1
清水真人 参1

<石原派>1人
宮路拓馬 衆2

<無派閥>8人
川崎二郎 衆12
渡海紀三朗 衆9
浜田靖一 衆9
木村弥生 衆2
山田俊男 参3
柘植芳文 参2
三原じゅん子 参2
徳茂雅之 参1

7283チバQ:2021/09/20(月) 11:45:17
こんな感じ?


   河野 岸田 高市 野田 未定 合計
細田 04 06 28 00 58 96
麻生 20 06 03 00 24 53
竹下 05 06 03 03 34 51
岸田 00 45 00 00  1 46
二階 07 00 06 08 36 47
石破 05 00 00 00 11 16
石原 04 01 00 01 04 10
無派 16 08 07 08
合計 61 72 47 20

7284チバQ:2021/09/20(月) 12:02:16
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210919X311.html
「つまらない男」でもリーダーに=岸田文雄前政調会長―自民党総裁選
2021/09/19 14:23時事通信

 「岸田の話はつまらない」。昨年の自民党総裁選で敗北を喫した後、こんな声が投げ掛けられたという。「しかし、私の特長は聞く力。今の時代に求められているリーダーは私だ」。岸田文雄前政調会長は総裁選が告示された17日、衆院議員会館で開いた選対本部の出陣式でこう訴えた。

 安倍晋三前首相の下で、外相や政調会長といった要職を担い、「ポスト安倍」の最右翼とみられていた。ただ、安倍氏からの後継指名は得られず、党内7派閥のうち五つが支援に回った菅義偉首相に大差で敗れた。

 今回の総裁選では、新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中とあって、岸田派名誉会長を務めた古賀誠元幹事長を含め、岸田氏の出馬には難色を示す向きもあった。しかし、「今回こそ首相になる」との決意を胸に出馬に踏み切った。

 真っ先に打ち出した「自民党の信頼回復」の目玉は、党役員の1期1年連続3期までの任期制限。在任期間が長期にわたる二階俊博幹事長を念頭に「権力の集中と惰性を防ぐ」と力強く宣言。これが、菅首相の退陣に至る一連の政局につながった。

 温和な人柄のイメージが強い岸田氏だが、周辺からは「目の色が変わった」「戦う姿勢が前面に出るようになった」との声が漏れる。

 出馬表明以来、新型コロナ対策、経済政策、外交・安全保障とテーマごとに記者会見に臨んでいる。「小出し」との批判もあるが、今後も地道に政策を訴え続ける考えだ。

 今やトレードマークとなった「岸田ノート」には、全国各地で直接聞いた有権者の声が書きためてあるという。17日の演説会では広島弁も交えて自らの「聞く力」をアピール。「丁寧で寛容な政治」を体現するリーダーを目指す。

7285とはずがたり:2021/09/20(月) 20:05:16
共産「暴力革命」認識変わらず 上川法相
2021年09月17日12時33分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091700568&amp;g=pol&amp;utm_source=top&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=edit

 上川陽子法相は17日の記者会見で、共産党の「敵の出方論」に立った暴力革命の方針をめぐり、「現在においても共産党の方針に変更はないものと認識している」と述べた。

7286チバQ:2021/09/20(月) 21:58:48
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-777375.html
【総裁選】高市早苗が2位?岸田陣営に衝撃 「お公家集団」宏池会の悲劇は繰り返されるか
2021/09/20 17:01デイリー新潮

【総裁選】高市早苗が2位?岸田陣営に衝撃 「お公家集団」宏池会の悲劇は繰り返されるか

岸田文雄氏、高市早苗氏

(デイリー新潮)

 泡沫、噛ませ犬、安倍と森の操り人形……

 高市早苗前総務大臣が自民党総裁選に意欲を示し始めた9月初旬、永田町では多くが彼女のことをこのように軽んじていた。

 タカ派の高市は右の論客やネット民からは威勢良く支持されているが、国民の多くの支持は得ていないと判断され、見くびられていた。

 ところが……。

 共同通信が17、18日に行った自民党員を対象にした世論調査では、1位の河野太郎行政改革担当大臣が48.6%だった。驚いたのはそのあとだ。

 岸田文雄前政調会長が18.5%に対し、高市が15.7%……その差は3ポイントもない。選挙戦が始まってみれば、調査結果を見る限り高市は2位の岸田に肉迫。大方の予想を裏切る健闘だ。

 これを受けて、高市陣営の気勢は上がっている。安倍晋三前総理は19日に更新したTwitterで高市をベタ褒めし、ツーショットポスターの写真を貼り付けた。

 また、高市サイドからは「選挙は追い上げる方が強い」「岸田の背中をとらえた、いや追い抜いたかもしれない」と自信を示すコメントも聞かれる。

 一方、追われる側の岸田陣営はどうか?

「これはヤバい」。岸田陣営の一人はうめいた。「地元で聞かれるのも高市さんのことばかりだ。まあ、高市さんの方は熱狂的で、岸田さんの支持者はおとなしいから」。岸田の安定感を強調したいが、派手な高市に押されているといったところか。先の議員は祈るように言う。「猛追だけで終わってくれればいいが」

岸田側近と高市側近で水面下の打ち合わせ
 高市は当初、20人の推薦人さえ集められるか不透明な状態だった。後見人の森喜朗元総理が安倍に対して推薦人集めを依頼し、その安倍が清和会の親しい議員たちに声をかけ始めた頃でさえ、ここまでの追い上げは多くの党所属議員も予想していなかった。

 そして迎えた9月18日の日本記者クラブでの候補者討論会。

 候補者同士が質問をぶつけ合う討論で、岸田が高市に質問する、あるいはその逆がなかったのだ。これはどういうことか?

「2位3位連合」を視野に入れ、政策の違いを際立たせないための両者の配慮が垣間見える。

 メディアの世論調査を見ると、党員党友票を含む一回目の投票で河野の一位は動かないものの、どの候補も過半数は取れないという予測だ。河野は一発目で過半数を得て勝負を決めたい。河野支持を鮮明にした現職総理の菅義偉は、地方議員や元議員に電話をかけて河野への投票を呼びかけている。自らの不出馬宣言ではコロナ対策に専念する、総裁選と両立できないと言っていたが、内実は両立ばかりかコロナ対策より総裁選に熱心なようだ。

 誰も過半数を取れなければ決選投票は上位2候補で行われる。このような場合、3位4位となりそうな候補の支持議員は、決選で上位2候補のどちらに入れるか事前に決めておくものだ。

 岸田側は今回、総裁選での敵は河野と考えて戦略を練ってきた。そして、当初の目論見では3位の高市を大きく引き離し、3位以下の陣営には決選投票でこちらに投票をお願いしますと言うだけでなびいてくるだろうという計算だった。

 ところが、高市がかなりの票数を稼ぐ可能性が浮上し、お願いだけでは済まず、高市の政策にすり寄る必要が出てきた。告示から数日という今のタイミングが、岸田側近と高市側近で水面下の打ち合わせを始める潮時だろう。高市サイドは現在の善戦を背景に、自らの政策を飲むよう岸田サイドに迫る。岸田の今後の発言を見ていけば、どの辺りで折り合いを付けたのかも分かってくるはずだ。

 岸田が会長を務める宏池会は、今も名前が残るという意味では最古参の派閥だ。池田勇人に始まり、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一と4人の総理を輩出した。一方で「お公家集団」と呼ばれ、政策に強いが権力闘争には弱い。例えば、政界のプリンスと呼ばれた第6代会長の加藤紘一。2000年の加藤の乱で森政権に反旗を翻したが、当時の森総理や野中広務幹事長という党人政治家に鎮圧され、総理になる道を断たれた。

7287チバQ:2021/09/20(月) 21:59:18

高市2位の可能性
 人格者として知られた谷垣禎一は、下野して意気消沈の自民党を総裁として支えたが、政権復帰する前にその座から引きずり降ろされている。

 さかのぼると、第2代会長の前尾繁三郎も二回最高権力者の座に手をかけたが、一度は総裁選に落ち、一度は「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作総理の計略にはまって無念の涙をのんだ。

 宏池会の歴史を見ると、政治は畢竟、権力闘争であるという厳しい現実に否応なしに気付かされる。

 その上、いまの高市の勢いを見ていると、高市2位、岸田3位という可能性も出てきた。毎日新聞が18日に行った世論調査では、自民党支持層のうち高市支持が25%、岸田支持が14%となり、高市は岸田を大きく引き離している。こうなると、一回目投票での岸田票は決選投票で高市に流れることになり、先輩の加藤・谷垣よろしく総理の座に手が届かない可能性が出てきた。

 岸田陣営のうち岸田派以外の議員からは「これだから宏池会は……、ユルむってのが宏池会らしいよな」と、お公家集団への苦言も出てきた。

 火事は最初の一分、選挙は最後の一分との言葉がある。

 岸田が少しでも気を緩めると、猛追する高市の軍門に下る可能性がある。

 またしても、最も総理に近い男が煮え湯を飲まされる宏池会の歴史が繰り返されるのだろうか。

武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。元TBSラジオ政治記者。国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。

2021年9月20日 掲載

7288チバQ:2021/09/20(月) 22:02:27
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_Q5URWWZLFFP5PF3WOXDCL6HIKI.html
自民総裁選 吉か凶か「菅&石破&小泉」の河野氏支援
2021/09/20 20:30産経新聞

自民総裁選 吉か凶か「菅&石破&小泉」の河野氏支援

(産経新聞)

自民党総裁選(29日投開票)をめぐり、河野太郎ワクチン担当相が知名度の高い石破茂元幹事長と小泉進次郎環境相の支持を得て〝小石河連合〟で勝利を目指している。党内の無派閥議員に影響力がある菅義偉(すが・よしひで)首相も河野氏支持を表明、世論調査では他の3候補を圧倒する。ただ、石破氏らの支援には党内の遠心力も働いており、河野氏にとって吉と出るかは見通せない。

「議論を通じ国民にいろいろなことを聞いてもらった。さらに数字が伸びるように頑張りたい」。河野氏は20日、報道各社の世論調査で自身の支持率がトップを独占していることを記者団から問われ、こう胸を張った。産経新聞社とFNNの合同世論調査でも「新総裁にふさわしい人物」で52.6%を占めた。河野氏自身の知名度に、石破、小泉両氏らの人気が加わったとみられる。

河野氏は支援に対し「ありがたい」と謝意を口にするが、石破氏らは党内に確執も抱えており、議員票獲得にはマイナスとなる可能性もある。最大派閥の細田派(清和政策研究会、96人)に影響力を持つ安倍晋三前首相や第2派閥の麻生派(志公会、53人)を率いる麻生太郎副総理兼財務相らにとって、石破氏は政敵といえる。ある中堅議員は「石破氏が乗ることで、河野氏を支持できないという議員も出てくるのではないか」とみる。

小泉氏に対しても党内には不満がある。環境相としてエネルギー政策を「脱原発」の方向に進めたことに加え、河野氏支持を表明した記者会見では細田派に牙をむいた。同派が岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相の支持を打ち出したことに触れ「最大派閥は『河野太郎は絶対にダメ』ということ。党風一新の点からも全力で(河野氏を)応援したい」と語った。仮想敵を自らつくり注目を集める「劇場型」の政治手法に、党内からは「父親の純一郎元首相そっくりだ」と冷ややかな声も上がる。

菅首相の支援が〝逆バネ〟となる可能性もある。8月の横浜市長選では、小此木八郎前国家公安委員長を応援したが惨敗を喫した。新型コロナウイルス対応などをめぐり世論の批判が強まる中、首相の支持が足を引っ張ったとの見方もある。ある閣僚経験者は首相の河野氏支持表明に「横浜市長選で失敗しているのに」と語った。(奥原慎平)

7289チバQ:2021/09/21(火) 14:52:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c433970663d56866f9f629b9f390512bfd9e88ec
山本元環境相、自民党総裁選「棄権」 体調不良が理由
9/21(火) 10:52配信

TBS系(JNN)
(写真:TBS系(JNN)

 自民党の総裁選挙をめぐり、山本公一元環境大臣が投票を棄権することが分かりました。

 山本元環境大臣は現在、体調を崩して入院していて、総裁選の投票を棄権することを周囲に伝えたということです。山本氏は前日までに認められている不在者投票も行わないとしています。

 山本氏は愛媛4区選出で、次の衆議院選挙には立候補せず、引退することを表明しています。(21日10:42)

7290とはずがたり:2021/09/21(火) 18:31:50
まともに質問に答えも出来ない癖に更問い可とか笑わせんな〜

河野氏「再質問ありだと思う」 「更問い」遮られがちな首相会見に
自民党総裁選2021自民
https://www.asahi.com/articles/ASP9P41Z4P9PUTFK004.html?iref=comtop_7_03
2021年9月21日 12時27分コメント

 自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革相は21日の閣議後の記者会見で、首相になった場合の会見での対応について、記者からの再質問に応じる考えを示した。菅義偉首相の記者会見では、首相が明確に答えなかった場合の再質問を司会の内閣広報官が遮る場面が目立っている。

 会見で河野氏は「丁寧に説明させて頂きたいと思っているので、再質問もありだと思う」と説明。「限られた時間の中で、再質問をどんどんやっていくのがいいのか、多くの人から質問を受けられるようにしたほうがいいのかは議論があるのではと思うが、(自分は)今も再質問をやっているのでいいんではないか」と話した。

 現在、首相官邸での会見は、内閣記者会加盟の常勤幹事社19社からと、地方紙やフリーの記者ら抽選で選ばれた10人の計29人が参加。従来は100人以上が参加できたが、「感染防止のため」として安倍前政権下の昨年4月から制限が続いている。これについて、河野氏は「コロナが終われば、人数も増やせるのではないかと思う」と話した。

7291チバQ:2021/09/21(火) 20:14:31
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_TLN2367GIFK55IXIRDOTNIDMFA.html
新首相、外交空白回避なるか 国際会議目白押し
2021/09/21 19:45産経新聞

菅義偉(すが・よしひで)首相が自民党総裁選(29日投開票)への不出馬を表明したことは、秋の外交日程にも影響を与えている。首相は米ニューヨークで21日に始まった国連総会の一般討論演説にビデオメッセージで参加する予定だが、10月後半以降はイタリアで20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)、英国で国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)などが行われる。次の衆院選の最中に国際会議が重なる可能性も現実味を帯びてきた。

首相は24日にワシントンで開かれる米国、オーストラリア、インドとの首脳会議に出席するため23日から訪米する。ただ、28日までの「国連総会ハイレベル・ウイーク」中の演説や関連会合は事前録画のビデオメッセージで対応する。バイデン米大統領はじめジョンソン英首相、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領も現地で演説に立つ予定で、日本の存在感低下が不安視される。

首相が総裁選不出馬を表明した3日は、ロシア極東ウラジオストクで国際会議「東方経済フォーラム」が開かれている最中だった。外務省は「招待されなかった」というものの、安倍晋三前首相は例年参加していただけに、首相の欠席は平和条約交渉の行き詰まりを改めて印象付けた。

今後の政治日程も、外交上は障害となる可能性が高い。10月30〜31日はイタリアでG20サミットが対面で開催され、11月1〜2日には英国でCOP26の首脳会合が行われる見込みだ。

新首相が出席する場合、「10月26日公示、11月7日投開票」であれば外遊と選挙期間が重なるほか、「11月2日公示、14日投開票」でも公示日は外遊中になる。外務省では「心配しても選挙日程は考慮してくれない」(幹部)との声が漏れる。

「国民の安全と財産を守るのは国家の責任で、その責任を任期中、全うしていく。そして次の政権にしっかり継承していく」

北朝鮮が弾道ミサイルを発射した15日、内閣が変わる端境期に外交が十分にできるか問われた加藤勝信官房長官はこう強調した。(田村龍彦)

7292チバQ:2021/09/21(火) 20:15:43
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021092100028.html
河野太郎氏「小石河連合」結集で党内勢力図に大異変 決選投票で勝つのは…
2021/09/21 18:24AERA dot.

河野太郎氏「小石河連合」結集で党内勢力図に大異変 決選投票で勝つのは…

総裁選への立候補を表明する河野太郎行革相(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

 次の首相は誰か。9月17日に告示された自民党総裁選が混迷を深めている。安倍晋三前首相ら“キングメーカー”の動向に注目が集まるなか、河野太郎行政改革相は長老たちに“ケンカ”をふっかけた。はたして、激戦の行方は──。

 安倍政権を厳しく批判し、それゆえに党内で冷遇されてきた政治家が“戦場”に戻って来た。

 石破茂元幹事長は16日、自民党総裁選(29日投開票)に出馬した河野太郎行政改革相を支持する派閥横断のグループ「必勝を期す会」の設立総会に出席。すでに河野氏支持を表明している小泉進次郎環境相らと一緒に壇上にあがり、こう呼びかけた。

「古い自民党、派閥が横行する自民党を変えよう」

 この日、出席した国会議員は代理も含め57人。河野氏本人は公務のため欠席したが、ビデオメッセージでこう訴えた。

「石破さんや小泉さん、みなさんと一緒に、次の時代の自由民主党に改革し、前へ進む日本の国を作っていきたい」

「小石河連合」とも呼ばれる小泉氏、石破氏、河野氏の連携。狙いは党の運営に不満を持つ若手・中堅議員の支持の獲得だ。

 今回の総裁選では、党内7派閥のうち6派閥が候補者を一本化できず、自主投票となる見込み。これも、河野氏を支持する中堅・若手議員が中心となって派閥の会合などで長老議員の密室談議で総裁選が決まることを批判した結果、引き寄せた流れだ。自民党の中堅議員は言う。

「安倍政権になってからは官邸の意向で政策が決まり、党はただの追認機関になってしまった。党で政策をまとめても『官邸の方向性に合うようにしてくれ』と言われたこともある。そういった“党風”を変えるのが、今回の総裁選だ」

 自民党関係者は言う。

「河野さんや石破さんらが言う党改革とは、つまるところ『安倍支配からの脱却』。総理を辞めた後も党内で強い影響力を持つ安倍さんの存在そのものが、今回の総裁選の最大の争点です」

 派閥の縛りが弱まった異例の総裁選。その思わぬ結果として、自民党内の勢力図の再編成が起きている。

 14日、永田町に衝撃が走った。この日、今回の総裁選で安倍氏が支持を表明している高市早苗前総務相が、選対本部の発足式を開いた。驚くべきは会に駆け付けた人の数で、国会議員は代理も含め71人にのぼった。

 総裁選では、陣営関係者が開催する会に議員や代理人が参加することは、支持の表明と受け取られる。総裁選で投票権を持つ党所属の国会議員は382人。高市氏は、告示前の段階で党内議員の約2割の票をまとめたことになる。

 当初は“泡沫候補”と見る向きもあったが、今ではそう考える人はいない。他候補の選対関係者は「高市票はまったく読めない。投票日までに議員票だけで100票に届くかも」と警戒する。

 高市氏の選対本部長には、安倍氏に近い古屋圭司元国家公安委員長が就任。発足式終了後に出回った参加議員の名簿を見ても、安倍氏の政治信条に近い党内タカ派議員の名が目立つ。永田町では「事実上の安倍派の立ち上げだ」との声も漏れる。

7293チバQ:2021/09/21(火) 20:15:59
 一方、最も早く立候補を表明した岸田文雄前政調会長は、党内の穏健保守派を中心にベテラン議員の票を固めている。告示前日の16日には野田聖子幹事長代行が“すべり込み”で出馬を表明。野田氏は二階派や竹下派からも支援を受けており、情勢はさらに混沌としてきた。

 総裁選は、1回目の投票で1位が有効票の過半数に届かなければ、上位2人による決選投票になる。1回目の投票では議員票と党員・党友票は同じ382票だが、決選投票では、議員票382票と各都道府県連が各1票の計429票で決まる。国会議員の意向がより強く反映される仕組みだ。

 4氏が立候補を表明したことで、決選投票に進む確率が高くなった。すでにその時の投票を見据えた動きも始まっている。

 政治ジャーナリストの野上忠興氏は言う。

「安倍氏は、決選投票に高市氏が残れなくても、岸田氏を支援することで河野氏に勝てると考えているはずです。今後は、各陣営が河野氏になびいている中堅・若手に、選挙の公認権や人事などをちらつかせるなど、多数派工作が熾烈化していくことになるでしょう」

 現状では、相手が岸田氏にせよ高市氏にせよ、決選投票になれば河野氏が不利になるとの見方が強い。それでも、河野陣営関係者は党員票に望みをかけている。

「1回目の党員票で圧倒したのに、国会議員票でその結果をひっくり返したとなると、自民党は大きな批判にさらされる。それは危険なことだ。まずはそこに訴えて、党員票で圧倒的な差をつける」

 党員の間で人気が高い小泉氏と石破氏の相乗効果で、1回目の投票でどれだけ票をとれるかが焦点になりそうだ。一方、河野氏を支援する国会議員は「安倍さんと麻生(太郎・財務相)さんに敵対してきた石破さんに協力要請したのは大きなバクチだった」と話す。

 麻生氏は、総裁選で自主投票が広がっている現状を、こう警告した。

「負けたら冷や飯を食う。覚悟を決めた上でやってもらうことを期待する」

 仁義なき“総裁選アウトレイジ”の結末は、まだ見えていない。

(本誌・西岡千史、亀井洋志/今西憲之)

7294チバQ:2021/09/22(水) 09:48:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/485fa904c77159470027c0f5086017ebe9022ed1
高市氏「善戦」、安倍氏が猛烈支援 岸田陣営、決選投票へ焦り 自民総裁選
9/22(水) 7:06配信

時事通信
日本記者クラブ主催の自民党総裁選討論会で発言する高市早苗前総務相=18日、東京都千代田区

 自民党総裁選で高市早苗前総務相(60)が、国会議員票と党員・党友票の双方で善戦している。


 討論会などで幅広い政策課題をよどみなく語っていることに加え、安倍晋三前首相が「本気モード」(若手)で支援しているためだ。決選投票の可能性が高いと見て、1回目に2位以上を死守したい岸田文雄前政調会長(64)の陣営は、焦りを募らせている。

 日本記者クラブ主催の18日の討論会。候補者同士の質疑で高市氏は「恐縮ですが、河野候補にお願いします。国民年金(基礎年金)を全額税金でというアイデアはかなりの増税になると思うのですが」と下馬評で優位とされる河野太郎規制改革担当相(58)に年金改革で真っ先に切り込み、存在感を示した。

 報道各社の情勢調査で、高市氏の国会議員票は、河野氏と岸田氏に次ぐ。党員・党友票に関する調査でも、河野氏が優勢だが、岸田氏に迫っている。選挙戦の軸と目された両氏の間に割って入る勢いだ。

 要因の一つが高市氏の弁舌だ。討論会やテレビ番組で、外交・安全保障や皇位継承など「得意分野」だけでなく、新型コロナウイルス対策や社会保障、経済についても自身の考えをすらすらと説明する場面が目立つ。党関係者は、笑顔と関西弁を交えた語り口が「ソフトな保守派に見える」と評した。

 もう一つの要因は安倍氏の「猛烈なサポート」だ。態度未定の閣僚経験者によると、「高市氏は話がうまい」という安倍氏の電話に「そうですね」と相づちを打っただけで数時間後に知人から「先生は高市氏支持なんですね」との問い合わせがあったという。また、支持を決めかねていたベテランは、安倍氏からの電話で自身が高市陣営の役職に就いたことを知ったと明かした。

 安倍氏がここまで高市氏に入れ込むのは、自身が基盤とする保守層をつなぎ留め、「キングメーカー」としての立場を強化・誇示する狙いがあるとみられる。ただ、党内には「高市氏が伸びているのは細田派だけ」との見方もある。

 岸田陣営は危機感を強めている。21日の選対会議では、出席者が「複数の議員が岸田氏支持から高市氏に変わった」と報告した。中堅は「高市氏の2位もあり得る。脅威だ」と語った。岸田陣営の複数の細田派議員によると、安倍氏から高市氏支援を求める電話が何度もかかっている。

 高市氏が1回目で2位に入ると、「2位―3位連合」で河野氏の勝利を阻もうという岸田、高市両陣営のもくろみは揺らぐ。岸田陣営にはタカ派色を敬遠する向きも少なくなく、決選投票で高市氏支援に回る保証はない。高市陣営幹部は「河野総裁になるかもしれない」と語った。

7295チバQ:2021/09/22(水) 09:49:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/403336596d770e4e96e10bf4b6336a1c69c027b8
河野太郎の「まるで野党」な政策を支える軍師2人 「異色・経産官僚」と「内閣府の政策参与」
9/22(水) 6:02配信
デイリー新潮
「うらやましい」と感想を語った
政策は野党寄り?

 自民党総裁選を有利に進めるとされる河野太郎行政・規制改革担当相(58)。脱原発などのエネルギー政策、年金改革など、目玉政策を後押しする2人の参謀がいる。経産省をはじめとする霞ヶ関の省庁幹部は、その存在に警戒を強めているという。

【写真】軍師2人とは?

 参謀の1人めが、内閣府の政策参与でシンクタンク「構想日本」の伊藤伸・統括ディレクター(43)。河野氏の出馬会見にも顔を見せていた。昨年10月から河野氏に請われ、内閣府政策参与となった。

「講演なんかでは、“1日の仕事の9割を河野さんと過ごしている”と話しています。これまではワクチン政策を主として担っていたようです。河野氏をレクなどで訪ねると、たいてい伊藤さんがそばにいるという状況だと聞きました」(政治部デスク)

 伊藤氏は毎日新聞(2020.12.17)の「ひと」欄に登場し、こう紹介されている。

〈大学卒業後、国会議員秘書をしながら構想日本の事業仕分けを手伝ううちに、住民や有識者が地方自治体の個々の事業を点検し、無駄や改善を議論する手法に魅力を感じた。構想日本の常勤スタッフに転じ、民主党政権で内閣府参事官に起用された〉

〈手がけた事業仕分けは、丁々発止の公開議論が注目を集めた。当時野党議員として視察した河野太郎氏は「うらやましい」と感想を語った〉

異例の育休官僚
 18日に行われた総裁選の公開討論会では河野氏の持論である「全額税方式による最低保障年金の創設案」をめぐって、財源や、そのために必要となる消費増税アップ率を問う声が相次いだ。

「最低保障年金創設を中心とする改革案については河野さんの持論で、民主党政権時代に枝野さん(幸男・現民主党代表)などと共に発表したものです。民主党政権時代といえば事業仕分け、つまり伊藤さんの存在とつながってくるので、霞ヶ関の省庁幹部は警戒を強めていると聞きます」(同)

 そしてもう1人が経産官僚の山田正人氏だ。彼が異色と呼ばれるのは課長補佐だった2004年、キャリア官僚としては異例の1年の育児休業を取ったことだった。妻は同期入省のキャリアで最初の子は男女の双子で、妻が1年の育休を取った。2年後、次男が生まれる前に、「モーレツ仕事官僚」は自ら育休を買って出た。その後に経緯を著書にまとめている。

「河野さんはその頃から注目していたようですね。山田さんは育休を取ることになる04年、資源エネルギー庁の若手官僚らと共に、『19兆円の請求書─止まらない核燃料サイクル』という資料を作成したことがあります。当時は原発推進派が巻き返しましたが、今回の総裁選で河野さんが核燃料サイクルの白紙化を訴えていることで、約20年前のリベンジを2人でやっているようにも見えますね」(同)

リーク合戦の様相? 
 山田氏はその“前科”もありエネルギー政策から遠ざけられてきたわけだが、河野氏は行政・規制改革担当相になるにあたり、〈内閣府規制改革推進室・河野大臣直轄チーム参事官〉に指名した。そして、河野氏が昨年12月に立ち上げた「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」の事務局で山田氏は仕切り役を務めている。

「育休や件の資料によるハレーションは大きく、出世は遅れた印象はありますが、河野氏が浮上することで脚光を浴びた印象はありますね。参事官就任後もエネルギー政策をめぐって、資源エネルギー庁の幹部とやりあったりするなど歯に衣着せぬスタンスが、特に経産省内で警戒されています」(同)

 そんな山田氏に絡む報道があった。週刊文春は、8月24日に行われたオンライン会議の場で、河野氏が資源エネルギー庁の幹部職員にパワハラを行った疑いがあることを報じたのだった。

 会議には河野氏のほか、資源エネルギー庁の山下隆一次長、小澤典明統括調整官、そして山田氏の3名が参加。約28分間にわたる音声では、河野氏が山下氏と小澤氏を大声で怒鳴りつける様子が収録されていたという。

「記事はもちろん河野氏に打撃を与えることを意図していたわけですが、そこまでの効果は得られていないようです。それよりも、出身官庁を経産省とする3人が集った中でリークが行われたことが霞ヶ関では注目されています。リークしたのは誰か、菅さんの後をめぐった代理戦争ではないかというふうに見る人も少なくありません」

 いずれにせよ、軍師2人の今後は、この総裁選にかかっている。

デイリー新潮取材班

2021年9月22日 掲載

7296チバQ:2021/09/22(水) 09:50:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8b66812b5a706c6284597d028334b0437b784f9
総裁選で焦る若手 候補者を「面接」 冷ややかな声も
9/21(火) 22:13配信

産経新聞
党風一新の会との意見交換会に臨む(右手前から)福田達夫氏、岸田文雄前政調会長、武部新氏=21日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党総裁選(29日投開票)を通じた党改革を求める衆院当選3回以下の議員でつくる「党風一新の会」(代表世話人・福田達夫衆院議員)は21日、党本部で4人の候補との意見交換会を開催した。自民に逆風が吹く大政局の度に「選挙の顔」を求めて若手議員の動きが活発化するのは永田町の風物詩ともいえるが、具体的な改革にはつながらないことが多い。今回も党内からは「選挙目当てだ」と冷ややかな声が聞こえてくる。

「各候補の政治への基本姿勢や政党運営の考え方を掘り下げたい」

意見交換会の冒頭、福田氏がこうあいさつすると、岸田文雄前政調会長は「誰よりも早く党改革を掲げ、この総裁選に名乗りをあげた」と応じた。

意見交換会は、岸田氏を含め河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4候補が、30分ずつ個別に同会のメンバーから質問を受ける形式で行われた。

今月10日に発足した同会には党内全7派閥から90人が入会。同会がまとめた緊急提言は、平成24年12月の政権奪還以降続く安定政権の中で「強引ともとられる政権運営や、国民意識と乖離(かいり)した言動も散見される」と指摘し、党改革を求めた。

自民党の衆院議員は現在、当選3回以下の議員が126人で45%を占める一大勢力だが逆風下の選挙の経験がないため、選挙基盤が弱い議員が多い。また、若手の多くは「魔の3回生」と呼ばれた不祥事が相次いだ世代で、党内でも批判を浴びてきた。今回の総裁選で7派閥中6派閥が、支持する候補の一本化を見送った背景には「選挙で勝てる顔」を求める若手の危機感も影響している。

自民党では大政局の度に「勝てる顔」を求めて若手が動きを活発化してきた。

12年、森喜朗政権下では当時若手だった石原伸晃元幹事長らが「自民党の明日を創る会」を結成して党執行部を批判。21年の麻生太郎政権下でも中堅・若手議員が支持率低迷にあえぐ麻生氏の下での衆院解散・総選挙を回避するため総裁選の前倒しを求めた。当時の細田博之幹事長は「ほとんどの時間を地元で過ごして票を掘り起こしてほしい」とクギを刺している。

党改革自体は否定しないが、派閥に所属してポストや資金面での恩恵を受けつつ、総裁選では自分の意志を尊重しろというのは虫がいいとの見方もある。入会していない当選3回の若手は「党風が気に入らないなら普段から言うべきだ。選挙は地元を歩いて固めるものだろうよ」と顔をしかめた。(長嶋雅子)

7297チバQ:2021/09/22(水) 16:29:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa9a91e389e264f80a5e013db7c6813a54d9c9e9
総裁選 動向が見えない二階幹事長と二階派の行方
9/22(水) 13:02配信


ニュースソクラ
【小塚かおるの政界メモ】ワンポイントで「菅派」への移行があるのか?
CC BY /Joe Jones

 河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人が立候補した自民党総裁選(29日投開票)は、安倍晋三前首相が高市氏を全面支援し、麻生太郎財務相は自派閥の河野氏を冷たく突き放すことはないものの、実態は岸田氏支持だ。

 議員票と党員票の比率が同じ最初の投票で河野氏が1位になったとしても、4人の混戦の中で過半数を獲得するのは難しく、決戦投票となれば、2位・3位連合で河野氏勝利を阻止――。盟友関係の安倍・麻生両氏はそんな思惑だ。中堅・若手の抵抗もあり、各派閥が自主投票になったと言っても、相変わらずの長老支配の構図が続いている。

 一方で、よく見えないのが、もう1人の長老・二階俊博幹事長の動向である。

 二階派は推薦人を、河野氏、高市氏、野田氏の3陣営に分散。岸田氏には推薦人を出さず、「岸田NO」だけはハッキリしている。岸田氏が出馬表明した最初の記者会見時に、党改革として「役員任期の1期1年、連続3期まで」を掲げ、事実上の二階幹事長外しを打ち出したことが、根深い恨みになっていることが分かる。

 告示日前日ギリギリになって野田氏が出馬にこぎ着けられたのは、二階派が8人もの推薦人を出したことが大きい。これについては、「二階派が河野氏の一発勝利(決選投票なし)を阻止した」という解説が多いが、ならば二階派は決戦投票の結果、岸田氏が勝利してもいいのか、という矛盾が生じる。

 いつも真っ先に勝ち馬に乗り、勝者を見定める嗅覚がバツグンの二階派が、今回ばかりはどうやって勝ち馬に乗るつもりなのか、どうにも見えてこないのである。

 二階氏個人について、聞こえてくるのは、河野氏が党本部で立候補の決意を報告した際に「頑張れ」と応じたとか、党改革をめざす若手・中堅の「党風一新の会」の福田達夫衆院議員らが面会した際に「自民党は若い人が新しいことをやる党だ。どんどんやれ」と激励したというもの。まるで好々爺のごとし、なのだ。

 そこで、こんな見方が上がる。

7298チバQ:2021/09/22(水) 16:29:40
 「今回の総裁選は、二階さんが二階派を主導しているようには思えない。二階派は権力闘争においては、これまでどの派閥よりも一致結束した行動を取ってきた。今回は、二階さんの最側近である林幹雄幹事長代理や武田良太総務相がそれぞれの判断でそれぞれに動いている。二階さんは元気をなくしてしまったのか、旗を振っていないのではないか」(二階派関係者)

 82歳の二階氏については、依然、引退説が燻り続けている。選挙区のある和歌山県は、人口比に合わせた区割り変更の実施が確実な次々回の衆院選(今秋ではなく)で、定数が現在の3議席から2議席に減る見通し。二階氏の意中の後継者は秘書をしている三男とされるが、議席を譲るなら定数減となる前の今秋がチャンスで、解散前後など選挙直前になって引退を表明する可能性がまだ残る。

 総裁選での二階派の“迷走感“に、こうした背景があるとすると、では、二階氏という重しがなくなったら、二階派はどうなるのかだが、実はウルトラCとして、ワンポイントで「菅派」への移行という観測が浮上している。

 武田氏は派閥領袖を目指して、派内の若手の面倒を見るなど着々と準備を進めている。ただ、53歳でまだ「次」は早いうえ、派内には異論もある。そこで、ワンポイントとして72歳の菅義偉首相が退陣後に二階派に合流し、一旦、「菅派」になる。菅氏は武田氏とは良好な関係。無派閥の菅グループはかつてより人数が減ったとはいえ、20〜30人を連れて合流すれば、二階派拡大にもつながる――というものだ。

 総裁選では菅氏は河野氏支持を公表した。武田氏も河野氏支援で実際には動いている。

 つまり、結局はやはり、「岸田・高市を支援する安倍・麻生VS河野を支援する菅・二階(武田)」というキングメーカー争いの構図になっているということ。

 立候補した4人の論戦は、テレビ討論などを見ると白熱している。自民党の次世代人材や政策の分厚さなどをアピールする格好の場となっているが、その裏には変わらぬ派閥政治と長老支配が横たわっている。

 次期総裁は次期首相とはいえ、あくまで自民党という一政党のコップの中の権力闘争。110万人の党員・党友にしか投票権はない。自民党員ではない約99%の有権者にとっては、この後、10月か11月に必ず実施される衆院選が意思表示の場だ。総裁選のお祭り騒ぎには、冷静な目を持ちたい。

■小塚かおる(日刊現代第一編集局長)
1968年、名古屋市生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。関西テレビ放送、東京MXテレビを経て、2002年から「日刊ゲンダイ」記者。その間、24年に渡って一貫して政治を担当。著書に『小沢一郎の権力論』、共著に『小沢選挙に学ぶ 人を動かす力』などがある■

7299チバQ:2021/09/22(水) 16:31:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9d3cb725d823cd466e80733d9107b0a56e83378
前代未聞!派閥から3人候補推し「キングメーカー」二階幹事長の評判 地元の「引退勧告」もどこ吹く風〈dot.〉
9/22(水) 10:34配信
 今回は大島理森衆院議長や二階派でもある伊吹文明元衆院議長、塩崎恭久元官房長官など大物が次々と高齢を理由に引退を表明している。だが、82歳の二階氏はどこ吹く風。次期衆院選への出馬意向は変わらないという。和歌山3区の地方議員は地元の「二階離れ」をこう語る。

「二階先生は昔から口癖のように『副総裁とか、そういうのはやらん』と言っていた。要するに名誉職はイヤ、幹事長のように権力がないとダメということです。次、誰が首相になっても二階先生が幹事長になることはない。引退にはいいタイミングと地元ではささやかれている」

 和歌山3区は「一票の格差」問題で、いずれ選挙区が2つになり、定数減となる公算が大きい。そうなれば、選挙区が広くなり、より幅広い活動が必要になってくる。和歌山3区では圧倒的な強さを誇る二階氏も、油断できない情勢だ。

 二階氏の地元、御坊市の市長選では16年に二階氏の長男が立候補。二階氏の威光もあって小泉進次郎環境相まで応援にやってきたが、大差で敗れた。この敗北が二階氏の後継問題に大きな影響を与えているという。

「今の感じでは二階先生の秘書の三男が後継でしょう。しかし、二階後援会を地元で仕切っているのは長男で、選挙に出たがっている。二階先生もなかなか、後継を決めることができない感じですよ」(前出・地方議員)AERA dot.
逆風の二階俊博幹事長(C)朝日新聞社

9月29日に投開票の自民党総裁選は折り返し点を迎え、終盤戦に突入した。河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が火花を散らす。メディア各社では投票権がある自民党の党員に対しての世論調査も実施された。

【写真】二階幹事長のライバルに浮上したのは、この人物

 集計された数字をみると、河野氏がダブルスコアで岸田氏を引き離し、次いで高市氏、野田氏という順番だ。この数字を見て、ご機嫌なのが二階俊博幹事長だという。

「河野氏が大差リードと聞かされて『これでいい』『河野でいける』と嬉しそうに二階氏は話しています。キングメーカーが続くと夢見ているんでしょうかね」(二階派の国会議員)

 二階派は今回の総裁選で派閥で特定候補者は推さずに自主投票となった

 推薦人を出したのは、河野氏に2人、高市氏へ3人、野田氏には8人だ。出馬会見で党役員人事の改革案を発表し「二階外し」に打って出た岸田氏にはゼロというわかりやすい対応だ。

 自民党の幹事長になって5年以上、在任記録を更新し続ける二階氏。菅義偉首相が辞めると同時に、二階氏も幹事長の座から降りることになる。二階氏の存在は一気に小さくなっているというのだ。

 野田氏に8人もの推薦人を出したのは、推薦人集めに汗をかいた二階派の幹部・鶴保庸介参院議員が野田氏の元夫という背景もある。しかし、あまりに突出している。

「野田氏に推薦人を多く出したことで、高市氏を推す安倍前首相に女性票が分散すると不評を買っています。二階氏は河野氏が優勢と喜んでいるのですが、派閥内ではあまり反応がありません。総裁選後、二階氏は幹事長という大きな権力を手放すわけで、派閥内では2人寄れば、今後は誰が派閥を仕切るのか、という話題ばかりですよ」(前出・二階派の国会議員)

 二階氏には派閥内でも冷たい風が吹きつつある。それは二階氏の地元、衆院和歌山3区でも同様だ。10月に衆院議員の任期は満了となり、総選挙が行われる。

7300チバQ:2021/09/22(水) 16:31:35
 また、参院和歌山選挙区には衆院への転出が噂される世耕弘成・自民党参院幹事長がいる。

「世耕氏は参院のライバル、林芳正氏が衆院山口3区に転出することになり、いろいろと考えることもあるようです。無派閥の高市氏が総裁選に出馬し、所属する派閥・清和会を率いる安倍晋三前首相が熱心に推している状況もある。世耕氏がもともと強い地域は和歌山3区です。二階氏本人がいる間は我慢するでしょうが、世襲で息子が出るとなれば、考えるでしょう。二階氏も心配で仕方ないでしょう。また地元では『陳情は世耕氏に』という二階離れの流れになりつつありますね」(自民党幹部)
 総裁選でリードしている河野氏がそのまま総裁、首相になった際、二階氏は菅義偉首相の時と同様に、キングメーカーとして振る舞えるのか?河野陣営の国会議員は冷淡な評価だ。

「二階派の支援はありがたいが、寝技師、権謀術数的な派閥で河野氏のカラーとは相いれない。推薦人を出してもらっているので、無下にできないが、菅首相の継承と言っても、二階派を厚遇とはいかないでしょう。キングメーカーもあり得ない。それに野田氏へ推薦人を8人も出してあまりに風見鶏じゃないですか。党員票が分散するので、河野氏の形勢が不利になった。うちが負けたら、勝つのは岸田氏じゃないのかな。二階派はいったい、何をやりたいのか…」

 安倍前首相、菅首相と長く勝ち馬に乗り続け、キングメーカーとして権勢を振るってきた二階氏。だが、今回は永田町、地元で強烈な逆風にさらされているようだ。総裁選後、新たなキングメーカーとして誰が君臨するのか。(AERAdot.編集部 今西憲之)

7301チバQ:2021/09/23(木) 23:05:58

https://news.yahoo.co.jp/articles/97d5c1d94b4055d91c4b9f833d7f8b9bd7df0925
党員票圧倒の河野陣営に募る焦り 議員浸透に苦戦、「小石河連合」へのアレルギーも
9/23(木) 9:31配信

西日本新聞
29日の投開票まで1週間

 29日の投開票まで1週間と迫った自民党総裁選を巡り、河野太郎行政改革担当相の陣営が焦りの色を濃くしている。世論調査で他候補を引き離すものの、国会議員への浸透に苦戦しているからだ。党内きっての知名度を誇る石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相との「小石河連合」も党内に遠心力を生んでいる。上位2人による決選投票になれば、議員票を着々と固める岸田文雄前政調会長や、2人を猛追する高市早苗前総務相に逆転を許す展開も想定される。


 共同通信社が17、18両日に行った全国の党員・党友支持動向調査では、「ポスト菅」にふさわしいと回答したのは河野氏が最多で48・6%を占め、2位の岸田氏(18・5%)らを圧倒した。それでも河野陣営幹部は「まだ五分五分。勝敗は見えない」と余裕はない。

 選挙コンサルタント会社「ジャッグジャパン」によると総裁選への態度を表明した国会議員は22日午後9時現在258人で、内訳は岸田氏が91人、河野氏80人、高市氏66人、野田聖子幹事長代行21人の順だった。

 党員票に比べて河野氏の国会議員支持が拡大しない理由は、「脱原発」や「女系天皇容認」など保守派の反発を買ってきたこれまでの主張に加え、石破、小泉両氏の反作用があるからだ。石破氏は安倍晋三前首相を公然と批判してきた経緯があり、麻生太郎副総理兼財務相とも不仲で知られる。麻生派の河野氏が石破氏と組んだことで、「同じ派閥の議員が何人か離れた」と麻生派中堅は言う。

 小泉氏も、最大派閥の細田派が岸田、高市両氏の支持を決めたことに「河野氏は絶対に駄目ということ。その一点で誰が新しいタイプのリーダーか分かる」と敵意をむき出しにする。これに対し、安倍氏は周囲に「党を分断するようなことを言うのはどうかと思う」と不快感を示したという。

 菅義偉首相も河野氏を支持するが新型コロナ対応での批判は根強く、首相個人でどこまで河野票を広げられるかは不透明だ。

 投票1回目で勝負を決めるには国会議員票と党員・党友票の合計764票の過半数が必要だが、河野陣営は「そう簡単ではない」と決選投票を早々に視野に入れる。ただ決選投票では、河野氏が強みとする党員票が合計で47票に減るだけに危機感を隠さない。河野氏を支援する石破派議員は「民意を反映できない総裁選になれば衆院選で手痛い目に遭う。中堅、若手にはそれを訴えるしかない」と語った。 (井崎圭)

西日本新聞社

7302チバQ:2021/09/23(木) 23:06:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/229652b6d4602a057c41a5285c36a47752f41cc9
自民総裁選、決選投票の公算大 河野氏4割強 党員票動向調査
9/23(木) 20:02配信

毎日新聞
自民党総裁選の候補者所見発表演説会で発言する(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区の同党本部で2021年9月17日、いずれも竹内幹撮影

 毎日新聞は自民党総裁選の29日の投開票を前に、全国の同党地方組織の幹部らを取材し、党員・党友票の動向を分析した。河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=がトップで4割強を集め、次いで岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が3割弱、高市早苗前総務相(60)は2割強で追い、野田聖子幹事長代行(61)は1割未満の獲得にとどまる情勢だ。国会議員票の動向調査も踏まえると、1回目の投票で河野氏がトップになるものの全体の過半数に達するのは難しい状況で、上位2人による決選投票に持ち込まれる可能性が高いとみられる。

 今回の総裁選は、国会議員票382票と党員票382票の計764票で争われる。党員票は全国の党員・党友計110万4336人(16日現在)による投票結果を党本部で全国集計し、ドント方式で各候補に配分される。

 毎日新聞は告示日の17日から22日にかけて自民各都道府県連の幹部や関係者に取材し、党員・党友の投票動向を分析した。

 その結果、河野氏は地元・神奈川や東京など都市圏のほか、河野氏を支援する石破茂元幹事長の地元・鳥取など31都道府県で優勢の情勢と見込まれる。

 岸田氏は地元・広島に加え、岸田派議員や岸田氏の推薦人の地元の茨城や山梨、静岡など8県で優位な状況だ。高市氏は地元・奈良のほか、福井や滋賀などで善戦している。野田氏は地元・岐阜で得票が見込まれるが、ほかの地域でどう浸透を図れるかが課題だ。

 毎日新聞が19日までに実施した国会議員票の動向調査では、岸田氏が3割強、河野氏が2割台半ば、高市氏が約2割、野田氏が1割未満の支持を集めている。

 これに今回の党員票の動向も加味して分析すると、現段階では29日の1回目の投票では、1位河野氏、2位岸田氏、3位高市氏、4位野田氏――となる可能性がある。ただ、仮に河野氏がトップになっても過半数の得票に達するのは難しい状況だ。

 1回目の投票で過半数に達した候補者がいない場合は、上位2人による決選投票となる。国会議員票(382票)と都道府県票(47票)で争われ、都道府県票は、2人のうちその都道府県の党員投票結果が多かった候補に自動的に投じられる。1回目よりも国会議員票の比重が増すため、決選投票も見据えた各陣営の駆け引きが激しさを増しそうだ。【まとめ・木下訓明】

https://news.yahoo.co.jp/articles/3244a3e78060229bbff2114569095ce7bb568721
野田聖子氏ぶった斬り「派閥の縛りある。二択三択に野田聖子は入ってない」
9/23(木) 21:11配信

日刊スポーツ
ライブ配信番組で大胆発言を連発した野田聖子幹事長代行(右)と三原じゅん子厚労副大臣(撮影・大上悟)

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選(29日投開票)に立候補している野田聖子幹事長代行が23日、ライブ配信された党のインターネット特番に出演した。「総裁選の裏側」と題して、推薦人代表の三原じゅん子厚労副大臣とともに総裁選をぶった斬りにした。


三原氏から今回の総裁選について「派閥の縛りというものがなくなって」とされると、野田氏は「あるよ、実際は」とばっさり。「派閥の縛りは、1つの派閥が(例えば)三原じゅん子と決めること。今回の縛りは二択、三択。その中ならいい。そこに野田聖子、入ってないみたいなのよ」と笑い飛ばした。報道各社による議員票の「票読み」予測についても「ここからは、このぐらいの票と、前提にしているから、分かっているから。縛ってなかったら、絶対に読めない」などと辛口で指摘した。

また、総裁選に「4度目の正直」で初挑戦に至った野田氏は、これまで出馬に必要な国会議員20人の推薦人確保に難航し、断念を続けた。無派閥の悲哀を味わった野田氏は誰でも手を挙げられる「予備選方式」を提案し、「どうしても推薦人がいる、となると派閥に頼るのが一番楽。若い人たちにチャンスを与えるのに20人はハードルが高い」と主張した。

また、野田氏はこの日午前のネット番組では当選者を問われ「私以外の誰かだろうと思う」と語った。

河野太郎行革相は「街頭戦略」の第2弾を行った。20日の都内の畜産農家訪問に続き、この日は世田谷区の商店街を視察。コロナ禍でテレビやネットなどが主戦場となる中で、河野氏だけは街に飛び出している。

高市早苗前総務相は、オンライン会談が中心の1日で、高市氏を訪問した自民党大阪市議らからエールを受けた。岸田文雄前政調会長はリモート会議が中心だった。4氏は一般からの質問にライブで答える党のネット番組にも出演した。【大上悟】

7303チバQ:2021/09/23(木) 23:07:43
野田聖子は村上誠一郎ポジションにつきたいのか!?

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d74df9e8b411d8c34c348afba48e7750d6bdd36
自民総裁選の勝者は「私以外の誰か」 野田氏、ネット番組で問われ
9/23(木) 20:54配信
 自民党総裁選(29日投開票)に立候補している野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は23日、実業家の堀江貴文氏のユーチューブ番組に出演し、誰が勝つのかを問われた際、「まだわからない。私以外の誰かなんだろうなって思っている」と答える一幕があった。

 野田氏は推薦人の確保が難航し、出馬表明は告示前日の16日と、4人の候補者の中で最も遅かった。ほかの3候補者が支持拡大に向けた動きを加速する中、出遅れにより浸透に苦慮しているとみられ、野田氏陣営から「正直すぎる」との声も漏れている。【李舜】

7304チバQ:2021/09/23(木) 23:13:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f74870f64bfe7e6ac1e0dbeee3b99aba9733158
自民総裁選、決選投票濃厚に 議員票重み、逆転も
9/23(木) 7:10配信


時事通信
日本記者クラブ主催の自民党総裁選討論会を前に、記念撮影をする(左から)河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=18日、東京都千代田区

 自民党総裁選(29日投開票)は、4候補で争う1回目の投票では決まらず、上位2人による決選投票にもつれ込むとの見方が強まってきた。


 決選投票は国会議員票の比重が大きく、陣営間の合従連衡が勝敗を左右する。ただ、党員票の多数を得た候補を議員投票で逆転すれば「衆院選でしっぺ返しを食らう」(若手議員)との懸念も漏れる。

 総裁選は382人の議員票と、4候補が得た党員票を得票率に応じ比例配分する382票の計764票で争う。過半数を得た候補がいなかった場合は決選投票となり、382の議員票と、都道府県連ごとに得票最多の候補が1票を得る47票の計429票で勝負を決する。

 河野太郎規制改革担当相(58)は党員人気で他候補を引き離し、所属する麻生派(53人)の約半数や選挙基盤の弱い派閥横断の中堅・若手を中心に支持を得る。河野氏は22日、記者団に「1回目で勝てるよう頑張る」と強調。陣営は「衆院選で民意の支持がなくていいのか」と、世論受けのいい「選挙の顔」を望む議員心理に訴えている。

 ただ、決選投票となれば、河野氏には不利との見方がもっぱらだ。政府・与党の従来方針に反する年金や原発政策を掲げていることや、根回しを軽視する政治手法に根強い反発があるためだ。議員票を呼び込むため、陣営の閣僚経験者は「党員票で6割を取りたい」と語った。

 岸田文雄前政調会長(64)は、自身が率いる岸田派(46人)のほか、最大派閥の細田派(96人)と第2派閥・麻生派のベテランが主な支持基盤だ。決選投票に残り、高市早苗前総務相(60)の陣営との「2位―3位連合」による逆転を想定する。

 だが、高市氏の予想外の猛追に、岸田氏陣営は危機感を募らせる。てこ入れのため、1人当たり最低5議員に呼び掛けることを確認した。岸田氏ではなく高市氏が決選投票に残った場合は、「高市氏には乗れない」「政策的には河野氏の方が近い」との声が陣営には少なくない。

 高市氏は細田派出身の安倍晋三前首相から全面支援を受け、保守系議員らに浸透。党員の反応も悪くないことから、陣営幹部は「かなりの手応えだ」と語る。ただ、高市氏が2位に入るとタカ派色を敬遠して他陣営が河野氏に流れるとの見方もあり、勝算は立っていない。野田聖子幹事長代行(61)は一定の知名度を背景に、多様性を訴えて支持拡大を急ぐ。

 岸田派を除き事実上の自主投票で臨む6派閥でも、閣僚・党役員人事を見据え、決選投票では「結束すべきだ」との声が高まる。旧竹下派(51人)や二階派(47人)などは投票日までに対応を協議する予定だ。

 ◇おことわり
 自民党竹下派の竹下亘会長が死去したことを踏まえ、今後は同派の呼称を「旧竹下派」とします。

7305チバQ:2021/09/23(木) 23:14:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae44c02a6245d0c28253f79f85d57b935b6f3f92
岸田氏、さらなる説明求める考え 1・5億円支出で
9/23(木) 21:23配信

産経新聞
【自民党総裁選2021】タウンミーティング「国民の声に応える政策討論会」に臨む岸田文雄前政調会長=23日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党総裁選に立候補している岸田文雄前政調会長(衆院広島1区)は23日、同党の柴山昌彦幹事長代理が令和元年参院選広島選挙区の買収事件をめぐり、党本部が河井案里元参院議員=公選法違反罪で有罪確定=の陣営に投入した1億5千万円は買収の原資ではないと説明したことについて、「幹事長室としては現状把握している内容を報告したということだと思う」と述べた。さらなる説明が必要との考えを示した形だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/94e4f37df328acdf172da94b735d22ae2752770f
岸田氏、自民説明十分か言及せず 案里氏陣営に1.5億円投入で
9/23(木) 21:46配信

共同通信
2019年参院選広島選挙区の買収事件について、報道陣の取材に応じる自民党の岸田前政調会長=23日夜、東京・永田町の党本部

 自民党の岸田文雄前政調会長は23日、2019年参院選広島選挙区の買収事件を巡り、河井案里氏陣営に投入した1億5千万円は買収原資ではないとした党本部の説明が十分かどうかについて言及を避けた。党本部で記者団の取材に応じた。

 河井氏の政治資金収支報告書などが総務省に提出され「添付書類も明らかになる。それをもって国民に理解してもらうということだろう」と語った。党対応に関しては「現状把握していることを報告したということだ」と述べるにとどめた。

7306チバQ:2021/09/24(金) 09:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/62052d0c3dbc195744b8c16cc6e012060ef5792f
安倍元総理の“本命”は岸田文雄氏? 参謀に元安倍側近の今井尚哉氏か
9/24(金) 5:59配信

デイリー新潮
変貌のカゲに策士あり

 話題先行で足並みの揃わない河野太郎氏、保守票に留まらず世論の支持を集める高市早苗氏。各陣営の情勢が明らかになるにつれ、漁夫の利ながら、総裁の椅子に近づいているのが岸田文雄氏である。


 そんな岸田氏を陰で支えているとされるのが、

「第2次安倍政権で政務担当秘書官を務めた、今井尚哉内閣官房参与です。経産省出身の今井氏は、安倍前総理の最側近として数多くの政策を主導してきました。しかし、菅総理は官房長官時代から、自分を通さず頭越しで話を進める今井氏を快く思っていなかった。そのため、菅氏の総理就任からまもなく、今井氏をはじめとする経産省出身の官邸官僚は政権中枢から放逐されたのです」(政治部記者)

 その後、コロナ対策の失敗などに批判が集まり、世論が“反菅”に傾くなか、

「菅総理は、今井氏が岸田陣営に出入りしているとの情報を知った。そして、表向きは“菅さんを支える”と言い続ける安倍氏が、自分を見切って岸田支持に動いたのではないかと疑念を募らせていきました」

 結局、菅総理は安倍氏への不信感を払拭できないまま、退陣へと追い込まれる。

安倍元総理の本命は岸田氏? 
 他方、今井氏が岸田陣営に深く喰い込んでいると語るのは、先のデスクである。

「というのも、岸田氏の選挙戦術が、安倍氏の総理時代と似通っているからです。たとえば、岸田氏は出馬表明会見で自民党が下野して以来、書き留め続けてきたという“岸田ノート”を披露しました。安倍氏も、持病の悪化によって第1次政権を中途で投げ出してからの雌伏の5年間、反省点や次なる戦略について“安倍ノート”に綴っていた。常に政権構想を練り続けていたことをノートに象徴させる“演出”は、いかにも策士の今井氏らしい」

 他にも、今井氏の影響は見受けられ、

「岸田さんは8月26日にノートを掲げて出馬表明演説に臨みました。その後、9月2日にコロナ対策をテーマに会見を開き、医療難民ゼロを目指す方針や、数十兆円規模の経済対策をアピール。続けて8日に経済政策として“令和版所得倍増計画”を提唱し、13日には外交・安保について持論を展開した。耳目を引く政策を断続的に打ち出す手法は、安倍政権の“一億総活躍社会”や“アベノミクス三本の矢”などを彷彿させます」(同)

 自らの参謀を当選請負人として差し向けたのなら、やはり安倍氏の“本命”は岸田氏ということになろう。

 岸田氏本人はいまも安倍氏に秋波を送り続け、周辺には「(モリカケ問題を)“再調査されたら困るから頑張ってね”と言ってほしいよ」と本音をこぼしている。

 勝利へのカギは水面下で安倍・岸田両氏をつなぐ“軍師”の存在にあった。

「週刊新潮」2021年9月30日号 掲載

新潮社

7307チバQ:2021/09/24(金) 19:47:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/21d20345fdd7b14aa470fa0d26840663dd50365d
二階派が高市氏「全面支持」の仰天情報! “2位・3位連合潰し”で岸田総理誕生を絶対阻止
9/24(金) 14:30配信
 岸田氏だけは許さないということか――。残り1週間を切った自民党総裁選(29日投開票)は、河野ワクチン担当相と岸田前政調会長が国会議員票で先行している。候補者3人に推薦人を出しながら岸田氏にだけは出さなかった二階派が、岸田氏勝利を阻止しようと、あっと驚くウルトラCを“画策”しているという話が広がっている。

 総裁選は国会議員票382票と、党員・党友票382票で争われ、どの候補者も過半数を獲得できなかった場合、国会議員票382票と、都道府県連票47票で決選投票が行われる。今回、決選投票にもつれる可能性が高い。

 1回目の投票は1位河野氏、2位岸田氏、3位高市前総務相との見方が大勢だ。決選投票になった場合は2位・3位連合で岸田氏が逆転勝利すると予測されている。

 しかし、岸田氏を敵視している二階派は、この構図をひっくり返すつもりだという。「役員任期は1期1年、連続3期まで」とブチ上げ、露骨な二階幹事長“外し”に動いた岸田氏に対し、二階派はいまでも「岸田だけは絶対、許さない」とカンカンだ。

■河野推しでキングメーカーに

「まことしやかにささやかれているのが、二階派による高市氏全面支持です。二階派は支持を一本化せず、最初の投票を自主投票にしていますが、イザとなったら高市さんに票を集め、岸田さんを3位に沈めるつもりなのではないか、とみられています。二階派は47人なので、全員が高市さんに流れたら、岸田さんとの逆転はあり得る。岸田さんは決選投票に進出できない。河野さんと高市さんの決選投票になったら、二階派は結束して河野さんを支持する。河野さんを総理に担ぎ、最終的にキングメーカーとして影響力を残すシナリオを描いているといいます」(自民党関係者)

 要するに、二階派は安倍前首相が支持する高市を支援することで、岸田氏を潰す“高等テクニック”に打って出ようというのだ。

「岸田さん以外の各陣営に推薦人を出して恩を売り、最後には笑う。岸田さんを蹴落とし、安倍・麻生の影響力を完全に排除しようとする二階幹事長の面目躍如だなんて声もあがっています」(永田町関係者)

 その答えはもうすぐ出る。

7308チバQ:2021/09/25(土) 22:59:21
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210925-OYT1T50055/
敵基地攻撃論を「ピント外れだ」と河野氏、高市氏は「先に無力化した方が勝ち」…深層NEWS
2021/09/25 07:16
自民党総裁選2021
 自民党総裁選に立候補している河野太郎行政・規制改革相(58)、岸田文雄・前政調会長(64)、高市早苗・前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)が24日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、安全保障などを巡って議論を交わした。

総裁選候補者の共同記者会見に出席した(左から)河野氏、岸田氏、高市氏、野田氏(17日)
 敵のミサイル発射基地などを自衛目的で破壊する「敵基地攻撃能力」の保有について、河野氏は「ミサイルを撃ち落とすことは、技術が高度化すると難しくなってくる。相手がミサイルを撃つことをためらう抑止力を日米で高めなければいけない」と主張し、敵基地攻撃論を「ピント外れだ」と批判した。


 岸田氏は「北朝鮮は日本に届くミサイルだけで500〜600発持っている。第2撃への備えとして(保有も)一つの選択肢だ」と主張した。発射位置の特定が難しいという指摘に対しては、「日米で位置を確認するための技術開発を行う」と強調した。

 高市氏は「敵基地を先に無力化した方が勝ちになる。対抗手段をしっかり持ち、日本を守るための最善の努力をする」と語り、保有に前向きな姿勢を示した。

 野田氏は「どこが敵か、どんな状態か、議論されないまま言葉だけが進むのは怖い。外交が最善の安全保障だ」と訴えた。

 閣僚・党役員人事を巡り、安倍前首相や麻生副総理兼財務相を要職に起用するかどうかを聞かれたのに対し、河野氏は「総裁選を戦っているさなかに、人事についてぺらぺらしゃべるほど、不謹慎な男ではない」と言及を避けた。岸田氏は「『この人は除きます』と排斥するような議論はしてはならない」と述べるにとどめた。

7309とはずがたり:2021/09/25(土) 23:50:28

この辺,ホントなのか嘘なのか。ホントだとしたらそれは珍しいのか政治家関連の企業なら良くある事なのか,その辺誰か詳しい方いないのかな?

中国も自由化はしてるので時系列的に当時としてはどうなのかという検証も必要でややこしいが

自民党総裁選:無視できない河野太郎氏と「日本端子」の関わり【朝香豊の日本再興原論 No69】
公開日:2021年9月21日 更新日:2021年9月21日
https://web-willmagazine.com/politics/M7rcb

いわゆる「主流メディア」では全くといって報道されないが、河野太郎氏および河野家と日本端子という企業の関わりがウェブメディアを中心に問題視されはじめた。すなわち、同企業があまりに中国と"濃い"関係にあるというものだ。また、太陽光発電システムに必要な製品も製造しており、河野氏が打ち出すエネルギー政策との深い関連も垣間見える。「経済活動は自由」であるかもしれないが、日本のリーダーとなるかもしれない人物が関連する企業が中国と濃すぎる関係を有していることは、日本の将来を考えるにあたって、大いに議論すべき問題であろう。ここに事実を整理し、お伝えする―


 日本端子は中国との関係が深く、早くも1995年に北京東方電子集団(現在の北京東方科技集団)との合弁で北京日端電子を設立している。外資系企業が中国に進出する場合には、中国の現地企業が51%以上の資本出資となるのが通例であるのに対して、北京日端電子は中国側の出資は40%にとどまり、日本側の出資が60%にも達していることがわかっている。ここには河野洋平氏の政治力が大きく影響していることが想像される。


 もう一つ注目したいのが昆山日端電子である。同社は江蘇省の昆山(すなわち香港ではなく、中国本土内)に設立されたものだが、日本資本が100%で、中国資本が入っていないという破格の特別扱いを受けている。

7310とはずがたり:2021/09/26(日) 00:00:16
負ければ冷や飯…自民総裁選、推薦人にも「覚悟」
2021/9/15 20:17
広池 慶一
https://www.sankei.com/article/20210915-5LJFJPBAJBPRVB5TBKVZBPSI4I/
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を前に、各陣営は15日、立候補に必要な20人の推薦人名簿の作成を進めた。告示日に公開される推薦人名簿は、候補者の党内基盤を示し、投票権を持つ党員・党友へのアピールにもつながる。推薦人は候補者が当選すれば人事などで優遇が期待できる一方、負ければ冷や飯を食うリスクを抱えるだけに、運命共同体とも言われる。

「これだけ集まってくれたんだから、ちゃんと扱わないといけない」

立候補を表明している高市早苗前総務相の選対幹部は15日、前日の選対本部発足式に出席した議員から優先的に推薦人を選ぶ方針を示した。名簿は衆参両院、当選回数、男女などのバランスを考慮した上で派閥横断的な議員による構成にし、党内の幅広い支持基盤を示した上で、支持拡大につなげたい考えだ。

推薦人制度は、候補者の乱立を防ぐため、田中角栄氏が勝利した昭和47年の総裁選で「推薦人10人」の要件を設けた。派閥の影響力が増すにつれ、推薦人は52年に20人、中曽根康弘内閣が誕生した57年は50人まで引き上げられた。しかし、議員定数削減などで徐々に要件は緩和され、現在の20人に至っている。

推薦人になる最大のメリットは、論功行賞で内閣や党の役職を得やすいことだ。昨年9月の前回総裁選では、菅義偉首相の推薦人に河野太郎ワクチン担当相をはじめ、平沢勝栄復興相、坂本哲志地方創生担当相、山口泰明選対委員長らが名前を連ねていた。一方、首相と争った岸田文雄前政調会長の推薦人では上川陽子法相のみが入閣し、石破茂元幹事長の推薦人からの入閣はゼロだった。


今回は、推薦人となることに慎重な議員も少なくない。主要派閥が首相支持に雪崩を打った前回とは異なり、支持候補を一本化しない派閥が相次ぎ、「勝ち馬」を読みにくいためだ。

7311とはずがたり:2021/09/26(日) 00:13:08

こういうことを平気で云える穢らしい心の持ち主が河野太郎って訳だ。

森友問題で心の痛みに向き合うと河野氏
2021/9/18 15:18 (JST)9/18 15:35 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/811844334006730752

 河野氏は公開討論会で、森友学園問題で自殺した元職員の遺族への対応を巡り「心の痛みに向き合わなければいけない。お目にかかって話を聞くなど政治の責任が残っているかもしれない」と述べた。

7312とはずがたり:2021/09/26(日) 00:14:08

こういう恥知らずを平然と付ける穢らしい…(以下略

野田聖子氏「夫を信じている」…週刊誌の「元暴力団員」報道に事実無根と説明
2021/09/20 18:41
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210920-OYT1T50092/

 自民党総裁選に出馬した野田聖子幹事長代行は20日、地方議員とのオンライン会議で、自らの夫が「元暴力団員」などと週刊誌に報じられたことについて「夫を信じている。歯を食いしばって頑張りたい」と述べ、事実無根だと訴えた。

7313とはずがたり:2021/09/26(日) 00:27:04
えっ?もう落選・引退やろ。

引きずり下ろされた菅首相の逆襲が始まる「河野内閣」で官房長官で復活説も
9/21(火) 7:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/190fa2de9c3345eea965df80cd3d4ca0327a6b40
NEWSポストセブン

 自民党総裁選が本番を迎える中、退陣を待つばかりのはずの菅義偉・首相が俄然、行動的になっている。このまま引き下がる男ではない──。

 後手後手だと批判されたコロナ対策では、「ワクチン・検査パッケージ」という出口戦略を発表。希望者にワクチンが行き渡る「今年11月頃」から、飲食店の営業時間やイベント人数制限を緩和し、県をまたぐ移動の自粛を解除して国内旅行を解禁する方針を打ち出した。

 外交面でも、首相は9月下旬に訪米して日米豪印の4か国首脳会議(クアッド)に出席する予定だ。

「新型コロナ対策に専念したい」

 その言葉を実践しているように見えるが、菅首相の心象風景は全く違う。官邸の菅側近が言う。

「総理を突き動かしているのは安倍晋三・前首相と麻生太郎・副総理の2Aに対する怒りだ。総理の座から引きずり下ろされた仕打ちは絶対許せないと復讐に燃えている」

一度は蟻地獄に落ちたが
「仕打ち」とは、菅首相があがけばあがくほど“蟻地獄”に落ちた羽虫のように追い詰められ、権力を奪われていったプロセスを指している。

 最初の仕掛けは二階俊博氏の幹事長外しだった。岸田氏の出馬表明で劣勢に立たされた菅首相のもとに、閣僚など複数のルートを通じて、「安倍さんと麻生さんは二階幹事長を交代させることが総裁選で総理を支持する条件と言っている」という情報が入る。それを鵜呑みにした首相は、二階氏を官邸に招いて交代の方針を告げた(8月30日)。

 それは菅-二階を離間させる2Aの計略だった。

 二階氏を交代させる方針を決めても、麻生派、細田派では若手が菅首相の再選に反対し、2Aの「首相支持」の約束は守られなかった。

 目論見が外れた菅首相は、総裁選を先送りしようと「9月中旬解散」を決意する。だが、党内に反対論が噴き出し、菅首相は安倍氏から電話で、「『総裁選は予定通り実施すべきだ。いま解散すべきではない』と強く反対され、解散権を封じ込められた」(前出・菅側近)。

 進退窮まった菅首相は、最後の賭けに出る。内閣改造・党役員人事を行なって河野氏を幹事長など要職に横滑りさせ、求心力を回復しようとした。

 そこに立ち塞がったのが麻生氏だった。菅首相の要請に、河野氏起用を頑として認めなかった。

 万事休す。完全に孤立した首相は、翌日、退陣(総裁選不出馬)を表明するしかなかった。

 二階派幹部の河村建夫・元官房長官は9月11日の地元の支援者集会で、菅首相が二階氏を外そうとしたことについて、「菅首相が生まれたのは誰のおかげだったのかという声が出てきた」と指摘し、「自ら墓穴を掘った」と苦言を呈したと報じられている(共同通信)。

 しかし、そこから菅首相の逆襲が始まる。

7314とはずがたり:2021/09/26(日) 00:27:22
逆に離間の計を仕掛ける
「河野が出馬すれば支持するつもりだ」

 菅首相は自分の不出馬を表明すると、周辺にそう語って麻生派の河野氏に出馬を促した。

「総理はハンコ廃止などの規制改革やワクチン接種で指示を忠実に実行してきた河野さんを後継首相にすることで、菅改革を受け継がせようとしている」(同前)

 コロナ対策や外交で退陣後のレールを敷いているのはそのためだ。

 総裁選では、今度は逆に菅首相が2Aの足元に「離間の計」を仕掛ける番だった。

 麻生派では幹部の甘利明氏らベテラン組に岸田氏を支持する声が強く、麻生氏も「河野はまだ早い」と出馬を認めていなかったが、菅首相に背中を押された河野氏は出馬に動く。河野氏は連日、麻生氏と会い、9月9日には3時間にわたって会談した。麻生氏は折れ、「出馬は止めないが、支持はしない」という立場から、「やるなら、しっかりやれ」と容認する。

 自民党の掟では、派閥領袖の麻生氏のお墨付きを得たことで、河野氏は派内の中堅若手に公然と支持を求めることができるようになった。麻生派は岸田支持のベテラン組と、河野支持の中堅若手に大きな亀裂が入った。

 菅首相は麻生氏に一矢報いたのだ。

 さらに安倍氏の出身派閥・細田派でも若手の“クーデター”が起きた。

 安倍氏は総裁選で無派閥の高市氏を支援しているが、細田派内には派閥を退会した高市氏への反発が強い。そこに福田康夫・元首相の長男で「細田派のプリンス」と呼ばれる達夫氏が派閥談合や長老支配を批判して自民党の当選1〜3回生90人が参加する派閥横断的な「党風一新の会」を旗揚げした。

 安倍氏の権力基盤とも言える細田派から16人が参加し、大揺れとなっている。「河野支持派」の二階派幹部が語る。

「党風一新の会には、菅グループのガネーシャの会からも4人が参加している。若手を河野支持でまとめ、細田派にも亀裂を促す。菅さんは本気で2A支配の構造を崩壊させようとしている」

 そのうえで、菅首相が目指すのは自らの復権だ。

 河野氏が総裁選に勝利すれば、国会の首相指名選挙の後、河野内閣の組閣が行なわれる。

 新内閣の顔触れが総選挙シフトになるのは間違いない。

7315とはずがたり:2021/09/26(日) 00:27:48
>>7313-7315
 河野氏は9月13日に2Aのもう1人の政敵である石破氏と会談して「当選したあかつきには挙党態勢をつくりたい」と協力を求めており、自民党内には“河野政権”ができれば石破氏を幹事長、小泉進次郎・環境相を官房長官などに抜擢するという見方が浮上している。

 政治ジャーナリスト・野上忠興氏はそうした若手中心の組閣案に菅首相の出番が隠されていると指摘する。

「若い河野首相-進次郎官房長官コンビでは総選挙の看板にはなっても、官僚組織を動かして改革路線を実行していくのは難しい。そこで菅氏は“影の官房長官”として官僚組織に睨みをきかせ、河野官邸を裏から支えるつもりではないか。そうすれば2Aの影響力を排除することができる」

 それどころか、「菅さんは総理としては失敗したが、官房長官としては実績がある。安倍前首相が総選挙に大敗した麻生さんを副総理にしたように、河野首相・菅官房長官の組み合わせもないとは言えない」(閣僚経験者)との声まである。

 では、河野氏が総裁選で負けた場合はどうなるか。その時は岸田内閣が誕生し、自民党は2A支配が続く。菅首相は完全に失脚し、菅改革路線も転換されるはずだ。

 菅首相と安倍・麻生ラインの潰すか、潰されるかの“怨念のシーソーゲーム”はこれから最後の決戦を迎える。

※週刊ポスト2021年10月1日号

7316チバQ:2021/09/26(日) 08:37:16
総裁選終わったら即解散(総理選出せず菅総理、新総裁で選挙)にしたほうが自民は圧勝できるのでは?
緊急事態宣言解除もあわせてお祭りムードで圧勝できそうなのに。

7317チバQ:2021/09/26(日) 14:11:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/86258981ac94bbf7d4519a135183e222b9dee82f


「軍師」安倍氏が高市氏てこ入れ 自民総裁選、キングメーカーの思惑?

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9/26(日)��10:12配信

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服装、メークに口出し 「露出もっと」

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地元支援者の前であいさつする安倍晋三前首相=2020年11月01日午後、山口県長門市

 自民党総裁選(29日投開票)に立候補した高市早苗前総務相を、安倍晋三前首相が強力にてこ入れしている。国会内の自身の事務所にこもり、党所属議員に電話をかけて応援を依頼し、高市氏の好感度を上げる演出にまでもの申す「軍師」ぶりだ。迫る衆院選に向けて保守層をつなぎ留め、次期政権下でも影響力を保とうとする思惑が明らかで、他の陣営は警戒を隠さない。  
選挙戦中盤の22日。安倍氏からどんな激励を受けているか記者団に問われた高市氏は、「折に触れ、アドバイスをいただいている」と話した。例えば、人前に出る服装やメークも、違和感を覚えた点を安倍氏は容赦なく「ダメ出し」しているのだという。告示前、訴えていく政策の草稿作りにのめりこんでいた高市氏に対し、むしろ露出を増やした方がよいと、安倍氏が忠告する一幕もあった。  
「女性リーダーは世界から注目されるし、何より国家観が共通している」。安倍氏は高市氏をこう評し、いち早く支持を打ち上げた。もう一段、深掘りすれば「唯一の純粋保守候補だから」(安倍氏に近い自民中堅)との理由になる。1年前に憲政史上最長政権に幕を引いた後も、安倍氏はたびたび靖国神社を参拝するなど、自らの岩盤支持層への目配りに心を砕いてきた。出身派閥であり最大派閥である細田派を中心に今も保持し続ける「力」の源泉が、そこに脈々と息づいている。  今回の総裁選。当初、推薦人20人の確保さえ不透明とみられていた高市氏だが、安倍氏のバックアップを得ると保守層の「受け皿」と認知され、短期間のうちに勢いを急伸させた。安倍氏は連日、細田派の若手らの携帯電話を自ら鳴らし、周囲にはこう語気を強める。「首相時代、どれだけ選挙の応援に行ったか。(向こうから)裏切られるようなことがあったら、こっちから縁を切る」。警告のメッセージは、じわじわ党内に伝わっていく。       
■   
その一方で、高市氏への度を越した傾注は、あくまで党員票で優位に立つ河野太郎行政改革担当相を勝たせないがため、その支持を分散させることが安倍氏の真意、と見る向きもある。どういうことか。  自らを指導者と仰ぐ者たちの数を見せつけ、衆院選後に細田派復帰、会長就任を果たし、「キングメーカー」として君臨する-。  こうした安倍氏の戦略は、不倶戴天(ふぐたいてん)の敵である石破茂元幹事長、党内の既得権益への対抗意識を隠さない小泉進次郎環境相と組んだ「河野政権」下にあっては、画餅に帰してしまう。安倍路線の継承者だった菅義偉首相が、河野氏支持を表明したことも安倍氏の心中に影を落としている。その以前に、当選3回以下の「安倍チルドレン」が衆院選に不安を覚え、「選挙の顔」を求めて河野氏に軸足を移していくような事態は、安倍氏にとってマイナスでしかないのだ。  
仮に、河野路線に沿う形で世代交代が進めば、保守層の間に待望論がある安倍氏の首相「再々登板」も遠のく。当の安倍氏は、周囲を「桂太郎も、3回目(の首相)をやってから評判が落ちたからね」とけむに巻き、待望論を歯牙にもかけない姿勢を見せてはいるが…。  
安倍氏の本命はかつて、「意中の人」と語った当選同期の岸田文雄前政調会長とされた時期があった。最近実施された報道各社の調査の中には、国会議員票では岸田氏が河野氏をしのぎ、高市氏も河野氏に迫りつつあるとの結果も出ている。いわば「詰み」の展開が視野に入ってきたのか、24日、いよいよ終盤戦に突入した総裁選の感想を安倍氏はこう漏らしたという。「河野氏の主張は迷走している。私だったら、もっとたたかれているよ」  (河合仁志)

西日本新聞

7318チバQ:2021/09/26(日) 14:12:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fc8f2b2a4d499436e5a09e317702cf150d74640
総裁選ドキュメント 河野氏「フェイクニュースだ!」 フジ番組解説に抗議

9/26(日)��12:31配信

タウンミーティング「国民の声に応える政策討論会」に臨む、河野太郎ワクチン担当相=23日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党総裁選(29日投開票)に立候補した4候補が出演した26日午前のフジテレビ番組で、決選投票を想定した党内情勢に関する番組側の解説に対し、河野太郎ワクチン担当相が「ひどいフェイクニュースだ!」と抗議する場面があった。
番組冒頭、解説者が「気になる動きを見せているのは河野氏の陣営だ」と切り出し、「河野氏と岸田文雄前政調会長の決選投票になると、岸田氏が議員票で逆転する可能性があるという考え方が一般的」と指摘。そのため、河野氏の陣営が1回目の投票で一部票を高市早苗前総務相に回し、高市氏を2位にしようとする動きがあると伝えた。 すると、「するわけないですよ、そんなこと! 冗談はよしてください!」などと河野氏の荒らげた声が流れた。解説者は「そういった意見も出ているということで聞いているが…」と目線を横に向けると、スタジオ脇で待機する河野氏らの姿が映し出された。
4候補の出演後、解説者は番組後半で「自民党総裁選の情勢を伝える中で、河野陣営の一部が高市陣営に票を移すべきだとの意見が出ていると伝えた。これに対して、出演した河野氏はこうした動きを否定している」と改めて説明した。

7319チバQ:2021/09/26(日) 14:22:12
>>7307
二階派が高市氏「全面支持」の仰天情報! “2位・3位連合潰し”で岸田総理誕生を絶対阻止


これですね。
1位河野.2位岸田だと岸田総理の可能性が高いけど
1位河野.2位高市だと河野総理の可能性が高まるからなあ

7320チバQ:2021/09/27(月) 00:42:24
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2021092601000696.html
総裁選4氏、同性婚に賛否 討論会が最終回
2021/09/26 20:49共同通信

総裁選4氏、同性婚に賛否 討論会が最終回

自民党総裁選のオンライン討論会に臨む(左から)河野行革相、岸田前政調会長、高市前総務相、野田幹事長代行=26日午後、東京・永田町の党本部

(共同通信)

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は26日、党主催のオンライン討論会に臨んだ。同性婚を巡り、河野、野田両氏が賛成、高市氏は慎重姿勢を示した。岸田氏は賛否を留保した。4氏は憲法改正に意欲を示した。討論会はこの日が最終回。

 河野氏は同性婚について賛意を示した上で「党議拘束なしで議論し、国会が結論を出すのが望ましい」と表明。野田氏も「息苦しさのない日本をつくりたい」と賛意を示した。高市氏は「今は婚姻はできないし、難しい」と語った。岸田氏は「個人的に結論に達していない」とした。

7321チバQ:2021/09/27(月) 00:43:31
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_6NU36LJXW5O3ROXGSFJU25C63E.html
旧竹下派、岸田氏支持へ 議員票先行 自民党総裁選終盤情勢
2021/09/27 00:13産経新聞

旧竹下派、岸田氏支持へ 議員票先行 自民党総裁選終盤情勢

(産経新聞)

産経新聞は26日、自民党国会議員や都道府県連幹部らへの取材に基づき、総裁選(29日投開票)の終盤情勢を探った。旧竹下派(平成研究会、51人)が岸田文雄前政調会長を事実上支持することが新たに判明し、議員票は岸田氏が先行している。党員・党友票は河野太郎ワクチン担当相が優位とみられるが、1回目の投票で過半数を得る候補がおらず決選投票に進むことが確実視されており、多数派工作が激化しそうだ。

総裁選は党員票と議員票の各382票、計764票を争う。議員票は岸田氏を河野氏と高市早苗前総務相が追う展開で、野田聖子幹事長代行は伸びを欠く。議員の約1割が態度を明らかにしていないか未定な上、党員らの投票は続いており、情勢は流動的だ。

岸田氏は岸田派(宏池会、46人)を固め、細田派(清和政策研究会、96人)や麻生派(志公会、53人)のベテラン、来年の参院選に向け安定感を求める参院議員らが支持する。旧竹下派からは35〜40人程度が支持に回る見通しで、岸田氏は3割超の120票を固めた。旧竹下派はこれまで具体的な支持候補を示してこなかったが、派内では一定の方向性を求める意見が複数出ていた。

序盤情勢で岸田氏と競っていた河野氏は伸びが鈍っている。「選挙の顔」や世代交代を求める岸田派以外の6派の中堅・若手、菅義偉首相に近い約30人らの支持を得て3割をうかがう。当初は河野氏支持だったが、離れた議員もいる。

高市氏は2割を超えた。高市氏を支持する安倍晋三前首相の出身派閥である細田派の6割超のほか、麻生派、旧竹下派、二階派(志帥会、47人)や保守系無派閥議員に一定の支持がある。

党員票では河野氏が47都道府県のうち30前後でリードし、全体で4割を超える勢いで、岸田、高市両氏が追う。ただ、議員票の情勢を踏まえると、河野氏が第1回投票で当選するには党員票で6割超の得票が必要で、岸田氏か高市氏のどちらかが河野氏と争う決選投票となる公算が大きい。決選投票の党員票は各都道府県1票の計47票となり、議員票の比重が高まる。

7322チバQ:2021/09/27(月) 00:44:36
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210925X927.html
議員支持、岸田氏一歩先行=河野氏猛追、高市氏追い上げ―自民総裁選
2021/09/25 18:02時事通信

 29日投開票の自民党総裁選の情勢を探るため、時事通信は党所属国会議員の終盤の支持動向を調査した。議員票では岸田文雄前政調会長(64)が一歩先行し、河野太郎規制改革担当相(58)が猛追。高市早苗前総務相(60)が激しく追う展開になっている。野田聖子幹事長代行(61)は支持が広がっていない。党員・党友票を加えた合計で、いずれも過半数に達せず、総裁選は上位2人による決選投票にもつれ込む公算が大きい。

 調査は25日までに、直接聞き取るなどして実施した。議員の約15%は態度を明らかにしておらず、情勢はなお流動的だ。

 議員票(382票)で、岸田氏は自身が率いる岸田派(46人)をまとめた。さらに、細田派(96人)、麻生派(53人)、旧竹下派(51人)のベテランや参院議員を中心に浸透しており、支持する議員は3割台に到達。1週間前の2割台半ばから伸ばした。

 1週間前に首位を争っていた河野氏は岸田氏に比べて伸び悩んでおり、支持議員は岸田派以外の6派閥と無派閥の中堅・若手を中心に2割台後半。政策決定過程での党の役割を軽視したとも取れる発言が反感を招いたとの見方もある。

 高市氏の支持議員は2割超。支援を受ける安倍晋三前首相の出身派閥である細田派の5割以上を固め、麻生派、旧竹下派、二階派(47人)でも支持を広げつつある。

 野田氏は推薦人20人からの上積みに苦しんでいる。当選するのは「私以外」と弱気を漏らしたことも響いた可能性がある。

 党員票(382票)は、各陣営や地方組織への取材を総合すると、河野氏がリードし、岸田、高市両氏が追っている。これらを加味すると、総裁選は(1)河野氏と岸田氏(2)河野氏と高市氏―のいずれかの組み合わせによる決選投票となる可能性が高い。

 決選投票では、議員票が382票に維持される一方、党員票は各都道府県連に1票の47票に圧縮されるため、議員票の比重が高まる。週明け以降、決選投票での合従連衡をにらみ、各陣営や各派閥の駆け引きが本格化しそうだ。

7323チバQ:2021/09/27(月) 00:47:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9ed46156f332c6a224158bce386049d76a4e284
総裁選の議員票、岸田氏と河野氏が競る 高市氏追う、情勢なお流動的
9/26(日) 20:06配信
朝日新聞デジタル

 自民党総裁選(29日投開票)で、朝日新聞社が党所属国会議員(382人)の支持動向を調査したところ、岸田文雄前政調会長(64)が110人超、河野太郎行政改革相(58)が100人超の支持を集め、議員票で競り合っていることがわかった。高市早苗前総務相(60)は80人超の支持で追う。野田聖子幹事長代行(61)は推薦人の20人から大きな上積みが見られない。


 26日までに、議員本人や周辺などへの取材で381人の意向を確認した。態度を明らかにしないなどの議員も60人超いるため、情勢はなお流動的な面もある。党内では、1回目の投票で地方票を含めて過半数を得る候補がおらず、上位2人による決選投票となる公算が大きいとの見方が強まっている。

7324チバQ:2021/09/27(月) 00:47:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8dc318c873eba298e93742635ec88feee12eaea
厚労省を分割? 省庁再編も争点に 自民党総裁選
9/26(日) 6:00配信

朝日新聞デジタル
分割案が浮上している厚生労働省

 自民党総裁選で、各候補者が中央省庁の再編案を次々と打ち出している。コロナ禍への対応などで課題が多い厚生労働省を分割する案や、新たな省庁で経済安全保障やこども政策を強化する案などがある。しかし、過去に立ち消えになった再編案も多く、その費用対効果や実現への道筋が重要だが、議論は深まっていない。


 厚労省の分割を主張しているのは、河野太郎行政改革相だ。厚生、労働の旧2省の統合で生まれた厚労省は担当業務が幅広く、コロナ対応でさらに仕事量が拡大。機能不全で感染抑止が遅れたとの批判もある。

 河野氏は22日のテレビ番組で、「いまの厚労省ではもう無理だ」と指摘。厚労省を医療分野と労働・年金分野に分割するか、特命担当大臣をもう一人置く私案を披露した。そのうえで、目玉政策である基礎年金の見直しなど、社会保障改革を進めると訴えている。

 これに対し、岸田文雄前政調会長は「単に分ければいいというものではない」と河野氏の分割案とは一線を画す。自らは感染症対応の司令塔として強い権限を持つ「健康危機管理庁」の新設を掲げる。

 高市早苗前総務相は「令和の省庁再編に挑戦したい」と意気込む。「環境問題とエネルギー問題は不可分」として、「環境エネルギー省」の新設を主張。経済安保政策を強めるため、サイバー攻撃への対応などに備える「情報通信省」やその外局の「サイバーセキュリティー庁」の創設も打ち出す。米国をモデルに、対外的な通商交渉の窓口を一本化した「通商代表部」や「対日外国投資委員会」の設置にも前向きだ。

 少子化対策に力を入れる野田聖子幹事長代行は、こどもに関する政策を一元化する「こども庁」の設立を訴えている。

 各氏とも、再編案を自身の目玉政策と結びつけ、強力に推し進める姿勢をアピールする狙いがみえる。いまの菅義偉首相がデジタル化の推進を掲げ、デジタル庁を新設したような形だ。

朝日新聞社

7325チバQ:2021/09/27(月) 00:52:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/3850a0336ee3147084b6227d5648813b4ef1f840
原潜保有、河野・高市氏前向き 岸田・野田氏は否定的 自民党総裁選
9/26(日) 11:02配信


時事通信
米海軍の原子力潜水艦「オハイオ」=2011年7月、神奈川県横須賀市(米海軍提供)

 自民党総裁選の4候補は26日、フジテレビの討論番組にそろって出演した。

 河野太郎規制改革担当相(58)と高市早苗前総務相(60)は日本の防衛力を強化するため、自衛隊による原子力潜水艦の保有を検討すべきだとの考えを明らかにした。岸田文雄前政調会長(64)と野田聖子幹事長代行(61)は否定的な見解を示した。

 原潜をめぐっては、米英両国が対中国の観点からオーストラリアと新たな安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」を創設し、豪州の建造に協力することで合意している。

 河野氏は番組で日本の取り組みを問われ、自治体の母港受け入れの可能性や運用能力、コストを検討する必要はあるとしつつ、「能力的には日本が原潜を持つことは非常に大事だ」と強調。高市氏は「今後の国際環境を考えると、長距離に対応できるものはあってもいい」と述べた。

 岸田氏は「日本の安保体制を考えた場合にどこまで必要なのか」と指摘。野田氏は「保有するつもりはない。非核三原則を堅持する国だと明確にしたい」と明言した。

 番組では核燃料サイクルの是非も議論になった。岸田、高市、野田各氏が継続を主張したのに対し、河野氏は「なるべく早く方向転換する必要がある」と表明。「(使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設が進む)青森県と話し合い、しばらく中間貯蔵してもらい、その間にどこで最終的に直接処分するか決めなければならない」と語った。

7326チバQ:2021/09/27(月) 00:54:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/02ddaab856559d1bd4a5f013b2b566fbc4af7493
選択的夫婦別姓、河野氏・野田氏「賛成」岸田氏「整理ついてない」高市氏「反対」
9/26(日) 5:00配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選候補者の(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏

 自民党総裁選では、選択的夫婦別姓の導入をめぐる4候補の主張が大きく食い違う。党内でも賛否が割れ、これまで先送りを重ねてきた「難題」だけに、党の分断につながりかねないと危ぶむ声も出ている。

 導入賛成を明言するのは、河野太郎行政・規制改革相と野田聖子幹事長代行だ。河野氏は25日のインターネット番組の収録で、「党議拘束をかけずに議論し、賛成か反対かは自分で決める形にするのがいい」と主張した。野田氏も「自由意思で名字が選べるように進めるべきだ」と訴えている。

 岸田文雄・前政調会長は、3月に発足した党有志による議員連盟「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議連」の呼びかけ人に野田氏とともに名前を連ねた。ただ、今回の総裁選では、子どもの姓の扱いなどで「整理がついていない」として賛否を明らかにしていない。

 高市早苗・前総務相は導入反対の立場だ。選択的夫婦別姓を導入すれば、「夫婦が子どもの氏(姓)を取り合う」と懸念する。夫婦別姓にしなくても旧姓の通称使用を広げれば、改姓による不利益は解消できるとしている。

7327チバQ:2021/09/27(月) 01:09:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/de1e366cb1204d49b522e835dc7865a55e2be492
総裁選終盤情勢 党員票は河野氏優勢 「失速」の声も
9/27(月) 1:02配信

産経新聞
自民党総裁選(29日投開票)の党員・党友票の動向は、産経新聞が同党国会議員や各都道府県連幹部らへの取材に基づいて分析した結果、河野太郎ワクチン担当相が優位に立つ情勢となった。ただ、持論とする「脱原発」や年金制度改革をめぐる主張を疑問視する声も目立つ。2位以下は、政策面でバランスの取れた岸田文雄前政調会長を、保守層への浸透を図る高市早苗前総務相が追う展開で、野田聖子幹事長代行の巻き返しは難しい状況だ。

「河野氏の改革マインドに期待する声は大きい」

河野氏支持の理由について大阪の市議はこう強調する。動向分析では、河野氏は地元・神奈川や東京など首都圏のほか、大阪や兵庫といった都市部、河野氏を支援する石破茂元幹事長の地元・鳥取など幅広い地域で支持を集める。

ただ、河野氏は「脱原発」を封印して当面の原発再稼働を容認する一方、核燃料サイクル事業を停止すべきだと明言した。サイクル事業関連施設が立地する青森では国会議員3人が岸田氏支持を打ち出す。

原発立地県での河野氏への警戒感も強く、宮城県連関係者は「河野、岸田、高市の3氏の接戦」とみる一方、「河野氏は何をいい出すのか分からない」と語る。福島も岸田氏率いる岸田派(宏池会)事務総長の根本匠元厚生労働相ら国会議員の多くが岸田氏支持を呼びかけ、福井県連関係者は「岸田氏か高市氏が優勢」とみる。

党関係者によると、東京は現段階で河野氏40%、岸田氏30%、高市氏10%台後半、野田氏5%程度の割合で票が分散しているという。河野氏優位だが、ベテラン国会議員は「思ったほど伸びていない」と話す。河野氏が全額税方式による「最低保障年金」の導入を提唱したことを「失速の原因」(宮崎県連関係者)とみる向きもある。

河野氏を追う岸田氏は、地元・広島のほか自身が率いる岸田派所属議員がいる山梨や長崎などで優位に立つ。岸田氏の推薦人となった梶山弘志経済産業相が県連会長を務める茨城では県議会最大会派が岸田氏推薦を決定。ベテラン県議は「岸田氏リードに持ち込みたい」と意気込む。

安倍晋三前首相の支持で勢いづく高市氏の陣営は地元・奈良で「6割は確実」とみる。安倍氏の地元・山口や、安倍氏の出身派閥、細田派(清和政策研究会)の影響力が強い石川などで支持を広げる。野田氏は出足の遅れも響き、地元・岐阜以外の地域での支持拡大が課題となる。

今回の総裁選は、衆参両院議長を除く国会議員票382票と党員・党友計110万4336人(16日現在)による投票結果を党本部で一括集計し、ドント方式でそれぞれの候補者に配分する。1回目の投票で過半数に達した候補者がいない場合、上位2人による決選投票が行われる。国会議員票382票と都道府県票47票で争われ、都道府県票は決選投票に残った2人のうち、1回目の都道府県の党員投票結果が多かった候補に自動的に投じられる。

7328チバQ:2021/09/27(月) 08:59:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d14f864c7e07e2880a48e2b5722b13d31a03991
河野太郎氏が総裁選票読みで伸び悩み決選投票へ 自民党支持率が回復し、まさかの大逆転劇も〈dot.〉
9/27(月) 8:45配信
 自民党総裁選は全国の自民党の党員・党友の投票の締め切りが9月28日、国会議員の投開票が29日と迫ってきた。マスコミの各種世論調査では、河野太郎ワクチン担当相が40%以上の支持を得ている。岸田文雄前政調会長が2番手で追い、小差で高市前総務相、少し離れて野田聖子幹事長代行という構図となっている。


 総裁選は全国の党員票(382票)と国会議員票(382票)を足した計764票のうち、1回目で1位の候補者が過半数を獲得すれば、当選となる。だが、過半数に届かない場合、1位と2位の候補者で決戦投票となる。

「党員票に強い、河野氏が1位になるのは間違いないでしょう。2位は岸田氏が優勢だが、高市氏も競っており、予断を許さないという見方が大勢です」(自民党幹部)

 総裁選終盤に入り、それぞれの派閥などでは党員票と議員票の「票読み」をしているという。会長の岸田氏自身が出馬している岸田派の国会議員によれば、議員票150票、党員票140票で計290票を固めたという。

「河野氏の議員票は120票、党員票は180票で計300票以上は取るでしょう。かなりの接戦になる。高市氏は議員票と党員票を合計して130票前後かなと予測している」(岸田派国会議員)

 だが、岸田氏が二階俊博幹事長に「党人事改革案」を迫り、「二階外し」のきっかけを作ったとして怒り心頭の二階派は、違う読みをしている。二階派幹部はこう解説する。

「岸田氏が議員票で140票、党員票では110票で計250票。河野氏が議員票130票、党員票200票で計330票とかなり優位になっている。高市氏は議員票と党員票150票ぐらいだろう」

 岸田派と二階派は立場の違いこそあるが、共通しているのは、議員票では岸田氏、党員票では河野氏がリードしているという認識だ。そして1回目の合計で河野、岸田両氏は過半数をとれず、決戦投票となる可能性が高い。

 昨年の総裁選では菅義偉総理に敗れた岸田氏。前出の岸田派国会議員は自信を見せる。

「前回の反省を生かして、岸田派だけでなく、派閥やそれを超えて幅広い支援を得ている。また、課題とされた党員票も全国の組織、個人を含めてアプローチ。党員票は前回の10倍は獲得できるはず。世論調査などでトップを走る河野氏にも肉薄し、決戦投票には持ち込めると思う」

 一方、岸田氏以外の3候補に推薦人を出す、二階派幹部はこう分析する。

「党員票で河野氏と岸田氏は大差がつくはずだ。だが、議員票は岸田氏へという流れがあり、河野氏も一回目で過半数までは取れない。決戦投票にもつれるだろう」

 だが、共通の懸念は高市氏の票が読めないことだ。

「高市氏の票読みをしているが、すごい勢いで日々、伸びている。どれぐらい取るのか、最後まで予断を許さない」(二階派幹部)

 河野陣営が当初、想定していた必勝パターンは、決戦投票ではなく、党員票で圧倒的優位に立ち、1回目で過半数を取り、逃げ切るシナリオだった。しかし、河野陣営の国会議員はこう語る。

「1回目で勝つというのは、かなり難しい情勢。今は決戦投票を想定して作戦を考え、動いている」

 決選投票にもつれ込み、河野氏と岸田氏が争うという構図になるのか?そこへ高市氏が割って入るのか?

 今回の総裁選は、会長の岸田氏が出馬している岸田派以外、各派閥は自主投票となっている。だが、麻生太郎副総理兼財務相が率いる麻生派の国会議員はこう語る。

「自主投票は1回目だけでしょう。決戦投票は違います、どの派閥も一致結束しての投票となるのは同じです。麻生派の一部は一回目の投票で岸田氏へ票を回します。決選投票になれば、誰に票を回すのか…」

 河野氏が1位で岸田氏が2位となれば、安倍晋三前首相が推す高市氏が3位となる公算が大だ。決戦投票では、安倍氏が率いる最大派閥「清和政策研究会(清和会)」の96票の行方がポイントとなる。また、安倍氏と盟友の麻生氏が河野氏に対し、決戦投票でどう対応するのか、も注目されている。

7329チバQ:2021/09/27(月) 08:59:46
 また高市氏が2位になり、河野氏との決戦投票となれば、岸田派の票の行方が気になるところ。河野陣営の国会議員がこういう。

「岸田氏との決戦投票になると、清和会の大半は岸田氏に流れそうだ。河野氏に確実に票が来るのは二階派と菅総理に近い無党派だけでしょう。決選投票では他の派閥はまとまると言っているが、票がバラける可能性もあると思う。正直、議員票で勝負となれば、河野氏は苦しい展開になる。しかし、高市氏が2位なら清和会の票はそちらに集中するが、保守的な主張に嫌気をさしている議員が多い岸田派の票は河野氏へくると聞いている。うちとしては高市氏が2位になってくれた方がやりやすい」

 一方、岸田派の国会議員は決選投票に持ち込めば、勝利が見えてくると語る。

「決戦投票になると、二階派以外の派閥の支援を得られやすいのは、うちだ。そこまで持ち込めればいける」

 次の総理官邸の主が決まる総裁選の行方を見守る官邸は各候補者の情勢をこう分析している。

「終盤になり、河野氏の票が伸び悩んでいるという話を聞きます。理由は各メディアの世論調査で自民党の支持率が大幅に回復していること、立憲民主党の支持率が総選挙前にも関わらず相変わらず1桁台で低迷していることもあります。“選挙の顔”として、劇薬でもある河野氏を支持していた若手議員の一部が、この先を冷静に考えて岸田氏支持にベクトルを移しつつある、という話も聞こえてきます。河野VS岸田で決選投票になった場合、河野氏が勝つためには、1回目の高市票から麻生派分を剥がし、加えて二階派47票も上乗せするとギリギリで勝てないことはない、という票読みもあります」

 総裁選が決戦投票となった2012年―-。安倍氏と石破茂元幹事長が争い、1回目は石破氏がリードしたが、決戦投票で安倍氏が逆転し、総理の座をつかんだ。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう解説する。

「党員票は郵送ですから、ほぼ終わった。今、どの陣営も熾烈な国会議員の票を切り崩している真っ最中。『あちらこちらから○○に入れろと電話がきて大変』と相談してきた議員も数人いました。今回は河野氏と岸田氏に、高市氏が加わって三つ巴。3陣営が最後まで争うという総裁選は近年なかった。本当に読めませんね。順当なら、1位が河野氏で過半数にやや届かない45%前後の得票で、2位は岸田氏かな。ドラマはここからでしょう。3位の高市氏の票が河野氏か岸田氏のどちらに流れるか。決選投票は派閥間の駆け引き、引きはがし工作がより熾烈になるでしょう」

 各候補者が党員に配っている政策集は、おのおののキャラがよく現われているという。

「河野氏はナルシストで目立ちたがり。政策は改革派を標榜しつつも、実は至ってフツーの内容です。岸田氏は冒頭の手書きの文章からくそマジメで面白味がない。政策は自民党王道です。高市氏は『安倍カラー』『超保守』を前面に出し、資料のデザインまで 昔ながらの自民党です(笑)。野田氏の政策は少し野党的ですね。29日の投票直前に各候補者の最後の演説が行われますが、その内容も結果に大きな影響を与えると思います」(前出の官邸関係者)

 29日の投開票では、どんなドラマが見られるのだろうか。

(今西憲之 AERAdot.取材班)

7330チバQ:2021/09/27(月) 09:33:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e1635342e1fabd362300a8057c514c3c4f5414b
自民総裁選の中で細田派に不満のマグマ 若手が安倍氏に世代間闘争仕掛ける
9/27(月) 7:05配信

NEWSポストセブン
若手議員たちの不満続出?(写真/共同通信社)

「総選挙の顔」を選ぶはずの自民党総裁選。出馬した4人は、今後の日本を占う上で重要な役割を担うが、現実的には4人の候補より安倍晋三・前首相と麻生太郎・副総理という2人のキングメーカーのほうが政治的存在感を発揮している。

【写真】ややシャープな顎の福田達夫氏。他、眉間にしわを寄せる麻生太郎・副総理

 とくに安倍氏はツイッターで高市早苗・前総務相との2連ポスターを公開したり、議員に電話を掛けまくるなど自分の総裁選以上の熱の入れようで、「高市が票を伸ばしていることに上機嫌」(安倍側近)なのだという。

 安倍・麻生の2Aが取ったのが「3股作戦」だ。安倍氏の出身派閥・細田派は高市氏と岸田文雄・前政調会長を支持、麻生派は河野太郎・規制改革相と岸田氏への支持をそれぞれ打ち出し、「誰が勝っても2Aの権力は残る」(安倍側近)という計略をめぐらせた。だが、そうした計略が、逆に2Aの権力基盤を脅かしている。自民党で繰り返されてきた派閥の“世代間闘争”を呼び起こしたからだ。

「安倍さんのやり方は田中角栄・元首相に似ている。闇将軍になるつもりなら細田派は危うい」

 そう語るのは同派の長老だ。こう続けた。

「かつて最大派閥・田中派を率いた田中氏は、総裁選では自分の派閥から総裁候補を出さず、数の力で大平正芳氏、鈴木善幸氏、中曽根康弘氏らを順番に首相に据え、キングメーカーと呼ばれた。しかし、派内の不満がたまって最後は子分だった竹下登・元首相にクーデターを起こされた。安倍さんも同じ道を辿ろうとしている」

 たしかに自分の派閥から総裁候補を出馬させないという手法は似ている。安倍氏は前回の総裁選で無派閥の菅義偉・首相を支持し、今回もわざわざ無派閥の高市氏を担ぎ出した。細田派では安倍側近の下村博文・政調会長が出馬を希望していたにもかかわらず、安倍氏は後押ししようとはしなかった。細田派から総裁候補が出馬すれば、派内の世代交代が進んで実権を失う。派閥の後継者をつくらないのはキングメーカーの常套手段と言っていい。

 そうした手法は細田派内に大きな“不満のマグマ”を生み、ついに若手議員の“決起”を招いた。福田康夫・元首相の長男で「細田派のプリンス」と呼ばれる達夫氏が“長老支配打破”を掲げて派閥横断的な若手グループ「党風一新の会」(約90人)を旗揚げし、細田派からも1〜3回生議員16人が参加した。

 達夫氏は衆院当選3回とまだ若手だが、安倍氏にとってはキングメーカーとしての地位を脅かす存在だ。細田派は達夫氏の祖父の福田赳夫・元首相がつくった福田派がルーツで、いわば派閥のオーナー家と言える。3代目の達夫氏も、祖父、父に続く「将来の総理・総裁候補」の呼び声が高い。党内では、小泉進次郎・環境相の“兄貴分”としても知られる。

「安倍家と福田家には3代にわたる確執がある」と指摘するのは両家に詳しい政治ジャーナリスト・野上忠興氏だ。

「派閥の創立者である福田赳夫さんは、安倍氏の父・晋太郎さんが初めて総裁選に出馬したとき、子飼いの中川一郎氏を出馬させてわざと晋太郎さんの票を削った。晋太郎さんに後継者として力をつけさせないためだった。2代目の康夫氏と安倍氏も肌が合わず、小泉政権時代に官房長官と副長官として北朝鮮政策をめぐって激しく対立した。

 因果はめぐるで、いまは攻守所を変えて安倍氏が派の実権を握っているが、派閥を奪い返されないために福田家の3代目に絶対に力をつけさせたくないはずです」

 一方の達夫氏は安倍氏が派閥に君臨している限り、自分の出番を邪魔されることが分かっているから、この機会に若手を結集して安倍氏に世代間闘争を仕掛けた。最大派閥の細田派では、達夫氏に近い若手と父・康夫氏シンパの中堅・ベテランが一定の勢力を占めており、安倍氏に対抗する力もある。

 危機感を募らせた安倍氏は派内を猛烈に引き締めに出たという。

「達夫の旗揚げを聞いて安倍さんの目の色が変わった。それまでは高市応援といっても総裁選は高みの見物だったが、自分の力を見せつけようと、総裁選に深く介入していった」(前出・安倍側近)

 派内は安倍系と福田系とに大きな亀裂が入った。安倍氏のキングメーカーとしての力の源泉は、最大派閥・細田派の「数の力」だ。細田派が分裂状態になれば、誰が総裁選に勝利しようと、安倍氏の力は衰退に向かう。

※週刊ポスト2021年10月8日号

7331チバQ:2021/09/27(月) 11:18:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd364821b4daa50783802fb5feb7712332445df
岸田氏2位なら河野氏不利?「2位3位連合」なるか
9/27(月) 0:59配信

産経新聞
自民党総裁選(29日投開票)は、4候補が1回目の投票で過半数を得られず、上位2人による決選投票に進むとの見方が強まっている。有力視されるのは1回目の投票で河野太郎ワクチン担当相が1位となり、決選投票が①河野氏と岸田文雄前政調会長②河野氏と高市早苗前総務相-となるケースだ。岸田、高市両陣営の「2位-3位連合」による逆転が可能か否かが焦点となっている。


「ひどいフェイクニュースだ」。河野氏は、4候補が出演した26日のフジテレビ番組で、こう声を荒らげた。番組出演者が「河野氏と岸田氏の決選投票になると、岸田氏が逆転する可能性があるという考え方が一般的」とした上で、河野氏陣営の議員が1回目の投票で高市氏に投票し、高市氏を2位にしようとする動きがあると伝えた。河野氏は否定し、猛反発した。

だが、この想定を裏書きするように、党内では決選投票に向け有力者が電話などで腹の探り合いを始めている。背景には、決選投票の仕組みと、岸田、高市両氏の支持層の違いがある。

決選投票は議員票382票と党員・党友票47票の計429票で争い、第1回投票に比べ議員票の重みが増す。①のケースは河野氏不利との見方がある。河野氏の「脱原発」や年金制度改革、党の部会を軽視する発言などに反発が広がっているためだ。

一方、岸田氏は新たに旧竹下派(平成研究会)の支持を得るほか、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相とも関係が良好だ。決選投票で安倍氏が支持する高市氏の票が乗りやすい環境といえる。

②の場合は複雑だ。高市氏は主に保守系議員の支持を受ける。岸田派(宏池会)をはじめ岸田氏に近い議員はリベラルな考えが多く「高市氏には乗れない」(岸田派幹部)との声も多い。野田聖子幹事長代行の票も多くが河野氏に流れる公算が大きい。

一方で高市氏が2位の場合は党員票を想定以上に多く獲得したことになり、「選挙の顔」とみた議員が高市氏支持に多く流れることもあり得る。河野氏が所属する麻生派(志公会)会長の麻生氏が「高市氏を推す」との情報もある。

河野氏の陣営は「党員票の多数を得た候補を決選投票で逆転すれば、批判されて衆院選で痛い目にあう」と牽制(けんせい)する。これに対し閣僚経験者は「河野氏の党員票が5割以上なら逆転は許されない雰囲気になるが、5割未満なら『反河野』が半数以上いることになり、逆転は許される」と話す。決選投票の場合でも、1回目の党員票の行方がかぎを握ることになりそうだ。

投票の形式は異なるが、自民党総裁選では過去4回、決選投票が行われた。第1回投票で2位だった候補が逆転した例は、安倍氏が勝利した平成24年を含め2回ある。

7332チバQ:2021/09/27(月) 21:49:45
良い総裁選だと思います、今回
https://news.yahoo.co.jp/articles/13d9a6b82b88020e4851d4de4bae6860d3d16ccc
総裁選 政策を競う 岸田・高市氏 同姓婚に慎重 河野・野田氏は「別姓」賛成
9/27(月) 20:17配信

産経新聞
自民党総裁選(29日投開票)では選択的夫婦別姓やLGBT(同性愛者など性的少数者)など社会の多様性に関する課題も争点となっている。河野太郎ワクチン担当相や野田聖子幹事長代行が時代の変化に応じた柔軟性を求める一方、高市早苗前総務相は日本の伝統や文化に根差した家族制度の原則を崩すことに慎重な姿勢を示している。

夫婦で同じ姓にするか、婚姻前の姓を名乗るかを選ぶ選択的夫婦別姓をめぐっては、伝統的家族制度を破壊するとの観点から自民党内でも賛否が大きく分かれている。党ワーキングチームは6月に論点整理を行い、①夫婦同姓の意義②旧姓使用の拡充策③子供に不利益が生じないよう配慮された制度か否か―など10項目の論点を挙げている。

選択的夫婦別姓への反対を明言するのは高市氏だ。自民党が旧姓の通称使用拡大を公約に盛り込んできたことを指摘し、「まず公約を最大限実行することに全力を注いでいく」と述べた。実際に高市氏は総務相在任中に中央省庁や企業などでも通称が使用できるよう制度改正するなど柔軟な運用に尽力してきた実績もある。

岸田文雄前政調会長は3月に発足した党の「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」の呼びかけ人に名を連ねたが、総裁選では「議論はすべきだ」と述べつつ、慎重な立場を崩していない。岸田氏は夫婦間での議論については理解を示すが、子供の姓の決め方などについては「国民の中でも十分に整理ができていない」と指摘し、乗り越えるべき多くの課題を抱えている現状を強調した。

同性婚に関し、岸田氏は「議論はあってもいいが、現状では認めるところまでは至ってない」と語り、慎重な姿勢を示す。高市氏も同じ立場だ。

一方、野田氏は積極的に選択的夫婦別姓の実現を目指すとともに、同性婚にも理解を示す。

野田氏は総裁選で、他の3候補と差別化するために「多様性社会」の必要性を前面に打ち出しており、選択的夫婦別姓についても「原則として自由意思で名字が選べることを進めていくべきだ」と主張した。野田氏は平成8年に法制審議会が選択的夫婦別姓の導入を答申したにもかかわらず、今も実現していないことについて「非常にじくじたる思いだ」と語っている。

河野氏も選択的夫婦別姓について、今月25日の党のインターネット番組で「夫婦別姓にしたいという人がいる。そう望んでいる人に反対する理由はない」と述べ、個人の自由を尊重する姿勢を強調した。同時に党内保守派に根強い反対意見があることも意識し、「党議拘束をかけずに議論し、本会議で賛成か反対か自分で決めてくださいという形にするのがいいのではないか」と語った。

河野氏はまた、同性婚を実現するには「婚姻は両性の合意のみに基づく」としている憲法24条が障壁になるとし、憲法改正も含めた議論の必要性を指摘している。(千田恒弥)

7333チバQ:2021/09/27(月) 21:53:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/91c97df54ef35f1c8fa16200a54e4e84875a3e92
総裁選ドキュメント 岸田陣営、決選投票「河野-高市氏」なら高市氏支援
9/27(月) 19:07配信

産経新聞
遠藤利明氏

自民党総裁選(29日投開票)に出馬している岸田文雄前政調会長を支援する陣営は27日、国会内で選挙対策本部会合を開いた。本部長を務める遠藤利明元五輪相は冒頭のあいさつで「何としてもみなさんの力で岸田新総裁を誕生させてほしい」と訴えた。

出席者によると、決選投票で河野太郎ワクチン担当相と高市早苗前総務相が対決する場合、高市氏の支援を回ることを確認したという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e612455a61143e4cabfeb678a527f7b0d90944e0
河野、岸田氏決選の公算大 国会議員票が勝敗左右
9/27(月) 19:19配信

共同通信
河野太郎氏(左)、岸田文雄氏(右)

 自民党総裁選は29日午後に投開票され、菅義偉首相の後任となる第27代総裁が選出される。共同通信社が調べた国会議員の支持動向に党員・党友票の情勢を加味すると、トップには河野太郎行政改革担当相が立つものの過半数に届かず、2位の岸田文雄前政調会長と決選投票に進む公算が大きくなった。高市早苗前総務相が追い、野田聖子幹事長代行は票が伸びていない。

 国会議員の支持動向調査は、27日までに議員本人や周辺などへの取材で確認した。議員票は、岸田氏が130票台半ばを固めてリード。河野氏は100票台に乗せ、高市氏は90票台後半、野田氏20票超と続く。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ec70733c1b2447aa348296684c498a40dabd4f7
総裁選ドキュメント 旧竹下派、岸田氏支持に 茂木氏「派内の声多い」
9/27(月) 18:52配信
自民党旧竹下派(平成研究会、51人)会長代行の茂木敏充外相は27日の派閥会合で、党総裁選(29日投開票)について「ベテランから若手まで『分厚いオール自民党』の体制を誰だったら築けるか(派内の)意見を聞いた。現状では岸田文雄前政調会長を支持したいという声が多い」と述べた。その上で「1回目の投票はもちろん、特に決選投票では、できる限りまとまって対応していきたい」と訴えた。

同派では35〜40人程度が岸田氏支持に回る見通しで、茂木氏の発言は事実上の支持表明といえる。

7334チバQ:2021/09/27(月) 21:56:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b1f3f43bfab5e34a4ae6321dc9e6800dfe2731d
総裁選ドキュメント 小泉氏ら「四志の会」、縁起物で河野氏を激励
9/27(月) 18:56配信

産経新聞
高齢者と語り合う河野太郎ワクチン担当相(右)と小泉進次郎環境相=27日午前、東京都新宿区(奥原慎平撮影)

自民党総裁選(29日投開票)に出馬した河野太郎ワクチン担当相は27日、国会内で小泉進次郎環境相や斎藤健元農林水産相、橘慶一郎、伊東良孝両衆院議員の激励を受けた。

小泉氏ら4人は平成21年衆院選で初当選した同期で「四志(しし)の会」というグループを結成している。4人は鈴木貫太郎元首相が座右の銘とした「奉公十則」の直筆のコピーや日本酒「勝駒」など縁起物を河野氏に贈っていた。

民主党(当時)に政権交代を許した平成21年の衆院選で初当選した4人がそろって河野氏支持を訴える形になる。小泉氏は「総裁選後の衆院選も(野党転落の)危機感を持っているからこそ、リーダーは河野氏だ」と強調した。

斎藤氏も「自民党と国民の乖離(かいり)がまた生じているのではないか。それを埋めるのは河野氏だ」と語った。

河野氏も記者団に「自民党が国民の気持ちと乖離すると政権を託されない」と述べ、「国民一人一人が望むものに手が伸ばせる国を作りたい」と意気込んだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ea5b6ca29edf941b072c456a92a9fa80a86153b
山本元農相が石破派を退会 16人に、昨年から休会
9/27(月) 13:09配信

共同通信
 自民党石破派(水月会)は27日、山本有二元農相(衆院比例四国、当選10回)が同派を退会したと発表した。17日付。石破派は16人となった。山本氏は昨年12月から休会中だった。事務総長の鴨下一郎元環境相に退会届を提出し、了承された。

 山本氏は派閥の会長代行を務めるなど、石破茂元幹事長の側近として活動。石破氏が立候補した昨年の総裁選では、選対本部長を務めた。

7335チバQ:2021/09/28(火) 07:41:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/453bc2945e7d2dddd31b33cd4b5429e65a218b68
自民総裁選 岸田氏、議員票130超か 全体首位は河野氏
9/27(月) 19:40配信

毎日新聞
オンラインで行われた「オープンタウンミーティング」で、参加者の質問に答える(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区の自民党本部で2021年9月26日、いずれも宮間俊樹撮影

 29日に投開票される自民党総裁選について、毎日新聞は終盤情勢を探った。国会議員票(382票)は岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が130票超を固め、河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=と高市早苗前総務相(60)=無派閥=が追う。国会議員票と同数の党員・党友票を加味すると、河野氏が3割台半ばを占めて首位をうかがうが、当選に必要な過半数には達しない見通しで、上位2人による決選投票が実施されるのが確実な情勢だ。

 国会議員票の動向については、27日までに国会議員本人や秘書らを取材して確認した。130票超の岸田氏に対し、河野氏が100票超、高市氏が80票超で続いた。野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は約20票を獲得する見込みだ。

 岸田氏は自身が会長を務める岸田派(46人)を固め、竹下派(51人)の半数以上から支持を受ける。細田派(96人)や麻生派(53人)にも浸透する。竹下派は態度決定を先送りしてきたが、27日の派閥総会で事実上、岸田氏支持を確認した。ただし、他3候補を支持することも容認する。

 河野氏は麻生派の約5割、石破派(16人)や石原派(10人)の多くから支持を受け、二階派(47人)の約4割にも浸透。高市氏は支持を受ける安倍晋三前首相が強い影響力を持つ細田派の半数以上を固め、野田氏は苦戦している。

 17〜22日に都道府県連幹部らへの取材を基に分析した党員票の動向も加味すると、河野氏が全体の3割台半ばを獲得しそうだ。岸田氏は3割強の見込みで、両氏が競り合っている。高市氏は2割強、野田氏は1割未満の情勢だ。ただし、国会議員のうち1割程度は態度未定・不明で情勢はなお流動的な要素も残る。

 河野氏は27日、東京都内で記者団に「国民の広い支持をいただいて、それをもとに勝ち抜いていく戦略に変わりはない」と訴えた。岸田氏は「最後の最後まで結果は分からない。緊張感を持って戦い抜きたい」と強調。高市氏は「手応えはとても良くなってきている」と述べ、野田氏は「最後まで走り抜く」と述べた。【まとめ・高橋恵子】

 ◇29日の自民党総裁選スケジュール

午後1時     投開票開始(東京都内のホテル)

午後2時20分めど 投票結果発表

※過半数獲得の候補がいなければ上位2人で決選投票

午後3時40分めど 決選投票結果発表

夕以降      新総裁記者会見(党本部)

7336チバQ:2021/09/28(火) 07:54:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/6be01e0deca372180cf1fb66b43f8f074021eed4
自民総裁選、6派閥が支持候補を一本化せず…決選投票にらみ思惑交錯
9/28(火) 5:00配信
読売新聞オンライン


(写真:読売新聞)

 自民党総裁選(29日投開票)で、各派閥は上位2人による決選投票を見据えた戦略を巡らせている。1回目の投票について、岸田文雄・前政調会長が率いる岸田派を除く党内6派閥が支持候補の一本化を見送った。各派は、実施確実な情勢となった決選投票は国会議員票の比重が高まるため、派閥の力を示す好機とみている。


 第3派閥の竹下派(51人)は27日、党本部で会合を開き、事実上の自主投票を確認した。会長代行の茂木外相は同派所属議員の意向について「現状では、岸田氏を支持したいという声が多かった」と報告した。ただ、河野太郎行政・規制改革相と高市早苗・前総務相、野田聖子幹事長代行を支持する議員もいたとして、「最大限尊重する」と明言した。

 同時に、茂木氏は「決選投票では、できる限りまとまって対応したい」と強調した。茂木氏は、決選投票に岸田氏が残った場合は派の大半を岸田氏支持でまとめるシナリオを描く。

7337チバQ:2021/09/28(火) 08:50:15
河野政権だと、石破幹事長、小泉官房長官
として。

岸田政権だと、甘利か茂木幹事長ですかね。ポスト岸田狙いで林芳正官房長官?(それか根本匠?)高市も重要ポストが必要だな

7338とはずがたり:2021/09/28(火) 20:00:36
甘利が前懸かってるので甘利が2Aの名代として幹事長なんじゃないでしょうかね。高市副総裁とか!?出世するなあ。。

7339とはずがたり:2021/09/28(火) 20:22:35
まあべつに凄い事を云った訳では無くて派閥ってのは本来こういうものである。

二階幹事長「対応したくない人は出て行ってもらう」 総裁選の決選投票、派閥で結束する方針
2021年9月28日 13時40分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/133533

 自民党の二階俊博幹事長は28日の会見で、総裁選が決選投票にもつれ込んだ場合の二階派の対応について、「(派閥でまとまった)対応したくない人は出て行ってもらうよりしょうがないよね。ちょっと愚問じゃないかな。こういうプロの世界では」と述べ、二階派としてまとまって行動する考えを示した。
 記者が「若手から派閥一任ではなく自分の判断で投票する 環境を作ってほしいと要望があり、自主投票の派閥が多い」と質問すると、二階氏は「地域の期待を背負って出てきているわけですから。見識を持って自信を持って自らの信ずる所を、投票行動を行っていただきたい」と、個人の判断を尊重する考えを示した。
 ただ1回目の投票で決着がつかず、上位2人による決選投票となった場合は、「対応したくない人は出て行ってもらうよりしょうがないよね」などと述べ、二階派で結束する考えを示した。派としてだれに投票するかについては「まだそこはよく相談をして対応したいと思います」と述べるにとどめた。

7340チバQ:2021/09/28(火) 22:09:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210928k0000m010327000c.html
自民総裁選、29日投開票 決選投票なら「岸田氏優位」の見方も
2021/09/28 20:26毎日新聞

自民総裁選、29日投開票 決選投票なら「岸田氏優位」の見方も

オンラインで行われた「オープンタウンミーティング」で、参加者の質問に答える(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区の自民党本部で2021年9月26日、いずれも宮間俊樹撮影

(毎日新聞)

 菅義偉首相の後継総裁を決める自民党総裁選は29日、投開票される。1回目の投票でいずれの候補も過半数に届かず、河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=と、岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が決選投票に進んだ場合、党内では国会議員票で優勢な岸田氏が有利との見方が出ている。ただ、高市早苗前総務相(60)=無派閥=が追い上げるなど各陣営の争いは激しさを増している。

 総裁選には野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=も立候補している。

 総裁選は382票の国会議員票と同数が党員・党友票に与えられているため、党員票でリードする河野氏は1回目の投票で1位になる可能性が高いとみられるが、勝利に必要な過半数の獲得は難しい状況だ。

 岸田氏は1回目の投票で2位に入り、上位2人による決選投票で逆転勝利するシナリオを描いている。決選投票は382票の国会議員票と都道府県票47票で行われるため、国会議員の動向が大きく左右する。岸田氏の陣営は高市氏陣営に対し、どちらかが河野氏に続いて2位になった場合は決選投票で協力する「2位3位連合」に向けた調整を進めている。ただ、高市氏も支持拡大を進め、両氏の2位争いは激しさを増しており、岸田氏は28日の岸田派会合で「開票が終わるまで予断は許されない。結果が出るまで戦い続ける」と引き締めを図った。

 これに対し、河野氏は28日の記者会見で「国民の声にきちんと耳を傾けた総裁選が行われるものと信じている」と述べ、「2位3位連合」の動きをけん制した。陣営は決選投票にもつれ込むことを見越して国会議員への働きかけを強めている。

 高市氏は28日、東京都千代田区の日枝神社を参拝し、記者団に「今日までいい選挙戦を戦わせてもらったことにお礼を申し上げた。人事を尽くして天命を待つ」と語った。野田氏は国会内で開いた陣営の会合で「最後まで一番を目指して頑張り抜く」と強調した。【堀和彦、小田中大】

7341チバQ:2021/09/28(火) 22:11:19
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210928X218.html
「勝ち馬」乗って結束腐心=人事で処遇期待―自民派閥
2021/09/28 19:55時事通信

 29日投開票の自民党総裁選で、二階派など独自候補不在の派閥は決選投票にもつれ込んだ場合、できるだけ結束して対応しようと躍起となっている。「勝ち馬」に乗って勝利に貢献したとアピールし、その後の党役員・閣僚人事での処遇を期待しているためだ。

 二階派は28日の総会で決選投票での対応を協議し、1回目の投票と同様、自主投票を確認した。ただ、会長代行の河村建夫元官房長官は出席者に「迷った場合は会長や幹部に相談いただきたい」と念押しした。

 同派には全4候補の支持者が混在しているため、特定候補へ強引に集約すればあつれきが生じかねない。それでも「相談」を促すのは、総裁選後の人事をにらんで派の大半をまとめ、「勝ち馬に乗って党4役の一角を押さえたい」(幹部)との狙いがあるとみられる。

 実際、会長の二階俊博幹事長は総会に先立つ記者会見で決選投票でまとまった対応を取るか問われ、「(まとまって)対応したくない人は出ていってもらうしかない。愚問じゃないか、プロの世界では」とどう喝とも取れる答弁。若手からは「会長の意向を忖度(そんたく)しろということなのか」と戸惑う声が出た。

 二階氏はこれまで支持候補を表明せず、同日の会見でも「まだ決めていない」と述べた。この後、候補者の高市早苗前総務相(60)と河野太郎規制改革担当相(58)の訪問をそれぞれ受けたが、「頑張れ」と激励しただけだった。幹事長として政局を切り回してきた二階氏の沈黙に、党内からは「不気味だ」(細田派中堅)と警戒する向きもある。

 一方、同じく候補不在の旧竹下派は、会長代行の茂木敏充外相が会見で「大半が岸田氏支持でまとまった」と強調。勝ち馬を岸田文雄前政調会長(64)と見る同派幹部は決選投票に関し、所属議員51人のうち45人以上が岸田氏に投票するとの見方を示した。石原派は臨時総会で、会長の石原伸晃元幹事長が「一致協力して当たろう」と呼び掛けた。 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092801019&amp;g=pol
「2-3位連合」焦点 自民総裁選、決選投票確実―29日投開票
2021年09月28日20時32分

【図解】自民総裁選の仕組み
【図解】自民総裁選の仕組み


 菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選は29日、党所属国会議員による投票が行われ、郵送などで投じられた党員・党友票と合わせて開票される。4候補とも1回目で過半数を獲得する勢いはなく、上位2人の決選投票に進むのは確実。「2-3位連合」の成否が焦点だ。
 議員や陣営への取材を基に最終盤の情勢を探ると、党員票では河野太郎規制改革担当相(58)、議員票では岸田文雄前政調会長(64)が先行し、党員票でも議員票でも高市早苗前総務相(60)が迫る。河野氏が1回目でトップに立つとみられるが、過半数には至らず、「河野氏と岸田氏」か「河野氏と高市氏」の組み合わせの決選投票となる公算が大きい。
 岸田、高市両陣営で「2-3位連合」を組み、決選投票で河野氏を追い落とそうという動きが出る中、河野陣営からは「厳しい情勢」(坂本哲志地方創生担当相)との声が漏れた。河野氏は閣議後の記者会見で「自民党が国民の声に耳を傾ける政党だと衆院選前に世の中に知らしめることが大事だ」と「2-3位連合」をけん制した。
 一方、岸田氏は岸田派の会合で「着実に支持を積み上げてきたと手応えを感じている」と強調。同時に、「開票が終わるまで決して予断は許されない。一つのミスが大きく勝敗に影響する」と述べ、緊張感を保つよう呼び掛けた。
 高市氏は国会近くの神社で必勝を祈願した後、記者団に「すがすがしい気持ち。人事を尽くして天命を待つ」と語った。これに先立ち、支持候補を明らかにしていない二階俊博幹事長を党本部に訪ねた。
 野田聖子幹事長代行(61)は選対本部の打ち上げ式で、「最後まで1番を目指して頑張り抜く」と強調した。
 党員投票は28日に締め切りを迎えた。29日は東京都内のホテルで午後1時に国会議員の投票が始まり、決選投票になれば同3時40分ごろに結果が判明する見通し。
 1回目は議員票と党員票各382票の計764票で争われる。党員票は各候補の得票数に基づいてドント方式で配分される。決選投票では議員票は382票のまま、党員票は都道府県各1票の計47票に圧縮される。上位2人のうち得票数が多かった方が各都道府県の1票を獲得する方式だ。

7342チバQ:2021/09/28(火) 22:12:38
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-pol2109280003.html
「政治のプロ」に聞く新政権人事予想! 高市新総裁で「岸田幹事長」、岸田総裁なら「高市官房長官」、河野新総裁なら「石破幹事長、小泉官房長官」か 自民党総裁選あす投開票
2021/09/28 17:05夕刊フジ

「政治のプロ」に聞く新政権人事予想! 高市新総裁で「岸田幹事長」、岸田総裁なら「高市官房長官」、河野新総裁なら「石破幹事長、小泉官房長官」か 自民党総裁選あす投開票

石破氏

(夕刊フジ)

 自民党総裁選はあす29日、投開票が行われる。河野太郎行革担当相と、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相が激しく競り合い、野田聖子幹事長代行が追いかけている。事実上、上位3人の三つどもえだが、新総裁・新首相次第で、政権中枢の布陣は大きく変わりそうだ。中でも、党の「人事とカネ」を握る幹事長と、政権のスポークスマンである官房長官の人事は注目される。果たして、自民党は一致結束して衆院選に突入できるのか。永田町をウオッチする「政治のプロ」に聞いた。

 ◇

 「誰が総裁になっても、かなり難しく悩める人事になるだろう」

 政治評論家の小林吉弥氏はこう語った。すでに幹事長と官房長官については、さまざまな名前が取り沙汰されている=別表。

 まず、河野氏が新総裁・新首相になった場合だが、「あくまで新政権は『選挙管理内閣』だ。国民的人気の高い石破茂元幹事長が幹事長、小泉進次郎環境相が官房長官になれば、衆院選も勝てるだろう」(若手議員)などとそろばんを弾く。

 だが、小林氏は「面白い考えだが、絵の描いた餅だ。その組み合わせでは、政権そのものが機能しないだろう」と指摘した。

 背景には、麻生太郎副総理兼財務相や安倍晋三前首相を中心とする、石破氏への強烈なアレルギーがある。石破氏は麻生政権末期、現職の農水相でありながら麻生氏に直接退陣を迫った。安倍政権下でも「後ろから鉄砲」を撃つような言動が目立った。党内不満が爆発するとの見立てだ。

 では、誰なら適任か。

 小林氏は「挙党体制を築くには、岸田氏がいいだろう。総裁選で激突した相手だが、総裁と幹事長は別の派閥という『総幹分離』の慣例に沿い、一致結束の姿勢を示すことになる。麻生氏も、将来の『大宏池会』構想をにらんで納得するはずだ。ただ、二階俊博幹事長が『岸田幹事長』に断固反対する可能性がある。そうなると、河野氏と同じ麻生派だが、安倍氏に近く、総裁選で岸田氏を推していた甘利明税調会長もある」と語った。

 岸田氏は、党役員の任期に「1期1年、3期まで」という党改革を打ち出し、事実上、二階氏続投を認めない流れをつくった。

 進次郎氏については、河野氏が21日、党内若手議員でつくる「党風一新の会」主催の意見交換会で、「党改革をするなら、幹事長は、はっちゃけていい」と、サプライズ登用も匂わせていた。

 小林氏は「進次郎氏に、390人近い国会議員や全国の地方組織をまとめる幹事長職は無理だ。現実的には、あくまで『選挙の顔』として官房長官に起用するくらいが妥当だろう」と語った。

 では、「岸田政権」の場合、人事はどうなりそうか。

 政治評論家の伊藤達美氏は、幹事長には、麻生派の甘利氏や鈴木俊一氏、細田派の塩谷立氏の名前も挙げ、「甘利氏は、麻生派のベテラン勢が総裁選で『岸田支持』に回る流れをつくった。鈴木、塩谷両氏は地味だが、実直な党運営が期待でき、党内融和も図れる」と語った。

 官房長官には、「高市氏が適任だ。総裁選で明確になったが、政策通で説明能力にもたけている。高市氏は、決選投票での『2位3位連合』での連携がささやかれる」と語った。

 高市氏が新総裁・新首相になれば、どうなりそうか。

 伊藤氏は「高市氏が総裁になれば、逆に、岸田氏の幹事長もあり得る。岸田氏には『聞く力』もあるし、適任だ」と語った。

7343チバQ:2021/09/28(火) 22:12:51
 ■高市政権ならば安倍氏「副総理兼外相」も

 政治ジャーナリストの安積明子氏は、あえて西村康稔経済再生相を幹事長に登用する可能性を示し、「高市氏を強力に支援してきた安倍氏にも、細田派の事実上のオーナーである森喜朗元首相にも近く、信頼も厚い。失言に気を付ければ務まるだろう」と語った。

 官房長官には今回、高市選対事務総長として汗をかいた城内実元外務副大臣を予想した。城内氏は、元外務官僚で、父は警察庁長官を務めるなど霞が関にも人脈を誇る。

 伊藤氏も「城内氏は弁が立ち、説明能力が高い」とした。

 このほか、注目の人事はありそうか。

 伊藤氏は「高市政権ならば、安倍氏が『副総理兼外相』などの立場で再び、国際舞台に出ていくことも考えられる。すぐにではなく、新総裁任期3年の間ではないか」と分析した。

7344チバQ:2021/09/28(火) 22:13:56
>>7339とは違いますね
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_TEWRZPHZJBPZHPYYCF4QBEUM6Q.html
総裁選ドキュメント 二階派、決選投票も自主投票
2021/09/28 17:39産経新聞

総裁選ドキュメント 二階派、決選投票も自主投票

自民党役員会に臨む二階俊博幹事長=28日午前、東京・永田町の自民党本部(松井英幸撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選(29日投開票)をめぐり、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、47人)は28日の会合で、決選投票になった場合も自主投票とする方針を確認した。会合後、河村建夫元官房長官が「気持ちは一つだが、それぞれの立場を尊重したい」と記者団に語った。

二階派は、1回目の投票は自主投票とし、決選投票は結束して行動することを目指していた。しかし、若手議員を中心に河野太郎ワクチン担当相を推す声が強い一方、高市早苗前総務相を支持する議員もいるため、意見集約が難しい状況となっていた。

7345チバQ:2021/09/28(火) 22:17:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c55773b625519c3786f87e21d565ad6539db5e8
麻生太郎氏が恐れる「河野家への大政奉還」 総裁選後に麻生派空中分解も
9/28(火) 7:05配信


NEWSポストセブン
麻生太郎・副総理が懸念することとは…(写真/共同通信社)

 まもなく投開票の日を迎える自民党総裁選。この国の舵取りを担うトップを決める選挙であるはずなのに、クローズアップされるのは候補者本人ではなく、「どの“重鎮”が誰を推しているか」ということばかりだ。麻生太郎・副総理は総裁選でテンションが上がりすぎてコロナをめぐる”舌禍事件“まで起こした。


「外で飯を食うな、人に会うな等々、制限をいつまでされるおつもりなのか、その根拠は何なのか、本当にそれが必要で効果があったものなのか」(9月21日の記者会見)

 副総理の立場にありながら、政府のコロナ対応をそう批判。国民にすれば、“お前が言うのか”と呆れる無責任ぶりだが、この人、“コロナは俺の仕事じゃない”とばかりに、総裁選での河野太郎・規制改革相潰しに本気も本気になっていた。

「学級委員の選挙と訳が違う。これは権力闘争だ」

 派閥の緊急総会でそのように檄を飛ばし、他の総裁候補ではなく、派閥会長の座を脅かす身内の河野氏との権力闘争に突入した。

 これまでも麻生氏は河野氏の総裁選出馬にことごとく“待った”をかけてきた。昨年9月の総裁選では、出馬に動いていた河野氏を呼び出し、

「おまえの父親は首相になれなかった総裁だ。俺も首相は1年で終わった。焦らないほうがいい。必ず良い機会は来る」

 そう説得して断念させたとされる。

 河野氏は過去1度、麻生内閣が総選挙に大敗して自民党が野党に転落した2009年総裁選に出馬したが、このときも「麻生さんは出馬にいい顔をせず、河野さんに推薦人を出して応援したのは菅(義偉)さんのグループだった」(麻生派議員)。

 それもこれも、「河野家への大政奉還」を恐れているからだ。麻生氏は河野氏の父・洋平氏(元自民党総裁、元衆院議長)から引き継いだ弱小派閥に、旧山崎派の甘利明グループ、旧谷垣派の佐藤勉グループ、旧山東派を合併させて細田派に次ぐ党内第2派閥へと拡大した。“俺が派閥のオーナー”という意識が強い。

 しかし、“創業家”出身の河野氏が総裁選に出馬すれば、麻生派は「河野派」へと世代交代し、派の実権を奪われかねない。権力を維持するために、80代の麻生氏は、60歳に近い河野氏に「まだ早い」「時期を待て」と言い続けてきたのだ。それが今回、河野氏の出馬で派閥は大混乱に陥った。麻生派の中堅議員が語る。

「派内は岸田支持に回った甘利さんと河野さんとの事実上の跡目争いになっている。こうなっては麻生会長も収拾できない。河野さんが勝てば河野派に衣替えして外様の一部の議員が離脱し、負けたら河野さんのほうが派を割って出るだろう」

 こちらも権力基盤の麻生派が総裁選後に空中分解を起こしそうだ。

※週刊ポスト2021年10月8日号

7346チバQ:2021/09/28(火) 22:18:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/d41c8afe1955056d1c9c52972b6d1b281ca2dd82
「決選」へ河野氏包囲網か 岸田・高市陣営歩み寄り 自民総裁選
9/28(火) 7:07配信


時事通信
自民党の甘利明税調会長(写真左)と安倍晋三前首相

 自民党総裁選は最終盤に入り、決選投票を見据えた駆け引きが激化した。

 河野太郎規制改革担当相(58)がリードしているとみて、岸田文雄前政調会長(64)を推す甘利明党税調会長と、高市早苗前総務相(60)を支援する安倍晋三前首相が「2位―3位連合」を視野に会談。「河野氏包囲網」とも取れる動きに対抗しようと、河野陣営に加わる二階派の一部が1回目の投票で高市氏に票を回す「奇策」も浮上している。


 「岸田さんはしっかりしてきた。たくましくなった」。安倍氏は27日、衆院議員会館で甘利氏と向き合い、こう伝えた。岸田陣営は、決選投票に進んだ場合の支援についても「好感触」(幹部)を得たという。甘利氏はこの後、所属する麻生派の会長、麻生太郎副総理兼財務相と面会した。安倍氏との会談内容を報告したとみられる。

 安倍氏は、保守的な政治信条が重なる高市氏を全力で押し上げてきた。自らの支持基盤である保守層へのアピールに加え、岸田氏が告示前、森友学園問題について「国民が納得するまで説明する」と発言したことへの反発もあったとされる。

 だが、高市氏が決選投票に残った場合、岸田氏率いる岸田派(46人)は高市氏のタカ派的な政策と相いれず、河野氏支援に流れるとの見方がある。安倍氏が岸田氏への態度を和らげたとすれば、「政敵」である石破茂元幹事長を取り込んだ河野氏の当選阻止に傾いている可能性もある。

 岸田氏は国会議員票で優位に立つが、「党員人気」では河野氏に遠く及ばない。このため、議員票の比重が大きい決選投票に進んで逆転する戦略だ。岸田氏支持が6割を占める旧竹下派の会長代行、茂木敏充外相は27日の同派会合で「決選投票はできる限りまとまりたい」との意向を示し、岸田陣営では結束しての支援に期待が高まる。

 高市氏も勝負を諦めてはいない。安倍氏の「しつこい」とまで言われる電話を使った多数派工作を背に議員票で岸田氏を猛追しており、党員票次第で2位に入る可能性も取り沙汰される。陣営は岸田氏を支持する議員の7割確保を目標に、決選投票で高市氏に投票するよう呼び掛けている。

 一方、河野陣営は議員票が伸び悩み、決選投票に不安が拭えない。こうした中、河野氏を支持する二階派議員が1回目に高市氏へ投票する動きがあると党幹部らが明かす。岸田氏をはじき出して、高市氏を相手にした方が勝算があると踏んでいるためだという。同派幹部は27日に党本部で対応を協議。28日には派閥会合を開く。

 ただ、同派会長の二階俊博幹事長は自身の対応も明言していないとされ、派閥の方針とは言えない。河野氏は26日のフジテレビ番組で、高市氏に票を回そうとしている動きを司会者が伝えると「ひどいフェイクニュースだ」といら立ちをあらわにした。周辺も「票を流す余裕はない。2位にすら入れなくなる」と否定した。

 野田聖子幹事長代行(61)は27日、記者団から決選投票への対応を問われ「一番目指して頑張るのみだ」と語った。

7347とはずがたり:2021/09/28(火) 23:30:04


山本有二元農相が石破派退会 昨年から休会、石破派は16人に
[2021年9月27日13時24分]
https://www.nikkansports.com/general/news/202109270000409.html

自民党石破派(水月会)は27日、山本有二元農相(衆院比例四国、当選10回)が同派を退会したと発表した。17日付。石破派は16人となった。山本氏は昨年12月から休会中だった。事務総長の鴨下一郎元環境相に退会届を提出し、了承された。

山本氏は派閥の会長代行を務めるなど、石破茂元幹事長の側近として活動。石破氏が立候補した昨年の総裁選では、選対本部長を務めた。(共同)

山本有二氏が石破派休会 退会せず「距離置き活動」
https://www.sakigake.jp/news/article/20201216CO0108/
2020年12月16日 掲載

 自民党石破派(水月会、19人)の山本有二元農相(比例四国)が同派に「休会届」を提出し、受理されたことが16日、関係者への取材で分かった。退会はしない。山本氏は周囲に「派閥と距離を置き、自由な立場で活動したい」と説明している。休会期間は未定で、会合などの派閥活動には参加しないという。

 休会届は15日、鴨下一郎事務総長に提出した。9月の党総裁選に敗北し、会長を引責辞任した石破茂元幹事長にも報告した。会長不在が続く石破派は、17日の会合で複数の世話人による「集団指導体制」への移行決定を目指している。

自民・山本氏が石破派退会
9/27(月) 12:29配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/449a66ccf93cf55d0e1fb54f7c644ee5e4d8cb42
時事通信

 自民党石破派は27日、休会中だった山本有二元農林水産相が退会したと発表した。

 山本氏は17日付で鴨下一郎事務総長に退会届を提出していた。これにより、同派は16人となる。

7348とはずがたり:2021/09/28(火) 23:32:02
三原じゅん子氏、SNSに「見事なまでの罵詈雑言」が殺到し嘆き…野田聖子氏推し発言で
9/15(水) 12:59配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/55f4780a77b9fbd4450dfbd3d4f92cd08608b2b3

7349とはずがたり:2021/09/29(水) 00:05:50

河野氏「派閥まとめる必要ない」
2021年09月11日00時30分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091100022&amp;g=pol

 自民党総裁選への立候補を表明した河野太郎規制改革担当相は10日夜のTBS番組で、自身が所属する麻生派の対応が割れていることについて「派閥をまとめることは全く必要がない」と明言した。河野氏は「国のリーダーを選ぶわけだから、議員一人一人が誰がいいかを決めて投票するのが筋だ。グループでまとまって誰を選べというのは民主主義ではない」と語った。

麻生派支持割れ「私の不徳」 河野氏
2021年09月15日16時58分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091500873

 自民党総裁選に出馬する河野太郎規制改革担当相は15日のテレビ朝日の番組で、所属する麻生派が自らへの支持で一致していないことについて、「私の不徳の致すところはある」と述べた。まとまらない原因に関し「明らかに河野さんと政策が違うと言われたことがある」と説明した。

「ひどいフェイク!」 河野氏、フジ司会者に抗議―自民総裁選
2021年09月26日18時14分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092600344

 「ひどいフェイクニュースですよ」。自民党総裁選に出馬した河野太郎規制改革担当相が26日のフジテレビの番組で、最終盤の動きに関する司会者の解説に割り込み、こう抗議する一幕があった。
河野氏「メディアは反省して」 「政治家としてどうか」と野田氏

 司会者は番組冒頭、上位2人による決選投票では岸田文雄前政調会長より高市早苗前総務相と争った方が河野氏の勝利につながりやすいとの計算から、河野陣営の中で票の一部を最初の投票で高市氏に振り分けようとする動きが出ていると説明し始めた。
 これに対し、河野氏は発言を遮り、「するわけないですよ、そんなこと。冗談はよしてくださいよ」などと声を荒らげた。

7350チバQ:2021/09/29(水) 06:31:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a165cd706eeb6d73908da680f0fe6b4ba8e5df66
岸田氏 二階幹事長の奇策に警戒 高市氏との「2位―3位連合」で逆転なるかが焦点
9/29(水) 5:30配信


スポニチアネックス
岸田前政調会長

 自民党総裁選は29日に投開票され、菅義偉首相の後任となる第27代総裁が選出される。4人の候補者と各陣営は28日、電話で国会議員の支持固めを進めるなど最後の追い込みに全力を挙げた。

 河野太郎行政改革担当相は閣議後会見で新型コロナウイルス対応に関し「できるのは私しかいない」と強調。岸田文雄前政調会長は岸田派会合で「全てを懸け結果が出るまで戦い続ける」と訴えた。高市早苗前総務相は国会近くの日枝神社で必勝祈願。野田聖子幹事長代行は会長を務める生殖補助医療の在り方を考える超党派議員連盟の会合に出席した。

 総裁選は河野氏が党員票の半数以上を確保も過半数には届かないとみられ、最終盤に入り決選投票を見据えた駆け引きが激化。第1回投票は(1)河野氏(2)岸田氏(3)高市氏(4)野田氏の順になるとみられ、「2位―3位連合」で岸田氏の逆転がなるかが焦点となっている。高市氏全面支援の安倍晋三前首相は“河野派”の中心にいる石破茂元幹事長と敵対しており、岸田陣営との河野包囲網構築へ動きを加速させたようだ。

 一方、岸田陣営が警戒するのが河野氏支持とみられている二階俊博幹事長の奇策。二階派は自主投票としているが、河野票を多少減らしても高市氏を2位に押し上げ、決選投票で河野氏を勝たせるという算段だ。河野氏支持の同派議員が高市氏に乗り換えたとの動きも伝えられている。27日の岸田陣営の会合で、岸田氏と高市氏のどちらが2位になっても「協力し合うことが前提」との発言も出たが、リベラルな考えが多い岸田派では「タカ派色が強い高市氏では乗れない」との声も強く、河野、高市両氏が争う決選投票になれば、野田票に加え、岸田票の一定程度も河野氏に流れるとの皮算用だ。

 当の二階氏はこの日の会見で、誰を支持するかについて「まだ決めていない」と相変わらず明言を避け、決選投票での二階派の対応に関しては「(まとまって)対応したくない人は出ていってもらうしかない。ちょっと愚問じゃないかな。こういうプロの世界では」と結束力に自信を見せた。同派はその後の会合で決選投票も自主投票で臨む方針を大筋で了承したが、額面通り受け取っていいか、いぶかる声も出ている。

 最後まで不気味さを醸し出す「寝業師」がキャスティングボートを握ることになるのか、腹の探り合いは決選投票直前まで続く。

7351チバQ:2021/09/29(水) 06:32:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bb9bcd1c53f600e4d5da55bd40f903f780b3363
<独自>決選投票での共闘 岸田、高市両陣営が正式合意
9/29(水) 5:00配信

産経新聞
(左から)岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相(宮崎瑞穂撮影)

自民党総裁選に立候補している岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相の両陣営幹部が28日夜、東京都内で会談し、決選投票で岸田氏と高市氏のどちらかが河野太郎ワクチン担当相と対峙(たいじ)することになった場合、両陣営が協力することで正式に合意した。両陣営の関係者が明らかにした。

総裁選をめぐっては、3氏と野田聖子幹事長代行のいずれも1回目の投票で過半数を得られず、上位2人による決選投票に進むとの見方が強まっている。

関係者によると、岸田氏と高市氏の両陣営幹部は、河野氏の年金政策やエネルギー政策などが不安定だという問題意識を共有した。総裁選後に控える衆院選や来年の参院選に向け、「政権の安定性」を重視する観点から共闘することを決めた。

7352チバQ:2021/09/29(水) 12:12:14
事実か把握してませんが
下記のままいけば岸田ですね
https://twitter.com/kabusamu/status/1443046250643787779?s=19
【総裁選速報】党員・党友票※午前11時20分時点
1位:河野氏(5万8000票)
2位:岸田氏(4万2000票)
3位:高市氏(2万5000票)

7353とはずがたり:2021/09/29(水) 12:33:28
「決選」へ河野氏包囲網か 岸田・高市陣営歩み寄り―自民総裁選
2021年09月28日10時22分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092701011&amp;g=pol

 自民党総裁選は最終盤に入り、決選投票を見据えた駆け引きが激化した。河野太郎規制改革担当相(58)がリードしているとみて、岸田文雄前政調会長(64)を推す甘利明党税調会長と、高市早苗前総務相(60)を支援する安倍晋三前首相が「2位―3位連合」を視野に会談。「河野氏包囲網」とも取れる動きに対抗しようと、河野陣営に加わる二階派の一部が1回目の投票で高市氏に票を回す「奇策」も浮上している。

 「岸田さんはしっかりしてきた。たくましくなった」。安倍氏は27日、衆院議員会館で甘利氏と向き合い、こう伝えた。岸田陣営は、決選投票に進んだ場合の支援についても「好感触」(幹部)を得たという。甘利氏はこの後、所属する麻生派の会長、麻生太郎副総理兼財務相と面会した。安倍氏との会談内容を報告したとみられる。
 安倍氏は、保守的な政治信条が重なる高市氏を全力で押し上げてきた。自らの支持基盤である保守層へのアピールに加え、岸田氏が告示前、森友学園問題について「国民が納得するまで説明する」と発言したことへの反発もあったとされる。
 だが、高市氏が決選投票に残った場合、岸田氏率いる岸田派(46人)は高市氏のタカ派的な政策と相いれず、河野氏支援に流れるとの見方がある。安倍氏が岸田氏への態度を和らげたとすれば、「政敵」である石破茂元幹事長を取り込んだ河野氏の当選阻止に傾いている可能性もある。
 岸田氏は国会議員票で優位に立つが、「党員人気」では河野氏に遠く及ばない。このため、議員票の比重が大きい決選投票に進んで逆転する戦略だ。岸田氏支持が6割を占める旧竹下派の会長代行、茂木敏充外相は27日の同派会合で「決選投票はできる限りまとまりたい」との意向を示し、岸田陣営では結束しての支援に期待が高まる。
 高市氏も勝負を諦めてはいない。安倍氏の「しつこい」とまで言われる電話を使った多数派工作を背に議員票で岸田氏を猛追しており、党員票次第で2位に入る可能性も取り沙汰される。陣営は岸田氏を支持する議員の7割確保を目標に、決選投票で高市氏に投票するよう呼び掛けている。
 一方、河野陣営は議員票が伸び悩み、決選投票に不安が拭えない。こうした中、河野氏を支持する二階派議員が1回目に高市氏へ投票する動きがあると党幹部らが明かす。岸田氏をはじき出して、高市氏を相手にした方が勝算があると踏んでいるためだという。同派幹部は27日に党本部で対応を協議。28日には派閥会合を開く。
 ただ、同派会長の二階俊博幹事長は自身の対応も明言していないとされ、派閥の方針とは言えない。河野氏は26日のフジテレビ番組で、高市氏に票を回そうとしている動きを司会者が伝えると「ひどいフェイクニュースだ」といら立ちをあらわにした。周辺も「票を流す余裕はない。2位にすら入れなくなる」と否定した。
 野田聖子幹事長代行(61)は27日、記者団から決選投票への対応を問われ「一番目指して頑張るのみだ」と語った。

7354チバQ:2021/09/29(水) 14:12:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/97631f265deb5036571d85221875f0b84acc20e7
高市氏支援のアベノフォン鳴らず、”小石河連合”包囲網で逆転劇「議員票星取表」入手〈dot.〉
9/29(水) 9:22配信
 自民党総裁選の投開票がいよいよ9月29日、行われる。世論調査などでは、河野太郎ワクチン担当相が先行し、岸田派会長の岸田文雄前政調会長が2番手、高市早苗前総務相と野田聖子幹事長代行が追う展開だ。

 郵送の党員投票は28日に締め切られ、残すは国会議員投票のみだ。昨年9月の総裁選では、菅義偉総理をいち早く推した、二階俊博幹事長と安倍晋三前総理、麻生太郎副総理兼財務相がキングメーカーとして存在感を示した。安倍氏は今回、高市氏支持を表明しているが、麻生派と二階派は自主投票。1回目の投票で過半数を獲得する候補者がなく、決戦投票となる可能性が高い。

「派閥の駆け引きが、水面下で火花を散らしている。2回目の決戦投票で誰がキングメーカーになるのか。総理の椅子同様に激しいね」

 こう話すのは、自民党の閣僚経験者だ。その手にはどの候補者に票を投じるか、個別の国会議員の名前が明記された「星取表」があった。

 見せてもらうと、調査ではトップを走る河野氏は約110票、岸田氏が約140票、高市氏が約90票、野田氏が22票という数字が出ていた。議員票の総数は382票、まだ30人ほどの議員が態度保留という。

 「星取表」には、「T」と「K」というマークが議員ごとに手書きされている。「T」は河野氏で「K」は岸田氏を意味するそうで、決戦投票でどちらに投じるかという票読みだという。

「1回目の投票は1位が河野氏、2位が岸田氏でほぼ確定。高市氏が2位に食い込むという下馬評もあったが実際は厳しい」(前出の閣僚経験者)

 こうした結果が出て総裁選のキングメーカーたちの動きも慌ただしくなった。

「安倍氏が高市氏の支援を依頼する電話、“アベノフォン”をここ数日はやめたそうだ。高市氏はどうやっても2位には入れないと悟り、周囲にブレーキをかけはじめた。星取表を見ても、高市氏を推すと言っていた議員が急に岸田氏に流れている。当初、星取表では高市氏支持だった人数が100人とされたが、90人を切るまで落ちている」(前出・自民党の閣僚経験者)

 安倍氏が事実上、率いる派閥「清和政策研究会」(清和会)所属の国会議員は総裁選がはじまり、何度か安倍氏の議員会館の事務所を訪れたという。

「安倍氏は高市氏本人にも電話を入れて『記者会見での目線は…』などと指導。部屋の外に声が聞こえるのもお構いなしでした。それを知って、マスコミ関係者もよく部屋の前に集まって聞き耳を立てていた。だが、安倍氏のアベノフォンは最近、鳴りを潜め、周囲にも『ちょっと届かないな』と言葉少なに呟き、『決戦投票でどう派閥が結束するかだ』とも言っていたそうです」

 安倍氏とこれまで対立してきた石破茂元幹事長が今回は河野氏を支援。また河野氏を推す小泉進次郎環境相が「清和会批判」発言をし、河野氏支持へと一時、傾いた安倍氏が高市氏を全面的に推すきっかけとなった。

 盟友の麻生氏も石破氏との仲が芳しくない。麻生派所属の多くは同じ派閥の河野氏ではなく、岸田氏に投じると「星取表」で記されていた。「星取表」を見ると、清和会や麻生派所属の議員には「K」のマークが打たれている。2回目は岸田氏に投票という意味だ。

「決戦投票は清和会、麻生派は岸田氏推しでまとまるとみられている。竹下派も決選投票では岸田氏という方向です」(閣僚経験者)

 そして、もうひとりのキングメーカー、二階氏は今回の総裁選では、3候補に推薦人を出したものの、影が薄い。二階派は9月24日、これまで延期されていた政治資金パーティーを東京都内のホテルで開催。

7355チバQ:2021/09/29(水) 14:13:12
 だが、来場者はわずかで基本的にはリモート配信での政治資金パーティーになった。

「緊急事態宣言でパーティーは延期かと思っていたが、二階氏が総裁選で二階派結束するため、幹事長在任中にやりたいとなり、決行した。だが、国会議員の参加もリモートなので寂しい感じでしたね。それに会場ではマスコミ関係者も入れず、司会が何度も『写真撮影、録音はご遠慮ください』と繰り返しアナウンスしていた。SNSで拡散してイメージが悪くなるのを警戒していました。二階氏は挨拶で『派閥というと、古臭いニュアンスですが…』と自虐的に言い、かなり気にしていました」(二階派の国会議員)

 肝心の二階派は総裁選で結束できるのか?二階派幹部はこう言う。 

「これまで副総裁など名誉職的なものは『一切いらない』と断言してきた二階氏。しかし、菅総理から総裁選前に党役員人事の改選について話があった時に、『副総裁かそれに準ずるポスト』の約束があり、応じた。今のところ二階派は自主投票ですが、裏を返せば、二階氏にポストを確約すれば、決戦投票では誰かにつくこともある。二階外しを言い出した岸田氏だけは、許せんと派閥の皆は怒っている。だが、二階氏の処遇を了承すれば、決戦投票のウルトラCで岸田氏もあり。幹事長交代で影響力が落ちている上、キングメーカーでなくなれば、二階派はやばいです」

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう解説する。

「河野氏と岸田氏で決戦投票になるだろう。決選投票では岸田氏優勢との見方だが、党員票の情勢次第では河野氏もありえる。そして、安倍、麻生、二階のキングメーカーの動向が判然としないので、最後まで競る展開だと思う」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7356チバQ:2021/09/29(水) 15:39:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/afed0aa4bdbbd89febdedd9fec71360dc61c4088
自民党新総裁に岸田文雄氏 決選投票で河野太郎氏を制す
9/29(水) 15:03配信

中国新聞デジタル
自民党の新総裁に選出され拍手に応える岸田氏

 自民党総裁選は29日、東京都内のホテルで投開票され、岸田文雄前政調会長(64)=広島1区=を第27代総裁に選出した。1回目の投票で岸田氏が1位になったものの過半数に達せず、2位だった河野太郎行政改革担当相(58)との上位2人による決選投票を実施。岸田氏が257票を獲得して170票だった河野氏を上回り、勝利した。


 10月4日召集の臨時国会で菅義偉首相(72)の後継となる第100代首相に指名される。岸田氏が首相に就任すれば、広島県からは1991年の宮沢喜一氏以来30年ぶり4人目。広島市では戦前の加藤友三郎氏以来、被爆後は初となる。

 総裁選には高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)を含め4人が立候補。1回目の投票は国会議員1人1票と、党員・党友票382票の計762票で行った。岸田氏256票、河野氏255票、高市氏188票、野田氏63票だった。

 決選投票は国会議員1人1票と、都道府県単位で党員・党友票の得票が多かった候補者へ1票を配分する都道府県連票47票で実施した。

 岸田氏の総裁選挑戦は昨年に続き2度目。党役員任期を1期1年、連続3期までとする党改革で権力の集中と惰性を防ぐと強調。「令和版所得倍増」を掲げ、経済成長の適切な分配による格差是正を訴えた。

 総裁任期は24年9月末までの3年間。岸田氏は党役員人事に着手し新執行部を発足させる。間近に迫る衆院選に向け挙党態勢の構築を急ぐ。

中国新聞社

7357チバQ:2021/09/29(水) 15:39:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d05092844bc31bf96dfc45f4c34127717819b1
河野太郎氏、まさかの1回目投票2位 決選投票でも敗れて一家の悲願ならず 自民党総裁選
9/29(水) 15:04配信

スポーツ報知
河野太郎氏(ロイター)

 菅義偉首相の後任を選ぶ自民党総裁選が29日、投開票され、岸田文雄前政調会長が決選投票の末に河野太郎行政改革担当相を破り、第27代自民党総裁に選出された。

 事前予想では、国会議員票、党員票各382票による第1回目の投票で1位になるとみられた河野氏だが、投票箱を開けてみると議員票86票、党員票169票の計255票にとどまり、議員票146票、党員票110票の計256票を獲得した岸田氏に1票差で敗れる波乱が起きた。

 なお、3位は高市早苗前総務相で議員票114票、党員票74票の計188票を獲得。4位は野田聖子幹事長代行で議員票34票、党員票29票の計63票だった。

 国会議員票382票と都道府県連票47票で議員票のウエートが上がる決選投票では勝ち目は薄く、高市氏支持票をより多く取り込んだ岸田氏に敗北した。

 国民が「次の首相」として最も期待を寄せた河野氏は今秋に行われる衆院選の顔として期待する若手・中堅から推されたが、党全体に支持を広げるには至らなかった。

 祖父の一郎氏は副総理、父の洋平氏は自民党総裁になったが、首相の座をつかめなかった。3代にわたる河野家の悲願はまたしてもかなわなかった。

報知新聞社

7358チバQ:2021/09/29(水) 15:41:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5356a9638a2f9e80f834ddbe05340137e7eb8aa
河野太郎氏は直前に負けフラグ 決起集会に人集まらず…変わり者3人「小石河連合」がアダ
9/29(水) 15:03配信

東スポWeb
投票する河野氏(ロイター)

 自民党の総裁選が29日投開票され、河野太郎行革相(58)は決選投票で岸田文雄前政調会長(64)に敗れ、新総裁の座を逃した。地方票ではリードしたものの議員票では大きく水をあけられた。党内では「やっぱり小石河連合が…」と悲嘆の声も出た。


 1回目の投票では岸田氏が議員票146票、党員票で110票だったのに対し、河野氏は議員票86票、党員票で169票。党員票では59票もリードし、地方、党員、党友からの〝国民的人気〟を集めたが、議員票の支持は伸びないまま。決選投票でも涙をのんだ。

〝変人〟と評される河野氏は長老、ベテラン勢から「何をしでかすかわからない。年配議員は冷や飯を食わされる」と警戒された。さらに河野氏を援護したのが小泉進次郎環境相(40)と石破茂元幹事長(64)の2人。〝小石河連合(小泉・石破・河野)〟を結成したが、「変わり者が3人集まって、より何をしでかすかわからない」と当初の勢いはなくなり、支持も頭打ちとなった。

 総裁選直前に行われた決起集会でも〝敗戦ムード〟が事前に伝わり、出席した議員は数十人にとどまった。

「勝つぞーコール」の音頭を取った小泉氏は「いろんな事情で『河野さんだよ』『河野さん頑張れ』と声をあげられない議員が1人、2人ではなかった。あげられなかった声があがることを信じて、最後まで必勝を期したい」と挨拶した。大手を振って応援できない議員がいることが、河野陣営の苦しい事情を物語っていた。

東京スポーツ

7359チバQ:2021/09/29(水) 15:42:42
野田聖子が思ったより取りましたね
1回目の安心感で、河野⇒野田に流れた?


https://news.yahoo.co.jp/articles/5e621337d02ec1152dda1745a565862b31a2c391
【自民党総裁選】1回目で河野氏がまさかの2位、岸田氏が1票差でトップ
9/29(水) 14:24配信
日刊スポーツ
総裁選の投票結果。岸田氏と河野氏の決選投票へ

自民党総裁選は29日、都内のホテルで投開票され、午後1時から所属国会議員による投票が行われた。


国会議員票と、28日に締め切られた党員・党友票の合計で争われるが、第1回投票で、岸田文雄前政調会長(64)がトップに立った。

事前の予想では河野氏がトップになるとみられたが、河野氏は岸田氏より1票少なく、まさかの2位だった。議員票で、河野氏は高市早苗前総務相にも敗れ、3位だった。

各候補の得票は、

◆岸田文雄前政調会長(64)が議員票146票、党員票110票の計256票

◆河野太郎行革担当相(58)が議員票86票、党員票169票の計255票

◆高市早苗前総務相(60)が議員票114票、党員票74票の計188票

◆野田聖子幹事長代行(61)が議員票34票、党員票29票の計63票という結果になった。

過半数となった候補がおらず、上位の岸田、河野両氏による決選投票となった。

なおこの日の有効投票数は議員票380票、党員票382票の計762票で、過半数は382票。


https://news.yahoo.co.jp/articles/b08bc93dc43d19def578f4d7596878ef9c135aab
米、外交継続に安心感 台湾、経済政策を重視 自民総裁選
9/29(水) 15:33配信

時事通信
 【ワシントン時事】自民党新総裁に岸田文雄前政調会長が選出されたことを受け、米政府関係者らの間には日米同盟を基軸に据えた安倍、菅両政権の外交政策が継承されると一定の安心感が広がっている。

 一方、覇権を強める中国と対峙(たいじ)する上で、同盟国の日本がいかに安定政権を維持できるかが最大の関心事となっている。

 米国では、菅義偉首相が1年で交代を迫られたことで日本政治の不安定化に対する懸念が再燃している。米政府関係者は「首相が『回転ずし』のようにくるくる代わるのは悪夢だ」と吐露。カーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ上級研究員は、岸田氏が主要派閥の支持を得ているものの、「河野太郎規制改革担当相の支持者が岸田氏を支えるとは限らない」と懸念を示した。

 「民主主義対専制主義」を掲げるバイデン大統領は、対中国で同盟国との協力を重視。日米外交筋は「台湾有事を想定した日米の連携強化は重要な課題だ」と指摘し、日本の役割拡大に期待を示した。外相経験のある岸田氏に「冷え切った日韓関係の改善に踏み切ってほしい」とも語った。

 一方、ショフ氏は「米政府は日本が経済的に強くなることを求めている」と分析。菅氏が推進したデジタル改革や、新たな在留資格「特定技能」制度による外国人労働者の受け入れなど、日本の生産性と競争力を高める経済政策を岸田氏が継続するかを注視していると述べた。

7360チバQ:2021/09/29(水) 15:51:49
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210929-OYT1T50159/
自民党新総裁に岸田文雄氏…決選投票で河野太郎氏破る
2021/09/29 15:09
自民党総裁選2021
 菅首相の後継を選ぶ自民党総裁選は29日午後、東京都内のホテルで投開票を行い、岸田文雄・前政調会長(64)を第27代の新総裁に選出した。岸田氏は国会議員票と党員・党友票による1回目の投票でトップに立ち、決選投票でも257票を獲得し、170票だった河野太郎行政・規制改革相(58)を上回った。


 岸田氏は、10月4日召集の臨時国会で第100代首相に指名され、新内閣を発足させる。岸田氏の任期は2024年9月末まで。

 1回目の投票では、党員票で河野氏が169票を獲得し、岸田氏が110票で続いた。高市早苗・前総務相(60)は74票、野田聖子幹事長代行(61)は29票だった。国会議員票は岸田氏が146票で最も多く、高市氏が114票、河野氏が86票、野田氏が34票だった。

 これにより、1回目の投票では、岸田氏が256票でトップに立ち、河野氏が255票、高市氏が188票、野田氏が63票となった。いずれも過半数を獲得できず、岸田氏と河野氏による決選投票が行われた。

 総裁選は国会議員票382票と同数の党員・党友票の計764票で争われた。決選投票では、国会議員票は382票のままだが、党員票は都道府県連各1票の47票に圧縮された。

7361チバQ:2021/09/29(水) 16:02:15
河野は固めたはずの議員票からも逃げられてますね
>>7335
>130票超の岸田氏に対し、河野氏が100票超、高市氏が80票超で続いた。野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は約20票を獲得する見込みだ。
岸田;130票超⇒146票
河野;100票超⇒ 86票
高市; 80票超⇒114票
野田; 20票 ⇒ 34票

7362岡山1区民:2021/09/29(水) 16:19:25
自民党内で生理的に嫌われてる石破氏と、世間から生理的に嫌われてる菅総理と手を組んだ時点で河野氏は詰んだんでしょうね

7363チバQ:2021/09/29(水) 17:06:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/bab1b8f972270ebf46e68b3f7d78e485d61d84e7
総裁選ドキュメント 岸田新総裁「全員野球で衆院選、参院選に臨む」
9/29(水) 15:37配信

産経新聞
【自民党総裁選2021】自民党総裁選で新総裁に選出された岸田文雄前政調会長=29日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

自民党新総裁に選出された岸田文雄氏は29日、総裁選後のあいさつで「衆院選、参院選に臨まなければならない。生まれ変わった自民党を国民にしっかり示し、支持を訴えなければならない。総裁選は終わり、ノーサイドだ。全員野球で自民党が一丸となって衆院選、参院選に臨んでいこう」と訴えた。

岸田氏は「わが国の未来に関わる重大な課題が山積している。早速、今日から全力で走り始める。ぜひ一緒に走っていただきたい」と呼びかけた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/0b8f8508e16492e28967f7cad25a47858450280f
河野陣営「議員票ここまで少ないとは…」 最後は“大差”で岸田新総裁 河野氏完敗の舞台裏は
9/29(水) 16:06配信
自民党総裁選で、岸田新総裁が誕生したことを受けて、党内の反応について、国会記者会館から鹿嶋豪心記者が中継で伝える。

敗れた河野陣営からは、「議員票がここまで少ないとは思わなかった」という驚きの声も上がっている。

もともと河野氏の陣営は、党員票で圧倒すれば議員心理に影響するとみて期待を寄せていた。

ただ、1回目の投票で、党員票と議員票あわせて2位に甘んじたことで、戦略上のミスを認めざるを得ないという声が上がっている。

また当初、河野氏支持とみられた議員票が、岸田、高市、野田の3氏に流れたとの見方があり、「最後は二階派の票が大きく動いた」という指摘が多く聞かれる。

一方、連立を組む公明党の幹部からは、「右や左に振れ過ぎない岸田氏が総裁になってよかった」と、岸田新総裁の誕生を歓迎する声が上がっている。

岸田氏は、30日に行われる党役員人事に向けた検討に着手するが、岸田カラーを打ち出せるかどうか、早速問われることになる。

7364チバQ:2021/09/29(水) 17:08:47
>>7362
コロナ感染者が増え続けていたら≒菅政権支持率が低いまま≒自民党衆院選大敗リスクがあったら
河野の勝利だったと思います。
菅と河野がワクチン頑張ったから、岸田勝利になったのだと思います。

7365チバQ:2021/09/29(水) 17:14:57
誰の記事かと思えば宮崎謙介か
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b069df5a5b2289c63e2c7f668489360cc324aba
「岸田文雄・新総裁」誕生へ、その3つの勝因とは
9/29(水) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

● 大混戦となった 自民党総裁選挙

 自民党総裁選挙が本日、投開票となります。

 きっと業界の界隈で「次期総裁は岸田文雄氏だ」と誰よりも早くから言い切っていたのは私ではないでしょうか。政治ジャーナリストの田崎史郎氏や他のコメンテーターの方々でも明言されていませんでしたが、ようやく終盤になって、「岸田じゃないか?」とつぶやく声が増えてきました。

 この記事を書いているのは総裁選挙の投開票前ですが、新総裁は岸田氏で確定でしょう。未来の田崎史郎氏を目指し、岸田氏の勝因を分析したいと思います。

 今回の総裁選挙は、大混戦でした。近年まれに見る盛り上がりだったのではないでしょうか。そして、政策論争が極めてきちんと行われました。これはコロナの影響です。

 従来の総裁選挙では、候補者が全国行脚をして街宣車の上で順番にマイクを持って10分くらい演説をするという光景が見られました。

 ですが、コロナ禍でそれができない分、オンラインを通しての意見交換や討論会が多く開かれていたため、従来のような「10分の演説だけ逃げ切れば勝ち!」というようなものではなく、とことん深掘って細かい政策まで言及することになりました。テレビや新聞やネット記事を読んで政治に詳しくなった若者も増えたのではないでしょうか。

 さあ、その混線だった総裁選を勝ち抜くとみられる岸田氏は何が違ったのか。勝因を分析すると、3つのことが挙げられると思います。

7366チバQ:2021/09/29(水) 17:15:15

● 岸田陣営を支えた 3人のブレーン

 一つ目はなんといっても「反二階勢力の取り込み」に成功したことです。絶大な権力と存在感を持っている二階俊博幹事長に切り込むことで、菅義偉総裁陣営の出ばなをくじいたところから岸田氏の今回の戦いは始まっていました。

 これは先日の記事(「次期自民党総裁は岸田文雄氏」と言い切れる理由、宮崎謙介元議員が解説)でも書きましたが、永田町に激震が走りました。「岸田さん、気合入ってるな」という声をよく耳にしました。そこで菅首相の出馬を断念へと導き、大混戦の土俵を作り出し、最後の最後まで、二階陣営を敵に回しながらも、反二階勢力を取り込むことに成功したのです。

 二つ目はブレーンの若返りです。今回の総裁選での岸田陣営の最側近は、若き優秀な政治家である木原誠二氏、村井英樹氏、小林史明氏の3人です。

 村井氏と小林氏は私の当選同期でもあり、よく知っています。小林氏はイケメンなことはさておき、河野太郎ワクチン担当相の右腕としても大活躍しており、その分、今回の総裁選挙では村井氏が大きく貢献していたとのことです。

 村井氏は東大、財務省、ハーバード大学大学院の経歴で文句なしの天才です。その財務省時代の採用担当だったのが木原誠二氏です。木原氏と村井氏はともに財務省出身のスーパーエリートです。

 木原氏は私の議員時代の先輩でもありますが、兄貴肌で後輩思いのアツい方です。議員ではなくなった私をご自身の誕生会に呼んでくださったときにはグッときました。

 話がそれましたが、岸田氏は、こうした優秀な若手たちに政策を練らせて、前回の総裁選からずっと地道に準備をしてきました。だからこそ、今回の岸田氏にはどこか新しい風が感じられたのです。

 個人的に特にすごいと思ったのは「中間層の底上げ」を明言した経済政策です。

 たとえば、賃金が公的に決まるにもかかわらず仕事内容に比べて報酬が十分ではない看護師、介護士、保育士などの賃金を引き上げるために「公的価格評価検討委員会(仮称)」を設置して公的価格を見直すなど、経済政策の中身も非常に具体的でした。

 これは「Japan as No.1」と言われた1980年代頃の日本を思い出させます。当時の日本経済の強みはどこにあったのかというと、分厚い中間層です。

 岸田陣営はどこを強くすれば日本が再びよみがえるのかということを分析し、きちんと絵を描けていると、個人的に感じられました。

● 河野対策より 高市対策が奏功

 そして三つ目として挙げられるのは総裁選挙のシナリオです。選挙戦を戦っている中で、岸田陣営はまず、決選投票に持ち込めるかということを入念に調べていました。

 そして、野田聖子氏が出馬することが決まった瞬間から決選投票のシナリオは濃厚だと想定されていたことは間違いなく、熾烈(しれつ)な2位争いが繰り広げられてきました。

 高市早苗氏との戦いが実際の岸田総裁誕生へ向けてのカギとなることを早期から考えていたからこそ、岸田陣営は後半に向けて河野対策よりも高市対策に力を入れていました。

 そして最終的に河野氏と高市氏が正反対のような政策を打ち出してくれたおかげで、決選投票となれば、高市票が岸田氏へと流れることになるのです。

 派閥力学の及ばなかった今回の総裁選挙は、基本的に「人間関係」と「政策」の2つで決まることになるでしょう。

 総裁選挙の1回目の投票で自分たちの「推し」が落選してしまった陣営の票は、決選投票において、もちろん人間関係の近い候補者を支持することはあり得ますが、政策的により近い候補者に流れていくでしょう。つまり、高市陣営は河野陣営と考え方がかなり対極にありますので、高市陣営が岸田氏へと流れることになるのです。

 これらの3つが岸田氏勝利の要因です。

 いずれにせよここからは衆院選に突入です。

 今回の衆院選はこの総裁選フィーバーの熱が冷めないうちに行われ、結果として自民党が大勝するだろうと予想しています。

 さらには来年夏の参議院選挙もありますが、安全運転の岸田内閣は参議院選挙も乗り切ることでしょう。

 総裁選挙で見せた新しい岸田氏による政権運営の手腕に期待したいと思います。

 (元衆議院議員 宮崎謙介)

宮崎謙介

7367チバQ:2021/09/29(水) 17:16:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c0d33c8c38adbb864ade3d8a9adaa9226299de8
自民党・岸田新総裁誕生までの「仁義なき多数派工作」 ポストをエサに裏切りと脅迫が横行した醜悪
9/29(水) 16:15配信

日刊ゲンダイDIGITAL
自民党の新総裁に選出された岸田文雄前政調会長(C)共同通信社

 2週間に及んだ自民党総裁選は29日、やっと決着した。

 事前予想では議員票、党員票各382票による1回目投票で1位になるとみられた河野太郎氏だが、議員票86票、党員票169票の計255票でまさかの2位。議員票146票、党員票110票の計256票を獲得した岸田文雄氏に1票差で敗れる波乱。そして決選投票の結果、257票の岸田氏が170票の河野氏を破り、第27代総裁に選出された。

本気で改革する気なら今でしょ! 自民党総裁選4候補こぞって“脳内お花畑”のウンザリ

 選挙戦最終盤、各陣営は政策そっちのけで議員票382票を奪い合う多数派工作を展開。寝返りを誘う“人事案”が飛び交い、脅迫まがいの引きはがしも行われた。まさに文字通りの「国民不在」だった。

  ◇  ◇  ◇

「高市さんを応援して欲しい」「でないと衆院選の応援は難しいな」

 高市前総務相の支援に回った安倍前首相は、党内若手議員の携帯を鳴らしては、こう迫っていた。脅迫めいた多数派工作に、若手議員は震え上がったという。

「選挙が弱い若手は、もちろん安倍さんの応援が欲しい。それ以上に、裏切ればマークされかねないから、とても断れません。実際、議員の間では『安倍総理は裏切りを許さないだろう』と言われていた。突然の直電を受けた若手は『ここまでするのか……』と、戦々恐々としていました」(自民党関係者)

 えげつない多数派工作を展開したのは安倍前首相だけではない。日本テレビの報道によると、高市陣営は、「表向きは河野のままでいいからこっちにこいと言っている」「寝返りそうな人には高市本人にピンポイントで電話をかけさせている」とロコツな引きはがしをやっていたという。

 よほど、各陣営の切り崩しが激しかったのか、河野陣営で選対事務総長を務めた坂本哲志1億総活躍担当相はきのうの会見で、議員票を巡って「(支持を)ひっくり返されたり、ひっくり返したりの連続だ」と吐露していた。

「終盤にさしかかるほど、『○○が他陣営に寝返った』『△△は裏切ったようだ』と疑心暗鬼が拡大。『どうせ、決選投票になる。1回目の投票は野田幹事長代行に入れ、様子見しよう』などと漏らす議員もいたようだ。河野応援団からは、決選投票で優位に立つための情報が流された。決選投票になった場合、47票ある都道府県票のうち40前後が河野支持に回るとの情報です。『世論を無視するのか』と議員を揺さぶる“材料”になったはずです」(永田町関係者)

「自由に投票できたのは地盤が固い世襲議員だけ」
決選投票で岸田文雄前政調会長(右2)が新総裁に(C)共同通信社

 ポストをチラつかせた多数派工作も過熱。選挙戦終盤では、真偽不明の“人事情報”が飛び交った。

「まことしやかに囁かれたのは“岸田政権”の人事です。安倍前首相の出身派閥・細田派の支持を固めるためでしょう。幹事長として同派の萩生田文科相の名前が浮上。また、竹下派を取り込む狙いから、派内で将来の総裁候補とされる小渕優子元経産相も幹事長として名前が挙がった。一方、“河野政権”の人事も飛び交ったが、『本当にポストを約束してもらえるのか』と疑問の声が上がっていた」(前出の自民党関係者)

「誰なら選挙に勝てるか」「誰を支持すればポストにありつけるか」と思惑が渦巻いた総裁選だった。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。

「安倍前首相ら重鎮の意向が働いた今回の総裁選で、自由に投票できたのは地盤が固い世襲議員だけではなかったか。多くの議員が勝ち馬に乗ることに右往左往し、各陣営も多数派工作にかまけていた。国民不在はもちろん、『党を良くしたい』という思いも見えてこなかった。公職選挙法が適用される選挙ではないので仕方ありませんが、ちょっと醜悪な選挙でした」

 国民はだまされず総選挙で鉄槌を下すべきだ。

7368チバQ:2021/09/29(水) 17:19:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/08d6f17d6cbf792e129980167f1dc8232e04f0bd
【自民党総裁選】河野太郎氏が国会議員票3位「うわあ〜」報道陣驚きの声
9/29(水) 14:57配信

日刊スポーツ
自民党総裁選投開票直前に行った決起集会の壇上で最後の決意を明かす河野太郎行革相(撮影・鎌田直秀)

自民党総裁選は29日、都内のホテルで投開票され、午後1時から所属国会議員による投票が行われた。

国会議員票と、28日に締め切られた党員・党友票の合計で争われたが、第1回投票で岸田文雄前政調会長(64)がトップに立った。

事前の予想では河野太郎行革相(58)がトップになるとみられただけに、会場の様子を見守るホテル内のプレスルームでは、集まった100人以上の報道陣から「ええっ」と、驚きの声が上がり、騒然となった。

特に、国会議員票で高市早苗前総務相(60)が114票と、河野氏の86票を上回ったことが分かった際には、「うわあ〜」などと特に大きな驚きの声が上がった。

7369チバQ:2021/09/29(水) 19:30:42
https://news.yahoo.co.jp/byline/oohamazakitakuma/20210929-00260629
岸田自民党新総裁が誕生、事前予想と党員・党友票の地域別偏りを検証

大濱崎卓真選挙コンサルタント・政治アナリスト
9/29(水) 16:


 自由民主党総裁選挙は9月29日、議員票の投開票ならびに党員票の開票が行われ、決選投票の結果、岸田文雄前政調会長が第27代新総裁に選ばれました。

 早速、この総裁選の総括と議員票の当初予測の事後分析、ならびに都道府県別の党員・党友票について解説をしていきます。

議員票は予想より河野氏↓高市氏↑、その理由は
 議員票については、自らがどの候補に投票するかを明らかにした集計「自民党総裁選2021_議員票動向」によれば、投票が始まる直前の状況で河野氏89票、岸田氏101票、高市氏69票、野田氏21票、(不明102票)でした。

 また、各種報道などによれば、議員票については岸田氏が約145票、河野氏が約125票、高市氏が約90票、野田氏が20票程度との観測が多くみられました。

 一方、最終的な結果は、岸田氏は146票とほぼコンセンサス通りでしたが、河野氏は86票、高市氏は114票、野田氏は34票となり、河野氏が議員票予想から40票程度減らした一方、高市氏が25票程度、野田氏が15票程度増やしました。

 投票日前日には河野氏・高市氏が相次いで二階幹事長を訪問したほか、二階幹事長はその日の会見で決選投票における二階派の動きについて「(派閥拘束に)対応したくない人は、出ていってもらうしかしようがない。ちょっと愚問じゃないかな。プロの世界では」と述べるなど、二階派での結束が予測されていました。

 河野氏は決選投票で岸田氏と戦うと不利とみて高市氏に票を回すという観測について「ひどいフェイクニュースだ」「するわけないですよ、そんなこと。冗談はよしてください」と述べていました。最終盤では高市氏の伸びが想定より少ないことからこの作戦は実際に行われなかったとみられますが、結果的に票の流れがこのようになったことは、河野氏(陣営)の意思とは別のところで、議員票を回す動きがあったとの考え方もあるでしょう。

党員・党友票の地域別偏りはどうだったか

 各候補の都道府県別党員・党友票占有率を地図で可視化しました。(拡大した画面はこちら)

 NHKによれば、岸田氏は自身の出身である広島県だけでなく、岸田派が強いと呼ばれる都道府県など想定を上回る都道府県で有利になったことも最終的な票が伸びたことの理由となったことでしょう。河野氏は全体的に党員・党友票を伸ばすことができましたが、それでも地域差が出ました。高市氏は都市部に強く、また野田氏も一部の都道府県で健闘した結果がうかがえます。

7370チバQ:2021/09/29(水) 19:35:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/67d7b5dd551bd0e4b311df83aa4143133f18d063
「勝ち馬」乗って結束腐心 人事で処遇期待 自民派閥
9/28(火) 20:33配信
時事通信
記者会見する自民党の二階俊博幹事長(右)=28日午前、東京・永田町の同党本部

 29日投開票の自民党総裁選で、二階派など独自候補不在の派閥は決選投票にもつれ込んだ場合、できるだけ結束して対応しようと躍起となっている。

 「勝ち馬」に乗って勝利に貢献したとアピールし、その後の党役員・閣僚人事での処遇を期待しているためだ。

 二階派は28日の総会で決選投票での対応を協議し、1回目の投票と同様、自主投票を確認した。ただ、会長代行の河村建夫元官房長官は出席者に「迷った場合は会長や幹部に相談いただきたい」と念押しした。

 同派には全4候補の支持者が混在しているため、特定候補へ強引に集約すればあつれきが生じかねない。それでも「相談」を促すのは、総裁選後の人事をにらんで派の大半をまとめ、「勝ち馬に乗って党4役の一角を押さえたい」(幹部)との狙いがあるとみられる。

 実際、会長の二階俊博幹事長は総会に先立つ記者会見で決選投票でまとまった対応を取るか問われ、「(まとまって)対応したくない人は出ていってもらうしかない。愚問じゃないか、プロの世界では」とどう喝とも取れる答弁。若手からは「会長の意向を忖度(そんたく)しろということなのか」と戸惑う声が出た。

 二階氏はこれまで支持候補を表明せず、同日の会見でも「まだ決めていない」と述べた。この後、候補者の高市早苗前総務相(60)と河野太郎規制改革担当相(58)の訪問をそれぞれ受けたが、「頑張れ」と激励しただけだった。幹事長として政局を切り回してきた二階氏の沈黙に、党内からは「不気味だ」(細田派中堅)と警戒する向きもある。

 一方、同じく候補不在の旧竹下派は、会長代行の茂木敏充外相が会見で「大半が岸田氏支持でまとまった」と強調。勝ち馬を岸田文雄前政調会長(64)と見る同派幹部は決選投票に関し、所属議員51人のうち45人以上が岸田氏に投票するとの見方を示した。石原派は臨時総会で、会長の石原伸晃元幹事長が「一致協力して当たろう」と呼び掛けた。

7371チバQ:2021/09/29(水) 19:37:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d0e07d7e5cf2b0a334c8eefa33608f77e0dec1a
【総裁選】「逆バネ」ウワサ本当だった? 菅氏に抱きつかれた候補また敗戦
9/29(水) 17:30配信

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日刊スポーツ
自民党総裁選投開票、自民党総裁選で投票する菅義偉首相(撮影・小沢裕)

菅義偉首相が支持を表明した河野太郎氏が議員票で大差をつけられ、完敗した。

永田町では菅首相の支持は「逆バネ」になり、足を引っ張る可能性があるとウワサされていた。


菅氏が支援を表明した候補は総裁選で分が悪く、橋本龍太郎氏の後継を決める1998年の総裁選では、菅氏は1回生ながら派閥に反旗を翻し、梶山静六氏に出馬を要請。梶山氏とともに平成研究会(当時小渕派)を離脱し、選対事務局次長として戦ったが、小渕恵三氏225票、梶山氏102票、小泉純一郎氏86票で、ダブルスコアで敗れた。

麻生太郎氏の後任を選ぶ2009年の総裁選でも当時所属していた宏池会(当時谷垣派)を離脱し、河野太郎氏を擁立したが、谷垣禎一氏300票、河野氏144票、西村康稔氏54票で、ダブルスコアで完敗している。

菅首相は8月の横浜市長選で市長選では異例の支援を明かし、小此木八郎前国家公安委員長を応援したが、逆に新型コロナ対応など政府への不満を呼び込み、惨敗を喫したばかり。菅氏に抱きつかれた候補は敗れるというジンクスが生まれてしまった。

7372チバQ:2021/09/29(水) 19:38:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0c012c8bbefa76278e166b095c7c5d5ad760f0f
圧勝で 岸田新総裁が誕生「幹事長は高市氏、野田氏は初代こども庁長官?」どうなる小石河連合〈dot.〉
9/29(水) 18:39配信


AERA dot.
岸田文雄新総裁の瞬間(C)朝日新聞社

 自民党総裁選の投開票が9月29日、行われたが、「想定外」の展開となった。1回目で岸田文雄前政調会長が256票を獲得しトップ。1位と呼び声高かった、河野太郎ワクチン担当相が255票で2位だった。高市早苗前総務相が188票、野田聖子幹事長代行が63票だった。

【写真】注目の新幹事長は?

 しかし、全体の過半数を獲得した候補者がおらず、決戦投票となった結果、岸田氏が257票で170票の河野氏を破り、自民党総裁の座につくこととなった。

 当選が決まり、挨拶に立った岸田氏は「ノーサイド、全員野球で一丸となって衆院選、参院選に臨んでいこうではありませんか」と晴れ晴れとした表情で語った。岸田派幹部も破顔でこう喜びを語る。

「決戦投票になるとは思っていたが、1回目から岸田氏が1位になれるとは驚き。当初、想定された高市氏との2位3位連合にならなくてよかった」

 下馬評では、1回目はトップ通過が確実視されていた河野氏だったが、岸田氏に1票差で2位という結果だった。河野氏陣営の国会議員はガックリした表情でこう話す。

「議員票では1回目で高市氏に負けて3位、これがすべてです。決戦投票では主要派閥である清和会や麻生派などが岸田氏に流れることはわかっていた。岸田氏から“二階外し”を突き付けられた二階派ですが、わだかまりを捨て、完全に岸田氏に乗りましたね。いくら党員票で強くても、議員に人気がなければ、勝てません。小石河連合を組んだことが議員票では逆効果でしたね」

 首相官邸も新しい主が決まり、胸をなでおろした様子だ。

「ここまで岸田氏が圧勝したことには一様に驚きの声があがりました。安定的な政権基盤の下に新総裁が誕生したことに安堵しているスタッフが多い。岸田さんについては、総裁選を通じ、温厚な人柄と力強さが増し、リーダーとしての覚悟が見て取れたと高評価でした。順当な結果と見る意見が多いです。他方で河野さんは惨敗と言っていいでしょう。切れやすい性格などと報じられてきましたが、リーダーとしての器の差が出た、という声もあります」(官邸関係者)

  岸田氏が1回目からトップに立ち、決戦投票でも大差で勝利したことから自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう予測する。

「党員票では河野氏が上回ったが、トータルでは2回とも岸田氏が勝った。他から雑音が入らないので岸田氏は組閣、人事がやりやすくなりますね」

 今後の焦点は、岸田政権の党幹部人事と組閣だ。岸田氏は総裁選中、自身が当選した暁には、候補者を要職につけると話していた。また、岸田氏は当選後の挨拶で、「衆院選、参院選がある」と繰り返していた。

「まずは選挙に勝てる人事になると思います。選挙で人気なのは、河野氏と小泉進次郎環境相。この2人が選挙の顔になる人事になると思う」(前出・岸田派幹部)

 そこで、注目されるのが幹事長だ。2012年の総裁選では、安倍晋三前首相は決戦投票で争った石破茂氏を幹事長につけ、直後の政権交代となった衆院選挙に大勝した。幹事長には河野氏が有力視されているという。だが、安倍氏が率いる最大派閥、清和会の国会議員はこう語る。

「河野氏が議員票で3位、高市氏は2位。岸田氏が当選した裏には安倍氏のサポートがあったことは明らかだ。高市氏が女性として初の幹事長になれば、斬新さをアピールできる」

7373チバQ:2021/09/29(水) 19:39:16
 河野氏はこれまで党三役の経験がないことから、政調会長という声もあるそうだ。そして、もうひとり注目されるのが、麻生太郎副総理兼財務相だ。

 麻生氏は派閥の一員である河野氏でなく、岸田氏を最初から支持したという。麻生氏の信頼厚く、岸田選対の顧問でもあった、甘利明税調会長を財務相に起用という見方もある。

「岸田氏が一番、頭を悩ませるのが麻生氏だろう。甘利氏を財務相に据えて、麻生氏には副総理にプラスなんらかの肩書で処遇することになるのではないか。二階幹事長も5年あまり続けた幹事長の椅子から去る。いつまでも麻生氏が副総理兼財務相で動かないというのもちょっとね」(前出・岸田派幹部)

 また、総裁選では「こども庁創設」が何度も議論されてきた。

「一番、熱心だった野田氏をこども庁の初代長官か、少子化担当相に起用しそうだ。そうなれば、推薦人を8人も出したうちのメンツも保てるよ」(二階派所属の国会議員)

 党人事については、30日にも決まる見込み。組閣は国会での首班指名後の10月4日となる。当選後の挨拶でも「私の特技は人の話をよく聞くこと」と語った岸田氏。

「岸田氏のよさはバランス感覚ですね。安倍氏、麻生氏にも配慮しながらうまく党人事や組閣をまとめると思います。“二階外し”でぶつかった二階派も最後は結果をみれば、勝ち馬の岸田氏に乗ったでしょう。複雑な思いは水に流して、きちんと二階氏の顔を立てますよ。私も岸田氏と何度か一緒に仕事をさせてもらいましたが、そういう気配りができる人。選挙がすぐですから、顔になる河野氏、小泉氏に加え、人気が出た高市氏らをうまく配置するでしょう。せっかく総裁選で盛り上がったのに、党人事、組閣でもめると選挙に勝てなくなりますから」(前出・田村氏)

 岸田新総裁の手腕はいかに。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7374チバQ:2021/09/29(水) 19:39:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/042b2e7a797c1055d1c958eeb312aaa9b91ae7c5
崖っぷちから頂点に 不出馬・敗北、糧に奮起 岸田自民新総裁
9/29(水) 18:03配信

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時事通信
 2018年の前々回は不出馬を選択、昨年は敗北を喫し、総裁候補として崖っぷちに立たされていたが、岸田文雄氏は自らを奮い立たせ頂点に上り詰めた。

 
 18年は自ら率いる岸田派内の主戦論と慎重論のはざまで揺れ、結局は出馬を見送った。自民党内では「優柔不断」との冷ややかな声も漏れた。昨年は意を決して立候補したが支持は集まらず、大差を付けられ2位に沈む。「岸田は終わった」と言われたことも一度ではない。

 それでも諦めず、機会をうかがった。菅内閣支持率が急降下する中、真っ先に出馬に名乗りを上げた。主要各派の支持を取り付けていたわけではない。ただ、ここで見送れば自らの総裁候補としての賞味期限が切れかねない―。政治生命を懸けて勝負に出た。

 出馬表明の記者会見では、長期にわたり権力を握ってきた二階俊博幹事長の交代を念頭に、党役員の若返り策を大胆に提示。腹を据えた岸田氏への評価は高まり、菅義偉首相の総裁選不出馬のきっかけにもなった。

 選挙戦では、「決意」「覚悟」を何度も口にした。「最後まで分からない」。決選投票が不可避の情勢の中、ぎりぎりまで自ら電話で支持をお願いし続けた。

 動画サイトのライブ配信にも積極的に挑戦。秘書を務める長男や妻も動員し、「一家総出」で親しみやすいイメージづくりに努めた。実直で生真面目な性格は「地味で発信力に欠ける」とも指摘される。課題の「発信力」強化は道半ばだ。

 広島が地元で核軍縮がライフワーク。若い頃の夢は小説家だ。全国有数の進学校として知られる開成高出身として初の総裁でもある。

7375とはずがたり:2021/09/29(水) 20:08:19
高市氏「結果受け止める」
議員票2位に自信も
https://nordot.app/815901571060613120
2021/9/29 20:01 (JST)
c 一般社団法人共同通信社

 自民党の高市早苗前総務相は29日、総裁選で敗れたことに関し「結果は重く受け止める。党員票が足りなかったのは、全て私の不徳の致すところだ」と自身の陣営会合で述べた。議員票が岸田文雄新総裁に次ぐ2位だったことには「私の政策に賛同していただいた」と自信をにじませた。

 会合後の記者会見で、安倍晋三前首相の支援について「政策は自由にやらせていただいた。電話などで足りないところをカバーしてもらった」と強調。次期総裁選を巡っては「政策を磨き、次に向けて力を蓄えたい」と語った。

7376チバQ:2021/09/29(水) 21:35:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d5cfdac866b744b5702ad59d3ce7265bbad8313
河野氏・高市氏と甘利氏の要職起用が浮上…岸田新総裁「老壮青バランス、中堅・若手登用が必要」
9/29(水) 21:11配信

読売新聞オンライン
総裁選の健闘をたたえ合う(左から)野田氏、菅首相、岸田新総裁、高市氏、河野氏(29日)

 自民党の岸田文雄新総裁は29日、党役員・閣僚人事に着手した。10月1日に党四役などの役員人事を正式に決め、新執行部を発足させる考えだ。総裁選で党員票トップの河野太郎行政・規制改革相、1回目投票の国会議員票で2位につけた高市早苗・前総務相を重要ポストで処遇する案が浮上している。

 岸田氏は29日の記者会見で、人事について「老壮青のバランス、中堅・若手の登用が必要だ」と語った。総裁選で戦った河野、高市、野田聖子3氏の処遇を問われ「党内で能力を発揮してもらえるようなことを考えていきたい」と述べた。

 岸田氏の陣営顧問を務めた甘利明党税制調査会長の要職起用も取りざたされている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e036683afaafa2ac56692166b875ba3c157d2be8
党員・党友票は河野太郎氏44%で根強い人気 岸田文雄氏は28.9%
9/29(水) 21:02配信

毎日新聞
自民党の総裁室の椅子に座る岸田文雄前政調会長=東京都千代田区の同党本部で2021年9月29日午後6時47分、竹内幹撮影

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は29日、投開票された。岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が決選投票で河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=を破り、第27代総裁に選出された。

 全国の党員・党友票は、河野太郎行政改革担当相が得票率44・1%(33万5046票)で、岸田文雄前政調会長の28・9%(21万9338票)を上回った。1回目の党員投票結果を都道府県ごとに集計し、2人のうち得票数がより多い候補が1票を得る都道府県票(計47票)も、河野氏が39票と岸田氏の8票を大きく上回り、河野氏の根強い党員人気をうかがわせた。

 都道府県別では、河野氏が関東1都6県や京都、大阪、兵庫など37都道府県で最多得票。うち12県の得票率は50%を超えた。岸田氏は地元・広島に加え、青森、山形、山梨、島根、山口、香川、熊本の各県でトップ。高市氏が最多だったのは70%超を得票した地元・奈良のみ。野田氏が最多だったのは36%超の得票を占めた地元・岐阜のみだった。【木下訓明】

7377チバQ:2021/09/29(水) 21:36:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c59dea6d478cbf66998e0624cf12279c84a4ed33
岸田氏、総裁選3候補を役職に起用へ 二階幹事長は交代の方針
9/29(水) 20:17配信

毎日新聞
記者会見する自民党の新総裁に選ばれた岸田文雄前政調会長=東京都千代田区の同党本部で2021年9月29日午後6時24分、竹内幹撮影

 自民党の岸田文雄・新総裁(64)は29日、党本部で記者会見し、党役員・閣僚人事の方針について「総裁選を通じて党が多彩な人材を持ち、中堅・若手をしっかり登用すると言ってきた。老・壮・青のバランスが必要だ」と述べた。総裁選を戦った河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=や高市早苗前総務相(60)=無派閥、野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=の起用が焦点となる。在任5年を経過した二階俊博幹事長(82)=二階派=は交代させる。


 岸田氏は、総裁選の3候補について「一緒に政策論争をする中で素晴らしい能力を実感した」と評価し、何らかの役職に起用する考えを示した。総裁選で提唱した幹事長以下の党役員任期を「1期1年、連続3期まで」とする案については「党改革に対する思いは1ミリたりとも後退していない」と述べ、堅持する考えを示した。二階氏の後任幹事長については「大変重要な役職だ。まだ具体的な名前が確定したものではない」と述べるにとどめた。

 党役員任期は30日までだが、「できるだけ急ぎたいが明日1日はやはりかかるのではないか」と述べた。新旧役員は、10月1日にも交代する。

 二階氏の後任幹事長には、萩生田光一文部科学相(58)=細田派=や甘利明税調会長(72)=麻生派、茂木敏充外相(65)=竹下派、高市氏などの名前が挙がっている。【野間口陽】

https://mainichi.jp/articles/20210929/k00/00m/010/010000c?inb=ys
刷新か派閥均衡か 岸田文雄新総裁を待ち受ける人事の試練
中田卓二

毎日新聞 2021/9/29 15:05(最終更新 9/29 16:33) 有料記事 1213文字

 自民党総裁選は29日投開票され、岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が当選した。10月4日召集の臨時国会で新首相に選出される見通しだ。新総裁はさっそく党役員人事に着手する。11月投開票が有力な衆院選に向け刷新感を出すか、今後の党運営を重視して主要派閥に配慮するか、早くも手腕が試される。

 現在の党役員の任期は30日まで。新総裁は幹事長、政調会長、総務会長、選対委員長の党四役の人選を急ぐ。さらに10月4日召集の臨時国会で首相に選出された後、直ちに組閣する運びだ。

 岸田氏は総裁選への立候補を表明した際、党役員の任期制限を提起した。在任が5年を超えていた二階俊博幹事長に対するけん制で、これが一連の菅義偉首相退陣劇の起点になった。それだけに岸田氏の人事に注目が集まる。

 総裁選中、4人の候補はいずれも、自身が勝利したらほかの3候補を党や内閣の要職で起用するという考えを示し、選挙後の「挙党一致」をアピールした。野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=が「非常にいい競争をしながら、協力するときは協力する」と述べるなど、新型コロナウイルス禍の中、権力闘争色を極力薄める思惑も透ける。

 焦点の新幹事長は…

7378チバQ:2021/09/29(水) 21:37:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0aa3e99bf0ef55d91d0acba6f00d6a070eff15eb
【総裁選】安倍氏も暗躍「岸田・高市連合」誕生  派閥分裂再編へ引き金
9/29(水) 20:53配信

日刊スポーツ
決戦投票の末に自民党新総裁となった岸田文雄前政調会長は(手前から)野田聖子幹事長代行、高市早苗前総務相から健闘を称えられ手を挙げて応える(撮影・小沢裕)

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選の投開票が29日行われ、岸田文雄前政調会長(64)が第27代総裁に選出された。本選では優位と予想された河野太郎行革相(58)を岸田氏が1票上回ってトップに立ち、高市早苗前総務相(60)と野田聖子幹事長代行(61)が脱落。過半数を獲得に至らず、上位2人による決選投票では、岸田氏が257票で170票の河野氏を圧倒した。岸田氏が多くの議員票を集めた背景には、高市氏との好連携が大きく影響した。新総裁は10月4日召集の臨時国会で首相指名選を経て、第100代首相に就任する。


   ◇   ◇   ◇

岸田新総裁の誕生は「岸田・高市連合」が産声を挙げた瞬間でもあった。投開票会場で新総裁と3候補、菅首相の記念撮影が行われた。撮影前に岸田氏は高市氏と笑顔でグータッチを交わした。岸田氏は「総裁選は終わった。ノーサイドです。全員野球で自民党が一丸となって次期衆院選に臨む」と党内融和を唱えた。その岸田氏の報告会に高市氏がサプライズ登場。「4人でツアーのようにテレビ局を一緒にまわっていると、だんだん愛情が沸いて来て(笑い)、離れがたい気持ちになってきた」と、蜜月をアピールした。

決選投票へ向けて両陣営は前日28日午後からトップレベルの調整を進めた。岸田氏が決選投票に駒を進め、高市氏が敗れた場合に決選投票で高市陣営は岸田氏支持で合意し、本選で高市氏が獲得した議員票114の大半は岸田氏に流れた。

選挙戦の最終盤で、高市氏陣営は支持を決めかねている議員の切り崩しに成功した。対象議員の個別データを基に高市氏自身が電話でアプローチする戦術を展開した。用件は留守番に一切残さずに、相手が根負けするまで直接対話で説得した。これが功を奏し、本選で河野氏が議員票86票で、まさかの3位にも「想定よりも減ったが驚きはない」(高市陣営)と言い切った。

高市氏は本選で計188票と2強に迫った。その裏にはフィクサーを目指す安倍晋三前首相の暗躍があった。安倍氏は高市氏支持を表明し、20人の推薦人確保に影響力を発揮した。総裁選中に当選3回以下の若手議員が中心で派閥横断した約90人が「党風一新の会」を立ち上げたが、中堅議員は「安倍さんが動いている」と語った。

自主投票を掲げる若手グループの幹部に対して、立候補者の1人が支持を打診すると「実は、もう派閥で決まっている」と語ったという。本選では派閥を横断した自主投票が主流とされ、河野氏を支持する動きが脚光を浴びた。だが、実際には本選から従来の派閥の力学で支配され、最終的に安倍氏の影響下にある高市氏と岸田氏によるタッグが誕生した。

党改革を巡って役員任期を「1期1年、最長3年」と公約に掲げた岸田氏に対し、二階俊博幹事長は反発した。だが、二階派も最後は岸田支持と河野支持で割れた。退任する二階氏の求心力低下で「空中分解だ」(元閣僚議員)と指摘されている。今後、焦点の役員人事を含め、総裁選を引き金に派閥は分裂再編へ動きだそうとしている。【大上悟】

7379チバQ:2021/09/29(水) 21:48:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210929k0000m040300000c.html
「冷や飯」の大阪自民安ど 「政権、親維新ではなくなる」
2021/09/29 20:59毎日新聞

「冷や飯」の大阪自民安ど 「政権、親維新ではなくなる」

自民党総裁選で党員・党友票の開票作業をする大阪府連の関係者ら=大阪市中央区で2021年9月29日午前9時35分、望月亮一撮影

(毎日新聞)

 野党の日本維新の会は、約9年に及んだ安倍晋三、菅義偉両政権と蜜月関係を築く一方、維新と対立する自民党大阪府連は政権から冷遇されてきた。岸田文雄新総裁の誕生で維新は政権中枢とのパイプが断たれることになり、自民府連には安堵(あんど)感が広がる。維新にとっては2025年大阪・関西万博やカジノを含む統合型リゾート(IR)で国との連携が欠かせず、新政権との関係構築に向けて出方をうかがう構えだ。

 「これまでは府連と官邸との風通しが悪く、政権与党の優位性が全くなかった。総裁が代わり、環境の変化に期待している」。自民府連の多賀谷俊史幹事長は新総裁誕生を歓迎した。

 12年12月に第2次政権を発足させた安倍氏と官房長官だった菅氏は憲法改正で維新の松井一郎代表(大阪市長)と意気投合。橋下徹氏も含めた4人で定期的に会合を持つなど、与野党の立場を超えて太いパイプを持った。万博は安倍、菅両氏の強力なバックアップが誘致実現の決め手となり、菅政権でも良好な関係は続いた。

 政権は維新との関係をよそに、身内であるはずの自民府連とは距離があった。府連は、大阪市を廃止・分割する維新の看板政策「大阪都構想」に反対してきたが、都構想への賛否を問う15年と20年の2度の住民投票ではいずれも、党本部から明確な支援は得られなかった。府連幹部は「今までみたいに維新と近い政権ではなくなり、府連にとってプラスであることは間違いない」と期待を寄せる。

 ◇松井氏「岸田さん、何やりたいか見えない」

 これに対し、松井氏は29日、記者団に「最後は永田町の派閥の論理で決まった。与党や政府と是々非々で対峙(たいじ)するのは変わらない」と淡々と受け止めた。そのうえで、「岸田さんが何をやりたいのか、今は見えない」と話し、新政権の出方を注視する考えを示す。

 維新内部には菅氏の首相退陣に伴い、政権中枢とのパイプが失われることへ危機感が強く、所属国会議員は29日、「当然、影響があるに決まっている」と話した。また、ある維新関係者は「岸田さんになったからといってマイナス面は特にない。これまでプラス面が大きすぎたので、フラット(普通)に戻るだけだ」と懸念を払拭(ふっしょく)した。

 間近に迫る衆院選への影響も必至だ。維新と自民は次期衆院選で府内19小選挙区のうち、14選挙区で対決する公算が大きい。

 ある自民候補は「不人気だった菅さんが交代し、新しいリーダーの下で選挙を迎えられる。政権が発足すれば、さらに岸田さんの人柄が受け入れられるのでは」と期待する。

 一方、維新候補の一人は「河野(太郎)さんが勝っていたら、改革イメージが維新と重なるので岸田さんの方が戦いやすい」と指摘。別の維新候補は「衆院選のために総裁選を利用し、自民の追い風になっている」と警戒した。【石川将来、野田樹、田畠広景、鶴見泰寿】

7380チバQ:2021/09/30(木) 01:09:06
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_55TPM7ORFNJ7NEA223YLOMWPLI.html
甘利氏の党四役での起用案浮上 岸田自民党新総裁
2021/09/30 00:23産経新聞

甘利氏の党四役での起用案浮上 岸田自民党新総裁

甘利明税調会長(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党は29日、菅義偉首相の任期満了に伴う総裁選を行い、第27代総裁に岸田文雄前政調会長(64)を選出した。岸田氏は1回目の投票で1位だったが過半数に至らず、決選投票で2位の河野太郎ワクチン担当相を下した。岸田氏は10月4日召集の臨時国会で行われる首相指名選挙で第100代首相に選出される予定。組閣、認証式などを経て岸田内閣が発足する。

岸田氏は幹事長を含む党役員人事に着手した。岸田氏を支援した麻生派(志公会)の甘利明税調会長の党四役での起用案が浮上している。岸田氏は総裁選で争った河野氏や高市早苗前総務相らを要職で処遇する意向を示した。10月1日にも決定する。岸田氏の総裁任期は令和6年9月末まで。

岸田氏は総裁選出後のあいさつで「総裁選は終わった。ノーサイドだ。全員野球で一丸となって衆院選と参院選に臨んでいこう」と呼びかけた。また、新型コロナウイルス対策に尽力する考えを示し「数十兆円規模の経済対策を年末までにしっかりと作り上げなければならない」と強調した。

岸田氏はその後、記者会見に臨み、コロナ対策について「全てを懸けて必死に取り組む」と強調。他の3候補について「ぜひ党内で能力をしっかり発揮していただけるようなことを考えていきたい」と語った。

11月までに行われる衆院選の勝敗ラインは「自公両党で過半数」だと明言した。衆院解散については「今後、臨時国会が開かれる。政治条件をしっかり見極めた上でしかるべき時期を判断していきたい」と述べた。衆院議員は10月21日に任期満了を迎えるが、衆院選は11月7日か14日投開票の日程が想定されている。

総裁選は国会議員票と、「ドント方式」により議員票と同数になるよう各候補に割り当てられた党員・党友票の合計で争われた。岸田氏は1回目の投票で256票を獲得し、河野氏(255票)を1票上回った。3位は高市氏で188票、4位は野田聖子幹事長代行で63票だった。決選投票では、257票を獲得した岸田氏が勝利した。

7381チバQ:2021/09/30(木) 01:10:33
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP9Y7VZ5P9YUTFK00Q.html
要職起用に萩生田氏・甘利氏・高市氏浮上 岸田新総裁、党人事に着手
2021/09/30 00:12朝日新聞

要職起用に萩生田氏・甘利氏・高市氏浮上 岸田新総裁、党人事に着手

総裁室で席に着く自民党新総裁の岸田文雄氏=2021年9月29日午後6時46分、東京・永田町、内田光撮影

(朝日新聞)

 菅義偉首相の後任を選ぶ自民党総裁選は29日、東京都内のホテルで投開票され、岸田文雄前政調会長(64)が決選投票で河野太郎行政改革相(58)を破り、第27代総裁に選出された。総裁任期は3年。10月4日召集の臨時国会で、岸田氏は第100代首相に選ばれる。

 岸田氏は党役員人事に着手。細田派の萩生田光一文部科学相(58)や、麻生派幹部の甘利明税調会長(72)、総裁選で争った無派閥の高市早苗前総務相(60)らの要職起用が取りざたされている。

 総裁選では、国会議員票(382票)と党員・党友票(地方票、382票)の計764票で争う1回目の投票で、岸田氏は議員票でトップの146票で計256票を獲得。一方の河野氏は、議員票は3番目の86票だったが地方票でトップの169票を取り、計255票で岸田氏と1票差だった。高市氏は議員票114票で計188票。野田聖子幹事長代行(61)は議員票34票で計63票。また議員票は棄権1、白票1だった。

 ただ岸田氏は過半数に達しておらず、2012年以来の上位2人による決選投票に入った。国会議員票が全体の約9割を占める決選投票では、岸田氏が議員票249票で計257票を獲得し、議員票131票で計170票の河野氏に大差をつけて勝利した。

 岸田氏は29日夕、党本部で記者会見し、コロナ禍で国民の協力を得るため「年内に数十兆円規模の経済対策を策定する」と説明。「新しい資本主義を構築していきたい」とし、「成長と分配の好循環を実現し、全国津々浦々、成長の果実をしっかり届けたい。できるだけ幅広い国民の皆さんの給与を引き上げる経済政策をとっていきたい」と強調した。

https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2021092901001426.html
高市氏、要職起用も 官房長官に上川氏取り沙汰
2021/09/29 23:19共同通信

高市氏、要職起用も 官房長官に上川氏取り沙汰

高市早苗前総務相、上川陽子法相

(共同通信)

 自民党の岸田文雄新総裁は29日、政権運営の要となる幹事長など人事の検討に入った。麻生派の甘利明税制調査会長、細田派の萩生田光一文部科学相の起用案が浮上。岸田氏と総裁を争った高市早苗前総務相の要職登用のほか、上川陽子法相の官房長官起用も取り沙汰されている。複数の関係者が明らかにした。

 岸田氏は総裁就任後、初の記者会見で人事に関し「若手だけを登用するのではなく、老壮青のバランスが大事だ」と述べた。

 甘利氏は総裁選で岸田氏陣営の選対幹部を務めた。甘利、萩生田、高市各氏は安倍晋三前首相との関係が近い。

7382チバQ:2021/09/30(木) 01:11:32
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210929k0000m010353000c.html
幹事長・官房長官に甘利氏、萩生田氏が浮上 河野氏の処遇も焦点
2021/09/29 23:13毎日新聞

幹事長・官房長官に甘利氏、萩生田氏が浮上 河野氏の処遇も焦点

記者会見する自民党の新総裁に選ばれた岸田文雄前政調会長=東京都千代田区の同党本部で2021年9月29日午後6時24分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 岸田氏は29日、党本部で記者会見し、党役員・閣僚人事に関し「総裁選を通じて党が多彩な人材を持ち、中堅・若手をしっかり登用すると言ってきた。老・壮・青のバランスが必要だ」と説明した。在任5年を超えた二階俊博幹事長(82)=二階派=の交代は確実。後任幹事長と官房長官には甘利明税調会長(72)=麻生派=や萩生田光一文部科学相(58)=細田派=らが取り沙汰されている。岸田氏と総裁選で争った河野、高市、野田3氏の処遇も焦点だ。

 岸田氏は、総裁選の3候補について「一緒に政策論争をする中で素晴らしい能力を実感した」と評価し、何らかの役職に起用する考えを改めて示した。今の党役員の任期は30日までで、岸田氏は「(人選を)できるだけ急ぎたいが、明日1日はやはりかかるのではないか」と述べた。新旧役員は、10月1日にも交代する見込みだ。

 総裁選で提唱した幹事長以下の党役員任期を「1期1年、連続3期まで」とする案については、「党改革への思いは1ミリたりとも後退していない」と堅持する考えを表明した。二階氏の後任幹事長は「大変重要な役職だ。まだ具体的な名前が確定したものではない」と述べるにとどめた。【野間口陽】

7383チバQ:2021/09/30(木) 01:12:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_JQIJAHBH5BOWHIZ2ZTKIMFFMAM.html
総裁選を追う 捲土重来の岸田氏「ノーサイドで衆院選へ」
2021/09/29 22:37産経新聞

29日の自民党総裁選は、昨年大敗した前政調会長の岸田文雄が捲土重来(けんどちょうらい)を果たし、第27代総裁に選ばれた。4候補による熾烈(しれつ)な戦いの終幕を追った。

■「支持率2%からの出発」 午前11時、高市陣営

高市は午前11時、陣営が国会内で開いた「必勝送り出し式」に姿を見せた。

「支持率2、3%からの出発だったが、多くの政策を訴えた。皆さんと政策を(首相として)実現できる日を心待ちにしている」。出席議員は総立ちで拍手を送った。派閥に属さない高市は、主義主張に賛同する保守の議員が支援した。当初はマスコミに泡沫(ほうまつ)扱いされたが、日を追うごとに議員の支持が増えた。

終始劣勢だった幹事長代行の野田聖子も11時、国会内の会合で支持議員に感謝の言葉を述べ、拍手喝采で送り出された。

■「山口が取れた!」 正午、岸田陣営

11時20分、岸田は国会近くの衆院議員宿舎を出る際、記者団に「後は天命を待つだけ。勝利を確信している」と強調した。青いネクタイは、役員任期制限を打ち出して「幹事長の二階俊博切り」と波紋を呼んだ8月26日の出馬表明記者会見と同じ。「総裁選の原点である覚悟を思い返し、臨みたかった」と語った。

正午、決起集会が始まり、表情をこわばらせた岸田は「岸田コール」に迎えられて会場入りした。

開会直前には、党員・党友票の都道府県別の集計結果が随時、会場に伝わった。河野圧勝とする事前報道が多かったが、一部で岸田が1位に。陣営関係者が「山口が取れた!」「青森が勝った」と会場で叫ぶと、出席議員が歓声と拍手。岸田自身も周囲に「想定外のところが取れている」とつぶやいた。

■「河野の応援は大変なこと」 正午、河野陣営

同じく正午、総裁選の会場でもある東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪内で、河野の決起集会が始まった。

元防衛相の岩屋毅は「党員票はほとんどの県で1位。国民の声、党員の声は河野太郎さんにあります」と強調した。党員票で圧勝し、それをテコに議員票も上積みするのが陣営の戦略だ。ただ、総裁選中の年金制度改革の主張や失言などで「危なっかしい」との議員の声が増した。突破力と発信力が売りの河野だが、決起集会では神妙な面持ちで語った。

「(所属する麻生派=志公会会長の)麻生太郎さんから『総裁選で特に河野太郎を応援するのは大変なことだ。それをやってくれる皆さんのことは、これから何があっても体を張って守れ』といわれた」。出席者の一人が「そうだ!」と叫んだ。河野はスピーチ後に3度、深々と頭を下げた。

環境相の小泉進次郎は「『いろいろな事情で声をあげられないが(本心は)河野さんだよ』という人が1人、2人ではない」と強調。「隠れ支持」の議員がいると指摘し、議員票の伸びに期待した。

■岸田1位にどよめく 午後2時、投開票会場

総裁選管理委員長の野田毅が午後2時、4候補の得票数を読み上げた。党員票と議員票の合計は河野が255、岸田が256-。

会場がどよめいた。1回目は河野がトップに立つとの見方が大勢だったからだ。河野の決起集会に出席した議員は、代理出席も含めて92人。ところが議員票は86どまり。小泉の思いと裏腹に多かったのは「隠れ不支持」だったのか。

3時過ぎ、河野との決選投票の末、岸田が新総裁に選出された。岸田はマスクを着けたまま自席から立ち上がり、笑顔は見せなかった。「ノーサイドです。一丸となって衆院選、参院選に臨んでいこう」。演説後、現首相の菅義偉や他の3候補と壇上で並んで記念撮影に応じた際に、ようやく笑った。

■岸田の報告会で一丸誓う 4時過ぎ、高市

各陣営はその後、それぞれ結果報告会を開いた。

4時前、高市の報告会。表舞台には出なかった前首相の安倍晋三が姿を見せ「私たちの論戦で、離れかかっていた多くの自民党支持者が戻ってきてくれたのではないか」と説いた。議員票に限れば河野を上回り、陣営幹部は「次は最有力候補だ」と意気込んだ。

高市は4時過ぎ、決選投票で共闘した岸田陣営の報告会に顔を出し、岸田と笑顔でグータッチ。「一丸となって直近の衆院選、来年の参院選を勝ち抜く決意だ」と誓った。

岸田は就任後の記者会見で、総裁選で戦った3候補について「一緒に政策論争をする中で素晴らしさを実感させていただいている。党内において能力を発揮していただけるようなことを考えていきたい」と語り、新政権で処遇する考えをにじませた。夜はテレビ出演を見送り、人事構想を練った。(敬称略)

(田中一世、永原慎吾)

7384チバQ:2021/09/30(木) 01:22:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3123c49796c5b88b8d242e12a6d244b8d401db6まさかの議員票3位の衝撃! 河野太郎氏が「二代目石破茂」襲名のピンチ
9/29(水) 18:29配信
東スポWeb
誤算だった河野氏(東スポWeb)

 自民党総裁選で岸田文雄前政調会長が29日、新総裁に選出された。

 国民的な人気が高いとされる河野太郎規制改革相は、岸田氏と決選投票にもつれこんだものの、87票差もの大差をつけられて惨敗した。

 今回、あらわになったのは、河野氏の国会議員票の想像以上の少なさだ。

 1回目の投票でトップに立ったのは岸田氏の146票。2位に続いたのは高市早苗氏の114票で、河野氏は86票しか獲得できなかった。これほど自民党内で不人気ならば、党員・党友票でリードしても、国会議員票が重みを持つ決選投票で勝てるはずがない。

 そのため、ツイッター上では、河野陣営についた〝党内不人気の筆頭〟石破茂氏になぞらえ「石破化(常に有力候補にはなるけど結局なれない)していきそう」「二代目石破茂」「石破化して総理の目が消滅」などと揶揄されている。

東京スポーツ

7385チバQ:2021/09/30(木) 01:30:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/e52189dbd8426a6b3be6217a130107d396c1bd7f高市・野田両陣営に手応え 河野氏陣営は想定外の伸び悩みに衝撃
9/29(水) 20:39配信
毎日新聞
自民党総裁選を終え壇上でたたえ合う(左から)野田聖子幹事長代行、菅義偉首相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行政改革担当相=東京都港区で2021年9月29日午後3時25分、梅村直承撮影

 29日投開票の自民党総裁選では、岸田文雄・新総裁(64)=岸田派=だけでなく、1回目の投票で健闘した高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)=共に無派閥=も手応えを強調し、岸田新総裁の下での「結束」を誓った。一方、党員・党友票で1位となりながら議員票が伸び悩み、決選投票で敗れた河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=を支援した議員からは党員と議員の「意識のズレ」を問題視する声も上がった。

 「投開票を待っている間にもメールが来て『姿勢が悪い』と指導をいただいた」。岸田氏は自身の選対報告会で、笑いを誘いながら支援への謝意を繰り返し語り、総裁選で掲げた「聞く力」を実践していく姿勢を強調した。

 知名度で河野氏に劣る岸田氏は、1回目の投票で2位につけ、決選投票での逆転勝利を目指してきた。ところが、結果は1回目から1票差で首位に。そのまま決選投票でも河野氏を突き放した。「2、3位連合じゃなく、(1回目で)1位の候補になれた。これは大きい」と支援した議員は声をはずませた。

 また、1回目の投票で3位となった高市氏も選対の結果報告会で「本当に身に余る結果を得ることができた」と晴れ晴れした表情で語った。高市氏の議員票は、86票だった河野氏を上回る114票。高市氏を支援した安倍晋三前首相も「確固たる国家観を示した。私たちの論戦によって、はがれかかっていた多くの支持者が自民党に戻ってきてくれたのではないか」と保守層のつなぎとめに一役買ったと誇ってみせた。

 得票数が最少だった野田氏も、20人の推薦人数を大幅に上回る34の議員票を得た結果に満足そうな表情を浮かべた。野田氏は総裁選後、記者団に「しがらみのない、極めて自立した国会議員の方に私を支持していただいた」と強調。「私が出なければ、総裁選の争点に子どもや女性、社会的弱者は出なかったと思う。一定の役割、考え方の転換を伝えることができた」と胸を張った。今後について「応援してくれる人に不自由をかけないためにも、ある一定のグループの中でしっかり活動できたら良い」と派閥結成に含みを持たせる発言もした。

 一方、河野氏の陣営は、想定外の議員票伸び悩みにショックを隠せない。「人事で干されても文句は言えない」と意気消沈して話した。石破茂元幹事長は民放番組の中継で「党員票と議員票(の結果)がなんでこんなに離れたか。自民党の根本問題かもしれない」と指摘。「このズレを直していかないと、いつまでたっても『自民党は国民の意思と違うよ』ということを引きずってしまう」と警鐘を鳴らした。

 小泉進次郎環境相も「なかなか国民の皆さんからは分からない票の動き、議員の動きがあった」と記者団に語り、「全力でやって負けましたから。今回の学びや教訓を生かし、次に向けて進んでいけるよう一層努力したい」と話した。【宮島寛】

7386チバQ:2021/09/30(木) 01:33:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/f36392845cf130d7e1df94f162697929f1985918岸田新総裁 改憲、皇位継承…保守系との距離感課題
9/30(木) 0:04配信
産経新聞
【自民党総裁選2021】自民党総裁選を前に決起集会に臨んだ岸田文雄前政調会長。左は裕子夫人=29日午後、東京都港区(桐山弘太撮影)

自民党総裁選で岸田文雄氏が新たな総裁に選出された。昨年秋の前回総裁選は菅義偉首相に大敗を喫したが、「闘志」を前面に出してトップの座をつかんだ。ただ、前途には新型コロナウイルス対策に加え、新政権の試金石となる衆院選など数々の難題が待ち受ける。党内の支持基盤も盤石とは言えず、勝利の余韻に浸る間はなさそうだ。

「さっそく今日から全力で走り始める。ぜひ一緒に走っていただきたい」

岸田氏は総裁選で勝利を収めた直後のあいさつに立つと、決意に満ちた表情で同僚議員にこう語りかけた。岸田氏は8月26日にいち早く立候補を表明した。前回の経験とスタートダッシュが奏功し、他の3候補を振り切った。また、5年以上幹事長を続ける二階俊博氏を念頭に党役員任期の改革案を発表するなど、「地味な男」から「闘う男」への脱皮も求心力を高める一因になった。

そんな岸田氏の最初の関門は目前に迫る衆院選だ。大幅に議席を失い「党の顔」に疑問符がつけば、来年夏の参院選に向け「岸田おろし」を招きかねない。

新型コロナ対策も待ったなしとなる。特別措置法に基づく緊急事態宣言は30日で全面解除となるが、10月から始まる行動制限の緩和を着実に進め、社会経済活動を軌道に乗せることが求められる。

ただ、ワクチン接種が進んでいるとはいえ、冬場に向け「第6波」の到来を予想する専門家は多い。新規感染者数が低水準で推移している間に公約に掲げた「医療難民ゼロ」の実現に向け、臨時医療施設や宿泊療養施設、医療従事者の確保を急ぐ必要がある。

一方、保守層の信頼が厚い安倍晋三前首相の後押しを受けた高市早苗前総務相との共闘で決選投票を制した経緯から、保守系が重視する憲法改正や皇位継承の男系維持などへの取り組みも問われる。

岸田氏は8日の産経新聞のインタビューで、総裁任期中に憲法改正を目指すと強調。皇位継承は「『女系天皇』以外の方法で考えるべきだ」と明言した。安全保障分野では弾道ミサイルを相手領域内で阻止する「敵基地攻撃能力」の保有を主張し、安倍氏と歩調を合わせる。

とはいえ、岸田氏はリベラル色が強いとされる岸田派(宏池会)の領袖(りょうしゅう)。岸田派内には、こうした安保政策に懸念の声があり、保守勢力が警戒する選択的夫婦別姓への賛成論も根強い。対応を誤れば総裁選勝利の原動力となった保守勢力が離れる可能性がある。

岸田氏は周囲に「誰もが長期政権にしたいと思って動き始めるだろう」と語るが、党内第5派閥の岸田派は46人にとどまる。まずは10月24日投開票の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙、そして11月までに行われる衆院選を勝利に導き、総裁選での訴えを着実に実現し、支持基盤を盤石にすることが急務となる。ある重鎮はこうつぶやいた。

「今はまだ仮免許。衆院選を勝って初めて本免許だ」

(永原慎吾)

7387チバQ:2021/09/30(木) 08:36:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8879e37256233d80745af488e5f111eea52e7584
岸田文雄新総裁 政治家3代目 東大受験3回失敗も
9/29(水) 23:13配信
産経新聞
昨年9月の総裁選で菅義偉首相に大敗し、スポットライトが当たらない不遇の日々を過ごしてきたが、1年で捲土(けんど)重来を果たした。


平成5年の衆院選で初当選。祖父も父も衆院議員を務めた政治家一家に育ち、24年には名門派閥・宏池会の会長に就任した。「エリート」とみられがちだが、学生時代には親族のほとんどが卒業した東大の受験に3度も失敗するという挫折も経験。小説家を目指した時期もあったが、「全部ものにならなかった」と振り返る。

政界屈指の酒豪として知られ、30〜40代の頃には「記憶がなくなるまで飲んだ」という失敗談も。「広島の酒が一番だ」と地元愛ものぞかせる。

家族は妻の裕子さんと息子3人。裕子さんがつくる広島風お好み焼きに目がない愛妻家でもある。総裁選では裕子さんや秘書でもある長男の翔太郎さんが岸田氏とともにインスタグラムのライブ配信に出演するなど家族一丸で戦った。

尊敬する人物は、宏池会を創設した広島県出身の池田勇人元首相。宏池会は長らく首相を輩出できなかったが、故宮沢喜一氏以来、約30年ぶりに宰相の座をつかみ取ることになった。

7388チバQ:2021/09/30(木) 09:38:07

広島 地元
青森 原発
山形 遠藤利明. 加藤鮎子
山梨 堀内詔子
島根 原発 細田・竹下 
山口 林芳正
香川 平井卓也
熊本 金子恭之

7389チバQ:2021/09/30(木) 10:15:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/55ada974b402d0f86c242d3c5ddba3b7b6872074
再起の賭けに敗れた石破氏、地元「見ていられなかった」
9/29(水) 22:43配信


山陰中央新報
支持した河野太郎行政改革担当相が敗れたことについて、受け止めを話す石破茂元幹事長=東京都港区、グランドプリンスホテル新高輪

 自民党総裁選で石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)は再起の賭けに敗れた。河野太郎氏の支持に全力を傾けることで総裁(首相)へと導き、自身と石破派(16人)の復権につなげるシナリオは崩れた。昨年の総裁選以降の求心力低下に今回の敗戦が重なり「ポスト首相」候補からの後退は避けられない状況だ。

 記者団の取材に応じた石破氏は「自分としてできるかぎりのことはやった。残念だ」と述べた。党員票で上回りながらも国会議員の支持動向が選挙結果を決めた構図は、自身が安倍晋三前首相に敗れた2012年総裁選と同じ。「暮らしに苦しんでいる人と国会議員の実感に差がある。そうでないと説明がつかない」と悔しさをにじませた。

 足場となる石破派は浮上のきっかけがつかめない。惨敗した昨年総裁選以降は退会が相次ぎ、27日にさらに1人の退会を発表した。

 告示直前まで対応を「白紙」とし続けた石破氏には地元で不満の声も上がった。党米子市住吉支部の山垣格市支部長(83)は「出ても勝てないから出なかったように映り、見ていられなかった。どう処遇されるか分からないが、再び総裁を狙うのはきびしいと思う」と冷ややかだった。

7390チバQ:2021/09/30(木) 10:16:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/536e18ed04715863bfeb6d406016edecc345d877
自民各派は「論功行賞」に期待…細田派は「岸田氏を勝たせた最大の功労者だ」と自負
9/30(木) 9:51配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の新総裁に岸田文雄・前政調会長が就任し、焦点は党役員・閣僚人事に移った。岸田氏は自派の岸田派に加え、細田派や麻生派、竹下派のベテランに支持を広げており、各派は「論功行賞」に期待を寄せる。党員・党友票でトップだった河野太郎行政・規制改革相や、決選投票で協力を得た高市早苗・前総務相の処遇も注目される。

【図表】自民党総裁選の開票結果

 「人事については早急にたたき台を作り、しっかり確認していきたい」

自民党総裁選が終わり、岸田新総裁(左)とあいさつを交わす河野行政・規制改革相(29日午後、東京都港区で)=源幸正倫撮影

 岸田氏は29日、党本部で行われた総裁就任記者会見で、速やかに人事に着手する考えを示した。

 岸田氏は総裁選で、党役員の任期を「1期1年、連続3期まで」とする改革案を掲げた。この公約を踏まえ、在職日数が歴代最長の5年を超える二階幹事長を交代させ、麻生派の甘利明税制調査会長を起用する方向で調整している。

 麻生派(53人)からは河野氏が出馬したが、派閥としては「基本的に河野、岸田両氏を支持」とする戦略を取った。岸田氏の選挙対策本部顧問として尽力した甘利氏は岸田氏の勝利後、「どういうご下命があるかわからないが、そのポジションで全力を尽くしたい」と記者団に述べ、要職起用に期待感をにじませた。

 最大派閥の細田派(96人)では「幹事長か官房長官のどちらか」を求める声が上がる。同派の中堅・若手は、安倍前首相が全面支援した高市氏支持が多かったが、会長の細田博之・元官房長官らベテランは岸田氏を支持した。決選投票では岸田氏に支持を集約し、「党員票で劣勢の岸田氏を勝たせた最大の功労者だ」(ベテラン)と訴える。

 一方、自主投票とした二階派(47人)は一部が岸田氏支持に回った。1回目は河野氏に、決選投票で岸田氏に投票した同派中堅は「影響力を行使するためだ」と狙いを語った。ただ、菅首相誕生の流れを作った時のような存在感を発揮することはできなかった。

 対立候補の扱いにも関心が集まる。河野氏は世論調査で高い支持を得ており、直後に衆院選を控える中で「河野氏を人事で冷遇すれば、国民から批判を招きかねない」(岸田派中堅)と危惧する声もある。

 決選投票で岸田氏と協力した高市氏の要職起用も浮上している。高市氏は投開票後、岸田陣営の結果報告会に駆けつけ、「一丸となって岸田総裁を支える」と協力姿勢をアピールした。

 ただ、対立候補の陣営からは「党三役になれば、次の総裁選に出馬しにくくなる」(高市氏周辺)として無役になるべきだとの声もある。岸田氏は3候補の処遇に前向きな姿勢を示しているが、「挙党態勢」の見せ方に頭を悩ませそうだ。

7391チバQ:2021/09/30(木) 10:20:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/62206e72457e236b5f22100af0ec12b81ceab71d
「石破氏と組んだことがすべて」河野氏1回目でまさかの2位「完敗だ」
9/30(木) 10:01配信

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西日本新聞
自民党の両院議員総会を終え、降壇する河野太郎行革相(右端)。左奥から2人目は岸田文雄新総裁=29日午後3時27分、東京都内のホテル(撮影・中村太一)

 河野太郎行政改革担当相は、国民人気を背景に決選投票を経ずに1回目の投票で勝ち抜くシナリオを描いたが、頼みの地方票でさえ過半数に届かなかった。議員票も岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相の後塵(こうじん)を拝し、まさかの3位。自ら提起した政策や発言の危うさが目立ち、遠心力を強める結果になった。陣営からは「完敗だ」との声が漏れた。

【写真】開成高時代、硬式野球部で汗を流した岸田氏

 「私の力不足以外の何物でもありません」。29日午後、会場となった都内のホテルで報道陣の取材に応じた河野氏は淡々と語った。

 報道各社の世論調査で「次の首相にふさわしい人」の首位を独走した河野氏。知名度が高い石破茂元幹事長や小泉進次郎環境相とタッグを組んで地方票で他候補を圧倒し、衆院選を間近に控えた議員心理に影響を与えて1回目で雌雄を決する戦略を描いた。

 だが、実際は地方票は169票と4割強を固めるにとどまり、議員票では岸田氏だけでなく、高市氏にも大きく離された。直前の総決起大会には90人超の議員が出席したにもかかわらず獲得できた議員票は86票。その結果、岸田氏に1票差の2位で決選投票となる大誤算を招いた。

 敗因について河野氏が所属する麻生派議員は、最大派閥の細田派に影響力を持つ安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相と不仲の「石破氏と組んだことがすべて」と話す。議員票の「切り崩し」が加速し、想定外の支持離れを招いた。小泉氏は「国民から分からない議員の動き、いろんなものがあった」と話す。

 河野氏自身の失策も大きい。大幅な消費増税が想定される年金制度改革の提唱や、党の部会の議論を「ぎゃーぎゃーやっている」とやゆしたことで「河野氏の政策や発言は危なっかしい」と批判を浴びた。支援した石破派幹部は「空中戦ばかりやっている感じで議員票の詰めが甘い」と陣営を批判した。

 とはいえ、新型コロナウイルス禍で衆院選と来夏の参院選を迎える次期政権が、難しいかじ取りを迫られるのは間違いない。政権が行き詰まれば、国民人気が高い河野氏待望論が高まる可能性がある。

 「麻生さんからすれば岸田がこければ次は河野というカードを確実に持っている。河野は次に備えておけばいいんだ」。麻生氏周辺はそう語った。

 (久知邦、井崎圭)

7392チバQ:2021/09/30(木) 10:46:37
選対委員長だれやるんだろ?茂木か?
https://news.yahoo.co.jp/articles/135b74352d81e1002d31344b839c856132f35381
甘利氏を幹事長で最終調整 高市氏も重要ポスト起用へ
9/30(木) 9:15配信

産経新聞
自民党の岸田文雄総裁は、二階俊博幹事長の後任に麻生派(志公会)の甘利明税調会長を起用する方向で最終調整に入った。総裁選で戦った無派閥の高市早苗前総務相は党四役や重要閣僚への起用を検討する。30日、関係者への取材で分かった。10月1日にも役員人事を決定し、新執行部を発足させる。

甘利氏は安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相とともに、「3A(スリーエー)」と呼ばれる党内の実力者。今回の総裁選では岸田氏の支援にいち早く名乗りを上げ、選挙対策本部の顧問を務めた。

岸田氏は安倍、麻生両氏と意思疎通ができ、若手からの信頼も厚い重鎮の甘利氏を起用することで、党運営を軌道に乗せ、次期衆院選や来年の参院選に臨みたい考えだ。

また、岸田氏は総裁選の決選投票で「1・3位連合」を組み、勝利の立役者となった高市氏も重要ポストで処遇する。30日中にも政調会長や総務会長などの人事の検討も進め、新執行部の骨格を固める方針だ。

7393チバQ:2021/09/30(木) 10:49:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/45bd32b177c8785437c383c30ddcf9c70d7a91c3
次期ファーストレディー 英語堪能な裕子夫人 岸田氏とはお見合い婚
9/30(木) 5:30配信

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スポニチアネックス
16年、平和記念公園の原爆慰霊碑前で献花する、岸田外相(当時)の裕子夫人(中央)(代表撮影)

 ◇自民党総裁選

 岸田氏を支える妻の裕子(ゆうこ)さん(57)が次期ファーストレディーとなる見込みだ。岸田氏より7歳年下で、選挙区の広島県出身。実家は県内の旧家で、1988年にお見合い結婚した。

【写真】この笑顔!今井絵理子氏のインスタライブに出演した岸田氏(インスタから)

 県で屈指の進学校である広島女学院高から東京女子大に進み、英語が堪能な国際派。岸田氏が外相時代の2016年には、G7広島外相会合も経験。英国、フランス、イタリア、カナダの外相夫人を平和記念公園に案内したり、各国の駐日大使夫人とのお茶会を主催するなど、外交面でのサポートはバッチリだ。

 私生活では3人の息子を持つ。岸田氏と2人の息子が東京で同居しており、裕子さんは地盤の広島と行き来する生活。これまでメディアにはあまり出演しなかったが、昨年の自民党総裁選では議員宿舎での岸田氏の夕食風景などを公開。庶民的なメニューやエプロン姿で食事を見守る光景が話題になった。

7394チバQ:2021/09/30(木) 11:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a7228000af2d6e18b5e85e907464fa9f6d8312a
自民幹事長に甘利氏起用で調整 官房長官は萩生田氏浮上
9/30(木) 10:39配信
共同通信
岸田新総裁(右)の報告集会であいさつする自民党の甘利税調会長=29日午後3時57分、東京都内のホテル

 自民党の岸田文雄総裁は30日、幹事長に甘利明税制調査会長を起用する方向で調整に入った。複数の関係者が明らかにした。

 また、官房長官に萩生田光一文部科学相を充てる案が浮上した。官房長官起用が取り沙汰された上川陽子法相は重要ポストで処遇する構え。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3263094b0a85bc54b0558639ae53a75890178dbd
誤算、自滅、不発…河野太郎氏惨敗 これだけの理由
9/30(木) 10:04配信

スポニチアネックス
総裁選を終え、壇上でグータッチを交わす(左から)野田聖子幹事長代行、菅義偉首相、岸田文雄新総裁、高市早苗前総務相、河野太郎行革相(代表撮影)

 自民党は29日、総裁選の投開票を行い、決選投票で岸田文雄前政調会長(64)を第27代総裁に選出した。大方の予想を覆し、第1回投票で1票差の1位となったが、過半数に達せず、2位の河野太郎行政改革担当相(58)を決選投票で大差で破った。総裁任期は2024年9月末までの3年間。10月4日召集の臨時国会で、退陣表明した菅義偉首相の後継となる第100代首相に指名される。河野氏は誤算が相次いだ上、自滅した場面もあり、惨敗を喫することになった。


 菅首相の不出馬表明を受けて「待ってました!」とばかりに手を挙げた閣僚の河野氏。「選挙の顔」選びの様相が濃くなる中、派閥横断的に若手・中堅の支持を集め、序盤では先頭を走っていたが、終わってみれば惨敗。記者団に「私の力不足だ。多くの仲間がここまで支えてくれたことに改めて感謝したい」と敗者の弁を述べた。

 誤算に次ぐ誤算、そして、自滅が招いた惨敗劇だった。正式出馬表明前から脱原発などの持論を封印、ぶれた印象を与えた河野氏。多くの支持を得ていた要因の「らしさ」をかなぐり捨てて選挙戦に突入した。それとは矛盾するように唱え続けたのは「争点は国民の支持」。議員票の比重が増し不利となる決選投票を回避、党員票で圧勝し第1回投票での決着を目指した。しかし、ふたを開けてみれば半数を下回る169票(得票率44%)。下馬評を大きく下回った。

 河野陣営は経済関係など票田である各種の自民党支持団体に投票呼び掛けを訴えたが、名門・宏池会を母体とする岸田陣営が既に回った後で大方刈られた状態だった。

 国民の支持が高い石破茂元幹事長と小泉進次郎環境相を陣営の中心メンバーに据えた「小石河連合」も不発。河野氏が火の粉をかぶらないよう、石破、小泉両氏が派閥政治の悪弊を指摘するなど役割分担。しかし、麻生、安倍両政権への批判が過ぎた石破氏に対するアレルギーは強く、支持は広がらず。組織に縛られない浮動票と言える一般党員への浸透が期待された“小泉神話”も効果は出なかった。

 陣営が注力したのは河野氏が得意のインターネットを駆使した戦術。党員票獲得を狙ったものだが、裏を返せば、河野選対は実力者との交渉、多数派工作、切り崩しなどの汚れ仕事を担える陣容ではなかった。自派議員以外に忌憚(きたん)ない意見交換ができる同僚がいないとされる石破氏、若手のリーダー格を自任する当選4回の小泉氏には荷が重い役回りだった。

 武器である発信力があだとなった舌禍事件もあった。90人が名を連ねる若手グループ「党風一新の会」との意見交換会で、政策決定プロセスに関連して「部会でギャーギャー」と発言。「党の役割を軽視」との反発が広がった。小泉氏が「党風一新」と口にし「世代間抗争」を演出するなど、同会メンバーの多くは河野シンパとみられていたが、同会は党より官邸の意向が強く働く「政高党低」の改革も旗印の一つ。若手の離反を招いた。

 自民党関係者は「会中心メンバーが河野さんでは動かなかった」と明かし「これは大誤算」と指摘。「党の支持率も回復傾向にある中、実力者らによる切り崩しも進んだ。選挙優先とはいえ、若手は逆らうリスクと天びんにかけた。元々、河野さんに恩があるわけでもない」と解説した。

 討論会では発信力を発揮するどころか、“あやうさ”があぶり出された。消費税率大幅アップ必至の年金制度改革案や、原発再稼働を容認する一方、核燃料サイクルを止める矛盾を他候補から狙い撃たれ、効果的な反論もできなかった。

 記者団に「またチャンスがあれば、しっかりやっていきたい」と3度目の立候補に意欲を見せた河野氏。しかし、異名である「壊し屋」よろしく、「改革派」という河野像を自身で壊した感のあった総裁選。次があるか微妙と言えそうだ。

7395チバQ:2021/09/30(木) 11:17:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd758e012aa89d51ac44dc246c6e4f1d435f2d99
安倍氏「あとは人事だね」…周到に準備されていた“岸田・高市連合”
9/30(木) 10:58配信

西日本新聞
自民党総裁選を終え開かれた両院議員総会で、あいさつする岸田文雄新総裁(手前)=29日午後3時22分、東京都内のホテル(撮影・中村太一)

 29日、岸田文雄新総裁を選出した自民党は、急進的な変化でなく安定感を、いわば「守り」を優先した。事前の調整通り、1回目の投票で3位だった高市早苗前総務相の陣営が、決選投票でこぞって岸田氏に乗る戦術「岸田・高市連合」が実現。その改革志向で世論の人気を博していた河野太郎行政改革担当相を包囲し、封じ込めた。党内派閥、実力者の駆け引きを基とした「内輪の論理」による決着は、迫る衆院選にどんな副作用をもたらすのか。


 「河野太郎君、255票。岸田文雄君、256票…」

 午後2時すぎ。1回目の投票結果を野田毅・総裁選挙管理委員長が読み上げた瞬間、国会議員で埋め尽くされたホテルの会場をどよめきが包んだ。大方の予想を覆し、河野氏が首位を取れなかったからだ。党員・党友票で頭一つ抜け出し、議員票も手堅く3桁に乗せるはずが、議員票は86票と伸びを欠き、114票の高市氏にも後れを取った。

 「これで誰も文句は言えないだろう」。1回目を何とか2位でしのぎ、決選投票で逆転する展開を思い描いていた岸田氏の陣営幹部が独りごちる傍らで、隣席の党幹部は「うわっ、こんなことがあるのか」。思わず、声を上ずらせていた。事実上、軍配が岸田氏に上がった瞬間だった。

 約2時間後。完勝の歓喜に沸く岸田氏の勝利報告会に突如、高市氏が姿を現した。「離れがたい『チーム』だ。一緒に力を合わせて党を盛り上げていきましょう!」。自身の善戦もあってか、張りのある声が響いた。

 対河野の「岸田・高市連合」は、周到に準備されていた。

 大規模な経済対策、憲法改正、外交方針…。高市氏の陣営幹部によると、両幹部間で政策のすり合わせも済ませ、決選投票は「岸田氏一元化での協力」を確認し、「計算通り」に事は運んだ。高市氏をバックアップしてきた安倍晋三前首相も「あとは人事だね」と周囲に漏らし、出身派閥・細田派の処遇要求をにおわせ、つまり暗に“岸田首相”にかじを切っていたという。

 「ずいぶん、切り崩したからね」。原発政策や皇室問題などで相いれないだけでなく、自身に盾突く石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相と組んだ河野氏の進撃をストップさせた安倍氏。会場から帰途に就く際は達成感も漂わせた。

     ■ 

 昨秋の総裁選。優柔不断で頼りなげな雰囲気を拭えず、菅義偉首相に完敗した岸田氏自身もしたたかに「脱皮」した。

 「一匹おおかみ」の河野氏の手が届きにくい業界団体にアプローチし、党員・党友票を積み上げて河野氏に抵抗。最大派閥と保守層に影響力を保つ安倍氏、その盟友で第2派閥を率いる麻生太郎副総理兼財務相へ秋波を欠かさず送り、決選投票では抵抗なく議員票が流れ込むような素地を整えた。

 来夏に参院選を控え、政策的な「冒険」をしない穏健政権を希求する参院議員の心理にも意を用いた。根回しなく、持ち前の「突破力」で唐突な方針転換もいとわない河野氏と異なり、安倍氏の長期政権下で7年8カ月、外相と政調会長を無難に務め上げた「安定の岸田」を最大限、売り込んだ。「たくましくなったよね」。当選同期の友人である安倍氏もようやく、正面から岸田氏を認めた。

      ■ 

 とはいえ、河野氏が1回目の投票で獲得した党員・党友票はトップの169票、得票率は約44%。39の都道府県で1位を確保し、抜群の知名度を裏付けた。国民全体の民意により近いとされる党員・党友の投票行動が、党内の権力闘争の帰結である議員票によって覆される逆転現象。岸田新総裁が踏みしめる土壌は盤石ではない。

 今回、河野氏の応援に回る形で安倍氏と対峙(たいじ)した石破氏はこの日夕、こうくぎを刺すのを忘れなかった。「党員の判断と、国会議員の判断のずれは、間違いなく衆院選で問われることになる―」

 (河合仁志、前田倫之)

7396チバQ:2021/09/30(木) 11:18:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9c1568567c0924fea3e5ccaf79f2876a8bb269f
総裁選 1位・3位連合で「河野包囲網」
9/30(木) 7:45配信

産経新聞
自民党総裁選の勝敗を決めたのは、1回目の投票で僅差で1位となった岸田文雄新総裁と3位の高市早苗前総務相の両陣営による「1位・3位連合」の協力だった。両陣営は「河野太郎首相」の誕生だけは避けたいという思惑で一致していた。

岸田氏陣営で顧問を務める甘利明税調会長は、27日に高市氏を後押しする安倍晋三前首相と会談。さらに両陣営幹部が28日夜に会談し、河野氏を相手に決選投票となった場合は、初回で3位となった候補が協力することを確認していた。

実際、決選投票では岸田氏が国会議員票で249票を獲得し、1回目から103票を上積みした。高市氏は1回目で114の議員票を獲得しており、この大半が岸田氏に流れたとみられる。

岸田、高市両氏の陣営では、河野氏が総裁選の論戦で言及した年金制度改革や原発政策に対する考え方などへの批判が渦巻いていた。特に高市氏陣営では、選択的夫婦別姓や同性婚に賛成したり、首相としての靖国神社参拝を公然と否定したりしていた河野氏への懸念があり、決選投票でスムーズに岸田氏を支持することができたとみられる。

一方、河野氏は決選投票で131票の議員票を獲得し、1回目から45票を積み増した。河野氏への包囲網を察知していた陣営関係者は「決選投票では30票程度しか上積みできないと思っていたが、思ったより乗った」と振り返った。

4位となった野田聖子幹事長代行を支持した勢力や、「初回の投票で河野氏から高市氏に投票先を変えるよう圧力を受けていた細田派(清和政策研究会、96人)の一部議員らが決選投票で戻ってきた」(閣僚経験者)との見方もある。

新首相の下でのポスト獲得などを念頭に、決選投票でまとまって行動することを目指す派閥も多かった。ただ、河野氏が決選投票で議員票全体の34%を得たことを踏まえると、一定数は派の意向に関係なく支持先を決めた実態も浮かぶ。これから岸田氏が河野氏を支持した勢力とどう向き合うかも、党運営を占う試金石ともなる。(水内茂幸)

7397チバQ:2021/09/30(木) 11:19:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b4d9effd828109791daa8672f009aa80738bab5
幹事長説も 甘利明氏が河野・菅・小泉追い落とし「神奈川のドン」へ
9/30(木) 7:05配信

NEWSポストセブン
岸田文雄・新総裁誕生の最大の功労者と言われる甘利明氏(時事通信フォト)

 岸田文雄氏を新総裁に導いた最大の功労者と言われているのが、自民党税調会長の甘利明氏である。河野太郎氏が所属する麻生派でありながら岸田陣営の選対顧問を務め、麻生派から河野票を引きはがすことに成功した。自民党中堅議員が語る。


「甘利さんは次期幹事長の有力候補と言われています。幹事長でなくても、党の要職か主要閣僚に就けるのは間違いないでしょう。甘利さんにとっては、河野さんが総裁になれば麻生派の中で立場がなくなり、政治家として“一丁上がり”になってしまうところだった。

 今回の勝利で、麻生派を継げる可能性も高まりました。原発推進派の代表として、河野氏の脱原発路線を食い止めることにも成功した。総裁選で最も大きな果実を得たのは甘利さんでしょう」

 もう一つ、甘利氏にとって大きな利を得ることになるのは自民党神奈川県連での立場だ。神奈川県連では、これまで菅義偉首相をトップとして、河野太郎氏、小泉進次郎氏が世襲で引き継いだ盤石の地盤をバックに強い影響力を築いてきた。今回、その主流派が軒並み河野支持でまとまった結果、一敗地にまみれてしまったのだ。

 これにより、神奈川県連では傍流だったはずの甘利氏が、一気に覇権を握る可能性が出てきた。自民党神奈川県連関係者は言う。

「神奈川県連では、横浜の菅氏、平塚の河野氏、横須賀の進次郎氏と、海沿いエリア選出の議員が力を持ってきたのに対して、内陸である厚木選出の甘利氏は力が弱かった。盟友だったはずの菅氏に弓を引き、岸田氏を支援するという行動に出た背景には、県連内でのパワーバランスを変えたいという気持ちもあったはずです。

 今回も神奈川の党員票では河野氏が圧倒しましたが、敗れてしまったことで県連では失望感が広がっている。菅氏は首相を退いた上、盟友だった小此木八郎氏は横浜市長選に敗北、次期総裁に推した河野氏も敗れたとなれば求心力が失われるのは必然。甘利氏が菅氏に代わって“神奈川のドン”として君臨することになるかもしれません」

 菅政権で官房副長官を務めた自民党横浜市連会長の坂井学氏は、総裁選後のツイッターで「私が支援し、党員票も多くいただいた河野太郎候補は残念ながら及びませんでしたが、今後も自民党を、そして日本を前に進めていくため、政府与党の一員として共に頑張ってまいります」と無念さをにじませた。

 対照的に甘利氏は総裁選後の報告会で「本当にうれしい。日本が、世界が待っているリーダーになってほしい」と喜色満面。麻生派ながら甘利氏について岸田氏の推薦人に名を連ねた川崎エリア選出の山際大志郎氏は、〈会場で甘利氏から労をねぎらわれ〉〈県内議員の多くが河野氏支持に回る中での活動だったが、「自分なりの信念で動き、こうした結果になって良かった」と話した〉(神奈川新聞デジタル版9月29日付)という。

 総裁選後にパワーバランスが変わるのは、永田町だけではないということだ。

7398チバQ:2021/09/30(木) 14:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/05d7efcfeb27fee17f9d059ee37d3cbdff1ec87f
「あいつは偉くなるぜ」つぶやいた麻生氏 “終わった政治家”から起死回生の一打
9/30(木) 11:20配信

西日本新聞
自民党の新総裁に選出された岸田文雄前政調会長=29日午後3時11分、東京都内のホテル(撮影・中村太一)

 「岸田は終わった」「派閥の長として持たないのではないか」。7年8カ月の長期政権を担った安倍晋三前首相が退いた昨年9月の自民党総裁選。岸田文雄氏(64)は、安倍氏とは当選同期の間柄で、安倍政権で要職も歴任。禅譲狙いとされたが、安倍氏が後継に選んだのは菅義偉首相だった。大差で敗れ、無役となった岸田氏に対し、永田町で広がったのは容赦ない声だった。

【写真】開成高時代、硬式野球部で汗を流した岸田氏

 試練は続く。2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件を受けた今年4月の再選挙。総裁候補としての復活を懸け、地元に張り付いて全力で支援した自民新人候補は、「政治とカネ」の逆風に沈んだ。

 地元広島での信頼失墜。岸田氏は日々の思いをしたためてきた手のひらサイズのノートに危機感を書き殴った。「党への不信感」「衆院選は苦しくなる」…。

 そして今回の総裁選。菅内閣の支持率が低迷する中、退路も、確かな勝算もなく名乗りを上げた。立候補表明の記者会見で打ち出したのは、党役員の任期を限る大胆な党改革。百戦錬磨の二階俊博幹事長に退任を迫る乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負は、二階氏だけでなく、菅首相にまで引導を渡す結果に。

 起死回生の“ホームラン”に自信を深め、総裁選の出陣式では鬼気迫る表情で訴えた。「時代が求めるリーダーは私だ」

 だが、森友学園問題で安倍氏の不興を買うとすぐさま修正して配慮。とがった主張という印象を与える河野太郎氏を敬遠する空気も広がり、全方位外交で気を配る岸田氏が結果的に「勝ち馬」となった。

 決選投票で河野氏を破り、総裁に選出された岸田氏。硬い表情で壇上に上がると、会場を見回しながら声を張り上げた。「岸田文雄の特技は、人の話をしっかり聞くということであります」

口数は控えめ、守ったセカンド
 白球がグラブをはじき、バットが空を切る―。夕日が差す東京都内の高校の運動場で、青年は土まみれで黙々と動いた。走り込みをサボる部員を尻目に、倒れ込むまで全力で駆けた。

 「線は細くても真面目だった。本当にたくましくなった。人は変わるんだな」。開成高野球部で先輩だった半田常彰さん(66)=千葉県浦安市=は、テレビの中でフラッシュを浴びる岸田文雄氏(64)に半世紀近く前の面影を重ねた。

 技量を補うひたむきさを買われ、主にセカンドを守った。口数は控えめ。練習から帰る道中、仲間の意見や冗談に「うんうん」と笑顔で耳を傾けた。

 東大合格者数が40年連続トップの私立の名門校。当時、父の文武氏は通産省官僚、親族に首相となる宮沢喜一氏がいた。3度の東大受験に失敗し「俺に価値はあるのか」と悩んだ。

 1978年に早稲田大に入学。夏目漱石やドストエフスキーを読みあさり、大学ノートに小説を書いた。米国で暮らした幼少期には、白人の女の子に握手を拒まれ、人種の壁を感じた。内向的な一面は「正義や理不尽の意味を考えた」という体験と無縁ではなかった。

 人生を導いたのは“まつりごと”の熱気だった。日本長期信用銀行(現新生銀行)に就職後も広島に帰省し、自民党衆院議員に転身した父の選挙を支えた。老若男女が事務所に集い、時に任侠(にんきょう)の世界とおぼしき住人が押しかけた。1票を懸けて生身の人間が激しく交錯する世界。29歳で父の地元秘書になった。

「あいつは偉くなるぜ」つぶやいた麻生氏
 自民党総裁選でアピールした「聞く力」の原点は、若手時代にさかのぼる。

7399チバQ:2021/09/30(木) 14:49:20
 父が亡くなった翌年、35歳で地盤を継いで臨んだ93年の衆院選で初当選。祖父から続く3代目の国会議員となった。

 毎週末、広島市に戻ると、目抜き通りの交差点に置いたビールケースの上でマイクを握った。路面電車の中からも視線を集め、タクシー運転手は「また岸田が立っとる」と話題にした。

 「あいつは偉くなるぜ」。後援会長の伊藤学人さん(72)は当時、同じ派閥の先輩だった麻生太郎副総理兼財務相がその姿を見てつぶやいたのを覚えている。

 閣僚になってもできる限り地元に戻った。15人ほどの親子が集う催しが公園であると知るや、「顔を出すのは当たり前だ」と秘書を諭し、駆け付けて握手して回った。「凡事徹底」で9回連続の当選を重ねた。

「敵をつくらない」堅実に要職歴任
 早くに権力闘争の恐ろしさを肌で知り、永田町きっての“慎重居士”になった。

 2000年の「加藤の乱」。池田勇人元首相から続く名門派閥・宏池会の“プリンス”だった加藤紘一氏が主導したが土壇場で尻込み。「なぜやめるんですか」。岸田氏らが血気盛んに迫っても覆らなかった。

 加藤氏は総裁の芽を断たれた。「絶対に負け戦はしてはいけない」。心に刻んだ岸田氏。「敵をつくらない」とされる性分で堅実に要職を歴任していく。

 12年には派閥を率いた。第2次安倍政権で外相や政調会長も担うと「ポスト安倍」の最右翼に浮上。しかし、「与えられた役割を全力でこなし、首相は目指してこなかった」(岸田氏周辺)。安倍晋三氏の顔色をうかがう「禅譲路線」に、「優柔不断」「戦えない男」の評価がまとわりついた。

 長年の後見役である元広島県議会議長の林正夫さん(80)に岸田氏は「政治の世界に禅譲なんて絶対にないんです」。脱皮を模索しているようだった。

 雌伏の末にようやくつかんだ総裁の座。「政治にとっては決断力が大変重要だ」。記者会見で自らに言い聞かせるように表情を引き締めた。

 (大坪拓也)

7400とはずがたり:2021/09/30(木) 17:03:58

自民選対委員長に遠藤元五輪相氏起用へ
2021/9/30 16:57 (JST)
c 一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/816218028430671872?c=39550187727945729

 自民党の岸田文雄総裁は30日、選対委員長に遠藤利明元五輪相を起用する意向を固めた。関係者が明らかにした。

自民党 政調会長に高市前総務相 岸田新総裁が起用の意向固める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210930/k10013284301000.html
2021年9月30日 16時43分

自民党役員人事で、岸田新総裁は政務調査会長に、みずからと総裁選挙を争った、無派閥の高市早苗・前総務大臣を起用する意向を固めました。

自民党の岸田新総裁は、10月1日に党役員人事を決定することにしていて、人選を進めています。

そして、岸田氏は、政務調査会長に、みずからと総裁選挙を争った、無派閥の高市早苗・前総務大臣を起用する意向を固めました。

高市氏は、衆議院奈良2区選出の当選8回で、60歳。無派閥です。

平成5年の衆議院選挙で無所属で初当選し、旧新進党などに所属したあと、平成8年に自民党に入党しました。

安倍前総理大臣と保守的な政治信条が近いことで知られ、平成18年の第1次安倍内閣では沖縄・北方担当大臣として初入閣しました。

その後、第2次安倍内閣の発足に伴い、政務調査会長に就任し、総務大臣などを歴任しました。

そして、今回の総裁選挙に立候補し、安倍氏の支援を受けて、岸田氏と争いましたが、1回目の投票で3位となり、敗れました。

決選投票では、高市氏を支持した議員の多くが、岸田氏に票を投じたものとみられ、岸田陣営と連携し、岸田氏の勝利に貢献しました。

岸田氏としては、みずからと総裁選挙を争った高市氏を政務調査会長に起用することで、党内融和を図るとともに、高市氏が安倍氏と近いことから、政権運営の安定を図るねらいもあるものとみられます。

7401とはずがたり:2021/09/30(木) 17:04:44

自民国対委員長に高木氏起用へ
2021/9/30 16:58 (JST)
c 一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/816218056773681152

 自民党の岸田総裁は30日、国対委員長に高木毅衆院議員運営委員長を起用する方針を固めた。関係者が明らかにした。

7402チバQ:2021/09/30(木) 17:04:57
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210930/k10013284301000.html
自民党 政調会長に高市前総務相 岸田新総裁が起用の意向固める
2021年9月30日 16時43分

自民党役員人事で、岸田新総裁は政務調査会長に、みずからと総裁選挙を争った、無派閥の高市早苗・前総務大臣を起用する意向を固めました。

自民党の岸田新総裁は、10月1日に党役員人事を決定することにしていて、人選を進めています。

そして、岸田氏は、政務調査会長に、みずからと総裁選挙を争った、無派閥の高市早苗・前総務大臣を起用する意向を固めました。

高市氏は、衆議院奈良2区選出の当選8回で、60歳。無派閥です。

平成5年の衆議院選挙で無所属で初当選し、旧新進党などに所属したあと、平成8年に自民党に入党しました。

安倍前総理大臣と保守的な政治信条が近いことで知られ、平成18年の第1次安倍内閣では沖縄・北方担当大臣として初入閣しました。

その後、第2次安倍内閣の発足に伴い、政務調査会長に就任し、総務大臣などを歴任しました。

そして、今回の総裁選挙に立候補し、安倍氏の支援を受けて、岸田氏と争いましたが、1回目の投票で3位となり、敗れました。

決選投票では、高市氏を支持した議員の多くが、岸田氏に票を投じたものとみられ、岸田陣営と連携し、岸田氏の勝利に貢献しました。

岸田氏としては、みずからと総裁選挙を争った高市氏を政務調査会長に起用することで、党内融和を図るとともに、高市氏が安倍氏と近いことから、政権運営の安定を図るねらいもあるものとみられます。

7403とはずがたり:2021/09/30(木) 17:06:19
https://twitter.com/Nao_Maeda_Asahi/status/1443486121866891269

前田 直人 (THE ASAHI SHIMBUN)
@Nao_Maeda_Asahi
【速報】自民党の岸田文雄総裁は萩生田光一文科相を官房長官に充てる方針を固めた (17:00)

7404チバQ:2021/09/30(木) 17:14:33
www
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fdcfb2fa13ff9a37999e7913617798aaf5bde3e
自民党広報本部長に河野行革相起用へ
9/30(木) 17:05配信

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共同通信
 自民党の岸田総裁は党広報本部長に、総裁選を争った河野太郎行政改革担当相を充てる方針を固めた。関係者が明らかにした。

7405チバQ:2021/09/30(木) 17:15:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/e17862853a7a8e52e21f350dd4f51ad74b3ef7be
自民・古川氏、石破派を退会へ 勢力は15人に
9/30(木) 16:20配信

産経新聞
古川禎久氏(斎藤良雄撮影)

自民党の古川禎久元財務副大臣が石破派(水月会)を退会する意向を固めたことが30日、分かった。古川氏は同日、同派で事務総長を務める鴨下一郎元環境相に退会届を提出した。退会が認められれば、石破派は15人となる。複数の関係者が明らかにした。

古川氏は平成27年9月の石破派創設から30年12月まで事務総長を務めていた。

7406チバQ:2021/09/30(木) 17:16:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc01c0dd8e91b028b5b70d6d7c009787a28b9a36
岸田氏のお好み焼き、ソースが「賞味期限切れ」だった 総裁選後ツイートに思わぬ注目
9/30(木) 13:38配信

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J-CASTニュース
自民党の岸田文雄新総裁。お好み焼きのツイートが話題だ

 自民党の岸田文雄前政調会長が2021年9月29日に投開票された総裁選を制し、ツイッターのプロフィールにも「第27代自民党総裁」の1行が加わった。この日夜には、妻の裕子さんが作ったお好み焼きの写真を投稿し、「今日は、一生忘れられない美味しさでした」と感慨深げだった。

【画像】話題の岸田氏のツイート

 この写真をめぐって、一部のネットユーザーが、ソースの賞味期限が切れていることを発見。庶民派ぶりを表すエピソードだと受け止める向きもあるようだ。

■もやしやキャベツの上に大量のソース

 岸田氏は総裁選出後、総裁室の椅子に座った写真とともに、総裁選を競った3人の候補者に対して「建設的な政策論争ができたこと、心から感謝申し上げます」とツイート。支援者にも

「チーム岸田 の皆さまのご支援、本当にありがとうございました。今日から新しい自民党がはじまります」

と感謝した。

 その次のツイートでは、もやしやキャベツの上に大量のソースがかけられたお好み焼きの写真とともに、妻の裕子さんにも感謝した。

「帰宅すると、妻の裕子がお好み焼きを作ってくれていました。インスタライブで私が、『妻の作ってくれるお好み焼きが大好きです』と言っていたからです。いつも最高に美味しいけど、今日は、一生忘れられない美味しさでした。ありがとう」

賞味期限切れは珍しくないので「好感度高い」「まあ仕方ない」
 大阪のお好み焼きは、小麦粉の生地と肉やキャベツなどの具を混ぜ合わせるのに対し、広島のお好み焼きは、生地の上に具を重ねていくのが特徴。ツイートされたのは、岸田氏の地元、広島のお好み焼きだ。

 お好み焼きの写真には、ソースの容器も映り込んでいる。ソースは「ミツワ お好みソース 420g」だとみられ、賞味期限の欄を拡大して期限切れを指摘する声も出た。賞味期限切れのソースを使うのは必ずしも珍しくないとの声もあり、「好感度高い」「まあ仕方ない」といった声も。庶民派ぶりを印象づけるエピソードとして受け止められているようだ。

 岸田氏は9月9日のJ-CASTニュースのインタビューで、SNSの活用法について

「プライベートの話は、これも関心がある方もおられますので、少しずつ発信しますが、何と言っても政策だと思っています」

などと話していた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

7407とはずがたり:2021/09/30(木) 17:51:19
おっと,最長3期3年縛りで鈴付けにきたっ!

まあもういい加減その前にくたばれよなあとは思うけど,矍鑠でなりよりですな。

自民党副総裁に麻生太郎氏を起用へ
https://mainichi.jp/articles/20210930/k00/00m/010/210000c
毎日新聞 2021/9/30 17:33(最終更新 9/30 17:35) 53文字

 自民党の岸田文雄総裁は30日、麻生太郎副総理兼財務相(81)=麻生派=を党副総裁に起用する方針を固めた。

7408チバQ:2021/09/30(木) 18:04:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4f19dbf494723553812a5873528ea08042bee25
【速報】自民総務会長に福田達夫氏起用 細田派 若手議員と議員連盟設立
9/30(木) 17:24配信
自民党の総務会長に、当選3回の福田達夫氏を起用することが固まった。

岸田新総裁は、総務会長に、細田派の福田達夫衆議院議員を起用する意向を固めた。

福田氏は当選3回で、今回の総裁選に際して、若手議員らと議員連盟を設立し、党改革を訴えていた。

福田氏の祖父は、赳夫元首相、父は康夫元首相。

一方、選対委員長には遠藤利明元五輪相の起用が固まった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b71edde580a74d5bf7856743ec91876ae0f1b925
小渕優子氏を党組織運動本部長に起用へ
9/30(木) 17:12配信

読売新聞オンライン
小渕優子氏

 自民党の岸田文雄総裁は30日、党組織運動本部長に小渕優子・元経済産業相を起用する意向を固めた。

7409チバQ:2021/09/30(木) 18:05:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/88d51a372445c9b4fed33b22f1191567b39c7203
官房長官に萩生田文科相、自民党政調会長に高市前総務相 岸田氏方針
9/30(木) 17:12配信

朝日新聞デジタル
会見する萩生田光一文部科学相=2021年9月28日午前10時48分、東京・霞が関の文科省、伊藤和行撮影

 自民党の岸田文雄・新総裁は30日、新しい党執行部の陣容を固めた。幹事長に甘利明税調会長、政調会長に高市早苗前総務相、総務会長に当選3回の福田達夫衆院議員を起用する。政府の要となる官房長官には萩生田光一文科相を起用する方針だ。


 党四役の選挙対策委員長には遠藤利明元五輪相、国会運営を仕切る国会対策委員長には高木毅元復興相を充てる。総裁選の決選投票で争った河野太郎行政改革相は党広報本部長に、小渕優子元経産相は党組織運動本部長に就任する。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASP9Y6RP5P9YUTFK00W.html?oai=ASP9Z5Q4KP9ZUTFK01R&amp;ref=yahoo
沈む二階氏、岸田氏の背後で復権する「3A」 手腕試される船出に
有料会員記事自民党総裁選2021自民

岡村夏樹、野平悠一2021年9月30日 6時00分コメント
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総裁室の席に着く自民党新総裁の岸田文雄氏=2021年9月29日午後6時47分、東京・永田町、内田光撮影
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 自民党は秋の衆院選の顔となるリーダーに岸田文雄前政調会長を選んだ。菅義偉首相の突然の総裁選「離脱」から3週間余り。混戦模様の選挙戦を議員票で圧倒した背景には安倍晋三前首相ら党重鎮の力添えがあった。「生まれ変わった自民党」を実現できるか、さっそく手腕が試される船出となる。

 29日午後の東京都内のホテル。決選投票の結果がアナウンスされると、岸田氏は目をつぶり、天をあおいだ。そして、壇上で訴えたのは刷新感だった。

 「私たちは、生まれ変わった自民党をしっかりと国民の皆さんに示し、支持を訴えていかなければなりません」

 しかし、勝敗の行方を左右した背景には、2012年からの第2次安倍政権で党内を差配し、長期政権を築いてきた安倍氏らの姿があった。

「岸田さんのところには手を出さないようにしている」
 「高市氏をやらなければダメだ」。17日の総裁選告示直前、安倍氏は高市早苗前総務相の支援を渋る側近議員の説得にかかるなど活発な動きを見せていた。出身派閥である細田派の名簿にチェックを入れながら、中堅・若手を中心に電話で支援を呼びかけた。


 高市氏は当初、立候補に必要…

7410チバQ:2021/09/30(木) 18:07:23
https://digital.asahi.com/articles/ASP9Y6VR0P9YPITB00M.html?pn=9&amp;unlock=1#continuehere
「良いことがない」広島から岸田首相誕生へ、地元が寄せる期待と視線
会員記事自民党総裁選2021自民

大久保貴裕、比嘉展玖、宮城奈々2021年9月30日 6時00分


岸田文雄新総裁の誕生を祝い、万歳する広島の支援者ら=2021年9月29日午後3時42分、広島市中区、上田潤撮影
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 29日投開票の自民党総裁選で、岸田文雄氏(64)=衆院広島1区選出=が新総裁に選出された。10月4日にも開かれる衆参本会議で、広島から戦後3人目となる「第100代内閣総理大臣」に指名される見通しだ。被爆地を選挙区とする初の首相ともなる。(大久保貴裕、比嘉展玖、宮城奈々)

【速報中】岸田文雄氏、あす党人事を固める意向 「具体的な名は…」
 広島からの新総裁誕生を見つめながら、県連幹部が繰り返したセリフがある。

 「なに一つ良いことがない。つらい、厳しい、悔しい日々だった」

 河井克行元法相夫妻による買収事件で政治不信がうねりとなり、4月の参院再選挙で敗北。2019年参院選をめぐって夫妻側に提供された1億5千万円の詳しい説明を求めても、党本部はまともに取り合わない。そのなかで迫る衆院選に、県連内には無力感すら広がっていた。「ダメなことをダメと言えない自民党。今日がそれを変えるスタートだ」。幹部はこう息巻いた。

 この日、県連の地方議員や岸田氏の後援会幹部ら約200人は、広島市中区のホテルに集合。大型モニター越しに東京で行われている開票の様子を見守った。

 午後2時ごろ、1回目の投票で岸田氏が首位に立った時は互いに拳を挙げて静かに喜び合ったが、午後3時半に決選投票の結果が発表されると、会場内には大きな歓声と拍手がわき起こった。

 特別な思いで岸田氏の姿を見つめる人もいた。自民の公認候補として再選挙を戦った西田英範さん(40)。朝日新聞の取材に「あの時は岸田氏と二人三脚で走ったが、有権者から『信頼できない』との生の声をたくさん聞いた。本当に苦しかった」と振り返った。「でも、すぐに『説明責任が大事だ』と訴え、動いたのが岸田さんの強さ。国民に近い政治を実現してくれるはずだ」

後援会長「頑張ったね、とは言わない」
ここから続き
 新首相となる岸田氏は早速、いくつもの「壁」に直面することになる。

 河井夫妻側に提供された1億5千万円など安倍・菅両政権時代から積み残された問題の説明責任をどう果たすのか、今年1月に発効した核兵器禁止条約に被爆地選出の首相としてどう向き合うか――。文雄氏の父・文武氏の時代から岸田家を支えてきた後援会長の伊藤学人さん(72)はあえてこうクギを刺した。

 「『よく頑張ったね』とは言わない。これまでうたってきた政策を着実に実行してほしい。総理になるのは、過程にすぎない」

県内得票、「最低9割」の目標届かず
 県内の党員・党友による投票では、岸田氏が全体の8割超を固め、ほかの3候補を突き放した。県選出国会議員や県連が総出で支持拡大に動き、全国平均29%を大きく上回る票を獲得したものの、県連幹部が目標としていた「最低9割」までには届かなかった。

 党発表によると、1位は岸田氏で2万902票(84%)。2位の河野太郎氏が1922票(8%)、3位の高市早苗氏が1696票(7%)、4位の野田聖子氏が320票(1%)と続いた。県内の有権者数は2万7391人で、有効投票は2万4840票。投票率は90・79%に上った。

 ただ、県連内では「限りなく100%近く。最低でも9割」との目標を立てていた。昨年の総裁選の予備選でも岸田氏は県内票の8割を獲得。この数字を念頭に「いまの勢いならさらなる上積みが可能」(県連幹部)とみていたが、「政治とカネ」をめぐる岸田氏の最近の発言が一部支持者の反発を招くなどしたため、固めきれなかった。

 開票結果を受けて、県連幹部は記者団に「(県内の党員は)いままでつらい、悔しい思いをしてきた。その反動が岸田氏への期待に変わったたまものだ」と指摘。「8割という結果が不満ではない。これだけ岸田色に染まった投票行動はない」と胸を張った。

 県連の開票作業は午前8時40分、広島市中区にあるホテルでスタート。県議ら5人が立会人を務め、スタッフ約30人が、集まった投票はがきを約3時間にわたって数えた。

7411チバQ:2021/09/30(木) 18:58:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fbc8c10ba5b40e2418618f318a4a4771cb99bb6
官房長官に松野博一元文科相起用へ
9/30(木) 18:27配信

産経新聞
松野博一氏

自民党の岸田文雄総裁は30日、10月4日に発足する予定の新内閣の官房長官に松野博一元文部科学相(59)を起用する方針を固めた。松野氏は最大派閥の細田派に所属している。

7412名無しさん:2021/09/30(木) 19:39:42

■細田派
下村博文 1954年 当選8 選対委員長 文科相 官房副長官 幹事長代行
稲田朋美 1959年 当選5 防衛相 特命相 政調会長 幹事長代行
松野博一 1962年 当選7 文科相

西村康稔 1962年 当選5 経済財政相 官房副長官
萩生田光一1963年 当選5 文科相 官房副長官 幹事長代行 

世耕弘成 1962年 当選参5 官房副長官 経済産業相 参院幹事長
柴山昌彦 1965年 当選6 文科相

派閥外
高市早苗 1961年 当選8 政調会長 総務相 特命相


■麻生派
河野太郎 1963年 当選8 特命相 国家公安委員長 外務相 防衛相 
 
■竹下派
茂木敏充 1955年 当選9 選対委員長 政調会長 特命相 経済産業相 経済財政相 外務大臣   
加藤勝信 1955年 当選6 総務会長 官房副長官 特命相 厚労相 官房長官
小渕優子 1973年 当選7 特命相 経済産業相

■岸田派
岸田文雄 1957年 当選9 政調会長 特命相 外務相 防衛相 
林芳正  1961年 当選参5 経済財政相 防衛相 農水相 文科相
小野寺五典1960年 当選7 防衛相

■二階派
武田良太 1968年 当選6 特命相 総務相
派閥外
野田聖子 1960年 当選9 特命相 総務相 幹事長代行

■石原派
■石破派
■谷垣G

7413とはずがたり:2021/09/30(木) 19:42:49
事務担当の官房副長官に北村氏起用を検討
2021/9/30 19:21 (JST)9/30 19:39 (JST)updated
c 一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/816254013995368448

 自民党の岸田総裁は、事務担当の官房副長官に北村滋前国家安全保障局長を起用する方向で検討に入った。関係者が明らかにした。

7414とはずがたり:2021/09/30(木) 21:00:29

自民・古川氏、石破派を退会へ 勢力は15人に
2021/9/30 16:17
https://www.sankei.com/article/20210930-LZ2TPYT2DZOHHAPNIGUAE5H2QQ/

自民党の古川禎久元財務副大臣が石破派(水月会)を退会する意向を固めたことが30日、分かった。古川氏は同日、同派で事務総長を務める鴨下一郎元環境相に退会届を提出した。退会が認められれば、石破派は15人となる。複数の関係者が明らかにした。

古川氏は平成27年9月の石破派創設から30年12月まで事務総長を務めていた。

7415チバQ:2021/09/30(木) 21:55:09
3A内閣って言われそうな役員人事だなあ

副総裁  麻生太郎(麻生派)
幹事長  甘利明 (麻生派)
政調会長 高市早苗(無派閥 実質安倍派)
総務会長 福田達夫(細田派)
選対委員長遠藤利明(谷垣G)

国対委員長高木毅 (細田派)
広報本部長河野太郎(いちおう麻生派)
組織運動本小渕優子(竹下派)

官房長官 萩生田光一

7416チバQ:2021/09/30(木) 21:56:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_7VVDJVHVGRORPNUXID77Y24QIA.html
自民役員人事骨格固まる 甘利幹事長、福田総務会長
2021/09/30 20:15産経新聞

自民役員人事骨格固まる 甘利幹事長、福田総務会長

自民党麻生派の会合で談笑する麻生太郎副総理兼財務相(右奥)と甘利明税調会長(左奥)。左手前は河野太郎ワクチン担当相=30日午後、東京都千代田区(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党の岸田文雄総裁は30日、党役員人事の骨格を固めた。党四役では党運営の要となる幹事長に甘利明税調会長(72)を起用し、総務会長に衆院当選3回の福田達夫議員(54)を抜擢(ばってき)。政調会長に高市早苗前総務相(60)、選対委員長に遠藤利明元五輪相(71)をそれぞれ登用する。首相就任後の組閣では、官房長官に松野博一元文部科学相(59)を起用する方向で検討している。

党役員では、広報本部長に河野太郎ワクチン担当相(58)、組織運動本部長に小渕優子元経済産業相(47)、国対委員長に高木毅衆院議院運営委員長(65)、幹事長代行に梶山弘志経済産業相(65)をそれぞれ充てる方針も決めた。10月1日に決定し、新執行部を発足させる運びだ。

甘利氏は安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相とともに「3A(スリーエー)」と呼ばれ、総裁選では岸田氏の支援にいち早く名乗りを上げた。岸田氏は党内に影響力を持つ安倍、麻生両氏と良好な関係を築き、若手とも意思疎通ができる甘利氏を幹事長に起用することで党運営を軌道に乗せ、衆院選に臨みたい考えだ。

また、総裁選で争った高市、河野両氏を処遇することで挙党態勢をアピールする。岸田氏は29日の総裁選勝利後、「ノーサイドだ。一丸となって衆院選、参院選に臨んでいこう」と呼びかけていた。福田氏の起用は、岸田氏が掲げてきた「中堅・若手の大胆な登用」を実行した形といえる。福田氏の父、康夫氏と祖父の赳夫氏はともに元首相。

岸田氏は10月4日召集の臨時国会で菅義偉(すが・よしひで)首相の後継となる第100代首相に指名される見通し。その後、組閣に着手し、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、新内閣を発足させる。
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_7VVDJVHVGRORPNUXID77Y24QIA.html
官房長官に松野氏=副総裁・麻生氏、幹事長・甘利氏―3役に福田氏抜てき、高市氏も―新執行部1日発足
2021/09/30 21:00時事通信

 自民党の岸田文雄総裁は30日、幹事長に麻生派の甘利明党税調会長(72)、官房長官に細田派の松野博一元文部科学相(59)を充てる人事を固めた。麻生太郎副総理兼財務相(81)を副総裁で処遇する方向。総務会長には細田派で当選3回の福田達夫衆院議員(54)を抜てきし、総裁選を争った無派閥の高市早苗前総務相(60)は政調会長、麻生派の河野太郎規制改革担当相(58)は広報本部長とする。

 選対委員長には谷垣グループの遠藤利明元五輪担当相(71)を起用。国対委員長は細田派の高木毅衆院議院運営委員長(65)、組織運動本部長は旧竹下派の小渕優子元経済産業相(47)、幹事長代行は無派閥の梶山弘志経産相(65)とする。総裁選候補のうち、残る野田聖子幹事長代行(61)の処遇も焦点となる。

 これにより、新政権の骨格が固まった。総裁選で支援を得た最大派閥・細田派と第2派閥・麻生派を手厚く処遇し、政権基盤の安定を図るとともに、若手や女性の起用で清新さをアピールする布陣だ。岸田氏は10月1日に新執行部をスタートさせ、同4日の首相指名後直ちに組閣し、新内閣を発足させたい考えだ。

 甘利氏は衆院当選12回。安倍晋三前首相や麻生氏と近く、3人の頭文字を取って「3A」と呼ばれる。総裁選では岸田氏支持をいち早く打ち出し、選対顧問を務めた。松野氏は衆院当選7回で、細田派事務総長を務める同派の中核メンバーだ。

 岸田氏は30日、東京都内で開かれた岸田派の会合に出席し、「日本、自民党にとって正念場を迎えている。国難を乗り越えるべく、力を合わせて努力していきたい」と強調した。

 岸田氏は麻生氏と都内のホテルで会談。甘利氏や自らに近い岸田派の木原誠二衆院議員(51)と党本部で協議し、人事の調整を進めた。木原氏は官房副長官起用が取り沙汰されている。事務の官房副長官には北村滋前国家安全保障局長(64)の名前が挙がっている。

 一方、参院自民党は30日の特別総会で、任期を迎えた世耕弘成参院幹事長の再任を決めた。残る参院政審会長などの人選は、岸田氏による党役員・閣僚人事の顔触れを見た上で決定する。

7417チバQ:2021/09/30(木) 21:57:07
間違えた
官房長官は松野博一か

7418チバQ:2021/10/01(金) 04:48:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/44add1b7d1be2c07a6836afed366f5a09299df1e岸田総裁、「3A」取り込み 衆院選へ党内基盤強化
9/30(木) 23:36配信

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産経新聞
派閥の会合で発言する麻生太郎副総理兼財務相。左は甘利明税制調査会長=2021年9月16日午後、東京都千代田区(春名中撮影)

自民党の岸田文雄総裁が甘利明税調会長を幹事長に、麻生太郎副総理兼財務相を副総裁にそれぞれ起用するのは、岸田氏を支える意向の安倍晋三前首相を含めた「3A」を取り込んで盤石ではない党内基盤を確立し、目前に迫った衆院選に万全を期す狙いがある。

【イラストでみる】岸田新総裁はこんな人

岸田氏は、総裁選勝利に貢献した甘利氏について、早い段階から幹事長への起用を思い描いていた。総裁選の決選投票で岸田氏に多くが加勢した最大派閥の細田派(清和政策研究会)が幹事長ポストを求める動きもあった。しかし、最終的に側近らからの「幹事長は意中の人を据えるべきだ」との進言を受け入れた。

安倍、麻生、甘利の3氏は姓の頭文字から「3A」と呼ばれる。麻生氏は菅義偉政権も含め8年9カ月の長期にわたり政権の中枢を担ってきた。甘利氏は第2派閥の麻生派(志公会)に所属し、安倍政権でアベノミクスの推進や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉に携わった。

甘利氏は選対委員長として令和元年参院選を指揮した経験もあり、首相就任後ただちに衆院選に臨む岸田氏には心強い。甘利氏側近は「他派閥の領袖(りょうしゅう)クラスと渡り合えるのは甘利氏以外にいない」と語る。

ただ、不安要素もある。甘利氏は平成28年に金銭授受疑惑で経済再生担当相を辞任。今も与野党から「疑惑は晴れていない」との声があがる。岸田氏側は疑惑は清算されたと踏むが、総裁選で岸田氏と戦った陣営のベテラン議員は「甘利氏の説明に世間が納得するかどうかだ」と懸念を示す。

一方、岸田氏は衆院選の公約づくりを担う政調会長に政策通の高市早苗前総務相を起用する。総裁選で安倍氏は高市氏を支援し、決選投票で「1位・3位連合」を組んで岸田氏を後押しした。岸田氏の陣営関係者は「総裁選で高市氏の政策への理解力とコミュニケーション能力は圧倒的だった。岸田氏との政策の乖離(かいり)も感じない」と話す。

官房長官に安倍氏の出身派閥の細田派から松野博一元文部科学相を登用することにも安倍氏への配慮がにじむ。総裁選を争った河野太郎ワクチン担当相は党広報本部長とし、発信力の高さを活用したい意向だ。

現段階で党や政権中枢に岸田氏が率いる岸田派(宏池会)の議員は見当たらない。岸田氏は、自派よりも他派閥を尊重する「挙党態勢」の人事を背景に衆院選を制したい考えだ。(千田恒弥、永原慎吾)

7419チバQ:2021/10/01(金) 04:49:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c0eef4a6462b99b117948fe1d88e96031420835総裁選各陣営、人事にやきもき 河野氏側は冷や飯も
9/30(木) 20:25配信

産経新聞
派閥の例会に臨む河野太郎ワクチン担当相=30日午前、東京都千代田区(春名中撮影)

自民党の岸田文雄総裁は30日、党役員や閣僚の人事の検討を本格化させた。9月29日の総裁選後、岸田氏は挙党態勢の構築を強調している。ただ、人事権を握った者が自身を支持した議員は論功行賞として厚遇し、対立陣営の議員には冷や飯を食わせる場面は多い。各陣営はやきもきを続けている。

【写真】グータッチをする新総裁の岸田氏と河野ワクチン担当相

「30年ぶりに宏池会が総裁派閥となった。責任の大きさをかみしめなければならない」。30日、東京都内で開かれた岸田派(宏池会)会合に出席した岸田氏は拍手で出迎えた所属議員にこう呼びかけた。同派は高揚感に包まれているが、重要ポストの多くを、総裁選で支援を受けた他派閥に譲るとの見方が大勢だ。

最大勢力の細田派(清和政策研究会)では、すでに固まった人事のほかに塩谷立元文部科学相の起用が取り沙汰されている。総裁選終盤に事実上の岸田氏支持を決め、岸田氏優位を決定づけた旧竹下派(平成研究会)では、茂木敏充外相の続投や、待機組の初入閣を求める声がある。

高市早苗前総務相の陣営では政調会長に起用される高市氏以外の要職起用への期待感がある。総裁選の決選投票で「岸田-高市連合」を結成し、岸田総裁誕生に貢献したからだ。高市氏を支持した安倍晋三前首相に近い萩生田光一文科相や、選対本部事務局長を務めた木原稔首相補佐官を推す声がある。また当選3回の小林鷹之衆院議員が若手の有望株として浮上している。

決選投票で敗れた河野太郎ワクチン担当相の陣営は冷や飯食いが濃厚だ。石破茂元幹事長や石破派(水月会)の議員、佐藤勉総務会長らベテラン組、小泉進次郎環境相も重用されない見通しだ。野田聖子幹事長代行は党や国会関連の役職に就く可能性があるが、陣営の議員にポストが回るかは不透明だ。(沢田大典)

7420チバQ:2021/10/01(金) 04:52:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/efda8b23eeced99804e6b0fce609f37ad0755528自民党新人事 「論功行賞」の色強く 高市氏と河野氏明暗分ける
9/30(木) 21:57配信

毎日新聞
自民党総裁選から一夜明け、記者団の質問に答える岸田文雄総裁=東京都千代田区の同党本部で2021年9月30日午前10時31分、竹内幹撮影

 自民党の岸田文雄総裁は30日、幹事長に甘利明税制調査会長(72)=麻生派、政調会長に高市早苗前総務相(60)=無派閥、総務会長に福田達夫国対副委員長(54)=細田派=を起用する方針を固めた。第2次安倍内閣の2012年12月から副総理兼財務相を務めている麻生太郎氏(81)=麻生派=を副総裁に充てる調整をしている。10月1日の臨時総務会を経て新執行部を発足させる。官房長官には、松野博一元文部科学相(59)=細田派=を充てる。


 党三役以外では、選対委員長に遠藤利明元五輪担当相(71)=無派閥▽国対委員長に高木毅衆院議院運営委員長(65)=細田派▽組織運動本部長に小渕優子元経済産業相(47)=竹下派▽広報本部長に河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=を起用する方針を固めた。

 甘利氏は総裁選でいち早く岸田氏支持を打ち出し、選対顧問を務めた。岸田氏が後ろ盾とする安倍晋三前首相や麻生氏とのパイプ役を果たした。安倍政権だった16年、金銭授受問題で閣僚を辞任している。

 高市氏も、決選投票で互いに協力する「1・3位連合」を形成して岸田氏当選に貢献。選対本部長を務めた遠藤氏や高木氏、小渕氏ら岸田氏への支持を明確にした顔ぶれが多く、「論功行賞」の色が強く出た人事となった。総裁選で決選投票まで争った河野氏と、党三役で重用された高市氏とは明暗を分けた。

 福田氏は当選3回の若手で、総裁選を機に「党風一新の会」を設立させ、候補者に党改革の必要性などを申し入れたことで注目を集めた。

 岸田氏は10月4日召集の臨時国会で菅義偉首相の後任の新首相に選出される見通しで、新内閣発足に向けた閣僚人事も進める。麻生氏が副総裁に就任するのは新内閣発足後となる見通しだ。

 岸田氏は30日の岸田派会合で「総裁に就任してから、まずは態勢を整えなければならない」と人事を急ぐ考えを示した。そのうえで、その後に控える臨時国会や衆院選などの日程に触れ、「党にとって正念場だ。それに向けてやらなければならないことが本当にたくさんある」と述べた。【田中裕之、小田中大】

7421チバQ:2021/10/01(金) 04:53:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b0b9e8742239677cd4e1c811af0a25cb9db5e7c「小石河連合」で玉砕!石破茂氏が1日に地元・鳥取で緊急会見 重大発表か
9/30(木) 23:36配信
東スポWeb
バックアップした河野氏は惨敗した

 自民党の石破茂元幹事長(64)が1日に地元・鳥取県庁の県政記者室で会見を開くことが分かった。


 その中身は、石破氏が再起を賭けて小泉進次郎環境相(40)と〝小石河連合〟として応援した河野太郎行革担当相(58)が敗れた総裁選の総括、岸田文雄新総裁(64)のもとで行う任期満了に伴う衆院選の対応についてだ。

 永田町では石破氏が開く緊急会見について「衆院選に出馬しないのでは?」「派閥を解散するのでは?」など、様ざまな臆測が飛びかっている。

 石破氏の総裁選をめぐっては、河野氏を総理総裁にすることで、自身と石破派の復権につなげるシナリオを描いたが、岸田氏の勝利でものの見事に崩れ落ちた。

 昨年の総裁選で惨敗した以降の石破氏は、派閥メンバーの退会が相次ぐ不幸に見舞われ、苦しい立場に追い込まれていたという。

「今回の総裁選で石破氏は、告示直前まで出るか出ないか悩んだ結果、出馬を断念しています。地元では『再び立候補しても勝てる見込みがない』と厳しい視線が注がれていました」(自民党関係者)

 石破氏は会見で出処進退について触れるのか。

東京スポーツ

7422チバQ:2021/10/01(金) 08:04:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0892c74d742dfe8a9df95a8f00af5250362e38dd
【独自】財務相に鈴木・前総務会長を起用へ…麻生氏は党副総裁に
9/30(木) 23:58配信

読売新聞オンライン



 自民党の岸田文雄総裁は30日、党役員人事と新内閣発足に向けた選定を進め、党四役を固めた。幹事長に甘利明税制調査会長(72)、総務会長に福田達夫衆院議員(54)、政調会長に高市早苗・前総務相(60)、選挙対策委員長に遠藤利明・元五輪相(71)を内定した。麻生副総理兼財務相は副総裁に充てる。10月1日に決定する。

 閣僚人事では、麻生氏の後任の財務相に鈴木俊一・前総務会長(68)、官房長官に松野博一・元文部科学相(59)を起用する方針だ。

(写真:読売新聞)

 甘利氏は安倍前首相や麻生氏に近く、安倍政権の中枢を担った。3人の頭文字を取って「3A」とも称される。総裁選では、岸田氏支持をいち早く打ち出し、選対本部の顧問を務めた。

 福田氏は福田康夫・元首相の長男で、当選3回。衆院当選3回以下を中心とする派閥横断の「党風一新の会」の代表世話人に就き、総裁選で党改革を求めていた。当選3回以下の総務会長就任は初めて。岸田氏は総裁選で若手の登用を掲げており、抜てきとなった。

 高市氏は総裁選に立候補し、第1回投票で国会議員票では2位となった。決選投票では、安倍氏ら高市氏の陣営の多くが岸田氏支持に回った。

河野太郎氏

 岸田氏は30日、麻生氏と東京都内のホテルで会談し、人事について意見交換した。岸田氏は、最大派閥の細田派、第2派閥の麻生派の議員を主要ポストにつけることで、政権基盤を安定させる狙いがあるとみられる。

 党役員人事ではほかに、総裁選を戦った河野太郎行政・規制改革相(58)を広報本部長、小渕優子・元経済産業相(47)を組織運動本部長、高木毅衆院議院運営委員長(65)を国会対策委員長に内定した。幹事長代行には梶山弘志経産相(65)を起用する。

 新内閣の閣僚人事で、官房長官に内定した松野氏は細田派の事務総長を務め、他派閥との人脈も深い。政策決定が首相官邸主導で進む「政高党低」に党内の不満が高まっていることから、党との調整役として適任だと判断したとみられる。官房副長官には木原誠二衆院議員(51)、政務の首相秘書官には嶋田隆・元経済産業次官(61)を充てる。

 岸田氏は、10月4日召集の臨時国会で行われる首相指名選挙で首相に選ばれる。同日中に岸田新内閣が発足する見通しだ。

7423チバQ:2021/10/01(金) 08:21:59

https://news.yahoo.co.jp/articles/d891373d6665eb7d8a82878785b2bd79316edd57
背後に亡霊が…岸田新総裁 3Aの意向「聞く力」政権?“安倍カラー”反映の人事
10/1(金) 5:30配信


スポニチアネックス
岸田新総裁をめぐる相関図

 自民党総裁選から一夜明けた30日、岸田文雄新総裁は幹事長に岸田選対で顧問を務めた麻生派の甘利明税制調査会長を起用する方針を決めた。安倍晋三前首相が全面支援した高市早苗前総務相は政調会長で登用し、河野太郎行政改革担当相は広報本部長。一方、官房長官には安倍氏が高く買う細田派の松野博一元文部科学相を起用する方針を固めた。「聞く力」をアピールしてきた岸田氏。安倍、麻生両氏の意向をくみ取ろうとする「聞く力政権」になると皮肉る声が上がりそうだ。


 この日午前、党本部に入る際、記者団に「打ち合わせをいろいろ検討している」と話した岸田氏。党本部を後にして真っ先に会談したのは麻生太郎副総理兼財務相だった。人事を巡り協議したとみられる。

 麻生派は自派の河野氏が出馬する中、派としての対応について岸田氏との“二股作戦”を展開。甘利氏は安倍、麻生両氏に近く3人の頭文字から「3A」と呼ばれる麻生派の重鎮。いち早く岸田氏支持を打ち出し、安倍、麻生、岸田各氏の間に堅牢(けんろう)な橋を渡し、議員票上積みに貢献した。

 政権運営の要となる幹事長への甘利氏起用で「3A」が岸田政権で主導権を握るのは確実。麻生氏はこの日の麻生派会合で、自派の存在意義に関連して「従来通り政権のど真ん中できちんとやっていく」などと言及した。

 麻生氏自身は副総裁に起用される方向。続投なら13日に財務相在任期間が3214日となり、歴代2位の高橋是清蔵相と並ぶはずだった。続けたいとの意向を持っていたというが、今後は副総裁としてにらみを利かせる。

 一方、安倍氏の支援で議員票を大幅に伸ばした高市氏。事前予想で100票規模と伝えられたことにより、決選投票では「岸田・高市連合」で河野氏を上回るのは確実視され、「派閥横断的な岸田氏支持の流れを決定付けた」(自民党関係者)。論功行賞の側面とともに、保守路線を重視する安倍カラーが色濃く反映された人事だ。

 永田町でもっとも注目されたのが官房長官。「岸田派が死守する」(政府関係者)としていたポストで、上川陽子法相の横滑りか、岸田派事務総長で選対を取り仕切った根本匠元厚生労働相の起用が有力視されていた。

 しかし、一転して、細田派が重要ポストでの処遇を求めていたとされる萩生田光一文部科学相を充てる案が浮上。言わずと知れた安倍氏の側近中の側近。最終的に松野氏に落ち着き、安倍氏の“キングメーカー”ぶりが如実に表れた。

 松野氏は2016年8月、第3次安倍再改造内閣で文部科学相として初入閣。安倍氏が早くから目を付けていた存在で、6月発売の月刊誌のインタビューで細田派の「ポスト菅」候補として名前を挙げていた。現在は同派の事務総長を務める。

 関係者は「細田派は具体的ポスト名まで出していないと聞いている。岸田さんが安倍さんの意向を忖度(そんたく)したのだろう」と話した。

 《4日召集臨時国会、解散13or14日か》政府、与党は4日召集の臨時国会について、会期を14日までの11日間とする日程で最終調整に入った。8日に新首相の所信表明演説、11日から3日間で衆参両院の各党代表質問を実施する方向。複数の与党幹部が30日、明らかにした。野党は代表質問のほか予算委員会の開催も求めている。代表質問終了後の13日か14日に衆院を解散した場合、衆院選の投開票日として有力視される11月7日、14日のいずれも選択可能となる。解散せずに会期末で国会を閉じると、公選法の規定で11月7日投開票が決まる。

7424チバQ:2021/10/01(金) 08:22:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/a257d6fe112ba166bba8dfe3edecb092d0e88cb8
岸田氏 広報本部長・河野氏を“冷遇”、党関係者「降格。いくら負けたと言ってもひどい話」
10/1(金) 5:30配信

スポニチアネックス
河野太郎氏

 ◇自民党総裁選一夜明け

 自民党の岸田新総裁と総裁選を争った河野太郎氏は広報本部長に登用されることになった。外相や防衛相を歴任し首相候補として階段を駆け上がってきただけに、事実上の降格人事となる。広報本部長はメディアへの情報発信やネットメディア対策を中心に、選挙対策や政策チラシの作成を担う。政界随一のツイッターフォロワー数を抱える河野氏の起用で、衆院選に向けて発信力を強化する狙いがあるとみられる。


 ただ役職の格としては、副総裁、幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長の党五役に次ぐ役員ポスト。幹事長、財務相と並ぶ重要ポストと言われる外相経験者の河野氏だけに、党関係者は「普通に考えたら降格。いくら負けたと言ってもひどい話だ」とこぼした。

 同じく総裁選を争った高市氏は、陣営が決選投票で岸田新総裁誕生をお膳立てし、政調会長に重用された。それに比べると、河野氏は無役ではないものの冷遇された感がある。同関係者は「河野氏を登用したという事実は残る。河野氏にとっても打診を断れば干されるのは明らかで断れない状況だったのではないか」と指摘。「党内で足かせをはめることで、幹事長として仕切る甘利氏のにらみも利きやすい」と見立てた。総裁選を争った候補者では、野田聖子幹事長代行も要職起用が取り沙汰されている。

 河野氏の処遇はインターネット上でも物議を醸した。自らの発信内容に批判的なフォロワーを次々とブロックしている対応を巡り「岸田内閣にブロックされた河野氏」「自民党の悪口言ったらブロックされる」「ブロック本部長」などと揶揄(やゆ)する声が相次いだ。一方で、あくまで衆院選対策で選挙後にすぐ要職に戻ってくるとの期待感もあり、新たな立場でも存在感は放っていきそうだ。

7425チバQ:2021/10/01(金) 09:56:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/02d64a0920e8f80fb2b660df49b45e0589f937d6
自民・岸田文雄新総裁がサプライズ人事 祖父、父が首相「プリンス」福田達夫氏を総務会長に抜てき
10/1(金) 6:00配信

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スポーツ報知
自民党・岸田文雄新総裁

 自民党の岸田文雄新総裁(64)は30日、党役員人事に着手。総務会長に祖父、父が首相を務めた衆院当選3回の福田達夫議員(54)=細田派=を抜てきした。一方で、政権運営の要となる幹事長には、麻生太郎財務相(81)、安倍晋三前首相(67)と並び「3A」と呼ばれる甘利明税制調査会長(72)を起用。官房長官には安倍氏側近の松野博一元文部科学相(59)、政調会長には総裁選で安倍氏が後押しした高市早苗前総務相(60)が内定。「3A」の影響力が色濃くにじむ主要ポスト人事となった。

 異例の大抜てきだ。岸田新総裁は幹事長、総務会長、政調会長、選挙対策委員長の“党四役”に、わずか当選3回の福田氏を起用するサプライズ人事を決めた。

 福田氏は、祖父の赳夫氏、父の康夫氏がともに首相を務めた“政界のプリンス”。康夫氏が官房長官を務めていた2000年に父の臨時の秘書となり、康夫氏が首相に就任した07年には政務秘書官で政界に本格進出。17年には小泉進次郎環境相(40)から自民党農林部会長に指名を受け、農地をめぐる法制度の変更などの土地改革政策、いわゆる農政改革で実績を残し、政策通として一目置かれるようになった。

 今回の総裁選では、党内中堅若手の有志による「党風一新の会」を9月10日に設立し、代表世話人として、派閥にとらわれない総選挙を訴えてきた。設立と同時に「党改革を通じた政治改革」や「国民政党としての信頼回復」を求める提言をまとめ、党執行部などに申し入れることを決定。自主投票を呼び掛け「派閥一任で総裁選の行方を決めないことはほぼ達成できた」と手応えを口にしていた。

 岸田氏は、総裁決定時の9月29日の記者会見で「中堅、若手の思い切った登用が必要だと申し上げてきた」と述べていた。福田氏の抜てきで一応“公約”は果たした形だが、安倍氏の影響下にある細田派が主要ポストを獲得することになり、党関係者からは「安倍氏への配慮以外ない」との声も上がった。

 1日午後に党本部で開く臨時総務会で、甘利氏ら党四役人事を諮り正式決定。新四役は役員会に出席後、そろって記者会見する。

 岸田氏は4日召集の臨時国会で、菅氏の後継となる第100代首相に指名される。就任後、岸田氏は組閣に着手し、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、新内閣を発足する。11月7日か14日投開票が有力視される衆院選で野党との対決に臨む。

 ◆福田 達夫(ふくだ・たつお)1967年3月5日、東京都生まれ。54歳。慶大法学部を卒業後、米ジョンズ・ホプキンズ大研究員を経て、三菱商事に入社。2012年に父・康夫元首相の引退表明を機に、衆院選に立候補し、初当選。17年に防衛相政務官兼内閣府大臣政務官(第3次安倍第3次改造内閣)に就任。21年に「党風一新の会」の代表世話人に就任。当選3回。群馬4区。

 ◆総務会長 自民党の最高意思決定機関で総務会の議長を担う。総務会では人事、法案など重要な政策方針を打ち出す時に、承認を得なければならない。ここでの決定事項は、全て党の意思決定とみなされる。総務会では全会一致が慣例で、党内での根回しができるベテラン議員が務めることが多い。過去には佐藤栄作、中曽根康弘、森喜朗の各氏らが後に首相となった。

報知新聞社

7426チバQ:2021/10/01(金) 11:00:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/66a33c3649030fa20cec2f61a4ca561171dc28f5
岸田新総裁、河野氏を党4役ではない党広報本部長で冷遇 3A影響力拡大
10/1(金) 9:16配信

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日刊スポーツ
岸田文雄氏(2021年9月17日撮影)

岸田文雄新総裁が、総裁選勝利から一夜明けた9月30日、党役員人事に着手した。午後6時20分すぎに党本部を離れた岸田氏は「まだ作業中です」としたが、党運営の中心を担う幹事長、総務会長、政調会長、選挙対策委員長の「党4役」人事は固まり、総裁選で決選投票を戦った河野太郎行革相は「党4役」から除外する事実上の冷遇となった。

【一覧表】起用が固まった自民党新執行部の顔触れ

党運営の要となる幹事長には、甘利明税制調査会長(麻生派)が内定した。幹事長は党内の人事権を掌握し、金庫番として党資金を管理、選挙の公認などにも強い権限を持つ。これに先だって岸田氏は麻生太郎財務相と会談し、党人事を巡って協議した。総裁選では甘利氏ら麻生派の重鎮が派閥所属の河野氏ではなく、いち早く岸田氏を支持。中でも甘利氏は岸田氏の選対顧問を務め、他派閥の議員票の切り崩しに尽力した。

一方で岸田氏は総裁選を戦った3候補の登用を明言し、「ノーサイド、全員野球だ」と党内融和を明言したが、河野氏が内定したのは広報本部長。兼務するワクチン担当相として最前線を担ったが、再任されることもなくなった。

論功行賞の人事が浮き彫りになった。総務会長には当選3回の福田達夫衆院議員(細田派)を抜てき。福田氏は約90人の若手グループ「党風一新の会」の代表世話人として自主投票による党改革を訴えた。同会の仕掛け人は安倍晋三前首相と言われ、福田氏は当初から岸田氏支持を表明し、貢献した。

安倍氏が擁立し、決選投票で岸田氏支持に回った高市早苗前総務相は政調会長、岸田陣営の選対本部長を務めた遠藤利明元五輪相(谷垣グループ)は選挙対策委員長に内定。注目の官房長官には松野博一元文部科学相(細田派)を起用する方針。

岸田氏を新総裁に押し上げた「3A」と言われる安倍氏、麻生氏、甘利氏の影響力は急拡大し、総裁選協力の見返り要求にあらがえない岸田氏の立場が、党人事に色濃く反映された。新総裁の初仕事から、組閣人事でも、3A忖度(そんたく)内閣が誕生する可能性が高まってきた。【大上悟】

7427チバQ:2021/10/01(金) 13:05:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/45aad6c4d7f0fdfa595c829de48f30b772d28b8a
早くも3Aに飲み込まれた岸田文雄新総裁 当選3回福田達夫氏〝厚遇〟に不満の声
10/1(金) 11:50配信

東スポWeb
早くも言いなり!?(ロイター)

 3A(安倍、麻生、甘利)の独壇場だ。自民党の新総裁に就任した岸田文雄氏(64)が30日、党役員人事に着手し、大筋で固まった。要職となる幹事長には、甘利明氏(72)、官房長官に松野博一元文部科学相(59)を起用し、総裁選を争った高市早苗氏(60)は政調会長、若手の意見を集約した福田達夫氏(54)を総務会長に抜てきした一方、河野太郎行革相(58)は広報本部長に“降格”。党内は「3Aの言いなり」「閣僚人事では秘策がある?」と疑心暗鬼に包まれている。党改革について「若返り」を主張した岸田氏は自分を出せるのか? 

【写真】21年前…見事なおみ足の高市早苗氏

人事の内定情報が伝わるたびに党内にはどよめきが走った。フタを開けてみれば、論功行賞&3Aの威光が如実に表れた。

 甘利氏は総裁選で、麻生太郎財務相(81)とともに岸田氏を支えた。安倍晋三前首相(67)の支援を受けた高市氏とその支持勢力は、決選投票では岸田氏に一本化。福田氏は福田康夫元首相の息子で、総裁選が始まると当選3回以下の議員を集めた「党風一新の会」を結成。脱派閥の投票を訴えたが、自身は岸田氏を支援していた。

「甘利氏は金銭授受疑惑で大臣を辞め、不起訴処分となったが、スネに傷がある身。せっかくの新総裁の門出で、なぜ幹事長に起用したのか。高市氏は政調会長経験があり、新鮮味がないし、福田氏に至ってはまだ当選3回。総務会長はベテラン議員が務めるところで、SP(警護)付きの特別な役職ですよ」と党内からは不満の声が漏れる。

 また、麻生氏も副総裁に内定しているとあって、「金庫番を安倍、麻生両氏が抑えた。岸田氏は『聞く力』を売りにしていたが、自身の岸田派からは誰も党役員に入っていない。3Aの言うことを聞き過ぎで、収拾がつかなくなっている」(党関係者)

 3Aと対立した二階派からの起用はなく、河野氏も冷や飯を食わされたことで、報復人事にも映るが、閣僚人事はこれから。果たして岸田氏はこのまま3Aにのみ込まれるのか。それとも独自のカラーを出せるのか。

 人間の個性を60分類のキャラクターに細分化した「個性心理學」を1997年から展開する「一般社団法人個性心理學研究所」総本部の弦本將裕理事長が分析した。

 個性心理學の分析によると、岸田氏はバランスの良いキャラクターの持ち主だ。

 岸田氏は生涯リズムが「学習」(将来の実りに期待を込めて準備を開始している時期)、年運も「学習」と名誉運に恵まれた上、9月は「成果」(全ての物事が順調に発展する時)の月で勝負運も最高だったという。

 弦本氏は「1957年7月29日生まれの岸田氏は、今回がラストチャンスだったと思います。67歳からは『整理』(収穫する種をまく大地を掘り起こし、耕す時期)の生涯リズムに入りますから。晩年運は最高なんですけどね。『夢とロマンの子守熊』なので、国民に夢を与えてもらいたいと思いますね。数字にも強いし、思ったことは本音で話ができるので、国民にも分かりやすい政治をしてくれると期待しています」と語る。

「夢とロマンの子守熊」とは、正直な人で感じたことをそのまま口にする。おとなしい印象だが、付き合っていくうちに活発で元気のいい面が出てくる。苦労にも耐え、創意工夫の精神が旺盛で実行力も兼ね備えているという。

 個性診断カルテによれば、岸田氏の行動パターンは、何ごとも目標を決めてからでないと行動できない。期限を決められないと弱いものの、決められた目標はキッチリ達成するタイプだそう。本音を言うことで、人間関係を築き上げていくという。

 弦本氏は「岸田政権は3年は持ちます。2023年は『浪費』(体調もすぐれず、気力も衰える時期)の年になりますから苦労するでしょう。生涯リズムが67歳から『整理』に入りますので」と分析しているが、果たして…。

東京スポーツ

7428とはずがたり:2021/10/01(金) 13:42:32

小石河連合,自民党内の人望無し連合を露呈。

河野氏支持の石破氏を直撃 87票差“完敗”どう分析?「党員票と議員票のずれは自民党の根本的な問題」
https://www.fnn.jp/articles/-/246093
2021年9月29日 水曜 午後4:40

自民党総裁選は決選投票が行われた結果、岸田文雄前政調会長が河野太郎規制改革相を87票差で破り、新しい総裁に選出された。

総裁選の投票を終えたばかりの石破元幹事長が、会場から生出演。

加藤綾子キャスター「まず、岸田さんが新総裁に選出されましたが、今、どのようなお気持ちでしょうか」

石破元幹事長「それはもう、こう決まったんだから、新総裁のもと、自民党が一致して国のために働ける。選挙はその結果なのでね。そこへ向けて努力をしていくということです。あれこれ言っても始まりません。みんなで一緒にやります」

松山俊行解説委員「石破さんは、出馬するかどうかかなり迷われていた時期があって、最終的には政策できちんと実現できるという方向性で河野さん支持ということを表明されたわけですが、実際にそれで戦われてみて、結果として、きょう1回目の投票で、予想よりもおそらく議員票も党員票も少なかったんじゃないかなと思いますが、その数字を見た時にどういう印象を持たれましたか?」

石破元幹事長「党員票は、彼も一生懸命頑張ったんだけども、よくこれだけ出たなと思います。ほとんどの地域で1位ですからね。これはありがたかったと思います。これと議員票が、何でこんなに離れたんだろうかということが自民党の根本の問題かもしれません。このずれを直していかないと、いつまでたっても自民党は国民の意思と違うよということを引きずっちゃうので、ここは何とかしなければならないですね」

松山解説委員「このあと総選挙があるわけですけれども、今回の党員票が1回目の投票では河野さんが1位だったにもかかわらず、決選投票で負けているということが、自民党にとって非常に大きいダメージとして出てくるのかどうか。この辺りはどう見ていますか?」

石破元幹事長「それはもう、あとひと月くらいしかないわけですよね。小細工を弄(ろう)したってどうなるわけでもない。判断するのはやはり、主権者である国民ですよ。この人たちは自分たちの意思と違うことをやっているな、違う行動をするなということになれば、支持が得られない。そういうことです。このひと月の間に、どれだけそれを埋めていくか。それぞれの地域の党員の意向、それは、その地域の人々の意向と言ってもいいでしょうね。それと違う判断をした人たちが、なぜこういう判断をしたのか。なぜこれが国のためなのかということをきちんと説明して、ご理解をいただくということが大事だと思っています」

松山解説委員「岸田さんは、ノーサイド、全員野球ということを最後、強調していましたが、そういった意味では、河野陣営からもきちんと幹部に起用してという、総体として自民党は当たっていくべきだと、そういうお考えですか?」

石破元幹事長「それは、人事権者は総裁だから、われわれがあれこれ言うべきじゃないが、派閥にこだわらずに有能な人は登用していく。それが国のための自民党というものです」

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7429とはずがたり:2021/10/01(金) 13:45:31
テレビの取材から40票も少なかった河野。総裁選で党の支持率上がったら用済み程度の存在だったようだ。

「河野さんと飯食ったのは1回だけだったな」“大差”で敗退した河野氏 国会議員の支持広がらず
9/29(水) 22:06配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1e37e68436e36c60698c94e9b88980b3f4508e1
FNNプライムオンライン

岸田氏が256票、河野氏が255票。自民党総裁選の1回目の開票結果が発表されると、会場がどよめいた。「1回目の投票では河野氏は1位になるだろう」という下馬評が覆された。党員票ではトップに立ったものの、議員票では岸田氏の146票、そして高市氏の114票に次ぐ86票と3位。この結果を見た時、河野陣営の議員の一人は「完敗だ」と悟ったという。迎えた決選投票では岸田氏が257票を獲得し、170票の河野氏は敗れた。議員票不足は明らかだった。

「河野さんと食事したのは1回だけ」
陣営幹部の一人は選挙期間中、何度もこう語っていた。

「なかなか議員票が伸びない」

これまでの歯に衣着せぬ物言いなどから、河野氏が自民党内で支持が広がらないことは予想されていた。

河野氏が所属する派閥のトップ・麻生副総理は「河野は大事な志公会(麻生派)の総裁候補だから」と周囲に話し、麻生氏の周辺議員らもかつては河野氏と他の議員の食事会をセットするなど人脈作りに汗をかいていた。しかし、あるベテラン議員は「河野さんと飯を食ったのは1回だけだったな」とこぼす。河野氏は総裁選前から「仲間作り」に苦戦していた。

所属する麻生派の全面支援得られず
菅首相が総裁選不出馬の意向を伝えた9月3日の正午前、河野氏は、周辺の議員に連絡し出馬の準備に入った。午後2時過ぎ、河野氏は麻生副総理のもとを訪れた。麻生氏は河野氏に「まずは派閥内をまとめろ」と伝えたが、「政策の不一致」を理由に、麻生派のベテラン議員らは軒並み河野氏支援に難色を示した。

それでも河野氏は国会内の議員事務所を訪問し、協力を求め続けた。しかし最終的に麻生派は「河野か岸田の支持を原則」とした。河野氏は所属する麻生派の支持を全面に得ることができなかった。

若手議員の支持獲得に失敗
「今回の決断は自分1人で悩んで決めたんではない。大勢の仲間の皆さんと一緒にいろいろと考え、いろいろと議論し、皆さんと一緒に決めたそういう決断だ」

河野氏は総裁選最中、陣営の会合で声を張り上げた。

若手中堅議員の「永田町に地殻変動を起こさないといけない。河野さんが日本を前に進めて欲しい」という声に押された河野氏は、岸田派を除き、原則自主投票となったことで、派閥横断の「仲間」を作り、議員票獲得の突破口を見出そうとした。

派閥に一任せず、個々の意志で投票すべきだと主張する、若手議員90人による「党風一新の会」の動きにも期待を寄せた。河野陣営からは「党風一新会の大多数が支持してくれば」と考え、派閥を超えて各議員に個別のアプローチを続けた。

「今の時代40〜50代は企業であれば幹部だ。なぜずっと自民党の『上』は変わらないのか。今、自民党は変わらないといけない」(自民党中堅議員)

そうした声は多くの若手中堅議員が賛同するところなのかもしれない。

しかしそこに壁としてたちはだかったのが、安倍前首相だった。安倍氏が強い影響力を持つ最大派閥・細田派は、多くの“安倍チルドレン”と言われる若手議員を抱えている。安倍氏が高市氏の全面支援を表明した結果、最大派閥から「若い仲間」を増やすことは叶わなくなった。

さらに党内第三派閥の竹下派も多くは河野氏支援にまわらなかった。国会議員への支持拡大も次第に手詰まりとなっていった。そして、総裁選最終盤、当初は河野氏を支持するとみられていた二階派内からでさえ、岸田氏を支持する動きが起きた。河野氏の「仲間作り」は絶望的な状況となった。

決選投票での議員票は131票
河野氏の周辺は、「正式な出馬表明の前から派閥の外から支援の動きがあり、それが却って麻生派内の溝を生んでいた。一方で、派閥を重視すれば“改革”イメージを損なってしまう」と苦しい胸の内を明かす。

総裁選終了後、記者団に次の総裁を目指すか問われ、「チャンスがあればしっかりやっていきたい」と語った河野氏。決選投票で獲得した議員票は131票。今回得た「仲間」の期待を背負い続け、さらに「仲間」を増やすことができるか。河野氏はこれから試されることとなる。

(フジテレビ政治部)

7430とはずがたり:2021/10/01(金) 14:23:23
再起の賭けに敗れた石破氏、地元「見ていられなかった」
9/29(水) 22:43配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/55ada974b402d0f86c242d3c5ddba3b7b6872074
山陰中央新報
支持した河野太郎行政改革担当相が敗れたことについて、受け止めを話す石破茂元幹事長=東京都港区、グランドプリンスホテル新高輪

 自民党総裁選で石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)は再起の賭けに敗れた。河野太郎氏の支持に全力を傾けることで総裁(首相)へと導き、自身と石破派(16人)の復権につなげるシナリオは崩れた。昨年の総裁選以降の求心力低下に今回の敗戦が重なり「ポスト首相」候補からの後退は避けられない状況だ。

 記者団の取材に応じた石破氏は「自分としてできるかぎりのことはやった。残念だ」と述べた。党員票で上回りながらも国会議員の支持動向が選挙結果を決めた構図は、自身が安倍晋三前首相に敗れた2012年総裁選と同じ。「暮らしに苦しんでいる人と国会議員の実感に差がある。そうでないと説明がつかない」と悔しさをにじませた。

 足場となる石破派は浮上のきっかけがつかめない。惨敗した昨年総裁選以降は退会が相次ぎ、27日にさらに1人の退会を発表した。

 告示直前まで対応を「白紙」とし続けた石破氏には地元で不満の声も上がった。党米子市住吉支部の山垣格市支部長(83)は「出ても勝てないから出なかったように映り、見ていられなかった。どう処遇されるか分からないが、再び総裁を狙うのはきびしいと思う」と冷ややかだった。

7431チバQ:2021/10/01(金) 15:06:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/74c8988a70c195da4b1ccb18f7893aeb1f7efe95
河野太郎氏「総裁選完敗→広報本部長」格落ちの元凶か 進次郎氏の“軍師気取り”に広がっていた嫌悪
10/1(金) 13:50配信

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日刊ゲンダイDIGITAL
河野太郎必勝会での小泉進次郎環境相(C)日刊ゲンダイ

 自民党の岸田文雄総裁(64)が新政権発足に向けた骨格作りを着々と進めている。

 内閣の要となる官房長官に松野博一元文部科学相(58)、政調会長に高市早苗前総務相(60)、総務会長に当選3回の福田達夫衆院議員(54)を抜擢し、選対委員長に遠藤利明元五輪担当相(71)がそれぞれ就く予定だ。

小泉環境相「46放言」の謎解き “坂道”と地元“市外局番”説

 一方、各メディアで「冷や飯食い」などと報じられているのが、総裁選を戦った河野太郎規制改革担当相(58)だ。衆院選の発信力強化を期待――などを理由に「広報本部長」に就く見通しだが、党の要職とはいえ「格落ち感」は否めない。

 少し前まではメディアで「次期総裁の大本命」と持ち上げられ、総裁選の共同会見では記者から「1回目で決まる(決める)のか」と問われた際に「はい」と自信満々で答えていた河野氏。総裁選後、敗戦の理由について「力不足」を連呼していたが、「広報本部長」で満足するわけがないだろう。河野氏が負けた要因は何だったのか。自民党関係者がこう言う。

■「進次郎が嫌だから岸田さん」

「ズバリ、最大の敗因は小泉進次郎さんでしょう。石破元幹事長と組んで『小石河連合』などともてはやされ、まるで河野陣営の軍師気取り。こういう小泉さんのスタンドプレーを苦々しく思っていた若手は少なくなかった。若手の間では『河野さんを応援したいが、進次郎が嫌だから岸田さん』と言っている人がたくさんいましたよ。

 対照的なのが総務会長に就く福田さんです。福田さんは変に前に出ることをせず、それでいて二階幹事長ら重鎮にも臆することなく『定年制を遵守しろ』と迫った。『党風一新の会』に若手議員約90人が集まったのが人望が厚い証左でしょう。今回の総裁選で、党内では『本当の敗北者は進次郎』とささやかれています」

<総裁選では河野さんよりも進次郎さんが目立っていたような……>

<後ろ盾の菅首相もいなくなり、総裁選に負けちゃってどうするの。進次郎さん>

 ネット上でもこんな声が広がっている小泉氏。記者から敗因を問われ、「戦わなければ見えてこないものが多く見えた」などと振り返っていたが、「自分」とは言えなかったのか、それとも言いたくなかったのか……。

7432チバQ:2021/10/01(金) 16:33:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e3199341ba7dd6f739d7e5dd9e5dda024e6e694
「今回の起用は冒険だ」安倍、麻生氏への“恩返し”人事
10/1(金) 10:00配信

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西日本新聞
岸田文雄前政調会長が自民党の新総裁に決まったことを伝えるテレビ=9月29日午後3時26分、福岡市(撮影・帖地洸平)

 自民党の岸田文雄総裁が進める党役員・閣僚人事は、総裁選で後押しを受けた主要派閥に要職を割り振る「恩返し」色が鮮明となった。中でも安倍晋三前首相に近い議員の登用が目立ち、自ら党改革を掲げた割に刷新感は乏しく、「傀儡(かいらい)」の懸念が強い。目玉人事である幹事長に内定した甘利明税制調査会長は「政治とカネ」の問題が付きまとい、党内からは迫る衆院選への不安も漏れる。

【写真】起用が固まった自民党執行部の6人

 新総裁就任翌日の30日午前11時。岸田氏は都内のホテルで真っ先に麻生太郎副総理兼財務相と面会した。

 その約3時間後だった。岸田氏が麻生派である甘利氏を党本部の総裁室に呼び込むと、幹事長内定の一報が永田町を駆け巡った。

 総裁選で岸田陣営の選対幹部を務め、岸田総裁誕生の立役者となった甘利氏は、党内の実力者である安倍、麻生両氏との連携の強さから「3A」と称される。

 政権運営の要となる幹事長に甘利氏を据える狙いについて、「安倍、麻生、岸田各氏のコーディネート役ができる」(麻生氏周辺)ことから、党内基盤の安定化を図る思惑がある。甘利氏を、これまで権勢を誇ってきた二階俊博幹事長の後釜とすることは、二階氏と対立する安倍、麻生両氏への「恩返し」を象徴するというわけだ。

 岸田氏が、自ら掲げた「老壮青のバランス」に目配りしているのは確かだ。主に重鎮クラスが起用されてきた党三役の総務会長に、衆院当選3回の福田達夫氏(細田派)を抜てき。旧竹下派の小渕優子元経済産業相を組織運動本部長に内定するなど、各派閥に配慮した「全方位外交」に腐心する。

 とはいえ、「また安倍、麻生の傀儡と言われかねない」(中堅議員)布陣なのも事実だ。細田派の松野博一元文部科学相を官房長官、総裁選で争った無派閥の高市早苗前総務相を政調会長とするなど安倍氏の側近で固め、さらには麻生氏を党副総裁に起用するなど、総裁選で強調してきた党改革への期待は早くもかすみがちだ。

 甘利氏の起用は、「政治とカネ」でつまずいた安倍政権の負の側面まで踏襲するとの印象を世間に与えかねない。

 甘利氏は経済再生担当相として環太平洋連携協定(TPP)交渉を取り仕切っていた2016年1月、口利きを依頼してきた建設会社から現金を受け取ったことの責任を取ってポストを退いた。だが疑惑についての十分な説明は果たされておらず、野党からの追及は必至だ。

 衆院選を控え、ご祝儀相場の支持率上昇を期待する党内に水を差しかねないと懸念する閣僚経験者は声を潜めた。「今回の甘利さんの起用は冒険だ」

 (前田倫之、大坪拓也)

7433チバQ:2021/10/01(金) 17:05:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/122004c4db64e125e2273fc2383df7daf9730543
“高市封じ”岸田人事の激震! 「意外性」なく高揚感に欠ける顔ぶれ…一方で“小石河連合”大粛清も 有本香氏「選挙意識なら重要閣僚の選択肢あった」
10/1(金) 16:56配信

夕刊フジ
高市氏

 自民党の岸田文雄総裁は1日午後、臨時総務会を党本部で開く。党運営の要となる幹事長には甘利明税制調査会長(72、麻生派)を起用するなど党四役人事を正式決定。4日召集の臨時国会で首相指名を受け、同日中にも「岸田内閣」を発足させる。ただ、固まってきた政権の顔ぶれを見ると、党内実力者への配慮や、総裁選の信賞必罰、老壮青のバランスなどは感じられるが、「意外性」がなく高揚感に欠ける。総裁選で大躍進した高市早苗前総務相(60、無派閥)を2度目の政調会長に登用することには、「高市封じ」という見方もある。 

【写真】岸田文雄新総裁はこんな人

 「ノーサイドだ。一丸となって衆院選、参院選に臨んでいこう」「老壮青のバランスが大事」「中堅・若手の思い切った登用が必要だ」

 岸田氏は9月29日の総裁選で勝利した後、注目される党役員・閣僚人事について、こう語っていた。

 党四役では、幹事長に麻生派で安倍晋三前首相にも近い甘利氏、政調会長には総裁選で安倍氏が強く推した高市氏、総務会長には当選3回の福田達夫衆院議員(54、細田派)を抜擢(ばってき)、選対委員長に遠藤利明元五輪相(71、無派閥)を登用する。

 また、麻生太郎副総理兼財務相(81、麻生派)を党副総裁に、首相就任後の組閣で、官房長官に松野博一元文科相(59、細田派)を起用する方向で検討している。

 岸田氏としては、甘利氏と麻生氏、細田派出身の安倍氏という「3A」を取り込んで、党内基盤を盤石にする狙いがありそうだ。

 いずれも「無難」で「地味」なうえ、高市氏の政調会長起用は微妙だ。党の政策を取りまとめ、衆院選の公約づくりを担う重要な立場だが、高市氏には「重要閣僚での起用」も期待されていたからだ。「高市封じ」と見る向きもある。

 ジャーナリストの有本香氏は「今回の総裁選で、高市氏の政策やビジョンに共鳴した人々は多かった。重要閣僚を十分任せられる人物であり、過去に経験のある政調会長への起用は、やや残念だ。衆院選で動きにくくなる可能性もある。選挙を意識するのであれば、重要な閣僚ポストに起用してインパクトを与えるなどほかの選択肢もあったのではないか。岸田氏が、高市氏が外相や官房長官などで経験を積み、力をつけることを嫌ったのではないかという、うがった見方もできる」と語った。

7434チバQ:2021/10/01(金) 17:05:38

 一方、広報本部長には、総裁選の決選投票で敗れた河野太郎行革担当相(58、麻生派)を充てる方針という。河野氏は、外相や防衛相などの重要閣僚を経験しているだけに「格落ち」というしかない。

 河野氏は今回の総裁選で、持論の「女系天皇容認」「脱原発」を封印したうえ、「パワハラ問題」や「年金改革による消費税大増税」「親族企業と中国との関係」などが次々と発覚した。

 知名度のある小泉進次郎環境相(40、無派閥)と、石破茂元幹事長(64、石破派)との「小石河連合」が注目されたが、結果は「全力で河野さんを応援して負けました。完敗に近い」(進次郎氏)だった。

 今後、「小石河連合」はどうなりそうか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「河野氏は総裁選の討論を通じて、欠点が浮き彫りとなった。そうした背景も反映された人事だろう。ただ、メディアに露出して自民党の意見を発信する広報本部長は、河野氏の欠点をカバーするいい機会ではないか」といい、進次郎氏と石破氏について続けた。

 「進次郎氏はこれまで、もてはやされてきたが期待に応えられなかった。総裁選で負けた立場としての処遇を受けるだろう。石破氏は今回出馬を見送ったことで、次の総裁選に出馬する見込みは低まったはずだ」

 このほか、党役員人事では、組織運動本部長に小渕優子元経産相(47、竹下派)、幹事長代行に梶山弘志経産相(65、無派閥)を据える。

 ◆伊藤氏「老壮青のバランスが取れた」

 閣僚人事については、麻生氏の後任の財務相に鈴木俊一前総務会長(68、麻生派)が浮上しているほか、茂木敏充外相(65、竹下派)の続投が取り沙汰されている。

 総裁選で、河野氏を推した菅義偉首相(72、無派閥)や、歴代最長となる幹事長在職5年超で自派優遇に不満の声が出ていた二階俊博幹事長(82、二階派)の周辺については、1日朝時点で、目立った起用はない。

 まさに、「信賞必罰」を感じるが、現時点での岸田人事をどう見るか。

 前出の伊藤氏は「自民党の伝統的な『老壮青のバランスが取れた人事』という印象を受ける。菅政権で重用された菅首相や二階氏の周辺は、岸田政権での起用は減りそうだ。衆院選を見据えれば、知名度のある人物を積極的に起用して、もっと派手にする選択肢もあるかもしれないが、選挙は最終的には候補者自身の努力が結果を左右するものだ」と語っている。

7435チバQ:2021/10/01(金) 19:06:13
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211001-567-OYT1T50088.html
総裁選で割れた二階派「党四役」逃す…政局の主導権握れなかった二階氏
2021/10/01 09:47読売新聞

総裁選で割れた二階派「党四役」逃す…政局の主導権握れなかった二階氏

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の二階幹事長率いる二階派(47人)は、30日に顔ぶれが固まった党新執行部で「党四役」ポストを逃した。二階氏は幹事長を務めた5年間、党総裁選や人事のたびに党内の影響力を高めてきた。今回の総裁選では派としての支持候補の絞り込みもできず、存在感を示せなかった。

 「大きな行事が終わった。衆院選で全員当選できるよう頑張ろう」

 二階氏は30日、東京都内で開かれた二階派の会合で、所属議員をこう鼓舞した。同派会長代行の河村建夫・元官房長官も「今回は皆さん色々な考えがあったと思う。岸田総裁はノーサイドと言われた。一致結束していこう」と呼びかけた。

 二階氏は2016年8月に幹事長就任後、政局の節目で主導権を握ってきた。17年2月には当時の安倍首相の党総裁連続3選の支持をいち早く打ち出し、流れを作った。総裁の連続3選を可能にする党則改正も、二階氏が主導したものだ。昨年の安倍氏退陣表明後も、官房長官だった菅氏支持を打ち出し、菅政権誕生を引っ張った。

 だが、今回は、二階氏は守勢に回った観もある。

 8月26日にいち早く出馬表明した岸田氏は、党役員の任期を「1期1年、連続3期まで」とする改革案を打ち出し、菅首相が二階氏の交代を決断する引き金となった。二階派内では、岸田氏に対し「二階氏への露骨な攻撃だ」(幹部)と反発が広がった。

 菅氏の退陣表明後、二階氏は当初、石破茂・元幹事長と面会を重ねるなど、岸田氏の対抗馬として石破氏を支持する選択肢もちらつかせていた。だが、肝心の石破氏が出馬せず、二階派として推す候補が不在のまま、総裁選を迎えた。

 二階派は、4人の立候補者のうち、岸田氏以外の河野太郎行政・規制改革相、高市早苗・前総務相、野田聖子幹事長代行の3陣営に推薦人を出し、自主投票を決めた。

 決選投票では派として結束する方針だったがまとまりきれず、一部の議員は最後に岸田氏に回ったものの、すでに細田派や麻生派、竹下派のベテランが岸田氏支持を打ち出し、岸田総裁誕生の流れはできていた。

 10月4日には新内閣の発足も控えるが、二階派からは「この5年間のような人事での優遇はもう期待できない」(中堅)と悲観的な声も漏れている。

7436とはずがたり:2021/10/01(金) 22:08:05
河野太郎氏「年金の最低保障部分は消費税で」 インタビュー要旨
https://mainichi.jp/articles/20210916/k00/00m/010/223000c
毎日新聞 2021/9/16 18:38(最終更新 9/16 19:56) 590文字

 河野太郎行政改革担当相は16日、報道各社のインタビューに応じた。要旨は以下の通り。

   ◇

 自民党が国民に耳を傾ける政党であり続けるのか、何か余計に耳を傾けなければいけないものがあるのか、それが一番問われてしまっている。

 政策では、少子化という現実に対して有効な手立てができたか、もう一度目を向ける。年金、医療、介護や子育てなど社会保障分野の改革をしっかりやるのが最大のテーマだ。


 年金で、少なくとも最低保障部分というのは保険料ではなく、税でやるしかない。消費税で最低保障をやるのがいい。

 (同性婚と選択的夫婦別姓の制度化について)いずれも賛成だ。こういう価値観が問われる問題は、国会で党議拘束をやめて広くご議論いただくのがいい。


 (候補者や議席の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」導入については)今の段階で一気に数字を決めるのがいいのか、疑問を持っている。

 (安倍・菅政権の継承について)2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)や行政デジタル化は続ける。領土問題を解決して日露平和条約を締結する安倍内閣の方針はこのままやっていきたい。拉致問題を早期解決するにはトップ会談しかない。

 アベノミクスは残念ながら成長戦略につなげる部分が完全に点火しきれなかった。労働分配率を高めたところは法人税特例を設けるなどして、目指すは賃金(上昇)だとはっきりさせる。

7437とはずがたり:2021/10/01(金) 22:49:40
「誰が菅を支えてきた」怒りぶちまけた二階氏 政権は崩壊に向かった
有料会員記事自民党総裁選2021
https://www.asahi.com/articles/ASP995H4JP98UTFK01N.html?pn=6&amp;unlock=1#continuehere
明楽麻子、岡村夏樹2021年9月9日 17時27分コメント

 菅義偉首相が反転攻勢を期した人事が、政権崩壊の引き金だった。首相が自民党総裁選への立候補を断念し、事実上の退陣へと追い込まれる背景には、二階俊博幹事長の交代をめぐる首相の誤算があった。

「冷や飯」の岸田氏 二階氏と会談後、目の色が変わった
 8月30日午後、首相官邸を訪れた自民党の二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理と向き合った首相は「人事を刷新したいと思います」と告げた。1年前、安倍晋三前首相が退陣の意向を表明して動揺する党内で、いち早く「菅支持」を打ち出した二階氏。以来、首相と二人三脚で政権内ににらみを利かせてきた。

 ただ、二階氏は前政権から5年にわたり幹事長に座り続け、その強権ぶりは党内外の強い反発も招いていた。政権失速の危機に直面した首相は、二階氏を切り自らの推進力を得ようとした。

 二階氏は首相の唐突な通告に「どうぞ遠慮せずにやってください」と二つ返事で応じた。首相は新たなポストを用意し、党本部に専用の部屋を作る考えも伝えたという。快諾を得たと受け止めた首相は「二階さんはすごい政治家だ」と周囲に安堵(あんど)の色を見せた。

「立ち止まって考えるべきだったな」
 しかし、二階氏は納得したわ…

7438とはずがたり:2021/10/01(金) 22:50:21
戦略見直し、迫られる野党 「政権の失敗、白紙に」衆院選に焦り 菅首相退陣へ
会員記事
https://www.asahi.com/articles/DA3S15032362.html
2021年9月4日 5時00分
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菅首相退陣への野党党首の反応

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 菅義偉首相が3日、今月の自民党総裁選に出馬せず、退陣する意向を示したことで、野党は次期衆院選への戦略見直しを迫られている。政権支持率が低迷する菅政権を相手に、新型コロナ対策の失敗を攻撃する構えだった。野党からは「『我らの』菅さんが……」という本音も漏れた。

 「国民生活への喫緊の対応が政治に求め…

7439とはずがたり:2021/10/01(金) 22:53:42
甘利明氏の資金問題再燃で岸田文雄新総裁、いきなり大ピンチ!?党内からも「ひどい人事だ。安倍政権そのものだ」などと不満
https://johosokuhou.com/2021/10/01/51873/

7440とはずがたり:2021/10/01(金) 22:55:16
河野太郎氏「総裁選完敗→広報本部長」格落ちの元凶か 進次郎氏の“軍師気取り”に広がっていた嫌悪
10/1(金) 13:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/74c8988a70c195da4b1ccb18f7893aeb1f7efe95
日刊ゲンダイDIGITAL

 自民党の岸田文雄総裁(64)が新政権発足に向けた骨格作りを着々と進めている。

 内閣の要となる官房長官に松野博一元文部科学相(58)、政調会長に高市早苗前総務相(60)、総務会長に当選3回の福田達夫衆院議員(54)を抜擢し、選対委員長に遠藤利明元五輪担当相(71)がそれぞれ就く予定だ。

小泉環境相「46放言」の謎解き “坂道”と地元“市外局番”説

 一方、各メディアで「冷や飯食い」などと報じられているのが、総裁選を戦った河野太郎規制改革担当相(58)だ。衆院選の発信力強化を期待――などを理由に「広報本部長」に就く見通しだが、党の要職とはいえ「格落ち感」は否めない。

 少し前まではメディアで「次期総裁の大本命」と持ち上げられ、総裁選の共同会見では記者から「1回目で決まる(決める)のか」と問われた際に「はい」と自信満々で答えていた河野氏。総裁選後、敗戦の理由について「力不足」を連呼していたが、「広報本部長」で満足するわけがないだろう。河野氏が負けた要因は何だったのか。自民党関係者がこう言う。

■「進次郎が嫌だから岸田さん」

「ズバリ、最大の敗因は小泉進次郎さんでしょう。石破元幹事長と組んで『小石河連合』などともてはやされ、まるで河野陣営の軍師気取り。こういう小泉さんのスタンドプレーを苦々しく思っていた若手は少なくなかった。若手の間では『河野さんを応援したいが、進次郎が嫌だから岸田さん』と言っている人がたくさんいましたよ。

 対照的なのが総務会長に就く福田さんです。福田さんは変に前に出ることをせず、それでいて二階幹事長ら重鎮にも臆することなく『定年制を遵守しろ』と迫った。『党風一新の会』に若手議員約90人が集まったのが人望が厚い証左でしょう。今回の総裁選で、党内では『本当の敗北者は進次郎』とささやかれています」

<総裁選では河野さんよりも進次郎さんが目立っていたような……>

<後ろ盾の菅首相もいなくなり、総裁選に負けちゃってどうするの。進次郎さん>

 ネット上でもこんな声が広がっている小泉氏。記者から敗因を問われ、「戦わなければ見えてこないものが多く見えた」などと振り返っていたが、「自分」とは言えなかったのか、それとも言いたくなかったのか……。

7441とはずがたり:2021/10/01(金) 23:00:02
総裁選各陣営、人事にやきもき 河野氏側は冷や飯も
9/30(木) 20:25配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c0eef4a6462b99b117948fe1d88e96031420835
産経新聞

自民党の岸田文雄総裁は30日、党役員や閣僚の人事の検討を本格化させた。9月29日の総裁選後、岸田氏は挙党態勢の構築を強調している。ただ、人事権を握った者が自身を支持した議員は論功行賞として厚遇し、対立陣営の議員には冷や飯を食わせる場面は多い。各陣営はやきもきを続けている。

「30年ぶりに宏池会が総裁派閥となった。責任の大きさをかみしめなければならない」。30日、東京都内で開かれた岸田派(宏池会)会合に出席した岸田氏は拍手で出迎えた所属議員にこう呼びかけた。同派は高揚感に包まれているが、重要ポストの多くを、総裁選で支援を受けた他派閥に譲るとの見方が大勢だ。

最大勢力の細田派(清和政策研究会)では、すでに固まった人事のほかに塩谷立元文部科学相の起用が取り沙汰されている。総裁選終盤に事実上の岸田氏支持を決め、岸田氏優位を決定づけた旧竹下派(平成研究会)では、茂木敏充外相の続投や、待機組の初入閣を求める声がある。

高市早苗前総務相の陣営では政調会長に起用される高市氏以外の要職起用への期待感がある。総裁選の決選投票で「岸田-高市連合」を結成し、岸田総裁誕生に貢献したからだ。高市氏を支持した安倍晋三前首相に近い萩生田光一文科相や、選対本部事務局長を務めた木原稔首相補佐官を推す声がある。また当選3回の小林鷹之衆院議員が若手の有望株として浮上している。

決選投票で敗れた河野太郎ワクチン担当相の陣営は冷や飯食いが濃厚だ。石破茂元幹事長や石破派(水月会)の議員、佐藤勉総務会長らベテラン組、小泉進次郎環境相も重用されない見通しだ。野田聖子幹事長代行は党や国会関連の役職に就く可能性があるが、陣営の議員にポストが回るかは不透明だ。(沢田大典)

7442とはずがたり:2021/10/01(金) 23:06:59
岸田陣営、決選投票「河野-高市氏」なら高市氏支援
2021/9/27 19:02
https://www.sankei.com/article/20210927-M2SVZY452RLTTFOXFUZVLDIYBE/

自民党総裁選(29日投開票)に出馬している岸田文雄前政調会長を支援する陣営は27日、国会内で選挙対策本部会合を開いた。本部長を務める遠藤利明元五輪相は冒頭のあいさつで「何としてもみなさんの力で岸田新総裁を誕生させてほしい」と訴えた。

出席者によると、決選投票で河野太郎ワクチン担当相と高市早苗前総務相が対決する場合、高市氏の支援を回ることを確認したという。

7443チバQ:2021/10/01(金) 23:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0af23ff0cb9dd3e28dedafb85b9525cee2ff6e59
財務相に鈴木氏、山際氏初入閣へ 自民は新体制始動
10/1(金) 22:07配信

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産経新聞
自民党の岸田文雄総裁は1日、新しく発足させる内閣で財務相に鈴木俊一元五輪相(68)を起用する方針を固めた。山際大志郎元経済産業副大臣(53)の初入閣も内定した。茂木敏充外相(65)は再任する。自民党は甘利明税制調査会長(72)の幹事長就任など党役員人事を正式決定し、新体制がスタートした。

岸田氏は党人事や組閣をめぐり記者団に「党の一体感と、ともに衆院選に臨もうという強い思いを感じてもらえるようにしたい」と語った。総務会長には当選3回の福田達夫衆院議員(54)を抜擢(ばってき)した。政調会長には総裁選を争った高市早苗前総務相(60)、選対委員長に遠藤利明元五輪相(71)を充てた。

新内閣の官房副長官には木原誠二衆院議員(51)、磯崎仁彦(よしひこ)参院議員(64)をそれぞれ起用する方針を固めた。木原、磯崎両氏は岸田氏が会長を務める岸田派(宏池会)に所属している。

官房長官には松野博一元文部科学相(59)が内定している。岸田派の堀内詔子(のりこ)環境副大臣(55)の初入閣も取り沙汰されている。政務担当の首相秘書官には嶋田隆・元経産事務次官(61)を充てる。岸田氏は4日召集の臨時国会で首相指名を受け、新内閣を発足させる。

党役員人事では麻生太郎副総理兼財務相(81)の副総裁就任が内定している。組織運動本部長には小渕優子元経産相(47)が就いた。広報本部長に河野太郎ワクチン担当相(58)、幹事長代行に梶山弘志経産相(65)が就任することも決まった。森山裕国対委員長の後任は高木毅・元復興相(65)が就くが、高木氏は衆院議院運営委員長を務めているため、臨時国会中は森山氏が続投する。

自民党が参院憲法審査会長に中川雅治元環境相(74)を充てる方針を固めたことも判明した。これまで林芳正元文部科学相が務めていたが、次期衆院選に出馬する林氏が参院議員を辞職したため、空席となっていた。

一方、森山氏と立憲民主党の安住淳国対委員長は1日に会談し、臨時国会の会期を14日までとする日程で合意した。岸田氏は8日に所信表明演説に臨み、その後、衆参両院で代表質問が行われる。岸田氏は14日までに衆院を解散するとみられ、その場合、衆院選は「26日公示-11月7日投開票」の日程が有力となる。

7444チバQ:2021/10/01(金) 23:18:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/0df78853b6789c656fbf1d4762de80b9811b8fc5
官房副長官に木原誠二元副外相、磯崎仁彦元副経産相
10/1(金) 19:57配信

毎日新聞
木原誠二氏=須藤孝撮影

 自民党の岸田文雄総裁は1日、官房副長官に木原誠二元副外相(51)=岸田派、磯崎仁彦元副経済産業相(64)=同=を起用する方針を固めた。政務担当の首相秘書官には嶋田隆元経産事務次官(61)を充てる方針。

7445チバQ:2021/10/02(土) 06:45:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/22eb3f4b58c796d0a93a21fc4fe25299d000e554
党四役に岸田派ゼロ、優遇批判回避で派内に不満…官房・財務相も他派閥
10/2(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
自民党の臨時総務会に臨む岸田文雄総裁(1日、東京都千代田区の自民党本部で)=源幸正倫撮影

 自民党の岸田文雄総裁は、1日に決めた党役員人事で、自身が率いる岸田派(宏池会、46人)からの登用を見送った。4日に発足する新内閣でも、政権の骨格となる官房長官や財務相には他派閥の議員を充てる考えだ。「身内優遇」との批判を意識したとみられるが、「宏池会政権」誕生に沸く派内からは不満が漏れている。

 「人事は作業のさなかだ。全体の人事の中で、党の一体感を感じてもらえるように進めていきたい」

 岸田氏は1日、新たな党執行部の発足を受け、記者団にこう強調した。今回の党役員人事に対し、岸田氏を支持した一部の派閥に配慮した「論功行賞だ」という指摘に反論したものだ。

 この日は、党四役と組織運動本部長、広報本部長の6人を決定し、国会対策委員長と幹事長代行の2人を内定した。8人の内訳は、最大派閥の細田派(96人)が2人、第2派閥の麻生派(53人)は2人、第3派閥の竹下派(51人)は1人で、無派閥が3人だった。総裁選を戦った高市政調会長、河野太郎広報本部長を除けば、残る6人全員が総裁選で岸田氏を支持した。

 ただ、総裁選で岸田氏を結束して支えた岸田派からは、一人も入らなかった。岸田氏周辺は「今回は他派閥に最大限、気を使うことが大事だ。来夏の参院選が終わるまで、岸田派には我慢してもらう」と解説する。

 今回の人事には、他派閥から「安定した政権運営に配慮は不可欠だ」と歓迎する声が出るが、岸田派内には不満がくすぶる。

 宏池会は、過去に6人の総裁を生んだ名門派閥だが、首相の誕生は1991年の宮沢喜一氏以来となる。菅内閣では、総裁選で敗れた岸田氏が無役になるなど、岸田派内には「冷や飯を耐えしのんできた」との思いがあるだけに、人事への期待が高まっていた。同派ベテランは「こんな顔ぶれでは、宏池会政権とは言えない」と憤るが、他派閥からは「岸田氏が起用したいと思う人材が少ないのではないか」とみる向きもある。

 一方で、宏池会の流れをくむ麻生派と谷垣グループから、党四役に甘利幹事長と遠藤利明選挙対策委員長が起用されたことから、自民党内では「将来的な『大宏池会』を見据えた布石」との見方が出ている。

7446名無しさん:2021/10/02(土) 06:55:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211001k0000m010268000c.html
岸田氏 「論功行賞」色濃い人事 二階派などから党七役起用なし
2021/10/01 20:11毎日新聞

岸田氏 「論功行賞」色濃い人事 二階派などから党七役起用なし

連立政権の合意文書に署名した自民党の岸田文雄総裁(中央右)と公明党の山口那津男代表(同左)=国会内で2021年10月1日午後3時24分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 自民党は1日、党本部で臨時総務会を開き、幹事長に甘利明税制調査会長(72)=麻生派、政調会長に高市早苗前総務相(60)=無派閥、総務会長に福田達夫国対副委員長(54)=細田派、選対委員長に遠藤利明元五輪担当相(71)=無派閥=がそれぞれ就任する人事を決定した。

 岸田文雄総裁(64)は4日発足する新内閣の官房長官に松野博一元文部科学相(59)=細田派、財務相に鈴木俊一前総務会長(68)=麻生派、経済産業相に山際大志郎政調会長代理(53)=麻生派=を起用する方針だ。茂木敏充外相(65)=竹下派=と公明党の赤羽一嘉国土交通相(63)は再任で最終調整。自民党の末松信介参院国対委員長(65)=細田派=の入閣も浮上している。

 岸田氏は4日召集の臨時国会で行われる衆参両院の首相指名選挙で、第100代首相に選出される見通しだ。その後、公明党との連立による新内閣を発足させる。官房副長官には木原誠二元副外相(51)=岸田派、磯崎仁彦元副経産相(64)=同=を起用する方針を固めた。政務担当の首相秘書官には嶋田隆元経産事務次官(61)を充てる。

 岸田氏は甘利氏の起用について、記者団に「(幹事長は)400人近い(党所属)国会議員を束ねる人間力、胆力、人望がなければならない。十二分に力を発揮し、次期衆院選でも陣頭指揮を執ってほしい」と期待を示した。

 国対委員長には高木毅衆院議院運営委員長(65)=細田派、副総裁に副総理兼財務相の麻生太郎氏(81)=麻生派=が内定している。また臨時総務会では、組織運動本部長に小渕優子元経産相(47)=竹下派、広報本部長に河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=の起用を決定。幹事長代行に梶山弘志経産相(65)=無派閥=が内定した。

 甘利氏は記者会見で「岸田総裁が掲げる、活力ある開かれた党運営の理念をしっかり支えて、党を率いていきたい」と述べた。

 一連の人事では甘利氏や遠藤氏ら、党総裁選で岸田氏を支持した議員が多く起用され、細田、麻生両派を中心に「論功行賞」が色濃い人事となった。二階派や石破派、石原派から党七役への起用はなかった。

 その後、岸田氏は公明党の山口那津男代表と国会内で会談。新型コロナウイルスと経済への対策充実▽2030年度の温室効果ガス削減目標達成▽当選無効となった議員の歳費返納などを義務づける法改正の実現▽衆参両院の憲法審査会の審議促進――などの連立政権合意文書に署名した。【小田中大、飼手勇介

7447チバQ:2021/10/02(土) 07:00:12
https://www.asahi.com/articles/ASP9Z7F3XP9ZUTFK024.html?iref=com_rnavi_arank_nr04「安倍カラー」脱せぬ岸田総裁 官房長官の人選、急きょ練り直し
有料会員記事自民

2021年9月30日 22時54分コメント
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自民党本部を出る岸田文雄総裁(中央)=2021年9月30日午後6時26分、東京・永田町、内田光撮影

 自民党の岸田文雄・新総裁が、新たな党執行部の布陣を固めた。党運営の要である幹事長には、安倍晋三前首相に近い甘利明税調会長を起用。党三役に若手議員を登用するなど「改革」をアピールする狙いものぞくが、「安倍カラー」がにじむ人事配置となった。

 総裁選から一夜明けた30日午前、岸田氏は記者団に党役員らの人事を急ぐ考えを言葉少なに語った。

 「日程もかなり窮屈な状況ですので、大変めまぐるしく活動を始めている」

 本来なら総裁決定後の翌日には党役員人事を決めるのが通例で、党側も30日に党四役による記者会見を開く準備を進めていた。ところが、幅広い党内の派閥から支援を得た岸田氏は29日に初めて開いた総裁会見で「人事については早急にたたき台を作り、しっかりと確認をしていきたい」と述べるにとどめ、調整が難航している様子をうかがわせた。

 岸田氏の姿勢には自身が率いる岸田派内からも「優柔不断ぶりが出ている。時間がたつほどいろんなことを言ってくる人が増える」と不満の声が漏れるほどだった。

 その岸田氏が、早々に内定したのが幹事長ポストに甘利氏を起用することだった。

 甘利氏は安倍氏や、自身が所属する派閥会長の麻生太郎副総理兼財務相と親しく、3氏の頭文字をとって「3A」とも称される。総裁選では、岸田氏陣営の顧問に就任。高市早苗前総務相を全面支援する安倍氏と、麻生氏の連絡役を果たし、岸田氏の勝利に貢献した。

 岸田氏にとっては、党内最大派閥の細田派に影響力のある安倍氏と、第2派閥の領袖(りょうしゅう)である麻生氏とそれぞれつながりの太い甘利氏の存在は大きい。複数の関係者によると、甘利氏は幹事長就任に意欲を示していたといい、岸田氏は総裁選後すぐに起用に向けて最終調整に入ったという。

 甘利氏はさっそく30日午前、国会内で麻生氏と会談した。岸田氏が検討する政権構想などを麻生氏に伝達。この会談で人事などについて大枠で一致したという。午後には、党本部で岸田氏と改めて面会。その後、新たな役員人事について、政調会長に決まった高市氏らに、岸田氏ではなく、甘利氏が電話を次々にかけ、早くも「新幹事長」として振る舞った。

 ただ、党内には甘利氏の重用ぶりに不満の声も漏れる。

 第1次安倍政権で経済産業相…

7448チバQ:2021/10/02(土) 07:01:13
>>7423
>永田町でもっとも注目されたのが官房長官。「岸田派が死守する」(政府関係者)としていたポストで、上川陽子法相の横滑りか、岸田派事務総長で選対を取り仕切った根本匠元厚生労働相の起用が有力視されていた。
官房長官を自派閥で出せなかったのは痛いですね

7449チバQ:2021/10/02(土) 15:36:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a5fb316da55c1476dab2e3f998ad540a31bac85
「安倍支配」岸田新総裁の党役員人事にドン引き 「衆院選で苦戦」と心配の声〈dot.〉
10/2(土) 11:45配信

AERA dot.
(左から)遠藤利明選対委員長、福田達夫総務会長、岸田文雄総裁、甘利明幹事長、高市早苗政調会長(C)朝日新聞社

 自民党の岸田文雄新総裁(64)が党役員人事を決めた。甘利明幹事長(72)、福田達夫総務会長(54)、高市早苗政調会長(60)、遠藤利明選対委員長(71)の「4役」がそろって会見したが、4人の平均年齢は64.25歳。さらに内閣の要、官房長官には、松野博一元文科相(59)が内定した。自民党の閣僚経験者がこう指摘する。


「安倍さんのひとり勝ちでしょう。幹事長の甘利さんは盟友だし、総務会長の福田氏も同じ派閥(清和会)の後輩だし、政調会長も自分が推した高市さん。当初、官房長官は腹心の萩生田文科相を押し込むとみられていたが、土壇場で松野氏に替えられたようだ。松野さんも清和会です」

 安倍晋三元総理が支援した、高市氏は当初の予想を覆し、一回目の議員票では、河野氏を上回る2位になった。決選投票では、高市氏の票を岸田氏に集めて、岸田氏を総理総裁に導いた。

 昨年9月、菅義偉総理が勝った総裁選では、二階俊博前幹事長、麻生太郎氏、安倍氏と3人のキングメーカーがいた。

 二階氏は幹事長を退任し、麻生太郎氏も財務相兼副総理から自民党副総裁となる予定だ。財務相の後任には、麻生氏の義弟、鈴木俊一元環境相が有力視され、中枢からは一歩、引いたような印象だ。菅氏も推していた河野太郎氏が敗れたので、政権に影響力を残すのは厳しいようだ。

 そんな中、岸田総裁は安倍氏、麻生氏とともに「3A」と称される甘利氏を幹事長に抜てき。安倍氏が推した高市氏、松野氏も引き立てた。安倍氏は総裁選の終了後、高市陣営の会合で「高市さんを通じて自民党がどうあるべきかをしっかりと訴えた。一体となって岸田新総裁の下、衆議院選挙を勝ち抜こう」と上機嫌で語った。

「岸田政権も安倍政治の継承のようで、組閣にも安倍氏の側近が起用されるでしょう。岸田次期総理の上に、最高顧問として安倍氏がいるような党の幹部人事だね。党内はドン引き状態です」(前出・自民党の閣僚経験者)

 一方、決選投票で敗れた河野氏は内閣から去り、自民党広報本部長に「左遷」という感が否めない。小泉進次郎環境相も閣外に出るという。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「河野氏は外相、防衛相にワクチン担当相と長く閣内の要職にいた。広報本部長は明らかに格下ですよね。小泉氏も閣僚から外れるなら、岸田政権では河野陣営にいた議員には冷や飯を食わせると見られても仕方ないですね。岸田総裁も安倍氏の顔色をうかがい、遠慮があるのかな…」

◆開成OBの元官僚らが岸田官邸入り

 また、官邸関係者の一人もこう落胆した。

「岸田総裁は、外相を4年務め官僚との関係も良好。それこそ特技の”人の話をよく聞く”タイプです。ただ、麻生氏が副総裁として党に戻る上、幹事長の甘利氏も麻生派で、安倍氏とも近い。総裁選では官邸が党よりも強い発言権、決定権を有する『政高党低』が正しいかという論議もあった。岸田総裁は「政高党高」を目指すと語っていたが、人事を見ると、党主導になりかねず、やりにくいです」

 岸田新総裁は都内の名門、開成高校OBで、同窓会が今回の総裁選でも支援。開成出身の元官僚が相次いで官邸入りするという。 

「安倍政権の懐刀で『官邸のアイヒマン』と呼ばれた警察庁OBの北村滋さんが岸田官邸でも副長官として戻ってきます。岸田総裁と同じ開成OBなので想定されていたこととはいえ、反対論もあるようです。総理秘書官として官邸に入る嶋田隆元経済産業省次官も開成OBで安倍氏と近い。今後は開成人脈が目立つようになる」(政府関係者)

 11月7日投開票とみられる衆院選挙を本命視された人気の高い河野氏ではなく、岸田総裁で戦う自民党。前回の2017年では圧勝だった自民党だが、今回の衆院選は「苦戦する」という声も自民党内でも少なくない。立憲民主党の幹部がこう語る。

「知名度が高い河野氏が勝てば衆院選は厳しいと思っていた。岸田氏は自民党の議員に人気があっても選挙という点では河野氏に軍配が上がる。岸田氏の党の役員人事は安倍氏のコピーですよ。野党の批判のターゲットになりやすく、勝算も見えてきた」

「安倍支配」の批判が強まる中、岸田総裁はどのように総選挙を戦うのだろうか。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7450チバQ:2021/10/02(土) 15:38:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc98115a3fb521ebbd8cfff01442ee622c661c0
小林氏初入閣へ 野田・萩生田氏も起用 岸田内閣、4日発足
10/2(土) 15:33配信

時事通信
 自民党の岸田文雄総裁は4日発足の岸田内閣に、二階派で衆院当選3回の小林鷹之元防衛政務官(46)を初入閣させる意向を固めた。

 目玉の経済安全保障担当閣僚への抜てきが取り沙汰されている。総裁選で争った無派閥の野田聖子元総務相(61)、細田派の萩生田光一文部科学相(58)の起用も内定した。複数の党関係者が2日、明らかにした。

 岸田氏は4日召集の臨時国会で第100代首相に指名された後、直ちに組閣に着手し、岸田内閣を発足させる。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f399e20e1695cb702e0e644e212e2e6d44c60e1
赤羽国交相の続投浮上 二之湯氏初入閣で調整
10/2(土) 11:54配信

 自民党の岸田文雄総裁は2日、二之湯智元総務副大臣(77)を初入閣させる方向で調整に入った。公明党の赤羽一嘉国土交通相(63)の続投論も浮上。既に政権の要となる官房長官に松野博一元文部科学相(59)を起用し、財務相に鈴木俊一元環境相(68)を充てるほか、茂木敏充外相(65)の続投を決定している。午後に党本部などで残る閣僚の人選の検討を加速する。党役員人事と同様に「老壮青」のバランスを配慮した陣容となるかどうかに注目が集まる。

7451チバQ:2021/10/02(土) 15:39:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/43790cf45d800fb7b4444f686046965a26e0b9ce
岸田氏、甘利氏を重視 要求通らぬ安倍氏、人事に不満 清新さ乏しく・自民〔深層探訪〕
10/2(土) 8:32配信

時事通信
会見後、写真に納まる(右から)遠藤利明選対委員長、福田達夫総務会長、甘利明幹事長、高市早苗政調会長=1日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党新執行部が1日発足した。調整が続く閣僚・党役員人事から透けるのは、岸田文雄総裁が甘利明幹事長を重視していることだ。同氏と近い議員のポストが早々に決定。一方、安倍晋三前首相には配慮を見せつつ、言いなりにはならないとの姿勢もうかがえる。安倍氏は不満を漏らしているとされ、新執行部が党の結束を固めて船出できるかは不透明感も漂う。

 ◇幹事長が人事伝達
 「党を束ねるため力を発揮してほしい」。岸田氏は1日、甘利氏への期待を記者団に語った。

 甘利氏が所属する麻生派からは、鈴木俊一氏の財務相と田中和徳氏の幹事長代理、山際大志郎氏の入閣が早々に固まった。このうち、田中、山際両氏は甘利氏と同じ神奈川県が地盤。特に山際氏は甘利氏の下でエネルギー政策などに取り組んできた。幹事長代行の梶山弘志氏(無派閥)も甘利氏に近く、岸田氏がこれらの人事について甘利氏の意向を受け入れたのは明らかだ。

 甘利氏は先の総裁選で岸田陣営幹部を務め、勝利に貢献。岸田氏は閣僚や党幹部を歴任して培った交渉力や調整力に対しても高く評価している。

 甘利氏は9月29日に議員宿舎、翌30日は党本部で岸田氏と協議。関係者によると、麻生太郎副総理兼財務相の言動がたびたび世論の反発を買ったため、閣内から党副総裁に移して政権へのダメージを軽減することを相談しながら決めたという。さらに、起用が内定した議員には総裁が連絡することが多いが、今回は甘利氏が電話で伝えた。

 甘利氏の重用には、細田派から早くも「甘利氏がやりたいようにやっている内閣みたいだ」とやっかみが漏れる。甘利氏は閣僚時代の「政治とカネ」の問題を今も引きずり、1日の記者会見では「事情を全く知らされていない」などと釈明に追われた。野党は検証チームを設置し、国会での説明を求めていく構えだ。

 ◇「高市幹事長」見送り
 岸田氏は、安倍氏が総裁選で支援した高市早苗氏を政調会長に起用するなど、表向きは安倍氏への配慮も示す。内閣の要である官房長官には、安倍氏の出身派閥、細田派の松野博一氏を起用。福田達夫総務会長と国対委員長に内定している高木毅氏も細田派だ。

 ただ、安倍氏は岸田氏に「高市幹事長」と、側近の萩生田光一文部科学相の官房長官就任を求めたとされる。これに対し衆院当選5回の萩生田氏起用には、細田派内から反発が上がり、岸田派でも「安倍色が強過ぎる」との意見が多く、岸田氏は要求に応じなかった。

 また、細田派でも松野氏や高木氏は安倍氏と距離があることで知られる。安倍氏と福田氏の父、康夫元首相は小泉内閣の正副官房長官の時代に対立した。複数の関係者は、安倍氏が一連の人事に「いら立ちを募らせている」と明かす。萩生田氏は1日の記者会見で人事の感想を問われ、「期待している」とだけ語った。

 安倍氏は「キングメーカー」の立場を確立し、党内への影響力維持を狙うが、森友学園や「桜を見る会」をめぐる疑惑が障害になりかねない。岸田氏は、安倍、麻生、甘利氏の「3A」との関係について、安倍、麻生氏とは良好な関係を保ちつつ、甘利氏に「緩衝材」としての役割を期待しているとみられる。

 一方、3Aを意識した布陣は清新さに乏しいとの声は党内に少なくない。党関係者は、岸田氏が総裁選出から党役員決定まで1日空けたことに触れ「いろいろ言われて自分の人事ができなくなった。これは全員野球ではない」と指摘。党内では菅義偉首相の退陣表明で衆院選への危機感が和らいでいたが、中堅議員は「これでは大変なことになる」と漏らした。

7452とはずがたり:2021/10/03(日) 02:08:43
>甘利氏が所属する麻生派からは、鈴木俊一氏の財務相と田中和徳氏の幹事長代理、山際大志郎氏の入閣が早々に固まった。…、岸田氏がこれらの人事について甘利氏の意向を受け入れたのは明らかだ。

>起用が内定した議員には総裁が連絡することが多いが、今回は甘利氏が電話で伝えた。甘利氏の重用には、細田派から早くも…やっかみが漏れる。

>安倍氏は岸田氏に「高市幹事長」と、側近の萩生田光一文部科学相の官房長官就任を求めたとされる。これに対し…岸田氏は要求に応じなかった。

>また、細田派でも松野氏や高木氏は安倍氏と距離があることで知られる。安倍氏と福田氏の父、康夫元首相は小泉内閣の正副官房長官の時代に対立した。複数の関係者は、安倍氏が一連の人事に「いら立ちを募らせている」と明かす。

UR甘利の暴走と安倍の苛立ち。暗雲しか立ち籠めてない

岸田氏、甘利氏を重視 要求通らぬ安倍氏、人事に不満 清新さ乏しく・自民〔深層探訪〕
10/2(土) 8:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/43790cf45d800fb7b4444f686046965a26e0b9ce
時事通信

 自民党新執行部が1日発足した。調整が続く閣僚・党役員人事から透けるのは、岸田文雄総裁が甘利明幹事長を重視していることだ。同氏と近い議員のポストが早々に決定。一方、安倍晋三前首相には配慮を見せつつ、言いなりにはならないとの姿勢もうかがえる。安倍氏は不満を漏らしているとされ、新執行部が党の結束を固めて船出できるかは不透明感も漂う。

 ◇幹事長が人事伝達
 「党を束ねるため力を発揮してほしい」。岸田氏は1日、甘利氏への期待を記者団に語った。

 甘利氏が所属する麻生派からは、鈴木俊一氏の財務相と田中和徳氏の幹事長代理、山際大志郎氏の入閣が早々に固まった。このうち、田中、山際両氏は甘利氏と同じ神奈川県が地盤。特に山際氏は甘利氏の下でエネルギー政策などに取り組んできた。幹事長代行の梶山弘志氏(無派閥)も甘利氏に近く、岸田氏がこれらの人事について甘利氏の意向を受け入れたのは明らかだ。

 甘利氏は先の総裁選で岸田陣営幹部を務め、勝利に貢献。岸田氏は閣僚や党幹部を歴任して培った交渉力や調整力に対しても高く評価している。

 甘利氏は9月29日に議員宿舎、翌30日は党本部で岸田氏と協議。関係者によると、麻生太郎副総理兼財務相の言動がたびたび世論の反発を買ったため、閣内から党副総裁に移して政権へのダメージを軽減することを相談しながら決めたという。さらに、起用が内定した議員には総裁が連絡することが多いが、今回は甘利氏が電話で伝えた。

 甘利氏の重用には、細田派から早くも「甘利氏がやりたいようにやっている内閣みたいだ」とやっかみが漏れる。甘利氏は閣僚時代の「政治とカネ」の問題を今も引きずり、1日の記者会見では「事情を全く知らされていない」などと釈明に追われた。野党は検証チームを設置し、国会での説明を求めていく構えだ。

 ◇「高市幹事長」見送り
 岸田氏は、安倍氏が総裁選で支援した高市早苗氏を政調会長に起用するなど、表向きは安倍氏への配慮も示す。内閣の要である官房長官には、安倍氏の出身派閥、細田派の松野博一氏を起用。福田達夫総務会長と国対委員長に内定している高木毅氏も細田派だ。

 ただ、安倍氏は岸田氏に「高市幹事長」と、側近の萩生田光一文部科学相の官房長官就任を求めたとされる。これに対し衆院当選5回の萩生田氏起用には、細田派内から反発が上がり、岸田派でも「安倍色が強過ぎる」との意見が多く、岸田氏は要求に応じなかった。

 また、細田派でも松野氏や高木氏は安倍氏と距離があることで知られる。安倍氏と福田氏の父、康夫元首相は小泉内閣の正副官房長官の時代に対立した。複数の関係者は、安倍氏が一連の人事に「いら立ちを募らせている」と明かす。萩生田氏は1日の記者会見で人事の感想を問われ、「期待している」とだけ語った。

 安倍氏は「キングメーカー」の立場を確立し、党内への影響力維持を狙うが、森友学園や「桜を見る会」をめぐる疑惑が障害になりかねない。岸田氏は、安倍、麻生、甘利氏の「3A」との関係について、安倍、麻生氏とは良好な関係を保ちつつ、甘利氏に「緩衝材」としての役割を期待しているとみられる。

 一方、3Aを意識した布陣は清新さに乏しいとの声は党内に少なくない。党関係者は、岸田氏が総裁選出から党役員決定まで1日空けたことに触れ「いろいろ言われて自分の人事ができなくなった。これは全員野球ではない」と指摘。党内では菅義偉首相の退陣表明で衆院選への危機感が和らいでいたが、中堅議員は「これでは大変なことになる」と漏らした。

7453チバQ:2021/10/03(日) 12:12:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/28e2dc40773a63a59bb00d1863a39704be1c54b8
77歳 二之湯智氏 「思い出」初入閣? 来夏参院選出馬せず今期限りで引退表明なのに…
10/3(日) 5:30配信

スポニチアネックス
初入閣の方向で調整が進む二之湯智氏

 新内閣発足を4日に控え、閣僚の人選を加速させている自民党の岸田文雄総裁は2日、参院議員の二之湯智元総務副大臣(77)を初入閣させる方向で調整に入った。二之湯氏は現在3期目。改選を迎える来夏参院選に出馬せず今期限りで政界を引退する意向を既に表明している。

 党役員人事と同様に「老壮青のバランス」に配慮した陣容となるか注目が集まる中で駆け巡った77歳初入閣の情報。高齢議員では、2019年9月の安倍改造内閣で78歳だった竹本直一衆院議員がIT・科学技術担当相に就任した例がある。

 二之湯氏は旧竹下派で、総裁選では岸田氏の推薦人に名を連ねた。同派は「まとまって対応する」とのスタンスで決選投票に臨み、多くは岸田氏に投票。とりわけ、結束力が強い同派参院議員は総裁選当日の会合で岸田氏支持の方針を確認。こうしたことから、論功行賞で会長代行の茂木敏充外相(65)の続投に加え、「参院枠」で二之湯氏の入閣案が浮上したようだ。

 慶大法学部卒業後、衆院議長だった故前尾繁三郎氏の秘書を務めるなどした二之湯氏。1987年に京都市議会議員に初当選し5期務めた後、2004年参院選に京都府選挙区から出馬した。

 総務政務官、総務副大臣などを歴任し、昨秋の「菅義偉総裁」誕生で党参院政審会長に就任。6月に政界引退を表明した。「政治の活性化」を理由に挙げる一方、「残された人生のエンジョイ」などと言及していた。

 党京都府連は既に参院選候補について京都市議会議員に決定。引退を撤回しない限り、参院選までに二之湯氏の勇退に的を絞った小幅の内閣改造が想定され、インターネット上では「思い出入閣」「引退の花道」などの書き込みが見られた。

 入閣候補としてはこの他、野田聖子元総務相(61)が浮上。安倍晋三前首相の側近である細田派の萩生田光一文部科学相(58)の残留が固まり、同派の岸信夫防衛相(62)も閣内に残る方向で調整に入った。公明党の赤羽一嘉国土交通相(63)の続投案も浮上している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eba3cc66086405eb86bae3134452dfe09eb4e2be

国交相に公明党・斉藤鉄夫氏の起用固まる
10/3(日) 9:36配信

日本テレビ系(NNN)
国交相に公明党・斉藤鉄夫氏の起用固まる

4日の組閣に向け自民党の岸田総裁は、赤羽国土交通大臣の後任として、公明党の斉藤鉄夫副代表を起用する意向を固めました。斉藤氏は69歳、当選9回の衆議院議員で、環境大臣や公明党幹事長を歴任しています。

7454チバQ:2021/10/03(日) 12:33:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e367c37882f8b25c17991f4f08bf06c2f5db6922
岸田派、熱気の裏で「我慢」 重要ポスト献上
10/3(日) 0:16配信

88
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産経新聞
自民党本部をあとにする岸田文雄総裁(中央)=2日午後、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

4日に召集される臨時国会で第100代首相に就任する自民党の岸田文雄総裁が領袖を務める岸田派(宏池会、46人)が30年ぶりの首相誕生を目前に沸き立っている。ただ、岸田派は党内第5派閥で、党内基盤を盤石なものにするためには細田派(清和政策研究会、96人)や麻生派(志公会、53人)との連携が欠かせない。重要ポストを他派閥に献上するなど「やせ我慢」も強いられており、一層の結束が試されそうだ。

「われわれ宏池会、国難を乗り越えるべく、力を合わせて努力していこう」

先月30日、東京都内で開かれた岸田派会合に出席した岸田総裁がこう呼びかけると、所属議員から大きな拍手が湧き起こった。ナンバー2の座長を務める林芳正元文部科学相は「いろいろな目がわれわれに注がれている。実れば実るほど穂は垂れるということで頑張ろう」と総裁を生んだ派閥としての自覚を促した。

結党間もない昭和32年に池田勇人元首相が創設した宏池会は党内最古の派閥だ。池田氏以降、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一の各元首相を輩出したが、その後は平成12年の「加藤の乱」などの分裂劇を繰り返した結果、所属議員の数が減った。あるベテラン議員は「感無量だ。ようやく先輩たちに顔向けができる」と胸をなで下ろす。

ただ、今後は第5派閥ならではの難しい政権運営に直面することになる。今回の総裁選でも岸田派単独での勝利は難しく、細田派や麻生派の支援に頼った。岸田氏が1日に実施した党役員人事には「お返し」の意味も込められており、麻生派や細田派、旧竹下派(平成研究会、51人)のメンバーが要職につく一方、岸田派からは1人も入らなかった。

総裁選では古賀篤、村井英樹両衆院議員ら政策通の若手も岸田氏を支えた。閣僚経験者は「うちの若手は粒ぞろいだ。岸田カラーを出すため人材を送り込みたい」と話すが、岸田氏の総裁任期中にどれほど重要ポストが回ってくるかは不透明だ。

出身派閥の失望を招き、「内助の功」まで失うことになれば、岸田氏が目指す長期政権の実現は絵に描いた餅になりかねず、新総裁は難しいかじ取りを余儀なくされそうだ。(永原慎吾)

7455チバQ:2021/10/03(日) 12:33:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f13930250ec7f123e4ff7ad53708d03172b40ddf
力が大きくなりすぎた・強権的…「官邸官僚」退任へ、「霞が関力学」に影響も
10/3(日) 5:01配信

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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 岸田内閣が4日に発足するのに伴い、安倍・菅両政権で9年近く務めた杉田和博官房副長官(80)と和泉洋人首相補佐官(68)が退任する見通しだ。首相官邸主導を支え、「官邸官僚」と称される両氏の交代は、霞が関の力学にも影響を及ぼしそうだ。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

 警察庁出身の杉田氏は、内閣危機管理監などを経て第2次安倍内閣が発足した2012年12月に官僚トップである事務担当の官房副長官に就いた。

 菅首相の信頼が厚く、平成の天皇陛下の退位に伴う一連の行事や安定的な皇位継承策に関する議論を仕切った。東京五輪・パラリンピックでは、テロ対策などの陣頭指揮を執った。

 17年8月からは、省庁の幹部人事を統括する内閣人事局長を兼務し、霞が関ににらみをきかせた。政府による日本学術会議の会員候補6人の任命拒否は、杉田氏主導とされ、「強権的だ」との声もあがった。

 高齢による健康不安もささやかれたが、今年7月には歴代最長の在職日数を更新し、4日時点では3205日となる。杉田氏は周囲に「政治が決めた方向を実現すべく懸命にやった」と振り返る。

 一方、和泉氏は国土交通省の技官出身で、13年1月に首相補佐官に就任した。菅首相の官房長官時代からの懐刀で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事などの特命事項や新型コロナウイルス対策も担当した。菅首相は周辺に「省庁横断で役所を動かすのは和泉だ」と語るなど、その手腕を評価したが、省庁からは「権限が集中して、力が大きくなりすぎた」との指摘もある。

 自民党の岸田総裁は杉田氏の後任に、栗生俊一・元警察庁長官を起用する方針を固めた。政府内では、「これまで省庁をおさえていた重しがとれることで、官邸の力は弱まるのではないか」(首相周辺)との見方も出ている。

7456チバQ:2021/10/03(日) 20:36:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cbb6c769e139706b3f60358cee7ff125687493d
勝ち馬に乗れず…自民・二階派「冬の時代」
10/3(日) 19:23配信


産経新聞
自民党の二階俊博前幹事長が率いる二階派(志帥会、47人)が長年対立関係が目立っていた岸田文雄新総裁の誕生に伴い、冬の時代を迎えつつある。これまで党内では絶大な影響力を誇ってきたが、今回の総裁選では勝ち馬に乗ることができず、二階氏は退任。主要ポスト争いでも苦戦している。

【イラストでみる】岸田新総裁はこんな人

「どうも、ありがとうございました」

二階氏は新執行部が正式に発足した1日、5年以上を過ごした自民党本部の幹事長室を退出する際、メディア関係者らに頭を下げた。党本部前には秘書が運転する私用車が待機。冷たい雨が降りしきる中、寂しげに車に乗り込んだ。

二階氏は幹事長として安倍晋三前首相と後継の菅義偉首相を支えた。二階派は昨年9月の総裁選で菅首相の支持をいち早く表明し、党内で第4勢力ながら、武田良太総務相など重要なポストを獲得した。

今回は一転して、幹事長はおろか、党4役のポストを得ることはできなかった。岸田内閣の組閣では、環境相や新設する経済安全保障担当相のポストを確保したが、二階派の閣僚経験者は「どこが挙党態勢なのか」と不満を募らせる。

苦境を招いた原因は、総裁選での戦略ミスとの指摘が多い。二階派は、岸田氏以外の3候補の陣営に推薦人を出し「岸田包囲網」を構築した。岸田氏が二階氏の交代を念頭に示した「総裁を除く党役員は1期1年、連続3期まで」とする党改革案への反発だった。

しかし、決選投票の末に勝ったのは岸田氏。総裁選の終盤には派内が河野太郎ワクチン担当相を推す声と「岸田氏と高市早苗政調会長の連合体が決選投票で逆転する」とみる意見に分裂した。投開票日には、河野陣営に回っていた複数の二階派議員が、第1回目の投票で野田聖子元総務相に流れるなど迷走も目立った。ベテラン議員は「勝ち馬に乗ってきた二階派が今回は読み誤った。代償は小さくない」と語る。

二階派にとって、選挙区調整にも携わる幹事長ポストを手放したことは、次期衆院選への逆風となりかねない。党山口県連は1日、衆院山口3区の公認候補として、岸田派(宏池会)の林芳正元文部科学相を党本部に申請することを決めた。同区の現職は二階派の河村建夫元官房長官だ。

二階派は他の選挙区でも他派と公認争いを繰り広げるが、求心力の低下はこの行方にも影響を与える可能性がある。(広池慶一)

7457チバQ:2021/10/03(日) 20:39:16
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20211003-00261262
岸田体制に潜む「安倍排除」の萌芽 本当に岸田氏は「安倍の傀儡」なのか?

安積明子政治ジャーナリスト
10/3(日) 8:04
岸田総裁誕生
 河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏の4名が熱戦を繰り広げた自民党総裁選は、9月29日の党大会で岸田氏が選出された。岸田氏は1回目の投票で議員票146票、党員換算票110票の計256票を獲得し、議員票が86票と伸び悩んだ河野氏の255票を抑えて1位となった。そして上位2名による決戦投票では、河野氏が都道府県票を39票獲得したものの、議員票が131票と伸び悩み、議員票249票と都道府県票8票を獲得した岸田氏が勝利した。

 総裁選は9月17日に告示されたが、実際の戦いは選挙日程が公表された8月26日に始まった。この日の午後に岸田氏が出馬表明し、「党役員の任期は1期1年3期まで」としたため、二階俊博前幹事長が激怒。支持率低下の不利な状況を衆議院解散で一変しようとした菅義偉首相が解散権を封じられるなど、永田町は一気に「自民党政局」に染められた。

安倍氏の暗躍
 中でも注目されたのが、安倍晋三前首相の動きだ。昨年8月に首相を辞任した時は、官房長官だった菅氏と二階氏に先んじられ、後継指名を封じられた。かねてから安倍氏の“本命”は岸田氏と言われていたが、その応援もままならなかった。

 だが今回は違う。そもそも安倍氏の本命は思想の面で一致する高市氏だった。高市氏は8月に文藝春秋に「政権構想」を発表。「美しく、強く、成長する国へ。」を9月初旬に出版した。いずれも春頃から準備しなくては実現が難しいものだ。そして高市氏の総裁選出馬を最初に報じたのが、安倍氏に近いとされる元TBS記者の山口敬之氏。総裁選に高市氏が名乗り上げるまでのストーリーが綺麗に作られている。

 総裁選に入ると、票の引き剥がしが凄まじいものだった。主なターゲットになったのが、安倍氏にとって古巣になる細田派だ。首相在任中は派閥を離れていた安倍氏だが、いずれは細田派に戻って会長に就任することになっている。実は今年1月にも復帰するはずだったが、日大事件などでとん挫したと言われた。

 だが細田派内では、町村派時代に派閥を離脱した高市氏への投票を拒む者も少なくなく、表向きは自由投票とされていたが、当初の割り振りは岸田票が多かった。たとえば参議院では、35人中の30人が岸田で5人が高市と決められたという。

 しかし結果は大きく浸食された。高市陣営のある議員は「参議院では26名を引きはがした」と胸を張ったが、これには安倍氏と自民党参議院幹事長を務める世耕弘成氏の激しい攻防戦が存在した。抵抗する世耕氏に、安倍氏は世耕氏が切望する衆議院和歌山3区への転出を阻むことまで持ち出したという噂まで流れたのだ。

「撃ち方止め」の現実は?
 そして27日頃には動きが止まる。その理由として 日刊ゲンダイは9月28日号で「高市肩入れ一転 停戦指令」と報じた。高市氏支持が広がり過ぎて、岸田氏が3位になれば、決選投票は河野対高市となり、河野勝利になる可能性が出てきたことを理由にしている。

 一方で26日のフジテレビの番組では、解説者が「河野陣営が票の一部を高市氏にまわして、高市氏を2位にする動きがある」と紹介。これに河野氏が「フェイクニュースだ」と激怒した。

 現実には個人票はともかく組織票の掘り起こしに苦慮する河野氏側から高市氏側に票を回すのはありえず、またそれまでなりふりかまわず票を剥がしてきた安倍氏がいきなり「撃ち方止め」も説得力はない。むしろここで総裁選の混乱ぶりを収めるべく、“長老”が出てきたことに注目すべきだろう。

 たとえば9月27日には伊吹文明氏の仲介によって二階氏と岸田氏が面会しており、関係が修復された。そして世耕氏が安倍氏に迫られた件は、清和研の長老である森喜朗氏に届いているはずだ。だからこそ、3回生の福田達夫氏の総務会長抜擢が実現したのだろう。

清和研の本流は福田家
 細田派である清和政策研究会は岸派の十日会をその前身とするゆえに、安倍氏の祖父である故・岸信介元首相を始祖と解する向きもある。しかし戦後から赤坂で料亭「佳境亭」を経営し、田中角栄や三木武夫といったそうそうたる大物政治家を顧客とした故・山上磨智子さんは、筆者にこう教えてくれたことがある。

「現在の派閥の基礎を作ったのは佐藤栄作さん。佐藤さんは次の時代も考えて、田中(角栄)さんには竹下(登)さん、福田(赳夫)さんには安倍(晋太郎)さん、三木(武夫)さんには河本(敏夫)さんを付けました。これが派閥の始まりです」

7458チバQ:2021/10/03(日) 20:39:41
 要するに清和研のオーナーは福田家であり、その“嫡男”は福田氏ということだ。

2012年に初当選の福田氏は現在54歳。これまでのポストは2017年8月に防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官くらいで、御曹司にすれば目立たなかったが、今回の総裁選では同期の武部新氏らと「党風一新の会」を立ち上げ、代表世話人に就任した。同会のメンバーは90人ほどと言われているが、ある自民党関係者は「実際にはもっと多い。あえて匿名希望の会員を入れると、140名ほどにのぼる」と述べる。もしそうなら、最大派閥の細田派よりも多くなり、党内最大の勢力となる。

 その福田氏は総裁選後のぶら下がりで「1回目も2回目も、投票したのは岸田さん」と述べた。よって福田氏の総務会長抜擢は、党も派閥も支配しようとする安倍氏に対する強烈なパンチであると筆者は見ている。

幹事長ポスト、官房長官ポストを取り逃がす
 また党の要となる幹事長や官邸のまとめ役の官房長官のポストについても、安倍氏を封じ込めようとする岸田氏の意思が伺える。

 幹事長には総裁選でいち早く岸田氏支持を打ち出した甘利氏が就任したが、安倍氏は高市氏を押し込もうとしていたという。幹事長は300億円とも言われる党の資金を動かし、公認権などを掌握する。その権限をあますことなく行使したのが故・田中角栄元首相と二階氏で、その暗躍振りは周知の事実。ましてや11月に行われると見込まれる衆議院選や来年の参議院選を控え、公認権は絶大な威力を発揮する。キングメーカーとして君臨するには、欠かせない権限だ。

 官房長官についても、総裁選で高市氏に投じた萩生田光一氏の就任が一部で報じられたが、松野博一氏に決着した。このように明確な“安倍離れ”ではないが、岸田氏は微妙な点で安倍氏と距離をとっているといえる。

 しかも右腕とする総理の政務秘書官に就任するのは、岸田氏の開成高校の後輩で経済産業省事務次官だった嶋田隆氏。その評価は安倍政権で政務秘書官を務めた今井尚哉氏を上回る。

 岸田政権は10月4日に発足するが、初めから高支持率は期待できないにしても、堅実に政治を進めていくのではないか。総裁選では「いろいろな人の声を聞く」と何度も述べた岸田首相には、是非その声を生かした政治の実現を期待したい。


安積明子
政治ジャーナリスト
兵庫県出身。姫路西高校、慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格後、政策担当秘書として勤務。テレビやラジオに出演の他、「野党共闘(泣)。」「“小池”にはまって、さあ大変!ー希望の党の凋落と突然の代表辞任」(ワニブックスPLUS新書)を執筆。「記者会見」の現場で見た永田町の懲りない人々」(青林堂)に続き、「『新聞記者』という欺瞞ー『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)が咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を連続受賞。2021年に「新聞・テレビではわからない永田町のリアル」(青林堂)と「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)を刊行。姫路ふるさと大使。

7459チバQ:2021/10/03(日) 20:41:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/02a07e12ba8027f20a4277b40535d154f57fb554
岸田内閣、4日発足 後藤厚労、野田少子化相
10/3(日) 19:18配信

自民党本部に入る岸田総裁=3日午後、東京・永田町

 自民党の岸田文雄総裁は4日に発足させる新内閣の陣容を固めた。厚生労働相に後藤茂之元法務副大臣、経済再生担当相に山際大志郎党政調会長代理、経済安全保障担当相に小林鷹之元防衛政務官を充てる。いずれも初入閣。経済産業相に萩生田光一文部科学相を横滑りさせ、岸信夫防衛相は再任する。国土交通相に公明党の斉藤鉄夫副代表を起用。総裁選で争った野田聖子氏を地方創生担当相とし、少子化、男女共同参画、子ども庁も担当させる。複数の関係者が3日、明らかにした。

 岸田氏は4日召集の臨時国会での首相指名後、直ちに組閣に着手。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。

 ほかに固まった初入閣の人事は、ワクチン担当相に堀内詔子環境副大臣、総務相に金子恭之元国土交通副大臣、国家公安委員長に二之湯智元総務副大臣、デジタル相兼規制改革・行政改革担当相に牧島かれん元内閣府政務官、沖縄北方担当相兼復興相に西銘恒三郎元経済産業副大臣。さらに、環境相に山口壮元外務副大臣、文部科学相に末松信介元国土交通副大臣、万博相に若宮健嗣元防衛副大臣、法相に古川禎久元財務副大臣、農相に金子原二郎参院議員を初入閣させる。

 既に財務相に鈴木俊一元環境相を充てる人事が内定。茂木敏充外相の再任も固まっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3bdb5921c695407fc2d467ffa52586357a5d830d
経済安保・小林氏、ワクチン・堀内氏 岸田内閣、4日発足
10/3(日) 17:56配信

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時事通信
小林鷹之氏

 自民党の岸田文雄総裁(64)は、4日召集の臨時国会で第100代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。

 岸田氏は3日、組閣に向けて大詰めの調整を進め、全閣僚の顔触れを固めた。新設する経済安全保障担当相に二階派で衆院当選3回の小林鷹之元防衛政務官(46)を抜てき。新型コロナウイルス対策を担う厚生労働相に無派閥の後藤茂之政調会長代理(65)、ワクチン担当相に岸田派の堀内詔子環境副大臣(55)を起用する。総裁選で争った野田聖子元総務相(61)は少子化担当相に充てる。

 岸田氏は3日、党本部入りし、官房長官に就任する松野博一元文部科学相(59)ら首相官邸メンバーと協議した。

 安倍晋三前首相の実弟で細田派の岸信夫防衛相(62)は再任。安倍氏側近で細田派の萩生田光一文部科学相(58)は経済産業相に横滑りさせる。

 総務相に岸田派の金子恭之元国土交通副大臣(60)、法相に無派閥の古川禎久元財務副大臣(56)、文科相に細田派の末松信介参院国対委員長(65)、農林水産相に岸田派の金子原二郎元参院予算委員長(77)、環境相に二階派の山口壮元外務副大臣(67)が就任する。

 デジタル相に麻生派の牧島かれん党青年局長(44)、復興相に旧竹下派の西銘恒三郎元経産副大臣(67)、国家公安委員長に旧竹下派の二之湯智参院政審会長(77)、経済再生担当相に麻生派の山際大志郎元経産副大臣(53)、万博担当相に旧竹下派の若宮健嗣前外務副大臣(60)が就く。

 公明党の赤羽一嘉国交相を交代させ、後任に同党の斉藤鉄夫副代表(69)を起用する。

 事務担当の杉田和博官房副長官を代え、栗生俊一元警察庁長官(62)を後任に充てる人事も固まった。杉田氏は9年近く在任。栗生氏は福田内閣で首相秘書官を務めた経験がある。

 閣僚人事をめぐっては、松野氏に加え、旧竹下派の茂木敏充外相(65)の再任、麻生派の鈴木俊一元総務会長(68)の財務相起用が既に決まっている。

 4日は菅内閣が午前の臨時閣議で総辞職。岸田氏が午後の衆参両院本会議で首相に指名される。岸田氏は与党党首会談後、首相官邸に組閣本部を設置。松野氏が閣僚名簿を発表する。岸田内閣は皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て夜に発足。この後、岸田氏は記者会見で政権運営の基本方針を国民に説明し、初閣議で閣僚に今後の取り組みを指示する見通しだ。

7460とはずがたり:2021/10/03(日) 21:40:42
甘利税調会長、支持した岸田氏祝福「世界のリーダーに」
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-694629.html
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年9月29日(水) 21:29


自民党総裁選で岸田氏(右)を選対本部顧問として支え、勝利の報告会であいさつする甘利氏=東京都内のホテル
 自民党総裁選で岸田文雄氏陣営の顧問を務めた甘利明税制調査会長(衆院神奈川13区)は勝利直後の報告会で「本当にうれしい。日本が、世界が待っているリーダーになってほしい」と満面に笑みをたたえた。

 投票に先立つ出陣式で「岸田さんが挫折を通じて強くたくましく大きくなって帰ってきた。日本という国が世界の『ファーストペンギン』(挑戦者)となれるよう岸田総理総裁を誕生させよう」と鼓舞。報告会では「妻から『あなた、岸田さんを応援したいんでしょ』と荒波に蹴落とされたファーストペンギンが私」と笑いを誘った。

岸田陣営の当選報告会後、選挙戦を振り返りながら山際氏(左)の労をねぎらう甘利氏=東京都内のホテル
 記者団の取材に「1回目の投票で1位になったことが決選投票での勝利にずいぶん貢献した。1票差だったので神様の采配かと思った」と感慨深げ。今後の人事について問われると「私をどう使うかは新総理・総裁が決めること。どんなポジションでも全力を尽くしたい」と語った。

 会場で甘利氏から労をねぎらわれていたのは現場で奔走した山際大志郎氏(18区)。「これでノーサイド。チーム一丸となって日本のために働こうということ」と冷静に受け止めた。県内議員の多くが河野氏支持に回る中での活動だったが、「自分なりの信念で動き、こうした結果になって良かった」と話した。

7461チバQ:2021/10/04(月) 08:13:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ce083d73103d9e2a7968c70e15bd29e58f41158
第4派閥ゆえに…寂しい岸田派 入閣3人止まり「派の不満がたまるだろう」
10/4(月) 5:30配信

231
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スポニチアネックス
岸田文雄氏

 岸田派から入閣するのは3人。金子恭之元国土交通副大臣の総務相、金子原二郎参院議員の農相という“ダブル金子”に加え、堀内詔子環境副大臣のワクチン担当相で、いずれも初入閣。

 宏池会からの首相輩出は1991年の宮沢喜一氏以来30年ぶり。重要ポストとされる財務相、外相、官房長官ポストの獲得に期待がかかったが、沸き立った派内とは対照的に寂しい人事となった。

 象徴と言えるのが「岸田派が死守する」(官邸関係者)としていた官房長官。上川陽子法相の横滑りが有力視されたが、登用されたのは細田派の松野博一元文部科学相。岸田氏はこの日、政務担当の官房副長官に衆院から木原誠二元外務副大臣、参院から磯崎仁彦元経産副大臣を起用する人事を内定。ともに岸田派だが、官邸関係者は「副長官を何人取ろうが、長官とは雲泥の差。派の不満がたまるだろう」と話した。

 別の重要ポストでの処遇が検討されていた上川氏だが、パワーゲームで他派閥に抑えられ、はじき出された。岸田派の入閣待機組の扱いも影を落とした。

 岸田派は党役員人事でも自派からの登用を見送り。党関係者は「岸田派は第4派閥。安定政権とするには仕方ない」と突き放した。

7462チバQ:2021/10/04(月) 08:30:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d3c2269cf4c0825bfbd8ab2ab7eb9ed9ed72c1c
「小石河連合」不発で苦境の石破氏、退会者相次ぐ派閥内で「役割終わった」の声も
10/3(日) 21:25配信

読売新聞オンライン
 自民党の石破茂・元幹事長が苦境に陥っている。総裁選では出馬を断念し、河野行政・規制改革相の支援に回ったが、敗北を喫した。石破派からは退会者も相次ぎ、再浮上に向けた展望は開けていない。

【写真】14日解散、来月7日総選挙へ…岸田氏は公示直後に異例の外遊も

総裁選や次期衆院選について語る石破氏

 「党員票で過半数を大きく上回る支持をいただき、議員票に反映させる計画は十分な効果を上げなかった。残念な思いだ」

 石破氏は1日、地元・鳥取市で記者会見に臨み、総裁選を総括した。

 河野陣営は、河野氏と石破氏に、小泉環境相を加えた「小石河連合」を前面に出し、党員票で圧倒する戦略を描いた。だが、1回目の党員票(382票)のうち、河野氏の得票は約44%の169票で、最低目標とした5割に届かなかった。

 1回目の国会議員票は86票で3位。安倍前首相ら多くの重鎮と折り合いが悪い石破氏の合流によって「議員票離れが加速した」との見方が広がった。

 石破派では、総裁選の前後に山本有二・元農相や、事務総長経験者の古川禎久衆院議員が退会届を提出。所属議員は15人に減った。

 石破氏は1日の記者会見で派閥の解散や他派閥への合流を否定。今後、総裁選に挑む可能性について「未来永劫(えいごう)やりません、と言うほど無責任ではない」と述べ、排除しなかった。ただ、石破氏は過去4回挑み、いずれも敗れただけに、派内では「石破氏を首相にするという石破派の役割は終わった」との声さえ出ている。

7463チバQ:2021/10/04(月) 08:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/93eead4da214f44cff2dba266c0be97c5e7240a5
岸田内閣閣僚20人内定 「小石川連合」形なし冷や飯人事 小泉進次郎氏閣僚ポスト得られず 
10/4(月) 5:30配信


スポニチアネックス
小泉進次郎氏

 自民党の岸田文雄総裁は3日、4日に発足させる新内閣で入閣させる全20人の顔触れを固めた。総裁選で河野太郎氏を全面支援した無派閥の小泉進次郎環境相は閣僚ポストを得られず、はじき飛ばされた。党役員ポストもなく、冷や飯を食わされた格好だ。

【写真】岸田総裁瓦せんべい 早くも完売!

 党内政局を間近で見てきた自民党関係者は小泉氏の処遇について「人気もあり総選挙での利用価値が少しはあると思っていたが…あれだけやれば、当然でしょうね」と話した。

 “あれだけ”というのは総裁選における派閥攻撃。中でも安倍政治に対する批判だ。

 安倍晋三前首相と敵対関係にある石破茂元幹事長らとともに、派閥横断的に河野氏を応援する「必勝を期す会」を立ち上げた小泉氏。その頭文字から「小石河連合」と称された。

 石破氏が「古い自民党と国民の戦い」と言えば、「派閥の力学ではなく、国民の理解を得る政権」と声高に訴えた小泉氏。長期政権を築き、退陣後も大きな影響力を誇示し続ける安倍氏を意識したものだった。

 政府関係者は「安倍さんは石破さんだけではなく、小泉さんに対しても快く思っていなかった」とし、安倍氏の影響力が強く残った岸田政権での“小泉氏冷や飯人事”は当然の帰結だと強調した。

 総裁選を争った高市早苗氏は政調会長に就任。野田聖子氏は地方創生担当相として入閣。河野氏は外相、防衛相経験者としては降格に値する党の広報本部長。高市、野田両氏と比べれば、格下人事の印象は否めない。

 党関係者は石破氏について「干されるのは自明の理」と指摘。激しくやり合った権力闘争で敗れ散った「小石河連合」。今後もその力はそぎ落とされていきそうだ。

 《初入閣13人 派閥はバランス重視》新内閣の閣僚に内定した20人の顔触れを見ると、初入閣は13人で、2019年の第4次安倍再改造内閣と並ぶ多さとなった。中堅、若手議員を積極登用し、ワクチン担当相を任せる堀内詔子氏(岸田派)、経済安全保障担当相の小林鷹之氏(二階派)、デジタル相に内定した牧島かれん氏(麻生派)はいずれも衆院当選3回。小林、牧島両氏は40代だ。女性は菅内閣より1増の3人となる。派閥別に見ると、細田派と旧竹下派が4人、岸田派と麻生派は3人、二階派2人とバランスに腐心した格好。無派閥から3人が入り、石破派、石原派はゼロだった。官房長官に内定した松野博一元文部科学相が拉致問題担当相も兼務する。

7464チバQ:2021/10/04(月) 08:53:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4d6bfc0099586a5ee053156435f1ad8027e837c
岸田内閣 13人の初入閣&派閥バランスも意識 4日発足
10/4(月) 5:59配信

デイリースポーツ
 岸田文雄氏

 自民党の岸田文雄総裁は4日に発足させる新内閣の陣容を固めた。

 経済安全保障担当相を新設し、46歳の小林鷹之元防衛政務官を抜てき。デジタル相兼規制改革・行政改革担当相にも44歳の牧島かれん元内閣府政務官をあてるほか、法相の古川禎久元財務副大臣など、初入閣が13人とフレッシュさをアピールした。また子ども政策を統括する「こども庁」創設に向け、総裁選で争った野田聖子元総務相(61)を担当相に起用する。

 その一方で、安倍晋三前首相が所属する最大派閥・細田派から4人、旧竹下派から4人、麻生派から3人と総裁選で協力を得た派閥から満遍なく登用するなど、バランス型の内閣を構成する。近く行われる衆議院議員総選挙までは自らのカラーを抑え、選挙勝利という信任を得てから“岸田色”を濃く出していく方針と見られる。

 岸田氏は4日召集の臨時国会での首相指名後、直ちに組閣に着手。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。

 また、政府は、組閣当日の首相官邸での新閣僚による就任記者会見の開催を見送り、各省庁での会見だけにする方針を決めた。会見終了が深夜から未明に及ぶとの批判があり、昨年9月の菅内閣発足時、河野太郎行政改革担当相は官邸での就任会見で「大臣が各省でやればすぐに終わる。前例主義の最たるものだ」と会見の見直しを訴えていた。

7465チバQ:2021/10/04(月) 10:18:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c0eef4a6462b99b117948fe1d88e96031420835
総裁選各陣営、人事にやきもき 河野氏側は冷や飯も
9/30(木) 20:25配信

産経新聞
派閥の例会に臨む河野太郎ワクチン担当相=30日午前、東京都千代田区(春名中撮影)

自民党の岸田文雄総裁は30日、党役員や閣僚の人事の検討を本格化させた。9月29日の総裁選後、岸田氏は挙党態勢の構築を強調している。ただ、人事権を握った者が自身を支持した議員は論功行賞として厚遇し、対立陣営の議員には冷や飯を食わせる場面は多い。各陣営はやきもきを続けている。

【写真】グータッチをする新総裁の岸田氏と河野ワクチン担当相

「30年ぶりに宏池会が総裁派閥となった。責任の大きさをかみしめなければならない」。30日、東京都内で開かれた岸田派(宏池会)会合に出席した岸田氏は拍手で出迎えた所属議員にこう呼びかけた。同派は高揚感に包まれているが、重要ポストの多くを、総裁選で支援を受けた他派閥に譲るとの見方が大勢だ。

最大勢力の細田派(清和政策研究会)では、すでに固まった人事のほかに塩谷立元文部科学相の起用が取り沙汰されている。総裁選終盤に事実上の岸田氏支持を決め、岸田氏優位を決定づけた旧竹下派(平成研究会)では、茂木敏充外相の続投や、待機組の初入閣を求める声がある。

高市早苗前総務相の陣営では政調会長に起用される高市氏以外の要職起用への期待感がある。総裁選の決選投票で「岸田-高市連合」を結成し、岸田総裁誕生に貢献したからだ。高市氏を支持した安倍晋三前首相に近い萩生田光一文科相や、選対本部事務局長を務めた木原稔首相補佐官を推す声がある。また当選3回の小林鷹之衆院議員が若手の有望株として浮上している。

決選投票で敗れた河野太郎ワクチン担当相の陣営は冷や飯食いが濃厚だ。石破茂元幹事長や石破派(水月会)の議員、佐藤勉総務会長らベテラン組、小泉進次郎環境相も重用されない見通しだ。野田聖子幹事長代行は党や国会関連の役職に就く可能性があるが、陣営の議員にポストが回るかは不透明だ。(沢田大典)

7466チバQ:2021/10/04(月) 13:24:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e4e34e7ea6f1a17ff12fb793f161a145f83894f
岸田政権、実行力が疑われ早くも流れる短命説…最大のがっかり人事は「松野官房長官」
10/4(月) 11:31配信

デイリー新潮
岸田新首相

「生まれ変わった自民党の姿をしっかりと国民に示す」

 総裁選勝利の直後、自民党議員の前で高らかに宣言した岸田新総裁。この言葉の本気度と実行力を測る試金石となるのが、内閣と党役員人事です。いわずもがなですが、政治は総理大臣一人ではできません。全体の布陣を見ることで、その姿勢が明らかになるのです。【青山和弘/政治ジャーナリスト】

【写真】おとなしくて温厚で目立たない…なぜ松野氏なのか

色濃い安倍氏麻生氏の影響力
 今回の人事では当選3回から福田達夫総務会長をはじめ、デジタル担当相に牧島かれん氏、ワクチン担当相に堀内詔子氏、経済安全保障担当に小林鷹之氏など、若手を登用した目玉人事も散見されます。また総裁選で主張していていた二階前幹事長の影響力を削いだことは確かです。

 しかし党の要・幹事長に安倍元首相、麻生前財務相側近の甘利明氏、党の政策を握る政調会長に高市早苗氏、内閣の要・官房長官に安倍氏の出身派閥・細田派の松野博一氏を起用するなど、政権中枢から自らの派閥を排し、安倍氏、麻生氏の影響力が色濃く残る布陣となったことは間違いありません。政権運営の姿勢や方向性が、今までを踏襲したものになるのは避けられないでしょう。ある自民党の中堅議員はこう語っています。

「今回の人事は、自民党は変わりませんというメッセージとしか取りようがない。」

 そして立憲民主党の枝野代表は私にこうこぼしました。

「この人事は、我々が舐められているってことかな」

政権の浮沈を決める官房長官
 特に注目すべきは、官房長官の人事です。官房長官は首相を最も近くで支え、政策実現に向けて官僚組織をグリップし、内閣のスポークスマン役を果たすポストです。官房長官と首相の二人三脚は極めて重要で、足並みを揃えてこの3つの役割をきちんとこなさないと、政権の屋台骨が揺らいでしまうのです。

 歴代政権でも官房長官が浮沈のカギを握ってきました。2001年から5年5か月政権を担った小泉純一郎首相は、福田康夫氏、細田博之氏、安倍晋三氏と3人の官房長官を任命しましたが、必ず自派閥から登用しました。「聖域なき構造改革」を掲げて郵政民営化、道路公団民営化など党内の抵抗が強い政策を遂行するためには、官房長官は絶対の味方でなければならなかったからです。そして郵政解散の前には幹事長までも、自ら「小泉首相の偉大なるイエスマン」と言ってはばからない武部勤氏に代えて、法案採決で反対した議員を党から除名した上で総選挙で刺客を送り込み、大勝しました。

安倍元首相は失敗して学んだ
 一方、2006年に小泉首相の後を受けた安倍首相は、他派閥で当選同期(当時4回)の塩崎恭久氏を官房長官に抜擢しました。塩崎氏は政策通でしたが、霞が関はおろか官邸内もうまくまとめられず、「お友達内閣」と揶揄されて第一次安倍政権の躓きの原因となりました。

 捲土重来を期した安倍氏はその反省を活かして、2012年の第二次政権では盟友でありかつ実務能力があり、官僚にも睨みが利く菅義偉氏を官房長官に据えて、安定政権を作り上げたのは皆さんご存じの通り。安全保障関連法案も森友・加計問題も菅官房長官が霞が関を抑えつつ首相を徹底的に守らなければ、良くも悪くも7年8か月もの長期政権にはならなかったでしょう。

7467チバQ:2021/10/04(月) 13:25:06
菅政権 挫折の教訓
 その菅氏は昨年自らが首相になると加藤勝信氏を官房長官に起用しました。これは加藤氏を引き上げたい安倍総理への配慮と、答弁の隙のなさを買った人事で、政策の調整能力や菅氏への忠誠心は重視しませんでした。

 そこに襲い掛かったのがコロナウイルスの感染再拡大です。加藤官房長官は政府対応の取りまとめ役として機能せず、菅首相がすべてを決める事態に陥りました。そのため判断が遅れた上に偏って、コロナ対策は後手後手にまわりました。閣僚の一人は「官房長官がもうちょっと菅首相と連携して政権のために汗をかいていれば、こんなことにはならなかった」と嘆きます。

疑問符が付く松野氏の起用
 こうした過去の事例や菅政権挫折の教訓がありながら、岸田新首相は官房長官に自派閥の側近議員ではなく、細田派から松野元文科相を起用しました。松野氏はおとなしくて温厚な性格で、これまでさほど目立たず当選7回を重ねてきた政治家。松野氏を良く知る自民党議員はこう評します。

「バランス感覚があるいい人だけれども地味。申し訳ないけど、発信力とか霞が関をグリップする能力とかはないよ」

 岸田首相はなぜそんな松野氏を登用したのか。それは総裁選での勝利に貢献した細田派から「幹事長か官房長官」を要求されたからです。幹事長には安倍氏・麻生氏の盟友で総裁選勝利の最大の功労者・甘利氏を充てるため、官房長官を差し出すしかなくなった。細田派の中では当選回数も手ごろで、岸田氏が政調会長時代に政調会長代理を務めて少しは気心が知れた松野氏が選ばれたというわけ。つまり消去法です。

 しかしこんな消去法で最重要ポストの官房長官を決めていいんでしょうか。政権運営では国家的な危機に直面したり、スキャンダルで窮地に追い込まれることもある。そんな時、細田派の松野官房長官が自らが集中砲火を浴びても岸田首相を守るでしょうか。自民党内に岸田おろしの動きが起こったときに、体を張って鎮圧に乗り出すでしょうか。未知数と言わざるを得ません。

岸田カラーとは何か
 もう一つ重要なのは、岸田首相が望む政治の姿を実現できるのかです。岸田政治の方向性を一言で集約すると、総裁選直後の記者会見で語った「丁寧で寛容な政治で、国民の一体感を取り戻す」ということでしょう。

 これは「丁寧さに欠け、狭量で、国民を分断させた」安倍・菅政治を修正するということで、まさに岸田氏が率いる派閥・宏池会的です。岸田氏は著書「岸田ビジョン」の中で「宏池会は結成されてから今日まで、その名の通り、リベラルで自由な社会を目指し、権力には謙虚に向かい合ってきた」と語っています。

 私は2014年に、当時安倍内閣の外務大臣だった岸田氏とひざ詰めで将来のことを語り合う機会を得ました。その時、岸田氏が「今は安倍政権を支える身だが、いずれ宏池会的な政治が求められる時が来る。その時に向けて準備する」と、静かに闘志を燃やしていたことが強く印象に残っています。

 今回の人事ではデジタル化の推進や経済安全保障といった、岸田首相が力を入れる政策に有能な若手を抜擢したのはいいのですが、自派閥の宏池会から政権中枢に一切登用せず、岸田氏がこれまで目指し、総裁選でも約束した政権運営ができる態勢になっているのか。チームとして足並みを揃えていけるのかが、今後問われることになるでしょう。

 安倍氏、麻生氏への強い配慮は、岸田首相の「弱さ」なのか、「したたかさ」なのか、岸田派幹部の一人にストレートに聞きましたが、「今回の総裁選はいろんな方にお世話になりました。すべて岸田さんに任せています」と言葉少なに話すのみでした。

総選挙での審判に向けて
 衆議院総選挙まであと1か月あまり。短い期間ですが国民は、岸田首相の本気度をしっかり見極める必要があります。そしてこれから訪れるかもしれない日本の危機にきちんと対応していく実行力があるのか。コロナ後の日本をどの方向に導こうとしているのかきちんと問い、審判を下さなければなりません。

青山和弘(あおやま・かずひろ)政治ジャーナリスト
1968年、千葉県生まれ。東京大学文学部卒。92年、日本テレビ放送網に入社し、94年から政治部。野党キャップ、自民党キャップを歴任した後、ワシントン支局長や国会官邸キャップ・解説委員を務める。与野党を問わず幅広い人脈を持つ。本年9月からフリーの政治ジャーナリスト。

デイリー新潮取材班編集

2021年10月4日 掲載

新潮社

7468とはずがたり:2021/10/04(月) 18:27:22

都市部で最悪の総理だったと烙印押されると落選したいしないかなぁ。。

小此木など港湾系も熱心には推せないだろうし。

菅前首相に「政界引退説」が漏れ始める 自民党内で力失い、慕う議員ゼロ…霞が関官僚もソッポ
公開日:2021/10/04 14:50 更新日:2021/10/04 14:51
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295570

7469とはずがたり:2021/10/04(月) 18:33:10

監禁されて人事の因果含められててテレビにも出れず新総裁が来ないとNHKとかちょっと騒いでたらしい。

岸田新総裁、夜にホテル訪問
2021年09月29日23時43分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092901328&amp;g=pol

 自民党の岸田文雄新総裁は29日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎にいったん帰った後に再び外出し、東京都内のホテルに約50分間滞在した。岸田氏は記者団に面会相手を明かさず、「いろんな方と打ち合わせした。人事もいろいろ打ち合わせをしなければならない」と語った。閣僚・党役員人事に向け、関係者と構想を話し合ったとみられる。

7470チバQ:2021/10/04(月) 19:18:26
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211004X801.html
岸田内閣、平均年齢61.8歳=女性3人、若手は3人―新政権
2021/10/04 15:38時事通信

 岸田内閣の閣僚20人の平均年齢は、岸田文雄首相を含め61.8歳で、菅前内閣発足時の60.4歳を上回った。女性閣僚は3人で、衆院当選3回の若手が3人起用された。

 内訳は、初入閣が13人で、再入閣4人、再任2人、横滑り1人。民間からの登用はなかった。最年長は77歳の金子原二郎農林水産相と二之湯智国家公安委員長。最年少は44歳の牧島かれんデジタル相だった。

 女性の入閣は、牧島氏と堀内詔子ワクチン担当相、首相が総裁選で争った野田聖子少子化担当相の3人。

 衆院当選回数別に見ると、最多は首相と同じ当選9回で、鈴木俊一財務相、茂木敏充外相、斉藤鉄夫国土交通相、野田氏の4人。最少は当選3回で、牧島、堀内両氏と小林鷹之経済安全保障担当相が抜てきされた。

 参院からは末松信介文部科学相、金子、二之湯両氏の3人が入閣した。

 自民党の派閥別では、最大勢力の細田派と旧竹下派がそれぞれ4人。麻生派と岸田派、無派閥が各3人で続き、二階派は2人、石破、石原両派はゼロ。公明党は斉藤氏の1人だった。

 官房副長官は衆参それぞれ、岸田派の木原誠二衆院議員と磯崎仁彦参院議員。官僚トップとなる事務の副長官には、歴代最長の在職日数を務めた杉田和博氏の後任に、元警察庁長官の栗生俊一氏が就いた。

7471チバQ:2021/10/04(月) 19:20:15
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211003-567-OYT1T50143.html
岸田新内閣の全容固まる…13人が初入閣、衆院当選3回の若手3人抜てき
2021/10/04 06:31読売新聞

岸田新内閣の全容固まる…13人が初入閣、衆院当選3回の若手3人抜てき

自民党本部に入る岸田総裁(中央)(3日午後4時29分、党本部で)=守谷遼平撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の岸田文雄総裁(64)は4日召集の臨時国会で第100代首相に指名され、同日中に岸田内閣を発足させる。新内閣の全容は固まり、いずれも衆院当選3回の牧島かれん・党青年局長(44)をデジタル相、堀内詔子環境副大臣(55)をワクチン担当相、小林鷹之・元防衛政務官(46)を新設する経済安全保障担当相に、それぞれ抜てきする。

 全20閣僚中、13人が初入閣となる。若手を登用する一方、「老壮青」のバランスを重視したのが特徴だ。

 政権の要である官房長官に最大派閥・細田派の松野博一・元文部科学相(59)、財務相には麻生派の鈴木俊一・元総務会長(68)を起用。竹下派の茂木敏充外相(65)と細田派の岸信夫防衛相(62)は再任させ、安倍前首相に近い細田派の萩生田光一文科相(58)は経済産業相に横滑りさせる。重要ポストを主要派閥で固め、政権基盤の安定を図る狙いがある。

 総裁選で戦った野田聖子・元総務相(61)は少子化相として再入閣させる。岸田氏が設置を目指すこども庁や女性活躍なども担当する予定だ。

 新型コロナウイルス対策を担う厚生労働相には後藤茂之政調会長代理(65)が決まった。党側で野党との交渉にあたり、新型インフルエンザ対策特別措置法の改正案をまとめた実績があり、適任と判断した。経済再生相に就く山際大志郎・元経産副大臣(53)がコロナ担当も兼務する。

 金子恭之・元国土交通副大臣(60)が総務相、古川禎久・元財務副大臣(56)が法相、民主党出身の山口壮・元外務副大臣(67)が環境相、西銘恒三郎・元経産副大臣(67)が復興相でそれぞれ初入閣する。西銘氏は沖縄・北方相も兼ねる。衆院当選4回の若宮健嗣・元防衛副大臣(60)は万博相で初めて入閣する。

 参院からは、末松信介参院国会対策委員長(65)が文科相、二之湯智参院政審会長(77)が国家公安委員長、金子原二郎・元参院予算委員長(77)が農相で起用される。

 連立を組む公明党からは、国交相に斉藤鉄夫副代表(69)を起用する。斉藤氏は次期衆院選で広島3区から与党統一候補として出馬する。入閣を選挙戦の追い風にしたい公明党の意向を踏まえた。

 4日は午前の臨時閣議で菅内閣が総辞職。岸田氏が午後の衆参両院の本会議で首相に指名され、同日中に皇居での首相親任式、閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。岸田氏は初閣議で経済対策の策定を指示する見通しだ。

7472チバQ:2021/10/05(火) 08:28:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/65336fe39514210d29e3d3264f5158f8a0cc4056
挫折を経験、名門派閥トップ 「酒豪」の逸話も 岸田新首相はこんな人
10/5(火) 7:07配信
 党政調会長としては、新型コロナウイルス感染症を受けた経済対策の取りまとめに奔走。事業者への賃料支援創設などを主導する一方、国民への現金給付をめぐっては、岸田氏が提案した「困窮世帯への30万円給付」案が「一律10万円給付」に覆り、手腕に疑問符が付いたこともあった。

 初挑戦となった昨年の総裁選で菅義偉氏に敗れた後は無役となった。党内では「岸田は終わった」との見方が広がったが、虎視眈々(たんたん)と再挑戦に向けて準備を進めた。

 宏池会には官僚出身者が多く、政局に弱い「お公家集団」ともやゆされる。今回の総裁選では、岸田氏が党役員任期を「1期1年連続3期まで」とする改革案を掲げ、二階俊博前幹事長に交代を迫ったことが菅氏の首相退陣につながり、名誉を挽回した形となった。

 政界随一の「酒豪」としても知られる。若手時代に台湾の政治家との飲み会で、酒に弱かった日本側の同席者の杯を一手に引き受けた逸話がある。外相時代には、ロシアのラブロフ外相とウオッカを酌み交わし、対等に渡り合ったこともある。

 大の広島カープファン。普段は温厚で感情を表に出さないタイプだが、大学時代の同級生の一人は「カープが負けているときは、子どものような一面が見える」と話す。

7473チバQ:2021/10/05(火) 09:01:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5d11dc5ce05a8808b9f4d9a8806ffcb810ed2c8
デジタル改革の具体化急務 汚名返上、試される力量 岸田新政権
10/5(火) 7:13配信

時事通信
 新型コロナウイルス禍であらわになった行政のデジタル対応への遅れの挽回は、岸田新政権にとって急務だ。

 菅前政権の遺産といえるデジタル庁は9月に発足したばかり。同庁として12月に初めて策定する重点計画などを通じて、改革の具体策を示し、「デジタル敗戦」の汚名返上の道筋を付けられるかどうか新政権の力量が試される。

 行政のデジタル化が進まなかったのは各省庁間の縦割りや前例踏襲主義の影響が大きい。デジタル庁が主導する業務の抜本的見直しには反発も予想される中、霞が関との対決をいとわないという岸田文雄首相の覚悟が問われそうだ。

 岸田氏は総裁選で、高速大容量規格「5G」などのインフラの全国展開を柱とする「デジタル田園都市国家構想」を訴えたが、その内容の具体化はこれからだ。岸田氏の目指す未来の社会像を国民に分かりやすく提示する必要もある。

 一方、平井卓也前デジタル相らがNTTから接待を受けていた問題は、赤石浩一デジタル審議官が懲戒処分を受ける事態に発展。民間との距離感という中央省庁の基本的な在り方で最初からつまずき、国民からの信頼が揺らぐ同庁の立て直しが迫られている。

7474チバQ:2021/10/05(火) 09:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ba426e1da65a39160cb43af63a07bb9b5a97843
経済安保相に抜擢の小林鷹之氏 地元・千葉に期待
10/4(月) 21:41配信

産経新聞
認証式を終え官邸に入る小林鷹之経済安保相=4日午後、首相官邸(川口良介撮影)

新設の経済安全保障担当相に就任した衆院千葉2区(千葉市花見川区、八千代市、習志野市)選出の小林鷹之氏(46)は、オレンジ色のネクタイを締め、緊張の面持ちで官邸入り。「非常に身の引き締まる思い。経済安全保障の内外の情勢は非常に流動的で日本は厳しい状況に置かれており、経済面から国益を確保していく」と強調した。

千葉県八千代市の事務所には、午前8時ごろから電話が鳴りやまず、約100件を超える祝福の声が寄せられ、スタッフ総出で対応した。電報が約40通、胡蝶蘭などの鉢植えも20鉢以上届けられた。

小林氏は、岸田首相と同じ開成高校卒。東大法学部に進学し、卒業後は、大蔵省(現・財務省)に入省、退職後の平成24年の衆院選で初当選し3期目。これまで防衛政務官や自民党では経済安保戦略を策定した党の新国際秩序創造戦略本部で甘利明座長をサポートする事務局長を務めた。

小林氏の八千代市後援会長を務める綱島照雄さん(68)は「議員になる前から知っているが、その頃から本当にまじめで誠意のある人だ」とし、「財務省出身で、防衛政務官を務めた経験もあるので、(経済安保は)得意な分野だと思う。能力を発揮してこれからの活躍の第一歩にしてほしい。今日は本当にうれしい一日」と喜びを語った。

地元事務所によると、小林氏はこれまで国会へ電車通勤だった。4日朝も八千代緑が丘駅前で活動後、電車で永田町に。事務所近くで青果店を営む畑中収治さん(71)は「腰が低くて気さくな人。ゆくゆくは首相になってほしい」と期待を込めた。

7475チバQ:2021/10/05(火) 09:04:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/28c7ed3c2d02aaa30c93deb0e3aa403cdda8e985
首相拾った火中の栗 コロナで疲弊 つかめぬ世論
10/4(月) 21:41配信

産経新聞
初の首相会見を行う岸田文雄首相=4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてから3人目の首相が誕生した。岸田文雄政権でもコロナ対策が最優先課題となる。首相は感染防止対策だけでなく、コロナ禍で疲れ切った民心とも向き合わなければならない。

「わが国の民主主義そのものが危機にある」

首相は先月29日の記者会見でこう述べた。なぜ民主主義は危機に直面しているのか。首相は「国民の声が政治に届かない、政治の説明が国民の心に響かない、こうした厳しい切実な声があふれていた」と説明する。

安倍晋三元首相は国民を鼓舞する呼びかけで危機を乗り越えようとした。菅義偉(すが・よしひで)前首相は「弁舌よりも結果だ」と思い定め、実績を積み重ねることで国民の納得を得ようとした。これに対し、首相は「聞く力」で政権のかじ取りを担おうとしている。では、首相が耳を傾けようとしている民意はいかなる民意なのか。

欧米諸国と比べれば、日本の感染者と死者は低い水準で推移している。ワクチンも世界屈指のスピードで米国の接種率を追い越した。それでも世論の納得は得られず、菅氏は思い半ばで退陣を余儀なくされた。

結果そのものが失敗だったという評価もある。感染防止と経済の両立に腐心するあまり対策が後手に回り、ワクチン接種でも混乱したことが内閣支持率の低迷を招いたというわけだ。

それが本当ならば、自民党総裁選で繰り広げられた光景を説明するのは難しい。世論調査では、菅内閣でワクチン担当相を務めた河野太郎党広報本部長が圧倒的な支持を得たからだ。

菅内閣が出した成果にそっぽを向いた世論は、河野氏の巧みな弁舌、改革者のイメージに喝采を送った。印象論が先行し、結果は二の次となるのであれば、日本はまさに民主主義の危機に直面していることになる。

首相が世論の求める指導者像に合致しているとは言い難い。首相の話が退屈なのは、永田町では秘密でも何でもない。自著の中でも「元来、口下手です」と告白している。首相が総裁選で勝てたのは、河野氏の原発政策や年金改革案が党内で危険視されたからだ。

だが、自民党の国会議員に評価されたとしても、世論の荒波を乗り切ることができるとはかぎらない。就任直後には衆院選で信が問われ、来夏には参院選を控えている。この間に感染再拡大の「第6波」が到来する可能性もある。

その時、口下手な首相が懸命に政策を訴えても、世論は聞く耳を持たないかもしれない。首相が国民の声に耳をそばだてようとしても、世論は捉えどころがないかもしれない。首相はそのような「民主主義の危機」の中で火中の栗を拾った。(杉本康士)

7476チバQ:2021/10/05(火) 09:13:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d21df729485712f9937185db8504026986a9ccdf
人権・経済安保で中国対抗 日米基軸、安倍・菅路線を踏襲 新内閣の課題・外交
10/4(月) 20:34配信

時事通信
岸田文雄首相

 岸田文雄首相は、安倍、菅両政権の外交路線を基本的に踏襲し、基軸に据える米国との同盟関係の深化を目指す。

 人権や経済安全保障を旗印に、影響力を拡大する中国に対抗する構えだ。

 首相は、安倍政権で4年7カ月にわたって外相を務めており、「自由で開かれたインド太平洋」実現などの基本方針は引き継ぐ。菅政権が注力した日本、米国、オーストラリア、インド4カ国(通称クアッド)の枠組みも重視。欧州や東南アジア諸国連合(ASEAN)などとも協力し、「民主主義同盟のネットワーク化」を図ると訴えている。

 中国とは対話を探りつつ、競争の環境整備も急ぐ。経済安保担当の閣僚ポストを新設。半導体をはじめとする戦略物資のサプライチェーン(供給網)確保に向け、国際共同開発の推進などを提唱する。

 香港や新疆ウイグル自治区の人権状況などを念頭に、人権問題担当の首相補佐官の設置も表明。日中国交正常化50年の来年は、先送りされた習近平国家主席の国賓来日や、ボイコット論がくすぶる北京冬季五輪への対応が課題となる。

 韓国との関係は、元徴用工問題で日本企業の資産現金化の動きが進行するなど、悪化の一途をたどっている。首相は、自身が外相として主導した慰安婦問題に関する日韓合意の着実な履行を求める考えだが、韓国側に応じる気配はない。

 北朝鮮による日本人拉致問題や核・ミサイル開発、ロシアとの北方領土問題は、安倍、菅両政権でも進展しなかった。今後、首相の外交手腕が試されることになる。

 衆院選が「19日公示―31日投開票」の日程となったことで、本格的な首脳外交デビューは11月以降になりそうだ。首相はバイデン米大統領と早期の対面会談を模索。首脳間の信頼関係を築き、外交の基盤固めを図りたい考えだ。

7477チバQ:2021/10/05(火) 09:14:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2f211d4d4f04c901c65c468adbf1ba31cacf89c
安倍・菅政権の「官邸官僚」2氏が退任 霞が関との関係に影響か
10/4(月) 19:02配信

毎日新聞
記者会見を終え、会見室を出る菅義偉首相(左端)。右端は杉田和博官房副長官=首相官邸で2021年9月28日午後8時5分、竹内幹撮影

 岸田内閣発足に伴い、安倍・菅政権を通じて事務方トップを務めた杉田和博官房副長官(80)と、菅義偉前首相の官房長官時代からの側近として知られた和泉洋人首相補佐官(68)が4日、退任した。省庁に多大な影響力を持ち「官邸官僚」と呼ばれた両氏の退場で、官邸と霞が関の関係が変化する可能性もある。

【岸田内閣】入閣が固まった20人の顔ぶれ

 警察庁出身の杉田氏は、2012年12月の第2次安倍政権発足時に官房副長官に就任し、在職日数は歴代最長の3205日だった。上皇さまの生前退位や新元号「令和」の選定、東京オリンピック・パラリンピックの警備を検討する調整会議などの実務面を取り仕切った。各省庁の幹部人事を握る内閣人事局長を兼務し、霞が関で畏怖(いふ)された。日本学術会議の会員候補6人の任命拒否は杉田氏が主導したとされ、菅氏とともに「強権」と批判された。

 国土交通省出身の和泉氏は、13年1月から首相補佐官を務めてきた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設や観光振興など、「菅氏主導の案件には全て関わっている」(政府関係者)とされた。新型コロナウイルス対応では、マスクなど医療資源の確保に奔走した。一方、加計学園の獣医学部新設問題では、文部科学省に開学手続きを急ぐよう迫ったとされ、本人は否定したが批判を浴びた。

 杉田氏の後任の副長官には、同じ警察庁出身の栗生俊一氏(62)が就任した。しかし「官邸の守護神」「首相の影武者」などと恐れられた杉田、和泉両氏が退任することで、「以前ほど霞が関に官邸のにらみが利かなくなるのではないか」(省庁関係者)との見方も出ている。

 一方、8人体制の首相秘書官は、防衛省出身の中嶋浩一郎氏を除いて一新された。菅政権で秘書官を送り込んだ厚生労働省からの登用は見送られた。【李舜】

7478チバQ:2021/10/05(火) 09:16:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/946c74a536df8f891689c92c05881b2752295b8c
自民幹事長代理に左藤章、田中和徳両氏を起用へ
10/4(月) 15:32配信
産経新聞

岸田文雄首相(自民党総裁)は4日、党幹事長代理に岸田派(宏池会)の左藤章元防衛副大臣、麻生派(志公会)の田中和徳元復興相をそれぞれ起用する方針を固めた。甘利明幹事長を補佐し、党運営を支える。複数の関係者が4日、明らかにした。

7479チバQ:2021/10/05(火) 09:30:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/89075f2e62a0e62a099b706243a0c86818aebf3d
ワクチン大臣・堀内詔子は “天皇陛下のお妃候補” …最後に食べたいのは「ペヤング」のスーパーお嬢
10/4(月) 21:54配信

SmartFLASH
写真・時事通信

 10月4日、自民党の岸田文雄総裁が、第100代首相に指名された。岸田内閣の顔ぶれも発表され、初入閣した議員は13人にのぼった。


 今回、新たにワクチン担当大臣に任命されたのは、初入閣となった堀内詔子(のりこ)議員だ。入閣を知らされた堀内議員は、記者団に対し、「非常に重い責任を感じている。国民のなかには、ワクチンを2回受けられていない人がまだいる。希望する人が2回の接種を完了できる体制をつくりたい」と語っている。

 2012年、山梨2区から自民党公認で出馬し、政界入り。2016年には安倍内閣で厚労大臣政務官を、2020年の菅内閣では、環境副大臣兼内閣府副大臣を務めてきた。実はこの堀内議員、経歴をたどると「明治の元勲」大久保利通の直系という、正真正銘のお嬢さまなのだ。

「詔子さんは、“影の財界総理” と呼ばれた『財界四天王』のひとり、初代・日本開発銀行総裁だった小林中さんのお孫さんにあたります。

 お父さんはフコク生命の元社長で、上皇陛下と同窓です。お母さんは学習院大学の元教授で、伯爵家の血を引いているそうです。

 詔子さん自身も、学習院大学で秋篠宮さまと同級生で、天皇陛下のお妃候補と報じられたこともあります。

 大学卒業後、現在、富士急行の社長を務める堀内光一郎さんと結婚。光一郎さんの父である光雄さんは、通産大臣などを歴任した政界の超大物です。

 堀内家に嫁入りした詔子さんは、光雄さんの地盤を引き継いで政界入りしたのです」(政治ジャーナリスト)

 堀内議員は、自身の公式HPでも、立候補の経緯を語っている。

《平成2年の衆院選では義父である堀内光雄(元通産大臣)選挙活動を一生懸命手伝いました。絶対大丈夫と言われた選挙でしたが落選、非常に悔しかったのを覚えています。

 平成24年、義父が引退することになり、後継者はなかなか決まりませんでしたが、私が地元で父の選挙応援をしていたときの様子がたまたま新聞記事にとりあげられており、それを見た女性部の方々から「もう男なんかに任せてはおけない」と後継者に推薦されました。》

「詔子さんは、小学校の卒業文集で『女性代議士になりたい』と書いたそうです。中1から大学卒業までテニスに打ちこみ、中学時代は主将として関東大会に出場したことも。趣味は料理とのことですが、プロフィール欄には『人生の最後に食べたいものはペヤング』とあります」(前出・政治ジャーナリスト)

 生粋のお嬢様にもかかわらず、味覚は庶民派のようだ。

写真・時事通信

7480チバQ:2021/10/05(火) 11:40:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2825911e707a2b048f5c7f9b1c5f4ac21f8f7dd
岸田文雄首相の親族、連なる政治家たち 宮沢喜一元首相も
10/5(火) 10:10配信

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中国新聞デジタル
岸田首相の関係図

 岸田文雄首相は、祖父の正記氏、父の文武氏の後を継ぎ、3代続けて衆院議員になった。父方の叔母の夫は元広島県知事で参院議員、法相を務めた宮沢弘氏。弘氏の兄が元首相の喜一氏に当たり、広島県政界きっての政治家人脈を築いている。

【年表】岸田首相の歩み

 文雄氏の著書「岸田ビジョン」などによると、正記氏は今の東広島市(旧広島県西志和村)出身。1928年に衆院議員となり、今の中国・大連で百貨店を経営した。公職追放とその解除後、53年の衆院選に旧広島1区で自由党から出て当選。しかし、55、58年と続けて落選した後、立候補していない。

 通産省(現経済産業省)官僚で中小企業庁長官などを歴任した文武氏は79年、旧広島1区に自民党新人で立って初当選し、連続5期務めた。派閥「宏池会」(現岸田派)に所属し、党経理局長などを担ったが、病に倒れた。

宮沢家との縁の始まり
 文武氏の妹の玲子さんが衆院議員だった宮沢裕氏の次男の弘氏と結婚し、岸田、宮沢家の縁を結んだ。弘氏と玲子さんの長男は県選出の自民党参院議員の洋一氏で、大蔵省(現財務省)官僚から喜一氏の秘書を経て政界入り。岸田派に所属し、2014年に経済産業相で初入閣した。政策通として知られており、いとこの政権運営を支えることになりそうだ。

 文雄氏が「政治の師」と仰ぐのが喜一氏だ。宏池会を率い、91年に首相へ就任した。当時は金権スキャンダルが相次いで政治不信が高まり、政治改革が最大の課題だった。実現に向けた混乱の中、93年に衆院で内閣不信任決議案を可決されて衆院を解散。自民党は過半数を割り、下野した。

 喜一氏は権力に懐疑的でできるだけ使わない方がいいという考えだった。「リーダーには『徳』がないと国民は従わない。その徳とは、みんながベストを尽くせるような状況をつくり出すために権力を使う、ということに思える」と中国新聞のインタビューに言い残している。「宏池会のプリンス」から首相へ駆け上がった文雄氏は、これをどう受け継ぐのだろうか。

中国新聞社

7481チバQ:2021/10/05(火) 11:43:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2c058881968b0a354e8f139d7d76eb739770341
安倍元首相「岸田氏の考え方が表れた人事だ」…周囲には「細田派の枠が少ない」と漏らす
10/5(火) 11:12配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 4日に発足した岸田内閣の閣僚人事では、自民党の各派閥で明暗が分かれた。総裁派閥となった岸田派と、総裁選の勝利に貢献した竹下派の枠が増加したが、石破、石原両派はゼロだった。

 内閣の顔ぶれを派閥別で見ると、最多は各4人が入閣した細田派と竹下派で、各3人の麻生派、岸田派が続いた。

 総裁選で大半が岸田首相を支持した竹下派は、菅内閣時代に続き主流派の地位を固めた。同派会長代行の茂木外相は昨年9月の菅内閣発足時から1人増の計3人を要望し、参院枠を含む計4枠を得た。派内からは「満額回答以上だ」と歓喜の声が上がった。

 麻生派も「勝ち組」だ。総裁選では、同派の河野太郎広報本部長の支持に一本化せず、幹部の多くは岸田氏を支持した。党役員人事でも、甘利幹事長に加え、同派会長の麻生太郎氏が党副総裁に決まった。他派閥からは「優遇されすぎ」(細田派ベテラン)とのやっかみも出た。

 岸田派からは、衆院当選3回の堀内ワクチン相の抜てきもあり、「首相はきちんと目を配ってくれた」(中堅)との声が広がった。

 細田派では、同派出身の安倍元首相が岸田氏に、幹事長か官房長官のポストを求め、事務総長の松野博一氏が官房長官に就いた。実弟の岸防衛相の再任も推薦し、実現した。

 安倍氏は4日、仙台市内で「老壮青のバランスをとりながら、世代交代を進めていく。首相の考え方が表れた組閣、党役員人事だ」と記者団に語った。ただ、同派からの入閣数は1減となった。安倍氏は同派会長の細田博之・元官房長官による働きかけが不十分だったとみて、周囲に「細田派の枠が少ない」と漏らした。

 二階派は、山口環境相と小林経済安全保障相の初入閣で、面目を保った。派閥事務所から拍手で送り出された山口氏は「同志の力のお陰だ」と涙ぐんだ。

 一方、総裁選で河野氏を全面支援した石破茂・元幹事長は4日、石破派からの入閣がなかったことに関して「できれば登用してもらいたかった」と嘆いた。

7482チバQ:2021/10/05(火) 13:43:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a0f5791ef9a980456a86c267d552d5a4aebd802
「あれは甘利氏の一本釣り」岸田内閣発足、自民内から懸念の声も
10/5(火) 11:47配信
西日本新聞
自民党総裁選を終え開かれた両院議員総会で、あいさつする岸田文雄新総裁(手前)=9月29日午後3時22分、東京都内のホテル(撮影・中村太一)

 岸田文雄政権は、総裁選で掲げた「若手の抜てき」を前面に出し、実務能力に定評がある中堅やベテランを主要派閥から登用するなど手堅い布陣となった。「老壮青」のバランスを取り、内閣の刷新感や党内融和の強調といった「岸田カラー」の発揮に腐心した様子がのぞく。一方、「安倍、菅政権」で築かれた官邸主導より、党重鎮らの実権が強まる「党高政低」の流れが加速する可能性もある。岸田流は貫けるのか―。

【写真】高校時代の岸田氏

 「私の内閣は新時代をともにつくる新時代共創内閣だ」。4日夜、首相として初めて臨んだ記者会見で岸田氏は、そう胸を張った。

 目玉の一つが、衆院当選3回の若手の登用だ。当選5回が入閣の目安とされる中、新設の経済安全保障担当相に小林鷹之元防衛政務官(46)、デジタル相に牧島かれん青年局長(44)、ワクチン担当相に堀内詔子環境副大臣(55)の3氏を抜てき。若手や女性だけでなく、中堅やベテランも含め13人が初入閣となった。

 総裁選の決選投票で実質的に支持を受けた主要派閥への配慮も際立った。最大派閥の細田派と旧竹下派からは各4人、第2派閥の麻生派と、岸田派からは各3人を入閣させた。総裁選で打ち出した党役員の任期制限を巡り、亀裂が入った二階派からも2人登用し、融和を演出した。

 ただ派閥均衡に努めた結果、地味な顔触れも否定できない。新型コロナの担当閣僚を全員交代したことへの懸念の声も出ているが、首相周辺は「実務能力が高い人を選んだ。総裁選を通じて支持率回復につながり、人気取りのような人事をせずに済んだ。長期を見越した布陣だ」と強調する。

 公明党からは、斉藤鉄夫副代表を国土交通相に起用。河井克行元法相夫妻による選挙買収事件に揺れた衆院広島3区で、斉藤氏が与党統一候補となることから、目配りを忘れなかった。

 一方、自民内では甘利明幹事長の台頭を懸念する声が強まっている。小林氏の起用が最たる例だ。経済安保がテーマの党組織で甘利氏の下、事務局長を務めた小林氏は、党内でも政策通として頭角を現していた。「あれは甘利氏の一本釣り。人事も、いろいろ仕切っているようなものだ」。岸田派幹部は声を潜める。

 副総裁に就く見通しの麻生太郎氏、安倍晋三氏の両首相経験者とともに「3A」と称され、党内に影響力を誇ってきた甘利氏。首相が得意とする「聞く力」がもろ刃の剣となって3Aの意向を優先してしまえば首相が思い描く政権のかじ取りができるかは不透明だ。

 この日の会見で、「分配なくして成長なし」として、「新しい資本主義の実現」をあらためて強調してみせた首相。周辺は「アベノミクスの要だった甘利さんは、分配より成長重視派。麻生さんの力を背景に甘利さんの力が強くなりすぎると、政策の主導権を握られてしまう」と警戒する。

 (久知邦、大坪拓也)

7483チバQ:2021/10/05(火) 15:14:06
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100401075&amp;g=pol
首相秘書官に嶋田氏ら8人 安保補佐官は木原副長官兼務
2021年10月04日21時06分

 政府は4日、岸田文雄首相の秘書官計8人の人事を決めた。筆頭は嶋田隆・元経済産業事務次官が務める。岸田事務所の山本高義氏を起用し、防衛省出身の中嶋浩一郎氏を留任させる。財務省からは2人を登用し、厚生労働省からは見送った。


 木原誠二官房副長官は国家安全保障担当の首相補佐官を兼務する。その他の首相秘書官は以下の通り。(敬称略)
 宇波弘貴(財務)、荒井勝喜(経産)、中込正志(外務)、中山光輝(財務)、逢阪貴士(警察)。

7484チバQ:2021/10/05(火) 15:15:10
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100500002&amp;g=pol
内閣広報官に四方氏
2021年10月05日00時01分


政府は4日の閣議で、小野日子内閣広報官の後任に外務省の四方敬之経済局長を充てる人事を決めた。小野氏は同日付で同省経済局長に就いた。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100500015&amp;g=pol
内閣人事局長に栗生氏
2021年10月05日00時18分


 政府は4日、内閣人事局長に事務担当の栗生俊一官房副長官を充てると発表した。また、同日付で内閣官房参与の人事を決定。飯島勲、今井尚哉、岡部信彦、熊谷亮丸、宮家邦彦、村井純、岡村健司、山崎重孝の8氏をそれぞれ再任した。

7485チバQ:2021/10/05(火) 15:18:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100400654&amp;g=pol
「気さくな人柄」裕子夫人 地元にファン多く―ファーストレディーはこんな人
2021年10月05日07時06分

 岸田文雄新首相のファーストレディーとなった裕子夫人(57)をよく知る周囲は「気さくな人柄で、岸田さんとは似た者夫婦」と評する。


 裕子さんは岸田氏と同じ広島県出身。1988年に秘書時代の岸田氏と結婚した。初デートは当時はやりのディスコだったという。
 岸田氏が衆院議員となってからは広島を拠点に活動を支えた。誰とでも仲良くなる性格から「地元ではファンが多い」(後援者)。英語が得意で、岸田氏が外相を務めていた2016年の先進7カ国(G7)外相会合では各国の外相夫人をもてなした。母として、3人の息子も育てた。
 岸田氏が自民党総裁選に勝利した9月29日の夜は岸田氏の好物のお好み焼きを作って帰りを待った。岸田氏はツイッターにお好み焼きの写真を添えてこうつづった。「いつも最高においしいけど、きょうは一生忘れられないおいしさでした。ありがとう」。

7486チバQ:2021/10/05(火) 15:37:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/42c326f51f475e4d542f5780cd6b43ec08b78046
岸田首相、真相は「一目惚れ」 見合い結婚の妻裕子さん「夫人外交」経験
10/4(月) 13:49配信

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中国新聞デジタル
G7外相会合の参加国の外相夫人と宮島を訪問した裕子さん(手前右端)。地元の観光親善大使らの見送りを受けた(2016年4月11日)

 新たなファーストレディーになった岸田文雄首相の妻裕子さん(57)は英語が堪能で、マツダの重役秘書を務めた経歴を持つ。外相時代は外遊に同行し、2016年4月には地元広島市であった先進7カ国(G7)外相会合で「夫人外交」の経験もある。関係者は「役割をしっかりと果たせるはず」と太鼓判を押す。

【年表】岸田文雄氏の歩み

 裕子さんは三次市出身。十日市小で同級生だった三次商工会議所会頭の佐藤明寛さん(56)は「おとなし目。勉強はよくできた」と振り返る。6年生のとき、児童会会長になり、裕子さんも児童会役員に。「よく気が付き、側面でしっかりと支えるタイプ」と話す。

 広島女学院中・高(広島市中区)に進み、寮生活を6年間送った。同級生によると「水泳部に入り、練習に打ち込んでいた」。東京女子大を卒業後、マツダに入社した。

 1988年、岸田氏とお見合いし結婚。長年の支持者によると、衆院議員だった父文武氏の秘書として企業回りをしていた岸田氏が裕子さんに「一目惚れ」したのが真相で、儀礼的に見合いの場が設けられたのだという。岸田氏の秘書で長男翔太郎さん(30)ら3人の息子を広島で育てた。

 政界で存在感を高めるにつれ地元になかなか戻れなくなった岸田氏に代わり活動。女性後援会「イーグル・レディース」の前京子さん(74)=中区=は「選挙では、彼女が一人でいろいろな所を回っていた。演説も上手になった」と話す。

 広島でのG7外相会合では岸田氏が議長を務め、裕子さんは英国、フランス、イタリア、カナダの外相夫人を厳島神社(廿日市市)などに案内。平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑へ一緒に花を手向け、原爆資料館も見学した。

 食事の面でも夫を気遣う。岸田氏が自民党総裁に選ばれた9月29日の夜は、好物のお好み焼きを作って祝ったという。

中国新聞社



https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=797406&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=256
岸田文雄氏こんな人 愛称は「キッシー」 指折りの酒豪、ダンベルで日々鍛錬
2021/10/3 17:23

 自民党の岸田文雄氏が地元広島に向けて胸を張る政治実績がある。2016年、現職米大統領では初となるオバマ氏の被爆地訪問に尽力したことだ。第2次安倍政権の外相として米中枢と粘り強く交渉。当時の駐日大使だったキャロライン・ケネディ氏と馬が合ったのも大きかった。

【プロフィル】岸田文雄氏

 政界でも指折りの酒豪とされる。語り草なのはロシアのラブロフ外相との会談だ。喉が焼けそうなほど強いウオッカをワーキングディナーで出されても、平気な顔で酒杯を重ねた。「向こうが途中で白ワインを頼んだので、俺の勝ちということだな」と振り返る。

7487チバQ:2021/10/05(火) 22:25:34
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPB56FY7PB5UTFK015.html
菅氏を「他山の石」に? 初会見、手元のメモ見なかった岸田首相
2021/10/05 20:30朝日新聞

菅氏を「他山の石」に? 初会見、手元のメモ見なかった岸田首相

会見を終え、会見場を後にする岸田文雄首相=2021年10月4日午後10時1分、首相官邸、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 岸田文雄首相が4日夜、首相官邸での記者会見に初めて臨んだ。「聞く力」と「丁寧な説明」を掲げる首相は、手元のメモを見ずに質問に答える場面が多かったが、具体性を欠く言葉も目立った。前政権は「国民との対話」が課題となっただけに、今後もその姿勢が問われる。

 「信頼と共感が得られる政治が必要だ。そのため国民との丁寧な対話を大切にしていく」。首相は会見の冒頭発言でこう語った。

 午後9時に始まった会見時間は約1時間。冒頭あいさつでは菅義偉前首相同様、プロンプター(原稿映写機)を使用したが、記者との質疑ではほとんど手元のメモを見ずにやりとりをこなした。

 会見終盤では、司会の内閣広報官から日程を理由に「あと2問」とのアナウンスが入ったが、記者側の求めに応じて1問追加して回答。その後も挙手は続いたが、会見は終了した。朝日新聞の記者は、挙手を続けたが指名されなかった。官邸報道室によると、午後9時35分から閣僚らへの「辞令交付」の予定があり、会見が延長したことで30分程度後ろ倒しになったという。この日、再質問に及んだ記者はいなかった。

 菅氏の場合は、メモを棒読みしたり、質問に正面から答えなかったりする質疑が目立った。司会の内閣広報官が再質問を遮ったり、会見を打ち切ったりもした。指名する社などにも偏りがあった。説明責任に後ろ向きとの批判を浴び続けた。

 岸田氏は総裁選の期間中、菅氏の対応を「丁寧に説明する。この部分に課題があった」と指摘。4日に閣議決定した政権の「基本方針」では、「第一に、国民の声を丁寧に聞き、政策に反映させていく」と記した。菅氏を「他山の石」として意識している様子がうかがえる。

7488名無しさん:2021/10/05(火) 23:49:56
https://www.asahi.com/articles/ASPB46R99PB4UGTB001.html?ref=goonews
優先順位低くなった?復興相の「兼務」は10人目で初、被災地は複雑
会員記事

笠井哲也、福地慶太郎、飯島啓史、関根慎一、古庄暢、上田真仁、佐々木達也2021年10月5日 9時22分

 岸田内閣が4日発足し、復興相には初入閣で、沖縄・北方担当相を兼ねる西銘(にしめ)恒三郎氏が就いた。復興庁によると、復興相が他省庁の担当を兼任するのは10人目にして初めて。東日本大震災と原発事故から10年が過ぎ、風化が懸念される中、福島県内では新しい復興相への不安と期待が交錯した。


 西銘氏は衆院沖縄4区選出の5期目で、総務副大臣や経済産業副大臣を歴任する。復興庁は震災後、民主党政権のもとで発足し、復興相はほぼ1年ごとに入れ替わり、初入閣も西銘氏を含めて9人目だ。

 復興相が兼務となることに、浪江町の住民らが国と東京電力を訴えている原発ADR集団訴訟で原告団長を務める鈴木正一さん(71)は「福島の復興が軽視されている」と憤った。「家もふるさとも失い、10年経っても暮らしが戻らない人がいる。国や東電の賠償も終わっていない。原発政策を推進した国には、そうした実態を意識してほしい」と訴えた。

 須賀川市の会社員吉田健吾さん(55)は「復興というテーマが軽くなった印象だ」とし、「震災から10年が経ち、政府の優先順位が低くなってきたのでは。今後も必要な復興予算がつくのか」と心配した。南相馬市の佐々木公夫さん(70)は、沖縄選出の西銘氏が沖縄・北方担当相としての仕事に力を入れ、復興相としての仕事がおろそかにならないかと危惧する。「まずはこっちに来て住民の声を聞いてほしい」と求めた。

 双葉町から避難し、いわき市…


https://www.asahi.com/articles/ASPB45G42PB4UTFK00W.html?iref=pc_extlink
バランス重視の岸田内閣 「私でいいの?」と漏らす閣僚も 迫る審判
有料会員記事2021衆院選岸田政権発足へ自民

与党担当キャップ・池尻和生2021年10月4日 17時30分

 菅内閣の後継となる岸田内閣が発足する。次期衆院選を控え、岸田文雄首相が選んだのは、総裁選で自らを支援した自民党の主要派閥に配慮する一方、自らの独自色をにじませるバランス重視の布陣だった。

 初入閣は13人で、昨秋に発足した菅内閣の5人よりも多く配置。そのうち当選3回の若手が3人で、牧島かれん衆院議員ら2人が40代だった。当選回数9〜3回までの議員をまんべんなく登用し、安全保障の要である外相と防衛相は留任。岸田氏は総裁選で「老壮青のバランス、中堅・若手の登用が必要だ」と訴えており、「刷新」と「安定」を狙った意図は明らかだ。

 総裁選で支援を求めてきた安倍晋三・元首相や麻生太郎・前財務相の影を薄めようと腐心した跡もうかがえる。財務相に約8年9カ月にわたって在任した麻生氏を党の副総裁に交代。官房長官では、安倍氏に近い細田派の萩生田光一・前文科相ではなく、同派の松野博一元文科相を選んだ。

 また、岸田氏が目玉政策に据える「新しい資本主義の構築」を担う経済再生相に山際大志郎・元経産副大臣を初入閣させ、新設ポストの経済安保相には46歳の小林鷹之・元防衛政務官を抜擢(ばってき)。岸田流の人事を強くにじませた。

主要3派閥から均等に 配慮のあまり…
 ただ、今後の政権運営には自…

7489チバQ:2021/10/06(水) 08:56:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d9232b2039b7a82f6b5e63972cf106899cab429
新内閣は派閥バランス重視 最高齢77歳、最年少44歳
10/5(火) 19:47配信

産経新聞
岸田文雄内閣の閣僚20人の顔ぶれは、ベテラン・中堅・若手の「老壮青」や自民党の派閥勢力のバランスを重視したことがうかがえる。一方で若手の抜擢(ばってき)を含め初入閣は13人に上り「岸田カラー」を演出した。

堀内詔子(のりこ)ワクチン担当相、小林鷹之経済安全保障担当相、牧島かれんデジタル相は衆院当選3回。最年少は44歳の牧島氏で、小林氏含め40代は2人となった。小林氏は二階派(志帥会)所属だが、甘利明幹事長に近い。牧島氏は麻生派(志公会)に所属し、総裁選で河野太郎広報本部長を支えた。首相が「挙党一致」の意図を持ち一本釣りしたとみられる。

女性は前内閣から1増の3人で、総裁選で敗れた野田聖子少子化担当相も入閣した。最高齢は77歳の金子原二郎農林水産相で、二之湯智国家公安委員長も同い年。初入閣組では金子恭之総務相、古川禎久法相、後藤茂之厚生労働相、山口壮環境相、山際大志郎経済再生担当相ら衆院当選5回以上の「待機組」も目立った。

安倍晋三元首相の出身派閥・細田派(清和政策研究会)からは、平成24年総裁選で安倍氏ではなく町村信孝元官房長官を支持した松野博一官房長官を起用した。一方で安倍氏最側近の萩生田光一経済産業相は横滑りさせ、安倍氏の実弟の岸信夫防衛相を再任して計4人が入閣し、安倍氏への配慮がにじんだ。

麻生派会長の麻生太郎前副総理兼財務相の信頼が厚く、義弟でもある鈴木俊一財務相の登用は、同職を長く務めた麻生氏を外す「交換条件」(首相周辺)の意味合いもある。総裁選で首相勝利の流れを作った旧竹下派(平成研究会)は会長代行の茂木敏充外相に加え同派が推した3人を含め計4人が入閣し、同派幹部は「満額回答だ」と述べた。

7490とはずがたり:2021/10/06(水) 09:56:31

石破・れいわ・国民民主党辺りはオワコンだな。。

「小石河連合」不発で苦境の石破氏、退会者相次ぐ派閥内で「役割終わった」の声も
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211003-OYT1T50136/
2021/10/04 06:43

 自民党の石破茂・元幹事長が苦境に陥っている。総裁選では出馬を断念し、河野行政・規制改革相の支援に回ったが、敗北を喫した。石破派からは退会者も相次ぎ、再浮上に向けた展望は開けていない。

 「党員票で過半数を大きく上回る支持をいただき、議員票に反映させる計画は十分な効果を上げなかった。残念な思いだ」

総裁選や次期衆院選について語る石破氏
 石破氏は1日、地元・鳥取市で記者会見に臨み、総裁選を総括した。


 河野陣営は、河野氏と石破氏に、小泉環境相を加えた「小石河連合」を前面に出し、党員票で圧倒する戦略を描いた。だが、1回目の党員票(382票)のうち、河野氏の得票は約44%の169票で、最低目標とした5割に届かなかった。

 1回目の国会議員票は86票で3位。安倍前首相ら多くの重鎮と折り合いが悪い石破氏の合流によって「議員票離れが加速した」との見方が広がった。

 石破派では、総裁選の前後に山本有二・元農相や、事務総長経験者の古川禎久衆院議員が退会届を提出。所属議員は15人に減った。

 石破氏は1日の記者会見で派閥の解散や他派閥への合流を否定。今後、総裁選に挑む可能性について「未来 永劫えいごう やりません、と言うほど無責任ではない」と述べ、排除しなかった。ただ、石破氏は過去4回挑み、いずれも敗れただけに、派内では「石破氏を首相にするという石破派の役割は終わった」との声さえ出ている。

7491チバQ:2021/10/06(水) 10:15:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/9199c61e96fd38219b12bd83d2ce9af2fa8288a4
“麻生副総裁”起用の真の狙いは? 甘利氏「首相と麻生氏の関係だと…」
10/6(水) 10:01配信
西日本新聞
麻生太郎財務相

 約8年9カ月にわたり、安倍晋三、菅義偉両政権で副総理兼財務相を務めた麻生太郎氏が8日、自民党副総裁に就任する。麻生派所属の甘利明幹事長は5日の記者会見で、起用に込めた岸田文雄首相の狙いを代弁。麻生氏の登板で、「政高党低」と言われてきた官邸と党との力関係に変化が生じるとの見方も出ている。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 5日、党本部に姿を見せた麻生氏は、甘利氏らと面会。今後の党務や人事などについても意見を交わしたとみられる。これに先立つ会見で甘利氏は「党で不協和音がある場合、大所高所から説得して抑えてもらいたい場面が出てくる。そういう時にお出ましいただいて、頼りない幹事長を助けてほしい」。人事の意図するところをこう説明した。

 当初は、巨大IT企業など多国籍企業の税逃れを防ぐ「デジタル課税」の導入に意欲を見せ、「続投を前提にしていた」(周辺)という麻生氏。だが、党役員の任期制限を掲げた首相に対し、「閣僚は制限しなくていいのか。新しくスタートを切った方がいい」と自ら切り出し、戦後最長の3205日に及んだ在任期間に終止符を打ったという。

 党内では副総裁を「上がりポスト」と見る向きもあり、「体よく閣外に出てもらうために首相が用意した椅子だ」(党関係者)との声も交じる。実際、甘利氏は3日のフジテレビの番組で「首相と麻生氏の関係だと、指示するというより、指導を仰ぐということに精神的にはなってしまう」と発言し、暗に“麻生外し”をにおわせてもいた。

 それでも首相経験者、党内第2派閥の領袖(りょうしゅう)として、盟友の安倍氏と共にキングメーカーをうかがう麻生氏が、党内でにらみを利かせる意味は小さくない。安倍、菅両政権の代名詞となっていた「官邸1強」にも風穴があくのかどうか。

 「薬が効きすぎて、首相が主導権を奪われないといいが…」(岸田派ベテラン)。永田町も霞が関も、その挙動に目を凝らしている。

 (河合仁志)

7492とはずがたり:2021/10/06(水) 10:16:00

若手をだまくらかして総務会長に納まった漢がなんかいうとるでw

総裁選ドキュメント 党風一新の会・福田達夫氏「派閥の力ではなかった」
9/29(水) 17:28配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f97bd94fc580af80ff5901814236df1f947cd21
産経新聞
【自民党総裁選2021】岸田文雄前政調会長と河野太郎ワクチン担当相の決選投票となった自民党総裁選=29日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

自民党の党改革を掲げる衆院当選3回以下の若手議員のグループ「党風一新の会」の代表世話人を務める福田達夫衆院議員(細田派)は29日、同日投開票された党総裁選について記者団に「われわれが求めた開かれた総裁選は、ほぼ完全な形でできた」と語った。

同会は、派閥が所属議員の投票行動を締め付けることを否定してきたが、福田氏は岸田文雄新総裁が当選した結果について「派閥の力ではなかったと理解している。個々の議員がそれぞれ支援する候補者のために働いた」と述べた。自身は1回目の投票と決選投票ともに岸田氏に投票したことも明らかにした。「一番初めに名乗りを上げ、改革を挙げた。支えがいがある」と理由を説明した。

7493とはずがたり:2021/10/06(水) 10:45:05

変節し過ぎで国民にも議員にも信用されてない現実だったという

河野氏のキャッチコピーは「自民を変える」
2021/9/10 12:21 (JST)9/10 12:39 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/808900621436862464?c=39550187727945729

 河野行革相は10日夕の総裁選出馬表明会見で「日本を前に進める」「自民党を変え、政治を変える。日本の危機に全力で」とのキャッチコピーを掲げる。関係者が明らかにした。

7494とはずがたり:2021/10/06(水) 12:33:13
まぁ別に適法だからいいんだけど,河野が綺麗事云えるのも結局これってこった。

河野太郎ワクチン相 “ファミリー企業”から6700万円の献金を受けていた
「週刊文春」編集部2021/09/21
source : 週刊文春 2021年9月30日号
https://bunshun.jp/articles/-/48752

 自民党総裁選に立候補した河野太郎ワクチン担当相(58)。河野氏の政治団体が、父・河野洋平元自民党総裁が大株主で、弟・河野二郎氏が社長を務める企業など“ファミリー企業”から、少なくとも6700万円の献金を受け取っていることが、「週刊文春」の取材でわかった。

2012年12月4日付で、100万円を献金
 当該の企業は、河野氏の選挙区・神奈川県平塚市に本社を置く「日本端子」。祖父・河野一郎氏が創業し、主に車載用端子などの設計・製造を手掛けている。2020年度の売上高は約170億円で、中国に傘下の子会社を持つ。

「河野氏も富士ゼロックス退社後の1993年から約9年間、同社の取締役を務めていました。現在は洋平氏が約30%の株を保有する大株主で、河野氏と二郎氏もそれぞれ2%の株を保有している。いわば、河野家の“ファミリー企業”です」(事務所関係者)

 河野氏が代表を務める「自民党神奈川県第15選挙区支部」の政治資金収支報告書によれば、日本端子は2012年12月4日付で、100万円を献金。この日は、自民党が政権復帰を果たした衆院選の公示日だった。同社は2014年にも計250万円、他の年にも数百万円の単位で献金している。

「また、日本端子は、河野氏の資金管理団体だった「新政フォーラム」にも毎年のように、100万円を超える献金を重ねてきた。」

7495とはずがたり:2021/10/06(水) 12:35:44
>>7479
Willだからどこまで信用出来るのかわからんけど

自民党総裁選:無視できない河野太郎氏と「日本端子」の関わり【朝香豊の日本再興原論 No69】
公開日:2021年9月21日 更新日:2021年9月21日
https://web-willmagazine.com/politics/M7rcb

7496チバQ:2021/10/06(水) 13:24:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec119aa037b3f1f16300f44a3314e120dced06f1
衆院選宮城1区に春藤氏、4区早坂氏 維新が擁立発表
10/6(水) 11:16配信

河北新報
春藤沙弥香氏

 次期衆院選で、日本維新の会は5日、仙台市内で記者会見を開き、宮城1区に新人で元会社員の春藤(しゅんどう)沙弥香氏(39)、宮城4区に新人で元仙台市議の会社員早坂敦氏(50)を擁立すると正式発表した。

 春藤氏は五所川原市出身、弘前大卒。記者会見でシングルマザーとして子育てに携わり、子どもの貧困支援活動に関わってきたことを説明。「現場を知らない人が法律を作る立場におり、必要な支援が当事者に届いていない。自分がパイプになる」と訴えた。

 早坂氏は仙台市出身、東北高卒。会社員を経て2011年から仙台市議を1期務めた。15年県議選で青葉選挙区に維新公認で立候補し、落選した。会見で「維新が掲げる議員や公務員の『身を切る改革』を実行し、新型コロナウイルス対策や教育無償化に充てたい。既成政党とは違う」と主張した。

 1区では自民党現職の土井亨氏(63)、立憲民主党現職の岡本章子氏(57)=比例東北=が、4区では自民党現職の伊藤信太郎氏(68)、共産党新人で元仙台市議の舩山由美氏(53)が立候補を予定する。

河北新報

7497チバQ:2021/10/06(水) 16:05:12
石破派(河野推薦人)⇒無派閥⇒竹下派

https://news.yahoo.co.jp/articles/03d9f529515472c8f3070911f3726ef1ca099eec

自民旧竹下派、麻生派に並ぶ第2派閥に 古川法相ら入会で53人
10/6(水) 14:30配信


産経新聞
自民党旧竹下派(平成研究会)会長代行の茂木敏充外相は6日の派閥会合で、古川禎久法相が入会したと発表した。5日には石崎徹氏の衆院議員辞職に伴い繰り上げ当選した小松裕衆院議員も派閥に復帰した。所属人数は53人となり、党第2勢力の麻生派(志公会)に並んだ。

茂木氏はあいさつで「数だけを競うものではないが、党内第2グループになる。それだけ自民党や政権において大きな責任を担うという緊張感をもって臨みたい」と述べた。

7498チバQ:2021/10/07(木) 09:15:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc9d5b038d557c99dac5099ab1cdab192e6672cb
派閥バランスに配慮 副大臣・政務官を決定 新政権
10/6(水) 20:40配信
時事通信
副大臣と記念撮影する岸田文雄首相(前列左から3人目)。同2人目は鈴木貴子外務副大臣=6日午後、首相官邸

 政府は6日の臨時閣議で、副大臣26人・政務官28人の人事を決定した。

 起用は自民党の派閥勢力をほぼ反映し、各派のバランスに配慮した。

 副大臣を自民党の派閥別で見ると、安倍晋三元首相の出身派閥で最大の細田派が6人。麻生派は5人、旧竹下派は3人、二階派と岸田派は各2人だった。閣僚起用がなかった石破派と石原派からは、冨樫博之復興副大臣、鬼木誠防衛副大臣がそれぞれ入った。

 無派閥は、菅義偉前首相を支持するグループに所属する黄川田仁志内閣府副大臣ら3人。公明党も横山信一復興副大臣ら3人だった。女性は鈴木貴子外務副大臣1人だった。

 政務官で女性は公明党の鰐淵洋子文部科学政務官ら4人が登用された。派閥別では無派閥が7人で最も多く、細田派と二階派各6人、岸田派3人、麻生派2人、旧竹下派1人で、石破派と石原派はゼロだった。公明党は3人。

 岸田文雄首相は首相官邸で開いた副大臣会議で、「官僚との適切な信頼関係の下、各省の力が十分発揮できる環境づくりに取り組んでほしい。全力を尽くしていただきたい」と語った。

7499チバQ:2021/10/07(木) 18:39:01
https://digital.asahi.com/articles/ASPB75VB6PB6UTFK014.html?_requesturl=articles%2FASPB75VB6PB6UTFK014.html&amp;pn=4権勢振るった自民・二階派が苦境に 「しばらく冷や飯」の声も
権勢振るった自民・二階派が苦境に 「しばらく冷や飯」の声も
会員記事自民党総裁選2021自民

野平悠一2021年10月7日 18時06分

 自民党の二階俊博前幹事長が率いる二階派(47人)が苦境に立たされている。菅政権では幹事長派閥として権勢を振るったが、岸田政権で状況が一変。党幹部への登用はなく、派内からは「しばらくは冷や飯だ」との声も漏れる。

 「先生方のご指導のおかげでいま私はこの立場に立っています」。新内閣が発足した5日、経済安全保障相に就任した小林鷹之衆院議員(46)は、所属する二階派の事務所に集まった同僚議員らの前でマイクを握り、深々と頭を下げた。

 経済安保相は岸田文雄首相肝いりの新設ポスト。そこに抜擢(ばってき)されたのが当選3回の小林氏だった。ただこの人事は、岸田氏が政調会長時代に立ち上げた党の新国際秩序創造戦略本部(座長・甘利明幹事長)で小林氏が事務局長を務めており、岸田、甘利両氏による「一本釣り」との見方が強い。

 二階派からは、民主党政権で外務副大臣などを務めた「移籍組」で、派閥事務総長だった山口壮環境相(当選6回)も初入閣を果たした。総裁選では、小林氏と山口氏はいずれも安倍晋三元首相が推す高市早苗政調会長の推薦人に名を連ねた。

 こうした人事について、二階派内には衆院当選5回以上の「入閣待機組」も複数控えていただけに、議員たちの心中は複雑だ。二階派議員の1人は「期待した人選とは異なるが、2人が入閣しただけでも良しとしないといけない」と語る。

 今回、二階派は幹事長職を失うなど、党役員人事で冷遇される立場となった。

 昨年の安倍氏の辞任に伴う総裁選では、二階氏は他派閥に先がけて当時の菅義偉官房長官の支持を表明。菅政権発足の立役者となったことで幹事長続投を勝ち取り、側近の林幹雄幹事長代理も留任した。ほかにも党の財政を担う経理局長、副幹事長25人を束ねる筆頭副幹事長も二階派が握るなど影響力を高めた。

 一方、今回の総裁選は、菅氏が不出馬を表明後、二階氏は誰を支持するか明言しなかった。このため幹部の1人は二階氏の心中を推し量り「情勢をギリギリまで見極めたうえで勝ち馬に乗るという戦略だ」と語っていた。だが、投開票前日の派閥幹部会では、決選投票にもつれ込んだ場合に誰に投票するかで意見が割れた。二階氏も特定の支持を最後まで口にすることはなく、決選投票も自主投票が決まった。

 総裁選の投開票が行われた9月29日夕、党総裁に選出されたばかりの岸田氏が党本部にある総裁室に初めて入った。同じフロアのすぐ手前にある幹事長室には二階氏らがいたが、岸田氏が立ち寄ることはなかったという。

 二階派は、二階幹事長時代に野党議員出身者らを自派に入れるなど拡大路線を取ったことで、他派閥の議員と公認を争う競合区が各地で生まれた。総裁派閥となった岸田派と調整がついていない選挙区もあり、党の新執行部から「しっぺ返し」を食らうとの懸念も派内でくすぶっている。

 二階派関係者は、同派が「冬」の季節に入ったと認め、こう語った。「『冬来たりなば春遠からじ』という言葉がある。いまは冬だが必ずまた春は来る」(野平悠一)

7500チバQ:2021/10/07(木) 18:40:51
https://www.asahi.com/articles/ASPB75F0CPB7UTFK00F.html
石破派が正念場 「河野氏支援」も失敗 離脱者・退潮とまらず
2021衆院選自民党総裁選2021自民

山下龍一2021年10月7日 16時20分

石破派の総会で険しい表情を見せる自民党の石破茂元幹事長=2021年10月7日午後0時3分、国会内、山下龍一撮影

 自民党の石破茂元幹事長が顧問を務める石破派(15人)が、党内での孤立を深めている。党総裁選で石破氏が支持した河野太郎前行政改革相が敗れ、派閥は組閣などで再び冷遇。所属議員の退会やベテランの引退もあり、退潮に歯止めがかからない状況だ。

 7日、総裁選後初めて開かれた石破派の総会で、事務総長の鴨下一郎元環境相が「仲間だった古川(禎久)先生が法務大臣になった」と報告。改めて結束を確認する総会の出席者は10人にとどまり、国会内の会場には空席が目立った。

 総裁選で石破派は、石破氏の意向も受けて、所属議員の大半が河野氏の支援に回った。その結果、岸田内閣で閣僚の起用はゼロだった。一方で2015年の石破派創設メンバーだった古川氏は、総裁選の投開票翌日の先月30日に派閥を退会し岸田内閣で法相に起用。古川氏は今月6日、竹下派に入会した。

 古川氏のほか、派閥ナンバー2の会長代行を務めた山本有二元農林水産相が退会し、派閥のメンバーは15人に減少。さらに派閥運営の要となる事務総長の鴨下氏は次期衆院選に出馬せず引退するが、後任の事務総長は決まっておらず、運営態勢の見直しも迫られている。

 石破氏はこれまで4度、総裁選で敗北し、今回の総裁選への出馬は断念した。石破派は安倍・菅政権下で非主流として冷遇を受けた。今回の総裁選では国民的な人気が高い河野氏の支援にまわり、河野氏を勝利させることで主流派への返り咲きを狙っていた。ところが河野氏は敗北し、その目算が外れた。派内からは「冷や飯食いに疲れた」との声も漏れる。

 石破氏は当面、派閥所属議員の衆院選勝利に向けた応援に注力する構えだが、石破氏の先行きは見通せない。他派閥の幹部は「石破派は解体した方がいい」と冷ややかにみる。(山下龍一)

7501とはずがたり:2021/10/07(木) 23:44:57

めっちゃいいこといってるやん。

「威張る奴は選挙区へ聞こえていく」 二階氏が派閥引き締め
https://www.sankei.com/article/20211007-T7TY3HLI3RI6LKSTYODTTQVL6Q/
2021/10/7 14:45
2021衆院選

自民党の二階俊博前幹事長が率いる二階派(志帥会)は7日の会合で、間近に迫った衆院選(19日公示-31日投開票)に向けて引き締めを図った。

二階氏は、先の党役員・閣僚人事でポストに就いた議員に対し「役所は威張りに行くところではなく、役人ができないことを代わってやってあげることだ」と指摘。「ボヤっとして威張り散らしている奴はバカにされ、伝説のごとく語られる。やがて選挙区へ聞こえていく」と訓示した。

伊吹文明元衆院議長は「選挙になると、つじつまの合わない言動が多くなるので、注意してやってほしい。後で必ず落とし前をつけさせられる」と述べた。

伊吹氏はまた、立憲民主党が公約に「時限的な5%の消費税減税」「年収1千万円程度を下回る人の所得税ゼロ」を掲げていることに言及し、「(減収が見込まれる)22兆円を一体どうするんだと。社会保障や防衛費をみんな削っちゃうのか。それとも借金で垂れ流すのか。そういう話が全くないまま選挙は行われるので心してやってほしい」と語った。

中曽根弘文元外相は「岸田文雄内閣の支持率も50何%ということで、必ずしも菅義偉内閣発足のときのようにいっていない。衆院選も厳しい選挙だと思ってしっかり頑張って、またここでみんなでお会いしたい」と激励した。

7502チバQ:2021/10/07(木) 23:54:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/766ca3dd6ccef6beb1265a0c7797bc04660f26d0
「二階俊博」失脚で放り出される3人の二階派議員 あのサラブレッド三世も流浪の民に
10/7(木) 17:01配信

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デイリー新潮
細野豪志元環境大臣

 陰の総理と呼ばれ、5年にわたって自民党幹事長として暗躍した二階俊博が失脚した。それでも岸田内閣に山口壮環境大臣と小林鷹之経済安保大臣の2人を送り込んだ影響力には感服するばかりだが、派閥の地盤沈下を見てさすがに意気消沈したのか、来週の解散直前に政界を電撃引退するのではないかという噂まで出回っている。二階派にさえいれば選挙に有利になるのでは……そう考えていた47人の議員は、突然の失脚に慌てふためいている。

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 そしてこの中の3人がいま、裸のまま放り出された流浪の民となっている。

 一人目は中曽根康隆、39歳。祖父は中曽根康弘元総理、父は中曽根弘文元外務大臣。群馬では福田・小渕と並ぶ名家で、慶應法学部卒・米コロンビア大学修士と学歴も申し分ない。そんなサラブレッドも、二階派ゆえ流浪することになってしまった。前回選挙で康隆は群馬1区での出馬を模索したが、党の裁定により単独比例で出ることに。小選挙区と比例では重みがまったく違う。永田町でも霞が関でも、小選挙区当選者は「城持ち大名」として扱われる一方、比例当選者はほとんどが小選挙区落選を経ての復活であることから「ゾンビ」などと陰口を叩かれる。康隆も今度こそ群馬1区で出馬したい。しかし、群馬1区の現職城持ち大名は清和会所属の尾身朝子。つまり安倍の推しがある。二階が幹事長であったならば、どちらも公認せず、当選した方を自民党所属議員とするような離れ業をやってくれたかもしれないが、安倍に気を遣う岸田や甘利が康隆を厚遇する保証は無くなった。隣の選挙区で連続当選している福田家のプリンス・達夫は今や総務会長。将来の総理候補なのに、かたや康隆は選挙区も決まらない。さすらいながら気をもむ日々が続くだろう。

 二人目は、長島昭久、59歳。旧民主党ではタカ派議員だったが、希望の党を経て自民党に入党し、二階派に入会した。野党生活に見切りをつけて自民入りしたのと引き換えに、自分の小選挙区は奪われ、代わりにあてがわれたのは東京18区。吉祥寺を中心とする地域で、相手はなんと菅直人元総理。かつて自民党政権を倒すために手を携えた人物と激しく戦う羽目になるとは、想像もしていなかっただろう。そして敵は元総理。名声地に落ちたとはいえ、腐っても鯛だ。二階が幹事長なら陰に陽に手助けしてくれたかもしれないが、今の自民党の体制では、勝手にやれ」(他派閥自民党議員)と言われてしまう状況である。

 三人目は、細野豪志元環境大臣、50歳。前回の衆院選で女帝・小池百合子に騙され、希望の党の中心人物となってしまった。自らは静岡5区で当選したが、選挙の最中から希望の党はすでに瓦解状態。紆余曲折を経て、来るもの拒まずの二階に拾われた。ただし、民主党時代に自民党を批判し続けたため、未だに入党できず、無所属の二階派特別会員と言う位置付けだ。選挙にめっぽう強かったものの、民主党から希望の党、無所属を経て自民党入りを目指す姿に地元での評価は芳しくなく、頭を下げて回る日々だ。細野自身も「政策の軸は変えていない、ひたすら地元を回って説明する」と語っている。そんな細野は希望の党時代の前回選挙で、自民党候補だった吉川赴を比例復活できないまでに叩きのめした。ところが1年半後、別の議員が辞職したため、吉川が繰り上げ当選した。この吉川はまさかの岸田派。つまり細野は今回、入りたい自民党の総裁派閥候補とガチンコ勝負することになってしまったのだ。なお、吉川は選挙に弱く、過去3回の総選挙とも小選挙区では落選している。自民党のルールに従えば、比例との重複立候補はできない。しかし今回は総裁派閥と言うことで、吉川を自民お得意の「例外扱い」で重複立候補させる可能性もある。細野はあらゆる意味で人生最大の厳しい戦いを強いられる見込みだ。

 二階派は長く権勢を誇ってきただけに、凋落ぶりも激しい。元々は二階が無理をして派閥拡大に突っ走ってきたツケとも言える。選挙当選だけを信じて派閥のパーティー券を懸命に売ってきた議員たちはいま、何を思うのだろうか。一方で、こうした権力闘争をくぐりぬけていくことこそ自民党の力の源泉ともいえる。野党のぬるま湯につかって総理になる覚悟が見られない立憲民主党の枝野代表は、二階の爪の垢でも煎じて飲んだ方がいい。

武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。元TBSラジオ政治記者。国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。

デイリー新潮取材班編集

2021年10月7日 掲載

7503とはずがたり:2021/10/08(金) 19:47:58
河野陣営から“塩対応”、石破氏も不出馬情報でキングメーカー・二階幹事長が迷走〈dot.〉
9/13(月) 7:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6db89ad1b2e3907dd39c649d1e59d55df0b6b2e8
AERA dot.

「うちはどうなるんだろう」

 こう漏らしたのは、二階派の国会議員だ。
昨年9月の自民党総裁選では、真っ先に菅義偉首相の立候補を後押ししてキングメーカーとなった二階俊博幹事長。だが、今回の総裁選では存在感を示せない状況だ。

 岸田派会長の岸田文雄元外相、高市早苗前総務相、河野太郎ワクチン担当相の3人がすでに出馬表明している。だが、二階派はまだ誰を推すか態度をハッキリさせていない。

 菅首相の退任表明後、二階氏が接触したのは元幹事長の石破茂衆院議員だ。総裁選に意欲を燃やす石破氏はグループだけでは推薦人確保が難しく、二階幹事長に支援を要請した。

「二階氏がサポートを打診し、石破氏もありがたいお話だと応じたそうです。今回は石破推しと聞いていた」(前出・二階派の国会議員)

 しかし、河野氏が出馬表明し、石破氏のグループが揺れ、平将明衆院議員らが河野氏支援を表明した。総裁選に出馬するための推薦人は20人必要だ。石破氏のグループは全員で17人、ただでさえ足りなかったのに、さらに窮することになった。石破氏のグループの国会議員は、天を仰ぐ。

「河野氏出馬で石破派の議員7人ほどが出てしまった。これまで安倍、菅政権で徹底的に干されて大臣の椅子もなかなかまわってこない。残ったのは10人ほど。これで立候補となった場合、推薦人の半分を二階派に頭を下げて借りる形になる。石破氏はプライドが高いですからね。河野氏と政策協定を結んで総裁選は出馬しないとグズグズ言い出している」

 だが、河野氏の陣営は石破氏との連携については、こう突き放す。

「河野氏は所属する派閥のボス、麻生太郎副総理兼財務相とその盟友である安倍晋三前首相に軸足を置いて出馬表明している。2人が嫌って遠ざけている石破氏と政策協定を結んでも意味がないでしょう。勝手連で応援してくれるならいいかな」

 石破氏が不出馬という情報もあり、二階派もますます対応に苦慮している。

石破氏がダメなら野田聖子幹事長代行という話も浮上しているが、「野田氏はいろんな問題がありすぎて」との声が多い。流れる公算が大という。

 これまでの総裁選では、いち早く勝ち馬に乗る形で、自民党幹事長在任5年以上という歴代最高記録を更新した二階氏。今回の総裁選では最初に出馬表明した岸田氏が党役員改革案を訴え、「二階外し」を公言し、流れが変わった。

7504とはずがたり:2021/10/08(金) 19:48:21
>>7503
「岸田が言ったからどうしなきゃいかんって、そんなことない」

 こうブチ切れた二階氏は、岸田氏だけは許せないとの思いがあるという。二階派幹部は記者に「内緒だけと…」と総裁選の票読みを見せてくれた。総裁選は、全国の党員、党友による「党員票」と国会議員の「議員票」がそれぞれ383票、合計766票で争われる。

「11日時点で党員票は河野氏が180票プラス?、岸田氏は120票プラス?、高市氏60票ぐらい。議員票は態度未定の国会議員が多く流動的だが、現段階で河野氏は50人、岸田氏は70人、高市氏は20人と予測されている」(同前)

 二階派(約47人)は派閥として誰を推すのか、決める方針だ。前述した票読みには二階派の票は入っていない。自民党閣僚経験者はこう話す。

「河野氏が勝つ方程式は、人気をバックに党員票で圧勝し、そのムードで議員票も取り込むこと。だが、もう一人、誰かが総裁選に出馬して、党員票を河野氏に集中させないよう、分散しなければダメだ。国民的人気が高い河野氏が党員票で岸田氏に差をつければ、議員票も同じ結果になる恐れがある。しかし、”ダークホース”が出て岸田氏が河野氏に党員票で肉薄し、議員票でも接戦となれば、最後までもつれる。党員に人気が高い石破氏が出馬すれば、面白くなるのだが…」

 複数の自民党の国会議員に聞くと、「6〜7割が河野氏の勝つのではないか」と予測しているようだ。そうなると、勝ち馬に乗りたい二階派としては河野氏に乗りたいところ。だが、肝心の河野氏陣営は「塩対応」だという。

「河野氏はすがすがしいイメージが売りですよ、二階派は合わないじゃないですか。石破氏にしても組んでもメリットは少ない。ただ、二階派、石破派の勝手連的なご支援がありがたいです」(河野氏を支援する議員)

 二階派で総裁選対応を最前線でやっているのは、武田良太総務相だという。

「河野氏に乗ろうとしているが、話が進まないとも派内で聞こえます。対応の遅れは、岸田氏の党改革案のため、菅首相に裏切られ、幹事長を交代させるとなり、二階氏がカッとなってしまった。そのゴタゴタのため、派閥としての総裁選への対応が遅くなったと指摘する人もいます。10月には任期満了で、衆院選になります。どの候補について、政局をしかけるのか。早く決めてほしい」(前出の二階派の国会議員)

 昨年の総裁選では二階氏が電光石火の対応で菅首相を担ぎ、安倍前首相や麻生財務相を出し抜き、キングメーカーとなった。しかし、1年後には迷走。政治は一寸先が闇である。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7505チバQ:2021/10/10(日) 08:16:49
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211008-567-OYT1T50252.html党運営の中心は二階派から麻生派に…副総裁に就任の麻生氏、「重し役」としてにらみ?
2021/10/08 22:04読売新聞

党運営の中心は二階派から麻生派に…副総裁に就任の麻生氏、「重し役」としてにらみ?

麻生太郎氏 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党は8日の総務会で、副総裁に麻生太郎・前副総理兼財務相を充てる人事を了承した。麻生氏は、麻生派の甘利幹事長とともに「重し役」として党内ににらみをきかすことになりそうだ。5年以上幹事長を務めた二階俊博氏が率いる二階派の勢いが衰え、麻生派が存在感を高めるなど、党内力学の変化が浮き彫りとなっている。

 「(副総裁のポストに)重みをつけていただく。ご指導いただきながら、安定的な党運営ができればいい」

 福田総務会長は8日、総務会後の記者会見で、こう期待感を示した。

 岸田首相(党総裁)の党内基盤は第5派閥の岸田派(46人)だ。このため、重鎮の麻生氏と甘利氏の起用で、党運営の安定を目指す。麻生氏は第3派閥の麻生派(52人)を率いるほか、最大派閥・細田派(96人)に影響力を持つ同派出身の安倍元首相とも盟友関係で、党内で大きな力をもってきた。首相経験者が副総裁に就任するのは初めてだ。

 一方、二階派出身の党四役はゼロとなった。

 甘利氏は、麻生氏について「党で不協和音がある時に説得にお出ましいただきたい」と語る。衆院選に向け、自民は10程度の選挙区で候補者が競合するが、各派閥の利害が絡み、解決の糸口が見いだせていない。調整役を期待しているとみられる。

 ただ、副総裁の役割は曖昧だ。党則は「総裁を補佐」と定めるが、具体的な権限を記していない。過去には様々なタイプの副総裁が存在した。

 麻生氏の前任の高村正彦氏は安全保障関連法案の取りまとめに奔走し、実務型とされた。実力型の代表格は、金丸信・元副総裁だ。最大派閥の竹下派会長として、絶大な力をふるった。

 麻生氏が党運営にどのようにかかわるかは不透明だ。二階氏は老練な政治手腕で党内を安定させたが、強権的で異論を差し挟みにくいとの不満も出た。党内からは「『二階支配』が『麻生・甘利支配』に変わるだけなら、首相の掲げた党改革の機運がしぼむ」(中堅)と危惧する声もある。

◆「べらんめえ」口調は健在

 副総理と戦後最長の財務相として、8年9か月にわたり安倍、菅両政権の屋台骨を支えた。7月の主要20か国・地域(G20)の会議で、国際課税の新ルール作成を主導し、国際社会でも存在感を発揮した。81歳となった今も毎朝散歩をこなし、体力維持に余念がない。安倍元首相とは「盟友」だ。「べらんめえ」口調は健在だが、失言を懸念する向きもある。祖父は吉田茂・元首相。(自民、麻生派)

7506チバQ:2021/10/10(日) 08:27:26
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100800516&amp;g=pol
首相補佐官に村井氏 岸田派の元財務官僚
2021年10月08日11時05分

 政府は8日の閣議で、国内経済と特命事項を担当する首相補佐官に村井英樹元内閣府政務官(41)を起用することを決めた。8日付。村井氏は衆院当選3回で自民党岸田派所属。財務省出身の政策通で知られ、先の党総裁選でも「新しい日本型資本主義」など岸田文雄首相の政策づくりを主導した。
 松野博一官房長官は8日の記者会見で、「村井氏は国内経済をはじめとした幅広い知識と経験を有しており、適任だと首相が判断した」と起用の理由を説明した。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211007-OYT1T50248/
【独自】首相補佐官に岸田派の村井英樹氏…財務省出身の政策通
2021/10/08 05:00
 岸田首相は7日、国内経済と特命事項を担当する首相補佐官に、村井英樹・元内閣府政務官(41)を内定した。8日に正式決定する見通しだ。

 岸田派所属の村井氏は財務省出身の政策通で知られる。総裁選では格差を是正し、中間層拡大を目指す「新しい日本型資本主義」や新型コロナウイルス対策などの政策作りを主導した。

 村井氏は衆院当選3回で、岸田氏が重視する若手登用も意識した人選だ。財務省出身で岸田派の木原誠二官房副長官とも近い。首相は、側近2人を首相官邸に置き、省庁横断の案件などで調整役を担わせるとみられる。

 国家安全保障に関する首相補佐官は、木原氏が兼務している。

7507チバQ:2021/10/10(日) 08:30:33
https://www.sankei.com/article/20211008-GBOUBZLMONPJLH74VNJML5R7UI/経済安保、デジタル…重要政策「甘利人事」くっきり
2021/10/8 20:38
長嶋 雅子


岸田文雄政権で、自民党の甘利明幹事長に近い議員が党役員や閣僚に抜擢(ばってき)されている。甘利氏が打ち込んできた経済安全保障やデジタルといった重要政策で立案能力が高い若手の起用が目立つが、党内からは「甘利人事だ」との声も渦巻いている。(長嶋雅子)

「私の人事じゃありませんから」。甘利氏は8日、自身が代表の派閥横断の政策グループ「さいこう日本」(37人)の会合で党役員・閣僚人事に話題が及ぶと、こう謙遜した。


閣僚には麻生派(志公会)所属の甘利氏が推した同派の山際大志郎氏が経済再生担当相に、二階派(志帥会)の小林鷹之氏が経済安保担当相として入閣した。甘利氏が座長を務める党の経済安保戦略を議論する新国際秩序創造戦略本部で山際氏が幹事長、小林氏が事務局長を務めた。特に小林氏は政府への提言とりまとめに奔走するなど汗をかいてきた。

甘利氏は以前から若手の登用に積極的だった。甘利氏が座長を務め、9月に発足したデジタル庁創設に向けた議論を行った党デジタル社会推進本部は「甘利スクール」の様相だ。岸田派(宏池会)の小林史明氏が同本部事務総長から河野太郎前ワクチン担当相の補佐官に抜擢され、今回の人事ではデジタル副大臣に就任。牧島かれんデジタル相と小林鷹之氏も同本部で小委員長を務めた。


ただ、「行き過ぎた甘利氏主導」(閣僚経験者)の人事は波紋を広げた。6日の副大臣・政務官人事を控えた5日の記者会見で「小林経済安保担当相を支える副大臣に(党側の)チームのメンバーを充てたい」と述べた。

党内から「政府の人事に口を出すのか」と疑問視する声が出たが、結果的に「さいこう日本」のメンバーで甘利氏に近い大野敬太郎氏が就任。松野博一官房長官や梶山弘志幹事長代行らも「さいこう日本」に所属する。

甘利氏は最大勢力の細田派(清和政策研究会)に影響力のある安倍晋三元首相、麻生派会長の麻生太郎副総裁とのパイプが太く、それぞれの頭文字から「3A」といわれる。首相は党内基盤を盤石にするため甘利氏を幹事長に据えたが、甘利氏が突出すれば3Aのバランスにも影響しかねない。党幹部は「首相は頼りにしているが、甘利カラーが出すぎるのはよくないな」とクギを刺した。

7508チバQ:2021/10/10(日) 08:33:10
さいこう日本

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%86%E6%97%A5%E6%9C%AC



甘利明(麻生派)(11回、神奈川13区)
林幹雄(二階派)(8回、千葉10区)
渡海紀三朗(8回、兵庫10区)
平沢勝栄(二階派)(7回、東京17区)
田中和徳(麻生派)(7回、神奈川10区)
梶山弘志(6回、茨城4区)
松野博一(細田派)(6回、千葉3区)
石田真敏(6回、和歌山2区)
高木毅(細田派)(6回、福井2区)
平井卓也(岸田派)(6回、香川1区)
金子恭之(岸田派)(6回、熊本5区)
坂本哲志(石原派)(5回、熊本3区)
平将明(石破派)(4回、東京4区)
山際大志郎(麻生派)(4回、神奈川18区)
齋藤健 (石破派)(3回、千葉7区)
義家弘介(細田派)(2回・参院1回、比例南関東)
佐藤ゆかり(二階派)(2回・参院1回、大阪11区)
中山展宏(麻生派)(2回、比例南関東)
(計18名)

参議院議員

金子原二郎(岸田派)(2回・衆院5回、長崎県)
(計1名)

7509チバQ:2021/10/10(日) 08:35:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa8b9285219591f8cf1f5aaca65946e3d2fa4216
「派閥の力に屈したように見せかけて…」岸田内閣は実力重視の“策士内閣”か? デジタル3人衆、抜擢人事、甘利氏起用の意図
10/9(土) 15:10配信
ABEMA TIMES
 新聞社などが「岸田内閣の支持率は歴代内閣の発足時より低調だ」と世論調査の結果を報道したことについて6日、岸田総理がコメントした。


 記者から世論調査の受け止めを聞かれた岸田総理は「各社によってだいぶ幅があるとも受け止めている。それぞれ質問のあり方等も違うのかなと想像する」と回答。その上で「いずれにせよ、この低い数字も含めしっかり受け止め、自分自身をしっかり振り返りながら、これから選挙に向けてしっかり取り組んでいきたいと考えている」と述べた。

岸田内閣は実力重視の“策士内閣”か? デジタル3人衆、抜擢人事、甘利氏起用の意図

 今回の岸田内閣で全20閣僚のうち初入閣は13人。平均年齢61.8歳、女性の入閣は3人だった。デジタル大臣のポストには、当選3回で40代の牧島かれん議員を起用。デジタル副大臣には小林史明議員、デジタル大臣政務官には山田太郎議員を起用した。

 公共政策に詳しい東京工業大学准教授の社会学者・西田亮介氏は、今回の岸田内閣の党役員人事について「真の仕事師内閣、策士内閣だと面白い」と語る。

東京工業大学准教授の社会学者・西田亮介氏

「特に印象に残ったのは、デジタル関係の人事だ。これまでは『本当にデジタル推進したいのか?』『むしろデジタル利権に敏いのでは?』という印象があった。しかし今回のデジタル大臣、副大臣、政務官の人事を見ると、本当にデジタルに強く、実績がある詳しい人たちが担当している。デジタル大臣に任命された牧島議員は、修士と博士の学位をお持ちで、自民党のデジタル政策を取り仕切ってきた実績もある。副大臣の小林議員は通信社出身で、自他共に認めるデジタル分野に詳しい方。山田議員も2010年代前半からインターネットを使った選挙運動に取り組んでいて、強力な支持基盤がない中、しっかり当選してきた。本当の意味で仕事をしてくれる人事ではないか」

 また、今回岸田内閣では総務会長のポストに福田達夫議員を起用。福田議員について、西田氏は「小泉進次郎前環境大臣の“懐刀”と言われてきた。福田議員の方が年齢は上で、『小泉進次郎と福田達夫』(田崎史郎、文春新書)という2人の対談で作られた本もある」とコメント。

「また、商社に務めた経験もあり、外国語も堪能。実力派だ。総務会長は、ベテランが担うことが多い難しい役割だが、小泉前環境大臣が自民党の農政改革をやっていたときに、裏方を取り仕切っていたのが福田議員だと言われている。農水行政は複雑なパワーバランスで成り立っているといわれが、そこに切り込んでいった。なかなかの“策士”であり、派閥の微妙なバランス、政策の調整などの場面で手腕を発揮することが期待されているのではないか。『党風一新の会』(当選3回以下の“若手”衆議院議員約90人で作られた派閥にとらわれない衆院議員有志)をまとめてきた仕掛け人の一人で、まさに抜擢人事といえる」

 さらに、西田氏は幹事長に起用された甘利明氏に言及。甘利氏は2016年、金銭授受問題の疑惑で閣僚を辞任。記者会見では「秘書には政治資金収支報告書に記載するよう指示したが正しく記載されなかった」と述べ、捜査の結果、検察庁は甘利氏を不起訴とした。

「岸田総理はあえて甘利氏を幹事長に起用したのなら面白い。派閥の力に屈したかのように見せかけて、政府ではなく党で周囲の目につきやすい幹事長のポストにあえて甘利氏を起用したのかもしれない。実際に甘利氏は週刊誌などから直撃取材も受けている。世間に照らして、派閥の論理だけではもたないことを知らしめ、岸田色と求心力を強めていきたいと思っていたとすればなかなかの策士だ」 (『ABEMAヒルズ』より)

7510チバQ:2021/10/10(日) 08:45:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bd65491fc7eb140db26770c5665ace4365f3023岸田総理、勝利の背景に“SNSコンサル” 担当者は「短歌や俳句のようにツイートを熟考」と評価
10/9(土) 5:57配信

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デイリー新潮
「加藤の乱」を経験
岸田文雄内閣総理大臣

 解散を決断し、自信に満ち溢れた表情を見せた岸田文雄新総理。勝利の背景には、SNS戦略に広報のプロを採用するなど入念な準備があったのだという。

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 ***

 大学受験では3度、東大に不合格となり、早稲田大学へと進学。卒業して日本長期信用銀行に入行後、5年の勤務を経て、父である岸田文武衆議院議員の秘書として働くことになる。

 31歳の時、地元広島のマツダで役員秘書をしていた裕子夫人とコタツを囲んでお見合いし、結婚。3人の息子に恵まれた。

 1993年、まだ中選挙区時代の旧広島1区から出馬し、初当選。2000年には、当時の派閥領袖だった加藤紘一元幹事長による「加藤の乱」を経験する。若手議員だった岸田総理らは内閣不信任決議案に賛成しようとし、森喜朗総理に退陣を迫るも、党本部の切り崩しで鎮圧されてしまうのだ。

 岸田総理と同じ派閥(宏池会)に所属し、総理とは縁戚関係にある広島県選出の宮沢洋一参院議員は、

「岸田さんの加藤さんについていこうという気持ちは私より遥かに強かったと思います。加藤さんは熱病を患っていたような感じだった。加藤さんが“桶狭間だ!”と言って走り出しても、桶狭間がどこかわからなかったと言っていた議員もいました。当時はとにかく、加藤さんが突っ走って、周りはそれについていくのに精いっぱいだったんです」

 この戦いを通じて岸田総理は「負け戦をしてはならない」という教訓を得たとされている。

アドリブでの炎上が多かった河野氏に対して岸田氏は……
 12年、古賀誠元幹事長から宏池会会長の座を継承するも、権力の椅子にはなかなか手が届かず。18年には総裁選出馬を断念。安倍総理からの禅譲を期待しているとその“腰砕け”ぶりも報じられた。20年の総裁選では菅前総理に敗北し、「岸田は終わった」と陰口を叩かれた。ではなぜ今回の総裁選で勝利できたのか。実にフシギだが、宏池会の議員はこう分析する。

「結局、入念に準備できていたのがうちの会長だったということでしょう。政策も会見の原稿も議員を含めて打ち合わせをし、しっかり準備してきました。河野太郎さんはテレビや会見の質疑応答でアドリブも多く、炎上してしまった感がありましたよね]
俳句や短歌のようにツイート内容を熟考
 確かに敵失という僥倖もあった。さらに、前回の敗戦から今回に至るまで、外部からアドバイスしてきたのが、共同PR総研所長の池田健三郎氏である。

 その池田氏によれば、

「私は昨年8月頃からこの総裁選まで岸田さんの広報戦略のアドバイザーを務めていました。岸田さんはそれまで発信力が課題で、昨年からプロをつけてしっかり取り組もうと岸田陣営から依頼を受けたのです。この1年で注力してきたのはテレビ、新聞、雑誌における目線や立ち居振る舞いなどで、SNSを中心に全般的なアドバイスをしてきました」

 特にツイッターに関して、こう言う。

「実は岸田さんがツイッターアカウントを開設したのは去年の4月のことなんです。人気商売である政治家が、つい最近までツイッターをやっていなかったというのは正直驚きでした。岸田さんは非常に真面目な方で、ツイッターを始めるにあたり、トランプ大統領のツイッターの使い方を気にされていました。“ツイッターを始めるとやめられなくなるのでは”“トランプ大統領のように不穏当なツイートをして、拡散してしまうのでは”という思いを抱いていたようです。それもあり、ツイッターを始めるときには、周辺の人からも説得をしたようです」(同)

 真面目さが一周回って、周囲から笑いすら起きてしまいそうな話だが、総裁を目指す以上、プライベートを見せる覚悟を決めなければと、家族とのエピソードの発信にも踏み切った。

 池田氏が続ける。

「政治家の中にはツイートを秘書に任せている人も多い中、岸田さんは文面をご自身で練られています。まるで、俳句や短歌を考えるように言葉を吟味し、熟考しているのです。岸田さんのツイートは“AではあるがBの面もある”というような多面的な視点から作られた文面が多く、深みを感じさせます」

「週刊新潮」2021年10月14日号 掲載

新潮社

7511チバQ:2021/10/10(日) 08:54:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0baed0c13194a552aa0eb2b60add7ee8698afcf8麻生前財務相を外し、安倍元総理の意向を“無視”… 岸田総理の人事への評価は
10/10(日) 5:56配信

デイリー新潮
「麻生さんを外したことを見てほしい」
岸田文雄内閣総理大臣

 解散を決断し、自信に満ち溢れた表情を見せた岸田文雄新総理。党役員と官僚人事に透けて見える思惑とは――。


***

 いよいよ、船出となった岸田総理は周囲に、

「来年の参院選までは大変だ。うちの派閥は人数が少ない。すぐに好きな人事はできないだろう」

 と「弱い派閥」ゆえの苦悩を漏らしている。1982年、田中角栄の後押しで誕生した中曽根康弘内閣も、官房長官や重要ポストを田中派に譲り、融和を図った歴史がある。「田中曽根内閣」と揶揄された所以だ。

 実際、今回も官房長官と幹事長ポストは自派閥で出さず、党役員と閣僚人事も岸田陣営の勝利に貢献した派閥に配慮されている。ただし、中でも岸田総理は、

「麻生さんを外したことを見てほしい」

 と強調しているという。今回の人事で「3A」の一人である麻生太郎前財務相は閣内から外れ、党の副総裁に就任した。歴代3位、約8年9カ月に及んで安倍政権、菅政権を支えた重鎮の首に岸田総理が鈴をつけたのだ。自分は与党実力者の傀儡(かいらい)ではないと強調したかったのか、さらに、もう一人の「A」に対しても――。

安倍元総理の要望を無視
「安倍元総理の要望は受け入れられませんでした」

 と、囁くのは細田派(清和研)関係者。

「安倍さんは出身派閥の細田博之会長に対し、何度も電話して“高市早苗を幹事長に”と要望していました。さらに、官房長官は萩生田光一さんにという希望も持っていた。ただ、派内には安倍さんの高市幹事長案について、二人とも派に属していないことから、“部外者が部外者を推すようなもの”と怒る人も出た。そこで調整能力に長けている松野博一さんを官房長官に据えるべく細田さんは岸田さんに直談判しました。岸田さんは安倍さんに連絡をとっておらず、人事の結果に安倍さんは不満を募らせていました」

 しかし、もう一人の「A」にはおんぶにだっこなのだから、皮肉という他ない。

 政治部デスクが解説する。

「党役員人事は幹事長となった甘利明さんの独壇場ですよ。幹事長代理には同じ神奈川選出で、盟友である田中和徳元復興相を起用し、国対委員長には甘利さんが主宰するグループに参加する元復興相の高木毅さんを起用する意向です」
下着泥棒の過去がある高木毅氏が党幹部に
 本誌(「週刊新潮」)は6年前、高木氏の “下着ドロボー”の過去を報じている。かいつまんで概要を説明すると、約35年前、30歳前後だった高木氏が地元、福井県敦賀市の一軒家の合鍵を作って侵入。なんと20代女性のパンツを盗んだのである。本誌は被害者の妹の証言を紹介し、それを受けて国会でも大問題となったが、当の高木氏はシラを切り通した。

「国会であまりに騒ぎになったんで、県連の費用で調査したんです」

 と振り返るのは、当時の県連会長で高市政調会長の元夫、山本拓衆院議員だ。山本氏は本誌報道の翌々年、県連で「下着ドロ」を調査した結果、「高木氏は窃盗で現行犯逮捕されていた」と記者団に語っていた。

「でも、その調査内容をすべて発表するとややこしくなるんで、発表はしなかったんです。あんまり言えないけど、高木は実質、(下着ドロボーを)認めたんですよ。だから、表に出さず、不問に付したんです。発表していたらとんでもないことになったね。でもあれは事実だから。余罪もあったし」

 しかし、もうすでに“とんでもないこと”になっている。まさかの“元パンツ大臣閣下”が党幹部へご就任なのだから……。

7512チバQ:2021/10/10(日) 08:55:26
干された二階派
 その甘利氏の意向は閣内にも反映されている。経済再生担当大臣に就任した山際大志郎衆院議員である。

「山際さんも神奈川県選出で甘利さんと同じタイミングで4年前に麻生派に加入するなど、直系の議員です。組閣にあたり、甘利さんは山際さんに“大臣の希望はあるか”と尋ねています。すると山際さんは“経産大臣でお願いします”と言ったのでその線で進んでいたのですが、事前に報じられ、他派閥からハレーションを呼んだ。そこで経済再生相に就くことになりました。コロナ対策担当でもあり、いずれにしても重要なポジションです。ただ、山際さんは目上の人にも直言したり、陰口を叩くことも多く、“上手くやれるのか”という声が出ています」(官邸関係者)

 抜擢されれば、干される派閥も。二階派である。派幹部がため息をつく。

「党役員には一人も入らなかったな。それを知ったうちの最高顧問の伊吹(文明)さんが岸田さんに“どうなっているんだ!”と電話したんだよ。でも岸田さんから“うちの派閥も出していない。お察しください”と言われてしまったそうだ。まあ、閣内に2人の大臣、特に3期生の小林(鷹之)が入って良かったけどな……」
地味な陣容の行く末は……
 権勢を振るった前幹事長派閥も形無しである。その小林氏は経済安保担当大臣に。しかし、抜擢の理由は「二階派だから」ではない。

 前出・官邸関係者の談。

「小林さんは政策通で甘利さんから絶大な信頼を置かれる一方、開成高校出身でもあります。永田町における開成のつながりは太く、官僚を含めた同窓会組織・永霞会もあります。自民党の開成出身議員は岸田さん含め8名いて、総裁選では必ずしも全員が岸田さんを応援していないのですが、コロナ前は開成出身者の官僚と頻繁に飲んでいました。昨年にはその8人で飲み会を開き、最後は校歌を歌って結束を確認したそうです」

 気心の知れた若手を抜擢し、意気揚々の岸田総理。だが、その陣容は「地味」の一言に尽きる。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「松野官房長官が鉄壁で官邸を守れるか、未知数ですし、甘利幹事長も、自身の“政治とカネ”の問題があり、選挙にはマイナスとなります。実務型の菅前総理が世論に受け入れられなかったのは、岸田さんもよくわかっていて、いま一生懸命柔らかいキャラクターを作ろうとしている。ただ、わざとらしく見えることもあるので、そのあたりを有権者がどう受け止めるか、でしょう」

「週刊新潮」2021年10月14日号 掲載

新潮社

7513チバQ:2021/10/10(日) 09:08:09
https://www.sankei.com/article/20211009-6YPFDCC4HBM4RNIHLDOCVLTGTA/自民若手の「党風一新」、代表世話人に武部新氏
2021/10/9 23:01

自民党改革を求める衆院当選3回以下の議員でつくる「党風一新の会」は9日、武部新衆院議員を代表世話人に選任した。福田達夫総務会長が務めてきたが、党役員への就任に伴って交代する。


武部氏は取材に「(岸田文雄首相は)若手・中堅の登用を果たし、党改革の一歩を実行している」と評価。そのうえで「党改革をサポートし、足りない部分は声を上げなければならない」と強調した。

7514チバQ:2021/10/10(日) 17:23:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/7002eda951e92656e7694263381d3e198ee38dfd
菅前首相の支持、裏目に出た河野太郎氏の落とし穴
10/10(日) 15:52配信


毎日新聞
閣議に向かう河野太郎行政改革担当相=首相官邸で2021年10月1日、竹内幹撮影

 自民党総裁選が終わった。党員の人気が高かった河野太郎氏が失速し、岸田文雄氏が新総裁に選出され、10月4日召集の臨時国会で、第100代の首相に選出された。菅義偉前首相の迷走に始まった今回の政局。河野氏の敗因と岸田内閣の今後を考えてみたい。

 ◇「七・三の構え」

 河野氏は今回、所属する麻生派の麻生太郎会長(現副総裁)らの慎重論を振り切って、出馬に踏み切った。麻生氏は「今はまだ出馬の時期ではない」と諭したが、河野氏は「いや今です」と振り切った。

 河野氏の心象風景を考えると、自分の国民的人気が高い今こそ、河野一族の悲願である首相の座を勝ち取る時期だと判断したのだろう。祖父一郎氏は農相、建設相、副総理格国務相、父洋平氏は副総理・外相、自民党総裁と首相まであと一歩のところで、挫折した。太郎氏には「今回を逃せば、チャンスは巡ってこない」という焦りが色濃くあったと思われる。

 河野氏をコロナ対策でのワクチン担当相に任命した菅前首相の期待感もあり、若手の代表格、小泉進次郎前環境相、国民的人気のある石破茂元幹事長の支持も取り付け、自信満々だったのではないか。

 しかし災いの種は、太郎氏自身の中にあった。「独りよがりで、自意識過剰」「すぐに官僚をどなりつけるパワハラ体質」との批判は、霞が関や経済界で根強くあった。こうした指摘は、祖父の一郎氏の人物評と酷似している。

 太郎氏が模範とすべきだったのは、河野一族でただ一人、目的を成就した太郎氏の大叔父である河野謙三元参院議長の姿勢ではなかったか。謙三氏は一郎氏の弟。1971(昭和46)年、佐藤栄作長期政権を支えた重宗雄三参院議長による「参院の重宗王国」を倒して、参院議長に上り詰めた。

 河野謙三氏は議長として与野党間の対話を重視し、野党に配慮しながら議事運営をするような人だった。野党7、与党3の比重で行けば、参院での強行採決はなくなり、ひいては参院改革につながるとの考えを持っていた。これを「七・三の構え」と呼んだ。

 今回は総裁選であり、与野党間の折衝とは違う。しかし、考えの違う相手の立場をおもんばかる姿勢は、成熟した政治家の資質とみなされるだろう。少し気に食わないと切れたり、しかりとばすようでは、政権運営も国会対策もおぼつかない。

 これに対し、岸田氏は「自分の特技は人の話をよく聞くことだ」とアピール。コロナ禍ですさんだ世相も踏まえ、他人とぎすぎすしやすい河野氏との違いを見せつけた。

 ◇退陣する首相の「後継指名」

 また、総裁選後半の河野氏不振の最大の理由は、9月17日の菅首相(当時)の河野氏への支持表明だったと言えるだろう。菅氏の退陣は、4月の衆参補選での与党連敗、菅氏のお膝元、横浜市長選(8月22日)の惨敗などによって菅氏への反発が強まったからだ。

 自らの失政で辞めていく首相が首相官邸での記者団ぶら下がりで、事実上の後継指名をしたのは、愚の骨頂だったというほかない。今の時代、辞めていく首相が後継指名することは無理がある。

 菅氏とよく似たたたき上げの首相だった田中角栄氏は74(昭和49)年自らの金脈スキャンダルで退陣したが、後年の闇将軍的な姿は見せず、後継については一切言及しなかった。当時の椎名悦三郎自民党副総裁が田中氏の政敵である三木武夫氏を総裁(首相)に指名しても、沈黙を守った。

 菅氏は総裁選の先送り、内閣改造・党役員人事、9月中の衆院解散を策したが、不発に終わり、退陣するのだから、ぐっと耐え忍ぶべきではなかったか。

 菅氏の支持表明、さらには国民的な人気は高くても党内に敵の多い石破氏の河野氏支持は、河野支持の数を急速に減らしたとみて間違いない。麻生氏が河野氏に言ったとされる「政治の世界は足し算が引き算になる」という言葉を地で行ったものと言えるだろう。

7515チバQ:2021/10/10(日) 17:23:51
 ◇岸田氏の人事とは

 総裁となった岸田氏は早速、党役員・閣僚人事に着手し、党の要の幹事長に甘利明党税制調査会長(麻生派)を起用、約9年間、副総理兼財務相の地位にあった麻生氏を党副総裁に充てた。政調会長は総裁選で争いながらも、決選投票では連合を組んだ高市早苗氏を起用、総務会長には衆院当選3回の福田達夫氏を大抜てきした。河野氏は党広報本部長に甘んじた。

 閣僚人事では財務相に麻生氏の義弟、鈴木俊一元環境相(麻生派)、外相は茂木敏充氏(竹下派)、防衛相は岸信夫氏(細田派)の再任、経済産業相は萩生田光一文部科学相(細田派)が横滑り、内閣の要となる官房長官には松野博一氏(細田派)が起用された。

 早速、「安倍・麻生内閣」だという批判が出ているが、現実の総裁選で安倍晋三元首相と麻生氏の影響力が強かったのは事実であり、岸田氏はそれを受け入れたと言える。

 82年11月、当時の自民党田中派の声援で首相に上り詰めた中曽根康弘氏は「田中曽根内閣」と呼ばれるほどの田中派偏重内閣を作り上げた。

 党幹事長は田中派会長の二階堂進氏、官房長官は田中角栄氏の懐刀だった後藤田正晴氏、蔵相(現財務相)には同派のニューリーダーと呼ばれた竹下登氏らを起用、田中氏が刑事訴追されたロッキード事件対策として、無派閥ながら田中氏と極めて親しかった秦野章氏を法相とした。

 実際、組閣の過程で田中派の二階堂氏らが中曽根氏に「いくらなんでもやり過ぎだ。考え直した方がいい」と再考を促したが、中曽根氏は「いや変えません。このまま行きます」と、断固押し切ったという。

 そのうちに中曽根氏は次第に田中氏と距離を置くようになり、田中派内で台頭してきた竹下氏と、竹下氏と親戚関係にあった金丸信氏を重用、田中氏が85年2月に病気で倒れると、最高権力者然として振る舞うようになる。

 岸田氏の場合、総裁選の論功行賞色を強めつつ、老壮青バランスを取り入れる人事をやってのけた。しかもなかなか芸の細かな人事もある。例えば、デジタル・規制改革・行政改革担当相には河野氏の父洋平氏の選挙地盤を引き継いだ牧島かれん氏(衆院当選3回)を充て、河野太郎氏が菅政権で担当していた規制改革、行政改革を引き継がせた。

 こうした岸田内閣の人事が国民に受け入れられるかどうかは、岸田新首相が就任早々直面する衆院選の結果でわかるだろう。

 岸田首相は国会での代表質問の後、衆院を解散、衆院選を10月19日公示、31日投開票の日程で行う方針だ。ゆえに第100代首相(第1次岸田内閣)は必然的に短命である。衆院選で与党(自公)が勝利すれば、改めて特別国会が召集され、岸田氏が再び首相に指名され、第101代首相(第2次岸田内閣)が誕生することになる。

 総裁選、その直後の内閣改造(組閣)から衆院解散までの日数が1カ月以内という事例は佐藤栄作内閣の黒い霧解散の時だ。佐藤首相は66(昭和41)年12月1日の総裁選で再選され、同月2〜3日に党役員人事・内閣改造、同月27日に衆院解散、翌67年1月29日衆院選(自民党は277議席)、2月17日閣僚全員再任で第2次佐藤内閣発足というスケジュールとなった。ちなみに佐藤首相は66年12月の内閣改造・党役員人事で、選挙直前にもかかわらず、幹事長を田中角栄氏から福田赳夫氏に交代させ、内閣の要の官房長官は他派閥(宏池会)の福永健司氏を起用している。岸田首相の場合とよく似ている。【中川佳昭】

7516チバQ:2021/10/10(日) 17:24:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/47b172d5d8ebceb3ea85bda7993569d656c48ea1
金融所得課税見直し 岸田首相「当面触らない」 株価影響を考慮か
10/10(日) 11:59配信
毎日新聞
岸田文雄首相

 岸田文雄首相は10日のフジテレビの番組で、株式譲渡益や配当益に一律20%の税率を課す金融所得課税の見直しについて「当面は触ることは考えていない」と明言した。所得税と異なり、金融取引で得た利益がどれだけ多くても税率が変わらない金融所得課税には「金持ち優遇」と批判があり、岸田首相は国民への分配強化策の一環として税率引き上げの検討を表明してきたが、株式市場や次期衆院選への影響を考慮して軌道修正したとみられる。

【写真】岸田内閣の新閣僚たち

 首相は番組で、経済成長なくして分配強化もないと強調し、賃金の引き上げなどの施策を優先させる考えを示した。「成長がまずあってこその分配だ。私が自民党総裁選で挙げた選択肢の一つ(金融所得課税)が注目を集めて、独り歩きしている」と説明した。

 金融所得課税の強化を巡っては、株式市場への資金流入を鈍らせるとして経済界から懸念が根強い。首相は政権発足以降、株価下落の傾向が続いたことについて「(課税強化を)すぐにやるんじゃないかと誤解が広がっている。仮に私の考え方が影響しているとしたなら、誤解は解かなければいけない」とも語った。【李舜】

7517チバQ:2021/10/10(日) 20:17:29

https://news.yahoo.co.jp/articles/bab01010f9d9f1016623cb8cf91d445be16dd9ee【点描・永田町】菅首相にみる「仕事師」の“けじめ”
10/10(日) 18:31配信


時事通信
首相官邸に入る菅義偉前首相=4日、東京・永田町

メディアジャックが際立った自民党総裁選を横目に、菅義偉首相が退任際まで存在をアピールし続けたことが波紋を広げた。

【図解】内閣支持率の推移

 「辞めていく首相は、『立つ鳥跡を濁さず』の格言通り、淡々と残務処理に徹する」のがこれまでの永田町の“おきて”。しかし、菅首相は退任直前に訪米して日米首脳会談や日米豪印4カ国首脳会談をこなした上、9月28日には新型コロナウイルス対策の核心となる緊急事態宣言などの全面解除を決めた。「次の内閣に負担をかけない」との理由だが、「退任後の影響力保持が狙い」(周辺)との見方も多く、政界だけでなく国民の間でも「仕事師」としての“けじめ”のつけ方に賛否が交錯している。

 1年前、「国民のために働く内閣」を掲げて歴代3位とされる高支持率でスタートした菅政権。携帯電話料金値下げなど身近な改革から、未来を見据えた「2050年カーボンニュートラル」宣言、さらには反対論を押し切っての東京五輪・パラリンピック開催まで、「1年間で成し遂げた仕事は歴代政権以上」(官邸筋)なのは間違いない。にもかかわらず、コロナ禍への拙劣な対応で国民の不信を買い、迫りくる衆院選を前に「菅さんでは選挙に負ける」との自民党内の“ダメ出し”で、「無念の退陣表明に追い込まれた」(自民長老)のが実態だ。 それなのに菅首相は、総裁選が終盤戦を迎えた9月23日から26日まで訪米し、4カ国首脳会談など極めて重要な外交行事をこなし、初対面から馬が合っていたとされるバイデン米大統領とは「政権が変わっても日米関係は揺るぎない」ことを世界にアピールしてみせた。政界やメディアからは「卒業旅行」などとやゆする声が噴き出す一方、「最後まで仕事一筋は立派」(自民幹部)との評価も。しかも、菅首相は後継者が決定する前日の28日に、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の全面解除を決め、「お別れ会見」で自らの指導力を誇示した。
◇「河野氏支持」で総裁選に積極関与
 そもそも、最近の政権移行では、現職首相(総裁)が退陣表明した場合は、総裁選を経て3週間前後で後継者が新政権を発足させてきた。しかし、今回は9月3日の退陣表明から10月4日の新政権発足まで1カ月余の移行期間があり、仕事師を身上とする菅首相は「やるべきことをやるのは当然」(側近)と判断したとみられる。こうした「菅流の身の処し方」の中で、永田町で賛否が渦巻いたのが「菅後継」を目指して総裁選に挑んだ河野太郎氏への支持表明だった。総裁選が告示された9月17日、菅首相は総裁選と並行してワクチン担当をこなす河野氏について「国難の中で大きな成果を挙げてくれた。コロナ対策は継続が極めて大事だ」とあえて河野氏支持を明言し、個別議員にも働き掛けたとされる。

 過去に長期政権を築いた中曽根康弘、小泉純一郎両元首相や安倍晋三前首相は、党内への強い影響力を背景に「後継指名」を実践した。しかし、菅首相のように自らの力不足でわずか1年で退陣表明に追い込まれたのに、総裁選で特定の候補を支持するのは「宰相道に反する行為」(首相経験者)との批判も根強い。このため党内では「手勢を率いて二階派を継承する」「河野政権での院政狙い」などのうがった見方も飛び交った。菅首相自身は最終会見などで次期政権での入閣や菅グループの派閥化を否定した上で、「(退任後も)掲げた政策の実現に取り組んでいきたい」と政治活動への強い意欲を示した。このため、11月衆院選後や来夏の参院選に向けた政局混乱も想定される中、菅首相の退任後の動きが、自民党内の権力闘争とも絡んで、永田町の注目の的となりそうだ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月4日号より】。

7518チバQ:2021/10/11(月) 09:28:35
コタツ記事の香りしかしないけど

https://news.yahoo.co.jp/articles/f5ecadcff57c9b7fb6591958b25578ee1883780d
「二階派が菅派に衣替え」の衝撃 「河野太郎氏の合流」もあるか
10/11(月) 7:05配信
NEWSポストセブン
二階氏はどうなる

 つい最近まで「自民党の最高実力者」と呼ばれて権勢をふるった二階俊博・前幹事長が、総裁選の負け戦と岸田内閣の発足で権力の座から真っ逆さまに転落した。


「次の衆院選に私が立候補するのは当たり前のことだ」──二階氏は総裁選後の10月2日、地元・和歌山で報道陣にそう語って引退を否定した。だが、二階氏の“衆院選出馬”がニュースになるほど、自民党内には依然として引退説が根強い。

「二階さんは82歳、年齢的にみても復権は難しい。選挙準備だけしておいて、総選挙直前に体調を理由に引退を表明、急遽、後継者の三男を出馬させるのではないか」(細田派幹部)との見方もあるほどだ。

 これまでポスト面で“我が世の春”を謳歌してきた二階派は、総裁選の対応で河野支持、高市支持、野田支持に割れた挙げ句、大きな亀裂が入って分裂の危機にある。二階氏が派内でも威信低下を露呈したのは、総裁選前日の同派会合だった。

「対応したくない人は(派閥を)出て行ってもらうよりしょうがないね。ちょっと愚問じゃないかな、こういうプロの世界では」

 そう語って派閥の対応一本化に強い決意を示したものの、河野支持派と高市―岸田連合支持派が反目してまとまらない。その結果、総裁選本番では“二階切り”を掲げて出馬した政敵の岸田文雄氏に二階派からもかなりの票が流れたとみられている。子分たちが勝ち馬に乗ろうと寝返ったのだ。

 岸田内閣の組閣を見ても、二階派から入閣した山口壮・環境相と小林鷹之・経済安全保障担当相はいずれも高市氏の推薦人。「決戦投票で二階派が河野太郎氏に一本化することを防いだ論功行賞」(同前)と見られている。

 二階派ベテラン議員が語る。

「二階さんを支え続けた林幹雄(前幹事長代行)さんくらいは今回の人事で処遇されてもよかったのに、入閣したのは岸田―高市連合に走った2人だけ。二階さんの意向は全く配慮されなかった」

 派閥領袖の力は子分の議員に「ポスト」を配分することで保たれる。総裁選で派内を切り崩され、ポスト配分権も失った二階氏にはもはや派閥を維持する力さえ残っていない。

 注目したいのは二階派の跡目をめぐる動きだ。党内では“負け組派閥の後継者問題など些事”と関心が薄いようだが、ことの成り行き次第では自民党に再び波乱が起きる呼び水になるかもしれない。

7519チバQ:2021/10/11(月) 09:29:13
 二階派の有力な後継者候補の1人が武田良太氏。防災相、総務相を歴任したことで急速に力をつけ、派内で頭角を現わした。総裁選ではまず石破茂氏擁立に動き、石破氏が出馬断念すると河野支持に転じて負け組となったものの、若手に一定の支持がある。

「武田に近い若手議員たちは、派閥を草刈り場にされないために武田を総裁選に担ぎ出そうとしたが、世代交代を怖れた二階会長が野田聖子に推薦人を貸したためにうまくいかなかった。だが、その二階会長は力を失い、重鎮として支えていた最高顧問の伊吹文明(元衆院議長)さんも引退する。いまや派内はバラバラで、このままでは空中分解に向かう。二階会長が派閥を譲らないのであれば、武田は中堅若手を引き連れて派閥を割る決断をするのではないか」(同派中堅)

 注目すべきはその先、武田氏らの受け皿になるとみられているのが菅義偉・前首相のグループなのだ。

 もともと二階氏は「引退後は二階派と菅グループの無派閥議員を合流させ、菅さんに後事を託すつもりだった」(二階側近)とされる。菅氏も二階派議員を人事で厚遇し、それに呼応する姿勢を見せていたが、総裁選前に菅氏が二階氏を幹事長から降ろそうとしたことで2人の関係が悪化、合流構想はご破算になったと見られている。

 しかし、二階派の議員たちにすれば、負け組は人事で干されるうえ、派閥が空中分解すると総選挙でも支援が受けられない。菅氏の側近たちも事情は同じだ。武田氏が菅グループとの合流を目指せば、総選挙前に「菅派」旗揚げ構想が復活する可能性が高い。興味深いのは、それを引き金にもっと大きな「負け組連合」形成につながることだ。

 菅内閣の閣僚経験者が言う。

「岸田総理や安倍さん、麻生さんのやり方は党内に深い恨みを残した。一番、雪辱に燃えているのは強引に総理を引きずりおろされた菅さんだろう。菅派をつくるときは安倍―麻生に切り崩されて存続の危機にある石破派にも合流を呼びかけるだろうし、岸田人事で広報本部長に格下げされて屈辱にまみれた河野太郎や冷や飯組に転落した小泉進次郎とも連携をはかるはずだ」

 二階派分裂という小さな動きが、菅派の結成につながり、それが自民党内に「菅+小石河」という反主流派連合勢力の結成を促す。

 反主流派は議員の勢力では細田派、麻生派、岸田派の主流派には遠く及ばないが、岸田首相より国民の支持が高い河野氏、進次郎氏、石破氏らが党内で生き残る足場ができることが大きい。仮に、10月31日投開票の総選挙で岸田自民党が敗北した場合、攻守逆転する番になるからだ。

 岸田政権で「我が世の春」を謳歌している安倍氏や麻生氏が、菅派結成の動きを「しょせんは負け組互助会」と侮っていると、足を掬われかねない。

7520チバQ:2021/10/11(月) 11:51:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/a515f816ab9cc5294617b2cf4c55f1cf6d7de404
岸田新内閣に「不気味なほど特徴がない」その根本背景
10/11(月) 10:02配信

FRIDAY
堂々たる顔ぶれ!と言いたいところだが…(写真:AFLO)

10月4日にお披露目となった岸田内閣が、さっそく一年前の菅政権と同じフレーズで揶揄されている。


「安倍のいない安倍内閣」

岸田派は46名で、自民党内にある7つの派閥の中で、5番目の勢力だ。中小派閥のトップである岸田氏が総裁選で大勝できたのは、最大派閥の細田派の実質的なリーダーの安倍晋三元総理と、第二派閥の麻生派の麻生太郎副総裁や甘利明幹事長の協力があったからこそだ。

そのため、人事でも細田、麻生、竹下と主要3派閥を優遇した布陣にならざるをえず、結果、新味はゼロに等しくなった。

ただ、総裁選で掲げた「若手の登用」は実行した。

デジタル相に衆院当選3回の牧島かれん氏(44)、経済安全保障相に小林鷹之氏(46)、経済再生・コロナ対策相に山際大志郎氏(53)を抜擢するなど、40代・50代の大臣が6名となった。これは大きな変化だ。

「山際氏は麻生派で甘利氏の右腕的存在。小林氏も二階派ながら、甘利氏の議連の常連です。金融政策は甘利氏の人脈で、彼らを中心に金融課税を実施しそうなことが見えてくると、内閣が発足した2日後の10月5日の日経平均は622円も下げ2万7822円になってしまった」(政治部記者)

自民党役員人事でも若返りが進んだ。衆院当選3回の福田達夫氏(54)を総務会長に抜擢。福田氏は当選3回以下の議員90名が名を連ねる「党風一新の会」の代表世話人だ。同会には河野氏支持者が多く、総裁選では河野陣営と連携して動くかに見えた。

「福田氏がぶら下がりで河野支持を明言し、河野候補もそれに応じる流れができていましたが、総裁選終盤、河野陣営の議員がいくら電話を鳴らしても福田氏は電話に出なくなってしまい、結局支持はうやむやになってしまったようです」(同記者)

7521チバQ:2021/10/11(月) 11:51:25
福田氏は総裁選後、二度とも岸田氏へ投票したことを明かした。総務会長はその行動への論功行賞といえよう。しかし、当初の人事では政策に明るい福田氏を政調会長にするプランだったが、安倍氏が難色を示したという。細田派の参議院議員が解説する。

「達夫さんは安倍さんと距離のある福田康夫元首相の長男で、父を尊敬している。さらに安倍さんと距離のある林芳正元文科相も尊敬する政治家として挙げており、安倍さんからすると肌感覚が合わない。

政調会長は政策・法案を打ち出す要職なので、抜擢されれば、党内外での見せ場がある。目立つ存在になるのは確実です。

その点、総務会長は党の意思決定を行うのが役割で、当選3回では結局追認するだけとなり、見せ場が作れない。なった瞬間が注目のピークともいえる役職だ。安倍さんは達夫さんを見せ場の多い政調会長にはしたくなかったのでしょう」

今回の閣僚人事で再任されたのは、防衛相の岸信夫氏と外務相の茂木敏充氏の2人のみ。言い添えるまでもないが、岸氏は安倍氏の実弟だ。もう一人の茂木氏には、留任に際してのこんな噂がある。

総裁選の最中の9月17日、竹下派の竹下亘会長が食道がんで亡くなった。岸田氏が候補者の中で誰よりも先に弔問に駆けつけたことで、「竹下派は岸田」とまとまった…と言われている。

「弔問に駆けつけるには身内からの連絡がなければ知りえない。その後、茂木さんが、『まっさきに会長に手を合わせたのは誰だ』と岸田支持の雰囲気を作った。そのことがあってかどうか、結果的に茂木さんは留任した」(竹下派記者)

完全に意向を無視されたのが、二階俊博前幹事長が率いる二階派だ。人事案発覚後、二階派からは「岸田だけは許さない」との言葉が飛び交った。彼らにも一応、「最終的には総裁選で岸田支持に方針を変えたのに」という言い分がある。

「二階派の重鎮の伊吹文明さんが、二階会長に対して、『アンタ、何やってるんだ。河野じゃないだろ。岸田をやるんだ』と進言し、土壇場で二階派による岸田大勝の流れをつくるように変わった。『決選投票は岸田で』と言われ、理由を尋ねたら『岸田に流れができた。流れを決めたのは二階派だ、と思わせ、影響力を保つためだ』との説明でした」(二階派衆議院議員)

見え見えの戦略がかえって岸田氏を刺激してしまったのだろうか。結果的に小林氏の他は山口壮氏が環境相で入閣しただけで、二階派によいポジションは回ってこなかったのだ。

12日間の総裁選の最中、水面下では権謀術数が巡らされていたことが、これらの話からも伺えよう。分断から協調へ――そう掲げた岸田新総理。国民がどう受け取ったかはともかく、自民党の中に「なにが協調だ」と漏らしている人々がいることは間違いなさそうだ。

取材・文:岩崎大輔

FRIDAYデジタル

7522チバQ:2021/10/11(月) 23:21:38
半年前の記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/c321df1800f51613fdffd16fd46e09d36a27df9b「二階俊博を『おとっつぁん』と呼ぶ男」菅政権の重要閣僚・武田良太総務相(53)の知られざる素顔
5/6(木) 6:12配信

文春オンライン
総務相・武田良太(左)と武田が「おとっつぁん」と呼ぶ自民・二階俊博党幹事長 ©️共同通信社/©️️️️️️️️️️️️️️️️文藝春秋

「大事なのは、おとっつぁんがどう考えとるか、いうことや」

 父親を意味する「おとっつぁん」という言葉を令和の永田町で使うのは、この人物だけかもしれない。その名は総務相・武田良太(53)。武田が「おとっつぁん」と呼ぶのは自民党幹事長の二階俊博(82)のことだ。


 二階派の一員である武田。もちろん二階を前にしては居住まいをただし、「幹事長」と呼ぶが、自らの配下である若手議員などの前では二階との近さをアピールするためか二階を「おとっつぁん」と呼ぶ。

 二階の威光を背景に、安倍政権において二階派枠で国家公安委員長として初入閣した武田。続く菅政権でも重要ポストの総務相に横滑りした。首相・菅義偉肝いりの携帯電話料金の値下げや、NHK受信料の値下げといった課題に総務相として取り組み、その都度ニュースになっていたから、最近になって武田の知名度は俄然上がった。

 だがその人となりは、世間ではあまり知られていないのが実情だ。昨年から突如としてスポットライトを浴び始めた武田良太とは一体どんな政治家なのか。

永田町で「Tアラート」と呼ばれているのは…
「“Tアラート”が来てしまいました。すみません。ちょっと行かないと……」

 まだコロナ禍になる以前のある夜。二階派の若手議員が、会食の相手にすまなそうにそう言い残して席を中座した。“Tアラート”とは武田からの「飲み」の呼び出しのことだ。二階派若手議員の間では、北朝鮮のミサイル発射の警告「Jアラート」になぞらえて、武田からの呼び出しが“Tアラート”と呼ばれていた。

「コロナ禍以前、武田大臣は毎晩のように若手議員を夜の街に呼び出していました。もちろん代金は全て武田大臣が支払います。そんな席で武田大臣は二階幹事長のことを『おとっつぁん』と呼び、二階幹事長との距離の近さをことさらにアピールしました。

 若手議員を呼び出したところで、何か差し迫って話すべき話題があるわけではありません。しかし、毎晩のように顔を合わせることが大事だと大臣は考えておられるのでしょう。今は自民党と言えど少なくなった面倒見がいい議員と言えます」(自民党関係者)

「二階派に入れば大臣になれる」
 そもそも武田は、昭和の大物政治家の一人で、自民党政調会長などを歴任した田中六助を伯父に持つ名門の家の出。しかしながら、国政を目指した1993年、1996年、2000年の衆院選ではいずれも落選。2003年の衆院選でようやく当選したが、もし93年に当選していれば前首相・安倍晋三と同期だったし、96年に当選していれば現首相・菅と同期だったのだ。当選後も、2005年の郵政選挙では郵政民営化に反対したため、党の公認が得られないなかで選挙を戦わざるを得なかった。苦労人なのである。

「二階派に入れば大臣になれる」

 2014年秋に、第二次安倍政権のもとで二階が自民党総務会長に返り咲いて以来、永田町ではそんな風説が流れ始めた。事実、額賀派(現竹下派)だった今村雅弘や桜田義孝、岸田派だった福井照、石原派だった平沢勝栄らは、みな二階派入会後に初入閣を果たした。

 武田はもともとは元・自民党副総裁の山崎拓が率いる山崎派所属だったが、その後は無派閥議員となり、二階が党総務会長として権勢をふるいだしてほどなく、二階派に入会した。

「武田氏が入閣を目指して二階派入りしたのは、言うまでもないでしょう。ただ当初は、外様で、上昇志向を隠さない武田氏に対し、河村建夫氏以外の二階派幹部の警戒心は強かった。それを察知したのか、武田氏はそれから二階派の若手議員の面倒をよく見るようになったのです」(自民党二階派議員)

7523チバQ:2021/10/11(月) 23:21:56
野党議員から「『古き良き自民党』を体現」と評されたことも
 二階派は、二階のカリスマだけで成り立っているようなもので、幹部が若手議員の面倒を見る文化はあまりなかったという。武田は、そのすき間を埋めるべく若手の面倒を甲斐甲斐しく見た。そのことで派閥幹部、特に二階からの信頼を得ようとしたのだと見られている。

「それだけではないのです。元小泉チルドレンの佐藤ゆかりが二階派入りを希望した際、地元大阪の選挙区の支持者らとの訴訟問題があり、それを片付けない限り入会は認められないという条件がつけられました。それを伝え聞いた武田氏は、佐藤の選挙区の訴訟の当事者と向き合い、あっというまに訴訟問題を片付けたのです。

 また、二階幹事長が可愛がった長崎幸太郎が、2017年の総選挙で落選後に山梨県知事選に立候補した際は、足しげく山梨に通って長崎を応援し、現職知事を打ち倒して、当選に導いたということもありました」(同前)

 4月1日の衆議院本会議では、普段は舌鋒鋭く政権批判することで知られる立憲民主党の本多平直ですら、武田をこう評した。

「今の自民党には少なくなった、野党の立場も一定理解できる『古き良き自民党』を体現している方」

総務省幹部は「武田大臣でよかった」と洩らしたが…
 武田は、次第に二階や二階派幹部の信頼を勝ち取り、2019年に二階派枠で安倍政権の国家公安委員長・防災担当相としてついに初入閣を果たした。

 そんな武田は、2020年秋には、菅政権で総務相という重要閣僚に抜擢された。当初は、携帯電話料金やNHK受信料の引き下げで、脚光を浴びたが、2021年に入ると、総務省の利害関係者にあたる東北新社問題の矢面に立たされる。同社に勤める菅首相の長男らによる総務省幹部への高額接待問題が国会で問題となったのだ。

 役人の問題について責任を背負わされながらも、武田は総務省幹部の過ちを率直に認めて、大臣として詫びた。武田は事務方を責めることなく、むしろ、対応に当たる事務方の負担を心配するなどして、その姿勢は当初、総務省内外から評価されていた。

「総務省は武田大臣でよかった。組閣時に一部で報道されていた河野太郎総務相だったら、総務省内の混乱は目も当てられないほどだったろう」

 総務省幹部の一人はそうつぶやいた。武田の政治家としての、いつもの巧みさが表れていた。

急転直下……武田自身がNTT社長と会食していた
 しかし、ことは直線的には進まない。今度は武田自身が、総務相就任後に、総務省の利害関係者の筆頭ともいえるNTT社長と会食していた問題が、「週刊文春」で報道されるに至った(3月25日号「武田総務大臣もNTT社長と会食していた」)。

 自らにも疑惑の目が向けられ、国会でも連日批判される武田。翌年度予算案審議の舞台が参議院に移るころには、いつもの余裕はなくなった。

「国民の疑念を招く会食はしていません」

 NTTとの会食の有無を問われた武田は、会食の有無を明言せず、国会答弁では、ひたすら定型句を繰り返すようになった。

不仲の麻生太郎は「仲が良くないので黙っておきました」
 当然、野党は武田の答弁に対し、日増しに批判のボルテージを上げるが、武田への批判は閣内からも飛び出した。

「何回も(同じ答弁を)言っているので、まあこんなのをテレビで見ていたら、どういうふうにとられるのだろうなあと思いながら、武田にちょっと言おうかなと思ったんですけど。あんまり仲が良くないので黙っておきました」

 3月16日、総務相たる武田に対し、閣内にありながら国会答弁で歯に衣着せぬ批判を浴びせたのは副総理兼財務相の麻生太郎だ。自民党福岡県連の主導権をめぐって長年不仲で知られる二人だが、麻生は野党・前原誠司からの質問に対して、武田の答弁ぶりを閣内から批判してみせた。

7524チバQ:2021/10/11(月) 23:22:08
猜疑心を隠さず「俺には情報は全部入ってくるんだ」
「精神的に追い込まれたのか、この頃の武田さんは恨み節を口にすることもあり、“菅政権を中心的に支える政権幹部の一人”について、不平を言っています。猜疑心を隠さず、『俺には情報は全部入ってくるんだ』とも言っていました」(別の自民党関係者)

 そんな武田の気質は、以前も現れたことがあった。自らに降りかかった疑惑を、番記者に釈明させたのだ。

「その一端が垣間見えたのが、2020年7月に週刊文春が報じた『記者との飲み会疑惑』にまつわる対応です(7月23日号「武田防災大臣 豪雨被害の最中に“記者と飲み会”疑惑を聞くと……」)。

 文春の記者が疑惑について武田氏に電話で直撃取材した直後、なぜかNHKの二階派担当記者から文春記者へ電話があり、疑惑について釈明したのです。ここに武田氏の人品骨柄が表れているのではないでしょうか。この一件は永田町関係者の間でもウワサになりましたよ」(同前)

 菅政権の中でも期待値の高い大臣の一人である武田。だが、彼がいかなる政治家なのか、その仕事ぶりとともに、その人物評についても取材を深めていきたい。政治は理屈ではなく、それを動かす政治家の人間性が左右するものだからである。(敬称略)

赤坂 春鷹/Webオリジナル(特集班)

7525チバQ:2021/10/12(火) 11:25:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/137e93161785e1630cb3300a1e70e573418bfb65
岸田派VS二階派VS麻生派VS石破派「仁義なき」自民党の公認争い【西日本編】〈dot.〉
10/12(火) 11:12配信


AERA dot.
地元の会合で目もあわせない河村建夫元官房長案(左)と林芳正元農相(C)朝日新聞社

 自民党は10月11日、第一次公認候補を発表した。だが、公認争いで保守分裂に発展している山口3区、長崎4区、徳島1区、福岡5区などの選挙区では結論が先送りとなった。西日本での「仁義なき」公認争いをルポする。


 現在、参院山口県選挙区の補欠選挙の真っ只中の山口3区。自民党は参院比例区選出だった北村経夫氏を擁立する。だが、10月7日の選挙戦初日は不穏な空気に包まれたという。

 北村氏の出陣式に公認争いをしている二階派で現職の河村建夫元官房長官と参院から鞍替えの岸田派・林芳正元農相がともに挨拶に立ったのだ。

「衆院選の日程も決まり、公認争いも佳境でどうなるかとハラハラでした。お互い目も合わせずそっぽ向いたままでしたよ」(自民党の県議)

 長崎4区では現職の北村誠吾前地方創生担当相(岸田派)ではなく、前県議会議長で県議の瀬川光之氏を地元県連が公認候補としての推薦を党本部に求めたことで、騒動となっている。

 地元県議によると、県連での投票で瀬川氏が北村氏より上回ったことと、「大臣時代のあまりに情け無い答弁は県民の不評を買っている」との理由だという。

 北村氏は「現職優先」だとして公認されるべきと主張したが、第一次公認では名前は発表されなかった。

 北村氏が岸田派に属しているので陣営は「岸田首相になったので、現職優先という原則から県連決定は覆るはず」と強気を崩さない。

 一方、高知2区は現職の山本有二元農相(石破派)の地盤だが、前高知県知事、尾崎正直氏(二階派推薦)が公認に決定した。

「山本氏が対応を県連に一任したことが大きい。二階氏が幹事長時代に尾崎氏の出馬を宣言していたので、あまり揉めなかった」(二階派の国会議員)

 10月19日スタートの衆院選まであとわずかだ。岸田文雄新首相のデビュー戦でもある。岸田派の国会議員がこう内情を語る。

「まだ就任したばかりで、国会もある中、正直、頭を悩ませています」


いくつもの小選挙区で未だに候補者調整がつかず、保守分裂となっているからだ。その中で注目されるのが、徳島1区だ。

 今年5月、自民党徳島県連幹部たちは党本部に7回当選の後藤田正純衆院議員(石破派)を衆院選では「非公認」とするように要請する「申し入れ書」を提出した。

◆後藤田氏に「堪忍袋の緒が切れた」と県連

「申し入れ書」では、後藤田氏の言動に「堪忍袋の緒が切れた」として公認しないようにと訴えている。そこには、自民党の徳島県議23人の手書き署名もついていた。

「今もって、申し入れ書の回答が党本部から来ません。どうなっているのか」

 地元の自民党県議は憤懣やるかたない口調でこう語る。逆に自民党本部も対応に苦慮しているようだ。

 しかし、県連が推していた徳島県の飯泉嘉門知事は10月1日、次期衆院選に徳島1区から出馬しないと県議会で表明した。

 飯泉氏の出馬が有力視されていたことも徳島県連の「後藤田おろし」の背景にあったという。

「飯泉氏が出るものとばかり思っていた。その時、自民党に推薦願もくるので、どう対応すればいいのか、と考えていたのですが…」(自民党幹部)

 地元の世論調査では、後藤田氏と無所属で出馬する仁木博文元衆院議員の支持ポイントはほぼ横並びだが、飯泉氏はやや下回っていたという。

「飯泉氏は9月末まで『衆院選に出馬予定』と周囲に挨拶をしていた。それが自民党県議団から世論調査の数字などの説明を聞いて断念となった。世論調査で差はあるが、自民県連が一丸になればまだひっくり返せる数字だった。ポスターの撮影までしていたそうですよ。それが出馬断念でますます混乱しています」(前出・自民党県議)

 県連からNOを突き付けられている後藤田氏だが、自民党県連との対立についてこう訴えている。

「自分のことを考えたら(地元の)政治家と仲よくした方がいい。見て見ぬふり、長いものに巻かれたらいい。しかし、私は県民、国民のために政治をやっている」

7526チバQ:2021/10/12(火) 11:25:56
今回は飯泉氏が出馬せず、後藤田氏が公認された。だが、情勢は過去2回、後藤田氏は仁木氏に勝利しているが、世論調査ではほぼ互角。

「仁木氏は医師で、自分のクリニックではコロナのワクチン接種をしていることで評判がいい。世論調査にあるように、今回は互角の戦いで後藤田氏も厳しい。しかし、県議は誰も後藤田氏の応援はしませんよ」(前出・自民党県議)

◆福岡5区は麻生派VS岸田派 紙爆弾が飛び交う

福岡5区は原田義昭元環境相(麻生派)が9期目を目指す。しかし、待ったをかけているのが、福岡県議会議長の経験もある、栗原渉県議だ。

 原田氏は現職優先だと、立候補の構えを崩していない。一方、地元の自民党支部は栗原氏を推しており、混沌としている。

「岸田首相となったことで、ますます混乱しています」

 地元の自民党県議はこう打ち明ける。原田氏は麻生派で、甘利明幹事長となったことで公認が得られると見込む。だが、栗原氏は若い時から太田誠一元農相と秘書となり、県議へと歩んだ。太田氏は岸田派、宏池会の会長代行まで務めたこともあり、栗原氏は岸田派の支援を得ている。岸田派と麻生派の代理戦争の様相を呈しているのだ。

 原田氏は支援団体に向けて、<自由民主党としても、すでに「公認」の決定を頂いており、私もその責任と誇りの上であらゆる努力を傾注している>と見解を述べた。

「岸田首相誕生に大きく貢献した麻生派から甘利氏が幹事長。現職優先ですし、うちの公認はゆるぎない」(原田陣営の地方議員)

 だが、栗原氏もあきらめていない。選挙戦に向けて決起大会も準備。地元の関係者には<私の決意>という書面を発送した。

<私は国と福岡5区の課題に対し、皆さまと一緒に取り組ませていただきたい。その一心で国政参画を「決意」しました>(栗原氏文書より)

「岸田首相となったから、期待している。事実、地元では福岡5区にある7つの支部のうち5つが栗原氏の推薦を決めている。地元の声を必ずや岸田首相は聞いてくれるはず」(栗原氏陣営)

 そんな中、地元では原田氏、栗原氏を中傷するチラシや記事がまかれるようになった。

「福岡5区は紙爆弾が飛び交い大変だ。岸田首相と麻生氏のトップ同士で話し合ってもらうしかない。ただ今回は総裁選直後とあって、世話になった麻生氏に岸田氏が譲る可能性もある」(自民党幹部)

◆大阪3区は自民VS公明VS維新に?

 大阪3区では政権与党の自民党と公明党に亀裂が入りかねない状況だ。公明党の現職、佐藤茂樹氏の地盤に自民党の元府議で大阪市長選にも出馬した、柳本顕氏が無所属で出馬表明したのだ。

 柳本氏は自民党大阪市議団の幹事長も経験し、大阪都構想に真っ向から反対してきた。だが、公明党は山口那津男代表が大阪入りまでして、大阪都構想を支援。そのしこりが残る。

 また、柳本氏は2019年の参院選に大阪選挙区から自民党公認で国政進出が決まっていた。だが、大阪都構想の是非をめぐる大阪府知事と大阪市長のダブル選挙が行われ、柳本氏は大阪市長選挙に立候補。敗れたことで、国政への道が断たれた。

「柳本氏は今も大阪都構想のことを蒸し返すがもう終わった話です。大阪都構想も否決されてしまった。なぜ、選挙直前に出馬なんて言い出すのか理解できません」

 公明党の幹部はこう怪訝そうに話す。自民党の大阪選出の国会議員は内情を打ち明ける。

「当初、柳本氏は10月8日に出馬会見を設定。それを党幹部が説得して待ったをかけた。柳本氏が言うことも理解できるが、自民党と公明党は政権与党です。特に大阪は日本維新の会の力が強く、自民党も公明党も厳しい状況。柳本氏が無所属でも出馬となれば、公明党から猛反発をくらい政権与党で共倒れ、維新を利することになる」

 まだ大阪3区には柳本氏の<国を動かす大阪の底力 新起動>というポスターが複数の場所で貼られている。

「柳本氏は打倒維新のために火中の栗を拾ってくれたのは事実。ただ、自公政権の枠組みをはみ出すようなことは考え直してほしい。今、比例もしくは来年の参院選で処遇することで調整しているそうだ。なんとか聞き入れてほしい」(自民党幹部)

 自民党の「仁義なき公認争い」の結末はいかに。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7527チバQ:2021/10/12(火) 11:34:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/c394bd383d9b5da98f8d818d4145522599c9a9f5
財務次官の「バラマキ批判」寄稿が波紋、与党内には不快感示す声も…首相は静観
10/12(火) 0:33配信

読売新聞オンライン
 財務省の矢野康治次官が8日発売の月刊誌「文芸春秋」に衆院選や自民党総裁選を巡る経済対策などの論争について、「バラマキ合戦」と寄稿したことが波紋を広げている。岸田首相らは静観しているものの、衆院選を直前に控える中の財務省事務方トップの異例の発信に、与党内からは不快感を示す声も出ている。

 「議論として、色んな考え方、意見は当然あっていい。いったん方向が決まったら、しっかりと協力してもらわなければならない」

 首相は10日のフジテレビの番組でこう述べた。松野官房長官も11日の記者会見で「財政健全化に向けた一般的な政策論について私的な意見を述べたものだ」と受け流した。

 4日に発足した岸田内閣は、新型コロナウイルス禍で「必要な財政支出はちゅうちょなく行う」と訴え、衆院選後にまとめる経済対策で、事業者や子育て世帯などに給付金を支給する方針を打ち出している。矢野氏の寄稿は、これら衆院選のアピール材料に冷や水を浴びせた形となった。

 矢野氏は寄稿で、日本の財政状況を「(沈没した英国の豪華客船)タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなもの」と表現し、将来的な財政破綻に警鐘を鳴らした。首相が総裁選で掲げた「数十兆円規模の経済対策」にも触れ、「まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話ばかりが聞こえてくる」と指摘した。

 矢野氏は主税、主計両局長を歴任した後、今年7月に一橋大出身者として初めて財務次官に就任した。12〜15年には、当時官房長官だった菅前首相の秘書官も務めた。省内きっての厳格な財政再建論者として知られ、「政治家が相手でも直言できる人物」と評される。

 自民党の高市政調会長は10日のNHKの番組で「大変失礼な言い方だ。基礎的な財政収支にこだわって本当に困っている方を助けない。これほどばかげた話はない」と批判した。自らの政権で積極財政を唱えてきた安倍元首相も「あの論文は間違っている」と周辺に語った。

 公明党の山口代表は「財政を維持する観点からの一つの見識だ」と理解を示す一方で、高校3年生まで10万円相当を給付する同党の衆院選公約に関して「財源の制約も考え、配慮している」と反論した。

 財務省内の反応は様々だ。「堂々と名前を出して厳しい財政の現状を訴えた」と評価する声がある一方、「なぜ、衆院選を前に混乱を招くような行動を取るのか」と、異例の発信に首をかしげる者もいる。

 自民党幹部は「政府内で主張すればいい話だ。対外的に発信すれば、政権の統治能力が疑われる。役人ののりをこえている」と指摘した。

7528チバQ:2021/10/13(水) 08:16:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/298f46047526e8ce19b8fe6c5946b3c26ce015a1
自民公約「党高政低」浮き彫り 「岸田カラー」薄く
10/13(水) 7:12配信


時事通信
記者会見で衆院選公約を発表する自民党の高市早苗政調会長=12日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党は12日、衆院選公約を発表した。

 岸田文雄首相が党総裁選で掲げた「デジタル田園都市国家構想」などを盛り込む一方、抜け落ちた目玉政策も少なくなく、「岸田カラーが薄い」との声が漏れる。作成過程を通じて、政府と党の力関係が安倍・菅政権時代の「政高党低」から「党高政低」に変化しつつあることも浮き彫りとなった。

【図解】岸田首相の所信表明演説ポイント

 「公約はあくまでも党としての公約だ。抜けているものも多少あると思うが、内閣でしっかりと進めて(もらえばいい)」。自民党の高市早苗政調会長は12日、公約発表の記者会見で、首相の総裁選公約を完全には採り入れていないと認めた。

 党公約は首相が訴える「新時代共創内閣」を反映し、「新しい時代を皆さんとともに」がキャッチフレーズだ。首相の総裁選公約に沿って「新しい資本主義で分厚い中間層を再構築する」と宣言。具体策として、賃上げに積極的な企業への税制支援や看護師や介護士らの所得向上を明記した。

 しかし、首相自身が発言を後退させた「令和版所得倍増」や金融所得課税見直しだけではなく、分配政策の柱に据えた子育て世帯の住居費・教育費支援が脱落。健康危機管理庁創設や科学技術顧問設置も盛り込まれなかった。党内の根強い反発を受け、役員任期の3年制限を柱とする党改革も完全に抜け落ちた。

 一方、公約では高市氏や安倍晋三元首相が主張する保守的な政策が目立った。高市氏の持論である「危機管理投資・成長投資」を冒頭に掲げ、核融合開発の推進を明記。敵基地攻撃能力の保有を含めた抑止力向上も記した。憲法改正に関しては「時代の要請に応えられる憲法を制定するために力を尽くす」とした。

 党関係者によると、公約の作成過程では首相官邸と党の間で激しいせめぎ合いがあった。公約策定に当たった党政務調査会には、古屋圭司会長代行ら保守系議員が多い。首相に近い官邸幹部が素案に「赤ペン」を入れて党に戻すと、政調幹部が「出入り禁止だ」と激高する場面もあったという。

 党高政低への変化をうかがわせるのは公約だけではない。副大臣・政務官人事には甘利明幹事長が大きな影響力を及ぼしたとされる。首相に近い閣僚経験者の一人は「甘利氏、高市氏、安倍氏が力を持ち、首相は単なるお飾りになりかねない」と懸念を漏らした。

 高市氏は12日の記者会見で、衆院選公約にない政策は内閣として推進すればいいと指摘しつつ、首相にこうくぎを刺すのも忘れなかった。「内閣で進める前には、自民党でしっかりと徹底的に審査を行わせてもらう」。

7529とはずがたり:2021/10/14(木) 08:54:12

解散権は岸田が行使した(日程を1週間前倒しにした)が,人事権も政策決定権もないやん。

自民、公約の夫婦別姓検討を削除
慎重派に配慮か
https://nordot.app/820627586070626304?c=39550187727945729
2021/10/12 21:00 (JST)10/12 21:17 (JST)updated
c 一般社団法人共同通信社

 自民党が12日に発表した衆院選公約の政策集で、選択的夫婦別姓制度を巡り、原案に記されていた「夫婦の氏に関する具体的な制度のあり方についてさらなる検討を進める」との一文が削除された。制度導入を巡っては党内で意見の隔たりが大きく、慎重派に配慮した可能性がある。

 高市早苗政調会長は記者会見で「公約が後退したわけでは決してない」と強調。旧姓を通称として使用拡大する考えを重ねて示した上で「国民の間にさまざまな議論がある。納得感を得られるよう丁寧に議論したい」と語った。

岸田首相、金融所得課税「当面触ること考えていない」 成長と分配好循環は「まず成長」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/136027
2021年10月10日 19時01分

 岸田文雄首相は10日、株式売却益など金融所得への課税強化を先送りする意向を自民党本部で記者団に示した。これに先立つフジテレビ番組では、金融所得課税を「当面は触ることは考えていない」と明言。自民党総裁選では格差是正策の検討課題としていたが、株価の下落傾向や投資の冷え込み懸念を踏まえ、衆院選(19日公示、31日投開票)を前に軌道修正した格好だ。成長と分配の好循環に関し「成長なくして分配はない。まず成長をしっかり考えていく」と強調した。
 首相は4日の就任記者会見で、具体的な分配政策として「金融所得課税(の見直し)も考えてみる必要がある。さまざまな選択肢の一つ」と説明。総裁選の論戦でも、富裕層を含めて一律20%の税率を見直すことに前向きな見解を示していた。
 10日は党本部で記者団の質問に答え「分配政策の順番を考えた場合、まずは賃上げ税制、下請け対策、看護・介護・保育の公的価格の見直しから始めるべきだ」と述べた。番組では「そこばかり注目され、すぐやるんじゃないかとの誤解が広がっている。金融所得課税を考える前に行うことはいっぱいあると言っていた」と釈明した。(共同)

岸田首相「成長なくして分配はない」成長戦略優先の考え示す
[2021年10月10日11時58分]
https://www.nikkansports.com/general/news/202110100000353.html

岸田文雄首相は10日のフジテレビ番組で、自身が掲げる「成長と分配の好循環」に関し「成長なくして分配はない。まず成長をしっかり考えていく」と述べ、成長戦略に優先して取り組む考えを示した。分配の財源に掲げる株式売却益などの金融所得課税強化について「当面は触ることは考えていない」と明言した。

衆院選(19日公示、31日投開票)をにらみ、株価下落や投資の冷え込みといった経済の先行き不安を回避する狙いがあるとみられる。

労働者の給与を引き上げた企業に対する優遇税制を推進する考えを重ねて表明。柔軟な働き方を可能にするセーフティーネット(安全網)の整備や正規と非正規の格差対策を実施した上で、労働市場の規制緩和に着手する考えも示した。(共同)

7530チバQ:2021/10/14(木) 10:13:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d71d638a045442f10a576e97d959589ae587d483
「健康危機管理庁」トーンダウン 宙に浮くコロナ司令塔 政府
10/14(木) 7:13配信

時事通信
自民党総裁選に出馬し、新型コロナウイルス感染症対策の「岸田4本柱」を発表した岸田文雄氏=9月2日、衆院議員会館

 岸田文雄首相が先の自民党総裁選で掲げた「健康危機管理庁」設置の見通しが不透明になってきた。

 感染症対策の司令塔と銘打つものの、具体像はほとんど明らかになっていない。既存の府省庁との役割分担など課題は多く、政府内では早くも「中長期的な課題と位置付けるべきだ」との声が出ている。

 「これまでの対応を分析し、司令塔機能などを抜本的に強化する」。首相は8日の所信表明演説でこう述べつつも「健康危機管理庁」設置には触れなかった。松野博一官房長官は12日の記者会見で改めて設置方針について問われ、「所信表明の中では明確に述べていない」とトーンダウンした。

 「健康危機管理庁」は総裁選での首相の目玉公約。今年に入り新型コロナウイルスの感染再拡大で自宅療養の患者が死亡する事例が続出。政府や自治体、医療機関の連携不足も要因との指摘が出ており、当初は担当閣僚が地方を含めた感染症対応を統括することをイメージしていた。

 ただ、設置に向けたハードルは低くない。病床確保や都道府県との調整、緊急時の行動制限の検討といった役割は各省庁にまたがる。今回の新型コロナ対応以外の業務も担っていることから、強引に統合すれば行政機能に支障が及ぶ可能性がある。一方で、「一から組織をつくるのは人材確保を含め非現実的」(政府関係者)だ。こうした事情を背景に、衆院選の自民党公約でも「健康危機管理庁」設置の明記は見送られた。

 今月以降、新型コロナ感染の減少傾向は顕著だが、冬場にかけて再拡大するとの懸念は根強い。内閣官房幹部は「当面は事前の病床確保などに努めて『第6波』に備える。組織論はじっくり検討した方がいい」と語った。

7531チバQ:2021/10/14(木) 21:18:28
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021101300014.html
岸田政権を短命化させる「三つの鬼門」 “クーデター”、冷や飯組、選挙ラッシュ
2021/10/14 07:00AERA dot.

岸田政権を短命化させる「三つの鬼門」 “クーデター”、冷や飯組、選挙ラッシュ

新しく首相に就任した岸田文雄氏 (c)朝日新聞社

(AERA dot.)

 総選挙1週間前倒しという奇襲で先手を打った岸田文雄新政権に、早くも暗雲が漂う。財務省は政権に反旗を翻し、冷や飯組は反転攻勢を狙う。さらに国政選挙が訪れる。三つの「鬼門」を突破できなければ、岸田内閣は短命に終わる。

*  *  *

 岸田文雄新首相の“初陣”は、上々のようだ。

 岸田政権初の国政選挙となる参院静岡・山口両選挙区の補欠選挙(10月24日投開票)が7日に告示された。衆院選(19日公示、31日投開票)の前哨戦という位置づけで、与野党ともに初日から大物政治家が応援に駆け付けた。岸田氏も静岡入りし、首相就任後初の街頭演説でこう訴えた。

「この選挙で岸田に任せるかどうかをご判断いただかなければなりません!」

 朝日新聞の世論調査では、岸田内閣の支持率は45%。1年前の菅義偉内閣発足時の65%に比べると低調なスタートだが、菅首相の退陣表明前の28%からは大きく回復した。党内では楽観的な見方が広がる。岸田氏周辺は言う。

「参院補選静岡選挙区の情勢調査は、野党候補の分裂もあって自民候補が野党候補に20ポイント近くの差をつけて圧勝の勢い。自民王国の山口も勝てるだろう。参院補選で2勝できそうなのは大きい」

 選挙に勝てば政権の求心力は高まる。だが、順調な船出の裏で、岸田政権を短命化させる“鬼門”も見え始めている。

 党総裁選では、岸田氏は数十兆円規模の財政出動を公約に掲げた。補正予算の審議が始まるのは衆院選後だが、「20兆〜30兆円あたりのイメージ」(岸田派幹部)だという。

 これに政府内で公然とかみついた人物がいる。財務省の矢野康治事務次官だ。

 矢野氏は月刊誌「文藝春秋」11月号に寄稿した論文で、党総裁選などで繰り広げられた経済政策を念頭に「バラマキ合戦のよう」と批判。財政再建をしなければ「将来必ず、財政が破綻(はたん)するか、大きな負担が国民にのしかかってきます」と警告した。

 現役の事務次官が、政権の政策に異論を唱える論文を公表するのは異例だ。だが、矢野氏の寄稿について、鈴木俊一財務相は8日の閣議後の記者会見で「問題だという思いは持っていない」と述べるにとどめた。財務省からの“クーデター”に、お墨付きを与えた形だ。

 矢野氏は、18年に森友学園問題に関連して財務省の公文書改ざんが発覚した時の官房長だった。論文でも当時について「あの恥辱を忘れたことはありません」と回想。その上で「(政権には)『勇気をもって意見具申』せねばならない」と書いている。

 アベノミクスの「生みの親」の一人で、安倍政権で内閣官房参与を務めた本田悦朗・前駐スイス大使は、矢野氏が主張する財政再建論は「政策を誤った方向に誘導する危険性がある」と指摘する。

「新型コロナウイルスの影響で、2020年の日本の国内総生産(GDP)は4.8%減という異常な状態です。たしかに、アベノミクスで長期金利をゼロ近くに固定したことで金融政策の効果は弱くなっているが、財政出動の効果は高まっている」

 財務省が狙うコロナ禍の緊縮財政に、本田氏はこう警告する。

「コロナの終わりが見え始めて消費が回復しようとしている時に、緊縮財政でブレーキを踏むことはしてはならない。今こそ、財政と金融を一体的に活用して経済の苦境を乗り切り、デフレを脱却し、持続的な成長につなげるべきです。経済成長なくして財政健全化は不可能。矢野氏の論文は基本的な誤りが多く、国民に誤解を与えるものです」

7532チバQ:2021/10/14(木) 21:18:46
「最強」官庁からの宣戦布告に、岸田氏はどう対決するのか。政権の命運を占う戦いが、衆院選後に始まる。

 総裁選では「冷や飯」という言葉が流行語になった。敗れた者は人事で痛い目にあう。それが永田町のルールだ。

 決選投票で敗れた河野太郎氏が、党広報本部長という「格下げ人事」を食らったのが象徴的な例だが、なかには冷や飯すら与えられなかった人もいる。

 菅政権では、閣僚と民間人の有識者が参加する「成長戦略会議」が経済政策の決定に強い影響力を持っていた。その中心となっていたのが、民間人有識者に名を連ねていたパソナグループの竹中平蔵会長や小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長らだ。

 だが、岸田氏は同会議を廃止。竹中氏に近い慶応大の岸博幸教授も、内閣官房参与を退任した。国土交通省関係者は言う。

「竹中氏は関西空港などの運営を手がけるオリックス社の社外取締役を務めていますが、同会議では、羽田・成田の両空港を統合し、所有権は国などに残したうえで長期間の運営権を民間に売却する『コンセッション方式』の導入を主張していました。その計画も、岸田政権の誕生で消える可能性が出てきました」

 利害関係者である竹中氏が同会議で空港政策について発言していることに、批判も出ていた。政府関係者は言う。

「羽田と成田の運営権を民間企業が受託すれば、巨額の利益が出ます。同会議では、空港という社会インフラをどう運営するかというのではなく、ビジネスとしていかに空港運営がもうかるかという議論が多かった。確実に利益の出る空港のコンセッションだけが狙われていました」

 与党内では、竹中氏が政権の中枢から去ったことを歓迎する声も多い。ある自民党中堅議員は「選挙を経た国会議員でもない民間人が、政策決定に持つ影響力が大きすぎた」と話す。

 ただ、このままで終わるとは限らない。

「規制改革は巨大なカネが動くビッグビジネスの側面もある。規制改革を求めて政治家に巨額の寄付をしている民間人もたくさんいる。今回、政権の中枢から外された規制改革推進派は、いずれ巻き返しを狙うだろう」(前出の政府関係者)

 こういった抵抗をはね返すには、政権の求心力を保つことが重要だ。それにはまずは選挙で勝つことが重要となる。政治ジャーナリストの田中良紹氏は言う。

「菅内閣が退陣したことで有権者の受け止め方が変わり、次の衆院選で与党が過半数割れする可能性はかなり低くなった。ただ、来年7月には参院選がある。それが本当の意味での決戦です」

 仮に参院選で立憲民主党などの野党が大きく勝利し、与野党の議席数が逆転すれば「ねじれ国会」になる。岸田政権は国会運営の主導権を失い、レームダックに陥る。そうなれば短命政権で終わる。自民関係者も「来年の参院選が岸田政権にとって『鬼門』になる」と見る。派手な立ち振る舞いを好まない岸田氏にとって、選挙こそが最大のリスクだ。

 とはいっても、現時点では野党が政権短命化を招くほどの脅威にはなっていないのも事実だ。

 次期衆院選の公示日は19日だが、立憲と共産党はまだ70程度の小選挙区で競合している。さらに、立憲の枝野幸男代表の不人気ぶりも顕著になっている。

 埼玉大の松本正生名誉教授(政治意識論)が、東京都議選があった7月に実施した調査によると、立憲支持者の約61%は60歳以上だという。これは、自民の38%に比べてはるかに高い数字だ。前出の田中氏は言う。

「今の若い世代は、政治に関心が出始めた年頃に民主党政権の失敗を経験しています。にもかかわらず、枝野氏をはじめ、野党幹部は民主党政権の中枢にいた人たちばかり。それが続く限り、若い人たちは野党に投票する気にはならないのではないか」

 岸田政権を短命に導くリスクの中で、実は、野党の存在こそが岸田氏の最大の味方なのかもしれない。選挙に奔走する自民党議員の秘書は、こんな本音を漏らした。

「枝野さんが『野党の顔』で居続けてくれることはありがたいよ」

(本誌・西岡千史/AERA dot.編集部・今西憲之)

※週刊朝日  2021年10月22日号

7533チバQ:2021/10/15(金) 07:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6f6284ac696f4a77cc8f48a5e3c677baa73621f
政府高官も「青天の霹靂」、「最速選挙」決断の舞台裏…首相「最後は自分一人で決めた」
10/15(金) 5:00配信
読売新聞オンライン
 衆院が14日に解散され、31日の衆院選投開票に向け、決戦の火ぶたが切られた。岸田首相は「11月7日投開票」案との間で揺れ動きつつ、「最速日程」を決断した。舞台裏を検証する。


■充実感
(写真:読売新聞)

 「11日間、大変濃密なスケジュールだった。しかし、不思議と疲れを感じていないし、気持ちは大変充実している」

 岸田氏は14日朝、首相官邸で記者団に対し、首相就任以来の日々をこう振り返った。首相周辺は「4日の内閣発足と同時に意表を突く選挙日程を打ち出し、決断力を示せたことが充実感につながっている」と解説する。

 首相就任前日の3日夜、岸田氏は自民党本部で、官房副長官に内定した木原誠二衆院議員、首相秘書官への就任が決まっていた嶋田隆・元経済産業次官らと選挙日程について協議した。主要20か国・地域(G20)首脳会議(10月30〜31日)などとの兼ね合いが議論され、その時点では11月7日投開票が軸となった。

 「11月14日」案や、「選挙準備がぎりぎり間に合う日程」として「10月31日」案も話題に挙がったが、出席者の一人は「31日は早すぎ、14日は遅すぎる。基本は7日案しかないという感じだった」と明かす。

 ただ、そこでは結論は出ず、持ち帰った岸田氏が31日投開票を最終的に選んだ。岸田氏は「色んな意見を聞いて、最後は自分一人で決めた」と周囲に語る。「4日朝に31日投開票を初めて知らされ、青天の霹靂(へきれき)だった」。岸田氏に近い政府高官は振り返る。

■伏線
 岸田氏の決断には伏線があった。

 9月29日、自民党総裁選で勝利を収めたばかりの岸田氏は、党本部総裁室で森山裕国会対策委員長らと向き合った。森山氏は10月21日の衆院議員任期満了から投開票日までの時間は短くすべきだとして、「31日投開票も選択肢の一つだ」と伝えた。「解散から公示まで時間がないと準備が大変ではないか」。岸田氏が尋ねると、森山氏は「就任記者会見で前もって選挙日程に触れれば、問題ありません」と応じた。

 森山氏の助言通り、岸田氏は4日の記者会見で衆院解散や衆院選の日程を表明。地方自治体などは19日の公示までに準備を進める余裕が生まれた。

 選挙日程の前倒しは、内閣発足の勢いを維持する狙いがある。自民党が今月上旬に行った情勢調査では、獲得議席数は250程度(現有276)。逆風が強かった菅内閣末期の調査よりも、十数程度改善した。

 しかし、自民党内では「旋風、熱風なき選挙で盛り上がりに欠ける」(閣僚経験者)との警戒感が強い。新たな調査でも計40議席が当落線上にあり、岸田氏の「賭け」が成功するかどうかは予断を許さないのが実情だ。

7534チバQ:2021/10/15(金) 07:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3fa2f9c374d550c9f90830292de2d9b2289333e
河村氏 小選挙区出馬を断念、山口3区で林氏との公認争い敗れ…政府関係者「二階派崩壊の始まり」
10/15(金) 5:30配信

スポニチアネックス
山口区の選挙区事情

 ◇衆院選2021 19日公示、31日投開票

 山口3区で11期目の当選を目指していた二階派会長代行の河村建夫元官房長官(78)。首相の座を目指し参院議員を辞職、鞍替え出馬する岸田派座長の林芳正元文部科学相(60)との激しい公認争いに敗れた。解散当日に、重鎮議員が小選挙区での出馬断念の意向を固めたと伝えられる異例の事態となった。


 将来的に秘書で長男の建一氏(45)に地盤を継ぐため、「命を懸けた最後の戦い」として3区公認死守へ強い覚悟で臨んできた河村氏。事務所の数を増やしたほか、選挙区内をこまめに回る「どぶ板」活動も展開。異例とも言える「つじ立ち」まで決行した。

 力の入れようは二階派会長の二階俊博前幹事長も同様。林氏が鞍替えの意向を固めたと報じられた直後の昨秋、山口県宇部市で開かれた河村氏の総決起大会に二階派議員約20人を引き連れて乗り込み、「売られたケンカって言葉あるでしょ?挑んでこられるなら受けて立つ」とすごんだ。

 しかし、事実上の二階氏切りを公言していた岸田文雄総裁が誕生。選挙を仕切る幹事長には麻生派重鎮の甘利明氏がおさまった。

 現職優先の原則がある中、山口県連は今月1日、林氏推薦を決め党本部に申請。河村氏は最後まで徹底抗戦を続けたが「幹事長職にとどまることができなかったのは大きい。もはや、二階さんに押し切る力はなかった」(自民党選対関係者)。河村氏公認となっても林氏の強行出馬は既定路線で、「ダブルスコアで林氏勝利」の情勢分析もなされていた。73歳定年制の原則に従えば、比例代表での復活も望めない。

 そうした中、解散前日の13日になって甘利執行部は「引導として」(同関係者)河村氏に3区出馬の見送りを要請。長男を比例代表で優遇する案も提示した。「蹴れば河村氏の名前が消えるだけ」(同関係者)の状況で、最後は甘利裁定を前に涙をのむほかはなかった。同日夜、遠藤利明選対委員長に受け入れる考えを伝えた。

 長男の比例出馬となれば、河村氏は引退するとみられる。14日に予定されていた会見は行われず、長男の比例名簿順位などを巡り調整が難航しているとの見方も出ている。自民党関係者は「解散日までもつれるのは極めてまれ。ギリギリの攻防だったことを物語っている」と話した。

 党内政局の行方を注視する政府関係者は「長く権勢を誇った二階さんだが、力がそがれていくのを強く感じる。主流派からさらに遠ざかる決定的な一件。総選挙を経て勢力を減らすなら二階派崩壊の始まりになるかもしれない」と話した。

 《次回総選挙から小選挙区4→3に》早ければ次回総選挙から山口県の小選挙区は4から3に減少。2020年の国勢調査の人口に基づき各都道府県に議席を割り振るため。自民党が全区を独占する山口県。1区が高村正大氏(麻生派)、2区が岸信夫防衛相(細田派)で、4区には細田派から安倍派への代替わりが進むと目されている安倍晋三元首相がおり、難しい調整となるのは必至。河村家が次回、小選挙区で公認を得るには今回の3区公認は最低条件。首相を目指す林氏も事情は同じで、互いに引けない状況だった。

7535とはずがたり:2021/10/15(金) 12:24:25
総裁選、支持候補明言せず 加藤官房長官
2021年09月12日09時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091200166&amp;g=pol

 加藤勝信官房長官は12日のフジテレビ番組で、菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選に関し、「党主催の討論会などで(各候補の主張を)しっかり聞いて、判断していきたい」と述べ、支持候補を明らかにしなかった。所属する竹下派の対応については、「『まとまる』というのは、同じ人ということだけではない。仮に(支持候補が)違っても、お互い理解し合いながら進んでいこうという、かなり幅広い意味だ」と語った。

7536チバQ:2021/10/15(金) 16:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/376e11b5cd85c95fa255d9f0ca35e84cab1cb88b
渋沢栄一の玄孫も起用…岸田首相が提唱の「新しい資本主義」実現会議、メンバーに女性7人
10/15(金) 11:48配信

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読売新聞オンライン
渋沢栄一の玄孫の渋沢健氏

 山際経済再生相は15日、岸田首相が提唱する「新しい資本主義」の具体策を話し合う「実現会議」のメンバーを発表した。有識者には、「日本の資本主義の父」と言われる渋沢栄一の玄孫(やしゃご)で投資運用会社会長の渋沢健氏ら15人を起用し、女性が7人を占めた。月内にも初会合を開き、来春をめどに構想を取りまとめる。

【写真】1円玉を500枚持ち込んでも預金額は「0円」…手数料の仕組み

(写真:読売新聞)

 有識者はほかに、経団連会長の十倉雅和氏や三村明夫・日本商工会議所会頭、連合会長の芳野友子氏、ネット上で資金を集めるクラウドファンディング(CF)のサービス提供会社「レディーフォー」代表取締役の米良はるか氏ら。人選は岸田首相の意向で、年齢や性別のバランスを重視したという。

 これまでの「成長戦略会議」を衣替えして実現会議を設けた。議長は首相が務め、関係閣僚も参加する。担当は山際経済再生相で、実務を担う実現本部事務局を15日、発足させる予定だ。

 首相は、成長と分配を両輪とする「新しい資本主義」の実現を掲げている。経済を成長させ、子育て世帯の支援や看護、介護、保育の現場で働く人の所得引き上げといった分配機能を強化する考えだ。

7537とはずがたり:2021/10/15(金) 21:08:19

山口3区公認争い最終調整(山口県)
10/13(水) 12:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aeb0db6d594b12b076117b3ff2eeca12299efd9
tysテレビ山口

林芳正さんの参議院からのくら替えに伴う衆議院山口3区の自民党の公認問題で現職の河村建夫さんと林さんが、13日、党の遠藤選挙対策委員長と会談しました。けさ、自民党本部を訪れた衆議院山口3区の現職、河村建夫さんが党の遠藤利明・選挙対策委員長と会談しました。山口3区をめぐっては、参議院議員だった林芳正さんがくら替えして出馬することを表明し、河村さんが強く反発しました。地元の自民党県議団が林さんを支援していて自民党県連は今月、林さんを公認候補にするよう党本部に推薦しました。自民党本部は、11日に、衆院選の1次公認を発表し山口1・2・4区は現職を公認しましたが山口3区は「調整が必要」として結論を出していませんでした。河村建夫さんは「結論は別に出ておりません。提案がありましたので持ち帰って」と話しました。きょうは、林さんも選対委員長と会談。取材に応じました。林芳正さんは「地元の事情を説明してくれということですので、私のほうから地元の事情を説明させて頂きました」と話しました。林さんによると、選対委員長から、具体的な提案はなかったということですが、速やかに結論を出したいと話したいうことです。山口3区には、ほかに立憲民主党の坂本史子さんが立候補を予定しています。

7538とはずがたり:2021/10/15(金) 21:09:25
「二階派が菅派に衣替え」の衝撃 「河野太郎氏の合流」もあるか
2021/10/11 07:05
|https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%8c%e4%ba%8c%e9%9a%8e%e6%b4%be%e3%81%8c%e8%8f%85%e6%b4%be%e3%81%ab%e8%a1%a3%e6%9b%bf%e3%81%88%e3%80%8d%e3%81%ae%e8%a1%9d%e6%92%83-%e3%80%8c%e6%b2%b3%e9%87%8e%e5%a4%aa%e9%83%8e%e6%b0%8f%e3%81%ae%e5%90%88%e6%b5%81%e3%80%8d%e3%82%82%e3%81%82%e3%82%8b%e3%81%8b/ar-AAPlOAe?ocid=st

 つい最近まで「自民党の最高実力者」と呼ばれて権勢をふるった二階俊博・前幹事長が、総裁選の負け戦と岸田内閣の発足で権力の座から真っ逆さまに転落した。

「次の衆院選に私が立候補するのは当たり前のことだ」──二階氏は総裁選後の10月2日、地元・和歌山で報道陣にそう語って引退を否定した。だが、二階氏の“衆院選出馬”がニュースになるほど、自民党内には依然として引退説が根強い。

「二階さんは82歳、年齢的にみても復権は難しい。選挙準備だけしておいて、総選挙直前に体調を理由に引退を表明、急遽、後継者の三男を出馬させるのではないか」(細田派幹部)との見方もあるほどだ。

 これまでポスト面で“我が世の春”を謳歌してきた二階派は、総裁選の対応で河野支持、高市支持、野田支持に割れた挙げ句、大きな亀裂が入って分裂の危機にある。二階氏が派内でも威信低下を露呈したのは、総裁選前日の同派会合だった。

「対応したくない人は(派閥を)出て行ってもらうよりしょうがないね。ちょっと愚問じゃないかな、こういうプロの世界では」

 そう語って派閥の対応一本化に強い決意を示したものの、河野支持派と高市―岸田連合支持派が反目してまとまらない。その結果、総裁選本番では“二階切り”を掲げて出馬した政敵の岸田文雄氏に二階派からもかなりの票が流れたとみられている。子分たちが勝ち馬に乗ろうと寝返ったのだ。

 岸田内閣の組閣を見ても、二階派から入閣した山口壮・環境相と小林鷹之・経済安全保障担当相はいずれも高市氏の推薦人。「決戦投票で二階派が河野太郎氏に一本化することを防いだ論功行賞」(同前)と見られている。

 二階派ベテラン議員が語る。

「二階さんを支え続けた林幹雄(前幹事長代行)さんくらいは今回の人事で処遇されてもよかったのに、入閣したのは岸田―高市連合に走った2人だけ。二階さんの意向は全く配慮されなかった」

 派閥領袖の力は子分の議員に「ポスト」を配分することで保たれる。総裁選で派内を切り崩され、ポスト配分権も失った二階氏にはもはや派閥を維持する力さえ残っていない。

 注目したいのは二階派の跡目をめぐる動きだ。党内では“負け組派閥の後継者問題など些事”と関心が薄いようだが、ことの成り行き次第では自民党に再び波乱が起きる呼び水になるかもしれない。

 二階派の有力な後継者候補の1人が武田良太氏。防災相、総務相を歴任したことで急速に力をつけ、派内で頭角を現わした。総裁選ではまず石破茂氏擁立に動き、石破氏が出馬断念すると河野支持に転じて負け組となったものの、若手に一定の支持がある。

「武田に近い若手議員たちは、派閥を草刈り場にされないために武田を総裁選に担ぎ出そうとしたが、世代交代を怖れた二階会長が野田聖子に推薦人を貸したためにうまくいかなかった。だが、その二階会長は力を失い、重鎮として支えていた最高顧問の伊吹文明(元衆院議長)さんも引退する。いまや派内はバラバラで、このままでは空中分解に向かう。二階会長が派閥を譲らないのであれば、武田は中堅若手を引き連れて派閥を割る決断をするのではないか」(同派中堅)

 注目すべきはその先、武田氏らの受け皿になるとみられているのが菅義偉・前首相のグループなのだ。

 もともと二階氏は「引退後は二階派と菅グループの無派閥議員を合流させ、菅さんに後事を託すつもりだった」(二階側近)とされる。菅氏も二階派議員を人事で厚遇し、それに呼応する姿勢を見せていたが、総裁選前に菅氏が二階氏を幹事長から降ろそうとしたことで2人の関係が悪化、合流構想はご破算になったと見られている。

 しかし、二階派の議員たちにすれば、負け組は人事で干されるうえ、派閥が空中分解すると総選挙でも支援が受けられない。菅氏の側近たちも事情は同じだ。武田氏が菅グループとの合流を目指せば、総選挙前に「菅派」旗揚げ構想が復活する可能性が高い。興味深いのは、それを引き金にもっと大きな「負け組連合」形成につながることだ。

7539とはずがたり:2021/10/15(金) 21:09:50
>>7538
 菅内閣の閣僚経験者が言う。

「岸田総理や安倍さん、麻生さんのやり方は党内に深い恨みを残した。一番、雪辱に燃えているのは強引に総理を引きずりおろされた菅さんだろう。菅派をつくるときは安倍―麻生に切り崩されて存続の危機にある石破派にも合流を呼びかけるだろうし、岸田人事で広報本部長に格下げされて屈辱にまみれた河野太郎や冷や飯組に転落した小泉進次郎とも連携をはかるはずだ」

 二階派分裂という小さな動きが、菅派の結成につながり、それが自民党内に「菅+小石河」という反主流派連合勢力の結成を促す。

 反主流派は議員の勢力では細田派、麻生派、岸田派の主流派には遠く及ばないが、岸田首相より国民の支持が高い河野氏、進次郎氏、石破氏らが党内で生き残る足場ができることが大きい。仮に、10月31日投開票の総選挙で岸田自民党が敗北した場合、攻守逆転する番になるからだ。

 岸田政権で「我が世の春」を謳歌している安倍氏や麻生氏が、菅派結成の動きを「しょせんは負け組互助会」と侮っていると、足を掬われかねない。

7540チバQ:2021/10/18(月) 21:36:02
https://news.yahoo.co.jp/【点描・永田町】岸田政権の「3Aシフト」に不安
10/17(日) 18:31配信

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時事通信
会見に臨む岸田文雄首相=4日、首相官邸

 大激戦の自民党総裁選を受けた岸田文雄新政権が、4日召集の臨時国会冒頭での首相指名と組閣を経て、同夜に発足した。

 岸田新首相は8日の所信表明演説、11日からの衆参両院での各党代表質問終了後の14日に衆院解散を断行し、投開票日は31日とする方針を表明。その上で4日夜の記者会見では新内閣を「新時代共創内閣」と命名し、「信頼と共感の政治」を掲げつつ、当面はコロナ対策に全力投球する方針を力説した。ただ、新政権の党・内閣人事を見ると、総裁選での岸田氏勝利に貢献した安倍晋三元首相と麻生太郎前副総理兼財務相への配慮が目立ち、新たに党を仕切る甘利明幹事長も加えた3氏の頭文字からの「3Aシフト」とやゆされている。「適材適所の挙党態勢とは名ばかりの布陣」(自民長老)で、甘利氏の金銭授受問題も含め、「不安だらけの船出」となるのは確実だ。

 新政権で党運営を仕切る党4役は、甘利幹事長の他、福田達夫総務会長、高市早苗政調会長、遠藤利明選挙対策委員長。さらに、内閣で首相を支えるのは松野博一官房長官という陣容だ。甘利氏は麻生派最高幹部で安倍氏とも親しく、高市氏は安倍氏側近で、松野氏は安倍氏が事実上支配する最大派閥・細田派の事務総長。加えて、麻生氏は9年近く務めた副総理兼財務相から党副総裁に立場を替え、新政権ににらみを利かせる構えだ。このため、野党だけでなく多くのメディアも「党改革どころか、権力闘争の果ての“安倍・麻生忖度(そんたく)政権”」と批判する。
◇“安倍かいらい”修正も「国民不在」は変わらず
 ただ、首相も唯々諾々と安倍、麻生両氏の要求に従ったわけではない。「安倍氏は当初、高市幹事長と萩生田光一官房長官を求めた」(首相周辺)が、首相はこれに抵抗し、高市政調会長、松野官房長官に差し替えた。「保守派のマドンナ」として総裁選で健闘した高市氏は、政策立案責任者の政調会長にすることで言動を封じ込める狙いがありあり。さらに、いずれも安倍氏とは距離があるとされる松野氏の官房長官起用と福田氏の総務会長への大抜擢は「安倍かいらい政権との批判を交わす思惑」(同)がにじむ。早速、安倍氏サイドからは「安倍さんは思惑が外れ、いら立っている」(周辺)との声が噴き出し、主要メディアも「首相の意地」を指摘して安倍・麻生シフトに疑問符を付ける方向に軌道修正した。

 そもそも今回の総裁選は、当初大本命だった河野太郎氏を推す菅義偉前首相、二階俊博前幹事長と、「反河野」で岸田氏を支持して逆転を狙う安倍、麻生両氏による「キングメーカー争い」の構図だった。その結果、細田、麻生両派に旧竹下派も連携しての大派閥主導の多数派工作で、「決選投票で岸田氏圧勝」のシナリオが実現したのが実態だ。だからこそ党・内閣人事では、いわゆる菅グループと二階派の中軸は「ポストからの排除」が際立った。自ら「完敗」を認めた河野氏が、党7役の末席ともされる広報本部長への降格を受け入れざるを得なかったことも、「権力闘争に負ければ冷や飯」(麻生氏)との自民党の“おきて”を象徴する。

 ただ、こうした結果は「まさに永田町の論理そのもの」。首相が安倍氏主導に抵抗してみせても、「国民不在の権力闘争」という本質を覆い隠すことはできない。国民の自民不信の原因だった「菅・二階体制」が「岸田・3A体制」に置き換わっても、「自民党は全く変わっていない」(枝野幸男立憲民主党代表)との批判は当然だ。「ご祝儀相場狙いの選挙日程前倒し」(同)が奏功するのかどうかも不透明で、首相にとって衆院選での実質的な勝敗ラインとされる自民単独過半数確保も、容易ではないのが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月11日号より】。 articles/ed0ffd52f0c6dc997146e68cf8914e80e50ae3c5

7541チバQ:2021/10/21(木) 15:10:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d1921b58a00f4959dca390919c39dbbed3af64
動く菅前首相 影響力維持狙い? 岸田首相へ言及なし
10/21(木) 11:23配信

北海道新聞
第一声で「今回ほど危機感を持っている選挙はない」と語る菅前首相=19日、横浜市

 菅義偉前首相(72)の動きが、退陣直後にもかかわらず活発だ。衆院選の応援で地方を回り、20日は沖縄で街頭演説した。影響力の維持が狙いとみられるが、岸田文雄首相への言及はほとんどなく、現政権との距離も露呈する。

 菅氏は19日、地元横浜市での第一声で、看板政策だった携帯電話料金の値下げについて誇らしげに語った。「私の家内も変えました。どのメーカーとは言わないが、8千いくらだったのが3千円ぐらいになった」

 新型コロナウイルスへの後手の対応に国民への説明不足が重なり、支持率低迷で退陣表明を強いられたのが9月3日。続く自民党総裁選で河野太郎前行政改革担当相を担いだが、かつて菅氏を支えた安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁が岸田氏支持に流れ、敗れた。官邸筋は「菅氏の求心力低下は否めない」と認める。

 「退任後は一定期間、蟄居(ちっきょ)謹慎するのが常識」(自民党関係者)との声がある中、最近は三重、兵庫両県で新人や自らを支持する無派閥議員グループの前職を応援。在任中に自重していた靖国神社参拝も行った。活動を控える様子はない。

 一方、コロナ対策の反省や謝罪の弁は聞かれない。岸田政権の公約の訴えや現体制への支持呼び掛けもない。菅氏は周囲に「岸田氏は全然、改革と言わない」と不満を漏らす。周辺は「河野氏や小泉進次郎前環境相ら『改革勢力』と挽回の機をうかがっている」と解説する。

7542チバQ:2021/10/25(月) 14:21:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0265c9d21474df47dc3631551a163d9c3032d8e
岸田政権に激震 参院補選でまさかの敗北「衆院選の結果いかんで政局になる」〈dot.〉
10/25(月) 9:03配信

AERA dot.
若林洋平氏の応援に入った岸田文雄首相 参院静岡補選(C)朝日新聞社

 まさかの敗北で岸田政権に激震が走っている。 



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 衆議院選挙の前哨戦として注目された参議院静岡選挙区と同山口選挙区の補欠選挙が10月24日に行われた。山口選挙区は元産経新聞政治部長で前職の北村経夫氏が当選を決めたが、静岡選挙区では、自公が推した前御殿場市長の若林洋平氏が立憲民主党や国民民主党が推した無所属の新人、山崎真之輔氏に敗れる波乱の展開となった。

岸田文雄首相が就任後、初めての国政選挙に臨み、与野党1勝1敗の痛み分け。だが、痛い黒星となった。

「官邸に激震が走っています。岸田首相が2回も静岡に入り、勝負して負けた訳ですから…。とりわけ、無党派層の7割が野党候補に投じた、という事実は重い」(官邸関係者)

自民党幹部もこう落胆する。

「世論調査や出口調査で、芳しくない数字が続いていた。しかし、衆院選も公示となり相乗効果で投票率などから自公の組織票で若林氏が抜け出せるとみていたが、逆転されてしまった」

衆院選の投開票は31日と目の前に迫っている。立憲民主党は共産党、社民党、れいわ新選組と野党共闘し、統一候補を100以上の小選挙区で擁立。自公と一騎打ちの構図となっている。

しかし、今回は立憲民主などが推した山崎氏が勝利した参議院静岡選挙区では、共産党も候補者を擁立し、野党共闘にはなっていない。それなのに自民党が敗北した。

 参院の静岡補選の票の動向を分析すると、衆院選でも自民党はかなり苦戦するという。

「衆院選で静岡県内の小選挙区は、情勢調査などで自民党候補の多くは苦戦と分析されている。今回の参議院の補選でも静岡3区、5区と6区、8区などで票が伸びなかった。特に静岡市や浜松市という大票田でダメだった。衆院選では小選挙区だけでなく、比例の当落にもかかわってくるだろう。どうなってんだ。まったく。とんだ計算違いをした」(前出・自民党幹部)

 一方、劣勢かとみられた野党は意気が上がる。

「候補者を1本化した野党共闘でなくとも勝てたので、衆院選はかなり期待できる」(立憲民主の幹部)

 今回の補選勝利の立役者の一人は、地元で絶大な人気を誇る川勝平太・静岡県知事だ。

 川勝知事は山崎氏への応援に何度も入り、7月の熱海市土石流災害を例にあげ、岸田政権をこう批判していた。

「熱海の土石流の体験を無にしてはならない。大都市をつくり、効率をあげるというのが自民党であります。本当に許していいのか」

「岸田さんは首相就任のご祝儀で支持率はあがるはずが、現在40%台。相場が下がってきた。静岡県の自民党の国会議員には大臣もいない。役に立たない。みなさんでお灸をすえましょう」

 山崎氏も「岸田さんが首相になって、国交相にリニア(新幹線)の整備を指示した。驚天動地だ」と自民党批判を展開した。

 山崎氏のポスターには「私も応援します、川勝平太」というステッカーが終盤で貼られるようになったのも追い風になったという。前出の立憲民主幹部はこう語る。

「川勝知事が自民党にNOを突き付けたことが大きな後押しになった。それが山崎氏の逆転につながった」

 痛い黒星となった参院の静岡選挙区の補選。しかし、原動力となった川勝知事は衆院選で立憲民主党など野党に積極的な支援表明をしているわけではない。衆院選で野党に風が吹くとは言い難い状況だ。前出の官邸関係者はこう語る。

「衆院選への影響と動揺を最小限にすべく、『静岡はリニア問題というドメスティックな争点があったからで、影響は限定的』と冷静を装う声が相次いでいます。しかし、岸田政権は民意を真摯に受け止める必要があります。選挙責任者たる甘利明幹事長の手腕への疑問符も出はじめています」

7543チバQ:2021/10/25(月) 14:21:40
 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう分析する。

「衆院選を控え、静岡の補選で油断があったと感じている。初陣で負けるというのは、トップも部下も意気消沈する。衆院選の真っ最中にあった補選でのまさかの敗北は、岸田政権にとって痛すぎる。静岡は別だという考えなら、衆院選も危うい。まさに直結しかねない」

 発足以来、支持率が伸び悩む岸田内閣。

 総裁選で論議された森友学園の問題、桜を見る会の問題、河井元法相の1億5千万円問題などの「負の遺産」についてもまったく審議されていない。

「安倍元首相、麻生副総裁、甘利幹事長に頭が上がらない岸田首相の指導力のなさが、静岡の補選敗北の要因の一つではないか。衆院選では強固な指導力が必要です。今の岸田首相にはそれが見えない。演説に人は集まるも心に響かない。衆院選の終盤はより厳しいものになるのではないか」(前出の自民党幹部)

 岸田首相は衆院選の勝敗ラインを公示前の自民党勢力(276議席)から大幅減となる「自公で過半数」(233議席)と低めに見積もっている。前出の田村氏は続ける。

「当初は衆院選も楽勝というムードは自民党の仲間から漏れ伝わってきた。そういう小選挙区もあるだろうが、野党が急上昇してびっくりして相談してくる自民の候補者もいる。昔から政治の世界は、一寸先は闇と繰り返し言われる。前回の2017年より激戦区が増えているのも、マスコミ報道などで明らかだ。岸田政権の戦い方いかんでは、すぐに政局となる」

(今西憲之 AERAdot.編集部)

7544とはずがたり:2021/10/26(火) 18:21:46


安倍政権の作り上げた構造は,岸田には勿論,安倍・菅に迎合する形で脱原発を封印する形で閣僚に重用された河野でも結局打破できなかったような気がする。

裏切って好き勝手やり出す可能性は確かに岸田より高くてそれ故に選ばれなかったとも言えるけど。更に云うと次は河野的な改革・ぶっこわしより安定よりに振りそうでもある。

“静岡ショック”で露呈した自民党の構造的危機とは何か? 総選挙をどう変えるのか?
木下ちがや 政治学者
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021102500007.html?page=1
2021年10月26日
参院補選|自民の構造的危機|衆院総選挙|野党共闘|静岡ショック

7545チバQ:2021/10/27(水) 02:21:36
"岸田首相が仕掛けた最大派閥の分断 人事と歴史から見えてくる狙いとは : まつりごと点描 : Webコラム : 読売新聞オンライン" https://www.yomiuri.co.jp/column/matsurigoto/20211012-OYT8T50077/amp/

 岸田文雄首相が自民党役員人事と組閣でみせた流儀に対し、「安倍晋三元首相の言いなり」ではないことを示し、「岸田��傀儡かいらい��政権」説を覆したとの受け止め方がある。自らの「弱い」イメージから脱却を図るだけでなく、「膨らみすぎたバブルは破裂する」という法則を用い、大派閥をバックに安倍氏が強い影響力を持つ党内バランスを変える意図も感じられる。

「福田系」を「安倍系」より重用

����岸田首相
 岸田氏の人選で永田町を驚かせたのは、福田達夫・自民党総務会長と松野博一官房長官の起用だった。
 両氏とも、97人を擁する最大派閥・細田派(清和政策研究会)の所属だ。
 9月29日の自民党総裁選で細田派のメンバーの多くは、事実上のオーナーである安倍氏の意向で、かつて同派に籍を置いていた無派閥の高市早苗・元総務相(現・自民党政調会長)を支援し、決選投票では岸田氏の支持に回った。
 高市氏の善戦は、世論調査では人気の高かった河野太郎・前行政・規制改革相(現・自民党広報本部長)が一般党員票と国会議員票の比重が同じ第1回投票で一気に過半数を獲得する展開を妨げた面がある。このため、「安倍氏の本命は、初めから岸田氏だった」との受け止め方が専らだ。
����記者会見を行う松野博一官房長官����自民党総務会長に抜擢された福田達夫氏(左から3人目)
 岸田氏が自ら率いる岸田派(宏池会)ではなく、細田派に党三役の一角と内閣の要である官房長官を明け渡したのは、これからも最大派閥の支援が欠かせないと考えての論功行賞にも見えるし、福田氏の��抜擢ばってき��には、総裁選で党改革を訴え、若手の登用を主張していた岸田氏が約束を実行に移したようにも映る。
 問題は、一連の人事を安倍氏が歓迎していないと見られていることだ。
 安倍氏の祖父、岸信介元首相(在任1957年2月〜60年7月)に源流を持つ細田派には、二つの系譜がある。
 岸元首相や、その女婿で有力な総裁候補だった安倍氏の父、安倍晋太郎元外相から連なる「安倍系」と、岸元首相に次いで清和会(清和政策研究会の旧称)出身の宰相となった福田赳夫元首相(同76年12月〜78年12月)を支えた「福田系」だ。
 派閥はもともと、総裁候補を擁し、その人物の政策や理念に共鳴する仲間が集まり、その政権を目指す集団だった。当然、誰が総裁候補かによって、集う仲間の顔ぶれも違えば、政治思想も微妙に異なる。
 同じ名称と伝統を継承した集団だからといって、総裁候補の交代とともに自動的に忠誠心まで継承されるわけではない。とりわけ、宏池会や清和会のような伝統派閥には、そうした難しさがついて回る。

7546チバQ:2021/10/27(水) 02:22:08
浮き上がった細田派のミシン目

 細田派では、自民党が野党だった時の2012年の総裁選で、それが表面化した。
 清和政策研究会(当時は町村派)会長だった町村信孝・元外相が立候補したにもかかわらず、同じ派閥の安倍氏が出馬したことで、町村派は二つに割れた。
 安倍氏は派閥横断の運動を展開し、総裁の座に復帰するものの、町村派内では福田系と安倍系の間のミシン目がくっきりと浮かび上がった。
 松野氏はその総裁選で、町村氏の側に立った。福田康夫元首相を父に、福田赳夫元首相を祖父に持つ福田達夫氏も、安倍系ではない。
 岸田氏が安倍氏の言いなりなら、こんな人事はしなかったはずだ――。両氏の関係を心配する声は、やがて、「優柔不断で決断力がない」といった岸田氏の評価を見直す声に変わった。
 岸田氏は自身のイメージチェンジのため、あえて安倍氏が眉をひそめる人事を行ったという見方にとどまらず、最大派閥の細田派を分断し、党内のバランスを変えることで、党改革を進めやすくする攻撃的な狙いがあったとの分析もある。
 官房長官人事では、安倍氏に近い細田派の萩生田光一経済産業相が有力候補に擬せられていたが、岸田氏周辺は「首相は初めから、松野氏の起用を決めていた」と証言する。松野官房長官、福田総務会長という配置は、忘れられかけていた同派のミシン目の存在を、再び意識させる効果があった。

7547チバQ:2021/10/27(水) 02:22:52
大きくなり過ぎて分裂する歴史

����(左から)佐藤栄作、田中角栄、福田赳夫の各元首相(1972年)
 ミシン目が大きな集団にできやすいことは、自民党の歴史が物語っている。大きくなり過ぎた派閥は、時にバブルがはじけるように分裂する。
 例えば、最盛期には100人を超えるメンバーを抱えていた佐藤栄作元首相(在任1964年11月〜72年7月)率いる佐藤派(周山会)は、後継の総理・総裁を決める場面で佐藤元首相が、佐藤派ではない他派閥の福田赳夫元首相を考えていたため、佐藤派にあって「ポスト佐藤」を��虎視眈々こしたんたん��と狙っていた田中角栄元首相(同72年7月〜74年12月)との間にミシン目が入った。
 結局、佐藤派からは、田中元首相を支持した多くの議員が独立・分裂する事態となった。
 田中元首相が退陣後もキングメーカーとして君臨する土台となった田中派(木曜クラブ)も100人を大きく超える膨張を遂げ、総理・総裁の座を目指した竹下登元首相(在任87年11月〜89年6月)が分裂含みの動きを見せた。田中元首相が病気で倒れて竹下元首相が大勢を掌握すると、一部のベテラン議員らは竹下派への衣替えを潔しとせず、��袂たもと��を分かった。
 やはり100人超の大派閥となった竹下派(経世会)は、実権を握った金丸信・元自民党副総裁のヤミ献金事件を機に分裂し、羽田孜元首相(在任94年4〜6月)と小沢一郎・元自民党幹事長(後に民主党代表、自由党代表などを歴任)のグループが派閥のみならず自民党からも飛び出して、新生党を結成した。
 大きな派閥が分裂を繰り返すのは、人数が多過ぎてメンバー同士の意思疎通が難しくなることが要因の一つだろう。派閥トップが総理・総裁を務め終えたのに、衆目が一致する後継者がいなかったり、有力者が複数いて一本化が困難だったりすると、遠心力はどんどん大きくなっていく。
 宏池会は、池田勇人元首相(在任60年7月〜64年11月)、大平正芳元首相(同78年12月〜80年6月)、鈴木善幸元首相(同80年7月〜82年11月)、宮沢喜一元首相(同91年11月〜93年8月)を輩出した名門派閥だ。かつて所属していた麻生太郎元首相(現・自民党副総裁)や菅義偉前首相を数に入れなければ、宏池会出身の首相は岸田氏が約28年ぶり5人目となる。
 宏池会も、宮沢政権だった92年頃には竹下派に次ぐ80人を超える大所帯になっていて、宮沢内閣の退陣後、後継者をめぐる派内の対立が顕在化した。
 98年に宏池会の会長が宮沢元首相から加藤紘一・元自民党幹事長に交代することが決まると、反発した麻生氏らが派閥を離脱し、宏池会で加藤元幹事長とライバル関係にあった河野洋平・元衆院議長のもとで河野グループ(大勇会)として独立した。大勇会は、現在の麻生派(志公会)の原点となった。
 その後も宏池会は、加藤元幹事長らが森喜朗内閣に対する野党提出の不信任決議案に賛成しようとした2000年の「加藤の乱」が失敗に終わったことで、加藤元幹事長に対する支持、不支持をミシン目に再分裂した。

7548チバQ:2021/10/27(水) 02:23:32
衆院選の結果が左右する遠心力

 大派閥や伝統派閥には、遠心力が働きやすい。
 今の自民党の7派の中で、その懸念がある規模と伝統を誇るのは、細田派だけだ。
 しかも、12年総裁選ではっきりと見えたミシン目に加え、2本目の新たなミシン目もできている。
 安倍政権の復活から退陣までの8年近くの間に、総裁派閥に加入するのが自分の選挙にも有利と考えた、選挙の弱い若手議員の作ったミシン目だ。
 「魔の3回生」と呼ばれる12年衆院選の初当選組は、21年衆院選の公示前の時点で党内に80人以上も残っていて、そのうち20人以上が細田派に在籍している。
 「福田系VS安倍系」のしがらみこそ経験していないが、衆院選が目前に迫る中で菅前首相が退陣に追い込まれる逆風を前に、派閥に対する忠誠心よりも「人気のあるリーダー」を求める焦りが勝った。このため、先の総裁選では、「高市氏を支持する」という安倍氏の呼びかけも、若手には浸透しにくかった。
 ミシン目に外から力が加わると、そこから裂ける。細田派の2本のミシン目は、自民党の最大派閥を二分裂、三分裂させることにもつながる境界線だ。
 岸田氏の「福田系」重用は、ミシン目に外から働く力となった。それを意識的に行って最大派閥の力を減じようと考えたとすれば、岸田氏もなかなか、したたかだ。徐々に「岸田カラー」を発揮していくための布石を打ったのかもしれない。
 ただ、細田派の消長は、10月31日投開票の第49回衆院選で、どれだけ若手が生き残るかによっても変わってくる。
 首相が菅氏から岸田氏に交代した後、自民党の政党支持率は上昇傾向にある。ほとんどの若手が再選を果たせば、細田派は大きいまま推移する。
 規模の大きさゆえの遠心力を求心力に転換するには、将来の総裁候補を早く固めることが早道だ。もっとも過去には、最高権力者の座を降りながらキングメーカーとして君臨し続け、後継者を育てたり、伸ばしたりすることを嫌う派閥トップもいて、分裂劇を招いた事例もある。安倍氏がこの道をたどらないとも、限らない。
 逆に、衆院選で新政権に対する「ご祝儀」が期待ほどには増えず、野党共闘の方が効果をあげるようだと、もともと選挙が弱かった若手の再選は難しくなる。その場合、若手を多数抱えている細田派への打撃は大きくなる。
 発足時の岸田内閣の支持率が5割前後にとどまる「人気不足」を考えると、こちらの展開になることも十分にあり得る。
 その場合、規模が小さくなることで遠心力が弱まることもあるだろう。むしろ、長い目でみると、その方が細田派の結束力を高めるかもしれない。
 その意味では、第49回衆院選の結果は自民党の派閥像を変え、党内力学に変化をもたらす可能性がある。
����安倍元首相
 岸田政権の誕生に、安倍氏が大きな役割を果たしたことは間違いない。岸田氏と安倍氏が友情で結ばれているとしても、打算も働く。
 安倍氏が逆襲に出れば、岸田政権の基盤は不安定になる。
 岸田氏が安倍氏への配慮や遠慮で自分のカラーを出せなければ、政権に対する漠然とした期待はすぐ、失望に変わりかねない。
 有権者とは直接関係のない自民党というコップの中の駆け引きに思えても、政権の安定は政策の推進力にもかかわってくる。
 当分、岸田、安倍両氏の関係から、目が離せない。

プロフィル

伊藤 俊行(��いとう・としゆき��)

 編集委員。1988年読売新聞入社。金沢支局を振り出しに、93年から政治部で政党、選挙、外交・安全保障を取材、96〜97年にハーバード大学国際関係センター日米関係プログラム研究員、2003〜05年にワシントン特派員。調査研究本部主任研究員、国際部長、政治部長を経て20年から現職。

7549チバQ:2021/10/29(金) 16:02:46


3948 :チバQ :2021/10/29(金) 16:02:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/74d1e70ad3a87da3ff4103539cccdedb4e311d55
山崎拓氏が辻元清美氏を応援 自民大阪、除名を上申
10/28(木) 19:15配信

共同通信
山崎拓・元自民党副総裁

 自民党大阪府連は28日、山崎拓元副総裁が衆院選大阪10区に立候補している立憲民主党の前職辻元清美副代表の応援をしたとして、自民党本部に除名処分とするよう上申した。10区には自民前職の大隈和英氏が出馬しており、府連は「他党の応援に行くことは後ろから弓を引く行為で、許されない」と説明している。

 山崎氏は27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説に立ち「小選挙区は絶対に辻元。必ず当選させてほしい」と呼び掛けた。自社さ政権下で安全保障を巡り辻元氏と議論を交わしたと紹介し、親密ぶりもうかがわせた。

https://nordot.app/826104825867190272
山崎拓氏「小選挙区は辻元清美、比例は自民」に維新・松井代表「大阪の選挙は不思議な事がしばしば」
2021/10/27 23:43 (JST)
 自民党で幹事長、副総裁を歴任し、2012年に政界を引退した山崎拓氏(84)が27日、衆院選で大阪10区に立候補している立憲民主党・辻元清美氏の応援演説を行った。

 同選挙区には自民党の大隈和英氏、日本維新の会の新人・池下卓氏が立候補し、大激戦が伝えられている。

 辻元氏は自身のツイッターで山崎氏が「最後に『小選挙区は辻元清美、比例区は自民党』と申し上げまして私の応援演説といたします」などと訴える動画を投稿し、ツイートとともに拡散した。


 ネット上では“小選挙区は立民・辻元氏、比例は自民”との応援演説が取り上げられ、ザワつくと、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長は「大阪の選挙は不思議な事がしばしばあります。」とツイートしていた。

7550とはずがたり:2021/10/30(土) 18:32:09

ナルシスト甘利,錯乱の度合いを強めつつ最終日,やべえ。

甘利幹事長まさかの落選危機で錯乱状態!「私がいなくなれば大変なことになる」と絶叫演説
10/30(土) 14:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e33d0639bd70d8d1566ebde65c629b350b61601f
日刊ゲンダイDIGITAL

 まさかの落選危機に周章狼狽のようだ。

 同志の応援に飛び回る立場のはずが、選挙最終盤で神奈川13区に引きこもってしまった甘利幹事長。29日も選挙区内を回って支援を訴えた。

自民長老候補21人が“討ち死に”危機! 大臣経験者3人は負ければ「無職」に転落確定

■UR口利き疑惑に恨み節

 白ジャンパーに名前入りのタスキをかけ、ビールケースに乗って始まった演説は、URをめぐる“口利きワイロ疑惑”について、「卑劣な誹謗中傷戦。これはもう犯罪です!」と泣き言から始まった。「後ろ指をさされるようなことは何ひとつしていない」「私が知らないところで起こった」というのだ。誹謗中傷は「絶対に許すことはできない」とヒステリックに叫んでいたが、足を止める人はいなかった。

 経済安全保障に話が及ぶと「私は未来を見通せる」と言いだし、「その私がいなくなれば大変なことになる」「未来は変わっちゃう」と訴えた。最後は「私の手の中には日本の未来が入っている」「私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことなのであります!」と絶叫。ほとんど錯乱状態だ。

 甘利幹事長がここまで焦っているのは、立憲の太栄志候補の猛追に加え、公明党との関係が良くないため思うように票固めができないからだ。

「“政治とカネ”の問題にシビアな学会女性部に敬遠されている。地元では、日頃の不遜な態度も不評を買っています。弱り切った甘利幹事長は、公明とのパイプが太い菅前首相に『なんとかしてもらえないか』と泣きついたようです。プライドの高い甘利さんが“政敵”に頭を下げなければならないほど追いつめられているのです」(自民党関係者)

■「洞察力ある重厚な政治家」

 演説後のぶら下がり取材で、選挙終盤に突然、ポスターを変えた理由について聞かれると、「日本を代表する政治家としてのコンセプト」「洞察力のある重厚な政治家というイメージ」で当初はモノクロにしていたが、「ニコニコ明るい甘利さん、我々の甘利さん」という地元の声があってカラーポスターに直したと説明していた。

 自民党幹事長が落選なんてことになったら大変なことだ。甘利幹事長は自分の未来を見通せているのか。

7551とはずがたり:2021/10/31(日) 10:54:32
7月の記事。

>数少ない盟友の小此木八郎前国家公安委員長は国政を離れる決断

>一国のリーダーを目指すには指導力を欠いているとの声が上がる。その象徴が党岐阜県連会長として臨んだ今年1月の県知事選だった。

>かつて後押しを受けた野中広務元官房長官は30年に死去し、親密だった古賀誠元幹事長も表舞台を去った。

>幹事長代行として仕える二階俊博幹事長も首相の再選支持を明らかにしており、二階氏周辺は「二階氏が野田氏を推すことはない」と断言する。

>女性の衆院議員で最多の当選9回を誇る野田氏には「知名度が高い」「姉御肌で頼れる」との評価もある。

残る後ろ盾は二階さんぐらい。既にフリーハンドを得ている。
野田さんはなんと選挙戦終盤に和歌山3区入りしてる。今日の衆院選で惨敗でもあると野田首相の目もあるんじゃ無いかと思ってるが。

野田聖子氏 遠のく女性初首相 地元混乱、盟友去り
https://www.sankei.com/article/20210707-RFVOKWNJCJIWFAJHFEXPOREKWA/
2021/7/7 20:29
内藤 慎二
広池 慶一

女性初の首相を目指す自民党の野田聖子幹事長代行=衆院岐阜1区=が難局に直面している。指導力不足との指摘に加え、数少ない盟友の小此木八郎前国家公安委員長は国政を離れる決断を下した。菅義偉首相の党総裁任期は9月末に満了を迎えるが、次期総裁選出馬への環境は整っていない。

「党内でもう少し好かれなければいけない」

野田氏は7日、福岡市内で行った講演でこう述べ、総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保に努める考えを示した。ただ、一国のリーダーを目指すには指導力を欠いているとの声が上がる。その象徴が党岐阜県連会長として臨んだ今年1月の県知事選だった。

野田氏は保守分裂となった知事選で混乱を招いた責任を共有しようと自身を含む執行部全員の辞任を提案したが、県議らが反発。3日の県連大会で執行部続投が決まった。党重鎮は「地元の内紛をまとめられず評価を落としている。相手を正面から本気で説得する気概を欠く」と手厳しい。

総裁選に挑む上で長年の課題である推薦人確保のめども立っていない。

平成27年は当時の安倍晋三首相サイドの切り崩しで出馬を断念。30年は自身が絡む情報公開請求の漏洩(ろうえい)問題も影響し、出馬回避を余儀なくされた。

かつて後押しを受けた野中広務元官房長官は30年に死去し、親密だった古賀誠元幹事長も表舞台を去った。加えて陰に陽に野田氏を支えてきた初当選同期の小此木氏は8月の横浜市長選出馬を表明。幹事長代行として仕える二階俊博幹事長も首相の再選支持を明らかにしており、二階氏周辺は「二階氏が野田氏を推すことはない」と断言する。

女性の衆院議員で最多の当選9回を誇る野田氏には「知名度が高い」「姉御肌で頼れる」との評価もある。一方、無派閥ゆえの基盤の弱さは変わっておらず、党ベテランは「政治は権力闘争だ。推薦人は見返りを求めている。ただ、『選挙に出ます』と言っているだけで、ついてきてくれるわけがない」と苦言を呈する。(内藤慎二、広池慶一)

7552チバQ:2021/11/01(月) 07:30:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102700846&amp;g=pol
【点描・永田町】「完敗」小石河連合の“三者三様”
2021年10月31日18時30分

記者団の質問に答える河野太郎広報本部長=10月11日、東京・永田町の同党本部
記者団の質問に答える河野太郎広報本部長=10月11日、東京・永田町の同党本部

後任の山口壮環境相に事務引き継ぎ後、幹部職員にあいさつする小泉進次郎前環境相(中央)=10月5日、東京・霞が関
 史上初ずくめの10・31衆院選が終盤戦を迎える中、永田町では先の自民党総裁選で本命視されながら岸田文雄首相(総裁)に「完敗」した河野太郎広報本部長と、河野氏を支援した小泉進次郎前環境相、石破茂元幹事長による、いわゆる「小石河」連合の“次”を見据えた政治行動が注目の的だ。衆院選の結果次第では11月以降の政局混迷も想定され、その場合は河野氏ら3人の動向が「新たな党内権力闘争のカギを握る」(自民長老)とみられているからだ。
 河野、小泉、石破3氏は、長期にわたった「安倍・菅政権」下の各種世論調査での「次の首相候補の人気番付」で常にトップを争い、岸田首相は下位低迷が続いていた。それだけに「人気トリオが手を組めば負けるはずがない、との思い込みによる安易な総裁選戦略」(自民幹部)が、個別議員に対する多数派工作の手抜きにつながり、「人気者故の上から目線」(若手)が、大派閥幹部をはじめとする多くの議員の反発と離反を招いた末の「完敗」だった。その後の3氏は、河野氏が党7役末席の広報本部長、小泉、石破両氏は「無役」で、実質的な“冷や飯食い”生活だ。もちろん、それぞれの立場で未来を見据えるが、「政治的には三者三様」(閣僚経験者)というのが実態だ。
 河野氏は岸田政権発足後の世論調査でも「次期首相候補」のトップを独走し、選挙応援でも引っ張りだこで「ポスト岸田の本命」(同)の立場を確保。一方、国民的大スターだった小泉氏は人気低落が目立ち、「最強の応援弁士」の評価も失われつつある。さらに石破氏は「可能性がある限り(総理総裁への)挑戦は続ける」と執念は見せるものの、石破派からの離脱者続出などで「もう終わった人」(自民長老)との見方が広がるなど、3氏の間でも明暗が分かれている。
◇選挙結果次第で「冷や飯組の反転攻勢」も
 岸田首相は党・内閣人事で、総裁選を争った河野、高市早苗、野田聖子の3氏を広報本部長、政調会長、内閣府特命担当相(地方創生、少子化担当など)と、それぞれ一定の要職に起用した。河野氏が所属する麻生派を率いる麻生太郎副総裁は「まず、雑巾掛けに徹すること。それが次につながる」と叱咤(しった)激励。河野氏も「どんな仕事が与えられても全力で務める」と早速、全国を駆け巡っている。「次」を目指す河野氏にとって、最大の課題は自民党内での求心力獲得だけに、国民的人気をてこに各議員との個人的信頼関係構築に腐心する構えだ。
 一方、小泉氏は5日の環境相退任時に、見送る職員を前に目を潤ませた。菅義偉前首相の退陣表明の際に続く「涙のパフォーマンス」だったが、党内からは「リーダーを目指すのなら涙は禁物」(自民長老)との批判が相次ぎ、「完全にメッキが剥がれた。次どころか、次の次も怪しい」(自民長老)との厳しい声も広がる。さらに石破氏は「党内の壁が厚いのなら、もっと頑張らないと」と再挑戦への意欲をアピールしたが、党内では「もはや石破氏は総理総裁候補たり得ない」(同)との厳しい声が支配的だ。
 岸田政権では「小石河」連合に加え、菅前首相、二階俊博前幹事長の冷遇が際立つため、永田町では「冷や飯グループの反転攻勢で、二階派と菅グループが合流し、小石河連合も取り込む」との物騒なうわさも飛び交う。「そのこと自体が冷や飯組の立場の厳しさの表れ」(麻生派幹部)ではあるが、首相の前途も「決して平たんではない」(同)。それだけに衆院選の結果次第では、その直後から「ポスト岸田への新たな党内権力闘争が始まる」(自民幹部)と予測する向きも少なくない【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月25日号より】。

7553チバQ:2021/11/01(月) 07:30:51

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100855&amp;g=pol
自民堅調、安堵の声 甘利氏辞意、岸田首相は立て直し急ぐ【21衆院選】
2021年11月01日02時28分
 自民党は衆院選で議席減の見通しとなったが、事実上の「勝敗ライン」と目された単独過半数233を確保し、党内に安堵(あんど)の声が漏れた。ただ、岸田文雄首相(党総裁)は小選挙区で敗れた甘利明幹事長から辞意を伝えられ、態勢の立て直しを迫られる。


 「国民に認められた。しっかり政権運営、国会運営をしていく」。首相は1日未明、自民党本部で記者団にこう強調した。
 党内では、9月末の総裁交代を受けて逆風は和らいだとの見方が大勢を占めると同時に、野党の候補一本化を踏まえて公示前勢力(276)から一定の議席減は織り込んでいた。
 首相周辺は「大崩れせず、よく持ちこたえた」と指摘。党関係者は「単独過半数はびっくりだ。これが実力ということになる」と手放しで喜んだ。
 議席減に対しては、安倍政権時代に起きた森友・加計学園問題など長期政権の弊害と言える不祥事を理由に挙げる向きが党内に多い。菅政権でも新型コロナウイルス対応に関する説明不足が批判された。
 総裁選後の人事も要因とみられている。刷新感を出すよりも、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁への配慮を優先。人気者の河野太郎前規制改革担当相ら「小石河連合」の要職起用を見送った。党中堅は「首相は安倍・菅政権を継承したと受け止められた」と指摘した。
 甘利氏は現金授受問題を引きずり幹事長に就任。自身の苦戦情報を受け、終盤は地元に張り付いた。党関係者は「こんな幹事長は見たことがない」とあきれ顔で、岸田派議員は「失敗人事だった」と語った。
 首相に対しては、就任から間もないこともあり、現段階で責任論は強くない。ただ、来年夏に参院選を控え、党の「顔」として疑問視する見方は残っており、参院側から「何をやりたいのか分からず、有権者に支持されていない」(若手)との危機感が漏れた。

7554チバQ:2021/11/01(月) 07:33:15
自民は負けなかったけど、AAAが負けたってことできっしー的には良かったのでは
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2cd7d7217d398f29ec202a3a1ef7260f1ced6b8
甘利明氏、負けた 自民現職幹事長として初の敗北…比例で復活も辞意伝える
11/1(月) 6:00配信

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スポーツ報知
当選確実の花が付かなかった甘利明幹事長(左)と岸田文雄総裁(代表撮影)

 小選挙区289議席と比例選176の計465議席を争う第49回衆議院選挙が31日に投票、即日開票された。自民党は公示前の276議席から減らす見通しだが、単独で定数465の過半数を確保した。公明党と合わせて絶対安定多数を確保、岸田政権は継続する。ただ、神奈川13区で甘利明幹事長(72)=比例復活=が1996年の小選挙区比例代表制導入以降、現職幹事長として初めて敗北、辞任する意向を党幹部に伝えた。立憲民主党と共産党などの野党は候補者を一本化したが、伸び悩んだ。日本維新の会は30超の議席を得て野党第2党に躍進した。

【写真】甘利明を囲む会で加藤紗里&三原じゅん子2ショット

 「政権選択選挙において、大変貴重な信任を頂いたということになると思う」。最初のヤマ場を終え、岸田文雄首相は党本部で語った。党本部で候補者の名前が書かれたボードに、バラの造花をつける際、ほとんど笑顔はなかった。自公で絶対安定多数は確保したが、岸田氏が幹事長に抜てきした甘利氏が小選挙区で立民の新人・太栄志氏(44)に敗北。比例で復活当選したものの、辞任する意向を固め、党幹部に伝えた。

 甘利氏は「政治とカネ」の問題を最後まで払拭することができなかった。2016年1月、週刊文春が道路工事の補償を巡って都市再生機構(UR)とトラブルになった千葉県の建設会社から現金100万円を受け取ったと報じた。甘利氏は現金授受を認め、経済再生担当相を辞任した。東京地検の捜査で不起訴となったが「説明責任を果たしていない」との批判が根強く残ったまま、甘利氏は衆院選に突入した。「政治とカネ」を巡る甘利氏の姿勢に有権者の厳しい目が注がれ、逆風になったとみられる。

 この日、午後8時に開票作業が始まり3時間が経過しても、甘利氏の「小選挙区勝利」の報はないまま。同じ神奈川県を地盤とする小泉進次郎前環境相、河野太郎党広報本部長、菅義偉前首相らの当選が相次いで伝えられる中、甘利氏は党本部で時折、疲れ切った表情を見せた。

 TBS番組では、爆笑問題の太田光から「戦犯ですね?」「ご愁傷さまでした」などの厳しい質問を浴び、進退については岸田氏と相談すると応じていた。約4時間後には小選挙区敗北の報が流れ、甘利氏は厳しい表情のまま無言で帰路についた。比例で復活したものの、幹事長の交代は不可避となった。

 銀座クラブ訪問問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長が落選し、石原伸晃元幹事長、桜田義孝元五輪相らベテラン議員が小選挙区で敗北するなど衝撃もあった。甘利氏の地元では落選運動も勃発。元東京地検特捜部で弁護士の郷原信郎氏は手作りの夕刊紙風ビラを作り、甘利氏の落選運動を展開。甘利氏は不快感を示したが、郷原氏は取材に「甘利氏からも党からも落選運動について抗議は来ていない。ぜひ直接、公開の場で討論しましょう」と呼びかけた。

 岸田氏は経済政策「アベノミクス」からの転換を掲げ、「新しい資本主義」などを打ち出していたが、発足時の支持率は50%台半ばと低調だった。自公で絶対安定多数は維持する見通しだが、幹事長を失う厳しい結果を突きつけられた。

報知新聞社

7555チバQ:2021/11/01(月) 09:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1125cd07c69a0b4ba75bbbad80bbd8c76105b8
岸田首相、甘利幹事長を交代させる方向で検討…現職幹事長の小選挙区敗北は初
11/1(月) 1:25配信
 自民党の甘利幹事長(神奈川13区)が小選挙区で敗れた。比例復活当選したものの、岸田首相は交代させる方向で検討に入った。党関係者によると、現職幹事長が小選挙区で敗北するのは初めて。甘利氏は31日夜、フジテレビの番組で「進退は(岸田)総裁にお預けする」と語った。

7556チバQ:2021/11/01(月) 09:58:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/02287fc1b293cc98eab0c2f90d94ea48066acb61
甘利幹事長が小選挙区敗北で辞任へ 「安倍」「小石河連合」の”逆襲”が始まる
11/1(月) 0:05配信

デイリー新潮
幹事長がまさかの小選挙区落選

 前代未聞の事態である。政権与党の幹事長が小選挙区で落選してしまった。午前0時頃、NHKが神奈川13区に出馬していた甘利明幹事長の小選挙区敗北を伝えた。比例復活できたものの甘利氏の幹事長辞任は必至であり、発足1カ月の岸田政権にとって大打撃となる。岸田政権発足で割りを食ったと言われる安倍晋三元首相、さらには菅義偉前首相や小泉進次郎氏ら「小石河連合」がこの機に乗じて、巻き返しを図る可能性がある。

【写真8枚】お気に入り新人女性候補・高橋舞子氏の応援に駆けつけ選挙カーで演説する甘利氏と、「記者だったとは思えない」と地元県連を騒然とさせた高橋氏の”公募作文”

 ***

お気に入り女性候補とともに敗北
「甘利が危うい」

 1週間くらい前から、永田町ではこんな声が出回り始めていた。日を追うごとにそれは真実味を増していく。各社の情勢調査でも「接戦」から「劣勢」へ。公示後は、ゴリ押しして公認させたと言われる大分1区の高橋舞子候補の応援に駆け付けるなど全国行脚していた甘利氏であったが、ここ数日は地元に張り付き、駅頭で声を枯らしていた。ちなみに高橋氏も、早々に小選挙区で落選確実となった。

 公示前は決してそんな空気ではなかったという。

「もともと甘利さんは選挙に強い。2017年の前回選挙では、今回当選した立民の太栄志氏(当時は希望の党)をダブルスコアで破っています。しかも前回は、UR(都市再生機構)をめぐる口利き疑惑が出た直後の選挙でした。今回も圧勝すると見られていたのですが……」(政治部記者)

創価学会から総スカン
 岸田政権が発足し、幹事長に就任したことが裏目に出てしまったのだ。

「もともと甘利氏は、安倍・菅の両政権においても、カネの問題が理由で要職からは外されていました。記者に囲まれなければならないような職には、あえて就けないようにしていたわけです。しかし、岸田さんが幹事長に据えてしまったため、完全に過去がぶりかえされてしまった。『文春オンライン』が甘利氏の幹事長就任後に再掲載した疑惑の記事は、ネット上でかなり読まれていたと言います」(同前)

 今回は野党共闘が実現し、共産党が候補を立てなかったことも逆風となった。前回、共産党候補が獲得した3万6000票の大部分が立民候補に流れてしまったわけだ。さらには“味方”であるはずの公明党の動きも鈍かった。

「公明党は甘利氏に3次推薦を出していますが、まったく動かなかったと言います。もともと選挙の実働部隊である創価学会の婦人部は、カネの問題にうるさい。甘利氏は日頃から公明党に対してぞんざいな態度を取っていたとも言われ、意趣返しだった可能性もあります」(同前)

後任は高市氏か森山氏か? 
 幹事長とは、党のカネを一手に握り公認候補を定めるなど選挙を取り仕切る立場である。甘利氏はTBSの開票速報番組で厳しい状況が伝えられるなか、もし小選挙区で敗北したら「総裁に身柄を預けないといけないと思う」と述べた。比例復活できたとはいえ、辞任は不可避とみられる。当然、任命した岸田首相の責任問題にも発展する。

「今回の選挙では、仮に岸田さんが苦戦したとしても、菅さんという“前のピッチャー”が悪かったということで責任を問われない公算でした。実際のところ、自民党は単独で過半数を維持できそうな情勢。しかし、甘利さんたった一人の敗戦で窮地に立たされてしまった」(政治部デスク)

 では、後任の幹事長は誰になるのだろうか。

「『官房長官に萩生田光一氏、幹事長に高市早苗氏』を要求していた安倍元首相は、岸田人事にかなり不満を持っていると言われています。高市氏を政調会長から幹事長に横滑りさせるよう要求してくる可能性もあるのではないか。有力議員が総じて閣僚入りしている事情を考えると、バランスを考えて森山裕前国対委員長もありうる。総裁選で負けて反主流派になってしまった小泉進次郎氏、石破茂氏、河野太郎氏からなる『小石河連合』も巻き返しに動いてくるでしょう。来年7月には参院選も控えており、党内は波乱含みです」(同前)

 昨日まで「3A」と呼ばれていた実力者の失脚。選挙とはつくづく恐ろしいものだ。

デイリー新潮取材班

2021年11月1日 掲載

新潮社

7557チバQ:2021/11/01(月) 13:08:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/d68c792030b8e1715a93419711c5a3a9906fcc99
「4年間の評価」首相、笑顔硬く 高揚感なき政権継続
11/1(月) 10:22配信

西日本新聞
当確者の名前にバラを付ける自民党総裁の岸田首相(左から6人目)=31日夜、東京・永田町の党本部(撮影・中村太一)

 有権者の迷いが色濃くにじんだ。31日の衆院選で、自民党は公示前から議席を減らしたが、単独過半数を維持。場当たり的なコロナ対応、政治とカネ…。安倍、菅両政権下で増幅した国民の政治不信は、党幹部や派閥領袖(りょうしゅう)らを敗北に追い込んだが、急ごしらえの野党共闘は失速。発足から間もない岸田文雄政権の「ご祝儀相場」もかすみ、行き場を失った民意は「第三極」を掲げた日本維新の会に流れた。高揚感なき政権の継続。コロナ禍のかじ取りを託された首相は、感染再流行への備えや経済再生などの重要課題にどう向き合うのか。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「自民が議席を減らすことが今後の政権、国会運営にどう影響するか、考えていきたい」。午後10時すぎ、自民党本部の開票センターでテレビ中継に臨んだ岸田文雄首相は、慎重に言葉を選んだ。

 候補者名が書かれたボードに当選確実の赤いバラを付ける際も、表情は硬いまま。空白が残るボードの前に座って開票速報のモニターを見つめ続け、カメラを向けられてようやく笑顔を見せた。

 テレビ中継でキャスターに戦況について問われると、与党で過半数を得たことを挙げて「信任をいただいた」と強調。一方、閣僚経験者や党幹部の苦戦が相次いだことを「4年間の積み重ねをそれぞれの有権者が評価した結果だ」と素直に受け止めた。出演者から「選挙で『岸田カラー』を引っ込めた」と質問され、「引っ込めたことはない」と強い口調で反論する場面もあった。

 首相は、10月4日の就任から1カ月内に衆院解散、総選挙を行う超短期決戦に打って出た。就任直後の「ご祝儀相場」を最大限利用する戦略だった。

 説明責任を果たさず、強権的だと批判された安倍晋三、菅義偉両政権との違いの演出に腐心。特技と自負する「聞く力」をアピールし、街頭演説では国民から聞き取った悩みや提案をつづった「岸田ノート」を掲げて訴えた。佐賀県武雄市では、豪雨の被災者らと車座集会を開き、災害対策の強化を訴える参加者の話をノートに書き込んだ。

 一方で、選挙戦で安倍、菅政権で相次いだ「政治とカネ」を巡る問題に触れることは、ほぼなかった。公文書改ざんを招いた森友学園問題の再調査も否定するなど、前政権の「負の遺産」に向き合おうとする姿勢は見せなかった。

 党首討論で、かつては前向きだった選択的夫婦別姓を導入するための法案提出に賛成するか問われた際には、9党首の中で唯一、挙手しなかった。安倍氏らへの配慮が強くにじむ姿勢は、野党から「長老たちの声を『聞く力』だけはあるようだ」とやゆされた。

 首相が焦りの色を濃くしたのは、10月24日の参院静岡選挙区補欠選挙での自民候補の敗北。後手に回った新型コロナウイルス対策を含め、「これまでの安倍、菅政治への反発が予想以上に大きい」(政府関係者)との見方が広がった。野党候補の一本化も進み、無党派層の動向も読めない。首相は25日夜、ツイッターに「大変厳しい情勢。力を与えてください」と切実な思いを書き込んだ。

 来夏の参院選のかじ取りも首相に託される。「議席を減らしたのは事実。このままでいいということはないだろう」。自民関係者は不安を口にした。

 (井崎圭)

7558チバQ:2021/11/01(月) 14:44:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd1bfa9138e72bade60d8169564b8025a306da2
自民党に安堵感の一方、敗北の甘利幹事長後任候補に高市氏や河野氏も
11/1(月) 12:01配信


選挙結果を受け、与野党双方に新たな動きが出ている。

与党側の最新情報について、自民党本部前からフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えする。

自民党内には、単独で「絶対安定多数」を確保したことに安堵(あんど)感が広がる一方、政権の要である現職幹事長が選挙区で破れたことに、大きな衝撃が走っている。

辞任の意向を固めた甘利幹事長の処遇について、「よくお話をします。最後は私が決めます」と述べた岸田首相は、現在、党本部で臨時役員会に出席し、麻生副総裁らとともに、選挙結果の総括や今後の政権運営などについて協議を行っている。

遠藤選挙対策委員長「かなり苦戦した戦いだと思っていたので、すごくうれしいです。(甘利幹事長敗北について)最大の努力をされたうえでということですから、それでもまさに残念に思っています」

甘利幹事長の敗北や石原伸晃元幹事長の落選について、党内からは、「世代交代が進んだ結果だ」との声が上がる一方、「前代未聞だ。総理の右腕として、さまざまな決断をしていた甘利氏の後任選びは難しい」との厳しい見方も出ている。

甘利氏の後任について、党内からは、選挙応援で全国を回った高市政調会長や河野広報本部長などを推す声が上がっている。

岸田首相は午後、記者会見に臨む予定で、1日にも後任人事を判断するものとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0151da82a30a39481bc3748bc6c09345c56b4ef
焦点は甘利氏の後任人事 盤石勝利も自民に緊張感
11/1(月) 11:52配信
 絶対安定多数を維持した自民党ですが、選挙の責任者の甘利幹事長が辞任の意向を固めていて、岸田総理大臣が後任を検討しています。

 (政治部・大石真依子記者報告)
 岸田総理は周辺に1日、再度、甘利氏と協議したうえで、最終的に判断すると話しています。

 岸田総理は、2日早朝に国際会議に出席するためイギリスに向かう予定で、限られた時間のなかでの判断を迫られています。

 自民党関係者によりますと、後任には現在、幹事長代行を務める梶山氏が取りざたされているほか、茂木外務大臣の名前も挙がっていますが、甘利氏を慰留する可能性も残っています。

 一方で自民党内からは、今回の選挙結果について事前の予想を上回る結果に安堵(あんど)の声が上がってはいますが、幹事長やベテラン議員が小選挙区で相次いで負けたことに大きな衝撃が走りました。

 来年夏に控える参議院選挙を前に、党内からは「立て直しが必要だ」といった厳しい声も上がっています。

テレビ朝日

7559チバQ:2021/11/01(月) 14:56:14
同意
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e334f823d31450eea6f17f8937375a8ca9b4b7c
田崎史郎氏 議席減の立憲民主党に「共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因」
11/1(月) 11:34配信

スポニチアネックス
フジテレビ社屋

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。衆院選の全465議席の当選者が確定し、自民、公明の与党は計291で国会運営を主導できる絶対安定多数(261)を上回ったことに言及した。

 自民党は公示前から17減らしたものの、261で単独過半数(233)となり、安定多数(244)も得た。立憲民主党は公示前110から14減の96。日本維新の会は公示前の11から41まで大きく伸ばし、衆院第3党に躍進した。公明党は3増の32、共産党は2減で10。国民民主党は3増の11だった。

 田崎氏は「立憲、共産にとって惨敗ですよ」と言い、その理由を「なぜ立憲が負けたかっていうのは、僕は共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因だと思うんですね」と指摘。

 そして「民主党が政権取るまでっていうのは保守層も詰め込むような形で支持を集めて政権が取れて、それで政権運営に失敗して引いたわけですけれど。だから今の左寄りの路線を立憲が続けていくのかどうか、それをしっかり議論しないと再生はないんじゃないかと」と分析した。

7560とはずがたり:2021/11/01(月) 17:24:56

甘利幹事長の後任に茂木外相検討
2021/11/1 17:20 (JST)
c 一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/827819914420092928?c=39550187727945729

 岸田文雄首相は1日、衆院選の小選挙区で敗北し辞任する意向を固めた甘利明幹事長の後任に茂木敏充外相を充てる方向で検討に入った。関係者が明らかにした。

7561チバQ:2021/11/01(月) 20:06:55
細田派 97→89 -08
竹下派 54→46 -08
麻生派 53→48 -05
二階派 47→37 -10
岸田派 46→41 -05
石破派 16→13 -03
石原派 10→07 -03 


https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_JJQ34IKZOVOFBPVVNXFXZM7YXQ.html
自民各派閥とも勢力減 麻生派が第2派閥に
2021/11/01 19:20産経新聞

衆院選で自民党の全7派閥は、いずれも人数を減らす結果となった。

最大派閥の細田派(清和政策研究会)は97人から89人となった。参院議員を自動失職して出馬した高階恵美子氏が当選したが、中山泰秀元防衛副大臣らが落選した。

第2派閥だった旧竹下派(平成研究会)は54人から46人に減らし、53人から48人となった麻生派(志公会)に抜かれた。旧竹下派では当選8回の三原朝彦氏が落選。厚生労働副大臣などを務めた渡嘉敷奈緒美氏らも及ばなかった。麻生派では元環境相の原田義昭氏らが落選した。

最も勢力を減退させたのは二階派(志帥会)で、47人から37人となった。伊吹文明元議長、河村建夫元官房長官が不出馬だったことに加え、元沖縄北方担当相の福井照氏、当選8回の山本拓氏らが落選した。

岸田文雄首相(党総裁)率いる岸田派(宏池会)は、衆院にくら替えして当選した林芳正前参院議員を含め41人で、5人減となったが、結果的に二階派を抜いて第4派閥となった。ただ、宮腰光寛、竹本直一、三ツ矢憲生各氏が引退したほか、山本幸三元地方創生担当相、左藤章幹事長代理が落選し、ベテラン・中堅が去る形となった。

石破派(水月会)は鴨下一郎元環境相が引退し、2人落選して16人から13人となった。10人の最小派閥・石原派(近未来政治研究会)は、会長の石原伸晃元幹事長や、当選16回だった野田毅元自治相ら3人が落選。無所属から追加公認となった田野瀬太道氏を加えても7人にとどまった。

すでに初当選組の入会が内定している派閥もあるが、所属未定の新人をめぐる争奪戦が繰り広げられる可能性もある。

7562チバQ:2021/11/01(月) 21:06:19
岸田考えたな
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6d39ca0f295a8f4bb31e8ebe6e5f64851bd894
自民幹事長に茂木氏起用 後任外相に林芳正氏浮上
11/1(月) 20:53配信

産経新聞
インタビューに応じる茂木敏充外相=1日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は1日、衆院選の選挙区で敗北し、辞任の意向を固めた甘利明幹事長(72)の後任に茂木敏充外相(66)を充てる方針を決めた。党本部で茂木氏と会談して幹事長就任を打診し、茂木氏は受諾した。4日の総務会で正式に決定する。首相は10日召集の特別国会で第101代首相に指名され、第2次岸田内閣を発足させる予定。茂木氏の後任の外相には、衆院山口3区で当選した林芳正・元文部科学相(60)が浮上している。


首相は茂木氏との会談で「衆院選で国民から多くの信任を得た。しっかり応えていかなければいけない」と述べ、新型コロナウイルスや経済対策のとりまとめのほか、首相が意欲を示す党改革の推進を要請した。来年の参院選への対応も指示した。

茂木氏は記者団に「国民の信頼に応えられる自民党をつくることが重要だ。非常に重い責任なので、しっかりと果たしていきたい」と語った。「ワンチームでさまざまな問題に取り組む」と挙党態勢で党運営に臨む考えを強調した。

茂木氏は衆院栃木5区選出で当選10回。党政調会長や選対委員長、経済再生担当相などを歴任し、令和元年9月から外相を務め、岸田政権でも再任された。先の総裁選では旧竹下派(平成研究会)会長代行として派の取りまとめに奔走。首相支持を最終盤で表明し、勝利に貢献した。首相は茂木氏起用の理由について、安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、甘利氏の「3A」との関係が「良好だ」と周囲に語った。

甘利氏は衆院選で神奈川13区から立候補したが、立憲民主党の新人に敗北。重複立候補した比例代表南関東で復活当選を果たしたが、首相に辞任の意向を伝えた。首相は「できるだけ早く対応を決定する」として後任選びを進めていた。

7563チバQ:2021/11/01(月) 21:10:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aa2d8be61ae5276f60dcc0921a45feb11e2eb15
衆院議長に細田氏調整 自民
11/1(月) 20:14配信

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時事通信
自民党の細田博之元幹事長=2020年9月、東京都千代田区の衆院議員会館

 自民党は、大島理森前衆院議長の後任に細田博之元幹事長(77)を推す方向で調整に入った。

 複数の関係者が1日、明らかにした。10日に召集される特別国会で選出される見通しだ。

 細田氏は島根1区選出の当選11回で党の幹事長や総務会長のほか、官房長官、衆院憲法審査会長などを歴任した。党内最大派閥である細田派の会長も務めている。

7564チバQ:2021/11/01(月) 22:57:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_XTQZQJEB5JJZTMMJLR6NBEFZFA.html
自民・山崎拓元副総裁、立民応援空振り
2021/11/01 21:23産経新聞

自民・山崎拓元副総裁、立民応援空振り

選対本部長の言動に波紋が広がる中、個人演説会で支持を訴える鬼木誠氏=10月28日

(産経新聞)

「小選挙区は辻元、比例は自民党」-。自民党の山崎拓元副総裁が衆院選終盤に、こう支援を呼び掛けた大阪10区の立憲民主党、辻元清美氏は選挙区で敗れ、比例復活もできず、応援は空振りに終わった。山崎氏は地元の福岡2区で辛勝した自民、鬼木誠氏の選対本部長を務めており、選挙戦へ悪影響も懸念された。

山崎氏は10月27日、大阪入りし、「自社さ連立政権」時代から親交のある辻元氏を応援したことで自民内や支持者から批判が巻き起こった。「敵に塩を送る行為」が明らかになると、自民大阪府連は党本部に山崎氏の除名を求めた。

辻元氏の落選に陣営関係者は「(応援への反発の)影響がなかったとはいえない」と漏らす。比例近畿ブロックの自民候補者は、鬼木氏に批判の矛先を向け「まずは鬼木氏が山崎氏を選対から外すべきだ。士気が下がる」と言い放った。

激戦の中、想定外の方向から矢が飛んできた形の鬼木氏は「私のまったくあずかり知らない所で起こったこと。選対のことなので私一人で決められるものではない」と戸惑いの表情を浮かべた。結果的に山崎氏は「謹慎」(選対幹部)として、露出を自発的に控える形に。鬼木氏は辛くも4選を決め、陣営関係者も胸をなで下ろした。

7565チバQ:2021/11/01(月) 23:04:59
>幹事長に就任する茂木外相を除く閣僚は、原則として再任する方針だ。

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211101-567-OYT1T50282.html
第2次岸田内閣、10日に発足…大型経済対策は今月中旬策定へ
2021/11/01 22:49読売新聞

第2次岸田内閣、10日に発足…大型経済対策は今月中旬策定へ

衆院選の結果を受け、記者会見する岸田首相(1日午後、自民党本部で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 第49回衆院選は1日、全議席が確定し、自民党が国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261議席を獲得した。岸田首相(自民党総裁)は党本部で記者会見に臨み、大型経済対策を今月中旬に策定する考えを表明した。衆院選の小選挙区で敗れ、辞任の意向を示していた自民党の甘利明幹事長の後任に、茂木敏充外相を起用することを決めた。

 政府は1日、首相指名選挙を行う特別国会を10日に召集すると与党に伝えた。岸田首相は第101代首相に指名された後、ただちに組閣し、第2次内閣を発足させる。幹事長に就任する茂木外相を除く閣僚は、原則として再任する方針だ。

 首相は記者会見で、大型経済対策を盛り込んだ2021年度補正予算案について、「年内のできるだけ早期に成立させる」と述べた。経済対策には、非正規雇用や子育て世代などへの給付や、地域や業種を限定しない事業者向けの支援策などが盛り込まれ、数十兆円規模になる見通しだ。

 首相は、政府の観光支援策「Go To トラベル」について、「安全、安心な形に見直した上で再開を検討していく」と語った。賃金の引き上げにも意欲を示し、「(首相が議長を務める)『新しい資本主義実現会議』の場で、労使の代表と向き合い、賃上げに向けた議論を主導していく」と強調した。

 新型コロナウイルス対策では、首相は「第6波」に備え、対策を強化する考えを改めて示した。今月前半に病床確保策を軸とする全体像を国民に示し、「確実に入院できる体制を11月末までに整備する」と語った。感染症の危機管理を担う司令塔組織の創設に取り組む考えも示した。

 会見後、首相は党本部で茂木氏と会談し、幹事長への起用を伝えた。茂木氏は会談後、記者団に「非常に重い責任だ。責任を果たしていきたい」と述べた。後任の外相には、林芳正・元文部科学相らが取り沙汰されている。

 また、首相は1日、公明党の山口代表と国会内で会談し、経済再生や憲法改正など10項目の連立政権合意に署名した。山口氏は会談後、記者団に「謙虚な姿勢で、 真摯しんし な政権運営に努める原点を確認した」と語った。

首相会見のポイント

 ▽大型経済対策を今月中旬に策定
 ▽新型コロナウイルス対応の全体像を今月前半に提示
 ▽これまでの新型コロナ対応を徹底的に検証し、感染症危機管理の司令塔の創設に意欲
 ▽賃上げに向けた議論を主導

7566チバQ:2021/11/01(月) 23:06:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211101X961.html
衆院選、自民絶対安定多数=幹事長に茂木氏起用へ―10日に第2次岸田内閣発足【21衆院選】
2021/11/01 20:06時事通信

 10月31日投開票された第49回衆院選は1日、全議席が確定し、自民党は国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261議席を獲得した。岸田文雄首相(同党総裁)は「国民の信任を得た」と表明。選挙区での敗北を受けて首相に辞意を伝えていた甘利明幹事長を交代させ、茂木敏充外相(66)を後任に起用する人事を固めた。

 衆院選を受けた特別国会は10日に召集され、首相指名選挙を経て、第2次岸田内閣が同日中に発足する。首相は閣僚を含む政務3役人事を茂木氏の後任補充など最小限にとどめ、第1次内閣の陣容を大枠で維持して政権運営を本格化させる。

 首相は1日、党本部で記者会見し、選挙結果について「岸田政権の下で未来をつくり上げてほしいとの民意が示された」と表明。「限定的な閣外協力」を掲げた立憲民主、共産両党がいずれも議席を減らしたことから、「(自公の)枠組みが選択された」と強調した。その上で「一票一票の重みを胸にスピード感を政策実行の面で発揮していく」と語った。

 首相はこの後、茂木氏と党本部で会談し、幹事長起用を伝達。来年夏の参院選の準備に当たるとともに「党改革を具体的に大胆に進めてほしい」と指示した。4日の総務会で正式決定する。幹事長がわずか1カ月で交代するのは異例だ。

 首相は公明党の山口那津男代表とも国会内で会い、連立政権の継続を確認した。政府・与党は特別国会の会期を3日間程度にとどめ、大型経済対策を盛り込む2021年度補正予算案を処理する臨時国会を改めて年内に召集する方針だ。

 衆院選は、自民党が過半数(233)を単独で確保できるかが焦点とみられていた。結果は公示前の276議席を割り込んだものの、追加公認した2人を含め261議席を獲得。公明党は選挙区候補9人全員の当選を果たし、公示前の29議席を32議席に伸ばした。

 一方、政権交代を訴えた立民は共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党と野党共闘を進め、213選挙区で候補者を一本化して臨んだ。しかし、立民は公示前の110議席から96議席に後退し、共産党も12議席から10議席に減らした。国民は8議席を11議席に上積みした。

 共闘と一線を画した日本維新の会は、公示前の11議席を4倍近い41議席とし、公明党を抜いて第3党に躍進した。

 れいわ新選組は山本太郎代表を含む3議席を獲得。社民党は沖縄2区で1議席を死守した。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席を得られなかった。

7567チバQ:2021/11/01(月) 23:08:35
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/entertainment/tokyosports-3765661.html
甘利幹事長の後任に茂木外相が内定 〝岸田流人事〟に党内から疑問「後任の外相どうするんだ」
2021/11/01 19:56東スポWeb

甘利幹事長の後任に茂木外相が内定 〝岸田流人事〟に党内から疑問「後任の外相どうするんだ」

岸田首相(左)は茂木外相を後任幹事長に選んだが…(東スポWeb)

(東スポWeb)

 自民党の岸田文雄首相(64)は1日、衆院神奈川13区で敗れて辞任する意向を示した甘利明幹事長(72)の後任に茂木敏充外務大臣(66)の内定を決めた。

 岸田首相はこの日、党本部で行った会見で甘利氏の処遇については「本人とよく話し合った上で、できるだけ早く決定したい」と話していた。

 その後、岸田首相は茂木氏と会談し幹事長の就任を求めた。茂木氏もこれに応じたという。

 党内では甘利氏の後任に河野太郎広報本部長(58)への〝待望論〟や森山裕元国対委員長(76)、小選挙区で初当選した林芳正氏(60)の名前が浮上していた。

 しかし、茂木外相の幹事長起用内定のニュースが流れると、党内では岸田首相に対し「何を考えているのかわからない」という不満や「後任の外相をどうするんだ。小野寺五典さんを(外相に)持ってきて岸田派の勢いをつけるのが目的だとしても、最大派閥・細田派から反発される」と不安の声が上がった。

 果たして岸田首相の一手は「吉」と出るのか。

7568チバQ:2021/11/02(火) 08:12:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6d39ca0f295a8f4bb31e8ebe6e5f64851bd894
自民幹事長に茂木氏起用 後任外相に林芳正氏浮上
11/1(月) 20:53配信
産経新聞
インタビューに応じる茂木敏充外相=1日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は1日、衆院選の選挙区で敗北し、辞任の意向を固めた甘利明幹事長(72)の後任に茂木敏充外相(66)を充てる方針を決めた。党本部で茂木氏と会談して幹事長就任を打診し、茂木氏は受諾した。4日の総務会で正式に決定する。首相は10日召集の特別国会で第101代首相に指名され、第2次岸田内閣を発足させる予定。茂木氏の後任の外相には、衆院山口3区で当選した林芳正・元文部科学相(60)が浮上している。


首相は茂木氏との会談で「衆院選で国民から多くの信任を得た。しっかり応えていかなければいけない」と述べ、新型コロナウイルスや経済対策のとりまとめのほか、首相が意欲を示す党改革の推進を要請した。来年の参院選への対応も指示した。

茂木氏は記者団に「国民の信頼に応えられる自民党をつくることが重要だ。非常に重い責任なので、しっかりと果たしていきたい」と語った。「ワンチームでさまざまな問題に取り組む」と挙党態勢で党運営に臨む考えを強調した。

茂木氏は衆院栃木5区選出で当選10回。党政調会長や選対委員長、経済再生担当相などを歴任し、令和元年9月から外相を務め、岸田政権でも再任された。先の総裁選では旧竹下派(平成研究会)会長代行として派の取りまとめに奔走。首相支持を最終盤で表明し、勝利に貢献した。首相は茂木氏起用の理由について、安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、甘利氏の「3A」との関係が「良好だ」と周囲に語った。

甘利氏は衆院選で神奈川13区から立候補したが、立憲民主党の新人に敗北。重複立候補した比例代表南関東で復活当選を果たしたが、首相に辞任の意向を伝えた。首相は「できるだけ早く対応を決定する」として後任選びを進めていた。

7569チバQ:2021/11/02(火) 11:36:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/04dde707dbdae248a6a920e53cb27ffed2f0e0e8
麻生氏「功労者はあなただ」 鼓舞するも…翻意させられず
11/2(火) 9:58配信

西日本新聞
連載【試練―岸田政権始動】
麻生太郎財務相

 1日午後、自民党本部。約2時間に及んだ岸田文雄首相(党総裁)の慰留交渉は、実を結ばなかった。固かった甘利明幹事長の辞意。未明に小選挙区での敗北が確実になった後、安倍晋三元首相を加えた3人で「3A」の異名を持つ麻生太郎党副総裁も再三にわたり「こんなことで辞めてどうすんだ。今回の選挙の功労者はあなただ」。甘利氏を鼓舞したものの、翻意させられなかった。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 公示前勢力から微減とはいえ、衆院選で国会運営を完全支配できる絶対安定多数(261)を単独確保した自民。甘利氏に対し、党内からは「実質的に勝ったと言えるのだから、続投すればいい」「選挙指揮を執る立場でありながら比例復活に甘んじた『けじめ』として辞任が当然だ」と両論が出ていた。一方で、自身の現金授受問題が尾を引き、選挙戦にも少なからず負の影響を与えた。「辞任は、野党にとって追及材料が一つなくなることを意味し、メリットの方が大きい」(政府関係者)との見方も聞かれる。

 首相が重きを置く経済安全保障分野など政策面をリードしつつ、「3A」の結束を背に党内融和の「要」としてにらみを利かせ、党人事の際には首相に代わり登用を告げる電話をかけていた甘利氏。吉と出るか、凶と出るか、その離脱が実質的に始動したばかりの岸田政権を揺さぶったのは間違いない。

 「話を頂いたばかりでこれから考えるが、ワンチームとしていろんな問題に取り組む」。首相から後任の党ナンバー2を打診され、受諾した茂木敏充外相は1日夕、報道陣に戸惑い気味に語った。

「組合員の票が行き場失った」連合会長が共産との共闘に警告
 衆院選の結果責任の混乱に陥っているのは、野党第1党の立憲民主党も同じだ。投開票前は躍進との一部予測もあったが、ふたを開けてみれば公示前から14議席も減少。党内からは「こんな大敗で続けられるわけがない」(中堅)と、党執行部を突き上げる声が噴出している。

 1日、福山哲郎幹事長はカメラの前で深々と頭を下げ「私自身は腹を決めている」と引責辞任を示唆。枝野幸男代表も「僅差の選挙区で競り勝てず、結果的に議席を減らした。残念で申し訳ない」と表情をこわばらせた。来夏の参院選へ向け、自身の進退を含む今後の党方針を2日の執行役員会で示すというが、合意に達するかは見通せない。

 「共産党との関係(共闘)で現場は混乱した。しっかりした総括が必要だ」

 この日、立民最大の支持母体・連合の芳野友子会長は、衆院選の報告に訪れた枝野、福山両氏にきつくくぎを刺した。連合は当初から、立民と共産の接近に違和感を表明してきた。午後の記者会見で、芳野氏は衆院選を「連合が戦いづらかったのは事実。共産や市民連合との共闘で、現場の組合員の票が行き場を失った」と振り返り、参院選では同様の選挙協力は容認できないと警告した。連合幹部の憤りは止まらない。「どれだけの労組票が離れたと思っているのか。政権批判の受け皿になれていないのを、立民は気付いていない」

 これに対し、共産の志位和夫委員長は「野党共闘は大きな歴史的意義があった。参院選は揺るぎなく共闘を発展させたい。この道しかこの国は変えられない」と主張し、今後、立民にさらなる「進化」を求める構え。3議席増やした国民民主党の玉木雄一郎代表は「改革中道の路線をぶれずに貫く」とし、共産との協力を否定する。

 誰の目にも確かな成果を導くことがあたわなかった野党共闘。非自民勢力を結集しようとの試みは、早くも曲がり角に立ったように映る。

 (大坪拓也、郷達也)

7570チバQ:2021/11/02(火) 15:12:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/de19d815727f579697226b79c0f13161913ffdc9
自民党の新幹事長・茂木敏充氏の“超忖度トリセツ” 枕、タバコ、室温まで官僚作「対応マニュアル」入手〈週刊朝日〉
11/2(火) 14:40配信

AERA dot.
閣議のため官邸に入る茂木敏充外相(c)朝日新聞社

 先の衆院選で小選挙区で敗れ、辞意を申し出た甘利明幹事長の後任に決まった茂木敏充外相。将来の首相候補と目されるが、実は怒りっぽい人だとの評判もある。そんな“要注意人物”の機嫌を損ねないよう、官僚がこと細かなマニュアルをひそかに作成していた。忖度を象徴するような“トリセツ”の驚きの中身とは。週刊朝日2019年10月18日号で報じた記事の抜粋を、再掲載する。


*  *  *

 自民党幹事長に就任する今後のキーマン、茂木氏はそもそもどんな人物か。栃木県足利市出身の64歳で、東大経済学部を卒業後、総合商社などを経て米ハーバード大学大学院を修了。大手コンサルタント会社に勤務し、1993年に当時の日本新党から衆院選に出て初当選した。95年に自民党に移り、現在当選9回。学歴や職歴からもわかるように、頭脳明晰(めいせき)で語学力も高いとされる。

 重要な役職も歴任。2002年に外務副大臣に就任し、沖縄・北方相や金融・行革相を経て、12年末からの第2次安倍内閣では経済産業相となった。14年からは自民党選挙対策委員長、16年からは党政務調査会長。17年には第3次安倍第3次改造内閣で経済再生相となり、経済対策や日米貿易交渉などを担当してきた。第4次安倍再改造内閣では外相として、各国外相らとの会談を重ね、その後の菅内閣、岸田内閣でも横滑りで外相を務めた。

 とりわけ安倍晋三元首相からの信頼は厚い。18年の党総裁選では所属する竹下派(平成研究会)の参院側は石破茂・元幹事長を支持したが、茂木氏らが衆院側を首相支持でとりまとめたとされる。党関係者はこう持ち上げる。

「竹下派のなかでも加藤勝信厚生労働相と並んで安倍元首相に近い。竹下派会長代行として、病気療養中の竹下亘・会長の後継者との声もあります。『ポスト安倍』の筆頭として、得意の外交で存在感を発揮しています」

 一方で、霞が関周辺ではこんな評判もある。

「官僚が最も恐れる政治家」だというのだ。その理由は、細かいことにこだわり怒りっぽい性格にあるという。かつてつかえたある省庁幹部はこう明かす。

「政策通で優秀な方ですが、ちょっとしたことですぐ不機嫌になる。怒鳴られたり、無視されたりした人はたくさんいます。怒られないように、ほかの政治家より気を使わざるを得ないんです」

 経産省や内閣府、外務省などの歴代の担当者は、大臣の機嫌を損ねないようどのように接するべきか蓄積してきた。

 海外出張などの際、食べ物の好みから喫煙場所の確保、身の回りのサポートに至るまで様々な項目にわたって「通常の接遇対応に加えて留意すべき点」をまとめているのだ。

 本誌が入手した内部資料を見ると、茂木氏がマニュアルを作るよう指示したのかどうかはわからないが、歴代の担当者の涙ぐましい努力が見て取れる。

 例えば食事。麺類が好きだとしつつ、例外的に嫌いだとされる冷やし中華や長崎ちゃんぽんまで把握している。伸びたり硬くなったりしないよう、注文時間の調整も抜かりない。パンは好きだが硬いフランスパンは苦手。メロンは嫌いだとされるが、なぜか夕張メロンはOKのようだ。

 こうした好みの把握は一朝一夕ではできない。食事する度に、残しているものはないか常にチェック。それをメモして引き継いでいくエリート官僚の姿を想像すると、どこか滑稽にも思えてくる。

 外交には万全の体調で臨んでもらわないといけない。「メガシャキ」など栄養ドリンクを日本から持参しつつ、車内エアコンの設定温度は25〜27度に徹底する。

 ヘビースモーカーの茂木氏がいらつくことがないように、「何よりもまずタバコ」。あらゆるところで吸えるよう調整し、喫煙可能場所のリストを作成する。T字カミソリの携行からホテルのマッサージ手配まで、随行する担当者や現地の大使館員らは大忙しだ。こうした特別対応をするためには、人員や費用もかさむ。

7571チバQ:2021/11/02(火) 15:12:58
 広報対応にも全面的に協力する。茂木氏は自身のSNSで積極的に情報発信している。ニューヨークでポンペオ米国務長官や韓国の康京和(カンギョンファ)外相、中国の王毅(ワンイー)外相と会談したことを、2019年9月27日に相次いでツイッターとフェイスブックに投稿。外相としての成果をアピールした。

 内部資料によると、情報発信では広報担当者らが文章を考え、写真なども茂木氏と相談して決めているとされる。外交などでは微妙な表現も問題になるだけに、官僚の手を借りるのは当然のことかもしれない。ただ、自身のツイッターやフェイスブックには、選挙応援といった公務以外のこともこれまで掲載されている。公務との区別が難しい状況も考えられ、官僚をどこまで関与させるべきか問われそうだ。

 このような“超忖度トリセツ”ともいえるものができたわけをあるベテラン国会議員秘書はこう解説する。

「優秀な人にありがちですが、自分より能力が劣っている方に対する発言が厳しすぎる。秘書や官僚らに求める能力が高すぎて、そこに達していない人たちにはこと細かく言ってしまうのでしょう。そういうこともあって、パワハラだともうわさされてしまう。本人はそんな自覚なんてなくて、当然の要求をしているだけだと思っているんじゃないでしょうか。各省庁の秘書課の人たちはどの大臣に対してもすごく配慮しますが、その後の対応は大臣の人間性によって違ってくる。対応が怖いとマニュアルが細かくなり、忖度度も高まるのだと思います」

 茂木氏を巡っては、パワハラのような言動があるとの指摘や報道がこれまでもなされてきた。記者や秘書らにくってかかる場面も目撃されている。外務省関係者はこう嘆く。

「大臣のサポートのために必要な人数は増えています。怒鳴られるんじゃないかと戦々恐々としている職員もいる。省内でも大臣に関係する発言は、できるだけ控えるようになっています」

 同じ竹下派の幹部も苦言を呈する。

「秘書や関係者の段取りがちょっとでも悪いと、周りに人がいても叱り飛ばすことがある。閣僚になるべき人はそんなことはしないはずです。人望がないことは『次期総理の座』のレースにも影響してくる」

 怖い上司に部下が忖度するのはどこの企業でもありそうだが、政治や行政の世界だとやっかいなことになる。森友・加計学園問題では、財務省や文部科学省の官僚らの忖度が批判を浴びた。茂木氏のケースもレベルが違うかもしれないが、官僚が政治家に過剰に配慮する構図は同じだ。経済官庁のある幹部はこう訴える。

「政治家に目をつけられないよう、みんな恐れている。出世に響かないよう厳しい意見は言わずに、うまく機嫌さえ取っておけばいいという考え方の人もいます。官僚は国家全体に尽くすべきですが、いまはどうしても忖度するようになってしまっています」

 政治と金の問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は、内閣人事局が14年にできて、官僚の人事を政治が握るようになったことが背景にあるという。

「昔は官僚の理屈の中で出世が決まっていたが、官邸を中心に人事権を握るようになりました。これまでも忖度はあったのでしょうが、それが森友・加計問題でもわかったように、あり得ないところまで来ている。今回のケースはそれを象徴する感じを受けます。公私混同や権力の乱用がないかどうかチェックが必要です」

 茂木氏の事務所や外務省には見解を求めたが、期限までに回答はなかった。

(本誌・忖度問題取材班)

※週刊朝日2019年10月18日号より抜粋、加筆

7572チバQ:2021/11/02(火) 22:58:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/02f12b3b2970d437420190d4b5a8a8629fd12b36
安倍氏に派閥復帰待望論 自民派閥に変化の兆し
11/2(火) 21:16配信

産経新聞
聴衆とグータッチを交わす安倍晋三元首相=10月21日午後、横浜市のJR桜木町駅前(矢島康弘撮影)

衆院選を経て、自民党の7派閥にも変化の兆しが出てきた。全ての派が人数を減らしたため、新人の勧誘を急ぐほか、細田派(清和政策研究会)や旧竹下派(平成研究会)は代替わりの可能性がある。領袖の石原伸晃元幹事長が落選した石原派(近未来政治研究会)は存続が危ぶまれる事態に陥った。


党最大勢力を誇る細田派には、安倍晋三元首相の早期の復帰を期待する声がある。自民は次の衆院議長に同派会長の細田博之元幹事長を推す方向で、衆院議長は党を離れる慣例があるため、派内には安倍氏の会長就任を推す意見が強い。高市早苗政調会長も安倍氏の復帰を望んでいるという。

旧竹下派は、会長代行の茂木敏充外相が幹事長に内定したことで、故・竹下亘元総務会長の後任の会長となる流れが強まった。先の自民の総裁選では岸田文雄首相への支持で派をまとめて勝利に貢献し、自らの幹事長職や閣僚ポストを確保した手腕に評価が高まっている。ある若手は「幹事長派閥なので新人を勧誘しやすい」と茂木氏に期待を込めた。

首相が率いる岸田派(宏池会)は引退を含め衆院選の公示前から5人減となったが、他の主要派閥と比べ減り幅は少なく、面目を保った。総裁は任期中派閥を抜けるのが一般的だが、麻生太郎副総裁は総裁在任時も派閥に所属していた。首相もこれにならい、派に籍を置く考えだ。総裁派閥としての利点を生かして勢力拡大を図る。

麻生派(志公会)は党内第2派閥に復帰したが、甘利明幹事長が選挙区で敗れて辞意を固めたことが痛手となった。

一方、石原派と石破派(水月会)は苦境にある。

石原派は、石原氏が落選した衝撃が大きい。ベテランは森山裕前国対委員長と坂本哲志前1億総活躍担当相のみで、ほかは当選3〜5回生の中堅や若手が中心だ。

さらに、同派の前身である山崎派を創設した山崎拓元副総裁は、今回の衆院選で立憲民主党の辻元清美氏を応援し、自民大阪府連が山崎氏の除名を求める事態に発展した。世耕弘成参院幹事長は2日の記者会見で「処分は免れない。明確な反党行為だ」と批判。袋小路に陥る状況に、石原派の関係者は「他派との合流も選択肢の一つだ」と頭を抱える。

石破派では、番頭格の鴨下一郎元環境相が引退した。9月には事務総長経験者の古川禎久法相が退会し、さらに退会を検討しているベテランもいる。派を率いる石破茂元幹事長の求心力低下が止まらない。派の関係者は「石破氏を首相にする目的ではなく、勉強会のような形で存続すればよい」と話した。

二階派(志帥会)は減り幅が10人と党内で最大となった。会長を務める二階俊博前幹事長は党幹部から外れた。派をどう統率するか、難しい局面に立たされている。(沢田大典)

7573チバQ:2021/11/02(火) 23:11:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2f6f0415e8dfe1ce5c43566a169681fbf4bac26
国会対策 与野党に不安 手腕未知数の自民・高木氏
11/2(火) 19:21配信

産経新聞
高木毅氏(斎藤良雄撮影)

岸田文雄首相が令和3年度補正予算の年内成立を表明したことで、国会は補正予算案の審議が最大の焦点となる。自民党の国会対策を担うのは新任の高木毅国対委員長だが、手腕は未知数だ。立憲民主党も与党を厳しく追及してきた「論客」が衆院選で相次ぎ落選しただけに、双方とも手探りの攻防となる可能性が高い。

「委員長となると景色も全然違うものだ。野党の意見も聞きながら、円滑な国会運営を心掛けたい」。高木氏は1日、国会内で記者団に国対委員長としての意気込みをこう語った。

過去に自民国対の筆頭副委員長を務めるなど「国対族」として知られる高木氏は、もともと他の党役員とともに10月1日に就任する予定だった。しかし、一時的に衆院議院運営委員長との兼務になることに野党が反発し、先月の臨時国会までは森山裕前国対委員長が続投していた。出はなをくじかれた高木氏が国対委員長として実質デビューしたのは、衆院選から一夜明けた今月1日の公明幹部との会合だった。

また、自民国対からは副委員長を務めていた福田達夫氏と村井英樹氏がそれぞれ総務会長と首相補佐官に持ち場替えとなった。党重鎮は「国対の外へとられてしまった。ひどいものだ」と経験者の流出に頭を抱えており、高木氏の統率力が早くも問われそうだ。

態勢の立て直しが急務となっているのは野党も同じだ。衆院選の責任を問われた立民の枝野幸男代表が辞意を表明したことを受け、野党国対の取りまとめ役だった安住淳国対委員長も執行部全体の辞任に言及している。また、政府与党のスキャンダルを重点的に追及してきた辻元清美氏らが落選した影響で、従来の戦術を変えるとの見方もある。(今仲信博)

7574チバQ:2021/11/02(火) 23:15:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e21b915b2b2698df2eaf60fda70b0ef242501c2
外務大臣が空白である本当の理由 〜甘利幹事長の後任に茂木外務大臣起用へ
11/2(火) 17:40配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月2日放送)に作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴が出演。自民党の甘利幹事長の後任に茂木外務大臣が起用されるというニュースについて解説した。

自民党の甘利幹事長の後任に茂木外務大臣起用へ


岸田総理大臣は11月1日、辞任の意向を示した甘利幹事長の後任に、茂木外務大臣を起用する方針を固め、茂木大臣に打診した。11月4日の総務会で正式に決定する見通しである。

飯田)茂木さんは外務大臣を務めていらっしゃいますが、当面は後任空席として、特別国会が召集される見通しの11月10日までは、岸田総理が外務大臣を兼任するという見込みだそうです。林芳正さんの名前が出て来ていますが。

青山)私は完全無派閥なので自由な立場から申し上げると、まず甘利幹事長が辞任せざるを得ないのではないかということは、総選挙の投開票日の3日くらい前に水面下で話はありました。どうも小選挙区で勝てないと。比例でも救われないという説があったくらいです。

青山)今回、各メディアの出口調査は大外れだったでしょう。

飯田)自民党は261議席を獲得しましたけれども、各社の予想は230議席とか、単独過半数を割るとか、自公でも単独過半数が割れるかも知れないというようなことが、夜8時の段階では言われていました。

青山)かつては、出口調査はもう少し信頼性があったのですけれども、自由民主党に入れた人はなぜか言ってくれないのです。昔は公明党に入れた人が言わなかったのですけれども。

飯田)その話はありました。

青山)いまは野党に入れた人は言ってくれるけれども、自由民主党に入れた人は言ってくれないか、答えてくれないのです。そのため、怖いからNHKはものすごく幅を持たせてしまって、批判を浴びているわけですけれども。

飯田)そうですね。212〜253台くらいまでと、約40も幅を持たせた。

青山)どうも幹事長は小選挙区で負けたと。比例で復活しても「幹事長は大丈夫」というわけには行かないので、これは幹事長が代わらなければいけない。

青山)岸田総理は派閥政治の総理ですよね。ですので、竹下派から持って来たかった。竹下派は竹下亘さんが亡くなったため、茂木さんが仕切っているから、外務大臣を外して茂木さんを持って来ないといけないというのは、投開票日の3日くらい前から動き出しているわけです。

飯田)3日前から。

青山)外交に1日の空白があってもいけないので、「総理が兼任」と簡単に言うけれども、日本は大国なので無理です。それを考えると、なぜこんなに決定が遅いのかと。なぜ遅くなるのかと言うと、それは林芳正さんを起用しようとするからです。林芳正さんは誠に有能な人です。語学力もあるし、判断力もあるし、極めて優秀です。

林芳正氏を外務大臣にすると総理も外務大臣もすべて大宏池会へ向かっての動きになる 〜派閥抗争につながってしまう

青山)党内での大きな議論が2つあります。1つは「大宏池会構想」というものがあって、いまある岸田派と麻生派と谷垣グループを統合し、もとより大きな大宏池会にして、安倍さんや細田さんの派閥より、はるか上に行ってしまおうというものです。そういう派閥次元のことを岸田さんも考えているということを党内で言われていて、それで宏池会の中心人物である林芳正さんを外務大臣に持って来ると。しかし、そうすると総理も外務大臣もすべて、大宏池会に向かっての動きになるから、派閥抗争につながるわけです。そうなると、特に安倍さんは黙っていないですよね。それを警戒して、決められずにいるわけです。

青山)もう1点として、林芳正さんは非常に優秀な人ではありますけれども、きっての親中派、親韓派で、そもそも日中議連の会長です。そういう人が現状この段階で外務大臣になると、国際社会と中国共産党に対して、間違ったメッセージを送ることになるのではないか。日本は親中路線に転換するのかと。いろいろな意見があるけれど、安倍政権の7年8ヵ月は中国に対峙して来た日々でした。その間、中国は日本に対してもおかしくなり、今回も改憲勢力が上回ったことについて、中国外交部の報道官が「日本は言動を慎むべきだ」と言っているわけです。なぜ、あなたに言われなければならないのかと。

飯田)君たちがよく言っている内政干渉そのものではないかと。

青山)その最中に日中議連会長の外務大臣を新たに据えるというのは、メッセージとして間違うのではないかということです。

7575チバQ:2021/11/02(火) 23:15:31
飯田)中国に対してもそうですし、アメリカに対しても「おいおい、大丈夫か日本」という、そういうメッセージになってしまいませんか?

青山)アメリカの友人と暗号化されている電話で話している実感で言うと、その通りで、「おいおい、大丈夫なのか」という反応なのですよ。

飯田)「まさか喧嘩を売っているのではないだろうな」というくらいの。

青山)林芳正さん自身がアメリカに人脈を持っていらっしゃるので、多分感じていると思います。そのことも、同じ派閥なので岸田さんに伝わっているから、慎重になっているのですけれども、この人事の遅れはよくないです。外交に空白をつくるのと同じですし。

飯田)10日以上の空白になってしまいますものね。

青山)茂木さんも外務大臣時代に中国に対して、きちんとものを言っていないことがありました。一部誤解はあるけれども、日本の主権者から批判がたくさん集中しました。茂木外務大臣は堂々と「それは誤解である」と言えばいいのです。「私は中国共産党の独裁について、こういう問題を許しません」と。「ウイグルのことについても許しません」と、はっきりおっしゃるべきでしたが、現職の外務大臣では言いにくいという側面もあります。でも、主権者側からすれば疑念が残ったままですから。

飯田)主権者からすれば。

青山)そうすると新幹事長も、新外務大臣も全部親中かということになってしまいます。もともと「宏池会は親中だ」ということは、国内だけではなく、世界の知日派から知られています。この派閥、このファンクションは全体を合わせると、相当間違ったメッセージになるのではないかと思います。

飯田)親中ということに。

青山)そうすると自由民主党の水面下では、そうではない勢力がいます。私自身も対中最強硬派です。自由民主党の現職議員としてはっきり申している通り、対中最強硬派なので黙ってはいないですよ。

決めきれずにイギリスへ行った岸田総理
2021年10月6日、会見する岸田総理〜出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/100_kishida/actions/202110/06bura.html

青山)そういうことで、紛糾の状態にあるわけです。結局、決めきれずに飛行機に乗られたというのが本当のところだと思います。解散総選挙のあとは必ず特別国会を開かないといけないので、口実と言っては言い過ぎですけれども、理由としてあると思います。

飯田)引き延ばす口実にはなる。

青山)国際社会はそのようなことまで考えてくれません。

飯田)国内事情までは知らないですよね。

青山)結果として、外務大臣が空白のままというのは、大きな問題だと思うのです。岸田総理は飛行機に乗る前に決断されるべきでしたね。

飯田)11月10日に国会召集の見通しということになっています。そこで新たに組閣される形になりますが。

青山)第2次岸田政権。

飯田)外務大臣以外のところは、このまま行くという形になるのですか?

青山)私が気になっているのは、総選挙の最中にスキャンダルが出て来た大臣がいます。私なりに情報を取っていますけれども、社会的に確認されていないので名前は言いませんが。

飯田)スキャンダルが出てしまった大臣ですか。

青山)予算委員会、特に特別国会ではなくて、臨時国会になった段階で補正予算を審議しないといけないのですが、そこでまた例によって、閣僚のスキャンダルの話ばかりになると、日本経済が行き先を失ってしまいます。

飯田)そうですね。

青山)そこは変えるべきだと思います。まずは本人の釈明を総理がお聞きになってからだと思いますけれども。COP26に数時間しかいらっしゃらず、国内政局のために帰って来られるのだから、いまはオンラインもあるし、電話も暗号化できるので、そういう協議もなさっていただく。帰って来られるまでに、すべての問題にケリをつけるべきだと思います。

飯田)外交や安全保障の継続性のため、外務・防衛は菅政権から交代せずに行ったのかなと思っていました。ですから、ここで外務大臣を代えてしまうことや、しかも空白があるということに驚いたのですが、岸防衛大臣は代わらずに行くのでしょうか?

青山)岸防衛大臣、岸信夫さんは代わらないですよ。

飯田)さすがにここまでは代えられない。

青山)リスナーに誤解を与えかねないので言いますが、水面下に出て来ているスキャンダルは、岸さんとは一切関係ありません。名前は言いませんが、他の人です。名前はあえて言いませんが。

7576チバQ:2021/11/02(火) 23:25:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d9c3e5cec8da7689fb1eb7fd8f4fde6104c6ad9甘利氏の敗北…「辞任ならガタガタ」 党内には動揺
11/1(月) 9:54配信

西日本新聞
連載【試練―岸田政権始動】
当確者の名前にバラを付ける自民党総裁の岸田首相(左から6人目)=31日夜、東京・永田町の党本部(撮影・中村太一)

 1日未明、自民党本部は異様な雰囲気に包まれていた。

 「自民後退」の情勢報道から一転。自民単独過半数が報じられ、岸田文雄首相は記者団に「政権選択選挙において信任をもらった。これからしっかり政権運営を行っていきたい」と“目標達成”を強調した。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 支持率が低迷した菅義偉前首相から直前に首をすげ替え、大一番に臨んだ自民。安倍晋三元首相の下で巨大化した議席から、ある程度の目減りは織り込み済みだった。

 「ご祝儀相場」を当て込み、野党の意表を突いた選挙戦日程の「1週間前倒し」という奇策に打って出たが、甘利明幹事長を筆頭に、苦戦に追い込まれた重鎮やベテランの姿が目立つ「誤算」もあった。

 選挙戦終盤、地元に張り付いて「地をはってでも当選しなければならない」と声をからした甘利氏。応援で全国を駆け巡ることが求められる幹事長としては、異例の対応を強いられた。

 31日、甘利氏はテレビ番組で「新型コロナウイルス禍で(有権者に)不安や不満がたまっていた」と厳しい表情を浮かべた。その後、記者団に「私の力不足だ。不徳の致すところでありまして…」と言葉を詰まらせた。敗戦の報が流れると、無言のまま党本部を後にした。

   ■    ■   

 当初、首相周辺には「自民で過半数を取れるかどうかがメルクマール(指標)。40議席減らしても大丈夫だ」との楽観論もあったが、結果は想定を超える“勝利”となった。だが、現職幹事長が小選挙区で敗北した意味は小さくない。

 甘利氏の去就について、首相は記者団に「本人の話を聞いた上で私が判断する」とだけ述べ、足早に党本部を去った。甘利氏は党幹部に幹事長辞任の意向を伝えた。

 甘利氏は総裁選で岸田陣営の選対幹部を務め、岸田政権誕生の立役者だ。党内の実力者である安倍氏、麻生太郎副総裁と首相の間を取り持つ役割も担っていただけに、甘利氏辞任となれば政権基盤は一気に揺らぎかねない。

 党内には動揺が走る。来年、改選を控える参院側からは「一から選挙態勢を組み直すしかない。政局で忙しくなるぞ」。官邸筋は「それなりに勝ったのに、幹事長が辞任したら党内はガタガタだ」と不安視する。

  ■    ■   

 首相にとって最大の関門となるのが、参院選だ。自民などの会派は現在111議席で、公明の28を加え過半数(123議席)を16上回ってはいる。

 ただ、次回から参院の議席は3増え、過半数ラインも125に上昇。衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」を回避するには、公明が改選14議席を維持したとしても、自民は改選57議席のうち43を死守する必要がある。

 そこに今回の衆院選で自民を苦しめた野党による候補者一本化が立ちはだかる。次回参院選でも1人区を中心に野党共闘が成立する可能性は高い。「1人区の勝敗次第で万事休す。ハードルは決して低くない」と党関係者。内閣支持率が下降線をたどるようなら「岸田降ろし」の動きが出てこないとも限らない。

 今回は与党で絶対安定多数を確保し、「選挙の顔」という面目を保った首相だが、党内の動揺を抑え、政権運営の主導権を握ることができるのか。

 重い宿題を背負った首相はこの日、選挙結果を踏まえて、自らに言い聞かせるようにこう語った。

 「早急に約束した政策課題を実現する。これが大事だ。時間はあまりない、急ぎたい」

 (河合仁志)

  ◇  ◇
 
 岸田政権の継続が確実な情勢となった衆院選。今後の政権運営の行方や与野党の動きを追った。

7577チバQ:2021/11/03(水) 08:12:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211103ddlk15010153000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>検証 野党 共闘「大健闘」と評価 実態は薄氷踏む戦い /新潟
2021/11/03 05:45毎日新聞

 「全国的に票が伸びない中で大いに評価できる。大健闘だ」。立憲民主党県連の大渕健幹事長は、10月31日に投開票された衆院選をこう振り返った。

 立憲は県内全6小選挙区のうち四つの区に公認候補を擁立。6区は130票差、4区では238票差という全国屈指の激戦を制し、公示前と同じ3議席を死守した。県連として推薦した新潟5区の無所属新人、米山隆一氏の勝利も合わせると、野党が躍進した2017年の前回衆院選と同じく小選挙区で「4勝2敗」。与党に勝ち越した背景には、他県に先んじた「野党共闘」の歴史がある。

 県内で共闘の流れが生まれたのは2016年の参院選から。以降、同年の知事選、17年の衆院選で共闘して勝利を収め、19年の参院選では立憲と共産、国民民主、社民が野党統一候補を擁立し、自民現職を破った。今回の衆院選で立憲と共産の党本部は市民連合を介した政策協定を結ぶなど距離を縮め、全国の小選挙区の7割で候補者一本化。県内では野党系候補と共産関係者が並んで街頭に立つ場面も見られた。

 共産党県委員会の樋渡士自夫委員長は「上だけの合意でギクシャクした地域もあったようだが、新潟は自治体ごとの組織にまで共闘関係が鍛えられている。相互のリスペクトの中で力を発揮できた」と分析。小選挙区で野党共闘候補が勝ち越した都道府県が数少ない中、新潟で野党が勝ち越せたのは「共闘の深化だ」と強調した。

 一方で共闘は格好の攻撃対象にもなり、県内入りした自民の重鎮たちから「自由主義社会と社会主義社会、どちらを選ぶか」としきりに叫ばれた。樋渡氏は「攻撃は共闘の深化と一体のもの。共闘態勢での選挙を重ね、有権者への理解を深めていくことが大切だ」と話すが、県内のある野党幹部は「『共産』の名にひるんでしまった有権者もいるはずだ」と明かす。

 ただ、立憲が共産との距離を離すことにはリスクも伴う。共産が候補を擁立することで野党票が分かれ、結果的に自民に有利に働く可能性もあるからだ。今回の衆院選で共産、国民民主の野党候補2人が出馬し、県内の小選挙区で唯一、共闘できなかった2区は、10万超を得票した自民候補に大敗を喫した。

 「前回選に続いて出馬した野党候補は4人全員が前回から得票数を減らした。与党の人材難という『敵失』もあった」。県内のある野党幹部は、自民に勝ち越したとはいえ、共闘の実態は薄氷を踏む戦いだったとみる。

 共闘で無視できないのは、立憲最大の支援団体である連合の存在だ。労働組合である連合は、かつて労働運動で対立した共産と距離を置いている。連合新潟の牧野茂夫会長は「中央から共産との連携の話が出て、労組のモチベーションが下がった感じはある。県内ではこれまでうまく連携できていたとは思うが、中央の方針の影響が全国に波及した。衆院選という政権選択選挙での野党共闘のあり方はさらに検討すべきだ」と指摘する。

 立憲は今回の衆院選で全国的に小選挙区の議席、比例票を減らし、2日には枝野幸男代表が辞意を表明。県連の大渕氏は「結果がすべて。責任ある立場として重い判断を示した。政権交代に向けた方向性を示せる代表選をしなければならない」と話し、今後の選挙に向けては「冷静な総括が必要だ」とした。

 2022年には参院選と知事選、新潟市長選が控え、野党共闘の真価が問われる。【露木陽介】

7578チバQ:2021/11/03(水) 08:19:05
■野党系岩盤選挙区
96年小選挙区制度導入以降
自公が当選したことない小選挙区
岩手1(階).【崩壊】3(小沢)
宮城5(安住)
【崩壊】茨城7(中村喜四郎)  特殊 03年選には中村喜四郎出馬せず自民が当選
神奈川8区(中田宏 江田憲司 岩國哲人)
【崩壊】長野3(羽田孜 寺島義幸 井出庸生)
【崩壊】静岡6区(渡辺周)
愛知2区(青木宏之 古川元久)
【崩壊】愛知11区(伊藤英成 古本伸一郎)
大阪19区(保守党:松浪健四郎 民主党:長安豊 維新:丸山穂高) 00年保守党は自公系とカウントするべきか・・・
広島6区(亀井静香 佐藤公治)03年まで自民党所属


00年以降自公が当選したことない小選挙区
福島3(玄葉)
埼玉5(枝野)
千葉4(野田)

7579チバQ:2021/11/03(水) 09:47:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f00b96a1b3d49ba6f64da0a78c9796ada8fc50d
麻生氏も一時浮上!岸田氏「幹事長人事」の舞台裏
11/3(水) 8:01配信

 第49回衆院選は苦戦必至とされた自民党が底力を発揮して単独で絶対安定多数(261議席)を獲得して勝利し、約1カ月前に就任したばかりの岸田文雄首相は、政権運営への自信を示している。しかし、党運営の要だった甘利明幹事長が小選挙区で敗北し、辞任に追い込まれたことが手痛い打撃となった。

 岸田首相がすばやく、後任に茂木敏充外相の起用を決めたのは党内の混乱を防ぐ狙いだ。茂木氏は旧竹下派会長代行で、党4役の政調会長と選対委員長も経験しており、「党内バランス重視の安全優先人事」(自民幹部)とみられる。

 ただ、投開票日の10月31日に、時間の経過とともに刻刻変化したのが自民党の議席獲得状況。一見順当ともみえる茂木氏起用も「岸田さんの心境が、当初の敗北不安から最終的な勝利による自信へと揺れ動いた末の決断」(周辺)だったとされる。

 岸田首相は11月1日夕、甘利氏が前夜に過去に例のない現職幹事長の小選挙区敗北・比例復活となった責任をとって辞任の意向を示したことを受けて、後任に茂木氏を充てる人事を決断。同氏との党本部での会談で起用方針を伝え、茂木氏も受諾した。4日の党総務会で正式決定する運びだ。

■茂木氏起用の狙いは政権運営の安定化

 政府与党は首相指名選挙を行う特別国会を10日に召集する方針で、同日午後に第2次岸田政権が発足する段取り。それに先立つ主要派閥の事実上のリーダーである茂木氏の幹事長起用は、甘利氏辞任の混乱を最小限に抑え、政権運営の安定化を狙ったものだ。

 岸田首相は10日の組閣まで外相を兼務する方針で、「後任外相はそれまでじっくり考える」としているが、後任には林芳正元文部科学相を軸に、岸田派からの起用で調整を進める意向とされる。第1次岸田内閣では同派からの再入閣がなかったことへの配慮とみられる。

 衆院選結果が確定してからわずか半日での幹事長交代人事決着で、岸田首相は調整を長引かせての混乱を防いだ格好だ。ただ、政権発足時に政治とカネの問題が指摘され続けた甘利氏を党内の不安を押し切ってあえて起用しただけに、わずか1カ月弱での党の要の交代は、今後の政局運営での岸田首相の求心力に影を落とすことは間違いない。

 そもそも、岸田首相が甘利氏辞任の可能性を察知したのは、投開票日の午前中だった。その時点で入手した甘利氏の出馬している神奈川13区の期日前投票の出口調査で、同氏が野党統一候補の立憲民主新人にかなりの差をつけられていることがわかったからだ。

 岸田首相は「午前中の出口調査でもかなり負けている。下手をすると比例復活も危うい」(首相周辺)ことに危機感を募らせた。仮に落選となれば、直ちに後任決定を余儀なくされる。首相が信頼して起用した甘利氏だけに、後任を決める調整は難航が予想されたからだ。 

 そこで一時浮上したのが、麻生太郎副総裁の兼務案だった。ただ、兼務となった麻生氏がそのまま幹事長を続ける可能性もあることから、「参院選への影響も考えたらありえない選択」との声が多く、すぐに消えた。

 その後、夕刻までの出口調査結果でも甘利氏の劣勢は覆らず、深夜に比例復活が決まる可能性が強まった。ただ、その段階では自民単独過半数も危ぶまれる状況で、後任候補の絞り込みに入った岸田首相は「参院選に勝てるアピール力を持った人物」「甘利氏に代わって党を仕切れる即戦力」との2つの判断基準で2、3人の候補を念頭に置いたとされる。

7580チバQ:2021/11/03(水) 09:47:58
■アピール力で河野氏、党改革で福田氏の選択肢も

 参院選でのアピール力を考えると、総裁選で健闘した河野太郎広報本部長や高市早苗政調会長の起用も選択肢となる。さらに、党改革や派閥支配排除の観点から福田達夫総務会長の昇格案も浮上した。

 しかし、開票が進むにつれて、自民党が単独過半数や安定多数というハードルを超え、安定した国会運営の必要条件となる絶対安定多数確保という「勝利」が視野に入ると、岸田首相も「人事で奇策を弄する必要はない」との判断に傾いた。

 31日深夜、甘利氏が岸田首相に直接、「責任を取りたい、進退は総裁に預ける」と伝えたのはその時点だ。岸田首相は「自分でよく考えて決めたい」と対応を留保。側近や麻生氏、安倍晋三元首相とも調整のうえ、決断する意向を固めた。

 その段階で岸田首相が優先しようとしたのは、麻生、安倍両氏も納得させられる党内バランス優先の人事だった。ただ、麻生派の大幹部で安倍、麻生氏と合わせて「3A」と呼ばれる実力者の甘利氏だけに、麻生氏は「自民党勝利の功労者はあなただ」などと慰留していた。

 ただ、続投論は党内の一部にとどまり、甘利氏の政治とカネの問題が選挙戦に影響したことも踏まえ、「選挙戦の司令塔なのに、小選挙区で敗れたのは幹事長として失格」との声が多かった。岸田政権発足以来、甘利氏が前任の二階俊博氏と同様に、公認調整などで慣例無視の決定をしていたことなどが、背景にあるとみられる。

 このため、岸田首相は1日午後の党本部での総裁会見でも明確な意思表示を避け、その後甘利氏と長時間密談したうえで、茂木氏起用を決めた。「甘利氏の意向を尊重することで、麻生、安倍両氏にも配慮してみせる政治的演出」(自民幹部)でもあった。

 就任要請を受諾した茂木氏は「話を聞いたばかりで、(党運営を)どうするかはこれから考える」と言葉を濁した。しかし、茂木氏は前日深夜、党本部幹事長室で、梶山弘志幹事長代行と密談する姿が目撃されている。このため「外相なのに現れたのは、自らの売り込みだったのでは」(自民幹部)との臆測も広がった。

 確かに、茂木氏にとって「幹事長はのどから手が出るポスト」だ。9月の総裁選に出馬しなかったのも「岸田氏に協力して恩を売る狙いから」(竹下派幹部)とみられている。幹事長就任は次期総裁選出馬への踏み台ともなるだけに、茂木氏にとって「まさに渡りに船」(同)であることは隠せない。

 その一方で、岸田首相も甘利氏の幹事長起用については「内心、葛藤があった」(側近)とされる。「甘利氏以外に幹事長候補が居なかった」(閣僚経験者)のが理由だが、それは甘利氏が麻生、安倍両氏との太いパイプを誇示してきたことが背景にある。

 ただ、選挙戦を通じて、自らの疑惑を明快に説明し切れない甘利氏への批判に、岸田首相も悩んでいたとされる。それだけに、甘利氏が自ら辞任を申し出たことは「岸田さんの悩み解消への助け舟になった」(自民長老)ともみえる。

■「茂木氏は参院選の顔にはなりにくい」との声も

 岸田首相にとって、第2次政権発足後の最初の関門は11月末にも召集予定の次期臨時国会での与野党攻防だ。甘利氏を続投させた場合、立憲民主など主要野党は甘利氏の疑惑に的を絞って、集中攻撃することは目に見えている。このため、岸田首相の周辺からも「甘利氏の続投は参院選での自民敗北につながりかねない」との声も相次いでいた。

 確かに、甘利氏が表舞台から去れば、「野党は標的を失う」(自民国対)ことは間違いない。しかし、後任の茂木氏は「辣腕の政策通だが、これまでの上から目線の言動や部下への厳しい対応で、党内や派閥内でも敵が多い」(自民幹部)という欠点もある。

 今回の茂木幹事長人事に、党内では「客観的に見ても、茂木氏は参院選の顔にはなりにくい」(同)との声も多い。それだけに、岸田首相にとって今回の幹事長人事が「将来的に吉と出るか凶と出るかはまだまだ不透明」(自民長老)というのが実態だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

7581とはずがたり:2021/11/03(水) 18:01:03

〈独自〉山崎拓氏の除名求める申し入れ書を提出 自民前職
https://www.sankei.com/article/20211028-YBYGU4P6HNNBFCEAURGYRK7OBQ/
2021/10/28 11:44

自民党の山崎拓元副総裁が衆院大阪10区から出馬している立憲民主党前職の辻元清美氏の応援演説をした問題で、同区から立候補している自民前職の大隈和英氏は28日、自民大阪府連に対し、党本部に山崎氏の除名処分を上申するよう求める申し入れ書を提出した。

申し入れ書は、山崎氏について「他党公認候補が当選すれば日本の政治のためになる旨の発言をしている」と指摘した。その上で「選挙戦に多大な影響を及ぼしている」として、府連内で早急に協議し、党本部への処分上申を求めた。

山崎氏は27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説を行い、「小選挙区は辻元清美、比例区は自民党という立場だが、理解をいただきたい。辻元清美が当選すれば、日本の政治のためになる」などと訴えた。

大阪10区からは辻元、大隈両氏のほか、日本維新の会新人の池下卓氏も立候補している。

2021/10/28 05:30神戸新聞NEXT

7582チバQ:2021/11/03(水) 23:13:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fcfab89036c70d2ea18554ca3b2f07d0b204ae6
牧島かれんデジタル相、山際大志郎経済再生相ら「甘利派新大臣」を待ち受ける「閣内冷遇」
11/3(水) 16:15配信
NEWSポストセブン
甘利氏が敗北し、松島氏ら大臣にも影響(写真/雑誌協会代表取材)

 衆議院議員総選挙において甘利明氏が小選挙区で敗北、幹事長辞任に追い込まれたことは、自民党内に大きな波紋を呼んでいる。影響は今後、閣内のパワーバランスにも及ぶと語るのは、自民党関係者だ。


「岸田内閣の初入閣組には、甘利氏が押し込んだ人材が揃っています。象徴的なのが山際大志郎氏で、麻生派のなかでも同じ神奈川県の選挙区で甘利氏の右腕として知られており、閣僚人事では甘利氏がかつて務めていた経済再生相に就きました。

 牧島かれんデジタル相も同じく甘利氏が熱望したと言われています。彼女の場合、もともと神奈川県17区では河野洋平氏の地盤を引き継いで当選しており、麻生派でもあるため、先の総裁選では河野太郎氏を応援しました。が、総裁選後は同じく麻生派ながら河野氏と反目する甘利氏に、大臣ポストをエサに『どっちにつくのか』と踏み絵を踏まされ、結果として初入閣を果たしました。

 しかし、今回甘利氏が辞任したことで、2人は強い後ろ盾を失ってしまいました。今後は閣内で難しい立場に置かれるかもしれません」

 経済再生相、デジタル相とも、財務相や経済産業相など、既存の閣僚と役割が重なる部分が多い。甘利氏はそうした既存省庁の枠を越えたダイナミックな経済政策を進めようと2人を閣内に送り込んだとされる。しかし、甘利氏自身が幹事長から外れたことで、その計画は早くも頓挫してしまった。

「今後の経済政策は、麻生太郎氏が後ろ盾となる鈴木俊一財務相や、実力派閣僚の萩生田光一経産相が中心となって進められ、甘利氏の影響力は及ばなくなる。そうなると、山際氏や牧島氏は、大臣としてあまりすることがなくなり、徐々に大臣ポストが有名無実化していってしまうかもしれません」(同前)

 それだけではない。2人の立場は地元・神奈川でも危うくなるという。

「今回の幹事長辞任で、甘利氏の神奈川県内での影響力は低下し、必然的に右腕の山際氏も立場は苦しくなります。さらに自民党神奈川県連で冷ややかな視線を浴びているのが、牧島氏です。『恩義ある河野家から寝返った結果がこれか』という声が上がり、NTTによる接待問題に関しても、『説明責任を果たしていないのは甘利さんと同じではないか』との不満も聞こえてきます」(同前)

 デジタル相を引き受けた際、「大変驚きましたが、岸田総裁をしっかりお支えしたいという気持ちをお伝えさせていただきました」と述べていた牧島氏。今回の選挙では、別の意味で驚いたことだろう。

7583チバQ:2021/11/04(木) 13:05:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4bc605b5d9c4fe4890daaab5009759645cae233
運いい岸田首相、不良資産の甘利氏外せた
11/4(木) 12:42配信

ニュースソクラ
【ニュースソクラ編集長コラム】茂木登用も河野、高市けん制の妙手
官邸HPから

 「岸田さんは運がいいね」――そんな声が自民党内で頻繁にかわされている。衆院選でまさかの自民党単独での絶対安定多数の261議席を確保できたことに加え、不良債権になりかけていた甘利明幹事長を摩擦なく交代させることができたためだ。

 岸田体制の発足での最大の失敗は甘利氏を幹事長にあてた人事だった。もともと安倍元首相や麻生副総裁に近く3Aと呼ばれただけに、世の中からは長老に牛耳られた岸田体制の象徴と受け取られた。

 幹事長にあてたことで、UR関連の旧聞疑惑に再び光があたり、野党から追及され続ける火種となっていた。そのうえ、岸田政権誕生の最大の支援者、安倍元首相は甘利人事に不満が残り、関係がしっくりしなくなっていた。甘利氏が党ばかりか閣僚の人事にまで大きな発言権を持ち、安倍前首相に近い人物を退けていたからだ。

 イメージ悪化で岸田体制の最大の不良債権となっていた甘利氏。それだけに、選挙区落選という本人の失敗を理由に摩擦なく交代させられたことは、岸田体制の弱点を全部背負って退場してくれたようなものだった。政権支持率にプラスの効果が期待できる。

 甘利氏後任に茂木外相を選んだのはすでに要職にあり、スキャンダルが改めて飛び出すリスクが低いことが、最大の理由だ。だが、安倍、麻生の両氏から不満がでにくいということもあった。

 さらに林芳正氏を外相にあてる人事が観測気球として報じられている。同じ山口県出身の安倍氏から強いクレームがなければ林外相が誕生しそう。茂木、林の両氏はポスト岸田として首相になってもおかしくない格がある人材であるだけに、2人の登用は政界の世代交代を印象づけられ、内閣支持率回復によい影響が出やすいだろう。ただ、小野寺五典氏を外相に押す声もある。

 安倍・菅政権の中核を支えていたのは安倍、麻生、甘利、そして菅、二階の5人。麻生氏は副総裁に残っているが、実質は棚上げポストの色合いが大きく、唯一要職に残った甘利氏が外れたことで、「世代交代」が印象付けられることになる。

 一方、総裁選で岸田氏のライバルだった河野太郎、高市早苗氏に対しては、茂木、林の登用はけん制作用として働く。4人に加え、萩生田経産相なども加えたなかでポスト岸田を競わせ、全体として岸田体制のパフォーマンスを上げることになるだろう。

 茂木氏ばかりか林氏を外相に据えることができれば、なかなかの妙手。政権発足時の人事の失敗をうまく補っている。

 唯一の弱点は、茂木新幹事長の切れやすい性格だ。まとめ役の幹事長としてはおさまりが悪い。強引な党運営をさせず、公約の党改革に先鞭をつけさせることができるかどうか。岸田氏の茂木操縦術が問われている。

■土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設。

7584チバQ:2021/11/04(木) 13:05:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0b3915bf1241116a06c9d6f967193796012adc
岸田首相、組閣まで外務大臣を兼務 茂木氏の党幹事長起用で
11/4(木) 12:27配信

朝日新聞デジタル
報道陣の質問に答える岸田文雄首相=2021年11月4日午前10時24分、官邸、井手さゆり撮影

 岸田文雄首相は4日午前、自民党幹事長に起用する茂木敏充外相の後任について、「次の組閣までは、私が外務大臣を兼務する」と述べ、新外相が就任する来週まで自身が兼務する考えを示した。首相官邸で記者団の取材に応じた。

 政権が発足して1カ月たったことについて問われ、首相は「自民党総裁選挙、組閣、解散総選挙。スピード感を持ってこうした取り組みを進めてきた。これからは政策の実行だと思っている」と述べた。

 10月31日投開票の衆院選で、自民党は国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」の261議席を確保。連立を組む公明党とあわせて293議席とした。首相は「総選挙を通じて国民のみなさんの信託をいただいたいま、スピード感をぜひ政策の実行に向けていきたい」と強調。「コロナ対策、経済政策、また外交安全保障。こうした重要な課題が山積しているが、ぜひ政策の実行に向けて丁寧に取り組みを進めていきたい」と語った。

朝日新聞社

7585チバQ:2021/11/04(木) 16:04:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4f007e9c0249e68e1b1d4ea659fd851420323b
「茂木新幹事長」が嫌われまくるワケ “茂木に比べればあの人は神様”……永田町、霞が関、党本部からの証言
11/4(木) 15:25配信
パワハラ気味なのが透けて見える「接遇メモ」の存在
当選10回、外相、経産相、政調会長などを歴任した

 選挙を取り仕切る甘利明前幹事長(72)が選挙区で敗北し、お鉢が回ってきたのが茂木敏充前外相(66)。永田町や霞が関では「部下にはしたいけど、上司にはしたくない」人として知られている。指示が細かすぎてキレやすくパワハラ気味で被害を受けた官僚も少なくなく、かつて「茂木接遇メモ」が出回ったこともある。それに少し触れながら、新幹事長の人となりを紹介する。

次は茂木らしいぞ
「茂木さんの前任の石原さん(伸晃・元幹事長)は常々、“オレって(政治とカネの問題で辞任した)甘利さん(明)のリリーフだからさ。そろそろ代えてくれないかなぁ”と内閣府の幹部の前でボヤいていたんです」

 と、あるキャリア官僚。

「それが改造直前に石原さん独自のルートで、“次は茂木らしいぞ”と言いだして、幹部らの雰囲気は通夜のようになりました。石原さんのやる気のなさをなじっていた彼らも、“あの茂木が来るくらいなら石原さんは神様”と大仰ながら言っていたほど。それくらい茂木さんは嫌われているんです」

 その内閣改造報道の際には、「茂木外相へ」という文字が新聞紙面をにぎわせてもいた。

「茂木さんはかねて外相を希望し、安倍首相にもそれは伝わっていたようですが、あの『外相へ』報道は外務省がリークしたという説がもっぱら。“茂木がウチに来るのだけは勘弁。今の政権は報道を逆張りするから、書かせて話自体をなくしちゃえ”ということだったと言われています」(同)

「春風接人」とは、やさしい春の風のようにあたたかく人に接することを意味する。他ならぬ茂木氏の座右の銘でもあるというが、霞が関には指示が細かすぎてキレやすくパワハラ気味で被害を受けたキャリア官僚は少なくない。そんな彼らの間で出回った「茂木接遇リスト」の中身を少し紹介しておこう。

 茂木氏は東大経済学部を卒業して丸紅に入社。その後、読売新聞を経てハーバード大ケネディ行政大学院に留学。帰国してマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社した。

 1993年に旧栃木2区から日本新党公認で出馬し初当選。日本新党の解党後は無所属となり、95年に自民党に入党した。96年の総選挙では栃木5区から自民党公認で当選している。
 当選3回で初入閣して以降、経産相、経済再生担当相、外相、自民党選挙対策委員長、政調会長を歴任。派閥は平成研(旧竹下派)で会長代行を務める。当選10回でこれだけの要職を務めてきたのに総裁選への出馬はゼロ。このあたりに茂木氏の人間性を解くヒントがありそうだ。

茂木さんの手下って誰なんだろう
 政治部記者によると、

「何度も記者同士で、“茂木さんの手下って誰なんだろう”って話をしたことがありますが、名前が出てこないんですよね。2016年、額賀さん(福志郎・元財務相)の後継に竹下さん(亘・元総務会長)が就任するという話を共同通信が流したとき、必死で潰そうとしていたのが印象的でした。竹下さんは今年亡くなりましたが、それでも茂木さんの肩書は会長代行のまま。引退しても派内に大きな影響力を持つ青木さん(幹雄・元官房長官)は茂木さんを信用しておらず、小渕さん(優子・元経産相)に繋ぎたいと考えているようです」

 ここ最近は派閥の若手の面倒を少しは見るようになったというが、なかなか厳しい評価を受けているようだ。党内では政調会長、選挙対策委員長を務めてきたが、

「『人づくり革命』を所管する大臣もやっていましたが、何かの間違いなんじゃないでしょうか。ネチネチと物事をあげつらってくるのが本当に嫌」

 といった党職員の指摘があり、新幹事長に仕える面々には早くも緊張が走っている。

 続いて、霞が関での「茂木評」はどうか。茂木氏が第3次安倍第3次改造内閣(2017年8月発足)で経済再生相を務めることになった際のエピソードだ。

7586チバQ:2021/11/04(木) 16:04:53
使われなかった栄養ドリンクは持って帰って
 内容は茂木氏が経産相を務めていた2014年当時のもので、外遊の際に事務方がどう振る舞うべきなのかについて引継ぎを念頭に担当者がまとめたものだ。好きな食べ物・飲み物、絶対に避けるべき航空会社、ホテルやクルマのグレード、携帯やネット、現地で買うお土産、目的地で待たされたり携帯の電波が悪かったりするのが大嫌いなキャラクターに至るまで、これでもかというくらい細かくビッシリ説明されている。例えば飲食については以下の通りだ。

《水は「エビアン」、お茶は「お〜いお茶」、コーラは「コカ・コーラ ゼロ」という指定あり》

《栄養ドリンクとして、メガシャキ、葛根湯ドリンク、ユンケルの3本セットを日本からロジ担部隊で持参する必要がある。使われなかった栄養ドリンクは、現地で勝手に消費するのではなく、日本に持って帰って、秘書官室に返却する必要がある》

《ルームサービス等で(大臣の好きな)麺類を注文する際には、大臣に提供するタイミングについて細心の注意を払うことが必要。大臣のフライトが50分遅延したため、冷麺ができてから提供するまでのタイミングが20分ほどずれ、麺がかたまった状態だったため、硬くて食べられないと大激怒していた》

《最近は朝食や昼食、夜食にカップラーメンやカップ焼きそば(ペヤングソース焼きそば)を要望されることが多くなってきているので、出発前に秘書官室からカップ麺と割り箸を受け取り、ロジ担当者らで手分けして持って行く必要がある》

(可能な限り女性マッサージ師)
 航空会社やホテルのサービスにも注文は多い。

《〇〇航空は絶対に避ける。大臣から「最悪な航空会社」と過去にコメントがあった。逆に大臣から「〇〇空港(メモでは実名=以下同)は最高。ファーストクラスのCAのしつこくない対応が良い」とコメントあり》

《日系・外資系問わず、ファーストクラス設定のあるフライトを最優先とすること。しかし、〇〇航空のファーストクラスのサービス等は他の航空会社に比べると全然良くなかったため、極力避けること》

《空港火災を理由に飛行機での移動手段が絶たれそうになった場合でも、大臣から、車等を利用して国境を越え、最終目的地に行くように指示をされる等、かなり無茶なことも要望される可能性がある》

 ホテルについては、

《ちなみにベッドの上に用意する枕の数については4つとすること》

《最近の出張では、マッサージを常に求められるため、訪問先でマッサージが受けられるよう、マッサージ師(可能な限り女性マッサージ師)の派遣可能性、時間と料金、キャンセルポリシー等を事前に確認しておく必要がある》

 といった内容だ。

ファブリーズ等の消臭剤で
 特筆すべきは、「タバコ」だ。その項目がわざわざ設けられ、《プライオリティ最優先。何よりもまずタバコ。タバコが吸えるか吸えないかで大臣の機嫌が大きく変わる》とあり、こう続く。

《タバコの銘柄は、昨年まではセブンスター(ソフトタイプ)だったが、今年に入ってからは、ネオシーダー(タバコ風味の咳止め薬(指定第2類医薬品)に変更。最近はまた、セブンスターに戻りつつある。タバコとライターは秘書官、警護官らが常にすぐに出せるように持ち歩いている》

《車の中、宿泊部屋、勉強会部屋、空港貴賓室、大使公邸、レストランなど、ありとあらゆる場所で吸える環境を整えることが必要。特に大臣にとって重要な公務案件の直前は、勉強会部屋や車中において集中的に勉強をされることが多く、その時に連続してタバコを吸われる傾向があるため、その場面でタバコが吸えないと相当不機嫌になる》

《経由地と最終目的地での貴賓室使用の際に、個室が禁煙部屋の場合は要注意。事前に支援をお願いしている大使館や総領事館に対し、いきなり禁煙の個室に案内するのではなく、まずはタバコが吸える場所(屋外含む)に案内してもらうことが絶対に必要》

《禁煙部屋でも、事務方がちゃんとその場所が禁煙と伝えなかった場合に、タバコを吸ってしまう可能性もあるため、大臣がその部屋を退出した後は、換気の徹底と、ファブリーズ等の消臭剤を使用する等の対応が必要》

 事務方はつらいよという声が聞こえてきそうだ。

デイリー新潮取材班

2021年11月4日 掲載

新潮社

7587チバQ:2021/11/04(木) 16:32:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2d7ab20b93d2b91280df8a011d8c0c28169c7e9
落選した石原伸晃氏は政界引退が濃厚…消滅危機「石原派」7人に囁かれる次の“受け入れ先”
11/4(木) 14:10配信

日刊ゲンダイDIGITAL
落選し、比例復活もかなわず頭を下げる石原伸晃氏(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相まで応援に駆けつけたのに比例復活もかなわず落選してしまった石原伸晃氏(64)。突然、派閥の領袖がいなくなった“石原派”も大混乱だ。消滅の危機に瀕している。

石原氏は無症状コロナ感染でも即入院…“道徳心”ぶっ壊れた

「選挙後、派閥幹部3人が急きょ東京に集まって対応を協議したようです。地元・熊本に帰っていた坂本哲志前地方再生担当相も呼び戻された。もともと、石原派は10人しかいない最小派閥。そのうえ、トップの石原伸晃氏や、当選16回だった野田毅元自治相も落選し、無所属から追加公認された田野瀬太道氏を加えても7人しかいなくなった。ベテランは森山裕前国対委員長と坂本氏だけで、ほかは当選3〜5回の若手・中堅です。どうやら幹部3人の結論は“もはや派閥の存続は難しい”だったようです。石原氏本人も、このまま政界引退となりそうです」(自民党事情通)

 7人はどうするのか。まとまって二階派に合流するのではないかという見方が浮上している。二階俊博前幹事長と盟友関係にある森山裕氏が、全員、引き連れていくとみられている。派閥の人数を47人から37人に減らした二階氏にとっても、7人の加入は大歓迎のようだ。

岸田派への加入説も
もし派閥として岸田首相支持を鮮明にしていたなら…(衆院選の応援に駆け付けた首相とグータッチをする石原伸晃氏)/(C)日刊ゲンダイ

 その一方、石原伸晃氏と岸田首相が個人的に親しかったこともあり、岸田派への加入説も流れている。これまで石原派は“主流派”扱いされず、ポストに恵まれなかったため、総裁派閥入りを希望する議員がいておかしくない。

「石原さんは政局が苦手なのか、党内でうまく立ち回ることもできなかった。この前の総裁選でも、7派閥の中でいち早く“菅再選支持”を打ち出したはいいが、菅さんが不出馬を表明すると、方針が定まらず“岸田支持”なのか“河野支持”なのか“高市支持”なのか、派内をまとめきれなかった。本人は岸田支持で動いたようですが、それでも役職を得られなかった。もし、派閥として岸田支持を鮮明にしていれば、役職に就き、選挙の結果も違ったかも知れません」(政界関係者)

 残された7人も大変だ。

7588チバQ:2021/11/05(金) 09:48:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d0980e51d3e6b35cd302dd60e783b640262a0c9
「上に甘く、下に厳しい」耳の痛い指摘も…茂木幹事長の手腕は
11/5(金) 9:45配信

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西日本新聞
自民党本部

 自民党は4日、衆院選の小選挙区で敗れ岸田文雄首相に辞意を伝えていた甘利明氏の後任幹事長に、茂木敏充前外相を充てる人事を正式決定した。政調会長や経済産業相などを歴任し、政策通として知られる茂木氏は、旧竹下派で会長代行を預かる当選10回のベテラン。政権発足から1カ月で党ナンバー2が交代する異例の混乱を収束させ、党内の一体感を醸成しつつ首相が掲げる党改革などを前進させられるか-。早速、手腕が試される。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 茂木氏はこの日、官邸で首相と面会し、「新しい資本主義」の実現をはじめ、首相が重視する政策や党改革について指示を受けた。その後、幹事長として初めて臨んだ記者会見では、(1)補正予算の早期成立(2)党役員の任期制限を含めたルール作り(3)来夏の参院選に向けた態勢づくり-を優先課題として位置付け、「国民の期待にしっかり応えていきたい」と力を込めた。

「実務能力は随一」選挙事情に通暁
 安倍晋三、菅義偉の両政権で重要閣僚や党役員などを任され、「実務能力は党内随一」との呼び声も高い茂木氏。党選対委員長の経験もあって全国の選挙事情に通暁し、来夏に次の政治決戦を控える参院側には歓迎する向きが強い。

 総裁任期を「3期9年」に延ばした党則改定の実務者として安倍氏からその才覚を高く買われ、総裁候補の一人として名前を挙げられたこともある。麻生太郎副総裁とも、頻繁に連絡を取り合う良好な関係を維持。「3A」の一角だった甘利氏の穴を埋めるだけにとどまらず、カネと人事の権限が集中するポストを無難に切り回していけば、「ポスト岸田」レースで一頭地を抜く存在になるとの見方が高まっている。

 ただ、「完璧主義者」と称される茂木氏を巡り永田町では以前から、「上に甘く、下に厳しい」(政府関係者)との耳の痛い指摘もついて回った。所属する党内第3勢力の旧竹下派内では、今も参院側に影響力を有する青木幹雄元官房長官との折り合いが悪いとされ、しこりを完全に解消できていない点も不安材料だ。「自分の足元も一枚岩にできない人が、党全体をまとめていけるのか」(党関係者)との辛い評価も聞かれる。

参院選の候補者調整「お手並み拝見」
 茂木氏がまず直面するのが、新型コロナウイルス禍で傷んだ経済の立て直しに向けて首相が編成を明言している大型補正予算の年内成立だ。柱の一つとなる現金給付に関して自民と公明党との間に認識のギャップがあり、限られた時間内に調整し合意に導いていかねばならない。

 「自民党は変わった、こういった姿を示していくことが重要だ」「参院選を待たず、もっと早い段階でできるものは実行していく」。就任会見でこう強調した党改革も待ったなし。旧態依然とした体質を転換し、「政治とカネ」問題や「過度な忖度(そんたく)」で揺らいだ党の信頼を地道に修復していくことが求められる。

 そして、参院選の候補者調整作業。今般の衆院選を無所属で戦って党の公認候補を破り、自民入りを望む前職や新人らの取り扱いも含め、幹事長判断に委ねられる案件は実に多岐にわたる。「お手並み拝見だな」。主流派とは距離を置くベテランは、冷ややかな視線を茂木氏に投げた。

 (河合仁志)

7589チバQ:2021/11/05(金) 13:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/29e9768cde5897d1a00039c871acbb79f0e25723
派閥10人減の二階元幹事長、地元で引退へのカウントダウン 早くも「後継争い」〈dot.〉
11/5(金) 10:00配信
「もう次の選挙戦に入っているようなムード。地元は政局だ」
 こう話すのは、自民党の元幹事長、二階俊博氏の地元和歌山3区の町議だ。10月31日に行われた衆院選の投開票では午後8時に「当確」が報じられた二階氏。

 選挙戦の直前まで「引退するのでは」とうわさが流れるなど地元は揺れていた。それを吹っ飛ばすような圧勝劇だった。

 だが、二階氏の13回目の当選直後から地元では「誰が後継者となるのか」という話題で持ち切りだという。

 二階氏が次の衆院選にも出馬するのか、それとも二階氏の後継者が立候補するのか。もしくは参院和歌山県選挙区の選出で自民党の参院幹事長という「大物」、世耕弘成氏が和歌山3区に鞍替えするのか…。話題が持ちきりだ。

 二階氏は当選が決まった後、支援者にこう頭を下げた。

「大変お世話になりました。温かい心のこもるご支援で当選をさせていただきました。ひとえに故郷の皆様のおかげです」

 自民党の幹事長を5年以上務め、歴代最長記録を打ち立てた二階氏だが、岸田政権となり幹事長を交代。この衆院選では大半を地元の和歌山3区で活動した。

「二階先生がこんなに長く、地元に張り付くなんで10年以上なかったこと」

 二階氏の支援者は言う。今までほとんど訪れることがなかった小さな集落にまで足を伸ばした。その際、二階氏に付き添っていたのが、三男の二階伸康氏だ。地元では後継者と目されているという。

「今回は伸康氏が二階先生の活動のほとんどに付き添っていた。そして、二階先生に代わってマイクを握り、演説していましたね。これまでの選挙ではあまり見かけなかった。そつなく、二階氏の応援演説をこなしていた。その姿を見て、跡継ぎは伸康氏と二階先生の腹は決まっているんじゃないかと感じました」(前出の町議)

 伸康氏は数年前に大手航空会社を退職し、二階氏の秘書に専念し、スケジュール管理などをしていた。

「昨年あたりから伸康氏が二階氏の名代という感じで動くようになった。中国総領事と面談したり、コロナ禍で和歌山県にマスクを贈呈し、知事と一緒に写真を撮るなど、後継者としての道を着々と歩みつつある。二階派でも『伸康氏に譲るのかな』という声が多々あります」(二階派の国会議員)

 中国の大阪総領事館のホームページにも、伸康氏が二階氏の秘書として中国領事と面談する写真が掲載されている。

 二階氏の後継問題は16年、地元の御坊市長選に長男の二階俊樹氏が出馬したことに遡る。しかし、保守分裂選挙となり、俊樹氏は敗北。今も俊樹氏が地元事務所を守っているという。

「俊樹氏が選挙に出馬することはもうないと言われている。性格的にもちょっと荒いところがあるので、政治家には向かないのではないか」(前出・二階派の国会議員)

 衆院選の公示日、御坊市で出陣式を終えた二階氏をマスコミが取り囲んだ。当初は秘書らが取材を終わらせようとしたが、二階氏が「まだ記者が質問しているのだから」と取材は5分ほど延長された。

 すると、「いつまでやるんや」と周囲にも聞こえる声で、怒りを露わにしたのが俊樹氏だった。前出の町議は記者にこうつぶやいた。

「ああいう性格だから…。跡継ぎには向かないかも。伸康氏が適任だよ」

一方で、世耕氏の参院から衆院・和歌山3区への鞍替え待望論も地元ではあるという。次の衆院選は二階氏の後継をめぐって、水面下では激しい駆け引きが行われそうだ。

 だが、二階氏は地元の情勢をよそに元気いっぱいだという。二階派は10人が落選、37人となった。また、東京8区で元幹事長の石原伸晃氏が落選し、石原派は領袖を失った。石破派も12人と減少し、負け組に。

「二階氏は以前から石原派や石破派の議員に誘いをかけていたので、狙いにいくと思う」(二階派の国会議員) 

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7590チバQ:2021/11/05(金) 13:29:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1203e7bc0785ccda24c2b32a5eaaeccc8769ee65
【独自】自民、細野豪志・衆院議員の入党認める
11/5(金) 12:49配信

読売新聞オンライン
細野豪志氏

 自民党が5日付で、細野豪志衆院議員(静岡5区)の入党を認めることがわかった。細野氏は衆院選に無所属で出馬し、党公認で岸田派に所属する吉川赳衆院議員らを破り、8選を果たした。衆院静岡5区の支部長を務める吉川氏は比例東海ブロックで復活当選しており、静岡県連は反発している。

 細野氏は、民主党政権で原発相や環境相などを歴任した。2017年に民進党を離党し、東京都の小池百合子知事らと希望の党を結成した。18年の民進、希望両党による国民民主党の旗揚げには参加しなかった。19年1月に二階派に特別会員として入会し、自民党入りを目指していた。

7591とはずがたり:2021/11/05(金) 14:09:57

選挙弱くて頭も弱そうな(失敬!)自党候補より細野の方が使えそうではあるからなぁ。。

【独自】自民、細野豪志・衆院議員の入党認める
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211105-OYT1T50160/
2021/11/05 12:48

 自民党が5日付で、細野豪志衆院議員(静岡5区)の入党を認めることがわかった。細野氏は衆院選に無所属で出馬し、党公認で岸田派に所属する吉川赳衆院議員を破り、8選を果たした。衆院静岡5区の支部長を務める吉川氏は比例東海ブロックで復活当選しており、静岡県連は反発している。

 細野氏は、民主党政権で原発相や環境相などを歴任した。2017年に民進党を離党し、東京都の小池百合子知事らと希望の党を結成した。18年の民進、希望両党による国民民主党の旗揚げには参加しなかった。19年1月に二階派に特別会員として入会し、自民党入りを目指していた。

7592チバQ:2021/11/07(日) 22:16:39
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211106X566.html
自民、細田派「1強」維持=第2派閥争い激化
2021/11/06 14:56時事通信

 衆院選で引退・落選者が出たことに伴い、自民党7派閥の規模はいずれも縮小した。ただ、勢力図に大きな変化はなく、9減の細田派は最大派閥を維持。今後は、40人台の麻生、旧竹下、岸田各派と、10減で37人の二階派を加えた4派の新人取り込みによる第2派閥争いが激化しそうだ。一方、会長の石原伸晃元幹事長が落選した石原派は、派の存続を含め近く対応を協議する。

 細田派は衆院解散時の95人から、参院補選の当選者1人を含め87人となった。選挙基盤が弱い若手が多く、大幅減も予想されたが踏みとどまった。会長の細田博之元幹事長が衆院議長に就く方向で、後任に同派出身の安倍晋三元首相が取り沙汰されている。無派閥の高市早苗政調会長も再入会の可能性がある。関係者によると、新人3人が加入する見通し。

 旧竹下派は7減の46人。3人減って49人の麻生派が現時点では第2派閥。岸田文雄首相(党総裁)率いる岸田派は5減の41人だ。旧竹下派は茂木敏充会長代行が党幹事長に就任し、同派会長の座も狙う。党の資金と公認権を握る総裁、幹事長を擁する派閥は新人勧誘でも有利とされる。

 最も減らした二階派は、二階俊博会長が幹事長在任中と変わらず勢力拡大を進める。新人3人、元職2人の入会が既に内定した。5日付で入党した細野豪志元環境相も同派特別会員だ。

 石破派は3減の12人で、退潮に歯止めがかからない。15年9月に20人で発足したが、山本有二元農林水産相ら休会・退会者が続出し、今回の衆院選では側近の鴨下一郎元環境相が引退した。退会の動きは今後も続く可能性がある。

 石原派は3減の7人。石原氏や前身の山崎派から所属してきた野田毅元自治相が落選した。所属議員が1桁となり、派内では派閥解消、他派閥への合流などを訴える声が出ている。

◇自民党派閥の勢力

   衆院解散時  衆院選後

 細田派 95人   87人

 麻生派 52人   49人

旧竹下派 53人   46人

 岸田派 46人   41人

 二階派 47人   37人

 石破派 15人   12人

 石原派 10人    7人

7593チバQ:2021/11/07(日) 23:52:38
https://www.sankei.com/article/20211105-YRU6KJIPHNOSVGDWIPR7DAQMCQ/
細野氏自民入党に地元・静岡反発 「頭越し」党本部に不満
2021/11/5 21:27自民党が衆院選静岡5区で圧勝した無所属の細野豪志元環境相の入党を認めた5日、これまで反対してきた地元は「認められない」と反発を強めている。地元の頭越しに決めた党本部への不満も噴出し、感情的なしこりが一気に表面化した。一方、衆院選から5日後のスピード入党に、細野氏支援の地元議員らは安堵(あんど)の表情を浮かべた。

無所属のまま自民党二階派に所属し、同党入りを目指して衆院選に臨んだ細野氏は、同党公認で岸田文雄首相(党総裁)率いる岸田派の吉川赳氏らを大差で破って8選を果たした。吉川氏は比例東海ブロックで復活当選し、地元には保守系国会議員2人が存在する事態となっている。


「(細野氏を)5区支部は絶対に入れることはない。地方組織に入らずにどんな活動ができるのか」。自民党静岡5区支部の幹部はこう吐き捨て、「頭越しで入党が決められた。首相の下でこんなことが起きるなんてあきれるしかない」と、「聞く力」をアピールする首相ら党本部に批判の矛先を向けた。吉川氏の支援者の一人も「みんな怒っている。地元の意向を無視し、しかも総裁派閥の吉川氏がいるのに…」と語気を強めた。

衆院選後、自民入りについて「(党執行部に)意向は伝えている。判断を待ちたい」とする細野氏に対し、5区支部は2日、細野氏の入党を断固拒否すると県連に申し入れ、重ねて牽制(けんせい)したばかり。だが、党本部は衆院選を受けた特別国会の10日召集が迫る中、細野氏圧勝なども勘案し、スピード決着を図ったとみられる。


自民県連の野崎正蔵幹事長は5日、記者団に党本部の決定を「厳粛に受け止めている」と繰り返したが、入党を報告する週明けの役員会などで不満が続出する可能性もある。

かつては吉川氏を支援したが、今回の衆院選で細野氏を支援した保守系議員は「こんなに早く決まるとは思っていなかったが、良かった」と胸をなでおろす。圧勝しただけに「県連の一部も入党は仕方ないとの空気に変わりつつあるのではないか」とも語った。



細野氏、吉川氏の5日のコメントは次の通り。

細野氏「遠藤利明選挙対策委員長から、入党を認めていただいたとの連絡をいただいた。今後、当該都道府県連はじめ地方組織で手続きが行われるとうかがっている。関係者のみなさまのご理解がいただけるよう努力する。自民党の党勢拡大に取り組むとともに、わが国と地元・静岡のために全身全霊を傾ける」


吉川氏「どういう手続きでのことかまだうかがっていないのでコメントは特にない。静岡県連への入党ではないと聞いており、そこ(5区支部長)は県連に所属する国会議員がやるべきだと考えている」

7594チバQ:2021/11/08(月) 07:21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/06b26a3983597cf638008753a5aa84400f43f515
岸田首相と火花散らす安倍氏 天敵・林芳正氏の外相起用阻止に動いた
11/8(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍晋三氏の狙いは?(写真/共同通信社)

 総選挙の善戦で政権基盤が安定するかに見えた岸田政権だが、どっこいそうはいかない。自民党では選挙が終わるや否や来年夏の参院選をにらんで新たな権力闘争が始まった。


 きっかけは小選挙区で敗北した甘利明・前幹事長の“失脚”と後任人事だ。キングメーカーの安倍晋三・元首相周辺からは選挙応援で功績があった高市早苗・政調会長の幹事長就任を求める声があがったが、岸田文雄首相は要求を振り切って旧竹下派会長代行で外相の茂木敏充氏を幹事長に起用した。

 首相は選挙戦を通じて高市氏の脅威をひしひしと感じていた。それを象徴するのが兵庫県西宮市での応援演説。高市氏は「自民党の選挙公約は高市公約そのままだ」という批判があることに「その通りでございます」と自信満々に笑みを浮かべ、こう力説した。

「公約は私のパソコンで作りました。岸田総裁から『なにがなんでも5日以内に作ってくれ』(と言われて)3日間徹夜をした。自分の総裁選挙の公約をコピペした後、岸田総裁の総裁選の政策を、原本のデータがないから自分で打ち込んだ」

 岸田首相や甘利氏が応援で目立たなかったのとは対照的に高市氏は引っ張りだこ。そのうえ、選挙公約づくりの“丸投げ”まで暴露されて面目を失った。来年夏には参院選を控えている。

「目立ちたがり屋の高市を幹事長にしたら岸田総理の存在感は食われてしまう」(岸田派ベテラン)

 だからなんとしても、岸田首相は「高市幹事長」を阻止しなければならなかった。茂木氏の後任の外相選びでも岸田VS安倍は火花を散らした。

 岸田首相が安倍氏の“天敵”で岸田派座長の林芳正・元文科相を外相に据えようとしたことだ。この人事に自民党タカ派から、「日中友好議連会長の林氏を外相にすれば、日本は親中路線に転換すると間違ったメッセージを送ることになる」という反対論があがり、首相は人事をいったん保留して外相不在のまま英国での国際会議に出発するという異例の事態となった。

 林氏は60歳と政界では若いが、防衛相、経済財政担当相、農水相(2回)、文科相を歴任するなどすでに閣僚経験5回。今回の総選挙では参院議員から河村建夫・元官房長官を押しのけて衆院山口3区に鞍替えして圧勝し、「岸田派のプリンス」として総裁をうかがうポジションにつけた。

 安倍氏とは地元・山口で親子2代にわたってライバル関係にあり、次の総選挙では同じ選挙区でぶつかる可能性が高い。

7595チバQ:2021/11/08(月) 07:21:35
 それというのも、「1票の格差」是正のために次の総選挙までに全国で10増10減の定数是正が行なわれ、山口県は現在の4選挙区から3選挙区へと定数1減になる。

 新たな区割り案は政府の区割り審議会でまとめられるが、位置的に安倍氏の山口4区と林氏の山口3区の一部が統合されて「新3区」になるのはまず間違いない。安倍氏と林氏の公認争いは避けられない。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「安倍氏の山口4区はもともと下関市を中心に路線バスやガス会社などを経営する林家の地盤です。そのうえ、林氏は今回の選挙で3区でもどんどん地盤を固めて圧勝した。3区の一部と4区が合区になれば林氏のほうが有利。安倍氏が選挙区を奪われる可能性は十分あります」

 林氏が重要閣僚の外相に就任して脚光を浴びれば、安倍氏の地元での立場はますます不利になる。そこで安倍サイドは「林外相就任」阻止に動いたものの岸氏に押し切られた格好になった。

 安倍氏の性格は意地っぱりで執念深い。岸田首相の一連の動きに“そこまでオレを潰したいのか”と深く遺恨を抱いたと見て間違いなさそうだ。

※週刊ポスト2021年11月19・26日号

7596チバQ:2021/11/08(月) 08:17:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f35da217a626f594618b5aad6cafec5c5401ab4
岸田首相の狙い “ライバル”を外相に決めたワケ 長期政権を見据えた布石【官邸キャップ解説】
11/7(日) 15:56配信
■“2番セカンド”岸田総理の野望

9月の自民党総裁選で岸田総理が高校球児であったことが世間に広く知られることになりました。高校の同窓生や関係者の話によれば岸田文雄少年の打順は主に2番でポジションはセカンドだったということです。いずれも重要な役割ですが、決してスポットライトを浴びる派手な立ち位置ではありません。

総裁選に勝利し第100代総理に就任した時点で岸田総理について政府与党関係者の多くは直近に迫る総選挙を凌ぐための、いわば2番バッターのような“つなぎ”の役割を期待していたのだと思います。

しかし先の総選挙(衆院議員選挙)で大方の予想を超えた261議席の「絶対安定多数」を自民単独で獲得したことで岸田氏はいよいよ“長期政権”を見据えた布石を打ち始めたようです。その一番の注目される動きが今回の外務大臣人事です。

■“側近”? “最大のライバル”? 処遇に伺える岸田総理の狙い

10日に衆参の両院で行われる総理指名選挙を経て岸田総理は第2次岸田内閣を発足させます。その際に茂木前外務大臣を自民党幹事長に起用したことで自身が兼任している外務大臣のポストに岸田派ナンバー2の林芳正元文部科学大臣を起用することを決めました。岸田総理が力を入れる外交に自分が信頼する側近を置いたという見方もありますが私は少し別の見方をしています。

岸田総理にとって林氏は“側近”というよりも“最大のライバル”といった存在でした。その“最大のライバル”を閣内に封じ込めることで、より安定した政権運営を行い、長期政権を目指す。そうした岸田総理の意欲が伺える人事といえます。

時計の針を8月下旬に戻しましょう。ほかの候補に先駆けて岸田総理は総裁選への出馬を表明しました。その一番の動機となったのは林氏の動向でした。

7597チバQ:2021/11/08(月) 08:17:26
■“最後のチャンスかも” “最大のライバル”と一蓮托生に

当時参院議員だった林氏はすでに衆議院山口3区に“鞍替え”(選挙区を変更すること)する考えを表明していました。衆議院を第一院とする議会制民主主義の下では、やはり参院議員の政治活動には一定の制約があります。いまの憲法下での歴代総理大臣はすべて衆院議員ですし自民党の例にとってみても幹事長などの主要ポストの多くは衆院議員が占めています。

農水大臣、防衛大臣、文部科学大臣などの閣僚を歴任し岸田総理よりも4歳若い(岸田総理は64歳、林次期外相は60歳)林氏にとってみれば、衆院議員になれば“総理候補”として期待の声が高まることも想像に難くありません。去年の総裁選に菅前総理に大差で敗れた岸田総理にとって、ここで総裁選に出なければ、岸田派内にも“林待望論”が湧き出てくるのは予想されます。

つまり9月の総裁選は岸田総理にとって総理への“最後のチャンス”となるかもしれない戦いだったのです。その岸田総理が今回外相に岸田派ナンバー2の座長のポストにある林氏を外相起用したその意図はどこにあるのか。

簡単に言えば自分を脅かすかもしれない存在である林氏を閣内に取り込んで“一蓮托生”の状態を作ったのだと言えます。

総理大臣は公務に忙殺され党務(自民党の仕事)や閥務(派閥の仕事)はほとんど手を付けられません。そのために党務は幹事長を中心に党幹部に任せ閥務は会長代行や事務総長などに委ねることになります。本来、林氏は“城代家老”派閥を守るのが彼の役割と思うのですが、あえてその任を外して外務大臣に起用した理由は、派内で林氏の存在感が高まることでもし自分(岸田総理)が政権運営で失敗したとき「林さんがいるじゃないか」という状況を作らないようにしたかったのだと思います。

岸田派(宏池会)のことをよく知る事情通は「林さんは古賀(誠元自民党幹事長、岸田派の前会長)さんとも近いから岸田さんとしては林さんを外相で封じ込めたかったんだろうね」と状況を分析します。

■“時の利” 将来を見据えた林氏の思惑は

一方、林氏も岸田総理よりも4歳若いという“時の利”を感じているのか人事については、「私はポストを断ったことはない」と語るなど前向きな姿勢を示していました。確かに林氏にとっては外相として外交の舞台で活躍するということは国際社会に自身をアピールする意味でも将来のことを考えれば悪くない選択のようです。

外務大臣となれば外交に忙殺され国内政治や閥務、政局的なことからは距離を置くことになります。またいまの日本の政治システムでは外交は官邸が外務省と協議しながらも“官邸主導”で外交方針を決めていくことができます。実際に岸田総理は安倍政権下で5年近く外務大臣として仕えてきました。安倍元総理は「地球儀を俯瞰する外交」を標榜して自ら世界各地を飛び回って“首脳外交”を展開しました。当時の岸田外相はその“露払い”的な役割を果たしてきました。

■岸田総理の“したたかな思惑”

外交への強い意欲を示す岸田総理も恐らく官邸主導の外交をこれから進めていくものと想像されます。元商社マンの経歴で英語も得意で国際感覚のある林氏を自身のパートナーとした“首脳外交”を進めると同時に「後顧の憂い」(あとあとの心配)を無くす。そんな岸田総理のしたたかな思惑を感じた外務大臣人事でした。

政治部官邸キャップ 後藤俊広

7598チバQ:2021/11/08(月) 09:35:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110800209&amp;g=pol
岸田首相、人権補佐官に中谷氏起用へ 中国への対応念頭
2021年11月08日08時47分

自民党の中谷元・元防衛相=9月8日、東京都千代田区の衆院議員会館
自民党の中谷元・元防衛相=9月8日、東京都千代田区の衆院議員会館


 岸田文雄首相は第2次岸田内閣が10日に発足するのに合わせ、人権問題担当の首相補佐官を新設し、自民党の中谷元・元防衛相(64)を起用する方針を固めた。香港や新疆ウイグル自治区の人権状況に国際社会から懸念が出ている中国への対応を念頭に置いたポストで、問題解決に積極姿勢を見せる狙いがある。
北京五輪で外交ボイコット論 米欧、人権侵害に反発

 中谷氏は防衛相や党安全保障調査会長を歴任。4月には与野党有志議員による「人権外交を超党派で考える議員連盟」を設立し、共同代表に就任した。党内では谷垣グループの代表世話人を務め、9月の総裁選では首相を支持した。
 首相は総裁選で、人権問題で中国に「毅然(きぜん)と対応する」として、担当補佐官の新設を公約。中国は「中国内政への外部勢力の干渉は許さない」と反発した。

7599チバQ:2021/11/08(月) 14:13:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ccebc2f44aeb0bb950056e11e4a3632bd98286f
野田聖子氏 石原派、石破派の残党集めで「野田派旗揚げ」なるか
11/8(月) 11:15配信

NEWSポストセブン
シンパ議員を増やそうとしてきた野田聖子氏(時事通信フォト)

 総選挙が終わって自民党では“ポスト岸田”をにらんだ動きが始まっている。安倍晋三・元首相の後見によって総裁選で予想以上の健闘を見せた高市早苗・自民党政調会長が存在感を増しているのに対し、それに激しくライバル意識を燃やしているのが野田聖子・こども政策担当相だ。

【写真】黒縁メガネを着用する石破茂氏、縁なしメガネよりも周囲からの「支持」集まる

 2人は同学年で初当選も同じ。政治キャリアも似ている。高市氏は旧新進党から自民党入り、野田氏は郵政民営化に造反し、1度は自民党離党に追い込まれ、その後、復党した。いずれも総務大臣、自民党3役を務め、派閥を離脱して現在は無派閥というところも重なり合う。

 総選挙の“応援合戦”でも、野田氏は高市氏や河野太郎氏という総裁選のライバルに負けじと全国を回ってアピールした。その野田氏が選挙戦最終盤、10月30日(投開票日前日)に二階俊博・前幹事長の地元・和歌山県に応援に入ったことが党内の一部の憶測を呼んでいる。

 二階氏は今回、地元に張り付いて個人演説会を重ねるなど異例の熱の入れ方だったとはいえ、対立候補は共産党候補で「最初から負けることはない選挙」(自民選対)と言われていた。それでも野田氏があえて応援に行ったのは、「総裁選で二階派から推薦人を借りたお礼をするため」(同前)というのが党内の見方だ。

 だが、野田氏の“二階詣で”はもっと先を見据えた動きだという。二階派幹部が語る。

「総裁選の推薦人集めに苦労してきた野田は次の総裁選に確実に出馬できるように自前のグループ(政策勉強会)を作ろうとしている。今回の選挙でも自分の推薦人の選挙区を重点的に応援して回っていた。二階さんの地元に入ったのは御礼の意味だけではなく、近い将来の野田グループ旗揚げに協力を求めるための布石。二階さんは来る者拒まずの人だから野田の応援を喜んでいたし、協力してもいいと考えているようだ」

 野田氏は過去2回の総裁選(2015年、2018年)に出馬を目指しながら、出馬に必要な議員20人の推薦人が足りずに断念。その後、「女性議員増」を訴えて超党派の勉強会を開くなどシンパ議員を増やそうとしてきたものの、9月の総裁選ではやはり推薦人集めが難航し、結局、二階派から8人の推薦人を借りてなんとか出馬できた。

 そこで総裁選の後も自分を支持してくれた議員を集めた会合を続け、「次」をにらんで「野田グループ結成」を目指しているが、「野田グループにするにはメンバーが躊躇する。派閥に所属している議員は親分の許しがなければ政策集団には参加しにくい」(同前)という。そこで親分の二階氏を口説く必要があった。

 二階氏の“お墨付き”があれば、野田グループの旗揚げに弾みがつくはずだった。ところが、である。総選挙の結果はそんな野田氏にとって厳しいものだった。

 自民党全体では善戦したとはいえ、野田氏の推薦人(衆院は10人)は2人が引退したうえ、二階派の神谷昇氏(大阪18区)、出畑実氏(比例南関東ブロック)、福井照氏(比例四国ブロック)、無派閥の木村弥生氏(京都3区)らが次々に落選して衆院はわずか4人しか残らなかった。グループ結成には大きな痛手だろう。野田氏に近い自民党閣僚経験者が語る。

「総選挙では石原派が会長の石原伸晃氏と会長代行の野田毅氏らが落選して派閥解体の危機、石破派も12人に減って存続が危ぶまれている。石原派にも石破派にも野田シンパがいるから、野田としては両派からこぼれた議員を勧誘して落選した推薦人の分をカバーするしかないのでは」

 主を失った、あるいは主が力を失った“残党”を集めきれるか。悲願のグループ旗揚げはまだ先が長そうだ。

7600チバQ:2021/11/08(月) 14:14:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/288707e30aadf206795771bc12afcbdc05d9c908
お前はもう死んでいるとばかりに…岸田首相が安倍元首相に“嫌がらせ”で関係悪化を 心配する声
11/8(月) 11:03配信

デイリー新潮
安倍晋三元首相、岸田文雄首相

 権力の欲望が渦巻く永田町に秋風ならぬ、すきま風が吹いている。舞台の主役は政権与党の頂点に立った岸田文雄首相と、自民党最大派閥の影響力を背景に「令和のキングメーカー」となった安倍晋三元首相だ。主要メディアの予想を覆す勝利を総選挙で手にした岸田自民党だが、2人の最高権力者の間に生じた微妙な距離感に不安を抱く声は少なくない。


「3A」──。9月末の自民党総裁選で岸田氏の勝利に貢献したといわれる安倍氏、麻生太郎元首相、甘利明元経済再生相の3人の「A」は、歴代最長の5年以上も幹事長職に君臨した二階俊博氏にかわる「キングメーカー」として、岸田政権で圧倒的な存在感を放つ。

 実際、岸田氏は自民党第2派閥の麻生派(49人)から麻生氏を党副総裁に、甘利氏は党ナンバー2の幹事長に任命。安倍氏が絶大な影響力を持つ最大派閥・細田派(87人)からは松野博一官房長官、福田達夫党総務会長、高木毅国会対策委員長を起用し、首相自ら率いる岸田派(41人)を含めた主要派閥で政権基盤を安定させる道を選択した。

 だが、政権発足から1カ月も経たず、強固に見えた首相と「3A」との関係に亀裂が生じたという。決定打となったのは、総選挙で敗北(比例復活)した責任をとって幹事長職を辞任した甘利氏の後任人事である。

 自民党担当のテレビ記者が解説する。

「安倍氏ら細田派には党役員・閣僚人事や衆院選の公認調整などで『岸田―甘利体制』に不満がありました。その甘利氏が事実上失脚したので、同派の萩生田光一経済産業相の幹事長起用か、安倍氏に近い高市早苗政調会長の横滑り人事を期待していたわけですが、それも岸田氏に無視されてしまい……。お前はもう死んでいる、とばかりに2度までもコケにされて安倍氏の面子は丸つぶれですよ」

「福田総務会長」をめぐり…
 元々、安倍氏は最側近の萩生田氏を官房長官に、幹事長には高市氏の起用を期待していた。しかし、実際に官房長官に就いた松野氏は細田派であるものの、甘利氏が結成した派閥横断グループ「さいこう日本」のメンバーという「甘利印」でもある。選挙公約などを取り仕切る政調会長に高市氏が就任したが、党内屈指の政策通といわれる甘利氏が幹事長の立場から自民党や政府の施策に口をはさむことが予想された。

 さらに安倍氏の機嫌を損ねたのは、当選3回の福田氏が党3役の総務会長に任命されたことだ。小泉純一郎首相時代の2003年、官房副長官から当選3回で幹事長に抜擢された安倍氏としては、若手からの大胆な抜擢は驚くことではない。福田氏が細田派に所属していることも歓迎すべきことである。だが、福田氏の父は安倍氏と犬猿の仲である福田康夫元首相。小泉政権で上司だった康夫氏とは北朝鮮による日本人拉致問題への対応などをめぐり確執が生まれ、陰に陽に批判をし合ってきた関係にある。

 両者の関係を知る閣僚経験者が語る。

「岸田氏から『福田総務会長』プランを聞かされた安倍氏はおもむろに不機嫌になり、再考するよう求めたそうです。岸田氏とのパイプ役は萩生田氏に任せ、首相経験者としての矜持から露骨にアレコレ言うことは控えていた安倍氏ですが、さすがに『嫌がらせをされているようだ』と怒るのも無理はありませんよ」

 党総裁選の決選投票で、先頭に立って支援した高市氏陣営の勢力を岸田氏に加勢させ、岸田政権誕生の立役者である安倍氏の苛立ちは隠せそうにはない。

7601チバQ:2021/11/08(月) 14:14:23
友情もあるが勝負は別
 だが、物事には表と裏がある。いずれも岸田氏サイドから見れば、その風景は大きく違う。国民の人気が高い河野太郎前ワクチン担当相への危機感から、総裁選で支援を求めたものの安倍氏には高市氏の全面支援に回られ、1回目の投票結果は高市氏が国会議員票で岸田氏(146票)に次ぐ2位の114票を獲得。

「安倍氏は『河野潰し』で岸田氏を勝たせるために高市氏を担いだとも言われましたが、本気で高市氏を勝たせようと全面支援していた。下手をすれば、岸田氏と順位が逆になっていた可能性もありました。岸田、安倍関係には友情もありますが、勝負はまた別ということでしょう」(自民党中堅)

 との声もあがる。

 振り返れば、岸田氏はたびたび安倍氏に苦汁を飲まされてきた。直近では、昨年の党総裁選をめぐる対応があげられる。2018年の総裁選で立候補を模索した岸田氏は、長期政権を築いていた安倍氏からの「禅譲」を期待して出馬を見送った。「ポスト安倍」の筆頭格として意欲を示し続け、安倍氏や麻生氏と良好な関係を維持してきたのも「次」に両氏の支援を期待してのものだ。

 しかし、2020年8月に安倍氏が体調悪化を理由に首相辞任を表明。岸田氏が当然の流れとして次期総裁選での支援を求めた際、安倍氏は首を縦に振らなかった。安倍路線を継承した菅義偉氏らとの総裁選は、菅氏が377票、岸田氏は68票。一時は「政治生命を絶たれた」といわれるほどの大敗を喫している。

30万円給付で赤っ恥
 他にも苦い記憶がある。新型コロナウイルスの感染拡大で苦しむ国民への支援策として、自民党政調会長だった岸田氏は「困窮世帯への30万円給付」案をとりまとめ、政府に実現を求めた。この案は当時の安倍首相と決めたものだったが、二階幹事長や公明党の反対から急きょ方針転換を余儀なくされ、党内での求心力が急落する「赤っ恥」をかかされている。

「普通に考えれば、あれだけ期待していた『後継指名』を袖にされ、政治家として終わりかける危機を強いられれば、安倍氏に対して良い感情はないでしょう。本音では何度も裏切られたと感じていると思いますよ」

 全国紙政治部デスクは、こう岸田氏の複雑な胸中を探る。党役員・閣僚人事で安倍氏の意向を忖度せず、総選挙の群馬1区の公認争いでは、安倍氏が「公認候補でなくなることはあり得ないと思っている」と公言していた尾身朝子氏(細田派)ではなく、中曽根康隆氏に軍配をあげた。

 成長と分配、新しい資本主義を掲げてアベノミクスからの修正を目指す岸田氏。自民党第3派閥の竹下派で会長代行を務める茂木敏充元外相を新幹事長に迎え、岸田派・麻生派・竹下派という主要3派で政権運営を安定させたいとの思惑も透けて見える。年末に控える来年度予算案の編成や税制改正大綱の策定、国家安全保障戦略の改定などで「岸田カラー」は打ち出せるのか。寒風が訪れる季節、2人の関係がさらに冷え込むことを不安視する向きは多い。

取材・文 小倉健一 ITOMOS研究所所長

デイリー新潮取材班編集

2021年11月8日 掲載

新潮社

7602チバQ:2021/11/08(月) 17:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/607006c3ed271d38c6a2110e24f19c47ccef70f6
自民党に高まる派閥再編の機運:「安倍1強」後の主導権争い本格化
11/8(月) 15:01配信

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新潮社 フォーサイト
人望なき茂木氏に募る不満、竹下派は参院勢力の動向が焦点に
新潮社 Foresight(フォーサイト)

自民党は10月31日投開票の衆院選で、公示前の276議席より減らしたものの、追加公認を含めて単独で絶対安定多数(261議席)を確保した。国会運営の主導権を得て、岸田文雄首相(党総裁)はとりあえず合格点をクリアした形だが、党内では来夏に控える次期参院選を視野に主導権争いの火種が残る。特に各派閥の中には、領袖が今回落選したり、1カ月以上会長不在が続いていたりするケースがあり、不安定化が目立ってきた。自民党が旧民主党から政権を奪還して来年で丸10年。安倍1強と呼ばれた「政権奪還ハネムーン期」は終焉を迎え、党内主流・非主流派の激しい権力闘争の勃発も予想される中、派閥再編が加速する可能性がある。

 緊迫しつつあるのが竹下派(約50人)だ。会長の竹下亘氏が在任中の9月に亡くなり、いまもトップ空席だ。理由は、会長代行を務める茂木敏充党幹事長(衆院議員)に対する、竹下派内の参院議員による不信感だとされる。本来、会長不在になれば、代行が会長に昇格するのは自然な選択肢だが、そうなっていない訳だ。複数の党関係者によると、引退後も参院竹下派に大きな影響力を持つ「参院のドン」こと青木幹雄元官房長官が茂木氏に対して不満を募らせていることが大きい。茂木氏が、派内の有力議員でありライバル関係にある小渕優子元経済産業相と総裁選対応や選挙での公認問題を巡って軋轢を起こすなどしたためという。参院側は2018年、当時の派閥会長だった額賀福志郎元財務相に退任を要求し、竹下氏に交代させた経緯がある。その際、茂木氏の本音は額賀氏続投だったとみられ、禍根は根深いとされる。

小渕氏は、青木氏が官房長官として仕えた故小渕恵三元首相を父親に持つ。恵三氏は首相在任時、同派を率いる領袖だった。いつかは娘の小渕氏を宰相にと願う青木氏にとって、旧日本新党出身の茂木氏の行動は「派閥乗っ取り」と映るのかもしれない。衆院側には茂木氏の派閥会長就任を支持する声がある。一方、党内では茂木氏について「若手に対して高圧的な態度を取る」「短気で怒りっぽい」といった声がある。こうした人望に欠けるとの評判が「茂木派」への衣替えの推進力を鈍らせている一因と言えそうだ。

 複数の関係筋によると、参院側では現在、会長に船田元・元経済企画庁長官、事務総長に小渕氏といった案が取り沙汰されており、茂木氏による派閥継承は断固容認しない構えだ。与党関係者には「参院側には積もり積もった茂木氏への不満がたまっている。このまま平行線をたどれば一触即発となりかねない」との見方があり、参院側が竹下派を離脱する懸念が出ている。茂木氏が幹事長ポストを手にしたのは、岸田政権発足に伴い党幹事長に就任したばかりの甘利明氏(麻生派)が衆院選小選挙区で敗北して比例復活となり、引責辞任したのが理由。予期せぬ事態で外相だった茂木氏に幹事長が転がり込んできた訳だ。このため人事でのポスト獲得や来年の参院選をにらんだ選挙資金配分での優遇などを念頭に「幹事長派閥としてのうまみを期待し、参院側も一時休戦して様子を見るのではないか」と見る向きもある。ただ現在、融和の兆しは感じられない。

 仮に竹下派を参院側が離脱しようとする場合、課題になるのが「合流相手探し」だ。参院竹下派は約20人の勢力にとどまる上、単独で派閥化すれば、参院議員だけという変則的な形となる。人事でのポスト獲得などでの影響力発揮は限定的となり、メリットはほとんどない。このため他派閥、グループとの合併などを同時に行い、勢力拡大を図らないと、じり貧になるだけに終わりかねない。「数は力」の永田町。逆に言うと、竹下派が内紛で割れた場合、その片方と組むことで勢力拡大を図ろうとする動きが党内で起きても不思議ではない。

7603チバQ:2021/11/08(月) 17:58:52
「親分不在」石原派は石破派と「弱者連合」の観測も
もう一つ、分裂懸念がささやかれるのが二階派だ。二階派はもともと今回の衆院選に立候補せず引退した伊吹文明元衆院議長が領袖だった。しかし、後から入会した二階俊博元幹事長が実権を握り、事実上「乗っ取った」格好となっていた。二階氏は、過去に小沢一郎氏と行動を共にして自民党を離党し、新生党、保守党などを渡り歩いた。こうした海千山千の経験から永田町随一の政治巧者と目されている。伊吹氏を派閥の最高顧問に「棚上げ」し、他派閥や野党からの引き抜きなど、あらゆる手段を駆使して派閥拡大路線をひた走ってきた。このため二階派は大まかに、伊吹派時代など以前から在籍した面々と、二階氏系に分かれる形となっている。しかし二階氏は自民党史上最長となる約5年間も幹事長を務め、ポスト獲得などで手腕を発揮。会員は「二階パワー」の恩恵にあずかっていたため、派内の亀裂は表面化せずに済んでいた。

ところが9月の総裁選で、二階氏と「犬猿の仲」とされる岸田氏が勝利した。岸田氏は総裁選で事実上の「二階切り」と言われた「党役員は1年間任期で3期まで」を公約。二階氏は幹事長ポストを追われた上、事実上の無役となった。党内でも非主流派として「冷や飯」を味わっている状態だ。自民党筋は「幹事長派閥のうまみがなくなれば、いくら二階氏であっても、もともと呉越同舟の派内をまとめきれない。遅かれ早かれ分裂は免れないのではないか」と見通す。二階氏は82歳と高齢だが、派内には衆目の一致する後継者は不在。ただ二階氏側近とされる武田良太前総務相が、二階派(約40人)のうち「20人近くをまとめている」(前出の自民党筋)とされる。仲間を引き連れて派閥を割ることを含め、武田氏の今後の動向が「台風の目」となりそうだ。

竹下派、二階派の内部不和と絡む格好で注目されているのが石破派だ。石破派は石破茂元幹事長を首相の座に押し上げることを目的に結成された。ただ石破氏は総裁選に計4回立候補したがいずれも敗北。9月の総裁選は自身が出馬せず、小泉進次郞前環境相と共に河野太郎前ワクチン担当相を支援した。安倍晋三、麻生太郎両元首相や甘利氏ら「3A」と呼ばれる実力者に対峙し、党内刷新を訴えた運動は3人の頭文字を取って「小石河連合」として注目を集めた。しかし河野氏は決選投票で岸田氏に敗れ、小石河3氏は人事で十分な処遇はされなかった。また、菅義偉前首相が制した昨年の総裁選後、石破派は伊藤達也元金融担当相、山本有二元農相らベテラン、中堅の退会が相次いだ。最側近だった鴨下一郎元環境相も今回の衆院選に出ず引退。現在10人余りまで会員が減っている。

だが石破派には、石破氏の国民、党員人気の高さという大きな「資産」がある。石破氏は今回の衆院選でも応援依頼が引く手あまたで列島を駆け巡り、地元鳥取1区にはほとんど入らなかった。しかし小選挙区で84%超の得票率で圧勝し、甘利氏とは対照的な結果となった。このため竹下派、二階派が分裂した場合に、割れた片方の「結婚相手」として選ばれるのではないかとの観測がある。実際、石破氏は人口減で合区となった参院鳥取・島根選挙区で、島根側を拠点とする、ドン青木氏の長男一彦氏を支援し、当選に貢献。青木氏とは現在も一定の関係を維持している。また石破氏は、武田氏とは同じ防衛関係議員の先輩後輩で気脈を通じる。ベテラン議員の一人はこうした事情を背景に「石破派は参院竹下派とも、二階派内の武田氏に近いグループとも、いずれも親和性がある。どちらかと、あるいは3者まとめて合流に発展する可能性がある」と分析。武田氏と菅前首相が良好な関係にあることを踏まえ「菅氏に近い若手議員らでつくるグループや、武田氏に近い面々、石破派の合流といったパターンも考えられる」とも話す。

「大将として申し訳ない。本当に申し訳ない」。自民党の石原伸晃元幹事長は衆院選で落選が決まり、事務所で支援者らに深く頭を下げた。石原氏は当選10回で、石原派会長を務めている。今回、小選挙区(東京8区)で、当選した立憲民主党新人に3万票を超す差をつけられ、比例復活も叶わず議席を失った。石原派は会員数一桁の最小派閥であり「親分不在」は存亡の危機に直結する。石原派は当面、実力者である森山裕前国対委員長が中心となって運営するとみられる。ただ派内に総裁候補といった求心力を保てる人材は見当たらず、今後の展望は開けていない。このため遅かれ早かれ他派閥などとの合流が課題となる可能性は十分にある。森山氏は安倍、菅政権で国対委員長を務め、菅、二階氏とは良好な関係にあり、石破氏とも悪くないとされる。合従連衡が起きた場合、絡んでくるケースは大いにあり得る訳だ。組み合わせや順番のパターンは数々考えられるが、例えば「まずは石原、石破両派の『弱者連合』からスタートすることもある」(ベテラン議員)との見方も出ている。

7604チバQ:2021/11/08(月) 18:10:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/63c6759e406937d153b04f97cecbedab9d8d5eb7
衆院選で勢力減った二階派、立て直し急ぐ…巻き返しのカギは二階氏の人脈
11/6(土) 12:18配信

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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の二階俊博・元幹事長が率いる二階派が、衆院選後の立て直しを急いでいる。衆院解散時には党内第4派閥で47人が所属していたが、最高顧問の伊吹文明・元衆院議長や会長代行の河村建夫・元官房長官が引退したほか、落選者が相次ぎ、37人に減ったためだ。


 自民党は5日付で、無所属の細野豪志衆院議員の入党を許可した。細野氏は民主党政権で環境相などを務めた。2017年に民主党の後継の民進党を離党。19年1月に二階派の特別会員となり、自民党入党を目指してきた。

 細野氏の入党に、二階派幹部は「ようやく認められた」と喜んだが、派閥を取り巻く状況は厳しい。二階氏は10月、5年余り務めた党幹事長を退き、岸田首相(党総裁)の下では無役になった。衆院選を経て目減りした10人は党内7派閥で最も多く、二階氏は今月4日の派閥会合で、「選挙は大変だと常々言ってきたが、決して言い過ぎではなかった」と振り返った。

 今後、二階派には衆院選で当選した新人や元議員らが入会し、40人台に回復する見込みだ。派内では、衆院当選4回の小林経済安全保障相(46)や小倉将信青年局長(40)ら次代を担う中堅・若手も頭角を現し始めているが、派閥の最高幹部だった伊吹氏ら重鎮が引退したことで、派閥の再構築が急務となる。

人脈カギに
 巻き返しのカギは、二階氏の人脈にありそうだ。

 二階氏は、菅前首相と気脈を通じている。菅氏は岸田首相と一定の距離を保っており、二階派中堅は「菅氏を支えるグループと連携し、派閥の立て直しを図るべきだ」と話す。

 二階氏は9月の自民党総裁選に出馬した無派閥の野田少子化相との関係も良好だ。二階氏が幹事長時代、野田氏は幹事長代行を務めた。総裁選では二階派議員8人が推薦人になっており、先の衆院選で野田氏は二階氏の地元の和歌山3区に応援に駆けつけたほどだ。二階派内では「『ポスト岸田』に向けて派閥として、多くのカードを持った方がいい」との意見もある。

 老練な二階氏は「随一の政治的技術を持つ」(安倍元首相)と評されている。最大派閥・細田派のベテランは「このまま二階派が沈んでいるとは思えない」との見方を示す。

7605チバQ:2021/11/08(月) 18:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/315d21d2766aff01f03cb91c1e5d9e43227203f7
自民党石原派が「大将」伸晃氏落選で消滅の危機、実は見えていた凋落の傾向
11/6(土) 6:01配信

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ダイヤモンド・オンライン
小選挙区での敗北が確実となり、支持者らに頭を下げる石原伸晃氏 写真:スポーツニッポン新聞社/時事

 第49回衆議院選挙が終わった。「世代交代選挙」など、さまざまな分析記事は既に多数出ているが、私がこの選挙で最も複雑な思いを感じたのは、一つの派閥が凋落(ちょうらく)するさまを見た瞬間だ。(ジャーナリスト 横田由美子)

● 衆院選、石原伸晃氏は 比例復活もかなわず落選

 投開票日の午後8時ジャストに、「石原伸晃氏、小選挙区で落選」という速報が流れた。比例復活すらできなかった。

 伸晃氏は、所属議員が8名前後と小さいながらも、「近未来政治研究会」(近未来研=石原派)という派閥の領袖である。まだ60代の大将が首をとられた以上、派内の求心力が大きく下がることは言うまでもない。その上、会長代行の野田毅氏も落ちている。近未来研は、開票終了時点で合計6名となってしまった。もはや、派閥の体をなせないことは、誰の目にも明らかだった。

● 凋落の兆候は派閥創設時にまで さかのぼる

 かつての近未来研の隆盛からは考えられないが、今振り返れば、現状を招く兆候は幾つもあった。

 その一つが、オーナー(創始者)である山崎拓元副総裁のイメージと力が最後まで強すぎたことである。

 近未来政治研究会という派閥は、いわば政界ベンチャーのような位置づけだったと私は考えている。

 1998年に、中曽根康弘元首相や渡辺美智雄元副総理らが率いた政策科学研究所(政科研)から独立し、総勢37名で旗揚げした。以後、通称は山崎派となる。ちなみに政科研は、山崎氏らの脱退で、亀井静香氏らのグループと合流し、現在の志師会(二階派)に変わった。

 当時の山崎氏は、小泉純一郎元首相(清和会)や加藤紘一元幹事長(宏池会)らとグループ「YKK」を結成し、政界をリードする存在だった。99年には、加藤元幹事長とともに派閥の長として自民党総裁選にも出馬している。

 しかし、「宏池会のプリンス」と呼ばれ、総理の椅子に一番近いと思われていた加藤元幹事長は「加藤の乱」で失脚。小泉内閣が誕生すると、山崎氏は、党幹事長・副総裁となり、北朝鮮との外交交渉や拉致問題で人脈や手腕を発揮し、小泉政権を支えた。この頃が山崎派の絶頂期であったように感じる。当時、政治資金パーティーを開けば、一度で億近い売り上げがあったという。

 その後、山崎氏は女性スキャンダルで落選。翌年には国政に復帰するも、拉致問題で外務省を巻き込んだ主導権争いをしていた安倍晋三氏(清和会)が、小泉氏の後継として総理大臣の座に就いた。

7606チバQ:2021/11/08(月) 18:11:20
● 石原氏入会時には 既に山崎派内に亀裂

 結成当時には「鉄の結束」を誇っていた山崎派に、ひびが入り始める。

 「加藤の乱」以降、無派閥だった伸晃氏が、氏家齊一郎元日本テレビ会長(11年死去)や渡邉恒雄読売新聞グループ会長の「媒酌」で山崎派に入会した07年は、このような時期である。

 元所属議員はこう振り返る。

 「伸晃さんの父である石原慎太郎さんが、都知事として絶大な権力を握っていた時だったので、知名度だけでなく、金銭的にも山崎さんはアテにしていた。しかし、慎太郎さんは、経済的にプラスになるようなことは何もしてくれなかった。それなのに、伸晃さんは厚遇された」
 
 山崎氏は、08年の総裁選に伸晃氏を出馬させる。存命だった氏家会長、渡邉会長の後押しもあったからだという。だが、結成当初から山崎氏の懐刀を自称し、汗をかいていた甘利明前幹事長の心は山崎氏から離れ、麻生太郎元首相支持に回る。

 山崎氏自身も09年の選挙で落選。だが、集金力や影響力の強い山崎氏は、落選後も派閥を率いるという奇妙な構図が生まれる。12年の自民党総裁選で、石原氏が再度出馬することになると、堪忍袋の緒が切れた甘利氏ら古参の幹部が複数名、派閥を脱退。山崎氏らが密室で積極的に動き、石原氏の目前に自民党総裁の椅子は来たが、失言を重ね、再び敗れる。
 
 派閥自体は石原氏に受け継がれ、以後、「石原派」となるが、この総裁選が完全な分岐点だった。古参の社員(議員)を何人も失った上、この総裁選以降、実質オーナーの山崎氏と折り合いの悪い安倍晋三氏による長期政権が始まったからだ。

 伸晃会長に手腕や集金力が足りなかったこともあり、派閥の会合は、最高顧問となった山崎氏の事務所で相変わらず行われていた。伸晃会長の横に座る山崎氏は、いまだ実質的なオーナーを続けていたのだ。

● 渡邉会長からも 心配の声

 「石原派はこのままでいいのでしょうか」

 もう4年以上前のことである。

 山崎氏の事務所を訪れると、私が応接室に入ったのも気づかないほど、熱心に手紙を読んでいたことがある。入院中の渡邉会長からの直筆の手紙だった。全部はもちろん見せてくれなかったが、「ここな」と、指し示した箇所には達筆な文字で、

 「石原派はこのままでいいのでしょうか」

 と派閥を案ずる言葉が書かれていた。山崎氏は、しばらくの間、上の空といった様子で、私も黙っていた。

 「石原派は他派閥と合併はしないのですか」

 そう私が切り出すと、山崎氏は黙って首を横に振った。その時私は、かつて派閥会長を務めた長老政治家が

 「小さくとも派閥のトップは、やっぱりトップ。メディアや周囲の扱いが異なるのだ」 

 と語っていたことを思い出した。

 山崎氏の安倍総理批判は年を追うごとに激しくなり、石原派からは、めったに閣僚が出ることもなくなっていたが、誰も、面と向かって苦言を呈することはできなかったのではないだろうか。まるで、引退した創業者が「実質的な会長」として君臨しているワンマン企業のように見えた。

 そんな中、岸田新政権が誕生。伸晃氏は最終的には岸田氏を支持したが、閣僚の数は再びゼロとなった。伸晃氏の存在感はほとんど消え、いざ解散となると、街頭で「お前は何かしたのか」と、有権者から罵声を浴びせられている場面もあった。

 一方の山崎氏は、北朝鮮交渉時前から交友の深い立憲民主党の辻元清美元議員の選挙戦が危ないことを知ると大阪に飛び、

 「小選挙区は辻元でお願いします」

 と、応援演説を行っていた。その辻元もまた落選の憂き目をみている。
 
 そして、近未来研を継いでいたかもしれない甘利氏も、幹事長でありながら、今回の選挙では小選挙区で落選した。

 まるで、平家物語のような物語を読み終えたような気分だ。この先、近未来研はどうなるのか、先行きは全く見通せない。派閥政治は終わったのかもしれない。

【訂正】記事初出時より以下の通り訂正します。
29段落目:「伸晃氏は河野太郎氏を支持し、閣僚の数は再びゼロとなった」→「伸晃氏は最終的には岸田氏を支持したが、閣僚の数は再びゼロとなった」
(2021年11月8日13:31 ダイヤモンド編集部)

横田由美子

7607チバQ:2021/11/08(月) 19:07:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/52edb1695be838791e901f180e95aa7b5d7c69da
10人減の二階派、会長落選の石原派… 自民内の駆け引き活発化
11/8(月) 18:37配信
 自民党は衆院選で解散前から15議席減の261議席となり、各派閥も議員の落選やベテラン議員の引退などで軒並み人数を減らした。そのため各派は体制立て直しや新人議員の獲得に向け、動き始めている。

■二階派10人減 再建急ぐ

 特に人数を減らしたのは二階俊博元幹事長が率いる二階派で、解散前から10人減の37人となった。最高顧問を務める伊吹文明元衆院議長のほか、会長代行の河村建夫元官房長官ら幹部が相次いで引退。福井照元沖縄北方相や山本拓氏らベテランも落選した。こうしたなか、無所属のまま二階派入りしていた細野豪志元環境相の自民党への入党が衆院選後に認められたほか、新顔3人、元職2人を迎え入れる見通しで、再建を急いでいる。

 最小派閥の石原派は会長の石原伸晃元幹事長が落選。所属議員は7人に落ち込んだ。他派閥との連携を訴える声も出ており、近く幹部会を開いて対応を協議する。

朝日新聞社

7608チバQ:2021/11/08(月) 19:18:07
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021110700015.html
岸田首相の林芳正外相起用で安倍元首相と麻生副総裁との間にハレーション
2021/11/08 10:00AERA dot.

岸田首相の林芳正外相起用で安倍元首相と麻生副総裁との間にハレーション

宏池会の政治資金パーティーに出席した会長の岸田首相(左)と林芳正・元文部科学相(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

11月10日に衆参の両院で行われる首相指名選挙を経て岸田文雄首相は第2次岸田内閣を発足させる。衆院選の小選挙区(神奈川13区)で敗れた責任をとって自民党幹事長を辞任した甘利明氏の後任に茂木敏充前外相を起用した岸田首相。空席になった外相ポストに岸田派ナンバー2の林芳正元文科相を起用することを決めた。この人事が安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁との間でハレーションとなっている。

「負けると言われた衆院選で261議席も取れたのは幹事長の功績だ。辞める必要はない」

 麻生氏は甘利氏をこう説得しようとしたが、結局は辞任となった。

「3A」と呼ばれた安倍、麻生、甘利の3氏だったが、甘利氏が失脚。残る「2A」は次の幹事長を擁立すべく動いた。安倍氏に近い高市早苗政調会長や麻生派の河野太郎広報本部長の名前が後任幹事長として上がったが、岸田首相は茂木氏の起用を即決したという。

「岸田首相はメディアの下馬評を覆し、衆院選で261議席という絶対安定多数を維持した。当初から甘利氏の幹事長起用は乗り気ではなかったので、小選挙区で落選は渡りに船。一気に茂木幹事長を決めた。その時点で岸田首相は、次の一手を考えていた」(岸田派の国会議員)

 それが茂木幹事長の後任として林氏を外相起用することだった。

 しかし、「2A」は林氏の起用には不快感を示したという。岸田派で今も影響力を有しているのが、幹事長などを歴任した長老、古賀誠氏だ。しかし、古賀氏と麻生氏が犬猿の仲であることは政界では知られた話だ。

「岸田氏が麻生氏に総裁選の支援を頼んだ時、『古賀氏と縁を切ってから来い』と言われたという話もある。その古賀氏に林氏は可愛がられていた。2012年に林氏が自民党総裁選に出馬した時も、古賀氏が後ろ盾になって推薦人を集めた。古賀氏は岸田首相の後継を林氏にしたいとの思惑で動いている。麻生派が協力して岸田政権を誕生させて間もないのに、古賀氏の子飼いである林氏を外相という重要ポストで起用する。麻生派の次の切り札でもある河野太郎氏が次期首相の座を狙うとなれば、林氏がライバルになることは間違いありませんからね。麻生氏はしてやられた感が強いようです」(麻生派の国会議員)

 麻生氏以上、林氏に対し、反発が強いとされるのが、安倍氏だ。林氏の地元、山口3区は安倍氏の選挙区・山口4区の隣だ。安倍氏と林氏は共に世襲議員で父親の時代は、中選挙区制で同じ下関市が地盤だった。

 また、山口3区と4区は「1票の格差」問題で、早ければ次の衆院選で合区になるともいわれている。そうなれば、安倍氏と林氏が小選挙区の「公認争い」で激突する可能性もある。

7609チバQ:2021/11/08(月) 19:18:31
◆安倍、麻生の「2A」を怒らせた岸田首相

 安倍氏が実質、率いる清和政策研究会(清和会)の国会議員はこう言う。

「岸田首相の次は林氏というのが岸田派の規定路線です。再々登板も視野に入れる安倍氏は、外相という華のあるポストに同じ山口選出の林氏が就き、台頭することを危惧している。また安倍氏は台湾と非常に近い関係です。一方、林氏は日中友好議員連盟会長で、中国との関係が深い。外交に対する政治姿勢が違うことも難色を示している理由です」

 安倍氏は中国と緊張関係にある台湾の蔡英文総統と友好関係にある。中国の圧力で、新型コロナウイルスのワクチン入手が困難だった台湾が頼ったのが、安倍氏だった。その尽力もあって、日本から今年6月にアストラゼネカ製のワクチンが台湾に届けられた。

 その台湾が加盟に名乗りをあげている環太平洋パートナーシップ(TPP)協定。安倍氏は台湾のTPP加盟を歓迎するツイートを9月23日に出している。

<自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有する台湾の申請を歓迎します。蔡総統が全てのルールをクリアーするとの決意を示した事は、日本が支持する上で極めて重要です>

 これに対して、蔡英文総統も<日本の友人たちには我々のこの努力をぜひ支持して欲しいです!>と応じた。

 中国にとって最もセンシティブな問題の一つである台湾に対し、首相経験者の安倍氏が異例の肩入れをしているのだ。

 一方で、外相就任が内定した林氏は中国と良好な関係にある。

「中国もTPP加盟に名乗りを上げ、是が非でも台湾の加盟をつぶしたい。そのために、中国はTPP加盟申請をしたようなもので当然、日本の岸田首相の協力を得たいと考えています。林氏が外相になれば、その窓口となる。日本がTPPに参加したのは、安倍首相時代で現在の加盟国の中では日本は有力国の一つだ。その安倍氏の台湾推しは、中国にとって絶対に容認できないことなのです」(官邸関係者)

 中国の王毅外相が台湾との関係について「日本が一線を超えるようなことはあってはならない」「台湾は中国の領土だ」と10月、ビデオメッセージでくぎを刺している。

「中国寄り」とされる林氏が外相に就任すれば、安倍氏と水面下で対立するリスクは高い。

 岸田派の源流となる宏池会の事務所から自民党本部に入り、20年以上政務調査会で務めた政治評論家、田村重信氏はこう話す。

「中選挙区制度の時代、同じ区から自民党候補2人、3人が出て当選を争っていた。野党ではなく、党内の議員がライバルだった。安倍、林両氏の父親時代はお互いが一番の政敵だったから歴史的に見ても、2人がうまくいかないのは当然です。そこに次の衆院選で合区問題が控えている。隣区の林氏が衆院転出後、いきなり外相に抜擢されれば、安倍氏は面白いはずがない。昔は財務相が最重要閣僚と言われたが、今は外相の方が格が上とみる人もいる。林氏は東大、ハーバード大卒で英語も堪能。アメリカの上院議員のアシスタントとして仕事もしていたので起用はバッチリ。そして林氏と似た経歴の茂木氏が幹事長でしょう。岸田首相は明らかに長期政権を狙った人事をしている。岸田首相はああ見えて老獪でやるときはやるんです。この衆院選でも投開票日が仏滅でも、迷わずに決断した。幹事長交代のドサクサで自派閥の林氏を外相に押し込み、足場を着実に固めている」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7610とはずがたり:2021/11/08(月) 20:12:10
<独自>安倍元首相、11日に派閥復帰 「安倍派」へ
2021/11/8 17:57
https://www.sankei.com/article/20211108-BN7LFXSBVVM6BHXKEDMOBQ4W7M/

安倍晋三元首相が11日にも自民党細田派(清和政策研究会)に復帰し、同派の次期会長に就任する見通しとなったことが8日、派閥関係者への取材で分かった。同派は現会長の細田博之元幹事長が10日に衆院議長に選出されることに伴い、9日に派閥幹部らが後任の会長人事について意見交換する。その後、安倍氏の派閥復帰と次期会長就任を打診し、安倍氏の承諾を得られれば、11日の派閥会合で正式決定する予定。

8日に国会内で開かれた衆院各派協議会では、衆院議長に自民党の細田氏、副議長に立憲民主党の海江田万里元経済産業相をそれぞれ充てる方針が報告され、了承された。議長は与党第1党、副議長は野党第一党から出すのが慣例から選出するのが慣例。特別国会が召集される10日の衆院本会議で細田氏が選出されるのを受け、後任の会長に安倍氏が就任するかどうかが焦点となっていた。

7611とはずがたり:2021/11/08(月) 22:30:24
自民党に高まる派閥再編の機運:「安倍1強」後の主導権争い本格化
11/8(月) 15:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/607006c3ed271d38c6a2110e24f19c47ccef70f6
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自民党は10月31日投開票の衆院選で、公示前の276議席より減らしたものの、追加公認を含めて単独で絶対安定多数(261議席)を確保した。国会運営の主導権を得て、岸田文雄首相(党総裁)はとりあえず合格点をクリアした形だが、党内では来夏に控える次期参院選を視野に主導権争いの火種が残る。特に各派閥の中には、領袖が今回落選したり、1カ月以上会長不在が続いていたりするケースがあり、不安定化が目立ってきた。自民党が旧民主党から政権を奪還して来年で丸10年。安倍1強と呼ばれた「政権奪還ハネムーン期」は終焉を迎え、党内主流・非主流派の激しい権力闘争の勃発も予想される中、派閥再編が加速する可能性がある。

 緊迫しつつあるのが竹下派(約50人)だ。会長の竹下亘氏が在任中の9月に亡くなり、いまもトップ空席だ。理由は、会長代行を務める茂木敏充党幹事長(衆院議員)に対する、竹下派内の参院議員による不信感だとされる。本来、会長不在になれば、代行が会長に昇格するのは自然な選択肢だが、そうなっていない訳だ。複数の党関係者によると、引退後も参院竹下派に大きな影響力を持つ「参院のドン」こと青木幹雄元官房長官が茂木氏に対して不満を募らせていることが大きい。茂木氏が、派内の有力議員でありライバル関係にある小渕優子元経済産業相と総裁選対応や選挙での公認問題を巡って軋轢を起こすなどしたためという。参院側は2018年、当時の派閥会長だった額賀福志郎元財務相に退任を要求し、竹下氏に交代させた経緯がある。その際、茂木氏の本音は額賀氏続投だったとみられ、禍根は根深いとされる。

小渕氏は、青木氏が官房長官として仕えた故小渕恵三元首相を父親に持つ。恵三氏は首相在任時、同派を率いる領袖だった。いつかは娘の小渕氏を宰相にと願う青木氏にとって、旧日本新党出身の茂木氏の行動は「派閥乗っ取り」と映るのかもしれない。衆院側には茂木氏の派閥会長就任を支持する声がある。一方、党内では茂木氏について「若手に対して高圧的な態度を取る」「短気で怒りっぽい」といった声がある。こうした人望に欠けるとの評判が「茂木派」への衣替えの推進力を鈍らせている一因と言えそうだ。

 複数の関係筋によると、参院側では現在、会長に船田元・元経済企画庁長官、事務総長に小渕氏といった案が取り沙汰されており、茂木氏による派閥継承は断固容認しない構えだ。与党関係者には「参院側には積もり積もった茂木氏への不満がたまっている。このまま平行線をたどれば一触即発となりかねない」との見方があり、参院側が竹下派を離脱する懸念が出ている。茂木氏が幹事長ポストを手にしたのは、岸田政権発足に伴い党幹事長に就任したばかりの甘利明氏(麻生派)が衆院選小選挙区で敗北して比例復活となり、引責辞任したのが理由。予期せぬ事態で外相だった茂木氏に幹事長が転がり込んできた訳だ。このため人事でのポスト獲得や来年の参院選をにらんだ選挙資金配分での優遇などを念頭に「幹事長派閥としてのうまみを期待し、参院側も一時休戦して様子を見るのではないか」と見る向きもある。ただ現在、融和の兆しは感じられない。

 仮に竹下派を参院側が離脱しようとする場合、課題になるのが「合流相手探し」だ。参院竹下派は約20人の勢力にとどまる上、単独で派閥化すれば、参院議員だけという変則的な形となる。人事でのポスト獲得などでの影響力発揮は限定的となり、メリットはほとんどない。このため他派閥、グループとの合併などを同時に行い、勢力拡大を図らないと、じり貧になるだけに終わりかねない。「数は力」の永田町。逆に言うと、竹下派が内紛で割れた場合、その片方と組むことで勢力拡大を図ろうとする動きが党内で起きても不思議ではない。

7612とはずがたり:2021/11/08(月) 22:30:51
>>7611
「親分不在」石原派は石破派と「弱者連合」の観測も
もう一つ、分裂懸念がささやかれるのが二階派だ。二階派はもともと今回の衆院選に立候補せず引退した伊吹文明元衆院議長が領袖だった。しかし、後から入会した二階俊博元幹事長が実権を握り、事実上「乗っ取った」格好となっていた。二階氏は、過去に小沢一郎氏と行動を共にして自民党を離党し、新生党、保守党などを渡り歩いた。こうした海千山千の経験から永田町随一の政治巧者と目されている。伊吹氏を派閥の最高顧問に「棚上げ」し、他派閥や野党からの引き抜きなど、あらゆる手段を駆使して派閥拡大路線をひた走ってきた。このため二階派は大まかに、伊吹派時代など以前から在籍した面々と、二階氏系に分かれる形となっている。しかし二階氏は自民党史上最長となる約5年間も幹事長を務め、ポスト獲得などで手腕を発揮。会員は「二階パワー」の恩恵にあずかっていたため、派内の亀裂は表面化せずに済んでいた。

ところが9月の総裁選で、二階氏と「犬猿の仲」とされる岸田氏が勝利した。岸田氏は総裁選で事実上の「二階切り」と言われた「党役員は1年間任期で3期まで」を公約。二階氏は幹事長ポストを追われた上、事実上の無役となった。党内でも非主流派として「冷や飯」を味わっている状態だ。自民党筋は「幹事長派閥のうまみがなくなれば、いくら二階氏であっても、もともと呉越同舟の派内をまとめきれない。遅かれ早かれ分裂は免れないのではないか」と見通す。二階氏は82歳と高齢だが、派内には衆目の一致する後継者は不在。ただ二階氏側近とされる武田良太前総務相が、二階派(約40人)のうち「20人近くをまとめている」(前出の自民党筋)とされる。仲間を引き連れて派閥を割ることを含め、武田氏の今後の動向が「台風の目」となりそうだ。

竹下派、二階派の内部不和と絡む格好で注目されているのが石破派だ。石破派は石破茂元幹事長を首相の座に押し上げることを目的に結成された。ただ石破氏は総裁選に計4回立候補したがいずれも敗北。9月の総裁選は自身が出馬せず、小泉進次郞前環境相と共に河野太郎前ワクチン担当相を支援した。安倍晋三、麻生太郎両元首相や甘利氏ら「3A」と呼ばれる実力者に対峙し、党内刷新を訴えた運動は3人の頭文字を取って「小石河連合」として注目を集めた。しかし河野氏は決選投票で岸田氏に敗れ、小石河3氏は人事で十分な処遇はされなかった。また、菅義偉前首相が制した昨年の総裁選後、石破派は伊藤達也元金融担当相、山本有二元農相らベテラン、中堅の退会が相次いだ。最側近だった鴨下一郎元環境相も今回の衆院選に出ず引退。現在10人余りまで会員が減っている。

だが石破派には、石破氏の国民、党員人気の高さという大きな「資産」がある。石破氏は今回の衆院選でも応援依頼が引く手あまたで列島を駆け巡り、地元鳥取1区にはほとんど入らなかった。しかし小選挙区で84%超の得票率で圧勝し、甘利氏とは対照的な結果となった。このため竹下派、二階派が分裂した場合に、割れた片方の「結婚相手」として選ばれるのではないかとの観測がある。実際、石破氏は人口減で合区となった参院鳥取・島根選挙区で、島根側を拠点とする、ドン青木氏の長男一彦氏を支援し、当選に貢献。青木氏とは現在も一定の関係を維持している。また石破氏は、武田氏とは同じ防衛関係議員の先輩後輩で気脈を通じる。ベテラン議員の一人はこうした事情を背景に「石破派は参院竹下派とも、二階派内の武田氏に近いグループとも、いずれも親和性がある。どちらかと、あるいは3者まとめて合流に発展する可能性がある」と分析。武田氏と菅前首相が良好な関係にあることを踏まえ「菅氏に近い若手議員らでつくるグループや、武田氏に近い面々、石破派の合流といったパターンも考えられる」とも話す。

「大将として申し訳ない。本当に申し訳ない」。自民党の石原伸晃元幹事長は衆院選で落選が決まり、事務所で支援者らに深く頭を下げた。石原氏は当選10回で、石原派会長を務めている。今回、小選挙区(東京8区)で、当選した立憲民主党新人に3万票を超す差をつけられ、比例復活も叶わず議席を失った。石原派は会員数一桁の最小派閥であり「親分不在」は存亡の危機に直結する。石原派は当面、実力者である森山裕前国対委員長が中心となって運営するとみられる。ただ派内に総裁候補といった求心力を保てる人材は見当たらず、今後の展望は開けていない。このため遅かれ早かれ他派閥などとの合流が課題となる可能性は十分にある。森山氏は安倍、菅政権で国対委員長を務め、菅、二階氏とは良好な関係にあり、石破氏とも悪くないとされる。合従連衡が起きた場合、絡んでくるケースは大いにあり得る訳だ。組み合わせや順番のパターンは数々考えられるが、例えば「まずは石原、石破両派の『弱者連合』からスタートすることもある」(ベテラン議員)との見方も出ている。

7613とはずがたり:2021/11/08(月) 22:32:14
2021.11.08 11:00
NEWSポストセブン
野田聖子氏 石原派、石破派の残党集めで「野田派旗揚げ」なるか
https://www.news-postseven.com/archives/20211108_1705335.html?DETAIL

 総選挙が終わって自民党では“ポスト岸田”をにらんだ動きが始まっている。安倍晋三・元首相の後見によって総裁選で予想以上の健闘を見せた高市早苗・自民党政調会長が存在感を増しているのに対し、それに激しくライバル意識を燃やしているのが野田聖子・こども政策担当相だ。

 2人は同学年で初当選も同じ。政治キャリアも似ている。高市氏は旧新進党から自民党入り、野田氏は郵政民営化に造反し、1度は自民党離党に追い込まれ、その後、復党した。いずれも総務大臣、自民党3役を務め、派閥を離脱して現在は無派閥というところも重なり合う。

 総選挙の“応援合戦”でも、野田氏は高市氏や河野太郎氏という総裁選のライバルに負けじと全国を回ってアピールした。その野田氏が選挙戦最終盤、10月30日(投開票日前日)に二階俊博・前幹事長の地元・和歌山県に応援に入ったことが党内の一部の憶測を呼んでいる。

 二階氏は今回、地元に張り付いて個人演説会を重ねるなど異例の熱の入れ方だったとはいえ、対立候補は共産党候補で「最初から負けることはない選挙」(自民選対)と言われていた。それでも野田氏があえて応援に行ったのは、「総裁選で二階派から推薦人を借りたお礼をするため」(同前)というのが党内の見方だ。

 だが、野田氏の“二階詣で”はもっと先を見据えた動きだという。二階派幹部が語る。

「総裁選の推薦人集めに苦労してきた野田は次の総裁選に確実に出馬できるように自前のグループ(政策勉強会)を作ろうとしている。今回の選挙でも自分の推薦人の選挙区を重点的に応援して回っていた。二階さんの地元に入ったのは御礼の意味だけではなく、近い将来の野田グループ旗揚げに協力を求めるための布石。二階さんは来る者拒まずの人だから野田の応援を喜んでいたし、協力してもいいと考えているようだ」

 野田氏は過去2回の総裁選(2015年、2018年)に出馬を目指しながら、出馬に必要な議員20人の推薦人が足りずに断念。その後、「女性議員増」を訴えて超党派の勉強会を開くなどシンパ議員を増やそうとしてきたものの、9月の総裁選ではやはり推薦人集めが難航し、結局、二階派から8人の推薦人を借りてなんとか出馬できた。

 そこで総裁選の後も自分を支持してくれた議員を集めた会合を続け、「次」をにらんで「野田グループ結成」を目指しているが、「野田グループにするにはメンバーが躊躇する。派閥に所属している議員は親分の許しがなければ政策集団には参加しにくい」(同前)という。そこで親分の二階氏を口説く必要があった。

 二階氏の“お墨付き”があれば、野田グループの旗揚げに弾みがつくはずだった。ところが、である。総選挙の結果はそんな野田氏にとって厳しいものだった。

 自民党全体では善戦したとはいえ、野田氏の推薦人(衆院は10人)は2人が引退したうえ、二階派の神谷昇氏(大阪18区)、出畑実氏(比例南関東ブロック)、福井照氏(比例四国ブロック)、無派閥の木村弥生氏(京都3区)らが次々に落選して衆院はわずか4人しか残らなかった。グループ結成には大きな痛手だろう。野田氏に近い自民党閣僚経験者が語る。

「総選挙では石原派が会長の石原伸晃氏と会長代行の野田毅氏らが落選して派閥解体の危機、石破派も12人に減って存続が危ぶまれている。石原派にも石破派にも野田シンパがいるから、野田としては両派からこぼれた議員を勧誘して落選した推薦人の分をカバーするしかないのでは」

 主を失った、あるいは主が力を失った“残党”を集めきれるか。悲願のグループ旗揚げはまだ先が長そうだ。

7614チバQ:2021/11/09(火) 08:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/9377b022cac37d41764736d531ebddf2e18c37a3
林芳正氏の鞍替えで「ポスト岸田」抗争激化の内幕
11/9(火) 4:31配信
 与野党が激突した10・31衆院選は、自民党が単独で絶対安定多数の261議席を獲得、公明党(32議席)を加えた与党合計でも公示前勢力(305議席)に迫る293議席と事前の苦戦予想を覆して勝利した。

 国民の信任を受けた岸田文雄首相は、11月10日召集の特別国会冒頭での首相指名を受け、第2次岸田政権を同夜に発足させる。そうした中、自民党内では、衆院山口3区で参院から鞍替えした林芳正元文科相が圧勝し、「次回以降の総裁選への挑戦権を獲得した」(自民幹部)ことが注目されている。

 当初、林氏の鞍替え出馬には自民党内の賛否が交錯、当選10回で現職だった河村健夫元官房長官との激しい公認争いは「山口3区の乱」と呼ばれた。しかし、衆院選公示直前に河村氏が不出馬・政界引退を表明したことで、表向きは“円満決着”の形となった。

 ただ、対立と迷走を繰り返した公認争いの舞台裏は「政争そのもの」(岸田派幹部)だった。総裁選をめぐる党内の権力闘争だけでなく、次期衆院選の公認争いに「ポスト岸田」まで絡む「まさに権謀術数のるつぼ」(自民長老)だったのが実態だ。 

■二階氏の後ろ盾を失った河村氏

 林氏は岸田派ナンバー2の座長で、河村氏は自民党二階派の会長代行だった。このため山口3区の公認争いは、岸田、二階両派のメンツを懸けた代理戦争となった。しかし、総裁選での岸田氏勝利で、幹事長だった二階俊博氏が「自民最高実力者」の座から追われたことが状況を一変させた。

 甘利明幹事長(衆院選後に辞任)を軸とする新執行部の判断で、それまでの「現職優先」方針が覆り、結果的に二階氏という後ろ盾を失った河村氏が涙を飲んだ。もちろん二階派は激しく反発したが、党の情勢調査で河村氏が劣勢と主張する執行部に押し切られた。

 河村氏は引退の交換条件として後継者の長男・建一氏の比例優遇を求め、遠藤利明選対委員長も河村氏の党への貢献を評価して、いったんは10月15日に建一氏の比例中国ブロックでの上位登載を内定した。しかし、翌16日に党山口県連から「(建一氏は)県連とは何ら関わりのない候補」とする抗議文が提出されたことで、それが覆った。

 この異例のドタバタ劇の中心人物は、山口県連会長の岸信夫防衛相だった。県連の抗議文には、比例中国ブロックの単独上位登載候補に建一氏を外して、現職の杉田水脈(みお)氏を選ぶよう強く求める内容が盛り込まれていた。

 これを踏まえて、党執行部は建一氏を当選確実な比例中国ブロック単独候補としての上位登載から外し、縁もゆかりもない同北関東ブロックでの比例32位の単独比例候補に決定。結果的に同ブロックでの小選挙区落選者の増加で、建一氏は次点で落選した。

 県連会長の岸氏は安倍晋三元首相の実弟で、杉田氏は安倍氏の後押しを受けて前回衆院選でも単独比例上位で当選した人物。今回の騒動でも、安倍氏は直接、遠藤選対委員長らに杉田氏の上位登載を強く要求したとされる。こうした経過から、党内では「山口のドンの安倍さんが河村家を地元から追い出すための陰謀」(若手)との臆測が飛び交った。

7615チバQ:2021/11/09(火) 08:03:54
■山口の定数減で次期衆院選の公認争いは熾烈に

 というのも、次期衆院選では山口県の小選挙区がこれまでの4から3に減る予定で、今回当選した安倍(4区)、岸(2区)両氏に高村正大氏(1区)、林氏(3区)の4人の現職のうち、3人が小選挙区公認候補となる見込み。当然、次期衆院選に向けた公認争いは熾烈を極めることなる。

 高村氏の父・正彦氏は党副総裁として第2次安倍政権を支え、安倍氏とも極めて親しい関係だ。ただ、林氏は安倍家と肩を並べる山口の名門政治家一家の跡継ぎ。安倍氏の父・晋太郎元外相(故人)と林氏の父・義郎元蔵相(同)は中選挙区時代に「安倍家vs.林家」の激しい覇権争いを展開しただけに、「次は高村氏がはじき出されるのでは」(山口県連幹部)ともささやかれている。

 さらに状況を複雑にしているのは、すでに林氏が岸田派(宏池会)の次期総裁候補として、「ポスト岸田」での総裁選出馬を目指していることだ。「林氏は近い将来、岸田首相の後継者として岸田派の林派への衣替えを狙う」(岸田派幹部)との見方が少なくない。

 今回の衆院選での自民勝利を受け、来夏の参院選でも与党が改選過半数を確保すれば、「岸田首相の3年の任期まっとうがほぼ確実」(自民幹部)となる。その場合「岸田さんは任期中の解散は考えず、コロナ対策と経済再生に専念して任期満了で退陣する意向」(側近)だとされる。

 そうなれば、自動的に総裁任期が切れる3年後の9月には、「ポスト岸田」の総裁選が実施されることになる。現状では先の総裁選で岸田氏と競り合った河野太郎自民党広報本部長や高市早苗政調会長が次期総裁の有力候補と目されている。

 ただ、岸田首相が、小選挙区で敗れて比例復活を余儀なくされた責任をとって辞任表明した甘利前幹事長の後任に旧竹下派会長代行の茂木敏充前外相を起用したことで、「茂木氏も次期総裁の有力候補に躍り出た」(閣僚経験者)のは間違いない。

 さらに、岸田首相は後任外相に衆院入りしたばかりの林氏を充てる意向だ。林氏は10月上旬に発売された月刊誌で「次の総理はこの私」と宣言しており、岸田首相が任期満了で退陣すれば、こちらもポスト岸田の有力候補になりうる。

■山口では「安倍・林戦争」が激化へ

 その一方で、安倍氏周辺はこうした動きに不快感を露わにしている。山口県の自民衆参議員をみれば、10月24日の参院山口補欠選挙で当選した北村経夫氏や来夏参院選での改選の江島潔氏も安倍氏側近で、「林氏の次期総裁選出馬など許さない雰囲気」(安倍氏側近)とされる。

 もともと、林氏の決意表明は、ポスト岸田の総裁選が3年後の9月となることを前提としたものだ。ただ、岸田首相は第2次政権発足後も岸田派会長にとどまる意向とされ、今回の「林外相」人事も、「林氏が岸田派の実権を握ることへの牽制」(岸田派幹部)とのうがった見方もある。

 ただ、岸田氏が3年の任期を超えてのさらなる長期政権を目指さない限り、任期満了を受けて3年後の9月に実施される総裁選は、ポスト岸田の戦いとなる。このため、今後の3年間は、首相を輩出してきた山口県の覇権をめぐる「安倍・林戦争」が激化し、そのこと自体が党内権力闘争を含む政局混乱の要因となることは避けられそうもない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

7616チバQ:2021/11/09(火) 08:10:37
2022年02月 北京冬季オリンピック
2022年07月 参院選
2024年07月 都知事選
2024年09月 自民党総裁任期
2025年05月〜大阪万博
2025年10月 衆院任期満了

7617チバQ:2021/11/09(火) 08:33:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/cab908e59699a62bc20603389e82db55dd71928c
安倍氏と菅氏“敵の敵は味方”タッグ結成なら「高市早苗総理」誕生も
11/9(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
「大安倍派」の旗揚げで、岸田文雄首相どうする(写真/共同通信社)

 キングメーカーの安倍晋三・元首相は総選挙で岸田文雄首相を十分脅かせる「数の力」を維持した。自民党の善戦で安倍チルドレンの多くが生き残り、「魔の3回生」も9割が4回生となった。そしていよいよ悲願だった最大派閥・細田派の会長に就任し、名実ともに「安倍派」へと衣替えさせる日が近づいている。11月10日に召集される特別国会で、細田派会長の細田博之氏が衆院議長に就任することが内定し、派閥の代替わりのチャンスが来た。

【写真】両手を広げる、薄いピンクのネクタイ姿の安倍晋三氏

 議長は政治的中立を保つために離党するのが国会の慣例で、同時に派閥を離脱する。前衆院議長の大島理森氏も議長就任時に大島派会長を退任し、山東派(現在は麻生派に吸収合併)に衣替えした。

 実は、安倍氏には簡単には会長を継げない事情があった。政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「安倍氏は最初の首相就任時に清和研を離脱して以来、派閥に戻らなかった。2012年の総裁選では派閥から止められながら出馬して当時の清和研会長だった町村信孝氏と争い、首相に返り咲いても意趣返しで官房長官に無派閥の菅義偉氏を起用するなど細田派を重用しなかった。だから派内のベテラン組には安倍氏の派閥会長就任に強いアレルギーがある」

 そこで安倍氏は今回の総選挙で細田派候補の選挙区を重点的に応援に回り、恩を売って会長就任に向けた地ならしをしてきた。総仕上げが、細田氏を議長に祭りあげて会長の座を空けさせる人事だ。細田派中堅は、「細田議長就任後に開かれる派閥総会で安倍さんの復帰と会長就任が正式に承認される見通し」と言う。

 そうなれば、安倍氏は最大派閥の領袖としての発言力と、派閥横断的な安倍チルドレン勢力への影響力という2つの「数の力」を持つ。「大安倍派」の誕生だ。

 今の安倍氏は「大田中派」を率いて“闇将軍”と呼ばれた田中角栄氏と重なると指摘するのは、角栄氏の番記者だったジャーナリストの田中良紹氏だ。

「田中角栄は最大派閥の力で鈴木善幸、中曽根康弘を次々に首相に担ぎ上げたが、キングメーカーに甘んじるのではなく、自らの総理復帰を念頭に置いていた。だから総理は“ボロ神輿”で力が弱いほうがいいし、派内にも後継者、総裁候補をつくらなかった。

 安倍氏も同じだ。9月の総裁選には細田派から安倍氏と近い下村博文氏が出馬に動いたが、協力しなかったばかりか、無派閥の高市早苗氏を担ぎ出した。派内から総裁候補が出る動きを挫くのは自身3度目の首相登板を考えているからでしょう」

 だが、かつての角栄氏は田中派が141人と勢力最大になった途端、竹下登氏と金丸信氏に派内クーデターを起こされて病に倒れ、時の中曽根首相は角栄氏の影響下から独立した。

 安倍氏の誤算も、“傀儡”にするはずだった岸田文雄・首相が本気で独り立ちに向けて動き出したことだ。

「岸田首相が人事で甘利明氏や麻生派を重視してきたのは、岸田派、麻生派、谷垣グループが1つになる大宏池会構想で最大派閥の細田派に対抗し、安倍氏の力を削ぎたいという考えがある。

 今回の茂木敏充氏の幹事長起用も旧竹下派を味方に取り込むためです。安倍氏には、そうした岸田首相の行動がかつて“総理にしてくれた恩人”の角栄排除に動いた中曽根と重なって見えるから一層不信感と警戒感を強めている」(同前)

 安倍側近として知られる青山繁晴・自民党参院議員は、岸田首相と安倍氏の抗争の舞台裏をこう語る。

「大宏池会構想というものがあって、岸田派と麻生派と谷垣グループを統合し、大きな大宏池会にして、安倍さんや細田さんの派閥よりはるか上に行ってしまおうというものです。そういう派閥次元のことを岸田さんも考えていると党内で言われていて、それで宏池会の中心人物である林芳正さんを外務大臣に持って来ると。

 しかし、そうすると総理も外務大臣もすべて大宏池会に向かっての動きになるから、派閥抗争につながるわけです。とくに安倍さんは黙っていないですよね」

 安倍氏が「数の力」を強めれば、岸田首相も総選挙で善戦したことで党内求心力が強まる。選挙が終わると同時に起きた岸田VS安倍の“見えざる戦争”は今、天秤がどちらに傾くかの均衡点にあるといっていい。

7618チバQ:2021/11/09(火) 08:33:42
タイミングは参院選前
 注目されるのは、安倍氏が「切り札」の高市氏をどのタイミングで使うかだろう。

「総選挙で思いのほか議席を得た岸田首相の力はこれからそれなりに強くなる。時間を置けば安倍氏は次第に押しやられ、不利になっていく。

 政治スケジュールを見ると、来年夏には参院選がある。総選挙で善戦したとはいえ、自民党内は現職幹事長だった甘利氏を落選させた岸田首相が選挙に強いとは思っていないから、安倍氏が高市氏を担いで“岸田降ろし”を仕掛けるなら参院選前のタイミングでしょう」(前出・田中氏)

 一方の岸田首相には大きな不安要因がある。新たな敵の出現だ。今回の総選挙では9月の自民党総裁選で“再起不能”に追い込まれたはずの菅前首相をはじめ、河野太郎氏、小泉進次郎氏、石破茂氏の「小石河トリオ」が全国を応援に回り、高市氏と並ぶ存在感を発揮した。“オレたちはまだ終わっていない”と反主流派が復権の糸口をつかんだ。

 これまでは安倍氏との権力闘争に全力を傾けることができた岸田首相だが、参院選を前に安倍―高市の“岸田降ろし”に連動して小石河が反岸田で動けば、腹背に敵を受けることになる。岸田VS安倍の権力闘争の最終場面では、この第3勢力の動きが鍵を握ることになる。

 ポイントは自民党内の権力バランスが総裁選当時と完全に変わっていることだ。

「小石河連合を数の力で打ち破った3Aトリオのうち甘利氏は失脚、大宏池会構想の提唱者の麻生太郎氏は岸田首相を支持しており、いまや3A体制は崩壊して敵味方に割れている。そこに岸田降ろしが起きたとき、菅氏や河野氏らが岸田首相側につくとは考えられない」(同前)

 反主流派のキーマンの菅氏にとって一番の政敵は政治手腕を全く評価していない岸田首相だ。3Aは自分を政権から引きずり降ろした敵ではあるが、もともと麻生氏や甘利氏とは肌が合わなかったのに対して、安倍氏は自分を官房長官、首相へと引き立ててくれた恩人でもある。

 3A体制が崩壊したことで、今度は安倍氏と菅氏が“敵の敵は味方”と手を組めば、まさかの来年6月政変、高市総理誕生のウルトラCもありうる。

※週刊ポスト2021年11月19・26日号

7619チバQ:2021/11/09(火) 10:23:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/3001e853761b0b9978689bfaece66b895b2c8971
「10万円給付」誰に?いつ?自公の溝深く 首相には“苦い記憶”
11/9(火) 9:44配信

西日本新聞
イメージ(本文とは直接関係ありません)

 新型コロナウイルス禍に対応した経済対策の柱となる18歳以下の子どもへの10万円給付を巡り、自民、公明の両幹事長が8日、国会内で初めて協議した。先の衆院選で公約に掲げた公明は一律給付にこだわる。自民には、所得制限のない給付は「ばらまき」批判を招くとして慎重な意見が根強い。両党の意見には溝が深く、着地点は見えない。

【画像】10万円一律給付のメリット・デメリット

 「基本的な考え方は尊重したい。どこまで必要か議論が必要だ」。会談後、自民の茂木敏充幹事長は記者団に慎重な姿勢をにじませた。一方、公明の石井啓一幹事長は使途を限定したクーポン券などの併用も検討するとしながら「一律というのがわれわれの考えだ」と譲らなかった。

 「未来応援給付」と銘打った経済対策は公明の衆院選の目玉公約で、山口那津男代表は街頭演説で必ず触れ、所得制限も「親の所得格差が子どもの分断を生む」と訴えてきた。10万円を所得制限を設けずに満額給付すれば2兆円程度が必要と試算されている。

 3日には竹内譲政調会長が自身のツイッターに「100%実現する」と宣言。8日には首相官邸を訪れ、松野博一官房長官に要望書を提出。竹内氏は記者団に対し、公約を実現できなければ「国民への背信行為になる」と強い覚悟を示した。党内には「公明の支援で自民が接戦区を制した」という自負もあり、強気の姿勢を後押しする。

 一方、自民は公約で子育て世帯や非正規雇用者への支援を掲げていた。高市早苗政調会長はこの日、一律給付は「自民党の公約と全く内容が違う。お困りの方にやるべきだ」と真っ向から否定した。念頭にあるのが、富裕層を含めた一律の給付は政策効果の薄い「ばらまき」との批判だ。

 一律10万円を配った昨年の特別定額給付金の7割が貯蓄に回ったという指摘もある。自民ベテランは「富裕層にも配るのは不公平だと抗議がきている。一気に逆風にさらされる」と懸念する。

 岸田文雄首相にも苦い記憶がある。政調会長だった昨春、困窮世帯を中心に1世帯30万円を配る補正予算案をいったん決定していたのに、土壇場で公明に押し切られ、1人10万円に変更となった。政策実現力に疑問符が付き、求心力低下を招いた。閣僚経験者は「丸のみすれば蒸し返され、首相にも傷が付く」と漏らす。

 来年夏には参院選を控える。選挙協力を得たい公明との対立は避けたい本音ものぞく。ある中堅は「衆院選直後だし丸のみしてもいい。連立政権の宿命だ」

 両幹事長は9日にも再び支援の対象について協議する。首相周辺は首相の思いをこう代弁する。「困った人に届けたいという思いは今も同じだ」

 (大坪拓也、前田倫之、河合仁志)

7620チバQ:2021/11/09(火) 10:24:56
これだと思いますよ。
選挙には勝ったのに、3Aの影響力を削げたのは大きい

https://news.yahoo.co.jp/articles/43a5cabddc424f3f19ec092b502e4619bb2820c0
甘利落選は幸運だった…?岸田首相「持ってる男」説が漂うワケ
11/9(火) 10:02配信

FRIDAY

甘利明氏の「選挙区敗北」でまさかの幹事長交代……今回の衆院選で思わぬ異常事態に見舞われた岸田政権だが、トータルで見れば選挙は「勝利」と言っていい内容。「全体安定多数(361議席)」を自民党単独で確保した岸田首相に、「実は持っている男なんじゃないか」という評判が立ち始めている――。


◆「早いうちに切れてよかった」

今回の選挙で石原伸晃元幹事長、野田毅元自治相、平井卓也前デジタル相、桜田義孝元五輪担当相など閣僚経験者が続々小選挙区で落選したが、なかでも現職幹事長の小選挙区での落選は史上初。投開票日の夜、甘利氏は岸田文雄総理・総裁に辞任を申し出た。

客観的に見れば幹事長の落選は党の大失態。党首の責任問題に及んでもおかしくはないのだが、自民党内では「選挙によって、早いうちに甘利さんを切れたのは、ラッキーだったのでは」という声が聞こえてくるのだ。

「甘利幹事長はキングメーカーである安倍晋三、麻生太郎両氏と近く、『ウラ総理』『影の首相』と呼ばれ、岸田総理の人事に口を挟んでいました。政治家としての実力はあっても、『岸田政権は俺たちが牛耳ってやる』という野心がほとばしっていた。甘利さんの落選時こそ、岸田自民党の危機になると思われたが、選挙が終わってみれば、有権者は甘利さんの落選のことなどすぐに関心ごとではなくなった。予想よりはるかに早く『甘利ショック』が収束したので、『あの落選はむしろ政権にとっては幸運だったのでは』という評価になっています」(岸田派の中堅議員)

目下の懸念として挙がっているのは、環境大臣の山口壯氏の「スキャンダル報道」だという。

「山口大臣の秘書給与ピンハネ疑惑やパワハラ疑惑が相次いで報じられています。岸田政権としては早く火消しをしたいところだが、実は山口環境相も甘利氏のゴリ押しの結果、入閣した人物。万が一大臣を辞任するような事態になっても、一時的には混乱するだろうが、長い目で見ればプラスになるのでは、なんて声もあるほどです。甘利さんが失墜したことで、そのあたりの判断にも気を遣う必要がなくなった」(政治部記者)

内閣が「純化」されることで、岸田首相はこれから本当にやりたかったことに着手できる、と前出の岸田派中堅議員は言う、

「岸田派で財務官僚出身の木原誠二官房副長官は、緊急時は別としても基本的には財政拡張政策に否定的。アベノミクスを推進してきた甘利一派との間で『アベノミクスの出口戦略』の綱引きが続いていた。岸田政権の成り立ち上、アベノミクスの否定はご法度だったが、今後はタイミングを見計らい、大企業の内部留保資484兆円への課税や富裕層への課税強化を打ち出し、中間層に分配する。

安倍・菅政権では富裕層への恩恵策や貧困層への最低限の手当はあったが、中間層への支援は抜け落ちていた。中間層に恩恵を与え、所得を上げることで『岸田カラー』を出していく予定です」

岸田政権が安定感を増す一方で、野党第一党の立憲民主党には「お家芸」ともいえる内部争いが勃発している。

「これもまた、岸田さんにとっては幸運。野党がまとまらないなか特別国会は乗り切れそうで、来夏の参院選に向けて、ゆとりも生まれます。

岸田会長の持ち味である安定感は、平時のなかでこそ活きてくる。COP26で外交デビューとなったが、外務大臣を戦後最長の4年8か月務めた経験があるため、世界の首脳とファーストネームで会話でき、おどおどした様子もない。

以前のように会長にショートメールを送ってもすぐに返事はこなくなったが、岸田派内で、『会長は持ってる』『長期政権となるかも』と期待もあがっている」(同中堅議員)

今回の総選挙の結果を、米ニューヨーク・タイムズは「カリスマ不足で知られる岸田文雄総理を選んだにもかかわらず、自民党が勝利した」と報じた。

98年の就任時、支持率32%と人気のなかった小渕敬三総理は、米メディアから「冷めたピザほどの魅力しかない」と酷評された。しかし、その後小渕総理は金融危機を乗り越えるなど着実に成果を出し、人気を博した。ビートたけしは「冷めたピザ」と酷評された小渕総理のことを「海の家のラーメン屋」と評した。期待せずに食べてみたら思いの外、美味しかった、という意味だ。「岸田家のラーメン」はどのような味となるか。

取材・文:岩崎大輔

FRIDAYデジタル

7621チバQ:2021/11/10(水) 07:57:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba726e6641211a5eb75d1a8ab764dee4e6445e00
自民党の「新権力」を制するのは誰だ 甘利氏「三日天下」で混迷〈週刊朝日〉
11/10(水) 7:00配信

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甘利明前幹事長 (c)朝日新聞社

 衆院選は与党圧勝で幕を閉じた。ただ、自民は党重鎮の落選が相次ぎ、惨敗した立憲民主も枝野幸男代表の辞任表明で混乱が続く。永田町は世代交代の季節を迎え、そして、岸田文雄首相と安倍晋三元首相の権力闘争は新たなステージに入った。

【自民党各派閥の所属議員数はこちら】

*  *  *

 すべて計算通りのはずだった。自民党総裁選で国民の注目を集め、新首相の下で衆院選を実施。自民党は15議席減らしたものの、単独で国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」の261議席を獲得した。岸田文雄首相の大きな“戦果”だ。

 ところが、順風満帆な船出は、いきなり大きく揺らいだ。党幹事長に就任したばかりの甘利明衆院議員が小選挙区で落選し、役職を辞任したのだ。新政権では甘利氏の立ち上げた勉強会「さいこう日本」のメンバーらが要職で起用され、甘利氏は首相の「後見人」として権力の中枢に躍り出たかに見えたが、まさかの“三日天下”に終わった。

「甘利さんは、もともと幹事長就任には消極的だった。政治とカネの問題で爆弾を抱えているから、いつでも幹事長を辞めると腹をくくっていました。それでも、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁と適切な距離を保てる甘利さんは、岸田首相も頼りにしたい存在だったはずです」(自民党関係者)

 甘利氏の退場で生じた権力の空白を誰が埋めるかをめぐり、水面下のバトルがすでに始まっている。その行方は、各派閥の再編と密接に関わる。


 まず、党内最大派閥の細田派(清和会)。大島理森前衆院議長が政界を引退したことで、同派会長の細田博之元幹事長が次の議長に就任する見通し。議長は慣例で党を離れるため、会長の座が空席になってしまう。

 そこで党内では、安倍氏に近い議員を中心に細田派を引き継いだ「安倍派」の立ち上げに期待する声が出ており、11月8日には、安倍氏が細田派次期会長に就任する見通しだと報じられた。総裁選で健闘した高市早苗政調会長も、後ろ盾である安倍氏の派閥復帰を歓迎しているという。

 だが、この案には反発もある。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。

「安倍氏が総裁選で無派閥の高市氏を支援したことで、細田派の総裁候補になるはずだった下村博文前政調会長や萩生田光一経済産業相らは立候補すらできませんでした。現在でも細田派内では安倍氏のとった行動に遺恨があります。その中で、安倍氏が派閥会長として高市氏を次の首相候補にしようとすれば、細田派内の不満はさらに高まることになります」

 安倍派が誕生すれば、党内のパワーバランスは一気に安倍・高市ペアに傾く。岸田氏も、そのことを意識して細田派の「分断工作」を仕掛けているとの見方もある。


 もともと清和会は、安倍氏の祖父である岸信介元首相や父の安倍晋太郎元外相の流れをくむ「安倍系」と、福田赳夫・福田康夫両元首相の系譜に連なる「福田系」の二つの流れがある。細田氏は福田系で、岸田政権の発足に伴って起用された松野博一官房長官や福田達夫総務会長も同じだ。別の自民党関係者は言う。

「岸田氏は、党内最大派閥の細田派を無視して政権運営はできません。一方で、細田派で安倍氏の影響力が強まれば『キングメーカー』になってしまう。そこで、岸田氏は細田派でも福田系の議員を人事で優遇した。安倍氏は、派閥の論理を無視して高市氏支援に動いたわけですから、人事に不満があっても強く言えないんです」

 岸田氏が安倍・高市ペアに対抗するためのキーマンになりそうなのが、今回の衆院選山口3区に参議院から鞍替え出馬して初当選した林芳正元文部科学相だ。

7622チバQ:2021/11/10(水) 07:57:53
◆先代からの因縁 安倍vs.林の戦争

 林氏の父である林義郎元厚生相は、中選挙区制時代の旧山口1区で安倍晋太郎氏と激しく闘った。その因縁は今でも残っていて、山口県内の保守層は安倍派と林派に色分けされているほどだ。

 父の代から続く安倍氏の“ライバル”林芳正氏は、岸田派の実質ナンバー2。現在、空席となっている外相に起用される見込みだ。

「林氏は岸田派の次の会長候補で、甘利氏の後任の幹事長に林氏を推す声もありました。ただ、岸田派が幹事長職まで取るのは党内のバランスが悪い。それで外相に就任する可能性が出てきました」(首相周辺)

 安倍氏と林氏の因縁は、次期衆院選でさらに激しくなると予想される。林氏にすれば、今回の鞍替えは山口3区の現職だった河村建夫元官房長官を引退に追い込んでまで得た議席だったが、次回の衆院選では山口県内の小選挙区の定数は4から3に減る見込みだ。一方、山口2区は細田派安倍系の岸信夫防衛相が盤石の強さを保っていて、安倍氏としては自らの地盤である山口4区とともに譲れない選挙区だ。

「安倍氏は次期衆院選での定数削減を見越し、河村建夫氏の長男である建一氏に比例中国ブロックからの出馬すら認めなかった。結局、建一氏は北関東ブロックの比例単独候補として出馬させられ、落選した。山口は自民党が圧倒的に強い選挙区なだけに自民議員同士の対立が激しく、次期衆院選でどうなるかは見通せません」(同)

(本誌・西岡千史、亀井洋志/AERA dot.編集部・今西憲之)

※週刊朝日  2021年11月19日号

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7623チバQ:2021/11/10(水) 10:20:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb6dab089ed37f49560f6b9f53253f8f18a9bc6b
二階派は弱体化も再び勢力拡大か 自民圧勝も岸田派に不安材料あり〈週刊朝日〉
11/10(水) 8:00配信

AERA dot.
「冷や飯組」の二階俊博・自民党元幹事長 (c)朝日新聞社

 岸田政権の“時限爆弾”になるのではないかと不安視されるのが、甘利明氏の後任に指名された茂木敏充新幹事長だ。霞が関官僚は言う。

【自民党各派閥の所属議員数はこちら】

「茂木さんは、頭の回転が速いのは誰もが認めるところ。一方で、官僚に怒鳴ることはしょっちゅうで、性格はワガママ。官僚にとってもこの人事は脅威です」

 茂木氏の「パワハラ気質」は、これまでも繰り返し問題になってきた。2019年には、霞が関界隈で官僚が作成した茂木氏の“接待マニュアル”を本誌が入手し、その中身を報じたこともある。

 マニュアルには食事の好みや室温、マッサージ師の派遣は女性が望ましいこと、禁煙の風潮が世の中で強まるなか、ヘビースモーカーの茂木氏のために喫煙可能場所のリストを作成することなどが書かれていた。


「政治とカネ」の疑惑もある。茂木氏の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」では、2016〜19年の4年間で1億2千万円以上の使途不明金が発覚したと昨年12月に報じられた。当時、茂木氏は「法令にのっとり処理、報告している」と説明したが、資金の具体的な用途は明らかにしなかった。

 規制緩和をめぐる業者との関係も気になる。今年の通常国会では、4月に解禁となった看護師の介護・福祉施設への日雇い派遣をめぐり、労働条件の悪化につながりかねないと、野党から批判が相次いだ。野党議員の秘書が言う。

◆二階派は弱体化 捲土重来を狙う

「解禁のきっかけは、政府の『規制改革ホットライン』へのNPO法人・日本派遣看護師協会の提案。この協会設立に看護師派遣会社『スーパーナース』の滝口進会長が関与していたことから、『利益誘導だ』と批判された。滝口氏は茂木氏の支援者だったんです」

 日本派遣看護師協会が規制改革を提案したのは18年5月。当時、茂木氏は経済再生相で、規制改革に関する会議に出席することもあった。

 滝口氏は法人や個人の名義で、11〜18年の間に茂木氏に対して少なくとも965万円の寄付をしている。さらに、滝口氏が創業した日本メディカルビジネスやスーパーナースの未公開株を茂木氏が保有していることも判明している。こうした事実について、看護師の日雇い派遣解禁と茂木氏の関係が国会で取り上げられたこともある。

 茂木氏との関係について滝口氏を取材すると、このように回答した。

「茂木さんとは1996年ごろに共通の知人を通じて知り合いました。優秀かつ面白い方で、後に献金を依頼されて寄付をするようになりました。それでも、茂木さんに看護師派遣の問題について依頼したことはありません。そもそも、規制改革の担当大臣は別の方でしたし、政治家に働きかけをしたからといって会議の決定が変わるような組織ではありませんから」

 国会議員に提出が義務づけられている資産に関する報告書によると、茂木氏は14年には滝口氏が創業した日本メディカルビジネス社の株を36株保有。その後、15年の報告書からは株式の保有一覧から消え、20年の菅義偉内閣の発足に伴う閣僚の資産公開では、日本メディカルビジネス社36株を再び保有し、スーパーナース社の36株を新たに保有していることが判明した。政務三役在任中の株取引は大臣規範で自粛が求められている。滝口氏は言う。

「日本メディカルビジネス社の株については、株を保有している方から譲り受けたか、購入されたようです。私は関与していません。茂木さんは『いつもお世話になっているので、株を持ちました』と話していました。スーパーナースの株については、18年4月に日本メディカルビジネス社から子会社として独立した際に、株式が自動的にスピンオフ(割り当て)されたものです。弊社には、これまで茂木さんが株式を誰かに譲渡し、名義変更した記録はありません」

 滝口氏は、国会で看護師の日雇い派遣一部解禁が問題になったことについて「多様な働き方のニーズに合わせておかしな制度を改めてほしいと訴えただけのことで、利益誘導と言われるのは心外です」と話す。茂木氏の事務所に滝口氏との関係などについてたずねる質問状を送ったが、期限までに回答はなかった。前出の自民党関係者は、こう話す。

7624チバQ:2021/11/10(水) 10:20:41
「茂木さんが幹事長として仕事がうまくできなければ、総理候補から消えることになる。岸田首相も党内第3派閥の竹下派に配慮したかのようにみせて、なかなか厳しい人事をしますよね」

 一方、菅義偉前首相の「後ろ盾」として権勢を振るった二階俊博元幹事長の存在感は、めっきり薄くなっている。衆院選では、自身の選挙区では圧勝したものの、二階派は10人が落選し、37人となってしまった。

 地元ではすでに、「誰が後継者となるのか」という話題で持ち切りだという。長男の俊樹氏が後継者と言われてきたが、今回の選挙で二階氏に付き添っていたのが、数年前に大手航空会社を退職して秘書になったという三男の伸康氏だ。

「今回は伸康氏が二階先生の活動のほとんどに付き添っていた。そして、二階先生に代わってマイクを握り、演説していましたね。これまでの選挙ではあまり見かけなかった。そつなく、二階先生の応援演説をこなす姿を見て、後継ぎは伸康氏と二階先生の腹は決まっているんじゃないかと感じました」(地元町議)

 地元には世耕弘成参院議員が衆院の二階氏の選挙区へ鞍替え出馬することへの待望論もあるという。今後は後継をめぐり、激しい駆け引きが行われそうだ。

 だが、二階氏は地元の情勢をよそに元気いっぱいだという。元幹事長の石原伸晃氏が落選して領袖を失った石原派や、12人まで減ってしまった石破派を取り込み、再び勢力拡大を狙っているという観測もある。

「二階氏は以前から石原派や石破派の議員に誘いをかけていたので、狙いにいくと思う」(二階派の国会議員)

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。

「衆院選で自民が圧勝したことで、岸田首相に批判的なことを言う人は現在はいません。しかし、岸田派は勢力が弱く、派閥再編の結果次第では、情勢は一気に不安定になる。岸田首相にとっては、勝っても課題が多いといえます」

(本誌・西岡千史、亀井洋志/AERA dot.編集部・今西憲之)

※週刊朝日  2021年11月19日号

7625チバQ:2021/11/10(水) 10:36:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110901081&amp;g=pol
自公折衷、にじむバラマキ感 参院選にらみスピード決着へ
2021年11月10日08時11分


 岸田政権が初めて策定する経済対策をめぐり、自民、公明両党の幹事長協議が9日、合意へ大きく前進した。焦点の現金給付で互いに歩み寄り、所得制限も導入する方向となった。来年夏の参院選をにらみスピード決着を優先したが、「バラマキ」感はぬぐえない。

 自民党の茂木敏充幹事長は前日に続く2回目の協議後、記者団に「進展があった」と明かした。公明党の石井啓一幹事長も「大きな成果だ」と強調した。
 自公の重要な政策協議はまずは政調会長同士で行われるのが通例だが、今回は最初から幹事長間の枠組みで始まった。自民党幹部は「それだけ政治マター化しているということだ」と解説した。4日に就任した茂木氏にとって手腕が試される最初の仕事となったが、自民内で懸念された「公明案丸のみ」は回避できた。
 公明党が先の衆院選で掲げたのは、18歳以下への一律10万円相当の支給。全額現金を想定していたが、自民党との協議で現金5万円を支給し、残りは5万円相当のクーポンを配る2段階の仕組みとなった。クーポン活用は使途を限定することで政策効果を高める狙いがある。ただ、茂木氏は、市町村によっては「現金で支払うことも可とする。柔軟に対応してもらう」と話し、使い道が自由になる可能性も排除しなかった。
 富裕層も含む一律給付には、世論だけでなく自民内からもバラマキ批判が根強かった。公明幹部も自民側に「所得制限はやむを得ない」と伝え、一律支給を断念した。自民党は衆院選公約で、非正規雇用者らへの経済的支援を訴えていたが、これも10万円給付とは別に実施する。自公双方の顔を立てた格好だ。
 一方、公明党が掲げたマイナンバーカード所有者への新たなポイント付与を実施することでも一致。健康保険証としての利用登録など、段階ごとに順次付与する仕組みを検討するのは、バラマキ感を和らげる狙いからだ。茂木氏は「マイナンバーカードの普及、消費喚起、生活の質の向上につなげていく」と語った。
 経済対策では財源も焦点となる。公明党は2020年度決算剰余金(約4兆5000億円)の活用を主張しているが、不足分は赤字国債で補うため、岸田政権でも借金頼みの姿勢は変わらない。自民党は参院選に向け、引き続き公明党支持者の票を当て込んでおり、同党に配慮した政権運営が続きそうだ。

7626チバQ:2021/11/10(水) 11:35:00
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211109X847.html
岸田首相の看板政策で会議乱立=役割曖昧、混乱の恐れも
2021/11/09 19:48時事通信

 岸田文雄首相の看板政策実現に向けた政府の会議が乱立気味だ。先に立ち上げた「新しい資本主義実現会議」に続き、9日には四つの会議を設置した。首相は来夏の参院選に向けて実績づくりを急ぎたい考えだが、各会議の役割分担は曖昧なため混乱が生じる恐れもある。

 松野博一官房長官は9日の記者会見で、デジタル田園都市国家構想実現会議、デジタル臨時行政調査会、全世代型社会保障構築会議、公的価格評価検討委員会の4会議の設置を発表した。この後、社会保障の会議が早速開かれ、首相は有識者に「忌憚(きたん)のない意見をお願いする」と要請した。

 新しい資本主義実現会議は、首相が自民党総裁選や衆院選で掲げた「新しい資本主義」や「成長と分配の好循環」を具体化する組織だ。首相が議長を務め、関係閣僚や有識者で構成する。

 デジタル田園都市国家構想実現会議はデジタル技術による地方活性化が目的。デジタル臨調はデジタル、規制、行政の3改革を一体的に進める。全世代型社会保障構築会議は社会保障全般を検討し、その下部組織の公的価格評価検討委員会は看護・介護・保育の現場の収入アップを目指す。

 もっとも、各会議は公的価格評価検討委員会を除き対等で、役割の線引きは不鮮明だ。「成長と分配の好循環」は新しい資本主義実現会議だけでなく、経済財政諮問会議でもテーマとなる。

 デジタル分野では2会議の新設に加え、菅内閣からデジタル社会推進会議を受け継ぐ。それぞれ重なる部分があることは否定できない。デジタル臨調の役割は規制改革推進会議、行政改革推進会議と完全に重複するとの見方も出ている。

 政府内からは「各会議の違いをどう出せばいいのか分からない」(内閣府関係者)と戸惑いの声も漏れる。松野長官は会見で「しっかり連携して一体で議論を進めたい」と強調したが、与党からも「一体何がしたいのか。岸田カラーが全く見えてこない」(竹下派中堅)と懸念の声も出ている。

7627チバQ:2021/11/10(水) 19:30:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_H5CBPI5SGNPIPDDZMM4C5DAKUM.html
第2次岸田政権 女性活躍担当補佐官に森雅子氏
2021/11/10 17:04産経新聞

第2次岸田政権 女性活躍担当補佐官に森雅子氏

森雅子氏(春名中撮影)

(産経新聞)

松野博一官房長官は10日夕、第2次岸田文雄内閣の閣僚名簿を発表した。岸田首相が兼務していた外相に林芳正元文部科学相を起用。新設の国際人権問題担当首相補佐官に中谷元・元防衛相、女性活躍担当首相補佐官に森雅子元法相をそれぞれ充てた。

7628チバQ:2021/11/10(水) 21:34:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d40c83064a9e4ba6e3dba20efebd9a4b47eec10f
第2次岸田内閣の顔ぶれ 外相に林芳正氏を起用、残る19人再任
11/10(水) 20:59配信
読売新聞オンライン
 第2次岸田内閣が10日夜、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て発足した。外相に林芳正・元文部科学相を起用し、その他の閣僚は全員再任した。


総理 岸田文雄
総務 金子恭之(再)
法務 古川禎久(再)
外務 林芳正
財務・金融 鈴木俊一(再)
文部科学 末松信介(再)
厚生労働 後藤茂之(再)
農林水産 金子原二郎(再)
経済産業 萩生田光一(再)
国土交通 斉藤鉄夫(再)
環境 山口壮(再)
防衛 岸信夫(再)
官房・拉致問題 松野博一(再)
デジタル・行政改革・規制改革 牧島かれん(再)
復興・沖縄・北方 西銘恒三郎(再)
国家公安・防災 二之湯智(再)
少子化・地方創生・女性活躍 野田聖子(再)
経済再生 山際大志郎(再)
経済安全保障 小林鷹之(再)
ワクチン・五輪 堀内詔子(再)
万博・消費者 若宮健嗣(再)

7629チバQ:2021/11/11(木) 08:30:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f792d84d8297715c95978eadbaa4d88530be680
「林外相」に理解求める首相、安倍・麻生氏は「対中関係で間違ったメッセージ」と難色
11/10(水) 21:44配信
読売新聞オンライン
衆院議員として初登院し登院ボタンを押す林芳正氏(10日)

 岸田首相は10日に発足した第2次内閣で、外相に側近の林芳正・元文部科学相を起用した。自民党の安倍元首相や麻生副総裁が難色を示したが、強い意向で押し通した。林氏は首相が意欲を示す年内訪米に向けた米国との調整などで早速、外交手腕を試されそうだ。

 「外交という大きな責任を担う。120%やり、岸田政権をしっかり支える」

 林氏は10日午前、衆院議員として初登院した国会で、記者団にこう強調した。首相からは9日夜に電話で外相を打診されたという。

 甘利明前幹事長が衆院選の小選挙区で敗北し、就任後1か月で外相の茂木敏充氏に交代したことを受け、急きょ外相の人選が必要となった。首相自身が4年7か月務めたことから外相ポストへの思い入れは強く、党内きっての政策通で海外経験も豊富な林氏に白羽の矢を立てた。

 首相は茂木氏が幹事長に就任した翌日の5日夕には、さっそく安倍、麻生両氏に電話で林氏の起用案を伝え、理解を求めた。ただ、2人とも林氏が2017年12月から日中友好議員連盟の会長を務めていることなどを問題視し、「対中関係で国際社会に間違ったメッセージを与えかねない」と慎重な意見だった。

(写真:読売新聞)

 それでも首相が譲らなかったのは、岸田派からの重要閣僚抜てきで閣内のバランスをとる狙いがあったとみられる。閣内では、官房長官や財務相を細田派や麻生派から登用している。林氏は首相が率いる岸田派でナンバー2の座長を務め、首相は「気心の知れた頼れる人に閣内にいてほしい」と周囲に漏らしていた。閣僚応接室では、首相右隣の「ナンバー3」の席に座ることになった。

 党内では、茂木幹事長や高市政調会長が「ポスト岸田」候補とみられており、首相は林氏の起用で、自派閥の有力候補の存在をアピールしたい考えだ。林氏は12年9月の党総裁選に出馬経験があり、将来の首相への意欲を公言してきた。

 林氏は中国との距離感で自身への懸念が自民党内にあることを踏まえ、8日のBSフジの番組で「知中派でもいいが、媚中(びちゅう)派ではいけない。相手をよく知っているのは知らないより良い」と訴えた。

 外務省幹部は「中国だけでなく、留学先だった米国もよく知っている。日本外交にとって最重要の両国を知る林氏は適任だ」と歓迎している。

7630チバQ:2021/11/11(木) 09:33:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b932564dc11978e7e7cf5ddb711d170d987288fe
「茂木敏充」新幹事長が絶対口にしない日本新党時代 枝野と初当選同期であっという間に自民党復党の変節の過去
11/11(木) 6:02配信
 誰にでも1つや2つ、触れられたくない過去を持っているものだ。11月4日に自民党の幹事長に就任した茂木敏充(66)の場合それは、「国会議員としての初当選は自民党ではなく日本新党」だったことだという。(敬称略)


 ***

 この過去に驚いている読者も、きっと少なくないだろう。茂木は「ザ・自民党」というイメージが定着しているのだから。

 さっそく茂木の半生を振り返ってみたいが、その前に人物評をご紹介しておく。自民党の関係者が言う。

「政策通として有名で、頭の良さは国会議員でもトップレベルでしょう。政治家の大半を馬鹿にしているエリート官僚でさえ、茂木さんには論破されるそうです。ただ、ご本人は認めたくないでしょうが、人望のなさでも知られています。何かあると周囲を怒鳴るパワハラ気質の持ち主だと、複数のメディアが記事にしました」

 初当選は1993年7月。党関係者は「その時、茂木さんは周囲のスタッフに『これからはセンセイと呼べ』と命じたそうです」と明かす。彼の人格を象徴するエピソードだと言えるだろう。

経済評論家として注目
 それでは茂木の経歴を振り返ってみよう。これだけの“知性派”だから、当然ながら高学歴の持ち主だ。

「茂木さんは1955年に栃木県足利市に生まれました。進学校の県立足利高校から東大に進み、経済学部を卒業します。新卒では商社の丸紅に就職しましたが、83年にハーバード大の大学院に留学。帰国して読売新聞に入社し、政治部に配属されました。そのため同社の代表取締役主筆・渡邉恒雄(95)にも可愛がられています」

 もっとも、読売新聞はすぐに退社し、コンサルティングで有名なマッキンゼー・アンド・カンパニーに転職。当時、同社の日本支社長だった大前研一(78)と出会う。

「大前さん自身が執筆やマスコミへの露出に積極的な人でした。茂木氏も最初は経済評論家として注目を集めました。1988年にはマッキンゼー社に在籍しながら著書『都会の不満 地方の不満』(中央公論社[当時])を上梓。朝日新聞の書評欄に取り上げられるほどで、ビジネス書のベストセラーランキングに入りました。これでテレビ出演の機会が増え、徐々に知名度を上げていきます」(同・記者)

東京佐川急便事件の影響
 この後、永田町で「政治改革」を巡る議論が活発化したことが、茂木の人生に大きな影響を与えた。

「1988年、リクルート事件が発覚し、当時の竹下登首相(1924〜2000)は内閣総辞職に追い込まれました。自民党の内部からも『国民の批判が強く、選挙で戦えない』と悲鳴が続出。『自民党の候補者が乱立する中選挙区制が汚職の温床となっているため、小選挙区制に改正すべきだ』との声が出ました。ところが、選挙改革は遅々として進まず、有権者の不満は増していきました」(同・記者)

 1991年に入ると一般市民もバブル景気の崩壊を実感するようになり、これも自民党に批判的な世論が生まれるきっかけになった。

 追い打ちをかけるように、翌92年2月14日に東京地検特捜部が「東京佐川急便事件」の捜査を開始。自民党の大物だった金丸信(1914〜1996)を筆頭に、政界への金の流れが連日マスコミで報じられた。

「92年8月、東京佐川急便から金丸氏に5億円のヤミ献金が行われていたことが発覚しました。金丸氏が政治資金規正法違反を認める上申書を提出したため、東京地検特捜部は本格的な捜査を中止。罰金20万円の略式命令のみという結果に終わりました。しかし、これに世論が猛反発したため、特捜部は93年3月に金丸氏を脱税の容疑で逮捕に踏み切りました」(同・記者)

7631チバQ:2021/11/11(木) 09:33:37
日本新党ブーム
 有権者の政治不信が高まったことを受け、細川護熙(83)が政治刷新を訴えて92年5月に日本新党を、大前が同年11月に市民団体・平成維新の会を結成。茂木は平成維新の会の事務局長に就任した。

「茂木さんは92年の3月、次の衆院選に地元の旧栃木2区から自民党候補として出馬すると表明していました。当選したら自民党の議員として平成維新の会の運営に携わり、与野党を問わず“改革派”の国会議員を糾合するという青写真を描いていたのです。ところが、予想以上に日本新党に注目が集まったこともあり、茂木さんは“鞍替え”を決断しました」(同・記者)

 93年6月、翌月に控えた衆院選に日本新党からの立候補を発表。その際、「自民党を変えることで日本の政治を変えるのが近道だ、と思っていたが、それは不可能だと感じるようになった」と説明している(註1)。

 かつて自分が立候補しようとした政党を、臆面もなく批判する。賛否両論があるだろうが、まさに「機を見るに敏」だったのは確かだ。

 日本新党からの立候補は大成功を収めた。93年7月の衆院選で、有権者は自民党に厳しい審判を下した。その結果、“非自民・非共産”の連立内閣である細川内閣が誕生した。

“裏切り者”
 旧栃木2区でも、日本新党ブームが起きた。当時は中選挙区制だったため定数は5。新人の茂木は、自民党や社会党の前職を上回る票を獲得し、トップ当選を果たした。

 朝日新聞の栃木県版は選挙後、「他党驚かせた新党旋風 記者座談会」の記事を掲載。記者の一人が「日本新党の茂木がトップ当選したのには驚いた」と口火を切り、「組織を持たないボランティア選挙で6万2000票だ」と徒手空拳でも勝利できたことを指摘している。

 経済評論家として活躍していたとはいえ、決して知名度は高くなかった。旧栃木2区は都市型の選挙区ではないこともあり、対立陣営が「当選はありえない。4万票止まりだ」と口を揃えていたと別の記者が指摘している。

 自民党に後ろ足で砂をかけ、茂木は勝利を収めた。日本新党で“同期当選”したかつての仲間を見てみると、今でも野党の中心にいる議員が多いことに気づく。

 元首相で立憲民主党最高顧問の野田佳彦(64)、国民民主党代表代行の前原誠司(59)、辞意を表明した立憲民主党代表の枝野幸男(57)……。

敵の敵は味方
 1994年、当時の首相だった羽田孜(1935〜2017)は内閣総辞職を決断。自民党と社会党、そして新党さきがけは連立を組み、村山富市(97)が新首相に選出された。

「日本新党の解党により仲間の大半が新進党に移り、今も野党の議員です。ところが茂木さんは自民党に復党しました。そして今や幹事長です。かつての同期は『節操のない人だ』と呆れた目で見ています」(同・記者)

 茂木は最初、無所属を選んだ。自民党への復党が認められたのは1995年。当時、毎日新聞は、茂木が新進党の結成を主導し幹事長に就任した小沢一郎(79)に批判的だったことが、新進党に加わらなかった理由だと報じた(註2)。

 敵の敵は味方という言葉もある。とはいえ、当時の自民党が諸手を挙げて茂木の復党を歓迎したわけではなかった。

 1995年7月に参議院選挙が行われた。衆議院議員の茂木も応援にフル活動しなければならない。だが、当時は自民党の復党こそ認められたものの、次の選挙から中選挙区から小選挙区となる栃木5区での公認は得られていないという中途半端な状況だった。

7632チバQ:2021/11/11(木) 09:33:51
“雑巾がけ”の洗礼
 参院選直前の7月1日に開かれた自民党足利支部の定例大会で、自民党の党員が3分の1に激減したとする資料が提示された。支部長は「茂木くんにも党員の確保に努めてもらう」と指示、「いわゆる“古いパターンの選挙”をやってもらうということだ」と嫌味を付け加えた。

 日本新党時代の茂木は、旧態依然とした自民党の政治を批判していた。「それでも自民党に戻ったのなら、雑巾がけから始めてもらおう」という強烈なカウンターパンチだった。

 自民党で雑巾がけからやり直し、苦労を重ねて人情の分かる政治家に成長した──というのなら美談だが、実情は違うようだ。

 デイリー新潮は11月4日、「『茂木新幹事長』が嫌われまくるワケ “茂木に比べればあの人は神様”……永田町、霞が関、党本部からの証言」の記事を配信した。

 記事では茂木の“パワハラ体質”を詳報した。その中で、すぐに激怒する茂木に事務方が対応するためのマニュアル「茂木接遇メモ」の内容が紹介されている。

冷麺で大激怒
「接遇メモ」の内容は呆れるものばかりなのだが、詳しくは記事をご覧いただきたい。ここでは、その中から1つだけご紹介しよう。

《ルームサービス等で(大臣の好きな)麺類を注文する際には、大臣に提供するタイミングについて細心の注意を払うことが必要。大臣のフライトが50分遅延したため、冷麺ができてから提供するまでのタイミングが20分ほどずれ、麺がかたまった状態だったため、硬くて食べられないと大激怒していた》

註1:茂木敏充氏が自民離党届 日本新党から立候補へ(朝日新聞栃木県版・1993年6月22日)

註2:[そこが知りたい]新進党不参加の論理 批判さまざま(毎日新聞・1994年12月14日)

デイリー新潮取材班

2021年11月11日 掲載

新潮社

7633チバQ:2021/11/11(木) 11:09:57
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/825971/
投開票日前に意識した辞任…慰留もなく「枝野党」幕 立民転換点に
2021/11/3 6:00

郷 達也、井崎 圭
 衆院選大敗の責任を取り、立憲民主党の枝野幸男代表が辞任を表明した。主導した共産党などとの野党共闘が不発に終わり、支援組織を含む党内外の反発に抗しきれなかった。来年夏の参院選に向け、最大の課題となる共闘の論議は新執行部に託されるが、どう帰結するかは見通せない。前身の旧立民発足から4年。野党第1党は大きな転換点を迎えた。

 「数人に相談すると言ったが、誰にも相談せずに決めました」

 2日の立民執行役員会。「新体制で参院選を」と表明した枝野氏は、報道陣を退室させた後の非公開の場でこう切り出した。

 「4年前、救ってもらった仲間がたくさんいる。ご恩は忘れない」。ねぎらいの言葉もあれば、「精緻な分析で衆院選の総括をすべきだ」と詰め寄る役員も。ただ、慰留の声はなく、時にワンマンで運営を進めた「枝野党」体制が幕を下ろすことになった。関係者によると、枝野氏は投開票日まであと3日となった10月28日ごろ、街頭での反応などを踏まえ、辞任を意識したという。

     ■

 2017年、民進党分裂を受け枝野氏が1人で結党した旧立民は、直後の衆院選で野党第1党を獲得。旧国民民主党などとの合流を経て衆参150人規模に発展させた。

 迎えた今回の衆院選。枝野氏は野党5党の候補者一本化で全国7割以上の選挙区で「与野党対決」に持ち込んだ。だが、共産との接近が、立民最大の支援組織・連合など旧民主党支持層の離反を招いた。比例代表の議席は、公示前の62から39に激減。「選挙の顔」に疑問符が付く「惨敗ショック」に、交代論は一気に強まった。立民幹部は「共産と合意した『閣外協力』はやり過ぎだった。執行部刷新はやむを得ない」と語る。

     ■

 枝野氏辞任に伴う代表選は、泉健太政調会長や小川淳也元総務政務官らが取り沙汰されている。ただ、総裁選で「疑似政権交代」をして衆院選に臨んだ自民党と違い、来年参院選まで大型選挙はない。政策論争で国民の目を引きつけ、低空飛行の支持率を反転させられるかは微妙だ。

 衆院選で顕著だった世代交代も焦点となる。泉氏は取材に「停滞を打破し、自民党政治を変えるという旗印で国民の不満をしっかり受け止められるリーダーが求められる」と強調。大串博志役員室長も取材に「かつて(旧希望の党時代に)共同代表選に出馬した経験もあり、応援してくれるグループもある。仲間と話して決めたい」と発言。出馬を検討中という。

 新代表には、共産との共闘をどうするかという難題が突き付けられる。党内では、「明らかに失敗。見直すべきだ」(衆院幹部)という声の一方、来年夏の参院選改選組からは「党の足腰は弱い。共産を含んでも共闘は続けるべきだ」との声も上がる。他党との調整を含め難航必至だ。

 立民関係者は「有権者からは『万年野党』と見られている。誰が代表になっても党再建の道は険しい」と先行きに不安を漏らす。

 (郷達也、井崎圭)

7634チバQ:2021/11/11(木) 11:12:30
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/827510/
岸田流「自民党改革」本気度は? 掛け声倒れ、形骸化繰り返した過去
2021/11/6 6:00
前田 倫之
 来年夏の参院選をにらみ、岸田文雄首相の号令の下、自民党が若手の積極登用など党改革の具体化に着手した。「政治とカネ」問題の負のイメージを払拭(ふっしょく)する狙いがあるが、過去に改革機運が高まった際も重鎮らに抑え込まれ、掛け声倒れに終わった事例が多い。実現には困難が伴いそうだ。

 首相が掲げる党改革は、総裁以外の党役員任期を1期1年、連続3期までに制限して権力の過度な集中を防ぐことや、若手・中堅の抜てきによる組織の新陳代謝など。衆院選明けの1日の記者会見では「いよいよ、これから本格的に党改革に取り組んでいきたい」と言及し、4日に正式就任した茂木敏充幹事長にも早速、指示を飛ばした。

 茂木氏と連携して現場で調整の汗をかくことになりそうなのが、9月の総裁選で若手有志「党風一新の会」の代表世話人を務めた福田達夫総務会長。こちらは「55年体制(下の自民)がやっと終わり、次の政治体制を作るぐらいの気概を持ってやる」と意気込む。

 これまでも自民は、国政選挙候補者の公募制を本格導入するといった組織改革を行ってきた。

 ただ、例えば2009年衆院選の公約に盛り込んでいた「世襲候補を次回の総選挙から公認または推薦しない」との制限は、選挙戦略を優先し、12年衆院選以降も公募を前提に世襲を認めるなど形骸化。さらに、衆院選比例代表の単独候補や、小選挙区との重複候補に適用する「73歳定年制」などのルールもベテランらが抵抗し、例外が広く認められている。

 今回の党改革に懸ける岸田執行部の「本気度」はいかばかりか。茂木氏は「来年の参院選を待つということはない。早い段階でできるものは実行する」と話すものの、仮にポーズだけと有権者からみなされれば党への逆風に転じかねない。参院選の改選組の中堅議員は「形ばかりの『なんちゃって改革』にならなければいいが」と漏らす。

 (前田倫之)

7635チバQ:2021/11/11(木) 11:52:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9590bb47c773b5765397cdca0f7cb6bdeb5ee06f
「安倍氏への忖度はなかった」計算された岸田人事 永田町ウオッチャーが語る
11/11(木) 11:12配信

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西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
西日本新聞社主宰の「二水会」で講演する泉宏氏=10日午後、東京都千代田区(撮影・河合仁志)

 半世紀近く永田町ウオッチャーを続けている政治ジャーナリストの泉宏氏が10日、東京都内であった西日本新聞社主宰の「二水会」で講演。深く親交を結び、折に触れてアドバイスを送っている岸田文雄首相の誕生秘話や、9月の自民党総裁選にまつわる舞台裏、10月31日に投開票された衆院選の分析などを、余すところなく縦横無尽に語り尽くした。岸田政権の次の関門となる来夏の参院選に向けては「余計なことをしない、言わないことが最大の選挙対策だ」と説いた。詳報を記録する。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

衆院選の結果分析―選挙予測の限界?
 今回の衆院選で、枝野幸男代表の立憲民主党は政権交代を掲げたが、果たしてその4文字を意識して投票した有権者がどこまでいただろうか。

 埼玉大の松本正生教授(政治学)が分析している。有権者は自民党、公明党から立民に政権交代するなんてことを前提として考えていない。ただ、与野党が伯仲しないと、いつまでたっても「安倍1強」「菅一存」のような「官邸1強」体制が続き、データを隠してしまうような傾向に陥りかねない。だから(国会に)もう少し緊張感を持たせてほしいという人が、それなりにいたのは事実だ。

 それでも、メディアなどの事前情勢調査で、自民が単独過半数に達しないという報道が出たことによって、与野党伯仲は望ましいものの、それが変に進んで自公政権が揺らぐような事態まで行くのは避けたいということで、相当数の有権者が棄権したとみられる。結果的に、55・93%という過去3番目に低い投票率につながった。

 私の見解では、今回の最大の特徴は、小選挙区と比例代表の候補者合計が1051人と、1996年に小選挙区比例代表並立制が始まって以来、最少の候補者数となったこと。(野党候補の統一が進んだことが大きな理由であり)213の小選挙区で統一候補ができた結果、激戦区が生じたのは事実。しかし、今回の場合は全くの無風だった。選挙がこれほど盛り上がりに欠けるということは、最近の衆院選ではなかったことだ。

 これだけ無風の選挙で、何が起きたか。選挙では必ず、有権者が勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン」効果と、逆に劣勢の候補に同情票を入れる「アンダードッグ」効果ということが言われる。今回は、選挙区によって有権者の態度が変わる不思議な現象が起きた。結果は、自民の圧勝。メディアの選挙予測によって、政局が大きく動いたというのが今回の選挙だった。

自民の巻き返し、共闘挫折の野党はどうする?
 これまでの衆院選では、メディアが序盤、中盤、終盤に実施する情勢調査は極めて正確だった。それが今回は全く失われた。松本教授の言を借りれば、新しい時代の選挙報道、予測報道の仕方を考えなければいけないと。大物の小選挙区落選も相次いだ。東京8区と神奈川13区は、いずれも自民の石原伸晃元幹事長、甘利明前幹事長。野党でも、辻元清美氏や平野博文氏、絶対の強さを誇っていた小沢一郎氏や中村喜四郎氏らが選挙区で涙をのんだ。

 結果を見ると、投票率が上がっているのは18〜30歳の層。(この層の)自民党支持率はとてつもなく高い。近くの投票所をのぞくと、午後6〜8時の最後の時間帯に若い有権者が来ていた。これが、自民が選挙区で競り勝つ要因になったのではないか。

 期日前投票は従来、投開票日直前の木、金、土曜の3日間に集中する傾向にあった。前回衆院選も、30%強がこの3日間で投票している。ところが、今回はその半分以下。期日前投票は好調だと報じられていたのに、最終的な統計では前回を下回った。これも、自民にあまり負けさせてもまずい、という有権者の自制の結果ではないかと思っている。

 野党としては、最強の戦術とみられた統一候補が213選挙区でできたにもかかわらず、立民も共産党も議席を減らした。これ以上の統一候補は立てようがない。この戦術では、現状では政権を取れないことが結論付けられた選挙だった。今後、立民は共産との共闘を続けるかどうかで苦悩することになる。

 次の参院選の結果を左右するのは、岸田首相が大失敗するか、余計なことを言いがちな人の失言をどう回避するか。これが首相にとっての最大の参院選対策になる。

7636チバQ:2021/11/11(木) 11:53:07
「終わった岸田」からの蘇生…短期間で何があった?
 そもそもなぜ岸田首相は、自民党総裁選で勝てたのか。私はかつて、ある原稿で「岸田さんはいい人だ。いい人というのは、政界ではどうでもいい人だ」と書いたことがある。それを読んだ首相から、「どうしたらいいですか」と聞かれた。そういうことをすらっと言えるところが、首相のいいところだ。

 昨年末ごろ、林芳正外相が衆院にくら替えする話が出た。時期を同じくして、岸田派の中からも「岸田さんで次の総裁選を戦えるのか」という声が上がった。つまり首相は、完全に退路を断たれていたわけだ。4月、お膝元で行われた参院広島選挙区の再選挙で首相が「県連会長を受ける」と決断した時に、勝負する気だなと思った。この再選挙では自民候補が負けたため、永田町周辺では「完全に岸田は終わった」とささやかれたが、逆に退路を断って闘うしかない道に追いやられた。

 8月に入り、私が人を介して首相に伝えたのは、総裁選で「早く決意表明すべきだ」ということ。菅義偉政権は東京都議選で実質的に負けており、直後に予定されていた横浜市長選でも敗れれば、その瞬間に「菅降ろし」の嵐が吹くということは分かっていた。相手が弱ってから総裁選に名乗りを上げる形になれば、男らしくないとみられるという意味だった。しかし、首相は面白い人だ。返ってきたのは「そんなことをして菅さんをいらだたせるのは、私の趣味じゃない」という趣旨の答えだった。

 その後、岸田派の会合で派内から「岸田立て、立て」という声が上がる。8月26日、総裁選の選挙管理委員会が日程を決めた段階で、抜く手もみせずに出馬宣言する方針が決まった。これが、最大のポイントだった。

 首相は自ら派閥を率いているため、立候補に必要な推薦人20人を確実に集めることが可能。すなわち、表明するのと同時に、菅氏が狙っていた「無投票再選の道」を閉ざすことができる。その前夜、若手に囲まれた首相は「党役員の任期制限」を打ち出すことを決断した。簡単に言えば、二階俊博元幹事長切りだった。局面はがらっと変わった。

 それから、菅氏が何をしたか。解散先行論や人事の刷新、二階氏を交代させようとした。総裁選前に人事に手を付けるなど有り得ない。突然、「解散なんて考えてない」と表明する場面もあり、立て続けにいろいろなことが起きた。解散権を縛られ、人事権も縛られた菅氏は、9月3日、二階氏に「もう気力がなくなった」と告げた。闘う政治家が気力をなくしたら、引くしかない。

 菅氏の退場は、菅氏が目をかけていた河野太郎前行政改革担当相の出馬を呼んだ。高市早苗政調会長も月刊誌で出馬を宣言し、安倍晋三元首相の全面支援を取り付けた上で動きだした。安倍氏は「私が全部、責任を持つ」と言った節がある。野田聖子こども政策担当相の立候補も、二転三転した。聞いた話では、旧竹下派の参院側から「足りなくなったら、いくらでも推薦人を出す」という話があったようだ。要は、「河野総裁」にはくみしないという意思表示だった。

 河野陣営の戦略は単純だった。当時、次の首相に誰がふさわしいかという世論調査で、河野氏、石破茂元幹事長、小泉進次郎前環境相の3人分の数字を足せば60%に達していた。岸田首相は、わずか数%。完全にそれでいけると思い込んだ。改革志向の河野陣営は、派閥領袖(りょうしゅう)への配慮や旧来型の多数派工作を否定し、そこを突いてアピールするべきだった。結果的に、1回戦で圧倒的に大差をつけて勝つ戦略は崩れた。

 これに対し、岸田陣営が徹底したのは、党員・党友票の4割弱を占める各組織、団体などの「職域支部」に働き掛けることだった。首相は、負け戦を、相手の戦略ミスで勝ち戦にできたというのが真実に近い。

7637チバQ:2021/11/11(木) 11:53:24
岸田人事から見える安倍、麻生両首相経験者との真の関係
 岸田首相・総裁による人事では、いろいろなことが言われた。「どう考えても安倍氏、麻生太郎副総裁の言いなり、忖度(そんたく)人事ではないか」と。10月4日の組閣時と、その後の2日間はほぼ全メディアがそう報じた。事実そうだった。ただし、よく見てみると随分考えられた人事とも言えた。

 (『政治とカネ』問題を抱えた)甘利明氏の幹事長起用には、首相の周りでも反対論が強かった。「選挙でみすみす票を減らすようなことをしてどうするんだ」と。実態は、甘利氏の他に人がいなかった。

 次に政権要職の総務会長、官房長官をどうするか。最大派閥の細田派内には、「福田系」と「岸・安倍系」の両派がある。どちらかというと安倍系の方が傍流だ。だから、福田系である福田達夫総務会長、松野博一官房長官の人事に対しては、安倍氏やその周辺から怒りの声が届いた。安倍氏は、今回の人事に不満だと。だから、急速に「安倍氏への忖度はなかった」という流れになっていった。これは完全に計算して行われたことだ。

 林芳正氏の外相起用も首相らしいと思う。林氏は、地元・山口で安倍氏と複雑な関係にあるから、そこは余裕を持たせて、じわじわとやった。新聞はやはり、安倍さんが怒り狂っていると書く。そう書かれると、首相の支持率は上がる。相当したたかにやっているのは間違いない。

 首相にとっての懸念は、現在の霞が関全体が「官邸の指示待ち」になってしまっていること。官邸の「チーム岸田」からは、いまだに指令が出ていない。どう対処していくか。官邸より党本部が強くなり過ぎる「党高政低」にしないことも、首相の最大課題となる。

岸田政権の青写真―肉食系ではなく、草食系に徹する?
 岸田首相には、政権発足とほぼ同時に臨む今回の衆院選を乗り切れば、次の参院選でも十分勝てるというシナリオがあった。例えば今、トヨタ自動車の労働組合は完全に自民に旋回している。財界、霞が関が全部、「親岸田」という状況になれば負けることはない。

 参院選が終わったら、どうするか。残り2年と数カ月の党総裁任期中、首相は解散はしないのではないか。仮にそうなれば政局とならず、党内から引きずり下ろされようがない。大事なのは、余計なことをしない、言わない、言わせないこと。そして、新型コロナウイルス対策と経済再生の分野で、どんどん前広にやっていく。実績を少しずつ積み上げ、参院選さえ乗り越えれば、さらにコロナ対策、経済再生に全力投入できる。その後、(総裁任期が来ればそこで)自分はもう退陣というのが、首相とその周辺が組み立てている戦略ではないだろうか。

レガシー(政治的遺産)―キッシーの目指す道
 ただ、経済再生やコロナ対策では政権のレガシーにならない。岸田首相が自信を持ってレガシーにできるなと思っているのは、実は憲法改正ではないかと考える。保守リベラルの牙城である宏池会の領袖が改憲と言うと、そういう流れになっていくという首相自身の判断があるとみられるからだ。

 野党第1党の立民も、改憲論議には参加せざるを得ないだろう。今回の衆院選の結果、日本維新の会、国民民主党を合わせた場合の改憲勢力は史上最多、定数の4分の3に達した。(中立的な)公明を除いても、憲法改正の国会発議に必要な3分の2を超えている。

 来年の通常国会途中から、改憲論議は確実に始まると見ている。首相も止める気はない。一般論として言われてきたのは、「改憲の国民投票までに2国会、3国会は必要」と。来年の通常国会、秋の臨時国会、再来年の通常国会になったら当然のことながら、改憲勢力の間で合意した項目から、国民投票にかけようということになっていくと思う。一番早ければ、再来年の夏に国民投票。そういう計算は、首相も頭の片隅にあるのではないか。そうなると岸田文雄政権のレガシーは憲法を初めて改正した、となる。

(取材、構成・河合仁志)

泉 宏氏(いずみ・ひろし)
 1947年、東京都出身。72年に早稲田大を卒業後、時事通信社に入社。田中角栄首相番を皮切りに政治記者活動を始めて以来、永田町で半世紀近く、歴代首相や自民党幹事長などの政権幹部、宏池会など主要派閥を、また霞が関の官界もウオッチしてきた。この間、政治部長、福岡支社長、2006〜09年には取締役編集担当を歴任。現在は時事通信社客員解説委員の他、日本賢人会議所理事などを務める。74歳。

7638チバQ:2021/11/11(木) 19:43:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211111k0000m010277000c.html
茂木敏充氏が竹下派会長に内定 石原伸晃氏は会長辞任を表明
2021/11/11 19:24毎日新聞

茂木敏充氏が竹下派会長に内定 石原伸晃氏は会長辞任を表明

自民党の茂木敏充幹事長

(毎日新聞)

 自民党竹下派は11日、党本部で会合を開き、会長代行の茂木敏充幹事長を次期会長に内定した。また、先の衆院選で落選した石原伸晃元幹事長は11日の石原派会合で、同派会長を辞任する意向を表明した。

 竹下派では前会長の竹下亘元総務会長が9月に死去し、茂木氏が次期会長の有力候補と目されてきた。11日の会合では複数の議員から茂木氏を会長に推す声が上がり、「会長予定者」を経て会長に就くことが全会一致で了承された。茂木氏は記者団に「これから人事を固めていく」と述べた。

 石原氏は自派会合で「石原派は今日をもって幕を下ろさせていただきたい」とあいさつ。派閥の運営は現職のメンバーに委ねる考えを示した。石原派は当面、会長不在のまま活動を続け、12月に開催予定の政治資金パーティー後、新会長を決定する。

 各派は先の衆院選で所属議員の引退や落選が相次いだが、この日の会合で初当選した議員らを迎えた。

 麻生太郎副総裁が率いる麻生派は衆院解散時より1人増えて53人となり、安倍派に次ぐ第2派閥の座を確保した。竹下派は53人から2人減の51人となり、党内第2派閥から第3派閥に順位を下げた。

 第4派閥は3人減で44人になった二階派、第5派閥は4人減の42人になった岸田派。石破派は3人減の12人となり、11日の会合で今後の同派のあり方について、臨時国会までに結論を出すことで一致した。石原派は3人減の7人となった。【堀和彦、東久保逸夫】

7639チバQ:2021/11/11(木) 19:44:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211111X062.html
旧竹下派、茂木派に移行へ=石原氏は派閥会長辞任―自民
2021/11/11 17:53時事通信

 衆院選を受けた自民党各派の動きが11日、活発化した。細田派が安倍派に衣替えしたほか、旧竹下派は茂木敏充幹事長(同派会長代行)を次期会長に内定。近く「茂木派」に移行する。衆院選で落選した石原伸晃元幹事長は石原派会長の辞任を表明。所属議員が7人に落ち込んだ派閥の存続をめぐり残りのメンバーで話し合う。

 細田派は総会で安倍晋三元首相の会長就任を了承した。新人議員らの入会で93人となり、最大勢力を維持する。

 旧竹下派の会合では、出席者から茂木氏を新会長に推す声が上がり「会長予定者」となった。茂木氏はこの後、記者団に「私の下で人事を固めて正式に発足する」と説明した。一方、参院竹下派は難色を示しているとみられ、会合で了承の拍手をしなかったという。派内の結束が課題となる。

 石原派会合では石原氏があいさつ。「石原派はきょうをもって幕を降ろしたい」と宣言し、派閥の今後については「一人ひとりの政治信条に委ねたい」と語った。

 岸田派会合には会長の岸田文雄首相が出席し、「力を合わせて国民の負託に答えるべく努力していきたい」と決意を示し、政権運営への協力を呼び掛けた。

 麻生派の麻生太郎副総裁は「手を抜いてはいけないのは来年の参院選。過半数を取ることによって初めて岸田内閣が安定する」と引き締めた。二階派の二階俊博会長は「政策集団としていろいろ物事を進めていく」と強調した。石破茂元幹事長は石破派の在り方を12月上旬の臨時国会召集までに検討する考えを示した。

7640チバQ:2021/11/12(金) 11:32:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/167f1e6522444ba52e7a22e66cb4db8917efaf88
「まるで所信表明」安倍派誕生、表舞台で目指す“キングメーカー”
11/12(金) 9:48配信

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西日本新聞
安倍晋三前首相=2019年7月撮影、福岡市

 自民党細田派は11日、所属議員による総会を開き、安倍晋三元首相の派閥復帰と、衆院議長に選出された細田博之氏の後任会長への就任を正式決定した。昨年9月に首相を退任後、安倍氏は党内最大派閥を実質的に率いてきたが、今後は「安倍派」の新会長として表舞台で「キングメーカー」の地位固めを進めそうだ。政権人事を巡る不協和音がささやかれる岸田文雄首相サイドは、その動向を警戒している。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「世界の真ん中で輝く日本を次の世代に引き渡していくため、党内最大の政策集団として皆さんとともに責任を果たしていく」「憲法改正の議論の先頭に、清和会は立とうではありませんか」

 安倍氏は新会長に就任したこの日の総会でこう気勢を上げ、約90人の所属議員から盛大な拍手を浴びた。宰相時代を思い起こさせる身ぶり手ぶりを交えた独演は8分間に及び、出席議員は「まるで所信表明みたいだ」。前任者の細田氏とグータッチを交わし、安倍氏は満を持した禅譲も印象付けた。

 2012年の第2次安倍政権発足に伴い、細田派前身の町村派を離れていた安倍氏。首相在任中に森友学園、「桜を見る会」の問題で批判を招いたため、辞任後の派閥復帰のタイミングを先の衆院選に定めた。中堅・若手の選挙応援に精力的に入り、細田派が解散前と同規模勢力の93人を維持することに貢献。今月9日、細田氏の主導により全会一致で新会長就任の要請を受けた。

 順風に映る一方、初当選同期の友人である首相に対しては、安倍氏は不満を強めている。9月の総裁選後の閣僚・党役員人事で、安倍氏とは距離があるとされる派内の福田達夫総務会長、松野博一官房長官が起用されたことが一因だ。事実上の派閥オーナーでありながら、その意が顧みられない事態に安倍氏は「(会長の)細田さんは、首相とちゃんと話をしているのか」と歯がゆさを隠さなかったという。

 畳み掛けるように、首相は安倍氏と地元・山口で緊張関係にある林芳正氏を外相に据えた。「キングメーカー」を目指す安倍氏としては、首相に党内の主導権を握られぬよう巻き返しを図る場面があり得る。

 ただ、その足元には不安要素も。今後、総裁選で全面支援した無派閥の高市早苗政調会長の安倍派合流が有力視されるが、派内には野党時代に派閥を離脱した高市氏への反感が根強い。対処を誤れば派内にあつれきを生み、求心力低下につながりかねないだけに、安倍氏はこの日、高市氏に関して「総裁選で多くの派の方々から支援を受けたという立場を踏まえ、いろいろと考えておられるんだと思います」と言葉を選んだ。

 (前田倫之)

おことわり
 自民党細田派が安倍晋三元首相を新会長に決定しましたので、今後は呼称を「安倍派」とします。

7641チバQ:2021/11/12(金) 11:40:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/b934b25bfc2bced615310cb43db958a24b749ce3
30年ぶりの「安倍派」復活、最大の政策グループとして「岸田政権支える背骨でありたい」
11/12(金) 10:01配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党最大派閥の細田派(清和政策研究会)は11日の総会で、安倍元首相を新会長に決定し、安倍派が発足した。会長不在だった竹下派では、会長代行の茂木幹事長を会長予定者とすることを確認するなど、各派閥が衆院選の結果などを踏まえた新体制に向けて活発に動き出した。

 安倍氏は総会で「清和会は半世紀にわたって政治の背骨を担い、政策を磨き上げてきた。伝統に誇りを持ち、力を尽くしたい」と決意を示した。

 旧称の清和会から通算で安倍氏は10代目会長となる。父の晋太郎・元外相は2代目会長で、30年ぶりに「安倍派」に戻った。安倍氏は、11日時点で93人を擁する派閥の領袖(りょうしゅう)として党内で影響力を増大させそうだ。安倍氏は総会後、記者団に「最大の政策グループだから、岸田政権をしっかり支えていく背骨でありたい」と自負をにじませた。

 第3派閥の竹下派は、会長だった竹下亘・元復興相が9月に死去し、会長ポストは空席となっている。11日の総会では「茂木氏を会長にしたらどうか」などと、会長に茂木氏を推す声が複数出た。役員会などでの手続きを踏んでいないこともあり、当面は会長予定者とすることで了承された。

 茂木氏は会合後、記者団に「人事を固めて正式に発足する」と説明。派閥関係者によると、茂木氏は月内にも茂木派に衣替えさせる意向だ。ただ、参院竹下派には、茂木氏の会長就任への慎重論がくすぶる。

 二階派の例会では、衆院選初当選組ら6人の入会が了承された。所属議員は44人となり、一時抜かれた岸田派(42人)を上回った。

7642チバQ:2021/11/12(金) 11:41:32
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211112-OYT1T50094/?ref=yahoo
石原伸晃氏「議員バッジなくした」「石原派は幕を下ろしたい」…派閥のあり方は今後協議
2021/11/12 10:12
 所属議員が7人となった最小派閥の石原派の11日の会合では、衆院選で落選した石原伸晃・元幹事長が「(議員)バッジをなくしたので石原派は今日をもって幕を下ろしたい」と述べ、会長辞任を表明。派閥のあり方は今後協議する。

 岸田派例会には、会長の岸田首相が首相就任後、初めて参加した。首相は「心を合わせ、力を合わせて、国民の負託に応えるべく努力をしていきたい」と結束を呼びかけた。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211109-OYT1T50234/?ref=yahoo
石原伸晃会長が落選の「石原派」、当面は存続へ…来月のパーティーまでは会長も続投
2021/11/09 22:40
 自民党石原派(7人)は9日、東京都内で幹部会合を開き、派閥活動を継続する方針で一致した。会長を務める石原伸晃・元幹事長は衆院選で落選したが、12月中旬に予定する派閥パーティーまでは会長を続投する方向だ。

 衆院解散時点の所属議員が10人で党内最小派閥だった石原派は、衆院選で石原氏や野田毅・元自治相ら3人が落選した。所属議員が1桁となり、派閥の解散や他派閥との合流も取り沙汰された。だが、出席者によると、この日の会合では、当面は派を存続させる方針でまとまったという。

7643チバQ:2021/11/12(金) 11:48:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce6c33d1584ec338671f7311a2419f9f85c9c811
派閥の今後 石破氏に一任 存廃など12月上旬に結論
11/12(金) 11:08配信


日本海新聞
衆院選後初の派閥会合であいさつする石破氏。12人での再出発となった=11日、国会内

 自民党の石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)率いる石破派(水月会)は11日、国会内で会合を開き、派閥の存廃を含めた今後の在り方について、顧問の石破氏に判断を一任することを決めた。石破氏は所属議員の意見を聞き、12月上旬の臨時国会召集までに結論を出す。石破派は衆院選を経て12人に減少。派閥内ではさまざまな声が出ており、岐路に立たされている。

 会合には9人が出席。石破氏は会合の冒頭で「水月会もまた新たな局面を迎えることになった。国家のため、次の時代のため、自民党のためにどうしていくのが一番いいのか、考えを述べていただきたい」とあいさつし、メンバーに率直な意見を求めた。

 会合は冒頭以外は非公開。閉会後、石破氏側近の赤沢亮正議員(衆院鳥取2区)は記者団に「水月会の今後の在り方について、臨時国会までに各メンバーの考えを聞くという前提で、石破氏から『(判断を)預けてくれないか』との発言があった」と明かした。

 出席者によると会合では、石破派の規模縮小が続く中、存廃も含めた派閥の方向性を検討すべきではないかとの意見が出たという。今後、石破氏が各所属議員と個別に面談し、意見を聞いた上で最終的な結論を出す。

 石破派は昨年の党総裁選後に石破氏が会長を降り、世話人4人による集団指導体制となった。退会が相次いだことに加え、10月の衆院選で世話人のうち1人が政界を引退、1人が落選した。ある石破派議員によると、さらに退会者が出る可能性があるという。

 一方、10日に初登院した元鳥取市長の竹内功参院議員は11日、石破氏と面談。竹内氏は石破派に入会したい意向を伝えたが、竹内氏によると派閥の在り方自体を検討しているとして、石破氏は態度を留保した。

7644チバQ:2021/11/12(金) 11:49:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c1dea688b0e11d1414b4ffe8312f96768814ad3
首相肝いり、デジタル田園都市国家構想 その実効性は
11/12(金) 8:20配信

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朝日新聞デジタル
大平正芳元首相

 政府は11日、デジタル技術を通じた地方の活性化を検討する「デジタル田園都市国家構想実現会議」の初会合を開いた。岸田文雄首相は成長戦略の主要な柱に掲げており、年内に具体的な施策の全体像を示し、来春にも構想を取りまとめるという。ただ、安倍・菅政権が推し進めた「地方創生」の看板の掛け替えという見方もあり、実効性が問われそうだ。

【写真】デジタル田園都市国家構想実現会議に出席した竹中平蔵氏=2021年11月11日午前11時15分、首相官邸、福留庸友撮影

 首相は会議で「時代を先取るデジタル基盤を公共インフラとして整備し、地方のデジタル実装を支援していく」と強調。デジタル化の取り組みを支援する交付金を創設するなどして「早期に地方の方々が実感できる成果をあげたい」と話した。

 ポストコロナの国家像を見据えるにあたり、首相は自らの派閥「宏池会」で会長を務めた大平正芳元首相が掲げた「田園都市構想」を引用。デジタルをつかった地方活性化を昨年の自民党総裁選から提唱している。都市と地方の格差・分断の是正は「新しい資本主義」の実現に資すると主張する。

 新自由主義からの転換を持論とする首相だが、会議の構成員には、「小泉構造改革」の旗振り役で安倍・菅政権でも重用された慶応大名誉教授の竹中平蔵氏が名を連ねた。首相周辺は「新しい資本主義実現会議のメンバーだって6割は成長派だ。排除はしない」と説明する。

 構想実現のため、首相は低速・小型の自動配送サービスを可能とするための法案づくりや、地方に住む高齢者向けの自動運転移動サービスを認める新たな制度の創設などを矢継ぎ早に打ち出した。地方に高速通信規格「5G」やデータセンターなど通信インフラの整備を進め、交付金制度も新設するという。

 だが、これまでも国は同じような政策を進めてきた。地方創生行政に関わる内閣官房幹部は「地方創生はデジタル化だけではうまくいかない。『デジタル』という言葉が独り歩きしている」と懸念を示す。(永田大)

7645チバQ:2021/11/12(金) 11:49:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/a638c973ebc3c57290b4b16371484d461875ba33
最大派閥の安倍派発足、元首相が権力を誇示 岸田首相の会長続投は「林氏の頭を押さえておくため」
11/12(金) 6:00配信

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中国新聞デジタル
最大派閥の会長に就任し、あいさつをする安倍元首相

 自民党の主要派閥は11日、会合を開いた。絶対安定多数を確保しながら、引退やベテランの落選もあった先の衆院選を受け、次なる焦点は党内の主導権争いだ。安倍晋三元首相(山口4区)は最大派閥の会長に就いて権力を誇示。一方で旧竹下派の新会長選びや石破派の行く末など先行き不透明な部分も残る。第2次岸田内閣を発足させたばかりの岸田文雄首相(広島1区)は自派閥の団結を図りながら、党内バランスの変化を注視する。

【表】自民党各派閥の構成人数

 安倍氏はこの日、細田派に復帰。細田博之氏(島根1区)の衆院議長就任に伴って後任の会長になり、「安倍派」(93人)を発足させた。「国民の生命と幸せな生活を守り抜く役割を果たすのは清和会(安倍派)だ」と、約8分にわたり熱弁を振るった。

 「最大の政策グループだから当然、岸田政権をしっかり支えていく背骨でありたい」と報道陣に語った元首相。われこそ党内主流派で「キングメーカー」宣言とも受け取れる。派内には歓迎の声の一方、「政権への対抗心や反発と見られかねない」と気をもむ議員も。改憲を巡っても安倍氏は「安倍派が国民的な議論を進める原動力に」と息巻いた。

 岸田派(42人)会合に顔を見せた岸田首相は前夜の第2次内閣発足の勢いも駆って「新しい時代に向けて日本の未来を切り開こう」と呼び掛けた。比例代表中国ブロックで初当選した石橋林太郎氏を迎え入れたものの、総裁派閥ながら解散前から4人減となった。

 首相は当面会長にとどまる見込みだ。その狙いを別の同派議員は「派閥ナンバー2の座長で首相を目指すと公言する林芳正外相(山口3区)の頭を押さえておくためだ」と語る。安倍派との関係について同派の小野寺五典元防衛相は「首相は安倍氏と当選同期で若い頃から懇意。派として良い関係を継続できるのではないか」との見方を示した。

中国新聞社

7646チバQ:2021/11/12(金) 11:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d723cb5e298028002d165775e4c45a10514b6547
旧竹下派 「茂木派」へ 参院側からも反対出ず
11/11(木) 23:07配信

83
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産経新聞
茂木敏充幹事長(矢島康弘撮影)

自民党第3派閥の旧竹下派(平成研究会、51人)は11日、衆院選後初の定例会合を党本部で開き、4日に党幹事長に抜擢(ばってき)された茂木敏充会長代行の会長昇格を内定した。竹下亘前会長が9月に死去し、会長職は空席になっていた。近く役員人事を固め、「茂木派」が発足する。

引退後も影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長が茂木氏と折り合いが悪く、会長就任に反対していたが、定例会合では参院側からも反対意見が出なかった。

会合では茂木氏が「平成研としては21年ぶりの幹事長。今後の国会対応や来年の参院選に向け全力で取り組みたい」と述べた。その後、新人議員の紹介などが終わり、最後に司会の若宮健嗣万博相が「他に何かありますか」と出席者に確認すると、津島淳衆院議員が挙手し「茂木氏が幹事長になった。平成研でも会長に」と発言。さらに「早く会長を決めたほうがいい」(笹川博義衆院議員)などと衆院側の若手・中堅が相次ぎ発言し、「茂木派」への流れを一気に作った。

参院側の実力者である石井準一幹事長代理が「衆参の役員を決めてから話し合って新会長を決めたほうがいい」と異論を述べると、衆院側の新藤義孝元総務相が「『会長予定者』ということで役員を決めてもらおう」と参院側に譲歩する形を取り、決着した。

衆院側が奇襲を仕掛けたのは「参院側が阻止に動くのでは」と警戒する向きもあったからだ。平成30年には、参院側が集団離脱の構えを見せて額賀福志郎会長(当時)に退任を迫った。この時も青木氏の意向が強く働いた。だが、今回は石井氏が手続きの面で異論を唱えただけで、反対意見は出ず、派閥離脱の動きも起きていない。

背景には派内の力学の変化がある。参院側を束ねて会長交代劇を主導した吉田博美参院幹事長(当時)は令和元年に死去し、その後は参院側が結束して政局を仕掛ける場面はない。

また、茂木氏の幹事長就任が決定打になった。平成研としては平成12年の森喜朗政権の野中広務氏以来、手にしたポストである。来年の参院選の公認権や資金も事実上握る。「会長就任に正面から反対できる人はいない」(衆院ベテラン)状況になった。(田中一世)

7647チバQ:2021/11/12(金) 11:54:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/9316e1b6cc082abf7836be8a4cdc4140a18e5f82
「岸田政権はさっさと潰して構わない」安倍氏と麻生氏の全面対決が招く"次の首相"の名前
11/11(木) 18:16配信

プレジデントオンライン
記念撮影に臨む岸田文雄首相(右)と林芳正外相=2021年11月10日夜、首相官邸 - 写真=時事通信フォト

岸田文雄首相は長期政権を築くことができるのだろうか。ジャーナリストの鮫島浩さんは「総裁選と衆院選を経て自民党内には麻生氏優位の構図ができあがった。これが安倍氏はおもしろくない。党内状況を打破するため、安倍氏が揺さぶりをかければ、来夏の参院選前に首相交代となる恐れもある」という――。


■唯一の誤算は甘利明幹事長が小選挙区で敗れたこと

 自民党は10月31日投開票の衆院選で「自民苦戦、単独過半数を巡る攻防」というマスコミの情勢調査に基づく予測を覆し、過半数(233議席)を大幅に上回る261議席を獲得して圧勝した。

 自民党に勢いがあったわけではない。むしろ安倍・菅政権がコロナ対策で失態を重ねたことで自民党を積極的に支持するムードは乏しかった。安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁の操り人形と揶揄(やゆ)される岸田文雄首相の存在感は薄く、勝因はひとえに「野党の魅力不足」にあるといっていい。

 立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の野党共闘は中途半端に終わり、「野党連合政権」の具体像はいっこうに見えず、政権交代の機運はまったく盛り上がらなかった。ふたを開けてみると投票率は戦後3番目に低い55.93%に低迷し、自公与党が組織票を固めて僅差で逃げ切る選挙区が続出。予測を大幅に上回る議席が自民党に転がり込んだのである。

 唯一の誤算は、岸田首相が政権の要として起用した甘利明幹事長が神奈川13区で敗れたことだった(比例で復活当選)。甘利氏は都市再生機構(UR)をめぐる口利き疑惑が尾を引く中、安倍氏と麻生氏の双方と親しいという一点で起用されていた。甘利氏こそ、安倍氏と麻生氏というふたりのキングメーカーが牛耳る岸田政権を象徴する存在だったのである。

 自民党幹事長が選挙区で敗北するのは初めてだ。甘利氏はさすがに岸田首相に辞意を伝えたが、岸田首相はその場で了承せず、保留した。独断では辞表も受け取れない首相なのだ。

■甘利氏落選の誤算、勝ち過ぎた自民党に生じた「軋み」

 甘利氏が失脚すると安倍氏と麻生氏を橋渡しする調整役が不在となり、政権内部のバランスが崩れる恐れがある。安倍氏と麻生氏の双方を満足させる後任幹事長として選ばれたのは、旧竹下派会長代行の茂木敏充氏だった。岸田氏より「ずる賢い」面はあるものの、安倍氏と麻生氏への従順さでは岸田氏に勝るとも劣らぬ政治家だ。

 安倍氏と麻生氏は麻生派重鎮の甘利氏から旧竹下派幹部の茂木氏に幹事長職を明け渡すことに若干の抵抗はあっただろうが、双方が納得する人材は他に見当たらなかった。茂木氏の幹事長起用で安倍氏と麻生氏の二大キングメーカーが君臨する政権構造は維持されたといえる。

 しかし茂木氏の後任の外相に宏池会(岸田派)ナンバー2の林芳正氏を起用した人事は波紋を呼んでいる。林氏は安倍氏と山口県政界を二分する「政敵」として知られているからだ。岸田氏は林氏の外相起用を安倍氏と麻生氏に事前に伝え、理解を求めた。マスコミ各社の報道によると、安倍・麻生両氏は林氏が親中派であることなどを理由に反発したが、岸田氏が押し切ったという。

 私の見解はやや異なる。安倍氏が林氏の外相起用に強く反発したのは事実であろうが、麻生氏まで強く反発したら、はたして岸田氏は押し切れたであろうか。麻生氏は安倍氏の手前、反対するそぶりをみせつつ、実のところは林氏の外相起用を容認あるいは歓迎したのではないかと私はみている。

 岸田政権発足以降、安倍氏と麻生氏の盟友関係はすこしずつ軋み始め、衆院選で自民党が勝ち過ぎて、二階俊博氏や菅義偉氏ら「共通の敵」がますます埋没した結果、安倍氏と麻生氏の間の「軋み」は「亀裂」へ広がりつつある。麻生氏が安倍氏の反発を承知のうえで林氏の外相起用にゴーサインを出したとしたら、ふたりのキングメーカーの盟友関係は大きな曲がり角にさしかかっているといえるだろう。

 甘利氏失脚で浮上した茂木氏と林氏が「ポスト岸田」の有力候補に躍り出たことも注目すべき点である。自民党内の権力構造にどんな変化が生じたのか。来年夏の参院選に向けて岸田政権はどうなっていくのか。詳しく解説していこう。

7648チバQ:2021/11/12(金) 11:54:20
■麻生氏優位の党内構図

 2012年末から7年8カ月続いた安倍政権と、それを受け継いだ1年間の菅政権は、安倍氏、麻生氏、菅義偉氏、二階俊博氏の「4長老」がときに内輪もめをしながらも世代交代を阻むという一点で手を握り、あらゆる国家利権を独占する「4長老支配」だった。

 菅政権末期に安倍・麻生連合と二階・菅連合の対立がついに抜き差しならなくなり、安倍・麻生連合が「菅おろし」を仕掛けて退陣に追い込んだ。その後の自民党総裁選では安倍氏は高市早苗氏を、麻生氏は岸田氏を、菅氏は河野太郎氏を、二階氏は野田聖子氏を推し、4長老の対応は見事にばらけたのである。

 総裁選は岸田氏と河野氏の決選投票にもつれ、さいごは安倍氏と麻生氏が連携して岸田氏を勝利させた。岸田政権は、党役員・閣僚人事で二階氏や菅氏、河野氏に加え、河野氏を支援した石破茂氏や小泉進次郎氏らを徹底的に冷遇した。一連の人事を主導したのは、自民党副総裁に就任した麻生氏である。

 岸田政権の布陣をつぶさに分析すると、岸田首相は安倍氏よりも麻生氏の意向を重視していることがみてとれる。たしかに安倍氏と麻生氏の二大キングメーカーが牛耳る政権なのだが、そのなかでも「麻生氏優位」であることは、今後の政局を読み解くにあたり、しっかりと認識しておくことが重要だ。「4長老」のなかで、この秋の総裁選・衆院選の政局を経て独り勝ちしたのは麻生氏だったのである。

■幻となった「麻生―甘利ライン」

 安倍氏は党運営の要である幹事長に高市氏、内閣の要である官房長官に安倍最側近の萩生田光一氏の起用を求めていたが、どちらもかなわなかった。安倍氏の意向を跳ね除けることができるのは、いまの自民党には麻生氏しかいない。

 当初は麻生派重鎮の甘利氏を幹事長に起用したことが「麻生氏優位」を端的に示している。官房長官に就任した松野博一氏は安倍氏率いる清和会(安倍派)に所属していながら甘利氏の派閥横断的グループ「さいこう日本」のメンバーだ。安倍氏の顔を立てつつ主導権は握らせないという麻生氏の思惑が嗅ぎ取れる。麻生氏の政権運営構想のど真ん中にいたのが、甘利幹事長だった。

 ほかにも「さいこう日本」からは党幹部に梶山弘志幹事長代行(無派閥)、田中和徳幹事長代理(麻生派)、高木毅国対委員長(安倍派)、閣僚に金子恭之総務相(岸田派)、金子原二郎農相(岸田派)、山際大志郎経済再生相(麻生派)が起用され、さながら「甘利政権」の様相となった。閣僚20人中13人が初入閣という布陣も、内閣より自民党の力が強い「党高政低」型といえ、麻生副総裁―甘利幹事長ラインですべてを仕切る思惑がにじむ体制であった。「安倍・麻生傀儡政権」ではなく「麻生傀儡政権」と言っても過言ではない滑り出しだった。

 自民党が予想を覆して大勝したことと、そのなかで「政権の要」であった甘利氏が選挙区で敗れ失脚したことが岸田政権の「麻生氏優位」にどう影響するかが今後の焦点である。

7649チバQ:2021/11/12(金) 11:54:36
■安倍氏との軋み

 もしマスコミの情勢調査どおりに自民党が単独過半数を割るか、もしくは単独過半数ギリギリという選挙結果だったなら、麻生氏の思いのままの体制を継続することは難しかっただろう。

 二階氏や菅氏を冷遇し続ければ、彼らは野党との連携をちらつかせ政権を揺さぶられる恐れがある。岸田首相は過半数を維持するには安倍氏や麻生氏だけでなく、二階氏や菅氏、さらには河野氏や石破氏にも配慮する「挙党体制」を構築する必要に迫られたに違いない。

 しかし、自民党だけで過半数を30議席近く上回る大勝に終わった結果、二階氏や菅氏らが野党と連動した政局を仕掛けることは極めて困難になった。二階氏や菅氏が離反したところで、公明党さえつなぎとめれば政権は十分に運営できるからだ。

 日本維新の会が躍進し、松井一郎代表(大阪市長)と親密な菅氏が存在感を取り戻すとの見方もあるが、私は否定的だ。

 自民党単独で絶対安定多数(261議席)に達した以上、衆参各議院の総議員の3分の2以上の賛成が必要な憲法改正の発議にさえこだわらなければ、自公政権の国会運営は安泰だ。

 維新の松井代表が来夏の参院選と同時に改憲案の国民投票を実施することを主張しているのは、「3分の2」の議席確保を政治的焦点とすることで維新の存在感を高める狙いがあるとみられるが、維新の協力を取り付けることは自民党内では菅氏を利するだけで、麻生氏には何の得もない。麻生氏や岸田氏は改憲発議に極めて慎重な姿勢をとるだろう。

■反発を承知で林芳正氏を外相に起用

 麻生氏の最優先課題は、二階氏や菅氏を政権中枢から外し、岸田政権の運営を自らが主導することであり、そのために必要な議席は十分に確保できたということだ。

 唯一の懸案は、安倍氏との「盟友関係」だ。最大派閥・清和会(安倍派)を率いる安倍氏と第2派閥・志公会(麻生派)を率いる麻生氏が盟友関係を続けてきたのは、二階氏や菅氏ら「共通の敵」に対抗し、河野氏や小泉氏への「世代交代」の流れを食い止めるためだった。

 二階氏、菅氏、河野氏、小泉氏らが表舞台から姿を消し、衆院選で自民党が圧勝して「共通の敵」の反撃を気にする必要がなくなった結果、安倍氏との「棲み分け」がやっかいな問題として浮上してきたのである。

 安倍氏にすれば、甘利氏が辞任した以上、今度こそ幹事長に高市氏起用を望んだに違いない。安倍氏にも麻生氏にも従順な茂木氏の幹事長起用は落とし所として容認できるとしても、茂木氏の後任の外相に林氏を起用したのは、露骨な「安倍軽視」ではないか――そんな安倍氏の反発を承知の上で、麻生氏が林氏の外相起用に踏み切ったことに注目すべきである。

7650チバQ:2021/11/12(金) 11:54:53
■大宏池会の野望

 林氏は老舗派閥・宏池会の本流である。東京大学法学部卒業、ハーバード大学ケネディ行政大学院修了という華麗な経歴を持ち、宏池会ホープとして若くから岸田氏よりはるかに高い期待を集めてきた。

 宏池会第8代会長の古賀誠氏は従順な岸田氏を第9代会長に指名したが、本流の林氏を無視できず、ナンバー2の座長とした。林氏の弱点は参院議員だったことだが、今回の衆院選で衆院への鞍替えに成功し、ただちに外相に就任したことで、名実ともに岸田氏に続く「宏池会の首相候補」の座を確立したのである。

 麻生氏はもともと宏池会に所属し、長く冷遇されてきた。1998年に加藤紘一氏が会長に就任したのを機に宏池会を飛び出し、小グループを結成。加藤氏が清和会の森喜朗内閣への不信任案に同調した2000年の「加藤の乱」に敗れ、宏池会が分裂・衰退するのを横目に、麻生氏は自らの派閥を急拡大させ、ついには第2派閥に躍り出た。

 麻生氏の野望は尽きない。仕上げは本家本元の宏池会(岸田派)を麻生派に吸収合併して「大宏池会」を結成し、清和会と肩を並べる二大派閥として君臨することである。麻生氏は清和会と大宏池会が交互に首相を輩出する将来像を周辺に打ち明けている。

 麻生氏が自民党総裁選で、自派の河野氏ではなく、岸田氏を全力で支援したのも、野望のためだ。もしも河野政権が誕生すれば、世代交代が一気に進んで権力を失う恐れがあった。

■「麻生氏独り勝ち」が岸田政権最大のアキレス腱に

 麻生氏は思いのままになる岸田政権のうちに大宏池会を結成しておきたい。そして不人気の岸田首相が退陣する時に備えて「ポスト岸田」候補を手元に置いておきたい。それが林氏なのである。林氏を首相候補として押し上げることと引き換えに、林氏に大宏池会の結成を認めさせ、自らがキングメーカーとして君臨しようというわけだ。

 甘利氏が失脚し、林氏の衆院鞍替えが実現した今回、茂木氏を外相から幹事長へ横滑りさせて林氏を外相へ登用し、一挙に「首相候補」へ引き上げる。安倍氏の反発覚悟で押し切った人事に麻生氏の強い覚悟がうかがえる。

 安倍氏が麻生氏の野望に気づいていないわけがない。これまでは盟友関係を重視して麻生氏との対立を避けてきたが、二階氏や菅氏という「共通の敵」が消え、安倍氏の求める人事が一向に通らず、「麻生氏独り勝ち」の様相が強まるなか、トドメのように林氏の外相起用が飛び込んできたのである。面白いはずがない。

 そのうえで大宏池会が実現し、清和会に肩を並べるか、あるいは清和会を抜いて最大派閥に躍り出れば、安倍氏と麻生氏の関係はさらに緊迫するだろう。

 安倍氏と麻生氏の盟友関係の軋みこそ、岸田政権最大のアキレス腱である。岸田首相は麻生氏重視の姿勢を続けるだろう。安倍氏がただちに麻生氏と決別するのは考えにくいが、相当なストレスがたまっていくことが予想される。茂木幹事長が安倍氏と麻生氏の間をどう取り持つのかが注目される。

7651チバQ:2021/11/12(金) 11:55:07
■支持率が低迷すれば“菅政権”の末路をたどる

 岸田政権が続くうちは、安倍氏と麻生氏の関係を茂木氏が取り持ち、誤魔化しながら政権運営を続けることになろう。問題は、岸田政権が瓦解したときだ。

 麻生氏の操り人形である岸田政権の支持率が上昇する見込みはない。来夏の参院選前に内閣支持率が低迷し、「岸田首相では参院選が戦えない」という声が浮上する可能性は高いだろう。菅首相(当時)が衆院選前に退陣に追い込まれたのと同様の道をたどる展開は十分にあり得る。

 菅氏の後任を選んだ9月の自民党総裁選は党員も参加するフルスペックで実施された。来夏の参院選前に岸田首相が退陣した場合は、国会議員のみによる臨時総裁選となる公算が大きい。その場合は今回の総裁選以上に「派閥の力」がモノを言うことになる。

 そのとき首相は誰になるか。安倍氏は引き続き高市氏を推す。麻生氏の本命は林氏だ。どちらも譲らない。落としどころとしてふたりが容認できる茂木氏に落ち着く――。安倍氏と麻生氏の「密室協議」で次の首相が決まるという展開もありえる。安倍派、麻生派、旧竹下派がまとまれば事実上勝負ありだ。

 存在感の薄い岸田首相をそっちのけで、清和会を背景とする安倍氏・高市氏、大宏池会を背景とする麻生氏・林氏、旧竹下派を背景とする茂木氏の三極の駆け引きが参院選前の総裁選実施を視野に進むとみられる。自民党は大勝したが、岸田首相の政権基盤は極めて脆い。



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鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学法学部を卒業し、朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部デスク、特別報道部デスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2014年に福島原発事故「吉田調書報道」を担当。テレビ朝日、AbemaTV、ABCラジオなど出演多数。2021年5月31日、49歳で新聞社を退社し、独立。SAMEJIMA TIMES主宰。
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ジャーナリスト 鮫島 浩

7652チバQ:2021/11/12(金) 11:56:51
■支持率が低迷すれば“菅政権”の末路をたどる

 岸田政権が続くうちは、安倍氏と麻生氏の関係を茂木氏が取り持ち、誤魔化しながら政権運営を続けることになろう。問題は、岸田政権が瓦解したときだ。

 麻生氏の操り人形である岸田政権の支持率が上昇する見込みはない。来夏の参院選前に内閣支持率が低迷し、「岸田首相では参院選が戦えない」という声が浮上する可能性は高いだろう。菅首相(当時)が衆院選前に退陣に追い込まれたのと同様の道をたどる展開は十分にあり得る。

 菅氏の後任を選んだ9月の自民党総裁選は党員も参加するフルスペックで実施された。来夏の参院選前に岸田首相が退陣した場合は、国会議員のみによる臨時総裁選となる公算が大きい。その場合は今回の総裁選以上に「派閥の力」がモノを言うことになる。

 そのとき首相は誰になるか。安倍氏は引き続き高市氏を推す。麻生氏の本命は林氏だ。どちらも譲らない。落としどころとしてふたりが容認できる茂木氏に落ち着く――。安倍氏と麻生氏の「密室協議」で次の首相が決まるという展開もありえる。安倍派、麻生派、旧竹下派がまとまれば事実上勝負ありだ。

 存在感の薄い岸田首相をそっちのけで、清和会を背景とする安倍氏・高市氏、大宏池会を背景とする麻生氏・林氏、旧竹下派を背景とする茂木氏の三極の駆け引きが参院選前の総裁選実施を視野に進むとみられる。自民党は大勝したが、岸田首相の政権基盤は極めて脆い。



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鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学法学部を卒業し、朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部デスク、特別報道部デスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2014年に福島原発事故「吉田調書報道」を担当。テレビ朝日、AbemaTV、ABCラジオなど出演多数。2021年5月31日、49歳で新聞社を退社し、独立。SAMEJIMA TIMES主宰。
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ジャーナリスト 鮫島 浩

7653チバQ:2021/11/15(月) 20:34:41
"茂木幹事長、「ポスト岸田」へ存在感 派閥会長内定も結束課題―自民:時事ドットコム" https://www.jiji.com/amp/article?k=2021111300408&amp;g=pol


 自民党の茂木敏充幹事長が、早くも存在感を見せている。4日に就任したばかりだが、給付金をめぐる公明党との調整をスピード決着させたほか、旧竹下派の会長就任も内定した。ただ、派内には参院側を中心に不満がくすぶり、「ポスト岸田」に向け足元の結束が課題となりそうだ。
 旧竹下派は11日、党本部で会合を開催。茂木氏はこの後、記者団に「『会長になってくれ』との意見があり、私の下で人事を固め正式に発足する」と述べ、近く「茂木派」に衣替えすると宣言した。
 茂木氏はもともと、実務能力への評価は高く、安倍、菅両政権で経済産業相や外相、党選対委員長などの重要ポストを歴任。経済再生担当相だった2019年には、トランプ米政権(当時)を相手に貿易協定締結を厳しい交渉の末に軟着陸させた。
 茂木氏の幹事長就任や派閥領袖(りょうしゅう)内定を受け、安倍派中堅は「ポスト岸田に仲間入りする」と指摘。政府内からも「岸田首相の後釜は茂木氏かもしれない」(高官)との見方も出始めた。
 一方、派内は一枚岩とは言えない。11日の会合は新人議員の紹介が議題だったが、茂木氏に近い笹川博義衆院議員らが「会長を決めるべきだ」と主張。参院の石井準一幹事長代理が「その前に役員を決めたらどうか」と異論を唱えたため、新藤義孝元総務相が「きょうの時点では会長予定者としよう」と引き取った。だが、参院側の拍手はまばらだったという。
 政界引退後も同派参院に影響力を保つ青木幹雄元参院議員会長は、「茂木会長」に反対とされる。参院中堅は、会長人事は事前の相談もなく不意打ちだったとして、「こんなやり方はおかしい」と不満を漏らす。参院側には、茂木氏が周辺議員とこうした段取りを協議していたとの見方も出ている。
 茂木氏は来年夏の参院選で、幹事長として指揮を執ることになる。同氏周辺は、「党を勝利に導き、派閥議員を増やせるか。それが試金石だ」と語った。(2021/11/14-07:10)

7654チバQ:2021/11/15(月) 20:37:43
"自民、派閥再編で“抗争勃発”の火種 岸田人事がさざ波…「対中姿勢」「経済政策」2つの爆弾 識者「安倍氏との緊張関係が焦点」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース" https://news.yahoo.co.jp/articles/f31a5140327bd450c7ba47b1e949f544b1ab0fd5
 自民党の派閥に緊張感が出てきた。衆院選で人数を減らした各派が新人らの囲い込みを加速しているうえ、最大派閥の細田派は安倍晋三元首相が会長に就任して「安倍派」となり、旧竹下派も茂木敏充幹事長の「茂木派」に衣替えする見通しとなるなど、党内力学の変化が見られるのだ。中国の軍事的覇権拡大が進むなか、岸田文雄首相(総裁)が閣僚人事で独自色を発揮したことで、党内の歪みも指摘される。新政権が抱えた「対中姿勢」と「経済政策」という爆弾。自民党はかつて、派閥同士の政策論争や権力闘争が活力を生んできたが、本格的な派閥抗争に発展するのか。
 「次の世代に『誇りある日本』を引き継ぐため、皆さまとともに力を尽くしていきたい」「憲法改正は立党以来の党是だ。われわれが議論の先頭に立とう」  安倍氏は11日、党本部での派閥総会で会長就任が満場一致で決定した後、こうあいさつした。その後、「当然、岸田政権をしっかり支える背骨でありたい」と記者団に述べた。  
安倍氏は2012年の党総裁就任に伴い、細田派前身の町村派を離脱した。昨年9月の首相辞任後も無派閥だったが、最大派閥の会長就任で、今後の政局を左右し得る立場となった。  
麻生派を率いる麻生太郎副総裁は安倍氏の盟友であり、安倍、菅義偉両政権は「細田派」と「麻生派」の二大派閥が支えてきた。岸田首相は、同じ宏池会を源流にする「岸田派」領袖(りょうしゅう)のため、麻生氏は後見人的立場で振る舞いながら、麻生、岸田両派が合流する「大宏池会」構想を練っていた。  
ところが、岸田首相の人事が、さざ波を立てている。  
まず、10月の第1次岸田内閣発足時、細田派は萩生田光一氏(経産相)の幹事長か官房長官での起用を狙ったが、反映されなかった。細田派内は大きく安倍系と福田系に分かれているが、福田系が多く重用された。  
岸田首相は衆院選後、新外相に林芳正元文科相を起用した。安倍、麻生両氏は、林氏が日中友好議員連盟会長を務めるなど、政界屈指の「親中派」のため、国内外に間違ったメッセージを与えかねないと難色を示したとされる。  
さらに、岸田首相は、やはり宏池会に源流を持つ「谷垣グループ」の代表世話人、中谷元(げん)元防衛相を人権問題担当の首相補佐官に登用した。中谷氏は、安倍、菅政権に批判的言動を続けた人物である。  政治評論家の小林吉弥氏は「岸田首相は安倍政権で4年7カ月、外相を務めたが、政治的にはリベラルで、保守の安倍氏とは体質が合わなかった。林外相の就任や、中谷氏の補佐官起用で距離はさらに開くだろう。岸田首相にとって、麻生氏は『目の上のたんこぶ』だ。当面はうまく連携していくが、いずれ世代が代われば、岸田派主導で大同団結に動くはずだ。中谷氏の起用で、谷垣グループの吸収も狙っているようだ」と分析した。  
自由主義諸国が、中国の軍事的覇権拡大や人権問題に厳しく対峙(たいじ)するなか、岸田首相-林外相体制で「対中融和」に傾斜すれば、安倍、麻生両派は黙っていないだろう。  
このほか、「二階派」は、会長の二階俊博前幹事長が党執行部から外れた。「石原派」は石原伸晃元幹事長が衆院選で落選し、同派会長を11日、辞任した。「石破派」は石破茂元幹事長の求心力低下が続く。3派は派閥の立て直しが急務で、派閥再編もささやかれる。  衆院選で勝利し、人事で持論を通した岸田首相だが、岸田派は第5派閥で足元は盤石ではない。経済政策でも不安がある。  
9月の自民党総裁選で「株式の売却益などへの金融所得課税の強化」を訴えたためか、新総裁に選出後、日経平均株価が8営業日連続で下落して「岸田ショック」と呼ばれた。第101代首相に選出された今月10日も、株価は終値で前日より約178円下落した。  自民、公明両党が合意した経済対策「子育て世帯に年収960万円の所得制限を設け、現金とクーポンを計10万円相当給付」などについても、「経済対策なのか困窮者対策なのか、軸足がはっきりしない」(立憲民主党の長妻昭副代表)と批判が噴出している。  岸田政権は大丈夫なのか。  
前出の小林氏は「岸田首相が、経済政策で公明党や財務省の顔色ばかり見ていると、他派の不満が高まる。対中外交でも毅然(きぜん)とした『安倍外交』路線から転換する方向に動けば、派閥抗争となる危険性もある。今後の政局は、岸田首相と安倍氏らとの緊張関係がどうなるかが焦点だ」と指摘した。  
これに対し、政治評論家の伊藤達美氏は「人事などで党内に不満もあるだろうが、自民党は大人の政党だ。わきまえているはずだ。各派とも来年夏の参院選をにらみ、挙党体制で国内外の難局を乗り切っていくしかない」と語っている。

7655チバQ:2021/11/16(火) 08:56:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba26e376bdfd96f6ac95424eaea7b8fe68461838
松野長官、問われる調整力 政権の番頭役、行方左右
11/16(火) 7:06配信

時事通信
記者会見する松野博一官房長官=15日午後、首相官邸

 衆院選を乗り切った岸田文雄首相が政権運営を本格化させる中、松野博一官房長官の手腕に関心が集まっている。

【国会議員情報】松野 博一(まつの ひろかず)氏

 内閣の要の官房長官の働きぶりは政権の行方を左右する。新型コロナウイルス対策など難題は山積しており、「調整型」(政府関係者)と評される松野氏の真価が問われそうだ。

 「こんにちは。お会いできてうれしいです」。松野氏は15日、首相官邸を訪れたレモンド米商務長官と会談し、穏やかな口調でこう語りかけた。

 松野氏の抜てきは首相の強い意向だ。松野氏が所属する最大派閥・安倍派の安倍晋三元首相は側近の萩生田光一経済産業相の長官起用を首相に要求した。それでも首相が松野氏に白羽の矢を立てたのは、政調会長時代に会長代理だった松野氏と肌が合い、信頼関係を築いたからだ。

 官房長官は永田町や霞が関ににらみを利かせる内閣の番頭役。安倍氏が7年8カ月も政権を維持できたのは、官房長官だった菅義偉前首相が重要局面で矢面に立ったことが大きかった。

 その菅氏を「大きな目標」と公言する松野氏だが、持ち味は菅氏と正反対だ。菅氏が省庁の人事権をてこにトップダウンで政策を進めたのに対し、「温厚で悪く言う人はいない」(周辺)と評される松野氏は「環境整備が仕事。各閣僚が仕事をしやすい環境を作っていくのが役目」とソフト路線を標ぼうする。

 一方、政権中枢での動き方にまだ慣れていないようで、衆院選中に北朝鮮がミサイルを発射した際、松野氏は官邸を空けていた。選挙への影響を懸念する与党内からは「自覚がない」(閣僚経験者)と叱責する声が上がった。

 衆院選後の与党協議の焦点となった18歳以下への10万円給付をめぐっても、松野氏が動いた形跡はない。自民党内では「存在感がない。もっと前に出るべきだ」(中堅)との声も漏れる。

7656とはずがたり:2021/11/16(火) 22:27:06
自民離党の松本氏「謙虚に再出発」 宣言下に銀座訪問 神奈川1区
https://mainichi.jp/articles/20211031/k00/00m/010/236000c?inb=ys
毎日新聞 2021/10/31 21:45(最終更新 11/1 01:10) 283文字

落選が決まり、支援者らに頭を下げる松本純氏=横浜市磯子区で2021年10月31日午後8時36分、高田奈実撮影
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落選が決まり、支援者らに頭を下げる松本純氏=横浜市磯子区で2021年10月31日午後8時36分、高田奈実撮影

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れた責任を取って自民党を離党した神奈川1区の無所属前職、松本純氏(71)は立憲前職に敗れた。「非常に厳しい判断を頂戴した。ご迷惑をかけた一件については生涯背負っていく。謙虚に再出発させていただきたい」と支持者に頭を下げた。

 復党が認められず、小選挙区で負ければ比例復活の道がない戦いに。選挙ポスターには安倍晋三元首相の顔写真が掲載され、安倍氏や麻生太郎副総裁らが応援に入るなど党の有力者も支援していた。松本氏は「軽率な行動でご迷惑をおかけした」と謝罪を繰り返したものの、有権者の目は厳しかった。【高田奈実】

【第49回衆院選】を

7657チバQ:2021/11/17(水) 19:26:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/38fee335f4dec102f9350c4cf475ad60161554b4岸田政権 会議乱立 参院選へ成果急ぐ 役割の線引き曖昧
11/17(水) 11:37配信

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北海道新聞
五つの会議を相次ぎ設立
岸田政権で発足した主な会議

 岸田文雄首相は、看板政策の新しい資本主義やデジタル化などの実現に向け、16日に初会合を開いたデジタル臨時行政調査会(臨調)をはじめとした五つの会議を相次ぎ設立した。ただ、各会議で似通った分野を扱うなど役割分担が曖昧で、来夏の参院選までに成果が出せるかは不透明だ。臨調や田園都市構想は、首相が率いる自民党派閥「宏池会」出身者がかつて用いた組織や理念でもあり、旧来の支持層にアピールする思惑も透ける。

コロナ「10万円」給付、厳しい世論の視線 大半が貯蓄、効果の議論なく

デジタル社会推進会議など以前の会議も残る
 16日に官邸で開かれたデジタル臨調の初会合で、首相は「国民がデジタルを活用した、よりよいサービスを享受し成長を実感できる社会を実現する。とりわけ政策実現のスピード感を重視する」と述べ、デジタル化の推進に意欲を示した。

 政府は同臨調の役割を「デジタル改革、規制改革、行政改革に関わる横断的課題を一体的に検討する」と説明する。ただ、首相は既にデジタル化による地方活性化を目指す「デジタル田園都市国家構想実現会議」を発足。岸田政権以前からのデジタル社会推進会議や規制改革推進会議、行政改革推進会議も残り、役割の線引きは不明確だ。

宏池会の色濃く
 また、首相は「成長と分配の好循環」を目指す新しい資本主義実現会議や、全世代型社会保障構築会議、看護師や介護士の賃上げを議論する公的価格評価検討委員会など、経済政策や社会保障政策を決める会議を相次ぎ立ち上げた。松野博一官房長官は9日の記者会見で、記者から「会議の乱立ではないか」と問われ、「(既存の会議は)それぞれの分野を扱うため位置づけが異なる」と反論した。

 宏池会の色が濃いのも岸田政権の特徴だ。臨調は、宏池会初代会長の池田勇人元首相、第4代会長の鈴木善幸元首相が行革に関する首相の諮問機関としてそれぞれ設立。デジタル臨調は、過去の臨調と異なり法律に基づかないが、約40年ぶりに名称を復活させた。デジタル田園都市国家構想も第3代会長の大平正芳元首相の「田園都市構想」に着想を得ている。

 首相にとって、19日に取りまとめる経済対策が当面の試金石となる。参院選に向けて成果を得たい首相は「総裁選で訴えた政策は絶対に入れてくれ」と指示したという。ただ、会議乱立は政権の目指す方向性が見にくくなり、意思決定に時間がかかる可能性もはらむ。

7658チバQ:2021/11/18(木) 08:46:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/57d50e67c21082bc9ac28a01448af795b5d26bb岸田総理がウラで「ほくそ笑む」…メディアが報じない「甘利おろし」の全真相
11/18(木) 7:02配信

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現代ビジネス
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 就寝前に一日に起きたことを書き記す「岸田ノート」。そこには、決して口に出せない思いが綴られている。大声で叫び、喚きたい気持ちを抑え続け、岸田文雄は総理となった。最高権力を得た今、紙に刻まれた岸田の煮えたぎる思いは、「復讐劇」となって具現する。

【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」の正体

岸田総理の大ピンチ
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 一日を終え床に就く前、岸田文雄総理は、その日に起きたことをノートに書き記す。衆院総選挙直後の11月1日未明、岸田はこのA6サイズのノートを手に、僥倖を噛み締めていた。

 事前に単独過半数(233議席)が危ぶまれていた自民党だったが、結果的に261議席を獲得し、絶対安定多数(各常任委員会の委員長ポストを独占、委員の過半数を確保し、有利に国会運営ができる)に到達した。

 岸田の気分としては「大勝利」と言えるが、一方で現職幹事長の甘利明が小選挙区で落選したのだ。深夜、ノートに書き込む岸田の筆は大いに滑ったであろう。

 幹事長として甘利は政権の要ではあった。だが同時に、アキレス腱でもある。党のまとめ役として、重鎮議員らとの橋渡しを期待する一方、金銭疑惑を抱える甘利の存在は、選挙後に支持率低下を招く恐れがあった。

 その甘利が、自爆して勝手に消えた。

 「甘利さんは、自民党本部の職員まで駆り出して選挙区の有権者に電話をかけまくり、自分への支持を訴えさせた。自分が危ないからといって幹事長が党職員に動員をかけるなど前代未聞で、大顰蹙を買っていました」(自民党本部関係者)

 恥も外聞もない必死の抵抗も及ばず、甘利は党の最高権力者の座から滑り落ちた。

 実は岸田にとっては、狙い通りだ。自民党ベテラン議員がこう語る。

 「岸田にとって甘利は、安倍・麻生との間をつなぐパイプ役で、同時に防波堤のはずだった。ところがアテが外れ、安倍も麻生も甘利の幹事長就任に不快感を露にし、険悪なムードになっていた。

 両重鎮が不満を抱いているのに、指名してしまった以上、甘利を簡単にはクビにできない。どうしたものか……と悩んでいたところ、甘利が自滅してくれたということだ」

 多少の紆余曲折はあった。甘利は選挙区での敗北が決まった後、自身の進退について「総裁に預ける」と決断を丸投げし、岸田を慌てさせた。

 抜擢しておいて、すぐに自分の手でクビを刎ねたのでは、大変な遺恨を招きかねない。しかも幹事長に引責させたら、せっかく261議席も取ったのに、岸田自身が選挙の敗北を認めたことになる。

 党内から「総裁に責任はないのか」と声が上がったら、自分の身まで危うくなるではないか。

 「お〜え〜ま〜あの〜、処遇については〜」

 テレビの選挙特番で甘利の進退について問われた岸田は、即答することができなかった。

安倍、麻生の糾弾で「形勢逆転」
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 ところが、助け船は思わぬ方向から飛び出してきた。安倍と麻生が、頼みもしないのに甘利を糾弾し始めたのである。

 「選挙後、安倍さんと麻生さんは甘利さんを猛批判した。安倍さんは、『事前の情勢調査と選挙結果が違いすぎる。こんなにズレたことはなかった。幹事長の責任だ』と、甘利さんを責め立てました。

 麻生さんも、『(疑惑に対する)説明責任が足りないからこう(落選に)なる』と、厳しく責任を追及した。そのため、留任に一縷の望みを繋いでいた甘利さんも心が折れ、辞任表明に至ったのです」(官邸関係者)

 岸田は内心、小躍りした。いかにして無難に甘利のクビを切るか悩んでいたのに、安倍と麻生が、「お前は邪魔だ」と、引導を渡してくれたのだ。

 岸田はノートについて、「悪口も書いてあるから他人には見せられない」と告白している。

 その後の事情については【後編】「安倍、麻生よ、ただで済むと思うな…岸田総理の「壮絶な復讐」がいよいよ始まった」でお伝えする。

 『週刊現代』2021年11月13・20日号より

週刊現代(講談社)

7659チバQ:2021/11/18(木) 19:28:38
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211118-567-OYT1T50014.html
持論ためらわず主張する高市氏、党内には「政調会長の役割は調整」と不満くすぶる
2021/11/18 07:06読売新聞

持論ためらわず主張する高市氏、党内には「政調会長の役割は調整」と不満くすぶる

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の高市政調会長が、持論を発信する場面が目立っている。一方で、18歳以下への10万円相当の給付を巡っては与党協議から外され、調整役は茂木幹事長が担った。9月の総裁選で有力な総裁候補に浮上した高市氏にとって、今後は調整力が課題となりそうだ。

 高市氏は17日、党本部で開いた政調全体会議で「政調は内閣の下請け機関ではない。地元で聞いた声を政府にぶつけ、実現していくのが役割だ」と強調した。

 実際、高市氏自ら、持論をためらわず主張している。大胆な財政出動による経済成長を唱える高市氏は、16日の政調役員会で「財政規律を重視しすぎだ」として、財務省幹部に2022年度の予算編成方針を見直すよう求めた。財政健全化を議論する「財政再建推進本部」の改廃も検討している。

 就任直後の衆院選公約の作成でも、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)加盟申請を「歓迎」と明記するなど、自民党総裁選での自らの主張を随所に反映させた。

 ただ、党内には「本来の政調会長の役割は、持論を押し通すより、調整することだ」(閣僚経験者)と不満もくすぶる。18歳以下への給付を巡る公明党との与党協議は、幹事長間で行われた。高市氏が、公明党の衆院選公約について「自民党の公約とは全く違う」と明言したことが影響したとみられる。

 高市氏は自公合意後も「世帯収入の合算でなければ不公平だ」として所得制限の見直しを主張したが、政府は「迅速な支給に支障が生じる」(松野官房長官)と受け入れない方針だ。

 高市氏は2012〜14年にも政調会長を務め、政策への思い入れが強い反面、党幹部は「一人で抱え込みすぎる」と指摘する。政府や公明党との政策を巡る調整は、今後も茂木氏が担うとの見方が浮上している。

7660チバQ:2021/11/18(木) 19:29:16
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_BBTBLUPWA5NKFDBFG4MYXC6XNM.html
石原派に山田俊男参院議員が入会 宏高氏は退会
2021/11/17 22:02産経新聞

自民党石原派(近未来政治研究会)は17日夜、東京都内で会合を開き、山田俊男参院議員が入会、石原宏高衆院議員が退会した。派の所属議員は7人のまま。石原氏は岸田派(宏池会)への入会を検討しているという。複数の出席者が明らかにした。

同派は先の衆院選で、会長を務めた石原伸晃元幹事長や野田毅元自治相ら3人が落選し、体制の立て直しが迫られている。12月16日の派閥パーティーで森山裕元農林水産相が会長に就任する方向。同派議員は会合後、「一致結束を確認した」と語った。

7661チバQ:2021/11/19(金) 07:40:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/3612514f44db1b37a437e1eed0c98954449a1ae1
二階氏宛てに来客ラッシュ、幹事長退いても存在感
11/18(木) 19:05配信

産経新聞
自民党・二階俊博氏(春名中撮影)

年末にかけて大詰めを迎える令和4年度予算編成作業を控え、自民党の二階俊博元幹事長を訪れる自治体や業界団体が急増している。陳情件数は国会議員の力を示すバロメーターともいわれる。各団体とのパイプは来夏の参院選に直結するだけに、二階氏の影響力に注目が集まっている。

【写真】和歌山3区の「二階王国」 人口400人の村で演説

18日は地元・和歌山県の首長や県道路局が高速道路整備に関する要望で訪れ、「国土交通省に急がせるように」と激励した。

二階氏は10月の岸田文雄政権発足後、幹事長時代から務める国土強靱(きょうじん)化推進本部長として党務に当たる。党人事や選挙に権限をふるう立場ではないが、党本部5階に新設された同本部長室の前にはパイプ椅子が並び、連日のように来客が絶えない。党関係者は「党役員以外に陳情がひっきりなしに来るのは珍しい」と驚く。一線を退いてもなお存在感は健在のようだ。

7663チバQ:2021/11/19(金) 08:56:39
コタツ記事すげえな
https://news.yahoo.co.jp/articles/8407ff63bf2ae3d6b44dc404b5a881a86b079839
安倍、麻生よ、ただで済むと思うな…岸田総理の「壮絶な復讐」がいよいよ始まった
11/19(金) 7:02配信

現代ビジネス
 前編の「岸田総理がウラで「ほくそ笑む」…メディアが報じない「甘利おろし」の全真相」では、10月31日の衆院選で敗北した甘利明氏の、幹事長を辞任するまでの一部始終をでお伝えした。


 安倍晋三氏、そして麻生太郎氏にこき使われ、馬車馬のような扱いを受けてきたという岸田総理の復讐劇はまだまだ続く……。

さんざん小馬鹿にされてきた
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 岸田文雄総理は、一日を終え床に就く前、その日に起きたことをノートに書き記している。ノートの中身については「悪口も書いてあるから他人には見せられない」と告白している。

 それは、誰に対する悪口雑言なのか? 想像すればすぐわかる。岸田は長年、安倍と麻生に牛馬のようにこき使われ、辛酸を舐めてきたのだ。

 「第二次・第三次安倍政権では外相を務めるも、安倍は岸田を使い走りとして扱い、ロシア外交では『経済分野協力担当大臣』にいきなり世耕弘成を指名し、岸田の面目を丸潰れにしたこともある。

 そもそも外相になったこと自体、外交懇談の際、下戸の安倍に代わって酒を飲むのが役目だった、などと揶揄されていた。

 麻生には宏池会における格下の舎弟扱いをされ、『小者』として粗略にされ続けてきた。岸田が何度も、『なぜこんな目に遭うのか』などと、愚痴をこぼすのを聞いたことがある者も多い」(自民党幹部)

 耐えに耐え、総理にたどり着くことはできた。だが、重鎮どもは「俺のおかげでお前は総理になれた」とばかり、好き勝手なことを言う。

 こいつらを消すことはできないか―。それが岸田の悲願だったところ、いま、同士討ちで一人がついに脱落した。

 暗闇に眼鏡を光らせ、手垢がついたノートをそっと撫でながら、岸田はひそかにほくそ笑む。

7664チバQ:2021/11/19(金) 08:56:53
邪魔者はあと二人―。

 安倍と麻生は、依然として岸田のことを無能無害な傀儡だと思っている。そこに、付け入る隙がある。岸田は早速、手を打った。甘利の後任に、茂木敏充を充てたことだ。

 「これは意外な妙手」と評価するのは、自民党閣僚関係者の一人である。

 「茂木は竹下派の会長代行だが、上にへつらい、下には傲岸という性格なので、青木幹雄が掌握する派閥主流派からは毛嫌いされている。

 その茂木が幹事長になることで、彼が会長になって派閥を『茂木派』に変えて乗っ取る可能性がなくなった。つまり岸田は、竹下派主流派に上手く恩を売ったことになる」

 茂木は安倍に近いため、安倍もこの人事には納得しているとされるが、実はこれは、岸田が練りに練った「安倍潰し」に向けた布石だ。

 「岸田が総裁選を勝ち抜けたのは、竹下派が参院を中心に支持を固めたことが大きかった。

 岸田は竹下派に気を使い、古川禎久(法務相)、西銘恒三郎(復興相)、二之湯智(国家公安委員長)らを入閣させ、総裁候補の大本命・小渕優子も党の要職(組織運動本部長)に就け厚遇している。

 安倍は細田派(清和研)を安倍派に代替えして会長の座に就いたが、岸田派=宏池会との激突が表面化した時、竹下派の主流派が岸田に付く可能性が高いことは大きな意味を持つ」(同)

安倍凋落は既定路線
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 さらにもう一つの布石は、参院から衆院へ鞍替えした林芳正(元文科相)を、茂木の後任にする人事の検討である。

 「安倍は林の外相就任に、『党の反対を押し切って強引に鞍替えした人が、いきなりポストを得るのはおかしいじゃないか』と文句を付けているが、それは焦りの裏返しだ。

 岸田にとって林は、自派閥を乗っ取られかねない怖い存在だが、外相にして閣内に取り込めば、その危惧もなくなる。

 一方で安倍は、同じ山口を地盤にする林が表舞台に出て力を付けたら、地元を侵食されて求心力を失ってしまう。安倍と林、双方を封じる巧妙な人事を岸田は狙った」(別の自民党幹部)

 今回の総選挙で自民党は表面上「勝った」ことになっている。しかしその裏で、安倍は著しく評判を落とした。

 自民党中堅議員の一人がこう話す。

 「安倍さんは選挙期間中、全国あちこちを飛び回って応援弁士をしましたが、応援した候補のうち、なんと27人が選挙区で敗れました。

 ゴリ押しして公認候補にした元秘書の初村滝一郎も長崎1区で惨敗し、比例復活もできなかった。つまり、『選挙に強い』という安倍さんの威光が、すっかり霞んでしまったのです」

 安倍の凋落は、もはやこれで既定路線。残る麻生をどう始末するか。

 「次期衆院議長に細田博之(元幹事長)が内定しているが、実は岸田は、麻生を衆院議長にしようと画策していた。衆院議長はなんの権限もない名誉職。麻生が猛反発したため、今回は諦めた。

 岸田は、徐々に麻生も政権の中枢から遠ざけ始めている。まずは麻生の義弟・鈴木俊一財務相をどこかのタイミングで切るだろう。

 麻生は義兄弟同士で財務省と結んで求心力を維持しているが、そこを断ち切ってしまえば、単なる81歳の老人でしかない。来夏の参院選までに、必ず動きがある」(別の自民党幹部)

 次に「岸田ノート」に名前を書かれるのは誰なのか。虐げられ、コケにされてきた男の、暗い復讐劇がいま幕を開ける。

 (文中敬称略)

 『週刊現代』2021年11月13・20日号より

週刊現代(講談社)

7670とはずがたり:2021/11/19(金) 15:41:39

冷たいな,自民県連

「夜の銀座」の松本氏復党、県連が自民本部に抗議へ…「到底納得できない」
読売新聞 / 2021年11月19日 7時57分
https://news.infoseek.co.jp/article/20211118_yol_oyt1t50318/?tpgnr=poli-soci

 緊急事態宣言中の「夜の銀座」問題で離党し、先月の衆院選で落選した松本純・元国家公安委員長の復党を、自民党本部が16日付で了承したことを受け、自民の神奈川県連は18日、総務会を開いて対応を協議した。「みそぎの選挙」で有権者の支持を得られなかった以上、「復党させる大義がない」との見解で一致し、党本部に抗議することを決めた。

 復党するには、松本氏がいずれかの都道府県連に入党申請書を出すことになるが、神奈川県連は、すぐには受け付けない方針だ。総務会後に取材に応じた県連の土井隆典幹事長は「なぜ党本部が上意下達で決めたのか、到底納得ができない」などと不信感をあらわにした。

 土井幹事長によると、党本部の遠藤利明・選挙対策委員長から15日、松本氏に復党の意向があるとの連絡があった。県連側は来夏の参院選にも大きなマイナスとなるなどと訴えたが、その翌日に何の説明もないまま、復党が了承されたことを報道で知ったという。

 松本氏は衆院選で神奈川1区から無所属で出馬して落選後、今月4日付で復党願を提出していた。

7671チバQ:2021/11/19(金) 16:30:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3d24061ed15b45c469172e54e69026b9a29aeaf
三原じゅん子氏、野田聖子・男女共同参画担当相の補佐官に任命
11/19(金) 12:43配信

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朝日新聞デジタル
三原じゅん子氏

 松野博一官房長官は19日の記者会見で、野田聖子・男女共同参画担当相の補佐官として、同日付で自民党参院議員の三原じゅん子・前厚生労働副大臣を任命したと発表した。

 三原氏の起用について、松野氏は「男女共同参画に関する重要政策について、関係者間の高度な調整を行い、迅速に政策を企画立案するサポートをしていただく」と述べた。

 三原氏は俳優を経て、2010年参院選で初当選し、現在2期目。9月の自民党総裁選では、立候補した野田氏の推薦人となった。

朝日新聞社

7672チバQ:2021/11/19(金) 16:30:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3d24061ed15b45c469172e54e69026b9a29aeaf
三原じゅん子氏、野田聖子・男女共同参画担当相の補佐官に任命
11/19(金) 12:43配信

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朝日新聞デジタル
三原じゅん子氏

 松野博一官房長官は19日の記者会見で、野田聖子・男女共同参画担当相の補佐官として、同日付で自民党参院議員の三原じゅん子・前厚生労働副大臣を任命したと発表した。

 三原氏の起用について、松野氏は「男女共同参画に関する重要政策について、関係者間の高度な調整を行い、迅速に政策を企画立案するサポートをしていただく」と述べた。

 三原氏は俳優を経て、2010年参院選で初当選し、現在2期目。9月の自民党総裁選では、立候補した野田氏の推薦人となった。

朝日新聞社

7673チバQ:2021/11/20(土) 19:04:55
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781246.html
小林鷹之経済安保担当相 手腕は未知数も評判はすでに「進次郎超え」【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/09 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

小林鷹之経済安保担当相 手腕は未知数も評判はすでに「進次郎超え」【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

小林鷹之経済安保担当相は野党からも評価する声(C)共同通信社

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 小林鷹之経済安保担当相
 (千葉2区・衆院4回)

 ◇  ◇  ◇

 若手ながら新設の目玉大臣に抜擢された理由は、人事を仕切っていた甘利前幹事長の“一本釣り”があったからだ。二階派に所属しているが、実質“甘利チルドレン”とみられている。

 経済安全保障の法整備を進める党の「新国際秩序創造戦略本部」で甘利氏が座長、小林は事務局長を務めていた間柄。甘利氏は衆院選で自分の選挙演説で「私のチームで活躍していた小林君が大臣になりますよ」と誇らしげだった。

「岸田首相とも開成高校OBという関係にある。永田町では開成出身者のつながりは強い。岸田首相の印象も良かったのでしょう」(官邸事情通)

■元財務官僚

 千葉県市川市、一般のサラリーマン家庭の出身。東大法学部在学中、ボート部に所属し主将も務めた。1999年、大蔵省(現・財務省)入省。35歳の時、野党時代の自民党の公募に応募して公認候補となり、2012年衆院選で初当選。当時、選対委員長だった河村建夫氏が窓口となり、河村所属の二階派に入った。家族は、東大時代に知り合った妻と娘が1人。

■謙虚

 身長186センチと高身長な上、高学歴だが「腰だけは低い」(政界関係者)という。立憲民主党議員ですら「政策通で能力が高いが、偉ぶることがなく謙虚」と持ち上げる。

「自民党内では、今回、デジタル副大臣に起用された小林史明氏と双璧をなす若手有望株。2人とも同姓であることから鷹之氏は『コバホーク』、史明氏は『コバヒストリー』と呼ばれている。政治家としての力量はハッキリしないが、“ポエマー”と揶揄される小泉進次郎氏(40)より、よっぽどしっかりしています」(前出の政界関係者)

■総裁選で「高市支援」

 9月の自民党総裁選では高市早苗政調会長の推薦人に名を連ね、出陣式で「ガンバロー」コールの音頭を取った。派閥の支持に従ったわけではないという。本人はあまり政治信条を語っていないが、“極右”の高市氏とかなり近いようだ。いずれ“極右”の一面を見せるかもしれない。

 難しい役職だけに、国会答弁をこなせるか不安視する声もある。

「これまで特段の実績を残したわけではない。対中戦略という難しいかじ取りを担うことになるが、うまく回せるのか未知数だ。真面目過ぎる性格もアダになる恐れがある」(自民党関係者)

 イケメン大臣はどこまで通用するのか。

7674チバQ:2021/11/20(土) 19:05:22
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781247.html
牧島かれんデジタル相は「狩りガール」 心配なのは“利権”の罠にハマること
2021/11/09 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

牧島かれんデジタル相は「狩りガール」 心配なのは“利権”の罠にハマること

納得のいく人選、牧島かれんデジタル相(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 牧島かれんデジタル相
 (神奈川17区・衆院4回)

 ◇  ◇  ◇

 永田町では納得の人選だという。自民党で「デジタル」といえば真っ先に名前が挙がるのが国会で「ワニ動画」を見ていた平井卓也前大臣だが、その下で“デジタル人材”として汗をかいてきた若手のひとり。党の「デジタル社会推進本部」の事務局長も務めた。

「クセの強い女性議員ばかりの自民党で珍しくマトモ」(ベテラン秘書)

 真面目で優秀、親しみやすく明るい、語り口はお嬢さまっぽいが、芯は強くて度胸がある、など評判はすこぶる上々だ。

 課題は「胆力」。9月1日に発足したばかりの新組織をまとめることができるのかどうか。職員の3分の1が民間からの出向。役人とは異なる文化との融合は簡単ではない。他省庁との調整や説得にも骨を折らねばならない。

「内部で足の引っ張り合いにならないか。平井大臣の時のような『音声流出』には気をつけた方がいい」(中堅議員)

■父は県議会のドン

 横須賀市出身。小学校から高校までカトリックの女子高「横浜雙葉」。ICU(国際基督教大学)卒業後、米ジョージ・ワシントン大修士などを経て、ICUで博士号(行政学)取得。NHKワシントン支局でインターンとして働いた経験も。

 父・牧島功氏は、小泉純也元防衛庁長官・純一郎元首相親子の秘書を務めた現職の神奈川県議。当選8回でいまや「神奈川県議会のドン」。

 新5000円札に採用される津田梅子氏は遠縁にあたる。

■元衆院議長の後継

 菅政権時に、女性初の青年局長に抜擢された。政界進出は、大学の共同講座を担当していた河野洋平元衆院議長からの後継指名で、地盤を受け継いだ。2009年の初出馬では落選した。

 そうした経緯から、麻生派に所属。9月の総裁選では河野太郎氏を支持した。

「岸田支持ではなかったのに入閣できたのは、神奈川閥で勢力を拡大したがっていた甘利明前幹事長の引きがあったからといわれている。選挙区の地域から、菅前首相・河野・小泉進次郎連合は『海派』、甘利さんは『山派』。牧島さんは海出身だけど、現在の選挙区は箱根町など山もある。『海を取るのか、山を取るのか』と迫られていましたが、甘利さんの幹事長辞任で、また海派に傾倒しそうです」(政治記者)

■「永田町のハイジ」

 選挙区内での鳥獣被害の訴えを聞き、罠を仕掛けることができる「狩猟免許」を2014年に取得。それでついたあだ名が「永田町のハイジ」「狩りガール」。

 大臣就任直後、NTTから会員制レストランで最も高い5万円コースの接待を受けていたとの「文春砲」が炸裂した。時期は2019年と20年。自民党のデジタル人材だけに、NTTは早くから狙いを定めていたのか。牧島氏本人は「一議員としての政治活動」と釈明した。「デジタル関連は利権がいっぱい。得意の罠に自分がハマらなければいいが」と心配する声もある。

7675チバQ:2021/11/20(土) 19:05:53
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781601.html
野田聖子少子化・地方創生相「4度目の正直」の裏に“元夫婦の絆”【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/10 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

野田聖子少子化・地方創生相「4度目の正直」の裏に“元夫婦の絆”【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

野田聖子少子化・地方創生相(C)JMPA

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 野田聖子少子化・地方創生相
 (岐阜1区・衆院10回)

 ◇  ◇  ◇

 ライフワークとして取り組んできた少子化対策や女性活躍を担う。オッサンばかりの自民党内で「女性」「子ども」の問題を語れる人材ではある。

「9月の自民党総裁選で、同じく初の女性総理を目指す政調会長の高市さんが経済や安全保障分野をウリにしているのに対し、野田さんは多様性や女性・子どもを中心とした政策を訴え、結果的に総裁選のバリエーションが広がった。岸田さんとしては、総裁選で戦った野田さんをムゲにはできないし、むしろ重用することで、女性や子ども政策重視をアピールできる。首相の立場からすれば、都合の良い女性です」(自民党関係者)

■“元夫”の協力

 過去3度の総裁選は推薦人が集まらず断念。4度目にして初めて出馬できた“原動力”が2001年から07年まで事実婚状態で連れ添った鶴保庸介元沖縄北方相だという。

「推薦人には二階派メンバーが名を連ねましたが同派所属の鶴保さんが『協力して欲しい』と頭を下げたともっぱら。派内では『元夫婦の絆は強いねえ』なんて声も聞かれました」(二階派関係者)

 もっとも、鶴保氏は“再婚”後の16年、身重の妻へのモラハラや独断的な離婚を週刊誌にすっぱ抜かれた。

 1960年生まれ。同年のローマ五輪にちなみ、「聖子」と名付けられた。83年、上智大外国語学部卒業後に帝国ホテルに入社。87年、岐阜県議に当時史上最年少の26歳で当選した。93年に衆院初当選後、98年の小渕内閣では当時史上最年少の37歳10カ月で郵政相に抜擢。この頃から「女性初の総理」と目されている。

■“女帝”と仲良し

 自民党内で総務会長を務めた者同士、馬が合うのか、小池都知事と仲が良い。

「小池さんの方が国会議員としては1年先輩ですが、16年の都知事選では野田さんから励ましのメールをもらったと明かしています。小池さんにかなり信頼されているようで、翌17年の衆院選直前、『希望の党』結党時には、野田さんをトップにスカウトしたとか」(永田町関係者)

 10年に米国で卵子提供を受け、体外受精で妊娠。翌11年、50歳で重い障害のある男児を出産した。直後に事実婚状態だった一般男性と結婚。育児の様子を自身のブログで更新し続けている。夫は週刊誌に「元暴力団員」と報じられた。

■酒豪

 政界屈指の酒の強さで有名。日本酒の海外発信に取り組む「國酒を愛する議員の会」の会長を務める。 (次回は松野博一官房長官と堀内詔子ワクチン担当相)

7676チバQ:2021/11/20(土) 19:06:24
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781600.html
山際太志郎経済再生担当相 元獣医で甘利前幹事長の「一番弟子」は原発推進の急先鋒【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/10 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

山際太志郎経済再生担当相 元獣医で甘利前幹事長の「一番弟子」は原発推進の急先鋒【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

山際大志郎経済再生担当相(C)共同通信社

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 山際太志郎 経済再生担当相
 (神奈川18区・衆院6回)

 ◇  ◇  ◇

 甘利明前幹事長を「政治の師」と仰ぎ、自他ともに認める「一番弟子」。甘利氏が力を入れる半導体の議員連盟でも中核を担った。師匠の強いプッシュで初入閣を果たしたが、甘利氏は衆院選で選挙区敗退して幹事長を辞任。いきなりの失脚で後ろ盾を失ってしまった。

■原発推進を強く訴え

“電力族”の甘利氏の右腕として、原発推進を強く訴えてきた。菅政権が掲げたカーボンニュートラルについても、今年2月の衆院予算委で「原発を使い倒さなければ、カーボンニュートラルはできない」と発言。

■くじら博士

 石原慎太郎元都知事の母校でもある神奈川県立湘南高校を卒業後、山口大農学部獣医学科に進学。その後、東大大学院農学生命科学研究科博士課程に進んで博士号を取得。大学院では、くじらについて研究し、南極海での調査捕鯨団にも参加。「闘え! くじら人―捕鯨問題でわかる国際社会」などの著書がある。自民党捕鯨議連の副幹事長。

 獣医師として2000年に川崎市内でペットクリニックを開院するが、自民党の公募に応じて02年の神奈川8区補選に出馬。無所属(当時)の江田憲司に敗れた。翌03年の衆院選では神奈川18区に移り、比例復活で初当選。甘利氏のいた山崎派に入会した。

■さいこう日本

 12年に石原伸晃元幹事長が山崎派を継承すると、反発した甘利氏とともに退会。党内の甘利グループ「さいこう日本」に所属。17年には甘利氏ら「さいこう日本」のメンバー5人で麻生派に入会。常に甘利氏と行動を共にしてきた。

 岸田内閣では、経済再生のほか新型コロナ対策・健康危機管理、新しい資本主義、全世代型社会保障改革、経済財政政策も担当。前任の西村康稔氏とは初当選同期で親しい間柄だ。

「当選後に西村さんと一緒に取り組んだ勉強会がきっかけで、早稲田大教授の小尾敏夫氏の助手を務めていた女性と知り合い、40歳になる節目の08年に結婚したそうです。奥さんは今も早稲田で研究者をしていて、政府の委員などを務めることもあるキャリア女性です」(自民党関係者)

■カジノ法案

 18年に衆院内閣委員長を務めていた際、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案の採決を強行しようとしたとして、野党から解任決議案が出された。

「人懐っこく、物おじしない性格で、見た目はお笑いコンビ『ナイツ』の塙に似ているとも言われています」(麻生派担当記者)

7677チバQ:2021/11/20(土) 19:06:51
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781950.html
松野博一官房長官 安倍元首相をイラつかせた再入閣 あだ名はつくのか?【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/11 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

松野博一官房長官 安倍元首相をイラつかせた再入閣 あだ名はつくのか?【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

2度目の入閣の松野博一官房長官(C)共同通信社

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 松野博一官房長官
 (千葉3区・衆院8回)

 ◇  ◇  ◇

 新聞各紙の「閣僚の横顔」では〈地味〉〈目立つ存在ではない〉と存在感の薄さを何かと書かれた。入閣は5年ぶり2回目。自民党政調会長時代の岸田首相に会長代理として仕え、信頼関係が就任の決め手になったと解説される。それで面白くないのが安倍元首相だ。松野氏は安倍元首相が牛耳る党内最大派閥の細田派所属、要職の事務総長をこなすベテランなのだが……。

「岸田総理・総裁の生みの親を自負する安倍元総理は、『萩生田官房長官、高市幹事長』を求めていた。フタを開けてみればいずれもかなわずイライラというわけですが、細田派幹部はむしろ松野長官を大歓迎。松野さんは派閥を取り仕切る事務総長として汗をかいてきたし、当選回数も萩生田さんより2期も上ですから」(清和会関係者)

■細田派「四天王」

 細田派をめぐり、安倍元首相が2017年に「四天王をつくりたい」と発言。文科相だった松野氏のほか稲田防衛相、下村幹事長代行の名前をあげたが、なぜか3人どまりだった。「ポスト菅」選びが現実味を帯びてきた6月、月刊誌で総裁の「有力な候補者」として萩生田文科相、西村経済再生相に並んで松野氏にも言及した。

 総理・総裁に必須の「選挙強さ」に欠ける。立憲候補と7度目の対決となった総選挙は約4万票差で制したが、戦績は5勝2敗。一目散に地元入りした公示日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射して大慌て。岸田首相おも東北遊説中で官邸ツートップが都内におらず、危機管理意識の低さを露呈した。

■松下政経塾9期生

 千葉県木更津市生まれ。早大法学部を卒業後、ライオンに入社するも2年ほどで退社。松下政経塾入りした。党内では秋葉賢也衆院議員が政経塾9期生。性交同意発言で立憲を追われ、辞職した本多平直元衆院議員も同期。

 そもそもは森元首相に連なる文教族で、ライフワークは教育問題。第2次安倍政権で念願の文科相として初入閣した途端、加計疑惑がはじけて矢面に立たされた。

「安倍元総理の再登板をめぐって、派内が割れた経緯などもあり、元総理との距離を指摘する人もいますが、関係は悪くない。温厚な人柄の松野さんを悪く言う声は聞こえてこないし、性質が似ている岸田総理とのコンビは、想像以上にうまくいくんじゃないか。ただ、支えすぎると派内で疎まれる懸念もある」(中堅議員)

■日本会議と慰安婦問題

 日本会議国会議員懇談会のメンバー。12年に米紙に掲載された慰安婦問題を否定する意見広告に賛同する国会議員として名を連ねた。「村山談話」「河野談話」の見直し、9条改憲に賛成する。

「ガースー」「たわし」に続くあだ名はつくか。

7678チバQ:2021/11/20(土) 19:07:30
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781951.html
堀内詔子ワクチン担当相は初入閣&選挙圧勝でノリノリも「堀内家vs長崎氏」の戦争が再燃【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/11 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

堀内詔子ワクチン担当相は初入閣&選挙圧勝でノリノリも「堀内家vs長崎氏」の戦争が再燃【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

採決時の振る舞いが大ひんしゅくだった堀内詔子ワクチン・五輪担当相(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 堀内詔子ワクチン・五輪担当相
 (山梨2区・衆院4回)

 ◇  ◇  ◇

 夫である光一郎富士急行社長の父、故・堀内光雄氏の地盤を受け継いだ。光雄氏は総務会長や通産相を歴任し、宏池会(現岸田派)の会長も務めた。義父の威光か当選3回で初入閣を果たしている。地元の大企業、富士急行をバックにしている。10.31総選挙でも山梨2区で立憲候補に6万票超の差で4回目の当選。ノリノリに見えるが、火種もくすぶる。

 2005年の郵政選挙では、郵政民営化に反対した光雄氏と刺客として送り込まれた長崎幸太郎氏(現山梨県知事)が2区で熾烈な選挙戦を繰り広げた。それ以来、親子2代で長崎氏と対立している。

 17年総選挙は、長崎氏を寵愛する二階幹事長の裁定により、詔子氏と長崎氏の2人とも無所属で出馬し、勝った方が「自民党議員」という異例の選挙戦になった。詔子氏が勝利し、その後、長崎氏も19年の山梨県知事選で当選。堀内家と長崎氏の15年に及ぶ戦争は「終結」とみられたが、そうではなかった。

「富士急行が別荘地を運営するために県から借りている県有地の賃料が安すぎるのではないかと、住民訴訟が起こされ、議会でも問題にされてきましたが、前の後藤知事は取り合わなかった。ところが、長崎知事が動き、ようやく県がメスを入れ、司法で決着をつけることになりました」(富士吉田市の住民)

 賃料が不当に安いとする山梨県の主張に対し、今年3月、富士急行側が不服として訴訟を起こすと、県も6月、富士急行を訴え、訴訟合戦になっている。

■党員獲得

 自民党の党員獲得ランキングでは17年2位、18年、19年1位、20年2位と上位の常連。堀内事務所は「職域はほとんどない。地道に地域で活動している結果だと思います」と答えたが、地元住民によると「富士急行の社員やパートは入党をお願いされると断りにくい」という。

■国会でひんしゅく

 18年の通常国会で2度炎上。野党の質問時間を削り、与党の時間を増やしたのに、数分を残して質疑を終えようとしたため、「余ってるじゃないか」と激しいヤジを浴びた。

 “定額働かせ放題”につながる「働き方改革」関連法案の委員会採決で、過労死遺族が傍聴する中、同僚議員に起立を呼び掛ける姿がはしゃいでいるように見え、その時も批判を浴びている。

 担当のワクチンをめぐっても難題が待ち受ける。

「この先、イケイケで大量に契約したワクチンの余剰問題が生じかねない。ワクチンの有効期限がある中、大量処分する事態になれば、批判も浴びることになるでしょう」(厚労省担当記者)

 前途多難だ。

7679チバQ:2021/11/20(土) 19:08:21
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-782312.html
山口壮環境相は民主を離党→自民入党6年半で大臣ゲットした「爺殺し」【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/12 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

山口壮環境相は民主を離党→自民入党6年半で大臣ゲットした「爺殺し」【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

大臣ゲットの山口壮環境相は党内旧民主党移籍組のなかでは破格の扱い(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 山口壮環境相
(兵庫12区・衆院7回)

 ◇  ◇  ◇

 民主党政権で外務副大臣も務めた「移籍組」だ。旧民主党から自民党に移ってから、わずか6年半で初入閣を果たした。他の移籍組が自民党内でくすぶり、細野豪志氏がなかなか入党を認められなかったのに比べると破格の扱いだ。

「山口さんは二階派の事務総長を務めていた。当選回数も多い。派閥が推薦したいわゆる派閥順送りによる入閣でしょう」(自民党関係者)

■外務官僚

 東大を卒業後、外務省に入省。シェークスピアや中国の古典を原書で読む。

 経歴は異色だ。外交官としてイギリスで勤務していた時、新進党幹事長だった小沢一郎氏に気に入られ政界に進出している。1996年に新進党から衆院選に初挑戦し落選。2000年に無所属で初当選した。その後、当時の民主党に入党し、外務副大臣などを務めた。

 しかし、野党に転落するとあっさり見切りをつけて離党。無所属のまま二階派に入り、2015年、正式に自民に入党している。気づけば、二階派の事務総長に就き、今回、入閣している。

「山口さんは“爺殺し”なのでしょう。かつては小沢一郎に気に入られ、二階さんにも引き上げられた。とにかくマメです。下働きもいとわない。しかも、頭脳は明晰。情報も豊富。上からしたら使いやすいのだと思います」(政界関係者)

■怒鳴り合い

 民主党政権で外務副大臣をしていた時、外相だった玄葉光一郎氏と怒鳴り合いの大喧嘩となったと報じられた。外交シロウトの玄葉外相と外交方針がぶつかった。山口氏が離党したのは、外交方針の違いもあったとされる。

 大臣就任後、さっそくスキャンダルが報じられた。週刊新潮が「『山口壮』大臣が『武田良太』を呪い殺す」と、山口氏のオカルトへの傾倒ぶりと、秘書へのパワハラをスクープしている。

 同誌によると、<秘書も30人以上は辞めている><秘書への“あたり”も強くて>と、パワハラが目にあまるという。過去、秘書に告発されて致命傷を負った自民党議員も多い。この先、スキャンダルが噴出する可能性もありそうだ。

 さらに、<2年前くらいかな、前総務大臣の武田良太さんのことを“気に食わない”“会うと気分が悪い”と罵倒したうえ、“呪い殺してやる”と言うんですよ>と、支援者の証言を紹介している。ちなみに、武田良太氏は二階派に所属する仲間だ。

7680チバQ:2021/11/20(土) 19:08:53
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-782311.html
鈴木俊一財務相 華麗なる閨閥がかすむ地味なそば好きオジサン【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/12 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

鈴木俊一財務相 華麗なる閨閥がかすむ地味なそば好きオジサン【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

鈴木俊一財務相(右)は義兄のボス(麻生太郎氏=左)からポストを受け継ぎ(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 鈴木俊一財務相
 (岩手2区・衆院10回)

 ◇  ◇  ◇

 麻生派の“番頭格”で、領袖が8年9カ月務めたポストを引き継いだ派閥順送り。

 総裁選で岸田首相の推薦人代表を務めた論功人事でもある。

「性格は温厚で安定感と調整力には定評がありますが、押しは弱い」(自民党関係者)

 政権の“金看板”の、分配政策を担うはずなのに存在感は薄い。

■華麗なる一族

 父は善幸元首相、妻は宮沢喜一元首相のいとこ、姉の夫は麻生副総裁と3人の総理を輩出したお家柄。本人も麻布高、早大教育学部のボンボン東京育ち。党三役経験もあり、重要閣僚として4度目の入閣。それでも「将来の総理に」との声が出ないのは、地味すぎる人柄によるものか。

 大学卒業後は「漁民宰相」と称された父も勤めた全国漁業協同組合に就職。1985年から善幸氏の秘書、90年の衆院選で父の地盤を譲り受け、初当選した。

「先代同様に水産行政に明るく震災で壊滅した地元漁港の復興にも尽力。大臣就任前は地元の漁港漁村協会の会長理事を務めるなど、県内111の漁港を束ねています」(岩手県政関係者)

 先の衆院選も裾野の広い漁民票パワーにより、次点に約8万票差で楽々当選。

■地球33.8周分

 2017年に、13〜15年の3年間で計1412万円ものガソリン代を政治資金から支出していたことが発覚。1回分の支払いが174万円に及ぶケースも存在した。事務所は「選挙区が広く、7台が1日250〜300キロを走っている」と説明したが、代金は距離にしてナント地球33.8周分。言い訳にならない。

■たばこ族

 自民党たばこ議連の副会長で、党たばこ特別委員会の顧問。4年前の五輪相就任直後に東京五輪の受動喫煙対策を巡り、「禁煙を原則とするのではなく、徹底した分煙で実現すべきだ」と訴えたが、IOC・WHOの方針に反すると批判されるや、あっさり発言を撤回。

 料理上手で大のそば党。行きつけは東京・元麻布の老舗「総本家更科堀井 本店」だ。めんつゆを自ら作るこだわり派で、3年前にNHKの取材に「干し椎茸、昆布、ホタテの貝柱をちぎって水に入れて、一晩置いておく。翌日に、しょうゆとみりん、お酒だね」と自慢のレシピを披露。「そこに必ず市販のめんつゆのもとを、少しだけ入れないとダメ」と結局、“無難な味”にまとめるあたりに、面白みに欠ける人間性がにじみ出ている。

7681チバQ:2021/11/20(土) 19:10:31
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-782666.html
後藤茂之厚労相は岸田首相誕生の論功行賞で就任…“コストカッター”がコロナ対策を仕切れるのか
2021/11/13 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

後藤茂之厚労相は岸田首相誕生の論功行賞で就任…“コストカッター”がコロナ対策を仕切れるのか

後藤茂之厚労相は記者に激高した過去も(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 後藤茂之厚労相
 (長野4区・衆院7回)

  ◇  ◇  ◇

 コロナ対策を最優先としている岸田政権。後藤氏を厚労相に抜擢したのは「そつがないから」(永田町関係者)だという。

「前任の田村厚労相は自民党内きっての『厚労行政通』ですが、自負心が強く、輪をかけて我が強い河野ワクチン担当相や西村経済再生相との連携がイマイチだった。それに比べ、後藤さんは調整型でチームプレーにたけている。党の厚労部会に所属し、一応、コロナのことも分かっている。しゃべりも安定感があるため、国会答弁もこなせると受け止められたのでしょう」

 総裁選では岸田選対の事務総長代理を務め、岸田首相の勝利に貢献。無派閥ながら入閣適齢期で「論功行賞人事と言える」(前出の永田町関係者)。

■エリート

 1955年、東京都出身。千代田区立番町小学校、同区立麹町中学校を経て、東京教育大付属駒場高から東大法学部に進学。80年、大蔵省に入省。オペラ好き。父親は伊藤忠の商社マン。

■元民主党

 初出馬は96年の衆院選。新進党公認で長野4区から立候補したが落選。2000年衆院選で民主党公認で出馬し、自民前職を破り、初当選した。ところが、03年に離党し自民党に移っている。

 05年の耐震偽装事件が起きた当時、後藤氏は担当の国交省の政務官だった。衆院国交委で耐震偽装を巡る参考人招致が行われ、省内が大わらわになっていた夜、後藤氏は銀座のホステスと「同伴」。現場を写真週刊誌にすっぱ抜かれた。

「記事が出た直後、省内の廊下で記者が後藤さんと歩きながら、冗談交じりに『センセー、書かれちゃいましたね』と声をかけると、顔を真っ赤にして、『君は何て失礼なことを言うんだ』と激高。『器の小さい男だ』と噂になりました」(メディア関係者)

 元官僚で能力は高いようだが厚労相としてふさわしいかといえば微妙だ。後藤氏を知る政界関係者は言う。

「後藤さんはいわゆる『財務官僚』的な人物。話す内容は常に『コストカット』『合理化』です。コロナ禍で苦しむ国民に必要なのは、手厚い支援策です。コストカッターがどこまで国民に寄り添えるか、不安視する人もいます」

 国会で野党に追及され、いきなり激高しなければいいが……。

7682チバQ:2021/11/20(土) 19:11:02
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-783366.html
古川禎久法相 官僚→焼き鳥屋の異色エリートは政界随一の「永ちゃん」ファン
2021/11/16 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

古川禎久法相 官僚→焼き鳥屋の異色エリートは政界随一の「永ちゃん」ファン

異色のエリート、古川禎久法相(C)共同通信社

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 古川禎久法相
 (宮崎3区・衆院7回)

 ◇  ◇  ◇

 総裁選では河野太郎前行革担当相の推薦人に名を連ねた。石破派で2015年の派閥結成時から3年にわたって事務総長も務めたが、総裁選直後の9月30日に退会。無派閥になった途端の初入閣だった。法相就任後、旧竹下派(平成研究会)に入会した。

「もともと実力はあるので初入閣は遅すぎたくらい、党内では、石破派だから冷遇されているとみられていた。1回生議員の時は平成研(当時の橋本派)に所属していたから、元サヤにおさまったということ。今年9月に亡くなった竹下亘会長から『戻ってこないか』と誘われていたそうで、『竹下派、旧竹下派と呼ばれているうちにと思って戻った』と派閥総会で話していました」(平成研関係者)

■ラ・サールから東大へ

 宮崎県串間市生まれ。日本屈指の進学校である鹿児島県のラ・サール中高から東大法学部、89年に旧建設省に入省のエリートコース。大学の同級生に山下貴司元法相、柴山昌彦元文科相らがいる。

「東大でも、同じクラスから3人も大臣になったのは異例。大学時代に古川さんがセッティングした飲み会で、山下さんは奥さんと知り合ったそうです」(東大OB)

 国民民主党の古川元久国対委員長とも縁が深い。同じ1965年生まれで名前は1字違い。50音順で席が決まる東大入試で隣り合わせて以来の仲だ。昨年11月に衆参両院で決議された「気候非常事態宣言」は、この“古古コンビ”が中心となって超党派で取り組み、実現させた。

■永ちゃんファン

 ロック歌手・矢沢永吉の大ファン。10代の頃から続く“矢沢愛”は政界随一で、「永田町矢沢会」の会長を務める。

■苦労人

 20代で建設省を退官後、衆議院議員の政策秘書を務めるほか、東京・目黒で焼き鳥店を経営していたこともあるという異色の経歴。30歳で郷里に戻って国政を目指すが、96年の初挑戦から2度の落選を経験。初当選までに8年かかった苦労人でもある。人物像は「熱血漢」「男気」などの言葉で評されることが多い。

 03年に初当選を果たすも、郵政民営化に反対して05年に離党。無所属で勝ち上がり、06年に復党した。選挙にはめっぽう強い。初当選以来、常に対抗馬の比例復活も許さない圧勝で、今回の衆院選は公務や他候補の応援でほとんど地元に戻れなかったが、前回より得票を増やした。得票率80.7%は岸田首相と並び、全国トップクラス。

7683チバQ:2021/11/20(土) 19:11:32
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-783365.html
若宮健嗣万博・消費担当相は選挙に弱く実績もなし…党員獲得できず罰金200万円の過去
2021/11/16 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

若宮健嗣万博・消費担当相は選挙に弱く実績もなし…党員獲得できず罰金200万円の過去

下駄を履かせてもらったが…(若宮健嗣万博・消費者担当相)/(C)ロイター

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】#6

 若宮健嗣万博・消費担当相
 (東京5区・衆院5回)

 ◇  ◇  ◇

 初入閣して選挙前にゲタを履かせてもらったが、立憲民主党の手塚仁雄都連幹事長に選挙区で敗北した。

「選挙戦は、所属する旧竹下派会長代行の茂木幹事長や安倍元首相、甘利前幹事長や岸田首相など大物が連日、応援に駆け付ける力の入れようでした。現職大臣自らが選挙カーに乗ることは珍しいのですが、SPの黒塗りの車列をゾロゾロと引き連れて選挙区内を回っていました。それほど劣勢に立たされていたように、いかんせん選挙に弱い。入閣できたのも、茂木さんが選挙の弱さを考慮してネジ込んだともっぱらです」(自民党関係者)

 防衛副大臣や外務副大臣を歴任した外交・安保通だが、目立った実績はない。「外交の延長として手掛けやすいという理由から、万博担当に起用された」(官邸関係者)という。

■故・堤清二氏の秘書

 1961年、東京都千代田区生まれ。若宮氏本人いわく、永田町周辺で育ったことで、幼いころから自然と政治に関心が向いたという。慶応中等部から同高校、同大商学部へと進学した“慶応ボーイ”。84年に大学卒業後、旧セゾングループ西武都市開発に入社。88年代表室に出向し、小説家「辻井喬」としても知られたセゾングループ創業者の故堤清二氏の秘書を務めた。

 2005年の衆院選で比例東京ブロック単独で初当選するも、09年は落選。10年に佐藤ゆかり前衆院議員が参院へ鞍替えしたことにより、12年から空白となった東京5区で戦っている。

 選挙期間中は劣勢の焦りが隠せなかったのか、街頭演説で維新の対立候補について「新型コロナウイルスに感染した」と、感染者本人の公表前に発言。コロナ特措法が感染者個人の特定や公表しないよう国や自治体に求めているのに、フライングしてしまった。

■党員集め振るわず罰金

 参院選とのダブル選挙がささやかれていた2016年5月、自民党執行部はゴールデンウイーク明けから党員獲得運動を本格化。「党員1000人」のノルマを達成できなかった所属議員に、不足1人分につき2000円の罰金を科した。当時防衛副大臣だった若宮氏は新規党員を19人しか増やせず、残り981人分に当たる罰金約200万円を請求された。

7684チバQ:2021/11/20(土) 19:12:09
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-783756.html
西銘恒三郎復興、沖縄・北方相はフツーのおじさん 初入閣も消去法で
2021/11/17 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

西銘恒三郎復興、沖縄・北方相はフツーのおじさん 初入閣も消去法で

岸田首相(左)の福島原発視察に同行した西銘恒三郎復興、沖縄・北方相(代表撮影)

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 西銘恒三郎復興、沖縄・北方相
 (沖縄4区・衆院6回)

 ◇  ◇  ◇

 岸田首相の初入閣は沖縄担当相。沖縄担当相は思い入れのあるポストだ。来年、沖縄は日本復帰50年の節目を迎える。当初から沖縄担当相には沖縄選出議員を充てる意向を持っていたようだ。

「とくに西銘さんの力量が評価されたわけではありません。沖縄選出の自民党参院議員は一人もいない。第1次岸田内閣組閣の時は、衆院も西銘さん以外は比例復活。消去法で西銘さんしかいなかった」(地元メディア関係者)

■政治家一家

 父・順治は那覇市長、衆院議員、沖縄県知事を務めた。兄・順志郎は元参院議員。

 上智大卒業後、父の秘書を経て、沖縄県議を4期務めた。2003年の総選挙で沖縄4区から出馬し、初当選。「本人は防衛族を“自任”していますが、どうなのか」と沖縄担当記者は首をかしげる。

■違法疑いの献金

 14年と17年の衆院選の公示前後、辺野古基地建設の関連工事の受注業者から献金。国と契約を結んでいる業者の国政選挙に関する献金を禁じた公選法に違反する恐れがあるとして返金した。

■政治資金でスナック

 大臣就任直後、代表を務める自民党支部が東京・新橋の「ガールズスナック」に合計11万6400円を活動費として支出していたことが報じられた。

 12年の総選挙で普天間基地の「県外移設」を公約に掲げ、当選。ところが、翌13年、辺野古移設を「容認」する変節ぶり。14年の総選挙では小選挙区で敗れた。

「この時の裏切りは生涯忘れません」(辺野古基地に反対する住民)

 17年と今回の10.31総選挙では小選挙区で当選している。他の自民党候補は苦しんでいるのになぜ、西銘は小選挙区で勝てるのか。

「政治家一家の“西銘ブランド”が地元でそれほど効いているわけではない。4区がある沖縄南部は農業や漁業が盛んで沖縄の保守王国とも言われる。自民党には肩で風を切る議員も少なくないが、西銘さんは温厚で親しみやすく、野党関係者にも笑顔で接する。反発を買うような人ではない。ただ、何か仕事をしてくれるとか、実行力を発揮する人ではない。フツーのおじさんです。ソフトな装いをしつつ、辺野古基地建設など政権の方針を粛々と進めるのでしょう」(地元関係者)

 沖縄に寄り添う大臣になれるのか。

7685チバQ:2021/11/20(土) 19:12:41
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-783755.html
金子恭之総務相は風貌のまま地味で朴訥 ただし生真面目で仕事は細かい
2021/11/17 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

金子恭之総務相は風貌のまま地味で朴訥 ただし生真面目で仕事は細かい

風貌のまま…(金子恭之総務相)/(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 金子恭之総務相
 (熊本4区・衆院8回)

 ◇  ◇  ◇

 岸田派所属、当選8回。いわゆる“派閥順送り”による初入閣である。国土交通行政が長く、総務大臣は本人も意外だったらしい。打診された時「私が総務大臣でいいんですか」と岸田首相に聞き返している。

「岸田派に入会したのは2018年と遅く、派内では外様です。でも、岸田さんの信頼は厚い。金子さんの性格は、外見そのまま。地味で朴訥とした田舎のオジサンです。選挙区も山に囲まれている。岸田さんが信頼するのもなんとなく分かります」(岸田派関係者)

■議員秘書16年

 祖父は熊本県議、父は村議会議長。早大在学中から、地元選出の参院議員だった田代由紀男の秘書を8年間やり、その後、やはり熊本選出の衆院議員・園田博之の秘書を8年間、務めている。

 2000年の衆院選に無所属で出馬し、自民候補を破って初当選。以後、8回連続当選している。無所属時代は、自民党の副総裁を務めた山崎拓が面倒をみていた。

 秘書出身だからか、「腰が低い」というのが周囲の一致した評価だ。秘書時代から知る関係者はこう語る。

「生真面目な性格も、質素な生活も、秘書の頃から少しも変わらない。飛行機はエコノミーだし、VIP扱いを嫌がる。慎重な性格で石橋を叩いて渡らない。地元の人が陳情のために上京すると、一緒に役所を回って、一緒に頭を下げている。いまでも“政治の師”と仰ぐ亡くなった園田博之さんに感謝しているのでしょう。大臣就任を打診された時、わざわざ園田さんから譲られたボロボロのネクタイをしていた。ただ、仕事は細かいよ。役所は大変かもね」

■SNS

 風貌からは想像がつかないが、意外にもSNS通。ツイッターを頻繁に更新している。

■甘利グループ

 自民党幹事長を辞任した甘利明が主宰する派閥横断の政策集団「さいこう日本」に参加している。

 初当選直後の2000年、熊本県川辺川ダム事業をめぐり、関連業者が山崎拓幹事長(当時)へ約1000万円を献金し、ほぼ全額が山崎の資金管理団体を通じて金子へ流れていたことが判明し、“迂回献金だ”と問題になった。批判されたことがよほど懲りたのか、その後、ちょっとでも危険な人物や危険なカネから極端に距離を置いているようだ。

7686チバQ:2021/11/20(土) 19:14:47
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-784111.html
末松信介文科大臣は自他ともに認める門外漢 初入閣は来夏改選の“ハク付け”のため
2021/11/18 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

末松信介文科大臣は自他ともに認める門外漢 初入閣は来夏改選の“ハク付け”のため

「時々大声で怒鳴ります」末松信介文科相(C)共同通信社

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 末松信介文科大臣
 (参院兵庫・当選3回)

 ◇  ◇  ◇

「私は末松信介ですよ」

 岸田首相から電話で文科相起用を伝えられ、驚きのあまりこう応じたという。「希望を持ち、感激いたしました」と本人は深イイ話のように語っているが、これほど不安を広げるエピソードもない。主な関心事は地元の道路拡張で、キャリアは国交副大臣など。「子どもは国の宝」が鼻白む。門外漢がネジ込まれた理由は、最大派閥・安倍派の入閣待機組の筆頭格で来夏に改選、選挙対策のハク付け初入閣だ。

■ANA出身

 神戸市西区生まれ。父は兵庫県議で、小学校の文集に「政治家になりたい」と書いた。関西学院大法学部卒業後、ANA入社。4年で退職し、1983年に兵庫県議に初当選。通算6期務めた後、2004年に参院議員に転身。名前は岸信介元首相にあやかったという。

 ホームページのプロフィルに〈時々大きな声でどなりますがにこやかな心を忘れず国政にいつも真面目に取り組んでいます〉と書いてある。

「気に食わないことがあるとカッとなる性格のようで、立場の弱い人には強く出るタイプです。参院の秘書の間では評判が悪く、スタッフを大声で怒鳴り散らすのもしょっちゅうだとか」(自民党関係者)

■細田派コンビ

 19年9月から党参院国対委員長を2期務めた。安倍元首相側近の世耕参院幹事長との細田派コンビで切り盛り。安倍らの意をくみ、菅前首相肝入りのデジタル庁法案の審議を遅らせ、解散権行使のチャンスを狭めた。

 19年に橋本聖子参院議員の講演会であいさつ。橋本について「性格はハッキリ申し上げますと竹を割ったような男前」「何かあった時は怒られますよ。〈末松さん、あなた男でしょ。私にないものを持ってるんだから〉て言うんですけど」と言って会場をドン引きさせた。地元紙の取材に「人柄を端的に言い表す言葉として、親しみとエールを込めて発言したつもりで、女性蔑視の発想はない」と釈明したが、時代錯誤は隠しようがない。

「一言で言うと昭和のパワハラオヤジ。国の行く末を左右する教育行政の責任者になって心配しかない」(与党関係者)

■政治とカネ

 10年参院選をめぐり、1157万円に上る出所不明の寄付金を収支報告書にせず、16年に市民団体から政治資金規正法違反の疑いで刑事告発された。政治資金でエルメスなどの高級ブランドを買っていたことも発覚。

 倫理的にも道徳面でも疑問符だらけの男だ。

7687チバQ:2021/11/20(土) 19:15:23
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-784112.html
二之湯智 国家公安委員長、防災相 引退表明したベテランの「思い出作り」で初入閣
2021/11/18 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

二之湯智 国家公安委員長、防災相 引退表明したベテランの「思い出作り」で初入閣

最後の花道(二之湯智国家公安委員長、防災相)/(C)共同通信社

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 二之湯智 国家公安委員長、防災相
 (参院京都・当選3回)

 ◇  ◇  ◇

 改選を迎える来夏の参院選に出馬せず政界引退を6月に表明。竹下派で、総裁選では岸田首相の推薦人に名を連ねて初入閣を果たすも、「思い出作り入閣」との声も。本人も就任会見で「一部で大臣職を与えていいのかという論調もありますが」と意識していたが、「1年間で一定の成果を発揮したい」と意気込んだ。ちなみに、参院改選組の任期は来年7月25日までで1年もない。

■千枚漬け

 地元の評判は「気のいいオッチャン」。趣味は漬物作り。毎年冬に京都名物の大根の千枚漬けを自作し、「好きなんや、食べてや〜」と市議らに配るのが府連の恒例行事。書道は展覧会に出品する腕前。特定秘密保護法の採決時には「うっかりミス」で反対票に投じた。

 京都市立西京高から慶大法学部に進学。卒業間際に大学の先生に紹介された地元企業をたった1カ月で辞めた。その後、京都選出の前尾繁三郎元衆院議長の秘書に。前尾は岸田が率いる宏池会の2代目会長で、二之湯氏は「政治の出発点。これも何かの縁」と感慨深げに地元紙にコメント。

 野中広務元官房長官を国政初挑戦から後援会事務局長として長年支えた。叩き上げで実力者となった野中を今も政治の師と仰ぐ。

「二之湯さんかて、京都市議5期、全国市議会議長会長などを歴任し、国政に転じた叩き上げ。実力者になれなかったんは何が災いしたんかねえ」(地元関係者)

■元公設秘書は1億円強盗の凶悪犯

 代表を務める政党支部2つと資金管理団体の間で2014年に3件、12年に1件の計610万円以上の「出所不明金」が見つかり、16年に政治資金規正法違反(虚偽・不記載)で告発された。時効だった10年分も含めると全体で1070万円に及ぶ。

 公設秘書(当時)が10年9月、京都市左京区の会社役員宅に共犯者と宅配業者を装って侵入。応対した妻に刃物を突きつけて両手を縛り、金庫にあった現金1億円を奪って逃走。驚くのは犯行後も何食わぬ顔で秘書を続けていたことだ。

「翌年に事務所を辞め、強盗致傷容疑で府警に逮捕されたのは18年です。今年3月、京都地裁は懲役13年の実刑判決を下し、秘書は控訴。この男は15年に兵庫で、16年には島根でも同様の事件を重ねていました」(全国紙社会部記者)

 18年の逮捕当時、二之湯氏は「私生活が派手で注意したことはある」とコメント。全国の警察をつかさどる立場にいながら、事務所で働く凶悪犯を見抜けなかったとは心配だ。

7688チバQ:2021/11/20(土) 19:16:14
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-784437.html
金子原二郎農相は長期政権でも処理できなかった岸田派の“お荷物”…国会でポンコツ露呈の可能性も
2021/11/19 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

金子原二郎農相は長期政権でも処理できなかった岸田派の“お荷物”…国会でポンコツ露呈の可能性も

岸田首相の温情(金子原二郎農相)/(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 金子原二郎農相
 (参院長崎・衆院5・参院2回)

 ◇  ◇  ◇

 衆院議員を5期務めた後、長崎県知事を3期、さらに参院議員を2期務める異色の経歴を持つ金子氏は、数年前から入閣適齢期だったが、安倍・菅政権の約9年間で登用されることはなかった。それだけに、「よほど大きな不祥事を抱えているのか」(永田町関係者)と囁かれていた。

「金子さんの今回の入閣は、派閥会長の岸田首相の温情。来夏の参院選は改選期だが、地元では『不出馬だろう』といわれている。引退間際の“思い出入閣”というわけです」(長崎県政関係者)

■政治キャリア46年

 1944年、長崎県北松浦郡(現・平戸市)生まれ。68年、慶大文学部を卒業し、日本水産に入社。83年、農相などを務めた父・岩三氏の引退に伴い、衆院旧長崎2区から自民党公認で立候補し、当選した。98年に衆院議員を辞職し、長崎県知事選に無所属で立候補し、当選。2010年2月まで3期にわたり務め、辞職。その後、参院長崎選挙区から出馬し、また当選。政治キャリアは実に約46年にも上る。

 過去に「政治とカネ」を巡る疑惑が度々、問題視されてきた。

 県知事だった06年、長崎県庁が納入業者に物品を架空発注し、業者側に代金をプールさせるなど裏金づくりをやっていた問題が発覚。金子氏は、裏金づくりに加担していた企業から献金を受領していた。

 参院議員に転じた11年には、県の諫早湾干拓事業を巡り、金子氏の長女が取締役を務める企業が、実績が乏しいにもかかわらず入植者として選ばれていた問題が噴出。調査のため、県議会では百条委員会が設置され、金子氏は出頭を求められたが、拒否し続けた。百条委は証人不出頭で長崎地検に告発したが、不起訴処分となった。

■参院予算委員長

 20年3月の参院予算委で、当時の森雅子法相が「東日本大震災の時、検察官が福島県いわき市から最初に逃げた」とトンデモ答弁。予算委員長だった金子氏が「極めて遺憾」とビシッと指摘すると、野党から「バランス感覚の優れた人だ」と評価する声が上がった。

 一時は行政の長を務めただけに政策通かと思いきや、そうでもない。

「金子さんは水産業のエキスパートだが、農業は知識不足。過去、秘書や事務所職員が政策などについてレクしても、全然理解できないことがあった。国会で質問されると“ポンコツ”を露呈しておかしくありません。キレやすい性格でもあるため、格好の的になる可能性があります」(永田町関係者)

“思い出入閣”させた岸田首相は痛い目に遭いそうだ。

7689チバQ:2021/11/20(土) 19:16:44
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-784436.html
林芳正外相は政界入り時から「いつか総理」に強い野心…公用車でセクシーヨガ通いの過去も
2021/11/19 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

林芳正外相は政界入り時から「いつか総理」に強い野心…公用車でセクシーヨガ通いの過去も

ついに、衆院議員(林芳正外相)/(C)共同通信社

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】

 林芳正外相
 (山口3区・衆院1・参院5回)

 ◇  ◇  ◇

 岸田派ナンバー2の座長を務める。外相だった茂木氏を幹事長にした時から、岸田首相は林氏を後任に決めていたが、安倍元首相と麻生副総裁は「日中友好議連会長」を理由に反対。それを岸田首相が押し切って指名されると、すぐに議連会長を辞任した。安倍元首相が林外相に難色を示したのは、地元・山口で長年の敵対関係にあるからなのは想像に難くない。

 2012年の総裁選に参院議員ながら出馬。念願の鞍替えかなって衆院議員になり、一気に「ポスト岸田」に躍り出た。

「政界入りした時から『いつかは総理』の強い野心があった。政策通で留学経験もあり英語が堪能。自信家なのは茂木さんとそっくりだが、茂木さんほど党内で嫌われていない。優秀すぎて人間味に欠けるところがあるものの、財界などエスタブリッシュメントには支持者が多い」(永田町関係者)

 通算6度目の入閣。

■山口の名家

 高祖父は貴族院議員、祖父は衆院議員、父は林義郎・蔵相という4世議員。東大法学部を卒業後、三井物産を経て実家のサンデン交通に入社。94年に米ハーバード大行政大学院を修了。一族の家業であるサンデングループは、バスやタクシーから福祉、飲食、不動産も手掛け、下関で絶大な影響力。

 裕子夫人も東大卒で博士号を持ち、現在は山口大学大学院の特命教授。ちなみに林氏の祖父と父も東大卒。

■音楽好き

 絶対音感を持ち、抜群に歌がうまいらしい。ギターやピアノも弾きこなす。自民党有志のバンド「Gi!nz(ギインズ)」のメンバー。

 文科相だった18年4月、「白昼堂々、公用車でセクシー個室ヨガ通い」と週刊文春に報じられた。「公務と公務の間でルールにのっとったもの」「一般的なヨガのレッスンとマッサージを受けていた」と釈明したものの、加計学園がらみの文科省の文書が国会で問題となっていた時期だけに、「誤解を招き申し訳ない」と陳謝した。

 くだんのヨガスタジオの経営者の元グラビアモデルがその後、日刊ゲンダイの「あの人は今こうしている」に登場、林氏についてこう語っていた。

「紳士的な方で、セクハラも皆無。レッスン料はご自分のお財布から出してらっしゃいました」

 だが、“公私混同”の前科は山ほど……。

■政治資金でナイトスポット

 資金管理団体「林芳正を支える会」の政治資金収支報告書の13〜16年分には、カラオケや高級クラブ、キャバクラ、ガールズバーなどへの支出がズラズラ。生演奏でカラオケが楽しめる店には4年間で計26回、400万円以上使っていた。自慢の歌唱力を披露するためだったのか。

 政治資金の不適切な使途ではないかと、日刊ゲンダイが指摘すると「法令に従い適正に処理し、報告している」(事務所)と強弁していたが、18年以降の報告書にナイトスポットらしき店は登場しなくなった。

7690チバQ:2021/11/20(土) 19:20:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5a19c11c7ff3093d31f8b80690e57ffeeb5091c
中谷首相補佐官は“民族弾圧常習犯”に「寄り添う」のか 「制裁法には慎重」な構えとの報道も 就任早々「白旗」の残念な所業
11/20(土) 16:56配信

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夕刊フジ
 【有本香の以読制毒】

 私事だが、9カ月にわたり編集を手がけてきた百田尚樹著『日本国紀[新版]』(幻冬舎文庫)が17日、発売された。同時に、全国の大型書店で売り上げトップとなり、即日に重版が決まって、いまホッとしている。

 3年前に刊行された単行本『日本国紀』(幻冬舎)は65万部のベストセラーとなったが、今回は書店への客足が減ったコロナ禍での発売である。しかも、大幅に加筆したとはいえ既刊本の文庫化という位置づけでもあり、売れ行きが心配ではあった。

 ひとまず好結果を得たのには、夕刊フジ読者の応援も小さくなかったと思う。この場を借りて御礼申し上げたい。

 3年前に続いて、『新版』もまた、発売のちょうど1カ月前にはネット書店で予約が開始され、その日のうちに、最大手アマゾンで売上ランキング総合1位に躍り出た。ただし今回、版元の幻冬舎は落ち着いたもので、私の目から見ると、慎重な構えという印象すらあった。

 この一因は、前回の発売と同時に激しい「アンチ日本国紀」活動が始まったことにあろう。作品はもちろん、著者や編集担当の私に加え、版元も不当な攻撃を受けた。

 今振り返っても、3年前の「アンチ日本国紀」活動は常軌を逸していたといえる。主導したのは、いわゆる左派文化人らだったが(=一部の保守系人士も攻撃に加勢した)、本そのものや著者、編集者である私にケチを付けるだけでは足らず、特定の大型書店に対する「不買運動」まで起こされたのには驚いた。

 さらに驚いたのは、その「アンチ」勢のなかに、与野党の国会議員が混じっていたことである。

 イデオロギーの左右を問わず、こういう人間に権力を持たせたら、たちまち国民の「表現の自由」を抑圧するだろう。そう思うと、私はむしろ勇気が湧いた。日本を守ろうと命をかけて戦った幾多の先人を思えば、あるいは隣の国で、悪魔のごとき圧政者と戦うウイグル人やチベット人を思えば、「アンチ」の嫌がらせなど蚊の羽音にも劣る。

 一方、『日本国紀[新版]』を読み返すと、改めて、いまの日本の政治家の不甲斐なさを思い知る。私たちはつい、「野党議員に比べたら自民党の議員はマシ」などと思いがちだが、この甘やかしは禁物である。

 折しも、岸田文雄政権が鳴り物入りで任命した「国際人権問題担当の首相補佐官」の中谷元氏が、「制裁法には慎重」な構えだと報じられた。

 中谷氏は「一方的に価値観を押し付けて制裁するやり方も一つだが、寄り添って問題を解決する役割を日本は期待されている。紛争を助長したり、事を荒立てたりするのがすべてではない」(15日夜のBS日テレ番組)と述べたそうだが、民族弾圧常習犯のどんな価値観に「寄り添う」というのだろうか。

 今年春頃には中谷氏は、「人権外交を超党派で考える議員連盟」の共同会長として、「日本版マグニツキー法」(人権侵害への制裁法)の制定を訴えていたと記憶しているが、あれは何だったのか。立場が変われば、威勢のいいことは言いにくいというのかもしれないが、私が理解できないのは、なぜ就任早々、自らの限界をわざわざ表明するのか、だ。

 畏れながら、中谷氏にはぜひとも、『日本国紀[新版]〈下〉』の154ページからのくだりをお読みいただきたい。そこには、1919年、第一次世界大戦後の「パリ講和会議」で「国際連盟」の設立が話し合われた席上、日本が、「人種差別禁止」の規約を入れるよう主張した旨が書かれている。

 欧米列強が、有色人種の地であるアジア・アフリカの大半を植民地としていた当時、これを主張することがいかに勇気の要ることだったか。この崇高な先人の振る舞いに比して、新任補佐官の「早々の白旗」は誠に残念な所業と映るのである。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。

7691チバQ:2021/11/21(日) 20:30:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8444a50e96de881f7b2ff59cc433e21ee8400d10
【点描・永田町】揺れ動いた末の「茂木幹事長」
11/21(日) 18:32配信
時事通信
就任の記者会見をする自民党の茂木敏充幹事長=4日、東京・永田町の同党本部

 第49回衆院選は底力を発揮した自民党が単独での絶対安定多数(261議席)確保で勝利したが、党運営の要の幹事長だった甘利明氏が小選挙区で敗北した責任を取って辞任したことが、岸田文雄首相(党総裁)にとって手痛い打撃となった。


 首相は素早く投開票の翌日夕に茂木敏充前外相を後任に起用し、党内の混乱を防いだ。茂木氏は主流派の旧竹下派会長代行で、党4役の選対委員長も経験しており、「政権運営の安定化を狙った安全優先の人事」(自民幹部)だ。ただ、投開票日の10月31日にはメディアの自民党の議席獲得予測が時間帯ごとに大きく変動したため、「茂木氏起用は、首相が当初の敗北不安から最終的な勝利による自信へと心境が揺れ動いた末の決断」(周辺)だったのが実態だ。

 岸田首相は選挙翌日の1日夕、甘利氏が過去に例のない現職幹事長の小選挙区敗北・比例復活となった責任を取って辞任の意向を示したことを受け、茂木氏を後任とする人事を決めた。衆院選結果が確定してから、わずか半日での決着だ。ただ、首相が甘利氏辞任への危機感を強めたのは、投開票日の午前中。その時点での甘利氏の出馬している神奈川13区の出口調査などで、同氏が野党統一候補の立憲民主新人にかなりの差をつけられていたからだ。比例復活も危うい状況で、もし落選すれば「辞任確定」となるだけに、当座しのぎでの麻生太郎副総裁の兼務案も浮上した。その後、夕刻までの出口調査結果で甘利氏も盛り返し、比例復活の可能性が強まった。ただ、その段階では自民単独過半数も危ういとの予測で、首相周辺では「参院選に勝てるアピール力」「党を仕切れる即戦力」との二つの判断基準で茂木氏も含め2、3人の後任候補が浮上していた。
◇アピール力で福田達夫氏も浮上
 参院選でのアピール力優先の場合、河野太郎広報本部長高市早苗政調会長に加え、党改革や派閥支配排除の観点から福田達夫総務会長の昇格案も浮上した。

 しかし開票が進むにつれて、自民が単独過半数(233議席)や安定多数(244議席)というハードルを越え、絶対安定多数確保という「勝利」が視野に入った段階で、首相も「人事で奇策を弄(ろう)する必要はない」(側近)との判断に傾いた。ただ甘利氏が首相に直接、「責任を取りたい、進退は総裁に預ける」と伝えた際、首相は対応を留保した。政権を支える麻生氏や安倍晋三元首相を納得させられる党内バランス重視で判断することにしたからだ。

 甘利氏は麻生派の大幹部で安倍、麻生氏と合わせて「3A」と呼ばれる実力者だけに、麻生氏は「自民党勝利の功労者はあなただ」などと慰留を続けていた。しかし、党内は甘利氏の政治とカネの問題が選挙戦に影響したとの判断から、「選挙戦の司令塔なのに、小選挙区で敗れたのは幹事長失格」(若手)との声が多数派だった。このため、首相は1日午後の総裁会見でも意思表示を避け、甘利氏と長時間密談した上で茂木氏起用を決めた。「甘利氏の意向を尊重することで、麻生、安倍両氏にも配慮して見せる政治的演出」(自民幹部)だったとみられる。

 一方、茂木氏にとって「幹事長は喉から手が出るポスト」(自民幹部)。同氏は就任要請に驚いて見せたが、前日深夜に党本部で、梶山弘志幹事長代行と密談する姿も目撃され、「機を見るに敏な茂木氏の売り込み」(自民幹部)との臆測も広がっていた。9月の総裁選不出馬も「岸田氏に恩を売る狙い」(旧竹下派幹部)とされ、幹事長就任は次期総裁選出馬への踏み台となるだけに、永田町では「結果的に、茂木氏にとって渡りに船の状況になった」(同)との見方が支配的だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」11月15日号より】。

7692チバQ:2021/11/22(月) 11:43:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2b00c46ba5940becff5bba0f9f0928110aa3212
「惨敗」甘利明前幹事長がメディア立入禁止の会議で語った恨み節
11/22(月) 11:02配信

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FRIDAY
11月5日、朝懇の会場から出てきた甘利氏。本誌記者が直撃しても、けっして目を合わせようとしなかった 撮影:等々力純生

「麻生(太郎)副総裁からは『党全体は勝ったのだから辞めるべきではない』と慰留されたんです。しかし、これ(辞任)は政治家としての私の矜持(きょうじ)です」

【画像】セコすぎる…!甘利幹事長「祝いの胡蝶蘭」使い回し疑惑

11月5日、東京・永田町にあるホテルの宴会場でそう語ったのは、自民党の前幹事長・甘利明氏(72)。甘利氏が10月31日の衆院選で、小選挙区で落選したのはご存じの通りだ。全国紙記者が語る。

「幹事長といえば『選挙の総責任者』であり、選挙期間中は自分の選挙はそっちのけで全国の選挙区に応援に回る立場です。現役幹事長の落選は’96年に小選挙区制が導入されて以降、初めての事態です」

甘利氏は比例区では復活したものの、この”惨敗”を受け、11月4日に幹事長を退任。本誌は10月1日に幹事長に就任した甘利氏が、お祝いに送られた胡蝶蘭を、他の議員たちへの祝い花として使い回していたという疑惑を報じた。それからわずか1ヵ月ほどで、幹事長の座を追われることとなった。そんな甘利氏が退任の翌日にホテルの宴会場で熱弁をふるっていたのだ。会の出席者が語る。

「この日、甘利さんによる朝食勉強会、いわゆる『朝懇』が開かれていたのです。会には支援者や企業人など200名ほどが出席していました。通常、こうした朝懇では、本人は冒頭の15分ほどだけ話し、その後は講師として呼ばれた他の議員などがメインで話すというケースが多い。しかしこの日、甘利さんは60分ほど話し続けていました」

よほど話したいことが溜(た)まっていたのだろう。甘利氏は選挙戦を振り返り、こうグチった。

「敗因は日本中からの落選運動です。共産党などによってフェイクニュースをSNSで拡大され、全戸にチラシ配布するなどの運動をされたんです。序盤戦からマイナス15%の差をつけられ、巻き返せなかった。あの差を巻き返せるのは、神奈川では河野太郎と小泉進次郎ぐらいしかいないでしょう」

自身の小選挙区落選を散々報じられたことでストレスが溜まったのか、甘利氏の矛先はマスコミへと向かった。

「今回の組閣で、これまで『チーム甘利』としてがんばってきたメンバーが主要なポジションを占めました。こう言うと、またマスコミはすぐに『甘利人事』と書くんです。最近のマスコミは劣化していて、揚げ足取りばかり。マスコミが視聴率ばかり見て仕事をしないように、スポンサーである企業は、報道、放送の質をしっかり見てほしい」

そう甘利氏はグチり続けたが、自民党内からは反対に甘利氏へのグチが止まらないという。自民党関係者が語る。

「選挙期間中に甘利氏が自民党の職員を自分の選挙区の『電話作戦』に駆り出していたと報じられ、ひんしゅくを買いました。しかし、それだけではないのです。自民党には、党が所有している選挙カーがあるのですが、甘利さんが選挙期間中にそれを自分の選挙区に持っていってしまった。『幹事長とは思えない』と不満の声があがっているのです」

朝懇が終わった後、会場前で甘利氏を直撃した。

――フライデーです。

そう声をかけると、甘利氏は「えっ」と言って目線を逸(そ)らし、出口へ向かって歩き出した。

――選挙期間中に甘利さんが自民党の選挙カーを使ったことで他の候補者が困ったという話がありますが。

「いや、ほとんど使ってないですね」

――党職員を「電話作戦」に使ったという話もあります。

「使ってないですね」

終始、本誌記者のほうを見ようとはせず、足早に車に乗り込んでいった。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏が話す。

「小選挙区での落選はさまざまな要因がありますが、最たるものはUR口利き疑惑というスキャンダルがありながら、説明責任を果たしていないと有権者が感じたことでしょう。政治とカネの問題の説明責任について自ら問い直さないと、復権のチャンスが巡ってきても、表舞台に立つのは厳しいと思います」

グチるのではなく、自分の敗戦ときちんと向き合うべきだろう。

「FRIDAY」2021年11月26日号より

FRIDAYデジタル




7693チバQ:2021/11/22(月) 20:26:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/f34f6082c3794bce70bceea50b1ddfc941bb9c5f
小泉・森山両氏、そろって自民党総務会の要職に 「菅カラー」強め、安倍派けん制? 
11/22(月) 20:01配信


カナロコ by 神奈川新聞
自民党総裁選に出馬した河野氏への支援呼び掛けでJA全中を訪ね、記者団の取材に応じる小泉氏(右)と森山氏。党総務会でコンビが復活する=9月22日、都内のJA全中本部(石川泰大写す)

 自民党総裁選で河野太郎氏(衆院神奈川15区)を支援した小泉進次郎前環境相(同11区)と森山裕前国会対策委員長がそろって同党総務会の要職に就いた。菅義偉前首相(同2区)のカラーが強い「森泉コンビ」の復活には、岸田文雄首相の安倍晋三元首相をけん制しようという思惑ものぞく。

 福田達夫総務会長が当選4回と経験が浅いことからサポート役に注目が集まっていた。16日付で森山氏はナンバー2の会長代行、小泉氏はナンバー3の会長代理に就いた。河野氏支援のため全国農業協同組合中央会(JA全中)など諸団体を一緒に回る中で「森泉」とも評された間柄だ。

 福田氏は同日の会見で森山氏の起用を「総務会に重みをつけていただく」、小泉氏については「当たり前のことを当たり前として言ってもらう」と説明。同党によると共に岸田総裁枠での指名という。菅氏側近の坂井学前官房副長官(同5区)も総務会メンバーに起用された。ちなみに菅氏は党総務会メンバー入りを足掛かりに森山氏らへ人脈を広げ、政権首脳へと上り詰めている。

神奈川新聞社

7694チバQ:2021/11/23(火) 08:13:31
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211122X188.html
「夜の銀座」松本氏復党に抗議=「大義なし」と自民神奈川県連
2021/11/22 17:53時事通信

 緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブに出入りしたことが発覚して離党した松本純・元国家公安委員長の自民党復党に関し、地元神奈川県連の土井隆典幹事長らは22日、党本部を訪れ、「復党に大義はない」などとする抗議文を提出した。茂木敏充幹事長らは不在で党職員が対応した。

 麻生太郎副総裁の側近で知られる松本氏は、10月の衆院選で神奈川1区から無所属で出馬したが落選。党本部は16日に復党を了承したが、県連が反発していた。

 県連は抗議文で「あまりにも地方組織を軽んじており、党本部の決定には納得できない」と執行部を批判。提出後、土井氏は記者団に、松本氏から届いた復党願の扱いについて「どうするかはわれわれの手にある」と述べ、県連への復帰は認めない構えだ。

7695チバQ:2021/11/23(火) 08:14:15
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021112200052.html
安倍氏の「焦り」にじむ? 30年ぶりに安倍派復活 岸田首相は外相人事で「最大の牽制カード」
2021/11/23 08:00AERA dot.

安倍氏の「焦り」にじむ? 30年ぶりに安倍派復活 岸田首相は外相人事で「最大の牽制カード」

清和政策研究会(安倍派)の会長に就任し、細田博之氏(左)とグータッチをする安倍晋三元首相/11月11日、東京・永田町の自民党本部

(AERA dot.)

 自民党最大派閥の領袖に安倍晋三元首相が就き、30年ぶりに「安倍派」が復活した。その狙いや思惑はどこにあるのだろうか。AERA 2021年11月29日号の記事を紹介する。

*  *  *

「予想以上に票を伸ばした維新には驚いたが、総選挙での快勝は自民党が勝ったというよりも、立憲民主党が負けすぎた。今回は与野党1対1の構図の選挙区で自民の候補者が競り勝ったが、これは候補者が悪ければ同じ論理で負ける」

 自民党のベテラン議員はそう言って、公示前の276議席から数こそ減らしたが、それでも261議席(追加公認を含む)を死守し、自民・公明の両党で過半数を維持した解散総選挙を振り返った。

■記憶に残っている間に

 選挙の「顔」だった岸田文雄首相は胸をなで下ろした格好だが、自民党内には岸田政権は長期政権にはならないという見方が多い。最大の理由は「危機管理」への懸念だ。

「岸田さんは、それこそ平時であれば人の話も聞くし、ある意味安定している。けれどもコロナに限らず非常時の大胆な決断ができるかというと、そこは岸田さん率いる宏池会では不安がある。乱世には、例えば命がけで憲法改正を成し遂げ、日本を守るという覚悟を持ったリーダーの誕生が望まれる」(前出の自民党ベテラン議員)

 岸田首相率いる宏池会でなければ誰なのか──。

 そんな中、自民党最大派閥の会長に安倍晋三元首相が就任した。これまでは「細田派」であったが、名実ともに「安倍派(93人)」の誕生だ。安倍氏が所属する政治グループは、父・晋太郎氏も率いた「清和政策研究会」。旧称「清和会」だ。このタイミングでの「安倍派」誕生には、アベノミクスに代表される首相時代の実績が国民の記憶に残っているうちに、自分の派閥から次期総裁を誕生させ、党内での政治的プレゼンスを高めたいという思惑があるようだ。安倍元首相本人の「焦り」も滲(にじ)む。

「総裁選では派閥外の高市早苗政務調査会長を政治観が近いという理由で推したが、細田派(当時)では一致できなかった。名実ともに派閥の長となった今、高市氏を派閥復帰させるのではないか、という噂がある。しかし、萩生田光一経済産業相や西村康稔前経済再生相など、直筋の候補者もいるので簡単にはいかないだろう」(自民党関係者)

■「特効薬」か「劇薬」か

 その一方で安倍氏には時間が経過しても拭いきれない疑惑がつきまとうのも事実だ。東京地検特捜部は18日、「桜を見る会」前日に開催された夕食会をめぐり、会場のホテルが発行した領収書を破棄したなどという政治資金規正法違反の疑いで配川博之元公設第1秘書(62)を嫌疑不十分、元会計責任者は起訴猶予とし、それぞれ再び不起訴処分にした。しかし、安倍氏本人は今も検察審査会の議決に基づき再捜査が進められている。

「この疑惑さえなければ、3度目の総裁選出馬もありと本人も周囲も思っている。そして、何としてでも自分の手で改憲を達成し、憲法9条の条文に手を入れたいという執念は衰えていない。岸田氏にはその覚悟と胆力は絶対にないと腹では笑っている」(安倍派中堅議員)

 対する岸田首相は安倍氏の影響力を一定程度に封じ込め、つかず離れずの関係で、安倍派に対して角の立たない安全運転を模索している。岸田首相が安倍氏と同郷で敵対する林芳正氏を外相に抜擢(ばってき)した人事は、岸田首相が持ちうる最大の牽制(けんせい)カードを切った格好だと、前出のベテラン議員は分析する。

「菅前首相は最大派閥が手を引いたことで見事に転覆した。それを見せつけられている岸田首相にとって安倍氏は無視できない存在。しかし肩入れし過ぎると国民からは政権そのものがダーティーな目で見られる」

 いずれにしても、党内最大派閥の長となっても、しばらくは政治の表舞台での直接的な振る舞いは難しい。安倍派は自民党の党勢拡大の「特効薬」か、それとも「劇薬」か。(編集部・中原一歩)

※AERA 2021年11月29日号

7696チバQ:2021/11/23(火) 15:20:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6670280041da96e8a6507dacf48e441b2b6ef6a7自民 改憲に前のめり 維新に便乗か 積極発信
11/23(火) 11:21配信

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北海道新聞
衆院選 主要な争点にならずも
憲法改正を巡る各党党首らの衆院選後の主な発言

 政府・自民党内で衆院選後、憲法改正に積極的な発言が目立っている。衆院選では主要な争点にならなかったが、躍進した日本維新の会などから改憲に前向きな発信が増え、便乗しているとみられる。新型コロナウイルス禍を踏まえ、「緊急事態条項」の創設を優先する意見が出ているが、専門家は「ムードに流された拙速な議論はすべきでない」と指摘する。

サケ漁権利 国際法や憲法も根拠 アイヌ民族訴訟で原告側

ハト派とされる首相の下「むしろやりやすい」
 「党においては党改革と憲法改正が重要なテーマ。国会の議論を促すためにも、世論に対する働きかけも重要だ」。岸田文雄首相は19日の内閣記者会のインタビューで改憲への意欲を鮮明にした。

 首相は先の衆院選の街頭演説で改憲にはほとんど触れなかったが、選挙後は一転して積極姿勢を強めている。自民党の改憲4項目《1》自衛隊明記《2》緊急事態条項の新設《3》参院選「合区」解消《4》教育充実―については「4項目同時にこだわるものではない」とも明言。茂木敏充幹事長はコロナ対応で緊急事態宣言が繰り返されたことを踏まえ、内閣が国会審議を経ずに政令を制定できるなどの緊急事態条項の議論を優先する考えを示した。

山花氏落選の立憲「中ぶらりん」
 自民は党組織「憲法改正推進本部」を「憲法改正実現本部」に改称し、世論喚起に力を入れる考え。安倍晋三元首相の下では野党の反発も強かったが、ハト派とされる首相の下では「むしろやりやすい」(自民関係者)との思惑も働く。

 一方、改憲に慎重な立憲民主党は、憲法問題の中核を担った山花郁夫憲法調査会長が落選。代表選もあり、「党の対応は中ぶらりんの状態」(党中堅)だ。

 北星学園大の岩本一郎教授(憲法学)は、国会審議を経ずにコロナ対策が国民理解を十分に得ないまま進められた点に問題があるとして「コロナ対応を十分検証しないまま、雰囲気で改憲を進めようとしていないか、国民は注意深く見ていく必要がある」と指摘した。

7697チバQ:2021/11/23(火) 15:21:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/752ae61045903f72ef91ade1cb38ada19cbce04e「夜の銀座」松本純氏の自民復党に猛抗議 神奈川県連幹事長の“安倍、麻生何するものぞ”
11/23(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
銀座豪遊を謝罪する松本純氏(中央。時事通信フォト)

 自民党神奈川県連は11月22日、党本部が松本純・元国家公安委員長の復党を了承したことをめぐり、「強い憤りを感じている」とする茂木敏充・幹事長宛ての抗議文を提出した。県連の土井隆典・幹事長は提出後、「やり方に問題がある。地元を無視した形だ」と憤りをあらわにした。

【写真】マスクを外し、笑顔を見せて話す麻生太郎氏と安倍晋三氏。地元から2人の総理経験者に物言いがついた。

 松本氏は緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在したとの『週刊文春』の報道を受け、今年2月に離党。先の衆院選では無所属で神奈川1区から出馬したが、有権者の支持を得られず落選した。禊ぎに失敗した形だが、にもかかわらず党があっさりと復党を認めた背景には、松本氏の後ろ盾となっている麻生太郎氏と安倍晋三氏の影響力があると語るのは、自民党関係者だ。

「松本さんは麻生さんの最側近で、麻生さんの盟友である安倍さんとも親しい。麻生さんと安倍さんは他の自民党候補から応援入りの要請がありながら、真っ先に無所属である松本さんの応援に駆けつけました。安倍さんは選挙前の9月には『松本純チャンネル』という松本さんのYouTubeチャンネルに登場し、対談で“純ちゃん頑張れ”と後押ししていた。2人は選挙で禊ぎをさせた上で松本さんを復党させる計画でしたが、落選してもその考えに変わりはなかったようです」

 しかし、2人の首相経験者が主導したはずの復党計画に、神奈川県連はNOを突きつけた。先頭に立つ土井幹事長は、小泉純一郎・元首相の秘書を12年務めた後、1999年の統一地方選挙で県議会議員に初当選して以来、県議一筋。神奈川のことは誰よりも詳しいという自負から、首相経験者にも臆するところがない。神奈川県連関係者は語る。

「土井幹事長は先の総裁選に向けて菅義偉・前首相の進退が窮まった際にも、『何とか支えたい気持ちもあるが、目の前の衆院選を勝つにはどうするか考えないといけない』として、『県連としては菅さんを頼むという運動をするつもりは一切ない』と言い切りました。地元の支持すら失ったことが明らかになり、菅さんが総裁選出馬を断念するきっかけとなりました。

 今回の行動も、地元・神奈川を思っての、止むに止まれぬ行動でしょう。小泉元首相からケンカの仕方を教わった土井幹事長には、菅さんに進退を突きつけたように、今回も『安倍、麻生何するものぞ』という気概が見えます。いくら相手が総理経験者とはいえ、民意と離れた行動を取っては神奈川県連が危うくなるという懸念が大きいようです」

 神奈川県連のほかにも松本氏の復党には党内に不満の声があり、麻生・安倍両氏にも「他の候補そっちのけで応援に入り、そのうえ落選したのに復党させようとするのは筋が通らない」と批判の矛先が向いている。一筋縄ではいきそうにない。

7698チバQ:2021/11/23(火) 22:23:59
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_IUMKG4YVYNKRTDSGS3BVSXCDVY.html
首相主導「官邸外交」着々 林氏起用・各国にパイプ
2021/11/23 18:11産経新聞

首相主導「官邸外交」着々 林氏起用・各国にパイプ

(産経新聞)

岸田文雄首相が「官邸主導」外交に意欲を見せている。先々代の安倍晋三政権は安倍氏や官邸官僚が外交をリードしたのに対し、先代の菅義偉政権は「外務省主導」の色彩が強かった。首相は外相の連続在任期間が戦後最長で、各国に人脈もある。岸田派(宏池会)ナンバー2で信頼を置く林芳正外相を起用するなど、岸田外交の地盤固めに向けた布石を着々と打っている。

「外交は官邸主導でやったらいい」。首相は就任後、外相としてつかえた安倍氏にこう助言された。平成24年に発足した第2次安倍政権は官邸が外交を牽引(けんいん)。安倍氏は米国のトランプ前大統領やロシアのプーチン大統領ら首脳と信頼関係を構築し、「自由で開かれたインド太平洋」構想などを推し進めた。

同時に外交・安全保障の司令塔を担う国家安全保障局(NSS)の局長に、信頼が厚い警察庁出身の北村滋氏を抜擢(ばってき)する異例の人事を断行。対露、対中国外交では首相秘書官を務めた今井尚哉氏ら経済産業省出身の側近が存在感を見せた。

これに対し、菅政権は、ボトムアップ型の「外務省主導」外交に回帰。NSS局長も外務省出身の秋葉剛男氏に代えた。新型コロナウイルスの感染拡大もあり、安倍政権のように官邸が外交で存在感を発揮する場面は少なかった。

首相は連続で戦後最長の4年8カ月にわたって外相を務め、安倍氏同様、海外の首脳らに知己が多い。

今月2日には初外遊で英国を訪れ、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)首脳級会合に出席。同じく外相経験者で、会談を重ねたジョンソン英首相から歓待を受けたほか、各国首脳に囲まれて人だかりができる場面もあった。同盟国の米国に関しても外相在任時は民主党のオバマ政権だったため、バイデン政権で大統領特使(気候変動問題担当)を担うケリー元国務長官をはじめパイプがある。

首相も周囲に「外交は4年8カ月やってきた自負がある。『官邸主導』の外交をやりたい」と語る。自らに近い林氏を外相に起用したのも、外務省を掌握し、官邸と一体で外交を進める意欲の表れだ。

一方で、安倍政権下で今井氏や北村氏が果たした役割を誰が担うのかは不透明だ。首相のリーダーシップで外交を展開するための官邸の体制づくりが今後の課題となる。(永原慎吾)

7699チバQ:2021/11/24(水) 13:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/d33bb1dd03456d4f18ead9a2876b1d8861da42f3
第2次岸田内閣「公明・高市・小石河」全方位対応で「ガラスの政権内バランス」
11/24(水) 12:21配信

新潮社 フォーサイト
政調会から仕掛けられる「政争」
新潮社 Foresight(フォーサイト)

第2次内閣組閣を終えた今月10日夜、岸田文雄首相は官邸で約1時間に及ぶ記者会見に臨んだ。子育て世帯への10万円相当給付などの福祉から新型コロナウイルス対策、防衛力強化、憲法改正まで言及。「左から右まで」幅広く取り揃えた「オールラインナップ」の内容には、その背後に様々な思惑や力学が透けて見える。

連立を組む公明党への配慮、次期宰相の座を窺う高市早苗・自民党政調会長といったライバルの懐柔と牽制、安倍晋三元首相らのつなぎ止め――。岸田首相が長期政権を手にするには来年の参院選勝利が必須だが、それまで均衡を保てるか。9月の総裁選を争った河野太郎・自民党広報本部長や、河野氏とタッグを組んだ石破茂元幹事長、小泉進次郞前環境相を指す非主流派「小石河連合」への有権者の好感度も健在だ。

 会見ではまず「数十兆円規模の経済対策」の中身、特に「年収960万円を超える世帯以外への18歳以下の子ども1人当たり10万円相当の支給」が注目された。公明党が衆院選で「一律支給」を打ち出したのに対し、自民は所得制限を設ける方向で調整を進めたからだ。このプランは19日に自民党案の形で決着するが、ある政府関係者によれば、岸田首相は当初、所得制限なしも選択肢に入れたという。理由は公明党への配慮に他ならない。

衆院選で接戦・劣勢と判定された小選挙区の多くで自民候補が競り勝てたのは、選挙戦終盤、自民票の上積みにフル回転した公明党の存在があったからだ。与党筋の一人は「ある小選挙区では間違いなく劣勢と思っていたのに、結果は逆転勝利で驚いた。公明党支持の厚い地域なので、公明票が貢献したに違いない」と話す。こうした事情から、政府、自民党の一部には公明案の「丸吞み」もやむなしとの雰囲気があった。

だが、それに立ちはだかったのが高市政調会長だ。高市氏は「自民党公約は困っている方々に対する支援」との趣旨を内外で述べ、公明案は呑めないとの考えを強調した。総裁選で安倍元首相の支援を受けて立候補した高市氏は、決選投票では岸田氏支持に回っている。しかし岸田政権成立後、高市氏自身こそ政調会長ポストを得たものの、陣営を支えた他の実力派議員らの要職起用は大方の予想を下回った。目立つのは文部科学相から横すべりした萩生田光一経済産業相、留任した岸信夫防衛相らに止まり、一連の人事は「安倍外し」とさえ報じられた。

こうした伏線があり、公明案に対する高市氏の強硬姿勢については「自身の存在感を強調しているのではないか」(与党筋)との見方がある。一連の人事への意趣返しや「ポスト岸田」を意識した発信との見立てだ。ある与党議員は「公明側と協議したのは茂木幹事長だが、その後ろには高市氏がいた」と影響の強さを示唆した。

岸田首相と高市氏の関係は、今後も緊張する局面がありそうだ。一つの証左は、先の衆院選公約作成で、高市氏が自身の持つ政策部門トップとしての「権限」を存分に発揮したとされることだ。

7700チバQ:2021/11/24(水) 13:38:01
複数の自民党関係者によると、衆院議員の任期満了(10月21日)が迫り、衆院選まで時間的余裕がないことが明らかだったため、党では9月29日の新総裁選出を待たず、あらかじめ旧執行部で衆院選公約の大半を作成。そこに新総裁が総裁選で主張した政策を追加すれば、すぐに完成するよう準備していた。だが高市氏が政調会長に就くと、事前準備分も書き直されたという。

発表された自民党政権公約本体(政策パンフレット)には、岸田氏が総裁選公約で看板政策とした「令和版所得倍増」、新型コロナなどへの感染症対策の司令塔「健康危機管理庁(仮称)」創設といった文言はなかった。高市氏が消極的とされる「こども庁」新設も記されなかった。政権公約は形式上、党の承認を経たものとはいえ、「急拵えの産物でありきちんと党で審査されたものとは言えない」と複数の議員は指摘する。

高市氏は総裁選で応援を受けた閣僚クラスをはじめ、保守色の濃い顔ぶれを政調会幹部に配している。総裁選で高市陣営の選対本部長を務めた古屋圭司元国家公安委員長を会長代行とし、会長代理には新藤義孝元総務相、江藤拓元農相、高鳥修一元農水副大臣らを登用。実務の要となる事務局長には木原稔元首相補佐官が就いた。いずれも安倍氏に近く、日本の伝統的家族観や憲法改正を重視する保守派論客とされる。これに対し岸田首相が率いる派閥宏池会は、所得倍増をうたい「軽軍備・経済重視」で高度経済成長に導いた故池田勇人元首相の系譜を引く。党内ではハト派の名門との位置付けだ。高市氏が政治路線という明確な対立軸を背景に、今後、政調会を拠点として政策づくりや法案対応などで岸田首相に揺さぶりを掛けていくことは想像に難くない。

コロナへの世論の懸念が収まれば……
冒頭の会見に臨んだ岸田首相が、高市氏だけでなく安倍氏を明確に意識したとみられるのが、防衛分野で敵基地攻撃能力保有の検討に改めて触れた点だ。安倍氏は昨年9月の退陣の直前、ミサイル攻撃阻止の必要性などから今後の保有検討を促す異例の談話を発表していた。同会見での岸田首相は敵基地攻撃能力保有について問われ、「あらゆる選択肢を排除せず現実的にしっかり考えなければいけない」と答えた。さらに今後の防衛費増も含め「国民や公明党の皆さんの理解を得て、そして具体的な予算をはじめとする結果につなげていきたい」と述べた。

敵基地攻撃能力とは、弾道ミサイル発射拠点といった相手国基地を攻撃する力の保持を意味する。中国の台頭や北朝鮮の核、ミサイル技術の進歩を踏まえ、今後の日本の防衛政策の焦点の一つだ。他方、自民党内にも、憲法による専守防衛原則を逸脱しかねないとの懸念がある。岸田首相は総裁選で敵基地攻撃能力保有について「選択肢」と表明、リベラル派閥の領袖の「意外な発言」と受け止められたが、同時に「総裁選で安倍氏ら保守派の支持を得ることが狙い」とも囁かれた。もちろん外相を長く務めた岸田首相は、中国の脅威を認識している。自民党筋の一人は「岸田首相はもともと穏健保守だが、国防政策で踏み込んだ発言をしており、穏健すぎない印象を与えている。これが党内に安心感をもたらしている」と分析する。

第2次内閣組閣で岸田首相は、外相を務めていた茂木氏の党幹事長への転出に伴い、外相ポストに林芳正元防衛相を起用した。林氏は翌11日の記者会見で「無用な誤解を避ける」として、日中友好議員連盟会長の辞任を表明した。もちろん、防衛や経済安全保障分野での日中の対抗関係を踏まえたものだが、ともに山口県選出の安倍氏と林氏が政敵関係とされることを念頭に、安倍氏や保守派を過度に刺激することを避けるための岸田首相による丁寧な根回しの一環ともみられる。自民党ベテランはこう評した。「岸田首相が本気で敵基地攻撃能力保有に突っ込むとは、まだ思えない。でも、なかなかうまくやっている」

岸田首相は記者会見で「党是である憲法改正を進めるため党内の体制を強化する」と語った。改憲は7年半を超す第2次安倍政権でも成し遂げなかった大事業であり、安倍氏に対してでさえ「改憲は結局、政権維持のために求心力を保つお題目だったのでは」との冷めた視線がある。現時点では与党内で「ハト派出身の岸田総裁の下でできるとは、なおさら思えない」(関係者)といった受け止めが大勢だろう。

ただし、注目すべきは改憲議論に伴う「野党分断」の効果だ。岸田首相と敵対関係にある菅義偉前首相と蜜月だった日本維新の会は、与野党の間にある「ゆ党」と揶揄された菅前政権時と比べ自民批判を強めている。しかし議席を41まで大きく伸ばした維新は、屋台骨が揺らぐ立憲民主党とは対照的に、もはや国会対策の要となった。今後予想される与野党対決法案の処理などを考えれば、改憲議論などをテコに維新と連携を築く価値は大きい。

7701チバQ:2021/11/24(水) 13:38:11
同じことは国民民主党に対しても言える。議席を二桁に乗せた同党も、衆院選後は即座に立民、共産との野党国対委員長会談の枠組みから離脱すると表明。維新との協力に舵を切った。国民民主は立民と同じく旧民主党出身者を基礎としている。同じルーツを持つ両党が国会での協力関係を後退させることは、与党にとって朗報だ。国民民主の政治家は連合傘下の民間産業別労働組合の応援を得ていたり、組織内議員だったりするケースが多い。自民が国民民主との連携の余地を見出すことは、自民が長年目指してきた民間労組との本格的な選挙協力実現にも道を開く。

先の衆院選では愛知11区で、トヨタ自動車労働組合出身の無所属・古本伸一郎氏が、公示直前に立候補を取りやめる「まさか」の出来事があった。これまで旧民主党、国民民主などに所属した古本氏は、労組の組織力をバックに当選を重ね「選挙にめっぽう強い野党議員」として知られていた。「いよいよ民間産業別労組が野党から自民党に支持を乗り換える先鞭ではないか」(野党議員)との観測も出つつある。

与党有力者は「大企業社員は待遇も良く、自民党の政策で恩恵を受ける。野党を支持する合理的な理由は見当たらない」と指摘する。与野党双方から「国民民主党の党勢が落ちてきた場合などは、早ければ来年の次期参院選で、比例代表で自民党から候補者を出す民間労組が出てくるかもしれない」との声すら聞こえてくる状況だ。

新型コロナ対策は昨年来、言うまでもなく日本の最大懸案だ。これについて岸田首相は、コロナ専用病床の増床、3回目のワクチン接種推進、飲む治療薬の早期実用化などを打ち出した。今後予想される「第6波」に備えるものだ。

政権内では、コロナ感染が比較的収まっている最中に衆院選を行うことができた岸田首相は「運がいい」との受け止めがもっぱら。「菅前首相は経済活動の制限をためらって感染拡大阻止が遅れたり、対策は『ワクチン接種一本やり』との批判を受けたりした。それでも結果的に一息ついた状態になっているのは、ワクチンに邁進した菅氏のおかげ」(関係筋)といった具合だ。だが3回目接種を控えるワクチンも、早期実用化を目指す飲み薬も、いずれも外資頼み。供給が遅れたり止まったりするリスクと隣り合わせだ。

総裁選で敗れ、役職上は「干された」状態にあるライバル河野氏は、衆院選で応援依頼が殺到し列島を奔走。小泉進次郎氏も引く手あまただった。地方を含め安定した支持のある石破氏は遊説先で聴衆を集める力を見せつけた。11月中にも訪米する方向で調整中のジョー・バイデン大統領との日米首脳会談など、岸田首相には宰相として脚光を浴びる華やかな舞台が控えている。油断、慢心があれば参院選までに足を掬われかねない。与党実力者は「国民はコロナが収まれば心配しなくなる。それ自体は良いことだが、政権の他の失敗に注目が集まりやすくなるだろう」と見通している。

7702チバQ:2021/11/24(水) 13:46:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d2558a2c9f7ad28af185f62236dcc1c53b32833

旧竹下派は25日に「茂木派」に 事務総長は新藤氏
11/24(水) 13:22配信
産経新聞
茂木敏充幹事長

自民党の旧竹下派(平成研究会、51人)は24日、東京都内で幹部会合を開き、茂木敏充党幹事長の会長就任など新たな役員人事案を全会一致で了承し、25日の同派総会に諮る方針を決めた。人事案は了承され、「茂木派」が発足する見通し。

事務総長には新藤義孝元総務相を起用する。小渕優子組織運動本部長や加藤勝信前官房長官も新たに役員に就く。

同派では前会長の竹下亘元総務会長が9月に死去し、会長職は空席になっていた。茂木氏は旧竹下派で会長代行を務め、今月11日の同派総会で会長就任が内定した。事務総長の山口泰明前選対委員長は先の衆院選で引退した。

7703チバQ:2021/11/24(水) 22:59:05
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211124X408.html二階、菅氏ら「非主流派」連携=岸田政権を注視―自民
2021/11/24 19:42時事通信

 先の自民党総裁選で「非主流派」に転じた二階俊博元幹事長、菅義偉前首相、森山裕総務会長代行が連携の動きを見せている。麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長と結束を強める岸田文雄首相に対抗し、存在感を示す思惑とみられる。

 「とてもうれしいことに特別ゲストとして菅前首相にお越しいただいた」。日越友好議員連盟会長を務める二階氏は23日、ベトナムのファム・ミン・チン首相との会談に菅、森山両氏を同席させた。菅氏は「二階会長と共に両国の関係をますます盛り上げたい」と応じた。

 菅政権は幹事長の二階氏が「後ろ盾」だったが、総裁選直前に岸田氏が二階氏を念頭に役員任期の制限を主張。総裁再選を狙って二階氏の交代を断行しようとした菅氏に対し、二階派からは強い反発の声が上がった。

 二階氏は24日、政治評論家との対談で、当時を振り返り「(菅氏が)任命権者だと思っていたら大間違いだ。生意気言うもんじゃない」と「二階節」を響かせつつ、菅氏への不満は「全く何も感じていない」と水に流してみせた。

 連携の背景には「新主流派」への対抗心があるようだ。首相は安倍晋三元首相との関係を保ちつつ麻生、茂木両氏を支えに政権運営に当たる姿勢を鮮明にしている。22日には両氏と都内のホテルで約1時間20分にわたって昼食を共にした。麻生氏は第2派閥の麻生派を率い、茂木氏は25日に第3派閥の領袖(りょうしゅう)に就任する予定だ。

 一方、二階派は党4役が不在で影響力低下が指摘されているものの、衆院選後も党内第4派閥としての勢力を維持。菅氏も、自らに近い無派閥の衆院議員グループ「ガネーシャの会」で落選したのは1人だけだった。党内には岸田政権について「菅氏がどう動くかだ」(閣僚経験者)と見る向きもある。

 二階氏周辺は、長期政権の後は短命の政権が続くことが多いと指摘。その上で「首相は来年夏の参院選が勝負どころだ」と述べ、当面は菅氏らと連携しつつ状況を注視する考えを示した。

7704チバQ:2021/11/25(木) 08:36:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1400b3ff225b91fc58d00feedee880b1b3e11b1
「林外相」に落ち着くまでの「岸田」「安倍」「麻生」「茂木」の水面下の暗闘
11/25(木) 6:00配信

デイリー新潮
“松本はどうか?”
甘利明氏の選挙区落選から玉突き人事が始まった

 10月31日投開票の総選挙において小選挙区で落選した甘利明氏(72)が幹事長を辞任。後任に外相だった茂木敏充氏(66)が就任し、棚ぼたでお鉢が回ってきた林芳正外相(60)。ここに至るまでには岸田文雄首相(66)、安倍晋三(67)・麻生太郎(81)の両元首相、そして茂木氏の間で暗闘が繰り広げられていたという。


 茂木氏が幹事長に就任したのは11月4日。その直後から岸田首相は安倍、麻生の両氏に電話をかけ、「林外相」案について理解を求めていた。

「その中で岸田さんは林さんを一番手に、そして小野寺五典元防衛相を二番手として打診していました。いずれも自身が会長を務める宏池会のメンバーです。これに対して麻生さんは、“松本はどうか?”と返したと言います」

 と政治部デスク。「松本」というのは緊急事態宣言中に銀座のクラブへ繰り出したことをきっかけに離党し、先の総選挙で落選した麻生氏の右腕・松本純元国家公安委員長ではもちろんなく、松本剛明元外相(62)を指す。

“林さん以外ならいいのではないか”
新旧外相である林・茂木の両氏

 松本氏は兵庫11区選出の衆院議員で当選8回。民主党の菅内閣時代に外相を務めたことがある。2015年に民主党を離党し、自民党に加入した。

「母方の祖母が伊藤博文の孫で、父親は防衛庁長官経験者というサラブレッド。本人も東大法学部を卒業して興銀に入り、父の秘書官などを経て政界に打って出ました。野党時代の民主党では当選3回で政調会長を務めたことからも、外交・安全保障の政策通というのが衆目の一致するところ。血筋の良さが共通項ということもあるのでしょうか、麻生さんはかなり目をかけてきたようです」(先のデスク)

 ひとまず持ち前の「聞く力」を発揮し、麻生氏の思いを受け止めた岸田氏。続いて安倍氏の反応はどうだったか。

「“林さん以外ならいいのではないか”ということでした。とにかく安倍さんは林さんのことが気に入らないのです」(同)

 山口県内では先代、つまり安倍晋太郎氏と林義郎氏の間で勢力争いが続いていた。加えて、次回の衆院選では山口県の定数が1減ることが想定され、現職4人のうち1人が居場所を失う椅子取りゲームの様相を呈している。

茂木氏らしいと言われる思惑
 デスクが続ける。

「もちろんそれはありますね。林さんが外相になればポスト岸田の第一候補に躍り出ることになるわけで、その一方で発足したばかりの安倍派に有力な総理総裁候補は見当たらない。安倍さんの求心力にも関わりますから、その焦りはよくわかります。それに加えて、林さんは一を聞いて十を知るタイプで頭がとにかくキレる。それを引けらかすこともないのですが、安倍さんとしてはどこか面白くないようで、とにかく距離を置いてきたということもあるでしょう」

 では、茂木氏についてはどうだったのか。

「茂木さんは松本剛明さんを岸田さんに薦めていたようです。表向き、松本さんは自分(=茂木氏)同様、仕事人だから引き継ぐのに好適な人物だということでしょう。一方で本音としては、松本さんに対して“推薦しておいたから”と言えば恩が売れるという狙いがあったのではと永田町界隈では噂されています。まぁ茂木さんらしいと言えばそうですね」(同)

 最後に岸田首相の本心について。意中の人がいるならアレコレ相談せず突っ切るべきではなかったかと思う人は少なくないのではないか。

お伺いを立てるという面倒な手順を踏んだ
 そのあたり、自民党の閣僚経験者はこう評す。

「岸田さんは自身の派閥が党内第4勢力であることを踏まえ、首相経験者への連絡を欠かしていないということですね。逆に安倍、麻生の両氏も現職首相が直接連絡をくれることは嫌ではない。ああだこうだと自身の気持ちをぶつけられますからね。何も聞かれないで人事が決まるよりは聞かれた方がずっといい。最初から『林外相』で岸田さんの腹は固まっていたとしても、お伺いを立てるという面倒な手順を踏んだ岸田さんは人事のことがよくわかっているなぁと感心しました」

 聞く力とは、相手の考えを受け入れるということなのか、とりあえず聞くフリだけするということなのか、あるいは――。

デイリー新潮編集部

新潮社

7705チバQ:2021/11/25(木) 19:58:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_OG2BJP5XYFP75CX6A7NZTTETDU.html
茂木派が発足 ポスト岸田へ足場固め 参院選が試金石
2021/11/25 19:28産経新聞

茂木派が発足 ポスト岸田へ足場固め 参院選が試金石

自民党旧竹下派の総会で発言する会長代行の茂木敏充幹事長=25日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党第3派閥の旧竹下派(平成研究会、51人)は25日の総会で、茂木敏充幹事長の会長就任を全会一致で決定し、「茂木派」が発足した。党務を取り仕切る幹事長に続いて主要派閥のトップにも就いたことで、岸田文雄首相(党総裁)の次の「ポスト岸田」を見据えた足場を固めた。試金石は来年夏の参院選だ。

茂木氏は総会後、記者団に参院選への抱負を問われると「派閥でも多くの議員が改選を迎える。全員が当選できるようしっかり応援していきたい」と語った。

参院選では32ある1人区で立憲民主、共産両党などが候補者一本化を図るとみられ、自民の苦戦も予想される。茂木氏は産経新聞のインタビューで、衆院選で選挙区全敗の大阪府などを念頭に「地域によっては地方組織の強化が求められる」との認識を示した。

衆院選に続き参院選に勝利すれば岸田政権の運営が安定する。党内での茂木氏の求心力も高まる。ただし、自公が参院で過半数割れする「衆参ねじれ」を招く事態になれば幹事長の責任が問われ、総理・総裁の座が遠のく。

茂木氏は安倍晋三元首相らに実務能力を買われ、外相などの主要閣僚や党幹部を歴任。今月4日の幹事長就任後は、18歳以下への10万円相当の給付をめぐる公明党との協議を速やかにまとめた。派閥でも、竹下亘前会長の死去により会長不在で迎えた10月の衆院選では若手・中堅の応援に奔走。10月の岸田政権発足では同派の3氏を初入閣させた。さらに同派では21年ぶりの幹事長となり「現職は誰も就任に反対しない」(幹部)状況になった。

ただ、折り合いが悪い青木幹雄元参院議員会長が以前から反対していた。このため、11日の総会ではいったん「会長予定者」に。正式決定までの2週間、茂木氏は同派参院側トップの関口昌一参院議員会長らと役員人事案を調整し、25日の総会で了承された。

「和やかで風通しの良いグループを作りたい。同時に、事に臨んでは一致団結する力強い集団を作りたい」。茂木氏は総会でこんな抱負を述べた。

平成30年の総裁選では、同派所属議員の支持先が安倍氏と石破茂元幹事長に割れ、結束に綻(ほころ)びが生じた。会長だった竹下氏は「自前の総裁候補がいないから割れる。うちのムラ(派閥)から出さないといけない」と繰り返し語るようになった。まず「一致団結の集団」を作ることがポスト岸田への一里塚となる。(田中一世)

7706チバQ:2021/11/26(金) 23:14:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/2979899fcd3602d5f1be6f3b45315f23a5b6343020年政治資金、政党本部の支出は18%減の660億円…自民は2位後退
11/26(金) 20:08配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 総務省は26日、2020年分の政治資金収支報告書(総務相所管の中央分)を発表した。政党本部の支出総額は前年比18・4%減の660億703万円で、2年ぶりに減少した。20年は大型国政選挙がなく、各党が支出を抑えたことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大で政治活動が停滞したことも影響したようだ。

 政党別では、自民党が前年比23・3%減の185億5539万円で、1位から2位に後退した。支出の内訳を見ると、選挙関係費や寄付交付金などの政治活動費が、前年比37%減の109億8053万円だった。

 支出が最も多かったのは共産党で、前年比2・5%減の199億156万円だった。3位の公明党は17・5%減らし、118億1849万円となった。

 昨年9月に旧立憲民主党と旧国民民主党が合流して発足した新立憲民主党は、26億6297万円。合流前の旧立民は38億7903万円だった。日本維新の会は、13億7413万円だった。

 政党本部の収入総額は前年比1・7%増の761億203万円だった。政党別では、自民党が前年比で1・7%減らしたものの、240億8108万円で最も多く、8年連続でトップ。政党交付金は172億6136万円に上り、71・7%を占めた。

 2位は共産党で、前年比0・8%減の202億8849万円。公明党が3位で、前年比5・3%減の121億9826万円だった。

7707チバQ:2021/11/29(月) 10:29:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/90bb190551593398ef891d5926a1475c29c35ab9
山内俊夫・元参院議員を業務上横領容疑で逮捕 警視庁
11/28(日) 12:51配信

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毎日新聞
山内俊夫氏

 警視庁捜査2課は28日、元参院議員の山内俊夫容疑者(74)を業務上横領容疑で逮捕した。捜査関係者によると、逮捕容疑は2019年3月、自身の関連会社の「羽田空港格納庫合同会社」(東京)の資金約1億円を、京都市と香川県東かがわ市の土地購入に使うなど私的に流用したとしている。

 山内氏は香川県議を経て、1998年の参院選に自民党公認で出馬して初当選。副文部科学相などを務め、10年に政界を引退していた。【安達恒太郎】

7708とはずがたり:2021/11/29(月) 16:20:29
自民党、参院選に向けて広報機能を強化 本部長代理に閣僚経験者4人 「河野さんの突破力頼りに」
11/16(火) 19:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/88bd3a44532d43710585c47aa9a76870625d8fa9
カナロコ by 神奈川新聞
自民党の新しいポスターを発表する河野氏=10月

 自民党総裁の岸田文雄首相は来夏の参院選に向け情報発信を強化するため、党広報本部の機能強化を河野太郎本部長(衆院神奈川15区)に指示した。

 16日の党役員会で小野寺五典元防衛相(岸田派)ら閣僚経験者4人の本部長代理の起用を決定。会員制交流サイト(SNS)の活用にも力を注ぐ。

 岸田首相は11日、党総裁選で河野氏を支持した菅義偉前首相(2区)を官邸に招き「ワクチン1日100万回接種実現に貢献した河野さんの突破力を頼りにしている」と説明。翌12日には河野氏を呼び、「遠慮せずに声を掛け、手広く進めてほしい」などと人事や活動強化への「ゴーサイン」を出した。

神奈川新聞社

7709チバQ:2021/11/29(月) 17:30:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b930c181f40ab3d056034b350a7bddeb50c5b6ee
石破派 来月2日に臨時総会 派閥存続の是非を判断
11/29(月) 13:48配信

産経新聞
石破茂氏

自民党石破派(水月会、12人)が12月2日に臨時総会を開くことが29日、分かった。複数の関係者が明らかにした。顧問を務める石破茂元幹事長は同派を解散するか存続するかの判断を一任されており、方針を明らかにするとみられる。

同派は平成27年9月に石破氏を首相にする目的で創設。ここ1年は退会者らが相次ぎ、石破氏は11月中旬から派の存続の是非をめぐり所属議員から意見聴取を行っていた。石破氏は現時点で周囲に方針を決めていないとしている。

7710チバQ:2021/11/30(火) 07:43:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/6377916be2cbe2b6b16ded96ed5ca98c8a6d48e8
自民党石破派、グループ化へ 所属議員が減少、掛け持ち容認
11/29(月) 19:41配信

共同通信
自民党石破派の会合であいさつする石破元幹事長=11日、国会

 自民党石破派(水月会、12人)顧問の石破茂元幹事長は、同派の組織形態を「派閥」から「グループ」に変更する方針を固めた。メンバー減少を受け、他派閥との掛け持ち所属を容認する。12月2日の臨時総会で、石破氏が表明する見通し。複数の関係者が29日、明らかにした。

 党内第6派閥の石破派のグループ化により、派閥は7から6に減る。党内には同種のグループとして谷垣グループ(有隣会)がある。

 石破派は11日に開催した衆院選後初の会合で、今後の派閥の在り方を協議。石破氏に対応を一任し、12月6日召集の臨時国会までに結論を出すとしていた。

7711チバQ:2021/11/30(火) 08:34:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/65a74be76055d81fea0cd5ba7b23a35bcf273b0c
自民・二階氏、全国から連日の来客・陳情…今後の政局に備え存在感アピールか
11/30(火) 7:25配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の国土強靱(きょうじん)化推進本部長を務める二階俊博・元幹事長に、全国から来客や陳情が相次いでいる。議員外交にも積極的で、自らが関係する会合には、菅前首相を頻繁に招く。党内では、今後の政局に備えて、存在感を発揮する狙いがあるとの見方が出ている。

 2022年度予算案の編成作業が佳境を迎える中、二階氏が拠点とする自民党本部5階の同推進本部長室には、地元の和歌山県だけでなく、建設や運輸関係など全国の自治体や業界団体が連日のように陳情に訪れている。部屋の前には順番待ちの列ができることもある。

 「二階詣で」には、運輸相や経済産業相などを歴任し、5年超にわたって幹事長を務めた二階氏に「予算獲得」で頼りたいとの思惑がある。幹事長室などのある党本部4階を素通りして、5階に向かう団体もあるとされ、党幹部は「二階氏の影響力が衰えていない証拠だ」と解説する。二階氏も「店と一緒で、政治家も人が集まってこなければダメだ」と語る。

 得意の議員外交でも見せ場を作っている。23日には、ベトナムのファム・ミン・チン首相との会談に菅氏を同席させた。二階氏は今後の訪米や訪中にも意欲を示している。

 二階氏は24日、都内での講演で、「後ろ盾」を務めた菅内閣を振り返り、「(菅氏が)任命権者だと思ったら大間違いだ」としながらも、幹事長交代打診への不満は「全く何も感じていない」と語った。27日には和歌山市内で開いた党和歌山県連パーティーに菅氏を招待した。菅氏は、「和歌山に足を向けて寝られない」と二階氏らを持ち上げた。

 党内第5派閥の岸田派(42人)を率いる岸田首相(党総裁)は内閣発足後、第2派閥・麻生派(53人)会長の麻生副総裁と、第3派閥・茂木派(51人)会長の茂木幹事長との連携を強化している。

 第4派閥の二階派(44人)を巡っては、「非主流派になってしまった」(中堅)とみる向きもある。ただ、菅氏に近い無派閥議員のグループ二十数人と合わせると麻生、茂木各派をしのぐ勢力となる。

 菅内閣時代には、菅、二階両氏のほか、森山裕・前国会対策委員長、林幹雄・前幹事長代理の幹部4人が結束し、影響力を持った。この枠組みでの会合は現在でも継続しており、他派閥からは「政局になれば、二階氏の存在感が増してくるだろう」と警戒する声が漏れている。

7712チバQ:2021/12/01(水) 17:47:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/22d27687f5ca7bcd0316aeb12965d64d78525316
河野広報本部長、新体制始動 再起へ足場固めも
12/1(水) 16:45配信

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産経新聞
自民党広報本部幹部会で発言する河野太郎広報本部長=1日午前、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

自民党の河野太郎広報本部長は1日、同本部の新体制を発足させた。閣僚経験者4人を本部長代理に据え、3つの下部組織を新設するなど、来夏の参院選をにらみ、党の発信力を強化した。一方で9月の総裁選で河野氏を支援した議員を多く起用しており、次期総裁選を見据えた足場固めとの見方もある。

「今日から正式に動き出す。来年の参院選に向けて最大限やってまいりたい」

河野氏は1日、党本部で開いた広報本部の幹部会合で意気込みを語った。

河野氏は広報本部の組織を改革し、地方議員にSNS(会員制交流サイト)の活用を呼びかける「地方振興室」、海外発信を担う「海外メディア室」、情報発信の編集などを行う「コンテンツ室」の3つを新設した。党機関紙の発行部数増にも取り組み、情報発信の在り方について地方組織との意見交換も進める。

こうした中、ひと際目を引くのが人事だ。

本部長代理に小野寺五典元防衛相、平井卓也前デジタル相、井上信治前万博相、柴山昌彦元文部科学相を起用した。9月の総裁選で井上、柴山両氏とともに河野氏を支えた平将明元内閣府副大臣も広報本部に入った。多数の閣僚経験者がひしめく体制に、党の広報職員は「こんな重厚な布陣は初めて」と緊張気味だ。

総裁選で岸田文雄首相に敗れた河野氏の広報本部長就任は、「冷や飯人事」とみる向きがある。だが、河野氏は先の衆院選で応援依頼が殺到するなど、人気は健在。党務で汗をかき再起を図る考えとみられる。

ただ、一連の取り組みが、課題である党内基盤の強化につなげられるかは不透明だ。河野氏が所属する麻生派(志公会)ベテランは「広報本部長は適任だと思うが、総裁候補として再浮上できるかは別の話だ」と冷めた見方を示した。(広池慶一)

7713チバQ:2021/12/02(木) 09:12:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/711bdf0ff829a8c0bfe18f2a0d5483b1f6316531
自民・高市氏、存在感乏しく 意思決定、蚊帳の外? 
12/2(木) 7:10配信

時事通信
自民党の財政政策検討本部役員会であいさつする高市早苗政調会長(中央)。左端から安倍晋三元首相、西田昌司本部長=1日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党の高市早苗政調会長の存在感が乏しくなっている。

 9月の党総裁選で保守派の論客として注目を集めたが、衆院選直後の給付金に関する与党調整をめぐり、岸田文雄首相(党総裁)は茂木敏充幹事長に全面委任。定例化しつつある党最高幹部の会合にも高市氏は加わっていない。背景には首相の警戒感もあるようだ。

【国会議員情報】高市 早苗(たかいち さなえ)氏

 高市氏は総裁選の1回目の議員票で2位に食い込んだ。政調会長に就くと、古屋圭司元国家公安委員長ら保守系を政調幹部に起用。衆院選公約には敵基地攻撃能力の保有や憲法改正など「高市カラー」を随所にちりばめた。

 一方、衆院選後は埋没気味だ。定例の記者会見を設定していないため発信の機会がそもそも少ないが、総裁選で争い、政策面で差のある首相との距離感も影響している可能性がある。

 岸田政権発足後、高市氏が首相と個別に協議したのは、確認された範囲で10月7日が最後。先週、党本部で開かれた「新しい資本主義実行本部」の初会合に首相と茂木氏が出席する中、高市氏の姿はなく、「首相肝煎りの会議に顔を見せないとは」(岸田派ベテラン)との声が上がった。

 ◇首相「トロイカ」重視
 これに対し、首相は麻生太郎副総裁、茂木氏と11月だけで3回会談。松野博一官房長官を加えた4者会合も1回開いた。党関係者は首相の意図について「高市氏の独走を懸念している」と明かした上で、それぞれ派閥を率いる麻生、茂木両氏との「トロイカ体制」には「高市氏を押さえ込む狙いがある」との見方を示した。

 「さまざまな意見を聞いてベストな財政政策を発信したい」。高市氏は12月1日、積極財政派が中心となる党財政政策検討本部の役員会でこう訴えた。

 役員会には高市氏の後ろ盾の安倍晋三元首相も出席。日本の失業率は低水準だと指摘し、「積極的な財政出動の成果だ。しっかり議論し、政府の政策に資するものにしたい」と強調した。今後、安倍、高市両氏の要求が強まれば、首相が苦慮する場面も出てきそうだ。

7714チバQ:2021/12/02(木) 22:13:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_27Y635F7Z5NI3D4N6WZLWNVTVY.html石破派、6年で終焉 「党内野党」のレッテルが足かせ
2021/12/02 20:28産経新聞

自民党の石破茂元幹事長を首相に押し上げる目的で旗揚げした石破派は、平成27年9月の結成から約6年で派としての活動に幕を閉じた。石破氏は24年12月に発足した第2次安倍晋三政権以降、党幹事長や地方創生担当相を歴任し、一時は「ポスト安倍」の最有力に浮上した。だが、30年の総裁選で安倍氏への対決姿勢を強めて敗北した後は派の退会者も相次ぎ、再浮上のきっかけはつかめなかった。(奥原慎平)

「議員には当然権力闘争がある。選挙区や国民の判断とは違う要素があるからこういうことになる」

石破氏は2日の記者会見で、派が存続できなかった理由をこう振り返った。

石破氏は元来、自身に近い議員の集まりを派閥化することには慎重だった。変化したのは平成27年夏。同派の平将明元内閣府副大臣ら石破氏を慕う中堅が、2日間にわたり説得したことが転機になったとみられる。

安倍氏が国政選挙に連勝し、長期政権への布石を打つ中での派閥結成は「冷や飯覚悟」(中堅)だった。それでも派閥化に踏み切ったのは、安倍氏の政治路線と一線を画す勢力を結集できれば、政治情勢次第で「ポスト安倍」を射止められるとの目算があったためだ。だが、石破氏が安倍氏の政治姿勢などへの批判を繰り返すと、党内では「仲間を背後から撃つだけだ」(党中堅)と〝党内野党〟のレッテルが貼られるようになった。

石破氏の個性もマイナスに働いた。石破氏は田中角栄元首相を政治の師とする。しかし「政治は数。数は力」という田中氏の政治手法を実践することは不得手だった。会食などを通じ、党内で新たな仲間を増やす努力は足りなかったといえる。

石破氏は30年と昨年9月の党総裁選でいずれも敗れ、昨年は出馬した3候補中最下位に沈んだ。直後に会長を引責辞任すると、見限るように派からの退会者が相次いだ。石破氏とかつて親しい関係だった閣僚経験者は「親分としての器量がなかった」と突き放す。

今後、石破氏は皇位継承策や憲法改正、人口減少問題などの政策課題をテーマに勉強会を開く。先の総裁選で河野太郎党広報本部長をともに支持した森山裕総務会長代行や菅義偉前首相、二階派(志帥会)の閣僚経験者らとの連携も模索する。ただ、今後、党内でどういう立ち位置を目指すのか、方向性は不透明だ。

石破氏は2日、派閥のグループ化について「自分のエネルギーの配分を多くの人と相談し、変えるべき点は変えていきたい」と述べた。周囲には「人生山あり谷ありだ」とこぼすが、展望はなかなか開けない。

7715チバQ:2021/12/02(木) 22:13:51
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211202-567-OYT1T50081.html自民・石破派、わずか6年で幕切れ…求心力低下で「緩やかな議員グループ」に
2021/12/02 20:41読売新聞

自民・石破派、わずか6年で幕切れ…求心力低下で「緩やかな議員グループ」に

自民党石破派の臨時総会を終え、記者会見に臨む石破茂・元幹事長(2日午後、国会内で)=青木瞭撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党石破派(12人)は2日、国会内で臨時総会を開き、派閥を解消し、緩やかな議員グループに移行することを決めた。石破茂・元幹事長を首相に押し上げる目的で2015年に発足したが、総裁選敗北などで石破氏の求心力は低下し、わずか6年での幕切れとなった。

 石破氏は、総会後の記者会見で「組織形態を派閥からグループに改める」と表明。理由については「派閥として総裁選などにエネルギーを費やしてきた。政策を考えることに集中したい」と語った。今後は、憲法や安全保障、人口減少などのテーマごとに有志による勉強会を定期的に開催する考えを示した。

 今後の総裁選出馬に関しては、「何を実現するのか、きちんと決めることが大事だ。(総裁を)目指す、目指さないという議論ではない」と述べるにとどめた。

 同派は15年9月、12年総裁選で石破氏を支持した議員らによる「無派閥連絡会」を母体に20人で発足した。政策通の議員が多く、非主流派ながら安倍・菅内閣では、斎藤健・元農相や田村憲久・前厚生労働相らが閣僚に起用された。

 知名度の高い石破氏だが、党内の支持は一向に広がらなかった。3度目の出馬となった18年9月の総裁選では、安倍首相(当時)に一騎打ちで敗北。派内の反対論を押し切って出馬した昨年9月の総裁選は、菅官房長官、岸田政調会長(いずれも当時)と争い、最下位に終わった。

 石破氏は派閥会長を引責辞任し、石破派は集団指導体制で再スタートしたものの、伊藤達也・元金融相や山本有二・元農相ら退会者が相次いだ。今年9月の総裁選に石破氏は出馬せず、河野太郎広報本部長の支援に回った。10月の衆院選後は所属議員が12人まで減り、総裁選に立候補するのに必要な推薦人20人を大きく割り込んだ。

 今後の派閥運営に関する判断を一任された石破氏は、所属議員と個別に意見交換を重ねた。「集まりを継続すべきだ」との声がある一方、「派閥やグループから一切離れたい」との意見も出たという。一部の議員はグループを離れる見通しだ。

 石破派の解消に伴い、党内の派閥は六つとなった。

7716チバQ:2021/12/03(金) 13:20:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2db8e24514ef1a54863413a48c85db4f9f4dde
首相、補佐官に寺田氏起用 石原元幹事長は参与へ
12/3(金) 2:00配信

共同通信
寺田稔氏、石原伸晃氏

 岸田文雄首相は、首相補佐官に寺田稔元総務副大臣、内閣官房参与に石原伸晃自民党元幹事長を充てる方針を固めた。3日にも発令する。複数の政府関係者が2日、明らかにした。寺田氏は首相が会長を務める岸田派(宏池会)に所属している。石原氏は先の衆院選で落選していた。


 寺田氏は安全保障を担当。これまでに防衛政務官や自民党国防部会長などを務めている。首相と同様に広島が地盤で、宏池会創設者の池田勇人元首相は義理の祖父に当たる。石原氏は国土交通相や自民党政調会長などを歴任。首相の盟友の一人で、9月の総裁選でも首相を支援した。衆院選落選を受け、石原派の会長辞任を表明していた。

7717チバQ:2021/12/03(金) 13:38:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/da7713103772d925637bd39f56a3c62a0c1a36a5
首相補佐官に寺田氏、石原氏は内閣官房参与に
12/3(金) 11:56配信

産経新聞
寺田稔・元総務副大臣(斎藤良雄撮影)

松野博一官房長官は3日の記者会見で、首相補佐官(国家安全保障に関する重要政策および核軍縮・不拡散問題担当)に寺田稔元総務副大臣、内閣官房参与(観光立国その他特命担当)に石原伸晃元自民党幹事長を充てる人事を発表した。いずれも同日付。

寺田氏は岸田文雄首相が会長を務める岸田派(宏池会)に所属。首相と同様に広島が地盤で、宏池会創設者の池田勇人元首相は義理の祖父に当たる。これまで防衛政務官や党国防部会長などを務めた。

石原氏は国土交通相や党政調会長などを歴任。首相の盟友の一人で、9月の総裁選でも首相を支援した。衆院選落選を受け、石原派の会長辞任を表明していた。

7718チバQ:2021/12/04(土) 09:14:34
木原が補佐官兼務外れたのね


首相補佐官 wikiより

木原誠二
2021年(令和3年)10月4日 - 2021年(令和3年)
12月3日国家安全保障に関する重要政策担当
※内閣官房副長官 兼務
※衆議院議員

村井英樹
2021年(令和3年)10月8日 -
国内経済その他特命事項担当
※衆議院議員

中谷元
2021年(令和3年)11月10日 -
国際人権問題担当
※衆議院議員

森まさこ
2021年(令和3年)11月10日 -
女性活躍担当
※参議院議員

寺田稔
2021年(令和3年)12月3日 -
国家安全保障に関する重要政策及び核軍縮・不拡散問題担当[7]
※衆議院議員

7719チバQ:2021/12/04(土) 09:52:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/197403ce0cf740945fc7251e714bb93b9a2eb7d1
「菅派」結成は可能 安倍元首相
12/3(金) 22:58配信

時事通信
 自民党の安倍晋三元首相は3日のインターネット番組で、菅義偉前首相に近い無派閥の衆院議員グループ「ガネーシャの会」に触れ、「結束力が大変高い。菅さんが派閥をつくろうと思えば簡単に結成できるのではないか」との見方を示した。

 
 自身と菅氏の関係について「絆は相当強い」と強調。「すきま風」を否定した上で「いろんな場面で協力できることも多いのではないか」と語った。2日に菅氏らと食事を共にしたことも明かした。

7720チバQ:2021/12/04(土) 11:02:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac50b62e355e78552f17af554530fa91e3a04543
岸田政権のグタグタぶりがオミクロン株対応で露呈「諸悪の根源は官邸、お友達人事で各省が不信」〈dot.〉
12/4(土) 9:33配信


 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大に慌てた政府が日本に到着する国際線の新規予約を12月末まで止めるよう、すべての航空会社に要請するも、たった3日で撤回した問題が波紋を広げている。

 岸田政権の発足後、初めて迎えた本格的なコロナ対応だったが、航空会社や利用者の混乱を招く結果となった。裏で何が起きていたのか。

「国際線新規予約停止要請では、官邸はもとより政府内が大混乱しました。国交省所管の独断、と報じられていますが、諸悪の根源は官邸の機能不全です」(官邸関係者)

 オミクロン株に対応するための水際対策として政府は11月29日、12月から1日あたりの入国者数の想定を5千人から3500人に引き下げることを公表。同日に国交省航空局が一律に国際線新規予約の停止要請を出し、日本航空(JAL)と全日空(ANA)などは12月1日までに予約を止めた。

 すると、長期の出張などで帰国の航空便を予約していない人たちが戻れなくなる上、政府内でも事前調整が出来ていなかったため、大混乱。12月2日に急遽、取りやめを発表した。官邸内でもあらゆる情報が錯綜し、情報の真贋を確かめることに追わる始末だったという。

「戦犯の一人は木原誠二官房副長官(補佐官)です。そもそも木原副長官は、財務省出身の中でもひときわエリート意識が高く、独善的に仕事を進めるので、省庁横断的な根回しや情報共有などの調整役としては能力に欠けています。専門分野である『新しい資本主義』など経済政策には注力しているが、コロナやワクチンは省庁任せ。国交省のなすがまま、放置したために、こういう事態になった。国交省の事務方の暴走という方向へ責任転嫁していますが、 本当にそうであれば、関係部署の職員が処分される話です。こうした官邸の対応に霞ヶ関からも疑問の声が出始めています。今回の対応のまずさは、自民党の重鎮らも怒っていると聞きます」(同前)

 官邸のグタグタぶりに危機感を抱いた岸田文雄首相は3日、側近の寺田稔元総務副大臣を首相補佐官、盟友である石原伸晃元幹事長を内閣官房の参与に起用すると発表した。

「寺田さんは安全保障を木原副長官から引き継ぐ形になります。木原副長官にこれ以上、任せられないと、岸田首相が同じ広島が地盤で岸田派側近である寺田さんを抜擢した。しかし、寺田さんだけでは現在、政権が抱える重大な目詰まりを解決するのは困難です。それなのに落選し、派閥会長を辞職し、ただの人になった石原氏を参与(観光立国担当)に起用なんてピントがズレまくっています。石原氏は安倍元首相とも仲がいいので、岸田首相はパイプ役を期待しているようですが、こうしたお友達人事で各省の不信感や離反が起こりはじめています」(前出の官邸関係者)

 今回の騒動は木原副長官だけではなく、斉藤国交相の対応も大問題だったという。自民党幹部はこう指摘する。

「斉藤国交相は、衆院選期間中に開いた個人演説会の出席者にトラック協会が現金を渡していた疑惑や資産等補充報告書に1億円超の記載漏れが報じられ、メディア対応に四苦八苦。省内の動きにすら目を配れていなかった。所管大臣なのに事前に話を知らない、という大失態を演じたのは、国交省幹部に軽んじられている証左です。公明党は遠山清彦元財務副大臣が東京地検特捜部から取り調べを受けるなど不祥事続きで、政権や霞が関で軽んじられています」(自民党幹部)

 そもそも岸田官邸には安倍・菅政権の時代、懐刀だった杉田和博元官房副長官のような霞が関に睨みの利く、存在感のある人物はいないという。

「岸田官邸全体として言えるのは、どこか人任せ。結局、何より問題なのは、政権中枢にコロナ対策を本当に理解した人材がいないことです」(同前)

 岸田政権のこうした機能不全はオミクロン株などコロナ対応にも影響が出ているという。

7721チバQ:2021/12/04(土) 11:02:57
「特にワクチンでは、前倒し供給にかかるファイザーとの調整にも木原副長官ら官邸幹部が政治案件として関与しようという意識が薄く、厚労省任せとなり、難航しています」(同前)

 堀内詔子ワクチン担当相、山際大志郎コロナ対策担当相も存在感が薄く、政治力でワクチン交渉を打破する、という気迫もないという。

「それでもやっている感を演出することには熱心で、6日に行われる首相の所信表明でも『ワクチン供給前倒し』の話をねじ込んだ。『日本ならできる、いや、日本だからできる』のような気合だけで中身の無いフレーズが岸田首相の所信表明で随所に盛り込まれる予定で、実務を任されている厚労省も困惑気味です。岸田政権のグタグタぶりで今後、大きな危機を招かないか心配です」(前出の官邸関係者)

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう指摘する。

「国交省幹部の独断と官邸や斎藤大臣は言いわけしているが、岸田官邸が機能不全になっているのは明らかです。今はオミクロン株の騒ぎと燃料の値上げで航空会社はどこも大変な時期。政治の不手際で大きな打撃を与えた。そもそも岸田内閣は肝心かなめのコロナ対策を誰が司令塔となってやるのか、曖昧になっている。菅政権の時は、田村憲久前厚労相、河野太郎前ワクチン担当相、西村康稔コロナ担当大臣の存在感はあり、連携は必ずしもうまくいっていなかったが、政治力はそれなりにあった。だが、岸田内閣はコロナ司令塔の顔になる人材が見当たらない。ワクチン確保のため、きちんとチームを作らないと大変なことになる」

(AERAdot.取材班)

7722チバQ:2021/12/06(月) 16:53:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab59a0052f7a4aaa2c089e6069940813a4f4fb1
石原伸晃氏、内閣参与起用の波紋 岸田首相とやっている「ドライマティーニの会」って何?
12/5(日) 17:00配信

デイリー新潮
落ちたはずだよ、伸晃さん

 12月3日、岸田文雄首相は自民党の石原伸晃元幹事長(64)を観光政策担当の内閣官房参与に任命した。石原氏といえば、10月の衆議院選挙で、東京8区で落選し比例復活も叶わなかった人だ。そういう方が首相のブレーンたり得るのか。ネット上では《復活当選》だの《有権者が支持してないのだからダメだ! 》だのと散々な言われようで、岸田首相も厳しく非難されている。

【写真】東京8区名物だった、石原軍団の応援風景

 ***

 まずはSNS上での声を見てみよう。

《選挙に落選した伸晃ちゃんが何で国政に関わるのかな? 選挙落ちたらただの人。岸田さんの補佐に付けるって何かおかしくない? 》

《伸晃も伸晃だよ。「私は小選挙区でも、比例代表でも『選ばれなかった』ので、辞退させていただきます。」と、なぜ言えないのか。礼節も謙虚さもないこの人を、信用できるわけがない。》

《石原プロがなかったらとっくにいなくなってたかもしれない、先の選挙で落選した伸晃をポストを作って採用する岸田の人事のセンスの無さ。そしてそれを水面下で断って騒ぎにならないようにする配慮くらいできるのが派閥の領袖ってもんだけど、それができない伸晃というのも重ねてセンスないわ。》

《伸晃は生活保護の事をテレビで叩いてたくせに、自分は落選して議員でメシが食えなくなったら政府に寄生するのかよ 生活保護なんかよりよっぽどタチが悪い》

ボンボン記者
 ごもっとも、と言いたくなった人も少なくないかもしれない。とはいえ、当選10回、自民党最小派閥ながら石原派(近未来政治研究会)の領袖でもあったのだ。盟友といわれる岸田首相には、何か期するものがあったのではないか。政治部記者は言う。

「伸晃さんといえば、父は作家で衆議院議員や東京都知事も務めた石原慎太郎さんで、慎太郎さんの弟は言わずとしれた名優・石原裕次郎、親の七光りに叔父の七光り、合わせて“十四光り”ともいわれたボンボンです。慶応大学卒業後、81年に日本テレビに入社し、報道局で記者をしていました」

 マスコミ出身だったわけだ。

「記者時代、記事を1本も書いたことがないというのは有名な話です。運輸省(現・国土交通省)を担当していた時に、85年の日航機墜落事故が起こりました。彼は休暇中で、連絡先も知らせずにイタリア旅行に行っていた。本来なら、事故を知ったら迷わず帰国するところです。日テレの上司がようやく連絡を付けたものの、『後はよろしくお願いします』と伝えて旅行を続けたそうです」

 初当選は90年2月、意外なことに無所属だった。当時の新聞記事が興味深い。

岸田首相とは同い年
《石原伸晃氏は、慶大文学部卒業で、「子供のころから政治家を志していた」と言い、「国会に声が反映されていないサラリーマンや商店主ら、また二十、三十代の人たちを代弁したい」と抱負を語る。/当初、同氏は、自民党から立候補しようと、安倍(註・晋太郎)派の門をたたいた。しかし、同派は、東京四区(註・中選挙区時代)には同党の現職が二人おり、「東京九区なら応援するが……」と難色を示した。そこで、政治部記者の経験から、自民党の中では若手代議士の声が党の上層部に届かない現状にも怒りを覚え、無所属で出馬することを決めたという》(「読売新聞」89年8月29日付)

 なかなか男気のある発言だ。すでに裕次郎氏は亡くなっていたが、選挙には石原軍団の応援もあって、得票数2位で当選。父子同時当選を果たした。

「ところが、当選するとすぐに自民党入りし、安倍派(清和政策研究会)に入会しました。慎太郎さんも安倍派でしたからね」

 結局、長い物に巻かれる人なのだろう。

「93年の衆院選では自民党公認で出馬して再選。この時、同じ自民党候補として初当選したのが岸田さんでした」

 石原氏と岸田首相は昭和32年生まれの同い年だった。

7723チバQ:2021/12/06(月) 16:53:38
ドライマティーニの会
「安倍派が三塚派になり、伸晃さんは独自の政策を立案する若手議員、いわゆる“政策新人類”の一人として注目されていました。ところが、98年の自民党総裁選に三塚派が小泉純一郎さんを立てたことで分裂。伸晃さんは脱会を宣言し、翌99年に加藤派(宏池会)に移りました」

 すでに父・慎太郎氏が代議士を引退(99年に都知事)していたこともあったかもしれない。加藤派には岸田氏がいた。そして、2000年11月、いわゆる“加藤の乱”が勃発する。

「当時の森喜朗内閣に対して、野党の不信任案提出の動きに、加藤派の会長である加藤紘一さんが同調しようとしたものです。これについていこうとしてのが、加藤派の若手4人、伸晃さんに岸田さん、塩崎恭久さん(71)、根本匠さん(70)でした。血判状まで差し出した彼らは、衆院本会議を前に伸晃さんの事務所に集まり、彼が作ったドライマティーニで“固めの杯”を交わしたといいます。結局、加藤さんが折れ、腰砕けに終わったことで、4人は派閥を離れることになりました。ただ、4人の“ドライマティーニの会”は少なくとも、昨年までは年1回のペースで開催されていたそうです」

“ドライマティーニの会”といえば聞こえはいいが、いわば敗残兵の飲み会といったところか。

平成の光秀
「無派閥となった伸晃さんは、01年に発足した小泉内閣で、首相から『サンドバッグになれ』と規制改革担当大臣として初入閣を果たし、さらに国土交通大臣にも就任しましたが、道路公団民営化問題で文字通り叩かれまくるサンドバッグ状態となりました」

 07年、石原氏は、今度は山崎派(近未来政治研究会)に入った。

「山崎拓さんが慎太郎さんに頼まれて迎え入れたそうです。山崎さんは初当選した72年の衆院選で、応援演説のため選挙区の福岡まで駆けつけてくれた慎太郎さんに感謝しているんだそうです。その恩に報いるため、山崎派に彼を入れ、跡も継がせて石原派ができたわけです」

 派閥の長になれたのも親の七光りだった。

「だから、派閥の求心力もない。その上、11年の東日本大震災後、福島第一原発を“サティアン”呼ばわりして自ら評判を落としました。12年の自民党総裁選では、自身は幹事長でありながら、総裁の谷垣禎一さんを差し置いて出馬を決めたため、“平成の明智光秀”と言われました。今年1月にはコロナに感染していることが判明。都内では自宅待機の患者が数千人もいたにもかかわらず即日入院したことで、“特別待遇”や“上級国民”との声も上がりました」

 この10年間は目立った活動はナシ。

「そんな状態で迎えた10月の衆院選でした。彼に向けて発せられた“何もやってないじゃないか!”の民意が、落選という結果をもたらしたといっていいでしょう。それが、ここへ来ての“復活当選”なのですから、岸田首相が批判されるのもよくわかります。一説には、主を失った旧石原派の議員を岸田派に取り込むためともいわれますが、参与ともなれば、日当はそれほどではないものの官邸内には部屋も用意されます。ひとまず“無職”でなくなり、内閣官房参与の肩書きで政治活動もできるでしょう。次期選挙に向けて、首相が手を差し伸べたということでしょう」

 今頃、伸晃氏は飲み友達に感謝しているに違いない。

デイリー新潮編集部

2021年12月5日 掲載

新潮社

7724チバQ:2021/12/06(月) 17:22:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/21a3e16c790268c1d9beac6a05d8596113588085
【点描・永田町】「改憲実現」を掲げた首相の思惑
12/5(日) 18:31配信

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時事通信
インタビューに答える岸田文雄首相=11月19日、首相官邸

 第101代首相として10日に第2次政権を発足させた岸田文雄首相が、自らの任期(3年)中の憲法改正を目指す考えを打ち出したことが、永田町の注目を集めている。

 先の衆院選で自民党単独での絶対安定多数確保という勝利を踏まえ、党総裁として党是の憲法改正に挑むのは自然な流れとも見える。しかし、首相は「リベラル勢力の牙城」とされる宏池会(岸田派)領袖の(りょうしゅう)で、8年近い長期政権で急進的な保守派のリーダーとして改憲実現に挑み続けた安倍晋三元首相とは、全く違う立場だ。それだけに、党内には「本来、改憲には慎重なはず」(閣僚経験者)といぶかる向きが多く、「安倍氏ら党内保守派の支持取り付けを狙った陽動作戦」(同)とやゆする声も相次ぐ。

 ただ過去の改憲論議を踏まえ、「国会での憲法論議が本格化するのは、リベラル派の首相が旗振り役になった場合」(首相経験者)との指摘もある。野党第1党の立憲民主党も、「改憲に前向きな世論の動向などから、今後は衆参両院の憲法審査会での改憲論議には参加せざるを得ない」(幹部)とみられており、次期通常国会から憲法審での論議が本格・具体化するのは確実視される。

 もちろん、自民党が提起している憲法9条への自衛隊明記など4項目を軸とする改憲案での与野党合意は困難視されている。とはいえ立民、共産両党も含めた改憲反対勢力が憲法審での本格的論議に参加すれば、「数国会の審議で具体的な改憲条項で合意し、初の国民投票が実現する」(自民幹部)との見方も多い。今回衆院選での日本維新の会の大躍進などで、衆院のいわゆる改憲勢力は与党の公明党も含めると、約4分の3と過去最大になった。このため憲法審の展開次第で、首相の任期中の憲法改正実現も「十分可能」(同)というわけだ。
◇「岸田・安倍共闘」は呉越同舟の危うさ
 首相は第2次政権発足を受けた記者会見で「自民党総裁としては憲法改正が重要な課題。茂木(敏充)幹事長に党内の体制を強化するとともに、国民的議論のさらなる喚起と国会における精力的な議論を進めるよう指示した」と言明。さらに維新、国民民主両党の議席増を念頭に「改正を実現するためには、与野党の枠を超えて3分の2以上の賛成が得られるように、しっかりと努力を続けていくことが大事だ」と強調した。これは、自民主導の改憲に慎重な公明党を意識した発言だ。今回衆院選で公明党を抜いて第3党に躍り出た維新は、「第3党として早期改憲実現を目指すのは当然」(維新幹部)との立場だからだ。

 首相があえて改憲実現を叫ぶことへの反発もある。宏池会前会長の古賀誠元幹事長は「改憲実現に突き進むのは、宏池会の理念から大きく外れている」と厳しく批判する。その一方で、改憲を悲願とする安倍氏は首相への協力に前向きだ。自民党最大派閥の細田派(清和政策研究会)は11日、安倍氏の派閥復帰と会長就任を決め、「安倍派」に衣替え。安倍氏はあいさつで、「憲法改正は立党以来の党是だ。議論の先頭に立とう」と呼び掛けた。首相が改憲実現に挑むなら全面支援するとのエールにも見える。

 ただ、安倍氏が党内保守勢力を束ねて、国会での改憲論議に圧力を加えれば、「反改憲勢力の反発で憲法審での改憲論議が元のもくあみにもなりかねない」(岸田派幹部)というリスクもはらむ。第2次政権発足までの一連の党・内閣人事での首相の“安倍離れ”にいら立っているとされるのが安倍氏。首相は17日に安倍氏を表敬訪問して連携をアピールしたが、「“呉越同舟”の共闘」(自民長老)には危うさも隠せず、今後の展開は波乱必至というのが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」11月29日号より】。

7725チバQ:2021/12/06(月) 17:23:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c74a504d9f55e176c716eecfe428e1acf8ba5e5
茂木氏、ポスト岸田へ勢い 参院選が関門、就任1カ月
12/4(土) 17:07配信

共同通信
自民党山梨県連の会合であいさつする茂木幹事長=4日午後、甲府市

 自民党の茂木敏充幹事長が4日で就任1カ月を迎えた。与党間で調整が必要な経済政策を取りまとめ、岸田文雄首相が掲げる党改革を主導。党内第3派閥の茂木派(平成研究会)を率いて「ポスト岸田」へ勢いを増す。来夏の参院選が関門として待ち受け、幹事長としての手腕が問われる。

 「安定政権の下で国民に約束した政策を進めるため、参院選は極めて大事だ。来年は勝負の年になる」。4日、甲府市を訪れた茂木氏は党山梨県連幹部らと参院選の対応を協議した。山梨は参院選の勝敗の鍵を握る改選1人区の一つだ。今後も全国に32ある1人区を中心に、地方行脚を進め、てこ入れする構えだ。

7726チバQ:2021/12/06(月) 17:24:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab7c19714fb61297e48a6de73af9f8b6c1f50d74
安倍元首相が画策する「高市早苗」の清和研復帰に派内から絶対反対の声が続出する事情
12/4(土) 6:00配信


デイリー新潮
安倍晋三氏、高市早苗氏

 11月11日、自民党の派閥「清和政策研究会(清和研)」は総会を開いた。会長の細田博之(77)が衆議院議長に就任したため、満場一致で安倍晋三(67)が新会長に就任した。(敬称略)

【写真4枚】28年前の初当選時、新潮社の取材に自慢のドラムさばきを披露してくれたお宝写真

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 今後マスコミが自民党最大の派閥を報じる際は、「細田派」ではなく「安倍派」と呼称することになる。長期政権となった元首相が最大派閥の領袖となり、“キングメーカー”として君臨するとの報道も目立った。

 だが、ことはそう簡単ではないようだ。派閥内部から安倍の復帰に異論が出ているというのだ。

 順を追って説明しよう。会長だった細田が衆議院議長に就任することには、誰も異論がなかった。安倍派の関係者が言う。

「細田さんは1944年生まれの77歳。島根1区で11回の当選、2014年から細田派を率いてきましたが、『もう疲れた』というのが本音でしょう。おまけに岸田文雄首相(64)も細田議長の腹案を持っていました。安倍さんも細田さんを推薦し、岸田さんも素早く応じたそうです」

 その一方で、安倍派のベテラン議員からは、こんな声が出たという。

「第1次安倍内閣が2007年9月に退陣すると、安倍さんは08年3月に清和研に復帰しました。当時の会長は町村信孝さん(1944〜2015)で、安倍さんは相談役に就いたのです。それに対して今回は、いきなりの会長就任です。安倍派になること自体は既定路線だったとはいえ、まずは清和研の会員として戻り、それから会長というのが筋ではないか、という声が出ています」(同・関係者)

高市を安倍派に戻す? 
 手順を無視した強引な会長交代ではないか、という不満が漏れ出たというのだ。

「細田さんを議長にするや否や、すぐに自分は派閥の会長に就任。いくらなんでも、あまりに虫が良すぎるとの異論です。清和研の会長交代は表向き満場一致で認められました。しかし、誕生した安倍派は、実際のところ決して一枚岩ではありません」(同・関係者)

 会長就任にあたり、安倍はある構想を持っている。それは政調会長の高市早苗(60)と、当選11回のベテラン、古屋圭司(69)を自派に戻すことだ。

「高市さんは2011年、当時の町村派を退会し、今は無派閥です。同じく無派閥の古屋さんは、安倍さんのいわゆる“お友達”です。2005年の郵政選挙で造反し自民党を離党しましたが、無所属で当選しました。翌年、自民党に復党すると、12年の党総裁選では安倍さんを支持し、第2次安倍政権発足後は国家公安委員長などを務めました」(前出の担当記者)

 中でも高市が清和研に復帰すれば、間違いなく物議を醸すという。何しろ彼女は「清和研に後ろ足で砂をかけた」過去があるからだ。

 高市は1993年に無所属で出馬し初当選。96年に自民党へ入党すると清和研に所属した。2002年の第1次小泉改造内閣で経済産業副大臣に就任。そして06年の第1次安倍内閣で初入閣を果たした。

町村信孝に“反逆”
 ポストは内閣府特命相で、「沖縄及び北方対策、科学技術政策、少子化・男女共同参画、食品安全、イノベーション担当」という非常に長い肩書だった。

「高市さんは清和研の中で、順調に出世の階段を登っていました。ところが2011年、高市さんはいきなり退会したのです。当時の会長だった町村さんが自民党総裁選に出馬する可能性が取り沙汰されていたのですが、高市さんは『町村さんは応援できない』と言い出したのです」(前出の安倍派関係者)

 ちなみに国会議員時代に“共闘”することが多かった現在は群馬県知事の山本一太(63)は、2012年1月のブログで次のように振り返っている。

《昨年、高市早苗衆院議員が、所属派閥(清和政策研究会、現町村派)を退会した。(中略)理由は極めて明快。「派閥内で、次の総裁選挙に町村会長を擁立しようという流れがある。町村氏を応援するつもりはないので、迷惑をかけないうちに辞めた」ということだ。いかにも、高市さんらしい! 》

7727チバQ:2021/12/06(月) 17:24:23
高市は「閥務」を嫌気? 
 自民党が下野していた2012年9月の自民党総裁選には、安倍、町村、石破茂(64)、石原伸晃(64)、林芳正(60)の5人が立候補した。

 安倍が勝利すると、自民党は12月の総選挙で政権を奪還。第2次安倍政権が始まったのだが、その間、高市は、常に安倍を支持した。

「安倍さんからすれば、高市さんの恩義に報いたいと考えて当然でしょう。しかし、町村さんだって仮にも派閥の長でした。彼に近い議員もいます。高市さんの発言を耳にして、怒り心頭に発したとしても不思議はありません」(前出の記者)

 しかも、である。高市は「町村は応援できない」と言っておきながら、脱会した理由は他にもあるのだという。

「清和研だけでなく他の派閥でもそうですが、閣僚経験者はパーティー券の割り当てが増えたりするのです。要職に就く者こそが汗をかくべきという考えは正論です。ところが高市さんは、閣僚経験者であるにもかかわらずそうした負担を嫌がり、派閥を出たそうです」(前出の関係者)

 この証言を裏付ける興味深い記事がある。高市が今年の自民党総裁選に出馬した際、時事通信が「細田派が不満を持っている」と報じているのだ(註1)。そこに一文、こんな記述がある。

《細田派内には、前身の旧町村派を退会した高市氏に対し「閥務を敬遠した」として厳しい見方が多い》

 閥務は辞書に載っていない言葉だが、要するに「派閥の仕事」だ。もちろん割り当てられたパーティー券を捌くことも含まれる。

安倍の足元は問題山積!?
「総裁選に意欲を示した下村博文さん(67)や稲田朋美さん(62)も安倍派です。自分たちのライバルが“特別扱い”で戻ってくることについては、もちろん快く思ってはいません。安倍さんは高市さんを派閥に戻し、次の総選挙では派を挙げて彼女を支援するつもりです。もしそうなれば、下村さんや稲田さんとは揉めるでしょうね」(同・関係者)

 更に、清和研の成り立ちも考える必要がある。安倍の祖父である岸信介(1896〜1987)が率いた岸派が分裂。今回、自民党総務会長に抜擢された福田達夫(54)の祖父・福田赳夫(1905〜1995)が創設したのが清和研なのだ。

「安倍さんの父親である安倍晋太郎さん(1924〜1991)は1958年に当選し、福田派に入りました。そのため清和研は、安倍派系と福田派系に分かれています。福田派系の議員は『次の次の総裁選には、福田達夫さんを出したい』との想いを持っています。安倍さんは『高市総理』を考えていますから、派閥内の対立を生む可能性があります。実のところ安倍さんの足元は問題山積、キングメーカーとして君臨できるかどうかは、ご自身の派閥を本当に固められるかどうかがカギを握っているのです」(同・関係者)

註1:保守票照準、「安倍後継」アピール=高市氏、支援期待も細田派不満-自民党総裁選(時事通信・2021年9月8日)

デイリー新潮編集部

新潮社

7728チバQ:2021/12/07(火) 10:51:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c115c4b66d8fdacaa3dd60bfb213a4965614cb9
安倍派高まる存在感 初のパーティー開催
12/6(月) 20:50配信

産経新聞
安倍晋三元首相(酒巻俊介撮影)

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、95人)は6日、会長を務める安倍晋三元首相の派閥復帰後初のパーティーを東京都内のホテルで開いた。安倍派は松野博一官房長官や萩生田光一経済産業相らが岸田文雄政権の重要ポストを占め、先の衆院選直後には新人が続々と加入した。安倍氏も党会合や講演などに引っ張りだこで、党内で同派の存在感は高まっている。

【写真】「台湾有事は日米安保の有事」安倍氏講演

「われわれ95人、一致団結してしっかりと岸田政権を支えていくいことを約束したい。それが私たちの責任だ」

安倍氏はパーティーでこう語り、岸田政権を支える考えを改めて強調した。

かねて待望論があった安倍氏が衆院選後ほどなくして派閥トップに就任したことで、同派への注目度は増している。首相が率いる岸田派(宏池会、42人)は党内第5派閥であるため、最大派閥である安倍派との連携は首相の安定的な政権運営に欠かせないためだ。

安倍氏自身、派閥会長就任後、メディア出演などを精力的にこなし、発信を強めている。1日には台湾の研究機関が主催したオンライン講演で、海洋進出を強行する中国に対し、「軍事的冒険は経済的自殺への道だ」と指摘。これに対し、中国外務省は「強烈な不満」を表明した。こうした過剰な中国の反応は「自由で開かれたインド太平洋」の提唱など、首相在任中に国際社会をリードした安倍氏の影響力の大きさを物語っている。

岸田政権の人事では、党4役に福田達夫総務会長が起用され、国会運営の要として同派の世耕弘成参院幹事長や高木毅衆院国対委員長、岡田直樹参院国対委員長らが固める。政策面でも、高市早苗政調会長の直轄組織である財政政策検討本部のトップに安倍氏と考えが近い西田昌司政調会長代理が就任した。来夏の参院選をにらみ、政府・与党の経済政策に対する影響力保持を狙う。

ただ同派は95人の大所帯ゆえ、「逆に内実はバラバラではないか」(他派閥中堅)との指摘もある。安倍派若手も「人数が多いとどうしてもいくつかの固まりができてしまう」との懸念を漏らす。

最大の課題は「ポスト岸田」を狙える人材の育成だ。派内にはすでに要職を経験し、将来の首相・党総裁候補と目される人物を複数抱える。派閥の結束を保ちながら総裁候補をいかに育てるか。今後、安倍氏の「キングメーカー」としての手腕が試されそうだ。(大島悠亮)

7729チバQ:2021/12/07(火) 10:51:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/896a980ca9a0b9a08c7c2d7c3410598fd5b1b52b
首相、改憲シフト鮮明 所信表明演説
12/6(月) 20:48配信

産経新聞
第207臨時国会の衆院本会議で所信表明演説を行う岸田文雄首相=6日午後、衆院本会議場(松井英幸撮影)

岸田文雄首相は6日に行った所信表明演説で、憲法改正に向け、国会議論の活発化と国民の理解を深める必要性を訴えた。首相は自民党総裁任期中の改憲に意欲を見せており、党の体制も見直すなど〝改憲シフト〟を鮮明にしている。

【表でみる】岸田首相の「看板政策」

「われわれ国会議員には憲法のあり方に真剣に向き合っていく責務がある」

首相は演説でこう語り、与野党の枠を超えた国会議論に期待感を示した。同時に、「国民理解のさらなる深化が大事だ」として、国会議員に国民の議論を喚起する役割も求めた。

10月の自身の演説や、昨年10月の菅義偉首相(当時)の演説よりも踏み込んだ内容だ。

首相は党政調会長時代から改憲をテーマにした地方政調会を開き、改憲を実現する上で国民の理解の重要性を実感してきた。今回、改組した「憲法改正実現本部」に、全国遊説などを担う「国民運動委員会」を設置したのもその表れだ。

首相は周囲に「一部の人だけ盛り上がるのではなく、裾野を広げる必要がある」と語る。

先の衆院選で、自民や日本維新の会などの改憲勢力は国会発議に必要な3分の2以上を確保した。改憲論議が進展するか、今国会は試金石となる。(田村龍彦)

7730チバQ:2021/12/07(火) 21:43:47
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021120600040.html岸田政権の順調な運営の陰に…霞が関の官僚たちに安心感ある首相官邸の布陣
2021/12/07 08:00AERA dot.

岸田政権の順調な運営の陰に…霞が関の官僚たちに安心感ある首相官邸の布陣

順調な滑り出しとなった岸田政権だが、来夏の参院選を控えて課題は山積している

(AERA dot.)

 発足から2カ月余り。安倍・菅政権との違いを示すなど、順調な政権運営ぶりがうかがえる岸田政権。その脇を支える、首相官邸の2人の存在も好調の要因の一つになっているようだ。AERA 2021年12月13日号から。

*  *  *

「聞く力」をアピールして岸田文雄氏が首相に就いてから2カ月余。総選挙では野党攻撃を封印しつつ絶対安定多数を確保した。「民主党政権は悪夢だった」と攻撃姿勢を前面に出した安倍晋三元首相の手法との違いを見せた。茂木敏充氏を自民党幹事長に、林芳正氏を外相にそれぞれ起用して独自性を発揮した。

 11月初め、私が朝日新聞社の「WEBRONZA」に「『意外としたたか』な岸田流 新しい政治へ歯車は動くか」を寄稿したら、岸田氏の側近は「『意外と』ではないです。自民党総裁選のころから着々と政権構想を練り上げてきました」と伝えてきた。その後も、南アフリカで発見された新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の水際対策をいち早く打ち出し、コロナ対策で「後手」と言われた安倍、菅義偉両政権との「違い」を見せている。

 総じて順調な政権スタートと言えるだろう。党役員や閣僚人事に加えて、霞が関の官僚たちに安心感を与えたのは首相官邸の布陣だ。岸田首相を支える首席秘書官には経済産業省の事務次官を務めた嶋田隆氏が就任。嶋田氏は1982年、通商産業省(現経産省)に入り、与謝野馨通産相の秘書官を務めた。与謝野氏は全幅の信頼を寄せ、官房長官や経済財政相などを歴任するたびに嶋田氏を秘書官に起用。嶋田氏はその後、官房長などを経て事務次官に就き、2019年に退官した。

 財務省や外務省など他省庁と摩擦を起こしがちな経産官僚だが、嶋田氏に対しては「俺が俺がというタイプではなく、協調性がある」(外務次官経験者)との評価が多い。嶋田氏は、補正予算案の編成では財務省と、コロナ対策では厚生労働省との調整役を担い、実務を淡々とこなしている。

 内政を仕切る嶋田氏に対して、外交・安全保障の司令塔は秋葉剛男・国家安全保障局長だ。1982年、外務省に入り、在米大使館の政務公使など対米外交の中枢を担っただけでなく、中国課長も経験。事務次官も務め、他省庁とのパイプも太い。米中対立の中での進路を探るという難しい外交を担うには適役である。(政治ジャーナリスト・星浩)

※AERA 2021年12月13日号より抜粋

7731チバQ:2021/12/07(火) 21:49:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/17f8effe47760a0d84062c2bba01dbc018dbc64c石原伸晃氏が内閣官房参与 岸田氏「同じカクテル飲んだ仲間」優遇か
12/7(火) 16:15配信


NEWSポストセブン
波紋を呼んでいる石原伸晃氏の参与登用の背景に「カクテル」(時事通信フォト)

 先の衆院選で落選した自民党の石原伸晃・元幹事長が、岸田内閣の内閣官房参与に任命されたことが話題となった。12月6日には、石原氏が首相官邸を訪れて岸田文雄・首相と面会。記者団に辞令交付を受けたことを明かしたが、選挙で有権者からNOを突きつけられた前職が登用されたことには、岸田首相との“長年の盟友関係”が背景にあるとされ、「お友達優遇」の批判が巻き起こるのは必至だ。


 石原氏は「観光立国などの分野」での参与に起用され、官邸で岸田首相と面会した後には「私はまだ、十分に体力も能力もあると思っているので、国のために役に立てるアドバイスをしていきたい」と記者団に語っている。たしかに石原氏は国土交通相や観光立国担当相を歴任してきたが、たとえば感染症対策の内閣官房参与である岡部信彦氏が国立感染症研究所感染症情報センターでセンター長などを務めた経歴から比べると、アドバイスができるような“専門性”は感じられない。

「岸田首相と石原氏は、長く盟友関係にあるのです」と解説するのは政治ジャーナリストだ。

「2000年11月に当時の森喜朗内閣の支持率が急落した際、宏池会会長だった加藤紘一氏が野党の内閣不信任案に同調しようとする『加藤の乱』が起きました。この時、宏池会の若手だった岸田氏、石原氏、塩崎恭久氏(元官房長官、先の総選挙で引退)、根本匠氏(元厚労相)の4人は、本会議出席前に不信任案に賛成票を投じるうえでの覚悟を決める“出陣式”を行なう力の入れようだった。加藤の乱は尻すぼみに終わったが、この出陣式の時にカクテルのドライマティーニを一緒に飲んだことから、4人はその後も不信任案が採決された11月20日近辺になると、“ドライマティーニの会”を開いて絆を深めてきた」(同前)

 たしかに、昨年は12月1日に、一昨年は11月26日に、この4人で集まって会合を開いたことが報じられている。岸田氏と根本氏が宏池会に残って、石原氏は後に自身が派閥領袖となる山崎派に移り、塩崎氏は無派閥になるなど所属派閥はそれぞれ違った選択となったが、連携して動く関係にあったわけだ。岸田氏が首相に就任してもなお、その関係は深いとされる。

「加藤の乱から21年後となる今年11月20日には、岸田首相は地方のデジタル化の視察などの名目で、愛媛県松山市を訪問。3時間半ほどの滞在だったが、そこで先の衆院選で地盤を息子に譲った塩崎氏と面会する時間を作っています。根本氏は岸田派(宏池会)事務総長として首相動静によく名前が出てくることからも、今も密にコミュニケーションを取っていることがわかる。4人のメンバーのなかで、石原氏だけが先の衆院選の東京8区で落選して比例復活も叶わず、“蚊帳の外”になっていたわけですが、そこに内閣官房参与の話が浮上したわけです」(同前)

 内閣官房参与は非常勤の公務員として税金から日当が支払われる。もちろん、コロナ禍で甚大なダメージを受けた観光産業の復活は国家的な課題だから、石原氏には参与の地位に見合った活躍が期待される。目に見える成果が出なければ、「20年来のお友達」を優遇しただけの人事として、さらなる批判を呼ぶことになるのは間違いない。

7732チバQ:2021/12/07(火) 21:56:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b633d73d23f3f7d4d16173c77053e6efe244b58f落選議員の救済ポスト!? 内閣官房参与に岸田首相の盟友、石原伸晃氏 弟・宏高氏の「岸田派」入会も背景に 識者「国民納得するか」
12/7(火) 17:00配信

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夕刊フジ
石原伸晃氏

岸田文雄首相は6日、先の衆院選で落選した自民党の石原伸晃元幹事長(64)に官邸で面会し、「観光政策担当」の内閣官房参与として起用する辞令を交付した。過去にも議員バッジを失いながら、直後に参与になった例がある。今回の人事を疑問視する声もある。

「私もまだ、体力、能力とも十分にある。岸田内閣には、国や地域、コロナで疲弊している業界のため、お役に立てるアドバイスをしたい」

石原氏は、岸田首相に官邸で面会後、記者団にこう語った。

確かに、石原氏は小泉純一郎内閣で2003年9月から1年間、国交相(観光立国担当)を務めるなど、「観光分野での幅広い知識と経験がある」(松野博一官房長官)という。

ただ、永田町事情通は「石原氏は岸田首相の盟友で、9月の自民党総裁選でも首相を支援した。弟の石原宏高元環境副大臣は石原派を退会し、岸田派に入会する意向があるようだ。観光分野でのアドバイスとともに、これらも背景かもしれない」と分析した。

元議員の参与としては、15年に政治資金問題で農水相を辞任し、17年10月の衆院選で落選した西川公也元農水相が、翌11月に就いた例がある。

大和大学准教授(政治哲学)の岩田温氏は「一般論として、国民が『適材適所だ』と納得できればいいが、参与が『落選議員の救済ポスト』などと疑われることは避けるべきだ」と語っている。

7733チバQ:2021/12/07(火) 21:59:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/17b535ceb6b2a0128de7e6e5f2ed92a66f143fd4鈴木財務相は「話す力」に難アリ…心もとない"ボソボソ財政演説”に党内から不安の声
12/7(火) 14:10配信


日刊ゲンダイDIGITAL
失言の懸念も(C)日刊ゲンダイ

「本補正予算の一刻も早い成立が必要であります。何とぞご審議の上、速やかにご賛同いただきますようお願い申し上げます」


 6日召集された臨時国会で、2021年度補正予算案の国会提出を受けて、鈴木財務相が初の財政演説を行った。

■麻生氏以外は10年ぶり

 麻生前財務相が長くその席にとどまっていたため、麻生氏以外の財政演説を聞くのは、民主党政権時代の2012年1月に当時の安住財務相が財政演説を行って以来のこと。約10年ぶりということで注目を集めたのだが……。

「か細い声で財務官僚が書いた原稿をボソボソ読み上げるだけの演説でした。補正予算の概要についての説明だから、内容が予算項目の羅列になるのは仕方ないのですが、あまりに覇気が感じられない。早くも、今後の国会答弁を不安視する声が上がっています。環境相と五輪相の閣僚経験があるとはいえ、アドリブがうまいタイプではないし、答弁機会が多い財務相は原稿を棒読みするだけでは務まらない。義兄の麻生副総裁のような“ふてぶてしさ”もありません。予算委員会で野党から厳しく追及されて立ち往生するんじゃないかと心配されています」(自民党中堅議員)

 もっとも、鈴木氏がアドリブを利かせてもロクなことにならない。つい最近も、失言で国民の怒りを買ったばかりだ。

 補正予算案には、18歳以下を対象にした10万円相当の給付が盛り込まれているが、現金とクーポンに分けることで事務経費が967億円に膨れ上がることが世論の批判を招いている。これに対し、鈴木氏は3日の閣議後会見で「過大な水準ではない」と豪語。その直後からSNSでは「鈴木財務相」がトレンド入りし、「国民の金を何だと思ってるんだ」「過大というより無駄」などと怒りの声があふれた。

 今回の臨時国会は35.9兆円の補正予算を審議して成立させることが最大のテーマ。与野党とも新体制で臨む論戦の主戦場は予算委だ。野党は当然、給付金の事務経費問題も追及する構えで、鈴木氏は矢面に立つことになる。

 何を聞かれても原稿棒読みでは国民から「大臣失格」の烙印を押されるだけだし、アドリブで失言すれば支持率下落を招きかねない。「話す力」に難アリの財務相が、まずは岸田政権のウイークポイントになりそうだ。

7734チバQ:2021/12/07(火) 22:07:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/e97b6b55f339a2be9c2d3839f6824cd040f40ec7麻生氏、安倍氏とのあつれき避ける考え 財政政策の方向性巡り
12/7(火) 19:27配信

毎日新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 自民党の麻生太郎副総裁は7日、党の「財政健全化推進本部」(本部長・額賀福志郎元財務相)の役員会で「党内で安倍・麻生は近ごろ面白くないとか、そういった(報道機関の)方々のエサになるのは断固避けねばならん」と述べた。麻生氏は推進本部の最高顧問に就いたが、積極財政派が中心の「財政政策検討本部」の最高顧問には安倍晋三元首相が就任した。安倍氏とのあつれきを避けるべきだとの考えを示した。

 麻生氏は自身の財務相時代を振り返り、「経済の再生と財政再建の二兎(にと)を追わざるを得なかったが、その結果、法人税収も過去最高、税収総額も過去最高となった」と強調。日本が日露戦争の際に戦時国債を引き受けた米金融財閥への支払いを第二次世界大戦後も続けた話を紹介し「日本人は金を必ず返すという『神話』のもとになった。(借金返済を)きちんと我々はやるという視点だけは頭に入れてもらいたい」とも呼びかけた。

 党内では1日、積極財政派の西田昌司参院議員が本部長を務める「財政政策検討本部」の第1回役員会が開かれ、最高顧問の安倍氏は国内の失業率の改善を「今までの積極的な財政出動の成果だ」と強調していた。【小田中大】

7735チバQ:2021/12/08(水) 19:25:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d4d24f2485a0f952c569b1e8fce516cf9b1c5b
石原氏団体、雇用助成金を受給 20年収支報告に計60万円
12/8(水) 19:01配信

時事通信
石原伸晃内閣官房参与=6日、首相官邸

 内閣官房参与に就任した自民党の石原伸晃元幹事長が代表を務める政治団体が昨年、雇用調整助成金を受給していたことが8日、分かった。

 事業縮小に追い込まれた事業主に休業手当などの一部を助成する制度で、新型コロナウイルス感染拡大に伴い助成率が引き上げられている。政治団体による活用には疑問の声が上がりそうだ。

 自民党東京都第8選挙区支部の2020年分の政治資金収支報告書によると、4〜5月分として計3回、「雇用安定助成金」の名目で計60万円を収入に計上。支部関係者は取材に対し、「所管官庁に確認した上で、適正に申請し、審査してもらった」と説明した。

7736チバQ:2021/12/09(木) 11:06:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/09b52bbcb9868407f2b5932c6be0d1190a44a370
首相公邸に9年ぶりの“主”…岸田氏が引っ越しを決めたワケ
12/9(木) 9:48配信

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西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
首相公邸の外観。完成した昭和初期の面影が残る(首相官邸ホームページより)

 岸田文雄首相は11日から、官邸に隣接する首相公邸に入居する。10月に就任して以降も、官邸から約400メートルの地点にある東京・赤坂の衆院議員宿舎から通勤してきたが、「職住一体」に変更することとした。首相が公邸で暮らすのは、旧民主党政権の野田佳彦氏以来、9年ぶりという。

【写真】ホテルのような首相公邸の正面玄関

 現在の公邸は旧首相官邸を曳家(ひきや)・改築したもので、2005年から供用開始された。入居するかしないかの判断は時の宰相に任されているが、入居しなくともその維持管理には年間約1億6千万円を要するとされる。このため、入居しないと「血税が無駄になる」との批判や、「首都直下地震が起きた場合など、危機管理事態にトップが即時対応できない」との指摘も聞かれる。

 では、近年の自民党政権のケースを確認してみよう。

 小泉純一郎、第1次政権の安倍晋三、福田康夫、麻生太郎の各氏は、公邸の主となった。一方、第2次政権の安倍氏は東京・富ケ谷の自宅から、続く菅義偉氏も議員宿舎から官邸に通う方を選んでいる。

 公邸に入らなかったのは、安倍氏は「自宅の方が、心身の休養、充電ができる」との理由だったとみられている。政官民の知人と個別面会して直接、情報収集するスタイルだった菅氏の場合は、いったん中に入ってしまえば、公邸よりも動静をメディアに把握されづらい議員宿舎を好んだとされている。

 さて、岸田氏-。

 政府関係者は「首相は、就任当初から公邸への引っ越しを検討してきた。危機管理面などを総合的に判断した結果だ」と話す。議員宿舎が赤坂の繁華街に近く、多くの出入りがあることから、警備を担当する警察官の負担が重くなってしまう事情も考慮したもよう。土曜日の11日には引っ越しを終える予定で、議員宿舎には息子らと一緒に暮らしていたが、今後どうするかはまだ分からない。

 ちなみに公邸は鉄筋4階建ての洋館で、延べ床面積は7千平方メートル。部屋数などは非公表だが、大ホールを備え、海外要人をもてなす機能も有する。直近では、来日したベトナムのファム・ミン・チン首相の一行を歓迎する夕食会が催された。

 旧官邸時代には、1932年の五・一五事件で犬養毅首相が、36年の二・二六事件では岡田啓介首相の義弟が殺害された歴史上の舞台となった。(井崎圭)

7737チバQ:2021/12/10(金) 10:19:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/442e8859ae6a8f65175a012e2d31829785e0eafa
首相「安倍氏から選挙の秘訣まだ聞いてない」…安倍氏「今までで最も面白いジョーク」
12/10(金) 9:13配信

読売新聞オンライン
岸田首相

 安倍元首相は9日、自民党安倍派の総会で、岸田首相が同派の政治資金パーティーで「安倍氏からまだ選挙の秘訣(ひけつ)を聞いていない」と語ったことに触れ、「首相とは長い付き合いだが、今までで最も面白いジョークだ」と述べ、笑いを誘った。「首相は(先の衆院選で)既に大勝利しており、私が言う立場にない」とも述べた。

安倍元首相

 首相は6日に行われたパーティーの席上、11月に訪問した英国で外国首脳から「安倍氏は選挙の秘訣を知っている。自分は教えてもらった」と声を掛けられた裏話を披露し、「参院選に向け、貴重な指導をいただきたい」と持ち上げていた。

 一方、安倍氏は総会で、米国などが来年2月の北京冬季五輪に政府関係者らを派遣しない「外交的ボイコット」を表明したことについて、「日本の意志を示す時は近づいているのではないか」と述べ、政府に早期対応を求めた。

7738チバQ:2021/12/10(金) 20:37:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/307cae45cde36b188972dde4d170c587b156eb44
【独自】石原伸晃氏が内閣参与を辞任「本人は助成金返還で収めようとしたが、岸田首相周辺が引導」〈dot.〉
12/10(金) 20:00配信


AERA dot.
石原伸晃氏(左)と岸田文雄首相

 12月7日にAERAdot.が特報した、内閣参与の石原伸晃氏がコロナ関連助成金である「雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金」を約60万円受給していた問題を受け、石原氏が参与を辞任した。石原氏に対しては、世論からの批判に加え、与野党から強く問題視する声があがっていた。

【画像】コロナ助成金約60万円が記されている収支報告書はコチラ

「本人は最後まで自ら辞任することを渋り、助成金返納で収めようという考えでいました。政権内でも『公正な手続であり違法とは言い切れない』『支給を認めた厚労省が悪い』と擁護する声もありました。一方で官邸の中では辞任・早期決着論がずっと出ていました。予算委員会などで野党から任命責任を含めて追及されると、新たな事実が明るみになるリスクもありました。政権そのものが伸晃と心中しかねませんから、その前に辞めさせたいというのが本音でした。岸田首相周辺の判断で直接、本人に引導を渡したそうです。石原ブランドの終焉ですね」(官邸関係者)

 自民党の派閥「近未来研究会」(旧石原派)の創立者で石原伸晃氏に派閥を引き継いだ山崎拓元自民党副総裁はこう話す。

「報道でコロナ関連の助成金をもらっていたと知り、大変、驚きました。石原さんはお金に困っている方ではないので、秘書が手続きをしたと思いますが…。参与の辞任は本人の判断。岸田政権に迷惑をかけるのでやむを得ないと思います。残念です。近未来研究会は16日から森山裕前国対委員長が会長になります」

 石原氏が辞任するという報道が流れると、SNSでは<辞任するのは当然>、<民意が勝った>、<まだ説明責任を果たしていない>などと辞任を当然とするコメントが溢れた。

 政治家からも同じように受け止められたようだ。日本維新の会の音喜多駿参議院議員は<妥当な判断。参与にしがみつけば、石原伸晃氏のみならず岸田内閣へも批判が噴出したでしょうから、辞任を促されたのかも知れません>という見立てをSNSに投稿した。立憲の小川淳也政調会長も<当然のことと受け止めています。それでも任命責任は残ります>とツイートした。

 石原氏のコロナ助成金問題の経緯をふり返っておこう。

7739チバQ:2021/12/10(金) 20:37:56

 問題になった「雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金」とは、新型コロナの影響で事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、雇用が維持されるために、休業手当などの一部を事業主に助成する制度のことだ。厚労省によると「最近1か月間の売上高が前年同月比5%以上減少している」「休業手当を支払っている」などの条件を満たすと、支給されることになる。政治団体も対象になる。

 石原氏が代表を務める東京都第八選挙区支部の2020年の収支報告書を見ると、収入の欄に「雇用安定助成金」として計60万8千円の記載があった。しかし、他方で支部の収入の総額を見ると、20年は約4200万円で19年の約3900万円から増加していた。 

 石原氏のもう一つの政治団体「石原伸晃の会」の収支報告書を見ると、「雇用安定助成金」を受け取っていた4月に、渉外費として赤坂のアークヒルズクラブ、ホテルオークラで16万円の支出の記載などもあり、資金に窮している様子は伺えなかった。

 AERAdot.の取材に対し、石原事務所は「支部において所管当局に確認した上で申請しているところです」とFaxで回答し、あくまでも問題ないという態度を示していた。

 7日にAERAdot.がこの問題を特報すると、NHKや民放各社のほか、朝日新聞や読売新聞など新聞各社もこの問題を報道した。

 SNSでは<本当にせこいことをしている>、<国民には10万すら出し渋るのに>、<岸田首相は公然と叱責するべき>などと批判が続き、ツイッターではトレンドになるほどだった。

 その後は与野党からも批判の声があがっていた。

 10日、自民党の世耕弘成参院幹事長は「制度の趣旨に鑑みると適切ではないのではないか」「不適切だと明らかになった場合はできる限り速やかに返納すべきだ」などと述べていた。自民党の福田達夫総務会長も、「財政が厳しい中で工面したもので、私は使うという判断はしない」などと苦言を呈していた。

 野党は国会で問題にする構えを見せていた。立憲民主党の小川政調会長は「きわめて不適切ではないか」と発言。「予算委員会でお聞きすることも含めて対応を考えたい。説明責任は総理の側にある」と問題視。国民民主党の玉木雄一郎代表も「普通やらないっすよね」とした上で「悪用しているのであれば、政治に対する信頼を著しく損ねることになる。まず本人からしっかり説明責任を果たしていただきたい」と注文をつけていた。

 岸田首相は10日夜、記者団に「石原内閣官房参与から自民党東京第8選挙区支部の件は、公正な手続きに乗っ取った受給ではあるが、混乱を生じることで総理の職務遂行に迷惑をかけることは自分の本意ではない、内閣官房参与の職を辞任したい、という旨申し出がありました。この申し出を了として、本日付けで辞任を認めることとしました」と説明した。

(AERAdot.編集部 吉崎洋夫)

7740チバQ:2021/12/13(月) 14:26:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/cac078e109e9d2e63b015bae355965139100a411
岩城元参院議員の自民党支部、雇調金147万円を受給 「問題ない」
12/13(月) 9:15配信

朝日新聞デジタル
雇用調整助成金の申請書

 元参院議員の岩城光英氏(72)が代表の「自民党福島県ふるさと振興支部」が昨年、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)を約147万円受給していたことが分かった。岩城氏は「支部職員の雇用確保のためで、受給に問題はない」としている。

 雇調金は、企業が働き手を休ませて休業手当を払った場合に、国がその費用を支援する制度。新型コロナ流行後は特例で、1カ月の売り上げが前年より5%以上減った企業などに対象を広げ、支援額も増やしている。

 同支部の2020年の政治資金収支報告書によると、雇調金を4回に分けて計約147万円受け取っていたほか、子どもの休校や感染などを理由に従業員が有休をとれる企業に助成する「両立支援等助成金」も約28万円受給していた。

 同支部の20年の収入は、前年より1割弱減って約1324万円。その半分を占める約685万円が企業献金で、同じく1割強減っていた。岩城氏は「企業からの寄付が予定よりも入らず職員の雇用が難しかった」と説明。政党交付金は受けていないことも理由にあげ「関係機関に『もらって差し支えない』と確認して申請した」とした。

 神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は「税制優遇されているうえ、安定的に企業献金がある政党支部は、コロナ禍で経営が苦しい企業とはわけが違う」と指摘し、受給は不適切だとの見解を示した。

 岩城氏は来夏の参院選で福島選挙区(改選数1)からの立候補に意欲を示している。(酒本友紀子)

朝日新聞社

7741チバQ:2021/12/13(月) 14:30:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/40435def65f67bf6cf489fb0e94862d9549e461f
自民党の茂木氏、足場固め着々 派内結束・参院選に不安も
12/12(日) 7:04配信
時事通信
自民党青森県連幹部との会合であいさつする同党の茂木敏充幹事長(中央)=11日午後、青森市

 自民党の茂木敏充幹事長が足場固めを着々と進めている。

 自ら率いることになった茂木派を党内第2勢力まで拡大。岸田文雄首相や麻生太郎副総裁とも良好な関係を築き、「ポスト岸田」との見方もささやかれる。一方、自派の結束には課題が残り、参院選に向けた手腕も問われる。党内は茂木氏の働きぶりを注視する。


 「間違いなくわれわれは主要派閥として岸田政権を支えていく重い責任を持っている」。茂木氏は9日の派閥総会で、新たに入会したメンバーを紹介するとこうアピールした。

 旧竹下派から移行した茂木派は9日で計53人となり、第2派閥の麻生派と並んだ。先の衆院選後、初当選組に直接電話をかけて派閥入りを勧誘してきたことなどが奏功。13日に開かれる茂木派パーティーは派閥会長就任のお披露目となる予定で、党内に存在感を示す絶好の機会となる。

 11月には首相、麻生氏とたびたび会談し、政権安定に向けて連携していくことを確認した。3人は共に派閥領袖(りょうしゅう)だ。茂木氏は首相と麻生氏だけでなく、安倍晋三元首相の信頼も厚いとされ、現在は政権のキーマンの一人となりつつある。

 もっとも、「上げ潮」ムードの茂木氏にも不安要素がちらつく。一つは足元の茂木派の結束だ。同派の参院側に影響力を保つ青木幹雄元参院議員会長とは依然として距離があり、参院側に根回しなく派閥会長に就く流れをつくったことには不満もくすぶる。

 茂木氏の今後を左右する「壁」として待ち受けるのが来夏の参院選。大型国政選挙は初陣となる見通しで、党の選挙責任者として結果が問われる。勝負の行方によっては勢いにブレーキがかかる可能性もある。

 茂木氏は11日、青森市を訪れ、党青森県連幹部と参院選対応をめぐり協議した。青森は全国に32ある改選数1の「1人区」の一つだが、自民党の候補者は未定。茂木氏はあいさつで「参院選で必ず勝つことが政権安定には必要不可欠だ。魅力ある候補を選び、必勝の態勢を整えてほしい」と檄(げき)を飛ばした。

7742チバQ:2021/12/13(月) 19:25:22
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_JGGAQ76MWRKCLDVMDSGV2JCGAY.html自民、山崎拓氏を党員資格1年停止処分
2021/12/13 18:32産経新聞

自民、山崎拓氏を党員資格1年停止処分

辻元清美氏の応援演説に立った元自民党幹事長の山崎拓氏=10月27日、大阪府高槻市

(産経新聞)

自民党は13日、党本部で党紀委員会を開き、先の衆院選で大阪10区から出馬した立憲民主党の辻元清美氏を応援した山崎拓元副総裁について、党の規律を乱したとして党員資格を1年停止する処分を決めた。

山崎氏は選挙期間中だった10月27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説を行い、「小選挙区は辻元清美、比例区は自民党という立場だが、理解をいただきたい。辻元清美が当選すれば、日本の政治のためになる」などと訴えた。

7743チバQ:2021/12/13(月) 19:30:49
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/nation/bunshun-50593.html
官房長官時代は「俺と総理の関係が大切なんだ」と岸田に嫉妬…元番記者が見た、“なぜ菅はひとりぼっちになったのか”
2021/12/13 17:00文春オンライン

「『私と総理の2人で決めました』なんて、おかしいだろ」。安倍政権の時代、政調会長の岸田文雄がコロナ対策の給付金の額を30万円にすると発表(後に頓挫)する。それについて後日、官房長官の菅義偉はパンケーキを食べながら、こう言い放ったという。

安倍のツンデレに菅が翻弄される
 柳沢高志 『孤独の宰相 菅義偉とは何者だったのか』 (文藝春秋)にある逸話だ。「俺と総理の関係が大切なんだ」といってきた菅には、岸田の振る舞いは腹に据えかねるものであった。同時にこの激昂の裏には、岸田に対する男の嫉妬――ポスト安倍をめぐる政敵への、あるいは自己アピールできる者への嫉妬があるのが見えてこようか。

 著者は、菅と定期的にパンケーキ会食をし、携帯電話で連絡を取り合い、ときには選挙での応援演説の原稿の下読みを頼まれる間柄の元番記者である。記者として政治家に近すぎると思うかもしれないが、そうであるがゆえに、あまり感情を表に出さない菅の心情やその移ろいを知る人物なのだ。

 安倍は「後継者は岸田」と言ったかと思えば、「いややっぱり岸田じゃダメだ、菅だ」と心変わりする。そうしたツンデレぶりに菅は翻弄されながら、岸田への対抗意識から総理総裁を目指すようになる。柳沢はその過程をつぶさに知るのである。


©JMPA
「自分を殺してやらないといけないんだよ」
 本書は、岸田嫌いが高じて自ら総裁選に立つ道のりから、衆院解散も総裁選出馬も叶わずに辞任するよりほかなくなり、わずか1年で総理・総裁を降りることになるまでを詳らかにするものだ。

 官房長官時代の菅は、安倍と一体に見られた。目立つことを嫌う性分であるうえ、携帯電話料金の値下げくらいしか独自性を持ち合わせていなかったこともあろう。師と仰ぐ梶山静六は、橋本内閣の官房長官時代、月刊「文藝春秋」や「週刊文春」に頻繁に政策提言などを寄稿して実力者として振る舞ったが、菅は黒衣に徹したとも言えようか。

「官房長官というのは、自分を殺してやらないといけないんだよ」。ポスト安倍をめぐる総裁選の最中、総理になった暁には、官房長官に河野太郎はどうかと柳沢に問われて、菅はこう述べている。目立ちたがり屋の河野に対する秀逸な人物評であると同時に、最長政権を“総理の影”として支えてきたことへの誇りがのぞく。

 そんなふうに自分を殺して安倍政権を支え続けているのに、安倍は岸田を後継にしようとする。それが菅には我慢ならなかった。
「コネクト不倫」でも岸田を引き合いに
 本書によると、菅は岸田を「戦わない政治家」として見下した。ときには安倍が嫌う石破茂を引き合いに出しては岸田を腐しもする。柳沢に総裁選で岸田と石破が争えばどうなるかと聞かれた菅は、総選挙前にやれば石破が勝つと言明し、「岸田さんよりは遥かに選挙は強いでしょ。答弁もきちんとできるし」と評するのだった。

 また官邸官僚には、安倍に近いことから岸田政権を望む者と、菅に近い者の二派がいた。後者で有名なのが「コネクト不倫」の和泉洋人だ。彼のスキャンダルを週刊文春が報じたことも、菅にすれば、「岸田を担ぎたい奴がやっているんだよ」となる。

 すさまじい嫉妬と猜疑心の世界である。それを生きるうち、自ら総理・総裁を目指すようになっていく。

 本心をなかなか見せない菅が、総裁選に出ると意思表示をしたのは、いったい、いつなのか。

 たとえば読売新聞政治部『喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書』(新潮社)には、昨年6月17日の夜、高級中華料理店で二階俊博、林幹雄、森山裕と会食した際、二階が「次の総理はどうか。やるなら応援するよ」と水を向けると、菅は「ありがとうございます」と応じたとある。

7744チバQ:2021/12/13(月) 19:31:20
ホテルに近しい人物を集め…知られざる総理大臣への準備
 実はこの2日前、菅は朝食を柳沢とともにしながら、「自分が信頼できる人間だけを集めて、政権構想本についての勉強会をやろうと思う」と告げている。総理大臣を目指すとの肚を打ち明けたのだ。

 そして6月20日、菅はホテルの会議室に、側近の官僚、近しい人物2人と秘書を集める。そこで、年内に官房長官を辞め、そのうえで官房長官としての実績を記す本を出版し、翌年には政権構想を掲げる書籍を出すとの構想を表明。また「総理を目指すために、1年間は勉強をする時間が必要だ」とも述べるのだった。

 滑舌の悪さを気にして歯の矯正を始めたのも首相就任後であるように、菅は宰相になるための特別な準備をしていないものだと思っていたが、実は翌年に予定される総裁選に向けて大胆な絵図を描いていた。本書で柳沢は、こうした知られざる総理大臣への道のりを明かしていくのである。

 それにしても2冊も書籍を出そうとしていたというのは、意外な話だ。野党時代に菅は、自費出版した本で、民主党政権批判として文書保管の重要性を訴えた。ところが安倍政権の公文書管理が問題になったおり、記者にその一節を読み上げられて「誰の本か知っているか」と問われた菅は「知らない」と応えた。

 そんなこともあって、本を書くとそれが呪縛になるとして、懲りているものとばかり思っていたがそうではなかった。

安倍の禅譲の言葉になびき、総理大臣になったものの…
 首相を目指すために官房長官を辞めると決意した菅は、その理由はどうするのかと問われると「『総理と仲違いした』って言うかな」と冗談めかして言ったという。柳沢は菅の弱みを「安倍さんと同じ」に見られることだと指摘しているが、なるほど、それも払拭できる。

 ところが、である。

 そんなふうに肚を決めたはずの菅であったが、7月に入ると安倍が関係者を通じて「岸田ではなく、菅を後継として考えている」とのメッセージを伝えてくると一転、官房長官として安倍を支え続けると翻意する。岸田を「戦えない政治家」と見下していた菅であるが、安倍の禅譲の言葉になびいたのである。

 おまけに8月に入ると安倍は突然辞任し、急遽、総裁選に突入。1年間の勉強も、政権構想の書籍もすっ飛ばして、政局のいたずらで総理大臣になってしまう。

 その後の菅政権のたどる道は、ご存知のとおりだ。政治学者の御厨貴は文春オンラインのインタビューで岸田首相について、「積み重ねてきた総論哲学はある。しかし、具体的な各論がないんです」と評している。菅はその反対で各論はあっても総論哲学がない。安倍のように「時代を変えよう」などと大きなことを言うわけでもない。

 それでいてコロナ禍への一時しのぎのワンポイントリリーフではなく、「最低4年」の長期政権を目指した(注)のには無理があったろう。

 そのことを菅も自覚していたはずだ。なにしろ「総理を目指すためには、1年間は勉強する時間が必要だ」と自ら言いながら、それが出来なかったのだから。

 本書の最終章は「最後の10日間」と題して、安倍や麻生太郎、二階ら大御所たちの政局への勘と、菅では選挙が戦えないという自民党議員たちの議席への執着心によって、菅がひとりぼっちになっていく様が描かれる。菅を支持する無派閥議員グループ「ガネーシャの会」の者までもが「ビラを配っていても、受け取ってくれる人数が半減している」と危機意識を口にしたあげく、「菅さんが総理を辞める以外は地獄」とまで言うようになっていた。

 官邸が強力な権限をもち、「党低政高」とも「官邸一強」とも言われた安倍政権。それを引き継いだ菅であったが、選挙を前にした自民党議員たちは、官邸の上座にすわる者の座布団をひっぺがす。盛者必衰。ここに非情の政治家といわれた菅をも呑み込む永田町の無情と、自民党の無限のバイタリティを見る。

(注)「最低4年」狙う菅首相 総裁選レース行方​(日テレNEWS24)
https://www.news24.jp/articles/2021/01/02/04796183.html

(urbansea)

7745チバQ:2021/12/13(月) 20:23:51
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPDF6KCMPDFUTFK00P.html茂木派初パーティー、名門復活なるか 「性格、最近良くなられた」
2021/12/13 20:18朝日新聞

茂木派初パーティー、名門復活なるか 「性格、最近良くなられた」

茂木派のパーティーであいさつをする会長の茂木敏充幹事長=2021年12月13日、東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京

(朝日新聞)

 自民党茂木派(平成研究会、53人)は13日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。茂木敏充会長は平成研として21年ぶりの幹事長に就任し、所属議員数は麻生派(志公会)に並ぶ党内第2位まで拡大した。小渕恵三氏以来、首相を出していない「名門派閥」が存在感を高めることができるのか、手腕が問われる。

 11月末に茂木派に衣替えして初のパーティーで茂木氏は「(派閥の)伝統を守り、さらに発展をさせていく」とあいさつした。茂木氏は経済産業相や党選挙対策委員長、党政調会長、経済再生相、外相などを歴任しており、岸田文雄首相は「残されている国の重要ポストは一つぐらいしか残ってないんじゃないか」と持ち上げ、「ポスト岸田」を意識させた。

 幹事長に就いたばかりだが、所属議員数は衆院選直後から7人増え、53人に。派内には「麻生派を抜くこともできる」という声もある。

 茂木氏は派閥の人数が並ぶことを事前に麻生派会長の麻生太郎副総裁に伝えるなど、配慮も欠かさない。派内には、かつて3人の首相が輩出したような権勢の復活を期待する声もある。

 ただ、課題もある。源流の「経世会」は「鉄の結束」を誇ったが、茂木氏は参院に影響力を残す青木幹雄・元参院議員会長と折り合いが良くないとされ、会長就任をめぐっては参院側から不満も出た。

 派内には加藤勝信前官房長官や小渕元首相の次女・優子党組織運動本部長を将来の総裁候補として期待する声もある。茂木氏は幹事長に就く前の外相時代、若手議員らとの会食を繰り返すなどし、求心力の向上を意識しているようだ。麻生氏はパーティーで「分析能力、説明能力、記憶力どれとっても茂木敏充たいしたもんと、そう思ってました。『性格がな』っていうのが皆よく言っておられたせりふだったが、最近よくなられた感じがする」と笑いをとった。

 幹事長として陣頭指揮をとる参院選も試金石となる。勝敗を左右する32ある1人区を行脚している最中だ。12日に岩手県を訪れた茂木氏は記者団に「勝利することができたら、安定した政権のもとで様々な政策を推進していくことができる」と強調した。(上地一姫)

7746チバQ:2021/12/14(火) 11:56:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/48008d809d72dc907aeaae077aa0dd70593670ba
首相、大岡副大臣の更迭を否定 支部で雇調金受給
12/14(火) 11:38配信
産経新聞
衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=14日午前、国会・衆院第1委員室(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は14日午前の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金を関係する自民党支部が受給していた大岡敏孝環境副大臣に関し「引き続き国民の信頼、共感のもとに仕事をしてもらう」と述べ、更迭を否定した。国民に対する丁寧な説明が必要だとの認識を重ねて示した。

国会議員に支給される月額100万円の文書通信交通滞在費(文通費)について「1日しか仕事をしていないのに満額支給されるのは、国民の感覚からして疑問に思うのは当然だ」と述べ、日割支給への変更に意欲を示した。

一方、野党側が求めている使途公開や国庫返納については「首相の立場から申し上げることは控える。真摯(しんし)な議論を通じて国民の疑問に答えることが重要だ」と述べるにとどめた。立憲民主党の逢坂誠二代表代行への答弁。

7747チバQ:2021/12/14(火) 21:59:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/395e3db38eed3a674426394d3300324f6c5c5108
桜を見る会「私の内閣では開催しない」 岸田首相が明言
12/14(火) 11:06配信

毎日新聞
衆院予算委員会で立憲民主党の逢坂誠二代表代行の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2021年12月14日午前9時20分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は14日の衆院予算委員会で、安倍政権時代の「桜を見る会」問題への批判を踏まえ、「私の内閣において、桜を見る会を開催することは考えていない」と明言した。


 岸田首相は、首相主催の桜を見る会について「長年の慣行の中で招待者の基準があいまいになり、数も膨れ上がり、国民から大変厳しい批判を招いた。大いに反省すべき点があるし、二度と起こしてはならない」と強調。「自民党の党改革の議論を進め、信頼を回復したい」と述べた。

 桜を見る会を巡る問題は2019年に表面化し、安倍晋三首相(当時)が20年の開催を中止。その後就任した菅義偉首相(同)も21年の開催を中止していた。

 首相はまた、10月31日の衆院選で当選した新人議員に10月分の文書通信交通滞在費が満額支給されたことについて「国民が納得いかないと疑問に思うのは当然ではないか」と指摘し、各党が議論を尽くすよう改めて求めた。

 核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加については「バイデン米大統領との間で、核兵器のない世界を目指すという観点から信頼関係をしっかりつくることは目指さないとならない」と述べ、慎重な姿勢を示した。【田中裕之】

7748チバQ:2021/12/14(火) 22:08:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f1f0796996d107a73a1ec5de2b1c252df948652
飛び交う自虐や冗談 岸田・安倍・麻生氏が茂木新会長にコメント
12/14(火) 5:45配信
毎日新聞
自民党茂木派のパーティーであいさつする岸田文雄首相=東京都港区で2021年12月13日午後6時18分、北山夏帆撮影

 東京都内のホテルで13日に開かれた自民党茂木派(平成研究会、53人)の政治資金パーティーでは、新会長に就任したばかりの茂木敏充幹事長に対して、来賓の岸田文雄首相、安倍晋三元首相、麻生太郎元首相から、それぞれ個性あふれるコメントが飛び出し、会場を盛り上げた。

 岸田派(宏池会、42人)会長の岸田首相は、平成研と宏池会が結束して何人もの首相を生み出してきた過去を振り返り、「深いご縁で結ばれている。政局に強い平成研に対し、私たち宏池会は政策には強いが政局に弱い『お公家集団』と揶揄(やゆ)されてきた」と自虐的な発言で茂木派を持ち上げた。「政策にも政局にも強い宏池会を目指したいが、世の中なかなかそう甘くなく、思うようにいかない。引き続き岸田政権をど真ん中で支えていただきたい」と呼びかけた。

 茂木氏と同様、11月に最大派閥・安倍派(95人)の会長に就任したばかりの安倍元首相は、父の晋太郎氏と竹下登元首相との関係に触れ、「『安竹』蜜月時代があったように、『安木』でしっかり力を合わせて岸田政権を支えたい」と述べた。自身と岸田首相、茂木氏の3人が初当選同期だと紹介し、「一番の男前は岸田文雄、一番頭が良いのが茂木敏充、そして一番性格が良いのが安倍晋三。大体定着した評価なんですけど」と冗談も交えてあいさつした。

 所属議員数で茂木派に並ばれた麻生派(53人)会長の麻生副総裁は「分析能力、説明能力、記憶力。どれを取ってもたいしたもんだ」と茂木氏の手腕を高く評価。一方で、「『性格がなあ……』と皆よく言っておられたと記憶するが、最近は私と付き合ったせいか昔より明るくなった気がする」と場内の笑いを誘った。【堀和彦】

7749チバQ:2021/12/14(火) 22:09:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92b2e97fffb2f47a2a341cd7e1092a6b3338d7e
安倍氏「同期一の男前は岸田、頭いいのは茂木、性格いいのは安倍」
12/14(火) 0:53配信

TBS系(JNN)

 自民党の第二派閥、“茂木派”が茂木幹事長が会長となってはじめてのパーティーを開きました。“ポスト岸田”候補と目される茂木氏を岸田総理が持ち上げる一幕もありました。

 東京都内のホテルで行われた茂木派のパーティー。出席した岸田総理は茂木氏がこれまで経済産業大臣や外務大臣など要職を歴任してきたことに触れ、次のように述べました。

岸田首相
 「こうやって考えますと、あと残されている国の重要ポストは、あと一つぐらいしか残ってないんではないかなと思いまして、複雑な思いをいたしましたが、しかし私もまだ就任して2か月でありますので、ぜひ茂木会長には引き続き政権を支えていただきますよう、よろしくお願いを申し上げます」

 一方、安倍派を代表して挨拶した安倍元総理。岸田総理と茂木氏とは当選同期だとして、こんなエピソードで会場を沸かせました。

安倍元首相
 「同期一番の男前は岸田文雄と、こう言われていました。そして同期一番頭がいいのは茂木敏充、そして一番性格がいいのは安倍晋三と」

 茂木氏は、「茂木派の所属議員一丸となって日本を前に進める」と述べ、主要派閥の一つとして岸田政権を支える考えを強調しました。(13日23:45)

7750チバQ:2021/12/15(水) 10:02:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4f60e917e643b2b61d4b52eb830db8f538f8acb
重鎮去った自民「厚労族」、日医に強い風当たり…「今さら助けてと言われても」
12/15(水) 7:38配信
読売新聞オンライン
 政府が今月決定する2022年度の診療報酬改定を巡り、自民党内での議論の構図が変化している。これまで議論を主導してきた「厚労族」から重鎮議員が去り、新たなキーマンの手腕も未知数なためだ。党の有力支持団体の日本医師会(日医)への風当たりが強まっていることも影響している。

厚労族世代交代 日医へ反発

7連続プラス
(写真:読売新聞)

 「大幅なプラス改定を目指して頑張っていく」

 14日の党社会保障制度調査会の会合で会長の加藤勝信・元厚生労働相は、診療報酬のうち医師の人件費などに回る「本体」部分の引き上げに意欲を示した。

 だが、国民の医療費負担の増加に慎重な岸田首相の下、財政規律の面からマイナス改定を主張する財務省の圧力は強まっており、プラス改定は困難な見通しだ。

 原則2年に1度の診療報酬改定で、党内議論への影響力を持つのが、厚労族と呼ばれる議員たちだ。厚労相経験者や医師免許を持つ議員らが該当し、引き上げを求める日医や厚生労働省と、財務省とを調整してきた。選挙での協力を期待し、厚労族が日医の顔を立ててプラス改定に導くことも多かった。08年度以来、本体は7回連続でプラスだ。

力学に変化
 もっとも、重鎮の伊吹文明・元衆院議長らが先の衆院選で引退するなどし、力学の変化が起きている。新たなキーマンは加藤氏とされるが、自民党関係者は「これまでの重鎮ほど、財務省ににらみがきくかは不明」と指摘する。田村憲久・前厚労相はこの日の会合で、「医療機関の経営は決して良い状況ではない」と危機感をあらわにした。

 自民党と日医の関係もかつてほど良好ではない。日医の横倉義武・前会長は安倍元首相や麻生副総裁ら政権中枢と蜜月で、過去のプラス改定は安倍内閣時代に財務相だった麻生氏の横倉氏への配慮もあったと指摘される。

 一方、現在の中川俊男会長は、新型コロナウイルス対策などで、政府に批判的な姿勢が目立つ。党内には「今さら助けてくれと言われても応じる気にはなれない」(中堅)と冷淡な声が広がっている。

7751チバQ:2021/12/15(水) 10:14:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc83f6be9ea7969085c7058ddc448cbfe21646d4
<独自>新組織名「こども家庭庁」に 文科省からいじめ対策移管
12/14(火) 18:15配信
産経新聞
政府は子供関連政策の司令塔として令和5年度の設置を目指す組織の名称を「こども家庭庁」とする方針を固めた。政府関係者が14日、明らかにした。子供だけではなく、子育ての基盤となる家庭も支援する姿勢を示す。幼保の実質的な一元化のため幼稚園の教育内容に関与できる仕組みを導入するほか、文部科学省からいじめ対策の権限も移管する。


司令塔組織設置に向けた基本方針の修正案を15日に開かれる自民党の会合で諮り、公明党にも示した上で、野田聖子こども政策担当相が最終案を取りまとめる。年内に閣議決定する。

岸田文雄政権は、児童虐待や貧困問題をはじめ子供に関する政策を一元管理する司令塔組織設置に向けた議論を進めてきた。組織の名称は「こども庁」が想定されていたが、自民党内では子育てだけでなく、妊娠前後から成人まで一貫して家庭を支えるという理念から、こども家庭庁が望ましいとの意見が上がっていた。公明党も先の衆院選の公約で「子ども家庭庁」の設置を掲げており、両党の意見を踏まえた。

こども家庭庁では、幼保の実質的な一元化に向けた取り組みも進める。政府は保育所の所管を厚生労働省からこども家庭庁に移管するが、幼稚園に関しては文部科学省に残す方針だった。しかし、自民党内から文科省の権限移管を進めるべきだとの意見が根強く、こども家庭庁が幼稚園の教育内容に関与できる仕組みを取り入れることにした。

幼稚園教育要領と保育所保育指針の策定に当たっては、こども家庭庁と文科省が相互に協議して策定し、首相と文科相が共同で告示する。

また、こども家庭庁が積極的にいじめ防止対策に取り組むため、文科省から権限を移管。来年の通常国会に提出するこども家庭庁設置法案に明記する。

子供関連政策を一元的に担うこども家庭庁は内閣府の外局として設置し、首相の直属機関とする。政府はこども家庭庁の設置時期を「5年度の早い時期」と想定。他省庁に子供政策の改善を求める「勧告権」を持つ担当閣僚も配置する。

7752チバQ:2021/12/15(水) 10:15:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6cee19208e1f2b91af4587f7d2f574061701b70
「巧みに遠ざけられ…」首相と安倍氏、微妙な関係?主導権巡り綱引き
12/15(水) 9:54配信

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西日本新聞
安倍晋三前首相=2019年7月撮影

 安倍晋三元首相が、得意の外交面で国内外に向けたメッセージを相次いで発信するなど存在感を高めている。ただ、衆院初当選同期の岸田文雄首相とは現状、自民党内の主導権を巡り綱引きする微妙な関係になっているとの見方がもっぱら。領袖(りょうしゅう)の椅子に座る最大派閥・安倍派も一枚岩とは言い切れず、足元の結束固めが安倍氏の課題となっている。 (前田倫之)

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「(中国の新疆)ウイグル(自治区)で起こっている人権状況については、政治的な日本政府のメッセージを出すことが求められている。日本の意思を示すときは近づいてきている」

 今月9日、安倍氏は派閥(清和政策研究会、95人)の会合でこう持論を展開。来年2月の北京冬季五輪の「外交ボイコット」を米国などが表明していることを踏まえ、いまだ態度を明確にしていない首相に決断を強く促す格好となった。14日には、日米両国と台湾のシンクタンクが共催したオンライン会議で講演し、「中国のように巨大な経済体が軍事における冒険を追い求めるのは、控えめに言っても自殺的だ」と述べ、重ねて中国の姿勢を批判した。

 一連の安倍氏の言動に、首相と綿密に腹合わせをした形跡はうかがえない。もともと気の置けない友人同士であり、安倍派の援軍も得て政権を安定させたい首相と、「キングメーカー」として党内を掌握したい安倍氏の利害には重なる部分もある。だが、首相が就任して最初に手掛けた閣僚・党役員人事に安倍氏は不信を抱き、それ以降、政府関係者は「首相から巧みに遠ざけられている安倍さんは、ストレスが続く展開になっている」と話す。

 こうした下地もあってか、6日夜に開かれた安倍派の政治資金パーティーでは、緊張の糸に互いに煙幕を張るような掛け合いが見られた。安倍氏が「一致結束して岸田政権を支える」と宣言したのに対し、首相も「安倍派の皆さんが間違いなく、岸田内閣をど真ん中で支えている。参院選に向け、安倍氏にご指導いただきたい」と最大限の賛辞で応じてみせたのだ。

    ■

 今後、党内の権力バランスを自身に有利に傾ける上でも、安倍氏は自前の「ポスト岸田」育成を急ぐ必要がある。昨年と今年の総裁選は派閥として候補を擁立できず、今も衆目の一致する有力者は台頭していない。無派閥の高市早苗政調会長と思想信条を共有し、支援する安倍氏だが、野党時代に派閥を離脱した高市氏に向けられる反感はいまだ根強く「とても(安倍派に)戻ってこられる空気ではない」(幹部)という。

 加えて、来春の石川県知事選には安倍派所属の山田修路参院議員と、安倍派出身の馳浩元文部科学相が立候補を予定しており、自民分裂選挙となる可能性がある。派としての統制が利いていないとの、安倍氏にとって耳の痛い指摘がある。

7753チバQ:2021/12/15(水) 10:30:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/46248bd1f00ddb2a7ab806b5e0098d6911f0d7f8
二階元幹事長の党本部5階の部屋への来客がひっきりなし 「訪中・訪朝」「維新との接近」工作で捲土重来を期す
12/14(火) 6:02配信

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デイリー新潮
裏方トップの手配で
二階俊博氏

 自民党の幹事長を5年超にわたって務めた二階俊博氏の現在の肩書きは、「国土強靭化推進本部長」だ。幹事長の座を降りたことで、表舞台から去ったかと思えばさにあらず。自民党本部5階にあてがわれた本部長室には来客が絶えない。岸田文雄首相が党総裁選に打って出る際、党役員任期の設定などを訴えて「二階切り」「二階外し」を展開したわけだが、自民党を離党してさすらった後に復党して幹事長などを歴任した実力者らしく、捲土重来を期しているようだ。

【写真5枚】意外な二階派所属の国会議員たち

「5階の部屋は自民党の元宿事務総長が手配したそうです。彼は党のカネと選挙を牛耳る人物で、定年をはるかに超えた今もなお事実上の裏方トップに収まっています。そんな元宿さんが二階さんに気を遣って部屋をしつらえ、二階さんの側近の林幹雄元経産相もそこで付き従って仕事をしています」(自民党関係者)

 もちろん裏方トップが独断で判断できるはずがなく、今回の処遇は岸田首相(総裁)がハンコを捺した結果だ。

「岸田さんにとって二階さんを干し続けることは得策ではなく、誰よりも自民党の内部事情を知る元宿さんが動いてくれたことで、“元宿さんがそこまでやるなら仕方ないか”と党内の空気も流れやすいので、渡りに船だったのではないでしょうか」(同)

菅グループと組めば第2派閥へ
「二階さんを干し続けることは得策ではない」というのは、党内の派閥事情によるものだ。

 党内の派閥勢力は以下の通り。

安倍派95
茂木派53
麻生派53
二階派44
岸田派42
菅グループ20〜30
石破グループ10前後

「岸田派は党内第5派閥で最弱。単独では心もとないので麻生派や茂木派との連携を模索しており、実際、麻生、茂木の両氏とは良好な関係を構築しています。麻生さんとしては宏池会勢力を再結集する『大宏池会』の実現とキングメーカーであり続けたいという願望があり、茂木さんとしては次の首相総裁候補としての基礎を固めたいという思いがあり、岸田さんと戦略的互恵関係にあります」(先のデスク)

 一方の二階派は幹事長職を失って非主流派のように映るが、

「二階さんが関係を深めている菅グループと合わせれば第2派閥レベルに手が届きます。老練な二階さんを干して刺激しすぎるのはアンチ岸田勢力の結集を促進するだけでしょうし、岸田さんはそのことをよくわかっているはずです」(同)

7754チバQ:2021/12/15(水) 10:30:32
日朝国交正常化推進議員連盟の顧問
 水を得た魚と言うと大仰だが、5階に部屋を得た二階氏は陳情を出来るだけこなしながら存在感を維持しつつ、議員外交にも積極的だという。

「二階さんと言えば中国共産党との強いつながりで知られています。天安門事件の直後に二階さんは所属する経世会の訪中団の一員として北京入りし、戒厳令の最中に国家主席と会談しました。これをきっかけに中国の懐深く入り込んだことについては毀誉褒貶がつきまといますが、語り草になっています」(担当記者)

 加えて二階氏は、超党派の議員で構成される「日朝国交正常化推進議員連盟」の顧問を務めている。

「今年4月には、訪朝に言及したり、“拉致問題が一番大事だと言うだけではダメ”などと発言したりしてきました。北朝鮮に強い影響力がある中国とのパイプを生かしつつ、金丸訪朝団のような動きを狙っているとも言われています。一方で、側近の林幹雄さんは維新との距離を縮めるべく密命を帯びており、アレコレ動いているようです。なかなかしたたかな“軍団”ですね」(同)

派閥ボスの禅譲は? 
 総選挙後には二階氏の後を継いで、武田良太前総務相が派閥のボスとなるとも取り沙汰されたが、

「若手はともかく全体となると武田さんはまだまだのようですね。強行すれば逆に分裂ともなりかねず、今はまだ二階さんの求心力に頼らざるを得ない状況で、禅譲まではまだ時間がかかりそうです」(先の記者)

 5階の部屋を訪れる人々が絶えないことに、二階氏は満更でもないようで、自身の「さらなる晴れ舞台」が近づいていることをひしひしと感じている様子だという。脳裏に浮かぶは捲土重来、臥薪嘗胆といった言葉だろうか。

デイリー新潮編集部

新潮社

7755チバQ:2021/12/15(水) 20:26:56
https://www.tokyo-np.co.jp/article/148650?rct=politics
岸田首相、止まない批判に白旗 10万円給付で方針転換の影に公明党との対立
2021年12月14日 06時00分
 18歳以下への10万円相当給付のうち、5万円分のクーポン支給にこだわってきた岸田文雄首相は13日、条件なしの全額現金給付の容認へと方針転換した。巨額の追加経費発生や自治体の事務負担増といった批判に耐えきれず、白旗を揚げた。与党幹部による「トップダウン」の決定は国民の理解を得られず、既に現金5万円分を先行給付する準備に入っている自治体からは政府の「遅かった判断」(野党幹部)に対する戸惑いの声も上がっている。(山口哲人、川田篤志、上野実輝彦)
◆沈静化するつもりが…混乱に拍車
 「給付金については自治体から本当に多くの意見をいただいた。与野党からもさまざまな指摘があった」
 持ち味が「聞く力」だと自任する首相は13日の衆院予算委員会で、転換の理由をこう釈明した。

 クーポンで支給するには967億円の事務経費がかかる上、新型コロナウイルスワクチンの追加接種などで多忙な自治体にさらなる負担を強いることなどが問題化。政府は「実情に応じて現金での対応も可能にする」として沈静化を図ったが、切り替えを認める基準を示さず、かえって混乱に拍車を掛けた。
 反発の高まりを受け、身内である自民党の高市早苗政調会長ですらこの日、予算委で「もうややこしいことをせず、一括10万円の現金給付ができるよう対応を」と注文した。
◆与党内の溝埋めるためのスピード決着があだ
 子どもへの10万円相当の給付は、もともと先の衆院選で公明党が掲げた公約だった。自民党は、対象を生活困窮者らに絞った給付を主張し、両党の支援策には当初から溝があった。
 与党内の対立が長引けば、岸田政権発足直後からイメージ悪化を招きかねないという事情から、両党は幹事長間で協議。わずか2日間で案をまとめ、先月10日に首相と山口那津男公明党代表が合意するスピード決着を演出した。
 ばらまき批判を回避したい自民と、公約違反という批判を避けたい公明の折衷案に落ち着いた結果、給付は生活支援なのか消費喚起なのかの政策目的が曖昧になり、追い詰められて撤回を余儀なくされた。自民党中堅議員は「クーポンにした理由、地域経済を潤すという趣旨も伝わらなかった」と嘆く。
◆年の瀬迫り…現場からは「遅すぎる」の声
 高市氏は「自治体の準備を考えればタイムリミット」と首相に転換を急ぐよう促したが、年の瀬が迫り、自治体からは「既に遅すぎる」との声が相次ぐ。
 現金5万円の先行給付を年内に予定する東京都内の自治体の担当課長は、本紙の取材に「対象者の少ない町村は可能かもしれないが、大半の自治体は年内の10万円給付は間に合わない」と指摘。同じく今月下旬に5万円の振り込みを計画する都内の別の自治体担当者も「現時点では予算がなく、期待している人もいるだろうが一括給付は無理」と困惑気味だ。
 内閣官房によると、1回の現金給付事務にかかる経費は280億円。2回に分ければ経費は積み上がる。立憲民主党の泉健太代表は13日の党会合で「現場のことを分かっていない首相だと分かってきた。国民だけでなく、役所から正しい情報を『聞く力』も問われている」と批判した。

7756チバQ:2021/12/16(木) 18:30:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/542f26476a4885dad6aaddd333c6638bdf5a4d09
自民・石原派が森山派に 石原氏パーティー欠席、山崎拓氏は役職停止
12/16(木) 17:58配信

朝日新聞デジタル
自民党「森山派」会長に就任し、記者団の取材に応じる森山裕氏(中央)ら=2021年12月16日、東京都港区、吉川真布撮影

 自民党石原派(近未来政治研究会)は16日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。石原伸晃会長が衆院選で落選したことを受け、森山裕・党総務会長代行が新たに会長に就いた。所属議員は7人と党内最小派閥だが、森山氏は「決して多い人数ではないが、力を合わせて頑張りたい」とあいさつした。


 石原氏は、代表を務める政党支部が国の緊急雇用安定助成金を受給していた問題で内閣官房参与を辞任したばかりで、パーティーは欠席した。最高顧問の山崎拓・元党幹事長は参加したが、衆院選で立憲民主党の辻元清美氏の応援をしたことで1年の党員資格停止の処分となったことを受けて、派閥の最高顧問としての役職も1年間停止することになった。

 パーティーには、岸田文雄首相や他派閥の幹部は出席しなかった。森山氏は記者団の取材に「あまり背伸びをしないで、7人がまず連携してがんばっていく基礎をつくることが大事だ」と強調。他派閥との連携について問われると、「政策によってはお互いに連携していくこともあると思う。特定の派閥を考えているわけではない」と述べた。

    ◇

 自民党石原派は、森山裕総務会長代行が会長に就任したため、呼称を「森山派」とします。

朝日新聞社

7757チバQ:2021/12/17(金) 09:35:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d723ccc32909681cc5c40f0ebdca3f02cfcfa652
石原伸晃氏が自派閥のパーティーを欠席「最後の最後でこれかよ…」 仲間も見捨てた!
12/17(金) 6:15配信

東スポWeb
メッキが剥がれた伸晃氏(東スポWeb)

 とても大将の器ではなかった! 自民党の石原伸晃元幹事長(64)が派閥領袖を務めていた石原派(近未来政治研究会)の政治資金パーティーが16日、都内で行われ、森山裕前国対委員長(74)が新たに会長に就任した。石原氏は前日に欠席を伝えていたが、これにあきれる声が止まらない。

【写真】石原伸晃氏の〝ストーカー芸人〟

 近未来政治研究会は山崎拓元副総裁(85)が立ち上げた政策集団で、一時は30人を超える議員を擁し、党内でにらみを利かせていた。石原氏は2012年に山崎氏の後を継いで、2代目会長に就任した。

「自民党の派閥リーダーは将来の総理総裁候補。当然、石原氏にもトップに立ってもらいたい思いで、議員や支援者は支えてきたのに、最後の最後がこれですよ」

 こう話す関係者が憤るのは〝ケツのふき方〟だ。石原氏は先の衆院選で落選した。会長辞任は当然の流れだったが、問題は報告の仕方。派閥の会合であいさつしたとはいえ、この日のパーティーで報告をするのが常識だが、これを欠席した。

 石原氏は衆院選後に内閣府参与に登用されたが、直後に助成金を受給していたことが分かり、辞任。またこの日発売の週刊文春で、身内への不適切な資金還流疑惑が報じられ、報道陣から質問攻めに遭うのを避けたともいえる。

 前出の関係者は「石原氏が近未来に来たのは、山崎氏から会長にしてもらえるというので、ホイホイと入ってきた。落選したら、あとは知らないとばかりに後輩の面倒も見ない」と、薄情な人間性が垣間見えると指摘する。派閥としては顧問のポストを打診しているが、石原氏は返事を保留しているという。

 さらに石原氏の弟・宏高衆院議員(57)も先月、「次の選挙が大事だ」と派閥を退会した。派閥内では「派閥存続の危機は間違いないが、石原兄弟がいなくなって都会的なイメージは消える。地方創生に力を入れる素朴な声が、地方にも届きやすくなるのではないか」との声もある。

 派閥復権へ向け、〝脱・石原〟が皮肉にもプラスになるかもしれない。

東京スポーツ

7758チバQ:2021/12/17(金) 09:50:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/3acee9eb2fb998fe9ed0fc85ca5491b5ae1b4155
「最初の関門」首相、統計書き換えに低姿勢を貫く理由 攻め手欠く野党
12/17(金) 9:46配信

西日本新聞
岸田首相=10月31日

 国土交通省の建設受注統計書き換え問題を巡り、岸田文雄首相は先手対応の危機管理に腐心している。16日、首相は問題を検証する第三者委員会の設置を表明した。一方、経済政策の信頼性を揺るがしかねない不祥事にもかかわらず、丁寧な答弁姿勢の首相を前に、野党は攻め手を欠いている。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「しっかり経緯や原因を検証し、1カ月以内にしっかりまとめるように、私から指示を出した」。16日の参院予算委員会で、首相は力を込めた。

 前日の国会では、野党から第三者委の設置を求められた際には言及を避けていたが、この日は「聞く力」とばかりに設置を表明。野党の追及の芽を摘んだ。

 首相が低姿勢な背景には、景気対策の裏付けとなる2021年度補正予算案の審議に影響を与えかねないとの懸念がある。

 「誤ったデータを基に、補正予算も作られているのではないか」と追及されると、首相は「(問題の統計は)予算には使っていない。引き続き、審議をお願いしたい」と述べた。

 二重計上は2013年度から実態より過大になっており、国交省がデータを書き換えていた時期のほとんどは安倍政権時代と重なる。「『負の遺産』を乗り越えることができるかどうかが、首相の最初の関門だ」(政府関係者)。

 今回の問題は、書き換えの動機、始まった経緯、国内総生産(GDP)に与えた影響などは分からず、統計法に抵触する恐れもある不祥事だが、野党の追及はいまひとつ迫力を欠く。

 この日、統計問題を大きく取り上げた野党議員は2人だけ。ほかはこの問題にほとんど触れなかった。

 「間違いなく不適切」「大変遺憾」「再発防止を行う」…。こうした首相の低姿勢な答弁が、野党の追及や批判をかわす結果となっている。

 3年前の厚生労働省の「毎月勤労統計調査」の不正問題で野党は、当初予算案の組み替えまで攻勢を掛けたが、安倍政権を追い込みきれなかった。

 立憲民主党は、従来の「対決路線」から「提案路線」への転換を掲げており、追及が鈍くなっているとの見方も。野党幹部は「野党の役割を忘れてしまっている。何がしたいのか、分からない」と嘆く。

 (古川幸太郎、郷達也)

7759チバQ:2021/12/17(金) 09:51:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3116af1b87f85f6ecac9bc1614a4e6cfea16a0
安倍元首相が森友裁判、桜を見る会、アベノマスクなど岸田政権の対応にピリピリ「政局を仕掛けるかも」〈dot.〉
12/17(金) 9:22配信
AERA dot.
安倍元首相と岸田首相

学校法人「森友学園」をめぐる公文書の改ざんを苦に自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)の妻が、財務省などを相手どり起こしていた裁判が12月15日に突然、終結した。


 この裁判で妻の雅子さんは、国などに対し、あわせて1億1千万円の損害賠償を求めて提訴。だが、国が請求を全面的に受け入れる「認諾」で裁判を終結させると主張したため、裁判は森友問題の真相究明がされることなく、終わることになったのだ。佐川宣寿元理財局長の裁判は継続される。

これまで「赤木ファイル」の有無など全面的に雅子さん側と争ってきた国。今後は財務省幹部や裁判所の対応次第では麻生太郎元財務相の証人尋問などが想定されていた。

国の豹変ぶりに対し、雅子さんは「なぜ、夫が改ざんしなければならなかったのか、それを知ろうとした裁判。このような形で裁判が終わるのは、悔しい」と心境を語った。

 鈴木俊一財務相は「赤木俊夫さんに改めて哀悼の誠をささげる。ご遺族にも心よりおわび申し上げる」と謝罪。裁判の中で「国の責任は明らかとなった」と「認諾」について説明した。

  森友学園問題が注目された発端は、安倍晋三元首相と妻、昭恵夫人の関与だ。安倍氏にとって森友学園・加計学園問題と、公設秘書が有罪となった「桜を見る会」問題は今もアキレス腱だ。

 岸田文雄首相は前日の14日に「認諾」という報告を受けたという。自民党の閣僚経験者がこう話す。

「国が赤木さん側の請求を全て飲むことで、裁判が終わり騒がれなくなる。一番、ホッとするのは安倍氏夫妻です。しかし、これが岸田首相からの安倍氏へのクリスマスプレゼントかといえば、まったくの逆。岸田首相はメンツを立てながらも、揺さぶっているんじゃないですか」

 12月14日の衆院での国会論戦では立憲民主党の岡田克也議員が岸田首相に「桜を見る会」について問いただした。岸田首相は「長年の慣行の中で行われてきましたが、招待者が多数になり、招待の基準があいまい。それが、国民の皆さんからも大変、厳しい批判となった。2度と起こしてはならない。少なくとも、私の内閣において『桜を見る会』は開催しません」と表明。ただ、「廃止」までは踏み込まなかった。

7760チバQ:2021/12/17(金) 09:51:48
 また、新型コロナウイルス感染拡大で安倍元首相が国民に配布したが、不評だった「アベノマスク」問題も国会でやり玉に上がった。今年3月末で8200万枚、金額にして115億円が倉庫で「不良在庫」となり、年間の保管代は6億円にも上ることがわかったのだ。

 立憲民主党の逢坂誠二代表代行が追及すると、「反省すべき点がある。しっかりと検証する」と岸田首相は述べた。

 安倍政権時代の「負の遺産」が表になるたびに「反省」を口にした岸田首相。今の地位に岸田首相が上りつめたのは、自民党最大派閥である安倍派(清和会)が支援したからだが、最近は両者の間で「すきま風が吹いている」という。安倍派に所属する国会議員がこう話す。

「安倍氏は冬季北京五輪で米国に続いて外交的ボイコットに同調することを躊躇している岸田首相にイライラしているようだ。もともと、安倍氏は外交などで岸田首相が思い通りに動いてくれると思って総裁選で支持した。それが北京五輪の外交的ボイコット、アベノマスクなど違う対応をするので余計にピリピリし、機嫌が悪いと聞いている」

 安倍氏自身も安倍派の会合で「中国の人権状況に鑑みて、日本は政治的な姿勢や、メッセージを出すべきではないか」と岸田首相に決断を促すような発言をしている。

 そして9月の総裁選で推した高市早苗政調会長を女性初の首相にしたいという野望をあきらめていないという。

「安倍さんは『最後まで高市さんを総裁選で推せばよかった』『党三役には皆、安倍派で取るべきだった』と愚痴っていると聞きます。岸田政権に対し、『経済成長戦略がない。分配するものがないのにどうするの』と不満を漏らしている。そのうち政局を仕掛けるかもしれない」(前出の安倍派議員)

 AERAdot.で報じているように、国勢調査の結果で次の衆院選で小選挙区の大きな区割り変更「10増10減」となる方向だ。安倍氏の地元、山口4区は林芳正外相の地盤、山口3区とほぼ一つになる「合区」のような形になる。

7761チバQ:2021/12/17(金) 09:52:02
 すでに2度、首相の座についた安倍氏か、岸田派重鎮で首相候補の林氏か、どちらが小選挙区を取るのか、永田町最大の関心事だ。

「党内では安倍氏が後進に道を譲って比例に回るべきという意見が結構あります。次の首相を目指す、林氏は小選挙区から出馬するべきという声は強まっている。安倍氏は比例に祭り上げられると、政権への影響力がなくなってしまうとセンシティブになっている。それゆえ、岸田首相の動きを警戒している。また、最近、菅義偉前首相に『派閥を作れば』と呼びかけ、首相包囲網をより強化しようと動いているようです」(前出の閣僚経験者)

 20年以上、自民党政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう話す。

「森友学園、桜を見る会は安倍氏にとっては、いつも喉元に引っかかる小骨のようになっている。岸田首相が2つの問題と認めるような答弁をしたことには安倍氏はカチンときていると聞きます。ただ岸田首相も安倍氏が官邸にまで面会に来るのは、さすがにうんざりのようだ。自民党の中では、定数の改正後、『山口3区は林氏だ、もう安倍氏の時代じゃない』という声が多い。安倍氏は流れが決まる前にと積極的に発言して、世論を背景に小選挙区は譲らないと早々に反撃体制を敷いている。しばらく岸田首相と安倍氏の神経戦は続くんじゃないか」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7762チバQ:2021/12/17(金) 09:53:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7e13f573c63cdea23656062112f4178f6f05aad
堀内ワクチン担当相、不安定な答弁 政権のアキレスけんになる恐れ
12/16(木) 21:50
毎日新聞
参院予算委員会で立憲民主党の木戸口英司氏の質問に答えるため事務方と言葉を交わす堀内詔子ワクチン担当相(左から2人目)=国会内で2021年12月16日午前11時40分、竹内幹撮影

 堀内詔子ワクチン担当相(56)が、今国会で不安定な答弁を続けている。16日の参院予算委員会でも新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を巡る答弁があいまいで、野党のさらなる追及を受けて「立ち往生」した。岸田文雄首相が期待の若手として起用した堀内氏だが、政権のアキレスけんになる恐れもある。

【デルタ株は「最強」と呼ばれたが…変異株一覧】

 「迅速な情報提供により、自治体に混乱が生じないように関係省庁や自治体と緊密に連携して取り組んでいく」。堀内氏は16日の参院予算委で、来年1月以降のワクチンの配分量と配送スケジュールをただした立憲民主党議員の質問に対し、かみ合わない答弁をした。委員会室は一時騒然となり、野党理事が答弁をやり直すよう要求。見かねた後藤茂之厚生労働相が代わりに答弁に立つと、野党からは「堀内大臣に聞いている」などとヤジが飛んだ。

 堀内氏の不安定な答弁が注目されるようになったのは2021年度補正予算案の実質審議が始まった13日。衆院予算委で来年1月に自治体に配送するモデルナ社製ワクチン量を「1700万回」と答えるべきところを「1万7000回」と読み間違えた。野党は「職務が頭に入っていない。首相はなぜ堀内氏を大臣にしたのか」と批判する。

 堀内氏は10月の岸田内閣発足に伴い、衆院当選3回(当時)で抜てきされ、初入閣した。答弁に不慣れなのは否めず、前任の河野太郎ワクチン担当相の国会議事録などを調べ、生かそうとしているという。記者会見後に「あの答えで良かったかな」と周囲に確かめることも多い。堀内氏周辺は「いい人で、勉強も熱心にしている」と擁護する。

 堀内氏が兼務する五輪担当相は内閣法などで来年3月末までの設置と決まっている。野党は来春で堀内氏が閣内を去る可能性もあるとみて「いなくなる大臣にワクチン業務を担当させるのか」と問題視している。オミクロン株の拡大によって3回目接種の重要性が増す中、答弁が安定しなければ、岸田政権のワクチン行政への本気度が疑われかねない。【李舜、藤渕志保】

7763チバQ:2021/12/17(金) 09:55:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/97853f941d27a0ac81fefca5d4e2043fb03d21f0
石原派、森山派として再出発 他派閥との連携も模索
12/16(木) 18:37配信

産経新聞
自民党石原派(近未来政治研究会)のパーティを終えて、ぶら下り取材に応じる森山裕総務会長代行(中央)ら=16日午後、東京都港区のホテルオークラ(松井英幸撮影)

自民党石原派(近未来政治研究会、7人)は16日、東京都内のホテルでパーティーを開いた。派閥を率いてきた石原伸晃元幹事長が10月の衆院選で落選して辞任し、空席となっていた派閥会長には同日付で森山裕前国対委員長が就任した。

「政策集団としての歴史を考えながら、7人が力を合わせ、頑張りたい」

森山氏はパーティーで、新会長としての意気込みを語った。森山派は憲法改正や地方創生、財政規律をテーマに政策提言をまとめ、再建を期す。事務総長は坂本哲志元地方創生担当相が務める。

近未来政治研究会は平成10年に山崎拓元副総裁が創設。最盛期は42人が所属したが、24年に石原氏が会長就任後、退会者が相次ぎ規模は縮小した。先の衆院選では石原氏や会長代行の野田毅元自治相ら3人が落選し、11月に石原氏の弟の宏高衆院議員も退会した。

派閥関係者をめぐるトラブルも相次いだ。山崎氏は先の衆院選で立憲民主党の辻元清美氏を応援し、自民党から1年間の党員資格停止処分を受けた。石原氏は岸田文雄政権の内閣官房参与に起用されたが、自身が代表を務める党支部が新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金を受給していたことが発覚し、辞任した。

森山氏は今後、派閥の結束を深めつつ、政策や考えの近い菅義偉前首相や二階俊博元幹事長らの派閥や議員グループと連携し、存在感を高めていくとみられる。森山氏はパーティー後、記者団に「特定の派閥を考えているわけではないが、政策によって連携していくこともある。われわれの政策と近い人に首相になってもらうことは大事だ」と語った。



◇おことわり 自民党石原派が森山裕前国対委員長を新会長に決定しましたので、今後は呼称を「森山派」とします。

7764チバQ:2021/12/17(金) 10:02:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/aca3d55f87b8bc83f05957edbd7921d36b34eec1
内閣官房参与、問われる在り方 野党「お友達人事」自民「政権の鬼門」
12/16(木) 10:52配信

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北海道新聞
不祥事・失言で辞任、1年で4人
現在の内閣官房参与

 首相に専門的立場から助言などを行う内閣官房参与の在り方が問われている。自らが代表を務める政治団体の雇用調整助成金受給が問題視された自民党の石原伸晃元幹事長を含め、この1年で不祥事や失言による辞任が4人に上っているからだ。落選議員や首相と関係が近いブレーンに肩書を与えるためのポストに陥っているとの指摘もある。

落選後に就任した元議員や不祥事での辞任

 内閣官房参与は1987年、官邸機能の強化を目的に設けられた。定員はなく安倍晋三政権などでは最大15人が任命された。官邸などに出勤すれば勤務時間にかかわらず日当2万6400円が支給される。

 石原氏以外の3人の辞任は、鶏卵大手からの現金受領疑惑が浮上した西川公也元農林水産相、新型コロナウイルス感染拡大を「さざ波」と表現した高橋洋一嘉悦大教授、ゴルフレッスンを無料で受けたと報じられた元内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部事務局長の平田竹男氏。いずれも菅義偉政権下で、問題が発覚した。

 どのような人が登用されるのか。大別すると《1》特定分野の専門家《2》官僚OB《3》落選議員―が目立つ。

 落選議員で登用されたのは、岸田文雄首相の盟友として知られ10月の衆院選で敗れた石原氏のほか、安倍氏も西川氏や、親友とされる荒井広幸元参院議員を参与に迎え入れた。

 石原氏の人事について野党は「お友達人事、上級国民という言葉も飛び交っている」(立憲民主党の小川淳也政調会長)と批判。自民党の閣僚経験者は「落選議員用のポストになってしまい、政権の鬼門にもなっている」と危惧する。

7765チバQ:2021/12/19(日) 18:41:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1ccae601b9608b6452c1e4b3ead631c52a12e28
岸田首相 長期政権への焦点は「離す力」 安倍色排除が生き残る道
12/19(日) 5:30配信

スポニチアネックス
首相を取り巻く相関図

 ◇激動2021 政治社会(3)

 10月に新政権を発足させた岸田文雄首相。安定した政権運営のために屋台骨となっているのが、最大派閥の安倍派だ。会長の安倍晋三元首相自ら「背骨」と称するが、これ以上「数の力」で存在感を増していけば、首相がもくろむ長期政権はかすむ。影響力をそぐために麻生太郎副総裁との盟友関係にくさびを打ち込むような布石も見え隠れしており、「聞く力」ならぬ「離す力」が来年以降の大きな焦点になりそうだ。

 今月6日、都内で開かれた安倍派の政治資金パーティーに姿を見せた首相。約2000人が集まって安倍氏の会長就任を祝った盛大な会の壇上、こうあいさつした。「(安倍派に)新規入会者が続出している。宏池会(岸田派)にも少しお裾分けいただけないか」。安倍派は党内最大の95人に対し、岸田派は42人。新たなるキングメーカーが同じ壇上で「日本政治の背骨を担ってきた派閥の会長として職責を尽くす」と意気軒高だったのに比べて、首相の言葉には第5派閥の悲哀がにじんだ。

 新型コロナウイルス対策の後手批判で短命に終わった菅政権の苦い経験から、首相は先手の対応で長期政権をもくろむ。いち早く名乗りを上げた総裁選で、二階俊博幹事長(当時)交代を念頭にした党改革案で“二階切り”。政策面でもオミクロン株の脅威に備えて、全世界からの入国禁止措置で「先手の岸田」をアピールした。

 ところが、邦人が一時帰国できなくなるなど現場は混乱。他の政策でもドタバタが相次いだ。18歳以下への10万円相当の給付方法で迷走。衆院選で落選した飲み仲間の石原伸晃元幹事長を内閣官房参与に任命も、コロナ助成金受給が引き金になってわずか1週間で辞任に追い込まれた。

 それでも「当面は安泰」と政界関係者。その理由は安倍、麻生両氏の存在だ。党内No・1、2の安倍、麻生両派は合わせて150人規模で、同関係者は「首相は総裁選、衆院選と続いた今年は2人を一体として味方に引き入れることに腐心した」と解説した。

 その一方、“操り人形化”を避けるように党執行部・閣僚人事では安倍色を排除。こうした文脈から、麻生派と同数の茂木派を率いる茂木敏充幹事長との距離も縮めていると永田町では映り、「岸田派、麻生派、茂木派の3派連合で安倍氏の影響力を弱めることが、生き残るウルトラC」とささやかれている。

 しかし、これには情勢を読み切る高度な政局観が必要。永田町関係者は「動きが察知された時点で安倍氏につぶされる。麻生氏が盟友を裏切り安倍氏包囲網に乗ることもない」と疑問を投げかける。

 分水嶺(れい)と目されるのは来夏の参院選。自民党関係者は「ここを乗り切れば長期政権が視野に入る」とした上で「安倍氏という足かせのないオリジナルの政権基盤を築こうとシフトしていくだろう」と指摘。具体的な動きとして「安倍、麻生両氏の間の距離を広げることを画策していく」と見立てる。

 2人の盟友関係にくさびを打つ方策として上がるキーワードが大宏池会構想だ。同根の岸田、麻生両派に谷垣グループが再結集すれば100人超の一大勢力が生まれるというもの。首相は構想に賛成している麻生氏との面会を重ねている。

 自民党関係者は「宏池会という固まりで考えるとハードルが高い」とし、「実は緩やかな連携の動きは水面下で始まっている」と声を潜めた。政局に弱い「お公家集団」と揶揄(やゆ)されてきた宏池会を率いる首相。政局でも機先を制するために「離す力」を磨く一年になりそうだ。 (特別取材班)

7766チバQ:2021/12/20(月) 14:29:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1ba774629f9b1928a94673c71cbb912bb36c878
自民茂木氏「いつか応えないと」 ポスト岸田に意欲
12/19(日) 15:22配信

朝日新聞デジタル
記者会見する茂木敏充幹事長=2021年12月14日、東京都の自民党本部

 自民党の茂木敏充幹事長は19日にBSテレ東の番組に出演し、将来、首相の座を目指すかと問われ、「グループの仲間、地元をはじめ多くの支援者が期待をもっていただいているのは確か。いつか応えないといけないとの自覚は持っている」と語った。

 経済産業相、外相など主要閣僚を歴任した茂木氏は「ポスト岸田」の一人と目されている。茂木氏は番組で「政治なのでどう変わるかわからないが、今は党幹事長として岸田政権を全力で支える。これに尽きる」とも述べた。(上地一姫)

朝日新聞社

7767チバQ:2021/12/20(月) 20:01:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/135abd68728497043ed30f81c9f5dab532983890
石原宏高氏、宏池会入会へ
12/20(月) 15:58配信

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産経新聞
岸田文雄首相は20日、石原宏高衆院議員と官邸で面会した。石原氏は面会後、記者団に対し、首相が会長を務める自民党岸田派(宏池会)に入会することを明らかにした。

石原氏は「(10月の)衆院選の最終日に(首相に)応援に来てもらい当選することができた。首相が外相時代、私も外務政務官で仕え、首相と兄(の石原伸晃氏)との関係もあるので、宏池会にお世話になることになった」と入会理由を説明した。

石原氏は、森山派(旧石原派、近未来政治研究会)を11月に退会していた。

7768チバQ:2021/12/21(火) 20:30:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7c74933593595755110cdb0c013589c83a8d6d6
笑顔のシバきあい…岸田首相は「脱アベ政治」で自民党内に流れる不穏な空気
12/21(火) 6:02配信

デイリー新潮
岸田文雄首相、安倍晋三元首相

 内閣支持率が上向く岸田文雄首相が「脱アベ政治」に舵を切り始めている。自民党総裁選で存在感を発揮した安倍晋三元首相は最大派閥のトップとして影響力を誇示するが、岸田首相は安倍政権時代の「看板」をことごとく修正し、一定の距離を置くスタイルに変化させているのだ。政権発足直後は「3Aの操り人形」とも揶揄された岸田首相が汚名返上へ脱皮しようともがいているように映る。


 9月の総裁選で麻生太郎前財務相、甘利明元経済再生相、安倍元首相の「3A」が岸田氏勝利に貢献したことは知られている。その論功行賞で岸田氏は麻生氏を党副総裁に、甘利氏は幹事長に起用したものの、残る安倍氏だけは無役のまま据え置いた。

 その裏側を岸田派議員の一人は「安倍氏は総裁選で高市早苗政調会長を全面支援した。下手をすれば高市氏に敗北していたわけですから、敵陣の大将をそこまで大切にする必要はないでしょう」と解説する。岸田氏は党役員人事や閣僚人事でも、安倍氏が期待した「萩生田光一官房長官、高市幹事長」案を無視。萩生田氏は経済産業相、高市氏は党三役の政調会長に就くことができたものの、安倍氏が率いる「清和政策研究会」(安倍派)からのポストは減ることになった。

 今後の政権運営や来年夏の参院選を見据え、自民党内には首相と安倍氏の間のすきま風を不安視する向きは少なくない。だが、安倍氏からの「禅譲」を期待したものの裏切られた岸田首相の苦い思い出はそう簡単には消えないようだ。11月に安倍政権の看板政策を進めた部署を相次いで廃止したかと思えば、最近は「脱アベ」宣言とも受け取れる言動をこれでもかとばかりに繰り返しているのである。

桜を見る会、アベノマスクを“批判”
「大いに反省すべき点があるし、二度と起こしてはならない」。岸田首相は12月14日の衆院予算委員会で、安倍政権で問題視された政府主催の「桜を見る会」について、「少なくとも、私の内閣において開催することは考えておりません」と断言した。その理由として挙げたのは、招待基準の曖昧さや招待者数が膨れ上がっていたことなどで、いずれも安倍政権時代に国民からの厳しい批判を招いた点だった。

 首相の修正は、安倍氏肝いりの「アベノマスク」にも及ぶ。今年3月末時点で約8200万枚(115億円相当)が未配布のまま倉庫に眠る「アベノマスク」は、安倍政権が新型コロナウイルス対策の一環として国民配布用に調達した布マスクだ。大量の在庫の保管費用が6億円以上に上っていることも問題になっている。岸田首相はこの「失政」を当てこするように、「検証すべき、または反省すべき点があったということは、しっかり受け止めなければならない」と強調する。

 嫌がらせを嫌がらせで返すような両者の関係は本当に大丈夫なのか。自民党担当の全国紙政治部記者が語る。

「そもそもリベラル系の岸田氏と保守系の安倍氏は合わないんですよ。首相退任後、野にいる安倍氏は保守系議員をまとめて対中外交などで『史上最強の評論家』ぶりを発揮していますが、そういうのも岸田首相はうるさく感じているとは思いますよ」

 香港や新疆ウイグル自治区の人権問題などをめぐり、来年2月の北京五輪に政府高官らを派遣しない「外交的ボイコット」。米国や英国などでボイコットの動きが広がる中、岸田政権は「適切な時期にオリンピック、パラリンピックの趣旨、精神、外交上の観点といった諸般の事情を総合的に勘案した上で、国益に照らして自ら判断する」(首相)との立場を崩していない。

7769チバQ:2021/12/21(火) 20:30:51
中国、財政でも…
 真っ向から対立するのは安倍元首相で、12月13日のBS日テレの番組では「中国に対する政治的メッセージは日本がリーダーシップをとるべきだ」と指摘。その上で「時を稼いでどういう利益があるのか。日本は結局、物事を決められないのではないかと思われてはならない」と語り、判断に時間をかけている政権に圧をかけていると受け止められている。

 安倍氏ら保守系議員は、林芳正外相の早期訪中にも「誤ったメッセージになる」と再考するよう求めている。これに対して、福田達夫党総務会長は「国益を守るためにも、関係づくりをしなければならない相手に外相の職務を果たすのは当たり前だ」と反発。岸田氏と総裁選で争った河野太郎党広報本部長も「威勢のいいことを言っておけば良いとの無責任な声が増えているのは、大いに懸念しなければならない」と対中強硬派を強く牽制し、首相陣営と元首相陣営の溝は広がる。

 財政政策をめぐっても両者のスタンスは遠く、首相は党総裁直轄機関として財政規律を重んじる「財政健全化推進本部」(本部長・額賀福志郎元財務相)をスタート。一方の安倍氏は積極財政派が顔を並べる「財政政策検討本部」(本部長・西田昌司参院議員)の最高顧問に就いた。検討本部を自らの下に発足させた高市氏は「財政健全化を強く主張される方々が総裁の周りを固めており、政調会長への風圧は今かなり強い」とこぼすほどである。

 岸田首相の政権運営について、安倍氏は12月1日の日経新聞のインタビューで「政権が代わればそれまでの政権と違うものを期待される。その要請にこたえるのもトップリーダーの役割だ」と理解を示している。だが、宏池会を担当した全国紙政治記者は自民党内の雰囲気が不穏なものになりつつあると証言する。

「表向きは安倍氏も長期政権になってほしいとかにこやかに言っていますが、自分を否定されるような動きに腹の中は面白くないと思いますよ。岸田首相からすれば、憲法改正も、北方領土問題も、北朝鮮による日本人拉致問題も、あれだけ安倍氏は長期政権を担ったのに何一つ解決しなかったではないかとの思いを抱いているのではないでしょうか。積み残された宿題を着実にやっていこうというのに、自分のことを棚に上げて『辞めた後に、評論家みたいに騒がないでくれよ』という感じだと思います」

 宮澤喜一元首相以来30年ぶりに宏池会から誕生した国家の最高権力者と、最大派閥の「数」を背景に政権を操縦したい元首相。権力闘争が日常茶飯事の永田町とはいえ、そのパワーゲームは近年にない壮絶なものとなっている。

小倉健一(おぐら・けんいち)
イトモス研究所所長。1979年生まれ。京都大学経済学部卒。国会議員秘書からプレジデント社入社。プレジデント編集長を経て2021年7月に独立。

デイリー新潮編集部

7770チバQ:2021/12/21(火) 20:31:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b3a68eee9b168dbdd4bd29fd9867bae7d88ba55
「決める男」にひょう変[岸田流政治]<1>
12/20(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 「1年たって駄目なら、その時はすぱっと交代させますから」

 首相の岸田文雄(64)は11月上旬、自民党副総裁の麻生太郎(81)に携帯電話でこう伝え、幹事長に就任した外相の茂木敏充(66)の後任に林芳正(60)を充てる人事にこだわりを見せた。

 当時、林の外相起用には、岸田の後見役である麻生と安倍晋三(67)の両元首相が難色を示していた。林が日中友好議員連盟会長を務めていたことから、「国際社会に間違ったメッセージを与えかねない」との懸念があったためだ。安倍と林は地元山口で父親の代からのライバル関係でもある。

 岸田は、宏池会の先輩で麻生の岳父である元首相・鈴木善幸の例を挙げ、麻生の説得に努めた。鈴木は1981年、派閥から外相に起用した伊東正義を「日米同盟関係」を巡る立場の違いから10か月で交代させた。

 麻生は岸田の粘り腰に、「決断できない男が決められるようになった」と周囲に感慨深げに漏らした。

 首相就任から2か月が過ぎた岸田は、人事などの重大局面で自らの意思を押し通す場面が目立つ。

 衆院選の小選挙区で敗れ、幹事長を辞任した甘利明(72)の後任には茂木の抜てきを実現した。切れ者だけに摩擦を生むこともある茂木について心配する声が上がったが、「他にできる人材はいない」と退けた。

 憲法改正を巡っては、11月19日、憲法改正推進本部を「実現本部」に改組し、その10日前に推進本部長に再任したばかりの衛藤征士郎(80)を事実上、更迭した。岸田は、衛藤が改正に向け、超党派議員連盟の結成に独断で動き、公明党などから反発が起きていたことに「何を勝手なことをやっているんだ」と不快感をあらわにしていた。

 「慎重居士」と評されてきた岸田。ひょう変を最初に見せたのは、先の衆院選を巡る決断だった。

7771チバQ:2021/12/21(火) 20:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/67cb7abb8a952a7a6745c01a9cb0f866f7956231
アベノマスク、年度内めどに廃棄へ 岸田首相「財政効率化の観点」
12/21(火) 20:12配信

朝日新聞デジタル
臨時国会が閉会し、会見する岸田文雄首相=2021年12月21日午後7時38分、首相官邸、上田幸一撮影

 岸田文雄首相は21日夜、首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルス対策として政府が調達した「アベノマスク」を含む布マスクが大量に保管されている問題について、「ご希望の方に配布し、有効活用を図った上で年度内を目途に廃棄を行うよう指示をした」と述べた。

 首相は「政府が布製マスクを全国民に配布するとしたことで、その後、マスクの製造流通が回復し、今ではマスクの不足に対する心配は完全に払拭(ふっしょく)されるなど、所期の目的は達成された」と説明。その上で「財政資金効率化の観点から」として、希望者に配布した上で廃棄をするように指示したという。

 布マスクは昨年4月、店頭などでのマスク不足を受け、当時の安倍晋三首相が全世帯に配布すると表明。介護施設向けなどと合わせて計約2億9千万枚を調達したが、厚生労働省によると10月末時点で8130万枚が在庫として保管されている。会計検査院の調査で、保管費などが昨年度末時点で約6億円に上っていた。

朝日新聞社

7772チバQ:2021/12/21(火) 20:36:05
https://www.asahi.com/articles/ASPDP3C5RPDNUTFL00L.html
「こども家庭庁」23年度創設、閣議決定 調整難航分野は文科省に
久永隆一2021年12月21日 10時20分
 政府は21日、「こども家庭庁」の2023年度創設を含む子ども政策の基本方針を閣議決定した。幼稚園分野やいじめ問題は、引き続き文部科学省が担当し、こども家庭庁が連携して対応する。年明けの通常国会に関連法案を提出する。

 こども家庭庁は首相の直属機関で、内閣府の外局にする。専任大臣を置き、他省庁の大臣に改善を促す「勧告権」を持つ。厚生労働省や内閣府が担当する保育所、児童手当、児童虐待防止対策といった福祉中心の分野が移される。一方、幼稚園や義務教育といった分野は調整が難航したため、文科省に残される。

 幼稚園の教育や、保育所の保育の内容について基準を定めた要領や指針は、こども家庭庁と文科省が共同でつくる。どの施設でも共通の教育・保育が受けられることをめざす。いじめ問題に関しては、重大事案について両省庁が情報を共有し、一体的な対策を取る。

 新省庁の構想は、縦割りの弊害をなくし、政策に一元的に取り組む「こども庁」として菅前政権時代に浮上。その後、岸田政権となり、政府と与党が協議して「こども家庭庁」に名称が変更された。(久永隆一)

7773名無しさん:2021/12/21(火) 22:05:46
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211220-567-OYT1T50243.html不満あらわの高市氏「本当に悔しい」…中国非難決議見送り、茂木幹事長「タイミング良くない」
2021/12/21 07:03読売新聞

不満あらわの高市氏「本当に悔しい」…中国非難決議見送り、茂木幹事長「タイミング良くない」

自民党本部 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党が中国政府による人権侵害を非難する決議の今国会での採択を見送ったことに対し、党内の保守派議員から不満が続出している。

 安倍元首相は20日発売の月刊誌「Hanada」で、採択について「このままにしておいてはならないので、自民党でも意思を明確にしていく必要がある」との考えを示した。

 採択見送りの理由について茂木幹事長は、北京冬季五輪・パラリンピックに政府関係者を派遣するかどうかの政府判断に影響を与えかねないことを指摘し、「タイミングが良くない」と説明した。だが、茂木氏に採択を申し入れて受け入れられなかった高市政調会長は「本当に悔しい」と不満をあらわにしている。

 梶山弘志幹事長代行は20日の記者会見で、「適切な方法とタイミングで、機会を見てしっかりと(決議採択を)やっていく」と述べ、党内の理解を求めた。

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_AZB7WG2LTJN5DA5OZBVJZCEYYU.html対中決議、再び見送り 自民、公明に熱意なく
2021/12/20 20:58産経新聞

対中決議、再び見送り 自民、公明に熱意なく

茂木敏充幹事長(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

中国政府による新疆(しんきょう))ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議は、今国会でも採択が見送られることが20日、確実になった。先の通常国会と同様、自民、公明両党が党内手続きを進めなかったためだ。超党派を含む複数の議連が決議を求めて活動したが、自民、公明には、党として今国会での採択に対する熱意はなかった。

「タイミングの問題だ」

自民の茂木敏充幹事長は17日、決議を求めて党本部を訪れた古屋圭司政調会長代行らに対し、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」をめぐる政府の対応表明を決議に先行させるべきだとの考えを示した。古屋氏らは「決議と外交的ボイコットは全く違う問題」と食い下がったが、茂木氏は首を縦に振らなかった。

ただ、茂木氏も当初は今国会での決議採択に否定的ではなかったという。古屋氏は今月初旬、複数の議連で作成した決議原案を茂木氏に示し、公明と調整を進めることに了解を得た。岸田文雄首相(党総裁)も14日に古屋氏らに、今国会での決議採択について「いいのでは」と容認する考えを示していたという。

対中批判に慎重な公明も10月の衆院選で初めて中国の人権状況への懸念を公約に盛り込み、姿勢に変化の兆しがあった。立憲民主党や国民民主党、日本維新の会などは今国会での決議を求めており、採択に向けた環境は整いつつあった。

古屋氏は公明の歩み寄りに期待し、14日、公明幹部に対応を求めた。これに対し、公明幹部は決議案の名称から「非難」を省き、中国当局による人権侵害を非難し即時停止を求めた部分を人権状況の説明責任を求める内容に変更するよう要請した。公明幹部はその場で、事前に用意していた修文案を示したという。

対中非難の意味合いを薄め、決議を骨抜きにする修正だが、古屋氏は「政治は少しでも前に進めることが大事」として受け入れた。

だが、与党関係者によると、この修正後の決議案は古屋氏らが茂木氏と面会した17日までに公明の石井啓一幹事長まで報告が上がっていなかったという。

「公明執行部はどんな決議でもやる気はなかったのだろう。古屋氏側が到底受け入れられないような修正を求めたが予想外に丸のみされ、公然と反対する理由がなくなった。公明の窮状を茂木氏が忖度(そんたく)(そんたく)して、泥をかぶったのではないか」

決議を目指した保守系ベテランはこう語った上で、再度の決議見送りについて「海外からの批判は確実だろう」と話した。(奥原慎平)

7774チバQ:2021/12/22(水) 09:36:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/044bcf383ca7767ccf469c96305092f1ad396966
岸田首相が安倍派パーティーで「安倍総理」と精一杯持ち上げた事情
12/22(水) 7:15配信

NEWSポストセブン
岸田文雄・首相の思惑とは…(時事通信フォト)

 政界には前首相でも元首相であっても、面と向かっては「総理」と呼ぶ不文律があるが、現職総理が元首相を「安倍総理」と呼ぶのは異例だ。

【写真】目の前には透明なコロナ感染対策のプレート、両手を広げ話をする安倍晋三氏

 そんな珍事が起きたのは2021年12月6日に開かれた安倍派の政治資金パーティーだった。来賓として挨拶に立った岸田文雄・首相が挨拶の中でこう語ったのだ。

「先日私は英国のグラスゴーで行なわれた気候変動に関する国際会議に出席をさせていただきました。その際に多くの首脳が、安倍総理は元気にしてるかと、皆さん口々に声をかけてくださったわけです。

 そしてある首脳はですね、『シンゾーは自分の国の国政選挙で6連勝してる。選挙の秘訣を知っている。自分はその秘訣を教えてもらったんだ』という話をしていました。私はまだその秘訣を聞いてはいないんですが(会場笑)、ぜひ安倍総理には、この参議院選挙に向けても貴重なご指導をいただきたい」

 この日のパーティーは安倍氏が自民党最大派閥「清和政策研究会」(旧細田派)の会長に就任したお披露目を兼ねていた。岸田氏も挨拶の冒頭では「安倍会長」と呼んでいたが、そのくだりから「安倍総理」と呼び名が変わり、若い政治部記者たちも驚いた様子だった。

 岸田氏は安倍長期政権下で5年近く外相を務め、安倍氏を「総理」と呼んで仕えてきた。そうした長年の呼び方が思わず口を突いて出たのか、それともあえて“総理”と持ち上げたい別の思惑があったのだろうか。政治評論家・有馬晴海氏はこう読む。

「自民党には現職総理は原則として派閥のパーティーには出席しないという慣例がある。それでも岸田氏があえて出席したのは、総裁選で応援してもらった御礼でしょう。現職総理が『安倍総理』と呼んだのは違和感があるが、敬意を表したのではないか。

 岸田氏と安倍氏の間は最近あまりしっくりいっていないと見られている。岸田首相は安倍氏に近い甘利明・前幹事長が失脚すると後任に茂木敏充氏を起用し、外相に安倍氏のライバルの林芳正氏を据えるなど、ちょっとずつ安倍離れを進め、岸田色に変えつつある。

 しかし、安倍氏は最大派閥の領袖で、タカ派の強固な支持基盤もついているから、逆襲を食らうとろくなことがない。だからこそ、本人の前では『安倍総理』と精一杯持ち上げてみせた。夫が浮気をしているときに限って、奥さんに高いお土産を買って帰って機嫌を取ろうとするのと同じ心理じゃないか」

 だが、夫婦関係では、夫が珍しくお土産を買ってきたことで、逆に浮気がバレることはよくある。

 自分を「総理」と呼んだ岸田首相のお追従に、安倍氏が「こいつ怪しい」と感じないとも限らない。

※週刊ポスト2022年1月1・7日号

7775チバQ:2021/12/22(水) 14:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/01a175338ec89467511d558b8877cc817a0b8f05
自民・河村氏、副総裁特別補佐に
12/22(水) 11:03配信
時事通信
河村建夫元衆院議員

 自民党は、河村建夫元衆院議員を副総裁特別補佐に起用する方針を固めた。

 党関係者が22日、明らかにした。河村氏は麻生太郎副総裁と近く、麻生政権の官房長官を務めた。

7776チバQ:2021/12/23(木) 19:44:31
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-808782.html
岸田総理の側近・木原誠二官房副長官の“隠し子”疑惑 直撃に「ちゃんと育てる」
2021/12/23 05:56デイリー新潮

岸田総理の側近・木原誠二官房副長官の“隠し子”疑惑 直撃に「ちゃんと育てる」

木原誠二氏

(デイリー新潮)

 その日、彼はなぜ七五三の記念写真に納まったのか。そもそも、この母娘とはどんな関係なのか。岸田文雄総理の最側近として頭角を現す「官房副長官」。彼に浮上した「愛人」、そして、「隠し子」疑惑を追うと、若き剛腕政治家の知られざる一面が露わになって――。

 ***

 晴天に恵まれた12月4日土曜の午後3時頃――。

 神奈川県横浜市内の神社には、“七五三詣で”に訪れた3人連れの姿があった。

 可愛らしい晴れ着に身を包んだ少女を伴って境内を歩む男女。女性は白い上品な着物をまとい、男性は濃紺のスーツに深紅のネクタイ姿である。浅黒く焼けた肌に頑健な体格の男性が時折、少女に優しげなまなざしを向ける。まさに頼りがいのある“父親”といった風情だ。

 神社の記念館での祈祷を終えると、帯同したカメラマンに促されて三人はマスクを外し、体を寄せ合いながら記念写真に納まった。その様子を遠目に見ていた参拝客からは、こんな声が漏れる。

「誰だっけ、あの赤いネクタイの人……。どこかで見覚えがあるんだけど」

 それは勘違いではなかろう。10月上旬に岸田政権が発足して以降、赤いネクタイを締めたこの男性は、メディアでひと際クローズアップされてきたからだ。

 木原誠二氏、51歳。

 少女の笑顔を引き出そうと、カメラマンがこう語りかけたときのこと。

「パパのこと好きかな?」

「うーんと、パパ、だいっきらい!」

 少女の口から飛び出した無邪気なひと言に、男女は苦笑いを浮かべる。それでも険悪な雰囲気に陥らないのは、“家族”関係が良好である何よりの証拠だと思えるのだが……。この不可思議なひとコマの謎を解きほぐす前に、まずは木原氏の人となりを紹介したい。

官邸ナンバー3の実力者
 岸田総理が領袖(りょうしゅう)を務める宏池会に所属し、現在は官邸ナンバー3の官房副長官の要職にある。永田町を取材すると、彼に対する評価の高さがよく分かる。曰く、岸田総理を操る官邸の軍師、宏池会が誇る次世代の総理候補。なかには「もはや“木原内閣”」なんてやや大仰な声も。

 その華々しい経歴も彼の存在感を際立たせる。

 名門・武蔵中学、高校を経て東大法学部へと進み、卒業後は大蔵省(当時)に入省。言わずと知れた出世コースである主計局にも身を置いたが、小泉政権下の2005年に行われた郵政選挙で政界に転じた。

 民主党が大勝した09年に落選するも、東京20区で勝利を重ね、先の総選挙では5選目を飾っている。政治家としてこれ以上のキャリアはなかなか望めまい。

 政治部デスクによれば、

「岸田総理が決選投票で河野太郎さんを下した先の総裁選はもちろん、菅前総理に敗れた昨年の総裁選でも木原さんが政策の取りまとめを任されている。“成長と分配”の好循環を生み出す“新しい資本主義”というスローガンも木原さんが中心になって練り上げたもの。岸田総理の総裁選公約は木原さんが“主筆”と言っても過言ではありません」

 官房副長官に就任すると、大蔵省OBの官僚ネットワークを駆使しながら岸田総理を支え、官邸の“スポークスマン”として記者会見はもちろん、テレビ番組への出演も相次いでいる。

「岸田総理は開成高校の後輩に当たる嶋田隆・元経産次官を総理秘書官に登用しましたが、政策面で頼りにしているのは、むしろ木原さん。さらに、人事に関する相談役も担っている。岸田総理があまりに彼を重用するので、宏池会内からも怨嗟の声が上がるほど。ある宏池会関係者が木原さんに、政策についてはもっと派閥内で揉むべきではないかと伝えたところ、“会長(岸田総理)から派閥のメンバーに謝れと言うんですか”と言下に否定されてしまったそうです」(同)

7777チバQ:2021/12/23(木) 19:44:49
降ってわいた「愛人」「隠し子」疑惑
 目下、飛ぶ鳥を落とす勢いの木原氏。だが、そんな彼を巡って、官房副長官就任前後からさまざまな怪情報が飛び交っていたのも事実だ。そのなかに、ある女性に関する噂があった。

 木原氏を知る関係者が打ち明けるには、

「木原さんは既婚者でお子さんもいます。しかし、彼には長年にわたって“愛人”と噂されてきた女性がいるんです。政策通で知られる木原さんは、その一方で夜遊びでも名を馳せる、バリバリ働いて豪快に遊ぶタイプ。愛人とされる女性はかつて銀座の有名クラブで働いていた元ホステスで、奥さんと結婚する前からの付き合い。現在、彼女はシングルマザーなのですが、そのお嬢さんが木原さんの“隠し子”じゃないかと囁かれています」

 政権の舵取りを任される木原氏に降って湧いた「愛人」と「隠し子」疑惑。

 本誌(「週刊新潮」)は他にも複数の情報を得て彼の動向を追った。その結果、冒頭の“七五三”を目撃することとなったのである。

 ここでタネを明かしてしまうと、着物姿の女性は木原氏の妻ではなく、先の関係者が言及した40代のシングルマザー・上橋涼子さん(仮名)。彼を“パパ”と呼ぶ少女は、その娘の環奈ちゃん(仮名)だった。

 ちなみに、木原氏は「オミクロン株」の水際対策や、18歳以下の子どもを対象とした10万円の給付といった難題への対応に奔走しており、12月6日には臨時国会の召集を控えていた。そんな激務の合間を縫って、彼はこの母子との時間を楽しんでいたことになる。

ホテルにチェックイン
 改めて、冒頭の場面に話を戻そう。

 撮影を終えた三人は上橋さんが所有するアウディで神社を後にする。ハンドルを握るのは木原氏だ。車は横浜のみなとみらいへと向かい、複合商業施設内の写真スタジオへ。環奈ちゃんが私服に着替える間に、木原氏がレジで会計を済ませる。そして、一行はマクドナルドでテイクアウトをして駐車場に停めた車に戻った。

 運転席でハンバーガーやポテトを頬張る木原氏。環奈ちゃんから飲みかけのジュースを渡されると、当然のようにストローに口をつけた。まもなく、木原氏が運転する車は横浜を離れ、東京・竹芝のホテル、インターコンチネンタル 東京ベイに到着。フロントでチェックインの手続きをしたのも、やはり木原氏だった。

 そして三人はエレベーターで、宿泊者しか立ち入れない19階のエグゼクティブフロアに向かう。午後8時過ぎ、ロビーへ戻ったときには、木原氏はラフなインナーにジャケット姿、上橋さんも着物から洋服に着替えていた。その後、ホテル内の鉄板焼きレストランで七五三祝いの夕食をとると、再び19階へ。エレベーターホールに向かう途中、木原氏の右手は環奈ちゃんの左手を握りしめていた。

 三人の様子は誰が見ても実の親子そのもの。仕事を理由に子どもの行事をサボる父親が珍しくないことを考えれば、木原氏の“家族サービス”“イクメン”ぶりには頭が下がるばかりだ。それを二つの家庭で実践しているとなれば尚更である。

「プライベートなことなので」
 そこで本誌記者は、上橋さん母子との関係について確認するため、木原氏を都内の自宅前で直撃した。

 記者が冒頭の七五三の写真を示しながら、「こちらは上橋涼子さんですよね?」と話しかけると、木原氏は表情を変えることなく「はい」と頷いた。

 記者が質問を続ける。 

――こちらは環奈ちゃん?

「はい」

――七五三の場面だと思うのですが。

「はいはい。で、すいません。これはプライベートなことなので。どなたにもご迷惑はおかけしていなくて。こちらの家族も……」

――木原さんのご家族もご存知なんですか?

「はい、もちろんです。で、私、ちゃんと育てるということでやっております。何の法律も犯しておりませんので……」

――奥様と同時期に上橋さんとも交際されていた?

「いえ、そんなことはないはずです。それは聞いて頂ければ分かります。また、あの、事務所でお答えいたします」

 木原氏はそう言い残してハイヤーに乗り込んだ。

 つまり、木原氏は上橋さん母子について、自身の家族も公認の関係であると語り、その上で環奈ちゃんを「ちゃんと育てる」と明言したわけである。

 続いて本誌は、上橋さんにも取材を試みた。

 すると、彼女は意外な言葉を口にしたのだ。

7778チバQ:2021/12/23(木) 19:45:21
単なる友達と言うが……
「違いますよ、木原さんとの子どもじゃないです。うちの子には父親がいないので、七五三のお祝いをするに当たって木原さんに来てほしいってお願いしました。木原さんにはよく頼みごとをするんですよ。政治家さんはコネクションがあって、割り込めるじゃないですか。七五三のときも明治神宮の予約をお願いしたんですけど、結局は取れなくて。ただ、横浜の神社は大丈夫みたいと伝えたら、予定が空いてるから付き合おうか、と。娘がパパと呼んでいた? 普段はジジイって呼んでますけどね」

 それでは、木原氏とはどんな関係なのか。

「うーん、友だちかな。銀座で働いていたのでお客様の人脈があって。私がひとりで子育てしているのを可哀想に思ってくれるオジサマたちがいるんですね。木原さんもそのひとりというか。でも、木原さんから金銭は一切もらっていません。私も仕事をしているし、足りないときは別の方にお願いしています。私が勝手に好意を持っていたことはありましたが、いまの奥様と結婚する予定だと言われて諦めました。奥様も、私のところに来ていることは知ってるはずです。よくは思ってないでしょうけど」

 単なる“友だちのオジサマ”を娘の七五三に呼び出し、記念写真まで撮影するというのはさすがに無理があるまいか。しかも、相手は現政権を支える超多忙な官房副長官である。さらに、赤の他人の母子とホテルにチェックインしたとなれば、当然ながら“別の問題”が生じてしまう。「チェックインはしていません。ご飯をご馳走になっただけです」と言い張る上橋さんに、本誌がエグゼクティブフロアに向かう三人の姿を確認したと告げたところ、

「いえ、行ってないです。うふふ(笑)」

 と答えるのみだった。

 その後、本誌が改めて送付した質問状に対し、木原氏の代理人弁護士から回答書が届いた。書面には、上橋さんの発言と歩調を合わせるかのように、新たな主張が記されていた。

〈懐かれておりました〉
 書面では、〈木原議員と上橋さんとは、木原議員が結婚する以前からの旧知の間柄〉としつつ、〈木原議員と環奈ちゃんとの間には親子関係はありません〉とつづられる。他方、木原氏は〈環奈ちゃんに父親あるいはお爺ちゃんのように懐かれておりました〉とも。

 続けて、〈10月末、上橋さんから木原議員に対し〉、ある病と診断されたとの話があり、「今年中に、環奈に七五三をやってやりたい」と言われたことで、〈上橋さん所有のアウディに同乗して同行し、七五三を祝った次第です〉。

 実は、上橋さんは先ほどの取材で、治療のための病院も木原氏に紹介してもらったと説明している。

 10月末は、総選挙の終盤戦に当たる時期だ。そんなタイミングで、彼女のために仲介の労を執ったのだから、どれほど親身になっていたかが分かる。

 また、木原氏側はホテルを訪れたことは認めたものの、〈上橋さんと環奈ちゃんの二人は、深夜アウディで帰宅し〉たとする。本誌は、三人で宿泊したのではないかと質したのだが、あくまでも宿泊は認めず、その代わり母娘が〈翌朝、忘れ物を取りにホテルに一旦戻られました〉と仰るのである。

 本誌は木原氏の妻にも電話で、愛人とされる上橋さんと、娘のことを尋ねた。

「あぁ、はい。その方のことは知ってますよ。ただ、(木原氏と)その方とのお子さんじゃないと思いますけど、ね……」

 その直後、妻のそばにいたのであろう、電話口の声が木原氏に代わった。

「ちゃんと育てる」の真意は
 彼が改めて答えるには、

「彼女とは交際したこともなくて、本当に友人なんです。才能豊かな方で、それで非常に親しくなったといいますか、同じ仲間内グループの友人としてお付き合いをしてきました。それは下世話な意味での男女の関係とは違うんです」

7779チバQ:2021/12/23(木) 19:45:40

 とはいえ、環奈ちゃんにはパパと呼ばれていたが、

「ふざけてパパと呼ぶときもありますよ。でも、ジイジとかクソジジイと言われることもありますから」

 すると、環奈ちゃんを“ちゃんと育てる”とはどういう意味だったのか。

「あの子にはお父さんがいないので、仲間のみんなが不憫に思っていろいろと世話を焼いてきました。私が“育てる”と言ったのも、彼女に万一のことがあったら仲間内で子どもの面倒を見るという意味なんです。また、彼女に頼まれて明治神宮に電話して七五三の予約を試みたのは事実ですが、結果的に予約は取れませんでした。病院については確かに紹介しました。私のコネクションで、いい先生を紹介できたので。ただ、順番を割り込ませることなどはできません」

 赤の他人にそこまで尽くす姿勢は驚嘆に値するが、

「友だちに頼まれたらやるでしょう? うまく伝わらないかもしれませんが、大学の友人から“息子の結婚式であの会場を取りたいんだけど”と相談されたら、分かった、少し聞いてみるよ、と。それが政治家の仕事ですし、人間として必要なことだと思っています」

「週刊新潮」2021年12月23日号 掲載

7780チバQ:2021/12/23(木) 20:27:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211222k0000m010414000c.html
安倍・麻生・茂木3氏が会談 自民3大派閥会長、都内料理店で
2021/12/22 22:33毎日新聞

安倍・麻生・茂木3氏が会談 自民3大派閥会長、都内料理店で

自民党の安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁との会食を終えて麻生氏を見送る茂木敏充幹事長(右奥)=東京都台東区で2021年12月22日、堀和彦撮影

(毎日新聞)

 自民党の安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長は22日、東京都内の日本料理店で会談した。3氏は党内3大派閥の会長を務めており、3派が結束して岸田文雄首相を支えていくことなどを確認したとみられる。【堀和彦】

7781チバQ:2021/12/24(金) 14:05:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d917b08926f39b0e038a8ae0adaae704a0d8010
自民、主流・非主流くっきり 各派領袖ら2グループで会合
12/24(金) 7:07配信

時事通信
安倍晋三元首相との面会後、記者団の質問に答える岸田文雄首相(右端)=23日午後、首相官邸

 自民党の派閥領袖(りょうしゅう)らが年の瀬の夜、二つのグループに分かれてほぼ同時刻に会合を開き、主流派と非主流派の構図を鮮明にした。


 安倍、麻生、茂木の3派会長は政権内で影響力を強めたいとの思惑がある。これに対し、岸田文雄首相と一定の距離を置く二階、森山両派の幹部と菅義偉前首相は今後も連携していく方針を確認した。「ポスト岸田」も念頭に双方が駆け引きを展開する可能性がある。

 安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長は22日夜、東京・雷門の鳥料理店で会食した。この店は茂木氏ご用達で、安倍氏を首相在任中にほぼ毎年招いていた。茂木派関係者は「3派が岸田首相をしっかり支える」と強調した。

 安倍派は党内最大の95人を擁し、麻生、茂木両派は各53人の第2派閥。3派の所属国会議員は計201人で、岸田派を加えると党内の約3分の2に達する。

 首相は23日、3会長への配慮を示した。公務の合間を縫ってまず党本部に向かい、麻生、茂木両氏と参院選をめぐり協議。さらに安倍氏を衆院議員会館の事務所に訪ねた。安倍氏とは、前夜の3派会合や北京冬季五輪への対応が話題となった。首相は安倍氏との面会について、記者団に「年末のごあいさつだ。難しい話はない。心配しなくても大丈夫だ」と語った。

 首相は岸田派例会にも顔を出し、結束を呼び掛けた。例会では石原宏高衆院議員の入会が決まり、同派は43人となった。

 一方、22日夜は「3派会合」と同じ時間帯、東京・赤坂のふぐ料理店に菅氏、森山派会長の森山裕前国対委員長、二階派幹部の林幹雄、武田良太両衆院議員と、石破茂元幹事長の5人が集まった。出席者の一人はこの枠組みの会合を「定期的に開く」と明らかにした。

 二階派は岸田政権で党4役ポストを得られず「冷遇」された状態。森山派はわずか7人で、石破氏は派閥を解消したばかりだ。菅氏を中心とした無派閥議員らによるグループ結成が取り沙汰される中、「『反岸田』の新勢力ができるのでは」(安倍派関係者)と予想する向きもある。

7782チバQ:2021/12/24(金) 14:07:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/848ea8ddb0be8209342b7cabd9dd957809922978
自民党内バトル 麻生副総裁が仕掛ける「高市早苗氏封じ込め戦略」
12/24(金) 11:15配信

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NEWSポストセブン
未だ健在の麻生太郎・副総理(共同通信社)

 12月21日、臨時国会が閉会した。政府は24日に2022年の予算案の閣議決定を経てこの一年を締めくくる。通常この時期は、各省が財務省に内示された原案に対して、要求が通らなかった項目の復活を求める復活折衝が山場となる。しかし今回は波乱要因がなく、内閣支持率も上昇傾向にあり、岸田内閣は滑り出し上々の恰好だ。

【写真】思い通りにいかない高市早苗・政調会長。笑顔で麻生太郎・副総理に耳打ちをする岸田文雄・首相も

 そんな岸田政権のなかでもとりわけ調子が良いのが麻生太郎・副総裁である。麻生番記者が語る。

「政権が代わり財務大臣を離れたことで、少しは暇になるのかなと考えていましたが、復活折衝を前に官僚や族議員の来客は後を絶ちません。大臣時代より忙しいんじゃないでしょうか」

 麻生氏の現在の肩書は、名誉職的な位置づけの自民党副総裁に過ぎない。しかし、安倍・菅両内閣で約9年間に渡り財務大臣としてアベノミクスをはじめとする経済財政政策の舵取りを担っただけにその影響力は健在で、岸田文雄・首相の後見役として党内外に睨みを利かせる存在である。

 臨時国会を前にした11月22日、麻生氏は茂木敏充・幹事長を伴い、岸田首相、松野博一・官房長官と4人で会食した。「政府と自民党の間で適切に意思疎通を図りたい」(松野官房長官)とする首相官邸の求めに応じたものだ。茂木氏と同じ党三役である高市早苗・政調会長と福田達夫・総務会長が呼ばれなかったことから、岸田政権運営における茂木氏とその後ろ盾とも言える麻生氏の存在をより際立たせる会食となった。それに対し抵抗勢力とも言える存在が、高市氏である。前出・麻生番記者が語る。

「政府と党との調整、党務の要は茂木さんですが、安倍さん(晋三・元首相)を後ろ盾にする高市さんは、総裁選の決選投票に勝ち進みポスト岸田は自分だ、との思いが強い。そのため茂木さんの意向を無視して独断で物事を進めるきらいがあります」

 象徴的なのが、自民党政務調査会の中に置かれた「財政政策検討本部」の発足(11月29日)だ。同本部には積極財政派が多く顔を並べ、高市氏は安倍氏を最高顧問に迎えた。財務省がこだわる財政健全化に向けたプライマリーバランスの黒字化目標の棚上げを狙ったものであるが、これは茂木幹事長の顔に泥を塗るものであり、しかも現在財務大臣を務める鈴木俊一氏は、麻生氏の義弟である。麻生氏からすれば、庭先を高市氏に荒らされたことになる。

 それに対し、麻生氏はさっそく動いた。12月7日、自らが主導して党総裁直属の「財政健全化推進本部」を立ち上げ最高顧問に収まった。さらに会長には、茂木氏が旧竹下派「平成研究会」の会長に着任する前の会長だった額賀福志郎・元財務相を招いた。政調より格上の総裁直属組織を被せ、高市氏動きを封じたわけだ。

 今臨時国会で高市氏は、岸田首相の意向に反し、中国政府の人権抑圧に抗議する国会決議案の提出に強い意欲を示していた。しかし結果は断念にすることになり、高市氏は17日の記者会見で「茂木氏の署名がないと国会に出せない。大変悔しい」と、怒りの矛先を茂木幹事長に向けた。さらに年明け2月開催には北京五輪が控えており、安倍・高市両氏を中心とする党内の対中強硬派は「外交的ボイコット」はもとより、批判決議案の提出を岸田首相と茂木氏に迫ると見られ、なお火種はくすぶっている。

もっとも、岸田、麻生両派に茂木派を加えた主流3派は150人に迫る。高市氏が頼みとする「清和会」(安倍派)の人数は95人だが、派内に岸田支持派を抱えており、けっして一枚岩ではない。岸田首相、茂木氏、そしてその後ろ盾となっている麻生氏への権力集中は、政治力学的にもはっきり見て取れよう。

 たとえ傀儡政権と呼ばれようとも、麻生氏が握る手綱を離さなければ、少なくとも来夏の参院選まで岸田政権は安泰である。

◆ジャーナリスト・藤本順一の政治コラム「永田町ワイドショー」

7783チバQ:2021/12/26(日) 13:46:03
https://news.goo.ne.jp/article/47news_reporters/politics/47news_reporters-20211224180733.html
「脱安倍」鮮明に、「意外と政局巧者」岸田首相の深謀 アベノマスク廃棄指示、「10増10減」見直し否定…
2021/12/26 10:0047リポーターズ

「脱安倍」鮮明に、「意外と政局巧者」岸田首相の深謀 アベノマスク廃棄指示、「10増10減」見直し否定…

「脱安倍」鮮明に、「意外と政局巧者」岸田首相の深謀 アベノマスク廃棄指示、「10増10減」見直し否定…

(47リポーターズ)

 「財政資金効率化の観点から、布製マスクの政府の在庫について、ご希望の方に配布し、有効活用を図った上で、年度内をめどに廃棄するよう指示をいたしました」。岸田文雄首相は21日、臨時国会後の記者会見で、新型コロナウイルス対策として安倍晋三元首相が配布した「アベノマスク」の在庫約8200万枚について、保管を続ければ税金の無駄遣いになるとして、来春までに全て処分する考えを明らかにした。

 会見を聞いて、少なからぬ人が驚きを感じたのではないか。首相が「脱安倍」を進めようとする姿勢を随所に見せたからだ。森友学園を巡る財務省決裁文書改ざんに関しては「私自身も真摯に向き合い、説明責任を果たすべく努力しなければならない」と改めて指摘し、安倍氏を当てこすった。耳目を引いたのは、衆院定数「10増10減」への見解だ。今回の区割り変更に対しては、安倍氏の地元・山口県で選挙区が1減になるなど、全国で影響が出るとして自民党内で異論が噴出している。しかし、首相は「審議会の勧告に基づく区割り改定法案を粛々と国会に提出するというのが現行法に基づく対応だ」と突き放したのだ。(共同通信=内田恭司)

 ▽安倍氏の「負の遺産」を有効利用

 なぜ岸田首相は、ここまで「脱安倍」を鮮明にしているのか。

 9月の自民党総裁選で首相は、決選投票で安倍氏が首相支持に回ったこともあって勝利したのは間違いない。だが、昨年9月の総裁選では、首相は安倍氏の支援を期待していたにもかかわらず、安倍氏が菅義偉前首相を推したことではしごを外され、惨敗を喫した。今年の総裁選でも、安倍氏は高市早苗政調会長を担いで「敵対」した。

 首相にしてみれば、そもそも配慮する義理などないのだ。だが、首相は安倍氏を不快にさせる必要もないのに、「安倍離れ」を見せつけるような言動を続けている。先の臨時国会で「桜を見る会」の在り方に「大いに反省すべき点があった」とし、自分の内閣では「開催しない」と言い切ったばかりでもある。

 首相の心情と狙いについて、岸田派のベテラン議員は「内閣支持率が上がるからと、ドライにやっている」と解説する。「世論調査を基にしている。森友でも桜でも、ほとんどが安倍氏に批判的だ。首相はその反対をやっているだけ」なのだという。

 来夏の参院選を見据え、世論の声をよく聞いた上で「脱安倍」を実践しているというわけだ。政権浮揚と求心力アップのために「安倍氏の『負の遺産』を有効利用している」とも言える。首相は「意外と政局巧者」という評の通りだ。

7784チバQ:2021/12/26(日) 13:46:23
 ▽安保、改憲、皇位継承では配慮

 とはいえ首相は安倍氏と対立しているわけではない。安全保障分野では安倍氏の路線を継承し、日米同盟強化を最重要視。2021年度補正予算で防衛費を7700億円も計上し、年度予算の総額で国内総生産(GDP)比1%を超えた。安倍氏が進めようとした「敵基地攻撃能力」の保持については、来年度から具体的議論に入る。

 安倍氏の宿願である憲法改正についても、党の憲法改正推進本部を「実現本部」に改組して本気度を見せつけた。皇位継承問題では、政府の議論は女性・女系天皇には踏み込まずに「旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する」方向で進んでいきそうだ。

 安保、改憲、皇位継承の3分野では安倍氏に配慮し、その意向に沿っているとも言える。だが、この点についても視点を変えると、違う岸田像が見えてくる。永田町では「自身のレガシーにしようとしている」と見る向きがもっぱらなのだ。

 改憲は国の形を変え、皇室典範改正は天皇制の形を変えることになる。いずれも岸田政権で実現すれば、歴史に名を残すのは間違いない。

 安保でも、単に安倍氏追随ではない姿が浮かんでくる。日米関係では安倍氏の影響力が今でも強い。首相としては、バイデン大統領と強固な信頼関係を築き、日米関係も自身で主導していきたいと考えるだろう。そのためには、米国が求める防衛力増強と抑止力向上を進めることが、在日米国大使館を振り向かせる一番の方策になる。

 安倍氏が「台湾有事」を声高に叫び、中国が日本の保守層への警戒を強めるほど、首相にとっては有利な展開になるとも言える。「だからこそ対話が必要だ」と訴えやすくなるからだ。北京五輪開会式への自身の参加はないと明言したが、福田康夫元首相や二階俊博元幹事長が、事実上の特使として訪中することはあり得る。

 首相は、「親中派」とみなされて動きにくい林芳正外相に代わり、岸田派の長老格である金子原二郎農相に11月下旬、中国の孔鉉佑駐日大使と会談させた。元長崎県知事として独自のパイプを持ち、08年には当時の習近平国家副主席と会談している。

 さらに、二階派中堅議員によると、金子氏に続いて「福田、二階両氏もそろって孔氏と会談した」という。

 習国家主席は「新時代にふさわしい中日関係を構築する」との方針を示している。首相は、この方針の下で日本を「新中華秩序」に組み込もうとする中国と対峙すべく、バイデン氏と早急に対中戦略をすり合わせ、信頼関係を醸成したい考えだ。

 そうすれば外交・安保の分野でも安倍氏の出番はなくなってくる。

 ▽岸田首相の真価問われる2022年

 だが、岸田首相は狙い通りに「脱安倍」を図ることができるのか。今は先手のコロナ対策が評価されて高い内閣支持率を維持しているが、18歳以下への10万円給付では方針が二転三転し、国会で野党から追及を受けた。

 首相は得意の「聞く力」で「柔軟に対応した結果」とするが、この先も同じことが繰り返されるようだと、首相への信頼は低下し、政権基盤が揺らがないとも限らない。

 安倍氏も巻き返す。「ポスト岸田」を茂木敏充幹事長と見定め、「岸田・茂木ライン」にくさびを打とうとしているようだ。22日夜には東京都内の日本料理店で麻生太郎副総裁、茂木氏と会談し、3人の結束を確認した。いまや首相の相談相手になり、安倍氏とのすきま風も指摘される麻生氏への「注文」の意味合いもあっただろう。

 同じ日に別の日本料理店では、菅氏と石破茂元幹事長、二階氏側近の林幹雄前幹事長代理、武田良太前総務相、森山裕総務会長代行が会談し、やはり結束を確認した。5人がこのまま非主流派に甘んじ続けるわけはない。

 首相は来年1月からの通常国会を無事に乗り切り、夏の参院選で勝利することができるのか。首相の力量と真価がまさに問われる2022年となる。

7785チバQ:2021/12/26(日) 14:48:07
https://www.sankei.com/article/20211202-DY4G5JJ5X5JQJLPJGIMXE5ATS4/
派閥化なら勢力減も…谷垣グループ、ジレンマに苦悩
2021/12/2 22:31
原川 貴郎
自民党の谷垣禎一元幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)に派閥化の動きが改めて浮上している。結束を強める狙いがあるが、反対するメンバーの退会が相次ぐ可能性があり、幹部は対応を決めかねている。

有隣会は平成24年、谷垣氏らが旧古賀派(現岸田派)を脱会し、立ち上げた政策グループ。「徳不孤 必有隣(徳は孤ならず 必ず隣有り)」との論語の一節から名付けた。

他の派閥との掛け持ちを認め、現在は共同で代表世話人を務める中谷元・首相補佐官と遠藤利明選対委員長を中心に運営している。谷垣氏が29年に政界引退後、結束力の強化が課題となっており、派閥化が何度も検討されてきた。

有隣会は先の自民党総裁選で、当初グループとして岸田文雄首相を支持する方針を示したが、最終的には自主投票となった。この際、「結束を強めるべきだ」として派閥化案が再浮上したという。

先の衆院選後、自民党に入党した柿沢未途衆院議員らが加わり、メンバーは30人近くに増えた。ただ、他派や菅義偉前首相に近い無派閥議員グループ「ガネーシャの会」などとの重複参加が10人以上いる。


ある掛け持ちの参加者は11月末、有隣会の幹部に「(派閥化したら)辞めます」と明言した。「もともと派閥にしないのが谷垣さんの考えだ」と反対するメンバーもいる。結束強化のために派閥化すれば勢力衰退を招くジレンマに、グループ幹部は苦悩を深めている。(原川貴郎)

7786チバQ:2021/12/26(日) 21:46:45
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_3NC4B5T73VMNRJBPRZYFB5MCQQ.html変容した自民派閥 「領袖を首相に」は1派のみ
2021/12/26 17:21産経新聞

10月末の衆院選後、自民党6派閥のうち3派閥が代替わりした。最大派閥の旧細田派はすでに首相を経験した安倍晋三氏が会長に就いて安倍派(94人)になり、会長が天下取りを目指す派閥は茂木敏充幹事長が就任した茂木派(53人)だけだ。昔のように領袖(りょうしゅう)を総理・総裁に担ぎ上げるため他派閥と競った派閥の役割は薄れ、勉強会・親睦会の性格が強まっている。

「一致団結してしっかりと岸田文雄政権を支えていく」。12月6日、東京都内のホテル。安倍派発足のお披露目となる同派パーティーで、安倍氏はこう強調した。派内には衆目一致する総裁候補がいない。安倍氏自身の再登板については、月刊誌「Hanada」で「全く考えていない」と語っている。

第6派閥の旧石原派(7人)も16日、パーティーを開いて森山裕前国対委員長が率いる森山派に移行した。森山氏は記者団に「政策集団だから別に総理・総裁を目指すということではない」と明言した。

かつての派閥は、会長が配下の議員に資金とポストを配分する代わりに、議員は会長に忠誠を誓い、宰相に押し上げようと政局を戦った。昭和47年まで長期政権を敷いた佐藤栄作元首相の後継をめぐっては、主要派閥の領袖である「三角大福」(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫)が激突した。だが、今の会長で総裁候補と目されるのは茂木氏一人である。

派閥の影響力低下は平成8年の選挙制度改革に始まる。中選挙区時代は同一選挙区に各派閥が候補者を擁立し、多額の資金を投入して競った。だが、当選者1人の小選挙区制に移り、候補者選定や資金は党執行部が握る。会長の役目は選挙の応援演説や、閣僚の一部と副大臣・政務官などの人事が主だ。各派の定例会合は、国会・選挙などの情報交換の場になった。

この結果、派閥の統制は弱まった。党内で無派閥議員は2割を占める。昨年には菅義偉前首相が事実上初めての無派閥の総理・総裁となった。菅氏の後継を決める今年9月の総裁選で一致結束して行動できたのは領袖を担いだ岸田派だけだった。(田中一世)

7787チバQ:2021/12/27(月) 11:44:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/3922a19240bdfc92231c8529432c7c75252da807
岸田首相「負の遺産」清算急ぐ マスク・森友・桜、安倍氏は不満? 
12/27(月) 7:07配信

時事通信
倉庫に保管されている大量の布マスク=22日、東京近郊

 岸田文雄首相が安倍晋三元首相の時代からの「負の遺産」の清算を急いでいる。

 21日には大量の在庫が問題視されていた「アベノマスク」を含む布製マスクの廃棄を表明。来年の通常国会に向け、野党の追及材料を事前に取り除く狙いがあるとみられる。ただ、最大派閥を率いる安倍氏を刺激しかねずリスクもはらむ。

【写真】政府配布の布マスク「アベノマスク」を投函する郵便局員(2020年5月)

 「布製マスクは希望の方に配布した上で、年度内をめどに廃棄を行うよう指示した」。首相は21日の記者会見の冒頭、アベノマスク一掃の方針を明らかにした。

 新型コロナウイルス禍でマスクが品薄となった昨春以降、安倍政権は全国民に配布するなどとして布製マスク約2億9000万枚を購入。しかし、供給不足が解消し、倉庫に眠る在庫は3月末時点で8272万枚に上った。保管料は2020年度だけで約6億円に達した。

 野党は先の臨時国会で「世紀の愚策のツケ」「在庫を抱え続けるつもりか」と批判し、通常国会でも追及する構えだった。政府関係者によると、発展途上国の援助物資などに活用できないか各省庁が知恵を絞る中、「早く捨てよう」と廃棄を主導したのは首相だった。

 首相は森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題でもかじを切った。自殺した財務省近畿財務局職員の遺族が真相解明を目指して起こした訴訟をめぐり、国の損害賠償責任を認めて訴訟を終える方針を14日に同省から伝えられると、「それでやってくれ」と了承した。これを受け、同省は翌15日、遺族の賠償請求を「認諾」。訴訟は終結したが、真相究明の機会は失われた。

 安倍氏が後援会関係者を多数招待し「行政私物化」と批判された「桜を見る会」も同様。首相は14日の衆院予算委員会で野党の追及に「大いに反省すべき点がある。私の内閣で開催することは考えていない」と早々に火消しを図った。

 自民党内には、「負の遺産」清算へ動く首相を「安倍氏は快く思っているはずがない」とみる向きもある。関係者によると、首相が布製マスク廃棄を事前に電話で報告した際、安倍氏は「ああ、そう」と言葉少なに答えたという。

 首相は23日、地元・広島特産のカキの薫製オイル漬けを土産に携え、衆院議員会館の事務所に安倍氏を訪問。官邸に戻った際、「年末のあいさつだ」と記者団に説明しつつ、「難しい話はない。心配しなくても大丈夫だ」と意味ありげに語った。

7788チバQ:2021/12/27(月) 21:10:43
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_MZV3SCR6ZJKHLFTKB7R77K3M7E.html
首相、安倍時代の課題〝決着〟 距離感 政権左右も
2021/12/26 19:12産経新聞

岸田文雄首相が安倍晋三政権時代に批判を浴びた課題の「処理」を進めている。新型コロナウイルス対策として全国民に配布した布製マスクや「桜を見る会」などで、自民党内には、最大派閥を率いる領袖(りょうしゅう)として影響力を持つ安倍氏との距離感を懸念する向きもあるが、首相は外交などで安倍氏の意見を重視する姿勢も見せている。両氏の関係は今後の政権運営を左右する可能性もある。

首相は12月に入ってから、安倍政権時代から積み残されていた案件を矢継ぎ早に処理した。

21日の記者会見では、安倍政権が昨年、全国民や介護施設向けに調達した布製マスクの保管分を希望者に配った上で、余った分は今年度内に廃棄する方針を打ち出した。首相は、当時はマスクの配布で供給不安が解消されたと説明し「所期の目的は達成された」と強調した。布製マスクは「アベノマスク」とも揶揄(やゆ)され、昨年8月から今年3月までの保管料は6億円にも上り、「税金の無駄遣い」との指摘が出ていた。

これに先立つ14日の衆院予算委員会では、歴代首相が主催してきた「桜を見る会」の招待者をめぐり、安倍政権で批判が相次いだことを踏まえ、自身が在任中は開催しないと明言した。

さらに15日には、学校法人「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題でも国が損害賠償請求を受け入れる決断を下した。首相は翌16日の参院予算委で「できるだけ丁寧に対応しなければならない。真摯(しんし)に説明責任を果たしていかなければいけない」と説明した。

一連の対応に関し、政府関係者は「どの問題がいつの政権のものといった意識は首相にはない」と話すが、党内には、派閥領袖となり、存在感を高める安倍氏との関係を危惧する声もある。

一方、来年2月の北京冬季五輪をめぐっては、首相は政府関係者の派遣を見送ると表明した前日の23日に国会内の安倍氏の事務所を訪問。五輪への対応などについて意見交換した。首相は外交などに関しては安倍氏の意見を受け入れているとみられる。

「首相は今は静かにしているが、だんだんと『我(が)』が出てくるだろう。安倍氏ともバチバチやることになるかもしれない」

麻生派幹部は今後、岸田政権が安定軌道に乗ってきた場合、政権運営をめぐり首相と安倍氏の対立に発展する可能性を予言した。(千田恒弥)

7789とはずがたり:2021/12/27(月) 22:34:24
自民・橋本岳氏と自見英子氏が結婚へ 29日に婚姻届提出
https://mainichi.jp/articles/20211224/k00/00m/010/235000c
毎日新聞 2021/12/24 18:00(最終更新 12/24 22:12) 321文字
橋本岳氏(左)と自見英子氏拡大
橋本岳氏(左)と自見英子氏
 自民党の橋本岳(がく)元副厚生労働相(47)と自見英子(はなこ)元厚労政務官(45)が近く結婚することがわかった。

 複数の関係者によると、橋本、自見両氏は26日、岡山県倉敷市で開かれる橋本氏の後援会の会合で支持者らに結婚を報告する。29日に婚姻届を出すという。日本医師会の横倉義武前会長が仲人を務める。


 橋本氏は衆院岡山4区選出で当選5回。父は橋本龍太郎元首相。自見氏は参院比例代表選出で当選1回。父は自見庄三郎元郵政相。橋本、自見両氏は2020年2月、横浜港に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスの集団感染が発生した際、副厚労相と厚労政務官として現地で対応に当たった。同年7月に週刊誌で交際が報じられた。

7790チバQ:2021/12/28(火) 13:27:49
https://mainichi.jp/articles/20211221/k00/00m/010/247000c?inb=ys
こども家庭庁、縦割りは変わらない? 勧告権や予算…乏しい実力

毎日新聞 2021/12/21 20:15(最終更新 12/21 20:15) 有料記事 2514文字

 政府は21日、子ども政策を一元的に担う「こども家庭庁」の基本方針を閣議決定した。来年の通常国会に設置法案を提出し、2023年度のできるだけ早い時期に内閣府の外局として発足させたい考えだ。ただ、学校教育や幼稚園の所管は文部科学省に残ったままだ。縦割り行政や財源確保の不安は解消されるのか。【小鍜冶孝志】

「伝家の宝刀」見栄えだけか
 こども家庭庁の創設は、「縦割り行政の打破」を掲げた菅義偉前首相の看板政策の一つだった。前首相は今年4月、「こども庁」(当時)の創設準備を自民党に指示。当初は衆院選の公約との位置づけで、年内の具体化を目指し、今夏から実質的な議論をスタートさせた。しかし、前首相の突然の辞任でいったん失速。岸田文雄首相が政策を引き継いだものの、「縦割り行政」の壁に阻まれ、基本方針の閣議決定は年末ギリギリまでもつれこんだ。

 基本方針では、「子どもの育ちは家庭を基盤としている」との自民党内の意見を踏まえ、直前に名称を「こども家庭庁」に変更した。内閣府の外局として設置し、専任閣僚と長官を配置する。厚生労働省が所管する児童虐待防止や保育所の施設運営、障害児支援分野のほか、内閣府が担う子どもの貧困政策などを移管する。

 しかし、文科省の所管業務は原則、移管せずに残す形になった。…

7791チバQ:2021/12/28(火) 14:45:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/9526fb853e452f2ee8a16a90fb26978fec6bfb0a
岸田内閣、新たな首相補佐官と内閣官房参与を発表 元官僚を起用
12/28(火) 13:59配信
朝日新聞デジタル
閣議に臨む岸田文雄首相=2021年12月28日午前10時3分、首相官邸、上田幸一撮影

 政府は28日、元国土交通事務次官の森昌文氏(62)を首相補佐官に起用する人事を閣議決定した。国土強靱(きょうじん)化や科学技術イノベーション政策などを担当する。岸田内閣の首相補佐官は計5人となる。

 また岸田文雄首相は同日、社会保障と人口問題担当の内閣官房参与に元内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官の山崎史郎氏(67)を起用する人事を決め、発表した。発令はいずれも来年1月1日付。

 首相補佐官は、首相の指示を受けて重要な政策について首相を補佐する実務担当者で特別職の公務員。定員は5人。内閣官房参与は非常勤の国家公務員で定員はなく、山崎氏は8人目。

朝日新聞社

7792チバQ:2021/12/28(火) 21:27:59
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211227-567-OYT1T50181.html
濃厚接触者の受験「認めず」3日間で撤回、官邸また調整不足…「配慮足りなった」
2021/12/27 23:32読売新聞

濃厚接触者の受験「認めず」3日間で撤回、官邸また調整不足…「配慮足りなった」

岸田首相(左)と末松文科相(27日午後、首相官邸で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 文部科学省は27日、大学入試を巡り、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の濃厚接触者は無症状でも受験を認めないとする指針を3日間で撤回した。岸田内閣の新型コロナ対応では、国際便の新規予約停止要請の撤回に続く軌道修正となった。

 岸田首相は27日、「私から別室受験を含め、できる限り受験機会を確保する方策を検討するよう、昨日、文科相に指示した」と東京都内で記者団に述べ、自らの主導で方針転換に踏み切ったことを強調した。

 政府関係者によると、首相が文科省の指針について報告を受けたのは26日だった。首相は受験生らに不安が広がっているとして、文科省の対応を問題視する報道に危機感を強め、末松文科相に新たな対策を求めた。

 文科省は指針の通知前の段階では、無症状の濃厚接触者について、PCRなどの検査結果が陰性であることなどを条件に、別室で受験を認める対応をとっていた。オミクロン株の濃厚接触者の受験を認めないとする指針をまとめ、各都道府県などに24日に通知したのは、濃厚接触者について、宿泊施設での14日間待機を徹底するよう求める厚生労働省の要請に沿うべきだと判断したためだ。

 首相や松野官房長官には文科省から事前に相談はなく、首相周辺は「受験という人生がかかった一大事に対し、文科省の配慮が足りなかった」と唇をかむ。

 自民党内からは、「首相官邸の調整不足が再び露呈した」(幹部)との批判が出ている。水際対策を巡っても、国土交通省が11月29日、航空会社に日本着の国際便の新規予約停止を要請したものの、「帰国できなくなる」と不安を募らす駐在員らの声が報じられ、やはり3日間で要請を撤回したことがあるためだ。

 自民党の閣僚経験者は「首相は『聞く力』をまた発揮したつもりかもしれないが、政府方針がすぐにひっくり返る事態がこれ以上続けば、内閣全体の信用が損なわれる」と苦言を呈した。

 都内の私立大学を目指す男子浪人生(19)は「別の日の受験となると他の大学や学部の受験予定に影響する。別室でも予定通り受けられる方がありがたい」と話した。

7793チバQ:2021/12/30(木) 22:48:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/31786943dc6a9c128709a1e8e3674601cca9aa7c
宏池会系派閥、緩やかに連携 岸田政権支え、安倍派刺激を回避
12/30(木) 7:21配信

時事通信
 岸田政権の誕生を受け、来年は岸田文雄首相が会長を務める岸田派をはじめ、故池田勇人元首相が創設した「宏池会」の流れをくむ派閥・グループの動向に注目が集まりそうだ。

 これらの再結集は「大宏池会」構想と呼ばれるが、現状は政権基盤の安定に向けて緩やかに連携していく考えが主流となっている。

 「私が初当選したのは前回の宏池会政権、宮沢政権が終わった年だ。衆院議員になって28年間かけて総理・総裁派閥に戻ることができた」。首相は23日、今年最後の岸田派会合でこう述べ、「宏池会」への強いこだわりを見せた。

 現在の麻生派(志公会、53人)、岸田派(宏池会、43人)、谷垣グループ(有隣会、約25人)の三つは、池田氏創設の宏池会に源流を持つ。別の道を歩んでいるが、ベテラン議員は「ケミストリー(相性)は合う」と強調する。

 2020年の自民党総裁選で敗れた後、首相は一時、「大宏池会」を模索した。機運は高まらず実現はしなかったが、今年の総裁選の岸田選対では麻生派の甘利明前幹事長が顧問、谷垣グループの遠藤利明選対委員長が本部長を務めるなど、宏池会系の連携が岸田総裁誕生に一役買う形となった。

 ただ、岸田派議員は「派閥の規模はこれぐらいがちょうどいい」と指摘する。理由は、同派ナンバー2の座長を務め、首相候補として期待の声がある林芳正外相の存在だ。この議員は「大きくなれば、派中派として林派ができる」と懸念する。

 麻生派でも河野太郎広報本部長が総裁選出馬を引き続き目指している。同派関係者は「無理に合流させれば河野氏が若手を連れて飛び出す恐れがある」と語る。谷垣グループの遠藤氏も「大宏池会」について「考えていない」と明言している。

 首相サイドにとって、安倍晋三元首相が率いる党内最大派閥、安倍派(94人)の動向も気がかりだ。大宏池会が実現すれば100人超となり、安倍派を抜いて第1派閥になる可能性がある。「安倍派に対抗するなら『大宏池会』しかない」との声もあるが、政権基盤の安定のためには安倍派を刺激するのは得策でないとの判断もある。首相は23日、衆院議員会館の事務所に手土産持参で安倍氏を訪ねるなど配慮を見せている。

 「平時はそれぞれ活動して『いざ鎌倉』がいい。定期的に会合を持とう」。首相に近い谷垣グループのある議員は大宏池会への回帰を訴える岸田派の議員に対してこう諭し、自重するよう促した。

7794チバQ:2021/12/30(木) 22:49:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/b66196d18000a0de74ac0a5eab07dd0a2018d57b
特定幹部が権限握り続けぬよう…総裁以外の自民役員「1期1年、連続3期まで」明記へ
12/30(木) 9:03配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党は、党改革の一環として党役員の任期制限を党則に明記する方針を固めた。総裁以外の役員の任期について「1期1年、連続3期まで」とする規定を盛り込む方向で、来年3月の党大会で党則改正を正式決定したい考えだ。

(写真:読売新聞)

 複数の党幹部が明らかにした。現在の党則では、党総裁の任期は「連続3期9年まで」となっている。その他の役員の任期は1年だが、再任を制限する規定はない。

 制限の対象となる役員も具体的に指定する方向で調整が進んでいる。幹事長や政調会長ら党四役だけでなく、任命に党総務会での決定が必要となる他の役職を盛り込む案も浮上している。

 党役員の任期制限は、岸田首相(党総裁)が9月の党総裁選で掲げた肝いりの改革だ。特定の幹部が権限を握り続けることを防ぎ、党運営をより開かれたものに刷新する狙いがある。11月から、党改革実行本部(本部長・茂木幹事長)で詳細を検討している。

 実行本部は、党運営や政策に多様な意見を反映するため、女性や若手の積極的な登用も検討している。例えば、党の女性局長や青年局長の任期について、幹事長などとは逆に「原則2年」と長めに設定する案が出ている。一定期間、継続して務めさせることで、地方組織の女性局、青年局との連携を深める狙いがあるとみられる。

 このほか、党運営や国会対応に関する意思決定機関である総務会のメンバーに、女性局長と青年局長を加えることも検討されている。これまでもオブザーバー参加は可能だったが、議決に参加する資格はなかった。

 党運営の透明化に向けて策定を進めている党の「ガバナンスコード」(統治指針)に関しては、有識者を交えた作業部会を年明けに設置し、党大会までに方向性を示したい考えだ。来年1月上旬からは、党員らから党改革に向けた意見を聞くため、インターネットを通じて対話集会などを開催する予定だ。

7795チバQ:2021/12/30(木) 22:50:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bcd1f1c73061bbd6256936ad3edc4ae0966d054
岸田首相と「ナンバー2」の気になる関係
12/30(木) 10:02配信

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毎日新聞
岸田文雄首相=首相官邸で2021年12月22日、竹内幹撮影

 岸田文雄氏が首相に就任して、はや2カ月が過ぎた。昨年(2020年)9月、菅義偉前首相に自民党総裁選で敗れた頃は「岸田は終わりだ」とささやかれたものだが、1年あまりで、本命視された河野太郎氏を撃破し、自民党総裁・首相の座に就いた。

 自民党名門派閥「宏池会」の首相としては、宮沢喜一氏以来30年ぶりとなるだけに、宏池会再興にボルテージも上がる。1カ月もたたぬうちに総裁選と衆院選を制した岸田氏は今後、政権基盤をどう固めようとするのか注目される。

 ◇岸田政権の行方を左右する林芳正外相

 衆院選でよもやの小選挙区敗北を喫した甘利明幹事長が辞任し、茂木敏充外相が甘利氏の後任の幹事長の座に就き、玉突きで茂木氏の後任外相には林芳正元防衛相が就任した。林氏は先の衆院選で、参院議員を辞職して、山口3区から出馬、同選挙区の河村建夫元官房長官を引退に追いやって初当選したばかりである。

 林氏の外相就任にあたっては安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁(元首相)が反対する声を上げていた。林氏は長年、日中友好議員連盟会長を務める名だたる知中派であり、中国との微妙な関係の中での登用への異論だった。

 しかし、岸田氏は林氏の起用にこだわった。岸田氏の心中をよく知る政界関係者は「林さんが外相になって、首相の寝首をかくという見方もあるが、それは違う。重要ポストに就けて責任を持たせた方がいい、という考え方だ」と語った。

 宏池会政権で首相、外相ともに宏池会だった例は3例ある。元祖・池田勇人内閣の小坂善太郎、大平正芳外相、鈴木善幸内閣の伊東正義外相である。この中で特筆したいのは池田―大平関係、鈴木―伊東関係の2例だ。

 大平氏は池田氏が蔵相時代の秘書官出身であり、池田氏の腹心中の腹心と言われた。1960(昭和35)年7月、第1次池田内閣が発足すると、池田氏は大平氏を内閣官房長官に起用。大平氏は池田政治のスローガンである「寛容と忍耐」の演出を主導するなど、内閣の大番頭として力を振るった。

 その池田―大平関係が変質を見せるのは62(同37)年7月に大平氏が外相に就任してからである(この時、大平氏の盟友・田中角栄氏が44歳で蔵相に就任)。この時期は日韓国交正常化に先立つ日韓請求権交渉の最中で、池田氏と大平氏は交渉をめぐり対立するようになる。読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏は自らの回顧録「渡辺恒雄回顧録」(中央公論新社刊)に大平氏の声を記している。

7796チバQ:2021/12/30(木) 22:51:09
 その池田―大平関係が変質を見せるのは62(同37)年7月に大平氏が外相に就任してからである(この時、大平氏の盟友・田中角栄氏が44歳で蔵相に就任)。この時期は日韓国交正常化に先立つ日韓請求権交渉の最中で、池田氏と大平氏は交渉をめぐり対立するようになる。読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏は自らの回顧録「渡辺恒雄回顧録」(中央公論新社刊)に大平氏の声を記している。

 「池田は私が官房長官のときまでは、非常に信用して何でも相談してくれたんです。しかしいまは私に嫉妬している。私が外務大臣になったから、次の総理候補として私に人気が移る。池田はそれを感じて非常に私を警戒しているんです。あなたがたは池田・大平は一心同体と思われているでしょうが、まったく違う。私が言うのも変ですが、政治家の心理とは恐ろしいものですよ」。

 池田氏が警戒した大平氏の台頭。それは宏池会の秩序を乱しかねないという危機感でもあったのではないか。池田氏の弟分で、大平氏の兄貴分にあたる前尾繁三郎氏(当時・自民党幹事長、後に法相、衆院議長を歴任)の立場が大平氏によって脅かされるという動物的本能でもあった。現に池田内閣が終焉(しゅうえん)を迎え、池田氏が病気で亡くなると、前尾、大平の関係は悪化し、宏池会は池田派を継いだ前尾派から大平派に衣替えすることになる。その結果、前尾の側近だった宮沢氏と大平氏の不仲もクローズアップされるのである。

 鈴木氏と伊東氏の場合。鈴木善幸氏は80(同55)年7月、その前月に急死した大平首相の後任として宏池会3人目の首相に就任した。大平内閣の官房長官、首相臨時代理から鈴木内閣の外相となったのが伊東正義氏だった。

 81(同56)年5月の日米首脳会談時の共同声明の解釈を巡り、首相の鈴木氏と外相の伊東氏が対立する。日米同盟は軍事同盟の性格もあるというのが伊東氏の立場だったが、軍事同盟ではないという鈴木氏と全く食い違いをみせたのである。この混乱で伊東氏は辞任する。背景には大平氏直系の伊東氏と大平氏とは微妙な関係にあった鈴木氏、さらに大平氏と犬猿の仲で、鈴木氏を補佐していた官房長官の宮沢氏との「冷戦」も影響したとみられる。この一件で、鈴木氏は党内の反発を買い、岸信介元首相らが倒閣に動きだし、翌年鈴木氏は政権の座から降りたのである。

 岸田―林関係は現在のところ、良好であり、歩調も合っている。林氏の外相起用に積極的だったのはほかならぬ岸田首相だ。ただ今後の対中国外交の推移いかんでは、首相と外相との間に考えの食い違い、不協和音が出てこないとも限らない。宏池会ナンバー1とナンバー2の共存共栄がいつまではかられるのか、大きな注目点である。

 ◇池田勇人と岸田文雄

 12月14日の衆院予算委員会。岸田首相は、立憲民主党の逢坂誠二代表代行から「目標とする政治家」について聞かれ、宏池会の創設者である池田氏と答えた。岸田首相は「同じ広島県出身であり、地元、政治活動でさまざま参考にしている。一つの大きな目標として挙げている」と語った。

 岸田首相の宏池会に対する思いは深い。宏池会結成は57(同32)年6月だが、首相が生まれたのは同年7月29日である。自分は宏池会と同じ年月生きてきたという感慨があるようである。

7797チバQ:2021/12/30(木) 22:51:21
 それはさておき、岸田首相は池田首相から何を学ぼうとしているのか。それは人事ではないか。岸田首相は就任直後、周囲に「人事が最大の武器だ」と語ったこともある。なにしろ池田首相は人事が実に好きな政治家だった。

 池田内閣は60年7月19日にスタートし、64年11月9日、佐藤栄作内閣が発足するまで約4年4カ月続いた。この間に組閣、内閣改造は7回も行っている。このうち4回は61年7月、62年7月、63年7月、64年7月と毎年7月に内閣の人事を行っている。しかも毎年7月18日が人事の「定例日」だった。

 池田内閣は自民党官僚派の池田、岸、佐藤栄作3派の連合によってできた政権だった。党人派の大野伴睦、河野一郎(河野太郎自民党広報本部長の祖父)、石井光次郎、藤山愛一郎氏らとの闘いに勝ち、政権を手中にした経緯があった。

 しかし、池田氏は政権獲得の恩人たる岸、佐藤両氏(2人は兄弟)べったりではなく、政権が軌道に乗り出すと距離を置くようになる。そして政権スタートの翌年7月、党内実力者を内閣と党に配置する挙党態勢の「実力者内閣」を作った。

 河野一郎農相、佐藤栄作通産相、川島正次郎行政管理庁長官、三木武夫科学技術庁長官、藤山愛一郎経済企画庁長官、大野伴睦自民党副総裁といった顔ぶれ。60年総裁選後、池田体制に失望した河野一郎氏は一時離党、新党結成まで模索するが、61年改造以降は池田内閣を支える大黒柱として、農相、副総理格建設相、64年東京五輪担当相などを歴任していく。長年の盟友だった佐藤栄作氏とはぎくしゃくしても、政権基盤を安定させるのに、ライバルを味方に変えて取り込む池田氏の手法を岸田氏も意識しているようだ。

 岸田首相の最大の関門は来年(2022年)7月の参院選である。過去参院選は政局の温床となり、政権退陣の導火線にもなってきた歴史がある。岸田首相が参院選をクリアした暁にこそ、首相は本格的な挙党態勢の内閣を作ろうとするだろう。そのときの注目点は河野太郎氏や萩生田光一経産相、高市早苗党政調会長らの処遇だ。党内最大派閥「安倍派」の領袖である安倍晋三元首相、岸田首相の後見人でもある麻生太郎副総裁との折り合いをどうつけていくのか、というところだろう。【中川佳昭】

7798チバQ:2022/01/01(土) 16:35:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/caf82221eaec09336c0c5673108a1c0dffe94d5f
参院選、長期政権の試金石 岸田首相、コロナ対策で成果目指す 野党、主導権争い激化か
1/1(土) 13:34配信

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時事通信
講演する岸田文雄首相=12月23日、東京都内のホテル

 2022年の政局は、夏の参院選が最大のヤマ場となる。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、新型コロナウイルス対策などで成果を重ねて政治決戦を乗り切り、長期政権への足場固めを狙う。対する野党は、それぞれ立場の違いを抱え、主導権争いが激しくなりそうだ。

 ◇「黄金の3年」
 「『日々これ新たなり』の思いで一日一日真剣に取り組んできた。年が明けるとコロナ対応も新時代の開拓も重要な時期を迎える」。首相は12月28日、記者団にこう強調。参院選について「政治の安定を考えた場合に大切な選挙だ」と指摘し、「参院選に向けて国民の皆さんの理解が得られるよう努力を続けていきたい」と決意を語った。

 政権発足直後の21年10月の衆院解散・総選挙で、自民党は単独で絶対安定多数(261議席)を獲得した。参院選も勝利すれば首相の政権運営は安定軌道に乗り、24年9月の任期満了に伴う党総裁選の再選戦略に弾みがつく。再び解散する場合を除き25年まで大型国政選挙はなく、政局の主導権を確保する「黄金の3年」(党関係者)を手中にできる。

 こうしたシナリオを実現するため、首相は1月17日に召集予定の通常国会で、22年度予算案の年度内成立に全力を挙げるとともに、経済安全保障推進法案やこども家庭庁設置法案など目玉政策の実現を目指す。参院選を控えるため、政権幹部は「150日間の会期は延長はしない」と明言。与野党対決型の法案提出も控える方針だ。

 ◇コロナ・沖縄が関門
 ただ、新型コロナの変異株「オミクロン株」の市中感染が各地で相次ぎ、首相は警戒感を強めている。「第6波」が現実味を帯びれば、世論の批判が強まるのは必至。感染対策と両輪の経済再生にもブレーキがかかり、政権への逆風となる。

 国土交通省による基幹統計の書き換え問題は、第三者委員会の検証結果が1月中旬にまとまる見通し。野党は追及する構えで、通常国会の争点となりそうだ。

 沖縄県では、1月の名護市長選を手始めに、秋の知事選まで続く「選挙イヤー」が本格化する。一連の結果は、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設の行方に影響を与えるため、与野党とも国政選挙並みに力を注ぐ。

 参院選の前哨戦となる4月の参院石川選挙区補欠選挙も難関だ。これに先立つ3月の石川県知事選は保守分裂となる見通しで、補選にもしこりを残す可能性がある。

 一方、足元の自民党内にも火種がくすぶる。首相が会長を務める岸田派は、党内6派閥の中で第5派閥にとどまる。政権基盤の安定には、上位3派閥の領袖(りょうしゅう)である安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長との連携がカギを握る。揺らぎが見える公明党との関係構築も課題だ。

7799チバQ:2022/01/01(土) 16:35:23
 ◇共闘で温度差
 野党第1党の立憲民主党は、参院選で「自民1強」の政治状況にくさびを打ち込み、低迷する党勢立て直しにつなげたい考え。焦点は共産党との「野党共闘」の在り方だ。

 両党は先の衆院選で、国民民主党などとも足並みをそろえて213選挙区の候補者を一本化したが、比例代表と合わせた全体では議席を減らした。新たに就任した立民の泉健太代表は、参院選の1人区で共産党との選挙協力を重視しつつも、衆院選で合意した「限定的な閣外協力」は見直す方針。「同じ政権を構成するというメッセージになった」と反省を口にするが、共産党は引き続き順守を求め、着地点は見通せない。

 一方、衆院選で躍進した日本維新の会は、「全国政党」への脱皮を目指し、参院選の複数区で積極擁立に意欲を示す。国民も立民などと距離を置く独自路線を志向している。

7800チバQ:2022/01/02(日) 19:38:17
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211230-567-OYT1T50177.html
自民が連合に「接近」、幹部相次ぎ会談…労組票分散の狙いも
2022/01/02 19:07読売新聞

自民が連合に「接近」、幹部相次ぎ会談…労組票分散の狙いも

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党が、立憲民主党の最大の支持団体である連合との距離を縮める動きを活発化させている。労働組合の中央組織である連合が重視する雇用政策や賃上げなどに重点的に取り組む考えだ。来夏の参院選を見据えて、労組票を分散させる狙いもありそうだ。

 自民の茂木幹事長は8日、連合の芳野友子会長と党本部で面会し、「初の女性会長なので頑張ってほしい」とエールを送った。連合によると、自民幹部と連合会長の面会は、2代前の古賀伸明氏以来で「7〜8年ぶり」という。芳野氏はこの日、麻生副総裁とも個別に面会した。いずれの面会にも小渕優子組織運動本部長が同席した。

 15日には、塩谷立・党雇用問題調査会長が連合の清水秀行事務局長と会談した。塩谷氏は、岸田内閣が成長と分配を重視していることを強調し、連合の要望に寄り添う姿勢を強調した。

 連合との窓口役は、自民党組織運動本部内の労政局が務めているが、最近は党幹部による積極的な動きが目立つ。党ベテランは「連合を重視しているという考えの表れだろう」と解説する。

 10月に会長に就任した芳野氏は、立民と共産党との選挙協力を一貫して批判し、選挙区調整は立民と国民民主両党で行うよう求めている。共産との共闘により「連合票の行き場がなくなった」との見方も示しており、自民党幹部は「立民と共産の共闘が続く限り、労組票は分散され、結果的に国政選では自民に有利に働く」と分析する。

 9月には、選挙区に自動車工場などを抱える自民議員の有志が議員連盟「自動車立地議員の会」(代表世話人・片山さつき参院議員)を設立した。共産と距離がある民間企業系労組のうち、特に与党寄りとされる自動車関係の労組を引き込む思惑があるとみられる。

 先の衆院選では、トヨタ自動車グループの労組が加盟する「全トヨタ労働組合連合会」が、政策実現のために与党と連携する方針に転じ、野党系の組織内候補を擁立しなかった。

 立民側は「連合が完全に与党支持になることはあり得ない」(幹部)と静観する構えだが、自民党内には「労組票を少しでも多く切り崩すべきだ」との意見があり、今後も立民への揺さぶりを強めたい考えだ。

7801チバQ:2022/01/03(月) 23:47:00
1857: チバQ :2022/01/03(月) 23:46:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cae067bd7f926f29142970f7ec16381ce408191
日中、正常化50年の正念場 米と連携強化で対抗 22年外交展望
1/3(月) 13:35配信

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時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=2021年12月28日、首相官邸

 2022年の日本外交は、9月に国交正常化50年の節目を迎える中国とどのように向き合うかが最大の課題だ。

 岸田文雄首相は「安定的関係」の構築を掲げるものの、東・南シナ海での中国の軍事活動は活発化の一途。米国やオーストラリアなど同志国との連携強化で対抗する構えだが、日中関係の決定的な悪化は避けたい考えで、難しいかじ取りを迫られる。

 ◇祝賀ムード乏しく
 沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船による領海侵入は常態化。昨年は中国軍とロシア軍の共同行動まで目立ち、台湾有事の可能性も取り沙汰される。保守系を中心に増す対中強硬論を政府は無視できない。

 「民主主義、法の支配、人権といった普遍的な価値に基づき、言うべきことはしっかり言う」。首相は昨年12月下旬の記者会見で、対中外交についてこう語った。

 懸案だった北京冬季五輪・パラリンピックの「外交ボイコット」をめぐり、首相は米英などと足並みをそろえ、政府代表団の派遣見送りを決めた。ただ、最大の貿易相手国である中国の存在は大きく、新疆ウイグル自治区や香港の人権問題を前面に出すことは控えた。両国関係をいかに制御していくか、腐心が続く。

 習近平国家主席の国賓来日は延期されたまま。米中対立の収束が見えない中、中国が日米間にくさびを打ち込もうと、国交50年を機として日本側に働き掛けを強める展開も想定される。

 日本側に祝賀ムードは乏しい。政府関係者は「記念式典を開くかどうか何も決まっていない」と明かす。

 ◇先送りの首相訪米
 首相はバイデン米大統領と早期に会談し、結束を内外にアピールしたい考え。だが、米側は中間選挙を秋に控え、内向きが目立つ。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染拡大も障害となり、日程が入らないという。

 「日米同盟と日本の防衛力の強化が両輪だ」。中国の覇権主義的な動きに防衛省幹部はこう語る。外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を、オンライン形式で1月上旬をめどに先行開催する方向だ。

 首相は早期の豪州訪問も選択肢とする。日豪間では「準同盟」化が進む。次のステップとして、モリソン首相との会談に合わせる形で自衛隊と豪軍の相互訪問時の法的地位を定める「円滑化協定」の締結を予定する。

 日米豪にインドを加えた4カ国連携の枠組み(クアッド)の首脳会談を日本で開催することも模索している。

 ◇日韓も焦点
 「国交正常化以来最悪」と言われる日韓関係の行方も注目される。元徴用工や慰安婦をめぐる問題で平行線が続き、文在寅大統領の下での好転は期待できない。

 焦点は3月の大統領選の結果に移っており、日本側も注視する。ただ、「革新系が勝てば状況はより悪くなるが、保守系が勝っても簡単ではない」(外務省幹部)との見方がある。

 北朝鮮の核・ミサイル技術向上に日本政府は警戒感を強める。拉致問題は高齢の被害者家族が相次いで亡くなるなど切迫感が高まっており、金正恩総書記との直接対話を引き続き呼び掛ける。

 日ロ平和条約締結交渉は、ロシアが北方領土での免税特区創設を表明して韓国に参加を呼び掛けるなど強硬姿勢を示し、進展は困難な状況。打開を図るべく調整を続ける。

7802チバQ:2022/01/04(火) 18:27:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220103X566.html
軌道修正ちゅうちょなく=関門はコロナ対応―岸田政権発足3カ月
2022/01/03 14:36時事通信

 岸田文雄首相が就任して4日で3カ月。持ち味の「聞く力」で世論に敏感に反応し、政策面でちゅうちょなく軌道修正を重ねる姿勢が好感されてか、内閣支持率はスタート時から上昇、政権は安定しているようにも映る。ただ、首相がこうした状況を定着させられるかは、「第6波」到来も予想される新型コロナウイルス対応が関門となる。

 「そんな細かいことにまで官邸が口を出さなきゃいけないのか」。首相は昨年12月27日、周囲にこうこぼした。新型コロナの変異株「オミクロン株」感染者の濃厚接触者となった受験生に正規の受験を認めない方針を文部科学省が打ち出したことに反発の声が上がり、すぐさま修正を指示するに至ったためだ。

 判断を誤れば政権の「失態」に発展した可能性のある案件は、文科省の問題以外にもあった。

 オミクロン株の水際対策では、国土交通省が航空各社に国際線の新規予約停止を要請。18歳以下への10万円相当給付では半分をクーポン支給としていた。首相はいずれも厳しい声がわき起こると最終的に方針を変更して乗り切った。

 オミクロン株の脅威が明らかになった際も即座に外国人の新規入国を停止。基本的に省庁や与党の考えを踏まえ政策判断する首相としては、進んで「介入」するのは好まない。ただ、問題が生じれば速やかに修正に乗り出すのも「岸田スタイル」と言える。

 念頭にあるのは安倍・菅政権の教訓だ。菅義偉首相(当時)は政策遂行に当たり、当初方針の維持にこだわり「後手」批判を受けた。専門家や世論の中止要請に耳を貸さず、結果的に肝煎りの観光支援策「Go To トラベル」停止が大幅に遅れた。

 岸田首相は「大切なことは国民の思いをしっかり受け止めることだ」と力説。自民党中堅議員は「安倍晋三元首相や菅氏の失敗を見ているからちゅうちょがない」と指摘する。

 報道各社の世論調査によると、昨年12月の岸田内閣支持率は10月の発足時から軒並み上昇。スタート時から右肩下がりの傾向を示す歴代内閣とは異なる動きで、首相周辺は「柔軟でてきぱきした意思決定が評価されている」と分析する。

 もっとも、支持率が高水準で推移する保証はない。最大の課題はコロナ対応だ。オミクロン株の市中感染は徐々に拡大。今後は病床確保、ワクチン接種など総合的な国内対策が求められる。一方、「Go To トラベル」をはじめ経済再生のアクセルを踏むタイミングの判断も難しい。

 安倍政権時代の官邸幹部は「危機管理は締めるのは簡単だが緩めるのは大変だ」と指摘する。「聞く力」については「軸がない」(菅氏周辺)との声もある。夏の参院選に向けては野党の攻勢も予想され、首相は引き続き緊張感を持った政権運営を迫られそうだ。

7803チバQ:2022/01/06(木) 09:00:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/523d8374b4ed565980cd5a907a33edc188dbd298
菅派結成で二階派らと負け組連合?岸田、安倍派ら勝ち組に対抗「手柄横取りされ、忸怩たる思い」〈dot.〉
1/6(木) 7:00配信
「新年早々から、激しいね」

こう苦笑するのは、自民党の閣僚経験者だ。



 岸田政権になって、主流派から転落した菅義偉前首相が自身のグループ「ガネーシャの会」を派閥にしようという動きが顕著になってきた。

一方、岸田文雄首相の岸田派も対抗するように、同じ宏池会の流れをくむ谷垣グループを「派閥にしよう」との声があがり、水面下で主導権争いが激しくなっている。

 昨年12月、都内の料亭で安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁と茂木敏允幹事長が会合を持った。

 一方、同じ日、別の場所で集まったのは菅氏と石破茂元幹事長、森山裕前国対委員長(森山派)、武田良太元総務相(二階派)、林幹雄元幹事長代理(二階派)の5人だ。

 首相退任後はまったく脚光を浴びなくなった菅氏と、昨年の衆院選で議席を減らし、派閥からグループになった石破氏、派閥の存続すら危うい森山氏、二階派の有力者である武田氏と林氏と「負け組」の面々だ。菅グループの衆院議員は言う。

「岸田政権になって、こちらのグループはまったくの冷や飯だ。昨年の総裁選で菅氏は再選を確信していたが、自分の派閥がないという弱点を突かれ、まさかの退任に追い込まれたことを今も悔しがっている。長く安倍政権を支えてきたのに、ひどい惨状だ。おまけに安倍氏自身が安倍派の会長になり、パワーアップ。これまでのグループではなく、しっかり派閥化して岸田政権に対抗すべきとの声が多々あります。派閥となれば、人事や選挙でも口出しできます。グループのままなら他の派閥の草刈り場になりかねない危機感が菅氏にはあり、年末にはソリがあわない石破氏も一緒に会食した」

 菅氏のグループの数は現在、20人弱とみられる。一部には他のグループと掛け持ちする議員もおり、派閥となれば参加する人数は減る可能性もあるという。それでも二階派、石破グループ、森山派と非主流派連合を組めば、80人近くなる。石破グループの議員はこう算盤をはじく。

「二階派や森山派は首相、総裁候補がいません。そこに菅氏のグループも加わり、大きな塊になる。1つの派閥にまとまるかどうかは別にしてそうなれば、うちの石破氏が首相、総裁候補として、大きな看板になり、岸田政権と対抗できるという考えです」

 最近は二階俊博前幹事長の影もめっきり薄くなった。

「岸田首相にやられているではないかと、二階氏の機嫌は悪い。こちらが劣勢なので、何か仕掛けなければいけない。それが菅氏のグループを派閥にして、非主流派が手を結び主流派に対抗しようという作戦です」(二階派幹部)

 しかし、主流派は安倍氏、麻生氏、茂木氏の3つの大派閥に岸田首相の岸田派という分厚い壁だ。なかなか切り崩せない。菅氏らの動きに応戦するように、岸田派もさっそく動いた。かつての仲間、谷垣グループに派閥へ移行するように働きかけを強めているという。

 昨年10月の総裁選では谷垣グループの大半は岸田首相を支援。岸田首相は谷垣グループから遠藤利明衆院議員を選対委員長、中谷元衆院議員には首相補佐官のポストをあてた。谷垣グループは現在、25人ほどが名を連ねる。谷垣グループ所属議員がこう話す。

「若手の何人かは他のグループにも名前を連ねているので、派閥化すれば、数人は減るでしょう。遠藤氏、中谷氏もしっかりと岸田政権に食い込んでいる。それに岸田派と麻生派はもともと宏池会の流れをくむ同門で、うちが派閥になって対等に話ができれば、強い影響力を発揮できる」

7804チバQ:2022/01/06(木) 09:00:59
 岸田派所属の議員もこう歓迎する。

「谷垣グループを派閥にというのは、岸田首相が政権基盤を安定させる布石です。谷垣派となれば、岸田派、麻生派との大宏池会構想が現実のものとなる。仮に谷垣グループがすぐに派閥とならなくとも、こういう話が永田町で流れるだけで、菅氏や二階氏をけん制するには十分だ」

 そして最大派閥、安倍派の議員もこう話す。

「以前はケンカに弱いなどと評された岸田首相だが菅氏や二階氏に負けじという姿は高く評価できる。『やるじゃないか』と安倍氏も話しているそうだ」

 主流派と非主流派を巡る激しい争いは、新人議員の派閥入りでも垣間見ることができる。 

 昨年10月の衆院選で初当選した新人議員は当初、岸田派入りかとみられた。岸田派元会長で自民党元幹事長、古賀誠氏が選挙を支援していたからだ。

「しかし、新人議員には自民党として菅氏が後見人的な役割でついていた。菅氏が宏池会入りは認めないと言い出し、動きがとれなくなった。今も両者の綱引きが続いていますよ」(前出・自民党閣僚経験者)

 宏池会のスタッフから自民党職員となり、政務調査会の調査役を長く務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「菅氏は再選濃厚だった昨年の総裁選で、選挙にすら出られなくなり、派閥の重要性を痛感しているようだ。このまま、冷や飯では若手議員が離れてしまうので派閥化を急いでいるのだろう。岸田政権の支持率は今、高いが、菅政権時代のワクチン接種や携帯電話料金値下げなどがいつしか岸田首相の手柄みたいになっている影響もあり、忸怩たる思いがあるようだ。簡単に言えば『何が新しい資本主義だ』ということ。それは菅氏を担いできた二階氏らも同様だ。岸田首相も総裁選での勝利で政治は数を実感している。今年は参院選もあるので、より派閥の主導権争いは激しくなりそうです」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7805チバQ:2022/01/06(木) 19:36:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6fb3d7e9a277c839a8dc59baa0f202f07d0e342
岸田首相、連合に接近 9年ぶり新年交歓会出席 見据える参院選
1/5(水) 20:06配信

毎日新聞
新型コロナウイルスのオミクロン株の水際対策などについて記者団の質問に答える岸田文雄首相=首相官邸で2021年11月29日午後1時19分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相が、労働組合の中央組織、連合に接近している。5日は自民党の首相として2013年の安倍晋三氏以来9年ぶりに、連合の新年交歓会に出席した。今年夏の参院選に向けて労組票を切り崩す思惑があり、連合の支援を受ける立憲民主党や国民民主党は警戒している。


 「春闘ではここ数年低下する賃上げ水準を反転させ、新しい資本主義にふさわしい賃上げを期待する」

 首相は連合にエールを送ったうえで、「さまざまな課題に立ち向かうには政治の安定が重要だ。参院選では与党に貴重な理解と協力を心からお願いする」と呼び掛けた。立憲の最大の支持団体へ協力を求める意外な発言のためか、会場にざわめきが起こった。連合関係者は「毎年、首相への出席案内を出している。今回の出席は参院選が念頭にあるのだろう」と推測する。

 首相は昨年10月の政権発足以来、連合との距離を縮めてきた。肝煎りの「新しい資本主義実現会議」のメンバーに連合の芳野友子会長を選び、連携して経済界に賃上げを求めている。自民の茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁も昨年12月8日、自民党本部で芳野氏とそれぞれ面会。茂木氏は「初の女性会長なので頑張ってほしい」と激励した。

 首相や自民幹部の視線の先には、夏の参院選がある。連合と立憲、国民との関係は必ずしも良好とは言えない。昨年の衆院選では立憲と共産党が共闘。労働運動を巡り共産と歴史的に対立する連合は反発し、立憲との間には隙間(すきま)風が吹く。

 芳野氏は5日の記者会見で、参院選について「立憲を基軸に国民民主との関係で戦っていく。自民とは、政策に基づいて意見交換しており、今後もそうした関係で進む」と述べ、立憲への支援は変わらないとの認識を示した。だが、傘下の自動車総連などには、自民との関係を深めるべきだとの声が強まっている。

 自民はこうした間隙(かんげき)を突いて、労組票の取り込みを図る構えだ。党幹部は「女性活躍や賃上げ、同一労働同一賃金に向けた政策は、野党より与党が実現してきた。どちらと連携すれば利点があるかということだ」と話した。

 野党は警戒感を強めている。新年交歓会で、立憲の泉健太代表や国民の玉木雄一郎代表は紹介されただけで、あいさつの場を与えられなかった。立憲幹部は「我々は連合の組織内候補を出しており、少なくとも壇上に上げてほしかった」と不満を漏らした。野党関係者は「経営者側に立つ自民を、労組の連合が支援するのは説明がつかない」とけん制する。【川口峻、古川宗、宮原健太】

7807チバQ:2022/01/10(月) 19:22:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b5eec3232b8425446fe4dabff9286e09265394e
経済回復戦略揺らぐ オミクロン株で首相誤算 参院選控え、後手批判恐れ〔深層探訪〕
1/8(土) 8:32配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=7日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相が目指す新型コロナウイルスの感染対策と経済活動回復の両立が揺れている。経済への打撃を避けるため推移をなお見極めるべきだとの声が残る中、首相は沖縄など3県へのまん延防止等重点措置の適用を決定。背景には特性が明らかでない変異株「オミクロン株」への警戒感に加え、夏の参院選を前に対応が後手に回り、世論の批判を浴びることへの危惧がある。


 ◇菅前首相を意識
 「オミクロン株の市中感染が各地で明らかになっている。3県の感染拡大に早急に対応する必要がある」。首相は7日夕の政府対策本部で、3県へのまん延防止措置適用を宣言した。

 このタイミングでの適用は政府内の総意ではない。昨年11月にまとめたレベル0〜4の感染状況の新指標でまん延防止措置が想定されるのは深刻度が3番目のレベル2以上。沖縄県は4日、広島、山口両県は6日にレベル2になったばかりだ。

 しかも、レベル判断で最重視される病床使用率は4日時点で3県とも20%前後で、レベル2かどうかも意見が割れる。首相官邸内にも経済への打撃を懸念し、判断先送りを求める声があった。

 それでも首相が適用を急いだのはオミクロン株の特性が依然分からないことが大きい。感染力が強いのは確かで、全国で同株の疑いがある感染者は昨年12月20日からの1週間で16%だったのが、同27日からの1週間では46%に急増した。

 若年層の重症化率が低いとされる一方で、高齢者などが罹患(りかん)した場合の重症化リスクは分かっていない。首相周辺は「オミクロン株の感染速度はデルタ株の数倍。こちらも数倍早く動かなければ追いつかない」と語った。

 首相には参院選を前に後手に回ったとの批判を浴びたくないとの計算も働いたようだ。菅義偉前首相は自治体の緊急事態宣言などの要請を受け入れず、世論の批判を受けた。政府関係者は「自治体からの要請を拒めば、内閣支持率に響く」と首相の胸中を代弁する。

 菅氏を反面教師として意識していることはさまざまな場面からうかがえる。政府対策本部での決定前に方針をほとんど説明しなかった菅氏と対照的に、首相は6日夜の段階で、方針を約20分かけて記者団に説明した。

 ◇全体像に狂い
 オミクロン株は当面の感染対策のみならず、経済立て直しに向けた首相の戦略も揺さぶる。「通常に近い社会経済活動を一日も早く取り戻す」と公言してきた首相は昨年11月、コロナ対策の「全体像」を発表。ワクチン接種証明書か陰性証明書を持っていれば緊急事態宣言やまん延防止措置の発令中でも行動制限を緩める「ワクチン・検査パッケージ」をその中核に据えた。

 しかし、パッケージはワクチンの効果を見込めるデルタ株が前提。「発症予防効果が著しく低下する」との報告もあるオミクロン株は想定外だ。自治体からは6日に「制度を見直すべきだ」(神奈川県の黒岩祐治知事)との声が上がり、7日の政府分科会でも同様の意見が出された。

 政府は7日、パッケージについて「知事の判断で停止できる」と周知する一方、会食などへの参加者全員が検査すれば行動制限を緩められるよう基本的対処方針を改定した。オミクロン株の感染拡大を招きかねないワクチン接種証明書に基づく行動制限緩和を事実上停止し、時間を稼ぐ苦肉の策だ。

 政府コロナ分科会の尾身茂会長は7日、記者団に「パッケージを早急に見直す」と明言。山際大志郎経済再生担当相も衆院議院運営委員会で「極力経済を止めないで済むようにするのが肝だ」と強調した。ただ、「別の病気」と言われるほど性質が違うオミクロン株にどう対応するか、解は見いだせていない。

7808チバQ:2022/01/10(月) 19:22:41
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022011000001.html
岸田首相VS高市氏、安倍元首相連合 財政めぐり、対立激化「参院選の火種に…」
2022/01/10 09:50AERA dot.

岸田首相VS高市氏、安倍元首相連合 財政めぐり、対立激化「参院選の火種に…」

1月5日の自民党役員会に出席した高市政調会長(左から)、茂木幹事長、岸田首相、麻生副総裁

(AERA dot.)

 自民党内で財政政策を巡る主導権争いが起こり、波紋を広げている。アベノミクスを継承し、積極財政の旗を振る高市早苗政調会長に対し、岸田文雄首相が財政再建を重視する姿勢を見せ、党内で対立が激化している。

「選挙に勝てば、今度は足元が騒がしくなる。そういう歴史だよ。騒がしくなりすぎると、政権基盤が揺らぐ」(自民党の閣僚経験者)

 昨年10月の衆院選で甘利明前幹事長が小選挙区で敗北したことにより、茂木敏充幹事長、林芳正外相という新しい布陣を敷いた岸田首相。自民党幹部は人事についてこう解説する。

「次期首相を狙うと公言している高市氏の動きを、幹事長である茂木氏の力で抑えようというのが、岸田首相の狙いのひとつだ。茂木氏も首相を目指している。岸田首相は、党の重要政策はすべて茂木氏に任せているので、政調会長の高市氏の影がうすくなっていた」

 今年夏に予定される参院選の公約の策定作業はすでに進んでいる。中でも経済政策は、公約の要になる。岸田首相は安倍政権時代の積極財政とは方向を変え、財政再建を打ち出している。

 岸田首相は昨年12月6日の臨時国会での所信表明演説で「危機に対する必要な財政支出は躊躇なく行い、万全を期します。経済あっての財政であり、順番を間違えてはなりません。 経済をしっかり立て直します。そして、財政健全化に向けて取り組みます」と訴えていた。その翌7日には自民党内に「財政健全化推進本部」を首相(総裁)直轄として立ち上げた。本部長には、茂木派の元会長でもあった額賀福志郎元財務相、さらに前財務相の麻生太郎副総裁が最高顧問についた。

 初会合には岸田首相も駆け付け、「自民党にとって大切な使命」と挨拶したが、これには伏線があった。

 この6日前、高市政調会長が党内にもともとあった組織「財政再建推進本部」から「再建」の文字を削り、「財政政策検討本部」と名称変更。本部長に西田昌司参院議員、最高顧問に安倍晋三元首相を迎え、組織改編に踏み切った。

7809チバQ:2022/01/10(月) 19:22:57
 初会合では高市氏の横で安倍氏がマイクを握り、「失業率2・8%、先進国の中でもっとも雇用を守っているといえるだろう。積極的な財政出動を行ってきたその成果」と訴えた。西田氏も自身のSNSでこう発信している。

「財政再建推進本部が廃止になり、財政政策検討本部が政調会長直轄となった。税金の範囲で予算を組む、財政健全派は時代遅れだ」

 ところが、この直後に岸田首相が「財政健全化推進本部」を発足させたことで、党内に財政政策を論議する組織が2つも立ち上がり、岸田首相と高市政調会長がにらみ合う構図となった。

「この騒動は国家の根幹にかかわる本質的な政策の路線対立です。岸田首相vs高市政調会長、安倍元首相の主導権争いで、極めて政局的でもあります。2つの財政本部の最高顧問の一方は麻生さん、もう一方が安倍さんというキングメーカーがバックについている。もともとはMMT(現代貨幣理論)論者の西田さんが高市さんに働きかけ、岸田首相やその周辺の財政再建論に機先を制する形で『検討本部』を立ち上げました。その動きを警戒した茂木幹事長が岸田首相に進言し、首相直轄の『健全化本部』で対抗した。つばぜり合いが激化し、岸田派、麻生派、茂木派と安倍派とのパワーバランスが崩れた場合、大きな火種になる可能性があります」(官邸関係者)

 自民党幹部もこう分析する。

「岸田首相は高市氏が突っ走るのを抑えたい。しかし、党の政策決定は政調会長の了承がないと進まないのも事実。岸田首相も政調会長を3年ほどやっていますからその重要性は認識している。そこで幹事長である茂木氏が高市氏を抑えやすくするために首相直轄にしたのでしょう。こうした絵は財務省が裏で描いているようだ」

 岸田首相の本当の狙いは参院選にあるという。

「岸田首相とも年末年始に何度か話す機会があったが、頭の中は、参院選でいっぱいですよ。特に東京都の小池百合子知事の動きを気にしている。昨年の衆院選では小池氏の動き次第で過半数が厳しかったことも自覚していました。参院選で小池氏が候補を立ててくるのが一番怖いところです」(前述の幹部)

 衆院選で議席を伸ばした日本維新の会の脅威もあるという。

「オミクロン株の影響で、コロナの新規感染者が急増し、対応がうまくいかなければ、支持率は下がり、参院選は危くなる。参院選の政策の不協和音が火種にならないよう高市―安倍連合を封じ込めたいのです」(同前

 自民党で政務調査会の調査役を長く務めた、政治評論家の田村重信さんはこう解説する。

「重要な経済政策を決める組織が自民党に2つもできるなんて正直、驚いた。それほど、岸田首相が高市氏の動きに敏感になっているということです。高市氏の積極財政、政策は政調会長という主張もわかります。しかし、政策の決定権は総務会にもあり、意見が割れれば最後は首相が決断する。郵政民営化でも反対意見がかなりあったが、首相だった小泉純一郎氏が最後は決断した。岸田首相は参院選を控え、公約作りもある中、収拾がつかなくなる前にサッと動いたのでしょう」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7810チバQ:2022/01/10(月) 19:24:41
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_GAVK2POW5NLMDGBEZM52BF2GO4.html
岸田派に石田元総務相加入へ 党内第4勢力に
2022/01/10 18:37産経新聞

岸田派に石田元総務相加入へ 党内第4勢力に

石田真敏氏(山田淳史撮影)

(産経新聞)

自民党の石田真敏元総務相=衆院和歌山2区=は10日のラジオ番組で、岸田文雄首相が率いる岸田派(宏池会、43人)に近く加入する考えを明らかにした。同派は石田氏が加われば44人となり、二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)と並んで党内第4勢力となる。

石田氏は番組で「首相とは比較的考えが似ている。そのそばで課題について話すことが増えるのは良い機会だ」と述べた。

7811チバQ:2022/01/10(月) 20:05:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d2292f0f79a1ca5169640ea69b354579cf3bf0
二階氏、衆院10増10減「腹立たしい」 自民で異論噴出
1/10(月) 19:20配信

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産経新聞
自民党和歌山県連の会合であいさつする二階俊博氏=和歌山市内のホテル(前川康二撮影)

今年の大きな政治テーマである衆院選挙区の新たな定数配分「10増10減」をめぐり、自民党内から異論が噴出している。減員となる地域では影響を受ける大物議員が多く、保守分裂に発展しかねないためだ。岸田文雄首相は衆院議員選挙区画定審議会(区割り審)から6月までに新たな区割り案の勧告を受け、関連法案を速やかに国会に提出する考えだが、調整が難航すれば夏の参院選を前に新たな火種となる恐れもある。

「国会議員の定数が減れば、地域の課題が細かくくみ取れなくなる」

和歌山市で10日開かれた自民党和歌山県連の会合では、10増10減で同県の定数が3から2に減る見通しとなることに批判が相次いだ。二階俊博元幹事長=衆院和歌山3区=は会合後、地元のラジオ番組に出演し、10増10減について「腹立たしい。こういうことになった原因や政府の方針の改善点などの議論をいつも横に置いて定数の話をするが、地方にとっては迷惑な話だ」と憤ってみせた。

今回の10増10減は、「一票の格差」是正のため平成28年に成立した衆院選挙制度改革関連法に基づくもので、人口比を正確に反映しやすい新たな定数配分方法「アダムズ方式」を令和2年の国勢調査結果に当てはめて算定している。

ただ、減員県は固い保守地盤に支えられた地域が多く現地で当選を重ねた重鎮らの候補者調整は難しい。

3つある和歌山の衆院選挙区でも、2区は石田真敏元総務相、3区は二階氏がそれぞれ強固な地盤を築く。特に二階氏は衆院中選挙区下の旧2区を含め、昭和58年から連続当選13回を誇り、地域との結びつきは強い。

さらに3区をめぐっては、世耕弘成参院幹事長=参院和歌山選挙区=が産経新聞のインタビューで衆院へのくら替えを明言した。県連幹部は「世耕氏は次の衆院選で、自らが地盤とする3区から出るつもりだろう」と見る。二階氏は現在82歳と高齢で、次の衆院選のタイミング次第では自身の三男を後継に推す声もある。世耕氏の衆院転出と定数減が重なれば、調整が困難を極める可能性が高い。

ある同県議は「3区の有権者は長年二階氏も世耕氏も応援してきた。有権者を分裂させない調整が必要だ」と語る。

定数減の対象で、先の衆院選で自民が議席を独占した滋賀、岡山、山口、愛媛4県でも火種はくすぶる。なかでも定数が1減る山口は4区に安倍晋三元首相、3区に林芳正外相を抱える。林氏の本来の地盤は4区内の同県下関市で、安倍氏と重なる。自民にとって、「大物が多く調整が大変」(山口県連関係者)となるのは必至だ。

こうした事情を背景に、自民には東京を3増し、定数減は新潟、愛媛、長崎3県に抑える「3増3減」案を訴える声もある。ただ、アダムズ方式の導入は自民も提案者となった同法によるものだ。3増3減へかじを切れば「党利党略」との批判を招く可能性もある。(大島悠亮)

7812チバQ:2022/01/11(火) 19:43:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b822cc2c361fead12b600a73afbb13970cba66b8
首相と安倍氏 根強い「すきま風」 参院選で連携確認
1/11(火) 19:34配信

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産経新聞
岸田文雄首相

岸田文雄首相(自民党総裁)が11日夜、安倍晋三元首相と東京都内で会食した。夏の参院選に向けて連携していく方針を確認したとみられる。参院選の勝利で長期政権への足場固めを狙う首相にとって、党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会、94人)を率い、保守層に強固な支持を持つ安倍氏の協力は欠かせない。だが、足元では首相と安倍氏のズレも浮き彫りになり、不安定要素も漂う。(小川真由美)

安倍氏は盟友の麻生太郎副総裁とともに岸田政権の立役者とされる。

首相は昨年8月に総裁選出馬を表明する際、菅義偉政権(当時)を支持していた安倍氏に事前に出馬の意向を伝えた。同12月の安倍派パーティーで首相は「最大派閥が勢いを増すことは安定という意味で重要だ。岸田内閣をど真ん中で支えてくれ、大変ありがたい」と蜜月をアピールした。

首相と安倍氏はともに党内主流派の最高実力者。参院選の勝利はそれぞれの求心力の維持に不可欠だ。

一方、外交や経済などで首相と安倍氏の「すきま風」も目立ってきた。

安倍氏は2月の北京冬季五輪に首脳や政府使節団を送らない「外交的ボイコット」について、「中国に対する政治的メッセージは日本がリーダーシップをとるべきだ。時を稼いでどういう利益があるのか」(昨年12月13日BS日テレ番組)と指摘した。

こうした発言の真意について、安倍氏は周囲に「アジアのリーダーとしての信頼を損なうことになる」と語り、危機感を強めていた。首相は同月24日にボイコットの意向を正式表明したが、党内には「対応が遅すぎた」(閣僚経験者)との不満がくすぶる。

経済政策でも両氏の路線の違いは鮮明だ。安倍氏は積極的な財政出動を求める財政政策検討本部(本部長・西田昌司参院議員)の最高顧問に就任。一方、首相は総裁直轄の財政健全化推進本部(本部長・額賀福志郎元財務相)で財政再建に向けた議論を指示した。

成長と分配を軸とした首相の経済政策「新しい資本主義」に対しても、党内には「成長と分配は安倍政権でも打ち出していた」(重鎮)との声が漏れる。

そもそも「軽武装・経済重視」の岸田派(宏池会、43人)の系譜を継ぐ首相と、憲法改正や防衛を主眼とする清和会出身の安倍氏とは政策が異なる。さらに、首相はかつて党の有志でつくる選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟(会長・浜田靖一元防衛相)の呼びかけ人になり、夫婦別姓に慎重な安倍氏とは隔たりがあった。

首相と安倍氏の距離感が火種になれば、今後の政局を左右しかねない。

7813チバQ:2022/01/11(火) 19:44:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd951a3287ec16b19e7622e4f425fb9c0f10b2d
「安倍・麻生」同様にキングメーカーを目指す「菅前首相」の派閥結成の実現度
1/11(火) 8:00配信

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デイリー新潮
政策を実現し続ければ国民の理解は深まる
派閥を否定してきたが…

 失意の退陣表明から4カ月。菅義偉前首相(73)が積極的な動きを見せている。安倍晋三・麻生太郎という両元首相同様に自身のグループを派閥に昇華させ、キングメーカーを目指すのではという指摘があるが、その可能性はどれくらいあるのか? 

【写真4枚】キングメーカーやキングメーカーになりたい面々

 昨年9月、自民党総裁選を先送りして解散に踏み切るなどの“奇策”を弄(ろう)したが、党内の大反発にあい、「解散できる状況にない」と会見で発言するなど、事実上、解散権を封じられた。周辺に「気力が出ない」と漏らし、権勢を誇った官房長官時代からは想像し難い姿をさらしての退陣だった。

「菅さんは自分に自信があって、政策を実現し続ければ国民の理解は深まると考えていたようです。それ自体は間違っていなかったのですが、結果を追い求めるあまり、経緯を説明する際の丁寧さが足りなかったり国民にまるで人気のない二階幹事長を起用し続けたり、国民軽視と捉えられがちなスタンスが目立ちました」

 と、政治部デスク。

一国の首相を任せられない
 このデスクが続ける。

「菅さんは強気で知られていますが、菅さんほど内閣支持率とか国民からの評判を気にする首相はいないんじゃないかとも思います。官房長官として新元号を発表した後の『令和おじさん』としての人気に、びっくりしつつまんざらでもなかったようですしね」

 そんな384日間の首相在任中、最大の誤算はコロナワクチンの接種が進む中でも感染者数がなかなか減少傾向にならなかったことだ。

「菅さんとしては、もう少し首相をやれればコロナは収束して反転攻勢に打って出られると考えていたようですが、総裁選と総選挙が近づいていたのは運が悪かったですね。しかも、“一国の首相を任せられない”と菅さんが考えていた岸田さんが後継となったことは不快だったでしょうし、菅さんが粉骨砕身したワクチン接種のお陰で岸田内閣が高支持率をキープできているのも面白くないと思います」(同)

 一方の岸田氏は「聞く力」を発揮し、菅氏を官邸に招く際にもエントランスまで出迎える配慮を見せている。

ギリギリまで本心は明かさない
「岸田さんは菅さんが不完全燃焼のまま官邸を去ったことを気遣いつつ、ワクチンの件で謝意を述べたと言います。菅さんは割と単純なところがあるので、そう持ち上げられると嫌な気はしないんです。もっとも岸田さんの周辺では、“菅さんと同じ轍を踏まず、反面教師にする”が合い言葉になっているようですが」(同)

 デスクの言うように、菅氏を「持ち上げ」るのは何も岸田首相だけではない。

「菅さんを支持するガネーシャの会などのグループのメンバーの中には、やがては派閥化をと目論んでいる面々も少なくないと言います。もちろんそういった声に菅さんは敏感だし、前向きな気持ちはあるようですが、ギリギリまで本心は明かさないでしょう」(同)

 菅氏は総裁選に出馬する際、「自民党の派閥は良いところもあれば、悪いところもある。しかし、私は派閥の連合で推されて、今ここにいるわけではない」「私は無派閥です」などと述べていた。

 自民党の閣僚経験者に「菅派」の実現度について聞いてみると、

「菅さん自身、派閥を否定はしないが距離を置いてきた人ですよね」

 と言う。

 菅氏は1996年に初当選して所属したのは平成研(当時の小渕派)で、これを1998年に退会している。総裁選で派閥のボス・小渕恵三氏を推さず、政治の師と仰ぐ梶山静六氏を担ぐにあたり離脱を余儀なくされた。

7814チバQ:2022/01/11(火) 19:44:25
無派閥の辛さをよく理解している
 それから梶山氏に古賀誠氏を紹介され、宏池会(当時の加藤派)の門をくぐる。2000年の「加藤の乱」では加藤紘一氏に同調したが、加藤氏の「名誉ある撤退」に失望し、その後の宏池会分裂では反加藤グループの堀内派に所属。2009年の総選挙後には、無所属となった。

 先の閣僚経験者は、

「国民の間には、麻生さんはなんであんなに威張ってるの? とか、二階さんに力があるのはなぜ? という疑問があるかと思います。永田町は狭いムラ社会で、派閥にはカネ、人事権、情報が集まっていて、そこからあぶれると大変。菅さん自身、無派閥の辛さをよく理解しているし、一連の菅おろしを経て、派閥の重要性は身にしみていると思いますよ」

 と指摘し、こう続ける。

「安倍、麻生、茂木、そして岸田派という岸田内閣の主流派の結束は固く、菅さんはそこから外れた二階、森山、石破といった派閥やグループとの連携を模索していると言われているようですね。数だけ足せば確かにそれなりの勢力にはなるけれど、二階さんとか石破さんはいったん自民党を出た人だし、菅さんも派閥を転々として最後は無派閥になった人。他と連携するにしても、自身のグループを派閥化するにしても、これまでのスタンスとの整合性は問われますよね」

 皮肉なことに、国民の間では退陣前後から、ワクチン接種を急速に進めるのに成功したことなどから、菅氏への評価が高まったという面があるのも事実。

 まとめると、菅派結成までは何とかこぎつけられるかもしれないが、大きな勢力となるのはかなり困難、というのが現状だろうか。キングメーカーへの道もまたそう簡単ではないということかもしれない。

デイリー新潮編集部

新潮社

7815チバQ:2022/01/11(火) 19:45:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c20f41124cb7d65cb3d7211b1c5704f45278124
菅前首相、グループ結成に意欲 「縦割り」打破へ30人
1/11(火) 6:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
菅義偉前首相

 菅義偉前首相(衆院神奈川2区)は10日までに神奈川新聞社のインタビューに応じ、「行政の縦割り打破」を目指す議員グループの結成に意欲を示した。安倍晋三元首相が最大派閥(95人)を率い積極財政路線を打ち出す中、財政健全化論者の菅氏が動き出すことで自民党や政権内での政策論争が高まるのは必至だ。
 
 坂井学前官房副長官(5区)が率いる「ガネーシャの会」(約20人)、島村大厚生労働政務官(参院神奈川選挙区)がまとめる参院有志の会(約10人)など菅氏の内閣を支えてきた無派閥議員約30人がメンバーとなる見通し。旗揚げの時期は本年度内や参院選の前後などが浮上している。

 同党幹部によると、二階俊博元幹事長の派閥(44人)や森山裕前国会対策委員長の派閥(7人)などからの参加も見込まれ、規模はさらに膨らむ可能性も高い。

 菅氏は「政策ごとに人が集まってくるのが一番健全。政策目標としては行政の縦割りを打破すること」とした上で、新型コロナウイルスのワクチン接種、ダムの防災運用といった縦割り解消の実例を列挙。「縦割りのためできないことを見つけ出して壊して、国民の命と暮らしを守る」とグループ化の意義を説明した。

 財政健全化については「旗は降ろさない」と明言。「経済あっての財政との前提で改革を促したい」と軸を示した。

神奈川新聞社

7816チバQ:2022/01/11(火) 21:21:19
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011100323&amp;g=polワクチン追加接種、一般も前倒し 水際対策、2月末まで継続―岸田首相表明
2022年01月11日12時24分

 岸田文雄首相は11日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」対策として、医療従事者や高齢者以外の一般の人にもワクチンの3回目接種の前倒しを進める考えを示した。これまで認められていなかった12歳未満への接種も可能な限り早く開始する意向を表明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。


 外国人の新規入国を原則停止する水際対策に関しては2月末まで維持する方針を表明。一方、アフリカ南部11カ国からの再入国を原則拒否していた措置は取りやめる。松野博一官房長官は記者会見で、留学生の新規入国について「卒業や進級が迫る学生もいる状況を踏まえ対応を検討している」と見直しを進める考えを示した。
 首相は追加接種に関し、「3月以降は、追加確保したモデルナ(製)1800万人分を活用して、一般分も前倒しする」と語った。自衛隊による大規模接種会場を再び設置する考えも示した。沖縄県で医療現場が逼迫(ひっぱく)していることに対応すると表明。防衛省は11日、看護官ら10人の派遣を発表した。
 また、専門家の分析を踏まえ「オミクロン株の重症化率は低い可能性が高い」と指摘しつつ、高齢者の重症化リスクにも言及。オミクロン患者の入退院基準について「先進諸国の取り組みを参考にしながら示していく」と述べ、症状に応じた運用に見直す考えを明らかにした。
 一方、企業・自治体に対し「社会活動維持の観点から、テレワークの拡大など事業継続計画の準備を進めるようお願いする」と要請。学校に対してもオンライン授業の準備とともに「4月以降の入学を可能とするなど柔軟な対応を要請する」と語り、学生の事情に応じて弾力的に対応するよう促した。

7817チバQ:2022/01/12(水) 18:04:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd4e5339a704ca9e7de6d3cbb950e99dadf0ec12
菅氏動向を党内注視 批判収まり「ワクチン」再評価/「反岸田」派閥結成の臆測も
1/12(水) 17:55配信

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北海道新聞
 菅義偉前首相の退任から3カ月余りが経過し、動向に再び注目が集まっている。退陣表明後に新型コロナウイルス感染者が減り、昨年10月の衆院選で自民党は勝利。党内に「菅氏がワクチン接種を進めたおかげ」と再評価する向きがあり、求心力が回復しているからだ。「菅派」旗揚げの臆測も流れ、岸田文雄首相の対抗軸として影響力を残す可能性がある。

 「かなり元の表情に戻ってきたと、みんなに言われます」。菅氏は先月25日の読売テレビ番組で笑顔を見せた。別の番組では首相再登板の意思を問われ、否定するひと幕があった。

 後手に回った感染対策と国民とのコミュニケーション不足で支持を失い、1年で政権の座を追われた菅氏。衆院選を経て、昨年12月上旬に沖縄県を訪問し、再始動を印象付けた。新聞・雑誌のインタビューやテレビ出演など露出も増やす。

 背景に風向きの変化がある。退陣表明前は「選挙の顔にならない」と批判の嵐だったが、その後、感染状況が改善。「首相は菅さんに感謝すべきだ」(閣僚経験者)と手のひらを返してたたえる声まで上がる。

 菅氏も気を良くしている。テレビでは、衆院選の演説で聴衆から「ワクチンありがとう」とのかけ声があった話を披露。脱炭素やデジタル庁発足など在任中の実績を自賛する。菅氏には無派閥議員の支持グループが複数あり、メンバーの一人は「派閥化し、党内で力を持ってほしい」と話す。

 当の菅氏は「派閥はエネルギーが要る」と周囲に漏らし、否定的だ。2009年の宏池会(現岸田派)退会後は、派閥の弊害を度々口にしてきた。一方、11日の神奈川新聞のインタビューでは、行政の縦割り打破を旗印にした新グループの結成に言及した。

 菅氏はかねて首相の政治手法を評価せず、埋めがたい溝がある。最近も「なんで首相はワクチンの在庫があるのに、すぐに3回目を打たないんだ」と親しい知人に話した。

 「反岸田」勢力の集まりか―と波紋を広げた一夜があった。先月22日、首相が政権運営で配慮する3大派閥領袖(りょうしゅう)の安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長が忘年会を催した同じ頃、菅氏は二階派の林幹雄前幹事長代理、森山派の森山裕前国対委員長、派閥をグループに衣替えしたばかりの石破茂元幹事長らと会食。主流派と非主流派がくっきり色分けされた。

7818チバQ:2022/01/12(水) 18:18:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/0692fb9493cb8f971c77877865fae6381b22143a
オミクロン猛威…政権発足100日「首相にとって正念場」
1/12(水) 9:43配信
西日本新聞
岸田首相

 岸田文雄政権は11日で発足から100日となった。昨年10月の発足後、新型コロナウイルスの感染対策については先手対応に努めるが、新変異株「オミクロン株」はこれまで以上のスピードで広がる。政権にとって初めて到来した感染拡大の局面をどう乗り切るか。世論を気にする政権は正念場を迎える。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「国民生活に大きな影響がある新型コロナ対応は一瞬も気を抜くことができない。政権の最重要課題として取り組んできた」。11日朝、記者団から政権発足100日の受け止めを問われた首相はこう語った。オミクロン株が拡大する現状を踏まえ、水際対策の継続やワクチン3回目接種の迅速化といった対応策を列挙。最優先にコロナ対応に当たる姿勢を強調した。

 菅義偉前政権は感染状況が悪化するたびに内閣支持率が下落し、政権基盤を揺るがした。岸田政権はこれまで先手対応を演出し高い支持率を維持するが、感染状況の推移や対応次第では前政権と同じ轍(てつ)を踏む恐れもある。

 政府は9日、沖縄、広島、山口の3県にコロナ対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を適用した。この決断をする際も政権内では「支持率が上がるのは、やる方か、やらない方か」という議論があったという。

 政府関係者は「これまで感染が落ち着いていたのは前政権の貯金のおかげ。今後の状況をどう乗り切っていくか。首相にとって正念場になる」と語った。 (井崎圭)

7819チバQ:2022/01/15(土) 09:29:47
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ1G7DLRQ1GUTFK02L.html
岸田首相が高市政調会長と会食 政権発足後初 改憲話題に
2022/01/14 22:22朝日新聞

岸田首相が高市政調会長と会食 政権発足後初 改憲話題に

奈良の柿を試食する岸田文雄首相と拍手する高市早苗政調会長=2021年11月25日午前10時5分、首相官邸、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 岸田文雄首相は14日夜、東京・虎ノ門のホテルにある日本料理店で自民党の高市早苗政調会長と会食した。両氏の会食は岸田政権発足後はじめて。古屋圭司政調会長代行と木原稔政調副会長も同席した。

 会食後、古屋氏は記者団に「政調会として今後の取り組みについて率直な意見交換をした。総理の思いがよく分かった。我々もしっかりフォローしたい」と語った。出席者によると、17日召集の通常国会や憲法改正などが話題になったという。古屋氏は党の憲法改正実現本部長も務める。(楢崎貴司)

7820チバQチバ:2022/01/15(土) 17:54:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/7790e81d03e770bcbc49c50ba1d18f6293fed506
「負の遺産」清算、懸案先送り 内閣支持率が異例の上昇 時事世論調査
1/15(土) 7:08配信

時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)。左は林芳正外相。右は野田聖子少子化担当相=14日、首相官邸

 岸田内閣の支持率が、時事通信の1月の世論調査で51.7%と過去最高となった。

 政権発足から3カ月余り、目立った実績もない中で支持率が上向くのは異例だ。新型コロナウイルス対応が一定の評価を得ているとみられるが、過去の政権の「負の遺産」清算を急ぎ、批判を招きそうな懸案は先送りする政治姿勢も見逃せない。

 「世論調査に表れた国民の皆さまの声を真摯(しんし)に受け止め、政府の対応に生かしていく」。松野博一官房長官は14日の記者会見で、堅調な内閣支持率にも表情を変えなかった。

 安倍・菅政権を退陣に追い込んだコロナ禍は、年明け以降、急速に悪化している。岸田文雄首相は「最悪の事態を想定する」と繰り返し、「G7(先進7カ国)で最も厳しい」と自賛する水際対策を継続。感染が急拡大した沖縄など3県がまん延防止等重点措置の適用を求めると、あらかじめ定めた指標より地元の意向を優先して実施に踏み切った。

 感染防止効果が期待される3回目のワクチン接種も前倒しを急ぎ、濃厚接触者の待機期間が社会機能維持に支障を来すとみるや、短縮を打ち出した。周辺には「できるだけ分かりやすく説明しよう」と指示し、自らも積極的に記者団の取材に応じて丁寧に説明を尽くそうとしている。

 既定方針に固執しない柔軟さも目立つ。18歳以下への10万円給付で、現金・クーポン併用に批判が集まると、全額現金支給の容認にかじを切った。行政の信頼性を損ないかねない「朝令暮改」も、今回の調査では「評価する」が59.4%と、「評価しない」28.1%を大きく上回った。

 一方で、負の遺産の後始末にも余念がない。安倍政権下で発覚した森友学園問題をめぐる公文書改ざん。自殺した財務省近畿財務局職員の遺族が起こした訴訟で、損害賠償責任を認めて訴訟を終わらせる同省方針を「それでやってくれ」と了承。遺族が求めた真相解明の機会を葬った。

 同じく安倍晋三元首相が「行政の私物化」と批判を招いた「桜を見る会」について、首相は「私の内閣で開催することは考えていない」と明言。「世紀の愚策」と酷評された布製「アベノマスク」は大量の在庫で保管にも巨額の費用がかかっていることから、首相は年度内の廃棄を決めた。

 こうした姿勢は17日召集する通常国会でも貫かれる。政府・与党は先の衆院解散で廃案となった入管難民法改正案の再提出を見送る方針だ。不法滞在する外国人の収容長期化解消は急務だが、夏の参院選を控え、収容施設でスリランカ人女性が亡くなった問題を追及されるのを避けるためだ。

 「何かあったらすぐ修正し、発言も変える。それが国民に好意的に受け止められている」。立憲民主党幹部は、通常国会を前に攻めにくさを感じている。一方、自民党では「政策が評価されたわけでなく、目の前の問題にその都度対処しているからにすぎない」(参院若手)と冷めた声も漏れる。政権の真価が問われるのは、まだまだこれからと言えそうだ。

7821チバQ:2022/01/17(月) 20:19:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c99d7aff596195f9b55df74a45b7eabc2489c74
与党「安全運転」目指すも懸念多く 通常国会開会
1/17(月) 19:48配信

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産経新聞
【政治 第208通常国会】衆院本会議で施政方針演説を行う岸田文雄首相に拍手をおくる与党議員=17日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

第208通常国会が17日、召集された。政府与党は新型コロナウイルス対策に最優先で取り組み、令和4年度予算案の今年度内成立を期す。野党は在日米軍での感染拡大などへの政府対応を追及する構えで、「7月10日投開票」が有力視される参院選をにらみ、19日から始まる各党代表質問を皮切りに与野党の攻防が激化しそうだ。

政府与党は提出法案数を58本に絞り、「安全運転」に徹して実績を積み重ねながら乗り切りたい考えだ。

「参院選をしっかりと乗り越え、政治の安定を確実にする。責任政党として、機敏に、堂々としっかりと論戦に備えていきたい」

岸田文雄首相(自民党総裁)は17日、施政方針演説直前に開かれた党本部での両院議員総会でこう強調した。連立政権を組む公明党の山口那津男代表も「国会を充実した審議の場にし、成果を国民に届ける姿勢で臨みたい」と訴えた。

自民、公明両党にとっては、先の衆院選で勝利した勢いを参院選で維持できるとはかぎらない。新型コロナの新変異株「オミクロン株」の在日米軍での感染拡大や北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射への対応など、野党側の追及で劣勢に立たされれば政権運営は揺らぎかねない。

参院選では、公明が32ある改選1人区を中心に自民候補への推薦見送りを検討し、協力関係にあるはずの与党内に「火種」がくすぶる。

山口氏は17日、推薦見送りの検討について、記者団に「自民党の状況が遅れているのは残念だが、そうしたことを踏まえ自分自身が取り組みをしっかりやっていくことが今、最も重要なことだ」と述べた。「(公明への推薦を)早くから呼びかけていたが、なかなか(自民の)準備が整わない状況もあるようだ」とも語った。

さらに、政権選択選挙の衆院選に比べ、参院選では有権者が与党に批判的な投票行動をとりやすくなるとも指摘される。今国会で「それぞれ政治の責任を果たし、成果を上げる」(首相)ことに失敗すれば、参院選敗北につながりかねない。

一方で国会論戦を乗り切り、参院選で与党が勝利すれば、安定的な長期政権への実現に大きく前進する。長期政権を目指す首相にとって会期末までの150日間、気の抜けない日々が続く。(大島悠亮、児玉佳子)

7822チバQ:2022/01/19(水) 13:12:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6ab1e0309ab0f01a44da1011d367d095821a47a
政財界注目の「木原兄弟」 官房副長官とみずほ次期社長…銀行一家出身、台湾との縁も
1/19(水) 12:46配信

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産経新聞
木原誠二官房副長官

「木原兄弟」が政財界の注目を集めている。兄は、システム障害で首脳陣が引責辞任したみずほフィナンシャルグループ(FG)の次期社長に就任する木原正裕執行役、弟は岸田文雄首相の懐刀として知られる木原誠二官房副長官だ。銀行一家出身の兄弟は、それぞれ財界、政界のキーマンとなる。

【写真】みずほFGの社長に昇格する木原正裕執行役

「(金融庁など)監督官庁とは真摯(しんし)に対話を続け、変えるべきことがあれば変えていく。(弟が政権にいることで)私の判断を曇らせることはない」。正裕氏は17日の記者会見で、政権との距離感について問われ、こう語った。

2人は銀行一家に生まれ育った。父親は東京銀行(現三菱UFJ銀行)出身で、祖父もみずほFGの前身である第一勧業銀行の役員。曾祖父は長崎にあった諫早銀行の頭取を務めた。正裕氏はまさにその流れを引き継いだといえる。

誠二氏は母方の血筋を受け継いだようだ。祖先は会津藩出身で、曾祖父は大蔵省で監督局銀行課長を勤めた下坂藤太郎氏。誠二氏も財務省(旧大蔵省)出身だ。

下坂氏は、台湾銀行の総裁だった後藤新平に請われ明治32(1899)年、台湾銀行の副総裁に就任し、台湾との縁も深い。後には日商(現日商岩井)の初代社長も務めた。

台湾には、誠二氏が副長官として仕える岸田首相も祖父が岸田呉服店として現地で幅広くビジネスを展開していた接点がある。岸田政権に対しては保守層などから親中との指摘もあるが、今年は日中国交正常化50周年の節目の年、首相の「したたかな外交」を木原氏がどう支えていくのかも注目される。

7823チバQ:2022/01/19(水) 20:31:45
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派閥化できる?自民・谷垣グループ、木曜に定例会 石破氏は活動再開
2022/01/19 18:50朝日新聞

派閥化できる?自民・谷垣グループ、木曜に定例会 石破氏は活動再開

石破派の最後の臨時総会を終え、会見する石破茂氏=2021年12月2日午後0時36分、国会内、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 自民党内の二つの議員グループが、定例で集まる会合の曜日を変える。党内の派閥は木曜を定例日とするが、昨年末に派閥から移行した石破グループ(約10人)は木曜から水曜に変える。一方、谷垣グループ(26人)は結束を高めるため水曜から木曜にする。

 谷垣グループは19日の会合で、代表世話人の遠藤利明選挙対策委員長が会合の定例日を水曜から木曜にする考えを説明した。自民党の派閥は掛け持ち出来ないが、グループは可能。谷垣グループもほかの派閥との兼務は可能なままとするが、どの会合に出るか選択を迫り結束力を高めたい考えだ。グループ内には、派閥化に踏み切ることを検討している幹部もいる。ただ、反対論も強いという。

 一方、所属議員の減少に伴い派閥を解消した石破グループは18日夜、東京・赤坂の焼き肉店で新年会を開き、今後の活動について意見交換した。来週の水曜から定例で会合を開き、グループとして活動を再開する。派閥時代は木曜だった会合を水曜に移し、緩やかな集まりを維持する狙いだ。(山下龍一、榊原一生)

7824チバQ:2022/01/19(水) 20:39:21
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安倍元首相と亀裂深まる麻生氏 岸田首相と狙う「大宏池会10年政権」
2022/01/19 07:00AERA dot.

安倍元首相と亀裂深まる麻生氏 岸田首相と狙う「大宏池会10年政権」

左から麻生太郎・自民党副総裁、清和会会長となった安倍晋三氏、岸田文雄首相

(AERA dot.)

 岸田文雄政権が始動して約3カ月余り。内閣支持率も上昇し、滑り出しは順調とも見えるが、水面下で緊張が高まっている。岸田首相らと大宏池会構想を画策する麻生太郎氏と、最大派閥の会長である安倍晋三氏の関係に、亀裂が入っているのだ。熾烈な覇権争いの舞台裏をリポートする。

*  *  *

「今年はコロナ禍を克服していく。何とか新薬もでき、ワクチンも出そろってきた。直ちに対応できるよう日本産を増やしていく。世界の真ん中で輝く国になっていく第一歩にしていきたい」

 これは1月1日、MXテレビで放送された報道番組の最後に、今年の展望を問われた安倍晋三氏の発言だ。普通なら現職の岸田首相を支えると言いそうなものだが、岸田の「き」の字もなし。永田町では“キングメーカー宣言”と受け止められた。岸田派(宏池会)のベテラン議員が渋い表情で話す。

「『何かあればいつでも政権を担える』と、岸田さんにプレッシャーをかけているんだよ。安倍さんの真意は、『歴代の清和会会長は日本政治の背骨を担ってきた。その職責に全力を尽くす』ということではないか」

 東京圏にしか放送されないMXテレビで飛び出した安倍氏の発言。岸田政権誕生後の人事で高市早苗氏の幹事長就任など自身の案が通らず、「相当いら立っていた」(安倍派議員)ことの証左なのか。

 安倍氏のいら立ちの背景には、長年、盟友関係だった麻生太郎氏との確執もある。

 そもそも安倍氏と麻生氏は、国政へのスタンスが微妙に違う。

 安倍氏の祖父、岸信介元首相は、日米安保条約を改定すると共に憲法改正を訴え続けた。一方、麻生氏の祖父、吉田茂元首相は軽武装・経済重視路線。憲法改正が悲願の安倍氏に対し、麻生氏は改憲論者とはいえ経済運営に軸足を置いている。「祖父以来のタカ派とハト派という流れはそれぞれ脈々と受け継がれており、岸田政権の誕生で2人の盟友関係が引き裂かれる可能性は十分ある」(古参政界関係者)

 政府関係者によれば、例えば皇位継承問題では、麻生氏は女性天皇の誕生に比較的寛容と見られているという。男系男子継承を強く訴える保守派の代表格である安倍氏には到底、のめる話ではない。

 財政政策でも両氏は交わらない。昨年暮れ、自民党政調に積極財政派の議員でつくる「財政政策検討本部」(本部長・西田昌司政調会長代理)が立ち上がると、最高顧問に安倍氏が就任。財政再建派は対抗して総裁直属組織の「財政健全化推進本部」(本部長・額賀福志郎元財務相)を設置し、最高顧問に麻生氏が就いた。

 もっとも、対立の原因は政策だけではないという観測もある。ある大物財界人はこう読み解く。

「麻生さんはナンバー2とはいえ、8年にわたって14歳年下の安倍氏の日陰に置かれ、おもしろくなかったはず。安倍にできるなら、俺にもという思いもあったはず」

 麻生氏の目的については、こんな証言がある。

「麻生氏は安倍一強下で進んだ自民党議員の劣化、弱体化に危機感を募らせていて、政策と選挙に強い党の再興のため、残りの政治家人生を捧げるつもりです」(麻生氏周辺)

 麻生氏が描く「強い自民党」の姿とは、宏池会系の岸田派・麻生派と谷垣グループの3派を合流させて100人規模の「大宏池会」を結成し、清和政策研究会(安倍派)との2大派閥で「疑似政権交代」をしながら党を運営していくというものだ。麻生氏の晩節は「岸田首相との二人三脚」が鍵とも言える。

 では、その岸田首相は何を狙っているのか? 首相に近い、岸田派のベテラン議員は話す。

「宏池会政権を10年は続けていく。首相がライバルだった林芳正を内閣のナンバー2に据えた真意がそれだ。ただ、ネックは90人を超える安倍派の半分しか人数がいないこと。だから同じ宏池会系の麻生派や谷垣グループと『大宏池会構想』を進めている」

7825チバQ:2022/01/19(水) 20:39:42
◆大平氏の墓参で「古賀斬り」迫る

 1957(昭和32)年に池田勇人元首相が結成した宏池会は、自民党の派閥で最古の歴史を誇る。戦後日本の復興を担った吉田元首相の流れをくみ、「保守本流」の名門派閥との自負が強い。

 今や最大派閥の清和会を内心では「傍流とみなしてきた」のが宏池会だ。森喜朗元首相、小泉純一郎元首相、安倍元首相と続いた清和会政権は、「経済政策や安全保障政策など全てにおいて雑だった」との認識も強い。だからこそ、「宏池会3派が団結し、緻密で丁寧な政権運営をしていかなければならない」というのだ。

 このベテラン議員によると、麻生氏は今夏の参院選後、派閥を鈴木俊一財務相に譲るつもりだという。鈴木氏は宏池会で首相になった鈴木善幸氏を父に持つ。宏池会本体(岸田派)と合流するなら、このタイミングだ。

 思惑は一致して見えるが、岸田首相が事を前に進めるには、麻生氏の“条件”をのむことが必要だという。宏池会中興の祖、大平正芳元首相の命日である6月12日に、派閥の重要行事である墓参りを岸田首相が仕切るよう求めているというのだ。

 大平氏の墓は東京・府中の多磨霊園にあり、これまで墓参は麻生氏の“仇敵”古賀誠元幹事長が主催してきた。昨年は宏池会から9人が参列したが、首相は欠席した。

 この墓参を岸田首相が取り仕切ることになれば、古賀氏の影響力は完全に排除される。麻生氏にすれば、首相が「宏池会の“本尊”である大平氏の魂を名実ともに継ぐことが、合流に不可欠な段取り」なのだ。

 大宏池会ができれば、首相の政権基盤が強化され、林氏に加えて麻生派の河野太郎広報本部長も「ポスト岸田」の有力候補として躍り出ることになる。安倍氏にとって「おもしろくないこと極まりない」(安倍派中堅)展開だ。

「岸田、林、河野の3氏で10年は政権を担う。平成研究会(茂木派)には茂木敏充幹事長や小渕優子元経済産業相がいる。党内リベラル勢力で20年は政権を続けたい」(前出のベテラン議員)

 岸田首相は大平氏の位牌を守る女婿、森田一・元運輸相と定期的に連絡を取っており、「次は必ずお参りいたします」と伝えているという。

 首相は11日夜、久しぶりに安倍氏と会食した。「敵に回さない配慮では」(政府関係者)の臆測が飛ぶ中、岸田首相は周辺にこう語ったという。「参院選までが引き締めどころだ。ここを乗り越え、来年のサミットを地元・広島県で開催する!」

 岸田首相の真価が問われるのはこれからだ。(本誌・村上新太郎)

※週刊朝日  2022年1月28日号

7826チバQ:2022/01/20(木) 13:08:04
https://mainichi.jp/articles/20220113/k00/00m/010/105000c?inb=ys
安倍派、ポスト岸田で本命不在 高市氏は帰れず 「得策」との声も

毎日新聞 2022/1/13 19:00(最終更新 1/13 19:23) 有料記事 1266文字

 自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会、94人)の「ポスト岸田」レースは本命不在の状況が続いている。人材豊富である半面、どの議員も決め手を欠くのが一因だが、派閥会長の安倍晋三元首相も今のところ特定の議員を引っ張り上げるそぶりを見せていない。そこにはキングメーカーとして影響力を保ちたい思惑が垣間見える。

 「既に総裁候補だ」。安倍氏が2021年12月のテレビ番組でそう評価した議員は安倍派議員ではなく、無派閥の高市早苗政調会長だった。ただ、高市氏の安倍派復帰の可能性を問われると一転歯切れが悪くなり、「清和会以外のたくさんの人も推した。そういう立場でその先を目指していかれるんだろう」と述べるにとどめた。

 21年総裁選で安倍派(当時は細田派)は独自候補の擁立を見送り、高市氏と岸田文雄首相の支援に回った。安倍氏自身は当初から高市氏支持を鮮明にし、現在も2人の関係は良好だ。安倍氏が高市氏と自派の関係を巡って歯切れが悪いのは派内への配慮からだ。

 高市氏は総裁選の1回目の投票で国会議員票が114票と首位の岸田氏の146票に次ぐ支持を集めた。安倍派に入れば「ポスト岸田」の有力候補に躍り出る可能性があるが、…

7827チバQ:2022/01/20(木) 13:08:28
https://mainichi.jp/articles/20220104/k00/00m/010/184000c?inb=ys
官邸の雰囲気「ガラッと」一変 岸田流で官僚のびのび? ひずみも
遠藤修平 藤渕志保
政治

速報
毎日新聞 2022/1/4 19:44(最終更新 1/4 19:44) 有料記事 English version 1509文字
伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする岸田文雄首相=三重県伊勢市で2022年1月4日午後2時11分(代表撮影)
伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする岸田文雄首相=三重県伊勢市で2022年1月4日午後2時11分(代表撮影)
 岸田文雄政権が4日、発足から3カ月を迎えた。岸田首相は安倍晋三・菅義偉両政権で顕著だった「トップダウン型」の意思決定プロセスを転換し、霞が関の声を吸い上げる「ボトムアップ型」を目指す。だが、新型コロナウイルス危機対応を巡り混乱も頻発している。リーダー像の模索が続いている。

 「政策を推し進める際に大切なことは国民との信頼と共感だ。多くの声を聞き、必要なときには果断に決断しなければならない」

 首相は4日の年頭記者会見で政権運営に臨む基本姿勢を説明した。

 約9年にわたった安倍・菅政権では、国家安全保障会議(NSC)による外交施策の決定やコロナワクチンの接種加速化など、首相官邸から上意下達で政策が実現する一方、官僚の萎縮を生み、国民への説明責任の意識が薄れたと指摘された。首相が「聞く力」を強調するのは、過去の政権に対する反省からだ。

 岸田政権は発足後、政策課題ごとに現場の当事者から直接意見を聴く「車座対話」を相次ぎ開催。松野博一官房長官も記者会見で各省庁に詳細を尋ねるよう求める発言が多く、細かな政策運営を霞が関に委ねる場面が目立つ。

 首相は2019年11月のテレビ出演の際、最もやりたいことを問われ「人事」と答えたことがある。当時は「岸田氏には明確な国家観がない」との批判を受けたが、首相に近い閣僚経験者は…

7828チバQ:2022/01/22(土) 12:35:08
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220122-567-OYT1T50006.html
首相答弁は「融通無碍」…攻めあぐねる野党「やりにくい相手だ」
2022/01/22 07:00読売新聞

首相答弁は「融通無碍」…攻めあぐねる野党「やりにくい相手だ」

参院本会議で答弁する岸田首相(21日午後、国会で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相の施政方針演説に対する衆参両院での代表質問は21日、3日間の日程を終えた。首相は野党の攻撃材料を次々と排し、批判をかわした。肩すかしを食らった野党は「信念に欠ける」と指摘し、週明けからの衆院予算委員会で攻勢を強める構えだ。

 「(第三者)検証委員会の調査報告書で不適切な処理や事後対応が明らかになった。極めて遺憾だ」

 首相は21日午後の参院本会議で、共産党の小池書記局長が国土交通省の統計書き換え問題について批判すると、神妙な表情でこう述べた。国交省は同日午前、この問題で担当幹部ら10人の処分を発表しており、追及は迫力を欠いた。

 夏の参院選に向け、首相は安全運転に徹している。「火種」は早めに消し、賛否が分かれる問題では踏み込んだ答弁を避けている。19〜21日の3日間の代表質問で、憲法改正や敵基地攻撃能力、国会議員に支給される文書通信交通滞在費(文通費)については、従来の見解が書かれた資料を淡々と読み上げた。

 18歳以下への10万円相当の給付など新型コロナウイルス対策でも、批判の声が上がれば、ためらわずに方針転換する姿勢が目立つ。立憲民主党の小川政調会長は19日の衆院本会議で「信念、方針、熟慮に欠けた優柔不断な朝令暮改ともとれる」となじったが、首相は「大切なことは、国民にとって最善の対応をとることだ」と受け流した。

 「融通無碍むげ」とも言える首相のスタイルに、野党各党は攻めあぐねている。国民民主党の榛葉幹事長は21日の記者会見で「やりにくい相手だ」とこぼした。

 与野党の論戦の舞台は24日から衆院予算委員会に移る。予算委は代表質問と異なり、一問一答形式で行われ、何度でも質問ができる。予算委で質問を予定する立民の泉代表は、「相手がつかみ所のないタコのような逃れ方をしても、政府の足りない点を明らかにし、修正させたい」と語った。

7829チバQ:2022/01/22(土) 12:48:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4f6efcc35c7d54722a0f014ad034ec649a0ed50まん延防止、効果未知数 アクセルかブレーキか定まらぬ腰 岸田首相、感染抑止に全力〔深層探訪〕
1/22(土) 8:30配信

時事通信
新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する岸田文雄首相=19日午後、首相官邸

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染者急増を受け、政府がまん延防止等重点措置の対象拡大を決定した。岸田文雄首相はスピード感を重視して抑え込みに全力を挙げる。ただ、同措置がどこまで効果を上げるかは未知数。経済活動に一定の制限を設けるものの一部に例外を認め、腰が定まらない姿勢ものぞく。就任後初の本格的な感染拡大期を迎え、手探りの政権内には緊張感も漂う。


 ◇専門家とずれ
 「未知なるウイルスとの闘いだが、都道府県との連携、専門家の科学的判断、国民の協力で乗り越えていきたい」。首相は13都県への重点措置を決めた19日の政府対策本部でこう宣言した。

 13都県はいずれも18日夕の関係閣僚会議までに適用を要請してきた自治体だ。要請を時に押し返した菅前政権と対照的に、岸田政権は決定直前に「駆け込み要請」した新潟など3県を含め、全ての要請を受け入れた。首相周辺は「要請があれば断るわけにはいかない」と語る。

 首相官邸が自治体の判断に異論を挟まない背景には、あらかじめ批判の芽を摘む思惑に加え、オミクロン株の特徴をつかみ切れていないことがある。感染力が強く、重症化率が低い可能性は浮かんだものの、高齢者の重症化リスクは分かっていない。対策はなお暗中模索の状態だ。

 具体策も「自治体任せ」の面が強い。オミクロン株にはワクチン2回接種では十分な効果を見込めないため、政府はワクチン接種証明書で行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」を19日に全面停止することを検討。ところが、知事や閣僚の一部から制度存続を望む声が上がり、最終的に「一時停止を原則としつつ、知事の判断で適用も可能」(首相)とする玉虫色の判断となった。

 経済活動にブレーキをかけるのかアクセルを踏むのか、政府の腰は定まらない。自治体に飲食店への時短要請を求め同パッケージを原則停止とする一方、認証店には知事の判断で酒類提供を認め、検査でコロナ陰性なら5人以上の会食も容認する。

 首相はオミクロン株の特徴に合わせた「めりはりの利いた対策」と力説するが、力点がどこにあるのか分かりにくさは否めない。政府コロナ対策分科会の尾身茂会長は19日、記者団に「めりはりのついた対策とは一言で言えば人数制限」と説明し、5人以上の会食などを認める政府とのずれをうかがわせた。

 ◇いら立ち
 自治体からは重点措置の効果に疑問を呈する声が上がっている。中村時広愛媛県知事は「オミクロン株の特性で飲食だけ抑えても感染防止につながらない。効果は大変薄い」との見方を示した。

 感染「第6波」に突入する中、報道各社の内閣支持率は今のところ上昇基調。感染拡大に連動して支持率が下がった菅前内閣との大きな違いだ。しかし、首相周辺は「感染がさらに広がれば、支持率が下がり始める」と警戒する。

 野党は「口撃」を強める。立憲民主党の小川淳也政調会長は19日の衆院代表質問で、岸田政権の対応を「安倍、菅両政権以来、何度も目にしてきた後手後手の対応そのものだ」と批判。「(就任100日の)ハネムーン期間は既に過ぎ去った。いよいよ真価が問われる」と語った。

 自民党内からも「ワクチン3回目接種に早くから本腰を入れれば状況は違った」(中堅)との不満が漏れ始めている。こうした声が届いているのか、複数の関係者によると、首相は18日に3回目の接種回数に関する報告を受けた際、「きのうから1万回しか増えていないじゃないか」といら立ちを隠さなかった。

7830名無しさん:2022/01/22(土) 16:53:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_QWGPDOLEAZLW3FJSZK2UGWLRK4.html
自民党内「高市包囲網」克服なるか 発信を強化
2022/01/20 20:41産経新聞

自民党内「高市包囲網」克服なるか 発信を強化

官邸に入る自民党・高市早苗政調会長=令和3年12月14日、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選に再出馬を目指す高市早苗政調会長が発信を強化している。定例の記者会見を始めたほか、中国政府による人権侵害行為を非難する国会決議の早期採択を求めるなど「高市カラー」を打ち出し、地方出張も本格化させて知名度アップを急ぐ。党内では、高市氏を重要政策の決定から外すような動きもあるが、岩盤保守層からの強固な支持を持つ強みを生かし、「ポスト岸田」に向けて求心力を高められるかが今後のカギとなる。(広池慶一)

「力を合わせて政府と連携し、頑張ってまいりましょう」。高市氏は20日、自身が本部長を務める党経済安全保障対策本部でこう述べ、政府が今国会に提出する経済安全保障推進法案の成立に力を注ぐ考えを示した。高市氏は早くから中国への機密情報などの流出に危機感を持ち、経済安保政策の必要性を訴えてきた。

19日に始まった高市氏の定例会見では、文化審議会が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産の推薦候補に選んだ「佐渡島の金山」について、「日本の名誉に関わる問題だ」と強調し、推薦に消極的な政府に注文をつけた。

今後は地方出張も増やす。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえつつ、22日は富山県と石川県、月末には高知県を訪れる予定だ。夏の参院選を見据え、党の顔として自民支持層のテコ入れを図る。

高市氏がアピールに乗り出す背景には、党内で潜在的に進む「高市包囲網」がある。

党では18日、皇族数の確保策に関する議論に向けた懇談会(座長・麻生太郎副総裁)の座長代理に茂木敏充幹事長が就任した。平成29年の天皇陛下の譲位に関する国会見解は副総裁─政調会長ラインで取りまとめており、今回高市氏は外された形だ。

コロナ対策の柱である18歳以下への10万円相当の給付でも与党間協議は茂木氏が担った。

対中国非難決議をめぐっても、高市氏は先の臨時国会で茂木氏に採択を直談判したが「タイミングの問題だ」と却下された。高市氏の動きには、党執行部の一員にも関わらず「倒閣運動だ」(党幹部)との批判もあがった。

高市氏は14日、「ほぼ没交流」(官邸筋)といわれる岸田文雄首相(党総裁)と会食し、友好ムードを演出した。だが、定期的に会談する首相と麻生氏、茂木氏の3氏とは依然、距離がある。高市氏周辺は「高市氏を封じ込めようとする意図は明らかだ」と語る。

高市氏は過去に旧町村派(清和政策研究会=今の安倍派)を離脱した経緯があるが、安倍晋三元首相が同派の会長に就任した後も派閥復帰のめどは立っていない。「ポスト岸田」を目指す高市氏にとって、党内で仲間づくりを進めることも喫緊の課題となっている。

7831チバQ:2022/01/22(土) 17:14:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/84ad4959566097d78199dceb7b096d75dcca3060波乱含みの国会開幕 コロナ対策、政権左右 参院選へ指導力強調・岸田首相〔深層探訪〕
1/22(土) 8:24配信

時事通信
衆院本会議で施政方針演説を行う岸田文雄首相(手前)=17日午後、国会内

 通常国会が17日召集され、岸田文雄首相は初の施政方針演説に臨んだ。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染が急拡大する中、全力で対応に当たる覚悟を示し、自らの指導力をアピール。ただ、感染状況は今後さらに厳しい局面に移るとみられ、夏に参院選を控え、波乱含みのスタートとなる。

 ◇危機の対応力強調
 「行蔵(こうぞう)は我に存す。それぞれの決断の責任は、自分が全て負う覚悟で取り組んできた」。首相は演説で、批判を恐れずに行動する気構えを説いた勝海舟の言葉を引用し、就任から100日を過ぎた政権運営をこう振り返った。

 コロナ対策を政権の最優先課題に掲げ、昨年11月には再拡大に備えた取り組みの「全体像」を取りまとめ、水際対策を強化。年が明けてからも、オミクロン陽性者の全員入院の見直しを表明するなど切れ目ない対策を打ってきた。国民の協力を仰ぐ姿勢も忘れない。

 こうした姿勢が評価されてか、報道各社の直近の世論調査では、内閣支持率がオミクロン株が国内に入り始めた先月より上昇。感染拡大とともに支持率が下降線をたどった菅義偉前首相らとは対照的だ。自民党国対関係者は「岸田さんの真面目な人柄もあるのだろう」と解説する。

 今国会会期末は6月15日。会期延長がなければ参院選は7月10日に行われる見通し。首相としてはコロナ対策に万全を期しつつ、与野党対立の火種になりそうな入管難民法改正案などの提出を見送り、長丁場の国会を乗り切りたい考え。今月には、自民党の最大派閥の領袖(りょうしゅう)である安倍晋三元首相、第2派閥を率いる麻生太郎副総裁とそれぞれ会食。政権基盤の安定にも余念がない。

 ◇経済と両立不透明
 ただ、今後の政権運営が「順風」のまま推移するかは見通せない。

 この1週間のコロナ新規感染者は11万人超で、前週の3倍以上に急増。すでに政府は、沖縄、山口、広島3県にまん延防止等重点措置を適用したが、さらに都市部を中心に同措置の適用を追加せざるを得ない状況だ。

 重点措置や緊急事態宣言が発動されれば、コロナとの両立を目指す経済への影響は避けられない。感染拡大のピークを早期に収束させられない場合、国民の批判が首相に向かう可能性もある。首相の手腕に疑問符が付けば参院選で勝利して「長期政権」への足場を築くというシナリオも崩れかねない。コロナ対策の成否が政権の行方を左右する。

 今国会の論戦の主要テーマは岸田政権のコロナ対策となる見通しで、立憲民主党など野党各党は参院選をにらみ、首相を厳しく追及する構え。立民の泉健太代表は17日、記者団に首相の施政方針演説について「画竜点睛(がりょうてんせい)を欠くというか、肝心な具体策がない」と批判のトーンを強めた。

 同党は昨年の臨時国会で提案路線に重心を置いたが「迫力不足」という指摘もあり、追及路線も重視して首相と対峙(たいじ)する。参院選での連携を見据えた他の野党との国会共闘の在り方も模索していく方針だ。

 衆参両院の予算委員会での質疑が連日開催される前半国会は、政権が閣僚のスキャンダルや失言などの追及に見舞われ、政権運営に苦慮するケースが少なくない。首相が切り抜けられるかは、政権安定の試金石となる。

7832チバQ:2022/01/22(土) 17:57:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/46303e7199b1d4b2428bb657c376b77b8c209cc6
「朝令暮改と言われながらも…」自民・高市氏 岸田流コロナ対策評価
1/22(土) 12:47配信

朝日新聞デジタル
富山市の会場に向けてオンラインで講演する自民党の高市早苗政調会長=2022年1月22日午前、東京・永田町の自民党本部、楢崎貴司撮影

 自民党の高市早苗政調会長は22日午前、富山市であった党所属の衆院議員のセミナーにオンラインで参加した。政府の新型コロナ対応について、「岸田首相は『朝令暮改』と言われながらも、現場の声を聞きながらベターだと思ったことは即断即決で柔軟に対応している」と述べ、「岸田流」の手法を評価した。

 また、今国会での提出が予定されている「経済安全保障推進法案」について、「感染症対策以外に今国会で最大のテーマ」と強調した。その上で、「1回の国会で成立する法律ではない。リスクは年々変わっていくので、何度も何度も法改正が必要だ」と語った。

 当初、高市氏は今週末に富山とともに石川、新潟両県を実際に訪れて講演する予定だった。しかし、コロナ対応の「まん延防止等重点措置」が適用された東京都の小池百合子知事が、都道府県をまたぐ移動の自粛を呼びかけたこともあり、オンライン参加に切り替えた。高市氏は講演で「富山に入っておすしを食べたいと切望していた」と残念がる場面もあった。(楢崎貴司)

朝日新聞社

7833チバQ:2022/01/22(土) 18:17:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e1fc954c5b3d35eacbd329b38336f782ad7cd9
「聞く力よりスルーする力が…」 岸田首相の答弁を野党が批判
1/22(土) 17:54配信

毎日新聞
代表質問に答える岸田文雄首相=国会内で2022年1月21日、竹内幹撮影

 共産党の小池晃書記局長は21日の記者会見で、岸田文雄首相が国会で「あらゆる選択肢を排除せず、さまざまな意見に耳を傾け、これからも検討したい」という答弁を多用しているとして、「誰が聞いてもどっちつかずだ」と批判した。

 小池氏は「ぬかにクギ、豆腐にかすがい、のれんに腕押しで、国民は不安になる。何でもかんでもそんな形でやりすごそうとしている」と指摘。「当面は波風が立たないかもしれないがそのうち、一体どっちなんだと問題が噴出する」とも述べた。

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長も同日の記者会見で、首相の答弁姿勢について「聞く力より『(質問を無視する)スルーする力』が半端ない。人柄良く、口調も穏やかだが、何を言いたいかわからない」とクギを刺した。【田所柳子、古川宗】

7834チバQ:2022/01/22(土) 20:05:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012001053&amp;g=pol「佐渡金山」推薦に見送り論 保守派は圧力、岸田首相の判断焦点
2022年01月21日07時28分

 文化審議会が世界文化遺産の推薦候補に選定した「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)をめぐり、政府内で推薦見送り論が強まっている。韓国政府が選定の撤回を求めており、現段階で推薦しても登録を見通せないためだ。ただ、自民党保守派は速やかな推薦を求めており、2月1日の推薦期限を前に岸田文雄首相は難しい判断を迫られそうだ。

 木原誠二官房副長官は20日の記者会見で「登録実現が何よりも重要だ。そのために何が最も効果的か、総合的に検討を行っている」と語った。
 政府関係者は木原氏発言について「現時点の推薦は登録実現に効果的でないという意味だ」と解説する。一度不適格とされた世界文化遺産候補がその後に登録された例はない。韓国は「朝鮮半島出身者の強制労働の現場」と猛反発しており、時間をかけて反論材料を準備しなければ、将来の登録の芽までついえかねないというわけだ。
 「世界の記憶」(世界記憶遺産)をめぐり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が昨年、関係国の同意がなければ登録できない制度を創設したことも懸念材料だ。この制度は南京事件の資料登録に反発した日本が導入を主導した経緯があり、日本の対応が国際社会に「ご都合主義」と映る恐れがあるからだ。
 韓国は3月に大統領選を控えており、推薦は「過去最悪」と言われる日韓関係を一層複雑化させかねない。外務省関係者は「推薦先送りが合理的。あとは政治判断だ」と語った。
 一方、自民党保守派は首相への圧力を強める。安倍晋三元首相は20日の安倍派総会で、最後は首相の判断としつつ「論戦を避ける形で登録を申請しないのは間違っている」とけん制。高市早苗政調会長は19日の記者会見で「堂々と推薦を行わなければならない。日本国の名誉に関わる問題だ」と語った。
 首相の判断次第では、安倍氏や高市氏ら政権を支える有力者との間に溝が生じる可能性もある。首相周辺は「首相が判断を迫られる形にしたくなかった」と危機感をあらわにした。

7835チバQ:2022/01/23(日) 23:28:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/859f1c730ab4cf8dfb388db54827c46b22c5f914【点描・永田町】首相支える三大派閥に「確執」も
1/23(日) 18:32配信

時事通信
自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁=2021年11月9日、東京・永田町の同党本部

 コロナ・パンデミックも3年目に入り、2022年政局の表舞台となる通常国会が17日に開幕、7月の参院選に向けた与野党の激しい論戦が始まる。

 年明けのコロナ新変異種「オミクロン株」の感染爆発で、岸田文雄首相は対応に大わらわだが、その裏側では参院選後をにらんだ自民党内の主導権争いも顕在化しつつある。党内第4勢力に位置する岸田派領袖(りょうしゅう)の首相を支えるのは、安倍、麻生、茂木の三大派閥と谷垣グループで、数の上では主流派体制は盤石だ。しかし、最大派閥の安倍派と第2勢力で肩を並べる麻生、茂木両派の間には「微妙な確執」(閣僚経験者)がある上、“冷や飯組”の菅義偉前首相、二階俊博元幹事長らによる反主流派連合結成の動きもあるため、永田町では首相の手綱さばきに注目が集まる。衆院選勝利で21年11月10日に第2次岸田政権を発足させた首相は、いわゆる「アベ・スガ政権」で9年近く続いた「官邸主導」を、「政高党高」とも呼ばれる官邸と自民党の対等な関係での政権運営に移行させた。安倍晋三元首相の「一強」、続く菅氏の「一存」という独裁的政治手法に対する国民的不信感への配慮で、その象徴が「聞く力」のアピールだ。ただ、その後の「18歳以下への10万円給付」「オミクロン株の水際対策」などの対応では、短時日で方針転換する“朝令暮改”を連発、足元の自民党内から「ブレブレ批判」が噴出した。

 しかし、国民的には「首相はわれわれの声に耳を傾けてくれる」「間違ったと思えばすぐ改める点が信頼できる」などと評価され、各種世論調査で内閣支持率が軒並み上昇したことで、批判も鳴りを潜めた。これに自信を深めた首相は、「私はトップダウンとボトムアップを巧みに使い分ける二刀流」と胸を張り、周辺に「(安倍氏らの)一刀流では国民の信頼を得にくい」と余裕の表情も見せる。

◇保守本流主導に傍流・安倍派の反発も

 首相が重視するのは、官邸と自民党の緊密な連携で、その中軸は麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長。共に大派閥領袖で、安倍氏との関係も良好とされている。これを踏まえ、第2次政権発足後は首相と麻生、茂木3氏によるトップ会談が定期化され、安倍派幹部の松野博一官房長官を加えることで、二階氏率いる第4勢力の二階派以外の四大派閥を軸とする党運営態勢が明確化された。

 ただ、この4派閥と谷垣グループの主流派を見ると、麻生、岸田、谷垣グループはいずれも源流は宏池会(現岸田派)で、党内には「首相と麻生氏の狙いは大宏池会」(安倍派幹部)との臆測も広がる。この「大宏池会」構想は、宏池会のリーダーだった故加藤紘一元幹事長による「加藤の乱」などで分裂した麻生、岸田両派と谷垣グループの再合流で、かねて麻生氏が画策してきたとされる。合流すれば一気に安倍派(清和会)をしのぐ最大派閥となり、党運営の主導権を握れるからだ。しかも、戦後政治での保守1党優位の「55年体制」下で、宏池会と同盟関係だった旧田中(角栄)派を受け継ぐ茂木派(経世会)も加えれば、故吉田茂・池田勇人両元首相が築き上げたいわゆる「保守本流」の復活ともなる。

 これに対し、安倍派は吉田、池田両氏と対立した故岸信介・福田赳夫両元首相の系譜で、いわゆる「保守傍流」とされる。それだけに今回の「大宏池会」を視野に入れた動きは、福田氏の側近だった森喜朗氏の2000年の首相就任以来、「一時期を除いて自民党を牛耳ってきた『清和会主導』に終止符を打つ」(麻生派幹部)との思惑もにじむ。このため今後は安倍氏と菅、二階両氏との連携も絡めた主流派内の“確執”が、首相の政権運営の最大の波乱要因となりそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」1月17日号より】。

7836チバQ:2022/01/24(月) 21:05:04
https://www.sankei.com/article/20220124-762PTWKVYBLALKNZTZQ62ZFHYQ/
答弁懸念の堀内ワクチン相 不安払拭へ正念場
2022/1/24 20:17
岡田 美月

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に向け、堀内詔子ワクチン担当相が正念場を迎えている。昨年の臨時国会では要領をえない答弁が目立ち、与野党から閣僚としての手腕を懸念する声が上がった。政府は3回目接種を急ぐが、接種体制の構築や国民の不安払拭が欠かせない。堀内氏は関係省庁や経済界との連係や、情報発信などにも力を入れている。

「(21日時点で)194万回強となっております」

堀内氏は24日の衆院予算委員会で、3回目接種を終えた人数を問われ、淡々とこう答弁した。


昨年12月16日の参院予算委員会で、堀内氏は自治体へのワクチンの配分量や配送時期などを問われたが、質問とかみ合わない答弁に、野党から「(答弁原稿の)違うページを読んでいるんじゃないか?」などとやじを浴びた。

今国会を前に、堀内氏は「(国民の)ワクチン接種の不安、疑問点が明快になるよう、きっちりとお伝えできるような答弁をしていきたい」と語っていた。初日となった24日はそれ以上突っ込んだ質問はなく、堀内氏を支える事務方らも安堵の表情を浮かべた。


「職域接種を展開するために各省庁の力を借りなくてはいけない。意見をいただき、接種推進をお願いしたい」

堀内氏は20日、職域接種をめぐって厚生労働省や経済産業省など関係省庁を集めた会議を開き、こう呼びかけた。経済同友会には企業の職域接種を進める体制整備も求めている。


課題とされた情報発信にも力を入れる。自身のツイッターには、ワクチンに関する情報や自治体へのワクチン配送状況などを頻繁に投稿。東京都など13都県に新型コロナの蔓延防止等重点措置の適用が決まった19日には、自治体に追加接種を前倒しで進めるよう重ねて呼びかけた。今後、テレビCMも予定する。(岡田美月)

7837チバQ:2022/01/25(火) 10:39:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f290bda5de81b18f2987ecef073853a76d7bd34c
「後手」批判に「先手」主張…従来答弁を繰り返す首相
1/25(火) 10:11配信

西日本新聞
岸田首相

 24日、今国会で初めて一問一答形式のやりとりに臨んだ岸田文雄首相は、「先手」で打ち出してきた新型コロナウイルス対策の妥当性を主張。野党側は検査態勢の充実、病床確保、ワクチン接種などで政府が「後手」に回っていると追及した。 (大坪拓也)


 新変異株「オミクロン株」の感染爆発は想定内なのか。衆院予算委員会で、立憲民主党の大串博志氏からこうただされた首相は、水際対策と医療提供の備えを念頭に「最悪の事態を想定し、慎重の上にも慎重を期して対応してきた」とこれまで通りの答弁を繰り返し、胸を張ってみせた。

 大串氏は、自治体による濃厚接触者などを特定する疫学調査や、希望者が急増しているPCR検査が目詰まりを起こしてしまっていると指摘。さらに、前倒しする3回目のワクチン接種がなかなか加速しない現状を挙げ、自治体に1、2回目の接種を強力に働き掛けた菅義偉前首相を引き合いに「そういうエネルギーみたいなものを(岸田首相には)感じない」と迫った。

 これに対し、首相は2月末までに8割の自治体で、希望する高齢者らに対する接種が終わる見通しを紹介し、「自治体と意思疎通を図って努力をし続けたい」と続けた。

 この日の質疑では、政府と新型コロナの専門家の連携がうまく行っているかも焦点に。

 政府の基本的対処方針分科会の尾身茂会長による「人流抑制ではなく人数制限」発言と、政府が「まん延防止等重点措置」による人流抑制を重視していることの整合性に、大串氏はこう疑問を投げ掛けた。「国民にメッセージがうまく伝わっていない可能性がある」。同じ立民の長妻昭氏も首相に向かい、「専門家の意見を聞くのもいいが、(意思統一して)ワンボイスで国民の皆さんにお願いする発言がない」と苦言。

 参考人として出席した尾身氏は「感染対策と社会経済活動の両立が求められている」と説明した上で、「各都道府県知事の判断で、広範な行動制限をするということも当然、考えられる」と補足した。

 立民の泉健太代表は、自治体による病床確保強化を目指す感染症法改正案に関し、国会提出時期を政府が示していない点を納得できないとし、「なぜ、今できないのか」と訴えた。首相は、昨夏に比べて病床を3割増やすなど対応を取ってきていると強調し、「今の法律で十分機能するかどうか、法律上何が足りないのかをしっかり確認した上で、法改正を考えていく」と理解を求めた。

7838チバQ:2022/01/26(水) 17:31:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6a5d3128fc38fc0cdf2df078e55c601b5c920f3
「希望の党」再来に維新が痛烈批判「有権者からおかしいと思われるんじゃないの」 野党共闘は霧消〈AERA〉
1/26(水) 10:00配信

AERA dot.
東京都の小池百合子知事(右)と国民民主党の玉木雄一郎代表は昨年12月、都庁で会談した

 今夏の参院選を見据え、国民民主党と都民ファーストの会が合流に向けて協議を進めている。32の1人区で野党候補を一本化し、与党に対抗する野党共闘は遠のいているのが現状だ。AERA 2022年1月31日号の記事を紹介する。

【写真】昨年11月、枝野幸男氏から代表を引き継いだ泉健太氏

*  *  *

 野党再分裂の引き金になりうる構想に、異論は付されなかった。

「国民民主党が都民ファーストと合流するという話が出ているが」

「はい。それは政党が考えることですので」

 1月14日の首相官邸。岸田文雄首相(自民党総裁)との会談後、記者団に問われた連合の芳野友子会長は「連合としてはそういう動きについて『受け止める』というか、そういうスタンスです」と語った。

 芳野氏が連携を事実上容認したのはその2日前。国民民主の玉木雄一郎代表が連合本部を訪れ、今夏の参院選東京選挙区で、小池百合子東京都知事が立ち上げた地域政党「都民ファーストの会」(都民ファ)と統一候補を立てる考えを伝えたときだ。

■国民民主と都民ファが合流に向けて協議

 国民民主と都民ファは13日、国会内で勉強会を開いた後、両代表が並んで連携を加速していくことを表明した。小池氏も同じ日、「今はコロナ(対策)に集中している」と前置きをした上で、「彼らがしっかりやってくれていると思う」と見守る考えを示した。2月に開かれる国民民主の党大会に向けて、国民民主と都民ファは合流に向けた協議を進めている。

 連合の民間産別に支援される国民民主は、昨年10月の衆院選で8議席から11議席へと増やした。「躍進」と報じられてきたが、実は悩みを抱えていた。

 2019年参院選と比べると、比例区の得票は88万票以上減少し、259万票あまり。20年に大半の国会議員が立憲に合流した影響とは言え、参院選で連合の組織内候補を4人も抱えている。幹部は連合にも「あと140万票足りないがどうしたらいいか」と相談していた。玉木氏らが衆院選前から協議を重ねてきた都民ファとの合流構想は打開策の一つで、幹部は「小池氏ほど票が取れる人はいない」と期待を寄せる。

 玉木氏は、小池氏が17年10月の衆院選前に「希望の党」を立ち上げた際、民進党から合流した中心人物の一人だ。同年11月に出版された上杉隆氏らの著書『オプエド 真実を知るための異論・反論・逆説』(KADOKAWA)に寄せたコラムでは次のようにつづっていた。

「この本が書店に並ぶ頃にはもう結果が出ていますが、予言します。政権交代をしているか、少なくとも自民党が過半数割れして安倍晋三首相が退陣しているはず。(中略)今回の選挙は、民進党が解党して小池百合子さんの希望の党と合流したことで大きく流れが変わったことは、みなさん認めていただけると思います」

 17年衆院選では、小池氏による「リベラル派排除」に対抗して枝野幸男氏が立憲を立ち上げ、民進が分裂。自民が大勝した。希望は立憲に競り負け、野党第1党にもなれなかった。「希望の党」再来となる今回の動きは、20年の立憲合流にも応じなかった玉木氏にとってリベンジとなるものだ。立憲の切り崩しも視野に入れている。

 立憲は「立憲と参院選の協力をやらないという証拠」(幹部)と受け止めたが、この国民民主の動きに最も強い不快感を示したのは、衆院選後に国会内での連携を深めてきた日本維新の会だった。

7839チバQ:2022/01/26(水) 17:32:44

■「希望の党と何が違う」維新の松井代表が批判

 維新には、都議時代に小池氏らによる党運営の手法に反発し、希望の党設立にも疑問を呈して都民ファを離党した音喜多駿政調会長らが所属する。20年の都知事選でも小池氏に対抗馬を擁立した。松井一郎代表(大阪市長)は記者団の取材に「希望の党の復活やろ。何が一致して一緒になるのか。ひっついたり離れたり、選挙のたびに目の前の足し算ばかり。有権者からおかしいと思われるんじゃないの」と批判。「希望の党と何が違うのか、説明する必要がある」と迫った。

 通常国会が召集された17日、維新、国民民主の幹事長・国会対策委員長は国会内で会談し、改めて両党の連携を進めることを確認した。ただ、維新の藤田文武幹事長は「選挙を一緒にやるために、というわけでは私たちの関係は現時点ではない」と留保をつけた。

 参院選で与野党の勝敗を大きく左右するのは32ある1人区だ。そこで共産党も入れた候補者調整をめざす立憲と、独自路線を歩む維新、都民ファとの合流をめざす国民民主の3者の主導権争いが続く。野党候補を一本化して与党と対抗する「野党共闘」は遠のいている。(朝日新聞政治部・南彰)

※AERA 2022年1月31日号より抜粋

7840チバQ:2022/01/27(木) 17:30:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d98f84cc5dac3b5cc90f4751d7f32ee1bd2a7de
谷垣G例会、木曜開催に16人 自民党
1/27(木) 16:03配信
時事通信
自民党の谷垣グループの会合にオンラインで参加した代表世話人の遠藤利明党選対委員長(画面)。左奥は中谷元・首相補佐官=27日、東京・永田町の衆院議員会館

 自民党の谷垣グループ(約25人)は27日、定例会合を衆院議員会館で開いた。

 これまで水曜日開催だったが、木曜日に変更してからは初で、16人が参加。代表世話人の遠藤利明党選対委員長は、新型コロナウイルスの濃厚接触者の疑いがあり、オンラインであいさつ。夏の参院選に触れ「勝ち抜いて岸田政権の下で安定した運営をしたい。しっかり支えたいので協力をお願いする」と呼び掛けた。

 木曜日は党内6派閥がそろって総会を開催。谷垣グループは、引き続き他派との掛け持ちを認めるが、「準派閥化」で結束を強める思惑がある。これまで5〜6人の出席にとどまることが多かったが、谷垣禎一元幹事長の出席が予告されていたため、今回は増えた。ただ、谷垣氏は濃厚接触者となったことを理由に姿を見せなかった。

7841チバQ:2022/01/27(木) 19:00:11
https://news.goo.ne.jp/picture/politics/mainichi-20220127k0000m010218000c.html
谷垣グループ、掛け持ちできない木曜に会合 派閥への移行も検討
2022/01/27 18:32毎日新聞

谷垣グループ、掛け持ちできない木曜に会合 派閥への移行も検討

自民党本部=東京都千代田区で

(毎日新聞)

 自民党の谷垣グループは27日、定例の会合を木曜日に変更して開催した。自民党では各派閥が木曜の昼に会合を開くため、これまでは水曜にずらして開催していた。

 リモートで参加した代表世話人の遠藤利明選対委員長を含めて15人が出席。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、特別顧問の谷垣禎一・元党総裁は参加を見送った。今後も他派閥との掛け持ちは認めるが、派閥への移行も検討するという。グループが派閥に変わると他派閥との掛け持ちは認められない。

 代表世話人の中谷元・首相補佐官は会合後、記者団に「政治活動を具体化していくためにグループや派閥があり、その中の一つだと思っている。堂々と会合を開いていきたい」と述べた。【小田中大】

7842チバQ:2022/01/27(木) 20:18:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7cb1e2bcb6efbe98a778d672b6612dcb43ec2f4
麻生派に無所属の藤末健三参院議員が入会 旧民進党出身
1/27(木) 17:59配信

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毎日新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 自民党麻生派(53人)に無所属の藤末健三参院議員が27日、入会した。藤末氏は旧民進党出身で参院の自民会派に所属。夏の参院選では自民から比例代表の公認内定を得ている。

7843チバQ:2022/01/27(木) 20:18:54
https://mainichi.jp/articles/20220126/k00/00m/010/224000c?inb=ys
自民保守派「まるで野党」? 参院選見据え活発化、党内に温度差
政治

速報
毎日新聞 2022/1/26 19:11(最終更新 1/26 20:30) 有料記事 1087文字

 自民党の保守派議員が、政府や党執行部に対して攻勢をかける場面が目立っている。韓国が反発する「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録に向けた推薦や、中国の人権問題を非難する国会決議を巡り、早期対応を求めて強硬姿勢だ。参院選に向けた保守層へのアピールが狙いだが、「支持率向上の役には立たない」(政権幹部)との声もあり、党内に温度差もうかがえる。

 「来年度の推薦では、今より状況が不利になることを心配している。どう考えても、今年度に推薦できない理由はない」。高市早苗政調会長は26日の記者会見で、佐渡島の金山の推薦の必要性を改めて説いた。

 佐渡島の金山を巡っては2023年の登録に向けた推薦の申請期限が2月1日に迫る。だが韓国が「かつて朝鮮半島出身者の強制労働の現場だった」などと反発していることもあり、政府は結論を出していない。

 自民党内の保守グループ「保守団結の会」は今月18日、期限までの推薦や外交ルートを通じた韓国への説明などを求める決議を採択し、官邸幹部に即日届けようとした。しかし官邸側が受け取りを拒否したため、外務省審議官に渡すにとどまったという。

 こうした経緯から保守派議員は態度を硬化させた。同会顧問の安倍晋三元首相は20日の安倍派会合で「論戦を避けて登録を申請しないのは間違っている」と主張。高市氏も24日の衆院予算委員会で「1件しか申請できない貴重な機会。必ず推薦すべきだ」と岸田文雄首相らに迫った。

 中国への国会決議についても、自民保守派は北京冬季オリンピック前の採択を要求。昨年の通常国会と臨時国会の2回、採択が見送られたこともあり、2月1日の衆院本会議での決議を目指して公明党や野党との調整を急いでいる。

 保守派が活発化する背景…

7844チバQ:2022/01/28(金) 04:11:56
https://www.asahi.com/articles/ASQ1V5QMTQ1VUTFK00F.html
石破グループ初定例会 派閥時代から出席者半減、新たな顔ぶれは…
自民

山下龍一2022年1月26日 17時33分 派閥を解消し、グループとして再出発した自民党の「石破グループ」は26日、国会内で初めての定例会合を開いた。他の派閥と掛け持ちできるグループに移行することで、より多くの議員に参加してもらう狙いだったが、出席したのは派閥時代最後の所属議員12人より少ない6人だった。

 この日集まったのは、石破茂氏のほか、赤沢亮正、平将明、田所嘉徳、冨樫博之、舞立昇治の各氏。いずれも派閥時代の所属議員で、他派閥からの新たな参加はなかった。定例会合を開く曜日は、派閥が木曜に開くのに対して、水曜に変更した。

 石破氏は4度の総裁選でいずれも敗れ、党内での求心力が低下。石破派は長く非主流派に置かれ、所属議員は2015年9月の発足当初の20人から減り続け、昨年12月、解消に至った。石破氏はグループで独自の政策論をまとめることで、反転攻勢のきっかけとしたい考えだ。

 この日の会合では、台湾海峡情勢を含めた安全保障や少子化問題などについて今後、勉強会を開くことを確認した。グループの正式名称は派閥時代と同じ「水月(すいげつ)会」とする。(山下龍一)

7845チバQ:2022/01/28(金) 21:15:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/b755257114073f997c38c30b6e3a2408cbb6e16c
佐渡金山、世界遺産に推薦 見送り一転、首相表明
1/28(金) 18:49配信

共同通信
相川鶴子金銀山遺跡の「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」の採掘跡=新潟県佐渡市

 岸田文雄首相は28日、「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産登録を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦すると表明した。歴史問題を巡る韓国の反発を受け、見送りを検討していたが、地元自治体だけでなく自民党内からも推薦を求める意見が上がり方針転換した。2023年の登録を目指す。


 岸田首相は「早期に議論を始めることが登録実現への近道という結論に至った」と説明。韓国に対しては「独自の意見があるのは承知している。だからこそ冷静で丁寧な議論、対話をしていきたい」と述べた。

7846チバQ:2022/01/28(金) 21:18:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b2510b88490d3ebd9a1d6e0b4ef0624e0d5369d
佐渡金山 推薦迫った自民保守派 外交姿勢に不満
1/28(金) 19:27配信

産経新聞
佐渡金銀山遺跡群の一つ、道遊の割戸=2019年12月、新潟県佐渡市(池田証志撮影)

「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産への推薦を決めた岸田文雄首相の判断には、安倍晋三元首相ら自民党の保守派議員の主張も影響した。昨年来、首相の外交姿勢に対する不満のマグマがたまり、公然と苦言を呈する場面も目立っていた。佐渡金山の推薦を見送れば政局の火種に発展しかねず、夏の参院選を控えた首相が政権の安定を優先した面もある。

最大派閥の安倍派(清和政策研究会)を率いる安倍氏は28日、「首相の判断を支持する。冷静に正しい判断をされた。(登録に向けて)今後ともできる限り協力する」とのコメントを発表した。世耕弘成参院幹事長(安倍派)も記者会見で「当然の判断だ」と述べ、好意的な受け止めが広がった。

自民内では一時、推薦を見送ろうとする政府内の動きが伝わると「韓国への過剰な配慮だ」と不満が表面化した。積極的に発信したのが安倍氏だ。27日の派閥会合で、首相時代に新任大使に対し「『歴史戦』を挑まれている中で戦うべき時はちゃんと戦う」と訓示したと紹介。自身のフェイスブックには「来年に先送りして登録の可能性が高まるのか? 冷静な判断が求められる」と投稿した。

昨年の総裁選で安倍氏の支援を受けた高市早苗政調会長(無派閥)も24日の衆院予算委員会で首相に推薦を迫った。自民関係者によれば、文部科学相だった昨年に佐渡金山を視察した萩生田光一経済産業相(安倍派)も政府内で推薦を主張したという。

首相が安定政権を築くには保守派の声を尊重せざるを得ない。「参院選前にわが党の岩盤保守層が離れる契機になる」(安倍派の高鳥修一新潟県連会長)との懸念もあるからだ。

昨年12月には、北京冬季五輪への「外交ボイコット」をめぐり態度を明確にしていなかった首相に、安倍氏がBS日テレ番組で「中国に対する政治的メッセージは日本がリーダーシップをとるべきだ」と求めた。中国政府による新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議に関しても、昨年12月の臨時国会での採択が見送られると「悔しい」(高市氏)と恨み節が漏れた。

公明党幹部は「今回は首相が『聞く力』を発揮したのではないか」と分析。一方、「外務省が勝手に推薦見送りへ動いた」(自民中堅)と外務省への不信感が強まっている。(田中一世)

7847チバQ:2022/01/31(月) 08:45:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/806eeb60cf61390d5710025c4101eb6356185379
菅義偉・前首相、派閥旗揚げあるか 「反岸田」勢力結集の呼び水に
1/31(月) 7:15配信

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NEWSポストセブン
菅義偉・前首相は動くのか(時事通信フォト)

 権力闘争にはドラマがつきものだが、わずか1年でこれほど立場が逆転するライバル関係は滅多にない。菅義偉・前首相と岸田文雄・首相だ。片や叩き上げの苦労人、片や3世議員の政界サラブレッドと対照的な2人は政界で出世を競ってきた。

【写真】人差し指を立てて話す岸田文雄・首相。眉毛は下側が直線に揃い剃ったように青い肌

 2年前の自民党総裁選で菅氏が岸田氏に圧倒的大差をつけて勝利すると、それまで陽の当たるポストを歩いてきた岸田氏を完全な無役に追いやった。菅氏の勝利かと思われた。

 だが、その1年後、菅氏が東京五輪の開催強行やコロナ対応に失敗するや、今度は岸田氏が総裁選に名乗りをあげて「菅降ろし」の先陣を切り、菅氏を総裁選出馬断念に追い込んだ。

 昨年10月に就任した岸田首相が打ち出したのが菅路線の否定だ。官邸入りすると真っ先に菅氏が鳴り物入りで設置していた「成長戦略会議」を廃止し、代わりに「新しい資本主義実現会議」を設置。民間人委員の顔触れも竹中平蔵・パソナ会長ら菅ブレーンを一掃した。

「岸田さんの掲げる『新しい資本主義』は所得の再分配重視で、競争重視の新自由主義経済路線を取った菅政権の政策を全面的に転換するものです」(岸田派幹部)

 人事面でも菅氏排除に動いた。自民党の3人の首相経験者のうち、総裁選で岸田首相を支持した麻生太郎・元首相は党副総裁、安倍晋三・元首相は麻生氏と並んで党憲法改正実現本部の最高顧問に就任したのに対し、菅氏は何の役職もない“冷や飯”状態に置かれ、政権への発言力を封じられた。

 支持率の動きも対照的だ。“庶民派”と言われた菅内閣は高支持率でスタートしたが、コロナ対策が後手後手に回ったと批判されて短期間で急落した。一方の岸田内閣は発足当初は低い支持率だったが、感染第6波への対応が「朝令暮改」と批判されながらも徐々に上向いている。

「菅さんはさぞや歯がゆい思いをしているに違いない」。そう見ているのは菅側近の1人だ。

「総理在任1年だったとはいえ、菅さんは自分の政治的実績に自信を持っている。デジタル庁の設立や携帯料金の値下げ、不妊治療への保険適用、カーボンニュートラル宣言も出した。国会では長い懸案だった憲法改正手続きに必要な国民投票法改正案を成立させた。コロナ対策でも、1日100万回以上のワクチン接種体制を作ったのは間違いなく菅さんの功績だ。

 しかし、感染第5波収束後に就任した岸田総理は安心しきってワクチン調達を怠っていたから、3回目接種が遅れてしまった。そんな岸田総理に自分の政治路線を否定されて悔しくないはずがない」

 その菅氏は一時期、政治への熱意を失いかけていた。『菅義偉の正体』などの著書があるノンフィクション作家の森功氏が語る。

「菅氏は総理を退陣してしばらくは政治的にも精神的にも苦しい状況にありました。家族から引退を勧められたこともあったようです。しかし、昨年の総選挙では6割の得票率で小選挙区での当選を果たし、選挙区の有権者から支持を得た。それで改めて政治に対するやる気を取り戻したようです。菅氏が陰に陽にバックアップしてきた日本維新の会が大きく議席数を伸ばしたことにも背中を押されたのでしょう」

“岸田に負けたままで終われるか”。菅氏の心に火がついた。総選挙後の昨年末からメディアにも積極的に登場するようになり、活動も再開した。

7848チバQ:2022/01/31(月) 08:45:31
「すべては菅さんの心次第」
 とくに政界で注目されているのが昨年12月22日に行なわれた菅氏の“忘年会”だ。菅氏をはじめ、二階派最高幹部の林幹雄・前幹事長代理、武田良太・前総務相、旧石原派を継いだ森山裕・総務会長代行、そして石破茂・元幹事長が参加した。いずれも岸田首相と距離を置く非主流派の有力者たちだ。

 この会合が菅氏の派閥結成と反岸田勢力結集への根回しだったという見方が強い。会合の前、日経新聞のインタビュー(12月21日付)にこう語っていたからだ。

「政策を引っ張りだして『こういうのをやろう』というほうがいい。仲間の緩やかな連携をやりたい。党の部会で発言しなければいけないので、一定のかたまりが必要だ」

 自民党内には菅氏を支持する当選5回以下の無派閥議員の会「ガネーシャの会」をはじめ、参院にも菅支持グループがある。菅氏がその気になれば、いつでも20〜30人規模の派閥を立ち上げることは可能だ。だが、それだけでは岸田首相に対抗する力は持てない。

「黒シャツ」のニックネームで知られる元産経新聞政治部長で政治ジャーナリストの石橋文登氏が“その先”を語る。

「菅さんには派閥を持たなかったために総理を続けられなかった思いもあったと思う。派閥は選挙の支援もするし、資金協力もする。政治家の教育機関でもある。それがなかったから、グループの仲間から菅原一秀、河井克行の不祥事が出てしまった。そのあたりを菅さんもお考えなのでしょう。

 菅さんという政治家は、大変な力の持ち主だが、今の自民党では非主流派。その菅さんが同じく非主流派の4人の有力者と会合を持ったことは派閥結集を見据えたものだと思います。菅さんが派閥を持てば24〜25人と見られており、二階派は44人、森山派は7人、石破グループは12〜13人で、合わせると80人を超える。そうなると安倍派に次ぐ党内第2派閥となり、発言力は絶大になる」

 菅派の旗揚げが岸田首相を脅かす「反岸田」勢力結集の呼び水になるとの指摘だ。

 旗揚げは遅くとも7月の参院選前、早ければ3月とも見られているが、準備はどこまで進んでいるのか。菅グループ・ガネーシャの会メンバーの話だ。

「ガネーシャの会は毎週に近いくらい勉強会を開いているが、菅派結成については一切話はしない。あえて話題にしないようにしているわけです。すべては菅さんの心次第ですから。ただ、派閥になれば今以上にまとまって動きやすくなる」

 覚悟はできている。

※週刊ポスト2022年2月11日号

7849チバQ:2022/01/31(月) 09:59:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a137d8191370a61be4d6d5019b312cbd8b4f388
自民が改憲論議盛り上げ、実動部隊始動へ…安倍・麻生氏ら「集客力」高い重鎮も
1/31(月) 5:00配信

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読売新聞オンライン
5月までに全国で集会
 自民党の憲法改正実現本部(本部長・古屋圭司政調会長代行)は2月1日、全国各地で開く対話集会の実動部隊となる「タスクフォース(TF)」を始動させる。夏の参院選後を見据えて国民的な改憲論議を盛り上げ、国会での議論を後押しする狙いがある。5月までの早い時期に全都道府県で1回目の集会開催を目指す。

責任者指定
(写真:読売新聞)

 TFは総勢40〜50人規模で、全国を11ブロックに分ける。1日に役員会を開き、各ブロックの責任者と担当議員を決める予定だ。ブロックの担当議員は、各都道府県連に集会の開催を促し、講師派遣などを調整する。

 講師は安倍元首相や麻生副総裁、石破茂・元幹事長ら「集客力」の高い党重鎮のほか、閣僚経験者らTFメンバーなど約30人が担う。自民党がまとめた改憲4項目の内容や狙いなどを説明してもらう考えだ。

 都道府県連には、3月の党大会後、個別に憲法改正実現本部が置かれる。TFは地方議員らと連携し、週末などに各地で数十〜数百人規模の集会を開く。党本部は、会場の費用を上限20万円で負担する。古屋氏は「5月の大型連休までに全都道府県で最低1回は集会を開きたい」と意気込む。

 岸田首相(党総裁)も改憲に向け、「国会での議論と国民の理解が車の両輪だ」との考えを示している。

国会は停滞
 自民党が対話集会を開催する背景には、衆参両院の憲法審査会での議論が停滞しているという事情がある。

 自民、公明両党と日本維新の会、国民民主党は審査会の毎週開催の方針で一致している。4党は今月27日の審査会開催を目指したが、立憲民主党が2022年度予算案の審議を優先すべきだとして、開催を拒否した。さらに、立民は審査会を開催したとしても、憲法改正手続きに関する国民投票法改正の議論を優先すべきだと主張している。

 自民党は当面、立民の合意がなくても審査会を開催するなどの強硬手段は控える方針だ。立民などが態度を硬化させれば、議論の進展がさらに見込めなくなる展開が想定されるためだ。

黄金の3年
 衆院議員の任期満了は25年10月。自民、公明両党が夏の参院選に勝利すれば、首相が衆院を解散しない限り、その次の参院選が行われる25年夏まで国政選挙のない「黄金の3年」が手に入り、政府・与党としては腰を据えて重要課題に取り組める環境が整う。

 自民党内では、この間に衆参両院で議論を進め、改憲項目の絞り込みや憲法改正原案の作成、国会での憲法改正発議へとこぎ着けるスケジュールを描いている。実現本部幹部は「参院選までに集会を100回開けば、審査会の議論にも影響が出てくるはずだ」と期待を示している。

7850チバQ:2022/01/31(月) 20:24:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/60de3f7cb14e293fca3ad1490331c63904328311
安倍、菅両氏が接近 求心力維持へ 首相に対抗か
1/31(月) 18:42配信

産経新聞
自民党の安倍晋三元首相と菅義偉前首相が公的な場で良好な関係をアピールする場面が増えている。両氏は第2次安倍政権の首相と官房長官として強固な信頼関係を築いたが、昨秋の菅氏の首相退陣を機に溝が生じたといわれてきた。参院選を前に2人が再び接近するのは、党内でそれぞれが求心力を維持し、岸田文雄首相に対抗する狙いがありそうだ。

「第2次政権には圧倒的なチーム力がありました。とりわけ、官房長官を務めてくれた菅さんの存在は大きかった」。安倍氏は1月8日発売の月刊誌「文芸春秋」で菅氏をこう持ち上げた。菅氏も同月16日のBSテレビ東京の番組で「(安倍氏の経済政策)アベノミクスは成功した」と評価した。

両氏の摩擦がささやかれ始めたのは昨年9月、首相だった菅氏が自民党総裁選に出馬を見送ったときだ。当時を知る菅氏周辺は「菅氏は総裁選で安倍氏の支援を取り付けられるか自信が持てず、不信感を抱いているように見えた」と語る。

結局、菅氏は総裁選で安倍氏と距離がある河野太郎党広報本部長を支持した。河野氏の陣営に安倍氏と対立してきた石破茂元幹事長が加わったことで「安倍氏と菅氏はたもとを分かった」(党中堅)との見方が広がった。

昨年末には安倍氏と麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長が会食したほぼ同じ時間に、菅氏と森山裕前国対委員長、石破氏らが別の宴席を開いたことも、安倍氏と菅氏の関係悪化の臆測に拍車をかけた。

だが、足元では両氏がそろって首相に注文をつける場面が目立つ。安倍氏は1月20日、政府が一時、「佐渡島の金山」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦見送りも検討したことを「間違っている」と批判した。菅氏も同月12日、産経新聞のインタビューで、新型コロナウイルスの感染急拡大を踏まえ「ワクチンの3回目接種を早くやるべきだ」と強調した。

安倍氏は「私と菅さんは相当強い絆で結ばれている」と公言し、菅氏も周囲に「安倍さんと対立することは何もない」と語る。

両氏が歩調を合わせるのは、首相が率いる岸田派(宏池会、44人)を源流とする麻生派(志公会、53人)と岸田派、谷垣グループ(有隣会、約30人)が再結集する「大宏池会構想」への牽制との見方もある。再結集が実現すれば、党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会、94人)を超える勢力になる。

無派閥の菅氏も党内で埋没すれば、脱炭素社会の実現など自身が首相時代に掲げた政策に関与しにくくなる。首相経験者の両氏の連携は、党内の政局バランスに影響を与える可能性もある。(大島悠亮)

7851チバQ:2022/02/01(火) 15:36:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a5079ab67fd0c322fde226063e1d7396a79a04f
「岸田首相は共通の敵」と菅前首相と安倍元首相が手を組み、党内勢力図激変か
2/1(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
ふたりの狙いは?(時事通信フォト)

 政界で注目されているのが昨年12月22日に行なわれた菅義偉・前首相の“忘年会”だ。菅氏をはじめ、二階派最高幹部の林幹雄・前幹事長代理、武田良太・前総務相、旧石原派を継いだ森山裕・総務会長代行、そして石破茂・元幹事長が参加した。いずれも岸田文雄・首相と距離を置く非主流派の有力者たちだ。この会合が菅氏の派閥結成と反岸田勢力結集への根回しだったという見方が強い。


 元産経新聞政治部長で政治ジャーナリストの石橋文登氏が語る。

「菅さんという政治家は、大変な力の持ち主だが、今の自民党では非主流派。その菅さんが同じく非主流派の4人の有力者と会合を持ったことは派閥結集を見据えたものだと思います。菅さんが派閥を持てば24〜25人と見られており、二階派は44人、森山派は7人、石破グループは12〜13人で、合わせると80人を超える。そうなると安倍派に次ぐ党内第2派閥となり、発言力は絶大になる」

 菅派の旗揚げが岸田首相を脅かす「反岸田」勢力結集の呼び水になるとの指摘だ。

焦る安倍氏が後押し
 そうした菅氏の動きに秋波を送っているのが安倍晋三・元首相だ。菅氏と安倍氏の関係は総裁選での菅降ろしをきっかけに冷え込んだと言われる。だが、実は、2人は昨年12月2日にひそかに会談を持った。安倍・菅両政権を支えた加藤勝信・前官房長官と萩生田光一・経産相が同席した食事会だ。

 その翌日、安倍氏は櫻井よしこ氏の言論テレビに生出演し、「私と菅さんの政治家同士、人間同士の絆は強く結ばれている」と前日に食事を伴にしたことを明かした上で、菅派結成について、「(菅氏を支持する無派閥議員のガネーシャの会は)結束力が大変高い。菅さんが派閥を作ろうと思えば簡単に結成できるのではないか」とエールを送った。

 岸田首相への対抗心を燃え上がらせた菅氏にとって、心強い言葉だったはずだ。この食事会から菅氏の動きが本格化し、前述の「菅忘年会」へとつながっていく。

 もちろん、安倍氏側にも岸田首相を牽制しなければならない動機がある。

 岸田首相は施政方針演説(1月17日)の冒頭で「行蔵は我に存す」という勝海舟の言葉を引いたが、これは安倍氏の政敵だった福田康夫・元首相の座右の銘でもある。さらに演説の締めくくりにも「己を改革する」という勝海舟の言葉を使った。岸田首相の地元・広島の県紙「中国新聞」はそこに込められた思いを〈安倍・菅政治からの決別宣言と読めないこともない〉と書いている。

 さらに岸田首相は側近たちと安倍氏の祖父・岸信介氏の政敵で岸田派(宏池会)の創設者である池田勇人・元首相を研究して政策に反映しているという。安倍政治との決別に動こうとしているのは明らかだ。『菅義偉の正体』などの著書があるノンフィクション作家の森功氏が語る。

「安倍氏は焦りを感じている。キングメーカーとして政権に影響力を振るおうと考えていたのに、岸田総理は安倍氏の提案する人事をことごとく覆したばかりか、モリカケ問題や河井夫妻買収事件を蒸し返し、これ見よがしにアベノマスクの廃棄まで決めた。安倍氏と選挙区を争うライバルの林芳正・外相を重用したのが決定的だった。

 安倍氏からみると、このままでは岸田の後に林芳正政権、福田達夫政権と好ましからざる流れができかねない。そこで反岸田の菅氏に秋波を送り、安倍氏の後押しに意を強くした菅氏が派閥結成に駒を進めようとしている」

 安倍氏にとって「敵の敵は味方」であり、菅氏にすれば「昨日の敵は今日の友」というわけである。2人は手を組んで安倍・菅路線の転換を図ろうとする岸田首相を共通の敵と定めた。

 そうなれば党内の勢力図はひっくり返る。岸田政権を支える岸田派(42人)、麻生派(53人)、茂木派(51人)の主流3派は合計146人で自民党の衆参全議員の4割にとどまる。それに対して最大派閥の安倍派(95人)と菅氏を中心とする非主流派勢力(80人以上)が組めば過半数に迫る。オミクロンの感染が急拡大する中、自民党内の半数が敵に回れば岸田首相が厳しい政権運営を迫られることは間違いない。

※週刊ポスト2022年2月11日号

7852チバQ:2022/02/04(金) 11:31:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/c940e7cac49244f2c4acc1a44b4d559e38119ad3
堀内ワクチン担当相が“クビ切り”最右翼に浮上!3月までに大臣1人減、周囲は内心ホッ
2/4(金) 9:06配信

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日刊ゲンダイDIGITAL
野党の追及に、視線がさまよう堀内詔子ワクチン担当相(C)日刊ゲンダイ

 やっぱり、クビを切られるのはあの人か──。内閣府に設置されている「東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部」が3月末までに解散することに伴い、大臣が「1人減」になることが決まっている。早くも政界ではクビを切られる大臣の名前が浮上している。

ワクチン3回目接種が進まない「もう一つの理由」…医療従事者すら副反応リスクを懸念

「内閣法に基づき、推進本部が設置されている期間は、大臣の枠が『最大20人』ですが、解散を受け枠が1つ減ることになっています」(霞が関関係者)

 そのため、永田町では「誰が外されるのか」と話題になっているのだ。現在、クビ切りの筆頭候補とみられているのが、五輪担当とワクチン担当を兼務する堀内詔子大臣だ。

■野党の「追及の的」

「国会では野党からの質問に対し、ペーパーに目を落としながらオドオドと答弁する様子が目立っています。目を泳がせて、『えー』『あのー』と繰り返す様子はSNSでも話題になり、野党の格好の的になっている。もともと、大臣に起用された理由も『女性』『岸田派所属』という程度。岸田首相が外すとしたら、堀内さんしかいないだろうとみられています」(永田町関係者)

 2日の衆院予算委員会では、堀内大臣の所管である「ワクチン」について質問が飛んだが、答弁に立ったのは後藤厚労相。堀内大臣は大臣席にちょこんと座りメモを走らせ続けていた。文字通り「いるだけ」状態だったのだ。しかし、3回目接種が遅々として進まない今、ワクチン担当相は最重要ポスト。簡単にクビをすげ替えて大丈夫なのか。

「まあ、今もある意味『いるだけ』状態ですからね。総理は、後藤厚労相にワクチン担当を兼務させるつもりでしょう。義父の故・堀内光雄元通産相の地盤を受け継いだ堀内さんは“お嬢さま”で品が良く、決して悪い人じゃない。でも、まだ当選4回、とても大臣が務まる力量はついていない。大臣起用時から、答弁に窮するのは分かり切っていました。野党の追及材料が消えるわけですから、自民党も内心はホッと一安心しているはずです」(政界事情通)

 大臣でいられるのも、あと2カ月か。

7853チバQ:2022/02/05(土) 19:31:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fa78586bc371a966dd65a953ad408d2ad815017
岸田政権の功罪 「失敗しない人事」の物足りなさ 松野官房長官は狙い通りの働きだが…安倍、菅政権のような〝やんちゃな迫力〟はなし
2/4(金) 17:00配信

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夕刊フジ
岸田文雄首相(矢島康弘撮影)

【岸田政権の功罪】

なぜ、岸田文雄政権が支持率が高いかについて、前回は「丁寧に話を聞いて説明し、国民が嫌うことをしない『生ぬるさ』が理由」と書いた。今度は、人事から考えてみよう。

自民党総裁選(昨年9月29日)直後の人事は、衆院選で大勝するとか派手な大仕事をする気はなく、ほどほどの選挙結果を収め、政策でも失敗しない布陣だと思った。選挙だけ考えれば、高市早苗氏や河野太郎氏を幹事長や官房長官にすればもっと勝てただろう。

しかし、実力に異論はないがイメージが暗い甘利明幹事長が小選挙区で敗北すると、党内に敵は多いが、政策でも選挙対策でも実力ナンバーワンといわれ、安倍晋三元首相との関係もいい茂木敏充外相(当時)を後任幹事長に起用した。

このタイミングでの抜擢(ばってき)のおかげで、竹下派は茂木派に衣替えに成功した。岸田政権は、岸田・麻生・安倍の3派主導体制から、茂木派を加えた4派主導体制に移行した。

林芳正外相の起用は、総裁誕生直後には自派への優遇をせず我慢させた不満の解消になって、政権の足元を固めた。林氏の政策理解力など能力の高さには異存はないが、世界外交の世界で「安倍外交」のような存在感を発揮できてはいない。

林氏には「政界屈指の親中派」であることを端に発した保守派からの批判も受け流さず、無難であれば満足しがちな岸田首相を食ってしまうくらいに目立つくらいでないと、首相への道は開けないと知るべきだ。

松野博一官房長官も、何とも地味な人事だったが、狙い通りの役割を果たしている。このところ、官房長官が副総理格になってしまって、記者会見での応対が政治問題化することも多かった。

本来、官房長官は縁の下の力持ちで、丁寧に対応して失言しないことが基本だから、安心してみていられる。松野氏は松下政経塾出身のため、野党に多い同窓生の間でも評判がいいから、安倍、菅両内閣の野党との対決路線より憲法改正などにはいいかもしれない。かつて、「名官房長官」といわれた大平正芳氏とか、木村俊夫氏といった系譜につながることを期待したい。

岸田首相は、父親が通産官僚(現経産官僚)で、親族には財務官僚も多いから優秀な官僚を使いこなすのも得意だ。スタッフを上手に使い、世論や党内の不満が出ると微修正を自らの主導権で図る。

だが、物足りないのは、安倍、菅内閣のような、やんちゃな迫力がないことだ。そのなかで、私が「世論に寄り添い過ぎて大失政に近い」と危惧するのがコロナ対策だが、それは次回取り上げたい。

■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に『365日でわかる日本史 時代・地域・文化、3つの視点で「読む年表」』(清談社)、『日本人のための日中韓興亡史』(さくら舎)、『日本の総理大臣大全 伊藤博文から岸田文雄まで101代で学ぶ近現代史』(プレジデント社)

7854チバQ:2022/02/08(火) 22:39:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca567191fe8fafe169f84ff3c50b5f4f1264076f
予算案審議、異例の最速ペース 今後は波乱要因も
2/8(火) 21:46配信


産経新聞
衆院予算委員会で、令和4年度予算案の審議が異例の速さで進んでいる。与野党は採決の前提となる中央公聴会を15日に開くことで合意し、日程上は戦後最速となる18日の衆院通過も可能となった。大崩れせず、野党に攻め口を与えない岸田文雄首相の答弁姿勢も一因になっているようだ。

1月17日に召集された今国会では、政府から補正予算案など4年度予算案に先行して審議するような議案が提出されなかった。このため、毎年2月以降が多い衆院予算委での来年度予算案の実質審議入りが、今年は1月24日に早まった。

審議時間は2月8日までで合計55時間に達しており、採決の目安となる70時間台が視野に入る。与野党は9日と10日に計6時間の審議を行った上で、来週中に首相が出席する集中審議を7時間開く方向だ。

仮に18日に衆院を通過すれば、戦後最速だった平成11年の「2月19日」を上回るだけでなく、予算案が衆院に提出された日から起算した審議日数でも、歴代7位タイ(33日間)となる。ただ、与党が十分な審議を求める野党に配慮し、21日などに先送りする可能性もある。

審議が混乱もなく淡々と進んだのは、首相の答弁姿勢も影響している。

はっきり主張し、野党の反発も買った安倍晋三元首相や菅義偉前首相に比べ、首相はあまり抑揚がない「マイペース」(党重鎮)な答弁を繰り返す。これが野党に攻撃の糸口を与えない結果につながっている。

首相は年明け以降「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産への登録推薦や、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種をめぐり、「1日当たり100万回」という目標の公表など、当初慎重とみられた政策課題での方針転換も目立つ。野党の追及材料をつぶすことにもつながった。

ただ、裏返せば接種目標の達成状況など、不安要素を抱えたのも事実だ。新たなスキャンダルなどが発覚すれば、国会運営の様相が一変する可能性もある。(大島悠亮)

7855チバQ:2022/02/09(水) 19:57:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/f35d0689c68982bfc24f46073a62939d7348b5e6
自民若手が積極財政議連 参院選後にらみ規律派牽制
2/9(水) 19:51配信

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産経新聞
「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の設立総会で講演する安倍晋三元首相(中央)=9日午後、国会内(矢島康弘撮影)

自民党の若手国会議員でつくる「責任ある積極財政を推進する議員連盟」(呼びかけ人代表・中村裕之衆院議員)が9日、国会内で設立総会を開いた。会合には安倍晋三元首相が講師に招かれ、代理出席を含め95人が参加した。夏の参院選後の財政運営をにらみ、政府与党内で根強い財政規律派の動きを牽制する狙いがある。

議連の設立趣意書には「現下の日本経済において財政赤字を恐れず、積極的な財政政策が必要であるとの認識を共有し、真に必要な政策への転換を図る」と明記した。岸田文雄首相は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の2025(令和7)年度黒字化目標を維持しているが、「カレンダーベースでPB目標を置くべきではない」(安倍氏)として見直しを求めている。

自民内では積極的な財政出動を求める動きが目立つ。昨年12月、高市早苗政調会長の下に財政政策検討本部(本部長・西田昌司参院議員)が発足。これまで週1回のペースで財政再建派と積極財政派双方の有識者を1人ずつ招いて議論を重ね、財政危機を訴える自民議員らに対抗している。

こうした動きが活発化しているのは、夏の参院選後に政府の経済政策が大きく変わる可能性があるためだ。首相は就任前に出版した著書「岸田ビジョン」で「『財政健全化』に向かっているということを、内外に示しつづける必要がある」と強調した。現在は新型コロナウイルス対策を優先し、財政再建論は封印しているが、本来は財政再建を重視する考えを持つ。

日銀の黒田東彦総裁が5年4月に任期満了を迎えることも積極財政派の懸念材料だ。黒田氏は大胆な金融緩和策で積極財政を軸とした安倍政権の経済政策「アベノミクス」を下支えしてきた。ただ、約10年続いた金融緩和の正常化に向け、今後は日銀が金融政策を修正するとの見方は強い。政府は夏の参院選後に後任選びを本格化させるが、行方は首相が掲げる「新しい資本主義」にも影響する。

同議連は月2回程度のペースで勉強会を開き、提言をまとめる予定だ。首相の経済政策をめぐっても駆け引きが激しくなりそうだ。(小川真由美)

7856チバQ:2022/02/09(水) 20:34:58
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/politics/ntv_news24-2022020803842291.html
岸田政権目玉政策の事務方トップ“更迭”
2022/02/08 23:40日テレNEWS24


岸田政権が目玉政策として掲げる経済安全保障推進法案を担当する事務方トップの突然の異動が8日夜、発表されました。事実上の更迭です。

経済産業省への異動が発表されたのは、藤井敏彦経済安全保障法制準備室長です。藤井氏は今の国会の最重要法案の1つである経済安全保障推進法案の事務方の責任者でした。事実上の更迭です。

複数の政府・与党幹部によりますと、藤井氏は届け出をせずに複数回の講演を行い、講演料を受け取っていたほか、タクシーチケットの不適切な使用もあったということです。

国家安全保障局は日本テレビの取材に対し、「処分につながる可能性のある行為を把握し、事実関係を確認している。経済安全保障法制という重要な職務を担っているが、業務の継続は難しいと判断した」とコメントしています。

法案は今月下旬に国会に提出される予定で、それを前に事務方トップが交代することは岸田政権にとって痛手となります。

7857チバQ:2022/02/10(木) 13:03:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/60c899e0d345236a57a92126ea3adba828d61803
永田町でうごめく思惑 自民・谷垣グループ、派閥化視野か 定例会の曜日変更
2/10(木) 10:31配信

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京都新聞
国会議事堂

 谷垣禎一・自民党元総裁が特別顧問を務める「谷垣グループ」(有隣会)が、1月下旬に例会の開催日を水曜昼から木曜昼に変更した。1日ずらすだけのことだが、それが永田町ではさまざまな思惑とともに語られる。

【写真】事故以来初めて公の場で歩く姿を披露した谷垣氏

 自民の各派閥はきまって木曜の昼に例会を開く。「掛け持ちできないのが派閥で、掛け持ちできるのがグループ」。慣例的に用いられるこの基準に当てはめると、谷垣グループは掛け持ちを引き続き認めるため派閥とは言えない。一方で木曜に例会を設定すること自体、他の派閥やグループの例会に出席できなくなることを意味する。

 このあいまいな形態をどう判断したらいいのか。グループに所属する議員の1人は幹部から説明を受けていないといい、「派閥化に近づいているという感じでは」と解釈していた。

 結局は伝え手の側、もっと言えば普段から密着取材する全国紙や通信社の「番記者」がどう判断し、表現するかにかかっている面もあるようで、谷垣グループの呼称が当面続いている。

 立憲民主党にもグループは存在する。自民の派閥のように選挙互助やポスト配分機能はあまりなく、その分、結束は緩い。

 会合の開催は不定期で、日程や場所もオープンにされないため自民以上に実態がつかみにくいが、代表選の議員票の話題になると、突如としてグループの存在が報じられる。泉健太代表も昨年は「新政権研究会」の仲間に支えられた。

 派閥・グループの消長や抗争は分かりにくい。栄枯盛衰は世の常とはいえ、政治権力を握る争いは、ことのほかめまぐるしい。

7858チバQ:2022/02/10(木) 23:07:19
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20220210184900.html
二之湯智・国家公安委員長「マネロン」文書の存在否定 現金配布は認める
2022/02/10 18:48京都新聞

二之湯智・国家公安委員長「マネロン」文書の存在否定 現金配布は認める

二之湯智氏

(京都新聞)

 自民党京都府連が国政選挙の前に候補者から寄付を集め党所属の府議、京都市議に配分していたことを巡り、衆院予算委員会で10日、府連会長を過去に務めていた二之湯智国家公安委員長(参院京都選挙区)が事実関係を問われた。選挙活動の実質的な対価であることをうかがわせる府連の内部文書については存在自体「知らない」と主張した。

 内部文書は事務引き継ぎのため2014年に作成されたとみられ「候補者がダイレクトに議員に交付すれば公職選挙法上は買収になるので、(府連を通すことで)いわばマネーロンダリング(資金洗浄)をする」と明記されている。

 二之湯氏は10〜13年と17〜19年に府連会長を務めていた。立憲民主党の城井崇氏から、内部文書を作成したとされる当時の府連事務局長から引き継ぎについて相談があったかを問われると、「ございません」と否定した。

 一方、府連経由で自治体議員に政治活動資金を配るシステムについては事実と認めた。二之湯氏は「あくまでも政党の党勢拡大に使ってくださいという趣旨」と述べ、選挙買収目的ではないとの認識を示した。

 城井氏は、二之湯氏が3選を果たした2016年7月の参院選前の4月27日、二之湯氏が代表者を務める自民党京都府参議院選挙区第3支部が府連に960万円を支出したと指摘。前後の年に比べて金額が突出している点を疑問視し「なぜ参院選の前だけ多かったのか」とただした。二之湯氏は「府連が適切に法に照らして処理している。私はお金の使い道については知らない」と答えた。

7859チバQ:2022/02/10(木) 23:15:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220210k0000m010217000c.html国家公安委員長、自民京都府連の現金配布を認める 買収の意図は否定
2022/02/10 14:57毎日新聞

国家公安委員長、自民京都府連の現金配布を認める 買収の意図は否定

二之湯智国家公安委員長

(毎日新聞)

 二之湯智国家公安委員長(参院京都選挙区)は10日の衆院予算委員会で、自民党京都府連が国政選挙前に、候補者から集めた金を地方議員に配ったとする文芸春秋の記事内容を認めた。ただ、党勢拡大のためだとして選挙活動用の資金との指摘は否定した。

 文芸春秋3月号は、府連が国政選挙のたびに、衆院選や参院選の候補者から金を集め、選挙の活動費として府議や市議に1人当たり50万円を配布したと報じた。

 立憲民主党の城井崇氏は「選挙買収になると分かっていて金を配ったと報じられている。これは事実か」とただした。二之湯氏は「府連が国会議員から寄付を受け、府議と市議に再度、政治活動資金として配布しているのは事実だ」と配布は認めたうえで「党勢拡大に使ってくださいという趣旨だ。個々の議員の選挙活動に使ってくださいということではない」と述べ、買収の意図は否定した。

 二之湯氏は立候補した2016年参院選の前に、自身が代表を務める自民党支部から府連に支出した960万円が地元の地方議員に渡っていたことも認めたが、府連から支出の要請があったのか問われると「私個人の判断だ」と述べた。【青木純】

7860チバQ:2022/02/10(木) 23:19:19
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-825339.html茂木幹事長の開設した派閥HPが大ひんしゅく&失笑、派閥重鎮との断絶で「ポスト岸田」に暗雲
2022/02/10 06:01デイリー新潮

茂木幹事長の開設した派閥HPが大ひんしゅく&失笑、派閥重鎮との断絶で「ポスト岸田」に暗雲

能力の高さで恐怖政治を展開し、モテキングと呼ばれる

(デイリー新潮)

茂木さんが「センター」で
 自民党幹事長と共に派閥「平成研究会」の会長の座まで射止めた茂木敏充氏(66)。外部への発信にも余念がなく、1月には派閥のホームページを立ち上げたところ、ある映像が大いにひんしゅくや失笑を買ったという。この動きを面白く思わない重鎮が派閥内におり、「ポスト岸田」への道に大いに立ちはだかっているようだ。

 ホームページ内にある【歴史はこちら】の部分をクリックすると、NHKスペシャルをショボくしたような予告編のような音楽が流れ、吉田茂に始まる派閥の系譜を紹介していく。

 佐藤栄作、田中角栄、竹下登、小渕恵三、橋本龍太郎、津島雄二、額賀福志郎、そして竹下亘の各氏が歴代会長として登場したところで、「鉄の結束」とこの派閥がとりわけ大事にしてきた4文字が浮かび、第9代会長として茂木氏の写真が挿入される。そして、そのお歴々を傍に追いやって中心に茂木氏を配置した画像でフィナーレとなる。

「確かに茂木さんが『センター』で一番大きく吉田茂を従える形で、しかも複数出ていますね。割りを食う形で、例えば“橋本龍太郎元首相は見あたらないね”と言われるなど、失笑を買っています。安倍政権が憲政史上最長を記録する中で枢要なポストを占め続けることで力をつけ、派閥のボスにまで上り詰めた高揚感のあらわれということですかね」

 と、政治部デスク。

“汗をかくのは自分、手柄は他人”
 この「茂木センター」問題は失笑のみならずひんしゅくも買っているという。

「“汗をかくのは自分、手柄は他人”が持論の竹下登元首相の腹心だった青木幹雄元官房長官は議員を引退した後も平成研の参院議員に対して大きな影響力を保持しています。彼にとって茂木さんは獅子身中の虫くらい嫌な相手で、茂木さんが派閥ボスになるにあたっても難色を示し続けていました。それでもボスになるのをとりあえず了承したのは、来る参院選を戦うにあたり、幹事長ポストを押さえているのにはメリットがあると判断したからです」(先のデスク)

 この言葉を踏まえれば、ひとまず今年7月予定の参院選までは青木氏がことを荒立てることはないが、その後は何か動きがある可能性があるということになる。

「そうですね、青木さんの意中の人は小渕恵三元首相の次女、優子元経産相です。自民党の友党・公明党と選挙をめぐって関係悪化が取り沙汰される中、茂木さんが参院選後も“調子に乗る”ようだと、両者の距離は決定的に広がり、可能性は低いながら分裂もあり得るかもしれません」(同)

パワハラ・セクハラの王
 茂木氏その能力の高さは誰もが認めるものの、一方でパワハラ・セクハラの王として永田町や霞ヶ関にその名を轟かせてきた。経産相を務めていた2014年当時、外遊の際に事務方がどう振る舞うべきなのかについて引継ぎを念頭に担当者がまとめたいわゆる「接遇リスト」が話題になった。

 そこには、好きな食べ物・飲み物、絶対に避けるべき航空会社、ホテルやクルマのグレード、携帯やネット、現地で買うお土産、目的地で待たされたり携帯の電波が悪かったりするのが大嫌いなキャラクターに至るまで、これでもかというくらい細かくビッシリ説明されていた。その中から少しだけ紹介してみると、

《栄養ドリンクとして、メガシャキ、葛根湯ドリンク、ユンケルの3本セットを日本からロジ担部隊で持参する必要がある。使われなかった栄養ドリンクは、現地で勝手に消費するのではなく、日本に持って帰って、秘書官室に返却する必要がある》

《最近は朝食や昼食、夜食にカップラーメンやカップ焼きそば(ペヤングソース焼きそば)を要望されることが多くなってきているので、出発前に秘書官室からカップ麺と割り箸を受け取り、ロジ担当者らで手分けして持って行く必要がある》

7861チバQ:2022/02/10(木) 23:19:43
プライオリティ最優先は?
 ホテルについては、

《ちなみにベッドの上に用意する枕の数については4つとすること》

《最近の出張では、マッサージを常に求められるため、訪問先でマッサージが受けられるよう、マッサージ師(可能な限り女性マッサージ師)の派遣可能性、時間と料金、キャンセルポリシー等を事前に確認しておく必要がある》

愛煙家ゆえにタバコへのこだわりは尋常ではなく、《プライオリティ最優先。何よりもまずタバコ。タバコが吸えるか吸えないかで大臣の機嫌が大きく変わる》《タバコの銘柄は、昨年まではセブンスター(ソフトタイプ)だったが、今年に入ってからは、ネオシーダー(タバコ風味の咳止め薬(指定第2類医薬品)に変更。最近はまた、セブンスターに戻りつつある。タバコとライターは秘書官、警護官らが常にすぐに出せるように持ち歩いている》

《車の中、宿泊部屋、勉強会部屋、空港貴賓室、大使公邸、レストランなど、ありとあらゆる場所で吸える環境を整えることが必要。特に大臣にとって重要な公務案件の直前は、勉強会部屋や車中において集中的に勉強をされることが多く、その時に連続してタバコを吸われる傾向があるため、その場面でタバコが吸えないと相当不機嫌になる》

《禁煙部屋でも、事務方がちゃんとその場所が禁煙と伝えなかった場合に、タバコを吸ってしまう可能性もあるため、大臣がその部屋を退出した後は、換気の徹底と、ファブリーズ等の消臭剤を使用する等の対応が必要》

第3派閥のボスの座は安泰とはいかない
 このトリセツについては「事務方(官僚)が上司のために細やかな気遣いをするのは当然」といった見方をする向きもいるようだが、官僚は別に大臣の私設秘書ではない。また、田中角栄、竹下登、小渕恵三といった歴代会長にもこうした話は伝わっていない。むしろ下の者、立場の弱い人に細やかな気遣いをしたエピソードのほうが残されている。ましてやハラスメントに敏感な現代において、配下にトリセツが必要な茂木氏は異質の存在といっていいだろう。

 先のデスクは、

「外相をやっている頃はさすがにこういったパワハラやセクハラはなりを潜め、派閥の若手にも声をかける『良い人キャラ』になっていたのですが、幹事長になってからパワハラやセクハラの気質が復活してきているようです。永田町、霞ヶ関、メディアの全てが警戒していますね」

 と明かす。

 茂木氏の座右の銘は「春風接人」だという。やさしい春の風のようにあたたかく人に接することを意味するのだが、なかなかその域には達しないということなのだろうか。
野党の体たらくを見ると、公明党の推薦なしでも参院選で自民党が大敗することはなさそうだが、第3派閥のボスの座は安泰とはいかないようだ。

デイリー新潮編集部

7862チバQ:2022/02/11(金) 00:09:44
https://www.sankei.com/article/20220210-JOHXXVU7JRKY3AYDD5VGEJB7LY/
林外相、問われる対中・対韓外交 「ポスト岸田」試金石にも
2022/2/10 17:54
長嶋 雅子
林芳正外相が10〜13日の日程でオーストラリアで行われる日米豪印4カ国(クアッド)外相会合や米ハワイでの日米韓外相会合に出席する。各国と連携し、覇権主義を強める中国にいかに対峙(たいじ)するかが焦点となるが、日中友好議員連盟前会長で「中国寄り」との見方がある林氏の外交手腕が試されることにもなる。「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産登録推薦を批判する韓国に毅然(きぜん)と対応できるかどうかも問われる。


「各国と緊密に連携して、自由で開かれたインド太平洋をともに力強く推進していく」。林氏は11日のクアッド外相会合を前に、こう抱負を述べた。念頭にはインド太平洋地域で影響力を強める中国がある。林氏は対中連携に向け、各国外相との関係構築を図る。

林氏は米国留学経験があり「米政界とのパイプは太い」(政府高官)。昨年11月の外相就任直後からブリンケン米国務長官と3回の電話会談を行った。一方、中国や韓国にどう向き合うのかは判然としない。


林氏は1月に国会で行った外交演説で「台湾海峡の平和と安定も重要だ。香港情勢や新疆(しんきょう)ウイグル自治区の人権状況を深刻に懸念する」と訴えた。ただ、昨年12月、自民党内で北京冬季五輪に政府使節団を送らない「外交的ボイコット」を求める声が高まった際は「諸般の事情を総合的に勘案して判断する」と述べるにとどめた。

また、佐渡金山の世界文化遺産登録推薦をめぐり外務省は消極的だった。韓国側が朝鮮半島出身者の「強制労働」が行われていたと主張しているためだ。最終的に岸田文雄首相が推薦を決めたが、林氏が存在感を発揮することはなかった。


林氏は12日の日米韓外相会合に合わせ、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相とも会談する見通しだ。韓国側の佐渡金山に対するいわれなき批判に対し、日本の立場を主張しつつ、北朝鮮対応などでの連携を確認する必要がある。


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政策通で答弁能力の高さに定評がある林氏だが、最近は答弁用紙を読む「安全運転」が目立つ。「ポスト岸田」候補の1人と目される中、今回の外遊は「林外交」の試金石ともなる。(長嶋雅子)

7863チバQ:2022/02/11(金) 00:20:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_CFTB3LPAVRLXPDEJ5GMSXM4RGQ.html
安倍・菅氏と連日会談の首相 「不和」観測払拭狙いか
2022/02/10 13:53産経新聞

安倍・菅氏と連日会談の首相 「不和」観測払拭狙いか

記者団の取材に応じる岸田文雄首相=9日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

岸田文雄首相は10日、菅義偉前首相と国会内で会談した。9日には安倍晋三元首相と官邸で会談しており、首相経験者と連日の意見交換となった。首相は昨年秋の総裁選に名乗りを上げた経緯から菅氏とは不和がささやかれ、安倍氏とも人事や政策面での食い違いが指摘されている。首相経験者に対しても「聞く力」でこうした観測を払拭する狙いがあるとみられる。

「新型コロナウイルス対策や外交の話をしてきた」

首相は菅氏との会談後、記者団にこう語った。両者の会談は約30分にわたって行われ、菅氏が在任中に力を注いだコロナワクチン接種が話題の中心だったという。首相は3回目接種に関し、1日当たり100万回を掲げており、目標達成に向けて菅氏からヒントを得たかったようだ。

首相周辺によると、9日の安倍氏との会談では緊迫化するウクライナ情勢を踏まえ、首脳外交に精通する安倍氏に意見を求めた。首相は周囲に「いろいろ意見交換ができた」と語った。

第2次安倍政権以降、首相と官房長官として強固な信頼関係を築いた安倍、菅両氏は最近、首相に注文をつける場面が目立つ。今回の会談はいずれも首相から申し出たとされ、党内に影響力を持つ両氏に配慮したとの見方もある。

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220210-567-OYT1T50294.html
首相、菅前首相に接種加速化で助言要請か…前日には安倍氏からも「指南」
2022/02/10 19:18読売新聞

首相、菅前首相に接種加速化で助言要請か…前日には安倍氏からも「指南」

閣議に臨む岸田首相(10日午前、首相官邸で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相は10日、菅前首相と衆院議員会館で約30分間会談し、新型コロナウイルス対策などを巡り、意見交換した。首相は9日には安倍元首相とウクライナ情勢などについて協議しており、2日連続で首相経験者から指南を受けた。

 首相が菅氏と面会するのは、昨年11月11日以来。前回は菅氏が首相官邸を訪れたが、この日は首相が菅氏の事務所に足を運んだ。

 首相は、感染力の強い変異株「オミクロン株」対策として1日100万回のワクチン接種を目指す考えを7日に表明した。菅氏から接種の加速化などについて助言を得る狙いがあったとみられる。

 首相は会談後、首相官邸で記者団に「コロナ対策と外交の話をした」と語った。

7864チバQ:2022/02/13(日) 18:53:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ab3f8ebe307ed1bfb472143c43595d1b48fd1bf
【独自】菅グループ結成へ加速 麻生派幹部ら派閥退会で勢力図に変化
2/12(土) 19:12配信

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自民党の佐藤勉前総務会長が、所属する党内の第2派閥、麻生派(志公会・53人)から近く退会する方向で最終調整していることがわかった。佐藤氏は8日、国会内で菅前首相と会談し、退会について報告したものとみられる。佐藤氏に近い複数の所属議員も、ともに退会する可能性も出ている。

【画像】【独自】菅グループ結成へ加速 麻生派幹部ら派閥退会で勢力図に変化が(画像5枚)

佐藤氏らが退会すると麻生派は党内第3派閥に転落、岸田首相を支える自民党の勢力図に変化が起きる可能性がある。

岸田首相のコロナ対策に党内から批判の声
佐藤氏は前政権で総務会長を務めた菅氏の最側近。昨年、総裁選に出馬表明した岸田首相が党役員の任期を「1期1年連続3期まで」などとする党改革案を打ち出した際には、「いかがなものか」と牽制し、菅氏を支えた。岸田首相を支える麻生派では会長代理を務めるが、退会し袂を分かつこととなる。

目下、党内では、岸田政権の新型コロナ対策の対応の遅れが指摘される中、感染者を激減させた菅氏の手腕や力を再評価する動きが出始めている。

7日、岸田首相がワクチンの三回目接種について、「一日100万回」の目標を表明した際は、党内から「判断が遅すぎる」「菅前首相は去年、実現済みだ」(自民党閣僚経験者)との声が上がった。さらに8日には、新型コロナ対策を通じて菅氏との信頼関係を深める小池都知事が、現政権の対応について「オミクロン株の感染のスピードが速いだけに、スピード感の違いが非常にストレスフル」と批判。小池氏は翌9日、官邸を訪れ、岸田首相に政府の方針を明確化するよう直談判した。

また菅氏のお膝元、神奈川県では、県内選出の国会議員が、菅氏と近い小泉前環境相を県連会長に擁立する方針を決めるなど、動きを活発化させている。

菅グループ結成へ動きが加速
菅氏をめぐるこれらの動きに先立ち、佐藤氏は、菅政権を支えた森山総務会長代行、二階派幹部の林前幹事長代理の他、石破元幹事長に近い議員らと会談を重ね、意見交換してきた。菅氏は、これまで脱炭素社会の実現などに向けて、「縦割り打破」を旗印に勢力を結集する考えを示していて、佐藤氏は今後、菅氏を中心とするグループの結成に向けて、動きを加速化させるものとみられる。グループが結成されれば菅氏の党内での存在感が高まることとなりそうだ。

佐藤氏らが退会すれば、岸田首相を支える党内の勢力の構図が変化する。これまで、茂木派(平成研究会・53人)と並んで第2派閥だった麻生派が第3派閥に転落。幹事長・派閥領袖への就任を機に急進する茂木派は単独で第2派閥となる。茂木派、麻生派は、谷垣グループ(有隣会)とともに政権の安定に寄与している。

菅氏と安倍元首相の接近は 変わる勢力図
この蜜月関係とは対照的に、最大派閥の安倍派(清和政策研究会・94人)の孤立化がささやかれている。佐渡金山の世界文化遺産推薦をめぐっては、推薦見送りの方向で調整を進めていた政権に対し、安倍元首相が「間違っている」と指摘し、岸田首相が判断に影響を与え、一転させた。安倍氏が影響力維持を狙う中、菅グループ結成の動きが進めば、安倍氏が菅氏にさらに接近し、岸田首相に対抗する可能性もある。夏の参院選に向けて、自民党内の力関係の変化に注目が集まる。

政治部

7865チバQ:2022/02/14(月) 19:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/548d585ce88e47774d611d328060d2f0719ca78c
自民・佐藤氏、麻生派離脱を検討
2/14(月) 16:22配信

時事通信
自民党の佐藤勉前総務会長

 自民党の佐藤勉前総務会長が、所属する麻生派からの離脱を検討していることが分かった。

 関係者が14日、明らかにした。佐藤氏に近い議員が同調する可能性もある。麻生派は53人で、茂木派と並ぶ党内第2派閥だが、佐藤氏が離脱すれば第3派閥に転落する。

 背景には、派閥の運営方針などへの不満があるとみられる。佐藤氏は、グループ結成などが取り沙汰される菅義偉前首相の側近の一人で、離脱の動きは臆測を呼びそうだ。

7866チバQ:2022/02/15(火) 00:22:34
>>7865
谷垣Gから離脱し、さらに麻生派から離脱なんてしたら 評判下がるぞ?

7867チバQ:2022/02/15(火) 19:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b897a4c2c548427adccbe422affb009f1fd454a「菅派」結成の動きで自民党勢力図が一変か 側近・佐藤勉議員が麻生派退会で急加速
2/15(火) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
敵の敵は…(安倍元首相と菅元首相=右)/(C)日刊ゲンダイ

 自民党の佐藤勉前総務会長が、所属する麻生派(53人)を近く退会するというニュースが流れ、「いよいよ“菅派”結成か」と自民党内に臆測が広がっている。佐藤氏は菅前首相と同期の側近として知られるからだ。


 一部報道によれば8日に佐藤氏は国会内で菅前首相と会談し、退会について報告したという。佐藤氏に近い複数の麻生派議員も一緒に抜ける可能性があり、そうなると麻生派は党内第2派閥から転落する。

「かつて谷垣グループに所属していた佐藤さんは、2017年に『天元会』という独自グループをつくって離脱し、6人を引き連れて麻生派に合流した。その時に行動を共にした棚橋元科学技術相や御法川国対委員長代理、阿部俊子衆院議員らが今回も同調するとみられています。さらに菅前首相を支える無派閥議員のグループや、菅さんに近い二階派の一部、森山派、石破グループなどが集まり、50人程度になれば岸田派を抜く勢力になる。麻生派から抜ける人数によっては、いきなり第3派閥に浮上するかもしれません。菅さんの存在感が一気に高まり、党内の勢力図は一変します」(自民党関係者)

■背後に安倍元首相の私利私欲

 実は菅前首相に対し、熱心に派閥結成をけしかけているのが安倍元首相だ。昨年12月3日、ジャーナリストの桜井よしこ氏との対談番組に出演した安倍元首相は、「菅さんが派閥をつくろうと思えば簡単に結成できるのではないか」と言い、「私と菅さんとの絆は相当強い」などとアピール。

 自分が政権を放り出した尻ぬぐいをさせた上、菅政権末期には求心力低下に苦しむ菅首相を見放して総裁選出馬断念に追い込んだことなど、まるで“なかったこと”のように蜜月関係を誇示していた。

 ともに、岸田首相と距離がある者同士、「敵の敵は味方」でタッグを組み、岸田包囲網を敷く算段ということか。

「安倍氏からしてみたら、菅派が結成されて手を組めれば、最大派閥の安倍派を上回る数になる“大宏池会構想”に対抗する勢力を維持できる。さらには『総理経験者が派閥会長なんておかしい』という批判をかわすこともできて一石二鳥です。だから熱心に菅派結成を働きかけている。しかし、それで党内の非主流派が結集したところで、総裁候補がいない寄り合い派閥になりかねず、安倍派の別動隊とみられるだけでしょう」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 安倍元首相の思惑通りにいくかどうか、視界不良だ。

7868チバQ:2022/02/16(水) 19:46:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220216k0000m010266000c.html役員任期制限は「七役」まで 自民方針、副総裁も対象に 党則改正案
2022/02/16 19:38毎日新聞

役員任期制限は「七役」まで 自民方針、副総裁も対象に 党則改正案

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 自民党の党改革実行本部(本部長・茂木敏充幹事長)は16日の会合で、党役員の任期制限について、党内で人事権を行使できる「党七役」を対象範囲とする方針を確認した。さらに人事権を持たない副総裁も対象とする方針だ。次回会合で任期制限の党則改正案を示し、3月13日の党大会での改正を目指す。

 この日の会合では、幹事長、総務会長、政調会長、選挙対策委員長の党四役に加え、国会対策委員長、組織運動本部長、広報本部長を任期制限の対象とすることで出席者の意見が一致した。岸田文雄首相は昨年9月の党総裁選で、幹事長以下の役員任期を「1期1年、連続3期まで」に制限すると表明していた。【堀和彦】

7869チバQ:2022/02/16(水) 19:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e68369c268f5fd39dc7f304de0ad0018d5d91879佐藤勉氏、自民麻生派から離脱検討で波紋
2/15(火) 22:17配信

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産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁が率いる麻生派(志公会、53人)で、会長代理を務める佐藤勉前総務会長が同派からの離脱を検討していることが明らかになり、党内のパワーバランスが変化するか注目が集まっている。佐藤氏が退会すれば、平成29年に党内の4グループが合流して新たな派閥を立ち上げて以降、派の幹部が落選や離党などを理由とせずに離れる初のケースとなる。佐藤氏は菅義偉前首相と近いだけに、菅氏が自身のグループを発足させた場合は佐藤氏が同調する可能性もある。

【写真】自民麻生派から離脱を検討している佐藤勉氏

今回、佐藤氏が離脱を検討する背景には、麻生氏の最側近の松本純元国家公安委員長との確執があるとされる。

松本氏は昨年1月に緊急事態宣言下の東京・銀座のクラブを訪問した問題で離党。先の衆院選で落選したが、今年1月28日に党神奈川県連から復党を了承され、麻生派に復帰した。その直後から佐藤氏は派の会合に顔を出さなくなった。同派の閣僚経験者は「佐藤氏は松本氏の復帰を快く思っていない」と話す。

もともと、現在の麻生派は、平成29年に旧麻生派(為公会)が山東派(番町政策研究所)と甘利明前幹事長の政策集団「さいこう日本」の一部、谷垣グループ(有隣会)を退会した佐藤氏が設立した政策集団「天元会」と合流し、党内第2派閥に成長した経緯がある。複数のグループによる集合体だけに、派内には当初から方向性の違いを指摘する向きもあった。

これまで、麻生派は麻生氏の強い求心力で結束してきたが、昨年9月の総裁選ではほころびが目立った。中堅・若手は派内から出馬した河野太郎広報本部長を支持したが、ベテラン勢は岸田文雄首相の陣営に回り、一部の保守系は高市早苗政調会長を支持した。

派の対応が割れた上、当時総務会長だった佐藤氏は衆院初当選同期の菅氏を再選させようと動いた。麻生派の中堅は「総裁選を機に派内の溝が深くなった」と語る。現在、麻生氏が谷垣グループの遠藤利明選対委員長を交じえ、首相と連携を深めているのも、佐藤氏には複雑に映るようだ。

佐藤氏が派を離れた場合、焦点となるのが菅氏との連携だ。菅グループの結成をめぐり、菅氏は周囲に「考えていない」と語るが、脱炭素など政策ごとの勉強会の立ち上げには意欲を示す。

若手中心の無派閥議員ら、菅氏に近い議員が結集すれば、番頭役として佐藤氏が支えることもあり得る。菅氏は二階俊博元幹事長や森山裕前国対委員長との連携も視野に入れており、佐藤氏の対応を機に「非主流派」が勢いを得るかどうかも注目される。(広池慶一)

7870チバQ:2022/02/17(木) 19:24:01
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220215-567-OYT1T50388.html
菅前首相の存在感じわり…公明や維新とパイプ・派閥結成の臆測も
2022/02/16 20:25読売新聞

菅前首相の存在感じわり…公明や維新とパイプ・派閥結成の臆測も

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の菅前首相が、党内でじわりと存在感を高めている。新型コロナウイルスワクチンの接種を進めたことなど、首相在任中の成果が再評価されているためだ。公明党や日本維新の会とのパイプも健在で、党内では自らに近い議員らと「菅派」を結成し、政局に備えるとの見方もくすぶっている。

在任中の成果 再評価
 「菅政権のもとで歴史的な変革を成し遂げることができた」

 自民党有志による「不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟」(会長=甘利明前幹事長)が15日に国会内で開いた会合で、野田少子化相は、菅氏が尽力した不妊治療の保険適用が4月に実現することを歓迎した。

 菅氏は不妊治療への保険適用を掲げて自民党総裁選を勝ち抜き、首相となってからは、適用の議論に道筋をつけた。9日のツイッターに「誰もが治療を受けやすくなり、願いがかなえられることを望みます」と書き込み、17万件を超える「いいね」がついた。

 岸田内閣のワクチン接種の遅れに不満の声が出る中、「1日100万回」の目標を達成した菅氏の手腕を評価する声も上がる。

 菅氏は12日、石川県加賀市で演説し、「10万人の感染を防ぎ、8000人を超える人が亡くなるのを防ぐことができた」とレガシー(政治的遺産)をアピールした。菅氏は昨年12月からテレビ出演やインタビューに積極的に応じ、政治活動を活発化させている。

 岸田内閣の発足後、自民は夏の参院選での相互推薦などを巡り、公明党との隙間風が目立ち、是々非々を掲げる維新も政権批判の姿勢を強めている。このため、公明や維新とパイプを持つ菅氏が改善に向けて動くことへの期待が高まっている。

 菅氏は、公明の支持母体の創価学会の佐藤浩副会長と蜜月で、維新の松井代表(大阪市長)とも気脈を通じる。昨年12月には、安倍・菅内閣で懐刀として重用した和泉洋人・元首相補佐官が大阪府・市の特別顧問に就いた。「菅氏と維新の関係が途切れていない証拠」(自民党関係者)とも指摘される。

 無派閥の菅氏は首相と距離を置く一方、党内第5派閥の「二階派」(44人)を率いる二階俊博・元幹事長や第6派閥「森山派」(7人)の森山裕総務会長代行との関係は良好だ。

 党内では「『菅派』の結成に踏み切るのではないか」との観測が絶えないが、菅氏は1月のBS番組で「ずっと否定的だ」と述べた。菅氏と近く、麻生派に所属する佐藤勉・元総務相は15日、国会近くで森山氏らと昼食をともにした。佐藤氏が派閥離脱に向けて調整に入ったとの見方も出ている。

 とはいえ、菅氏が在任中、新型コロナへの対応で説明不足と批判され、国民の支持を失った経過は、自民党議員に生々しく記憶されている。マイナスイメージを完全に払拭ふっしょくするには、なお時間がかかりそうだ。

7871チバQ:2022/02/17(木) 21:16:06
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-316961.html【速報】自民党 麻生派幹部らが複数退会へ 派閥会合を欠席
2022/02/17 14:00FNNプライムオンライン



自民党の佐藤勉前総務会長は、17日、所属する麻生派(志公会)の会合を欠席した。佐藤氏は派閥を退会する方向で最終調整している。また、佐藤氏に近い御法川国対委員長代理、阿部俊子衆院議員も派閥の会合を欠席。佐藤氏に同調して派閥を退会するものとみられ、離脱者は複数に上る可能性がある。

一方、派閥領袖の麻生氏は、会合の冒頭発言で、離脱者について言及しなかった。麻生氏は会合後、派内の議員と面会し、佐藤氏の意向について報告を受けたものとみられる。佐藤氏らが退会した場合、麻生派は党内第二派閥から、第三派閥に転落。

退会者が増えると、派閥の人数が40人台になる可能性も出てきた。岸田政権を支える自民党内の力学に変化が生まれそうだ。佐藤氏らの離脱の背景について、派内では、麻生副総裁の最側近の松本純元国家公安委員長の派閥復帰に反発したとの臆測も流れる。

佐藤氏は15日、菅前首相に近い森山総務会長代行、二階派幹部の林前幹事長代理と会談した。菅氏を中心とする勢力の結集に向けて、連携を確認したものとみられる。

7872チバQ:2022/02/18(金) 18:22:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0ffb3d406ddc09b126f6e2590f7c141bd62fd50
菅派結成へ「身を切る実力行使」 麻生派会長代理の佐藤氏が派閥退会の意向
2/18(金) 18:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
(写真:神奈川新聞社)

 麻生太郎元首相の派閥「志公会」の会長代理・佐藤勉前自民党総務会長が18日までに、派閥を退会する意向を固めた。複数の同派関係者によると、当選同期で盟友の菅義偉前首相(衆院神奈川2区)へ合流を前提として派閥結成を促しているという。佐藤氏に同調して退会する議員は増える見通し。「身を切る実力行使」(自民幹部)で決起を促す流れで、前首相も難しい判断や対応を迫られそうだ。

 同派の所属議員は53人で茂木敏充幹事長の派閥と並び党内第2派閥。1人でも抜ければ第3派閥へ転落。退会者が膨らめば岸田文雄首相(45人)や二階俊博前幹事長(43人)の派閥と同レベルの規模となる可能性もあり、党内力学に変化を生じるのは必至だ。

 議員グループ「天元会」(6人)を率いていた佐藤氏は、2017年の志公会結成に参加。党執行部の一員として菅政権を支えた。

 緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブ訪問問題で離党し、衆院選で落選した松本純・元国家公安委員長の派閥復帰に当たり、佐藤氏は「麻生氏から事前にきちんとした説明がなかった」などと周辺に不満を漏らしている。

神奈川新聞社

7873チバQ:2022/02/21(月) 09:38:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/323199cead976cf1b59666377154d6d55b7e0569
麻生派、複数退会の動き 佐藤氏ら「菅グループ」模索 自民
2/21(月) 7:03配信

時事通信
自民党麻生派の例会であいさつする麻生太郎会長(党副総裁)=17日、東京都千代田区

 自民党麻生派で、会長代理の佐藤勉前総務会長ら複数の議員に退会の動きが出ている。

 会長の麻生太郎副総裁が最側近の松本純・元国家公安委員長を派に復帰させたことなどに不満を募らせたため。佐藤氏は岸田政権では非主流派の菅義偉前首相と懇意で、新グループ結成を模索している。


 麻生派は53人で第2派閥。一人でも退会すれば第3派閥になる。

 17日の麻生派総会には約35人が出席したが、佐藤氏と、同氏に近い御法川信英国対委員長代理らは姿を見せなかった。麻生氏は2022年度予算案の衆院審議が大詰めを迎えているとして「一丸」になるよう呼び掛けた。

 松本氏は同派が小派閥だった頃から所属し、麻生氏の「精神安定剤」とも言われる。昨年の緊急事態宣言中、東京・銀座のクラブ出入りが発覚して離党に追い込まれたが、落選した衆院選後に復党。麻生氏は今月になって派閥に戻し、「副総裁特別補佐」に任命した。

 一方、谷垣グループに所属していた佐藤氏は、17年に麻生派が旧山東派と合流した際、御法川氏らとともに加わった。だが、派閥運営をめぐり初当選同期の松本氏と対立し、「徹底的に仲が悪い」(党幹部)とされる。昨年の党総裁選では麻生派の幹部会合から外された。

 新グループ結成へ佐藤氏は動きを活発化。関係者によると、今月上旬に菅氏と会い、麻生派退会の意向を伝えた。菅氏は自身に近い無派閥議員集団と連携を保つ。

 佐藤氏は15日には森山派の森山裕会長、二階俊博元幹事長の側近で二階派副会長の林幹雄氏と会談した。二階、森山両氏も非主流派だ。

 菅氏は新型コロナウイルスワクチンの接種加速や、公明党、日本維新の会と築いた太いパイプが党内で再評価されている。ただ、これまでグループ結成について明確にせず、佐藤氏と会った際も「そうか」と答えただけだったという。

 佐藤氏は麻生派内で同調者を募っているが、現時点で広がりを欠く。党内からは「非主流派で固まろうとするのは分からなくもない」(閣僚経験者)との声がある一方、「節操がない」(茂木派幹部)と批判的な見方が少なくない。

7874チバQ:2022/02/21(月) 10:52:39
https://mainichi.jp/articles/20220217/k00/00m/010/253000c?inb=ys
「会長代理が脱会」麻生派お家騒動 松本純氏の復権、引き金に
田中裕之 野間口陽

政局
毎日新聞 2022/2/17 19:23(最終更新 2/17 21:16) 有料記事 1232文字
自民党麻生派を巡る最近の動き
自民党麻生派を巡る最近の動き
 自民党第2派閥の麻生派(53人)が第3派閥に転落する危機に揺れている。会長代理の佐藤勉前総務会長らが月内にも脱会を予定するためだ。佐藤氏らは菅義偉前首相との連携を模索しているとされるが、党内からは「お家騒動」に冷ややかな声も漏れる。

 17日昼の麻生派定例会合は、いつも通り会長の麻生太郎副総裁のあいさつから始まった。麻生氏は、2022年度予算案審議やウクライナ情勢に言及し、派内の引き締めを図ったが、そこに佐藤氏の姿はなかった。

 関係者によると、佐藤氏は月内に数人とともに麻生派を退会し、新グループを結成する見通しだ。そうなれば、麻生派は現在同数の茂木派(53人)を下回ることになる。佐藤氏は15日に森山派(7人)会長の森山裕総務会長代行や二階派(44人)幹部の林幹雄元幹事長代理と会談し、自身の意向を伝えたとされる。

「派内は結構ぐちゃぐちゃ」
 脱会騒動の背景にあるのは、麻生氏側近の松本純元国家公安委員長との確執だ。松本氏は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れた問題で21年2月に自民を離党。さらに無所属で出馬した同10月の衆院選で落選したにもかかわらず、今年2月に特別会員として麻生派に復帰した。

 派内には松本氏…

7875とはずがたり:2022/02/21(月) 17:43:24

【独自】二階派が片山さつき氏に退会勧告
2/21(月) 16:39配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a2f974cf492c63a494667e6e66d90a1c45f8af1
テレ東BIZ

自民党二階派は、片山さつき元地方創生担当大臣に対し、派閥を退会するよう促す退会勧告通知書を出しました。

片山氏は二階派在籍中に閣僚に起用されるなどしましたが、最近は派閥の会合の欠席が続き、周囲には二階派を退会し、別の派閥に入る意思を伝えていたと報道されるなどしました。ただ、退会の意思を派閥幹部には伝えておらず、派閥内で不信感が高まっていました。

二階氏ら派閥幹部の名前が連ねられた退会勧告通知書には、片山氏の言動が二階派所属の国会議員としての信用を著しく失うものだと、非難する内容が記されています。

これまで二階派は「来る者拒まず、去る者追わず」が基本姿勢でしたが、派閥幹部は「会長の二階元幹事長は不義理をした片山氏に相当怒っている」として、異例の措置に出たと理由を説明しています。

片山氏の事務所は「議員が外出中でお答えできない」とコメントしています。

7876チバQ:2022/02/21(月) 21:12:37
https://bunshun.jp/articles/-/52246
〈異例の勧告〉片山さつき議員の二階派退会「義理人情に欠ける」と強烈批判も…彼女の「本当の狙い」とは?
「週刊文春」編集部7分前
source : 週刊文春 2022年2月17日号

genre : ニュース, 社会, 政治

 2月21日、二階派(志帥会)が片山さつき衆議院議員(62)に異例の派閥退会勧告を出していたことが報じられた。二階派が所属議員に退会勧告を出すのは初めてのこと。

 片山氏の二階派退会を巡っては2月17日発売の「週刊文春」がいち早く報じ、永田町で話題となっていた。その記事を再公開する。(初出:週刊文春 2022年2月17日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)

◆◆◆


片山氏の二階派脱退「なぜだか全然報道されない」の困惑
「あれは誤報ですよ」

 自民党関係者がこう囁くのは、1月20日に各社が報じた、こんなニュースだ。

〈岸田派、第4派閥に並ぶ石田真敏元総務相が入会〉

 無派閥だった石田氏が岸田派に入ったことで44人となり、主要5派閥の中で最下位に甘んじていた総裁派閥が、二階派と並んだという報道だ。

「実はその前からすでに二階派は43人。片山さつき元地方創生担当相(62)が、退会しているんです。二階俊博氏が幹事長を退いたことで、もうここにいる意味はないと見切ったのでしょう」(同前)

昨年11月に自民党の金融調査会長に就任
昨年11月に自民党の金融調査会長に就任
この記事の画像(2枚)
 だが、片山氏の二階派脱退は、まったく報じられていない。

「片山氏は周囲に、『二階派には退会しますとすでに伝えているのに、なぜだか全然報道されない』と困惑気味に漏らしています。ただ、二階派は二階氏の人柄同様“融通無碍”で、入会届も退会届もありません。どこかに嗅ぎつけられない限りは岸田派と並んで第4派閥と言わせておけばいい、と判断しているのでしょう」(同前)

 そうこうするうちに、2月3日、青森2区から昨年初当選した神田潤一氏も岸田派入りし、晴れて同派が45人で単独第4派閥になった旨が報じられた。

 片山氏といえば、東大法学部から旧大蔵省に進み、女性初の主計官に。23年務めた財務省を辞して挑んだ2005年の郵政選挙で初当選し、“小泉チルドレン”の代表格として知名度を上げた。小泉氏の教えを守って当時は無派閥を貫いた。その後、落選を経て参院議員として復活すると、伊吹派(後に二階派)入り。18年には、当時権力の絶頂にあった二階幹事長の威光もあって、念願の大臣ポストを射止めた。

「大恩ある二階氏が幹事長を退くやいなや、さっさと退会するのは義理人情に欠ける」(二階派関係者)

 片山氏の次の狙いは、今夏の参院選とみられている。全国比例で当選を重ね、今夏に改選を迎える片山氏は、中川雅治元環境相の引退で空いた東京選挙区での公認を窺っているという。
片山事務所に真意を尋ねたところ…
「中川氏は安倍派所属だったので、同派で都連会長の萩生田光一経産相は後継も安倍派からと主張している。片山氏が二階派を抜けたのは安倍派に入会する布石だろう」(前出・党関係者)

 片山事務所に二階派脱退の時期や理由、今後安倍派入りや参院選での東京選挙区出馬を目指すのかを聞くと、それには答えず「昨年7月、参院選比例代表候補者として党より公認を頂いている」旨の回答が届いた。

「機を見るに敏」は政界遊泳に必要不可欠な資質だろうが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」でもある。

7877チバQ:2022/02/22(火) 21:05:46
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220222k0000m010145000c.html
片山さつき氏「もうやめている。完全に人権侵害」 二階派退会勧告に
2022/02/22 16:50毎日新聞

片山さつき氏「もうやめている。完全に人権侵害」 二階派退会勧告に

自民党の片山さつき参院議員=東京都千代田区で2021年3月22日、内藤絵美撮影

(毎日新聞)

 自民党の片山さつき元地方創生担当相は22日、二階派から退会勧告を受けたことについて「私の意思としては(2021年)12月でもうやめている。離れたい人に後ろから石を投げているわけで、完全に人権侵害だ」と反発した。国会内で記者団の質問に答えた。

 片山氏は数カ月前から派閥会合に顔を見せなくなり、他派閥への入会を希望しているとの見方が広がっていた。二階派は21日、片山氏宛てに「昨今の行為は志帥会(二階派)に所属する国会議員の信用を著しく失うものであり、かつ何ら是正も見られない」とする退会勧告通知書を出した。

 片山氏は同日、自身のツイッターで、派閥会長の二階俊博元幹事長には21年12月に退会の意向を伝えていたと説明。さらに22日、記者団に対し、21年12月24日に二階氏と1対1で面会した際に「年内をもって退会したい。私は抜けます」と伝えていたと強調した。

 片山氏は参院比例代表選出で、今夏の参院選で改選を迎える。片山氏は記者団に「(派閥を)変わるなら選挙の前しかない」とした上で「派閥は一緒に選挙を戦って(議席を)守れるのかが大事だ」と述べた。【野間口陽】

7878チバQ:2022/02/22(火) 21:12:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ef44e84ba85edf4664a93b866c9d22611ba3e7a
河野太郎氏が若手引き連れ「麻生派離脱」の可能性 派閥解体の危機も
2/22(火) 16:15配信

NEWSポストセブン
父が作った派閥を離れる可能性も(河野太郎氏。時事通信フォト)

 自民党で安倍派に次ぐ勢力の第2派閥・麻生派が分裂の危機にある。「河野太郎氏の動き次第では一気に解体に向かうかもしれない」(自民党ベテラン)と注目されているのだ。

【写真】麻生派の生みの親、河野洋平氏

 きっかけは同派会長代理の佐藤勉・前総務会長が仲間を連れて「退会へ」と報じられたことだ。佐藤氏は5年前に旧谷垣グループから仲間6人で麻生派に合流したいわば外様組。菅義偉・前首相とも近く、菅内閣では総務会長として重用されたが、岸田内閣に交代すると一転、無役となった。佐藤氏と親交がある議員が語る。

「佐藤さんは麻生会長が自分の反対を押し切ってコロナ禍の銀座通いで落選した側近の松本純氏を派閥に戻し、副総裁特別補佐に起用したことや、旧谷垣グループ時代から佐藤さんと関係が悪かった岸田首相側近の遠藤利明・選対委員長と接近していることに“ないがしろにされている”と不満を強めていた。派閥離脱の気持ちは固いようだ。何人ついていくかだ」

 同派会長の麻生太郎・副総裁がいまや岸田政権を支える「後見人」的な立場なのに対し、佐藤氏は1月下旬に岸田首相のライバルの菅氏と会談して派閥離脱の意向を打ち明けたとされ、その後も、2月15日には二階派の林幹雄・副会長や森山派の森山裕・総務会長代行など岸田首相と距離を置く有力者と相次いで会談するなど、麻生氏とはっきり路線を違えている。

「菅氏は周囲から派閥結成を求められている。佐藤氏もその1人で、菅派が旗揚げすれば参加するつもりではないか」(自民党ベテラン)との見方が強い。麻生派の勢力は昨年の総選挙を経て現在の勢力は衆参53人だが、佐藤氏らが離脱すると茂木派に抜かれて第3派閥に転落する。

 だが、この動き、それだけでは終わりそうにない。というのも、麻生派は第2派閥とはいえ、急増の寄り合い所帯で決して結束が固いとはいえないからだ。

 麻生氏が河野太郎氏の父・洋平氏(元衆院議長、元自民党総裁)から派閥を継いだ時、河野派(大勇会)の所属議員はわずか11人、それに麻生側近の無派閥議員4人が合流して麻生派(為公会)は15人の弱小派閥としてスタートした。その後、安倍政権下で副総理となった麻生氏は次第に派閥勢力を増やし、2017年に他の3グループを吸収して一気に拡大した。

 同年2月に旧山崎派を脱会していた甘利明・前幹事長ら5人が合流、同年5月には山東派(山東昭子会長。11人)と旧谷垣グループを離脱した佐藤氏らの天元会(6人)が合流、この合併で所属議員39人の第5派閥から約60人の第2派閥へと膨れ上がり、派閥の名前も「為公会」から「志公会」へと改めている。麻生派プロパー議員はこう話す。

「派閥の名前を変えたのは、合流組が麻生派に加わることをよしとしなかったから。一緒に新しい派閥を結成するという形でなんとか納得させた」

 寄り合い所帯をまとめるために、会長の麻生氏は会長代理に麻生派プロパーの森英介・元法相、佐藤グループ(天元会)の佐藤・前総務会長、甘利グループの田中和穂・元復興相、旧山東派の江渡聡徳・元防衛相と各グループから1人ずつ出して均衡を取ってきたが、麻生氏の古くからの側近グループと甘利氏、佐藤氏、旧山東派議員はそれぞれ仲が良くない。

 佐藤氏の動きが“蟻の一穴”となって、麻生派の亀裂が表面化し、混乱に陥る可能性がある。そのキーマンは河野太郎氏だ。

7879チバQ:2022/02/22(火) 21:12:45

 派閥の創設者(河野洋平氏)の長男である河野氏は「麻生派の後継者」と見られているが、昨年の総裁選で麻生氏は当初、河野氏の出馬を“まだ早い”と止め、河野氏の決意が固いと分かると出馬を容認したものの、派内の大勢は岸田首相支持に回った。

 あのとき、麻生派内で若手とともに河野支援に回ったのが、今回退会する佐藤氏である。麻生氏は現在81歳、派内では後継者問題がクローズアップされているが、すんなり「河野後継」とはなりそうにない。麻生派OB議員はこう見る。

「麻生さんは洋平さんから派閥を譲ってもらった2代目オーナーではなく、自分の力で弱小だった派閥をここまで大きくしたという強い自負を持っている。『創始者はオレだ』と。だから必ずしも河野さんに大政奉還しなければならないとは思っていない。引退後の派閥会長は義弟(妹婿)の鈴木俊一・財務相に譲ることを考えている」

 河野氏にすれば、このまま派閥にいても“部屋住み”の立場を余儀なくされそうなのだ。そのうえ、派内の親河野勢力だった佐藤グループが離脱すれば、ますます派内に居づらくなるのは間違いない。河野支持派の二階派有力議員が語る。

「佐藤さんの動きは、河野氏にも決断を迫ることになる。次の首相を狙うなら、麻生さんに派閥の代替わりを要求し、会長職を譲ってもらうか。断わられたときは見切りをつけて若手を連れて派を割る覚悟がいる」

 佐藤グループに続いて河野氏も若手を引き連れて麻生派を出るとなれば、同派は文字通り解体への道を進むことになりかねない。

7880チバQ:2022/02/25(金) 14:35:20
佐藤氏に近い御法川信英国対委員長代理、丹羽秀樹元文部科学副大臣、阿部俊子元外務副大臣の3人
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f29ef4bcdc44b5a63aa0526c9b800974e5184fe
佐藤勉氏ら4人、麻生派を離脱 自民第3派閥に転落
2/25(金) 13:02配信

共同通信
自民党の佐藤勉前総務会長

 自民党の佐藤勉前総務会長は25日昼、所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁と国会内で会談し、同派を離脱する意向を伝えた。佐藤氏に近い御法川信英国対委員長代理、丹羽秀樹元文部科学副大臣、阿部俊子元外務副大臣の3人も行動を共にする。

 麻生派は53人で茂木派と並ぶ第2派閥だが、佐藤氏ら4人の退会により第3派閥に転落する。佐藤氏らは会談で25日付の退会届を提出した。麻生氏は慰留せず、受理された。

 関係者によると、佐藤氏は昨年9月の総裁選などを巡る派閥の対応や運営方針に不満を抱いていたという。

7881チバQ:2022/02/25(金) 19:39:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_SFID4MYWN5K75D5VEZOV5EOF34.html
自民、野党の支持母体にくさび「連合と政策懇談」明記
2022/02/25 17:15産経新聞

自民、野党の支持母体にくさび「連合と政策懇談」明記

自由民主党本部=東京都千代田区永田町

(産経新聞)

自民党は25日の総務会で令和4年運動方針案を了承した。労働組合の中央組織「連合」(総組合員数約700万人)と政策懇談を進めると明記した。連合と書かずに「労働組合との関係強化」とした昨年の運動方針より踏み込んだ。夏の参院選前に野党の支持母体にくさびを打ち込む狙いもあるとみられる。

「参院選必勝に向けた党活動」の章で「連合並びに友好的な労働組合との政策懇談を積極的に進めるとともに、多くの働く人々の共感を得られるよう、雇用の安定、賃金引き上げ、働き方改革など、わが党の雇用労働政策を引き続きアピールしていく」と記述した。

小渕優子組織運動本部長は25日の記者会見で「賃上げも含めて(連合と)同じ方向性で力を合わせられるところもあり、より積極的に政策懇談を進めていくことが大事ではないか」と述べた。

昨年10月の衆院選では立憲民主党が共産党と選挙協力し、反共産の連合や国民民主党の立民離れを招いた。こうした中、自民は連合との距離を縮めている。

小渕氏は17日夜、森英介労政局長とともに連合の芳野友子会長と東京都内で会食した。岸田文雄首相(自民総裁)は1月の連合の新年交歓会に現職首相としては9年ぶりに出席し、連合が重視する賃上げ実現に注力する考えをアピールした。

自民は、連合の中でも特に自動車、電力など有力な民間産業別労組(産別)との関係強化を図っている。

自民愛知県連の国会議員は昨年8月、自動車総連傘下最大の全トヨタ労働組合連合会(約35万人)と意見交換会を開催。全トヨタ労連は10月の衆院選で、過去6連勝の愛知11区の組織内候補の擁立を取り下げ、自民との政治対立を避けた。「政策実現のため与党の協力が必要」(幹部)だからだ。

立民を支える官公労系労組に対し、自動車などの民間産別は主に国民民主を支援している。国民民主は21日、政府の4年度予算案に賛成し、芳野氏もその判断に理解を示した。自民側は「主要な野党の本予算賛成は44年ぶりだ。今後政策面での提言があれば真摯(しんし)に対応していく」(茂木敏充幹事長)と歓迎する。

芳野氏は参院選での自民との連携は「全くない」と否定しているが、参院自民幹部は「立民が自滅し、連合会長が批判し始めた今が(自民の)支持を広げるチャンス。野党第一党が怖い存在ではなくなる」と語る。(田中一世)

7882チバQ:2022/02/25(金) 19:58:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0eb8d9e914fc7692cdc27a55b8b0a9a46868762
自民・麻生派、第3派閥に後退 佐藤勉氏ら4人退会「思う所ある」
2/25(金) 15:57配信
 自民党麻生派の会長代理だった佐藤勉・前総務会長(栃木4区)ら4人は25日、派閥を退会した。党の所属議員は49人となり、茂木派(53人)と並ぶ党内第2派閥から、第3派閥に後退した。

 ほかに退会したのは、御法川信英国会対策委員長代理(秋田3区)、丹羽秀樹元文部科学副大臣(愛知6区)、阿部俊子元外務副大臣(比例中国ブロック)。阿部氏を除く3人が同日昼、派閥会長の麻生太郎党副総裁の事務所を訪ね、麻生氏に退会届を提出した。

 麻生派は2017年、山東派などが加わって拡大。4人はこの際に派閥に入った。昨秋の自民党総裁選で、派閥幹部の多くが岸田文雄首相の支援に回る中、佐藤氏らは敗れた河野太郎・前行政改革相を支持し、関係がぎくしゃくしていた。

 退会届を提出した佐藤氏は「色々思うところあっての行動」と述べる一方、自身と近い菅義偉前首相との連携については「まだ全く考えていない」と述べた。(中田絢子)

朝日新聞社

7883チバQ:2022/02/27(日) 11:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/37f1592f3d45b2cabc38246f7d501f709bca140a
「“短い間”ご苦労さまでした」麻生派で一斉退会の波紋 背景には“麻生氏への遺恨”と“菅氏への期待”
2/27(日) 10:43配信
■「麻生派」との決別の日

2月25日、昼。自民党の大物、佐藤勉・前総務会長は、エレベーターを降りると、少し約束の時間より早かったのか、顔なじみの記者数人と雑談を交わしていた。その表情には何の迷いも感じられなかった。数分後、同じ派閥の御法川信英・国会対策委員長代理、そして、丹羽秀樹・前文部科学副大臣の2人が到着。佐藤氏ら3人は廊下をゆっくり歩き始めた。3人が携えていたのは派閥の退会届。その向かう先には、自身が所属する麻生派の会長、麻生太郎副総裁が待っている部屋があったのだ。

麻生派は岸田政権を主流派として支えるいわば「勝ち組」の派閥だ。総務大臣や党の総務会長などを歴任した佐藤氏が、なぜ今「勝ち組」を離れ、あえて「茨の道」を歩むことを決めたのか。そこには麻生会長への「遺恨」と、岸田政権の「次」を見据えた動きが関わっている。

■引き留めることなく「“短い間”ご苦労さまでした」

佐藤氏ら3人が麻生会長の部屋に入ってから20分ほど。
3人が部屋から出てくると、どのような会話があったのか記者たちが近寄る。対応する佐藤氏らの表情は緊張感が解けたのかスッキリとしていた。

佐藤氏の説明では、事情があり面会の場には来られなかった阿部俊子元外務副大臣の分を含め、面会では4人分の退会届を麻生会長に手渡した。佐藤氏らが「長い間お世話になりました」と伝えると、麻生会長は「短い間 ご苦労様でした」と麻生節で応じたという。
表面上は淡々とした雰囲気で進んだ面会だが、佐藤氏の腹の底には麻生会長への不満がたまっていた。

「一身上の都合で辞めさせていただきます。色々と思うところがあっての行動でございます。ご了解いただきたい」

「色々と思うところがある」。佐藤氏らの退会への決意の固さを察してか、麻生会長から引き留める言葉はなかったという。

■「一身上の都合」の裏に麻生会長への遺恨

佐藤氏はもともと麻生派とは別の派閥に属していた。自身が率いていた天元会と、麻生派が合流したのは2017年7月。それから5年弱、2人が決別するに至った背景に何があったのか。

佐藤氏は麻生派の会長代理を務めていたが、関係者によるとここ1年、麻生会長との関係は悪化し、しっかりと話をする機会もなくなっていた。会合には呼ばれなくなり、派閥をめぐる相談を受けることも全くなく、派閥内で何が起こっているのかもよく分からない状況になっていたという。
そして大きかったのが、麻生会長の側近、松本純元国家公安委員長が去年1月、緊急事態宣言下の深夜に、東京・銀座のクラブを訪れていた問題だ。

7884チバQ:2022/02/27(日) 11:12:18
■銀座クラブ問題で思い知る「外様」の立場
 
当時、党の総務会長だった佐藤氏は記者会見で「決して許される話ではない。国民の前に虚偽の報告をしたのは大変重いこと」などと松本氏を厳しく批判していた。
しかし、麻生会長は2月上旬、その松本氏を派閥に戻し、党の副総裁特別補佐にも任命。麻生派の立ち上げ以前から麻生氏と行動を共にしてきた“生え抜き”の松本氏と、“外様”の佐藤氏との違いが浮き彫りになっていた。佐藤氏に近い議員は、佐藤氏の心中をこう代弁する。「麻生さんは、自分の親しい人とはしょっちゅう話をするが、その他大勢はその他大勢。そういうところで佐藤さんには『もうこれ以上は』という思いがあった」

■麻生派 第3派閥へ後退

今回佐藤氏ら4人が退会することで、麻生派の所属議員はこれまでの53人から49人に減少。茂木派と並ぶ党内第2派閥から、第3派閥に後退することになる。佐藤氏らが抜けたことに、麻生派からは「いてもいないようなものだった」という冷淡な声があがる一方、「少なからず影響がある」と不安視する声もささやかれた。
さらに、4人の派閥退会が麻生派だけでなく永田町に波紋を広げる形となったのは、ここに、菅義偉前総理が絡んでいたためだ。

■「菅派」結成への布石?2週間以上前に退会報告

菅政権で、党3役の一角、総務会長を任されるなど菅氏と佐藤氏の関係は近い。
佐藤氏は麻生会長に退会届を出す実に2週間以上前の2月8日には、菅前総理の事務所を訪れ、直接、退会の意向を伝えていたのだ。

「迷惑をかけるかもしれませんが、麻生派を辞めます」(佐藤勉 前総務会長)

関係者によると菅前総理は止めることも勧めることもせず、「大変だね」といたわったという。
佐藤氏は、翌週の2月15日には、森山派の森山裕会長や、二階派の林幹雄会長代行とも会談し、麻生派を出る意向を伝えた。いずれも菅政権の中枢を担い、岸田政権では非主流派となっている面々で、永田町には、菅前総理を中心にしたグループの結集に向けた布石かとの憶測が飛び交うこととなった。

■「次の総裁選が勝負」

菅氏自身は一貫して菅派の結成には否定的だ。佐藤勉氏自身も菅氏との面会について「色んな話がいくことになるから勘弁して下さい」という意味で退会の報告に行っただけだとし、「今後については白紙」だと述べている。だが、自民党内にはこんな声も聞こえてくる。

「いざとなればパッと結集すればいい。内閣の支持率が落ちて、次の総裁選があれば、そこで勝負だ」(自民党・中堅議員)

当選同期で「スガちゃん」「勉(ベン)ちゃん」と呼び合う2人。今後の連携の行方は目が離せない。


TBSテレビ報道局政治部 与党担当
(27日10:30)

7885チバQ:2022/03/01(火) 00:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3b62fc47093317890179ecf7a1fdda90a12797菅義偉氏 “立場逆転” へ…安倍晋三氏、麻生太郎氏の「派閥内紛」を尻目に権力闘争の主導権握る
2/24(木) 6:04配信

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SmartFLASH
国会本会議場でも最近は浮かない顔を見せることが多い安倍氏。この日は麻生氏と話し込んでいた

「安倍派からなかなか応援に来ないんだよ」と、石川県の地元政界関係者はこぼした。

 2月24日告示、3月13日投開票を迎える石川県知事選挙が不気味な様相を呈している。自民党から前衆議院議員の馳浩元文科相(60)と、前参議院議員の山田修路氏(67)の2人が立候補したのだ。しかも2人とも現在は安倍晋三元首相(67)が会長を務める「清和会」(安倍派)に所属していたという “大内紛” 状態だ。

【画像複数枚あり】昨年12月、手帳に “派閥名簿” を記入していた菅氏。昨年8月、初代組織委会長だった森氏とともに、東京五輪のレスリングを観戦した馳氏

「地元県連の8割近くは山田氏を支持している。本来なら安倍さんが調整して候補を一本化すべきなのに、馳氏の後ろにいる森喜朗元首相(84)に気を遣ってできないんだよ。その森さんは清和会の3代前の会長だったわけで、それなのに “保守分裂” なんだから森さんの “政治力” もいよいよなくなったわけだね」(自民党関係者)

 もともと馳氏は森氏が直々に政界へスカウトした “子分” だが、「森さんは県の地元議員にまで電話をかけまくっている」(地元政界関係者)というから、相当な焦りが窺える。

 党内最大派閥の安倍派だが、安倍氏の影響力が派閥の隅々に行き届いているかは疑問が残る。安倍派の議員が話す。

「じつは、石川県知事選に出馬する意欲を見せた山田氏を、安倍さんが宥めようとしたことはあったんです。でも、安倍さんの宥め方というのが、派閥会合後に立ち話で『ちょっと、困っているんだよ』と切り出すようなもの。さすがに『そんな言い方で収められる話じゃないだろう』と派閥議員たちも呆れました」

 首相退任後に派閥の領袖として出戻った安倍氏だが、老いた森氏の顔色を窺い、派閥議員からは呆れられ……と以前の独裁者ぶりは嘘のようだ。

 そして、影響力低下が露見した重鎮がもう一人いる。麻生太郎副総裁(81)だ。率いる「志公会」(麻生派)では “離脱ラッシュ” の前兆が……。

「2月17日の麻生派総会を、派閥会長代理の佐藤勉衆議院議員(69)が欠席しました。佐藤氏に続いてこのまま、昨年の自民党総裁選で河野太郎氏を支持した中堅、若手の数人や、今井絵理子参議院議員(38)も退会するとみられています。

 麻生さんは次の選挙に出ないという話が出ていますし、麻生派は麻生さんの “人徳” だけで持っていた派閥。尻すぼみの組織より、勢いのある組織に移りたい議員も多いのでは」(政治部デスク)

 こうした凋落を尻目に “上へ上へ” 向かう男がいる。安倍、麻生両氏によって首相の座から追い落とされながら、本誌でも既報のとおり、最近 “派閥結成” への動きを強める菅義偉前首相(73)だ。

「今回の佐藤氏ら麻生派の退会者は “菅派” に合流するとみられている。これまでの麻生さんなら激怒したような “移籍劇” だが、そうもできない事情がある。麻生さんは自分の最側近で、先の総選挙で落選した松本純氏(71)をもう一度、神奈川1区から出馬させたいんだ。

 だから麻生さんは、“神奈川のボス” として君臨し、公認にも影響を及ぼす菅氏に今は頭が上がらない。菅氏はそれを見越して強気に動いてきているようだね」(麻生派議員)

 ワクチン3回め接種の遅れぶりと比較して、迅速に2回接種の態勢を整備したとして、今、再評価されている菅氏。“菅派” が結成されれば、政局になるとの見方もある。それは岸田文雄首相(64)が今夏の参院選で狙う野望も関係する。

「最大派閥でありながら、岸田政権では “非主流派” になっている安倍派の力をさらに削ぐために、岸田首相は『安倍抜き』選挙で参院選に勝利し、党内に『俺にはもう安倍さんは必要ない』と示したい。そこで思惑が一致してくるのが、安倍さんに追い落とされた恨みを持つ菅さんだ。岸田首相は連携を探りつつある。

 一方、安倍さんも “非主流派” としての対抗策で他派閥との連携を狙っているが、もともと宏池会出身で、自派を『現・宏池会』の岸田派と統合させることも考えている麻生さんと手を組めば、岸田首相への圧力は弱めざるを得ない。

 そこで『菅なら動かせる』と、菅さんの本心など考えずに派閥結成をけしかけている向きがある。つまり、菅さんが権力闘争の主導権を握る状況になっているんです」(前出・自民党関係者)

 安倍氏に続く “再登板” 政権も夢物語ではなくなってきた!?

週刊FLASH 2022年3月8日号

7886チバQ:2022/03/02(水) 20:01:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_RAI3HN7XY5ILRMADKHBWBEF3CY.html
近付く国民民主、警戒の公明…自民と与野党の距離感変化
2022/03/01 21:22産経新聞

近付く国民民主、警戒の公明…自民と与野党の距離感変化

(産経新聞)

自民党と他党との距離感に変化が生じている。自民は平成11年に連立政権を組んで以来、基本的に公明党とだけ政策や選挙で連携してきた。しかし国民民主党が政府の令和4年度予算案に賛成したことで今後は政策面の連携が強まるとみられ、将来的な連立政権入りの臆測も広がる。公明は自民の気移りを警戒している。

自民の茂木敏充、公明の石井啓一の両幹事長は1日昼、都内の日本料理店で両党の国対委員長を交えて会食した。そばを食べながら、2月27日投開票の沖縄県石垣市長選を「自公が協力して(推薦候補が)勝てた。参院選や知事選に向けてよい流れができた」と総括した。

会合は「2幹2国」と呼ばれる意見交換で、菅義偉政権ではほぼ毎週開いていた。岸田文雄政権では開かれない時期が続いたが、最近3週は国会外で食事し、打ち解けた雰囲気作りに努めている。ぎくしゃくした両党の関係を修復したいとの思いがある。

自公関係の綻びは、夏の参院選で公明が「自民側の対応が遅い」と反発し、相互推薦協定を結ばない考えを表明したことで露呈した。自民中堅は「最近の自民の姿勢が公明軽視に映っている」と指摘する。

憲法改正や敵基地攻撃能力保有を含む安全保障政策では、公明よりも日本維新の会や国民民主と足並みがそろう場面が目立つ。国民民主が2月21日の衆院予算委員会で野党として異例の予算案賛成に踏み切ると、岸田首相は同日の自民役員会で「国民民主から今後、政策提言もあると思うので、聞く耳は持っていきたい」と歓迎の意を示した。

首相は27日、原油価格の高騰を受けた激変緩和策について政府担当者らと官邸で協議した際、国民民主の玉木雄一郎代表の要望に配慮するよう指示したという。

距離感の変化は自民が25日に発表した党の令和4年運動方針案にも表れた。労働組合の中央組織「連合」と政策懇談を進めると明記し、秋波を送った。国民民主の支持母体の民間労組と自民が連携を強めていることが背景にある。

一方、18ページの運動方針案の原案では、例年明記する「公明党」の文字が抜け落ちていた。最終案には「公明党との強固な連立政権による安定した政治基盤が不可欠」と昨年と同じ一文が追加されたが、一連の経緯は党の雰囲気を物語る。

ただ、自民にとって、創価学会を支持母体とする公明の集票力は国政選挙で切り離せないのが現実だ。首相は玉木氏から予算案賛成の連絡を受けた後、公明党の山口那津男代表に連絡し「今後も自公で緊密な意思疎通を図る」と確認した。

自民幹部は「公明よりも他党を選ぶことはあり得ない。自公は地方議会でも協力している」と念を押すように語る。(田中一世)

7887チバQ:2022/03/02(水) 20:05:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/412d1d84e8493e3cfcc695740e07118737bdba60
「ロシア協力相」に廃止論 制裁強化と矛盾 首相は存続姿勢
3/2(水) 17:19配信

毎日新聞
岸田文雄首相

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け「ロシア経済分野協力担当相」を存続する日本政府の判断を疑問視する声が、与野党から上がっている。ロシアの孤立化を目的とした対露制裁で主要7カ国(G7)などが足並みをそろえるなか、「協力」ポストの維持は国際社会に誤ったメッセージを与える懸念があるためだ。


 同ポストは2016年に当時の安倍晋三政権が設置し、現在は萩生田光一経済産業相が兼務する。日露間の経済協力を北方領土問題を含む平和条約交渉の進展につなげる狙いがあった。だが、今回の侵攻で日露協力や北方領土交渉の停滞は必至の情勢だ。

 自民党内では衛藤征士郎外交調査会長が2月25日の党会合で「ロシアの名を冠した担当相がいるのはいかがなものか」と苦言。野党からは「同じ人物(萩生田氏)が対露制裁と協力をともに担当していることは国際的に見ても矛盾している」(立憲民主党の杉尾秀哉参院議員)などの指摘が相次いでいる。

 それに対して岸田文雄首相は3月2日の参院予算委員会で「萩生田氏には引き続き職責を果たしていただきたい」と述べ、ポスト廃止に慎重な姿勢を示した。萩生田氏は衆院経産委で「ロシアとの経済分野協力は当面見合わせることを基本に、制裁などに専念する」と強調したが、与野党の廃止論はさらに強まる可能性がある。【高本耕太】

7888チバQ:2022/03/03(木) 20:34:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e2be252bf29415b13af2acb20eb07a5c113e52b
自民の石破グループが初勉強会 50人超出席
3/2(水) 20:47配信

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時事通信
自民党石破グループの勉強会でウクライナ情勢について講演する石破茂元幹事長(奥)=2日午後、衆院議員会館

 自民党石破グループは2日、衆院議員会館で勉強会を開いた。

 派閥から議員グループ移行後初めてで、グループを率いる石破茂元幹事長によると、56人が出席。勉強会を通じて他派閥や無派閥議員と親交を深め、過去4度出馬した党総裁選へ再挑戦する基盤をつくり直したい考えだ。

 この日は石破氏が講師を務め、ウクライナ情勢について講演。旧石破派から行動を共にする田村憲久前厚生労働相や菅義偉前首相に近い無派閥の坂井学前官房副長官らが出席。安倍派や二階派など他派閥の議員も集まった。

7889チバQ:2022/03/03(木) 22:26:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/af6e15da49599c6be640881a935e75fd23bceaca
ウクライナ大使「(私と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さん」
3/3(木) 20:29配信

産経新聞
インタビューに答えるウクライナのコルスンスキー駐日大使=3日午前、東京都港区の在日ウクライナ大使館(寺河内美奈撮影)

ウクライナのコルスンスキー駐日大使は3日、自身のツイッターで、林芳正外相に対する面会要請が約1カ月放置されたとの指摘について「いいえ、林さんの反応はとても速かったです」と投稿した。一方で「(コルスンスキー氏と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さんです」とした。鈴木貴子外務副大臣を指しているとみられる。


コルンスンスキー氏と林氏との面会をめぐっては、国民民主党の川合孝典氏が2日の参院予算委員会で、コルスンスキー氏が面会要請して以降、約1カ月間実現しなかったと指摘。林氏は「私自身は大使からの面会要望は承知していなかった」と答弁していた。

林氏は2日、コルスンスキー氏と面会し、「国家の主権と独立のために奮闘されているウクライナ国民に心からの敬意を表する」と表明。ロシアの侵略による犠牲者に弔意を伝えたほか、1億ドルの緊急人道支援などについて説明した。これに対し、コルスンスキー氏は深い感謝の意とさらなる協力への期待を表明した。

7890チバQ:2022/03/04(金) 17:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c625f428533018351a801f0fd1d6953fd8d1bff9
意外に短期政権で終わるのか! 驚天動地の「岸田おろし」が自民党で始まった
3/2(水) 6:02配信

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現代ビジネス
リーダーシップの欠如
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 コロナの陽性者数がピークアウトしたが岸田文雄政権の内閣支持率も「ピークアウト」している。その理由は明らかだろう。中国や韓国への「弱腰外交」批判が与党内から噴出していることに加え、軍事的緊張が続くウクライナ情勢でのチグハグな対応など、国益を守り抜くリーダーシップの欠如を露呈しているためだ。「岸田政権では、中露と領土・領海を接する日本の安全は危うい」(安倍派議員)という懸念が自民党内で渦巻く。

【写真】いま海外から帰国した日本人が「東横イン」で食べさせられる弁当 衝撃の中身

 支持率の下落要因には、首相が「先手」を豪語してきた新型コロナウイルス対策の迷走ぶりも加わった。オミクロン株の拡大に伴いあらわになった「虚像」に厳しい視線を送る国民は増えつつある。

 やはり幻想だったのだろうか──。菅義偉前政権の新型コロナ対応をめぐる国民への説明力や発信力の低さを痛烈に批判し、昨年10月に政権を発足させた岸田首相。自らの特長に「聞く力」を掲げ、国民に寄り添うコロナ対策を期待する声は強かった。国内での感染拡大がみられても内閣支持率が高水準を維持してきたのは、過去の政権とは異なる特徴といえる。

 しかし、2月から外交・安全保障分野をはじめ政権の脆弱性が相次いで露呈し、その「実像」に疑問符が付いている。読売新聞の世論調査(2月4〜6日)によると、内閣支持率は前回調査(1月)から8ポイント減の58%となった。政権発足後100日間の「ハネムーン期間」を過ぎたタイミングで決して低い数字とはいえない。だが、首相周辺が気にするのは政権のコロナ対応を「評価する」(48%)との回答が1月から4ポイント減り、「評価しない」が3ポイント増の44%に上昇した点だ。この傾向は他の世論調査も同様である。

 時事通信の調査(2月11〜14日)で、内閣支持率は政権発足後最高だった1月に比べ8.3ポイント減の43.4%に下落。コロナ対策を「評価する」は6ポイント以上も減少し、「評価しない」(37.9%)と拮抗した。支持率が1月から4ポイント減の45%だった朝日新聞(2月19、20両日)の調査も、コロナ対応を「評価しない」は6ポイント増の44%に上昇している。

これではレームダック
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 毎日新聞と社会調査研究センターが2月19日実施した世論調査では、内閣支持率が前回調査(1月)から7ポイント下落し、45%となった。逆に不支持率は10ポイント増の46%で、不支持率が初めて上回っている。コロナ対策も「評価しない」が12ポイントも上昇し、5割を超えた。

 「コロナが終息するであろう参院選まで、支持率の高止まりが続くのではと自民党内では考えられてきたが、意外に短期政権で終わる可能性が生まれた」

 こう指摘するのは、自民党を担当する全国紙政治部記者だ。

 「これまで岸田首相は誠実さをアピールし、高い支持率を維持してきました。しかし、オミクロン株の感染急拡大を機に後手に回る政府対応が明らかになり、1ヵ月以上も記者会見を開かなかった首相の姿勢にも疑問符がつきました。誰の目にも明らかだったのは、首相が『先手の対策』をうたいながら、実際は新型コロナワクチンの3回目接種体制が遅れたことでしょう。

 コロナ対策を隠れみのにして、自身の掲げた主要政策はすべて放棄してまで、支持率維持と党内宥和に腐心してきた岸田政権だが、このまま支持率が急落すればレームダック(死に体)になるだろう」(同・政治部記者)

 共同通信の世論調査(2月19、20日)では、内閣支持率が56.6%と高水準を保っているものの、ワクチンの3回目接種をめぐる政府の取り組みは「遅いと思う」が73.5%に上る。首相は1カ月半ぶりに開いた2月17日の記者会見で「慎重さを堅持しながら、同時に『第6波』の出口に向かって徐々に歩み始める」と語り、ワクチン接種の進展も強調した。ただ、2月21日に政府が公表した接種状況によれば、3回目接種を受けた人は全人口の14.4%(約1800万人)にとどまる。

7891チバQ:2022/03/04(金) 17:27:31
 ブースター(追加)接種は、英国やドイツ、韓国などで5割を超えており、低位の日本は4回目接種を準備する国とは「周回遅れ」になりつつある。ジョンソン英首相は2月21日に「規制は経済・社会、健康、子供の人生の機会に犠牲を強いる」として法的規制を全廃し、感染者や濃厚接触者の隔離などが不要になると表明した。しかし、日本はいまだ「出口」を見通せない状況にある。

岸田の頼りないところばかりが目立つ
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 休園や学級閉鎖、臨時休校などが相次ぐ保育園や学校の実態はどうなっているのか。2月、東京・国立市の中学校に通う男子生徒Aさんは、保健室での検温で40度近い発熱がみられたため早退した。だが、担任は「解熱後48時間経過」した後は再度登校できると説明し、濃厚接触者を調べることやPCR検査などを奨めることもなかった。

 病院の医師からは「コロナの可能性が高い」といわれたものの、「検査キットがもうない」との理由から陽性か否かの判断は見送られ、自宅療養をすすめられた。ただ、処方された解熱剤を飲んで症状が落ち着いたことで、担任の指示に基づき1週間を待たず登校を再開したという。学校から保健所への報告もクラスメートへの注意喚起もなかった。今、こうした「独自の対応」が現場で行われ、感染状況の全体像が分かりにくくなっている。

 2月末からは5〜11歳を対象にしたワクチン接種が始まるが、保護者からは副反応や後遺症を心配する声も尽きない。ワクチン接種・供給体制の「周回遅れ」に加え、政府が対策の切り札としてきた治療薬の投与実績も進んでいないのが実情だ。

 先手の対応というものの、最近まで堀内詔子ワクチン担当相の直轄チーム態勢が縮小していたことが明らかになり、自民党内からも「岸田おろし」の火種がくすぶる。

 閣僚経験者の一人が語る。

 「岸田政権の頼りないところばかりが目立つ。参院選までこの支持率がなんとか保たれるよう祈るような思いだ。ウクライナ問題でも、安倍晋三首相がテレビの報道番組で『核シェアリング』を提唱したが、翌日の予算委員会であっさり否定しまった。広島を地盤とする政治家が『非核三原則』を放棄することはできないのかもしれないが、国民の命を守る議論すら放棄する姿勢に党内の保守系議員は一様に落胆している」

 片山さつき参議院議員の二階派脱退騒動、そして麻生派からは4人の国会議員が脱会するなどの党内の流動化はポスト岸田に向けた動きである。参院選を前にして「昨年に首相を替えたばかりで、まさに国民からは驚天動地と批判を受けるだろうが、〈ポスト岸田を目指す動き〉とはつまり〈支持率が落ちたら岸田をおろす〉ということ。流動化した自民党で着々と勢力を増やしつつある安倍・菅コンビに自民党執行部は警戒心を強めている」(前出の全国紙記者)。

 100年に1度といわれるパンデミック(世界的大流行)や、核保有国による軍事的圧力の高まり──。実像が明らかになるにつれて、有事のリーダーシップに不安を抱く人々は少なくない。

小倉 健一(イトモス研究所所長)

7892チバQ:2022/03/06(日) 16:19:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/26aa80ec5db740b51cdf8bcea955025ec0fdec02
自民・公明・国民 “異例”3党首会談も双方に温度差 「揺さぶりが狙い」との声も
3/6(日) 11:12配信

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岸田首相、公明党の山口代表は4日、国会内で、国民民主党の玉木代表と会談した。玉木代表は、岸田首相らに対し、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを受けて高止まりしている原油価格対策として、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除に向けた検討を集中的に行うべきだと提案した。与野党のトップが政策協議を行うのは異例のことだが、双方の主張からは温度差が浮き彫りとなっている。

【画像】自民・公明・国民 “異例”の3党首会談が行われたが・・・(画像4枚)

「トリガー条項」とはガソリン価格高騰時に約25円分の税金を軽減するもので、東日本大震災の復興財源を確保するため、運用が現在凍結されている。国民民主はかねてから、ガソリン価格高騰の切り札として「トリガー条項」の凍結解除の導入を主張していた。一方で、政府与党内からは、対策の一つとして検討はされているものの、地方財源の税収が減少することなどを理由に、慎重な意見がある。

加えて、岸田首相は3日の記者会見で、高騰するガソリン価格への対応について、補助金の上限を現在の1リットル5円から25円に引き上げることを表明。「すでにトリガー条項の凍結解除と同様の対策を取っている」(閣僚経験者)との見方も出ている。

「野党に居場所がない」から与党に接近?
こうした状況の中、異例の会談を呼びかけた玉木代表について、与党内からは冷ややかな声が聞かれる。閣僚経験者の一人は「国民民主党は連立政権入りまで狙っている。なぜなら、野党に居場所がないからだ」と、来年度予算案に賛成した国民民主党が、野党内で孤立しているため、生き残りのため与党への接近を強めているの見方を示す。また公明党内からは、今回のトップ会談について「玉木は必死で、そのパフォーマンに付き合ってあげている」との声が出ている。

会談後、玉木代表は記者団に対して、岸田首相から「トリガー条項」凍結解除に向けて、「各党の実務者レベルで協議を進めていく提案があった」として「一歩前進だ」と評価した。しかし、岸田首相は記者団からの「合意したことはあったか」との問いかけに「決まったことはない」と話し、山口代表も、実務者レベルでの協議について、「今日はそこまでの話はしていない。まず考えを伺ったということ」と玉木代表と与党の間では、認識の違いが生じている。

野党間にくさび? 前向きな声も
一方で自民党重鎮は、「連合を揺さぶるという狙いがあるのでは」との見方を示す。組合員700万人ともされる「連合」は国民民主党や立憲民主党の支持母体の一つのため、与党としては国民民主を囲い込むことで、参院選に向けて、連合と野党の間にくさびを打ち込む狙いも透けて見える。

また自民党幹部から「建設的な関係を期待したい」(福田総務会長)と前向きにとらえる声も出ている。

三者会談直後には「決まったことはない」と述べた岸田首相も、その3時間半後の記者団の取材に対して「今後も意見交換は続けていこうということになった」と語った。さらに「玉木代表から連立参加や閣外協力の求めがあればどう考えるか」と問われたのに対し、「仮定の話に答えるのは控える」と述べるに留めた。

今後、与党と国民民主党がどのような関係性を築いていくのか。「大勢に影響はない」(自民党幹部)との指摘もあるが、夏に参議院選挙が迫る中、野党共闘の枠組みも含めて不透明な状況が続く。

(フジテレビ政治部)

政治部

7893チバQ:2022/03/07(月) 20:09:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/40d82fa80d98135f63d993eb926a2f7d0eb7fb6c
麻生派幹部・佐藤勉退会の裏側 麻生氏の後継者に名前が挙がる、“東大卒”長女とは
3/7(月) 5:56配信
デイリー新潮
麻生太郎氏

 ワクチン3回目接種の笛吹けども踊らず。なにかとグダグダな岸田政権。一方、岸田体制を真ん中で支えてきたあの派閥にも、揺らぎが見え始めた。


 2月17日、麻生太郎・自民党副総裁が率いる志公会の総会を、会長代理で派閥ナンバー2の佐藤勉衆院議員が欠席。近く派閥を退会する見通しと報じられたのだ。

 この日の欠席が波紋を呼んだのは、佐藤氏が菅義偉前総理の派閥結成に加わる意向とも伝えられたためである。

 政治部記者によれば、

「菅氏は先の総裁選で河野太郎氏を支持して一敗地にまみれ、いまは逼塞(ひっそく)の身。捲土重来を期していると目され、麻生派幹部が菅氏のもとに走ったとなれば政局の幕開けになる」

 総務大臣や自民党の総務会長など順調にキャリアも重ねてきた佐藤氏。菅氏とは当選同期で、2020年の総裁選でも麻生派を菅支持でまとめ、菅政権の誕生に貢献したという。

佐藤氏のコンプレックスは茂木幹事長? 
 ところが、佐藤氏の退会について同派中堅議員は、

「菅氏の再起というより、自らの復権が目的ですよ」

 と突き放し、こう続ける。

「彼の一番のコンプレックスは茂木敏充幹事長の存在なんです。佐藤氏は菅政権で党三役の総務会長に引き上げられ、自身“ゆくゆくは幹事長”との思いを温めてきた。なのに菅政権は短命に終わり、岸田政権では同じ栃木県連所属のライバル・茂木氏が幹事長に。しかもそれを後押ししたのが麻生氏ときては、彼が嫉妬するのも無理はない。いわば親分へのあてつけめいた出奔で、どこまで菅氏に重用されるか怪しいですよ」

 あくまで冷淡な麻生派の面々。だが、その足元ではさらに厄介な難題、麻生氏の“後継者問題”も。

東大卒の長女はフランスで結婚
 齢81の麻生氏は、先の衆院選で、二階俊博氏に次ぐ高齢議員となった。

「今年に入って国家老だった麻生事務所の所長が退職。昨年秋には麻生氏が故・中曽根康弘元総理の跡を継いで『中曽根康弘世界平和研究所』会長に就任しており、ここが引退後のとまり木になるともささやかれました」(党関係者)

 ただし、肝心の自身の後継者は未だ定まらないという。

「これまで長男が有力視されてきましたが、家業を継いですっかり実業家。それで最近は、長女の彩子氏の方を推す声が地元でも強まっているんです」(同)

 彩子氏は東大卒の才媛。資質に問題はなさそうだが、

「彼女は14年にフランスで結婚し、現在は1児の母。今さら帰国して政治家をやるかどうか。話が拗(こじ)れれば、お家断絶の危機です」(同)

“最高齢”も見えてきた? 

「週刊新潮」2022年3月3日号 掲載

新潮社

7894チバQ:2022/03/07(月) 20:27:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/232fbb6da66e14b43fa901404b05e9c758178cda
菅前首相、月内にも勉強会 再始動、勢力結集の狙いか
3/7(月) 7:08配信

時事通信
衆院本会議で言葉を交わす安倍晋三元首相(左)と菅義偉前首相=1月20日、国会内

 自民党の菅義偉前首相が月内にも、自身に近い党所属の無派閥議員約30人を中心に勉強会を立ち上げる。

 首相退任後、一時は目立った動きを見せていなかったが再始動する。昨年の党総裁選で、岸田文雄首相から事実上の出馬断念に追い込まれた菅氏による「勢力結集」の動きは党内に波紋を広げそうだ。

 菅氏は周囲に「2022年度予算案の成立後に勉強会を立ち上げたい」と明かした。当面は派閥・グループ化はせず、緩やかな政策集団として活動を始めるとみられる。

 勉強会ではまず、政権担当時に掲げた、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」実現に向けた方策を話し合う。不妊治療の支援策なども扱う予定だ。

 菅氏は首相在任時、新型コロナウイルス対応に全力を挙げたが厳しい「後手」批判を浴びた。首相の座を降りた後もしばらくは意気消沈。ただ、昨年の衆院選で各地を応援で訪れた際、意外にも自身のコロナ対応を評価する声が多く聞かれたことで気力を取り戻したとされる。

 現在の菅氏は党内で、岸田氏と反目する「非主流派」と位置付けられる。その菅氏がこのタイミングで勉強会をスタートさせるのは、今後の政局をにらんだ動きと受け止められている。周辺は「夏の参院選で岸田政権が揺らいだときに代わり得る勢力として備えておく」と語る。

 参院選で自民党が勝利し、首相が長期政権の足場を築いたとしても、一つの固まりを形成しておけば、一定の存在感をアピールできるとの狙いもありそうだ。

 勢力結集をうかがわせる動きは既に出ている。菅政権で党総務会長を務めた佐藤勉氏が2月25日に麻生派を退会。党内には「菅グループ」結成の布石との見方もある。勉強会には、菅政権を中心で支えた二階、森山両派議員も参加するとみられ、菅氏が非主流派の核になる可能性もある。

 一方、岸田政権を支える安倍晋三元首相も、かねて菅氏に無派閥議員を束ねた「派閥化」を提案してきた。安倍氏にとっても、かつて官房長官として自身を支えた「女房役」のグループ結成は、自身の現政権への影響力を強める材料になり得る。

 菅氏をめぐる思惑が党内で交錯する中、政権内には警戒感が広がる。閣僚の1人は「菅氏と一緒にやることが果たして得なのか」と苦々しげに語った。

7895チバQ:2022/03/09(水) 19:22:15
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20220309052001.html
麻生氏の功罪問われ「森友問題」 派閥重鎮・鈴木財務相がばっさり 4人退会で「親分」へのショック療法か  
2022/03/09 05:20神奈川新聞

麻生氏の功罪問われ「森友問題」 派閥重鎮・鈴木財務相がばっさり 4人退会で「親分」へのショック療法か  

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 8日の参院財政金融委員会で鈴木俊一財務相が前任の麻生太郎氏の功罪を問われ、いきなり森友学園問題を挙げる場面があった。一方で安倍晋三元首相の経済財政施策「アベノミクス」については高評価一色。自民党麻生派所属の重鎮閣僚による「突然のばっさり」(同党幹部)に「派内の身内につれない麻生氏へのショック療法では」(同)との見方も出ている。

 「最初に森友学園案件を真摯(しんし)に反省したい。決裁文書改ざんなどが二度と起こらないようにしていくことが大事だ」。立憲民主党の牧山弘恵氏(神奈川選挙区)から「麻生前財務相の功罪は何か」を問われた鈴木財務相は、質問でも言及がなかった森友問題を冒頭から持ち出した。財政健全化推進への評価を継いだものの、「罪」からの入りに与党議員席は「えっ? 何?」とどよめいた。

 一方でアベノミクスについて「財務省として客観的な評価を行うべきだ」と迫られると「デフレではない状況をつくり雇用も拡大した」と持ち上げ、検証も「既に評価は付いている」と否定。「財務省の失った信用を取り戻さないといけない」などと力を込めた森友問題への姿勢と一変した。

 牧山氏は「岸田文雄首相が『新しい資本主義』を本当に進めていきたいのであれば、アベノミクスの検証を避ける選択はあり得ない」と批判しつつ、「経済財政政策こそ業務の本筋。本来、真っ先に出て来るはずでは」と前財務相の功罪の列挙の順番を皮肉った。

 麻生派を巡っては先月、会長代行の佐藤勉前総務会長ら4人が退会し、党内第3派閥に転落。永田町では菅義偉前首相(衆院2区)の政策グループ結成と連動した動きとみられている。

 関係者によると「長い間お世話になりました」とあいさつした佐藤氏らに、麻生氏は「短い間、ご苦労さまでした」と返した。一切慰留しなかったことに派内では「冷たい印象を与え縮小再生産を招きかねない」との懸念が出たという。

 この日の財務相答弁に麻生派議員は「鈴木さんは麻生さんとのカラーの違いを出したかったのだろう」と推測。「身内に突き放されたらどんな気持ちになるのかを『親分』に知ってもらうためのショック療法であってほしい。造反だったら大変」と付言した。

7896チバQ:2022/03/10(木) 09:35:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c43ff9a537884e9f0a325cd6b39c10a1dd9190b
結集すれば自民最大派閥に、「宏池会」系3会派の事務総長が会食…安倍派「再結集の布石か」
3/9(水) 23:36配信
読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党の岸田派(45人)、麻生派(49人)と谷垣禎一・元総裁を中心とするグループ「有隣会」(約25人)でそれぞれ事務総長を務める根本匠、森英介、小里泰弘の3衆院議員が9日夜、東京都内の日本料理店で会食した。会合は小里氏が呼びかけたもので、3勢力が連携して岸田首相を支える方針を確認した。3氏による会合の定例化でも一致した。

 党内第3派閥の麻生派、第4派閥の岸田派、有隣会はいずれも、池田勇人元首相が創設した派閥「宏池会」の流れをくむ勢力で、所属議員数を合計すれば、最大派閥の安倍派(94人)を上回る。安倍派内からは「再結集して『大宏池会』を目指す布石ではないか」との臆測が出ている。

 一方、岸田首相はこの日、安倍元首相と衆院議員会館で約20分間会談した。首相は就任後、月に1回程度のペースで安倍氏と会談を続けている。首相は会談後、記者団に「ウクライナを巡る外交安全保障に関してアドバイスをいただいた」と語った。

7897チバQ:2022/03/10(木) 13:15:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae12964220d68a907a331b92471e0d7ca44eeb13
韓国大統領選は0・7ポイント差での政権交代…当選の尹氏、日韓関係「未来に向け協力」
3/10(木) 11:52配信

読売新聞オンライン
韓国大統領選で当選した尹錫悦氏(AP) 

 【ソウル=溝田拓士】9日投開票された韓国大統領選は、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)候補(61)が、左派系与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)候補(57)との接戦を制し、当選した。就任は5月10日で、5年ぶりに左派から保守に政権が交代する。尹氏は悪化した日韓関係の早期改善に意欲を示している。

(写真:読売新聞)

 中央選挙管理委員会の集計(開票率100%)によると、尹氏の得票率は48・56%で、李氏(47・83%)と0・73ポイント差だった。得票数でわずかに約25万票上回っただけだった。

 1987年の民主化以降の大統領選で得票率が最も僅差だったのは、金大中(キムデジュン)氏(40・27%)が李会昌(イフェチャン)氏(38・74%)に勝った97年選挙の1・53ポイントだった。

 投票率は77・1%で、前回2017年の77・2%とほぼ同じだった。

 尹氏は検事出身で、民主化後、初めて政治家を経験せずに大統領に就任することになる。10日午前4時20分頃、ソウルの国会図書館で「偉大な国民の勝利」だと述べ、勝利を宣言した。李氏は、共に民主党の党本部で「尹候補を祝福する」と敗北を認めた。

 尹氏は10日午前に記者会見し、日韓関係について、「未来に向け、互いに協力していきたい」と述べた。

 また、米国のバイデン大統領と電話会談した。就任後、早期に直接会談し、米韓関係の発展について協議する方針を確認した。

 選挙では、新型コロナウイルスの感染拡大で疲弊した経済の再生や、文在寅(ムンジェイン)政権下で深刻化した不動産価格高騰の問題、若者の雇用対策が主な争点となった。選挙期間中にロシアのウクライナ侵攻が始まり、外交・安保への関心も高まった。

 尹氏はミサイル発射を繰り返す北朝鮮問題について、南北融和を急ぐ文政権の姿勢を「屈従外交」と批判し、先制攻撃能力の保有や日米韓の連携を通じた抑止力の強化を訴えた。南北対話よりも北朝鮮の非核化を最優先とする方針だ。

 対日関係を巡っては、未来志向の日韓関係を目指すとした1998年の日韓共同宣言を基本とし、首脳間のシャトル外交を復活したい意向だ。尹氏は「歴史問題、経済、安保協力を包括的に解決する」と公言している。最大の懸案である、元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟を巡る問題への対応などが焦点となる。

 選挙戦では、終盤まで尹氏と李氏の支持率が伯仲した。3位の中道野党「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)代表(60)が3日、出馬を辞退して尹氏支持に回ったことで、尹氏は主要野党の統一候補となり、ややリードを広げた。

 李氏は北朝鮮との対話を重視する姿勢を説き、文政権を継承する考えを示していた。宅地開発を巡る自らの不正疑惑や家族のスキャンダルが響いた。

 得票率差で1ポイントを切る大接戦となった韓国大統領選は、韓国社会の分断の深さを反映している。

 保守系最大野党の尹錫悦(ユンソクヨル)氏は、中道野党の安哲秀(アンチョルス)代表との野党候補一本化で優位に立ったとみられていただけに、これだけの僅差は予想外だったはずだ。陣営は「候補一本化に危機感を感じた左派が結集した」と分析するが、安氏の支持層である若者や女性から、期待した支持を得られなかったことも響いたのではないか。選挙戦で尹氏が与党を攻撃し続け、不毛な政争を繰り返す旧態依然のイメージを持たれたのかもしれない。

 尹氏の「国民の力」は定数300の国会で議席数が106議席の少数与党となり、総選挙は2年後までない。尹氏は10日未明、支持者を前に「国民統合を最優先に考える」と述べ、他党との協力を約束した。

 文在寅(ムンジェイン)大統領も、朴槿恵(パククネ)前大統領もそう誓ったが、青瓦台(大統領府)に入ってから初心を忘れたような独断専行が目立った。尹氏が悪習を断ちきれるかどうかが問われることになる。(ソウル支局長 豊浦潤一)

7898チバQ:2022/03/10(木) 20:13:02
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-835533.html
片山さつき議員の安倍派入りに暗雲 安倍元首相との密約に派閥議員が猛反発のウラ
2022/03/10 17:00デイリー新潮

片山さつき議員の安倍派入りに暗雲 安倍元首相との密約に派閥議員が猛反発のウラ

片山さつき氏

(デイリー新潮)

 果たして“問題”は解決するのか。自民党の片山さつき・元地方創生担当相(62)は、3月13日の自民党大会までに新たな所属派閥を明らかにするという。だが、それほど時間は残されていない。担当記者が言う。

 ***

「2月21日、二階派が突然、片山さんに退会を勧告したのが発端でした。時事通信などは『実質的には除名』という二階派議員の匿名コメントを報じました。一方の片山さんは猛反発。『昨年12月に退会を伝えた』と反論しただけでなく、『名誉毀損で人権侵害』などと噛みついたのです」

 騒動はこれで終わらなかった。片山氏の反論を、今度は二階派のトップ、二階俊博・元自民党幹事長(83)自らが否定したのだ。

 二階氏ほどの“権力者”が、わざわざ「片山氏の発言は間違っている」と反論したことは異例の事態と言える。

「二階氏と二階派事務総長の武田良太・前総務相(53)など幹部4人が22日、連名で『事実無根であることを確認した。自己保身的で誤った発信を放置することはできず、厳重に抗議せざるを得ない』との談話を公表したのです。談話の内容も非難のニュアンスが強く、まさに“泥仕合”でした」(同・記者)

安倍派議員は猛反対!?
 朝日新聞は23日の朝刊に「二階派、片山氏に退会勧告 片山氏『名誉毀損』、安倍派へ移るとの見方」との記事を掲載した。

 文中では、片山氏が《最大派閥の安倍派(清和政策研究会)に移るとの見方》があると指摘し、《安倍派の閣僚経験者は「我が派に対するメッセージだろう。『事実上除名にした人をまさか受け入れないでしょうね』と」と語った》と伝えた。

 25日に片山氏が退会届を提出し、少なくともマスコミの報道は止まった。だが、本当に片山氏が、安倍晋三・元首相(67)が会長を務める「安倍派」に入会できるのか、永田町の関係者は固唾を呑んで見守っているという。

 そんな中、安倍派の幹部が取材に応じた。「困ったことに、片山さんの入会に主要メンバーは全員が反対しているんですよ」と言う。

「去年の総裁選が発端でした。安倍さんが支援する高市早苗さん(61)の推薦人に、片山さんは名を連ねました。その際に片山さんは安倍さんとの間で、高市さんを全面バックアップする代わりに、安倍派に移るということで合意したようです。とはいえ、基本的には2人だけの話です。根回しも何もしていません」

 今回の騒動で初めて知ったという安倍派議員も少なくないという。

「安倍派には片山さんに好感を持っていない議員もいます。安倍派に入るとなると、大モメは必至でしょう。頭の痛い問題ですが、安倍さんは一度話し合って、『派閥内には異論がありますよ』と報告しなければならないでしょうね」(同・安倍派幹部)

7899チバQ:2022/03/10(木) 20:13:24
片山氏の悲願
 文春オンラインは2月21日、「〈異例の勧告〉片山さつき議員の二階派退会『義理人情に欠ける』と強烈批判も…彼女の『本当の狙い』とは?」との記事を配信した。

 文中に自民党関係者が登場し、以下のように発言している。

《二階俊博氏が幹事長を退いたことで、もうここにいる意味はないと見切ったのでしょう》

 だが、この解説は、事実とはやや異なるようだ。

「片山さんは、町村信孝さん(1944〜2015)が派閥の会長だった『町村派』(2006〜2014)の頃から、清和研に入りたいと打診していました。その後、『細田派』(2014〜2021)の会長だった細田博之さん(77)にも頼んでいます。片山さんが清和会に入りたいという意思を表明したのは、昨日や今日の話ではないんです。むしろ長年の悲願と言ったほうがいいでしょう」(同・安倍派幹部)

 それだけラブコールを送り続けても、なかなか清和研には入れなかった。その一方、「来る者拒まず」として知られる二階派は、片山氏を持て余していたという。

尾を引く可能性
「片山さんは2009年の衆院議員選挙で落選し、翌10年の参院議員選挙で返り咲きを果たしました。参院選は比例区ですので、自民党を支援してくれる業界団体が片山さんをバックアップしてくれています。ところが片山さんは、業界団体からの評判があまり良くないのです。『何とかしてくれ』と悲鳴を上げる団体も少なくなく、二階派の幹部も困っていたようです。最終的に二階さんは、片山さんに『出て行け』と引導を渡したわけです」(同・安倍派幹部)

 片山氏も出て行きたいのだから、二階派から追い出されたとしても実害はない──こんな解釈も可能だが、そういうわけにはいかないようだ。

「片山さんを迎えることに、これだけ安倍派から反対意見が出ているわけです。片山さんが考えているように、安倍派への“移籍”が簡単に認められるとは思えません。安倍派が二階派から片山さんを“引き抜いた”ような印象を持たれたら困りますしね。片山さんは3月13日の自民党大会までに、この問題にケリを付けたいようですが、まず無理でしょう。おまけに今年の参院選は、片山さんは改選に当たります。派閥の支援も受けられないとなると、再選も危うくなると思います」(同・安倍派幹部)

デイリー新潮編集部

7900チバQ:2022/03/15(火) 20:26:29
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-538885.html
石破氏に秋波も!菅氏が「勉強会」発足へ今動く訳 自民党の冷や飯組の"駆け込み寺"になる可能性
2022/03/15 04:30東洋経済オンライン

石破氏に秋波も!菅氏が「勉強会」発足へ今動く訳 自民党の冷や飯組の"駆け込み寺"になる可能性

石破氏に秋波も!菅氏が「勉強会」発足へ今動く訳

(東洋経済オンライン)

ウクライナ危機とコロナの挟撃に岸田文雄首相が苦闘する中、菅義偉前首相が党内有志議員による「勉強会」発足に動き始めたことが波紋を広げている。いわゆる「菅グループ」を軸とした反主流派結集となれば、岸田政権への露骨な揺さぶりともなるからだ。

昨年暮れから政治の表舞台で再始動した菅氏は、ここにきて周辺に2022年度予算成立後に勉強会を立ち上げる意向を漏らしている。ただ、派閥結成を否定してきた菅氏は「勉強会」について、菅政権で掲げた重要政策の実現を目指す政策集団と位置付ける構えだ。

菅氏は首相在任時、コロナ対応での国民の厳しい「後手」批判などで求心力を失い、「菅首相では衆院選惨敗」とする自民内の“菅降ろし”に屈して、党総裁選直前の退陣表明に追い込まれた。しかし、ワクチン接種などで示した手腕への再評価に気力を取り戻し、最近の言動ではキングメーカーへの意欲もにじませる。

ただ、ロシアのウクライナ軍事侵攻での国際社会の緊迫と混乱は、「戦後最大の国難」(岸田首相)であることは否定できない。その中で前首相が政局的な動きをすることへの与党内の反発も多く、「菅氏についていく議員は限られる」(麻生派幹部)との厳しい声も少なくない。

発足は3月末から4月上旬が見込まれている
菅氏は「公約した政策には責任がある」として、勉強会での最重要テーマを、菅政権発足時に掲げた、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現とする考え。併せて、不妊治療の支援策などにも積極的に取り組む意向とされる。

注目の勉強会発足の時期は、2022年度予算成立と、ウクライナ危機の展開も踏まえ、3月末から4月上旬が見込まれている。菅氏はそれまで、党内の幅広い人脈を活かして参加者を拡大させ、初会合にこぎつける戦略とみられる。

また菅政権で推進した省庁改革の一環として、コロナ対応で国民的批判を浴びた厚生労働省の組織見直しにも取り組む意向も示しているとされる。

そこで注目されるのが参加議員の顔ぶれだ。党内には、菅氏に近い無派閥衆院議員のグループ「ガネーシャの会」(15人)と、菅氏を慕う無派閥参院議員のグループ(11人)が存在する。当然、勉強会には、両グループの大半が参加するとみられている。

その一方で、菅グループ外からのさまざまな参加者も浮上。すでに菅内閣の総務相だった二階派の武田良太衆院議員が参加の意向を示し、菅氏と当選同期で2月25日に麻生派を退会したばかりの佐藤勉前総務会長と同調者数人の参加も取り沙汰されている。

また、総裁選で河野太郎現党広報本部長を支援した石破茂・元幹事長との連携も図ろうとしている。石破派解消後、同氏を中心とする党内横断的グループが3月2日に開いた初の勉強会には、ガネーシャの会のメンバーの一部が出席した。党内では「菅氏が自身の勉強会発足を見据え、石破氏に秋波を送った」(菅氏周辺)と見る向きもある。

7901チバQ:2022/03/15(火) 20:28:31
今後の政局混迷を見据えた動き
さらに菅氏は、二階派(44人)を率いる二階俊博・元幹事長や森山派(7人)の森山裕総務会長代行との共闘も模索する。二階派幹部は「菅グループとはしっかり連携する」としており、勉強会が「党内の冷や飯組の駆け込み寺」(岸田派幹部)となれば、「ポスト岸田」をにらんだ党内反主流勢力の結集ともなり、旗頭の菅氏の影響力が高まることも間違いない。

それだけに、菅氏による勉強会発足は、今後の政局混迷を見据えた動きと受け止める向きが多い。菅氏側近は「夏の参院選で自民が予想以上に苦戦した場合、次期総裁選に向けて、岸田首相を追い落とす準備」と漏らす。

もちろん、現状では野党の分断などで「参院選は自民勝利が確実」(選挙アナリスト)との見方が多い。当然、岸田政権の基盤強化が見込まれるが、その場合でも党内横断的な菅グループが健在なら、菅氏は「党内実力者として無視できない存在」(自民長老)となる。

その一方で、最大派閥安倍派の領袖として党内ににらみをきかせる安倍晋三元首相と菅氏の連携が取りざたされることも事態を複雑にしている。

昨秋の衆院選後、安倍氏は菅グループの「派閥化」を繰り返し提案してきた。岸田首相を支持する立場ながら、裏舞台でのあつれきもあるとされるのが安倍氏。それだけに、安倍政権の官房長官だった菅氏との協力関係再構築は、岸田政権への圧力となることは間違いない。

このように、菅氏の勉強会立ち上げは自民党内の権力闘争の構図を変える可能性があり、岸田政権の幹部も警戒心を隠さない。ただ、この段階での菅氏の動きには、党内の「困惑と不信感」(閣僚経験者)が拭えないのも事実だ。

公明党は「必ずしも菅氏を頼りにはしていない」
菅氏は公明党との太いパイプを維持しているとされるが、公明党は「必ずしも菅氏を頼りにはしていない」(幹部)とみられている。3月13日の自民党大会でも、岸田首相と山口那津男公明党代表がそろって、参院選勝利に向けての連携強化をアピールしてみせた。

参院選での自公選挙共闘については、昨年来あつれきが目立っていた。しかし、自民党大会の直前になって双方が関係修復に動き、足並みが乱れていた各選挙区での「相互推薦」でも合意する方向となった。これを「自公党首の菅氏の動きへの警戒心の表れ」(自民選対)と勘繰る向きもある。

そうした中、保守3分裂の選挙となって結果が注目された3月13日投開票の石川県知事選は、馳浩元文科相が大接戦の末に初当選した。馳氏は安倍派所属で、安倍氏や森喜朗元首相が支援する一方、日本維新の会が推薦したことが「勝利に結びついた」(自民選対)との指摘もある。

ただ、地元石川の維新幹部は猛反対したのに、維新の松井一郎代表と親密な安倍・菅両氏の働きかけで維新の馳氏推薦が実現したとされる。同知事選は安倍派の内部分裂で安倍氏の指導力も問われていただけに、安倍氏は安堵したものの「岸田首相はあまり関係のよくない維新に借りができた」(自民選対)との声も出る。

そうした中、通常国会前半の最優先課題だった2022年度予算は、18日にも成立する段取りだ。このため、岸田政権の当面最大の課題は、ウクライナ危機とコロナ対策への対応となる。まさに東西冷戦の再来とパンデミックという文字どおりの国難だけに、与党内には菅氏らの動きも含め「今はコップの中の争いなど論外」(自民長老)との声も広がる。

著者:泉 宏

7902チバQ:2022/03/17(木) 01:26:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220316X544.html
閣僚1減、岸田首相「調整中」=五輪相ポスト、月末で消滅
2022/03/16 21:24時事通信

 岸田文雄首相は16日の記者会見で、東京五輪・パラリンピックの閉幕を受けて今月末で五輪担当相ポストが消滅し、閣僚数が1減となることへの対応を問われ、「今、調整している」と述べた。五輪担当相は現在、岸田派の堀内詔子衆院議員がワクチン担当相と併せて務めており、同氏が外れる可能性も取り沙汰されている。

 首相は「ワクチンを軽視している印象を持たれてはならない。しっかりした体制を考えたい」と説明。「仮に担当が代わっても、政府全体で総力戦で感染症対策に立ち向かっていきたい」と強調した。

7903とはずがたり:2022/03/19(土) 11:15:46

https://twitter.com/yutaro_tamura/status/1504653347969978369
田村雄太郎
@yutaro_tamura
月刊 選択3月号によると青木幹雄に関して茂木敏充は内輪の会合で「せいぜい工場長ぐらいしかやってない人がずっと経営に口を出している」と吐いた。この発言は青木に到達済み。青木は参院選が終われば派閥を割ってでも茂木降ろしに向かう覚悟を崩さない。#自民党 #茂木敏充
午前11:58 ・ 2022年3月18日・Twitter for Android

7904チバQ:2022/03/21(月) 08:06:37
二之湯を外したほうが良いのでは?
京都のマネロン問題&どうせ引退&課題抱えてないし
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031400771&amp;g=pol&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=link_back_auto
【点描・永田町】堀内ワクチン担当“解任説”の訳
2022年03月20日18時30分


首相官邸で初閣議後、記念撮影に臨む堀内詔子ワクチン担当相=2021年10月4日
首相官邸で初閣議後、記念撮影に臨む堀内詔子ワクチン担当相=2021年10月4日

衆院予算委員会で岸田文雄首相(手前)の答弁を聞く堀内詔子ワクチン担当相=2月2日、国会内
 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染拡大の要因の一つとされる、高齢者らへの3回目ワクチン接種の大幅遅れで岸田文雄首相への批判が強まる中、永田町では堀内詔子ワクチン担当相の“解任説”が広がっている。堀内氏の“本業”は五輪担当相で、昨秋の東京五輪・パラリンピック閉幕に伴い同ポストの3月末廃止が決まっており、首相も堀内氏を閣僚から外す意向とされるからだ。その場合、堀内氏が兼務するワクチン担当相が宙に浮くことになり、首相は実質的にワクチン対策を仕切る後藤茂之厚生労働相か、コロナ担当を兼務する山際大志郎経済財政担当相に任せる方向で調整を進めるとみる向きが多い。

 ただ与野党を問わず、閣僚としては未知数だった堀内氏を、コロナ対策のカギともなるワクチン担当に起用した首相の責任を問う声が強まっている。臨機応変な答弁ができず、官僚メモの棒読みばかりで立ち往生する場面が目立つ堀内氏は、野党側の追及の格好の標的で、「もはや首相も守り切れない」(自民国対)のが実態だからだ。そもそも与党内では「堀内氏の閣僚起用は総裁選での貢献に報いる典型的な論功人事」(自民長老)との見方が支配的。政権内部でも「指導力が疑問視される堀内氏になぜ、極めて重責のワクチン担当を兼務させたのか」(有力閣僚)などと、閣僚人事での「首相の判断ミス」(同)との指摘が相次ぐ。
◇「岸田派プリンセス」への情実人事?
 堀内氏は2012年衆院選の山梨2区で初当選し、現在4期目。首相は自民総裁選勝利を受けた組閣で、同じ当選4回組の小林鷹之経済安保担当相、牧島かれんデジタル相と堀内氏の3氏を「若手起用」による目玉人事としていた。ただ小林、牧島両氏と違い、堀内氏は「初当選時から首相のお気に入りで、自民党内で1、2位を続ける党員獲得数で、岸田総裁実現にも大きく貢献した」(岸田派幹部)ことが、抜てきの理由だとされる。そもそも堀内氏は政界でも「超上流階級の出身」(同)として知られる。父方の祖父は日本開発銀行総裁などを務めて「財界四天王」と呼ばれた小林中氏(故人)。さらに母方の祖先は明治の元勲・大久保利通で、麻生太郎副総裁とも縁戚関係という華麗な家系だ。
 堀内氏自身も幼稚園から大学まで学習院。大学時代は秋篠宮皇嗣殿下の同期生で、当時皇太子だった現天皇陛下のお妃(きさき)候補として名前が挙がったこともある。そんな「究極のお嬢様」が政界入りしたのは、義父の堀内光雄元通産相(故人)の政界引退に際し、光雄氏の選挙応援で大活躍した堀内氏を地元後援会が後継者に強く推し、これに応えたためだ。当選後は「極めて真面目で人柄も良く、誰にも好感を持たれる女性政治家」(自民幹部)との評価から、総裁選告示でも麻生派最高幹部の鈴木俊一氏(財務相)と共同届け出人となり、「岸田派のプリンセス」(同)と呼ばれるようになった。
 首相にとって、堀内光雄氏は宏池会(現岸田派)領袖(りょうしゅう)も務めた大先輩で、しかも鈴木財務相の父の善幸元首相が宏池会領袖時代の最側近。このため堀内氏の存在が、総裁選での麻生派との連携強化にもつながったとされる。首相は総裁選での女性閣僚積極起用の公約も踏まえ、側近の堀内氏を抜てきしたが、五輪担当相だけでは途中退任が既定路線化することから、ワクチン担当兼務で「格上げしたのが真相」(同)とされる。
 ただ、これが「ワクチン接種を軽視していた証拠」(自民長老)との疑念につながり、「情実人事の果てのワクチン担当解任」(同)となれば、首相の任命責任も問われて、求心力低下につながる可能性が少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」3月14日号より】。

7905チバQ:2022/03/21(月) 08:13:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/f654779f035bf40aee88d836bace0546d24b476d
故竹下氏お別れの会 創業家去った名門派閥の節目に
3/14(月) 17:58配信

産経新聞
竹下亘元復興相のお別れの会で、献花する参列者ら=14日午後、東京都港区(飯田英男撮影)

自民党第2派閥の茂木派(平成研究会)は14日、東京都内で、昨年9月に74歳で死去した竹下亘前会長のお別れの会を竹下家と共催で開いた。兄の竹下登元首相が旗揚げし、小渕恵三元首相が育てた名門派閥は世代交代が進んだ。新体制では派閥として新たな独自政策を打ち出す計画もある。お別れの会は「竹下、小渕両元首相の派閥」の幕が閉じる節目となった。

【写真】昨年9月に74歳で死去した竹下亘前会長

お別れの会では、党総裁の岸田文雄首相、安倍晋三元首相ら約1千人が献花した。後任会長に就いた茂木敏充幹事長は参列者への謝辞で「竹下先生からいただいたご指導を胸に、多くの仲間と力を合わせ、政界のど真ん中で活躍するグループにしていく」と述べた。

平成研では今後、少子高齢化対策や安全保障といった政策の議論を重ね、打ち出したい考えだ。茂木氏は「技術(革新)に人間の倫理が追い付かない問題への対処」などを議論したいと語っている。新たな政策の旗印は茂木氏の「ポスト岸田」戦略にもつながる。

島根県の山間の集落で育った亘氏は「田舎者」を自称し、兄と同じ「ふるさと創生」を政治信条としていた。茂木派中堅は「現代風の派閥にカラーが変わった」と語る。

平成研はかつて最大派閥として政界を支配したが、清和政策研究会(現安倍派)出身で「反平成研」の小泉純一郎元首相に力をそがれた。亘氏は、最大派閥となった清和研に関し「軍門に下るつもりはない」とライバル視もしていた。だが、竹下家は政界から去った。茂木派はポスト岸田も見据え安倍派を含む幅広い連携を図っている。

竹下、小渕両元首相に薫陶を受けた議員は今や少数派だ。昨年の衆院選で「小渕チルドレン」を自任した山口泰明前事務総長らベテラン勢が引退。衆院議員のうち、両元首相が死去した平成12年以降の初当選が9割近くを占める。山口氏は後任の事務総長に小渕氏の次女、小渕優子党組織運動本部長を推したが、茂木氏は新藤義孝元総務相を起用した。派閥の政策責任者は古株の船田元氏から、茂木氏が高く買う中堅の木原稔氏となり、着実に世代交代が進んでいる。(田中一世)

7906チバQ:2022/03/21(月) 08:15:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/962827959e8df15c67fb1f206f4ad409f5a4a114
安倍離れ?二階派入り?新党? 「第三の女性総理候補」稲田朋美氏が描く逆転シナリオ
3/18(金) 17:19配信
NEWSポストセブン
総裁選についてはどう見ているのか

 日本初の女性総理候補と目される政治家たちの本音を聞く連続インタビュー。第2弾は、かつて「安倍晋三・元首相の秘蔵っ子」「タカ派のアイドル」と呼ばれた稲田朋美・元防衛相(63)である。「週刊ポスト」の新シリーズ《女性総理、誕生!》から飛び出したスピンアウト企画。3月18・25日号の第1弾(高市早苗氏)に続き、ノンフィクションライターの常井健一氏が斬り込んだ。【全4回の第4回。第1回から読む】


 2021年の総裁選で稲田氏が属する細田派(現・安倍派)は自主投票を決めたが、多くは安倍氏が支援を決めた高市陣営に流れた。一方、二階派は河野太郎氏と高市氏を両天秤に掛けつつ、野田陣営に8人も推薦人を出し、野田氏にとって悲願の総裁選出馬を下支えした。稲田氏が慕った2人の大物は彼女ではない、無派閥の女性を「総理候補」とした。

 今後、稲田氏がトップを狙う場合、所属する安倍派を代表して出馬する以外には、二階氏のような融通無碍な大物を味方につける必要がある。近年、稲田氏の周辺では「安倍派離脱」や「二階派移籍」の噂が絶えない。

 いずれにせよ、現状では無派閥の高市、野田両氏と推薦人集めで競うことになるだろう。つまり、近い将来、自民党から女性総理が生まれるとすれば、女性同士の熾烈な前哨戦が繰り広げられることを意味する。岸田政権の次に向けた神経戦はすでにはじまっている。

──次の総裁選出馬は考えていますか?

「私が出たいと言っても出られるようなもんでもないので、それに向けて努力をします。でもね、私は1回生の時から自民党総裁を目指すと公言していたんだよね。普通、1年生議員が総理目指すって言うか!って(笑)」

──稲田さんが女性初の総理になるにはどんな準備が必要だと思いますか。

「人気取りよりも、目指すべき日本の姿と主要政策をもっと明確にしなければなりませんね。先日亡くなった石原慎太郎さんがあれだけの国民的人気があっても、なれなかったくらいですからね」

──よく言う「ガラスの天井」を感じますか?

7907チバQ:2022/03/21(月) 08:15:52
「どうかな。天井にぶち当たるまで上昇してないから。ただ、就職活動の時は感じましたね。男女雇用機会均等法が成立する前だから、地方出身で東京に下宿している4年制大学の女子学生にとっては就職先がない時代でした。だから私は資格を選んだのですが、弁護士になっても法律事務所の募集要項には堂々と『30歳以下男性』って書いてありましたからね」

──雇均法が施行されたのは1986年。それ以前の日常風景ですか。

「私はボス弁の先生から『5年間結婚しないなら雇ってやる』って言われて、私は『結婚しません!』って言い切って雇ってもらいました」

──現代では許されない感覚がまかり通っていた。当時に比べると、今の自民党はマシですか?

「推薦人20人のハードルって高いなーと思うんですけどね。派閥で決まるという面よりも、やっぱり政治家なので論戦でもって誰がいいかを選ぶ総裁選であってほしい。派閥の中には、まだまだ年功序列もあり、『経験も足りないくせに……』とかなりますからね。私のように人にどう思われようと正しいことは言ってすぐ行動するというタイプは、今の派閥政治の下では難しいですよね」

──いっそのこと、小池百合子さんのように自民党を飛び出したらどうですか。保守系野党のリーダーとして総理を狙うという選択肢もあります。

「私、自民党が好きやからね」

──どんだけ! 自民党の何がいいんですか?

「立党の旗がしっかりしていますからね。安倍さんがおっしゃる『戦後レジームからの脱却』、憲法改正によって本当の意味で日本が独立を果たすという目標ですよね」

 稲田氏にはもうひとつの挫折体験がある。一部マスコミの批判的な報道に対し、名誉毀損訴訟を起こして応戦した時期があった。一件は敗訴、もう一件は取り下げて終結した。当時を振り返り、過剰防衛だったと自省する。

「今考えると、マスコミと溝をつくらずに、もう少しうまく対応できたのでないかと」

 保守主義とは「人間は不完全である」という前提に立つ謙虚な思想である。間違える存在であるがゆえに、先人の知恵や伝統にならい、自らを律し、過ちを改めながら前進していく。本来、排外主義や権威主義、あるいは「ヘイトスピーチ」とは一線を画す鷹揚な概念なのである。

 稲田氏は雌伏の間、保守思想を一から学び直した。そして今、多様性を認め合える寛容な社会をつくることが「日本の良きもの」を保守することにもつながると主張する。

──リーダーは常に毀誉褒貶に晒される。自分を見失わないために続けていることって、何かありますか?

「1日おきで、ランニングをしていますね。今朝も10キロ走りました。秘書も伴走してくれたんですけど、途中でいなくなっちゃったな(笑)」


──10キロは伴走する方も大変ですね。道端で「あ、稲田朋美だ!」と気付かれることはないんですか。

「ないない。化粧してないし、帽子かぶってサングラスして、ランニングの格好をしているでしょ。地元の福井では気付いてほしいじゃないですか。でも気付かれない」

──安倍さんのストレス解消法はゴルフ、菅さんは朝の散歩、岸田さんは風呂場での独り言……。稲田さんはランニング。

「私だって、凹むんですよね。朝走ると絶対頑張ろうって感じに切り替わります。とにかく朝日を浴びたら、なんかすべて望みが叶うようなポジティブな気分になる(笑)。やったほうがいいですよ、みなさんも!」

(了。第1回から読む)

【プロフィール】
稲田朋美(いなだ・ともみ)/1959年、福井県生まれ。早稲田大学法学部卒業。1982年、司法試験合格、1985年、弁護士登録。李秀英名誉毀損訴訟、「百人斬り」報道名誉毀損訴訟などに携わる。2005年に初当選後、内閣府特命担当大臣(規制改革)、国家公務員制度担当大臣、防衛大臣、自民党政調会長、同幹事長代行などを歴任。衆院福井1区選出、当選6回。

【インタビュアー・構成】
常井健一(とこい・けんいち)/1979年茨城県生まれ。朝日新聞出版などを経て、フリーに。数々の独占告白を手掛け、粘り強い政界取材に定評がある。『地方選』(角川書店)、『無敗の男』(文藝春秋)など著書多数。政治家の妻や女性議員たちの“生きづらさ”に迫った最新刊『おもちゃ 河井案里との対話』(同前)が好評発売中。

※週刊ポスト2022年4月1日号

7908チバQ:2022/03/23(水) 19:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/125cebc4e28d295bcb4cfae3c837ec8a4d07d274
菅前首相、二階元幹事長が「大派閥」結成で逆襲?岸田首相、最大派閥・安倍派がピリピリ 〈dot.〉
3/23(水) 8:50配信
AERA dot.
菅前首相と二階元幹事長

 東京都内の日本料理店に3月15日夜、集まったのは、菅義偉前首相と二階俊博元幹事長、そして林幹雄元幹事長代理、森山派(旧石原派)の森山裕会長の4人。二階派の国会議員はこう語る。


「参院選での自公の選挙協力でもめていることで、意見交換したと聞いているけど、それを信じる人はいませんよね、このメンバーですから。二階氏の逆襲がはじまったのではと、派内では言われている」

 この会合に神経をとがらせるのが、岸田文雄首相や最大派閥、安倍派会長の安倍晋三元首相らだ。

「政治は数が力の源泉。非主流派が大きな塊になるのは看過できない」と安倍派の国会議員は警戒感をにじませる。

 岸田政権になり、政権の中枢から非主流派に転げ落ちた菅氏と二階氏。

「2020年9月、菅氏が首相の座を手中にした。二階氏、林氏、森山氏との会談で自民党の総裁選出馬への支持が得られたことで勢いがつき、決断したからです。もう一度という思いがあるのではないか」(自民党の閣僚経験者)

 菅氏は自らの派閥を持たなかったことが一因で、昨年10月の自民党総裁選では十分な支持が得られないと出馬を断念に追い込まれた。岸田政権となって以降、何度も自身が主宰する「ガネーシャの会」を中心とした「菅派」の結成が噂にのぼっていた。

 そこに二階派や森山派が加わるのではないかと、15日の会合からささやかれるようになった。自民党で歴代最長となる5年2か月、幹事長として豪腕をふるった二階氏。

 幹事長を去ってからも、自民党本部の「国土強靭化推進本部」の部屋に毎日、通う。2月に部屋を訪れた二階氏の地元、和歌山県の支援者はこう語る。

「幹事長時代と同様に、官僚、議員、業界団体などいろいろな方々が部屋で順番待ちをして、外にまで人があふれていた。機嫌がいい時は、予定時間をオーバーしても、選挙から政局、予算に陳情まで話し込むそうです。私が訪ねた時も、かなり時間を過ぎても地元の話で盛り上がった。参院選も二階氏独自の見立てを披露していた」

 二階氏の健在ぶりは今も変わらないという。だが、昨年10月の衆院選で、所属議員が10人減り、さらに2月には片山さつき元地方創生担当相の退会問題で、泥仕合が報じられるなど二階氏が求心力を失っていたのも事実。現在、二階派の所属議員43人は岸田派にも抜かれ、党内では5番目の派閥に甘んじる。

「派内では当初、菅氏の派閥と連携でよいとの見方でした。昨年の総裁選で自派から首相、総裁候補が出せなかったことが非主流派に転落した要因の一つです。そこで菅氏やそのグループも引っ張って、そして関係が深い森山派も加えて二階派を中心とした、大きな派閥を作って、数でも岸田首相や安倍派など主流派と対抗しようという考えです。菅氏にとっては、再登板の目も出てくるので、お互いにメリットがある」(前出・二階派の国会議員)

7909チバQ:2022/03/23(水) 19:35:28
 麻生派から佐藤勉前総務会長をはじめ4人が退会し、菅氏のグループに加わるとみられ、派閥化への準備が着々と進む。

「春くらいには、勉強会を立ち上げて、時期をみて派閥になると思う。麻生派をやめた佐藤氏が派閥を仕切るのではないかとの声がある。一方で二階派との合流という人もいる」(菅氏のグループの国会議員)

 菅氏のグループは衆参で30人ほどとみられる。そこに二階派の43人、森山派の7人が加わると、70人から80人規模の派閥となり、安倍派に続く党内第2派閥に浮上する。二階氏と菅氏は公明党と太いパイプもある。

 夏の参院選を控え、公明党との「相互推薦」がギクシャクする中、岸田首相は、菅氏の元を訪ねて自公関係の修復について、協力を依頼している。また、二階派の中ではこんな話もあがっているという。

「二階派は負け組といわれるが、裏で二階氏が動き、昨年10月の衆院選で37人まで減ったが今は43人にまで盛り返している。麻生派から佐藤氏らが抜けてきた。昨年の総裁選で麻生氏は自派の河野太郎氏を推さずに岸田氏支援を公言していた。菅氏は河野氏を重要閣僚で重用し、関係は非常にいい。菅氏のラインで河野氏を派閥に引き抜けないかというプランもある。そうなれば、河野氏という最高の首相・総裁候補を派閥で立てることができる」(別の二階派の国会議員)

 非主流派の巻き返しに岸田首相、安倍氏も黙ってはいない。

「安倍氏は菅氏と何度も会い、グループの派閥化、二階派への合流について慎重になるようにと話していた。だが、ここにきて2人には距離感があり、安倍氏より二階氏を菅氏が選んだのかもしれない。岸田首相は未だに派閥会長を退かず、岸田派のまま。それほど首相も、主流派と非主流派の動向に神経をとがらせている。最大派閥の会長として安倍氏は岸田首相を選び勝たせた。『岸田首相にはしっかりやってもらわねばなりません。それを支えるのが役目です』と派閥の会合でもよく口にしている」(安倍派所属の国会議員)

 自民党で政務調査会の調査役を長く務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「安倍氏がキングメーカーたるゆえんは、最大派閥の会長であり、岸田政権をつくったからだ。それにロシア、ウクライナ情勢で経済の不安要素が増大しており、アベノミクスの責任も問われかねず、安倍氏は厳しい状況だ。菅・二階連合の反撃を許していてはキングメーカーの座も危ういので、非主流派連合は必死で食い止めにいくはず。夏に参院選があるとはいえ、野党が体たらくで政権交代につながる要素はほぼない。それだけに、より党内抗争が激しくなる」

 一方、岸田首相はどうなのか?

「まん延防止法の全面解除に踏み切ったのは、参院選対策でもあります。ただ、もう一つの参院選対策である年金生活者への5千円給付は、茂木幹事長が主導して公明党との隙間を埋めるための配慮として浮上した話ではあったものの、それに乗った岸田首相はセンスがないと批判されています。政調会長時代に主導して赤っ恥をかいた『減収世帯への30万円給付案』の二の舞となりそうだと危惧されています。得意の外交は、最大の焦点であるウクライナ情勢に関しても、インド・カンボジア両首相との共同声明でロシアを名指しで言及できたわけでもなくチグハグです。岸田首相はベルギーのG7で存在感を発揮して参院選へ弾みをつけようと張り切っていますが…」(官邸関係者)

 夏の参院選を前に、党内政局が動きそうだ。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7910チバQ:2022/03/23(水) 21:24:26
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220322X153.html
「低調」予算委、岸田首相乗り切る=自民にあつれき、参院選へ不安
2022/03/22 19:04時事通信

 約2カ月にわたる2022年度予算の審議が、22日に終わった。立憲民主党が政権追及に徹しきれず、2月後半からは世論の関心がウクライナ情勢に移ったこともあり、岸田文雄首相は無難に乗り切った。ただ、自民党執行部内のあつれきが表面化しており、安定政権への関門となる夏の参院選を控え、火種となりそうだ。

 22日の参院予算委員会。立民の福山哲郎前幹事長がウクライナ避難民の支援拡大を求めたのに対し、首相は「ご指摘の点も含め至急検討し、実行したい」と回答。福山氏は「前向きに発言いただいて大変ありがたい」と語った。

 今夏には参院選が予定され、政府・与党は与野党対決型の法案提出を見送り、「聞く力」を掲げる首相は安全運転に徹した。新型コロナウイルスをめぐり、3回目のワクチン接種が遅れ感染者は急増したが、変異株「オミクロン株」は重症化しにくいことにも助けられた。

 立民の見せ場は乏しかった。ガソリン税を一時的に下げる「トリガー条項」凍結解除は昨年末に法案を提出していたが、国民民主党にお株を奪われた。政権の看板政策、経済安全保障推進法案に関し元官僚の不祥事を取り上げたものの、打撃を与えたとは言いがたい。日程闘争には慎重で閣僚の不信任決議案などは一切話題にならず、国民の「準与党化」で、野党各党の足並みも乱れた。

 ◇高市氏、首相に直談判

 一方、自民幹部間の不協和音も大きくなっている。高市早苗政調会長は、トリガー凍結解除の議論や年金生活者に対する5000円程度支給の与党方針にほとんど関与できず、調整を取り仕切る茂木敏充幹事長や首相への不満を募らせている。

 高市氏は17日、首相と官邸で向き合った。関係者によると、高市氏は「党が採用する議案は、政務調査会の議を経る」と明記した党則の一節を大声で朗読。首相は「私も政調会長を務めたから分かっている」となだめた。茂木、高市両氏は党役員会で顔を合わせても口もきかないという。

 党内非主流派の閣僚経験者は「内閣支持率が下がってきたら(党内は)荒れる」と予測。政権幹部はトリガーの議論を念頭に、「野党を分断するはずが、党内でも分断が起きている」と懸念を漏らした。

7911とはずがたり:2022/03/24(木) 08:31:27
「低調」予算委、岸田首相乗り切る 自民にあつれき、参院選へ不安
2022年03月23日08時14分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022032201002&amp;g=pol

 約2カ月にわたる2022年度予算の審議が、22日に終わった。立憲民主党が政権追及に徹しきれず、2月後半からは世論の関心がウクライナ情勢に移ったこともあり、岸田文雄首相は無難に乗り切った。ただ、自民党執行部内のあつれきが表面化しており、安定政権への関門となる夏の参院選を控え、火種となりそうだ。
国民「準与党」鮮明、立民無策 参院選調整、難航避けられず

 22日の参院予算委員会。立民の福山哲郎前幹事長がウクライナ避難民の支援拡大を求めたのに対し、首相は「ご指摘の点も含め至急検討し、実行したい」と回答。福山氏は「前向きに発言いただいて大変ありがたい」と語った。
 今夏には参院選が予定され、政府・与党は与野党対決型の法案提出を見送り、「聞く力」を掲げる首相は安全運転に徹した。新型コロナウイルスをめぐり、3回目のワクチン接種が遅れ感染者は急増したが、変異株「オミクロン株」は重症化しにくいことにも助けられた。
 立民の見せ場は乏しかった。ガソリン税を一時的に下げる「トリガー条項」凍結解除は昨年末に法案を提出していたが、国民民主党にお株を奪われた。政権の看板政策、経済安全保障推進法案に関し元官僚の不祥事を取り上げたものの、打撃を与えたとは言いがたい。日程闘争には慎重で閣僚の不信任決議案などは一切話題にならず、国民の「準与党化」で、野党各党の足並みも乱れた。
 ◇高市氏、首相に直談判
 一方、自民幹部間の不協和音も大きくなっている。高市早苗政調会長は、トリガー凍結解除の議論や年金生活者に対する5000円程度支給の与党方針にほとんど関与できず、調整を取り仕切る茂木敏充幹事長や首相への不満を募らせている。
 高市氏は17日、首相と官邸で向き合った。関係者によると、高市氏は「党が採用する議案は、政務調査会の議を経る」と明記した党則の一節を大声で朗読。首相は「私も政調会長を務めたから分かっている」となだめた。茂木、高市両氏は党役員会で顔を合わせても口もきかないという。
 党内非主流派の閣僚経験者は「内閣支持率が下がってきたら(党内は)荒れる」と予測。政権幹部はトリガーの議論を念頭に、「野党を分断するはずが、党内でも分断が起きている」と懸念を漏らした。

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7912チバQ:2022/03/24(木) 10:47:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bc7531c360b888b2f8d6fcc748ac7427bb52875
堀内ワクチン相は退任の方針、後任は松野氏・後藤氏など兼務案…閣僚枠が「1減」
3/24(木) 5:01配信

読売新聞オンライン
堀内ワクチン相

 岸田首相は、堀内ワクチン相を3月末で退任させる方針を固めた。堀内氏が兼務する五輪相の設置期限が3月末となっており、これに伴い閣僚の上限も1人減って19人となるためだ。ワクチン相のポストは、松野官房長官や後藤厚生労働相など関係閣僚に兼務させる案が浮上している。

【写真】堀内ワクチン相「ここで受けたい」…東京ドームでの接種視察

 複数の政府関係者が明らかにした。内閣法は閣僚の上限を17人と定めているが、五輪相と復興相、万博相の設置に伴い、現在は同法の付則により期間限定で上限20人とされている。

 五輪相は東京五輪・パラリンピック特別措置法が設置を定めている。3月末の設置期限で閣僚枠も1減となるため、首相は堀内氏を閣僚から外すことにした。衆院当選4回の堀内氏は、首相が率いる自民党岸田派に所属している。昨年10月の岸田内閣発足で、若手起用の目玉人事として初入閣した。

7913チバQ:2022/03/24(木) 10:52:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/a464f0e4c8852f4e63ecba3b9b946168041034a6
自民党で落選議員に「特別補佐」の“肩書きバラマキ” 党本部も「どなたが補佐か、全員は把握できていない」
3/24(木) 7:15配信
NEWSポストセブン
岸田文雄

 自民党で落選議員への“役職バラマキ合戦”が起きている。麻生太郎・副総裁は麻生派元幹部の河村建夫・元官房長官と側近の松本純・元国家公安委員長を「副総裁特別補佐」に任命した。


 松本氏といえば、コロナ自粛中の“銀座クラブ通い”を批判されて自民党離党に追い込まれ、昨年の総選挙で落選。今年になって自民党復党が認められたものの、「まだほとぼりは冷めていない」と地元の自民党神奈川県連や麻生派内からも異論が出て、麻生派分裂騒動にまで発展する火種となった。

 一方の河村氏は山口3区で林芳正・外相との激しい公認争いに敗れて引退を余儀なくされ、かわりに地元の中国ブロックから比例代表で出馬予定だった長男・建一氏も地縁のない北関東ブロックに変更され、あえなく落選した。自民党ベテラン議員が言う。

「地元回りやイベントに出るときはただの元議員より『副総裁特別補佐』の肩書きがあった方が箔がつく。麻生さんは側近のマツジュン(松本氏)の再起を支援するためにわざわざ役職をつくって与えた。河村さんも息子の建一氏が夏の参院選比例代表での出馬を目指している。父親としては引退した元官房長官より、現役の副総裁特別補佐のほうが息子の応援がしやすい。麻生さんの温情だよ」

「特別補佐」とはどんな仕事なのか。

 毎日の活動内容をホームページで報告している「松本純の国会奮戦記」を見ると、特別補佐に就任(今年2月1日)以来、大半は地元でのイベント出席や支援者への弔問などいわゆる“どぶ板”が中心。国政関連は毎週木曜日に開かれる麻生派の会合に出席するくらいだ。党務に勤しんでいる印象は薄く、次の選挙に向けて“箔”をつけるための役職のように見える。

 落選議員への“役職バラマキ”は麻生氏だけではない。むしろ先んじたのは高市早苗・政調会長だ。

 高市氏は昨年の総選挙直後の11月に中山泰秀・元外務副大臣を外交・国防・ゲームチェンジャー領域担当の「政調会長特別補佐」に起用、12月にはやはり落選中の上野宏史・元厚労政務官を経済産業政策担当の「政調会長特別補佐」に起用した。いずれも安倍派の元議員だ。

自民党本部も把握していない
 岸田文雄・首相と茂木敏充・幹事長も負けてはいない。2月3日付で岸田首相は國場幸之助・元副幹事長(岸田派)を「総裁特別補佐」、茂木氏は宮崎政久・元法務政務官(茂木派)を「幹事長特別補佐」に起用。いずれも沖縄選出で昨年の総選挙では小選挙区で敗れ、比例復活によりかろうじてバッジを維持した議員だ。

 夏の参院選に続き、沖縄では秋に知事選が控えている。茂木氏は、「沖縄はまさに選挙イヤーだ。選挙や政策で私の仕事をサポートしてもらう」と、派閥会合で宮崎氏起用の理由を説明しているが、選挙に弱い派内の子分に肩書きで“箔”をつけてやるという狙いは共通しているようだ。

 もっとも、この「特別補佐」という肩書き、以前は自民党内で若手議員の出世の登竜門とみられていた。安倍総裁時代には加藤勝信氏、萩生田光一氏、下村博文氏、西村康稔氏など8人の「総裁特別補佐」が任命されたが、その後、官房副長官などに就任して官邸を支え、大臣として重用された顔触れが多い。いずれも現職議員だった。それがいまや、落選議員や選挙に弱い若手議員の“救済ポスト”に変質しているのだ。
 
 いったい、自民党には現在何人の特別補佐がいるのか。自民党本部も把握していなかった。

「特別補佐という役職は、党則に定められたものではありません。役員が必要に応じて補佐すべき内容に応じて任命している。そのため党の公式HPの役員欄には記載されていない。党本部でどなたが特別補佐についているか全てを承知しているかと言われると、存じ上げていない。松本氏の副総裁特別補佐と、國場氏の総裁特別補佐、宮崎氏の幹事長特別補佐就任は把握していたが、河村氏や上野氏など他の方は知りませんでした」(自民党総務局担当者)
 
 ちなみに報酬については、「党としては出していません」(幹事長室)という。選挙が近づくにつれ、落選議員たちへの「特別補佐」バラマキがもっと増えそうだ。

7914チバQ:2022/03/27(日) 01:06:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/eff870adf80eb16b7d4260f21d512a3ebe9460b9
菅前首相、求心力回復へ着々 沖縄「選挙イヤー」てこ入れ
3/26(土) 15:59配信
時事通信
那覇空港新滑走路の運用開始2周年式典であいさつする自民党の菅義偉前首相=26日、那覇市

 自民党の菅義偉前首相が、昨年10月の退陣から約半年を経て、活動を本格化させつつある。

 26日には沖縄県を訪問し、旗振り役を務めた振興策の成果をアピール。夏の参院選や9月の知事選に向け、てこ入れを図った。新型コロナウイルス対応で説明不足などと批判を浴びた首相在任中のマイナスイメージを一掃し、求心力の回復を図る思惑がありそうだ。

 菅氏は、那覇空港(那覇市)で開かれた新滑走路の運用開始2周年式典に出席し「官房長官、首相として沖縄問題に全力で取り組んできた」と強調。新型コロナワクチンや治療薬などの備えも進んでいるとした上で「間違いなく沖縄の観光産業はV字回復する。私もしっかり沖縄の発展を支援する」と訴えた。

 沖縄は今年、重要選挙が続く「選挙イヤー」。沖縄政策は菅氏が最も力を注ぐ分野の一つで、「誰も寄せ付けない天領」(政府関係者)だ。新滑走路も官房長官時代に工期短縮を実現させた案件。政府・与党の実績を誇示することにより、今後の選挙戦を有利に進める狙いがある。

7915チバQ:2022/03/30(水) 21:26:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3334d8f20e0932ae26a015fe2d67d0ee8e2e00e
自民・森山氏、砂防協会会長に 非主流派も存在感
3/30(水) 20:58配信
産経新聞
全国治水砂防協会の新会長に就任した自民党の森山裕総務会長代行(手前)=30日午後、東京・平河町の砂防会館

自民党の森山裕総務会長代行が30日、全国の約1400の市町村が会員となって構成する「全国治水砂防協会」の新会長に就任した。同協会は自民党の派閥や議員の事務所が割拠し「権力の館」の異名をとった「砂防会館」(東京・平河町)を運営し、田中角栄元首相ら大物政治家が歴代会長を務めたことでも知られる。昨秋の党総裁選後、非主流派となった森山氏だが、党運営のあり方に一石を投じるなど、じわりと存在感を高めている。

森山氏は30日の砂防協会の理事会で9代目の会長に選ばれた。森山氏は理事会後、記者団に「治水治山は国の基本的なインフラで、考えられないような災害が起きている傾向もある。しっかり予算を確保していくことが引き続き大事なことだろうと思う」と語った。

国土の保全と土砂災害の防止などを目的とする砂防協会は昭和10年に発足。歴代会長には河野一郎元農相らが名を連ねるが、第4代の田中氏以降は半ば、自民党旧田中派の流れをくむ派閥(現在は平成研究会=茂木派)の有力議員の指定席のようになってきた。

昨年12月から森山派(近未来政治研究会、7人)を率いる森山氏は、平成17年に郵政民営化関連法に反対して一時期自民党を離れる(18年に復党)前まで、平成研究会(当時は橋本派)に所属していた。その意味では協会会長の系譜に属するといえる。

森山氏は、昨秋まで歴代最長となる約4年にわたって自民党の国対委員長を務め、国会運営で野党との交渉・調整に手腕を発揮したが、河野太郎広報本部長を支援した党総裁選の後、二階俊博元幹事長らとともに非主流派に転じた。

昨年11月には全会一致を原則とする総務会の〝重し役〟として総務会長代行に起用されたが、岸田文雄政権とは距離を置く菅義偉前首相や二階氏と会食するなど、政局をにらんだ動きも見せている。

最近では、茂木敏充幹事長らが、年金生活者に5千円の臨時給付金を支給する案を、党内の議論を経ずに政府に提案したことを問題視し、「党内議論をしっかりやるのが自民党のいい伝統だ」と苦言を呈したり、ウクライナ危機で重要度が増す食料安全保障に関する党委員会を主導したりするなど一定の存在感を示し、影響力を残している。記者団に歴代会長を大物政治家が務めてきたことを問われた森山氏はこう語った。

「私からすると仰ぎ見る先輩方なので…。しっかり真摯(しんし)に取り組みたい」

(原川貴郎、写真も)

7916チバQ:2022/03/30(水) 22:53:30
三反園訓は二階派特別会員
金子万寿夫は元石原派(現森山派)
だから、二階森山でここは対立するんですね

7917チバQ:2022/03/31(木) 13:15:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/994fbac3fa198d8d0f51ad238ce0fcd6816303f4
公明との結束狙うも…裏目に 政府の5000円給付案「白紙」
3/30(水) 10:29配信

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西日本新聞
自民党本部

 年金生活者らに対する5千円の給付案がいったん「白紙」となった。政府は2022年度予算の予備費を活用し、来月にまとめる物価高騰対策の中で再検討し、軟着陸を図るものの容易ではなさそうだ。


 「反対の声も多く、本年度の予備費は使えなくなった。もうこの話はなくなったということだ」。自民党の高市早苗政調会長は29日、記者団に給付案をゼロベースで議論する姿勢を強調した。

 2週間前の15日。給付案を発案した茂木敏充幹事長は公明党幹部と共に、岸田文雄首相に申し入れた後、「総理からも『しっかりと受け止めて検討したい』と話があった」と胸を張った。首相も周囲に「この政策に反対する人はいない」と自信を見せていた。

 だが、すぐに雲行きが怪しくなる。「年金の目減り分を穴埋めする」という名目を世論は額面通りに受け止めず、自民内からも「党内議論が不十分」として不満が噴出。首相は28日の参院決算委員会で「本当に必要なのかどうかしっかり検討したい」と答弁。明らかにトーンダウンした。

 公明も「自民に付き合っただけ」(幹部)と静観する姿勢に転じる。竹内譲政調会長がわざわざ記者会見で、茂木氏から提案があったことを明かし「公明としてそもそも考えていたわけでもない」と突き放した。

 関係者によると、公明との参院選協力をこじらせる一因となった茂木氏が挽回のために、公明との結束を狙ったが、裏目に出た格好だ。

 政府は、年金生活者らへの優遇との批判をかわすため、生活苦の若者や子育て世帯など困窮支援の一環で対応する方向。首相側近は「与党のメンツをつぶすわけにはいかず、形を変えるしかない」と漏らす。 (大坪拓也、前田倫之)

7918チバQ:2022/04/01(金) 17:56:41
https://mainichi.jp/articles/20220331/k00/00m/010/243000c?inb=ys
信頼?便利屋? ウクライナ、ワクチン…松野官房長官に職務集中
遠藤修平
政治

速報
毎日新聞 2022/3/31 18:01(最終更新 3/31 21:17) 有料記事 1458文字
記者会見する松野博一官房長官=首相官邸で2022年3月31日午後4時16分、竹内幹撮影
記者会見する松野博一官房長官=首相官邸で2022年3月31日午後4時16分、竹内幹撮影
 岸田政権で松野博一官房長官に職務が集中している。財政から安全保障政策まで政権の直面する重要課題の大半に関わり、最近ではウクライナ避難民支援策のとりまとめ役を担当。4月1日からは「ワクチン接種推進担当」も兼務する。任の多さは岸田文雄首相の信頼の証しか、それとも、ただただ、「便利屋」として仕事を押しつけられているのか。【遠藤修平】

 松野氏のワクチン担当兼務は3月31日の堀内詔子ワクチン担当相の退任に伴うものだ。松野氏は同日の記者会見で「堀内氏の職務を引き継ぐ。職責を果たすよう引き続き全力を尽くしていきたい」と語った。だが、積極的に引き受けたわけではない。自身の兼務案が報じられた24日、松野氏は「まだ何も言われてないんだけどな……」と困惑した表情を浮かべていた。

 ワクチン担当は重責だ。2回の接種に力点を置いた菅前政権に対し、岸田政権は当初、ワクチン行政は軌道に乗ったと判断。担当を初入閣で経験の浅い堀内氏に担わせ、事務方を縮小させるなど軽視した。初動の遅れが3回目の接種が進まない要因となり、世論の反発を受けた。新型コロナウイルスの「第7波」が予想される中…

この記事は有料記事です。

7919チバQ:2022/04/01(金) 21:29:00
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022040101001475.html
首相、党内融和へ昼夜会食 二階、麻生氏と相次ぎ
2022/04/01 19:33共同通信

首相、党内融和へ昼夜会食 二階、麻生氏と相次ぎ

岸田文雄首相、自民党の麻生太郎副総裁、二階俊博元幹事長

(共同通信)

 岸田文雄首相は1日、昼に自民党の麻生太郎副総裁、夜に二階俊博元幹事長と相次いで会食した。岸田、二階両派は所属議員同士が衆院選挙区で競合するなど関係が緊張した時期もあった。首相は夏の参院選に向け、党内融和を図る構えだ。

 二階氏とは東京都内のホテルで会食。岸田派の根本匠事務総長、二階派の林幹雄会長代行が同席した。

 両派は昨年10月の衆院選に向け、複数の小選挙区で公認争いを展開した。これに先立つ9月の総裁選では岸田氏が党役員の任期制限を提唱。当時、幹事長在任記録を更新中だった二階氏を念頭に置いた改革で、両氏の確執が指摘された。

7920チバQ:2022/04/04(月) 18:49:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/741f0b4fea7c657318f856cf8142c2e181a3a891
異例 “発足半年”5割維持は4内閣だけ
4/3(日) 22:19配信
NNNと読売新聞が今月1日から3日まで行った世論調査で、4日に発足から半年を迎える、岸田内閣の支持率は59%と高い水準を維持していることがわかりました。4月の世論調査について政治部の竹内デスクの解説です。

    ◇

――岸田内閣の支持率は政権発足から半年たとうとする今月も59%と堅調だということですね。

はい、これまでの調査で実は、発足から6か月、内閣支持率が50%を維持し続けた内閣というのは細川内閣、小泉内閣、そして第2次安倍内閣に岸田内閣と4つしかありません。

発足した直後に高い支持率だった内閣はもっとあるのですが、維持し続けることができた内閣は少ないわけです。

岸田内閣は発足時の支持率は56%、これは2006年の第1次安倍内閣以降で、2番目に低い支持率でした。

福田内閣は59%、鳩山内閣は75%、野田内閣は65%、菅内閣は74%というように発足時の支持率は岸田内閣より高かったです。

しかし、発足して6か月後には福田内閣は30%、鳩山内閣は41%、野田内閣は35%、菅内閣は48パーセントと軒並み50%を割っています。

発足6か月後も50%を維持していた細川、小泉、第2次安倍といった内閣は発足時の支持率がこのように高く、発射台が高かったわけです。

岸田内閣は、発足時はそこまで高くなかったのにその後、上昇し、高い水準を維持しているという極めて珍しい例だと言えそうです。

その理由は、先ほどもお伝えしたように、ロシアの侵攻や新型コロナへの対応といった目の前の課題への対応がおおむね肯定的に評価されているからだと分析できそうです。

NNN・読売新聞世論調査

4月1日から3日全国有権者に電話調査
固定電話424人(回答率59%)
携帯電話648人(回答率43%)
合計1072人が回答

http://www.ntv.co.jp/yoron/

7921チバQ:2022/04/04(月) 19:41:12
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040200441&amp;g=pol
松野長官、じわり存在感 岸田政権半年、増える担当
2022年04月03日07時10分



 発足からまもなく半年を迎える岸田政権で、松野博一官房長官が存在感をじわりと強めつつある。新型コロナウイルスのワクチン担当相を今月から兼務し、ウクライナ避難民支援の取りまとめなどの重責も担う。2日は、政権が重視する沖縄を訪問。政権の浮沈を左右しかねない問題が山積し、内閣の番頭役として力量を問われそうだ。

 沖縄基地負担軽減担当相を兼ねる松野長官は2日、沖縄本島中部にある米軍キャンプ瑞慶覧の返還予定地などを視察。また、沖縄市の桑江朝千夫市長と同市役所で会談した。
 会談後、松野長官は記者団に「日米同盟の抑止力を維持しながら、基地負担軽減に取り組む」と強調。その上で、米軍普天間飛行場移設問題について「唯一の解決策が辺野古移設に向けた工事を着実に進めていくことだ」と理解を求めた。
 沖縄は今年、首長選が相次ぐ「選挙イヤー」。関係者によると、松野長官の沖縄入りは24日投開票の沖縄市長選のテコ入れを図る狙いもあるという。同市長選は与野党一騎打ちの構図。勝利すれば、政権安定化の分水嶺(れい)と目される夏の参院選や、普天間問題の行方を左右する9月の知事選に向けて大きな弾みになるからだ。
 松野長官は現在、基地負担軽減担当に加えて拉致問題担当も兼務。ウクライナ情勢の緊迫化を受けた避難民支援や原油高騰対策に関する政府会議の議長も務めている。1日からはコロナ対策のカギを握るワクチン担当相も担い、政権の重要課題を託されるケースが増えている。
 昨年10月の就任当初は、松野長官を「存在感がない」などとやゆする声もあったが、今では「担務が集中するのは首相の信頼の表れ」(自民3役経験者)との評もある。松野長官は1日の記者会見で、自身の担当を列挙し、「大変身の引き締まる思いだ。職責を果たせるよう全力を尽くす」と語った。
 そんな松野長官にとって悩みの種は与党内の不協和音だ。2022年度補正予算編成をめぐっては、自民、公明両党間に温度差がある。自公間のパイプの細さが指摘される中、松野長官には公明党との調整役も期待されている。

7922チバQ:2022/04/04(月) 19:43:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040200437&amp;g=pol
参院選前の「経済再生」遠のく 物価・コロナで二正面対応―政権半年、岸田首相に誤算
2022年04月04日17時47分

 岸田文雄首相が就任して4日で半年を迎える。世論に素早く反応することでピンチを乗り越えてきたが、ここにきて新型コロナウイルスの感染再拡大と、ウクライナ危機を受けた物価高騰という二正面の対応を迫られる。夏の参院選前に経済再生に道筋を付ける首相の戦略は狂いも生じている。

 「一刻も早くロシアが侵略をやめるよう、国際社会が連携して強い措置を取っていくことが必要だ」。首相は1日の参院本会議で、ロシアのウクライナ侵攻を改めて非難した。
 首相は侵攻から5日後に、バイデン米大統領らとの電話会議で「力による現状変更には明確なコストを示す」と明言。併せて発表したロシアへの追加経済制裁は、プーチン大統領個人も対象とした。政府関係者は「プーチン氏への制裁に踏み切ったことで、政府全体に『できることは何でもやろう』という認識が広がった」と振り返る。
 世界的な「危機」への対応が追い風となり、2月は下降局面にあった内閣支持率が、3月になると再び盛り返す。世論調査の数字を見た首相も「ほっとした様子だった」(関係者)という。
 この間、首相が「反面教師」にしてきたのが、新型コロナ対応で「後手」批判を浴び、支持率低迷に苦しんだ菅前政権の例だ。周辺は「判断の早さが高支持率につながっている」との見方を示す。
 だが、参院選に勝利して長期政権の足掛かりとしたい首相には難局が待ち受ける。
 新型コロナの感染者数は再び増加し始め、東京都で変異株「オミクロン株」の別系統「BA.2」の疑い例が全体の5割を突破。若者に対するワクチンの3回目接種も遅れ気味で、「第7波」の懸念が現実味を帯びる。
 さらに、ウクライナ危機で拍車が掛かった原油価格の高騰は出口が見えない。食料品を含む幅広い物価高につながり、国民生活を圧迫しつつある。
 首相は就任当初、早期にコロナ禍を克服した上で、観光支援事業「Go To トラベル」などを通じて経済を立て直し、参院選に臨む戦略を描いていた。しかし、7月10日に想定される政治決戦を3カ月後に控え、政権は足元の対応に追われている。
 首相が先月末に取りまとめを指示した緊急経済対策は、原油を含む物価高への応急処置が目的で、周辺も「国内総生産(GDP)を押し上げるためのものではない」と認める。加えて、与党が提案した年金生活者への5000円支給案が批判を浴びたように、世論を読み誤れば不満の矛先が政権に向きかねない。
 「(物価高のまま)夏になると、クーラー代が跳ね上がり、政権批判につながる」。自民党関係者からは早くも参院選の逆風を懸念する声が聞こえ始めた。

7923チバQ:2022/04/04(月) 20:22:23
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA01E3D0R00C22A4000000/
菅氏、派閥結成重ねて否定 「自由に行動できない」
政治
2022年4月1日 23:30

https://www.yomiuri.co.jp/column/henshu/20220330-OYT8T50016/
新派閥結成? 臆測呼ぶ菅前首相の勉強会
2022/04/01 10:00
編集委員 尾山宏
 安倍元首相は在任中、英国のテリーザ・メイ前首相との会談で、権力闘争に関する話題で盛り上がったことがあるという。

 安倍氏「強権的な国家のリーダーは、外部の勢力に倒される。民主主義国家のリーダーは、自分の党内に倒されることが多い。だから私は、自民党内に気を配っています」

 メイ氏「全くその通り。私も気をつけなければいけない」

 そんなやり取りをしてから時を置かず、メイ氏は、欧州連合(EU)離脱を巡る保守党内の対立を抑えられず、党首辞任に追い込まれた。首相在任は、2016年7月〜19年7月の3年間だった。

党内に足をすくわれた菅前首相…実績あげたが、欠けていた説明力
新型コロナ対策の緊急事態宣言の解除について、記者団の質問に答える菅首相(2021年9月、首相官邸で)=当時
 党内に足をすくわれたリーダーと言えば、菅前首相もあてはまる。内閣支持率が低迷し、昨年の自民党総裁選では事実上の出馬断念に追い込まれた。

 菅氏は在任中、携帯電話料金の値下げやデジタル庁の設置、新型コロナウイルス対策での1日100万回のワクチン接種実現など、多くの実績をあげたが、説明力が決定的に欠けていた。岸田政権で、菅氏は何の役職にも就かず、「冷や飯」状態にある。

 歯がゆい思いをしているであろう菅氏が、近く、脱炭素などの政策をテーマにした勉強会を発足させるという。

 勉強会には、菅氏を支持する無派閥の議員グループ約30人のほか、2月に麻生派を退会した佐藤勉・元総務相らが参加する見通しだ。

 菅氏は、二階派(44人)を率いる二階俊博・元幹事長や、森山派(7人)の森山裕総務会長代行と良好な関係にある。

 自民党内では、勉強会が端緒となり、反主流派が「菅派」として結集するのではないか、という見方が出ている。

派閥化には高いハードル
 もっとも、新たに派閥を作るのであれば、求心力を保つために、総裁候補が要る。菅氏がもう一度、チャレンジするつもりなのか、あるいは別の有力候補を派内に抱えるのか、明確にしなければならない。

 資金力も重要だ。永田町近辺に事務所を構え、職員を雇う必要がある。選挙時や盆と暮れには所属議員に資金を配ることになる。麻生太郎・副総裁は、06年に麻生派を発足させた際、所有していた自宅近くの土地を売り、結成の資金に充てた。

防衛大の卒業式で訓示する岸田首相(3月27日、神奈川県横須賀市の防衛大で)=代表撮影
 新派閥の結成は、伝統派閥を引き継いで会長に就くのとは、訳が違う。菅氏の覚悟が問われる。

残り:424文字/全文:1817文字

7924チバQ:2022/04/05(火) 11:10:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f12a2bc48a3e65b76d4f1f5652c560c4ece9e158
岸田政権発足から半年 自民内に不協和音じわり「参院選もどう転ぶか」
4/5(火) 9:47配信

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西日本新聞
岸田首相

 政権発足から半年を迎えた4日、岸田文雄首相は自民党本部であった党役員会に出席し、国会提出法案の成立などに「全力で取り組みたい」と決意を語った。堅調な内閣支持率を背に、2022年度予算を現行憲法下で3番目に早く成立させるなど、順調な国会運営を見せる政府、与党。中長期政権への足掛かりとなる夏の参院選に向け、着実に実績を積み重ねているようにも映るが、露呈した課題、不安材料は少なくない。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 役員会に先立ち、首相は麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と政権運営について意見を交わした。「(政権を揺るがすような)大きな案件はなさそうだな」。水を向けた麻生氏に、首相は大きくうなずいてみせた。

 オミクロン株が猛威を振るった新型コロナウイルス「第6波」やロシアのウクライナ侵攻に伴う原油と物価の高騰といった危機に直面しても、内閣支持率は60%台と「高水準で安定」(茂木氏)。野党の追及を受けやすい衆参両院の予算委員会で首相らが手傷を負う場面も見当たらなかった。

 今後も経済安全保障推進法案や「こども家庭庁」の創設法案など重要法案の審議が続くとはいえ、政府、与党内で悲観論は聞かれない。何より、党是とする憲法改正を巡り、安倍晋三、菅義偉両政権の下で足踏みを続けてきた衆参の憲法審査会での議論が軌道に乗った。昨秋の衆院選以降、各種地方選挙で自民が実質的に推す候補の勝利も続いており、党幹部はこの半年を「上出来だ」と振り返る。

 ただ、首相の足元は盤石とは言い難い。茂木氏らが主導し、首相もいったんは賛同する姿勢を見せた年金生活者向けの5千円支給案は、世論の不興を買い、与党内からも反発が出て「白紙」に。昨年末には、18歳以下への現金・クーポン計10万円相当の給付を巡って、迷走劇を繰り広げた。

 首相は、官邸と党が互いに機能し合う「政高党高」を目指し、茂木氏に党運営を託しているものの、政策責任者である高市早苗政調会長が「何も聞いていない」と露骨に不快感を示す場面も。党幹部の間で不協和音が鳴り響き、首相が仲裁に入る事態も起き始めた。

 友党・公明党との歩調にも、たびたびきしみが生じる。ガソリン価格の高騰に伴い税の一部を引き下げる「トリガー条項」の発動や、今国会中の新たな補正予算案の編成に関しても、自公で考え方に開きがある。

 自民内は、菅前首相が、主宰する政策勉強会の発足に向け準備を加速。菅政権を支えた二階俊博元幹事長や森山裕総務会長代行(前国対委員長)らと頻繁に会合を持ち、次なる「政局」に備える。菅氏に近いベテランは「参院選もどう転ぶか分からない。(菅氏の)勉強会は来る者拒まずだ」。政権の行方を冷ややかに見つめる。 (河合仁志)

7925チバQ:2022/04/07(木) 13:09:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ab00cc341b198455c90ca1ae152b000c5add132
自民・佐藤氏と二階派幹部が会食、「菅勉強会」発足へ協力で一致
4/6(水) 21:31配信
産経新聞
自民党の佐藤勉前総務会長(酒巻俊介撮影)

2月に麻生派を退会した自民党の佐藤勉前総務会長は6日夜、二階派の事務総長を務める武田良太前総務相と東京都内の日本料理店で会食した。菅義偉前首相を中心とする有志議員による勉強会の発足に向けて協力することで一致した。佐藤氏とともに麻生派を退会した御法川信英国対委員長代理も同席した。

会食後、佐藤氏が記者団に明らかにした。佐藤氏らは菅政権で要職を務めるなど、菅氏と近い関係にある。

佐藤氏は会食で、勉強会の立ち上げの調整役を武田氏に依頼し、武田氏は引き受けたと説明した。その上で、「今後は武田氏を中心に、勉強会発足に向けたスタートを切る」と語った。勉強会の開催時期に関しては、ウクライナ情勢を見極める考えを示したものの、具体的な日程は言及しなかった。勉強会には二階派のほか、森山裕総務会長代行が率いる森山派、菅氏に近い無派閥議員グループ、石破グループも参加する見通しだという。

勉強会は、菅氏が首相時代に注力した政策をテーマに開かれる見通しだが、二階派や森山派など党内非主流派との連携を摸索する動きがあり、動向が注目されている。

7926チバQ:2022/04/08(金) 11:18:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b997b58ad4de01e51967595c12562a585c09c1a
高市早苗・政調会長が“暴走” 安倍晋三元首相の後ろ盾失い更迭の危機
4/8(金) 7:15配信
NEWSポストセブン
高市早苗・政調会長は3月17日に官邸で岸田首相とサシで会談したが、今後どう動くか(時事通信フォト)

 オミクロン株の再拡大にウクライナ情勢の深刻化と、岸田文雄・首相にとってまさに内憂外患の状況だが、足元の自民党内にも頭の痛い問題を抱えている。


 昨年の総裁選で善戦したライバル、高市早苗・政調会長が政権の足並みを乱す“暴走”を始めたことだ。

 岸田首相と茂木敏充・幹事長の主導で打ち出した「トリガー条項」凍結解除(ガソリン減税)の検討について、高市氏は「私には連絡はない。幹事長だけで内容を決められることではない」と反発したかと思うと、やはり岸田・茂木ラインで公明党と合意した年金生活者への5000円給付を「この話はなくなった」と白紙化。

 茂木氏がなだめるために党4役を集めて「お茶会」を開くと、会見で「お茶会というのでアフタヌーン・ティーのようなお紅茶やケーキが出てくるのかなと思ったら、ペットボトルのお茶が置いてあって驚いた」と言い放って関係修復を“拒否”して見せた。

「高市さんは総理と茂木幹事長だけで政策の重要事項を決め、政策責任者の自分が蚊帳の外に置かれていることが我慢できない。だから主導権を取り戻すために茂木さんを標的に戦闘開始した」(自民党政調関係者)

 その怒りのパワーは上司の総理総裁にも向けられている。高市氏は3月17日に官邸で岸田首相とサシで会談。「党内手続きを尊重するように申し入れた」(同前)とされる。

 すると岸田首相は自民党役員会(3月28日)で、わざわざ「党が採用する議案は政調会の議を経る」と書かれた党則の条文を読み上げ、高市氏の政務調査会主導で緊急経済対策をまとめるように指示した。

 これではまるで先生が生徒に“反省文”を読み上げさせられたようなものだ。だが、そんな総理も幹事長も眼中にないような高市氏の振る舞いを、「焦りの裏返し」と指摘するのは政治ジャーナリストの藤本順一氏だ。

「高市氏は後見人の安倍晋三・元首相が自分と距離を置いていることに危機感が強い。岸田首相とすればトリガー条項の凍結解除は国民民主を取り込んで野党分断を図る狙いがあり、5000円給付は公明党との選挙協力の見返り。いずれも参院選対策に必要だった。だから高市氏の批判の裏に安倍氏の意向が働いているのではないかと心配して安倍取り込みを図った」

7927チバQ:2022/04/08(金) 11:18:55
 転機となったのが3月14日に岸田政権を支える麻生太郎・副総裁の呼び掛けで行なわれた安倍、麻生、茂木氏の3者会談だという。参院選対策が話し合われ、3大派閥の領袖が政権を支えることで一致したことが報じられた。

「この会談で安倍さんにも公明党対策の5000円給付などについて話は通っていたはずです。それでも、高市氏は党内を乱すようなやり方を続けた。安倍さんにすれば、そんな人物を担いでいると思われたら自分の立場まで悪くなるから、高市氏を見限るしかない。安倍さんの後ろ盾がなくなれば、岸田首相にとって無派閥で自前の勢力を持っていない高市氏は怖くない。参院選後の内閣改造・党人事で更迭でしょう。それを察知しているから、高市氏は一層存在アピールに躍起になっている」(同前)

“岸田より私のほうが腕力がある”という高市氏のアピールが、かえって墓穴を掘っているとの指摘だ。

安倍派にお誘いもない
 安倍氏の“掌返し”は、自民党最大派閥「清和政策研究会」(現・安倍派)の会長に就任(昨年11月)してから顕著になった。総裁選では高市氏をあれほど全面支援しながら、安倍氏は高市氏を安倍派に受け入れようとはしないのだ。

 もともと高市氏は安倍氏と同じ清和会に所属していた。だが、2012年の総裁選に当時の派閥会長・町村信孝氏と返り咲きを目指す安倍氏が出馬すると、高市氏は派閥を退会して安倍氏を応援し、政権復帰に貢献した。それだけに安倍氏が会長に就任すれば、たとえ派内の風当たりが強くても、自分も派閥に迎えられると考えるのは人情だろう。

 だが、そうはならなかった。派閥入りをめぐる2人の距離を物語る発言がある。

「安倍派になったら帰れるかなと思っていたが、特にお誘いもない。しばらく独りぼっちかもしれない」

 昨年12月に出演したBS番組でこう語った高市氏の口調には落胆がにじんでいた。

 一方の安倍氏はこう説明した。

「高市政調会長はすでに総裁候補になった方。私もいろんな人に(応援を)お願いした。清和会以外の人もたくさん推してくれた。そういう立場で先を目指していかれるんだろうと思う」(昨年12月13日放送、BS日テレ深層NEWS)

 そう派閥受け入れを否定し、無派閥でやっていくとの見方を示した。こうして無派閥の“ぼっち”継続が決まった。安倍派ベテランはこう話す。

「派内には下村博文・会長代理をはじめ、萩生田光一・経産相、世耕弘成・参院幹事長、福田達夫・総務会長、稲田朋美・事務局長などポスト岸田を目指す総裁候補が綺羅星の如く並んでいる。そこに総裁選出馬の実績がある高市さんが出戻ってきたら、総裁候補の地位を奪われかねない。だから派閥復帰には派内の反対が強い」

※週刊ポスト2022年4月22日号

7928チバQ:2022/04/08(金) 18:18:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f6b6c28ec951eddd2132c8e1ad12d3f47a4dc3
<独自>自民・衛藤氏が二階派退会の意向を伝達
4/8(金) 15:44配信
産経新聞
衛藤晟一氏

自民党の衛藤晟一参院議員は8日、党本部で二階俊博元幹事長と面会し、二階派(志帥会)を退会する意向を伝えた。関係者が8日、明らかにした。

衛藤氏の退会により、二階派の所属人数は42人。自民党内6派閥のうち第5派閥の順位は変わらない。ただ、二階派をめぐっては、2月に片山さつき参院議員が同派から退会勧告を受けて退会している。

7929チバQ:2022/04/08(金) 22:41:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/0787e9153d1056dbb2496cc0e857c7c9510da202
参院選 元別府市職員の小手川裕市氏が出馬表明 大分 
4/8(金) 19:47配信
テレビ大分

ことし夏の参院選・大分選挙区に、元別府市職員の小手川裕市氏が立候補することを8日表明しました。

参院選・大分選挙区への出馬を表明したのは、大分市出身で元別府市職員の小手川裕市氏54歳です。

小手川氏は2012年の衆院選大分1区に当時の日本未来の党から立候補し落選しました。

小手川氏は「消費税の廃止や奨学金の免除などを通して格差社会を是正することや原発や核兵器などのない安全な社会をつくりたい」などと話しています。

参院選大分選挙区についてはこのほか、国民民主党・現職の足立信也氏と自民党・新人の古庄玄知氏が立候補を表明しています。

テレビ大分

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/6311
’12衆院選おおいた:「国民の生活」1区に小手川氏 /大分
毎日新聞 11月23日(金)15時8分配信

7930チバQ:2022/04/13(水) 08:13:40
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040400576&amp;g=pol&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=link_back_auto_custom
【点描・永田町】波紋広げる菅前首相の「勉強会」
2022年04月10日18時30分

 岸田文雄首相がウクライナ危機と新型コロナウイルス・パンデミック(世界的大流行)の挟撃に苦闘する中、菅義偉前首相をトップとする「勉強会」立ち上げの動きが、自民党内に複雑な波紋を広げている。いわゆる「菅グループ」を軸とした反主流派結集ともなれば、岸田政権への揺さぶりになるからだ。
菅氏勉強会に参加意向 自民・河野氏

 ただ、かねて派閥結成を否定してきた菅氏は、「勉強会」を菅政権で掲げた公約の実現を目指す政策集団と位置付ける構えだ。注目の発足時期はウクライナ情勢の展開次第だが、4月中が目標とみられている。菅氏はそれまでに派閥を超えた多数の参加者を集め、初会合にこぎ着ける戦略だが、国際社会が極度に緊迫する中での政局的な動きに与党内の反発も強く、「集まる議員は限られる」(麻生派幹部)との声も少なくない。
 この「菅勉強会」をにらんだ自民党内の動きは、3月に入って活発化。15日に菅氏と二階俊博元幹事長、森山裕前国対委員長、林幹雄前幹事長代理が会談、これまで通りの連携を確認した。22日には菅氏の盟友である佐藤勉前総務会長と森山、林両氏が会談し、「菅勉強会」の早期開催を目指すことで一致。翌23日には佐藤氏とその側近ら約10人が独自に勉強会を開き、衆参両院での連携を確認した。佐藤氏らは2月に麻生派を退会したばかりで、「菅グループの別動隊」とみられている。
 菅氏を慕う「ガネーシャの会」も3月17日、菅氏が提起してきた「縦割り打破」を軸とする実現すべき政策課題をまとめ、菅氏に報告した。一連の勉強会は政策ごとに議員を集める「この指止まれ」方式で、テーマは菅氏が注力してきた温室効果ガス排出の実質ゼロを目指す「カーボン・ニュートラル」や、不妊治療支援策などを掲げることになる。このため「結集する議員の総数は優に50人を超える」(菅氏周辺)との見方も広がる。
◇「ポスト岸田」見据え、石破氏にも秋波
 菅氏は首相時代、コロナ対応での国民の厳しい「後手」批判などで求心力を失い、「菅首相では衆院選惨敗」とする自民内の“菅降ろし”に屈して、党総裁選直前の退陣表明に追い込まれた。しかし、ワクチン接種で示した手腕への再評価に気力を取り戻し、最近はキングメーカーへの意欲もにじませているとされる。その一方で、ここに来て「菅氏が首相に配慮している」(自民長老)との見方も浮上。隙間風が吹いた首相と公明党の関係修復に菅氏が尽力、保守分裂選挙となった石川県知事選で馳浩元文部科学相の応援に入り、馳氏勝利に貢献したからだ。
 党内に菅氏をめぐる臆測が交錯する中、首相サイドが警戒するのは、総裁選で河野太郎・現党広報本部長を支援した石破茂元幹事長と菅氏の連携だ。石破派の解消後、石破氏を中心とする党内横断的グループが3月2日に開いた初の勉強会には、ガネーシャの会のメンバーの一部が出席し、党内に「菅氏が石破氏に秋波を送った」(菅氏周辺)との見方を広げた。もともと河野氏は、麻生派所属にもかかわらず、「菅氏が後見人」とされてきただけに、菅、石破両氏の接近が「ポスト岸田をにらんでの党内冷や飯組の結集」(麻生派幹部)ともみえるからだ。菅氏周辺も「菅勉強会」について、「夏の参院選で自民が苦戦した場合、次期総裁選に向けて岸田首相を追い落とす準備」と漏らす。
 もちろん、現状では野党の分断などで「参院選は自民勝利で首相は安泰」(自民選対)との見方が多い。ただ、その場合でも菅氏が反岸田勢力の旗頭となれば存在感は高まるため、「当面、勉強会にどれだけ集まるか」が、その後の展開を左右することになりそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」4月4日号より】。

7931チバQ:2022/04/14(木) 14:06:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b837be93dc8e4076572ff64eb40d62058067aa9e
参院選へ「聞く力」本領発揮? 岸田首相、連日会食 菅政権の教訓
4/13(水) 19:19配信
毎日新聞
記者団の質問に答える岸田文雄首相=首相公邸で2022年2月27日午後8時17分、吉田航太撮影

 岸田文雄首相は、まん延防止等重点措置が全面解除されてから連日のように会食を続けている。そのほとんどは経済関係者や自民党内の有力者が相手だ。首相は夏の参院選勝利に向けて党内融和と経済立て直しに力を入れる方針で、会食日程からも二つの狙いが透けて見える。

 「公約のとりまとめをぜひお願いします」。首相は12日夜、東京都内のイタリア料理店で高市早苗政調会長と古屋圭司政調会長代行らと会食し、参院選に向けた公約づくりの加速化を依頼した。

 原油や物価の高騰に対応する「総合緊急対策」に関する党の提言案も話題に上り、古屋氏は会談後、記者団に「首相も十分納得いただいた。虚心坦懐(たんかい)にいい意見が聞けた」と述べた。

 高市氏は、ガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」凍結解除の議論や年金受給者への5000円給付案を巡り、茂木敏充幹事長への不満をくすぶらせてきたとされる。そのため首相は3月28日の党役員会で「党が政策として採用する議案は、政務調査会の議を経なければならない」とする党則をわざわざ読み上げ、緊急対策の党内議論を高市氏に委ねるなど配慮を続けてきた。この日の会食も対立を和らげる狙いがあったとみられる。

 首相の会食は3月22日に重点措置を全面解除してから4月13日までで22件に上る。政権を支える麻生太郎副総裁や茂木氏と会食する一方、1日には非主流派とされる二階派の二階俊博元幹事長や林幹雄元幹事長代理らとも東京・丸の内の日本料理店で会食し、党内の安定化に努める。最大派閥・安倍派の安倍晋三元首相や萩生田光一経済産業相らとは10日、東京・高輪のステーキハウスで会食。候補擁立見送りで調整する参院選山形選挙区について党内の厳しい意見に耳を傾けた。13日は宮沢洋一税制調査会長と都内で会食した。

 経団連の十倉雅和会長とも3月下旬に3日連続で会食しており、原油や物価上昇の経済への影響や、新型コロナウイルス感染対策と経済の両立について意見を探ったとみられる。

 首相が急ピッチで会食をこなすことについて、政府高官は「本当なら就任してすぐにやりたかった会合を今やっているところだ」と話す。菅義偉前首相は、度重なる緊急事態宣言や重点措置の発令で会食がままならず、党内から「党の意見が届かない」と不満を招いた。相次ぐ会食で岸田氏の持ち味とされる「聞く力」を発揮し、求心力を保つ狙いがありそうだ。【菊池陽南子、源馬のぞみ、安部志帆子】

7932チバQ:2022/04/14(木) 14:53:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f55e7a064dc470c11baba269db827fec723079ba
岸田政権半年、「竹下流」との共通点とは
4/10(日) 12:06配信
時事通信
時事通信解説委員長 高橋正光
岸田文雄首相(写真左)と在任当時の竹下登首相

 岸田文雄政権が発足して、4月4日で半年が経過した。「聞く力」をアピールし、トップダウンにこだわらない首相の政治手法は、早稲田大学の先輩でもある竹下登元首相と通じる点も多い。高い内閣支持率を維持しており、参院選を乗り切れば、竹下氏が成し得なかった長期政権も見えてくる。

【図解】岸田内閣発足半年の支持率

手法は「二刀流」
就任半年を迎え、記者団の取材に応じる岸田文雄首相(右奥)=2022年4月4日、首相官邸

 野党から政権を奪い返した第2次安倍晋三政権は、出身の最大派閥・細田派(現安倍派)を支持基盤に、首相官邸主導のトップダウンの手法を多用。世論の批判などを受けて方針転換するケースはほとんどなかった。結果として、安倍氏は体調不良で2020年9月に退陣するまで、7年8カ月間政権を維持した。

 無派閥で「安倍政治」の継承を掲げた後継の菅義偉政権も、基盤強化のため当時の二階俊博幹事長ら自民党執行部の意向を尊重しつつも、政策決定においては「トップダウン」を多用した。約1年の短期政権ながら、デジタル庁創設や高齢者医療費の窓口負担引き上げなど、「多くの成果」(菅氏周辺)を残せたのも、トップダウンで時間をかけずに方針決定した結果と言える。

 これに対し、岸田首相は「聞く力」を前面に出し、要の政務秘書官に元経産次官の嶋田隆氏を起用。嶋田氏を中心とする秘書官チームが各省や自治体から情報を吸い上げる。そして、首相は基本的に各省や自治体の判断を、政府の方針とするケースが多い。

 新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置の決定・解除で、自治体の意向をそのまま受け入れた。また、ウクライナに侵攻したロシアへの対応では、外務省の判断を尊重し、強い制裁で先進7カ国(G7)のメンバーと足並みをそろえ、北方領土については、ロシアによる「不法占拠」という表現を復活させた。これらは、首相が、現場の意見に耳を傾け「ボトムアップ」の手法で決めた代表例だ。

 一方で、各省の判断に疑問を感じたり、説明通りに事態が進まなかったりした際には、自身の判断で方針を決定・変更するケースも目立つ。首相は昨年11月末、オミクロン株の世界的な広がりを受け、外国人の新規入国停止を決め「『岸田は慎重すぎる』という批判は、私がすべて負う覚悟でやっていく」と記者団に言い切った。さらには、ワクチンの3回目接種について、当初は2回目接種から「原則8カ月後」とする厚生労働省の方針を受け入れたものの、感染が急拡大するや「6カ月後」への前倒しを決定。菅政権の「1日100万回」の接種目標も踏襲し、菅氏を訪れて協力を求めた。

 「二刀流だ」。首相は昨年12月、自身の政治手法について、安倍、菅両政権のような官邸主導の「トップダウン」か、竹下政権のような現場の判断、積み上げを重視する「ボトムアップ」のいずれかを問われると、こう答えた。

 首相は自民党との関係についても、「政高党高」を標ぼうするなど「対等」を強調。官邸の力が強い「政高党低」とされた安倍政権との違いも見せる。最大派閥が支えた安倍政権と異なり、第4派閥・岸田派領袖の首相は、円滑な政権運営に他派の協力が欠かせない。政権の実情を踏まえた判断だ。第2派閥・茂木派を率いる茂木敏充幹事長、第3派閥・麻生派の麻生太郎副総裁と毎週のように会い、意思疎通を密にしている。

 このほか、世論の反応が良くないと、メンツにこだわらず、朝令暮改的に方針を変更するのも岸田政権の特徴の一つ。首相官邸で記者団の質問に答える「ぶらさがり取材」は半年で100回を超えており、国民に自ら説明するスタイルも定着した。菅政権が説明不足を批判され、支持率の低下を招いたことを意識してのようだ。

 こうした「岸田流」は、野党に攻め口を与えず、現時点では有権者に好意的に受け止められている。報道各社の3、4月の世論調査で、内閣支持率は50〜60%台と高く、野党の支持率は低迷したままだ。

 7月10日投開票が想定される参院選を勝利すれば、衆院解散がない限り、補選を除くと衆参の選挙は3年間なく、長期政権が現実味を帯びる。次なる政局の焦点は、首相の総裁任期が切れる2024年9月の自民党総裁選だ。再選を意識し、コロナ対策をはじめ、政権の看板政策である「新しい資本主義」の具体化や経済の再生、先送りとなっている税や社会保障の改革などの諸懸案に本格的に取り組み、「実績」づくりに全力を挙げることになろう。

7933チバQ:2022/04/14(木) 14:53:23
気配りの人、30〜40年怒らず
自民党総裁選を争った3氏とゴルフをする中曽根康弘首相(左から2人目)。同3人目が次期総裁に指名された竹下登幹事長、左端は宮沢喜一蔵相、右端は安倍晋太郎総務会長(肩書は当時)=1987年10月24日、東京・八王子市の八王子カントリークラブ

 首相は安倍政権で外相や党政調会長を務め、「禅譲」狙いで安倍氏への忠勤に励んだ。しかし、安倍氏は自身の後任を決める2020年9月の総裁選で菅氏を支持し、首相は完敗した。政界での「岸田総裁の芽はなくなった」との陰口に耐えながら、再挑戦の機をうかがい、わずか1年で総裁の座を射止めた。「慎重」「温厚」「忍耐強い」「感情を表に出さない」。政界における首相の人物評だ。これらは、トップダウンにこだわらない政治手法と合わせて、竹下元首相と共通している。

 竹下氏は島根県掛合町(現雲南市)の造り酒屋の長男として生まれ、島根県議を経て、1958年の衆院選で初当選。田中角栄元首相が率いた最大派閥・田中派に所属し、同派議員の大半を糾合する形で竹下派を結成。1987年11月に63歳で首相に就任した。政権運営のスタイルは、「つかさつかさ」の判断を尊重するボトムアップ型。性格は温厚で忍耐強く、感情を表に出すことは皆無。気配りで知られ、政財界を通じた幅広い人脈が武器だった。

 首相就任直後、「直近で怒ったのはいつですか」と問われると、真顔で「言われてみると、最近怒った記憶はない。かれこれ30〜40年は怒ってないな」。実際、造り酒屋(「出雲誉」で知られる竹下本店)を継いだ二回り年の離れた異母弟・竹下三郎氏、竹下内閣で政務秘書官を務めた波多野誠氏、竹下内閣当時に住み込みの秘書だった多々納剛人氏(現島根県議)は「怒った姿を見たことがないし、怒鳴られたこともない」と口をそろえる。

 もちろん、人間ゆえに怒りを覚えることは当然あったようだ。それでも「表情の違いでわずかに感じる程度」(波多野氏)、「唇を少しかんで話すくらい」(多々納氏)。「退陣表明の前夜も、普段と変わらず淡々としていた」(多々納氏)という。

 また、「気配り」は政界随一。茨城県内のゴルフ場に行けば、キャディーへのチップは当然として、売店にある納豆を買い占め、帰宅後に警護官や私邸の警備に当たる署員にお土産として配るといった具合だ。三郎氏によると、さまざまな人への細やかな気配りを目の当たりにし、「登兄さんは人の気持ちが読めるのですか」と聞くと、「確かに読める」と答えたという。

 「権力のトップ(首相)たる者、7割批判されて当たり前。3割の人に評価されてよしとしないといけない」。竹下氏は就任直後、首相としての心構えも周囲に語った。国会答弁などは「言語明瞭、意味不明」が竹下氏の代名詞。丁寧にいろいろと答えてはいるが、全体を通すと何を言いたいのか分からないという意味。野党議員に配慮しているように見せかけて、追及をかわす「竹下流」の答弁術だ。多くを語るが、攻め口を与えない「岸田流」と通じる。

 竹下氏は最大派閥・竹下派を基盤とし、総裁の座を争いながらも盟友関係にあった安倍晋太郎氏を幹事長に起用。長期政権になるとみられたが、リクルート事件が政権を直撃し、1年7カ月弱で退陣した。大平正芳、中曽根康弘の両内閣ができなかった付加価値税(消費税)を導入したのが、政権の大きな「実績」。野党人脈が生き、関連法の成立にこぎつけた。

7934チバQ:2022/04/14(木) 14:53:55
我慢の首相、実は短気?
タレントでミュージシャンのDAIGOさん

 「聞く力」と「気配り」は、他への配慮という面では同じ。忍耐強さという点では、当選同期の安倍氏を支え続けた首相と、キングメーカー・田中氏の下で閥務に励みつつ「決起」のタイミングを探り続けた竹下氏は通じる。感情を表に出さない点も共通だが、首相周辺によると「岸田氏は結構、気が短い」。ぐっとこらえて言葉には出さないが、「いらいらしているのが分かる」ことがしばしばあるという。

 竹下内閣は、当時の野党第1党・社会党が「万年野党」と言われた自民党一党支配の時代だが、現在は自民、公明両党による連立政権の時代。衆院選挙制度も、1選挙区の定数が3〜5の「中選挙区制」から、定数1の小選挙区と比例代表を組み合わせた「小選挙区比例代表並立制」に変わり、「世論の風」次第で、政権交代も起き得るようになった。こうした政治状況下、第4派閥が基盤の岸田政権と、最大派閥が支えた竹下政権では、安定度が違う。首相が参院選後も長く政権を維持するには、人事権を行使して他派の協力を得つつ、政策面で実績を上げ、国民の高い支持を保ち続けることが欠かせない。

 ジョークを好むかどうかという点でも、岸田、竹下両氏は異なる。首相は真面目で、笑いを誘うような言葉を口にすることはあまりないが、竹下氏は身近な人には、機知に富んだ言い回しで、場を和ませることが多かったとされる。東日本選出で有名私大出身の親しい議員について「コメを積んで入学したらしい」としゃべり、フェイクニュースとして定着した。

 多々納氏は、孫でミュージシャンのDAIGO(本名・内藤大湖)さんのことで、忘れられない場面がある。竹下内閣当時、DAIGOさんは小学生。私邸で住み込みの多々納氏は「大湖」「大湖」と言って可愛がっていたところ、竹下氏からある日、呼び出された。「秘書として不始末があり、注意を受けるのか」と恐る恐る部屋に入ると、竹下氏は「孫の大湖を呼び捨てにしているのか。これからは敬称を付けてほしい」。DAIGOさんが言いつけたようだが、もちろん竹下氏なりのジョークだ。

 昨年10月の衆院選直前に実弟の竹下亘元総務会長が死去し、島根政界から「竹下」の名は絶えた。一方、岸田首相は、祖父も父も衆院議員で3代目。長男の翔太郎氏は秘書で、首相公邸で寝食を共にする。広島の名門・岸田家では、4代目が政治を学び始めている。

7935チバQ:2022/04/14(木) 20:00:10
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-847062.html
茂木幹事長VS高市政調会長 不仲の全真相 自民党幹部「もはや子どもの喧嘩状態」
2022/04/14 17:00デイリー新潮

茂木幹事長VS高市政調会長 不仲の全真相 自民党幹部「もはや子どもの喧嘩状態」

つばぜり合いを繰り広げる茂木幹事長と高市政調会長

(デイリー新潮)

「私は9月に替わるわ」

 自民党・高市早苗政調会長は自嘲的に周辺にこぼします。9月の党役員人事で政調会長から外されることをはやくも覚悟している発言です。茂木敏充幹事長との関係悪化が決定的になり、党運営で蚊帳の外に置かれている高市氏。支持率好調の岸田政権の内側で今何が起こっているのか。その実態を取材しました。【青山和弘/政治ジャーナリスト】

「茂木VS高市」衝突の発端
 政調会長は党の政策立案をつかさどる重要ポストです。高市氏は、昨年9月の自民党総裁選での健闘を受けて、党四役の一角を手にしました。一方、幹事長は、候補者の公認や政治資金の差配など党務全般の責任者。本来、政調会長と幹事長とは二人三脚が求められます。なぜここまで関係が悪化したのでしょうか。

 発端は昨年10月の衆院選直後、公明党が選挙公約の筆頭に掲げた「高校生以下の子供への一律10万円給付」のあり方をめぐる協議で、政策責任者の高市氏が外されたことです。

 高市氏は公明党の主張について「自民党の公約とはまったく違う」などと公然と反発していました。茂木氏は「高市は公明党の竹内政調会長とウマが合わないだろ。スピード感が求められているんだ」と周辺に語り、自らが交渉役となったのです。

中国への対応を巡る対立
 その後、2人の亀裂を大きくしたのが対中外交を巡る問題です。北京五輪の外交的ボイコットを訴える高市氏は12月14日、突然首相官邸を訪問し、岸田文雄首相への直接交渉を決行します。

「党幹部の一人がなんで勝手にスタンドプレーをしているんだ!」

 高市氏の行動は茂木氏の不興を買います。しかし高市氏はひるみません。この3日後の17日、開催中の臨時国会で中国の人権問題についての非難決議を採択するよう茂木幹事長に直談判します。しかし、茂木氏は「今はタイミングではない」と却下。これ対して高市氏は、記者たちの前で「悔しくてたまらない」と怒りを露わにします。

 茂木氏としては、岸田首相とも擦りあせわせて見送りを判断している上、前外務大臣としての自負もあります。党幹部にも関わらず持論を声高に主張し、記者の前で自分を公然と批判した高市氏の態度に激高。関係悪化は決定的となります。政権与党のナンバー2とナンバー3が目も合わせないという、異常事態に陥ったのです。

「高市外し」と高市氏の「逆襲」
 そして、年明けの通常国会。政局の焦点はガソリン代の値下げを巡る国民民主党との協議でした。茂木氏はこの協議でも高市氏を外し、さらに参院選対策として考え出した年金受給者に対する5000円の給付についても事前にまったく相談しませんでした。

「政調会長なのに私は聞いていないんだけど」

 高市氏の不満は頂点に達します。首相官邸に出向き、岸田首相に直接訴えます。

「自民党の党則には、党の政策は政調を通すようにちゃんと書いてあります。守ってもらわないと困るんです」

 ここは「聞く力」を標榜する岸田首相、3月28日の党役員会で、居並ぶ党幹部を前に党則を読み上げました。

「党則には『党が採用する議案は政調会の議を経る』と書いてあります。党内手続きを尊重するようにお願いします」

 しかし、この役員会の内容を記者団にブリーフする担当は、当の茂木幹事長。記者会見でこの部分をスルーしました。高市氏の怒りは収まりません。翌日には、

「年金受給者への5000円の給付は新年度の予算での実施は白紙」「ゼロベースで話し合っていきます」

 5000円の給付は党内外から評判が悪く、再検討した上で他の経済対策にまぶす方針となっていましたが、主導した茂木幹事長の面目を敢えて潰した発言。自民党幹部は「もはや子どもの喧嘩状態」と頭を抱えます。

7936チバQ:2022/04/14(木) 20:00:27
ショートケーキかチョコレートケーキか
 何とか仲を取り持とうとしたのが自民党「いい人キャラ」代表格の福田達夫総務会長です。福田氏の差配で週に一度、党四役がざっくばらんに話す「お茶会」が開かれることになりました。ところが、3月30日の初回、高市氏は途中退席します。その後、記者団にこう言い放ちました。

「お茶会と言うのでお紅茶やケーキが出てくるのかと思ったら、ペットボトルのお茶が置いてあって驚いた」

 翌週に向けて福田氏は、ケーキを用意しようとしますが、遠藤利明選対委員長がチョコレートケーキを希望したのに対して、高市氏がショートケーキを主張。福田氏は頭を抱えます。結局ショートケーキになったのですが、自民党議員も苦笑いするしかありません。

「茂木さんも高市さんもチームプレーの人じゃないからな。こうなることは分かっていたよ」

 ただ、政権の中枢で繰り広げられる子どもじみたつばぜり合いは、単なる笑い話では済まないのです。

開いた安倍元首相との距離
 高市氏がここまで厳しい状況に置かれた要因の一つには、総裁選で後見人的存在だった安倍晋三元首相と距離が離れたことがあります。高市氏は安倍氏が派閥会長になった折には安倍派に入り、安倍派を基盤に次期総裁を目指すつもりでした。しかし安倍派内には高市アレルギーが強く、強引に高市氏を入会させれば安倍氏の立場がなくなります。安倍氏は周辺にこう語っています。

「もともと総裁候補としては派閥に入れないと伝えてあったから。入れてくれないと言われても困るよ。高市さんの問題は彼女の性格の問題だね」

 安倍氏は周囲に公然と不満を漏らす高市氏に手を焼くようになっていきました。自民党幹部はこう語ります。

「安倍さんの後ろ盾がない高市さんでは、もはや党四役に入れておく意味がない」

 自民党幹部の間では早くも後任の政調会長に、安倍派の西村康稔前経済再生担当相の名前などが浮上しています。

茂木幹事長への不安
 しかし、一方の茂木幹事長の立場も盤石ではありません。「白紙」となった5000円の給付金について茂木氏は岸田首相、麻生副総裁とは擦り合わせていたものの、自分より下にはほとんど根回ししていませんでした。そのため自民党内からは不満が噴出。形勢が悪くなるにつれて茂木氏は苛立ちを強め、自民党職員や記者にも厳しく当たる様子が目撃されるようになります。党職員は語ります。

「茂木さんはかねてから人柄の問題を指摘されてだいぶ抑えてきたけれど、ここに来て爆発している」

 また、公明党や参議院との関係の悪さも幹事長としての不安要素として指摘されます。7月に迫った参院選で自民党執行部は、国民民主党の現職議員がいる山形では公認候補の擁立を見送る方針ですが、参院からの反発は想定以上に強く、無理に押し切ると禍根を残す可能性も出てきています。茂木氏は岸田首相に頼られる存在であることは間違いありませんが、自民党内には茂木幹事長を不安視する声も根強くあります。

混沌とする次のリーダー選び
 政党は常に次のリーダーを育て、ベンチに座らせておく義務があります。自民党の総裁候補として名前が挙がる麻生派の河野太郎広報本部長、岸田派の林芳正外務大臣は二人とも「宏池会系」。岸田首相の対抗馬と考えると、茂木幹事長や高市政調会長はいいポジションにいるのです。しかし、2人の関係が決定的に悪化している現状はリーダーとしての資質に疑問符を投げかけています。執行部の中で浮いてしまった高市氏はもとより、茂木氏についても「今回、下をうまく使えないことが露呈してしまった。果たして宰相の器なのか」という声が、茂木派内部からも聞こえます。

 既存の価値観が変化していく激動の時代、次の日本を誰が背負うのか。野党の体たらくの下での自民党執行部の内紛は、喜劇ではなく悲劇なのでしょう。

青山和弘(あおやま・かずひろ)
政治ジャーナリスト 星槎大学非常勤講師 1968年、千葉県生まれ。元日本テレビ政治部次長兼解説委員。92年に日本テレビに入社し、野党キャップ、自民党キャップを歴任した後、ワシントン支局長や国会官邸キャップを務める。与野党を問わない幅広い人脈と、わかりやすい解説には定評がある。昨年9月に独立し、メディア出演や講演など精力的に活動している。

デイリー新潮編集部

7937チバQ:2022/04/14(木) 21:12:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220414k0000m010224000c.html
麻生氏「ど真ん中で岸田政権支える」 「主流派」の立場を強調
2022/04/14 19:58毎日新聞

麻生氏「ど真ん中で岸田政権支える」 「主流派」の立場を強調

自民党の麻生太郎副総裁=国会内で2022年4月12日、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 自民党麻生派(志公会、49人)は14日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。会長の麻生太郎党副総裁はあいさつで、参院選で「確実な過半数」の確保が必要と指摘。「憲法改正を含め迫っている問題に対応できる力を与えてほしい」と支持者に訴えた。「岸田政権のど真ん中で、屋台骨を支えていきたい」とも語り、「主流派」としての立場を強調した。

 パーティーには岸田文雄首相や安倍晋三元首相、茂木敏充党幹事長らも出席した。首相は新型コロナウイルス禍やウクライナ危機に触れ「歴史を画するような大きな出来事に直面している。こういった時代だからこそ、志公会の皆さんに、奮闘し日本をリードしていただきたい」と述べた。

 自民党6派閥は14日の麻生派を皮切りに、5月までに全派閥がパーティーを開催する。夏の参院選に向けた資金確保が目的。コロナ感染防止策も課題で、麻生派のパーティーは来場者を会場定員の50%に制限。飲食物は提供せず所属議員との握手も自粛を呼びかけた。【藤渕志保】

7938チバQ:2022/04/18(月) 14:28:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0ce310cfc24a14e936bfcb1e77c7b7f3a477f12
外国首脳、続々来日へ 岸田首相、危機に実績づくり狙う
4/18(月) 7:02配信

時事通信
先進7カ国(G7)緊急首脳会合に出席した(左から)岸田文雄首相、バイデン米大統領、ショルツ・ドイツ首相=3月24日、ベルギー・ブリュッセル(AFP時事)

 外国首脳の日本訪問が近く活発化する。

 4月中にドイツなど3カ国の首脳が、5月にはバイデン米大統領らが来日する予定。岸田文雄首相は外遊も調整している。国際秩序の根幹を揺るがすウクライナ危機の中、外交面で実績づくりを狙う。

【図解】大型連休中の首相訪問予定国と位置付け

 首相は18日、初来日するスイスのカシス大統領兼外相と首相官邸で会談。ニュージーランドのアーダーン首相、ドイツのショルツ首相が月内に続く方向だ。

 一連の首脳会談はロシアのウクライナ侵攻を受けた対応が主なテーマとなる。スイスは永世中立国だが、米国主導の経済制裁の枠組みに参加。ドイツは先進7カ国(G7)の今年の議長国だ。インド太平洋地域への危機の波及が懸念されることから、政府関係者は「欧州とアジアをつなぐ役割を果たしたい」と語る。

 岸田首相が外国首脳を迎えるのは、日越首脳会談を行った昨年11月以来。日本が新型コロナウイルスの水際対策を3月から緩和していることが背景にある。外務省幹部は「かなり来やすくなった」と説明した。

 バイデン氏来日は5月22日ごろの見通し。オーストラリアとインドを交えた4カ国の枠組み(通称クアッド)で首脳会談を行う。クアッドは覇権主義的な動きを強める中国を見据える。伝統的に「非同盟」のインドを取り込み、中ロに対してどこまで一致したメッセージを示せるかが焦点。岸田首相はホスト役として指導力を発揮し、夏の参院選に向けたアピール材料にしたい考えだ。

 岸田首相は大型連休中に東南アジア3カ国と英国を歴訪する計画。6月26〜28日にはG7サミットに出席する予定で、対面会談の機会が増える。

 ただ、中ロそれぞれに対する温度差は東南アジアの国々にもある。コロナ収束はなお見通せず、思惑通り首脳外交を展開できるか、不透明な要素を残す。

7939チバQ:2022/04/18(月) 15:46:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d890dcb2303538a1f0826ae6a8122a35f34ef4a
茂木敏充の「やりたい放題」に高市早苗がブチ切れた…せっかくの融和作戦も水の泡に
4/10(日) 19:52配信
現代ビジネス
「水と油」のふたり
Photo by gettyimages

 「茂木(敏充幹事長)さんはこれまで政策の責任者である政調会長の高市(早苗)さんに話を通すことなく、岸田総理や麻生副総裁と定期的に会談をし、好き勝手に政策を推し進めてきました。


 5000円給付や原油高対策でも高市さんは蚊帳の外。彼女は『勝手にやらないで』と猛反発し、二人の軋轢は深刻でした」(全国紙政治部デスク)

 何で私だけ仲間外れなのか。すっかり不機嫌になってしまった高市氏を党四役の「お茶会」に誘ったのは茂木氏だった。「水と油」と称される二人の不仲ばかりが表面化するなか、党内融和を演出する狙いがあったが、そこで「事件」は起きる。

 「高市さんは『お茶会』と聞いていたから桜餅や紅茶でも用意しているのかと思っていたそうですが、出されたのはペットボトルのお茶のみ。高市さんが途中で、『お茶ってこれだけ? 』と聞くと、福田(達夫)総務会長が慌ててコーヒーを注文しました」(自民党議員)

 しかし一度機嫌を損ねた高市氏は止まらない。

 「私、猫舌だからコーヒーいらない」

 と、突き返したという。結局、高市氏は「次の会合があるから」と未開封のペットボトルを持ったまま途中退席した。

 「記者会見で高市さんは『紅茶もケーキもなくペットボトルのお茶で驚いた』とチクリ。これを聞いた茂木さんは『せっかく気を遣ってやったのに』と腹を立てていたそうです」(前出の自民党議員)

 円滑な意思疎通のため、次回は高級スイーツでも用意してはどうか? 
 『週刊現代』2022年4月16日号より

週刊現代(講談社)

7940チバQ:2022/04/18(月) 20:42:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e72246f68308afef41a0657d483d11cd361fa77d
自民が連合に接近、野党勢力を分断 芳野氏を招聘
4/18(月) 20:31配信
産経新聞
政治 自民党政務調査会「人生100年時代戦略本部」を終え記者団の取材に応じる芳野友子会長=18日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

自民党は18日、党本部で開いた「人生100年時代戦略本部」に、労働組合の中央組織「連合」の芳野友子会長を招き、社会保障政策に関する意見を聞いた。立憲民主、国民民主両党を支援してきた連合トップが自民の会議に出席するのは異例だ。自民は連合に接近し、夏の参院選で野党勢力の分断を図ろうとしている。

芳野氏は18日の会議で、女性や非正規雇用の労働環境の改善を訴えた。選挙への言及はなかった。

自民の上川陽子本部長は会議後、「課題解決のためには(自民と連合が)力を合わせて取り組んでいく必要があると共有したのではないか」と記者団に強調した。芳野氏も「問題認識は自民党とほぼ一緒だと思った」と感想を語った。

この日に至るまでに、自民は麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長、小渕優子組織運動本部長らが関係強化を図ってきた。2月に小渕氏、3月に麻生氏がそれぞれ芳野氏と会食している。

麻生氏は芳野氏に、賃金引き上げに取り組んできたのは自民だと説き、「自民と一緒に労働政策を勉強する気はないですか。政策実現には自民が一番でしょう」と持ちかけている。選挙は政党単位ではなく、良い自民候補がいれば支援することも働きかけたという。

今月17日の福岡市での講演では「労働者の先頭に立って経営者に『給料を上げるべきだ』と言っている政党は自民党。それを一番理解しているのは連合だ」と強調した。

岸田文雄首相も政府の「新しい資本主義実現会議」のメンバーに芳野氏を指名。1月の連合の新年交歓会に現職首相としては9年ぶりに出席している。

立民と国民民主は同じ旧民主党を源流とするが、昨年10月の衆院選で共産党との距離感をめぐって亀裂が深まり、連合が間に入る形で辛うじて政策協定を結んだ。自民は衆院選後、芳野氏と間合いを詰めつつ、「反共産」の民間労組に支えられる国民民主と関係を強化した。与党に国民民主を加えた3党で燃油価格高騰対策の協議を重ねる。立民内では国民民主の与党寄りの姿勢に批判が高まり、分断が進んだ。

野党候補が乱立し、非自民票や政権批判票が分散すれば、自民候補に有利に働く。令和元年の前回参院選では32の1人区全てで野党が統一候補を立てた。今年の参院選は「おそらく10前後」(茂木氏)にとどまる見通しもあり、自民優位の情勢ができつつある。(田中一世)

7941チバQ:2022/04/19(火) 07:58:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/401b84bd705cf525909d61d91c74c3c1eb338511
連合・芳野会長「政策実現のため力貸して」 異例の自民会合出席
4/18(月) 17:18配信

毎日新聞
自民党の「人生100年時代戦略本部」の会合後、記者団の質問に答える連合の芳野友子会長(中央)=東京都千代田区の同党本部で2022年4月18日午後3時35分、竹内幹撮影

 連合の芳野友子会長が18日、自民党政務調査会が党本部で開いた全世代型社会保障に関する政策会合に出席した。芳野氏は雇用安定やジェンダー平等などについての連合の見解を説明し「私たちの政策実現のため、ぜひ自民党にも力を貸していただきたい」と述べた。連合トップが自民党政調会の会合に招かれるのは異例だ。

 芳野氏が出席したのは自民党政調会の「人生100年時代戦略本部」(本部長・上川陽子幹事長代理)会合。芳野氏は、雇用の場での男女格差の解消や、立場の弱いフリーランスや非正規雇用労働者の支援などについて連合の取り組みを紹介。出席した自民党議員の質疑にも応じた。会合後、芳野氏は記者団に「(今後も)意見交換はしていきたい。問題認識はほぼ一緒だ」などと語った。

 芳野氏を招待した上川氏は会合後、「芳野氏にお越しいただき、うれしく光栄だ。課題解決のためには(力を)合わせて取り組んでいく必要性を共有できたのではないか」と述べた。【奥山はるな、花澤葵】[

7942チバQ:2022/04/19(火) 08:07:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/227061efdde12c7be02d71ad14a5075bdbe28b47
二階派最高顧問・伊吹文明氏「岸田・茂木痛烈批判」の裏に「反岸田勢力決起」の予兆か
4/19(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
2014年、記者会見に出席した伊吹文明・元衆院議長(時事通信フォト)

 自民党内ではウクライナ情勢の泥沼化と3か月後に迫った参院選シフトで反岸田勢力が表だって首相を批判できないことから「無風政局」と呼ばれる。そうした中、「政界の一言居士」として知られる伊吹文明・元衆院議長が反主流派の一角、二階派の例会(4月14日)で大いに吠えた。同派の最高顧問を務めてきた伊吹氏は、昨年の総選挙で引退した後も、依然、ご意見番として派内に影響力を持つ。

【写真】最大派閥となった安倍派に批判も

「国会で決めたことに、国会議員が公然とそれと違うことを国会を通さず主張するのは、国会の権威を著しく弱める。低下させると考えないといけない。国会の権威を守るため、決めたことを国会議員がひっくり返すようなこと言ってはいかん」

 そう切り出した伊吹氏がまず槍玉に挙げたのが、岸田文雄・首相と茂木敏充・幹事長、公明党が主導した年金生活者への5000円給付が白紙撤回された問題だ。

「1つ具体的な例を挙げると、年金生活者というか65歳(以上)の連中にみんな5000円あげる話があって、みっともないっていうんで立ち消えになった。これは平成16年に年金法を改正し、それまでは物価が上がり経済が成長したりすると年金はどんどん改定していた。同時に物価が下がったり経済がマイナス成長になったりしても年金改定せず減らさなかった。これではいくらなんでも若い世代の将来の年金の基盤を危なくするとして物価スライドにマクロ経済スライド方式を入れた。物価が下がったときは年金世代も我慢しましょうと。

(ところが)今回物価スライドで7月、ちょうど参議院選挙の頃に0.2%年金が下がる。下がる部分をモデルケースで夫婦2人で計算すると 1万500円になる。だから夫婦2人で割ると(1人あたり)5000円ずつあげるんだという論理。こんなことをやりだしたら国会の法律は一体どうなるんだ。それを自民党の大幹部が主張するようなときは、少なくとも政府がやろうとしたときには、与党はたしなめなくちゃいけない。与党が旗を振っちゃいかん」

安倍派への批判も
 参院選前に露骨な“年金世代へのバラマキ”をやろうとした岸田内閣への痛烈な批判だった。次に伊吹氏は衆院の定数是正(10増10減)に反対を唱える細田博之・現衆院議長に矛先を向けた。

「もっと悩ましいのは、あんまり言っちゃいけないんだけど、細田さんっていう方は、私が幹事長のときの幹事長代行をしていただいて、非常に行き届いた、誠実で政策もよくわかる方だ。(しかし)今回議長になられて、議会が決めた法案を公然と批判したら、これはやっぱり国会の権威は丸つぶれだ」

 国会では「1票の格差」を是正するために安倍政権時代の2016年に公選法などを改正。格差を2倍未満にするため、2020年国勢調査に基づいて次の総選挙から衆院の定数を東京都で5増、神奈川県で2増、埼玉・千葉・愛知の各県で1増する一方、宮城・福島・新潟・滋賀・和歌山・岡山・広島・山口・愛媛・長崎の10県で定数をそれぞれ1減する「10増10減」の方針が決まった。

 しかし、削減される県が具体的になると、自民党内では地方選出の議員を中心に10増10減に批判が高まっている。とくに定数減となる10県に10人の現職議員(小選挙区当選者)を抱える最大派閥・安倍派で批判が強い。

 そこで安倍派前会長でもある細田氏は議長就任前、安倍晋三・元首相の選挙区がある山口県などを定数削減の対象から外す「3増3減」私案(東京3増、新潟、愛媛、長崎を各1減)を提示。議長に就任してからも、「地方を減らして都会を増やすだけが能じゃない」「地方いじめのような、都会だけ増やすようなことは、もうちょっと考えたらどうか」と繰り返し見直しを主張している。まさに“派利派略”だ。

7943チバQ:2022/04/19(火) 08:08:17
 伊吹氏はその細田氏に大上段から正論をぶつけた。

「憲法に法の下の平等がある。投票権が非常に不平等だ。人口が非常に多いところは1票投じても1人の人しか選べないけれども、人口が少ないところで、少ない人口で投票して当選する。だから憲法違反だという訴えがずっとあり、最高裁まで行って違憲状態だとか違憲だとかいろいろ言われた。私が議長のとき、議長のもとで審議会をつくって審議を始めてもらった。

 世論を考えると定数を増やすのはなかなか難しい。その中でどうするかっていうことをやり始め、結局時間がかかって大島(理森・前衆院議長)さんのときに結論が出た。これ(定数是正の法律)は国会議員の身分に関することで議長の諮問会議で得た結論だから、当然、議員立法で出した。その筆頭の提案者が細田さんだ。それが自民党と公明党と維新の賛成で通った。それを具体化していかなければいけない時点になったときに、反対だとかどうだとかっていうことが今出てきている。

 私は人口だけで議員の定数を決めるっていうのは個人的には反対です。しかしそれを変えるためには憲法を変えないといけない。これから区割り画定審議会が動き出すんだと思いますが、やはりポジションにいる者は言っちゃいけないことがある。私なんか言いたいことはいろいろ言いたい。だけど幹事長のときはこういうこと言っちゃいかんなとか、大臣なのでいけない、議長はいけないなと思って抑えないといけない」

菅グループを含めた反岸田派連合は80人規模に
 新聞各紙は伊吹発言を「細田議長への苦言」などと報じたが、伊吹氏がこのタイミングで岸田首相や細田議長に厳しい言い方をしたのには別の事情がありそうだ。

 表面上は「無風状態」に見えても、自民党内では水面下で主流派と反主流派の各派が“議員スカウト合戦”を活発化させている。

 この日も、二階派から安倍内閣で首相補佐官や一億総活躍相を務めた衛藤晟一氏が退会し、すったもんだを経て同派から安倍派に転じた片山さつき・元地方創生相に続いて2人目の退会者が出たばかり。二階派は会長の二階俊博氏が幹事長を退任して以来勢いが落ちているだけに「安倍派が露骨に手を突っ込んできた」(同派ベテラン)との不満が高まっている。

 だが、反主流派もやられっぱなしではない。岸田首相を支える「主流派」の麻生派からはこの2月に同派会長代理だった佐藤勉・前総務会長ら4人が脱会、その佐藤氏は4月6日夜に二階派幹部の武田良太・元総務相らと会談し、岸田首相の政敵である菅義偉・前首相を中心とする「菅勉強会」=事実上の反岸田派閥連合の立ち上げについて協議した。

 佐藤氏は武田氏の他にも、二階氏側近の林幹雄・元幹事長代理、旧石原派を継いだ森山裕・総務会長代理、菅グループ「ガネーシャの会」のまとめ役、坂井学・元官房副長官らと会合を重ね、菅勉強会旗揚げの準備を着々と進めているとされる。

「菅勉強会は二階派、菅グループ、森山派、旧石破派など70〜80人規模になる。役員には佐藤さんを林さんと武田さん、森山さんらの顔触れが固まりつつある」(二階派議員)

 そんな折も折、飛び出した伊吹発言は反岸田勢力決起の“鬨の声”に聞こえなくもない。

7944とはずがたり:2022/04/19(火) 14:33:39


茂木敏充の「やりたい放題」に高市早苗がブチ切れた…せっかくの融和作戦も水の泡に
4/10(日) 19:52配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d890dcb2303538a1f0826ae6a8122a35f34ef4a
現代ビジネス

 「茂木(敏充幹事長)さんはこれまで政策の責任者である政調会長の高市(早苗)さんに話を通すことなく、岸田総理や麻生副総裁と定期的に会談をし、好き勝手に政策を推し進めてきました。

 5000円給付や原油高対策でも高市さんは蚊帳の外。彼女は『勝手にやらないで』と猛反発し、二人の軋轢は深刻でした」(全国紙政治部デスク)

 何で私だけ仲間外れなのか。すっかり不機嫌になってしまった高市氏を党四役の「お茶会」に誘ったのは茂木氏だった。「水と油」と称される二人の不仲ばかりが表面化するなか、党内融和を演出する狙いがあったが、そこで「事件」は起きる。

 「高市さんは『お茶会』と聞いていたから桜餅や紅茶でも用意しているのかと思っていたそうですが、出されたのはペットボトルのお茶のみ。高市さんが途中で、『お茶ってこれだけ? 』と聞くと、福田(達夫)総務会長が慌ててコーヒーを注文しました」(自民党議員)

 しかし一度機嫌を損ねた高市氏は止まらない。

 「私、猫舌だからコーヒーいらない」

 と、突き返したという。結局、高市氏は「次の会合があるから」と未開封のペットボトルを持ったまま途中退席した。

 「記者会見で高市さんは『紅茶もケーキもなくペットボトルのお茶で驚いた』とチクリ。これを聞いた茂木さんは『せっかく気を遣ってやったのに』と腹を立てていたそうです」(前出の自民党議員)

 円滑な意思疎通のため、次回は高級スイーツでも用意してはどうか? 
 『週刊現代』2022年4月16日号より

7945チバQ:2022/04/19(火) 23:09:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb30163e7167ec3cc01a0096ca28404c814d6215自民・茂木氏に野党反発 「悪意に満ちている」
4/19(火) 20:44配信

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産経新聞
自民党の茂木敏充幹事長

野党は19日、自民党の茂木敏充幹事長が党所属議員から回収した文書通信交通滞在費を与野党の合意に反して独自に寄付したと発表した上、野党を揶揄(やゆ)したとして一斉に反発した。

文通費をめぐり、与野党は衆院選が行われた昨年10月分の一定額をそれぞれ所属議員から回収し、回収分の国庫返納や寄付などの対応は各党協議会で決めることで合意。21日に各党協議会を開き議論する方向で調整していた。

ところが、茂木氏が18日の記者会見で自民は独自に寄付したと発表。その上で「文通費の問題に真剣に取り組むというなら、(昨年)10月分を返金してほしい。言行一致を求めていきたい」と野党側を批判した。

これを受け、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党の4野党の国対委員長が19日、国会内で会談し、自民に抗議することで一致。出席者からは茂木氏の説明や謝罪を求める意見が出た。立民の馬淵澄夫国対委員長は国会内で記者団に「茂木氏こそ言行不一致だ。悪意に満ちている」と強調。維新の遠藤敬国対委員長も「紳士協定が破られてしまった」と苦言を呈した。

馬淵氏は同日、自民の高木毅国対委員長と会談し、茂木氏の謝罪を求めた。高木氏は「幹事長側に私が伝えていなかった。連携がうまくいかなかった」と陳謝したが、茂木氏への謝罪要求は引き取った。国民民主関係者は「自民は幹事長と国対委員長のコミュニケーションがとれていないんだね」とあきれたように皮肉った。

7946とはずがたり:2022/04/22(金) 09:51:09
<独自>自民・衛藤氏が二階派退会の意向を伝達
2022/4/8 15:41
https://www.sankei.com/article/20220408-JME5ZEF4IVNT7MUWLGVMPSWC2Y/

自民党の衛藤晟一参院議員は8日、党本部で二階俊博元幹事長と面会し、二階派(志帥会)を退会する意向を伝えた。関係者が8日、明らかにした。

衛藤氏の退会により、二階派の所属人数は42人。自民党内6派閥のうち第5派閥の順位は変わらない。ただ、二階派をめぐっては、2月に片山さつき参院議員が同派から退会勧告を受けて退会している。

7947チバQ:2022/04/22(金) 10:12:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaf6c8b3dc478736608e3eab03256d4324ae8882
亀裂回避、公明に譲歩 「今国会で補正」、主張受け入れ 自民
4/22(金) 7:09配信

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時事通信
記者団の取材に応じる自民党の茂木敏充幹事長=21日午後、国会内

 政府が月内に取りまとめる緊急経済対策の財源の在り方をめぐり、意見が真っ向からぶつかっていた自民、公明両党が21日、折り合った。

 自民党が与党の亀裂回避を優先し、2022年度補正予算案の今国会成立を求める公明党の主張を一部受け入れ、軟着陸を図った。ただ、再び予算委員会で岸田政権が野党の追及にさらされるリスクをはらむ。譲歩を迫られた政府・自民党内には不満が残りそうだ。

 自民党の茂木敏充幹事長は、公明党の石井啓一幹事長との会談で合意した後、記者団に「6月以降も視野に入れた補正が必要という結論になった」と述べ、難航していた調整に着地点を見いだしたことに安堵(あんど)の表情を見せた。

 政府は物価高騰を受けた緊急経済対策の22日策定を目指していた。自公両党は19日に幹部間で合意する手はずだったが、焦点である(1)経済対策の財源(2)補正の時期―で平行線が続き、決着がずれ込んでいた。

 政府・自民党は参院選に向けて失点を防ぐ「守り」の政権運営が基本戦略。22年度予算の予備費を使った緊急対策を速やかに講じた上で夏の参院選を乗り切り、秋の臨時国会で本格的な経済対策を盛り込んだ補正を成立させる段取りを描いた。

 選挙を目前に首相が出席する衆参両院予算委員会を開けば、野党が対決姿勢を強めるのは必至。自民関係者は「これまで参院選前に補正を組んで良かった試しがない」と指摘していた。

 一方、公明党が「補正成立」を声高に訴えたのは参院選向けのアピールが必要との思いからで、自民党との戦略のずれは明らかだった。山口那津男代表は3月29日の記者会見で唐突に今国会での補正成立を求めて以降、譲らない姿勢を崩さなかった。

 公明党ベテランは、ぎくしゃくした参院選の相互推薦、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の交渉と同様に、自公両党間の「水面下の交渉が本当にない」と嘆く。

 結局、今回合意に至ったのは「公明党の顔を立てたから」(自民党幹部)。連立の結束を重視し、参院選に影響が出ないようにするためだ。公明党は「まずまずだ」(幹部)と歓迎ムードが広がる。

 もっとも、自公合意の中身をよく見ると、緊急対策については自民党が主張した22年度予算の予備費を充て、1兆5000億円の穴を補正予算で埋めるとする「折衷案」の形。1カ月前に成立したばかりの当初予算の予備費を直ちに積み増すことに「見通しが甘い」との批判が出そうだ。予備費支出は国会審議を経ずに政府が決められるため、野党は予算執行が「白紙委任」となることに照準を合わせる。

 立憲民主党の泉健太代表は記者団に「規模があまりに小さい」と批判。「予備費の使途が拡大していくことについても課題がある」と疑問を呈した。共産党の志位和夫委員長は記者会見で「予備費を積み増す補正予算は前代未聞。税金は自民、公明両党のポケットマネーではない」と断じた。

7948チバQ:2022/04/24(日) 09:38:42
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_FC6SCNL6ZNK4NOXN6RGQOPLLWM.html
首相、菅・森山氏ら非主流派と会談 党内融和に腐心
2022/04/22 21:12産経新聞

首相、菅・森山氏ら非主流派と会談 党内融和に腐心

政治 閣議に臨む岸田文雄首相=22日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

岸田文雄首相(自民党総裁)は22日、菅義偉前首相、森山裕総務会長代行と相次いで会談した。菅、森山両氏は令和4年度補正予算案の編成などをめぐって自民執行部との隙間が指摘される公明党とパイプを築いている。夏の参院選を見据える首相としては、先の党総裁選で非主流派に転じた両氏にも配慮を示しつつ、与党一丸で選挙戦に臨む態勢をつくる思惑もある。

「国内外のいろんな情勢について意見交換した。近況報告も含めて時間をいただいた」

首相は菅氏との会談後、官邸で記者団にこう語った。同日夜には東京・銀座の日本料理店で森山派(近未来政治研究会)を率いる森山氏と食事をしながら意見を交わした。

昨秋の総裁選で敵対した首相と菅、森山両氏の間柄はいまなお微妙だ。

菅氏周辺は非主流派を中心とした勉強会を開く時期を模索している。また、森山氏は参院山形選挙区をめぐり、自民執行部が4年度予算に賛成した国民民主党に配慮する形で候補者擁立見送りを調整していることに関し、「野党の公認候補を応援したことはない。しっかりけじめをつけておかないと、おかしなことになる」と表立って異論を唱えている。

一方で、菅、森山両氏は公明にもパイプを持ち、業界団体などにも顔がきく実力者でもある。首相としても、参院選での協力は欠かせず、今回の会談も万全の態勢を敷くための布石を打った形だ。

首相は、今月1日には同じく非主流派の二階俊博元幹事長とも酒席を囲んだ。首相は、安倍晋三元首相と茂木敏充幹事長、麻生太郎副総裁の主流派を後ろ盾としつつも、非主流派を含む党内融和に腐心し、自らの足場を一層強固にしたい考えとみられる。(永原慎吾)

7949チバQ:2022/04/24(日) 09:52:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/6746dd22e1a1a69115b0a9969a9b948aeb06d7ec
国民民主の「非自民」の動きに不快感…遠藤選対委員長「違和感を覚える」
4/23(土) 20:39配信

読売新聞オンライン
遠藤利明氏

 自民党の遠藤利明選挙対策委員長は23日、政策協議を進める国民民主党の中で、「非自民」に向けた動きがあることについて「違和感を覚える」と不快感を示した。沖縄県沖縄市で記者団に語った。

 遠藤氏のお膝元の参院選山形選挙区(改選定数1)を巡っては、3選を目指す国民の現職がいることを踏まえ、自民内で候補擁立の見送り案が浮上している。遠藤氏は「国民と政策協議の合意ができれば、それをベースにどう戦うか検討していたが、今までの認識と違ってきた」とも語った。

 国民の前原誠司代表代行は20日、参院選京都選挙区で日本維新の会の公認候補予定者への推薦を発表した際に「非自民、非共産の枠組みで協力できるところは協力する」と話していた。

7950チバQ:2022/04/24(日) 23:38:22
誰の判断なんですかね?
この危機管理/判断能力はすごいと思います。
戻ったから/派遣したから 何ができるってわけじゃないでしょうが
https://news.yahoo.co.jp/articles/400eb5a6af291594b903395fe4ee14cfc22af99c
岸田首相、日程切り上げ帰京 「捜索救助に全力」、国交相派遣 北海道・観光船不明
4/23(土) 21:37配信

 北海道・知床半島沖で観光船が消息を絶ったことを受け、熊本訪問中の岸田文雄首相は23日深夜、日程を切り上げて自衛隊輸送機で東京に向かい、24日未明に帰京した。

 
 首相は首相官邸で状況の報告を受け、この後記者団に「乗員乗客の発見には至っていない。人命救助を最優先に、全力を挙げて捜索救助活動を行っていく」と述べた。斉藤鉄夫国土交通相を24日朝に現地に派遣することも明らかにした。

7951チバQ:2022/04/25(月) 20:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5279ae0224420aa57d5af86635d45d8f6265b739
幹事長室は厳しい? 和やか?  安倍、茂木氏が掛け合い 自民
4/25(月) 20:33配信

時事通信
 「大変厳しい」「一番和やか」。

 自民党の安倍晋三元首相と茂木敏充幹事長が25日、西村明宏筆頭副幹事長の政治資金パーティーにそろって出席し、党幹事長室の雰囲気をめぐり掛け合いを演じた。

 口火を切ったのは安倍氏。仕事に厳格とされる茂木氏の人物評を念頭に、「『茂木幹事長室』は大変厳しい場所だ。千本ノックに耐えられるかどうかで西村氏の将来も決まっていく」とあいさつし、会場の笑いを誘った。

 直後に登壇した茂木氏は、満面の笑みで「訂正させてもらう」と切り出すと、「恐らく歴代でも一番和やかな、楽しい幹事長室だ」と反論。「みんなが楽しく、しかし、選挙では一丸となって戦える態勢が取れている」と強調した。

7952チバQ:2022/04/25(月) 21:04:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f98c60738d5a17b33975dda01e5d95287727d95
【点描・永田町】政権半年の高支持率に“暗影”も
4/24(日) 18:34配信

時事通信
4月7日、首相官邸で取材に応じる岸田文雄首相

 岸田文雄首相が4日、政権発足から半年を迎えた。

 「ウクライナ」「コロナ」との苦闘が続くが、政権の“命綱”ともなる内閣支持率はここに来て堅調だ。「戦後最大の国難」(首相)に懸命に挑む姿への国民的な高評価が最大の要因とみられており、年明け以降は下降気味だった各種世論調査での支持率は、3月になると上昇基調に転じ、最新の調査では過去最高にも手が届く勢いだ。政権発足半年での高支持率維持は、長期政権を築いた小泉純一郎、安倍晋三(第2次)両元首相以来で、首相サイドも「長期政権の環境が整いつつある」(側近)と胸を張る。

 そうした中、首相にとって最大の関門となる参院選の公示が2カ月余に迫る。政権を取り巻く環境を見ると、コロナ感染再拡大とウクライナ危機に伴う諸物価高騰で、首相が目指す参院選前の「ウィズコロナの経済再生」実現は絶望的。その一方で参院選情勢は、首相らのしたたかな野党分断策などが功を奏し、現状では「自民有利」とみられている。

 ただ、自民党内の「反主流派の旗頭」(麻生派幹部)とされる菅義偉前首相が、太いパイプを持つ公明党の山口那津男代表とスクラムを組む形で、経済再生のための大型補正予算の今通常国会での成立を求めたことで、参院選後への先送り方針を示す首相とのあつれきが拡大。最大派閥・安倍派を率いる安倍氏と菅氏の再接近も絡んで、自民内の各権力者による複雑な神経戦が、参院選に向けた首相の政権運営に幾つもの暗い影を投げ掛けている。

◇したたかな“岸田流手法”に限界も

 首相は政権半年を迎えた4日午前、首相官邸で記者団のインタビューに答え、「課題山積で気の抜くことのできない半年だった」と述懐。年明けからの「オミクロン株」感染爆発やロシアのウクライナ軍事侵攻への対応では、「大変難しい判断、決断の連続だった。これからも緊張感と危機感を持って取り組む」と厳しい表情を崩さなかった。その中で、オミクロン株については「毎日、毎日機動的に対応しなければいけなかった」と振り返り、就任時から目指していた感染症対策と経済社会活動のバランスの取り方に苦悩し続けたことを吐露した。

 一方、首相はロシアのウクライナ軍事侵攻には「力による一方的な現状変更は、世界全体で許してはならず、毅然(きぜん)と対応しなければならない」と力説。ウクライナで多数の民間人が犠牲となっている現状を「国際法違反の行為で、厳しく批判し非難していく」と厳しい対応をアピールし、バイデン米大統領ら先進7カ国(G7)首脳との会談などで「力による現状変更には、厳しい経済制裁で対応する」ことを確認するなど、G7各国と足並みをそろえる日本の立場を明確にした。

 こうした毅然とした対応が「高支持率につながっている」(側近)のは間違いないが、今後もその状況が続くかどうかは「予断を許さない」(同)。ここに来て感染症専門家の多くが、早期の大規模な「第7波」の襲来を予測している。予防策の軸となるワクチン3回目接種も遅れが目立ち、参院選前に全国的なまん延防止等重点措置の再発令ともなれば、国民の首相不信は一気に拡大しかねない。

 しかも、本来なら国家の危機に結束するはずの政府・与党内での「参院選後を見据えた権力闘争のうごめき」(自民長老)が現実味を帯びれば、首相の指導力も厳しく問われる。大派閥領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長との緊密な連携で政権安定化に腐心してきた首相は、菅氏や二階俊博元幹事長ら“反主流実力者”にも接近を試みるが、与党内には「したたかな岸田流手法の限界」(自民長老)を指摘する声も少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」4月18日号より】。

7953チバQ:2022/04/26(火) 19:51:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c72e909f759e0d14ca36e8a4da72808c8f7de6f
「茂木幹事長vs.高市政調会長」の対立先鋭化で「ポスト岸田レース」に異変
4/26(火) 15:01配信

新潮社 フォーサイト
新潮社 Foresight(フォーサイト)

 堅調にみえる岸田文雄内閣の足元で、不協和音が目立っている。ともに「ポスト岸田」を目指す自民党の茂木敏充幹事長と高市早苗政調会長との対立が先鋭化し、緊急経済対策の取りまとめや公明党との協議に支障が生じているのだ。茂木氏は麻生太郎副総裁を後ろ盾にしており、自民執行部内の溝も表面化。次期首相レースの前に、夏の参院選戦略にも影響が出かねない事態に陥っている。

高市氏の頭越しに決まった補正予算編成
「私たちは早く予備費を活用して経済対策を進めたい。本格的な補正予算を編成していたのでは間に合いませんよ」 

 高市氏は4月18日、公明党の竹内譲政調会長と会談し、公明が求める参院選前の補正予算編成は受け入れられないと訴えた。

 6月15日までの通常国会の会期内に補正を仕上げるとなれば、7月に予定する参院選の手前で衆参の予算委員会を開かなければならず、野党に追及の場を与えてしまう。そのため政府・自民は喫緊の物価高騰対策を今年度予算で確保した5兆円の予備費で行い、公明が主張する15〜20兆円規模の補正予算の編成は、参院選後に先送りする方向で調整を進めていた。

 しかし茂木氏はその裏で、高市氏に正面から断らずに、官邸や財務省と補正予算の編成が可能かどうかギリギリの調整を続けていたという。

 茂木氏が4月21日、公明の石井啓一幹事長に示したのは、低所得者世帯の子供1人当たり5万円給付や、石油元売り会社への補助金拡充などを盛り込んだ、予算規模2兆7000億円程度の補正予算を編成する案だった。結局、自公は両党の政策責任者を飛び越える形で合意案をまとめ、首相は合意案に沿って補正の編成を指示した。

7954チバQ:2022/04/26(火) 19:51:16

週1回の「お茶会」
 茂木氏と高市氏は、これまでも子供のような対立を繰り返してきた。年金受給者に1人当たり5000円を給付する案をめぐっては、茂木氏が高市氏に相談しないまま政府や公明側と協議を進め、高市氏が激怒。茂木氏がガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除について公明、国民民主両党の幹事長と協議したときも、高市氏は「私に連絡がない」と不快感を示した。

 こうした高市氏の直訴を受けた首相は、3月28日の自民役員会で「党が採用する議案は政調会の議を経る」とした党則を読み上げ、茂木氏に自重を促す一幕も生まれた。

 両氏は3月末月以降、福田達夫総務会長と遠藤利明選対委員長を交え、党四役の融和を図る「お茶会」を週1回開くようになったが、会合では白々しいやりとりが続いているという。

 出席者によると、会合では、茂木氏が東京・赤坂の老舗洋菓子店から取り寄せたショートケーキやシュークリームで高市氏をもてなすが、話題は高校時代の修学旅行などたわいもない話が中心だ。毎回、遠藤氏が「次回は好物のチョコレートケーキを出して」と頼むものの、茂木氏は「政調会長のお好きなものを」と断るのがパターンとなっている。高市氏に皮肉交じりで対応しているのだ。

広がる安部氏と高市氏の距離
 茂木氏が高市氏の頭越しに政策協議を進めるのは、党内の情勢を冷静に分析している からと分析する向きもある。

 高市氏は昨年の総裁選で安倍晋三元首相の支持を背景に得票を伸ばしたが、最近は安倍氏との距離が広がっているという。安倍氏は昨年11月に党内最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)会長に就任したが、同派を一度出ていった高市氏の復帰をかたくなに拒んでいる。

 もともと派内には、萩生田光一経済産業相や福田氏ら将来首相を目指す候補がおり、彼らは一様に高市氏の派閥復帰に否定的だ。

 最近は政調会長としての高市氏の働きぶりにも疑問符がついているという。就任直後の昨年の衆院選では、党の公約を「党内協議を十分経ず、独善的に書き上げた」(自民閣僚経験者)などと批判が噴出。「安倍氏は次期首相候補として限界を感じつつある」(安倍派閣僚経験者)との見方もある。

「ポスト岸田」を狙う茂木氏にとって、ウマの合わない高市氏はつぶすべきライバルだ。茂木氏は安倍政権時代から安倍氏と個人的な人間関係を築いてきたこともあり、高市氏と疎遠にしているのは、こうした風向きの変化を巧みに利用しているとも言える。

茂木氏と麻生氏の深い関係
 さらに最近の茂木氏は、党内第3派閥の麻生派(志公会)を率いる麻生氏と深い関係を築いており、強気の態度に出られる下支えにもなっている。

 茂木氏は昨秋の衆院選後に幹事長に就任して以来、国政選挙の候補者調整などの懸案はことごとく麻生氏に相談し、了承を得てきた。下手の姿勢には、将来の総裁選出馬をにらみ、麻生派全体の支持を取り付ける狙いも透ける。

 麻生氏は派内で首相候補とされる河野太郎元ワクチン相との折り合いが悪いこともあり、麻生派の側近には「茂木は『ポスト岸田』に近くなった」と評価を口にするという。逆に高市氏は「公明ともまともに話ができずに政権を運営できるのか」などと、苦言交じりに切り捨てている。

 茂木氏は昨年11月に悲願だった派閥会長に就任し、一定の権力基盤を固めた。犬猿の仲だった青木幹雄元参院議員会長はなお「茂木会長は認めない」と息巻くが、現在は側近の石井準一参院幹事長代理を含め、参院側も茂木体制を支える姿勢を見せている。麻生派とは規模を競い合うライバルではあるが、岸田政権を中心で支える主流派として連携も深めており、両派内では、それぞれの派閥トップが接近することを批判する向きは少ない。

岸田首相による処遇は? 
 政権与党の幹事長と政策責任者の政調会長の確執は、党内の意見集約や無理強いの多い公明党との交渉過程などを複雑にし、「不必要な混乱を招いて政策決定に余計な時間がかかるようになった」(党国対幹部)という。

 身内の亀裂は、党が一丸となって参院選を戦う態勢づくりにも影響を与えかねない。岸田首相は周囲に、「党のバランスを取るためには、茂木、高市の双方が必要」と語るが、両氏の対立に積極的に介入する様子はない。党内では「首相が参院選後の党役員人事で両氏をどう処遇するか。行方次第では、新たな政局の芽になる可能性もある」(重鎮)との声もあがる。

7955チバQ:2022/04/27(水) 19:28:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/07ed089c903c09f7250acaf2e36655fb1de160f5
異例の経緯、首相「出席」は前夜に決断 日韓の駆け引き本格化
4/27(水) 10:03配信

西日本新聞
岸田首相

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)次期大統領の政策協議代表団と岸田文雄首相の面会は、前夜まで日程が固まらないという異例の経過をたどった。歴史問題で尹氏側が解決への道筋を示す保証はなく、自民党内や保守層から面会に慎重な声が続出。日韓とも今夏までに大型選挙を控え、成果を急ぐ韓国側と、譲歩と取られたくない日本側の駆け引きが本格化した。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「(岸田首相を)尹大統領の就任式に招待するという話は出なかった」。代表団の鄭鎮碩(チョンジンソク)団長は面会後、記者団にこう説明した。前日には「首脳がいらっしゃるのであれば、十分な誠意を持っておもてなししたい」と語っていたが、首相訪韓に慎重な声がある日本側の立場に配慮した格好だ。

 尹氏は岸田首相を就任式に招いて2年5カ月ぶりに対面での首脳会談を実現することで、冷え込んだ日韓関係を立て直すきっかけにしたい狙いがある。

 大韓商工会議所が行ったアンケートでは、92%の企業が日韓の協力が「必ず必要」と回答。政府間対立が経済の損失につながっているとの不満がある。韓国では6月に統一地方選を控えており、尹氏は関係改善により経済、人的交流が促進するとの期待感を追い風にしたい考えだ。鄭氏らは25日の日韓議員連盟との朝食会で、歴史問題についても「悪いようにはしない。約束できる」と踏み込んだ。

 岸田首相も面会で代表団の訪問を歓迎し、尹氏からの親書に感謝を伝えた。だが面会を正式に決めたのは、林芳正外相と代表団の面会でのやりとりを見極めた後の25日夜だった。

 歴史問題が未解決のまま首相が面会の場に出ていくことに対し、自民党内から「日本側が過度に前のめりになれば間違ったメッセージになり、足元を見られる」(佐藤正久党外交部会長)との声が上がっていたことを考慮。7月の参院選で保守層に突き上げられる懸念もあり、首相は周囲に「しっかりした感触がないと会えない」と語っていた。

 それでも「まずは冷静に対応する」(首相側近)との判断から面会に臨んだが、代表団に「旧朝鮮半島出身者労働問題をはじめとする両国間の懸案の解決が必要だ」とくぎを刺すのも忘れなかった。

 ただ、韓国との関係が硬直したままでは、北朝鮮をにらんだ日米韓の同盟関係強化を求める米国から不信を招きかねない。バイデン米大統領は5月下旬に韓国、日本の順に訪問する予定で、日韓関係改善を求められることが予想される。国内事情と日米関係のはざまで悩ましい判断が迫られている構図だ。

 首相は19日、先に訪韓した河村建夫元官房長官から韓国側が就任式出席を期待していると伝えられた際、まだ決めていないと答えるにとどめている。 (ソウル山口卓、井崎圭)

7956チバQ:2022/04/28(木) 16:54:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b4402980f244e2d5e9d8ef43d797eef247cd3df
二階派からまたも退会者が ナンバー2・武田良太が派閥を割るといううわさも
4/28(木) 5:56配信

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デイリー新潮
二階俊博氏

 来るもの拒まず――。

 二階俊博元自民党幹事長のもと、そんな姿勢でひたすら拡大路線を突き進んできた二階派こと志帥会。

【写真2枚】周囲に強い不満を漏らしていたと言われる「衛藤参院議員」

 他党からの転向組や無所属議員を次々と自派閥に取り込むその手法は、党内の他派から「強引だ」と非難され、また「寄せ集め」などと揶揄されてもきた。

 それでも二階派の結束が揺らぐことがなかったのは、ひとえに二階氏の存在感ゆえであろう。

 政治部記者が言う。

「安倍政権から菅政権にかけて幹事長を務めた二階氏は、その権力を背景に求心力を保ってきた。ところが昨年10月に発足した岸田政権で二階氏は無役に。10月末に行われた衆院選では、二階派が大きく議席を減らす結果となった。ベテラン議員の引退もあったとはいえ、二階氏の政治力が低下しているのは明らかです」

 さらに、今年2月には、片山さつき参院議員の派閥退会を巡って騒動が勃発。

「これも“ドン不在”の証左といえる。昨年10月には武田良太前総務相が派閥ナンバー2の事務総長に就任。二階氏から派閥を引き継ぐ可能性も取り沙汰されていますが、派閥内のタガは緩むばかりです」

不満の種は昨年9月の総裁選
 そんなユルみの一つが表面化したのが、今月14日に発表された衛藤晟一参院議員の派閥退会だった。

「衛藤氏は今月8日に二階氏に退会の意向を伝え、片山氏のときのような泥仕合もなく1週間で了承を得た。ただ、衛藤氏は“二階さんは政治家として終わった”などと周囲にかなり強い不満を漏らしていたといい、決して円満な退会ではなかったようです」

 不満の種は、昨年9月の総裁選にある。

「総裁選で二階派は“泡沫候補”と見られていた野田聖子衆院議員のために8人も推薦人を出した。衛藤氏には“勝ち馬に乗ろうというときに野田じゃないだろう”という思いが強く、この頃から二階氏に対する不信感を募らせていたそう」

 さらなる退会者が相次げば、空中分解も現実味を帯びる二階派。だが、派閥を実質的に取り仕切る武田氏に動揺は見られない。

「あまりに落ち着き払った武田氏の態度に“いざとなったら忠実な子分を連れて派閥を割り、菅義偉前総理の立ち上げる派閥に合流するつもりでは”なんて臆測もささやかれている」

 かつて派閥の研修会で、

「仲間がそろってこそ、大きな力になる」

 と派閥政治の極意を語った二階氏。後継者の胸にその深意は届いているか。

「週刊新潮」2022年4月28日号 掲載

7957チバQ:2022/05/01(日) 18:11:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a37cfec9c2c3a20b43901f8a033573aa4cf10526
「菅勉強会」参院選後先送り 危機に自重、選挙応援へ注力 自民
5/1(日) 7:05配信
時事通信
衆院本会議に臨む自民党の菅義偉前首相(奥)=4月21日、国会内

 自民党の菅義偉前首相は、自身を中心とする勉強会の発足を今夏の参院選後に先送りする意向だ。



 内外に「危機」が続く中、岸田文雄首相の命運を占う参院選が迫る時期に政権へ対抗する狙いとみられかねない動きをするのは得策ではないと判断した。当面は各地の選挙応援に注力する。

 「今は時期ではない。選挙が終わって落ち着いてからやる」。菅氏は最近、勉強会の準備に関わる親しい議員にこう伝え、待ったを掛けた。

 首相退陣を前にした昨年9月の記者会見で、菅氏はその後の政治活動に関し、在任中に掲げた政策の実現を目指す勉強会に言及した。テーマに浮上したのは「カーボンニュートラル」達成や不妊治療の支援など。いずれも世論に好感されたもので、存在感を保っていく上で「旗印」にしやすい。当初は3月にもスタートする考えだった。

 ただ、準備が進むにつれ、岸田政権と対峙(たいじ)する「非主流派」結集の色合いが濃くなった。中心は「菅グループ」と呼ばれる無派閥議員集団や二階派、森山派の議員。麻生派を退会した佐藤勉前総務会長も顔をそろえる。昨秋の総裁選で首相に敗れた河野太郎広報本部長も参加の意向を表明した。

 新型コロナウイルス禍は収束がなお見えない。加えてロシアによるウクライナ侵攻が深刻化。政治決戦を前に「和を乱す」との批判が起きないよう、結成のタイミングに慎重にならざるを得なくなった。

 首相との距離感も、菅氏のペースダウンの判断に影響した可能性がある。参院選の協力などをめぐり岸田政権と公明党の関係がぎくしゃくする中、同党の支持母体の創価学会とパイプを持つ菅氏が仲介に動いたとされる。首相もたびたび菅氏の事務所を訪れ、状況説明をするなど気遣いを見せており、隔たりを埋めつつあるとの見方もある。

 菅氏は当面、参院選の勝利に尽くす意向だ。4月は出身地に近い秋田市で開かれた自民党候補の会合に駆け付け、「官房長官、首相として9年間、中枢で懸命に取り組んできた」と強調。自身を含む歴代自民党政権の実績に触れ、「任せられるのは自民党だ」と訴えた。

 5月以降も北海道や三重、滋賀など全国規模で遊説する。応援を重ねることで、勉強会の参加者増につなげたいとの思惑もあるようだ。周辺は「スピードよりスケールが大事だ」と話す。

7958チバQ:2022/05/01(日) 18:26:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/782efb54880368ac5966132cbfc1f6f102a33c16
メーデーに松野長官が出席 政府自民、連合に接近 野党分断も
4/29(金) 18:40配信
産経新聞
連合は29日、第93回メーデー中央大会を東京都渋谷区の代々木公園で開いた。連合は立憲民主党と国民民主党の支援組織だが、大会には岸田文雄首相の代理として松野博一官房長官が出席し、親密ぶりをアピールした。夏の参院選を控え、政府・自民党は連合への接近を強めており、野党の分断を図る狙いがある。

連合の芳野友子会長は大会で「雇用と暮らしを守り、将来の希望につなげることが重要だ」と指摘。新型コロナウイルス禍や物価高騰のあおりを受け、非正規労働者らが「大きな打撃を受けている」とも語り、格差是正も訴えた。

松野氏はこれに応える形で「働く方々を守り、豊かにしていくため、全力を尽くしていく」とあいさつした。首相は外国訪問で出席できなかったが、「(欠席を)大変残念に思っていた」ことを紹介し、芳野氏が政府の「新しい資本主義実現会議」のメンバーであることにも言及した。

大会は例年、労働政策を担当する厚生労働相が出席している。平成26年に当時の安倍晋三首相が出席しており、政権幹部の出席は8年ぶりとなる。

首相は1月に現職首相として9年ぶりに連合の新年交歓会に出席した。岸田政権は成長と分配の好循環や賃上げの実現などを訴え、連合と親和性は高い。

自民関係者は「原発政策など政府与党にスタンスが近い労働組合もある」と話す。これまでも連合が支持する野党候補がいない選挙区では、水面下で与党を支援するケースもあった。

今国会では、国民民主が政府の令和4年度予算に賛成したほか、原油高対策などをめぐって自民、公明と国民民主の3党協議も行われた。首相は、連合との協調路線をさらに進めて野党間の分断を図り、参院選での野党共闘にくさびを打つ狙いもあるとみられる。

7959チバQ:2022/05/05(木) 18:15:55
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-586556.html
権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳 派閥から退会者続出、選挙区の継承にも暗雲
2022/05/03 05:52東洋経済オンライン

権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳 派閥から退会者続出、選挙区の継承にも暗雲

権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳

(東洋経済オンライン)

昨年10月の岸田文雄政権発足で自民党幹事長の座を追われ、いまや党内反主流の「冷や飯組」となった二階俊博元幹事長が、ここにきて政治生命の危機をささやかれている。

新たな選挙区への鞍替え出馬を目指している世耕弘成自民党参院幹事長(写真:JMPA)

次期衆院選での政界引退が既定路線とみられる中、息子など二階氏直系での選挙区継承も困難視されているからだ。

二階氏の地元・和歌山県は、1票の格差是正のための「10増10減」で小選挙区が3から2に減る。しかも、二階氏の新たな選挙区に世耕弘成自民党参院幹事長が鞍替え出馬を目指しており、「二階vs世耕」の戦いは世耕氏優勢との見方が強い。

「政界駆け込み寺」と呼ばれた二階派の状況が一変
二階氏は、安倍晋三、菅義偉両政権で自民党の最高実力者として君臨。安倍氏が首相時代、「党で最も政治技術を持った方」と評したように、昭和の政治をほうふつとさせる強かさなどから「政界の絶滅危惧種」と畏怖されてきた。

しかし、「来るものは拒まず」と無派閥や元野党議員を積極的に取り込んだことで、「政界駆け込み寺」とも呼ばれた二階派は、ここにきて状況が一変。退会者が相次いで自民第5派閥に定住し、後継者も不透明で「解体寸前」(閣僚経験者)とみる向きも出始めている。

このため、参院選で与党が改選過半数を確保し、岸田首相の「黄金の3年」が現実となれば、3年後と想定される次期衆院選に向けて、現在83歳で体調不安も抱える二階氏が、「選挙区と政治生命を同時に失う絶体絶命の危機」(自民長老)に陥る可能性も少なくない。

7960チバQ:2022/05/05(木) 18:16:40
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022042500040.html
二階氏の地元・和歌山でまさかのIR否決の内幕 「御威光が薄れてきたとみられかねない」自民議員
2022/04/26 07:00AERA dot.

二階氏の地元・和歌山でまさかのIR否決の内幕 「御威光が薄れてきたとみられかねない」自民議員

IRを推進していた自民党の二階俊博元幹事長(右)と菅義偉元首相だが、いずれも地元では実現の見通しは遠のいた(写真は2020年10月、二階氏の派閥の政治資金パーティーに来賓として出席した菅氏)

(AERA dot.)

和歌山県が誘致を進めていた、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備計画。4月20日の県議会の本会議で、国への申請案について、賛成18人、反対22人で否決された。整備計画の提出期限である28日には間に合わず、同県でのIRは頓挫した。

「まさか、こんな結果になるとはね。二階先生も驚いていた」

 と苦い表情なのは、自民党二階派の国会議員。

 和歌山県は二階派会長、二階俊博元幹事長の地元だ。二階氏はかねて、観光業界とパイプが太いことで知られ、全国旅行業協会の会長も務める。IRには推進の立場で県への誘致を訴えてきた。

 国内最大3カ所までというIRの整備は、大阪府・市、長崎県に続き、和歌山県で可決される公算が大きいとみられていた。コロナ対策で名を知られた仁坂吉伸知事が「肝いり」で推し進めていただけに、意外な結果となった。

 和歌山市南部の海に面した埋め立て地が予定地とされ、事業者として参入予定だったのは、カナダの「クレアベストニームベンチャーズ(CNV)」。資金計画では、初期投資額の約4700億円のうち、70%を国際金融大手クレディ・スイスなどから融資を受けるというもの。

「CNVが本当にクレディ・スイスから融資を受けられるのか。県議会では、それを証明するものを出してほしいと再三、和歌山県を通じ、CNVに要請していた。それが出されたのは、4月19日のIR対策特別委員会の当日です。英語と日本語に翻訳したものが配られたんです。CNVに融資しますが、クレディ・スイスの都合でできないこともありますというような内容。十分に検討する時間は与えられず、最後は配布された文書は回収されてしまった。特に和歌山県が情報を公開しないことに不安を覚えました」

 こう話したのは「IR反対」にまわった自民党の山家敏宏県議。

 19日の特別委にオンラインで出席した、CNVの代表、マリオ・ホー氏は、

「出せる資料はドンドン、出します」

 などと述べ、和歌山県とは見解が異なることも不信感に拍車をかけた。

 また、当初、和歌山県のIR計画は、CNVのほかに、マカオを中心に事業展開する「サンシティ・グループ」が事業者候補となっていた。その選考は「IR誘致に関する有識者会議」が手掛けていた。昨年7月、その審査内容が明らかになり、CNVが656点、サンシティが720点だった。

 しかし、CNVの自然と共生した滞在・体験型IRというテーマや、ギャンブル依存症対策などが評価されたという経緯がある。

「評価の項目が13ありました。サンシティが10項目でCNVを上回っていました。私もサンシティの提案のほうがいいんじゃないかという感想を持っています。サンシティが新型コロナウイルスへの懸念で撤退したのは事実ですが、なぜ評価が低いほうを和歌山県が選んだのか。それに納得できる説明が県からはなかった」

 と山家県議は話す。

7961チバQ:2022/05/05(木) 18:16:53

 そんな不信感が最後まで拭えず、特別委でも反対10、賛成5で否決。その流れは本会議でも変わらず、「和歌山IR」は幻となった。

 仁坂知事は、「和歌山県が少しずつ衰退しており、それを止めようと頑張ってきた。少しは止まっているが止まり切れていない。地域発展の起爆剤がIRだった。残念ながら次の成長因子を失った」と悔しそうに述べた。

 IRを推進する岸田政権、自民党。和歌山県は二階氏だけではなく、元経済産業相の世耕弘成参院幹事長、元沖縄北方担当相の鶴保庸介参院議員、元総務相の石田真敏衆院議員ら大物ぞろいだ。

「私には国会議員の先生らから、IR、カジノについては何もプレッシャーというのか、そういうものはありませんでした。他の県議のことはわかりませんが」

 と山家県議はいう。本会議で賛成した、自民党の別の県議は、「名前は出さないで」と言いながら、こう打ち明けた。

「賛成か反対かで正直、迷いました。和歌山県の国政の先生は大物ばかり。二階先生がカジノを推進していることは誰もが知っている。当然、顔がちらつきますよ。賛成せよと国会議員の先生から言われたりはしないけど、会合などで顔を合わせれば当然、賛成が当たり前という会話になりますよ。県議同士でも『造反なんてしないよな』とも言われますからね。なかなか辛いです」

 二階氏は、80歳を超える年齢、衆院の定数見直し「10増10減」案の関係もあり、次期衆院選への去就が注目されている。

「二階先生の看板政策は、国土強靱(きょうじん)化計画とならんで和歌山県へのIR誘致。その実現のために、次の衆院選でも戦うぞと言っていた。大きな柱の一つを失ってしまったことになる。それにIRは撤退しましたが、菅義偉前首相の横浜市と張り合っていた時期もありますから、ショックは余計にありますよね」

 前出の二階派の国会議員はそう話し、続けた。

「二階先生のご威光が薄れてきたようにみられかねない、和歌山IRの否決です」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7962チバQ:2022/05/05(木) 19:16:38
誰ですかね?とりあえずここに
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_XV2U5J4AQ5ICTGX4XHEKRDCQNU.html
衆院議員2人が尖閣視察を断念 安保議員協議会
2022/05/05 14:40産経新聞

衆院議員2人が尖閣視察を断念 安保議員協議会

尖閣諸島を含む東シナ海上空(鈴木健児撮影)

(産経新聞)

国会議員らでつくる安全保障議員協議会(会長・久間章生元防衛相)は5日、沖縄・宮古島のホテルで記者会見し、衆院議員2人と尖閣諸島(沖縄県石垣市)の海上視察を試みたことを明らかにした。天候不良で断念したという。2人の氏名や所属は明らかにしなかった。

同協議会が中心となり、尖閣諸島の現地映像をインターネット上で配信する計画を進めており、その一環で視察を行う議員を募ったところ衆院議員2人が応じた。宮古島からチャーター船で出発し、2人が視察するとともに協議会のスタッフがドローンによる上空からの現地撮影を行う予定だった。

会見した同協議会の鍋田俊久事務局次長は、「尖閣諸島で何が起きているのか、多くの人と共有することが結果として国の安全保障につながる」と述べ、次の機会も設ける考えを示した。

同協議会は、尖閣諸島周辺で軍事的圧力を強める中国の行動に関し、問題意識を喚起するため、昨年秋にも尖閣諸島の撮影と視察を計画したが、スケジュール調整などが難航して延期されていた。

国会議員による尖閣諸島の海上視察が実現すれば、平成24年に自民党の山谷えり子元拉致問題担当相や新藤義孝元総務相ら超党派の国会議員8人が行って以来とみられる。9年には西村真悟元防衛政務官が尖閣諸島の魚釣島に上陸したこともある。

7963チバQ:2022/05/08(日) 10:36:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/569299fa2dd6d54dc274efe5484c02cf761c9d82
連携強める自民「麻生 茂木ライン」 思惑一致、野党工作で成果も
5/8(日) 7:18配信

時事通信
自民党茂木派のパーティーで、あいさつする麻生太郎副総裁=4月26日、東京都内のホテル

 自民党の麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長が夏の参院選対応で連携を強めている。

 「麻生―茂木ライン」で主導した野党分断工作は一定の成果を収めた。連携の背景には、総裁候補の一人に名前が上がる茂木氏を影響下に置きたい麻生氏と、「ポスト岸田」へ重鎮の支持を得て足場を固めたい茂木氏の思惑が重なっていることがあるようだ。


 「茂木幹事長の人柄が私と付き合ったおかげでさらに良くなった」。麻生氏は4月26日、茂木派パーティーに駆け付け、親密ぶりをアピールした。

 両氏は3月、最大派閥・安倍派会長の安倍晋三元首相を交え会食した。当初は安倍氏と麻生氏の2人だけの予定だったが、麻生氏が「ゲスト」として茂木氏を招いたという。岸田政権主流派の領袖(りょうしゅう)でもある3氏は今月も会食を調整している。

 麻生、茂木両氏は、野党の分断を狙って国民民主党の取り込みを図った。麻生氏は、国民と立憲民主党を支援する連合の芳野友子会長や他の幹部と会談。茂木氏は国民が求めたガソリン税引き下げを材料に、2022年度予算に賛成するよう働き掛けるなど役割分担した。

 連携強化が奏功したのか、野党統一候補は現段階で約10選挙区にとどまる。参院選山形選挙区での不戦敗検討も両氏の仕掛けと見る向きもある。岸田文雄首相は党務を2人にほぼ任せており、党本部で首相を交えた3氏の会合は定例化している。

 麻生氏が茂木氏との距離を縮めるのは、麻生派の河野太郎広報本部長の「雑巾がけ」(党関係者)が足りないとの思いもあるようだ。河野氏は昨年の総裁選で、派内の反対論を押し切り出馬し敗北。麻生氏は「首相を支えて長期政権を築く」(同派中堅)のが基本戦略で、「首相に何かあれば茂木氏を担ぐ」(周辺)と見られている。

 茂木氏も党と政府の要職を歴任しながら総裁選出馬の経験はない。首相よりも2歳上の66歳で、岸田政権が長期に及べばそれだけチャンスは限られることになる。周辺は「麻生氏から支援を受けることに懸けている。安倍氏の信頼も得て、総裁選へのレールをひたすら進もうとしている」と代弁する。

 ただ、麻生、茂木氏とも公明党とのパイプは細い。参院選の相互推薦に続き、22年度補正予算案編成の是非でも与党はぎくしゃくしたままだ。自民党の閣僚経験者は、公明党への不満を口にしつつ、「茂木氏らも、もう少しやりようがないのか」と漏らした。

7964チバQ:2022/05/08(日) 10:37:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d251dde9339ccdb1d416dea2eeb64d1468a5765
関係改善へサイン 自民茂木派パーティーに異例の公明トップ2
4/26(火) 20:48配信

産経新聞
挨拶する公明党の山口那津男代表(右)=26日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

自民党第2派閥の茂木派(平成研究会、54人)が26日、東京都内のホテルで開催した政治資金パーティーに、公明党から山口那津男代表と石井啓一幹事長が出席した。トップ2人がそろうのは異例。しかも山口氏が正式に出席を伝えたのは開催当日だった。公明とのパイプの役割を負う自民幹事長の茂木敏充同派会長に、自公関係の改善を求める狙いがあるようだ。

「公明と自民の連立政権が長く続く要素として…」。山口氏はパーティーでこう切り出すと、「一つは、政策面で意見の違いがあっても議論を重ね、最終的に合意する知恵と経験があることだ」と強調し、原油価格・物価高騰を受けた緊急経済対策について自公が21日に合意したことを例に挙げた。協議を担ったのは茂木、石井両氏だ。

石井氏も出席し、自民の安倍晋三元首相は「代表と幹事長がおそろいになるのは初めて見た」と語った。自公の連携をアピールする形になったが、当日までに異例の展開をたどった。

もともと茂木派と公明の関係は深い。昨年のパーティーでは山口氏が「自公連立政権の生みの親は(同派元会長の)小渕恵三首相だ」とアピールした。

茂木派は今年も3月下旬に山口、石井両氏に案内を出したが、山口氏から返答はなく、石井氏の出席が伝えられた。だが、開催当日になって山口氏側から出席の連絡が入った。

15日にパーティーを開いた森山派(近未来政治研究会、7人)には、案内から数日以内に山口氏側から出席が伝えられた。公明関係者は茂木派への対応について「意味がある」と語る。

自公関係は今年に入り、夏の参院選の相互推薦などをめぐりすきま風が吹いた。3月下旬以降は緊急経済対策に関する綱引きが続いた。公明は令和4年度補正予算案を今国会で成立させるよう主張したが、自民は否定的だった。

茂木、石井両氏の幹事長間協議は難航した。この間、山口氏側から出席の連絡はなく、茂木派内では「不満の表れか」「牽制では」との声が上がった。結局、今国会で成立させる方針で21日に合意した。

公明内には、自民の麻生太郎副総裁や茂木氏が国民民主党と関係強化を図っていることに、焦りも募る。茂木派議員の一人は「われわれをじらしたのでは。(公明の主張に近い形で)合意したので出席します、というメッセージだろう」と分析。公明幹部は「人間関係を良くしようと気を使った」と語った。(田中一世、児玉佳子)

7965チバQ:2022/05/08(日) 10:37:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8792972c35cbc4bdd89904a2c337b87713e97a8
「ポスト岸田」本命不在 茂木・高市・林・河野 4氏に弱点、課題
5/3(火) 16:09配信

北海道新聞
「ポスト岸田」候補に取り沙汰される議員

 岸田文雄内閣の支持率が50〜60%台で推移する中、首相の後継となる「ポスト岸田」レースが盛り上がらない。自民党内で茂木敏充幹事長(66)や高市早苗政調会長(61)らの名前が挙がるが、評判はいまひとつで、本命不在となっていることも背景にある。

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 「永田町で一番仕事ができる男」。首相が4月26日の茂木派パーティーで持ち上げたのが同派領袖(りょうしゅう)の茂木氏だ。昨年11月に幹事長と派閥会長に就任。安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁と良好な関係を保ち、実務能力の高さに定評がある。

 一方で、「パワハラ気質」との批判もある。3月14日には自身の記者会見が長引き、その後予定していた会食に遅れるとして、司会役の党職員を記者たちの面前で叱責(しっせき)。翌日から司会は交代し、党関係者は「首相の器ではない」と断じる。

 高市氏は昨年の総裁選で安倍氏の後ろ盾もあって善戦し、保守層から人気を集める。しかし、政調会長として「党内の意見を集約できず、調整力もない」(党ベテラン職員)と評され、各種政策を巡って茂木氏と対立する場面も目立ち、次の役員人事で交代が取り沙汰される。希望する安倍派入りもめどは立たず、次期総裁選に出馬する環境が整うかは未知数だ。

 「安定感」で評価が高い林芳正外相(61)は閣僚経験が豊富で、昨年の衆院選で参院議員から山口3区にくら替え出馬し当選。岸田派ナンバー2の座長を務め、2012年の総裁選に立候補した経験もある。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻などへの対応は首相の判断が注目を集め、影に隠れている感が否めない。

 河野太郎広報本部長(59)は国民的な人気が高いものの、岸田政権では主要ポストから外れ、露出は限られる。最近は連日、同僚議員と会食するなど関係づくりに余念が無いが、所属する麻生派がこぞって総裁候補に推す確証はない。持論の「脱原発」も党内の反発が根強く「脱原発を掲げる限り、支持は広がらない」(党関係者)とみられる。
 岸田政権発足直後は総裁選の「余熱」と役員・閣僚人事でポスト岸田が注目を集めた。一部メディアが4人の名前を一字ずつ取って「茂市芳郎」と命名したが、いずれも決め手を欠くこともあり定着せず、党内で政局が起こらない要因となっている。

 総裁任期は3年。首相が夏の参院選を乗り越え、24年の総裁選で仮に再選を果たした場合の「5年後の首相候補」としては、福田達夫総務会長(55)らの名前が挙がる。(竹中達哉)

7966チバQ:2022/05/08(日) 10:39:25
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/676727
自民・森山氏、増す存在感 経済対策・参院選 執行部方針に異論 最小派閥領袖 埋没回避狙いか
05/03 05:00
自民・森山氏、増す存在感 経済対策・参院選 執行部方針に異論 最小派閥領袖 埋没回避狙いか
 自民党内で非主流派とされる森山裕総務会長代行が存在感を増しつつある。緊急経済対策や夏の参院選を巡って執行部の方針に異を唱え、岸田文雄首相と距離を置く菅義偉前首相らとの連携も視野に入れる。党内最小派閥の森山派(7人)の領袖(りょうしゅう)として埋没を避けたい思惑がありそうだ。

 森山氏は参院議員を経て衆院鹿児島4区選出で当選7回。農水相などを歴任し、2017年から4年間、衆院国対委員長を務めた。菅氏側近とされ、昨年9月の党総裁選では菅氏と共に河野太郎前行革担当相を支援。岸田政権となって主要ポストから外れた。同10月の衆院選で所属派閥の会長だった石原伸晃元幹事長が落選し、会長職を継いで森山派に衣替えした。

 最近は執行部と距離を置く言動が目立つ。茂木敏充幹事長らが党内議論を経ず年金生活者への5千円給付案を政府に提案した際は、「党内議論をしっかりやるのが自民党のいい伝統だ」と指摘。参院選山形選挙区(改選数1)で候補擁立を見送り、国民民主党候補を支援する案が浮上していることに対しては「野党の候補を自民が応援したことはない。(候補を)立てないのは異常だ」と批判する。

 森山氏の言動が注目されるのは、菅氏や二階俊博元幹事長と距離が近いためだ。菅氏は自身を支える無派閥の若手議員らとともに勉強会設立の準備を進める。そこに森山派と二階派(42人)が加われば、80人規模になるとの観測もある。

 森山氏は3月、全国治水砂防協会の会長に就任。全国約1400市町村が会員となって国に砂防事業の推進などを求める組織で、歴代会長には田中角栄元首相ら大物政治家が名を連ね、土木・建設業界に影響力を持つ。首相も森山氏の存在を無視できず、4月22日には首相就任後初めて2人で会食した。

 ただ、首相が夏の参院選を乗り越えて長期政権への足がかりを固めれば、森山氏の復権は遠のく可能性がある。党幹部は「非主流派として影響力のあるところを見せつけて、将来の閣僚ポストをもらいたいだけだ」と冷ややかに見る。(敦沢政俊)

7967チバQ:2022/05/08(日) 12:09:43
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_R5E7W65JTVM6RCFF3CG7MLWXT4.html
政界マル秘紳士録 安倍晋三元首相 「再々登板」に立ちはだかる巨大な壁 「日本の相当な危機」で白羽の矢が立つか 「元老」でも存在感十分
2022/05/07 15:00夕刊フジ

政界マル秘紳士録 安倍晋三元首相 「再々登板」に立ちはだかる巨大な壁 「日本の相当な危機」で白羽の矢が立つか 「元老」でも存在感十分

安倍氏の再々登板には巨大な「壁」が立ちはだかっている

(夕刊フジ)

「われわれ95人、一致団結してしっかりと岸田(文雄)政権を支えていくことを約束したい。それが私たちの責任だ」

安倍晋三元首相は昨年12月、都内で開催した安倍派のパーティーで、こう強調した。

2年前、持病の悪化で首相を退任した安倍氏だが、昨年9月の自民党総裁選では高市早苗氏(現政調会長)を担いで存在感を示した。岸田政権発足後も主流派閥の領袖(りょうしゅう)として、安全保障政策や経済・財政政策、憲法改正など、積極的な発信を続けている。

通算7年8カ月も首相を務めあげて退陣したのであれば、本来なら「元老」扱いだが、安倍氏はまだ67歳。その言動は枯れるどころか、ますます激しさ、生々しさを増している観がある。

実際、安倍ファンの中には「安倍再々登板」待望論も少なくない。その大きな理由となっているのが、安倍氏の実績である。

民主党政権で危機的状況にあった日米関係を立て直し、平和安全法制(安保法制)を制定するなど強固な日米同盟を構築した。また、わが国の国益を守りつつTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や、日本・EU経済連携協定をまとめ上げた。内政面でも、消費税10%への引き上げ、秘密保護法の制定、テロ対策法の制定など、多くの難題を解決した。

そして、何よりも衆参国政選挙で6連勝である。この実績に対抗できる政治家は当代見当たらない。

ただし、現実に再々登板が可能かというと、巨大な「壁」が立ちはだかっている。それは、安倍氏に対する国民の「飽き」である。やはり、7年8カ月の首相在任は長かったのである。この感覚が消滅するには相当の時間が必要だろう。

安倍氏の母方の祖父、岸信介元首相は1960年、「日米安保条約の改定(60年安保改定)」を花道に勇退し、首相経験者として影響力を残した。再々登板を期待する安倍ファンの中にも、祖父の例に倣い、現実の政局からは距離を置いた方が、かえって重みを増すのではないか、との声もある。

仮に、安倍氏が再々登板するとすれば、その時は日本が相当な危機にひんしたときだろう。「安倍氏以外に難局を乗り切ることができない」と衆目一致して、初めて白羽の矢が立てられることになるのではないか。

そういうことでもない限り、やはり大所高所から意見を述べる「元老」的な存在に徹する方がよいのではないか。

安倍氏はそれだけでも、十分存在感のある立場なのである。 (政治評論家・伊藤達美)

7968チバQ:2022/05/17(火) 16:53:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0d82ac65c5e448b049b8a908f53aeb138b9a380
岸田派ら主流3派と安倍派の対立で強まる二階俊博氏の影響力「副総裁で復権」はあるか
5/17(火) 16:15配信
NEWSポストセブン
安倍氏、麻生氏、菅氏は何を思うか(時事通信フォト)

 岸田政権において、かつての威光は消えてしまったかのように見えるのが二階俊博・元幹事長。だが、自民党内の対立を機に、水面下では虎視眈々と復権の時を狙っている。日韓関係の修復のため、観光業界に声をかけて1000人規模の訪問団を編成する準備を進めているともされる。また、業界団体からの陳情の来客は今も引きも切らない。


 そんな二階氏に勝負の舞台が用意されようとしている。国民の関心がウクライナ情勢に釘付けになっている中、自民党では「金融緩和・財政拡大」のアベノミクス路線の継続か、それとも「利上げ・財政再建」へと転換するかをめぐって、岸田首相と安倍晋三・元首相の大決戦が水面下で始まっているからだ。国民生活と政権の命運にかかわる今後の政局の最大の焦点といっていい。

 発端は物価急騰だった。

 ロシアのウクライナ侵攻で石油など資源価格が上昇し、世界的に物価が高騰、米国は大幅利上げに転じた。だが、黒田東彦・日銀総裁は「円安は日本経済にプラス」と金融緩和路線をとり続けている。その結果、さらに円安が進行し、国内の物価上昇に拍車をかけた。

 これを岸田政権は「悪い円安」(鈴木俊一・財務相)と批判し、アベノミクスの中核でもある黒田総裁の金融緩和路線の転換に乗り出した。手始めに行なったのが、日銀の金融政策を決定する政策委員の人事だ。

 現在、日銀政策委員会(9人)の顔触れは黒田総裁を含めてアベノミクスの金融緩和路線を推進してきたリフレ派が5人と過半数を占めているが、今年7月23日にリフレ派の論客として知られる三菱UFJリサーチ&コンサルティング出身の片岡剛士氏の任期が切れる。岸田首相はその後任に反リフレ派(財政再建派)の高田創・岡三証券グローバルリサーチセンター理事長を指名、国会承認(3月25日)を得た。これで7月から政策委員会の勢力はリフレ派が少数となる。金融界では「官邸が黒田路線を転換、利上げに転じる布石を打った」(金融エコノミスト)と受け止められている。

 自民党内でもそれに呼応する動きが起きた。

 アベノミクス否定派(転換派)の牙城となっているのが岸田首相(総裁)直属の「財政健全化推進本部」で、“財務省の守護神”と呼ばれる麻生太郎・副総裁が最高顧問、本部長は茂木派の額賀福志郎・元財務相など岸田派、麻生派、茂木派の主流3派が中心だ。この2月には茂木派のプリンセス、小渕優子氏を小委員長に「次世代のための財政戦略検討小委員会」を立ちあげて若手議員への勢力拡大に乗り出し、小委員会メンバーの後藤田正純氏がSNSでアベノミクス批判を延々と展開した。

 これに激怒したのが安倍氏である。

 安倍派に食い込んだ取材で知られる元産経新聞政治部長のジャーナリスト・石橋文登氏が語る。

「安倍さんが怒っていることを知って、小渕小委員長と額賀本部長がご説明に来た。安倍さんは『アベノミクスが問題というなら説明せよ』と求め、額賀氏はギリシャの財政破綻などの例を挙げたが、ことごとく安倍さんに論破された。小渕氏は何もいえなかったそうです」

 アベノミクス推進派も巻き返しに動く。

 安倍氏の肝煎りで2月に4回生以下の若手をメンバーとする「責任ある積極財政を推進する議員連盟」を発足させ、安倍派など若手議員71人を集めて対抗した。

7969チバQ:2022/05/17(火) 16:54:01
“政敵”と次々会談
 時系列でいえば、そこに岸田首相が日銀政策委員会人事で安倍氏に“パンチ”を見舞った形だ。

 アベノミクス路線を転換するか否かをめぐって、最大派閥の安倍派(95人)と、岸田政権を支える岸田派(45人)、茂木派(53人)、麻生派(49人)の主流3派が対立する構図ができつつある。

 政治ジャーナリストの野上忠興氏は、「安倍氏と盟友関係だった麻生氏はいまや岸田政権の後見人的存在に収まっている。反アベノミクス政局は、これまで手を組んで党内を安定させてきた安倍氏と麻生氏という2大実力者の立場が分かれたことで、党内を二分する大きな権力抗争に発展することを予感させる」と指摘する。

 その戦いのキャスティングボートを握るのが第3勢力の二階氏、そして二階氏と連携する菅義偉・前首相や森山派、旧石破派などの反主流派連合になる。菅氏が準備を進め、二階氏がバックアップする菅勉強会は旗揚げを参院選後に先送りしたものの、麻生派の河野太郎・元行革相や無派閥の小泉進次郎・元環境相ら岸田首相と対立する有力政治家が次々に参加の意向を表明し、「参加者は80人を超える」(菅側近)という見方が強い。

 安倍派VS主流3派の勢力争いは、二階-菅連合がどちらにつくかで形勢が決まるといっていい。

 さしずめ、現在の二階氏のポジションは、羽柴秀吉と明智光秀の山崎の戦いの際、「洞ヶ峠」にとどまって形勢がどちらに転ぶかを見極めようとした筒井順慶や、関ヶ原の合戦で様子見を決め込んだ小早川秀秋に似ている。

 二階氏と岸田首相の関係ははっきりいって悪い。

 岸田氏は昨年の総裁選で「二階幹事長のありように国民が関心を寄せている。風通しの良い政党にする」と二階氏の党運営を批判して出馬し、「幹事長は1期1年、連続3年を限度とする」と歴代最長の5年以上幹事長を務める二階氏外しを公約して当選した。

 二階氏はその恨みを忘れていない。

「派内の会合で岸田内閣の支持率が高い理由がわからないという話題になった時、二階さんはボソッと、『何もしていないからだろう』と吐き捨てるように言い放った。幹事長下ろしをされたことを決して忘れてはいない」(二階派幹部)

 一方の岸田首相にすれば、安倍氏との政治決戦を前に二階氏を“野に放った”ままにしておくのは不利だ。そこで二階氏の懐柔に動いた。

 首相はまず二階氏肝煎りのGo Toトラベルについて「再開の準備を始める」と表明し、手始めに都道府県内の観光や飲食に使える県民割クーポンを4月1日から拡大。それを“手土産”にその夜、都内のホテルの日本料理店で首相になって初めて二階氏と会談した。

 この日の会談は〈夏の参議院選挙での勝利に向け、政府と党が結束していくことが重要だという認識で一致し、ウクライナ情勢や新型コロナ対応などについても意見を交わした〉(NHK)と報じられたが、二階派幹部によると、「二階さんは総理の話をうん、うんと聞き流すだけだった」という。

 その後、岸田首相は“政敵”である菅氏を議員事務所に訪ねて25分間会談(4月22日)し、同日夜に二階氏の片腕と呼ばれる森山派会長の森山裕・総務会長代行と会食するなど、自ら二階・菅連合の有力者と次々に会談して動向を探っている。

7970チバQ:2022/05/17(火) 16:54:15
争うほど影響力は強まる
 だが、前出の石橋氏は、首相の懐柔は成功していないと見る。

「二階氏は幹事長を引きずり下ろされた岸田首相のことが嫌いなので、支持することはない。菅さんは補正予算をめぐる岸田首相の対応に批判的だ。今国会で成立した本予算はロシアのウクライナ侵攻の前に編成したもので、いまやフェーズが変わった。

 経済対策を打つなら本格的な補正予算を組む必要があるのに、首相は公明党の山口(那津男)代表の要求で表向き今国会で補正を組むといいながら、内容は予備費を積み増すだけで済まそうとしている。菅さんはこれに相当怒っている。岸田首相がいくら二階・菅陣営とメシを食っても、岸田支持になびくことは考えられない」

 安倍政権時代から「国土強靭化」を推進してきた二階氏は積極財政派で、菅氏も基本的にアベノミクス推進派だ。

 だからといって、老練な二階氏が簡単に安倍氏と手を組むとは限らない。前出の野上氏が語る。

「政治的遺恨というなら、二階氏と菅氏は、昨年の総裁選で岸田首相の菅・二階下ろしを裏で支持した安倍氏のことも信用していない。アベノミクス転換をめぐって安倍派と主流3派が激しく争うほど、キャスティングボートを握る二階氏の影響力が強まり、菅勉強会にも人が集まる。

 夏の参院選は自民優位と見られているが、コロナの再拡大や物価がさらに上昇して国民生活に大きな影響が出れば、いつ情勢が自民苦戦になるかわからない。そうなれば岸田政権の先行きは危うい。二階氏は当面、洞ヶ峠を決め込み、情勢をよく見ながら、最後に流れを決めるつもり。そうして副総裁などで復権することを視野に入れているのではないか」

 どんな状況でも権力を諦めない、まさに“不死身の政治家”である。

※週刊ポスト2022年5月27日号

7971チバQ:2022/05/17(火) 22:06:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_UYSC4JX4TBPSBCFLZGPPPICNRE.html
河野氏が年金改革議連を発足 次期総裁選への足場作り?
2022/05/17 19:53産経新聞

河野氏が年金改革議連を発足 次期総裁選への足場作り?

河野太郎氏

(産経新聞)

自民党の河野太郎広報本部長は17日、年金制度改革を目指す議員連盟「令和版社会保障制度改革国民会議」を発足させた。河野氏は昨年の総裁選で、全額税方式の「最低保障年金」の導入を訴えたが、財源などを説明できず、敗れた一因ともなった。議連には総裁選で河野氏を支援した議員が多く集まっており、リベンジに向けた足場作りの狙いも透ける。

河野氏は初会合の冒頭で、「2004(平成16)年の年金改革で万全といえる状況ではない」と指摘。記者団にも同席を促し、「厚生労働省の『大本営発表』をおかしいと質問できるメディアを作らなければならない」とも語った。

会合には自民の国会議員約20人が参加した。総裁選で河野氏を支えた岩屋毅元防衛相や井上信治前万博相(いずれも麻生派=志公会)、柴山昌彦元文部科学相(安倍派=清和政策研究会)らが参加し、さながら河野陣営の再結集の場となった。

河野氏は昨年の総裁選で将来の基礎年金額の減少を見据え、最低保障年金の導入を訴えた。しかし、消費税率の引き上げ幅など具体的な財源は言及を避け、他の候補から批判された。

河野氏周辺は議連の狙いを「政局でなく、年金制度を中長期的な視点で検討しなければいけないという本人の思いからだ」と説明するが、麻生派中堅は「周りからは政局に見える」と指摘する。議連は、将来の総裁選を戦うための仲間づくりの場となる可能性もある。(今仲信博、大島悠亮)

7972チバQ:2022/05/17(火) 23:04:33
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_CDSR35IVUZNO3ORAGI5C7W4ODE.html
二階氏、新たな立ち位置模索 主流派とも関係再構築
2022/05/16 20:56産経新聞

二階氏、新たな立ち位置模索 主流派とも関係再構築

二階派パーティー「志帥会と同士の集い」であいさつする二階俊博元自民党幹事長=16日午後、東京・紀尾井町(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党の二階俊博元幹事長が党内で新たな立ち位置を模索している。二階氏が率いる二階派(志帥会、42人)は昨秋の総裁選で岸田文雄首相が選出された後、非主流派に転じた。総裁選で行動をともにした菅義偉前首相らとの連携強化により存在感を高めたい考えだが、岸田政権の支持率は高水準で推移し、党内政局は仕掛けづらい状況だ。二階派では退会者も相次ぎ、16日の同派パーティーは結束を再確認する場となった。

「政権の安定とこれからの日本国の発展のために、わがグループ総動員で協力していく」

二階氏は首相を来賓に招いたパーティーでこう述べ、夏の参院選に向け一丸となるよう呼びかけた。

二階氏は平成28年8月、幹事長に就任。安倍晋三、菅両政権を支え、在任期間は歴代最長の5年超に及んだ。ただ昨年9月の総裁選では勝ち馬に乗れず、幹事長を退任した。同派は岸田政権下で党四役など主要ポストを獲得できず、非主流派に転落した。

二階派は無派閥や野党出身議員を積極的に取り込んで勢力を拡大し、党内きっての結束力を有する「武闘集団」と目されてきた。しかし、今年に入り参院議員2人が退会し、党内一部からは求心力を疑問視する声も出た。

ただ、二階氏は「些事構わず」として独自の動きをみせる。菅氏に加え、菅政権をともに中枢で支えた森山裕総務会長代行ら、同じ非主流派と定期的に情報交換するなど関係強化に力を入れてきた。

それだけでなく、最近は党の主流派とも関係を再構築しつつある。4月1日には確執が指摘された首相と会食した。関係者によると、二階氏は党運営などで協力する考えを伝えたという。参院選の結果次第では長期政権も視野に入るため、連携を図ったとの見方がある。

今月12日には、安倍氏を最高顧問に迎えて昨年設立した「自由で開かれたインド太平洋」を推進する議員連盟の再始動を側近に指示した。安倍氏とのパイプを誇示する思惑もあるとみられる。

4月26日にはロシアの侵攻を受けるウクライナの在日大使館を訪れ、駐日大使を激励した。訪米など議員外交にも強い感心を示し、武闘集団の側面だけでなく政策も重視する「文武両道」路線への転換も模索する。

しかし、派内からは若手を中心に「今後はどうなるのか」と不安の声も出ている。二階派ベテランは「二階氏は派閥の方向性を示してもらいたい」と語る。(大島悠亮)

7973チバQ:2022/05/17(火) 23:05:29
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022051601001402.html」首相、二階氏巡り発言ミス 党本部の部屋、1階違い
2022/05/16 21:20共同通信

 岸田文雄首相と自民党の茂木敏充幹事長が16日、二階派パーティーで、同派会長の二階俊博元幹事長を持ち上げようとした際、そろって同じ言い間違いをした。二階氏が党本部で使う国土強靱化推進本部長室は5階にあるが、首相は「官邸に要請や相談に来られる方より、党本部6階の二階本部長の部屋の前に行列を作る方のほうが圧倒的に多い」と述べた。

 首相は二階氏に関し「人との信頼関係を大事にされ、気遣いを惜しまない」と称賛。陳情などの来訪者の多さで政治的影響力の大きさを表現するつもりが、痛恨のミスとなった。茂木氏も「お名前は二階だが、党本部は6階で持っている」と語った。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220516X868.html
自民二階派、求心力維持が課題=パーティー開催、岸田首相も出席
2022/05/16 18:51時事通信

 自民党二階派は16日、政治資金パーティーを東京都内のホテルで開いた。会長の二階俊博元幹事長はあいさつで、岸田政権の安定に協力する考えを表明。ただ、二階派は党4役から外れ、退会者が相次ぐなど、求心力維持が課題だ。

 「政権の安定とこれからの日本国の発展のために、わがグループ総動員で協力したい」。あいさつに立った二階氏は、来賓として駆け付けた岸田文雄首相らを前に、こう語った。

 これに対し、首相は二階氏について「与党であれ野党であれ、信頼関係を大事にする。今も、首相官邸より二階氏に要請や相談に来る人が圧倒的に多いゆえんだ」と持ち上げた。パーティーには自民党の安倍晋三元首相や茂木敏充幹事長、公明党の山口那津男代表も出席した。

7974チバQ:2022/05/18(水) 18:39:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/37e4da40591ff8d5a8b84feb82a601800e84484a
安倍派「戦う集団」に脱皮なるか 課題は結束力
5/17(火) 22:22配信

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産経新聞
「清和政策研究会との懇親の集い」であいさつする会長の安倍晋三元首相=17日午後、東京都港区の東京プリンスホテル(飯田英男撮影)

自民党最大勢力の安倍派(清和政策研究会、94人)は17日、東京都内のホテルでパーティーを開き、結束して岸田文雄政権を支えることを確認した。会長の安倍晋三元首相は外交・安全保障分野を中心に発信を強め、政権の政策判断に大きな影響を与えるなど存在感を発揮している。一方で、夏の参院選後や「ポスト岸田」に向けた結束力が課題なのは相変わらずで、安倍氏のリーダーシップが問われそうだ。

「岸田政権をあらゆる場面、場所で支える。安心して思い切って課題に取り組んでほしい」。安倍氏はパーティーでこう語り、首相にエールを送った。

首相は「戦闘能力の高い安倍派に岸田政権を支えてほしい。経済・社会の再生、外交・安保、憲法改正といった大きな課題に向けても力添えをお願いする」と述べた。

このところ、安倍氏の発言が口火となったケースが目立つ。4月の派の会合で防衛費について国内総生産(GDP)比2%を目標とするよう述べた。いわゆる敵基地攻撃能力に関しては「打撃力」と表現し、相手の中枢への攻撃を含むべきだとの持論を展開。いずれも4月末の党提言に要素として盛り込まれた。

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運用する「核共有」の議論の必要性にも言及した。首相は核共有は否定しているが、外交・安保をめぐっては外遊前などの節目に安倍氏に面会し、助言を仰いでいる。政府が一時、「佐渡島の金山」の世界文化遺産への推薦見送りを検討したことをめぐっても今年1月、「論戦を避ける形で登録を申請しないのは間違っている」と注文をつけた。

安倍氏が発言を繰り返すのは、参院選をにらみ、親和性の高い保守層の支持を囲い込む狙いがある。派幹部は安倍氏の真意について「内閣支持率が高いのに安全運転をしている。中国の脅威が増す中、歯がゆさがあるのではないか」と代弁した。

参院選で自民が勝利すれば、首相は国政選挙をせずに安定的に政権運営ができる「黄金の3年間」を手にする。安倍氏が悲願である憲法改正に向けて首相を促す場面もありそうだ。

ただ、先の総裁選で首相と高市早苗政調会長で支持が割れたように、派は一丸とはいいがたい。政権中枢に登用された松野博一官房長官、福田達夫総務会長らは、安倍氏とは距離がある。実際、福田氏は11日に国会内で講演し「厳しめの発言が多いと思うが、(安倍)会長の性格というか方針なので、それでいいと思う。実際に物事をどう考えるかというのは別でいいのかなと思う」と述べた。

派内には「首相による分断工作だ」(中堅)などと人事への不満はくすぶっており、参院選後に想定される党役員と閣僚人事で安倍氏が手腕を示せるかが焦点となりそうだ。

衆目の一致する首相候補も不在だ。幹部は「少しずつ、安倍氏を先頭に必要な政策を訴えて政府・与党を引っ張る『戦う集団』になっていけばいい」と語った。(沢田大典)

7975チバQ:2022/05/18(水) 21:08:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7d9e6fd26140e63ee56f048eae2a2d17a4cdf79

岸田派「鬼門」乗り越えられるか 首相就任後初パーティーに2850人
5/18(水) 20:51配信
産経新聞
「宏池会と語る会」であいさつする自民党の林芳正外務相(左)と岸田文雄総理=18日午後、東京都港区の東京プリンスホテル(松井英幸撮影)

自民党岸田派(宏池会、45人)は18日、岸田文雄政権発足後初となる政治資金パーティーを東京都内で開いた。領袖(りょうしゅう)である首相が昨秋の総裁選で勝利したことで派閥の求心力は増し、出席者も2850人(主催者発表)となった。ただ、3年前の前回参院選では同派所属の現職が相次ぎ落選し、首相の総裁候補としての手腕に疑問符が付いた。総裁派閥となった今、鬼門の参院選を乗り切ることは首相が見据える長期政権の成否にも影響する。

「大きな歴史の転換点にある今、総裁派閥であるわれわれは大きな責任を感じ、この時代に立ち向かわなければならない。参院選は日本の未来を切り開くために何としても勝たなければならない選挙だ」

首相はパーティーでこう述べ、参院選での必勝を呼びかけた。参院選には同派から選挙区と比例代表で計6人が出馬予定で、全員当選に向け結束を確認した。

パーティーは昨年7月にも開かれたが、当時は菅義偉政権下で首相は非主流派に甘んじていた。今回のパーティーには与党の有力者が多く来場し、複数の会場に出席者が詰めかけるなど情勢は一変した。

令和2年の総裁選で菅氏に敗れた後、首相にとって再起を図る足がかりとなったのが派閥だ。首相は今も会長職にとどまり、政権運営でも派閥を重視する姿勢を示す。林芳正外相や木原誠二官房副長官ら派の有力者を政府の要職に配置しており、側近は「首相は宏池会という政策集団に特別な思いがある」と語る。

岸田派は政策通が多いものの、政治闘争が苦手な「お公家集団」と揶揄(やゆ)されてきた。安定した政権運営には派閥の体質改善も欠かせない。その試金石が目の前に迫る夏の参院選だ。

令和元年参院選では岸田派は「一人負け」した。首相の地元の広島選挙区(改選数2)で同派所属の現職が自民新人との「2議席目」の争いに敗れたほか、改選1人区でも秋田、山形、滋賀の3選挙区で野党統一候補に負ける憂き目に遭った。

苦い思い出は、今も首相の脳裏に焼き付いている。首相は今月10日夜、東京・六本木のステーキ店で派内の若手議員と酒席を囲んだ際、参院選に言及し、「接戦の地域が相当ある。そんなに簡単にはいかねぇ」とハッパをかけた。派内では重点区の設定や、有力な新人候補の支援態勢などの準備が遅れているとされる。

「『お公家集団』を払拭し、『骨太の集団』であることを示す」。ある若手は意気込むが、参院選での戦いぶりと派閥の伸長が長期政権への道筋を左右する。(永原慎吾、千田恒弥)

7976チバQ:2022/05/19(木) 19:10:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a37de6b66463281aab3772f9a29e5c353ff3ebc3
岸田首相が派閥会長をつづける謎解き…「キングメーカー」への布石が本当の狙い
5/19(木) 14:31配信

日刊ゲンダイDIGITAL
18日、「宏池会 と語る会」で挨拶をする岸田首相(C)日刊ゲンダイ

 東京都内のホテルで18日に開かれた自民党岸田派(45人)の政治資金パーティー。派閥領袖の岸田首相も出席し、「私は来賓として来ました。と同時に派閥のメンバーでもあります」と、うれしそうに挨拶してみせた。


 それにしても異例なのは、総理総裁に就いた後も、岸田首相が派閥の会長をつづけていることだ。それまで自民党は、総理在任中は派閥を離脱するのが慣例だった。しかも岸田首相は、派閥の領袖をつづけているだけでなく、毎週木曜日に開催される派閥の例会にも月1回以上のペースで参加している。

 派内には“総理を目指す”と公言している林芳正外相がいるため、「派閥を空けると主導権を失いかねないためだろう」という声がある。

本人の狙いはキングメーカー
17日は、安倍派のパーティー出席で…(C)日刊ゲンダイ

 しかし、岸田首相が派閥会長をつづけている本当の理由は、キングメーカーになるためだ、という見方が流れている。

「夏の参院選で勝利したら、国政選挙がない“黄金の3年間”が待っているので岸田首相はやりたいことができる、という解説が流布されています。たしかに、参院選を乗り切ったら政権が安定するのは間違いないでしょう。でも、3年あろうが、5年あろうが、岸田首相にはやりたいことがないのが実態です。本人も長期政権は考えていないでしょう。それよりも、狙っているのはキングメーカーだとみられています。意外かも知れませんが、本人は政局好きで、政局観に絶対の自信を持っている。キングメーカーになるためには、派閥を大きくし、派閥をしっかりグリップしておく必要がある。派閥会長をつづけているのは、そのためでしょう。この先、キングメーカーになり得るのは、安倍晋三と菅義偉の2人です。岸田さんは、そこに割り込み、総理退陣後も影響力をキープするつもりだと思う」(自民党事情通)

 岸田首相は内心、自分をバカにしてきた安倍晋三・菅義偉両氏に強い恨みを持っているともいわれている。醜い争いが始まっているということか。

7977チバQ:2022/05/22(日) 19:12:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9ac8e5c327a5c9ebb0ae0113bab8b568d7d901b
安倍元首相がかき鳴らす自民党内の不協和音…岸田派パーティー露骨な欠席で大人げなさ露呈
5/22(日) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
むなしいグータッチ(C)日刊ゲンダイ

 今週、自民党は「パーティー週間」だった。参院選を控え、各派閥が政治資金パーティーを開催。16日(月)は二階派、17日(火)が安倍派、18日(水)は岸田派のパーティーだったが、政界で話題を集めたのは安倍元首相の動向だ。


 安倍派のパーティーには岸田首相が駆けつけ、安倍元首相も「あらゆる場所で岸田政権をしっかりと支えていくから安心してほしい」とか言って壇上でグータッチを交わしていたのだが、翌日の岸田派のパーティーに安倍元首相の姿はなかった。

■高市政調会長まで“ドタキャン”

 さらに、安倍元首相に近い高市政調会長が岸田派パーティーを“ドタキャン”するというハプニングもあって、臆測を呼んでいる。

「来賓として名前を呼ばれた高市政調会長が来ておらず、会場内がザワつきました。総裁派閥のパーティーで、麻生副総裁や茂木幹事長、福田総務会長が来ているのに、政調会長が突然、理由もなく欠席するのは不自然です。『安倍先生の差し金じゃないか』なんて言う人もいる。各派領袖が来賓として挨拶する中で、安倍さんの不在は悪目立ちし、不協和音を印象付ける形になりました」(岸田派関係者)

 岸田派パーティーの翌日には、安倍元首相は元気に麻生副総裁、茂木幹事長と会食していたから、体調不良で欠席したとは思えない。

「パーティーの日程は半年前から分かっているし、10分程度でも顔を出して義理立てしておけばいいのに、安倍氏はあえて行かなかった。『最大派閥の安倍派をないがしろにしたら、岸田政権なんてあっという間に吹っ飛ぶぞ』というメッセージです。あまりに露骨で大人げないと思いますが、岸田政権を支える気なんてサラサラないという意思表示で、存在感を誇示したいのでしょう」(政治評論家・野上忠興氏)

 “安倍派の乱”をチラつかせてプレッシャーをかけているのだが、そんな安倍元首相に対し、清和会(安倍派)OBの森喜朗元首相もお説教だ。「招待状は来なかったが、数年ぶりに押しかけた」と、安倍派パーティーに乗り込んできた。挨拶に立った森元首相は、派閥創設者の福田赳夫元首相の名前を強調し、「数があればなんでもできると思ったところから崩壊が始まる」と、珍しくマトモな発言で戒めた。

「幹部席に陣取った安倍さんと取り巻きはバツが悪そうでしたが、福田総務会長の周辺からは拍手が起きていました」(パーティー出席者)

 派閥間でも、派閥内でも安倍元首相が火種をまいているということか。

7978チバQ:2022/05/22(日) 19:15:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f974b60e67aedb13125a6cbeb9b7a9c0933ca67e
【点描・永田町】“絶滅危惧種”二階氏に迫る危機
5/22(日) 18:30配信

時事通信
衆院本会議に臨む自民党の二階俊博元幹事長=1月19日午後、国会内

 昨年10月の岸田文雄政権発足で自民党幹事長の座を追われ、党内反主流の「冷や飯組」となった二階俊博氏が、政治生命の危機をささやかれている。

 次期衆院選での政界引退が既定路線とみられる中、二階氏直系での選挙区継承が困難視されているからだ。二階氏の地元・和歌山県は、1票の格差是正のための「10増10減」で小選挙区が3から2に減る。しかも、同氏の新たな選挙区に自民党の世耕弘成参院幹事長がくら替え出馬を公言しており、「二階VS世耕」の戦いは世耕氏優勢との見方が強い。

 二階氏は安倍晋三、菅義偉両政権で自民党の最高実力者として君臨。ひと昔前の手だれの政局仕掛け人を想起させる言動などから「政界の絶滅危惧種」と呼ばれてきた。しかし、ここに来て「来るものは拒まず」と無派閥や元野党議員の積極的取り込みで、「政界駆け込み寺」とも呼ばれた二階派の内情が一変。退会者が相次ぎ、後継者も不透明で「解体寸前」(自民幹部)との見方が出始めている。このため参院選で与党が改選過半数を確保し、岸田政権での「国政選挙のない黄金の3年」が現実となれば、現在83歳の二階氏が次期衆院選で「選挙区と政治生命を同時に失う絶体絶命の危機」(同)に陥る可能性も少なくない。

 二階氏は2016年8月、当時の谷垣禎一幹事長の自転車転倒事故での負傷による辞任を受け、幹事長に就任。その後の安倍、菅両政権で政局運営の中枢として豪腕を振るってきた。特に安倍首相の総裁3選を主導する一方、その後の「ポスト安倍レース」では安倍4選に言及しながら、ライバルの石破茂元幹事長を「期待の星」と持ち上げるなど、変幻自在の「二階劇場」を展開。20年夏の安倍氏の退陣表明時には、電光石火で「菅後継」をまとめ上げた。

◇「権力」喪失は“自業自得”との声も

 こうした実績から二階氏は、安倍氏や菅氏、麻生太郎副総裁をしのぐ「最強のキングメーカー」として権勢を誇示。岸田政権発足後も党内反主流の旗頭として、党内ににらみを利かせてきた。しかし昨年10月の衆院選で圧勝した首相が、その後の政局運営でも、売り物の「聞く力」と新型コロナウイルスやウクライナ危機への対応で、国民的評価を獲得。今年4月に政権半年を迎えた時点で内閣支持率が就任後の最高水準となり、参院選勝利による長期安定政権が確実視される状況となったことで、二階氏の存在感が急速に低下した。

 そもそも二階氏の力の源泉は、幹事長として選挙での公認調整や資金配分、さらには党・内閣人事で駆使した絶大な権限だった。しかし「二階外し」を掲げて誕生した岸田政権では、その「権力」を喪失、派閥領袖(りょうしゅう)としての求心力も急低下したことで、二階派の退会者が相次ぐ事態を招いた。

 まず、昨年末に二階氏に退会を申し出たと主張した片山さつき参院議員(元地方創生担当相)に対し、二階氏は今年2月にあえて事実上の除名処分を決定。片山氏は安倍派に入会して参院選東京選挙区からの出馬を模索し、二階氏の逆鱗(げきりん)に触れたとされる。さらに、衛藤晟一元沖縄北方担当相(参院比例)も4月8日付で派閥を離脱したが、周辺には「二階さんはもう政治家として終わった」などと漏らしている。

 しかも、二階派の後継者と目される武田良太前総務相は菅氏と極めて親密で、「手兵を連れて派閥を割って菅グループに加わる」(自民幹部)との臆測も絶えない。もともと二階派は「寄せ集め集団」とやゆされてきただけに、党内他派閥からは二階氏の窮状に「自業自得」(同)との厳しい声も少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」5月16日号より】。

7979チバQ:2022/05/22(日) 19:18:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5668ed5ce2e85bba2afb07b0aa5e19f9c04c22
野党、衆院議長セクハラ疑惑で攻勢 自民は補正への影響懸念
5/22(日) 7:06配信
時事通信
衆院本会議に臨む細田博之議長(右)=19日、国会内

 国会会期末まで4週間を切る中、野党は自民党出身の細田博之衆院議長のセクハラ疑惑を週刊文春が報じたことを受けて、攻勢を強める構えだ。

 これまで岸田政権に目立ったスキャンダルはなかったが、25日から始まる2022年度補正予算案審議への影響を懸念する声が自民党内で上がっている。

 「事実であれば不適切だ。自ら説明すべきだ」。立憲民主党の泉健太代表は20日の記者会見で、細田氏は衆院議院運営委員会理事会で自ら説明すべきだと要求。納得できる説明がなければ、議長不信任決議案の提出などに踏み込む可能性を示唆した。

 19日発売の週刊文春は、細田氏が女性記者に私生活を尋ねたほか、深夜に「今から来ないか」と電話で誘ったなどと報じた。細田氏は「全く事実と違う。週刊誌には厳重に抗議したい」と否定。自民も議運委理事会への議長の文書による説明で火消しを図りたい考えだ。

 細田氏は発言が物議を醸してきた。衆院小選挙区定数の「10増10減」の見直しに言及したところ、野党の反発を受けて陳謝した。立民幹部は「議長の資質に欠ける。不信任を出すべきだ」と主張する。

 与党内も動揺している。スキャンダルに敏感な公明党の石井啓一幹事長は会見で「疑惑を持たれたからには本人がしっかり説明することが大切だ」と指摘。自民内からも「審議への影響はまだ分からない」(幹部)と不安の声が漏れる。

 野党は補正予算案審議で、細田氏の疑惑に加え、岸田政権の経済政策などをただす考えだ。泉氏は会見で「立民は物価高と戦う。政府はできていない」と強調。衆院予算委では自ら質問に立ち、一般会計の歳出総額2兆7009億円では、ウクライナ危機を受けた物価高騰対策としては不十分などと追及する方針だ。

 同党は北海道・知床半島沖の観光船事故についても、国土交通省の検査体制などに不備はなかったかどうか取り上げる。

 6月15日の会期末までに、立民は、原油高騰などをテーマにした衆参両院予算委での集中審議を開くよう要求。岸田内閣不信任決議案の提出も視野に、参院選に向けて対決姿勢を鮮明にする方針だ。

 そんな中で浮上した細田氏のセクハラ疑惑に、自民幹部は「議長の疑惑が長引けば参院選に響く。議長不信任決議案が出たら、与党を取り巻く状況は厳しくなる」と語った。

7980チバQ:2022/05/25(水) 21:05:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3241a6cf98de10bcdcd973103a2f6adb0af6b1c
細田氏セクハラ問題「極めて卑劣」 野党が一斉に批判
5/25(水) 20:51配信

朝日新聞デジタル
衆院本会議に臨む細田博之議長=2022年5月25日午後1時54分、国会内、上田幸一撮影

 女性記者にセクハラ発言をしたなどとする週刊誌報道について、細田博之衆院議長(自民党出身)は25日、国会内で記者団に「言えることは、すでに月曜日に抗議文を出しているが、その通りで立場は変わっていない」などと述べ、報道内容を否定した。報道後、細田氏が取材に応じるのは初めて。

 細田氏をめぐっては、5月19日発売の週刊文春が、過去に複数の女性記者に対して、「彼氏はいるの」と尋ねたり「今から来ないか」と電話して深夜に自宅に誘ったりしたと報道。細田氏は23日、週刊文春に「全くの事実無根だ」などと文書で抗議していた。

 週刊文春は25日、電子版に続報を掲載。細田氏が女性記者に「警察が立っているし、大丈夫だから。うちに来て」と求めたなどとする複数の発言を報じた。

 与野党からは、細田氏に改めて説明を求める声が上がる。立憲民主党の馬淵澄夫国会対策委員長は25日、記者団に「事実であれば極めて卑劣」と述べた。政府の補正予算案の審議に「影響が出てくる可能性はある」とし、与党に調査を求める考えを示した。

朝日新聞社


https://news.yahoo.co.jp/articles/bd3d98e1bc85d6259e512a6fd93ee57030449076
細田議長「セクハラ」収束せず 与党、参院選へ影響懸念
5/25(水) 18:30配信
 細田博之衆院議長のセクハラ疑惑をめぐり、野党は25日、攻勢を強めた。

 自ら説明するよう改めて要求。「進退」に触れる発言も出た。細田氏は「事実無根」と否定しているが、収束は見えず、参院選への影響を懸念する声が与党内に上がり始めた。

 細田議長は自民党出身。立憲民主党は25日の衆院議院運営委員会理事会で、「議運委などで説明すべきだ」と主張。本会議でも立民議員が岸田文雄首相に「議長の資格があると考えるか」とただした。首相は「行政府の長として見解を述べる立場にない」と答えるにとどめた。

 日本維新の会の藤田文武幹事長は記者会見で「事実なら非難されるべきだし、進退も含めて考えるべきだ」と指摘。立民の馬淵澄夫国対委員長は記者団に「議長というより議会人の資質としていかがなものか」と訴えた。

 疑惑は週刊文春の先週の報道が発端。25日にも電子版で、細田氏が複数の女性記者に「添い寝したら(重要情報を)教えてあげる」「膝枕してよ」と迫り、自民党本部の女性職員の体を日常的に触ることもあったと報じた。

7981チバQ:2022/05/26(木) 13:02:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e2dbaeaae1cc0c70ef8e625fd396f2a665a47ac
再び叶わなかった「福岡サミット」 G7開催地、"リード"を変えた潮目
5/26(木) 10:42配信
西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
G7サミット広島開催の発表を受け、取材に応じる福岡市の高島宗一郎市長=23日午後、福岡市役所

 2023年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催地について、岸田文雄首相は5月23日、自身の地元・広島市と公表した。ロシアのウクライナ軍事侵攻を受け、今こそ被爆地から核兵器の脅威と軍縮、平和の重要性を提起する必要があるとして、バイデン米大統領との首脳会談で了承を取り付けた。


 共同記者会見をテレビで眺めながら、私は福岡市の高島宗一郎市長が約4カ月前、首相官邸で発した言葉を思い出していた。

 「ライバルは、広島だと思っています-」

 G7サミット招致に手を挙げた高島氏は1月、服部誠太郎・福岡県知事らと一緒に首相と面会し、福岡サミットを要望。終了後、記者団の「ぶら下がり取材」に応じた際、こうライバルを名指ししたのだ。

 私は、やや驚いた。官邸ロビーでマイクの前に立つ面会者は通常、首相に配慮して当たり障りのない発言しかしないことが多い。あえて、陳情したばかりの先方のお膝元に宣戦布告するかのような発信に、メディアは飛びついた。「福岡市長『ライバルは広島』」の見出しやテロップが躍った。

 サミット開催地の決定は宰相の「専権事項」とされる。「核兵器のない世界」を政治信条に掲げる首相にとって、当初から、主要国首脳に被爆の実相を伝える広島サミットに強い思い入れがあったのは間違いない。高島氏のライバル発言には、首相に「地元びいきにならず、しっかり福岡を採点してほしい。世の中も注目してますよ」とくぎを刺す意図があったように思えた。

     ■      

 福岡市は、2019年の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の招致レースで大阪に敗れた(※G20財務相・中央銀行総裁会議を開催)。今回のG7サミットは高島氏にとって、雪辱の舞台。決して夢物語でなく、特に22年が明けたころはむしろ広島市と、こちらも名乗りを上げた名古屋市をリードしている、と感じる時があった。

 23年春に開業する米系高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」を筆頭に、福岡市では海外VIPを十分におもてなしできる宿泊施設の供給能力が急速に増強されてきた。また、首脳たちの専用機が発着する福岡空港は都心部と近く、アクセスが極めて良好であることに加え、G20会議など数々の国際会議の会場となってきたホテル「ヒルトン福岡シーホーク」は博多湾に面し、福岡市は都市インフラ、警備面の評価点が高いと想像された。

 「政治的資源」の強みもあった。

 高島氏は、政府の有識者会合のメンバーやアドバイザーを複数務めており、こまめに東京に足を運んで政府関係者や与党政治家と接触してきた。ある政府高官は「高島さんが来て、『ホテルは福岡が一番なんです』って力説していたよ。彼って熱心だね」。岸田政権のキーマンである麻生太郎自民党副総裁、自民党最大派閥を率いる安倍晋三元首相との間の個人的なパイプは人口に膾炙(かいしゃ)しており、永田町を歩き回っていると、高島氏を念頭に「福岡の応援団は強力ですからね」(首相側近)といった言葉もよく耳にした。

 広島に弱点もあった。被爆地開催に対し、G7の核保有国が難色を示す可能性が指摘されていた。首相も、周囲に「特に、英仏を広島に呼ぶのは簡単ではない」と漏らしていたほどだ。1月、広島市長、広島県知事が官邸に提出した要望書には、G7サミットに選ばれない場合、主要関係閣僚会合である「外相会合」を持ってきてほしいとする一文が記されていた。

7982チバQ:2022/05/26(木) 13:03:10
   ■      

 潮目を変えたのは2月下旬、ロシアのウクライナ侵攻だ。

 プーチン大統領は核兵器の使用をほのめかし、ウクライナを支援する北大西洋条約機構(NATO)中心の西側諸国を強烈にけん制。日本政府内では「核兵器の現実的な脅威が一気に高じた今こそ、広島でG7サミットを開くべきではないか」との声が強まっていった。

 3月下旬には、バイデン米大統領の側近の一人であるエマニュエル駐日大使が、首相とともに広島市の平和記念公園を訪問。5月には、欧州連合(EU)のミシェル大統領も広島入りしてロシアの核に懸念を表明、与党・公明党の山口那津男代表は「G7サミットの広島開催」を首相に直接申し入れた。

 “外堀”が埋まっていく流れに沿うように、4月中旬には複数メディアが同じタイミングで、G7サミットに関して「政府が岸田文雄首相の地元・広島市を有力候補地として検討している」と報じた。定例記者会見で、受け止めを問われた松野博一官房長官は「現時点では、なんら決まっているものではありません」とコメント。私たちも正直、判断に悩んだ。政府関係者によると、霞が関はこの頃までに総合的な観点から「広島が優れている」という趣旨の報告書を作成し、官邸に提出していたのだという。

 いわく-。広島は、外資系高級ホテルが開業する予定である。伊勢志摩サミット(16年)の外相会合の開催経験も有している。メイン会場を想定するホテルの警備上の問題もない。加えて、この時期に広島で開催する外交的な意義が大きい。

 別の関係者によると、首相は4月下旬には広島で開く意向を固め、5月に入り関係国との水面下の交渉に着手した。「一部の国から『OK』がなかなか来なかったが、(日米首脳会談後の共同記者会見での)発表ぎりぎりのタイミングで了解が取れた」(政府高官)。最高権力者の胸の内に触れ得る側近は、私に対し「ウクライナ侵攻が起こった時点で『勝負あり』だった。福岡には、分かってほしい。広島開催は日本のため、世界のためなんですよ」と告げた。

     ■      

 改めて5月23日、G7サミットの広島開催決定。

 高島氏は「平和に対して広島が持っている、特別な意味を最優先で考慮されたのだと思う」と理解を示しながらも、「率直に言って残念です」と続けた。関係閣僚会合の開催要望の見解を記者団から問われると、「サミット以外に手を挙げることはありません。今日も聞かれたが、『結構です』と断りました」と答えた。

 世に「天の時、地の利、人の和」という。G20に続き、アジアのリーダー都市に橋を架ける「フクオカ・サミット」の挑戦は、届かなかった。

(井崎圭)

西日本新聞

7983チバQ:2022/05/26(木) 18:48:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20220526k0000m040031000c.html

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【新型コロナ特集】最新感染状況と関連ニュース
ニュース 社会 鶏卵汚職、吉川元農相に有罪判決 在任中の500万円「全て賄賂」
鶏卵汚職、吉川元農相に有罪判決 在任中の500万円「全て賄賂」
2022/05/26 10:03毎日新聞

鶏卵汚職、吉川元農相に有罪判決 在任中の500万円「全て賄賂」

吉川貴盛元農相

(毎日新聞)

 農相在任中に計500万円の賄賂を受け取ったとして収賄罪に問われた元衆院議員、吉川貴盛被告(71)に対し、東京地裁は26日、懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金500万円(求刑・懲役2年6月、追徴金500万円)の判決を言い渡した。吉川元農相は「賄賂ではなく政治献金の認識だった」と無罪を主張したが、向井香津子裁判長は全額を賄賂と認定し、「職務の公正さに対する国民の信頼を大きく害した」と非難した。

 安倍晋三元首相の政権の国務大臣経験者が1審で有罪となったのは、参院選広島選挙区の大規模買収事件で懲役3年の実刑が確定した河井克行・元法相(59)=公職選挙法違反、有権者への違法寄付で罰金40万円の略式命令が確定した菅原一秀・元経済産業相(60)=同=に続き3人目。

 判決によると、吉川元農相は大臣在任中の2018年11月〜19年8月、大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの秋田善祺(よしき)元代表(88)=贈賄罪などで有罪確定=から、3回にわたり現金計500万円を受け取った。

 判決は、国際獣疫事務局が18年9月、家畜をストレスのない状態で飼育する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」に関して日本に不利な国際基準案を示したことから、授受された現金の趣旨を「農林水産省として基準案に反対意見を出すなど(贈賄側が)業界に有利な取り計らいを期待したものと推認できる」と指摘。吉川元農相が受領した現金を政治資金収支報告書に一切記載していないことなどから、賄賂と認識しながら受け取ったと認定した。

 一方で、元農相側からの要求でないことや、既に議員辞職していることなどを考慮して執行猶予を選択した。【志村一也】

7984チバQ:2022/05/27(金) 10:08:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a4d971a5369bc9976e8a82d32288c54872bb3d
「せっかく支持率高いのに…」細田氏のセクハラ疑惑、気をもむ自民
5/27(金) 10:00配信

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西日本新聞
自民党本部

 参院選を目前に、自民党が細田博之衆院議長のセクハラ疑惑に懸念を強めている。「事実無根」と主張する細田氏は26日、この問題を再び報道した週刊文春に対し「訴訟も視野に入れて検討したい」と抗議するコメントを公表した。慣例で自民会派を離脱し、無所属になっているとはいえ、自民幹事長、官房長官を歴任し、最近まで自民最大派閥のオーナーでもあった大物だ。岸田文雄政権の攻め手を欠いてきた野党は、ここぞとばかり追及の照準を定め始めた。



 「文春砲」の異名で知られる週刊文春は今月19日、細田氏から深夜に「今から来ないか」と電話を受け、自宅に足を運んだことがあるという女性記者の証言を報じた。さらに、26日には「細田議長の嘘(うそ)を暴く」と題し、初報を大きく上回る4ページの特集記事を掲載。細田氏が昨年1月に女性記者と懇談した際、「いつでもいいから、うちに来てね」「横で添い寝するだけだから」と発言したとする、新たな複数の証言を提起した。

 細田氏はこれを受け、「既に事実無根として抗議したが、また同趣旨の記事が掲載されていることに強く抗議する」と火消しに回ったものの、疑惑は収束どころか野火のように広がっていく様相。衆院議長は、参院議長とともに国権の最高機関である立法府を象徴する存在であり、一段の高潔さと深い資質が求められるからだ。

 この日、衆院予算委員会で立憲民主党の城井崇氏が「第三者による事実確認の調査を指示すべきではないか」と提案したのに対し、首相は「行政府の長としてコメントは控える」「議会で適切に対応するべきものだ」と建前論をかざして、明らかに守勢に回った。デリケートな案件で自身に火の粉が降りかかることを恐れたのか、自席まで秘書官を呼び、答弁内容を確認する一幕もあった。

 対女性記者のセクハラを巡っては、2018年に当時の財務事務次官が辞任したケースが記憶に新しい。性被害を告発する「#MeToo」運動の世界的な定着もあり、セクハラがもたらす代償は格段に重くなっている。終盤国会や参院選への影響を心配する自民幹部は、週刊文春の報道に「(録音などの)物的証拠はあるんだろうか…」。逆に、立民の馬淵澄夫国対委員長は、衆院議院運営委員会で説明責任を果たすよう細田氏に求めるとともに、議長不信任決議案の提出もちらつかせてみせた。

 細田氏は昨年11月の議長就任以降、行司役でありながら「1票の格差」是正に向けた衆院小選挙区定数の「10増10減」に否定的な発言を重ね、与野党から「立場をわきまえてほしい」と苦言が相次いでいた。そこに加えてのセクハラ疑惑。参院選の女性候補擁立に注力してきた自民の選対関係者は「せっかく党の支持率が高いのに、最大のウイークポイント(弱点)になりつつある」と頭を抱える。

 (河合仁志)

西日本新聞

7985チバQ:2022/05/27(金) 16:04:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/36833e7a88353f5eb99b6fb9e901a8b24a3ec640
細田博之“セクハラ衆院議長”の後任適格者が自民にいない大問題…党は深刻な人材難
5/27(金) 14:02配信

日刊ゲンダイDIGITAL
「逃げ恥」でしがみつく?(細田博之衆院議長)/(C)日刊ゲンダイ

 細田博之衆院議長(78)の「セクハラ疑惑」が止まらない。

 先週に続き、26日発売の「週刊文春」が細田氏からセクハラを受けた女性たちの新たな告発を報じた。担当女性記者に「添い寝をしたら教えてあげる」「うちに来て」「愛してるよ」などと口走る、女性職員のお尻を触る──。呆れるような行状が次々と明らかにされる。

細田衆院議長「給与月100万円しか」発言の罰当たり…裏に透ける“特権意識”

 細田氏は、1票の格差是正のために国会で決めた衆院の定数見直しについて「地方いじめだ」と批判したり、「議長になっても毎月の歳費は100万円しかない」と愚痴るなど、問題発言も繰り返している。与党内からも「セクハラが事実なら、かばいきれない」と、議長交代を容認する声が上がり始めた。

「議長のセクハラ問題が長引けば、参院選に悪影響が出かねない。早く収束させるためには辞任しかないという意見もある。議長不信任案なんて出されたら議会の品位に関わります。しかし、問題は党内に後任議長の適格者が見当たらないことです。議長は与党議員の“上がりポスト”ですが、三権の長で格が高い。当選回数が多ければいいというものでもなく、閣僚・要職経験の多さが暗黙の条件だし、人格も問われます」(自民党関係者)

細田議長がズルズル続けることになるのか
えっ、後任適格者がいない?(左上から時計回りに、麻生、甘利、衛藤、船田、額賀、二階の6衆院議員)/(C)日刊ゲンダイ

 現在、自民党で最ベテランは当選14回の麻生太郎氏(81)だが、首相経験者の議長就任は例がない。当選13回は甘利明氏(72)、衛藤征士郎氏(81)、船田元氏(68)、額賀福志郎氏(78)、二階俊博氏(83)がいるが、いずれも「帯に短し……」だ。

「甘利さんの“政治とカネ”疑惑に対する国民の批判は細田議長の比ではない。衛藤さんはすでに副議長をやったし、最初の当選は参議院です。船田さんは“元祖・政界失楽園”のイメージが強く、額賀さんも“つばめグリル不倫”を報じられた過去があって、セクハラ疑惑で辞める議長の後任としてはどうなのか……。二階さんが議長になれば、党を離れるので二階派が瓦解してしまう。人材難のせいで、細田議長がズルズル続けることになるかもしれません」(前出の関係者)

 26日夜は、細田氏が議長公邸に各党の代表者を招いて、夕食会が開かれた。前々から決まっていた日程だというが、セクハラ疑惑などを受けて、多くの野党が欠席。細田氏は、報道は事実無根だと主張し、「降って湧いた話で迷惑をおかけしている」と話したという。

 さすがの細田氏も、深夜の公邸には女性記者を呼びづらいだろう。早く辞任した方が、本人のためかもしれない。

7986チバQ:2022/05/27(金) 19:54:01
>>7985
村上誠一郎(当選11回)で良いのでは?
ちょっと軽量?

7987チバQ:2022/05/28(土) 18:03:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/59db8245092cf11dcf7902c1d09c914df6e17153
内閣支持率は高止まり…参院選「波乱はない」楽観論が漂う自民の不安要素
5/28(土) 9:50配信

西日本新聞
参院選2022

 6月22日公示が想定される参院選に向けて自民党は29日、全45選挙区での擁立作業を終える見通しだ。唯一、残っていた山形選挙区(改選数1)で元山形県議の大内理加氏(59)の擁立を正式決定し、来週中にも公認する。岸田文雄内閣の支持率が高位安定する一方、野党側の選挙共闘ははかどっておらず、自民幹部は公明党と合わせて「与党で参院全体の過半数確保」に自信を示す。 (河合仁志)


 自民の遠藤利明選対委員長は26日、東京都内の会合で「山形については特に心配いただいたが、ようやく45の選挙区全てに候補者を擁立できる」と報告し、表情を緩めた。

 自民山形県連の会長でもある遠藤氏。一時は、2022年度予算案の賛成をはじめ与党に急接近する国民民主党をおもんぱかり、国民の現職参院議員が3選を狙う山形では擁立を見送る構えも見せていた。結果として、国民との連携は不調に終わり、山形をてこに全国の野党共闘を瓦解(がかい)させるところまでは至らなかったものの、国民と野党第1党の立憲民主党の亀裂は深まっている。遠藤氏は、周囲に「百点満点ではないが、合格点だ」と誇ってみせた。

 今回の参院選は、選挙区75議席(改選74議席と、神奈川選挙区の欠員補充1議席)、比例代表50議席の計125議席を巡る戦いだ。このうち、自公両党で56議席を確保すると、非改選の与党69議席と合わせて参院全体の過半数に達する。永田町では、改選過半数の63議席を実質的な勝敗ラインとみる向きもある。

 共同通信の最新の世論調査では、岸田内閣の支持率は61・5%、自民の支持率も47・6%と高止まりしており、野党を大きく引き離す。関係者によると、自民が5月に実施した情勢調査でも、全国32の改選1人区で前回2019年の22勝を上回る予測が出てきているといい、「相当なことが起きない限り、波乱はない」(衆院ベテラン)との楽観論が党内を覆う。

 ただ、不安要因はゼロではない。

 今月発売の週刊文春は2週連続で、自民出身の細田博之衆院議長によるセクハラ疑惑を報道。細田氏は「事実無根」と主張して抗議しているが、野党側は細田氏に説明責任を果たすよう攻勢を強めている。細田氏の対応が世論に受け入れられなければ、参院選の逆風と化す可能性がある。

 さらに、過去2回の参院選で自公両党の本部が主導した相互推薦の取り組みも、今回は地方組織ごとに文書を取り交わすにとどまり、地域によって選挙協力の度合いに温度差があるという。激戦区では勝敗の行方に直結しかねず、自民の選対関係者は「ちょっとしたきっかけで情勢がガラッと変わる経験は何度もしてきた」と油断を戒める。

西日本新聞社

7988チバQ:2022/05/28(土) 18:04:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b04556e5146302179082a8f1b42da5e0440883ce
岸防衛相が異例の「特別席」着席答弁…信憑性を増す重病説、それでもしがみつくお家事情
5/28(土) 14:03配信


日刊ゲンダイDIGITAL
重病説が囁かれている岸信夫防衛相(2020年撮影)/(C)日刊ゲンダイ

 いわゆる「専制主義国家」の暴走によって安全保障環境の悪化が叫ばれる中、その要を担う岸防衛相が異変をきたし、懸念の声が上がっている。国会答弁が異例の着席スタイルになったからだ。足の調子が良くないとの理由で昨夏あたりからつえをつき、今年2月上旬からは大臣会見を着席で行っていたが、よほど体調が悪いのか。激務にむしばまれているのか。


 ◇  ◇  ◇

 2022年度補正予算案が27日、衆院本会議で可決され、参院に送られた。衆院では27日まで2日間、岸田首相と全閣僚が出席して基本的質疑を実施。岸田首相が国会審議などを経ずにバイデン米大統領に敵基地攻撃能力の保有などの軍備増強を表明したことをめぐる質疑に岸は対応したのだが、閣僚席とは別の位置に設けられた専用の「答弁席」に陣取った岸防衛相はすべて着席したまま答弁した。

 その目に力はなく、首元は緩み、ネクタイはひん曲がったまま。事務方が用意したメモを読み上げるのもつっかえつっかえで、マスク越しとはいえ相当しんどそうだった。昨年9月、北朝鮮が極超音速ミサイルの発射実験を強行する中、岸防衛相は尿路感染症で倒れ、しばらく入院した。

チラつく実兄・安倍元首相の影
異例の「特別席」で着席答弁(C)日刊ゲンダイ

 与野党の筆頭理事によると、特別席の設置は答弁席までの移動が難しいとする「健康上の問題」が理由。首相や閣僚らは通常、自席から答弁席へ歩いて移動し、立ったまま質疑に応じる。

「このところの岸大臣は移動に電動車イスを使用し、歩行しなければならない際はつえを2本ついている。委員会で着席中はイスの袖をずっとつかんでいたりして、党内でもみな体調を心配しています。防衛委員会の審議は副大臣に任せっぱなし。単に足の調子が悪いだけには見えない。持病が悪化しているんじゃないか。本人は辞任する意向はなく、実兄の安倍元首相に遠慮しているのか、岸田総理も動くに動けないようです。ただ、参院選後の内閣改造で交代する可能性はある」(自民党ベテラン議員)

 ロシアが仕掛けたウクライナ戦争が長期化する一方、中国は海洋進出を強め、北朝鮮は核・ミサイル開発を再開している。政府・与党が安全保障環境の悪化を声高に叫んでいるだけに、防衛トップの不調はこの国にとってリスクだ。どんな健康問題を抱えているのか。公務への支障はないのか。岸事務所に尋ねたところ、防衛省からこう回答があった。

「岸大臣はかねてより脚に不具合があり、現在も治療中であることから歩行の際はつえをつき、負担を考慮し、着席したまま会見や答弁等を行っています。防衛大臣としての職務に問題はありません」

 やむにやまれぬ手前勝手なお家事情も聞こえてくる。

「次期衆院選から衆院小選挙区の定数が『10増10減』となり、岸大臣と安倍元首相のお膝元の山口県は定数4から3に1減します。大臣は秘書官を務める長男を後継者としていますが、区割り変更直後の選挙は何かと不安。次回は自分が立ち、岸家と安倍家で2議席を安定確保した上で、後を任せたいと考えているようです」(清和会関係者)

 この国の行く末よりも、家門を案じているのか。

7989チバQ:2022/05/28(土) 18:06:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e224fd876e392956a67bbf2a6d8c50a460c6ee1f
麻生氏、菅氏と再接近の週2会食 党内力学に変化も
5/27(金) 22:53配信

産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁(松井英幸撮影)

自民党の麻生太郎副総裁と菅義偉前首相が27日夜、東京都内の麻生氏の自宅で会食した。両氏は4日前の23日にも食事をともにしたばかりだ。菅政権末期から両者の間に溝があるとの見方が強かっただけに、急接近を印象付けた。両氏は党内最大勢力の安倍派(清和政策研究会)を率いる安倍晋三元首相とも良好な関係にあり、党内力学が変化する可能性もある。

関係者によると、27日の会合は昨年10月に退陣した菅氏を慰労するために開かれ、麻生氏の妻、千賀子さんと菅氏の妻、真理子さんも同席した。夫人同士は以前から親交があるという。麻生、菅両氏は23日には都内の日本料理店で経済界関係者を交えて会食しており、1週間で2回も会食したことになる。

第2次安倍政権以降、麻生、菅両氏はそれぞれ副総理兼財務相と官房長官として憲政史上最長政権の要として並び立ったが、現政権での立場は大きく異なる。

麻生氏は副総裁として政権中枢にある一方、菅氏は昨年の党総裁選で河野太郎広報本部長を支持したことから「非主流派」に位置付けられている。両氏が定期的に会食する機会も減少。今年2月に麻生派から4人が離脱し、菅氏を囲む勉強会に加わる動きを見せたことで、両者の関係は冷え込んだとみられていた。

だが、最近になって菅氏が周囲に「自分が1年間首相を務められたのは麻生氏が立ててくれたおかげだ」と語り、側近議員を経由して麻生氏の耳に入った。麻生氏側が警戒した勉強会開催について、菅氏が党内の混乱を避けるために参院選後と明言したことも、雪解けにつながったようだ。

麻生派(志公会)の中堅議員は「安倍政権では安倍、麻生、菅の3氏のトライアングルでしっかりとした外交を展開してきた。台湾有事への備えなど、国難ともいえる時期にこの関係が復活する意義は大きい」と語る。

一方で党関係者は「菅氏が秋波を送ったのは、いつまでも非主流派ではいられないという思いからではないか」と読み解いた。首相や茂木敏充幹事長と良好な関係にある麻生氏にとっても、菅氏との和解は党内での影響力拡大につながる。

ただ、岸田政権を「ど真ん中で支える」という麻生氏と、「将来的に河野氏を首相にしたい」という菅氏のスタンスには違いがある。参院選の結果次第では、党運営などをめぐり両者の齟齬(そご)が再び露見することもありそうだ。(大島悠亮、今仲信博)

7990チバQ:2022/05/28(土) 20:54:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/299ffb29d3530278841545532ace85b35d763614
安倍派vs岸田派のバトル…自民党「第1派閥」をめぐる争いが過熱している!
5/21(土) 7:02配信
現代ビジネス
派閥のパーティーに表れた“違い”
写真提供: 現代ビジネス

 「昨年はG20で参加できなかったが、2年前、3年前はこれだけの活気がなかった。これも岸田さんが総理になったから。大きく成長したから。昨年、総理になると思った? そういう雰囲気はなかったでしょ」


 自民党の麻生太郎副総裁の軽妙な挨拶が会場を沸かせたのは、5月18日に東京プリンスホテルで開かれた岸田派(宏池会)のパーティーでのことだった。その前日には自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)が、同じ会場で開催したばかり。しかしその雰囲気は、かなり異なっていたと言ってよい。

 挨拶のために壇上にあがった茂木敏充幹事長が「まるで党大会ですね」と感嘆したのが、5月17日の安倍派のパーティーだ。コロナ禍という時節柄、感染症対策のために立食形式は避けて、ひとつひとつ離した椅子に着席するスタイル。通常使用される2階の大宴会場の他、3階の宴会場など合計11の会場が使われたという。

 これに参加したのは、安倍晋三元首相が会長として派閥に復帰した昨年12月のパーティーを上回る2800名で、森喜朗元首相も飛び入りで壇上にあがり、「(清和研は)俺が作ったんだ」とアピール。しかし「(派閥が)大きくなるのはいいが、分裂の危険も出てくる」とけん制することも忘れなかった。

 その警告の相手こそ、安倍元首相に相違ない。総理総裁を辞任して派閥に戻る際、安倍元首相は昨年の総裁選に出馬した高市早苗政調会長を伴おうとしたが、2011年に町村派(当時の清和研)を離脱した高市氏の再加入に多数のメンバーが反対したために叶わなかった。また今年になって二階派(志帥会)を離脱した片山さつき参議院議員の入会についても、派閥内で反対が多いために実現していない。

 にもかかわらず、安倍元首相がいっそうの派閥の拡大を狙うのは、大宏池会結成をけん制するためだろう。岸田派と麻生派(志公会)と谷垣グループを合計すれば100名を超え、安倍派(一時的に派閥を離脱している細田博之衆議院議長を除けば94名)を抜いて党内第1派閥となる。

 故・田中角栄元首相は「第一党の第1派閥を牛耳ること」を権力の源泉とし、ロッキード事件で失脚した後も「田中軍団」を率いて「闇将軍」として君臨したが、安倍元首相はそれを踏襲しようとしているのかもしれない。「数こそ力」は今も変わらない原則だ。

 一方でメンバー45名の第4派閥ゆえに求心力を高めなければならない岸田派は、岸田文雄首相が総理総裁に就任した後も派閥に残留。そのためパーティーでは主催者の挨拶は根本匠会長代行が行い、岸田首相は来賓として挨拶した。なおパーティーの参加者を安倍派より50名多い2850名と発表されたが、受付での混雑ぶりや会場の後方に並んだ取材陣の数では、安倍派のパーティーに及んでいない。

7991チバQ:2022/05/28(土) 20:55:00
差別化を図りたい岸田首相
写真提供: 現代ビジネス

 だが意外なしぶとさを見せるのが岸田政権だ。何より政権発足以来、内閣支持率が大きく下落することなく、また不支持率も大きく上昇することなく、安定しているからだ。

 原因はコロナ禍が落ち着きを見せていること、そしてウクライナ問題への迅速な対応だろう。日本テレビと讀賣新聞による5月の世論調査では、政府のコロナ対策に対して62%が評価し、ロシアによるウクライナ侵攻に対する岸田政権の対応を62%が「適切だと思う」と回答。ロシア産石油輸入の段階的禁止についても、75%が評価している。

 そうした中で岸田首相は、虎視眈々とアベノミクスをも塗り替えようとしているようだ。5月5日にはロンドンのシティで講演し、「岸田に投資を」と呼びかけた。岸田首相が主張してきた「新しい資本主義」の分配重視の政策に成長拡大路線を加えて「資産倍増プラン」を提唱したわけだ。

 もっともこれを2013年9月に安倍元首相がNY証券取引所で「アベノミクスは買いだ」と述べたことと重ねて「アベノミクスの焼き直し」と見る向きもあるが、アベノミクスで要(かなめ)とされたのは、高所得者がさらに富めばその経済効果が低所得者にも及ぶとする「トリクルダウン理論」。しかしその経済効果は実際に低所得者に及ばなかったし、岸田首相の口からもその言葉は出てきていない。

 安全保障政策においても、アメリカとの核共有を主張する安倍元首相に対して、被爆地・広島を選挙区とする岸田首相はこれを否定した。だが6月末にスペイン・マドリードで開かれるNATO首脳会議に、岸田首相は日本の首脳として初めて参加する予定だ。

 すでに4月にはベルギーで開かれたNATOとパートナー国との会議に林芳正外務大臣が日本の外務大臣として初めて参加したが、同じく参加したウクライナのクレバ外務大臣に対して「ロシアから平和条約交渉中断が伝えられたが、日本はひるまない」と伝えるなど、2014年のクリミア危機の際には北方領土問題があるためにロシアへの制裁をなるべく抑えた安倍元首相とは対照的に、岸田政権はウクライナ問題に積極的な姿勢を見せている。

 「安倍政権」という過去の遺物に決別しようとする一方で、新たな問題も迫りくる。コロナ禍で世界経済は変化を迫られ、ウクライナ問題のために資源の供給ルートも変容を余儀なくされている。加えて急激な円安は日本の国力を奪い、深刻な食糧難や電力不足が発生する危険性も否定できない。多難な日本を岸田首相はどう導くのか。

 「私は宏池会から30年ぶりに誕生した首相だ」

 17日のパーティーでも18日のパーティーでも、岸田首相はそのように強調した。言葉では表さなかったが、「我こそ保守本流」の意識が窺える。岸田派が公表したパーティーの参加者数が安倍派より50人多かったのも、そうした自負に相違ない。果たして岸田首相は安倍元首相を超えられるのか。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

7992チバQ:2022/05/30(月) 10:53:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/03ca5b6d8e2e05e99d8b28303dbc096fdb2dfe81
広島サミット、4月に決断 ウクライナ侵攻きっかけに岸田首相 開催地選定の舞台裏
5/29(日) 7:19配信

時事通信
共同記者会見を行うバイデン米大統領(左)と岸田文雄首相=23日、東京・元赤坂の迎賓館[代表撮影]

 岸田文雄首相が来年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)を被爆地・広島で開くと表明した。

 歴史的とも言える広島サミット決定の舞台裏を探ると、首相が決断したのは大型連休の目前。そこからG7への根回しを始め、最後はバイデン米大統領から直接「ゴーサイン」を得て公表に至った。

 「広島ほど平和へのコミットメント(誓約)を示すのにふさわしい場所はない」。首相は23日のバイデン氏との共同記者会見で広島開催を発表した。

 開催地に名乗りを上げていたのは名古屋、広島、福岡3市。広島選出で「核なき世界」をライフワークとする首相だが、周辺によると、当初は広島開催に前のめりではなかった。外相時代の2016年に広島で開いたG7外相会合の経験から、核保有国の説得は容易でないと実感したためだ。

 首相が広島開催に傾いたのはロシアがウクライナに侵攻した2月下旬以降。戦況がこう着状況に陥り、ロシアが核兵器を使用するとの懸念が強まる中、3月下旬にエマニュエル駐日米大使と広島市の平和記念公園を視察。この後、首相は記者団に「政治リーダーに被爆の実相に触れ、世界に発信してもらう努力が大事だ」と思いを語った。

 外務省は4月中旬ごろ、3市の会議場・ホテルの収容人数、空港からの距離、警備のしやすさなどを審査して点数化し、首相官邸に報告。一般的な項目は「横一線だった」(首相周辺)とされるが、国際社会に向けたメッセージ性の項目では広島が抜きんでていた。

 こうした報告にも背中を押され、首相は4月下旬からの大型連休目前に広島開催に「内々定」を出し、他のG7各国との調整入りを指示した。

 不安の種はなお核保有国の米英仏から理解を得られるかどうかだった。関係者によれば、米英仏からは心配されたほど強い異論はなく、事務レベルの根回しは1カ月ほどで完了した。政府高官は「16年のオバマ大統領の広島訪問で政治的なハードルが下がった。心配は杞憂(きゆう)だった」。

 各国から了解を得れば、残るは発表の時期のみ。16年の伊勢志摩サミットを安倍晋三首相(当時)が発表したのは前年のサミットに向かう政府専用機に搭乗する直前だったが、首相は国際社会への効果的な発信を考慮。日米首脳会談の数日前、会談でバイデン氏の了解を得られれば、直後の共同会見で発表する意向を周辺に伝えた。

 会談当日、首相が広島開催への思いを語ると、バイデン氏は「賛同する」と明言。首相は会談を終えると、公明党の山口那津男代表らに電話で報告した。共同会見で広島開催の発表を聞いたバイデン氏は「首相の故郷、広島でのG7サミット開催の発表を歓迎する」と語った。

7993チバQ:2022/05/31(火) 17:46:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/b390d4ef2040da6b9fae8da3c4c6a7b17ac1ed1e
党員獲得1位は青山繁晴氏 自民、ベスト10発表
5/31(火) 12:12配信
共同通信
青山繁晴参院議員

 自民党は31日、2021年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を発表した。1位は青山繁晴参院議員(比例)、2位は3月まで五輪相だった堀内詔子衆院議員(山梨2区)、3位は森山裕総務会長代行(鹿児島4区)だった。青山氏は20年の10位から急浮上し、堀内、森山両氏は同じ順位を維持した。

 21年末時点の党員数は112万2664人。自民は120万人獲得を目標に掲げている。

 4位は20年に1位だった二階俊博元幹事長(和歌山3区)、5位以下は茂木敏充幹事長(栃木5区)、高市早苗政調会長(奈良2区)、鷲尾英一郎衆院議員(比例北陸信越)の順だった。

7994チバQ:2022/05/31(火) 18:20:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c48faf1ac64a7ba1bec93b8f10f46242dd447710
自民、党員獲得トップ10発表 1位は青山繁晴氏 21年国会議員
5/31(火) 17:47配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で

 自民党は31日、2021年に獲得した党員数が多かった国会議員の上位10人を発表した。1位は青山繁晴氏(無派閥)。2位は堀内詔子前五輪担当相(岸田派)、3位は森山裕総務会長代行(森山派)だった。

 夏の参院選に比例代表で立候補する予定の青山氏は20年の10位から躍進。堀内、森山両氏はそれぞれ前年の順位を維持した。4位以下は、4位二階俊博元幹事長(二階派)▽5位茂木敏充幹事長(茂木派)▽6位高市早苗政調会長(無派閥)▽7位鷲尾英一郎氏(二階派)▽8位武田良太前総務相(二階派)▽9位寺田稔首相補佐官(岸田派)▽10位城内実元副外相(無派閥)――と続いた。上位10人のうち、派閥別では二階派が3人と最多で、次いで岸田派の2人。党は個別議員の獲得党員数は公表していない。

 自民党員数は21年末時点で112万2664人。小渕優子組織運動本部長は30日の党役員会で「総力を結集して120万党員を目指していく」と述べた。関係者によると、党は衆参の所属議員に対し「年間1000人」の獲得ノルマを課している。【花澤葵】

7995チバQ:2022/05/31(火) 19:28:41
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-861702.html
車いすを使用する「岸信夫防衛相」の本当の病状とは?
2022/05/31 06:01デイリー新潮

車いすを使用する「岸信夫防衛相」の本当の病状とは?

実兄の安倍元首相とは4歳下の岸防衛相

(デイリー新潮)

“撮らないで”という要望
 5月26日の衆院予算委員会で、岸信夫防衛相のために専用の答弁席が設けられた。通常、答弁を求められる閣僚は、自席から発言を求めて答弁席まで歩いていくものなのだが、「岸氏の健康状態に配慮」した異例の対応だという。実際の病状とは?

 ***

 岸氏は委員会における答弁の冒頭、「お認めいただき、委員長、理事に感謝申し上げる」と述べた。

「岸さんは足の状態が悪く、当初は1本だった杖が2本になり、最近は移動のためなどに車椅子を使っていました」

 と政治部デスク。

「単なる閣僚ではなく防衛相という立場から、病気に関する情報は普通以上にネガティブに捉えられがちです。これまで『弱っている部分は見せられない。だから、車椅子での移動シーンも撮らないでほしい』という本人サイドからの要望を、メディア側も受け入れてきました。しかし、『国会での対応が求められた際にどうするんだろう、さすがに隠しきれないよね』との声も上がっていたのです」(同)

 その問題はひとまず、専用の答弁席を用意するということで落ち着いたことになる。

表向きはケガをしたという風に説明
 その一方で、このデスクはこんな見方を口にする。

「岸さんはいま63歳。そのわりには、実兄である安倍晋三元首相(67歳)と比べても、かなり歳を重ねているような印象を受けますね。もちろん、ウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射など、担当する分野で連日のように問題が発生し、いずれもそう簡単に解決できない状況ですから、心労が重なっていたとしても不思議ではない。それにしても、足の問題でかなりのストレスを抱えているのではないか、と指摘する人は少なくありません」

 実際、病状はどうなのだろうか?

「表向きはケガをしたという風に説明しているのですが、かなり長引いているだけに、それだけではなさそうです。具体的には、股関節周辺の病気だと聞いています」(同)

 父の安倍晋太郎氏(1924〜1991)は首相まであと一歩のところで膵がんでその道を断たれ、兄の晋三元首相も潰瘍性大腸炎で1度ならず2度までも首相の座を離れることになった。病気が人の人生を翻弄するのは何も安倍家だけに限ったことではないとはいえ、彼らファミリーと病気との因縁を感じさせるエピソードではある。

首相は手腕を評価
 さて、岸防衛相の今後はどうなるのか?

「任命権者の岸田文雄首相の意向次第ですが、首相は岸さんの手腕を評価しています。何か具体的に手柄や功績があるというわけではないのですが、戦争が起こってミサイルが飛び交い……という状況の中、失言や舌禍なく安定してこなしているという捉え方でしょう。だから可能なら、大臣を続けてほしいと思ってはいるようです」(前出のデスク)

 ただ、それを許さない状況もあるという。

「首相が打ち出した防衛費の増額の件もあり、防衛相はさらに注目される立場となります。その分、今の体調はリスクと見なされるでしょうから、7月の参院選後に交代する方向で検討しているようです」(同)

 となると、将来の首相候補でもある岸氏にとって、休息のひと時となるのだろうか。

デイリー新潮編集部

7996チバQ:2022/05/31(火) 19:30:39
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220531-567-OYT1T50053.html

ニュース 政治 感染症対策の司令塔、「健康危機管理庁」創設へ…厚労省と内閣官房の部署統合も検討
感染症対策の司令塔、「健康危機管理庁」創設へ…厚労省と内閣官房の部署統合も検討
2022/05/31 05:00読売新聞

感染症対策の司令塔、「健康危機管理庁」創設へ…厚労省と内閣官房の部署統合も検討

東京・霞が関(読売ヘリから) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 政府が6月に発表する感染症対策の抜本的強化策に、関係省庁の司令塔となる「健康危機管理庁(仮称)」創設を盛り込む方向で検討していることがわかった。新型コロナウイルス禍の経験を踏まえ、新たな感染症への対応を一元化する狙いがある。

 複数の政府関係者が明らかにした。設置のための法案は来年の通常国会への提出を目指す。

 新設する管理庁には、内閣官房の「新型コロナ感染症対策推進室」と厚生労働省の「対策推進本部」などを統合する方針だ。現在の新型コロナ対応で、推進室は緊急事態宣言の発令や政府の基本的対処方針の策定などを担っている。厚労省の推進本部は具体的な感染防止策や医療提供体制などを扱う。

 両組織は業務が重なる部分が多く、「迅速なコロナ対応の妨げとなっている」(政府関係者)との声が出ていた。内閣官房と厚労省の調整不足がコロナ対応の遅れにつながったとの批判もある。その他の関連部署の統合も検討しており、管理庁を内閣府などの外局とするか、独立した庁とするかどうかなどの詳細は今後さらに詰める。

 健康危機管理庁の設置は、岸田首相が昨年9月の自民党総裁選で公約に掲げた肝いりの政策だ。首相は政府のコロナ対応を検証後、6月までに体制強化策を決めるとしていた。政府対応の検証に関する有識者会議は6月に提言をまとめる予定で、提言には組織の見直しが盛り込まれる見通しだ。

7997チバQ:2022/06/01(水) 07:21:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/6605557e5468144c7d208c3be9c4d6b43b5d1c72
PB黒字化明記なし 自民、健全化派、積極派の双方に配慮
5/31(火) 23:04配信
産経新聞
政府が31日に公表した経済財政運営の指針「骨太の方針」の原案には国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化の目標年限を明記しなかった。夏の参院選を控え、財政をめぐる自民党内の対立を回避する狙いがある。岸田文雄首相(党総裁)はもともと財政規律を重視する考えだが、党の結束を優先した結果、前年の骨太に盛り込まれていた2025(令和7)年度のPB黒字化目標の明記は見送られた形だ。

100万人に能力開発 骨太方針と新資本主義原案

「財務省の代弁者の方々がやっている」

自民の財政政策検討本部の本部長を務める西田昌司政調会長代理は5月30日、党本部で首相に提言を報告した後、財政健全化推進本部(本部長・額賀福志郎元財務相)が招く有識者らをこう断じ、財政規律派を牽制した。

自民内の財政議論をめぐっては、昨年12月、首相直轄で麻生太郎副総裁が最高顧問を務める推進本部と、高市早苗政調会長の直轄機関で安倍晋三元首相が最高顧問の検討本部がそれぞれ発足した。財政健全化を目指す推進本部と積極財政を掲げる検討本部の主張が対立した上、両本部のトップに党重鎮である安倍氏と麻生氏が就いたことで、党内勢力を二分しかねない異例の展開となっていた。

最大の焦点がPB黒字化目標年限だった。検討本部は提言に「カレンダーベースでの目標設定が柔軟な政策対応を妨げることはあってはならない」と明記した。さらに、推進本部が5月19日の会合で、25年度の黒字化目標の堅持を求める提言案を示すと、検討本部の議員らが「提言の表現が官僚的だ」などと訴え、提言案の修正を要求。「失礼だ」と怒号が飛び、一触即発の雰囲気になった。

結局、推進本部の提言は「健全化の『旗』を降ろさず、これまでの目標に取り組む」と明記すると同時に「内外の経済情勢などを常に注視しつつ、状況に応じて必要な検証を行う」との表現で決着した。骨太の文言も両本部の主張を反映した内容となった。

参院選を前に財政をめぐる対立は封印された形だが、選挙結果や今後の景気動向次第で両派の対立が再燃する可能性がある。(大島悠亮)

7998チバQ:2022/06/01(水) 16:34:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/08abc406ddefbe32f47c0edd9f660479a6022036
林外相がコロナ感染 予算委欠席、閣僚3人目
6/1(水) 14:58配信

 林氏は31日、2022年度補正予算を審議した参院予算委員会に出席。その後の参院本会議場で岸田文雄首相と短時間接触している。

 閣僚の感染確認は野田聖子少子化担当相、古川禎久法相に続いて3人目。外務省内には濃厚接触者はいないという。

7999チバQ:2022/06/02(木) 08:48:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ac19327e164d2f98fa8583c2f7e1c0bf283f0cf
自民、派閥領袖級の夜会合が花盛り 腹の探り合い?
6/1(水) 19:42配信
産経新聞
夏の参院選を前に、自民党の派閥領袖らによる夜の会食が増えてきた。岸田文雄首相は新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き始めた春先から積極的に有力議員と会食を重ね、党内融和に奔走している。「政治は夜に動く」。コロナ禍で下火となっていた永田町の日々が戻ってきたようだ。(大島悠亮)


「派閥・グループ化に踏み切れば、すぐに人が集まるよね」。5月31日夜、東京都内のフランス料理店。自民党の安倍晋三元首相は菅義偉前首相にこう水を向けた。

政界では菅氏を囲む政策勉強会の発足に注目が集まっている。だが、菅氏は「私は派閥の弊害を批判してきましたから」と答え、慎重姿勢を崩さなかった。安倍氏は1日には都内のホテルで二階俊博元幹事長と夕食をともにした。

ここ2、3年はコロナの影響で政治家同士の会食は減っていたが、3月以降、再び活発になってきている。中堅議員は「今までできなかった分、一斉に動き出した」と話す。

会食には、目前に控える夏の参院選の勝利に向けて党内の連携を強化する狙いもある。首相は政権を支える安倍氏や麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と定期的に会食している。「非主流派」とされる二階氏や森山裕前国対委員長とも宴席を囲んだ。参院選の選挙区は原則都道府県単位での争いになるため、派閥の垣根を越えた協力が衆院選以上に重要になる。首相自ら結束固めに汗をかいている格好だ。

過去には政治家同士の会食が政治の転換点になることもあった。「料亭政治」と揶揄されたこともある。田中角栄元首相が率いた自民党田中派のうち、竹下登、小沢一郎、梶山静六各氏ら有力議員が料亭などで会食を繰り返し、派中派である政策勉強会「創政会」の立ち上げにつながった。田中氏の求心力は低下し、竹下氏は創政会をもとに「経世会」として独立。その後、首相の座をつかんだ。

最近では、安倍政権下で菅氏と二階氏は定期的に会食を重ねて関係を深めた。安倍氏が令和2年8月に首相退陣を表明後、二階氏はいち早く菅氏支持を打ち出し、菅政権誕生の流れを作った。

岸田政権は高い内閣支持率を維持しているが、参院選の結果やその後の政権運営次第では政局となる可能性も残る。自民関係者は「領袖らは情報交換や腹の探り合いをしながら、どう動くかを考えているのだろう」と指摘した。

8000チバQ:2022/06/02(木) 21:53:07
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220530-OYT1T50246/
3元首相「夏以降」へ動く…ポスト争奪見据え
2022/05/31 05:00
参院選・自民
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安倍氏…財政出動 提言主導
麻生氏…党安定 会食重ねる
菅氏…全国行脚 健在示す
 自民党の首相経験者3人が動きを活発化させている。最大派閥を率いる安倍元首相は政策面で政府への注文を重ね、麻生副総裁は党内有力者との会食を通じて党内の安定化に余念がない。菅前首相は、全国行脚で健在ぶりをアピールする。3氏とも夏の参院選後の人事などを見据え、党内で存在感を高める狙いがありそうだ。

谷垣・自民党元総裁、参院選の勝利呼びかけ…「首相が頑張れる根拠を作っていく」

 安倍氏が最高顧問を務める党財政政策検討本部の西田昌司本部長は30日、党本部で岸田首相と面会し、積極的な財政出動を求める提言を提出した。同本部は、安倍氏の政策的な足場の一つだ。

 安倍氏は29日の富山市での講演で「生活や経済を支えるため、財政を出す余裕は十分にある」と説くなど、積極財政を唱える発言を繰り返している。防衛費の増額を巡っても予算額や財源に関する発信を強める。

 3氏の中で麻生氏は唯一、執行部の一員として首相を内側から支える立場だ。19日夜は安倍氏、茂木幹事長とうなぎ料理に舌鼓を打ちながら、参院選の情勢などについて意見交換した。

 23日には、首相と一定の距離を置く菅氏と食事をともにし、4日後にも菅氏を私邸に招いた。両氏の夫人同席で食事を楽しみ、選挙での苦労話などで盛り上がったという。

 麻生氏は、26日の麻生派会合で「選挙前に(党内が)割れるなどの話は、選挙に良い結果を残したことは一回もない」と述べ、党の安定に腐心している様子をうかがわせた。

 菅氏は、参院選の立候補予定者の応援などで全国各地に足を運んでいる。29日の岡山県に続き、30日には福岡市で開かれた武田良太衆院議員の政治資金パーティーに駆けつけた。武田氏は二階派だが、菅内閣で総務相を務めた。

 あいさつに立った菅氏は、官房長官時代に自身が打ち出した携帯電話料金の引き下げに触れ、「3年かかって取り組んできたことを一気に武田大臣にやってもらった」と語った。参院選までは毎週末、地方を行脚する。

 3氏の精力的な活動について、党内では「参院選後をにらんだものだ」(ベテラン)との見方が大勢だ。首相は参院選に勝利すれば、内閣改造と党役員人事に踏み切る見通しで、今後、党内でポストの争奪戦が激化するのは避けられない。

 安倍、麻生両氏はそれぞれ派閥を率い、無派閥の菅氏も党内に自身に近い議員が参加する二つのグループがある。党の要職や重要閣僚をどの派閥・グループが獲得するかやポスト数などは、3氏のその後の影響力に直結するだけに「今後の動きはますます活発になるだろう」との見方が出ている。

8001チバQ:2022/06/02(木) 21:55:17
https://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20220516-OYTNT50192/
自民現職に新人挑む構図 参院選挙区
2022/05/17 05:00
参院選・岐阜
 

参院選 岐阜選挙区の立候補予定者[参議院選挙2022]
与野党戦略見直す動き

 「6月22日公示、7月10日投開票」が有力視される参院選の投開票日まで残り2か月を切った。岐阜選挙区(改選定数1)では現時点で、3選を目指す自民党現職と、国民民主党、共産党の新人2人が記者会見を開いて立候補を表明している。立憲民主党県連幹部の不祥事など、与野党ともに「想定外」の事態があり、選挙戦略を見直す動きも出始めている。

   ■2期の実績強調 自民・渡辺氏

 自民現職で国土交通副大臣の渡辺猛之氏(54)(公明党推薦)は、昨年7月に早くも公認候補予定者に決定し、今年2月末から週末に県内各地で国政報告会を開いてきた。

 名鉄名古屋本線の名鉄岐阜―岐南間の高架化着手や、大雨で橋脚が傾いた各務原市の川島大橋の復旧など、インフラ整備の実績を強調し、保守票を固める狙いだ。

 同党県連の村下貴夫幹事長は「衆院選勝利の勢いのまま、参院選を迎えたい」と意気込み、前回の得票率55%を目標に掲げる。

 一方で、北海道・知床半島沖で発生した観光船の沈没事故の対応のため、予定していた地元での会合を取りやめざるを得ない事態にも見舞われた。陣営側は「息をつく暇もないが、地元に戻る時間は何とか捻出したい」と前を向く。

   ■無党派層に重点 国民・丹野氏

 国民新人で元CBC(中部日本放送)アナウンサー丹野みどり氏(48)は、3月に公認を受けた。無党派層への浸透を図るため、平日の通勤時間帯にJR岐阜駅前などで街頭活動を重ねる。名前にちなんだグリーンをイメージカラーに、爽やかさをアピール。高い知名度から握手や写真撮影を求められる場面も目立ち、党県連代表の伊藤正博県議は「県民からの反応はかなりいい」と手応えを語る。

 懸念材料は、元衆院・参院議員で前立憲民主党県連常任顧問の山下八洲夫容疑者が、特急券を詐取したとして詐欺容疑などで逮捕された事件の影響だ。丹野氏の印象悪化を懸念する声も強く、立民は、調整していた県連支持などの組織的支援を断念、総合選対本部への参加も見送らざるを得なくなった。

 陣営幹部は「事件の影響を最小限に抑えなければ勝負できない。(組織的な支援を見送った)立民の判断は妥当だが、地方議員個人の協力は必須だ」と語気を強める。

   ■政権批判票狙う 共産・三尾氏

 共産新人で党西濃地区常任委員の三尾圭司氏(45)は昨年の衆院選で岐阜2区(大垣市など)から出馬しており、国政選は2回目の挑戦となる。ウクレレを片手に県内を回り、学生バンドでボーカルだった経験を生かし、党の政策を曲に乗せて訴える。

 共産は昨年の衆院選で、一部選挙区で候補者を調整。2016年と19年の参院選でも、野党候補の一本化のため、予定していた候補者を取り下げたが、今回は国会で国民民主が今年度当初予算案に賛成したことから、共闘を見送った。

 共産党県委員会の松岡清委員長は「国民民主はもはや野党ではない。しっかりとした政権批判ができるのは、三尾氏だけだ」と語る。

          ◇

 岐阜選挙区ではこのほか、諸派の新人も出馬の準備を進めている。

8002チバQ:2022/06/02(木) 22:00:52
https://kahoku.news/articles/20220526khn000036.html
参院選秋田 現職石井氏、村岡氏を警戒 保守票食い合い恐れる
2022年5月27日 6:00

 6月22日公示、7月10日投開票が見込まれる参院選の秋田選挙区(改選数1)で、3選を期す現職石井浩郎氏(57)を擁立する自民党が、無所属新人の元衆院議員村岡敏英氏(61)への警戒を強めている。村岡氏は野党議員だったが、元自民衆院議員で官房長官を務めた故兼造氏を父に持ち、保守層に一定の支持がある。石井氏は2016年の参院選では東北で唯一、自民の議席を守った。陣営は「議席死守は至上命令」と組織固めを急ぐ。


政治パーティーで参院選への決意を語る石井氏=4月17日、秋田市

街頭で支持を呼びかける村岡氏=24日、秋田市
「厳しい、難しい戦い」危機感を吐露
 「本当に厳しい、難しい戦いだと思う」。4月23日、秋田市であった事務所開きで、石井氏はかつてない危機感を吐露した。

 石井氏が過去2回臨んだ10、16年はそれぞれ旧民主党、旧民進党の候補と事実上の一騎打ちとなり、いずれも大差で退けた。

 今回は一転、村岡氏の参戦で構図は混戦の模様だ。

 立憲民主党は無所属新人のNPO法人代表理事佐々百合子氏(46)、国民民主党は村岡氏をそれぞれ推薦。共産党は新人の県常任委員藤本友里氏(43)を立てる。

 野党分裂の様相も見せるが、自民県連幹部の一人は「野党統一候補との一騎打ちならば戦いやすかった。保守色の強い村岡氏の存在が目の上のたんこぶだ」と警戒。別の幹部も「(村岡氏が)石井氏と票を食い合う」とみる。

 村岡氏は県南の衆院秋田3区で過去5回、無所属や野党の候補として戦った。選挙区勝利はかなわなかったが、12、14年は比例復活を果たしている。

 故兼造氏から引き継ぎ、「村岡家の地盤」と言われる地元・由利本荘市では圧倒的強さを見せてきた。

 さらに昨年4月、知事選に初挑戦。4選された現職佐竹敬久氏(74)に敗れたが、約4万票差に迫る約19万票を獲得した。

 自民県連幹部は「もともとの強固な地盤に加え、知事選で無党派層にも支持が広がったのではないか」と懸念を深める。

村岡氏、知事選出馬で「県北部でも浸透」 現職批判強める
 「野球、勝負に対する恐れは常に持っていた。これだけ練習すれば結果が出るというものではない」

 今月22日、秋田市での総決起大会で、石井氏はプロ野球選手時代の信念を披露し、「選挙も一緒。相手が何人出ようと自分との戦いだ」と自らに言い聞かせるように語った。

 党本部からは茂木敏充幹事長、県出身の菅義偉前首相が応援に入り、てこ入れに懸命。村岡氏と衆院選で5度対戦した御法川信英県連会長(秋田3区)は「候補者が多いときこそ党がしっかりと固まらないと駄目だ」と引き締める。

 対する村岡氏は1月の立候補表明以降、県内各地で街頭活動を重ねている。回数は230を超えた。「知事選のおかげか、(なじみの薄い)県北部でも浸透してきている」と言う。

 「地域を回って聞こえてくるのは、『参院議員って何やっているの? 選挙の時しか顔を出さない』の声だ。参院議員の在り方が今回の争点だ」。現職批判を強めている。

 両者の攻防を、旧民進、旧希望の党で村岡氏と同僚だった立民県連の寺田学幹事長(衆院比例東北)は「2人の政策に違いが見いだせない。与党同士で戦っているイメージだ」と冷ややかな目を向ける。

8003チバQ:2022/06/03(金) 11:22:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/2df8840965bd50e8b2cb57edd6ea1892f89a3204
岸信夫防衛相の「車いす」移動が、安倍元首相の後継候補に与える影響とは?
6/3(金) 6:01配信
デイリー新潮
実際の病状とは? 
防衛省内からも信頼が厚いとされる

 脚に不具合を抱える岸信夫防衛相(63)のために国会では専用の答弁席が設けられたことはすでに報じられた通りである。「岸氏の健康状態に配慮した」異例の対応だったわけだが、その病状が実兄・安倍晋三元首相(67)の後継候補選びに影響を与えているという。


「岸さんの脚の状態は徐々に悪くなっているようで、最初は杖に頼って歩いていたのが、杖が2本になり、最近は車いすでの移動を余儀なくされる場面が少なからずありました」

 と、政治部デスク。

「実際には、股関節周辺の病気だと聞いています。防衛相はただでさえ激務であるのに、ウクライナ侵攻や北朝鮮の度重なるミサイル発射が重なり、ひと息つく間もない状況だと思います。岸さんはTwitterに防衛相経験者らとの写真をアップする際(5月31日)には立ち上がった姿を見せ、健在ぶりをアピールしたいように見えましたが、日々の仕事をこなす中で養生もままならないことでしょう」(同)

 岸防衛相についてはクレバーな人物と評する向きは多く、防衛省側からの信頼も厚いという。任命権者である岸田文雄首相としても、実兄の安倍元首相に対して顔が立つので内閣にとどまってもらいたいとの思いがあるとされる。

岸防衛相の引退説
「とはいえ、ウクライナ侵攻も北朝鮮も一朝一夕に解決するものではなく、岸田首相は、岸さんの病状を見つつ交代のタイミングを探ってきました。7月の参院選を機に閣内にいる参院議員2人が引退する流れになっていて、彼らが閣内から去るのに合わせて内閣改造を行って、岸さんも交代する可能性が強まっています」(先のデスク)

 その一方で、岸防衛相の病状の悪化が、安倍元首相の後継候補問題に影響を及ぼしているという。

「子供がいない安倍元首相には後継問題が常につきまとってきました。最有力候補だったのが、岸防衛相の息子・信千代(のぶちよ)氏です。2020年10月にフジテレビを退社して現在は防衛相秘書官を務めています」

 と、政治部記者。

「すでに政治家修業の態勢に入っているわけですが、この信千代氏はかねて安倍元首相の後継候補として見立てられてきました。しかし、健康状態が芳しくないことから、岸防衛相は次期衆院選に出馬せず引退し、信千代氏が地盤を引き継ぐことが噂されています」(同)

 その場合、安倍元首相の後継問題は振り出しに戻ることになるわけだ。

解散はしばらくない
 この記者が続ける。

「次の衆院選が“明日にでもある”という状況なら岸防衛相も立つ用意があるようですが、7月の参院選での与党の勝利が予想される中、“解散はしばらくない”という見方が永田町では支配的です。ということで、岸防衛相は引退して静養に努める一方、信千代氏が打って出るとのプランが取り沙汰されているのです」

 もっとも、そうすんなりと行かないのが政界の常である。

「山口県内の4小選挙区はさしあたって、安倍・岸の両氏のほか、林芳正外相、高村正大氏(高村正彦元自民党副総裁の子息)と自民党が独占しており、かつ、次期衆院選では議席が1減って3となり区割りも変更される可能性が高まっています。つまり誰かが譲るか、さもなくばガチンコでぶつかって勝ち上がるしかない。その場合、年齢やキャリアといった“顔”の部分が大事になってくる。信千代氏はサラブレッドではあるけれど、政治家経験ゼロですから、その点でどうしても見劣りしてしまいますよね」(先のデスク)

 後継問題に加えて選挙区減の問題も絡み、岸防衛相の車いす移動は波紋を広げている。

デイリー新潮編集部

8004チバQ:2022/06/03(金) 11:25:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/404d9b95c96f63300651b3d9829dea1c215a5255
ポスト岸田にダークホース急浮上、「安倍・菅が共に担げる」唯一の人物とは
6/3(金) 6:01配信
ダイヤモンド・オンライン
衆議院本会議の場で話し込む安倍晋三元首相(左)と菅義偉前首相 Photo:JIJI

 本命不在といわれる「ポスト岸田」レースに思わぬダークホースが急浮上した。高水準の内閣支持率を維持する岸田文雄首相(自民党総裁)は今夏の参議院選挙での勝利をテコに長期政権への道を描く。この独走状態に「待った」をかけるのは、これまで総裁選挙の出馬経験もない岸田政権の閣僚の1人だ。現職宰相を震え上がらせ、自民党の権力バランスを変化させ得る人物とは――。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 岸田政権に追い風 発足後最高の支持率ラッシュ

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった2月24日以降、内閣支持率が上昇基調にある岸田文雄首相。マスコミ各社の世論調査では軒並み政権発足後の最高値を記録した。

 ウクライナ侵攻を巡る日本政府の対応を「評価する」との回答は共同通信(5月21、22日実施)で71.2%、日本経済新聞(5月27〜29日実施)でも前月比7ポイント増の69%に上る。岸田首相は「数字が良い時ほど気を引き締めて全力を尽くしていく必要がある」と兜の緒を締める。ただ、参議院選挙を前にした好感度アップは喉から手が出るほど欲していたに違いない。

 それもそのはず、岸田首相が描く長期政権への道は参院選が「第一関門」となる。菅義偉前首相時代は大型選挙がなかったものの、国政選挙で連戦連勝を勝ち取った安倍晋三元首相と比べて見劣りする戦果となればまずい。たとえ野党に勝利しても自民党内から「岸田おろし」の芽が生じかねないと警戒しているのだ。

 岸田氏が現職宰相や党幹事長への批判を展開し、自民党内が「菅首相のままでは衆議院選挙を戦えない」と雪崩を打った約1年前の光景も浮かぶ。

 高い支持率のまま参院選に突入し、圧倒的な勝利で政権基盤を安定させたい――。この思惑は、自民党内で第4勢力にとどまる岸田派(45人)が、他の有力派閥と組まなければ党運営を円滑にできないことを意味する。

 実際、現在の党執行部は最大派閥・安倍派(94人)から福田達夫総務会長、第2派閥の茂木派(54人)から茂木敏充幹事長、第3派閥の麻生派(49人)から麻生太郎副総裁などと勢力バランスを重視している。昨年9月の党総裁選で善戦した高市早苗氏を政務調査会長に、河野太郎氏を広報本部長として取り込んだのは良いが、やはり求心力向上がなければ長期政権の夢は霧消するとの危機感は強い。

 だが、ここで岸田首相に「待った」をかける思わぬ伏兵が現れる。これまで総裁選の出馬経験もない岸田政権の閣僚の1人が、自民党内の権力バランスを揺るがしかねない状況になりつつあるというのだ。

8005チバQ:2022/06/03(金) 11:25:52

● ポスト岸田の最有力候補に 萩生田経産相がなり得る理由

 その伏兵として名前が挙がっている人物とは、岸田首相が経済産業相に起用した萩生田光一衆院議員である。

 「WHO?」と思う人がいるのは無理もない。これまで文部科学相や内閣官房副長官などを歴任してきたとはいえ、ラグビーを愛する一見強面の人物が宰相候補として取り上げられてきたことはそこまでなかったからだ。

 ただ、永田町やマスコミでは「安倍元首相の最側近」「親分肌」「剛腕」として有名で、萩生田氏の言葉は安倍氏の考えに重なると受け止められてきた。実際、就いた重要ポストの数々は安倍氏が首相再登板を果たした2012年以降に集中し、閣僚以外にも自民党幹事長代行などに抜擢されている。

 昨年10月の岸田内閣発足時には、安倍氏が幹事長や官房長官への萩生田氏起用を期待したとされるほどの師弟関係にある。

 安倍派には稲田朋美元防衛相や下村博文元文部科学相ら総裁選への出馬に意欲を示す議員は多いものの、安倍氏は彼らには首を縦に振らなかった。その安倍氏が熱心に育成してきたのが萩生田氏なのだ。

 安倍氏や森喜朗元首相から寵愛を受け、岸田首相から経産相に起用された萩生田氏。経済安全保障やエネルギー、貿易・産業政策など幅広い分野で急速に経験値を積んでいるのは間違いないが、なぜ「ポスト岸田」の最有力候補になり得るのか。

 声を潜めながら解説するのは、菅義偉前首相の側近だ。

 「萩生田氏は27歳で地元・東京都八王子市議に初当選し、都議を経て衆院議員になった『たたき上げ』だ。落選を経験した苦労人でもある。地味ながらも仕事をこなす姿や境遇には菅氏もシンパシーを感じている」と評価し、こう続ける。「菅氏が安倍元首相と話し合って、共に乗れる『ポスト岸田』候補は萩生田氏しかいないだろう」。

● 安倍・菅共闘となれば 「数の力」のインパクトは強大

 菅前首相は参院選後、脱炭素社会の実現や縦割り行政の打破などを目指す総勢80人規模の勉強会を立ち上げる。次の自民党総裁選で全員が菅氏と協調するわけではないとしても、90人を超える最大派閥・安倍派と「菅グループ」が共闘すれば、その時点で大方の流れは決まる。

 ちなみに、昨年の総裁選1回目の投票で、最も多く国会議員からの支持を獲得した岸田氏の議員票は146票だ。「安倍・菅連合」がもたらすインパクトが大きいことはお分かりいただけるはずだ。

 岸田氏は前回の総裁選において、国会議員と党員らによる1回目投票で、2位の河野氏を1票上回っただけだった。ところが河野氏と2人での決選投票では、安倍派などの支持を得た岸田氏が議員票で100以上も上積みして勝利をつかんでいる。岸田首相は、誰よりも「数は力」と知っているのだ。

 現在は「岸田・茂木・麻生」という主流3派で政権の地盤を固めてはいる。しかし、安倍氏と盟友関係にある麻生副総裁が路線修正を図ることがあれば、事態は急変する。岸田氏は総裁再選を実現できないばかりか、菅前首相のように出馬断念を余儀なくされる可能性もある。

 全国紙政治部記者が語る。

 「菅氏が安倍元首相と組めるのは萩生田氏だけ。それが実現すれば岸田氏の長期政権はないが、萩生田氏が立候補しなければ『ポスト岸田は岸田』となる。これからの熾烈な権力争いが注目だ。『その男、凶暴につき』ではないが、原発再稼働を所管する大臣であり、日本経済再生は萩生田氏の剛腕にかかっているといっても過言ではない」

 参院選で圧勝したとしても安心することができないのか。岸田首相の憂鬱は続きそうである。

小倉健一

8006チバQ:2022/06/03(金) 23:32:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1293254f12ed2bb15a55d77713d08e6e9d0eae2b
岸田首相、一転低姿勢 「検討士」で逃げ切り? 野党には焦燥感も 参院予算委
6/3(金) 21:41配信
 岸田文雄首相は3日の参院予算委員会を、野党からの指摘に「物価高騰の把握のために街中のスーパーへ出向く」旨の答弁をするなど慎重な低姿勢で通した。

 首相は1日の衆院予算委で食材費への対策不足を批判されて野党と激論し、政府や与党から不安の声が上がったばかり。この日の参院予算委は首相が一問一答でのフリーの質問に対峙(たいじ)する今国会最後の機会とみられ、トップバッターの自民党の片山さつき氏が「岸田インフレじゃなくてプーチンインフレ」「野党の批判は的外れ」などとかみついたことから、首相も再度の戦闘モードとなるか注目された。しかし、周囲の反応を踏まえ、迫る参院選に向けて安全運転に戻した格好だ。

 立憲民主党の福山哲郎氏は安倍晋三元首相の「敵基地攻撃を目的とした装備体系を整備することは考えていない。敵基地攻撃については米軍の打撃力に依存している」との答弁を引用。「いわゆる敵基地攻撃を含めて安全保障政策を見直す」とする岸田首相の言動を「重大な方針転換だ」として、説明を迫った。

 首相はいったん「何ら変更はない」と答えたものの「後段(敵基地攻撃に:)は変更がないが前段についての質問ですか?。勘違いしたことをおわびします」と謝罪。同党の白眞勲氏からは「総理への警備状況では厳しいかもしれないが、できれば街中のスーパーで買い物をして物価高に接してほしい」と促され、「スーパーに行くことも含めしっかり(状況を)把握したい」と応じた。

 日本維新の会の音喜多駿氏からは保険適用による出産費用の無償化を提案された。「菅義偉前首相(衆院2区)は不妊治療に保険を適用した。出産費用でなぜできないのか」とただされたが、「決して否定はしないし念頭に置きたい」と否定もしないが踏み込みもしない文言でかわした。

 また、「おわび」に続いての答弁は「いろいろ検討している段階で何も決まっていない」との内容で、野党からは「また『検討士』で逃げ切りか?」と「遣唐使」にかぶせたヤジが飛んだものの、攻め切れない野党の焦燥感も漂っていた。

 永田町で「今国会最後のヤマ場」と評された衆参予算委を乗り切ったことで、与党や政府内はほっとしたムードに包まれた。自民の閣僚経験者からは「これで細田(博之)衆院議長の問題さえなければ安泰なのに」との本音が漏れた。

神奈川新聞社

8007チバQ:2022/06/04(土) 20:53:37
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/politics/toyokeizai-594372.html

迫る参院選で「優勢」の岸田自民党、実は死角だらけ コロナ対策や景気対策、防衛費増額など難題山積
2022/06/04 08:30東洋経済オンライン

迫る参院選で「優勢」の岸田自民党、実は死角だらけ コロナ対策や景気対策、防衛費増額など難題山積

迫る参院選で「優勢」の岸田自民党、実は死角だらけ

(東洋経済オンライン)

参院選の投開票(7月10日の見通し)が迫ってきた。日米首脳会談などの外交日程をこなした岸田文雄内閣の支持率は堅調で、野党が勢いを欠いているため、自民党の優勢が伝えられている。だが、ウクライナ戦争による資源高や急激な円安で物価が急騰。年金の減額など国民生活の困窮も広がる。岸田自民党の足元は、盤石とはいえない。その死角を探ってみよう。

防衛費増額を主導しようともくろむ安倍元首相
「新時代リアリズム外交」を掲げる岸田首相は5月下旬、バイデン・アメリカ大統領を迎えた日米首脳会談で防衛費の「相当な増額」を約束。インド、オーストラリアを加えた「クアッド」の4首脳会談でも中国の海洋進出を牽制するなど、日本外交の存在感を示した。

防衛費は現在、約5.4兆円で国民総生産(GDP)比は1%程度。自民党内では、5年以内に北大西洋条約機構(NATO)並みの2%程度に引き上げるべきだという意見が強まっている。そのためには毎年1兆円ほどの増額が必要になる。これに対して、野党の立憲民主党や共産党は「防衛費の中身の議論がないまま増額が優先されている」と強く反発している。

財政状況が厳しい中、防衛費増額分の財源の確保も難しい。①国債増発、②社会保障などの経費削減、③増税、といった選択肢が考えられるが、いずれも容易には受け入れられそうにない。

安倍晋三元首相は、来年度の防衛費について「6兆円後半から7兆円が見えるくらいの増額」を提案。この問題を主導しようと狙っている。安倍氏はさらに、ウクライナ戦争でロシアのプーチン大統領が核兵器の使用を示唆したことに関連して、日本にアメリカの核兵器を置く「核共有」についても議論すべきだと主張。岸田首相は「非核三原則を遵守し、核共有は議論しない」と明確に否定した。

防衛費や核共有をめぐる議論は、参院選で大きな争点となることは必至だ。岸田首相は野党からの批判にさらされる一方で、安倍氏らの主張も無視できず、板挟みになる可能性がある。

8008チバQ:2022/06/05(日) 20:28:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e6329141f38fb4c4e27db454f74c417a30770df
【点描・永田町】細田衆院議長の問われる「資質」
6/5(日) 18:32配信
 細田博之衆院議長が「軽率で立場をわきまえない言動」(立憲民主党幹部)の連発で、国権の最高機関の長としての「資質」を厳しく問われている。

 公正中立が求められる立場にもかかわらず、衆院での1票の格差是正のための「10増10減」案に公然と異議を唱える一方、国会議員の歳費を「手取りの月給が100万円未満」とその少なさに不満をあらわにした。さらに、一部週刊誌に女性記者への“セクハラ疑惑”まで報じられ、満身創痍(そうい)の状況だ。歳費をめぐっては「すべて『国民の血税』という認識ゼロ」と、インターネット上でも大炎上。世論の厳しさに細田氏は、与野党幹部に「今後は立場を自覚して発言を控える」と頭を下げたが、参院選圧勝を狙う自民党の「思わぬ火種」(幹部)になりそうだ。

 細田氏の問題発言は大型連休明けの10日、東京都内で開かれた自民党議員のパーティーで飛び出した。持論の国会議員の定数減反対に絡めて「減らせばいいのか考えた方がいい。手取りの月給が100万円未満の国会議員を多少増やしても罰は当たらない」と力説、「上場会社の社長なら(年収で)1億円はもらう」と付け加えた。細田氏は人口が2番目に少ない島根県の選出で、10増10減については「地方いじめ」と主張する。これに対し、野党側は「(議員定数を増やせば)絶対に罰が当たる」(日本維新の会の馬場伸幸共同代表)、「議長の資質も含めて、大きな問題がある」(立民の馬淵澄夫国対委員長)などと猛反発。セクハラ疑惑でも議院運営委員会での公式説明を要求したが、細田氏は「事実無根」と否定した上で、文書での釈明などで交わす構えだ。

◇苦労知らずの2代目世襲議員のおごり

 そもそも、細田氏の言う「手取りの月給が100万円未満」という議員歳費は、欧米各国に比べても決して低額ではない。しかも、日本の国会議員には(1)月額100万円の調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)(2)格安な議員宿舎の提供(3)無料で選挙区と往復できるJRパスや航空券──など、数々の特権がある。このため、ネット上では「守銭奴」「すぐに辞めろ」など、怒りの書き込みが相次いだ。この騒ぎに細田氏は、12日夜に懇談した与野党幹部に「あちこちから怒られて反省している。今後は発言を控える」と陳謝を余儀なくされた。

 細田氏は2代目の世襲議員で11回連続当選、自民党幹事長や党内の最大派閥・清和会(現安倍派)の会長を務めた実力者。父・吉蔵氏(故人)が党総務会長、運輸相などを務めた有力議員だったため、いわゆる「地盤・看板・かばん」を継承し、「保守地盤の島根で楽々と当選を重ねてきた」人物だ。それだけに、吉蔵氏と親密だった政界関係者は「苦労知らずのお坊ちゃん政治家特有のおごりがあったのでは」と苦言を呈す。ただ、細田氏が政界入りする前の通商産業省(現経済産業省)時代の同僚は「2世政治家らしくない、とても常識的で謙虚な人物だった。あんな発言をするとは信じられない」と、その変貌ぶりに首をかしげる。

 議長就任前の細田氏は、最大派閥の領袖(りょうしゅう)として当時の安倍晋三首相を支えて長期政権に貢献し、その論功で議長に就任したとの見方も多い。騒動の渦中の17日、盛大に開催された安倍派の政治資金パーティーで、来賓としてトップバッターの岸田文雄首相に続いて登壇し、「7年間、派閥会長を務め、議長就任で安倍さんにバトンタッチした」と自らの存在を誇示したが、あいさつはわずか1分余りで、問題発言への言及は避けた。ただ、安倍派議員からは「参院選への逆風になる」との声が漏れるなど、当分は“針のむしろ”が続きそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏】

 「地方行政」5月30日号より。

8009チバQ:2022/06/06(月) 17:43:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/d88403f67a71f8061eb632441f4260165460a601
骨太方針、にじむ「安倍カラー」 岸田首相、財政・安保で配慮迫られ
6/6(月) 7:05配信
 岸田文雄首相が就任後初となる経済財政運営の基本指針「骨太の方針」策定をめぐり、自民党の安倍晋三元首相に押されている。

 安倍氏は自身の路線を反映させようと、財政や安全保障政策に関して次々と発信。最大派閥を率い、保守派に影響力を持つだけに、首相も政権運営を考えて配慮せざるを得ない状況だ。

 骨太は7日に閣議決定の方向。安倍氏がこだわった一つが防衛費の増額だ。骨太原案に目標の規模や年限が書き込まれていなかったことに対し、2日の安倍派会合で「しっかり国家意思を示すべきだ」と注文を付けた。

 首相は5月下旬の日米首脳会談で、防衛費の「相当な増額」を表明した。ただ、防衛力の急速な強化に慎重な公明党の存在もあり、その後も具体的な数字は挙げず、国会答弁でも「まずは何が必要か積み上げる」と繰り返した。

 安倍氏の要求を受け、政府が3日に示した修正版は「5年以内」と明示。さらに、安倍氏らが国内総生産(GDP)比2%を増額の目安としていることを踏まえ、北大西洋条約機構(NATO)諸国が国防予算をGDP比2%以上とする目標の達成を急いでいるという説明を本文に挿入した。

 骨太原案は国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化に関し、昨年度の骨太にあった「2025年度」の目標年次を明記しなかった。「カレンダーベースの目標設定はすべきでない」との安倍氏らの主張を受けたものだ。

 首相自身は財政政策の大きな転換に否定的。原案は財政健全化の「旗」は下ろさない、として目標を維持する形を取ったが、「現行の目標年度によりマクロ経済政策の選択肢がゆがめられてはならない」とも記し、安倍氏の顔を立てた。

 ◇アベノミクスにこだわり
 安倍氏が発信を強めるのは、自身の経済政策アベノミクスを継続させたい思惑があるためとみられる。現在の円安や物価高には「アベノミクスの負の遺産」との見方も出ており、政府関係者は「路線を修正させまいと必死なのだろう」と語る。

 「君はアベノミクスを批判するのか」。安倍氏は5月中旬、骨太に関する自民党財政健全化推進本部の提言の取りまとめに当たった安倍派の越智隆雄元内閣府副大臣にこう迫った。提言の当初案には円安に批判的な表現が入っており、これに不満を抱いたもようだ。

 防衛力強化や財政政策の議論は参院選後に本格化する見通し。安倍氏が一段と前に出れば、党内の路線対立につながりかねない。ある自民党関係者は「安倍氏と対立すれば政権は安定せず、首相にとっては『忍』の一字が続く」と予想する。

8010チバQ:2022/06/06(月) 18:23:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/09bf663c70002e469d33629a1c9d8c846f47654d
参院選中も首脳外交、1週間「党首不在」も 「首相の得意分野」「選挙軽視の懸念」
6/6(月) 7:20配信
中国新聞デジタル
首相の海外訪問と参院選の日程案

 岸田文雄首相は今月、外国訪問を重ねる。10日からアジア安全保障会議でシンガポールへ、下旬は先進7カ国首脳会議(G7サミット)でドイツへ。参院選の22日公示が確実視される中、月末にスペインである北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に顔を出す検討も始めた。国政選挙の期間中に政権与党トップが長く日本を離れるのは珍しい。元外相として得意分野で手腕を示したいようだ。


 アジア安全保障会議(10、11日)とドイツサミット(26〜28日)は長期化するロシアのウクライナ侵攻に抗する国際協調に加え、核兵器・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応などがテーマとなる見通しだ。

 昨年10月就任した首相にとっては各国首脳と関係を築き、被爆地選出の政治家としてライフワークとする「核兵器のない世界」や平和を訴える好機ともなる。

 ここで焦点となるのは参院選の日程だ。政府・与党は6月22日公示、7月10日投開票で最終調整に入った。選挙中とはいえサミット出席は世論の理解が得やすいが、日本が非加盟のNATO首脳会議(6月29、30日)にまで足を伸ばすことには賛否が割れそうだ。

 NATOの懸案はロシア対応だ。首相はかねて欧米との共同歩調の重要性を説く。ただドイツ、スペイン歴訪となれば、空路移動を含め1週間程度、首相が日本にいない事態となる。

 国政選挙ではこれまで、時の首相が与党候補者の応援で全国を飛び回ることが多かった。前回2019年の参院選では当時首相の安倍晋三氏が全17日間、東京都内や東北や九州、中国地方などの重点区を行脚して、街頭演説でマイクを握るなどした。

 今夏の参院選を巡っては政府・与党内に、岸田内閣の支持率も比較的高いことから「元外相の手腕の見せどころ。歴訪は露出度アップで選挙で有利に働くだろう」との楽観論がある。一方で「有権者から参院選軽視とも受け取られかねない」との声も漏れる。

 09年衆院解散・総選挙での旧民主党への政権交代は、07年参院選での自民党の大敗が布石だった。岸田首相の外国歴訪が、今夏の政治決戦にどのような影響を及ぼすか注目される。

中国新聞社

8011チバQ:2022/06/08(水) 11:46:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/44c4c9ace6081bef2868a142d468b166ef24526c
「永田町最大の機密」異例ずくめの大臣答弁…古参秘書が語る内輪話
6/8(水) 10:47配信

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西日本新聞
【東京ウオッチ】秘書ひしょ話
陸上自衛隊木更津駐屯地を訪問し、輸送機V22オスプレイを視察する岸防衛相(左から3人目)=1月、千葉県木更津市(代表撮影)

 「まずこうして着席のまま発言させていただきますことをお認めいただきましてありがとうございます。委員長および理事の先生方に感謝申しあげます」。5月26日の衆院予算委員会。質問者の自民党議員から指名を受けた岸信夫防衛相(63)の答弁は、異例ずくめだった。NHKの国会中継でご覧になった方もいるかと思うが、椅子にかけた岸氏の前には、顔の位置にマイクが固定された専用の演台が設けられた。質疑終了まで、起立することはなかった。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔


 国会の中にとどまらず、防衛省内でも最近はもっぱら、電動車いすに乗って移動する岸氏の姿が見かけられるという。ウクライナ危機を背景に、東アジア地域で対中国、対北朝鮮の日米間の防衛協力などをつかさどる重責を担い、外遊やメディアへの露出も増えている大臣に何が起きているのか-。所属する自民の安倍派の古参秘書に話を向けると、周囲を確認しつつ、何か含んだような顔を近づけてきた。

 「政治家の体調問題は、ただでさえ機密情報だろう? それが防衛相ともなれば、国家機密中の機密になる。永田町最大の機密ってもんだ」

 そして、岸氏を巡る内輪話を私の耳にささやき始めた。

■安倍家の教え
 最初に、岸氏の経歴を簡単におさらいしておこう。

 1959年、東京生まれ。故安倍晋太郎元外相を父に持ち、生後間もなく母の生家である岸家の養子となった。養父は岸信介元首相の長男、実兄は安倍晋三元首相である。商社勤めを経て2004年に参院議員となり、2期目の途中で衆院議員にくら替えし、現在4期目。20年9月の菅義偉内閣発足に伴い、防衛相として初入閣、翌21年10月に誕生した現岸田文雄内閣でも留任した。サラブレッドの生い立ちと、憲政史上最長政権を築いた兄が寄せる信頼も厚いことから、将来の総裁、宰相候補に擬せられることも。菅内閣での起用も、背景に安倍氏の売り込みと、安倍氏に対する菅氏のおもんぱかりがあったとされる。

 それにしても-。岸氏の政治家としての印象は、お世辞にも強いとは言いがたい。名家出身の権威をかさに着て、目立つことを専売特許とするような人たちが、日本中から集まってきて赤じゅうたんを踏みしめる一面も残る永田町にあって、拍子抜けするほど恬淡(てんたん)とした岸氏。なぜなのか。

 先述の古参秘書は、その理由の一端を岸氏の育った環境にあると喝破した。

 「岸家の人間ではあるものの、元は安倍家の三男。『お兄さんを立てなさい』という(安倍家の)教えが、幼い頃から身についているのだろうな」

 その兄・安倍氏は、岸氏が閣僚として事実上初めて臨む国会論戦を控えていた20年秋、周囲に「私もドキドキしている。がんばってほしい」。ようやくひのき舞台に上がる弟を、思いやる心中を明かしていた。その後、岸氏は防衛相として手堅い手腕を発揮し続け、今に至る。第2次安倍政権時、当時外相だった岸田首相を、岸氏が2回にわたり外務副大臣として支えたことも、岸氏のまとう厚い信任と無縁ではないだろう。

■昨年夏の異変
 異変が兆したのは、昨夏の終わりごろだった。

 岸氏の歩行に支障が出始め、つえを用いるようになった。9月末には閣議を欠席し、その後に「尿路感染症」と公表された。尿道口から細菌がぼうこう内に入り、感染・増殖して炎症を起こすとされる。

 くだんの秘書によると、安倍派内では現在まで、「両脚の具合が思わしくなく、歩行は困難になっているものの、上半身はいたって元気。公務にも支障はない」との説明がなされているという。派閥領袖(りょうしゅう)の実弟であり、現職の重要閣僚ということもあり、それ以上詮索するのははばかられ、一種のタブーと化しているようだ。

 ただ、何かと尾ひれが付き、時に針小棒大となっていくのが永田町の政局談議の常。岸氏の体調問題が極めてセンシティブに取り扱われている理由も、それだけではない。

8012チバQ:2022/06/08(水) 11:46:59
 ■椅子取りゲーム

 「岸氏の地元・山口県は、近く衆院選挙区画定審議会(区割り審)が勧告を出す『10増10減』の対象だ。山口県の小選挙区は4から3に1減となることが半ば決まっており、区割り審がどういう選挙区の境の引き直しを出すか、秒読みに入ってきている。この段階で体調問題がクローズアップされることは、岸氏にとってはタイミングが悪すぎる」(古参秘書)

 さらにひもといてみたい。

 衆院山口には、岸氏と安倍氏のほかに、林芳正外相と高村正大氏の自民現職がいる。選挙区数が4から3に減るということは、誰か1人が椅子取りゲームからはじき出されてしまうことを意味する。実力者がひしめき合う山口ではいずれ、激しい党公認争いが繰り広げられるのは避けられそうもない。

 その上で。これまでは、県東部をエリアとする現行の衆院山口2区選出の岸氏は他の3人と比べ、地盤争いに巻き込まれる可能性が低いと予想されていた。隣接する山口1区の高村氏が、大きな集票を望める票田の位置の関係から岸氏ではなく、林氏を公認争いの相手に選ぶとみられていたためだ。

 ところが、岸氏の体調や今後の政治活動への不安が高まれば、政権内で「次」を狙える位置に付ける林氏との調整には分がないと踏んだ高村氏が、岸氏に矛先を転じるかもしれない-。この半世紀、自民議員同士の暗闘、権力闘争の熾烈(しれつ)さを間近で見てきた古参秘書のまなうらには、その模様がありありと描き出されている。

■「代替わり」説
 別の永田町関係者によると、岸氏の自力での歩行がかなり難しくなり、移動も難儀となった今年4〜5月にかけて、防衛省内では「大臣交代」説が現実味を帯びて語られていたという。通常国会が終盤戦に突入したこともあり、このうわさは立ち消えとなったが「参院選後の内閣改造、党役員人事のタイミングで、岸氏が『お役御免』となることは間違いなさそうだ」(永田町関係者)。

 今のところは、岸氏は議員辞職はせず、次の総選挙のタイミングで、防衛相秘書官を務めている長男に「代替わり」するかを検討することになる、と目されている。無論、その健康を取り戻し、歩行状態も快方に向かえば、まだまだ岸氏が活躍する場はいくらでもありそうだが…。本人がどう思っているかはともかく、周囲には、閣僚や党の幹部として実績を積み重ねたその先に、安倍派の「総裁候補の一人」として堂々と打って出る、その姿を思い描いていた人も少なくなかろう。

■ある秘書の不安
 この会話の最後を、安倍派の古参秘書はこう締めくくった。

 「実父の安倍晋太郎さんは、がんによって総理、総裁の道を断たれた。実兄の安倍晋三さんも、健康不安を理由に2度、宰相の座を降りているだろ? 家系のせいにしたくはないが、どうしても岸氏にもその記憶がこだましてしまうんだ…」

 岸氏の長男に関しては以前から、子どものいない安倍氏の「養子」となり、山口県の安倍氏の地盤を継ぐのではないかとの臆測も飛び交っていた。政界屈指の名門の行く末が気になるところである。

 (河合仁志)

西日本新聞

8013チバQ:2022/06/08(水) 16:01:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/8605ea0c95f1c7dcae16473a3aab8456da59f9ba
公示日に市議らに金銭 細田博之議長が衆院選で「買収」の疑い《領収書入手》
6/8(水) 13:12配信


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文春オンライン
昨年11月に“三権の長”に就任 ©共同通信社

 昨年10月31日投開票の衆院選を巡り、細田博之衆院議長(78)が、選挙運動を行った多数の地方議員に金銭を支払い、公職選挙法に違反する運動員買収を行っている疑いがあることが「 週刊文春 」の取材でわかった。選挙運動費用収支報告書や領収書などを調査したところ、11名の地方議員、5名の元地方議員が選挙運動を行ったことと金銭の授受を認めた。

【画像】地方議員らへの領収書

 細田氏は官房長官や自民党幹事長などを歴任し、昨年11月に衆院議長に就任した。

「選挙制度に詳しく、“選挙博士”を自認している。ただ、中立の立場が求められる議長でありながら、一票の格差是正のための定数『10増10減』案に異議を唱えたことについては批判の声が上がりました」(政治部デスク)

 また、「週刊文春」は 5月26日発売号 で、女性記者らへのセクハラ発言を重ねていた問題などを報道。細田氏は取材に対し、回答しなかった一方で、「事実無根」とするコメントを発表している。

 問題の衆院選で、細田氏は島根1区から出馬。11回目の当選を果たした。

「対立候補だった立憲民主党・亀井亜紀子氏は、前回2017年の衆院選で比例復活している。今回の衆院選では、彼女の比例復活を許さないほど大差で勝つことを目標としていました」(陣営関係者)

 細田氏は選挙後、島根県選挙管理委員会に「選挙運動費用収支報告書」を提出。それによれば、120名を超える人物に労務費を支出し、このうち11名が現職の地方議員だった。いずれも公示日である昨年10月19日付で、総額は6万5700円。情報公開請求で入手した領収書からも支払いが裏付けられた。

 選挙制度などに詳しい小林良彰・慶応大学名誉教授が解説する。

「公職選挙法は民主主義の健全な発達を目的にした法律です。それだけに、金銭の支払いに関しては極めて厳格に定められている。報酬の支払いが認められているのは、ウグイス嬢と呼ばれる車上運動員と、事務員、手話通訳者などに限られます。また、労務費の支払いが認められているのは、機械的な単純作業に携わる人物だけです」

 では、労務費を受け取った地方議員たちは、細田氏への投票を呼び掛けたりはせず、「機械的な単純作業」に携わるだけだったのか。

「ポスター貼りの対価」として労務費を受け取っていたが、実態は…?
 5200円の労務費を受け取った森脇勇人・松江市議が証言する。

「細田先生が地元に来る時は、街宣カーに一緒に乗って『先生にお世話になってあの橋ができました』などと説明する。県議が付いてこないといかんのだけど、来ないから自分一人で。街頭演説で前説したり」

――マイクを持って?

「そうそう」

――労務費の名目は?

「それはポスター貼り。一枚200円」

――公示日に貼る?

「当たり前だがね。選挙運動費ね」

8014チバQ:2022/06/08(水) 16:07:39
 公示日の様子を報じた山陰中央新報のデジタル版などには、森脇市議らが細田氏の遊説に拍手を送る写真が掲載されている。

「週刊文春」が、細田氏から労務費の支払いを受けた現職の地方議員11名に取材したところ、全員が、細田陣営の選挙カーに同乗して地元を案内したり、有権者に投票を呼びかけるなどの選挙運動を行ったことを認めた。また、労務費の名目については全員が「ポスター貼りの対価」と答えた。

 公職選挙法では、ポスター貼りの対価を労務費として支払うことは認められている。「選挙運動はボランティア」が大原則だが、ポスター貼りなどの行為は「機械的な単純作業」と考えられているためだ。

 だが、政治資金や選挙などに詳しい岩井奉信・日大名誉教授はこう指摘する。

「証言を聞く限り、地方議員たちは選挙運動員の性格が強い。彼らにとってポスター貼りは、選挙運動の“付属的行為”に過ぎません。にもかかわらず、その“付属的行為”の部分だけを切り取って、費用を払うのは、明らかにおかしい。公職選挙法違反の運動員買収と指摘されても仕方がありません」

 実際、東京高等裁判所で次のような判例も出ている。

〈本来無報酬であるべき選挙運動に従事する者がたまたまあわせて単なる事務または労務をも行つたからといつて、それは選挙運動に付随し当然これに含まれるものとみるべきであり、(略)これに対して報酬を支給することはできない〉(1972年3月27日付)

運動員買収に当たる可能性が極めて高い
 島根県選挙管理委員会に尋ねたところ、以下のように回答した。

「(選挙運動をした日とポスターを貼った日との)日付が異なるのであれば、それぞれの実態で司法が判断する。ですが、同日中であれば、実態によって判断するものの、基本的に報酬を支払うことはできない。そうした過去の総務省の見解もあります」

 森脇市議ら複数の市議は「週刊文春」の取材に対し、公示日当日の昨年10月19日にポスターを貼り、その対価として労務費を受け取った一方で、同日に選挙運動をしていたことも認めている。

 細田氏に6月7日朝、運動員買収の疑いについて事実関係と見解を問う質問状を送付したが、期限までに回答は無かった。

 昨年の衆院選を巡っては滋賀3区で落選した日本維新の会の候補者が、大学生ら11人に選挙運動の見返りとして合計8万7000円の報酬を支払ったとして公職選挙法違反(買収)の罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けている。

 公職選挙法に詳しい神戸学院大の上脇博之教授が指摘する。

「公選法が極めて厳格に定められているのは、選挙が民主主義の根幹だからに他なりません。それゆえ、買収額が数千円、数万円単位でも立件される。細田氏の例も、運動員買収に当たる可能性が極めて高い。そもそも、労務費として金銭を渡す手法が許されるならば、幾らでも運動員買収が可能になってしまいます」

 セクハラ問題については「事実無根」と主張し、国会での説明を避け続けている細田氏。そうした中で浮上した公職選挙法違反の疑いに対し、どのような説明を行うのか、対応が注目される。

 6月8日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および6月9日(木)発売の「週刊文春」では、細田陣営から労務費の支払いを受けながら選挙運動に携わった複数の地方議員・元地方議員の証言、類似ケースで市長らが書類送検されたものの不起訴に終わった高知市長選との決定的な違い、複数の専門家が「運動員買収に当たる」と指摘する論拠、セクハラ問題で論議を呼んでいる細田氏の近況などについて詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年6月16日号

8015チバQ:2022/06/09(木) 17:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/18005bc5e0bb94ea50a8fa0ef1293ee682d31ed2
岸田派ホープの吉川赳・衆議院議員 18歳女子大生と4万円でパパ活飲酒
6/9(木) 16:15配信

NEWSポストセブン
岸田派ホープの吉川赳・衆議院議員が18歳の女子大生とパパ活飲酒(左の写真は時事通信フォト)

 岸田派のホープとして知られる吉川赳(よしかわ・たける)衆議院議員(40)が、18歳の有名私立大学に通う女子大生と食事デートをし、一緒に飲酒した上、高級ホテルでともに過ごしていたことがわかった。女性は取材に対し、「4万円のお小遣いをいただいた」と証言した。明日6月10日発売の『週刊ポスト』が報じる。


 同誌によると、吉川氏は5月27日の夜、汐留にある高級焼き肉店で女子大生・Xさんと待ち合わせ。吉川氏は2人分の酒を注文した後、「学生だよね? 俺、18歳に興味あるわ」などと会話をしていた。その後、2人は店を出てタクシーに乗り込み、お台場の高級ホテルへ。ホテルの「1236号室」に姿を消した2人は1時間半ほど滞在していた。

 取材班が後日Xさんに直撃すると、当初は吉川氏とのデートについて否定していたが、記者がすべてを確認していたことを伝えると、「はい……。吉川さんがお酒を勧めてきて、軽いお酒ならと飲んで……」と飲酒について認めた上で、「4万円のお小遣いをいただいて、バーに行くだけだからって……。バーだったはずがホテルの部屋で飲むと言われて。何も考えずについて行ってしまった私が悪いんです」と語った。

 Xさんの言葉が事実であれば、吉川氏は女子大生に小遣いを渡して飲食店やホテルで過ごす“パパ活”を行っていたことになる。

 この4月から成年年齢は18歳に引き下げられたが、20歳未満の飲酒はこれまで通り禁じられている。未成年者飲酒禁止法では、飲酒をした本人を処罰する規定はなく、飲酒を知って制止しなかった親権者や監督代行者に対して、科料を科すことが定められている。現職の国会議員としての資質が問われる行動だ。

 吉川氏は取材に対し、書面でこう回答した。

〈ご質問の女性は、飲食店で働いている方で、接客をされているときも店で飲酒をされていたことから、当然20歳以上だと思っておりました。貴誌からのご質問を拝見して驚いています。

 ご質問の飲食店で食事をしたのは事実です。食事の後にもう少し飲もうということで隣接したホテル内の店舗を探したのは事実ですが、客室を取った事実もありませんし、まして客室に滞在した事実も一切ありません。

 また、ご質問の女性に金銭を渡したこともありません。貴誌は「滞在されたことを確認し」たと言いますが、事実がない以上確認できるはずもありません。くれぐれも事実無根の記事を掲載することがないようあらかじめ申し添えます〉

 NEWSポストセブンおよび6月10日発売の『週刊ポスト』では、吉川氏と女子大生Xさんのデートの全貌や、楽しそうに会話する吉川氏の言葉の一部始終、ホテル内で何が行われていたかのXさんの証言、吉川氏に電話で事実確認した際のやりとりの詳細などを詳しく報じている。

8016チバQ:2022/06/09(木) 22:06:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/47f8d05bfbbfb87b43b9a2867e8f7f7122206f8d
自民2議員、採決遅刻し投票できず 不信任案、党幹部「けしからん」
6/9(木) 21:59配信

時事通信
 9日の衆院本会議で否決された細田博之議長不信任決議案の採決で、自民党の神田憲次、宮路拓馬両議員が議場閉鎖までに本会議場に入れず、記名投票に参加できなかった。

 両氏の事務所は「遅刻」と説明。同党国対幹部は「けしからん話だ」と述べ、何らかの対応を取る考えを示した。

 衆院規則は、記名投票の際に議場入り口を閉鎖すると定めている。この日は新型コロナウイルス対策のため、趣旨弁明や討論時は出席議員数を制限。採決直前に議場に参集するため、約10分のインターバルが設けられていた。

 神田氏の事務所は「足を運ぶのが10秒ほど間に合わなかった」と説明。宮路氏の事務所は「出席が班分けされており、遅れてしまった。反省している」と釈明した。両氏はこの後行われた内閣不信任案の採決には加わった。

8017チバQ:2022/06/13(月) 08:52:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/e60e0c3d242f99ae40f84b00c6265c04704bd366
【点描・永田町】自民派閥パーティーの“表と裏”
6/12(日) 18:31配信


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時事通信
自民党茂木派のパーティーで、笑顔であいさつする安倍晋三元首相=4月26日、東京都内のホテル

 7月投開票の参院選をにらみ、自民党の6派閥が4月中旬から1カ月余の間に相次いで開催した政治資金パーティーが、岸田文雄政権をめぐる党内権力闘争の複雑さを浮き彫りにした。

 国政選挙直前に各派閥がパーティーで資金集めをするのは永田町の風物詩だが、今回は岸田政権の誕生後初となる派閥も多く、開催の順序や、実力者たちの態度や発言ぶりに、永田町の耳目が集まっていた。各派閥はそろって政権支持を打ち出し、表向きは「総主流派」の大合唱だったが、主流と反主流の確執は隠せず、実力者たちもそれぞれの立ち位置の違いをにじませたからだ。

 開催順で見ると、先陣は4月14日の麻生派(志公会、49人)。同15日の森山派(近未来政治研究会、7人)、同26日の茂木派(平成研究会、54人)と続き、大型連休を挟んで5月16日の二階派(志帥会、42人)、同17日の安倍派(清和政策研究会、93人)で、しんがりは同18日の岸田派(宏池会、45人)。各派閥は申し合わせたように「自民結束による参院選勝利」とこぶしを突き上げ、政権支持をアピールした。

 ただ、党内での各派の位置付けは「岸田、麻生、茂木3派が主流派で、森山、二階両派が反主流派。最大派閥の安倍派は表向き主流派だが、反主流派とも連携するという微妙な立場」(自民長老)とされ、しかも影響力では安倍派が群を抜くことが、裏舞台での権力闘争の構図を複雑化させている。

 まず麻生派は、会長の麻生太郎副総裁が「歴史を振り返れば参院選で負けたのを境に、次の選挙で大きく政権が動いた。負けるわけにはいかない」と強調。首相も「志公会の先生方には政権において、ど真ん中で支えていただいている」と熱いエールで応えた。続く森山派は、森山裕総務会長代行が派閥会長に就任後初の開催。森山氏は、ロシアによるウクライナ侵攻について「努力している首相を全力で支えていくことが大切だ」と力説してみせた。

◇首相と安倍氏の“神経戦”も

 3番手の茂木派は、会長の茂木敏充幹事長が「政権の安定が不可欠。夏の参院選で勝利しなければならない」と党全体での結束を訴えた。党運営を担う幹事長派閥だけに岸田、麻生両氏に加え、安倍晋三元首相も出席。首相は満面の笑顔で茂木氏を「永田町で最も仕事のできる男」と持ち上げ、「最も話を聞く男(首相)との補完関係で政治の責任を果たしたい」と語り、場内を沸かせた。

 一方、冷や飯組ともやゆされる二階派。会長の二階俊博元幹事長は「政権の安定とこれからの日本国の発展のために、わがグループ総動員で協力したい」と、持ち前の仏頂面で政権支持をアピールしてみせた。

 最も盛会だったのは安倍派で、ホスト役の安倍氏は「岸田政権をあらゆる場面でしっかり支える決意だ」と、主流派としての立場を力説。会場には各派幹部が集結し、最大派閥の威力を見せつけた。首相もわざわざ開会時刻前から顔を見せ、「自民党の宿願である憲法改正など大きな課題に向けて、安倍会長や皆さまに力添えをいただきたい」と最大限の気配りを示し、壇上で安倍氏と両手でグータッチして親密ぶりをアピールした。

 そして岸田派。政権を支える麻生、茂木両氏や遠藤利明選対委員長が次々と登壇し、「さすがは総裁派閥、見たこともない盛会。(ウクライナ危機で)世界が喝采する決断をした総裁だからこそだ」(麻生氏)などと口を極めて褒めたたえた。ただ安倍氏は顔を見せず、岸田派幹部が「あからさまな嫌がらせ」と声を潜めるなど、首相と安倍氏のただならぬ“神経戦”を垣間見せた。【政治ジャーナリスト・泉 宏】

 時事通信社「地方行政」6月6日号より。

8018チバQ:2022/06/14(火) 08:47:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/905a8d2090775aa87c53c7f918440f43664b849b
目立つ野党対案の国会審議 首相の「聞く力」で与党ペース?
6/13(月) 19:32配信

産経新聞
岸田文雄首相が就任して初の通常国会では、衆院本会議で政府提出法案と併せて野党の対案が審議入りするケースが目立った。13日の参院本会議で成立した改正刑法もその一つだ。26年ぶりに政府提出法案が全て成立する見通しになるなど国会審議が与党ペースで進んだ背景には、首相が「聞く力」を発揮して野党に花を持たせたことが奏功したとの見方もある。

国会会期末を15日に控え、首相は13日の自民党役員会で「最後まで気を抜かずに取り組みたい」と述べた。

今国会では、政府提出の8法案が衆院本会議で審議入りする際に野党の対案も審議入りし、野党議員が趣旨説明や質疑への答弁を行う「並行審議」の場面がみられた。重要法案との位置づけで首相が本会議答弁に立った経済安全保障法案や「こども家庭庁」設置関連法案も含まれている。

野党提出法案は与党が野党にアピールの機会を与えることを避けるため、審議されることはまれだ。実際、昨年の菅義偉政権では3法案にとどまっていた。

自民党の高木毅国対委員長は産経新聞のインタビューで「首相は『聞く力』を掲げている。国会対策でも大いに意見を聞き、それを生かしながら進めていきたい」と語っており、対案の扱いに表れたようだ。

野党の国会戦略の変化も影響した。夏の参院選に向け、立憲民主党の泉健太代表は昨年の衆院選で議席を減らした反省から「政策提案型」を掲げて今国会に臨んだ。政府への過度な批判は避け、対案を示して政府と議論することで政権担当能力を示す狙いがあった。

これに対し自民国対幹部は「野党の対案も一緒に審議すれば審議拒否はできない。閣僚のスキャンダルがなかったのも大きかった」とほくそ笑んだ。従来の批判一辺倒からの脱却が、逆に政府が望む円滑な法案審議に手を貸す形となった。

政府が提出した61法案のうち残りは3法案のみで、仮に全てが成立すれば、平成8年以来となる。ロシアによるウクライナ侵攻や首相の安定した答弁もあり、国会は終始与党ペースで進んだ。

焦りからか、立民は終盤に細田博之衆院議長不信任決議案、内閣不信任決議案を立て続けに提出して見せ場を作ろうとしたが、他の野党の賛同をほとんど得られず不発に終わった。自民国対幹部は「われわれの戦略が奏功した」と胸を張った。(石崎直人)

8019チバQ:2022/06/14(火) 15:12:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd6f291e220b7bb3f4a9d666832c265c4e171e4e
司令塔名称を感染症危機管理庁に 政府調整、目標明確化の狙い
6/14(火) 12:49配信
共同通信
 政府が感染症対策で創設を検討している首相直轄の司令塔について、名称を「内閣感染症危機管理庁」とする方向で調整していることが14日、分かった。当初の「健康危機管理庁」との名称を変更する。「感染症」と掲げて政策目標を明確化する狙いがある。複数の関係者が明らかにした。

 新型コロナ対応を検証している有識者会議が15日にもまとめる提言を踏まえ、岸田文雄首相が庁創設を含む中長期の対策を打ち出す見通し。参院選を控え、政策構想をアピールする。

 内閣感染症危機管理庁は、官房副長官クラスをトップに、複数省庁の職員をリスト化し、有事に柔軟に参集できる仕組みが構想されている。

8020チバQ:2022/06/14(火) 17:46:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/f48c3e935183ac7cfb6d28905275d1520bb7eb0f
自民・片山さつき氏らが安倍派「清風会」に入会
6/14(火) 17:17配信


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産経新聞
片山さつき氏(矢島康弘撮影)

自民党の衛藤晟一元少子化対策担当相と片山さつき元地方創生担当相は14日、党内最大勢力の安倍派(清和政策研究会)の参院議員でつくるグループ「清風会」(会長・世耕弘成参院幹事長)への入会届が受理された。

衛藤、片山両氏は二階派(志帥会)に所属していたが、衛藤氏は4月に退会、片山氏は2月に同派から退会勧告を受けて退会していた。

8021チバQ:2022/06/14(火) 18:26:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d3be056b10eacc1f4ed849aa1f0472ff3839a00
野党に低姿勢、賛否割れる議論は参院選後…首相「守り」徹し会期末
6/14(火) 10:07配信
西日本新聞
岸田首相

 第208通常国会は15日に会期末を迎え、延長なしに閉会する見通し。22日公示、7月10日投開票が想定される参院選を控え、岸田文雄政権は政府提出法案数を経済安全保障推進法など61本に絞り込む「守り」に徹し、全てが成立しそうだ。これは、1996年以来のこととなる。野党が国会共闘を組めず迫力を欠いたこともあり、ウクライナ危機で関心が高まる安全保障や暮らしに直結する物価高対策など、参院選の争点となるテーマの議論は深まらなかった。 (大坪拓也)


 与野党で賛否が分かれるような対決法案が乏しく、常に与党ペースで進み、強行採決などの混乱や見せ場のない「なぎ国会」(参院自民党幹部)となった。

 野党は、年明けから急拡大した新型コロナウイルスの第6波、「オミクロン株」対策に追及の照準を定め、3回目ワクチン接種や病床確保の遅れを指摘したものの、首相は政府方針の妥当性を強調しつつ「しっかり対応する」などと低姿勢を崩さず、その攻勢をいなした。

 安全保障では、政府が保有を検討し、相手領域内でミサイル拠点をたたく「反撃能力(敵基地攻撃能力)」、日米首脳会談の共同声明に盛り込まれた防衛費の「相当の増額」を巡り質問を受けても、首相は正面から語らなかった。同様に、国民の賛否が交錯しそうな外交・安保の政府長期指針「国家安全保障戦略」などを改定する議論も、実質的に参院選後に先送りされた。

 憲法改正の議論は、衆参両院の憲法審査会を舞台にかつてないペースで進行。例えば、国会における議事や議決の「出席」要件を定めた憲法56条1項の解釈を見直し、オンライン審議を認める見解が賛成多数で議決されるなどした。

 物価高対策を理由に、2022年度予算が成立した後、参院選に向けた実績としたい公明党が主導して補正予算も編成された。野党の国民民主党はいずれにも賛成、与党化路線をアピールした。「政策提案型」を模索し続けた立憲民主党は最終盤、「岸田インフレ」と主張して対決姿勢に転じ、岸田内閣不信任決議案を提出したが、同調したのは共産党など一部にとどまった。野党は分断したまま、選挙戦に突入する。

 昨秋の衆院選後に日本維新の会が問題提起し、国会議員に月額100万円が支給される「調査研究広報滞在費」(旧・文書通信交通滞在費)は、日割り支給に変更する法改正こそ実現した一方、使途の公開などでは各党が折り合えず課題が残された。

西日本新聞

8022名無しさん:2022/06/14(火) 21:40:58
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220614k0000m010215000c.html
吉川赳氏に与党内から辞職圧力やまず 世耕氏「議席は党に返して」
2022/06/14 19:49毎日新聞

吉川赳氏に与党内から辞職圧力やまず 世耕氏「議席は党に返して」

半ばシャッターを閉じた吉川赳衆院議員の事務所。ガラス戸に貼られていた岸田文雄首相と吉川氏の2連ポスターは外されていた=静岡県富士市横割本町で、2022年6月11日午後3時11分、石川宏撮影

(毎日新聞)

 18歳の女子学生に飲酒をさせたと週刊ポストで報じられ、自民党を離党した吉川赳(たける)衆院議員(比例代表東海ブロック)を巡り、14日も与党内から辞職を求める声が相次いだ。

 自民党の世耕弘成参院幹事長は記者会見で「事実でないと証明できないのならば議員辞職するのが当然だ」と強調。吉川氏が小選挙区で落選し重複立候補した比例代表で当選したことを挙げ「党の力で比例復活した。当然、議席は党に返していただくのが憲政の常道だ」と述べた。

 国会内で開かれた自民、公明両党の幹事長、国対委員長の会談では、自民の茂木敏充幹事長が吉川氏が離党したことについて「大変ご迷惑をおかけし申し訳ない」と陳謝した。公明の佐藤茂樹国対委員長は会談後、記者団に「離党でごまかすのは筋が違う。与党を組む公明党にも多少なりとも影響があるので、自民党には厳しく対処してもらいたい」と語った。【東久保逸夫】

8023チバQ:2022/06/15(水) 22:45:50
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/940527/
【参院選コラム】「黄金の3年」などあり得ない?
2022/6/15 15:22 (2022/6/15 15:24 更新)

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 東京都生まれ。1991年に入社し、千葉支局、社会部、岐阜支局を経て、99年から政治部。首相官邸、与野党、外務省などを担当し、政局や憲法、外交・安全保障を中心に取材。政治部デスク、担当部長、編集局整理部長を経て22年4月から現職。散歩とジムと温泉が息抜き。

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 第208通常国会が閉幕し、衆院本会議場を後にする議員=6月15日午後

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 自民党会合であいさつする岸田首相=6月9日、東京・永田町の党本部

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 参院選の公約を発表する立憲民主党の泉健太代表=6月3日、国会

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 JR有楽町駅前でボードを持ち、物価高騰について調査する立憲民主党の泉健太代表(手前右)=6月3日

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 東京都生まれ。1991年に入社し、千葉支局、社会部、岐阜支局を経て、99年から政治部。首相官邸、与野党、外務省などを担当し、政局や憲法、外交・安全保障を中心に取材。政治部デスク、担当部長、編集局整理部長を経て22年4月から現職。散歩とジムと温泉が息抜き。

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 第208通常国会が閉幕し、衆院本会議場を後にする議員=6月15日午後






 「黄金の3年」。参院選(6月22日公示―7月10日投開票)が近づくにつれ、政界でよく使われるようになった言葉だ。衆院選は昨秋だったから、岸田文雄首相が解散しなければ2025年秋までない。次期参院選も25年夏だ。まるまる3年も大きな国政選挙がないため、岸田首相が今度の参院選に勝てば、自身がやりたい政策を存分にできる。「黄金」と呼ぶゆえんだ。

 確かに、このままなら自民党の勝利は固いように見える。15日に閉会した通常国会の最終盤で、立憲民主党は泉健太代表の最終判断で内閣不信任決議案を衆院に提出したが、日本維新の会と国民民主党は否決に回り、野党の分断ぶりを際立たせた。参院選の勝敗の鍵を握る32の1人区で、与野党の事実上の一騎打ちに持ち込めたのは11にとどまるなど、共闘も十分に実現できなかった。

 内閣支持率は60%前後と高く、自民党の支持率も40%台を維持する。かつて同党の青木幹雄元参院議員会長は、「選挙に勝つには二つの合計で50以上が必要だ」と説いたが、岸田政権は100を超えている。「青木率」に基づくなら、黄金の3年は目前だ。

 ▽岸田首相も故事に習うか

 ところが、永田町の読みはもっと先を行く。「黄金の3年などあり得ない」(自民党関係者)という。岸田首相は「1、2年で解散する」というのだ。

 過去をひもとくと、01年参院選に圧勝した当時の小泉純一郎首相は、3年後の衆院任期満了を待たず、03年に解散した。04年参院選で先の青木氏は、それこそ「勝てば黄金の3年が来る」と訴えたが、小泉氏は翌年に再び解散した。安倍晋三元首相もそうだ。12年末に政権奪取し、13年参院選で大勝したのもつかの間、わずか1年余り後に衆院解散に踏み切った。

 小泉、安倍両氏は「早期解散・勝利」の図式で政治力を蓄え、党総裁選も乗り切って長期政権につなげた。人事を断行し、霞ケ関も入れ替えて政権基盤を固めていった。岸田首相も長期政権を目指すなら、この故事に習うという見立てだ。

 23年には一世一代のG7広島サミットがあり、24年秋には党総裁選が待っている。ならば一連の政治日程を絡めて、自身に最も有利な解散時期を探るだろうし、今回の参院選後の人事でも、そこまでを見据えた必勝の布陣を練るだろう。

 政権の軸はどうするのか。安倍氏には配慮を続けるのか。菅義偉前首相は取り込むのか。林芳正外相や茂木敏充党幹事長ら「ポスト岸田」候補の処遇はどうするのか。

 4月以降、首相は党内実力者らとの会食を繰り返し、安倍、菅両氏もそれぞれが会合を重ねてきた。既に党内駆け引きは始まっているのだ。

 ▽実は選挙戦の課題は山積み

 ここで改めて気付くのは野党の存在感の薄さだ。怖さを感じさせないからこそ、政権内では早くも、参院選後の布陣や政局が関心事となる。

 だが、参院選で問われるべきことは多い。新型コロナウイルス対策や物価高対策はもちろん、経済政策や財政再建はどうするのか。ウクライナ危機や、中国・北朝鮮の脅威を受けた日本の外交・安全保障政策の在り方、少子高齢化、都市と地方の格差、原発問題も大きな課題だ。

 しかし、野党は迫力を欠き、争点もぼやけがち。このままなら、有権者不在の参院選になりかねない。考えようによっては、選挙は有権者が政党や政治家を鍛える、数少ない機会だ。日本の未来にとって、こんな状況がいいわけがない。現状を変えたいなら、政治が面白くないと考えるなら、投票に行くしかない。

8024チバQ:2022/06/17(金) 17:46:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/cff5b6d360f8b6e41e87d466a1ef0dddab4f8ba8
感染症対策、首相肝いりの司令塔設置 屋上屋の懸念も
6/17(金) 17:18配信


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産経新聞
新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する岸田文雄首相=17日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

政府が17日の新型コロナウイルス感染症対策本部で創設を決めた「内閣感染症危機管理庁」は、岸田文雄首相が昨秋の自民党総裁選から掲げてきた肝いり政策だ。政府内では組織再編に慎重論も根強かったが、首相が押し切る形で実現にこぎ着けた。危機管理庁のもとで機動的な感染症対策を行う体制の構築を目指すが、組織を新設しただけでは屋上屋を架す恐れもあり、いかに機能させるかが焦点となる。

【アンケート結果】コロナ収束後もマスク使いたいか?

「やると言ったらやるんだ。必ずやる」

首相は今月上旬、周囲に危機管理庁創設に向けた決意をこう強調した。

これまで首相が問題視していたのが、コロナ対応での明確な司令塔の不在だ。緊急事態宣言の運用などを担当する内閣官房の「新型コロナ等感染症対策推進室」と医療体制強化を担う厚生労働省の「新型コロナ感染症対策推進本部」に分かれていた。ワクチン接種では官邸の意向に厚労省が抵抗し、対応の遅れにつながったこともある。

総裁選で危機管理庁創設を主要公約に掲げた岸田首相が誕生し、危機管理庁設置に向けた議論が本格化するかに見えたが、動きは鈍かった。新たな組織を作ることには「人材も余裕もない。つくる必要はない」(政府関係者)と反発もあったが、首相は「何もしないわけにはいかない」と準備を進めた。

最終的に内閣官房に危機管理庁を置くことを決めた。首相周辺は「有事に首相の指揮が迅速かつ徹底されるようにする」と語る。

ただ、厚労省にも感染症や予防接種などの部署を統合した「感染症対策部」が新設される。有事の際には危機管理庁の傘下に入るが、主導権争いが起きる懸念もある。感染症対応には政府と自治体との連携も不可欠だ。効果的な態勢構築に向けて首相のリーダーシップが問われる。(永原慎吾)

8025チバQ:2022/06/21(火) 08:53:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/465fc8a82d09608845d8877db1940293f07f8ad7
安倍元首相が防衛次官の交代人事に激オコ! 岸田首相に直談判もあえなく却下される
6/20(月) 13:30配信
日刊ゲンダイDIGITAL
岸田首相を呼び付けた安倍元首相だが…(C)日刊ゲンダイ

 霞が関は人事の季節だが、防衛省事務次官の交代劇が波紋を広げている。

 17日の閣議で防衛省の島田和久次官の退任人事が正式に決まったことは、政界で驚きをもって受け止められた。岸田首相が安倍元首相にケンカを売ったとみられているのだ。


 第2次安倍政権で首相秘書官を約6年半も務めた島田氏は、2020年8月に次官就任。自他ともに認める安倍の腹心だ。安倍が主張する「防衛費のGDP比2%」の旗振り役でもある。年末に向けて、国の外交・防衛政策の基本方針となる「国家安全保障戦略(NSS)」や「防衛計画の大綱」など戦略3文書の改定も主導してきた。

「特にNSSは9年ぶりの改定で、島田氏の年末までの続投は既定路線とみられていた。安倍元首相の実弟である岸防衛相も、3文書や重要政策の継続性を理由に島田氏の留任を5月ごろから官邸に打診していました。しかし、官邸は『次官は2年間が通例』として交代を押し切ったのです」(防衛省関係者)

 産経新聞(18日付)によれば、安倍も16日に岸田首相を議員会館の自室に呼びつけ、島田氏の退任人事を再考するよう迫ったという。それでも岸田首相の答えは「ノー」で、人事は覆らなかった。

 後任の鈴木敦夫防衛装備庁長官は、島田氏と同期で、防衛省で同期が2代続けて次官になるのは初めて。また、“上がりポスト”である装備庁長官からのスライドも初めてと異例ずくめ。何としても島田氏を交代させるという執念すら感じる。

「次官交代によって、戦略3文書の方向性が変わる可能性がある。安倍さんが党内を主導してきた防衛費増額や反撃能力保持の議論も尻すぼみになるかもしれません。面白くない人事に安倍さんは『あり得ない』と激怒していたそうで、総理との対立が先鋭化しかねません」(自民党関係者)

次は日銀の黒田総裁?
人事は好きなようにやる(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相はかねて「参院選に勝てば人事は好きなようにやる」と周囲に話しているという。昨年の総裁選でも、首相になってやりたいことは「人事」と答えていたから、よほど人事に思い入れがあるのだろう。

 党内では、参院選後には岸田首相がいよいよ「黒田切り」に動くという見方もある。日銀の黒田総裁を交代させて、アベノミクスから明確に転換するというのだ。

 このところ安倍元首相が「次の総裁もしっかりとしたマクロ経済路線でやってほしい」などと日銀総裁人事にやたらと言及するのも、岸田人事を牽制するためだろう。安倍外交もアベノミクスも全否定されたら何も残らない。安倍元首相の怒りと焦りは相当なものがあるはずだ。

8026チバQ:2022/06/23(木) 11:58:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/060b1269682e260ebc93f9db0d135c8b758fb58a
無所属の橋本聖子参院議員、7月1日にも自民党復党へ…五輪大会組織委解散に伴い
6/22(水) 18:59配信

読売新聞オンライン
橋本聖子参院議員

 自民党は無所属の橋本聖子参院議員を近く復党させる方針を固めた。7月1日にも復党する見通しだ。


 橋本氏は昨年2月、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長に就任する際、「政治的中立」を掲げる五輪憲章を尊重して離党した。五輪が閉幕し、組織委理事会が今年6月、組織委の解散に合意したため、復党できる環境が整った。

 橋本氏は今回の参院選では非改選のため、立候補していない。

8027チバQ:2022/06/24(金) 10:21:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/30ada62c3a0d444b32c8390e965a21e8cafeca04
岸田総理の安倍派パージ第一弾は「実弟・岸防衛相」という衝撃
6/24(金) 9:00配信
FRIDAY
衆議院本会議に臨む岸防衛相(左)と岸田総理

6月17日に発表された次官級人事が永田町に衝撃を与えている。

「岸田文雄総理(64)率いる官邸主導によるロコツな”安倍派パージ”が行われました。安倍晋三元総理(67)の腹心である防衛省の島田和久事務次官(60)の退任が決まったのです。島田氏は、12年12月から安倍元総理の秘書官を約6年半務め、次官就任後は防衛費を5年でGDP比2%の増額を目指す、旗振り役となった”省内随一のキレ者”。特に今年は参院選でも争点の一つとなる、防衛力の抜本的強化に伴い、年末までに戦略3文書改定の議論をまとめる必要があり、島田氏の次官留任が既定路線とみられていました。ところが官邸から示された人事には、後任として既に”あがりポスト”に収まっていた鈴木敦夫防衛装備庁長官(61)の名前があったのです。次官級の装備庁長官からの横滑りは異例で、鈴木氏自身も今回の人事には驚きを隠せなかったといいます」(防衛省関係者)

「120人乱交パーティ」が公然猥褻になる「不可解な理由」

安倍元総理の実弟で防衛大臣の岸信夫氏(63)ら防衛省側は、官邸から示された島田氏の退任人事に対して「現下の厳しい安全保障環境をかんがみ、今回の戦略3文書改定は最も重要となる。年末の文書改定までは島田次官を続投させたい」と継続性の観点から強く反対したが、官邸の意向は変わらなかった。

官邸関係者が内情を明かす。

「栗生俊一内閣官房副長官(63)は『次官の就任2年での交代は慣例』『決定事項ですので』と電話一本で冷たく切り捨てたそうです。今回の人事を主導したのは栗生副長官と木原誠二内閣官房副長官、そして財務省の面々です。そもそも、安倍元総理は今年の経済財政運営の指針『骨太の方針』で、防衛費の大幅増額を主張。原案では『GDP2%』を本文に入れ、必要額達成までの年限を『5年以内』と明記させた。その立役者こそ安倍元総理の腹心である島田次官でした。この動きを苦々しく思っていた財務省は、島田氏を議論から排除することが念願だったのです。安倍元総理の骨太に関する発言を受け、文言を修正するハメとなった岸田総理は周囲に恨み節を吐いており、今回の人事はその意趣返しという側面があります」

今回の官邸の反逆に安倍元総理はすぐ反応。議員会館事務所に岸田総理を呼び、島田次官を続投させるよう直談判したのだが……。

「岸田総理の答えは『もう決まったみたいなんで』とまるで他人事だったそうです。この話を聞いた木原副長官は『安倍総理もよくやりますよね』と勝ち誇ったように笑っていたとか。国防族議員からは『あり得ない判断だ』、与党幹部からは『今回の件で岸田総理が安全保障に関して全く興味が無いことがわかった』という声があがっていますよ。元々、岸田総理には”ビジョン”が無い。2019年にテレビ番組内で総理になったら最もやりたいことを問われ『人事』と答えていましたから(笑)」(自民党秘書)

8028チバQ:2022/06/24(金) 10:21:44

人事を差配した栗生副長官は着任当時から、「とにかく安倍派をパージしたいという岸田総理の意向を受けて動いていた」(自民党ベテラン秘書)という。

「岸防衛相は安倍元総理の実弟ですからロコツですよね。島田次官に今回の人事を説明するにあたって、栗生副長官は『岸田総理に島田次官の留任を3度お願いしたが翻意して頂けなかった。申し訳ないが退任を受けてほしい』と説得していたそうです。安倍元総理が岸田総理に直談判したと聞くや、島田次官に電話を入れて『引き続きこの界隈で仕事したいなら余計なことをするな』とクギをさしたといいます。岸防衛相は参与として島田次官を残そうと動きましたが、これも栗生&木原コンビに潰されるでしょう」(同前)

島田次官の働きぶりを熟知している新聞各紙の防衛省担当記者が一斉に官邸の不可解人事の記事を出すと、岸田総理は6月20日に共同通信社のインタビューで、「(島田次官の人事は)所管大臣の了承を得ている」と、岸防衛相へ責任をなすりつけた。

防衛族議員が憤る。

「岸さんが今回の人事に反対していたのは、防衛省の人間なら全員知ってますよ。それでもあえて岸さんに責任をおしつけたということは、参院選後にも行われる次の組閣で岸防衛相を切る腹づもりでしょう。春先から、岸さんの体調不良説が流れていますが、これも官邸発ではないかと言われている。防衛省ポストを清和会(清和政策研究会。安倍派)から召し上げ、自らが属する宏池会の寺田稔さん(64)を後任に据えるプランがあると聞きます。人事を握って浮かれる気持ちはわかりますが、宏池会の議員は総じてハト派で、安全保障政策については素人が多い。国益無視はいただけない」

次は誰が切られるのか。真夏の霞ヶ関に不穏な空気が漂う中、参院選をむかえる岸田政権。夏が終われば、仁義なき政局が始まる。

FRIDAYデジタル

8029チバQ:2022/07/02(土) 23:32:23
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022070101036&amp;g=pol
島田防衛次官、退任し参与に 官邸は留任認めず
2022年07月02日07時20分

職員に見送られる島田和久前防衛事務次官(中央)=1日午後、防衛省
職員に見送られる島田和久前防衛事務次官(中央)=1日午後、防衛省


 防衛省の島田和久事務次官が1日付で退任した。年末に国家安全保障戦略などの改定を控え、岸信夫防衛相は島田氏の留任を求めたが、首相官邸側が「任期2年」の慣例を主張し認めなかった。岸氏はこれを受け、島田氏を同日付で防衛相政策参与と防衛省顧問に充てた。

 「日本が作る防衛計画に世界中が注目し、期待している。皆さんの力で大いなる成果を出してほしい」。島田氏は1日の離任式で、幹部職員らを前にこう訓示した。
 関係者によると、岸氏の実兄である安倍晋三元首相も、島田氏の交代に反対した。島田氏は、2012年12月から約6年半、首相秘書官として安倍氏に仕え、現在でも関係が深い。
 今回の人事は、防衛費増額をめぐる政府・自民党内の対立が原因との見方がある。安倍氏はかねて、大幅増を求める発言を繰り返してきた。政府が先月閣議決定した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」をめぐっても、「国内総生産(GDP)比2%」に言及した上で、「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」と明記させた。
 こうした動きに対し、官邸幹部は「一線を退いた人は発言を控えるべきだ」と反発。島田氏を退任させることで、安倍氏をけん制するとともに、安保戦略などの改定論議を、岸田文雄首相の主導で進める狙いがありそうだ。
 省内では、島田氏の続投は既定路線とみられていた。新たに就任した鈴木敦夫次官は、次官級の防衛装備庁長官から異例の横滑りで、今回の交代劇は驚きを持って受け止められた。
 島田、鈴木両氏は1985年に旧防衛庁入りした同期。関係者によると、鈴木氏を次官に充てる人事は、島田氏が自ら決めたという。
 防衛省は新体制の下、安保戦略と防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の改定に臨む。一方、岸氏は引き続き、島田氏を議論に関与させる考えで、年末に向け官邸側との主導権争いが激しくなる可能性もある。

8030チバQ:2022/07/04(月) 11:10:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/56e593630a8ec24e62afcd592bfef7f00a547c0b
岸田 vs 安倍、防衛省人事から見えてきた安保政策「主導権争い」の構図
7/4(月) 7:02配信
異例の事務次官退官
岸田文雄首相[Photo by gettyimages]

 安倍晋三氏の首相秘書官を6年半にわたって務め、安倍氏との関係が深いとされた島田和久防衛事務次官が1日、退任した。

 後任の事務次官は防衛装備庁長官から横滑りした鈴木敦夫氏。「上がりポスト」の装備庁長官からの就任は初めて。官僚トップの事務次官職は後輩に引き継がれるのが通例だが、島田氏と鈴木氏は同期でもあり、異例の人事を物語る。

 今年12月には国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の3文書を改定する大仕事を控え、島田氏の続投が確実視されていた。6月17日になって急遽、降板が閣議決定された。直前に知った安倍氏と安倍氏実弟の岸信夫防衛相が猛反対したが、岸田文雄首相は聞き入れなかった。

 防衛省ポストの内閣副官房長官補に転身する道もあったが、岸田氏は指名せず、結局、政権中枢から締め出した。一方、岸防衛相は7月1日付で島田氏を防衛相政策参与と防衛省顧問に任命したが、その影響力は事務次官と比べ物にならないほど小さい。

首相の狙いはどこにあるのか?
安倍晋三元首相[Photo by gettyimages]

 岸田氏の狙いは、安倍氏へのけん制にほかならない。その火種は6月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」にあった。

 「骨太の方針」は、焦点の1つだった防衛費について、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が国内総生産(GDP)の2%以上を目標としていることを例示し、防衛力を「5年以内」に抜本的に強化することを明記した。

 だが、原案には「5年以内」の文言はなかった。

 岸田氏は経済財政諮問会議などの会合で「わが国を守り抜く防衛力を構築すべく、さまざまな取り組みを積み上げて予算を確保していく」と述べるにとどめ、「期限ありき」ではない姿勢を示していた。

 これに異論を唱えたのが安倍氏だ。防衛費のあり方をめぐり、自民党が4月に提言した「5年以内にGDP比2%以上」を書き込むよう求め、党内の議論でも安倍氏に近い議員たちが要求。政権基盤の弱い岸田氏は原案の修正に踏み切らざるを得なかった。

 いつ、だれが「GDP比2%」を言い出したのか振り返れば、昨年9月の自民党総裁選に出馬した高市早苗氏が「米欧並みにするならば国内総生産の2%で10兆円規模だ」と記者団に述べたのが始まりだ。高市氏は安倍氏の支援を受けた。

 このころの島田防衛事務次官は、防衛費の増強を求めて自民党への働き掛けを盛んに行っていた。高市発言は「ロビー活動の成果」といえる。国会対策が仕事の官房長ならともかく、事務次官が議員説明に回るのは極めて珍しい。

いきなり省内ナンバー2の地位に
 島田氏は防衛官僚として、また「安倍氏側近」として、どのような役回りを演じてきたのだろうか。

 島田氏は長く首相秘書官を務めたことや安倍氏が次官続投を求めたことからわかる通り、安倍氏の「大のお気に入り」とされる。2019年7月、首相官邸から6年半ぶりに防衛省に戻り、いきなり省内ナンバー2の官房長に就いた。

 島田氏の防衛省復帰に合わせて、官房長になって1年も経たない武田博史氏が防衛装備庁長官に異動し、同長官だった深山延暁氏は定年まで1年を残し、就任1年足らずで退職を余儀なくされた。

 島田氏のためにポストを空ける玉突き人事が行われた。これらは内閣承認人事にあたり、内閣の意に沿わなければ差し戻される。防衛省が安倍氏の意向を忖度して人事案を提出したのは明らかだ。

 防衛省では難問が待ち受けていた。官房長として復帰する1カ月前、当時の河野太郎防衛相が秋田市と山口県萩市に配備予定だった地対空迎撃システム「イージス・アショア」の推進装置の落下問題を公表し、国家安全保障会議が導入断念を決めていたからだ。

 「イージス・アショア」は2017年、当時の安倍首相がトランプ米大統領に米国製兵器の大量購入を迫られ、導入を決めた安倍氏肝入りの案件である。

 契約を解除すれば、2019年度防衛費に計上した取得費1757億円をそっくり違約金として米政府に取られる可能性があった。巨額の違約金を支払えば、責任問題に発展する。防衛官僚のクビが飛ぶだけでなく、導入の経緯から安倍氏が野党の追及を受けるおそれがあった。

8031チバQ:2022/07/04(月) 11:11:12
イージス導入を形にした「功績」
高橋憲一内閣副官房長官補(防衛省のホームページより)

 そこで当時の高橋憲一事務次官、島田官房長のナンバー1、2コンビのもとで防衛省は「地上イージス」を「洋上イージス」に置き換える荒技を進めていく。

 地上に置くべき巨大レーダーを船に載せるのだから無理がある。洋上イージスこと「イージス・システム搭載艦」は大型化し、最新のイージス護衛艦より766億円も高い1隻約2500億円となる見通しだ。

 洋上イージスを検討途中の20年8月、島田氏が事務次官に昇格し、高橋氏は内閣副官房長官補に栄転した。事務次官経験者がこのポストに就くのは初めて。防衛省同期の前田哲内閣副官房長官補を退任させての内閣官房入りである。

 省内では「イージス・アショアをつなぎ止めた論功行賞」とみられた。これにより、安倍路線を尊重する防衛省関連の官僚人事が完成。20年12月には、安倍政権を継承した菅義偉政権が「イージス・システム搭載艦」2隻の建造を閣議決定した。

 安倍氏を支えるのは官僚だけではない。菅内閣のもとで安倍氏実弟の岸信夫氏が初入閣し、防衛相の職に就いた。

 岸氏は就任してすぐに電話やオンラインで各国との協議や大使との対面会談を繰り返した。その中で安倍氏が打ち出した「自由で開かれたインド太平洋」を強調し、兄の期待通りの活動を続けた。

 20年9月25日、防衛省であった記者会見で「洋上イージスとする場合、(イージス・アショアのレーダーの)SPY7を活用するのか」と問われた岸氏は「契約済みのレーダーを活用することが合理的ではないか。契約を維持していく」と述べ、安倍路線の忠実な継承者を印象づけている。

 安倍氏は首相辞任するタイミングで実弟を防衛相として送り込み、気心の知れた官僚に防衛政策を任せた。米国と約束した「爆買い」路線を破綻させない政官の枠組みがつくられたことになる。

防衛省の厳しい懐事情
 島田氏が防衛費の増強を訴え続けたのは、防衛省の台所事情が「火の車」だったからだ。

 毎年12月に編成する防衛費の補正予算は緊急性が求められるが、防衛省はこれを無視して当初予算で購入すべき兵器類の購入に充てている。その事実をごまかす狙いなのか、防衛省は本年度から21年度補正予算と22年度当初予算を合算して「防衛力強化加速パッケージ」と呼ぶことにした。

 合算した防衛費は6兆1744億円となって過去最大。高額な兵器の分割払い(ローン)にあたる歳出化経費は2兆5506億円となり、前年比7.9%も増えた。この歳出化経費と隊員の人件・糧食費を合わせると防衛費の8割を占める。これらは固定費なので、家計でいえば食費とローンに年収の8割が消えることを意味する。楽な生活とは言えそうもない。

 それでも防衛省は、新規後年度負担として2兆9951億円を計上した。苦しい家計にもかかわらず、ローンを追加するというのだ。この新規後年度負担は次年度以降、歳出化経費に入るから、さらにローン地獄の深みにはまることになる。

 歳出化経費が増えた一番の原因は、安倍元首相がトランプ前米大統領に迫られて米国製兵器を「爆買い」したことだ。

 11年度まで年間500億円から600億円で推移していた米国製兵器の「対外有償軍事援助(FMS)」による契約額は第2次安倍政権以降、1000億円、4000億円、7000億円と膨らみ続けた。兵器の輸入比率は10年度は8.0%だったが、19年度には27.8%に達している。

 「骨太の方針」に防衛力を「5年以内」に抜本的に強化すると追加したのは防衛省にとってまさに朗報。安倍氏の政治力と島田氏のロビー活動により、米国製兵器の「爆買い」を背景にした防衛費の破綻は免れた。言葉は悪いが、「安倍一強の尻拭い」こそが防衛費を大幅に引き上げなければならない理由である。

 安倍路線を継承する官僚が防衛省で実権を握り続ける限り、歳出化経費は増え続けて防衛費の硬直化が進み、「岸田カラー」を安全保障政策に盛り込むことはできない。

 唐突にみえる島田氏切りは、安保戦略などの改定論議を自らの主導で進めたい岸田氏の意思表示だ。安倍氏の呪縛を逃れ、党内の求心力を高めて独自の政策を打ち出すには参院選における勝利が欠かせなくなった。

 7項目ある自民党公約のうち、外交・安全保障をトップにしたのは2019年7月、安倍首相のもとで行われた参院選挙以来のことだ。岸田氏は本気で長期政権を狙っているのかもしれない。

半田 滋

8032チバQ:2022/07/07(木) 10:06:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf012550b683937d249fdb0b636d9e5dbd2e2c22
椅子から30センチ飛んだ 激戦の総裁選 田中角栄首相就任50年/上
7/5(火) 3:00配信



 田中角栄氏が首相に就任してから7日で50年を迎える。「今太閤」「コンピューター付きブルドーザー」と評され、昭和を代表する政治家だった「角さん」。半世紀前を知る人たちの証言を基に、おもに就任までの3日間をたどった。


 ◇秘書官「クールに見ていた」

 角栄氏は当時、衆院議員10期目の54歳。自民党幹事長を経て、佐藤栄作首相から任命された通産相のポストをそつなく務め、次期総裁候補に躍り出ていた。

 1972年7月5日午前。通産相秘書官の小長(こなが)啓一氏(91)は、総裁選の舞台になった東京・日比谷公会堂まで角栄氏を送り届けた。霞が関の秘書官室に戻ると、臨時党大会に集結する衆参両院議員と地方議員の熱気に包まれた会場が、ブラウン管テレビに映し出されていた。我が省の大臣が総理・総裁になるのか――。同僚らもテレビの前に集まり、固唾(かたず)をのんで見つめている。その姿を横目に、小長氏はほっと胸をなで下ろした。「やっと激務から解放される。私の任務はこれで終わり」だと。

 ちょうど1年前の通産相就任時から秘書官を務めてきた。朝、車内で新聞7紙を読みあさり、日々のお供から角栄氏が気分転換に取り組む週末のゴルフまで、多くの時間をともに過ごした。苦楽を味わいながら充実した1年。「田中さんが総理になられても(私が首相)秘書官になることはないわけですから、極めてクールに見ていた」

 ◇テレビ中継見守る支援者ら

 同じころ、霞が関から約300キロ離れた新潟県長岡市。中選挙区制だった頃の新潟3区の中心都市だ。田中家の系列企業「越後交通」の秘書室では、角栄氏の後援会「越山会」で青年部長を務める星野伊佐夫県議(83)や、角栄氏に仕えて「国家老」と呼ばれた秘書の本間幸一氏らが、テレビ中継を見守っていた。

 隣の栃尾市(当時)でも、後に県議や同市長を務め、「角さん一本」で選挙戦を生涯支え続けることになる馬場潤一郎氏(81)が総裁選の行方を気にしていた。繊維会社勤務の会社員。越山会会員ではなく、田中ファンでもなかったが、角栄氏に対する地元の注目度の高さは感じていたという。

 総裁選は、角栄氏、福田赳夫氏、大平正芳氏、三木武夫氏という4人の候補者で争われた。1回目の投票結果は、角栄氏156票、福田氏150票、大平氏101票、三木氏69票。過半数を取った候補者はおらず、規定通り上位2人による決選投票にもつれ込んだ。この時点で角栄氏と福田氏との票差は、わずか6票。「椅子から30センチ飛び上がった」。角栄氏の驚きぶりが伝わっている。

 文字通り「角福戦争」の火蓋(ひぶた)が切られた。この展開に、小長氏は「1年間お仕えしていたから、『田中さんに勝ってもらいたい』という個人的な心情はあった」と振り返る。「時の勢いとしては田中さんの方が優勢かなと、どことなく感じ取っていた」

 佐藤氏による7年8カ月にわたった長期政権。党内刷新のためには、右派勢力を引き継ぐ大蔵省出身で「官僚派」の福田氏よりも、均衡ある国土発展をうたう「日本列島改造論」を掲げたハト派で「党人派」の角栄氏の方が、新しい政治へのイメージにぴったり合うのではないか――。そう分析していたという。

 決選投票の結果は、角栄氏282票、福田氏190票。92票差という圧倒的な勝利を収めて第6代総裁に選ばれると、角栄氏は右手を上げる例のポーズで万雷の拍手に応えた。

8033チバQ:2022/07/07(木) 10:06:29
 ◇「田中でなければ人でない」

 その姿をテレビ画面越しに見守った県内の人々は沸き立った。当時、太平洋側の「表日本」に対し「裏日本」といわれた新潟県から、初の自民党総裁、そして首相へ。「それは、みんなすごかったよ。『田中(越山会)でなければ人でない』と。ここらで(角栄氏を)支持している人は、みんなそうだった」。馬場氏は当時の栃尾の情景を明かした。

 一方、霞が関で総裁選の行方を見届けた小長氏は安堵(あんど)していた。「これで完全解放だ」。おもむろに秘書官室で書類整理を始め、次の省内ポストに思いをはせた。【内田帆ノ佳】=続く

 ◇田中角栄元首相の生涯

1918年 5月 二田村(現柏崎市、旧西山町)の牛馬商も営む農家に生まれる

  33年 3月 二田尋常高等小学校高等科卒業

  34年 3月 東京・日本橋の建築会社「井上工業」で働く

  36年    住み込み店員などをしながら私立中央工学校土木科を卒業

  43年 10月 東京・飯田橋に「田中土建工業」を設立

  46年 4月 戦後初の衆院選に立候補し落選

  47年 4月 衆院旧新潟3区から再挑戦。初当選

  53年 6月 加茂市で後援会「越山会」発足

  57年 7月 第1次岸信介改造内閣で郵政相として初入閣

  61年 7月 自民党政調会長に就任

  62年 7月 第2次池田勇人改造内閣で蔵相に就任

  65年 6月 自民党幹事長に就任(66年辞任、68年再任)

  71年 7月 第3次佐藤栄作改造内閣で通産相に就任

  72年 6月 「日本列島改造論」を出版

     7月 自民党総裁選で福田赳夫氏を破り、戦後最年少(当時)で第64代首相に就任

     9月 中国・毛沢東主席と会談し、日中国交正常化を果たす

  73年 10月 日ソ共同声明を発表

  74年 10月 月刊「文芸春秋」が「田中角栄研究」で「金脈問題」を掲載

     12月 金脈問題巡り首相を辞任

  76年 7月 自民党を離党

     8月 ロッキード事件で東京地検に受託収賄罪などで起訴される

     12月 「ロッキード選挙」、つじ説法で12回         目の当選

  83年 10月 ロッキード事件で東京地裁から懲役4年、追徴金5億円の実刑判決を言い渡される。控訴

     12月 衆院選で金権批判の中、22万票超の得票

  85年 2月 脳梗塞(こうそく)で倒れ、東京逓信病院に入院

  86年 7月 病床から立候補し、不在選挙ながら16回目の当選

  87年 7月 ロッキード事件の控訴審で、東京高裁が1審を支持し控訴棄却。上告

  90年 1月 政界引退。衆院議員在職期間は16期43年。越山会も解散

  93年 12月 甲状腺機能亢進症に肺炎を併発し、死去。ロッキード事件は上告審の審理途中で公訴棄却

8034チバQ:2022/07/07(木) 10:09:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/865db4d361b33f98ef361f5bfb8bce6ef39cfa56
「列島改造」実現へ 異例の秘書官続投 田中角栄首相就任50年/中
7/6(水) 3:00配信
 自民党総裁選から一夜明けた1972年7月6日。臨時国会での首相指名選挙で、角栄氏は戦後最年少(当時)の54歳で第64代首相に選ばれた。通産相秘書官として残務整理に追われていた小長啓一氏(91)は「テレビにかじりつく感じで見ていた」と、遠い記憶をたどった。

【田中角栄氏が党総裁だった当時のポスター】

 ◇「すまんが君、やってくれ」

 翌7日。高らかに掲げた「決断と実行」のキャッチフレーズとともに第1次田中内閣が発足した。約4年後のロッキード事件の際、三木武夫内閣の法相として角栄氏の逮捕にゴーサインを出す新潟県村上市出身の稲葉修氏も、文相として入閣した。首相在任期間886日の幕開けだった。「何の気なしにテレビを見た」。首相就任当日をそう振り返る馬場潤一郎氏(81)が、県議に就き、角栄氏との出会いを果たすのはまだ先のことだ。

 組閣を終えた直後、角栄氏は通産省官房長に電話をかけた。小長氏の部屋の電話が鳴った。聞こえてきたのは官房長の声。「これは私の命令じゃないよ。俺と一緒に首相官邸へ行ってくれ」

 急行した。待ち構えていた角栄氏は、いつものへりくだった口調で「すまんが君、秘書官を続けてやってくれ」と一言。ただこの時、角栄氏には既に3人の担当秘書官があてがわれ、通産省のポストは存在しないはずだった。「何を担当するのでしょうか……」。小長氏が問うと、角栄氏は少々興奮した顔つきで「何を言うか君、『列島改造』に決まっているじゃないか!」と言い放った。

 ◇天下取りのマニフェスト

 田中内閣が掲げた「日本列島改造論」は、角栄氏による天下取りのマニフェストとして小長氏ら官僚が中心になって手掛けた。この代表的著書は、総裁選直前の6月20日に発刊されると90万部以上を売り上げ、「列島改造ブーム」の火付け役となった。小長氏に対する秘書官続投の打診は、その実現に向けた異例の人事だったという。

 数秒間の沈黙の末、小長氏は言った。「分かりました。それでは公報担当ということでいかがでしょうか」。他の3人の秘書官の仕事にも配慮し、「(職務を)オーバーライド(超越)するのは、役人の仁義や分担の関係で芳しくない」と考えを巡らせて絞り出した「最適解」だった。

 「ああ、それはグッドアイデアだ」。角栄氏も納得し、各省庁から派遣される4番目の秘書官として初めて首相官邸入りした。「少し楽をしようとしていたのが、一瞬にして大変な重責に入る格好になったわけですよ」。小長氏は軽快に笑う。狭い首相秘書官室に小長氏のスペースはなく、その後1週間、官房長官秘書官室の一角で過ごしたという。

 ◇握手しすぎて手を痛め

 田中首相就任から数日後。角栄氏の後援会「越山会」の青年部長だった星野伊佐夫県議(83)は、長岡市から仲間とともに長距離バスに揺られ、角栄氏の就任祝いのため東京・目白邸を目指した。

 祝いの席で角栄氏は、駆けつけた支持者らと次々に握手を交わし、ついには水をためたバケツの中に両手を突っ込んだ。「オヤジさん、手を痛がって水の中に浸していた。ああいうことをやる人だったもんな」。星野氏は、とつとつと記憶を掘り起こした。

 そして就任後初のお国入り。角栄氏と同郷の旧西山町(現・柏崎市)で生まれ育ち、後に星野氏、馬場氏とともに県議を務めた三富佳一氏(84)は当時、太田地区越山会の事務局を担当し、西山町議の2期目だった。角栄氏が訪れたのは町立西山中の体育館。恩師をはじめ、越山会の人々で埋め尽くされた会場で行われた就任あいさつは大いに盛り上がった。「こまい(細かい)ことは忘れちゃったな」。そう話す三富氏だが、故郷で熱弁を振るった「越後の英雄」の姿は今も鮮明に覚えているという。

 霞が関から永田町へと移った小長氏、そして県内にいた星野、馬場、三富の各氏。角栄氏に関わった人たちはその後、政治の渦に身を投じることになる。【内田帆ノ佳】=続く

8035チバQ:2022/07/07(木) 10:15:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e2be9018893862c4fd36b6650bf68cda5c104f2
「理屈より現場」いまなお響く角さん語録 田中角栄首相就任50年/下
7/7(木) 3:00配信
毎日新聞
首相就任後、初めての記者会見に臨む田中角栄首相

 今回の連載には、田中角栄氏の首相秘書官を務めた小長啓一氏(91)、新潟県議の星野伊佐夫氏(83)、元県議で旧栃尾市長の馬場潤一郎氏(81)、元県議の三富佳一氏(84)に協力していただいた。角栄氏について4人に振り返ってもらった。

【田中角栄氏が党総裁だった当時のポスター】

 ◇「理屈よりも現場」人生訓に

 ◇小長啓一氏

 (首相就任)当時(通産相秘書官を務めて)1年たってほっとしていたら、再び(首相)秘書官になったわけですね。

 だいたい首相官邸では昼飯は秘書官と一緒で、10〜15分で終わります。首相就任後、昼飯の席に行く時に、たまたま一緒に歩くような場面がありました。親族でもなければ政治家の上下関係があったわけでもないお付き合いで、田中さんから「巡り合わせとしての縁を大事にしようね」と言っていただいて、ほろっとした。

 これはよく言うセリフなのですが、「君の生まれはどこだ?」と通産相秘書官になって1週間くらいで聞かれ、「岡山です」と答えた。「岡山というのは、雪は(『雪国』を著した)川端康成のロマンの世界だよな。どっかの料亭で美人の娘からお酌をしてもらいながら一杯飲んで雪を愛(め)でると。岡山県人にとって雪はそんなもんだ。新潟県人の俺にとって、雪は生活との戦いだ」と言われた。これが私のモチベーションを、とんと高めた。

 それから田中さんがよく言われていたのが、「努力なくして天才なし」と「理屈よりも現場。理屈をしゃべっている暇があるんだったら現場に行ってみなさい。現場の中にこそ真実がこもっている。政策の芽はそこにある」でした。自分の人生訓になっていて、思い返しながら反省材料にしています。

 ◇額縁の裏の筆書き、絶筆に

 ◇星野伊佐夫氏

 これが田中先生の絶筆(星野氏宛て。富士山の写真が入った額縁の裏に筆書きで『越山 田中角栄』)。倒れる前の日(1985年2月26日)に目白に行ったんだよ。そしたらオヤジ(角栄氏)が「なあ星野君、良い写真だろ?」。「よく写っていますね」と答えて「欲しいな」と言ったら、「そっか、長岡持ってくっか」。そんで事務所の人が梱包(こんぽう)してくれた。まさか明日倒れるとは……。そいで(27日の)夕方になって早坂茂三秘書から電話が来て、「星野さん、たまげるなよ。オヤジさん倒れたで」と。

 絶筆だとは俺、知らんかった。思いもよらなかった。そしたら倒れて数カ月後に秘書さんから電話があって「星野先生、あんた先生が写真くれたけども、今ありますか?」「うん、ありますよ事務所に」「あれが絶筆になりました」と。

 いちばん最初(の出会い)は長岡駅なんですよ。通産相で来られた時に、田中先生が歩いてくるでしょ。それで越後交通の本間幸一先生が、こう俺をぐっと前に出すんだよ。「これ(越山会)青年部、星野です」「お、今度遊びに来なさい、東京に」。それが第一声だった。やっぱり自分の盟主だよね。昭和51(1976)年のクリスマスに目白に呼ばれてさ。「お前、県(議)会出ろよ」と。もしご存命であれば、いっぱい相談に行っただろうね、山ほど。

 ◇「葬儀は最後の付き合い」

 ◇馬場潤一郎氏

 最初の頃は田中先生が、そげな偉い人だとは思わなかった。(私が)県議になっていない時はね。県議になって1年目。冬になると栃尾は陸の孤島になってどこも行けないから、栃尾市民のため悠長に待ってはいられない。その陳情で田中先生のところに行った。

 「何としても(県議の任期)4年の間に造らなければならない道路があるのです」と言うと、「お前、色は黒いし面白い男だな」と。亀の形の呼び鈴があってしっぽ部分を押すと、リンリンと鳴る。それが秘書の部屋につながっていて、「今度新しく出た馬場君というのだけれど、君に頼みがあるということだから聞いてやれや」と秘書を紹介してくれた。

 だんだん(目白邸に)出入りするようになって、昼時はカツ丼とか食わせてもらった。俺たちが一服している間に、身の回りの世話をする人が「先生、時間ですから」と、いつも喪服を持ってくる。「そんなにしょっちゅう葬儀に行くんですか?」と言うと、「お前たちは結婚式と葬式、どっちを大事にする?」と聞かれる。華やかだし「結婚式だ」と皆が言うと、「だからお前たちはダメなんだよな。葬儀は、その人間との一番最後の付き合いだぞ。それを大事にするようでなければ絶対政治家なんて出世しないよ」。ごもっともだなと。そういうところが今でも人気があるんだろうね。

8036チバQ:2022/07/07(木) 10:15:37
 ◇人間味のある人格を持った人

 ◇三富佳一氏

 初めて会ったのは昭和38(1963)年ごろ。郵政相を経た田中先生は衆院選の時などに街頭演説に出てたからね。私は(一有権者として)一番前ではなく、陰で拍手していた。大臣クラスになると、普通の人ではないような段違いの人間みたいだったが、非常にざっくばらんだったね。田中先生が生まれた西山地区は、雨風でも雪が降っていても必ず大勢集まった。気さくなところもあって「オーオー、元気だったか?」と、敬礼しながら選挙区を回っていた。

 目白邸には年に何回も行った。「今日は何だ、三富」と言って図面を広げて、時には「ちょっと待ってて。建設省のを出せ。電話に」と秘書に言いつけ、「おお田中だ、あれどうだ、ちょっとどうにかしなきゃダメだな。そのうちに図面持ってきて、説明聞かせてくれよ」と話していた。

 昭和51(1976)年の衆院選では(旧西山町)坂田の家に来て、越山会の人たちを前に「俺はこれから東京に帰る。村山達雄を必ず俺が大蔵大臣にするから」と言った。中選挙区制だから村山は同じ新潟3区(のライバル)。普通の人間なら、そういうことはしない。「日本のためになる」と思って言ったことで、良い逸話だ。結果的に村山は蔵相になった。普通の人が持たない人間味のある人格を持った人で、それを現実にしてきた人。尊敬に値する。【内田帆ノ佳】=おわり

8037チバQ:2022/07/07(木) 19:32:02
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/702623
ニュース > 政治
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<乱戦 選挙インサイド>(14)非主流派の菅 麻生と遺恨、復権左右
07/07 05:00
 「朝日健太郎を手伝ってくれませんか」。自民党東京都連関係者は今春、副総裁の麻生太郎(81)に参院選東京選挙区で再選を目指す朝日への支援を要請した。無派閥の朝日が当選すれば麻生派入りする案も打診したが、麻生は首を縦に振らなかった。

 念頭にあったのは前首相菅義偉(73)だ。「菅は朝日を支援している。麻生派が支援すれば二人の仲がこじれるのは必至だった」(官邸筋)。麻生と菅の間には遺恨がある。

 麻生は首相時代の2008年、金融危機に直面し、支持率が高いうちの衆院解散を模索したが、選対副委員長だった菅らに止められた。翌09年の衆院選で大敗して民主党に政権交代を許し、「早期解散に踏み切っていれば」と後悔する。

 菅は首相在任中の21年、新型コロナ対応への批判などで求心力が低下する中、起死回生のため党役員人事を試みた。しかし、麻生らが難色を示し、人事は頓挫して退陣に追い込まれた。

 その後の総裁選で、現首相の岸田文雄を支援した麻生は副総裁に就き、前行革担当相の河野太郎を推した菅は非主流派に追いやられた。5月に二人は2度会食したが、「関係は冷めたままだ」(政府関係者)。

 今回の参院選で、道選挙区は菅が推す長谷川岳と、麻生派の船橋利実がしのぎを削り、神奈川選挙区は麻生に近い前幹事長甘利明が支援する浅尾慶一郎と、菅を政治の師と仰ぐ三原じゅん子が争う。麻生と菅の代理戦争とも呼べる構図の中、菅は「票を分け合うなんて甘いことは考えない」と手を緩める気配はない。

 新型コロナ対応などが再評価され、遊説に引っ張りだこの菅だが、今後の展望は開けていない。参院選後に想定される内閣改造、党役員人事では、麻生の意向が影響するとみられ、菅に近い議員が再び冷や飯を食えば、菅自身の求心力低下につながりかねない。

 麻生周辺は「人事で処遇されれば、菅は党執行部を敵に回せなくなる」とみる。岸田も菅のもとを訪ねて教えを請い、懐柔を図る。参院選の結果を受け、菅が復権に向けてどのような戦略を描くのか注目が集まっている。=敬称略=(石井努)

8038チバQ:2022/07/08(金) 21:20:19
安倍晋三亡くなって
次の選挙で二階俊博(1939生まれ)と麻生太郎(1940生まれ)が引退すると
キッシー(1957年生まれ)の邪魔するのは菅義偉(1948年生まれ)くらいか?
黄金の3年どころじゃなくなりそう 

石破茂(1957年生まれ)
茂木敏充(1955年生まれ)
河野太郎(1963年生まれ)
林芳正 (1961年生まれ)


清和会はどうする?
(高市早苗 当選9)(政調会長)
下村博文 当選9  会長代理
松野博一 当選8  (官房長官)
西村康稔 当選7  事務総長
萩生田光一当選6  (経産大臣)
稲田朋美 当選6  事務局長
世耕弘成 参5   参院幹事長

8039チバQ:2022/07/08(金) 22:05:10
ポストきっしー。ポストポストきっしーと言えるのはこの辺くらいかな

清和会系
当選09 1954生 下村博文   清和会会長代理
当選06 1959生 稲田朋美   清和会事務局長
当選09 1961生 高市早苗   政調会長
当選08 1962生 松野博一   官房長官
当選07 1962生 西村康稔   清和会事務総長
当選参5 1962生 世耕弘成   参院幹事長 1998年初当選8〜9期相当
当選06 1963生 萩生田光一  経産大臣
当選04 1967生 福田達夫   総務会長


平成研
当選10 1955生 茂木敏充   幹事長
当選08 1973生 小渕優子   組織運動本部長

菅系
当選09 1948生 菅義偉
当選12 1957生 石破茂
当選09 1963生 河野太郎   広報本部長
当選05 1981生 小泉進次郎

宏池会
当選10 1957生 岸田文雄   総理大臣
当選08 1960生 小野寺五典
当選参5+衆 1961生 林芳正  外務大臣 1995年初当選9期相当

その他
当選10 1960生 野田聖子   特命担当大臣

8040チバQ:2022/07/09(土) 10:36:13
https://hochi.news/articles/20220708-OHT1T51252.html?page=1


安倍晋三元首相死去で党内最大・安倍派、後継者巡り分裂も…有力者ズラリ、次期総裁選がハードルに

2022年7月9日 6時0分スポーツ報知







# 社会



亡くなった安倍晋三元首相

 体調不良による退陣後も、安倍晋三元首相は衆参94人の党内最大派閥・安倍派(清和政策研究会)のトップとして存在感を発揮していた。派内での発信力も突出しており、「派閥内にナンバー2はいない」と言われるほど。安倍氏の突然の死に幹部らは結束を唱えているが、後継者を巡り派閥が分裂する可能性もある。

 安倍政権で閣僚も務めた同派の世耕弘成参院幹事長はこの日、「私にとっては兄であり、師匠。苦しい難局を乗り切った思い出がたくさんある」と話した。選挙戦は9日で最終日を迎えるが「安倍氏のご意志を受け継ぎ、あと1日全力で戦い、良い数字を報告できるよう頑張っていきたい」と述べた。
 福田達夫総務会長は声を詰まらせ「本当に腹立たしいです。安倍元総理が何をしようとしていたかをもう一度見直して、しっかり継ぐべきものを継ぐべきだ」と語った。
 清和会は福田赳夫氏、森喜朗氏、小泉純一郎氏、福田康夫氏、それに安倍氏の5人の首相を輩出。特に小泉政権以降は、党内で大きな影響力を誇ってきた。安倍氏退陣に伴う総裁選では官房長官として安倍氏を支えた菅義偉氏を支持し後継者に。菅氏不出馬に伴う昨年の総裁選では、安倍氏は無派閥ながら自身と近いとされる高市早苗政調会長を支持。高市氏は議員票では本命候補だった河野太郎氏を上回り、安倍氏の影響力の強さを見せつけた。

安倍派入りを模索する高市氏はこの日、「本当に偉大な国家観を持った政治家。安倍氏の志、思いをしっかりと受け継いで歩み続けていく。それを持って恩返しをしたい」と述べ、安倍氏の政治信条を受け継ぐと表明した。
 ただ派内には下村博文前政調会長、萩生田光一経済産業相、稲田朋美元防衛相ら有力議員がひしめく。下村氏は「清和研としても状況を見ながら、一致結束してやっていこうと話した」と語った。参院選後も当面は結束していくとみられるが、24年までに行われる次期総裁選が次のハードル。有力議員間で調整がつかず、派内の意見が割れれば分裂の可能性もある。

8041チバQ:2022/07/09(土) 10:38:37
最大派閥会長として存在感示した安倍氏 死去は岸田政権に影響か

2022/7/9 05:00

https://www.google.com/amp/s/mainichi.jp/articles/20220708/k00/00m/040/311000c.amp


(67)は自民党最大派閥・安倍派の会長として政策面での発信を強めていた。参院選後をにらんで、岸田政権内で存在感を示す狙いがあったとみられる。安倍氏の死去は岸田文雄首相の今後の政権運営にも大きく影響しそうだ。
 安倍氏は自民党内で積極財政派の後ろ盾となり、基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2025年度に黒字化する目標を政府の「骨太の方針」(6月に閣議決定)から削除させた。来年度予算編成に向けては防衛費を7兆円近くまで増額するよう繰り返し主張した。一方、首相はこれまで明確な方針を示していないことから、政権内では、首相官邸と安倍氏の間のすきま風を懸念する声が出ていた。



岸田文雄首相=吉田航太撮影

 首相が会長を務める岸田派は党内第4派閥で、安倍派、茂木派、麻生派の支援とバランスで政権が成り立っている。その意味で、参院選後に予定される自民党役員・内閣改造人事で首相が独自色を出すか、引き続き各派に配慮するのかは党内の関心事だ。会長を失った安倍派が最大派閥として求心力を維持できなければ、各派閥の均衡が崩れかねない。
 国会での憲法改正論議も左右されそうだ。先の通常国会では、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、自民党を中心に緊急事態条項創設の議論が先行したが、安倍氏は衆院憲法審査会の同党幹事に「今こそ9条を議論しなければおかしい」と指示した。自民党関係者は「安倍さんの遺志を継ぐ形で改憲論議が進むのではないか」と語る。
 安倍氏は首相時代に進めた経済政策「アベノミクス」について、岸田政権が修正に踏み出さないようにらみをきかせていた。大規模な金融緩和を続けてきた日銀の黒田東彦総裁は来年4月に任期が満了する。アベノミクスの路線継承を望んでいた安倍氏がいなくなったことで、後任人事にも注目が集まる。
 安倍氏は06年から07年と、12年12月から20年9月まで首相を務め、通算在職日数は3188日と歴代最長を記録した。祖父は岸信介元首相、父は元毎日新聞記者の安倍晋太郎元外相。神戸製鋼所勤務や外相秘書官を経て、93年衆院選で自民党から初当選。清和会(現安倍派)に所属し、当選10回。
 第1次政権、第2次政権とも持病の悪化で退陣したが、最近は安倍派会長として精力的に政治活動をこなしていた。

8042チバQ:2022/07/09(土) 10:40:47
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97285?page=1&amp;imp=0

2022.07.09


安倍晋三元首相の急逝で懸念される「最大派閥・清和会」の行く末

自民党内政局に与える甚大な影響


直ぐに頭を過ったのは

7月10日投開票の第26回参院選は、報道各社の終盤情勢調査通り、自民党勝利で決することに疑いの余地はない。
問題は参院選後の岸田文雄政権の先行きである。『文藝春秋』(8月号)に興味深い記事が掲載されている。朝日新聞の曽我豪編集委員の「岸田首相に『語る口』はあるか―『黄金の三年間』という言葉こそが政党政治の劣化を物語っている」である。
《「聞く耳」を標榜し、「検討する」を連発する首相にすれば、自民党つまり「我々」を主語とするのは、調整型の手法の結果かもしれない。「一強」体制の元で強硬姿勢が目立った安倍晋三、菅義偉両政権との違いが、現段階までの世論の好感を呼んだ可能性もあろう。だが「歴史を画する課題」に「挑戦する」と言うのなら、国民・有権者が審判を下すうえで一番知りたい情報は、危機に臨む首相の「私の決心」ではないのか》と曽我氏は言う。
筆者は6月中旬、曽我氏と長時間酒食を交えて話す機会があった。その折に、同氏は記事中でも使っている「我々という一人称複数形」「一人称単数形である私」を頻繁に口にした。要するに、岸田氏は主語の使い方を、自民党の派閥・宏池会領袖の先達である池田勇人、宮澤喜一両元首相に倣って「我々」ではなく「私」でもって、山積する課題に対処すべきだと言っているのだ。
この指摘に得心する。確かに60年前の1962年7月の参院選で池田首相は「所得倍増」など経済優先主義で自民党勝利に導き、翌年11月の衆院選でも勝った。30年前の92年6月に宮澤首相は国連平和維持活動(PKO)協力法案を参院本会議で可決・成立させた。同首相は最側近の加藤紘一官房長官の反対を押し切って衆参院採決を強行したとされる。
池田、宮澤両氏はいずれもが「我々」よりも「私」を優先しての政治決断を行っているのだ。それでも、病魔に冒された池田氏は64年夏季東京五輪後の同11月に退陣した。首相在任期間は4年4カ月(1575日)だった。一方、短命政権(1年9カ月)に終わった宮澤氏は自民党内権力闘争により93年6月に内閣不信任決議案が可決され、7月の総選挙で同党は敗北・下野した。
では、岸田氏は主語「私」として何を成し遂げようとしているのか。宏池会のDNA「軽武装・経済重視」を色濃く継承している同首相は自らこそが憲法改正を実現できるのだとの意欲を抱いているのは明らかである。
憲法改正の自民党案4項目のうちで自衛隊の明記(条文の新設)と緊急事態の条項(同)だけは是非とも実現したいと首相周辺は筆者に語る。中国による東・南シナ海、インド太平洋地域での活発な海洋進出やロシアのウクライナ侵略など日本を取り巻く厳しい環境からも必須というのである。

8043チバQ:2022/07/09(土) 10:41:47
と、ここまで綴ってきたところ(8日午後0時過ぎ)、安倍晋三元首相が参院選遊説先・奈良市で銃撃されたと衝撃のニュースが飛び込んできた。直ぐに頭を過ったのはロナルド・レーガン米大統領暗殺未遂事件である。1981年3月30日、ワシントンDCでレーガン氏は狙撃されたが、シークレットサービスが身を挺して守り一命を取り留めたのだ(当該のシークレットサービスと警官1人が死亡)。翻って我がSPはどうだったのか。戦後、我が国では現・元首相の暗殺は発生していない。正直、米国で頻発する銃撃事件は他人事のように思っていた。が、それが我が身の事となったのだ。
安倍氏亡き後の自民党内政局に与える影響

奇しくも7日午後、筆者は安倍、菅政権下で主要ポストを歴任した安全保障専門家と懇談した。その際、先のG7(主要7カ国)ドイツ・エルマウサミット、続くNATO(北大西洋条約機構)スペイン・マドリード首脳会合に関すること、さらに最近の安倍氏の際立つメディア露出、安倍氏と岸田首相の距離感、安倍氏の岸田政権誕生時の首相人事への不満までが話題となった。
山上徹也容疑者は「安倍元首相に対して不満があり殺そうと思って狙った。元首相の政治信条への恨みではない」と供述しており、確信犯である。そして安倍氏は同日午後5時3分亡くなった。元海上自衛隊員ということから、その背景に関心が集まっている。だが、本稿執筆時点では軽々な事は言えない。
ただ、安倍氏亡き後の自民党内政局に与える影響だが、懸念されるのは最大派閥・清和会の次期会長次第では派閥再編の動きのトリガー(引き金)となって、岸田首相の政権運営に支障を来すことである。首相周りには危機管理マインドがある木原誠二官房副長官(政務)を始め、栗生俊一官房副長官(事務)、秋葉剛男国家安全保障局長、嶋田隆首相首席秘書官などがいるので、この危機を何とか打開してくれるはずだ。

8044チバQ:2022/07/10(日) 20:54:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb6eace1b8f2f2f9df17b5a032cdd181fc0ff110
安倍元首相銃撃事件が内閣改造に影響 岸防衛相と高市政調会長「交代させれば政局になる」
7/10(日) 14:15配信

NEWSポストセブン
岸信夫・防衛相と高市早苗・政調会長(写真/時事通信フォト)

 安倍晋三・元首相が参院選の応援演説中に銃撃され、亡くなった事件は国内外に衝撃を与えた。参院選後の政界にも大きな影響を及ぼすとされているが、最大の焦点となるのが予定されていた内閣改造人事だ。7月6日付の時事通信はこう報じていた。


〈政府・与党は6日、参院選(10日投開票)後初めてとなる臨時国会を8月3日に召集し、5日までの3日間の会期とする方向で調整に入った。複数の関係者が明らかにした。その後の内閣改造も検討しており、選挙結果も踏まえて岸田文雄首相が時期や規模を判断する〉

 だが、その2日後に起きた銃撃事件によって、様相は一変した。とりわけ、交代説が取りざたされていた岸信夫・防衛相と高市早苗・政調会長をめぐっては、岸田文雄・首相にとって非常に難しい判断を迫られることになる。ベテラン政治ジャーナリストは言う。

「2人は安倍氏の実弟と愛弟子で、ともに安倍氏の強い後押しがあって就任した経緯があります。岸氏の場合は、かねて健康不安説が囁かれており、『国際情勢が不安定な中、防衛大臣の任に耐えられないのではないか』と指摘されてきた。次の改造人事では交代が検討されていましたが、もし本人が『兄の遺志を継ぐ』と言って続投を望んだ場合、首相としてもなかなか辞めさせにくいのではないか」

 さらに複雑なのが高市氏をめぐる状況だ。

「高市氏は茂木敏充・幹事長との対立が表面化しており、党執行部の中で孤立している状態です。次の党人事で外されるのが濃厚とみられていましたが、それは『岸田首相が安倍氏を説得し、納得してもらう』ことが前提でした。安倍氏亡き今、岸田首相が“高市外し”に動くと、『安倍氏が生きていたら許さないはずだ』という声が党内から上がる可能性が高い。

 とくに、先の総裁選で安倍氏とともに高市氏を支持した勢力の一部には、今後は高市氏が『安倍氏の遺志を継ぐ後継者』という見方がある。その高市氏がすぐに交代となれば黙っていられないでしょう。一気に政局化する可能性もあります」(同前)

 巨大な権力者を失った政界は、混迷に向かいつつある。

8045チバQ:2022/07/11(月) 10:53:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/87da7555bbe788bb4ed8883a9cc7162ace7e3d72
安倍元首相暗殺でひんしゅくを買った奈良県警の会見 県警本部長の更迭は不可避、警視総監・警察庁長官も交代が既定路線に
7/11(月) 10:31配信


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デイリー新潮
危機管理でつまづいた県警
その衝撃的な死は警察組織にも大きな影響を与えた

 参院選最終盤の演説中、凶弾にたおれた安倍晋三元首相(享年67)。警備体制の不備が相次いで指摘される中、当日の奈良県警の会見は各方面でひんしゅくを買った。また、事件の影響で県警本部長の更迭は避けられず、警視総監、警察庁長官も交代が既定路線となっているという。

【写真を見る】36年前、昭恵さんとの結納を済ませた安倍晋三元首相。当時32歳

 奈良県警の刑事部長や警備実施を担当した警備部参事官らが会見したのは、安倍元首相が銃撃され、死亡した8日夜のことだった。

「何を聞かれても”具体的な回答は差し控えたい”と繰り返し続けたことについて、各方面で”あの会見はなんなんだ”……といった、怒りともむなしい気持ちを吐露したとも取れる声があがっていました」

 と、社会部デスク。

「確かに警備実施の中身は秘中の秘ですから県警幹部の言っていることは間違ってはいないのです。しかし、警察当局の幹部の中にすら”こういう会見の時って中身より言い方だったりするじゃないですか。その点、彼らの振る舞い方は受け入れがたい、良くなかった”と話す人がいました」

 不祥事などが起こって開かれる記者会見での言動は危機管理の面で重要な岐路とされているが、今回、県警はそこでもつまづいたというわけなのだ。

警備計画書を承認した本部長の真意とは? 
「いずれどこかのタイミングでは行われることになったと思いますが、幹部らの不手際もあって、翌日夜には県警本部長の会見が行われることになりました」(先のデスク)

 9日夜、1995(平成7)年入庁キャリアの鬼塚友章本部長(50)は徹頭徹尾、神妙な面持ちで目を充血させ、絞り出すように会見に臨んでいた。その中身は大要以下の通りである。

・今回の警護、警備に関する問題があったことは否定できない。
・警護計画書に違和感を持ったり修正すべき点を感じたりしたところはなく、原案通り承認をした。
・背後からの脅威への対応が十分だったか、今後検証されるべきだ。
・治安責任を有する県警本部長として極めて重大かつ、深刻に受け止めており、その責任も痛感している。
・午前11時30分すぎに第1報が入った。その状況の深刻さについて、私自身も平成7年に警察官を拝命して、27年余りの警察官人生での最大の悔恨、痛恨の極みだ。責任の重さを痛感している。

「警護対象者が死亡するという最悪の結果を招いており、その責任を認めるのは当然のことですが、”背後からの脅威など”具体的な点に踏み込んだ点は前日の会見よりは 評価できると思います。何より自身の警察官人生に重ね、取り返しのつかない事態を招いたことを語っていたことで、ある程度、前日のいただけない幹部会見の悪評を払拭できたように感じました」(同)

8046チバQ:2022/07/11(月) 10:53:54
北村滋氏に見いだされた鬼塚本部長
 鬼塚本部長は今年3月に奈良に着任したばかりだった。その横顔についても少し紹介しておこう。

「福岡高校から九州大法学部を経て警察庁に入庁しました。内閣情報調査室に勤務した時に当時のトップ・北村滋情報官に見いだされ、北村氏がNSC(国家安全保障局)に転じる際にこれに従いました。北村氏の辞職後ようやく警察庁に戻ってきて、同期と同じようにそろそろ地方の本部長をということで回ってきたのが奈良だったのです」(警察庁関係者)

 北村氏は安倍氏の懐刀、官邸官僚として名を馳せた人物だ。その北村氏に見いだされた鬼塚本部長としては安倍氏への思いも浅からぬものがあったに違いない。

「鬼塚本部長が”27年余りの警察官人生で〜”という言葉を使っていたのを見て、この事件の捜査や検証がある程度落ち着いたところでの更迭は避けられないだろうと感じました。警察トップもそのように考えているということを踏まえての発言とも言えるでしょう」(同)

 他方、安倍氏が首相時代に秘書官を務めていたのが現在、警視総監を務める大石吉彦氏だ。今回の警備実施については、警視庁警備部警護課からSPが1人派遣されている。

警視総監、警察庁長官人事は? 
「元々、大石氏は今年秋に勇退が取り沙汰されていました。ただ、今回の件でそれが既定路線になったと取り沙汰されています」(先の記者)

 同様に中村格警察庁長官もほぼ同じ時期に交代が噂されていた。

「中村長官の場合は同期の露木康浩次長にバトンを継ぐことが確定的です。同期で年齢も同じなので、中村氏が長くやりすぎると露木氏の任期が短くなってしまうこともあり、1年半程度で交代すると見られてきました。中村氏が長官になったのは昨年9月で、1年半ということなら任期はもう少しあるわけですが、今回の一件を受けてそれが少し早まる可能性が出てきたということです」(同)

 警視総監・警察庁長官ともに表向きには引責という形は取らないようだが、今回の件が警察トップの人事に波及するほどのインパクトがあったことは間違いない。

デイリー新潮編集部

新潮社

8047チバQ:2022/07/11(月) 21:02:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/50e3800eb95bf83e5b4a6de6f1c498c919736229
選挙後最大の注目は安倍派の後任会長 安倍さん以外では難しく下手をすると分裂も/田原総一朗氏
7/11(月) 7:00配信
日刊スポーツ
田原総一朗氏

 安倍さんの非業の死で弔い合戦となり、ただでさえ堅調だった自民党が大勝した。解散しなければ、岸田さんは向こう3年間、大きな国政選挙がなく、存分に自分がやりたい政策ができる「黄金の3年」を手に入れたことになる。

 最大派閥を率い、その意向に気を使わなければならなかった安倍さんもいない。まさに「黄金」だが、選挙がないことが、逆に波乱要因となる可能性がある。

 選挙後の最大の注目は、安倍派の後任会長が誰になるか。何人かの名が挙がっているが、この参院選で安倍派は94人から100人以上になる。安倍さんだからまとめられたが、安倍さん以外では難しい。下手をすると、分裂するだろうとみている。

 分裂だけでは済まず、分裂した安倍派を他の派閥が乗っ取ろうとする動きも出てくる。自民党がまとまっているのは選挙で勝たなければいけないからだ。その選挙が3年間ない。安心して派閥抗争ができることで、相当激しいものになるのではないか。それを岸田さんが抑えられるか。抑え方に失敗すると、岸田降ろしが始まるかもしれない。

 存分に自分がやりたい政策ができる3年とはいえ、岸田さんは本当にやりたい政策を持っているのか、何をやりたいのか、よく分からない。自民党は、田中角栄、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三氏らやりたいことがはっきりしている政治家は認めるが、よく分からない政治家は本音では認めてない。

 自分はやりたいことを持っている、自分の方が上だと思っている政治家が、自民党には少なくとも2人いる。これも波乱の要因となってくるだろう。

 ◆田原総一朗(たはら・そういちろう)1934年(昭9)4月15日生まれ、滋賀県彦根市出身。早大卒。岩波映画、東京12チャンネルを経て77年からフリー。「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)の司会は87年から続く。

8048チバQ:2022/07/11(月) 21:03:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7efb1c3094526ccaf62b9703ba1b974b1695a66b
田崎史郎氏、“ポスト安倍”は最大派閥・安倍派の中にも「今はいない。非常に難しい」
7/11(月) 18:53配信
スポーツ報知
田崎史郎氏

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、TBS系「ひるおび!」(月〜金曜・午前10時25分)に生出演した。

 8日に安倍晋三元首相(享年67)が銃で撃たれ死去する事件が発生。2日後の10日に投開票が行われた参議院選挙で自民党は改選55議席を上回る60議席台を獲得し、大勝した。

 これを受けて、田崎氏は党内最大派閥である安倍派の“ポスト安倍”について「安倍派は安倍さんだから集まってきた人たち。安倍さんを慕っている方が多い」と説明。ただ「安倍さんに次ぐナンバー2をつくっていない」とし、「安倍さんが、このような形で倒れられると、さてどうするんだと。という段階で困っている段階」と説明した。

 司会の惠俊彰に「“ポスト安倍さん”という人は一人もいないんですよね?」と問われると、「今はいない」と答えた。「いずれ安倍派の中から、新しい総理総裁候補は収れんされてくる。急にいなくなって、今さあ誰を選ぶかとなると非常に難しい」と話した。

 現在、安倍派には松野博一官房長官、萩生田光一経済産業相、岸信夫防衛相、福田達夫総務会長、下村博文前政調会長、西村康稔前経済再生相、稲田朋美元防衛相らが所属している。

8049チバQ:2022/07/11(月) 21:03:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9536277ecb48f7a95e469b2a786190567ce2508
安倍元首相死去 次の派閥会長人事、今後の派閥の運営は?
7/11(月) 14:25配信


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日テレNEWS

日テレNEWS

安倍元首相が銃撃され亡くなったこと受けて、安倍派の幹部がこのあと会合を開き、次の派閥会長人事や今後の派閥の運営について話し合うことにしています。

安倍元首相が率いていた自民党の最大派閥・安倍派ですが、衆目の一致する次の会長候補がいないだけに、今後の態勢をめぐり混乱も予想されます。

安倍元首相が亡くなったことを受け、安倍派の幹部は11日午後1時半から都内で幹部会を開きました。ある派閥幹部は、「通夜や葬儀の段取りなどを確認するために集まった。後継の会長については議論しない。夕方にまた集まる」と話しています。

一方、自民党は11日午前11時半から臨時の役員会を開きました。岸田首相は「安倍氏の遺志をついで経済再生や外交安全保障、憲法改正などの難題に挑んでいく責任があると」と述べました。一方、内閣改造・党役員人事の時期についての言及はなかったということです。

一方、立憲民主党の泉代表は会見し、「任期の間において、我が党をいかに上昇させていくかが責任だと思っている」と述べ、改めて代表を続投する考えを示しました。

また、比例代表で日本維新の会が野党第1党になったことについては「立憲の強い支持層は一定あったと思う。一方でこの間、維新はじめ他党が強みをみせる支持層や世代があると思う」と述べた上で、今の時代に合った分かりやすい情報発信に改善したいと述べました。

8050チバQ:2022/07/11(月) 21:04:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb522ce86de7af05fa43d529cb6dc87255b6551e
【参院選】自公大勝 改選過半数超…岸田政権基盤固める 高市政調会長の処遇焦点
7/11(月) 6:00配信
スポーツ報知
 第26回参議院選挙で、自民党は改選55議席を上回る60議席台を獲得し、大勝した。60議席台に届いたのは2013年以来。公明党と合わせて与党で改選過半数の63を超え70議席以上に達した。憲法改正に前向きな日本維新の会、国民民主党を加えた「改憲勢力」は、国会発議に必要な3分の2以上の議席を維持した。投票日2日前の8日には安倍晋三元首相(享年67)が銃で撃たれ死去する事件が発生。各党とも「民主主義への挑戦」と非難し、最終日の9日は選挙活動を行った。

 安倍元首相が銃撃死するという緊迫した前代未聞の選挙戦を終え、自民は議席を着実に伸ばし、岸田政権が基盤を固めることが確実となった。

 臨時国会は8月3日召集を軸に調整しており、第1党として参院の正副議長を選出する。下旬には参院議員会長選を実施、参院執行部人事を決める見通し。内閣改造と党役員人事では麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官ら政権中枢は維持しつつ、小幅になる可能性もある。安倍氏と近く発信力のある高市早苗政調会長(無派閥)の処遇も焦点となる。

 安倍氏という党の柱を失い、動揺が広がる中、自民は参院選で一定の信任を得た形となった。だが、エネルギー価格の上昇、原材料費の高騰などは、国民生活を直撃している。選挙中、岸田政権の支持率は下落傾向で、野党は「岸田インフレ」などと追及を続けた。政府は大型補正予算編成を検討をしており、10月にも臨時国会を召集して成立を図る。

 憲法改正についての論議も活発化しそうだ。維新、国民民主も改正論議に前向きな姿勢を示している。岸田文雄首相は9条への自衛隊明記など党改憲案4項目について「極めて現代的な課題」と指摘。公明党は憲法に条文を追加する「加憲」を提案しているが、9条への自衛隊明記については否定的だ。世論を踏まえながら、丁寧な議論が求められる。

 岸田氏は初めての参院選を乗り越え、2025年まで国政選挙のない「黄金の3年」を手に入れた。ただ、来年4月には統一地方選、24年9月には自民党総裁選を控え、ロシアが侵攻したウクライナ情勢も予断を許さない状況が続く。

 岸田氏は安倍氏を頼り、政権運営について相談をしてきた。党内でも安倍派は存在感が大きく、閣内や党役員人事でどのように派閥のバランスを取るかも岸田氏を悩ませそうだ。

報知新聞社

8051チバQ:2022/07/11(月) 22:35:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/afd6b33bb18990ac13f2c239b98b03ab627267d2
岸田首相「与党結束で難局突破」 自民人事、茂木氏ら留任有力 安倍氏遺志継ぎ改憲リード【22参院選】
7/11(月) 14:26配信
 岸田文雄首相(自民党総裁)は11日午後、参院選の勝利を受けて党本部で記者会見した。

 ウクライナ危機などに関し「戦後最大級の難局にある。乗り越えていくためには有事の政権運営が求められる」と強調。自身が掲げる「聞く力」と「決断と実行」を政権運営の両輪に位置付けた。「与党内で幅広く一致結束の態勢を固め、全力で難局の突破に取り組んでいく決意だ」と表明した。

 首相は内閣改造・党役員人事に向けた検討を進める。「臨時国会をはじめ政治日程をまず確定しなければならない。その上で人事のタイミング、内容を考えていかなければいけない」と説明。人事に当たり、「党の結束は大事にしていかなければならない」と重ねて述べ、挙党態勢を重視する方針。麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長の留任が有力だ。

 政府・与党は参院選を受けた臨時国会を8月3〜5日の日程で開く方向で調整している。新たな参院勢力に基づく正副議長の選出などを行う方針で、新議長には自民党の尾辻秀久元参院副議長らが浮上している。内閣改造・党役員人事の時期は、首相が外交日程なども見極めて8月から9月の間で判断する。法案審議のための本格的な臨時国会は秋に再び開く方針だ。

 首相は、安倍晋三元首相が遊説中に銃撃されて死亡した事件に触れ、「思いを受け継ぎ、特に情熱を傾けてきた(北朝鮮による日本人)拉致問題や憲法改正などの難題に取り組んでいく」と訴えた。

 参院選では自民、公明両党と憲法改正に前向きな日本維新の会と国民民主党で改憲発議の条件となる3分の2(166議席)を維持した。

 首相は改憲実現に向け、「国会での議論をリードしていきたい」と表明。秋に予定される臨時国会では、参院選の民意を受けて「与野党全体で一層活発な議論が行われることを強く期待する。しっかりと盛り上げていきたい」と語った。「できる限り早く発議に至る取り組みを進めていく」と意欲を示した。

8052チバQ:2022/07/11(月) 22:35:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/aea01f0679b2441fd31ca9bbbdc4f76bd2c4686b
参院議長に尾辻秀久・元厚労相が浮上…松野官房長官・林外相・茂木幹事長の続投有力
7/11(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
当選確実を示すバラを付ける岸田首相(左から4人目)、茂木幹事長(同3人目)ら(10日午後9時54分、自民党本部で)

 岸田首相(自民党総裁)は参院選の結果を受け、8月下旬にも内閣改造・党役員人事を行う意向だ。内閣では松野官房長官や林外相、党役員では麻生副総裁、茂木幹事長の続投が有力視されている。

 内閣改造では、今回の参院選に出馬しなかった金子農相、二之湯国家公安委員長の後任を選ぶ。首相は各派閥のバランスを見極め、慎重に判断する考えだ。

 首相は8月1日、米ニューヨークで開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に出席する予定で、政府・与党は7月末か8月初旬に臨時国会を召集する。会期は3日間とし、新たな正副議長を選ぶ方向だ。参院議長には尾辻秀久・元厚生労働相が浮上している。

 臨時国会に先立ち、参院自民党は参院議員会長選を行う。

8053チバQ:2022/07/11(月) 22:44:19
https://www.sankei.com/article/20220711-VX2TJZHJ3RLOZIZMU54K6HARTQ/?outputType=theme_election2022
群馬 自民「保守王国」の力示す、連合、立民、国民の「共闘」は課題
2022/7/11 22:34
飯田 耕司
柳原 一哉
10日に投開票された参院選群馬選挙区(改選数1)は、自民現職の中曽根弘文氏(76)=公明推薦=が大差で勝利した。強大な支持基盤を誇る「保守王国」の力が改めて示された格好だ。一方で、連合群馬が組織として初めて擁立した無所属新人の白井桂子氏(60)は、独自候補の擁立を断念した立憲民主党、国民民主党県連が支援する新たな「共闘」の形を得て選挙戦に臨んだが惨敗した。

中曽根氏の得票率は、63・83%と圧勝ともいえる数字を獲得。一方の白井氏は18・56%にとどまった。今回の得票率は前回参院選の旧民主が獲得した得票率を20・06ポイント下回るなど、まったく歯が立たなかった格好だ。

「(連合、立憲民主、国民民主の)3者が並んでいることが大事」

立憲民主県連の後藤克己会長は、選挙戦を前に今回の取り組みをこう語っていたが、自民関係者は選挙戦を振り返り、「(共産党と組まず)野党側が分裂した上に、候補者はいずれも新人だった。6期の実績の他に、中曽根という(名前の)ブランドもあり、かなり力の差があった」と、今回の〝共闘〟を冷ややかに分析した。

前回、前々回の参院選群馬選挙区で、旧民主党が共産党と候補者を一本化。これをめぐって、共産と労働運動で対立してきた歴史を持つ連合群馬が反発。昨年の衆院選ではたもとを分かつ判断を下した。

こうしたなかで、連合群馬が間を取り持つ形で、中央でぎくしゃくする関係が続く立憲民主と国民民主と連携を組むという新たな連携を実現、共闘を果たしたというわけだった。

しかし、連合はこれまで政党の後方支援を行ってきたものの、表舞台に候補者を擁立したのは今回が初めて。しかも候補者を決めたのが約3カ月前と準備不足も否めなかった。「短期間で、なかなか知名度を上げられなかった」(連合関係者)のも敗因だ。


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連合群馬の佐藤英夫会長は「必ず労働者の声を国政に届けていく。次の戦いに向け準備をしていきたい。捲土(けんど)重来を期す」とトーンを上げる。だが、この敗因を次回に生かし、自民の対抗軸として保守王国に風穴をあけるのはハードルが高いといえる。(飯田耕司、椎名高志、柳原一哉)

8054チバQ:2022/07/12(火) 10:54:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b6bb733db9db7f197a779397d8e49aacce98fd1
参院選勝利も動揺隠せず 人事など「安倍系」処遇が焦点 岸田政権
7/12(火) 7:12配信
時事通信
参院選から一夜明け、記者会見する岸田文雄首相=11日午後、東京・永田町の自民党本部

 参院選を乗り切った岸田政権が11日、再始動した。

 安定政権へ向け勝利を収めたものの、衝撃的な事件で安倍晋三元首相を失った動揺は隠せない。岸田文雄首相(自民党総裁)は8月にも内閣改造・党役員人事を行う方針だが、安倍氏が傾注してきた憲法改正などへの対応や、人事での「安倍系」議員の処遇が焦点だ。


 「偉大なリーダーを失った。結束を呼び掛けていかなければならない」。首相は11日の記者会見で、繰り返し「結束」に言及。その上で「思いを受け継ぎ、特に情熱を傾けられた拉致問題や憲法改正などの難題に取り組む」と訴えた。

 党内保守派を代表した安倍氏に対し、首相はリベラル勢力宏池会(岸田派)の領袖(りょうしゅう)。首相が結束や継承を強調したのは、「政策がリベラルに流れると保守系が騒ぎ出す」(関係者)との警戒感がある。

 首相にとって安倍氏は当選同期の友人。節目節目に保守派をまとめてきた安倍氏の下を訪れるなど日頃から気を使ってきた。保守派を抑える重鎮がいなくなり、コントロールが利かなく恐れもある。

 実際、首相は会見で改憲について「結党以来の党是実現へ国会の議論をリードしたい」と安倍氏に代わって旗振り役を担う意向をアピール。「できるだけ早く発議に至る取り組みを進める」と議論を加速させる考えも示したのは、安倍氏の背後に陣取る支持者への配慮とも言える。

 一方、人事は安倍氏と政治信条が近く目をかけられた高市早苗政調会長(無派閥)や、萩生田光一経済産業相ら安倍派議員の扱いがカギとなりそうだ。首相は11日の臨時役員会に先立ち、党本部で麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と約30分会談。午後には首相官邸で茂木氏と短時間向き合った。臨時国会や人事の時期について意見交換したとみられる。

 首相は政策的に距離がある高市氏を「代えたがっている」(党幹部)との見方がある。高市氏をめぐっては、安倍派には当時の町村派から離脱したことを快く思わない向きも多いが、露骨な高市外しは保守派の反発を招きかねない。

 安倍氏の最側近だった萩生田氏は、首相の信頼も厚い。引き続き閣僚や党幹部に起用される可能性があるものの、派内にはやっかむ声もある。

 その安倍派は大黒柱を失い、後継者の選定が急務だ。11日は派閥事務所に下村博文、塩谷立両会長代理、西村康稔事務総長らが集まったが、結束を確認するにとどまった。閣僚・党役員経験者は多いがいずれも決め手を欠き、派内から「集団指導体制しかない」(中堅)との声が上がる。

 党幹部の一人は「安倍派の誰に相談すればいいのか分からない」と嘆いた上で、「難しい人事になる」と予測した。

8055チバQ:2022/07/12(火) 10:55:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a99153a4c3b8b7e9b06c4f1f0698466bc41f270
人事で保守派疎んじるな」 自民安倍派幹部
7/11(月) 23:54配信


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時事通信
下村博文氏

 自民党安倍派の下村博文会長代理は11日、BS日テレの番組で、臨時国会後に想定される内閣改造・党役員人事に関し、安倍晋三元首相の死去を踏まえ「岸田文雄首相はリベラル系だ。安倍氏はコアの保守の人たちをつかんだ。それを疎んじれば保守の人たちが逃げる」と述べ、配慮するよう求めた。

8056チバQ:2022/07/12(火) 18:17:48
げんだい
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9aa618de207d636812af36ed6e89ba32602366b
安倍元首相亡き後の「清和会」で早くも“跡目争い” 西村康稔氏ら露骨な動き、ライバル外しも
7/12(火) 16:00配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
安倍元首相の銃撃現場には献花台が設けられた(C)日刊ゲンダイ

 岸田自民の大勝に終わった参院選から一夜明けた11日、凶弾に倒れた安倍元首相の通夜が都内で行われた。自民党議員は皆、沈鬱な表情を浮かべていたが、安倍元首相亡き後の「安倍派」では、早くも“跡目”争いが勃発しているという。最大の問題は、衆目が一致する“安倍後継”が一人もいないことだ。

安倍暗殺と自民圧勝 現状追認の選挙結果で歴史が暗転する予感(上)

  ◇  ◇  ◇

 いち早く動いたのは、派閥事務総長の西村康稔前コロナ担当相だった。

「西村さんの呼びかけで11日の昼、派閥の幹部会合が開催されました。出席者は塩谷立と下村博文の両会長代理、それに参院派閥の世耕弘成会長の4人だったそうです。参院選で当選した新人を含めると、現在93人の安倍派(清和会)は100人規模になる可能性がある。会合を呼びかけた西村さんは、下村さんと組んで最大派閥の主導権を握ろうとしたのではないか、そう見られています。ミソは、ライバルである萩生田経産相を外したこと。派閥の役職に就いていない萩生田さんを会合に呼ばずに“萩生田不在”の中で今後の体制を決めてしまいたかったのかもしれません」(官邸事情通)

 ところが、この動きを察知した派閥重鎮が待ったをかけたという。「安倍さんの通夜も終わっていないのに、そんなことをしている場合か」といさめたとされている。

 結果、幹部会合は流れ、メンバーを拡大した会合を11日夕方に都内ホテルで改めて開催することになった。約20人が出席した。日刊ゲンダイが会合終了後、複数の議員に話を聞くと「今後の派閥運営についての話はなかった」(衛藤征士郎元衆院副議長)という。

 しかし、8月下旬に内閣改造が予定されているため、急いで次期会長を決める必要がある。

「トップ不在では岸田首相と人事について交渉する窓口がなくなってしまいます。これまでは安倍さんが岸田首相と交渉を行っていた。早期に会長を決めないと、交渉ができなくなってしまう恐れがあります」(自民党関係者)

“集団指導体制”以降も分裂の危機
早くも後継を巡ってゴタゴタ(参院選の街頭演説で熱弁をふるう安倍元首相=3日)/(C)日刊ゲンダイ

 いま浮上しているのが、西村氏や下村氏といった複数幹部による“集団指導体制”だ。だが、これも波乱含みだという。

「当面は集団指導体制でやっていけるだろうが、将来的に分裂は避けられないと思う。24年の総裁選が近づけば、西村さんや下村さん、それに萩生田さんは、『オレが、オレが』と“総裁候補”として意欲を示し始めるだろう。いったい派閥として誰を担ぐのか。誰が会長に就いても派内はまとまらず、分裂に向かう可能性がある。そもそも、派内には安倍系と福田系が“同居”しており、分裂の流れができれば、つなぎ留めるのは難しい。分裂したグループが、菅前首相のグループと合流するのでは、という見方もあるほどだ。派閥オーナーだった森喜朗元首相が分裂回避のために動くはず、という話も伝わっている」(官邸事情通)

 安倍元首相の父で、清和会会長だった晋太郎氏はかつて、「派閥は大きければいいわけじゃない。維持するのが大変」と話していたという。実際、安倍晋太郎氏が亡くなり、三塚博氏が会長に就いた後も、派閥は分裂している。最大派閥を巡るゴタゴタは混迷を極めそうだ。

8057チバQ:2022/07/13(水) 13:20:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/d764a4b505a0075ae49b80a8457624314da7f5bc
最大派閥「安倍派」後継会長を巡る暗闘が勃発…まさかの「細田議長待望論」も浮上
7/13(水) 11:00配信


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女性自身
7月1日、参院選の応援演説を名古屋駅まで行う安倍元首相(写真:朝日新聞)

7月8日に銃撃され、67歳で亡くなった安倍晋三元首相。11日の通夜、12日の告別式には国内外から要人が弔問に訪れ、安倍元首相が急死したことが与えた衝撃はあまりにも大きかったことを示している。

そしていま、永田町で懸念されているのが、安倍元首相が会長を務め、率いていた自民党最大派閥「清和会」(安倍派)の会長のポストだ。安倍派には93人が所属し、党所属国会議員の約4分の1を占める。

「田中角栄元総理の『政治は数』という言葉はつとに有名ですが、安倍派はその数をもってしてここ数年来の政界に強く影響力を行使してきました。安倍さんが総理だったころも、政権運営を安定させるうえで大きな役割を果たしてきました。

安倍さんは総理退任後も党内保守派の“リーダー格”でしたし、防衛費の対GDP比2%への増額を求める動きを主導するなど、岸田政権が進める政策を左右する存在であったのは言うまでもありません。

しかし、安倍さんは『まだまだ引退しない』とかねて公言してきて、安倍派内には事実上の“ナンバー2”がいないという状態でした。安倍さんの不在は、この最大派閥をグリップすることができる人物がいないということを意味します」(自民党ベテラン秘書)

最大派閥とあって、安倍派は閣僚や党四役などを経験した有力議員を多数擁している。萩生田光一経産相(58)、松野博一内閣官房長官(59)、世耕弘成参院幹事長(59)、下村博文元文科相(68)、塩谷立元選対委員長(72)、稲田朋美元防衛相(63)、西村康稔元新型コロナ担当相(59)と、多士済々な顔ぶれである。

「昨年の自民党総裁選では安倍派から総裁候補を擁立せずに、大部分の議員は高市早苗政調会長(61)の支援に回りました。これは、安倍さんが無派閥の高市さんを応援すると決めたからなのですが、当時『なぜ派内から総裁候補を立てられないのか』という声もありました。

安倍派は、安倍さんの存在感やこれまでの実績、リーダーシップによってまとまってきた部分が大きく、安倍さんもこれまで精力的に政策への発言などを繰り返してきており、『引退はまだまだ先』という共通認識があったわけです。だからこそ、“ナンバー2”が不在であっても問題はなかったのですが、安倍さんが亡くなったことで、求心力が失われてしまったことは否めません」(自民党関係者)

7月11日に、安倍派の事務総長を務める西村氏、最高顧問の衛藤征士郎元衆院副議長、会長代理を務める塩谷氏と下村氏、参院安倍派「清風会」会長でもある世耕氏などが会合を開いた。

■当面は集団指導体制?

「会合で派閥幹部は、メンバーが結束してやっていこうという意思を改めて確認したわけですが、衆目が一致する後継の会長がいるかといえば、正直いないのが実情です。

11日の会合では、しばらくは塩谷さんや下村さんといった会長代行やベテランの集団指導体制でやっていくことを確認したようです。しかし、それで派閥の求心力が維持できるか見通せません。

有力議員がひしめく清和会は、“いずれは自分が総裁候補に”という野心を持つ議員が少なくありません。これまで安倍さんという存在が、そうした議員たちをある意味で抑えていた部分があります。パワーバランスの変化のために、将来的には派閥が分裂する可能性すら出てきたということです。

森喜朗元総理(84)や細田博之衆院議長(78)といった派閥重鎮が、調整のために動くことが増えていくかもしれません」(前出・自民党関係者)

前出・ベテラン秘書はこう話す。

「安倍派内には、『内閣改造、党役員人事のタイミングで細田さんに議長を引いてもらって、派閥会長として戻ってきてほしい』という声があります。細田さんは安倍さんの前の清和会会長として、長らく派閥をまとめてきた実績はあります。

しかし、細田さんの派閥運営はひとえに安倍さんや森さんの存在感や威光が大きい部分があり、『今更派閥に戻ってきてこの難局をまとめる力があるのか』という声も聞こえます。いずれにしても、後継会長についての議論は、早々に決着するとは思えません」

安倍元首相の死によって、永田町の力学も大きく変わろうとしているーー。

8058チバQ:2022/07/13(水) 13:33:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eb2e7ad0cd0a6fd62c18f8c7be9020d1c0e6582
「大黒柱」喪失、主導権争いも 安倍派、分裂の歴史
7/13(水) 7:06配信


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時事通信
世耕弘成 参院幹事長

 自民党安倍派(清和政策研究会)は会長の安倍晋三元首相の葬儀が12日に行われたことを受け、後継体制の調整に入る。

 衆目の一致する会長候補は不在で、集団指導体制への移行も取り沙汰される。同派は代替わりを契機に分裂した歴史があり、大黒柱を失った最大派閥の主導権争いに発展し、影響力低下につながる可能性もある。

 「ともかく一致団結を優先したい」。参院安倍派会長で、安倍氏側近でもあった世耕弘成党参院幹事長(59)は11日のテレビ朝日の番組でこう強調。今後の体制については「今決められる状況にない。一呼吸置いて相談しながら決めたい」と述べるにとどめた。

 安倍派は党内の4分の1に相当する90人以上を擁し、伝統的に保守色が濃い。塩谷立・元総務会長(72)と下村博文前政調会長(68)が会長代理を務め、松野博一官房長官(59)、西村康稔前経済再生担当相(59)、萩生田光一経済産業相(58)もメンバーだ。橋本聖子参院議員(57)は東京五輪・パラリンピック組織委員会会長就任に伴って離党するまで所属し、現在は復党している。

 後継候補の一人が下村氏。選対委員長も務め、政治信条の近い安倍氏が党総裁候補に挙げたこともある。一方で言動が物議を醸すことがあり、11日には内閣改造・党役員人事に関し「保守を疎んじればその人たちは逃げる」と岸田文雄首相をけん制。派内で「葬儀も終わっていないのに」と眉をひそめさせた。

 政府と党の要職を経験し、調整役として定評のある萩生田氏を推す声もある。安倍氏の最側近。引退後も派に影響力を残す元会長の森喜朗元首相や麻生太郎副総裁らと懇意だ。ただ、衆院当選6回と議員歴が比較的浅く、ベテラン勢が反発する可能性がある。

 安倍氏の実弟、岸信夫防衛相(63)には体調を不安視する向きもある。

 清和会は1991年、病に倒れた安倍氏の父晋太郎会長の後継を三塚博、加藤六月両氏が争う「三六戦争」を展開し、加藤氏は除名された。98年には森氏と跡目争いをした亀井静香氏が平沼赳夫氏らと退会して分裂した。2008年総裁選の際は森氏と中川秀直元幹事長の間で割れ、中川氏はその後、派を離れた。森氏が「わが派は分裂と脱藩の歴史だ」と自ら認めたこともある。

 無派閥のある閣僚経験者は「仕切れるのは萩生田氏しかいないが、後ろ盾がいなくなった」と指摘。「集団指導体制で競わせるしかない」との見方を示した。

8059チバQ:2022/07/13(水) 15:51:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e2d285452b4e8d596fa289e11859de43f2449b4
「離党しても除名されても死ぬ前には戻りたい」自民党に有象無象の議員が沢山いる本当の理由
7/13(水) 10:16配信
プレジデントオンライン
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/mizoula

1955年の結党以来、そのほとんどで政権党であり続けている自民党。その中には有象無象の議員が在籍し、離党者や除名者もやがて自民党に戻ってくる。それはなぜなのか?  政治記者である蔵前勝久氏は「自民党で最後を迎えることこそが自らの強さの証明であり、政治家としての誇りの回復、という意味があるのではないか」という――。

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 ※本稿は、蔵前勝久『自民党の魔力 権力と執念のキメラ』(朝日新書)の一部を再編集したものです。
※役職名は当時のものです。

■離党した野中広務氏を復党させた二階氏の幹事長権限

 16〜17年、二階幹事長が旗を振って、かつて離党したり、除名されたりした元議員が相次いで自民党に復党した。

 16年6月に復党したのは、野中広務氏。1945年に戦争で召集され、高知で終戦を迎えた。戦後、地元の京都府園部町(現・南丹市)に帰り、51年に町議に初当選。33歳で町長になった。府議を経て衆院選に初当選したのは83年。国会議員としては57歳という遅咲きだったが、権力のありかを見抜く政局観の鋭さを武器に、官房長官や幹事長といった権力の階段を駆け上がった。その後、郵政民営化を掲げた小泉純一郎首相と対立して2003年、政界を引退した。

 引退後も全国土地改良事業団体連合会(全土連)の会長を務めるなどしていたが、11年、民主党政権が土地改良関連予算を大幅削減したことを受け、自民党を離党した。与党民主党の小沢一郎幹事長が全土連について「政治的態度が悪い。そんな所に予算をつけるわけにはいかない」と敵視したことが大きく、野中氏は離党に際して「国から補助金をもらっている団体の会長は政党色がない方がいい」と語った。

 その野中氏の後任として全土連会長に就いたのが二階幹事長だった。二階氏は「参院選までに復党手続きを」として、幹事長の権限をフル活用し、野中氏の「復権」を主導した。

■「除名」された綿貫民輔氏を復党させた慣例変更

 次いで党に戻った大物は、幹事長や衆院議長を務めた綿貫民輔(たみすけ)氏だった。綿貫氏を復党させるため、自民党は、慣例を変更した。綿貫氏は郵政民営化法案の採決で造反し、05年9月の郵政選挙では国民新党を結成して出馬。明らかな反党行為であり、自民党は離党届を受理せず、綿貫氏は「除名」された。

■綿貫氏のために新設された「除名者の復党に関する審査基準」

 自民党の党紀委員会が行う処分には、党則の遵守の勧告▽戒告▽党の役職停止▽国会及び政府の役職の辞任勧告▽選挙における非公認▽党員資格の停止▽離党の勧告▽除名――とあり、除名が最も重い。それまで除名された国会議員で復党者はゼロだった。このため、党は綿貫氏の復党にあたり、「除名者の復党に関する審査基準」を新設。以下のように定めた。

----------
1.復党審査の対象者を、除名処分の効力が生じた日から原則として10年を経過した者とする。
2.党紀委員会において下記事項について審査する。
①党活動に対する協力及び国家への貢献が顕著であること。
②当該都道府県支部連合会及び所属国会議員の相当数の賛同があること。
③刑事事犯により有罪となった者でないこと。
3.党紀委員の3分の2以上が出席し、かつ、その3分の2以上の多数で議決することにより、除名者を復党させることができることとする。
----------

 この文書のうち、除名から「10年」「3分の2以上」という表現以外は、「原則として」や、党への協力や国への貢献が「顕著」、国会議員の「相当数」などと、極めてあいまいだ。状況に応じて、いかようにも解釈できるようにしているのが自民党らしい。

8060チバQ:2022/07/13(水) 15:52:12
■「自民党に迷惑はかけたくない」綿貫氏の党への想い

 綿貫氏の復党を説明する山東昭子党紀委員長は16年11月の会見で、「綿貫氏が国民新党を立ち上げる際も、新党の党員を作ろうとしなかった。要するに自民党に反する行為は避けた。自民党に迷惑をかけたくないという気持ちがあったんだろうと。地元では『本当に立派な方だった』ということがどんどんわき上がっている」と語った。

 党富山県連関係者も「普通の議員なら自民党を離れるとき、『お前も辞めろ』と関係の深い地方議員や党員に求めるだろうが、綿貫さんはそれをしなかった」と証言する。綿貫氏は議員引退後は、富山と永田町を行き来し、自民党内の調整にも奔走し、党と綿貫氏との溝は、次第になくなってきたという。

■除名後に復党を求めた与謝野馨氏

 17年4月30日には与謝野馨(かおる)元官房長官が自民党に復党した。与謝野氏は1938年、東京都生まれ。歌人の与謝野鉄幹・晶子は祖父母で、中曽根康弘元首相の秘書を経て、76年に衆院旧東京1区で初当選した。小泉政権で党政調会長、第1次安倍政権で官房長官、麻生政権で財務相を歴任した重鎮だったが、政権転落後の2010年3月発売の月刊誌への寄稿で、谷垣禎一総裁ら党執行部に「本気で政権を倒す気概が見えない」と刷新を要求。

 変わることができなければ「新党を含め新しい道を歩む決断をせざるを得ない」との考えを表明し、同年4月に党を離れた。

 その後、平沼赳夫(たけお)元経済産業相らとともに新党「たちあがれ日本」を結党し、自民党を除名された。民主党の菅政権で経済財政相を務めたが、下咽頭がんを患った影響で声が出にくくなり、療養に専念するために12年に政界を引退。その後、自民党に復党を求めていた。

■与謝野氏の復党から見える自民党の「いい加減さ」

 自民の「いい加減さ」は、与謝野氏の復党にもよく表れている。先述した「除名者の復党に関する審査基準」によると、「復党審査の対象者を、除名処分の効力が生じた日から原則として10年を経過した者とする」としているにもかかわらず、与謝野氏が除名されたのは2010年4月。復党まで7年しか経過していない。

 山東党紀委員長は会見でこう説明した。「審査基準には10年という内規があるが、与謝野元衆院議員は7年経っている。国政選挙や地方選挙において自民党に何年も前から積極的に支援をしてくださった実績、そして、ご自身の政治家としての実績がある。また、我が党も(結党から)60周年を超えたところだ。ご本人からも強い要望があった。以前から、私どもや党、東京都連、それぞれの支部からも、ぜひ、復党させて欲しいという要望がございました」。10年という基準があるのに、なぜ7年で復党できるのか、山東氏は何も説明していない。結党60周年も何の関係もない。

■「死ぬ前には戻りたい」元自民党議員のふるさと

 一方で山東氏はこうも語った。「ゴールデンウィーク明けから、本格化する東京都議選もございます。やはり、港区、千代田区、新宿区という激戦区もある。そうした地元の議員たちにも、復党は非常に大きなインパクトを与えることになる。ぜひ、お力を貸して頂きたい」。審査基準を厳格適用するよりも、港区など衆院1区を地盤とした与謝野氏に近い関係者からの選挙支援を優先させることを露骨に語っている。与謝野氏本人に死期が迫っていたことも大きかった。復党の決定は、療養中で意識がない本人に直接伝えることはできず、党本部から秘書に連絡。同年5月21日、肺炎で死去した。

 自民党関係者はこう語った。「自民党にいたことがある人にとっては、最後は戻りたい。自民党はふるさとなんだろう」。野中氏、綿貫氏、与謝野氏。自民党政権で、幹事長や衆院議長、数々の閣僚を務め、世間では十分な功績が認められている。それでも、強者が集う自民党で最後を迎えることこそが自らの強さの証明であり、政治家としての誇りの回復、という意味があるのだろうか。

8061チバQ:2022/07/13(水) 15:52:39
■自民公認で出馬する旧民主党議員たち

 22年夏の参院選でも、かつて民主党議員だった複数の政治家が自民党公認を得た。野党議員だった政治家自らが自民党に接近し、自民党側も強者を求めるように吸い寄せていく。典型は、改選数1の宮城選挙区の桜井充氏である。世論調査で優勢な方を自民候補に決める手法は、まさに「強者をのみ込むブラックホール」である自民党の「らしさ」がつまっていた。

 桜井氏は1998年参院選に民主党公認で出馬し、42歳で初当選。当時の宮城選挙区の改選数は2だった。続く04年、10年は自民、民主両党で分け合う形で当選を重ねた。

 転機は4選をめざした16年。定数是正を受けて改選数は1に減り、再選を狙う自民現職と民進党の桜井氏が現職同士でぶつかり合った。桜井氏は野党がバラバラでは勝ち目がないと判断し、全国に先駆けて同年の3月には野党共闘態勢を確立。共産党の演説会にも登壇した。選挙戦では「野党統一候補として、共闘で戦う」「相手陣営から(野合と)責められているが、組んで何が悪い」と強調し、「憲法9条の改正は絶対に反対だ」「アベノミクスの恩恵は宮城には来ない」「安倍政権を引きずり下ろすため、絶対に勝たなければいけない」と自民批判を繰り返した。自民現職との激戦を制して、桜井氏は4選を果たした。

 当選後の桜井氏は、安倍首相を直撃した加計学園問題を追及してきたが、19年9月、国民民主党に離党届を提出。無所属のまま、立憲民主や国民民主でつくる参院の野党統一会派に所属していた。ところが20年5月には「新型コロナ対策一つとっても与党にいかないと仕事が出来ない」として参院の自民会派に入った。

■選挙で勝てるかどうかを最優先するのが自民党らしさ

 宮城で反発が広がるのも必然だった。16年参院選で桜井氏を野党統一候補として支えた市民団体からは「私たちの政策協定を裏切るもの。支援した県民への許しがたい行為で強い怒りを感じる」「ただちに辞職して、選挙をして欲しい」との批判が上がった。宮城自民も「敵」として戦った桜井氏をすんなり受け入れられるはずもなく、「共産と手を組んだ人と自民が組めるわけがない」(自民系県議)など非難が広がった。

 自民党宮城県連は21年12月、翌年の参院選での地元県議の擁立を決定した。この方針を事前に伝えるために党本部に赴いた県連幹部に茂木敏充幹事長が言ったのは「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕る猫がいい猫なんだ」。中国の鄧小平氏の言葉を使って、良い悪いよりも好き嫌いよりも、選挙で勝てるかどうかを最優先する考えを示した。「県連が擁立しようとしている県議で参院選に勝てるのか」という強い牽制だった。

 さらに党本部側は、桜井氏と県議との間で、一般県民を相手にした世論調査で決着をつけることを提案した。調査で物を言うのは、知名度だ。県議は自らの選挙区以外では広がりを欠く一方、98年から全県での選挙を戦ってきた桜井氏が有利なのは明らかだった。予想通り、桜井氏が、県議を上回って自民公認を勝ち取った。

 6年前に共産と組んだ政治家であろうと、次に勝てるとみれば、どんな理屈をつけてでものみ込んでいく。そんな融通無碍(むげ)な自民党らしさが、桜井氏擁立に現れていた。

朝日新聞論説委員 蔵前 勝久

8062チバQ:2022/07/13(水) 19:34:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b4653cc34d90e918649c28e810b82afb888268a
安倍派、後継会長を置かず 塩谷氏ら7人が集団指導
7/13(水) 17:00配信
時事通信
塩谷立衆院議員

 自民党安倍派(清和政策研究会)は、参院選の遊説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相の後継会長について、当面は置かない方向で調整に入った。


 会長代理の塩谷立・元総務会長(72)ら有力者7人による世話人会を設置し、集団指導体制で運営する方針。派閥の結束を優先し、党内での影響力維持を図る。同派関係者が13日、明らかにした。

 会長ポストを空席とするのは、派内に衆目の一致する候補が見当たらないためだ。派閥の求心力を保ち、分裂や混乱を避ける狙いから、呼称に「安倍」の名も残す。幹部らが11日に協議し、基本的な方向性を確認した。

 世話人会メンバーは塩谷氏のほか、同じく会長代理の下村博文・前政調会長(68)、参院安倍派会長の世耕弘成・参院幹事長(59)、副会長の高木毅・国対委員長(66)、事務総長の西村康稔・前経済再生担当相(59)、松野博一官房長官(59)、萩生田光一経済産業相(58)。最年長で衆院当選回数が最も多い塩谷氏が代表を務める。

 同派は国会議員計93人を擁する党内最大派閥。8月にも想定される内閣改造・党役員人事に向け、新体制を早急に固めたい考えだ。

8063チバQ:2022/07/13(水) 20:02:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/84a37343015ff36bb3604c91c8e4555e76059822
西村康稔・前コロナ担当相が「ポスト安倍」に色気……早くも始まった「安倍派」跡目争い
7/12(火) 11:03配信
デイリー新潮
昨年11月に会長就任を果たしたばかりだった

 選挙戦の最中にもたらされた安倍晋三元総理のあまりにも衝撃的な訃報。急転直下、「弔い合戦」となった参院選では自民党が予想を上回る大勝を収めた。岸田文雄総理は、衆院解散さえしなければ、国政選挙が行われない「黄金の3年」を手に入れたことになる。



 だが、安倍元総理が亡くなったことで、100人近い勢力を誇る自民党最大派閥・安倍派はどうなるのか、まさに予断を許さない状況にあるのだ。政治部記者はこう語る。

「細田博之前会長が衆院議長に就任するために派閥を離脱し、安倍さんが清和会を引き継いだのは昨年11月。年齢や実績を考慮しても、安倍さんは向こう10年は派閥の領袖を続けると考えられてきた。派閥内でも“ポスト安倍”について深い議論は全くなされておらず、動揺が走っています」

水面下で主導権争い
 とはいえ、安倍派では善後策を練るため、事実上の“ナンバー2”に当たる西村泰稔事務総長らが動き出しているという。

「本来であれば、先代の細田さんを会長代行に据えて当座を凌ぐのが筋ですが、議長就任で派閥を抜けてしまっている。そこで西村さんは参院選翌日の11日、会長代理の下村博文さんと塩谷立さん、最高顧問の衛藤征士郎さん、そして、参院安倍派を率いる世耕弘成参院幹事長らを集めて、話し合いを持っています。かねてより総裁選出馬に色気を覗かせていた西村さんが、このタイミングで派閥の主導権を握ろうとしているのは事実。西村さんと同じく安倍元総理の寵愛を受けてきた萩生田光一経産相や、稲田朋美元防衛相といった顔ぶれは外されています。この席上、西村さんが今後の方針について“事務総長一任”を取り付けようとしたという話もあり、他の幹部がそれを押しとどめる一幕もあったようです。しかし、今回の話し合いのなかで“ポスト安倍”が決まることはありませんでした」(同)

集団指導体制が囁かれるも
 事件の衝撃が冷めやらぬなかで、事を急いでは世論の風当たりも気になる。そのため、当面の間は“集団指導体制”で派閥をまとめるとの意見もあるが、

「党のおよそ4分の1を占める議員が集まる安倍派の場合、集団指導体制では統率が取れなくなってしまう。とはいえ、誰が安倍元総理の後継になっても、帯に短し襷に長しの感が否めないのは事実。西村さんはコロナ対策担当相時代に指導力が疑問視され、つい先日も『世界各国美人図鑑』と称して自身のHPに女性の写真を掲載したことが問題になった。萩生田さんはまだ50代と若く、下村さんは菅前総理に一喝されて先の総裁選出馬を断念したばかり。誰が後継についても、最大派閥が一枚岩になれるとは思えない状況です」

 しかし、最大派閥の領袖が不在という状態が長期化すれば、党内にも影響が及びかねない。

「いま検討が進められている安倍元総理の“党葬”が終わるまでは大きな動きはないと思いますが、8月のお盆前後には内閣改造が行われるとされています。その際、誰が派閥を代表して岸田総理と折衝するのか。派閥の求心力を維持する意味でも、“ポスト安倍”を決める必要性に迫られているのは間違いありません」

デイリー新潮編集部

8064チバQ:2022/07/13(水) 20:02:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/20d774e6675b8aedb92eb132a15d1eddc5c02da3
安倍元首相の遺志を継ぐ 健康不安説の弟・岸信夫防衛相を「党要職にスライド」案浮上
7/12(火) 18:15配信
NEWSポストセブン
安倍元首相に臨まれて閣僚となった岸信夫氏(左)を党要職にスライドさせる案が浮上

 参院選が自民党の大勝に終わったことで、政局に関する永田町の関心は内閣改造・党人事に移っている。松野博一・官房長官や林芳正・外相の続投、一部では菅義偉・前首相の副総理就任説も取り沙汰されているが、焦点となっているのが殺害された安倍晋三・元首相の実弟、岸信夫・防衛相の処遇である。ベテラン政治ジャーナリストは言う。


「岸さんはかねて足下がおぼつかない、ろれつが回らないなど健康不安説が囁かれ、内閣改造では交代となる可能性が高いと言われてきました。しかし、岸さんの閣僚入りを望んでいたのは安倍さんです。安倍さんは、次の衆院選で岸さんが秘書官を務めている息子の信千世さんに跡を譲ることを想定して、それまでは弟に大臣を続けさせたいと、菅政権から岸田政権に変わっても続投を希望していたと言われています。

 それだけに、本人が自ら退かない限り、今この状況で辞めさせるのは難しい。ここで岸さんを外すと、『安倍さんの思いを踏みにじるのか』という不満の声が党内から上がる可能性が高いでしょう。とはいえ、健康不安が取り沙汰される今の状態で、国際的に緊張感の高まっている防衛大臣の職を続けられるとも思えない。岸田首相も頭を悩ませているはずです」

 そんななか、自民党内では処遇をめぐる新たなプランが持ち上がっている。自民党関係者は言う。

「岸さんを防衛大臣から党の要職にスライドさせる人事案です。もともと次の内閣改造では、岸田さんが買っている福田達夫・総務会長を重要閣僚に抜擢する案が持ち上がっていた。そこで、空いた総務会長に岸さんをスライドさせるのはどうか、という意見があるのです。総務会長は党三役の重要ポジションながら、裏方的な役割が多く防衛大臣のように表に立って会見する機会は少ない。周囲がサポートすれば務まるのではないかと言われています」

 岸氏は7月12日、自身のツイッターに「兄を失いました。同時に日本にとりかけがえのないリーダーを失いました。テロによる民主主義への冒涜、暴力による言論封殺が行われてしまいました。兄は日本を愛し、この国を守る為、政治に命を賭けてきました。遺された者達は皆分かっています。お疲れ様でした。ありがとう。今はただ安らかに。」という追悼文を兄弟ツーショットとともに投稿。無念の思いとともに、兄の遺志を継ぐ覚悟を感じさせた。

8065チバQ:2022/07/14(木) 09:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/915e13aea719e78b00715cf7cff6197fab9e45dd
分裂回避を優先、安倍派は集団指導体制か…「将来の首相候補」と安倍氏が挙げていた4氏
7/13(水) 22:36配信

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読売新聞オンライン
 銃撃事件で死亡した安倍晋三・元首相が率いていた自民党安倍派(清和政策研究会)で、会長を当面置かず、複数の有力議員による合議体を設置する案が浮上している。衆目の一致する後継者が見当たらない中、集団指導体制を整えることで分裂回避を優先したい思惑がある。

【写真】安倍晋三・元首相のひつぎを乗せた車両を官邸職員らが見送る

(写真:読売新聞)

 検討されている案によると、会長代理を務める下村博文・前政調会長を顧問とし、同じく会長代理の塩谷立・元文部科学相を合議体の代表役とする方向で調整する。合議体のほかのメンバーには、参院安倍派会長の世耕弘成参院幹事長、事務総長の西村康稔・前経済再生相、副会長の高木毅国会対策委員長、松野官房長官、萩生田経済産業相らの名前が挙がっている。

 派内では従来、安倍氏の後継選びは中長期的な課題ととらえられていた。安倍氏は以前、下村、西村、松野、萩生田の4氏を将来の首相候補に挙げたが、自らの後継者を指名したことはない。4氏に競争させ、時間をかけて育成する意向だったとみられる。集団指導体制とした背景には、「ライバル関係の4氏から性急に誰かを選べば、不満が出て派が割れる」(派幹部)との事情があった。

 世耕氏は12日の記者会見で「一致団結することが重要だ。一丸となって安倍氏の遺志を継ぐ」と強調。下村氏も11日のテレビ番組で「四分五裂しないようにしようと、みんな認識している」と語った。

自民党安倍派のパーティー(5月17日)

 清和研は、2000年の森喜朗氏以降、4代続けて首相を輩出し、所属議員が膨張した。人数が増えた分、まとまりづらい側面もある。

 安倍氏が2度目の党総裁に返り咲いた12年の総裁選では、派閥会長だった町村信孝・元官房長官も出馬し、派内で競い合った。政策面でも、安倍氏が慎重だった選択的夫婦別姓に、派閥事務局長を務める稲田朋美・元防衛相が一定の理解を示すなど、必ずしも一枚岩とは言えない。

 こうした事情から、安倍氏の死後、一時は森氏の裁定や前会長の細田衆院議長の復帰を望む声も出ていた。

 集団指導体制となった場合でも、主導権争いが起きる懸念は残っている。実際、派内には「塩谷、下村の両会長代理を中心とするのが筋だ」との主張もあり、今後、合議体の構成を巡って曲折を経る可能性もある。

 党関係者は「派閥がまとまっていたのは、安倍氏だからこそだ。集団指導体制と言えば聞こえはいいが、派内の意見対立が表面化すれば分裂は避けられないだろう」と語った。

8066チバQ:2022/07/14(木) 19:54:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/e494b6b1a91294d10234fa86f8422e5a99214898
安倍元首相「国葬」、今秋実施 民主主義守る決意示す 政府
7/14(木) 17:30配信
時事通信
安倍晋三元首相=6月29日、大分市

 岸田文雄首相は14日の記者会見で、参院選遊説中に銃で撃たれ亡くなった自民党の安倍晋三元首相について、今秋に「国葬」を行うと発表した。


 首相は国の内外で追悼の意が寄せられているなどとし、「国葬を執り行うことでわが国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜くという決意を示していく」と強調した。

 首相は国葬を行う理由を列挙。(1)憲政史上最長の8年8カ月にわたり首相の重責を担った(2)東日本大震災からの復興、経済再生、日米関係を軸にした外交展開で大きな実績を残した(3)国際社会から極めて高い評価を受けている(4)選挙中に突然の蛮行で死去し、国の内外から幅広い追悼・哀悼の意が寄せられている―とした。

 戦後の国葬は、サンフランシスコ講和条約を結んだ吉田茂元首相以来2例目となる。

8067チバQ:2022/07/14(木) 20:17:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/da0cff084207096787c4a8b88fa46f7a3f01e615
「2年後」意識し政権運営 岸田首相、参院選大勝【解説委員室から】
7/14(木) 20:13配信


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時事通信
時事通信解説委員長 高橋正光
参院選から一夜明け、記者会見で質問に答える自民党の岸田文雄首相(自民党総裁)=2022年7月11日、東京・永田町の同党本部[代表撮影]

 自民党は7月10日に投開票された参院選で、改選過半数の63議席を得る大勝をし、岸田文雄首相の政権基盤は強化された。次なる政局の焦点は、首相の自民党総裁の任期が切れる2024年9月の総裁選。いかに再選への環境を整えるか。首相は常時、「2年後」を意識して政権運営に当たるとみられる。

【図解】参院の新勢力

安倍氏不在、変わるパワーバランス
安倍晋三元首相の通夜が行われた東京・増上寺で、元首相に敬意を表する人々=2022年7月11日

 投開票日の2日前、安倍派(93人)を率いる安倍晋三元首相が銃撃されて死亡する衝撃的な事件が発生した。民主主義に挑戦する卑劣な犯行に、怒りと悲しみがなお渦巻くが、政治的には、最大派閥の領袖が政治の舞台から退場したことを意味する。参院選を経て、岸田政権は「安倍氏不在」で再スタートした。

 岸田政権は、第2派閥の茂木派(54人)、第3派閥の麻生派(49人)、第4派閥の岸田派(44人)が主流派として主に支える。これに対し、政権に最も距離を置く(非主流派)のが、菅義偉前首相を中心とする無派閥議員のグループ、第5派閥の二階派(42人)、第6派閥の森山派(7人)。安倍派はこの中間に位置するのが、現在の岸田政権の権力構図だ。

 また、安倍氏は最大派閥を率いるだけでなく、党内外の保守層から強い支持を得ていた。こうした力をバックに、経済・財政や安全保障などの分野で岸田政権に注文。首相に正面から政策要求を突きつける唯一の存在で、安倍氏に近い派閥幹部は「自分以外に言う人がいないとの思いからだろう」と胸中を解説していた。

 首相にとっては、安倍氏を敵に回せば政権は一気に不安定となり、2年後の総裁再選も容易ではない。かといって、主張を全て受け入れれば、自身の指導力を問われ、高い内閣支持率が低下しかねない。こうした事情から、首相はある時は安倍氏と妥協、ある時は退けるなど、調整に腐心。参院選が終われば、23年度予算案を編成する年末に向けて、両氏の綱引きが激しさを増すとみられていた。

 安倍氏の死が、政権運営にどういう影響を及ぼすかは現時点では見通せない。ただ、安倍派内に、衆目の一致する後継者がいないのは事実。同派は当面、会長を置かず、幹部による集団指導体制で運営される見通しだが、結束が弱まるのは避けられそうにない。「数」を背景とした影響力は低下するだろう。

 一方、首相は参院選大勝で、昨年10月の衆院選に続き、「国民の信任」を得た。国政選挙2連勝の実績は重い。長い目で見れば、安倍氏の不在は、首相の力が増す方向に作用することになろう。

難題山積の「黄金の3年」
岸田文雄首相と官邸職員らが手を合わせる中、首相官邸前を通り過ぎる安倍晋三元首相のひつぎを乗せた霊きゅう車=2022年7月12日

 参院選を乗り切った首相は、衆院を解散しない限り、衆参選挙が3年間なく(補選を除く)、選挙を気にせずに政策課題に専念できることになった。政界では「黄金の3年」と指摘する声もある。首相自身は7月11日の記者会見で、「課題が山積している。『黄金の3年間』との考え方は全くない」と述べ、緊張感をもって懸案解決に取り組む姿勢を強調した。

 実際、首相が言うように、課題山積の状況だ。エネルギーや食料品を中心とした価格の上昇、新型コロナウイルス感染の急拡大、昨年9月の総裁選で掲げながら、いまだ「計画」段階の「成長と分配」の好循環による国民の所得・給与の引き上げ、戦略、予算両面での防衛力の強化…。首相は年末に向けて、具体策をまとめ、実行に移すことを迫られている。結果を出さなければ、参院選で示された国民の政権への期待は失望に変わり、内閣支持率は低下するだろう。首相の指導力がいよいよ問われる段階に入ったと言えよう。

8068チバQ:2022/07/14(木) 20:17:39
内閣改造に注目
国会前を通る安倍晋三元首相のひつぎを乗せた霊きゅう車(中央右下)=2022年7月12日午後、東京・永田町

 無派閥の菅氏がコロナ対応で国民の支持を低下させ、総裁再選断念に追い込まれたことから分かるように、第4派閥の領袖に過ぎない首相が2年後の再選を目指す上で必要なのは、まずは高い内閣支持率を維持することだ。常に「結果」を出し続け、国民の支持をつなぎ留めておくことが欠かせない。

 二つ目は、対抗馬の芽を摘むこと。その点で、強力な武器になるのが人事権だ。もし、安倍派がまとまって独自候補を擁立したり、対抗馬を支持したりすれば、首相の再選は一気に流動化しかねない。また、安倍氏不在という新たな政治環境の下、菅氏や二階俊博元幹事長ら非主流派の実力者の動きも、首相には不安だろう。首相は8月中にも行う内閣改造・党役員人事で、安倍派をどう処遇するのか、非主流派にも配慮するのか。首相の判断に党内の関心が集まっている。

 首相は14日の記者会見で、歴代最長の在任期間やその間の実績を考慮し、安倍氏の葬儀を秋に「国葬」として行うことを明らかにした。首相経験者の国葬は、サンフランシスコ講和条約に調印した吉田茂氏以来で、戦後2例目。安倍氏に次ぐ在任期間で、沖縄返還を成し遂げた佐藤栄作氏は「国民葬」だった。首相の判断には、安倍派や保守層を意識した面もあるとみられる。

 さらには、総裁選との絡みで、解散のタイミングを探ることも予想される。衆院選から2年が過ぎると、いつでも解散があり得るというのが政界の常識。23年10月末で衆院議員の任期は後半に入る。首相が同年秋から総裁選が実施される24年9月の前までの間に、解散に踏み切る可能性がかなりある。衆院選に勝利し、主権者たる国民の信任を得れば、党の事情で首相を交代させることは民主主義に反し、再選がほぼ確実になるからだ。

 総裁選までに解散しなければ、その時点で衆院議員の任期満了まで残り約1年。25年夏には参院選があり、衆参同日選は、政権を取り巻く状況によっては両方負ける可能性があり、リスクが高い。これを避ければ、解散のタイミングが一層絞られてしまう事情もある。

公明は影響力低下?
記者会見に臨む公明党の山口那津男代表=2022年7月11日、東京都新宿区

  参院選の結果、自民党は非改選と合わせて119議席となり、単独過半数まで6議席に迫った。先の通常国会で22年度予算に賛成するなど与党に接近した国民民主党は、議席を減らしたものの、非改選と合わせて10議席。自民、国民両党で過半数に届いた。自民党は衆院では単独で過半数を占めており、仮に公明党が反対しても、国民の協力があれば、法案を成立させることができる。公明は政権内での「力の源泉」の一つである、参院でのキャスチングボートを失った。

 また、もう一つの「力の源泉」である、支持母体・創価学会の集票力を背景とした「選挙協力カード」も、衆参の選挙が当面ない状況下では、威力の低下は避けられない。公明は目標とした改選14議席を確保できず、態勢の立て直しが急務。来年4月の統一地方選を控え、政策面で独自性を強め、成果をアピールしたいところだが、自民党との協議で、押し切られる場面が増えそうだ。

8069チバQ:2022/07/14(木) 20:17:58

共産・志位氏は4連敗でも続投
開票が進む中、テレビ中継で質問に答える共産党の志位和夫委員長(中央)=2022年7月10日夜、東京都渋谷区

 一方、野党に目を向けると、立憲民主党は、6議席減の17議席。国民は5議席、共産党は4議席で、いずれも2議席減らした。社民党は1議席を確保し、政党要件を維持するのが精いっぱい。既成野党はどこも議席を伸ばせなかった。

 このうち、特に深刻なのが、立民と共産だ。立民は昨年の衆院選後、代表を引責辞任した枝野幸男氏に代わり泉健太氏が就任したが、党勢の退潮傾向に歯止めをかけられず、比例代表では、日本維新の会に「野党第1党」の座を奪われた。立民は、多くの国民が政権担当能力を認めていない現実を突きつけられた格好。まずは泉代表の責任も含め、選挙の総括を迫られるが、次の国政選挙に向け、態勢の立て直しが全く見通せないのが実情だ。

 共産は、19年参院選、17、21年衆院選に続いて今回も議席を減らし、国政選挙「4連敗」となった。この結果、現在の勢力は衆院10議席、参院11議席。志位和夫委員長は在任21年を超えるが、00年11月の就任時と比べ、衆院は半減、参院は半減以下で、大きく勢力を後退させている。今回の比例票は361万超。前々回は601万超で、わずか6年で約4割減と激しい落ち込みだ。

 そもそも、議会制民主主義において、選挙は主権者たる国民が政治的な意思表示をする場。議席の減少は、主権者からの信任の低下を意味する。国政選挙で敗北した党のトップが引責辞任するのは、こうした事情が大きい。前回衆院選後に立民の枝野氏が代表を辞任したのとは対照的に、志位氏は「政治方針という点では責任はない」などとして続投した。

 今回参院選の結果を受け、志位氏は7月14日の記者会見で、自身の責任について「中長期を展望して、日本の政治を良くしていくことで責任を果たしたい」と述べ、辞任を否定した。同党は既成政党で、選挙結果がトップの進退に直結したことのない唯一の党だが、今回もその「伝統」は守られた。「世代交代に後ろ向きの党」との印象を強める人も多いだろう。

 維新は、最低目標とした改選議席の倍増(12議席)を達成、比例代表では「野党第1党」となった。しかし、代表の松井一郎大阪市長、副代表の吉村洋文大阪府知事という「2枚看板」が繰り返し応援に入った埼玉、東京、京都で議席を得られず、「全国政党への脱皮」という点で、大きな課題を残した。松井代表は14日、党役員会で辞任を表明。吉村副代表は代表選不出馬の意向を示している。発信力のある新たな「党の顔」を選ぶことが、「全国政党化」には必要だが、容易ではなさそうだ。

8070チバQ:2022/07/14(木) 21:18:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7a922d371e4e542dc9ca8a9c687a61893cbd9a3
菅前首相、派閥横断の「勉強会」見送り 安倍氏死去「色々考える」
7/14(木) 16:28配信

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朝日新聞デジタル
菅義偉前首相

 菅義偉前首相は、自身を中心とする自民党内の派閥横断による勉強会の立ち上げを見送る考えを示した。参院選後の立ち上げを想定していたが、安倍晋三元首相が亡くなったことを受けて13日のBSフジの番組で「こういう状況になったから、いろいろ考えるところがある」「新たに立ち上げることはしない」と述べた。

 菅氏はこれまで、省庁の「縦割り打破」をテーマに勉強会を開きたい考えを示し、参院選後の立ち上げを検討してきた。BSフジの番組では「カーボンニュートラル、デジタル、地方の活性化、少子化対策を総裁選で柱として掲げたので、そこはしっかりやっていく」とも強調。勉強会の立ち上げとは別に、個別政策の推進は進めていきたい考えを示した。

8071チバQ:2022/07/14(木) 21:23:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7566e1997b6f2156a304dabff7b7fc12ba44924
安倍派後継争いが「鎌倉殿」 7人指導体制報道にネット「7人でバトルロイヤル」「不安しかない」
7/14(木) 19:40配信


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デイリースポーツ
 安倍晋三氏

 14日の「TBS「ひるおび!」では、安倍晋三元首相が率いていた自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会、93人)に関して、「会長の後継見当たらず」として、「集団指導体制」となることの見方が広がっていると伝えた。

 TBSスペシャルコメンテーターの星浩氏が、ナンバー2不在と指摘し、「政治の権力の争いですからなかなか数人でやりましょうとはいかない」と、多数派工作などを警戒して疑心暗鬼になるなど、長期的安定は難しいと分析した。

 番組では、下村博文氏、萩生田光一氏、西村康稔氏、世耕弘成氏、松野博一氏、塩谷立氏、高木毅氏の7人を中心に名前が報じられているとした。

 ネット上でも「集団指導体制」が話題となっており、「鎌倉殿みたいになってきたな」「安倍派は大河ドラマみたいになるのか」「リアル鎌倉殿の13人」との指摘が相次いでいる。

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、ちょうど次回から源頼朝他界後の御家人13人による合議制に突入し、壮絶な暗黒闘争が開幕する。

 「安倍派の集団指導体制ってまんま鎌倉殿」「7人でバトルロイヤル」「合議制的な陰謀と権力闘争の場」「安倍派が 鎌倉殿の13人のように これから先の展望が不安しか見えない」との投稿も続いている。

8072チバQ:2022/07/14(木) 21:29:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/915e13aea719e78b00715cf7cff6197fab9e45dd
分裂回避を優先、安倍派は集団指導体制か…「将来の首相候補」と安倍氏が挙げていた4氏
7/13(水) 22:36配信

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読売新聞オンライン
 銃撃事件で死亡した安倍晋三・元首相が率いていた自民党安倍派(清和政策研究会)で、会長を当面置かず、複数の有力議員による合議体を設置する案が浮上している。衆目の一致する後継者が見当たらない中、集団指導体制を整えることで分裂回避を優先したい思惑がある。


(写真:読売新聞)

 検討されている案によると、会長代理を務める下村博文・前政調会長を顧問とし、同じく会長代理の塩谷立・元文部科学相を合議体の代表役とする方向で調整する。合議体のほかのメンバーには、参院安倍派会長の世耕弘成参院幹事長、事務総長の西村康稔・前経済再生相、副会長の高木毅国会対策委員長、松野官房長官、萩生田経済産業相らの名前が挙がっている。

 派内では従来、安倍氏の後継選びは中長期的な課題ととらえられていた。安倍氏は以前、下村、西村、松野、萩生田の4氏を将来の首相候補に挙げたが、自らの後継者を指名したことはない。4氏に競争させ、時間をかけて育成する意向だったとみられる。集団指導体制とした背景には、「ライバル関係の4氏から性急に誰かを選べば、不満が出て派が割れる」(派幹部)との事情があった。

 世耕氏は12日の記者会見で「一致団結することが重要だ。一丸となって安倍氏の遺志を継ぐ」と強調。下村氏も11日のテレビ番組で「四分五裂しないようにしようと、みんな認識している」と語った。

自民党安倍派のパーティー(5月17日)

 清和研は、2000年の森喜朗氏以降、4代続けて首相を輩出し、所属議員が膨張した。人数が増えた分、まとまりづらい側面もある。

 安倍氏が2度目の党総裁に返り咲いた12年の総裁選では、派閥会長だった町村信孝・元官房長官も出馬し、派内で競い合った。政策面でも、安倍氏が慎重だった選択的夫婦別姓に、派閥事務局長を務める稲田朋美・元防衛相が一定の理解を示すなど、必ずしも一枚岩とは言えない。

 こうした事情から、安倍氏の死後、一時は森氏の裁定や前会長の細田衆院議長の復帰を望む声も出ていた。

 集団指導体制となった場合でも、主導権争いが起きる懸念は残っている。実際、派内には「塩谷、下村の両会長代理を中心とするのが筋だ」との主張もあり、今後、合議体の構成を巡って曲折を経る可能性もある。

 党関係者は「派閥がまとまっていたのは、安倍氏だからこそだ。集団指導体制と言えば聞こえはいいが、派内の意見対立が表面化すれば分裂は避けられないだろう」と語った。

8073チバQ:2022/07/19(火) 20:04:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071900658&amp;g=pol
安倍派「塩谷・下村氏」体制に 名称存続、会長は当面空席
2022年07月19日19時14分

自民党安倍派の臨時幹事会を終え、記者団の取材に応じる会長代理の塩谷立元総務会長(中央)=19日午後、東京・永田町
自民党安倍派の臨時幹事会を終え、記者団の取材に応じる会長代理の塩谷立元総務会長(中央)=19日午後、東京・永田町

自民党安倍派の臨時幹事会に臨む会長代理の下村博文元文部科学相=19日午後、東京・永田町

 自民党最大派閥の安倍派は19日、党本部で臨時幹事会を開き、会長だった安倍晋三元首相死去後の体制について、会長空席のまま当面は幹部の役職を維持することで一致した。今後も「安倍派」を名乗るが、塩谷立、下村博文両会長代理が派を束ねていく体制で再出発する。21日の総会で正式決定する。


 会合には衛藤征士郎最高顧問や山谷えり子座長、西村康稔事務総長、世耕弘成参院安倍派会長ら約20人が出席した。塩谷氏は自身が「まとめ役」になるとしつつ、「派として結束が大事だ。安倍氏が作った体制を継承しよう」と提案。全員が賛同したという。出席者からは「分裂だけは避けよう」との声が上がり、下村氏が「一致団結していこう」と呼び掛けた。

8074チバQ:2022/07/19(火) 20:18:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bc38bb76ab7b8443c042537f784786e80e2cdbd
参院議長、尾辻氏で調整 自民参院会長は関口氏再任へ
7/14(木) 17:49配信


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時事通信
 自民党は14日、山東昭子参院議長の後任に尾辻秀久元参院副議長(81)を推す方針を固めた。

 8月3日召集が見込まれる臨時国会で選出される。引退する小川敏夫副議長の後任には、立憲民主党の長浜博行元環境相らの名前が取り沙汰されている。一方、自民党の参院議員会長は関口昌一氏(茂木派)が再任される方向だ。

 参院は、3年ごとの選挙後に第1会派から議長、第2会派から副議長をそれぞれ選ぶのが慣例となっている。

8075チバQ:2022/07/19(火) 20:19:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/229bcadf9f01449e7323d6c35451bea275067831
安倍派、名称を残して会長職は当面置かず 「結束が大事だ」
7/19(火) 19:44配信


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毎日新聞
自民党安倍派の幹事会終了後、記者団の質問に答える塩谷立氏=東京都千代田区の同党本部で2022年7月19日午後5時33分、竹内幹撮影

 自民党安倍派(清和政策研究会、93人)は19日、党本部で幹事会を開き、会長の安倍晋三元首相の死去を受けた今後の体制について協議した。「安倍派」の名称を残して当面は会長職を置かず、現状の執行部体制を維持することを決めた。事実上、塩谷立、下村博文両会長代理を中心に派閥運営を進めることになる。21日の総会で正式決定する。

 会合には両氏のほか、衛藤征士郎最高顧問や西村康稔事務総長が出席。塩谷氏が「安倍派としてしっかり結束することがまずは大事だ」と述べ、現体制の継承を提案し、出席者全員の賛同を得た。塩谷氏は会合後、記者団に「安倍氏の国葬が済むまで、今の体制で進む」と述べ、同派の窓口役を自ら務めると説明した。

 同派は衆目の一致する後継候補がいないなか、新体制に関する派内の意見集約が急務となっていた。安倍氏の死去直後には、有力幹部7人による世話人会を設置し、集団指導体制に移行する案も派内で浮上したが、「混乱を招くだけだ」(同派中堅)と批判が上がった。塩谷、下村両氏ら執行部は、昨年秋の安倍会長就任時に起用された現体制が「安倍氏の意向」であるとすることで、派内の不満や動揺を抑え込みたい考えだ。

 9月初旬にも想定される内閣改造・党役員人事を前に派の分裂を回避するため、現状維持を優先した形だが、安倍氏に近かった幹部の一人は「塩谷氏、下村氏の2人で全てを決められるわけではない」とけん制するなど、早くも異論が出ている。党内最大派閥を率いる次期会長の本命が不在という状況に、ある幹部は「いずれは派を割る人が出てくるだろう」と話している。【東久保逸夫】

8076チバQ:2022/07/20(水) 11:42:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dfa8e4d31e9b5a441c836a65dbea0aade037329
“統一教会”と政治家の関係… 自民党の現職議員が証言 参院選で「票を割り振り」も? 
7/20(水) 1:37配信
安倍元首相を銃撃した男が強い恨みを持っていたという「世界平和統一家庭連合」いわゆる“統一教会”。今、浮き彫りになっているのが、教団と政治家の“距離の近さ”です。19日夜、取材に応じた自民党の現職議員が語ったことは…。

  ◇

いわゆる“統一教会”の関係団体が、今月6日に集会を開きました。その様子が映された映像では、壇上に、この後の参院選で当選した自民党の井上義行氏がいました。

井上義行氏
「私は普通の政治家とは違うんです!」

そして、教団関係者とみられる人物が、興奮気味に話し始めました。

教団関係者とみられる人物
「うちの教会、うちの組織も、たくさんの問題があります。この問題を支援してくださる方が、井上義行先生でございます! 井上先生は、もうすでに食口(信者)になりました。私は大好きになりました! 戦いをするならば、必ず勝たないといけない。勝つことが善であり、負けることは悪でございまーす!」

井上義行氏
「投票用紙2枚目は〜?」

参加者
「井上義行〜!」

参加者のほとんどは、教団関係者だったといいます。

    ◇

この2日後、安倍元首相は銃弾に倒れました。山上徹也容疑者は、恨みを募らせていた教団と関連するNGO集会に寄せられた安倍元首相のメッセージを見たころから、殺害を決意したとみられています。

井上義行氏は、第一次安倍政権で総理秘書官を務めていました。

井上義行氏自身のYouTubeに公開された、6月2日の「井上よしゆき君を激励する会」と題した集会の映像では…

司会
「FWP(世界平和連合)事務総長でいらっしゃいます…」

名前を呼ばれたのは、いわゆる“統一教会”の友好団体「世界平和連合」の幹部です。その後、安倍元首相も登場しました。

司会
「安倍晋三先生、今、ご到着でございます!」

8077チバQ:2022/07/20(水) 11:42:36
    ◇

井上氏は「news zero」の取材に対し、教団との関係について次のように答えました。

井上義行氏
「『世界平和統一家庭連合』では、信徒ではなく、井上よしゆきが政策として掲げている6つの国づくり、これに賛同をえられる『賛同会員』になっています。なお、賛同会員として会費や寄付の提示は受けておらず、また、井上よしゆきからも行っておりません」

    ◇

「世界平和統一家庭連合」いわゆる“統一教会”と政治家の“距離の近さ”が、浮き彫りとなっています。

19日午後8時、自民党の青山繁晴参議院議員が取材に応じました。

――自民党と“統一教会”に関係があったのか?

自民党 青山繁晴議員
「そうですね」

青山議員は18日、自身のブログで以下の内容を明らかにしました。

“統一教会”と自民党議員との関係(青山議員のブログより)
「(参院選前に)良心的な議員がわたしにこう語りました。『所属する派閥の長から(旧)統一教会の選挙の支援を受けるようにと指示されたが、断った。そのため派閥の長は、その分の票を別の議員に割り振ったようだ』」
「わたしがこの派閥の長に、事実関係を問うたところ、『各業界団体の票だけでは足りない議員については、(旧)統一教会が認めてくれれば、その票を割り振ることがある』との率直な答えがありました」

――この「派閥の長」の名前は公表しない?

自民党 青山繁晴議員
「しません。ご本人が…というなら別ですけど、私の方からすることはないです」

――相談した議員は“統一教会”からの支持を拒否し選挙活動に臨んで、当選した?

自民党 青山繁晴議員
「当選したか、落選したかは言えないです」

核心に迫る質問については明言を避ける一方、「教団と政治の関係は、昔から与野党限らずある」と証言しました。

自民党 青山繁晴議員
「彼(相談された議員)がなぜ僕に話したかというのは、やっぱり正すべきことがあるから話されたんだと思うんで。安倍さんが健在であれば、それも諫言(かんげん)申し上げたと思うので…無念の限りですね」

「派閥の長」の名前こそ明かしませんでしたが、「安倍元首相に諫言したかった」と話しました。

    ◇

一方、国民民主党の玉木代表は19日、教団の機関誌を発行する「世界日報社」から寄付を受けていたことを明らかにしました。

国民民主党 玉木代表
「2016年に世界日報の元社長さんから、2万円と1万円の寄付を私が受けていたこと、これは調べましたら事実です。適正に処理されたものですし、公開もされているので、何らやましいところはございません」

    ◇

長年、被害者の救済に取り組んできた、全国霊感商法対策弁護士連絡会の山口広弁護士は、政治家との交流による教団側のメリットについて話しました。

全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「『こんな立派な政治家の先生が、こうやってエールを送っていただけるというのは、やっぱりちゃんとした団体なんだ』と」

教団は取材に対し、「組織的に特定の政党や政治家を支援することはない」としていますが…

全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士
「全く事実に反しますね。 今回の選挙では『誰の支援をいたします』、個別に具体的に『あなた行ってらっしゃい』と指示を出すんですよ」

これまで、政治家に要望書を渡すなどして、教団の支援を受けないよう繰り返し求めてきたといいます。

(7月19日放送『news zero』より)

8079チバQ:2022/07/21(木) 06:46:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab49ff5b7ca1062a2fbf55d1f6cb1e88b700429c
安倍元首相の「四十九日」後、9月上旬に内閣改造・党人事…9月27日に国葬
7/21(木) 5:03配信

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読売新聞オンライン
安倍元首相の通夜が行われた増上寺敷地内に設けられた献花台と遺影(11日)

 政府は、安倍晋三・元首相の「国葬(国葬儀)」を9月27日に東京・日本武道館で行う方針を固めた。7月22日に閣議決定する。

 複数の政府関係者が明らかにした。国葬当日は火曜日で平日だが、政府は学校や官公庁などを休みにはしない方針だ。国葬の費用は全額国費で負担する。首相経験者の国葬は1967年の吉田茂氏以来、戦後2例目。吉田氏の国葬も日本武道館で行われた。

 国葬には、海外から首脳級要人の多数の参列が見込まれており、政府は警備態勢の点検・強化を急ぎ、準備に万全を期す。

 国葬に先立ち、岸田首相は9月上旬に内閣改造・自民党役員人事を行う意向だ。首相は当初、早ければ8月下旬の実施も検討していたが、8月25日の安倍氏の「四十九日」を待ち、同27〜28日にチュニジアで開かれるアフリカ開発会議(TICAD)に出席後、人事に着手する。9月11日投開票の沖縄県知事選までには内閣改造を終える方向だ。

 閣僚では松野官房長官や林外相、党役員では麻生副総裁、茂木幹事長の続投が有力視されている。

 首相は9月後半には、国連総会での一般討論演説に臨む予定となっている。

8080チバQ:2022/07/21(木) 20:28:02
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022072100148&amp;g=pol
「安倍派」現体制を堅持 会長空席、結束が課題
2022年07月21日17時36分

自民党安倍派の会合であいさつする塩谷立氏(中央)。左端は下村博文氏=21日午後、東京・永田町の同党本部
自民党安倍派の会合であいさつする塩谷立氏(中央)。左端は下村博文氏=21日午後、東京・永田町の同党本部

自民党安倍派の総会を後にする故安倍晋三元首相の妻昭恵さん(手前)=21日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党安倍派(清和政策研究会)は21日、党本部で総会を開き、会長だった安倍晋三元首相の死去を受け、現在の執行部体制を維持する方針を確認した。新会長は当面置かず、名称も「安倍派」のままとする。塩谷立、下村博文両会長代理を中心に運営する。党内に大きな影響力を持った安倍氏を突然失った最大派閥が結束を保てるかが焦点だ。
安倍派「塩谷・下村氏」体制に 名称存続、会長は当面空席

 塩谷氏は総会で「私どもの責務は一致結束して安倍元首相の遺志を継ぐことだ」と表明。「安倍派の名称、体制を引き継いでいきたい」と報告し、了承を得た。衆院当選回数が下村氏より1回多い10回の塩谷氏が「まとめ役」を務めることも確認した。塩谷氏は党の元総務会長、下村氏は前政調会長。
 冒頭には安倍氏の妻昭恵さんも出席し、「主人が残したことはたくさんある。ぜひ皆さんが引き継いでほしい」と語った。昭恵さんはこの後、首相官邸を訪れ、岸田文雄首相と面会し、葬儀参列に謝意を示した。

8081チバQ:2022/07/21(木) 20:29:28
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022072001026&amp;g=pol
安倍氏国葬9月27日 賛否交錯、手探りの準備
2022年07月21日07時05分

首相官邸に入る岸田文雄首相(中央)=20日午前、東京・永田町
首相官邸に入る岸田文雄首相(中央)=20日午前、東京・永田町


 政府は20日、参院選遊説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相の国葬を、9月27日に日本武道館(東京都千代田区)で行う方針を固めた。いまだ賛否が交錯する中、国民の幅広い理解をどう得ていくのか、手探りの準備となる。

 22日に閣議決定し、準備室を立ち上げ作業を本格化させる。関係者によると、当初は休日の開催を検討したが、日本武道館の予約は既に埋まっており、火曜日の27日になった。
 首相経験者の国葬は戦後、1967年の吉田茂氏が唯一の前例。当時の報道によれば、73カ国から弔問団が訪れ、一般参列者は3万人を超えた。神奈川県大磯町の自宅から会場の日本武道館に遺骨が運ばれる際、沿道では約11万人が見送ったという。
 政府は今回、費用を全額国費で賄う。2020年の中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬では、一般会計から半額の約1億円を支出したが、これを優に上回るとの見方もある。
 首脳級を含む外国要人の参列も相当数に上るとみられ、交通規制の在り方も課題となる。政府関係者は「平日に東京23区の交通を止めれば影響がかなり大きい」と懸念を口にする。
 より複雑なのは、「国民的行事」として追悼の機運を高めていけるかだ。岸田文雄首相は、安倍氏の死去から1週間足らずで国葬を決定。国民がそれぞれどう関わるべきかの議論は後回しになった。
 国葬とする理由について、松野博一官房長官は20日の記者会見で、安倍氏の在任期間が憲政史上最長の8年8カ月に上ることや、国内外から弔意が寄せられていることなどを列挙。「政治的評価を強制するとの指摘は当たらない」と強調した。
 ただ、安倍氏をめぐっては功績をたたえる声の一方、政権当時に起きた財務省の公文書改ざん問題への対応など批判も根強い。一部の野党は「政治的立場を認め、礼賛することになる」と反発する。
 戦前の国葬令は、国葬当日を休日とし、国民全員が喪に服すこととされた。政府は「喪に服すよう押しつけるものではない」と説明。官公庁や学校などは休みとしない方針だが、半旗の扱いなど不明な部分も多い。これに関し、松野氏は会見で「現時点で決まっていることはない」と述べるにとどめた。

8082とはずがたり:2022/07/22(金) 08:31:04
安倍を悼みもせず先ずは自己アピールに専念した高市。ゲス過ぎるし後継遺産継承争いからは脱落するんちゃうか。

高市早苗氏「昭恵夫人が病院に到着するまで」と命つなぐよう頼んだ 最後のやりとりも明かす
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5261be16d84280ac77f0052e50ffd9402fcd366
7/12(火) 19:20配信
デイリースポーツ

 自民党の高市早苗政調会長が12日、安倍晋三元首相の葬儀を終え、ツイッターを連続投稿。安倍元首相との最後のやりとり、昭恵夫人が搬送先の奈良県内の病院に到着するまで命をつなぎとめるよう医師に処置を頼んだことなどを明かした。

【写真】憔悴しきり 葬儀を終え、自宅に戻った昭恵夫人

 高市氏は、安倍元首相が銃撃され、死亡した事件(8日)後、初めてツイッターを更新。「事件発生以来、殆ど眠れず、食事も吐いてしまい、両親を亡くした時にも経験しなかった心身衰弱状態でした」とつづった。

 搬送先の奈良県立医大との連絡役として、「昭恵夫人が病院に到着するまで生命維持処置をお願いした」ことも明かし、それが「正しかったのか否かと苦しみ抜きました」と吐露した。安倍元首相の死亡時刻は8日午後5時3分。昭恵夫人は同4時56分に病院に到着していた。

 「安倍元総理と最後にメールをやり取りしたのは事件前日夕方」。予定を変更し、急遽決定した奈良での応援演説に、「党情勢調査で奈良県は優勢」との旨のメールを送ったが、「問題ないとは思うけど、京都に行くことが決まったので、奈良まで行きます」と返信があったという。高市氏は「京都も奈良も当選したことを御霊前に報告しました。」と伝えた。

「安倍元総理と最後にメール」事件前日のやりとりを高市早苗氏が明かす
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4120187f1d2770c39709f217e58d51e009d7f85
7/13(水) 9:28配信
スポーツ報知

 自民党の高市早苗氏が12日に自身のツイッターを更新。8日に銃撃され死去した安倍晋三元首相を悼んだ。

 ツイッターで「安倍元総理が搬送された奈良県立医大との連絡役を続けました。昭恵夫人が病院に到着するまで生命維持処置をお願いしたことが正しかったのか否かと苦しみ抜きましたが、御葬儀で昭恵夫人の喪主挨拶を伺い、救われました。元総理が最期に手を握り返したと」などと明かした高市氏。

 続く投稿で「安倍元総理と最後にメールをやり取りしたのは事件前日夕方。急な奈良県入りを知り、党情勢調査で奈良県は優勢の旨を送信したら、『問題ないとは思うけど、京都に行くことが決まったので、奈良まで行きます。毎日と日経が厳しく出ているので』と返信。京都も奈良も当選したことを御霊前に報告しました」と明かした。

 続けて「安倍元総理が他界された翌日の土曜日、政調会の治安・テロ対策調査会長に対し、参院選が終わったら速やかに調査会を開催するよう、要請しました。警護の在り方も議論されるでしょうが、ネット情報と簡単に入手できる材料で殺傷力の強い物を作れる現状への対策も必要です」とした。

 「安倍元総理が他界されたという現実を受け入れるまでには大変な苦痛を伴いましたが、今後は、多くの同志議員と力を合わせて、安倍元総理の御遺志を引き継ぎ、懸命に働くことで恩返しをしてまいります」と記した。

報知新聞社

8083チバQ:2022/07/22(金) 11:55:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b4256e9be949de7c7bcc08d887a80b02fb811dc
「喪中」考慮、現状維持で再出発 主要メンバーに溝、残る火種 自民・安倍派
7/22(金) 7:08配信
時事通信
自民党安倍派の会合であいさつする塩谷立会長代理(中央)。左端は故安倍晋三元首相の遺影=21日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党安倍派が会長空席のまま幹部の役職を変えずに再出発したのは、会長だった安倍晋三元首相の喪が明けないうちに新体制をめぐって派内抗争へと発展する事態を避けたためだ。

 ただ、主要メンバーの間では、現状維持か集団指導体制に移行するかで意見が衝突。90人以上を擁する最大派閥は今後に火種を残した。

 「安倍氏の会長就任時に今の役員体制が作られた。引き継ぎたい」。塩谷立会長代理は21日の同派総会でこう強調しつつ、「一人ひとりが役職を全うし結束して進みたい」と呼び掛けた。

 総会では下村博文会長代理も「結束」に言及。約60人の出席者からは「一致団結」を求める声が上がり、提案は粛々と了承された。

 現状維持を主張していたのは塩谷、下村両氏と衛藤征士郎最高顧問だ。いずれも衆院当選9回以上のベテラン。塩谷、下村両氏は15日の会談で現体制維持を確認、自身らが派を束ねる事実上の「双頭体制」を唱えた。

 一方、同派主要メンバーのうち、塩谷氏らより当選回数の少ない萩生田光一経済産業相、松野博一官房長官と、参院安倍派の世耕弘成会長らは「世話人会」新設を主張していた。

 想定した構成メンバーは、萩生田氏ら3氏と塩谷、下村両氏、西村康稔事務総長、高木毅副会長の計7人。現職閣僚の萩生田、松野両氏は慣例で幹部ポストから外れているため、新組織で派閥運営に関与する思惑があった。対立は世代間抗争の様相も呈し始めていた。

 しかし、派内から「四十九日」や国葬も終えない中での対立を嫌う声が拡大。萩生田氏らは主張をいったん取り下げた。政界引退後も同派に影響力を残す森喜朗元首相の意向もあったとみられる。最終的に双頭体制ではなく、塩谷、下村両氏の突出を避ける現状維持と位置付けることでひとまず落ち着いた。

 混乱は当面回避されたものの、国葬後に主導権争いが再燃するとの見方は消えていない。実際、下村氏周辺は「いずれ萩生田氏らから、いろいろ動きが出てくる」とにらむ。集団指導体制移行派の関係者も、今後は下村氏の影響力が増す可能性があるとみて「専横をいかに抑えるかが大事だ」と警戒を解いていない。

 党内には、親子3代にわたって同派に所属する福田達夫党総務会長が、調整能力の評価が高く安倍氏最側近だった萩生田氏を派の後継者に推すと見る向きもある。党関係者の一人は「国葬後は派がいつ割れてもおかしくない」と語った。

8084チバQ:2022/07/22(金) 22:21:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ff4a90c7dbc2d14726e482b315c5c5d008f9dd4
自民新人争奪戦、水面下の綱引き 非主流派ゼロで明暗
7/22(金) 19:39配信


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産経新聞
自由民主党本部=東京都千代田区永田町

自民党の各派閥やグループが、参院選で当選した新人議員や元職22人の争奪戦を繰り広げている。次の内閣改造・党役員人事をにらみ、「数の力」で影響力を高めたいためだ。新人議員が初登院する8月3日召集予定の臨時国会まで駆け引きは続く。

「みんなで力を合わせて戦うときは戦って、しっかりと遺志を継いでいこうと思っている」

自民最大派閥の安倍派(清和政策研究会)が会長の安倍晋三元首相の死去後、初めて開いた21日の総会。派のまとめ役に決まった会長代理の塩谷立元文部科学相は記者団にこう強調した。

総会では同派が全面支援したアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバー、生稲晃子氏=東京選挙区=ら新人3人を含む6人の入会が報告された。22日時点の現職議員数は95人で、最大派閥の地位を保っているが、突然、派閥の核だった安倍氏を失った同派は混乱も予想される。塩谷氏には、安倍氏の「遺志」を前面に出すことで派内を治め、最大派閥を存続させたい思いがにじんだ。

岸田文雄首相(党総裁)が率いる岸田派(宏池会)は18日、同派所属の参院議員と、新人4人との食事会を開いた。首相自身も駆け付け、囲い込みに躍起だ。

同派事務総長を務める根本匠元厚生労働相のお膝元である福島選挙区は安倍派議員が多く、当初は同派入りすると見られていた新人の星北斗氏にも激しくアプローチしており、水面下で両派の駆け引きが続く。

麻生太郎副総裁が率いる第3派閥の麻生派(志公会)は船橋利実氏=北海道選挙区=ら2人の入会が確実視されているほか、他の新人獲得も目指す。

茂木敏充幹事長が会長を務める茂木派(平成研究会)と二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)も勧誘合戦を繰り広げている。静岡選挙区の若林洋平氏をめぐり、新旧幹事長の茂木氏と二階氏を含め両派幹部が相次いで応援に駆けつけた。対応を決めかねていた若林氏は茂木派へ入ることが見込まれている。

このまま若林氏が茂木派に入れば、同派は4人以上を獲得する見通しとなる一方、二階派は新人獲得のめどが立たなくなる。森山派(近未来政治研究会)も「増えもしないし、減りもしない」(幹部)状況だ。首相と距離がある二階派と森山派は厳しい状況で、領袖(りょうしゅう)が党内の主要ポストを占める「主流派」と明暗が分かれた。

遠藤利明選対委員長が代表世話人を務める谷垣グループ(有隣会)も勧誘活動を進めるが、遠藤氏は21日の同グループ会合で「激戦なので簡単ではない」と語った。(今仲信博、児玉佳子)

8085チバQ:2022/07/24(日) 22:07:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0db1cb98b06239a008b58b78dc790968d8d587d3
新人勧誘、安倍派が先行 主導権確保へ各派争奪戦 自民
7/24(日) 7:19配信

時事通信
参院選で支持を訴える自民党の生稲晃子氏(右)と応援する萩生田光一経済産業相(党東京都連会長)=6月25日、都内

 自民党の各派閥が、先の参院選で当選した新人らの勧誘合戦を繰り広げている。

 最大派閥の安倍派はいち早く4人の入会を決めて先行し、麻生派も2人が内定済み。一方、安倍晋三元首相の急逝で党内力学が変化する兆しもあり、様子見の新人も多い。新たな勢力規模が各派の主導権争いに影響するとあって、争奪戦は激化しそうだ。


 岸田文雄首相(党総裁)率いる岸田派の林芳正座長(外相)は21日の派閥会合で「同志を一人でも増やそうと活動しているが、さらに強化したい」とハッパを掛けた。ある新人は「(各派から)いろいろ声を掛けていただいているが、まだ決めていない」と明かした。

 自民党は参院選で新人20人、元職2人が当選。このうち安倍派は生稲晃子氏(東京選挙区)ら4人の入会を決定し、現職2人の再入会も決めた。2人引退するが、参院選公示時点の94人を上回る97人に増える。

 麻生派には船橋利実氏(北海道選挙区)と浅尾慶一郎氏(神奈川選挙区)が入会する。船橋氏は衆院議員当時に同派に所属。浅尾氏は神奈川が地元の甘利明前幹事長の全面支援を受けた。

 参院選で2人が引退し、現職1人が落選したため51人に減った茂木派は、これを補おうと必死だ。会長の茂木敏充幹事長は参院選で精力的に新人の応援に入ったり、同派秘書を各陣営に送り込んだりするなど布石を打っていた。千葉選挙区の新人は入会する見通しだ。

 岸田派は、引退する金子原二郎農林水産相(長崎選挙区)の後継について「入会は決まりだ」(幹部)と自信を示す。昨年10月の衆院選では「総裁派閥」にもかかわらず、勢力を伸ばせなかった。所属議員は「お公家集団だから強引なことはしない」と自嘲気味に語るが、今回は派を挙げて取り組む。衆院選で初当選した石原正敬議員から21日、入会意向を伝えられた首相は「一緒に日本の政治をつくっていこう」と歓迎した。二階派は2人以上の入会を目指す。

 一方、首相が参院選第一声の場所に選んだ福島選挙区で当選した星北斗氏をめぐり、安倍派と岸田派の綱引きが続く。福島は岸田派事務総長の根本匠元厚生労働相以外は安倍派が占めるが、岸田派からは「分裂含みの安倍派より総裁派閥のうちの方がいい」との声が漏れる。

 新潟選挙区の小林一大氏には麻生派と岸田派が入会を働き掛ける。新潟は首相が「最後の訴え」で訪れた。静岡選挙区の若林洋平氏をめぐっては茂木派と二階派が争う。

8086チバQ:2022/07/24(日) 22:10:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/44acb5f77d003e9be0776068bef85597d74a050b
菅「副総理」で復権?安倍元首相急死で党内バランス変化 9月内閣改造で要職起用説浮上
7/24(日) 5:30配信


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スポニチアネックス
菅義偉前首相

 安倍晋三元首相の突然の死去により、自民党内で菅義偉前首相の動向に注目が集まっている。岸田文雄首相と距離を置き非主流派と位置付けられながら、存在感をキープ。岸田政権が脆弱(ぜいじゃく)なルートしか持ち得ていない公明党とのパイプの太さも強みだ。党内パワーバランスが変化する中、9月前半実施とみられる内閣改造・自民党役員人事での要職起用説も流れている。

 昨秋総裁選で河野太郎氏を推し、非主流派に転じた菅氏。しかし、無派閥を中心に菅氏を慕う議員は20〜30人とも言われ、一定の求心力を維持。「菅派」結成につながる動きとも目された「菅勉強会」の立ち上げが大きな関心を集めてきた。非主流派の二階、森山両派も連動した動きを見せ、官邸サイドは岸田政権が失速した際の政局に備えた非主流派大結集への布石と警戒。

 一方、参院選では応援弁士として人気を集め、健在ぶりをアピール。19日には来日中の朴振韓国外相と会談。元慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意の履行を求めるなど、存在感を発揮している。

 こうしたことなどから、人事で菅氏をどう扱うかが最大の焦点の一つに浮上。政権運営の「重し」となっていた安倍氏がいなくなり、骨格を維持するために同じ首相経験者の麻生太郎副総裁は続投の方向で調整。このため、「菅副総理」案が取り沙汰されている。

 ポイントは公明党の支持母体・創価学会と築いてきた信頼関係。首相や側近は同党とのルートが弱く、これまでも参院選の相互推薦、物価高対策などでぎくしゃくした経緯がある。菅氏を政権中枢に取り込めば補強でき、不穏な芽を摘み取り挙党体制も構築できるとの狙いも透ける。

 銃撃事件もあり、勉強会の発足は当面先送り。周辺は「このまま岸田政権が安定すれば、菅グループはずっと主流派に入れないかもしれない」と先行きを懸念、菅氏要職起用への期待感を口にする。菅氏自身は「派閥に入っていない人が不利にならないように応援していきたい」と話している。とはいえ、首相と「反りが合わない」(周辺)のが本音だ。

 一方、首相に近い党幹部は、菅氏を政権の要に置く案には冷ややかな視線を送る。「菅氏の影響力は限定的だ。人事で特別に配慮することはないだろう」

 今後、水面下で繰り広げられそうなのが条件闘争。菅氏が政権を支える側に回る見返りとして、菅系議員の登用、一丁目一番地として唱えてきた縦割り行政打破の具体策の確約などを求めることが考えられる。首相サイドとの駆け引きは激しさを増していきそうだ。

8087チバQ:2022/07/24(日) 22:36:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022072300342&amp;g=pol
政府、「弔問外交」へ準備本格化 トランプ氏の対応注視―故安倍元首相の国葬
2022年07月24日07時17分



 9月27日に日本武道館で行われる故安倍晋三元首相の国葬には、各国の要人が参列し、大規模な「弔問外交」が展開される見通しだ。外務省は省内に「国葬儀準備事務局」を設置し、受け入れに万全を期す。どのような要人が来日するかにも関心が高まっており、特にトランプ前米大統領やロシアの動向を注視している。


 林芳正外相は22日の記者会見で、各国から弔意が示されたことに触れ、「安倍元首相が外交で残した大きな足跡を改めて感じている」と表明。弔問外交を通じ「暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示す」と語った。
 安倍氏は憲政史上最長の政権を樹立し、「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を展開。第2次政権発足以降、80カ国・地域を訪問し、各国首脳と個人的な人間関係を築いた。政府関係者は「相当な人数が弔問に来る」と予想しており、30人規模の準備事務局を中心に岸田文雄首相や林氏と外国要人の会談の日程調整などに当たる。
 2000年に行われた故小渕恵三元首相の内閣・自民党合同葬の際は、150以上の国・地域から特使や在京大使が参列、当時のクリントン米大統領や金大中韓国大統領も来日した。
 今回、バイデン米大統領は来日しないとの見方が強く、ハリス副大統領の名前などが取り沙汰される。現地メディアは安倍氏と親密な関係を築いたトランプ氏が弔問を検討していると報じた。同氏は次期大統領選への出馬を示唆しており、外務省幹部は「来る場合、間違っても現政権の一行と鉢合わせさせてはならない」と神経をとがらせる。
 ロシアについては、ウクライナ侵攻が続く中だけに、日ロ外交筋は「この状況で要人が来るとは思えない」とみる。ただ、日本政府はロシアにも国葬の開催を通知しており、参加の意思が示されれば難しい対応を迫られそうだ。
 中国は小渕氏の合同葬では当時の副首相を派遣した。日中外交筋は今回も中国政府要人が来日するとの見方を示した上で、「弔問外交で日中関係を前に進めようという雰囲気が出てくるかもしれない」と語った。

8088チバQ:2022/07/24(日) 22:39:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022072201230&amp;g=soc
GX担当相、萩生田氏兼務へ スタートアップ相は山際氏―岸田首相調整
2022年07月22日23時54分


 岸田文雄首相は、9月前半にも行う内閣改造に先立ち、脱炭素化を加速するため新設するグリーントランスフォーメーション(GX)実行推進担当相に萩生田光一経済産業相を兼務させる調整に入った。政府関係者が22日明らかにした。27日の関係会議発足に合わせて任命する案が有力だ。

 また、岸田政権の看板政策「新しい資本主義」の柱の一つ、スタートアップ(新興企業)支援を担う担当相には山際大志郎経済再生担当相を充てる方向。任命は8月になるとみられる。

8089チバQ:2022/07/25(月) 13:56:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b9c05cfbbdb8431d7bbdd0519d59895d8da4787
菅前首相、復権なるか 選挙で存在感、要職起用も 連携模索の安倍氏死去
7/25(月) 6:02配信
北海道新聞
菅前首相を巡る自民党内の関係

 岸田文雄政権と距離を置いてきた自民党の菅義偉前首相が復権するか、党内で関心が高まっている。参院選後の連携もささやかれていた安倍晋三元首相が死去し、計画していた勉強会の開催が見通せない一方、9月上旬に予定される内閣改造・党役員人事で菅氏の要職起用が取り沙汰されている。


 菅氏は13日のBSテレビ番組で、かねて検討していた勉強会の開催を当面見送る考えを説明。安倍氏の死去を念頭に「こういう状況になったので考えるところがある」と述べた。

 勉強会は縦割り行政の打破をテーマとし、二階派や森山派など「非主流派」の議員の参加が見込まれ、「菅氏の影響力を借りて対抗軸を示す」(二階派若手)との声が出ていた。

 安倍氏の死去を受けて党内が動揺する中、菅氏は政局的な動きを避けたとみられる。

 菅氏は第2次安倍政権で官房長官を7年8カ月務め、首相時代は安倍氏の路線を継承。銃撃事件の一報を受け、遊説を取りやめて安倍氏が搬送された奈良の病院に駆けつけた。最大派閥を率いる安倍氏との関係を足がかりに、首相と対抗するとの見方もあったが、立ち消えになった。

 ただ、首相も菅氏の影響力は無視できない。参院選で菅氏が支援した神奈川選挙区の三原じゅん子氏や東京選挙区の朝日健太郎氏などが当選を果たし、力を保持し続けていることを印象づけた。

 首相は内閣改造・党役員人事で「党の結束」を演出するため、菅氏を副総理などで処遇するとの臆測も出ている。

8090チバQ:2022/07/25(月) 16:17:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/be09cc2c1249baed4560deccf095d9bf83ef9d52
安倍派を立て直せるのは誰?「将来の首相」も狙える重要人物の名は
7/24(日) 6:01配信
 自民党の最大派閥である「清和政策研究会(安倍派)が、主を失って右往左往している。集団指導体制への移行が苦肉の策であることは周知の事実だ。トップを決められない、緊急事態に陥った最大派閥を立て直すことができる人物とは誰なのか?その人物の名前と、「将来の首相」も狙えるといえる根拠とは?(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 安倍晋三元首相を失い混沌 最大派閥「清和研」の運命は?

 七奉行、五人組、四天王…。権力争いを常とする自民党の歴史は、すなわち内部抗争の歴史でもある。有力議員が絶対的権力者を支え、手を携えながら権勢を振るうものの、今日の味方は明日の敵につながるのが「永田町の掟」だ。

 史上最長の長期政権を築いた安倍晋三元首相というカリスマを突然失い、自民党最大派閥はその「掟」の浸潤とともに、疑心暗鬼の空気が広がりを見せている。

 安倍氏が率いた「清和政策研究会(安倍派)」は、トップの死去を受けて有力者による集団指導体制で運営する方針となった。

 「『当面』というより『当分』集団指導制をとらざるを得ない。誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない」

 安倍氏や麻生太郎・自民党副総裁とともに「3A」と呼ばれ、長期政権の屋台骨を支えた甘利明・元自民党幹事長。その甘利氏は7月20日、最大派閥である清和研の現状について、メールマガジンでこのように評した。

 最大派閥を揺るがす緊急事態。清和研の有力議員5人でも「ポスト安倍」は務まらずに集団指導体制とせざるを得ない中、この状況を立て直せるのは誰なのか。そこでダークホースとして注目を集める人物の名前と、その根拠をご紹介しよう。

● 清和研の「数の力」に依存してきた 近年の政権運営にも影響大

 安倍氏の祖父・岸信介元首相を源流とし、福田赳夫元首相が立ち上げた清和研。2000年発足の森喜朗内閣以降、自民党最大派閥としての力を背景に、小泉純一郎氏や安倍氏といった首相を輩出した自民党の中核だ。

 それまでは竹下登元首相が築いた竹下派の流れに押されてきた。しかし、00年4月に小渕恵三首相が倒れ、幹事長だった森氏や青木幹雄官房長官、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長、村上正邦参議院議員会長という「五人組」が会談(肩書はいずれも当時)。森氏の後継が事実上決まり、権力の空白を回避した。

 それ以降、清和研以外の宰相は麻生氏、鳩山由紀夫氏(旧民主党)、菅直人氏(同)、野田佳彦氏(同)、菅義偉氏と続いたが、いずれも約1年という短命で終わっている。6人目の岸田文雄首相は宮沢喜一元首相以来、約30年ぶりに「宏池会」政権を誕生させた。ただ、安倍元首相というカリスマを喪失して混沌とした政局の中で、その「ジンクス」を突破できるのかどうかは見えにくい。

 近年の首相は清和研の「数の力」に依存してきた。昨秋に内閣を発足させた岸田首相も安倍氏とは頻繁に面会し、内政から外交、安全保障まで指南を受けるシーンが目立った。最大派閥の意向を無視できなかったのは間違いない。

● 「10年は安泰」と目された安倍派 カリスマを失って予期せぬ緊急事態

 しかし、7月8日に安倍氏が銃撃され死去した今、そのバランスが急激に変化しつつある。

 清和研には、塩谷立元文部科学相と下村博文前政調会長という2人の会長代理の他に、参院安倍派会長の世耕弘成参院幹事長、事務総長の西村康稔前経済再生相、副会長の高木毅国会対策委員長ら5人の有力議員が存在する。

 だが、誰もが認める「後継」は見当たらず、内閣改造や自民党総裁選への対応を巡ってギスギスした雰囲気が漂うこともしばしばあった。そうした不満を吸収し、円滑に派内をまとめあげてきたのが昨年秋に派閥に復帰した安倍氏なのだ。

 「最低10年、安倍派は安泰」(中堅議員)と見られてきただけに、カリスマを失った清和研には動揺が広がる。

 派閥幹部による協議で、9月27日に予定される安倍氏の「国葬」までは現状の運営体制が維持されることになった。ただ、これは派内の有力議員がいずれも「帯に短し、たすきに長し」であることを意味する。安倍氏との縦のラインはそれぞれ太くても、横のラインは細かったのだ。

8091チバQ:2022/07/25(月) 16:18:16
● 森喜朗元首相が安倍派に「苦言」 パーティーで語ったその内容とは?

 今の状況を予想するかのように、安倍氏の「後見人」役だった森元首相は5月、安倍派のパーティーでこのように説諭していた。

 「数を誇ってはいけない。これだけ数があれば何でもできると思ったところから崩壊が始まる」

 清和研の隆盛とともに派閥所属の議員は党内での発言権を強めてきた。一方、それには他派閥から「清和だからといって威張る議員が多い」との不満が向けられてきたのは事実だ。

 8月下旬にも行われる岸田首相による内閣改造・自民党役員人事では「冷遇」も予想されている。水面下で繰り広げられている岸田氏サイドとの「調整」は難航しているのだ。

 「安倍氏や安倍派は自民党のコアの保守の人たちをつかんでいた。それを疎んじるようなことになったら、保守の人たちが自民党から逃げるかもしれない」(下村氏)

 「多くの良い、若い議員が活躍できるようにしないといけない」(西村氏)

 このように清和研からは多くのけん制球が投じられるものの、首相官邸では「誰と話し合えば清和をまとめられるのか分からない」と冷めた声が漏れる。

● 清和研の有力議員5人が 「ポスト安倍」たり得ない理由

 現状の清和研を眺めると、塩谷会長代理や高木副会長に派閥や国政のトップに立とうという「色気」は感じられない。残る3人は、確かに後継の有資格者であり、宰相を目指す意欲も持つ。ただ、いずれも派内が一致団結するほどのカリスマ性を兼ねそろえているとは言えない。

 西村氏は自民党が野党時代の09年に総裁選へ出馬したものの、最下位に終わった。経済再生や新型コロナウイルス対策の担当閣僚として経験を積み、安倍氏の最期にも寄り添ったものの、その人望に広がりは見えない。最近では、自身のホームページに「世界各国美人図鑑」と題して、本人の許可を得ずに女性の写真を掲載していたことが発覚。炎上して謝罪に追い込まれ失点を喫した。

 下村氏はかねて総裁選への出馬に強い意欲を示してきた。第1次安倍政権で官房副長官を務め、12年の第2次安倍政権の発足からは文科相として教育改革をけん引。保守政治家として安倍氏と歩みを合わせ、その良好な関係を武器に頭角を現してきた。

 だが、直近の総裁選への出馬を巡っては、菅政権時代の政調会長という政権与党の要職にありながら、公然と反旗を翻した。その点からも「信頼するに値しない人物」(菅前首相に近い議員)とされており、安倍氏からも支援を得られずに出馬を断念した。

 今後、「安倍派の後継者と対立して派閥を飛び出すと言っても、ついていく人間は少ないのではないか」(清和研関係者)と指摘されているところだ。

 参院幹部として力を強めてきた世耕氏も後継会長の有力候補の1人だ。第1次安倍政権で首相補佐官、第2次安倍政権からは経済産業相などを歴任し、政府・与党内で影響力を獲得してきた。衆院へのくら替えから宰相への階段を上るためには、派閥領袖の座に就くことが近道となるのは間違いない。

 ただ、その歯に衣着せぬ言動から党内の衆院議員とは距離も生まれており、100人近い大派閥を掌握できるか不安視する向きは少なくない。

 一方、保守層からの強い支持を受ける高市早苗政調会長は、8月の党内人事では「政調会長更迭は既定路線」とされている。清和研を飛び出し、安倍元首相という唯一絶対の後ろ盾を失った高市氏の今後のキャリアを危ぶむ声は大きい。

8092チバQ:2022/07/25(月) 16:19:12
● ポスト安倍で注目のダークホース その名は「萩生田光一」経産相

 安倍氏が昨秋決定した現体制には正統性があるが、生前から後を託されると目されてきた人物はいない。それぞれが「安倍印」を誇示するものの、絶対優位の人物は存在しない状況だ。だが、ここで1人のダークホースが注目されている。その人物とは岸田政権で経済産業相を務める萩生田光一衆院議員である。

 安倍氏を「兄貴」と慕ってきた萩生田氏は「他の派閥幹部とは異なり、『俺が、俺が』のタイプではない」(安倍派若手)ので、派手さはない。ただ、その堅実な仕事ぶりが評価されてきた。誰にも臆さない強面の半面、地域や社会的弱者に向き合う姿勢には都議会議員出身のたたき上げとして期待する声も上がる。

 実は、陰ながら支えてきた萩生田氏こそが安倍氏の「側近中の側近」であり、安倍氏の「DNA」を持つとの見方は少なくない。安倍氏は「何かあるたびに『それは萩生田に言っておく』と全幅の信頼を置いていた」(自民党中堅)とされ、特に近年は萩生田氏の育成に力を注いできた。

 最大派閥のトップには決断力が求められる。その点でも、萩生田氏は経産相として国民に賛否がある中でも原子力発電所を稼働させ、電力需給の逼迫に備える考えを示す胆力も合わせ持つ。安倍氏は生前、若手議員に向けて「政策は西村氏に、議員としての作法は萩生田氏に聞けばよい」とアドバイスしていたという。

● 萩生田氏が、「将来の総裁候補」で 頭一つ出た存在といえる理由

 何より、衆目一致する将来の総裁候補が見当たらない安倍派内で、萩生田氏は頭一つ出た存在といえる。その理由は、安倍氏はもちろん、菅前首相からの評価も高いためだ。安倍氏の生前には、「次期総裁選では、菅前首相が安倍氏と連携して、ポスト岸田候補に萩生田氏を担ぐ」との情報が駆け巡ったこともある。

 安倍氏を失ったとはいえ、いまだ求心力が衰えない菅前首相が後見人となって「萩生田首相」を目指す道は残っている。萩生田氏から手を挙げることはないと見られるものの、再び清和研が「総理・総裁の輩出派閥」になるためには、それが近道になるのは間違いない。

 冒頭で紹介した甘利氏のメールマガジンの続きには、長年、権力中枢から党内を俯瞰してきた同氏が安倍派の現状を当てこするような記述も見られる。

 「岸田派は今こそ、身を捨てて総理を支える本当の四天王を作らねばなりません。我こそがNo.2を自任するものは、全ての役職を捨てて岸田総理を支えてこそ評価の対象になることを肝に銘じてもらいたいと思います」

 今秋に決定される清和研の「ポスト安倍」。その行方は現政権だけではなく、日本の進む道にも大きく影響する。

小倉健一

8093チバQ:2022/07/25(月) 19:53:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/efe97762245a1338d96f9cd6561bc92582f85057
岸田首相“安倍カラー”払拭狙い「清和会」分断の抜擢か…内閣改造・党役員人事はドロドロ劇場に
7/23(土) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
昨21日の安倍派総会(挨拶をする塩谷立会長代理)/(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相が9月前半に内閣改造・自民党役員人事を行う方向で検討に入ったという。先の参院選に立候補せず議員を引退した2閣僚がいるため、早めの改造になるとの見方もあったが、外交日程や死去した安倍元首相の「四十九日」が来月25日であることから、人事は9月にずれ込む見通しだ。


 複数の政権幹部が「骨格は維持する」と話したと報じられ、麻生副総裁、茂木幹事長、松野官房長官の3人は続投で調整されているようだが、人事でもっぱらの注目は、会長不在となった最大派閥「安倍派(清和会)」の扱いがどうなるのか、だ。

 安倍派は21日の派閥総会で、当面は会長空席のまま現体制を維持していくことが決まった。安倍氏の「国葬」が実施される9月27日以降は再び跡目争いが激しくなりそうだが、とりあえず、人事に向けた派閥窓口は塩谷会長代理が務める。

 すでに岸田首相は、参院選後の“安倍離れ”をにおわせる動きを、霞が関の幹部人事で実行している。安倍氏や安倍氏の実弟、岸防衛相の反対を押し切って、安倍政権時代に首相秘書官を務めた防衛事務次官を交代させた。人事は権力の源泉。岸田首相は「次は党役員と閣僚」とばかりに鼻息が荒い。安倍氏が凶弾に倒れた直後の今月11日、安倍派の下村会長代理が「安倍氏や安倍派は自民党のコアな保守の人たちをつかんでいた。それを疎んじたら、保守の人たちが自民党から逃げる。人事を配慮してもらう必要がある」と牽制したのは、安倍派の焦りの裏返しだろう。

福田達夫総務会長を“重要閣僚”で起用か?
福田達夫総務会長の処遇によっては…(C)日刊ゲンダイ

「安倍派がらみの人事では、車椅子を使わなければならないほど体調が悪い岸防衛相の交代は既定路線。無派閥ですが安倍一派という意味では、高市政調会長も後見人不在で外されそう。当選3回で大抜擢された福田達夫総務会長もさすがに交代でしょう。ただ、福田氏の処遇によっては安倍派はガタガタしますよ」(官邸事情通)

 もともと清和会は、岸信介と福田赳夫の両元首相にルーツがあり、安倍系と福田系に色分けされている。そんな中で、岸田首相が福田氏を総務会長から“重要閣僚”に横滑りさせる抜擢人事を再び行う可能性があるというのだ。

「安倍派内で総裁候補狙いの下村氏、西村事務総長、萩生田経産相、稲田朋美氏はみな安倍系。当選回数の少ない福田系の達夫氏は『まだ早い』とされてきましたが、重要閣僚にでもなれば一気に総裁候補に浮上する。松野官房長官も福田系ですし、安倍カラー払拭のため、岸田首相がそういう揺さぶりをかけてもおかしくない。達夫氏のポストとしては、経産相や農相などが囁かれています。麻生氏が了解すれば、財務相だってあり得ます」(前出の官邸事情通)

 安倍氏と統一教会の関係がクローズアップされていることも安倍派にはマイナス。中でも下村氏、萩生田氏、稲田氏は献金やイベント参加の実績があり、人事から外す“口実”を岸田首相に与えてもいる。

 これから1カ月、自民党は国民不在でドロドロしそうだ。

8094チバQ:2022/07/26(火) 18:09:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bda834b4e907db860c6b8950364a7ca47ba2211

存在感増す“隠れ菅派” 安倍派、茂木派など主要4派で派閥分裂のトリガーに
7/26(火) 11:15配信

NEWSポストセブン
各派閥内から“菅派”が動き出すか(時事通信フォト)

 岸田文雄政権の誕生以来、鳴りを潜めていた菅義偉・前首相の存在感が高まっている。世論ではワクチン接種や携帯料金値下げといった菅政権の政策が再評価されており、安倍晋三・元首相が凶弾に倒れたことを受けて、自民党内はもとより国民の間でも、「安倍元首相の改革の遺志を継ぐのは岸田氏ではなく菅氏」という声も増えている。

【写真6枚】安倍寛信氏や安倍洋子さん、岸信夫氏らと安倍夫妻が輝くグラス4段の棚の前での家族写真。他、笑う麻生氏など

 岸田首相もそうした菅氏への復活待望論を牽制してか、「副総理」に起用して懐に取り込もうとする懐柔案が浮上している。もっとも、菅氏に脅威を感じているのは岸田首相だけではない。岸田氏を支持してきた大派閥では、派内にいる“菅派”の存在に神経を尖らせている。ベテラン政治ジャーナリストが指摘する。

「もっとも分かりやすいのは麻生派です。麻生太郎氏は盟友の安倍氏を失い、今後、急速に影響力を失っていく可能性がある。そうなると、もともと菅氏が立ち上げる勉強会に参加の意欲を示していた河野太郎氏が派閥を飛び出そうとした場合、それを止める求心力すら保てなくなるかもしれません。

 同じく勉強会の中心となる予定の武田良太氏を抱える二階派の場合は、二階俊博氏自身が菅氏を支援する立場ですが、それはあくまで二階氏自身が主導して菅グループと同盟関係を築く前提でした。ところが、このまま菅氏の存在感が増していくと、二階氏よりも、菅氏に目をかけられている武田氏が派閥のイニシアチブを握る方向に進みかねない。ことによっては菅グループに派閥ごと吸収合併という議論すら起きるかもしれません。二階氏としては当面、派閥を維持し続けたいでしょうから、方向性をめぐって派内対立が起きる危険性があります」

 最大派閥で領袖を失った安倍派、党を仕切る茂木敏充・幹事長をトップとする茂木派のなかにも“隠れ菅派”がおり、彼らの存在が派閥分裂のトリガーになるリスクを孕んでいるという。

「安倍派は当面、集団指導体制で進めていくことになりましたが、安倍氏がもっとも実力を買っていたのは萩生田光一氏です。当選6回というキャリアの浅さから派閥を継ぐことは叶いませんでしたが、このまま年功序列で進んでいくなら萩生田氏は不満を募らせることになるでしょう。そこで重要になるのが菅氏との関係です。菅氏と萩生田氏は官房長官―副長官として培った信頼関係があり、萩生田氏は安倍氏と並んで、菅氏を政治家として尊敬している。
 
 それは茂木派も同じです。茂木氏が派閥を継いだものの、将来の領袖候補である加藤勝信氏からすると、茂木氏よりも自らを官房長官に抜擢してくれた菅氏に恩義がある。彼らは“隠れ菅派”というべき存在であり、菅氏の動向いかんでは、岸田派を除く自民党主要4派で一気に分裂含みの動きとなりかねません」(同前)

 当の菅氏は7月13日に出演したBSフジ番組で、勉強会の設立について「(安倍氏の事件を受けて)こういう状況になったので、いろいろ考えるところがある」と述べ、当面は見送る考えを示唆した。菅氏が動けば、一気に政局化しかねない状況であることは間違いない。

8095チバQ:2022/07/27(水) 11:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9073d634dd7fa4d80fbb12e5f4cf1c7d69cf3e37
参院自民会長選 関口昌一氏が無投票で再選
7/26(火) 18:19配信
 自民党の参院執行部トップにあたる参院議員会長の選挙が26日告示され、関口昌一氏(69)=茂木派=以外の立候補の届け出がなく、無投票で再選した。29日の議員総会で正式に選出される。任期は3年。

 関口氏は埼玉選挙区選出で先の参院選で5選を果たした。参院国対委員長や総務副大臣などを歴任し、2019年7月の参院議員会長選で無投票で当選した。(楢崎貴司)

8096チバQ:2022/07/27(水) 11:12:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cb622a37a096d8f64b7cd2ac46a308811dd7172
菅前首相の処遇焦点 勉強会見送り静観モード 内閣改造
7/27(水) 7:10配信
 岸田文雄首相(自民党総裁)が9月上旬に検討している内閣改造・党役員人事は、菅義偉前首相の処遇も焦点となる。

 政権を一段と安定させるには菅氏の存在が大きいとの見方は強く、首相の念頭には入閣案もあるとされる。一方、菅氏は安倍晋三元首相の死去を受け、自身を中心とする勉強会発足を見送り、静観モードに入った。双方の動きによっては政権をめぐる権力構造に変化が生じる可能性もある。

 「適材適所は言うまでもない。具体的な話をする段階にない」。首相は14日の記者会見で人事構想について問われると、こうけむに巻いた。

 安倍政権時に官房長官だった菅氏から疎まれた首相は、逆に菅政権末期に党総裁選に名乗りを上げ、結果的に菅氏退陣の引き金を引いた。両者の関係は良好とは言えないが、首相は最近、菅氏の動きを最も気にしているという。

 官房長官として霞が関ににらみを利かせ、公明党との太いパイプを生かして与党の連携維持に尽力した菅氏の実績を評価する声は根強い。参院選圧勝で岸田政権は当面の政権運営でフリーハンドを得た形だが、非主流派と位置付けられる菅氏との関係を改善し、基盤を盤石にしたい考えとされる。

 実際、今年に入って首相は計3回、衆院議員会館にある菅氏の事務所に足を運び、距離を縮めようと腐心。首相周辺は「今回の人事では菅氏に配慮するつもりだろう」と話す。一部では副総理への起用案も浮上する。

 これに対し菅氏は、参院選後に想定していた勉強会の立ち上げを見送った。安倍氏死去で党内が揺れる中、政局的な動きは得策ではないとの判断からだ。とはいえ「菅氏には政策を推進したいという思いも強い。何らかのポストを提示されたら受けるのではないか」。菅氏周辺にはこうした見方を示す向きもある。

 一方、自民党内には菅氏の起用は両者にとって「もろ刃の剣」との声も出ている。ポスト次第では霞が関の求心力が菅氏に集中するなど首相にとって厄介な存在になりかねないとの指摘だ。菅氏としても、「閣内封じ込め」との色彩が濃くなれば、今後の政局で動きにくくなる。

 菅氏は25日、非主流派の二階俊博元幹事長、森山裕前国対委員長らと東京都内で会合を開いた。人事や今後の党内情勢をめぐって意見を交わしたとみられる。

8097チバQ:2022/07/27(水) 11:15:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a0aab795cdd31be5921da4c0008078e56ea845f
菅前首相「副総理」入閣はあるのか? 岸田首相が内閣改造人事で“挙党一致”演出の狙い
7/27(水) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
菅前首相の「復権」となるか?(C)日刊ゲンダイ

 菅前首相の“復権”が自民党内で注目を集めている。9月に予定されている内閣改造・党役員人事で、岸田首相が菅前首相を副総理として処遇するという臆測が流れているのだ。


 安倍元首相の突然の逝去で党内バランスが大きく変わり、安倍派の後継者も当面は決まりそうにない。浮足立つ党内をまとめて挙党一致を演出するため、菅前首相を要職で起用するというのだ。

「何も決められない岸田総理に対し、ワクチン事業などを推し進めた菅前総理の実績が今になって国民に評価されている。参院選の応援演説でも大人気でした。安倍元首相が亡くなる直前に病院に駆けつけたこともあり、『安倍元首相の後継者は菅さんだ』という期待感が党内の一部で高まっているのは事実です。“反岸田”勢力が菅さんをみこしに結集することを警戒した岸田総理が、要職起用で取り込もうとしているのでしょう」(自民党中堅議員)

■非主流派の勉強会凍結のタイミングで…

 菅前首相は、岸田首相とは距離を置く非主流派の二階派や森山派とともに勉強会を発足させる準備を進めてきた。党内では、事実上の「派閥化」に向けた動きと受け止められている。菅前首相を慕う無派閥議員と二階派、森山派が集まれば80〜90人のグループになる。ポスト岸田をうかがう河野太郎氏や、知名度の高い小泉進次郎氏、石破茂氏らも参加予定とされる。

 安倍元首相も生前、菅前首相に対して「派閥をつくるべきだ」と熱心に勧めていたという。安倍派と菅派が組めば党内の多数派を掌握できるという狙いがあったのだろう。実際、安倍派にも菅シンパが少なくない。 

 勉強会の発足は参院選後とみられていたが、安倍元首相の死去を受けて凍結。そのタイミングで副総理待遇の話が浮上したのだ。

「官邸側がメディアにリークして観測気球を上げているのでしょう。しかし、実際には簡単な話ではありません。菅前首相は、安倍元首相が亡くなって存在感を増す麻生副総裁とソリが合わない。同じ首相経験者の麻生副総裁は続投の方針ですから、菅副総理となると、どちらが格上かという問題も出てくる。それに、菅氏にとっても自身が入閣するメリットはあまりない。岸田政権が失速した時に非主流派結集に動くには、現政権と距離を取っていた方が得策でしょう」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 菅前首相は25日、二階元幹事長、森山総務会長代行らと会食。今後の党内情勢や内閣改造人事などについて話し合ったとみられる。入閣を打診された菅前首相が断るようなことがあれば、政局に備えて爪を研ぐという意思表明と考えていいだろう。

8098チバQ:2022/07/28(木) 10:08:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f38bd6fe1e44c430cea9de7f3dc1cb28dc30991
自民党最大「安倍派」後継不在でうごめく権力闘争、今は「塩谷・下村」中心の集団指導体制だが混沌
7/28(木) 4:31配信


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東洋経済オンライン
自民党最大の派閥である「安倍派」が揺れています(写真:khadoma/PIXTA)

 世界に衝撃を与えた安倍晋三元首相の非業の死を受けて、自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の“行く末”が注目されている。後継争いの果ての分裂ともなれば、党内の権力闘争の構図が一変するからだ。

 安倍派は安倍氏死去後初の総会で、9月27日の「国葬」までの服喪期間も考慮して、当面は集団指導体制での派閥運営を申し合わせた。ただ、その背景には「安倍氏に代わる有力な後継者がいない」という実態がある。

 そもそも同派は、党内保守勢力(タカ派)の牙城で、第2次安倍政権発足以降、内政外交全般にわたって日本政治の方向づけを主導してきた。しかし、党内には「安倍氏死去後の影響力維持は困難」(自民長老)との見方が広がる。

 しかも党内では「後継争いは長期化必至で、結局は分裂する」(岸田派幹部)との声が多い。今のところ集団指導体制がいつまで続くかも不透明で、「分裂すれば党内各派閥の力関係も変わる」(同)だけに、党全体が安倍派の動向に目を凝らす状況となっている。

■「遺志を引き継いで」と昭恵夫人 

 安倍派は7月21日、党本部で安倍氏死去後初の総会を開き、当面安倍氏に代わる新会長は置かず、塩谷立会長代理ら現在の執行部による集団指導体制とすることを最終確認した。

 総会には安倍氏の妻・昭恵氏も出席し「遺志をしっかり派閥で引き継いでほしい」とあいさつ。これを受け、塩谷氏は①清和会の責務は一致結束して安倍氏の遺志を引き継ぐこと、②派閥の呼称は「安倍派」のままとする、などを同派の総意として取りまとめた。

 安倍氏は2021年11月の会長就任時に、現在の塩谷、下村博文両氏を会長代理、西村康稔氏を事務総長とする執行部体制を決めた。このため、9月上旬と見込まれている第2次岸田改造内閣発足の際の党・内閣人事の安倍派の窓口は塩谷氏とし、国葬後の派閥運営については、改めて協議する方針。そこで問題になるのが、派内に衆目の一致する後継候補がいないことだ。

 7月8日の安倍氏の訃報を受け、同派幹部は参院選終了直後の11日夜に都内で対応を協議したが、「派閥としての一致団結した行動」の確認にとどまった。その背景には、後継者をめぐる幹部間のあつれきがあり、「各幹部の思惑が交錯し、とても後継者を決められる状況ではない」(安倍派の若手)との派内事情がある。だからこそ、21日の総会で集団指導体制を確認するしかなかったのが実態だ。

 ただ、集団指導体制では最大派閥としての求心力維持は困難視されている。岸田政権幹部も「人事も含め誰と話していいかわからなければ、対応しようがない」(官邸筋)と顔をしかめる。同派は参院選後も膨張を続け、100人の大台に迫っている。それだけに、同派の混乱は岸田文雄首相にとって、当面の人事だけでなく、その後の政権運営に大きな影響を及ぼすのは確実だ。

8099チバQ:2022/07/28(木) 10:08:41
■「派内に四天王をつくりたい」と言っていた安倍氏

 安倍氏は2017年に「派内に『四天王』をつくりたい」と発言し、後継者づくりに取り組む考えを示していた。安倍氏の父、晋太郎氏が派閥領袖だった際は、森喜朗(元首相)、三塚博(元幹事長、故人)、塩川正十郎(元財務相、故人)、加藤六月(元政調会長、故人)の4氏を「四天王」と位置付けていたからだ。

 ところが、現在の安倍派幹部の顔ぶれをみると、「四天王」というような後継候補は明確ではない。会長代理は塩谷、下村両氏だが、後継に意欲的なのは下村氏で、塩谷氏は調整役とみられている。

 後継争いの現状をみると、下村氏が当選回数や経歴では先行するが、萩生田光一経済産業相や松野博一官房長官、派閥事務総長・西村康稔氏、参院の安倍派を束ねる世耕弘成参院幹事長らも虎視眈々とされる。

 さらに若手の間では、同派創始者の故福田赳夫元首相の孫の福田達夫総務会長を「正統な後継者」と推す声が台頭。福田氏は2021年の党総裁選で当選3回以下の議員を束ねて「党風一新の会」を結成、総裁選に大きな影響を与えたからだ。

 また、その総裁選で安倍氏が推した高市早苗政調会長を支持する議員も少なくない。同氏は現在無派閥だが、数年前まで清和研に属していた。女性候補としては安倍氏の寵愛を受けていた稲田朋美氏元防衛相も意欲をにじませている。

 このため、安倍派幹部の間では、国葬終了後の体制について「会長代理2人の双頭体制か、昔の最大派閥竹下派の『七奉行』のような7人体制との案もある」と解説する。その一方で、「実質的なまとめ役は森喜朗元首相しかいない」との指摘もあり、「まさに星雲状態」(派長老)だ。

 その森氏は5月の安倍派の政治資金パーティーで「『あと何人で100人』というときが一番危ない」と警告した。一時代前に最強軍団を誇示した旧田中派(現茂木派)が100人を超えて分裂、その後の自民下野の原因となったからだ。

■清和研は分裂を繰り返してきた

 そもそも、福田赳夫氏の派閥を源流とする清和研は分裂を繰り返してきた。1991年に晋太郎氏が亡くなると、その跡目を三塚氏と加藤氏が争い、森氏が三塚氏を支持して三塚氏が後継会長となった。

 さらに、1998年の総裁選をめぐり、森氏主導で小泉純一郎氏の擁立を決めた際、反発した亀井静香氏は総裁選後に平沼赳夫氏らとともに派閥を脱会した。

 また、2007年に派会長だった町村信孝氏が福田政権での官房長官就任で閥務から離れた際は、会長制が廃止され、2009年まで町村、中川秀直、谷川秀善の3氏による集団指導体制をとった。

 第2次安倍政権発足以降は、人事も含め安倍氏がすべてを取り仕切ってきたが、それが後継者不在につながった。だからこそ「誰が後継者になっても分裂は避けられない」との見方が広がるのだ。

 とくに、国葬後も喪に服す状態が一定期間継続する事態となれば、安倍派への岸田首相の配慮は、「安倍氏存命中より大きくなる」との指摘もある。このため、国葬後も当分は、岸田首相が安倍派への対応に苦慮する状況が続く可能性は少なくない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8100チバQ:2022/07/28(木) 10:09:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f5acd2ce9b0662dd382dd3f364303743257d67c
「統一教会と安倍派・清和研」の大問題、橋本派・経世会の没落を想起する理由
7/28(木) 6:01配信


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ダイヤモンド・オンライン
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の日本本部 Photo:JIJI

 旧統一教会と安倍派・清和政策研究会の関係性に対する世間の認識が最悪の展開をたどれば、「現在の自民党最大派閥である安倍派は凋落するしかなくなる」と、ある自民党関係者は断言する。そして、それが絵空事ではないことは、橋本派・経世会(現平成研究会)の没落によって歴史が証明している。安倍派・清和研が直面する危機的状況の実態とは。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 統一教会と安倍派・清和研の関係が 国民の一大関心事に

 参議院選挙の応援演説中に銃撃されて死去した安倍晋三元首相。その実行犯である山上徹也容疑者が「(世界平和統一家庭連合〈旧統一教会〉に入信した)母親が家庭をめちゃくちゃにしたことを恨んでいる」と供述した。

 そのことから、旧統一教会(以下、単に「統一教会」とする)と自民党、特に安倍派(清和政策研究会)との蜜月的関係について、国民から大きな関心が寄せられている。

 統一教会は、1954年に韓国で文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が創設。日本では1960年代から信者を増やしてきた。同じく文氏が立ち上げた、反共産主義をスローガンに掲げる保守系政治団体・国際勝共連合とともに勢力を広げた。

 統一教会の文氏の自叙伝『平和を愛する世界人として』には、「日本に国を奪われた我が国の悲劇はいつ終わるのか」「わが民族の受ける苦痛の意味は何なのか」と戦前の日本支配に激しい怒りを感じながらも戦時下の日本へ留学した文氏の日常が克明に告白されている。

 文氏は日本の観光地に一切関心を示さず、東京で日本人の内在的論理を徹底的に触れ、研究したのだ。東京を歩き抜き、川崎の鉄工所で肉体労働者と共に働いていた文氏の実感は「見た目はキラキラして華やかでも、東京の街は貧者の天下」だった。日本人では気付けない、日本人の強さと弱さをアウトサイダーであった文氏には冷静に分析できたようだ。

 悪名高き「霊感商法」といえども他の宗派も似たようなことを実行に移していた時代である。なぜ、統一教会が突出して日本人の信者や献金の獲得に成功したかといえば、統一教会が日本人の内在的な論理を知り尽くしたからだろう。

 その方法論は日本の政治家にも通じたようだ。教団の伸長を支えた大きな要因として、全国霊感商法対策弁護士連絡会が挙げるのが政治家の存在だ。

 統一教会の元信者で金沢大学の仲正昌樹教授は、統一教会と特に縁が深い政治家として、7月22日、次のようなコメントをした(ABEMA TIMES)。

 「間違いなく清和会(清和政策研究会、安倍派のこと)です。統一教会が中心になって作った国際勝共連合があるのですが、日本で設立するに当たって(元首相で安倍元首相の祖父でもある)岸信介さんと(日本財団創立者の)笹川良一さんがかなり協力されたと。あの当時、岸さんは韓国との政権関係もお互いに反共ということで良好で、付き合う上では支障はなかったと思います」

 実際に岸氏は、国際勝共連合の創設を支援。脱税容疑のために米国で実刑を受けていた教祖・文氏の早期釈放を求め、当時のロナルド・レーガン米大統領に「元首相」の立場で嘆願書を送っている。

 清和会(現清和研の当時の正式名称)の初代会長である福田赳夫大蔵大臣(当時、後の首相)も1974年の統一教会主催のイベントでこうスピーチをしている。

 「アジアに偉大なる指導者現る。その名は文鮮明ということであります」

 こうした統一教会と安倍派・清和研の関係性に対する世間の認識が最悪の展開をたどれば、「現在の自民党最大派閥である安倍派は凋落するしかなくなる」と、ある自民党関係者は断言する。そして、それが絵空事ではないことは、橋本派・経世会(現平成研究会)の没落によって歴史が証明しているという。

 まだまだ続く福田氏による文氏への持ち上げスピーチの内容を紹介するとともに、安倍派・清和研がどれほどの危機的状況に直面しているかを見ていこう。

8101チバQ:2022/07/28(木) 10:09:47
 「アジアに偉大なる指導者現る。その名は文鮮明ということであります」

 福田氏のスピーチはその後、こう続いた。

 「私はこのことを伺いまして久しいのでありますが、今日は待ちに待った文鮮明先生と席を同じくし、かつただいまは、文先生のご高邁なご教示にあずかりまして、本当に今日はいい日だな、いい晩だなと気が晴れ晴れしたような感じがいたすのであります」

 「今日は文先生から『お前らは神の子である』という激励を受けまして、少し何か偉くなったような感じもいたします。私はこの『神の子である』というのは、世の中のために大いに奉仕せい、またそういう気持ちになった日本人個々を育て上げなさいと、こういうことであろうと受け取りました」

 「今日は文先生本当に立派なお話を承りましてありがとうございました。心から御礼を申し上げます」

● 統一教会と安倍派の関係性で想起する 「橋本派・経世会」の没落

 今回、山上容疑者がテロ決行に至ったのは、安倍元首相が21年9月、統一教会の友好団体のイベントに送ったビデオメッセージを見たことがきっかけだと供述している。

 このように、自民党全体とのつながりを見せている統一教会であるが、とりわけ安倍派とのつながりは強く、深いものだった。

 最近でも安倍元首相の実弟で防衛大臣である岸信夫氏(安倍派)は、「(統一教会に所属する人物と)付き合いもあり、選挙の際もお手伝いをいただいている。電話作戦等々、ボランティアでお手伝いをいただいたケースはあると思う。選挙だから支援者を多く集めることは必要だと思う」「統一教会に手伝ってもらったというよりは、メンバーの方にお力をいただいたということだ」と記者会見で述べた。

 政治と支援団体の問題を巡っては、これまでも首相経験者や派閥の重鎮が、国民やメディアから厳しい批判を受けてきた。最も有名な案件の一つが、全日本空輸(ANA)の旅客機導入を巡り、米航空機メーカーのロッキードから政財界に工作資金が流れたロッキード事件だ。

 それ以外にも、未公開株を安値で譲渡された政治家らが値上がり益を得たリクルート事件や、金丸信・自民党前副総裁(当時)が5億円のヤミ献金を受け取った東京佐川急便事件、小沢一郎・民主党代表(同)の秘書を政治資金規正法違反で逮捕した西松建設事件などが挙げられる。

 しかし、今回の統一教会と安倍派のつながりについて、過去のある事件と類似点を指摘するのが、ある自民党関係者だ。

 「いわゆる日歯連ヤミ献金事件を思い起こす。批判の矛先が自民党というより橋本派・経世会に向いた。経世会を『仮想敵国』としていた節のある小泉政権下において、経世会は弱体化の一途をたどることになる」

8102チバQ:2022/07/28(木) 10:09:58
● ヤミ献金のやりとりを巡る 生々しい証言

 日歯連のヤミ献金問題とは、日本歯科医師連盟が自民党所属の国会議員にヤミ献金した事件だ。日歯連の役員の一人は裁判所で以下のように証言した。

 「2001年7月2日の料亭『口悦』。(日歯連の役員2人が)部屋で待っていると、野中(広務・自民党)元幹事長、橋本(龍太郎)元首相が入ってきた。食事前に(日歯連の役員の1人が)が元首相に1億円の小切手が入った封筒を手渡した」

 「元首相は封筒から小切手を出し、金額を確認し、野中元幹事長に見せた。元首相は『ありがとうございました』と礼をいい、元幹事長に渡そうとしたが、『どうぞ。どうぞ』と受け取りをすすめられ、自分の背広の内ポケットに入れた」

 「遅れて青木(幹雄)参院議員会長が到着。元首相は小切手を見せながら小声で『歯科医師会から1億円の献金をいただいた』というと、青木氏は『ありがとうございました』と礼をいった。』

 ※2005年2月21日「しんぶん赤旗」より。ただし、新聞掲載時は被告の実名が掲載されているが、本引用では「日歯連の役員」と筆者が表記を変えている

 この日歯連ヤミ献金事件を巡っては、村岡兼造元官房長官は政治資金規正法違反で有罪となった。ところが、ここまで生々しいお金のやりとりが証言されているものの、橋本元首相は嫌疑不十分で不起訴。当時大きな権力を握っていたとされる野中氏も不起訴(起訴猶予)となった。

 くじで選ばれた市民で構成され、検察官が被疑者を起訴しなくてよかったのかを審査する検察審査会は、そのどちらに対しても「不起訴不当」の議決をするに至った。

● 幹部の不起訴を勝ち取っても 国民の信任と求心力を失った経世会

 この時に経世会は、幹部の不起訴は勝ち得たものの、捜査や裁判の過程において、国民の激しい怒りを買ってしまったのである。既得権益の打破を訴える小泉政権は、求心力を失った巨大派閥の呪縛から解かれ、さらに経世会を衰亡へと追いやる「郵政解散」へとアクセルを踏み込んでいく。

 かつて全盛を誇っていた経世会の凋落のように、もし「統一教会は安倍派の問題」という認識が世間に強く広まったとき、現在の自民党最大派閥である安倍派(清和研)は凋落するしかない。先の自民党関係者はこう話す。

 「自民党前政調会長で下村博文・安倍派会長代理が文部科学大臣在任中に、『統一教会』は『世界平和統一家庭連合』へと改称することが、文科省によって認可されている。現在、『統一教会関係議員リスト』として出回っている国会議員のリストも、安倍派の所属議員の数が突出していて、安倍派の面々はとにかく息を潜めて、嵐が去るのを待っている状況だ」

 「そもそも岸田(文雄)首相と安倍元首相は、政策的には真逆の考えだった。この状況で、岸田政権が安倍派に対して攻勢に出ることができれば、経世会のように10年以上は権力の中枢から追い出すことが可能だろう。『お公家集団』と呼ばれてきた岸田首相が率いる宏池会が、自民党の主流派閥へと生まれ変わる絶好のチャンスだ」

 現在の経世会は平成研究会と名称を改め、茂木敏充・自民党幹事長率いる茂木派となっている。茂木幹事長は7月26日の会見で「自民党として(統一教会とは)組織的関係がないことをしっかりと確認している。党としては一切関係ない」と述べ、「党としては関係ない」ことを強調している。表面上は、議員一人一人の問題と指摘しているだけのようにも思えるが、「安倍派の問題だ」と突き放しているようにも見える。

 今後、岸田派と茂木派が、安倍派にプレッシャーを加える場面は増えていくだろう。安倍派の誰かが法律を犯したわけではないだけに、この問題は幕引きが難しい。統一教会と蜜月の関係を築いてきた安倍派に対する国民の激しい怒りは爆発寸前だ。

 安倍元首相に凶弾を撃ち込んだテロ容疑者。その供述通り、政治思想に基づく犯行ではないとすると、彼の怒りは思わぬかたちで日本政治の底流を変えつつあるようだ。

訂正 記事初出時より以下の通り訂正します。
1、14、27段落目 橋下派→橋本派
(2022年7月28日9:35 ダイヤモンド編集部)

小倉健一

8103チバQ:2022/07/28(木) 19:34:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4920cdf80e89c5bd03787e8ad66a7ff1184d7e4
安倍元首相の追悼演説、臨時国会中は見送りへ…甘利氏が登壇予定も「首相経験者」求める声
7/28(木) 19:22配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党は、銃撃事件で死亡した安倍晋三・元首相の衆院本会議での追悼演説について、8月3日召集の臨時国会の会期中は見送る方針を固めた。複数の同党幹部が明らかにした。

 追悼演説は当初、同党の甘利明・前幹事長が同5日に行う予定だった。登壇者の人選は安倍氏の遺族の意向とされたが、与野党から「首相経験者の方がふさわしい」などとする声が出ていた。9月27日に執り行われる安倍氏の国葬についても一部野党が反対しており、「演説中に野党が退席したり、ヤジが飛んだりする事態は避けた方がいい」(自民幹部)と判断した。

 自民党は、国葬の準備状況なども見極めながら、秋以降の追悼演説の実施を再検討する構えだ。


https://news.yahoo.co.jp/articles/f3eb816ada58a804c61b008331df78f5de275163
自民党、安倍元首相の追悼演説、先送りを検討 秋の臨時国会以降に
7/28(木) 19:24配信

毎日新聞
自民党

 自民党は8月3日召集の臨時国会で予定していた安倍晋三元首相の追悼演説を、秋の臨時国会以降での実施に先送りする検討に入った。党幹部が28日夜、明らかにした。


 自民は衆院議院運営委員会理事会で8月5日の演説実施を提案。安倍氏の国葬に関する質疑などを求める野党側は回答を留保していた。演説を巡っては甘利明前幹事長を立てる方針に対し、与野党から異論が出ていた。自民党幹部は「安倍氏を静かに見送ることが、何よりも大事だ」と語った。【李舜】

8104チバQ:2022/07/29(金) 07:13:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d796beeaf3a57b8eaf536f883b05d3521f631ae8
「残した派閥をばかに」 安倍派の猛反発で甘利氏の追悼演説頓挫
7/28(木) 20:42配信
 自民党が8月の臨時国会で実施する予定だった安倍晋三元首相の追悼演説を先送りする検討に入ったのは、甘利明前幹事長(麻生派)が演説を行うことに対して与野党の反発が強まったためだ。特に銃撃事件で会長の安倍氏を失った自民党安倍派(清和会、97人)で批判が強まったことが大きな要因となった。

 安倍派が反発を強めたのは、甘利氏の20日のメールマガジンがきっかけだ。この中で甘利氏は安倍派について「『当面』というより『当分』集団指導制をとらざるを得ない。誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない」と指摘した。

 これに安倍派最高顧問の衛藤征士郎・元衆院副議長は21日の同派会合で「こんなに侮辱されたことはない」と激しく反発。派内では他にも「甘利氏こそカリスマ性がない」などと批判する声が相次いだ。

 党は甘利氏の演説を検討したのは「安倍氏の遺族の意向を踏まえた」ためだとしているが、同派から「なぜ安倍氏が残した派閥をばかにする甘利氏に演説させるのか」「国民の気持ちは甘利氏ではない」などの声が漏れた。反発は安倍派のみならず党内の他派閥にも広がり、党執行部には「いつ甘利氏に決めたのか」など、再考を求める意見が寄せられているという。党内では、甘利氏に代わって第2次安倍政権で安倍氏を官房長官として支え続けた菅義偉前首相や岸田文雄首相による演説を求める声があり、野党からは野田佳彦元首相らを推す声が出ている。

【東久保逸夫、李舜】

8106チバQ:2022/07/30(土) 08:50:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4d3ecfef615ea50e637ebd07fdc9a79197fe295
安倍氏追悼演説、甘利氏から変更も 「遺族意向」に疑問の声 自民
7/30(土) 7:13配信
時事通信
衆院本会議に臨む(右から)安倍晋三首相、麻生太郎副総理兼財務相、甘利明経済再生担当相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相(いずれも当時)=2016年1月26日、国会内

 秋の臨時国会へ先送りの方向となった安倍晋三元首相の追悼演説をめぐり、自民党内で29日、予定していた甘利明前幹事長から登壇者を変更するよう求める声が上がり始めた。


 「お友達」起用が問題視されている点以外に、甘利氏が安倍派幹部の力量に疑問符を付けたことに同派が反発し、「遺族の意向」とする説明を疑う向きもあるためだ。代わりとして菅義偉前首相や立憲民主党の野田佳彦元首相が挙がっている。

 自民党は当初、追悼演説を8月5日の衆院本会議で行う方針だった。慣例から与野党の首相経験者の登壇が予想されたが、執行部が白羽の矢を立てたのは安倍氏を第1次政権から支えた甘利氏。野党は閣僚在任中の金銭授受問題を踏まえ、再考を求めた。

 この人選は経緯が不透明なこともあり、自民党内にも問題とする空気があった。「遺族の意向」が理由とされたが、安倍氏周辺は昭恵夫人が希望したとの報道を「うそ」と否定。岸田文雄首相周辺は、葬儀の弔辞は麻生太郎副総裁、国葬の弔辞は首相、追悼演説は甘利氏が担うことで「前から決まっていた」と証言した。

 党内では、甘利氏が所属する麻生派会長の麻生氏の意向が働いたとの見立てが強い。昨秋の衆院選の小選挙区で敗れ、幹事長の座から約1カ月で降りた甘利氏にとっては久々の表舞台になる。首相は26日午後、麻生氏、茂木敏充幹事長と会談。同日夕以降に「追悼演説は甘利氏」との情報が広がった。麻生派ベテランは「『遺族の意向』と言えば野党も黙ると思ったのだろう」と語る。

 甘利氏の起用には特に安倍派の一部が異論を唱えた。同派の現状について甘利氏は自身のホームページで「誰一人全体を仕切る力もカリスマ性もない」と指摘。これに派の最高顧問を務める衛藤征士郎氏が「侮辱だ」と猛反発し、ある若手も「過ぎた発言だ」と憤りを見せた。

 こうした状況も勘案し、政府・与党は28日の段階で演説の延期に向け調整に入った。安倍氏側近は野田氏とする案について「一番いい」と語り、麻生派の閣僚経験者は「安倍政権を支えた菅氏がふさわしい」との考えを示した。

8107チバQ:2022/07/30(土) 08:52:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/365b76baaa0064ee2216a7492e695900ec8faec3
岸、稲田、下村、細田、馳も 「統一教会との関係は清和会が代々継いできた」と元閣僚が証言
7/30(土) 7:15配信
 安倍晋三・元首相が旧統一教会に恨みを抱く山上徹也容疑者に射殺された事件を機に、自民党と旧統一教会の関係に注目が集まっている。安倍元首相の実弟である岸信夫・防衛大臣は記者会見で「お付き合いもあったし、選挙の際もお手伝いをいただいた」と旧統一教会との関係性を認めた。さらに、稲田朋美・衆議院議員が友好団体のイベントに出席したことや、下村博文・衆院議員が代表を務める支部に友好団体幹部から寄付があったことなどが報じられている。

【写真】安倍氏の祖父・岸信介元首相

 次々と自民党議員の名前が挙がっているが、その大半が安倍派(清和政策研究会)の所属や出身者である。岸氏、稲田氏、下村氏はもちろん、友好団体のイベントで挨拶したと報じられた細田博之・衆院議長は元派閥トップであり、会見で支援を受けていたことを認めた馳浩・石川県知事も同派出身である。

 山口敏夫・元労働大臣は自民党で当初は三木派(現在は麻生派に合流)所属、河野洋平氏らと新自由クラブを立ち上げ後、自民党に戻ってからは中曽根派(現在は二階派に合流)に籍を置いた。山口氏は「私は統一教会と関わりがなかった」としたうえで、清和会と統一教会の関係をこう明かした。

「すでに報じられている通り、岸信介氏が教祖の文鮮明氏と盟友関係を築いたことで、統一教会との関係が出来たわけです。つまり、統一教会との関係は、最初から自民党というより清和会なんです。それから代替わりで派閥を受け継いだ歴代の幹部たちは親しかったんじゃないでしょうか。統一教会の関係者が、清和会の議員の選挙応援をしていたと聞いています。ポスター張りや電話かけとか、辻立ちする場所ではサクラというか運動員として駆けつけてくれたりもしたという。選挙で熱心にやってくれる運動員はありがたいから受け入れていたのでしょうが、統一教会の関係団体とわかっていたら控えるべきだったのではないか」

 清和会が統一教会との関係を深めた背景には、派閥の置かれた党内事情もあったと、ベテラン政治ジャーナリストは言う。

「今でこそ党内最大勢力で権勢を誇る清和会ですが、森喜朗政権が誕生するまでは、経世会、宏池会という二大派閥からすると格落ちする傍流派閥という印象でした。特に田中派の流れを汲む経世会は、建設業界や特定郵便局といった選挙で手足となる組織を味方につけ、資金力だけでなく圧倒的なマンパワーも誇った。そういった組織的基盤を持たない清和会にとって、選挙の時に運動員を出してくれる統一教会は非常に助かる存在だった。組織として脆弱だった清和会にとって、統一教会は頼らざるを得ない存在だったのです。

 そうした清和会にとっては、経世会の組織的基盤を崩すことが悲願でした。森政権の後に誕生した小泉政権で行なわれた郵政民営化が、『経世会つぶし』であったことは明白です。清和会出身として経世会支配を苦々しく思っていた小泉純一郎氏は、『自民党をぶっ壊す』と言いながら、その本音は『経世会をぶっ壊す』だったとも言われている。そうして安倍政権を経て、経世会支配から清和会支配に完全に移行した今になって、統一教会依存という清和会が抱えてきた問題が明るみになったのは、因果というべきかもしれません」

8108チバQ:2022/07/30(土) 08:55:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0baae78ebae40102ccdbb6b55560289adfe100d6
旧統一教会と接点「どこまで広がるか…」神経とがらせる自民
7/29(金) 10:17配信

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西日本新聞
自民党本部

 宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」と接点を持つ所属議員が相次いでいることに、自民党執行部が神経をとがらせている。安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、信徒との間で高額献金などのトラブルを抱える旧統一教会と選挙時の手伝いなどを巡る政界との関与が注目され、世論の反発を招いているためだ。8月25日告示の沖縄県知事選や秋の臨時国会を控え、ダメージを最小限に抑えたい自民だが、予断を許さない状況になりつつある。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 世耕弘成参院幹事長は26日の記者会見で、政治と旧統一教会との関係について「個々の議員の問題」と強調。党としての調査は「党本部で検討していく話だ」と短く切り上げた。教団に関する質問が相次いだことに不快感を隠さず、周囲に「誘導尋問だ」といら立つ場面もあった。

 与野党を問わず、教団や関連団体との関わりが次々に明るみに出る中、特に目立つのが安倍派議員の面々。憲法改正や同性婚反対など保守的な主張が共通し、親和性が高いとされる。今回、安倍氏の前の会長だった細田博之衆院議長や実弟の岸信夫防衛相、末松信介文部科学相らの接点が取り沙汰され、交流サイト(SNS)では「政界汚染」などと批判するワードがトレンド入りした。安倍派幹部でもある世耕氏も、こうした声がうねりとなることを警戒しているとみられる。

 「党として組織的関係がないことを既に確認している。厳正かつ慎重な対応をするよう注意を促していきたい」。茂木敏充幹事長も火消しを急ぐ。

 激戦が予想され、「天王山」(茂木氏)と位置付ける沖縄知事選は来月に迫る。県政奪還を目指し新人を擁立する自民としては、逆風となる「芽」は摘んでおきたいところ。臨時国会で自民を突き上げる構えを見せる立憲民主党に対しては、自民ベテランは「立民にも教会と接したことのある議員はいる。やればやるだけ、自分たちに跳ね返ってくる」とけん制する。

 ただ自民内には「どこまで(関係した議員が)広がるか分からない」との声も。岸田文雄首相が9月前半に予定する内閣改造・党役員人事で、仮に「癒着」(共産党幹部)が疑われる議員を起用すれば、野党に、まんまと追及材料を与えかねない。臨時国会の論戦に向け、手ぐすね引く野党はボルテージを上げているだけに、首相の人選にも影響するとの見方が出ている。 (河合仁志、大坪拓也)

8109チバQ:2022/07/30(土) 08:56:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7354e59e18890686ea97d520f389cab7f13ea123
安倍派の醜悪な跡目争い 安倍家の代理人を気取る西村康稔氏、森喜朗元総理も登場
7/29(金) 5:58配信
デイリー新潮
安倍晋三元総理

 参院選から一夜明けた7月11日、安倍氏の通夜が東京・港区の増上寺で営まれた。国会議員ら列席者約2500人。焼香を終えた参列者が歩を進めるその先に、親族らとともに神妙に頭を下げる喪服姿の男が。


 安倍派(清和会)事務総長、西村康稔氏(59・前経済再生担当相)である。自民党のベテラン議員が言う。

「ほかの清和会議員は昭恵夫人や弟の岸信夫氏(防衛相)ら親族の後ろに並んでたけど、西村氏は親族然としたたたずまいで出口の近くに立っていた。自身を印象付けようとしたんだろう」

 通夜に先立ち、西村氏は以後の派閥としての対応を事務総長たる自身に一本化させようと企てていた。

 清和会会長代理をつとめる塩谷立氏(72)と下村博文氏(68・前政調会長)に加え、清和会の参院会長である世耕弘成氏(59・参院幹事長)の三人を11日昼、紀尾井町の派閥事務所に集めたのだ。

 政治部デスクが解説する。

「この西村氏の動きを察知して駆けつけたのが、清和会最高顧問の衛藤征士郎氏(81)でした。居合わせた出席者の一人が“通夜や葬儀の段取りの確認で……”と言うのも聞かず、西村氏に向かって“何も決めるな”とクギを刺したのです。結果、当面は一致結束していくことを確認しただけで終わりました」

「一体どういう了見なのか」
 が、この“衛藤裁定”は建て前に過ぎない。安倍氏を斃(たお)した銃撃が、派の跡目争いの号砲となったことは否定しようがなかった。

「西村氏の素早い動きが象徴的です。事件当時、奈良から近い自らの地元・兵庫県にいたことを奇貨として、事件のあった8日のうちに安倍氏の搬送先の病院に駆けつけた。翌9日には安倍氏の遺体を乗せた霊柩車を、秘書が運転する車で追走して帰京。そのまま安倍氏の私邸に上がり込み、かいがいしく立ち回った。訪れた弔問客にも、昭恵さんや岸さんのすぐ傍で一緒に対応していたそうです」

 陰に陽に張り切る西村氏。その異様さは、9日に派の所属議員に配布された連絡文書にも表れている。

〈ご連絡〉と題する文書には、次のようにある。

〈1.弔問はお受け致しません(清和研会員であってもご遠慮ください)。

2.お花等も一切お受け致しません〉

 派の中堅議員が訝る。

「安倍家の代理人を気取り、一方で議員の動きをコントロールしようなんて、一体どういう了見なのか」

西村氏の理屈
 もっとも、批判は他の幹部にも向けられる。

「多くの議員が文書に従う中で、塩谷さんと下村さんはこれを無視。素知らぬ顔で弔問に訪れたんです」

 塩谷氏には「西村に安倍家を囲い込ませるな」との声が議員らから寄せられていたともいわれるが、

「あの二人も身勝手過ぎるね。自分たちだけは特別というパフォーマンスか」

 とまれ、西村氏のひと際突出した動きには、それなりの理屈があるのも事実だ。

 先の政治部デスクの話。

「西村氏の義父である故・吹田あきら氏は山口県政の大物で、安倍氏の祖父・岸信介氏にとって国家老、最も信頼の置ける参謀のような人物でした。そんな間柄とあって永田町では、西村氏と安倍氏は半分ファミリー、血縁のような関係だという位置付けでした」

8110チバQ:2022/07/30(土) 08:56:34
安倍派四天王
 安倍氏は昨年、月刊誌のインタビューで、派閥(当時は細田派)における“ポスト菅義偉首相”候補に下村氏の名を挙げ、その翌月、同じ雑誌で西村氏、萩生田光一氏(58・経産相)、松野博一氏(59・官房長官)にも言及した。以降、四人は「安倍派四天王」と呼ばれるようになる。

「この記事で安倍氏は“自民党は人材の宝庫”と話していますが、皮肉にも安倍派は宝庫とはいえません」

 と政治部デスクは続ける。

「100人近い大所帯ながら、衆目一致する総裁候補がいない。それこそが最大の弱点とされてきました。まず下村氏の名前が雑誌に出たため、安倍氏に“自分も加えてほしい”と訴えた議員もいたとのうわさです」

森喜朗元総理も登場
 四人がにらみ合う形となった結果か、昨年の総裁選では四人とも立候補を断念。安倍氏が無派閥の高市早苗氏を全面支援したのは周知の通りである。

 喪に服すどころか四十九日さえ待たずに「我こそが後継者」とせめぎ合う幹部たち。政治ジャーナリストの青山和弘氏が言うには、

「50代と若い西村氏と萩生田氏の二人は当初、四天王に松野氏と世耕氏、それに派の副会長である高木毅氏(66)も含めた七人での集団指導体制を唱えていました。二人には“次世代の自民党のリーダー候補は自分たちだ”との自負があり、一気に世代交代を進めようという狙いがあったのです」

 無論、ベテラン勢はこの動きに危機感を募らせる。

「下村氏は、自らと塩谷氏の会長代理二名による双頭体制を提案していました。下村氏は当選9回。塩谷氏は当選10回ですが、先の総選挙では小選挙区で敗れた比例代表復活組。そんな事情から総裁選への意欲は薄いと見られ、下村氏はいずれ自分が派のトップになると踏んだのでは」(青山氏)

七人による集団指導体制
 ほどなく、それぞれの水面下でのうごめきが顕在化することになる。

 13日、時事通信は「安倍派、後継会長を置かず=塩谷氏ら7人が集団指導」と見出しに掲げた記事を配信。安倍派は当面、後継会長を置かずに、塩谷氏ら有力者七人による集団指導体制で派閥を運営する――というのがその主旨だった。

 翌14日、読売新聞もこれに追随する。「安倍派 合議体を検討 後継見当たらず」というタイトルで、いわく下村氏が顧問に退き、塩谷氏が合議体の代表役に就くとの見通しを報じたものだ。

 二つの報道に共通するのは、集団指導体制のメンバー構成だ。いまや安倍派の「七奉行」と呼ばれる七人。すなわち「安倍系」の下村、萩生田、世耕、西村の四人と、かつて福田赳夫元総理を支えた比較的リベラルな系譜を引き継ぐ「福田系」の塩谷、松野、高木の三人が「鳩首して物事を決める」というのだ。

「いずれ他派閥の草刈り場に…」
 新会長を選ばないこの案は、安倍氏の通夜当日に西村氏が呼びかけた幹部会で確認されたと伝わるが、

「そもそもこの案は、早くから森喜朗元総理が口にしていたものなんですよ」

 とは事情を知る関係者。

「当初、衛藤さんは塩谷さんを会長に据え、残りの幹部が補佐する案を提案した。ところが下村さんが顧問として棚上げされるのを警戒して猛反発。そこでかつてのオーナーの森元総理の案を持ち出したのが、聡(さと)い西村さんだったというわけ。下村さんは一丁上がりにされたとみられていますよ」

 バランスと和を優先した合議体、ならばいいが、派のさる閣僚経験者はこの案を一笑に付す。

「森さんは自分が会長だった時代に派閥を分裂させた過去がある。いくら苦肉の策だといっても、こんな無責任な体制じゃ、続くものもかえって続かないよ」

 先の青山氏も指摘する。

「本来なら派の重鎮である細田博之衆院議長(78)が調整に乗り出すべきところなのに、セクハラ疑惑に見舞われて、“自分は何もやらない”と役回りを放棄。混乱に拍車をかけています」

 下村氏は派内の若手を食事や酒席に誘うなど多数派工作に乗り出しており、西村氏や萩生田氏らは密に連絡を取り合って対抗する。

「非主流派に甘んじる二階派の幹部は“90人超の集団も頭領がいなけりゃ脆い”とニヤニヤ。いずれ他派閥の草刈り場にされるかも」(先の政治部デスク)

 船頭多くして「山に登れる」ならば、まだましな結末かもしれない。

「週刊新潮」2022年7月28日号 掲載

新潮社

8111チバQ:2022/07/30(土) 14:24:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/067e1b73c661c41240b1a385192d2a73d9c6cc24
あの日は、つい、政局について考えてしまった──突然の事故から6年、元自民党総裁・谷垣禎一の今
7/30(土) 10:18配信

自民党元総裁、谷垣禎一(77)。幹事長を務めていた2016年の夏、自転車事故で頸髄を損傷し、重度の障害を負った。かつて首相候補とも目された大物政治家は現在、リハビリを続けながら、静かなリタイア生活を送る。さまざまな問題を抱える令和の日本を、どう眺めているのか。そして今、人生の喜びとは何だと思うか。激動の政治家人生を終えた男は、車椅子の上で微笑み、優しく語りかける。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部)

人間80歳を過ぎれば、寝たきりなんてこといくらでもあるでしょう
撮影:殿村誠士

梅雨明け間もない酷暑の昼下がり。
東京都内にある自宅を訪ねると、電動車椅子に乗った谷垣本人が、グリーンのサイクルウェア姿で現れた。右手でジョイスティックレバーを操縦し、自在に動き回る。事故の後遺症で、下肢は動かしづらい。手にもまひがあるというが、表情ははつらつとしており、実年齢よりもずいぶん若々しく見えた。

障害者になって、丸6年。家族と訪問介護ヘルパーに助けられながら日々を過ごす。脊髄損傷専門のトレーニングジムと病院に通い、リハビリをすることが生活の中心だ。

「自分の足で歩くことが一つの目標。一進一退ですけど、ただでさえ人間80歳を過ぎれば、寝たきりなんてこといくらでもあるでしょう。私は今、77歳ですから、日々、己に鞭を打っていないと、まったく歩けなくなってしまうと思うんです。人間の体というのは、自分でもどうなるのか分からないところがあるんですけど、今は脳から筋肉へ神経系統が適切に送れない状態。左手なんかも、ほとんど動かない。それでも、神経ってがんばっているんですね。本来なら動くはずの部分が動かないから、これは私の感覚ですけど、『お前こっちがんばれ』って、別の部分にそういう指示を出しているんだと思うんです。そうすると、今度は神経が何していいか分からなくなっちゃって、うまくいかないこともある(笑)。そういうことの試行錯誤。そういう中で、どう筋道をつけていくかっていう……言ってみれば、気が遠くなるような作業をやっている。でもそれは、楽しいんですよ」

学生時代は山岳部で鳴らしたスポーツマン。代議士になってからも、忙しい合間を縫って趣味のサイクリングにいそしんできた。若い頃から体づくりを積み上げたからこそ、リハビリすら攻略すべきスポーツのように捉え、取り組むことができるのだろう。

あの事故は、突然の出来事だった。
あの日は、つい、政局について考えてしまった
撮影:殿村誠士

2016年7月16日、その日は奇しくも前の日曜日に参院選が終わったタイミングで、東京知事選が告示されていた。「日本サイクリング協会」の会長を長年務め、サイクリング愛好家たちの間でも広く支持をされていた谷垣は、愛用するヴィンテージのロードバイクにまたがり、皇居周辺を走っていた。

「常々、偉そうに言ってたんですよ。自転車のいいところは、無心になれるところだと。路面を見つめて、前へ走ることに専念すれば、日頃の憂さも晴らせる。仕事のことなんて考えるな、なんてね。でもあの日は、つい、政局について考えてしまった。あそこは大きな段差があるなってことは、分かってたんですけどね。落っこちた瞬間のことは、全然覚えていないんです」

どれくらい倒れていたかも、分からない。途中で気がついて、起き上がろうとしたが、まったく体が動かなかった。

「皇居周辺は、ジョギングしている人がたくさんいてね。医療関係者の方がおられて、助けようとしてくれたんですけど、思うように動けないんです。これはちょっと変だな、と思っているうちに、またわけが分からなくなって……だいぶ救急車であちこち、病院を探して回ったようです」

入院は一年以上に及んだ。意識を取り戻して、一番はじめに考えたことは、なんだったのか。

「集中治療室に、2ヶ月近くいたのかな。かなりダメージが大きかったんだと思います。あの時私は、自民党の幹事長でした。ああ、もうこの仕事は続けられない、すぐに辞めなければ、とそう思いました。それを、当時首相だった安倍さんに伝えてくれと」

幹事長の職を辞めたくない。そうは思わなかったか、と尋ねると、

「まったくありません。これでは仕事ができない。そう思っただけです」

8112チバQ:2022/07/30(土) 14:25:04
谷垣はキッパリと答えた。

「どんな人も、突然仕事を続けられなくなるということは、起こり得るわけです。脳卒中などの大きな病気にかかるかもしれない。いろんなことがあると思いますよ。私の場合は自分の、ふっとした一瞬の気抜けが、そういうことになったんだろうと思います。病気でも事故でも、損傷を受け、障害を負う方というのはたくさんいらっしゃいますけど、はじめはみんな障害者になるということがどういうことか、分からないんです。私のような脊髄損傷でも、いろんな段階があって、人によってみんな違いますしね。障害者になった第一歩は、『今の自分の状況はどうなっているんだろう、何ができるんだろう』。そこから3か月後、2年後と、考えることはどんどん変化しました」

障害者の立場で政界復帰をすることも考えたが
ショックだった。受け入れ難い事実だった。どうして自分が。……そういった型どおりの言葉を、谷垣は一つもこぼさない。もちろん人間なのだから、いわゆる“障害受容”の段階を経たはずだ。しかし、喪失感、悲哀、後悔といったマイナス感情にフォーカスして語ることはない。

長期入院中は何を考えていたのかと問うと、嬉しそうな笑顔を向けた。

撮影:殿村誠士

「何がしたい、と思ったこともないんです。ただ、これはいい世の中になったなと。私が学生の頃は、LPレコードなんて、けっこう高かったんですよ。バッハの全曲が聴けるなんて、よっぽどお金がないと無理だと思っていた。ところが今、YouTubeで探すと、全部聴けちゃうと。おー、ついに俺はバッハの全曲を聴いたぞ! ということが、入院中の体験です」

谷垣が実質引退を決めたのは、事故直後ではなく、2017年の9月のことだった。それまでは、リハビリを続け、障害者の立場で政界復帰をすることも考えていたという。

「まだ多少役に立てることもあるんじゃないかなって、先輩の八代英太さんのような例もありますしね、希望もあったんですけど。それでも、秋に衆議院が解散することになって、これはもうだめだな、と。選挙を戦うほどの体力はなかった。もうちょっと時間があって、回復していたら分からなかったですけど。ただ、もう70歳も過ぎて、引き時を考えなければならない時期に差し掛かっていたのも事実ですから」

安倍元首相、二階元自民党幹事長をはじめ、多くの仲間が慰留したが、翻意することはなかった。

「引退して、気持ちはうんと楽になりました。政治家は揶揄されるもので、厳しい文章が世の中に溢れているでしょう。実際、政治家にもいろんな人がいて、名前は挙げませんけど、なんであんなことするんだろうなっていう事件もありますしね。でもね、全体から見ると、やっぱり曲がりなりにも、5万とか、10万もの人たちが投票してくれて、議員になるわけです。長く続けている人、一度失敗してもふたたび戻ってくる人、いろんな人がいてね。偉い学者の先生の議論とは違うけれど、それぞれ経験なり、説得力を持った人がたくさんいる業界なんですよ。だからそういう意味ではね、面白かったですよ。いろんな人と会えて。麻生太郎なんて個性的な人もいるし、とかね(笑)」

もし、あの日事故に遭わなかったら、どうなっていたと思うか。
この質問にも、谷垣は笑顔で答えた。

当選同期で残っているのは菅直人だけ
撮影:殿村誠士

「私と当選同期の仲間は、去年の選挙で、全員いなくなりました。そうするとね、さっぱりしたもんで、やっぱりそろそろ年貢の納め時だったんだな……という感じになりましたね。同期でいうとね、与野党合わせて残っているのはただ一人、菅直人。やっぱり彼が一番……(笑)、なかなかしぶといじゃないですか」

8113チバQ:2022/07/30(土) 14:25:42
日頃医療従事者と接する障害者の立場で、コロナ禍を経験した。
日本と世界のニュースを眺めながら、元政治家として、さまざまな思いを持ったという。

「私もヘルパーさんたちに助けていただく毎日ですから、自分が感染しても、ヘルパーさんが感染しても、たちまち生活が滞ってしまうんです。朝起きて着替えて、髭を剃ることすらできなくなる。だからお互いに相当神経を使っていますよね。あの時ね、あるヘルパーさんが、『私は知事や大臣の話をこんなに真剣に聞いたことは、今までなかったです』とおっしゃったんです。なるほどなあ、と思った。たくさんの人たちが政治家の言葉に本気で関心を持ったわけです。飲食店が閉まっていったり、子どもたちが通学する時間を奪われたり、日々の暮らしに切羽詰まったものがあり、政治の力が問われた。コロナを克服し、社会のダメージを回復させるためには、何をするべきなんだろう。結局これは、国際協調だろう、そう思いました」

「昔、当選したばかりの頃、福田赳夫先生にお話を伺ったら、『スペイン風邪、世界恐慌を乗り越えてやっていこうという時に、世界で協調するべきだった。しかし日本をはじめ、多くの国が縄張り意識を強めて失敗をした。それが第二次世界大戦だ』というようなことをおっしゃったんです。今度もね、国際社会が協調してコロナ後の社会に取り組めるかと思っていたら、ウクライナでしょう。戦争を終わらせるのは、なかなか容易ではない。さて、どう持っていくか、非常に難しいところですね。現役を退いた私が言うのもなんですけど。いつもそういうことを、ベッドに寝そべりながら考えています」

思いがけず車椅子生活となり、政界を退いて、月日が流れた。
今の谷垣にとって、楽しみや喜びとは、何なのだろうか。

「若い人に、『先生、年を取って面白いことってありますか』と聞かれたことがあります。それでいろいろ考えてみるとね。年を取っても、動けなくなっても、季節の推移というものは感じることができるんです。うちなんか狭い庭だけど、ああ、ウメが咲いたな、カイドウが膨らんでいるな、とか。これまで漠然と見ていた小鳥も、いろんな種類が、季節ごとにやってくる。鳴き声もみんな違ってね。季節のうまいものを食べながら酒を飲む、これもいいですね。日本の四季の素晴らしさを、あらためて知ることができるのは、歳を重ねたからこその喜びかな。……こんなことを若い人に言っても、理解してもらえるかどうか分かりませんが」

これからは和歌や中国の古い詩、歴史の本などをもう一度じっくり読み直しながら、毎日を過ごしていきたい。そう言うと谷垣は年季の入った国文学の本を手に取り、大事そうにページをめくった。

あんまり悲観的に捉えるなら、政治という仕事をやめた方がいい
撮影:殿村誠士

「一票の格差」ばかりを取り沙汰するよりも、これからの日本にとってどんな選挙制度、政治制度を作るかを考えるべき、と谷垣は言う。そのためには、学問やジャーナリズムにおける研究だけではなく、政治経験の知識を蓄積する仕組みが必要だとも指摘する。

「肝心のプレーヤーである政治家たちにこそ、うまくいったこと、いかなかったこと、政治の痛切な記憶を蓄積するシステムが必要。自民党にはある程度、あると思う。ただ現在の野党は、離合集散が激しく、その部分が乏しくなっている。そこが、有権者たちから見ても分かりにくく、決め手に欠けるのでは。だからって『今から俺、立憲に行って、その仕事するよ』というわけじゃないですよ。そんなこと言ったら同期の菅直人から『てやんでえ、このやろう』って言われちゃう(笑)」

8114チバQ:2022/07/30(土) 14:25:53
谷垣禎一公式サイトより

円安、物価高。環境とエネルギー、少子高齢化、貧困、国防……。
さまざまな課題を抱える令和の日本の姿を、どう捉えているか。悲観しているか、それとも、楽観視しているのか。最後にそう尋ねると、谷垣は深くうなずいた。

「それは非常に難しいですけど、あんまり悲観的に捉えるなら、政治という仕事をやめた方がいいですよ。ある程度楽観的に考えて、ダメだったら、もう少しここをうまくやろう、ここを手直ししよう、という発想で、繰り返しやるということですね。大学の頃、山岳部にいたんですが、当時は雨でも焚き火を起こせなきゃいけない世界でね。
♪それ16回、まだダメだ、燃えるはマッチに新聞紙、けむくてならぬ、この薪さ♫
……なんて歌いながら、山に登ったもんです。そういうことです」

「谷垣禎一公式サイト」を開くと、「皆様に長年にわたり多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。」という一文と、名前だけが記されている。この真っ白な画面に、谷垣の人生観、引き際の美学があらわれている。

____
谷垣禎一(たにがき・さだかず)
1945年、京都府福知山市生まれ。麻布中学校・高等学校を経て、東京大学法学部に進学。卒業後、司法試験を数回受験し、弁護士に。父・専一の死去に伴い、地盤を継承。旧京都2区補選で衆議院議員に初当選。京都5区選出、当選12回。国家公安委員会委員長、産業再生機構担当大臣、財務大臣などを歴任。野党時代の2009年から自民党総裁を務めるも、政権復帰を目前にした2012年の総裁選で出馬を断念。政権復帰後は法相、党幹事長として安倍晋三元首相を支えた。2016年、趣味のサイクリング中に転倒し、頸髄を損傷。幹事長の職を辞す。翌年、正式に政界引退を表明。

8115チバQ:2022/07/30(土) 14:34:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c691aa4fd023825b768b7f70c1666bb2a9e2926
参院選で初当選の自民・若林氏が二階派入り 選挙戦の裏で激しい獲得合戦
7/28(木) 21:00配信


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テレビ静岡NEWS
自民 若林議員

7月10日に行われた参院選静岡選挙区で初当選した自民党の若林洋平議員が、28日 二階派に入会したことがわかりました。

御殿場市長を12年あまり務めた自民党の若林議員は、参院選静岡選挙区で約62万票を獲得し初当選しました。

若林議員がどの派閥に入るのか注目されていましたが、28日 二階前幹事長が率いる二階派(志帥会)に入会したことがわかりました。

若林議員は、二階派を選んだ理由について「地方を特に大切にしている派閥で、当選回数に関わらず挑戦させてもらえる土壌が整っているため」としています。

また二階派には、若林議員が地盤とする県東部から選出された衆議院の細野豪志議員と勝俣孝明議員がおり、観光や一次産業などの発展に向けて一体となって歩みを進めていきたいとしています。

若林議員の入会する派閥を巡っては、自民党県連が去年6月の県知事選を迎えるにあたり、今年改選を迎える予定だった当時の参議院議員・岩井茂樹氏(現東伊豆町長)を擁立し、岩井氏が茂木派(平成研究会)に所属していたことから、茂木派入りが既定路線ともくされていました。

このため茂木派では、茂木幹事長を筆頭に、小渕優子 党組織運動本部長や加藤勝信 元官房長官など大物が続々と応援演説に駆け付けた一方、二階派も負けじと公示直前に二階前幹事長が静岡入りしたほか、武田良太元総務相が公示日に応援に来るなど、当選前から激しい獲得合戦を繰り広げていました。

若林議員が最終的に二階派を選んだことは、県連内では衝撃をもって受け止められています。

テレビ静岡

8116チバQ:2022/07/30(土) 21:30:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c254d83247a74d88eb1365c61d4b821a52e8afb
自民・甘利明前幹事長の嫌われ方…安倍前首相「追悼演説」延期で“復権”の足がかりもパー
7/30(土) 14:02配信

日刊ゲンダイDIGITAL
自民党内から異論噴出(甘利前幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 まさか、こんな結果になるとは本人も想像していなかったのではないか。8月の臨時国会で実施する予定だった安倍元首相の追悼演説は、秋の臨時国会に先送りされることになりそうだ。


 理由は、自民党の甘利明前幹事長が追悼演説することに、足元の自民党内から異論が噴出したためだ。「遺族の意向」を理由に甘利前幹事長が演説することでほぼ決まっていたが、安倍派から「冗談じゃない」の声が噴出。追悼演説そのものが、延期される方向になった。

 発端は、甘利前幹事長がメルマガ(20日付)で安倍派について<「当面」というより「当分」集団指導制をとらざるを得ない。誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない>と指摘したことだ。この指摘に、安倍派最高顧問の衛藤征士郎議員が21日の派閥会合で「こんなに侮辱されたことはない」と激怒。他の議員からも「甘利こそカリスマがない」「国民の気持ちは甘利じゃない」という批判があったという。これで甘利前幹事長が追悼演説する可能性はほぼなくなった。

 そもそも自民党内には「なぜ甘利なのか」の声があったという。

「甘利さんは“政治とカネ”が発覚して大臣を辞めた男ですよ。昨秋の衆院選では小選挙区で落選している。それに、本人は『自分は安倍、麻生、菅の3人と同格だ』と思っているようですが、どう考えても格下でしょう。追悼演説の打診があっても、普通は固辞すると思う。なぜ、断らなかったのか。心配なのは追悼演説が延期されることで、追悼ムードに水が差されることです」(自民党関係者)

 甘利氏本人は29日、TBSのCS番組に出演し、「私が申し出た話ではない」「国対委員長から内々に打診があった」と説明している。

 どうやら追悼演説を“復権”の足がかりにしたいという思いもあったようだが、それもすべてパーになる可能性が高い。

「追悼演説を行えば、間違いなく脚光を浴びる。9月に予定されている人事でポストに就くチャンスもあったかも知れない。でも、今回の一件で、ポストに就くのは難しくなった。甘利さんを擁護する声もなかった。やっぱり、最初から断っておくべきでした」(同)

 復権したいなら、まず金銭疑惑について国民に説明してからだ。

8117チバQ:2022/08/01(月) 07:49:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/527ee96565833c9632997b3ae19087899826f9fe
自民、旧統一教会との関係発覚相次ぐ 世論の批判警戒、野党は追及
8/1(月) 7:04配信


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時事通信
 安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件をきっかけに、自民党の現職閣僚や国会議員と「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との浅からぬ関係が次々と明るみに出てきた。

 自民党は「党として組織的な関係がないことは確認している」(茂木敏充幹事長)と、世論の批判が同党に向かうことを警戒。立憲民主党など野党は「実態解明が必要だ」として追及する方針だ。

 旧統一教会は1968年、反共産主義を掲げる政治団体「国際勝共連合」を創設。当時から安倍氏の祖父、岸信介元首相ら自民党右派との結び付きが強かったとされる。憲法改正や同性婚反対など保守色の強い主張を掲げており、党幹部は「今もつながりのある人は安倍派に多い」と指摘する。

 岸田内閣の閣僚では、安倍氏の実弟の岸信夫防衛相(安倍派)が過去の自身の選挙で旧統一教会のメンバーに手伝ってもらったことがあると公表。同じく安倍派の末松信介文部科学相は、教会の関連団体にパーティー券を購入してもらったと明らかにした。

 自民党とのつながりは安倍派に限らない。二之湯智国家公安委員長(茂木派)は2018年に関連団体のイベントで「実行委員長」を務めたと明かし、磯崎仁彦官房副長官(岸田派)も21年に関連団体のイベントに参加していた。

 関連団体から選挙で支援を受けた自民党中堅(麻生派)は「真面目に電話かけをやってくれた。選挙の勝利に教会の力は少なからずあった」と振り返る。

 野党も全く関係ないとは言えない。立民では中川正春元文科相や篠原孝幹事長代行らが過去に関連団体の会合に祝電を送っていた。日本維新の会は、藤田文武幹事長ら国会議員13人が教会側と接点があったと公表。国民民主党の玉木雄一郎代表も、教会と関係が深いとされる「世界日報」の元社長から16年に計3万円の寄付を受けたことを明かしている。

 その一方で、80年代以降、旧統一教会による「霊感商法」や、信者からの多額の献金集めが社会問題化していった。

 立民の泉健太代表は7月29日の記者会見で「宗教というよりも霊感商法で数多く問題を起こしている団体で、多くの国民が『おかしいのでは』との声を上げている」と指摘。共産党も「宗教活動の自由という問題ではない」(田村智子政策委員長)との立場だ。

 両党は、文化庁が15年に旧統一教会からの名称変更を認めた際、当時の下村博文文科相(安倍派)らの関与がなかったか、臨時国会で追及する構えだ。立民関係者は「今後、統一教会と政治の関係は大きな問題になる」と語った。

8118チバQ:2022/08/02(火) 08:08:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc49c2f33334fb90a5ed8f821311dc233ccdae39
菅も麻生も進次郎も河野太郎も全員降伏…「安倍後」の日本、岸田政権が最強になってしまう可能性
8/2(火) 6:47配信


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現代ビジネス
写真提供: 現代ビジネス

 主の急死により崩壊しつつある安倍派と、それに乗じて「挙党一致体制」を磐石にしようとしている岸田総理。その岸田総理が、いま何としても取り込み味方につけたいのが菅義偉前総理だ。菅氏という「最後のピース」を手に入れれば、岸田政権は最強となる――​。


 前編記事【安倍氏「国葬」を岸田・麻生が決めた「真の目的」…安倍派壊滅の「カウントダウン」が始まった! 】に続いて、安倍氏の死後、政権中枢で行われている水面下の暗闘をレポートする。

何としても菅を獲れ
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 麻生を骨抜きにした岸田が次に考えたのは、麻生を使って菅を取り込むというプランだ。

 本来、菅が岸田に協力する義理はない。

 「菅さんは、優柔不断で官僚的な性格の岸田総理を『あんな奴は政治家じゃない』と言って毛嫌いしてきました。だからこそ退陣直後から、堂々と勉強会の立ち上げに動いてきたわけです。

 加えて、安倍さんは『いざとなったら菅さんと一緒に岸田下ろしをする』と漏らすこともありました。安倍・菅が組んで政権転覆に動くというのが、岸田総理にとって考えうる最悪の展開だった」(自民党閣僚経験者)

 だが状況は大きく変わった。安倍が消えた今、菅が主流派へ返り咲くには、もはや岸田・麻生の軍門に降るほかない。かつては「妖怪」と呼ばれた、菅の盟友にして元幹事長の二階俊博も、その妖力をすっかり失った。

 「二階さんは次の総選挙で、何としても息子に議席を引き継がねばならない。公認権を実質的に握っているのは岸田さんや麻生さんだから、『今は動くべきではない』と言っていて、完全に封じ込められてしまっている」(前出・自民党閣僚経験者)

「原発再稼働担当大臣」という奥の手
 気心の知れた安倍を失い、同じ党人派の二階を封じられ、ひとりになった菅。そこへ岸田は、総理経験者である菅と唯一対等に話せる存在の、麻生を差し向けた。

 「5月末には麻生さんが、あまり反りが合わないはずの菅さんを自宅に招いてまでサシで話をした。そこで菅さんが『菅グループのメンバーを次の内閣改造で処遇してほしい』と伝えたという話もあります」(自民党関係者)

 官邸を発信源として、菅に副総理のポストを与えるという「観測気球」も上げた。麻生と同格、つまり現政権の枠組みの中では最高の処遇である。

 「さらには、奥の手として『原発再稼働担当大臣』を兼務してもらうという案も官邸では浮上している。菅さんは『仕事師』を自任しているので、『複数の官庁をまたぐこの難事業をこなせるのは、菅さんしかいない』とおだてれば、乗ってくるはずだと」(前出と別の自民党閣僚経験者)

 岸田がこれほど菅にこだわるのは、菅こそ喉から手が出るほど欲しい、今の政権に欠けた「最後のピース」だからだ。

「最強の政権」が誕生する
 茂木敏充が幹事長になって冷え込んだ公明党との関係も、創価学会の政治担当幹部・佐藤浩とツーカーの菅を取り込めば改善が見込める。何より大きいのは、菅が党内の一般人気ツートップ、小泉進次郎と河野太郎を従えていることだ。

 「菅さんは岸田政権発足当初に、自分だけでなく進次郎や河野まで外されたことを根に持っていた。河野は本籍こそ麻生派だが、菅さんが後見人だし、菅さんは彼の実力を非常に買っている。菅さんが岸田さんや麻生さんに対して『処遇してほしい』と言っているのは、この二人のことも当然念頭にあるだろう」(菅氏に近い自民党関係者)

 菅を副総理として抱え込めば、菅・小泉・河野の三者が新派閥「菅派」の三枚看板として大っぴらに活動を始めることも防げる。菅との合従が成ったとき、岸田の前にもはや敵はない。挙党一致による最強政権が生まれることになるのだ。

 崩れゆく安倍派を横目に、菅を取り込む。勝ちを確信した岸田は、改造人事のエンピツを舐め始めた。まず、兄である安倍がいたせいでずっと外せなかった、防衛大臣の岸信夫を交代させる。

 「岸さんは明らかに体調が悪いし、統一教会との関係が深いと周知されてしまったこともあり、党役員に引っ込める形で代えたい。しかし党内の保守派をまとめる必要もあるので、そうなると、同じ安倍派の総務会長・福田達夫を防衛大臣に抜擢する可能性が高い」(自民党安倍派議員)

8119チバQ:2022/08/02(火) 08:09:04
「岸田支配」を構築するために
 悩ましいのは幹事長ポストだ。岸田にとって現職の茂木は、'24年の総裁選で対抗馬になりうる、潜在的なライバルである。

 「総理としては、あまり長く幹事長をやらせて、茂木さんに党内を掌握されるのは避けたい。しかし来年交代させると、総裁選が近いから露骨に冷遇しているように見える。今のうちに茂木さんを財務大臣へスライドさせ、代わりに鈴木俊一さんを幹事長に持って来れば、鈴木さんにハクをつけたい麻生さんも大満足だ」(自民党麻生派議員)

 そしてもちろん、自身の周囲は反アベノミクスの財務省OBで固める。安倍派だけでなくアベノミクスにもけりをつけなければ、真の岸田支配は完成しないのだから。

 「最側近の木原誠二(官房副長官)、従兄弟の宮沢洋一(税調会長)がブレーンを続ける。宮沢さんはこの参院選で改選され、向こう6年は安泰。早くも、財務官僚がこぞって宮沢詣でに行っていますよ」(自民党岸田派議員)

 だが、「岸田ノート」へ満足げに人事構想を書き込む岸田は、まだ気づいていない。この10年、自民党は安倍という一種の「カリスマ」を戴いて安定を保ってきた。しかし凡人の岸田に、安倍のような箍(たが)の役割が果たせるとは考えられない。安倍派の瓦解は、自民党全体の空中分解をも招きかねないのだ。

「反岸田」残党は蜂起へ
 「これから岸田さんは、安倍さんがいかに党内の不満や反発のマトになってくれていたかを実感することになるだろう。9月にかけてコロナと物価高、円安の山場がやって来る。そこを目がけて、安倍派内部で主導権を握れなかった西村さんや下村さんが反岸田の政局を仕掛けるかもしれない。

 そのとき、彼らを抑えてくれる人はいない。もともと岸田ぎらいの菅さんも、あえて静観する可能性がある」(前出・自民党ベテラン議員)

 「国葬までは撃ち方やめ」――自民党の議員らは皆、口先ではそう言っている。だが水面下では、安倍の四十九日も待たずに激しい権力闘争が幕を開けた。

 この夏、日本政治史に残る大乱戦が演じられることは間違いない。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2022年8月6日号より

週刊現代(講談社)

8120チバQ:2022/08/02(火) 08:18:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/a52956c70c4450e131c2f16cf13084cb78de2c5f
「副総理」起用説も浮上!「菅氏」の処遇に岸田首相が頭を悩ませるワケ、存在感を取り戻した前首相
8/2(火) 5:31配信


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東洋経済オンライン
岸田文雄首相(左)は菅前首相(右)をどう処遇するのか(左写真:JMPA、右写真:尾形文繁)

 岸田文雄首相が9月上旬にも行うとみられる第2次岸田改造内閣の党・内閣人事に絡み、菅義偉前首相の「副総理」起用説が浮上し、永田町にさまざまな臆測を広げている。

 保守派を統率する最高権力者だった安倍晋三元首相の急逝で、主を失った最大派閥安倍派が分裂含みとなり、党内の権力構図は複雑・流動化が際立つ。その中で岸田首相が「党内反主流の旗頭とされる菅氏の取り込みで政権運営の安定化を図るのでは」(自民長老)、との見方が広がっているからだ。

 ただ菅氏自身は入閣に否定的で、岸田首相周辺にも「ありえない話」(岸田派幹部)との声が少なくない。このため、今のところ党内は「“虚実”ないまぜの政局絡みの観測気球」との冷静な受け止めが多数派ではある。

■選挙応援殺到で存在感取り戻した菅氏

 菅氏は、岸田政権発足以来、岸田首相と距離がある非主流派との位置付けだった。しかし、昨秋の衆院選、今夏の参院選でいずれも応援弁士依頼が殺到し、退陣でいったん失った存在感を取り戻していた。

 だからこそ、岸田首相も政局の節目ごとに菅氏を訪ねるなど、秋波を送り続けてきた。これに対し菅氏も、安倍氏との盟友関係を再確認し、岸田政権を支える麻生太郎副総裁とも随時懇談することで存在感を強めてきた。

 菅氏が最大の強みとするのは、公明党や日本維新の会とのパイプの太さ。現在の岸田首相と公明党の関係は微妙で、憲法改正ではあつれきが目立ち、安倍氏国葬についても対応に差がある。一方、岸田政権に批判的な維新の松井一郎代表(大阪市長)は、菅氏の長年の盟友だ。それだけに菅氏は「岸田首相の目の上のたんこぶ的存在」(閣僚経験者)でもある。

 菅氏は昨年9月の総裁選で河野太郎氏(現党広報本部長)を推した結果、いわゆる“冷や飯組”に追いやられた。ただ、その後も無派閥議員を中心とする菅グループは健在で、河野氏を推した石破茂、小泉進次郎両氏も菅氏が事実上の“後ろ盾”だ。

 これも踏まえ、菅氏やその周辺は今春、菅政権で目指した政策を実現するための「勉強会」の立ち上げを模索した。しかし、ロシアによる2月のウクライナ軍事侵攻で国際社会の危機が深刻化。岸田政権が危機対応に取り組む中、「事実上の派閥立ち上げ」と受け止められかねない勉強会の発足を延期。さらに、参院選での自民大勝で、勉強会発足自体の断念を余儀なくされた。

 ただ、したたかな菅氏は、ここにきて同じ非主流派の二階、森山両派とも連携を強めている。賛否が分かれる「国葬」決断や、コロナ禍再拡大での内閣支持率低下も踏まえ、岸田1強に対抗する非主流派大結集への布石とみられている。だからこそ、次の党・内閣人事での菅氏の取り扱いが、岸田首相の政治的難題となってくるのだ。

■菅氏取り込みなら「反岸田結集の芽を摘める」

 岸田首相は、政権の長期安定化に向けて「挙党態勢の人事が必要」との考えだ。だからこそ、安倍氏死去後の「党最高実力者」となった麻生太郎副総裁や、麻生氏とともに政権を支える茂木敏充幹事長を続投させる意向とされる。そのうえで菅氏を副総理で取り込めば、文字どおりの挙党態勢となり、「反岸田勢力結集の芽を摘むことができる」(自民長老)わけだ。

 これに対し、安倍氏死去の影響も重なって「勉強会」断念を余儀なくされた菅氏の周辺でも、「岸田1強が定着すれば、菅グループは非主流派のまま」との不安から、菅氏入閣への期待を口にする向きも少なくない。ただ、岸田首相を支える党幹部は、菅氏取り込み案に「菅氏の影響力は限定的で、人事での特別な配慮など必要ない」と冷淡だ。

 もともと、第2次安倍政権以降、互いに党・内閣の要職にありながら、岸田首相と菅氏の折り合いは悪かった。だからこそ、2020年8月の持病悪化での安倍氏の突然の退陣表明の際、やはり首相との不仲が知られていた二階俊博幹事長(当時)と手を組む形で一気にポスト安倍を射止め、岸田氏を非主流に追いやったのだ。

8121チバQ:2022/08/02(火) 08:18:55
 その菅氏は7月22日、日本経済新聞の単独インタビューに応じ、安倍氏死去での心情を吐露した。

 その中で「(安倍氏は)改革意欲が強く、官僚ではやれないことをやった。遺志を継ぎ、残された改革を形にするのが大事だ」「やらなければいけない政策は多い。例えば、カーボンニュートラルの目標は自分で宣言した。縦割り打破も必要だ」「菅政権の時に決めた後期高齢者の負担増は国民が問題意識をもってくれていた。改革を形にするのが大事だ」などと力説した。

 その一方で、自らが主宰する勉強会については「政策グループみたいなものは立ち上げない」と明言。入閣についても「考えていません」と否定しながら、安倍氏の遺志を継いでの改革実現には強い意欲を繰り返した。これについて、菅氏側近は「喪に服すのは当然だ。勉強会がなくても、岸田首相は菅氏を無視できない」と胸を張る。

■「国葬」前後まで続く岸田VS菅の神経戦

 そうした状況から、参院選大勝で安倍氏に肩を並べる「岸田1強」態勢構築を狙う岸田首相にとって、9月の人事では「菅氏の取り扱いが最大のカギとなる」(自民長老)のは間違いない。

 岸田首相はすでに政権運営の舞台裏で、党内有力者らとの内閣改造に向けた人事調整に着手しているとされる。その中心は集団指導体制になった安倍派との調整で、総裁選で安倍氏が推した高市早苗政調会長や、近い将来の安倍派後継者と目されている福田達夫総務会長の処遇が当面の焦点だ。

 さらに、岸田首相の安倍氏「国葬」決断で派生した格好の旧統一教会と安倍派幹部らとの「濃密な関係」(自民幹部)の“清算”も、人事の重要な判断要素に浮上している。岸田首相にとって、「最大派閥で、安倍氏国葬までの通夜状態の維持を求める安倍派」(岸田派幹部)に“忖度”するのか、それとも突き放すのかはその後の政権運営の重大な岐路ともなる。

 その中で、安倍氏との盟友関係を踏まえ「内政外交両面での安倍・菅政治の継続」を求めるのが菅氏。すでに同氏周辺からは「菅氏が政権支持に回る場合、その見返りとして、菅グループの党・内閣での重用」を求める声が漏れてくる。

 併せて、菅氏が首相在任時に政権運営の一丁目一番地と位置付けていた縦割り行政打破についても、周辺は「岸田首相に具体策実現を確約させる」と意気込んでいるとされる。有力メディアの最新の世論調査で内閣支持率が急落し、新型コロナ第7波の感染急拡大で苦闘する岸田首相にとって、「秋に向け、菅氏との駆け引きで神経をすり減らす状況が続く」ことは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8122チバQ:2022/08/02(火) 14:15:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/f310df4d063c29e7400236cdb9404cea49d4b86f
「自民党と統一教会」安倍派の中で、ついに「仲間割れ」まで始まった…!
8/2(火) 9:03配信

現代ビジネス
安倍派議員の「疑心暗鬼」
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 「岸信介さんの流れを汲む清和研に、統一教会と関係がある議員が多いのは確か。でも、宏池会にも(教会の)イベントに顔を出していた議員はいる。ウチばかり糾弾されているのは、なんだか不公平な気がする」


 こう漏らすのは、自民党安倍派=清和政策研究会所属の中堅議員である。

 自民党と統一教会の関係が注目される中、とりわけ槍玉に挙がっているのが、安倍派と同教会の関わりだ。安倍氏の弟・岸信夫防衛相をはじめ、細田博之衆院議長、下村博文・安倍派会長代理、萩生田光一経産相に稲田朋美元政調会長と、派閥中軸が集中砲火を受けた。

「刺して」いるのは誰だ
 同派の議員は、疑心暗鬼に陥っているようだ。

 「選挙の実働部隊として統一教会を重宝している議員は、派閥を問わず多い。それなのに、『統一教会=安倍派』のイメージが定着しつつある。岸田総理は、自分が統一教会と関係がないから、安倍派の幹部を『刺す』ために、過熱する報道を放置しているのではないか」(安倍派所属議員)

 安倍政権や菅政権では、官邸から報道機関に対する圧力がたびたび問題になった。もちろん誉められたことではないが、岸田官邸は今回、そうした動きを見せていない。ある安倍派関係者も、「安倍派は問題があるという認識が広がれば、9月の内閣改造で重用しなくて済むという計算があるのだろう」と推測する。

 さらには、安倍派内紛の火種にもなりそうだ。

 「統一教会の支援を受けていない世耕(弘成参議院幹事長)さんが、教会を『反社会的団体』と厳しく批判し始めた。下村さんや萩生田さんとの、権力争いのネタに利用しようとしているんです。

 ヘタをすると、統一教会との距離感で派閥が割れかねない。それもこれも、全ては岸田さんを利することにつながる」(前出・安倍派関係者)

 安倍派が壊滅を免れるには、統一教会との関係清算という、困難な道を選ぶほかないのか。

 「週刊現代」2022年8月6日号より

週刊現代(講談社)

8123チバQ:2022/08/02(火) 16:30:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/621f551fdc17db6820d25f971700b96a431d3924
異例の政治判断も…記者が見た“社労族”安倍氏の二面性
8/2(火) 10:16配信
西日本新聞
記者コラム
自民候補への支持を呼びかける安倍晋三元首相=24日午後、北九州市小倉北区のJR小倉駅前(撮影・平山成美)

 安倍晋三元首相といえば保守派の印象が強いが、実は社会保障や労働政策に熱心な「社労族」の顔もあった。1990年代半ば、山口支局勤務だった私は安倍氏の国政報告会を取材したことがある。若き日の安倍氏は地元の高齢者たちを相手に、年金制度か何かを真剣に話していた。難解な制度論に深入りし、会場に微妙な空気が流れていた。


 第2次安倍政権の2019年6月、ハンセン病患者の隔離政策で引き起こされた家族への差別を巡り、熊本地裁が国に賠償を命じた。判決には時効の解釈などで過去の判例に反する部分があり、国の控訴が確実視された。

 「控訴へ」と報じた全国紙もあったが、東京報道部長だった私は何となくそうならない気がしていた。

 安倍氏は控訴しなかった。当時は参院選の真っ最中。異例の政治判断は「控訴した場合の世論の反発を避ける選挙対策」と解説されたが、私には久しぶりに安倍氏に社労族の顔がのぞいたように感じた。参院選後、安倍氏は元患者家族を官邸に招き「大変な苦痛と苦難を強いた」と謝罪し、一人一人の手を握った。

 そんな安倍氏だが、保守的な国家観、歴史観、家族観を刺激されると、全く別の顔を見せる。

 親が育てられない新生児を受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)。第1次安倍政権の07年2月、民間病院の設置申請を受けた熊本市が、厚生労働省に関係法令の解釈を尋ねた。新生児の放置が児童虐待防止法に抵触する恐れはないのか、といった論点があった。

 上京した熊本市長に、厚労省は「ただちに違法とは言えない」との見解を示したが、官邸担当記者だった私は嫌な予感がした。

 翌日、安倍氏は記者団に「匿名で子どもを置いていけるものをつくるのがよいのか、大変抵抗を感じる」とポストを批判した。慌てた厚労省は熊本のケースを例外とし、議論を封印した。伝統的な家族観に阻まれてポストは広がらず、法的な根拠は今もあいまいなままだ。

 従軍慰安婦問題もそうだった。15年11月、韓国を訪れた安倍氏は3年半ぶりの日韓首脳会談後、ソウルのホテルで記者団の取材に応じた。慰安婦問題に関し「未来志向の協力関係を構築する上で、将来世代に障害を残すことがあってはならない」と述べた。

 ソウル特派員だった私は脱力した。安倍氏は国会答弁で「筆舌に尽くし難い、つらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む」と何度も繰り返している。なのに元慰安婦が存命するこの韓国で、なぜ彼女たちに心を寄せる言葉が全く出ないのか。

 社労族・安倍氏の二面性を今も考えている。

8124チバQ:2022/08/02(火) 20:25:17
https://news.yahoo.co.jp/art“歯ブラシ茂木幹事長”が、安倍元首相亡きあと唯一の“キングメーカー麻生副総裁”と進める「総理・総裁」への道
8/2(火) 6:01配信


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デイリー新潮
とにかくツキがある
衆院予算委員会で談笑する茂木、麻生の両氏

 自民党の茂木敏充幹事長(66)は党のさる役職を務めていたころ、ランチ後に歯磨きをした“使用済み”歯ブラシをお付きの女性職員にわざわざ渡していたことから、“歯ブラシ茂木”とあだ名されることになったとされる。かねてセクハラ・パワハラにまつわるエピソードが尽きない茂木氏だが、棚ぼたの幹事長就任から参院選での圧勝とツキにも恵まれている。目下、安倍晋三元首相の死を受け、唯一のキングメーカーとなった麻生太郎自民党副総裁との二人三脚で総理・総裁への道を進めようと画策しているが……。

【写真2枚】自民党の麻生太郎副総裁とミシュラン3つ星「すきやばし次郎」で会食する茂木幹事長

「前任の甘利明氏が先の衆院選の選挙区で敗北したことで、幹事長のイスが回ってきました。その時からツイているのですが、今回の参院選でも63議席を獲得し、改選議席の過半数を超えました。安倍氏の銃撃事件の影響で数議席上乗せがあったと見られ、結果としては出来過ぎでしょう」

 と、政治部記者。

 早速、13日昼に岸田文雄首相、松野博一官房長官、そして麻生太郎自民党副総裁と会食し、28日夜には、麻生副総裁と会合に臨んだ。

 28日夜の会合については、〈9月上旬にも行われる内閣改造・党役員人事について、人事の骨格について考えが一致した〉〈派閥トップの安倍元首相が亡くなった安倍派には配慮が必要であるという認識で一致した〉などと、報じられた。

安倍派を凌駕する勢力構築も
「安倍氏は生前、盟友の麻生氏に加えて茂木氏とも折に触れて会合を重ねる一方、岸田氏の次の総理・総裁という意味では、麻生・茂木両氏の”接近具合”に警戒を強めていました」

 と、先の記者。

 麻生派、岸田派、谷垣グループを糾合する大宏池会構想がまとまって、さらにこれに茂木派が加われば、党内第1派閥の安倍派を凌駕することになる。

「安倍派には適齢期で目ぼしい総理・総裁候補が育っていません。萩生田光一経産相や西村康稔前経済再生担当相の名を上げる人がいますが、安倍派の数を超える勢力が1つにまとまってしまうと彼らの今の実力では太刀打ちできない。もちろん適齢期で目ぼしい候補がいないという意味では麻生派も同じではあります。去年の総裁選で麻生氏の反対を払いのけて出馬した河野太郎氏は、国民的に人気はあるものの、永田町での支持率はかなり低いですからね」(同)

 もちろん、自派閥に有力候補がいなくとも求心力を維持することは不可能ではないが、安倍・麻生の両氏がキングメーカーとして君臨していくために、自派閥にエースがいないというのは悩みの種ではあった

ゴマすりとご機嫌取り
「そういった事情を把握し、うまく分け入ってポジションを獲得したのが茂木氏でした。政治家は押しなべてそういう部分があるのかもしれませんが、麻生氏はゴマをすってくれる相手を”かわいい”と思って、能力以上に評価するところがあるようで、茂木氏がその”寵愛”の対象となってきました」(同)

 安倍元首相としては両者のこれ以上の蜜月は自派の不利益につながる可能性があるため看過しがたく、くさびを打っておきたいと感じていたフシがあるという。しかし、銃撃事件という悲劇によってそうしたこともできなくなった。

「麻生氏がただ1人のキングメーカーとして君臨するのは明らかでしょう。求心力を欠いた安倍派の面々とは丁寧に接する中で、麻生派のすそ野を広げて行くことも可能でしょう」
(同)

 もっとも、茂木氏が「岸田後」の最有力候補かと言うと疑問がつきまとう。

「歯ブラシエピソードに代表されるセクハラ・パワハラは論外ですが、ボスとなっても依然として派閥をまとめきれず、派内に”茂木だけはダメだ”という一派がいるのは事実。引退してもなお影響力を持つ青木幹雄元官房長官との関係を良好にすることで派内を掌握すべく、時間が許す限り青木氏のご機嫌を取り続けているとか」(同)

 総理・総裁への道がゴマすり、ご機嫌取りだと聞くと虚しい感じがしなくもない。

デイリー新潮編集部

新潮社

8125チバQ:2022/08/02(火) 20:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f84126cc00804e5fe8ea8814ab2a728970c76a36
安倍氏「国葬」を岸田・麻生が決めた「真の目的」…安倍派壊滅の「カウントダウン」が始まった!
8/2(火) 6:32配信


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現代ビジネス
写真提供: 現代ビジネス

 権力という怪物は、人の死さえもエサにする。衝撃のただ中で、岸田総理をはじめ永田町の有力者たちは、令和最大の政局を勝ち抜くために権謀術数を巡らせていた。激変する政界地図をすべて書く。


生涯最大のチャンス
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 「こんなことまで書かれて、黙ってられるか!」

 憤りもあらわに、居並ぶ安倍派の議員らに紙を配って回るのは、同派最長老の衆議院議員・衛藤征士郎である。7月21日昼、自民党本部で開かれた安倍派総会。やつれた表情の昭恵夫人も姿を見せ、沈鬱な雰囲気の中で、衛藤の声が鋭く響いた。

 〈(安倍派には)誰一人、全体を仕切るだけの力もカリスマ性もなく……〉

 配られたのは、自民党の前幹事長・甘利明が前日に公式サイトへ載せた「国会リポート」のコピーだ。そこには、主を失って漂流を始めた、安倍派を揶揄するかのような言葉がつづられていた。

 「衛藤さんは怒るけれど、正解だよ。安倍派の崩壊は避けられそうもない」

 ある安倍派ベテラン議員はこう語る。

 「清和研(清和政策研究会=安倍派)は長年、森喜朗さん、小泉純一郎さん、安倍さんと大物が要になってきたが、今は誰もいない。塩谷(立衆院議員)さんは誰にも好かれてもいないし嫌われてもいないから会長代理になっただけ。他の幹部は全員、派閥内でいがみあっている内弁慶ばかり」

 総理を退いてなお、自民党最大派閥を率い、永田町の実質的な最高権力者であり続けた安倍晋三。その唯一の弱点が、後継者の不在だった。

 安倍派では塩谷とともに会長代理に就いた下村博文のほか、西村康稔、世耕弘成、萩生田光一が有力幹部五人衆と言われるが、どれも安倍の存在感と実力には及ばない。というより、安倍は自らの権勢を不動のものにするため、後継者を育てようとしなかったのである。

 それが裏目に出た。安倍派はいまや、頭部を失ってなおフラフラと歩き続ける鶏のようなものだ。バラバラに解体され、食われるのを待つだけの存在になってしまった。

「岸田さんは政局勘が鋭い」
 安倍は生前、親しい自民党の保守系議員にこう漏らしていたという。

 「岸田さんはああ見えて政局勘が鋭い。意外にやるよ」

 その評価は正しかった。他ならぬ安倍の急死こそ、岸田にとって政治家人生で最大の政局となった。そして岸田は、その好機を逃さなかった。

 実際、安倍が銃撃されたとの一報が入ってから、岸田は実に敏速な動きを見せている。選挙応援から官邸に取って返し、汗と涙にまみれて会見する姿で国民の同情を呼ぶ。そして衝撃も冷めやらぬ中、安倍の「国葬」を閣議決定する――。

 「当初は総理にも迷いがあったが、麻生(太郎)副総裁に『絶対に国葬だ』と背中を押された。麻生さんが安倍さんと仲が良かったせいもあるが、岸田さんの後見人である麻生さんには、安倍派の連中を黙らせる狙いもあったのだろう」(前出と別の自民党ベテラン議員)

 自民党史を振り返っても、有力者の退場は必ず派閥の瓦解を招いている。田中角栄が脳梗塞で倒れた後、田中派は竹下派(現在の平成研究会)と二階堂進グループに分裂した。安倍の父・晋太郎ががんで倒れた後は、清和会で三塚博と加藤六月が後継争いを始め、加藤が派閥を割って出ていった。

 今回起きたのは、それらの故事をも上回る大事件である。岸田は、崩れゆく安倍派をどうやって「取って食う」べきか、すでに事件直後から算段を巡らせていたのだ。

8126チバQ:2022/08/02(火) 20:27:29
安倍派に手を突っ込む
 その嚆矢と見られているのが、7月19日夕方、岸田が経産大臣の萩生田と30分あまりサシで話した一件である。

 「岸田さんが呼んで総理執務室で話し込んだ。萩生田さんは番記者に『安倍さんの思い出話をした』と答えていましたが、実際は安倍派の今後について話したようです。

 萩生田さんは安倍派の幹部でもとりわけ岸田さんの信頼が厚い。また今、安倍派の表向きのトップは下村さんですが、野心家の下村さんは人事などに関する派閥の意向をきちんと岸田さんに上げてくるかどうか怪しい。だから岸田さんは、萩生田さんを通じて安倍派をグリップするとアピールしたわけです」(官邸スタッフ)

 安倍派内では、前述したように前経済再生担当大臣の西村、会長代行の下村、そして萩生田らが次期領袖の座を争っている。岸田が萩生田を贔屓し、実質的な後ろ盾になれば、手を突っ込まれた安倍派はますます混乱に陥る。

 効果はてきめんだ。すでに安倍派内では、

 「焦った下村さんが、さっそく若手を食事会に誘い始めているが、みんな『下手に参加すると下村支持者だと思われる。かといってむげに断るわけにもいかない』と困惑している」(安倍派関係者)

 との声も上がり、所属議員らが右往左往している状況だ。萩生田を、安倍派に打ち込む楔とする。これこそ、岸田が何よりも早く手をつけた第一の策だったのである。

「大宏池会」という切り札
 これまで岸田にとって安倍は「目の上のたんこぶ」だったが、その安倍がいなくなり、派閥も崩壊へのカウントダウンに入った。残るは、安倍と同格の二人の重鎮、麻生太郎と菅義偉をどのように御するかだ。

 前者の麻生は、それほど難しくない。というのも岸田は、岸田派=宏池会を麻生派=志公会と合流させる「大宏池会」構想という切り札を最初から手にしている。前出の自民党保守系議員が語る。

 「生前、安倍さんが岸田総理の政局勘についてもうひとつ評価していたのが、麻生さんが熱望している、この『大宏池会』の扱いについてだった。安倍さんは『岸田さんは大宏池会の結成にあえて踏み込まず、カードとして温存している』と見抜いていた。大宏池会という大目標を掲げている限り、岸田総理は麻生さんを繋ぎ止められるから」

 次の衆院選で長男の将豊へ代替わりを果たすとみられる麻生は、自派の将来をどうするかで頭がいっぱいだ。義弟で財務大臣の鈴木俊一を会長に就けたいと考えてきたが、派閥をまとめきれるか心もとない。岸田派との合流こそ、ベストシナリオなのだ。

 岸田はそんな麻生の不安を利用し、麻生に首輪をつけることに成功しているのである。

 「週刊現代」2022年8月6日号より

 主の急死により崩壊しつつある安倍派と、それに乗じて「挙党一致体制」を磐石にしようとしている岸田総理。後編記事【菅も麻生も進次郎も河野太郎も全員降伏…「安倍後」の日本、岸田政権が最強になってしまう可能性】では、岸田総理が何としても取り込み味方につけたい菅義偉前総理との攻防、そして9月の内閣改造で描く人事計画を明らかにしていく。

週刊現代(講談社)

8127チバQ:2022/08/03(水) 08:05:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9a24a1d316795124c1003586bdc2e64bfcc0454
「岸防衛相」に取り沙汰される「深刻な病状」 安倍元首相の銃撃死を受け、旧統一教会との「蜜月・壺議員」を認めて
8/3(水) 6:00配信

デイリー新潮
潔かった「お付き合いがある」発言
旧統一教会との関係を会見で明らかにした

 岸信夫防衛相は7月29日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐって、これまで霊感商法や献金強要のトラブルが報告されてきたことについて「認識していた」と述べた。開き直りに近い発言は政界で波紋を呼んだが、その背景と共に、車いすを常用し、健康不安問題を抱える岸氏の病状と9月予定の内閣改造での処遇についてレポートする。

【写真】今年2月に週刊新潮が撮影した、杖をついて歩く岸防衛相。現在は、これより“病状”は悪化している

 岸氏は26日の会見では、旧統一教会の関係との関係について「(メンバーとの)付き合いもあり、選挙の際もお手伝いをいただいている」と説明していた。

「当然と言えば当然ですが、自民党の福田達夫総務会長の会見と対照的なこともあって、いくらか潔く映りましたね」

 と、政治部記者。

 福田総務会長は7月29日の会見で、旧統一教会との関係について「わが党が組織的にある団体から強い影響を受けて政治を動かしているのであれば問題かもしれないが、僕の今の理解の範疇だとそういうことが一切ないので」などと述べている。

「この発言自体、猛反発を浴びたのですが、その後に福田氏の祖父・赳夫元首相が蔵相時代に旧統一教会の開祖・文鮮明を称揚する動画が拡散しました。教会べったりとは言わないまでも間の悪さが際立ち、福田総務会長としては政治家としてのセンスのなさを露呈してしまいました。直後に釈明しましたが、遅きに失した感は否めませんでした」(同)

岸信介元首相からの旧統一教会との関係
「岸氏があっさりと旧統一教会との関係を認め、“壺議員”認定を余儀なくされたのは、祖父の岸信介元首相や実兄・安倍晋三元首相、つまり岸家・安倍家と旧統一教会との深い関係がかなり伝えられた後だったからかもしれません。信者との間に相当数の問題を抱えるカルトに近い存在だと知りつつ、そのありがたみに抵抗できなかったとまでは言っていませんが、開き直りのようで、正直な感情の吐露だったと思いました」(同)

 岸・安倍一族と旧統一教会との関わり合いについては、岸元首相が当時の米レーガン大統領に対し、脱税容疑で実刑判決を受けて収監中だった文鮮明の釈放を求める親書を送付したことが報じられた。

 安倍氏についても旧統一教会宛てのビデオメッセージに加え、「選挙で旧統一教会の組織票およそ8万を差配していた」実態が報じられている。どの候補を応援するかについて安倍氏の裁量が極めて大きかったということだった。

 ここからは巷間ささやかれている、岸氏の健康不安や政治家としての将来について触れていこう。

 安倍氏が凶弾にたおれる前から、9月上旬に予定の内閣改造・党役員人事において、岸氏の処遇は最注目とされてきた。

8128チバQ:2022/08/03(水) 20:39:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/efe1c919b0ac3a484c37e4569083ca253331bbf7
自民、目立つ安倍派 旧統一教会との関係 立・維・国も会合など
8/3(水) 0:12配信


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産経新聞
岸信夫防衛相(斉藤佳憲撮影)

安倍晋三元首相の銃撃事件に関連し、政界と「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の関係が早くから浮かんだのは、安倍元首相の実弟の岸信夫防衛相だ。教団関係者を選挙の活動員として受け入れていたことを公表し、2日の記者会見で、「社会的問題が浮上している。関係をしっかり見直す」と述べた。

【表でみる】旧統一教会との関わりが明らかになった主な政治家

関係が明らかになった政治家の多くは岸氏をはじめ、自民安倍派(清和政策研究会、97人)の所属議員が目立つ。萩生田光一経済産業相は2日の会見で、教団主催のイベントに出席してあいさつしたことを明らかにした。末松信介文部科学相は過去に教団の関係者から政治資金パーティー券計4万円分の購入を受けた。

また、野田聖子こども政策担当相も2日の会見で、教団の関連団体が共催した会議に祝電を送り、秘書が野田氏の代理として出席したと発表した。二之湯智国家公安委員長は教団の関連団体が開いた京都府内でのイベントで実行委員長を務めた。磯崎仁彦官房副長官も関連団体主催のイベントに来賓として出席した。

野党側では、立憲民主党が2日、原口一博元総務相が秘書を関連団体の会合に出席させていたことなどを新たに発表。日本維新の会では、馬場伸幸共同代表や藤田文武幹事長ら計13人が関係団体のイベントに参加するなどの接点があった。国民民主党は、玉木雄一郎代表が教団の友好団体「世界日報」の元社長から計3万円の寄付を受けていた。

8129チバQ:2022/08/03(水) 20:40:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/57c197fd3500217070570ece632905e2f1a1fd3c
自民は組織的関係否定 旧統一教会 野党も続々
8/3(水) 0:08配信


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産経新聞
安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家の関係が関心を集めている。所属国会議員との関わりが次々と明るみに出ている自民党は2日、組織的な関係を改めて否定し、イメージダウンの回避に注力した。一方、立憲民主党も新たに党所属議員が関連団体のイベントに秘書を代理出席させていたことを発表、問題は与野党に広がっている。

「これまで一切の関係を持っていないことが確認できた」

自民の茂木敏充幹事長は2日の記者会見で、旧統一教会と同党の関係を確認するよう指示を出していたことを明らかにした上で、組織的な関係はないと重ねて強調した。ただ、イベント参加や寄付を受けるなど関係のある所属議員はこの日も次々と判明。茂木氏は「社会的な問題が指摘されている団体との関係は、国会議員としての立場を認識し、厳正かつ慎重であるべきだ」と述べ、丁寧な説明を促す考えを示した。

一方、創価学会を支持母体とする公明党の山口那津男代表は同日の記者会見で、「自民党の中で関わりを持った人が説明責任を果たしていくことが大切だ」と指摘しつつ、「政治と宗教の一般のことに、いたずらに広げるべきではない」との懸念を示した。

「自民党の多くの議員にとって(旧統一教会が)支援団体の1つだったことは間違いのない事実だ」

立憲民主党の泉健太代表は2日の党会合でこう断じ、所属議員の関係に関する党内調査の結果、旧統一教会からの寄付や物資の受領、選挙活動への支援は確認されなかったと発表した。しかし、その後、同党の西村智奈美幹事長が記者会見で、笠浩史衆院議員らが関係団体の会合に祝電を送っていたことを公表。寄付や選挙支援を受けていた自民とは質が異なるとして、国会審議などを通じて自民を追及する構えだが、疑問符がつく。

党内調査で、13人の所属議員との接点が確認された日本維新の会の藤田文武幹事長は2日の記者会見で、「国会議員だから『一言あいさつを』ということは日常的にある。それが何らかの権威付けにつながり、不作為であっても広告塔のように使われるのは本意ではない」と強調した。

8130チバQ:2022/08/03(水) 21:12:44
https://www.sankei.com/article/20220803-MLEI7W7LJJNCLNKBWAOZ3AZB6A/
訪台「沈黙」動かぬ日本 「弱腰外交」自民で高まる不満
2022/8/3 20:45
広池 慶一
政治
政策
台湾を読む

反応



自民党本部=東京都千代田区永田町
自民党本部=東京都千代田区永田町

ペロシ米下院議長の台湾訪問に中国が軍事演習で対抗し、米中の対立が厳しさを増す中、日本政府は3日、中国の軍事演習に対して懸念を表明したが、ペロシ氏の訪台への評価は沈黙を貫いた。9月に日中国交正常化50周年を控え、中国を必要以上に刺激したくないとの思惑がにじむが、自民党内では〝弱腰外交〟との見方が強まっている。

「台湾をめぐる問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが一貫した立場だ」

松野博一官房長官は3日の記者会見で、台湾周辺の緊張の高まりについてこう述べた。中国の軍事演習に関しては「対象地域の海域にはわが国の排他的経済水域(EEZ)が含まれている。実弾射撃訓練という軍事活動の内容も踏まえ、中国側に対して懸念を表明した」と明かした。

防衛省は不測の事態に備え、警戒・監視を強めており、自衛隊の具体的な運用は明かしていないが、海上自衛隊艦艇などが情勢を踏まえた対応を取ったもようだ。ただ、中国の演習海域に日本のEEZが含まれることは過去にもあり、防衛省関係者は「こちらから不用意に緊張感を高める必要はない」と話す。

ペロシ氏の訪台をめぐっては、米側から事前に通告があった。外務省幹部は「緊密に意思疎通は図ってきた。今回の訪台は米側のポリシー(政策)で決めたことだ」と語る。

ただ、中国が猛反発する中、米ホワイトハウスがペロシ氏の訪台について「権利はある」と主張する一方、松野氏や林芳正外相は「コメントする立場にない」と明言を避け、対外発信には日米に温度差があった。外務省幹部は「基本的には米中の問題だ。第三国が出しゃばってはいけない」と語る。


一方、自民党外交部会は3日、党本部に台湾の台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(駐日大使に相当)を招いて会合を開いた。佐藤正久外交部会長はペロシ氏の訪台に関して「日米が台湾と連帯しないという選択肢はない」と訴え、謝氏は「ペロシ氏は果敢な政治家で尊敬している」と語った。


会合ではペロシ氏の訪台を支持する意見や、政府に対して中国の軍事演習を強く抗議すべきだとの声が相次いだ。出席議員は「政府の外交姿勢は『触らぬ神にたたりなし』だ」と批判した。(広池慶一)

8131チバQ:2022/08/04(木) 09:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdb7f86fde02a4f68ebf16e26f07375b2c5c7086
反安倍で干されてきた尾辻秀久氏がついに参院議長就任 大仕事はガーシー対応
8/3(水) 15:12配信


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文春オンライン
防衛大学入学後に母の死で中退、その後東大へ

 8月3日召集された臨時国会で、新しい参院議長に自民党の尾辻秀久元厚生労働相(81)が選出された。1989年参院比例区で初当選し、現在6期目。7月の参院選で七選された中曽根弘文元外相の方が議員歴は先輩だが、「参院自民で中曽根氏は、同じ群馬が地盤の参院議員だった山本一太知事と協力し、主流派と衝突。かと思えば、その後は山本氏と仲違いしたり、とにかく人望がない」(自民党長老)。「参院のドン」と言われ、現在も茂木派(平成研究会)の参院側に影響力を持つ青木幹雄元党参院議員会長の薫陶を受けた尾辻氏は何度も議長候補に挙げられたが、「安倍晋三氏との“関係”もあって、干されてきた」(同前)。平成研と近い宏池会の岸田文雄首相の誕生によって、参院の権力構造も変わり、ついに三権の長となった。

【写真】尾辻秀久氏の“大仕事”

 青木氏の次のドンだった故吉田博美元党参院幹事長が「参院平成研の父は青木さん、母は尾辻さん」と評した言葉は、尾辻氏の優しさをよく表している。2015年の総裁選では出馬を目指す野田聖子氏を支援。「野田は障害を抱える息子を持ち、弱者に目を向けるようになった。私と同じだ。右翼の私は武士道が大事。武士道は弱者と共にある」と語った。安倍首相(当時)による推薦人引きはがしで野田氏が立候補を断念すると、尾辻氏は「安倍は保守じゃない。保守なら堂々と戦うはずだ」と漏らした。18年総裁選では、石破茂元幹事長の選対本部長を務め、「反安倍」を貫いた。

「日本遺族会会長を務めた尾辻氏は古き保守。安倍氏や取り巻きなどは彼からはネトウヨに見えていたのかもしれない」(政治部記者)

 他党議員の死去に伴う追悼演説を3度も行った。とりわけ08年、ガンで亡くなった旧民主党の山本孝史参院議員を偲んだ演説は語り草だ。厚労相として山本氏と対峙した参院厚労委員会での「一対一の真剣勝負」を紹介し、最終盤は目尻に手を添えて「先生、今日は外は雪です。随分痩せておられましたから、寒くありませんか」と故人に語りかけ、涙を誘った。

「絶対に許さんからな」と激怒する一面も
 一方、激しさでも有名だ。10年には医療費削減を訴える吉川洋東大教授を招いた勉強会で「こんなやつ、絶対に許さんからな」と激怒。13年にはTPP反対派の尾辻氏と推進派の西川公也元農林水産相とが「威張るなよ」「威張っているのは、そっちだろ」と怒鳴り合い、テレビで放映された。

 参院議長として最初の大仕事は、NHK党から参院選で初当選した暴露系ユーチューバーのガーシー氏の扱いだ。ドバイから帰国せず召集に応じないガーシー氏。国会法では、正当な理由なく7日以内に国会の召集に応じず、議長の招状にも応じない場合、懲罰委員会にかけることができるとされている。参院議長として、母のような優しさで見守るか、それとも懲罰委員会に付すのか。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年8月4日号

8132チバQ:2022/08/04(木) 09:37:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5dd1cb8c59cfcd6028bd85f9be5c4e8246fe4ef
「菅義偉前首相」が「岸田首相」からの協力打診に返答した“熱い”中身とは? 副総理格での入閣情報は本当か?
8/4(木) 6:00配信
失意の退陣から1年
菅氏が首相になるまでベールに包まれてきた菅夫人はバツイチ

 安倍晋三元首相の非業の死を受け、菅義偉前首相に注目が集まっている。9月上旬に予定される内閣改造で副総理格での入閣が取り沙汰され、実際報じられた。失意の退陣からおよそ1年、再び表舞台に立つことはあるのか。その情報の真贋についてレポートする。

 菅氏の入閣情報については、例えば以下のような報道があった。

《岸田文雄政権と距離を置いてきた自民党の菅義偉前首相が復権するか、党内で関心が高まっている。参院選後の連携もささやかれていた安倍晋三元首相が死去し、計画していた勉強会の開催が見通せない一方、9月上旬に予定される内閣改造・党役員人事で菅氏の要職起用が取り沙汰されている》(7月24日、北海道新聞)

《自民党の安倍晋三元首相の死去を受け、菅義偉前首相の動向に注目が集まっている。先の参院選で菅氏は自民系候補らの応援演説で人気を集めたほか、岸田文雄首相が安倍氏死去直後の7月11日、「与党・自民は覚悟を新たに一致結束する」と述べたこともあり、9月上旬に予定されている内閣改造・党役員人事で挙党体制の象徴として、副総理への起用が取り沙汰されているためだ》(7月27日、産経新聞)

決められない岸田首相へのイラ立ち
「菅前首相は去年9月の退陣以降、二階派、森山派と同様に非主流派に甘んじてきました。ただ、新型コロナの抑え込みなど、在任時には評価されにくかった政策への注力ぶりが退陣後に見直されるようになったこともあり、徐々に影響力を取り戻しつつあったのも事実です」

 と、政治部記者。

「岸田首相は、安倍・菅の両氏という前任者による強引な政権運営が世論の反発を招いた部分が少なからずあったと分析し、”聞く力”を前面に打ち出して総裁選やその後の解散総選挙を勝ち抜きました。ただ、その後は検討するとは言うものの、何もコトを進めないし決められないという点から”遣唐使”ならぬ”検討史”といった不名誉なニックネームをつけられており、相対的に菅氏の決断力や行動力への期待が高まっていると言えるでしょう」(同)

 そういった状況の中で、安倍氏への銃撃事件が発生し、自公は参院選に勝利を収めた。

「岸田首相が参院選に勝利すれば、その後に大きな国政選挙がなく存分に自身の影響力を行使できることから”黄金の3年がやってくる”などと言われてきました。ただそれは、党内の様々なパワーバランスが取れたうえでの話であって、その前提が安倍氏の死去で怪しく、そして脆くなってしまったことは否定できません」(同)

安倍氏の不在がもたらす焦り
 政治部デスクにもう少し具体的に説明してもらうと、

「党内一の勢力を誇る安倍派において、ボスである安倍氏は派内の意見や主張をしっかりと束ねていました。それは安倍氏自身の求心力が十分に高かったせいでもありますが、一方で、有力な総理総裁候補を”四天王”などと持ち上げたりはするものの、ちゃんと後継者を育ててこなかったことにもつながっていくわけですが……」

 それはともかく、話を戻してもらうと、

「重しとなっていた安倍氏が不在となった安倍派はすでにまとまりを欠きつつあり、党内の権力構造が一変する可能性も秘めています。岸田首相にとって当選同期の安倍氏の死はショックだったでしょうが、悲しんでばかりもいられず、その死がもたらす不確定要素や波乱の要因は取り除いておきたいと考えるのは、政治家として当然のことでしょう」(同)

 その「不確定要素や波乱の要因」の1つが菅氏ら非主流派の動きに他ならない。

「実際すでに岸田首相は菅氏側にアプローチし、協力を仰いでいます。つまり菅氏に対して内閣改造での入閣の打診があったということですね」(同)

8133チバQ:2022/08/04(木) 09:38:03
菅氏が岸田首相に伝えた本音とは? 
「菅氏は即答を避けましたが、本音では“日本の課題は山積している。政治家は仕事をしてナンボだ。仕事に燃えている。とにかく仕事をめちゃめちゃしたい”ということで、その熱意を岸田首相側に伝えています。志半ばで首相の座を追われた悔しさや他の誰よりも仕事をしてきたという自負、そしてこれに安倍氏の死が重なって菅氏を駆り立てているという状況です」(同)

 これまで副総理というポジションは名誉職的に扱われることが多かったが、菅氏の意向を踏まえての入閣となるなら、その地位の色合いも変わることになるだろう。

「そうですね。しっかり仕事ができる場所なら入閣はあり得る。それを岸田首相が提供できるか否かだと思いますが、懸念材料はもちろんあります。2人の間に横たわる遺恨ですね。去年、菅氏は、“岸田氏だけは首相にしてはならない。あんな優柔不断な男をトップにすると将来に禍根を残す”などと言っていたことがあり、そのことは岸田首相の耳にも届いていました」(同)

 わずか1年前に首相として落第だと全否定された側が頭を下げて協力をお願いできるのか否か。いつものことではあるとはいえ、岸田首相は人間力を問われているのかもしれない。

デイリー新潮編集部

8134チバQ:2022/08/04(木) 14:53:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b0d926c786d58578954107dca6140dc7a56d298
安倍派が総会、塩谷会長代理が結束訴え「一致して安倍元総理の遺志を継ごう」最大派閥の存続強調
8/4(木) 14:40配信


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日刊スポーツ
自民党安倍派の会合で塩谷立会長代理は冒頭で派閥の一致結束を訴えた(撮影・大上悟)

 自民党の故安倍晋三元首相が会長を務めた安倍派(清和政策研究会)は3日、党本部で総会を開き、塩谷立会長代理(元総務会長)は「みんなで一致して安倍元総理の遺志を継ごう」と結束を訴えた。安倍派は安倍氏の後任ポストを空席としたまま、塩谷氏と下村博文前政調会長の2人が会長代理を務めている。

 塩谷氏は9月上旬に想定される内閣改造、党役員人事について「これから人事が8月の終わりぐらいになるだろうと思っている。今の清和研にとって、これが一番の課題だと思う。できるだけ、みなさんの期待に応える努力をしていきたい」とし、安倍氏不在の中で最大派閥(97人)を存続させていくことを強調した。

8135チバQ:2022/08/04(木) 19:15:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/807820209db877f94a49dbac3daa6c55ffedc7db
安倍派新体制、旧統一教会問題が冷や水 人事影響も
8/4(木) 17:54配信


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産経新聞
安倍派の臨時幹事会に臨む自民党の下村博文会長代理=7月19日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

自民党最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)が、領袖(りょうしゅう)の安倍晋三元首相の死去に続く新たな難題に直面している。幹部が派の結束維持に奔走する傍ら、所属議員による世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係が目立つと批判されているのだ。岸田文雄首相が行う秋の内閣改造・党役員人事にも影響しかねない。(沢田大典、竹之内秀介)

【表でみる】旧統一教会と関わりが明らかになった主な政治家

「皆さんが迷惑や嫌な思いをしているのであれば申し訳ない」

安倍派会長代理の下村博文前政調会長は4日、党本部での同派会合で、こう陳謝した。下村氏は文化庁が旧統一教会の名称変更を認めた平成27年に文部科学相を務めており、28年には教団に近い「世界日報」から6万円の献金を受け取った。野党は国会で献金との関係を追及する構えだ。

会合後、下村氏は記者団に、名称変更に関して「今となっては責任を感じる」と述べた。自身の関与については「政治的な圧力は全くなかった」と否定し、「今後は一切の関係を絶つ」と明言した。

派に所属する現職閣僚では、萩生田光一経済産業相が旧統一教会主催のイベントに出席してあいさつした。岸信夫防衛相は旧統一教会関係者を選挙の活動員として受け入れていた。末松信介文科相は、旧統一教会系の関係者から政治資金パーティー券計4万円分の購入を受けた。

第1次安倍政権で安倍氏の政務秘書官を務めた井上義行参院議員は、旧統一教会の「賛同会員」だと明らかにしている。

他派の閣僚経験者は、一連の問題について「魔女狩りのようになっているが、世論の批判が強いのも事実だ」と指摘。「旧統一教会と深い関係にある人物を要職に起用すれば、次の国会で徹底的に追及されて岸田内閣の支持率は下がる。どこまで関係を許容するのか、安倍派から誰を登用するのか、首相はよく考えるだろう」と語った。

安倍派会長代理の塩谷立(しおのや・りゅう)元文科相や下村氏ら、派の幹部は3〜5日にかけ、都内で議員を当選回数によってグループに分けて懇談し、結束して憲法改正や防衛力の強化、積極的な財政出動など、安倍氏が掲げた政策を進めていくことを確認した。

一方、複数の中堅議員からは「ポストを取ってきてほしい」との要望に加え、衆院選挙区「10増10減」に伴う新たな区割りに伴う選挙区調整で不利を被ることを不安視する声が上がった。人事と選挙は派の求心力に直結するだけに、塩谷氏らはかなえの軽重を問われそうだ。

8136チバQ:2022/08/04(木) 19:23:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/13b85842cf14b2294ac284da748d4d6af6870f33
茂木派54人に、岸田派は43人 自民各派、入会相次ぐ
8/4(木) 16:56配信


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時事通信
自民党茂木派の茂木敏充会長

 自民党各派閥の4日の定例会合で、先の参院選を受けた新人議員らの入会が相次いだ。

 茂木派は54人となり単独の第2派閥を維持。岸田派も1人増やし43人となった。所属の決まっていない新人も残っており、引き続き各派の水面下の勧誘は続きそうだ。

 茂木派には加藤明良(茨城選挙区)、臼井正一(千葉選挙区)、永井学(山梨選挙区)の3参院議員と旧石破派の山下貴司元法相(衆院岡山2区)の計4人が入会した。同派は参院選で引退・落選者が出るなど一時的に4人減ったが、以前の規模に戻した。

 岸田派でも4日の会合で山本啓介参院議員(長崎選挙区)の入会が認められた。他派を見ると、安倍派は97人で最大派閥を維持。麻生派51人、二階派43人、森山派7人となっている。

8137チバQ:2022/08/04(木) 19:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7ce8b66dc70207ed8bb3c3e049d72584fae3c34
茂木派に4人が入会 54人に
8/4(木) 19:15配信


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産経新聞
自由民主党本部=東京都千代田区永田町

自民党第2派閥の茂木派(平成研究会)は4日の会合で、山下貴司元法相(岡山2区)ら4人の入会を了承した。同派は尾辻秀久参院議長の就任や参院選に出馬しなかった二之湯智国家公安委員長らの引退などで4人が退会しており、所属議員は54人となった。

山下氏はかつて石破茂元幹事長が顧問を務める石破派(水月会)に所属していた。その他、参院議員の加藤明良氏(茨城選挙区)、臼井正一氏(千葉選挙区)、永井学氏(山梨選挙区)が入会した。

茂木氏は「フレッシュで、まさに即戦力の仲間だ。さらにグループとしての結束を固めていきたい」と述べた。

8138チバQ:2022/08/05(金) 18:03:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/537d3658343dd92a0750660e120f84907c4a722e
内閣改造と自民役員人事、10日にも着手 首相検討、求心力狙う
8/5(金) 17:44配信
 岸田文雄首相は10日にも、内閣改造と自民党役員人事に着手する検討に入った。複数の政府・与党関係者が明らかにした。自民党が大勝した参院選の結果を受け、体制を一新して求心力を高め、秋の臨時国会に臨みたい考えだ。【東久保逸夫】

8139チバQ:2022/08/06(土) 18:45:58
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_U3GJW5WU3NLQFCOVBKXKZP4ARY.html
首相、来週の内閣改造を表明 閣僚と旧統一教会との関係点検
2022/08/06 12:37産経新聞

岸田文雄首相(自民党総裁)は6日、広島市内のホテルで記者会見し、内閣改造・党役員人事について、「与党とも相談し、来週にも行いたい」と明言した。また、改造で入閣する閣僚や現閣僚らは世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係の有無を点検させる考えを示した。首相は8日に党臨時役員会を開いて役員人事の一任を取り付け、10日に人事を行う方向だ。

首相は、新型コロナウイルスの感染拡大や物価高への対応、緊迫化する台湾情勢などを挙げ、「8月末には(来年度予算の各省庁の)概算要求が行われ、経済対策についても議論しなくてはいけない。新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と述べた。

旧統一教会をめぐっては、閣僚や党所属議員との関係が問題になっている。首相は「国民から信頼される行政を行っていく観点から、私の内閣では新たに指名する閣僚だけではなく、現閣僚も含め、関係を点検してもらい、結果を明らかにしてもらう。その上で適正な形に見直すことを指示したい」と説明した。「私個人は当該団体とは関係はない」とも語った。

8140チバQ:2022/08/06(土) 18:46:52
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-859905.html
下村博文氏「安倍派後継争い」完全脱落 旧統一教会問題で求心力失い、大ボス森喜朗氏も激怒!
2022/08/06 09:26日刊ゲンダイDIGITAL

下村博文氏「安倍派後継争い」完全脱落 旧統一教会問題で求心力失い、大ボス森喜朗氏も激怒!

旧統一教会名称変更に「責任を感じる」と一変、謝罪すべきは派閥でなく国民へ(下村博文元文科相)/(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

 自民党と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との“癒着”に国民の厳しい視線が向けられている。特にズブズブとされる安倍派(清和政策研究会)は大揺れだ。

 中でも、現在の団体名への名称変更が文化庁から認められた時に文科相だった下村博文前政調会長は疑惑の渦中にある。メディアから説明を求められて「まったく関わっていない」と強調。「文化庁に聞いてほしい」と丸投げしたことで、ますます批判の火に油を注いでしまった。

 さすがにマズいと思ったのか、4日の派閥会合後に報道陣のぶら下がり取材に応じた下村氏は、「今となっては責任を感じる」と言い出した。派閥会合でも、名称変更の経緯が話題になったという。下村氏は「今回の問題で清和研の皆さんが迷惑や嫌な思いをされているのであれば申し訳ない」とも話していて、安倍派のイメージを悪くした“戦犯”の自覚はあるようだが、まず謝罪すべき相手は派閥の仲間ではなく国民だろう。

 もともと派内でも「人望がない」(中堅議員)と言われてきた下村氏は、会長代理として安倍派をまとめる立場。3日から4日まで派閥の若手・中堅と当選回数ごとにグループ懇談し、人事の希望などを聞いていたが、旧統一教会の問題が追い打ちとなり一気に求心力を失いつつある。

大ボスの森元首相も強烈ダメ出し
 発売中の「正論」9月号で、派閥OBの森喜朗元首相は安倍派の後継問題について、こう言及している。

<みんなの一致していることは下村博文だけは排除しようということ>
<彼はまだ自分が安倍さんの後継者のつもりで、安倍家に入って葬式を仕切っていたみたいで皆、困り抜いていた>
<安倍さんは優しいからつきあっていたけど、やっと下村はいかがなものかということがわかってきた。私は具体的にいろいろと知っているけど、ここは武士の情けで明かしません>

 安倍元首相を失った今、党内最大派閥を実質的に仕切るのは大ボスの森氏で、その意向は無視できない。下村氏は後継争いから早々に脱落ということだ。

 森氏は3日も、青木幹雄元参院議員会長とともに都内のホテルで岸田首相と会食。遠藤利明選対委員長と小渕優子組織運動本部長も同席した。9月の内閣改造・党役員人事について話し合ったとみられる。

「岸田総理が統一教会と関係が深い人を要職に起用すれば、秋の臨時国会で野党から厳しく追及され、内閣支持率にも影響が出る。安倍派からの入閣は、統一教会と縁の薄い人を厳選する必要がある」(自民党関係者)

 やはり安倍派は“下村排除”で一致するしかないのか。

8141チバQ:2022/08/06(土) 18:55:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/1379c2db608b9e3b6593eb86638b34cb041a760a
高まる批判、かわす狙い 旧統一教会、国葬が影響 岸田首相
8/6(土) 7:06配信


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時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=5日午前、首相官邸

 岸田文雄首相が内閣改造・自民党役員人事を大幅に前倒しするのは、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題や安倍晋三元首相の国葬決定で高まった政権への批判をかわし、局面を打開する狙いがある。

【図解】内閣支持率の推移

 ただ、与党内では、旧統一教会との関係をめぐり、新たな問題発覚を懸念する声も出ている。

 「盆前に人事を断行して、旧統一教会と事実上の『決別宣言』をするんだろう」。政府関係者は5日、こう指摘した。

 自民党は先の参院選で改選過半数を獲得して勝利したものの、一部報道機関の直近の世論調査では内閣支持率が10ポイント以上下落。国葬についても反対が賛成を上回る調査結果が相次ぐ。感染確認が各地で過去最高を更新している新型コロナウイルス「第7波」の影響を指摘する向きもある。

 5日には、2015年の旧統一協会の名称変更をめぐり、前川喜平元文部科学事務次官が「文科相だった下村博文氏(自民党安倍派)の意思が働いたのは100%間違いない」と証言。山口壮環境相と小林鷹之経済安全保障担当相が同教会の関連イベントに祝電を送っていたことも新たに判明した。

 参院選を機に政界引退し、現在は「民間人」となった二之湯智国家公安委員長も同教会の関連団体のイベントで実行委員長を務めていた。二之湯氏は警察行政のトップ。「警備態勢に問題があった」(首相)安倍氏の銃撃死で、警察関係者は責任を取っておらず、改造でけじめを付ける意味合いもあるとみられる。

 麻生派の閣僚経験者は「旧統一教会と国葬で、雑音が大きくならないうちにという判断だろう。だらだら引き延ばすのは良くない」と強調した。

 一方、二階派の閣僚経験者は「盆明けの閉会中審査を控え、当事者の閣僚を除外しないといけない」としつつ、「身体検査は十分なのか。結果を見ないと吉か凶か分からない」と漏らした。公明党関係者は「全く聞いていない。首相の意図が分からない」と述べた。

8142チバQ:2022/08/06(土) 18:55:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c3327388ce085c040dce34e8996a38849315413
旧統一教会との関わりに自民苦慮…寄付・関与、安倍派に集中
8/5(金) 7:47配信

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読売新聞オンライン
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立・会長代理(奥中央)(4日午後、自民党本部で)

 自民党が、所属議員と「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりに頭を痛めている。安倍晋三・元首相が銃撃されて死亡した事件を機に議員と同連合の関係が次々に判明しており、世論の批判が高まれば政府・自民への打撃になりかねないためだ。

【表】旧統一教会との関わりが新たに判明した議員

 「今後は関係団体を含め、一切の関係は絶つことを明言したい」

 下村博文・元文部科学相は4日、自民党本部での安倍派の総会後、記者団にこう強調した。下村氏は2016年に自身が代表を務める政党支部が、同連合の関連団体から6万円の寄付を受けていた。

 同連合は15年、旧統一教会からの名称変更を文化庁に認証されたが、野党などから「名称変更で霊感商法などの実態が見えにくくなった」との指摘が出ている。12〜15年に文科相を務めた下村氏は「大臣の立場で政治的な指示はしていない」と認証への関与を否定しつつ、「今となったら責任は感じる」とも語った。下村氏は総会で、名称変更の経緯を詳しく説明した。

 ほかにも岸防衛相や萩生田経済産業相など、同連合との関係が明らかになった議員は、安倍派に集中している。同派の塩谷立会長代理は総会後、首相官邸で岸田首相と会い、関係性の説明について「個々の議員の対応に任せている」と報告した。

 議員と同連合や関連団体との関わりは、選挙での支援や寄付の受領など様々だ。党関係者は「旧統一教会が1968年に反共を掲げて設立した『国際勝共連合』を岸信介・元首相や福田赳夫・元首相が支援した。両氏の流れをくむ安倍派に多いのは、自然の流れだ」と話す。

 茂木幹事長は再三、世界平和統一家庭連合との組織的関係を否定し、2日の記者会見では「個々人の活動については、それぞれの議員が適切に説明していくべきだ」と述べた。ただ、党内では「このままでは批判が強まり、支持率にも影響する」として、党による調査を行うべきだとの声も出ている。

 9月上旬が見込まれる内閣改造・党役員人事にも波及しかねない情勢だ。党内には同連合との関わりが判明した議員の登用に否定的な意見があり、安倍派の処遇への影響は必至だとの見方もある。

8143チバQ:2022/08/07(日) 06:42:14
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_OJYINOENJ5KO7BQN7SIDPWOJAI.html
<独自>内閣「大幅」改造へ 閣僚の半数以上交代 萩生田氏は留任か要職起用
2022/08/07 05:00産経新聞

岸田文雄首相(自民党総裁)は6日、10日に予定する内閣改造・党役員人事について、閣僚の半数以上を交代させる大幅改造を行う方向で調整に入った。岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長らを交代させる一方、萩生田光一経済産業相は留任もしくは要職で起用する。鈴木俊一財務相の留任も有力視されている。政府・与党関係者が明らかにした。

首相は6日、広島市で行った記者会見で、内閣改造について、「与党とも相談し、来週にも行いたい」と表明した。新型コロナウイルスや物価高への対応、ウクライナ・台湾情勢、防衛力の抜本的強化などの政策課題を列挙したうえで、「新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と述べた。

また、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と閣僚や党所属議員との関係が問題になっていることを踏まえ、「私の内閣では新たに指名する閣僚だけではなく、現閣僚も含め、関係を点検してもらい、結果を明らかにしてもらう。その上で適正な形に見直すことを指示したい」と明言した。「私個人は当該団体と関係はない」とも語った。

昨年の就任直後の組閣や党役員人事では党内の各派閥への配慮が目立った。ただ、7月の参院選の勝利を受け、大幅改造で「岸田カラー」を打ち出し、内外の諸課題に取り組む考えとみられる。

今回の人事では、健康面などを考慮し、岸氏を交代させる方向だ。7月の参院選に立候補せず、参院議員の任期満了後も民間人閣僚として続投させている二之湯氏と金子原二郎農林水産相も交代させる。一方、麻生太郎党副総裁と茂木敏充党幹事長、松野博一官房長官、林芳正外相は残留させて骨格を維持する方針だ。政権の安定を図る狙いがある。

首相は6日夜、公邸で麻生氏と会談した。人事や今後の政権運営をめぐって協議したとみられる。

8144チバQ:2022/08/07(日) 07:06:45

3295 :チバQ :2022/08/07(日) 06:46:46
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20220806192000.html
内閣改造・自民党役員人事で飛び交う観測 岸田首相、「菅氏重用」で無敵に
2022/08/06 19:20神奈川新聞

内閣改造・自民党役員人事で飛び交う観測 岸田首相、「菅氏重用」で無敵に

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 岸田文雄首相は6日、地元広島での記者会見で、内閣改造と自民党役員人事について「来週にも行いたい」と明言した。注目されるのは対峙(たいじ)関係にあった菅義偉前首相(衆院2区)の処遇。この機に閣内や党の要職に取り込めれば「岸田総理にとって向かうところ敵なし」(官邸関係者)の政権構図となるからだ。副総理や幹事長など重要役職への起用観測が週末の永田町で飛び交っている。 

 岸田首相が人事を急ぐのは、新型コロナウイルス感染症の流行「第7波」への対策や旧統一教会を巡る疑惑解明、国葬に対する国民への説明という“逆風3点セット”で後手に回り、内閣支持率が急落しつつあることが背景だ。

 安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件で、警備責任を負う二之湯智国家公安委員長が参院議員任期切れとなりながら「民間閣僚」として続投しており、国葬準備を担っていることに対して「不正常」(首相経験者)との不満が高まっていることにも配慮せざるを得ない。

 加えて岸田首相には「主を失った自民の最大派閥・安倍派がまとまらないうちに人事を断行してしまいたいとの思惑がある」(自民の閣僚経験者)とされる。実際、安倍派は新しい会長を決めきれず、少なくとも国葬までは集団指導体制を取る見通しで「安倍氏は菅氏とのタッグをにおわせ、外交・安全保障などで岸田総理を揺さぶってきた。安倍氏亡き後に総理が怖いと思うのは菅氏だけ」と自民の閣僚経験者は話す。菅氏が入閣となり、党の執行部入りすれば挙党態勢が整うとされるゆえんだ。

8145チバQ:2022/08/07(日) 07:14:34
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220806X752.html
自民、「保守漂流」の危機=衆目一致の後継者なく―安倍氏死去、8日1カ月
2022/08/06 15:28時事通信

 自民党の安倍晋三元首相が銃撃され死亡してから8日で1カ月を迎える。保守系議員らは会合を相次ぎ開催し、安倍氏の遺志を継ぐことを確認した。ただ、リーダーを失った衝撃は大きく、「漂流する保守」(閣僚経験者)への危機感も募る。背景には衆目の一致する後継者がいないことがある。

 安倍氏が顧問を務めた「保守団結の会」が3日開いた会合では、安倍氏の遺影が飾られた。代表世話人の高鳥修一衆院議員は「まさに痛恨の極みであり、心に大きな穴があいた。深い深い悲しみの中にいる」と心情を吐露。4日には安倍氏が特別会員だった「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」も会合を開き、代表の青山繁晴参院議員らが黙とうをささげた。

 安倍氏は稲田朋美元防衛相が会長の「伝統と創造の会」顧問を務めた。超党派の「日本会議国会議員懇談会」にも特別顧問として深く関与するなど、保守派全体の象徴として強い影響力があった。

 それだけに保守派からは「安倍氏に代わるリーダーはいない。余人をもって代え難い」(中堅)と急逝を惜しむ声が絶えない。党内保守派の代表格で同懇談会会長を務める古屋圭司元国家公安委員長は「野心はない」とされる。安倍氏の支援で昨年の総裁選に出馬した高市早苗政調会長は、安倍氏亡き後の展望が見えない状況だ。

 生前の安倍氏は周囲に「保守はなかなか団結しない」と漏らしていた。同氏を中心にまとまっていた保守派が「いくつかのグループに分裂してしまう」(党関係者)懸念が現実となる恐れもある。

 安倍政権時に「岩盤」と呼ばれた保守層の離反を指摘する声も出ている。岸田文雄首相が安倍氏の「国葬」決定に踏み切ったのは保守層や保守系をつなぎ留めるのが狙いとの見方もある。ただ、党内リベラル勢力の系譜に位置付けられる「宏池会」(岸田派)を率いるだけに限界もありそうだ。

 こうした中、安倍氏が会長を務めた「創生日本」を、安倍氏の「四十九日」に当たる25日以降に再始動させる計画が進む。保守系糾合が狙いだ。ベテランは「第2次安倍政権をつくった原動力だ。大きな遺産だからしっかり稼働させたい」と意欲を見せるが、安倍氏死去後もその「威光」に頼らざるを得ないのが保守派の実情でもある。

8146チバQ:2022/08/07(日) 07:19:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080600404&amp;g=pol&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=link_back_auto
岸田首相「新体制早く」 岸氏交代検討、岡田氏入閣有力―旧統一教会との関係点検・内閣改造
2022年08月06日20時45分


 岸田文雄首相は6日、広島市で記者会見し、内閣改造について「来週にも行いたい。新しい体制を早くスタートさせたい」と表明した。首相は公明党に10日実施を伝達。自民党役員人事も同日に行う方針だ。改造では、岸信夫防衛相の交代を検討。同党の岡田直樹参院国対委員長の初入閣が有力となっている。
 首相は6日夜、首相公邸で自民党の麻生太郎副総裁と1時間余り会談。人事について意見交換したもようだ。
 首相は会見で、新型コロナウイルスや物価高、ウクライナ・台湾情勢、安倍晋三元首相の国葬などへの対応を列挙した上で、「こうしたさまざまな課題を考えると、とにかく新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と述べた。
 閣僚を含む自民党議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が相次いで発覚していることに関しては「私個人は当該団体と関係はない」と明言。その上で「新たに指名する閣僚だけでなく、現閣僚、副大臣を含め関係を点検してもらい、結果を明らかにした上で適正に見直すことを指示したい」と語った。
 内閣・党人事では、政権安定へ「非主流派」の菅義偉前首相を副総理に起用する案も浮上しているが、菅氏自身は慎重とされる。コロナ対応に当たる後藤茂之厚生労働相と山際大志郎経済再生担当相の処遇も焦点だ。

8147チバQ:2022/08/08(月) 09:20:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c8ed9e0acde78f937be8a0a5a2534225e8c4160
アッキー「不出馬」で安倍派分裂がささやかれる後継争い 岸田首相は内閣改造で主導権握れるか〈dot.〉
8/8(月) 7:00配信
 安倍晋三元首相が7月8日に奈良市で銃撃され死亡してから1カ月が経つ。政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と明るみに出ており、派閥の後継問題にも影を落としそうだ。8月1日には安倍元首相の妻、昭恵さんが地元の山口県に行き、関係者へのあいさつにまわった。衆院補欠選挙も控えており、発言に注目が集まった。

「山口県で10月に安倍元首相の県民葬を検討しており、その話し合いもあって昭恵さんは地元を訪問されました。『まだ信じられなくて』と話されていましたが、気丈にあいさつし、お礼をされていました」

 自民党の山口県議がそう打ち明けた。気になるのは、安倍元首相の後の議席を争う衆院山口4区の補欠選挙だが。

「安倍元首相の支援者、ファンとしては昭恵さんに、補選に出てほしいと期待していましたが、そんな話は一切ありませんでした。県議たちには『昭恵さんが出馬することはない』という情報だけは伝えられています」(前述の山口県議)

 昭恵さんは、7月21日に自民党安倍派(清和政策研究会)の会合に出席した際にも「不出馬宣言」をしており、安倍派のある衆院議員は、

「昭恵さんが出馬しないことが確定的となり、安倍派は風雲急を告げていますよね」

 と話した。


 そこを、容赦なくリポートしたのが、安倍元首相、麻生太郎党副総裁とあわせて「3A」と呼ばれた、甘利明前幹事長だ。

 自身のホームページにある7月20日の「国会リポート」で、安倍派についてこう記した。

「最大派閥の安倍派は『当面』というより『当分』集団指導制をとらざるを得ません。塩谷(立)、下村(博文)両会長代行に加え、西村(康稔)事務総長と世耕(弘成)参議院幹事長、閣内には要の官房長官たる松野(博一)さんと萩生田(光一)経産大臣が主要メンバーと言われますが、誰一人現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もなく、今後どう『化けて行く』のかが注視されます」

 名指しで、「仕切る力もカリスマ性もない」とはっきり断じたのだ。

 たしかに、これまで首相経験者の森喜朗、小泉純一郎、福田康夫の各氏が自民党をリードし、最大派閥へとのし上がった安倍派だが、安倍元首相の「次の総理」として誰の名前もあがってこなかったのは事実だ。結局、「安倍派」という名称も変えない方針になった。

 甘利氏が指摘した通り、誰も派閥を率いるだけのカリスマ性がないことを証明してしまったのだ。

 甘利氏の「国会リポート」が表に出たタイミングで、安倍派は派閥の会合を開いていた。

「甘利氏の件はすぐ、派閥の会合でも取り上げられた。ベテラン議員の中には『とんでもない』『上から目線で何を書いているんだ』と声を荒らげる人もいた。しかし、安倍派の当選4回以下はみんな、安倍元首相のパワーとカリスマ性、安倍一強の中で選挙に勝ってきた。若い議員ほど甘利氏のリポートにうなずいていた」

 安倍派の衆院議員はそう話し、見通しを語った。

8148チバQ:2022/08/08(月) 09:20:36
「安倍元首相の存在があまりに大きすぎて、『跡取り』になれそうな人はいない。それに、安倍元首相が3度目の登板をしそうな、積極的な動きをしているところもあったから、誰もナンバー2になれなかった。昨年10月の総裁選で、派閥外の高市早苗政調会長を推したのは、そういう面もあった。昭恵さんが出馬されないとなれば、有力者が、我も我も、とでしゃばって派閥はまとまらず、分裂していくんじゃないかと危惧する声も出ている」

 そして、この議員があげたもう一つの懸案材料は、旧統一教会だ。

 下村氏や清和研の前会長の細田博之衆院議長ら安倍元首相に近い議員が、旧統一教会と深い関係にあったことが指摘されており、安倍元首相の元秘書官だった井上義行参院議員は、7月の参院選で旧統一教会側からの組織的な応援があったことを認めている。

「安倍派のトップに立とうとする人は、旧統一教会の支援を受けていない、関係がない、というのが一番大事ではないか。トップが何らかの関係があれば、派閥全体がそう見られてしまう。これ以上、安倍派と旧統一教会で騒がれると次の選挙が危なくなる」

 と安倍派の議員がそう危惧する。選挙が絡んでくるとなれば、岸田文雄首相も他派閥のこととはいえ、無関心を決め込むことはできない。岸田首相は先手を打つように8月10日にも、党人事と内閣改造を行う見込みであることがわかった。

 自民党で政務調査会の調査役を長く務めた政治評論家の田村重信さんは、

「安倍元首相は首相退任後もあまりに元気で、安倍派の有力者も遠慮していたので、次の総理総裁候補がなかなか決まらなかった。それが急に安倍元首相がこの世を去ってしまい、右往左往ということでしょう。岸田首相も、これまで安倍元首相にさえ話がつけば、安倍派は抑え込めたが、今後はそうもいかない。そこに、旧統一教会の問題も出ている」

 と分析し、さらにこう指摘した。

「岸田首相も安倍元首相の国葬を決断したが、非常に難しい党内運営を迫られる。安倍派は、集団指導体制のような形になるが、ある意味、無責任体制。派閥内の有力者が旧統一教会と関係があるとしてはじかれるようだと、派閥を割って出る可能性は十分ある。岸田首相は党人事と内閣改造でどう安倍派を処遇するのか注目だ」

(AERAdot.編集部・今西憲之)

8149チバQ:2022/08/08(月) 09:21:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/e89029f420f726dca04cfc0935440585e2a9eb67
自民四役、茂木氏以外交代で調整 政調会長に安倍派起用案 麻生・松野氏続投へ・岸田首相
8/7(日) 16:49配信
時事通信
岸田文雄首相

 岸田文雄首相(自民党総裁)は7日、10日に実施する内閣改造・党役員人事に向けた調整を進めた。

【図解】内閣支持率の推移

 党四役では茂木敏充幹事長を留任させる方針を固める一方、総務会長、政調会長、選対委員長の3ポストの交代を検討。政調会長については、最大派閥・安倍派の閣僚経験者を起用する案が浮上した。

 麻生太郎副総裁と松野博一官房長官(安倍派)の続投も固まった。林芳正外相(岸田派)も留任の方向だ。公明党内には斉藤鉄夫国土交通相の続投を主張する声が多い。

 首相は7日、茂木氏や安倍派の萩生田光一経済産業相と首相公邸で会談し、人事構想をめぐり協議した。

 現在の政調会長は、故安倍晋三元首相に近いものの派閥に属していない高市早苗氏。安倍派の有力議員と入れ替えることで、茂木、麻生両派と合わせた第1〜3派閥が党運営の中枢を担うことを明確にし、政権を安定させる狙いだ。

8150チバQ:2022/08/08(月) 16:54:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a7ba7d6b8e5c877331ac48ceeb57dfd7da5f2d2
こちらサンスポ社会班 主なき安倍派…激化する後継争い 有馬晴海氏が予想、実績や実務能力で萩生田氏と西村氏、両氏を追う松野氏
8/8(月) 10:00配信



安倍晋三元首相が銃撃され死亡した衝撃の事件から8日で1カ月。安倍氏が率いた自民党安倍派は、集団指導体制で当面をしのぐ形だ。現時点で明確な後継者が見当たらず、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と関わりがあった議員が多いことも党内での影響力低下につながる可能性がある。政治評論家の有馬晴海氏は、有力後継者2氏による主導権争いの激化を予想。〝ダークホース〟の存在も挙げた。

現時点で97人と党内で圧倒的な勢力を誇る安倍派。しかし首相として長年君臨したカリスマ的領袖の安倍氏が突然、いなくなってしまった。当面は集団指導体制というが、果たして誰が後継者となるのか-。

「派閥で集団指導体制が続くはずがない。ただ、現状は皆〝決め手を欠く〟のも事実だ」。有馬氏はこう言い切る。

〝集団〟を構成するのは会長代理を務める塩谷立氏(72)と下村博文氏(68)、事務総長の西村康稔氏(59)、参院会長の世耕弘成氏(59)の派閥幹部に加え、閣僚・党幹部に起用されている松野博一官房長官(59)、萩生田光一経産相(58)、高木毅国対委員長(66)の7人が中心。派の窓口は当面、塩谷氏が担う。

安倍氏はかつて、下村・西村・松野・萩生田の4氏を「四天王」として挙げていた。後継者の有力候補とみなしていたとされるが、有馬氏は「ほとんどが安倍さんに引き立ててもらおうとしていて、独り立ちする前にボスがいなくなってしまった」と喝破する。

中でも後継のライバルは実績や実務能力、安倍氏との緊密な関係性などから西村氏か萩生田氏との見方が政界で根強い。派内の面倒見の良さなどを考慮すると「萩生田氏がやや有利」と有馬氏はみる。9月27日の安倍氏の国葬後に派閥運営の在り方を再協議する予定だが、両者の主導権争いに発展すれば「どちらかが派を出て分裂する事態もあり得る」と指摘した。

旧統一教会問題も主導権争いに微妙な影を落とす。特に萩生田氏は教団関連イベントであいさつしたことを認めている。岸田首相が10日に内閣改造に踏み切るのは、支持率が急落した中で政権の〝旧統一教会色〟を薄める狙いがある。内閣改造で萩生田氏の処遇はポイントの1つで、岸田首相は7日、萩生田氏と直接会談。党要職か留任で処遇する見通しとなった。

同教団問題で有力後継候補が思い切った行動を取りづらい中、「少しずつ力をつけるかも」(有馬氏)というのが松野氏だ。岸田首相と関係が近く、早々と官房長官留任の方向も内定。後継者としての意欲は2氏に比べると薄いとされるが、岸田政権が長期化すれば首相と派閥との〝連絡役〟として存在感を増していく可能性がありそうだ。

★〝プリンス〟福田氏は「もう少し先」

下村氏には旧統一教会問題が〝直撃〟した。2015年に教団が名称を変更した際の文科相で、批判の矢面に立たされつつある。安倍氏と同学年で公私ともに近く、本人も後継に意欲的とされるが「派の先頭に立つのは厳しくなった」(有馬氏)とみる。

集団指導体制の7人以外に福田達夫総務会長(55)の存在も。祖父(赳夫氏)と父(康夫氏)がともに首相を務め、〝プリンス〟として期待は大きい。ただ当選4回とまだキャリアが浅く、同教団問題について「何が問題か分からない」と発言して物議を醸した。有馬氏は「将来は有望だが、もう少し先の話」とした。

8151チバQ:2022/08/08(月) 16:55:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1b25f338c1133014b5b92f695635298083fece3
内閣改造、萩生田氏要職起用へ 公明・山口代表「強く希望した」
8/8(月) 11:41配信



 岸田文雄首相(自民党総裁)は8日午前、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し、10日に予定する内閣改造について協議した。首相はその後、自民党二階派の武田良太前総務相と会談し、改造・党役員人事に関する同派の要望を聴取。8日午後の党臨時役員会や総務会で人事の一任を取り付ける方針だ。自民党安倍派に所属する萩生田光一経済産業相については留任を含め、党政調会長など引き続き政権要職で起用する方針を固めた。

 山口氏は首相との会談後、記者団に「我々の希望を受け止めて任命いただきたいと強く希望した」と述べた。

 首相は7日には、萩生田氏、自民党の茂木敏充幹事長と首相公邸で相次ぎ会談し調整を本格化させた。安倍派は同日、塩谷立会長代理ら幹部が東京都内で、人事に向けた対応を協議した。党内最大派閥の同派は、改造後も現在の閣僚ポスト数「4」以上の処遇を求めている。【源馬のぞみ】

https://news.yahoo.co.jp/articles/a97f6cecf53c5398b26b5b64b221c9df3c3f648a
内閣改造に萩生田経産相「僭越ながら、継続が望ましい」「代わったら俺は骨格じゃなかったのか」
8/8(月) 11:55配信
10日に予定する内閣改造・党役員人事について、萩生田光一経済産業相は8日の閣議後記者会見で、エネルギー問題や福島の復興問題など山積する課題に触れ「継続してやっていくことが望ましいのではないかと僭越(せんえつ)ながら思っている」と述べた。ただ、「最後は総理の判断に委ねたい」とした。



7日には岸田文雄首相(自民党総裁)と面会。この時に政策課題に加えて人事についても意見交換を行ったという。

萩生田氏は7月から脱炭素化を進める「GX(グリーントランスフォーメーション)実行推進担当相」を兼務。さらに電力需給の逼迫(ひっぱく)や、極東サハリンの石油・天然ガス開発事業「サハリン1、2」への対応など、混迷するエネルギー問題にも先頭に立って対応に当たってきた。同月行われた外務・経済担当閣僚による「日米経済政策協議委員会」(経済版2プラス2)でも「大きな成果を示すことができた」と実績を強調した。

その上で、東京電力が来春開始を目指す福島第1原発の処理水海洋放出など、今後も重要案件が控えているとして、「私がやりたいということでなく、こんな大変なことを人が代わって大丈夫なのかという思いがある」と述べた。

さらに一部報道で、政権の骨格は維持するとの政府方針がでていることから「(代わったら)俺は骨格じゃなかったのか、という思いもある」とも語った。

8152チバQ:2022/08/08(月) 17:08:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d080c371011d5f19327bd6bf42afaf8087213b94
政調会長に安倍派起用案 自民四役、幹事長除き交代検討 岸田首相、午後に一任取り付け・内閣改造
8/8(月) 10:46配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=8日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)は8日午前、内閣改造・党役員人事を10日に控え、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談するなど調整を続行した。

【写真】首相官邸に入る公明党の山口那津男代表

 茂木敏充幹事長を除く自民党四役の交代を検討。無派閥の高市早苗政調会長の後任には、最大派閥・安倍派の閣僚経験者を起用する案が浮上した。

 山口代表は会談後、記者団に「閣僚、副大臣、政務官について要望を伝えた。われわれの希望を受け止め、任命いただきたい」と語った。首相は「要望は承った」と応じたという。首相は自民党の関口昌一参院議員会長らにも会った。

 首相は8日午後、臨時の党役員会を開き、人事の一任を取り付ける。故安倍晋三元首相の「国葬」開催や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係で政権批判も強まる中、人事刷新で立て直しを図りたい考えだ。

 安定した政権運営に向け、首相は骨格を維持する方針。党役員では茂木幹事長と麻生太郎副総裁、閣僚では松野博一官房長官の留任が固まった。林芳正外相、鈴木俊一財務相も続投の方向。安倍派の萩生田光一経済産業相は留任を含め要職で起用する考えだ。

8153チバQ:2022/08/08(月) 17:16:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/498ce5122a79d051beca806e84bd32df8b5d6bbd
安倍氏死去でどうなる 保守の「岩盤支持層」
8/8(月) 10:30配信
 先の参院選で勝利した岸田文雄首相は今後衆院解散をしない限り全国規模の国政選挙がない「黄金の3年」と言われる期間に入る。

 長期安定政権を目指す首相だが、物価高やコロナ禍、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関わりなど課題は多い。銃撃事件で死去した安倍晋三元首相の政権を支えた「岩盤支持層」を継承し、つなぎ留められるか。

 安倍政権は、通算在任日数でも連続在任日数でも、ともに憲政史上最長を記録した。支えたのは保守層の中でも、何があっても安倍氏を支持する「岩盤」と言われる支持層だ。

 毎日新聞が第2次安倍政権が発足した2012年12月から退陣までの20年9月に実施した計83回の全国世論調査では、内閣支持率の平均は50%、不支持率は36%(いずれも小数点以下切り捨て)だった。

 不支持率が支持率を逆転したのは計25回。このうち学校法人「森友学園」問題で財務省の文書改ざんが発覚した18年3月から同年10月までは、7回連続で不支持が支持を上回った。

 ◇支持率が30%をなかなか割らない

 ただ、支持率が政権運営の危険水域と言われる30%を下回り、20%台になったのは2回しかない。1度目は森友問題と共に加計学園問題を野党から追及される中で「共謀罪」創設を柱とする改正組織犯罪処罰法が成立した後の17年7月の26%。そして2度目は閣議決定で定年延長された東京高検の検事長が賭けマージャン問題で辞職した20年5月の27%だ。それでも20%台後半で踏みとどまった。

 不支持率が50%を超えるような状況でも支持率は30%以上ある(第2次政権末期の20年8月は支持率34%、不支持率59%)ことはたびたびあった。安倍政権には「何があっても支持する」岩盤支持層が30%あると言われるようになった。

 ◇「改憲」でつなぎ留められるか

 法政大大学院の白鳥浩教授(政治学)は、保守層のなかにある、安倍氏による憲法改正への期待が岩盤支持層を形成したと読む。

 「安倍氏は9条への自衛隊明記など、憲法改正に現実味があると思わせる発信を節目、節目で行った。期待値を保つことにたけていた」と指摘する。この状態を岸田首相が引き継げるかがポイントだと言う。

 しかし、岸田首相は先の参院選でも憲法改正を訴えたものの、安倍氏と同様の熱意を持っているとは見られていない。白鳥氏は「安倍氏だったからこそできたとも言える。ハト派色の強い首相に同じことができるかは分からない」とも語った。【政治プレミア編集部・木下訓明】

8154チバQ:2022/08/08(月) 17:17:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/69a05f8f1e792bc43eb4ceb2c95c72571df3c0f7
岸防衛相の交代は必至 8月の改造で閣外に出る可能性がウワサされる「意外な重要閣僚」の名前
8/8(月) 6:02配信


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デイリー新潮
引退議員2人に加えて
人心一新を図る岸田首相

 岸田文雄首相は8月10日、内閣改造と自民党役員人事を行う見込みだ。元々、人事については9月上旬が想定されていたが、それがおよそ1ヶ月早まった格好だ。かねてより岸信夫防衛相の去就が取り沙汰されてきたが、それ以外にも交代する可能性が高い重要閣僚がいるという。

【写真】今年2月に週刊新潮が撮影した、杖をついて歩く岸防衛相。現在は、これより“病状”は悪化している

「今回の参院選に出馬せず引退した二之湯智国家公安委員長と金子原二郎農水相の2人に加え、岸信夫防衛相の交代が取り沙汰されてきました。体調面で限界が来ているというのが主な理由です」

と、政治部デスク。

「岸氏は股関節に不具合を抱えているとされ、国会で専用の答弁席が設けられるという前代未聞の事態に発展しました。最初は杖に頼って歩いていたのですが、その杖が1本から2本になり、最近は車いすでの移動を余儀なくされています。そのシーンの撮影も、当初は自粛してほしいとの要望があったのですが、現在はうやむやになっています」(同)

 ある永田町関係者も、岸氏の病状についてこう明かす。

「明らかに病状が悪化しているように見受けられますね。表情にハリがなく、会見の場であっても呂律が回っていないシーンが散見され、声がかすれるようになっています」

岸防衛相の場合
 8月4日には中国が軍事演習で弾道ミサイル9発を発射し、このうちの5発が日本のEEZ(排他的経済水域)内に落下している。

「中国の弾道ミサイルがEEZ内に落下するのは過去に例がありません。そのことについて岸防衛相は、報道陣の前でメモを読み上げていましたが、覇気のなさが際立って、内容がなかなか入ってこなかったですね」(前出の政治部デスク)

 具体的な病状については、

「実際には脊髄に関する病気で、そう簡単に治癒しない類のものだと噂されています。歩行に障害が出ているというのは、神経絡みの疾患ではないかということでした。秋以降の政権の課題の1つが防衛力強化であり、防衛相はその要としてこれまで以上の激務が想定されます。ただ、現在の健康状況に鑑みて留任はおろか、次期衆院選への出馬も難しいのではないかとの指摘が根強くあります」(同)

 岸防衛相は先日の会見で旧統一教会との関係を認め、「(メンバーとの)付き合いもあり、選挙の際もお手伝いをいただいている」と説明していた。

「割とあっさりと認めなぁという風に受け取りました。祖父の岸信介元首相や実兄の安倍晋三元首相と旧統一教会との関係があれこれと報じられる中、なかなか否定しづらかったということに加え、会見の時点ですでに閣外に去る腹積もりができていたというのもあるのかもしれません」(同)

重要閣僚とは? 
 これで3人の交代が濃厚となったわけだが、さらに2人の名前が挙がっているという。

「1人は古川禎久法相です。法相は国家公安委員長などと同様、世の中で思われているほど重量級ではなく、永田町では軽量級の閣僚と捉えられています。ですから、古川法相のように経験を積む意味で初入閣組が起用されたり、引退が近いと見られる大臣未経験の議員が就任したりすることが割とあります。加えて、古川法相は先日、死刑確定囚に刑の執行を命じたこともあり、“ひと仕事を終えた”という見方もあります」(同)

 さらにもう1人とは? 

「鈴木俊一財務相ですね。前任の麻生太郎氏が率いる志公会に所属し、かつ麻生氏とは縁戚関係にあります(註:鈴木氏の姉が麻生氏の妻)。岸田首相が鈴木氏を財務相に指名した際、『なかなかうまい人事だ』という評価がありました。麻生氏が戦後最長となる9年弱にわたって務めた愛着のある財務相の後釜を、“ファミリー”同然の鈴木氏に任せた。そのため麻生氏の中での“岸田評”が好転し、麻生氏と岸田政権との距離がぐっと近づいたという見方があります。もちろん、麻生氏が岸田首相にそのような人事を要望したという指摘もありますが」(同)

 そんな鈴木財務相に何が起こっているのか?

8155チバQ:2022/08/08(月) 17:17:52
旧統一教会との関係で身体検査
「財務相が直接出席する必要のある会議やイベントなどが結構ある中で、鈴木氏はそれにあまり積極的ではなく、副大臣や政務官に振ったりすることがままあるようです。そういった面倒くさがる点が『やる気がない』『もう辞めたがっている』という風に見られ、交代説につながっている可能性もあります」(同)

 鈴木財務相は69歳。政界ではまだまだ働き盛りの年齢である。ひょっとしたら財務相以外のポストを望んでの行動なのだろうか。

 タイミング的にサプライズとならざるを得なかった今回の改造について、先のデスクに総括してもらうと、

「安倍元首相の銃撃事件以降、国葬のことで国論が二分されたことに加え、旧統一教会との関係が取り沙汰される閣僚も続出し、内閣支持率が大きく低下しました。国葬の判断をもはや覆すことはできないので、旧統一教会カラーをどれくらい薄められるかが政権の喫緊の課題になり、結果として人事のタイミングを早めたと見られます。反転攻勢を期すために、新しく大臣として登用する議員に旧統一教会とのつながりがあるか否かの身体検査を進めていたとの情報もあります」

閣外候補が続投にシフトの可能性も
 程度の差はあるにせよ、旧統一教会と何らかの関係があるとされる自民党の国会議員は多数いることが報じられている。

「その全部がNGとなると選択肢がかなり狭まってしまいますから、岸田首相としてはどこかで線引きをすることにならざるを得ない。単発の祝電くらいならOKだが、パーティーや勉強会などで長々とスピーチをしたことがある人たちは弾くかもしれません」(同)

 あたかも踏み絵のような状況が想定されるというわけだが、閣外に去ることが取り沙汰されていると今回名を挙げた閣僚についても、旧統一教会との関係がないならば、続投という判断が下される可能性があるだろう。

 新たに発足する第2次岸田改造内閣はこれまで以上に、クリーンなイメージを国民に訴えかけるものとなるだろう。閣僚の面々に対しては、旧統一教会絡みの報道が続くだろうが、そこで立ち往生するようだと、政権に暗雲が立ち込めることにつながりかねない。

デイリー新潮編集部

新潮社

8156チバQ:2022/08/08(月) 17:18:31
https://news.yahoo.co.jp/byline/tarobando/20220808-00309243
自民党派閥分裂史から推測する「安倍派の7人」跡目争い

坂東太郎十文字学園女子大学非常勤講師
8/8(月) 6:01
 「政界一寸先は闇」。川島正次郎元自民党副総裁のこの言葉は事あるごとに時の政局を言い表してきました。安倍晋三元首相の衝撃的な死去は「闇」そのものです。

 強烈なプレゼンスを発揮していた大物が突如欠けた。たいていの組織では喪失感でしばらく立ち直れないところ、そこは政界。哀悼は哀悼として既に壮絶な権力闘争が始まっています。何しろ政界は要人の消息が3日絶えたら重病説がまん延し、1週間に及んだら葬式が出るとまで例えられる界隈。なかでも安倍氏が領袖(親分・ボス)を務めていた党内最大の安倍派は跡目争いの暗闘が展開されているもよう。過去の似た事例から今後を展望してみます。

 以下の「派閥分裂」の過去事例のうち、かつて「5大派閥」と呼ばれた旧大平正芳派(現在の岸田文雄派、麻生太郎派、谷垣禎一グループ)を●、田中角栄派(同茂木敏充派)を■、福田赳夫派(同安倍派)を▲、中曽根康弘派(同森山裕派)を★として示します。残る三木武夫派は消滅しました。

派閥領袖の死去にともなう
 現在の安倍派に最も似通うパターンです(敬称略。発生順)。

1)1964年、領袖の大野伴睦死去。65年に船田中派と村上勇派に分裂。

2)65年、領袖の河野一郎死去。当時の佐藤首相を支持する森清らの方針に反発した中曽根★らが66年に中曽根派を結成して派を離脱する。

3)91年、領袖の▲安倍晋太郎死去。後継争いに勝った三塚博が派を継承し、敗れて追い出された形となった加藤六月が同年、グループを結成する。

4)95年、領袖の★渡辺美智雄死去。前領袖の中曽根を会長代行とする集団指導体制を取るも中曽根らベテラン(旧渡辺派)と後継を熱望した山崎拓ら中堅・若手が対立し、98年、後者が山崎派として分離する。

 なお山崎らの離脱後の旧渡辺派は98年に参議院議員の村上正邦を領袖とするも、あくまで暫定的であり、同年に三塚派から分離した亀井静香グループと合併して99年村上・亀井派を結成した(現在の二階俊博派の源流)。

領袖である元首相の威光に陰りが生じた
 生前の安倍元首相に「陰り」はなかったが、死去という不可逆な状況から、ある程度重なる部分も見られます。(同)

1)62年、岸信介元首相率いる岸派が解散して岸の威光で▲福田赳夫が後継となる。快く思わない岸派の面々が川島正次郎らの川島派として分離。

2)87年、首相退陣後も領袖であり続ける■田中角栄に反旗を翻して竹下登派が発足。総裁選に勝利する。田中派に残留した二階堂進らのグループと分裂。

3)92年、竹下元首相率いる■竹下派内で抗争勃発。小渕恵三が後継となる。納得がいかない羽田孜・小沢一郎派は93年に自民党を離党して新生党を結成。

4)98年、宮澤喜一元首相率いる●宮澤派の後継が加藤紘一と決まる。95年まで自民党総裁を務めていた元同派所属の河野洋平を慕う者が分離して99年、河野グループを結成(麻生派の源流)。

領袖の首相退陣にともなう
 安倍元首相は退陣後に派閥の領袖となっている点が下記の類型と異なるとはいえ「総理総裁派閥(だった)の跡目争い」という範囲において参考となりそうです。(同)

1)60年、岸首相退陣。後継を決める総裁選に同派の藤山愛一郎が出馬して敗北。同士らと藤山派を結成して岸派から分離。なお岸派の主流は62年に▲福田派が継承。

2)72年、佐藤栄作首相退陣。佐藤は兄の岸元首相の後を継いだ福田赳夫を後継と支持するも佐藤派内の多くを同派の■田中角栄が簒奪して「田中派」発足。佐藤の意を受けて福田支持に回った保利茂グループと分裂。

8157チバQ:2022/08/08(月) 17:18:56
その他のケース
・派閥領袖の行動への反発(同)

1)98年、領袖の▲三塚博の統制が効かなくなって森喜朗が跡目に浮上。異を唱えた亀井静香らのグループが離脱。派は森が継承。

2)2000年、領袖の●加藤紘一が当時の森政権へ野党が提出した不信任決議案に賛成しようとした(加藤の乱)。派内で同調しなかった者が分離して01年、堀内光雄らが堀内派を結成。

・総裁選でのしこり(同)

 2012年、自民党総裁を務めていた●谷垣禎一が再選を目指すも、派閥領袖の古賀誠が支持せず。不満を抱いた谷垣らが同年、谷垣グループとして分離。

重なる「安倍晋太郎死去」後の混乱
 「領袖死去」と「陰り」「首相退陣」の3つの類型の結果はさらに以下のように大別できます。

1)後継争いに敗れたり納得いかない勢力が分派する。

2)有力な後継候補が派を割って分離独立する。

 うち1)は福田赳夫派(同安倍派)▲に目立って多い。2)は中曽根派★における中曽根、山崎両氏と田中派■の角栄、竹下登両氏が典型で羽田・小沢派は1)2)の中間です。大平派●系統の堀内派も領袖の加藤氏を離れた多くが結集した点で2)に似るとはいえ「加藤の乱」という特殊要因が原因だから「今後の安倍派」の展望の参考になりそうもありません。

 福田赳夫派(同安倍派)系統で今日と酷似しているのが奇しくも父君の晋太郎氏死去後。結果的に後継となった三塚氏と敗北して出ていく加藤六月氏の他、塩川正十郎氏、森喜朗氏の「四天王」が晋太郎会長を支えていました。

 ただ三塚氏は「弱い領袖」。継承直後の総裁選挙で惨敗し、他派閥から「三塚派外し」を画策されたほどです。この時は「先々代」にあたる福田赳夫元首相が巻き返しに動いて森氏を党三役へ押し込みます。加藤氏の分離時も赳夫氏が説得して最小限に抑えました。

 「弱い領袖」とみなされるや他派閥から草刈場にされるのが自民党の怖いところ。現在、晋三元首相の後釜(派閥会長)は空席として「世話人会」を置き会長代理が塩谷立と下村博文、他に世耕弘成、高木毅、西村康稔、松野博一、萩生田光一の計7氏が集団指導体制で運営する方針とか。故人にもかかわらず「安倍派」の名を残すとも。虚弱さは否めません。前領袖の細田博之氏は三権の長である衆議院議長で閥務に戻るわけにもいかず、かつての赳夫氏のような役割を84歳の森氏に託したいとの願望すら聞こえてきます。

 「弱い領袖」の三塚派の閥務は実質的に森-小泉純一郎ラインに握られ、98年に森派へ衣替え。三塚後継を決めた時には除名が解かれて派に戻って間もなかった亀井氏がこの時は勢力を増していて分派に至りました。

森喜朗元首相がキーマンか
 会長空席のままが続くとメディアはやがて「旧安倍派」と記すでしょう。同じケースが渡辺美智雄氏死去後の「旧渡辺派」です。集団指導体制も同じ。前記のようにこの時は大ボスの中曽根氏がギラついていて閉塞感を極めた中堅若手が山崎派として分離独立しました。仮に森氏が中曽根氏のような立ち位置に復帰したら似た様相を呈する可能性もあります。

 1日発売の『正論』(9月号)に寄せられた手記を読んでも森氏はかなり「やる気」と推測されます。

8158チバQ:2022/08/08(月) 17:19:11

2系統が混在する複雑な事情
 放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ならぬ「安倍殿の7人」。跡目はいったいどうなるのでしょうか。

 史上の「13人の合議制」のうち権力闘争に直接関与しない文官4人を除くと実質9人。何だか規模感も近いですね。最終的に権力を掌握する北条氏に近いか遠いかが命運を決したのと同じように、7人も2系統へ分類できます。象徴的なのは2012年の総裁選。この時は領袖の町村信孝氏が出馬したにもかかわらず安倍氏も立候補。その時の推薦人が以下の通りです。

町村氏を推薦……塩谷、高木、松野の3氏

安倍氏を推薦……下村、世耕の2氏

残る西村、萩生田両氏は経歴から「安倍系」とみなされます。

 折しも岸田首相は予想より約1ヶ月早い10日に内閣改造・自民党役員人事を行うと発表。安倍派からすれば態勢が整わないうちの人事となります。ああ見えて「政策より政局が好き」とされる岸田首相。「弱い領袖」すらいない安倍派の分裂を誘発するような手を打ってくるとの観測も。現在は自らの岸田派に加え党は副総裁に麻生派、幹事長に茂木派の領袖を据え、内閣の要である官房長官たる松野氏は上記のように「安倍派内非安倍系」です。

 かつての5大派閥のうち「大分裂」を経験していないのは現安倍派のみ。そこが強みでもあったのですが、「絶対エース」が欠けた今かつてない危機にさらされています。岸田さんは絶対口にはしませんが、最大派閥が割れてくれれば重畳と思っていない、はずがありません。


坂東太郎
十文字学園女子大学非常勤講師
毎日新聞記者などを経て現在、日本ニュース時事能力検定協会監事、十文字学園女子大学非常勤講師を務める。近著に『政治のしくみがイチからわかる本』『国際関係の基本がイチから分かる本』(いずれも日本実業出版社刊)など。

8159チバQ:2022/08/08(月) 19:04:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/c73802e2699e1e59919900cb1fb64e3d4c180902
安倍元首相銃撃1カ月 岸田氏がすがった2人の長老
8/8(月) 19:00配信

北海道新聞
旧統一教会、国葬の是非…混迷続く政権
 安倍晋三元首相が参院選の遊説中に銃撃で命を落としてから8日で1カ月。大きな支柱を失った岸田文雄政権は動揺が収まらず、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりや国葬の是非を巡る問題など事件の余波に翻弄(ほんろう)されている。局面打開に向けた10日の内閣改造・自民党役員人事を経て、混迷の続く政権はどこへ向かうのか―。

 臨時国会が召集された3日の夜。36度を超す猛暑日となった東京都内の日本料理店で、首相は2人の長老と向き合っていた。自民党最大派閥の清和政策研究会(現安倍派)を長年率いた森喜朗元首相(85)と、第2派閥の平成研究会(現茂木派)出身で実力者だった青木幹雄元官房長官(88)。両氏とも今なお党に隠然たる影響力を残す存在だ。

 「ゆっくりでいいから、しっかりやりなさい」。青木氏が助言すると、首相は深々と頭を下げた。総裁選での支援への謝意も述べ、話題は安倍氏死去後の政権運営の苦労話にも及んだ。

 森氏と青木氏は昨年9月の総裁選でいずれも首相を推したが、3氏が食事を共にするのは首相就任後初めてのこと。首相は安倍氏を最大の後ろ盾としつつ、青木氏と折り合いの悪い茂木敏充幹事長、麻生太郎副総裁を柱とする政権運営を続けてきたこともあり、長老たちとの関係は疎遠になっていた。

 首相は森、青木両氏から会食の誘いを受けた際、二つ返事で了承したという。
 同席した党幹部は首相の心中を代弁するように語った。「安倍さんがいない中、2人の影響力を頼れるようになったのは意義深い」

崩れる力学 強まる保守色 安倍氏の遺志が呪縛に
 「何かトラブルがあった時に安倍さんさえ説得してOKしてくれると、うまくまとまったんだよね。これからどういうふうにしたらいいのか…」。安倍晋三元首相が凶弾に倒れて5日後の7月13日、岸田文雄首相は官邸を訪れた自民党の遠藤利明選対委員長にしみじみと語った。

 首相はこれまで、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の会長だった安倍氏を政権運営の「もう一つの中心」と見立て、要所要所で政策決定に関する判断を仰いできた。首相のそんな行動原理は、自ら率いた宏池会(岸田派)の第3代会長の故大平正芳元首相が唱えた「楕円(だえん)の哲学」に基づいている。物事は中心が一つの円よりも、楕円のように二つの中心がバランスや緊張感を保つのが望ましいという政治理念だ。第4派閥に過ぎない宏池会の首相にとって、安倍氏との連携・協力は欠かせなかった。

 「軽武装・経済重視」を伝統的に志向するハト派の宏池会に属する首相と、タカ派の代表格である清和会を仕切ってきた安倍氏。主張や立場の異なる2人によって形作られてきた楕円は安倍氏の死去以降、徐々に変容しつつある。自民関係者は「党内の保守派は前より好き放題言うようになっている」と語り、もう一つの中心が「安倍氏の遺志」という形で残ったまま、さらに右に移動しているとの見方を示す。

8160チバQ:2022/08/08(月) 19:04:56
 実際、安倍氏の遺志を錦の御旗に、積極財政の推進や防衛力強化を求める保守派の声は強まっている。安倍氏が顧問を務めていた保守系議員約60人による勉強会「保守団結の会」は3日、党本部で会合を開催。高市早苗政調会長は「安倍氏と志を共にした私たちが政策を実現させ、発展させていく」と力説した。

 7月下旬、安倍氏が強い意欲を示していた「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録が書類の不備で困難となった際には、保守派を中心に政府への批判が続出。佐藤正久外交部会長が「岸田政権を支えてきた保守層離れに影響が出かねない」と、首相をけん制する一幕もあった。

 保守派のこうした動向を誰よりも意識しているのは、他ならぬ首相自身だ。佐渡金山の問題では、末松信介文部科学相に対し「誠に遺憾だ」と怒りをあらわにし、早期の登録実現に全力を尽くすよう強く指示したという。

 安倍氏の国葬実施を即決したのも、世論の反発を和らげるよりも政権基盤の安定を優先させたとの見方が広がる。最近の一部世論調査で国葬への反対が賛成を上回った際、首相は周囲に「早く決めておいて良かったな」と漏らした。「手厚く国葬までやるんだから、(保守派は)人事などの際に文句言うなよということだ」。参院幹部は首相の狙いをそう解説する。

 首相にとって安倍氏は、財政政策などを巡って時に直言し、圧力をかけてくる煙たい存在だったが、納得すれば保守派の暴走を食い止めてくれる「防波堤」でもあった。首相周辺は「安倍氏と首相は『今は政局をする時ではない』との思いで一致していた」と明かす。政権安定のため、保守派や首相に批判的な勢力の声を代弁する役回りを、安倍氏があえて引き受けていたとの見立てだ。

 安倍氏に代わる有力議員が党内に見当たらない中、首相自身が安倍氏の役割も当面担うことになる。政権内では、岸田カラーを発揮するどころか「首相と思いの一致していた安倍さんがいなくなって、党内に『権力のバキューム(真空)』が生まれるのが怖い」(首相側近)と、政局の流動化を懸念する声も広がり始めた。

 「政治はなかなか大変です」。首相は7月下旬に行った財界人らとの会食で、衆院を解散しない限り国政選挙がない「黄金の3年間」について水を向けられた際、こう漏らしたという。

 10日の内閣改造・党役員人事、防衛力強化に向けた予算規模の具体化、そして安倍氏の悲願でもあった憲法改正…。保守系議員の要求や抵抗が強まりかねない局面が続くこの先、首相はリベラルの流れをくむ宏池会の系譜を守りながら、安倍氏のように保守派をまとめる「一人二役」の難しい立ち回りを強いられる。

 リベラルか保守か―。首相がどちらの色をより強く出すかで、政権の行方は大きく変わる。

8161チバQ:2022/08/08(月) 19:15:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/74d09c7a8870f05f52291b4d42d4374c4ebe0493
萩生田経産相、留任か四役で調整 西村明宏氏の初入閣有力 内閣・党人事、岸田首相に一任
8/8(月) 17:50配信
時事通信
自民党臨時役員会に臨む岸田文雄首相(中央)ら=8日午後、東京・永田町の同党本部

 岸田文雄首相(自民党総裁)は8日夕の党臨時役員会で、10日の内閣改造・党役員人事について一任を取り付けた。

 安倍派の萩生田光一経済産業相(58)を要職で起用する方針を固め、留任か党四役で調整している。

 首相は臨時役員会で「早期に人事を行い、新たな体制の下で難局突破、政策断行に全神経を集中させていきたい」と表明した。

 党役員では麻生太郎副総裁(81)と茂木敏充幹事長(66)を続投させ、残りの四役は一新する方向。萩生田氏は故安倍晋三元首相の側近として知られ、首相の信頼も厚い。党四役とする場合は、政調会長か選対委員長への起用案が浮上している。

 政調会長は安全保障政策や新型コロナウイルス対策の見直しなどをめぐる与党内調整、選対委員長は衆院小選挙区の区割り改定をめぐる候補者調整が、それぞれ喫緊の課題となる。ただ、萩生田氏は8日の記者会見で「引き続き経済産業行政を前に進めることに全力を挙げたい」と述べ、留任を希望する考えを示した。

 内閣改造では、松野博一官房長官(59)と林芳正外相(61)を留任させる。鈴木俊一財務相(69)も続投の方向。同時に、閣僚ポストの一定数を入れ替えて刷新感を演出し、政権浮揚につなげたい考えだ。

 安倍派からは西村明宏・党筆頭副幹事長(62)、岡田直樹・党参院国対委員長(60)の初入閣が有力となっている。その一方で、同派の岸信夫防衛相は体調面を考慮して交代させる見通し。年末に国家安全保障戦略など3文書の改定を控え、この分野に精通した議員から後任を選ぶとみられる。

8162チバQ:2022/08/08(月) 19:15:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/af034628514d2c8c72b513cf979f6b5309cd826c
高市氏の防衛相が浮上 内閣改造、林外相留任で「親中派内閣」の懸念 旧統一教会との関係、局面転換を狙う官僚の処遇にも注目
8/8(月) 17:00配信
岸田文雄首相(自民党総裁)は、10日に内閣改造・党役員人事を実施する方針を固めた。これまで9月前半で調整していたが、中国人民解放軍が、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発して、台湾周辺で大規模な軍事演習を強行したうえ、日本の排他的経済水域(EEZ)内に弾道ミサイル5発を撃ち込むなど、「有事」に備えた体制強化が不可欠と判断した。複数の閣僚に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が浮上しており、局面転換も狙う。ただ、「政界屈指の親中派」である林芳正外相は「留任」方針とされ、欧米諸国から「親中派内閣」と誤解されない布陣が求められる。「高市早苗防衛相」という秘策はないのか。

【表でみる】内閣改造と自民党人事、予想される顔ぶれ

「中国の弾道ミサイルが(日本の)EEZを含むわが国近海に落下したことは、わが国の安全保障および国民の安全に関わる重大な問題だ」「台湾海峡の平和と安定を維持するため、引き続き、日米で緊密に連携していくことを確認した」

岸田首相は5日午前、ペロシ氏との朝食会後、記者団にこう語り、中国軍が4日に開始した大規模軍事演習への抗議・懸念を強調した。

内閣改造・党役員人事は当初、参院選中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の「四十九日」(8月25日)を待ち、9月上旬に行う方向で調整していたが、中国軍の暴走を受けて、5日夕、前倒しが一気に広まった。

まず、党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長は続投させる意向だ。閣僚では、松野博一官房長官、林外相、鈴木俊一財務相も続投の方向。安倍氏が政治家として高く評価していた萩生田光一経産相は、留任も含めて要職起用を検討する。

最大の焦点は、防衛相ポストだ。

安倍氏の実弟で、米国や台湾の信頼が厚い岸信夫防衛相は健康状態を考慮し、交代させる方向とされる。

後任候補には、祖父は福田赳夫、父は福田康夫という両元首相を持つ福田達夫総務会長(安倍派)や、岸田首相と同じ広島県出身で財務官僚OBの寺田稔首相補佐官(岸田派)の名前が浮上している。

ただ、福田氏の父、康夫氏は「政界きっての親中派」と言われた。親中派の林氏が外相に留任するなか、防衛相に福田氏を抜擢(ばってき)すれば、欧米諸国がどういうメッセージを受け取るかが心配される。

また、日本を取り巻く安全保障環境が厳しくなるなか、「防衛予算の大幅増」は不可欠といえる。このタイミングで頭脳明晰(めいせき)とはいえ、財務官僚OBの寺田氏の起用も微妙だ。

万が一、「高市防衛相」になれば、国内外に「安倍路線の継承」「日本は『自分の国は自分で守る』という決意を示した」というインパクトを与えそうだ。

旧統一教会との関係が指摘される閣僚の処遇も注目だ。

教団側の関係者2人がパーティー券を購入(計4万円)していた末松信介文科相をはじめ、関係者が選挙支援をしていた岸防衛相、関連イベントであいさつをした萩生田経産相、関連団体が共催した会合に祝電を送っていた野田聖子少子化担当相など、濃淡はあるが、複数の閣僚が旧統一教会との関係を報じられている。

■永田町と霞が関ににらみ

「内閣支持率が下落するなか、岸田首相としては秋の臨時国会での野党の追及を避けるために、旧統一教会に関係していた閣僚を交代させて、心機一転、政権浮揚を図るつもりではないか」(閣僚経験者)

菅義偉前首相の入閣説も収まっていない。

菅氏は昨年10月、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか支持率低下を受けて首相を辞任した。ただ、「ワクチン接種の加速」や「東京五輪・パラリンピックの開催」「携帯電話料金の値下げ」「デジタル庁創設」など、たった1年で数々の成果を挙げた。

岸田内閣では最近、「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産登録に向けて国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出した推薦書が不備だったという、大失態が発覚した。

「永田町にも、霞が関にも緩みが見える。菅氏は仕事には厳しい。安倍政権で7年8カ月、官房長官を務め、永田町と霞が関ににらみが利く」(ベテラン議員)。

安倍氏の急逝で、最大派閥・安倍派を中心に動揺が続くなか、「党内反主流の旗頭」とされる菅氏を取り込んで、永田町と霞が関に刺激を与えて、政権安定を図るとの見方はある。

岸田首相の判断は。

8163チバQ:2022/08/08(月) 21:09:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/93ba42d28b1ee5572d32e2c35093a7706ea03e31
小渕優子氏に「入閣説」森喜朗氏&青木幹雄氏との重鎮会食で憶測と 元経産相、PCドリル報道も
8/8(月) 18:26配信


デイリースポーツ
 小渕優子氏

 8日のMBSの夕方ニュース番組「よんチャンTV」では、岸田文雄首相が突然前倒しで実施すると表明した10日の内閣改造に関して、「大胆予想」が行われた。

 その中で小渕優子衆院議員が「要職で入閣」の見方もあることが紹介された。

 三澤肇解説委員は、8月3日に岸田首相らと会食したことから「要職で閣僚になるのではないかという憶測が流れています」と解説した。

 8月3日の首相動静によると、ホテル「The Okura Tokyo」の日本料理店で、岸田首相、森喜朗元首相、青木幹雄元官房長官が会食しており、遠藤利明選挙対策委員長と小渕氏が会食している。

 小渕氏は、過去に経済産業相を務めた一方で、2014年、関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で関係先が家宅捜索された際、書類などを保存していたとみられるパソコンHDがドリルで穴を開けて破壊されていたと報じられたこともあった。

8164チバQ:2022/08/08(月) 21:55:50
https://www.tokyo-np.co.jp/article/194566
内閣改造・自民党役員人事 総務・政調会長は交代が有力視 萩生田氏続投か党要職も 林外相留任へ調整
2022年8月8日 10時16分
岸田文雄首相
岸田文雄首相

 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日に実施する内閣改造・党役員人事を巡り、林芳正外相を留任させる方向で調整に入った。不安定な国際情勢を踏まえ外交の継続性を重視した。萩生田光一経済産業相を続投か、政調会長など党の要職で起用する案も浮上。党四役のうち、福田達夫総務会長と高市早苗政調会長は交代が有力視されている。複数の政権関係者が7日、明らかにした。
 首相は8日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、閣僚を含む政務三役の人事について要望を受けた。7日には茂木敏充幹事長と公邸で会い、人事について議論した。これに先立ち、萩生田氏とも会談した。萩生田氏は安倍派の有力議員の一人。同派議員の処遇のほか自身の人事についても意見を交わした可能性がある。
 首相は6日に麻生太郎副総裁とも協議した。続投が固まっている麻生、茂木両氏とそれぞれ人事に関し詰めの調整を図っているとみられる。8日午後に党臨時役員会、臨時総務会を開き、役員人事の一任を取り付ける。(共同)

8165チバQ:2022/08/08(月) 22:04:34
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/08/07/kiji/20220806s00042000771000c.html
岸田首相 10日内閣改造、旧統一教会関連チェックで安倍派骨抜き?教団色強い最大派閥冷遇か
[ 2022年8月7日 05:30 ]



平和記念式典で献花する岸田首相=6日午前8時9分、広島市の平和記念公園
Photo By 共同
 9月前半と目されていた内閣改造・自民党役員人事を10日に前倒しした岸田文雄首相(自民党総裁)が6日、広島市で記者会見し、入閣する閣僚や現閣僚に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を点検させる考えを表明した。副大臣らも対象とする。
 首相は教団との関係について「私はない」と説明し、「閣僚は国民に疑念が持たれないよう、社会的に問題が指摘される団体との関係に十分注意しなければいけない」と言及。その上で、入閣する閣僚らに関係の有無を点検させるとし、「結果を明らかにし、適正な形に見直すことを指示したい」と話した。

 政権の骨格は維持する方針で、茂木敏充幹事長の留任を固めた。松野博一官房長官、麻生太郎・党副総裁に加え、鈴木俊一財務相、公明党の斉藤鉄夫国土交通相も続投の方向。

 7月に参院議員任期を満了し民間人閣僚となった金子原二郎農相と二之湯智国家公安委員長の交代は確実視される。健康問題を抱える上、教団による選挙支援を認めた安倍派の岸信夫防衛相の交代案も浮上しており、教団との関係が指摘された閣僚の交代数も注目される。党役員では、「何が問題か分からない」発言の福田達夫総務会長、財政政策を巡り首相サイドと激しくやり合った高市早苗政調会長の扱いも焦点だ。

 首相と距離を置く菅義偉前首相の処遇も大きな関心事。これまで副総理案が取り沙汰されてきた。公明党との太いパイプを有する菅氏を取り込むことで政権基盤が強化されるが、菅氏周辺には政局に備えた動きが制約されることを懸念する声も。首相が打診し蹴られた場合、両者の関係が修復不能になるのは必至で首相は慎重に見極めているとされる。

 一方、教団との接点が判明した議員を多く抱える最大派閥・安倍派からは新たな登用がないのではとの見方がささやかれている。同派は派閥の規模に見合ったポスト数などを要求しているが、「政権浮揚が一番大事」という政府関係者は「教団問題を理由に突っぱねることができる」。2年後の総裁選を見据えると、同派の離反につながりかねない対応は得策には見えないが、同関係者は「弱体化すればいい」と話す。

 分裂含みの派閥の運営は幹部の合議で決定。中心人物の一人は、教団改称問題の渦中にある下村博文前政調会長で、派内には不満がくすぶる。そこへきての冷遇人事。永田町ウオッチャーは「ポストが望めない派閥の求心力は低下する。官邸が分裂を誘うような一本釣りを仕掛けることも考えられる」と話した。

8166チバQ:2022/08/09(火) 06:59:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc986f5348615339196be6cc0e35bdfa2e8cee6
萩生田氏は留任希望 どうなる安倍派の処遇
8/8(月) 19:23配信


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産経新聞
閣議に臨む(左から)萩生田光一経産相、岸田文雄首相、松野博一官房長官=5日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)が10日に行う内閣改造・党役員人事では、安倍晋三元首相を失った最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)の処遇が焦点だ。冷遇すれば、派内で遠心力が働くだけでなく、党全体のパワーバランスにも影響を与えかねない。ただ、野党が追及を強める世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体と関係がある議員も多く、首相が人事で許容する「線引き」にも注目が集まっている。

【表でみる】内閣改造と自民党人事、予想される顔ぶれ

「継続してやっていくことが望ましいのではないかと僭越(せんえつ)ながら思っている」

安倍派に所属している萩生田光一経済産業相は8日の記者会見でこう述べ、留任を希望した。政権の骨格を維持するとの報道を踏まえ「(代わったら)俺は骨格じゃなかったのか、という思いもある」とも語った。7日には首相と公邸で人事について意見交換したという。

安倍派会長代理の塩谷立(しおのや・りゅう)元文部科学相も8日、首相と官邸で面会し、人事について派の要望を伝えた。

首相の姿勢を示す指標になりそうなのが、安倍派から起用する閣僚数だ。現状は萩生田氏、末松信介文科相、岸信夫防衛相、松野博一官房長官の4人だが、安倍氏は生前、「5人に増やしたい」と話していた。

安倍派幹部は入閣待機組のリストを政府側に伝え、党人事では幹事長、政調会長、総務会長の「党三役」の確保を希望している。中堅議員は「数が増えず、ポストも格落ちになれば不満が残る。派を離れようと考え始める人も出てくるのではないか」と語った。

派内では衆目の一致する安倍氏の後継がおらず、分裂含みといわれている。派内では萩生田、松野両氏に加え、西村康稔前経済再生担当相、世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長といった有力者を推す声がある。首相は「政権の安定のために、安倍派の安定を望んでいる」(周辺)とされ、有力者のバランスに配慮するとみられる。

人事にあたっては、議員と旧統一教会との関係も焦点となる。首相は8日に面会した際、塩谷氏に「しっかりと(関係を)調べて、明らかにしてもらいたい」と求めた。派内では萩生田氏が旧統一教会主催のイベントであいさつしたことが明らかになっている。ほかにも関連団体に祝電を送るなど、過去につながりを持った議員は多い。

安倍派幹部は「関係には濃淡があり、首相は線引きを考えているだろう」と指摘。「閣僚はもちろん、中堅若手が中心となる副大臣・政務官人事にも注目している」と語った。

8167チバQ:2022/08/09(火) 10:31:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c3ca1629bbe5c9f77633eac7365ee327af8ca93
安倍派を重視、政調会長に萩生田氏…寺田氏・岡田氏が初入閣へ
8/9(火) 5:01配信
読売新聞オンライン
萩生田光一氏

 岸田首相(自民党総裁)は10日に行う内閣改造・党役員人事で、萩生田光一経済産業相(58)を党政調会長に起用する方向で最終調整に入った。寺田稔首相補佐官(64)と、岡田直樹参院国会対策委員長(60)は初入閣させる意向だ。鈴木俊一財務相(69)と、公明党の斉藤鉄夫国土交通相(70)は留任させる。


 萩生田氏は自民最大派閥の安倍派に所属し、銃撃事件で亡くなった安倍晋三・元首相に近い。政調会長への起用には、安倍派を重視する姿勢を示し、防衛力強化などの重要政策で党内調整を円滑に進める狙いがあるとみられる。

 岸田派の寺田氏は首相と同じ広島出身で、衆院当選6回。首相がライフワークとしている核軍縮問題などを担当する首相補佐官として、核拡散防止条約(NPT)再検討会議への首相出席などの調整を担った。

 自民党は8日、臨時の党役員会と総務会を開き、党役員人事を首相に一任することを決めた。首相は「新たな体制の下で難局突破、政策断行に全神経を集中させていきたい」と述べた。

 党役員人事では、高木毅国会対策委員長(66)は続投の方向だ。

 この日、首相は首相官邸で、公明党の山口代表、安倍派会長代理の塩谷立・元文部科学相、二階派事務総長の武田良太・前総務相、関口昌一参院議員会長と相次いで面会した。

 首相は、松野博一官房長官(59)ら政権の骨格は維持し、健康問題を抱える岸防衛相らを交代させる構えだ。

◆入閣が固まった顔ぶれ(敬称略)
外務 林芳正 61
財務 鈴木俊一 69
国土交通 斉藤鉄夫 70
官房 松野博一 59
※いずれも留任
(ポスト調整中)
寺田稔 64
岡田直樹 60
◆内定した自民党役員
副総裁 麻生太郎 81
幹事長 茂木敏充 66

8168チバQ:2022/08/09(火) 10:33:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3141980852f62aa26554b161246fc80885627f6
岸田「内閣改造」最大の火種、“ガーシー”がロックオン「木原誠二」と安倍派から総スカン「甘利明」
8/9(火) 6:01配信
 8月10日に行われる内閣改造人事の調整が大詰めを迎えるなか、自民党内で「処遇」に注目が集まる大物議員が2人いる。木原誠二・官房副長官と甘利明・前幹事長だ。党内からは「旧統一教会問題よりも2人の存在こそ、岸田政権の火薬庫になりかねない」との声すら上がっているのだが……。

 ***

 岸田文雄首相は6日、新しく入閣する閣僚と現閣僚などについて、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を点検させる考えを表明。その上で、閣僚については「半分以上が交代」する大幅改造になる見通しだ。

「旧統一教会と自民党議員との繋がりが次々と明らかになり、内閣支持率が急落したことに強い危機感を覚えた岸田首相にとって、今回の改造人事は同協会と関係の深い議員を“一掃”する機会でもある。新内閣は旧統一教会と接点がないか、もしくは関係を見直した“クリーン”な議員で固める意向で、これによって一連の問題に幕を引きたい考えです」(全国紙政治部デスク)

 すでに党役員では麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長の留任が内定。閣僚では松野博一官房長官に林芳正外相、鈴木俊一財務相などの続投が固まっている。

「改造後も安定した政権運営を目指すため、岸田首相は内閣の要となるポストには手を加えない方針です。そのため首相が信頼を寄せる“最側近”の木原誠二官房副長官も留任する方向です」(同)

 しかし党内では「木原続投」を危ぶむ声が日に日に強まっているという。

“ガーシー”にロックオンされた木原氏
 岸田首相が内閣改造の意向を表明した5日夜、出版社「幻冬舎」社長の見城徹氏が自身のSNSに書き込んだ“暴露”が波紋を広げている。

〈本当にガーシーという人が言っている通りだ。こんな人(木原氏)が政権の中枢に居るなら、もう日本は終わる〉

 7月の参院選で初当選を果たし、参院議員となった“ガーシー”こと東谷義和氏は選挙前、木原氏のスキャンダルを自身のユーチューブチャンネルで暴露。内容は昨年12月、楽天グループ会長の三木谷浩史氏が経営する店で開催されたパーティーに木原氏も参加していたというものだ。

「パーティーには約20人の外国人モデルらが呼ばれ、ドンチャン騒ぎが繰り広げられたといいます。木原氏は午前3時頃まで滞在し、泥酔した挙げ句に携帯電話を紛失して大騒ぎになった顛末が明かされました」(スポーツ紙記者)

 東谷氏が指摘しているように、同パーティーが開かれたのは「週刊新潮」(2021年12月23日号)が木原氏の「愛人」と「隠し子」疑惑について報じた直後に当たる。

「ガーシーは今後も木原氏を“徹底的に暴露する”と宣言しており、木原氏の“女遊び”などに関するネタも揃っているという。国会議員となったガーシーの“口撃”は重みが増しており、すでに彼のユーチューブはBAN(チャンネル停止)されているとはいえ、有料サロンなどで暴露されれば影響は無視できない。木原氏の醜聞は、普通なら旧統一教会問題以上に“身体検査”で引っ掛かるはずだが、岸田氏は“木原がいないと政権が立ち行かない”と周囲に話し、この問題をスルーする意向だ」(自民党関係者)

 党内からも首相の危機管理能力に疑問を呈する声が上がり始めているという。

8169チバQ:2022/08/09(火) 10:33:10
甘利氏と安倍派の軋轢
 人事の刷新で旧統一教会と政治をめぐる問題にフタをしようと目論む岸田首相だが、その強引な手法がすでに党内にひずみを生んでもいる。

「自民党内で旧統一教会と繋がりが深いのは安倍派(清和会)所属の議員が大半を占め、今回の人事は実質、安倍派を“排除”する方向に進んでいる。そのため、安倍派議員からは“我々をスケープゴートにして批判をかわすつもりか”と怨嗟の声が上がり始めている」(同)

 その安倍派との軋轢を決定的な“亀裂”へと変化させかねないのが甘利前幹事長の動向という。甘利氏といえば、自身のメールマガジンで、安倍派について「誰一人、力もカリスマ性もない」とコキ下ろしたことで安倍派議員が猛反発。さらに安倍元首相の追悼演説を「甘利氏が行う」方針が発表されると与野党挙げて反対の声が上がり、方針撤回へと追い込まれた経緯がある。

「その甘利氏を一時、党4役のいずれかに起用する案が浮上したものの、岸田首相が引っ込めたとの話があります。“麻生派大幹部”の甘利氏を無碍にはできないが、幹事長まで務めた甘利氏に適したポストは容易に見つからない。甘利氏の処遇は対応を誤れば党を分裂させかねないため、岸田首相も頭を悩ませたとされる。状況を察知した甘利氏は7日に首相官邸を訪れた際、“子飼い”の山際大志郎・経済再生担当大臣の続投を要望。政権への影響力確保の道を残し、首相に“恩を売る”ことで自ら身を退いたとも伝えられます」(前出・デスク)

 改造後も難題山積――岸田首相の手腕が試される。

デイリー新潮編集部

新潮社

8170チバQ:2022/08/09(火) 10:34:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/2580a066d116320d29cbb2b3170691643cf074e7
なぜ今?岸田首相「8月10日に電撃人事」の裏事情、麻生太郎副総裁ら党最高幹部にも直前に伝える荒業
8/9(火) 4:31配信
 岸田首相が8月10日に行う電撃的な「人事」決断が政界を驚かせている。非業の死を遂げた故安倍晋三元首相の“喪中”の人事断行でもあり、麻生太郎副総裁ら党最高幹部にも直前に伝えるという荒業だったからだ。

 ただ、周辺からは「当初から『すべて俺が決める』との“ニュー岸田”への大変身を狙っていた」(官邸筋)との声も漏れてくる。岸田首相自身も広島での6日の記者会見で「新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」とそれを裏付けた。

 そもそも参院選での自民大勝が確実となった選挙戦終盤の段階で、岸田首相と側近らは極秘裏に、早期改造断行を念頭に日程調整を進めていた。参考にしたのは曜日も今回とまったく同じだった安倍政権下の2016年参院選後の政治日程だった。

 当時の安倍政権は、7月10日の投開票を受け8月1日に会期3日間の臨時国会を召集。安倍首相は同1日の衆参両院での院の構成や継続審査の手続き終了を受けて直ちに改造人事に着手。同国会の会期が終わる3日に党・内閣の新体制を発足させた。

■極秘に決めた人事の方針

 ただ今回は、岸田首相が早くから7月31日に訪米し、8月1日にニューヨークで開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議に出席して、「核兵器のない世界」へ核軍縮・不拡散に取り組むよう訴える演説をする日程を決めていた。このため、臨時国会は8月3日召集となり、岸田首相は8月4日の人事断行を模索したが、与野党折衝で8月5日に衆参両院で故安倍氏の追悼行事が組み込まれたため断念した。

 そこで浮上したのが8月6日と9日の広島、長崎原爆忌の行事の直後の10日の人事断行。岸田首相は5日の臨時国会閉幕を受けた同日夕、8日夕に臨時役員会・総務会を開催して人事に着手する方針を決め、党執行部と山口那津男公明党代表に伝えた。

 この方針は岸田首相周辺だけで極秘に決め、党執行部や公明への連絡は直前となった。このため双方が「突然の人事断行では与党内が混乱する」などと反発したが、岸田首相は「すでに決めたこと」と押し切った。

 電光石火の人事断行決断の裏には、故安倍氏の「国葬」決定への批判の高まりと、それに絡む旧統一教会の問題だけでなく、円安などによる物価高騰やコロナ第7波の感染爆発への岸田首相の強い危機感があった。

 最新の世論調査でも、コロナへの不安や国葬への反発などから、内閣支持率が政権発足後最低となるケースが相次いでいる。このため、岸田首相周辺にも「このまま何もしなければ、政権は大ピンチとなる」(官邸筋)との不安が広がっていた。

 それも踏まえ、参院選大勝で手中にした「岸田1強」態勢を踏み台に、「すべては自分が決めるという、『決断と実行のニュー岸田』に大変身することで、今後の政権運営の主導権確保を狙う」(側近)という大勝負に打って出たのが実態とされる。

 5日の決断を受け、岸田首相は広島市での6日の記者会見で人事断行について、物価高や防衛力強化、安倍氏「国葬」などを列挙。「さまざまな課題を考えると、新しい体制を早くスタートさせたい」と国難突破のための新体制づくりであることを力説した。

8171チバQ:2022/08/09(火) 10:34:30
■旧統一教会との関わりを明確にするという“踏み絵”

 併せて岸田首相は、自民党との深いつながりが指摘されている旧統一教会(世界平和統一家庭連合)について「私個人は当該団体とは関係ない」と明言。「私の内閣では、新たに指名する閣僚だけでなく、現閣僚、副大臣も含めて当該団体との関係をしっかり点検し、結果を明らかにしてもらう。そのうえで適正な形に見直すことを指示したい」と語った。

 これは、新人事の対象となる人物には、自らと旧統一教会との関わりを自ら明確にするとの“踏み絵”とする狙いがにじむ。岸田首相周辺からは「すべては自己責任とし、うその申告が発覚すれば即刻罷免され、その後は人事の対象外にする厳しい対応」との声が出る。

 こうした経緯を踏まえ、岸田首相は8日夕刻の党臨時役員会・総務会で9月末に任期満了となる党役員人事の総裁(首相)一任を取り付け、山口公明党代表との与党党首会談を経ての人事工作に着手。長崎原爆忌出席後の9日中に新体制人事を固め、10日夕刻までに第2次岸田改造内閣を発足させる方針だ。

 すでに党内ではさまざまな人事情報が飛び交っているが、岸田首相の基本方針は①党・内閣の骨格維持、②旧統一教会との深いつながりのある人物の排除③順送り人事より女性や若手の積極的登用、などとみられている。

 その結果、党・内閣の要となる麻生副総裁、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官、鈴木俊一財務相、林芳正外相は留任させる方向だ。また山口公明党代表の要求も踏まえ、斉藤鉄夫国土交通相の留任を受け入れる方針だ。

 安倍派がらみの人事では、故安倍氏の腹心とされた萩生田光一経済産業相が注目の的だ。岸田首相は7日に萩生田氏と会談した結果、留任か党4役への起用を検討する構え。萩生田氏の要職での処遇で、党内最大派閥の安倍派を重視する姿勢を示す狙いからだ。

 ただ、萩生田氏が8日の記者会見で続投への意欲を示し、「(自分は内閣の)骨格ではなかったのか」と発言したことが波紋を広げた。萩生田氏は旧統一教会との「深い関係」(官邸筋)が取りざたされているだけに、岸田首相がこの発言をどう受け止めるかによって、他の党・内閣人事への波及も想定されるからだ。

 その一方で、体調不安が目立つ故安倍氏実弟の岸信夫防衛相や、安倍氏側近だった高市早苗政調会長、旧統一教会との関わりで「問題ない」と発言した安倍派幹部の福田達夫総務会長は交代させるとみられる。さらに、安倍氏銃撃事件の最高責任者である二之湯智国家公安委員長(内閣府特命相)も交代させる方針だ。

■「岸田首相の野望が国民の失望呼ぶ」との声も

 そうした中、ほとんどの政府与党幹部が想定していた「9月前半の人事断行」を岸田首相が独断専行の形で覆したことへの反発も根強い。

 とくに、9月27日の安倍氏国葬までは「喪中」を理由に集団指導体制を続ける党内最大派閥の安倍派には「派分裂を加速させる狙いがある」との疑心暗鬼が広がる。

 また、党内反主流勢力と位置付けられる菅グループや二階派も「人事をごり押しすれば、逆に政権の求心力を失う」(二階派幹部)と牽制。これに対し、岸田首相周辺も「人事で決断力を行使しても、コロナや物価高騰への対応が後手後手では、国民の支持は得られない」との不安を隠さない。

 岸田首相は、9月27日の安倍氏国葬前後の「国葬外交」を取り仕切ることで、内外に「世界のキシダ」をアピールすることを狙うとみられる。しかし、最悪の事態が想定されるコロナ禍への対応や、一触即発状態となっている「台湾有事」などの展開次第では、「岸田首相の野望が、国民の失望を呼ぶ可能性」(安倍派幹部)を指摘する声も少なくない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8172チバQ:2022/08/09(火) 10:35:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/adde1384dedb3974a0ac87406b2c61208da35daf
政調会長、萩生田氏で調整 挙党態勢へ森山氏の起用浮上
8/8(月) 18:52配信



 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日の内閣改造・党役員人事で、萩生田光一経済産業相を党政調会長に起用する方向で最終調整に入った。複数の政権幹部が9日明らかにした。森山裕総務会長代行を党要職で起用する案も浮上している。麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長を再任する方針を既に固めるなど政権の骨格は維持する方向。課題の挙党態勢構築に向け、非主流派である森山派会長の森山氏らの処遇が焦点となっていた。

 党人事では高木毅国対委員長が続投する一方、福田達夫総務会長と高市早苗政調会長の交代が有力。内閣は大幅改造となる公算が大きい。

 首相は10日午前に党臨時総務会で新役員を決定。

8173チバQ:2022/08/09(火) 10:36:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4f1b1d090316569b75c99f4f00d6268705b1a4
内閣改造 菅氏登用は見送り?非主流派の処遇焦点
8/8(月) 19:08配信
次の内閣改造と自民党役員人事では、岸田文雄政権で主要ポストを獲得していない自民の非主流派の処遇も焦点となる。首相はこれまで、菅義偉前首相に近い勢力や二階俊博元幹事長率いる二階派(志帥会、43人)などの登用に慎重な姿勢を示してきた。人事の行方によっては政局の芽も生みかねないだけに、首相は熟慮を重ねている。


二階派で事務総長を務める武田良太元総務相は8日、官邸で首相に面会し、派が入閣を求めるメンバー3人の名前を伝えた。首相は「挙党体制でいく」と答えた。

首相が就任後初めて手がけた昨秋の人事は、先の総裁選で岸田陣営を支えた議員らを重用する「論功行賞」の色合いが強かった。党四役は高市早苗政調会長を除き、総裁選で自身を支えたメンバーで固めた。

閣僚の布陣も同様で、党内最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)と茂木派(平成研究会、54人)、麻生派(志公会、50人)、岸田派(宏池会、43人)の主流4派がポストの大半を占めている。

一方、総裁選で河野太郎広報本部長の支持が多かった二階派や森山派(近未来政治研究会、7人)、石破グループ(水月会)からの起用は二階派の2人のみにとどまった。

今回の人事でとりわけ注目されるのは、非主流派の象徴的存在ともなっている菅氏の処遇だ。首相は菅政権で無役となるなど、両氏は長年対立関係にあった。ただ、菅氏は今年に入り、首相と関係がぎくしゃくしていた公明党との仲介役を果たすなど、政権を支える姿勢も見せている。

自民内には、菅氏を副総理など要職に起用し、非主流派にも一定のポストを用意して挙党体制を構築すべきだとの声もある。ただ、菅氏自身は8日、TBSのCS番組で、「閣内で限定すれば(就任は)考えていない」と言及。首相の周辺も「参院選で勝利した後でもあり、首相が意思疎通しやすい陣容を整えるべきだ」(党四役)と慎重論を唱える。首相は次の総裁選での再選戦略まで念頭に入れつつ、慎重に判断するとみられる。(大島悠亮)

8174チバQ:2022/08/09(火) 10:37:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/fab65ccffe0ac97582b6241fe2b5dbe851ce0915
首相、岡田直樹氏の初入閣検討 斉藤国交相の留任有力
8/8(月) 19:33配信
産経新聞
斉藤鉄夫国交相(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は10日に予定する内閣改造・党役員人事をめぐり、党内最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)に所属する岡田直樹参院国対委員長を初入閣させる方向で検討に入った。8日、複数の党関係者が明らかにした。同じ安倍派の萩生田光一経済産業相は留任もしくは党政調会長などの要職で起用する。鈴木俊一財務相と斉藤鉄夫国土交通相の留任も有力となっている。


自民党は8日午後、党本部で臨時の役員会と総務会を開き、首相に党役員人事を一任した。首相は役員会で「日本が直面する課題や今後の政治日程を考え、できる限り早期に人事を行い、新たな体制の下で難局突破、政策断行に全神経を集中させたい」と述べた。

これに先立ち、首相は官邸で公明党の山口那津男代表や自民党の関口昌一参院議員会長らとも相次いで会談し、人事に向けて意見を交わした。7日には公邸で茂木敏充幹事長や萩生田氏らと面会した。

萩生田氏は、街頭演説中に銃撃を受けて死亡した安倍晋三元首相の最側近として知られる。首相は萩生田氏を引き続き処遇することで、安倍氏の死去後も安倍派との連携を維持し、政権の安定につなげる狙いがあるとみられる。

ただ、萩生田氏は8日の記者会見で自らの人事について、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出などの課題を理由に続投への意欲を示した。首相は萩生田氏のポストを慎重に検討する。

首相は閣僚の半数以上を交代させる大幅改造を行う考えだ。岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長らを交代させる一方、政権の骨格である麻生太郎副総裁や茂木氏、松野博一官房長官、林芳正外相らは残留させる見通しだ。

8175チバQ:2022/08/09(火) 10:38:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/71ff1a18f289727ae90150ac547c4dc1d9f564e9
「安倍後継」萩生田氏を重視 岸田首相、政権安定へ保守対策 内閣改造
8/9(火) 7:06配信
 岸田文雄首相(自民党総裁)は内閣改造・党役員人事で、安倍派の萩生田光一経済産業相の処遇を重視している。

 安倍晋三元首相亡き後、政権の安定へ保守派の取りまとめ役を期待するためだ。政調会長など党四役に起用して存在感を高めさせたい考えだが、萩生田氏本人は留任の希望を口にした。

 「最後は首相の判断に委ねるが、引き続き経産行政に全力を挙げたい」。萩生田氏は8日の記者会見でこう強調。冗談交じりに「一部報道で『骨格維持』と出ている。(経産相ポストは)骨格ではなかったのか」と語った。首相と7日に首相公邸で差しで向き合ったことに関しては「人事を含め意見交換した。中身は控えたい」とかわした。

 首相は人事を行う意向を6日に表明した後、政権の屋台骨を支える麻生太郎副総裁と同日夜、茂木敏充幹事長と7日に会談した。いずれも主流派閥の領袖(りょうしゅう)。会長不在の安倍派では塩谷立会長代理と4、8両日に協議しているが、同派で無役の萩生田氏とも会ったことは異例の対応だ。

 近年、安倍氏最側近の立場にあった萩生田氏は党内外の保守派と関係が良好で、安倍氏自身が周囲に「いつか派閥を継がせたい」と漏らしていた。一方、伝統的にハト派に位置付けられる宏池会(岸田派)会長の首相では、「保守層の心をつかめない」(党幹部)と言われる。

 萩生田氏の調整能力に対しては、麻生、茂木両氏が高く評価する。菅前政権下で首相が無役だった頃、安倍氏の「代理」として会合を重ねてきた経緯もある。

 ◇安倍派揺さぶり? 
 萩生田氏が難色を示すのは、安倍派内の事情を考慮しているからだ。97人を擁する最大勢力とあって、重要ポストを望む有力者も多い。萩生田氏は衆院当選6回と議員歴が比較的浅い半面、第2次安倍政権以降は官房副長官や幹事長代行、文部科学相を歴任しており、やっかみもある。

 党内では、安倍派内に不協和音を生じさせることも首相サイドの狙いだとの見方が出ている。ある岸田派中堅は「首相の側近が仕掛け人」と語り、石破茂元幹事長周辺は「安倍派が分裂すれば首相に好都合だ」と指摘する。首相は塩谷氏と面会した際、萩生田氏の処遇について「最後は自分が決める」と伝えた。

8176チバQ:2022/08/09(火) 10:38:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b40ee089a4d6cfbb29c30e8f3a3139558ba2e94
萩生田氏、政調会長起用へ 総務会長は遠藤氏、あす内閣改造 岸田首相
8/9(火) 8:13配信
時事通信
首相官邸に入る萩生田光一経済産業相=8日

 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日に実施する内閣改造・党役員人事で、萩生田光一経済産業相(58)を党政調会長に起用する方向で調整に入った。


 総務会長には遠藤利明選対委員長(72)を検討している。

 萩生田氏は最大派閥の安倍派に所属し、故安倍晋三元首相の片腕として知られる。安倍派に配慮を示すとともに、安全保障政策の見直しや原発再稼働など与党内調整への手腕を期待する。

 遠藤氏は、首相を支える谷垣グループ代表世話人を務める。留任する麻生太郎副総裁(81)、茂木敏充幹事長(66)とも良好な関係を保つ。

8177チバQ:2022/08/09(火) 10:45:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb5662c423fc009de53520da9d70c8fef1dac2fe
見通せぬ政権浮揚…旧統一教会が政権運営に影
8/9(火) 9:32配信
 「政治、行政の空白は一切許されない」-。岸田文雄首相(自民党総裁)は党臨時役員会でこう力強く述べ、10日に行う内閣改造・党役員人事の一任を取り付けた。7月の参院選を圧勝に導いた首相だが、ここにきて閣僚や自民議員との接点が次々に明るみに出ている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題が、政権運営に影を落とす。狙い通り、体制刷新によって政権浮揚につなげられるかは見通せない。

 役員会に先立ち、党本部で首相は、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と40分近くにわたり会談。2人とはそれぞれ先週末にも面会しており、具体的な人事の構想や、焦点となっている安倍派議員の処遇について意見を交わしたとみられる。

 政権発足から10カ月。ここまで「高水準で安定」(茂木氏)していた内閣支持率には陰りも見え始める。報道機関の各種世論調査で、最近まで60%前後あった数字は急落。8日にNHKが報じた内閣支持率は3週間前から13ポイント減、特に旧統一教会と政治との関係について「説明が足りない」と答えた人が82%に上った。自民内では「旧統一教会の問題が尾を引いているのは間違いない」(衆院中堅)と見る向きが少なくない。

 こうした閉塞(へいそく)感を打破するため首相は、今回の人事をてこに再浮上をもくろむ。6日の記者会見では「とにかく新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と語り、周辺も「大規模な内閣改造になる」との見通しを示している。

 ただ、実際には首相の選択肢には制約も多く、フリーハンドには程遠い。

 「当然、継続してやっていくことが望ましいのではないか」。安倍派の有力議員の一人で、党政調会長など党4役への起用も取り沙汰される萩生田光一経済産業相は8日、続投の意向をあえて表明。萩生田氏は7日、首相と面会しており、衆目の一致する後継者がいない派内からひんしゅくを買わないよう、予防線を張る意味合いもあったとみられる。

 安倍派重鎮からは「党4役ポストと閣僚6人」と強気の要求が出ており、自ら率いる岸田派が第4派閥で必ずしも党内基盤が強固とは言えない首相もむげにはできない。一方で、政権の足かせとなりつつある旧統一教会との接点が安倍派議員に目立つのも事実。刷新するはずの人事で首相がつまずけば元も子もなく、参院若手は「冷遇の理由にされかねない」と警戒する。

 菅義偉前首相や二階俊博元幹事長に近い非主流派議員の処遇も焦点となる。「国内外から突きつけられた課題」(首相)に挙党一致で臨み、首相が本格政権をうかがう上で、菅氏ら実力者の協力は欠かせない。自民関係者は「派閥均衡型の人事にならざるを得ない」とみている。

 (東京支社取材班)

8178チバQ:2022/08/09(火) 11:37:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e82065039ae670d080943890a3f1d74022a8b195
自己評価は異常に高いが、支持率は「0%」…旧統一教会の名称変更当時の文科相・下村博文の“野心”とは
8/9(火) 6:12配信
文春オンライン
©文藝春秋

 この数年、私は下村博文先生を熱烈に推してきました。最近になって下村ウォッチの醍醐味が広がりつつあるようで嬉しい。


 まず、政治家・下村博文の“魅力”をあげます。

〈「清和会(安倍派)の実行部隊のように見える」

「その割には発言がフラフラしてあまり自分の立場をわかってなさそう」

「しかし自己評価はとてつもなく高い」〉

 いかがでしょうか、下村先生にちょっと興味がわいてきませんか?

「旧統一教会の名称変更当時の文科相」
 最近の話題で言うなら下村氏が「旧統一教会の名称変更当時の文科相」だったことが注目されています。教団は1997年に名称変更を相談したが却下され、2015年になって申請したら認められた。

 この点についての下村発言を追うとたまりません。7月21日に記者団の取材に「(自身は)まったく関わっていない」と強調。それでいて文化庁の担当者から「事前」も「事後」も報告があったと発言。8月4日には「今となれば責任を感じる」と語った一方で「当時は名称変更もほとんど報道されなかった」と開き直る。ああ、期待を裏切らない博文先生。

 ちなみに名称変更当時に文科審議官だった前川喜平氏は「何らかの政治的な力が働いたとしか考えられない」と野党ヒアリングで証言(8月5日)。

 同じ日に末松信介文科相は「要件を満たした申請書が提出されたため、受理し、認証の決定をした」と説明。つまり正しく揃った申請書を拒めば訴訟リスクがあったことを受理の理由に挙げた。これに対し前川氏は「リスクがあったとしても、この名称変更はすべきではないというのがあるべき政策決定だった。その決定をどう法的に正当化するか考えるべきだったのでは」と反論(8月5日毎日新聞)。

安倍派の集票力は「文教&宗教」
 私は以前に自民党の集票力について詳しい記者に聞いたことがある。昭和の時代からだいたい「宏池会(岸田派)は大企業、竹下派(現・茂木派)は業界団体、清和会(安倍派)は文教&宗教」だと言っていた。今まさに注目されているのが安倍派の「文教&宗教」なのである。

 だから、安倍派の醜聞が出てくる度に文科省の「中の人」だった前川氏が発言する流れにここ数年なっている。なるほど安倍派にとっては厄介な人物なのです。

 文化庁の宗務課担当者は、2015年になって旧統一教会から名称変更の申請があった理由は「教団側のタイミングだ」と述べている。このタイミングは下村大臣だったからというより第二次安倍政権だから満を持して申請したのではないか? そう考えると下村氏個人が今もフワフワした言動なのは理解できる。

「新国立競技場問題」でも注目が…
 さて、2015年には別の大問題もありました。「新国立競技場の建設費問題」である。ここでも下村博文先生が注目を浴びていたのを思い出してほしい。

 膨れあがった建設費用に批判が強くなり、下村文科相は舛添要一東京都知事との会談で500億円の負担を求めたが反発された。そのあと下村氏は「一貫して明確な責任者がどこなのか、よくわからないまま来てしまった」と言い放った。すごすぎる博文節。とにかく明るい安村ならぬ、とにかくずさんな下村。

 しかしこれも「下村博文よりエライ人」の動きをみると興味深いのだ。当時の毎日新聞の社説は、事業主体である日本スポーツ振興センター(JSC)の河野一郎理事長、監督する立場にある下村博文文科相の責任は問われなければならないと書きつつ、

《その背景には関係者が「重鎮」に配慮し、河野氏の諮問機関に過ぎない有識者会議が重要事項を決定する機関となっていた実態がある。》(社説『新国立検証報告 無責任ぶり確認された』2015年9月25日)

 と指摘している。

8179チバQ:2022/08/09(火) 11:38:12
 有識者会議は2012年3月にスタート。メンバーは日本ラグビー協会の要職にある森喜朗氏をはじめ、超党派のスポーツ議員連盟に所属する政治家、日本オリンピック委員会や日本体育協会、サッカーなど競技団体の幹部や著名作曲家ら「各界の重鎮」が並び、

《会議は利益代表者による陳情の場と化していた。》(同前)のである。

 開閉式の屋根を備えた8万人収容のスタジアムという基本構想は有識者会議から生まれ、総工費は膨れあがった。言うまでもなく森喜朗は清和会と文教族のドンであり、有識者会議スタートの2年後には東京五輪組織委員会の会長に就任している。

 こんな時期に下村博文は文科相だったのである。清和会の実行部隊として使い勝手が良かったのだろうが、2015年に勃発した建設費問題では右往左往し、森氏や安倍首相が慌てて動いてザハ案は白紙撤回となった。この年はいろんなことがあった。今話題になっている旧統一教会の名称変更問題と併せて「2015年の下村博文」がどこを向いていたか、あらためて検証するべきなのです。
自己評価が異常に高い
 そんなガキの使い感がすごい下村先生ですが、自己評価は異常に高いのも魅力。こんな記事があった。

『安倍派継承 息巻く下村氏』(信濃毎日新聞7月24日)

 安倍氏亡きあと下村氏は派閥のトップの座に意欲を示しているというが、その性急な動きが反発を招いているという。下村氏は安倍氏の通夜直後から岸田首相に「清和会をないがしろにするな」とテレビ番組で発言。これに対し、

《派内に「よく言ってくれた」という声はあまり聞かれず、むしろ「まだ葬儀も終わっていないのに…」と評判が悪い。》

 ああ、博文先生。

支持率が「0%」だった
 そういえば昨年の自民党総裁選に下村氏は出馬を匂わしても周囲はまったく盛り上がらなかった。

 圧巻は、昨年8月30日だった。官邸に呼ばれ当時の菅首相から「出馬見送りか、政調会長を辞任するかを迫られ、出馬断念を決断した」(日刊スポーツ)。脅しにあっさり引き下がった下村先生。自民党都連会長時代には都議選でコテンパンに小池百合子氏にやられて辞任したこともあった。永田町の“ケンカ”に弱いのにトップへの野心は隠さない下村先生。

 昨秋の「週刊文春」は日経新聞の世論調査で下村博文氏の支持率が「0%」であったことから「ミスター0%」と書いていた。確かに日経(2021年8月30日)、読売(2021年9月6日)での下村氏の数字は0%だった。

 しかしである。共同通信(2021年9月5日)の調査では0.6%あったのだ。最近流行のアルコール度数0.5%の「微アルコール」と似ていた。それ以来私は「微アル博文」と呼ぶようになった。

 下村博文先生、もう少し酔わせてください。

プチ鹿島

8180チバQ:2022/08/09(火) 14:44:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/446583a8965df7e73c618f8ee0aecf4a4146380e
内閣改造で早くも清和会に安倍元首相が亡くなった影響が 萩生田経産相にも不満噴出
8/9(火) 11:07配信
時事通信は8月8日、「安倍派『塩谷・下村氏』体制に 名称存続、会長は当面空席」の記事を配信した。安倍晋三元首相(享年67)が死去したため、自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会:略称、清和研)を、塩谷立・元総務会長(72)と下村博文・前政調会長(68)の2人が、会長代理として束ねていくという内容だ。

【写真を見る】36年前、昭恵さんとの結納を済ませた安倍晋三元首相。当時32歳

 ***

 2人の“素顔”を簡単に紹介しておこう。塩谷氏の地元は静岡8区、当選10回。父親の塩谷一夫氏(1920〜1989)も自民党の衆議院議員という二世議員だ。ちなみに、2021年の衆院選では小選挙区で落選し、重複立候補していた比例東海ブロックで復活当選を果たした。

 下村氏の地元は東京11区、当選9回。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合。以下「統一教会」)が名称を変更した2015年、所轄する文部科学大臣を務めていたのが下村氏だった。

 統一教会の関連団体からの寄付を受領したことも明らかになっており、「統一教会と関係の深い国会議員」としてメディアだけでなく有権者も注視している。

 この2人が安倍派=清和研を仕切ることになったわけだ。彼らにとって最重要課題は、明日に控えた「内閣改造における閣僚ポストの確保」であることは論を俟たない。担当記者が言う。

「安倍さんが射殺されるという悲劇が起きなかったら、今も岸田さんは様々な場面で安倍さんの意向を聞く必要があったでしょう。しかし安倍さんは亡くなられました。安倍派が自民党における最大派閥なのは変わりませんが、岸田さんが内閣改造でどのような姿勢を安倍派に示すのか、大きな関心を集めています」

岸田・塩谷会談
 8月5日、「TBS NEWS DIG」は「【速報】岸田総理、来週10日にも内閣改造・自民党役員人事の方針固める」との速報を配信、YAHOO! ニュースのトピックス欄にも転載された。

「速報が流されたことからも明らかですが、まさに岸田さんによる“サプライズ改造”です。安倍さんの国葬決定に加え、統一教会と自民党議員との深い関係が次々に明らかになり、岸田内閣の支持率は低下しています。閣僚の顔ぶれを変えることで支持率を回復しようということでしょう」(同・記者)

 翌6日、岸田文雄首相(65)は地元の広島市で行われた平和記念式典に出席。記者会見で改造を行う理由として、統一教会の問題に言及した。新内閣の顔ぶれからは、統一教会と深い関係にある国会議員を一掃する必要があるというわけだ。

「興味深いことに、内閣改造の速報が配信された前日の8月4日、塩谷さんが首相官邸を訪れ、岸田さんと会談を持ちました。この様子を一部の新聞社などは、内閣改造の意向が発表された後に記事化しています。例えば共同通信の記事は、8月7日に全国の地方紙やブロック紙が掲載しました」(同・記者)

安倍派の閣僚は4人
 九州のブロック紙、西日本新聞は「安倍派処遇 ジレンマ 内閣改造・自民役員人事 旧統一教会と多数が関係 最大派閥へ配慮欠かせず」との見出しで報じた。

《人事がもっと先だとみられていた4日、会長代理の塩谷立元文科相は首相を官邸に訪ね「うちは政権を支える最大派閥だ。人事でそれなりの要求をさせてもらう」と伝えた。現在の閣僚数4人は「派閥の規模に比べれば少ない」(安倍派中堅)との不満もある》

《応対した首相は「なかなか比例代表のドント式のようにはいかないんだよなあ」とはぐらかした》

 会談の内容を知る自民党の関係者は、「ドント式で計算すれば、安倍派=清和研における閣僚のポストは5になります」と言う。

「岸田内閣で閣僚4人を擁したことがあるのは、安倍派と茂木派(平成研究会)、そして岸田派(宏池会)です。岸田さんが安倍派に配慮していたことが浮き彫りになりますが、安倍派は90人を超える大所帯、茂木派は50人台、岸田派に至っては40人台です。塩谷さんが『ウチは最大派閥だから閣僚枠を1人増やせ』と要求したということでしょう」

8181チバQ:2022/08/09(火) 14:45:10
 もし安倍氏が岸田首相に「4人を5人にしてほしい」と要望したのなら、岸田首相も真剣に考えたかもしれないという。

余裕の冗談!?
「しかし会談で、岸田さんは塩谷さんに『ドント式は無理』と返答しました。つまり『安倍派から5人はない』という意味です。安倍さんが亡くなられたことで、岸田さんは『安倍派に特別な配慮をする必要はなくなった』と判断したということでしょう」(同・関係者)

 ちなみに記事に出てくる「ドント方式」とは、比例選で政党に投じられた票数を議員数として配分する計算式のことを指す。

「岸田さんは『いくら安倍派の議員数が多くても、自動的に閣僚の数を増やすわけにはいきませんよ』と釘を指したわけです。更に興味深いことに、岸田さんは塩谷さんの要望は無下にしながらも、同じ安倍派の萩生田光一経産相(58)は評価しており、積極的に意見交換をしています」(同・関係者)

 萩生田氏に関しては複数の新聞社が、政調会長の可能性を報じた。これに萩生田氏は8日の記者会見で“不満”を表明した。

「会見で萩生田さんは、経産相を続投したいと明言しました。更に、岸田さんが内閣改造について『骨格は維持する』と説明したことに触れ、経産相交代説が報じられている自分は『ああ、俺は骨格じゃなかったのかとそんな思いもあります』と冗談を口にしました」(前出の記者)

統一教会との関係
 要するに萩生田氏は、冗談を口にできるだけの余裕があるのかもしれない。

「萩生田さんは安倍さんが亡くなった後、茂木敏充幹事長(66)に『安倍派における今後の窓口は自分にしてもらいたい』と申し入れたそうです。今回の組閣にあたっても、岸田さんサイドから『安倍派の入閣候補者は?』と問い合わせがあり、萩生田さんが対応しています。この話は塩谷さんや下村さんの耳にも入っていて、『自分たちの頭越しに交渉している』と激怒しているようです」(前出の関係者)

 岸田首相は萩生田氏を「失言など突拍子もないトラブルとは無縁で、安定感がある」と評価しているという。ただし、閣僚にとどまることは避けてほしいようだ。

「読売新聞などが報じていますが、萩生田さんは統一教会の関連イベントで挨拶するなど、密接な関係が疑われています。もし経産相でなくとも大臣として閣内にとどまれば、統一教会との関係を国会で問われるのは間違いありません。それを避けるため、岸田さんは政調会長など党三役を考えているようです」(同・関係者)

女性議員にも関心が集まる
 政治家は人一倍、嫉妬心が強いとも言われる。岸田首相は安倍派と距離を置く姿勢を見せながら、萩生田氏とは“特別な関係”を構築しつつあるようにも思える。となれば、安倍派の議員としては黙っていられない。

「塩谷さんや下村さんの頭越しに官邸と交渉したということも大問題ですが、経産相の残留を会見で希望したことも反発を集めています。岸田さんが考えている安倍派の閣僚ポストは4です。うち参院枠が1あるので、安倍派の衆議院議員が閣僚になれるのは残り3ということになります。ところが萩生田さんが閣内にとどまると、残りは2に減ってしまう。そのため安倍派内から『萩生田さんが勝手なことを言っている』との声が出ています」(同・関係者)

デイリー新潮編集部

新潮社

8182チバQ:2022/08/09(火) 16:34:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/afd864c5b0d032336139e0a7e7b31598f1be2c78
選対委員長は森山裕氏で調整 非主流派、取り込み狙いか
8/9(火) 15:19配信

朝日新聞デジタル
安倍元首相への思いを語る森山裕氏=2022年7月9日午後2時1分、鹿児島市の自民党鹿児島県連、野崎健太撮影

 岸田文雄首相は9日、自民党の選挙対策委員長に森山裕総務会長代行を充てる方向で調整に入った。森山氏が率いる森山派は岸田政権で非主流派に位置づけられてきたが、党4役に処遇することで主流派に引き込み、党内基盤を強化する狙いがある。

 森山氏は安倍・菅両政権下で国会対策委員長を務め、政権与党内では調整力に定評がある。首相は森山氏に選対委員長として、衆院小選挙区の新しい区割りを受けた候補者調整を担わせる考えだ。

朝日新聞社

8183チバQ:2022/08/09(火) 16:35:29
https://www.asahi.com/articles/ASQ866GQTQ86UTFK023.html?oai=ASQ8951YYQ89UTFK00R&amp;ref=yahoo
非主流派からは「やれるもんなら」 内閣改造、安倍派外しが焦点に
有料会員記事岸田政権

安倍龍太郎、吉川真布 楢崎貴司2022年8月7日 7時00分
 岸田文雄首相が6日、内閣改造・自民党役員人事の実施を正式表明した。安定政権を見据え、自民党の麻生太郎副総裁ら政権の「骨格」を維持する考えだが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が取りざたされる議員が多い安倍派の処遇が焦点となる。

 首相は6日、広島市の平和記念式典に参列した後、現地で記者会見に臨んだ。

 内閣改造と自民党役員人事について、「与党とも相談し、来週にも行いたい」と表明。理由として、新型コロナや物価高への対応、ウクライナ・台湾情勢、防衛力強化、災害対応、経済対策などを列挙。安倍晋三元首相の国葬や今後の警備体制の強化も挙げ、「様々な課題を考えると、とにかく新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と説明した。

 与党内では8月下旬から9月上旬の実施との見方が強まっていたが、首相は「いろいろな方々が9月だ何だとかおっしゃっていたが、元々できるだけ早く体制をスタートさせなければいけないと考え続けてきた」と述べ、局面打開をねらって一転したとの観測を打ち消した。

 首相はさっそく人事への動きを加速。広島から首相公邸に戻った6日夜には1時間以上にわたって麻生氏と会談し、今後の人事構想などについて協議した。

 政権の屋台骨である麻生氏や茂木敏充幹事長、松野博一官房長官を首相は留任させる。首相が率いる岸田派は党内第4派閥にとどまり、政権基盤を安定させるには第2派閥の茂木派と第3派閥の麻生派の領袖(りょうしゅう)である茂木、麻生両氏の存在が欠かせないためだ。

対応次第では高まりかねない首相への不満
 新型コロナの感染拡大や旧統一教会の問題などで報道各社の世論調査では内閣支持率が下落傾向にあり、今回の人事で若手や女性らを登用し「刷新感」をアピールできるかも問われる。閣僚経験者の一人は「国民に『目の前の問題から目をそらすための改造だ』と思われれば、決して政権浮揚にはつながらない」と指摘する。

 また、菅義偉前首相や、二階…

8184チバQ:2022/08/09(火) 16:36:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/3791df748d20da3b35af110118bc3da32d62ecdc
萩生田政調会長で安倍派後継レースに波紋 「統一教会と関係ないな」内閣改造で厳しい身体検査 〈dot.〉
8/9(火) 16:08配信
 キーワードは「旧統一教会」と多くの議員が口をそろえる8月10日の内閣改造。閣僚候補らには厳しい「身体検査」が予想される。そして、問題はそれだけではない。五輪に絡む巨額の資金提供疑惑も捜査が進んでいる。いずれの問題にも絡まず、なおかつ岸田文雄首相のお眼鏡にかなう人材はどれだけ残っているのだろう。

【写真】会見する萩生田光一経産相

「今回の内閣改造はまさに旧統一教会改造だよ。この問題をひきずると岸田首相は、大変な事態になると危惧して、思い切った前倒しを仕掛けた」


 そう話すのは、岸田政権を支える麻生派の幹部。7月8日の安倍晋三元首相の銃撃事件以降、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員との接点についてのニュースが連日のように流れている。

 自民党の国会議員を中心に地方議員までが結びつき、選挙支援を受け、旧統一教会のイベントに参加するなど、自民党と旧統一教会の「闇ルート」が次々と白日の下にさらされている。

 自民党内には、SNSなどで旧統一教会の関連団体などとの関係を積極的にアピールしていた議員も少なくない。

 その一人のある自民党衆院議員はこう打ち明ける。

「関係していた団体の名称から旧統一教会とは想像もしなかった。ネットで少し調べればわかったのかもしれないが、まったく違和感がなかった。霊感商法が騒がれていたのは30年近く前で、その時はまだ子どもだったのでピンとこなかった。議員になってからイベントにも参加したし、選挙の支援も受けたけど、これを機に旧統一教会との関係はきっぱり断つ。正直、今でもあの人たちが旧統一教会の関係者だとは信じられない……。ただ。ここまで騒がれると政治生命には大きなマイナスだ」

 その上で、

「党内では、2人寄れば、内閣改造、党人事の話。旧統一教会と関係がある議員は徹底的に排除されるだろうという空気感だ」

 と内情を話した。

 とりわけ、今回の党人事は早々に、茂木敏充幹事長の留任が決まった。注目は、政調会長だ。

 高市早苗政調会長は交代との声が多く聞こえてくる。また、党三役の一人、福田達夫総務会長は閣僚ポスト起用もあるとの見方が出ている。

「これまで、高市政調会長は茂木幹事長ともめている、と何度も報じられた。党の内側の話が記事になるのは、かなりギクシャクしている証拠。岸田首相は、茂木幹事長をとり、高市政調会長は切る決断をしたんじゃないか。高市政調会長の後ろ盾だった安倍元首相が亡くなり、派閥にも入っていないからやりやすいのでは。後任は萩生田光一経済産業相で決まりとの声も聞く。岸田首相とも親しく、安倍派だから」

 岸田派の元職員で自民党本部の政調担当を長く務めた、政治評論家の田村重信さんはそう推測する。

 そうなると安倍派内のパワーバランスにも影響を及ぼすという(安倍派内の後継争いについては8月8日のAERAdot.「『アッキー』不出馬で安倍派分裂がささやかれる後継争い」で詳報)。

「萩生田経産相が政調会長となれば、安倍派の後継者に大きく近づく。政調会長は『大臣3人前』と言われるほど大きなポスト。萩生田経産相よりも年長の塩谷立、下村博文両会長代行は、かなりきつくなるでしょう。今後の派内は、萩生田経産相と松野博一官房長官が軸になって、トップを争うんじゃないでしょうか」

8185チバQ:2022/08/09(火) 16:37:22
 そして、閣僚も半分以上が交代する見込みだという。

 二階派の国会議員が話す。

「9月の改造と思っていたらお盆前。予想より1カ月も早い。派閥から推薦を出さないと大変だと、大慌てでやっている。それでなくても非主流派と呼ばれて冷や飯食っているんだから。とにかく、『旧統一教会との関係はないな』と念を押してから推薦するんだ。こんな身体検査は初めてだ」

 一方、自ら旧統一教会との関係を明らかにしたのは岸信夫防衛相。末松信介文部科学相、山口壮環境相ら数人の閣僚も同様だ。

「岸防衛相だけは、体調を考えて、という理由で外れるだろう。他の旧統一教会と関係のあった閣僚は、よほどの理由がない限り交代だ。昨年10月の総裁選に勝った後の組閣は、安倍元首相、麻生副総裁にかなり気を使った人事。今回は、岸田首相自身の政策をしっかり遂行できるような配置にするはず。それに、昨年10月の衆院選、今年7月の参院選と2度、国政選挙に勝っていることがポイント。党内では、その功績が大きく評価されているので、より強い力を発揮できる」(前出の田村氏)

 また、自民党の閣僚経験者からは、

「副大臣、政務官の人事も注目だ。選ばれるということは、旧統一教会との関係がない、クリーンだというイメージになる。当選回数などで、就任が確実視されても名前がない議員は、旧統一教会と関係ありだろう。今後の人事にも響いてくる」

 との指摘もある。

 旧統一教会関係だけでも頭を抱える問題だが、実は自民党はもう一つ、隠れた難題がある。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の元理事の高橋治之氏の会社が、紳士服大手「AOKIホールディングス」側から多額の資金提供を受けたとされ、東京地検が捜査している事件。

 高橋氏は、電通の元役員で、東京五輪・パラリンピックの招致や、スポンサーの選定などに大きな影響力を有していたのではないかと、みられている。

 そこで、微妙なのが遠藤利明選挙対策委員長だ。


「遠藤選対委員長は、党三役の総務会長へ、との声も強い。しかし、遠藤氏は五輪担当相で、五輪の組織委員会副会長という要職にあった。高橋氏の事件がいつ弾けるかわからない状態で、岸田首相がそこをどう考えるかですね」

 と自民党の閣僚経験者が語る。東京地検特捜部がすでに強制捜査に着手しているが、逮捕には至っていない。「高橋氏の背後にバッジ(議員)がいるから慎重に進めている」との情報も永田町には流れているという。

 「旧統一教会」という前門の虎、「五輪疑惑」という後門の狼。岸田首相は、奇策の前倒し内閣改造で乗り切れるのか?

(AERA dot.編集部・今西憲之)

8186チバQ:2022/08/09(火) 17:12:29
総裁  岸田派
副総裁 麻生派
幹事長 茂木派
政調会長安倍派
総務会長谷垣G
選対員長森山派
国対委長安倍派

https://news.yahoo.co.jp/articles/7905b5fb7322311ae09f35129b4f26c9688efca2
選対・森山氏、政調・萩生田氏 自民四役、総務は遠藤氏で調整 岸田改造内閣10日発足
8/9(火) 14:06配信
 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日、内閣改造・党役員人事を行う。

 党執行部は、麻生太郎副総裁(81)、茂木敏充幹事長(66)が続投し、政調会長に萩生田光一経済産業相(58)、選対委員長に森山裕前国対委員長(77)をそれぞれ起用する。総務会長は遠藤利明選対委員長(72)とする方向で調整。首相は9日中に閣僚19人の顔触れも固める考えだ。

 萩生田氏は最大派閥の安倍派に属し、銃撃事件で死亡した安倍晋三元首相の側近。国家安全保障戦略の改定など重要課題の調整を託すことで、同派を含む保守系に配慮を示す狙いがある。

 森山氏は菅義偉前首相や二階俊博元幹事長に近い。「非主流」の重鎮を起用し、挙党態勢の構築を目指す。

8187チバQ:2022/08/09(火) 17:13:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/06795a2429b9cebf0834e0cac951120f255de305
岸田内閣で「重用」か「冷や飯」か 菅前首相の処遇「側近が入閣情報を流しているだけ」〈dot.〉
8/9(火) 12:32配信
 どこの世界でも人事は大きな関心事。8月10日の内閣改造に向け、あちこちから様々な観測が聞こえてくる。注目人事の一つは、菅義偉前首相が重要ポストに起用されるかどうか。後援会からは期待する声が上がり、「副総理」という具体的なポストも聞こえてはくるが、希望的な観測に過ぎないという見方もある。

 菅氏の選挙区がある神奈川県では、地元紙の神奈川新聞が6日に、「内閣改造・自民党役員人事で飛び交う観測 岸田首相、『菅氏重用』で無敵に」という見出しで、「副総理や幹事長など重要役職への起用観測が週末の永田町で飛び交っている」と報じた。

 周囲はどう考えているのだろうか。菅氏の神奈川県の側近はこう話す。

「岸田(文雄)首相から入閣の話があっても、ポストによっては受けないかもしれない。おそらく、安倍晋三元首相のレガシーだった米軍普天間飛行場の辺野古移設問題をかかえる沖縄・北方担当相なら受けると思うね。菅さんも官房長官時代から沖縄の基地問題には熱心で、しょっちゅう沖縄へ行ってたから」

 菅氏の後援会幹部は、菅氏にはもう一花咲かせて欲しいという。

「菅さんは安倍元首相と二人三脚でやってきた人で、岸田氏とは対峙(たいじ)した関係です。いざという時に、岸田首相とは考えが違う人として相談できる人がいた方がいいと思います。もし岸田首相が反対意見を封殺し、自分の思うままにやると、歴史の常として、結局は何もできないということになりかねないです」

 そして、こう期待感をにじませる。

「菅さんはまだ隠居するつもりはないと思います。菅さんの影響力は低下しているでしょうけれど、首相としてやったことが評価されるのはこれからです。菅さんには政治家としてやることがまだまだ残っています」(菅氏の地元後援会幹部)

 菅氏はTBSのCS番組で入閣への意欲を聞かれ、「私は総理大臣までさせていただきましたから、そういう意味でいろんな場所で、閣内、閣外に関わらず進めていくことが、そこは大事だと思います。閣内でということで限定すれば、そこは考えていないということです」との考えを述べた。

 菅氏の重要ポストでの起用に否定的な見方を示すのは、政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。

「菅氏が入閣するかもしれないとか、副総理かもしれないといった情報を流しているのは菅氏の側近です。菅氏を入閣させると政権が盤石になる、ということはないと思います。岸田首相は、茂木敏充幹事長と、麻生太郎副総裁がいれば十分だと思っているはずです」

 昨年9月の自民党総裁選では、岸田首相は河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏と戦った。岸田氏を支援した安倍派の福田達夫氏は総務会長に就任した。

「自民党4役は茂木幹事長以外は交代する方針だから、高市氏も福田氏もクビだということ。菅氏が推した河野氏も、当面国政選挙がないわけですから、たいして仕事がないわけですよ。だから、そのままでもいいのかもしれないけれど」(角谷氏)

 大方の予想よりも、内閣改造が早まったことについて角谷氏は、

「内閣改造が早まったのは、二之湯智国家公安委員長に原因があると思います。国家公安委員長なのに、統一教会についてほとんど知識がなくて、発言も迷走。それに安倍元首相の銃撃事件の責任を警察関係者はまだ取っていない。警察のトップのケジメが必要という意味もあるのでしょう」

 とみている。そして、その事件後、連日取り沙汰されている、自民党議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係についても、岸田首相がどういう考えで人事に反映するのか興味深いところだ。

8188チバQ:2022/08/09(火) 17:13:42
 その点について角谷氏は、

「旧統一教会の関係団体に『祝電を打つぐらいならいいのではないか』という議員もいるかもしれないが、それが広告塔になり、教団にお墨付きを与えることになるわけだから、祝電くらいならいいという発想を変えなきゃいけないわけですよ」

 と指摘し、こう続けた。

「内閣改造は政務官まで含めると100人規模の人事になる。旧統一教会とまったく関係ない人だけでは内閣はつくれないでしょう。だけど、すでに疑惑が伝えられている人は外すしかない。ここまで来たら、岸田内閣も旧統一教会の問題と向き合わざるを得なくなった。今回は身体検査が厳しくなると思います」

 ただ、そうなると、旧統一教会との接点が最も多いとされる安倍派の議員の処遇はどうなるのか。

「統一教会にかかわっている議員が多いから、当面、党の役職とか首相補佐官とか、国会で答弁しなくてよい役職に選ぶでしょうね」(角谷氏)

 内閣改造によってまずは刷新のイメージを国民に示せるのか。さらには旧統一教会の影が見えない内閣をつくることは可能なのだろうか。

(AERA dot.編集部・上田耕司)

8189チバQ:2022/08/09(火) 20:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4c5b720d211f44d0b48607d8a8e67085f02300e
河野太郎氏のデジタル相起用固まる
8/9(火) 19:18配信
共同通信
 岸田首相は自民党の河野太郎広報本部長のデジタル相起用を固めた。

8190チバQ:2022/08/09(火) 20:13:22

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762471000.html
内閣改造 文部科学相に永岡桂子氏起用へ 初めての入閣
2022年8月9日 19時35分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、文部科学大臣に、自民党麻生派の永岡桂子氏を起用する意向を固めました。永岡氏は初めての入閣です。

永岡氏は、衆議院茨城7区選出の当選6回で68歳。

自民党麻生派に所属しています。

衆議院議員だった夫の洋治氏が死去したのを受け、平成17年の衆議院選挙に立候補し、初当選しました。

これまでに厚生労働副大臣や文部科学副大臣、衆議院の文部科学委員長などを務めています。

岸田総理大臣としては、女性政策などに取り組んできた永岡氏に期待し、所属する麻生派の意向なども踏まえ起用したものとみられます。

永岡氏は初めての入閣です。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762491000.html
内閣改造 環境相に安倍派の西村明宏氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 19時57分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、環境大臣に自民党安倍派の西村明宏氏を起用する意向を固めました。西村氏は初めての入閣です。

西村氏は、衆議院宮城3区選出の当選6回で、62歳。

自民党安倍派に所属しています。

三塚博・元大蔵大臣の秘書を経て平成15年の衆議院選挙で初当選しました。

国土交通副大臣や官房副長官などを歴任し、現在は、党の筆頭副幹事長を務めています。

岸田総理大臣としては、党内最大派閥の安倍派に所属し、政府や党内でさまざまな調整役を務めてきた西村氏を起用することで、政権運営の円滑化を図る狙いがあるものとみられます。

西村氏は初めての入閣です。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762511000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 経済安全保障担当相に高市早苗氏起用へ
2022年8月9日 20時10分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、経済安全保障担当大臣に自民党の高市早苗・政務調査会長を起用する意向を固めました。

高市氏は、衆議院奈良2区選出の当選9回で61歳。

自民党では無派閥で活動しています。

平成5年の衆議院選挙で無所属で初当選し、旧新進党などを経て、その後自民党に入党しました。

安倍元総理大臣と政治信条が近かったことで知られ、安倍政権当時、総務大臣や自民党の政務調査会長などを務めました。

去年の自民党総裁選挙では安倍氏の支援も受けて立候補し、岸田総理大臣らと争いました。

そして、岸田政権発足に伴って再び党の政務調査会長に起用されました。

岸田総理大臣としては、政務調査会長を務めてきた高市氏を重視する経済安全保障政策の担当大臣に起用してさらに推進するとともに、安倍氏に近かった高市氏を起用することで、挙党態勢をアピールするねらいもあるものとみられます。

8191チバQ:2022/08/09(火) 20:14:13
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762561000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 総務相に寺田稔氏を起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時11分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、総務大臣に自民党岸田派の寺田稔・総理大臣補佐官を起用する意向を固めました。寺田氏は初めての入閣です。

寺田氏は、衆議院広島5区選出の当選6回で、64歳。

岸田総理大臣が率いる自民党岸田派に所属しています。

寺田氏の妻は、岸田派につながる派閥を結成した池田勇人・元総理大臣の孫で、財務省の主計官などを経て、平成16年の衆議院選挙で初当選しました。

これまでに防衛政務官や総務副大臣などを歴任し、去年から、岸田総理大臣のもとで、核軍縮・不拡散や国家安全保障などを担当する総理大臣補佐官を務め、NPT=核拡散防止条約の再検討会議に向けた各国との調整にあたってきました。

岸田総理大臣としては、みずからに近く、行政経験が豊富で幅広い分野の政策に精通した寺田氏を起用することで、政権基盤を安定させる狙いがあるものとみられます。

寺田氏は初めての入閣です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762611000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 法相に葉梨康弘氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時09分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、法務大臣に自民党岸田派の葉梨康弘氏を起用する意向を固めました。葉梨氏は初めての入閣です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762581000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 農相に野村哲郎氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時08分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、農林水産大臣に、参議院議員で自民党茂木派の野村哲郎氏を起用する意向を固めました。野村氏は初めての入閣です。

野村氏は、参議院鹿児島選挙区選出の当選4回で、78歳。

自民党茂木派に所属しています。

鹿児島県農協中央会の常務理事を経て、平成16年の参議院選挙で初当選しました。

これまでに、農林水産政務官のほか、参議院の農林水産委員長や決算委員長などを歴任しました。

現在は、党の参議院議員副会長を務めています。

岸田総理大臣としては、農林水産行政に精通し、党内第2派閥の茂木派に所属する野村氏を閣僚に起用することで、政権運営の円滑化を図るねらいがあるものとみられます。

野村氏は初めての入閣です。

8192チバQ:2022/08/09(火) 20:15:13
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762551000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 経済産業相に西村康稔氏起用へ
2022年8月9日 20時09分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、経済産業大臣に安倍派の西村康稔・前経済再生担当大臣を起用する意向を固めました。

西村氏は、衆議院兵庫9区選出の当選7回で、59歳。

旧通産省を経て、平成15年の衆議院選挙で初当選しました。

政策通としても知られ、第2次安倍内閣以降、官房副長官などを務めたあと、経済再生担当大臣として初入閣し新型コロナの感染対策などに取り組みました。

岸田政権発足後は、自民党の選挙対策委員長代行や、新型コロナ対策本部の本部長を務めています。

岸田総理大臣としては、党内最大派閥の安倍派で事務総長を務める西村氏を起用することで、挙党態勢の構築を図るねらいがあるものとみられます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762601000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 復興相に谷公一氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時06分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、復興大臣に自民党二階派の谷公一氏を起用する意向を固めました。谷氏は初めての入閣です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762571000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 地方創生担当相に岡田直樹氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 19時57分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、地方創生担当大臣に、自民党安倍派の岡田直樹・参議院国会対策委員長を起用する意向を固めました。岡田氏は初めての入閣です。

岡田氏は、参議院石川選挙区選出の当選4回で、60歳。

自民党安倍派に所属しています。

森元総理大臣と親戚関係にあり、新聞記者や石川県議会議員を経て、平成16年の参議院選挙で初当選しました。

その後、財務副大臣や参議院国土交通委員長、それに官房副長官などを歴任し、現在は、党の参議院国会対策委員長を務めています。

岸田総理大臣としては、党内最大派閥の安倍派に所属し、党の要職も務めてきた岡田氏を閣僚に起用することで、政権基盤を安定させるねらいがあるものとみられます。

岡田氏は初めての入閣です。

8193チバQ:2022/08/09(火) 20:16:46
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762501000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 二階派の小倉將信氏 初入閣へ
2022年8月9日 19時52分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は自民党二階派で当選4回の小倉將信氏を入閣させる意向を固めました。小倉氏は初めての入閣です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762541000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 防衛相に浜田靖一氏起用へ 2回目
2022年8月9日 19時53分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、防衛大臣に無派閥の浜田靖一氏を起用する意向を固めました。浜田氏は、2回目の防衛大臣となります。

浜田氏は衆議院千葉12区選出の当選10回で66歳。無派閥です。

父親の浜田幸一・元衆議院議員の秘書などを経て、岸田総理大臣と同じ平成5年の衆議院選挙で初当選しました。

これまでに、自民党の国会対策委員長のほか、防衛庁の副長官や衆議院安全保障委員長、麻生内閣で防衛大臣を務め、安全保障分野を中心に取り組んできました。

岸田総理大臣としては、ウクライナ情勢や米中対立など厳しい安全保障環境の中、浜田氏の安全保障の知見を生かし年末に控える「国家安全保障戦略」など安全保障関連の3つの文書の改定に向けた与党側との調整を円滑に進めるねらいがあるものとみられます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762521000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 厚生労働相に加藤勝信氏起用へ 3回目
2022年8月9日 20時07分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、厚生労働大臣に自民党・茂木派の加藤勝信・前官房長官を起用する意向を固めました。

加藤氏は3回目の厚生労働大臣となります。

加藤氏は、衆議院岡山5区選出の当選7回で、66歳。自民党茂木派に所属しています。

旧大蔵省出身で、義理の父親の加藤六月・元農林水産大臣の秘書などを経て、平成15年の衆議院選挙で初当選しました。

これまでに官房副長官や一億総活躍担当大臣を歴任し、厚生労働大臣を2度務めたほか、党の総務会長や菅内閣で官房長官も務めました。

義理の父親の六月氏は、亡くなった安倍元総理大臣の父親、晋太郎・元外務大臣の盟友で、安倍元総理大臣と加藤氏も旧知の仲で知られています。

岸田総理大臣としては、加藤氏が、厚生労働行政をはじめ幅広い分野の政策に明るいことや、官房長官として省庁間や与党などとの調整にあたってきた実績を評価して起用を固めたものとみられます。

8194チバQ:2022/08/09(火) 20:34:22
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762501000.html
内閣改造 少子化相に小倉將信氏起用へ 初入閣
2022年8月9日 19時52分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、少子化担当大臣に、自民党二階派で当選4回の小倉將信氏を起用する意向を固めました。小倉氏は初めての入閣です。

小倉氏は、東京23区選出の当選4回で41歳。自民党二階派に所属しています。

日本銀行の職員を経て、平成24年の衆議院選挙で初当選しました。

その後、総務政務官などを歴任し、現在は、自民党の青年局長を務めています。

岸田総理大臣は、去年の自民党総裁選挙で、中堅・若手の登用を掲げた経緯があり、当選4回の小倉氏を起用することで、みずからの公約を着実に実現させる姿勢を示すねらいもあるとみられます。

小倉氏は初めての入閣です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762621000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 経済再生相に山際大志郎氏留任
2022年8月9日 20時17分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は自民党麻生派で新型コロナ対策も担当する山際大志郎・経済再生担当大臣を留任させる意向を固めました。

山際氏は、衆議院神奈川18区選出の当選6回で53歳。

自民党麻生派に所属しています。

獣医師などを経て平成15年の衆議院選挙で初当選しました。

去年10月の岸田内閣の発足に伴い、経済再生担当大臣として初入閣し「新しい資本主義」の実現に向けた取り組みを進めてきました。

また、新型コロナ対策担当大臣としても社会経済活動と感染拡大防止の両立を図る政策の推進に努めてきました。

さらに、今月からはスタートアップ担当大臣も兼務し、経済成長と社会的な課題の解決に向けて、革新的なビジネスを生み出すスタートアップ企業の支援を強化する司令塔の役割を担っています。

岸田総理大臣としては、新型コロナの感染者が全国で拡大する中で、対策の継続性を重視するとともに新しい資本主義の実現に向けた取り組みを加速させるねらいがあるものとみられます。

8195チバQ:2022/08/09(火) 20:45:01
総理相  岸田文雄(岸田派)
総務相  寺田稔 (岸田派)初入閣
法務相  葉梨康弘(岸田派)初入閣
外務相  林芳正 (岸田派)留任
財務相  鈴木俊一(麻生派)留任
文部科学  永岡桂子(麻生派)初入閣
厚生労働 加藤勝信(茂木派)3回目の厚労相
農林水産 野村哲郎(茂木派)初入閣
経済産業 西村康稔(安倍派)
国土交通 斉藤鉄夫(公明党)留任
環境相  西村明宏(安倍派)初入閣
防衛相  浜田靖一(無派閥)2回目の防衛相
国家公安
官房長官  松野博一(安倍派)留任6
復興相  谷公一 (二階派)初入閣
デジタル 河野太郎(麻生派)
経済安保 高市早苗(無派閥)
経済財政 山際大志郎(麻生派)留任
地方創生 岡田直樹(安倍派 参)
少子化相 小倉將信(二階派)初入閣  当選4回


副総裁  麻生太郎(麻生派)
幹事長  茂木敏充(茂木派)
政調会長 萩生田光一(安倍派)
総務会長 遠藤利明(谷垣G)
選対委長 森山裕 (森山派)
国対委長 高木毅 (安倍派)



安倍派 西村康稔 松野博一 西村明宏 岡田直樹  【萩生田光一 高木毅】
麻生派 鈴木俊一 河野太郎 永岡桂子 山際大志郎 【麻生太郎】
茂木派 加藤勝信 野村哲郎            【茂木敏充】
岸田派 岸田文雄 林芳正 寺田稔 葉梨康弘
二階派 谷公一  小倉將信
森山派                      【森山裕】
谷垣G                      【遠藤利明】
無派閥 浜田靖一 高市早苗
公明党 斉藤鉄夫

8196チバQ:2022/08/09(火) 20:46:50
はやいな
国家公安委員長以外決まったか?

茂木派の参院から公安委員長出すかな?
ちょっと二階派冷遇感あるかな

8197チバQ:2022/08/09(火) 21:26:48
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762661000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 国家公安委員長に谷公一氏起用 初入閣
2022年8月9日 20時37分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、国家公安委員長と防災担当大臣に自民党二階派の谷公一氏を起用する意向を固めました。谷氏は初めての入閣です。

※谷氏は復興大臣への起用が固まったと一時掲載しましたが、国家公安委員長と防災担当大臣への起用が固まりました。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762681000.html?word_result=%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E5%BD%B9%E5%93%A1%E4%BA%BA%E4%BA%8B
内閣改造 復興相に秋葉賢也氏を起用へ 初入閣
2022年8月9日 20時45分

10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、復興大臣に、自民党茂木派の秋葉賢也氏を起用する意向を固めました。秋葉氏は初めての入閣です。

秋葉氏は、衆議院比例代表・東北ブロック選出の当選7回で60歳。

自民党茂木派に所属しています。

宮城県議会議員を経て、平成17年に行われた衆議院の補欠選挙で初当選しました。

これまでに、復興副大臣や厚生労働副大臣などを歴任しています。

岸田総理大臣としては、被災地が地元の秋葉氏を起用することで、復興を加速させるねらいがあるものとみられます。

秋葉氏は初めての入閣です。

8198チバQ:2022/08/09(火) 21:34:18
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-401083.html
【速報】“焦点”小渕優子氏は入閣見送り あす内閣改造 大詰め調整
2022/08/09 18:56
岸田首相は、焦点となっていた小渕優子組織運動本部長の入閣を見送る方針を固めた。

政府与党関係者によると、要職での起用が取りざたされていた小渕優子氏について、岸田首相は、党の組織運動本部長を続投させる方針を固めた。

また岸田首相は、自民党の役員人事について、政調会長に萩生田経産相、総務会長には遠藤選挙対策委員長、代わりの選対委員長に森山総務会長代行を起用する方向で最終調整に入った。

岸田首相は9日午後、官邸に戻り、10日の人事に向け入閣予定者らに個別に連絡をする見通し。

内閣改造

8199チバQ:2022/08/09(火) 21:34:51
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220809k0000m010236000c.html
萩生田氏は政調会長 自民党四役固まる 挙党へ向け派閥に配慮
2022/08/09 18:38毎日新聞

萩生田氏は政調会長 自民党四役固まる 挙党へ向け派閥に配慮

萩生田光一経産相

(毎日新聞)

 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日に行う党役員人事で、茂木敏充幹事長(66)=茂木派=を再任させ、政調会長に萩生田光一経済産業相(58)=安倍派、総務会長に遠藤利明選対委員長(72)=無派閥、選対委員長には森山裕総務会長代行(77)=森山派=を起用する方針を固め、党の「四役」が出そろった。挙党態勢の確立に向けて、派閥のバランスや党内力学に配慮した配置だ。

 首相が腐心したのは「非主流派」の取り込みだ。政権発足時は、二階、森山両派や菅義偉前首相に近い無派閥議員らの起用を限定的にとどめる「冷遇」ぶりが際立ったが、今回は森山氏を抜てきした。

 森山氏は第2次安倍政権から菅政権にかけて歴代最長期間、国対委員長を務め、与野党に幅広い人脈を持つ。菅氏や二階俊博元幹事長に近く、9日朝には二階氏に電話で選対委員長就任を告げた。衆院選挙区定数の「10増10減」を巡っては党内や与党間の選挙区調整を担う。

 萩生田氏の起用は党内最大派閥・安倍派に配慮を示す狙いがある。萩生田氏は銃撃事件で死亡した安倍晋三元首相の側近の一人だが、岸田首相の信頼も厚い。今後、物価高対策や防衛費増額など重要政策がヤマ場を迎えるが、首相は萩生田氏に調整役を担わせることで、同派の「離反」を防ぎ、政権基盤の安定化につなげたい考えだ。

 首相は一方で、遠藤氏を選対委員長から総務会長に横滑りさせた。遠藤氏は谷垣グループの代表世話人で、2021年の総裁選で岸田陣営の選挙対策本部長を務めるなど首相の「盟友」として知られる。首相は再任する麻生太郎副総裁(81)=麻生派=と茂木氏に加え、遠藤氏に引き続き党の要職を与え、「骨格」を維持した。結果的に党中枢の5人のうち、3人を派閥のトップが務め、党内では「重厚すぎる布陣」(ベテラン議員)との声が上がる。【小田中大】

8200チバQ:2022/08/09(火) 21:39:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ea601b7715de28703195422a240b7dfc42f4af2
梶山幹事長代行は留任 自民党役員人事
8/9(火) 19:41配信

産経新聞
自民党の梶山弘志幹事長代行(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は9日、党役員人事で梶山弘志幹事長代行を留任させる方針を固めた。

8201チバQ:2022/08/10(水) 03:28:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/70cdcc0d0f585d33d74baa434e9c50527be28d57
厚生労働相がワクチン相兼務 岸田首相方針、10日内閣改造
8/9(火) 23:50配信
 岸田文雄首相は10日の内閣改造で、松野博一官房長官が兼務していた新型コロナウイルスのワクチン接種推進担当相を、厚生労働相の兼務とする方針を固めた。厚労相には第2次安倍政権で厚労相を務めた加藤勝信前官房長官を充てる。

 岸田政権では堀内詔子前五輪担当相がワクチン担当相を兼務していたが、3月末の閣僚枠1減に伴い、堀内氏が退任したため、松野氏が兼務していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e7534ea8ffbe8c2a476c73741493bf483859d8b3
旧統一教会と「関係」の7閣僚を交代 萩生田氏は自民政調会長に
8/9(火) 23:11配信
 岸田文雄首相は10日の内閣改造で、現閣僚のうち、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との「関係」を認めた7人を交代させる。

 交代するのは、岸信夫防衛相▽末松信介文部科学相▽二之湯智国家公安委員長▽小林鷹之経済安全保障担当相▽野田聖子地方創生担当相▽山口壮環境相▽萩生田光一経済産業相。このうち萩生田氏は自民党政調会長として起用する。

 岸氏は選挙支援を旧統一教会から支援を受けていたと明言。末松氏は教会関係者が自身のパーティー券を購入したと明らかにした。二之湯氏は関連団体のイベントの実行委員長を務めたと説明している。萩生田、小林両氏は関連団体のイベントであいさつし、野田、山口両氏は祝電を送ったと明らかにした。

 首相は内閣改造にあたり、新閣僚と再任される閣僚に対して旧統一教会との関係の有無を点検し結果を公表するよう指示する考えを表明しており、9日の記者会見では「自ら点検し、厳正に見直していただくことが、新閣僚、党役員においても前提となる」と述べた。

8202チバQ:2022/08/10(水) 03:29:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/c249da96023ba2f49b751a8e10a6fdffe7c19ab2
内閣改造19閣僚中14ポストを入れ替え…防衛相退任の岸信夫氏は安保担当の首相補佐官
8/9(火) 22:41配信
 岸田首相(自民党総裁)は10日に行う内閣改造・党役員人事の顔ぶれを固めた。全19閣僚中14ポストを入れ替える一方で、閣僚経験者を多く登用する。防衛相は浜田靖一氏(66)、厚生労働相は加藤勝信氏(66)と、いずれも経験者を再登板させる。経済安全保障相には自民党政調会長の高市早苗・元総務相(61)を起用する。

 浜田氏は無派閥の衆院当選10回。麻生内閣の2008〜09年に防衛相を務めた。台湾情勢の対応に加え、年内に国家安全保障戦略など3文書の改定が控える中、経験が評価された。

 加藤氏は、安倍内閣で厚労相を2度務めた経験があり、新型コロナウイルス対策の陣頭指揮にふさわしいと判断された。

 その他の閣僚経験者では、河野太郎・元外相(59)をデジタル相に、西村康稔・前経済再生相(59)を経済産業相に充てる。

 初入閣組は各派閥の推薦を重視する姿勢が目立った。岸田派の寺田稔首相補佐官(64)を総務相、麻生派の永岡桂子・元文部科学副大臣(68)を文科相、安倍派の西村明宏・元官房副長官(62)を環境相、二階派の谷公一・元復興副大臣(70)を国家公安委員長に起用する。

 山際大志郎経済再生相(53)は留任させる。

 国家安全保障を担当する首相補佐官には、岸信夫防衛相(63)を起用する。

 党役員には、各派閥から重量級を充てる。麻生太郎副総裁(81)と茂木敏充幹事長(66)を続投させ、政調会長に萩生田光一経済産業相(58)、選挙対策委員長に森山裕総務会長代行(77)、総務会長に遠藤利明選対委員長(72)を起用する。

 新たな閣僚や党役員と「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係について、首相は9日の長崎市での記者会見で「自ら点検し、厳正に見直すことが前提だ」と述べた。首相は9日に各議員に電話で入閣を打診した際、旧統一教会と関係を断つよう求めた。

 首相は10日午前に党役員を決定し、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめる。午後に閣僚名簿を発表し、皇居での認証式を経て第2次岸田改造内閣が発足する。首相は同日夜の記者会見で内閣改造の狙いを説明する。

8203チバQ:2022/08/10(水) 03:33:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d3894fa31824062520640fbbb91b1c8636e8590
異例の「お盆の直前」改造、霞が関や党内に不満の声…安倍派閣僚「生前に配慮求めていたはず」
8/9(火) 20:27配信

読売新聞オンライン
首相官邸に入る岸田首相(9日)

 岸田首相(自民党総裁)が内閣改造・自民党役員人事を10日に行うことに、政府・自民内から不満の声が出ている。お盆の直前という異例の時期での実施が唐突に表明され、議員の地元回りや省庁職員の夏休みに影響したためだ。


 党内では、執行部を含めて内閣改造・党役員人事の時期は9月上旬頃との見方が大勢で、5日の臨時国会閉会後、政党や各省庁は事実上の夏休みに入ると見る向きが多かった。5日夕に「10日にも内閣改造」との一報が伝わると、党内や各省庁は騒然となった。

 中堅議員は「全く理解できない。この時期は戦没者を悼み、静かに過ごすべきだ」と批判する。省庁からも「旅行を急きょキャンセルした」などと困惑の声が上がった。

 安倍派の閣僚は記者団に対し、銃撃事件で死去した安倍元首相は生前、閣僚がお盆の時期に地元に入る「お国入り」が可能になるよう配慮を求め、首相は人事を9月に行う考えを安倍氏に伝えていたと不満を示した。一方、首相は6日の記者会見で「新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と述べ、首相側は「安倍氏と9月の人事を約束した事実はない」と否定している。

8204チバQ:2022/08/10(水) 03:38:59
https://www.sankei.com/article/20220809-KMEAFBHS5NPVVPADDOSGFUTD2Q/
参院国対委員長に野上氏就任へ 自民党
2022/8/9 20:38
自民党は9日、初入閣が決まった岡田直樹参院国対委員長の後任に、野上浩太郎参院幹事長代行を起用する方針を固めた。党幹部が明らかにした。

参院自民の役員人事は関口昌一参院議員会長の一任となっており、野上氏の参院国対委員長就任は、10日に世耕弘成参院幹事長の続投とともに発令される。

8205チバQ:2022/08/10(水) 07:32:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c863f4f06e60b9ad53c53206c606e64c976f055
萩生田光一経産相が政調会長就任で“ポスト安倍”の筆頭に 徹底した“子分肌”と森&菅コンビの強烈後押し
8/9(火) 17:31配信
「政治活動を市議の秘書から始めた、という経歴からわかる通り、叩き上げの中の叩き上げです」

【写真あり】「萩生田光一」のリーゼント番長時代

 とは、八王子市議だったころからの萩生田光一経産相の後援者だ。

 ほぼ1カ月も前倒しになった、唐突な内閣改造。最注目株は、萩生田経産相の処遇だ。銃撃事件で死亡した安倍晋三元首相が領袖だった「安倍派(清和会)」は、旧統一協会との関係が深い議員を多数、抱えていることから、世論の集中砲火を浴びている。現在は、幹部7名による「集団指導体制」となっているが、今回の内閣改造を機に、萩生田経産相が“ポスト安倍”競争で一歩、リードするという。

 そもそも萩生田経産相は、安倍元首相の“子飼い”として出世してきた。

「大柄で一見、押し出しが強く見えて、じつに腰が低いんです。上下関係が厳しい割りに、スタンドプレーをする議員が目立つ安倍派の中で、親分を絶対に裏切らず、自ら泥を被ることさえ厭わない。“子分肌”を徹底したことで、安倍さんや森(喜朗)さんにかわいがられてきたんでしょう」(同前)

 明治大学在学中から、八王子市の黒須隆一市議(のちに市長)の私設秘書になったのが政界への端緒になるが、その後、不動産会社の経営者として八王子市青年会議所に入会。

 青年会議所が主催した拉致被害者の会の講演会に携わったことで、安倍元首相と出会い、現在の地位にたどり着いた。

「安倍さんとは、個人的にも親しい関係のようでした。支援者との会合では必ず、その場で安倍さんに電話をしてくれます。安倍さんも調子を合わせて、『〇〇さん(支援者)のことは、萩生田君からよく聞きます、ありがとうございます』などと、お上手を言うのです。萩生田後援会の結束は、“安倍さんとのパイプ”という点で固くなっていました」(同前)

 岸田首相はすでに「(内閣の)骨格は変えない」と明らかにしているが、それを受けて萩生田経産省は「俺は骨格じゃなかったのか」と、愚痴をこぼしている。ベテラン自民党議員がその真意を解説する。

「萩生田さんは、政調会長になる予定です。後継のゴタゴタに加えて、統一教会問題がある安倍派は今、内閣改造人事に口出しができない状態。萩生田さんが政調会長になって、政務官や部会長などの人事を差配することになります。今回の改造は、安倍派には不満が残るものになりますが、萩生田さんが泥をかぶって取りまとめるということ。逆にいえば、『清和会のトップとしてまとめてくれ』というメッセージです」(政治部記者)

 そのメッセージを発しているのは、菅義偉(よしひで)前首相と、森元首相だ。

「菅前首相は、萩生田さんの手腕を高く評価していて、じつは前回の総裁選では、河野太郎さんではなく、萩生田さんを担ぐ腹案もありました。そして、萩生田さんを評価しているのは、派閥の元会長の森元首相も同じ。すでに森元首相は、萩生田さんを派閥の後継に考えている可能性が高いとすらいわれています」(同前)

 萩生田経産相には、2014年に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)主催のイベントに出席したことや、関連団体へ自身の政治団体から会費を支出したことなど、旧統一教会との接点も確認されている。

「岸田首相の一強体制は当分、続くでしょう。となれば、党内の関心は『ポスト岸田』に向きます。安倍さん亡きあとの自民党の重鎮といえば、元首相の麻生さんと菅さん。麻生さんは、ポスト岸田には茂木幹事長を考えているようです。一方の菅前首相は、安倍路線の継承を掲げて、萩生田さんを推してくる可能性は高いと思いますよ。森元首相の後押しもありますから、かなり強力な候補のひとりになるでしょう」

 萩生田氏が、今回も“子分肌”を発揮し、泥をかぶって派閥を守る、ということか。

8206チバQ:2022/08/10(水) 08:31:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea19e19eb4d1cc850cdeb1b24e81170701661297
「非主流派」起用で結束アピール 岸田首相、政権安定を重視 内閣改造
8/10(水) 7:07配信



 岸田文雄首相(自民党総裁)が、最小派閥の森山裕前国対委員長を選対委員長に起用するのは、党内の「非主流派」を取り込むことで、結束をアピールする狙いがある。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係や、安倍晋三元首相の国葬をめぐり、世論の逆風は強まっている。政権基盤の安定には挙党態勢の構築が不可欠と判断した。

 「わが国が直面する難局突破のためには政府・与党の結束がこれまで以上に重要だ」。首相は9日、長崎市の記者会見でこう強調した。

 森山氏は、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長に近く、首相と距離がある。会長を務める森山派は所属議員7人。国対委員長を歴代最長の4年余り務め、調整能力の高さは党内有数だ。首相には、衆院小選挙区を「10増10減」する区割り改定案をめぐり、難航必至の党内調整をベテランの手腕で乗り切る思惑もある。

 複数の関係者によると、首相は当初、菅氏の副総理起用を模索したようだ。昨年の党総裁選で首相がいち早く名乗りを上げ、結果的に菅氏退陣の引き金を引いたこともあり、両者は微妙な関係が続いていた。最近は首相が助言を求めるなど接近の兆しもあったが、菅氏は8日の番組収録で「(入閣は)考えていない」と明言した。

 旧統一教会や国葬などが火種となり、政権の足元は揺らいでいる。報道各社の世論調査でも内閣支持率が下落傾向を示す中、首相に批判的な議員の間からは「菅氏や森山氏を使わないなら承知しない。政権の終わりの始まりになる」との声が出ていた。

 党内は歓迎している。二階派幹部は、森山氏から9日朝に「選対委員長を受ける」と電話があったと明かし、「(非主流派が)四役に入った。挙党態勢だ」と笑顔を浮かべた。党関係者は「据わりのいい人事だ。政権は安定するだろう」と語った。

 ただ、菅氏は引き続き無役にとどまる見通し。周辺からは、非主流派の結集を視野に、先送りしてきた勉強会の開催を求める声が上がる。無派閥の閣僚経験者は「次の政局に向けてフリーハンドを確保したいのだろう」との見方を示した。

8207チバQ:2022/08/10(水) 19:53:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4f700887e72bc99934d19126cb2e071914b0dc0
「人事権のない格下げ」である、河野「デジタル大臣」と高市「経済安全保障担当大臣」
8/10(水) 17:30配信


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ニッポン放送
数量政策学者の高橋洋一が8月10日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。岸田総理が、きょう内閣改造と自民党役員人事を実施することついて解説した。

【写真】デジタル相に就任が決まり、認証式に向かう河野太郎氏

岸田総理、きょう内閣改造と自民党役員人事を実施
【参院選2022 投開票】取材に応じる自民党の河野太郎広報本部長=2022年7月10日午後、東京・永田町の自民党本部 写真提供:産経新聞社

岸田総理大臣はきょう(8月10日)の内閣改造・党役員人事で、浜田靖一元防衛大臣を再起用する方針を固めた。高市早苗政調会長を経済安全保障担当大臣に、河野太郎広報本部長をデジタル大臣に充てる。また、寺田稔総理補佐官を総務大臣として初入閣させる。加藤勝信前官房長官は厚生労働大臣に、西村康稔前経済再生担当大臣は経済産業大臣として再入閣する。

飯田)留任は松野博一官房長官、鈴木俊一財務大臣、林芳正外務大臣、斉藤鉄夫国土交通大臣、山際大志郎経済再生担当大臣ということです。各紙に名簿が出ていますね。

高橋)本日(10日)発表するものがもう出ている。

飯田)正式決定はきょうの午後のはずなのですが。

高橋)普通はきょう「本当にくるのかこないのか」ということで、スーツを用意するかしないかと大騒ぎだったのです。小泉政権の2001年くらいからそのような感じでした。20年以上前の組閣ですね。

飯田)そうなりますね。たしかにサプライズのようなものもけっこうあって。

高橋)それが派閥均衡で、もう初めからできているのでしょう。

親中派の林外務大臣は留任、防衛大臣には浜田靖一氏を再起用
飯田)これだけ日本を取り巻く環境が厳しいなかで、外交安全保障が気になるところですが。

高橋)そうですね。外務・防衛閣僚協議(2プラス2)などにおいて、外務大臣と防衛大臣は重要なのですが、外務大臣はコテコテの親中派でそのままです。骨格なので、そこは動かないということなのでしょうが。

飯田)林大臣は動かず。

高橋)林芳正さんは動かなかった。そうすると防衛大臣がどうなるのか。岸さんは台湾派なのです。

飯田)いままでの。

高橋)親中と親台湾とでバランスが取れていたとも言えるのですが、今回は崩れて防衛大臣は浜田さんという人事です。浜田幸一さんの息子さんですが、浜田幸一さんのようなイメージはまったくなく、温厚で穏やかな方です。どちらかと言うと、この方は石破茂さんに近いのです。

飯田)石破茂さんを推していらっしゃった。

海上保安庁の船には建設国債が使えて海上自衛隊の船には使えない理由
高橋)防衛費の話だと、財務大臣が留任。そして要求側の防衛大臣が浜田さんですが、石破茂さんが「積み上げていく」という話をしていたので、なかなか大変でしょう。いろいろ積み上げていくと。これで「防衛国債」の話は飛んでいってしまったということだと思います。

飯田)防衛費をどうするかという話のなかで、ことさらに財源論の話が出てきました。「何らかの税金で手当てしない限りはできない」ということが骨太の方針にも載りかかり、いろいろな議論がありましたが。

高橋)建設国債や赤字国債の話は意味がないと思うのですが、いまの枠組みでは、海上保安庁の船は建設国債が使えるのです。しかし、海上自衛隊には使えない。どうして使えないのかわかりませんよね。 耐用年数が海上保安庁の方は長いから、耐用年数があって資産としてあるからということで、海上保安庁の船は建設国債を使ってもいいというロジックなのです。

飯田)海上保安庁の船は。

高橋)しかし、有事になった場合、海上自衛隊と海上保安庁の船のどちらが先に攻撃を受けるかという話になると、最初に攻撃を受けるのは、前線に出ている海上保安庁なのです。

飯田)現状としてはそうですね。

高橋)尖閣などで、いまいちばん現場に出ているのが海上保安庁であり、背後にいるのが海上自衛隊です。有事になったとき、海上保安庁の船が速やかにどこかへ退出できるとは思えません。

8208チバQ:2022/08/10(水) 19:53:33
海上保安庁のトップが国交省の事務キャリアの背広組に戻る 〜すべてが昔に戻ったよう
参院選2022 会見で選挙公約を発表する、自民党の高市早苗政調会長=2022年6月16日午後5時26分、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

飯田)既に、来年度予算をどうするのかという概算要求の話も出ていますが、自民党国防部会による話だと、5.5兆円などと「ほとんど変わっていないではないか」という数字が出ていますが。

高橋)それでは防衛費をGDP比2%まで増やすことはできないでしょう。2%の議論をするときに財務省が変な手を使ってくるのですが、これは北大西洋条約機構(NATO)基準というもので、入れるときに海上保安庁の予算を一緒に加えて計算するのです。こういうときに海上保安庁に関しては、適当に数字をかさ上げして入れたりするのです。

飯田)海上保安庁については。

高橋)先ほどの話では海上保安庁は別という扱いでしたが、そういうことを平気でやるのです。そんな数字がたくさん出てくると思うので、惑わされないようにしなくてはいけません。しかし、今回のような人事だと、防衛省の方からもそういうものが出てきそうですね。人事が変わったことで事務次官も変わったでしょう?

飯田)事務次官も防衛省側も、今年(2022年)は3文書の改訂があるから、「それまでは同じ人でやりたいのです」と言っていたのを、内閣人事局が変えたという話が出てきています。

高橋)海上保安庁も菅政権までは、3代続けて制服組がトップだったのですが。

飯田)長官をやっていましたね。

高橋)今回は背広組でしょう。いわゆる国交省の事務キャリアが。

飯田)昔に戻ったようですね。

高橋)全部昔に戻っているという感じです。

飯田)一連の話のなかで海保の予算が優遇されているかというと、まったくそんなことはなく、「海上保安庁は国交省のなかだから、国交省の予算でやってくださいね」と。そうすると旧建設、旧運輸の予算の取り合いのなかで、「そこまでは予算を削れませんよ」というようなことになる。

高橋)国内総生産(GDP)を計算するときに上乗せしたり、いろいろとやると思います。都合よく数字を変えるのが財務省のテクニックなのです。

飯田)ダブルスタンダード、トリプルスタンダードがまかり通っている。

高橋)それをマスコミの人がわからずに騙されるから、そのまま言います。「いまは5.5兆円だけれど、海保を入れると実は6兆円に近いです」とか、「GDPの数字で上手くいっています」などというような言い方になるのではないですか。

高市早苗氏の「経済安全保障担当大臣」と河野太郎氏の「デジタル大臣」
飯田)今回の顔ぶれを見たときに、高市さんが経済安全保障担当になるということですが、この人事はどうご覧になりますか?

高橋)これは内閣府大臣というものです。少子化や経済安保、地方創生など。内閣府大臣は通常の大臣とは少し違うと考えた方がいいでしょう。同じ大臣なのだけれど、実は人事権がないのです。

飯田)内閣府特命担当などと。

高橋)特命担当で、人事権を誰が持っているかと言うと、官房長官なのです。すると役人は、「大臣は人事を行う人ではない」という感じで対処するのです。だから、そこに骨を埋める人はまずいません。骨を埋めたときに代わってしまうのだから。人事はまったく別系統なので、いくら高市さんにいろいろ言っても、自分の人事には関係ないのです。役人は自分の人事を中心に、それを目標にする人が多いのです。

飯田)自分が出世するのかどうか。

高橋)そうです。だから、この大臣にいくら言っても人事は関係ないと思うと、それなりの扱いをするのです。私から見れば内閣府担当大臣は格下げのイメージです。河野太郎さんもそうですけれど。もともと省庁大臣をしている人でしょう。省庁大臣というのは、防衛省や総務省など、人事ができる大臣なのです。

飯田)自分の手足となる官僚が組織として存在している。

高橋)人事ができるから、みんな従うのです。そういう大臣を務めていた人が内閣府大臣を担当するということは、「格下げになったな」というイメージです。

飯田)なかなかに巧妙な人事なのですね?

高橋)巧妙と言えば巧妙だけれど、閣内に入れたとは言っても、手足を取ってしまったという感じがします。

飯田)なるほど。そのまま一議員としてではなく、閣内で反旗を翻すわけにはいかない。

高橋)おまけに周りに手下がいません。いない状態にさせるには内閣府大臣が適当なのです。

飯田)この難局にそれでいいのかと。

高橋)本当にそう思います。

8209チバQ:2022/08/10(水) 19:55:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d944a2961e14a5cf051b6a636130b2f78fb96235
自民党新体制の人事案了承 非主流派を取り込み、挙党態勢を演出
8/10(水) 11:29配信
朝日新聞デジタル
自民党臨時総務会を終え、記念撮影に応じる新執行部の(左から)森山裕選対委員長、遠藤利明総務会長、麻生太郎副総裁、岸田文雄首相、茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長ら=2022年8月10日午前10時21分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影

 自民党総裁の岸田文雄首相は10日午前、党臨時総務会で、新しい党役員の人事案を説明し、了承された。麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長、小渕優子・組織運動本部長、高木毅・国会対策委員長は続投。政調会長に萩生田光一・経済産業相、総務会長に遠藤利明・選挙対策委員長、選対委員長に森山裕・前国会対策委員長を起用した。広報本部長には石田真敏元総務相を充てた。


 首相は臨時総務会で「心機一転、気持ちを新たに難局突破、政策断行に邁進(まいしん)していきたい」と強調した。その上で、「日本は今、戦後最大級の難局の最中にあり、政治の空白は一時も許されない。高い緊張感を持って、難局に臨んでいただきたい」と呼びかけた。

 「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と党所属議員との関係について、茂木氏は終了後の記者会見で、党所属議員全員に対し、国民から疑念を持たれることがないように関係を点検して見直すよう要請したと説明した。

 萩生田氏は関連団体のイベントに出席したことを認めた。会見で今後一切関係を断ち切るのかと問われ、「これだけ社会的な問題になっている。団体とのつきあいは我々としては一線を画すことを決めた」と述べた。遠藤氏は「記憶する限りまったく関係ない」と発言。森山氏は「まったく関係はないし、ご案内さえ、いただいたことはないんじゃないかなと。残念ながら」として関与を否定した。

8210チバQ:2022/08/10(水) 19:58:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea19e19eb4d1cc850cdeb1b24e81170701661297
「非主流派」起用で結束アピール 岸田首相、政権安定を重視 内閣改造
8/10(水) 7:07配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9日午後、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)が、最小派閥の森山裕前国対委員長を選対委員長に起用するのは、党内の「非主流派」を取り込むことで、結束をアピールする狙いがある。

【写真】報道陣の取材に応じる自民党の森山裕前国対委員長

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係や、安倍晋三元首相の国葬をめぐり、世論の逆風は強まっている。政権基盤の安定には挙党態勢の構築が不可欠と判断した。

 「わが国が直面する難局突破のためには政府・与党の結束がこれまで以上に重要だ」。首相は9日、長崎市の記者会見でこう強調した。

 森山氏は、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長に近く、首相と距離がある。会長を務める森山派は所属議員7人。国対委員長を歴代最長の4年余り務め、調整能力の高さは党内有数だ。首相には、衆院小選挙区を「10増10減」する区割り改定案をめぐり、難航必至の党内調整をベテランの手腕で乗り切る思惑もある。

 複数の関係者によると、首相は当初、菅氏の副総理起用を模索したようだ。昨年の党総裁選で首相がいち早く名乗りを上げ、結果的に菅氏退陣の引き金を引いたこともあり、両者は微妙な関係が続いていた。最近は首相が助言を求めるなど接近の兆しもあったが、菅氏は8日の番組収録で「(入閣は)考えていない」と明言した。

 旧統一教会や国葬などが火種となり、政権の足元は揺らいでいる。報道各社の世論調査でも内閣支持率が下落傾向を示す中、首相に批判的な議員の間からは「菅氏や森山氏を使わないなら承知しない。政権の終わりの始まりになる」との声が出ていた。

 党内は歓迎している。二階派幹部は、森山氏から9日朝に「選対委員長を受ける」と電話があったと明かし、「(非主流派が)四役に入った。挙党態勢だ」と笑顔を浮かべた。党関係者は「据わりのいい人事だ。政権は安定するだろう」と語った。

 ただ、菅氏は引き続き無役にとどまる見通し。周辺からは、非主流派の結集を視野に、先送りしてきた勉強会の開催を求める声が上がる。無派閥の閣僚経験者は「次の政局に向けてフリーハンドを確保したいのだろう」との見方を示した。

8211チバQ:2022/08/10(水) 19:59:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/b093c8141532c3c06fbb9be5b089a218aeaac6dd
派閥バランス腐心の跡 入閣「待機組」に明暗
8/10(水) 19:44配信


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産経新聞
皇居での認証式に向かう浜田靖一氏(手前)ら閣僚内定者=10日午後、首相官邸(岩崎叶汰撮影)

10日に発足した第2次岸田文雄改造内閣の閣僚19人と自民党四役は、全ての派閥から登用するなど党内バランスを意識した顔ぶれとなった。一方で第1次岸田内閣では13人に上った初入閣は9人にとどまり、各派の衆院当選5回以上、参院当選3回以上の「入閣待機組」は明暗が分かれた。

麻生太郎副総裁率いる麻生派(志公会、50人)は、永岡桂子文部科学相が初入閣。鈴木俊一財務相と山際大志郎経済再生担当相が続投、河野太郎前広報本部長がデジタル相で再入閣し、閣僚の数を改造前の3人から4人に増やした。

ただ、入閣待機組の当選7回の伊藤信太郎衆院議員がポストから漏れたことには不満の声もあがる。同派ベテランは初入閣が永岡氏のみだったことに「閣僚は4人に増えたが、3人がリピーターというのはどうなのか」と語気を強めた。

今回の人事で、領袖(りょうしゅう)の安倍晋三元首相を失った影響が注目されていた最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)からは、萩生田光一前経済産業相が政調会長に起用された。また、松野博一官房長官が留任、西村明宏環境相が初入閣するなど閣僚の数は4人で変わらなかった。

第2派閥の茂木派(平成研究会、54人)は、会長の茂木敏充幹事長が再任となったほか、野村哲郎農林水産相と秋葉賢也復興相が初入閣、加藤勝信厚生労働相が再入閣を果たした。ただ、閣僚の数は1減の3人となり、同派所属議員は「(第3派閥の)麻生派の閣僚4人と比較すると、もう一声ほしかった」と声を落とした。

首相率いる岸田派(宏池会、43人)は林芳正外相が留任で、寺田稔総務相と葉梨康弘法相が初入閣。また、二階俊博元幹事長が主導する二階派(志帥会、43人)は、入閣待機組だった谷公一国家公安委員長と、閣内最年少の41歳の小倉将信少子化担当相が初入閣を果たした。

最小派閥の森山派(近未来政治研究会、7人)からは、会長の森山裕前総務会長代行が選対委員長に就任。これまで非主流派と位置づけられてきただけに、同派ベテランは森山氏の抜擢(ばってき)を「7人しかいない派閥で党四役に就けたのは、満額回答だ」と歓迎した。

岸田派所属議員は首相の心境について、「バランスを重視する一方、課題が山積しているため、各派の入閣待機組に十分配慮するのは難しかったのではないか」と読み解いた。(今仲信博)

8212チバQ:2022/08/11(木) 00:05:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e528c797731ecd853d45e75f02504da53b4892d
島田前次官「参与」は退職 浜田防衛相が指示
8/10(水) 23:28配信


産経新聞
浜田靖一防衛相は10日、前事務次官で大臣政策参与兼防衛省顧問の島田和久氏について、大臣政策参与としては退職し、省顧問として留任する人事を指示した。島田氏は安倍晋三元首相の首相秘書官を6年以上務めた元側近。7月に事務次官を退任後は、岸信夫前防衛相の判断で大臣政策参与兼省顧問に着任した。事実上の降格となるが、浜田氏は兼務は分かりにくいと指摘したという。

8213チバQ:2022/08/11(木) 02:35:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f5e069cd7e7d88e0e023431bdb0afd02d9618b0
旧統一教会の「関係」閣僚、最後まで釈明 軒並み交代、言葉少な
8/10(水) 20:11配信
毎日新聞
退任記者会見する二之湯智・国家公安委員長=東京都千代田区で2022年8月10日午後0時12分、幾島健太郎撮影

 自民党と宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が取り沙汰される中で10日、発足した第2次岸田改造内閣。旧統一教会や関連団体との関係を認めていた閣僚は軒並み交代となった。「もう少し考えていれば」「総理のご判断」。退任記者会見ではさまざまな声が聞かれた。

【写真特集】内閣改造の一日

 ◇二之湯氏「もう少し考えるべきだった」

 国家公安委員長を退任した二之湯智氏は7月、旧統一教会の関連団体が開いたイベントの実行委員長を務めたと認めていた。10日の退任会見では「今となってはもう少し考えるべきだった」と神妙な表情だった。

 国家公安委員長は警察行政トップの立場だが、二之湯氏はこれまで「どういう教義をもって布教活動しているのかさっぱり分からないが、お付き合いの一環として名前を貸した」と釈明してきた。「霊感商法に関する事件は2010年を最後に被害届はない」とも語り、その後警察庁の担当者が「被害届ではなく検挙」と修正する場面もあった。

 「最後に銃撃事件や旧統一教会という問題があったが、私なりに一生懸命頑張った」。7月に参院議員の任期を満了し民間人閣僚となっていた二之湯氏。今回の退任で政界引退となる。

 「お付き合いもあるし、選挙の際もお手伝いをいただいた」。旧統一教会のメンバーから過去に選挙支援を受けたと明らかにしていた岸信夫防衛相。防衛省では10日に退任会見は開かれず、2日前が最後の会見だった。

 その際の締めくくりの質問は、実兄の安倍晋三元首相が旧統一教会の友好団体主催のイベントに寄せたビデオメッセージの感想を尋ねるものだった。「見ていない。(今後も見る)予定はない」。淡々とした口調で言い残し、会見場を後にした。

8214チバQ:2022/08/11(木) 02:35:36
 ◇末松氏「やましいことはない」

 「(祝電は)頼まれたら全部出している。よっぽどおかしい団体じゃなければ」。環境相を退任した山口壮氏は5日の記者会見で、旧統一教会の関係イベントに祝電を出していたことを認めた。山口氏は「機械的に出した。まったく意識(的で)はなかった」と動じる様子はなかった。

 だが、こうした様子や発言がSNS(ネット交流サービス)などで批判を浴びた。3日後の会見では21年に2回祝電を出したと明らかにしたが、表情はこわ張ったまま。「おかしい団体かどうか、どう線引きしていたか」などと問われても「今後は気をつけたい」と繰り返した。10日は退任会見は開かれなかった。

 文部科学相を退任した末松信介氏は、旧統一教会関係者にパーティー券を購入してもらっていた。10日の会見では在任中の成果を振り返り、改めて問題への言及はなかった。会見後に毎日新聞が取材すると「やましいことはない」としたうえで「今後お付き合いする気はない」と断言した。

 地方創生担当相を退任した野田聖子氏は、旧統一教会の関連団体が共催したシンポジウムに祝電を送ったり、秘書が代理出席したりしていた。10日の会見では「事実上その団体と関係は全くない。相手も『野田さんとは全く関係ない』と言っている」と強調した。「主催ではなく非常に分かりづらくて(統一教会との関係の確認が)漏れてしまった」と最後の会見でも釈明に追われた。

 同じく関連団体主催イベントでのあいさつや祝電を明らかにしていた小林鷹之氏も科学技術担当相を退任した。10日の会見では、旧統一教会と関わりがあった閣僚が軒並み退任することに質問が及んだが「総理のご判断に尽きると思う」と述べるにとどまった。【松本惇、内橋寿明、岡田英、深津誠、村田拓也、鳥井真平】

 ◇「岸田さんも同じか」とがっかり

 ◇カルト教団をテーマにした著書もある作家の中村文則さんの話

 旧統一教会と関わりのあった閣僚はおおむね交代したというが、その一方で、系列の雑誌の表紙を何度も飾り、選挙で旧統一教会の関連票を振り分けていたという証言まで出た安倍晋三元首相の国葬は実施するとは、ギャップが大きすぎて理解できない。旧統一教会の問題を「適正に見直す」といったあやふやな言葉でごまかす対応や、法的根拠が曖昧で国民の意見が割れる中でも国葬を実施する分断のやり方に「岸田(文雄)さんも安倍さんや菅(義偉前首相)さんと同じか」とがっかりした。イメージだけの一新では意味がない。

 ◇宏池会重視で中長期政権目指す

 ◇国際政治学者の三浦瑠麗さんの話

 旧統一教会との関わりを認めていた人を一旦閣内から外すのは世論への対応で、イメージを良くする狙いがある。しかし今回の組閣の本質は、妥協や目配りはしつつも、自身の派閥である宏池会を重視した人事で中長期政権を目指していることだ。防衛費問題などでプレッシャーをかけ続けてきた安倍晋三元首相がいなくなり、思い通りの政権を作ることが可能になった。安倍氏の後継とされる萩生田光一氏を政調会長に充てて混乱する安倍派のとりまとめを任せる一方、ライバル関係である西村康稔氏を経済産業相とすることでくさびを打ち込み、安倍派の動きをけん制していると言える。

8215チバQ:2022/08/11(木) 02:37:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a859ef8ad49526d8e1ab8811f237d35afbb0bb52
野官房長官ら5人の「骨格」留任…岸田首相、有事に対応する「政策断行内閣」
8/11(木) 2:35配信
読売新聞オンライン
記念撮影に臨む岸田首相(前列中央)ら(10日夜、首相公邸で)=源幸正倫撮影

 第2次岸田改造内閣は10日、皇居での認証式を経て発足した。全19閣僚のうち14ポストを入れ替えて大幅な刷新を図りつつ、多くの閣僚経験者を据え、即戦力と実務を重視する布陣とした。首相は同日の記者会見で、「有事に対応する政策断行内閣だ」と強調した。

 首相は記者会見で、内閣改造の狙いについて「骨格を維持しながら、山積する課題に対して経験と実力を兼ね備えた閣僚を起用した」と述べ、松野博一官房長官(59)、林芳正外相(61)、鈴木俊一財務相(69)ら5人を「骨格」として留任させたと説明した。

 首相は、重点課題に〈1〉防衛力強化〈2〉経済安全保障〈3〉新しい資本主義〈4〉感染症対策〈5〉子ども政策――を挙げた。これらの分野を担う浜田靖一防衛相(66)、高市早苗経済安全保障相(61)、西村康稔経済産業相(59)、河野太郎デジタル相(59)、加藤勝信厚生労働相(66)はいずれも閣僚経験者で、浜田、加藤両氏は再登板となった。子ども政策の担当には、初入閣で衆院当選4回の小倉将信少子化相(41)を充てた。

 初入閣は、安倍元首相の「国葬(国葬儀)」の警備責任者となる谷公一国家公安委員長(70)、食料安全保障などを担う野村哲郎農相(78)、教育行政を担当する永岡桂子文部科学相(68)ら計9人だった。

 首相補佐官人事では、国家安全保障と核軍縮・不拡散問題の担当に、防衛相を務めた岸信夫氏(63)が起用された。他の4人の首相補佐官は再任された。

 一方、自民党は10日の臨時総務会で、新たな党役員を決定した。麻生太郎副総裁(81)と茂木敏充幹事長(66)が留任したほか、茂木氏以外の党四役には、遠藤利明総務会長(72)、萩生田光一政調会長(58)、森山裕選挙対策委員長(77)が就任した。

8216チバQ:2022/08/11(木) 02:44:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080800902&amp;g=pol
「安倍後継」萩生田氏を重視 岸田首相、政権安定へ保守対策―内閣改造
2022年08月09日07時06分

首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町
首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町

首相官邸に入る萩生田光一経済産業相=8日、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)は内閣改造・党役員人事で、安倍派の萩生田光一経済産業相の処遇を重視している。安倍晋三元首相亡き後、政権の安定へ保守派の取りまとめ役を期待するためだ。政調会長など党四役に起用して存在感を高めさせたい考えだが、萩生田氏本人は留任の希望を口にした。

 「最後は首相の判断に委ねるが、引き続き経産行政に全力を挙げたい」。萩生田氏は8日の記者会見でこう強調。冗談交じりに「一部報道で『骨格維持』と出ている。(経産相ポストは)骨格ではなかったのか」と語った。首相と7日に首相公邸で差しで向き合ったことに関しては「人事を含め意見交換した。中身は控えたい」とかわした。
 首相は人事を行う意向を6日に表明した後、政権の屋台骨を支える麻生太郎副総裁と同日夜、茂木敏充幹事長と7日に会談した。いずれも主流派閥の領袖(りょうしゅう)。会長不在の安倍派では塩谷立会長代理と4、8両日に協議しているが、同派で無役の萩生田氏とも会ったことは異例の対応だ。
 近年、安倍氏最側近の立場にあった萩生田氏は党内外の保守派と関係が良好で、安倍氏自身が周囲に「いつか派閥を継がせたい」と漏らしていた。一方、伝統的にハト派に位置付けられる宏池会(岸田派)会長の首相では、「保守層の心をつかめない」(党幹部)と言われる。
 萩生田氏の調整能力に対しては、麻生、茂木両氏が高く評価する。菅前政権下で首相が無役だった頃、安倍氏の「代理」として会合を重ねてきた経緯もある。
 ◇安倍派揺さぶり?
 萩生田氏が難色を示すのは、安倍派内の事情を考慮しているからだ。97人を擁する最大勢力とあって、重要ポストを望む有力者も多い。萩生田氏は衆院当選6回と議員歴が比較的浅い半面、第2次安倍政権以降は官房副長官や幹事長代行、文部科学相を歴任しており、やっかみもある。
 党内では、安倍派内に不協和音を生じさせることも首相サイドの狙いだとの見方が出ている。ある岸田派中堅は「首相の側近が仕掛け人」と語り、石破茂元幹事長周辺は「安倍派が分裂すれば首相に好都合だ」と指摘する。首相は塩谷氏と面会した際、萩生田氏の処遇について「最後は自分が決める」と伝えた。

8217チバQ:2022/08/11(木) 07:10:14
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220810-567-OYT1T50463.html
茂木派「まあまあ」・安倍派は「文科」取れず…即戦力起用で各派とも「満額回答」とならず
2022/08/11 05:00読売新聞

 岸田首相(自民党総裁)が10日に行った内閣改造・党役員人事を巡り、各派閥からは、党内融和を重視した布陣を基本的に評価する声が上がった。「即戦力」となる閣僚経験者を多く起用した結果、各派からの要望は全面的には受け入れられなかった。

 「自民党は多士済々、多様な価値観を持つ政党だ。一致結束して、この国をリードしていきたい」

 首相は10日、党本部での臨時総務会で、新布陣で臨む今後の政権運営に意欲を示した。今回の内閣改造で、首相は、派閥均衡を意識し、各派への閣僚数の割り当てを大きく変えなかった。

 閣僚数が4人から3人に減った茂木派の幹部は、「重要ポストの厚生労働相が取れた。幹事長も参院議長も茂木派で、結果的にまあまあだ」と受け止めた。茂木幹事長は10日の記者会見で、「難局突破、政策断行を進める岸田政権をしっかり支えていきたい」と強調した。

 閣僚数が横ばいだった岸田派からは、「人事は首相に任せている。総裁派閥が取り過ぎるのも良くない」との声が出た。所属議員が10人に満たない森山派では、選挙対策委員長に森山裕氏が就き、評価する声が出た。

 一方、最大派閥の安倍派では、2012年の第2次安倍内閣発足以降、ほぼ独占状態だった文部科学相を麻生派に譲った。閣僚割り当てでも、要求していた5枠は取れなかった。安倍派の入閣者4人のうち2人は留任と再入閣で、「経験者でポストを回していたら、新しい人に順番は回ってこない」との不満も漏れた。

 二階派を率いる二階俊博・元幹事長は10日、派閥事務所で、「我々に成り代わって活躍いただくわけだ。本当にうれしく思う」と述べ、同派からの入閣者2人を激励した。ただ、同派は3人の入閣希望リストを事前に提出していたが、リストからの起用は1人だけだった。麻生派も、入閣リストからの登用は1人にとどまった。

 派閥の要望を全て受け入れれば、首相の独自色発揮は困難になる。自民内では、「首相は各派の顔を立てつつ、『岸田色』を出すことに腐心したのだろう」との見方が出ている。

8218チバQ:2022/08/11(木) 07:24:38
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-889416.html
内閣改造で最高齢初入閣、78歳「野村哲郎」氏が農水相に起用されたわけ
2022/08/11 06:03デイリー新潮

内閣改造で最高齢初入閣、78歳「野村哲郎」氏が農水相に起用されたわけ

ついに農林水産大臣に

(デイリー新潮)

 第2次岸田内閣の顔ぶれが出揃った。加藤勝信厚労相、河野太郎デジタル相など、再入閣組が5人、そして、待望の初入閣組が9人誕生した。初入閣のうち、少子化担当相に抜擢された小倉将信氏は41歳で最年少と話題になった一方、78歳で最高齢初入閣となった人物がいる。野村哲郎農水大臣だ。

遅れてきた議員
 政治部デスクが言う。

「野村さんは、鹿児島県の農協中央会の理事を経て、2004年の参院選で、当時60歳という年齢で初当選を果たした、遅咲きの議員です。当選後は、これまでの職歴を活かして、農林水産政務官など、農林水産系の要職を歴任してきました。本人もゆくゆくは農水大臣を、と願っていたのですが、内閣の中で参院議員に割り振られているのは、わずか2枠。なかなかチャンスは巡ってきませんでした」

 そうした中、野村氏の入閣の気運が高まったのが、20年の菅内閣誕生のタイミングだった。野村氏はこの時すでに3選目で、さらには党の農林部会長も務めており、入閣する資格は十分にあった。参院からの枠候補の中にも野村氏の名前が入っていたのだが――。

「ここで運命の歯車が狂ったのです。蓋を開けてみると、参院枠で農水相に就任したのは、野上浩太郎氏だったのです」

 野上浩太郎氏は、富山県富山市生まれの55歳。三井不動産勤務を経て、1999年に富山県議会議員選挙に出馬し、当選。01年に参院選に自民党から出馬し、国政進出を果たした。05年には、第3次小泉内閣で財務政務官を務め、その後、国土交通副大臣や、内閣官房副長官を歴任する。つまり、農林水産系とはほとんど無縁の政治家人生を歩んできた人物である。

「野」の字
 自民党関係者が続ける。

「“なんで野上氏が……”、と、党内でも話題になりました。“どこで伝言ゲームに失敗したのか”とか、“野村も野上も野の字がついているから、「野の字」つながりで、菅さんが勘違いしたんじゃないか”と勘繰る人もいましたね。2枠しかない参院のポストで、しかも農水大臣。“ここは野村さんの間違いでしょ”と。何より野上さんも、農水は全然専門じゃないから、入閣を喜びつつ、戸惑っていましたよ」

 いずれにせよ、願い虚しく、この時、農水大臣の椅子に座ることは叶わなかった。野村氏、この時すでに75歳――。

訪れた転機
 先の政治部デスクが引き受ける。

「意気消沈した野村氏は、周囲に、次の選挙、つまり、今年の7月の参院選への出馬を取りやめ、引退を仄めかしていました。実際、それを見越して、次の候補を探す動きもあったのですが、そんな中、昨年11月、茂木敏充衆院議員が自民党幹事長に就任、そして平成研の会長に上り詰めた。無論野村氏はその平成研の所属です。所属する派閥が、幹事長閥となれば、当然、入閣のチャンスは高まるわけです」

 一転、現役続行を決めた野村氏、見事選挙を勝ち抜き、78歳にして4選を果たした。

「そして今回こそ間違いなく、野村氏が農水相の座をゲットできたというわけ。今回も参院からの推薦ですが、茂木さんの力添えがあったからこその入閣と言えるでしょう。もちろん、岸田さんの、幹事長の話を“聞く力”も、ここでも存分に発揮された形ですね」

 紆余曲折を経て、ついに掴んだ大臣の座。就任の喜びで燃え尽きなければいいが――。

デイリー新潮編集部

8219チバQ:2022/08/11(木) 23:10:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba38ceb6a470b0b20a17a6364ff3e8719116b83
自民新執行部、安倍氏失い重厚布陣 萩生田氏「『聞かない力』も発揮」
8/11(木) 9:46配信

西日本新聞
萩生田光一氏

 10日に始動した自民党の新執行部は、要職に派閥の領袖(りょうしゅう)らが顔をそろえる重厚な布陣となった。安倍晋三元首相の死去で党内力学が変容し始める中、党内でも意見が割れる防衛力強化や衆院小選挙区定数「10増10減」の選挙区調整といった難題に挙党一致で臨みたい考えだ。


 岸田文雄首相(自民党総裁)は、それぞれ派閥を率いる麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を続投させる一方、政調会長に最大派閥・安倍派の萩生田光一氏、選対委員長に非主流派とされた森山派トップの森山裕氏を起用。総務会長には谷垣グループ代表世話人の遠藤利明氏を選対委員長から横滑りさせた。

 党の政策責任者となる萩生田氏は安倍氏の側近だったことから、保守派との橋渡し役も期待される。萩生田氏はこの日の記者会見で、重要課題に外交・防衛力の強化や物価高への対応を挙げ、「直面する課題にしっかり取り組む」と意気込みを述べた。
 ただ、防衛政策や財政政策を巡っては党内でもさまざまな意見がある。萩生田氏は「総裁に倣って『聞く力』を発揮し、時には『聞かない力』も発揮して結果を出すことに全力を尽くす」と話した。

 衆院定数の「10増10減」も党内で異論が多い。選対委員長として調整役を担う森山氏は、安倍・菅両政権下で党国対委員長を歴代最長の約4年2カ月にわたって務めるなど優れた調整力に定評があり、首相が「識見と人徳と人望のある森山先生しかいない」と打診したという。

 今後は秋の臨時国会に提出が見込まれる「10増10減」を反映させた法案の取りまとめ作業が本格化する。長崎県や和歌山県など定数減となる10県では現職同士の公認争いなどの選挙区調整が待ち受け、定数が増える首都圏で擁立に意欲を示す公明党との調整も必至だ。森山氏は「大変デリケートで難しい課題だが、結論を出すべく努力をしたい」と述べた。 (黒石規之、金沢皓介、御厨尚陽)

8220チバQ:2022/08/11(木) 23:13:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/686b3c74cb1efff75a8e5325ba88693123f4854f
自民党幹部「“統一教会”との関係性は4段階ある」――「入閣した人・外れた人」線引きは? 首相「過去の暴露合戦では収拾つかない」
8/11(木) 10:15配信

10日発足の改造内閣では、“統一教会”との関係を認めている新閣僚がいる一方、外れた人もいます。「教団との関係は4段階くらいある」という自民党幹部の見立てに沿うと、1つの線引きがあるように見えます。教団との関係をめぐっては、自民党支持者も説明責任を果たすよう求めています。

◇◇◇

■「関係」認めた新閣僚6人の顔ぶれ
「関係」認めた新閣僚6人の顔ぶれ

有働由美子キャスター
「今回の改造内閣で、いわゆる“統一教会”との関係を認めた新閣僚は6人います。『関連団体に会費を支払った』『イベントに出席した』などの理由です」

「一方で、教団側から選挙で支援を受けたなどと認めていて、今回外れたのは7人います。この外れた人と入閣した人の間の線引きは、何でしょうか?」

■教団との関係性「4段階」の中身
教団との関係性「4段階」の中身

小栗泉・日本テレビ解説委員
「ある自民党幹部は『教団との関係性について4段階くらいあると思っている。1段階目は祝電を送るくらい、次は会合に出るくらい。その先はいわゆる“統一教会”だとしっかり分かった上で会合に出る、4段階目は組織的に支援を受ける』という考えを示しています」

「これに沿って見ると、2段階目と3段階目の間、つまり相手がいわゆる“統一教会”であると明確に認識した上での付き合いだったと認めざるを得ないものかどうか、というところに、1つのラインがあるようにも見えます」

■辻さんが指摘...「説明しない理由付け」
辻さんが指摘...「説明しない理由付け」

小栗委員
「ただ、岸田首相は周辺に対し『過去のことをいつまでも暴露合戦していても収拾がつかない。とにかく何かあったら、きちんと説明する。今後は付き合わない。そういった形にしてもらう』と話しているということです」

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー)
「岸田さんの『収拾がつかない』というのは、説明を果たさない理由付けのように聞こえました。調査も説明も足りていないから、暴露合戦になっているのではないかなと思いました」

「『今後は付き合わない』とも言っていますが、まずはこれまでの問題を、議員1人1人への調査はもちろん、自民党として第三者も入れてしっかりと調査をした上での説明責任を果たさないと、なかなか国民の信頼を取り戻すのは難しいのではないかと思います」

8221チバQ:2022/08/11(木) 23:13:53
■「説明責任果たしていない」82%
「説明責任果たしていない」82%

有働キャスター
「説明責任ですよね」

小栗委員
「NNNと読売新聞が8月5〜7日に行った世論調査(全国有権者に電話、計1035人が回答)でも、政党や国会議員が、いわゆる“統一教会”とのつながりについて『説明責任を果たしているとは思わない』と答えた人が、自民党支持者に限ってみても82%に上りました」

「岸田首相は10日夜の会見で、内閣改造を行った理由について『有事に対応し、政策を実行に移すため』と強調しました」

「実際、新型コロナウイルスの急速な再拡大、相次ぐ物価高、緊迫する国際情勢など、私たちを取り巻く課題は待ったなしです。これを解決するためにも、政権の足元の揺れがこれ以上広がらないよう、しっかり説明してほしいものです」

有働キャスター
「ぼかしたり、曖昧にされたりすると『何か隠してるんじゃないか』と余計に疑念が湧いてしまいますので、洗いざらい説明するなら今しかないと思います」

(8月10日『news zero』より)

8222チバQ:2022/08/11(木) 23:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3c1d6ead733072f2a8d95160f108452b4c3c09
日中・日韓、続く難路 正念場の岸田外交 内閣改造
8/11(木) 7:20配信


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時事通信
林芳正外相=2日午前、東京・霞が関の外務省

 岸田文雄首相は内閣改造で林芳正外相を留任させ、昨年末に打ち出した「新時代リアリズム外交」の展開を図る。

 最大の懸案は台湾情勢の緊迫化で一変した対中外交の立て直し。厳しい安全保障環境を勘案すると日韓関係の改善も急務で、正念場が続く。

 首相は「自由で開かれたインド太平洋」構想を通じて中国をけん制しつつ、経済面のつながりを重視して関係維持に腐心してきた。今回、日本を含む先進7カ国(G7)が軍事的威嚇を批判したことに中国が反発。4日に予定された外相会談は見送られた。

 日本は対話の機会をなお模索する構え。国交正常化50年の節目を9月29日に迎えることから、その2日前に開かれる安倍晋三元首相の国葬に中国が要人を派遣するかが今後を占う試金石となる。

 日韓は北朝鮮の核・ミサイル開発を踏まえ、関係改善の必要性では一致しているものの、元徴用工問題などの行方は見えない。韓国側は「望ましい解決策」を示すとするが、時間との勝負になっているのが実情。原告への支払いに充てるため差し押さえられた日本企業の資産が現金化されれば、重大な影響を与えそうだ。

 ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、日本はG7と連携して圧力をかけ続ける方針。ロシア側が揺さぶりを強める中、エネルギーの安定供給をどう図るかが課題となる。

 来年5月には首相が議長を務めるG7首脳会議(サミット)が被爆地・広島で開かれる。首相はライフワークの「核なき世界」を主要議題の一つに据える意向。ただ、ロシアがウクライナ危機で核兵器使用を示唆するなど逆風にさらされており、核軍縮の機運を高められるか見通せない。

8223チバQ:2022/08/11(木) 23:15:10
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202208tenbyo01&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=link_back_auto_custom
【点描・永田町】安倍派、集団指導体制の“行く末”
2022年08月08日

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政治ジャーナリスト・泉 宏
自民党安倍派の総会で机に置かれた故安倍晋三元首相の遺影。左は衛藤征士郎最高顧問=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会で机に置かれた故安倍晋三元首相の遺影。左は衛藤征士郎最高顧問=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

 世界に衝撃を与えた安倍晋三元首相の非業の死を受け、自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の“行く末”が永田町で注目の的となっている。同派は党内保守勢力(タカ派)の牙城で、第2次安倍政権誕生以降、内政・外交の全般にわたって日本政治の方向付けを主導してきたが、「安倍氏死去後の影響力維持は困難」(自民長老)とみられているからだ。同派は9月27日の「国葬」までの服喪期間も考慮し、当面は集団指導体制での派閥運営を確認したが、その背景に「安倍氏に代わる後継者不在」があることは否定できない。このため、党内では「後継争いは長期化必至で、結局は分裂する」(岸田派幹部)との見方が支配的で、今後の安倍派の動向次第で党内の権力構図が揺れ動くことは避けられそうもない。

自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立氏(奥左から4人目)。左端は下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立氏(奥左から4人目)。左端は下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

 同派は7月21日、安倍氏死去後初の総会を開き、当面は安倍氏に代わる新会長を置かず、塩谷立会長代理ら現在の執行部による集団指導体制とすることを最終確認した。総会には安倍氏の妻・昭恵氏が出席し、「遺志をしっかり派閥で引き継いでほしい」とあいさつ。これを受け、塩谷氏は(1)清和会の責務は一致結束して安倍氏の遺志を引き継ぐ(2)派閥の呼称は「安倍派」のままとする──ことなどを、同派の総意として取りまとめた。

 安倍氏が昨年11月の会長就任時に塩谷、下村博文両氏を会長代理、西村康稔氏を事務総長とする現体制を決めたため、今月下旬以降に想定される第2次岸田改造内閣発足の際の党・内閣人事の同派窓口は塩谷氏とし、国葬後の派閥運営については改めて協議する方針も確認した。

「分裂必至」でも首相は配慮優先?
自民党安倍派の総会に臨む萩生田光一経済産業相(中央)。右は松野博一官房長官=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会に臨む萩生田光一経済産業相(中央)。右は松野博一官房長官=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

 そこで問題となるのは、安倍派内に衆目の一致する後継候補がいないことだ。安倍氏の訃報を受け、同派幹部は参院選終了直後の7月11日夜に東京都内で対応を協議したが、「派閥としての一致団結した行動」の確認にとどまった。同21日の総会での集団指導体制決定はこれを踏まえたものだが、「各幹部の思惑が交錯し、とても後継者を決められる状況にない」(同派若手)という派内混乱が背景にある。

 ただ、集団指導体制では最大派閥としての求心力維持は困難視され、参院選後も膨張を続けて100人の大台に迫る安倍派の動向は、岸田文雄首相にとって当面の人事だけでなく、その後の政権運営に大きな影響を及ぼすのは確実だ。しかも近い将来の同派分裂が現実のものとなれば、党内権力構図も一変しかねない。


自民党最大派閥の安倍派の総会に臨む下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党最大派閥の安倍派の総会に臨む下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

8224チバQ:2022/08/11(木) 23:15:28
安倍派の後継争いの現状を見ると、下村氏が当選回数や経歴で先行するものの、萩生田光一経済産業相や松野博一官房長官、西村氏、参院の安倍派を束ねる世耕弘成参院幹事長らも虎視眈々(たんたん)とされる。さらに若手の間では、同派創始者の故福田赳夫元首相の孫の福田達夫総務会長を「正統な後継者」と推す声が台頭。その一方で「実質的なまとめ役は森喜朗元首相しかいない」との指摘もあり、「まさに星雲状態」(同派長老)だ。

 その森氏は、5月に開かれた安倍派の政治資金パーティーで「『あと何人で100人』というときが一番危ない」と警告した。一時代前に最強軍団を誇示した旧田中派(現・茂木派)が100人を超えて分裂、その後の自民下野の原因となったからだ。加えて、清和研も分裂を繰り返してきた過去がある。

 だからこそ「誰が後継者になっても分裂は避けられない」との見方が広がるのだが、「安倍氏の通夜状態」(首相官邸筋)が継続する中での安倍派への岸田首相の配慮は、「安倍氏存命中より大きくなる」との指摘もある。このため、国葬後も首相が同派への対応に苦慮する状況が続く可能性も少なくない。

(2022年8月8日掲載)

8226チバQ:2022/08/12(金) 23:17:34
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_TI5IJ6EASJIJJMF4E2RWVDA2KI.html
首相、〝異端児〟河野氏の「突破力」にデジタル改革託す
2022/08/12 20:52産経新聞

岸田文雄首相は縦割り行政打破の象徴といえるデジタル相人事で河野太郎元外相に白羽の矢を立てた。遅れている行政のオンライン化などの改革を加速するため、「異端児」とも称される河野氏の突破力に期待した。その河野氏は12日の就任記者会見でも独自色を見せ、首相の判断が吉と出るか凶と出るか注目される。

首相は10日の記者会見で河野氏起用の理由について「わが国のDX(デジタルトランスフォーメーション)を一気に加速するため、持ち前の実行力、突破力で進めてもらいたい」と述べた。首相の中でデジタル相の重要度は高い。デジタル庁は発足から約1年たつが、取り組みのスピードが遅いと感じており、内閣改造前、周囲に「河野しかいない」と語っていた。

かつての河野氏には周囲と軋轢(あつれき)を生む場面が少なくなかった。防衛相時代には地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画中止を与党への根回しもなく打ち出し、反感を買った。調整能力不足や仲間作りの不得手ぶりが指摘され、所属派閥領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁に「一般的な常識に欠けている」と評されたこともある。

一方、菅義偉政権下のワクチン担当相時代には、実現困難といわれたワクチン接種「1日100万回」を、時に抵抗を受けながらも達成した。

無駄排除や慣例打破にこだわる姿勢は就任初日の10日から表れた。首相官邸は全閣僚に同日中の記者会見を要請したが、河野氏は開催が夜遅くなるとして「12日に行う」と官邸に返答し、了承を得たという。

12日の記者会見では、省庁のテレワーク推進を強調し「いろんな制約があるが、それを一つずつあぶり出して潰していかなければいかん」と述べた。また、兼務する消費者担当相として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に関連し、霊感商法に関する消費者庁の検討会の早期立ち上げを表明。スピード感重視の仕事ぶりをアピールした。(田中一世)

8227チバQ:2022/08/12(金) 23:18:25
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-889815.html
幻に終わった「ドリル優子」の完全復活 改めて注目される茂木幹事長vs.小渕後見人
2022/08/12 11:22デイリー新潮

幻に終わった「ドリル優子」の完全復活 改めて注目される茂木幹事長vs.小渕後見人

小渕優子氏

(デイリー新潮)

 ドリル優子、完全復活ならず──。自民党総裁の岸田文雄首相(65)は8月10日、内閣改造と党役員人事を行った。実は永田町で、小渕優子氏(48)の処遇が注目を集めていたのだ。

 ***

 何しろ「入閣しない」という速報も配信されたほどだった。FNNプライムオンラインは9日、「【速報】“焦点”小渕優子氏は入閣見送り あす内閣改造 大詰め調整」との記事を配信した。

 結果は「自民党組織運動本部長」の続投で落ち着いた。まさに“大山鳴動して鼠一匹”という印象だが、一体何が起きていたのか、大手メディアの報道では全く分からない。

 そこで改めて詳細をお伝えしよう。まずは“端緒”について担当記者が解説する。

「新聞各紙の『首相動静』を見ると、岸田首相は8月3日の午後6時20分から、東京・虎ノ門のThe Okura Tokyo(註:旧・ホテルオークラ東京)の日本料理店で会食を行いました。そこに参加した政界関係者に注目が集まったのです」

 岸田首相と会食を共にしたのは、森喜朗元首相(85)、“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄・元自民党参院議員会長(88)、遠藤利明選対委員長(72)──そして、小渕氏だった。

会食の真相
 読売新聞と産経新聞は「首相動静」だけでなく、別記事まで掲載した。

 見出しは「森元首相らと会食」(読売)、「首相が森元首相らと会食」(産経)。会食の様子は、産経が《内閣改造・党役員人事に向けて意見を交わしたとみられる》と報じた。

 記事が掲載された翌5日、岸田首相が10日に内閣改造と党役員人事を行うと報じられたのだが、会食では《意見を交わした》どころか、もっと突っ込んだやり取りが行われていたという。

 その様子をお伝えする前に、自民党の派閥「平成研究会(平成研)」の歴史を確認しておこう。

「1985年、竹下登さん(1924〜2000)が田中角栄さん(1918〜1993)に反旗を翻す形で、勉強会という位置づけの『創政会』を設立しました。そして87年に新派閥の『経世会』が誕生し、実質的に田中派は竹下派となったのです。94年には党内の派閥解消の流れに連動して経世会は解散し、政策集団『平成政治研究会』が発足。その後、現在の『平成研究会』に名称を改めました」(同・記者)

 現在、平成研トップは茂木敏充幹事長(66)だ。そのため平成研は、茂木派とも呼ばれている。

入閣を依頼
 小渕氏の父である小渕恵三元首相(1937〜2000)は、平成研の第3代会長。青木氏も会の重鎮として君臨し、小渕内閣では官房長官を務めた。

 更に青木氏は2000年、小渕首相が病に倒れると首相代理を務め、内閣総辞職を決定。森氏が次期首相となる橋渡しを行った。

 こんな面々が集まり、なおかつ小渕元首相の次女である優子氏も列席したわけだ。永田町が色めき立つのは当然だと言える。

 自民党の国会議員は、「あの会食で、青木さんは岸田さんに『小渕優子の入閣をよろしくお願いします』と依頼したのです」と明かす。

「青木さんは昔から、『平成研は将来、小渕優子がトップになるべき』という考えを持っています。一方、現会長の茂木さんには、良い印象は持っていません。『自分のことしか考えていないし、派閥の継承も認めていないぞ』というわけです」

 青木幹雄という名前を聞いても、「もう過去の人じゃないか」と思う向きもあるだろう。だが、依然として平成研の参議院議員には強い影響力を持っているという。

8228チバQ:2022/08/12(金) 23:18:37
「ドリル優子」の誕生
 岸田首相としても“参院のドン”から直々に依頼されれば、無下に断るわけにもいかない。しかしながら、小渕氏の入閣にはかなりのハードルがある。

「週刊新潮は2014年、小渕さんに関する政治資金規正法違反をスクープしました。当時、小渕さんは経済産業大臣でしたが、辞任に追い込まれました。また週刊新潮は、証拠隠滅のため、事務所のパソコンのハードディスクが電動ドリルを使って穴を開けられたことも報じました。この反響は大きく、ネット上では『ドリル優子』という“あだ名”が流布したほどです」(前出の記者)

 政治資金の問題が依然として入閣のハードルとなっている理由は、その責任を取って経産相は辞任したものの、小渕氏は今に至るまで有権者への説明を行っていないからだ。

「2015年には元秘書の刑事裁判が東京地裁で開かれましたが、小渕さんは『裁判の行方を見守りたい』というコメントを出しただけでした。このコメントにも、産経新聞が社説で《ひとごとのよう》と批判し、説明責任を果たせと求めました」(同・記者)

茂木氏の猛反発
 このため岸田首相も、小渕氏どう処遇するか、かなり悩んだという。

「入閣させると、野党の追及で火ダルマになってしまうかもしれません。それでは『ゆくゆくは派閥の長、そして自民党総裁に』という青木さんの想いに反してしまいます。そこで『党四役ならどうだろう』と考えていたようです」(前出の自民党議員)

 自民党四役の定義は諸説あるが、ここでは幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長を指す。入閣と比べても何の遜色もない充分過ぎる“抜擢”だと言える。

「党四役なら、国会で野党の質問に答弁する必要はありません。そもそも岸田さんとしても、小渕さんを抜擢するのは悪い話ではない。知名度の高い女性議員ですから、マスコミや有権者が『女性を登用した』と評価することが期待できます。『小渕さんを総務会長でどうか』という具体的な役職名も出たという話もありますが、いずれにしても、この動きを察知した茂木さんが首をタテに振らなかったというのです」(同・自民党議員)

 改めて流れを確認しておくと、8月3日に会食があり、5日に内閣改造の方針が報じられた。

 そして8日には大阪のMBS(毎日放送)が夕方のニュースで会食の様子を紹介し、「小渕氏が要職で入閣」する可能性があると報じている。

ライバルは潰せ
 同日、デイリースポーツの電子版がMBSの報道を伝えた。こうして「小渕氏入閣か」の報道が熱を帯び、永田町でも小渕氏の処遇に関心が高まっていく──。

 一方の茂木氏だが、NHKは今年3月27日、「自民 茂木幹事長“政権安定へ全力”将来の総裁選に意欲も」という記事を配信した。タイトルの通り、茂木氏は将来、自民党総裁選に出るつもりだと公言しているのだ。

「総裁選への出馬を考えている茂木さんにとって、小渕さんが入閣や党四役入りを果たし、“完全復活”をアピールされるのはごめんだというのが本音です。自分の派閥から自分より目立つ議員が出ては困る、ということでしょう」(同・自民党議員)

バトル再燃!?
 岸田首相が「幹事長は茂木氏が続投」と決めていたことも大きな影響を与えたという。

「仮に小渕さんが総務会長に就任すると、党四役のうち2人が茂木派になってしまいます。これはいくら何でもバランスが悪い。こうして岸田さんは、小渕さんの登用を諦めたわけです」(同・自民党議員)

 あの時、説明責任を果たしていれば、こんなことにはならなかったのに──こんな風に受け止める有権者も多いだろうが、永田町では新たな“遺恨”が生じたことも注目を集めているという。

「小渕さんの完全復活が幻と終わり、青木さんは茂木さんに不快感を抱いていると思います」(同・自民党議員)

デイリー新潮編集部

8229チバQ:2022/08/12(金) 23:19:45
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-56443.html
〈誰が安倍の跡を継ぐのか?〉リーダー亡き後に“舞い上がる小物たち”
2022/08/12 11:00文春オンライン

月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「赤坂太郎」。2022年9月号に掲載している同コラムの拡大版「清和会7人のバトルロワイヤル」を一部転載します。

◆◆◆

独断文書に「それは筋が通らない」と異議

 元首相の安倍晋三が暗殺されたことによる「力の空白」は、自民党内の権力構造を大きく変えようとしている。

 思い起こせば、1991年5月に安倍晋三の父親である晋太郎が病に倒れた後、三塚博と加藤六月が「三六戦争」と呼ばれる激しい派閥の跡目争いを繰り広げた。この2人に森喜朗、塩川正十郎を加えた4人が「安倍派四天王」として君臨。自分より10歳若い実力者の森を味方につけた三塚が後継の座を奪取した。だが、今回は様相が全く異なる。清和会(安倍派)の後継を狙う有力者の不在が、遠心力を強めているのだ。

 安倍死去の直後、まず突っ走ったのは清和会事務総長の西村康稔だった。凶行の翌日、安倍の遺体が東京・富ヶ谷の自宅に戻ると、西村は弔問客の対応を取り仕切った。この日訪れたのは首相の岸田文雄をはじめ、森や小泉純一郎、菅義偉ら首相経験者、現職の自民党三役など。西村は自らの存在をアピールするかのように安倍宅の玄関先から遺体が安置された3階まで彼らを案内するなど動き回った。

 派内の不興を買ったのは、彼が独断で決めて配布した文書だった。そこには「弔問はお受け致しません(清和研会員であってもご遠慮ください)」と記されていた。この文書は、派閥が百鬼夜行の混乱状態に陥る遠因となった。経産相の萩生田光一や安倍政権で官房副長官を務めた西村明宏らは「それは筋が通らない」と異議を唱え、安倍宅へ向かった。父晋太郎の仏壇横に安置された棺に眠る遺体のすぐ側に陣取っていたのは、西村康稔だった。後から来た安倍派会長代理の塩谷立と下村博文は、棺の後ろで手を合わせていた。

「事務総長だからという理由は立つが、それにしても動きが露骨だったね」。温厚な性格で他人の悪口を滅多に言わない会長代理の塩谷も思わずこう漏らしたほどだが、西村のスタンドプレーはその後も続く。

「世話人会方式」の崩壊
 7月11日午後6時、増上寺。安倍の通夜の参列者は2500人にも及び、長蛇の列ができた。祭壇横の会場の出口前には、妻の昭恵、安倍の実兄の寛信夫妻が立ち、その横には車椅子に座った実弟で防衛相の岸信夫夫妻が並び、延々と続く弔問客を最後まで見送った。

 耳目を引いたのは会場の外だった。弔問客が遺族に挨拶して会場から外に出るとすぐ横の通路には、安倍派の幹部がずらりと並ぶ。さらに外に出ると、そこには西村が一人で立っていた。

生前、安倍氏が「落ち着きのない人だね」と評した男
 派閥幹部が並ぶ一角は遺族のいる場所と近接するため、弔問客との会話は最低限の挨拶に留めざるを得ない。しかし西村は、弔問客と一対一でゆっくり話ができる場所に陣取っていたのだ。通夜・葬儀の実務を取り仕切る事務総長の立場を利用して自分だけ良いポジションを確保し、派閥を支援する経済人らに自分をアピールする――。他の幹部たちは一様に眉をひそめた。

 西村は安倍派の意思決定機関として世話人会方式を画策した。西村に加え、塩谷、下村、官房長官の松野博一、参院安倍派会長の世耕弘成、国対委員長の高木毅、そして萩生田の7人体制である。森にも根回しし、7月15日夕刻にセットした臨時の派閥総会で了承を得ようと動いた。だが、安倍が生前、西村を「落ち着きのない人だね」と評していた通り、性急な動きはすぐに頓挫する。

「国葬までは、安倍さんが残した現体制を堅持するのが筋ではないですか。喪中の最中に、なぜ新設の世話人会なのか、説明がつかない。私は反対します」

 かつて派閥会長だった三塚博元蔵相の秘書から後継に転じた西村明宏が松野や安倍派最高顧問の衛藤征士郎らに説いて回ると、新たな世話人会メンバーの大半が賛同。安倍政権の最後、西村康稔の後に官房副長官を務めた西村明宏は、温厚篤実な人柄で同じ西村でも康稔とは対照的だ。康稔の自分ファーストな言動は、とりわけ中堅以上の議員には嫌われ「彼だけは担ぎたくない」と公言する議員も少なくない。

 その結果、派閥総会はいったん流れ、翌週に「現体制の継続」が了承された。どちらも集団指導体制には違いないが、世話人会方式で主導権を握ろうとした西村康稔の思惑は外れた。安倍の死からわずか1週間前後のこの暗闘は、派の行く末を暗示する派内政局だったのだ。

8230チバQ:2022/08/12(金) 23:20:38
舞い上がる小物たち
 2017年、安倍は父親の命日の5月15日に元晋太郎番記者らが開いた「安倍晋太郎をしのぶ会」に出席。そこで「新たな四天王は誰か」という話題になった際、下村、松野のほかに元防衛相の稲田朋美の名前を挙げていた。直後の派閥の政治資金パーティーでは「昔の記者の人達から名前が出た」と言い訳したが、当選回数の多い下村と松野、女性の稲田の名前を挙げておけば派内からの不満が比較的小さいと、咄嗟に思いついただけだろう。

 だが、名前を挙げられた3人は舞い上がり、地味な存在の松野ですら、岸田内閣で官房長官に起用されると「松野さんまで『自分も首相候補だ』と本気で考えるようになった」(派閥の中堅議員)という。

 後継争いの予兆は2020年春からあった。安倍が首相続投の意欲なしと漏らすようになった途端、「派閥代表として総裁選に立候補したい」と安倍に直訴した議員が3人も出たことはあまり知られていない。


 その筆頭が稲田だった。安倍の寵愛を受けた稲田だが、防衛相在任時の失言やPKO部隊の「日報」問題で醜態を晒し、失脚。安倍は周辺に「清和会に総裁候補がいないから、育てようと思った。『女性初の首相』の看板も立つと考えたんだが、任に堪えなかったね」と漏らした。

 そんな経緯をすっかり忘れた稲田は「本気で次の総裁選に出馬したいんです」と理解を求めた。安倍は「焦らなくていい。次は派として岸田さんを推すことも検討しているからね」と説得したが、稲田は「能力は岸田さんには引けを取らない」と抗弁した。安倍は周辺に「あんな失敗をしたのに、自分のことが分かってない」と呆れ顔で漏らした。

 さらに西村康稔、世耕も安倍のもとを訪れ、総裁選出馬の意向を伝えた。だが安倍はこの2人にも自重を促し、「どうしてもと言うならまずは自力で20人の推薦人を集めてみたら」と言って追い返した。

菅、岸田ら年上に可愛がられる「ジジ殺し」
 この3人より早くから安倍側近を自任してきた下村も総裁選立候補に意欲を示してきたが、もちろん派内に待望論は起きていない。それでも空気が読めない下村は、安倍死去からわずか3日後のBS日テレの番組で、内閣改造・党役員人事をにらみ「岸田首相が清和会を軽視するようなことがあれば、清和会が掴んでいる保守層からの支持を失う可能性がある」と、さも安倍派を代表するかのような口ぶりで岸田を牽制してみせた。下村の頓珍漢な感覚に、派内からも嘲笑と批判が交錯する有り様だった。しかも下村を巡っては、安倍銃撃事件のきっかけとなった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の名称変更で、文科相当時の関与が指摘される始末である。

 一方、安倍が目を掛けてきたのが経産相の萩生田だ。西村より一期下ながら安倍内閣では西村より前に若手議員の登竜門である内閣官房副長官に起用され、文科相として初入閣したのも経済再生相として入閣した西村と同時だった。森や官房副長官当時の上司で官房長官だった菅、岸田ら年上に可愛がられる「ジジ殺し」。下村や稲田と違い、萩生田だけはトップを目指す考えを決して口にしないところも安倍や森に気に入られていた。安倍は親しい記者らに「萩生田はうちのエースだ」と明言し、岸田内閣発足にあたっては官房長官への起用を希望していた。

8231チバQ:2022/08/12(金) 23:20:52
 だが、所詮まだ当選6回で、安倍や総裁選出馬に意欲を示してきた下村らに遠慮して派内の若手議員との個別の会食もあまり行ってこなかったことから、派内に強力な支持グループがあるわけではない。

安倍氏は生前、ごく親しい関係者にだけ本音を
 それにしても、なぜ安倍派にはかくも“小物”しかいないのか。安倍が明確な派閥の後継候補を示さなかったのは、誰を選んでも不満が溜まり、派閥が分裂しかねないという懸念があったからだ。

 そしてもうひとつ、隠された理由があった。安倍は生前、ごく親しい関係者にだけ本音を吐露していた。それは2024年に想定される国際的な緊張を睨んだ青写真だった。(文中敬称略)



赤坂太郎「清和7人会のバトルロワイヤル」の全文 は、文藝春秋「2022年9月号」と 「文藝春秋digital」 にてお読みいただけます。

(赤坂 太郎/文藝春秋 2022年9月号)

8232チバQ:2022/08/12(金) 23:21:34
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_GC2HGWK7OJNTPFJQWOWF45VZEA.html
政界マル秘紳士録 茂木敏充・自民党幹事長 「ポスト岸田」一番手の課題は 「参院のドン」青木氏と関係修復、「義理と人情とやせ我慢」の習得
2022/08/12 06:30夕刊フジ

政界マル秘紳士録 茂木敏充・自民党幹事長 「ポスト岸田」一番手の課題は 「参院のドン」青木氏と関係修復、「義理と人情とやせ我慢」の習得

自民党の茂木敏充幹事長

(夕刊フジ)

自民党では、「一番早く、政治家の頂上である首相の地位にたどり着ける登竜門は幹事長」とされてきた。その意味で、今回の内閣改造・党役員人事で留任が決まった茂木敏充幹事長は「ポスト岸田」の一番手に位置するといえるだろう。

茂木氏は、東大経済学部卒業後、丸紅や読売新聞社に勤務し、ハーバード大学ケネディ行政大学院で公共政策を学んだ。日本新党から立候補して初当選を果たした後、自民党に入党した。

参院選の応援演説中に、凶弾に倒れた安倍晋三元首相や、岸田文雄首相とは当選同期で、「三羽ガラス」といわれてきた。安倍、岸田両氏に次いで3人目の総理・総裁を意識するのは当然であろう。

「党内屈指の政策通」と言われる。答弁能力の高さは折り紙つきである。当選10回で、外相や経産相、金融担当相など閣僚を7回経験している。党役員も、選対委員長、政調会長2回、そして、昨年秋の衆院選後、甘利明幹事長の辞任を受けて待望の幹事長に就任した。

幹事長に就任した時点で、田中角栄元首相が唱えた「首相の条件」(党三役のうち、幹事長を含む2つと、閣僚のうち、蔵相=現財務相=か外相、通産相=現経産相=のうち2つ)を満たす、唯一の政治家となった。

さらに、昨年12月には、平成研究会会長となり、念願の派閥領袖(りょうしゅう)の地位も得た。総理・総裁への外形的な条件はそろったといえる。

しかし、ポスト岸田を確実なものにするために、解決しなければ課題が2つある。

1つは、かつて「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院自民党会長との関係修復である。青木氏は、竹下登元首相の秘書から参院議員となり、小渕恵三内閣で官房長官、参院自民党会長などを歴任。引退後も政界に影響を持つとされる。

茂木氏と青木氏が対立した原因は、安倍氏と石破茂元幹事長が立候補した、2018年の総裁選にさかのぼる。青木氏は「石破氏支持」で派閥をまとめようとしたが、茂木氏は無断で派内の衆院議員を「安倍氏支持」でまとめた。これで青木氏の怒りを買い、両者は断交状態にある。

2つ目は、頭の回転の速さが裏目に出ることだ。

「待てない性格」「熟慮に欠ける」「根回しが苦手」「合理的で人情味に欠ける」―などの批判は、茂木氏の頭の良さに起因する。政治家に必要とされる「義理と人情とやせ我慢」ができない性格なのだ。そのためか、多くのポストを経験している割には、その省庁からの「待望論」はあまり沸き上がってこない。

茂木氏は、こうした課題を克服することができるのか。幹事長ポストは茂木氏にとって、さらなる高みを目指すうえでの試金石といえる。 (政治評論家・伊藤達美)

8233チバQ:2022/08/15(月) 02:20:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2b2d5ae42759d4461c53b99779a7db27d21b3ef
杉田水脈氏 大臣政務官就任にネットは騒然 SNSに意見続々「多くのお祝いに感激」過去炎上騒動
8/14(日) 20:18配信
 岸田文雄首相の内閣改造で、総務大臣政務官に就任した杉田水脈議員(55)が14日、SNSに投稿。「総務大臣政務官就任にあたり、多くの皆様からお祝いのお言葉をいただき、大変感激しております皆様のお言葉を胸に刻み、邁進して参ります」と記し、直近の活動などを記した。

【写真】政務官就任にどや顔?首相官邸で岸田首相らと記念撮影

 杉田氏は過去に言動が炎上する騒動を起こしており、報道陣に追われた際の「エア電話」疑惑など、お騒がせも。

 今回の政務官就任でネット上がザワついており、13日付で「総務大臣政務官を拝命いたしました。身が引き締まる思いです」と投稿したツイートには800件超のコメントが集まっている。激励、応援も多い一方で、過去発言を指摘するなど批判もあり、発言に慎重になるよう求める意見もみられる。

8234チバQ:2022/08/15(月) 02:22:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b654ce4b8c8f6d68caab580772a078864e42847
「岸田1強」へ布石 内閣改造・党人事「安定重視」も透ける「計算」【解説委員室から】
8/13(土) 11:01配信

時事通信
第2次岸田改造内閣の発足を受け、記者会見する岸田文雄首相=10日、首相官邸

 岸田文雄首相は10日、内閣改造・自民党役員人事を断行した。党内では「9月上旬」との見方が多数だっただけに、驚きが広がったが、中身は各派に配慮した安定重視の布陣。ただ、個々の人選からは、自身の求心力を高めるための計算も読み取れる。「岸田一強」へ布石を打ったようだ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【図解】第2次岸田改造内閣の顔触れ

 ◇お盆前に局面転換

 首相は「新しい体制を早くスタートさせたいと考えていた」と説明するが、急いだ判断の一つに、先の参院選で大勝したにもかかわらず、政権への逆風が吹き始めたことがあるのは間違いない。

 8日に発表されたNHKの世論調査で、内閣支持率は46%(前回7月比13ポイント減)と政権発足以来最低を記録。読売新聞や共同通信でも、支持を減らした。時事通信が内閣改造前の6〜8日に実施した調査でも支持率は44.3%で、前回7月比5.6ポイント減だった。

 新型コロナウイルスの感染爆発、安倍晋三元首相の銃撃死をきっかけに次々と判明した自民党議員らと「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係、エネルギーや食料品を中心とする物価高…。これらが、支持率を押し下げた主たる要因とみられる。

 8月のお盆休みは、政治や経済の動きが止まることから、大きなニュースが少なくなり、メディアの世界では「ニュースの夏枯れの時期」と言われる。この結果、重要ニュースのフォローや、読者の関心の高い事項を何回も扱うのが通例。当然、新聞やテレビは、コロナの感染と医療現場の逼迫(ひっぱく)状況や、統一教会の問題などを引き続き取り上げることになり、内閣支持率のさらなる低下が予想される。

 首相は人事を断行することで、コロナ対策を含めた諸懸案への取り組み強化や、旧統一教会との「決別」をアピールし、支持率の低下に歯止めをかける。このため、お盆前に局面転換を図ったのだろう。

 ◇安倍派、非主流派に配慮

 今回の人事で首相は、内閣の骨格は維持。鈴木俊一財務相、林芳正外相、松野博一官房長官ら5閣僚を留任させた。その上で、自民党各派に配分された閣僚数を見ると、最大派閥の安倍派4(うち参院1)、茂木派3(同1)、麻生派4、岸田派3、二階派2、無派閥2。改造前と比べ、麻生派が1増で、茂木派が1減となった。

 個別のポストに目を向けると、原発再稼働を担う経済産業相に安倍派幹部の西村康稔前経済再生相、経済安全保障法施行へ詰めるべき課題が山積する経済安保相に安倍氏と思想信条の近かった高市早苗前政調会長を、それぞれ起用。亡き安倍氏、安倍派への配慮がにじむ。

 また、年末の2023年度予算編成で防衛費の増額が焦点の防衛相には、国防族の実力者である浜田靖一氏が再登板し、コロナ対策に当たる厚労相には加藤勝信前官房長官が3度目の就任。国や地方のデジタル改革を推進するデジタル相には、昨年9月の総裁選で争った河野太郎前広報本部長が起用された。西村、高市両氏を含め、課題の多いポストには、政治経験が豊富な閣僚経験者を充てた。

 一方、党役員人事では、岸田政権を中心で支える麻生派会長の麻生太郎副総裁、茂木派会長の茂木敏充幹事長はそろって続投。安倍氏の最側近だった萩生田光一前経産相は政調会長に就いた。また、当選同期で首相の信頼が厚い谷垣グループの遠藤利明氏は選対委員長から総務会長に横すべりし、同氏の後任には、首相と距離を置く非主流派・森山派会長の森山裕前総務会長代行が起用された。二階俊博元幹事長が率いる二階派から引き続き2人を入閣させたことと合わせ、非主流派にも配慮した。

8235チバQ:2022/08/15(月) 02:23:45
 ◇抜てき激減、福田氏外れる

 首相は昨年10月の政権発足時、世代間のバランスを重視し、若手を積極的に登用。福田達夫氏を総務会長、小林鷹之氏を経済安保相、牧島かれん氏をデジタル相にそれぞれ抜てきした。直後の衆院選や翌年の参院選を控え、世論対策の意味があった。

 しかし、両選挙を乗り切ったことで、今回は抜てき人事が激減。衆院当選4回以下で入閣したのは小倉将信少子化担当相1人。経済安保相に就いた高市氏とは対照的に、総務会長を退いた福田氏は要職で処遇されなかった。

 女性の閣僚は改造前と同じ2人。党4役はゼロとなった。首相が各派に配慮し、難しいポストに経験者を配置するなど安定を重視したのは、就任から間もなく1年を迎え、「結果」を求められる段階に入ったことを意識してのことだろう。首相は10日の記者会見で、改造内閣のネーミングを求められると「政策断行内閣」と強調した。

 首相は昨年9月の総裁選で、当時の菅内閣のコロナ対応を厳しく批判し「最悪を想定」した取り組みを約束したが、改造当日の10日に1日当たりの新規感染者数は初めて25万人を超えた。菅義偉前内閣の比ではない。また、「令和版所得倍増」を掲げ、中間層を中心とした所得の引き上げを訴えたが、いまだ計画段階。その一方で、物価上昇が止まらず、国民生活を圧迫する。対米公約でもある防衛費の増額と財源の確保も、年末までに結論を迫られる。

 首相が人事に際し、世論を意識しての刷新感より、党内融和、安定を重視したゆえんだ。その意味では、「内向き」「守り」の布陣と言えよう。非主流派の中堅議員は「難しいポストにベテランを配置したのは理にかなっているが、内閣としての政策の方向性が見えない。支持率アップにはパンチ不足」と指摘する。

 ◇「トリオ」から「コンビ」に

 もっとも、「人事好き」とされる首相だけに、したかささも垣間見える。安倍派の次期会長候補と目される松野、西村、萩生田の3氏を内閣・党の要職に据え、競わせる形にした。実力者を競争させることで、自身の求心力を高めるのは、人事の要諦。巧みな人事で党内を掌握し「人事の佐藤」と言われた佐藤栄作元首相は、後継候補の田中角栄、福田赳夫両氏を、変わり身の早さから「風見鶏」と評された中曽根康弘元首相は、竹下登、安倍晋太郎、宮沢喜一の3氏をそれぞれ競わせた。

 森山氏の選対委員長起用には、非主流派の結束を弱める効果もありそうだ。菅前首相、二階氏、森山氏は非主流派の中心人物で、岸田政権発足以降、3人で会合を重ねてきた。森山氏が抜ければ、非主流派重鎮「トリオ」から「コンビ」となり、菅、二階両氏の存在感は低下しかねない。

 その森山氏も選対委員長として、衆院小選挙区の「10増10減」実現に向けた党内調整を直ちに迫られる。政治家にとって、選挙区を失うことは、政治生命にかかわる。「能力は抜群だが調整は不得手」とされる茂木幹事長の下、関係議員の説得に当たることになろう。

 さらには、河野氏も難しいポジションを任された。昨年9月のデジタル庁発足を受け、高度なスキルを持つ民間人材を活用し、国や自治体のデジタル化を進めるには、行政の縦割り、官僚の抵抗を打破することが欠かせない。デジタル化が停滞すれば、持ち味の「突破力」に疑問符がつき、人気に影響するかもしれない。河野氏を知る議員は「官僚を使いこなすのが得意ではないだけに、簡単にはいかないだろう」との見方を示す。

8236チバQ:2022/08/15(月) 02:24:03
 ◇高支持率、維持が難題

 首相が衆院を解散しない限り、国政選挙(補選を除く)は3年間ない。政局の次なる焦点は、首相の総裁再選がかかる24年9月の総裁選だ。安倍派(97人)の実力者3人がそれぞれ力を付けることは、会長候補が一人に絞られていくのではなく、分裂の可能性を高める方向で作用するだろう。もし分裂となれば、97人がまとまって「反岸田」で動く可能性はなくなる。

 今回の内閣改造・党役員人事は、安倍派の3人を同格のポストで競わせ、非主流派を分断、2年後に再度ライバルとなり得る実力者を閣内に取り込み、難しい役割を課す。そういう一面もあると言えよう。

 各派の状況を見ると、安倍派は分裂含み。麻生派を率いる麻生氏と二階派会長の二階氏はいずれも80歳を超え、世代交代の時期にさしかかる。茂木幹事長は茂木派を率いるものの、議員引退後も参院側に影響力がある青木幹雄元参院議員会長との確執は解消されておらず、結束に不安が残る。これに対し、岸田派は次の会長候補が林外相に絞られ、中長期的に結束が揺らぎそうにないのは、岸田派だけだ。

 さらに、総裁を除く党役員の任期は1年のため、首相は総裁選までに少なくとももう1回、人事を行うことになる。首相は次の人事でも、再選への環境整備に向け、仕掛けを施すだろう。党内力学的には今後、首相の力が強まる「岸田1強」への流れは変わりそうにない。

 このことを踏まえ、再選への最大のハードルとなり得るのは何か? それは、「国民の支持をどうつなぎとめるか」だろう。その意味で、内閣支持率が重要だ。

 菅前内閣は衆院選を直後に控え、支持率を大きく落とした結果、党内で「菅降ろし」の嵐が吹き荒れ、再選出馬断念に追い込まれた。首相も支持率を落とせば、対抗馬に支持が集まり、再選に黄色信号がともりかねない。

 ◇臨時国会が最初のヤマ場

 読売新聞、日経新聞、共同通信の各社が10、11の両日に実施した世論調査によると、内閣支持率は日経、共同が微増、読売は下落。ただ、3社とも50%台で、高水準を保った。これを2年間、維持できれば、首相の再選は動きそうにないが、政権を取り巻く状況を考慮すれば、簡単とは思えない。

 首相は会見で、党所属国会議員に旧統一教会との関係を断ち切るよう求めたが、対応はあくまでも議員任せ。関係を認めた議員が複数、閣僚におり、秋の臨時国会で野党側は、関係の具体的な内容を徹底的にただすだろう。このほか、コロナ、物価高、防衛力強化と防衛費、賛否が割れる安倍氏の国葬、所得引き上げの具体策など、追及材料に事欠かない。論戦で守勢に立たされれば、支持率の低下は避けられそうにない。

 内向き人事で足元を固めた岸田自民党、態勢立て直しを迫られている野党第1党の立憲民主党、新代表が近く就任する日本維新の会。今後の政治を占う上での最初のヤマ場は、9月27日の国葬後に召集される見通しの臨時国会となろう。

8237チバQ:2022/08/15(月) 02:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/43a3f02929725d188fc7c27e5541de10f4faba7a
旧統一教会問題、底なしの様相 岸田内閣、多難な再スタート〔深層探訪〕
8/13(土) 8:28配信
 岸田文雄首相が10日行った内閣改造・自民党役員人事は、骨格を維持しつつ重要課題には閣僚の続投や再登板で対応、党内各派のバランスにも配慮した「手堅い陣容」(同党ベテラン)となった。だが、政権を直撃した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題は底なしの様相を呈しており、払拭(ふっしょく)には程遠い。党内からは「内閣支持率は上がりそうにない」(閣僚経験者)と冷めた声が漏れる。

【図解】岸田内閣の支持率推移

 ◇過去の関係は問わず
 「社会的に問題が指摘されている団体との関係は、国民に疑念を持たれることがないよう十分に注意しなければならない」。首相は10日の記者会見で、旧統一教会への対応を自ら切り出した。

 閣僚の人選に当たり、首相が最も神経を使ったのは、教団との関わりだ。政府では首相側近の木原誠二官房副長官、党側では梶山弘志幹事長代行が、それぞれ「身体検査」を担当。改造前の閣僚のうち、教団側に祝電を打ったり選挙で支援を受けたりするなどの接点が判明していた7人は全員、閣外に去った。

 だが、初入閣組や続投組も「シロ」とはいかなかった。岸田派所属の寺田稔総務相が2018年、教団の関連団体の会合に参加費2万円を支払っていたことが10日になって発覚。留任した山際大志郎経済再生担当相も会見で、18年に関連団体のイベントに出席していたことを明かした。

 首相は入閣を打診した際、教団との関係の点検を求め、「結果を踏まえて厳正に見直すことを了解した者のみ任命した」と会見で説明。過去の関わりには事実上、目をつぶった格好だ。議員本人もきちんと把握していないケースもあるとみられ、党関係者は「統一教会と党所属議員の問題はこれからも出てくるだろう」と諦め顔だ。

 首相は全閣僚に説明を尽くさせることで乗り切る構えだ。就任会見は深夜に及ぶことを理由に、祝日明けの12日に先送りしようとしていた官庁は少なくなかったが、首相官邸は全閣僚に対し、10日中に会見して説明するよう急きょ指示した。

 ◇「配慮し過ぎ」
 今回の人事は、昨年10月の衆院選と7月の参院選を乗り切り、本格政権の足場を築いた首相がどのような陣を敷くかが注目された。

 派閥ごとにみると、安倍派と麻生派が各4、茂木派と岸田派が各3、非主流の二階派が2、無派閥2と、各派への配慮が鮮明になった。ただ、各派が求めた「入閣待機組」の起用には必ずしも応じず、喫緊の課題である新型コロナウイルス対策に山際氏とともに当たる厚生労働相に、茂木派から経験者の加藤勝信氏を起用。国家安全保障戦略など関連3文書の改定を年末に控える防衛相には、無派閥の浜田靖一氏を再登板させた。

 結果として留任と再登板が合わせて10人と、初入閣の9人を上回った。自民党ベテランは「各派に配慮し過ぎで斬新さがない」と冷ややかに語り、首相周辺も「派手さはない」と認めた。

 唯一、目玉人事になり得ると目された菅義偉前首相の入閣もなかった。ただ、昨秋の総裁選で菅氏が推した河野太郎氏が、菅氏肝煎りで発足したデジタル庁の担当閣僚に就任。菅氏は「これはいいよね」と満足そうに語ったという。同氏と気脈を通じる森山裕氏の選対委員長起用と併せ、首相は非主流派の取り込みにひとまず成功したようだ。

 公明党とも神経戦があった。12年の政権奪還以降、公明党の「指定席」となっている国土交通相を取り戻そうという動きが自民党にあったためだ。だが、公明党は来春の統一地方選をにらみ「非常にうまみのあるポスト」と手放す気はさらさらなかった。同党の山口那津男代表は8日に首相と会談した際、「国土交通相には斉藤鉄夫さんをよろしくお願いします」とくぎを刺した。

8238チバQ:2022/08/15(月) 02:25:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cae9f092f64cb06319359078067e70f2abe8c85
突然の内閣改造で4連休吹き飛び、官僚は首相に恨み節 「家族で焼き肉食べるはずが…」
8/13(土) 5:41配信
 副大臣・政務官人事が決定した12日はお盆間近の連休の谷間だった。霞が関や永田町では官僚らから代休申請が相次いでいた。しかし突然の内閣改造で「4連休」は吹き飛んだ。新型コロナウイルス感染防止にらみの「自然発生の行動制限」(県内衆院議員秘書)も立ち消え。官邸周辺に岸田文雄首相の判断への不満が渦巻いた。 

 「焼き肉セットのお取り寄せをして家族とゆっくり過ごす予定だったんですよ。それも全て組閣で吹っ飛びました」。ある官庁の幹部職員はぼやいた。

 河野太郎氏(衆院神奈川15区)が行革担当相時代に残した「無駄な残業や出勤はやめよ」との指示は各省庁内で生きていた。12日に代休をとって4連休を取得予定だったという。同職員は「コロナ禍第7波でもあり里帰りは自粛して自宅でゆっくり過ごそう」と同僚や部下に呼びかけていたが、突然の組閣に「裏切られた」。「機をとらえた内閣の改造は総理の専権事項」と認めるが、今回のタイミングについては「あまりに唐突で15日の週以降でも良かったはずだ。狙いが見えない」とぼやいた。

 入閣への秋波を送られていた菅義偉前首相(衆院神奈川2区)も戸惑った1人。周囲には「このタイミングは何? (総理の)考えていることが分からない」と明かしている。菅氏側近は「人事の事務は後ろに延びる。仕事の起点が8月10日(改造日)だと11日以降の休暇取得は困難になる」と解説。「官僚たちの恨みを買うのは必至。(菅氏も)そのあたりもくんで入閣構想にくみしなかったのでは」と推測した。

神奈川新聞社

8239チバQ:2022/08/15(月) 02:26:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4ffcf92c2af0994f06311ceb4c17df95a59cf4d
各派閥のバランスに配慮 副大臣・政務官人事
8/13(土) 0:30配信
12日に決まった第2次岸田文雄改造内閣の副大臣と政務官の顔ぶれをみると、自民党内の各派閥に気を配り、党内バランスを意識した人事となった。

副大臣を自民の派閥別で見ると、最大派閥の安倍派(清和政策研究会、97人)から最多の6人を起用。茂木派(平成研究会、54人)と麻生派(志公会、50人)がそれぞれ4人、岸田派(宏池会、43人)3人、二階派(志帥会、43人)2人と続いた。

政務官でも安倍派が7人と最多。次いで岸田派と二階派がそれぞれ5人で並んだ。二階派は現政権下では「非主流派」に位置づけられる。改造前の二階派の政務官は6人だったが、首相は挙党体制を重視し、自らが率いる岸田派と同数の5人を起用し、配慮する姿勢を見せた。二階派も「派内から不満は聞こえてこない」(閣僚経験者)と受け止めている。

首相と近い岸田派幹部は、今回の副大臣と政務官人事に関し「前回は党総裁選で汗を流した若手に重点を置いたが、今回は本人の希望など総合的に勘案した」と説明した。

また、森山裕選対委員長が率いる森山派(近未来政治研究会、7人)からの起用は、今回は副大臣、政務官ともゼロだった。党内最小派閥を率いる森山氏を党四役に起用した反動といえる。同派関係者は「留任などで副大臣か政務官を1枠でも取りたかったが、難しかった」と語った。

一方、自民と連立政権を組む公明党の副大臣と政務官はそれぞれ3人ずつで、人数の増減はなかった。(今仲信博、児玉佳子)

8240チバQ:2022/08/15(月) 20:20:02
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-890244.html
岸田首相は内閣改造・党役員人事で「鎌倉殿」人事を参考に?「萩生田政調会長」「高市経済安保相」起用の本当の狙い
2022/08/15 10:10デイリー新潮

岸田首相は内閣改造・党役員人事で「鎌倉殿」人事を参考に?「萩生田政調会長」「高市経済安保相」起用の本当の狙い

岸田総理の隣に並ぶ、高市経済安保相

(デイリー新潮)

“あの女性”の不在
 岸田文雄首相による内閣改造をめぐって、NHKが痛恨のミスを犯した。国家公安委員長に就任した谷公一氏を復興大臣に起用と誤報。経済安全保障大臣は小林鷹之氏の続投で調整と報じたが、蓋を開けてみれば政調会長だった高市早苗氏が就任した。【武田一顕/ジャーナリスト、映画監督】

 ***

 NHKでは、選挙の当確と組閣・党役員人事で誤報を打ったら、その記者は一生、東京に戻れないと言われていた。さすがに今はそこまで厳しくないようだが、それでもこの手のニュースにNHKはとても敏感だ。

 NHKと新聞を含む他のマスメディアとでは「厳格さがまったく違う」というのは永田町の常識だが、今回は2回も誤報。この背景には、あの女性の存在があると考えざるを得ない。安倍晋三元首相と太いパイプを持ち、第二次安倍政権発足以来、特ダネを報じ続けてきた岩田明子記者(その後、解説委員)だ。

 岩田氏は7月末にNHKを退職した。安倍元首相が在命ならば、そして岩田氏が在職していたならば、こんなミスは決して起きなかっただろう。NHKの報道力の源泉は、豊富な予算と記者の人数のはずだが、頭数だけ揃っていてもダメだということが露呈した。

 政治は情報産業の側面があり、最大派閥のトップには正確な情報が集約される。安倍氏亡き後、情報が集約される実力派政治家がいなくなったということか。岩田氏は局内に残留しているらしいが、第一線での取材は控えているとみられる。

 政治取材では、最高権力者たる首相自身からすべての情報が聞ければ良いが、普通この手の人事は、多忙をきわめる首相に代わって、別の幹部がマスコミにリークして情報をコントロールする。その過程に齟齬があり、今回の失態につながったのだろう。

 その岸田「検討使」首相による内閣改造は、新味のないものとなった。19人の閣僚のうち5人が留任。彼らはまさに、岸田内閣の「骨格」だと分かる。また、防衛大臣の浜田靖一氏はじめ再入閣した5人は、「骨格」に支えられて働く「筋肉」といった位置付けだろうか。

8241チバQ:2022/08/15(月) 20:20:52

「位打ち」
 さて、残る9人は初入閣なのだが、ここに岸田首相の「検討使」ぶりがよく現れた。というのもこの9人、政局にある程度の知識がある人でもあまり名前を知らないし、表だった実績もない。岸田派2人、安倍派2人、二階派2人、茂木派2人、麻生派1人。見事なまでに各派閥からの意見を聞き、検討し、そして配置していることが分かる。

 彼らは「骨格」とも「筋肉」とも言えない。となると「脂肪」という言葉が頭をよぎる。体脂肪は人体にとって必須の組織だが、身体の動きを鈍くすることもある。

 そんな中、今後の動きが注目される人物は、党役員では安倍派の萩生田光一政調会長、内閣では無派閥の高市早苗経済安全保障大臣だろう。

 萩生田氏は東京の八王子市議会議員から都議会議員、衆議院議員、そして自民党三役まで出世してきた、今や党内では絶滅危惧種とも言える生粋の党人派だ。

 今回の政調会長抜擢については、萩生田氏が経産大臣時代、ロシアとの天然ガス事業で難しい交渉をこなしてきたことなど、その業績を岸田首相が評価したからだと言われている。

 一方で、萩生田氏が岸田首相に重用されていることに対し、トップを失って集団指導体制となった安倍派(清和会)内では不協和音が生まれている。もともと萩生田氏は「気も遣えるし、その反面で押しも強く、なかなかの政治家」(自民党中堅議員)と、党内での評価も高い。派閥内で萩生田氏が一歩抜きん出た状態は、一部の清和会幹部にとっては目の上のたんこぶなのだ。

 また、政策的にも大きな違いがある清和会と岸田首相との橋渡しに、萩生田氏は相当苦労することになる。このため、密かに「位打ち」を望み、今は態度を表に出さない清和会幹部もいる。

「位打ち」とは、トントン拍子に身分不相応な出世をさせて、相手を重圧の中で自滅させる陰謀のことだ。後鳥羽上皇が鎌倉幕府3代将軍の源実朝に位打ちをした例がある。また、後白河法皇が源義経に官位を授けて、その結果、義経が滅んだことからも、権力闘争を本質とする政治の世界では、高位高官に就くことは危険と隣り合わせだというのは歴史が教えている。萩生田氏は一歩間違えれば、義経よろしく出身派閥から恨まれる事態に陥るだろう。

「棚上げ人事」の思惑
 なお、萩生田氏は内閣改造直前の記者会見で経産大臣続投に意欲を示し、自分は骨格ではなかったのかと拗ねてみせたが、実はこれは、政調会長をクビになる高市早苗氏への配慮と見られている。自分が猟官運動をして政調会長を射止めたわけではなく、あくまで岸田首相の意向だということをアピールして、高市氏の機嫌を損ねないようにした……。もし本当にそうだとすれば、「なかなかの政治家」である。岸田首相にとって、骨格と呼ぶにふさわしい人材といえる。

 一方の高市氏だが、経済安全保障は岸田首相の目玉政策だ。その担当大臣に、女性登用かつタカ派勢力に配慮するかたちで高市氏を充て、閣内に取り込んだ。

 これには岸田首相の「棚上げ人事」の思惑が透けて見える。というのも、政調会長時代の高市氏は、特に政府提出法案の党への説明で、「重箱の隅をつつくような文句を言う」(キャリア官僚)のが常態化していたからだ。

 岸田首相が財政再建を重視し、消費税増税派なのに対して、亡くなった安倍元首相の薫陶を受けた高市氏は積極財政派で、消費税増税にはやや消極的。政策の食い違いがあるので、これ以上、政策全般を左右する党の役職に就けてはおけないが、タカ派の反発をおそれて野に放つこともできない。その意味で、経済安保大臣にうまく棚上げした格好だ。

8242チバQ:2022/08/15(月) 20:21:07

つまらない政治は、悪政よりも恐ろしい
 今回のつまらない内閣改造で、日本の政治にはダイナミズムが欠如していることが露呈した。

 長期政権を築いた安倍元首相は、次々に問題提起をしては賛否両論の渦中で国政選挙を戦い、6度も圧勝してきた。有事法制しかり、アベノミクスしかり……。そこには安倍氏個人の理想があり、実現しようとする信念があった。世間の耳目を集めることで、良くも悪くもダイナミズムが生まれ、一般国民の政治への関心を呼んだ。

 一方で、民主党から民進党、立憲民主党へと退化していった野党にはまったく魅力がなく、最大のダイナミズムを生むはずの政権交代も、2009年を機に「ろくなものではない」とのイメージが国民に植え付けられてしまった。

 いきおい、政権を奪われる心配のない自民党は、政治のダイナミズムにこだわる必要などなくなり、安倍政権末期になると、桜を見る会やモリカケ問題が噴出し、政権の増長が明らかになった。そして今回の岸田の内閣改造では、ひたすら安全運転に終始して変化を生まないように努めることになった。

 政治からダイナミズムが失われれば、国民の関心は薄れ、選挙での投票率は低迷する。国内の貧富の格差はますます広がっており、貧困が根にあるテロ事件も必ず増える。「貧しきを憂えず、等しからざるを憂う」は論語の言葉だが、日本の富の分配は公正ではないと多くの国民が感づいている。つまらない政治は、悪政よりも恐ろしい。政治に倦(う)んだ国民全体を徐々に蝕んで、テロの温床になってしまうのではないか……。

 ウクライナで戦争が続き、中国が海洋進出を強め、円安や物価高で庶民生活は痛めつけられている。コロナ第7波は参院選が終わった途端に日本全体を襲っていて、選挙が終って政権が緩んでいるのではないかとも思いたくなる惨状だ。国会で安定した議席を得て、政権安泰だから運営は安全に……では今の国際環境も経済環境も乗り越えられない。
 岸田首相の「聞く力」が、議論を避ける言い訳になっている現在の状況を危惧している。

武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。元TBSラジオ政治記者。国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。初監督作品にドキュメンタリー映画「完黙 中村喜四郎~逮捕と選挙」。

デイリー新潮編集部

8243チバQ:2022/08/16(火) 12:57:07
https://mainichi.jp/articles/20220811/k00/00m/010/314000c?inb=ys
安倍派「防波堤」狙い萩生田政調会長に固執 首相の人事の舞台裏
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毎日新聞 2022/8/11 21:34(最終更新 8/12 01:27) 有料記事 2496文字
第2次岸田改造内閣が発足し、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2022年8月10日午後6時38分、竹内幹撮影
第2次岸田改造内閣が発足し、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2022年8月10日午後6時38分、竹内幹撮影
 岸田文雄首相は10日、第2次岸田改造内閣を発足させ、自民党の役員体制も改めた。首相は人事で何にこだわったのか。舞台裏を検証する。

「どういう結果でも受けてほしい」
 人事の3日前の7日午後、首相公邸。首相がひそかに招き入れたのは安倍派の萩生田光一経済産業相(当時)だった。「党政調会長をお願いしたい。経産相留任もあり得るが、信頼できる人に党にいてほしい」

 首相は萩生田氏にこう告げた。防衛費の増額や原発再稼働など重要政策を挙げ、政調会長の重要性を説いた。

 だが、萩生田氏は即答は避けた。経産相として経験はまだ1年足らず。ウクライナ情勢により急速にロシアとの関係が悪化する中、エネルギーの確保策など重い課題は積み上がったままだ。このタイミングの交代に頭を悩ませた。

 翌8日午前の記者会見では揺れる思いを吐露した。次々に重要課題を列挙し「こんな大変なことを人が代わって大丈夫なのかという思いがある」と語った。それでも首相の腹は「萩生田政調会長」で固まっていた。その夜、萩生田氏に電話で「どういう結果でも政権を支えるために役職を受けてほしい」と通告した。

 首相が今回の人事で最重視したのは、党の執行部体制の強化だ。首相は麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長の「骨格」を維持し、総務会長に首相の「盟友」の遠藤利明氏を据え、選対委員長には「非主流派」の重鎮・森山裕氏を充てる重厚な布陣を敷いた。

 中でも首相がこだわったのが政調会長人事だった。首相自身、第2次安倍政権で政調会長を務め、その重要性を熟知している。

 首相は当初から党内最大派閥・安倍派に政調会長ポストを与えて政権基盤を固める戦略を描いていた。7月の銃撃事件で、最高実力者の安倍晋三元首相が急死し、動揺が続く同派は保守色の強…

8244チバQ:2022/08/16(火) 14:02:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/801d7658441d2e42139c1ac12978502ad4abdeca
西村経産相vs萩生田政調会長「安倍派後継争い」の醜悪バトル再び…靖国参拝でもアピール
8/16(火) 13:30配信

日刊ゲンダイDIGITAL
それぞれに、靖国神社を参拝する西村康稔経産相(左)と萩生田光一自民党政調会長(C)共同通信社

 岸田内閣の改造人事により、安倍派の跡目をめぐるバトルが再び露骨になってきた。

■靖国参拝でアピール


 安倍元首相の「遺志」を継ぐ後継は、安倍元首相を長らく支えた“岩盤保守層”の支持を得る必要がある。そこで、先に動いたのは西村経産相だ。15日の終戦の日を前に13日、ひと足早く靖国神社を参拝。岸田内閣発足後、閣僚の参拝は初めてだったこともあり、注目を集めた。

 西村氏は玉串料を私費で納め、「衆院議員 西村康稔」と記帳。参拝後、記者団に「故安倍晋三元首相のことも思いながら、日本の平和と発展のために全力を尽くす決意をした」と述べた。13日を選んだ理由については「静かな環境の中でお参りしたいという思いだ」と語った。

 一方、15日は萩生田政調会長も靖国を参拝。玉串料を私費で納め、「自民党政調会長」と「衆院議員」の肩書で記帳した。

 保守系の政界関係者はこう話す。

「安倍派の中でしのぎを削っている2人ですから、どうしても比較してしまいますが、この時期の靖国参拝の王道は、やはり8月15日ですよ。記帳もしっかり大臣なりの役職を書かないと。その点では早めの参拝をした西村氏は、パフォーマンス臭を感じてしまいます。『静かな』と言うのなら、15日の早朝でもいいんじゃないですか」

 西村氏は経産相だった昨年も8月13日に、一昨年は8月16日に参拝している。萩生田氏は文科相だった昨年と一昨年ともに8月15日の参拝だった。

■国葬後に本格的に号砲か

 内閣改造人事において、岸田首相が萩生田氏を公邸に呼び、派閥内の事情を聴いたことから、「安倍派の後継争いで萩生田氏が先頭に立った」(安倍派関係者)という見方が出ているが、一方で岸田首相は、西村氏を再入閣させ、松野官房長官を留任させた。岸田首相にとって安倍派の跡目は、イコール次の総裁選に向けた自身のライバル。「萩生田氏を独り勝ちにさせないで、競わせる戦略」(岸田派関係者)とも。

 安倍派はひとまず「集団指導体制」になってはいるが、「本格的な後継争いは、国葬後に号砲となるのでは」(前出の安倍派関係者)。それまでアピールや牽制の醜悪バトルが続きそうだ。

8245チバQ:2022/08/16(火) 17:25:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9564b8e5e8978a1d0f67d25b813c31d6d0ff85d5
安倍氏の遺志継承 「創生日本」が月内にも活動再開へ
8/16(火) 17:12配信

産経新聞
安倍晋三元首相(矢島康弘撮影)

参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相が会長を務めた自民党の保守系議員連盟「創生日本」が、会長不在のまま活動を継続することが分かった。安倍氏の遺志を継承するため、生前の取り組みを学ぶ勉強会を月内にも始める。関係者が16日までに明らかにした。

議連は8日、幹部会合を開き、今後の運営方針について協議した。当面は後任の会長を置かず、安倍氏の「四十九日」後となる今月下旬にも活動を再開することを確認した。再開後初の勉強会では、安倍氏の葬儀で昭恵夫人があいさつの中で引用した幕末の志士、吉田松陰の「留魂録」を取り上げる。

議連は安倍氏の経済政策「アベノミクス」や憲法改正、外交・安全保障といったテーマごとに講師を招き、勉強会を行う方針だ。保守の旗振り役だった安倍氏が死亡したことによって自民の「岩盤支持層」といわれた保守層の離反が懸念される中、党内の保守系議員の糾合を目指す。

議連幹部は「本当は参院選後に安倍氏に講師役をしてもらう計画だった。安倍氏の考え方や政策を学び、今後の政治に生かしていきたい」と語った。

創生日本の前身は、第1次安倍内閣が退陣した平成19年に中川昭一元財務相が立ち上げた「真・保守政策研究会」で、21年の中川氏の死去に伴い安倍氏が会長に就任した。24年の総裁選では安倍氏の勝利を後押しした。第2次安倍内閣発足後はほぼ休眠状態にあったが、令和2年10月、首相を辞任した安倍氏を慰労する目的で東京都内のホテルで会合を開いていた。

議連には中曽根弘文元外相や衛藤晟一元少子化問題担当相、高市早苗経済安全保障担当相ら自民の国会議員約130人が所属している。(広池慶一)

8246チバQ:2022/08/16(火) 18:52:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/83ba4625439d264edc56a8b8626b112fcc6b98b9
萩生田光一政調会長、生稲晃子氏の選挙支援を統一教会に要請か 教会関係者は「萩生田さんは家族同然」
8/16(火) 11:31配信


デイリー新潮
「ビデオは回さないように」と指示
萩生田光一政調会長

 第2次岸田改造内閣の発足により、政調会長に就任した萩生田光一氏。その萩生田氏が先の参院選で、生稲晃子氏への支援を要請するため、生稲氏を伴って教会の関連施設を訪問していたことが明らかになった。

【写真】「合同結婚披露宴」での安倍晋三元首相 昭恵夫人は当時25歳

 ***

 萩生田氏は統一教会との関係について、これまで、意図したものではなかったと弁明している。ところが、統一教会の関係者は「実情は違う」と反論する。萩生田氏は2009年、自民党が下野するきっかけとなる衆院選で落選し、12年まで3年間、浪人生活を余儀なくされているが、

「ちょうどその間、月に1〜2回のペースで八王子市内の教会施設を訪ねてくれました。その施設は3階が講堂になっており、そこに数十人の信者を集めて演説をなさっていたのです」

 そして、萩生田氏の演説の場では“ある特別なお触れ”が出されたそうだ。

「萩生田さんがみんなの前で演説する場合、教会長や青年部長ら幹部が“ビデオは回さないように”と信者たちに指示していました」

 どうやら証拠を残さぬように、という意図らしい。

信者に取って萩生田氏は「家族同然」
 さらに、

「今さら、統一教会との関係を一切なきものにしようだなんて、人間として薄情すぎやしませんか。以前は、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にジャージ姿で駆け付けてくれたりもしてたんです。萩生田さんが来ると、やっぱりその場がパッと盛り上がるし、みんなそうやって楽しく過ごした時間を覚えています。信者たちからすれば“家族”同然だと思っていたんですから」

 地元八王子の政界関係者によると、毎年クリスマス・イブの前後に八王子市内の宴会場で、統一教会の関連団体である「世界平和女性連合」が主催するクリスマス会に、萩生田氏の秘書は必ず出席し、本人も夫人同伴で何度か顔を出していたという。

生稲氏の支援を統一教会に要請
 萩生田氏と統一教会の関わりは、先の参院選にも影響を及ぼしていた。

 東京選挙区で初当選を果たした元おニャン子クラブのメンバー・生稲晃子氏。彼女の擁立工作を主導した萩生田氏は選挙中、生稲氏を伴って八王子市内の統一教会関連施設を訪ね、支援を要請していたというのである。この件について、生稲氏の事務所に質すと、

「八王子での演説終了後、演説を聞いていた方から、“ここに来られなかった仲間が近くにいるので生稲さんのお話を直接聞かせてもらいたい”とのお話しがあり、スタッフが相談をして次の日程への移動の合間に(教会の施設に)立ち寄らせていただきました。その際に(演説の)現場にいらっしゃったご地元の萩生田先生に同行していただきました」

 萩生田氏は生稲氏とともに施設に立ち寄ったことを認めた上で、自身と教会の関係については、

「選挙の際、当方から支援依頼をしたことはなく、選挙戦のお手伝いをしていただいた事実はありません。旧統一教会が主催する礼拝やバーベキューに参加した事実はございません」

 と回答した。8月17日発売の「週刊新潮」では、統一教会ベッタリ内閣の全容について詳報する。

「週刊新潮」2022年8月25日号 掲載

8247チバQ:2022/08/16(火) 19:03:20
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/717267/?rct=n_politics
<再始動 第2次岸田改造内閣>下 「10増10減」 調整難しく、解散左右
08/13 10:52 更新
<再始動 第2次岸田改造内閣>下 「10増10減」 調整難しく、解散左右
 12日の首相官邸。岸田文雄首相は物価高騰の影響を受ける企業経営者らから実情を聞き取った後、「15日に地域の実情に応じたきめ細かな支援や、エネルギーと食料品に集中して追加策を講じるよう指示する」と述べ、お盆期間中も休まず対策に取り組む姿勢をアピールした。

 閣僚19人のうち14人を入れ替えた一方で、5人を再入閣させ、即戦力と安定感に重きを置いた第2次岸田改造内閣。首相は10日の記者会見で「政策断行内閣」と銘打った上で「約束してきた政策を実行に移す段階だ」と力を込めた。

 首相が重点課題として挙げたのは、新型コロナウイルスの感染症法の位置づけ見直しや新しい資本主義による経済再生など5項目。その中で筆頭に挙げたのが防衛力の抜本的強化だ。反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を含め「あらゆる選択肢を排除せず検討していく」と強調。麻生太郎内閣で防衛相を務めた国防族の浜田靖一氏を再登板させ、「わが国の安全保障、防衛政策を熟知している」と起用理由を説明した。

■専守防衛、逸脱懸念

 ただ、相手領域内のミサイル発射基地などを破壊する敵基地攻撃能力は、防衛力行使を必要最小限にとどめる「専守防衛」を逸脱するとの懸念が根強い。「(能力を)保有すれば北朝鮮だけでなく中国も刺激してしまう。実際、難しい」。首相自身も就任前に周囲にこう漏らしており、議論は一筋縄ではいかない。

 さらに曲折が予想されるのが、1票の格差是正のため次期衆院選から小選挙区定数を「10増10減」する区割り変更だ。首相は秋の臨時国会で公選法改正案を成立させたい考えだが、定数1減となる10県は自民の支持基盤が強く、二階俊博元幹事長(和歌山3区)をはじめベテラン議員が多い。

 党内から不満の声が公然と上がる中、首相は党内調整を担う選対委員長に森山裕氏を起用。「識見と人徳と人望があるのは、あなたしかない」と口説き落としたものの、森山氏も10日の就任会見で「人口だけで定数を決めていいのか、大きな疑問がある」と語った。法改正を急いで党内調整をないがしろにすれば、不満がさらに高まり、政権基盤を揺るがしかねない。

 区割り変更は首相の衆院解散戦略も左右する。1票の格差が2倍以上のまま解散に踏み切れば、違憲判決が出る可能性がある。その一方で、「区割り変更を行い、合憲の状態で国民の信を問うのは立派な大義になる」(関係者)として、法改正によって解散の環境が整うとの見方がある。

■党総裁再選へ布石

 今回の内閣改造・党役員人事では、首相は党総裁再選に向けた布石も打った。総裁任期は2024年9月まで。昨年の総裁選で争った河野太郎デジタル相と高市早苗経済安保担当相を入閣させた。河野氏周辺は「閣内に入ったら変なことはできないということだ」と話し、起用は両氏に対するけん制とみる。

 茂木派の茂木敏充幹事長や安倍派の萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相といった「ポスト岸田」候補と目される面々も軒並み党役員や閣僚で留任、起用した。特定の人物や派閥に偏らない差配に中堅は「岸田さんは巧みだ」と話す。

 ただ、改造後の報道各社の世論調査で内閣支持率は下落か微増。改造効果は不発との見方もある。政治課題が山積し、繊細な党内力学を抱えた状態で、第2次岸田改造内閣が始動した。(吉田隆久、袖山香織)

8248チバQ:2022/08/16(火) 19:03:42
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/716907/?kk
<再始動 第2次岸田改造内閣>上 安倍氏の遺志重視に危うさも
08/13 10:51 更新
<再始動 第2次岸田改造内閣>上 安倍氏の遺志重視に危うさも
 「まるで安倍政権だな」。岸田文雄首相(自民党総裁)の側近は内閣改造・党役員人事が固まった9日夜、自嘲気味に語った。参院選の遊説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相と関係が近い面々がそろったからだ。

■パイプ役に期待

 伏線はあった。7日午後、萩生田光一経済産業相(当時)が首相公邸に入った。安倍氏の最側近で、最大派閥の安倍派でも「将来の総裁候補」と目される。派閥の窓口となる事務総長ら以外の一閣僚が、首相と人事の相談をするのは「極めて異例」(党関係者)だ。

 萩生田氏は留任を希望していたが、首相は「とにかく引き続き支えてほしい」と要請し、党政調会長起用で押し切った。防衛力の抜本的強化や財政政策などの議論が本格化するのを前に、安倍氏を失い混沌(こんとん)とする党内保守派との「パイプ役」を期待した。

 内閣改造でも安倍派事務総長の西村康稔氏を経済産業相、昨年の総裁選で安倍氏が全面支援した高市早苗氏を経済安保担当相に充て、安倍政権で厚生労働相を2度務めた加藤勝信氏も復帰させた。加藤氏は茂木派所属だが、義父の六月氏が安倍氏の父晋太郎氏の盟友として知られる。

 「安倍さんへの配慮と思ってもらって構わない。国葬をスピード決定した時点で振り切れている」。首相の胸の内を周辺はそう解説する。強い影響力を誇った安倍氏の「遺志」を重視する姿勢を人事で示すことで、党内の結束を強め、政権運営をスムーズに進めたい思惑があるとみられる。

 内閣改造・党役員人事は当初、9月上旬が有力視されていたが、首相は早期実施も狙っていた。秋の臨時国会への準備期間を十分確保するためだ。官邸と党国対でひそかに調整して「臨時国会閉会後の人事」を探り、5日夕に10日の組閣が報じられると、永田町は「不意打ちだ」と騒然となった。茂木敏充幹事長も10日の沖縄出張を取りやめた。

 茂木氏を巡っては、党幹部職員が幹事長交代を念頭に、首相側に「大胆な人事を」と直談判していた。実務能力は高いが、高圧的な姿勢が目立つとされ、党職員の不興を買う。安倍氏の国葬に反対する声を「認識していない」と言い放つなど物議を醸すことも多い。政権与党の「骨格」として留任は早々に固まったが、調整力には疑問符も付く。

■閣僚5人に接点

 改造内閣の始動直後から直面するのが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題だ。留任となった山際大志郎経済再生担当相ら閣僚5人に接点があったことが既に判明している。

 首相は10日の記者会見で新閣僚と党役員について「それぞれ関係を点検し、厳正に見直すことを了解した者のみ任命した」と説明。ただ、山際氏は同日夜、関連団体のイベント出席と会費支出を認めた上で「首相に説明はしていない」と明かした。政権として、教団との関わりの実態解明に向けた客観的調査を行う姿勢はない。

 官邸は早期幕引きを図ろうと、全閣僚に10日の記者会見で教団との関係を説明するよう求めたが、河野太郎デジタル相と斉藤鉄夫国土交通相は会見を見送った。自民内で非主流派とされる河野氏については、来年の党総裁選を見据え「閣内での取り込みを図った」(党関係者)が、早くも反乱分子となった形だ。

 首相が一気呵成(かせい)に仕上げた新体制はガラス細工のような危うさをはらむ。(竹中達哉、勝間田翔)

8249チバQ:2022/08/16(火) 19:04:13
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/716905/?rct=n_politics
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アイヌ施策担当相新設 道内「心強い」「格下げ」
08/12 05:00
 10日に発足した第2次岸田改造内閣で新設されたアイヌ施策担当相について、道内のアイヌ民族からは政策推進が加速するとの期待の声が出た。一方、大臣は他の担当と兼務のため、どこまでアイヌ施策を実行できるかは未知数だと国の動きを注視する見方も出た。

 「国が真剣に取り組むという姿勢の表れだと心強く感じた」。北海道アイヌ協会の大川勝理事長=日高管内新ひだか町=は担当相の新設をこう歓迎した。差別や貧困に苦しむ人は高齢者を中心に今も多いとし「この国に生まれて良かったと誰もが思える社会を創造してほしい」と話した。

 担当相は岡田直樹沖縄北方担当相が兼務する。岡田氏は就任後の記者会見で、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の活性化などに意欲を示した。

 日高管内平取町の萱野茂二風谷アイヌ資料館長の萱野志朗さん(64)は「アイヌ施策はこれまで内閣官房長官が担っていた。担当相新設と言っても兼務では格下げに感じる。どこまでできるのか」と不安視する。2019年施行のアイヌ施策推進法は5年後の見直しが迫るなど、これからがアイヌ施策の重要な時期になると指摘し「付け焼き刃の知識では解決できない。地域の声を丁寧に聞きながら対応してほしい」と注文した。(田鍋里奈)

8250チバQ:2022/08/18(木) 07:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeca8ef85c85a4e8df27a80870301f139d93ca33
安倍派・塩谷立会長代理 安倍元首相亡き後をまとめた手腕に注目 派閥の「流動化」防げるか
8/17(水) 17:00配信


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夕刊フジ
塩谷立会長代理

【政界マル秘紳士録】

安倍晋三元首相が凶弾に倒れた後、岸田文雄首相が初めて実施した内閣改造・党役員人事で、安倍派は「ほぼ満額回答を得た」とみられている。

【表でみる】第2次岸田改造内閣の支持率

党四役に、萩生田光一政調会長が就任したほか、内閣では、松野博一官房長官(留任)、西村康稔経産相、西村明宏環境相、岡田直樹(参院枠)地方創生相の4人が入閣した。高木毅国会対策委員長も再任された。

今回、安倍派を代表して岸田首相と交渉したのが塩谷立(しおのや・りゅう)会長代理である。

塩谷氏は、1950年、静岡県生まれ。米アンバサダーカレッジと慶應大学法学部を卒業。父、塩谷一夫氏の後を受け、90年の衆院選で初当選した。当選10回。一夫氏は三木派を経て安倍派に加入した。その関係で、塩谷氏も初当選時から安倍派に所属した。

地味な存在だが、文科相や総務会長、選対委員長など、要職を着実にこなしてきた。安倍派最古参議員の1人である。二世議員だが、2回の落選を経験した苦労人で、政治家には珍しく感情を表に出すことがない穏やかな性格として知られる。

リーダー不在となった派閥は、流動化して分裂していくのが常だが、集団指導体制で結束していくことになったのも、塩谷氏の人柄に負うところが大きかったのではないか。

とはいえ、安倍派の内部は複雑だ。

「次期リーダー」として、萩生田氏や西村康稔氏が有力視されているが、現時点においては、実績、人望ともに力不足の観は否めない。今回の要職起用で、2人がどのように成長していくかが焦点となる。

将来的には、派閥の創設者、福田赳夫元首相の孫、福田達夫前総務会長が浮上する可能性が高い。岸田政権の発足にあたり、3回生にもかかわらず総務会長に抜擢(ばってき)された。

福田氏は、総務会長が終われば「ただの4回生」と語っているが、「周辺が福田氏を放っておかない」というのが党内の見方である。ただ、これも一定の時間が必要で、直ちに後継会長とはいかないだろう。

塩谷氏を中心とした集団指導体制は当面、安倍氏の「国葬(国葬儀)」までとなっているが、今回の人事で成果を上げたことで、今後しばらく、この体制が続くことになるのではないか。

岸田首相も政局の不安定要因となる「安倍派の流動化」は望んでいない。塩谷氏を中心にまとまっていってくれるなら、それを支援するにやぶさかではないだろう。

塩谷氏が大派閥をどのようにまとめていくか。その手腕が注目される。

8251チバQ:2022/08/18(木) 10:52:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/53c1be2867bc615e6072dd30daae3cd670e448f3
河野太郎氏「デジタル担当相」入閣は“反岸田”封じ…本人は「次の首相」狙いでヤル気満々
8/18(木) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
「ブロック太郎」と揶揄される河野太郎デジタル担当相(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】

 河野太郎デジタル担当相
 (神奈川・衆院9回・59歳)


 ◇  ◇  ◇

 昨年10月の岸田内閣の最初の人事では、ワクチン担当の行革相から自民党の広報本部長に“降格”させられたが、今回はデジタル担当相として入閣。この人事には岸田首相の計算が働いたという。

「昨秋の総裁選で勝利して以降、岸田さんが最も警戒しているのが、何かと目立つ河野さんです。総裁選で河野支援に回った菅前首相らと連携し『反岸田』の動きを起こされることを恐れている。閣内に取り込むことで、河野さんの動きを抑え込む狙いがあったようです」(自民党関係者)

 ところが、岸田首相の思惑通りにはいかない可能性がある。

「河野さんは岸田さんの狙いを百も承知。次の総裁選出馬を視野に、閣僚としてガンガン仕事をし存在感をアピールするつもりだそう。ヤル気満々になっています」(同)

 実際、就任会見では兼務する消費者問題担当相として、岸田首相が解明に後ろ向きな統一教会関連で、「霊感商法」の対策検討会の立ち上げを表明した。

■セレブの3世議員

 1963年、神奈川県生まれ。米ジョージタウン大卒業後、86年に富士ゼロックスに入社。日本端子へ移った後、96年に初当選。祖父は河野一郎元副総理、父親は洋平元衆院議長という3世議員。閣僚の資産公開では、総資産が1億円以上で「超」がつくセレブだ。

■ブロック太郎

 冗談を交えた投稿が話題となり、ツイッターのフォロワーは250万人を誇る。「発信力バツグン」(霞が関関係者)との評もある。ところが、好意的な投稿には答える一方、気に入らない投稿者に対しブロック機能を多用することから「ブロック太郎」と揶揄されている。

■岸田首相のワクチン行政を批判

 岸田政権下でワクチンの3回目接種が遅々として進まないことに批判が集中していた今年2月、河野氏はワクチン担当相を務めた経験をもとにツイッターで、〈私の時と比べてワクチンチームの人数が激減〉〈都道府県とのリエゾン(橋渡し)チームが解散させられた〉とチクリ。〈それじゃ私だって仕事できないよ〉とつぶやいていた。

■周囲を混乱に陥れる可能性

 デジタル庁は「行政のデジタル化」を目的として昨年9月に設置されたが、「ほとんど何も進んでいない」(永田町関係者)のが実態だ。河野氏はヤル気満々だそうだが、果たしてデジタル化を推進できるのか。

「改革志向の強い河野さんは、何もせず大臣の椅子にふんぞり返るようなことはしないでしょう。防衛相時代には陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』の配備計画を突然停止したほど。今回も何かしらアクションを起こすのは間違いない。ただ、デジタル化を進められるか、周囲を混乱に陥れるだけに終わるかは未知数です」(前出の自民党関係者)

 空回りしなければいいが。

8252チバQ:2022/08/18(木) 10:55:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/17bb2062b4a84dbf77f30124e84a8086a58325e4
高市早苗経済安保担当相 入閣は「辛い」と謎のボヤキ…党きってのタカ派は最大の後ろ盾失う
8/17(水) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】

 高市早苗 経済安保担当相
 (奈良・衆院9回)
 ◇  ◇  ◇

 無任所大臣の軽量級ポストが気に食わないのか。就任早々の14日に自身のツイッターでこう呟き、波紋を広げた。

<組閣前夜に岸田総理から入閣要請のお電話を頂いた時には、優秀な小林鷹之大臣の留任をお願いするとともに、21年前の掲載誌についても報告をいたしました。翌日は入閣の変更が無かったことに戸惑い、今も辛い気持ちで一杯です>

「21年前の掲載誌」とは旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)系の月刊誌「ビューポイント」のこと。2001年に政治評論家らと登場していた。

■ナンバー2

 閣議前に集まる応接室の席次は、岸田首相の左隣に厚遇された。総理大臣臨時代理順位第2位の「内閣ナンバー2」が座る位置だ。ナンバー3の右隣には林外相が座る。

■4度目の入閣

 1961年、奈良市生まれ。神戸大経営学部卒。松下政経塾を経て、93年に無所属で初当選。96年に自民党入りし、06年の安倍内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣。その後、総務相2回、政調会長2回など歴任。

 昨年の総裁選に出馬。安倍元首相の全面バックアップで岩盤保守層から熱烈な支持を集めたが、得票数は4候補のうち3位で決選投票に進めなかった。直後の党役員人事で2度目の政調会長に就任するも、茂木幹事長と折り合いが悪く、政策について「連絡がない」などとたびたび不満をブチまけていた。

■お茶会事件

 関係修復のため、今年3月に茂木幹事長が党四役による「お茶会」を企画したが、高市氏は「アフタヌーン・ティーのようなお紅茶やケーキが出てくるのかなと思ったら、ペットボトルのお茶が置いてあって驚いた」と会見でダメ出し。翌月のお茶会では、高市氏が好きな「イチゴが入った白いケーキ」を茂木幹事長が都内の有名店から手配。猫舌の高市氏のためにアイスコーヒーまで用意した。

■再婚

 自民党の山本拓元衆院議員と04年に結婚したが、「政治スタンスの違い」から17年に離婚。ところが昨年、元サヤで再婚していたことが分かった。今回は山本氏が高市姓になったという。夫の山本氏は、昨年の総裁選で高市氏を支持。その後の10月に行われた総選挙で落選。

 自民党きってのタカ派で、今年も8月15日の「終戦の日」に靖国神社を参拝。もし自民党総裁や内閣総理大臣に就任しても参拝を続けると表明しているが、「最大の後ろ盾であった安倍元総理を失い、無派閥で仲間も少ない高市さんは総裁選に出ることも難しくなった」(自民党議員)。

8253チバQ:2022/08/18(木) 10:56:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2883d1e08537c4ebbc90813dfcd52f31ffdc85
萩生田光一政調会長は保守派の「抑え役」を期待されるも…世論「評価せず」厳しい目
8/16(火) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#1

 萩生田光一政調会長
 (東京・衆院6回)
◇  ◇  ◇

 経済産業相から党4役への横滑りの可能性が報じられた際、「俺は骨格じゃなかったのか」と大臣交代に異議を唱えるような発言をし、物議を醸した。高すぎる自己評価に呆れる声もあったが、「官房副長官、文科相、経産相と連続して要職に就いてきた。派閥(安倍派)のやっかみをかわすためのポーズだったのではないか」(官邸関係者)。

 亡くなった安倍元首相の最側近だった。政調会長は党の政策責任者。積極財政から緊縮財政への転換を図ろうとしている岸田首相が、党内保守派の「抑え役」を期待して起用したとされる。

 だが、国民の視線は厳しい。加計学園問題で疑惑の中心人物のひとりとして登場し、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とは“濃厚接触”が明らかになっている。改造後の読売新聞の世論調査では、政調会長起用を「評価する」(32%)より「評価しない」(40%)の方が多かった。

■叩き上げ

 サラリーマン家庭に生まれ、八王子市議を3期務めた後、都議1期。2003年衆院選で国政に転じ、初当選。市議時代に拉致問題を通じて安倍氏との知己を得た。国政に引っ張ったのも安倍氏だという。

 家族は妻、長男、長女。好物はラーメン。

■停学処分

 早稲田実業高校時代、朝鮮高校の生徒と喧嘩して停学処分を受け、早大への進学はかなわなかった。1浪して明治大に入学。

 政調会長就任により、衆目の一致する後継者のいない安倍派の跡目争いで、頭一つ抜け出たとの見方も。岸田首相は今回の人事で、安倍派の窓口として、塩谷会長代理だけでなく、萩生田氏からも意見を聞いた。派閥の大ボス・森喜朗元首相も萩生田氏をかわいがり、バックアップしている。

「萩生田氏は『爺殺し』タイプ。官房副長官の時は、菅長官にもスリ寄っていた。一方、若手を飲ませ食わせで面倒を見ながら、脅しすかしで仕切る。人望があるかというと微妙」(自民党中堅議員)

■圧力文書

 脅しすかしはメディアに対しても、だ。安倍政権下で党の総裁特別補佐だった14年衆院選時、在京テレビ各局の与党キャップを呼び出し、「報道の公平中立ならびに公正の確保」を求める文書を突きつけた張本人である。

8254チバQ:2022/08/18(木) 11:01:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5ca24742cb5305a8afde6ebf6f05c4932bcda6a
「反共」てこ、岸元首相と気脈 孫の安倍氏が関係継承 旧統一教会と自民の半世紀
8/18(木) 7:06配信
 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係は半世紀に及ぶ。

 教団は1968年に設立した反共産主義の政治組織「国際勝共連合」をてこに、党内きっての反共親米派だった岸信介元首相と気脈を通じ、つながりを深めた。両者の関係は岸氏の孫、安倍晋三元首相に受け継がれたとみられる。

 ◇「偉大な指導者」
 教団系の「光言社」が出版した「日本統一運動史」によると、教団は54年に文鮮明氏によって韓国で創設された。59年ごろから日本で布教を始め、64年に宗教法人として認証された。日本法人の初代会長は立正佼成会出身の久保木修己氏。67年には大学生らへの勧誘が「親泣かせ原理運動」などと報じられた。

 勝共連合設立時には、「右翼のドン」とも言われた当時の笹川良一日本船舶振興会会長が名誉会長に就任。70年前後から笹川氏と親交が深かった岸氏や党幹部が教団本部を訪問したり、関連団体の会合に出席したりした。

 教団は64年、本部を東京都渋谷区南平台町に移転。岸内閣時代には首相公邸として使用された場所で、隣には岸氏の自宅があったという。岸氏は再移転後の73年に教団本部を訪れた際、笹川氏から「統一教会に共鳴して運動の強化を念願」していると伝えられたことを紹介。「久保木君の情熱のこもった話は非常に頼もしい」などと語った。

 74年の文氏訪日に伴う夕食会では、岸氏の後見を受けていた福田赳夫蔵相(後の首相)が「アジアに偉大な指導者現る。その名は文鮮明」と称賛。久保木氏は著書で「岸先生に懇意にしていただき、勝共運動を飛躍させる大きなきっかけになった」と述懐している。

 80年代後半以降は、運動史に自民党議員に関する記述はほぼ見当たらない。霊感商法が社会問題化し、92年には日本の有名歌手も参加した合同結婚式が盛んに報じられたことなどが影響した可能性がある。

 ◇安倍氏の力の源泉
 ただ、教団と自民党の関係は続いていた。「昭和から平成にかけて選挙事務所には勝共連合を名乗る人が大勢いた」。当時を知る党職員はこう語る。全国霊感商法対策弁護士連絡会の渡辺博弁護士は7月の記者会見で、「3桁の信者が野党を含む国会議員秘書になっていた。二十何年か前に調べたときは自民党が多かった」と明かした。

 安倍氏の地元、山口県の政界関係者によると、教団とのつながりは岸氏から女婿の安倍晋太郎元外相、晋太郎氏から次男の晋三氏に受け継がれた。弁護士連絡会は晋三氏が小泉内閣の官房長官だった2006年と、首相退陣後の21年、関連団体の会合に祝電やビデオメッセージを送ったとして抗議している。

 前出の関係者は「晋三氏が教団の票を差配していた。力の源泉の一つだったのは間違いない」と指摘。今回の参院選では、第1次安倍政権で首相秘書官を務めた井上義行氏の支援に回したとみる。井上氏は当選後、自身が教団の「賛同会員」だと認めている。

 自民党の茂木敏充幹事長は2日の会見で、教団との組織同士の関係に関し「これまで一切持っていない」と否定。党としての内部調査には消極的だ。だが、党関係者からは「かつて党本部には勝共連合から送り込まれた職員がいた」との証言も出ている。

 岸田文雄首相は世論の反発を受けて内閣改造・党役員人事を急いだが、閣僚、副大臣、政務官から新たな接点が次々に判明した。立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長は17日、コメントを発表。「もはや一部の閉会中審査で済むものではない」として、次期臨時国会の早期召集と徹底審議を求める考えを示した。問題の収束は見えないままだ。

8255チバQ:2022/08/18(木) 16:20:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b159fcd3f5fbd29513f32fe0be746a3a6c9d3b6
山際経済再生相やっぱり旧統一教会とズブズブ!はるばる“ネパール詣で”の過去
8/18(木) 14:10配信
“後出しジャンケン”じゃ済まされない。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関わりをゴマカし、留任した山際経済再生相はやっぱり教団とズブズブのようだ。旧統一教会の関連団体が主催するイベントに出席するため、5000キロ以上も離れたネパールまで飛んでいたことが判明。道理で歯切れが悪いわけだ。この男はトコトン信用できない。岸田首相は頬かむりを続けるのか。

【リスト】岸田新内閣には神政連関連18人、日本会議関連11人…“差別容認集団”と蜜月関係の閣僚ズラリ

  ◇  ◇  ◇

 岸田首相が内閣改造を表明したのは6日。旧統一教会をめぐっては「新たに指名する閣僚だけでなく現閣僚、副大臣なども含め、関係をそれぞれ点検し、結果を明らかにし、適正な形に見直すことを指示したい」と言っていた。

 結果、教団との関係を認めた7人が交代したが、山際氏の往生際の悪さは群を抜いていた。2日の会見では「お答えは差し控えたい」、8日も「きちっと点検をさせていただいた上で、適切に対応してまいりたい」と言葉を濁し、ゼロ回答。口を割ったのは、留任が確定した10日だった。

「私自身が旧統一教会や関連団体と関係があるわけではありません」と前置きし、こう説明した。

「事務所で調べましたところ、2018年10月のアフリカビジョンセミナーへの出席、13年に関連団体への会費支出について確認がされた。確認ができたのはこの2つです」

 くだんのアフリカビジョンセミナーは、旧統一教会の関連団体「UPF」(天宙平和連合)から派生した「平和大使協議会」が横浜市で主催したイベント。

 山際氏は「私は長くアフリカ関連の政治的な仕事というものを務め、19年にTICAD(アフリカ開発会議)がありました。アフリカ関連のイベントが各地で行われていた時期だと思うんです」「アフリカに深く関連してきた身として、そのことで出席を決断したんだと思います」などと、ぐだぐだ釈明。国際会議の延長線上と強調したわけだが、はるばるネパールまで出向いたのはどういう了見だったのか。

■国際指導者会議でスピーチ

 旧統一教会の関連媒体ワシントン・タイムズが編集した「ILC2016」(16年11月30日発行)には、山際氏のスピーチがこう紹介されている。

〈見ず知らずの者同士が一堂に会し、それぞれの国や世界が抱える多くの課題に挑戦することは素晴らしいことです──。7月28日から31日までネパールのカトマンズで開催された国際指導者会議にて、日本の国会議員山際大志郎氏〉

 UPFが16年に主催した「ILC国際指導者会議」に出席していたというのだ。この会議にはタイの国会議員も参加していて、タイ議会にプログラムを提出。それには「未来の世代のためにより良い世界を」と題したセッションのスピーカーとして、「日本の衆議院議員 山際大志郎氏」と記載があった。

 一体どういうことなのか。非同盟中立を外交方針とし、世界最貧国に数えられるネパールで国際会議が開かれることはまずない。山際事務所に質問状を送付し、事実関係や経緯の説明などを求めたところ、「現在確認中です」との回答だった。いい加減、洗いざらい白状し、首も洗って待っていたらどうか。仮病を使うにはまだ若い。

8256チバQ:2022/08/19(金) 09:00:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/32c3656c8fbc9586df1ba26ddb8f1fbc8b6e596d
岸田内閣改造の陰で動いた森喜朗元首相 安倍派の分裂防ぎ、人事を差配
8/19(金) 7:15配信
 国民の批判をかわすために内閣改造するのは政治の常套手段だが、これほど見事に“疑惑隠し”に失敗したのは珍しい。

「新たに指名する閣僚だけではなく、現閣僚も含めて当該団体(旧統一教会。世界平和統一家庭連合)との関係をまずしっかりとそれぞれ点検してもらい、その結果を明らかにしてもらう」

 岸田首相はそう語って旧統一教会関係大臣を排除する方針で内閣改造に臨み、同教団との関係を認めていた閣僚7人を交代させ、教団ととくに関係が深いとされる安倍派からは故安倍晋三・元首相の実弟である岸信夫・前防衛相、安倍側近だった萩生田光一・前経産相、末松信介・前文科相の主要閣僚を閣外に出した。

 ところが、フタをあけると新内閣にも8人の大臣が旧統一教会と関係があることが判明。改造前と同じ4人が起用された安倍派の大臣では、新入閣の岡田直樹・地方創生相、西村明宏・環境相の2人が教団との接点を認めた。

 そればかりではない。岸田首相は、参院選前の6月に安倍派の新人候補だった生稲晃子氏とともに旧統一教会関連施設を訪問するなど教団との深い結びつきが指摘されている萩生田氏を自民党3役の政調会長に昇格させ、「選挙の際もお手伝いをいただいている」と教団との関係を認めた岸氏も国家安全保障担当の総理補佐官として官邸入りさせた。

 なぜ、排除できなかったのか。内閣改造の背後で動いたのは安倍派元会長の森喜朗・元首相だった。

 改造前の8月3日、岸田首相は都内のホテル内の日本料理店で森氏、その盟友で“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄・元官房長官と会食した。いずれも政界を引退しているが、いまなお自民党内に隠然たる力を持つことで知られる。政治ジャーナリスト・藤本順一氏が語る。

「安倍元総理の死去の直後から萩生田、西村康稔の両氏と元安倍派の高市早苗氏が後継者に意欲を示して収拾がつかず、安倍派は分裂含みの様相を見せていました。そこに元会長の森さんが間に割って入り、どうにか派内は結束を保った。森さんがいなければ今頃、安倍派は崩壊していたかもしれません。

 先の組閣人事で岸田総理はそんな森さんの意向を無視できず、萩生田氏を政調会長に起用し、ライバルの西村氏をその後釜の経産相に就けてバランスをとった。加えて政調会長でありながら岸田総理と対立してきた高市氏を入閣させたのも森さんの意向に沿ったものと言われています。つまり、森さんが健在であり、派閥をまとめている間は最大派閥の安倍派は依然として力を保ち、岸田総理も言うことを聞かざるを得ない」

 岸田首相が“旧統一教会排除内閣”をつくるには同教団と最も結びつきが深い安倍派を政権中枢から遠ざける必要があったが、最大派閥の軛を断つことができなかったのだ。ちなみに、旧統一教会との接点を認めた前述の安倍派の新任大臣、岡田地方創生相は森氏の義甥(姪の婿)にあたる。

 森氏は改造人事について地元紙のインタビューに「私がお願いしたことはその通りになった」と語り、ご満悦な様子だ。

 折しも、その森氏が会長を務めた東京五輪組織委員会を舞台に汚職事件が発覚、東京地検特捜部が組織委員会(清算法人)に強制捜査に入り、元理事を逮捕した。「五輪汚職」捜査は政界に波及するという見方もある。

 自民党と旧統一教会問題とのつながりが安倍政治の残した“遺産”なら、東京五輪も安倍政権が招致し、森氏や橋本聖子氏という安倍派人脈が歴代の組織委員会会長を務めた同派肝煎りの国家プロジェクトだ。岸田政権は内閣改造後も安倍派の“負の遺産”によって支持率が急落し、窮地に立たされつつある。

※週刊ポスト2022年9月2日号

8257チバQ:2022/08/19(金) 10:01:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5041cf77a701dfd2115da31feeb038c84dcbcb46
福田達夫氏、自民の筆頭副幹事長に起用へ…幹事長代理ポストは1人増
8/19(金) 5:00配信
読売新聞オンライン
福田達夫・前総務会長

 自民党は18日、筆頭副幹事長に福田達夫・前総務会長を起用する方針を固めた。

 幹事長代理ポストは1人増やし、茂木派の若宮健嗣・前万博相、麻生派の井上信治・元消費者相、岸田派の上川陽子・元法相の計3人を充てる方向だ。党幹部が明らかにした。

8258チバQ:2022/08/21(日) 21:12:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c577d2e47096d94faf917594226b9216ca6f6057
ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀
8/21(日) 15:00配信


 デイリー新潮が8月16日に報じた、萩生田光一政調会長が生稲晃子参院議員への支援要請のため、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の施設を訪問していた問題が“大炎上”している。しかし、どのメディアも触れていないのが、「創価学会の牙城」とされる八王子を地盤とする萩生田氏が“なぜ旧統一教会とズブズブの関係にまでなったのか?”だ。その謎を解くカギは、萩生田氏の政治家としての“アキレス腱”にあったという。

 ***

 8月18日、萩生田氏は参院選公示前の6月に生稲晃子氏を伴って八王子市内にある旧統一教会の施設「八王子家庭教会」を訪問したことを認め、「(今後は)一線を画していく」と話した。

 萩生田氏の説明によれば、旧統一教会との繋がりは、地元支援者のなかに教団の友好団体「世界平和女性連合」の会員がいたことから始まったとされる。

「旧統一教会と友好団体の関係について問われた萩生田氏は“名称は非常に似ているけれども、あえて触れなかった”と苦しい言い訳をしてみせた。その一方で、生稲氏を伴っての訪問はみずからが“了解した”と、自身の判断だったことを認めました。メディアが萩生田氏と旧統一教会の関係に注目するのは、教会との繋がりが発覚した自民党議員のなかでも関係の深さが際立っているためです」(全国紙政治部デスク)

 萩生田氏と旧統一教会の接点については2012年3月、萩生田氏の後援会などが世界平和女性連合に1万5000円を支出。以降、19年までに計6回、総計9万円を会費として支出していたことが明らかになっている。

 また11年5月には関連団体で講演していたほか、14年に開かれた旧統一教会主催のイベントに参加した際は来賓挨拶まで行っていたことも報じられている。

09年の落選が“依存”の契機
「現時点で80人を超える自民党議員が旧統一教会と関係のあったことが判明していますが、多くは祝電を送ったり、会合への出席、パーティ券を購入してもらうなどといったもの。そのなかで萩生田氏のように議員側から複数回、会費を協会側へ納めていたケースは異例です」(同)

 萩生田氏は地元選挙区である東京・八王子市出身。91年に八王子市議に当選して3期務めた後、東京都議を経て、03年の衆院選(東京24区)で初当選。しかし09年の衆院選で敗退し、比例復活も叶わなかった経験を持つ。

 地元政界関係者の話。

「もともと二世でも家柄が良いわけでもない萩生田さんは、お金も強力な支援組織もないなかで選挙を戦ってきた。八王子を含む三多摩地区は伝統的に“組合が強い”地域のため、なおさら萩生田さんにとって選挙は毎回ラクなものでなく、票集めには苦心していた。そんな萩生田さんにとって09年の落選のショックはとても大きく、それを機に統一教会への傾斜が“グッと強まった”と地元では囁かれています」

 不思議なのは、八王子は連立政権を組む公明党の支持母体「創価学会」の“牙城”である点だ。学会でなく、支援を頼った先が旧統一教会だったのはなぜか。

学会からソッポを向かれる悲哀
 八王子市には創価大学のほか、創価学会東京牧口記念会館などの重要施設が集まり、都内でも屈指の“学会王国”のひとつとされる。

 学会関係者によれば、「八王子と調布は重要拠点に位置付けられている。この2地域に関しては学会票は十分にあるため、選挙の際に自民党が困っていたら票を回せる裁量の余地はある」という。

 しかし、前出の地元関係者はこう話す。

「理由は知らないが、萩生田さんは学会票をそれほど当てにできなかったようだ。三多摩地区で宗教票といえば、創価学会や真如苑などの名前がまず挙がり、統一教会はどちらかといえばマイナーな部類に属する。それでも落選の憂き目に遭い、評判は悪くても一定の票数や選挙支援が見込める統一教会にすがりつく道をあえて選んだのでしょう」

 創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏はこう指摘する。

「萩生田氏が要職に就くようになったのは、安倍晋三元総理という後ろ盾の存在が大きく、学会員は萩生田氏を“安倍の秘蔵っ子”として見ている人間が多かった印象です。つまり安倍氏とセットで“右寄り”の政治家と見られていて、平和主義の意識が高い学会員にとって萩生田氏のような政治家とは距離を置く傾向がある。当然、選挙になっても熱心に応援する対象とはなり得なかったでしょう。事実、私が以前、取材した学会関係者の萩生田評は決して芳しいものではありませんでした」

 萩生田氏と旧統一教会の関係はまだ一端が公になっているに過ぎず、果たすべき説明責任は依然、残されている。

デイリー新潮編集部

8259チバQ:2022/08/21(日) 21:15:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/23980570c66f5b1f1f70cd37c9441946d1fc44d3
森山裕・自民党選対委員長 非主流派を取り込んだ「挙党体制」を象徴する起用 「10増10減」の衆院区割改定を担う
8/20(土) 17:00配信


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夕刊フジ
【政界マル秘紳士録】

10日に実施された内閣改造・自民党役員人事で、森山裕(ひろし)元国会対策委員長は、党4役である選挙対策委員長に起用された。

森山氏は、岸田文雄首相と距離があるといわれる菅義偉前首相や二階俊博元幹事長と近く、昨年の総裁選では菅氏とともに河野太郎氏を支援した。いわば非主流派を取り込んだかたちで、岸田首相が目指した「挙党体制」を象徴する人事だ。

森山氏は、衆院鹿児島4区選出の当選7回。昨年10月の衆院選で落選した石原伸晃元幹事長から派閥を引き継ぎ、森山派会長となった。

鹿児島市議会議長などを経て、1998年の参院選で初当選した。山中貞則元税制調査会長の逝去に伴う2004年の衆院補選で、後継候補として白羽の矢が立ち、衆院議員に転身した。

農水相や衆院農水委員長などを歴任し、農政通として知られる。また、安倍晋三政権の17年から、菅政権までの4年あまり、国会対策委員長として与野党調整に汗をかき、歴代最長の在任記録を塗り替えた。

岸田政権発足後は、総務会長に抜擢(ばってき)された若い福田達夫氏を総務会長代行として支えた。

調整能力に定評があり、党内外に幅広い人脈を持つ。党4役入りは今回が初めてとなる。

選対委員長の最大職務は、解散・総選挙に向けた公認調整だ。そして、その前に横たわるのが、いわゆる「10増10減」の衆院の区割改定だ。衆院選挙区画定審議会(会長・川人貞史帝京大教授)の勧告を受け、政府は秋の臨時国会にも関係法案を提出したい考えだ。

しかし、選挙区の変更は議員には死活問題で、すんなり党内調整が進むとは思えない。しかも、今回の改定では過去最多の25都道府県、140選挙区の区割りを見直す。法案成立には、自民党だけでなく公明党や野党も含めて合意を得なければならない。

区割り改定法案の成否は、岸田首相の解散戦略に直結する。同法案が成立しなければ、解散権が事実上、縛られているに等しいからだ。

岸田首相は、森山氏に対し、「識見と人徳と人望のある森山先生、あなたしかいませんから」と頭を下げたといわれる。

森山氏もそのことは十分、心得ている。

就任の記者会見で「衆院は常在戦場であると教えられてきた。ということは選挙制度そのものがしっかりしているということが大事な課題だ」との認識を示し、「大変デリケートで難しい課題だが、総裁、幹事長のご指導を頂きながら、結論を出すべく努力をしたい」と抱負を述べた。

政権の命運を任された森山氏が、どのような手腕を発揮するのか、注目である。 (政治評論家・伊藤達美)

8260チバQ:2022/08/21(日) 21:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c25cb9637d5bfcf45a73021bfec7b00626a9914
浜田靖一氏「防衛相」再登板はヤキモキする自民タカ派への牽制か、調整か?
8/21(日) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
丸く収める手腕に期待か(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#6

 浜田靖一防衛相(千葉・当選10回/66歳)


 ◇  ◇  ◇

 米国と一緒に戦争ができる国を目指して防衛費倍増論を主導し、核共有までブチ上げた安倍元首相が凶弾に倒れ、タカ派の連中はいろんな意味でヤキモキしている。そんな中での再登板だ。

 13年ぶりに防衛省へ戻った浜田氏は自民党国防族の主要メンバー。年末までに改定される安保関連3文書での書きぶりが注目される防衛費のGDP比2%以上への引き上げについては、「慎重派」と解説される。就任会見では「必要な事業をしっかり積み上げる」とし、金額ありきの議論と距離を置いた。次官時代に増額論を主導した大臣政策参与の島田和久氏を事実上更迭。省顧問としてのみ留任させるなど、バッサリやった。政権安定ありきの岸田首相は保守層に媚を売ってきたが、一応ハト派の宏池会領袖。路線修正が疑われているものの、浜田氏は「調整派」を自任しているという。

■ハマコーの息子

 1955年、千葉県富津市生まれ。93年の衆院選で初当選以来、負けなしの大ベテランだが、「浜田靖一」よりも「ハマコーの息子」の方が通りがいい。「国会の暴れん坊」と呼ばれた故・浜田幸一元衆院議員の長男で、親父の地盤を引き継いだ。地元名門の県立木更津高を卒業後、米ヒルズデールカレッジに留学。帰国して専修大経営学部経営学科を卒業後、親父の盟友でもある「ミッチー」こと故・渡辺美智雄元農相の事務所入り。渡辺氏の蔵相就任に伴って大臣秘書官を務めた。その後、親父の秘書に転身。

 防衛費増額をめぐっては、岸田首相と早大時代から飲み友達の岩屋元防衛相がメディアに出まくって牽制。「数値目標が先で、そこに向かって買い足していくような雑なやり方をしてはいけない」と予防線を張っていた。

「安倍元首相の実弟の岸大臣を交代させ、後釜に岩屋さんを据えるのは露骨すぎる。温厚な性格で知られ、長らく無派閥の浜田大臣は据わりがいい。改造内閣で再任された大臣に通底するのは、党に対しても役所に対しても丸く収めるのがうまい人ばかり」(与党関係者)

 世論が猛反発した安保法制をめぐる国会審議で、衆院平和安全法制特別委員長だった浜田氏は野党が欠席する中、1時間半も時計を「空回し」。安倍官邸の意向に沿った仕事ぶりだった。

■石破茂元幹事長とのカンケイ

 国防族の先輩である石破茂元幹事長の元側近。安保法制の強行採決でフラフラ、人事でグラついた石破氏に愛想を尽かし、2015年の石破派立ち上げには参加しなかった。とはいえ、「人間関係は悪くない」(中堅議員)。

■野田聖子のボディーガード

 昨年の総裁選では、当選同期の野田前少子化担当相を陣営幹部として支えた。若手時代は「聖子のボディーガード」と称された。岸田首相、安倍元首相、高市経済安保担当相も同期。林外相とは国会議員バンド「ギインズ」の仲間。酒は全く飲めない。家族は妻、長男、長女の4人。

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関わりが露見していない数少ない自民議員の一人だ。

8261チバQ:2022/08/21(日) 21:20:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/661b3e16683419898f282bf2624a452608a4333a
自民党傍流派閥だった安倍派 支持基盤少ない中で旧統一教会の集票力に頼った
8/20(土) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍氏の父、晋太郎氏は竹下氏に敗れた(時事通信フォト)

 自民党が旧統一教会汚染の問題をいくらクリーンにしようとしても、最大派閥の安倍派を排除しない限り、それは難しい。今回の内閣改造で、岸田文雄・首相には全くその力などないことがはっきりした。自民党はこのまま、安倍派とともに沈むのか──。


 安倍派の正式名称は「清和政策研究会」(略称・清和会)。安倍晋三氏の祖父、岸信介・元首相が率いた岸派を源流として福田赳夫・元首相が創設し、安倍氏の父・晋太郎氏へと受け継がれた名門派閥だ。

 だが、自民党の派閥の歴史では、池田勇人氏が創設した宏池会(岸田派)や田中角栄氏の流れを汲む旧経世会(茂木派、平成研)が「保守本流」と呼ばれるのに対し、清和会(安倍派)は長い間、傍流の派閥とされてきた。

 自民党と旧統一教会の関係は、傍流派閥だった清和会が、党内で力をつけるために結びつきを強めてきた経緯がある。安倍家と旧統一教会の接点は岸信介氏から始まるが、派閥としての関係に広げたのは自民党幹事長や外相を務めた安倍晋太郎氏だった。

 安倍氏の生い立ちと安倍家の政治的系譜を描いた『安倍晋三 沈黙の仮面』の著者で政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「晋太郎さんはポスト中曽根の総裁選で当時の最大派閥・経世会を率いていたライバルの竹下登氏に敗れた。それからは『(総理になるには)やはり数だ』と口癖のように語り、派閥拡大のために新人発掘と選挙応援に力を入れた。しかし、当時は自民党の主要な支持基盤である建設業界票や郵政票、農業票は経世会がガッチリ握り、財界の名門企業は伝統的に宏池会(当時は宮沢派)支持だったから、傍流の清和会は支持基盤が少なかった。

 そうしたなかで子分を増やすためには無理な票集めが必要になり、岸さん以来の関係があった旧統一教会の政治団体、国際勝共連合の集票力を大いに頼みにしなければならなかった。その支援もあって、晋太郎さんは1990年の総選挙で派閥の新人を20人以上当選させて勢力を増やしたが、翌年、志半ばで病で亡くなった」

 この1990年総選挙で初当選したのが晋太郎氏の元秘書で、安倍晋三氏の大学の先輩でもある古屋圭司・元拉致担当相だ。古屋氏はかつて旧統一教会との関係について、〈故・安倍晋太郎氏の紹介で、セミナー、集会に参加。初選挙時、雑用係5人を受け入れた〉(『週刊現代』1999年2月27日号)と説明している。

 改めて古屋氏に聞いた。

「選挙のお手伝いは記憶していますが、セミナー、集会の方の記憶はない。しかし、当時取材に答えているということは、記憶がないとはいえ、事実でしょう。その後は協力などを受けてはいません」(事務所回答)

 元建設官僚で自民党参院幹事長を務めた脇雅史・元参院議員が旧統一教会に頼る「議員心理」をこう語る。

「岸さん以来の清和会の主要メンバーが統一教会と親密だったのだから、清和会の議員の面々が関係を結んでいくのは自然でしょう。親分から、統一教会関連の集会に『顔を出しておけ』と言われたら、子分が行かないわけにはいかない。とくに比例代表の候補は、『この団体の票をつけてやる』と言われることは多い。

 私は建設業界の支援を受けていたから、『その票はいりません』と断わることができたが、いろんな分野の票をもらっている人は、統一教会の票を回すと言われたら『お願いします』となる」

 岸氏から始まった旧統一教会と安倍・岸家の絆は、晋太郎氏の代に派閥との組織的協力関係に発展した。

 清和会は晋太郎氏の死後、2000年の森喜朗内閣誕生で福田赳夫内閣以来25年ぶりに政権を奪回。そして森首相の退陣後に登場した異色の総理、小泉純一郎・首相の時代に旧竹下派を追い落として最大派閥の座を奪った。

※週刊ポスト2022年9月2日号

8262チバQ:2022/08/21(日) 21:21:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/de294f3cb7498dd07324de92c6a4a9e16d410033
西村康稔経産相は安倍派の後継候補でも…露骨な自己アピールとパワハラ体質で良いところなし
8/20(土) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】




 西村康稔経産相
 (兵庫・当選7回)

 ◇  ◇  ◇ 昨年10月に経済再生担当相を退任して以来の再入閣。自民党の最大派閥・安倍派内で、萩生田政調会長と「跡目争い」を繰り広げている。

「エネルギーやインバウンドなど、経産省主導の政策をめぐって党政調会長の萩生田さんとバチバチやるのかどうか。西村さんは長い物に巻かれるタイプですし、元経産官僚なので、岸田首相にしてみれば使いやすい。政調会長に抜擢された萩生田さんが、自分だけ取り立てられては安倍派内からバッシングを浴びるため、あえて後任に西村さんを据えるよう岸田さんに直訴したともいわれています」(官邸関係者)

■世界各国美人図鑑

 昨年5月末、西村が公式サイトで「とっておきの1枚」と題して投稿していた写真がSNS上で大炎上。「世界各国美人図鑑」と名付け、国内外で撮った女性の写真を〈美人スチュワーデスさんが、バナナをほおばるのを目撃!?〉などの一言を添えて紹介していた。中には、被写体に承諾を得ていない“盗撮”と思われるものもあり、ネット上で〈気持ち悪い〉などと批判を浴びた。

 名門・灘高校を経て、東大法学部を卒業。2003年に初当選。エリートゆえのおごりか、部下に対するパワハラがたびたび週刊誌上で取り上げられている。夜中に「明朝まで」という指示メールを送ったり、「おまえらの能力が低い」などと面罵したり。下に厳しすぎる一方、上にはペコペコする性格が自身の評価にも直結。仲間内でも評判は芳しくない。

「肩書は安倍派事務総長ですが、とにかく人望がない。安倍元首相が銃撃された際、搬送先の病院にいち早く駆け付け、最期を看取り、葬儀では弔問客の対応を遺族の傍らで仕切っていた。一応、『事務総長だから』という理屈は通りますが、後継をアピールするような露骨な動きに、派閥幹部の中には『あいつは何様なんだ』と面白く思わない人もいたといいます」(自民党関係者)

■「コロナとの死闘」

 今年5月に出版した著書「コロナとの死闘」が酷評の嵐。コロナ担当相時代を自画自賛しつつ振り返った内容に、Amazonのカスタマーレビューでは527件の評価のうち「星1つ」が92%を占める。

8263チバQ:2022/08/21(日) 21:31:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d04352d10417fad86ab828c771e73e4765094889
“コロナ無能大臣”加藤厚労相なぜ再登板…「責任転嫁」体制づくりを粛々と進めるのか
8/19(金) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】

 加藤勝信厚労相
 (岡山・衆院7回・66歳)

 ◇  ◇  ◇

 厚労相就任は異例の3度目。ある医療関係者は「この人の再登板は最悪だ」と語った。3年前の2度目の入閣時、コロナ禍に見舞われ、後手対応をさらけ出した。

 とりわけ、相談の目安として「37度5分以上の発熱が4日継続」を示したことで、早期発見ができず、感染拡大を招いた。しかし、加藤氏は目安なのに基準のようにとられたとして「我々から見れば誤解ですけど」と国民に責任転嫁。猛批判を食らった。

 所属する茂木派の推薦はなく、岸田首相の一本釣りで再登板。

「岸田政権はコロナについて、国の関与が大幅に縮小される『5類』に早く変更したいが、厚労省内には慎重論もある。ゴリ押しするには加藤氏が適任と考えたフシがある」(医療関係者)

 “働きぶり”がよくわかるシーンがある。2018年、裁量労働制を違法適用していた野村不動産へ特別指導した際のこと。資料にある「過労死」という言葉の黒塗りを外そうとした厚労省幹部に対し、厚労相だった加藤氏は「理屈じゃない。これは戦いなんだ」と叱りつけ、最後まで黒塗りを貫いた。

■元農相の娘婿

 1979年、東大経済学部卒業後、大蔵省に入省。役人時代に加藤六月農相(当時)の次女と結婚。98年参院選と2000年衆院選の落選を経て、03年初当選し、7回連続当選。12年の第2次安倍内閣で官房副長官に抜擢されて以降、閣僚、党3役(総務会長)と順調に出世。菅政権では官房長官を務めた。

 将来の首相と目されたこともあったが、最近は派閥会長の茂木幹事長の陰に隠れている。

「岸田首相は次の総裁選でライバルとなる茂木氏の台頭を警戒し、加藤氏を閣僚に起用したとの見方もある」(政界関係者)

■広告塔

 悪質な預託商法により多数の被害者を出したジャパンライフの宣伝用チラシに登場。

■旧統一教会

 14年と16年に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体に「会費」として計3万円を支出。就任直後のNHK日曜討論で「関連団体への支出」を指摘されると、キレ気味に「関連団体の会費ではなく、関連団体が主催する懇親会にたまたまご案内いただいたので、懇親会費を払った」。“ご飯論法”は健在だ。

 責任転嫁が十八番。国がコロナの責任を取らなくて済む体制づくりを粛々と進めるに違いない。

8264チバQ:2022/08/21(日) 21:45:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/75cbe6f9549c882839bc2d40995a31e7c5eb2c63
安倍派を服従させ、菅元首相を完全につぶす…岸田首相の「優等生内閣」にある冷徹な政治意図を解説する
8/10(水) 19:16配信


岸田文雄首相は8月10日、内閣改造と自民党役員の人事を行った。そこにはどんな意味があるのか。政治ジャーナリストの鮫島浩さんは「安倍派を服従させたうえで、菅元首相の影響力を排除するという狙いが読み取れる」という――。

■「凡庸な人事」に込められた岸田首相の野心

 何とも代わり映えのしない顔ぶれである。勉強ができる「優等生内閣」という評もあるが、筆者は「いつか見た内閣」と命名したい気分だ。

 岸田文雄首相が8月10日に実施した内閣改造・自民党役員人事はまったく面白味に欠ける内容に終わった。9月上旬に予定していた人事を大幅に前倒しした狙いは、いったい何だったのだろう。そう首を傾げる読者も少なくないのではないか。

 しかし、サプライズのカケラもなくどこからみても凡庸なこの人事には、恐るべき政治的意味が込められている。

 今回の人事は、安倍晋三元首相が凶弾に倒れて政界から突如退場し、最大派閥・清和会(安倍派)が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題の直撃を受け金縛り状態にあるなかで電撃的に断行された。

 後世、日本政界にこの20年続いてきた清和会支配を終焉(しゅうえん)させ、長らく低迷してきた宏池会(岸田派)時代へ移行する大きな節目と位置づけられるに違いない。

 2001年の清和会支配の幕開けとなった小泉純一郎政権の劇場型政治とは裏腹に、国民の関心とは遠く離れた閉鎖的な永田町で目立たぬように進んだ清和会時代の終焉と宏池会への権力移行――。今回の人事の政治史的意味をじっくり解説していこう。

■中枢ポスト維持、岸田―麻生体制はより強固に

 岸田首相は今回の人事で、自民党のキングメーカーである麻生太郎副総裁(麻生派)と麻生氏に従順な茂木敏充幹事長(茂木派)、内閣の要である松野博一官房長官(安倍派)、林芳正外相(岸田派)、鈴木俊一財務相(麻生派)を留任させた。

 政権中枢ポストはそのまま維持し、岸田―麻生体制をより強固にするという狙いはいかにもシンプルだ。

 厚生労働相の加藤勝信氏(茂木派)と防衛相の浜田靖一氏(無派閥)は再登板。デジタル相には河野太郎・元行政改革相(麻生派)、経産相には西村康稔・元経済再生相(安倍派)。山際大志郎経済再生相(麻生派)は留任。このあたりの人選は「いつか見た内閣」といったイメージをかき立てる。

 自民党政調会長だった高市早苗氏(無派閥)は経済安全保障相に、経済産業相だった萩生田光一氏(安倍派)は自民党政調会長に、自民党選挙対策委員長だった遠藤利明氏(谷垣グループ)は総務会長に横滑り。このあたりはポストをたらい回しにしているだけだ。

 初入閣組は9人で岸田政権発足当初の13人から大きく減った。寺田稔総務相(岸田派)、永岡桂子文科相(麻生派)、西村明宏環境相(安倍派)、谷公一国家公安委員長(二階派)らは各派閥の入閣待望組の推薦をそのまま受け入れた順送り人事である。

 旧統一教会と自民党の濃密な関係に世論の批判が高まるなかで、新閣僚に新たな問題が発覚して内閣支持率がさらに下落するのは避けたい。そうしたなかで「守りの人事」になった側面は否めない。

8265チバQ:2022/08/21(日) 21:46:10
■起用されなかった「影の主役」――福田前総務会長と菅元首相

 それにしても話題を集めようがない布陣である。わざわざお盆休みの前に人事を前倒しして、夏休みの間に人事があったことを忘れてもらいたいという狙いを込めているのではないかと勘繰りたくなるような人選だ。

 では、今回の人事が政局的に何の意味もなかったのかというとそうではない。

 今回の意味は「起用された人」よりも「起用されなかった人」に注目しなければわからない。それは福田達夫前総務会長(安倍派)と菅義偉前首相(無派閥)だ。今回の「影の主役」はこの二人だった。

 この二人を外す人事の意味をより深く理解するには、安倍亡き自民党で随一のキングメーカーとなった麻生氏と、麻生氏を後ろ盾に首相の座をつかんだ岸田首相の二人が描く今後の政局の道筋についてあらためて確認しておく必要がある。

 参院選が終わり、しばらく国政選挙はない(次の参院選も2025年夏。衆院議員の任期満了は2025年秋。永田町では国政選挙を気にすることなく政権運営できる「黄金の3年間」とささやかれている)。

 岸田首相の自民党総裁任期は2024年秋まで。当面は選挙を気にすることなく政権運営に専念できる。岸田首相と麻生氏にとって今回の人事で国民的人気を引き寄せ、内閣支持率を引き上げなければならない切迫した事情はない。

 むしろ二人にとって今必要なのは、自民党内の基盤を強固にすることである。その意味で今回の人事が「国民向け」とはならず、「党内向け」になったのは当然の帰結であったといえるかもしれない。

■福田氏が総務会長を外された意味

 麻生氏には野望がある。祖父・吉田茂の直系である池田勇人が旗揚げした老舗派閥・宏池会は清和会支配のなかで分裂・弱体化した。その流れをくむ麻生派、岸田派、谷垣グループを再結集して「大宏池会」を再興し、清和会をしのぐ最大派閥に躍り出て、伝統ある自民党史に新たな章をつくることである。

 岸田政権発足後、安倍氏の求める「高市幹事長、萩生田官房長官」の人事案を拒絶し、安倍氏の地元・山口県の政敵である岸田派ナンバー2の林氏を外相に抜擢してポスト岸田の一番手に位置付ける人事を断行した。

 さらには清和会の安倍系と福田系の抗争の歴史を踏まえ、福田赳夫・康夫元首相に続く三代目の福田氏を自民党総務会長に、松野氏を官房長官に抜擢し、安倍氏の影響力をそぐ人事を露骨に展開した。安倍長期政権下で続いた安倍氏と麻生氏の蜜月関係は最大派閥の座をめぐる駆け引きが激化し、すでに終わりを告げていた。

 参院選後の内閣改造・党役員人事は麻生氏にとって、もともと清和会支配を終焉させ、大宏池会再興を進める第一歩に位置付けられるものだった。

 そこで福田氏を重要閣僚に抜擢して安倍氏後継の最有力候補に引き上げ、清和会内部の安倍系と福田系の抗争をあおり弱体化させていくシナリオを描いていたのである。

■安倍派を弱体化させるシナリオは不要になった

 そこへ予期せぬ事件が起きた。安倍氏が凶弾に倒れ、清和会はリーダー不在となったのである。安倍氏は三度目の首相返り咲きの芽を残すため、後継者を絞っていなかった。

 安倍系筆頭格である下村氏をはじめ、安倍氏のお気に入りだった稲田朋美元防衛相、衆院に鞍替えして総理総裁を目指す意欲をみせている世耕弘成参院幹事長、萩生田氏、西村氏ら安倍系に加え、福田系の福田氏や松野氏を含めて、清和会は安倍氏後継をめぐる群雄割拠の内部抗争で岸田首相や麻生氏が外から手を突っ込まなくても自滅しそうな状況に陥ったのである。

 しかも安倍氏をはじめ清和会全体と旧統一教会の濃密な関係が露見したことで清和会は身動きがとれない状況になった。

 下村氏は文部科学相時代に旧統一教会の名称変更を認めたことに批判が殺到し、福田氏は記者会見で自民党と旧統一教会の関係が「何が問題かわからない」と言い放って集中砲火を浴びた。

 清和会は支柱を失って崩壊状態となり、当面は集団指導体制をとることを決定。求心力は大幅に陰り、岸田首相と麻生氏にとっては大宏池会再興を進めて清和会に取って代わる絶好の機会が訪れたのだ。

8266チバQ:2022/08/21(日) 21:46:44
■「安倍亡き安倍派」を掌握した岸田首相と麻生氏

 ここで岸田首相や麻生氏ら宏池会側が老獪だったのは、福田氏を安倍氏の実弟である岸信夫防衛相の後継に抜擢する案を流したことだろう。福田氏が重要閣僚に引き立てられれば、清和会会長の有力候補としての地位を固めることになる。福田氏の先輩格にあたる萩生田氏や西村氏らにとってこれは受け入れ難い人事だった。

 今回の人事に際し、現職閣僚だった萩生田氏や清和会事務総長の西村氏は岸田首相や麻生氏、茂木氏らと接触した。

 宏池会関係者は「萩生田氏や西村氏は福田氏の重要閣僚起用を何としても阻止するよう、岸田首相や麻生氏に懇願した。岸田首相と麻生氏はこれを受け入れ、その代わりに岸田政権への忠誠を誓わせたという構図です」と話す。

 清和会を支配下に置く狙いはここに完成した。萩生田氏の政調会長起用と西村氏の経産相起用は、清和会が大宏池会の軍門に下ることを示す象徴人事といっていい。

 「萩生田氏や西村氏はすこしでも楯突くそぶりをみせたら福田氏を抜擢されてしまう恐れがあり、もはや岸田首相や麻生氏には逆らえません」(宏池会関係者)。

 いちばん割を食ったのは、安倍系の下村氏や稲田氏、世耕氏らだが、萩生田氏と西村氏を引き抜かれたうえに、旧統一教会問題の直撃を受けて岸田政権に反旗を翻す余裕はないと足元をみられている。今回の人事で岸田首相や麻生氏は安倍亡き清和会をかなり掌握した。

 清和会をしのぐ大宏池会の再興に動いても清和会を挙げて反旗を翻すことはないという手応えを感じたに違いない。

■これは完全な「菅つぶし」人事である

 もうひとり、今回の人事で外されたのは菅氏である。菅氏については副総理格で入閣させるのではないかという臆測が広く流布されていた。

 岸田首相は菅氏とまったくそりがあわない。麻生氏も菅氏とは安倍政権下でことごとく対立し、最大の政敵ともいえる存在だ。自前の派閥を持たず党内基盤の弱い菅氏を無役で干し上げて影響力を一掃するのは、岸田政権発足当初からの方針だった。

 だが、菅氏をあまりに追い詰めると、清和会の不満分子と結託して岸田政権に反旗を翻す恐れがある。それはやっかいだ。そこで副総理格で閣内に取り込み、菅氏の動きを封じる構想が岸田政権内にあったのは事実である。

 清和会は安倍氏が退場したうえ、旧統一教会問題が直撃して一気に弱体化し、萩生田氏や西村氏を中心に宏池会支配に従順になった。菅氏を野に放って清和会の一部不満分子(下村氏や稲田氏ら)と結託したところで、もはやさほどの脅威にはならない。

 岸田首相や麻生氏はそんな手応えを感じ、心置きなく菅氏を外すことができたのである。これは完全な「菅つぶし」人事だ。菅氏にとっての最大の誤算は清和会が予想を超えるスピードで弱体化してしまったことだった。

■河野太郎氏の入閣は「菅つぶし」の一環

 菅氏は安倍長期政権下の官房長官時代にその地位を利用し権力基盤を築いた。この先2〜3年、国政選挙や自民党総裁選が予定されていない「凪」の時代、無役のまま求心力を維持するのは容易ではない。できれば副総理格で入閣し、そのポストを復権への足掛かりにして求心力を維持したいところだった。

 岸田首相と麻生氏から明確に決別された今回の人事はかなりの痛手だ。菅氏は8月8日収録のCS番組で入閣の意欲を問われ「閣内でということで限定すれば、そこは考えていない」と答えた口調は弱々しかった。岸田首相や麻生氏が自らを入閣させる気がないことを事前に察し、この先の展望が閉ざされたショックを隠し切れなかったのだろう。

 さらに菅氏にとって岸田―麻生体制に立ち向かう最大のカードである河野氏を閣内に取り込まれたのも厳しい。

 河野氏は地元・神奈川つながりで築いてきた菅氏との連携を維持するつもりはあっても、菅氏に同調してこの先2〜3年も冷や飯を食い続ければ存在感が埋没することを恐れたに違いない。河野氏入閣にも岸田首相と麻生氏の「菅つぶし」の徹底ぶりがうかがえる。

8267チバQ:2022/08/21(日) 21:47:03
■もはや脅威ではなくなった

 菅氏としては二階俊博元幹事長や石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相らとの連携を強化するしかないが、二階氏は高齢のうえ幹事長を離れた後は存在感が急速に薄れている。石破氏も「過去の人」になった感は否めない。

 小泉氏ら菅シンパも岸田政権の長期化が見込まれるなかで菅氏と徐々に距離を置く可能性もある。安倍政権が石破氏を見せしめのように冷遇することで求心力を増したように、岸田政権は菅氏を徹底的に干し上げることで求心力を高めるのではないか。

 菅氏の盟友である日本維新の会の松井一郎代表は、すでに政界引退を表明しており、菅氏は手詰まり感を深めそうだ。

 公明党・創価学会は岸田首相や麻生氏との接点が薄く、菅氏を自民党との交渉窓口にしてきたが、早ければ9月にも予定されている山口那津男代表から石井啓一幹事長への世代交代を踏まえ、岸田政権の長期化をにらんで新たなパイプづくりを模索することになるだろう。

■安倍派を制圧…清和会から宏池会の時代へ

 まったく面白味に欠ける内閣改造・自民党役員人事だったが、岸田首相と麻生氏にとっては清和会をほぼ制圧し、最大の政敵である菅氏に大打撃を与え、自民党内の権力基盤を着実に固めるものになった。

 自民党は清和会時代から宏池会時代へ確実に移行したといっていい。

 その強固な体制のなかで岸田政権が次に目指すものは何か。安倍氏の悲願であった憲法改正は後景に退くであろう。ここでも旧統一教会の憲法観と自民党の憲法改正案が似通っているという世論の批判を口実にすることができる。

 池田勇人、大平正芳、宮澤喜一ら大蔵省(現財務省)出身の首相を輩出した宏池会の悲願は、憲法改正ではなく、消費税増税だ。

 財務相を9年近く務めた麻生氏がキングメーカーとして君臨するなかで大宏池会が再興し、最大派閥として自民党支配を確立した先にあるのは、消費税増税であろう。



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鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学を卒業し朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部や特別報道部でデスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2021年5月に49歳で新聞社を退社し、ウェブメディア『SAMEJIMA TIMES』創刊。2022年5月、福島原発事故「吉田調書報道」取り消し事件で巨大新聞社中枢が崩壊する過程を克明に描いた『朝日新聞政治部』(講談社)を上梓。YouTubeで政治解説も配信している。
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ジャーナリスト 鮫島 浩

8268チバQ:2022/08/21(日) 21:49:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e791654f5aa784b41fed1b477c27a044d8effd8
林芳正外相 戦後どの外相も経験のない難局に挑む「困ったときの林さん」 経歴からすれば「親中派」というより「親米派」!?
8/18(木) 17:00配信


林芳正外相

【政界マル秘紳士録】

自民党内では「困ったときは林(芳正)さん」と言われる。幅広い分野の政策に精通し、答弁能力に優れ、誰もが尻込みするような難しい仕事をそつなくこなすからである。

実際、林氏は2015年、「政治とカネ」の問題で辞任した西川公也農水相の後任として急きょ登板、農協改革などの取りまとめに奔走した。また、17年には加計学園をめぐる騒動でガバナンスが揺らぐ文科省に大臣として乗り込み、立て直した実績を持つ。

林氏の政策の守備範囲は広い。党税制調査会のインナーメンバーを務めるほど財政・経済に精通する一方、外交、安全保障は海外の専門家と英語で議論するほどだ。さらに、最近は農水相や文科相も経験し、食料政策や文教、科学技術政策への造詣を深めている。要するにオールラウンドプレーヤーなのである。

東大法学部を卒業後、三井物産に入社。その後、林家のファミリー企業であるサンデン交通、山口合同ガスに入社。山口合同ガスでは、工事現場でガス管を埋める穴掘り作業という肉体労働も経験している。その後、米国のハーバード大学大学院に入学、ハーバード大学ケネディスクールに入学。この間、米下院議員、スティーブ・ニール氏の銀行委員会スタッフ、米上院議員、ウィリアム・ロス氏の国際問題アシスタントを務めた。

林氏は代々続いた政治家の血筋である。高祖父の林平四郎、祖父の林佳介も衆院議員。父の義郎氏も衆院旧山口1区から9回当選し、厚生相(現厚労相)や蔵相(現財務相)を歴任した。

また、大分県の広瀬勝貞知事は義理の叔父でもある。林氏が持つ大人(たいじん)の風格は、こうした家系も影響しているのかもしれない。

1995年の参院選で初当選。2021年に5期務めた参院議員を辞して、衆院山口3区にくら替え、当選を果たした。すでに衆参を通じて26年を超える議員歴を持つ。昨年の衆院選後に発足した第2次岸田政権で自民党幹事長に就任した茂木敏充氏の後を受けて外相に就任した。

日中友好議員連盟の会長を務めたため、一部に「政界屈指の親中派=媚中派」として批判する向きもある。ただ、林氏の経歴からすれば、むしろ「親米派」というべきだろう。そもそも、わが国を取り巻く情勢を考えれば「親中派」「親米派」に色分けして、非難合戦を繰り広げるいとまはないのではないか。

台湾海峡をはじめとする緊迫した状況で、いかに国益や平和を守っていくか。林氏が直面する課題は、戦後、どの外相が経験したよりも難しい局面にある。「困ったときの林さん」の真骨頂を発揮できるかが問われる。 (政治評論家・伊藤達美)

8269チバQ:2022/08/22(月) 21:00:34
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20220820-OHT1T51228.html
【井上咲楽の本音】小倉少子化担当相登用は二階派の力をそぐ狙いか
2022/08/21 12:00スポーツ報知

【井上咲楽の本音】小倉少子化担当相登用は二階派の力をそぐ狙いか

井上咲楽

(スポーツ報知)

 まさかのお盆直前に内閣改造が行われました。岸田文雄首相は、各派閥に配慮して、どんな人事を構成するのかな〜と思っていましたが、安倍派後継者争いの筆頭である西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の3人を全員登用しましたよね。3人が頑張った分だけ、岸田氏の手柄になり、それぞれの仕事ぶりがこれから試されると思います。

 内閣改造も終わり、一段落したかと思いきや、旧統一教会と政治家の関係に関する報道は一向に収まる気配がありません。看板人事だった萩生田氏も、6月に生稲晃子氏とともに関連施設を訪問していたことが明らかになり、本人も「反省している」と述べられていました。今後の内閣支持率にも影響が出る可能性がありますよね。

 次の選挙では旧統一教会からの支援は一切なくなるわけで、これまで支えられていた議員もいたと思いますが、その方々はちょっと大変になるのかな。世論は、スパッと関係を断ち切ることを求めていますから。岸田氏は内閣改造を終えても、まだしばらくは頭を抱える日々が続くのではないでしょうか。

 ちなみに私が今回、初入閣で注目したのは二階派・小倉将信少子化担当相です。二階派にも入閣を目指す待機組がたくさんいる中で、岸田氏は若手の小倉氏を登用しました。岸田氏は二階派の力をそぐ狙いがあったのではないかなと思いました。再入閣した河野太郎デジタル相は、仕事ぶりがとても楽しみですね。次期総裁選も狙っているでしょうが、破天荒な部分もいいふうに出ればいいなと期待!

 留任した茂木敏充幹事長、林芳正外相は実力を発揮し、着実にポスト岸田への道を歩んでいるなと感じました。私は、結構前から「林氏は首相候補」と言っていたんですが、その時は皆から鼻で笑われていたのに、急浮上しています。この2人に河野氏、高市早苗経済安全保障担当相も手を挙げると面白くなってきますね!(タレント・井上咲楽)

8270チバQ:2022/08/22(月) 21:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/13fc434deba175c734a02d3979badce22134dbf7
防衛強化と財政規律両にらみ 浜田防衛相、国民理解へ見せ場
8/22(月) 21:04配信

産経新聞
産経新聞社とFNNの合同世論調査では、「台湾有事」への脅威を「大いに感じる」「ある程度感じる」とする回答が計88・2%にのぼった。10日の内閣改造で再入閣した浜田靖一防衛相は当選10回のベテランで、今後の防衛費増額の議論に向けて「絶妙な人事」(防衛族議員)など評価がある一方、防衛費が急激に膨らむことには国民の不安もくすぶる。浜田氏は国民の理解を得ながら、日本を取り巻く厳しい安全保障環境に対応できるか。

防衛相は本来、中堅議員の登竜門ポストだが、今回は年末にかけて国家安保戦略など戦略3文書改定と防衛費の大幅増額という大役を任される。しかも、防衛力強化の旗振り役だった安倍晋三元首相が不在の中、国防族議員ら大幅増を求める積極派と、財政規律を重んじる慎重派の双方を納得させなければならない。

浜田氏は平成20〜21年に麻生太郎内閣で防衛相を務め、防衛族議員の最重鎮の一人。性急な防衛費増額の議論とは一線を画しつつも、防衛力強化にも強い意思を示してきた。党安保調査会の会合で「本当に(防衛力強化を)やるなら本気で戦う覚悟を持たなければならない」との趣旨を発言し、奮起を促したという。安保政策に精通すると同時に、予算全体への目配りも欠かさない浜田氏の登板について、防衛族議員は「重しになる存在」「最適解の一つだ」と語る。

防衛費の具体的な数字目標が先行することを警戒する岸田文雄首相としては、浜田氏の登用で積極派ににらみを利かせたい考えだ。浜田氏は就任初日に安倍氏の側近だった島田和久前事務次官を大臣政策参与から降格させる動きを見せた。

今秋想定される臨時国会や年末の令和5年度予算案の編成に向け、防衛力強化に慎重な公明党との調整や財務省との折衝が本格化する。無派閥でしがらみがなく、党国会対策委員長などを歴任し、多彩な人脈を持つ浜田氏の見せ場となりそうだ。(市岡豊大)

8271チバQ:2022/08/23(火) 20:05:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/24161a33afa5bd367b5db21cf7442453befb0fef
首相コロナ感染で波紋 「岸田マジック」息切れか 危機管理不足と油断の指摘相次ぐ 菅前首相との対比も
8/22(月) 21:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
左から菅義偉前首相、岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相の新型コロナウイルス感染が21日に判明した。6日間の夏休みを取り、22日から公務に復帰する予定だった。外遊見送りなど影響や波紋が広がったお盆明けの同日、対応に追われる霞が関や永田町では危機管理不足や油断を指摘する声が相次いだ。菅義偉前首相(衆院神奈川2区)との対比まじりの批判も聞かれ、就任1年で衆参両院の選挙を勝ち抜いた「岸田マジック」も息切れ気味だ。 

 「ゴルフや温泉を満喫して『さあ仕事』という時に感染とは。さぞかし本人もばつが悪いだろう」。ある省庁の幹部は推測した。先の内閣改造はタイミングがお盆のさなかとあって、各省庁に戸惑いが広がったばかり。官僚の間では「総理は将来の感染を予測して組閣を急いだのではないか」との冗談も聞かれた。

 実績がまだない中で迎えた総選挙を突破、感染拡大の下でも高い支持率を維持して参院選も乗り切った。関係者の間で語られる岸田首相の「強運」の背景が「菅総理の置き土産」だ。「高齢者医療費負担の増額」「福島第一原発処理水の海洋放出」の方針決定である。「菅総理が在任中に処理して岸田さんに持ち越さなかった。これなくして両院選挙の勝利はなかった」(内閣府職員)との理屈だ。

 それだけに関係者の間では、菅前首相の昨年8月の過ごし方を引き合いに現首相の行動への疑問が広がる。当時、官邸から公表された総理日程によると前首相が休んだのは議員宿舎で過ごした29日のみ。21日午前に人間ドックの再検査に出向いた以外は全て公務や面会をこなした。自民党幹部は「五輪やパラリンピックがあったからだが、菅総理は業務を優先して会食などそれ以外の活動は自粛した」と振り返り、「2大国政選を乗り切った岸田総理には油断があるようだ。菅さんのような緊張感が足りない」と苦言を呈した。 

 官邸では7月から松野博一官房長官をはじめ秘書官らの感染が相次いでいた。そんな中でも岸田首相は会食を続け、夏休みも家族で旅行に出向いている。野党は「危機管理がなっていない」(立憲民主党幹部)と追及の構えだ。官邸スタッフは「ここへ来て旧統一教会の問題など悪い材料ばかり。感染まで政局にされてはたまらない」とため息をついた。

神奈川新聞社

8272チバQ:2022/08/23(火) 20:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea9ddbf13fda950212327bde97f1be350a9b0f69
世論の風当たり強く…岸田首相「三重苦」の様相
8/23(火) 9:54配信

西日本新聞
亡くなった安倍元首相に黙とうをささげる自民党総裁の岸田首相=7月

 約1週間の夏休みを終え、22日から公務を再開した岸田文雄首相が政権発足以降、最大の試練を迎えている。21日には自身の新型コロナウイルス感染が判明し、30日まで公邸内にとどまる事態に。10日に断行した人事の刷新感は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点を持つ政務三役や党幹部の起用により早々に吹き飛んだ。賛否が割れる安倍晋三元首相の国葬を含め、いずれも世論の風当たりは強く、さながら「三重苦」の様相を呈している。


 22日夜、療養中の公邸からリモートで取材に応じた首相は「自分が感染する事態を想定し、万が一の場合に備えてきた」と強調した。予定していた外国訪問や国際会議への参加もオンラインで対応し、「可能な限り、通常同様の対応を行っていきたい」と語った。

 「国政に支障が出ないよう万全を期している」と胸を張る官邸サイド。これに対し、インターネットを中心に非難の声は絶えない。

 官邸内では7月以降、松野博一官房長官や首相秘書官らの感染が相次いだものの、首相は夜の会食を継続。感染が確認される直前には、家族と茨城県でゴルフをしたり、静岡県内を旅行したりしていた。「トップとしての責任感が薄い」。自民関係者からも厳しい指摘が。一般の人が受けにくくなっているPCR検査を、首相の陽性判定に使ったことも、ネット上で火に油を注ぐ形となっている。

 新型コロナを巡っては先週の段階で、全国の1日当たりの新規感染者数が過去最多を更新するなど、「第7波」の猛威が続く。首相はこの日、「保健所や医療機関のさらなる負担軽減策を一両日中に示したい」と語ったものの、「なぜ早めに手を打てなかったのか。遅きに失している」との声が政府内からも漏れる。

 19日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で「危機感が足りない」(立憲民主党の長妻昭氏)と追及を強めていた野党に、首相の感染はさらなる攻撃材料を与えた格好となり、自民中堅は「タイミングが最悪だ」と嘆いた。

 旧統一教会の問題も、政権の逆風となっているのは明らかだ。共同通信社が10日の内閣改造を受けて行った世論調査で、自民や所属議員の「説明が不足している」との回答は89・5%に。毎日新聞が22日に報じた調査結果では、岸田内閣の支持率は前回7月より16ポイント急落。お盆休みを挟んで火種が沈静化するどころか、火力は勢いを増している。

 政府が9月27日に予定する安倍氏の国葬にも、冷ややかな目を向ける国民は少なくない。東京都内では中止を求めるデモが行われ、22日には国葬に反対する大学教授らが国会内で記者会見し、署名への賛同を呼びかけた。「こんな状態で、憲法改正や安全保障に関する議論を進められるのか」。与党重鎮からは政権の先行きを案じる声が出ている。

 (河合仁志、御厨尚陽)

8273チバQ:2022/08/24(水) 09:52:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1af1a878a760a44df8140dfdcd134d46e79ede0
森山選対委員長は最終学歴「夜間高校」の大物 党内融和演出で非主流派から党4役に抜擢
8/24(水) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
戦争末期の1945年、防空壕で生まれた(自民党の森山裕選対委員長)/(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#8

 森山裕選対委員長
 (鹿児島参院・6回・77歳)

【写真】旧統一教会信者の証言で“萩生田攻撃”激化…狙いは「裏切り政治家」への牽制と見せしめ

 ◇  ◇  ◇

 岸田首相と距離がある“非主流派”から選対委員長に抜擢。党内融和を象徴する人事だ。菅前首相や二階元幹事長と近く、2017年から21年まで4年にわたって国対委員長として政権を支えた。新執行部による記者会見では旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係について聞かれ、「まったく関係ない。ご案内さえいただいたことはないんじゃないかな、残念ながら」と話した。

■苦労人

 戦争末期の1945年4月、鹿児島県鹿屋市の防空壕で生まれた。中学卒業後、鹿児島市内で働きながら夜間高校に通った。鹿児島県立日新高校(夜間課程)卒業後、中古車販売会社を立ち上げた。

■叩き上げ

 75年に鹿児島市議会議員の補選で初当選して以降、98年まで7期連続当選。98年の参院選に鹿児島選挙区から自民公認で出馬し、当選。2004年に山中貞則元通産相の死去に伴い、後継として衆院鹿児島5区に鞍替えし、補選に当選。郵政民営化法案の採決で造反して05年総選挙は無所属で戦い勝ち上がった。とにかく選挙に強い。

 選対委員長の重要な仕事が公認調整だ。秋の臨時国会では、衆院の区割りを改定する「10増10減」の関連法案が提出される見込みだが、選挙区の変更は議員にとって死活問題。しかも、過去最多の140選挙区が区割り見直しの対象で、すんなり党内がまとまるとは思えない。

「今回の選挙区調整には、かなりの腕力が必要だが、森山さんは調整力に定評がある。公明党や野党との話し合いも不可欠で、党派を超えてパイプのある森山さんは適任。彼以外にこの法案を成立させられる人は見当たらないくらいです」(自民党ベテラン議員)

■最小派閥

 昨年10月の総選挙で落選した石原伸晃元幹事長に代わり、12月に近未来政治研究会の会長に就任。石原派から森山派に衣替えした。所属議員7人の党内最小派閥を率いる。

 党内有数の農水族議員。15年の第3次安倍第1次改造内閣で農相に就任した。70歳での初入閣で、かつて地元紙に書かれた“黒い交際”疑惑が再燃。鹿児島市議会議長を務めていた88年当時、暴力団幹部との付き合いがあったというものだが、森山氏は組事務所に行ったことは認め、「後になって暴力団事務所だと知った」と説明。旧統一教会問題でも頻出する自民党議員お得意の回答で乗り切った。

8275チバQ:2022/08/24(水) 11:17:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/db58b0672b22fffdadb87f4fe47b8f276979ab4f
「安倍派」はどうなる? 「パンツ泥棒」騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ
8/24(水) 11:01配信
 故・安倍元総理が率いてきた自民党の最大派閥・「清和政策研究会」(略称・清和会)の次の事務総長に、高木毅・自民党国会対策委員長(66)が就任する見込みであることが、関係者への取材でわかった。8月25日(木)に開かれる派閥総会で正式に決まる予定だ。派閥の事務総長と言えば、一般的に派閥の実質ナンバー2であり、その派閥が総裁候補として推す人物ということになる。しかしこの決定に、はやくも疑問の声も上がっていて――。

なんで彼が
 政治部デスクが言う。

「安倍元総理が7月8日に銃弾に倒れこの世を去ってからも、清和会は新しい代表を決められず、塩谷立(72)、下村博文(68)両氏が会長代理を、そして西村康稔氏(59)が事務総長という現体制維持を貫いてきました」

 ところが、

「西村氏はかねて閥内での人気がなく、“なんで彼が事務総長なのか?”という声は多かった。そんな中、先の内閣改造で、経済産業大臣に任命されたため、派閥内から、“政府の要職についたのだから、派閥の事務総長は後進に譲るべし”との声があがりました。ところが、本人は意に介さず、一向に辞める気配を見せなかったのです」

 膠着状態が続く中、登場したのが、清和会の長老・森喜朗氏(85)だったという。

「会長代理の塩谷氏に、“次の事務総長は、高木で”との意向を伝えたようなのです。これで一気に事態が動き、高木氏が事務総長に就くことになったというわけです」

 高木氏と言えば、福井県出身の衆議院議員で、当選8回を誇り、過去には、復興大臣や衆議院の議院運営委員長を務め、現在は国会対策委員長という要職に就いている“重鎮”。こうした肩書だけを見れば、事務総長という役職もおかしくはない。

パンツ大臣が
 しかし、他派閥の自民党議員が言う。

「和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」

 パンツ泥棒――。そう、2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、「週刊新潮」が、高木氏が一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。

 しかも一度ではなく、複数回に亘って行われたとも。さらに、当時表沙汰にならなかったのは、父親が地元敦賀市の市長を務めていたからという、衝撃的な内容だった。

パン泥の箱
「この報道を受け、自民党福井県連が独自に調査をすると、警察が高木氏を窃盗の件で事情聴取したことを確認。報道は“事実”と断定したのです。無論本人は報道を一貫して否定していますが、地元や永田町は、“パンツ大臣が誕生した”、と大騒ぎになりましたね」

 この高木氏の内定情報を巡って、こんな話も出ている。

「先の総裁選で安倍さんが全面支援した高市早苗氏(61)が、会派を立ち上げるのでは、という噂が流れているのです。高市さんは入閣してますから、なかなか難しいかもしれません。ただ、もしなにかしら枠組みを彼女が作れば、総裁選で高木さんを担ぎたくない、清和の議員が合流してしまうのではないか、そんな心配をする人が多いです」

 開けてはならぬ「パン泥」の箱が、今再び開かれようとしている――。

デイリー新潮編集部

新潮社

8276チバQ:2022/08/25(木) 07:22:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf1fd674f8f6268e14744ac1f305929d5aea1d29
岸田総理の内閣人事を動かした2人の“大物”とは 内閣改造1週間前に会食
8/25(木) 5:57配信

デイリー新潮
岸田文雄総理

 内閣改造・党役員人事を1週間後に控えた8月3日の夜。岸田文雄総理は都内の料理屋で、自民党の2人の長老と向かい合っていた。

 御年85になる安倍派の「ラスボス」こと森喜朗元総理と、かつて「参議院のドン」と恐れられ、6月に米寿を迎えた青木幹雄元官房長官。安倍晋三元総理の急死と旧統一教会問題で揺れる政権を安定させるには、最大派閥と参院自民党の支援が絶対条件との目算だ。

 会には森氏側近の遠藤利明選挙対策委員長のほか、青木氏が手塩にかける小渕優子組織運動本部長の姿もあった。安倍派をグリップするにはどうすれば――。総理のあまりに率直な問いかけに、森氏はこう答えた。

「押さえるべきは、萩生田、西村、松野、高木、世耕の五人だ」

森氏が推す五人が入閣、党執行部入り
 その後の岸田総理は「聞く力」を遺憾なく発揮した。森氏の信頼が最も厚い萩生田光一前経産相を政調会長に抜擢し、自ら経産相に手を挙げた西村康稔元経済再生担当相をその後任に据えた。松野博一官房長官、高木毅国対委員長、そして世耕弘成参院幹事長は留任。これで、森氏が推す五人すべてが内閣もしくは党執行部に入ったことになる。

 安倍派の中堅議員は「もっと中堅若手にポストを回してほしかったが、文句の言いようがない」と嘆くが、岸田総理は遠藤氏を総務会長に格上げし、ラスボスを重んじる姿勢を示すことも忘れなかった。

 一方の青木氏は現役時代、同じ派閥に身を置きながら茂木敏充幹事長とは犬猿の仲で知られ、いまも毛嫌いしている。昨秋の衆院選の後、茂木氏が急遽幹事長に就任した際には「あいさつもなく、筋が通らない」と激しく怒りをあらわにしたほどだ。

「よろしく頼む」
 参院選を大勝に導いた茂木氏の続投は既定路線ではあったが、いまも参院自民党に影響力を持つ青木氏の理解が得られなくては党の不安定要因になりかねない。続いて岸田総理は、青木氏の意向をそれとなく探った。

「義理人情のない奴が、麻生(太郎・副総裁)と組んでおかしなことをしている。ほんに許せんわね」

 青木氏はいつもの出雲弁で茂木氏への批判を口にしたものの、幹事長人事には言及しなかった。岸田総理はこれを続投容認と理解した。自民党幹部が解説する。

「青木さんも人事は総理に任せるという姿勢になった。先の参院選の際、茂木さんが青木さんの長男・一彦さんの応援に入ったことも、青木さんの心境に変化をもたらしたようだ」

 それは茂木氏なりの“配慮”だった。投票日が4日後に迫った7月6日、茂木氏は小渕氏を伴って島根県を訪れていたのである。

「これからの参議院を背負って立つ、青木一彦をどうぞよろしくお願いします!」

 出雲市内の街頭で声を張り上げる幹事長。来たるべき総理・総裁の座を射止める日に備え、自身を忌み嫌う青木氏に精一杯の歩み寄りを見せた瞬間だった。

 むしろ、会合で青木氏が強調したのは小渕氏の処遇だ。青木氏は官房長官として父の小渕恵三元総理を支え、病に倒れた際には、死の淵に立ち会った。

「小渕さんが上がっていくことが最後の夢だわね。よろしく頼む」

8277チバQ:2022/08/25(木) 07:23:04
後進の台頭を嫌う茂木氏
 岸田総理はこの言葉を重く受けとめた。一時は小渕氏を党四役の一角・選挙対策委員長へ抜擢することを検討したほどだ。が、これには後進の台頭を嫌がる茂木氏が「党四役のうち、二つのポストを茂木派が占めるのはバランスが悪い」と強く反対。結果的に見送られた。

 そこで岸田総理は小渕氏を組織運動本部長の留任に収め、一方で茂木派から加藤勝信元官房長官を3度目の厚労相へと一本釣りしてみせた。総理周辺は「茂木氏を使いつつ、小渕・加藤と競わせる狙いだ」と解説するが、茂木氏が次期総裁候補として突出することを抑える妙案ともいえる。

 時の総理が党の重鎮らに頭を下げて指示を頂くさまは、「政治は夜動く」といわれた派閥政治の復活を思わせる。徹底した守備の布陣はその賜物だが、岸田総理が「黄金の3年間」で何を成し遂げたいのかは、ますます朧(おぼろ)げになりつつある。

政治ジャーナリスト・青山和弘

「週刊新潮」2022年8月25日号 掲載

新潮社

8278チバQ:2022/08/25(木) 10:15:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/04c4a8545b6eb4bdd748ecd35435ecd7a7c99756
寺田稔総務相は「毛並み」申し分ないのに…地元・広島にくすぶる“優等生”ゆえの不満
8/25(木) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
義祖父が池田勇人元首相(寺田稔総務相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#9

 寺田稔総務相
 (広島5区・衆院6回・64歳)

【写真】非主流派から党4役に抜擢された、最終学歴「夜間高校」の大物はだれ?

 ◇  ◇  ◇

 現在は岸田首相が率いる宏池会に所属。創設者の池田勇人元首相を義理の祖父に持つ。派内の入閣待機組から順送りで初入閣した。

「頭がキレ、岸田総理からの信頼が厚い。財務官僚時代に防衛担当主計官を務め、政治家に転身した後も防衛大臣政務官や安全保障委員長、自民党国防部会長などを歴任。安保政策に精通していることから、総務相内定前は、体調不安を理由に交代した岸前防衛相の後任として名前が挙がっていました。地元の呉市には海上自衛隊の基地があり、その意味でも『寺田防衛相』はアリだったと思います。もっとも、2019年から1年間、情報通信を担当する総務副大臣を務めていたので、総務相も適任でしょう」(自民党関係者)

■ピカピカの経歴

 広島市出身の被爆2世。東大法学部卒業後、大蔵省に入省し、米ハーバード大学院で公共政策学修士号を取得。ピカピカの経歴を引っ提げ、妻の叔父にあたる故・池田行彦元外相の地盤を継ぎ、04年に初当選。

■世襲制限反対

 親分の岸田首相が3世議員で、自身も世襲に近い格好だからか、かつて「週刊文春」が行った「世襲アンケート」に「(世襲制限は)全くナンセンス」「立候補の自由、政治活動に対する侵害であり看過できない」などと答えている。

 昨年10月の衆院選では、一騎打ちの構図となった立憲民主党の新人候補にダブルスコアをつけ完勝。盤石の強さを見せつけたが、地元ではエリートゆえの不満もくすぶる。

「温厚な性格で『毛並み』も良いが、いかんせん華がない。良くも悪くも、いわゆる優等生タイプで、政治家としてギラギラした部分がない。これといった欠点がなく、岸田首相とも近い間柄だから支持されているが、経歴や毛並みの良さを考えれば、もっと早く出世できたはず。正直、地元支援者の期待感を下回っている印象は拭えない」(地元政界関係者)

■接待疑惑

 昨年3月、NTTによる総務省幹部への接待問題が噴出した際、総務副大臣在任中に同社社長と会食し、その費用を負担してもらったと認めた。大臣規範は首相や閣僚、副大臣、政務官が関係業者から供応接待を受けることなどを禁じている。

 総務相への起用が決まった後、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体の会合に18年、会費2万円を支払っていたことを明らかにした。

8279チバQ:2022/08/25(木) 16:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2992288bb71a33498e32f9b827c222ecc94fd10
自民、国対副委員長に小泉進次郎氏起用で調整 閣僚経験者は異例
8/24(水) 20:18配信

毎日新聞
小泉進次郎氏

 自民党は国対副委員長に小泉進次郎元環境相を充てる調整に入った。党幹部が24日、明らかにした。小泉氏本人が「国対で勉強したい」と希望したという。閣僚経験者の起用は異例。月内にも正式決定する。

 国対副委員長は10人超おり、担当する委員会ごとに法案審議日程の調整や他党との折衝役を務める。小泉氏としては「ぞうきんがけの裏方仕事」と呼ばれる国対ポストで経験を積み、党内で存在感を高めたい思惑もありそうだ。

 小泉氏は党青年局長や筆頭副幹事長などを歴任。2019年に第2次安倍政権で環境相として初入閣し、その後の菅前政権でも再任された。【李舜】

8280チバQ:2022/08/25(木) 16:32:00
>>8045
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c9fe9bbd8cefc52f0b34ed87c9d893a576ea10c
奈良県警本部長に懲戒処分 減給3カ月 辞職の意思示す
8/25(木) 15:16配信

毎日新聞
鬼塚友章・奈良県警本部長=奈良市で、中川祐一撮影

 安倍晋三元首相(67)が7月に奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件を受け、警察庁は25日、警備に不備があったとして、奈良県警の鬼塚友章本部長(50)を減給3カ月(100分の10)の懲戒処分とした。鬼塚本部長は辞職の意思を示している。また、奈良県警の男性警視正(59)に対しても減給1カ月(100分の10)の懲戒処分とした。警視正も辞職する意向。【松本惇】

8281チバQ:2022/08/25(木) 16:33:12
>>8046
https://mainichi.jp/articles/20220825/k00/00m/040/138000c?inb=ys
警察庁の中村格長官が辞職へ 安倍氏銃撃の警備不備で引責
社会

速報
毎日新聞 2022/8/25 14:18(最終更新 8/25 15:04) 966文字
 警察庁の中村格(いたる)長官(59)は25日の記者会見で辞職する意向を明らかにした。安倍晋三元首相(67)が7月に奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件では、奈良県警の警備態勢の甘さが指摘されており、警察組織のトップとして事実上の引責辞任となる。中村氏は会見で「重大な結果を招き、極めて重く受け止めている。本日、国家公安委員会に辞職を願い出た」と語った。警察庁長官が個別の事件の責任を取るのは異例。後任の第30代警察庁長官には、露木康浩次長(59)が就任する方向で調整している。

 中村氏は会見で「来月には安倍元首相の国葬、来年5月にはG7広島サミットも控えている。新たな警護をこれから進めるという状況の中で、人心を一新した新たな体制で臨むのが当然であろうと考えた」と辞職する理由を説明した。辞意を固めたタイミングについては「私の内心の問題であり、答えは控えたい」とした。


 事件は7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅北口の交差点で発生し、後方から銃撃された安倍氏が死亡した。警察庁が警備の問題点や改善すべき点を「検証・見直しチーム」を設置して調べたところ、事前の計画で後方からの銃撃などを十分に検討していなかったことや、事件発生時に後方を重点的に警戒する警察官が不在だったことなどの不備が明らかになった。警察庁はこうした内容を報告書にまとめ、25日に公表した。

 今回の安倍氏の警備は奈良県警が担い、警察庁は関与していない。ただ、銃撃によって安倍氏が亡くなるという最悪の事態となったことを重く受け止めたとみられる。


 中村氏は7月12日の記者会見で「警察として責任を果たせなかった。慚愧(ざんき)に堪えない。都道府県警を指揮監督する立場である警察庁長官としての責任は誠に重いと考えている」と述べていた。

 中村氏は福岡県出身。東京大法学部を卒業後、1986年4月に警察庁に入庁した。刑事畑が長く、警察庁組織犯罪対策部長などを歴任。2009年9月からは約5年半にわたり、旧民主党と自民党の両政権で菅義偉氏らの官房長官秘書官を務め、警察庁官房長、次長を経て21年9月に第29代長官に就任した。今年4月には、重大なサイバー攻撃などを捜査する専門部隊「サイバー特別捜査隊」を警察庁の関東管区警察局に新設させるなどした。【松本惇】

8282チバQ:2022/08/26(金) 19:42:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4deca3201a05ba56e9bb75069902b0358c4676b
萩生田光一・自民党政調会長 地方議員出身の実務能力や実行力に期待 安倍氏とともに長年にわたり韓国と「歴史戦」
8/26(金) 17:00配信


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夕刊フジ
萩生田光一政調会長

【政界マル秘紳士録】

萩生田光一氏は、今回の党役員人事で政調会長に就任した。これまでは安倍晋三元首相の側近の一人に過ぎなかったが、安倍氏の急逝により、一躍、自民党ニューリーダーとして注目されることとなった。

【写真】官房副長官時代の萩生田氏。安倍元首相の最側近だった

さっそく、旧統一教会との関係をめぐり、メディアの洗礼を受けているが、自民党のリーダーとなるための関門と受け止め、乗り越えていくしかないだろう。

ただ、萩生田氏は、安倍氏とともに、長年にわたって慰安婦問題や、いわゆる「徴用工」問題など、韓国と「歴史戦」を戦ってきた。少なくとも、同教団の韓国中心的な教義とは相いれない思想信条の持ち主なのではないか。

当選6回にして、文科相と経産相を歴任している。初めての党4役入りで、重鎮ぞろいの中で最も若い58歳である。

明治大学商学部卒業。学生時代から八王子市議の秘書をしていたというから、若くして政治への志を抱いていたのだろう。1991年、27歳で八王子市議選に出馬し、当選した。3期務めた後、2001年に東京都議会議員。03年衆院選に東京24区から出馬し、初当選を果たした。

国会でもめきめきと頭角をあらわし、2回目の当選を果たすと、若手の登竜門とされる自民党青年局長に。とんとん拍子の出世だったが、民主党旋風が吹き荒れた09年衆院選で落選。3年3カ月にわたる浪人生活を送ることになった。この時の苦労が、萩生田氏の人間性を一回り大きくしたという。

12年衆院選で、国政に復帰。総裁補佐、官房副長官、さらに文科相として首相の安倍氏を支えた。安倍氏とは、父・晋太郎氏の秘書時代からの付き合いだという。

また、同じ地方議員出身の菅義偉元首相には、安倍政権の官房長官時代、副長官、内閣人事局長として仕え、官僚操縦術を学んだ。

背が高く、インタビュアーを見下ろすように答えるため、「上から目線」のように見られてしまう。また、「ぶら下がり」に慣れていないせいか、表情が固く、怒っているように見える。大きな体格による威圧感と重なって、テレビ映りで損をしている。

しかし、性格は温和にして、目上や年長者に対しても謙虚さを失わないという。また、真面目で努力家とのことだ。安倍氏に好かれるだけのことはあるのだろう。

2世でも官僚出身者でもない、数少ないニューリーダーの登場である。不本意な批判には反論したくなるだろうが、まずは、肩の力を抜いて、本来の人間性を知ってもらうことから始めてはどうか。今後の成長を期待したい。

8283チバQ:2022/08/27(土) 08:20:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2008a98350bf4cd476245dd12ad199fe5af5d3
自民・安倍派後継 依然見えず 決め手欠きそれぞれに弱み
8/27(土) 6:00配信


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北海道新聞
候補は5人…指導力、年齢、旧統一教会などネック
清和政策研究会(現安倍派)発足以降の主な出来事

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、97人)は銃撃されて死亡した安倍晋三元首相の四十九日にあたる25日、党本部で会合を開き、他派閥との調整役となる事務総長に高木毅国対委員長を充てる人事を決めた。ただ、安倍氏の絶対的な後継候補は依然不在で、9月27日の安倍氏の国葬が終われば、過去にも繰り返されてきた跡目争いに発展する可能性もある。

<動画>摩周湖の透明度20.2メートル 周辺5町が調査

 安倍派の塩谷立会長代理はその日の会合後、記者団に「心一つにして今後とも頑張ろうと誓い合った」と語った。事務総長に高木氏を充てる人事は、西村康稔経済産業相の入閣に伴う補充だ。

 後任会長を含む今後の体制について塩谷氏は「国葬の後、時期を見て検討する」と述べ、見通しが立っていないことを認めた。若手は「安倍氏の後継はすぐには決められない。相当時間がかかる」と話す。

 かつて清和研の会長を務めた森喜朗元首相は8月発売の月刊誌で、松野博一官房長官、西村氏、萩生田光一政調会長、高木氏、世耕弘成参院幹事長に言及し「5人のうちで自然に序列が定まっていく」として将来の後継候補に挙げた。一方で「安倍派にすぐに総裁選に出られる候補者はいない」とも指摘した。

 西村氏は2009年の総裁選経験があるものの、経済再生担当相在任中に秘書官が複数交代するなど、指導力を疑問視する声もある。萩生田氏は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりの深さを指摘されている。松野氏は温厚だがポストへの欲が薄いとされる。高木氏は66歳と5人の中では高齢で、世耕氏は参院議員という弱みがある。

 清和研はこれまでも代替わりの際に複数の所属議員が派閥を離れる分裂劇を経験してきた。参院若手は「また歴史は繰り返すのではないか」と漏らす。

8284チバQ:2022/08/27(土) 08:51:42
>>8283
〉森喜朗元首相は8月発売の月刊誌で、松野博一官房長官、西村氏、萩生田光一政調会長、高木氏、世耕弘成参院幹事長に言及し「5人のうちで自然に序列が定まっていく」として将来の後継候補に挙げた。

下村がリストにはいってないのか

8285チバQ:2022/08/29(月) 21:53:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c8826f77e7c7ec6591f0ec16ca1b496e8cc7b94
「保守団結」「麻の活用」各議員グループ 安倍氏を「永久顧問」に
8/29(月) 20:02配信


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毎日新聞
自民党

 自民党の保守系議員グループ「保守団結の会」と、「麻の活用に関する勉強会」(会長・森山裕選対委員長)は29日、参院選の演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を「永久顧問」として役員名簿に残すことをそれぞれ正式決定した。安倍氏は首相退任後、保守系の党会合や議員グループに精力的に参加しており、安倍氏の名を役職に連ねる動きは今後も広がりそうだ。

 保守団結の会共同代表の高鳥修一衆院議員は「安倍先生のお考えをしっかりと継承していく」。森山選対委員長も「安倍先生の思いをしっかりと受け継ぎ、勉強させていただくことをお誓いしたい」とそれぞれの会合で語った。【東久保逸夫】「保守団結」「麻の活用」各議員グループ 安倍氏を「永久顧問」に
8/29(月) 20:02配信


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毎日新聞
自民党

 自民党の保守系議員グループ「保守団結の会」と、「麻の活用に関する勉強会」(会長・森山裕選対委員長)は29日、参院選の演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を「永久顧問」として役員名簿に残すことをそれぞれ正式決定した。安倍氏は首相退任後、保守系の党会合や議員グループに精力的に参加しており、安倍氏の名を役職に連ねる動きは今後も広がりそうだ。

 保守団結の会共同代表の高鳥修一衆院議員は「安倍先生のお考えをしっかりと継承していく」。森山選対委員長も「安倍先生の思いをしっかりと受け継ぎ、勉強させていただくことをお誓いしたい」とそれぞれの会合で語った。【東久保逸夫】

8286チバQ:2022/08/29(月) 22:00:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1da89d9643695a1840cb50ef9fc90da1ae05edb7
自民参院、3派で要職配分 政審会長は岸田派松山氏へ
8/28(日) 16:52配信


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共同通信
 自民党は参院執行部人事を巡り、参院政審会長に岸田派の松山政司元科学技術担当相を起用する人事を内定した。執行部の顔触れが固まり最大派閥の安倍派、第2派閥の茂木派、第4派閥の岸田派の「3派連合」で参院議長や党要職を分け合う構図が鮮明となった。関係者が28日、明らかにした。

 参院選後の8月の臨時国会で、議長は麻生派出身の山東昭子氏から茂木派出身の尾辻秀久氏に交代した。7月に続投が決まった関口昌一参院議員会長(茂木派)は世耕弘成参院幹事長(安倍派)を再任。参院国対委員長だった安倍派の岡田直樹氏が内閣改造で閣内に転じたため、後任に安倍派の野上浩太郎元農相を充てた。

8287チバQ:2022/08/30(火) 15:30:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/e980e80ba39a96b1d4cb725102bf8fa4006e3e9f
秋葉復興担当相は「上から目線」の政経塾OB 飲酒懲罰や自粛破りで大ヒンシュクの過去
8/30(火) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
地元の仲間から浮いている…(秋葉賢也復興担当相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#13

 秋葉賢也復興担当相
 (比例東北・衆院7回・60歳)

【リスト付き】岸田内閣には「政治とカネ」疑惑大臣が9人も! 今後も不祥事続出の予感

 ◇  ◇  ◇

 当選7回での初入閣。茂木派のいわゆる「入閣待機組」だ。当選を重ねているが、これといった実績は見当たらない。

「入閣できたのは、同じく宮城県選出の西村明宏衆院議員(3区=当選6回)が環境相に就いたからではないか、という解説が流れています。今回の改造人事では、同じ県から2人ずつ入閣しているケースが6組もある。たとえば、茨城県からは葉梨法相と永岡文科相、広島県からは寺田総務相と斉藤国交相といった具合です。人事が大好きな岸田首相は、同じ県選出の議員同士を競い合わせるつもりなのだろうとみられています」(政界関係者)

■政経塾

 中央大を卒業後、松下政経塾に入塾。松野官房長官は政経塾の同期。宮城県議を3期務めた後、2005年に行われた宮城2区補選で初当選。自民党の公募に応じて候補に選ばれた。

■飲酒懲罰

 初当選直後に開かれた衆院本会議に酔っぱらって出席し、登壇した野党議員から「赤ら顔で議場に入った議員がいる。酒気帯びの方は即刻退場してもらいたい」と叱責された。散会後、野党から懲罰動議を出されている。

 傲岸不遜、上から目線の言動が有権者に嫌われているのか、選挙は盤石ではない。

 17年の衆院選は野党候補に1000票差まで迫られ、2021年の選挙では、とうとう野党候補に小選挙区で敗れ、比例復活している。

「秋葉さんが地元の仲間から浮いているのは有名な話です。17年の選挙の時は、地元議員から“候補者交代”を求める声が公然とあがった。昨年の選挙で敗れた時も『薬になればいい』と冷たく批判されています。秋葉さんは、エリートでもないのに、なぜか偉そうにしたがる。大臣に就任したことで“上から目線”に拍車がかかるのでは、と懸念されています」(地元関係者)

■自粛破り

 首相補佐官だった2020年2月、新型コロナの感染が広がり、イベント自粛が要請されていたのにもかかわらず、地元仙台市で政治資金パーティーを開催し、批判を浴びた。「だから政経塾OBは自分勝手だと言われる」との声もあった。

■統一教会

 大臣就任会見では「旧統一教会が主催している会合に出席したことは一切ない」と胸を張っていたが、週刊文春に、多賀城市で行われた教団関連のイベントで挨拶していた、と報じられた。本人は、イベント参加を否定している。

8288チバQ:2022/08/30(火) 15:30:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6dcb7f8215fceb29aead9ceb76cce5d68716ba
遠藤利明総務会長は仲介上手…大事な仕事は「自民2人のドン」をなだめる調整役
8/28(日) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
仲介上手(遠藤利明総務会長)/(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#12

 遠藤利明総務会長
 (山形・衆院9回・72歳)

五輪汚職を全把握する男・高橋元理事の“暴露”に戦々恐々な関係者たち…「森元首相も警戒している」

 ◇  ◇  ◇

 自民党の選対委員長として、昨年10月の衆院選と今年7月の参院選で自民党を連勝に導いた。その実績が評価され、総務会長に昇格した格好だが、「円滑な党運営を行うためには岸田首相の数少ない相談相手でもある遠藤さんの力が必要だった」(全国紙記者)という。

 就任会見で「党内の融和役を担い、岸田政権をしっかり支えていく」と決意を示した。党内は決して、穏やかではない。 安倍元首相の急逝以降、安倍派(清和会)は混乱状態。後継候補は誰もが決め手に欠け、森喜朗元首相(85)の存在感が増している。岸田首相は森元首相を通じて安倍派をコントロールする道を選んだ。森元首相に近い遠藤氏が“つなぎ役”を担う。

 もう一つ、岸田首相が頭を抱えているのが茂木派(平成研)のドン・青木幹雄元参院会長(88)の存在だ。今なお、参院に影響力を持ち、岸田首相は昨年の総裁選でも青木元参院会長に協力を求めている。党運営には青木元参院会長とうまく付き合う必要があるが、茂木幹事長の起用以来、「茂木嫌い」の青木元参院会長を怒らせてしまっているのだ。この件では、青木元参院会長は森元首相にもソッポを向いているが、間に入れるのが遠藤氏だ。実際、森元首相は遠藤氏に、青木参院会長との関係修復の「仲介」を何度もお願いしている。岸田首相は遠藤氏を介して、茂木派のゴタゴタを収束させたい狙いがある。

■加藤、谷垣側近

 中央大法学部卒。大学時代はラグビークラブに所属し、森元首相とはラグビーを通じて親交を深めた。地元選出の衆院議員に秘書として仕えた後、自民所属で山形県議を2期務めた。1993年の衆院選で日本新党推薦の無所属で初当選。自民に復党後は加藤紘一元幹事長や谷垣禎一元総裁の側近となる。文教族。谷垣グループに属し、公明党ともパイプがある。

■ワイン好き

 議員会館の事務所にワインセラーを置いている。

「20本くらい入る小さなセラーです。ワインに限らず、お酒は全般的に好きですね。酔うと少し陽気になります」(事務所スタッフ)

 2014年、東京五輪大会組織委の理事就任。15年には五輪担当相として初入閣し、退任後も大会組織委員会の副会長を務めるなど、五輪に深く関わってきた。汚職事件ばかりでなく、巨額な開催費用など五輪問題は山積している。ほおかむりは許されない。

8289チバQ:2022/08/30(火) 15:31:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c05d373253f5e0eee29dc69fe3be42e50fa1401
永岡桂子文科相は所轄大臣として旧統一教会に一切切り込まない“肝っ玉母さん”
8/27(土) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
中学から学習院のお嬢さま(永岡桂子文科相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#11

 永岡桂子文科相
 (茨城・衆院6回・68歳)

またも安倍派の元大臣に疑惑! 所轄だった文化庁で旧統一教会の「聴取とりやめ」融通か

 ◇  ◇  ◇

 政権が統一教会問題で大揺れの中、宗教法人を所轄する文科省のトップに就任。麻生派の“待機組”から順送りで初入閣し、教団の生殺与奪権を握る重要な立場としては軽量感が否めない。

 現時点で教団との関係は「ない」と答えているが、厳正に対処する意欲も「ない」。就任会見では教団の名称変更を巡る政治介入疑惑について「適切に対応してきたと聞いている」と、早々に「問題なし」の立場を表明。解散命令の是非を問われても、「宗教の自由を守る宗教法人法には手を付けない」と語り、一切切り込もうとしない。教団との関係を断ち切る覚悟のない現政権を象徴する新閣僚だ。

■“無勝”から汚名返上

 衆院議員だった夫の洋治氏が2005年、当初は反対を約束した郵政民営化法案に賛成票を投じた後に自殺。急逝から1週間後に当時の小泉首相が衆院を解散、夫の四十九日を待たずに出馬表明した。弔い選挙の初立候補時から選挙区で立ちふさがってきたのが、中村喜四郎元建設相だ。“無敗の男”に5連敗し、比例復活に甘んじてきたが、昨秋の衆院選で初勝利。“無勝”の汚名を返上した。

 主婦として2人の娘を育てた経験から、教育や食の安全への関心が高い。

「ひとり親家庭への支援には熱心です。党内の女性議員らと議員立法に携わり、ひとり親の税負担を軽減する『寡婦控除』に未婚者を加える税制改正を実現させました」(自民党関係者)

 選択的夫婦別姓制度には「若い世代のために必要。子供の名前をどうするかなどの議論をしっかりすべき」との立場だが、岸田首相が呼びかけ人の推進議連には不参加。女性宮家創設に反対し、男系継承に固執する保守派の顔も併せ持つ。

■父親は資産家のお嬢さま

 東京・代々木生まれ。父親は飼料会社の経営者で、新宿にビルを所有する資産家。本人も中学から大学までを学習院で過ごし、卒業後は就職せず、2年ほど家事手伝い。78年に農水省のキャリア官僚だった洋治氏と見合い結婚した。

 地元・古河市の評判は「可もなく不可もなく」。むしろ「圏央道のインターを引っ張ってきた中村さんと違って、地元に何も実績を残していない」(市政関係者)と「不可」の声も目立つ。

「ただ、面倒見のいい親分肌の“肝っ玉母さん”のように振る舞うので、自民党の女性支援者には人気がある」(茨城県政関係者)

 タイに住む孫たちとオンラインで顔を合わせるのが、今の楽しみだ。

8290チバQ:2022/08/30(火) 15:31:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/777254aea51e53d2d4b425f7bcba77ac92157c60
小倉将信少子化担当相「刷新感」演出のための大抜擢 こども家庭庁“看板”発言で早速ケチをつける
8/26(金) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
地元よりも、青年局長として全国飛び回るのが好き(「妊婦体験」をする小倉将信青年局長=2021年)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#10

 小倉将信少子化担当相
 (東京・衆院4回・41歳)

【写真】難問山積の中でゴルフに興じコロナ感染…岸田首相の軽率さには呆れる

 ◇  ◇  ◇

 当選4回、41歳という若さで初入閣したが、期待されての「大抜擢」というわけではないようだ。

「小倉さんが所属する二階派が派閥として推したのは、“待機組”の谷公一さん(国家公安委員長で初入閣)と当選7回の小泉龍司さんだったそうです。ところが、岸田首相は安倍派や麻生派など主流派閥の“待機組”の起用を優先。すると『長老』ばかりになってしまった。誰か若手を起用しなければ刷新感を打ち出せないため、岸田首相は、二階派の小泉さんの入閣を“却下”し、小倉さんに目を付けたようです」(永田町関係者)

■経歴ピカピカ

 1981年、東京・多摩市生まれ。2004年に東大法学部卒業後、日銀に入行。09年にオックスフォード大学大学院を修了し、金融経済学修士号を取得。自民党が政権復帰した12年の衆院選で初当選して以降、連続4回当選。「二階派前会長の伊吹文明元衆院議長のお眼鏡にかない、政界進出を決めた」(政界事情通)という。21年秋に「総理への登竜門」とされる党青年局長に就いた。

■2度の離婚トラブル

 13年11月、テレ朝の島本真衣アナウンサーと結婚。翌年4月の披露宴には政界、芸能界から約500人が参加したド派手婚だったが、わずか1年で離婚に至った。週刊新潮によると、夫婦の新居マンションの同じフロアに小倉氏の母親の部屋があったことや、夫婦の旅行にまで母親が同行するような状態で、島本アナが精神的に参ってしまったことが原因だったという。21年には一般女性と再婚したが、既に結婚生活は破綻。今度は週刊文春に「超速離婚トラブル2回目」と報じられた。

 永田町では「何でもそつなくこなす」と評されているが、選挙区・町田市での評判はイマイチだ。

「青年局長として全国を飛び回る方が好きなようで、あまり地元で活動している様子がない。その割に、選挙になると町会の人たちを半ば無理やり応援に駆り出すそう。ウンザリしている人もいます」(地元関係者)

 少子化担当相としての手腕にもケチがつき始めている。小倉氏は15日の会見で来春発足の「こども家庭庁」に言及。「一つ具体的な話を紹介させていただく」と前置きした上で「こども家庭庁の看板を、大人が書くのではなくて子供に書いてもらったらどうか」とニコニコ顔で発言。ウケを狙ったのだろうが、SNSで〈下らないパフォーマンス〉〈真面目に考えてくれよ〉〈子供が看板を書くと、少子化にどう良く働くの?〉と批判が噴出した。

 少子化問題は喫緊の課題だが、具体案が「看板」とは……。“看板倒れ”に終わらなければいいが。

8291チバQ:2022/08/31(水) 17:39:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7ec625a372ce62a57bcc134f54a941c7202a61
統一教会とズブズブで安倍派は“悪の権化”呼ばわり 派閥議員からついに出始めた意外な声とは
8/30(火) 11:01配信

デイリー新潮
萩生田光一政調会長

 デイリー新潮は8月24日、「『安倍派』はどうなる? 『パンツ泥棒』騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ」の記事を配信した。


 ***

 安倍晋三元首相(享年67)が率い、自民党最大派閥として君臨する「清和政策研究会(清和会=安倍派)」の次期事務総長に、国会対策委員長の高木毅氏(66)が就任することが分かったという記事だった。

 翌25日に開かれた派閥総会で正式に決まり、新聞各紙を中心に「安倍派の人事」が報じられた。

 例えば、時事通信は同日、「安倍派副会長に岸信夫前防衛相 事務総長は高木毅氏」という記事を配信している。担当記者が言う。

「一般的に派閥の事務総長といえば、実質、派閥のナンバー2という位置づけです。つまり、『将来の自民党総裁候補』というわけなのですが、これに高木さんが選ばれたことで、安倍派内からも疑問の声が上がったのです」

 高木氏を事務総長に推挙したのは、森喜朗元首相(85)だったという。安倍派の会長代理を務める塩谷立氏(72)に意向を伝えたことで、新事務総長が誕生した。

 だが、この高木氏には致命的なスキャンダルがある。

 デイリー新潮は2015年10月、「【独占スクープ】1億総活躍『安倍内閣』だから『下着ドロボー』が『大臣』に出世した!」の記事を配信した。週刊新潮のスクープ記事を元に構成したものだ。

謎の新設ポスト
 8月24日の記事でも、他派閥の自民党議員が驚きの声を漏らしている。

《「清和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」》

 2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、週刊新潮は、高木氏が30代の頃、一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。

 表沙汰にならなかったのは、高木氏の父親が地元・福井県敦賀市の市長を務めていたから――という衝撃的な内容だった。

「パンツ泥棒の件はさておいても、高木さんの事務総長就任には疑問が残ります。なぜなら、高木さんは自民党の国対委員長です。国会運営のため野党と折衝する重要な役職。激務であることは言うまでもありません。派閥ナンバー2の事務総長との兼務など、不可能と言っても過言ではないのです」(同・記者)

 パンツ泥棒の過去に、国対委員長との兼務──内部からも疑問の声が出たのか、安倍派は「事務総長代理」のポストを新設した。

「この新設ポストに就いたのは、前総務会長の福田達夫氏(55)、元文部科学相の柴山昌彦氏(56)、参院国対委員長の野上浩太郎氏(55)の3人です。文字通り、高木事務総長をサポートしなさいということなのでしょう」(同・記者)

8292チバQ:2022/08/31(水) 17:40:03
統一教会との“癒着”
 とはいえ、事務総長代理というポストが設けられること自体、前代未聞だという。なぜ、そんなポストを新設しなければならなかったのか。

「森さんの指示に反対できなかった塩谷さんの弱さが露呈していると言えます。要するに塩谷さんは、“信念の政治家”ではないということでしょう。おまけに、その尻拭いのため、派閥が混乱している様子も伝わってきます」(同・記者)

 異例の人事はまだある。自民党政調会長の萩生田光一氏(58)だ。

「萩生田さんは安倍派の副会長就任が有力視されていましたが、蓋を開けてみると常任幹事という地味なポジションでした。統一教会(註)との関係を巡る報道が影響を与えたのは間違いありません。何しろ連日のようにワイドショーで取り上げられています。今、萩生田さんを重用するイメージを持たれるのは得策ではない、という判断でしょう」(同・記者)

 俗に「前門の虎、後門の狼」という。「前門の虎」が高木氏の過去や塩谷氏の弱腰ならば、「後門の狼」は統一教会の問題だ。特に安倍派は直撃を受けている。

 読売新聞オンラインが8月5日、「旧統一教会との関わりに自民苦慮…寄付・関与、安倍派に集中」という記事を配信したほどだ。

“悪の権化”
「萩生田さんを巡る報道が過熱しているのはご存知の通りですが、参議院議員の井上義行氏(59)は統一教会の賛同会員で、同じく参議院の北村経夫氏(67)や元防衛相の岸信夫氏(63)は選挙で協力を受けていたことを認めました。いわゆる“ズブズブの関係”です」(同・記者)

 統一教会と関係がある安倍派の議員は、まだまだ他にもいる。文科相の末松信介氏(66)はパーティー券を購入してもらい、元文科相の下村博文氏(68)は寄付を受けている。また下村氏は、統一教会が名称変更したときの担当大臣としても注目を集めた。

「安倍派と言えば、ついこの間までは自民党の最大派閥として存在感を発揮していました。ところが今や、党内では“悪の権化”という扱いです。実は安倍派は“二重構造”になっていて、岸信介(1896〜1987)、安倍晋太郎(1924〜1991)、両氏の流れと、福田赳夫氏(1905〜1995)の流れがあるのです」(同・記者)

 つまり安倍派の中には、「岸・安倍系」の議員と「福田系」の議員がいるということだ。

 岸元首相は、統一教会の教祖・文鮮明(1920〜2012)と共に国際勝共連合を結成した過去を持つ。

「岸・安倍系」の議員にとっては、“悪の権化”扱いも仕方ないかもしれない。だが、統一教会との関係が比較的薄い「福田系」の議員には、納得がいかない者もいるようだ。

「看板を降ろしたい」
「安倍派は9月29日に行われる安倍さんの国葬までは、一致団結することを確認しています。しかし、その後は相当な激震が起きても不思議ではないでしょう。何しろ、いわゆる福田系の議員からは『もう安倍派の看板を降ろしたい』、『安倍派の名前を捨てられるのなら、塩谷派でも何でも構わない』という声が出始めています」(同・記者)

註:現在の名称は「世界平和統一家庭連合」だが、本稿では「統一教会」とした。

デイリー新潮編集部

新潮社

8293チバQ:2022/09/03(土) 03:57:16
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_XIJYAN3VQZM3LDMGMPTQLPVW7U.html
逃げるな!岸田政権 家系が物語る驚くほど似た2人、岸田首相と林外相 父はいずれも通産官僚出身 「政界のプリンス」で評判よく、どぶ板選挙の経験なし
2022/09/02 06:30夕刊フジ

保守派の人々から、岸田文雄首相や林芳正外相は「官僚の言いなり」とか、「中国や韓国に弱腰」などと批判されている。私は必ずしもそう思わないのだが、批判も分からないでもない。

この2人は、驚くほど似たタイプの政治家だ。今春出版した拙著『家系図でわかる 日本の上流階級 この国を動かす「名家」「名門」のすべて』(清談社)で、両家のことを書いたので、出自や経歴から彼らの思考回路を分析してみよう。

岸田家と林家はともに、地元名門経済人で政治家も兼ねてきた。岸田家は東広島市の富農だったが、曾祖父が台湾で成功し、祖父の正記氏は京都帝国大学を出て衆院議員も務めた。林家は江戸時代から下関の豪商で、高祖父が代議士(のち貴族院議員)、祖父の佳介氏が東京帝国大学を出て衆院議員だった。

閨閥も第一級

そして、父である岸田文武氏と林義郎氏はいずれも通産官僚(現・経産官僚)から政治家になった。紳士として人望が厚かった。文武氏は中小企業庁長官まで勤めてから出馬し、早死にしたので大臣にはなっていないが、義郎氏は課長クラスで政界に転じたので当選回数を重ね、蔵相も経験している。

閨閥(けいばつ)も第一級で、岸田首相の妹は宮澤喜一元首相の弟、弘元法相の夫人だし、林外相の母親は宇部興産オーナー、俵田家の出身で、弟が木戸侯爵家(=木戸孝允の家)を嗣いでいる。

岸田首相は小学生時代に米国にいて早稲田大学政経学部卒。林外相は東京大学法学部から米国留学。それぞれ、銀行や民間企業で修業したのち父親の秘書となった。選挙地盤は安定しているので、厳しいどぶ板選挙の経験はない。

しかも、2人とも頭がいいので「政界のプリンス」として扱われ、聞き上手で自分の意見をあまり言わず、党内や各省庁とりまとめに重宝されてきた。だから、官僚の間での評判もすこぶるいい。

安倍氏と違い

ただ、問題は、安倍晋三元首相などと違って、政治家として何をやりたいのか、いま一つ分からない。人々を惹きつけるような政策を掲げることもなく、難局突破のために先頭に立って戦うわけでもない。日本が安定した環境にあるならそれでいいのだが、そこがまったく物足りない。

岸田派で経産省出身の小鑓隆史(こやり・たかし)参院議員は「2人とも機が熟したとみたら、果敢に決断し攻めていく人ですよ」という。原発政策の転換などヒットだと思うので、国政選挙のない「黄金の3年間」に、安倍氏の悲願である憲法改正を前進させるなど、大変革を実現してくれると期待したい。

■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書・共著に『家系図でわかる 日本の上流階級』(清談社)、『令和太閤記 寧々の戦国日記』(ワニブックス)、『安倍さんはなぜリベラルに憎まれたのか 地球儀を俯瞰した世界最高の政治家』(同)など多数。

8294チバQ:2022/09/03(土) 04:23:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d4dfeb7070f10b2f29f7b894ad9298312c5721
「叱責される、大変すぎる」出張同行嫌がる声も…西村康稔大臣の出張対応マニュアルに「お土産持ち人員・サラダ購入部隊を用意」
9/2(金) 20:21配信


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FNNプライムオンライン
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8月の内閣改造で経済産業大臣に就任した西村康稔氏(59)。経産省の職員が西村大臣の「出張時の注意点」と題した対応マニュアルを作っていたことがわかった。

【画像】出張帰りの弁当購入は、スタッフも二手にわかれて(出張時の様子など写真16枚)

視察先の名産品を購入 「お土産ロジ」の内容は
【取扱注意】と書かれたA4サイズ1枚のこの文書。出張時の場面を分類し、「車中」「お土産購入時」「帰宅時」それぞれの注意点が詳しく書かれていた。

そのひとつが「お土産購入ロジ」と題された項目。

2021年まで経済再生担当大臣を務めていた西村大臣。その時は視察で訪れた各地の名産品をお土産として購入し、SNSによく投稿していた。

マニュアルにある出張時のお土産購入の注意点を見ると「大臣は、お土産の購入量が非常に多いため、荷物持ち人員が必要。秘書官一人では持ちきれないため、東京駅の大臣車積み込みまで対応することが理想」

「また、お土産店を移動して買い物をすることも想定されるため、会計は一人ではなく複数人で対応できる体制が必要。(大臣はご自身で払おうとするが、会計には時間がかかるため事務方が瞬時に支払い(立替)にいくことが必要)」などと書かれている。

また「生ものを購入することもあるため、保冷剤の購入や移動車の冷房は必須」などと記されている。

試食し自ら支払い ”ジム通い”で食事にもこだわり
8月に福島県浪江町でお土産を選ぶ西村大臣の写真からも、背後からじっと見つめる職員が細心の注意を払っていることがうかがえる。

2年前、大分県豊後高田市を訪れた際の映像では、和菓子店に立ち寄り試食をすると…。

西村経済再生相(当時):
おいしいね、これ。ちょっと買って帰りましょうかね

店員:
ありがとうございます。お土産にちょっと?

西村経済再生相(当時):
買って帰りますよ

お土産用にと即決でお買い上げ。

西村経済再生相(当時):
お支払いしますよ。現金がいいですか?払います、払います、払います

確かに大臣が自ら財布を出し、支払いをしていた。

こだわりは、食事にも…。対応マニュアルの「帰宅時・駅構内での対応」では、こんな注意点が書かれていた。

「大臣は、夕食を購入するために駅構内を散策。弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応」

関係者によると、西村大臣は「体形維持のためにジム通いをしていて、サラダが好物。炭水化物は控えている」という。

さらに「出張での車の中での対応」として「西村大臣の五月雨(さみだれ)式の質問に答えられるよう体制の構築が必要」などとも記されている。

8295チバQ:2022/09/03(土) 04:24:03
2年で秘書官5人交代 西村大臣「過度に気を使う必要はない」
なぜ、このような対応マニュアルが作成されたのだろうか。

西村大臣が新型コロナ対策相を務めていた頃を知る内閣府の関係者からは、次のような声が出ている。

内閣府の関係者:
何度か出張に同行したが車内で叱責されて、なんとか理由をつくって同乗するのを避けていた

内閣府の関係者:
みんな出張の同行を嫌がっていた。秘書官が大変すぎるということで、特別に「大臣室長」というポストを2年前に初めて作った

西村氏の新型コロナ対策相時代は、2年間で秘書官が5人交代したという。

その一方で各地でお土産を買い、地方でお金を落とすことを評価する意見や、政府関係者からの「このくらいのマニュアルは普通です」との声も出ている。

経産省によると、この文書を作ったのは8月の福島出張に対応した職員だという。

FNNの取材に対し、経産省は「今後の出張の準備の参考になるよう、あくまで参考用の内部文書として自発的に作成したもの」と回答。「西村経産相からの指示は事務方として過度な負担とは認識していない」としている。

その上で、この文書について西村経産相から「過度に気を使う必要はなく、ましてやこのような文書を作成する必要もない」といった指示があったとしている。

(イット!9月2日放送より)

イット!

8296チバQ:2022/09/05(月) 07:14:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa76e41e2fd0afb97ece3d74686873d1afd67c6
入閣を果たした二人の「西村」のライバル関係 同期だが対照的な歩みとは
9/5(月) 5:56配信


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デイリー新潮
似て非なる二人

 このほど入閣した、二人の「西村」が微妙な緊張関係にあるという。西村康稔経済産業相(59)と、西村明宏環境相(62)のことだ。

 政治部デスクが言う。

「二人は初当選が2003年の同期で、同じ安倍派の所属。“ダブル西村”と呼ばれていますが、政治家としての歩みは対照的です」

 その端的な例が安倍晋三氏の死後の対応だ。銃撃事件が起きた7月8日、派閥の事務総長だった康稔氏は、すぐに大学病院に駆け付けた。その後は富ヶ谷の私邸で昭恵夫人らと弔問客に応対し、増上寺での通夜・葬儀では裏方を取り仕切った。

 閣僚経験者が振り返る。

「あの時、明宏さんは“またアイツが目立とうとしている”と、不快感をあらわにしていてね。今度も康稔さんが経産相で入閣すると聞くと、“事務総長なんだから後輩に回せばいいのに”と揶揄していたよ」

対照的な経歴
 3度目の入閣となった康稔氏に対し、明宏氏は今回が初入閣。二人のコントラストは経歴の面でも鮮明だ。

 康稔氏は兵庫県の出身で、東大ではボクシング部に所属。通産省から政界に転身し、当選回数は7回。義父の吹田あきら元自治相は安倍氏の祖父・岸信介元総理に師事し、地元で“国家老”と呼ばれるほどの人物だった。

 先の政治部デスクの解説。

「康稔さんが無所属の新人として立候補した00年の総選挙では、対抗馬に自民党の公認候補がいたのに、無役だった安倍氏がとある集会に駆け付けた。結果は落選でしたが、康稔さんには“この時から安倍氏と行動をともにしてきた”との自負があるようです」

 一方の明宏氏は福岡県出身。早大大学院を経て、三塚博元蔵相の秘書に。3度目の選挙で落選しており、当選回数は康稔氏より少ない6回に甘んじている。

「三塚氏は安倍氏の父・晋太郎元外相を支えた“四天王”の一人。当時、安倍氏は父親の秘書を務めており、その関係で明宏氏と親しくなったそうです。晋太郎氏の死後、三塚氏は安倍派の後継を巡って加藤六月元農林水産相と対立。その際、吹田氏は三塚氏ではなく加藤氏を支援しています」

発信力にも大きな差が
 それぞれ安倍氏と親交を深めながら、“義理のオヤジ”と“事務所のオヤジ”が対立していた二人。人間関係の築き方も対照的だ。

 安倍派の中堅議員が言う。

「自意識が強く、複数の会合をはしごすることが多い康稔さんは、議員仲間との会合でも構わず中座します。たまたま居合わせた安倍元総理が“もっといればいいのにねぇ”と寂しそうにしていたことも。一方の明宏さんは、支援者と広く浅く付き合う康稔さんとは対照的に“まずは飲みに行こう”と、これはと思う相手と深く付き合うのが特徴です」

 発信力にも大きな差が。

「康稔さんは新型コロナ対策担当相だった際に情報発信に努める一方、あまりの会見の多さにスタンドプレーとの批判を受けた。他方、明宏さんは会見が苦手で、官房副長官だった19年には反社会的勢力を“反社の皆さま”と呼んで物笑いのタネになりました」

 経産省と環境省の微妙な距離は「開発業者と市民団体の関係」にも例えられる。

「大臣就任直後、明宏氏は“環境を守ることは経済を回す足かせにはならない”と発言。康稔氏を意識した先制ジャブとみられています」(先の政治部デスク)

「週刊新潮」2022年9月1日号 掲載

新潮社

8297チバQ:2022/09/05(月) 07:18:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/47f64ae2b50cef6479931cd38f6f4e6ecec12651
河野デジタル相「勧告権」活用方針 他省庁に意見する強力な権利
9/4(日) 20:21配信
毎日新聞
河野太郎デジタル相

 河野太郎デジタル相は4日、行政のデジタル化についてデジタル庁が他省庁に意見を提出できる権利である「勧告権」を積極的に活用していく考えを示した。フジテレビの報道番組での発言。

 河野氏は「法律の権限としてあるのであれば積極的に使うのは当然だと思っている」と述べた。

 勧告権はデジタル整備に関するデジタル庁の指示に所管省庁が抵抗しても、発動されれば事実上従わざる得ないほどの強力な権利。ただ、昨年9月のデジタル庁発足以来一度も発動されていない。

 一方、河野氏はマイナンバーカードの普及で「マイナポイント」を付与する事業について、同番組で「若干、邪道なところがある」と述べた。「王道はマイナカードを持つことで生活が便利になることだ」とも発言した。

 マイナポイントは、マイナンバーカードの取得や預金口座の登録申し込みなどで最大2万円分のポイントがもらえる国の事業の「第2弾」が6月にスタートしている。【山口敦雄】

8298チバQ:2022/09/05(月) 07:26:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/39d2d167c8018b3340d13633e8b17282157b97c1
山際大臣“旧統一教会問題”こじらせで更迭論強まるも…岸田首相は切るも地獄、続けるも地獄
9/4(日) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
自民党アンケート結果公表ズレ込み
信頼失墜の元凶・山際経産相(右)に公明党はカンカン(C)日刊ゲンダイ

「縁切り宣言」を受けた“リトマス試験紙”が公表前からケチをつけた。2日が回答期限だった自民党の所属国会議員を対象にした旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)や関連団体との関係を尋ねるアンケート。曖昧表現など記述不十分が多く、再提出を求めたケースが続出し、結果公表は来週後半にズレ込みそうだ。その際、岸田首相はこの問題をこじらせている山際大志郎経済再生相をどう処遇するのか。注目が集まっている。


 ◇  ◇  ◇

 旧統一教会との関係について、山際大臣は内閣改造前にはシラを切り、留任決定後に公表。その後も、2016年にネパールでの関連団体のイベントに出席していたと報じられると「報道を見る限り、出席したと考えるのが自然だ」と他人事で、ナメた態度を公にさらした。

 連立パートナーの公明党は山際氏にカンカンだ。北側一雄副代表は1日の会見で「現職の大臣ですから会見の場は定期的にある。しっかり説明責任を果たしていただきたい」と注文をつけた。

 山際氏は2日の会見で、「週刊新潮」に秘書が信者の可能性があると報じられたことについて、「事務所のスタッフ全員に確認したが、当該宗教の信者は確認できなかった」と否定。しかし、山際氏と旧統一教会はかなり深い関係だったとみられ、火種はくすぶったままだ。

「自民党のアンケートは、祝電送付、インタビュー対応、会合出席、選挙支援など8項目に限定した不十分なものですが、それでも、山際大臣の付き合い方が突出していることが明らかになる可能性はある。また、公表後にアンケートに記載しなかった関係が判明することも十分あり得ます。山際問題は一向に収まりそうにありません」(政界関係者)

■与党内からも「山際大臣は持つのか」の声

 野党は山際問題にロックオン。定例会見では記者の追及が続き、公明党も厳しい視線を送る。与党内からは「山際大臣は持つのか」との声も上がっている。

「岸田首相が山際大臣を更迭すると“疑惑隠し”と言われかねない。かといって、残留すると厳しい追及が続いてしまう。引くも地獄、続けるも地獄です。もともと、山際大臣が旧統一教会との関係も明かさず、再任してしまったこともあり、岸田首相は被害者ヅラをしたい。山際大臣が自ら職を退いてもらうなら、それで構わないくらいに思っているのではないか」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 2日、公明党の山口代表と会談した岸田首相は、旧統一教会の問題などについて「心配をおかけしている」と陳謝。山際問題が片づかない限り、支持率は下がり続ける「無間地獄」の様相である。

8299チバQ:2022/09/05(月) 08:14:51
https://www.news-postseven.com/archives/20220902_1788804.html?DETAIL
国内
2022.09.02 07:00
週刊ポスト
池田勇人と宏池会 日本を高度経済成長に導いた「頭脳派集団」の実像

 時は1960年代──。前任の岸信介政権下での安保闘争で揺れる日本を「経済大国」へと押し上げたのが、総理大臣・池田勇人が率いる宏池会であった。その姿は令和の時代の“派閥”とは全く異なる。屈指のブレーンたちが集った最強政策集団の実像とは──。【前後編の前編】(文中一部敬称略)

 * * *
 岸田文雄・首相が率いる「宏池会」(岸田派)は自民党の保守本流と呼ばれる。創設者は池田勇人。「所得倍増計画」で日本の高度経済成長の礎を築いたことで知られる昭和の名宰相の1人だ。

 奇しくも、岸田氏の首相在任中に安倍晋三・元首相銃殺事件が起きたのと同様に、池田は総理大臣として浅沼稲次郎・日本社会党委員長刺殺事件という重大な政治テロ事件に直面した。だが、2人の取った対応は対照的だった。

 安倍氏の銃殺事件後に岸田内閣の支持率が急落しているのに対し、池田は事件処理に鮮やかな手腕を見せ、発足したばかりだった政権を安定軌道に乗せた。それを支えたのが池田のもとに集まった宏池会創成期の多彩な人材たちだ。

 池田が首相に就任した1960年は、前任の岸信介が進めた日米安保条約改定への反対運動の余燼がくすぶり、日本社会全体が左右対立で騒然としていた時代だ。

 総選挙を1か月後にひかえたその年の10月12日、「自民党苦戦」が伝えられる情勢のなか、日比谷公会堂で開かれた3党首立会演説会で社会党の浅沼委員長が右翼少年に刺される事件が起きた。池田もその場に同席していた。

 事件の一報を受けると、官邸は即座に動いた。池田の番記者を務め、浅沼事件の目撃者でもある山岸一平・元日本経済新聞専務の証言だ。

「午後3時に私の目の前で浅沼さんが刺された。病院に運ばれたが死亡が伝わると、ただちに自民党本部に日の丸と自民党旗に黒いリボンをつけた弔旗が翻った。当時は参院議員だった宮沢喜一さんが指示したものだ。

 そしてすぐに官房長官の大平正芳さん、前尾繁三郎さん(当時は自民党経理局長)、宮沢さんら池田側近が集まり、警視総監と警察庁長官を処分する方針を話し合ったが、警視総監は東京都知事、警察庁長官は国家公安委員会に任命権があるから内閣の判断では辞めさせられない。そこで、治安の最高責任者である山崎巌・自治大臣兼国家公安委員長を辞任させると決めた。浅沼さんが死んでわずか数時間後のことです」

 治安の最高責任者に即、責任を取らせたのだ。

 それだけではない。

 政府は5日後に臨時国会を召集し、池田自ら追悼演説を行なうことを決めた。その演説が歴史に残る追悼演説だった。山岸氏が続ける。

「池田さんは、〈沼(浅沼氏のこと)は演説百姓よ/よごれた服にボロカバン/今日は本所の公会堂/明日は京都の辻の寺〉という浅沼氏の農民運動時代の仲間の詩人(田所輝明)が作った詩を冒頭に読み上げて、民主主義の社会に暴力は一番いけない。こういう時に浅沼さんみたいに素晴らしい人を失ったのは日本としても日本国民としても大きな損失、悲しみだと追悼した。

 この名演説で池田内閣の評判が上がり、自民党は負けると思われた直後の総選挙で逆に議席を少し増やした。池田さんがそんなしゃれた演説をやれるわけがないと思っていたら、原案を書いたのは西日本新聞の記者出身で池田さんの総理秘書官だった伊藤昌哉氏(後に政治評論家)だった」

 選挙間近に起きたという状況も安倍氏銃殺事件と似ているが、岸田首相が警備責任者の処分をなかなか行なわず、追悼演説も人選が決まらずに延期されたのとは対応に決定的な差がある。

 池田のもとで浅沼事件の機敏な対応にあたった前尾、大平、宮沢はいずれも大蔵省出身の池田の後輩にあたる。池田がつくった「宏池会」はそうした大蔵省出身者を中心に、エコノミスト、有力財界人や秘書官の伊藤のようなマスコミ出身者など多彩な顔ぶれから構成される「最強の頭脳集団」だった。

8300チバQ:2022/09/05(月) 08:15:17
本当の「聞く力」
「寛容と忍耐」をスローガンに掲げた池田は安保改定の混乱を乗り切り、政治を安定させると、自主憲法制定を謳った岸政権時代の安全保障重視路線から「軽軍備・経済優先」へと政策を大転換させた。

 戦後日本の政党政治を専門とする福永文夫・獨協大学教授は、論文「派閥構造から見た宏池会」のなかで宏池会が保守本流と呼ばれる理由をこう書いている。

〈池田派は、(軍備・法制など体制をめぐる)ハードな争点は棚上げにして、安保体制下で、軽軍備、経済大国をめざした。戦後の「経済一流」国家日本の推進役を果たしたことから、「保守本流」と呼ばれ、自らも誇示してきた〉

 自民党の派閥は、領袖を総理・総裁に担ぎ上げることを目的につくられた。いわば権力闘争の実戦部隊という面が色濃い。
 宏池会も規約第1項で〈池田勇人氏の政治活動を支援する〉と謳っていた。だが、池田と派閥の議員やブレーンとの関係は、トップの指示で派内が結束して動く、後の田中(角栄)軍団とは大きく違っていた。福永教授が語る。

「宏池会では大平ら議員やブレーンが総理大臣としての池田をうまくコントロールしていた。池田は蔵相時代に『貧乏人は麦を食え』と失言するなど、岸と似た高姿勢なところがある政治家として知られ、その強硬姿勢が政権の行方に悪影響をもたらすことが心配されていた。そこで側近たちが池田を“教育”するために掲げたのが寛容と忍耐、低姿勢というスローガンです。

 寛容は宮沢、忍耐は大平が考えた言葉で、従来の強権的な政治ではなく、野党や国民との対話を重視して合意形成を図るとの意思表明でした。池田もそれを受け入れた。池田を岸亜流の政治家と見ていた当時の記者たちは、就任会見の池田のソフトな印象に面食らったそうです」

 池田は酒豪で知られ、性格は豪放磊落、側近の言いなりに動く人物ではない。議論好きで蔵相時代から秘書官だった大平や宮沢らと公用車のなかでも喧嘩腰で議論を戦わせたという。前出の山岸氏がこう振り返る。

「池田さんは気が短く、車の中で議論をしているうちに癇癪を起こして、『生意気を言うな、大平。降りろ!』と言い出すんだそうだ。売り言葉に買い言葉で大平さんや宮沢さんも『はい、降ります』と降りた。そうすると、翌日になって池田さんが『昨日はちょっとオレが言いすぎた。悪かった』と電話してくる。そういうことが何度もあったと大平さんや宮沢さんに聞かされた。

 それでも池田さんは、他人の話はよく聞く。だから側近たちは怒鳴られながらも、絶対聞いてくれるという信頼関係があった」

 まさに「聞く耳」を持った政治家だった。岸田首相の「聞く力」も池田のそうした姿勢をお手本にしているとされるが、一番の違いは、池田は意見を「聞く」だけではなく、側近やブレーンと議論を戦わせて政策を強力に実行していったことだ。

(後編に続く)

※週刊ポスト2022年9月9日号

8301チバQ:2022/09/06(火) 08:26:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/22035558f64c0048a036cbebae4d154f2bfe354d
「安倍派」結束維持に躍起 ‟ポスト安倍”不在…気運盛り上がらず
9/5(月) 10:10配信

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西日本新聞
自民党本部

 自民党の最大派閥、安倍派(清和政策研究会、97人)が、結束維持に躍起になっている。会長の安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、四分五裂の危機も取り沙汰される中、役職を新設してめぼしい中堅を取り込むなど、体制固めに苦心。ただ、肝心の後継会長選びは衆目の一致する「ポスト安倍」が不在とあって、機運は盛り上がらないままだ。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「安倍会長の遺志を継ぎ、心一つにして政治を進める」「政策集団としてしっかりまとまっていく」。最近の安倍派会合では冒頭、団結を呼びかける塩谷立会長代理のあいさつがお決まりになっている。旗頭を失い、遠心力が働く派内では「いつ脱会者が出てもおかしくない」(自民関係者)状況。派幹部らは、所属議員のわずかな動きにも神経をとがらせているという。

 岸田文雄首相が人事刷新に踏み切った後の8月下旬、安倍派は派内外の調整を担う要職の事務総長に高木毅国対委員長を決定。その下に、新たに事務総長代理のポストを設け、福田達夫前総務会長、柴山昌彦元文部科学相、野上浩太郎参院国対委員長の3人を充てて「きめ細かく連携を図る体制」(塩谷氏)を整えた。

 9月19日には、安倍氏と国家観や歴史観が近い専門家3人を講師に招いて研修会を開く予定で、派に属する意義を再確認してもらう狙いがあるという。

 とはいえ、こうした措置が即座に後継会長選出につながるかは見通せない。安倍氏は生前、派内の首相候補として、下村博文元文部科学相、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の4人の名を挙げていたが、頭一つ抜け出た人物はいない。

 さらに、後継レースを複雑にしているのが世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題だ。政調会長に起用するなど首相も期待を寄せる萩生田氏は、教団との関係の濃さが指摘され、足かせに。下村氏も、文部科学相だった際に申請された教団の名称変更問題が、尾を引いている。

 安倍派の方針は、安倍氏の国葬が執り行われる27日まで現在の集団指導体制を維持し、その後に関しては未定。派内には、求心力を高めるため新しいトップの下で秋の臨時国会を迎えるべきだとの意見がある一方で、「急ぎ過ぎると分裂の引き金になりかねない」(重鎮)として現状を保たざるを得ないとの見方も強い。中堅議員は「下手に動けば批判の的になる。誰も、動くに動けない状態だ」と解説する。 (御厨尚陽)

8302チバQ:2022/09/08(木) 08:26:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/589e7e9980c59491eddfb684ba3a4cbc64966a82
菅前首相、動き活発化…首相周辺からは「非主流派の軸になりかねない」
9/8(木) 6:44配信

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読売新聞オンライン
国葬で弔辞 地方での情報発信
安倍元首相が銃撃された現場に向かって手を合わせる菅前首相(右端)(7日、奈良市で)

 自民党の菅前首相が動きを活発化させている。岸田首相と一定の距離を置きつつ、安倍晋三・元首相に近い議員や二階俊博・元幹事長ら非主流派と良好な関係を保ち、地方での情報発信に熱心だ。首相周辺は菅氏の動向を注視している。

 菅氏は7日、安倍氏が銃撃されて死亡した奈良市の近鉄大和西大寺駅前の現場を事件後初めて訪れ、静かに手を合わせた。

 記者団には、「胸中差し迫るものがあった。本当に無念で残念で悲しい気持ちでいっぱいだ」と述べた。27日の安倍氏の国葬(国葬儀)で「友人代表」として読む弔辞については、「感謝をお伝えしたい」と語った。

 菅氏の弔辞は遺族の意向によるもので、首相が5日に菅氏と面会し、直接依頼した。国葬で弔辞を読むのは、首相ら三権の長以外では菅氏だけだ。首相には、萩生田政調会長ら安倍派の議員とも親しい菅氏であれば、党内で異論は出ないとの読みがあったとされる。

 菅氏の退陣後も、菅氏に近い無派閥衆院議員のグループ「ガネーシャの会」と、菅氏を慕う無派閥参院議員のグループは活動を継続しており、菅氏の党内での存在感は大きい。

(写真:読売新聞)

 今月1日には、二階氏や森山裕選挙対策委員長と会食し、変わらぬ親密さを示した。麻生副総裁や茂木幹事長とも定期的に食事し、意見を交わしている。

 首相も菅氏に配慮を示し、たびたび菅氏のもとに足を運んでいる。8月10日の内閣改造・党役員人事では、菅氏を副総理など要職に充てる案も検討された。結局、菅氏の起用は実現しなかったが、首相は菅氏に近い河野デジタル相や森山氏を処遇した。

 ただ、菅氏は首相との距離を縮めようとはしていない。周囲には、改造時期について「これほど早くやる必要はなかった」と漏らし、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の問題を巡っても、「対応が中途半端だ」と手厳しい。

 菅氏は安倍氏の事件を受け、党内の有志議員による勉強会の発足を見送ったが、首相時代に力を入れた政策の推進には余念がない。8月18日には山梨県、24日には北海道を訪れ、農林水産品の海外輸出や脱炭素社会をアピールした。

 当面は地方視察などに専念する構えだが、党内では勉強会の構想はいずれ復活すると見る向きがある。首相周辺は「内閣支持率が徐々に下がる中、勉強会の動きが出れば、非主流派の結集軸になりかねない」と警戒感を示している。

8303チバQ:2022/09/08(木) 17:49:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/56aef8d25d6759ef9d5f2b338b36567ab65f9f60
選挙支援依頼は井上、斎藤氏と自民幹事長
9/8(木) 17:20配信

共同通信
 自民党の茂木幹事長は調査結果について、旧統一教会や関連団体へ選挙支援を依頼するなどしたのは、斎藤洋明衆院議員と井上義行参院議員の2人だと明らかにした。

8304名無しさん:2022/09/08(木) 21:16:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7888df95c4fc9f178734e2aa2eed05270bb8895
自民党が氏名公表した旧統一教会と関与のあった議員一覧
9/8(木) 19:41配信


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スポーツ報知
 自民党が氏名公表した旧統一教会と関係していた議員一覧

 ◆関連団体含め、会合への出席「議員本人出席で挨拶あり」

 【衆院議員】

 逢沢一郎/赤沢亮正/東国幹/池田佳隆/石橋林太郎/石原宏高/石原正敬/伊東良孝/稲田朋美/井林辰憲/井原巧/大岡敏孝/尾崎正直/小田原潔/鬼木誠/菅家一郎/神田憲次/北村誠吾/工藤彰三/熊田裕通/国場幸之助/小寺裕雄/小林茂樹/小林鷹之/小林史明/坂井学/佐々木紀/柴山昌彦/島尻安伊子/鈴木馨祐/関芳弘/高木宏壽/高鳥修一/高見康裕/武田良太/武村展英/谷川とむ/田野瀬太道/田畑裕明/塚田一郎/土田慎/土井亨/中川貴元/中川郁子/中曽根康隆/中西健治/中根一幸/中野英幸/中村裕之/中山展宏/西野太亮/萩生田光一/鳩山二郎/平井卓也/深沢陽一/古川康/細田健一/宮内秀樹/宮崎政久/宮沢博行/務台俊介/宗清皇一/村井英樹/盛山正仁/保岡宏武/柳本顕/山際大志郎/山田賢司/山本朋広/若林健太

 【参議院】

 青木一彦/生稲晃子/石井浩郎/井上義行/猪口邦子/上野通子/臼井正一/江島潔/加田裕之/加藤明良/北村経夫/古賀友一郎/小鑓(こやり)隆史/桜井充/佐藤啓/高橋克法/豊田俊郎/永井学/船橋利実/星北斗/舞立昇治/三宅伸吾/森屋宏/山本順三/若林洋平/渡辺猛之

 ◆統一教会関連団体の会合への出席。議員本人出席で講演

 【衆議院】

 赤沢亮正/甘利明/石破茂/伊東良孝/大岡敏孝/小田原潔/北村誠吾/木原稔/佐々木紀/谷川とむ/中谷真一/中山展宏/古川康/宮沢博行/務台俊介/山際大志郎/義家弘介

 【参議院】

 井上義行/猪口邦子/衛藤晟一

 「旧統一教会主催の会合への出席」

 【衆議院】

 逢沢一郎/上杉謙太郎/木村次郎/柴山昌彦/萩生田光一/穂坂泰

 【参議院】

 磯崎仁彦/井上義行/三宅伸吾/森まさこ

 ◆旧統一教会及び関連団体に対する会費類の支出」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員

 【衆議院】

 青山周平/池田佳隆/伊藤信太郎/伊東良孝/井上信治/上野賢一郎/大岡敏孝/奥野信亮/小田原潔/鬼木誠/加藤勝信/神田憲次/木村次郎/高木啓/高木宏壽/武田良太/田畑裕明/寺田稔/中川郁子/萩生田光一/平井卓也/平沢勝栄/松本洋平

 【参議院】

 上野通子

 ◆旧統一教会及び関連団体からの寄付やパーティー収入で寄付もしくはパーティー収入有り」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員

 石破茂/下村博文/高木宏壽/山本朋広

 ◆選挙におけるボランティア支援

 【衆議院】

 岸信夫/木村次郎/熊田裕通/斎藤洋明/坂井学/高鳥修一/田畑裕明/田野瀬太道/中川貴元/中村裕之/深沢陽一/萩生田光一/星野剛士/若林健太

 【参議院】

北村経夫/小鑓(こやり)隆史/船橋利実

 ◆旧統一教会及び関連団体への選挙支援の依頼、及び組織的支援、動員などの受け入れ

 【衆議院】

 斎藤洋明

 【参議院】

 井上義行

8305チバQ:2022/09/12(月) 07:44:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/c799a2f2e92fd72fad613cbaff273ab451b3dfa7
低所得者狙うも首相〝鬼門〟の現金支給 5万円給付
9/9(金) 21:16配信


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産経新聞
閣議に臨む岸田文雄首相=9日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

政府が9日に決定した住民税非課税世帯に1世帯当たり5万円を給付する物価高対策が賛否両論を呼んでいる。生活必需品の値上げの影響を受けやすい低所得者を支援する狙いだが、物価高の影響は幅広い国民に広がっているのにもかかわらず、支給対象が一部世帯に限られているため、与党内から「かえってマイナスだ」との批判が出始めた。政府は10月に改めて総合経済対策をまとめる方針だが、首相の対応次第では批判が強まるおそれがある。

【グラフでみる】一律給付金、何に使った?

「生活必需品の物価上昇によって、特に低所得世帯で大きな影響が出ている」

岸田文雄首相は9日、官邸で開いた「物価・賃金・生活総合対策本部」で強調した。

低所得世帯は収入に占める電気やガスなど公共料金や食費の割合が高いとされる。現金支給の対象である住民税非課税世帯には年金受給者も多く、政府は個別の要請を待たずにプッシュ型で支援する考えだ。

政府が先の参院選前に、電気料金高騰対策として打ち出した2千円分のポイントを付与する「節電ポイント」事業は、エアコンの使用控えなどで熱中症を招きかねないと批判を浴びた。

政府高官は「節電ポイントでは広く薄く支給しようとして批判を浴びた。5万円支給は困っている層をピンポイントで支援できる」と説明する。

ただ、与野党からは効果を疑問視する声が出ている。

「(支給対象が)住民税非課税世帯だけで、果たして十分といえるのか」。立憲民主党の泉健太代表は8日、国会内で記者団にこう強調した。

自民の中堅議員も「高齢者へのバラマキとみられる」と指摘。積極財政派の若手議員は「対象を絞るには支給額が小さすぎるし、全国民が影響を受けているのに、線引きするのは不公平だ」と批判する。

政権にとって現金給付は〝鬼門〟だ。

昨年末には18歳以下を対象にした10万円相当の給付をめぐり、政府は当初、現金とクーポンをそれぞれ5万円ずつ配る方針を示したが、自治体から批判が上がり、最終的に大半が現金の一括10万円給付になった。今春にも政府・与党内で年金受給者に対する5千円の給付が浮上したが、反対意見が相次ぎ、撤回に追い込まれた。

首相は党政調会長時代の令和2年4月、新型コロナウイルス対策として生活困窮世帯に30万円を給付する案をまとめたが、公明党などの働きかけで、政府は全国民への一律10万円給付に方針転換した。政府関係者は今回の5万円給付について「首相官邸内にも異論があった」と打ち明ける。

首相は経済情勢の変化に対応するため、10月に総合経済対策を策定する考えだ。円安の進行などで物価高は当面続くとみられており、党内からは大型の財政出動を求める声が強まる可能性もある。(今仲信博、沢田大典)

8306チバQ:2022/09/14(水) 17:15:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8161ab95d350f20cfdf9a114319fe2de6603405
窮地の岸田首相の次は「茂木敏充」ただ一人、安倍派没落の今見えた総理への道
9/14(水) 6:01配信



 支持率低下で窮地に追い込まれつつある岸田文雄首相。永田町では早くも「ポスト岸田」を占う動きが強まるが、現状の筆頭候補は茂木敏充自民党幹事長だ。ライバル候補者の現状分析とともに、茂木氏の眼前に「総理への道」が開きつつある理由を解説しよう。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 国葬反対に統一教会問題… 岸田首相に吹き荒れる逆風

 安倍晋三元首相の国葬に対して高まる「反対」の世論に加え、相次ぐ自民党議員と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関係発覚により、岸田文雄首相が逆風に立たされている。主要メディアの世論調査では支持率が急落し、気の早い永田町では「ポスト岸田」を模索する動きも見られるようになった。「信頼と共感」をうたう首相への期待はこのまま萎むことになるのか――。

 岸田政権の支持率は軒並み下落している。毎日新聞と社会調査研究センターの調査(8月20、21日)によると、内閣支持率は36%で前回調査(7月)から16ポイント下落し、昨秋の政権発足以降最低となった。不支持率は54%で17ポイントも増加している。

 同じ時期の産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の調査では支持率が54.3%だったものの、前回の7月調査時からは8.1ポイント下落。不支持率は9.4ポイント増の40.3%と急上昇している。

 下落傾向は9月に入っても顕著で、JNNの世論調査(9月3、4日)では支持率が48.1%と8月から9.4ポイント下落。不支持率は同9.0ポイント増の48.3%で、政権発足後初めて「不支持」が「支持」を上回った。

 危機感を強める岸田政権は、新型コロナウイルス対策として従来の「全数把握」見直しをはじめ数々の緩和策を打ち出し、社会経済活動との両立で景気回復を目指している。

 しかし、9月8日に自民党が発表した党所属国会議員379人と旧統一教会との関係についてのアンケート結果によれば、何らかの接点があったのは179人に上っていた。今後の関係断絶を強調するものの、多数の議員が選挙などの際に支援を受けていたことには国民から厳しい視線が送られている。

 今夏の参議院選挙で勝利し、今後3年間は大型選挙がない「黄金の3年」を獲得したはずの岸田首相だが、先行きは険しいものといえる。全国紙のある政治部記者は「このまま支持率下落に歯止めがかからなければ、来年4月の実施で調整中の統一地方選挙で自民党候補が苦戦する可能性があります。もしそうなれば『もう岸田自民党では戦えない』として、岸田下ろしに発展するかもしれません」と指摘する。

 では、岸田氏に代わり得る次期首相候補は誰がいるのか。別のベテラン記者がその筆頭に名を挙げるのは茂木敏充自民党幹事長である。

 ライバル候補者の現状を分析すると、茂木氏の眼前に「総理への道」が開きつつある理由がよく分かる。本人の資質やまだ足りていない能力などとともに解説していこう。

● 「ポスト岸田は茂木氏」の見方が 強まるのが無理もない理由

 「自分より下の人間に無関心」などと厳しい声も向けられる茂木氏だが、類いまれな頭脳で政策立案能力に長けていることは永田町で誰もが認めるところ。茂木派(平成研究会)の中堅議員は、茂木氏の人物像をこう打ち明ける。

 「パワハラ体質と言われることがあるのは、やっかみ半分のところもあります。上から投げられた達成困難なボールを打ち返すことに情熱を燃やす一方、安倍元首相のようなずるさはなく、身の回りの人間関係などの雑多なことにまったく興味がない。冷たい印象を与えるとすれば、これが原因でしょう」

 岸田政権の発足後は高市早苗前自民党政務調査会長と摩擦が生じていたものの、8月の内閣改造・自民党役員人事で萩生田光一氏が政調会長に就任。党幹部同士の意思疎通は飛躍的にスムーズとなった。

 自民党第2勢力の茂木派をけん引する茂木氏は、麻生太郎自民党副総裁や岸田首相からの信頼も厚い。第3派閥の麻生派(志公会)、第4派閥の岸田派(宏池会)と共に「主流3派」を構成しており、将来の自民党総裁選出馬に強い意欲を示している。

 安倍元首相が死去し、事実上の総裁選候補者となる派閥会長がなおも決められない最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の状況をにらめば、「ポスト岸田は茂木氏」という見方が強まるのは無理もない。

8307チバQ:2022/09/14(水) 17:15:54
● 「本命・茂木」の対抗馬となり得る 3人の候補者の現状を分析すると…

 確かに主流3派に加え、安倍派の一部が乗る形になれば、次期総裁選レースは茂木氏の一択となり得る。対抗馬として可能性があるのは高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル担当相、そして萩生田政調会長の3人だ。

 ただ、岸田氏は前回の総裁選で戦った高市、河野両氏を閣内に“封印”することに成功している。それぞれ政調会長と広報本部長だった時代は党幹部の立場から岸田政権に注文をつけることが可能だった。しかし、閣僚となれば岸田首相と路線が異なる主張はしにくい。

 高市氏は最大の後ろ盾だった安倍氏を失い、河野氏は所属する麻生派の麻生氏や甘利明元幹事長らの全面支援が確約されていないなど、次期総裁選に向けた不安も抱える。昨年の総裁選で岸田氏を追い詰めたような戦い方はもうできないとの読みが党内に広がる。

 一方、萩生田政調会長は、安倍派の後継会長候補として「ポスト岸田」の有力な選択肢となり得る。無派閥議員を中心に求心力が衰えない菅義偉前首相と共闘すれば、保守派の新たなスターとして茂木氏の最大のライバルになるだろう。

 しかし、現状の安倍派は後継会長を決められず、集団指導体制が続いている。安倍派には現在、西村康稔経済産業相や下村博文元文部科学相、世耕弘成参院幹事長ら有力議員が存在する、その中で強引に派閥領袖の座を獲得すれば、派内に大きなしこりが残り、総裁選対応で一枚岩になれない可能性もささやかれる。

 まずは「ポスト安倍」となれるか否かが鍵になる。これまで原子力発電所の再稼働に向けて剛腕を発揮してきた萩生田氏に、筆者は期待していた部分もあった。しかし、現実問題として最長5年は静かにしていなくてはならないのではないか。

 政権交代可能なまともな野党が存在しない日本の政界の中で、現実的な解を見つけていかなくてはならない。

● 実務能力・交渉能力に秀でた茂木氏 足りない要素とは?

 派閥の掌握については、茂木氏に大きな壁は見られない。唯一あるのは、党参院側に隠然たる影響力を持つとされる青木幹雄元参院議員会長との険悪な関係くらいだ。

 「青木氏はいまだに幹事長としても、派閥会長としても茂木氏を認めておらず、引きずり下ろしたいようだ」(自民党ベテラン)との声は聞こえる。ただ、党の巨額資金や選挙公認権を握り、現職の幹事長として権勢を振るう今の茂木氏からすれば、大きな障害にはならないとの見方が強い。

 筆者が関係者への取材を通して分かってきたのは、茂木氏が通商交渉において発揮してきた能力は、凡百の政治家より極めて高いということだ。

 しかしこれは、以前には安倍氏、そして今は麻生氏という「上司」がいて発揮してきた実務能力、交渉能力だ。その茂木氏に足りないのはリーダーシップであろう。

 これまでの茂木氏の書籍を読むと「優秀な課題解決法」は並べてあるが、リーダーに必要な「課題発見能力」については少し物足りないと言わざるを得ない。

 この弱点を茂木氏が克服したとき、総理大臣への道が見えていくのだろう。岸田首相が迷走を始めた今、日本の命運はこの男にかかっている。

小倉健一

8308チバQ:2022/09/14(水) 17:25:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/989095c637306c9cbb349ccc4d2956bdd5db6ee9
「入閣は次でいい」森喜朗、青木幹雄らとの会食で岸田首相が頭を下げたドンの言葉《茂木交代も主張》
9/14(水) 11:12配信


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文春オンライン
 月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「赤坂太郎」。2022年10月号「死せる晋三、生ける岸田を惑わす」より一部を転載します。

◆◆◆

麻生が口にした「何かと色々あるでしょうから」
岸田首相 ©共同通信社

 元首相の安倍晋三が暗殺されてから2カ月。目の上のたんこぶが消えたことで、首相の岸田文雄のことを誰もが「強運の男」と考えた。だが、禍福はあざなえる縄の如し。安倍急逝にともなう統一教会スキャンダルの噴出や国葬問題により、内閣支持率の低下に歯止めがかからない。

 岸田の誤算は、内閣改造人事から始まった。

「私が伺うべきところ、ご足労をおかけします」。内閣改造の前倒しを表明した直後、岸田が真っ先に公邸に招いたのは自民党副総裁の麻生太郎だった。改造4日前の8月6日、岸田は麻生と約1時間会談した。周辺によると、麻生は自派に所属する財務相の鈴木俊一と経済再生担当相の山際大志郎の続投を進言。それを受けた岸田は、河野太郎の再入閣を提案した。麻生はこれを受け入れたうえで「もう一つ。うちの永岡桂子もお願いしたい。何かと色々あるでしょうから」と付け加えた。

 麻生が言及した「色々ある」事情の一つが前地方創生担当相の野田聖子の問題だった。最高裁は8月8日、野田の夫が過去に暴力団員だったと報じた週刊誌に損害賠償請求を求めた野田側の上告を棄却。記事の真実相当性を認めた東京高裁の判決が確定した。野田は最後まで岸田に「週刊誌報道は間違い」と直談判した。だが岸田は事前に最高裁で上告棄却されると報告を受けており、この火種はうまく消せた。

 もうひとつの火種は統一教会問題である。宗教法人を預かる文部科学相は自民党が政権奪還した2012年以降、下村博文、馳浩、松野博一、柴山昌彦、萩生田光一、末松信介と、歴代のほぼ全員が清和会(安倍派)出身者で占められている。とりわけ下村には教団の名称変更を容認した疑惑がある。清和会と統一教会の黒い線をいかに消すか。岸田は永岡を起用するという麻生の提案を受け入れた。結果的に麻生派の閣僚は改造前の3人から4人に増えた。

「萩生田を頼って欲しい」と語っていた安倍
 岸田は麻生への気配りを欠かさない。その約1か月前の7月6日。日本青年会議所(JC)は麻生太郎の長男、将豊を来年1月から次期会頭にすると内定した。親子2代でJC会頭に就く稀有な人事。今期限りでの太郎の引退も囁かれる中、将豊は父の地盤を継ぎ、その血筋から小泉進次郎、福田達夫のライバルになるとも目される。7月16日には岸田は横浜市内で開かれたJCのセミナー会合に出席し、JC会頭の中島土と「新しい資本主義実現に向かってJCが果たすべき役割」について対談。岸田は将豊の顔を立てた。

 岸田は統一教会の火消しはうまく行ったと踏んだが、そうは問屋が卸さなかった。新閣僚のうち、厚労相の加藤勝信、総務相の寺田稔、そして留任した山際などに統一教会との関係が発覚。統一教会問題よりも、「大宏池会」を睨んで麻生への配慮にばかり目が行っていた岸田の甘さが出た格好だ。

 岸田には、安倍亡き後の清和会という懸念材料もある。最大派閥ながらこれといった人材なき烏合の衆――そこで内紛が始まったら、政権を揺るがしかねない。まず岸田が接触したのは前経済産業相の萩生田光一だった。

8309チバQ:2022/09/14(水) 17:25:54
「留任か党役員か。どちらにしても受けてほしい」。内閣改造3日前の8月7日、公邸に裏側から入った萩生田に、岸田はこう告げた。萩生田を党に、西村康稔を閣内に置き、官房長官の松野博一、国会対策委員長の高木毅、参院幹事長の世耕弘成は続投させるというのが岸田の戦略だった。安倍は生前「萩生田を頼って欲しい」との言葉を岸田に残していた。対外的には派内で期待するリーダーとしてこの「五人衆」を挙げた安倍だが、意中の後継者は萩生田だった。

 だが、萩生田を頼ろうとした岸田の戦略は裏目に出る。参院選期間中、新人候補の生稲晃子を伴い統一教会の関連施設を訪れ応援を依頼していたことが判明。萩生田は猛批判に晒され、逆に政権の足を引っ張る存在となった。岸田は清和会のドンにも手をのばす。
岸田が森に「誰を考慮すべきでしょうか」
 8月3日。岸田はオークラ東京の日本料理屋「山里」で森、青木幹雄と会食。前選対委員長の遠藤利明と組織運動本部長の小渕優子も同席した。この会食は森の誘いによるものだった。昨年、幹事長に茂木敏充を起用したことで悪化した岸田と青木との関係修復が狙いだった。改造を控え、岸田が森に「誰を考慮すべきでしょうか」と問うたところ、森もまた萩生田、西村、松野、世耕、高木の五人衆の名前を挙げた。森はその席で茂木の交代も主張した。だが、岸田は青木の手前、茂木の話題は避けた。

 一方、青木も岸田には礼を言わねばならない事情があった。この日召集された臨時国会で、新しい参院議長に元厚労相の尾辻秀久が選出された。青木の薫陶を受けた尾辻は議長候補に何度も挙がったが、安倍との不仲から見送られてきた。安倍と石破茂が立候補した2018年の自民党総裁選で石破の選対本部長を務めたのが尾辻だ。だが石破支持の青木に対し、茂木は派内の衆院議員を安倍支持でまとめ、茂木と青木は決定的に対立した。その尾辻が三権の長となったことで、青木は岸田に感謝をしていた。

 青木は「一番の民主主義は選挙ではなく、話し合いだ」と、盟友の竹下登の口癖だった「和」の必要性を岸田に説いた。「焦らずじっくりでいいからしっかりやりなさい」と政権運営について助言すると、岸田も黙って頭を下げた。小渕の後見役である青木は「(小渕の)入閣は次でいい」とも伝えた。傍らの森も頷いた。だがこの後、森をめぐるきな臭い動きが顕在化する。(文中敬称略)



 赤坂太郎 「死せる晋三、生ける岸田を惑わす」 全文は、「文藝春秋」2022年10月号と「文藝春秋digital」にてお読みいただけます。

「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2022年10月号

8310とはずがたり:2022/09/20(火) 20:32:12
https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1558305080981729280
鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama
@hatoyamayukio
同期の村上誠一郎議員から電話があった。安倍元総理の国葬はおかしいと思うが永田町では面と向かっておかしいと言う議員がいないと。それでキャンペーンを張ろうと思うが名前を貸してくれと。もちろん喜んでと答えた。国民の大半が反対している国葬になぜ自民党は沈黙するのか。それでも国民の議員か。
午後1:10 ・ 2022年8月13日

安倍氏国葬を欠席へ 自民・村上氏
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092000842&amp;g=pol
2022年09月20日17時56分

 自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は20日、安倍晋三元首相の国葬について「最初から反対だし、出るつもりもない」と述べ、欠席する考えを明らかにした。安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。

8311チバQ:2022/09/21(水) 07:13:25

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220920X011.html
安倍氏国葬を欠席へ=自民・村上氏
2022/09/20 17:55時事通信

 自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は20日、安倍晋三元首相の国葬について「最初から反対だし、出るつもりもない」と述べ、欠席する考えを明らかにした。安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。

8312チバQ:2022/09/22(木) 18:48:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/afe87c20aa1f213042a705e01c20fb20ea81da50
「安倍印」の官邸官僚が次々に外され…ついに霞が関にも「安倍時代の終わり」が訪れた
9/22(木) 7:32配信


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現代ビジネス
「第2の島田問題になる」
photo by iStock

 外務省ナンバー2の鈴木浩外務審議官('85年入省)が退き、後任に小野啓一経済局長('88年同)が就いた。

【画像】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

 故・安倍晋三元首相の首相秘書官を7年半務めた鈴木氏の去就は、霞が関で大きな注目を集めていた。安倍氏の生前から「第2の島田問題に発展しかねない」と見られていたためだ。

 島田問題とは今年7月、第2次安倍政権下で首相秘書官を6年半務めた島田和久防衛事務次官が退任した一件。安倍氏は島田氏の続投を要求したが、岸田官邸は「次官は一期2年」との原則論を盾に交代させ、安倍氏の怒りを買った。

鈴木氏の今後は…
 鈴木氏もまた、安倍氏の官房長官時代から秘書官を務め、第1次安倍内閣でも内閣副広報官を歴任した「安倍印」の官邸官僚だ。延べ9年にわたって安倍氏に仕え、外務審議官として'20年7月に首相官邸から外務省へ戻った。局長を経ずに次官級の審議官に就任するのは極めて異例だ。

 今年6月にドイツで開かれたG7サミットでは、岸田首相の補佐役として首脳宣言の取りまとめに奔走した。来年5月には首相のお膝元の広島でサミットが開催されることから、省内では鈴木氏の留任説も出ていた。

 だが安倍氏が凶弾に倒れた直後の人事で、鈴木氏も退任し大臣官房付となった。今後は大使に転出するとの見方が強いが、「鈴木氏は安倍カラーが強すぎて、花形の米国大使で遇されることはない。おそらく英国あたりだろう」(外務省キャリア)と言われる。

 霞が関にも「安倍時代の終焉」が訪れている。

 「週刊現代」2022年9月17日号より

8313チバQ:2022/09/22(木) 18:58:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/afe87c20aa1f213042a705e01c20fb20ea81da50
「安倍印」の官邸官僚が次々に外され…ついに霞が関にも「安倍時代の終わり」が訪れた
9/22(木) 7:32配信


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現代ビジネス
「第2の島田問題になる」
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 外務省ナンバー2の鈴木浩外務審議官('85年入省)が退き、後任に小野啓一経済局長('88年同)が就いた。

【画像】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

 故・安倍晋三元首相の首相秘書官を7年半務めた鈴木氏の去就は、霞が関で大きな注目を集めていた。安倍氏の生前から「第2の島田問題に発展しかねない」と見られていたためだ。

 島田問題とは今年7月、第2次安倍政権下で首相秘書官を6年半務めた島田和久防衛事務次官が退任した一件。安倍氏は島田氏の続投を要求したが、岸田官邸は「次官は一期2年」との原則論を盾に交代させ、安倍氏の怒りを買った。

鈴木氏の今後は…
 鈴木氏もまた、安倍氏の官房長官時代から秘書官を務め、第1次安倍内閣でも内閣副広報官を歴任した「安倍印」の官邸官僚だ。延べ9年にわたって安倍氏に仕え、外務審議官として'20年7月に首相官邸から外務省へ戻った。局長を経ずに次官級の審議官に就任するのは極めて異例だ。

 今年6月にドイツで開かれたG7サミットでは、岸田首相の補佐役として首脳宣言の取りまとめに奔走した。来年5月には首相のお膝元の広島でサミットが開催されることから、省内では鈴木氏の留任説も出ていた。

 だが安倍氏が凶弾に倒れた直後の人事で、鈴木氏も退任し大臣官房付となった。今後は大使に転出するとの見方が強いが、「鈴木氏は安倍カラーが強すぎて、花形の米国大使で遇されることはない。おそらく英国あたりだろう」(外務省キャリア)と言われる。

 霞が関にも「安倍時代の終焉」が訪れている。

 「週刊現代」2022年9月17日号より

8314チバQ:2022/09/22(木) 19:42:44
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220919-567-OYT1T50093.html
自民安倍派、銃撃事件後初の研修会…塩谷会長代理「遺志継いで結果出す」と結束呼びかけ
2022/09/19 18:44読売新聞

自民安倍派、銃撃事件後初の研修会…塩谷会長代理「遺志継いで結果出す」と結束呼びかけ

自民党安倍派の研修会であいさつをする塩谷立・会長代理(19日午後、東京都内で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党安倍派(清和政策研究会)は19日、安倍晋三・元首相が銃撃を受けて死亡して以降、初めてとなる研修会を東京都内のホテルで開いた。安倍氏が取り組んだ経済政策「アベノミクス」や外交・安全保障政策などについて学んだ。

 研修会の冒頭、安倍氏への黙とうが行われ、安倍氏の遺影に使われた写真が配布された。塩谷立・会長代理はあいさつで「安倍氏が取り組んだ政策課題、遺志を継いで結果を出すことが目的だ。そのために結束してもらいたい」と呼びかけた。27日に行われる安倍氏の国葬(国葬儀)を巡り、参院安倍派会長の世耕弘成・参院幹事長は「民主的な選挙に勝ち、憲政史上最も長く首相を務めた。その地位に対する敬意としての国葬だ」と意義を強調した。

 一方派閥では、幹部を含めた多くが「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との接点を持っていたことが判明している。塩谷氏は、「何が問題で反社会的とはどういうことか明らかにし、断絶をしなければならない」と述べた上で、被害者救済を進める考えを示した。

 研修会では、ジャーナリストの櫻井よしこ氏や船橋洋一氏が講師を務めたほか、岩田規久男・元日本銀行副総裁がリモートで講演を行った。

8316チバQ:2022/09/24(土) 21:04:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/23be52da90fdab3f51ffb1d767a186c67f3ad527
「次の総理」茂木敏充幹事長の劇的ビフォーアフター…「スネ夫から出来杉くん」への大変身
9/24(土) 8:07配信


現代ビジネス
「自爆解散」の報道まで
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 岸田内閣の支持率が急落している。

 毎日新聞と社会調査研究センターが9月17、18日に実施した世論調査によれば、岸田内閣の支持率は29%と、1ヵ月で7%下落。不支持率は64%と1ヵ月で10%増加した。



 支持率29%は歴代内閣の危険水準であり、もし今、国政選挙が実施されれば大惨敗してもおかしくない水準だ。メディアからは「自爆解散」を噂する報道まで飛び出している。

 支持率低下の原因は「統一教会」問題、その「統一教会」問題に端を発した安倍元首相の国葬の是非だと言える。岸田官邸として、支持率回復のための有効な手立てが見出せないまま、ダラダラと支持率を下げているのが現状だ。

 安倍政権と違い、岸田首相をなんとか応援したいという積極的な支持層がいないのが何よりの問題だろう。野党やメディア側の攻勢に、ただ下を向いて「この問題、早く終わってくれないかな」という態度が滲み出ているようだ。

総裁選の前倒しに困る「あの男」
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 「新しい資本主義」「分配優先」など、当初掲げていた政策は、もう見る影も無い。反対論が起こるとすぐに引っ込めてしまうのは、その場では正しい選択なのかもしれない。

 しかし、そうなると、今夏に「原発再稼働」推進に突然政策を振り切ったことも、行き当たりばったりの政策に見えてしまう。私は、この政策を支持するが、岸田政権を支持しようとは思えなかった。

 なにもかもが「その場しのぎ」で、なにもかもが薄っぺらく見えてしまう。世論に対する有効な手立てが打てないのも、政権発足当初に掲げた主要政策を放棄してしまったがために起きていることだろう。

 こうなると支持率回復は絶望的にも思える。このままいけば来年の統一地方選挙は惨敗し、その後の広島サミットでの花道、つまり総辞職も永田町では噂されている。

 全国紙デスクは、こう予測する。

 「統一地方選挙の惨敗が確実視されていますが、大型国政選挙の直前まで自民党の国会議員は動かない可能性もあります。これは、菅政権で都議会議員選挙が思うような結果にならなくても、倒閣の動きがでなかったのと同じです。自民党の国会議員は、自身の政治家としての立場が危うくなってはじめて動く。

 いずれにしろ、国政選挙の前に総裁選を前倒しするとなれば、困るのは統一教会と深い関わりを持ったと報道される総裁候補たちです。その代表は萩生田光一氏。清和研(安倍派)の掌握は時間の問題とされていますが、選挙で国民の負託をもう一度受けないと、総裁選に出馬するのは難しいのではないでしょうか」
経産相時代の評判が悪すぎて
 では、岸田首相が辞意を固めたとき、岸田首相が「禅譲」する相手は誰であろうか。その筆頭が、茂木敏充自民党幹事長だ。

 岸田政権発足直後の衆院選で、幹事長だった甘利明氏が選挙区で落選するというハプニングがあり、棚ぼた的に茂木氏に回ってきた幹事長職だが、今では麻生太郎副総裁と共に、岸田首相がもっとも頻繁に相談し、頼りにする人物となっている。

 自民党第2勢力の茂木派をけん引する茂木氏は、麻生太郎自民党副総裁や岸田首相からの信頼も厚い。第3派閥の麻生派(志公会)、第4派閥の岸田派(宏池会)と共に「主流3派」を構成しており、将来の自民党総裁選出馬に強い意欲を示している。

 しかし、主に経産大臣時代のエピソードをもとに、永田町や霞ヶ関ではあまりいい評判がないのも事実であろう。

 これまでに報道されてきたエピソードは多いが、筆者の耳にも「経産官僚が紙をめくる音にも『うるさい』と一喝していた」などという噂話が入ってくる。この噂の真贋は不明だが、経産大臣時代には相当イライラ大臣として、官僚たちを困らせていたようだ。しかし、首相だったり、現在は麻生副総裁など、自分の「上司」から与えられたミッションには、全力を尽くし、全力を尽くした上で、手柄を「上司」に渡す。スネ夫キャラといえば、わかりやすいだろうか。

8317チバQ:2022/09/24(土) 21:04:56
出木杉くんに「転生」
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 そんな茂木氏に転機が訪れたのは、外務大臣に就任したタイミングだった。

 これまでのイライラした自分に対して、深い反省を行ったのか、「経産省からはものすごく取り扱いが大変な人だと聞いていたが、いつもニコニコして、非常に接しやすかった」(外務官僚)という評判が生まれたのである。

 元来、頭の回転が非常にいいことでは知られていた人物だ。官僚が用意したペーパーも一読すると、全部頭に入ってしまうようで、レクの時間は極めてスムーズに進んでいったという。なにもかもを覚えてしまうので、官僚としては「それはそれで大変だった」(前出の外務官僚)のだという。

 外務大臣の就任は、スネ夫から出来杉くんへの転機といえよう。アメリカとの外交交渉でも、アメリカ側の弱点を必死に調べて譲歩を引き出していった。本来、どう考えても対等な関係であるとは双方共に思っていない日米関係において、アメリカとの交渉は、やり込められるケースが頻発するものだ。

足りない2つの要素
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 しかし、茂木氏はTPP交渉においては、早く成果を出したいトランプ政権に対して、「トウモロコシの購入など、国内の反発を受けにくいものについて譲歩しつつ、早急な妥結を求めるトランプの足下を見た交渉を行った」(外務官僚)のだという。結果として、アメリカはTPPを批准しなかったが、茂木氏の手腕が光った瞬間だった。

 ここまでの議論を振り返り、茂木氏が「首相を目指す」にあたって、いや自民党の内部抗争で首相は決まるものなので、「首相になり、長期政権を目指す」にあたって、不足しているものは、2つだろう。

 1つは、庶民感覚だ。つまり、メディア対策だ。統一教会問題に対して、有効な手立てを茂木氏は打ち出すことはできなかった。総裁選でライバルになるかもしれない河野太郎氏は消費者担当大臣に就任直後に、「霊感商法等の悪質商法への対策検討会」を立ち上げ、統一教会問題の急先鋒である紀藤正樹弁護士を委員に加えて評価を得ている。

 この検討会なるものは、実効性のある何かをいまだに打ち出せてはいないし、私は今後もそうなのではないかと懸念しているが、世論はそれでも評価している。自民党として、なぜこういったPRをできなかったのか、ということだろう。「茂木政権」においては、この河野氏のPR手腕を真似ていくべきだ。

 2つ目は、世論をリードできる哲学、思想であろう。新聞記者とコンサル出身の茂木氏は、そういったものに関心がないのではないか。しかし、強い哲学を持たなければ、茂木氏を積極的に応援しようという政治勢力が生まれないのも事実だ。党務に追われ、忙しいのはよくわかるが、大型選挙が直近にないのだから、やはり揺るがないビジョンを固めていく必要があるだろう。

 岸田首相の二の舞にならないためにも、自身の思想に磨きをかけていくべきではないか。

小倉 健一(イトモス研究所所長)/週刊現代(講談社)

8318チバQ:2022/09/24(土) 21:14:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e32f4a2a6bf85986f6c9ea12960a58f0c4ba313
岸田外交、反転材料乏しく 国連改革・核軍縮訴えも 帰国後は難題山積〔深層探訪〕
9/24(土) 8:32配信


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時事通信
米ニューヨークで記者会見する岸田文雄首相=22日、ニューヨーク(ロイター時事)

 岸田文雄首相は22日、米ニューヨーク訪問の全日程を終えた。国連総会での一般討論演説で国連改革の必要性やライフワークとする核軍縮を訴えるなど、精力的に動いた。ただ、いずれも実現へのハードルが高いテーマ。当初の思惑通り政権浮揚のきっかけになったとは言い難い。

 ◇水差すロシア
 「各国首脳とロシアによるウクライナ侵略への対応などについて意見交換できた」。首相は22日の内外記者会見で、訪米の成果を強調した。

 日本の首相として3年ぶりに対面で臨んだ一般討論演説で、安全保障理事会をはじめとする国連改革と、「核兵器のない世界」実現への取り組みに時間を割いた背景には、自ら「歴史的分水嶺(れい)」と表現した国際情勢の急激な変化がある。

 国際社会はロシアのウクライナ侵攻で浮き彫りとなった安保理の機能不全に直面しており、首相としては共感を得られる主張との判断もあった。ただ、加盟国にはロシアに近い国もあり、首相が掲げる理念が受け入れられるのは簡単ではない。外務省関係者は「国連総会で目に見える成果を得るのは難しい」と語った。

 今回のニューヨーク訪問は、8月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に続くものだ。包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を目指す有志国による初の首脳級会合も主催するなど、被爆地・広島選出の首相として、アピールに余念がなかった。

 来年5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、核軍縮の機運を高めるためで、11月下旬には同市で核軍縮に関する国際賢人会議の初会合も予定している。

 ただ、ロシアのプーチン大統領はここへきて予備役を招集する部分的動員令を発出。侵攻の長期化が懸念されている。プーチン氏は核兵器使用も辞さない構えを重ねて示しており、首相の核軍縮の訴えに水を差しかねない状況だ。

 ◇逆風続く首相
 日本側はバイデン米大統領との本格的な首脳会談を模索したが、実際は短時間にとどまった。そのバイデン氏は21日の一般討論演説で安保理の見直しに言及したが、拒否権を持つ常任理事国として米国は、これまで改革に決して積極的とは言えなかった。共同歩調を取れるかは不透明だ。

 問題解決の難しさを露呈したのは日韓関係も同様だ。韓国の尹錫悦大統領との「略式会談」(韓国政府)は30分に及んだが、日本側は「懇談」と表現。元徴用工問題で譲歩を警戒する声が根強い自民党内を意識してか、会場を後にした首相は、記者団からの問い掛けに無言を貫いた。

 帰国後の首相には、世論の反対が多い安倍晋三元首相の国葬が控える。自民党総裁として「関係を絶つ」とした世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題も徹底調査を求める世論は収まっていない。内閣支持率の下落はこれらの問題への対応が理由なだけに、10月3日召集予定の臨時国会では、野党の厳しい追及を受けるのは必至だ。

 「国連で演説しても、支持率は上がらないだろう」(閣僚経験者)。自民党内にはしばらく逆風が続くとみる向きが多く、首相にとって厳しい局面が続く。(ニューヨーク時事)

8319チバQ:2022/09/24(土) 21:15:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0945dfe074fdced17f8206c3865826aa5f2588c
安倍氏国葬に海外首脳級の参列相次ぐ、目立つ「インド太平洋」賛同国…岸田首相は弔問外交に意欲
9/24(土) 0:40配信
 政府が27日に実施する安倍晋三・元首相の国葬(国葬儀)について、海外から参列する要人の顔ぶれが固まった。安倍氏が掲げた「自由で開かれたインド太平洋」構想に賛同する関係国からの参列者が目立ち、首相経験者の英国のメイ氏や豪州のターンブル氏ら元首脳も名を連ねた。

 岸田首相は22日の米ニューヨークでの記者会見で「各国への礼節を尽くし、我が国への信頼を高めるものになるよう全力を尽くしていきたい」と述べ、国葬の前後に行う弔問外交に意欲を示した。

 政府は23日、首相が国葬に参列する9か国首脳、1国際機関の代表と26日に個別に会談すると発表した。同日に米国のハリス副大統領と会談し、夕食を共にする方向で調整している。

 安倍氏は首相時代、中国の台頭を念頭に同構想を掲げ、先進7か国(G7)や豪州、インドなど関係国との連携強化を図った。国葬には、豪州からターンブル氏を含む首相経験者3人とアルバニージー首相が参列する。インドからはモディ首相、カナダのトルドー首相、シンガポールのリー・シェンロン首相も来日する。

 一方、動向が注目された中国は万鋼・全国政治協商会議副主席を派遣する。万氏は共産党員ではなく、エリザベス英女王の国葬に参列した王岐山(ワンチーシャン)国家副主席より序列が低い。安倍氏が現職の首相ではないことを考慮した人選とみられる。

 台湾は蘇嘉全・台湾日本関係協会会長を参列させる。中国が反発することを考慮して現職の高官らの派遣は見送ったようだ。蘇氏は立法院長(国会議長)を務めた与党・民進党の有力者で、蔡英文(ツァイインウェン)総統に近い。

 ロシアは、シュビトコイ・国際文化協力担当大統領特別代表が参列する予定だ。

8320チバQ:2022/09/24(土) 21:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/da6ac00697c249a2dd0610714669acaab21b2d0e
国葬参列6千人の想定大きく下回る 割れる世論、相次ぐ野党の欠席
9/23(金) 13:27配信


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北海道新聞
安倍晋三元首相の国葬の参列者数

 27日に行われる安倍晋三元首相の国葬の参列者は22日時点で4300人程度と、最大6千人程度としていた想定を大きく下回る見通しだ。世論の賛否が割れていることが影響している可能性がある。松野博一官房長官は「説明を尽くしたい」とするが、国葬実施が目前に迫る中で説明の機会は限られ、批判が収まる兆しはみえない。

 戦後の首相経験者で唯一国葬が行われた1967年の吉田茂元首相の場合は、東京・日本武道館で約6千人が参列。今回も同じ会場で、政府は同規模の参列者を想定し、国内だけで約6千人程度に案内状を送付していた。

 ところが、22日時点で確定した国内の参列者は案内状を送付した6割の約3600人。特に元職を含む国会議員は、送付者の約4割にとどまる。国葬実施に反対する立憲民主党の執行部や、共産党、社民党などが欠席を表明していることが影響しているとみられる。

 首相は国葬について「説明が不十分との批判もいただいている」として、8日に衆参両院の閉会中審査に出席。ただ、国葬実施については、安倍氏の首相在任期間が憲政史上最長だったことなどを挙げ「判断は適切だった」と強調。記者会見などでの説明を繰り返した。

北海道新聞

8321とはずがたり:2022/09/29(木) 18:01:19
自民党安倍派 塩谷元文科相 近く派閥の新体制を発表する考え
2022年9月29日 15時47分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220929/k10013841961000.html

自民党安倍派の会長代理を務める塩谷元文部科学大臣は、派閥の会合で、安倍元総理大臣の「国葬」が終わり、1つの区切りになったとして、近く、派閥の新体制を発表する考えを明らかにしました。

自民党最大派閥の安倍派は、安倍元総理大臣が亡くなったあと、後任の会長を置かず、それまでの体制を維持しています。

安倍派の会長代理を務める塩谷元文部科学大臣は、29日の派閥の議員総会で、27日の安倍氏の「国葬」について、「安倍氏が偉大な政治家だということを改めて強く感じた。本当に立派な厳粛な葬儀で、私どもにとっては1つの区切りになった」と述べました。

そのうえで「来月から臨時国会も始まるので、新しい体制をちかぢか示していきたい。安倍氏の穴を埋めるのはどんな体制でも難しいが、これからの政権を守り、日本の政治に中心として貢献できる体制を整えていく」と述べ、近く、派閥の新体制を発表する考えを明らかにしました。

8322チバQ:2022/09/29(木) 19:21:32
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ9Y4JR1Q9YUTFK00S.html?_gl=1*1uy12l9*_ga*MjgzMDA1MDA3LjE2NTk2MTI5NDk.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDQ0NjU1NC40MC4xLjE2NjQ0NDY4NTAuNDkuMC4w
「安倍氏は国賊」発言の村上誠一郎元行革相に「処分を」 安倍派決議
2022/09/29 14:01朝日新聞

「安倍氏は国賊」発言の村上誠一郎元行革相に「処分を」 安倍派決議

自民党の村上誠一郎・元行革相=2021年10月10日午後、松山市、照井琢見撮影

(朝日新聞)

 自民党最大派閥の安倍派は29日、党本部で議員総会を開き、安倍晋三元首相を「国賊」と表現した村上誠一郎元行政改革担当相について、党に厳正な処分を求める決議をした。総会後、塩谷立会長代理は記者団に、「(衆院選の際に)公認をもらった人を国賊と言ったら、自ら先に辞めるべきではないか」と述べ、処分よりも前に自ら離党すべきだとの見解を示した。

 塩谷氏は、「大変な問題発言だ。政策論争はおおいにやっていいが、国賊というのはまったく違う」と述べ、近く茂木敏充幹事長に、処分を申し入れるとした。安倍派内では、発言が明らかになった当初から村上氏の処分を求める声が出ていた。

 村上氏は20日に朝日新聞などの取材に対し、国葬の決定過程などに疑義を唱え、安倍氏について「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」と述べた。(森岡航平)

8323チバQ:2022/10/01(土) 10:07:13
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-907035.html?_gl=1*1va38bw*_ga*MjgzMDA1MDA3LjE2NTk2MTI5NDk.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDU4NTQ2NC40My4xLjE2NjQ1ODY0MDAuMjAuMC4w
安倍派の会長後継は「史上最も軽い神輿」の意外な人物に 岸前防衛相に待望論はあったが
2022/09/30 06:02デイリー新潮

安倍派の会長後継は「史上最も軽い神輿」の意外な人物に 岸前防衛相に待望論はあったが

意中の後継候補はいたが

(デイリー新潮)

そろそろ決めなければ
 安倍晋三元首相の国葬が終わり、最大派閥・安倍派の後継選びが本格化している。安倍派には有力後継候補が複数いるとされてきたが、すでにボスは決まっており、最大派閥にふさわしくない超軽量級だと評されている。

「安倍氏の死去後しばらくは後任の派閥会長を置かないということで一致を見ていたものの、永田町でしばらくというのはそう長くもないんだなぁということを実感しました」

 と、政治部デスク。

「パンツ高木こと高木毅国対委員長(派閥事務総長)が“国葬と山口県民葬(10月15日)が終わり次第、後任会長を決めるべきだ”と会合で訴えたことで、“そろそろ決めなければ”という流れが盛り上がってきたように思います」(同)

 これまで候補としては、松野博一官房長官(60)、西村康稔経産相(59)、萩生田光一自民党政調会長(59)、世耕弘成自民党参院幹事長(59)、下村博文元政調会長(66)、そして塩谷立元文科相(しおのや・りゅう72)の名が上がっていた。下村と塩谷の両氏は安倍派の会長代理のポストにある。

神輿は軽ければ軽いほど良い
「結論から言うと、塩谷氏が会長に就き、塩谷派が立ち上がることになりそうです。実質的には安倍派ですからそのままでも良いという意見もあったようですが、さすがに亡くなった方の名前をそのままいただくのもどうかということで、そのような形で落ち着くことになったということです」(同)

 塩谷氏は当選10回。先の総選挙では対立候補に小選挙区で敗北し、比例復活となっている。

「岸田首相以上に聞く力を発揮する調整型の政治家です。とはいえ、肝心の選挙に強くないというイメージが強く、それだけで派閥の領袖にはふさわしくない感じがします。実際、他の有力候補がその人事を承諾した理由も、“神輿(みこし)の軽さ”に関係していると見られます」(同)

「かつぐ神輿は軽いほど良い」とは特に永田町ではよく使われるフレーズではある。

「ここまで軽い神輿を見たのはなかなかないですね。有力候補の中で下村さんだけはいろんな意味でふさわしくないということが共通認識になっていました。ただ、その他の候補もスネに傷と言うか帯に短したすきに長しで決定力に欠けるのは否めません」(同)

意欲はあれど誰もついてこず
「安倍元首相の意中の人と言うか、最も評価していたのは萩生田氏でしたが、旧統一教会のイメージが強すぎてここは我慢の時と腹をくくっているようです。萩生田氏は良く言えばおおらか、悪く言えば脇が甘いタイプ。最近は派内若手との懇親の場を積極的に持つなど、種を蒔いているようですね」(同)

 松野、西村の両氏については、還暦前後の年齢かつ現役閣僚という点で共通している。

「しかも岸田内閣で要職の中の要職を務めていますので、派閥の領袖を兼ねると言うわけには行かないでしょう。両氏は派閥を取り仕切ることにとても前向きではありますが、下村氏ほどではないにしても派内議員の多くの心を掴むまでには至っていません」(同)

 唯一の参院議員である世耕氏については、

「いずれは衆院に鞍替えし、首相を目指すという意欲は隠さないのですが、同じ和歌山を地盤とする二階元幹事長の存在もあってなかなか果たされていません。加えて、地元での影響力を高める一里塚だった11月の知事選で、意中の候補の出馬を断念する事態に追い込まれてしまいました。派閥ボスをやれるほどの余力があるとはとても思えません」(同)

岸前防衛相登板説は?
 別の記者はこんな打ち明け話をする。

「実は、安倍氏実弟の岸信夫前防衛相の待望論もあがっていたんです。が、防衛相交代を余儀なくされた病気が深刻で、仕事がままならないようです。コップでお茶を飲むのも大変な状況だと聞きました」

「そして誰もいなくなった」とばかりに塩谷氏にバトンが回ってきた格好だが、神輿の軽さもさることながら、候補の中では72歳の最年長者ということで、有力候補者の間でも特段、反対の声は上がらなかったという。

「普通これだけ候補がいれば、群雄割拠とばかりに派閥が割れる可能性も十分あり得るのですが、今はそんな体力もないと他派閥から揶揄されています」(同)

 安倍元首相の存在の大きさを日々感じていることだろう。

デイリー新潮編集部

8324チバQ:2022/10/01(土) 10:10:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/98b39c3a591b264f30c818bd0867869cc811e546
安倍会長後継、塩谷氏浮上 分裂回避優先、結束に不安 自民
10/1(土) 8:19配信


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時事通信
 安倍晋三元首相の国葬を終え、自民党最大派閥の安倍派が新体制発足に向けた調整を本格化させた。

 派内では会長代理の塩谷立・元総務会長を会長に昇格させ、「塩谷派」に衣替えする案が浮上。10月6日の総会での決定を目指す動きがある。ただ、「年功序列」色の強い塩谷氏の会長就任は派閥分裂回避のための暫定体制の印象が拭えず、結束に不安を残しそうだ。

 「塩谷氏を会長に推薦したい」。関係者によると、29日の安倍派幹事会で、同派最高顧問を務めるベテランの衛藤征士郎元衆院副議長がこう提案。塩谷氏とともに会長代理を務める下村博文元政調会長や山崎正昭元参院議長が賛同の声を上げた。異論は特段出なかった。

 塩谷氏と下村氏は国葬前日の26日、衆院議員会館で秘密裏に会い、新体制の在り方を話し合っていた。塩谷氏は幹事会後の総会で「正直、安倍氏の大きな穴を埋めるのは難しい」としつつ、「新しい体制を近々示したい」と語った。

 衛藤氏らが塩谷氏を推すのは、当選10回を重ね、温厚な性格で敵が少なく、反対の声を上げにくいと読んでいるからとみられる。ただ、塩谷氏を総裁候補とみる向きは少なく、派内からは早くも「毒にも薬にもならない」「会長には総裁候補を据えるべきだ」と不満が漏れる。

 安倍氏死去から2カ月半を経ても、安倍派が後継会長を決められない背景には、抗争激化による派の分裂への恐れがある。安倍氏は生前、下村氏、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相を総裁候補に挙げたが、「衆目の一致する後継はいない」(萩生田氏)のが実情だ。

 安倍氏の死去直後には、後継会長をしばらく置かず、塩谷氏ら有力者7人の集団指導体制に移行する案が浮上。しかし、7人から漏れた下村氏らが反発し、国葬を終えるまでの間、従来体制の骨格を維持することになった経緯がある。

 塩谷氏が会長に就いても、派の結束は見通せない。会長以外の幹部人事でもめる可能性があり、党総裁選が近づけば、総裁候補選びの形で抗争が再燃しかねない。他派閥は「遅かれ早かれ安倍派の分裂は避けられない」(閣僚経験者)と跡目選びの行方を注視している。

8325名無しさん:2022/10/04(火) 20:46:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/97c0b83ded38e9be70e394034348a25068802c4d
岸田文雄首相の長男を首相秘書官起用に「まさに身内びいきだ」批判の声 突然の人事に波紋広がる
10/4(火) 20:23配信


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日刊スポーツ
岸田文雄首相(2021年11月撮影)

 政府は4日、同日付で岸田文雄首相の長男翔太郎氏(31)を首相秘書官に起用する人事を発表した。翔太郎氏は2020年3月から岸田事務所で秘書を務めている。松野博一官房長官は会見で「本人の人格、識見を踏まえ、適材適所の考え方で判断した」と説明したが、突然の人事に波紋が広がっている。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「どなたを秘書官にするのも、それは総理のご判断ですが、ご長男で身内を今、急に差し替えて秘書官にするのは、それなりの理由があってのことだとすれば、ちゃんと説明した方がいい」と指摘した。また「非常に重要なポストで大きな権限を持つ。そこに若いご子息を据えるというのが、岸田政権にとってなぜ必要だったのか。突然すぎて違和感を感じる」などと述べた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との複数の接点が相次いで判明している山際大志郎経済再生相に対する岸田首相の任命責任を引き合いに「そのタイミングで今度は身内を秘書官にする。優秀な人だとは思うが、感じが悪い」と批判し、「まさに身内びいきだ」とした。

記事に関する報告

8326チバQ:2022/10/05(水) 11:40:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/63d2af243d865c315b641ece67ff794f8f08e6c4
岸田首相長男の秘書官登用が波紋 野党批判、自民戸惑い
10/5(水) 7:10配信

時事通信
政府・与党連絡会議で発言する岸田文雄首相(手前)と長男で首相秘書官の翔太郎氏=4日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は4日に就任1年を迎えたのに合わせ、公設秘書で長男の翔太郎氏(31)を政務担当の首相秘書官に起用した。


 周辺は「人事の硬直化回避が狙い」と説明するが、政府内では「世襲をにらんだ布石」との見方がもっぱら。野党は「身びいき」と批判し、自民党内では「政権への逆風が強まりかねない」と戸惑いが広がる。

 翔太郎氏は慶応大法学部卒。2014年に三井物産に入社し、20年に首相の議員事務所に入った。首相秘書官は現在8人おり、翔太郎氏は事務所に戻る山本高義氏に代わって政務担当を務める。松野博一官房長官は記者会見で「人事は適材適所の考え方で行っている」と説明した。

 永田町には波紋が広がった。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「首相秘書官は閣僚以上の力を持つ。若い子息がなぜ必要か」と疑問視。共産党の井上哲士参院議員はツイッターで「政治の私物化」と指摘し、国民民主党の玉木雄一郎代表は会見で「まさに身内びいき」と切り捨てた。

 自民党内では「首相が最も信頼する方が秘書官(を務めればいい)」(石破茂元幹事長)と理解を示す声も出ている。しかし、現在は首相自身が所信表明演説で「国難」と評するほど、物価高騰や新型コロナウイルス禍に国民が苦しんでいるさなか。「国民感覚とずれている」(ベテラン)と疑問視する声が目立つ。

 首相は昨年12月、衆院選で落選した石原伸晃自民党元幹事長を内閣官房参与に一時起用し、「お友達人事」と批判を浴びた経緯もある。同党の閣僚経験者は「今は『わが家』ではなく『わが国』に専念すべきときだ」と苦言を呈し、党関係者は「周辺が止めるべきだった」と嘆いた。

8327チバQ:2022/10/06(木) 10:10:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7f643a6bde0211862cb6e12466ae8a0854d1ead
長男を首相秘書官 税金を使った「身内びいき」なのか
10/6(木) 7:55配信


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毎日新聞
岸田文雄首相(左)と首相官邸に入る長男の岸田翔太郎首相秘書官=東京都千代田区で2022年10月4日、竹内幹撮影

 岸田文雄首相が長男の翔太郎氏を首相秘書官に就ける人事には「税金を使った身内びいきではないか」という批判もあります。

 ◇首相に影響力

 閣僚はそれぞれの省庁で仕事をしており、常に首相の身近にいるわけではありません。一方、官邸には多くのスタッフがいます。権力の近くにいることで影響力を発揮する場合があるのは変わらぬ真理ですが、官邸主導が強まった今はその意味が重くなっています。

 首相に対して一閣僚より政治的影響力がある官邸スタッフはこれまでもいました。 首相秘書官だから必ず影響力があるわけではありませんが、首相の身近にいることで、その有力な候補になりえます。

 ◇「政務」の意味

 翔太郎氏が就くのは政務担当の秘書官です。首相秘書官は現在8人ですが、財務省など省庁出身の秘書官がいます。各省ともエース級を送り込んできます。

 首相秘書官経験者が事務次官になる例もあります。たとえば第1次安倍政権で首相秘書官を務めた田中一穂氏は第2次安倍政権下の2015年に財務事務次官に就任しています。

 もちろん、省益優先であってはならないわけですが、帰ることが前提になっている(戻らない人もいます)だけに、どうしても出身省庁の影がちらつきます。そこで政務担当の秘書官の調整能力が重要になってきます。

 よくあるのは昔からの信頼できる事務所の秘書を官邸に入れて首相秘書官にする場合です。小泉政権で政務担当の首相秘書官だった飯島勲氏がこのケースです。

 今井尚哉氏のような例もあります。経済産業省出身の今井氏は第1次安倍政権で事務の首相秘書官を務めた後、第2次安倍政権で政務担当の首相秘書官になっています。現在、筆頭格の政務担当の首相秘書官である嶋田隆氏は経産事務次官を経験しているので「今井型」とも言えます。

 ◇身内を就ける意味

 翔太郎氏は岸田事務所の公設秘書を経験しています。その意味では「飯島型」です。長男の前任といっていい政務担当の首相秘書官は山本高義氏で、岸田事務所に戻ります。事実上は岸田事務所から出していた首相秘書官の交代です。

 筆頭格の嶋田氏は引き続き残るので、翔太郎氏が飯島氏や今井氏と同じ意味を持つわけではありません。岸田氏の真意は嶋田氏の監督のもと、まだ若い翔太郎氏に経験を積ませたいのだとみられます。

 これまでも秘書に後継者に想定する親族を就けて経験を積ませる例はありました。安倍晋三元首相も国会議員になる前に、父の安倍晋太郎元外相の秘書官を務めています。

 ただ特に秘書給与流用事件以来、公設秘書など税金から給与が出る立場に親族を就けることには慎重であるべきだという考えが永田町でも広がりました。税金を身内で回しているという批判は免れません。(政治プレミア編集部)

8328チバQ:2022/10/06(木) 10:25:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/34f7b77b73521fd475a3ffcbcf894b5459068f58
臆測広がる「大陸8割」発言 識者「高市氏、事実関係の説明を」
10/5(水) 21:39配信



毎日新聞
インタビューに答える高市早苗・経済安全保障担当相=東京都千代田区で2022年8月29日、猪飼健史撮影

 国葬反対を巡る「大陸8割」発言はあったのか、なかったのか――。渦中にいる高市早苗・経済安全保障担当相が明言せず、SNSを中心に臆測が広がっている。こうした事態に、ごまかし答弁を指す新語「ご飯論法」を広めた上西充子・法政大教授は「政府の信頼を取り戻すためにも、きちんと説明してほしい」と指摘する。


 騒動の発端は、三重県の小林貴虎県議(48)=自民=のツイッターだ。2日、次のように投稿した。

 <国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという。今日の講演で伺った話。ソースは以前三重の政治大学院でもご講演頂いた事のある現職。>

 投稿は拡散し、「いいね」は1万1000件以上(5日午後6時時点)付いている。これに対し、SNSでは「どこからそんな情報を手に入れたのですか?」「その方のお名前は?」などといった反応が相次いだ。

 すると小林氏は4日、「誰が話したかって話ね。高市早苗さんです」と報道陣の取材に答えた。保守系団体「日本会議」の会合が2日に名古屋市内であり、高市氏が安全保障問題について講演した際に「政府の調査結果」として話した内容を基に投稿したと説明した。

 また小林氏は4日、ツイッターにも次のように投稿した。

 <さて皆さん非常に関心が高い様なのでお答えすることにしました。私が総理大臣になって頂きたいと強く願っている高市早苗先生が、政府の調査結果としてお伝えいただいた内容です。ウクライナ戦争で明らかになった様に情報戦争の時代です。我が国も安全保障上取り組むべき課題だと言うお話でした。>

 これを受けて毎日新聞は高市氏の事務所に質問状を送り、高市氏が日本会議の会合で講演した事実はあるのか▽「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという」という趣旨の発言をしたのか▽発言をしたのであれば、その根拠は何か――について尋ねた。

 高市氏は4日夜、メールで「日本には、情報操作(偽情報)に対応する法律が無いので、政府は調査することができません。政府が出来るのは、海外の情報機関や企業による調査結果の収集くらいです」と回答し、小林氏が言及した「政府調査」について否定した。

 しかし、高市氏が日本会議の会合で講演したかや、その際「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸から」という趣旨の発言があったのか、については説明がなかった。

 また高市氏は4日、ツイッターに次のように「不正確な情報」と投稿したが、ここでも発言そのものの有無には触れなかった。

 <腕の耐え難い痛みでMRI検査を受けている間に、不正確な情報が。日本には情報操作(偽情報)対策の法律が無いので、政府が調査をすることは出来ません。海外機関による調査情報の収集は可能ですが。国防上の懸念もあり、法整備検討の必要性は3年前に党から提案しました。>

8329チバQ:2022/10/06(木) 10:25:18

 今のところ真相は不明だが、SNSでは小林氏の発言や投稿内容を疑問視する声が上がる一方で、高市氏の説明を不十分とみなす投稿も出ている。また、「(小林)県議と高市氏のどちらがうそをついているのかはっきりさせる必要がある」といった指摘も見られた。

 政治と報道のあり方についての著書もある上西教授は、毎日新聞の取材に「世論が他国によってゆがめられているのであれば、重要な問題です。デリケートな問題ですが、高市さんはそもそもどんな発言をしたのか、報じられているような発言をしたのなら、どんな根拠で発言したのか。政府の信頼を取り戻すためにも事実関係をきちんと説明してもらいたいです」と話した。

 そのうえで「仮に高市さんが間違ったことを言ってしまったと謝罪しても、辞職を求めるなど追い詰めることはしない方がいいと思います。もしかしたら、高市さんの発言を小林さんが誤解した可能性もある。大事なことは事実関係を明らかにさせ、国民が正しい情報を知り、今後不適切なことが起こらないようにさせることです」と述べた。

 真相が明らかになれば、小林氏や高市氏にとって不都合になる可能性もあるが「都合の悪いことも含めて説明をする。そういった姿勢も含めて国民は冷静に政治家を評価すべきではないでしょうか」と語る。

 また、企業の不正を例に挙げ「消費者が『もうこの会社の商品は買わない』となるか『ちゃんと検証しているのだからこれからは安心だろう』となるかは、謝罪と検証の仕方次第です。政治家もそれに倣ってほしい。『非を認めたら負け』のような風潮もありますが、そのせいで政治家が説明せず、事実関係がうやむやになることは不幸です。そのためには報道も政治家がいかに語ったかだけではなく、いかに語らなかったという点も伝えてほしいです」とした。

8330チバQ:2022/10/06(木) 10:38:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec01431bd549d15f264b1330c4c811f746fe29fc
麻生氏、茂木氏が周囲から白眼視される理由 身勝手人事で官邸と対立
10/6(木) 5:56配信


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デイリー新潮
唯我独尊の二人

 安倍晋三元総理の死を契機に、岸田政権への強い影響力を手にしたとされる茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁。が、実態は“我が世の春”とはほど遠く、むしろ風当たりが強まる一方だ。

 政治部デスクが言う。

「茂木氏は党所属の国会議員と旧統一教会との関係の調査を指示し、その結果を公表した。179人の議員名を明らかにしましたが、ホンネでは50人程度でお茶を濁したかったようです」

 その後、多くの申告漏れが判明。茂木氏は追加の調査を明言するハメに陥った。

「一連の騒動で茂木さんが評価されたのは、最初に結果を公開した9月8日の記者会見でキレなかったことぐらい。導火線の短さは有名なだけに、総理が“茂木さんを見直したよ”と妙な褒め方をしていたほど」

 10月3日に召集された臨時国会の重要テーマは衆院選における「1票の格差」の是正。小選挙区を「10増10減」とする公職選挙法の改正がそれだ。が、人口比を重視する現行の「アダムズ方式」では都市部の議席が増えるため、党の一部には「地方軽視だ」と見直しを求める声が燻(くすぶ)る。

国会の慣例を無視する麻生氏
 自民党幹部が言うには、

「実際、茂木幹事長もこの改革案には消極的です。臨時国会の前に党選挙制度調査会を仕切るベテランの逢沢一郎会長を交代させ、自分がイニシアチブを取りやすい後任を据えようとした。それが総理の反対で断念に追い込まれたんです」

 アダムズ方式の採用が決定したのは、安倍政権下の2016年。逢沢氏は当時から選挙制度の議論をリードしてきた。その彼をこのタイミングでクビにすれば、党が“政権に改革の意志はない”と宣言するに等しい。

「岸田政権は安倍氏の国葬と旧統一教会の問題で青息吐息。そのうえ選挙制度改革をご破算にしたら、もはや政権は持ちません。まさか、幹事長は政権を潰すつもりだったのか……」

 他方、昨年来、茂木氏と頻繁に会合を重ねてきた麻生氏にも批判の矛先が。

「麻生さんは国会の慣例を無視して、安倍氏追悼演説を麻生派の甘利明前幹事長にさせようと画策した。与野党からの批判で8月の臨時国会での実施は見送りましたが、いまも諦めていないようです」(政治部記者)

8331チバQ:2022/10/06(木) 10:38:50
“自分の胸像を建てると言い出したら引き際だ”
 麻生氏が白眼視される理由はこれにとどまらない。先の内閣改造の際、御法川信英国会対策委員長代理を交代させるよう、官邸に圧力をかけていたというのだ。

「今年2月に御法川さんが佐藤勉元総務会長らと麻生派を割って出たことを根に持っているんです。官邸は高木毅国対委員長の手腕を疑問視しており“他党との折衝がうまい御法川氏がいないと国会が回らない”と、何とか庇(かば)い切りましたが」(同)

 そんな麻生氏の舌好調は相変わらずという。

「最近は周囲に“生きているうちに自分の銅像を建てろと言い出したら引き際だ”と嬉しそうに話しています」(自民党閣僚経験者)

 この発言は、秋田県で計画されていた菅義偉前総理の胸像建立が延期になったと報じられた時期のもの。

「二階(俊博元幹事長)さんが動きそうにないいま、捲土重来を期するとされる菅さんは“岸田降ろし”のキーマン的存在です。麻生さんの発言は、それへの露骨な当てつけでしょう」

 党内には「麻生さんも茂木さんも、自分から動いてうまくいったためしがない」との声が――。

「週刊新潮」2022年10月6日号 掲載

新潮社

8332チバQ:2022/10/08(土) 09:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/193b6e8c97a2c1f6605cdb69b5013e4510d97dc2
「国葬・教団」低姿勢アピール 岸田首相、経済で局面転換狙う 課題山積・所信表明〔深層探訪〕
10/8(土) 8:24配信


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時事通信
衆院本会議で所信表明演説に臨む岸田文雄首相(手前)。奥は細田博之議長=3日午後、国会内

 岸田文雄首相は3日の所信表明演説で、安倍晋三元首相の国葬実施や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題で失った信頼を回復しようと「低姿勢」をアピールした。首相は物価高対策など経済重視を訴え、局面転換につなげたい考えだ。ただ、年末に向け防衛力強化など課題は山積しており、求心力が低下する首相の政権運営は厳しさを増している。

 ◇旧統一教会を名指し
 「国民の厳しい声に真摯(しんし)に、謙虚に、丁寧に向き合うことを誓う」。首相は衆院本会議の演説で、冒頭発言に続いてこう強調。「『厳しい意見を聞く』姿勢にこそ、政治家岸田文雄の原点がある」とも語った。

 所信表明演説などで、政権が重視する政策課題ではなく、国民の不満が強いテーマに前段で言及するのは異例。当初案の「社会的に問題が指摘されている団体」は「旧統一教会」と名指しする表現に修正した。松野博一官房長官は記者会見で「国民の声を正面から受け止め、信頼回復に取り組むという首相の強い思い」と説明した。

 背景には、4日で発足1年を迎えた政権の苦境がある。7月の参院選に勝ったものの、国葬への反発が強まり、旧統一教会と自民党議員との深い関係が明らかになるにつれ、内閣支持率は続落した。

 首相は演説で、悪質商法や高額献金の被害防止を念頭に「消費者契約に関する法令の見直しを検討する」と踏み込んだ。だが、演説に先立って首相と面会した葉梨康弘法相は「今の法律でも相当な対応ができる。現段階で(法改正の)方向性を出せる状況ではない」と伝えるなど、政府内のちぐはぐさも目立った。

 ◇山際氏に接点続々
 一方、首相が最も力点を置いたのは経済だ。物価高を踏まえ、電気代の負担軽減へ「前例のない思い切った対策」を講じると強調。また、政権の看板政策「新しい資本主義」に関し、学び直しと労働移動の円滑化などで、長年の懸案だった賃上げを実現すると訴えた。

 首相としては、「国民の最大の関心事」と見る経済政策に集中し、旧統一教会問題などが沈静化するのを待つしかない我慢の政権運営が続く。公明党の山口那津男代表は党会合で「早く国民に経済対策を届けるのが務め」と歩調を合わせた。

 だが、ここでも旧統一教会問題が影を落とす。経済政策の答弁を担う山際大志郎経済再生担当相は3日の会見で、新たに韓鶴子総裁との接触を認めた上で「他にも会合に出席した可能性はある」と明かした。

 立憲民主党の泉健太代表は記者団に「辞めてもらうのがふさわしい」と要求し、与党内にも「山際氏は持たない」との声が広がる。ただ、山際氏を辞めさせても他の閣僚に新事実が判明すれば、「辞任ドミノ」が現実となる恐れがある。

 ◇「地道にやるしかない」
 首相は演説で新たな国家安全保障戦略など3文書を「年末までに策定する」と改めて示した。保有を検討する「反撃能力」(敵基地攻撃能力)や財源確保が焦点の防衛費増に公明党は慎重だ。首相が与党内調整に手間取る可能性がある。衆院小選挙区を「10増10減」する公職選挙法改正案も自民党内に不満を抱えており、今国会成立は見通せていない。

 支持率下落に伴い、政権の求心力は急速に低下している。演説の結びで首相は「『信頼と共感』を大切にし、正道を一歩一歩、前に向かって歩む」と強調したが、自民党内からも「低調だった」「何が言いたいのか分からなかった」などと厳しい声が上がった。党幹部は「地道にやっていくしかない」と漏らした。

8333チバQ:2022/10/08(土) 10:41:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/5766d3d7bcef3d418a052e4d97d8fe27ea12038b
寺田総務相、政治団体めぐる「脱税」報道を否定 立憲は公開質問状
10/7(金) 21:00配信
 寺田稔総務相の妻が代表の政治団体の人件費をめぐって脱税の疑いがあるなどと週刊文春が報じたことについて、寺田氏は7日の閣議後の記者会見で「事実に反することで誠に遺憾だ。課税対象となるものについては税金を払っている。脱税の事実もない」と否定した。

 文春が指摘した妻が代表の政治団体「以正会」の政治資金収支報告書によると、2016年〜20年、毎年約530万〜約570万円を人件費として支出。文春はスタッフに支払う際に源泉徴収せず脱税していた疑惑があると報じていた。寺田氏は会見で「源泉徴収義務を伴う常勤職員ではない方々だった。顧問税理士とも相談し、税務署の方も了解を得た形での税法上の処理となっている」と述べた。

 また、文春は寺田氏が支部長の「自由民主党広島県第五選挙区支部」と「寺田稔呉後援会」が、事務所を置く広島県呉市のビルを寺田氏と共に区分所有する妻に対し、賃料を支払っていたとも報じた。

 両団体の政治資金収支報告書によると、09年〜20年に計3255万円を妻に支払っていた。寺田氏は「適正な賃料の支払いであり、政治資金規正法上も税法上も合法的な行為だ」と述べ、賃料については「顧問税理士と相談し適正な価格を設定している」と説明。身内への資金の還流との指摘には「(妻は)扶養親族ではなく、独立採算でやっている。所有者が第三者であっても配偶者であっても取り扱いを変えることは税法上の公平性に反する」などと主張した。

 立憲民主党は7日、寺田氏に対して関係書類の提出などを求める公開質問状を提出したと発表。総務省は政治資金の所管省庁だとして、山井和則国会対策委員長代理は「違法か合法か判断する責任者がこういうことで大丈夫なのか」と語り、事実解明が必要との認識を示した。(東郷隆、高木智也)

朝日新聞社

8334チバQ:2022/10/08(土) 10:44:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd9556e7e8afd4785d4737f309c07f20924a866b
高市氏、国葬反対「8割が大陸」発言を否定
10/7(金) 11:45配信


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産経新聞
閣議に臨む高市早苗経済安保相=7日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

高市早苗経済安全保障担当相は7日の記者会見で、SNS(会員制交流サイト)で安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)に反対する発信の8割が「隣の大陸」から発信されたと自身の講演で述べた可能性が指摘されている問題について、「発言はなかった」と否定した。

自民党の小林貴虎三重県議が2日付のツイッターに、中国を念頭に「反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」と投稿。これは、高市氏が名古屋市内で行った非公開の講演で、政府の調査結果として言及した内容を紹介したものだと説明した。

発言の真偽が取り沙汰され、小林氏は6日、内容に誤りがあったとして投稿を撤回した。

高市氏は記者会見で「そういった報道に全面否定をすると、選挙を控えた自民党の議員に傷がつくこともあるかと思い、発言を控えてきた」と説明。「政府には調査をする法律がなく、よってそのような発言をすることはない」と述べた。

8335チバQ:2022/10/08(土) 10:46:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/19af591ed90f3fed0b6a5cf9037031c5ccc1b770
自民税調幹部に福田達夫氏 小委員長は塩谷立氏 体制固まる
10/7(金) 17:50配信

毎日新聞
自民党安倍派の会合に臨む福田達夫前総務会長=東京都千代田区の自民党本部で2022年8月25日午前11時59分、竹内幹撮影

 年末の税制改正を議論する自民党税制調査会の体制が固まった。「インナー」と呼ばれる幹部では、小委員長に安倍派会長代理を務める塩谷立氏が就任。福田達夫前総務会長を新たに幹部入りさせた。


 前厚生労働相で政策通の後藤茂之氏は副会長として起用する。昨年から小委員長を務めていた加藤勝信氏が厚労相として入閣し、幹事だった小倉将信氏も少子化担当相となったため、宮沢洋一・税調会長を中心に人選を進めていた。

 政府・与党は12月中旬に2023年度税制改正大綱を取りまとめる予定。税調は週明けにも新体制で初となる非公式の幹部会合を開き、議論をスタートする。【高田奈実、藤渕志保】

8336チバQ:2022/10/08(土) 11:04:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/108e35d97a2f56ffd2df5f837ed6d071628b456f
安倍元首相の山口県民葬、安倍派議員は80人出席の意向 細田衆院議長が追悼の辞
10/7(金) 6:40配信

中国新聞デジタル
山口県庁

 15日に山口県下関市である安倍晋三元首相の県民葬に、自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の議員80人が出席の意向を示していることが6日、分かった。関係者によると、追悼の辞を細田博之衆院議長が述べる方向で最終調整している。


 安倍派は97人の国会議員を擁しており、8割を超える出席率となる。会長代理の塩谷立と下村博文の両氏をはじめ、現役の閣僚では松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、西村明宏環境相、党幹部の萩生田光一政調会長たちが参列を予定する。追悼の辞を読むとみられる細田氏は衆院議長の就任に伴い自民党会派を離脱する前は、細田派(現安倍派)の会長だった。

 国会議員関係は元職を含めて約230人に案内状が出ており、半数程度が出席と返答。第2次安倍内閣で農林水産相を務めた林芳正外相(衆院山口3区)も参列する予定という。県関係者は「国会議員は突然の公務で直前に欠席となるケースもある」としている。

 山口県によると、県民葬の案内状は国会議員や県・市町の関係者たち約2千人に出している。県議会で審議している県民葬の経費6300万円を含む県の本年度一般会計補正予算案は7日の本会議で可決される見通し。

中国新聞社

8337チバQ:2022/10/09(日) 09:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/79a31f6732aa97ea6b7d36eaffec5c067ccdbd9e
菅前首相、じわり存在感 「ポスト岸田」政局なら影響力? 
10/9(日) 7:05配信


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時事通信
安倍晋三元首相の国葬で追悼の辞を述べる菅義偉前首相=9月27日、東京都千代田区の日本武道館

 自民党の菅義偉前首相が存在感をじわりと増しつつある。

 安倍晋三元首相の国葬で友人代表として弔辞を読んだのがきっかけだ。菅氏は脱炭素社会構築など自身の重視する政策課題に専念する姿勢を変えていないが、党内では岸田文雄首相の足元が将来揺らげば、後継を争う政局で影響力を発揮するのではないかとの見方も出ている。

 菅氏は7〜8日に沖縄県を訪問。16日告示の那覇市長選に出馬する候補者の事務所を訪ねて激励し、財界関係者らと面会を重ねた。沖縄問題は菅氏の「ライフワーク」(関係者)。敗北続きの沖縄の「選挙イヤー」を事実上締めくくる同市長選で、「何とか勝利をもぎ取りたい」(周辺)というわけだ。

 菅氏は1年前の退陣以降、政府・党の要職に就いていない。周辺によると、首相の政権運営に「テンポが悪い」と不満を口にしつつも、表立った批判は控えている。

 その菅氏に再び注目が集まったのは、先月27日の国葬で弔辞を読んでからだ。在任中に「言葉が響かない」と批判された菅氏が「本当に幸せだった」と声を詰まらせて安倍氏との日々を振り返ると、会場から異例の拍手がわき起こった。党幹部は「菅氏の弔辞で引き締まった」と語った。

 菅氏は強権的な政権運営でも批判を浴びたが、首相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の沈静化に手間取る中、その手法を「力強さ」と受け取る向きもある。中堅議員は「菅氏なら関係者を更迭して収束させるだろう」と首相と比較。菅氏に近い議員は「いずれ菅氏の再登板もあり得る」と期待を示す。

 もっとも、菅氏は今のところ意欲を見せていない。かつて自身が安倍氏を説得したように、周囲から再登板を求められたらどうするかと2日のテレビ番組で問われると「状況が違う。自分の年齢も分かっている」と強調。自身のグループ立ち上げも「全く考えていない」と言い切った。

 党関係者は「菅氏には力のある側近がおらず、再登板は考えにくい。しかし、党改革に向けて幹事長に就任する展開はあり得る」とみる。菅氏は将来の首相候補と目される河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相と近く、「ポスト岸田」政局で発言力を強める可能性もささやかれている。

8338チバQ:2022/10/10(月) 21:30:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022100900214&amp;g=pol
国会、異例の「休戦」に 自民・高木氏に不安の声―ささやかれる会期延長
2022年10月10日07時09分

立憲民主党の安住淳国対委員長との会談に臨む自民党の高木毅国対委員長=7日、国会内
立憲民主党の安住淳国対委員長との会談に臨む自民党の高木毅国対委員長=7日、国会内


 3連休明けの国会は、一部を除いてほぼ1週間の「開店休業」状態に入る。衆参両院予算委員会の審議が始まるのは17日からの予定で、序盤から足踏みする異例の展開だ。国会運営の司令塔である自民党の高木毅国対委員長の指導力を不安視する声が与党内には広がっており、早くも会期延長が取り沙汰される事態になっている。
「9・27国葬」後も深まる政権危機【点描・永田町】

 高木氏は7日夜、東京都内の焼き肉店で岸田文雄首相や国対幹部らと夕食を共にした。首相が「国会運営をよろしく」と声を掛けると、高木氏はいつものように座を盛り上げ、会食は楽しげな雰囲気に包まれた。しかし、国会に目を向けると、とても余裕でいられる状況ではない。
 各党代表質問が7日で終了し、本来なら間を置かずに予算委の基本的質疑に移る。だが、タイミングが悪いことに、鈴木俊一財務相が国際会議出席で訪米するため11日から予算委は開かれず、1週間の空白が生じる。審議の遅れは政府が成立を目指す各種法案、2022年度第2次補正予算案の処理を圧迫する。
 審議促進という重要な役割とは正反対にも映る与党の動きに、立憲民主党の安住淳国対委員長も「(国際会議日程は)3カ月前に確定している。代表質問後に予算委を開けない日程をつくるのは今までにない」と首をひねる。首相は9日、視察先の三重県鈴鹿市で記者団から官邸と自民党国対の連携不足を指摘されると、「財務相の出席は国益の観点から極めて重要」などと繰り返した。
 野党は勢いづく。北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、空白期間に衆院外務委員会など3委員会の連合審査会を開くよう要求し、与党に応じさせた。開催は13日だ。国会では野党がペースをつくりつつある。
 迷走気味の状況について、自民党内では「司令塔である高木氏の動きの鈍さ、調整不足が原因」(中堅議員)との見方がささやかれる。実際、政府が国会召集日を野党に伝えた際、自民党は会期幅を決めていなかった。高木氏が首相官邸と十分に連携していなかったことから生じた「失態」とされる。
 交渉相手の立民国対委員長が「攻撃型」の安住氏に代わったことも、高木氏のほころびが目立つ要因との指摘もある。
 安倍晋三元首相の追悼演説をめぐっては、高木氏が自民党の甘利明前幹事長を起用する当初案にこだわり、与野党調整の「蚊帳の外」に置かれた。結局、立民の野田佳彦元首相の登壇が決定したものの、自民党が国会の司令塔を欠いた状態で調整を進めたことも影響し、演説は今月下旬以降となる見通しだ。
 国会会期は12月10日まで。11月中旬には首相が東南アジアを歴訪予定。政府は2次補正を同月中に提出する。提出法案は18本に絞ったが、政権内では日程が窮屈になるとの懸念が出ている。自民党の中堅議員は「1週間程度延長する可能性はある」との見方を示した。

8339チバQ:2022/10/11(火) 21:39:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_MMC5JOUE5VONNNBZ65AAT4DDYA.html
77歳にして「成長株」? 森山選対委員長じわり復権
2022/10/11 17:02産経新聞

77歳にして「成長株」? 森山選対委員長じわり復権

自民党総務会に臨む森山裕選対委員長=11日午前、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党の森山裕選対委員長が復権を遂げている。昨年10月の岸田文雄政権発足以降は非主流派に甘んじてきたが、今年8月の党役員人事で党4役の一角に起用された。最近では首相から相談を受ける機会も増えている。「数は力」を基本とする永田町だが、森山氏が率いる森山派(近未来政治研究会)は党内最小派閥。「数」を持たない森山氏はなぜ重用されるのか。

「飼料、肥料の国産化や円安メリットを生かした農林水産物の輸出拡大などに強力に取り組む」

首相は10日、鹿児島県霧島市を訪れ、こう強調した。日本一の和牛を決める国内最大の品評会にも現職首相として初めて出席し、優勝者に内閣総理大臣賞を授与した。傍らには、鹿児島を地盤とし、この品評会に力を注いできた森山氏の姿があった。

首相の地方出張には政治的メッセージが込められる。内閣支持率の下落が続き、逆風が吹く臨時国会の開会直後に鹿児島県を訪れたのは、農業や畜産政策とともに、森山氏との関係を重視する姿勢の表れでもある。森山氏は「気を使っていただいただけ」と述べるが、首相周辺は「首相は頻繁に森山氏と連絡を取っている。頼りにしているようだ」と明かす。

首相と森山氏はもともと近い関係にあったわけではない。昨年の党総裁選で森山氏は、首相ではなく河野太郎デジタル担当相を推した。直後の党役員人事では枢要ポストから外され、菅氏や二階俊博元幹事長らとともに非主流派に転じた。

ところが、首相は今年8月の人事で森山氏を選対委員長に起用した。党4役は多くの所属議員を抱える主要派閥から選ぶのが定石だが、森山派はわずか7人。総裁選で反目した最小派閥の領袖(りょうしゅう)に対する処遇としては異例といえる。

首相が買ったのは、衆院選挙区の「10増10減」をにらんだ森山氏の調整力だ。安倍晋三・菅義偉両政権下で歴代最長となる約4年にわたり国対委員長を務めた国会運営の手腕は、交渉相手の野党からも一目置かれる。10増10減に伴う党内の候補者調整は難航が必至なだけに、政権内からは「森山氏でないと務まらない」との声が漏れる。

非主流派へのくさびの側面もあった。森山氏は菅氏、二階両氏ら首相と距離を置く実力者とも近く、菅氏周辺は「菅、二階、森山がその気になって連携すればあっという間に一大勢力になる」と語る。森山氏を4役に据えることで、党内基盤を安定させる狙いもあった。

今年1月、二階氏は出演したテレビ番組で森山氏を「成長株」と評した。4月に77歳になった森山氏はこれを伝え聞いて「若い人に向ける言葉だ」と苦笑したが、二階氏の評価はあながち的外れとはいえなくなってきている。(石鍋圭)

8340チバQ:2022/10/11(火) 21:48:11
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6441273
村上氏 安倍氏「国賊」発言を否定
10/11(火) 12:20
安倍元首相を「国賊」と呼んだとして、自民党が処分を含め対応を検討している村上誠一郎衆議院議員が、党幹部に対し、「国賊なんて言っていない」と伝えたことがわかった。

自民・村上誠一郎衆院議員「あんな記事になるなんて、全然予想して...」

国葬を欠席した村上氏は、安倍元首相を「国賊だ」と発言したと一部で報道され、安倍派が厳しい処分を求めたため、自民党は12日、村上氏の処分を検討する党紀委員会を開く。

関係者によると、村上氏は、党幹部に対し、「言っていない」と否定したという。

ただ、党紀委員会に提出した文書では、発言を明確に否定していないということで、党の判断が注目される。

8341チバ:2022/10/12(水) 11:20:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/501b65628e91c54d429858d79c81563cb04995bd
空席の安倍派会長、当面は選出見送りへ…塩谷氏昇格案に「他派閥と渡り合えない」との声
10/12(水) 5:00配信

読売新聞オンライン
安倍晋三元首相

 自民党最大派閥の安倍派(97人)は、安倍元首相の死去後空席となっている会長ポストについて、当面は選出を見送る方向で最終調整に入った。複数の派幹部が明らかにした。

【図解】自民党各派閥の勢力、主流3派で150人

 派幹部らは10日夜、東京都内で執行部の体制について協議を行ったが、会長人事では意見集約できず、会長を置かない体制を維持する方向となった。

 安倍派は現在、塩谷立、下村博文両会長代理を中心とした暫定的な運営体制となっている。当初は、安倍氏の国葬を区切りとして新会長選出を含めた執行部を決める予定だった。塩谷氏は今月6日の派閥総会で、新体制について「来週ぐらいには(公表する)」との見通しを示していた。

 派内では一時、塩谷氏が会長に昇格する案も取り沙汰された。ただ、塩谷氏が先の衆院選で比例復活当選だったことなどから、「他派閥と渡り合えない」との反発が出ていた。

 新会長の選出時期について、派内には「できるだけ早く決めるべきだ」との声が多いものの、衆目の一致する安倍氏の後継候補はおらず、会長不在の体制が長期化する可能性もある。

8342チバQ:2022/10/12(水) 22:30:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f1b4f6ac4135044e4cdd4f47b625f1650a9278b
安倍派新会長の決定先送りへ 塩谷氏昇格案に若手が異論
10/12(水) 17:23配信


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共同通信
塩谷立氏

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、安倍晋三元首相の死去後、空席となっている後継会長の決定を当面先送りする方向で調整に入った。同派重鎮を中心に塩谷立会長代理の会長昇格案が有力となったが、若手議員などから異論が相次ぎ、派内の意見集約に時間がかかるとの判断に傾いた。複数の同派幹部が12日、明らかにした。

 当面は塩谷氏ら派閥幹部が中心となって安倍派を運営する見通し。会長不在が長期化すれば、同派の自民党内での影響力が低下しかねず、会長選出に向けた動向は引き続き焦点となる。

 塩谷氏は今月6日の派閥総会で、今週にも新体制を決める考えを示していた。

8343チバQ:2022/10/14(金) 00:05:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0cb212b858f8b330b25fad74435822254120555
安倍派、新体制先送り 「塩谷会長」案に異論 自民
10/13(木) 12:51配信
 自民党安倍派は13日の総会で、会長ポストを空席とする現体制を当面続けることを確認した。

 塩谷立会長代理を新会長に昇格させて「塩谷派」に衣替えする案が一部にあったが、参院側や衆院の若手・中堅が異論を唱え、新体制移行を先送りした。

 塩谷氏は総会で「まだちょっと時期尚早の状況だ。無理にやるとおかしな方向に行きかねないということで、丁寧に時間をかけようという結論に達した」と説明。この後、記者団に「私の判断が甘かった」と語った。

 安倍派は7月に安倍晋三元首相が死去した後、会長を置かず「安倍派」の呼称も継続してきた。安倍氏の国葬を終えたことから、派内のベテランが塩谷氏を会長に推した。塩谷氏は先週の総会で、13日にも新体制移行を決める考えを示していた。

8344チバQ:2022/10/14(金) 18:12:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ede53b5b0d9a84362393202e21323f0a944d393a
狙いは「岸田家の存続」か? 支持率ダダ下がりでも長男を首相秘書官に起用したワケ〈dot.〉
10/14(金) 17:00配信


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AERA dot.
岸田文雄首相

 岸田文雄首相が10月4日に長男の翔太郎氏を政務担当の首相秘書官に任命したことに、「情実人事だ」との批判が噴出している。そもそも首相秘書官とはどんな職務で、どのような人物が就いてきたのか。岸田首相の狙いはどこにあるのか――。

【写真】親子一緒に官邸に入る様子はこちら

 翔太郎氏は慶應大学を卒業後、三井物産に勤務。2年前から岸田事務所で第2秘書を務めたが、昨年10月に岸田政権が発足し、山本高義氏が首相秘書官に転出した際に第1秘書に昇格した。

 しかし公設とはいえ議員秘書と首相秘書官では、その権限は大きく異なる。

 内閣法第22条はその1項で首相秘書官の設置を規定し、第2項でその数については政令で定めることとし、第3項で首相秘書官が「内閣総理大臣の命を受け、機密に関する事務をつかさどり、または臨時に命を受け内閣官房その他関係各部局の事務を助ける」としている。内閣と行政権の帰属を規定した憲法第65条を含めて解釈すると、首相秘書官の権限は極めて大きくなる。

 まさに立憲民主党の安住淳国対委員長が「首相秘書官は閣僚以上の権力を持つ」と述べた通りだが、実際にその例がある。第2次安倍政権の今井尚哉秘書官だ。

 今井氏は経済産業省の元キャリア官僚で、第1次安倍政権で経産省からの秘書官を務めた。安倍晋三首相(当時)が2007年9月に持病のために総理職を辞任した後も、今井氏は安倍元首相のところに足しげく通い、自信を失いがちの安倍元首相をゴルフや山登りに誘って励まし続けた。そして12年に第2次安倍政権が発足して政務担当の秘書官に就任したとき、経産省を退官して退路を断っている。

 今井氏はもともと押しが強い性格の上、今井善衛・元通産事務次官と、経団連会長を務めた今井敬・元新日本製鉄会長という大物をおじに持ち、官界にも財界にも顔が利く。第2次安倍政権が長期政権になったのは、今井氏が官邸を経産省カラーに染め上げたからだといわれていた。ちなみに森友学園問題で昭恵夫人付きスタッフとして財務省に連絡していた谷査恵子氏は経産省で今井氏の後輩にあたる。

 なお今井氏は内政だけでなく外交をも掌握しようとした。二階俊博幹事長(当時)が17年5月に訪中した際に持参した首相親書を巡る騒動だ。

 安倍首相(当時)から習近平国家主席へ渡される首相親書を作成する上で、中国が主張する一帯一路政策に懸念を抱いていた外務省は、「自由と民主主義に貢献する一帯一路を支持する」と、厳格な条件を付け、谷内正太郎・国家安全保障局長(当時)の決裁を経ていた。

 にもかかわらず二階氏に親書を託す直前に、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の参加に積極的な今井氏が、「安倍首相の意向だ」と条件を削除し、谷内氏を激怒させている。

 このように、押しの強い今井氏が首相秘書官を務めたゆえに、第2次安倍政権は7年8カ月も続き、井上義行氏が秘書官を務めた第1次安倍政権はわずか1年で崩壊。政権の寿命は首相秘書官の力量次第で決まるのかもしれない。

8345チバQ:2022/10/14(金) 18:12:21
 ならば小泉政権が5年5カ月も続いたのも、秘書官を務めた飯島勲氏の力量ゆえといえるだろう。

 飯島氏はそのメディア戦略や情報操作でもって、小泉純一郎首相(当時)の人気を作り上げた。飯島氏の手法は大手新聞社やテレビなどの媒体のみならず、雑誌など記者クラブに所属しない媒体にも深く関与し、広く世論を誘導していくものだった。

 また飯島氏は官邸に各省庁連絡室を設置し、秘書官を出している財務省、外務省、経産省、警察庁以外の省庁からもスタッフを常駐させ、霞が関を掌握した。その飯島氏と犬猿の仲だったのは小泉政権で04年まで官房長官を務めた福田康夫氏で、2人は激しく対立した。週刊誌に掲載された福田氏のスキャンダルの情報源は飯島氏だったといわれている。

 その福田氏が首相になったとき、秘書官に就任したのは長男の達夫氏だった。そもそも福田氏自身も父である福田赳夫元首相の秘書官を務め、その後継として1990年の衆院選で当選。2012年には達夫氏に選挙区を譲っている。これらは帝王教育及び国政進出に際しての箔(はく)付けに他ならない。

 そしてこれは長男のみならず、女婿などにも当てはまる。岸信介元首相の女婿である安倍晋太郎氏は1958年の衆院選で当選し、大平正芳元首相の女婿の森田一氏は選挙期間中に死去した大平首相(当時)の後継として80年の衆議院選で補充立候補し、当選を果たしている。

 さて、岸田首相の長男の翔太郎氏の場合も、将来は岸田首相の地盤を継ぐべく、その修業のために公設秘書となり、首相秘書官に就任したことは明らかだ。そして岸田政権が発足して1年たち、政権基盤が固まったあたりで翔太郎氏を帝王教育しようというところだったのだろう。


 しかしタイミングが悪すぎた。8月に行われた各社世論調査では、安定した支持率を誇っていた岸田政権だったが、9月には各社の調査で支持率が大きく下落した。

 また10月に入って食料品などが値上げされ、北朝鮮からのミサイル発射も続いている。3日に臨時国会が始まったが、これらに対して政府は有効な措置を講じてくれる様子がない。少なくとも国民はそう感じている。

 そうした状況の中で13日に公表された時事通信の世論調査では、内閣支持率は前月比4.9ポイント減の27.4%で、初めて「危険水域」に突入した。「青木率」(内閣支持率+政党支持率が50を割ると内閣が倒れる、あるいは政局になる、という経験則)も50.9と危機状態だ。

 また8、9日の共同通信の世論調査では、食料品や電気料金などの値上げについて、78.9%が何らかの打撃を感じており、安倍元首相の国葬についても61.9%が否定的で、岸田首相の政治的判断に国民の多くはNOを突き付けている。

 というのも、国民にとってまさに今は「戦時」となっているからだ。

 にもかかわらず、この危機に長男を既定路線通りに首相秘書官に任命したのは、岸田首相の視線が国民ではなく、岸田家の存続に向けられているととらえられても仕方ない。

 そのことすら気付かないということは、昨年に幸運にも政権を獲得した岸田首相の運はすでに尽きたのかもしれない。そしてそのような首相をおしいただく我々も、運が尽きてしまったのだろうか。

(政治ジャーナリスト・安積明子)

安積明子 政治ジャーナリスト。兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)。趣味は宝塚観劇

8346チバQ:2022/10/16(日) 19:23:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/29ac9a9662f7bab4b41eaf17d59143a2aceadd66
永田町の歴史に残る「5人組の密談」…密談が密談にならなかったワケ
10/16(日) 8:02配信

読売新聞オンライン
「参院のドン」と呼ばれたころの村上正邦氏(1999年)

 自公政権が始まって4半世紀近くたつ。この間、民主党内閣も含め、幾度も内閣が入れ替わったが、出だしから猛烈な逆風に見舞われたのが、森喜朗内閣(2000年4月発足)だった。発足の舞台裏を「5人組の密談」(*文末のメモ参照)と批判され、今でも語り草となっている。


 密談が密談にならなかったのはなぜか。5人組の1人、当時、参院自民党議員会長だった村上正邦氏がその事実を公の席で明らかにしたからだ。

 密談の翌朝、約30人の参院議員を集めた朝食会で自慢話のように話してしまった。

「大変なことですよ」
森喜朗首相(中央)と自民党役員会に向かう村上氏(2000年)

 前任の小渕恵三首相が倒れたのは2000年4月1日深夜のことだ。翌朝、村上氏の部屋(参院議員宿舎)の電話が鳴った。官房長官・青木幹雄氏からだった。

 「そっちに行ってもいいですか」(青木)
 「もう少し寝かせてくれんか」(村上)
 「大変なことですよ。小渕首相が入院した――」(青木)

 事態を受け、青木氏、村上氏ら自民党幹部5人が都内のホテルの一室に急いで集まった。後継を巡り何人かの名前が上がった。派閥の思惑や複雑な人間関係が重なって微妙な空気が漂う。そこで村上氏が切り出した。

 「ここにいる森さんでいいじゃないか」
 その一言で事実上「森首相」が固まったという。

 話の内容はすぐさま永田町に知れ渡り、読売新聞を含め複数のメディアが報じた。

「密談」を詳細に報じた読売新聞(2000年4月6日朝刊)

 実は、弊紙の記事を書いたのは私だった。政局取材班にいて、同僚記者が集めた情報を原稿にまとめた。

 取材メモを読んで、思わずうなったのを覚えている。村上氏の発言内容は描写力に富み、そのまま記事にしてもいいほどだった。

 村上氏は密談を暴露した形となり、批判の大合唱となった。どう受け止めたのか、後に村上氏に直接聞いたところ、
「謀議だと思っていない。緊急事態に党の幹部が前後処理を話し合うのは当たり前のことだ」と反論した。

頂点から転落
インタビューにこたえる村上氏

 思えば、村上氏はこの時が、政治人生の頂点だった。

 「5人組の密談」の翌年、ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)を巡る政界汚職事件で村上氏は逮捕(受託収賄容疑)される。その後、裁判闘争の日々を送り、2008年には実刑が確定、服役した。

 私が村上氏を取材するようになったのは議員辞職してからだ。一時は「参院のドン」と畏れられた村上氏だが、気軽に取材に応じてくれた。永田町が政局で揺れるたびに権力闘争の背景や実力者の本音を生々しく解説してくれた。

8347チバQ:2022/10/16(日) 19:24:07
 印象に残るのは収監の日(2008年5月)、ホテルの一室で開かれた「壮行会」のシーンだ。村上氏に近い国会議員や元官僚、支持者らに見送られた。村上氏は「では、行ってきます」と語り、両手を合わせながら拘置所に向かった。

 村上氏が亡くなったのは2020年9月。享年88歳。晩年は「このままでは死んでも死にきれない」と訴え、「政治とは嫉妬と欲、恨みだ」と口にした。密談の内容を明かしたのは、政治の本質をそう見抜いていたからだろうか。

 よく俳句を詠んだ。
 「花吹雪我が一生の試練なほ」
 KSD事件に対する上告棄却の連絡を受けた、その日の句という。

 福岡・筑豊で育ち、「大志を抱いて」上京した。最近の永田町で見かけない「たたき上げ」、人間味のある政治家だった。今の政治状況を「村上さんだったらどう読み解くのか」。そう思いめぐらすことがある。(読売新聞編集委員 吉田清久)

メモ「5人組の密談」
 2004年4月2日、小渕恵三首相が脳梗塞(こうそく)で緊急入院したことを受け、都内のホテルの一室に、青木幹雄官房長官、自民党の森喜朗幹事長、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長、村上正邦参院自民党議員会長の5人が集まり、その場で小渕氏の後継首相を事実上、決めた。青木氏は「密談」の後、緊急に記者会見し、小渕氏入院の事実を明らかにした。

8348チバQ:2022/10/16(日) 19:24:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/701a8b69e8d4ade5807ddcceaf0e57f816733e2c
茂木氏、派内で足場固め 「ポスト岸田」、教団対応が焦点 自民
10/16(日) 7:04配信


時事通信
自民党栃木県連の会合であいさつする茂木敏充幹事長=15日午前、宇都宮市

 「ポスト岸田」に名前が挙がる自民党の茂木敏充幹事長(67)が、自身が率いる茂木派(54人)内で足場固めを着々と進めている。

 内閣支持率が落ち込む中、岸田文雄首相を支えつつも存在感を高めようとしているとの見方が党内にある。政権に逆風となる世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題をどう乗り切るかが当面の焦点だ。

 「来春の統一地方選の勝利を期して、日本をさらに前に進めていきたい」。15日、宇都宮市内のホテルで開かれた党栃木県連のセミナーで、県連会長を務める茂木氏はこう決意を示した。

 この後、講師として登壇した茂木派の加藤勝信厚生労働相は新型コロナウイルス対策について「重症化リスクの高いところをしっかりケアし、そうでないところはできるかぎり日常に戻していく」と述べ、感染抑制と社会経済活動の両立に向けて全力を挙げる考えを強調した。

 茂木氏は岸田首相と同じ衆院当選10回。政調会長、選対委員長、外相など要職を歴任してきた。

 加藤氏も当選7回ながら総務会長や官房長官を務め、将来の総裁選出馬の「有資格者」とされる。茂木氏としては「ライバル」になり得る同年生まれの加藤氏を地元の会合に招き、良好な関係をアピールする狙いもあったとみられる。

 茂木氏は昨年11月に派閥会長に就任すると、新人や旧石破派議員の勧誘に積極的に取り組み、茂木派は現在、安倍派に次ぐ第2勢力。派内には「日本のリーダーにしなければならない」(衆院若手)と待望論がある。

 ただ、独自色の濃い同派参院側の協力を得られるか見通せていない。影響力を保つOBの青木幹雄元参院議員会長(88)とは距離があるとされ、現職議員からも「茂木氏でまとまるのは難しい」との声が漏れる。

 着地点が見えない旧統一教会問題への対応は、党務を預かる茂木氏自身の評価に直結しそうだ。教団との接点に関する党所属議員の「点検」結果を9月にまとめた際は、氏名公表の基準などをめぐり「不公平だ」と不満も出た。

 教団側と「関係を断つ」とした党の方針は、来年4月の統一地方選に向けた公認作業にも影響しかねない。方針を徹底させるため、自らが本部長を務める「党改革実行本部」で今月中にもガバナンスコード(統治指針)を改訂する方針だ。

8349チバQ:2022/10/16(日) 19:25:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/755cd7740fe24f9d28fe413b2d04a4b5d6e38d05
安倍氏県民葬で一区切り 安倍派結束へ正念場続く
10/15(土) 20:03配信

産経新聞
「安倍晋三元首相県民葬」で黙祷が捧げられた=15日午後、山口県下関市(彦野公太朗撮影)

山口県下関市で15日に行われた安倍晋三元首相の県民葬には、自民党安倍派(清和政策研究会、97人)に所属する議員約80人が出席した。同派にとって一つの区切りとなったが、安倍氏の後任会長は決まっておらず、衆目の一致する党総裁候補はまだみえない。結束を維持できるのか、正念場が続きそうだ。



県民葬には萩生田光一政調会長や松野博一官房長官ら岸田文雄政権の幹部を含めた安倍派議員が参列した。中堅・若手議員は14日夜に安倍氏の行きつけだった下関市内の料理店で会合を開き、思い出に浸った。

県民葬で献花を終えた同派会長代理の塩谷立(しおのや・りゅう)元文部科学相は記者団に「多くの皆さんで安倍氏を送れてよかった」と振り返った。その上で「一致結束して安倍氏の遺志を継ぎ、日本の政治に貢献していきたい」と述べた。「結束」を強調するのは、それが同派の課題だと認識しているからだ。

塩谷氏は自らの会長昇格も視野に新体制を検討したが、「会長が総裁候補でなければ他派閥に侮られる」(中堅)といった異論に押される形で先送りとなった。参院側では「塩谷会長」の場合は衆参で派閥を割る案もささやかれた。

会長候補には萩生田氏や松野氏、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長らの名前も挙がるが、「それぞれ長所と短所があって悩ましい」(若手)との指摘がある。萩生田氏は14日、「みんなで努力をして協力してやっていくことは確認できている。人事を急ぐ必要はない」と述べた。安倍氏の一周忌まで会長不在の現体制を維持すべきだとの意見もある。

一方、中堅議員は「派閥なのだから、いずれは首相候補を立てなければならない。ただ、私は安倍氏一筋だったので、人選によってはずっとこの派閥にいるかは分からない」と語った。(沢田大典)

8350チバQ:2022/10/16(日) 19:27:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b879cd3eb94dcab4538d992cd69df7865937a2a0
「1年間の党役職停止」 「ひとり良識派」自任する村上誠一郎氏とは
10/12(水) 10:00配信

毎日新聞
衆院本会議で議員と言葉を交わす自民党の村上誠一郎元行政改革担当相=国会内で2022年10月5日午後0時55分、竹内幹撮影

 自民党の党紀委員会で「1年間の党の役職停止」処分が決まった村上誠一郎元行政改革担当相(70)は「ひとり良識派」を自任し、これまでも数々の歯に衣(きぬ)着せぬ直言で注目を集めてきた。特に安倍政権下では当時の安倍晋三首相に対する批判を繰り返し、波紋を呼んだ。

【写真】安倍元首相国葬を振り返る

 村上氏は愛媛2区選出で当選12回。戦国時代に瀬戸内海を支配した村上海賊の末裔(まつえい)としても知られる。立憲民主党の岡田克也幹事長の義兄に当たる。

 小泉政権で2004年に規制改革担当相として初入閣したが、翌05年、「郵政解散」と呼ばれた衆院解散を決める臨時閣議では、当時の島村宜伸農相と麻生太郎総務相、中川昭一経済産業相とともに異論を表明。小泉純一郎首相から説得され、最終的には署名に応じた。

 もともとは三木武夫元首相のグループを底流とする党内派閥「番町政策研究所」(現在は麻生派に合流)に所属。旧高村派時代には事務総長を務めたが、野党転落後の10年に退会し、それ以降は無派閥の「一匹オオカミ」として活動を続けている。財政再建派としても知られる。

 第2次安倍政権発足以降、「安倍1強」が強まる中で、政権批判を強めた。13年の特定秘密保護法成立の際には「国民の知るべき情報が隠されないか」との異論を唱え、衆院本会議の採決には「体調不良」を理由に退席した。14年の集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更や翌15年の安全保障関連法にも反対を表明。同法を了承する自民党総務会を途中退席した。

 「森友・加計学園問題」では「安倍さんのお友達が原因で起きている」などと繰り返し批判。18年に財務省の文書改ざん問題が発覚すると、党総務会で「大所高所の判断をすべき時期に来ている」と当時の安倍首相の退陣を求めた。

 18年の自民党総裁選では安倍氏に対抗して出馬した石破茂元幹事長の推薦人となり、安倍氏の後継を選ぶ20年の総裁選でも石破氏を支援した。

8351とはずがたり:2022/10/18(火) 21:04:40
安倍派、会長を当面置かず 「塩谷立会長案」は若手の反発で白紙に
https://news.yahoo.co.jp/articles/45d39908ae105fc687822a696d8d5658163e1331
10/12(水) 17:56配信
毎日新聞

自民党安倍派の総会で発言する塩谷立会長代理(奥右)=東京都千代田区の同党本部で2022年9月29日午後0時5分、竹内幹撮影

 自民党安倍派(97人)は12日、安倍晋三元首相の死去で空席となっている会長を当面置かない方針を固めた。引き続き「安倍派」として活動する。塩谷立会長代理が会長に昇格する案は派内の若手や参院側の反発が強まり、白紙に戻った。

【写真】安倍元首相国葬を振り返る

 同派には衆目の一致する安倍氏の後継候補がおらず、7月に安倍氏が死去したのを受け、当面会長を置かずに現執行部体制を維持する方針を決定。9月の安倍氏の国葬後に会長を選ぶ予定だった。

 同派幹部は分裂を回避するため、塩谷氏を新会長とした上で、党総裁候補を別に選ぶ案を軸に水面下で調整を進めてきた。塩谷氏も6日の派閥会合で、新会長を含む新執行部人事について「来週ぐらいには(発表する)」と述べていた。

 ◇参院側に世耕弘成氏を推す動き

 ただ参院側では、世耕弘成参院幹事長を会長に推す動きがあり、第2次安倍政権下で当選を重ねた若手の間でも塩谷会長案への反発が強まった。

 2012年衆院選で初当選した同派議員は12日、国会内で非公式会合を開いて対応を協議。出席者によると、「会長選定は時期尚早だ」「派閥会長と総裁候補は同じであるべきだ」などの意見が相次いだという。

 こうした状況を踏まえ、派閥幹部は「さまざまな意見が出てきており、急いで決めることに意味がなくなってきた」と語り、新執行部の発足を先送りする方針を明らかにした。【東久保逸夫】

8352チバQ:2022/10/24(月) 13:14:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bc21b9280107e73e93376b970ed4753783762bb
自民・茂木氏「三頭政治」 首相、麻生氏との関係強調
10/23(日) 13:14配信


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産経新聞
自民党の茂木敏充幹事長

自民党の茂木敏充幹事長は23日放送のBSテレ東番組で、政権運営をめぐり岸田文雄首相(党総裁)と麻生太郎副総裁と面会を重ねているとしたうえで、古代ローマの「三頭政治」になぞらえた。

茂木氏は「よく相談している。それぞれ総裁、副総裁、幹事長の立場であり政策グループ(派閥)の長でもある」と説明。「三頭政治という人もいるようだが、政権運営や党運営について話し合って決めていくことはごく自然なことだ」と述べた。

安倍晋三元首相の死去を受けて会長が不在となっている党最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)については「いろいろな形で、いろいろな人たちに配慮しながら、いろいろな人たちを巻き込みながら政権運営やっていくことが基本だと思っている」と語った。

8353チバQ:2022/10/24(月) 19:37:08

https://news.yahoo.co.jp/articles/c87a2cedcb874d8d08d6f95c80375509caee6d37
新しい資本主義、司令塔が退場 現場は悲鳴「大混乱だ」 山際氏辞任
10/24(月) 19:29配信

朝日新聞デジタル
山際大志郎・経済再生相=西村宏治撮影

 山際大志郎経済再生相(54)が24日、辞任する意向を明らかにした。岸田政権の看板政策である「新しい資本主義」や新型コロナ対策を担う担当閣僚として、重要なポジションだっただけに、政策面でも影響が出るのか注目が集まる。

 山際氏が担当大臣を務める経済財政諮問会議はこの日夕方に防衛費などについて議論する予定だったが、急きょ取りやめになった。部局の担当者は「長い歴史の会議で、取りやめはそうそう起こりえないことだと思う。有識者や関係省庁への連絡などで、(部局内は)大混乱だ」と話した。

 山際氏は、政府が今月中にも取りまとめる総合経済対策も担当していた。電気料金やガス料金の負担軽減策に加え、妊娠中や出産後の新たな子育て支援策として検討するクーポン配布事業といった政策のとりまとめが大詰めを迎えている。仕切り役が突然不在になることで、予定通りに経済対策がまとまるのか、困惑が広がりそうだ。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/269010dfa484255d03243c5276b481462907d5cd
山際氏「今、辞表を提出してきた」 記者団に辞任の意向を表明
10/24(月) 19:22配信

産経新聞
官邸に入る山際大志郎経済再生相=24日午後6時55分、首相官邸(矢島康弘撮影)

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と明らかになっていた山際大志郎経済再生担当相は24日夜、「今、辞表を(岸田文雄首相に)提出してきた」と述べ、辞任する意向を表明した。この時期に辞任する意向を固めた理由について「国会審議を考え、このタイミングだと思った」と述べた。官邸で記者団の取材に答えた。


山際氏は平成30年に旧統一教会主催の会合に出席し、教団トップの韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁と対面したと認めた。翌年にも韓総裁と集合写真を撮っていた。教団側との接点が次々と発覚して野党の追及が厳しくなる中、引責辞任に追い込まれた。

8354チバQ:2022/10/24(月) 19:38:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfb0269ecceb8970a5602548e13cc37e9d46e95f
山際経済再生相が辞任意向固める 後任に梶山幹事長代行らの名前が浮上
10/24(月) 18:22配信
旧統一教会との関係が相次いで明らかになっている山際経済再生担当大臣が大臣を辞任する意向を固めた事がわかりました。

山際大臣は午後7時から記者会見する予定でその前に岸田総理大臣に対し辞表を提出するとみられます。

政府関係者によりますと後任の大臣には梶山幹事長代行、古川元法務大臣、斎藤元農水大臣ら閣僚経験者らの名前が浮上していて調整を急いでいます。

山際大臣はいわゆる統一教会との関係をめぐり臨時国会での答弁で「記憶ない」などと繰り返し野党から連日追及を受けており答弁が持たないと判断したものとみられます。

政府高官は「世論調査でも辞任を求める声が高まっていた」と話しています。

閣僚経験者は「山際大臣の答弁はあまりに印象が悪かった」と指摘しています。

物価高対策を盛り込んだ経済対策をとりまとめる直前に担当大臣が辞任するという岸田政権の場当たり的な対応に自民党内からも批判の声が上がっています。

ある自民党幹部は「今、交代させる合理性は何もない。あまりに場当たり的で訳がわからない」閣僚の1人も「行き当たりばったりが過ぎる」と厳しく批判しました。

ある自民党幹部は「山際大臣を辞めさせるなら臨時国会が始まる前にやるべきだった。そもそも、内閣改造で留任させるべきでなかった」と岸田総理の一連の対応を批判しました。

内閣支持率が下がり続ける中経済対策を打ち出し反転攻勢を狙っていただけに山際大臣の辞任は、岸田政権にとって大きなダメージとなります。

8355チバQ:2022/10/24(月) 19:39:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa543764d159ba5a9556a9a12084771363ad96e
「瀬戸際大臣」は山際氏を指す、石井準一氏が認める…「野党だらしない」発言を謝罪
10/18(火) 19:46配信

読売新聞オンライン
石井準一氏

 自民党の石井準一参院議院運営委員長は18日、国会内で記者会見を開き、衆院予算委員会の質疑を巡って「野党がだらしがない」と発言したとして、「撤回し、心からおわび申し上げる」と陳謝した。

 石井氏は17日夜、岸田首相らと東京都内で会食後、衆院予算委の質疑を巡り、「(ほぼ定時の)17時1分で終わるなんて、野党側は緊張感がないね」と記者団に述べた。「『瀬戸際大臣』の首とれんのか、野党がだらしないね」とも語った。

 石井氏は記者会見で「瀬戸際大臣」が誰を指すかについて、「皆さんがご承知の大臣だ」と述べ、野党が「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の問題で辞任を求めている山際経済再生相であることを事実上認めた。

 立憲民主党の逢坂誠二代表代行は18日の衆院予算委で「石井氏の発言は言語道断だ」と抗議し、首相は「(会食の)席でそうした発言はなかった」と釈明した。

 石井氏は2007年の参院選で初当選し、現在3期目。「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄・元参院議員会長の側近として知られる。

8356チバQ:2022/10/25(火) 11:00:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25446c3b48e361c681ab0033761a728e5f41083
山際経済再生相の後任に後藤茂之前厚労相 25日午後、正式就任へ
10/25(火) 10:42配信

朝日新聞デジタル
 岸田文雄首相は25日、辞任した山際大志郎経済再生相の後任に後藤茂之・前厚生労働相(66)をあてる方針を固めた。同日午後の皇居での認証式を経て正式に就任する。

 山際氏は24日夜、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりが次々に表面化し、政権運営の支障となっていた責任を取り、首相官邸で首相に辞表を提出した。首相は山際氏の後任について「25日に発表し同日夕刻、所定の手続きを済ませたい」と表明していた。

 後藤氏は、自民党政調会長時代の首相を政調会長代理として支えた。無派閥だが、昨年の総裁選では岸田陣営の事務総長代理を務めた。昨年10月の岸田政権発足時に厚労相として入閣。今年8月の内閣改造で交代していた。

 経済や社会保障分野、特に年金政策に詳しい。大蔵官僚を経て、2000年に民主党公認で初当選。03年に自民に移った。衆院長野4区選出で当選7回。

朝日新聞社

8357チバQ:2022/10/25(火) 15:05:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f092c89ee3b9ba47df77186ddfd6a9694dc0780d
山際氏の後任に後藤茂之氏 混乱収拾図る 「辞任ドミノ」懸念も
10/25(火) 11:34配信

毎日新聞
山際大志郎経済再生担当相から辞表を受け取った後、報道陣の取材に応じる岸田文雄首相=首相官邸で2022年10月24日午後7時40分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は25日午前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題を受けて辞任した山際大志郎前経済再生担当相の後任に、後藤茂之前厚生労働相(66)=衆院長野4区=を充てる方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。閣僚経験者を起用することで、野党が攻勢を強める臨時国会の審議などへの影響を最小限にとどめたい考えだ。同日夕の皇居での認証式に臨み、正式就任する。


 経済再生担当相は、28日にも取りまとめる予定の総合経済対策の責任者となる重要閣僚。後藤氏は、山際氏が担当した新型コロナウイルス対策や首相が掲げる経済政策「新しい資本主義」担当も引き継ぐ。

 後藤氏は衆院当選7回で副法務相や自民党政調会長代理などを歴任。旧大蔵省出身で経済政策に明るく、前厚労相でコロナ対策にも精通した後藤氏を起用することで、総合経済対策の決定直前での山際氏の「更迭」によって生じた混乱の収拾を図る狙いがある。

 旧統一教会問題を巡っては、他の閣僚らへ波及する「辞任ドミノ」が政権内で懸念されている。後藤氏は、自民党が教団側と何らかの接点があるとして氏名を公表した党所属国会議員125人のなかに入っていない。

 山際氏は24日夜、首相官邸で首相と面会し、旧統一教会を巡る問題を受け、「国会審議に支障を来すのは本意ではない」として辞表を提出。首相は「経済対策や補正予算、旧統一教会問題に関する被害者救済、再発防止といった重要な課題に専念する」観点から了承したと記者団に説明した。その後の持ち回り閣議で辞任が正式決定した。

 山際氏の辞任を受け、与野党の国対委員長は25日午前、国会内で会談し、今後の国会日程について協議した。与野党は同日午後に行われる衆院本会議で、首相が山際氏辞任について説明することで折り合った。【中村紬葵、李舜】

8358チバQ:2022/10/25(火) 22:57:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/62ee3f8c975940fc155a39ea148af58d4945c34f
山際氏更迭を決断の首相、苦境打開できるのか
10/25(火) 21:31配信

産経新聞
衆院本会議に臨む山際大志郎前経済再生相=25日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は25日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と発覚して辞任した山際大志郎前経済再生担当相の後任に後藤茂之前厚生労働相を充てた。支持率の下落が続く中、手堅い国会答弁で知られる閣僚経験者の起用で立て直しを急ぐが、政権浮揚の兆しは見えない。


「政権として国民の『信頼と共感』が大事だと言ってきた。山際氏の説明はそのレベルに達しないという判断だ」

このタイミングで首相が山際氏を更迭することを決めた理由について、首相周辺はこう解説する。

旧統一教会との関係について山際氏が国民の納得する説明ができるのか。首相は17〜20日に開かれた衆参両院の予算委員会で見極める考えだった。だが、山際氏は「覚えていない」などと不明瞭な答弁を繰り返し、野党の批判は一層強まった。

首相は21日からのオーストラリア訪問を挟み、山際氏の交代を決断した。

参院予算委が終了した24日午後、松野博一官房長官が山際氏を東京・赤坂の衆院議員宿舎に呼び出し、首相の意向を伝えた。すでに山際氏には、派閥会長の麻生太郎自民党副総裁からも首相が交代させる考えであることが伝わっていた。

「国会審議に支障をきたすことは本意ではない」

同日夜、山際氏は官邸で首相に辞表を提出した。

政府内では今月3日の臨時国会開会前から山際氏の交代論が浮上していた。松野氏は数度にわたって議員宿舎で山際氏と面会し、旧統一教会との関係などを問いただした。

「大丈夫です。国会で説明します」

山際氏は辞任を拒み続けた。松野氏もそれ以上踏み込まず、結果的に政権の対応は後手に回った。

政府高官は「少なくとも国会で山際氏が追及されることはなくなった」と語る。交代で11月の令和4年度第2次補正予算案審議などを乗り切りたい構えだ。

だが、25日には一部の委員会が取りやめになるなど、突然の更迭劇の余波が広がった。首相は19日にも宗教法人への解散命令請求が認められる要件に関する答弁を1日で変更した。政権の場当たり的な対応が目立っている。(田村龍彦)

8359チバQ:2022/10/25(火) 23:02:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2a161d5cbdcab5aad91d941685a599be016f2e7
「政権の寿命を縮めますよ」迷走の末、遅すぎた‟更迭‟の決断
10/25(火) 10:00配信

西日本新聞
岸田首相

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との接点が次々判明した山際大志郎経済再生担当相の更迭劇は、岸田文雄政権の迷走ぶりを改めて浮き彫りにした。山際氏の説明は説得力と誠実さを欠き、与党内からも「辞任やむなし」との声が高まっていたにもかかわらず、解任の機を逸して追い込まれたのが実情だ。首相の任命責任を問う野党がますます勢いづくのは必至で、政権へのダメージは避けられそうにない。


 午後7時前。辞任の意向を首相に伝えるため、官邸に現れた山際氏の表情はうつろだった。

 「このタイミングしかないと思った」。首相との数分間の面会後、記者団の前に立った山際氏は淡々と語った。引き金となった教団側との接点に関する自らの説明責任については「何か深い関係があったわけではないので説明できなかったのは事実だ。全部覚えていることの方が自然ではない」。引き際に至ってもまだ、持論を貫き通した。

 約35分後、同じ官邸エントランスホールで首相が記者団に語った。「国会審議に支障を来すのは本意ではないと申し出があった。私は了とした」。更迭を否定したものの、引導を渡していたのは間違いない。この日、夕方に予定されていた政府の経済財政諮問会議は急きょ、中止に。自民党本部であった役員会への出席も首相は見合わせていた。

 政府関係者によると、官邸サイドが山際氏に見切りを付け、閣僚交代にかじを切ったのは先週半ば。17日から始まった衆院予算委員会で山際氏は、野党から教団側との関係を問われても「記憶にない」「資料がないので分からない」などと不誠実な答弁を連発し、傷口を広げていた。さらに18日には「これから新しい事実など、さまざまなことが出てくる可能性はある」。自民幹部からも「もっと、まともなことが言えないのか」と突き放されていた。

 「かばえばかばうだけ、政権の寿命を縮めますよ」。首相の下には連日、山際氏の更迭を求める意見が届いていた。山際氏の後ろ盾となっていた甘利明前幹事長の説得もあり、首相はいったんは事態を見守る構えも見せたが、最後は押し切るしかなかったという。

 24日、参院予算委の集中審議を終えた首相は、午後4時過ぎに官邸に戻ると、自民の麻生太郎副総裁ら党幹部に電話で「閣僚交代」を告げた。「仕方ないですね」。山際氏が所属する麻生派の会長でもある麻生氏は既に事態を把握しており、驚いた様子を見せなかったという。

 政府、与党内には、10月初旬の今国会開会や、先週の衆参両院の予算委開始前に首相が決断すべきだったとの意見が根強く、首相の指導力に対する不信感も漂う。各種世論調査で内閣支持率は続落しており、自民関係者は「きょう、あすで踏み切らなければ、今国会は絶望的だった。首相にとっても瀬戸際だった」とあてこすった。

 山際氏を「瀬戸際大臣」と皮肉り、首相に解任を迫っていた野党は一層、ボルテージを上げる。立憲民主党の安住淳国対委員長は、「一言で言って遅すぎた。予算委が終わった段階で辞めるのは誠実さに欠け、政権のマネジメントが問われている」と批判をぶちまけた。

 (東京支社取材班)

8360チバQ:2022/10/26(水) 11:39:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/0df3c88366b3ee8eccdb33fa2f0421bdcf7ac9f6
山積する重要課題 経済対策へ問われる手腕 後藤経済再生相
10/26(水) 7:07配信


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時事通信
経済再生担当相に就任し、記念撮影する後藤茂之氏(中央)。右は岸田文雄首相、左は松野博一官房長官=25日午後、首相官邸

 辞任した山際大志郎氏の後任に就いた後藤茂之経済再生担当相は、総合経済対策の策定や「新しい資本主義」の具体化など山積する課題に着手する。

 いずれも、岸田政権の浮沈を左右する重要課題。物価高への早急な対応やコロナ禍からの経済回復が求められる中、司令塔となる後藤氏の手腕が早速問われることになる。

 当面の焦点は、物価高対策などの総合経済対策。政府はもともと、今月28日にも対策を決定し、11月に財源の裏付けとなる補正予算案を国会に提出する方針だった。食料やエネルギーなど生活必需品の相次ぐ値上げに国民が苦しむ中、閣僚の辞任劇で対策に遅れが出ることは許されない状況だ。

 後藤氏は25日昼、官邸で記者団に「私も(自民)党の側にいて政策の提言や調整に関わっていた。丁寧にキャッチアップして進めていきたい」と述べ、予定通り今月中に経済対策を取りまとめる考えを強調した。

 年末に向けても、重要課題が目白押しだ。後藤氏は新しい資本主義や、スタートアップ育成などの担当相も兼ねる。年末までに策定するスタートアップの育成計画や資産所得倍増プランは政権の目玉政策。防衛費の大幅増額が焦点となる2023年度予算編成に向けても、岸田首相を議長とする経済財政諮問会議の担当相として、財政健全化との両立が求められる。

 後藤氏は旧大蔵省の出身で、税制や社会保障にも明るい「政策通」とされる。8月まで厚生労働相としてコロナ対応に当たった経験もあり、内閣府幹部は「山積する政策課題に即戦力として対応いただける。大変心強い」と歓迎する。経済対策からコロナまで、幅広い課題に短期間でどう対応するのか注目される。

8361チバQ:2022/10/26(水) 11:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed702cb39782e44a0c093a8312a9a371c0d80178
「塩谷派」が流れて安倍派に分裂の兆し 世耕弘成参院幹事長の動きに猛反発する人々
10/26(水) 6:31配信
デイリー新潮
世耕弘成参院幹事長

 自民党の国会議員の間で、朝日新聞の報道が話題になっているという。10月13日に電子版が配信された、「安倍派新会長決められず 『塩谷派』案は中堅若手が異論」というタイトルの記事だ。


 ***

 自民党の最大派閥は、衆参合わせて97人の国会議員を擁する清和政策研究会、つまり安倍派だ。

 安倍晋三元首相(1954〜2022)が凶弾に倒れ会長の座は空位となっていたが、国葬や山口県での県民葬が終わったこともあり、最近では塩谷立会長代理(72)を新会長に推す動きが活発化していた。担当記者が言う。

「ところが、安倍派は13日に総会を開き、塩谷さんが『当分は新会長を決めない』と説明したのです。意外な展開を新聞各紙が報道しました。そして朝日新聞は、新会長の決定が見送られた理由として、2012年12月の衆院選で初当選した4期生を中心とした中堅と若手の議員が反発したため、と報じたのです」

 中堅と若手の反発が原因と報じたのは朝日新聞だけではない。日本テレビも同日、自社のニュースサイト「日テレNEWS」で、「自民“最大派閥”安倍派が会長決定を見送り」の記事を配信、以下のように理由を伝えた。

《当選3回以下や4回生のグループから「我々は安倍チルドレンだ。安倍派のままがいい」などの反対意見が多く上がり先送りすることとなりました》

血判状の衝撃
 自民党のある衆議院議員は、「4回生議員といっても決して一枚岩ではなく、色んな考えを持っています。朝日の記事は、実相を伝えられてはいないですね」と言う。

「一部の週刊誌は、『塩谷さんの会長就任を潰したのは、実は森喜朗元首相(85)』とも報じました。しかし、これも事実と違います。今回、『塩谷派』が誕生しなかった一番の原因は、世耕弘成参院幹事長(59)なのです」

 清和政策研究会に所属する参議院議員は、別途「清風会」を結成している。もちろん会長は世耕氏だ。

 安倍派の参議院議員は世耕氏ががっちりと押さえている──そう報じたのは毎日新聞だ。

 18日の朝刊に「自民党:安倍派後継争い、熱帯び 『塩谷会長案』白紙/世耕氏登用反発 県民葬集結でも先行き不透明」の記事を掲載、世耕氏の名前を明記した。

《今月11日には、清和会の参院議員集団「清風会」に所属する38人が署名した「血判状」が清風会会長の世耕氏の元に届く。「世耕会長のもと一致団結して行動する」とする内容だった。ある中堅は「世耕氏こそ派内の要職につくべきだ。清風会と衆院の一部が手を組めば新体制はすぐに決まる」と話した》

8362チバQ:2022/10/26(水) 11:41:15
「キンメダイ」の陰口
「毎日新聞の記事では、まるで38人が自主的に『塩谷会長反対、世耕さんを会長に!』と陳情したかのような印象を受けますが、これもどこまで事実なのか……。少なくとも清和政策研究会に所属する衆議院議員で、毎日新聞の報道を真に受けている人は少ないはずです。血判状は世耕さんが作らせたと見ています」(同・代議士)

 毎日新聞の記事には、安倍派に所属する《参院から「塩谷・世耕両会長」案が浮上》したとも書かれている──。

「世耕さん本人が『衆参から1人ずつ会長を出し、2人体制にしたい』とこだわったのが事の真相です。世耕さんが最後まで『塩谷派』に反対していたため、新会長の決定はお流れになってしまったのです」(同・代議士)

 世耕氏は安倍政権下で官房副長官や経済産業相を務めるなど、陽の当たる道を歩んできた。そもれあってか、一部の安倍派議員からは「目立ちたがり屋」言われている。世耕氏を陰で「キンメダイ」と呼ぶ者もいるという。

「大阪府内にある近畿大学は代々、世耕家が理事長を務めています。世耕家の大学と言っても過言ではありません。つまり、『きん』き『だい』がくの『め』だちたがり屋、という意味で『キンメダイ』というわけです」(同・代議士)

分裂の懸念
 世耕氏は首相を目指すと公言しており、衆院への鞍替えを狙っている。今年3月にはBSテレ東の番組に出演し、「政治家になった以上は、チャンスがあれば国のかじ取りをするトップの立場をやってみたい」と意欲を見せた。

「衆院選小選区の10増10減で、和歌山県の小選挙区の定数は現行の3から2に減ります。おまけに二階俊博元幹事長(83)の地元でもあり、そう簡単に鞍替えが進むとは思えません。とはいえ世耕さんは本気ですから、ご自身が首相になるプロセスとして『世耕派』を誕生させようと必死なのでしょう」(同・代議士)

 だが、キンメダイの陰口からも分かる通り、安倍派に所属する衆院のベテラン議員は今回の件に不快感を示しているという。

「世耕さんに反発しているというのが実情でしょう。そもそも衆議院議員は参議院議員を格下に見ていますからね。正直言って、『世耕は何様だ』という感じでしょうか。『安倍派を乗っ取るつもりか』と言う人もいます。いずれにしても、このままでは安倍派分裂の火種にもなりかねず、非常に頭の痛い問題であるのは間違いありません」(同・代議士)

デイリー新潮編集部

新潮社

8363チバQ:2022/10/26(水) 11:41:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/141593929f64f50500f5390f5e49d500d6252393
安倍派、後継会長は決まらず 北条義時のような新リーダー不在の「ダメ鎌倉殿」状態か
10/21(金) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍派には新リーダー不在(写真は天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典にて)

 安倍晋三・元首相が亡くなってから3か月あまり、派閥会長を務めていた安倍派(清和会)の後継会長は依然、決まる気配がない。10月13日の派閥総会では、塩谷立・会長代理からこんな一言が飛び出した。


「安倍さんに代わる新しいリーダーというのが一つの大きな課題だが、現時点でなかなかそういう方がいない」

 塩谷氏にとって苦渋の発言だったはずだと、ベテラン政治ジャーナリストは言う。

「塩谷氏はその前週、10月6日に開かれた同派総会で、『会長人事を含む新体制を来週にも決定する意向を示した』と報じられました。同派重鎮の衛藤征士郎氏らが『塩谷派』への衣替えを提案していたことを受けたもので、塩谷氏が会長に就くつもりだったのでしょう。

 ところが、派内から『知名度が低く総理総裁候補になり得ない』『塩谷派では茂木派や麻生派に名前負けする』などと異論が相次ぎ、最終的には派閥オーナー的存在の森喜朗・元首相が『領袖が務まる器ではない』とストップをかけたと言われています。森氏は当面、会長を置かず、松野博一・官房長官、西村康稔・経産相、萩生田光一・政調会長らによる合議制で進めていくべきだという考えのようで、塩谷氏としても会長就任を断念せざるを得なかったようです」

 衆参合わせて97人もの国会議員を抱える自民党最大派閥の行方は、永田町内でNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』になぞらえられた。源頼朝亡き後の御家人13人による合議制の状況が安倍派と似ており、「派内の権力闘争で勝ち残った者が北条義時のような強力なリーダーになる」との予測もあったが、実態はほど遠い。

「権力闘争が好きな永田町では『鎌倉殿』が大人気ですが、それを安倍派になぞらえる向きはなくなりました。というのも、頼朝という絶対権力者亡きあと、北条時政、比企能員、梶原景時といった有力御家人たちが激しく争った『鎌倉殿』と違い、安倍派にはそもそも権力闘争を繰り広げるほど力のある人材がいなかったことが明らかになったからです。

 森氏は当初、萩生田氏を後継候補に考えていましたが、旧統一教会との接点が取り沙汰されて対応に四苦八苦し、あっさり自滅してしまった。ほかの面々も、森氏の顔色を窺うばかりで『我こそが次のリーダー』と周りを斥ける力を示そうとする人はいません。北条義時のような新リーダーが不在のまま、ゆるやかな合議制が続いていく。これでは『ダメ鎌倉殿』と揶揄されても仕方ないでしょう」(同前)

8364チバQ:2022/10/26(水) 11:42:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e985cbd4aadbfff4f2d7c6329a3ac93074c624
「紙対応」細田議長の進退焦点 「瀬戸際大臣」辞任、会期末がヤマ場【解説委員室から】
10/25(火) 21:10配信


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時事通信
衆院本会議を終え、国会を出る細田博之衆院議長(中央)=6日、国会内

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係をめぐり、山際大志郎氏は24日、経済再生担当相辞任に追い込まれた。3日に召集された今臨時国会前から辞任を迫られていた山際氏が「退場」したことで、野党の次の主たるターゲットは、細田博之衆院議長。12月10日の会期末に向け、細田氏の進退が焦点となりそうだ。(時事通信解説委員長・高橋正光)

【写真】細田博之衆院議長が発表した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係に関するコメント

 ◇安倍首相に報告?

 「瀬戸際大臣」。自民党の石井準一参院議院運営委員長が岸田文雄首相らとの会食後、記者団にこうやゆしたのは17日夜。山際氏は1週間、瀬戸際で踏ん張ったものの、国会審議への影響を理由に辞表を提出した。首相による事実上の更迭とみられる。石井氏から、「だらしない」と挑発された野党は、1週間で山際氏の首を取り、メンツを保った。

 8月の内閣改造で続投した山際氏は、外部から教会との接点を指摘されては、認める「後出しじゃんけん」の繰り返し。しかも、急激な物価高などを受けて、政府が取りまとめる総合経済対策の担当閣僚。辞任すれば、岸田政権へ大きなダメージを与えられることから、野党は首取りを狙う第1のターゲットにしていた。

 首相には、国会が始まれば、山際氏が徹底追及されるのは分かっていたこと。問題閣僚を切るなら、国会前に決断するのが政界の常識だ。判断が遅れたことで、首相の危機管理能力に疑問符が付き、傷口は広がったと言える。

 いずれにしろ、山際氏「退場」の結果、次のターゲットとして注目が集まるのは細田議長だ。与野党を問わず、多くの国会議員に、教会とのさまざまな関係が判明しており、細田氏も例外ではない。こうした状況下、野党が問題視しているのは、出席した会合の内容を当時の安倍晋三首相に報告した疑惑だ。細田氏は教会の韓鶴子総裁が出席する会合で、盛会を祝い「会の内容を安倍首相にさっそく報告したい」などとあいさつする動画が確認されている。

 細田氏は与野党双方に迫られ、9月29日と10月7日の2回、ペーパーを出し、教会関連の会合出席8件と会合への祝電など3件を認めたものの、議院運営委員会での質疑に応じたり、記者会見を開いたりしての自らの言葉での説明はなし。ペーパーでは、安倍氏への報告の有無についても触れていない。

 細田氏はまた、最大派閥・安倍派の前任会長として、選挙の際に教団票を差配した疑惑もささやかれる。紙での説明に終始する細田氏の対応に、立憲民主党など野党は「疑念は晴れず、国民は納得しない」などと反発を強めている。

 そもそも、衆参両院の議長は与党、副議長は野党第1党から選ぶのが慣例で、中立な立場で議院を運営するため、党籍を離脱する。議長が開会のベルを押さなければ、本会議は開けず、与野党の対立から審議が空転した際には、あっせんに乗り出すこともあるなど、強い権限を託されている。

 ◇「トラブル3冠」問われる資質

 細田氏はこうした立場でありながら、公職選挙法に基づいて衆院小選挙区の定数を「10増10減」する案について、「都会(の定数)を増やすだけが能ではない」「地方いじめのよう」などと異議を唱え、与野党から批判を浴びた。

 また、週刊文春は複数回、細田氏の女性記者へのセクハラ疑惑を報じた。これに対し、細田氏は「事実無根」として発行元の文芸春秋を名誉毀損(きそん)で訴えたが、この時も、記者会見を開くなどして、自身の言葉で抗議の意思を示すことはなし。立民は先の通常国会会期末に、細田議長の不信任案を提出。与党などの反対で否決されたものの、議長としての資質を問われている。

 これに続いての、教会との接点判明。自身の言動に絡み、これだけ多くの問題を指摘された議長はなく、さながら「トラブル3冠王」。議長としての説明責任が改めて問われているにもかかわらず、「紙対応」に終始。説明責任を果たすことに後ろ向きと言える。

8365チバQ:2022/10/26(水) 11:42:22
 憲法63条は、首相と閣僚に、国会から答弁、説明を求められた場合の出席義務を課している。岸田首相や山際前経済再生担当相らが衆参の予算委員会で、教会の問題について野党の追及にさらされたのは、この条項に基づく。野党は引き続き、首相や、自身の政治団体から親族への事務所賃料の支出が判明した寺田稔総務相と秋葉賢也復興相を追及する構えだ。

 一方、議長に関しては、国会法20条で「委員会に出席し発言することができる」としており、出席を求められた場合の対応はあくまでも議長の判断。委員会への出席、説明などを義務付ける条項はない。もちろん、議長は本会議に出席、議事の整理に当たるが、議員が議長に質問することは認められていない。議長は議事に関すること以外、慣例上発言できない。このため、細田氏が同意しない限り、野党は直接、教会との接点についてただすことはできないのが実情だ。

 立民の泉健太代表が5日の衆院代表質問で、議長席に座る細田氏の方を振り返り、教会との接点について問い掛け、意思表示での回答を求めた。明確なルール違反だが、こうした事情を踏まえてのことだ。

 ◇重い伊吹元議長の発言

 衆参の議院運営委員会は、本会議の議事日程や提出された議案の扱い、選挙結果を受けた控室の割り振りなど、院の運営全般について協議する場。今国会では、細田氏が異議を唱えた衆院小選挙区を「10増10減」する公選法改正案が審議される予定だ。いずれかのタイミングで、野党は細田議長に議運委へ出席し、野党の質問に答えるよう改めて求めるだろう。細田氏がこれを拒否した場合、野党の「武器」になりそうなのが、昨年の衆院選に出馬せず、議員を引退した伊吹文明元議長の発言だ。

 自民党のご意見番的な存在である伊吹氏は6日、所属する二階派の会合で、泉氏のルール違反を「あり得ないこと」と批判する一方、細田氏に対しても「進んで議院運営委員会に出て、自分の思うところをしっかり述べたらいい」と、議運委での直接の説明を促した。もし、野党が細田氏の議運委での説明を要求し、自民党が反対すれば、伊吹氏の発言との整合性を問われる。自民党も同意して、与野党が合意して議運委への出席を要求。細田氏がなお拒否し続ければ、野党には不信任案提出の理由になり得る。

 細田氏が議運委への出席に応じれば、野党は、安倍氏への報告の有無を含め、教会との接点について徹底的にただすのは確実。細田氏が説得力のある説明をできなければ、国民の細田氏への不信感が募り、やはり野党は不信任案を提出するだろう。いずれのケースでも、野党が会期末に、細田議長の不信案を提出する流れとなる可能性が高そうだ。

 ◇首相、「内」「外」どちらを優先?

 その際、判断を問われるのが岸田首相だ。細田氏を守るなら、自民党が不信任案に反対、否決すれば済むが、世論の反発を買い、内閣支持率がさらに低下しかねない。逆に、細田氏を切るなら、自発的な辞任を説得し、応じないなら採決での欠席を党に指示すれば、不信任案は可決される。その場合は、安倍派議員らの反発を買い、政権基盤が揺らぐかもしれない。

 首相は、自らの言葉で説明しない細田氏について「自身の判断で適切に対応すべきだ」と述べ、対応を見守っている。いずれ、「内」と「外」のどちらを優先するのか、決断を迫られよう。

 「いまだ貝のように口を開かない細田議長の、記者会見が必要だ」。山際氏の辞任を受け、25日の本会議で急きょ行われた質疑で、立民の逢坂誠二代表代行は、自身の言葉での説明を細田氏に促すよう首相に求めた。共産党の塩川鉄也氏は「細田議長にも議運の場での説明、質疑を求める」と強調した。首相はこれらの点について答えなかったが、細田氏は議長席でやり取りに聞き入っていた。議長が不祥事で辞めた例はほとんどなく、辞任となれば、政権への衝撃度は山際氏の比ではない。

 細田氏の進退問題は、会期末に最大のヤマ場を迎える見通しだが、まずはその前段階として、細田氏に対する野党の議運委での説明要求に、自民党が同意するのか。同党が同意し、与野党そろっての出席要求に、細田氏が応じるのか。自民党と細田氏の対応が、当面の焦点となるだろう。

8366チバQ:2022/10/29(土) 08:49:57
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-629282.html
後継6人とも力不足「安倍派」に迫る空中分解の危機 萩生田、西村、世耕3氏の共同代表制が有力?
2022/10/29 05:20東洋経済オンライン

後継6人とも力不足「安倍派」に迫る空中分解の危機 萩生田、西村、世耕3氏の共同代表制が有力?

後継6人とも力不足「安倍派」に迫る空中分解の危機

(東洋経済オンライン)

故・安倍晋三元首相の後継会長選びで、自民党の最大派閥「安倍派」(清和政策研究会、97人)が迷走している。当初有力視された塩谷立会長代理(当選10期・72)の昇格案が、同派中堅若手などの反対で頓挫したためだが、背景には次期総裁選に向けての激しい主導権争いがあり、円満決着への道筋はまったく見えてこない。

旧統一教会問題における山際大志郎氏の経済再生相の辞任(事実上の更迭)などで岸田文雄政権の危機が深刻化する中、党所属議員の4分の1超の勢力を持つ安倍派の混乱は、岸田首相の政局運営の大きな不安要因ともなっている。このため、総裁派閥の岸田派を筆頭に、党内の他の派閥・グループは、安倍派の動向に神経をとがらせている。

「国葬」以降も紆余曲折
昨年暮れの安倍派発足以来、事実上の党最高実力者として同派を支配してきた安倍氏が、7月8日に突然非業の死を遂げてから、すでに3カ月半あまりが経過。その間、安倍派は9月27日の「国葬」まで、「喪中」を理由に表立った後継者選びの動きを自制してきた。

しかし、「喪明け」となった9月末以降も派内調整は紆余曲折を繰り返している。国葬以降の「節目」となった10月15日の「山口県民葬」には、塩谷氏をはじめ同派議員85人が参列。第2次安倍政権下で会長を務めた細田博之衆院議長が弔辞で安倍氏の功績を称えつつ故人を偲び、塩谷氏も「派の結束」を訴えたが、後継会長問題決着への機運は盛り上がらなかった。

ただ、後継会長選びの難航は「予想されたこと」(自民長老)でもあった。これまで候補と目されたのは、下村博文元文部科学相(9期・68)、松野博一官房長官(8期・60)、西村康稔経済産業相(7期・60)、萩生田光一政調会長(6期・59)、稲田朋美元防衛相(6期・63)、世耕弘成参院幹事長(5期・59)の6氏だが、昨秋の安倍派結成前から、それぞれの足の引っ張り合いが目立っていたからだ。

安倍氏と親密だった甘利明前幹事長(麻生派)は、安倍氏死去後の7月20日に自らのメールマガジンで、「(安倍派は)『当面』というより『当分』集団指導制をとらざるを得ない。誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない」と皮肉たっぷりに指摘。安倍派の総裁候補の面々は猛反発したが、党内では「きわめて自然な分析」(閣僚経験者)と突き放す声が多かった。

安倍氏亡き後、後継会長選びも含め、安倍派のまとめ役が務まるのは、「森喜朗元首相と細田氏の2人だけ」(安倍派幹部)とみられていた。ところが、森氏は東京地検の捜査が続く「五輪汚職」での“渦中の人”となり、細田氏も岸田政権を揺さぶる「旧統一教会」と安倍派の“癒着”の中心人物として厳しい批判にさらされ、「身動きが取れない状況」(同)だ。

しかも、安倍氏自身の旧統一教会との密接な関係が問題視される中、安倍氏最側近をアピールしてきた下村、萩生田両氏も、旧統一教会との「親密な関係」が厳しく批判されている。だからこそ、後継会長選びが「本命も仲介役も不在」(同)で迷走しているのだ。

8367チバQ:2022/10/29(土) 08:50:22
森氏の腹案は「萩生田・西村・世耕3氏の共同代表制」
そうした中、現在の「安倍派集団指導体制」の中軸となっているのは塩谷会長代理、松野官房長官、高木国対委員長(事務総長)、西村経産相、萩生田政調会長(幹事)、世耕参議院幹事長(清風会会長)の6氏。「これまで会長代理だった下村氏は、世代交代に反するとの理由で外された」(安倍派若手)とされる。

この6氏の水面下での相談相手となっているのは、やはり森氏だ。一時有力視された「塩谷会長案」については「最終的に森氏がつぶした」(同)との情報も出回った。

もともと、最大派閥への影響力維持に執念を燃やす森氏に取って、「派閥分裂だけは避けたいのが本音」(側近)だ。そこで森氏が、山口県民葬に先立ってひそかに提案したのが、「萩生田、西村、世耕3氏による共同代表制」だったとされる。

確かに森氏は、森派を引き継ぐ形で派閥会長となった町村信孝氏(元衆院議長・故人)が福田康夫内閣の官房長官に就任した際、派閥会長制をいったん廃止して町村氏と中川秀直(元幹事長)、谷川秀善(元参院幹事長)両氏を代表世話人とする集団指導体制に衣替えさせたことがある。

総裁選出馬を目指す町村氏と、そのライバルとして党幹事長を辞任して派閥に復帰した中川氏を並び立たせ、そこに参院実力者の谷川氏を加えるという派内混乱回避のための苦肉の措置だ。ただ、報道される派閥名は町村派のままだった。

その一方で、今回の「共同代表制」は「3氏を将来の会長・総裁候補と位置付けて競わせるのが狙い」(自民長老)とされるが、当事者も含め派内からは反対論が相次ぐ。「次に1人に絞るのが困難」(安倍派若手)なことに加え、参院の安倍派を統率する世耕氏が総裁候補になるために衆院鞍替えを狙っていることが背景にある。

参院安倍派として世耕氏をリーダーに結束している清風会(40人)は派内最大勢力。世耕氏も「私が共同会長に加わらなければ、集団指導体制は成り立たない」と漏らしていることに、衆院側が反発しているからだ。

後継選びで繰り返してきた「派分裂」
そもそも、安倍派は半世紀前の1972年夏に故福田赳夫元首相が立ち上げた「福田派」が源流だ。ただ、福田氏や安倍晋太郎氏など歴代領袖の会長引退や死去後の後継争いで、派分裂を繰り返してきた歴史がある。

今回の会長選びの迷走の裏側には、2024年9月の次期総裁選に向け、最大派閥として総裁候補を出すべきだという主戦論の強まりがあるとみられる。本来なら、安倍氏死去に伴って呼称も「旧安倍派」になるのが通例だが、派内の中堅若手議員が「安倍派」存続を望むのは、「誰が後継会長になっても、安倍派という派閥名がなくなれば選挙に不利」(若手)との不安からだ。

しかも、「10増10減」による新たな区割りの選挙区での戦いとなる次期衆院選では、有力な複数の後継会長候補の苦戦も予想されている。それだけに、「現在の集団指導体制で結束を維持しようとしても、次期総裁選や衆院選が迫れば、その時点で空中分解の危機を迎える」(安倍派長老)との声も出始めている。

著者:泉 宏

8368チバQ:2022/10/31(月) 08:29:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/55a648471fda1d78f9332161d0301a77f4f281bd
「世耕の乱」勃発で安倍派が空中分解寸前…塩谷会長代理でも、萩生田政調会長、西村経産相でもまとまらない!
10/31(月) 6:02配信

現代ビジネス
「塩谷・世耕派」になる?

 安倍晋三元総理が亡くなってから間もなく4ヵ月。「安倍派」が分裂の危機を迎えている。


 「ベテランの後押しを受けて塩谷(立)会長代理が会長にスライドすると思いきや、参議院幹事長の世耕(弘成)さんが反旗を翻しました。安倍派の参院議員38人は『安倍会長の遺志を継いで一致団結する』と書かれた”連判状”に署名、世耕さんを共同代表にして『塩谷・世耕派』にするよう動いています。当面は会長選出を延期せざるをえません」(安倍派中堅衆議院議員)

 安倍派の参院議員たちは「清風会」というグループに所属し、世耕氏を中心に毎月会合を開いている。そのうち当選1〜2回の若手が中心となり、安倍派の衆院議員たちに「直談判」をしていた。

「塩谷会長」では頼りない
 「私の元にも『会長不在で困難に直面している時期だからこそ、世耕幹事長の力も借りるべきです』という参院の若手が来ました。こっちからすれば、ありえない話ですよ。共同代表なんてことになれば、二人の会長の意見が割れて派閥が分裂するのは目に見えていますから」(同前)

 では衆院の安倍派議員が「塩谷派」で一本化しているかというと、それも違う。安倍派に影響力を持つ森喜朗元総理が「塩谷会長」に難色を示しており、現役でも塩谷氏への不満を持つ人が少なくないのだ。

 「塩谷さんも塩谷さんですよ。『無難だから会長に選ばれる』と慢心して、幹部連中が推してくれるのを待つばかり。派閥の領袖は他派閥と渡り合ってポストを奪い取らないといけないのに、塩谷さんにはムリでしょう」(安倍派ベテラン衆院議員)

 かといって塩谷氏より若い萩生田光一政調会長や西村康稔経産相が会長となっても、安倍派がまとまる保証はない。

 「年内に会長が決まらないと、他派閥の草刈り場になりかねない」という声もあがる。崩壊寸前の安倍派の惨状に、安倍元総理も草葉の陰で呆れていることだろう。

 「週刊現代」2022年11月5日号より

週刊現代(講談社)

8369チバQ:2022/11/01(火) 09:02:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7218d7eda5591d635c5c86a9b319dc0b92d7c05
「平身低頭」に徹して結束図る岸田首相…二階氏に配慮欠かさず、公明には「心配り」
11/1(火) 7:39配信

読売新聞オンライン
 岸田首相が自民、公明両党の幹部や実力者と会食を重ねている。いずれも首相が会食に誘ったといい、内閣支持率が低下する中、政権運営への助言や協力を求める狙いとみられる。平身低頭に徹し、今年度第2次補正予算案の成立などに結束して取り組む環境を整えたい考えだ。

首相官邸に入る岸田首相(31日午前)

 首相は31日夜、東京都内の中国料理店で、自民の二階俊博元幹事長と会食した。首相が会長を務める岸田派の根本匠事務総長と二階派の林幹雄会長代行、自民の元宿仁事務総長が同席した。出席者によると、二階氏が首相に「政権をしっかり支えるから、思い切ってやった方がいい」と激励する場面もあったという。

 二階氏は安倍、菅両政権で歴代最長の5年超にわたり幹事長を務めたが、首相は昨年9月の党総裁選で二階氏を念頭に党役員任期の制限を訴え、昨年10月の岸田政権発足時に二階氏は要職を外れた。所属議員同士が衆院選挙区で競合するなど緊張関係にあった時期もあり、両氏の因縁は根深い。

 それでも首相が二階氏への配慮を欠かさない背景には、政権運営に対する自民内の不満の高まりがある。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が判明した山際大志郎・前経済再生相を更迭したが、「後手に回った」(自民幹部)との受け止めが大勢だ。

 今後は、野党が旧統一教会を巡る問題で国会での追及を強める中、補正予算案や感染症法改正案などの重要法案の審議に加え、国家安全保障戦略など3文書の改定も控える。首相周辺は「政権安定のため、二階氏との対立は避けなければならない」と強調する。

 首相は参院自民や連立を組む公明党への「心配り」にも力を注ぐ。27日夜は自民の末松信介参院予算委員長らと会食。出席者によると、首相は山際氏の更迭が遅れたことを「申し訳なかった」と頭を下げた。

 首相が旧統一教会を巡って、宗教法人法に基づく解散命令の要件の法解釈について公明に事前に説明せず、公明内から「丁寧さが足りない」(党幹部)との不満も上がった。首相は28日夜の山口代表らとの会食で「連携を密にしていきましょう」と呼びかけたという。

 29日夜の自民の麻生副総裁との会食では、政権運営への助言を求めた模様だ。首相は、首相経験者の麻生氏の存在を「ありがたい」と周囲に漏らすなど、頼りにしている。麻生氏も手紙や電話などで首相に助言をしているという。

8370チバQ:2022/11/04(金) 13:43:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f74a83a3dc68d04003596350474b5cfcffa57e61
存在感増す茂木幹事長、力の源泉は首相・麻生氏との信頼関係…「3人が政権方針決めている」
11/4(金) 8:40配信

読売新聞オンライン
 自民党の茂木幹事長が4日、就任から1年を迎える。岸田首相(党総裁)や麻生副総裁との信頼関係を土台に、党内で存在感を増している。「ポスト岸田」に向けて、今後は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題への対応や、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整などで手腕が試されることになる。

【図表】ポスト岸田、党内統治…茂木幹事長が今後直面する課題

力の源泉
就任から1年を振り返る自民党の茂木幹事長(1日、党本部で)

 「夏の参院選では、63議席を獲得して勝利することができ、政治の安定という大きな力を与えてもらった。日本が直面する課題解決に向け、これからも全力で取り組んでいきたい」

 茂木氏は1日の記者会見で、就任後の成果として参院選での勝利を強調した。

 茂木氏の力の源泉は、首相、第3派閥の麻生派(53人)を率いる麻生氏との3人の枠組みだ。3者の面会は、茂木氏が就任した昨年11月4日以降、26回に上る。党幹部は「この3人が党運営のみならず、政権の方針も決めている」と説明する。

 一方、旧統一教会問題への対応を巡り党内調査が後手に回ったことなどが批判を受けた。高額寄付などの被害を防止する新法制定を巡る協議でも野党に押され気味で、今国会で実現できるかどうかが焦点となる。

 今国会で衆院小選挙区を「10増10減」する公職選挙法改正案が成立すれば、党内の選挙区調整が本格化する。選挙区が減る県の調整は難航が必至だ。

温度差
 他党との関係では、国民民主党との連携を強めている。茂木氏は、国民の玉木代表と節目で連絡を取り合う間柄だ。通常国会で、国民が2022年度当初予算案の賛成に回った際も、麻生氏と調整に動いた。22年度第2次補正予算案でも国民の取り込みを模索する。

 一方で連立を組む公明党とは隙間風も指摘される。茂木氏は周囲に「公明の要望を必ずしもすべて聞く必要がない」と漏らしており、公明内では「もっと自公が密接に連携すべきだ」との不満がくすぶる。

足元に不安も
 茂木氏は、自民党第2派閥の茂木派(54人)会長を務めるが、足元のまとまりには不安も抱える。

 昨年11月に派閥会長に就任以降、「幹事長派閥として結束は高まっている」(中堅)。ただ、かつて折り合いが良くないとされ、参院に影響力を残す青木幹雄・元参院議員会長について、「2人の関係が完全に改善されたわけではない」(青木氏周辺)こともあり、派内での求心力の維持は依然、課題となりそうだ。

 岸田内閣の支持率が下落傾向にある中、麻生氏とともに、茂木氏は「首相を全力で支える」と周囲に強調する。ただ、岸田派からは「どこまで首相を支えてくれるか、分からない」との声も出ている。

8371チバQ:2022/11/04(金) 17:45:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/da6a7b495d6bdcb566f6c7e38d46c72d69412ae0
岸田首相、派閥領袖と会食続々 政権体力低下で動揺懸念
11/3(木) 7:12配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=2日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)が、党内各派の領袖(りょうしゅう)と会食を重ねている。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡る対応が後手に回り、世論の逆風で政権の体力は低下しつつある。党内の動揺が拡大することを懸念し、杯を酌み交わすことで自らの足元を固めようとしているようだ。

 首相は10月31日夜、二階派会長の二階俊博元幹事長と、東京都内の中国料理店で約2時間懇談した。二階氏は政権と距離を置く非主流派の中心人物の一人。首相が党本部の元宿仁事務総長に仲介を依頼したという。

 2人の会食は4月以来。席上、二階氏は「二度とないチャンスだ。しっかりやってほしい」と首相を激励したという。

 首相は主流派の結束維持にも注力。10月29日には麻生派会長の麻生太郎副総裁と都内のステーキ店で1対1で向き合った。同6日には茂木派会長の茂木敏充幹事長とも夕食を共にしている。

 党関係者によると、首相の「会食攻勢」は党重鎮の助言を踏まえたものだ。周辺は「首相は酒席で発散している」と説明するが、党幹部は「首相は政権の弱体化を意識しているのだろう」と指摘。党内からは「『岸田降ろし』の声が上がらないのは、首相と派閥領袖の会食が効いているからだ」(関係者)との声も漏れる。

 首相は公明党との関係強化にも腐心する。10月28日に山口那津男代表らと都内の日本料理店で会談。連立与党の結束を確認した。

 政権内からは、トップが不在となっている安倍派の幹部や、最小派閥・森山派会長の森山裕選対委員長、首相と距離を置く菅義偉前首相とも会食すべきだとの声が出ている。

8372チバQ:2022/11/07(月) 23:48:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9a332d66246b8212b93b85ec83f6c208350892首相、与党重鎮らと会食活発 結束維持に腐心
11/7(月) 21:42配信


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産経新聞
自民党役員会に臨む岸田文雄首相=7日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が、自民党の麻生太郎副総裁や公明党の山口那津男代表ら与党の重鎮と会食を重ねている。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題は収束の気配が見えず、国会では野党から激しく追及を受ける場面が続く。与党内の結束が求められる中、重鎮らとの関係強化で足元を盤石にしたい考えだ。

首相は4日昼、東京・丸の内の中華料理店で麻生氏、茂木敏充幹事長と会食した。麻生氏は2日に韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談しており、今後の外交日程などを腹合わせしたとみられる。

首相が結束維持に腐心するのは、麻生氏ら首相を支える「主流派」ばかりではない。10月28日夜には、東京・赤坂の日本料理店で、山口氏と午後10時前まで約2時間、杯を重ねた。

山口氏は、旧統一教会への質問権行使による調査を指示したことについて「事前に説明は一切なかった」と漏らすなど、首相との間ですきま風がささやかれてきた。首相は宴席に松野博一官房長官も同席させ、政府と公明の足並みをそろえることに努めたようだ。

10月31日夜には、昨年の総裁選で首相が事実上の「二階外し」を訴えたことで距離がある自民の二階俊博元幹事長とも約7カ月ぶりに酒席を囲んだ。出席者によると、二階氏は「政権をしっかり支える」と首相を激励したという。

首相が重鎮らに細かく気配りする背景には、政治基盤の弱さもある。自ら率いる岸田派(宏池会)は自民内で第4派閥に過ぎず、重鎮らの離反を招けば与党内での足場が崩れかねない。

連夜にわたる会食が奏功しているのか、今のところ、与党内では不穏な動きはみられない。ただ、今国会では、旧統一教会の被害者救済をめぐる法整備が難航。年末に向けては、自公間の相違が目立つ国家安全保障戦略(NSS)など「安保3文書」の改定も控えている。

いずれも一歩間違えば、下落傾向の内閣支持率に致命的な影響を与えかねない難題だ。首相は重鎮らの下支えを借りながらも、気の抜けない政権運営が続く。(星野謙、竹之内秀介)

8373チバQ:2022/11/09(水) 09:05:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4be3a3cf5808d98c6cb8e15192b67f1859873ce2
「黄金の3年」一転「暗黒の1年」 首相に課題山積、「総辞職しか」危機感拡大
11/8(火) 22:01配信


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カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 衆院小選挙区定数を10増10減する公選法改正案が8日、衆院倫理選挙特別委員会で可決され、今国会で成立する見通しとなった。新たな区割りでの総選挙には1年程度の地ならしが必要とされ、岸田文雄首相は「伝家の宝刀」である解散権の行使が当面困難となる。物価高騰に加え、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る被害者救済対策など課題は山積しており、政権内には「信を問えない状況下で追い詰められたら内閣総辞職しか道がなくなる」(自民幹部)との危機感が広がる。

 「就任1年で衆参両院の選挙に勝ち、大型選挙がない『黄金の3年』を手に入れた。腰だめで日本を改革してほしい」。岸田首相は4日夜、懇談した経団連首脳たちから激励を受けた。関係者によると、首相は「検討する」を「検討を加速したい」と表現するなどトーンを上げるにとどめ、大風呂敷は広げなかった。

 首相の口が重いのは当面解散を打てなくなる見通しに加え、その間に自民内がもめる可能性が高いからだ。与党内では「黄金の3年」に代わり、国民の信を問う術がない「暗黒の1年」が語られ始めている。

神奈川新聞社

8374チバQ:2022/11/09(水) 10:09:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b81573a199e086ab73f3e04921caf2d822ad4934
首相、窮余の方針転換 実効性課題、成立見えず 救済新法
11/9(水) 7:07配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害救済・防止を図る新法について、岸田文雄首相が今国会に提出する考えを表明した。

【図解】旧統一教会・被害者救済法案の論点

 自民党は消極的で首相も静観していたが、風当たりの強さを見て急きょ方針を転換した。ただ、世論の納得を得られるだけの実効性の伴うものになるか不透明。12月10日まで残り約1カ月の会期内に成立できるかも焦点だ。

 「今国会を視野にできる限り早く提出すべく最大限の努力を行う」。首相は8日、首相官邸で記者団にこう強調。これに先立つ公明党の山口那津男代表との会談で、こうした方針を確認した。

 立憲民主党と日本維新の会は(1)寄付や物品購入は年収の4分の1を上限とする(2)マインドコントロール下の高額献金は被害者の家族も取り消し請求できる(3)不適切な献金の勧誘に罰則を設ける―を盛り込んだ法案を共同提出。教団に対する世論の反発を背景に、与党との4党協議で新法の今国会成立を迫ってきた。

 これに対し、与党は「寄付上限設定は寄付文化を萎縮させる」などとし、来年の通常国会への先送りを主張。首相は創価学会を支持母体とする公明党への配慮もあり、「与野党協議を参考に検討し、準備できたものから臨時国会に提出したい」と語るにとどめていた。

 方針転換は内閣支持率の続落が背景にある。物価高対策を盛り込んだ総合経済対策を10月下旬に決定。政府関係者は政権浮揚に期待を寄せた。だが、読売新聞が今月4〜6日に実施した世論調査で支持率は9ポイント減の36%。救済法案の今国会成立を求める声は73%に上った。

 首相が記者団に説明した新法の内容は、寄付の悪質な勧誘禁止や取り消し、家族の被害救済が柱。野党側が「目玉」とした寄付の上限設定や「マインドコントロール」の条文盛り込み、罰則導入にはなお慎重だ。憲法が保障する信教の自由を勘案し、自民党幹部は野党案を「無理筋」と批判する。

 松野博一官房長官は7日に公明党の石井啓一幹事長と会い、内容を事前に伝達。同党は党首会談に応じたが、幹部は「寄付の規制や家族の損害賠償請求は内閣法制局の審査を通るのか」と疑問視。「官邸が焦ってぶれている」と指摘した。

 立民は「われわれの重視する点が何も入っていない」(幹部)と反発している。安住淳国対委員長は、自民党が8日の国対委員長会談に応じなかったことを理由に今後の日程協議に応じない意向を示した。自民党からは「与党の法案審査も終えていないのに間に合うのか」(幹部)と危ぶむ声が出ている。

8375チバQ:2022/11/10(木) 08:50:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/65de440c518e10e84f83d25c329a8b678b28713a
「茂木幹事長」がヨイショと長老の信頼で浮かれて ただし永田町からは疑問の声が続々と
11/10(木) 6:00配信

デイリー新潮
政権の方針も決めている
できるだけ早く首相になりたい

 読売新聞は11月4日、就任から1年を迎える茂木敏充幹事長(67)について、《存在感増す茂木幹事長、力の源泉は首相・麻生氏との信頼関係…「3人が政権方針決めている」》との記事を掲載した。確かに茂木氏は単なる幹事長の立場を越えて発言力を増しているようだが、それが実際に宰相の道へと繋がるのか。疑問の声も少なくないようだ。

【写真2枚】麻生太郎氏と高級寿司店「数寄屋橋次郎」で会食する茂木幹事長

 記事の内容をざっと紹介しておこう。

・岸田文雄首相(党総裁)や麻生副総裁との信頼関係を土台に、党内で茂木氏の存在感が増している。

・茂木氏の力の源泉は、首相、第3派閥の麻生派(53人)を率いる麻生氏との3人の枠組みだ。党幹部は「この3人が党運営のみならず、政権の方針も決めている」と説明する。

・「ポスト岸田」に向けて、今後は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題への対応や、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整などで手腕が試されることになる。

古代ローマの三頭政治になぞらえ
「記事はその後、国民民主党との連携を強める一方、連立を組む公明党との隙間風も指摘していました。茂木氏が周囲に“公明の要望を必ずしもすべて聞く必要がないと漏らしている”との記述もあり、なかなか読み応えのある記事でしたね。もっとも茂木氏は読売出身ですから、いくらか太鼓を叩いている印象を持ちましたが(笑)」

 と、政治部デスク。たしかに記事を読むと、茂木幹事長の「大物ぶり」が印象に残る。本人は喜ぶだろうが、一歩引いて見てヨイショ記事と受け止める向きもいることだろう。

「まあ茂木氏は党内第2派閥の会長を務めてはいるものの、派内に隠然たる影響力を持つ青木幹雄元官房長官との折り合いが悪く、派全体の掌握には至っていないとも記事にはありました。実際、その通りではありますがね」(同)

 しかし、茂木氏は自らに強い追い風が吹いていると感じているのだろうか、10月23日放送のBSテレ東の番組に出演して周囲を驚かせるような発言をしている。
岸田首相、麻生副総裁、そして自分が折に触れて面談していることに触れたうえで、「総裁、副総裁、幹事長は派閥のトップでもあって、それらの関係は古代ローマの三頭政治になぞらえて言う人もいる」などと話したのだ。

麻生氏との距離が
「本当に嬉しそうでしたね。総裁、副総裁と並び立つ存在だと、誰かの口を借りてはいるものの、実質的には自身で宣言したわけで、びっくりしました。今どき三頭政治と言って理解できる人がいるのかと首を傾げるところもあったし、永田町に限りませんが、敵を作らないに越したことはないのに、あんな発言をするメリットを全く感じませんでした」(同)

 この「ノリノリ」な発言の裏にはそれなりに根拠があるようで、

「ここ最近、特に麻生氏との距離が良い方向に縮まっているようです。茂木氏はできるだけ早く首相・総裁になりたい。その後ろ盾として麻生氏を頼みとしている。一方の麻生氏は、茂木氏の名前を有力候補としてしきりに出すことがあるそうです」(同)

 麻生副総裁にはどういう思惑があるのか。

「次の総裁選が岸田首相と候補者たちとの闘いとなるか、首相退陣後に行われるものなのかはわからないですが、いずれにせよ麻生氏は、茂木氏と麻生派所属の河野太郎デジタル大臣は名乗りを上げるだろうと見ているようです」(同)

8376チバQ:2022/11/10(木) 08:50:55
チャンスはそうない
「河野氏は麻生派所属ではありますが、前回総裁選でも麻生氏は厳しく接していました。河野氏のことを嫌っていることはなくもちろん総裁候補として評価しているのですが、他方、彼を推しすぎると派閥が割れるし、世代交代が一気に進むうえに麻生氏自身も埋没してしまう。そこへ行くとちょうど年齢的にも良く気心が合う茂木氏なんですよね」(同)

 麻生氏のお友達というだけで次のリーダーが決まってしまうとすれば何とも嘆かわしい状況である。

「茂木さんも必死なんでしょう。岸田さんより年長ですし、次の総裁選で河野さんが総裁になったら完全に自分の目は無くなってしまう。要するに、チャンスはそうないから焦っているところもかなりあると思いますよ」

 と、自民党のある閣僚経験者。仮に三頭政治の状況にあるとしたら、それは首相のプレゼンスの著しい劣化を意味しているわけだが、問題は軽々しくそんなことをテレビで話すセンスだ、とこの閣僚経験者は言う。

「茂木さんがそれを口にした時点で、倒閣宣言と受け止められても仕方ないでしょう。岸田さんには力がないから、力のある私(茂木氏)が支えていますって言い草にも捉えられますからね」(同)

 バックアップをしているのは党内の実力者とはいえ、国民の空気を読めないことでは定評のある麻生副総裁である。それだけに茂木氏も調子に乗って舌を滑らせているようでは、足元をすくわれかねないということか。

デイリー新潮編集部

新潮社

8377チバQ:2022/11/11(金) 17:57:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9e4fccb78022eee9a3d0452a0d89250e226c31c
首相、葉梨法相を更迭 岸田政権で2人目 後任に斎藤元農水相
11/11(金) 17:21配信


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時事通信
参院本会議で答弁に臨む葉梨康弘法相(手前)。左奥は岸田文雄首相=11日午前、国会内

 葉梨康弘法相は11日、首相官邸で岸田文雄首相に対し辞表を提出した。

 首相は受理した。事実上の更迭とみられる。「法相は死刑のはんこを押すときだけニュースになる地味な役職」との発言が批判を招き、国会審議にも影響したことから、続投させるのは困難と判断した。後任は斎藤健元農林水産相を起用する意向。同日中にも任命する。

 岸田政権で閣僚の更迭は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡り辞任した山際大志郎前経済再生担当相に次いで2人目。相次ぐ閣僚の辞任は逆風下の首相にさらなる打撃となる。

8378チバQ:2022/11/14(月) 11:00:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/05f359d94047c1aad0c1daefda7dc62dd0dabcff
政府VS国防族 防衛費増額めぐり綱引き激化 政府、他省庁合算で「2%」 「水増し」自民内に反発
11/13(日) 19:55配信


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北海道新聞
 自民党国防族が年末の国家安全保障戦略など防衛3文書改定を控え、政府に防衛費増額の圧力を強めている。政府は公共インフラ整備など他省庁の経費を、安保関連予算の「新たな枠組み」として防衛省予算と合算し総額で国内総生産(GDP)比2%を達成したい考え。だが国防族は関連予算による「水増し」と反発し、「真水」と呼ぶ防衛省予算そのものの大幅増を求める。綱引きが激化する中、増税など国民負担を伴う財源の議論は置き去りだ。

 「真に防衛力強化に必要なもの、防衛予算をまずしっかり積み上げることが基本だ」。自民の小野寺五典元防衛相は10日、党国防部会の冒頭で出席した官僚らに、こうくぎを刺した。

 やり玉に挙がったのは、岸田文雄首相が9日の政府有識者会議で表明した「総合的な防衛体制の強化に資する経費」の創設。空港や港湾などインフラ整備や研究開発など4分野の経費について、他省庁の予算に防衛省の要望を反映させ、重点的に予算配分する。政府はこれらの経費は防衛力強化に資するとして、防衛省予算と合算して公表し、「日本の防衛努力を同志国にアピールする」(外務官僚)と検討を進めていた。

 だが政府のこうした動きに、自民国防族は「防衛省の予算抑制だ」と反発した。小野寺氏は急きょ官邸を訪れて首相と面会し「真水(防衛省予算)をしっかり上げてほしい」と直訴。10日の国防部会では、政府側の担当者が「総合的な防衛体制の強化に資する経費」について「防衛費とは異なる概念だ」と強調し「防衛省予算ももちろん大幅に増やす」と釈明に追われた。

 ただ「大幅に増やす」財源の議論は自民内で深まらない。有識者会議では防衛費の安定財源として増税案も正式に提示されたが、国防部会で議論はなかった。

8379チバQ:2022/11/14(月) 20:23:13
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/91677.html
2022年11月10日特集記事
決められない最大派閥
トップ不在の“安倍派”

安倍晋三が率いた自民党最大派閥・安倍派。

安倍の「国葬」を区切りに新体制への移行を目指したが、後任の会長を決めることができず、「安倍派」の名称のまま、トップ不在の体制を続けることとなった。

衆目の一致する後継者が不在の中、派内では、いくつもの思惑が交錯し、せめぎ合いが繰り広げられた。「安倍派」はなぜ、時計の針を進める道を選べなかったのか。(米津絵美、柳生寛吾、馬場勇人)

幻に終わった「塩谷派」
「新しい体制を考えていたが、いろんな意見があり、検討するにはまだ時期尚早だ。無理にやるとおかしな方向に行きかねず、丁寧に時間をかけようという結論に達した」

先月(10月)13日に開かれた安倍派の議員総会。
会長に次ぐナンバー2の会長代理を務める塩谷立は、苦渋の表情で、安倍の後任の会長選びをさらに先送りする意向を表明した。

2週間前の派閥の総会で、「国葬」終了を踏まえ、新体制へ移行する方針を明らかにしていた塩谷。
派内の幹部たちからの推挙を受けて、この議員総会の場で、自身が新しい会長に就任することを発表する段取りにしていたが、反対の声が強まり、一転、断念に追い込まれた。

決まりかけていたはずの「塩谷派」の流れは、この2週間でなぜ立ち消えになってしまったのか。

8380チバQ:2022/11/14(月) 20:23:26
会長不在では存在感が低下
塩谷氏
塩谷は、衆議院当選10回の72歳。
文部科学大臣や、党総務会長などを歴任したベテランだ。

7月8日の安倍の死去後、安倍派では、執行部体制の見直しも検討されたが、派閥の分裂を避けるため、結論をいわば先送りする苦肉の策をとった。

8月の内閣改造と党役員人事の際は、会長代理の塩谷が「窓口」役を担い、総理大臣・党総裁の岸田文雄に対し、派閥の要望を伝えるなどした。

この8月の人事で、安倍派は、閣僚に、麻生派と並んで最も多い4人を送り出し、党4役の一角、政務調査会長のポストも確保した。しかし、第2派閥の茂木派(54人)を大きく上回る97人を抱える最大派閥として、「閣僚5人の起用を目指す」としていただけに、この結果で満足する声は多くはなかった。

しかも、岸田が、当時、経済産業大臣を務めていた萩生田光一を呼び、直接、党の政務調査会長を打診したことは、「塩谷を通さないのはおかしく、派閥として軽んじられている」との批判も出た。

「いつまでも会長不在のままでは、最大派閥としての存在感がなくなってしまう」

派内では危機感が広がり、新体制への移行が真剣に検討されるようになった。

結束のため「つなぎ」の新会長?
後任の会長選びでも、大きな判断基準となったのは「派内の結束を保つこと」だった。

将来の総理・総裁候補と目される幹部たちのなかで、現時点で、派閥をまとめられると誰もが認める抜きん出た存在はなく、本格的な争いがおこれば、派閥が割れる恐れがあるとの指摘が出ていた。

こうしたなかで、温厚な人柄で知られ、「野心がない」という評がもっぱらの塩谷に、いわば「つなぎ」的に会長を務めてもらおうという雰囲気が醸成されていった。塩谷自身も、そうした状況を十分承知したうえで、火中のくりを拾う覚悟を固めた。

8381チバQ:2022/11/14(月) 20:23:43
世代交代目指した「5人衆」
「塩谷派」に向け動いたのは、「5人衆」と称した以下の面々だった。

安倍派5人衆 高木氏 松野氏 西村氏 萩生田氏 世耕氏
このうち、松野・西村・萩生田は、安倍が生前、将来のリーダー候補と評した4人、いわゆる「安倍四天王」に名を連ねたうちの3人だ。世耕は、派内で固い結束を誇る参議院議員のグループを率い、将来は衆議院にくら替えして、総理大臣を目指す意向を公言している。
彼らは、派閥の実務を取り仕切る事務総長の高木も加えて会合を重ね、意見を交わした。

5人は、塩谷を会長として自分たちが支える新たな執行部体制を構築したいと考えていた。
このうち複数のメンバーが、これを機に派閥内の「世代交代」を進めたいという思惑で5人が一致していたと明かしている。

もう1人の「会長代理」
「5人衆」が「世代交代」を図る相手として念頭に置いたのは、下村博文(衆・当選9回・68歳)だった。
塩谷とともに派閥の会長代理を務める下村は、「安倍四天王」の残りの1人であり、これまでに総裁選挙への立候補を模索した経験も持つ。

下村氏
下村も、今回、自身は会長を目指さず塩谷を推す意向を早々に固め、下村周辺は、引き続き会長代理を務めることで、「次」を狙うという絵を描いていた。

「塩谷会長」のもとで、どちらが派閥運営の主導権を握るのか。
水面下の攻防は、まずは、世代間のポスト争いという形で展開していった。

ベテラン勢の「塩谷推し」
「国葬」の2日後の9月29日。派閥の運営方針などを話し合う「幹事会」が開かれた。

「塩谷先生を会長にどうか」
この場で下村は、塩谷を会長に推す考えを表明した。

下村のほか、派内の衆参それぞれの最長老で、ともに「最高顧問」を務める衛藤征士郎(衆・当選13回・81歳)と山崎正昭(参・当選6回・80歳)も同様の意向を示した。

衛藤氏と山崎氏
派閥の公式な会合で具体的な会長候補の名前が出されたのは初めてで、突然の発言に、ほかの出席者は一様に驚いたという。

会合のあと、下村周辺の議員たちは「幹事会で特に異論は出なかった。塩谷会長で決まりだ」と口々に記者たちに解説して見せた。

「3人の発言は事前に示し合わせたものだろう」
派内では、下村が、いち早く塩谷支持を表明することで、「5人衆」に対し機先を制することを狙ったものだとの見方が大勢だった。

新体制移行方針の表明
この幹事会の直後に開かれた派閥の議員総会で、塩谷は、新体制に移行する方針を表明した。
「安倍総理が亡くなった大きな穴を埋めることは、どんな体制をとっても難しいと思う。しかし、皆さん1人1人の力を結集して、日本の政治に清和研(清和政策研究会=安倍派)が中心になって貢献できるような体制を整えていきたい」

幹事会での下村らの発言は想定外だったが、事前に「5人衆」と下村らの双方から意向を確認しており、自身の会長就任におおむねメドがついたと判断したうえでの宣言だった。

塩谷は、この時点で、1〜2週間後には新体制を発表できると考えていた。
しかし、このあとも塩谷にとって想定外の事態が続いていくことになる。

「5人衆」に亀裂
塩谷は、新しい体制をめぐって、「5人衆」と下村側の双方から働きかけを受けていたが、派内で将来の総裁候補を育てていくため、「5人衆」の意向を尊重する方向で調整を進めていた。
ただ、調整を進める中で次第に、今度は「5人衆」の中で思惑の違いが顕在化してきた。

もともと、「5人衆」の中で、「塩谷会長」実現に向けた熱意には明確な温度差があった。もっとも積極的だったとされたのは、官房長官の松野だ。塩谷が派内の調整に動く中、松野も、他派閥の幹部に「塩谷会長になりますので、よろしくお願いします」と声をかけるなど、環境整備を進めてきた。

8382チバQ:2022/11/14(月) 20:23:54
一方、もっとも消極的と見られていたのが参議院幹事長の世耕だった。
世耕は、「5人衆」の会合でも、引き続き会長は置かず、5人による集団指導体制を確立するのが望ましいとの立場を示し、次善の案として、塩谷が会長に就任することも排除しないという立場だった。

世耕氏
こうしたなか、10月6日夜、塩谷を支える新体制の構想として、「5人衆」のうち、松野、西村、萩生田の3人を会長代理に据える案が、一部報道で取り上げられた。
そこに、世耕の名前はなかった。

この案には、世耕を支える参議院側から強い不快感が示された。世耕自身も、塩谷の会長就任に反対する姿勢を明確にするようになった。

そして、参議院側からは、衆参それぞれから会長を出す共同代表制に移行し、「塩谷・世耕派」、あるいは「萩生田・世耕派」とするよう求める声が上がった。
世耕は、派閥所属の参議院議員38人全員から「派閥が結束していくために世耕に一任する」とした連判状を取りまとめ、共同代表制の実現に向け、塩谷にプレッシャーをかけていった。

相次ぐ「森詣で」
塩谷が自身の会長就任に向けてお墨付きを得ようとしたのは、かつての派閥の領袖で、いまも大きな影響力を持つとされる森喜朗(85歳)だった。

森氏
森のもとにあいさつに行った塩谷は、後日、周辺に対し「森さんから『自宅を担保に金を借りるぐらいの覚悟はあるのか』と迫られたが、最終的には『頑張れ』と言ってもらった」と安堵感を口にしている。

そして、10月6日昼に開かれた派閥の議員総会で塩谷は、「新しい体制は来週ぐらいには示したい」と新体制移行に向けた時期を明示した。「塩谷会長」に向け、1つ1つ積み重ねていった。

しかし、森を頼ったのは塩谷だけではなかった。
この間、世耕や高木など、「5人衆」の複数のメンバーも、それぞれの思惑をもって接触を図っていた。

8383チバQ:2022/11/14(月) 20:24:07
思わぬ「来客」の一言で…
10月10日夜、都内のホテル。
塩谷は、新体制の発表の予定を3日後に控え、「5人衆」と向き合った。
この時点でも、世耕から「塩谷派」への理解は得られておらず、一縷の望みを持って話し合いに臨んでいた。


しかし、その最中、想定外の「来客」があった。森だ。
複数の出席者によると、この場で森は、後任の会長は引き続き空席とし、西村・萩生田・世耕の3人で、派閥を運営する案を披露したという。

結局、この夜の会合で、何も決まらなかった。
出席者のひとりは、翌日、取材に対し「新体制に向け、決まらないということが決まりつつある」と語った。

「私たちは『安倍チルドレン』」
こうした中、派内の中堅・若手の議員たちからは、新体制への移行自体に反対の意見が出だした。

新体制の発表の予定を翌日に控えた12日朝。
衆議院の当選4回の議員らが会合を開いた。このなかでは「会長を決めるのは時期尚早で、当面いまの体制を維持すべきだ」という意見が大勢を占め、自分たちの総意として、塩谷ら幹部に伝えた。

中堅・若手議員たちの中には、この間、幹部による水面下での調整が報道などでしか伝わってこないことに不信感を募らせる者もいた。

彼らは取材に対し、包み隠さず本音を語った。
「やはり、総裁候補たる方が会長になるべきだ。現時点で衆目の一致する人がいないわけだから、集団指導体制のままでいい」
「私たちは『安倍チルドレン』で、安倍さんに支えてもらって当選してきた。派閥の会長は、金も出して、人事でしっかりものが言えるような指導力がある人が就くべきだ」

「排除の論理はだめだ」と、「世代交代」を狙った「5人衆」を当てこする議員もいた。

塩谷は、後日、周辺にこう漏らした。
「(9月29日の「幹事会」で)私の名前が挙がったことで、いろんな意見が出てしまい、おかしくなってしまった。そうなる前に、さっと決めてしまいたかった」

「安倍」後はいつに
安倍の後任の会長選びは、さらに先送りとなった。
しかし、単に「元のさや」に納まったわけではなく、新体制の模索を通じて、派内にはいくつもの「ミシン目」が刻まれる結果となった。

塩谷は、一度は自身の背中を押してくれた森の「変節」の背景をいぶかった。
森が言及したという「西村・萩生田・世耕体制案」で名前が挙がらなかった松野も、そこにいたる経緯に疑念を抱いているという。

一方、派内の一部からは今回の森の行動に対しても「望ましくなかった」などと批判も出ている。

安倍氏遺影
派閥としての存在感の低下を防ぐより、現状から変わらないことであつれきの回避を優先した今回の結果。
いま、派内の97人をつなぎとめている合い言葉は「安倍総理の遺志を継ぐ」だ。

亡き「安倍」の名のもとに結束を保つことを選択した最大派閥は、いつ「安倍派」から移行するのか。そのとき、どんな景色が広がっているのだろうか。
(文中敬称略)

8384チバQ:2022/11/20(日) 19:28:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/61fbe4dc4dc14624105f7ec40980b8d209fde3e2
【速報】寺田総務相 こんや辞表提出の方向で調整と政府関係者
11/20(日) 17:46配信
岸田首相は、「政治とカネ」の問題が相次いで判明している寺田総務相について、20日中に更迭する方向で検討を進めている。
岸田首相は、公邸で松野官房長官や木原副長官らと、断続的に協議を続けている。

政府関係者によると、20日夜、寺田総務相が辞表を提出する方向で調整しているという。

政治部

8385チバQ:2022/11/20(日) 19:37:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/144d27490e11b61b4dc807b4b2d30ae691b56875「身内の更迭」迫られる岸田首相 側近・寺田総務相の進退、山際&葉梨氏と異なる事情とは
11/20(日) 11:00配信


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日刊スポーツ
岸田文雄首相(2022年7月18日撮影)

 岸田文雄首相に「3度目の判断」が迫りつつある。問題を抱える大臣を交代させるか否かの判断で、「政治とカネ」の問題が深刻化する寺田稔総務相(64)を、更迭する判断のヤマ場が近づいているが、この「3度目」は、その前の「1度目」「2度目」とは決定的に異なる要素がある。首相にとって、寺田氏は「身内」も同然だからだ。

【写真】寺田稔総務大臣

 岸田政権では、10月24日に山際大志郎経済再生相(当時)、11月11日に葉梨康弘法相(同)が辞任した。しかし、首相は2人をなかなか辞めさせようとせず、更迭する判断のタイミングがずれ、野党の批判だけでなく、与党からも疑問の声を受ける結果になった。山際氏の場合は、旧統一教会との関係をめぐる問題で大きな批判を浴びた「これからも(新たな問題が)出る可能性がある」発言から1週間あまり、葉梨氏も「辞任させるべき」という声が自民党でも拡大した翌日。「決断できない首相」という、さらに大きなピンチを招く結果になった。

 そして今回が、3人目の寺田氏。選挙や政治資金を管轄する総務相の立場ながら、自身の後援会の会計責任者に故人の名前が掲載されるなど、政治資金収支報告書への不適切な記載や疑惑がぞろぞろ。国会の質疑でも説明は十分でなく、「疑惑かもしれないが事実ではない」などと開き直るような発言もあった。

 しかし、自民党関係者は語る。「寺田さんを切るか切らないかの判断は、前の2人とは違って、相当に難しいのではないか。寺田さんは首相の側近。もっと言えば『身内』といっても構わない存在だからだ」。

 寺田氏は首相と同じ、広島選出(広島5区)で、首相が率いる岸田派(宏池会)に所属する。宏池会は、かつて首相を務めた池田勇人氏が1950年代後半に創立した自民党の老舗派閥の1つだが、寺田氏の妻の祖父が池田氏。今の選挙区も、池田家の代々の地盤だ。寺田氏の問題が深刻化する中、首相は自分の派閥の創立者の親族、極めて自身に近い存在を更迭するかしないかの判断に、直面し続けたことになる。



 首相の寺田氏への配慮はこれまでにもにじんでいた。首相は昨年12月、寺田氏を首相補佐官に就任させた。これは、その直前に行った最初の組閣で「入閣漏れ」した寺田氏への処遇といわれた。ちなみに、この時に寺田氏とは別に内閣官房参与に就いたのが、直前の衆院選で落選した自民党の石原伸晃氏。党総裁選で首相を支持した石原氏の起用は「お友達人事」との声もあったが、石原氏が代表を務める選挙区支部によるコロナ助成金受給問題で、8日で辞任した。一方、寺田氏はその後も首相補佐官を務め続け、今年8月の内閣改造で総務相として初入閣した。

 参与も補佐官も、首相が信頼する人物を置くのが定石。寺田氏は当選6回で、「大臣待機組」といってもおかしくなく、最初の組閣で入閣させられなかったことで、補佐官として重用した形にみえた。

 そんな寺田氏が抱える、多くの「政治とカネ」の問題。続投させても更迭しても、自身や政権の体力に大きなダメージとなるのは確実だ。逆にかばい続ければ、山際氏や葉梨氏の更迭劇の時よりも、厳しい批判が出かねない。判断の遅れがあれば、なおさらだ。

 葉梨氏の「法相軽視」の失言は大問題だったし、安倍晋三元首相の銃撃死以降、あらためて社会問題になっている旧統一教会との関係を説明できなかった山際氏も「辞任やむなし」ではあったが、寺田氏は政治資金をつかさどる総務相にありながら、数々の問題や疑惑をかかえる。「政治とカネ」は、政治家としての倫理観をはかるひとつの目安でもあり、「もはや任にあらず」(立憲民主党議員)の声は、与野党を超えて出る結果になった。

 首相は19日のタイでの記者会見で、寺田氏の進退について問われ、続投させると答えなかった。腹は決まっているようにも見えた。明日11月21日から2022年度第2次補正予算案審議が始まり、24日からは衆院予算委員会も予定される。辞任がなければ寺田氏もこの場に出席する。出席すれば野党の「集中攻撃」は目に見えている。

 岸田首相が寺田氏を更迭すれば、今年8月の内閣改造で入閣した岸田派議員3人(寺田氏、葉梨氏、林芳正外相)のうち2人が、更迭で政権を去ることになる。【中山知子】

8386チバQ:2022/11/20(日) 19:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f9e227d88f0ecfe109495da863ee79359a85f79
岸田首相、寺田総務相を更迭へ 臨時国会中「ドミノ辞任」政権に打撃
11/20(日) 18:54配信

朝日新聞デジタル
記者会見をする寺田稔総務相=2022年9月16日、東京都千代田区

 岸田文雄首相は20日、寺田稔総務相を更迭する意向を固め、自民党幹部に伝えた。週刊誌報道などで寺田氏の政治資金などをめぐる問題が次々と表面化。政治資金規正法や公職選挙法を所管する総務相にふさわしくないとして、野党が辞任を求めていた。


 首相は19日、訪問先のタイ・バンコクで行った記者会見で寺田氏の進退を問われた。今年度第2次補正予算の成立や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済新法の制定などを政権として最優先する考えを表明。一方、各閣僚にも説明責任を果たすよう要請し、「この二つの観点からどうあるべきか。内閣総理大臣として判断をしていきたい」と語り、続投は明言しなかった。

 岸田政権では、10月24日に、旧統一教会との接点が問われた山際大志郎・前経済再生相、11月11日に、死刑執行を命じる法相の役割を軽んじる発言をした葉梨康弘前法相がそれぞれ事実上更迭された。臨時国会のさなかに短期間で閣僚が相次いで退く「ドミノ辞任」となり、首相の任命責任が問われ、政権にはきわめて大きな打撃になった。

朝日新聞社

8387チバQ:2022/11/20(日) 22:42:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d8a48133a0a1b987fef6f47933316315157bd66
岸田首相、寺田総務相の後任に松本剛明元外相を起用へ 自民党麻生派
11/20(日) 21:48配信

朝日新聞デジタル
松本剛明氏

 岸田文雄首相は20日、政治資金などの問題で事実上更迭した寺田稔総務相の後任に、自民党麻生派の松本剛明元外相を充てることを決めた。複数の政権幹部が認めた。

 寺田氏の後任人事について、首相は20日夜、記者団に「21日午前に発表する」と説明した。

 松本氏は旧民主党出身。菅直人内閣で、在日外国人からの政治献金受領問題の責任を取って辞任した前原誠司外相の後任として2011年3月に外相に就任した。15年11月に離党し無所属となった後、17年9月に自民党に入党した。

8388チバQ:2022/11/21(月) 09:28:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/118bbb90bf6ceb4e4bb93d5c07390250dc304b63
「辞任ドミノ」直撃、揺らぐ足元 首相の求心力低下、火種なお 寺田総務相更迭
11/21(月) 6:59配信


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時事通信
岸田文雄首相に総務相の辞表を提出し、記者団の質問に答える寺田稔氏=20日午後、首相公邸

 岸田文雄首相は20日、「政治とカネ」の疑惑を抱える寺田稔総務相を更迭した。

 山際大志郎前経済再生担当相、葉梨康弘前法相に続き、1カ月足らずで3人の閣僚が相次ぎ辞任に追い込まれる「辞任ドミノ」が現実となり、政権への打撃は拡大。内閣支持率の低迷に苦しむ首相の求心力が一段と低下するのは必至だ。

【図解】自民党岸田派(宏池会)を巡る問題

 「どうだろうか」。東南アジア歴訪から帰国して一夜明けた20日、日本を1週間以上離れていた首相は近しい議員に次々に電話し、寺田氏の進退を巡る国内の空気感を探った。閣僚経験者の一人は「強気でやらないといけない」と助言した。

 松野博一官房長官らとの協議も経て、首相は同日夜、寺田氏を首相公邸に呼んで辞表を受理。その後、テレビカメラを前に「相次いで閣僚が辞任し、深くおわびする」と頭を下げた。

 寺田氏を巡っては、自身の後援会の政治資金収支報告書に故人を会計責任者として記載していた問題などが発覚。昨年の衆院選で公職選挙法が禁じる運動員買収を行った疑惑も浮上し、野党だけでなく、自民党内からも「辞めさせた方がいい」(幹部)との声が強まっていた。

 相次ぐ閣僚の交代に、自民党関係者は「通常なら首相を続けるのが難しくなるほどの事態だ」と危機感を募らせる。野党は勢いづいており、立憲民主党の泉健太代表はコメントで「人事管理力のなさと任命責任が問われる」と非難した。

 2022年度第2次補正予算案は、衆参両院本会議で鈴木俊一財務相の財政演説と各党の代表質問が21日に行われ、衆院予算委員会での実質審議が24日に始まる見通しだったが、寺田氏の辞任でこうしたスケジュールにも狂いが生じそうだ。野党は首相に経緯の説明を求める構えで、政府・与党の目指す月内成立は極めて厳しい情勢だ。

 首相は山際、葉梨両氏の更迭でも「後手」批判を浴びた。今回はさらに、東南アジア歴訪の直前に葉梨氏、直後に寺田氏を更迭する形となり、自民党内からは「外遊前に2人とも辞めさせるべきだった」(幹部)と不満が渦巻く。葉梨、寺田両氏とも岸田派所属で、「首相は身内に甘過ぎる」(閣僚経験者)との批判も広まりそうだ。

 寺田氏が辞任しても、幕引きとなるかは不透明だ。野党は、同様に「政治とカネ」の疑惑を抱える秋葉賢也復興相を次の「標的」に据え、追及を強める方針。自民党幹部は「まるでモグラたたきだ」と嘆いた。

 反転攻勢に向け、首相周辺では来年1月の通常国会前に内閣改造・党役員人事に踏み切る選択肢もささやかれ始めた。ただ、自民党内からは「奇策はやめた方がいい」(関係者)との声も漏れる。

8389チバQ:2022/11/21(月) 16:41:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/35a02fb0a7b878bb5dbb677deb21769a04e80aa0
寺田稔氏後任の松本剛明総務相「しっかり働いて負託に応えたい」民主党政権でも「リリーフ」経験
11/21(月) 13:15配信


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日刊スポーツ
 岸田文雄首相は21日、「政治とカネ」の問題で更迭した寺田稔前総務相の後任に、松本剛明元外相(63)を起用することを決め、官邸に松本氏を呼び込んで伝えた。

 松本氏はかつて民主党に所属し、菅直人内閣で外相として初入閣した。今回は寺田氏の辞任に伴う起用だが、民主党時代の外相就任時も、前原誠司外相の辞任に伴い、外務副大臣から昇格する形での「リリーフ登板」だった。

 2015年11月、安保法制をめぐる党の方針との違いなどを理由に民主党を離党。無所属を経て2017年に自民党に入党した。現在、自民党の麻生太郎副総裁が率いる麻生派に所属している。

 松本氏は官邸で首相と会った後、報道陣の取材に応じ「総務省は、国民生活の基盤。大変重責だと思うが、しっかり働いて負託に応えていきたい」などと語った。

8390チバQ:2022/11/21(月) 17:28:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/c05b06c9281487756a6f4ffc8b33b2d78bdc34df
松本剛明氏が総務相の後任に「人事好き」岸田首相の「民主党離党組」異例の人事に「転生した地下アイドル感」の声
11/21(月) 16:54配信


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SmartFLASH
11月21日、皇居での認証式を終えた松本剛明総務相(左)(写真・時事通信)

 11月21日、岸田文雄首相は、総務相を事実上、更迭した寺田稔氏の後任に、松本剛明(たけあき)元外相を起用した。首相は松本氏に対し、地方行財政とデジタル田園都市国家構想、情報通信など、幅広く総務行政の課題を前進させるよう指示。松本氏は、岸田首相と面会したあと「総務省は、国の根幹であり、国民生活の基盤であるたいへん重要な制度を所管しており、重責だが、しっかり働いて負託に応えていきたい」と述べた。

 松本氏は当選8回で、麻生派に所属。民主党時代は政調会長、外相を務めた民主党離党組だ。

「2011年3月、在日韓国人から献金を受けていた問題で辞任した前原誠司氏の後任として、外務相に就任しました。前職者の辞任を受けての大臣就任は2度めとなります。

 外交・安保の専門家で、民主党が野党に転じたあとの2015年、安保法制に関連して、共産党との選挙協力を模索する民主党に反発して離党。2017年に、同じく兵庫が地盤の渡海紀三朗元文相の仲介で、自民党に入党しました。

 政治手腕は高く評価されていましたが、民主党離党組の大臣起用には自民党内で反発もあります。1カ月足らずで3人の閣僚辞任という、異常事態だからこその人事といえます。総務省は、松本氏にとって少々畑違いなのが気になるところです」(政治担当記者)

 同じく民主党を離党し、自民党に入党した長島昭久衆院議員は同日、自身のTwitterでお祝いの言葉を述べた。

《嬉しい人事です。民主党時代から何かと面倒みてもらってきましたが、自民党に入党して以来、裏方で一生懸命汗をかく松本剛明さんの姿に多くのことを学ばせてもらいました。ぜひ総務行政のトップとして頑張って欲しい》

 細野豪志衆院議員も同じく、《松本剛明氏は3.11の際の外務大臣。一緒に修羅場を乗り越えた政治家だ。きっとやってくれる》と期待を込めた。

 SNSでは、民主党離党組の大臣就任に驚きの声が多く上がっている。

《すごい。民主党政権と自公政権の両方で大臣をする議員さんが爆誕》

《民主党政権の閣僚経験者で入閣“返り咲き”は初めてじゃないかな》

《民主党で外務大臣とかいう超重量閣僚やってたのが自民に移籍して再度大臣になってるので、ガチのマジで転生した地下アイドル感ある》

 ただ、前参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏は、政治ジャーナリストの田崎史郎氏から教えられたという話を、11月12日に自身のTwitteにこう書きこんでいる。

《田崎史郎さんに意外なことを教えられた。「岸田さんは、じつは人事が大好きなんですよ」。その「大好き」な人事がドミノ倒しのようになってきた。判断力に根本的な問題がある》

 松本氏の総務相への起用はどう出るか。民主党離党組議員の手腕が試される。

8391チバQ:2022/11/21(月) 19:54:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/08946c787ecf889e26fcbbc4a37f65ed5dbeb3cd岸田内閣「閣僚辞任ドミノ」で“菅派”立ち上げが前倒し? 担ぐ「総裁候補」の名前は
11/21(月) 14:01配信


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集英社オンライン
同じ神奈川県選出の河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相との連携もささやかれる菅前首相

わずかひと月で3閣僚が辞任する異常事態となっている岸田内閣。支持率は30.5%と政権発足以来、最低を更新し、自民党内からも「もう岸田では持たない」との声が日に日に大きくなっている。仮に今後、「ポスト岸田」を争う政局になれば、がぜん注目を集めるのが菅義偉元首相の動きだ。

「ポスト岸田」を争う政局に
山際経済再生相、葉梨法相、さらには寺田総務相と、閣僚の辞任ドミノが続く岸田内閣。支持率低迷に早期退陣論もとりざたされる中、永田町ではいよいよ「ポスト岸田」を見据えた動きが本格化しつつある。

今後、後継を争う政局となれば、その影響力の大きさから無視できないのが、これまで無派閥を貫いてきた菅義偉前首相だ。かねてより噂される事実上の自派閥「菅グループ」の立ち上げがいつになるのかに、永田町の注目が集まっている。

9月の安倍国葬での名追悼演説でめきめきと株を上げ、2度目の首相待望論も聞こえる菅氏だけに、グループ立ち上げとなれば、自民党内のパワーバランスに変化が生じることはまちがいない。

菅グループ発足の観測が流れたのは今春のことだった。

「菅さんを慕う無所属議員約30人を中心に、同じ非主流派で関係の良好な二階派(43人)、森山派(7人)が合流すれば、第1派閥の安倍派並みの一大勢力になる。菅グループは当初、カーボンニュートラルやインバウンド、DXなど、菅政権が手がけた目玉政策の実現に向けた勉強会という名目で、夏の参院選前にも立ち上がると目されていました」(全国紙政治部デスク)

ただ、この予想が実現することはなかった。参院選前のグループ結成は挙党一致を妨げ、選挙に悪影響を与えると、菅氏自身が立ち上げを参院選後の夏に先送りする意向を示したためだ。

「ところが、参院選後の立ち上げもありませんでした。安倍さんの突然の銃撃死を受け、9月末の国葬までは喪に服すべきと、やはり菅さんがグループ立ち上げを封印してしまったんです。そこで菅グループの発足はと国葬後の秋以降なるというのが、永田町の共通認識になっていました」(前同)

ただ、秋の臨時国会が始まって以降も菅氏がグループ作りに動く気配はない。臨時国会初日の10月3日に行われた神奈川新聞のインタビューでも、菅氏自身が「(勉強会のことは)いまは考えていない」と断言している。

8392チバQ:2022/11/21(月) 19:55:15
「菅派」立ち上げを前倒しも
このまま、菅グループ結成は立ち消えになってしまうのか? この疑問に政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう答える。

「いまはグループ立ち上げの時期ではないと判断しているというだけのこと。これだけ岸田内閣の支持率が下落している時に旗揚げすれば、党内主流派から『菅が造反して岸田下ろしを仕掛けてきた』と反発されかねない。政治巧者の菅さんがそんな稚拙な判断をするはずがありません。

時期が来れば、必ず自グループ立ち上げに動くでしょう。ただし、菅さんに2度目の首相返り咲きを狙っている様子は見えません。菅グループで有望な次世代の総理・総裁候補を担ぎ上げ、自民党の世代交代を進めたいと考えているようです」

前出の政治部デスクもこううなずく。

「菅さんの狙いは同じ神奈川県選出の河野太郎消費者担当相や小泉進次郎元環境相、二階派の後継者と目されている武田良太元総務相といった有力なポスト岸田候補を抱え込む形で自グループを立ち上げ、2年後の自民総裁選に備えること。自身は派閥の領袖として河野氏や小泉氏を総裁候補として担ぎ上げ、そこで勝利して主流派に返り咲き、菅政権でやり残した自らの政策を実現するつもりなのでしょう」

このまま岸田政権の支持率が続落すれば、来るべき政局に備え、菅元首相がグループ立ち上げを大幅に前倒しすることは大いにありうる。菅氏がいつ勝負に出るのかに注目したい。

文/集英社オンライン編集部ニュース班

8393チバQ:2022/11/21(月) 21:05:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20221121k0000m010275000c.html岸田首相、年内にも内閣再改造検討 閣僚相次ぎ辞任で政権浮揚狙う
2022/11/21 20:37毎日新聞

岸田首相、年内にも内閣再改造検討 閣僚相次ぎ辞任で政権浮揚狙う

岸田文雄首相

(毎日新聞)

 岸田文雄首相は内閣改造・自民党役員人事を行う検討に入った。当初予算案編成後の12月末から2023年1月の通常国会召集までの間での実施を視野に入れている。寺田稔総務相の更迭をはじめ閣僚辞任が相次ぐ状況の中、通常国会に向けて体制の刷新で政権浮揚を図る狙いがある。首相は今後の臨時国会の状況などを踏まえて人事を断行するかどうかを判断する。

 複数の政権幹部が明らかにした。首相は8月に、閣僚19人中14人を入れ替える大幅な内閣改造と党役員人事を行った。だが、10月に開会した臨時国会では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が相次ぎ指摘された山際大志郎前経済再生担当相、死刑を巡る失言をした葉梨康弘前法相が相次ぎ辞任。11月20日には、「政治とカネ」の問題で野党から追及を受けた寺田氏が辞表を提出した。今後の衆参両院の予算委員会審議では、野党は政治資金問題が指摘される秋葉賢也復興相への追及を強める構えで、自民党内では「体制を一新しなければ、通常国会では政権はさらに厳しい状況になる」との声が強まっている。

 首相は19日、訪問先のタイでの記者会見で通常国会までに内閣改造・党役員人事に踏み切る可能性について「適切なタイミングを首相として判断していきたい」と語った。党幹部は「首相は人事を検討している」と述べた。首相は世論の動向も勘案し、秋葉氏の交代も含む改造の可否を判断する構えだ。ただ、8月の人事からごく短期間での再改造は自民党政権では異例。首相が実施に踏み切った場合は反発を受ける可能性がある。政権幹部は「人事には長所も短所もある」と語り、首相が人事を行うかどうか慎重に検討するとの見方を示した。

 政府は12月23日までに当初予算案の編成作業を終える予定だが、12月10日までの国会会期が延長された場合は同月最終週にずれ込む可能性がある。通常国会は1月中旬以降の召集が想定されている。

 通常国会召集直前に内閣改造を行った最近の例では、11年1月14日に臨時国会で問責決議を受けた閣僚らを退任させた菅直人政権や、12年1月13日に5閣僚を交代させた野田佳彦政権のケースがある。【高本耕太】

8394チバQ:2022/11/22(火) 11:09:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/61aaae8f6fe3df77ec697f484858a7ad920cc193
大臣更迭、後任人事で「菅副総理」また幻に なぜ見送り
11/21(月) 20:01配信


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カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相は20日夜、政治資金などを巡る問題が相次いで発覚した寺田稔総務相を更迭し、後任に松本剛明元外相を就けた。人選は先週末から始まっていたが関係者の話を総合すると、この間に菅義偉前首相(衆院2区)を副総理兼務で起用する案も検討されたという。

 同様の構想は8月の内閣改造の折もあった。閣僚の「辞任ドミノ」が生じている中で、秋葉賢也復興相も事務所費を巡っての“脱税疑惑”が指摘されており、危機は続く。「早期の抜本的な改造は避けられない」(自民の閣僚経験者)との見方も広まる中、今回も幻となった菅副総理起用構想だが、今後の国会審議や政局の行方によっては再浮上する可能性がありそうだ。 

 複数の自民重鎮らが「この機に菅氏を取り込めば党内に敵はいなくなる。ピンチをチャンスに変えよ」と首相周辺に進言したという。安倍晋三元首相の最大派閥が後継会長人事でまとまらない中で、無派閥議員をまとめている菅氏を味方にできれば党内基盤は固められるとの皮算用だ。

 見送りの理由は「打診して断られたことが漏れれば首相の求心力がますます低下する」(岸田派議員)。一方で「菅氏は受けない」との事前情報を踏まえ、断られた折には菅氏側近の坂井学前官房副長官(同5区)の総務相起用を続けざまに打診するとのシミュレーションも行われたという。

神奈川新聞社

8395名無しさん:2022/11/22(火) 17:09:05
山際→葉梨→寺田→秋葉?→松本?→岸田?

8396チバQ:2022/11/24(木) 09:53:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc642a4115d6df83aed31d610423ac8a116d4c33
「年明け解散」臆測消えず 苦境の岸田首相、反転へ賭け?  野党、急きょ警戒
11/24(木) 7:08配信


時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=22日、首相官邸

 岸田文雄首相が来年1月に衆院解散・総選挙に踏み切るとの臆測がくすぶっている。

 閣僚の辞任ドミノで苦境に立つ首相が反転のため「伝家の宝刀」に賭けるというもの。政権内の多くは否定的だが完全に消えず、野党も警戒を強め始めた。


 年末に向けては世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済新法、増税が絡む防衛費増額、高齢者の負担増となる医療・介護保険見直しといった課題が目白押し。政権が一段と弱体化する可能性もある。

 来年1月には通常国会が召集される。2023年度予算案の審議などを通じて野党の攻勢にさらされるため、その前の立て直しが必要になる。

 自民党内には内閣改造で局面転換を図るべきだとの意見もあるが、改造は今年8月に実施したばかり。新たに入る閣僚に問題が生じる危険を伴う。

 一方で解散については「勝てば『みそぎ』になる。改造ではそうはならない」(中堅)との声がある。早期解散はあり得るとする党幹部は「教団との断交が大義になる」と指摘。関係を絶たない候補は公認しないといった方針を打ち出せば有権者の理解は得られるとの見通しを示した。

 ただ、政府・与党内の大方は年明け解散説を打ち消す。内閣支持率が低下した現状で「解散する体力はない」とみる。首相経験者は「今は無理だ」と言い切った。

 来年5月には首相の地元広島で先進7カ国首脳会議(G7サミット)が行われる。自民党関係者は首相の求心力回復には「解散しかない」としつつ「サミット後か通常国会閉会後だ」と語った。

 公明党は来年4月の統一地方選を重視し、それと近接した時期の衆院選は「力がそがれる」(関係者)として反対の立場。幹部は「解散は1000%ない」と強調する。

 衆院小選挙区を「10増10減」する改正公職選挙法は12月28日に施行され、この日以降に公示される衆院選から新たな区割りが適用される。自民党の候補者調整は難航が必至で、日本維新の会幹部は来年1月解散について「絶対ない」と語った。

 それでも臆測が消えないのは、首相自身がタイ訪問中の今月19日の記者会見で「この2カ月間、政権の全ての力を課題の一つ一つに集中していきたい」と述べたのが発端だからだ。「2カ月後」が通常国会召集の見込まれる時期とだいたい重なるため、「冒頭解散を示唆した」と一部で解釈された。解散説は野党へのけん制になるという事情もあり、広まった。

 立憲民主党幹部は窮地に立つ首相の判断として「可能性は低いが、解散はある」と指摘。複数の同党関係者は、安住淳国対委員長が最近、「年明け選挙に備えろ」と急に指示したと証言した。

8397チバQ:2022/11/25(金) 11:41:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/1df84300c9863d7c1354c5657b23ea767176426f
安倍派後継争い、世耕氏を推す“38人の血判状”で大騒ぎに 予想外の顛末とは
11/25(金) 5:56配信
デイリー新潮
世耕弘成氏

「安倍晋三元総理総裁の遺志を継承できるのは誰か。それをどう決めるのか――」


 97人を擁する自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、この難題を4カ月以上も解決できず、いまも会長ポストが空位という“異常事態”が続いている。

 安倍元総理が暗殺された7月に開催された派閥総会では、当面は、塩谷立、下村博文の両会長代理をはじめ、松野博一官房長官、萩生田光一経産相(当時)、西村康稔事務総長(当時)、高木毅党国対委員長、世耕弘成党参院幹事長、稲田朋美事務局長ら幹部8人による集団指導体制“世話人会案”が内定。

 ところがその直後、旧統一教会問題と世代交代論で沈んだ下村氏を除く、7人から3人の複数代表を選ぶ「共同代表案」をはじめ、一時は有力視された「塩谷暫定会長案」、さらにはあえて会長を決めない「代表代行体制案」などの案が浮かんでは消えていった。

38人が“血判状”に署名
 現時点での次期会長有力候補は塩谷、松野、萩生田、西村、高木、世耕の6氏。中でも安倍氏の国葬儀を終えた9月下旬に「当面は総裁選に出ようという野心のない塩谷会長にして、次の体制を考えよう」(安倍派幹部)とまとまりかけたが、その矢先に動き出したのが、世耕氏が会長を務める参議院安倍派(清風会)だった。

「先月18日、毎日新聞が『安倍派後継争い 熱帯び』と題して〈世耕会長のもと一致団結して行動する〉と、清風会所属の38人が“血判状”に署名し、11日にそれを世耕氏に届けたと報じました。当選5回の世耕氏は、かねて総理・総裁の有資格者となる衆院への鞍替えを模索しており、それだけに“会長クーデターが目的では”と派内は大騒ぎになったのです」(政治部記者)

 ところが、展開は予想外の結果に。

「あの時の世耕氏は“塩谷会長案”で動いていたが、実は一部の若手や中堅が世耕氏を共同代表の一人にしようと画策したものだった。世耕氏は不穏な動きを疑われ、塩谷暫定会長構想もあえなく頓挫しました」(同)

 ちなみに「共同代表案」は「複数人でまとめる体制にすべき」だという考えの森喜朗元会長の発案だが、清風会の一部がそれに便乗し、世耕氏を擁立する構えを見せたため、三者三様の“痛み分け”となった格好で、不発に終わったわけである。

萩生田政調会長は「いまはダチョウ倶楽部のギャグのよう」
 先の“血判状”について安倍派の参院議員に聞くと、「ほかの多くの議員もそうでしょうが、私自身は“参議院全体が結束し、塩谷会長案には反対する”という趣旨で賛同したから署名した。現時点で世耕氏を総理・総裁の座を見据えた派閥会長にとは考えてはいませんし、“血判”も押していない」と証言する。

 つまるところ、安倍派は現役幹部の誰もが「安倍さんを超える会長としては帯に短し襷に長し」(自民党関係者)という状態にある。

 後継を争う一人の萩生田光一現政調会長は言う。

「幹部が(会長ポストを)競い合って分裂するのでは?  と聞かれますが、いまはダチョウ倶楽部のギャグのようにお互いが“どうする?  どうする?”“どうぞ、どうぞ”と譲り合っているだけですから、そこはあまり心配していない。ただ、“安倍総理の経済政策が間違いだった”と、政策で割れる人が出ると危ない」

 当面は現状維持で岸田政権を支える構えだが、船頭多き大舟の漂流は続く。

政治ジャーナリスト・山村明義

「週刊新潮」2022年11月24日号 掲載

新潮社

8399チバQ:2022/11/27(日) 19:03:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e16e2795bfb7c2d11a0110f581640e2eae44dd7
自民・岸田派、深まる苦境 登用3閣僚中2人辞任 党内「最も政権の足を引っ張っている」
11/27(日) 10:59配信

北海道新聞
自民党岸田派の議員で発覚した問題

 岸田文雄首相が率いる自民党岸田派(宏池会、43人)が苦境に陥っている。8月の内閣改造で派閥内から登用した3閣僚のうち、葉梨康弘前法相と寺田稔前総務相が相次ぎ辞任に追い込まれ、残るは林芳正外相のみ。6月には所属していた吉川赳(たける)衆院議員が未成年者との飲酒報道で離党しており、閣内から「首相を最も支えなければならない派閥なのに」との声が漏れる。


 「まずは自らしっかりと居住まいを正して首相を支えるため一致団結したい」。岸田派ナンバー2の座長を務める林氏は24日の派閥例会でこう呼び掛けた。

 死刑を巡る不適切発言で11日に葉梨氏が辞任し、無派閥の斎藤健法相が就任。その9日後には、政治資金を巡る問題が次々判明した寺田氏が退き、麻生派の松本剛明総務相に交代した。寺田氏は例会にオンライン出席し、「ご心配、ご迷惑をかけた」と陳謝した。

 2人とも問題発覚から首相が更迭を判断するまで時間を要し、「身内びいき」(党関係者)と批判された。首相自身も昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に添付した領収書の一部に、ただし書きを記載していない不備があったことが判明し、釈明に追われた。

 昨年10月に岸田政権が発足し、宏池会は宮沢喜一政権以来約30年ぶりに総裁派閥に。しかし、第1次岸田内閣で初入閣した堀内詔子前ワクチン担当相は不安定な答弁で手腕が疑問視され、今年4月に閣僚枠が1減となったことに伴い退任。6月には吉川氏が18歳の女子学生に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ、離党を余儀なくされた。

 今夏の参院選では、派閥を挙げて複数の候補を応援したものの、当選した新人で岸田派に入ったのは1人のみ。依然として党内第4派閥にとどまり、首相を支える体制は脆弱(ぜいじゃく)だ。

 今月から派閥の若手対象の政策勉強会を始め、巻き返しを図りたい考え。根本匠事務総長は24日の例会で「(これから)反転攻勢だ」と息巻いたが、党関係者は「最も政権の足を引っ張っているのが岸田派だ」とこぼした。(竹中達哉)

8400チバQ:2022/11/28(月) 19:56:15
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/765855/?rct=n_politics
<フォーカス>かばうしかない首相 経済対策遅らせられず 秋葉氏更迭を否定
11/26 05:00
 「政治とカネ」の問題を抱える秋葉賢也復興相に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点が新たに浮上した。岸田文雄首相は秋葉氏を続投させたまま国会審議を乗り切りたい考えだが、25日の衆院予算委員会で秋葉氏は苦しい答弁に終始した。野党は今後さらに追及を強める構えで、約1カ月の間に3閣僚が辞任するという異常事態に陥っている政権は一層厳しい状況に追い込まれた。


■「記憶ない」

 「事実関係を確認している」「(教団の関係会合に)参加した記憶はない。記録もない」。秋葉氏は予算委で、教団側との接点に関して曖昧な答弁を繰り返した。立憲民主党の後藤祐一氏は、教団側との関係について「記憶にない」を連発し、その後辞任した山際大志郎前経済再生担当相を引き合いに「どこかで聞いたせりふだ」と皮肉った。

 秋葉氏は自身の秘書に選挙運動員としての報酬を支払った買収疑惑には「選管に届け出た上で法令で認められた報酬を払った。事実誤認だ」と色をなしたが、報酬の積算根拠を示すよう求められると「法律で出す義務がない」とかわした。

 秋葉氏を巡っては親族への政治資金支出など「政治とカネ」を巡る問題が相次ぎ発覚。更迭を求める野党議員に、首相は「誠実に対応してもらいたい」と応じなかったものの、予算委後には「しっかり答えればいいのに」と周囲に秋葉氏への不満を漏らしたという。

 政権には秋葉氏をかばい続けるしかない事情がある。短期間で4人目の更迭となれば政権に致命的な打撃となり、ただでさえ窮屈な国会日程がさらに厳しさを増しかねないためだ。

■連日新疑惑

 寺田稔前総務相の更迭の影響で、当初想定していた2022年度補正予算案の月内成立は果たせなくなった。秋葉氏も更迭となれば、政権が巻き返しの一手と考える総合経済対策の執行がさらに遅れる。首相が重視する旧統一教会問題の被害者救済新法の会期内成立も見通せなくなるため、首相周辺は「秋葉氏には辞めずに最後まで頑張ってもらうしかない」と漏らす。

 だが秋葉氏が持ちこたえられるかは不透明だ。連日のように新疑惑が浮上し、閣僚経験者は「疑惑の出るタイミングが悪い」。首相側近は「これからもどんどん疑惑が出てくるのではないかと疑心暗鬼になる」と危ぶむ。

■徹底追及へ

 野党は秋葉氏を集中的に追及し、辞任ドミノを狙う。立憲の泉健太代表は25日、記者団に「徹底的に秋葉氏の問題を取り上げる」と明言。「今後辞任に至れば、首相の決断力のなさが明確になる」と述べ、首相の任命責任を問う姿勢を示す。

 予算委終了後、記者団に辞任の意思を問われた秋葉氏は「頑張ります」といらだちを隠さずに答え、国会を後にした。「さまざまな疑問が残るとしたならば、説明責任を引き続き果たしてもらわなければならない」。同じく終了後、秋葉氏の説明責任を記者団に問われた首相は、予算委と同じ内容の答えを繰り返すのみだった。(関口潤、袖山香織、松下文音)

8401チバQ:2022/11/29(火) 13:34:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41d6a38150f2814bd7da94c12a494dd6cec90b4
動き出す「ポスト岸田選び」本命・茂木、対抗・河野を押しのけ、麻生vs菅の一騎打ちも
11/29(火) 10:15配信

NEWSポストセブン
後見人のふたりが一騎打ち?(時事通信フォト)

 次から次へと問題が噴出している岸田政権。「もうもたないのではないか」という声すら漏れ始め、党内ではすでに「ポスト岸田」に向けた動きが活発化してきている。そこで権力欲を見せ始めたのは、なんと総理の座から追われたはずの2人だった。


 次期首相候補の“本命”は茂木敏充・幹事長、“対抗馬”は河野太郎・消費者相との見方が強い。前回総裁選で3位につけた高市早苗・経済安保担当相は後ろ盾だった安倍晋三・元首相の死で出馬は難しいと見られている。

 茂木氏は自民党第2派閥の茂木派会長で、幹事長として今年夏の参院選に勝利し、岸田首相、首相の後見人である麻生太郎・副総裁と毎月のように食事会を開いて“トロイカ関係”を築いてきた。

 本人もポスト岸田に虎視眈々。「若干の物価の上昇があっても、賃上げがそれよりも上回っていれば状況としてはいいこと」(11月20日の金沢市の講演)とぶち上げて“経済通”をアピールし、今国会で成立した衆院の10増10減の定数是正をめぐって、年内に自民党の地方組織のヒアリングを行なって候補者調整を進めることを決めた。

 一方、昨年の総裁選で岸田首相に敗れた河野氏も総裁選への“再チャレンジ”に意欲満々だ。

 河野氏の看板は旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題の追及。

 ライバルの茂木氏が旧統一教会と自民党の関係について「これまで一切の関係を持っていない」と言い張り、党内調査も後手後手に回って批判されたのに対し、河野氏は内閣改造で消費者相に就任すると有識者検討会を立ち上げて「旧統一教会問題追及」の先頭に立ち、政府の教団への質問権発動に道筋をつけた。

 茂木氏の後ろに麻生氏がつき、河野氏には前回総裁選でも応援した菅義偉・前首相が援軍に回り、次の総裁選は、「麻生VS菅の代理戦争となる」というのが永田町の通り相場だが、そう単純な構図にはなりそうにない。政治ジャーナリストの野上忠興氏が指摘する。

「総理・総裁になるには神輿を担いでやろうという党内の仲間が必要だが、茂木氏も河野氏も唯我独尊タイプで仲間が少ない。茂木氏は派閥領袖なのに、茂木派内をまとめ切れていないし、河野氏は所属する麻生派会長の麻生氏と関係が悪い。どちらも総裁選に出て勝てる状況にはない。

 本格政権になるはずだった岸田首相が退陣することになれば、次の首相は緊急避難で選ばれる可能性が高い。そうなると、候補は首相経験者の麻生氏か菅氏に絞られるのではないか」

 なんと、代理戦争ではなく、麻生vs菅の一騎打ちになると見るのだ。

8402チバQ:2022/11/29(火) 13:34:28
旧安倍支持勢力の“盟主”
 麻生氏も菅氏も、そうした自分の立場を強く意識している。

 まず菅氏だ。1年前、コロナ対策の失敗で岸田首相をはじめとする自民党内の「菅降ろし」で退陣に追い込まれたが、安倍氏の国葬の弔辞で面目を施し、旧安倍支持勢力の“盟主”として復権した。政策面でも、「無策」の岸田首相と比べ、菅氏はわずか1年の首相在任中に携帯料金の値下げやデジタル庁の創設、不妊治療への保険適用など様々な改革を行なったことが再評価されている。

 その「反岸田」の菅氏はじっと政局の行方をにらんで動かない。元産経新聞政治部長で、安倍・菅両政権に食い込んだ取材で知られた政治ジャーナリスト・石橋文登氏が菅氏の立場をこう語る。

「菅前総理はいま、反主流派のドンとして力を強めている。自民党の反主流派は菅グループ、二階派、森山派を合わせて約70人で、最大派閥の安倍派に次ぐ勢力です。安倍派は跡目問題で迷走中だが、後継者候補の萩生田氏、世耕弘成氏、西村康稔・経産相の3人は菅氏が安倍内閣の官房長官だった時代に官房副長官として仕えていたから絆が深い。その意味で、いまの安倍派を束ねることができるのは菅氏しかいない。反主流派と安倍派を合わせると約170人、自民党の4割の勢力を握っていると言っていい」

 菅氏が安倍氏の死後、準備していた「菅派」の旗揚げをあえて見送ったのも、安倍派を含めた党内最大勢力の盟主の立場を選んだからだという。

 ポスト岸田の首相選びでは、菅氏の動向がカギを握る。では、次の総裁選で、菅氏は前回同様に河野氏を担ぐのだろうか。石橋氏が続ける。

「判断は非常に難しい。菅氏が河野氏を推しても、安倍派はついてこないでしょう。高市早苗氏は菅派が推せない。かといって安倍派の後継者候補の世耕氏や西村氏らを総裁選に担げば安倍派が分裂してしまう。岸田総理の支持率が下がり、国会運営が迷走する中で、菅氏はどう動くか知恵を絞っている。だから、沈黙を守っているのだと思う」

 その安倍派からは、菅氏自身の再登板を求める声が強まっている。安倍派の中堅議員が菅擁立を語る。

「無策の岸田政権が行き詰まった以上、政治を安倍路線に復帰させて政権を安定させることができるのは菅さんしかいない。菅さん自身は1年前に総理を辞めたばかりだから固辞するだろうが、内心はそうした状況、自分の立場をよく理解している。岸田退陣となった途端に、我々が菅再登板の流れをつくるし、そうなれば本人も断われないはずです」

 旧統一教会汚染の中核である安倍派は、国民の厳しい視線を向けられ、派内から総裁選に候補者を擁立すれば批判の集中砲火を浴びる。萩生田氏ら安倍派の後継者候補たちは、教団批判のほとぼりが冷めるのを待ち、“次の次”を目指したほうが現実的という打算もある。そのためには、政治路線が同じ菅氏の再登板のほうが都合がいいのだ。

8403チバQ:2022/11/29(火) 13:34:40
菅には渡さない
「静」の菅氏に対して、「動」が麻生氏だ。今年82歳の麻生氏は11月2日から財界人を引き連れて韓国を訪問。麻生氏には実家の麻生炭鉱の戦前の強制連行問題で韓国側から批判された経緯があるが、岸田首相より先に尹錫悦・大統領と会談してその「元徴用工」問題で意見交換し、健在ぶりを見せつけた。

 麻生側近は、「80歳のバイデン米国大統領は2年後の大統領選出馬の意向を示している。麻生さんも、岸田政権に何かあれば、“その時はオレしかいない”と心中期するものがある」と見ている。

 麻生氏を長年取材してきた政治ジャーナリスト・藤本順一氏も「麻生出馬」はあり得ると語る。

「麻生さんはまだやり残したことがあると考えている。一つが日韓関係の改善です。麻生さんは議員になる前のJC(日本青年会議所)会頭時代から、韓国財界の若手と交流を持ち、日韓関係の修復に取り組んできた長い経緯がある。日韓関係に対する思いは強い。安倍政権時代はさすがに関係修復は無理だったが、いまこそという意識がある。

 置かれている状況も再登板の障害にはならない。後継者の長男・将豊氏は今年10月にJC次期会頭への就任が決まった。任期は1年だが次の年は顧問を務めることになるから、少なくとも2年間は総選挙があっても地盤を継ぐことができない。引退は早くてもその後ですから、総理再登板はできる。

 自分が総裁選に出馬すれば、麻生派の結束も保てる。岸田首相の退陣が見えてくればライバルの菅さんが主導権を取りに来るでしょうから、麻生さんとすれば、菅さんには渡さないという意地があるはずです」

 岸田首相が「いよいよ」になれば、菅コールが起きる前に、首相の後見人のはずの麻生氏が“オレに代われ”と岸田降ろしにかかるかもしれない。

 だが、次期総理の座をめぐって、キングメーカーの2人が権力欲むき出しで角突き合わせれば、もう一人のキングメーカーである“令和の妖怪”こと二階俊博・元幹事長が黙って見ているはずがない。

 二階氏は11月初めにコロナに感染し、一時は“死亡説”まで流れたが、和歌山県知事選(11月27日投票)に自ら擁立した候補の応援に登場してノーマスクで演説し、健康不安説を打ち消して見せた。

 二階氏は菅政権末期の「二階外し構想」で菅氏との関係が悪化したが、岸田政権になると2人は「反主流派連合」を組んで元の鞘に収まっている。

「菅さんの再登板は二階さんにとっても復権の絶好のチャンス。ポスト安倍の総裁選で菅さんを担ぎ出したときのように、二階さんが『あんたがまたやればいい』と菅さんの背中を押せば、数で麻生さんに負けることはない」(二階派の大臣経験者)

「無策」の岸田退陣の次の舞台は、自民党の三長老が幅を利かせる国民ガッカリの“老害”総裁選になりそうだ。

※週刊ポスト2022年12月9日号

8404チバQ:2022/12/02(金) 11:22:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9fa35c5cb7ea68c1fe9e7241700f613767b9ef9
杉田政務官、過去の表現撤回へ LGBTや民族衣装巡り 松本総務相
12/2(金) 9:58配信

時事通信
杉田水脈総務政務官=8月15日、総務省

 松本剛明総務相は2日の閣議後記者会見で、杉田水脈総務政務官が過去に、LGBTのカップルについて「『生産性』がない」と月刊誌に寄稿したことや、「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などとブログに投稿したことに関し、「謝罪し、撤回することになった」と述べた。


 一連の表現を巡っては、国会で野党側から追及が続いていた。

 松本総務相は「チマ・チョゴリやアイヌ民族衣装は民族の誇りに関わることでもあり、LGBTについても拙い表現だということは間違いない」と指摘。「政務官本人が『拙い表現で人を傷つけたことを重く受け止め、反省している』と話していた。私から傷ついた方々におわびし、表現を取り消すよう申し渡した」と説明した。杉田氏は指示に従う意向を示したといい、既に総務相から、松野博一官房長官に報告した。

8405チバQ:2022/12/04(日) 21:41:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/668b64ce610aee918f097ee47a61ebd334e0929e
政権浮揚へ問われる「裏方」の手腕 松野官房長官
12/4(日) 18:11配信

支持率が低迷する岸田文雄政権が浮揚を図る上で、鍵を握るのが、昨年10月の政権発足以来、黒子役に徹してきた松野博一官房長官だ。年末に向けて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡る被害者救済新法の成立や防衛費増額など重要課題が山積する中、「政権の要」としての手腕が改めて問われている。

「沖縄の声に耳を傾けつつ、一つ一つの取り組みをしっかりと進めていく」。松野氏は4日、訪問先の沖縄県宜野湾市で記者団に、米軍基地負担の軽減を巡りこう強調した。自公に対抗する「オール沖縄」勢力が弱体化する中、松野氏は3、4両日、沖縄入りして地元市長と意見交換を重ね、政権への支持拡大を図った。

政権の「裏方」を自任する松野氏が自らの行動を発信することはほとんどないが、水面下で調整に動く場面は少なくない。2日の参院予算委員会で杉田水脈総務政務官が性的少数者などを巡る過去の発言を撤回した。撤回させるよう松本剛明総務相に指示したのは松野氏だ。

岸田首相が救済新法の今国会提出を表明するにあたっては、松野氏が公明の石井啓一幹事長と最終調整した。公明幹部との会合も重ねており、「公明とのパイプ役はほぼ松野氏が担っている」(官邸関係者)。

一方で、官房長官の重要な役割である政権の危機管理に関しては、疑問符が付く。葉梨康弘前法相や寺田稔前総務相らの更迭は、与党内からも「遅い」との声が出た。

首相が批判の矢面に立たされる場面も目立つ。衆参本会議で首相自らが閣僚の辞任について謝罪する異例の対応を許したのはその象徴だ。自民幹部は「首相官邸内に政局的なコントロールをできる人間がいない」と漏らす。(小沢慶太)

8406チバQ:2022/12/06(火) 17:08:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba344c36544d588ec89435c5c8e105922371bbff
自民、野党共闘にくさび 維新軟化、立民苦慮 救済新法案
12/6(火) 7:10配信
 自民党が5日提示した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を踏まえた被害者救済新法案の修正案には、立憲民主党と日本維新の会の共闘にくさびを打ち込む狙いがある。

 実際、維新は法案賛成に傾いており、法案は不十分との立場を崩していない立民は対応に苦慮しそうだ。

 「ぎりぎりだ」。自民党の茂木敏充幹事長は5日の立民、維新両党との幹事長会談で、「配慮義務」に勧告・公表を設けた修正案は、野党に最大限譲歩した結果だとアピール。維新の藤田文武幹事長は「苦心してもらい、一歩前に進んでいる。率直に評価したい」と記者団に語った。

 一方、立民の岡田克也幹事長は記者団に「60点が合格点だとすると、50点ぐらい。あと10点だ」と述べ、「配慮義務」を「禁止規定」に格上げする修正は不可欠だと強調した。

 新法案を巡る政党間協議を通じ、自民党が狙ってきたのは、立民、維新の分断だ。もともと与党寄りだった維新が立民と「国会共闘」で合意したことで、今国会は野党ペースが強まった。自民党関係者は「維新が賛成、立民が反対する形をつくり、共闘を分断するのが狙いだ」と解説する。

 茂木氏は2日夜、維新の馬場伸幸代表らと東京都内の日本料理店で会食。週末に維新幹部と連絡を取り合い、修正案の内容を4日には伝えた。勧告・公表を盛り込んだ修正案は「維新だけがのめるライン」(立民関係者)との見方もある。

 馬場氏は5日、秋田市での記者会見で「100点満点でないからといつまでも協力しないでいては、被害者救済法を作れない」と語った。来年の統一地方選に向け、立民との違いをアピールしたい思惑ものぞく。

 これに対し、立民は焦りを強める。全国霊感商法対策弁護士連絡会などは配慮義務の禁止規定化を求めており、「安易に折れることはできない」(立民中堅)という事情がある。しかし、維新と賛否が割れれば、来年の通常国会での共闘が不透明になり、将来の選挙協力も見据えた戦略にほころびが生じかねない。

 岡田氏は、記者団から維新と足並みがそろっているかを問われ、「歩調を互いに合わせられていると思う。もちろん最終的には分からない」と述べ、対応が割れる可能性を認めざるを得なかった。立民は賛成に回る環境を整えるため、6日からの国会審議で配慮義務の禁止規定化を粘り強く要求する方針だ。

8407チバQ:2022/12/09(金) 18:34:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ca6a9b50cc8c474ae3ee75f2bbf388f80ad563c
「チーム岸田」に豪腕官僚不在、新たな官邸主導を模索
12/9(金) 16:34配信

西日本新聞
岸田首相

 自民1強下の政権運営は、首相の代弁者となり、迅速に政策の方向性を決定付ける「官邸官僚」の存在抜きには語れない。「首相の意向」を名分に、霞が関はもとより、時には国会議員にもにらみを利かせる。岸田文雄政権は、功罪併せ持つそのかじ取りの形とは距離を置きつつ、新たな「官邸主導」を模索している。 (岩谷瞬)

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 「何とか形にできた」。1日夜、首相官邸。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡る被害者救済法案の閣議決定を見届けた首相秘書官の1人は、くたびれた表情でつぶやいた。

 政権最大のアキレス腱(けん)の旧統一教会問題。これまでの政府対応を振り返ると、官邸中枢の意思決定ルートが浮かび上がってくる。

 当初官邸は、今国会は同法案の要綱のみを示し、実際の法案提出は年明けの通常国会で、との道筋を描いていた。だが政権の消極姿勢に批判が高まると、「やるしかないんじゃないか」。首相の一声で急きょ、今国会提出に方向転換した。

 「無理筋。常識ではあり得ない」「法律が成立するまでに3年はかかる」-。この時点で、10日の会期末まであと1カ月。ごく短期間で法案作成から提出まで仕上げる難作業に、担当省庁だけでなく、官邸内からも異論が噴出した。

 ここで動いたのが、自民党岸田派で首相の「懐刀」の木原誠二官房副長官と、元経済産業事務次官で官邸官僚の筆頭格、嶋田隆首相秘書官。木原氏が与党との連絡を、嶋田氏が内閣法制局など霞が関との調整を担い、突貫工事で作業を進めた。結果、同法案の10日成立見込みを手中にした。

 「官邸内で知恵を出し合い、政策を練り上げていくのがチーム岸田だ」。首相周辺は、党や省庁の意見を吸い上げるボトムアップ型を理想としながらも、ここ一番で首相指示の下、官邸が一つになって突破するスタイルに自信を見せる。

 政策決定の主軸を党や省庁から、より官邸へと傾けた官邸主導は、第2次安倍晋三政権の下で一つの完成形を見た統治手法。霞が関の利害を調整し、政策を切り盛りする首相秘書官ら官邸官僚の重量感も増した。

 中でも、政務秘書官などを務めた経済産業省出身の今井尚哉氏は、重要政策を次々と先導し、安倍氏の選挙戦略でも参謀的な役割を果たした。ただ政権末期は菅義偉官房長官との確執も取り沙汰され、一枚岩の安倍官邸にあつれきが生じた。首相への忠誠心の厚さから、官邸官僚が森友、加計(かけ)学園問題といった「政治の領域」に足を踏み入れ、残した弊害も少なくない。

 今、岸田官邸には今井氏や菅氏のような、首相の盾となって立ち回る豪腕は、見当たらない。政権の浮沈を左右する政治課題に直面したとき、首相自ら前面に立って「最適解」を探らざるを得ない状況は、チーム岸田のもろさも意味する。

8408チバQ:2022/12/10(土) 17:00:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/81aabf88820ed1d48223e7cab06871104420845c
自民党内で「岸田下ろし」が始まる…その時、二階元幹事長が推す「次期総理」の名前
12/10(土) 7:03配信


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現代ビジネス
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 支持率下落が止まらず、ますます弱りつつあると言われる岸田総理。まるでその精気を吸い取っているのかのように見えるのが、近ごろ活気を取り戻してきている二階俊博元幹事長だ。【前編】『83歳・二階元幹事長がまた暗躍…「世耕なんぞ舎弟にしてやったわ」剛腕ぶりが圧巻』に引き続き、復活しつつある彼の動向についてレポートしよう。

【写真】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

警察関係者との太いパイプ 
武田良太元総務大臣[Photo by gettyimages]

 岸田政権で幹事長を離れ、鳴りを潜めた二階を「このまま引退するのではないか」「もはや終わった老人だ」などと、願望混じりに評する議員は自民党にもいる。だが今、二階は完全復活を遂げた。そして、間違いなく近年で最も高揚している。

 それは、吹き始めた政局の生臭い風を嗅ぎとっているからに他ならない。

 二階は10月31日の夜、総理・岸田文雄の希望を容れ、行きつけの麻布の高級中華「富麗華」で面会した。が、岸田は二階を主流派から外した張本人であり、二階はほとんど口もきかずに追い返した。他にやりたい者がいないから「総理をやらされているだけ」のゾンビ同然の岸田に、二階が労を割くはずもないのだ。

 本番はそのあとだった。11月11日の夜、二階は同じ「富麗華」に次のような面々を集めた。

 二階派会長代行で腹心中の腹心・林幹雄。同じく二階派事務総長で元総務大臣の「若頭」、武田良太。8月に警察庁長官に就いた露木康浩。そして露木の前任者、安倍晋三・菅義偉の両政権で「番人」を務めた中村格―。

 二階派の最高幹部と警察の最高幹部がメシを食う。狙いは何なのか。

 「岸田政権の主流派、とりわけ総理の後見役で、(地盤が同じ福岡で)武田さんを毛嫌いしている麻生(太郎副総裁)さんへの牽制ですよ。安倍・菅政権では、北村滋(前国家安全保障局長)や中村が情報を統制し、内閣を陰で支えてきたことが政権の安定につながっていた。

 でも岸田政権は公安警察や情報機関へのグリップが弱いから、こんなにグズグズになっている。そうした中で、二階さんと武田さんが警察関係をガッチリ押さえているとなれば、岸田総理や麻生さんにとっては不愉快極まりない。それと同時に、次の政権では二階派を下に置くことはできない、という認識も自民党内に広がる」(自民党閣僚経験者)

 岸田よ、麻生よ、お前らは政治の要諦がわかっとらんのじゃないか。だから、この体たらくなんだ―要するに二階は、そう言いたいのである。

8409チバQ:2022/12/10(土) 17:00:24
河野も茂木も0点だ
河野太郎内閣府特命担当大臣[Photo by gettyimages]

 中村が仕えた二人の総理のうち、安倍はもうこの世にいない。残る菅の再登板こそ、二階がこれから果たそうとしている「最後の大仕事」だ。

 「帯に短し、襷に……」

 岸田、河野太郎、高市早苗、野田聖子が壇上に並んだ'21年9月の総裁選。ある側近は、二階がボソボソと口を動かしたのを聞き逃さなかった。

 「二階さんは世間で『総理候補だ』と言われている政治家のことは、誰一人として評価していない。茂木(敏充幹事長)も、菅さんが目をかける河野も、まして麻生さんが自分の後継に立てようとしている鈴木俊一(財務大臣)も、二階さん基準では全員0点」(二階と近い自民党ベテラン議員)

 「嫌われる」のと「恐れられる」のはまったく違う。河野や茂木は、それすら心得ていない。だから60になっても70になっても、いつまで経っても人が集まらんのだ―。

 「その点、『菅総理』であればどの派閥にとってもアレルギーがない。岸田下ろしの党内合意が形成されれば、即座に二階派43人と(二階側近の森山裕が率いる)森山派7人は菅グループに合流する用意ができている。

 安倍派は最終的に、萩生田(光一政調会長)、西村(康稔経産大臣)が菅支持でまとめるだろう。跳ねっ返りになりそうだった世耕も今回、二階さんに降った。岸田・麻生・茂木は、束になっても二階・菅に敵わない」(同前)

 国会議員の史上最高齢在職記録は、「憲政の神様」尾崎行雄の94歳。といっても最後の10年は、病気がちで半引退状態だった。だが二階は衰えるどころか、総理も総理候補も食らい尽くして、ますます力をみなぎらせている。

 「俺は国会で死ぬんだ」

 そんな二階の言葉は現実になりそうである。ただし、その日が来るのは10年後、いや20年後になるかもしれない。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2022年12月10・17日号より

8410チバQ:2022/12/10(土) 17:23:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef1e278168f86ec029f8fc945334e73e6fcf54b9
「自民・公明・国民の連立」構想案はなぜ漏れた...支持率が末期状態の岸田文雄首相は一か八かの大博打に出るのか
12/10(土) 6:37配信


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現代ビジネス
漏れた、自民・公明・国民の連立案
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 「火のないところに煙は立たない。実は、新たな連立案は菅義偉政権時代から水面下で動いていた」(自民閣僚経験者)

【画像】自民党内で「岸田下ろし」が始まる…二階元幹事長が推す「次期総理」の名前

 12月5日に発表された最新のJNN世論調査では、内閣支持率は34.2%。最低を更新した。菅内閣末期水準まで低下。支持できないという人も上昇し61.9%。およそ10人に6人が不支持だった。

 「内閣改造では支持率は上がらない。もはや解散か、国民と連立くらいのインパクトがないと風向きを変えられない」(自民党中堅議員)

 一向に支持率下落に歯止めがかからない土壇場の岸田文雄政権。旧統一教会問題に対する国民の政治に対する不信感は日に日に大きくなるばかり。各社の内閣支持率が30%を切ると、いよいよ政権が成り立たず、大きなカードを切る必要がある絶体絶命の政局を迎えている。

 そんな中、12月2日に一部メディアで報道されたのが、自民・公明・国民の連立案である。来年1月の通常国会招集前に玉木雄一郎氏が入閣するという内容だ。

 「菅政権末期時から永田町の重鎮が間に入り、水面下で行われていた。玉木氏は前のめりだったが、国民民主党内の幹部と折り合いがつかなかった。『衛星政党化』を嫌ったのだろう」(自民閣僚関係者)

前回の破談理由は『衛星政党』になるだけ
 かつて1993年に自民党が下野し、非自民・非共産連立政権の細川内閣が誕生した。

 しかし、理念や政策がバラバラな8党、そして連立与党内における細川総理率いる日本新党の議席数は、社会党、新生党、公明党に次ぐ第四勢力だった上、森喜朗氏や亀井静香氏、野中広務氏などの『失った政権を取り戻す執念』と様々な仕掛けもあり、1年に満たない短命政権で終わった。

 その後、衆議院第2党の社会党と新党さきがけの『社さ政権構想』に単独過半数を割っていた、衆議院第1党の自民党が連立を組んだため『自社さ連立政権』が誕生。

 そして再び政権を取り戻した自民党が与党第一党となり、今の自公政権を作るまでには時間はかからなかった。

 数の原理、少ない会派の連立与党入りは、一見キャスティングボードを握っているかに見えるが、結局は巨大な惑星の周りを公転する『衛星政党』で、いずれ切られるか、コントロールされる、というのが、永田町の歴史を見てきた者の意見であろう。

8411チバQ:2022/12/10(土) 17:23:53
国民との連立が漏れた理由
 なぜこのような報道が出たのか。

 「国民民主党との連立を潰したい、自民党非主流派のリーク」(閣僚経験者)

 国民民主党には衆議院議員10人、参議院議員が10人が所属する。大きな政党ではないが、仮に連立を組んだ場合、国民民主党の議席や候補予定者のいる地域での自民党議員は『戦争相手から調整相手』に変わる。

 まして、国民民主党の強い議員のいる選挙区の議員は、たまったものではない。先に芽を摘むために情報をリークした、というのが現実だろう。

 では、支持率が上がらない岸田政権が国民民主党と組むメリットは何なのだろうか? 
 年明けのG7終了後までは解散を迫られる政局が続く。解散時期を見誤ると自民党は歴史的大敗を喫してしまう。党内から様々な内閣改造案が出るが、3人の閣僚が辞めた後の改造となると、8月に行ったばかりの内閣改造そのものが失敗となり、岸田総理自信のリーダーシップを問われる。

 そして旧統一教会問題に続き、公明党の支持母体の創価学会も騒がれ始めた。

 「いつなんどき、世論に火がつかないとは限らない。そして、憲法改正や防衛力強化で、一部食い違う公明党と、万一関係がこじれた時、国民民主党が連立政権に入っていると様々な保険にもなる」(官邸関係者)

野党が分断される
公明党・山口那津男代表 Photo by GettyImages

 仮に国民民主党が自民党と連立を組めば、連合が産別組織ごとに支持政党が分かれる「股裂き状態」となり、野党第一党の立憲を弱体化させる狙いもある。野党が弱いと自民党は大敗しない原理となる。

 そして、公明の反発が予想される。

 国民との連立構想案に公明党の山口那津男代表も、「全く聞いたことがなく、我が党幹部からもそういう話を聞いたという報告もないので、検討のしようも、判断のしようもない」と語った。

 公明党からすれば、国民民主党の連立入りは全くメリットもなく、むしろ不快であろう。このような報道があった以上、今後公明党との関係に影響が出ることは間違いない。

 絶対絶命の岸田政権は崩壊寸前である。

 単なる内閣改造では支持率の回復は見込めない。今、やぶれかぶれ解散を行った場合、野党の準備不足、野党共闘も追いつかないので、必要最低限の議席減で終わる可能性もあるが、歴史的大敗の結末もありえる。

 また10増10減区割り問題で、がんじがらめで解散出来ない場合、自民公明連立政権に国民を加える案も加速される。「解散か、新連立か」どちらも大ギャンブルだが、一か八か勝負に出て大逆転するか。いずれにせよ政権浮揚には、大博打のカードを切る選択肢しかなくなりつつある。

大西 健嗣(政治アナリスト)

8412チバQ:2022/12/14(水) 10:15:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/61810fb94e7c9347553a2771a59cf875316569f6
安倍派代弁?それとも政策推進? 萩生田政調会長、問われる手腕
12/14(水) 10:12配信

西日本新聞
自民党本部

 防衛費増額のための財源を巡り政府、与党内のさや当てが激しくなる中、自民党の萩生田光一政調会長の挙動に注目が集まっている。国債発行を否定する首相に対し、萩生田氏は「検討に値する」と主張。国債活用を訴えた故安倍晋三元首相の最側近としての自負をのぞかせる一方で、首相の政策を推進する立場にもある。安倍派の次期会長も視野に入れる実力者が難題をどう乗り切るのか、永田町は目を凝らしている。


 首相は8日、2027年度以降に必要な財源のうち1兆円強を増税で賄う方針を表明。10日の記者会見では「未来の世代に対する責任として取りえない」と、財源に国債を充てる可能性を語気を強めて否定した。

 自民内では安倍派を中心に異論が収まらない。安倍氏は生前、「防衛費は次の世代に祖国を残していくための予算だ」として、国債で賄うことを持論にしていた。安倍氏の遺志を継ぐことを結束の旗印とする安倍派や、憲政史上最長政権を築いた安倍氏を信奉してきた中堅・若手には、首相への不信感が高まっている。

 安倍氏に重用されてきた萩生田氏も例に漏れない。反対論が7割を超えた9日の党会合を見守った萩生田氏は「政府にしっかり伝える」。反対派の不満を受け止め、首相に直談判する構えもうかがわせた。

 ただ、萩生田氏の呼びかけで急きょ開かれた会合は「ガス抜き」(自民幹部)の側面が強かったのも事実。そもそも財源論は「党政調で決める内容ではない」(自民政調関係者)とされ、萩生田氏が前面に出てきたのも「反対する姿勢を見せて、最後は引き取って抑えるのが政調会長の仕事だから」(首相に近いベテラン)と捉える向きもある。

 高市早苗経済安全保障担当相や西村康稔経済産業相を筆頭に、閣内からも公然と反旗が揚がる局面で、萩生田氏が党内議論を軟着陸させ、首相の意に沿う形で決着に導けば、「評価は一気に高まる」と自民関係者。会長不在の安倍派トップの座も、おのずと萩生田氏に転がり込んでくるとの見方も少なくない。

 「決めるべき時はしっかり決めて、一日も早く前進させなくてはならない」。政治決定プロセスの極意を常々、こう語っている萩生田氏。ある党幹部は「“重し役”だった安倍氏の役割を、首相は萩生田氏に期待している」と解説してみせた。

 (金沢皓介)

8413チバQ:2022/12/18(日) 09:27:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f56d80bf9cd9ddfaf6cfc190d43c6e30272498a9
自民二階派、44人で単独第4派閥に 梶原氏入会了承
12/15(木) 13:38配信
産経新聞
国会議事堂

自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)は15日の会合で、梶原大介参院議員(比例代表、当選1回)の入会を了承し、党籍を持つ所属議員は44人となった。43人で岸田文雄首相率いる岸田派(宏池会)と並んでいたが、単独で党内第4派閥となった。

8414チバQ:2022/12/18(日) 09:28:31
https://mainichi.jp/articles/20221215/k00/00m/010/308000c
安倍派、なお渦巻く首相への不満 存在感維持「遺志」掲げ先鋭化
深掘り 中島昭浩 小田中大 中津川甫 東久保逸夫 竹地広憲

毎日新聞 2022/12/15 21:20(最終更新 12/15 22:05) 有料記事 2530文字
自民党清和政策研究会の「安全保障・防衛費PT」の会合で発言する大塚拓座長(左)。中央は安倍派会長代理の塩谷立氏=東京都千代田区の同党本部で2022年11月17日午後4時4分、竹内幹撮影
自民党清和政策研究会の「安全保障・防衛費PT」の会合で発言する大塚拓座長(左)。中央は安倍派会長代理の塩谷立氏=東京都千代田区の同党本部で2022年11月17日午後4時4分、竹内幹撮影
 防衛費増額の財源を巡る自民党内の協議は、激論の末に決着した。首相がこだわった安定財源の確保に一定のめどはついたが、増税反対の急先鋒(せんぽう)となった安倍派の不満は依然くすぶり、党内にしこりを残した。

「ポスト安倍意識」党幹部冷ややか
 自民内の防衛費増額の財源を巡る議論で、増税反対派の中心を占めたのは党内最大派閥の安倍派だった。前会長の安倍晋三元首相は「防衛国債」創設を提唱し、法人税減税を成長戦略の手段に位置付けていた。安倍派は、安倍氏死去後も派の存在感を保つため、遺志を継承しているとアピールする思惑があった。

 「安倍派で主導してきた防衛力強化。これを実現するため結論を出していくことが大事だ」。党内協議が大詰めとなった15日、安倍派の塩谷立会長代理は派閥会合でそう強調した。

 日本を取り巻く「安全保障環境の厳しさ」を説いてきた安倍氏の下、同派は「防衛力抜本強化」の主張を繰り返し、2023年度から5年間で「43兆円規模」の政府方針決定の推進力となった。

 だが、増加分の財源確保策を巡っては、岸田首相との立場の違いを鮮明にした。「国民に一定の負担をお願いせざるを得ない」として増税を掲げた首相に対し、安倍派議員の多くが異論を唱えた。

 安倍氏は生前、「防衛予算は次の世代に祖国を残す予算」として防衛費確保のための国債発行を提唱。また政府が財源の一つに見据えた法人税は、安倍政権が引き下げを繰り返し、アベノミクスの政策手段の柱だった。安倍氏のレガシー(政治的遺産)の否定とも受け取った派内からは「絶対にだめだ」(重鎮)と増税に反対する声が噴出した。

 同派で安倍氏の側近だった萩生田光一政調会長が11日、訪問先の台湾で「国債償還ルールを見直して、償還費でまかなうことも検討に値する」と語り、増税以外の手段を求めたほか、世耕弘成参院幹事長らも慎重論を唱えた。

 安倍派が先鋭化した背景には、…

8415チバQ:2022/12/19(月) 14:26:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9128fa2660c1c7703f32e89b4b8c1403f3015669
「公明は何でも強気の要求」 岸田政権下、きしむ自公連立
12/18(日) 10:44配信

西日本新聞
㊧岸田文雄首相、㊨公明党の山口那津男代表

 「議論を尽くして合意をつくる。もう一つが選挙協力。この二つの要素が自公連立政権が長く続いている理由だ」。11月、日本記者クラブでの会見で、公明党の山口那津男代表は通算約20年となる自民党との連立政権を評価し、先を見据えた。「これからもそうした要因が続く限り、連立の基盤は簡単に揺るがない」

 自民は、公明の支持母体・創価学会の集票力を、公明は自民の政策実現力を-。共存共栄の自公連立は1999年の自民、自由、公明3党の連立政権樹立を起源とし、戦後の連立政権の組み合わせで最長を誇る。2009年の政権交代で下野した苦難の時代も「共に風雪に耐えたことで自民が最大限尊重してくれるようになった」(公明重鎮)。

 12年の政権復帰から10年、公明は安全保障関連法など学会の反発が強い法案も賛成に回ってきた。消費税増税で導入された軽減税率のように、公明の主張で実現した政策も少なくない。

 国政選挙は、両党の公認候補を相互に推薦する「成熟化」(山口氏)した選挙協力で与党が連勝。公明側は菅義偉前首相や自民の二階俊博元幹事長らとの信頼関係を構築し、自公の結束は盤石なものとなった。

 しかし-。「岸田さんは何を考えているか分からない」(公明幹部)。岸田文雄政権下、両党の関係にはきしみが生じ始めている。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への宗教法人法に基づく初の調査は、山口氏に事前説明がなく公明の反感を買った。被害者救済を議論する与野党協議会も、自民、立憲民主党、日本維新の会の国対委員長会談で設置が決まり、公明は後から加わった。「あり得ない対応。自公のパイプが細くなっている」と公明関係者。「議論を尽くした合意」は体を成していない。

 「選挙協力」も懸念がある。7月の参院選は、自民の対応に反発した公明が相互推薦しない姿勢を見せ、首相が山口氏に直談判し沈静化させた一幕があった。

 衆院小選挙区の「10増10減」を巡っては、公明は、定数が増える東京など4都県の選挙区で新たな候補擁立を狙う。自民側は「四つは無理筋だ」と猛反発しており、調整は難航必至だ。

 今月初めには与党への接近を強める国民民主党を、自民が連立政権に加える案を検討しているとの一部報道が出た。公明は「円熟した自公連立に入り込む余地はない」(中堅)と平静を装うが、足元では自民が頼みの綱とする学会の集票力が高齢化で陰りつつある。

 「政策も選挙協力も、公明は何でも強気の要求。閉口している自民議員は少なくない」。自民中堅は、蜜月関係の変化をリアルに感じ取る。
(御厨尚陽)

8416チバQ:2022/12/23(金) 09:15:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2512d67b3dfd6fa1f595ba4f35119502b468920
“腹心”薗浦健太郎代議士の辞職で、「麻生太郎」副総裁の求心力急降下 地元市長選でも「ご乱心」
12/23(金) 6:01配信
 岸田政権が支持率低迷に喘ぐなか、またしても、「政治とカネ」の問題が勃発した。自民党衆院議員・薗浦健太郎氏が、パーティーなどで得た収入を政治資金収支報告書に少なく記載し、約4000万円もの裏金を作っていたとして、12月22日、東京地検特捜部に略式起訴された。それに先立つ12月21日、薗浦氏は議員辞職し、自民党からも離党。薗浦氏は自民党の第3派閥「志公会」の重鎮で、その領袖である麻生太郎自民党副総裁の腹心としても知られており、今回の件が、党内での麻生氏の求心力低下につながるという見方が強まっている。そんな麻生氏、お膝元である福岡県の市長選でも、不可解な行動で顰蹙を買っているという。

【写真】スーツを脱ぎ、スポーツウェアに着替えてウォーキングに勤しむ麻生太郎氏

自ら議員辞職
 政治部記者が振り返る。

「薗浦氏は東大法学部を卒業後、読売新聞に入社し、記者職を経て、麻生氏の議員秘書に。その後、2005年の衆院選に千葉5区から出馬して初当選。以来当選5回を数える重鎮です。その出自から、麻生太郎の腹心としても有名で、麻生派の後継候補の一人でもありました」

 そんな薗浦氏が議員辞職となれば、麻生氏にとっても相当な痛手に違いない。

「罰金刑が確定すれば基本的に5年間の公民権停止となります。だからこそ、麻生氏は、薗浦氏がなるべく早く政界に復帰できるよう、陰に陽に説得を続けた。検察側の心証を損ねないよう、起訴の前に自ら議員辞職させ、略式起訴に持ち込み、公民権停止期間が短縮されるよう取り計らったというわけです。公民権停止が3年に留まれば、次の総選挙にも出馬できますからね。とはいえ、もちろん補欠選挙が行われて別の候補者が当選するわけですから、必ず戻って来られるかは微妙です」

 さらに、

「そもそも、腹心の薗浦氏が違法な手段で裏金を作り、銀座で豪遊していたとされるわけで、麻生氏への党内の風当たりは強まっていますよ。“そんな人が副総裁でいいのか”、という声も出ています。盟友・安倍元総理も亡くなってしまった今、麻生氏の求心力は著しく低下しています」

8417チバQ:2022/12/23(金) 09:15:30
一任します
 そんな麻生氏が、地元・福岡県のある選挙でも、関係者が眉を顰める「判断」を下したと話題になっている。事情通が言う。

「問題になっているのは、来年2月に行われる北九州市長選挙です。自民党はこの選挙の候補者に、元国土交通官僚の新人・津森洋介氏(47)に推薦を出すことで話がまとまっていました。ところが、この決定に、他ならぬ麻生氏が難色を示したのです」

 自民党が推薦を決定するためには、総裁、副総裁など、党役員34名全員の署名が必要なのだが、

「麻生氏は、最後まで署名を拒否。これでは推薦にならないと周囲が困っていたところ、麻生氏が“森山裕選対委員長に一任します”と言い放った。この言葉を持って、どうにか推薦に踏み切ったのです」

 この異常事態に、地元は大混乱。“麻生さんご乱心か”との声まで上がった。果たしてなぜ、麻生氏は署名を拒んだのか。

「実はこの判断には、2019年に行われた福岡県知事選が大きく関わっています」

 とは、地元関係者。

「このときの選挙は“保守分裂”となり、現職知事・小川洋氏(故人)と、麻生氏が推す自民党推薦の新人候補・武内和久氏の戦いとなったのですが、小川氏が防衛を果たし、武内氏は惨敗を喫したのです。その武内氏が、今回の北九州市長選への出馬を表明。そして、県知事選の縁で繋がっていた自民党系の地元議員数名が、津森氏ではなく、武内氏を支援することに。結果、再び“保守分裂”となっているのです」

どちらも応援しない
 党が推薦する候補ではなく、対立候補を支援するとなれば、明確な党則違反。副総裁である麻生氏は、本来であれば「造反許すまじ」と青筋立てる立場のはず。が、

「武内氏は、かつて応援していた人物ということもあって、麻生氏としても彼をなんとかしてやりたい、という思いがあった。とはいえ、党の判断には逆らえない。そこで“どちらも応援しない”というスタンスを取り、それが署名拒否という、異例の行動に繋がったのです」

焦り
 この麻生氏の「ご乱心」に自民党関係者は怒りを隠さない。

「党の副総裁という立場の人間が、個人的な感情で、党が推薦する候補者を応援しないとは前代未聞です。何よりまず、明らかな党則違反でしょう。これを良しとしてしまえば、今後、あらゆる造反も罰することができなくなってしまう。“麻生副総裁だってやってるじゃないか”と言われれば反論できませんからね。組織の重鎮として、いかがなものかと思いますよ」

 先の政治記者が察する。

「もう82歳と高齢の麻生氏は、次の選挙で息子の将豊(まさひろ)氏に選挙区を譲るのでは、と目されていますが、彼はまだ38歳と若く、麻生氏の権力を譲るには早すぎる。雑巾掛けからのスタートとなるでしょう。といって、派閥内にも有力者が見当たらず、麻生派は空中分解の危機と言われています。そんな中、永田町では薗浦氏を庇い、地元の選挙で我儘を通すその姿は、先が見えないことへの焦りに見えて仕方ありません」

デイリー新潮編集部

新潮社

8418チバQ:2022/12/23(金) 10:32:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9471bb4291e00ad6e026e2ea428ac495e48d3ba2
秋葉復興相に「交代論」年内も視野…公選法違反疑惑や旧統一教会との関係、野党から追及
12/23(金) 5:00配信

読売新聞オンライン
秋葉賢也・復興相

 政府・与党内で22日、公職選挙法違反疑惑などが指摘されている秋葉復興相の交代論が浮上した。岸田首相は早ければ年内に人事を行うことも視野に入れ、与党との調整を進める構えだ。

【写真】秋葉賢也・復興相のプロフィル

 秋葉氏は自民党茂木派所属の当選7回で、今年8月の内閣改造で初入閣した。先の臨時国会では、昨年の衆院選で秘書2人に違法な報酬を支払ったとされる疑惑や、自身が代表を務める政党支部が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体に会費を支出したことなどを巡り、野党から激しい追及を受けた。

 公選法違反疑惑を巡り、秋葉氏は違法性を否定し、自らの進退に関しては「引き続き、丁寧に説明責任を果たしていきたい」と続投する考えを表明した。首相も「復興相としての職務とあわせ、国会への説明責任を果たすことは大事な職責だ」と述べていた。

杉田水脈・総務政務官

 ただ、来年1月召集の通常国会で秋葉氏への追及が続くことは必至で、政府・与党内では「来年度予算案の審議などに支障を来す」との懸念が出ている。

 秋葉氏に加え、懸念材料を抱える杉田水脈総務政務官らを交代させる案もある。杉田氏は、過去に月刊誌やブログで性的少数者(LGBT)は「生産性がない」などと表現し、今月2日に撤回して謝罪した。

8419チバQ:2022/12/23(金) 10:50:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b13b29be45830027ce5e810343f39719eea34162
麻生氏を「おやじ」と呼べる数少ない議員、閣僚候補の転落で「派閥の力は低下する」
12/22(木) 21:36配信

読売新聞オンライン
薗浦健太郎・前衆院議員

 薗浦健太郎・前衆院議員が政治資金規正法違反で略式起訴された問題は、自民党の麻生副総裁にとって、大きな痛手となった。薗浦氏は麻生氏を政策と派閥運営の両面で支えてきた側近だったが、国政復帰は困難との見方も出ている。

 薗浦氏は党内第3派閥の麻生派に所属。麻生氏が総務相時代に秘書を務め、麻生氏を「おやじ」と呼べる数少ない議員としても知られていた。同法違反で罰金刑などが確定すれば、公民権が原則5年間停止され、全ての選挙に立候補や投票ができなくなる。麻生派の中堅議員は22日、「仮に5年間となれば、複数回の選挙を他候補で戦うことになる可能性が高く、地盤維持は苦しくなる」と語った。

 安倍政権の下で首相補佐官や外務副大臣を務めた薗浦氏は、他派閥や海外にも幅広い人脈を持ち、次の内閣改造では有力な閣僚候補と目されていた。

 薗浦氏が議員辞職して離党した21日、萩生田政調会長は記者団に「反省し、またいつの日か一緒に仕事ができればと願っている」と述べ、将来的な復帰への期待を口にした。裁判所の判断で公民権停止期間が短縮されるケースもある。2021年に公職選挙法違反(寄付の禁止)に問われた菅原一秀・元経済産業相は停止期間が3年になった。

 ただ、野党からは「議員辞職して公民権停止(期間)を短くしたいという思いがあるなら、適切ではない」(立憲民主党の大串博志選挙対策委員長)との声も出ており、道のりは容易ではない。

 麻生派では昨年2月、麻生氏の最側近だった松本純・元国家公安委員長が、緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で離党し、その後の衆院選で落選している。

 派内の調整役や若手の教育係を担ってきた2人が不在となり、党ベテランは「主流派の中心だった麻生派の力は低下するだろう」と語った。

8420チバQ:2022/12/23(金) 16:51:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd434990947f5426de6194424d5f801ccf5a82e3
辞任、辞職…「主流派」不祥事続きの岸田政権 非主流派に募る不満
12/23(金) 14:46配信

朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)。右は麻生太郎副総裁。左は茂木敏充幹事長=2022年12月13日、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 「政治とカネ」問題で21日に議員辞職した薗浦(そのうら)健太郎前衆院議員(50)は、自民党麻生派に所属し中堅のホープとの期待もあった。痛手を負った麻生派は岸田文雄政権を中枢で支える「主流派」のひとつ。ほかにも不祥事が主流派内で続き、政権の足元がぐらついている状況だ。

 薗浦氏は秘書ら2人と22日、東京地検特捜部に政治資金規正法違反(虚偽記載など)の罪で略式起訴された。立件額は政治資金パーティーの収支をあわせて約4900万円にのぼる。

 元読売新聞記者で、麻生太郎副総裁の秘書を経て、2005年衆院選で初当選。外務副大臣や首相補佐官を歴任し、直近は衆院法務委員会筆頭理事を務めた。麻生派では期待の中堅として麻生氏の信頼も厚く、「独自の外交ルートを持ち、麻生氏の右腕として調整役も担っていた。議員辞職は党にも派閥にも痛手だ」と、派内のベテラン議員はため息をついた。

 主流派とは岸田首相誕生を後押しした党内第2派閥の茂木派、第3派閥の麻生派、第5派閥の岸田派で首相の政権基盤だ。党内最大派閥の安倍派も主流派だが、安倍晋三元首相が亡くなった後は派内の思惑がさまざまでまとまりを欠く。

朝日新聞社

8421チバQ:2022/12/25(日) 20:05:31
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022122401000423.html
首相の「休日」、改造後13日 働きづめ、官僚ら悲鳴も
2022/12/24 18:50共同通信

首相の「休日」、改造後13日 働きづめ、官僚ら悲鳴も

岸田文雄首相

(共同通信)

 岸田文雄首相が8月10日の内閣改造以降、公務のない「休日」を取った日数は12月23日時点で計13日。44日あった土日祝日のうち約7割は働いた計算だ。首相は働きづめもいとわないが、霞が関官僚からは悲鳴も上がり「年末年始ぐらいは、ゆっくり休めるだろうか」と不安の声が漏れる。

 首相の公務が土日祝日にも入る理由は主に(1)国内出張や行事出席(2)外交日程(3)危機管理対応(4)閣僚人事―に大別される。9、10月は北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射で振り回された。周辺によると、首相は公邸で報告を受ける場合もスーツに着替えてくるといい、生真面目な性格が表れているようだ。

8422チバQ:2022/12/26(月) 11:30:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/96e14add851a459452535c000af23647a7544ae4
自公政権復帰10年、官邸主導定着に危うさ 重要案件の国会議論不足/目立つ拙速な意思決定
12/26(月) 11:19配信

北海道新聞
自公政権復帰10年の主な出来事

 自民、公明両党が政権復帰して26日で10年を迎えた。旧民主党政権が「決められない政治」と批判されたことを教訓に、官邸主導によるトップダウン型の政治を強めた。岸田文雄首相も同様の政治手法を踏襲し、衆参の多数を背景にした拙速な意思決定も目立つ。


 旧民主党政権は2010年の参院選の惨敗で衆参両院で多数派が異なる「ねじれ国会」に直面し、政策推進が停滞した。政権復帰した自民は13年の参院選で勝利し、ねじれ国会を解消。内閣人事局を通じて中央省庁の幹部人事も一手に担うようになり、人事権をテコに政策を推し進めた。

 ただ、安倍晋三―菅義偉両政権では首相らが人事権を握ったことで、官邸内の空気が萎縮。ふるさと納税の運用に異論を唱え、総務省自治税務局長を更迭された平嶋彰英氏は「首相や官房長官らに物言えぬ空気が強まった」と指摘する。

■省庁、自主性失い官邸の「指示待ち」に
 岸田首相は省庁の意向を重視する場面も増え、「官邸との風通しは良くなった」とされるが、官邸主導で政策が進められている現状は変わらない。ある省庁幹部は「官邸主導が強まった結果、省庁の自主性が失われ、官邸の『指示待ち』になっている」と明かす。

 官邸主導と「自民1強」が強まる中で目立つのが、国論を二分する重要案件を国会で十分な議論を経ないまま内閣が意思決定し、既成事実化するケースだ。安倍政権は14年に集団的自衛権の行使は認められないという従来の政府見解を変更し、行使を容認する閣議決定を断行した。

 岸田政権も安倍氏の国葬実施を閣議で決定。今月には戦後の安全保障政策を大転換する敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を明記した安全保障関連3文書の改定案を、国会閉会からわずか6日間で閣議決定した。

 これらの意思決定の際にたびたび持ち出されるのが、安全保障環境の変化など「有事」に直面しているという理屈だ。首相は23日の講演で、ロシアがウクライナに侵攻した際、麻生太郎副総裁から「あなたは有事の宰相だ」と言われた話を紹介。防衛力抜本強化などの政策実現に向け、国民や経済界の理解を求めた。自民党重鎮は「首相は丁寧に政権運営を行う姿勢を見せていたが、全然丁寧じゃない。国葬あたりから人の話も聞かず突っ走っている」と苦々しげに語る。

 安倍政権では、官房長官だった菅氏が党幹部と連絡を取り合い、国会対策などで意思統一を図った。一方、岸田政権で迎えた先の臨時国会では政府が与党に閣僚の外遊日程を伝えなかったため、補正予算の審議入りが遅れ、混乱を生じた。自民党関係者は「官邸と国会の意思疎通ができていない」と苦言を呈する。

8423チバQ:2022/12/26(月) 11:36:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee4adcb08eb2d61717ba4919ca5e53f17c5752d2
総理は最低支持率でもなぜかご満悦 岸田下ろしの風吹かず、来年に持ち越された「ポスト岸田」の本命は?
12/26(月) 6:00配信
政権運営に自信
2021年の自民党総裁選の構図

 12月17、18日に実施された毎日新聞の世論調査で支持率が遂に25%まで落ち込んだ岸田政権。しかし、永田町では「岸田下ろし」の声は聞かれず、窮地に追い込まれているハズの岸田文雄総理はむしろ、政権運営の自信を深めているという。その訳は――。

【写真】「岸田文雄」を料理屋に呼びつけた大物政治家の“長男” ロン毛のコンサル社長は高級車でお見送り

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 岸田総理は12月8日に突如、防衛費増額1兆円分の増税を表明して国民の激しい怒りを買った。これが政権を直撃し、支持率25%、不支持率69%という発足以来最低の世論調査結果となったことは明白だが、意外なことに、岸田総理に動揺は見られないという。

「岸田総理は宮沢洋一税調会長と手を握って、増税の実施時期を明記した法案を通常国会に提出しないことで税制改正大綱を決着させました。争いのタネを“先送り”する無責任な妥協案ですが、あれだけ“国債を発行すべきか、増税に踏み切るか”で大騒ぎだった自民党内の議論は急速にしぼみ、岸田総理はご満悦だそうです」(永田町に詳しい政治評論家)

公明党もあっさり容認
 防衛増税に対して「真意が理解できない」と真っ向から批判していた高市早苗経済安保大臣も、岸田総理が開いた慰労会で酒を振る舞われると、批判の矛を収めてしまった。どれだけ国民の怒りが岸田総理に向けられても、自民党内からは「岸田下ろし」の声が一向に聞こえてこないのだ。

「なんといっても直近に国政選挙が予定されていないことが大きく、議員が本気になって岸田総理を引きずり降ろそうという動きが生じないのです。

 岸田総理は何だかんだ言って、『国家安全保障戦略』など防衛三文書を改訂し、反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を明記させましたが、猛反対すると思われていた公明党もあっさり容認しました。

 懸案だった旧統一教会被害者の救済法案も国会最終日ぎりぎりに成立させ、原発建設を認めるGX(グリーン・トランスフォーメーション)方針をまとめるなど、党内では“やることはやっている”と評価する声もあるのです」(同)

 とはいえ、山際大志郎経済再生担当大臣、葉梨康弘法務大臣、寺田稔総務大臣の「辞任ドミノ」に続いて、秋葉賢也復興担当大臣の「政治とカネ」問題は決着しておらず、辞任を求める声は高まる一方だが――。

3大臣を“サンドバッグ”に
「旧統一教会問題や『政治とカネ』の不祥事は確かに政権への強い批判になりましたが、大臣の罷免が遅れに遅れ、彼らが批判を一身に集めている間に、気付いたら臨時国会が終わりにさしかかっていました。いったん大臣辞任という決着がつくと野党やメディアの追求は沈静化。岸田総理は実は意外と“したたか”で、辞任ドミノ3大臣を“サンドバッグ”にして、国葬以降迷走する自身への非難をかわそうという狙いがあったのではないかとも言われています」(同)

 とすると、秋葉大臣も「噛ませ犬」の役割を果たし終えた後、岸田総理にとって都合がいいタイミングで首を切られるということになる。体調不良の谷公一防災対策大臣や、アイヌ差別発言等で物議を醸した杉田水脈総務政務官もあわせて交代させるとなると、近日中に「プチ内閣改造」を実施するという見立てが強まってきている。

 22日には政治資金規正法違反で辞職に追い込まれた薗浦健太郎前議員が略式起訴されたが、痛手を被るのは、薗浦氏を側近としていた麻生太郎・党副総裁であり、岸田総理は痛くも痒くもないということか。

8424チバQ:2022/12/26(月) 11:36:32
二階元幹事長の存在
「岸田総理に当面の間、追い風が吹くことはありませんが、低空飛行のまま、少なくとも来年5月の広島G7サミットまでは政権を維持するという観測が強くなってきています。麻生副総裁や茂木敏充幹事長が仕掛けた“連立政権入りという毒饅頭”に国民民主党の玉木雄一郎代表が喰い付くなど、野党の分裂状態も継続しています。

 しかし、だからと言って岸田総理が安泰という訳ではありません。非主流派の冷や飯を食っている二階俊博元幹事長や菅義偉前総理が、財務官僚よろしく振る舞って悦に入っている岸田総理をいつまでも静観している訳ではありませんので」(同)

 二階元幹事長といえば、御年83歳。さすがに体力の衰えは隠せないが、時折見せる「ボケた振り」は完全に芝居で、気力と胆力は一向に衰えていないという。安倍元総理国葬での追悼演説で評価が高まった菅前総理と手を組んで、岸田政権が「新たな不祥事」で躓いた際に、自民党の「ラスボス」二階氏が降臨し、政局を仕掛けることは十分に考えられるというのだ。

二階派、菅グループが担ぐなら
 今年11月、新型コロナに感染した際に自身の死亡説が流れたことについて、「そういうことを流した者がいるとしたら、たたき殺してやらないといけない」などと、CS番組で吐き捨てる場面もあった二階氏だが、

「二階派、菅グループが担ぐとしたら、旧統一教会被害者救済で名を馳せた河野太郎消費者担当大臣でしょう。安部元総理が亡くなった後に跡目を決めることが出来ないでいる安倍派(清和会)の一部と組めば、勝機が見えてきます。そうなれば、政局に滅法強い二階元幹事長は、お公家集団の宏池会(岸田派)がかなう相手ではありません。

 2024年秋には自民党総裁の任期が来ますが、その前の2023年中に岸田総理が解散総選挙を仕掛けた場合、その成行き次第で『河野総理』が誕生している可能性は十分にありえます。

 それに対して麻生副総理は、河野洋平元総裁の恩に報いるためにも、河野太郎氏を総理にしたいという気持ちは持っているのですが、最近二人は噛み合っていません。麻生氏自身が再登板に色気を見せているという報道もありますが、それはなく、あくまでもキングメーカーとして、事あるごとに麻生さんを立てる茂木幹事長(平成研)を岸田後継に据えようとするのではないでしょうか」(政治部記者)

安倍元総理の“遺言”
 問題は河野氏の党内での評価だろう。

「河野太郎だけは総理にしてはならない」と安倍元総理が言ったという説もある。2021年の総裁選で安部元総理が担いだ候補者は高市早苗大臣だった。
党内基盤は脆弱とはいえ、中国に媚びない姿勢に熱狂的な保守支持層がいる高市大臣が、いざという時のダークホースになるという声もある。

 来年の事を言えば鬼が笑うというものの、物価高、円安、北朝鮮ミサイル、台湾有事への対応は待ったなしだ。すぐに地位を失うことはないとはいえ、岸田首相の支持率が上がる目は今のところない。

 乱世の時代の首相後継、「本命は河野太郎、対抗馬は茂木敏充、大穴で高市早苗」といったところか――。

デイリー新潮編集部

新潮社

8425チバQ:2022/12/26(月) 18:26:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea56b0f282ee3e0c83a0dd0885497d9f9555b6b2
秋葉復興相を交代へ 首相、方針固める 後任は調整
12/26(月) 15:42配信
毎日新聞
秋葉賢也復興相

 岸田文雄首相は26日、事務所費問題などが指摘される秋葉賢也復興相(60)=自民党茂木派=を交代させる方針を固め、党幹部に伝えた。後任には伊藤達也元金融担当相(61)=同=らが取りざたされており、検討を急ぐ。27日にも正式決定する。


 秋葉氏が交代すれば、岸田政権で不祥事による閣僚辞任は4人目となる。

 秋葉氏は8月の内閣改造で初入閣した。先の臨時国会では、関連する政治団体が事務所の賃料として母親や妻に約1500万円を支払った件や、選挙運動の報酬を秘書に支払った問題、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点などが相次ぎ明らかになり、野党が激しく追及していた。

 来年1月下旬からの通常国会でも、野党から秋葉氏の更迭要求が強まることは必至で、与党内から審議への影響を懸念する声が出ていた。

 岸田政権では、旧統一教会との接点が次々と判明した山際大志郎経済再生担当相(当時)=麻生派=が10月に、死刑制度を巡る失言をした葉梨康弘法相(同)=岸田派=と後援会の収支報告書の記載漏れなどが問題視された寺田稔総務相(同)=岸田派=がそれぞれ11月に辞任している。【高本耕太】

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8b542e7009ad7fcff008e428b697bffb40548a7
首相、杉田水脈政務官も交代へ
12/26(月) 15:40配信


共同通信
 岸田文雄首相は、性暴力被害を公表したジャーナリストを中傷するツイッター投稿に「いいね」を押した杉田水脈総務政務官を交代させる方針を固めた。複数の政権幹部が26日、明らかにした。

8426チバQ:2022/12/26(月) 18:32:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec4b034b5afee784b7fdc563f473d530ea8fea24
「岸田政権のレガシーになる」変心の背景に2人の官邸官僚
12/26(月) 12:03配信

西日本新聞
岸田首相

 原発の建て替えや新増設を容認し、2011年の東京電力福島第1原発事故後の原発政策を大転換した岸田文雄首相だが、元々は現状維持を前提に考えていた。変心の背景には、原発推進をいわば使命とする2人の官邸官僚の存在が浮かび上がる。電力不足や電気料金の高騰といった外的要因も重なり、原発回帰へと軸足を移していった首相。わずか4カ月の検討期間での大転換を疑問視する声は、達成感に浸る官邸内でかき消されつつある。


 「安全性と地域の理解の確保を大前提に、建て替えを具体化するなどの歩みを進めていく」。23日午前、東京都内で開かれた講演会で首相はこう強調した。

 福島第1原発事故後、原発政策は“脱原発依存”が基軸だった。安倍晋三、菅義偉両政権下でも既存原発の再稼働こそ進めはしたものの、世論の反発を恐れて建て替えや新増設までは打ち出せなかった。官邸筋によると、首相も当初は「いつかやれればいいよな」と周囲に語る程度で、原発政策に強い思い入れはなかったという。

 そんな首相の重心を徐々に原発重視に傾けていったのが2人の官邸官僚。嶋田隆首相秘書官と荒井勝喜首相秘書官だ。元経済産業省事務次官で政務を担当する筆頭秘書官の嶋田氏は、原発事故後に東京電力取締役に出向した経験があり、同じ経産省出身の荒井氏も原発推進派として知られる。

 今回の原発政策転換を盛り込んだ脱炭素化の基本方針も官邸主導で作成した。「原発回帰は歴代政権が手を出せなかった分野。岸田政権のレガシー(政治的遺産)になる」-。いつしか官邸内には共通認識が生まれていた。

 くしくもこの頃、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、日本を含む国際社会がエネルギー危機に直面。寒気が強まった3月には、経産省が東京電力管内に電力需給逼迫(ひっぱく)警報を初めて発令する事態に陥った。夏場の6月にも首都圏で電力不足が表面化し、「安定電源としての原発の重要性が広く再認識された」(政府高官)。

 経産省では元来、50年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする政府目標を達成するには、「原発活用が不可欠」との認識が強かった。脱炭素戦略の枠組みの中で原発政策を議論することは、建て替えや新増設への批判を極力避けたい首相の思惑とも合致した。

 広く社会の理解を得る姿勢も見せず、拙速に原発回帰への道筋を付けた岸田政権。官邸幹部はこう話す。「原発政策はこの10年で大きく遅れた。今回の見直しで、一から仕切り直す」 (岩谷瞬)

8427チバQ:2022/12/27(火) 08:58:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a137f34a88d41d8255c40d43be63aee2dd0a2cf8
杉田水脈政務官も交代へ 事実上の更迭 過去の差別的発言に批判
12/26(月) 20:28配信


毎日新聞
杉田水脈総務政務官

 岸田文雄首相は、LGBTQなどの性的少数者を「生産性がない」と表現するなど、過去の差別的発言が問題視された杉田水脈総務政務官(55)=自民党安倍派=を27日に交代させる検討に入った。事実上の更迭。与党幹部が明らかにした。


 杉田氏は8月に政務官就任。それ以前の2018年に、月刊誌への寄稿で性的少数者について「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり生産性がない」と記述した。16年に国連女性差別撤廃委員会に出席した際は「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」とブログに投稿した。

 杉田氏はこれらの発言について、松本剛明総務相の指示を受け、今月2日の参院予算委員会で謝罪、撤回した。【日下部元美】

8428チバQ:2022/12/27(火) 11:17:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bf134d07e59befec1027c2d013b8f8193c2d163
秋葉復興相を交代へ 事実上の更迭 閣僚4人目、政権への打撃必至
12/26(月) 20:34配信
毎日新聞
秋葉賢也復興相

 岸田文雄首相は26日、事務所費問題などが指摘される秋葉賢也復興相(60)=自民党茂木派=を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。27日に秋葉氏から辞表を受け取り、正式決定する。秋葉氏が辞任すれば、岸田政権発足後に不祥事で辞任する閣僚は4人目。首相の政権運営に更なる打撃となるのは必至だ。

【写真】麻生氏も…政治家の失言・問題発言を振り返る

 首相は26日、東京都内で記者団から秋葉氏を交代させる考えがないか問われ「今言えることは来年の通常国会に向けてしっかり準備を進めていかなければならないということであり、それに尽きる」と語った。

 2021年10月に発足した岸田政権では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と判明した山際大志郎前経済再生担当相(麻生派)が今年10月24日に辞任に追い込まれて以降、既に閣僚3人が相次ぎ辞任する異例の事態となっている。さらに秋葉氏が辞任すれば、首相の求心力が一層低下するのは確実だ。

 秋葉氏は8月の内閣改造で初入閣した。先の臨時国会では、関連する政治団体が事務所の賃料として母親や妻に約1500万円を支払った件や、選挙運動の報酬を秘書に支払った問題、旧統一教会との接点などが相次ぎ明らかになり、野党が激しく追及していた。

 秋葉氏を交代させるのは23年1月に召集される通常国会で、野党による政権追及の芽を摘み、審議を円滑に進めるのが狙いだ。だが、秋葉氏の更迭を求めてきた野党は通常国会で、首相の任命責任などを追及する構えだ。

 岸田政権では11月までに山際氏のほか、死刑制度を巡る失言をした葉梨康弘前法相(岸田派)と、後援会の収支報告書の記載漏れなどが問題視された寺田稔前総務相(岸田派)が辞任している。【高本耕太】

8429チバQ:2022/12/27(火) 11:18:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/c03c68e2090718f8b7efb592376744b93c3a4551
岸田首相、秋葉氏更迭で年内に火消し図るも…続く閣僚辞任ドミノ、野党追及免れず
12/26(月) 19:17配信

産経新聞
官邸を出る岸田文雄首相=26日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が26日、秋葉賢也復興相を事実上更迭する方針を固めたのは、年内に「閣内の火種」を消し、来年1月下旬に召集される通常国会の論戦に向けて仕切り直しを図るためだ。ただ、8月の内閣改造以降4人目となる閣僚の「辞任ドミノ」になるため、立憲民主党など野党による首相の任命責任の追及は免れず、厳しい政権運営が続く。

「いろんな方がいろんなことを私のところに言ってきている」。首相は26日、東京都内で記者団にこう語り、秋葉氏更迭に向けて自民党幹部らと意見交換を重ねてきたことを示唆した。

政権内では、12月10日に臨時国会が閉会した直後から、秋葉氏の交代論がささやかれてきた。臨時国会では、秋葉氏の選挙運動員買収や、秋葉氏の名前が記載されたたすきをかけた次男の「影武者」疑惑、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡る疑惑が次々と発覚。野党から批判の集中砲火を浴びた。臨時国会の会期中の更迭は免れたが、自民党幹部は「交代させなければ、通常国会は乗り切れない」と漏らしており、更迭は時間の問題とみられていた。

政権内では、秋葉氏の更迭に合わせ、国家公安委員会中に体調不良を訴えて病院搬送された谷公一国家公安委員長らも合わせて交代する内閣改造の案も浮上していた。だが、再び改造に踏み切った末に、新閣僚に旧統一教会との接点や不祥事が判明すれば政権は深刻な打撃を受ける。8月の改造の直後には、入閣した閣僚と旧統一教会の関係が次々と明らかになり、内閣支持率の低下を招いた。

このため首相は最終的にリスクを避け、改造の形ではなく最小限の人事にとどめる判断に落ち着いた。秋葉氏の更迭を最後に辞任ドミノの流れを断ち切り、政権を立て直せるか、首相は剣が峰に立たされる。(永原慎吾)

8430チバQ:2022/12/27(火) 13:04:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbfb48942dd5262510fbc1ce8e00a26b2a2d0790
復興相に渡辺氏再登板 岸田首相、秋葉氏更迭へ
12/27(火) 12:22配信

時事通信
渡辺博道 元復興相

 岸田文雄首相は27日、秋葉賢也復興相(60)を事実上更迭する。

 後任には安倍内閣で復興相を務めた渡辺博道氏(72)を充てる方針を固めた。複数の政府・与党関係者が明らかにした。「政治とカネ」を巡る疑惑で追及を受ける秋葉氏を抱えたまま、来年1月召集の通常国会を乗り切るのは困難と判断した。

 今年10月以降の短期間で閣僚が4人交代する異例の事態で、政権へのさらなる打撃となるのは必至。首相は後任に復興相経験者を起用することで、政権の立て直しに全力を挙げる。

 渡辺氏は衆院千葉6区選出の当選8回。自民党茂木派所属で、第4次安倍改造内閣で復興相を務めた。秋葉氏は衆院当選7回。2021年の前回衆院選に宮城2区から出馬して敗れ、比例代表東北ブロックで復活当選。同じく茂木派に所属する。

 秋葉氏は27日、首相官邸で首相と会い、辞表を提出する。秋葉氏は午前の記者会見で「(人事は)最終的に首相が決めることだが、私自身に関することは何一つ法令に違反することはなかった」と語った。

8431チバQ:2022/12/27(火) 18:03:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2213fb8cccad8cad574ccf202b809edb005ca2b1
秋葉復興相更迭 「秋の山寺」陥落で政権基盤は弱体化 人事後手、内閣に募る不信
12/27(火) 18:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
国会

 脱税問題を追及されていた秋葉賢也復興相が27日、山際大志郎前経済再生担当相(衆院神奈川18区)、寺田稔前総務相に続き更迭となった。「秋の山寺」と評された「疑惑の3閣僚」(立憲民主党幹部)の陥落は、内閣改造からわずか4カ月の出来事。安全保障関連3文書の見直しに絡む防衛増税の方針決定、原子力発電活用へかじを切るなど大きな転換を打ち出す岸田文雄首相だが、政策実現の下地となる人事などで後手に回り政権基盤は弱体化の様相だ。

 「舞い落ちて 秋の山寺 岸辺の葉」。秋葉氏の前には、失言で葉梨康弘前法相が更迭されている。自民党の閣僚経験者は岸田首相と辞めた4大臣の名を織り込み、支持率低下の一途をたどる内閣の危機を詠んだ。心配なのは「一連の騒動への対応のまずさもあって、与党などに内閣への不信が募っていること」という。

 自民重鎮によると、岸田首相は当初、年明けに小幅の内閣改造を行い更迭色を薄める考えだったとされる。一方で当初検討していた1月第2週の米国訪問が米側の都合で翌週にずれ込む見通しとなると、第2週に英国など欧州3カ国の訪問を組み込むよう指示。第4週の開会が見込まれる通常国会までの日程は「ぎゅうぎゅう詰め」(首相官邸スタッフ)となっており、もともと「組閣などを行うすき間がない状態」(同)に陥っていた。

 永田町や霞が関は、クリスマスムードともほど遠かった。内閣官房では組閣など人事のシミュレーション、外務省では外遊日程の調整に職員がコンビニおにぎりを片手に追われた。年の瀬の人事決着に、外務省の関係者は「葉梨氏の更迭に時間をとられ、平身低頭で首脳会談などをキャンセルしたASEAN(=東南アジア諸国連合)の悲劇の再来は避けられた」(関係者)と安堵(あんど)した。

神奈川新聞社

8432チバQ:2022/12/27(火) 18:04:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/271a666a702e1dd845b137a6e52021dc7a73a008
復興相に再登板の渡辺博道氏とは?茂木幹事長支える「助さん格さん」
12/27(火) 15:19配信

朝日新聞デジタル
渡辺博道氏=2021年8月23日午前11時37分、千葉県庁、小木雄太撮影

 秋葉賢也氏に代わって新たな復興相に就く渡辺博道氏(72)は、2018年に第4次安倍改造内閣で復興相と福島原発事故再生総括担当相を務めて以来の再登板となる。東日本大震災からの復興や防災は「ライフワーク」と語る。

 今回の就任直前にも、防衛費増額のために復興特別所得税の仕組みを転用する方針に党内外で批判が高まったことに触れ、「復興には影響しないと誤解を解きたい」と周囲に意気込みを語っていた。岸田文雄首相からは「経験は大事だ。(復興相の)経験を生かして復興に全力で取り組んでいただきたい」と言われたという。

 千葉県の松戸市議だった父の口癖「世のため、人のため」を引き継ぎ、松戸市職員や千葉県議を経て、1996年衆院選で初当選し、現在8期目。第1次安倍政権では経済産業副大臣を務め、産業分野の環境対策や中小企業振興策に取り組んだ。衆院総務委員長や厚生労働委員長なども務めた。現在は、自民党の財政を担う経理局長を務める。

 趣味はカラオケで、集会で歌声を披露することも多い。茂木敏充幹事長が率いる派閥の副会長で、茂木氏を支える「助さん格さん」とも呼ばれている。

朝日新聞社

8433チバQ:2022/12/27(火) 20:03:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/57aaeb97cf35c07a392391320a7bfd6187f8647b
「首相も口出しできぬ」自民党税調のいま 政権と一体化弱まる存在感
12/27(火) 18:00配信

朝日新聞デジタル
自民党税制調査会の役員会に出席した松野博一官房長官。右は宮沢洋一税調会長=2022年12月15日午前10時3分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 かつては首相も口出しができない「聖域」と呼ばれた自民党税制調査会。その存在感が弱まっている。今年の税制改正議論では、政府と歩調を合わせて防衛増税への党内の不満を収める役回りに徹した。岸田文雄首相は宮沢洋一税調会長を厚く信頼するが、税調は政権と近づいたことで、往時の影響力を失いつつある。


 自民党本部で15日に開かれた税調役員会に、松野博一官房長官が姿を現した。「総理の代理」として出席し、防衛費増額の財源として増税することに「何とぞご理解、ご協力をお願いを申し上げます」と頭を下げた。あらゆる税制を事実上決める権限を持つ党税調の会合に、政権の中枢が出席するのは、税調幹部も「見たことがない」という異例の光景だった。

 松野氏の出席は、政府関係者によると税調側が求めた。それまで2日連続で鈴木俊一財務相、浜田靖一防衛相が出席し防衛増税に理解を求めたが党内の反発が収まらず、「政権あげてお願いしないとしょうがない」(税調幹部)状況に税調が追い込まれたためだ。

■聖域→対立→一体化、変容する政権との距離感

 かつて税調は、首相とて手出しができない存在だった。1980〜2000年代、故山中貞則氏が「税調のドン」として君臨。「首相に(税制改正を)判断する能力はない」と一線を画し、首相が何か口出ししようものなら「おしゃべり野郎」と言い放った。

朝日新聞社

8434チバQ:2022/12/27(火) 20:06:02
https://www.asahi.com/articles/ASQDK7JYTQDKUTFK00J.html?oai=ASQDW4JB8QDRUTFK00L&amp;ref=yahoo
岸田派VS安倍派、防衛増税で確執あらわ 危うい「痛み分け」
有料記事自民

千葉卓朗2022年12月18日 10時30分 今月15日午後、自民党本部(東京・平河町)の最上階にある会議室には100人以上の議員が詰めかけ、異様な熱気に包まれた。

 前日14日に防衛費増額の財源として法人税、所得税、たばこ税を増税する方針が示され、15日は増税の幅や実施時期が示される予定だった。16日には税制改正大綱を決定する期限が迫っていた。

 「財源を示すことは政治の責任」「安定的な財源が抑止力になる。痛みを伴うが国民にしっかり説明していく」と増税に賛成意見が出る一方で、「唐突だ」「増税して誰が来春の統一地方選の責任を取るのか」と反対意見も続出した。

 議論が膠着(こうちゃく)状態になるなか、党税制調査会を仕切る宮沢洋一会長が口を開いた。「来年の通常国会に(増税の)法案は出しません」

 いま増税の実施時期を決めず、来年も引き続き議論するという宣言だった。さらに、法人税増税では中小企業の控除を手厚くするとも明言。2時間に及んだ会合は、税調幹部への一任をなんとか取り付けて終わった。自民で防衛財源の議論が始まったのは実質13日で、わずか3日間だった。

 この増税をめぐる党内の攻防で表面化したのは、党内の最古参派閥でハト派「宏池会」(岸田派)と、最大派閥でタカ派「清和政策研究会」(安倍派)の路線対立だ。

首相のこだわり 1年前に伏線
 伏線は1年前にさかのぼる…

8435チバQ:2022/12/28(水) 15:00:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/cedd92cca55b81f9977a665a072d813dffd01340
加速する「岸田離れ」 首相、封じられた内閣改造 つれなかった麻生氏
12/28(水) 14:15配信

西日本新聞
岸田首相

 来年1月の通常国会召集を前に岸田文雄首相が下した決断は、秋葉賢也復興相と杉田水脈(みお)総務政務官の更迭だった。窮地に陥った政権を浮上させようと、首相は一時、内閣改造など大胆な人事を模索したものの、理解が広がらず、反発を押し切ってまで断行するには至らなかった。約2カ月で4人目となる閣僚交代に、政府、与党内では「岸田離れ」が加速している。

【画像】秋葉復興相を巡る岸田政権の動き

 仕事納めを翌日に控えた27日の官邸。首相は記者団の前で「辞任したいとの申し出があり、認めることにした」と切り出した。10月24日の山際大志郎前経済再生担当相を皮切りに、葉梨康弘前法相、寺田稔前総務相と続いた「辞任ドミノ」の際にも口にし、もはやお決まりとなった文言だ。

 実態は異なる。前日には首相が与党幹部に「交代」を告げていたにもかかわらず、秋葉氏は27日、辞意を固めた時期を「直前。今朝も会議を開いた」と説明。図らずも、首相サイドに促されて辞表を提出したことを露呈する事態となった。

 そもそも首相は秋葉氏の更迭だけにとどまらず、早くから「誰も想定していない人事」(岸田派関係者)を温めていた節がある。

 10日に臨時国会が閉会した後、官邸内では来年の通常国会を見据え、秋葉氏の「辞任は不可避」との論調が強まった。ちょうど、パーティー収入を政治資金収支報告書に少なく記載した疑惑を巡り、自民党の薗浦健太郎氏に進退問題が浮上していた時期。「また『政治とカネ』を蒸し返されたら、国会審議が立ちゆかなくなる」。危機感を募らせた官邸幹部は、さらなる辞任ドミノを嫌がる首相に、「内閣改造なら更迭色を薄められますよ」と進言した。

 折しも、首相が表明した防衛費増額のための増税方針に、党内最大派閥の安倍派をはじめ、公然と火の手が上がったタイミングとも重なった。官邸中枢では、首相にたんかを切って閣内不一致を印象付けた閣僚の交代論まで持ち上がった。

 20日、自民党本部を訪れた首相は麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と3人で向き合い、こう問いかけた。「内閣改造という声もありますね」。だが、麻生氏らの返事はつれなかったという。「内閣改造で政権が上向いた例は聞かない。むしろ、弱まるのが世の常だ」

 自民関係者によると、麻生、茂木両氏は以前から、国民民主党との連立構想を練ってきた経緯があり、「サプライズで内閣改造するなら、国民との連立もセットじゃなきゃ意味がない」との思いがあったという。

 大幅に入れ替えた新閣僚にひとたび不祥事が持ち上がれば元も子もない。安倍派や増税反対派を敵に回して、政権運営が一気に不安定化することへの懸念も強かった。結局、与党・公明党への根回しも手つかずだった首相は、内閣改造案を引っ込めるしかなかった。

 「ますます支持率は落ちる。決断がいつも遅い」。首相の対応には、自民党執行部からも不満が漏れる。萩生田光一政調会長は25日のテレビ番組で、首相の専権事項である「解散権」にまで踏み込み、増税をけん制する姿勢を見せた。

 年内に不安要素を一掃しようとした今回の更迭劇だが、首相に対する遠心力が弱まる気配がないまま、政権は年を越そうとしている。 (河合仁志、黒石規之)

8436チバQ:2022/12/28(水) 17:07:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f82911ae0dd78522dce4dac506cf69a615a4a13f
「このタイミングで困るじゃないか!」閣僚更迭でブレまくった岸田文雄首相が「朝6時半」に電話した相手
12/28(水) 6:12配信
落ち目の総理にほくそ笑むのは幹事長。しかし、誰もついて行かない……月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「赤坂太郎」。2023年1月号「 迷走の岸田、野望の茂木 」より一部を転載します。

◆◆◆

 元首相の安倍晋三を悲劇的なテロで失って以降、首相の岸田文雄はやることなすこと全てが裏目に出て、凍てつく厳冬の2023年を迎えようとしている。決断を下すのは最悪のタイミング。しかも、大きくぶれた果ての決断――それが政治で最も肝要な「信用と信頼」を著しく損ねていることに当の岸田自身が気付いていない。

 典型的なのは、相次ぐ閣僚の更迭劇だった。11月9日夜、法相の葉梨康弘がパーティの席上、自らの役職について「死刑のハンコを押すだけの地味な役職」などと放言。岸田は「このタイミングで困るじゃないか!」と怒りをぶちまけたが、なぜか翌10日、「自らの職責の重さをしっかりと感じ説明責任を果たしてもらいたい」と、葉梨留任を示唆してしまう。

 だが、世間の批判はますます炎上するばかり。同日夜、葉梨は岸田に電話で「これ以上迷惑かけたくないので、総理の好きにして下さい」と、自ら首を差し出してみせた。ところが岸田は「もう少し考えてみます」と言って電話を切り、またも判断を先送りした。

 岸田が重い腰を上げたのは翌11日早朝であった。朝6時半、岸田は葉梨に電話をかけ「気が変わってないですか?」と辞任の意思を確認。ようやく更迭が決まった。岸田の判断がブレまくったことで、傷口を大きく広げた。

 その直後、岸田から葉梨更迭の連絡を受けた公明党代表の山口那津男は思わずこう問い返した。

「えっ? 葉梨さんだけですか?」

 この時すでに総務相の寺田稔の政治資金問題がくすぶっていたからだ。山口が思い起こしていたのは安倍政権時代の2014年、法相の松島みどりと経済産業相の小渕優子にそれぞれ疑惑が持ち上がった時のことだった。この時、松島と小渕を同時に辞任させることで、政権へのダメージは最小限に抑えられた。それと同じ対応を岸田に期待していたのである。

 だが、岸田は山口の反問に、押し黙ったままだった。

 結局、寺田は追い込まれて更迭となった。「安倍総理の時は不祥事対応の読みが鋭く判断も早かった。先読みも鋭かったのに」。山口は周囲にこう不満を漏らしている。ところが岸田は「安倍さんと比べられるのは嫌だな……」とボヤく。この一言に岸田の危機意識のなさが凝縮している。

8437チバQ:2022/12/28(水) 17:07:47
 振り返れば、長男の岸田翔太郎を政務担当秘書官に抜擢したのもしかり。支持率低下が加速し始めていた10月、なぜそんな人事に踏み切ったのか。真相は「政務秘書官を務めていた山本高義を事務所に戻し、代わりに翔太郎が政務秘書官になる人事を、約1年前から決めていたから」(官邸筋)だという。要するに、首相就任1年後に翔太郎を官邸入りさせることが既定路線だったから、その予定通りにしただけというわけだ。支持率低下の局面でこんな親バカ人事をしたら世間がどう受け止めるかさえわからない、岸田の鈍感ぶりを示すエピソードである。

反故にされかけた安倍の「遺言」
 戦後の安全保障政策の大転換となる防衛三文書の見直しや防衛費増額の問題でも、岸田は右顧左眄を繰り返した。

「これは安倍(元)総理の最大の遺言なんだ。私は一歩も譲らないから、みんなもそのつもりで頑張ってくれ」

 自民党政調会長の萩生田光一は初秋、所属する安倍派の議員にこう説いてきた。安倍の遺言とは、日本もNATOの国防予算と同じくGDP二%以上を達成するということである。岸田政権も五年以内にその実現を目指すと追認。岸田は「防衛力の抜本的な強化」を米大統領のバイデンとの会談や所信表明で宣明してきた。

 だが、萩生田は楽観していなかった。安倍の遺言を換骨奪胎しようと画策する財務省が、岸田を抱き込みにかかっている――そう睨んでいたのである。

 実際、事態はその見立て通りの軌跡を辿った。政府は財務省の主導で9月末に「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」を設置。岸田はその会合で、これまでの防衛費とは別枠で研究開発などの安全保障関連予算を一括計上する新たな枠組み「総合的な防衛体制の強化に資する経費(総合防衛費)」を創設する方針を表明した。

 岸田派(宏池会)は伝統的に財務省に近い。一連の動きは、安倍路線に沿った防衛力強化を掲げながら、実際には岸田が財務省のお膳立てに乗る真逆の姿勢であることを浮き彫りにした。

 国力や総合防衛力と言えばもっともらしく響くが、萩生田らは「実質的な防衛費を抑制するために、他省庁の予算を『防衛関連経費』だと強弁して、2%に持って行くまやかし」と見破っていた。防衛省が積算した向こう5年間の純粋防衛費は48兆円余り。これに対して、財務省の純粋防衛費は約33兆円で、これに総合防衛費など10兆円を上積みして、43兆円が防衛費になると水面下で説いて回った。(文中敬称略)



月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「 赤坂太郎 」全文は、「文藝春秋」2023年1月号と、「文藝春秋 電子版」に掲載されている。

赤坂 太郎/文藝春秋 2023年1月号

8438チバQ:2022/12/29(木) 11:06:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9436fb5bdd175285e3d27b8dfc5c175cd715ae4岸田政権への逆風、地方にも 来春の統一選へ自民危機感
12/29(木) 9:45配信

西日本新聞
接戦を制し、何度もハンカチで目元を拭う宮崎県の河野俊嗣知事=12月25日夜、宮崎市(撮影・平山成美)

 来年4月の統一地方選に向けて自民党の危機感が高まっている。閣僚の相次ぐ辞任などで岸田文雄政権は低支持率から抜け出せず、前哨戦となる25日の宮崎県知事選などで支援候補らが苦戦を強いられたからだ。防衛力強化に伴う増税への不満も広がっており、党内には逆風がさらに強まるとの懸念が募る。

【岸田政権の行方】内閣改造につれなかった麻生氏

 「まさかここまで追い上げられるとは」

 宮崎県知事選から一夜明けた26日。自民幹部は党県連が推薦した現職、河野俊嗣氏の薄氷を踏む勝利に険しい表情を浮かべた。

 党関係者によると、党の情勢調査では序盤までは河野氏が終始リード。楽観ムードすら漂っていたが、終盤から元職の東国原英夫氏の猛追を受けた。

 背景には、与党支持層を固められなかったことがあるとみられ、党幹部は「自民、公明支持層ともに4割程度は東国原氏に流れた」と分析。「岸田政権への逆風も影響したのかもしれない」と警戒感を強める。

 自民は、11日の茨城県議選でも劣勢を余儀なくされた。県議会の過半数は維持したものの、公認候補45人のうち現職10人が落選。保守系無所属と競合した選挙区が多かったとはいえ、党選対関係者は「自民の看板がマイナスになったことは否めない」とみる。

 ともに「保守王国」とされる宮崎、茨城両県での苦戦に党内には動揺が広がっている。27日には秋葉賢也氏が復興相を更迭され、2カ月で4人の閣僚が辞任する異常事態に。「政治とカネ」問題などを巡る閣僚の辞任ドミノで政権への不信は深まるばかりだ。

 さらには、首相が唐突に打ち出した防衛財源確保の増税も、「説明が不足しており地元でも評判が悪い」(党中堅)。政権浮揚の兆しは見えないままで、2月の北九州市長選などへの影響を懸念する声も上がる。

 自民にとっては、野党第1党の立憲民主党にも勢いがないことが救いだが、「第三極」として日本維新の会や参政党が各地の市議選などで議席を着々と獲得している。両党は統一地方選でも積極擁立する方針で、都市部を中心に「台風の目」となる可能性もある。

 自民幹部は「党本部も地方組織ももっと危機感を持たなければならない」と語気を強めた。(黒石規之)

西日本新聞

8439チバQ:2022/12/31(土) 18:50:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b72f66b807f3077a00522e8a19ca73d8e2c36069
支持率・基盤弱く更迭遅れ 岸田首相、内閣改造踏み切れず 茂木派に配慮の見方〔深層探訪〕
12/31(土) 8:26配信


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時事通信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=27日午後、首相官邸

 2022年の仕事納めを翌日に控えた27日、岸田文雄首相が秋葉賢也復興相と杉田水脈総務政務官を事実上更迭した。8月の内閣改造後、閣僚交代は4人目。支持率の低迷や党内基盤の弱さが首相の決断を遅れさせた面は否めない。政権浮揚に向けた内閣改造・自民党役員人事を促す声もあったが、首相は安全策を取らざるを得なかった。

【図解】岸田内閣の支持率推移

 ◇11月には意向
 「自身で辞任を決断した」。首相は27日、両氏ともあくまで自発的な辞任との「建前」を記者団に強調。「いま現在、内閣改造は考えていない」と明言した。

 首相は今秋の臨時国会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を批判された山際大志郎前経済再生担当相ら閣僚3人を次々に更迭。周辺によると、首相は野党の集中砲火を浴びていた秋葉氏も交代させたい意向を11月ごろからにじませていたが、実行に移せなかった。

 野党の攻勢にさらされていた当時、「秋葉氏更迭なら不可避」と言われた国会延長の回避が首相の優先課題だった。1国会で閣僚4人が辞任すれば、政権が揺らぎかねないとの懸念もあった。

 一方、自民党内には秋葉氏が所属する茂木派会長の茂木敏充幹事長の意向が働いたとの見方もある。党関係者は「8月の改造で茂木氏が秋葉氏を最後に押し込んだ」と振り返る。岸田派は党内第5派閥にすぎず、政府関係者は「支持率が低下する中、第2派閥に配慮して秋葉氏を切れなかったのだろう」と解説した。

 しかし、党内から「このままでは通常国会を乗り切れない」(閣僚経験者)との声が強まり、首相は茂木氏の理解を得た上で、杉田氏とセットで交代を決断したようだ。

 ◇後任は安全重視
 今回の人事に際し、党内からは「いっそ内閣改造で人事刷新を」(党幹部)との声も上がっていた。だが、政府関係者によると、首相が最後に残した選択肢は「数人のみ交代」「交代なし」の二択。一新した顔ぶれから5人目の辞任閣僚が出れば「政権が終わる」(党若手)と恐れたからだ。

 後任人事にも安全運転に徹したい首相の思いがにじみ出た。首相は秋葉氏の後任に元復興相の渡辺博道氏、杉田氏の後任に元総務官僚の長谷川淳二氏を充てる人事を公明党の山口那津男代表に電話で伝達。その際、首相は「経験者で行政に通暁している」などと説明した。

 ただ、改造見送りで火種が残った面は否定できない。政府内にはなお「政治とカネ」などの疑惑が取り沙汰される閣僚らがいる。自民党関係者は「改造見送りが裏目に出る恐れもある」と語る。

 官邸の段取りの悪さも目立った。秋葉氏は復興推進会議の後、記者会見を挟んで更迭される形となったため、会見で「人事は私が決めることではない」と繰り返し、「辞任は自発的」とする首相の説明と食い違う結果となった。政府関係者は「更迭のタイミングが意味不明」と切り捨てた。

 ◇通常国会へ手ぐすね
 年の瀬の更迭劇を受け、野党は1月召集の通常国会に向け手ぐすね引く。

 立憲民主党の泉健太代表は「岸田政権は崩壊状態と言っていい」と酷評。日本維新の会の馬場伸幸代表は「支持率に跳ね返ってくるだろう」と指摘した。共産党の志位和夫委員長はツイッターで「5人目に辞めるのは首相本人だ」と強調した。

 来年4月の統一地方選や同時期に予想される衆院補欠選挙をにらみ、通常国会では与野党の攻防が激化しそうだ。

8440チバQ:2022/12/31(土) 19:00:31
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022122900411&amp;g=pol
静観決め込む自民・二階氏 「菅カード」懐に政局備えか
2022年12月30日07時15分


 相次ぐ閣僚辞任などで揺れる岸田政権に対し、自民党非主流派の二階俊博元幹事長が静観を決め込んでいる。岸田文雄首相が苦境にあえぐ中、きな臭い動きに出れば党内の反発を招くと見て自重しているようだ。ただ、今後の政局をにらんでか、同じ非主流派の菅義偉前首相らとの関係維持には余念がなく、政権側の警戒感は消えない。

 二階氏は23日夜、菅氏に加え、菅政権を共に支えた森山裕選対委員長と東京都内で会食した。周囲には「こうやって顔を合わせることが大事だ」と解説してみせた。
 二階、森山両氏は菅政権誕生の立役者で、それぞれ党内派閥の会長を務める。菅氏もグループ結成の布石とされる勉強会発足を模索。3氏は定期的に会食を重ねており、岸田政権に異変があれば共に行動するとみられている。
 首相の党総裁任期は2024年9月末で、大型国政選挙も当面は予定されず、選挙の顔選びに絡む「岸田降ろし」などの動きは見られない。そうした中、二階氏率いる二階派は所属メンバーを着々と増やし、勢力を拡大中だ。今月には単独で党内第4派閥となった。
 卯(う)年の来年、年男となる二階氏は「ウサギのように俊敏でなきゃならん」と記者団に政局と向き合う心構えを説いた。二階派幹部も「政治はタイミングだ。今は何もしないが、その時が来たら動く」と明かす。
 「ポスト岸田」として二階氏が想定するのは菅氏とされる。安倍晋三元首相を支え、自らも政権を担った菅氏の手腕に、今も党内で一定の評価がある。二階氏にとって、「菅カード」をちらつかせることは岸田政権へのけん制にもなる。
 昨年9月の党総裁選に出馬した首相が、歴代最長の幹事長在職中だった二階氏を外すかのような「党役員任期制限」を掲げたことは、今も二階氏側にしこりとなって残る。首相サイドは二階氏の「逆襲」に神経をとがらせている。
 岸田派関係者は、23日の二階、菅、森山3氏の会合について「首相は脅威に思っているだろう」と語った。同派中堅議員は「総裁選はまだ先だから引きずり降ろすような動きはないと思うが…」と声を落とした。

8441チバQ:2022/12/31(土) 20:09:29
https://toyokeizai.net/articles/-/641508
2023年政局「反撃」高市氏vs「存在感」稲田氏の行方
ダークホースは青木氏の秘蔵っ子「女性議員」
清水 克彦 : 政治・教育ジャーナリスト/大妻女子大学非常勤講師
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2022/12/28 6:40

防衛費の増額をめぐる増税論議で、閣内(高市早苗経済安全保障担当相と西村康稔経済産業相)、そして自民党執行部(萩生田光一政調会長)からも異論や反論を浴びた岸田文雄首相。安倍晋三元首相亡き後、事実上、安倍派を束ねる森喜朗元首相の手助けで、安倍元首相に近かった3氏をなだめ、どうにか事態を収拾した。

そして、新年早々のアメリカ訪問に向け、今年5月、バイデン大統領と交わした「防衛費の相当な増額を確保する」という約束を、これまたどうにか果たせる環境を整えた。

支持率が低くても安定の岸田政権
内閣支持率が30%を切る世論調査もあるなか、岸田政権は極めて低空飛行ながら、当面は政権を維持し続けられると筆者は見る。それはなぜか。その答えは極めてシンプルだ。岸田首相に取って代わる実力者が不在だからである。

最大派閥の安倍派は後継者が決まらず、前述したように森元首相が不協和音を抑えている状態。第2派閥の茂木派は、派閥の長である茂木敏充幹事長と、陰の実力者、青木幹雄元参議院会長が犬猿の仲だ。第3派閥の麻生派は、麻生太郎副総裁と河野太郎デジタル担当相のミゾが埋まらず、派閥を挙げて河野氏を推すという状況にない。

第4派閥の岸田派とほぼ同規模の二階派は、御年83歳の二階俊博元幹事長が健在ではあるが、派内に次を狙える人物がいない。

12月19日、筆者が所属する在京ラジオ局の特番収録に臨んだ岸田首相は極めて元気で、2023年5月、地元・広島で開催されるG7サミットについて「議長国としてリーダーシップを発揮しなければならない」と意欲を見せた。「永田町の一寸先は闇」といわれるが、担当記者に聞けば、降板の可能性など微塵も感じられなかったという。

そんななかで注目されるのが、高市氏と稲田朋美元防衛相、そして小渕優子元経済産業相の3人である。

岸田首相が反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有など、防衛力を強化する財源を確保するための増税方針を発表したのは12月8日のこと。

高市氏は2日後にツイッターで、政府与党連絡会議に高市氏と西村氏が呼ばれなかったことを暴露し、「その席で総理から突然の増税発言。反論の場も無いのかと、驚きました」と怒りをぶちまけた。

そのうえで、「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解できません」とまで記した。

現職の閣僚による首相への批判は、通常なら、高市氏本人が語るように「罷免されても仕方がない」反逆行為である。その高市氏は、12月12日、総理との懇親会に出て、翌13日にはわだかまりは解けたと記者会見で述べたが、「私は間違ったことは言っていません」と付け加えた。勝負どころが近づいていると踏んでの首相批判……「戦火は収まらず」である。

高市氏は、昨年秋の自民党総裁選に、信条をともにする安倍元首相に担がれて出馬した。結果は3位だったが、安倍氏の岩盤支持層である保守層からは支持され、「安倍氏の後継」としての立場を固めることには成功した。

ただ、今年7月、奈良で安倍氏が銃撃されて急逝したことで、高市氏は自民党内で唯一の後ろ盾を失った。安倍氏に近いとはいえ、無派閥の高市氏にとっては大打撃で、2021年の自民党総裁選挙で高市氏を支持した安倍派議員も、萩生田氏、西村氏、それに松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長がお互いを牽制し合うなか、雲散霧消してしまった。

8442チバQ:2022/12/31(土) 20:09:56
しかし、高市氏に目がないわけではない。岸田首相が「防衛増税」を打ち出し、防衛費の増額を声高に訴えてきた安倍派からも反対論が噴出した事実は、無派閥で確固たる支持基盤を持たない高市氏には追い風と映ったはずだ。

「今、安倍派は、森さんがどうにかまとめていますが、バラバラの状態が続いています。それこそ分裂したりしたら、『萩生田さんでも西村さんでもなく高市さんを担ごう』という人たちは当然出てくるでしょうね」(菅グループ中堅議員)

もともと高市氏は今年8月、政調会長から経済安保相へ横滑りした際、「優秀な小林鷹之大臣に留任してほしかった」と語っていたほどだ。大臣引き継ぎを取りやめ、内閣府職員への訓示もしなかったときから、岸田首相とは一線を画していたのだ。その点でいえば、自身を岸田首相の対極として位置づけるため、岸田首相から罷免されていたほうが好都合だったかもしれない。

「再び表舞台へ布石」稲田氏
高市氏が公然と岸田首相に反旗を翻すなか、存在感を見せているのが稲田氏である。

稲田氏は12月12日、首相官邸で報道陣に囲まれ、防衛財源について、「安定財源である必要がある。1兆円について国民に薄く広く、税の負担のお願いを検討する首相の方針は正しいと思う」と語った。これは岸田首相の判断を肯定し、高市氏の考えに反論したものだ。

高市氏は1993年初当選でここまで9期、稲田氏は2005年初当選で6期目だ。稲田氏にとって高市氏は、2歳年下ながら政治の世界では先輩にあたる。その稲田氏は、2021年の自民党総裁選挙で高市氏を支持した。

同年9月29日に行われた自民党総裁選挙。その日、朝からグランドプリンスホテル高輪に詰めていた筆者は、勝敗が決まった後、会場から出てきた稲田氏にマイクを向けた。

「憲法改正、外交防衛、エネルギー政策、私と思いを共有している高市さんを応援してきました。結果は残念ですが、岸田新総裁のもと結束していきたいと思います」

それが今回は一変した。稲田氏をよく表す言葉に、野党時代の2012年4月、「稲田朋美さんと道義大国を目指す会」で発したこの言葉がある。

「“国民の生活が第一” なんて政治は間違っていると思います。私たちの今の生活だけが大切なのではなく、先人から引き継いできた大切なものを、私たちの子孫に引き継いでいく責任を果たすのが政治家の役割だと思っています」

当時の民主党・小沢一郎氏のキャッチフレーズを痛烈に批判したものだが、これが保守派の政治家、稲田朋美の矜持なのだろう。

稲田氏を政調会長や防衛相に抜擢し、高市氏に続く女性政治家として引き立てたのは安倍氏だ。一時は「安倍氏の秘蔵っ子」とまでいわれたが、ジェンダー平等の活動に舵を切り始めると安倍氏とは距離ができた。代わりに「秘蔵っ子」のポジションに割って入ってきたのが、先輩の高市氏だ。

自民党総裁選挙に高市氏は出馬し、一方の稲田氏は出馬を見送らざるをえなかったのは、安倍氏という後ろ盾の有無によるところが大きい。総裁選挙では国家観を共有する高市氏支持に回った稲田氏だが、安倍氏なき安倍派の動き、岸田政権の低空飛行などから、「時は今」と判断したとしても不思議ではない。

元防衛相なので防衛問題は得意だ。福井県選出なので原発推進には一家言ある。弁護士のキャリアもあるため女性活躍やジェンダー平等の政策にも強い。しかも、これらの問題は、いずれも岸田政権が直面しているものばかりである。政策面で見ても、稲田氏が再び表舞台に躍り出る環境は整いつつある。

岸田首相離れを明確にした高市氏とは対照的に、まず防衛問題で岸田首相に接近した稲田氏。高市氏とは真逆の立ち位置で、ポスト岸田候補として輝きを取り戻しつつある。

8443チバQ:2022/12/31(土) 20:10:16
ダークホース「ステルス型」の小渕氏
存在感を増す高市氏と稲田氏以外にも注目すべき人物がいる。それが小渕氏である。小渕氏は現在、自民党内で組織運動本部長という立場にある。一見地味な地位だが、地方組織の窓口であり、衆議院小選挙区の10増10減で区割り変更に伴う調整にもあたる重要ポストである。

高市氏と稲田氏が自ら発信することで存在感を示しているのに対し、小渕氏の発信力はあまり目立たない。いわば「ステルス型」の有望株だ。


小渕氏といえば、故・小渕恵三元首相を父に持ち、麻生内閣時代、34歳で初入閣(少子化、男女共同参画担当相)したサラブレッドである。2014年9月に経産相として再入閣した際は、公職選挙法違反疑惑が報じられてすぐ辞任に追い込まれ、地元関係者が電動ドリルでパソコンのハードディスクに穴を開け証拠隠滅を図るという事態に発展している。

「小渕優子」と検索すれば、いまだに「ドリル」というワードが引っ掛かってくるのは「負の遺産」というべきだろう。

その小渕氏を娘のように可愛がってきたのが、小渕内閣で官房長官を務めた青木氏である。2022年11月21日、青木氏は、岸田首相や安倍派を束ねる森元首相と会談した。場所は3人の母校である早稲田大学の大隈庭園。そこに早稲田の大学院を修了した小渕氏も参加して、会食は2時間あまりにおよんだ。

この席で青木氏は、次の内閣改造や自民党役員人事で小渕氏の抜擢を強く岸田首相に要請したのではないか。それも官房長官、あるいは自民党政調会長といった要職で、と推測する。

小渕氏入閣の話は、2022年8月10日の内閣改造でも上がったが、このときは小渕氏が所属する茂木派の茂木氏と麻生派を率いる麻生氏が反対し、入閣には至らなかった。しかし、小渕氏は麻生氏に連合の芳野友子会長を引き合わせ、区割り変更に伴う支部長の選定で汗をかいてきた。

ドリル話は8年も前のこと。疑惑をめぐり本人の説明責任が果たされていないことなど、我々メディアの人間ですら忘れてしまっている。88歳と高齢の青木氏が「目の黒いうちに」と迫り、小渕氏と良好な関係になった麻生氏が「うん」と言えば、岸田首相も「聞く力」を発揮せざるをえないだろう。

もし小渕氏が次の人事で要職に起用されれば、高市氏や稲田氏と並ぶポスト岸田の有力候補に躍り出ることになる。

寅千里を走り、卯は跳ねる
ポスト岸田という点で見た場合、軸となるのは茂木氏や森元首相が推す萩生田氏、あるいは菅前総理あたりになる。しかし、情勢次第では3人の女性政治家も十分候補になりえる。

株式相場の世界では、干支にちなんで「寅千里を走り、卯は跳ねる」などといわれるが、寅年の2022年、それぞれ異なる形で存在感を示した高市氏と稲田氏、そして小渕氏のなかで、卯年の2023年、跳ねることができるのは誰か、注目しておきたいものである。

8444チバQ:2022/12/31(土) 21:08:25
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022122900018.html
「人事の岸田」で長期政権が視野に?清和会、平成研を牽制の巧妙な配置 統一地方選で大過なければ
2022/12/31 11:30AERA dot.

「人事の岸田」で長期政権が視野に?清和会、平成研を牽制の巧妙な配置 統一地方選で大過なければ

秋葉賢也復興相の辞表を受理し、取材に応じる岸田文雄首相=2022年12月27日午後2時12分

(AERA dot.)

 岸田文雄首相にとって2022年の始まりは、前年の衆院選で大敗せずに及第点を獲得し、長期政権を目指して参院選に望みをかけるという意気込みが伴っていたに違いない。だが2月にはロシアによるウクライナ侵攻があり、7月には安倍晋三元首相が銃撃されるなど、波乱ずくめの一年となった。では、2023年はどうなるか。残念ながら、明るい材料はほとんどない。

 実際に12月17日と18日に朝日新聞が行った世論調査によると、内閣支持率は前月比6ポイント減の31%で、不支持率は同6ポイント増の57%。前者は岸田政権発足以降の最低記録で、後者は第2次安倍内閣以降で最高記録となった。ちなみに2022年は1月の内閣支持率49%、不支持率21%からスタートし、支持率の最高は5月の59%だったが、12月にはそこからだいたい半減したことになる。

 それでも政権が揺らがないのは、党内に有力候補が不在で、野党の支持率も芳しくないためだ。「ポスト岸田」として6人の政治家の名前を事前に挙げた同調査でも、24%が河野太郎デジタル大臣、15%が石破茂元幹事長、9%が高市早苗経済安全保障担当大臣、6%が菅義偉前首相、さらに茂木敏充幹事長と林芳正外務大臣についてそれぞれ2%が「次期首相にふさわしい」と答えたが、37%が「この中にはいない」と回答している。

 岸田首相にとってライバルの不在こそ、最大の追い風だろう。岸田首相は年明けに訪米し、年末に「反撃能力」などを盛り込んで改定した「防衛3文書」を“手土産”に、バイデン大統領と会談の予定だが、さらにイギリス、フランス、イタリアへの歴訪を調整中。5月の広島サミットの準備のためというが、これで閉会中といえども、国会での大きな動きを封じることができるに違いない。

  さらに年明けの「内閣改造」の噂も出ていたが、岸田首相は問題はなるべく早く除去する方がいいと考えたのだろう。さっそく12月27日には「政治とカネ」の問題に加えて、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係や「影武者疑惑」などを抱えた秋葉賢也復興大臣を更迭し、過去のLGBTに対する差別的発言などを立憲民主党から追及された杉田水脈(みお)・総務政務官も辞表を提出した。

8445チバQ:2022/12/31(土) 21:08:35

 しかし大規模改造はリスクが伴う。実際に8月の内閣改造は身体検査が十分ではなかったため、旧統一教会との関係をあやふやにしていた山際大志郎前経済再生担当大臣や「政治とカネ」問題を抱えていた寺田稔前総務大臣の入閣を許すことになった。閣外から新たに大臣を任命するとなると、完璧な身体検査が必要になるが、自民党は旧統一教会との関係についての党内調査すら十分に行うことができず、“漏れ”が残って問題となった。新たに就任する大臣が「クロではない」と誰も保証はできないのだ。

 岸田首相は同日のテレビ番組で「年末年始やその周辺では今、私の頭の中にない」と早期の内閣改造を否定したが、「何カ月先も考えてないという意味ではない」とも述べて含みを残した。これは適宜に人事権を行使して、閣内や自民党内を引き締めるということだろう。岸田首相の目下の関心は、安倍晋三元首相というリーダーを失った最大派閥の清和会がどうなるかということに違いない。清和会は次の会長職をめぐっては萩生田光一政調会長と西村康稔経済産業大臣らが争っているが、彼らにポストを与えてうまく取り込んでいれば、所属する国会議員が100人近い清和会を押さえることができるのだ。

 そうした意味では、秋葉氏の後任として同じ平成研所属の渡辺博道氏を任命したことも理解できる。党内最大派閥の清和会を牽制(けんせい)するためにも、第2派閥である平成研の勢力をそぐことは得策ではないからだ。なお党の経理局長だった渡辺氏は茂木敏充幹事長が会長を務める平成研を支える副会長でもあり、派閥内をまとめきれない茂木氏に恩を売る人事ともいえるが、一方では23年春の統一地方選を前に、党の資金面で平成研を牽制する意味もあるだろう。

 このように人事を微調整しながら存続を図っていくのが、「人事の岸田」のやり方だ。なお閣僚就任の理由付けとされる「適材適所」はあくまで政権にとって都合のいい配置であり、議員の能力に従うものではないことは明らかだ。

 そうした岸田人事のうちの一つとしてささやかれているのが「国民民主党の与党入り」だが、それでは存在感が薄れてしまう公明党がいい顔をしないだろう。そもそも衆参合わせて所属の国会議員が20人にすぎない国民民主党に大臣ポストを与えることは、衆参合わせて59人の所属議員がいながら大臣ポストを一つしか持たない公明党が納得するはずがない。自民党にとっても、党勢が衰えつつあるとはいえ22年の参院選比例区で618万票を獲得した公明党を捨て、316万票の国民民主党と組むというのは、得策ではない。衆院選の各小選挙区での影響力では、両党の格差は拡大する。

 統一地方選で大過がなければ、岸田政権には「黄金の3年間」が保証されるだろう。もっとも「防衛増税には民意を問うべきだ」との声には応じなければならず、岸田首相もテレビ番組で「(増税の)スタートの時期までに選挙があると思う」と述べたが、ウクライナ戦争に積極的なアメリカのバイデン大統領や他の西側首脳らとの“協力”でもって、なんとか乗り切ろうとするのではないか。北朝鮮から飛んでくるミサイルの数が増え、台湾海峡が不安定化すれば、国民の不安は増大し、防衛増税についての批判は少なくなるはずだ。

 同時にやらなければならないのは国民所得を増やすことだが、てっとり早いのは円高を誘導して、ドルベースでのGDPを増やすことだ。インフレ対策のために各国の中央銀行が利上げする中で、相変わらずゼロ金利政策に固執していたのが黒田東彦日銀総裁だが、日銀は12月20日の金融政策決定会合で長期金利の変動幅を従来の0.25%から0.5%に修正。これを受けて為替は1ドル当たり5円ほど円高に振れた。

 日銀の決定に政府が直接介入することはできないが、総裁の人事権は政府が握る。もちろん国会の同意は必要だが、物価上昇を招くドル高を歓迎する国会議員はいないだろう。

 防衛増税に反対する国民は多いが、防衛費増強に反対の意見は少ない。これをうまく乗り切れば、岸田政権は保守層を含めて広く国民の支持を得ることができる。岸田政権にとって23年は課題が多い一年になるだろうが、長期政権も夢ではなくなる。まずは足元に気をつけることだ。スキャンダルのタネは閣僚ばかりではない。

(政治ジャーナリスト 安積明子)

■あづみ・あきこ 政治ジャーナリスト。兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)

8446OS5(旧チバQ):2023/01/01(日) 21:17:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/1750f5bf6af8ced59a498b377936f5c1ffd4ee67
岸田首相、逆風克服か失速か 解散へ駆け引き、人事も焦点 23年政局展望
1/1(日) 17:03配信


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時事通信
内外情勢調査会で講演する岸田文雄首相=2022年12月26日、東京都港区

 岸田文雄首相が逆風を克服できるのか、あるいはさらに失速するか。

 2023年は、閣僚辞任ドミノで苦境が続く岸田政権の浮沈が懸かる分かれ道となる。5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、首相は地道に求心力回復を図る考え。衆院解散・総選挙をにらんだ与野党の駆け引きも活発化しそうだ。

【図解】岸田内閣の支持率推移

 ◇重要課題「動かす年」
 「未来の世代に責任を持って日本を引き継ぐ」。首相は22年暮れ、内外情勢調査会で講演し、新年の抱負をこう語った。防衛力強化や「新しい資本主義」、少子化対策といった重要課題に「布石」を打ったとして、「実際に稼働させ、動かしていく。これが23年の位置付けだ」と力説した。

 とりわけ重視するのが、G7指導者を地元・広島に集めるサミット。だが、首相がこの「晴れ舞台」にたどり着くまでには数々の試練がある。

 最初の関門は、1月23日召集の通常国会だ。政府・与党は、過去最大の114兆3812億円に上る23年度予算案を提出し、年度内成立に全力を挙げる。「政治とカネ」の疑惑を抱えた秋葉賢也前復興相らを年の瀬に更迭した首相に対し、野党は任命責任を厳しく追及する方針。防衛費増額やそのための増税など首相が矢継ぎ早に決めた重要政策を主な論点に、与野党が冒頭から激突しそうだ。

 経済運営も成果が問われる。4月8日に任期が切れる黒田東彦日銀総裁の後任人事案を、政府は3月までに国会に提示する方針。異次元金融緩和を推し進めてきた黒田路線は修正されるのか。経済界も政界も首相の判断に目を凝らす。

 物価高の痛みを和らげる賃上げの動きを広げられるかも課題だ。春闘の結果は、首相が掲げる新しい資本主義の成否につながる。

 4月は統一地方選が行われるほか、欠員が生じた衆院千葉5区、和歌山1区、山口4区で補欠選挙も実施される見通し。自民党は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の影響を懸念する。

 ◇「常在戦場」で選挙準備
 次期衆院選は小選挙区の「1票の格差」是正のため、定数を「10増10減」する新たな区割りで行われる。10月に衆院議員の任期満了まで残り2年の折り返しを迎えることから、与野党とも「常在戦場」(政権幹部)と身構える。

 解散権を握る首相は、自民党総裁の任期切れまで9月で残り1年となることを念頭に、総裁再選に向けた解散戦略を慎重に探る。解散の選択肢の一つと目されるのが広島サミット後だが、内閣支持率の低迷が続けば政治決戦はおぼつかない。

 首相は防衛費増額のための増税実施までに衆院選を行う考えも示している。増税の時期は、自民党内の反対派に配慮して「24年以降の適切な時期」と曖昧にしており、23年は増税を巡る党内対立が再燃する。首相が解散をちらつかせて反対派をけん制する可能性もある。

 内閣改造・党役員人事も、首相の局面打開のカードだ。党幹部は「夏に人事がある」との見方を示す。「ポスト岸田」に意欲を隠さない茂木敏充幹事長の処遇が焦点。首相と距離を置く菅義偉前首相の要職起用も再び取り沙汰されそうだ。国民民主党を連立政権に加える案もくすぶり続ける。

 ◇立・維の共闘は
 野党は巨大与党にどう対峙(たいじ)するのか。立憲民主党と日本維新の会は先の臨時国会での「成果」に味をしめ、共闘を継続する方針だが、憲法改正や安全保障政策など基本政策で溝が深く、一枚岩にはほど遠い。統一地方選では競合し、国政選挙でも「野党第1党」を競う敵同士だ。

8447OS5(旧チバQ):2023/01/04(水) 11:59:45
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-463812.html
【今年を占う】2023年が「主戦場」 防衛増税めぐり 自民・最大派閥“安倍派”の今後は 年明け早々、動きも
2023/01/03 19:40
憲政史上歴代最長となる政権を築いた安倍元首相が凶弾に倒れ死去してからまもなく半年を迎える。安倍氏が会長を務めた党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、会長の不在が長期化している。

2022年10月には、安倍氏の「国葬」「県民葬」を終えたタイミングで、安倍派は新体制を模索したものの先送りになった。派内の主導権争いとも相まって、生前の安倍氏が掲げた政策を巡り安倍派内で議論が活発化している。一方、安倍氏の実弟で保守派を代表する議員の一人の岸信夫首相補佐官が政界引退の意向を示すなど安倍派にとって苦難は続く。

“遺志”掲げて強硬に反対
2022年12月。安倍氏の「遺言」ともいえる現行の1.6倍となる“5年間で総額43兆円”の防衛費増額を実現した岸田政権。しかし、増額で新たに必要になる財源について、4分の1の約1兆円強を“増税でまかなう”よう岸田首相が指示すると、取りまとめまでわずか1週間という短期決戦に、党内では「拙速すぎる」と反発の声が広がった。特に、安倍派の一部は、安倍氏の“遺志”を掲げ、強硬に反対の声を上げた。

一方、税制改正大綱を取りまとめる自民党税制調査会の幹部には、安倍派から小委員長に塩谷元文科相、さらに幹部に福田達夫前総務会長が入り、安倍派は増税を巡って「税調執行部」と「反対派」に分かれる形になった。最終的には、法人税・タバコ税に加え「防衛所得税」ともいえる新税の3つによる“防衛増税”の大枠を決める一方で、増税開始は「2024年以降の適切な時期に」として時期を明示せず、賛成派・反対派両者の顔が立つ形での決着となった。

2023年が「主戦場」“安倍派”の一部 徹底抗戦も
2023年について、ある安倍派議員は「防衛費の財源確保に関する法律が通常国会に提出されれば、反対派は断固阻止する構えだ」と語っていて、年明けから安倍派内の防衛増税反対派が徹底抗戦を行う可能性がある。

さらに、例年6月ごろに、政府がまとめる「経済財政運営と改革の基本方針」いわゆる「骨太の方針」では、財政健全化を掲げるPB=プライマリーバランスの黒字化目標の記述を巡り、派内には「積極財政に逆行するから記述を盛り込むことに断固反対」との声があがる。一方で、政権幹部は「黒字化目標の旗を立てておくことが諸外国への財政的な信頼になる」と堅持する考えを示すなど、再び激論になりそうだ。

また、防衛増税の導入時期について、2023年の自民党税調で議論することになるが、安倍派の閣僚経験者は「議論の主戦場は今年。昨年の比じゃない。もっと激しい議論になる」と語るほか「経済が上向かなければ増税なんてできるはずがない」との声も出ていて、再び激しい抵抗が予想される。

一方、かつて安倍派に所属した高市経済安保相は閣内から「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解できない」とツイートし、防衛増税に難色を示した。高市氏が再び閣内から声を上げるのかにも注目が集まる。ある安倍派幹部は「安倍派は主張し、議論を戦わせることで派閥の求心力にもつながる」と語る。

政局のキーマンは松野官房長官と萩生田政調会長
増税を巡り安倍派内部から再び反対の声があがることが予想される中で、安倍派のキーマンは誰になるのか。

一人目は岸田政権の番頭役を務める松野官房長官だ。12月の防衛増税の財源を巡る議論では、増税に反対する議員を多く抱える安倍派に対し、政権幹部は「安倍派議員が主張を強め、取りまとめを阻止すれば、それは“安倍派発の政局”ということになる」と危機感を露わにしていた。

こうした状況の中で、松野氏は、党の萩生田政調会長と連係し、反撃能力などを初めて明記した防衛3文書を閣議決定する12月16日まで、わずか一週間という短い期間の中で、“防衛増税”の大枠の取りまとめにこぎ着けて着地させた。

もう一人のキーマンは安倍氏の最側近だった萩生田氏。12月には台湾を訪問し蔡英文総統と会談するなどしていて、保守層を中心に安倍氏を慕ってきた派内の若手議員の中で支持を広げつつある。萩生田氏は、防衛費増額にともなう財源確保を巡り、税以外の約3兆円の歳出改革や税外収入の活用について協議する場を党に設置する考えを示している。

松野氏が、内閣改造で閣外に出て安倍派の執行部に入った場合、派閥内のパワーバランスはどう変化するのか。また、萩生田氏がどのように動くのか。党内最大派閥の安倍派の動向は岸田政権に大きな影響を与えることになるだけに注目が集まる。

フジテレビ政治部

8448OS5(旧チバQ):2023/01/04(水) 12:00:02
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2023010301000358.html
ポスト岸田、存在誇示に腐心 茂木、河野氏機会うかがう
2023/01/03 16:23共同通信

ポスト岸田、存在誇示に腐心 茂木、河野氏機会うかがう

昨年12月、東京都内で講演する岸田首相

(共同通信)

 自民党の「ポスト岸田」と目される候補が、存在感誇示に腐心している。茂木敏充幹事長、河野太郎消費者担当相は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題で前面に立ち、政権を支えながら機会をうかがう。岸田派ナンバー2の林芳正外相は外交で実績を積み上げたい考え。高市早苗経済安全保障担当相は防衛費増額に伴う増税に反対し、安倍派や保守系のつなぎ留めを狙う。

 茂木派領袖も兼ねる茂木氏は、次期自民総裁レースの有力候補とみられている。昨年の臨時国会では、旧統一教会問題の被害者救済法成立に向け与野党幹事長らとの協議を主導。能力の高さを見せつけた。

8449チバQ:2023/01/05(木) 11:14:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/e333bd50a45bf92dc836cbed987c3abef831c628
「復帰はうまくいかねぇだろうな」 次々と側近失い失意の麻生太郎氏
1/5(木) 10:26配信

西日本新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 岸田文雄首相の後見役とされる自民党の麻生太郎副総裁が向かい風にさらされている。政治資金規正法違反の罪に問われた側近の薗浦健太郎氏が昨年12月21日に衆院議員を辞職。落選中の松本純元国家公安委員長に続き、またも右腕を失った麻生氏のダメージは計り知れない。影響力に陰りが出れば、首相の政権運営にも波及するとみられ、麻生氏が難局をどう盛り返すのか、党内外が目を凝らしている。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 「(政界)復帰はそう、うまくいかねぇだろうな。松本だって、復党までに1年近くかかったんだから」。薗浦氏が議員辞職した21日、失意の麻生氏は周囲にこう漏らしていたという。

 薗浦氏は、麻生氏が総務相だった2004年ごろに政策担当秘書を務め、その後、衆院議員に当選し麻生派に所属。外交、安全保障政策に通じ、派内でも麻生氏と所属議員をつなぐ調整役として一目置かれた。

 一昨年2月、麻生氏の最側近だった松本氏が、緊急事態宣言中に銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で離党すると、薗浦氏の立ち位置は相対的に上がっていた。

 岸田政権誕生に一役買い、首相も頼みの綱とする麻生氏だが、その身辺では苦難が後を絶たない。同年10月の衆院選で派幹部の甘利明氏が小選挙区で敗れ、自民党幹事長を辞任。先の臨時国会では、甘利氏に近く、同じ麻生派の山際大志郎前経済再生担当相が更迭に追い込まれた。

 盟友だった安倍晋三元首相の死去についても、安倍氏とともにキーマンとして党内の重しになろうと考えていた麻生氏の筋書きを狂わせた。周辺は「これでもかと痛手が広がっている」と嘆く。

 片や、事あるごとに相談を持ちかけ、助言を仰いできた首相にとっても、麻生氏の力が弱まることは、リスク要因となり得る。党内第2派閥の茂木派と並び、主流派として首相を支える麻生派ががたつけば、不安定に陥っている政権基盤がさらに流動化しかねない。逆に、非主流派からは「わが世の春は、長く続かないものだ」(閣僚経験者)と、冷ややかな声も聞こえてくる。

 御年82歳。懐刀を相次ぎ手放した麻生氏の視線はどこに向くのか-。

 (河合仁志)

西日本新聞

8450OS5(旧チバQ):2023/01/05(木) 11:19:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f706a1605fb88be4d3ff64a98767b4439ba14b5
《次官経験者たちは自らの所管分野に閉じこもる》閣僚のドミノ辞任に岸田官邸がなす術もなかった理由
1/5(木) 6:12配信

文春オンライン
日本を動かすエリートたちの街、東京・霞が関から、官僚の人事情報をいち早くお届けする名物コラム「霞が関コンフィデンシャル」。月刊「文藝春秋」2023年1月号より一部を公開します。

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◆◆◆

菅政権時代は若すぎたけど……
発足時の第2次岸田内閣(2022年8月) ©JMPA

「官邸崩壊」。第一次安倍晋三内閣のころ、よく耳にした言葉が15年の歳月を経て復活した。岸田文雄首相が率いる首相官邸の官僚たちは、文字通り「崩壊」している。

「秘書官が若すぎる」と評された菅義偉前政権とは180度変わり、岸田内閣は事務次官経験者をずらりと官邸に揃えた。嶋田隆政務秘書官(昭和57年、旧通産省入省)、秋葉剛男国家安全保障局長(同、外務省)、栗生俊一官房副長官(56年、警察庁)、森昌文首相補佐官(同、旧建設省)と実に4人もいる。「霞が関に睨みをきかせる」のが目的だった。

 ところが、これは裏目に出た。出身省庁の官僚からすれば、次官経験者は煙たいうえに、実務から離れた「一丁上がり」の人。おのずと現役官僚は言うことを聞こうとしない。また次官まで経験した官僚は腰が軽いとは言えない。

 しかも木原誠二官房副長官(平成5年、旧大蔵省)という官僚上がりの若手政治家が首相側近として控え、木原氏の眼鏡にかなわない政策は何も通らない状況となっている。

 こうなると、次官経験者たちは自らの所管分野に閉じこもるようになる。旧統一教会問題の答弁変更や、閣僚のドミノ辞任になす術もなかったのは、こうした事情によるところが大きい。

 第二次安倍内閣の今井尚哉元首相秘書官(昭和57年、旧通産省)は「役所には戻らない」と宣言し、政治的に立ち回ることができた。岸田官邸に、政局観をもつ人間は見当たらない。官邸崩壊はしばらく止まらないだろう。

紛糾する「防衛費」議論の“真の黒衣”は?
 防衛力強化をめぐる議論が大詰めを迎えた。ポイントは今後5年間での大幅な財源確保と「反撃能力」のあり方だ。

 前者は法人・所得税増税を軸とし、後者は現行法制度との矛盾を来さないよう国家安全保障戦略など防衛三文書改定に向けて最終調整する。「財務省主導の議論」と目されがちだが、一連のシナリオを描いた真の黒衣は「国家安全保障局」(NSS)の室田幸靖審議官(平成6年、外務省)だ。

 NSS局長を務める秋葉剛男氏の下で舞台回しに奔走した室田氏は、これまで安保政策課長、総合政策局総務課長など、枢要ポストを歴任。脚光を浴びたのはNSS経済班長として「経済安保」政策を仕切っていた藤井敏彦氏(昭和62年、旧通産省)のスキャンダルが発覚したときだ。国会審議で藤井氏による外資系コンサルへの情報漏洩を匂わせ、藤井氏はあえなく引責辞職。藤井氏と近い自民党・甘利明前幹事長にも深手を負わせ、経済安保の政策過程から排除した。その力業で一目置かれるようになった。

 外務官僚が黒衣役を果たすのは、防衛力をめぐる議論の成り立ちをたどれば当然とも言える。秋葉、室田両氏ら外務官僚からすれば米国との「あうんの呼吸」で日本の安保政策をアレンジするのは伝統芸だ。財務省の一松旬企画担当主計官(平成7年、旧大蔵省)らが精力的に各所へ「ご説明」に歩くのは、むしろ目くらましとなった。

 彼らに比べて、やはり防衛省の力量不足は否めない。前防衛次官の島田和久内閣官房参与(昭和60年、旧防衛庁)が唱えた「国債を財源とした防衛費倍増」は一部議員以外、相手にされなかった。海千山千の外務・財務官僚を向こうに回して立ち回る役者は見えてこない。



「霞が関コンフィデンシャル」の全文は、「文藝春秋」2023年1月号と 「文藝春秋 電子版」 に掲載されています。

「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2023年1月号, 2023年1月号

8451OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 08:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/528fc138607ab67323414862860f74ef5b7f4afa
岸田首相5月のG7で退任覚悟か…「次の総理」大採点! 1位河野太郎、2位茂木敏充、3位萩生田光一…
1/6(金) 6:03配信


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現代ビジネス
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 想定外の事態が立て続けに襲う一年だった。岸田総理の迷走・暴走により、新年からは政界が大きく動く。再起を図る者に、世代交代を期する者……大混戦を制する政治家が、備えている条件とは。

【写真】安倍元首相の世界各国要人とのツーショット「地球儀外交が遺したレガシー」

岸田総理は退陣覚悟か
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 「総理は開き直ってしまった」(自民党閣僚経験者)

 失うものがないから、何をしでかすかわからない―という人を指して「無敵」と評することがある。岸田文雄総理は今、この国で最も重い責任を負う立場でありながら、そんなヤケクソの状態だ。

 支持率は30%前後の低空飛行を続ける。にもかかわらず堂々と「増税」を公言し、国民に詫びる素振りもない。かと思えば、疑われた「新型コロナの後遺症」も治ったのか、やけにサッパリした表情で会見に出てくる。

 それは総理自身が「退陣」を覚悟し、吹っ切れたからである。5月に地元の広島で開く、G7サミットが花道となりそうだ。自民党重鎮が言う。

 「この政権はもう終わるということは、岸田さんが一番よくわかっているんじゃないか。とはいえサミット前に総理が代わるのは、世界に面目が立たない。閉幕まで、何とか持てばいいんだが」

 しかし衆目の一致する「ポスト岸田」は、まだ見えない。真に日本を建て直すことのできる政治家は、はたして誰なのか。今回本誌は、長年政界を取材する3人のジャーナリストに「次の総理」となりうる有力政治家13名を採点してもらい、ランキング化。人望から政策立案能力、資金力、さらに野心やリーダーシップに至るまで、360度全方位から評価した。

河野と茂木を分けるもの
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 現在、真っ先に名前が挙がる次期総理の最有力候補は、デジタル大臣兼内閣府特命担当大臣の河野太郎氏と、自民党幹事長の茂木敏充氏だ。ともに外務大臣など要職を歴任した「有資格者」の筆頭格である。

 岸田政権で河野氏は冷遇され、対する茂木氏は岸田総理、麻生太郎党副総裁と並び中枢にいる。評点を寄せたひとり、元時事通信社政治部長の泉宏氏は「茂木氏は今、岸田政権の維持よりも、あらゆる機会をとらえて『ポスト岸田は俺だ』とアピールすることを最優先に動いている」と語る。

 だが、総理の座により近いのは河野氏だ。

 そもそも、この二人は似た者同士である。河野氏はかつて「政策新人類」と呼ばれ、自民党に居ながら脱原発を主張。会食ではお茶かコーラしか飲まず、人付き合いが苦手と評される。一方、茂木氏は政界一と言われる頭脳の持ち主だが「他人への接し方が『叱る』か『脅す』かしかない。茂木さんほどの嫌われ者は見たことがない」(自民党関係者)。ともに人間力は平均2. 7点と低い。

 加えて、二人とも足元、つまり所属派閥からの支持がきわめて不安定だ。

 「河野氏は麻生派にいることが最大のネックで、麻生氏は河野氏が総裁選に出る条件として『俺の言うことを聞け』と言っている。つまり麻生氏の後ろ盾を得たいなら、奔放な発言を引っ込めなければならない」(泉氏)

 「茂木氏の課題は『情』の部分。平成研(茂木派)ではOBの青木幹雄元官房長官ら長老が、茂木氏ではなく小渕優子元経産大臣を総理候補に推している。自分の派閥をはじめ党内の人心を掌握するのは、総理になるための必須条件です」(ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 実力はあるが、嫌われ者でもある両者。明暗を分けるのが知名度である。元テレビ朝日政治部デスクの細川隆三氏が言う。

 「茂木さんは、政治に興味のない一般国民の間では知名度が皆無です。岸田総理も人気はなかったけれど、まだ『安倍総理の後継候補』という形で取り上げられていた。茂木さんにはそれもなかったので、総裁選に出ても『誰? 』となってしまう」

 総理総裁が交代すれば早晩、解散総選挙がある。選挙の顔になれるか否かという点では、主に現役世代に圧倒的人気を誇る河野氏が優位。評点もそれを反映して、集票力と影響力でリードする河野氏が茂木氏を上回った。

8452OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 08:37:45
正反対の萩生田と石破
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 次点の候補となるのが、自民党政調会長の萩生田光一氏、そして現在は無役となっている石破茂元幹事長である。総合得点で2点差と、その違いはわずかに見えて、実は大きな隔たりがある。

 「萩生田氏は、最強の総理候補に躍り出ることができる立場。というのも、菅義偉前総理、岸田総理、さらに二階俊博元幹事長にも信頼されていて、有力者とのパイプの太さでは右に出る者がいない。

 それに対して、石破氏は人脈構築能力がとにかく低い。大臣や党の要職をいくつも経験しているのに、総裁選に出るとなると20人の推薦人を確保するので精一杯だなんて、あり得ない」(泉氏)

 萩生田氏は人間力と政局力が高く、集票力が低い。石破氏はその正反対で、両者は鏡写しのような関係だ。ただ、人脈や政局勘で後れをとる石破氏にも、大逆転の道が残されている。安倍晋三元総理の亡き後、キングメーカーの地位を着々と築いている菅義偉前総理が、そのカギだ。

 「'21年の総裁選では、菅氏が『小石河連合』つまり小泉進次郎氏・石破氏・河野氏の後ろで糸を引き、最後は石破氏が退いて河野氏が出ました。現在、菅氏が持つ総理候補の手札は河野氏・石破氏・萩生田氏ですが、河野氏は前述のように麻生氏の邪魔が入るかもしれず、萩生田氏は統一教会問題の禊がまだで、地元の東京24区の区割り変更もある。実は今、菅氏が現実的な選択肢として石破氏を選ぶ可能性が高まっているのです」(泉氏)

 まさかの「石破復活」もありうるのである。

 「週刊現代」2022年12月31日・2023年1月7日合併号より

 本記事では、次期総理有力候補者たちについて分析を紹介してきた。後編記事『【次の総理】総合力トップは菅義偉、麻生太郎の「大宏池会」構想、若手最有力は「大阪の大統領」吉村洋文』では、小泉進次郎氏ら注目株について詳報する。

週刊現代(講談社)

8453OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 09:02:04
https://gendai.media/articles/-/104109?utm_source=yahoonews&amp;utm_medium=related&amp;utm_campaign=link&amp;utm_content=related
2023.01.06
# 週刊現代
# 菅義偉
# 石破茂

【次の総理】総合力トップは菅義偉、麻生太郎の「大宏池会」構想、若手最有力は「大阪の大統領」吉村洋文
週刊現代
前編記事『岸田首相5月のG7で退任覚悟か…「次の総理」大採点! 1位河野太郎、2位茂木敏充、3位萩生田光一…』では、河野太郎氏ら次期総理有力候補たちについての分析を紹介してきた。本記事でも引き続き菅義偉氏や小泉進次郎氏ら注目候補を分析していく。

想定外の事態が立て続けに襲う一年だった。岸田総理の迷走・暴走により、新年からは政界が大きく動く。再起を図る者に、世代交代を期する者……大混戦を制する政治家が、備えている条件とは。

二階が軍勢を動かす
自民党内には、その菅氏自身の再登板を期待する声も根強い。評点をつけた識者も全員、総合力では菅氏をトップとした。

「官房長官・総理時代の実績を振り返ると、インバウンド強化、コロナワクチン接種、不妊治療の保険適用、携帯料金値下げと、個別政策は『仕事師』の名に恥じず完遂している。官僚に操られている岸田政権を見ていると、菅氏の凄みが改めてよくわかる」(鈴木氏)

ただ、菅グループ所属のある議員が「菅さんは『総理を辞める直前は本当につらかった』とよく言っている。もう懲りたと思う」と証言する通り、自分が再び立つことはあまり考えていないようだ。

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「菅氏は『たまたま総理になれただけ』だと本人も思っている。根っからの黒子だから、今後も前には出ず、政局の主導権を握り続けることを選ぶはずです」(細川氏)

一方で菅氏が今、正念場に差し掛かっていることも事実だ。権力を補完しあう元幹事長・二階俊博氏がいよいよ高齢になっているのである。

「83歳の二階さんは本人が総理になる可能性はきわめて低いとはいえ、『死ぬまで選挙に出る』と意気軒昂。しかし派閥の議員は先行きを心配していて、『菅さんに二階派会長になってほしい』との声もある。これまでも菅グループと二階派は『いつでも合併できる』と言われていましたが、二階さんが事情あって会長を退くようなことがあれば、ついに実現するかもしれない」(鈴木氏)

菅氏のもとに100人近い「非主流派」勢力が集結する―そのとき、否応なく自民党は大混戦に突入することになる。

「岸田派の次の総理候補」
岸田政権下で参議院から衆議院に鞍替えし、「岸田派の次の総理候補」として注目されるようになった林芳正外務大臣は今回、8位にとどまった。「林氏は頭がよく、どの大臣をやらせてもソツなくこなすので、これまで防衛・農水・文科・外務など各大臣を任され『困った時の林』と政界では言われています。しかし、総理を『ソツなくこなす』ことはできない。岸田政権が低調のまま終われば、『次の総理も岸田派から』となる可能性も消えてしまう」(細川氏)

40代の若手では、意外にも大阪府知事の吉村洋文氏が前環境大臣の小泉進次郎氏や、立憲民主党代表の泉健太氏を引き離し、石破氏や林氏をも上回る総合得点70点をマークして5位につけた。

「吉村氏はいわば大阪の『大統領』で、その他の地域では実感が湧かないかもしれませんが、関西における人気と知名度は圧倒的。選挙演説に立てば、総理大臣よりも人が集まるほどです。

維新は次の総選挙で、立憲民主党を抜いて野党第一党に立つことを目指している。吉村氏は'23年4月の府知事選に出るので即座に国政に移ることはないでしょうが、元大阪市長の橋下徹氏や松井一郎氏の子分というイメージをこれから払拭できれば、全国区になれる可能性もある」(鈴木氏)

8454OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 09:02:29
対する進次郎氏が9位に沈んだのは、「自民党の客寄せパンダ」という役割に終わりが訪れ、真の実力が問われる年齢になったためだ。泉氏が言う。

「進次郎氏には、むしろ5〜10年後に政治家としての『山場』が訪れると見ています。今の力では、自ら政局を勝ち抜いてトップに立つのは無理。しかし一期下が不祥事の多かった『魔の4回生』のため、ライバルが少なく有利なので、ここで雑巾掛けに徹することができれば50歳前後で満を持して総理を狙える」

43歳でアメリカ大統領となったジョン・F・ケネディに憧れて、小泉氏は政治家になったと語る。だが、今はまだ焦らないほうがよさそうだ。

麻生の不穏な動き
かつての「女性活躍」の旗印はどこへやら、このところ女性政治家にはあまり元気がない。経済安保担当大臣の高市早苗氏や前内閣府特命担当大臣の野田聖子氏、東京都知事の任期満了を'24年夏に迎える小池百合子氏は、評価が伸び悩んだ。

「高市氏はネット上での人気が高まるほど、一般社会では『極端な支持者が多い危なっかしい人』というイメージが強まるジレンマに陥っている。また政局的にも、かつて所属した安倍派の幹部らに嫌われているのが最大のネック。前回の総裁選には安倍氏の後ろ盾があったから出られただけで、高市氏の独力では再出馬できないでしょう。

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彼女も限界を自覚しているからこそ、岸田総理の増税方針に異を唱える大勝負に出た。しかし総理もその狙いを見透かし、大臣を辞めさせなかった。敗れた高市氏は当面、閣内でジッとするしか策がなくなった」(泉氏)

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今、永田町の人々が政変の予感を抱いているのは、岸田総理の退陣が濃厚となってきたせいだけではない。泉氏が注目するのが、麻生太郎氏の不穏な動向である。

「二階氏同様、82歳の麻生氏も終活を考えています。『あと1回選挙に出てから後継につなぎたい。そのためにも早期解散に踏み切ってほしい』というのが麻生氏の本心。もし自民党が負けて岸田総理が退陣したら、自分がリリーフで2度目の総理に就くという腹案も練っているようです。

麻生氏は、政治家人生の最後に麻生派と宏池会を糾合する『大宏池会』完成を期しています。そのためには岸田総理が潰れても構わない、むしろそのほうが好都合とすら考えているのではないか」

'22年の政界は、安倍元総理の死という激震に襲われた。そして'23年、地図はまた大きく書き換わる。今回名前の挙がった政治家の誰かが、その筆を握ることは間違いない。

「週刊現代」2022年12月31日・2023年1月7日合併号より

8455OS5(旧チバQ):2023/01/06(金) 11:31:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba9eed8b1c089addaf926bbaef5f20a8728519f1
安定感?物足りない?政権「ナンバー2」かすむ存在感 調整能力に与党関係者から疑問符も
1/6(金) 10:39配信

西日本新聞
国会議事堂

 岸田文雄首相を支える政権ナンバー2の松野博一官房長官の影が薄い。スポークスマンとして安定感があるとの評価の一方、国会対策などでの調整能力や危機管理能力への物足りなさを指摘する声が与党内でくすぶっている。低支持率にあえぐ政権運営が続く中、堅実な裏方に徹してきた松野氏が積極性を発揮し、政権浮揚へ転じられる懐刀となれるか、真価が問われる。

【画像】松野博一官房長官 松野博一官房長官

 昨年12月の定例記者会見。一年を表す漢字を問われた松野氏は、物価高騰による生活不安などに触れ「安」を挙げた。「国民の安全安心を守り抜く覚悟で政策に取り組む」。無難な選択に手堅い一面がのぞいた。

 「与えられた役割に徹する」。松野氏はかねて周囲に語る。毀誉褒貶(きよほうへん)に富む政治家が多い永田町では珍しく目立つのを嫌い、温厚で政敵は少ないとされる。保守色の強い自民党安倍派の中核ながら、思想信条はリベラル寄りの首相に近い。

 水面下では汗をかく。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済法整備では、公明党内に慎重論が残る中、石井啓一幹事長と面会し、自公の協議を進展させるなど一役買った。死刑を巡る失言で辞任した葉梨康弘前法相について、更迭をためらった首相の翻意を促したともされる。

 ただ与党内の評価は「存在感が薄い」などと芳しくない。引き合いに出されるのは、安倍晋三政権下の菅義偉官房長官。菅氏は官邸の掌握はもとより、自民の国会対策幹部と連動して政府、与党主導の国会運営につなげた。政策を断行するため人事を盾に、霞が関にもにらみを利かせ、危機管理面でも政権を支えた。

 岸田政権では自公の連携不足や国会運営に落ち度が目立つが、一因に挙げられるのが松野氏の存在だ。公明関係者は「松野さんの与党間の根回しや国会を回す後方支援が全然足りない。政策を進める気概も乏しい」と手厳しい。政権の苦境下、「派閥が異なる首相と一緒に沈まないよう距離を置いている」(政府関係者)といぶかる声まである。

 重要案件などの意思決定の流れが、官邸から、首相の後見人の麻生太郎副総裁らが座る自民中枢に傾いた結果、官房長官の比重が軽くなったとの見方もある。松野氏をよく知る自民関係者は「実は野心家で、したたかな顔がある。首相自身の判断で心置きなく仕事を任せ、使いこなせるかが政権の浮沈を左右する」と語る。

 (大坪拓也)

西日本新聞社

8456OS5(旧チバQ):2023/01/11(水) 19:48:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023010900257&amp;g=pol河野氏、「ポスト岸田」へ虎視眈々 還暦迎え、足場固め狙う
2023年01月10日07時05分

参院消費者問題特別委員会で答弁する河野太郎消費者担当相=2022年12月10日、国会内
参院消費者問題特別委員会で答弁する河野太郎消費者担当相=2022年12月10日、国会内

 河野太郎デジタル相は10日、60歳の誕生日を迎えた。昨年夏の内閣改造で消費者担当相などを兼務し再入閣すると、持ち味の発信力や突破力を生かし、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題やマイナンバーカード普及などで存在感を誇示。岸田文雄首相が内閣支持率の低迷に苦しむ中、「ポスト岸田」を見据え、虎視眈々(たんたん)と機会をうかがっている。
〔写真特集〕河野太郎氏の歩み

 「デジタル化は一つ一つ積み上げていくしかない」。河野氏は昨年末のインタビューで、着実に所管分野の政策実現を図る考えを強調。自身の年齢について問われると、「還暦って何?」とおどけてみせ、「(現在も)若手だ」と清新さを強調した。
 河野氏は再入閣の直後に旧統一教会問題で検討会設置を表明。当初は慎重だった首相官邸に先んじて、被害者救済に取り組む姿勢を打ち出した。
 マイナカードを巡っても、健康保険証の廃止を発表。「事実上のカード義務化だ」と物議を醸したが、申請者数は昨年末に人口の6割を超える約8300万人に達するなど、普及促進で一定の成果を挙げている。
 若年層を中心に世論の人気は高いものの、2021年の自民党総裁選で国会議員票が伸び悩んだように、党内基盤の弱さは変わらない。本人もそのことを自覚してか、最近は積極的に若手との会合を設けるなど、「人脈づくりに励むようになった」(周辺)という。
 ただ、歯に衣(きぬ)着せぬ言動には依然、党内の忌避感が強く、ベテラン議員の一人は「何をしでかすか分からない」と身構える。政権幹部は「『河野首相』が生まれる時は、自民党の支持率が2割を切った時だ」と指摘。党が危機的状況に陥らない限り、出番が回る可能性は低いと見る。
 河野氏は8〜19日の日程で欧米6カ国を歴訪。要人との会談や企業の視察を予定するなど、得意と自負する外交分野でもアピールに余念がない。
 一方、4月の統一地方選では、応援演説を積極的にこなす考えで、地方議員への浸透も狙う。周辺は「今は職務にまい進し、足場固めを進める時だ」と語った。

8457OS5:2023/01/16(月) 07:59:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6478d498b5acd589e59fb08420d668f795c7f84
サミット手応えも、効果見えず 政権浮揚になおハードル 岸田首相、欧米歴訪終える
1/16(月) 7:12配信
 岸田文雄首相は15日、欧米5カ国歴訪を終えた。

 5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、各国首脳と連携を確認。自身が重視する核軍縮のメッセージを発信するための地ならしに努めた。ただ、近く開幕する長丁場の通常国会は不安要素が多い。支持率が低迷する政権の反転につなげられるか、道筋は見えていない。

【写真】首脳会談後の共同記者会見に臨む岸田文雄首相とカナダのトルドー首相

 首相は帰国を前に米ワシントンで内外記者会見に臨み、「国際社会を主導する責任の重さと日本に対する期待の大きさを強く感じる歴訪だった」と振り返った。

 4年7カ月の外相経験を持つ首相は外交を得意分野とする。同時に、今後の政治日程を見渡すと、首相が議長として仕切る広島サミットは「政権浮揚の数少ないチャンス」(政府筋)。準備に万全を期し、機運を盛り上げるため、今年最初の外遊先をメンバー国の仏伊英加米5カ国とし、9日未明に羽田空港をたった。

 各首脳会談では、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、G7が結束して「核兵器による威嚇とその使用」「力による一方的な現状変更の試み」に断固反対すべきだ、とする考えを表明。核軍縮をサミットで議論することに「理解と支持」を得た。バイデン米大統領とは「核なき世界」に向けた協力でも一致した。

 歴訪のもう一つの目的は、軍事的威圧を強める中国へのけん制だった。5カ国の首脳に対し、「アジアで開くサミットだからインド太平洋について議論したい」と伝達。安全保障協力の強化も打ち出した。

 具体的には、自衛隊と英軍の相互訪問時の法的地位を定めた円滑化協定(RAA)に署名。仏伊両国とは外務・防衛当局間の連携推進を決めた。ウクライナ危機に比べて東アジア安保への関心が薄い欧州勢を引き寄せておく狙いがある。

 歴訪のハイライトとなった日米首脳会談では、日本の反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を踏まえた一体運用の強化を確認。政府高官は「だいたい目的を果たした」と語る。

 ただ、G7サミット開催は5月19〜21日。それまで首相の前には難関が続く。

 今月23日召集の通常国会では、防衛力強化のための増税、「異次元の少子化対策」に必要な財源、原発政策の転換を巡り、野党が追及ののろしを上げる。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題はなおくすぶり、閣僚の不祥事などが新たに持ち上がる可能性もある。展開次第で4月の統一地方選や、同時期の実施が見込まれる衆院の補欠選挙に影響が及ぶ。

 自民党内では首相の求心力に陰りが見える。反主流派に位置付けられる菅義偉前首相は「派閥政治を引きずっている」と公然と批判。外交で手応えをつかんだ首相だが、苦しい日々が待ち構える。

8458OS5:2023/01/16(月) 15:43:47
動画見たけど アレは感じが悪い

https://news.yahoo.co.jp/articles/85c45c2e22ecf6c504aabcff2af7851454245700
木原官房副長官が大炎上! 米での岸田首相会見中に「ポケットに手」で“エラソーな態度”
1/16(月) 13:00配信



日刊ゲンダイDIGITAL
欧米歴訪出発時、岸田首相の右に立つ木原誠二官房副長官(C)日刊ゲンダイ

 あれでは批判が殺到するのも当然だ。自民党の木原誠二官房副長官が炎上している。

 きっかけは、朝日新聞がツイッターにアップした一本の動画だ。訪米した岸田首相が、ホワイトハウスの前に立ちながらマスコミ対応している場面を公開した。

旧統一教会“癒着”で岸田政権またも大揺れ…最側近の木原官房副長官もズブズブだった

 首脳会談を終えた岸田首相が「バイデン大統領自らホワイトハウス正面玄関に出迎えていただいた……」などと話している時、あろうことか、木原氏が、ズボンのポケットに手を突っ込みながら、尊大な態度で首相の話を聞いている姿がバッチリ映っているのだ。

 岸田首相が「個人的な関係を深めることができた」「日米関係の連携を確認できた」と語るたびに、まるで部下を見守るようにウンウンとうなずく様子も映っている。

《“万能感”に浸り切った“エリートくん”の姿》などと批判噴出
“ウエルカム”は岸田首相、側近がリスペクトしないなら日本が世界から舐められる(C)ロイター

 さすがにネット上では《マナー違反》《総理会見でポケットに手を突っ込んで総理の横に立つ官房副長官は初めて見た》《世の中を舐め、“万能感”に浸り切った東大法学部卒元官僚という“エリートくん”の姿》《態度だけは首脳級だな》《総理を陰で操る元財務官僚の木原誠二官房副長官 岸田さん舐められすぎじゃねぇ?》と、批判が噴出している。

 これまでも木原氏は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)から推薦状を受け取っていたことが発覚したり、週刊誌に「愛人疑惑」と「隠し子疑惑」を報じられている。さらに、暴露系ユーチューバー・ガーシー参院議員にもスキャンダルを暴露されている。

 それだけに、1月23日からはじまる通常国会では野党のターゲットになる可能性も囁かれている。

「総理が会見している横でポケットに手を突っ込むとは、いかにも木原さんらしい。彼は典型的なエリートのうえ、神経もずぶとい。恐らく、俺が岸田政権を支えている、と本気で思っているはずです。実際、木原さんが、岸田首相の数少ない側近なのは間違いない。副長官人事も最初に決まった。ただ、岸田さんは、木原さんが優秀で使いやすいから使っているだけだし、木原さんも立身出世のために仕えているドライな関係に見えます」(自民党事情通)

 岸田首相の周囲に、人はいないのか。

8459OS5:2023/01/16(月) 17:47:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad39de40d488a9c038bb43b074faaf1c1779cd1
首相に苦言、前宰相の真意は? 「面白くなってきた」自民で高まる待望論
1/16(月) 7:30配信

西日本新聞
菅義偉前首相=2022年12月、東京・永田町(撮影・伊東昌一郎)

 「普段はあんまり、人の評価を表で言う人じゃないんだけどね。面白くなってきたね」。菅義偉前首相に近い自民党関係者が相好を崩した。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 10日発売の月刊誌「文芸春秋」2月号のインタビューで菅氏は、自民内の派閥の弊害に触れ、岸田派の会長を続ける岸田文雄首相に矛先を向けた。小泉純一郎氏や安倍晋三氏は首相在任中、派閥を自ら抜けていたと指摘し、「岸田総理が派閥に居続けることが、国民にどう見えるかを意識する必要があります。派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなると思います」と批判とも取られかねない文言を並べ立てた。

ざわつく永田町「これから動き」
 同じく10日、訪問先のベトナムでは記者団に「国民の声が政治になかなか届きにくくなっている。懸念を感じている」と岸田首相への苦言を肉声で上書きしてみせた。これに対し、与野党からは「(菅氏の)言うことも分からないではない」(河野太郎デジタル相)、「感覚として正しい。いろいろな意味で、自民内に不満がたまっている証拠かなと思う」(立憲民主党の安住淳国対委員長)。通常国会前でまだ静けさの中にある永田町は早速、ざわついた。

 くだんの関係者いわく、謹言慎行を絵に描いたような菅氏が、突拍子もなくこうした発言をするとは考えにくいという。「彼は今の政権(の先行き)を心配している。これから具体的な動きが出てくるだろうね」

「距離縮めることなかった」因縁の2人
 菅氏と岸田氏の因縁は浅くない。

 第2次安倍政権末期の2019年秋。党役員人事で、「ポスト安倍」の有力候補だった岸田氏の幹事長抜てきに傾いていた安倍氏を説得し、翻意させたのが、当時官房長官の菅氏だった。安倍氏が退陣した翌20年、2人は党総裁選で相まみえ、菅氏が圧勝。岸田氏について菅氏は周囲に「全く頼りない」「何がしたいのか、さっぱり分からない」と漏らすなど、その評価は一貫して低かった。

 だが21年秋の総裁選では、岸田氏が意趣返しとばかりに、5年超の幹事長在任期間を誇った二階俊博氏の交代を念頭に名乗りを上げ、新型コロナウイルス対応で世論の支持を失っていた菅氏は不出馬に追い込まれた。菅氏が応援した河野太郎氏も、岸田氏の前に決選投票で敗れた。

 菅氏に敗れ「岸田は終わった」と言われた冬の時代から起死回生で宰相の座を奪った岸田氏は以後、折を見て菅氏と面会し、助言を仰ぐなどの配慮を重ねてきたものの、「互いに距離を縮めることはなかった」と別の自民関係者。ここに来て菅氏が、岸田氏に堂々と冷ややかなメッセージを送るようになったのも、「安倍氏の非業の死から半年がたち、そろそろ再始動の時期に来ている」(菅氏周辺)からだとみられる。

G7広島サミット後に政局?
 内閣支持率が長らく低空飛行を続け、防衛費増額に伴う増税方針の表明や閣僚の「辞任ドミノ」などで党内の求心力も急速に失いつつある岸田氏を横目に、「今、党内で影響力を発揮できるのは菅さんしかいない」(閣僚経験者)との声がじわりと高まってきている。そうした“時勢”をさらに呼び込もうと、菅氏の言動が今後、先鋭化していく可能性もある。

 自身に近い中堅・若手のグループに加え、首相時代から今なお強固なパイプを維持する二階氏率いる二階派や、盟友関係にある森山裕選対委員長の森山派などを合わせれば、「一大勢力を動かすことができる」(衆院中堅)ともささやかれる菅氏。先の関係者は、5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の後、政局が一気に動く気配を感じるという。

 「この半年の間に、必ず党内がガタガタしてくる。(菅氏は)その時をじっと待っているんだ」

 果たして、耳目を集める前首相の真意はいかに-。(河合仁志)

西日本新聞

8460OS5:2023/01/16(月) 17:48:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e6f5e8340fc2ed0c34d532b84a8354d6bb2175d
菅前首相が突いた岸田首相の「痛いところ」派閥会長問題、因縁の2人の距離感はどうなる?
1/15(日) 11:00配信

日刊スポーツ
令和の元号発表後、「ニコニコ超会議」のイベントに登場した官房長官時代の菅義偉前首相(2019年4月28日撮影)

 菅義偉前首相が、月刊誌「文芸春秋」インタビューやベトナム訪問の際に言及した「自民党派閥政治の弊害論→今も派閥会長の岸田文雄首相への苦言」が、永田町に波紋を広げた。首相在任中には派閥を抜けた小泉純一郎、安倍晋三両元首相の名前を出しながら、岸田派会長をやめていない岸田首相の対応に、異を唱えた。首相経験者が現職首相に異を唱えるのは珍しいが、「あの菅さんが」「ついに…」という観点から、驚きをもって語られた。


 「あの菅さんが」というのは、菅氏は第2次安倍内閣で、舞台裏での高い調整能力が求められる官房長官としてらつ腕をふるったことに代表されるように、自ら積極的に表に出て、政局につながるような発言をするタイプではない。また、安倍晋三元首相の国葬で人々の心を打った弔辞とは対照的に、首相在任中の言葉は、国民の心にまったく響かなかった。「口べた」「慎重居士」が定番の評価だ。

 「ついに…」は、菅氏が「犬猿の仲」といってもいい岸田首相の政治姿勢に、批判的に踏み込んだこと。首相退任時の経緯もあって、岸田首相との関係性がいいという話は聞いたことがない。菅氏が首相在任中の21年8月、岸田首相は自民党総裁選に向けて党役員人事改革などを打ち出し、真っ先に出馬を表明した。菅氏も党役員人事の刷新などを模索したが不調に終わり、結果的に総裁選出馬を断念。岸田首相の動きをきっかけに、菅氏は首相の座を追われた形になった。

 昨年10月末、菅氏と岸田首相がともに名を連ねることになって注目された「カーボンニュートラルのための国産バイオ燃料・合成燃料を推進する議員連盟」の発足総会が開かれた。2人とも出席はしなかったが、議連幹部の甘利明氏には、報道陣から「本当は仲が悪いかもという人たちがいっしょにというのは、いかがでしょう…」と質問が飛んだ。甘利氏は「議連を通じて人間関係の溝を埋めて、自民党が一丸になれたらいいと思う」と答えたほどだった。

 「文芸春秋」は、政治家が言葉を語る際、時に大きな決意表明の場となることも多い媒体。それだけに、菅氏が現職首相への苦言ともいえる言葉を口にしたことに、一定の「覚悟」はあったとみる向きが多い。菅氏周辺にも菅氏を支える無派閥議員のグループがあるが、「派閥結成か」の見方を菅氏は否定してきた。

 永田町を取材すると、菅氏の発言については、やはり首相とは距離がある二階俊博元幹事長とともに「岸田おろしに動き始めた」という声も聞いたが、現段階では大きな流れになる雰囲気はない。低空飛行とはいえ、岸田政権は今のところ淡々と歩みを進める。むしろ、首相の「弱点」や痛いところを突くことで、じわじわ体力を奪う作戦ではないかとみる人もいた。政治状況が厳しくなれば、こういう問題はボディーブローのように効いてくるというのだ。

 痛いところといえば、岸田首相には、東京都の小池百合子知事も少子化政策をめぐって、チクリチクリ攻めている。18歳以下の子どもへの月5000円給付、第2子保育の無償化などを含めた総額1・6兆円の子育て政策を、23年度当初予算案に盛り込むことを表明。1月4日の職員あいさつで「本来は国策として取り組む課題」「国の23年度予算案は、ただちに少子化から脱却して反転攻勢に出るという勢いになっていない」と指摘し、13日の定例会見では「国が遅いだけの話」「スピード感をもって国民に刺さる政策を」と踏み込んで、注文を連発。「異次元の少子化対策」との違いを強調してみせた。

8461OS5:2023/01/16(月) 17:49:23

 岸田首相は昨年の夏以降、旧統一教会と自民党との関係に端を発した被害者救済法制定に追われ、閣僚の辞任ドミノに振り回され、年末には「防衛増税」などを国会審議を経ることなく次々打ち出した。目の前のことへの対応に精いっぱいの様子に見えた。そんな中で菅氏や小池氏が指摘したテーマは、岸田首相にとっては確かに「痛いところ」なのかもしれない。

 1月23日から始まる通常国会は「防衛増税」追及国会になる見通しだが、首相自身は地元広島でのG7サミット成功で反転攻勢のタイミングを狙うはずが、派閥については「あしきイメージ」(関係者)、異次元の少子化対策は「名前だけで中身に乏しい」(同)現実が突きつけられた。首相が向き合うべき課題は、いくらでもある。菅氏の狙いはそこではないだろうかとも感じる。

 前首相が現職首相への苦言を口にすれば、波紋が広がるのは当然だ。菅氏の指摘は、自身を追い込んだ岸田首相への「反撃ののろし」となるのだろうか。これに対して「聞く力」の岸田首相が、菅氏が投げかけた派閥会長問題に対応することはあるのだろうか。因縁の2人の距離感に関心が注がれている。【中山知子】

8462OS5:2023/01/17(火) 18:48:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9b051e50d2d90e41de9e67706e76df176604f2d
麻生派、自民党内第2派閥に 茂木派と並ぶ 瀬戸隆一氏の入会で
1/17(火) 16:33配信
 徳島県知事選に立候補する後藤田正純氏の衆院議員辞職に伴い、17日に繰り上げ当選が決まった瀬戸隆一氏(比例四国ブロック)が自民党麻生派に入会する。複数の同派関係者が明らかにした。

 2022年参院選で初当選した広瀬めぐみ参院議員(岩手選挙区)も同日までに入会しており、同派所属議員は54人で、茂木派と並び党内第2派閥となる。【藤渕志保】

8463OS5:2023/01/17(火) 22:09:55
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20230117-0244.html
渦中の木原官房副長官が謝罪 ポケットに手を入れたのは“昔からの癖”「歩きながら考えるタイプなんで」
2023/01/17 20:38スポニチアネックス

 官房副長官を務める自民党の木原誠二衆院議員が17日、YouTube「魚屋のおっチャンネル」に出演し、批判の声が集まっている渦中の話題に触れた。

 木原氏は、米・ワシントンでの日米首脳会談後、記者団に対応する岸田文雄首相の後ろで、ポケットに両手を突っ込んだまま立っている姿が動画配信され、「ポケットに手ぇ突っ込んでんじゃねぇ!」などと批判の声が集中していた。

 この一件がSNSなどで騒ぎになっていることに、同氏は表情をゆがめて「(SNSなど)今は一切、何も見ていない。ただ、生田さんが頑張ってくれているよ、というメールをくれる方は多数いらっしゃって」と、渦中にあることを理解している旨を口にした。番組は、実業家の生田よしかつ氏がMCを務め、自民党の平将明衆院議員、日本維新の会の足立康史衆院議員が参加。約1週間の外交を終えた木原氏をねぎらう一幕もあった。

 そのうえで平氏から「なんで、ポケットに手を突っ込んだの」と聞かれた木原氏は「これを言うと、また荒れると思うけど」と話し、岸田首相の日米首脳会談後に「その後、首脳会談のブリーフをしないといけない。全部入っているのは(官房副長官の)僕だけだから。僕は割と歩きながら考えるタイプなんですよ。昔から、勉強も何も。ポケットに手を入れて、こう聞かれたら、こう答えようとか、思いながらいた」と回想した。さらに「総理がぶら下がり(取材)をする」という情報を受け、「ネット上だと、俺も一緒に立っているんだけど、あれは総理のぶら下がりで、その後、自分の取材があるから(考えていた)と。でも、総理がどう言うから聞いとかなあかんな、と。そう思って、あそこにフラッと歩きながら入ってって、そのまま聞いていたの。ところが、ある瞬間に、カメラ回っていると思った」と、気が付いたと釈明した。

 総理大臣が会見するときは副長官が後ろに立つのがこれまでの恒例。「ところが、岸田政権はそうなってない。一切立たない。(撮影していた社も)悪気はなかったと思うけど、まあ、だけど…申し訳ありませんでした」と、ばつの悪そうな顔で謝罪した。

 「緊張感を持っていた」と釈明したが、後日、母親からも「ポケットを縫え」と叱責を受けたそうで、「本当にごめんなさい」と再度、謝罪していた。

 岸田派の木原氏は、岸田文雄首相の最側近。財務省出身で政策に明るく、総裁選では公約づくりを担うなど岸田首相誕生を支えた。岸田氏も能力を買い、官房副長官に引き立てた。ただ、木原氏は選挙の際に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体から推薦状を受け取っていたことが発覚。週刊誌で“隠し子疑惑”が報じられたり、NHK党のガーシー氏らにSNSなどで酒席の振る舞いを暴露されるなど、スキャンダルも多い。

8464チバQ:2023/01/20(金) 06:41:51
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230119-567-OYT1T50020.html
菅前首相、岸田政権への発信強化…党内では「いずれ非主流派の結集軸に」の見方絶えず
2023/01/19 20:10読売新聞

菅前首相、岸田政権への発信強化…党内では「いずれ非主流派の結集軸に」の見方絶えず

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の菅前首相が、岸田政権に対する発信を強めている。岸田首相への全面的な批判は避けつつ、増税議論の進め方や、首相の岸田派会長兼務には苦言を呈しており、首相周辺は、党内の非主流派の動きを誘発しないか警戒している。

 「突然だったんじゃないか。もう少し国民が分かる説明が必要だろう」

 菅氏は18日に出演したラジオ番組で、防衛力強化に伴う法人増税などを決めた政府方針に唐突感があったとの認識を示し、首相に丁寧な説明を求めた。

 首相が岸田派会長にとどまっていることについても、「首相は国民全体のために汗を流す最高責任者だ」と指摘。10日発売の月刊誌で「派閥政治を引きずっているというメッセージになる」としたのに続き、首相は派閥会長を退くべきだとの考えを強調した。

 菅氏は、安倍政権時代に官房長官として法人減税を主導したほか、自身が無派閥で「脱派閥」を持論としている。菅氏は周囲に「今までと同じこと、当たり前のことしか言っていない」と、党内政局につなげる意図を否定している。

 それでも菅氏の発言が注目されるのは、党内で「いずれ菅氏が非主流派の結集軸になる」との見方が絶えないためだ。菅氏は首相と距離を置き、二階俊博・元幹事長ら非主流派と良好な関係を築くほか、菅氏を慕う衆参両院の無派閥議員グループも活動を続けている。菅氏周辺は「内閣支持率が下がる中、党内の不満を代弁した。いざとなれば動けるということを示したのではないか」と語る。

 党内では首相の岸田派会長兼務を巡り、「派閥色を露骨に出して仕事をしたことはない」(世耕弘成参院幹事長)などと擁護する声が多く、現時点で首相批判は広がりを欠く。

 一方、党内基盤の弱い首相が、最大派閥の安倍派や、第2派閥の茂木派や麻生派に配慮しながら党運営している面は否定できず、石破茂・元幹事長は13日のCS番組収録で、「至極まっとうなことを言っている」と菅氏に同調した。菅氏が増税に慎重姿勢を示したことにも、主張が重なる安倍派内に一定の理解が広がる可能性がある。

 菅氏に近い無派閥の閣僚経験者は18日、党本部で二階氏と面会し、無派閥議員による政策勉強会を発足させたい意向を伝えた。二階氏は「どんどんやってくれ」と答えたという。

 菅氏は、自らを中心とした勉強会結成を否定しており、実現性は不透明だ。ただ、23日召集の通常国会では、増税などを巡って野党の激しい追及も予想される。首相周辺は「国会対応を誤れば、批判の声が広がる恐れもある」として、菅氏の動向を注視する構えだ。

小泉元首相と二階氏が会食
 自民党の二階俊博・元幹事長は18日夜、小泉純一郎・元首相らと東京・赤坂の日本料理店で会食した。出席者は小泉政権時の政府・与党の主要メンバーで、山崎拓・元副総裁、武部勤、中川秀直・両元幹事長も参加した。

8465OS5:2023/01/21(土) 08:34:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/7724a2414185ec592a11f29643204762d296efeb
自民、巨額財源で対立先鋭化も 少子化・防衛巡る議論スタート 選挙控え、増税慎重論根強く〔深層探訪〕
1/21(土) 8:30配信

 自民党は19日、国民の税負担を左右する二つの党内論議をスタートさせた。政府の議論着手に合わせ、「こども・若者」輝く未来創造本部で少子化対策の検討を開始。防衛費増額に向けた増税以外の財源確保策を検討する特命委員会の初会合も開いた。次期衆院選などを見据え、巨額財源を巡る財政規律派と積極財政派の対立が激化しそうだ。

 ◇財源後回し
 「まずは一つ一つの政策を積み上げる」。茂木敏充幹事長は19日、党本部で開かれた少子化対策を巡る本部の会合でこう表明。会合では少子化対策の中身の議論を先行させ、財源論は4月以降に後回しにすることが了承されたという。

 昨年7月から休眠していた本部が再開したのは岸田文雄首相が4日の年頭記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」と打ち上げたのがきっかけだ。首相は6月までに「子ども予算倍増」の大枠を示す意向で、3月末までに具体策のたたき台をまとめるよう指示した。

 もっとも、首相が周到に準備していた形跡はない。霞が関には「寝耳に水だ」との声が広がる。関係者によると、支持率低迷を受けて「反転攻勢の起爆剤に」と付け焼き刃で発言した側面が強い。

 財源論議も手つかずだ。政府・与党は防衛費増額を巡る昨年末の議論で1兆円強の増税方針を決めたばかりで、党内からは「もう増税の余地はない」(中堅)との声も漏れる。党関係者は「国民が確かに異次元だと納得する少子化対策を打ち出した後でなければ、財源論には入れない」と語った。

 ◇議論蒸し返し
 増税慎重論の背景にあるのは岸田政権への逆風だ。19日発表の時事通信の世論調査で内閣支持率が過去最低の26.5%に落ち込むと、党幹部は「増税論の影響だろう」と断じた。

 4月には統一地方選と衆院補欠選挙が控える。10月には衆院議員任期の折り返しも迫り、増税慎重論が勢いを増すとの見方が強い。若手の一人は「選挙前に増税論議なんていいかげんにしてほしい」と吐き捨てる。

 19日に開かれた特命委の初会合でも、積極財政派から「防衛費増額の財源は工夫して見つけるべきだ」などと、政府が否定的な国債償還ルール見直しを求める声が続出した。

 防衛費増額のため2027年度以降に毎年必要となる約4兆円を巡っては、1兆円強を増税、約3兆円を増税以外の財源で賄うことが昨年末に決まった。しかし、複数の出席者から「増税すべきではない」「3兆円の上積みで増税幅圧縮を」などと議論を蒸し返す声が出た。

 関係者によると、萩生田光一政調会長は会合の最後で「昨年末に固まった大前提は崩さない」とクギを刺したが、防衛増税への反対論が息を吹き返す可能性も否定できない。

 ◇「増税内閣VS野党」
 「ダブル増税」の可能性に野党は勢いづく。増税を争点に選挙に臨めば、野党に有利とみるからだ。野党6党1会派は17日、「安易な増税路線」への反対を確認。立憲民主党は「岸田増税内閣対野党だ」(安住淳国対委員長)と息巻く。

 立民は19日、少子化対策に関するヒアリングを国会内で開催。「何が異次元の対策か」「消費税増税が財源か」などと政府側を追及した。共産党の小池晃書記局長は取材に「今必要なのは国民に信を問うことだ」と衆院解散を迫った。

8466OS5:2023/01/24(火) 08:28:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e6ff17934128cd4f1641d8ade26e1ed3eede682
菅義偉・前首相による突然の「岸田批判」 最大の標的は安倍派と麻生派の解体か
1/24(火) 6:59配信

NEWSポストセブン
自民党で大きな影響力を持つ麻生派も…(時事通信フォト)

 菅義偉・前首相による「岸田批判」が大きな波紋を広げている。1月10日発売の月刊誌『文藝春秋』2月号に菅氏が岸田文雄・首相を名指しで批判する〈派閥政治と決別せよ〉というインタビューが掲載された。その発言に次々と同調する議員が出てきたことによって、「菅氏が復権に向けてついに動き出した」と見られている。菅氏の動きは以前から水面下で進められていた。彼の真の目的とは──。【前後編の後編。前編から読む】

【写真7枚】紺色ストライプスーツの萩生田光一政調会長。他、菅義偉・前首相や石破茂・元幹事長などの写真も

表裏一体の2人
 唐突に始まったように見える菅氏の岸田批判は、実は、周到に準備されていた。菅氏の「派閥政治批判」に呼応して声を上げたのが河野太郎氏、世耕弘成氏、石破茂氏なら、「増税批判」に呼応して動き出したのが、安倍派で菅氏に近い萩生田光一・政調会長。「増税前に解散総選挙を」とぶち上げた人物だ。

 萩生田氏はこの1月5日、防衛費増額の財源問題をめぐって自民党に「増税以外の財源について議論する特命委員会」の設置を決めて自ら委員長に就任した。

 昨年暮れの防衛増税問題では、高市早苗・経済安保相が最初に反対の声を上げ、西村康稔・経産相や安倍派の反増税派が続いたが、突然、尻すぼみになった。萩生田氏は反増税派が再び岸田批判の火の手を上げる舞台を用意したのだ。萩生田氏は産経新聞1月7日付インタビューでこう語っている。

〈党の議論はどこかで結論を出さなければいけないので、私は「聞く力」はもちろん大事にするけれど、結論を出すという意味で「聞かない力」を発揮すると就任会見で申し上げた。今年も貫きますよ〉

「聞く力」の岸田首相に対し、「聞かない力」を発揮するとの宣言だ。

 その萩生田氏と菅氏は外遊でも呼吸がピッタリ。前述の菅氏がベトナムを訪問した時期、萩生田氏もアジア各国を歴訪した。

「特命委員会は萩生田氏が委員長、顧問には世耕氏が就任した。2人とも菅さんと同じく岸田首相が突然決めた防衛増税に反対の立場で、財源は国債で賄うべきだと主張している。特命委員会の議論が始まれば岸田首相は尻に火がつく」(増税反対派議員)

 案の定、16日に開かれた特命委員会の幹部会では、増税批判の急先鋒の西田昌司氏(安倍派)が「防衛増税ばかりが報じられ、結果的に防衛費増強に反対する人が増えている。政府側の説明は間違っている。増税ではなく国債発行でよい」と気炎を上げた。

 政治評論家の有馬晴海氏は、菅氏の「派閥政治批判」と「増税批判」の狙いは一つと指摘する。

「昨年暮れの防衛増税問題の時、裏で安倍派内の反対論潰しに動いたのは森喜朗・元首相と見られています。最大派閥の安倍派は安倍晋三・元首相亡き後、ガタガタになったが、元会長の森さんが支えている。西村氏も、森さんの恩を受けた高市氏もその意向には逆らえない。2人はあれ以来増税反対を言わなくなった。

 菅さんはそれを見て、派閥政治では議員が声を上げられないと改めて思い知らされた。今回、菅さんが萩生田氏、世耕氏という別の安倍派幹部たちを取り込んで増税反対と派閥政治打倒を仕掛けているのは、安倍派の結束を揺さぶろうという側面もある」

 最大派閥の安倍派とともに自民党を仕切ってきた麻生派にも、菅氏は分裂の手を突っ込んでいる。

 前回の総裁選では麻生氏の反対を振り切って出馬した河野氏を全面的に支援し、昨年2月には、麻生派大幹部だった佐藤勉・元総務相ら4人の議員が派閥を退会して菅氏と連携した。

「麻生さんは先日話した時、河野太郎氏について『(総理には)まだ早ぇんだよ』と言っていた。河野氏はもはや麻生派に残るのは限界に来ていると見ている。菅さんが念頭に置いているのは派閥ではない政策勉強会で、派閥に残ったまま参加しても、派閥を抜けて参加してもいい。河野氏がそこに加わる可能性はある。そういう形で、菅さんは安倍派や麻生派に切り込んでいるように見える」(有馬氏)

 菅氏が派閥政治批判で最大の標的にしているのは、安倍派と麻生派の解体という見方だ。

8467OS5:2023/01/24(火) 08:28:34
決起は今年6月
「反増税・積極財政派」の菅氏と「増税派」の岸田首相は政治路線が正反対だ。

 一昨年の自民党総裁選前、閣僚不祥事などで支持率が30%を割った当時の菅首相は、岸田氏が先頭に立った菅降ろしによって首相の座を追われた。今度はその菅氏が、閣僚のドミノ辞任や増税方針で岸田首相の支持率が30%台ギリギリになったところで、「民意が離れた」と見て声を上げた。

 だが、自民党内に岸田政治への批判が高まっていても、派閥政治が残っている限り、反岸田勢力の結集は容易ではない。

 菅氏自身、派閥の弊害を前述の『文藝春秋』2月号のインタビューでこう具体的に語っている。

〈とくに総裁選挙の時ですが、国民の負託を受けて当選してきた政治家が、理念や政策よりも派閥の意向を優先してしまうことです。(中略)総裁選で派閥の意向に反発すれば、閣僚や党役員のポストからはじくとか、従った議員と差をつけるとか、私はずっと疑問に思ってきました〉

 菅氏の派閥解体に向けた動きは、「岸田降ろし」に向けて批判勢力を結集しやすくすることと、ポスト岸田の総裁選びをにらんだ仕掛けであることは間違いない。

 反岸田勢力の本格蜂起はいつか。

 岸田首相は防衛費増額の財源について、「国民に一定の負担をお願いせざるを得ない」と「所得税」「法人税」「たばこ税」の増税方針を決めたが、異次元の少子化対策を含めた財源問題は通常国会後の今年6月の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)決定までにまとめることになっている。

 それを見据えて、自民党ではこの2月から萩生田特命委員会で増税反対の議論が本格化する。

 通常国会の150日間の会期は、与野党対決より、自民党内で反岸田の火が燃え上がる。

(了。前編から読む)

※週刊ポスト2023年2月3日号

8468OS5:2023/01/25(水) 09:19:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbd800d16decc084bbc27eb8994cbfed2d2ab4a6
麻生太郎氏のプライドはズタズタ…地元首長選で“天敵”武田良太氏に2連敗の大ピンチ
1/25(水) 9:06配信
 プライドの高い麻生太郎副総裁は、いま頃、怒り狂っているのではないか。

 地元・福岡県で対立している自民党の武田良太元総務相に、地元の首長選挙で2敗目を喫しそうだからだ。しかも、武田氏のバックに、これまた自分と距離のある菅義偉前首相がいるため、なおさら、イライラを募らせているに違いない。


 22日に告示された北九州市長選は、麻生副総裁に近い候補と武田氏が推す候補が立つ“自民分裂選挙”となっている。

 武田氏が推すのは元国交官僚の津森洋介(47)。一方、麻生副総裁と近いのは元厚労官僚の武内和久(51)。自民党本部は、武田氏が推す津森候補の推薦を決めている。

「最終的に津森候補は、自民推薦となりましたが、推薦となるまで異様な経緯をたどっています。34人の党幹部、全員の署名が集まらないと正式な推薦とならないのですが、麻生さんが最後までサインを拒んだのです。仕方なく、選対委員長が麻生さんから“一任します”という言葉を得て、承認したことにしています。よっぽど、天敵である武田さんが推す候補を推薦したくなかったのでしょう」(自民党事情通)

キングメーカーの座を争う菅前首相も参戦
武田良太元総務相は麻生氏の天敵(C)日刊ゲンダイ

 北九州市長選の投票日は2月5日。選挙戦は、自民党の推薦候補となった津森候補が優勢に進めている。支援候補が敗れると、これで麻生副総裁は武田氏に2連敗となる。

「2019年の福岡県知事選も、麻生VS武田の分裂選挙となり、武田陣営が圧勝しています。その時の知事選で麻生さんが担いだのが、今回、北九州市長選に出馬した武内候補です。麻生さんが津森推薦のサインを拒んだのは、知事選に担いだ武内候補に義理立てしたということもあるでしょう。しかし、知事選につづき、政令指定都市の市長選でも大敗すると影響は大きい。福岡県政の勢力図は、麻生派と武田派がほぼ互角ですが、新興勢力の武田派がどんどん大きくなっている。北九州市長選で勝利すると、武田派はさらに強くなるはずです」(県政事情通)

 北九州市長選には、麻生副総裁とキングメーカーの座を争う菅前首相も参戦している。

「結局、ドタキャンしたのですが、菅さんは1月14日に現地入りして、津森候補の応援演説を行う予定でした。麻生さんに気を使ってドタキャンしたという見方もありますが、もし本当に気を使っているなら最初から応援演説を引き受けないでしょう。恐らく、自分は武田陣営の人間だと見せつけることができれば、それで十分だったのでしょう」(政界関係者)

 足元から崩れ始めている。

8469OS5:2023/01/25(水) 17:32:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf71db124e849d3d05cddf66fe0c3b19a6af7787
自称「総理の右腕」菊池桃子の夫のパワハラで現場が大混乱 アポあり役人を「追い返せ!」 公用車の私的利用疑惑も
1/25(水) 11:37配信


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デイリー新潮
パワハラに対し、部下からは陰口
菊池桃子

 通常国会が開幕し、2023年を「新しい資本主義」を本格起動させていく年と打ち出した岸田文雄総理(65)。しかし、政策を統括する立場である、女優・菊池桃子(54)の夫・新原浩朗(にいはらひろあき)内閣審議官(63)によるパワハラ、朝令暮改が原因で霞が関は大混乱に陥っているという。

【写真を見る】別居中とされる妻・菊池桃子(54)との2ショット

 ***

 新原氏は東京大学経済学部を卒業した後、当時の通産省に入省した。近年では、第2次安倍晋三政権下で政策マンとして重用され、特に安倍元総理の側近で同じく経産省出身の今井尚哉秘書官(当時)にかわいがられた。手がけた政策は「1億総活躍」「働き方改革」「人生100年時代構想」など多岐にわたっている。

 菅義偉政権では不遇をかこったが、21年の岸田政権発足の直前、「新しい資本主義実現会議」を新設すべきだとの政策提案を行い、実際に政権発足後に内閣官房の「新しい資本主義実現本部事務局長代理」というポストを得ている。ところが――。

「新原さんのパワハラと朝令暮改で実現本部の現場が大混乱になっているのです」

 とささやくのは、新原氏の古巣である経産省の関係者。

「新原さんは“パワハラ、ニイハラ”と揶揄されるほどのパワハラ気質で知られています。経産省内でも彼と同じ職場は敬遠されていました。一度、政策を実現すると決めたら、猪突猛進、部下を怒鳴りつけてまで疾走するからです」

 政策実現に一直線ならばいいではないか、と思われるかもしれないが、具体的なパワハラ内容を聞くとそういうレベルの話ではないようだ。自民党のベテラン秘書もその横暴ぶりを指摘する。

「現場からアイデアを吸い上げたり、チームで仕事をしようという意識が皆無。例えば、新たに部下が異動してきても、“これからよろしく”とかそういうあいさつもしない。さらにひどいのが朝令暮改ぶりです。前日に部下に指示を出して、資料を作らせても、次の日になって、“なんだこれは!”と烈火のごとく怒り出す。資料は指示通りに作っているのに、その指示を忘れて、書き直させることもあるのです。部下たちも新原さんのことを揶揄して“将軍”“やつ”“おっさん”などと陰で呼んでいます」

8470OS5:2023/01/25(水) 17:32:21
アポあり役人を「追い返せ!」
 これぞ世に言うブラック職場ではないか。さらに時間の管理もずさんだそうで、経済部デスクによれば、

「役人のアポなどを新原さん本人の了解で入れたとしても、またもや翌日には忘れていて、“なんでこんな予定を入れたんだ!”“キャンセルしろ!”とか言い出す。各省庁の役人が内閣官房に打ち合わせに来ても、会わないこともあります。昨年春には農水次官が実際にアポありで訪問し、待合室で待っていたのに、“俺は忙しい!”“追い返せ!”とドタキャンしたんです」

 極め付きは普段の勤務態度だといい、自民党関係者が明かす。

「新原さんは出勤と退勤時に公用車を使用しています。しかし、問題は出退勤時だけではなく、個人的な買い物や食事、クリーニングを出すときにも、公用車を私的利用しているとささやかれているのです。事実なら大問題です」

別居の理由は
 これら一連の事実を本人に尋ねようと携帯電話にかけてみたが、

「広報に話を通してもらえますか」

 そう言うので、内閣官房に質問書を送ると、担当者を通じ本人から書面で回答が寄せられた。まず、公用車の私的利用については、

「私的使用は行っていないと認識している」

 としながらも、

「クリーニングについては、職場から自宅への導線(原文ママ)の途上にクリーニング店があるため、寄ってもらったことはある。また、自宅で仕事がある場合等に、途中で、短時間に限り、食事店に寄ってもらったことはある。私的使用をしているというご指摘が出ないように考えたい」

 それをまさに「私的利用」と言うのではあるまいか。

 ちなみに妻の菊池桃子とは結婚以来、別居中の身。その点については、

「私としては、妻はストーカー問題(注・18年に容疑者逮捕)で怖い思いをしているので、プレスの方の朝・夜の来訪など、私の仕事の関係で生活を乱されないようにしたいと考えている」

 問題はここで紹介しただけにとどまらない。1月26日発売の「週刊新潮」では、官僚としてはあり得ない「大名出勤」の実態や現場を大混乱に陥れる新原氏の傍若無人ぶりについて詳報する。

「週刊新潮」2023年2月2日号 掲載

新潮社

8471OS5:2023/01/26(木) 15:53:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/4affa07fbe9003349ddf63fd48dbe408181bdcb2
自民党岸田派「宏池会」が今年初の会合 会長の首相は欠席
1/26(木) 15:23配信

産経新聞
東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

自民党岸田派(宏池会、43人)は26日、東京都内で今年初めての会合を開いた。会長の岸田文雄首相は欠席した。

首相が派閥を抜けていないことについて、菅義偉前首相は今月発売の月刊誌「文芸春秋」で「派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなる」と苦言を呈していた。

岸田派事務総長の根本匠衆院予算委員長は会合で「今、派閥も政策集団に変わった。その最たるものが宏池会だ」と述べた。首相が派閥会長を続けていることに関しては「首相の気持ちとして宏池会に思い入れもあるわけだから、首相の判断でいいと思う」と記者団に語った。

8472OS5:2023/01/27(金) 08:49:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e08d103581c5eecf95a65db6f4cf86d3430ce09
自民各派閥が再び新人争奪戦…茂木派幹部「平時からの勢力拡大は大事だ」
1/27(金) 7:16配信

読売新聞オンライン
 通常国会が始まり、自民党の各派閥による昨年7月の参院選初当選組の争奪戦が再燃している。各派閥がしのぎを削るのは、所属する国会議員の数が党内の影響力に直結するためだ。

今年初の茂木派総会であいさつする茂木幹事長(26日、党本部で)

 「きょうはうれしいニュースがある」

 26日に開かれた今年初の茂木派の例会で、会長の茂木幹事長が山本佐知子参院議員(三重選挙区)をこう紹介すると、出席者から拍手がわき起こった。山本氏は昨年7月の参院選で初当選した直後から茂木氏の勧誘を受けており、今月16日に入会していた。

 この日は麻生派の例会でも、初当選組の広瀬めぐみ参院議員(岩手選挙区)と、議員辞職に伴って今月17日に繰り上げ当選した瀬戸隆一衆院議員(比例四国)が初めて出席し、派閥メンバーにお披露目された。

 昨年7月の参院選後、茂木派は5人、麻生派は6人がそれぞれ新たに入会し、両派は計54人と、並んで党内第2派閥となっている。

(写真:読売新聞)

 派閥の勢力は、領袖(りょうしゅう)の党内での発信力や存在感を左右し、内閣改造での閣僚起用数などにも影響する。来年には総裁選も控えており、各派閥の活動は活発化している。この時期に入会が相次ぐのは、参院選初当選後すぐに派閥に入った議員もいるが、地元支援者などの意見を聞くため、一定期間を置くケースも多いためだ。茂木派幹部は「平時から勢力を拡大しておくことは大事だ。今後も積極的に新人を勧誘したい」と語る。

 岸田派と二階派も、43人と第4派閥で勢力が伯仲している。昨年の参院選からの新入会は両派ともに2人と、上位派閥に比べると少なめだ。岸田派内では参院選後、「総裁派閥」として、新人勧誘に力を入れたが、勢力拡大は思うように進んでいない。派閥中堅は、「他派閥に比べて会長の押しが弱いのだろう。『お公家集団』と言われる通りだ」と語る。

 会長の岸田首相は、この日の派閥例会を欠席した。首相の派閥会長兼務を巡っては、菅前首相が苦言を呈しており、「党内の目線を意識したのではないか」との声も出ている。

8473OS5:2023/01/28(土) 08:24:03
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2023012700051.html
「岸田降ろし」もどこ吹く風 政権発足以降、最低の支持率でも岸田首相が強気でいられる理由
2023/01/27 17:00AERA dot.

「岸田降ろし」もどこ吹く風 政権発足以降、最低の支持率でも岸田首相が強気でいられる理由

参院本会議で代表質問に答弁する岸田文雄首相=2023年1月26日

(AERA dot.)

 支持率低迷で「力尽きた」と辞意を表明したニュージーランドの首相とは対照的に、どれだけ支持率が落ちても日本の岸田文雄首相に辞める気配がない。むしろ、精力的に外交日程をこなし、バイデン米大統領から“異例の待遇”を受けたと胸を張る。ちらほら聞こえてくる「岸田降ろし」の声も意に介さない。派閥会長に居座り、人事も駆使する。これも首相としての“処世術”なのか。岸田首相の考えは? 政治ジャーナリストの安積明子氏に聞いた。

 *  *  *

 かねて辞意を表明していたニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が1月25日、正式に辞任した。2017年10月に同国最年少の37歳で首相に就任して以来、20年にはコロナ禍に対して厳格な水際対策を敢行。SNSを通じて国民に自粛を呼びかけ、2020年5月21日に公表された“1 NEWS Colmar Brunton Poll”によれば、内閣支持率は63%を記録した。

 しかしコロナ禍による景気低迷に加え、世界的な物価高に内閣支持率は低迷し、最近では29%まで下落した。19日の会見でアーダーン首相は“I know what this job takes, and I know that I no longer have enough in the tank to do it justice.”と述べた。ようは「力が尽きた」というわけだ。

 一方で岸田文雄政権の支持率も下落傾向が止まらない。NHKが行った最新の世論調査では、1月の内閣支持率は33%と昨年11月の支持率と並んで最低を記録した。さらに時事通信が13〜16日に対面式で実施した世論調査では、内閣支持率は26.5%と政権発足以降最低で、不支持率は43.6%と最高を記録した。

 にもかかわらず、岸田首相に心が折れている様子は見られない。昨年は内閣から4人の閣僚を辞任させ、臨時国会閉会直前に防衛増税をぶち上げて、自民党を混乱させた。

 そもそも岸田首相自身は5月の広島サミットで頭がいっぱいのようで、年明け早々、1月9日から14日まで、参加主要国首脳との「地固め」のためにフランス、イタリア、イギリス、カナダ、アメリカを訪問(帰国は15日)。“異次元のパワー”をもってタイトな日程をこなしたのは、ひとえに故郷に錦を飾りたいがためだろう。

 なかでも防衛費を対GDP2%への増額という“手土産”を持参しての訪米では、バイデン大統領が自らホワイトハウスの玄関で岸田首相を出迎えるという“異例の待遇”を享受。まさに「この世の春」の思いだったに違いない。

 しかしそんな岸田首相に対し、自民党内からも不満が出始めている。例えば菅義偉前首相は「文藝春秋」2月号に、派閥会長の座に座り続ける岸田首相に「理念や政策よりも派閥の意向を優先してしまう」と苦言を呈し、1月18日のラジオ番組でも防衛増税についての財源議論が足りなすぎたと明言。メディアはこれを「岸田降ろし」と騒ぎ始めている。

 だが、そうした声は岸田首相に響くはずがない。そもそも2021年の総裁選では「しっかりと人事をやりたい」と述べた岸田首相だ。昨年10月4日には周囲の反対を押し切って長男・翔太郎氏を首相秘書官に抜擢した。しかし翔太郎氏には山際大志郎経済再生担当相(当時)の辞任について、親しい民放の記者に漏らした“疑惑”が噴出し、“子育て”の甘さが露見した。

 党内第4派閥にすぎない43人の宏池会会長の座にしがみつくのも、そうした人事権を手放したくないからだろう。派閥のナンバー2は首相の座を狙う林芳正外相で、2021年の衆議院選で参議院から転出する際に、山口3区の河村建夫元官房長官を追い出した。

 河村氏の長男・建一氏は自民党山口県連にさえ入れてもらえず、同年の衆議院選では比例北関東ブロックの当選圏外に追いやられた。隣県の広島県に選挙区を持つ岸田首相は、それを横目で見て岸田家を守るべく、長男優遇策に出たのかもしれない。

8474OS5:2023/01/28(土) 08:24:15
 このように身近な人事には細かいが、岸田首相は政策や理念などについてはおおざっぱだ。しかも「イケイケドンドン」で進めていこうとしているのは、防衛増税ばかりではない。

 岸田首相は1月4日の会見で「物価上昇率を超える賃金アップ」や「異次元の少子化政策」をぶち上げたものの、効果的な具体策については詰め切れていない。例えば500兆円を上回る内部留保を持つ大企業はともかく、労働者の7割が勤める中小企業に賃金の大幅なアップを実現できるのか。物価がさらに上昇すれば、こうした格差はいっそう拡大しかねず、社会の不安定化の原因にすらなりかねない。

 人口500万人のニュージーランドのアーダーン首相は、「首相という仕事は力が満タンでなければ続けるべきものではない」と辞意を表明したが、1億2477万人の人口を抱える日本の首相は果たして“満タン”なのか。ただ、低支持率にあえぐ野党や自民党内の人材不足に助けられ、力の真空の中にうまく浮かんでいるだけではないか。

 なお、岸田首相の右腕である松野博一官房長官は1月20日の会見で、「岸田内閣としては今掲げている政策を国民のみなさんに丁寧に説明し、ひとつひとつ着実に実行していくことだ」と意気込みについて述べるにとどまった。

 1月23日に始まった第211回通常国会では、エネルギー難や食料不足にあえぐ世界の中で日本がどのように生き抜いていくのかが審議される。ただ単に「運がいい」だけのリーダーを戴いていては、この国はとうてい生き残れるはずもない。

(政治ジャーナリスト・安積明子)

■あづみ・あきこ 兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)。趣味は宝塚観劇。

8475チバQ:2023/01/29(日) 11:14:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec16b0c0a7fe9f6e699a727a4b697f24f6eb11a9
岸田首相「身内」に批判相次ぐ 長男秘書官と側近木原氏
1/29(日) 7:07配信

時事通信
政府・与党連絡会議に臨む岸田翔太郎首相秘書官(右)。左は岸田文雄首相=2022年10月4日、首相官邸

 岸田文雄首相の「身内」の振る舞いが批判を浴びている。

 今月の欧米歴訪に同行した長男翔太郎政務秘書官が公用車で観光したと報じられ、側近の木原誠二官房副長官が横柄とも受け取られかねない態度を取ったためだ。自民党内では政権への影響を懸念する声が出ている。


 報道によると、翔太郎氏は自ら希望し、日本大使館の公用車でロンドンのバッキンガム宮殿や老舗百貨店「ハロッズ」などを訪問。土産も購入したという。

 首相側は、対外発信に使用する目的で街の風景を撮影したり、首相の代理で土産を購入したりするために公用車を使用しただけで、「公務以外の不適切な行動はなかった」と説明している。

 新たな攻撃材料を得た立憲民主党は「もし観光していたなら閣僚不祥事どころじゃない」(幹部)と批判。27日には外遊中の翔太郎氏の日程を提出するよう与党に要求した。

 自民党内には「最悪だ。国民には観光にしか見えない。政権にとってマイナスだ」(関係者)と嘆く声がある一方、「事務方に土産を買わせられない。政務秘書官の雑用の範囲だ」(幹部)と擁護する声もある。

 木原氏は13日の日米首脳会談後、取材に応じる首相の近くで両手をズボンのポケットに突っ込んでいる様子が伝えられた。木原氏は17日のユーチューブ番組「魚屋のおっチャンネル」で、ポケットに手を入れて歩きながら考える癖があると釈明。母親から「恥ずかしいからポッケを縫え」と叱られたことも明かした。

 24日の同番組では脚を組む癖も指摘され、「欧米では一つの流儀」と回答。自民党中堅は「身内が首相の足を引っ張っている」と漏らした。

8476OS5:2023/01/29(日) 22:30:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cb75df4883da880235f4bbcf3884ac42a31a4af
相変わらずの岸田首相に大化けの可能性 彼はどこまで本気か【コメントライナー】
1/29(日) 11:03配信


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時事通信
時事総合研究所代表取締役・村田 純一
首相官邸で記者団の質問に答える岸田文雄首相=2023年1月20日【時事通信社】

 首相・岸田文雄は良くも悪くも「大化け」しているのかもしれない。

 永田町では「岸田は具体的に何がしたいのか分からない」と言われ続けてきた。

【図解】岸田内閣の支持率推移

 しかし昨年12月、敵基地攻撃能力(反撃能力)保有を明記した国家安全保障戦略など安保3文書を閣議決定。さらに、原発の60年超運転や建て替え方針も打ち出し、従来の安保・原発政策を大転換した。

 その評価は分かれているが、元首相・安倍晋三でさえできなかったことを、岸田は今、実現させようとしている。

 だが、この大転換について、国民への説明は不十分で、国会での論議はこれからだ。「異次元の少子化対策」も含め、岸田の世論を納得させる説明力とともに政治力・実行力が問われよう。

 岸田自身は表向き何も変わっていないように見える。相変わらず官僚がつくったペーパーを読み、記者会見もプロンプター(原稿映写機)頼みが目立つ。

 ◆「岸田さんはいい人」
 もっとも、霞が関官僚の岸田に対する評判は上々なようだ。何でも話を聞いてくれるからだという。

 前首相・菅義偉は、自分に逆らう官僚を人事で飛ばすなどして霞が関を震え上がらせたが、岸田は全く逆。一方で「官僚主導政治の復活」と指摘する声もある。

 「岸田さんはいい人。優しいし、親切で丁寧。ぱっぱっと決断するような人ではなく、優柔不断。リスクは取らない慎重派だ」

 岸田をよく知る自民党の閣僚経験者はこう語る。自民党内で「ポスト安倍」を争っていた時、基本的に岸田は安倍からの禅譲狙い。元幹事長・石破茂のように、安倍に盾突いて恨みを買うようなことはしなかった。

 岸田は首相就任後、人事で安倍の要求を全て受け入れることはなかったが、安倍が銃撃され死亡した後、政界は一変した。

 岸田の意識も変わったようだ。岸田は、安倍に近い自民党保守派の支持をつなぎ留めようと、必死になった。安倍の国葬実施をいち早く決めたのは、保守派への配慮もあろう。

 岸田は伝統的に「ハト派リベラル」である宏池会(岸田派)の会長だが、その岸田が「専守防衛」を基本方針としてきたわが国の安保政策を大転換。

 米国製巡航ミサイル「トマホーク」の取得費などを含め、5年後の防衛費は対GDP(国内総生産)比2%に倍増させる方向にかじを切った。

8477OS5:2023/01/29(日) 22:31:16

349 :OS5 :2023/01/29(日) 22:30:22
 ◆人の言いなり?
 中国、ロシア、北朝鮮の脅威にさらされる日本の国民は、ウクライナ戦争の影響もあって、防衛力強化に割と高い支持を示しているが、防衛費増額のための増税の賛否を問われると反対が多い。

 増税が避けられないなら、その前に衆院解散・総選挙で国民に信を問うのは当然だが、先行きは不透明だ。

 一方、忘れてならないのは原発政策の大転換だ。原発の運転期間60年超や建て替え方針は、「可能な限り原発依存度を低減する」という従来の政府のエネルギー計画の方向性に逆行する。

 「原発ゼロ」を持論とする元首相・小泉純一郎は昨年12月、筆者に対し「原発の運転期間を延ばすのはおかしい。また原発に回帰するなんてどうかしている。岸田首相は原発を推進する経済産業省に影響され、言いなりになっているのではないか」と厳しく批判した。

 この「言いなり」という言葉はある意味、岸田の本質を突いているかもしれない。

 安全保障に話を戻すと、「日米の一体化」が進む中、日本はどこまで主体性を保つことができるだろうか。日米同盟強化は重要だが、日本が米国の言いなりになることではない。(敬称略)

 (時事通信社「コメントライナー」より)

 村田 純一(むらた・じゅんいち)
 1986年早大法卒、時事通信社入社。福岡支社、政治部、ワシントン特派員、政治部次長兼編集委員、総合メディア局総務、福岡支社長を経て、2020年7月より現職。政治部では首相官邸、自民党、民社党、公明党、防衛庁、外務省などを担当し、政治部デスク歴は約7年。時事通信「コメントライナー」の編集責任者で政治コラム等も執筆。

8478OS5:2023/01/30(月) 00:40:05
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-477412.html
「コロナ5類」なぜ5月8日に? 選挙とG7を意識か…政府の思惑とは “キリが良い”4月1日スタート案は立ち消えに
2023/01/28 10:40
田首相は26日、新型コロナの法律上の位置づけを、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」へ、5月8日から引き下げる方針を固めた。

「4月1日」スタートの案なども浮上していた中で、なぜ、一見中途半端にも見える「5月8日」になったのか。

フジテレビ政治部・伊藤慎祐記者が解説する。

「キリが良い」4月1日スタート案はなぜ立ち消えに?
政府は27日、新型コロナについて、5月8日にインフルエンザと同じ5類に引き下げることを正式決定します。

なぜ5月8日というタイミングになったのか。岸田首相は20日、「5類」への移行時期を「原則この春」と話していました。

「この春」というのがいつなのかが焦点となっていましたが、政府内で検討されていた案は実は3つありました。

「A:4月1日から  B:5月1日から  C:5月8日から」この3つです。

今回決まった5月8日以外は、4月1日も5月1日も月のはじめで、キリが良いように感じますが、実は政府も同じように考えていて、当初は、新年度が始まる「4月1日」スタートを「キリが良い」として検討していました。

ところが、政府内から「感染状況がどうなるか分からない」という意見や、地方の自治体から「準備に3カ月かかる」といった不安の声が出たため、「4月1日」スタート案は立ち消えになりました。

そこで、5月スタートを検討するわけですが、なぜ1日ではなく、8日なのか。

コロナが5類に移行すると、これまでコロナ患者を受け入れてこなかった一般の医療機関でも受け入れを始めることになります。

さらに、患者や濃厚接触者も自宅待機などの行動制限の必要がなくなります。

ここでカレンダーをご覧ください。

今年のゴールデンウィークは、4月29日から5月7日までで、5月1日はキリの良い数字ですが、連休の真っ只中なんです。

政府内からは、人の動きが活発になる連休中に行動制限をなくすと、感染が拡大するという恐れが指摘されました。

さらに、連休中は多くの医療機関が休みになることにより、受診に影響が出ることを懸念する声も上がりました。

そこで、連休中にスタートする5月1日案ではなく、連休明けの5月8日案が採用されたわけです。

岸田首相の地元・広島でG7サミット その前に…
政府にとっては、感染を再び拡大させないことが最重要ですが、それだけではないんです。ここで、注目のウラ情報がこちら。

「統一地方選とG7サミットを意識」

統一地方選というのは、今年4月9日と23日に、都道府県の知事や議員などを選ぶ大型の地方選挙です。

この統一地方選の準備は地方自治体にとっては大変な作業で、5類引き下げを4月1日にすると、引き下げの準備と選挙の準備が重なり、厳しいという事情がありました。

ただ、こういった実務面以上に、4月1日を避けたい理由があったようなんです。

その理由について、ある政府関係者は「選挙前に大きな変化はない方が良い」と語っています。

どういうことかというと、5類に変更する際には、様々な混乱が生じる恐れがあります。

それが選挙の直前だと、与党の選挙に悪い影響が出てしまう懸念もあり、もしかしたら、それを避けたいという思惑もあったとみられるんです。

また、政府は「5類」に引き下げる際には、1カ月程度前に、本当に移行していいのかどうか、感染状況などを最終確認する考えです。

5月8日の1カ月前というのは、まさに統一地方選挙が行われている時期ですよね。この日程だと、もし選挙の前に感染状況が悪化した場合でも、移行の時期を見直すことも可能で、選挙への悪影響を最大限抑えることもできます。

さらに、岸田首相が最も重視していると言えるのが、5月19日から21日の間、地元・広島で行われるG7サミットです。

今月、岸田首相のG7各国への訪問に同行した関係者は、「マスクをしていたのは日本だけだった」と心配していたんです。

そこで、サミットまでに5類に引き下げることで、マスクの着用が必ずしも必要ではない状況を作りたいという思惑も見てとれます。

また、4月1日や5月1日に引き下げると、サミット前に感染が拡大してしまう可能性もあるため、こうしたリスクを避けたかった狙いもあるようです。

(「イット!」1月27日放送)

8479OS5:2023/01/30(月) 07:44:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/845205c5a9c42b25a421cae49f365637007632f5
世論調査人気ダントツの「河野総理」は実現するか…肩を押す菅前総理の【体調不良説】
1/30(月) 6:03配信

現代ビジネス
人気のなさすぎる茂木氏
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 「次期総理の有力候補とされる茂木(敏充)幹事長は、岸田(文雄)総理の”飼い殺し状態”です。1月20日にも茂木氏と岸田総理、麻生(太郎)副総裁、松野(博一)官房長官で会食しており、とてもじゃないが『岸田下ろし』に動ける状況ではない。それ以前に、人気がなさすぎるという問題もありますが……」(全国紙政治部記者)

【写真】M8以上巨大地震「全国危険度マップ」と地震の建物への影響

 23日に公表された「次の総理にふさわしい人は誰か」という世論調査では、茂木氏はわずか1.1%で7位に沈んでいる(産経新聞社・FNN合同世論調査)。一方、首位は河野太郎デジタル相で、19.7%という断トツの支持を獲得した。

 その河野氏がポスト岸田に向けて動き出している。23日夜には、'21年の総裁選で河野陣営の選対本部長を務めた伊藤達也氏、本部長代行だった岩屋毅氏と会食をした。こうした動きに対し、党内では「岸田下ろしの狼煙を上げたということ」(自民党閣僚経験者)という声が上がっている。

菅氏は「河野総理」実現後押しか
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 「河野さんの背中を押したのは、菅(義偉)さんです。菅さんは年明けから体調が良くない様子で、1月6日に『ハマのドン』こと藤木幸夫氏と会談した際も元気がなかった。またブレーンであるデービッド・アトキンソン氏の電話を受けた時も、受け答えがおぼつかない様子だったとか。『政治生命は長くない』という焦りから、『岸田下ろし』をしかけている。そしてその急先鋒として、河野氏の背中を押しているのです」(自民党関係者)

 '21年の総裁選で河野氏を支持した菅氏は、キングメーカーとして「河野総理」実現を後押しするという見方が強い。

 「とはいえ永田町や霞が関では河野さんの評判が悪く、党内で支持が広がらない恐れもあります。菅さんは、河野さんがダメなら萩生田(光一)政調会長支持に乗り換えようとも考えているようです」(同前)

 下手をすれば、河野氏は「岸田下ろし」の「鉄砲玉」で終わりかねない。

 「週刊現代」2023年2月4日号より

週刊現代(講談社)

8480OS5:2023/01/31(火) 13:07:33
いや、それはいいんじゃないの??
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4d2653bbff0e4f05320087b679e2b93f504696b
「修学旅行のつもりか」岸田首相長男が購入?閣僚への土産に批判殺到「国民には増税!ふざけるな」
1/31(火) 11:56配信
 松野博一官房長官、加藤勝信厚生労働相、高市早苗経済安全保障担当相ら複数の閣僚が31日の記者会見で、岸田文雄首相側から欧米歴訪の土産をもらったと明らかにした。首相の長男・翔太郎秘書官が同行中に購入したものとみられ、ネット上には批判の声が相次いだ。

 「閣僚にお土産買うのは公務なんですか?」「公私混同の度が過ぎる」「なんで税金で土産なんて買ってるんだ?」「閣僚に土産品を買うのが公務にあたるとは思えない」「閣僚にはお土産!国民には増税!ふざけるなと言いたいよ!」「修学旅行のつもりか」

 一部週刊誌で、翔太郎氏が首相に同行中に公用車で観光したと報じられたことに対し、政府は首相の政治家としての土産購入が目的の一つだったと説明し、岸田首相も30日の衆院予算委員会で「閣僚や関係者に土産を買った」と答弁。いずれの閣僚も土産の内容は明かしていない。

 岸田首相は翔太郎氏による土産購入については「私自身のポケットマネーで買ったことは間違いない。政務秘書官の本来業務にふくまれうると考える」と話した。

8481OS5:2023/02/01(水) 00:24:44
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202301260001019.html
自民最大派閥の安倍派、ポスト安倍体制へ慎重な姿勢「自然の中でしかるべき時期に」塩谷会長代理
[2023年1月26日19時44分]

自民党の故安倍晋三元首相が会長を務めた最大派閥(97人)の安倍派(清和政策研究会)は26日、党本部で会合を行ったが、ポスト安倍体制へ向けた新たな展開はなかった。

派内には昨年7月8日、凶弾に倒れた安倍氏の一周忌までに新会長を含めた人事を発足させるべきとの意見が広がる。だが、塩谷立会長代理(元文科相)は「期限決めたから出て来るというものじゃない。もう少し自然の中でしかるべき時期にしかるべき体制が出て来る。将来的にいつまでに何とか、という考えはない」とし慎重な姿勢を示した。その上で「今、そういう動きがあるか、というとない。昨年の体制の継続で今年もいく」と、新会長を含めた派閥人事には時間を要するとの認識を示した。

8482OS5:2023/02/01(水) 18:01:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ae9dba21c1b77f1a6bf057d23147f72589c3152
千葉市は「おそらくアウトでしょうね…」“河野太郎の最側近”秋本真利政務官の地元事務所に違法建築の疑い
2/1(水) 16:12配信


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文春オンライン
菅グループの一員でもある秋本氏(自民党HPより)

 秋本真利・外務大臣政務官(47)の地元事務所(千葉市若葉区)が長年にわたり、市に対し、必要な申請を行っておらず、都市計画法及び建築基準法に違反している疑いがあることが「 週刊文春 」の取材でわかった。

【画像】違法建築の疑いがある地元事務所の写真を見る

 秋本氏は2012年に千葉9区から初当選し、現在、当選4回。昨年8月の内閣改造で、外務大臣政務官に就任した。

「秋本氏は千葉県の富里市議時代、法政大の大学院に通っていました。そこに特別講師として現れたのが、“脱原発”が持論の河野太郎氏(現デジタル相)。その河野氏から『お前、国会議員になれよ。俺と一緒に働こう』と誘われ、国政への転身を決めたそうです。以降『河野太郎はアニキ』と公言し、“河野最側近”として永田町では知られてきました」(政治部記者)

 2020年出版の著書『自民党発! 「原発のない国へ」宣言』には、河野氏が「自民党一の『脱原発』男だ」と推薦文を寄せている。2021年の総裁選でも、河野選対の中枢を担っていた。

 その秋本氏が代表を務める「自由民主党千葉県第九選挙区支部」は2013年度以降、千葉市北部に位置するJR都賀駅から約2キロの場所に事務所を構えてきた。約120坪の敷地に佇む2階建ての建物には、秋本氏のポスターなどが貼られている。

 ただ、事務所は、千葉市が定める市街化調整区域内に位置している。

 千葉市都市局建築部に尋ねると、

「市街化調整区域に建築物を作る時には、原則として都市計画法上の許可を得るために、宅地課への申請が必要です。さらに、建築基準法上も、建築指導課に建築確認申請をして、建物を規定に適合させなければならない。これらの手続きをしないと法令違反となり、指導の対象になり得ます」

市の担当者は「おそらくアウトでしょうね……」
 では、秋本氏の地元事務所を巡って、市の担当課には何らかの申請が出ているのか。

「その2階建ての事務所については、宅地課への申請も、建築指導課への建築確認申請も見つかっていません。聞き取りを含め、調査はしなくてはいけない」(同前)

 そして、担当者はこう漏らすのだった。

「それ以上はコメントできませんし、確認作業が必要ですが、都市計画法上も建築基準法上もおそらくアウトでしょうね……」

 にもかかわらず、なぜ秋本氏は市街化調整区域内に地元事務所を構えてきたのか。

 秋本氏は土地の所有者に政党支部から年144万円の賃料を支払っているが、そもそも市街化調整区域は一般的に土地価格が安く抑えられる。実際、調整区域外の隣接エリアで、今の事務所と同程度の賃料では1フロアしか借りられないという。また、駅前に事務所を構えると、駐車場は別途借りる必要も出てくる。

「確かに、秋本氏の地元事務所は2階建てであるうえ、敷地がだだっ広く、選挙区を回る車を何台も停められます。大きな立て看板を掲げるスペースもある。例えば、市街化調整地域外のビルを借りるより、政治活動上、便利かつ安上がりになる可能性があります」(地元関係者)

 事実関係について秋本事務所に尋ねると、書面で概ね次のように回答した。

「本件土地及び建物の貸主に対し、詳細を確認の上、適切に対応する所存です」

 2月1日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および2月2日(木)発売の「週刊文春」では、秋本氏の人物像や、秋本氏が力を注ぐ再生エネルギー事業の実態、秋本氏が国交大臣政務官時代に保有してきた再エネ株を巡る問題についても報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年2月9日号

8483OS5:2023/02/02(木) 11:52:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcc77c7a34a2472cecad07b1d3533a702406c1b5
松野官房長官、酒気帯び運転容疑の政策秘書は「義弟」
2/2(木) 11:31配信


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毎日新聞
衆院予算委員会で立憲民主党の森山浩行氏の質問に答える松野博一官房長官=国会内で2023年2月2日午前10時22分、竹内幹撮影

 松野博一官房長官は2日の衆院予算委員会で、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで1月27日に検挙された政策秘書の男性が自身の義弟だと明らかにした。立憲民主党の森山浩行氏への答弁。

 松野氏は28日、記者団に対し、男性が検挙されたと公表、謝罪した。この際、義弟であることは明らかにしていなかった。2日の予算委でその理由を問われ、松野氏は「(政策秘書という)職制上の責任論として謝罪をした」と述べた上で「私との個人的な関係が縁戚に当たることを謝罪の前提とすべきだとの考えには至らなかった」と説明した。男性が既に衆院に政策秘書の辞表を提出したことも明らかにした。

 森山氏は「官房長官は危機管理の責任者だ。『隠した』と疑念を抱かれることは控えてもらいたい」と求めた。

 松野氏の義弟は1月27日に飲食店で飲酒後、千葉市緑区で乗用車を運転したとして、千葉県警から交通切符(赤切符)を切られた。【小田中大】

8484OS5:2023/02/02(木) 20:39:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad3648386497beed4175062baad313065cb64567
「逃げるのはひきょうだ」挑発にも動ぜず…言質取らせない岸田首相
2/2(木) 10:42配信

西日本新聞
岸田首相

 1日の衆院予算委員会では、岸田文雄首相のジェンダー認識や家族観も問われた。立憲民主党の西村智奈美代表代行が、選択的夫婦別姓や同性婚への賛否を質問。首相は「社会全体の雰囲気に思いを巡らせた上で判断することが大事だ」などと正面から答えなかった。かつてリベラルな志向を表に出したこともある首相だが、自民党内の保守派への遠慮もあってか、その後封印。日和見主義的な姿勢を貫いている。


 立民のジェンダー平等推進本部長も務める西村氏。この日は、岸田氏が2021年10月の首相就任以来、選択的夫婦別姓や同性婚に関し「より幅広い国民の理解を得る必要がある」と、13回にわたり国会で答弁している点を問題視した。1996年に法制審議会が選択的夫婦別姓制度の導入を含む民法改正を答申してから27年たっていることから、期限を区切って国会に法案を提出するよう首相に迫った。

 これに対し首相は、「議論は続いていると認識している」との答弁に終始。西村氏が「成立させるつもりがあるのか」とただしたLGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案についても、「極めて慎重に検討すべき課題だ」と述べるにとどめた。

 選択的夫婦別姓を巡っては菅義偉前政権下の21年3月、当時無役だった岸田氏が、早期実現を目指す自民の有志議員による議員連盟の呼びかけ人となり、賛意を示したこともあった。だがその半年後、菅氏の後継を決める自民総裁選で岸田氏は態度を明らかにせず、首相に就任してからもその是非に踏み込むことを避けている。

 自民内には最大派閥の安倍派を中心に、伝統的な男女観や家族観を重んじる主張が幅を利かせており、選択的夫婦別姓への慎重論も根強い。党内基盤が強いとは言えない首相はこうした事情に配慮し、世論や党内の風向きを見定めようと、様子見しているとされる。

 首相の煮え切らない答弁にしびれを切らした西村氏は、「逃げ続けるのはひきょうだ」「さまざまな意見があることを理由に逃げるのは、政治家としていかがなものか」と語気を強めて追及したが、首相は「国民にとっても家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ。丁寧さが必要だ」と説明した。最後まで誘いには乗らず、言質も取らせなかった。

 (河合仁志)

8485OS5:2023/02/02(木) 20:41:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/75105669879d40c28d314cbac356d03d55c4d3a2
首相、同性婚に否定的な考え 「社会が変わってしまう」
2/1(水) 18:17配信
 岸田文雄首相は1日の衆院予算委で、同性婚の法制化に関し「極めて慎重に検討すべき課題だ」と述べ、否定的な考えを改めて示した。同性カップルに結婚の自由を認めようとしない理由について「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と強調した。

 首相が指摘する家族観や価値観は、日本社会で圧倒的多数を占める異性愛者の、婚姻に関する固定観念を指すとみられる。結婚の自由を願うLGBTなど性的少数者の求めに応じれば、固定観念を重視する層の反発を招きかねないとの認識が透ける。

 質問した立憲民主党の西村智奈美代表代行は「実現を待っている方々の声を過小評価しないでいただきたい」と批判した。

8486OS5:2023/02/04(土) 11:27:58
お?珍しく仕事が早い
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230204-567-OYT1T50089.html
性的少数者への差別発言、荒井首相秘書官を更迭へ…岸田首相「言語道断」
2023/02/04 08:20読売新聞

性的少数者への差別発言、荒井首相秘書官を更迭へ…岸田首相「言語道断」

荒井勝喜首相秘書官(右から3人目) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相は4日、性的少数者(LGBT)や同性婚カップルを巡り、差別的な発言をした荒井勝喜首相秘書官(55)について、「今回の発言は、政府の方針とは全く相いれないものであり、言語道断だ。進退を考えざるを得ない」と述べ、更迭する方針を明らかにした。首相公邸で記者団に語った。

 首相は「厳しく対応せざるを得ない発言だ。至急、具体的な対応を考える」とも語った。

 荒井氏は3日夜、首相官邸で記者団の非公式取材に対し、同性婚カップルについて「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と発言した。同性婚の合法化に関し、「認めたら、日本を捨てる人も出てくる」などと語った。同日深夜に公式に謝罪し、撤回した。

 荒井氏は経済産業省出身。2021年10月の岸田内閣発足時から首相秘書官を務めている。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-230204X178.html?_gl=1*1iiz7d8*_ga*MzQ0MzAyOTExLjE2NjY0MDI2MzY.*_ga_XJ5END643J*MTY3NTQ3NzU0Mi4xMTQuMS4xNjc1NDc3NjEzLjU4LjAuMA..
荒井秘書官、LGBTは「嫌」=岸田首相「言語道断」、更迭へ―政権打撃
2023/02/04 09:00時事通信

荒井秘書官、LGBTは「嫌」

経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官は3日夜、性的少数者(LGBTなど)や同性婚に関し、「見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」と記者団に語った。発言はオフレコが前提で、その後に陳謝、撤回した。【時事通信社】

(時事通信)

 経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官(55)は3日夜、性的少数者(LGBTなど)や同性婚に関し、「見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」と記者団に語った。発言はオフレコが前提で、その後に陳謝、撤回したが、岸田文雄首相は4日、荒井氏を更迭する考えを示した。首相秘書官の差別的な発言は政権に打撃を与えそうだ。

 荒井氏はまずオフレコの取材に応じ、「同性婚なんか導入したら、国を捨てる人も出てくる。首相秘書官室全員に聞いても同じことを言っていた」とも発言。同時に「LGBT(の人)も好きでなっているわけじゃない。サポートしたり、救ってあげたりしないといけない」と語った。

 この後、報道各社が問題視すると実名での取材を受け、「誤解を与えるような表現をして大変申し訳ない」と陳謝。「個人の意見」として発言をおおむね撤回したが、「見るのも嫌」に関しては「そういうふうには言っていない」と否定した。

 荒井氏は「慎重にあらゆる発言に気を付ける」と続投する意向を示したが、首相は4日朝、北陸地方出張を前に首相公邸で記者団に「政権の方針とは全く相いれず言語道断だ。進退をも考えざるを得ない。至急具体的な対応を考える」と述べ、更迭する考えを示した。

 首相は1日の衆院予算委員会で同性婚に関し、「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」として慎重に対応する考えを示した。荒井氏の問題発言は、この答弁に関する記者の質問に対して飛び出した。

8487OS5:2023/02/04(土) 22:14:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b33cb3d0868a44877d59ef41eb9d5593e3938693
首相、荒井勝喜首相秘書官を更迭 LGBTQや同性婚巡り差別的発言
2/4(土) 16:40配信


 岸田文雄首相は4日、LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、差別的な発言をした荒井勝喜首相秘書官を更迭すると表明した。福井県坂井市で記者団の取材に応じた。


 首相は「大変深刻に受け止めている。当然、任命責任を感じている」と述べた。

 荒井氏は3日夜、首相官邸で記者団に性的少数者について「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと差別的な発言をした。

 ◇「異能の官僚」将来の次官就任有力視

 性的少数者を巡る差別的発言で首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏は、経済産業省時代に東芝やシャープの経営再建問題で手腕を発揮した異能の官僚として知られる。

 神奈川県出身の55歳。関係者によると、高校卒業後にいったん就職。その後、早稲田大政治経済学部に入学し、1991年に通商産業省(現・経産省)に入省した。

 94年に米ペンシルベニア大ウォートン校に留学。2009年から3年間、日本貿易振興機構(JETRO)の産業調査員としてニューヨークに赴任するなど海外経験も豊富。課長時代は主に情報通信や産業政策を担当し、15年に発覚した不正会計問題で揺れた東芝の経営再建や、16年の台湾企業・鴻海(ホンハイ)精密工業によるシャープ買収に深く関わった。

 シャープ再建を巡っては、官民ファンドの産業革新機構(当時)とホンハイがシャープ争奪戦を繰り広げた際、経産省は機構による再建案を主導した。一方、荒井氏はホンハイの郭台銘会長(当時)が来日するたびに面会を重ね、雇用の維持など政府として守りたい一線を提示。買収を通じたシャープ再生への道筋をつけた。

 その後、大臣官房総務課長、総括審議官と経産省の中枢を歩み、21年7月に53歳で電機業界やデジタル政策を担当する商務情報政策局長に抜てきされた。21年10月の岸田政権発足時に首相秘書官に起用され、首相のスピーチライターを務めた。同期入省組の出世レースでトップを走り、将来の事務次官就任が有力視されていた。【横山三加子】

 ◇首相秘書官発言のポイント

 荒井勝喜首相秘書官が3日夜、オフレコを前提とした記者団の取材で性的少数者に関して述べた主な発言

 ・(同性婚制度の導入について)社会が変わる。社会に与える影響が大きい

 ・マイナスだ。秘書官室もみんな反対する

 ・隣に住んでいるのもちょっと嫌だ

 ・同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる

8488OS5:2023/02/05(日) 01:58:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8f7529bd97dfca8d5cc23f489ecde62f00ab75c
後任の伊藤氏 主要政策に精通する平成6年入省のエース
2/4(土) 20:19配信

産経新聞
岸田文雄首相

岸田文雄首相は更迭した荒井勝喜元首相秘書官(経済産業省出身)の後任に、同省秘書課長の伊藤禎則氏(51)を充てる人事も発表した。伊藤氏はエネルギーや通商政策などに精通する平成6年入省のエースとされ「もう失敗は許されない」(同省幹部)中で、安定した仕事が期待される。

【写真】後任の伊藤禎則氏

伊藤氏はこれまで経産省の主要政策を担うポストを歴任したほか、宮沢洋一経産相時代には大臣秘書官を務めるなど、バランス感覚や調整能力にも定評がある。

■伊藤禎則氏(いとう・さだのり) 東大卒。平成6年通商産業省(現経済産業省)入省。商務情報政策局総務課長などを経て、令和4年2月から大臣官房秘書課長。千葉県出身。

8489OS5:2023/02/05(日) 10:10:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce5a02a370ec1fc6d330ae9c8215de1e713ee50c
官邸中枢、人権意識乏しさ露呈 岸田首相答弁発端、保守派配慮か
2/5(日) 7:10配信


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時事通信
荒井勝喜秘書官の更迭を発表する岸田文雄首相=4日午後、福井県坂井市(代表撮影)

 岸田文雄首相は4日、性的少数者(LGBTなど)を巡り差別発言をした荒井勝喜首相秘書官を更迭した。

 発言の発端は同性婚の法制化に消極的な姿勢を示した首相答弁。保守派への配慮もあったとみられるが、官邸中枢の人権意識の乏しさを図らずも浮き彫りにした格好だ。

 首相は同日午後、視察先の福井県坂井市で記者団に、荒井氏を交代させたと説明。「性的指向や性自認を理由とする不当な差別、偏見はあってはならない。任命責任を感じている」と厳しい表情で語った。判断の遅れを批判された昨年の「閣僚ドミノ辞任」とは対照的な対応で、問題の重大性を認識したためとみられる。

 荒井氏は3日夜、オフレコの取材で性的少数者などについて「見るのも、隣に住んでいるのも嫌だ。同性婚を導入したら国を捨てる人も出てくる」などと発言。ほかの首相秘書官も同様の認識を示したと語った。

 端緒は1日の衆院予算委員会の質疑にあった。「LGBT法制がないのはG7(先進7カ国)議長国の日本だけだ」と指摘した立憲民主党の西村智奈美代表代行は、同性婚の法制化を求めた。首相は「極めて慎重に検討すべき課題」とした上で、「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だからこそ、社会全体の雰囲気、全体のありようにしっかり思いを巡らせた上で判断することが大事だ」と答弁した。

 3日夜のオフレコ取材は、答弁の真意をただそうとしたものだった。

 党内基盤の弱い首相は一昨年の自民党総裁選の時から最大派閥安倍派に配慮してきた。同派は「保守派」が多いことで知られる。昨年8月の人事で、女性や少数派への差別的な言動が目立った同派の杉田水脈氏を総務政務官に起用。批判の高まりを受け同12月に更迭した。

 先月の施政方針演説では「多様性が尊重される社会」「包摂的な経済社会」を掲げたものの、LGBTや同性婚といった問題への言及は一切なかった。

 ◇野党は一斉反発
 西村氏は4日、取材に「明白な差別発言。任命責任と首相自身の責任、官邸の人権感覚を厳しく問う」と批判。同性愛者であることを公表している立民の石川大我参院議員はツイッターで「我慢の限界だ。最大の抗議の準備をしよう」と呼び掛けた。共産党の小池晃書記局長は取材に「首相の性的少数者に対する考え方が問われる」と問題視した。

8490OS5:2023/02/05(日) 10:35:24
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASR245FLDR24TLZU001.html
危ない橋も渡る「介入派」、霞が関では異色の経歴 更迭の荒井秘書官
2023/02/04 16:45朝日新聞

危ない橋も渡る「介入派」、霞が関では異色の経歴 更迭の荒井秘書官

岸田文雄首相(左)と荒井勝喜首相秘書官=2022年1月6日午後7時27分、首相官邸、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏は、東大卒が多い霞が関のキャリア官僚の中では異色の経歴だ。横浜市の公立高校を卒業後いったん大手自動車会社の工場で働くつもりでいたが、その後、早大に進学。1991年に旧通商産業省(経済産業省)に入省した。一時は長髪を茶色に染めていたこともあった。

 経産省には、特定業界や個別企業の育成や支援を重視する「介入派」と、公平な制度を設けてあとは市場にゆだねる「制度派」という二つの政策思想の対立があったが、荒井氏は「欧米はどこも介入政策をやっている。日本がお人よしすぎる」と言い、明確な介入派だった。シャープの経営危機の際には、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収案に対して、官製ファンドの産業革新機構(現INCJ)を通じた再建をめざした。東芝の経営再建をめぐり、「もの言う株主」のアクティビストファンドを排除しようと水面下で動いたこともあった。

8491OS5:2023/02/05(日) 10:36:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20230204k0000m010203000c.html
オフレコ取材報道の経緯 性的少数者傷つける発言「重大な問題」
2023/02/04 20:48毎日新聞

オフレコ取材報道の経緯 性的少数者傷つける発言「重大な問題」

記者団の取材対応を終え、首相官邸を出る岸田文雄首相(左)と荒井勝喜首相秘書官(右)=東京都千代田区で2023年2月3日午後6時16分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 荒井勝喜首相秘書官に対する3日夜の首相官邸での取材は、録音や録画をせず、発言内容を実名で報じないオフレコ(オフ・ザ・レコード)を前提に行われ、毎日新聞を含む報道各社の記者約10人が参加した。首相秘書官へのオフレコ取材は平日はほぼ定例化している。

 3日の取材では、岸田首相が1日の衆院予算委員会で同性婚の法制化について「社会が変わっていく問題だ」と答弁したことについて記者から質問があり、荒井氏は首相答弁の意図などを解説した。その中で「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと発言した。現場にいた毎日新聞政治部の記者は、一連の発言を首相官邸キャップを通じて東京本社政治部に報告した。

 本社編集編成局で協議した結果、荒井氏の発言は同性婚制度の賛否にとどまらず、性的少数者を傷つける差別的な内容であり、岸田政権の中枢で政策立案に関わる首相秘書官がこうした人権意識を持っていることは重大な問題だと判断した。ただし、荒井氏を実名で報じることは、オフレコという取材対象と記者の約束を破ることになるため、毎日新聞は荒井氏に実名で報道する旨を事前に伝えたうえで、3日午後11時前に記事をニュースサイトに掲載した。これを受けて、荒井氏は3日深夜、再度、記者団の取材に応じ、発言を謝罪、撤回した。2回目の取材はオンレコで行われた。

 過去に政権幹部らのオフレコ発言が問題になったケースでは、02年に福田康夫官房長官(当時)が、オフレコの記者懇談で「非核三原則」見直しに言及▽09年に漆間巌官房副長官(当時)がオフレコの記者懇談で、西松建設の違法献金事件の捜査に関し「自民党議員には波及しない」と発言▽11年に鉢呂吉雄経済産業相(当時)が、福島第1原発を視察した後、衆院議員宿舎で記者団に「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言▽11年に当時の沖縄防衛局長が飲食店での記者懇談で米軍普天間飛行場の辺野古移設に関して性的な表現を使って発言――などがあった。

8492OS5:2023/02/07(火) 08:02:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/60a418ab43644d4ca1ca37d0b08b397706f9d787
岸田首相、政権への苦言目立つ菅前首相と25分間会談…「アドバイスもいただいた」
2/6(月) 20:41配信

読売新聞オンライン
菅義偉前首相

 岸田首相は6日、衆院議員会館で自民党の菅前首相と約25分間会談した。政府・与党内で浮上している児童手当の所得制限を撤廃する案などについて意見を交わしたとみられる。


 首相は会談後、首相官邸で記者団に「様々な政治課題や動きについて近況報告をした。アドバイスもいただいた」と述べた。

 菅氏は最近、岸田内閣の政治姿勢に関し、防衛力強化に伴う増税議論の進め方や、首相が就任後も岸田派会長を務めていることなどを巡り苦言を呈する場面が目立っていた。

8493OS5:2023/02/07(火) 10:26:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1f342dd339dfe2a2b8c8ddeabd927cfba12b695
“チーム岸田のエンジン”乏しい人権意識 首相に痛手
2/7(火) 10:12配信

西日本新聞
岸田首相

 岸田文雄首相が、同性婚やLGBTなど性的少数者を巡って差別発言をした荒井勝喜(まさよし)首相秘書官をすぐさま更迭した。早期に幕引きを図り、政権運営への影響を最低限に抑えたい狙いが浮かぶ。荒井氏は重要政策の立案、調整から、首相の答弁作成まで幅広い職務を担い、「チーム岸田」の中でも特に首相の信頼が厚かった。頼りにしていた側近を失っただけでなく、政権自体の人権意識が厳しく問われるのは必至で、首相は大きな痛手を負った。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 問題の発言は3日夜、荒井氏が官邸で報道陣のオフレコ取材に応じた際に飛び出した。「同性婚を認めたら、日本を捨てる人が出てくる」「僕だってそういう人が隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」…。1日の衆院予算委員会で、首相が同性婚に関し「社会が変わってしまう課題」と述べた答弁を、解説する中で口をついて出た失言だった。

 まもなく、内容を問題視した一部の報道機関が荒井氏の発言を速報。官邸での対応から約2時間後、荒井氏は急きょ公邸に報道陣を集めて釈明し、発言を撤回した。普段は笑みの多い荒井氏も、この時ばかりは表情を引きつらせていた。

 自民党内には安倍派を中心に、伝統的な男女観や家族観を重んじる主張が根強く、とりわけ同性婚やLGBTなど性的少数者を白眼視する向きがある。「LGBTには生産性がない」などと月刊誌に寄稿し、昨年末に更迭された杉田水脈(みお)前総務政務官の記憶も新しい。党内基盤が強いとは言えない首相はこうした党内事情を考慮し、「幅広い国民の理解を得る必要がある」と慎重姿勢を貫いてきた。

 だが、「荒井発言」は週末夜のインターネット上で拡散。「感覚のずれがひど過ぎる」「時代錯誤も甚だしい」との批判が渦巻き、ただでさえ世論の支持を失いつつある政権を、大きく揺さぶる火種となった。

 事態を重く見た首相は、すぐに事態収拾に乗り出す。翌4日早朝、荒井氏を更迭する方針を記者団に説明。夕方には、視察先のカメラの前で、荒井氏の更迭と後任人事を同時に発表した。急転直下の対応に「一考の余地もなかった」と政府関係者。週明けに控える衆院予算委員会など、国会審議への影響を考慮したものの、野党は既に徹底追及の構えを見せている。


  ◇    ◇

 荒井氏は1991年に通商産業省(現経済産業省)に入庁。2015年に発覚した不正会計問題で揺れた東芝の経営再建や16年の台湾企業によるシャープ買収で手腕を発揮し、「経産省のエース」と称されていた。21年10月の岸田政権発足時に首相秘書官に起用された。

 8人いる首相秘書官の中でも、首相のスピーチライターとして重宝され、昨年9月に行われた安倍晋三元首相の「国葬」でも、弔辞の原案を書いている。

 経済政策の立案にも深く関わり、原発の建て替えや新増設を盛り込んだ「グリーントランスフォーメーション(GX)」政策や、高騰する電力料金対策などで古巣との調整役を担った。

 政府高官は荒井氏を「チーム岸田のエンジン」と評し、選挙情勢や岸田政権に関連する報道などの情報収集も任されていた。「レッドラインを越えたら駄目だ。チームで乗り切るしかない」。4日夜、官邸幹部はがっくりと肩を落とした。

 首相は視察先の福井県で報道陣の取材に対し「今の内閣の考え方にはそぐわない、言語道断の発言だ」と厳しい言葉で断じた。ただ、自身の任命責任については「感じているからこそ、今申し上げた対応をした」と多くを語らなかった。

 政権中枢による人権意識を欠いた発言に世論の反発は大きく、支持率が低迷する岸田政権にまた一つ、ダメージが加わった。 (岩谷瞬)

8494OS5:2023/02/11(土) 22:03:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a47f38d5bc421d5bfbcbd585f46b6c37fc5db6b6
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<1>中曽根康弘・元首相の「教え」、心にきざみ
2/9(木) 15:28配信

読売新聞オンライン
 安倍晋三・元首相が生前、政権運営や外交の舞台裏を語った「安倍晋三 回顧録」(中央公論新社)が8日、発売される。回顧録につづられた安倍氏の言葉や当時の関係者の証言から、最長政権の軌跡をたどる。

 「首相は常に最前線で風を受けている。逆風を受けても、前に進んでいくんだ、という強い気持ちが必要です」

 安倍氏が語る、宰相としての心構えだ。通算3188日間の首相在任中、安全保障関連法など難題を成就させてきた。その気概の背景には、1980年代に5年間の長期政権を築いた中曽根康弘・元首相の「教え」があると明かしている。

 2003年に若くして自民党幹事長に抜てきされた安倍氏は、中曽根氏に引退を勧告するつらい役回りを担った。1対1で沈黙が続き、説明に困っていると、「君も貧乏くじを引いたな。幹事長の役目は選挙に勝つことだ。応援するよ」と逆に激励され、涙が出るほどうれしかったという。その3年後に首相に就任した際、中曽根氏から受けた「自分が正しいと確信がある限り、常に間違っていないという信念でいけ」との助言を心に刻んでいた。

 直接的な指導だけではない。第2次内閣以降の人事は「中曽根内閣を参考にした」と打ち明ける。中曽根内閣では安倍氏の父・晋太郎氏が外相、竹下登氏が蔵相を4年近く務めた。安倍氏は「安定した長期政権を築くには柱は代えない方がいい」と学んだ。

 証言もある。官房長官を務めた菅義偉・前首相は第2次内閣発足から間もない頃、安倍氏が中曽根内閣に触れ、「うまくいった政権は閣僚も長かったんだよな」と、あえて自分の耳に届くようにつぶやいたのを聞いた。菅氏は「官房長官を長くやれという事実上の辞令と受け止めた」と懐かしむ。

 歴代最長政権を実現できた最大の要因は何か。安倍氏はこう答えている。

 「第1次内閣で失敗を経験したことでしょう」

 安倍氏は、第1次内閣の1年間を「普通の政治家人生の15年分にあたるんじゃないか」と振り返った。



「同じ過ち繰り返さない」決意の再登板 経済最優先
(写真:読売新聞)

 「私は第1次内閣当時、首相の職を担うには未熟すぎました」

 2006年9月、安倍晋三・元首相は戦後最年少の52歳で首相に就いた。「戦後レジームからの脱却」を掲げ、教育基本法改正や防衛庁の省昇格などを実現したが、閣僚の不祥事が相次いで07年参院選では惨敗。体調の悪化もあり、わずか1年で退陣した。

 安倍氏は、官房長官を務めた経験から、当初は政権運営を楽観していたという。当時の考えを「うぬぼれだった」と自省し、「経済政策が弱かった」「党内に配慮や目配りができなかった」と反省点を分析した。

 第1次内閣で内閣広報官を務めた長谷川栄一氏は07年暮れから、体調が戻りつつあった安倍氏を励まそうと、高尾山(東京都八王子市)登山に誘い出した。長谷川氏は「当時は再登板するとは思っていなかった」と振り返る。

 だが、この登山は再起の契機となった。登山客から激励の声をかけられ、安倍氏は「自信の回復につながり、だんだんともう一度挑戦しようという気分が湧いてきた」と回想した。

8495OS5:2023/02/11(土) 22:03:17
 「やる気になったきっかけは菅さんの言葉です」

 12年9月の自民党総裁選には、安倍氏、石破茂氏、石原伸晃氏、町村信孝氏、林芳正氏の5人が立候補した。安倍氏は、党員票を含む1回目の投票で石破氏を下回ったが、議員票による決選投票で逆転勝利を収めた。安倍氏の出身派閥が割れる形となったが、決選投票で町村氏が安倍氏への一本化に動いたことなどが勝因となった。

 安倍氏はそもそも総裁選出馬に慎重だったが、総裁選の1か月ほど前、菅義偉・前首相に背中を押される形で出馬を決断した。菅氏は安倍氏の私邸を訪ね、「ぜひ出るべきだ」と促し、「決選投票に持ち込めば勝つ」と熱心に説いた。結果は、菅氏の読み通りとなった。

 出馬の経緯は、菅氏が昨年9月の国葬での弔辞で、銀座の焼き鳥屋で安倍氏を説得したと明かしている。菅氏によると、この説得の後、決意が揺らいでいないかの確認で私邸を訪れたという。菅氏は「絶対にもう一回、首相をやらせたいとの思いだった」と振り返る。

 一方、安倍氏は、総裁選の勝利には麻生太郎・元首相の支持が不可欠と考えていた。12年8月下旬の深夜、安倍氏は麻生氏の行きつけのバーに足を運び、「麻生さんの支持が得られなければ出馬しません」と伝えた。

 麻生氏は「野党転落後の3年間、自民党を引っ張ってきた」として、党総裁だった谷垣禎一氏を支持する腹づもりだった。しかし、谷垣氏が出馬を断念したことで、安倍氏の支持に回った。これで安倍氏が総裁選に臨む環境が整った。

 「かつて厳しい体験をした官邸チームで、もう一度、政治を動かしてみよう」

(写真:読売新聞)

 12年12月16日。自民党が圧勝した衆院選投開票日の夜、第1次内閣で首相秘書官だった北村滋氏は、安倍氏から都内のホテルの一室に呼ばれた。最新の内外情勢のレクチャーの依頼だった。北村氏は「すでに首相官邸内の体制を固めていたのだろう」と推し量る。

 首相に返り咲いた安倍氏は、政務の首相秘書官に、第1次内閣で事務の首相秘書官を務めた経済産業省出身の今井尚哉氏を起用。北村氏を内閣情報官(後に国家安全保障局長)、長谷川氏を首相補佐官に充てた。首相官邸の中枢スタッフに3人を迎えたのは、「必ずあの時の失敗、挫折の経験をいかしてくれるだろう」との期待があったためだ。

 安倍氏は、12月26日に首相官邸入りした際、「同じ過ちは繰り返さない」と誓った。再結成された「官邸チーム」が第1次内閣の教訓を踏まえ、最優先課題として最初に掲げたのは、経済再生だった。

 政権の金看板として「アベノミクス」などを打ち出したことで、政権初期の内閣支持率を安定させることができた。安倍氏は「国民的なニーズだった経済政策の実行を根幹に据えた」と説明する。集団的自衛権の憲法解釈変更などの難題に取り組むためにも、政権基盤を固める必要があった。

8496OS5:2023/02/11(土) 22:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/730da5a68f557eb716d26938e7d35806a6a4b222
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<2>安保法制整備、固い決意…支持率低下「承知の上」
2/9(木) 11:43配信

読売新聞オンライン
 「政策の優先順位も考えなければなりません。二兎(にと)を追えば、政権に負荷がかかります」

(写真:読売新聞)

 安倍晋三・元首相の2度目の政権運営は、経済政策「アベノミクス」により日経平均株価が2012年12月の内閣発足から半年で約5000円値上がりするなど、順調に滑り出した。

 好調な経済を背景に、安倍氏は国内に反対論の強い政策に着手するが、第1次内閣で「あらゆる課題を全面突破しようとした」という反省から安全保障政策は先送りした。13年7月の参院選までに優先したのは、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加だった。

 安倍氏は、自民党副総裁だった高村正彦氏がまとめた「聖域なき関税撤廃を前提にする限り交渉参加に反対」との方針を踏まえ、一定の農産品などの関税撤廃の是非を先送りすれば、交渉参加は可能とみていた。

 自民党の支持団体の農協などには反発が根強く、官房長官の菅義偉・前首相ら政府・自民党内では、参加表明を参院選後とする意見が大勢だった。だが、安倍氏は「早く表明した方が交渉国の中で有利な立場に立てる」と判断。3月に交渉参加を表明し、参院選にも勝利した。菅氏は「大局的観点に立った安倍さんが正しかった」と話す。

 その後のTPP交渉を任された甘利明・元TPP相は「交渉は何回も壁にぶつかったが、安倍さんの後ろ盾で強気の姿勢を貫けた」と回想する。各国との協議は15年10月に大筋合意に達したが、トランプ前米大統領が離脱を表明。米国を除く11か国の協定として18年12月に発効した。

(写真:読売新聞)

 「国滅びて法制局残る、では困るんですよ」

 安倍氏は第2次内閣発足にあたり、沖縄県米軍普天間飛行場移設を巡る民主党政権の迷走などで冷え込んだ日米関係の立て直しが不可欠と考えていた。

 参院選を乗り切った安倍氏は、13年12月に国家安全保障会議(NSC)を創設し、特定秘密保護法を制定するなど、安保体制の強化策を矢継ぎ早に実現した。さらに、集団的自衛権の行使容認に向け、同年8月に内閣法制局長官を外務省出身の小松一郎氏に交代させる異例の人事で、憲法解釈の変更に布石を打った。

 「憲法上認められない」とする従来の主張に固執する法制局に、安倍氏は「北朝鮮に核(の使用)を躊躇(ちゅうちょ)させるのが政治の責任だが、そんなことは憲法解釈とは関係ありません、という姿勢だった」と憤った。

 法制局長官の交代について、安倍氏は、解釈変更に慎重だった公明党に「確固たる決意を示す」狙いもあったと明かす。公明党の山口那津男代表は「法制局に真っ向から挑んだ安倍さんの意地がはっきり表れていた」と振り返る。

 一方、安倍氏は、集団的自衛権行使の範囲では「憲法改正しない限りフルスペックで認めるのは無理」として、公明党も受け入れ可能な限定行使を採用した。自公両党は武力行使の歯止めとなる「新3要件」で合意し、政府は14年7月、憲法解釈を変更する新たな政府見解を閣議決定した。

 「内閣支持率の低下は承知の上ですね。正しいと信じていたし、選挙でも約束していますから、動じる必要はないのです」

 閣議決定を受け、政府は15年5月、安全保障関連法案を提出した。同法は野党の抵抗で、通常国会では過去最長となる95日間延長の末、9月19日に成立。内閣支持率は読売新聞の世論調査で41%と、第2次内閣発足以降で最も落ち込んだ。

 安倍氏は冷静だった。世論の動向には「日本人は現状変更が嫌いなので、法律ができる時に反対しても、成立後は現状を受け入れる」と分析していた。

 一連の法整備で安倍氏が頼ったのが高村氏だ。弁護士の高村氏が、1959年の「砂川事件」の最高裁判決の一般法理を現実の安保環境にあてはめた理論は、安倍氏が集団的自衛権行使や安保関連法の合憲性を説明する土台となった。

8497OS5:2023/02/11(土) 22:04:00
 安倍氏は高村氏を「私が同じ話をしても袋だたきになるが、高村さんは淡々と受け入れてもらえる。高村さんの魅力は、ニュートラルな立場に見えるところだ」と評する。高村氏は、首相を退任した安倍氏と食事をした際、「国会答弁では、いつも高村さんのメモをポケットに入れていた」と改めて感謝されたという。

 北朝鮮の核・ミサイル問題は深刻化し、ロシアのウクライナ侵略や中国の軍事圧力などで日本の安保環境は厳しさを増す。高村氏は「安保法制がなければ日米同盟は揺らぎ、大変なことになっていた」と語る。

 安倍氏が国論を二分する課題を実行できたのは、選挙に勝ち続けたためでもある。「勘によるところが大きい」という衆院解散の判断についても、安倍氏は率直に明かしている。

8498OS5:2023/02/11(土) 22:04:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf47a8c021de736153483b22fd31d11bced00638
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<3>「伝家の宝刀」2度抜いて難局突破、政治力を回復
2/10(金) 10:50配信

読売新聞オンライン
 「増税論者を黙らせるためには、解散に打って出るしかない」

(写真:読売新聞)

 衆院解散は、首相の「伝家の宝刀」だ。安倍晋三・元首相は在任中2度、その刀を抜いた。2014年11月、消費税率の8%から10%への引き上げ時期を、15年10月から17年4月に1年半先送りする方針とセットで最初の解散を表明した。

 消費税率の段階的な引き上げは、12年6月の民主、自民、公明による3党合意に基づくものだ。安倍氏は意思決定に関与していなかったが、13年10月に14年4月からの8%への引き上げを予定通り決定した。財務省から「いったん景気が下がってもすぐ回復する」と説明されたが、なかなか回復せず、財務省への不信感を募らせた。

 増税延期を掲げた「奇襲」解散は、財務省を意識したものだ。「自分たちの意向に従わない政権を平気で倒しに来る」と警戒し、自民党内の批判を回避するために、政務秘書官の今井尚哉氏と水面下で準備を進めた。

 安倍氏が懸念したのは、幹事長の谷垣禎一氏の反応だった。野党・自民党総裁として3党合意をまとめた当事者だったためだ。

 谷垣氏は証言する。

 安倍氏から「今の経済情勢を見ると、消費税率を上げる時期ではない」として、解散の意向を伝えられた。財務相経験者で、財政健全化を重視する立場だったが、「最初に決めた段取りでできるほど簡単な話ではない」と考えて受け入れた。

 安倍氏は「谷垣さんに助けられた」と、この時を振り返る。

 「そもそも自民党の総裁任期はおかしいでしょう。2期6年は短すぎます」

 安倍氏は自民党総裁に復帰した直後の12年秋から、総裁任期延長が念頭にあった。長期政権でなければ、憲法改正や外交・安全保障の安定などを実現できないと考えていたためだ。その道筋は見えていなかったが、きっかけを作ったのは、自転車事故でけがを負った谷垣氏の後任の幹事長に起用した二階俊博氏だった。16年8月の就任時の記者会見で任期延長に言及し、流れを作った。二階氏は「党内を見渡して、それが一番良いと思った」と話す。

 安倍氏は二階氏との間柄について、日中関係になぞらえて「戦略的互恵関係」と評する。政治的リアリズムにこだわる、安倍氏ならではの言い回しだ。任期延長について「打ち合わせなんかしていない。お願いすると借りができる」と述懐した。

(写真:読売新聞)

 その後も反対論はくすぶったが、17年3月の自民党大会で総裁任期を「連続3期9年まで」に延長する党則改正を実現した。安倍氏は「二階さんの政治力がなければ、3期目は実現しなかった」と語った。

 21年9月末まで首相を務めることが可能になった安倍氏は、18年9月の総裁選をにらみながら、2度目の衆院解散を模索した。

 「不意を突いて、解散というカードを切ったつもりだったのだけれど、向こうから『ジョーカー・小池』が出てきてしまった」

 安倍氏は17年9月、消費税の増収分の使途変更などを掲げ、衆院解散を表明した。秋の臨時国会で、野党は「森友・加計学園」問題の追及を強める構えを見せていた。同年7月の東京都議選で圧勝した小池百合子・東京都知事が率いる「都民ファーストの会」を警戒し、国政進出の機先を制する狙いもあった。

 だが、解散表明と同じ日に、小池氏が「希望の党」の結党を発表。自民党内に動揺が広がり、安倍氏に解散中止を直談判する動きもあった。安倍氏は「小池さんにやられた、と思った」と当時の心境を明かした。

 安倍氏は小池氏を「トランプのジョーカー」に例える。「ジョーカーなしでも多くのゲームは成り立つが、ある種のゲームではグンと強い力を持つ」と分析する。

 だが、その後、希望の党は失速した。小池氏が解散翌日、民進党からの合流を巡り、安全保障政策や憲法観などで「排除する」と発言したことが影響したためだ。安倍氏は「自民党がハト派の首相だったら、保守層が流れたかもしれないが、岩盤支持層は崩れなかった。小池さんは目算を誤った」と指摘する。

 17年の衆院選で自民党は追加公認を含めて284議席を獲得した。2度目の解散で政治力を回復したことで、内政・外交両面の重要課題への取り組みを加速させることになる。

8499OS5:2023/02/12(日) 21:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/53a03a8c78c7954783c20570209e07bf8e4d4c7c
岸田首相に衝撃 菅前首相が“ポスト岸田候補”に河野太郎氏、萩生田光一氏を挙げた意味
2/12(日) 7:15配信

NEWSポストセブン
将来の首相候補として名前を挙げられた河野太郎・消費者相(右)と萩生田光一・自民党政調会長(時事通信フォト)

 側近の不祥事や増税方針に対する党内からの反発など、“身内”からの思わぬ攻撃によって窮地に立たされている岸田政権。そこに追い打ちをかけるのは、そんな政権を内側から瓦解させようとするさらに強い力だった──。

【表】何が違う? 岸田首相と菅前首相の危機対応や官僚への対応を比較

 岸田文雄・首相は不祥事や失政が露見すると、場当たり的な対応で失敗を取り繕おうとして混乱に拍車をかける悪いクセがある。

 安倍晋三・元首相の銃撃事件で旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題に批判が強まると、形ばかりの「被害者救済法」を成立させただけだ。今回の同性婚をめぐる首相秘書官発言でも、慌ててLGBT理解増進法案を国会提出するように自民党に指示した。

 予算の大盤振る舞いも大好きだ。防衛費を倍増、子育て予算の倍増、ODA(政府開発援助)も倍増を言い出し、財源に困ると「国民に一定の負担をお願いせざるを得ない」と増税を押しつける。喜ぶのは、防衛、厚労、外務など予算が増える役所の官僚たちと、増税できる財務官僚だ。

 こんな岸田首相のやり方に「自民党の権力構造が壊れる」と危機感を募らせているのが菅義偉・前首相だ。岸田政権のやっていることは、政策は官僚にまかせ、自民党の派閥政治を復活させ、財界に迎合する。安倍──菅政権が築いた「政治主導」を否定し、官僚主導という旧来の自民党政治に逆戻りさせるものだ。

 菅氏は年初から積極的な岸田批判を繰り出した。「総裁は在任中は派閥を離脱する」という自民党の慣例を破って岸田首相が岸田派会長にとどまっていることを「派閥政治」と批判し、防衛増税は「議論がなさ過ぎた」、少子化対策の財源に消費税増税論が浮上すると、「消費税の議論はあり得ない」と牽制した。しかし、岸田首相は増税も改めなければ、派閥会長も辞めようとはしない。

8500OS5:2023/02/12(日) 21:37:35

 そこでさる2月3日、痛烈な一撃を浴びせた。インターネットの番組で、将来の首相候補として河野太郎・消費者相と萩生田光一・自民党政調会長の名前を挙げたのだ。

 河野氏は前回総裁選で2位につけ、萩生田氏は自民党最大派閥・安倍派の有力な後継者候補の1人で、「会長席をいつまでも空席にしておくわけにはいかない」と安倍氏の一周忌(今年7月)までに会長を決めるべきだと発言し、自身の会長就任にも意欲を見せた。2人とも大臣、自民党三役として岸田政権を支える立場の人物だ。

 政治評論家の有馬晴海氏は、菅氏がこのタイミングでポスト岸田の具体的な名前を出したことは大きな意味があるという。

「岸田政権は昨年末から閣僚辞任が相次ぎ、総理秘書官まで更迭され、目を覆いたくなるほどの体たらくです。支持率もジリ貧。自民党内でも岸田首相への不満が高まっている。それでも政権を維持できているのは、これという後継総理候補がいないからです。党内の不満派も、代わりの総理がいないから岸田降ろしが起きない。そこに菅さんは、“後継総理ならここにいるぞ”と名前を挙げ、新たな内閣をつくることができると国民と自民党に示したわけです」

 この発言に最も衝撃を受けたのは、岸田首相その人だった。

 岸田首相はどんなに支持率が下がっても、“どうせオレの代わりの総理はいない”と高をくくって菅氏の批判を黙殺してきたが、後継者発言を聞くと、慌てて菅氏を議員会館の事務所に訪ね、その足で自民党本部に向かって後見人の麻生太郎・副総裁に報告したのだ。

「前回の総裁選の候補の中で岸田氏のライバルとして生き残っているのは河野氏だけ。しかも、河野氏は国民の人気が高く、麻生派ながら岸田首相が頼みにする麻生副総裁とは折り合いが悪い。岸田首相にとっては扱いにくい人物です。

 もう一人の萩生田氏は旧統一教会問題を抱えているとはいえ、若手時代から安倍派の中で故・安倍氏に一番近かった。安倍派の後継者候補は他にもいるが、政治の混乱期には萩生田氏のように政局に強い人物が相応しい。安倍派会長の最有力候補と言っていい。菅さんが2人を後見するとなれば、それなりの数の自民党議員が河野氏なり萩生田氏なりを支持し始める可能性もある。菅氏の一撃が、最終的に、政権を倒す動きにつながっていく可能性は十分に考えられます」(有馬氏)

 党内では、河野氏がポスト菅の総裁選をにらんで麻生派から独立するのは時間の問題と見られており、そうなれば岸田政権を支える麻生派分裂につながる。岸田首相の政権基盤には打撃になる。

 萩生田氏が菅氏の支援で最大派閥・安倍派を継いで反岸田を鮮明にすれば、自民党では反岸田勢力が圧倒的な勢力になる。

 菅氏は、河野氏と萩生田氏という強力な“2人の刺客”を岸田首相に向けて放ったのだ。

※週刊ポスト2023年2月24日号

8501OS5:2023/02/13(月) 22:00:33
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2023021301001133.html
ひき逃げ容疑で自民衆議員スタッフ書類送検
2023/02/13 19:58共同通信

 自民党の阿部俊子衆院議員の事務所スタッフが昨年12月、岡山県で街宣車を運転中、女性をひき逃げしたとして、岡山県警が道交法違反などの疑いで書類送検したことが13日、捜査関係者への取材で分かった。

8502OS5:2023/02/14(火) 21:11:32
https://mainichi.jp/articles/20230214/k00/00m/010/225000c
ポスト安倍継承、萩生田氏が決意? 「リーダーを」ざわつく派内
東久保逸夫

毎日新聞 2023/2/14 19:48(最終更新 2/14 19:48)
 自民党最大派閥の安倍派(96人)の萩生田光一政調会長が、安倍晋三元首相の一周忌にあたる7月をめどに新会長を選出すべきだとの考えを示し、派内がざわついている。萩生田氏が「ポスト安倍」に名乗りを上げる腹を固めたのでは、との見方が出ており、集団指導体制を敷いてきた同派の均衡が崩れる可能性がある。

 「一周忌をめどに、しかるべきリーダーを立て、足らざるところがあれば支えていく体制でやっていきたい」。萩生田氏は1月31日のインターネット番組でこう述べた。安倍氏の急死後の派を預かってきた塩谷立会長代理が新会長選出の「動きは今のところない」と発言し、集団指導体制を当面継続する考えを公言してからわずか5日後のことだった。

 萩生田氏はネット番組で「私で役立つことがあると皆さんが言ってくれるのであれば、どういう立場でも頑張るつもりだ」とも語った。明言こそしなかったが、自身の会長就任の可能性を排除しないとの意思表示と受け止められた。

 萩生田氏の周辺は「そんな意図はない」と打ち消すが、同氏に近い議員は…

8503OS5:2023/02/16(木) 19:27:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7da892869d85a02f99ad0a667b485f3b57a8e4a
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<5>コロナ逆風、菅氏にバトン…対策批判され自身も不調に
2/16(木) 11:11配信

読売新聞オンライン
 「官邸の力が、知事や厚生労働省の技官、さらに医師会には及ばなかった」

(写真:読売新聞)

 世界中を襲った新型コロナウイルスに、安倍政権は翻弄(ほんろう)された。「官邸一強」と呼ばれた強力な首相官邸主導は、十分に機能しなかった。

(写真:読売新聞)

 安倍晋三・元首相は当初、国内の流行は抑え込めると踏んでいた。だが、2020年1月15日に国内初の感染者が確認されて以降、感染は急拡大。病床は逼迫(ひっぱく)し、十分なPCR検査数も確保できない「目詰まり」に苦しめられた。

 コロナ対策の担当相だった西村康稔・経済産業相はこの頃、安倍氏が「いつまで『目詰まりを解消する』と言い続けなければいけないのか」と不満げに語る姿を何度も見かけた。安倍氏は「権限や仕組みがなく、自治体や保健所、医療機関を国が動かせない。壁は厚かった」と悔しさをにじませた。

 感染収束の兆しが見えない中、政府は全国一斉の休校要請や布マスクの配布など様々な対策を講じた。安倍氏は「走りながら考えた」と説明するが、調整不足なども相まって、世論の批判を浴びる結果となった。中国の習近平(シージンピン)国家主席の国賓来日や東京五輪・パラリンピックも延期となり、4月7日には、緊急事態宣言の発令に踏み切った。

 「一律10万円は、もはや理屈ではない。気持ちの問題です。経済合理性は考えず、国民に寄り添う政策を実行すべきではないかと思いました」

 政府は宣言発令に合わせ、減収世帯などへの30万円給付を盛り込んだ20年度補正予算案を閣議決定した。しかし、給付対象世帯の線引きなどを巡って与党に不満が残り、公明党の山口那津男代表が「政治的に大変なことになる」と、全国民に一律10万円を給付するよう安倍氏に直談判した。その結果、閣議決定から9日後に、補正予算案を組み替える異例の方針転換を決断。20日に閣議決定をやり直した。安倍氏は「責任を問われかねない極めて危険な行為だった」としながらも、「自粛ばかり求められて国民に憤懣(ふんまん)が鬱積(うっせき)する中、不安を払拭(ふっしょく)する責任が政治にはあると考え直した」と説明する。

 その後も迷走は続いた。5月には検察庁法改正案の通常国会での成立を断念。6月には地上配備型迎撃システム「イージスアショア」の配備中止に追い込まれたほか、河井克行・元法相夫妻が公職選挙法違反容疑で逮捕される不祥事も起きた。

 悪循環は、安倍氏の体調にも影響することになる。

 「これはダメかもしれないと弱気になった瞬間には、もう交代すべきなのです」

 安倍氏は6月に慶応大病院で受けた検査で潰瘍性大腸炎の再発の兆候が確認され、7月には体調が悪化した。「精神面も含め、いろんな疲れがたまってしまった」と振り返る。

 甘利明・自民党前幹事長は証言する。8月12日に首相官邸を訪れた際、安倍氏の異変に気づき、「休んでください」と進言して退席した。首相秘書官の今井尚哉氏に「こんな状態で執務させちゃダメだ」と申し入れたが、今井氏も「聞き入れてもらえない」と困惑していたという。甘利氏は「生気が感じられず、第1次内閣の退陣がフラッシュバックした」と語る。

 実際、安倍氏は6日の広島の平和記念式典の頃から辞任を考えていた。式典に出席するのもきつく、このままではコロナ対策の陣頭指揮を執ることはできないと判断したためだ。第1次内閣で国会開会直後に辞任して混乱を招いた反省も踏まえ、官房長官の菅義偉・前首相や、今井氏ら側近だけに辞意を伝え、水面下で退陣の準備を進めていた。

8504OS5:2023/02/16(木) 19:27:15
 安倍氏は「なるべくスムーズにバトンを渡したいとの思いがあった」と話す。8月28日の辞任記者会見に合わせて冬に向けたコロナ対策を発表したほか、退陣前に敵基地攻撃能力の保有を含む「ミサイル阻止」に関する「内閣総理大臣の談話」を公表することができた。

 安倍氏の後継を決める9月の自民党総裁選には、菅氏、政調会長だった岸田文雄首相、石破茂・元幹事長の3人が出馬し、菅氏が勝利した。安倍氏は「ポスト安倍」候補の一人に岸田氏の名前を挙げたこともあったが、「私のことを縁の下で支えてくれた。菅さんの恩は大きかった」として、菅氏を支持した。妻の昭恵さんから「あなたは官房長官時代、(首相だった)小泉さんをそこまで支えたのか」と言われたと明かした。一方で、岸田氏に対しては「本当に申し訳ないことをしました」と語っている。

8505OS5:2023/02/16(木) 19:27:47
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230213-OYT1T50213/?ref=yahoo
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<4>「シンゾーが言えば大統領も聞く」…トランプ氏と蜜月築く
2023/02/15 11:36
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  「大上段に構えて文句を言い、日米関係が厳しくなっても、何の利益にもならないでしょう」

 安倍晋三・元首相は第2次内閣発足以降、「地球儀を 俯瞰ふかん する外交」を掲げて80か国・地域を訪問し、国際社会での日本の存在感を高めた。安倍氏は「外交の基本はリアリズムだ」と強調する。

 特に耳目を集めたのは、トランプ前米大統領との蜜月関係だ。トランプ氏は2016年の大統領選中、日本企業の批判や日米同盟を軽視するような発言を繰り返していた。安倍氏は「没交渉はまずい」と、大統領選後の11月17日、ニューヨークに赴き、世界の首脳で初めてトランプ氏と会談した。


 「米国第一」を掲げるトランプ氏の言動には批判が多かった。だが、安倍氏は「日本が彼の標的になれば国全体が厳しい状況に陥ってしまう。国と国の関係を考え、割り切って付き合う」と意に介さず、ゴルフなどを共にすることで親密な関係を築いた。

 懐に飛び込むことで信頼を得た安倍氏は、トランプ氏から米国の外交や内政の相談を受けた。杉山晋輔・元外務次官(前駐米大使)は「『シンゾーが言えば大統領も話を聞くから』と、米当局からトランプ氏への説得を頼まれることもあった」と証言する。

 安倍氏が腐心したのは、トランプ氏に安全保障政策の重要性を理解させることだった。トランプ氏は好戦的な対外イメージとは裏腹に軍事行動に消極的な考えの持ち主で、このことに北朝鮮が気づくと圧力が利かなくなるため、大統領周辺とともに「本性を隠しておこうと必死だった」と明かす。安倍氏は「つくづく異例ずくめの大統領だった」と振り返った。


  「中国との外交は、将棋と同じです。相手に金の駒を取られそうになったら、飛車や角を奪う一手を打たないといけない」

 「安倍外交」は、視野の広い国際戦略を打ち出したことも特徴の一つだ。安倍氏が16年に提唱した「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)は、海洋進出を強める中国への対抗を念頭に置いた構想として、米欧やインドなど各国で定着している。

 この構想は、第1次内閣の07年8月、インドで日印の結束を訴えた「二つの海の交わり」という演説が原点だ。スピーチライターを務めた谷口智彦・元内閣官房参与は「中国の巨大な大陸に対し、海のつながりが対抗軸になる」と解説する。

 安倍氏は各国の首脳と会談した際、中国の話題を必ず出して、軍備増強や強引な海洋進出を警戒すべきだと説いた。中国側に伝わることも見越した発言だったという。その真意を「中国は、勝負を仕掛けるとこちらの力を一定程度認める。厄介な安倍政権は長く続くぞ、と思わせる神経戦を繰り広げてきた」と説明する。

8506OS5:2023/02/16(木) 19:28:09
 一方で、安倍氏は17年6月、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への協力を表明し、経済面では連携にカジを切った。「安全保障上の課題をマネージしながら、中国の市場的価値をチャンスに変えるのが政治の技術」との考えがあったからだ。杉山氏は対中外交について、「対抗するだけでなく、対話の道も模索し、重層的だった」と指摘する。

  「硬直的な考え方にとらわれていたら、結局、国は衰退しちゃいます」

 課題を前進させるためには、路線変更もいとわなかった。北方領土問題もその一つだ。


 安倍氏は16年5月にプーチン露大統領との会談で、8項目の経済協力プランを柱に「新しいアプローチ」で解決することで合意した。さらに18年11月の首脳会談では、歯舞群島、色丹島の2島引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速させていくことを確認した。「4島一括返還」方針の事実上の転換は、2か月前にプーチン氏が「年末までに前提条件なしに平和条約を結ぼう」と提案してきたことを受けた対応だった。

 2018年12月の日露首脳会談では、19年6月に大阪で開催される主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせた会談での決着を目指す方針で一致していたと明かし、「日露が最も近づき、本当に2島返還のチャンスだった」と強調した。


 しかし、実際の実務協議では、露側が北方領土への米軍駐留などに懸念を示し、交渉は行き詰まった。安倍氏はプーチン氏と通算27回の会談を重ね、信頼関係の構築に努めたが、「ロシアの米国不信は拭えなかったのかもしれない」と分析する。安倍氏が首相退任後も交渉は停滞したが、昨年2月にロシアがウクライナを侵略したことで完全に暗礁に乗り上げた形となった。

 安倍氏の思い通りに進まなかったのは、北方領土問題だけではなかった。20年には、新型コロナウイルス対応に苦しみ、政権の体力を奪われることになる。

8507OS5:2023/02/17(金) 16:37:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a5d1df53d31afac459d6a05b0b883d879415721
[最長政権の軌跡 安倍晋三 回顧録]<6>硬軟自在のリアリスト ハト派的政策にも力
2/17(金) 11:31配信
 「岸、池田内閣がやったことを、1内閣でやっちゃおう」

(写真:読売新聞)

 安倍晋三・元首相が長期政権を担うことができたのは、硬軟織り交ぜて戦略的に政策を実現してきたことが大きい。タカ派のイメージが強かったが、ハト派的な政策にも力を入れた。その参考にしたのは、日米安全保障条約を改定した岸信介内閣と、所得倍増計画を掲げた池田勇人内閣だ。

 安倍氏は安保関連法成立後の2015年9月、「1億総活躍社会」を目指す方針を表明し、17年の衆院選では「全世代型社会保障」を掲げた。「安保関連法で支持率が低下することは分かっていたから、局面の転換を図ろうとした」と狙いを明かす。

 自民党幹事長だった谷垣禎一氏は当時を振り返る。安保関連法の成立直後、「次はみんなが協調できる政策を打ち出してください」と提案すると、安倍氏は「そういうことを考えています」と応じた。谷垣氏は「厳しい言葉で対立をあおっても、終わった後には亀裂を修復しようという発想があった」と語る。

 「一度は通らなければならない道だった。総理在任中の二度目の参拝はできない、と思っていました」

 第1次内閣で靖国神社を参拝できなかったのは、安倍氏にとって「痛恨の極み」だった。首相に返り咲いた安倍氏は、政治的に最も影響のない時期を模索した結果、終戦記念日などを外して、13年12月26日に参拝することを決めた。

 首相秘書官の今井尚哉氏には「参拝するならば、秘書官を辞める」とまで言われたが、「外交的に摩擦を起こしても行くべきだ」と判断した。実際、中国や韓国だけではなく、米政府からも「失望している」との批判を受けた。安倍氏は「やるべきことは果たせた」と強調する一方、その後、在任中の参拝を控え、これ以上の摩擦を引き起こすことはなかった。官房長官を務めた菅義偉・前首相は「参拝前に見送った時には緊張していたが、首相官邸に帰ってきた時は本当に肩の荷が下りた感じだった」と証言する。

 安倍氏は保守派の「岩盤支持層」に支えられたが、情勢を見極めて柔軟に対応できるリアリストでもあった。その一例は、15年8月に政府が閣議決定した戦後70年の安倍首相談話だ。

 安倍氏が考えたのは、戦後50年の村山首相談話の「誤り」を正したうえで、国民のコンセンサスや国際的な了解を得られる首相談話を作ることだった。

 安倍氏は村山談話について、「善悪の基準に立って日本が犯罪を犯したという前提で謝罪している」としたうえで、「当時の世界はどうだったのか、という視点がすっぽり抜けている」と指摘。こうした点を踏まえ、70年談話は、日本は国際社会の潮流を見誤ったという政策的な現状認識の誤りに基づいた内容になった。書きぶりを工夫して、「私がおわびします」といった表現を避ける一方、「侵略」、「おわび」、「植民地支配」、「痛切な反省」といった村山談話のキーワードを盛り込んだ。

 このため、安倍氏は保守派から批判を浴びた。「常に100点満点を求めてくるが、政治の現場では無理だ」と打ち明ける。一方でリベラル層からは評価されたといい、「期待値を上げすぎないということは、政権運営の要諦だ」と語った。

8508OS5:2023/02/17(金) 16:38:08
 「そもそも政治家として目指したものは、憲法改正であり、拉致問題の解決でした」

 17年5月3日付の読売新聞のインタビューで、憲法9条に自衛隊の根拠規定を追加することなどを柱に20年の施行を目指す考えを表明した。衆参両院で憲法改正に前向きな勢力が、国会発議に必要となる「3分の2」を超えていたが、安倍氏は「実質的にはあまり意味がない」と、厳しく見積もっていた。

 その理由について、「公明党を説得できない限り、前に進まない。『加憲』を掲げているが、改憲勢力に計算するのは無理がある」と説明。特に公明党の山口那津男代表には「憲法本体はダメという雰囲気」を感じていたという。この状況を打開するためには、世論の喚起が必要だと考え、19年の参院選では、憲法審査会の議論に応じない野党への批判を強めた。安倍氏は「本当に力を入れた」と振り返るが、「3分の2」を割り込む結果となり、改憲の機運は高まらなかった。

 拉致問題に関しても、安倍氏は「在任中に結果を出せなかった」と悔やんだ。トランプ前米大統領や中国の習近平(シージンピン)国家主席らに働きかけて、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談する際、拉致問題を提起してもらったが、目に見える進展はなかった。前国家安全保障局長の北村滋氏は「ありとあらゆることをやったが結果を出せず、じくじたる思いを抱いていた」と語る。

 昨年7月8日、安倍氏は参院選の街頭演説中に凶弾に倒れた。首相退陣後、体調も回復し、自民党最大派閥・安倍派会長として再始動していたところの惨事だった。歴代最長政権で安倍氏がやり残した憲法改正や拉致問題は、現政権が引き継ぎ、取り組んでいかなければならない宿題でもある。

8509OS5:2023/02/19(日) 20:50:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f926736bbd9b5de6d953df6a809cdcc4819b0d37
「ポスト岸田」萩生田氏が存在感 政府と党の調整役、首相との距離感に腐心
2/19(日) 10:53配信
北海道新聞
萩生田政調会長の首相に対する発言

 自民党の萩生田光一政調会長が、岸田文雄首相との距離感に腐心している。防衛費増額に伴う首相の増税方針に否定的な党内保守派の意向を代弁し、税以外の財源確保を模索。一方、「ポスト岸田」に色気を見せ、最近は首相への配慮をにじませる発言も多い。首相と距離を置く菅義偉前首相との関係も良好で、政府と党の調整役を果たし、存在感を高めようとしている。

【動画】「警備犬」イベント会場や空港で活躍 道警「小隊」に密着

 「国民に負担をお願いする前に、できる限りの方策を尽くさなければならない」。萩生田氏は17日、防衛費の財源を検討するため自らが主導して立ち上げた党の特命委員会で、首相の増税方針をけん制した。

 防衛費増額を巡り、党内保守派をけん引した故安倍晋三元首相が生前に国債発行による財源確保を主張したこともあり、萩生田氏らは首相の増税方針に反発。萩生田氏は昨年末の民放番組で「(増税の)明確な方向性が出た時は国民に判断いただく必要がある」と述べ、首相の解散権にまで踏み込んだ。
 所属する党内最大派閥、安倍派は会長不在が続く。萩生田氏は1月末のネット番組で「(安倍氏の)一周忌をめどにリーダーを立てるべきだ」「私で役に立つことがあると言ってくれるなら、どういう立場でも頑張る」と発言し、会長就任に含みを残した。

 そうした中、萩生田氏は同30日の衆院予算委員会で「将来世代に負担を先送りしないという首相の強い責任感を共有する」と首相を持ち上げた。自民の閣僚経験者は「首相が言えば保守派は反発するが、萩生田氏が言えば反対できない」と解説。首相にも配慮を示しつつ、保守派のまとめ役を務め、「ポスト岸田」の座を狙う姿勢がうかがえる。

8510OS5:2023/02/20(月) 07:48:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/c76851925d3f57b2c53f6d039f90d4bc5e62af25野中広務を「猛毒」で潰せ!小泉純一郎が「農協のフィクサー」を衆議院議員に仕立てあげた過程が凄まじすぎた《日本人が知らない戦後史の闇》
2/20(月) 7:12配信


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現代ビジネス
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 「農協の独裁者」と呼ばれる男がいる。その名は中川泰宏。

 中川が1995年から会長を務める「JAバンク京都信連」(京都府信用農業協同組合連合会)の貯金残高は、1兆2567億円に達する。副会長を務めるJA共済連(全国共済農業協同組合連合会)の保有契約高は、なんと227兆円だ。JA共済連で保険商品を売り歩く農協の職員数は、18万6000人にのぼる。

【写真】岸田文雄と写真におさまり、山口組五代目とも盟友だった「同和のドン」

 京都の農協で27年以上にわたってトップに君臨しながら、中川泰宏は農協の労働組合潰しや悪質な地上げに手を染めてきた。2005年には「小泉チルドレン」として政界に進出し、野中広務と骨肉の争いを繰り広げる。

 「週刊ダイヤモンド」記者として取材してきた千本木啓文氏が「農協の独裁者」中川泰宏の実像に迫る。新刊『農協のフィクサー』から集中連載で読みどころを抜粋、ご紹介しよう。(以下、文中敬称略)。

郵政民営化選挙の「刺客」に指名される
 「農協のフィクサー」中川泰宏は、どうにかして国会議員として中央政界に進出したかった。だが中川が京都農協のドンであることが、政界進出を阻む。チャンスが訪れるたび、同じ京都を地盤とする野中広務から激しい妨害を受けたのだ。

 ところが小泉純一郎の登場によって潮目が変わる。「郵政民営化」一点張りで勝負をかけた2005年9月の衆議院総選挙で、「小泉チルドレン」「自民党守旧派への刺客」に指名されたのだ。

 〈〇三年、野中は政界を引退した。野中自身は国会議事堂に雷が落ちたのを天啓のように感じたことが引退のきっかけであると語っているが、実際は政敵である小泉純一郎との戦いで刀折れ矢尽きたからに他ならなかった。

 野中は同年九月、小泉の首相続投を阻止しようと政治生命を懸けて自民党総裁選に臨んだ。しかし、仲間であるはずの平成研究会の有力者(当時の参議院幹事長の青木幹雄や同派閥会長代理だった村岡兼造)が次々と小泉陣営に取り込まれていくのを見て、自らの政治力が衰えていることを認めざるを得なかった。

 「早過ぎる」と惜しむ声が多かった野中の政界引退に、中川の存在が影響していたとみる京都の政治関係者は少なくない。野中は、金庫番として頼ってきた秘書が電子機器メーカーなどから約五〇〇〇万円の提供を受けていた問題が浮上するなど弱みを抱えていた。このような野中の泣きどころを探し出し、地元・京都での影響力をそぐのが中川の役割だった。中川は、小泉一派が仕込んだ「毒針」だったのだ。〉(『農協のフィクサー』211〜212ページ)

「猛毒が要る」「誰ですか?」「中川だ」
中川泰宏氏

 野中広務は、小泉純一郎の「郵政民営化旋風」を阻もうとしていた張本人だ。自らの権力基盤を盤石に固めるため、小泉は野中広務一派を潰す「刺客」を送りこみ、野中の後釜にとどめを刺しておきたかった。

 野中広務潰しの計略を練ったのは、小泉純一郎秘書官として長年にわたってブレーンを務めてきたスキンヘッドの男・飯島勲だ。

 〈郵政民営化法案に反対した造反議員に対して送り込まれた刺客としては堀江貴文(当時はライブドア社長)や小池百合子といった著名人が注目されたが、政治的に最も重要なのは、「郵政族のドン」だった野中の本丸、京都四区の刺客だった。

 小泉の側近で刺客の選定を任されていた首相秘書官、飯島勲は田中に勝てる候補者探しに腐心していた。京都四区では現役を退いたとはいえ野中の人気がいまだ高く、手足となって動く地方議員たちも多い。土地にゆかりのない落下傘候補では太刀打ちできないことは目に見えていた。

 そうした状況で、中川に白羽の矢が立てられるまでの経緯は、大下英治が著した『野中広務 権力闘争全史』に詳しい。中川は大下の取材を受け、同書が発行されると親しい支援者らに献本までしているので、同書は中川の立場から見た郵政選挙の「正史」だといえる。

 同書によると、自民党は財務省のキャリア官僚を京都四区の公認候補にすることを決定していた。ところが、ある“著名な人物”が飯島にかけた一本の電話で、公認候補の決定がひっくり返ることになる。

 その人物は、「毒(野中一派)を制すには毒が必要だ。毒に餡蜜(あんみつ)(財務官僚)は似合わない」と語ったという。

8511OS5:2023/02/20(月) 07:48:44
 飯島は聞いた。

 「どれくらいの毒が必要か?」
「猛毒が要る」
「猛毒とは、誰ですか?」
「JA京都の中川というのが、(筆者註・野中一派の)田中に対して猛毒になる」

 中川を「猛毒」と表現した著名な人物は相当な見識の持ち主に違いない。なぜなら、野中の牙城に送り込まれる刺客は極めて厳しい選挙を戦わなければならないし、仮に当選できても京都の自民党議員のほとんどは野中の息が掛かっており、四面楚歌になることは目に見えている。相当にタフでなければ刺客は務まらない。その任に堪えるのは中川をおいて他にいなかった。〉(『農協のフィクサー』213〜214ページ)

野中広務が伊吹文明に放った恫喝
 2005年の「郵政民営化選挙」は、すでに政界を引退したはずの野中広務にとって、中川泰宏との代理戦争の様相を呈した。

 〈郵政選挙の公示日八月三〇日を迎える前から、野中と中川の鞘(さや)当ては始まっていた。

 野中は同月一八日、京都市の自民党京都府連で記者会見を開き、「(中川は〇二年の)京都府知事選挙で自民党に反旗を翻した人だ。党本部はその経緯を咀嚼しないまま公認した。私は先頭に立ってやります」と宣戦布告した。
(略)
舞台裏ではもっと緊迫する場面があった。

 場所はやはり自民党京都府連の会議室だった。同府連会長だった伊吹文明ら京都府選出の国会議員が居並ぶ幹部会議で、野中は「もし府連が中川を全面的にバックアップするなら私は京都一区から出ます」と啖呵(たんか)を切ってみせた。
(略)

 京都府連が郵政選挙で中川を応援するならば、離党してでも自らの古巣と徹底的に戦うという覚悟を示したものだった。そして、よりによって野中が出馬すると言った京都一区は自民党京都府連の会長である伊吹の選挙区なのだった。

 野中の発言は、国政を引退した顧問が現役の執行部に対してクーデターを起こす可能性をちらつかせる脅迫に近いものだった。野中は当時七九歳である。(略)

 野中が啖呵を切った後、会議室は水を打ったように静まり返った。伊吹はしばらく間を置いて「そんなこと(中川への全面的な支援)はしません」と言うのが精いっぱいだったという。〉(『農協のフィクサー』215〜216ページ)

 野中広務と「農協のフィクサー」の罵り合いはその後ますますヒートアップした。「中川泰宏を選挙で絶対に落とすわけにはいかない」と躍起の小泉純一郎首相は、選挙期間中二度にわたって京都入りし、中川への応援演説をブッている。

 〈小泉が中川と握手を交わし、演壇に上がると会場の熱狂は最高潮に達した。小泉は三〇分に及ぶ大演説を行い、メイン会場だけでなく、予備の会場にも足を運んだ。SPは止めたがっていたが、小泉は、聴衆一人ひとりと握手をして回った。「勝負師」と称された小泉はこのとき、完全に戦闘モードに入っていた。野中陣営にとどめを刺しに行っていたのだ。〉(『農協のフィクサー』219ページ)

 こうして「農協のフィクサー」は、156票差というギリギリの僅差を制して、「小泉チルドレン」として衆議院議員に当選したのだ。小泉純一郎と飯島勲と「農協のフィクサー」の暗躍によって、野中広務は戦いに敗れた。

千本木 啓文(ダイヤモンド編集部記者)

8512OS5:2023/02/21(火) 10:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/94721c9fe66f0fcd91915bfc51ded2e80f09dbab
水面下で後継争い激化!自民党最大派閥「安倍派」一周忌をにらむ攻防、萩生田政調会長の発言で広がる波紋
2/21(火) 5:01配信
 自民党の萩生田光一政調会長が、同党最大派閥安倍派(96人)幹部の1人として、安倍晋三元首相の「一周忌」をメドに新会長を選出すべきだとの考えを示したことが、党内に複雑な波紋を広げている。

 萩生田氏は1月31日のインターネット番組で、安倍派の今後について「(安倍氏の)一周忌をめどに、しかるべきリーダーを立て、足らざるところがあれば支えていく体制でやっていきたい。私で役立つことがあると皆さんが言ってくれるのであれば、どういう立場でも頑張るつもりだ」と語った。

 萩生田氏は安倍氏の最側近として知られ、昨秋から安倍派を代表する形で党運営の司令塔の一角を占めている。このため、党内ではこの発言が「『ポスト安倍』に名乗りを上げる意向を固めた」(閣僚経験者)と受け止められた。

■菅元首相も「度胸がある」と評価

 ただ、安倍氏死去後同派会長代理として派閥運営に当たってきた塩谷立元総務会長が、萩生田発言の5日前の26日の同派定例会合後、後継体制について記者団に「昨年の(集団指導体制)継続で今年もやっていく。新会長選出の動きは今のところない」と説明したばかり。

 それだけに、萩生田発言はすぐに党内を駆けめぐり、「いよいよ萩生田氏が動き出した」とのうわさが飛び交う状況に。萩生田氏周辺は「そんな意図はまったくない」とあわてて打ち消したが、萩生田氏を支持する議員は「ポスト安倍への準備が整ったということだ」(安倍派若手)と勢いづいた。

 さらに、官房長官として安倍氏を支え続けた菅義偉前首相も、2月3日のネット番組で将来の総裁候補の1人に萩生田氏を挙げ、「度胸がある」と評価。これを受け、党内では「ポスト安倍はポスト岸田につながる」(菅氏周辺)との声も出ている。

 しかし、安倍派内の事情を知る党幹部は「そのこと自体が集団指導体制で維持されてきた派内均衡を崩し、空中分解につながりかねない」との懸念を示した。安倍派だけでなく党内の権力闘争にも複雑に絡むからだ。

 安倍派領袖で党最高実力者だった安倍氏が7月に死去後、同派の後継体制づくりは混迷が続いてきた。昨年9月下旬の国葬後、いったんは塩谷氏の昇格案が浮上。しかし、同派に強い影響力を持つ森喜朗元首相や、若手議員の一部の反対で白紙に戻り、以来、現在まで集団指導体制が続いている。

■安倍派の後継候補は「どんぐりの背比べ」

 そもそも同派内には、萩生田氏以外に次期会長を狙う有力議員として、会長代理の塩谷、下村博文(元文科相)両氏を筆頭に、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長の6氏が存在。「それぞれの立場で虎視眈々と将来をうかがっている」(安倍派若手)とみられている。

 ただ、党内では「今のところ衆目の一致する突出した後継候補は存在しない。どんぐりの背比べだ」(自民長老)との見方が支配的。だからこそ同派としては、「集団指導体制を維持することで、会長候補同士の主導権争いによる派の分裂を回避してきた」(安倍派長老)のが実態だ。

 それだけに、今回の萩生田発言は「ライバルたちを刺激」(安倍派中堅)している。総裁選出馬経験者の西村氏は、すぐさま2月1日の国会答弁で、萩生田氏に党内調整が委ねられている児童手当の所得制限撤廃について、「限られた財源で高所得者に配るより、厳しい状況の人を支援すべきだ」とあえて閣内から反対姿勢をアピールした。

8513OS5:2023/02/21(火) 10:40:58
 一方、参院を仕切る世耕氏は、昨年末の台湾訪問で蔡英文総統と会談し、安全保障分野での連携強化を確認。蔡総統の安倍氏死去への弔意に対し、世耕氏は「偉大な政治家の思いをしっかり引き継ぎ、今後も日本と台湾の関係の深化のために努力したい」と応じるなど、安倍氏の後継者然と振る舞った。

 また、安倍政権下で要職をこなしてきた下村氏も、萩生田発言を意識したように2月2日の同派会合で、「党が掲げる憲法改正4項目の条文イメージの見直し」を提起。これを受け、同派は16日にプロジェクトチーム(PT)の会合を党本部で開催し、自民が提示している改憲4項目の「たたき台素案」のうち、憲法9条や「1票の格差」問題について検討を進める。

 このPTの座長を務めるのが安倍派の稲田朋美衆院議員。同氏は安倍氏の寵愛を受けて安倍政権時代に党政調会長や防衛相を歴任した。そのころ安倍氏が「初の女性首相候補の1人」と評価していたこともあり、現在も派内の総裁候補への意欲を失っていない。

 安倍氏は、稲田氏と同様に森雅子元法相も評価していた。さらに、2021年秋の自民総裁選では、派を離れた高市早苗氏(現経済安保相)を支持し、当選した岸田首相を追いつめる場面も演出した。この3人の「安倍ガールズ」はなお健在だが、現在は立場の違いも際立つ。

 2月3日の側近秘書官の「差別発言」で窮地に陥った岸田首相はその直後、LGBT理解増進法案の今国会成立に動き出した。その推進役となるのは超党派議連だが、2月15日の同議連総会で、稲田氏は自民を代表する形で「(理解増進法案の)1日も早い成立」を訴えた。

 そうした中、岸田首相は2月17日、女性活躍担当首相補佐官の森雅子氏に、新たにLGBT理解促進担当を兼務させることを決め、その後官邸でLGBT関連団体の当事者と面会した際、前首相秘書官の差別発言について謝罪する一方、わざわざ森氏を紹介した。

 理解増進法案をめぐっては、反対論を展開してきた高市氏が、国会審議で野党から攻め立てられている。岸田首相がそれを承知で高市氏のライバルの稲田、森両氏を同法案促進グループの代表格に位置付けたのは「岸田流の安倍グループ分断戦術」(自民長老)ともみえる。

■他の派閥の領袖たちもハラハラ

 安倍派内には、来年秋の総裁選をにらんで「最大派閥に明確な総裁候補がいない状況は不健全。すぐに新体制を築くべきだ」(若手)との声も少なくない。その動きが現実化すれば、岸田首相への大きな圧力となるのも間違いない。

 経過や結果はどうあれ、最大派閥の後継問題がどう決着するかは「今後の政局展開も左右しかねない政治的重大事」(閣僚経験者)だ。このため、岸田首相や麻生太郎(副総裁)、茂木敏充(幹事長)両氏ら他派閥の領袖たちは今後も、「それぞれの立場で牽制しつつ、ハラハラしながら展開を見守る」(同)ことになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8514OS5:2023/02/21(火) 20:12:36
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-60868.html「他の指示は無視して良い」〈秘書への指示メール入手〉秋本真利外務政務官が国会で虚偽答弁の疑い
2023/02/21 16:00文春オンライン

 秘書給与法違反の疑いが浮上している秋本真利・外務大臣政務官(47)が、国会で事実と異なる答弁をしている疑いがあることが、「 週刊文春 」の入手したメールからわかった。

これまでの報道を裏付ける証拠を入手
 秋本氏は2012年に千葉9区から初当選し、現在、当選4回。昨年8月の内閣改造で、外務大臣政務官に就任した。再生可能エネルギー事業の推進に熱心で、河野太郎デジタル相の最側近としても知られている。


河野デジタル相最側近の秋本真利政務官 ©時事通信社
「 週刊文春 」2月2日発売号では、秋本氏の地元事務所が無許可で市街化調整区域内に建築され、違法状態にあった旨を報道。秋本氏は翌3日の国会で「深く反省をしています」と述べたうえで、事務所を移設する方針を示した。また、「 週刊文春 」2月9日発売号では、再エネ事業を手掛ける「レノバ」との関係を巡り、秋本氏がレノバ関係者からの献金について国会で否定していたにもかかわらず、同社の創業メンバーで特別顧問だった人物の会社から献金を受け取っており、虚偽答弁の疑いがある旨を報道。秋本氏は「法的には何ら問題ないものだと認識している」などとしている。

 さらに「 週刊文春 」2月16日発売号で報じたのが、秘書給与法違反疑惑だ。

「秋本事務所では2021年6月、弁護士の小林亞樹氏が政策秘書に就任した。ただ、彼女は本業が忙しく、殆ど国会事務所に出勤できない。日常業務に支障が出ないよう代わりの常勤秘書が必要でした」(事務所関係者)

 そんな中、小林氏に誘われ、私設秘書になったのがC氏だ。C氏は2021年5月から昨年6月まで、国会事務所に平日は9時から18時まで勤務。名刺には〈秋本真利 秘書〉と記され、個人用アドレスも支給されていた。ところが、C氏に給与を支払っていたのは、秋本事務所ではなく、小林氏だったのだ。

衆院予算委員会で秋本氏は疑惑を否定
 それを裏付ける証拠が、「週刊文春」が入手した「業務委託契約書」(2021年6月1日付)。小林氏とC氏の所有する賃貸物件を管理する個人会社の間で締結されたものだ。〈衆議院秋本真利の政策秘書業務に付随する一切のサポート業務を委託〉し、銀行振込で〈報酬として月額25 万円を支払う〉旨が明記されていた。公費である政策秘書給与から、C氏の報酬を出せば、秋本事務所は人件費を支出する必要がない。事実上、秋本氏が私設秘書の給与を政策秘書に肩代わりさせている構図で、国会議員による秘書への寄附の要求を禁じた秘書給与法21条の3に違反する疑いがある。

 2月17日の衆院予算委員会では、秋本氏の秘書給与法違反疑惑が取り上げられた。ただ、秋本氏は政策秘書の給与を私設秘書と二人で分けていたとの疑惑を否定。その根拠は、C氏はあくまで「B氏(小林氏)が自身の政策秘書業務を補完するために契約した方」であり、自身の指示ではなく、小林氏の指示で仕事をしているというものだ。

秘書給与法違反疑惑の重要な争点は
 実際、野党議員の質問に対し、次のように繰り返していた。

――イエスかノーでお答えをください。秋本衆議院議員が直接仕事を指示したことはありますか。

「C氏は、議員会館などにおいて、B氏(小林氏)の指示で仕事をしてくれておりました」

――直接指示をしたのかを聞いているんですよ。お願いします。

「繰り返しで大変申し訳ないんですけれども、C氏は、B氏(小林氏)の了解の下に事務を行っているわけであります」

 つまり、秘書給与法違反疑惑において、C氏は秋本議員の指示で仕事をしていたのか、あるいは政策秘書である小林氏の指示で仕事をしていたのか、が重要な争点となっているのだ。もしC氏が秋本議員の指示の下、繰り返し仕事をしていれば、C氏の雇用者は秋本議員ということになり、給与を小林氏に肩代わりさせていたことになる。

「週刊文春」は、私設秘書であるC氏への取材依頼を重ねてきた。当初は断っていたものの、最終的にC氏は、以前から相談をしていた知人M氏の同席のもとで取材に応じることを決断。M氏から「重要なのは事実を伝えること」と助言を受け、「週刊文春」の求めに応じ、秋本氏とやり取りしたメールを提供した。そこに記されていたのは――。

8515OS5:2023/02/21(火) 20:15:21
国会答弁とは明らかに矛盾しているメール
 例えば、2021年7月18日、秋本氏はC氏に次のようなメールを送っている。

〈明日から千葉の団体回りをスタートさせてください。会長や事務方の名前、分からない団体は話したように進める事〉

 2021年7月と言えば、任期満了に伴う衆院選が同年10月末までに予定され、各議員は選挙区回りを活発化させていた時期。そうした中、秋本氏もC氏に対し、自らの選挙区(千葉市若葉区など)回りの指示を出してきた。

 2021年7月28日には、以下のようなメールを送っている。

〈若葉区以外の千葉市+いくつか示したと思ったけど。Cさん(原文は本名。以下同)の中でそうなってないなら若葉区以外の千葉市を回った時点で他は回らずに一度終えて下さい〉

 そして、こう続けた。

〈Dは不正確だし私と違う事を言いそうなので指示は受けなくて良いです。私に確認して下さい。他からの指示は無視して良い〉

 D氏は秋本事務所の公設第二秘書。しかし、D氏の指示は不正確ということもあり、自身の“直接指示”以外は従わなくていいと命令しているのだ。これに対し、C氏は〈若葉区以外の千葉市を回った時点で、報告致します。途中経過も都度、報告しますので、よろしくお願い致します〉と返事をしている。

 これらのメールの内容は、「C氏は小林氏の指示で仕事をしていた」旨を繰り返してきた国会答弁とは明らかに矛盾している。

秋本事務所に事実関係の確認をすると、以下のような回答が
 永田町法律税務事務所の長谷川裕雅弁護士が指摘する。

「C氏が実際に議員事務所や選挙事務所に通勤し、議員から日常的に指示を受け、それに従った労務を提供していたならば、労働基準法が適用される雇用関係の存在が認定される可能性が高い。仮に議員事務所として賃金を支払っていなければ、タダ働きをさせていたことになり、賃金を支払う義務が生じる。タダ働きでないとすれば議員からC氏への給与が支払われていない以上、やはり政策秘書に給与の一部からC氏の給与を支払わせていたことになり、秘書給与法21条の3(寄附の要求の禁止)違反の疑いも強まる」

 秋本事務所に事実関係の確認や、国会での虚偽答弁及び秘書給与法違反の疑いに対する見解を求めたところ、以下のように回答した。

「ご質問の人物(※編集部注:C氏)は公設秘書(※小林氏)が自分の仕事を補完させるために委託していたものであり、同秘書の指示のもとに動いておりますので、貴誌のご懸念は当たりません」

 秋本事務所の回答について、C氏はこう語る。

「国民を守るべき立場でありながら自分達の保身と利に走ることが残念に思います」

今後どのような説明を行うのか
 秘書給与を巡る問題でも虚偽答弁の疑いが浮上し、秘書給与法違反の疑いも強まってきた。相次ぐ虚偽答弁疑惑に、秋本氏の説明には大きな疑問が投げかけられている。政府の一員として、今後どのような説明を行うのか、対応が注目される。

 2月21日(火)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および2月22日(水)発売の「週刊文春」では、菅義偉元首相の名前も登場する秋本氏がC氏に送ったメールの詳細や、C氏が支給されていた車両通行証の存在などについても報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年3月2日号)

8516OS5:2023/02/21(火) 20:19:38
https://mainichi.jp/articles/20230217/k00/00m/010/375000c?inb=ys
無風国会、リスクは「岸田答弁」? 少子化対策費、同性婚…
小田中大
政治

速報
毎日新聞 2023/2/20 05:30(最終更新 2/21 18:20)
政府与党は2023年度当初予算案を28日に衆院本会議で可決し、衆院通過させる方針だ。予算案の年度内成立は確実な情勢。今国会は大きな閣僚スキャンダルもなく、政権にとっては順調なペースで進むが、その中で目立つのが、少子化対策や同性婚などを巡る岸田文雄首相の不用意な発言の数々だ。22日の衆院予算委員会の集中審議でも野党の追及は必至で「岸田答弁が波乱要因かもしれない」との見方が与野党から上がっている。

 「首相答弁は間違っていたんですか」(立憲民主党・梅谷守議員)

 「私が申し上げた内容は、首相の答弁の趣旨について説明をしたもので、修正ではありません」(松野博一官房長官)

 17日の衆院予算委は、子育て予算を含む「家族関係社会支出」を巡り冒頭から紛糾した。

 発端となったのは15日の予算委での首相の答弁だ。20年度の家族関係社会支出が国内総生産(GDP)比2%だったと紹介し、「それをさらに倍増しようと言っている」と明言した。GDP比4%となれば総額は20兆円を超え10兆円以上の追加予算が必要だ。増税議論に直結する可能性もあり、政府はすぐに火消しに走った。

 松野氏は記者会見で…

8517OS5:2023/02/23(木) 09:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6d0762facf1e65a7017e3ea6224cf6db79980af
東京・豊島区長選に元朝日新聞記者が出馬表明 「受け継ぎたい」
2/22(水) 18:16配信
毎日新聞
東京都豊島区

 統一地方選で実施される東京都豊島区長選(4月16日告示、23日投開票)で、元朝日新聞記者の神沢和敬氏(41)が22日に記者会見し、無所属で立候補する意向を表明した。

 神沢氏は区内の合計特殊出生率の低さや空き家率の高さを挙げ、「みなさんが生活に不安を抱えず、豊かさを実感できる街にしたい」と述べ、所得制限のない子育て世帯への支援や区独自の賃上げなどを政策に掲げた。

 今月85歳で亡くなった高野之夫前区長については「アイデア力や新しいことに挑戦する気持ちを受け継ぎたい」と語った。

 神沢氏は早稲田大大学院を卒業後、朝日新聞社に入社して経済部や政治部などで記者を務めた。同区長選への立候補表明は神沢氏が初めて。【小林遥】

8518OS5:2023/02/23(木) 13:14:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/7272f65dc97168a9ba773c43d9d3ac63d895fa51
二階俊博元幹事長(84歳)が直面する「ひとりぼっち問題」…女房役・林幹雄(76歳)が「二階離れ」を始めた!
2/23(木) 7:03配信
現代ビジネス
トイレにまで付き添う仲だった
photo by gettyimages

 「いつも二階(俊博)さんの傍らには林幹雄さんが付いていたのに、最近は林さんの姿が見えないんです。トイレにまで付き添う仲だったのに……いったい2人に何があったんでしょうか」(自民党二階派議員)

【写真】「安倍さんは中国美女の接待を必ず断っていた」井川意高が明かす秘話

 歴代最長となる1885日間にわたって幹事長を務めた“最後の最後のドン”二階氏の周囲で、異変が起きている。最も信頼を置く側近中の側近、林幹雄衆院議員(76歳)が二階氏から離れはじめているのだ。

 二階氏の幹事長時代には、林氏は「幹事長代理」として日程調整やマスコミ対応を担った。与党幹部との重要な会食にも必ず同行するなど、二階氏の「懐刀」として存在感を発揮してきた。

 二階氏が幹事長職を離れてからも、派閥の総会や本会議への移動時には常に林氏が二階氏の側につき、行動を共にしてきた。その林氏が、「二階離れ」をしはじめている──。

 以心伝心の両者の間にいったい何が起こったのか。実はこれには林氏の事情が関係しているという。

 「林さんは引退し、長男に代替わりするつもりなんですよ。林さんの長男は千葉県会議員の幹人氏ですが、今年4月に行われる県会議員選挙には出馬せず、国政を目指す方針なんです。林さんは次期総選挙には出馬せず、引退して息子に選挙区を譲ると見られています」(全国紙政治記者)

 76歳で引退を考えはじめた林氏とは対照的に、2月17日に84歳の誕生日を迎えた二階氏は、引き続き次期総選挙出馬に意欲を燃やしている。

誰が面倒を見るのか?
 「二階さんは区割りの関係で定数が減るから引退するわけにはいかず、とうぜん次も出続ける考えです。そんな二階氏に面と向かって『自分は引退する』なんて、口が裂けても言えない。だから林さんは、二階さんから少し距離を置き始めたんです」(別の二階派議員)

 二階氏の側近だった河村建夫氏(80歳)は、2021年に政界を引退してしまった。加えて林氏まで引退しようとしていることで、派閥内では新たな問題が持ち上がっている。

 「いったい誰が二階さんの面倒を見るのかと騒ぎになっています。江崎鉄磨さん(79歳)も次は引退だろうし、そうなったら誰も二階さんの面倒を見ることができなくなってしまう」(同前)

 同世代の政治家はとっくに引退し、年下の側近たちも次々に政界を去っていく。

 84歳となった派閥の長を誰が支えるのか。二階派は大きな壁に直面している。

週刊現代(講談社)

8519OS5:2023/02/24(金) 13:05:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5865c7c3cee09cf1ce57c38f2e456d49e0b6172c
茂木幹事長、激しい気性のせいで敬遠され… 幹事長室には「アポが入らず閑古鳥」
2/23(木) 5:56配信
デイリー新潮
浮かれている場合ではない

「頭脳明晰」の一方で「政界きっての気分屋」とも評される自民党の茂木敏充幹事長(67)がゴキゲンだという。


「通常国会の代表質問で表明した、児童手当の所得制限撤廃が注目を集めて悦に入っているんです。一部メディアから“ポスト岸田に弾み”と持ち上げられ、すっかり浮かれていますよ」

 とは政治部デスク。そもそも、児童手当の所得制限は野党時代の自民党が要求したもので、茂木氏もその急先鋒の一人だったはず。

「野党は“どの口が言うか”と白い目ですが、本人は“過去にこだわっても仕方ない”とどこ吹く風。むしろ、講演の場で自身に反省を求める野党を揶揄して笑いのネタにするなど、完全に開き直っています」

「“自分が輝くため”の間違いでしょ」
 自己中に見える幹事長への反感は身内の党や政府にも広がっている。自民党ベテラン議員が指摘する。

「旧統一教会問題への対応では失点続きだったから、危機感が募ってのスタンドプレーだろう。“子どもや若者が輝く未来のため”なんて言うけど、“自分が輝くため”の間違いでしょ」

 岸田文雄総理(65)の周辺も「議論をリードしているように見せかけて手柄にしたいんだろう」と冷ややかで、政府内でも西村康稔経産相(60)や加藤勝信厚労相(67)といった現職閣僚らが、公然と茂木氏への異論を口にし始めているという。

 再び政治部デスクが言う。

「西村はともかく、加藤は幹事長が会長を務める茂木派の所属ですからね。図らずも人望のなさが浮き彫りになった格好ですよ」

 背景には、茂木氏の計算高い一面もあるようだ。

 先のベテラン議員が言う。

「国民受けする少子化対策には手を突っ込みながら、総理秘書官の罷免を機に再浮上した性的少数者(LGBTなど)への理解増進法案にはノータッチ。総理に法案提出の準備を指示されても、党の政調や超党派の議連に丸投げだからなあ」

 その理由とは――。

「LGBTに理解を示せば党内の保守派からたたかれるし、反対すれば国際社会やリベラル勢力から強い反発を受ける。どちらにしても、自分の利益にならないと踏んでいるんでしょう」

幹事長室にアポが入らず閑古鳥
 扱いが難しいとされる茂木氏の性格は、永田町で広く知られている。

「若手の頃から仕事は抜群にできるんだけど、少しでも気に入らないことがあると、年上だろうが相手をどやしつけるんだよ」(同)

 一昨年には、茂木氏が経産相だった当時に官僚が〈大臣出張等メモ〉なる“トリセツ”を作成していたことが明るみに。22枚ものA4用紙には、茂木氏が好む食材や土産の種類などが詳細に記されていた。

 茂木氏の性格は繊細でデリケートともいえそうだが、

「党本部4階の幹事長室は、連日、役人や地方議員でごった返すのが普通。それが茂木さんが幹事長に就任して一変した。激しい気性が敬遠されたのか、なかなかアポが入らず閑古鳥で……」(自民党関係者)

 最近ではこんな一幕も。

「党本部のエレベーター前で囲み取材をしていたら、近くを人が通るたびに“静かにして!”と叱責。イライラが募って最後には“どうしたらいいんだ!”とキレ出し、取材が一時中断したほど」(政治部記者)

「週刊新潮」2023年2月23日号 掲載

新潮社

8520OS5:2023/02/24(金) 13:07:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/a000fb936dddc36576abece5cb11f3b39e1fc0d6
G7で唯一…岸田首相がキーウを訪れたい理由 なぜ実現できないのか
2/21(火) 20:00配信

朝日新聞デジタル
主要7カ国(G7)の緊急のオンライン首脳会議で発言する岸田文雄首相=2022年10月11日午後10時25分、首相公邸、内閣広報室提供

 24日のロシアのウクライナ侵攻から1年を前にしても、主要7カ国(G7)の首脳で、岸田文雄首相だけが、キーウを訪問していない。なぜ、実現できないのか。立ちはだかる壁はなにか。


 「首相のキーウ訪問については、現地の安全対策など、諸般の情勢を踏まえながら検討を行っているところだが、現時点では何も決まっていない」。松野博一官房長官は21日午前の記者会見でこう述べた。

 そもそもなぜ、首相はキーウ訪問をしたいのか。

 首相は20日、東京都内での会合で、24日にウクライナのゼレンスキー大統領も招いてG7首脳テレビ会議を主催すると表明した。日本が議長国として5月に広島で開催するG7首脳会議(G7サミット)で、ロシアによるウクライナ侵攻を主要な議題にする考えだ。サミットに向け、政府関係者は「首相がキーウを訪問すれば、ウクライナ問題に積極的に関与している日本の姿勢をアピールできる」と指摘。首相官邸関係者は「現地の状況を見ているのと、見ていないのでは(説得力が)違う」と説明する。

 訪問にこだわる必要はない、という見方もある。別の外務省関係者は、首脳がキーウを訪問した他の6カ国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国だと指摘。「NATOとアジアの日本とではできることは別。大事なのはロシアによる国際法違反の侵略をどう止めるかで、それに資する行動をとるべきだ」と話す。

 侵攻開始1年にあわせたキーウ訪問は見送りになったが、首相にはキーウ訪問への意欲自体はある。1月、両首脳による電話協議でゼレンスキー氏が首相に訪問を要請。ドイツ・ミュンヘンで今月18日に林芳正外相と会談したウクライナのクレバ外相も「首相のウクライナ訪問が重要だ」と伝えた。外務省関係者は「招待されているからには、訪問の可能性は探り続ける」と語る。

 ただ、首相のキーウ訪問には二つの壁が立ちはだかる。

 ひとつは激しい戦闘が続く現地での安全確保だ。ウクライナ上空にはミサイルやドローンが飛び交うため、飛行機で入ることは難しい。バイデン氏と同様、隣国のポーランドから陸路でのウクライナ入りが想定されるが、防衛省は「自衛隊法上、海外で要人を警護できるという明示的な規定がない」。外務省関係者は「米軍の力を借りなければならないし、完全な防護はできない」と説明する。

 もう一つの壁は、国会との関係だ。

 憲法63条は首相や閣僚は「答弁または説明のため出席を求められたときは、(国会に)出席しなければならない」と定めており、首相は国会日程に拘束される。法律や規則に定めはないが、慣例として、国会開会中の海外出張は、衆参両院の議院運営委員会の理事会で官房副長官が日程などを説明し、了承を得ることが必要とされている。

朝日新聞社

8521OS5:2023/02/26(日) 23:59:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/20aa0ac5101b3b05a7178be14b6e2a22e0a7abc9
「岸田降ろし」機運なく 消極支持背景に安定飛行
2/25(土) 20:17配信

産経新聞
4月の統一地方選や衆参の補欠選挙を前に岸田文雄内閣の支持率は伸び悩んでいるが、25日の自民党全国幹事長会議が不満の声で大荒れになることはなかった。一因となっているのが安定した党内政局だ。「ポスト岸田」候補は現れず、逆に首相は有力者に配慮を重ねて取り込んでいる。首相への消極的支持が政権の低空安定飛行につながっている。

■茂木、麻生両氏に配慮

「次の世代に希望あふれる明るい日本を引き継いでいくためには安定政権の維持、強化が不可欠だ」

茂木敏充幹事長は25日、党青年局、女性局などの合同会議でこう述べ、同席した首相が看板政策に掲げる少子化対策や経済再生に注力する考えを示した。

政調会長や外相を歴任した茂木氏は有力なポスト岸田候補だが、今は麻生太郎副総裁とともに首相を支える姿勢を鮮明にする。

「あと何日か待ってください。必ず2人には最初に伝えます」

8日夜、東京・四谷の日本料理店。首相は夕食をともにした茂木、麻生両氏に、日銀総裁人事についてこう伝えた。意中の元日銀審議委員、植田和男氏の名前こそ明かさなかったが、党運営の中枢を担う2人に配慮した形だ。

首相は党内第5派閥の岸田派(宏池会、43人)のトップに過ぎない。それぞれ54人を擁する麻生派(志公会)、茂木派(平成研究会)を率いる麻生、茂木両氏との連携は政権の安定に不可欠といえる。茂木氏は麻生氏と良好な関係を築き、支持者には「いずれかのタイミングで期待に応える」と頂点への意欲を隠さない。

ただ、茂木氏が政権を支える幹事長職にとどまる限り、総裁選に挑戦して首相に弓を引くことは難しい。焦点の一つとなるのが9月までに行われる党役員人事だ。茂木派議員は「首相が幹事長続投を打診するのか。打診されたとして茂木氏が受けるのか」と語る。

知名度も課題だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の1月の合同世論調査で「次の首相にふさわしい人」を尋ねたところ、河野太郎デジタル相が19・7%でトップだったのに対し、茂木氏は1・1%だった。ある自民議員は「茂木氏の能力に疑問の余地はないが、選挙の顔としては…」と言いよどむ。

■一長一短

その河野氏も不安要素が多い。突破力や発信力に定評があるが、令和3年の総裁選では国会議員票が伸びず首相に敗れ、仲間づくりが課題となっている。総裁選で河野氏を支えた菅義偉前首相は、最近は河野氏らと共闘するそぶりを見せず、党内の非主流派がまとまる気配もない。

首相は昨年8月の内閣改造で河野氏を入閣させ活躍の場を与えた。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済法制定を主導するなど、河野氏が首相を救うような場面も目立つ。

党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、96人)では、「安倍派との交渉窓口」(首相周辺)として重用される萩生田光一政調会長に注目が集まっている。

ポスト岸田を目指す上で関門となるのは、安倍晋三元首相の死去後、空席となっている安倍派の後継会長問題だ。最近の萩生田氏は「私で役に立つことがあるなら、どういう立場でも頑張るつもりだ」と新会長への意欲を否定しない。ただ、昨年の臨時国会では旧統一教会との関係を追及され「猛省」(萩生田氏)を口にする場面もあった。

茂木氏と河野氏、萩生田氏はいずれも一長一短で「岸田降ろし」の機運はない。党内には「政局で体力を削るよりも、手堅い首相に頑張ってもらうのが一番いい」との声も多い。(原川貴郎)

8522OS5:2023/02/28(火) 02:40:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/08931c56865a5d5b66f4438299641617e8e3c2fd自民に痛手、連立構想暗礁に 国民予算反対が波紋
2/25(土) 7:18配信


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時事通信
衆院本会議に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表=1月25日、国会内

 国民民主党が2023年度予算案に反対する方針を決めたことは、政権安定に向けて同党との協力を当て込んでいた自民党執行部に痛手となった。

【図解】政党支持率の推移

 国民を連立政権に取り込む構想も暗礁に乗り上げたとの見方が強まりそうだ。

 「うまくいっているように見えたのだが、なぜこうなったのか」。国民が24日午前の党会合で予算案反対を決めると、自民党幹部の一人は肩を落とした。自民党側には、先週の段階で玉木氏から「賛成は難しそうだ」という感触が伝えられていたという。同党関係者は「4月の統一地方選前に『賛成』では党内が持たなかったのだろう」とみる。

 国民は昨年、22年度当初予算と2回の補正予算に賛成し、「準与党」路線を歩んできた。さらに与党側に引き寄せようとしたのが、自民党の茂木敏充幹事長や麻生太郎副総裁だ。今国会では、茂木氏が賃上げと子育て支援に関して公明党も交えた3党政策協議の枠組みをつくり、「予算賛成」取り付けへの環境整備を図ってきた。

 自民党内には、国民の連立入り構想も浮上していた。国民を支持する連合の票が期待でき、野党「分断」にもつながる。自民党には「憲法改正に消極的な公明党をけん制できる」と、パワーバランスの変化を望む声もあった。

 一方で国民内が「与党路線」で結束できるのか疑問視する声は当初からあった。政権との協力に前のめりな玉木氏だけでは、与党側にメリットは少ない。岸田文雄首相(自民党総裁)は22日の衆院予算委員会で、玉木氏が要求した政府、労働界、経済界の代表による「政労使会見」実現に前向きな考えを示したものの、別の自民党関係者は「それ以上の見返りを与える必要はない」と言い切った。

 4月の補欠選挙では千葉5区、参院大分選挙区などで与野党対決が予想される。国民が政権と一定の距離を置くことになれば、次期衆院選も含めて「選挙に響いてくるかもしれない」と懸念を示す自民党関係者もいる。立憲民主党の幹部は「国民が予算案に反対すれば、連合も(野党候補の)支援をやりやすくなる」と野党連携に期待を示した。

8523OS5:2023/02/28(火) 08:54:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc695121083efceb3f83acede35f2726ae22c7f9
自民大会、4月選挙へ「総決起」 岸田首相、解散の「試金石」意識 支持率向上がカギ〔深層探訪〕
2/28(火) 7:00配信

時事通信
自民党大会で演説する岸田文雄首相(党総裁)=26日午前、東京都港区

 26日の自民党大会は、4月の衆参補欠選挙と統一地方選に向けた「総決起大会」(茂木敏充幹事長)の様相を呈した。衆院議員任期の折り返し点が10月末に迫る中、党内には岸田文雄首相(党総裁)が年内の衆院解散に傾いているとの観測も浮上する。ただ、4月選挙の結果次第では党内に「岸田離れ」の動きが広がりかねない。

 ◇サミット後解散
 「一致結束して春の戦いを勝ち抜いていく」。首相は大会の総裁演説をこう締めくくった。この後、党役員らと再び壇上に上がり、「勝つぞ」と右拳を一斉に突き上げた。

 首相の声に力が入るのは、両選挙が衆院解散へのフリーハンドを得られるかの「試金石」(党関係者)となるからだ。結果が振るわなければ、岸田首相の下では衆院選を戦えないとの声が党内に広がりかねない。首相は25日の党会合で「政局に大きな影響を与えるかもしれない大事な選挙だ」と危機感を隠さなかった。

 党内では、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を成功裏に終え、8月の内閣改造・党役員人事で刷新感をアピールした上で、首相が直ちに解散に踏み切るとの見方が一部にある。内閣支持率が上向いていることが前提条件で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを5月に「5類」に引き下げることは好材料となり得る。

 年末には防衛力強化に伴う増税論議が再燃する上、来年9月には総裁任期満了を迎える。閣僚経験者は「総裁選が迫れば『岸田降ろし』の動きが出てくる恐れがある。首相が再選を目指すなら、今年中に解散せざるを得ない」と指摘した。

 ◇懸念材料
 早期解散にはいくつもハードルがある。首相は3月末に「異次元の少子化対策」の具体案のたたき台を打ち出し、4月選挙でアピールする戦略を描くが、児童手当の所得制限などを巡る政府・与党内の意見は依然割れている。中身が伴わなければ、逆に世論の批判にさらされかねない。

 選挙区事情も懸念材料だ。衆院補選が行われる4選挙区のうち、千葉5区では補選の引き金となった「政治とカネ」の問題を巡る批判が根強く、擁立が難航した和歌山1区は陣営の結束に不安が残る。新たに補選対象に加わる見通しとなった参院大分選挙区は野党の支持層が厚く、「目標の5戦全勝は容易ではない」(党幹部)のが実情だ。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡る批判も収まっていない。「自民党の議席を守り抜こう」。首相は演説で5補選全勝は厳しいとの「本音」もにじませた。党内では「長年野党の議席だった和歌山1区などでの苦戦を予想し、勝敗ラインを下げようとした」(関係者)との見方も出ている。

 ◇首相、応援行脚へ
 首相は6日、連合の芳野友子会長と会談し、政労使会議の復活を「前向きに検討する」と約束。与党は16日に国民民主党との政策協議を再開した。ともに野党陣営の分断を狙った動きだったが、国民民主党は24日に2023年度予算案への反対を決定。出席が一時取り沙汰された芳野氏の姿は自民党大会になかった。党幹部は「補選に響く」と漏らした。

 首相は3月5日に山口県にある故安倍晋三元首相の墓参りをした上で、補選が行われる衆院山口2、4区に応援に入る方向で調整している。4月選挙に向けた応援行脚の第1弾だ。茂木氏は大会後、衆参5補選について「政権の真価が問われる」と記者団に語った。

8524OS5:2023/02/28(火) 10:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/b56d5db6c54f058772ad69502bd559f4af832dcb
茂木の独断専行に岸田首相がブチ切れそう「プライドの高い茂木さんが一番気にしているのは、岸田総理が自分の2歳下ということ」
2/28(火) 7:03配信
茂木さんの宣戦布告
Photo by gettyimages

 「最近の茂木さんは、木原(誠二官房副長官)さんに電話を入れて『こう言うからな』と一方的に通告するだけ。それで記者には『官邸の了解を得たうえでの発言だ』と説明するからタチが悪い。

 木原さんも木原さんで、やる気をなくしているので『ハイハイ、どうぞ』と流してしまう。岸田総理は不快感を示しています」(自民党岸田派関係者)

 自民党の茂木敏充幹事長が、政権の方針から外れた発言を繰り返している。1月25日の衆院本会議で、与党が慎重なはずの「児童手当の所得制限撤廃」を突然主張したことを皮切りに、所得税の新税制「N分N乗」導入を唱えたり、マスク着用の継続について「海外で着けている人はほとんどいない」と発言したりして、論争の的になった。

 「特に児童手当の件は党として強く反対してきたから、政局の宣戦布告とみなされた。案の定、世耕(弘成党参院幹事長)さんたち安倍派幹部も参戦して異論を唱え始め、収拾がつかなくなっている」(自民党中堅議員)

 相次ぐ茂木氏の不規則発言には、共通点がある。野党の主張と一致している、ということだ。

 「どれも国民民主党と日本維新の会が訴える政策です。茂木さんの目的は、彼らを味方につけること。国民民主はずっと茂木さん自ら交渉して連立入りを模索してきたし、維新は政権内に人脈を持つ人がいないから、パイプを作れれば強みになる」(前出と別の自民党中堅議員)

 すべては、まもなく訪れる「勝負の時」に備えてのことだ。5月に広島で行われるG7サミットが終われば、岸田政権はひと区切りを迎える。

 
「プライドの高い茂木さんが一番気にしているのは、岸田総理が自分の2歳下ということ。すぐにでも俺に代われ、と思っているんですよ」(同前)

 政権発足以来、茂木氏は選挙をめぐる公明党との関係悪化、旧統一教会問題の対応と失点が続いている。そろそろぶちキレられてもおかしくない。

 「週刊現代」2023年3月4日号より

週刊現代(講談社)

8525OS5:2023/02/28(火) 11:31:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb7e9178c8d0110910c729aa488a40d47fc7403a
「違う!」「ミスリードだ」子ども関係予算倍増で首相が声荒らげ反論 強硬姿勢で「火に油」 
2/27(月) 20:51配信

カナロコ by 神奈川新聞
衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=27日午後、国会内

 子ども関係予算倍増を巡り、岸田文雄首相は27日の衆院予算委員会で立憲民主党の長妻昭元厚生労働相らと論戦した。首相は木原誠二官房副長官の「子どもが増えればそれに応じて予算は増えていく」との発言を、「政府方針と齟齬(そご)はない」と擁護。基準となる予算値を「検討中」としながらも「倍増実現」を強調する姿勢を、立民側から「説明にならない説明」などと批判されると、「違う」「ミスリードだ」と声を荒らげ反論した。

 木原副長官は21日放送のBS日テレ番組の中で子ども関係予算倍増について「子どもが増えればそれに応じて予算は増えていく。出生率がもしV字回復して上がってくれば、割と早いタイミングで倍増が実現される」と説明。「1人当たり」ではなく「総枠2倍」との新論を持ち出し波紋を広げている。倍増問題は決着せず「強硬姿勢で火に油」(公明議員)の状態だ。

 同日の予算委で木原副長官は「齟齬はない」との首相答弁を受け、「諸条件で倍増のタイミングが変わり得るとの意味で話した。『子どもが増えれば予算は倍増する』などとは言っていない」と説明。長妻氏は「ごまかしだ。そもそも前提となる出生率の持ち直しが当面は見込めないという各種検証を政府中枢が把握していないのは問題。少子化対策をやる気がない何よりの証拠だ」と断じた。

 長妻氏は「防衛は裨益(ひえき)(助けとなり役立ち補うこと)が全国民におよぶ点が少子化対策などと違う」(1月30日参院予算委答弁)との旨の首相発言を引き、「混乱は総理の誤った認識が背景。子育て関係予算は長い目で見れば益は全国民に及ぶ。答弁を撤回し認識を改めよ」と追及。しかし首相は「少子化や子育て政策上の意義は否定していない。財源上の見方を説明しただけだ」などと拒否した。

神奈川新聞社

8526OS5:2023/03/01(水) 09:36:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6a5a2ef379cbc3a0c4ffb7fc3fa7313a476b3b
林外相、G20欠席 予算審議優先、省内ため息
2/28(火) 20:34配信

時事通信
記者会見する林芳正外相=28日午後、外務省

 林芳正外相は、3月1、2両日にインドで開かれる20カ国・地域(G20)外相会合を欠席する。


 2023年度予算案の参院審議と重なったためだ。日本は先進7カ国(G7)の今年の議長国で、政府内では外交への影響を懸念する声が出ている。

 参院予算委員会は、岸田文雄首相と全閣僚が出席し1、2両日に予算案の基本的質疑を行う。17年から定例化したG20外相会合を日本の外相が欠席するのは初めて。林氏は28日の記者会見で「G7議長国としてしっかり発信したい」と強調した。政府は山田賢司副大臣を代理で派遣する方針だ。

 G20には中ロなども参加。ロシアのウクライナ侵攻を巡り、G7と異なる立場の国もあり、日本政府は今年のG20議長国インドとの連携を重視している。首相は「5月のG7広島サミットの成果を9月のG20サミットにつなげる」と訴えていることから、外務省幹部は「外相の欠席は痛い」とため息交じりに指摘。政府関係者も「インドとの間でしこりが残らなければいいが」と漏らした。

 印政府がG20外相会合の日程を発表したのは1月17日。外務省関係者によると、早くから関係者への根回しを始めたが理解を得られなかった。自民党の世耕弘成参院幹事長は28日の記者会見で「基本的質疑は参院質疑の中でも非常に重要度が高い」と語り、出席見送りはやむを得ないとの認識を示した。立憲民主党の参院幹部も予算審議を優先するよう求めた。

 インドではG20に続き、3日には日米豪印4カ国の連携枠組み「クアッド」外相会合が開かれ、外務省幹部は「せめてクアッドには行きたい」と語る。3日には参院予算委で要求された閣僚が出席する一般質疑が行われる方向のため、与野党の調整が続きそうだ。

8527OS5:2023/03/02(木) 18:02:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/79d2e57df3734b6033a237758d24e5f592c8d925
これほどとは…田中角栄が地元・新潟でやっていた「徹底的な利益誘導」、その“凄まじい現実”
3/2(木) 7:33配信


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現代ビジネス
徹底的な利益誘導
田中角栄〔PHOTO〕gettyimages

 田中角栄といえば、新潟という地方出身、中央工学院卒業という政治家にとっては不利な経歴を跳ね除けるようにして、権力の階段を駆け上がり、その出世ぶりから「今太閤」と称されたことで知られています。いまも熱い人気を誇り、2010年代の半ばから後半にかけて、空前の「角栄ブーム」が起きたのは記憶に新しいところです。

【写真】圧巻…田中角栄の若かりし日の姿

 そこでは、名言集がヒットを飛ばすなど、彼のリーダーシップの「正の側面」に光が当たってきました。

 しかし一方で田中は、地元への徹底的な「利益誘導」に励んできたことでも知られ、その事実が批判的にとらえられることも少なくありません。

 平成に入ってから日本の政界で起きた一連の「政治改革」は、田中的な利益誘導やそこから生じる政治腐敗を阻止するためのもの……という側面を強く持っていたとされます。

 裏を返せば、田中による利益誘導をあらためて振り返ることは、現在の政治を底のほうで規定しているものについて知ることにもつながりそうです。

 ところで、田中の「地元で熱烈な人気ぶり」について詳細に記した書籍に、著名な政治学者である高畠通敏(1933〜2004年)の『地方の王国』(最初に出版されたのは1986年)があります。高畠は同書において、1983年の新潟を取材し、田中が地元・新潟三区でどのようにして熱烈な人気を獲得してきたのかを描き出しています。

 同書の中心は、新潟の有権者たちが、田中のどのような発言、その裏にある論理や情熱に惹かれてきたのかを中心に総体的に分析することにありますが、同時に、利益誘導の現実も生々しく描かれています。

 その一端を見てみましょう(引用は、改行の位置を編集してあります)。

 〈田中の政治的地位が高まるにつれ、田中が公共事業の決定にいわばオールマイティな力をもつようになったことは、毎秋慣例となった田中の秘書の主宰する新潟三区の有名な“越山会査定”に象徴的にあらわれている。

 越山会(編集部注:田中の後援会)員による選挙区内公共事業陳情の現地受付としてはじまった山田泰司秘書による選挙区行脚は、実質的に来年度の事業内容がそこで決定されてしまうとあって、市町村長や地方土木事務所長なども出席する半公式的なものへと発展したまま、今日にいたっている。

 そして、山田秘書すなわち田中によって調整され、決定された三区内の来年度事業計画は、ほとんどそのまま各官庁によって正式決定され、予算化されて、事業化される。越山会と田中事務所は、その意味で新潟三区において、国の資金を分捕って各市町村に分配する“陰の県庁”の役割をはたしているのである〉(同書29頁)

上越新幹線が四ヵ所も停車する
写真:現代ビジネス

 こうした個別の利益誘導の結果、以下のような事態が出来することになる、と高畠は書きます。

 〈とにかく、越山会が田中角栄を強く支えているかぎり、中央から新潟三区には無限に公共投資が降り注いでくる。それは、この二十年間、新潟三区に生活するものにとっては、否定のしようのない実感的事実なのだ〉

 〈上越新幹線が開通して三区内を縦断し、四ヵ所も停車する。関越、北陸の高速道が次々に建設され、一、二年のうちに全通する。県道はもとより、町村道までがどんどん国道に昇格して全面舗装される。たった数十戸しかない山村にトンネルが開通し、町場への交通路が開ける。河川改修事業が進み、ダムがつくられ、橋がかけられる

 これらすべてが田中先生のお声がかり、越山会員の陳情に対する先生の配慮の下で、実現したのである〉

 いまの時代ではなかなか考えにくい、高度成長の余勢をかった利益誘導。こうしたもののうえに田中角栄の権力が成り立ち、さらに平成の政治改革もあるという経緯は、政治について考える際に、一つの視点を与えてくれるかもしれません。

 さらに、【つづき】〈「東大を出たエリートに負けるな!」、田中角栄を“熱烈に支持”した人たちの「やり切れない気持ち」〉では、新潟において田中角栄を支持した人たちの心情に迫ります。

8528OS5:2023/03/02(木) 18:03:16
https://gendai.media/articles/-/106871?utm_source=yahoonews&amp;utm_medium=related&amp;utm_campaign=link&amp;utm_content=related
2023.03.02
「東大を出たエリートに負けるな!」、田中角栄を“熱烈に支持”した人たちの「やり切れない気持ち」
学術文庫&選書メチエ編集部
プロフィール
圧倒的な「地元人気」
田中角栄といえば、新潟という地方出身、中央工学院卒業という政治家にとっては不利な経歴を跳ね除けるようにして、権力の階段を駆け上がり、その出世ぶりから「今太閤」と称されたことで知られています。

いまも熱い人気を誇り、2010年代の半ばから後半にかけて、空前の「角栄ブーム」が起きたのは記憶に新しいところ。現代の政治を眺める際にも、参照点となるような政治家と言えそうです。

周恩来と会談する田中角栄(1972年)〔PHOTO〕Gettyimages
田中の特徴の一つとして挙げられるのは、その恐るべき「地元人気」でしょうか。とくに1950〜70年代、田中の地元であった新潟三区での、田中の人気は圧倒的なものであったと言われます。その人気・支持は、田中が権力の頂点から去り、ロッキード事件によって裁判にかけられてなお、凄まじいものだったとされています。

では、田中はいったいなぜそれほどの人気を実現することができたのでしょうか。もちろん、お得意の利益誘導が大いに影響していると考えられますが、一方で、「人気」というのは、人々の入り組んだ心理的要因が絡んでいるもの。利益だけでは説明できない、より複雑な何かがありそうです。

そのあたりを詳しく描き出しているのが、著名な政治学者である高畠通敏(1933〜2004年)の『地方の王国』(最初に出版されたのは、1983年)という書籍です。

「自分は新潟三区の人間だ!」
高畠は、田中の地元である新潟県が、「南のほうの諸県」に比べると、豪雪などの影響によってなかなか経済成長・近代化を遂げられなかったこと、そのために新潟の北部に暮らす人たちのなかには、やりきれない思いや怨恨が募っていたことという、いわば、日本国内の「南北問題」を指摘したうえで、そうした状況が田中の利益誘導によるインフラ整備によって徐々に変化しつつあったことを描き出し、こう続けます。

〈このようにして、新潟三区の山奥の村々にトンネルが掘られ、全面舗装された国道や県道が走るようになったのである。それと同時に、在郷の村落共同体は越山会(編集部注:田中の講演会)によって固められ、意識の下に沈んでいたかつての怨恨は、“南”側先進諸県に対抗する強烈な“ナショナリズム”に裏打ちされた連帯へと高められていったということができよう〉(同書39頁)

さらに高畠は、田中が国政において出世してもなお、地元を歩き、地元の事情に精通し、その知識をもって地元のインフラ整備に力を注いでいたことを描いたうえで、このように書きます。

〈それは、田中がいくら中央で出世しても、自分は新潟三区の人間だといいつづけたことと無縁ではないだろう。実際、彼は、代議士となっても故郷から「出稼ぎ」にいっているのだと自称し、総理大臣になってもそのいいかたを変えなかった。(中略)それは、田中の心があくまで新潟三区という“こちら”側の世界にあり、南国や太平洋側の“あちら”側の世界にないという忠誠にほかならない。

他の代議士たちはすべて、中央で出世するに従い、心を“あちら”側に移していった。新潟出身でも東大などのエリート大学を出て官僚になった連中が、すべて“あちら”側の人間である。ひとり、農民たちと同じように学校も満足に出なかった田中だけが、そういう官僚たちをあごの先でつかいながら、その心を“こちら”側に保ちつづけてくれているというわけだ〉(同書40頁)

8529OS5:2023/03/02(木) 18:03:31
ただの「今太閤」ではない
新潟三区の有権者たちは、こうした田中の姿勢に強く同一化した、と同書は書く。

〈このように見てくれば、田中の出世物語は、地元の選挙民にとっては、単なる“今太閤”の物語ではあり得ない。出世した太閤は、決して昔の仲間の農民を訪れてサービスするなどということはしなかっただろう。またそれは、代議士と選挙民との間の、単なる利益誘導と票をめぐる取引ゲームにとどまる種類のものでもない。

(中略)田中は、まさにその“あちら”側の牙城、東大出の官僚の集団の中にのりこんでゆき、彼らから「所詮、土建屋」と陰口を叩かれながら、しかしその彼らを堂々とつかいまくってきた。そこに、越山会員にとっての田中の本質的な意味があるのだ〉(同書40〜41頁)

地元・新潟では、ロッキード事件が「仕組まれたものである」とする陰謀説が強い影響力を持ったとされますが、高畠によれば、これも“あちら”側の人間に田中が足をすくわれたという見方、すなわち〈在郷越山会員たちの田中に対する熱い想いのそこにあるものを裏返しにした反応にほかならない〉といいます。

日本という国のなかにある凹凸や起伏が、田中角栄という政治家への熱い想いを生み出したという指摘は、私たちに政治を見るうえでのヒントを与えてくれるかもしれません。

なお、田中がおこなっていた利益誘導については、〈これほどとは…田中角栄が地元・新潟でやっていた「徹底的な利益誘導」、その“凄まじい現実”〉でその一端に触れています。

8530OS5:2023/03/02(木) 23:15:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3d3a5d063523898fb09530ae8cb4cae477500a5
林外相のG20欠席 与野党が責任押しつけ
3/2(木) 20:18配信



2日の参院予算委員会は、林芳正外相が同委への出席のためインドでの20カ国・地域(G20)外相会合を欠席した問題が尾を引く展開となった。岸田文雄首相は林氏の派遣を模索したものの、国会日程のため見送る判断となったと説明した。一方、国益を損なう事態を招いたことに与野党などが責任を押し付け合う泥仕合も始まっている。

「一つ苦言を呈したい。それは、昨日(1日)と今日(2日)、林氏がこの場に座っていることだ」

日本維新の会の音喜多駿氏は、質疑の冒頭にこう切り出し、林氏が国会を優先し、G20会合の欠席に至った経緯を疑問視した。

首相は「林氏の出席の可能性を追求したが、国会を含む日程などを総合的に勘案した」と説明したが、音喜多氏は「納得できるものではない」と突き放した。さらに、前日の1日の審議で林氏への与野党の質問がわずか1問、53秒だったことにも言及し「林氏の無駄遣いだったと言わざるを得ない」と指摘。「『外交の岸田』らしく国益を優先する判断をしていくべきだ」と注文をつけた。

ただ、そもそも林氏のG20会合出席に待ったをかけたのは国会側だ。

2日の参院予算委理事会では、立憲民主党が「G20については外務省から話を一切聞いていなかった」と外務省の失態を指摘した。実際、外務省の日程調整の動きが鈍かったことは否めず、政府高官は「もっと日程調整すべきだった」と悔やむ。

だが、国会側も「基本的質疑は首相出席のもと全閣僚出席で行うことが原則だ」(自民党の野上浩太郎参院国対委員長)との主張が大勢だった。与野党とも林氏のG20会合出席に積極的に協力した形跡はない。

閣僚の海外出張を巡っては、昨年2月にも鈴木俊一財務相がG20財務相・中央銀行総裁会議への出席を国会日程のため見合わせており、同様の失態を繰り返したことになる。

自民の麻生太郎副総裁は2日の麻生派(志公会)会合で「(林氏が)出られなくなったのはどうかね。国会論議が理由でというのは、どういう反響があるのか考えないといけない」と苦言を呈した。

首相は同日の予算委で「国会の理解を得つつ、積極的な外交を展開したい」と語ったが、国会が「慣例主義」を見直さなければ、外交よりも国内事情が優先の「ガラパゴス国会」の返上は容易ではない。(永原慎吾)

8531OS5:2023/03/02(木) 23:16:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e9d2ae8542bfac82634896cea2692b57d452567
G20外相会合、閉幕へ ウクライナ侵攻巡り対立、共同声明の調整難航
3/2(木) 20:07配信
毎日新聞
インド・ニューデリーに設置されたG20の看板=2023年2月28日、AP

 インドの首都ニューデリーで開催中の主要20カ国・地域(G20)外相会合で2日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り米露の外相が応酬を繰り広げた。ロシアに制裁を科す米欧などと、これに反発するロシアや中国などとの間で対立が深まっており、共同声明の内容を巡っても調整が難航している模様だ。会合は2日、閉幕する。

 会合にはブリンケン米国務長官、ロシアのラブロフ外相、中国の秦剛外相らが出席。加盟国では、日本を含むG7や韓国などが対露制裁に参加する一方、今年の議長国インド、中国、ブラジル、インドネシアなどは制裁に加わっておらず、ウクライナ危機を巡って立場が異なる。

 2日は世界の食糧危機やエネルギー価格の高騰などについて協議した。インドのモディ首相はビデオメッセージで「あなた方は世界が深く分断されているときに会議を開いている。協議が地政学的緊張に影響されるのは当然のことだが、我々はこの部屋にいない人々に対する責任も負っている」と訴えた。「グローバルサウス」(南半球を中心とする新興国・途上国)の国々が過大な債務を抱える中で食糧やエネルギーの価格高騰が進んでいることを踏まえ「(ウクライナ危機という)共に解決できない問題が、(食糧など)解決できる問題の妨げになってはいけない」と呼びかけた。

 だが米露は互いに相手を非難した。AP通信によると、ブリンケン氏は2日、「今回の(G20外相)会合もロシアによるウクライナに対する不当な戦争によって台無しにされた」とした上で「侵略戦争を終結させるようにロシアに求め続けなければならない」と訴えた。一方、ラブロフ氏は対露制裁を念頭に「西側による自分勝手な政策がもたらしたリスクが緩和されるよう期待したい」と述べた。タス通信が報じた。

 ラブロフ氏は協議の合間に、トルコや南アフリカなど対露制裁をしていない国々の外相と会談し、取り込みを図った。一方、オランダのフックストラ外相は2日、中国がロシアに武器供与をする可能性があるとの米政府の情報を踏まえ「(ウクライナ危機の)責任はロシアにある。他のすべての国々はロシアへの軍事支援を控えるべきだ」と記者団に語った。

 インドネシアで22年11月に開催されたG20首脳会議の共同宣言では、参加国のほとんどがウクライナでの戦争を強く非難したことを明記する一方で、対露制裁などに異論が出たことも併記した。だが今年2月25日までインドで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議では、同様の表現を巡ってロシアや中国が反対。共同声明の採択は見送られた。外相会合でも、ウクライナ危機の文言を巡り調整が難航しているとみられる。

 G20は9月にインドで首脳会議を開催する予定。【ニューデリー川上珠実】

8532OS5:2023/03/03(金) 18:12:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9edf3bd5354e2b49b1c099c06cd9950138deb3c
かすむ岸田色…身内も「信念ない」 参院論戦、保守派へ配慮鮮明
3/3(金) 10:57配信

西日本新聞
岸田首相

 岸田文雄首相が、論戦の舞台を移した参院でも自民党安倍派や保守層に配慮した答弁を続けている。安倍派を中心に異論が強いLGBT理解増進法案を巡っては党内議論を見守る姿勢に徹し、逆に安全保障政策では踏み込みを増している。4月の統一地方選や衆院補欠選挙を前に、党内外の保守派をつなぎ留める狙いは明らかだが、指導力や政策への熱意はかすみがちだ。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 1日の参院予算委員会。立憲民主党の杉尾秀哉氏から、理解増進法案の早急な整備を自民総裁として指示するよう求められた首相は「議員立法として議論されてきた経緯がある。自民も法案提出の準備を進めている」。衆院で繰り返した説明をなぞるだけだった。

 伝統的な家族観を重視する自民議員には、2年前に与野党の実務者間で合意した法案への忌避感が今も強い。法案には「性的指向および性自認を理由とする差別は許されないとの認識の下」との記述があり、反対派は訴訟リスクが高まる恐れなどを指摘する。「私自身、反対だと言ったことは一度もない」と語る首相も、無視できないでいる。

 一方、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)保有に関しては「今後は米国の打撃力に完全に依存することはなくなる」と強調。

 2日、共産党の小池晃書記局長から反撃能力保有に否定的な古賀誠元自民幹事長の見解を「重く受け止めるべきではないか」と問われても「平和国家としての歩みは変わらない。多くの国が理解を示している」と気にするそぶりはなかった。

 古賀氏は首相が率いる宏池会(岸田派)の前会長だが、最近は距離がある。リベラル色が濃い宏池会についても首相は「本質は徹底的な現実主義を追求する政策集団だ」と語り、イメージ脱却に躍起だ。岸田派関係者は「首相に信念はなく、現状を追認しているだけ。このままでは第2安倍派になってしまう」と嘆く。

 2月の自民党大会で憲法改正の実現を説き、安定的な皇位継承策の検討にも意欲を示した首相。政権の行方を左右する春の政治決戦に向けた支持固めが露骨に前面に出ているだけで、本気度には疑問符が付く。 (河合仁志、大坪拓也)

8533とはずがたり:2023/03/06(月) 21:46:42
高市早苗の孤立で「おひとりさま」の無情…奈良県知事選でみんな「二階氏に忖度」
3/1(水) 7:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/925ec2ca1ecbfa440dfe5adf3f72b5da46d2ca14
現代ビジネス

 「初の女性総理」を目指す高市早苗経済安全保障担当相が、窮地に立たされている。奈良県知事選(4月9日投開票)に向けて、県連会長の高市氏は平木省氏(48歳)を推薦することに決め、党本部の決定を待っていた。平木氏は高市氏の総務相時代に秘書官を務め、同郷のよしみもあって目をかけられていたようだ。

 ところが、党本部は1ヵ月以上、回答を保留している。現職の荒井正吾知事(78歳)が出馬を決め、党本部に直接、推薦を働きかけているからだ。

 「荒井氏の裏にいるのは二階俊博元幹事長です。荒井氏は運輸省の元官僚で、二階氏が細川護熙内閣で運輸政務次官をやっていた時には一番の部下だった。その時の縁で、いまでも親密なのです」(自民党中堅議員)

 分裂選挙になることで、維新から出馬する山下真元生駒市長(54歳)が漁夫の利を得る可能性も高まっている。だが、孤立化した高市氏に助け船を出す者はいない。

 「荒井氏は'01年に参議院議員に転じた際、宏池会に所属していたため、同じ派閥の岸田(文雄)総理も積極的に動こうとしない。茂木(敏充)幹事長も二階氏に忖度して静観を続けています。高市氏は2月21日に二階氏に直談判を試みましたが、二階氏はほぼ無言だったとか。無派閥の高市氏は、党内でいよいよ『おひとりさま』になってしまいそうです」(同前)

 故・安倍晋三元総理から評価され、政界の階段を駆け上がってきた高市氏だが、ひとり残されては何もできそうにない。

 「週刊現代」2023年3月4日号より

週刊現代(講談社)

8534OS5:2023/03/06(月) 23:09:20
https://www.jiji.com/jc/v8?id=2023tenbyo07
萩生田氏が安倍派会長に意欲【点描・永田町】
2023年03月06日

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政治ジャーナリスト・泉 宏
萩生田氏が安倍派会長に意欲【点描・永田町】
2023年03月06日
自民党の最大派閥・安倍派(96人)幹部の萩生田光一政調会長が、故安倍晋三元首相の「一周忌」をめどに同派の新会長を選出すべきだとの考えを示したことが、党内に複雑な波紋を広げている。永田町では「萩生田氏が『ポスト安倍』に名乗りを上げる意向を固めた」(自民長老)と受け止められているが、「集団指導体制で維持されてきた派内均衡を崩し、安倍派の空中分解につながる」(同)との見方もあり、同派だけでなく党内の権力構図を一変させかねないからだ。


 萩生田氏は1月31日のインターネット番組に出演した際、安倍派の今後について「一周忌をめどにしかるべきリーダーを立て、足らざるところがあれば支えていく体制でやっていきたい」と語った。ただ安倍氏の死去後、会長代理として最大派閥の運営に当たってきた塩谷立元総務会長が、同26日に開かれた安倍派の定例会合の後、同派の後継体制について「昨年の継続で今年も当面やっていく。新会長選出の動きは今のところない」と記者団に説明したばかりだっただけに、萩生田氏の発言が党内で注目されたのだ。

 萩生田氏は番組でのやりとりの中で「私で役立つことがあると皆さんが言ってくれるのであれば、どういう立場でも頑張るつもりだ」とも発言。これが自身の会長就任への意欲と受け止められた。同氏周辺は「そんな意図は全くない」と慌てて打ち消したが、同氏を支持する議員は「ポスト安倍への準備が整ったということだ」(安倍派若手)と勢いづく。

 さらに、官房長官として安倍氏を長く支えた菅義偉前首相も、2月3日のネット番組で将来の総裁候補の一人に萩生田氏を挙げ、「度胸がある」と評価した。これを受け、党内では「ポスト安倍はポスト岸田につながる」(菅氏周辺)との声も相次ぐ。


6氏が争えば「空中分解」の危機も

 安倍派の領袖(りょうしゅう)で、自他共に認める党の最高実力者だった安倍氏が昨年7月に死去した後、同派の後継体制づくりは混迷を深めた。同9月下旬の国葬後、いったん塩谷氏の昇格案が浮上したが、安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相や、若手議員の一部の反対で白紙に戻り、以来、現在まで集団指導体制が続いている。

 そもそも同派内には、次期会長候補とされる有力者として萩生田、塩谷両氏のほか、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長がおり、この6氏が覇を競うが、衆目の一致する後継者は見当たらない。だからこそ集団指導体制を維持することで、会長候補同士の主導権争いによる派内混乱を回避してきたのが実態だ。

萩生田光一文部科学相(左)と東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(肩書はいずれも当時)=2020年9月17日、東京都中央区【時事通信社】
萩生田光一文部科学相(左)と東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(肩書はいずれも当時)=2020年9月17日、東京都中央区【時事通信社】

 それだけに萩生田氏の発言がライバルたちを刺激したのは当然で、西村氏がすぐさま2月1日の国会答弁で、急浮上した児童手当の所得制限撤廃論について「限られた財源で高所得者に配るより、厳しい状況の人を支援すべきだ」と反対姿勢をアピールした。会長代理の下村博文元文部科学相も同2日の派閥会合で、党が掲げる憲法改正4項目の条文イメージの見直しを提起。さらには世耕氏も、安倍氏の意向を踏まえての昨年末の台湾訪問や、防衛財源確保に向けた党内論議の提唱など、言動を活発化させている。

 そうした中、森氏は2月20日掲載の地元紙インタビューで、萩生田氏について「(後継候補の中で)総合力は最も高い」と評価。安倍派内にも、来秋の総裁選をにらんで「すぐに新体制を築くべきだ」(若手)との声が広がるが、なお「萩生田氏の突出は派の空中分解につながる」との指摘もある。同派の内紛は「政局にも影響する」(自民長老)だけに、首相や党幹部は「ハラハラしながら推移を見守る」(同)ことになりそうだ。

(2023年3月6日掲載)

8535OS5:2023/03/08(水) 21:36:50
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-963189.html?_gl=1*1h8zdfi*_ga*MzQ0MzAyOTExLjE2NjY0MDI2MzY.*_ga_XJ5END643J*MTY3ODI3ODM3MC4xNTIuMS4xNjc4Mjc4OTg1LjU2LjAuMA..
岸田総理が「安倍家の墓参り」をドタキャンした裏事情 自民幹部から「あまりにもお粗末」の声も
2023/03/08 06:02デイリー新潮

岸田総理が「安倍家の墓参り」をドタキャンした裏事情 自民幹部から「あまりにもお粗末」の声も

岸田総理

(デイリー新潮)

 4月に迫る衆議院補欠選挙を前に、岸田総理が動いた。去る3月5日、二つの選挙区で補選が行われる山口県を訪問したのだ。そのうちの一つ、山口4区といえば、昨年7月に銃弾に倒れ、帰らぬ人となった安倍晋三元総理の地元選挙区。国葬まで執り行った“自民党のレジェンド”の後継者を負けさせるわけにはいかぬと、現地に乗り込んで行ったというわけだ。ところがこの“山口入り”の、ある予定変更をめぐって、党内部から批判の声が上がっている。

墓参りがキャンセル
 政治部デスクが言う。

「岸田総理は、3月5日の午前に羽田空港をたち、山口宇部空港に降り立ちました。そしてまず向かったのは、下関市。故・安倍元総理が当選を重ねてきた、山口4区の中心地区です。安倍氏の後継として出馬する新人候補を応援すべく、訪れたというわけです」

 岸田氏は、応援演説を行う前に、安倍氏の元地元事務所に足を運び、そこに掲げてあった安倍氏の遺影に黙祷を捧げたという。ところが、これ、当初の予定にはなかったものだった。

 地元関係者が言う。

「実は、岸田総理は当初、安倍家のお墓を訪れ、墓前に花を手向けて補選での必勝を誓う、という予定が組まれていました、受け入れる地元もその準備をしていたのですが、直前になって墓参りがキャンセルとなってしまったのです」

 現職総理が、銃撃に倒れた元総理の墓に手を合わせる――。いかにも“絵になるシーン”であり、選挙応援のスタートとしてこれ以上ないものと思われるが、なぜ中止となってしまったのか。

分骨でさえ踏ん切りがつかない
「出発の前になって、党幹部が念の為遺族側に確認したところ、お墓にはまだ安倍氏の遺骨は納められておらず、富ヶ谷の自宅にあるということがわかったのです。納骨前に墓参りをするのは不自然ではないかという判断で、急遽、遺影への黙祷に切り替わったのです」

 一体なぜ、遺骨がお墓に収められていないのかといえば、

「当然ながら、奥様の昭恵さんの判断です。病気や老衰などではなく、突然に、しかも銃撃という、あまりにも衝撃的な形で夫を亡くした悲しみは今も全く癒えておらず、遺骨を自宅に置いていて、朝も夜も問わず、手を合わせ、語りかけているそうです。もちろんいずれは、と昭恵さんも考えているようですが、その時も、分骨して、一部は自宅にと考えているようです。ただ、その分骨さえまだ踏ん切りがつかないで、気持ちの整理がつくのが、いつになるかは、誰にも分からないというのが現状です」

もう少し上手くやってくれ
 このドタキャンには、自民党幹部も呆れる。

「そもそも、なんでそんな重要なことを、岸田さんは直前まで知らなかったのかが問題です。あまりにもお粗末すぎます。墓参りの話はマスコミにも伝わっていましたし、恥ずかしいこと限りない」

 しかも、

「本当に安倍さんに必勝を誓いたいなら、山口入りの前にでも、富ヶ谷の自宅にいって手を合わせるべきだったのに、それもしない。しかも、ご遺族と十分にコミュニケーションを取ってこなかったわけです。つまり、墓参りも遺影の前の黙祷も、全く気持ちのこもっていない、単なる選挙のためのパフォーマンスに過ぎないということが、明らかになってしまった。正直、もう少し上手にやってくれよと思いますね。こんなことでは、彼のやることなすこと、全部パフォーマンスじゃないか、と国民は思ってしまいますよ」

デイリー新潮編集部

8536OS5:2023/03/10(金) 07:23:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad12dc0a6b5ab36b9d2a7baa66b741e2a5f9c115
体調不良説再燃…!? 菅前首相の体に異変が起きて、永田町に走った「大激震」
3/10(金) 7:03配信

現代ビジネス
体調に異変ありか
photo by gettyimages

 「マスクをずっと外さないし、以前より背中が丸まって、歩幅が狭くなっているようにも見える。もともと声が大きい人じゃないが、いまの菅さんを見ると『覇気がない』と感じる人もいるだろうね」(自民党中堅議員)


 菅義偉前総理の「体調不良説」が流れたのは、'22年春のこと。講演会や会合で言葉に詰まる場面があり、「様子がおかしい」という噂が自民党の内外に走ったのである。

 ここにきて、その「体調不良説」が再燃している。最初に異変を察知したのは、地元・神奈川の自民党関係者だった。

 「年明けの1月6日、菅さんは横浜の『ドン』と言われる藤木企業会長・藤木幸夫さんのもとを密かに訪れ、面会しました。その際、同席した関係者から『少し呂律が回っていないようだった』とか『会話が前後した』といった話が出たのです」(自民党神奈川県連関係者)

 ただ菅氏と藤木氏はここ数年、横浜のIR(統合型リゾート施設)誘致をめぐって対立しており、この日は「手打ち」の会合だった。菅氏に近い自民党議員からは「菅さんの動きを警戒して、牽制のために情報を流している人がいるのでは」という声も上がった。

 実際、菅氏はその後の2月初め、東京ビッグサイトで開かれたイベント「宿フェス」でいたって元気そうな姿を見せ、周囲を安心させた。ある側近には「最近、健康診断を受けたが異常はなかった。毎日散歩もしている」と語り、噂は収まったと思われていたのである。

 ところがその直後、3度目の異変が起きて、永田町は激震した。

 「2月中旬に北海道を訪れた際に、囲み取材で10秒以上黙り込むことがあったのです。やはり、体調に多少の波があるのかもしれません」(前出・自民党神奈川県連関係者)

 「キングメーカー」として再始動した矢先の変事。真相がどうあれ、動き始めた政局に、大きな影響を及ぼすことになりそうだ。

 「週刊現代」2023年3月11・18日合併号より

 仮に菅氏の勢いが削がれたとしても、岸田首相はまだまだ安心できない。「岸田失脚」を夢見ている政治家は永田町に少なくないと見られており、「あの人」の動向も注視すべきだろう。連載記事『自民党内で「岸田下ろし」が始まる…その時、二階元幹事長が推す「次期総理」の名前』にて、詳しく説明していく。

週刊現代(講談社)

8537OS5:2023/03/13(月) 14:17:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/b39d25cd3106d86dba08f9ab16f198cded84dad0
菅前総理の失速ぶりに自民関係者はあきれ顔 麻生太郎の抗議に“敵前逃亡”
3/13(月) 5:56配信



 現職総理への批判を繰り返し、「反岸田」勢力の受け皿と期待を集めた菅義偉前総理(74)が失速している。

 自民党関係者もあきれ顔だ。

「2月5日に行われた北九州市長選挙で、菅さんは岸田文雄総理を後見する麻生太郎副総裁との対決を嫌がり、現地での応援演説をやめちゃった。結果的にその候補は落選し、周囲から“また逃げた”と落胆の声が上がっているんです」

 菅氏に支援を依頼したのは、かねて近い関係にある武田良太元総務相。自民党本部は武田氏が擁立を主導した、元国交省官僚の津森洋介氏を公明党や立憲民主党との相乗りで推薦した。が、一方で武田氏と「犬猿の仲」である麻生氏は、水面下で元厚労省官僚の武内和久氏を支援していた。

「菅さんは告示直前に九州入りする予定でしたが、急に中止が決まった。理由は麻生さんが菅さんに“福岡の話に首を突っ込むな”と強く抗議したからです。麻生さんのあまりの剣幕に恐れをなしたというワケ」

“相変わらず戦えない人だ”
 周囲がドン引きする、まさかの敵前逃亡だったが、菅氏には“前科”があった。

「菅さんは総理在任中も、麻生さんに配慮し過ぎて二階(俊博幹事長=当時=)さんのクビを切ろうとしましたし、総理の座もわずか1年で投げ出した。武田さんをはじめとする菅シンパの議員たちは“相変わらず戦えない人だ”と、潮が引くように菅さんから距離を置き始めています」

 武田氏の親分格で菅氏と盟友関係にあった二階氏も、最近は冷ややかだという。

 政治部デスクが指摘する。

「菅は1月に月刊誌のインタビュー記事で“岸田総理は未だに派閥の会長を続けています”“派閥政治を引きずっているとのメッセージになる”と、派閥に居続ける岸田総理と派閥政治そのものをやり玉に挙げた。これまで派閥の合従連衡を生き残ってきた二階は“派閥の何が悪いんだ”と、すっかりおかんむりです」

 昨年2月に麻生派を飛び出し、いまも“菅派”の立ち上げに動く佐藤勉元総務相も同様だという。

「佐藤はあの発言を“自分は派閥を作らないと宣言したようなもの”とボヤいているとか。党のカネや人事ポストは派閥単位で配分されるので、菅派の誕生に期待を寄せていた議員たちは一様に肩を落としています」

あいさつの場で言葉が出てこない
 株価暴落が続く菅氏には、新たな健康不安説が追い打ちをかけている。

「昨年、循環器系を患って一時は入院した、という説が流れました。今年に入ってからは、パーティーや会合でのあいさつの場でしばらく言葉が出てこない様子が何度も目撃されています。もとより饒舌なタイプではありませんが、健康状態はかなり不安視されていますよ」

 2月18日、菅氏は北海道の上士幌町を訪問。ふるさと納税制度による寄付金で町民の保育料を無料化させた、認定こども園の視察だった。

「かつて自身が推進した政策のアピールで求心力を回復させる狙いだったんでしょう。ただ、菅さんは役人を恫喝するのは得意ですが、根っからの政局オンチで議員付き合いも超苦手。自身に近い河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相らが伸び悩んでいるうえ、安倍派後継の最右翼と見られる萩生田光一政調会長にしても、未だ菅さんの秋波に呼応する様子は見られません」(先の自民党関係者)

「週刊新潮」2023年3月9日号 掲載

新潮社

8538OS5:2023/03/13(月) 14:59:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bf1c0c924ed5bfd9f1659420e95d759ba3674af
菅前首相、リーダー候補「HKT」と初会合 キングメーカーの鍵握る
3/13(月) 14:33配信


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産経新聞
自民党の菅義偉前首相(鴨志田拓海撮影)

自民党の菅義偉前首相は12日夜、東京都内の日本料理店で萩生田光一政調会長や加藤勝信厚生労働相、武田良太元総務相と会食した。萩生田、加藤、武田の3氏は菅政権を閣僚として支えたメンバーで、各氏の名前の頭文字から「HKT」とも呼ばれる。3人は菅政権退陣後も定期的に会食を重ねているが、菅氏が会合に加わるのは初めて。

関係者によると、この日の会食では菅政権時代の思い出話を中心に、岸田文雄政権が取り組む子育て支援などの話題が出た。また、菅氏が今月末に超党派の日韓議員連盟の新会長に就任することから、3人は菅氏を支えながら「韓国との議員外交にしっかり取り組もう」との意見で一致したという。

萩生田、加藤、武田の3氏は平成15年の衆院選で初当選の同期。令和3年の党総裁選で菅氏再選のために集まったのが始まりだ。菅氏は総裁選には出馬せずに退陣したが、定期的に会合を開いて情報交換を重ねている。

萩生田氏は安倍派(清和政策研究会)、加藤氏は茂木派(平成研究会)、武田氏は二階派(志帥会)でそれぞれ番頭格や次世代のリーダー候補と目されている。3氏との強固な絆は、菅氏が「キングメーカー」の道を歩む上で重要なカードとなりそうだ。

8539OS5:2023/03/14(火) 09:07:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/73dd336bc9bf0179d22fe21b223f5f2f1ab2ed74
少子化対策、自民内で「要望合戦」 調査会や議連、相次ぎ提出
3/13(月) 21:51配信

毎日新聞
自民党

 岸田文雄首相が打ち出した「異次元の少子化対策」をめぐり、自民党内の調査会や議連が13日までに、相次いで要望をまとめた。近く党の提言として集約し、政府が3月末をめどに作成する少子化対策のたたき台に反映させる見通しだ。財源の確保策として「教育国債」まで飛び出し、さながら要望合戦となっている。

 ◇月内に集約「相反するものもある」

 要望を提言に集約するのは「こども・若者」輝く未来創造本部(本部長・茂木敏充幹事長)の下部組織である実現会議。13日に党本部で会合が開かれ、少子化対策調査会の衛藤晟一会長は、持論である児童手当の大幅拡充のほか、新婚世帯への住宅費補助の引き上げを要望。旧民主党政権時代に廃止された、16歳未満の扶養家族がいる世帯に所得税と住民税を減税する年少扶養控除の復活も求めた。

 この日は、成育基本法推進議連(会長・野田聖子前こども政策担当相)も加藤勝信厚生労働相に、医療界や障害児を育てる親からの要望を提出。10日には全国保育関係議連(会長・田村憲久元厚労相)が小倉将信こども政策担当相に対し、保育士の配置基準の改善を求めている。

 さらに、大学など高等教育費の負担も重いことから、文部科学省系の教育・人材力強化調査会(会長・柴山昌彦元文科相)も参戦。貸与型奨学金の減免の拡充、所得に応じて返済できる出世払い型奨学金の導入を訴え、財源は教育国債を検討すべきだとした。

 もともと児童手当などの所得制限をめぐっては党内でも賛否が入り交じる状況。実現会議の幹部は「相反して両立しないものもある。整理が必要だ」と精査する考えを示した。【奥山はるな、小鍜冶孝志】

8540OS5:2023/03/18(土) 22:54:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/4aebce690bb23419d97b6fb3c59f3dd8f3c7dfe1
かつては「首相候補」だったが…高市早苗・経済安全保障担当大臣 “逆ギレ女王”が迎えた「崖っぷち」
3/18(土) 8:00配信


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FRIDAY
当該の発言があったとされるレク自体がなかったと答弁したことで、総務省行政文書問題は混迷を極めている

〈私は、間違ってない。私は、できる〉

永田町から赤坂議員宿舎へ帰る公用車内、心の中で何度も繰り返しながら、サポーターを着けた右手をぎゅっと握り締めた。総務省の行政文書問題で渦中(かちゅう)にある高市早苗経済安全保障担当相(62)が、政治生命の崖っぷちに立たされている。

【画像】すごい…!ミニスカート姿でウインクする30年前の高市早苗氏…!

発端は、’15年に作成された「放送法」に関する総務省の行政文書の内容が公表されたことにある。当時総務相だった高市が「そもそもテレビ朝日に公平な番組なんてある?」などと発言したことが記されており、当人は「捏造だ」と猛反論。立憲民主党の小西洋之参院議員(51)に「内容が事実なら国会議員を辞(や)めるか」と問われると「結構ですよ」と啖呵(たんか)を切った。

その後、総務省が文書はホンモノだと認める″追撃″をしても、〈私は、間違ってない〉とばかりに支離滅裂な発言を繰り返し、かえって立場を危うくしている。

「過去にも似たようなことがありました。総務相時代の’16年、放送局に対して電波停止命令を出す可能性を示唆(しさ)。『表現の自由を脅(おびや)かす大問題だ』とバッシングを受けました。発言を撤回するかと思いきや、『民主党も与党時代に同じことを言っていた』と逆ギレする始末。素直に矛(ほこ)を収められない性格なのです」(自民党関係者)

日本初の女性首相候補と持ち上げられたのも今は昔、クビ寸前の”逆ギレ女王”となってしまった。

神戸大から松下政経塾を経て渡米した才媛は、ハデなエピソードに事欠かない。’92年、地元奈良から初出馬するのに先立って出版したエッセイ本では〈地中海で、海の見えるホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくりだった〉〈彼がすばらしいテクニックを持っていることは言うまでもない〉など、男性との情事を赤裸々に記述。その内容は今でも政界の語り草となっている。

「’93年の総選挙ではオープンカーに乗って選挙活動を行い、インタビューでは昔バイクを乗り回していた『不良娘』だったことを詳(つまび)らかにするなど、思いつきで行動するタイプ。一方で、政治家らしい付き合いや根回しは苦手で、ブレーンも友達もいない。政務が終わり次第、宿舎に引き上げるとか」(全国紙政治部デスク)

それでいながら今の地位まで上り詰めたのは、ひとえに故安倍晋三元首相の寵愛を受けたからだ。政治ジャーナリストの安積明子氏は言う。

「彼女の求心力は’21年の自民党総裁選がピークだったと言えます。この時も安倍元首相の呼びかけで推薦人が集まり、保守層を中心に『高市推し』で団結した。その議員たちも、今回は沈黙を貫いており、擁護する様子は見えません。清和会(安倍派)への出戻りも難しいでしょう」

8541OS5:2023/03/18(土) 22:55:14
◆二階の反感まで買った

「保守のマドンナ」というメッキはとっくに剥がれている。加えて高市は、岸田文雄首相(65)の怒りも買ってしまった。「”高市流”のパフォーマンスが災いした」と、安倍派中堅議員は声を潜める。

「高市さんは、岸田首相から現ポストの打診を受けた際、『受け入れられない』と一度固辞しています。彼女なりのパフォーマンスで、結局就任を受け入れた。こんなふうにコケにされたら、岸田首相だって怒ります。今の高市さんは『触れるな、キケン』というのが正直なところ」

トドメを刺しかねないのが、先述した「根回し」の弱さだ。4月9日に高市の地元・奈良で行われる県知事選で、高市が擁立した新人候補と現職の公認をめぐって党内が分裂。一本化できないまま、日本維新の会の候補が当選する可能性が浮上しているのだ。

「高市さんが現職に勇退を要請した際の発言が、当人に受け入れ難いものだったことが原因です。結果、現職は出馬を決め、混乱を招いたとして二階俊博元幹事長(83)や森山裕選挙対策委員長(77)ら重鎮の不評を買いました。明らかに高市さんの根回し不足で、地元での評判も良くない」(前出の議員)

〈私は、できる〉。自らを強く見積もっても、独りぼっちでは無力だ。早晩、岸田首相はじめ党幹部は決断を下すだろう。

数少ない味方は、議員宿舎で高市の帰りを待つ夫・山本拓前衆院議員(70)だ。’21年に再婚した山本氏は料理上手で、毎朝妻に野菜ジュースを振る舞うという。発言を謝罪し、「内助の功」を受けながら、陣笠(じんがさ)議員として政治家余生を全(まっと)うするのが、彼女に残された唯一の道なのか―─。

(文中一部敬称略)

『FRIDAY』2023年3月31日・4月7日号より

FRIDAYデジタル

8542OS5:2023/03/21(火) 19:15:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/46b5822981c37a2e88299ada34049ac0afbfd405
安全確保、国会の承認…ハードルも実行 首相のウクライナ電撃訪問
3/21(火) 12:18配信
岸田文雄首相は昨年以降、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウへの訪問を模索し続けてきた。ウクライナ情勢が主要な議題となる5月の広島での先進7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国を務めるにあたり、現地を訪れてゼレンスキー大統領と直接言葉を交わすことが不可欠だと考えていたからだ。だが、首相の安全確保や国会の事前承認などのハードルが立ちふさがり、実現までの道のりは難航を極めた。

「私自身、ウクライナに招待されてから訪問の時期は検討し続けてきた。今は何も具体的に決まったものはない」

19日夜、インドを訪問する前、首相は公邸で記者団にこう語った。だが、水面下ではインドを訪れてモディ首相との会談などを行った後、ウクライナに電撃訪問する手はずを整えていた。

首相が現地入りする計画を立てたのは今回が初めてではない。昨年6月にはドイツでのG7エルマウサミットに合わせたウクライナ訪問を検討した。隣国のポーランドを経由し、陸路で首都キーウを目指す案だったが、他の外交日程との関係で両立できなかった。

同様の計画は昨年末にも持ち上がった。だが、ロシア軍によるキーウに対するミサイルや自爆型ドローンの攻撃が激しさを増し、実現には至らなかった。

「簡単なことではない」。首相周辺は頭を悩ませた。

訪問が難航したのはNATO(北大西洋条約機構)などに加盟しておらず、安全上の制約があったことが大きい。戦後、日本の首相が戦闘が行われている国や地域を訪れたことはない。

加えて、今年1月の国会召集後は海外出張の慣例となる国会の事前承認がネックとなった。渡航の日程が明らかになれば首相の安全確保が難しくなるからだ。

ただ、2月にバイデン米大統領がキーウへの電撃訪問を果たし、現地を訪れていない首脳が首相だけとなると、与野党から「(事前承認が)当てはまらない場合もある」(自民党の高木毅国対委員長)などとの声が相次いだ。首相は事前承認がなくても国会の理解は得られると見極めた。

それでも首相自身の安全上のリスクが消えたわけではなかったが、電撃訪問の決断を下した。(永原慎吾)

8543OS5:2023/03/21(火) 20:06:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b8b51f78ae0553088f7417f410b9fc00d138602
岸田首相、少子化・外交で反転狙う 3日連続会見、選挙を意識
3/18(土) 7:18配信

時事通信
記者会見に臨む岸田文雄首相(手前)=17日夜、首相官邸

 岸田文雄首相が、政権の最重要政策に掲げる子ども・子育て対策や外交のアピールに躍起だ。


 17日に子育て支援策を発表するための記者会見を実施。その前日と翌日にも外国首脳との共同記者会見を行うなど、国民への発信を強化する。4月の統一地方選や衆参補欠選挙をにらみ、自身が先頭に立って反転攻勢を狙う。

 「目指す社会像、少子化対策の基本理念、方向性を話したい」。首相は17日夜の会見で、最低賃金引き上げや男性の育児休業取得率の大幅増を目指す方針を説いた。

 政府関係者によると、この日の会見は数日前に急きょ決まり、関係省庁が準備に追われた。ただ、焦点となっている少子化対策の財源や児童手当見直しの具体案は語らずじまい。6月の経済財政運営の基本指針「骨太の方針」の取りまとめへ調整を続ける。

 首相会見は、政権運営の節目や重大発表時に行われることが多い。この日は「肩透かし」となった印象が否めないが、それでも各種世論調査で内閣支持率下落に歯止めがかかった結果が相次ぐことから、自民党幹部は「首相は自信を持ち始めている」と指摘する。攻めの姿勢で積極的に政権の政策を国民に訴える作戦だ。

 外交にも精力的だ。韓国の尹錫悦大統領と16日に首脳会談を開催。韓国側が元徴用工問題の解決策を発表したことを受け、関係正常化へ踏み出した。18日は来日するドイツのショルツ首相と会談し、ウクライナ危機や対中国での連携を話し合う。ドイツは先進7カ国(G7)メンバー。首相が議長となる5月の広島でのG7首脳会議(サミット)へ協力を確認する。

 視線の先にあるのは4月の選挙だ。自民党関係者は「首相は補選や知事選を気にしている」と話した。首相周辺は「外交は首相の得意分野」と強調する。

 首相は国会審議では、防衛力強化や原発政策転換などを巡り、野党の追及をかわす「守りの答弁」が目立つ。その首相が会見や外交で露出を増やすことについて、立憲民主党の泉健太代表は17日の会見で「焦りがあるのだろう。防衛予算優先のイメージを払拭(ふっしょく)したいとの思惑があると感じている」と当てこすった。

8544OS5:2023/03/22(水) 19:19:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/faa615d521d92a717d3f0dde66060a4727efaec7
高市早苗大臣を潰そうとしている二人の自民党「大物議員」とは? すでに岸田総理に進言か
3/22(水) 11:32配信


デイリー新潮
二つのスキャンダル
高市早苗大臣

 放送法における「政治的公平」の解釈変更を巡る問題に端を発した国会答弁から、危うい立場に立たされている高市早苗大臣(62)。さらに地元の奈良県知事選で保守分裂を引き起こすなどのトラブルもあって、党内では「二人の大物議員」が辞任を進言する事態に……。

【写真を見る】高市早苗氏と夫・山本拓氏との2ショット

 ***

 3月15日の参院予算委員会で、高市氏は「私が信用できないなら、もう質問をなさらないでください」と、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員に答弁し、「国会軽視だ」と議会が紛糾。20日には「答弁を拒否していると受け止められるのは本意ではない」と釈明するも、批判は収まらず、「質問しないで」発言を撤回することになった。

 その高市氏が抱えるもう一つの難題は地元の奈良県知事選(4月9日投開票)だ。昨年12月に立候補を表明した平木省氏は、高市氏が総務相だった時代に秘書官を務めた人物。しかし、過去に自民党が支援してきた現職の荒井正吾知事も年明けに出馬を表明。高市氏が会長を務める県連は平木氏を推すと決め、保守分裂選挙となってしまった。彼女の根回し不足は否めない。

 こうしたトラブルが重なったこともあって、「身内」からも辞任を求める声が上がっているという。

二人の大物議員
 官邸関係者によれば、

「一人は外相の林芳正さんです。林さんは昨年2月、ウクライナ情勢が緊迫する中でロシアの閣僚と会合を行いました。当時政調会長だった高市さんはそのことを“ロシアを利することになる”と批判。その因縁もあるのか、林さんは総務省問題が起きた後に岸田総理に“辞めさせた方がいい”と進言したそうです」

 もう一人は党幹部だ。

「茂木敏充幹事長ですよ。周囲に“辞めてもらっていい”と語るほど、あきれかえっています」(同)

 ポスト岸田を狙う茂木氏にとっては、一部に熱烈な支持者を持つ高市氏は目障りな存在なのかもしれない。では、実際に岸田総理が高市氏を更迭する可能性はあるのか。先の官邸関係者は、

「いまのところ、岸田さんにそのつもりはありません」

 しかし、高市氏を巡るトラブルは今に始まったことではない。

「昨年12月の防衛費増税問題の時も高市さんは“罷免されるなら仕方ない”と公然と反旗を翻しました。ただ、その後に騒動が収まると、高市さんは岸田総理に直接“ガス抜きが必要でした。行き過ぎた表現で誠に申し訳ありません”と謝罪をしたそうです。そんな彼女に岸田総理もうんざりしているのでは」(同)

 敵は野党か、身内か、それとも両方なのか。3月23日発売の「週刊新潮」では、“高市問題”とともに、政権が抱える難題についても詳報する。

「週刊新潮」2023年3月30日号 掲載

8545OS5:2023/03/22(水) 19:20:30
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02010556/?all=1
高市早苗氏と稲田朋美氏の力関係が再び逆転? 高市氏の求心力が低下…「杉田水脈は稲田に乗り換えた」との声も
国内 政治

2023年02月01日
4月9日が投開票予定の奈良県知事選挙を舞台にした、自民党の候補者選びが揺れている。1月15日、党奈良県連は高市早苗県連会長(61)=経済安保相=に一任する格好で元総務官僚の平木省(しょう)氏(48)の推薦を決定した。が、これに5選を目指す現職の荒井正吾知事(78)が猛反発し、県連に推薦の取り消しを求めているのだ。

【写真を見る】高市早苗氏と夫・山本拓氏との2ショット

「このままなら保守分裂選挙になる。原因はひとえに高市さんにあるんですよ」

 ため息交じりに語るのは、とある自民党関係者。

「平木さんは高市さんが総務相だった時の大臣秘書官で、彼女にとっては“子飼い中の子飼い”です。昨年、高市さんの命を受けた秘書が知事選に関する独自の調査結果を手に知事室に乗り込んで、“あんたじゃ維新に勝てん”と知事に引退を迫ったとか。高圧的な物言いに怒った知事は、すぐに二階俊博元幹事長(83)らに協力を要請し、年明けの会見で出馬を表明。自身も県連に推薦を求めたんです」

 そもそも平木氏の擁立に関する高市氏の根回しは、余りに不十分だったという。

「平木さんの擁立構想の打診が唐突過ぎて、当初から県連には知事への同情論がまん延していた。傲岸な高市さんへの反発からか、“知事が出ないなら自分が”と一部の首長が名乗りを上げる騒動にも発展したんです」

“杉田は高市から稲田に乗り換えた”
 高市氏を巡っては、1月15日付の「しんぶん赤旗日曜版」が、彼女が代表を務める政党支部の政治資金収支報告書に関する疑惑を取り上げた。本人は「まったく事実でない」と否定したが、新年早々に永田町を騒がせたことは間違いない。

 政治部デスクが解説する。

「お騒がせといえば、高市は去年の暮れにも岸田文雄総理(65)が表明した、防衛費増にともなう増税方針に強い反対を明言しましたね」

 記者会見で「罷免されるのであれば、それはそれで仕方ない」と大見得を切った姿は記憶に新しい。

「国民や野党に“閣内不一致”との不信感を与えかねない、程度の低いパフォーマンス。すぐに党内には“文句なら大臣を辞めてから言え”との強い批判があちこちから噴出しました」

 当然、高市氏の求心力は急速に低下したそうだ。

「その後に高市の“妹分”として知られる杉田水脈衆院議員(55)が開いた政治資金パーティーでは、主賓格として稲田朋美元防衛相(63)が紹介された。稲田と高市は保守系のライバル同士と目されるだけに、党内は“杉田は高市から稲田に乗り換えた”ともっぱらですよ」

力関係が逆転か
 永田町の住人は機を見るに敏。官邸も例外ではなく、

「岸田総理は先の総裁選で争った遺恨からか、年末に検討していた内閣改造で高市の更迭を検討していたフシがある。後任には稲田の名前がありました」

 その稲田氏はかつて安倍晋三元総理の寵愛を一身に受け、一時は“保守派のプリンセス”ともてはやされた。が、その後に夫婦別姓やLGBTに理解を示したことで愛想を尽かされている。

「稲田はすぐ、防衛増税について“総理の方針は正しい”と擦り寄った。内閣改造は見送られましたが、総理に楯突いた高市と、こびて貸しを作った稲田との力関係は再び逆転しつつある」

 当の自民党本部には、荒ぶる高市氏を尻目に「平木と荒井の推薦を見送る」との見方も出始めている――。

週刊新潮 2023年2月2日号掲載

8546OS5:2023/03/22(水) 19:22:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea081daabeb128568568ca372edb9c6c85479ed3
岸田首相「G7議長国」にこだわり 4月選挙視野、実績づくり狙う キーウ訪問
3/22(水) 7:08配信


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時事通信
先進7カ国(G7)首脳のテレビ会議で協議する岸田文雄首相。画面内はウクライナのゼレンスキー大統領=2月24日夜、首相公邸(内閣広報室提供)

 岸田文雄首相が前例のないウクライナ電撃訪問に踏み切ったのは、「法の支配」などを重視する先進7カ国(G7)の議長国として、目に見える形でウクライナ支援に向けた指導力をアピールすることにこだわったためだ。

 来月に統一地方選と衆参両院の補欠選挙が控える中、政権の実績づくりを急いだ側面もある。

 核軍縮をライフワークとする首相は、5月に地元広島で開くG7首脳会議(サミット)に強い思い入れを持つ。主要テーマの一つは、ウクライナで核兵器の使用も辞さない姿勢を示したロシアへの対応だ。

 ただ、昨年2月のロシアによる侵攻以降、日本以外のG7各国首脳は戦地となったウクライナを軒並み訪問。首相も昨年末などに模索したが果たせず、ゼレンスキー大統領の招待を受けながら一人後れを取った格好だった。

 政府関係者は先週、首相の様子について「G7で議長だけ現地を見ていない状況への焦りはかなり深い」と明かし、インド訪問に合わせてウクライナ入りに踏み切る可能性を示唆した。首相は今回の外遊出発当日の19日、スケジュールの合間を縫うように広島で後援会の会合に出席。広島サミットで「法の支配に基づく国際秩序」の堅持を発信することに重ねて意欲を示した。

 昨年来、内閣支持率は低空飛行を続ける。1月からの通常国会では、首相秘書官によるLGBT(性的少数者など)差別発言や、防衛費増額の財源確保を巡り、防戦に回る場面が目立った。

 一方で今月に入り、首相は韓国の尹錫悦大統領との会談で元徴用工問題などで悪化した日韓関係の正常化を確認。各種世論調査でも好意的に受け止められつつある。外相の経験が長く、「外交の岸田」を自任する首相として、反転攻勢に手応えを感じているもようだ。

 ウクライナ訪問は、モスクワを訪れた中国の習近平国家主席とプーチン大統領の会談と時期が重なり、好対照を内外に示すことにもつながった。

 ポーランドを回って帰国する23日には統一地方選がスタート。4月に入れば補欠選挙も実施される。今夏以降の衆院解散・総選挙も視野に入りつつある。広島サミットが近づく中、ある政府関係者は電撃訪問について「政権に追い風を吹かし得る数少ないチャンスだった」との見方を示した。

 「タイミングを見て、という気持ちが(首相には)あったのだろう。良いタイミングで訪問した」。自民党の森山裕選対委員長は21日、福島市内で記者団の取材にこう語った。

8547OS5:2023/03/23(木) 09:45:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f67f2632da57c3c0aa10d7ecafe10a242b9f6d4
電撃外遊、政府日程に影響 岸田首相不在で重要事項決定も
3/23(木) 7:18配信


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時事通信
閣議に臨む松野博一官房長官(中央)=22日午前、首相官邸

 岸田文雄首相がウクライナを電撃訪問し、帰国予定がずれ込んだことに伴い、22日に首相出席が予定されていた政府の会議はトップ不在のまま開かれ、一部日程は取りやめを余儀なくされた。

 前代未聞の極秘外遊で、首相と面会するため日程を確保していた自治体関係者らにも影響が及んだ。

 当初の予定では、首相は22日午前1時すぎにインドから帰国。同7時40分から首相官邸で物価・賃金・生活総合対策本部、閣議を挟んで原子力災害対策本部会議などの合同会合に臨むはずだった。会議はいずれも予定通り開かれ、松野博一官房長官が首相に代わって締めくくりのあいさつを述べた。

 物価・賃金・生活総合対策本部では、物価高騰対策として予備費から2兆円超を支出する方針を決定。原子力災害対策本部会議では、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域の一部について避難指示解除を決めた。

 こうした重要事項を首相不在で決めたことに関し、松野氏は記者会見で「私が首相の臨時代理として対応し、政府全体として内外の重要な課題に適切に対応している」と述べ、問題ないとの認識を示した。

 午前の閣議では、本来首相が座る中央の席に松野氏が着席。午後の月例経済報告関係閣僚会議も首相が出席しないまま開かれた。

 同じく官邸で開催されたこども政策の強化に関する関係府省会議は、首相に代わって座長の小倉将信こども政策担当相が仕切った。午後5時15分には先進7カ国首脳会議(G7サミット)や関係閣僚会合が開かれる広島県、札幌市、仙台市など15の自治体関係者が首相を表敬する予定だったが、日程自体が取りやめとなった。

8548OS5:2023/03/25(土) 13:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2ce94b280be0ce3692fcc721116f3e450e97f1f
高市氏は「逃げ切った」? “過剰”答弁連発に与党から辞任論も
3/24(金) 22:14配信
 政府・与党は2023年度当初予算案を28日の参院本会議で可決、成立させる方針だ。その後、予算委員会は当面予定されておらず、国会は「開店休業」に近い状態になるとみられる。このため、放送法の「政治的公平」に関する文書を巡り、連日、野党の追及を受ける高市早苗経済安全保障担当相について、与党内には「逃げ切った」と見る向きもある。ただ、過剰とも受け取られる答弁を繰り返す高市氏の対応を不安視する声は消えない。

 「いきなり更迭うんぬんはあまりに論理が飛躍している」。岸田文雄首相は24日の参院予算委員会でそう述べ、野党からの高市氏の罷免要求を拒否した。

 予算案審議が参院に移った3月上旬、第2次安倍政権当時の官邸幹部が放送法の政治的公平の解釈を巡り総務省と協議したことなどが記された行政文書を立憲民主党が公表し、政治報道に対する官邸の圧力があったと指摘した。

 これに対し、当時総務相だった高市氏は官僚によるレク(説明)など自身に関する記載内容を一貫して否定し、文書を「捏造(ねつぞう)」と断言。文書が事実なら閣僚や議員を辞職すると表明した。結果、高市氏の去就ばかりが注目され、官邸による「圧力の有無」よりも文書の正確性に議論が集中した。

 総務省はその後、捏造があったとは「考えていない」「レクがあった可能性が高い」などとする調査結果を発表したが、高市氏は24日の予算委でも改めて「文書は不正確だ」と反論。言った言わないの水掛け論となり、野党側には手詰まり感も漂う。この問題をキャンペーン化してきた立憲はこの日の予算委で、2人の質問者のうち1人が総務省文書に一切言及しなかった。

 予算案は憲法の規定により月内の成立が決まっており、野党は年度内成立を人質に、首相に高市氏更迭を迫る審議拒否戦術は取れない。自民党幹部は「あとは(世間の)記憶が薄れていくだろう」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 一方、高市氏は「信用できないなら質問しないでほしい」といった答弁で度々、野党の反発を招いてきた。この日も、日本維新の会の音喜多駿議員が「高市氏は(放送法を巡る)話題の中心ではなく、出処進退に結びつける話でもない」と助け舟を出したが、高市氏は「簡潔な答弁を」との呼びかけを無視して4分近く「文書に書かれたようなことは、あり得ない」などと熱弁を振るった。

 自民中堅は「捏造は言い過ぎで、政府答弁の不一致を招きかねない。高市氏は静かにしていればいいのに、自ら形勢を不利にしてしまっている」と嘆く。だが高市氏は複数の月刊誌5月号に「文書は捏造」と主張する手記やインタビューを掲載するなど周囲の懸念を気にするそぶりはない。政界の後ろ盾だった安倍晋三元首相の死去後、党内で孤立を深めているとの指摘もある。

 高市氏は昨年末の防衛増税方針決定の際にはツイッターで「真意が理解できない」と首相を公然と批判するなど、これまでも言動が物議を醸してきた。公明党幹部からは「政権にリスクになりかねない。もう辞めさせるべきだ」との声も飛び出している。【小田中大、畠山嵩】

8549OS5:2023/03/25(土) 17:35:36
下村博文は呼ばれもしないのか?
https://www.sankei.com/article/20230324-JHLUCHIYR5PABJ7TEEFKQ5LI5M/
自民安倍派、森元首相と会食 派閥運営巡り意見交換か
2023/3/24 22:15
自民党安倍派(清和政策研究会)の萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長らは24日夜、東京都内のホテルで会食した。同派に強い影響力を持つ森喜朗元首相が出席。安倍晋三元首相の死去後、空席となっている会長ポストを含め、派閥運営を巡り意見交換したとみられる。松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長も参加した。

森氏は23日の会合で萩生田、世耕、松野、西村、高木各氏の名前を挙げ「どこかで誰か一人、代表を決めなければならない」と述べていた。

8550OS5:2023/03/25(土) 19:32:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ab02d14f4eb2dfde9f029915163fd1110da6d9b
森元首相が安倍派会長に「萩生田氏を指名」か 地元紙に語っていたライバルたちへの「苦言」「けん制」
3/25(土) 15:33配信

SmartFLASH
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 安倍晋三元首相の死去から、長く空席になっている自民党・安倍派(清和会)会長の椅子。「後継候補の最有力として名前が上がるのは、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、西村康稔経済産業相の3人です。それぞれやる気満々ですが、誰がなっても分裂含みなので『集団指導体制』でうやむやにしているのが現状です」(政治担当記者)というが、3月24日の夜、動きがあった。

【写真あり】森喜朗をもっと見る

 東京都内のホテルで、森喜朗元首相(85)が「次の会長候補」として名前を挙げていた萩生田氏、世耕氏、西村氏に加え、松野博一官房長官、高木毅国対委員長の5名と会食をしたのだ。ここで事実上の「萩生田指名」がおこなわれたのではないかと見られている。

「森さんは、2月に地元の北國新聞社のインタビューを受けています。そこで、松野氏について《今は自分のことで精いっぱいでしょう。まずは官房長官としてしっかり存在感を示してほしい》、高木氏は《総理総裁を狙っているわけではない》、世耕氏については《頭がいいし、弁も立つ。近畿大の理事長で資金力まである(笑)》と言いつつも《参院のドンと呼ばれた「第二の青木幹雄(元官房長官)」になれよと言っているんです》と、衆院への鞍替えをけん制しました。

 そして西村氏に対しては《一番自信を持っているのは西村さんでしょう》としつつも《秘書がよく辞めるが、元経産省の能吏だけに指示が細かいんでしょう》と、苦言を呈しました。しかし一転、萩生田氏のことは《力を付けてきた。大したもんです。総合力は最も高い》と褒めちぎったのです。西村氏は萩生田氏より当選回数も多く、年上ですが《1回ぐらいの当選回数の差は気にならなくなる》とも言っています。インタビューから1カ月。後継のことが話し合われないわけがありません」(政治ジャーナリスト)

 萩生田氏といえば、2022年に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との親密な関係が明らかになり、衆院予算委員会で「国民の皆さまに深くおわびをし、反省しなければならない」と陳謝。「私を含め、自民党の議員の関与が、結果として教団の信用を高めることに寄与してしまったのではないかという指摘を、真摯(しんし)に受け止め、猛省をしなくてはならない」と語っていた。

「安倍派は自民党の最大派閥です。その領袖は自民党総裁、果ては総理大臣にもなりうる地位です。旧統一教会問題は、報道も少なくなっていますが、すべてが解決したわけではありません。それを引きずる萩生田氏が安倍氏の後継になるとしたら、波乱含みです」(永田町関係者)

 政治と宗教の問題は、早くも棚上げされてしまったのだろうか。

8551OS5:2023/03/27(月) 18:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/7679b29667fa3aa3e1045951e21f6d74307bf491
ネクタイ外し「爆弾酒」…胸襟開いた日韓首脳 異例の“はしご”夕食会
3/27(月) 10:07配信
 【東京ウオッチ】首相官邸で16日に行われた岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領のトップ会談により、冷え込んだ日韓関係は雪解けに向けて大きく動き出した。政治、経済など諸課題の解決へ一定の道筋を付けた会談自体もさることながら、特に友好ムード演出に一役買ったのが、日本政府が全面プロデュースした東京・銀座での“はしご夕食会”だった。官邸筋によると、日本政界きっての酒豪として知られる岸田首相に負けず劣らず、尹氏もかなりの愛飲家。ネクタイを外し「爆弾酒」を片手に、胸襟を開いて大いに語り合ったという。政権幹部への取材から振り返る。(岩谷瞬)


首相「楽しく、有意義だった」
 「大変楽しいお酒だった。お互いの信頼関係を深める意味で、大変有意義な会話をさせていただいた」

 17日の記者会見で、前日の夕食会の感想を問われた首相は満面の笑みを見せた。

 日本での日韓首脳会談は約5年ぶり。両首脳は、11年以上途絶えていた相互訪問「シャトル外交」の再開で合意し、韓国政府が示した元徴用工訴訟問題の解決策についても着実な履行を確認した。会談や共同記者会見で、首相が「日韓関係の新たな章を共に開く」と強調すれば、尹氏も「協力の新たな時代に進み出す第一歩」と共鳴してみせた。戦後最悪とされる日韓関係改善への両トップの強い意思がにじみ出ていた。

尹氏好物のすき焼きに広島地酒
 会談と会見を終えた16日午後7時半過ぎ、2人が真っすぐに向かった先は、東京・銀座にある老舗日本料理店。夕食会の1軒目だ。互いの夫人も同席し、松阪牛を使った尹氏の好物というすき焼きを囲んだ。ビールや首相の地元広島の地酒も振る舞われ、締めのうどんまで、両首脳は舌鼓を打ちながら1時間半にわたって意見を交わした。

異例の2次会はオムライス
 酒豪と愛飲家の夜はまだ終わらない。すぐそばの洋食店に河岸を変え、異例の2次会へ突入。官邸筋によると、両首脳はそれぞれの通訳1人だけを同席させた上で、まずはビールで乾杯。2人で一気に飲み干した。

 午後9時を過ぎ、酒も回ってか、すっかり打ち解けた様子の首相と尹氏。2人とも背広を脱ぎ、ネクタイも外して、名物のオムライスやとんかつ、ハンバーグなどをつまみながら、話に花を咲かせた。尹氏が、韓国の焼酎にさまざまな酒を混ぜ合わせる「爆弾酒」を首相に振る舞うと、首相は喜んで飲んだという。

 「仕事はもちろん、家族などプライベートなことも話題に上ったようだ」と首相周辺。2人はここでも1時間ほど語り合い、店を後にした。

タフな交渉へ気持ち新た
 一連の夕食会は元々、関係修復への第一歩にしようと日本側が韓国側に打診して実現したもの。2次会の洋食店は、尹氏が過去に訪れたことがある思い出の店でもあり、政府高官は「おもてなしの意図は十分に伝わったはずだ」と自賛する。

 とはいえ、両国間に積み残された課題はなお少なくない。元徴用工訴訟問題の解決策に関しても韓国世論の反発は依然として強く、日本でも過去の経緯から、保守派を中心に「韓国側がほごにするのではないか」との疑念がつきまとう。

 「良い会談になったが、まだまだ(懸案解決に向けた)プロセスの第1段階でしかない。一つ間違えばすぐに崩れるほど、両国間の土台はもろい。首脳同士の信頼関係を深めつつ、タフな交渉を続けていくしかない」

 首相が心置きなく最大限の歓待ができるよう、厳戒態勢の銀座の夜を見守った首相側近は、ネクタイをきつく締め直し、官邸へと戻った。

8552OS5:2023/03/28(火) 09:10:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/68d11eebad22cf1a95fb3f007189a9eacb7c671d
選挙区を巡って岸田総理と茂木幹事長が激モメ…!「ポスト岸田」へのほとばしる野心が生む自民党内のヤバすぎる衝突
3/28(火) 7:03配信
現代ビジネス
茂木氏の攻勢に耐えるか岸田氏
photo by gettyimages

 「岸田さんは自分の支持率ばかり気にして、地元がめちゃくちゃになっても構わんと思っているんじゃないか。ウクライナ訪問が成功したから『5月のサミット後に衆議院を解散したい』と言っているなんて話も聞くけれど、どう収拾をつけるのか」(自民党広島県連関係者)


 岸田総理のお膝元・広島の自民党が大混乱に陥っている。次の総選挙に向けた候補者調整で、区割り変更後の「新4区」をめぐって揉めているのだ。しかも、その背後には「ポスト岸田」への野心を隠さない茂木敏充幹事長の影が見え隠れする。  

 これまでの4区と5区の大半が合わさる新4区では、現4区で当選してきた茂木派(平成研究会)所属の新谷正義氏と、現5区で当選してきた岸田派(宏池会)所属の寺田稔氏が公認争いを繰り広げてきた。3月14日、党県連は「岸田総理の意向を汲んで寺田さんに公認を出し、新谷さんを比例に回すことに決めた」(前出・県連関係者)のだが、これに新谷氏が猛反発。

 「茂木さんはコスタリカ方式にすると言っている」と、党関係者やマスコミの記者に言いふらし、今度は寺田氏が激怒した。

 「コスタリカとは、2人の候補が選挙のたびに選挙区と比例で交代して出ること。新谷さんは茂木さんだけでなく、森山(裕)選対委員長にも確認したと言っているのですが、森山さんがそれを否定したものだから、余計にややこしい事態になっている」(自民党広島県議)  

 寺田氏は'22年11月、政治資金に関する不祥事が発覚して総務大臣を更迭された。しかし、宏池会の祖・池田勇人元総理大臣の孫を妻にもつ寺田氏を、岸田総理としては無下に扱えない。

 「その事情がわかっていて、茂木さんはあえて新谷さんを突っ張らせているんじゃないでしょうか」(前出・広島県議)  

 次の総選挙の結果次第で、政権の浮沈が決まる。選挙を仕切る幹事長の立場を使った茂木氏の攻勢に、岸田総理は耐えられるか。

 「週刊現代」2023年4月1・8日号より

 さらに関連記事『自民党内で「岸田下ろし」が始まる…その時、二階元幹事長が推す「次期総理」の名前』では、自民党内の“次なる動き”についてレポートする。

週刊現代(講談社)

8553OS5:2023/03/29(水) 11:59:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/064fd77a92141bfd30fe17c8409575acb0989d20
総務省文書問題 高市氏「自然発火」で大炎上 自民「逃げ切り」も徒労感 岸田首相も周囲に嘆き
3/29(水) 5:01配信


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カナロコ by 神奈川新聞
(写真:神奈川新聞社)

 放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を巡る野党の追及は28日の参院予算委員会でも続いたが、高市早苗経済安全保障担当相は「捏造(ねつぞう)」との見解を撤回せず、議論は平行線をたどった。この日、2023年度予算も成立し自民党は「逃げ切った」(幹部)と安堵(あんど)。「もともと高市さんさえ『自然発火』しなければここまで大炎上することはなかった」(同)との徒労感も漂った。

 「狙いは礒崎つぶしだ」。3月2日、立憲民主党の小西洋之参院議員が会見で明らかにした文書を見た与野党の国会対策委員会関係者から感想が漏れた。

 当時の首相補佐官で一連の文書の主役である礒崎陽輔氏は大分県選出の参院議員だったが落選中。今年の統一地方選の知事選の流れで想定されていた参院補選への出馬が取り沙汰された。政府関係者によると、旧自治省出身で仕事には厳しく特に後輩の多い総務省には恐れられていた。国対関係者の文書流失の共通の見立ては「礒崎氏の出馬を封じるためのリーク」だった。

 「自然発火」とは文書記載当時の総務相だった高市氏の反応。小西氏会見直後の記者団の取材に「捏造」「怪文書まがい」と怒りをあらわにした。

 自民の閣僚関係者は「自分自身がターゲットではないのだから『昔のことは調べないと分からない』とかわした上で『内容は不正確では』とやんわり否定すれば良かったのに」とし、「感情に走ってかつての部下を巻き込み『大臣と官僚のどちらかがうそつき』との構図にしてしまった」と惜しむ。岸田文雄首相も周囲に「だれか事前にアドバイスできなかったのか」と嘆いたという。

 野党の国対幹部も「本来の追及ポイントは所管外の首相補佐官が口をはさんで放送法の解釈をねじまげたことなのだが、高市さんからけんかを売られて焦点がずれた」と認める。「言った言わないの繰り返しは与党のみならず、『何度も同じことを聞くな』という野党への不信も招いてしまった」と歯ぎしりだ。

神奈川新聞社

8554OS5:2023/03/30(木) 19:29:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/92ba36d6ac3fdf76a7c2d4f0d33eac0307c1929f
国会でチャットGPTが初質問 岸田首相「私の方が…」 AIに対抗心?
3/29(水) 12:13配信

毎日新聞
衆院内閣委員会で立憲民主党の中谷一馬氏の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2023年3月29日午前9時18分、竹内幹撮影

 29日の衆院内閣委員会で、立憲民主党の中谷一馬氏が人工知能(AI)を用いた対話型の自動応答ソフト「チャットGPT」で作成した質問を、岸田文雄首相に問う一幕があった。中谷氏はチャットGPTが作った「首相答弁」も紹介。首相はAI答弁について「ぱっと見て、(自分の方が)より実態を反映した答弁をしている」と答え、AIへの対抗心をちらつかせた。


 中谷氏によると、国会審議でAIを用いて首相に質問するのは史上初という。中谷氏は、審議中の新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案について、「衆院議員だったら首相にどのような質問をすべきか」とチャットGPTに「質問案」作成を依頼。チャットGPTが作成した「地方自治体や医療現場の関係者の意見を十分に反映させているのかどうか。そして、改正法案に対する関係者の反応について教えてください」との質問案をそのまま首相にぶつけた。首相は「今回の法案は(関係者の)意見、要望に十分応えている改正になっている」などと答えた。

 中谷氏は続いてチャットGPTが作成した首相の「答弁案」も披露した。「(同法改正案は)地方自治体や医療現場の関係者の意見を十分に反映させるように努めている」などとする内容で、中谷氏は「首相の答弁より誠実でピントが合っているかもしれない」と指摘した。これに対し、首相が「(自らの方が)より具体的に関係者の名前などを挙げている」などと反論すると、委員会室に笑いが起きた。

 首相は対話型のAIについて「適切に使用することで行政職員がより多くの情報を効率的に利用する可能性がある」とした上で、「活用の進め方を検討したい」と述べた。【小田中大】

8555OS5:2023/04/05(水) 16:56:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf82ee828d64e6168b47e07ad8f78857d3c6965
暴走する茂木幹事長に激怒する大物議員の名前は? 「異次元の少子化対策」を巡って“内紛”か
4/5(水) 11:37配信
デイリー新潮
「官邸は完全に寝耳に水」
茂木敏充幹事長

 3月31日、政府は「少子化対策のたたき台」を発表した。その内容は児童手当の所得制限撤廃、出産費用の保険適用の検討などだが、肝心の財源の裏付けが取れず実現性の薄いものだという。このような不完全なたたき台が提出された背景には、スタンドプレーに走る茂木敏充自民党幹事長(67)の存在があるという。


 ***

 たたき台の中でも特に波紋を呼んだのが、「給食費の無償化」だった。提唱者は自民党最高幹部である茂木幹事長。3月20日、福島県の認定こども園を視察後、茂木氏は「家庭の事情に関係なく支援をしていく観点から、小中学校の給食費無償化を実現したい」とぶち上げたのだった。

「官邸は完全に寝耳に水の話でした」

 と困惑するのは、さる官邸関係者である。

「茂木さんは児童手当の所得制限撤廃も最初に言及したのですが、その際も官邸への根回しは不十分でひんしゅくを買っていました」

 実際、給食費無償化には総理側近や官邸幹部から不満の声が続出。実現には年間4600億円ほどの財源が必要だとされていて、例えば、さる総理側近は周囲に、

「学校に行けばただでメシ食えるなんていいのかよ」

 そう語り、財源に話が及ぶと、

「簡単に言うなよ! アホみたいな政策出しやがって」

 と怒りをぶちまけたという。先の関係者が続ける。

「横浜市などは中学校の給食を全面的に実施しておらず、全国的に無償化すると、家計の負担軽減に地域差が出てしまう。茂木さんはそうした問題や財源をどうするかについて全く考えておらず、文科省や財務省もほとほと困り果てています」

ないがしろにされた萩生田政調会長
 さらに物議を醸したのは、自民党の提言を党内ですり合わせていないことだ。

 本来、自民党の政策責任者は政調会長である萩生田光一氏(59)。が、今般の提言は茂木氏が本部長を務める党の「こども・若者」輝く未来創造本部でまとめられ、萩生田氏はないがしろにされた格好だ。

 実は先の給食費無償化ももともとは政調の案だったとされる。それを嗅ぎつけた茂木氏に近い人物から耳打ちされ、幹事長は自らの腹案として表明したという。萩生田氏にすれば面白いはずがない。

 政治ジャーナリストの青山和弘氏の解説。

「今回の提言が党の政務調査会を通していないことで、萩生田さんは周囲に不満を口にしています。党の政策は政調を通して総理に上げるという原則がありますが、それを無視した形です」

 今回の提言は、官邸内でもすこぶる評判が悪いという。

「さる現職大臣は“提言といえるのかね。ただのメモ書きでしょ”と一刀両断していました。財源論を先送りにして、統一地方選を前に国民ウケしそうな政策を言いたい放題で並べているだけですからね」(先の官邸関係者)

茂木氏に激怒する人物
 独断専行の茂木氏には党幹部もおかんむりだ。その筆頭が森山裕選対委員長。

「森山さんは最近、茂木さんに激怒しているようです」

 と自民党関係者がささやく。

「児童手当の所得制限撤廃には森山さんもかねて反対の立場。にもかかわらず何の相談もなしにどんどん進めていく上、公明党との関係でももめているんです」

 公明党とは小選挙区の10増10減にともなう衆院選の区割り変更でどの選挙区に公明党の候補を立てるか、調整が続いている。

「茂木さんは創価学会の佐藤浩副会長と候補者調整のやり取りをしていました。が、佐藤副会長サイドはこの協議の中で学会の要望を聞き入れない森山さんを“外せ”と茂木さんに打診したのです。結果、森山さんは協議から事実上締め出され、茂木さんに対する不信感を募らせています」(同)

 そもそもこの「異次元の少子化対策」に実効性はあるのか。政権の人気取りの材料になっているだけということはないのか。4月6日発売の「週刊新潮」では、出産費用の保険適用が実現した場合に医療現場で起こるトラブルなどと併せて、今回のたたき台の問題点について詳報する。

「週刊新潮」2023年4月13日号 掲載

新潮社

8556OS5:2023/04/05(水) 18:33:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffd1915cd7e3b287958a0846cee845ea3cee1e05
麻生太郎副総裁「焦ることはねぇんだよ」…解散戦略、三つのシナリオ
4/5(水) 17:10配信

西日本新聞
国会議事堂

 岸田文雄政権は4日、発足から1年半となった。長らく首相の頭を悩ませてきた内閣支持率は持ち直しの兆しを見せ始め、来月には「岸田外交」の集大成と位置付ける地元広島での先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に臨む。2024年9月末に迎える自民党総裁の任期が折り返し地点を迎え、本格政権樹立に向けた首相の衆院解散戦略にも関心が集まっている。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 首相は3日、二階俊博元幹事長と党本部で会談。同席した二階氏側近から、6月21日の今国会会期末までに衆院を解散するとの観測が報じられていると話を向けられたが、「それはマスコミに聞いてみないと分からない」と煙幕を張った。

 解散論浮上の背景には、半年以上にわたり低迷してきた支持率の回復傾向がある。日韓首脳会談やウクライナ訪問を機に追い風が吹き、広島サミットも成功に導けば、「解散に向けた環境が整う」(自民ベテラン)とみられるからだ。

 6月に「将来的な子育て予算倍増の大枠」を示し、防衛力強化やエネルギー政策の転換に関する法案を成立させると、首相が優先する「先送りできない課題」にも一定のめどが付く。

 ただ、首相が長期政権を目指す上でハードルとなる来年9月の党総裁選までは1年以上ある。総裁再選を最優先に考えるのであれば、あまり現実的ではない。首相が政権運営の相談を欠かさない麻生太郎副総裁も周囲に「焦ることはねぇんだよ」と語るなど、消極的とみられる。

 現時点で有力視されているのが、秋の臨時国会中の解散だ。

 事前に内閣改造と党役員人事で刷新感を演出し、岸田政権2年間の実績を巧みにアピールして信を問う。

 年末には防衛費増額のための増税論議を控え、遂行に向けた推進力を得ることも可能。自民内には「野党の準備が整っていないから有利だ」とみる向きもある。

 もっとも、衆院議員の任期はようやく半分に達する程度。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題や増税への世論の反応を見ながらの判断となりそうだ。

 年をまたぐ場合は、自民総裁選にできるだけ近づける案が取り沙汰されている。総選挙で「選挙の顔」としての存在感を党内外に示せれば、総裁選での無投票再選も視野に入るという理屈だ。

 逆に、複数の候補者による総裁選を経て、露出を最大限に高めた上で総選挙に突入する一手もあり得る。

 だが、その場合は総裁選に勝つことが大前提であり、党内の「岸田降ろし」につながるリスクも伴う。

 (河合仁志)

西日本新聞社

8557OS5:2023/04/12(水) 20:24:10
https://www.asahi.com/articles/ASR4D66K2R4DUTFK00M.html
5歳の森喜朗元首相「あと5年はおれが」 安倍派で高まる存在感
有料記事自民

森岡航平2023年4月12日 19時30分
 森喜朗元首相が、自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)でひときわ存在感を高めている。安倍晋三元首相が亡き後は会長不在が続くなか、政界引退から10年以上が経った85歳は岸田文雄首相と会食を重ね、人事の要望もする。永田町で再び「キングメーカー」然として振る舞う姿に、「森派回帰」と皮肉る声があがる。

 「長期政権をめざして、岸田総理を支えてほしい」

 6日夜、東京・銀座の老舗料亭で首相と会食した森氏は、同席した経済人らにそう呼びかけた。森氏は首相に「頑張ってほしい。みんなでしっかり支える」と全面支援も約束し、首相は「ありがとうございます」と相好を崩した。

 森氏の動向が注目を集めるようになったのは、昨年7月に安倍氏が銃撃され亡くなって以降のことだ。

 森氏は清和研元会長として、今も派内に絶大な影響力を持つ。衆目一致する新会長がいないことから、派閥の先行きを案じて分裂回避へと動いた。当面は、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、高木毅国会対策委員長の「5人衆」での集団指導体制を進言した。

 一方で、大黒柱を失った安倍…

8558OS5:2023/04/13(木) 07:34:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/24e951fea0fcb7935ddf0d3d656ff109e49d3662
地元知事選敗北、高市氏に痛手 資質に疑問符、遠のく自民党総裁選
4/13(木) 7:05配信


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時事通信
閣議後に記者会見する高市早苗経済安全保障担当相=11日、東京都千代田区

 9日の奈良県知事選は、自民党分裂の「漁夫の利」を得た日本維新の会候補が勝利した。

 自民県連会長として一本化に失敗した高市早苗経済安全保障担当相には痛手で、党総裁候補としての資質を疑問視する声も出ている。

 「維新の躍進に至った責任は県連会長を務める者として痛感している」。高市氏は11日の閣議後記者会見でこう語った。

 知事選を巡り、高市氏は総務相時代に自身の秘書官を務めた新人の平木省氏の擁立に動いた。現職の荒井正吾氏には勇退を促したが説得し切れず、逆に反発した荒井氏が5選を目指し出馬を表明。党本部の調整も不調に終わり、分裂選挙に突入した。

 投開票の結果、平木氏と荒井氏を足した票数は維新新人の山下真氏を上回り、分裂選挙の影響が如実に示された。大阪府外での初の維新公認首長の誕生は維新の全国政党化へ弾みとなる可能性があるだけに、自民内では「高市氏は最後まで一本化に努力すべきだった」(閣僚経験者)と恨み節が漏れる。

 高市氏の国会答弁も追い打ちとなった。3月初めに放送法に関する総務省の内部文書が明るみに出ると、高市氏は「全くの捏造(ねつぞう)文書」と断言。捏造でなければ衆院議員を辞職するとたんかを切り、審議は高市氏への追及一色となった。

 3月中旬には「信用できないなら、もう質問しないでほしい」と野党議員に言い放ち、末松信介参院予算委員長(自民)から「敬愛の精神を忘れている」と注意を受ける場面もあった。高市氏は同月下旬に知事選が告示されても「もう近寄れない。票を減らすだけだ」と周辺に漏らし、地元に応援に入ったのは最終盤のわずか1日だけだった。

 11日の会見で高市氏は、荒井氏を森山裕選対委員長が電話で激励したとの報道を取り上げ、「県連と党本部が別々の候補を応援したのではないか。きちっと検証することも大切だ」と主張した。

 こうした発言には党内から「墓穴を掘る結果になる」(二階派ベテラン)と冷ややかな視線が向けられる。高市氏は2021年の総裁選で岸田文雄首相に次ぐ国会議員票を獲得。その後も安倍晋三元首相の支援を受け、「保守派のエース」として次期総裁選へ意欲をにじませてきたが、今回の経緯に「もう推薦人20人は集まらないだろう」(茂木派中堅)ともささやかれている。

8559OS5:2023/04/15(土) 14:57:49
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202304150000456.html
岸田首相の補選遊説は告示後初めて 昨年の安倍元首相銃撃死受け各地で厳戒警備態勢だった
[2023年4月15日12時54分]
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものが投げ込まれ取り押さえられる男(共同)岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものが投げ込まれ逃げ惑う住民(共同)

15日午前11時半ごろ、衆院和歌山1区補選の応援演説で岸田文雄首相が訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で、白煙のようなものが上がり、大きな爆発音が起きた。

何者かが、爆発物のようなものを投げ込んだとみられ、集まっていた人から悲鳴が上がった。煙が立ち上った後、爆発音がしたという。現場では、警官や周辺にいた人が男1人を取り押さえる様子が確認された。

昨年7月の参院選中、安倍晋三元首相が演説中に奈良市内で銃撃され死亡する事件が起きた。和歌山1区を含め、23日に投開票される衆参の5補選は、それ以来の国政選挙となり、首相や各党幹部が候補者の応援に回っている。

そのため演説会場周辺ではどこも、厳重な警備体制が敷かれていた。

衆参5補選が11日に告示された後、岸田首相が応援演説に回るのは、和歌山1区が初めてだった。

自民党関係者によると、首相はすぐに避難し、現場を離れたという。けがはないという。首相は選挙の応援演説をする直前だったが、演説は中止となった。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202304150000498.html
岸田首相の補選応援演説はすべて予定通り 自民党が発表 和歌山、千葉、大分で遊説予定
[2023年4月15日13時31分]
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものを投げ込み取り押さえられる男(中央上)(共同)岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものを投げ込んだ男を取り押さえる人たち(共同)

自民党広報の公式ツイッターは15日、公表している岸田文雄首相の衆院補選の応援演説について、予定通り実施すると発表した。

「大変ご心配をおかけしております。本日の岸田総裁の街頭演説会は【予定通り】実施いたします」と記した。

また、明日16日に参院大分補選に向けて大分県内3カ所で予定されている遊説も、予定通り、行うとしている。

首相はこの日午前11時半ごろ、衆院和歌山1区補選の応援演説で訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で演説直前、男に爆発物のようなものを投げ込まれた。首相はすぐ避難し、和歌山県警本部に移動した。けがはないという。

首相は15日、和歌山1区で2カ所、千葉5区で2カ所、補選の自民党候補の応援演説を行う予定が組まれていた。雑賀崎漁港での遊説は中止されたが、15日午後、首相はJR和歌山駅前での遊説を、予定通り行った。

首相はこの後、千葉県内での遊説に入る。

8560OS5:2023/04/18(火) 13:34:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/767178c351ced1c5b900dcfc66e77e67bf2c5df5
【山口2区補選】世襲・岸信千世氏の「はじめてのせんきょ」が不評 支援者からは「想像以上のお坊ちゃま」
4/18(火) 10:36配信
「はじめてのおつかい」のようにホッコリとはならなかったようだ。衆院山口2区補選に立候補した自民新人の岸信千世氏(31)である。「演説の中身がない」「挨拶すらできない」「家系図頼りのお坊ちゃま」……。3代にわたって岸家を支えてきた陣営からは、こんなため息ばかり漏れ伝わってくるのだ。

 ***

問題を並べるだけで「どうしたい」がない
 公示日の4月11日。純白のジャンパーを羽織った信千世氏は、山口県岩国市の民間施設で第一声をあげた。

「素敵なこの山口県、この県の東部、岩国市があると、日本国があるというのはですね。これは先人が守ってきたからであります。先人のみなさまが大切に守り抜いてきた山口と、この誇り高き日本を、次の世代により良いかたちで託していく。これが今を生きる、われわれの責任ではありませんガァー!!」

 ひときわ声を張り上げた後、しーんと静まり返った聴衆。やがてパラパラと拍手が起きた。現場にいた支援者が振り返る。

「ヤバいと思いました。ぐだぐだと基地問題や少子高齢化問題などを並べているんですが、肝心のどうしたいかがない。薄っぺらいんです。『想像以上のお坊ちゃまだった』と周囲は騒然としました」

心配して電話してきた古巣の先輩に逆ギレ? 
 そればかりではない。選挙区を回れば回るほど評判が下がっていくという。

「挨拶すらできないのかと心配されています。有力支援者の顔がわからないのはしょうがないにしても、だったら周囲に聞くなり、手当たり次第、平身低頭に行けばいいのにそういうしたたかさがない。見るにみかねて、ある時、選対本部長を務める柳居俊学(しゅんがく)県議会議長が説教をしたというんですが、それが1時間以上も続いて、その後の集会が後ろ倒しになったり、もう大変です。古巣の大先輩にあたるフジテレビの政治部長も電話でアドバイスをしたようなんですが、逆ギレしたなんてウワサまで飛び交っています」(同)

 さらに、本来ならば経験不足の本人を支えるべき身内までもが足を引っ張ってしまったという。信千世氏の母親・智香子氏だ。

「田布施町という瀬戸内海に面した風光明媚な地域があるんですが、そこの集会に現れ、『こんな田舎に』みたいな町を小馬鹿にするような言い方をして支援者を怒らせてしまった。スタッフも無風の選挙戦しか経験がないので、新人候補を支えるノウハウがないのです」(同)

消えたホームページ
 当初は楽勝との下馬評だったが、共同通信の調査でとうとう1ポイント差まで詰められる始末。

「読売新聞も5ポイント差という厳しい結果を出しています。一騎打ちとなっている立憲民主党候補の平岡秀夫元法相が猛追している状況。相手は69歳の高齢者なんで、本来、年齢差でも有利なはずなんですが……」(地元記者)

 そういえば、岸信介、安倍晋三、佐藤栄作元首相の名などを連ねた「華麗なる家系図」を掲げ、猛批判を受けたあのホームページはどうなったのか。Googleで信千世氏の名前をいくら検索しても出てこない。どうやら閉鎖してしまったようだ。

「一時期は後援会の入会フォームが出てくる仕様に変え、さらに批判を浴びていましたが、とうとう面倒くさくなってしまったのでしょう。このご時世で、ホームページを作らない新人候補なんて彼くらいですよ。Twitterすらやっていませんからね。唯一やっているInstagramも、選挙ポスターをアップしている程度のやる気のない内容です」(同)

 家系図頼りでどこまで戦えるか、見ものである。

デイリー新潮編集部

新潮社

8561OS5:2023/04/19(水) 07:05:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/202dea80f6a29bc565c05762b13e784b05dc1f59
二階派41人に 中川郁子氏が退会、自民第5派閥の順位は変わらず
4/18(火) 18:58配信


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毎日新聞
自民党

 自民党の二階派は中川郁子衆院議員(比例北海道ブロック)が提出していた退会届を20日の派閥役員会で受理する。関係者が明らかにした。

 中川氏の退会で所属議員は41人になる。党内第5派閥の順位は変わらない。【李舜】

8562OS5:2023/04/25(火) 23:44:44
https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/081000c
退陣1年半で再脚光、政権は神経とがらせ 菅前首相のいま/1

毎日新聞 2023/4/25 05:30(最終更新 4/25 12:14)

 千葉都市モノレールが乗り入れる千葉市郊外のJR都賀駅前。3月21日の夕暮れ時、車から降り立った自民党の菅義偉前首相を待っていたのは、ロータリーを囲むように詰めかけた400人ほどの聴衆だった。割れんばかりの拍手の中、街宣車の上へとよじ登ると、「菅さん、頑張って!」と声援が飛んだ。照れくさそうな笑みが、菅氏の顔に浮かんだ。

「自信になった」
 菅氏がこの地を訪れたのは、県議選の自民党候補の応援のためだった。

 新型コロナウイルス対策、不妊治療の保険適用、携帯電話料金の値下げ、ふるさと納税……。

聴衆とグータッチする菅義偉前首相=横浜市神奈川区の横浜駅西口で2023年4月1日午後3時41分、李舜撮影拡大
聴衆とグータッチする菅義偉前首相=横浜市神奈川区の横浜駅西口で2023年4月1日午後3時41分、李舜撮影
 マイクを握った菅氏は首相や総務相時代の自身の実績を一つ一つ、かみしめるように列挙した。「どうでしょうか、皆さん」と呼びかけると、再び拍手が湧き起こった。


 演説を終えた菅氏の元へは多くの聴衆が押し寄せた。「皆様の元に菅前首相が参りますので押し合ったりしないでください」とのアナウンスが流れる中、菅氏はロータリー沿いを200メートルほどゆっくりと歩きながらグータッチを重ねた。

 「あれだけ人が集まるとは思わなかった。自信になったよ」。菅氏は後日、周辺にこう語った。

 首相として世論と自民党内の激しい反発を受けた菅氏は2021年10月、追われるように政権の座から去った。追い打ちをかけたのが、翌22年7月の盟友・安倍晋三元首相の急死だ。


 「何もかもやる気がなくなっちゃった」。当時、周囲にそう語ったこともある。落ち込み方は激しく、一時は健康不安説すら流れた。

岸田政権の失速で…
 そんな菅氏に脚光が集まったのは、岸田政権の迷走が要因だ。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題や相次いだ閣僚辞任で岸田政権への批判が強まるにつれ、インターネット上で岸田政権との対比から菅政権の実績を評価するコメントが相次いだ。退陣から約1年半。菅氏の立場は党内随一の「人気弁士」へと一変した。


子供とのグータッチで笑顔を見せる菅義偉前首相。地方での演説でも人気を誇る=滋賀県草津市渋川1のJR草津駅で2022年5月21日午後3時1分、李舜撮影拡大
子供とのグータッチで笑顔を見せる菅義偉前首相。地方での演説でも人気を誇る=滋賀県草津市渋川1のJR草津駅で2022年5月21日午後3時1分、李舜撮影
 統一地方選では各陣営から応援依頼が殺到。菅氏は多忙な日々を送った。千葉市の演説も群馬県での講演を終え、直接駆け付けた。その前日は沖縄県を訪問。千葉市の演説後も北海道や愛知県などを回った。演説内容は自身の実績の列挙が中心で、岸田政権を評価することもない。それでも多くの聴衆が押し掛けるケースが目立つ。自民党関係者は「あれだけ人を集められる政治家はいない」と口をそろえる。

政権警戒「不気味な存在」
 「前内閣総理大臣 菅義偉と握手しよう!」。4月1日、菅氏の地元・横浜市のJR横浜駅前の知事選候補者の応援演説で立て看板が並んだ。長い列ができ、菅氏は演説後、12分間、グータッチを続けた。

 「菅氏を核に非主流派が結集すれば脅威になる」。政府関係者はこう漏らす。政権にとって「不気味な存在」にもなった菅氏のいまを追った。

8563OS5:2023/04/25(火) 23:45:36
https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/084000c
接近する岸田氏、提案を丸のみ その心中は 菅前首相のいま/2

毎日新聞 2023/4/25 05:31(最終更新 4/25 19:56)

 3月30日夕、国会内の菅義偉前首相の事務所を訪ねたのは、岸田文雄首相だった。岸田氏がこの場で菅氏に明かしたのは、政府の「異次元の少子化対策」のたたき台に、出産費用への公的健康保険適用の検討を盛り込む方針だった。

 出産費用の保険適用は菅氏が3月初旬から打ち上げた案だ。「いいアイデアですね」。岸田氏が持ち上げると、菅氏は「取り入れてくれてありがとうございます」と謝意を述べた。

 菅氏には首相時代、不妊治療の保険適用を主導し、実現させた成功体験がある。菅氏の事務所には、保険を適用して不妊治療を受けた家族から感謝の手紙も数多く届けられた。出産費用の保険適用もこの延長線上にある。

 岸田氏が「丸のみ」したのは、菅氏への配慮からだ。

 岸田氏は菅氏の動向を気にかけており、首相就任以来、たびたび菅氏と面会している。3月の面会は8回目。前回の2月6日の面会では、岸田氏は日銀新総裁人事について「迷っている」と吐露してみせた。

 「菅氏が政権に対して何か仕掛けてくるのではないか…

https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/087000c
有志の勉強会を封印 「次」へ展望描けるか 菅前首相のいま/3

毎日新聞 2023/4/25 05:32(最終更新 4/25 05:32)
 今のところ、菅義偉前首相は政権との対立を避けようと腐心している。

 自民党の佐藤勉元総務相は1月17日昼過ぎ、二階俊博元幹事長と党本部で会談し、「菅氏に近い無派閥議員を集めて勉強会をしたい」と告げた。「じゃんじゃんやればいい」。二階氏はそう応じたという。

 佐藤氏はもともと菅氏に近く、菅氏も首相時代、佐藤氏を総務会長として重用した。佐藤氏はいまでも「菅政権時代に菅氏を守り切れなかった」との後悔を抱える。2022年2月、麻生派を離脱して菅氏と同じ無派閥となり、勉強会設立を目指したのは「菅氏を守る集団を顕在化させたい」との思いからだ。菅氏から選挙指南など側面支援を受けた若手の無派閥議員を束ねれば、菅氏にとって格好の「次」への足場にもなる。

 ところが、菅氏自身は勉強会設立に消極的だった。

8564OS5:2023/04/27(木) 09:05:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eeb59291b5a364b21f84d1dbf4c3f30f24276d0
悪い流れ断てるか… 二階派が結束へパーティー 選挙で苦戦
4/26(水) 19:40配信


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産経新聞
志帥会パーティーであいさつを終えた二階俊博会長=26日午後、東京都内のホテル(矢島康弘撮影)

自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会、42人)は26日、東京都内のホテルで他派閥に先駆けて政治資金パーティーを開いた。派を挙げて挑んだ衆院和歌山1区補選では敗北を喫し、退会者も相次いでいる。鉄の結束を再確認し、悪い流れを断てるのかが焦点となる。

「素晴らしいふるさと、日本社会を築く努力。政治はその先頭に立たなくてはならない。志帥会はその真ん中で頑張っていくことを誓う」

二階氏は派閥パーティーのあいさつでこう語り、一致結束して政策課題に取り組む考えを示した。来賓として岸田文雄首相(党総裁)も駆けつけ、「政局においては『目配り』『気配り』『心配り』が大切だといわれる。これを体現されているのが二階氏だ」と持ち上げた。

パーティーでは二階氏が昨年4月、在日ウクライナ大使館に見舞金を届けて以来、親交を深めている同国のセルギー・コルスンスキー駐日大使が講演した。

二階氏は今月、日中議連会長に就任し、中国要人との会談に向け訪中時期を模索中だ。また、5月4〜9日に訪問するベトナムではボー・バン・トゥオン国家主席らとの面会を予定するなど、外交面で健在ぶりを示している。

ただ、2年前の党総裁選でまとまった投票行動がとれなかった派閥は現在も結束力に課題を残す。

参院議員を辞して徳島県知事選に出馬した三木亨氏以外にも退会者や退会希望者が相次いでおり、派閥の勢力は最近、首相が率いる岸田派(宏池会、45人)に抜かれて5位に転落した。

最近の派の選挙戦績も芳しくない。支援した三木氏は徳島県知事選で落選。また、「二階氏の地元で間違いがないようにしないといけない」(伊吹文明元衆院議長)と総力を挙げて臨んだ衆院和歌山1区補選でも、派出身の元衆院議員が日本維新の会の新人に後れをとった。

派閥幹部は悪い流れを断ち切るかのように「去る者は追わず。二階氏の下で結束し、改めて筋肉質な政策集団を目指す」と話した。(大島悠亮)

8565OS5:2023/04/27(木) 09:18:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8d37ecbcc2694394a812b851993fb0c76f20285
〈和歌山だけひとり負けでどうする?二階元幹事長〉揺らぐ王国、派閥退会者が相次ぐなか、あの不倫路チュー議員もひっそり…「それでも二階先生はいつかやり返す」
4/27(木) 7:02配信
4月の国政5補欠選挙を「4勝1敗」で乗り切った自民党だが、唯一の黒星が「二階王国」と呼ばれる和歌山での選挙だった。所属議員の派閥退会が相次ぐなど、二階元幹事長の影響力低下は必至だ。

【画像】4月の補選期間中にひっそりと二階派を去った「不倫路チューで」世間を騒がした女性議員

4月23日に行われた国政5補欠選挙で、自民党は山口2・4区、千葉5区、参院大分選挙区の計4選挙区で勝利した。

永田町では早期解散の憶測も強まる中、自民内で「ひとり負け」状態なのが、和歌山1区の議席を日本維新の会にとられた形の、二階俊博元幹事長が率いる和歌山県連だ。「二階王国」の選挙とあって、所属議員や秘書が総出で応援に駆けつけていた二階派にも、落胆が広がっている。

候補者選考から波乱 「不倫路チュー」元議員の擁立に「タマが悪かった」
これまで和歌山1区で5期連続当選を誇ってきた岸本周平氏が知事に転出したことに伴う補選で、自民はこれまで岸本氏に4連敗してきた門博文氏を擁立した。

「候補者を決める際に自民党が実施した調査では、知名度の高い鶴保庸介氏なら余裕で勝てそうで、当初は鶴保氏を擁立する調整が進められていました。でも二階氏の選挙区からの衆院転出を狙う世耕弘成氏にとっては、鶴保氏が先に衆院に鞍替えすることが面白くなかったんでしょう。

二階氏にとっても、二階派に所属していた門氏が当選すれば、派閥にとってプラスです。結局、和歌山県連は、岸本氏の支援をとりつけたことで、門氏でも勝負できるとみて、門氏の擁立を決めました」(二階派関係者)

だが、門氏を「勝てない相手ではない」と考えた維新が、和歌山市議を務めていた林佑美氏を擁立すると、雲行きが怪しくなる。

前出の二階派関係者が語る。

「門氏はもともと選挙に弱かったのに、2015年、女性衆院議員との『不倫路チュー』も撮られてしまい、今もスキャンダルの影響が強く残っています。今回、維新の候補が女性だったことも、門氏にとって戦いづらかったはずです」

そして告示日以降は、各社の情勢調査で門氏の苦戦が伝えられることに。その途端、世耕氏は手のひらを返すように「タマが悪かったんだよ」と周囲にこぼし始めるなど、和歌山県連と、派閥総出で選挙の応援をしていた二階派をとりまく雰囲気は重苦しくなっていった。

最終日には、1週間前に爆発物を投げられた岸田文雄首相や、二階氏と親しい小池百合子都知事も応援に入ったが、「停滞した和歌山に新しい風を」と訴える林氏には及ばなかった。

8566OS5:2023/04/27(木) 09:18:57
「一匹、いなくなったな」 所属議員がポロポロと二階派を退会
「王国」の県都をとられた二階氏の足元は、永田町でもゆらぎつつある。

「安倍・菅政権で二階氏が幹事長を務めていたときの二階派には、続々と入会者がいました。それが、ここ最近では、二階氏の力の陰りを象徴するように、ポロポロと退会者が続いているのです」(全国紙政治部記者)

二階氏の幹事長時代には、陳情団を連れて頻繁に二階氏に面会していた片山さつき元地方創生相は、岸田政権が誕生し、二階氏が幹事長職を退いた直後の2021年末、「このまま二階派にいても、先がない」と、二階派を退会する意向を早々に伝達。

その後も衛藤晟一元少子化相、泉田裕彦衆院議員が相次いで派閥を去った。

さらに今回の補選期間中、ある女性議員がひっそりと退会届を出したことも注目を集めた。

「門氏の『路チュー』相手だった中川郁子氏です。中川氏は故・中川昭一元財務相の元妻で、当時は独身でしたが、門氏は既婚者。

中川氏は『門先生が当選して、二階派に戻ってきたら、私は二階派にいられない』と周辺に話していたといい、門氏の当選を見越して退会届を提出した形です。

門氏が当選していたら、中川氏とプラスマイナスゼロでしたが、門氏が落選したことで、派閥内には『補選が終わるまで情勢を見極めればよかったのに』とぼやく声もあります」(同)

以前、ある議員が退会したときには、「一匹、いなくなったな」とつぶやいた二階氏。

「議員を動物のように『匹』と言うところが、いかにも二階氏らしいですが、かつて幹事長派閥として人数を増やしていた時代は終わりました。今は非主流派の党内第5派閥として、苦しい時期が続いています」(同)

「生徒会やってんじゃないんだよ」 首相への恨みは今も
二階氏の周囲でも今後、大きな転換点がやってきそうだ。

二階氏の側近、林幹雄・自民党財務委員長の長男で、千葉県議を4期務めてきた幹人氏が4月の県議選に出馬せず、国政選挙をめざす意向を表明した。このことで、林幹雄氏が次期衆院選に出ず、幹人氏に継がせるのではないか、とささやかれている。

林氏は二階氏が幹事長だったころに幹事長代理を務め、現在も二階氏の側近中の側近として知られる。

全国紙政治部記者は、林氏が引退した後の二階氏をこう心配する。

「林氏は、二階氏が国会内で道に迷ってしまったときも案内してあげたり、二階氏が、菅義偉元首相、森山裕選挙対策委員長といった重鎮と会食をするときも同席したりと、ぴったりと寄り添ってきました。

口数が少なく『おう、そうか』くらいしか言葉を発しないことも多い二階氏の『通訳』とも言われており、林氏がいなくなったら、二階氏はどうなるのでしょうか……」

それでも、二階派議員は「二階先生は、こんなところじゃ終わらない。俺はいつまででもついていく」と話す。

そもそも、二階氏が「非主流派」に置かれたきっかけは、岸田首相が2021年の自民党総裁選に出馬するときに、5年にわたって幹事長を務めていた二階氏を念頭に、総裁以外の党役員任期を「1期1年、連続3期まで」とする公約を掲げたことだった。

二階氏は、岸田首相の政権運営を「政治はみんなでやるもんだろう。自分が目立てばいいわけじゃない。総理は生徒会長じゃない。生徒会やってんじゃないんだよ」と吐き捨てる。

永田町、和歌山の双方で二階氏の威光に陰りが見えるなかでも、二階氏周辺は鼻息が荒い。

「二階先生は、いつか必ずやり返す。自分が幹事長だったときに、岸田総理に刺された恨みは、決して忘れていない」(同・二階派議員)

取材・文/集英社オンラインニュース班

8567マザー:2023/04/27(木) 22:53:31
テスト

8568OS5:2023/05/02(火) 00:13:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b02e64cc199bb2c9b4b53f716b1335ded5105de
安倍派の会長選び停滞…萩生田氏ら有力候補に決定打なし、分裂懸念し現状維持望む声も
5/1(月) 7:23配信

 【マニラ=山崎崇史】自民党最大派閥の安倍派で、安倍晋三・元首相の後継会長選びが停滞している。有力候補は絞られつつあるものの、いずれも決定打を欠くためだ。早期の衆院解散の観測も飛び交う中、派閥の分裂回避を優先し、複数の幹部で運営する現状維持を望む声も出ている。

 「皆さんで納得できる人を選んでいかなければならない。派内でよく意見交換しながら収れんしたい」

 萩生田政調会長は30日、訪問先のフィリピンで記者団に対し、新会長の選出について、こう強調した。萩生田氏は過去に、「安倍氏の一周忌(7月8日)までをめどに、しかるべきリーダーを立てたい」と語っていたが、急がない考えを示したものだ。

 萩生田氏は、会長の有力候補の一人と目されている。4月29日から5月3日にかけてインドネシアとの2か国を歴訪中で、この日はフィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領と会談した。

 派内では、萩生田氏と、西村経済産業相の2人を軸に会長選びが進むとみられている。ともに安倍氏の側近だったことで知られ、政府や党の要職を経験している。元会長で今も同派に一定の影響力を持つ森喜朗・元首相は「あと5年は後見人として関与する」と周囲に伝え、新会長候補として複数の名前を挙げているが、萩生田、西村両氏を競わせる意向とされる。

 安倍派は現在、塩谷立、下村博文両会長代理を中心とする暫定的な運営体制を続けており、下村氏を推す声や、参院安倍派をまとめる世耕弘成参院幹事長を共同代表とする案もある。総裁選出馬に意欲を持つ議員が複数いることから、新会長を総裁候補と切り分けるべきだとの意見もある。

 森氏や派幹部が気にかけるのは、主導権争いによる分裂だ。「鉄の結束」を誇った田中派や竹下派の分裂例を踏まえ、政界では「派閥が100人を超えると分裂する」との戒めが言い伝えられている。安倍氏も生前、気にしていたとされるが、安倍派は4月27日、衆参補欠選挙で初当選した議員ら4人が入会し、所属議員が100人に達した。

 幹部の一人は「無理に会長を選び、派内で摩擦を生むべきではない」と訴える。年内の衆院解散もささやかれており、会長選びより、それぞれの地元活動に力を注ぐべきだとの声も広がっている。5月16日に予定される安倍派の政治資金パーティーでも「新会長のお披露目は間に合わない」との見方がもっぱらだ。

8569OS5:2023/05/02(火) 00:57:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d32efe2231d16955bde542dd8dfd45de4bb13f36
自民派閥補選で明暗 安倍、麻生派は勢力拡大、祝勝ムード 二階派は元職敗れて消沈
4/29(土) 12:50配信
自民党各派閥は27日、衆参5補欠選挙後初となる定例会合を開き、初当選した新人議員も出席した。参院大分選挙区などで勝利した3人が入会した党内最大派閥安倍派は、所属議員数を99人にまで拡大。麻生派も衆院千葉5区を制した新人が加わり、55人とした。一方、衆院和歌山1区で、派に所属した元職が落選した二階派は補選の話題には触れず、存在感に陰りも見えつつある。

 党本部であった安倍派例会は冒頭から大きな拍手に包まれた。塩谷立会長代理が「見事に当選を果たし、3人とも入ることになった」と報告すると熱気は最高潮に。新人も「ご指導のほどを」「力を尽くしてまいりたい」と決意表明した。

 勢力は3桁の大台まであと1人。安倍晋三元首相の死去後、会長ポストの空席は続くが「数は力。多いに越したことはない」と参院中堅。派幹部は「(他派閥は)努力してないんじゃないか」と冗談を飛ばした。

 麻生派は同数で並んでいた茂木派をかわし、単独第2派閥となった。接戦をものにした新人が先輩議員たちを出迎え、選挙戦での尽力に頭を下げて回った。会長の麻生太郎副総裁は「今日から一員として迎える。活躍に期待したい」と満足げにエールを送った。

 祝勝ムードに沸く安倍、麻生両派。対照的に、二階俊博元幹事長率いる二階派は重苦しい雰囲気が漂った。補選は、和歌山が地元の二階氏を先頭に派の総力を挙げたが、5補選で唯一敗れた。会合で二階氏は、26日に開いた派閥の政治資金パーティーについて「グループ(派)の存在感を発揮することができた」と触れたのみで言葉少なだった。

 安倍、菅両政権で幹事長を5年超務め「キングメーカー」として権勢を誇った二階氏も、現政権下では非主流派とみなされ、退会者も相次いで第5派閥に転落した。自民関係者は「二階氏に往時の力はもうない」と冷ややかに語った。 (御厨尚陽、河合仁志)

8570OS5:2023/05/02(火) 00:58:32
https://www.sankei.com/article/20230430-DDE5VKK6JFJ5TLKUDQAOLOVO7A/
新会長5月決定こだわらず 自民・萩生田氏、安倍派運営巡り
2023/4/30 21:13
自民党の萩生田光一政調会長は30日、空席になっている安倍派会長を巡り、5月16日の派閥パーティーまでの決定にこだわらない考えを示した。「パーティーは一つの節目だが、皆さんが納得できる人を選ばねばならない」と訪問先のフィリピンで記者団に述べた。

同時に、派閥内で意見交換しながら、集約を図る意向を強調した。

萩生田氏は会長候補の一人と目されている。安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相は北國新聞社のインタビューで、パーティーを巡り「誰があいさつするのか。派閥の代表を決める一つのめどではないか」と語っていた。(共同)

8571OS5:2023/05/05(金) 00:55:33
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/322424
安倍派新会長「5.16決定」の仰天情報…萩生田光一氏が最有力も“総・会分離”案で分裂含み
公開日:2023/05/02 06:00 更新日:2023/05/02 06:00
 安倍元首相が亡くなった後、「空席」のままとなっている自民党「安倍派」の会長ポスト。長期間、安倍派会長が決まらないのは、誰がなっても、派閥が分裂する恐れがあるからだ。

 ところが、安倍派の派閥パーティーが開かれる5月16日にあわせて新会長が決まるのでは、という仰天情報が流れている。

 現在、安倍派は幹部5人による「集団指導体制」がとられている。幹部5人のうち、会長候補の最有力とされているのが、萩生田光一政調会長と西村康稔経産相の2人だ。世耕弘成参院幹事長も、本人はヤル気満々らしいが、参院議員のうえ、自分が担いだ自民候補が地元・衆院和歌山1区補選で敗北したため、目はなくなったとみられている。

 もともと、新会長は、政治資金パーティーの開催や安倍元首相の一周忌(7月)までに選出すべきだ、との声があった。5.16パーティーが取り沙汰されているのは、かつて「清和会」(安倍派)の会長だった森喜朗元首相の意向が働いていると解説されている。

■総理総裁候補は別の者にするという案
「森さんは『パーティーを開くのに会長が不在では格好が悪い』と考えているようです。意中の人は、やはり萩生田さんなのでしょう。今年2月、地元紙・北國新聞のインタビューで『力をつけてきた。大したもんです。総合力は最も高い』と、萩生田さんを褒めちぎっています。5人の中で一番コントロールしやすい、ということもあるのかも知れない。政界を引退した森さんが新会長を決めることに異論もあるでしょうが、皆が納得するには、実質オーナーの森さんが“天の声”を発するしかないとの空気もあります。ただ、かつて清和会の跡目争いをめぐって派閥が分裂したことを経験しているだけに、分裂だけは絶対に避けるつもりでしょう。アイデアとして囁かれているのが“総・会分離”です。派閥会長は萩生田さんが務めるが、総理総裁候補は別の者にするというアイデアです」(安倍派事情通)

 森元首相は、3月末には「どこかで誰か一人、代表を決めなければならない」「今国会が終わる頃なのかどうか」とも語っている。

 しかし、5.16までに決まるのかどうか。「総・会分離」という奇策に皆が納得するのかどうか。

 ついに安倍派は、100人という規模に膨れ上がっている。「派閥は100人規模に膨らむと分裂する」というのが政界の経験則だ。安倍派の分裂も時間の問題か。

8572OS5:2023/05/11(木) 21:54:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d5acc2a4dd48b737523f1ff670076e3ab28f60
安倍派パーティーあいさつは塩谷会長代理が担当へ 安倍晋三元首相死去後、依然新会長決まらず
5/11(木) 19:24配信

日刊スポーツ
安倍派の塩谷立・会長代理(2023年4月20日撮影)

 安倍晋三元首相の死去後、新会長が決まらない自民党安倍派(清和政策研究会)は、今月16日に東京都内で開くパーティーで派閥を代表してあいさつをする役目を、会長代理の塩谷立文科相が担うことになった。塩谷氏が11日、党本部での派閥会合後、自身が行うことを報道陣に明かした。

 安倍派では当初、16日のパーティーまでに新しい会長を選ぼうという動きもあったが、候補者が乱立して絞られていないこともあり、見送られた。そのため、誰が派閥を代表してあいさつを行うかで、新会長レースの行方が見通せると関心を集めていたが、こちらも無用な混乱を避けるため、会長代理を務める塩谷氏で落ち着くことになった。

 新会長をめぐっては、安倍氏に近かった萩生田光一政調会長や西村康稔経産相ら複数の名前があがるほか、かつての派閥のオーナーで現在も清和会に強い影響力を持つ森喜朗元首相の意向も取りざたされている。

8573OS5:2023/05/12(金) 18:49:13
https://www.asahi.com/articles/ASR5B2S9ZR4HULZU004.html
ネット世論に翻弄される自民党、猛スピードで拡散する「偽情報」
有料記事

中田絢子 編集委員・佐藤武嗣2023年5月12日 16時00分

 デジタルプラットフォームの登場は、政治統制や国境を越え、市民が「連帯」する場を作り出した。

 2010年から起きた、政治腐敗防止への抗議活動「アラブの春」は、政府の情報統制下にある既存メディアを飛び越え、SNSが市民連帯の原動力となった。性暴力などを訴える「#MeToo」も米国から世界に拡散した。日本でも、検察幹部の定年を政府判断で延長できるようにする検察庁法改正案をめぐり、俳優の小泉今日子さんらが「#検察庁法改正に抗議します」と発信。これらは、市民の社会運動を促す「ハッシュタグ・アクティビズム」などと呼ばれた。

 一方、政治家にとってもデジタル空間は報道機関を介さず発信でき、魅力的だ。自民党内でもツイッター発信が多い高市早苗・経済安全保障担当相は「マスコミにたたかれ、不本意でも反論するすべがなかった。ツイッターなどは反論の場を提供してくれる」と話す。放送法の政治的公平性に関する総務省の行政文書をめぐり、国会で野党から追及を受けた3月、高市氏は「一方的に私を批判して悪人イメージを植え付け、私は挙手しても答弁はさせて頂けず。辛(つら)過ぎます」と発信。これに10万超の「いいね」が押され、約3万のリツイートがあった。

過激な発信に「いいね」 ネットサポーターから喝采
 自民が「ネット世論」に着目したのは野党時代の2010年だ。党員でなくとも加入できる党公認のボランティア組織「自民党ネットサポーターズクラブ(J―NSC)」を創設した。

 民主党への攻勢を強めていた…

8574OS5:2023/05/12(金) 18:49:52
https://www.asahi.com/articles/ASR5C7HZVR5CUTFK013.html
大阪自民の立て直しへ新組織 維新に連敗で茂木幹事長「数年は必要」
自民

藤原慎一2023年5月12日 16時09分
 自民党は11日、国政選挙と地方選挙で議席を減らし続けている大阪府連の立て直しに向けて、「大阪自民党刷新本部」を立ち上げた。本部長に茂木敏充幹事長が就任。大阪を本拠地とする日本維新の会に対抗できる体制をめざし、党本部が人材や資金面などでバックアップする。

 茂木氏のほか世耕弘成参院幹事長、森山裕選挙対策委員長、小渕優子組織運動本部長らが本部に名を連ねる。今後、党職員の派遣などの具体的な支援策を「自民党大阪刷新プロジェクト」としてまとめる。

 茂木氏はこの日、「数年単位のスパンでの取り組みが必要では」と述べた。刷新本部の設置を受け、府連会長の宗清皇一衆院議員は記者団に「府連の現状を考えると、党本部の強いバックアップがないと戦うことができないので、大変ありがたい」と話した。(藤原慎一)

8575OS5:2023/05/14(日) 12:15:14
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2023051200076.html
解散で勝負?岸田文雄首相が警戒する“大物”2人のタッグ 「まったく根拠のない話ではない」
2023/05/14 09:00AERA dot.

解散で勝負?岸田文雄首相が警戒する“大物”2人のタッグ 「まったく根拠のない話ではない」

解散に向けて岸田首相の胸の内は?

(AERA dot.)

 統一地方選、衆参補欠選が終わり、岸田文雄首相の次の大きな政治日程は、5月19日から始まる広島サミットだ。これが無事終われば、衆院の解散にいつ踏み切るのか。永田町の話題はそこに尽きる。取材を進めると岸田首相は、ある2人の“大物”の動きを警戒しているという話が聞こえてきた。

 自民党総裁の任期は来年9月まで。岸田首相も広島サミット後の解散のタイミングについては当然、考えているだろう。にわかにささやかれているのが、安倍晋三元首相が奈良市で銃撃された7月8日近辺だ。

「安倍元首相の事件から1年に合わせて、最短なら7月9日の日曜日といった声も党内では聞かれる」

 と、ある自民党幹部が話した。

 その日付が現実的かどうかは別として、岸田首相としては急ぎたい事情がある。

「もし次の解散・総選挙の一発で政権交代があるとすれば、維新と小池百合子・東京都知事の“薩長同盟”じゃないか」

 と前出の自民党幹部が警戒感を口にする。

 先の統一地方選で、維新の首長と地方議員は774人となり、おひざ元の大阪だけでなく奈良県知事選や衆院補選・和歌山1区も勝利した。

 そして、小池知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」は、都内の区市村議選の公認候補60人のうち44人が当選して議席を倍増させている。三鷹市長選と豊島区長選でも、推薦候補が当選した。

「小池知事も70歳となり、政治家として集大成の時期です。解散・総選挙なら、東京都は小選挙区の『10増10減』の区割り変更で選挙区が増えます。大きな勝負に出るとしたら、新しい区から出馬して、都知事の後継には橋下徹氏に声をかけ、最終的には都民ファーストと維新を合体させて政権奪取に、という狙いです。SNSなどで“橋下都知事”という話が流れていましたが、まったく根拠のない話ではないです」

 と小池知事に近い人物が話す。

 橋下氏の政界復帰もあり得るということだ。橋下氏はSNSで、自身が大阪府知事時代に打ち出した「大阪都構想」について、

<東京府と東京市が一つになって都になるまで50年。そこから区が自治体として認められるまでさらに50年。今の東京都になるには100年かかった。それを一気にやるのが大阪都構想。まだ10年の運動。府議会、市議会で過半数。さあいよいよ大阪都構想の実現へ>(4月10日)

 と投稿している。

 また、橋下氏は4月26日、今春に政界を引退した前大阪市長の松井一郎氏との対談をYouTubeでライブ配信した。

「『維新政治塾』ありますけど、僕らでもやりませんか。若手の政治家を養成して」

 と橋下氏が呼びかけると、松井氏もそれに応じていた。政治への情熱を感じさせるともいえる内容だった。

 維新や都民ファーストの議員は、橋下氏と小池知事の“同盟”についてどう考えているのか。

 ある維新の国会議員は、

「今、維新は衆参合わせて60人ほどの議席です。昨年夏の参院選、今年の統一地方選などで高く評価された結果とはいえ、政権交代にはとても届かない。党幹部は3回の衆院選で政権交代と言っていますけど、早いに越したことはないです。創設者の一人、松井一郎前代表が去り、大きな看板がなくなった今、もし小池知事という顔も加わって橋下氏が政界復帰するなら、1回の選挙で政権交代も可能かもしれません」

 と歓迎ムードだ。

8576OS5:2023/05/14(日) 12:15:27
 都民ファーストのある都議は、

「維新は国会議員が60人以上もいて、こちらは小池知事だけが衆院選に出馬ということでは政権交代はできません。当然、維新と選挙協力して、小池知事が独自で擁立する候補者も必要となってきます。豊島区長選でも、最終日の4月22日に小池知事が入って圧勝しています。まだまだ小池旋風は健在です」

 と期待する。

 ただ、小池知事は、同じ日に衆院補選・和歌山1区の自民党候補の応援にも入っていた。党県連会長でもある二階俊博元幹事長からの要請だった。

 小池氏はマイクを手に、「二階先生ともども、一緒に応援に来ました」などと演説し、1500人の聴衆を沸かせた。

 二階派の国会議員は、

「補選最終日に小池知事を動かせるのは、さすがは二階会長。うちの派閥も二階会長が元気とはいえ、そろそろ後継者を、という話もある。小池知事が国政に戻れば、あの人気も相まって、後継の“有資格者”となるのではないか。維新と組むより、派閥のトップとなって自民党総裁選に打って出るほうが現実的だ」

 との考えを打ち明ける。

 都民ファーストは、三鷹市長選、豊島区長選、いずれも自民党と公明党とともに推薦を出している。2020年の都知事選では、自民党は独自候補を断念し、公明党も含めて実質的には小池知事を支援した。

「岸田首相が安倍元首相の一周忌に合わせた解散を考えるとすれば、維新や小池知事に時間を与えず、態勢が整わないうちに勝負するほうが得策という考えがあるから。維新は松井さんが引退して、全国区の知名度がある人がいない。小池知事が決断し、“小池劇場”を展開されることを最も警戒している」

 と前出の自民党幹部は言う。

 元大阪市議で、自民党や維新の国会議員の秘書を務めた政治評論家の藤川晋之助氏は

「私も経験があるが、政界にいて民間に戻ると、何か物足りない感覚が出てきます。民間が長くなった橋下氏も、再度政界に、と立ち上がる可能性はあると思う。ただ、維新も国政政党として基盤ができており、その代表などの役職に復帰してという立場ではなく、あくまで政界再編の一翼を担うという方向です」

 と橋下氏の政界復帰の可能性に言及し、小池知事については、

「小池氏は知事の任期があと1年少し。3期目を担うことも考えられなくもないですが、その後の展望がなさそうです。もし、選挙に出るなら、小池氏というスターの後で都知事をやれそうな人材はそうはいない。橋下氏を引き入れ、国政復帰という狙いはよく理解できる。岸田首相も、維新と小池氏の動向を視野に入れながら、解散のタイミングを考えるのでしょう」

 との見解を示す。

 維新と合流しての政界再編をもくろむのか、自民党の派閥トップの椅子を狙うのか、はたまた都知事の継続か――。いずれにしても小池知事がどの道を選択するかによって、その後の政界に与える影響も大きく変わりそうだ。

(AERA dot.編集部 今西憲之)

8577OS5:2023/05/14(日) 12:24:03
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-230513X632.html
「ポスト岸田」へ存在感アピール=自民・茂木氏、認知度不足も―人事で処遇焦点
2023/05/13 16:14時事通信

 自民党の茂木敏充幹事長が存在感のアピールに余念がない。少子化対策など岸田政権の政策課題で積極的に発信。先の統一地方選で勢力を伸ばした日本維新の会対策にも乗り出した。念頭にあるのは「ポスト岸田」。ただ、名乗りを上げるには役職から外れるのが筋とも言え、逆に岸田文雄首相を支え続ければ「出番」は遠のくジレンマも抱える。

 「平成研究会(茂木派)は引き続き安定政権を中心で支え、日本の変革をリードしたい」。茂木氏は12日の茂木派パーティーのあいさつでこう強調した。

 茂木氏は1月の代表質問で児童手当の所得制限撤廃を打ち上げ、3月には学校給食の無償化を表明した。今月8日の記者会見では、財源に基金創設を提案するなど、少子化対策の議論をけん引している。ただ、所得制限撤廃や給食無償化では、官邸や党政務調査会と入念に打ち合わせた形跡はなく、「スタンドプレー」(政府関係者)との批判も出た。

 統一選では維新が勢力を拡大した。維新が本拠地とする大阪で、自民党は壊滅的状況で、危機感を強めた茂木氏は党本部主導で大阪府連を立て直すため、「大阪自民党刷新本部」を設置。近く大阪を視察し、衆院小選挙区支部長の差し替えなども視野に再建策を検討する。

 一方、トップを目指すには課題もある。報道各社が「次の首相にふさわしい人」を尋ねた世論調査では、河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相らに後れを取っており、茂木氏の認知度不足は否めない。

 岸田内閣の支持率は回復傾向にあり、今は政局的な動きを取りにくい面もある。パーティーに来賓として出席した首相は「笑顔が増えたと評判だ。政界一の切れ者に魅力的な笑顔まで加わると、非の打ちどころがなく、私もうかうかしていられない」と冗舌に語るなど余裕をうかがわせた。

 来年秋の総裁選をにらみ、党内には「茂木氏は幹事長を降りないと勝負できない。外れるべきだ」(周辺)とする声の一方、「まだ1年半。幹事長を続けて力を蓄えるべきだ」(党関係者)との意見もある。夏以降に首相が行うとの観測もある内閣改造・党役員人事での処遇が当面の焦点だ。

8578OS5:2023/05/14(日) 12:29:21
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_JGSXTWF5SBKO5DEDEUNOR5533A.html
茂木氏が派閥結束に腐心 ポスト岸田にらみ足場固め
2023/05/12 20:44産経新聞

茂木氏が派閥結束に腐心 ポスト岸田にらみ足場固め

あいさつする自由民主党の茂木敏充幹事長=12日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

(産経新聞)

自民党の茂木敏充幹事長率いる茂木派(平成研究会、54人)は12日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。昨年の参院選と今年4月の衆参5補欠選挙などで実績を残した茂木氏の視野には「ポスト岸田」が入る。来年9月の次期自民総裁選を見据え、派の一致結束を確実にすることが課題となる。

茂木氏はパーティーで「政権を支える中核派閥として使命感と責任感を持ち、内外の課題解決に全力で取り組んでいく」と強調した。来賓の岸田文雄首相は「政界随一の頭脳といわれるが最近は笑顔が増えたと評判だ。政界一の切れ者に魅力的な笑顔まで加わると非の打ち所はない。私もうかうかしていられない」と茂木氏を持ち上げた。

茂木氏は令和3年11月、平成研にとっては21年ぶりとなる幹事長に就任。昨年の参院選で改選議席の過半数を確保し、今年4月の衆参5補欠選挙でも4勝1敗と結果を残した。政策論議でも首相が唱える少子化対策など重要テーマをめぐり、政務調査会とは別枠で主導する場面が目立つ。

3年9月に竹下亘前会長が死去し、約2カ月後に派閥会長に就いた茂木氏が力を注いできたのが結束強化だ。総裁を狙う上では派のサポートが欠かせないためだが、派には茂木氏以外にも二人の総裁候補がいる。

加藤勝信厚生労働相は7日のフジテレビ番組で、少子化対策の財源としての医療や年金などの社会保険料の活用について「正直、(保険料の一部を)子供に持っていく余地はない」と主張した。社会保険料の活用を検討する茂木氏を牽制(けんせい)する狙いも見え隠れし、波紋を呼んだ。

小渕恵三元首相の次女の小渕優子元経済産業相は、「参院のドン」と称された青木幹雄元参院議員会長の後押しを受ける。参院側を中心に影響力を残す青木氏は茂木氏にとって派閥会長就任に反対した人物でもあり、頭痛の種になりかねない。

一方、派内は衆参ともに第2次安倍晋三政権以降に初当選した中堅・若手が半数を占めるなど世代交代が進む。青木氏の薫陶を受けていないメンバーが増える中、参院側からも「茂木氏を全力で支える」(ベテラン)との声があがる。

パーティーでは竹下氏の地元で、加藤氏にもゆかりがある島根県石見地方の「石見神楽」が上演された。派内融和につなげられるかが注目される。(児玉佳子)

8579OS5:2023/05/15(月) 08:27:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/3417df7afae6740643a75e75b8754ca1eb8ea546
岸田首相の「宏池会びいき」が止まらない 重要任務を身内の不祥事議員に差し替え、自民党内で高まる不満
5/15(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
自民党内からも「総理の宏池会えこひいきも度が過ぎる」と不満の声も…(時事通信フォト)

 5月19日開幕の広島サミットを前にすっかり外交づいている岸田文雄・首相。大型連休中にアフリカ諸国を歴訪したかと思うと、帰国するとその足で韓国を訪問、「新しい時代を切り開いていきたい」と強調した。

 国内では日本テレビのバラエティ番組『世界一受けたい授業』に講師役で出演し、広島サミットの特別授業を開講するなど宣伝にも余念がない。

 だが、そんな乗りに乗っている岸田首相のお膝元の自民党からは「総理の宏池会えこひいきも度が過ぎる」という不満の声が高まっている。

 きっかけは内戦が激化するスーダンからの邦人避難をめぐる外務副大臣の突然の“任務交代”だ。

 岸田首相はスーダンから避難する邦人を保護するため、周辺国のジブチに自衛隊輸送機を派遣。4月24日には岸田首相側近の武井俊輔・外務副大臣がジブチ入りし、自衛隊機でスーダンから国外退避してきた在留邦人とその家族45人と面会した。テレビのニュースでは「岸田首相 武井外務副大臣をジブチへ派遣」と速報された。

 実は、この任務は本来、武井氏の役割ではなかったというのだ。外務省関係者が証言する。

「外務省には2人の副大臣がいて、担当国が分かれている。アフリカ・中東などは麻生派の山田賢司・副大臣の担当で、トルコの大地震のお見舞いにも派遣された。

 一方の岸田派(宏池会)の武井副大臣は主にアジア・大洋州担当。スーダン内戦の邦人保護は、本来はアフリカ担当の山田副大臣の任務だったが、武井副大臣が岸田総理に『なんとしても自分に行かせてほしい』と直談判し、それが通ったと聞いている。省内では山田さんが行くものだと思われていたから、“なぜ武井さんがジブチに”と変な人選にざわめいていた」

 外務省に聞くと、「ご指摘のような事実はございません」(報道課)と回答した。

8580OS5:2023/05/15(月) 08:27:44
側近の汚名返上のため
 ただ、イレギュラーな人選だったことは、2人の副大臣のこれまでの渡航先を見てもわかる。山田氏の渡航先がセネガルや南アフリカなどアフリカ諸国が大半なのに対し、武井氏はネパール、スリランカなどアジアが中心、アフリカ行きは初めてだ。

 武井氏がジブチ行きを志願した理由は容易に想像できる。武井氏といえば、2021年10月の総選挙前に“当て逃げ事故”で批判を浴びた人物だ。2021年6月、武井氏が同乗し、秘書(当時)が運転する車が東京・六本木交差点で自転車にぶつかり、軽傷を負わせながらそのまま立ち去った。武井氏は会見で「当て逃げをしたというような認識はなかった」と釈明したが、後に、警察の捜査でドライブレコーダーに後部座席にいた武井氏の「行ってしまえ」という声が残っていたことが報じられた【※注】。

【※注/武井氏所有の車は車検と自賠責保険が切れていたため、総選挙後の2022年1月、武井氏は道路運送車両法と自動車損害賠償保障法違反の疑いで書類送検された(不起訴処分)。運転していた当時の秘書も過失運転致傷の罪で略式起訴された】

 この事故で武井氏は地元(宮崎1区)で厳しい批判を浴びて総選挙では選挙区敗北、比例でなんとか復活当選した。邦人救援で名を上げ、汚名返上したかったのだろう。

 実際、武井氏はジブチに避難した邦人と面会する様子を写真入りでツイートするなど実績アピールに最大限利用した。

 だが、舞台裏を知る自民党外交族議員は冷ややかな視線を向ける。

「岸田総理は前回総選挙の時に苦戦する武井のために宮崎入りし、『最も信頼する政治家です』と応援したほどのお気に入り。今回の人選は側近議員にポイントをあげたいという親心なのだろうが、ジブチに行くはずだった山田副大臣にすれば、宏池会のスキャンダル議員の汚名返上のために、せっかくの邦人保護という晴れ舞台のチャンスを奪われたのだから内心穏やかではないはずだ。山田副大臣は麻生派の期待株だけに、親分の麻生太郎・副総裁は武井の横車を聞き入れた総理の判断が面白くないのでは」

 その麻生派の中堅はこう不平を鳴らす。

「総理の人事は公平でなければならない。派遣する副大臣の人選を入れ替えるなんていくらなんでも身内びいきが過ぎる」

宴席も仲間とばかり
「宏池会偏重」はそれだけにはとどまらない。酒豪の岸田首相は宴席好きで知られ、外遊中や公務の日程がない夜は親しい財界人や政治家と会合を持つことが多いが、「お相伴にあずかるのは宏池会の議員ばかり」(他派の若手議員)とこれも党内の不満を生んでいる。

 事実、大型連休のアフリカ諸国訪問前には、首相は従兄弟の宮沢洋一・自民党税調会長、松山政司・元少子化相など宏池会の参院議員たちと“壮行会”を開いて焼き肉を囲んだのをはじめ、首相動静を辿ると、確認できるだけで今年に入って14回も宏池会の議員らと食事をしていた。大手紙政治部記者はこう言う。

「岸田首相は飲み会で自派の議員たちに『無条件に応援してくれる仲間だと思っている』と語って信頼を寄せています」

 自民党には、総理・総裁になれば党運営の公平さを保つために派閥を離脱する不文律がある。だが、岸田首相はそれを無視して総理になっても派閥会長の座にしがみついている。“派閥嫌い”で知られる菅義偉・前首相はそうした姿勢を「派閥政治を引きずっている」と強く批判したが、岸田首相は全く意に介さない。

 それどころか、官邸官僚の目には「支持率が上がって自信を持ってからは、総理の宏池会重視の傾向がますます強くなってきた。政策を決める時も自派の議員の話にしか耳を傾けない」と映っている。前述の武井氏のジブチ派遣はまさにそうで、他派の議員をはなから信用していないのだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。

「岸田総理は安倍派、麻生派、茂木派など各派のバランスを考えて人事を行なっているように見えるが、本当に支えてくれるのは宏池会だけです。

しかし、宏池会の議員からすれば、総理は前会長の古賀誠氏から後継者に指名されたから会長になれただけで、自分の力で派閥を大きくしたといった実績があるわけではない。“総裁派閥なのに安倍派に比べて大臣ポストが少ない”という人事の不満もくすぶっているのが実情。総理はそれがわかっているから、派内を掌握し続けるために、会長も辞めないし、派閥の議員をひいきして求心力を保とうとしている」

 権力への執着は増すばかりだ。

※週刊ポスト2023年5月26日号

8581OS5:2023/05/15(月) 08:30:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd607f5c300ca1160529282b929b85abcfd17a71
最大派閥「清和会」、決まらない“ポスト安倍”に森元総理も迷走 筆頭候補・萩生田政調会長には「本当に領袖が務まるのか」の声
5/15(月) 6:02配信
 自民党の最大派閥「清和会」が5月16日、都内のホテルでパーティーを開くことがわかった。「清和会」といえばもちろん、昨年、銃弾に倒れ帰らぬ人となった安倍晋三元総理が領袖を務めていた、いわゆる「安倍派」。所属議員は今や100人を超える党内最大派閥として君臨するが、安倍氏の死去以降、いまだに新しい領袖が決まらない“異常事態”が続いている。そうした最中に開かれるパーティーとあって注目が集まっているが、その一方で、領袖候補の一人と目される萩生田光一氏が、東京15区の候補者選定をめぐって、周囲を困惑させているという。

【写真】自民党最大派閥「清和政策研究会」で再び力を持った「森元総理」の姿

細田さんにもう一回
 政治部デスクが言う。

「安倍元総理が亡くなって以降、清和会は、会長代理の塩谷立元文部科学大臣がまとめ役を担っているものの、決して“塩谷派”というわけではなく、大臣経験者や党の役職を務める、有力幹部らによる集団指導体制が敷かれています」

 有力幹部とは、高木毅国会対策委員長、西村康稔経産相、松野博一官房長官、世耕弘成参院幹事長、萩生田光一政調会長の5人のこと。

「この5人のうち、次の領袖候補として特に野心をちらつかせているのが、西村氏、世耕氏、そして萩生田氏なのですが、三者とも、安倍さんのような圧倒的なカリスマ性はなく、いまいち決め手に欠ける。誰が領袖になったとしても、袂を分かとうとするグループが生まれ、清和会が空中分解してしまうのではないか、と言われています。だからこその集団指導体制なのですが、来年には総裁選が控えている。このままでは最大派閥でありながら、前回・前々回と同じく独自候補を擁立できない危険性もある。果たしていつまでこの状態を続けるのか」

 かつて清和会の領袖を務めた森喜朗元総理大臣も、この問題には頭を悩ませているという。

「安倍さん不在の中、重鎮として森さんの存在が大きくなっており、ポスト安倍についても“森さんの決定なら従う”という雰囲気も派閥内にはあるにはある。でも、森さん自身もこの候補者たちでは力不足だと感じている。また、新たな領袖が決まった時に起こりかねない派閥の分裂に危機感を抱いており、責任も取りたくないため、判断を渋っているんです。最近では、“(衆院議長を務める)細田(博之)さんにもう一回領袖をやってもらうのがいいんじゃないか”とぼやいているそう。たしかに衆院議長を辞して党籍復帰すれば“再登板”は可能ですが、ただ、細田さんも歳ですし、何より“細田派”に戻しても結論を先送りにするだけで、根本的な解決にはなりませんからね」

追加公認
 そんな中、有力候補の一角である萩生田光一氏のある判断を巡って、周囲が困惑する事態が起きているという。

 自民党幹部が声を潜める。

「問題となっているのは東京15区(江東区)の候補者選びです。都連の会長を務める萩生田さんが、ここの候補者選定を“公募”にしようとしているのです」

 東京15区といえば、先の衆院選(2021年)では、かつて民進党や希望の党に所属していた柿沢未途氏が、自民党の推薦を受けて出馬し、当選。現在、柿沢氏は自民党所属の議員として活動しているが、

「この選挙の際、萩生田氏は、柿沢氏とは別に自民党東京都連の推薦候補を立てていたのです。それなのに、当時、選対委員長を務めていた遠藤利明氏が、柿沢氏を15区の自民党候補者として擁立しようとしたのです。結局、どちらも無所属で出馬させ、勝った方を追加公認するという形をとり、最終的に柿沢氏が圧勝したというわけ。もともとこの選挙区で勝ってきた柿沢氏が強いのは当然ですが、萩生田氏からすれば、党本部が自分の頭ごしに、勝手に方針を決めたことにも腹が立っているようです」

清濁合わせのむ
 とはいえ、結果的に柿沢氏が当選した事実は覆りようがない。となれば当然、次の選挙でも柿沢氏がこの選挙区の候補となるのが道理となるはずだが、

「萩生田さんはいまも納得できておらず、“東京15区の候補者は、改めて公募という形を取る”と息巻いています。たとえ柿沢氏が応募してきても選考で落とそうと考えているのではないか。“気持ちはわかるけど、柿沢さんじゃないと勝てないんだから”と周囲が説得しても聞く耳を持たない。清濁合わせ飲むのが上に立つ者の務めであるはずなのに。こんな調子では“とても清和会の領袖は務まらないんじゃないの”なんて、口さがない人は陰で言ってますよ」

 果たして、パーティーの主役になれるか――。

デイリー新潮編集部

新潮社

8582OS5:2023/05/17(水) 09:53:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/5df80f9557478c93b4433b68c30a26c1bcd9b9e0
見えてきた岸田首相の「魂胆」 一番怖いのは安倍派、頭の中はサミットと人事だけ〈週刊朝日〉
5/17(水) 7:30配信

AERA dot.
閣議に臨む岸田文雄首相

 気がつけば支持率も回復し、余裕の表情を見せるようになった岸田文雄首相。脳裏には、安倍晋三元首相並みの長期政権構築がちらついているようだ。そのための最大の武器が、解散カード。広島サミットを終えた時、どんな決断をするのか──。


*  *  *

 5月9日、米誌「タイム」(5月22・29日号、電子版)の表紙を、得意げな笑みを浮かべた岸田文雄首相の顔写真が飾った。その横には「日本の選択」という見出しとともに、「岸田首相は数十年の平和主義を放棄し、日本を真の軍事大国にしたいと望んでいる」と紹介した。

 特集記事のタイトルは外務省が「表題と中身に乖離(かいり)がある」と指摘して後に変更されるという騒ぎがあったものの、世界的な雑誌の表紙に選ばれたこと自体には、「岸田首相は周囲のイメージと違って、欲深い人。まんざらでもないはずだ」(官邸幹部)との声もあがる。

 周辺によると、岸田首相は「安倍さんはああだった」と言うのが口癖のようになっており、昨年7月の銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相の立場と自らを重ね合わせている節があるという。そこにはもちろん、安倍氏並みの本格長期政権を目指す意思も含まれているのだろう。ある政府関係者は語る。

「岸田首相は長期政権を見据え、いま主流派の岸田・麻生・茂木の3派体制から茂木派を切り、現在やや距離を置いている安倍派を迎え入れる新3派体制構築を狙っている。次の党幹部人事で安倍派の萩生田光一政調会長を幹事長に横滑りさせれば、永田町の政治的パワーバランスは変わる。多少支持率が下がっても政権運営に支障はなくなる」

 こうした観測について、政治アナリストの伊藤惇夫氏も同調する。

「岸田首相が一番怖いのは政敵の菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ではなく、安倍派です。メンバーが百人に達した安倍派がどう動くかは、党内政局に非常に大きな影響を与える。そこは首相もわかっており、安倍派を敵にしない作戦を取っている。理念、哲学がなく融通無碍(むげ)なのが皮肉にも岸田首相の強みなんです」

 5月7日に行われた韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領との会談の中で、岸田首相は徴用工問題に関して個人的な見解として「心が痛む思いだ」と述べた。日韓関係の改善は進めつつも、安倍派に多い岩盤保守層に配慮して韓国側が求める「明確な謝罪」は避けたかたちだ。これで解決に向かうなら「融通無碍」も役に立つことになるが、日韓交渉についての伊藤氏の評価は辛口だ。

「岸田首相はこれまで日韓関係について熱心だったわけではない。今回の動きもほとんど韓国側の事情によるもので、日本が積極的に動いて解決に導いたわけではなく、日本は韓国側の動きに対応しただけ。理念、信念を持って日韓関係の改善に動いたとは思えない」

8583OS5:2023/05/17(水) 09:53:42
 では、安倍氏亡き後の安倍派はいまどうなっているのか。安倍派幹部は「新代表が決まらないまま萩生田氏、西村康稔経産相、世耕弘成党参院幹事長らの集団指導体制が続き、実質的には森喜朗元首相が出張ってきて束ねている状態。森氏にとってはもはや『生きがい』という感じですね」と苦笑する。カギを握るのは、岸田首相の動向だ。


「安倍元首相の一周忌である7月8日までに後継会長が決まらない可能性もある。ただ、岸田首相が次の人事で萩生田氏を幹事長にすることをのめば萩生田氏を会長に、世耕氏を実質ナンバー2の共同代表といったかたちにして、文字どおりど真ん中で岸田首相を支持する」(安倍派ベテラン議員)

 自民党内で駆け引きが続く中、いま、永田町では岸田首相が本気で早期の解散に踏み切るかが関心の的になっている。

■態勢が整わない維新の候補擁立

 岸田首相は5月4日、訪問先のモザンビークで記者会見した際に早期解散の可能性について問われ、「重要な政策課題の結果を出すことに全力を尽くしているところであり、今は解散・総選挙は考えていない。その答えに尽きる」と述べた。だが、永田町でこの発言をそのまま受け取る向きは少ない。5月19〜21日に広島で開催する主要7カ国首脳会議(G7サミット)を成功させれば、首相は通常国会会期末となる6月21日までに解散するとの観測がくすぶり続けているからだ。

「長期政権しか考えていない」(伊藤氏)首相にとり、24年9月の党総裁選は絶対に勝たなければならない戦いだ。国民の支持が回復しているうちに衆院選に打って出て勝利すれば、総裁選での再選につながっていく。

 野党の状況を見ても、統一地方選で躍進した日本維新の会は衆院選の候補者擁立を急いでいるが、「早期に解散されたら全289小選挙区での擁立は間に合わず、立憲民主党とバーター、事実上のすみ分けを行わざるを得ない」(維新関係者)。立民も、選挙で結果が出せない泉健太代表のまま戦わざるを得なくなる。

 早期解散の背中を押す主戦論者は茂木敏充幹事長、森山裕選挙対策委員長ら党幹部と岸田首相に近い小野寺五典元防衛相ら。自民党内の選挙区調整は山口、和歌山を残すのみで、いつでも選挙戦に打って出る態勢を整えているという。

 早期解散は本当にあるのか。その決断を左右するのは、サミットの成否だ。岸田首相は「核による脅し」という禁じ手を使うロシアを強く牽制(けんせい)するため、G7として「絶対に核を使わせてはならない」と打ち出す一方、ウクライナ支援でのさらなる結束をアピールしようと意気込む。しかし、当初あてにしていたバイデン米大統領の長崎訪問は、日程上の関係でなくなってしまった。さらに、政府が借金できる上限額を巡って野党・共和党との対立が続く米政府は6月にも債務不履行(デフォルト)に陥りかねない状況で、バイデン大統領がG7サミットに出席できない可能性まで出てきた。

「各国首脳を引き連れての広島平和記念資料館訪問など、被爆地である広島出身の首相が指導力を発揮する演出にも徹底的にこだわる計画。しかし、肝心かなめの米国大統領が欠席するような事態になれば、場は白ける。首脳宣言を手堅くまとめ、メディアで連日大きく報じられて『大成功』という、したたかな計算も狂ってくる」(外務省幹部)

8584OS5:2023/05/17(水) 09:53:57
 こうした状況の中で、首相が最も気に掛けていることが「ロシアによる核使用だ」(官邸幹部)という。

 今後、北大西洋条約機構(NATO)の主要国から戦車の提供を受けたウクライナ軍が反転攻勢を強め、現地での戦闘が激化すれば、ロシアによる核使用の危機がますます現実味を帯びてくる。

 実際に使われてしまったら第2次世界大戦後初の非常事態となるのはもちろんだが、その手前の一触即発の核危機という局面でも、「選挙で対応できませんでした」などと言ったら世界中の笑いものになる。しかも、今年はG7議長国だ。首相は周囲に「議長国の責任は重い」と、盛んに話しているという。

■総選挙遅らせる核と金融の危機

 さらに、国際金融への懸念も存在する。米国では過度のインフレが収まりつつあるものの、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが続く影響で銀行の破綻が相次いでいる。前述のように米政府はデフォルト回避に必要な連邦政府の債務上限引き上げ問題を抱えており、かつてのリーマンショックのような危機に転じる恐れがないとは言えない。

 ある閣僚経験者は「核と金融の二つの危機が顕在化してくると、総選挙は今年の夏以降になるだろう」と、予測する。

 過去にも似たような例はある。2016年4月の熊本地震を受け、当時の安倍首相は狙っていた衆参同日選挙を断念。リーマンショックが起きた08年には、当時の麻生太郎首相が解散を見送った。

 一方で、官邸や岸田派の中では、そもそも早期解散は得策ではない、という意見もあるという。

「いま、首相の頭の中はサミットと人事だけ。来秋の党総裁選での勝利が最優先であり、そのためには衆院選勝利の余韻が残るよう、解散のタイミングはできるだけ総裁選に近づけたほうがいいということです」(前出の政府関係者)

 この意見に賛同しているのは麻生副総裁、森元首相、青木幹雄元参院議員会長ら重鎮組だ。

 当の首相は周囲に「(時機を逃して負けた)麻生副総裁と菅前首相の轍は絶対に踏みたくない」と、選挙の話題になると、ことあるごとに話しているという。

8585OS5:2023/05/17(水) 09:54:12
 政治ジャーナリストの野上忠興氏はこう語る。

「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)票が減っているのは事実だし、公明党は統一地方選で票をかなり減らした。自公の集票力低下は明らかで、防衛費の増税議論も待ったなしだ。岸田首相は『単独過半数さえ割らなければいいやと思っている』という話もある」

 前回の総選挙では、1万票以内の僅差で自民候補が勝った小選挙区が30余り、2万票以内は50余りある。4月の衆参補選も接戦が多かった。

「その辺は頭のどこかにあるのではないか。現有議席から30人減ったら、退陣論が出てくるでしょう。首相は長期政権しか頭にない。どこまでをチャンスととらえるか、あるいはリスクととらえるかですね」(前出の伊藤氏)

 長期政権のため、最善のタイミングで解散権を行使する。それが首相の「魂胆」なのか。そんなことより、様々な分野で壁にぶち当たっている日本の課題を解決する方向にこそ、知恵を絞ってほしいのだが……。(本誌・村上新太郎)

※週刊朝日  2023年5月26日号

8586OS5:2023/05/17(水) 14:24:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/64b34a445e5615ad0788619793254cdb55405a88
実質「森派」? 決め手欠きまだ決まらない「ポスト安倍」
5/17(水) 5:30配信

スポニチアネックス
安倍派後継会長レース

 昨年7月の安倍晋三元首相死去後、会長ポストが空席となっている自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会)が16日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。同派運営に強い影響力を持つ森喜朗元首相が後継選出を巡り「一つのめど」と言及、注目が集まっていた代表あいさつの人選。マイクを握ったのは会長代理の塩谷立元文部科学相だった。

 補欠選挙を経て所属議員数が100人となった安倍派。塩谷氏は、安倍氏死去後も一人も脱退しなかったと結束を強調した上で「最大派閥としての期待に応えたい」と述べた。しかし、塩谷会長案は既に消滅。昨秋「つなぎ役」として模索されたが、若手が猛反発。森氏もダメ出ししたとされている。数を誇示する宴は、衆目の一致する党総裁・首相候補が見当たらず、収れんさせられない窮状を映しているようだった。

 有力候補は萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長。森氏も会合で5人衆に触れるなど「早く絞り込めとのスタンス」(永田町ウオッチャー)。しかし、「誰がなっても巨大派閥をまとめられるか不透明。依然、分裂含み」(安倍派関係者)。あいさつの人選には森氏の意向も反映したとされ、同関係者は「遠心力が働くことを避けた」との見方を示した。

 後継レースは初当選同期の萩生田、西村両氏が一歩リードとされるが、「決められない安倍派」を象徴するように「萩生田会長、西村総裁候補」というすみ分け案が浮上。

 世耕氏の動向も焦点。同派議員の4割を占め結束力のある参院グループ「清風会」会長で、共同代表制を画策する動きも。「萩生田・世耕派」か「西村・世耕派」か。首相の座を目指し衆院への鞍替えをもくろんでおり、慎重に見定めている。

 いずれにせよ、7月の安倍氏一周忌が控える中、後継選びは今後も難航が予想される。5人衆と会食するなど、キーマンと目される森氏。3月下旬には、くじ引き決着案にまで言及した。

 確実に言えるのは、森氏の存在感が増していることで、政府関係者は「森氏がにらみを利かせる“森派”の状態がしばらく続きそうだ」と指摘。岸田文雄首相は森氏と良好な関係にあり、安倍派にかかわる問題の相談相手でもあるという。「政権運営上、代替わりが進むより“森派”のままの方がありがたい」――。官邸からは、こんな声が聞こえてきそうだ。

 ≪萩生田氏“本命”≫決め手に欠ける会長の後継レースだが、スポニチ本紙の取材では萩生田氏がトップだ。安倍氏に最も近かったことで、中堅・若手から待望論が広がる。森氏も「総合力は最も高い」と評価する。しかし、安倍氏ほどのカリスマ性はなく、当選回数も6回。大所帯をまとめきれるかが未知数だ。元通産官僚で、09年の総裁選に出馬した西村氏の能力を推す声もあり、その差はわずかとみられる。参院約40人をまとめる世耕氏の動向も注目される。

8587OS5:2023/05/20(土) 14:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/061de7ff0b98b2c93a2a319ca5bdc50b55b2febe
「外務次官交代」で後任に山田外務審議官か…長期政権狙う「外交の岸田」にかかっている
5/20(土) 6:03配信
現代ビジネス
外務省トップの後任人事固まる?
写真提供: 現代ビジネス

 外務省で今夏、就任から丸2年を迎える森健良次官が退任し、後任に山田重夫外務審議官が就くことが有力視されている。山田氏は3月の岸田文雄首相のキーウ極秘訪問で中心的役割を果たし、省内外の評価も高い。


 慶大出身の山田氏は、'86年に入省。主流である総合外交政策局長などを経て、'21年に外務審議官(政務)に就任した。政務を担当する外審は、秋葉剛男国家安全保障局長ら歴代次官が経験してきた最重要ポストとされる。

 霞が関では「部下に慕われ、他省庁にも配慮できる人格者だ」(経済官庁幹部)との声が聞かれる。外相を2年務め、次期総理候補の一人とされる茂木敏充自民党幹事長など、大物政治家の受けもいい。

 岸田首相は広島サミットを前に「ウクライナの現状を見たい」と、山田氏ら外務省幹部に強く発破をかけていた。情報漏洩や戦況悪化などの紆余曲折を経たが、ゼレンスキー大統領とも会談したことで、国際社会での面子を何とか保った。これで山田氏は外務省トップの座により近づいた。

 一方、経済担当の小野啓一外審('88年入省)を次官に推す声もある。開成高校出身で岸田首相と同窓の小野氏は、首脳宣言の取りまとめ役を担い、広島サミットの成功に向けて奔走。ただ、経済担当の外審が次官に昇格する例はほとんどなく、年齢も57歳と若いため「小野氏を政務担当の外審にし、将来的に次官に昇格させる」(官邸関係者)との見方も浮上する。

 長期政権を狙う「外交の岸田」の意向が、当面の人事を左右しそうだ。

 「週刊現代」2023年5月20日号より

週刊現代(講談社)

8588OS5:2023/05/21(日) 18:12:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/886b42217df897450f0dfd237d6dd7cae26af32b
「逃げるんですか」の声に、首相が記者会見再開 G7サミット
5/21(日) 17:16配信

毎日新聞
議長国として記者会見する岸田文雄首相=広島市中区の平和記念公園で2023年5月21日午後3時24分、北山夏帆撮影

 「総理、逃げるんですか」

 21日の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国記者会見で、岸田文雄首相が会見を終えて演台から離れようとした際、会場にいた男性記者から核廃絶問題について追加の質疑を求める声が上がった。首相は再び演台に戻り、約3分間質問に答えた。


 首相は核軍縮問題を自身のライフワークと公言するだけに、「逃げるのか」との一言に我慢できなかったようだ。

 記者会見は同日、広島市の平和記念公園で午後2時40分ごろから始まり、首相の冒頭の発言の後、記者4人の質問に答えた。その後、司会の四方敬之・内閣広報官が会見終了を告げたが、男性記者がサミットで採択した核軍縮に関する首脳声明「広島ビジョン」について「1問だけでいい」と声を上げた。首相は既に演台に背を向け応答要領のファイルも警護官(SP)に手渡していたが、「逃げるのか」の声にきびすを返し、「核軍縮ビジョンについて答えろ、という質問でありました」と答弁を再開した。自身が昨年8月に提唱した「ヒロシマ・アクション・プラン」などについて答えた。

 政府側は、今回の議長国会見を30分間の予定で実施するとしていた。最初に首相が会見を終えようとした際、開始から約40分が経過していた。【小田中大】

8589OS5:2023/05/21(日) 19:00:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8edf2668b3c1ec192db8b8efe5e07be95276e6b
安倍派パーティーで感じた「異変」森喜朗元首相が姿を消した後の妙な静けさは「嵐の前の…」?
5/21(日) 11:00配信
安倍晋三元首相が昨年7月に凶弾に倒れた後、初めてとなる安倍派(清和政策研究会)のパーティーが、5月16日に都内のホテルで行われた。メイン会場に出席者が入りきれず、ホテル内の他の会場とオンラインでつなぐのは、安倍氏が会長就任後初めての会となった昨年と同じ。出席者も3000人と盛況の様相だったが、昨年と違う場面があった。それは、会に出席した森喜朗元首相(85)のあいさつがあった昨年と、なかった今年の違い。今回は、森氏のあいさつがないだけでこんなに雰囲気が変わるのかと驚いたほどで、それだけ今の森氏の安倍派における影響力の強さを感じずにはいられなかった。

 なぜ、あいさつがなかったのか。複数の関係者の話を総合すると、当初は、あいさつの機会が検討されたが最終的に調整がつかず、森氏は途中で退席したようだ。岸田文雄首相があいさつをして退席した後、少し作業をして顔を上げたら、もう森氏の姿はなかった。

 政治家や派閥のパーティー取材では、誰がどんな内容のあいさつをしたか把握するのが大きな仕事。あいさつは塩谷立・会長代理、世耕弘成参院幹事長、派閥元会長の細田博之衆院議長、公明党の山口那津男代表、岸田文雄首相、茂木敏充幹事長が行った。茂木氏ら党執行部、他の自民党派閥からの代表者が登壇し、昨年はこの後に森氏があいさつした。



 森氏の昨年のあいさつは、話題になった。所属人数が97人(当時、現在は100人)になったことを念頭に「数を誇っちゃいけない。あと何人で100人になるぞ、なんてやっている時がいちばん危ない。それで滅びたところがたくさんある」「数があればなんでもできると思ったところから崩壊が始まる」と、本来、権力の源泉となる「数の力」に関する持論を述べ、勢力維持への注意点も語った。「これだけの数がそろった派閥は、ほとんど私が作った」とも述べたように、森氏はもともと森派時代の清和会の領袖(りょうしゅう)。そして、安倍氏亡き後の今、自身が基盤作りに関わったと自負する派閥の行方に、強い影響力を持っているとみられている。

 昨年7月に安倍氏が亡くなり、まもなく1年となるが、依然次期会長が決まらない安倍派。森氏はこれまで、特定の議員の名前(松野博一官房長官、高木毅国対委員長、西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、世耕氏)を挙げながら、後継会長人事にたびたび言及してきた。この日のパーティーでも、森氏が「後継会長」に何らかの形で言及するとみられていただけに、まさかのあいさつなし&途中退席という「異変」。後継人事をめぐる森氏と森氏の発言を警戒する派閥側のせめぎ合いが、その理由だと受け止められていて、逆に、必要以上にかき回されたくない派閥側の警戒感もにじんだ。



 首相のあいさつの後から退場する参加者は見受けられたが、森氏も会場を後にすると、空席が目立つようになり、場の空気も変わった。熱量が明らかに少なくなった。場内にも、森氏の発言への「期待感」みたいなものがあったのかもしれない。結果的にあいさつした「会長候補」に名前が挙がる人は、世耕氏のみ。世耕氏は「(次期会長候補に関しては)『小粒ばっかり』『どんぐりの背比べ』などと言われたが、毎日ニュースで(安倍派の)主要メンバーを見ない日はない」とアピールした。一方、森氏が次期会長候補に名前を挙げた萩生田氏や西村氏は、岸田政権の閣僚や自民党幹部として仕事をするメンバーの1人として、壇上で紹介されただけだった。

 会の最後には、所属議員全員が壇上に上がった。森氏の言う100人という「分裂リスク」を抱えた派閥の結束を、全員でアピールしたようにも見えた。ただ、中心に安倍氏がいた昨年とは対照的に「見せ場」というにはほど遠かった。

 会長代理の塩谷氏は「いずれ引っ張っていくリーダーも必要。だれがなってもしっかり日本の政治を動かしていきたい」と、いずれは会長を決める考えを示したが、出席者の1人は「『だれが(会長に)なっても』というのは、本音ではないはず。だれがなっても、必ず反発する人はいる。派閥が割れかねないリスクがある。だから、決められないんだ」と、苦笑いしながら解説してくれた。

 ホテルから帰る時に「なんか、パッとしなかったな」という出席者同士の会話を聞いた。派閥の将来に向けた「道筋」が示されなかったことへの期待外れ感は、少なからずあったのかもしれない。一方、示されたら示されたで、混乱も起きただろう。森氏が去った後の場内の熱量の少なさは、次期会長人事を控えた「嵐の前の静けさ」だったのかもしれない。【中山知子】

8590OS5:2023/05/23(火) 10:42:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c22ccabc04932bb71d8c68f11910fcf57f7e287e
自民党に大激震…!麻生太郎が地方紙でベラベラ語った「次の総理候補、オレならこう評価する」
5/23(火) 9:03配信


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現代ビジネス
「あいつは親分タイプ」
写真提供: 現代ビジネス

 「北國新聞は、地元の大物である森さんと昔から関係が深い。この企画も、森さんが麻生さんに頼んで実現した。だからこのタイミングで、安倍派の会長選びに言及したのでしょう」(自民党関係者)

【独自】逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する

 5月16日に開かれた自民党安倍派(清和会)のパーティーで、ある地方紙の記事が話題となった。金沢の「北國新聞」が同日、インタビュー連載「総理が語る」で、党副総裁・麻生太郎氏のこんな発言を掲載したのだ。

 「安倍派は100人の大台に乗りましたが、これから大変ですよ。会長選びも難しいでしょう。(中略)萩生田光一政調会長は親分タイプですね。西村康稔経済産業相は、頭はいいと思いますが、みこしに乗ってじっとしていられるタイプですかね」

 「世耕弘成参院幹事長は衆院へのくら替えが取り沙汰されています。くら替えに成功して総理になった例と言えば、宮沢喜一さんだけです」

 紛糾している安倍派会長の候補「五人衆」の面々を、実名で論評する――。大胆すぎる内容の裏には、「石川のドン」である安倍派元会長・森喜朗元総理の意向があった。

地位盤石
 「森さんは萩生田さんを次期会長に推していて、パーティーでも萩生田さんに挨拶させたがっていた。それを塩谷(立・安倍派会長代理)さんが止めたから、パーティー当日、森さんは怒って途中退席したほどです。

 麻生さんもこの時、森さんと同じく退席した。麻生さんがインタビューで萩生田さんを持ち上げ、そのライバルである西村さんや世耕さんを『総理に向いてねえよ』とばかりこき下ろしたのは、森さんの肩を持って『貸し』を作るためだったのでしょう」(安倍派所属議員)

 麻生氏は岸田総理のみならず、次期総理候補とされる茂木敏充党幹事長や河野太郎デジタル相にも頼られ、党内随一のキングメーカーとして鳴らす。森氏をも取り込み、さらにその地位を盤石にしつつあるようだ。

8591OS5:2023/05/23(火) 16:44:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/45bc92c06cb91984b726e651426f5b5596fbd5fc
82歳の麻生氏 首相支えるも「ポスト岸田」育成課題
5/18(木) 20:42配信
自民党第2派閥の麻生派(志公会、55人)は18日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派を率いる麻生太郎副総裁は岸田文雄首相の後見役として政権を支え、党内でも強い影響力を誇る。ただ今年9月に83歳を迎えるだけに、後進の育成が課題だ。

「岸田政権の屋台骨を支え、政権のど真ん中で、日本の発展のため一層頑張っていきたい」

麻生氏はパーティーでこう語り、今後も岸田政権を中心となって支えていく考えを強調した。

首相は広島市でバイデン米大統領らと首脳会談に臨むため欠席したが、ビデオメッセージを寄せ、「麻生氏は文字通り政権の大黒柱。悩んだ時に真っ先に相談するのが麻生氏だ」と蜜月ぶりをアピールした。

今の岸田政権は、麻生派と第3派閥の茂木派(平成研究会、54人)、首相が率いる第4派閥の岸田派(宏池会、46人)が主流3派を形成する。これまでは、首相と麻生氏、茂木派を率いる茂木敏充幹事長の3人が政権の重要方針の決定を主導してきた。

首相は次の総裁選で再選を図るためにも、特に麻生氏との連携を重視している。麻生氏も11日に韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談し、首相が意欲を示す日韓関係の改善を側面支援するなど、バックアップしてきた。

ただ、党内の「ポスト岸田」候補には、麻生氏の影響力を後ろ盾にしようと距離を縮める動きもある。次期総裁選への出馬をうかがう茂木氏は、パーティーで「昼夜を問わず麻生氏に温かく指導してもらい、おかげで最近笑顔が増えたといわれる」と持ち上げた。

麻生派には、次の首相候補として河野太郎デジタル相がいるが、反原発などを持論とする河野氏には党内で抵抗感を示す議員も多く、派が一枚岩で推す状況には至っていない。派内は、昨年12月に側近の薗浦健太郎元衆院議員が「政治とカネ」の問題で議員辞職するなど混乱した経緯もある。

麻生氏は次の総裁選レースを左右する立場にもある。ただ、当面は首相を支えて求心力を保ちつつ、河野氏ら次の総裁候補も育てて派の基礎体力を高め、次世代に引き継ぐ体制作りを進める構えだ。(奥原慎平)

8592OS5:2023/05/23(火) 16:46:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e74c2dc9f7ef2a3f779fcc6091dd2987f673606
派閥パーティー花盛り 早期解散へ軍資金確保と結束
5/9(火) 23:09配信
自民党各派閥は、10日の森山派(近未来政治研究会)以降、今月中旬までに東京都内で相次いで政治資金パーティーを開く。岸田文雄首相(自民総裁)が早期の衆院解散・総選挙に踏み切るとの観測もある中、派閥の「軍資金」確保と結束強化を図る。新型コロナウイルス禍を受けた感染対策として規模縮小を強いられてきたが、飲食を伴うウィズコロナの形式を模索する動きも出てきた。

派閥が春ごろにパーティーを開くのは通例となっており、二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)は他派に先駆けて4月26日に開いた。感染対策として入場時の検温や手指の消毒を徹底し、飲食無しの着席形式で行った。

今月8日、新型コロナ感染症の感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行した。茂木敏充幹事長は9日の党役員連絡会で「本格的な日常を取り戻す新たなステージが始まる」と述べたが、パーティーでコロナ禍以前にみられた立食形式を含めて飲食の解禁を検討している派閥もある。

森山派は持ち帰りの軽食を用意する予定だ。最小派閥ながら、領袖の森山裕選対委員長は衆院選挙区「10増10減」に伴う選挙区調整に尽力するなど政権内での存在感を増している。

茂木派(平成研究会)は12日のパーティーで、3年半ぶりに飲食を伴う懇親会を計画している。会長の茂木氏は「ポスト岸田」の呼び声があるが、派の結束を盤石にすることが第一の関門だとされる。

安倍派(清和政策研究会)は16日のパーティーまでに、昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長は決まらない見通し。4月の衆参5補欠選挙を経て所属国会議員が「分裂する」といわれる100人に達しており、最大派閥を維持できるかが課題だ。

岸田派(宏池会)は17日にパーティーを開く。岸田政権が発足し、総裁派閥となって以降、新規入会が続き、二階派を抜いて第4派閥に浮上しており、勢いがある。

麻生派(志公会)は18日のパーティーを立食形式で開く考えだ。会長の麻生太郎副総裁は首相や茂木氏と良好な関係にある一方で、ポスト岸田に意欲を隠さない河野太郎デジタル相が所属しており、麻生氏の動向が注目されている。谷垣禎一元総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は6月7日にパーティーを予定している。(野村憲正)

8593OS5:2023/05/23(火) 16:47:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/7edd0bbe75cfa924600fadb2144f19f3ac403656
茂木幹事長、アメリカ訪問で「ポスト岸田アピール」大成功…総裁選へ意欲みせるもネックは「1.1%の壁」
5/3(水) 18:07配信
 5月3日、自民党の茂木敏充幹事長は、訪問先の米ワシントンで、ブリンケン米国務長官と会談した。

 4月30日からの米国訪問で、茂木氏は、ポンペオ前国務長官、シューマー上院院内総務、サリバン大統領補佐官らと会談するなど、「ポスト岸田」の有力候補として存在感を見せつけた。

 茂木氏は5月3日、自身のTwitterにこう書きこんだ。

《今回の訪米では、2日間で8件の会談があり、閣僚、大統領補佐官、そして11名の上院議員と面会するなど、大変充実した滞在となりました。今回、外務大臣とはまた違った立場で、率直に意見交換し、日本の考えもしっかりと伝えました。2週間後のG7広島サミットに向け、いい訪米になったと思います》

「菅義偉前首相は、官房長官時代の2019年5月に訪米し、その1年後に首相に就任しました。米国要人との会談がこれだけ実現したことは、茂木氏にとって『ポスト岸田』の顔見せが大成功したといっていいでしょう」(政治担当記者)

 茂木氏は、2日、FNNの単独インタビューに応じ、2024年の自民党総裁選について、「いまは幹事長なので首相を支えることにつきる」としたうえで、「仲間の議員や支持者の期待は理解している」と述べた。時期が来れば自ら判断するとの思いを強くにじませるなど、自民党総裁への意欲を隠さなかった。

「2021年9月の総裁選は不出馬でしたが、同年11月、悲願だった平成研究会(旧竹下派)の会長に就任。自民党の幹事長となってからは、『ポスト岸田』の有力候補と目されるようになりました。

 これまで、外相、経産相、経済再生相、党の選対委員長、政調会長を歴任するなど、経歴は十分です。

 現在、茂木派は54人。これまで衆参で対応が割れがちだった平成研ですが、参院側もまとまりつつあります。党内第3派閥の麻生派(志公会、55人)を率いる麻生太郎副総裁とも深い関係を築いており、総裁選出馬をにらみ、次々に手を打ってきました。

 ただ、ネックとなるのは、いまだ犬猿の仲とされる青木幹雄元党参院議員会長の存在です。青木氏は小渕優子氏を平成研のトップにしたがっており、青木氏の意向を受けた岸田文雄首相が小渕氏を推しているのです」(同)

 3月に韓国・尹錫悦大統領と菅義偉前首相が都内で会談した際、小渕氏が同席したのは岸田首相の意向があったと共同通信が報じている。

 茂木氏にとっては知名度もネックだ。1月の産経新聞社とFNNの合同世論調査で、「次の首相にふさわしい人はだれか」を尋ねたところ、茂木氏は1.1%。時事通信の4月の世論調査でも、「次の首相にふさわしい人物」として、これまた1.1%と低迷しているのだ。

 茂木氏が、今回、総裁選出馬に意欲を隠さなかったことに、SNSでは賛否が渦巻いている。

《勘弁してください。。》

《総裁の器じゃな〜い》

 と否定的な声が上がる一方で、肯定的な意見も。

《もうそろそろ平成研から立候補者出さんと寂しい所もあるが・・・》

《次期総裁選では岸田総理が再選濃厚。茂木幹事長は初めて総裁選に立候補して次次回の総裁選で総裁になる》

 岸田首相の今後の人事にも注目が集まっている。

《茂木氏が来年秋の総裁選に出るかどうかは、次の内閣改造、党役員人事で、岸田総理が茂木幹事長を続投させるのか、茂木氏が幹事長を受けるのかどうかで分かるんじゃないかな》

《茂木敏充財務大臣か小渕優子外務大臣か、それが問題だ(?)後者は流石に無いんじゃないかなあと思いつつもどうにも最近の外交への顔出しぶりを見るとねえ・・・》

 かつて自民党の最大派閥だった平成研。1998年の小渕恵三氏以来、首相を出していない「名門派閥」が返り咲く日は来るだろうか。

8594OS5:2023/05/24(水) 07:33:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/0005baf842120bebd42cdde2597fc9916a1b67f7
被爆地開催、サプライズで結実 岸田首相、対ロ結束の成果誇示 新興国取り込みに奔走・G7サミット〔深層探訪〕
5/24(水) 7:00配信
 被爆地・広島での先進7カ国首脳会議(G7サミット)は、ロシアのウクライナ侵攻に対するG7の結束を強く打ち出した。ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃的な来日は、世界的にも大きなインパクトを与え、議長役の岸田文雄首相は成果を誇示。「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の取り込みにも奔走した。

 ◇空気一変
 「国民の先頭に立ってロシアに立ち向かうゼレンスキー大統領にも議論に参加してもらい、メッセージをより力強く国際社会に発信することができた」。首相は21日、サミット閉幕を受けて広島市の平和記念公園で記者会見し、こう手応えを口にした。

 ウクライナ危機への対応は、当初から中心テーマだった。それでも、オンライン形式で参加予定だったゼレンスキー氏が、実際に広島を訪問したことで、サミットを取り巻く空気は一変。最終日は「ウクライナ一色」となった。

 一連の討議で、首相は「法の支配に基づく国際秩序」の維持・強化を繰り返し主張。中国の覇権主義的な動きとも重ね合わせ、G7の合意形成に腐心した。

 首相側には、ライフワークとする「核兵器のない世界」実現へ、ゼレンスキー氏の登場を追い風としたい思惑もにじむ。ロシアによる核兵器使用の威嚇に直面する当事者が主張すれば、より説得力が増すとみているためだ。

 ゼレンスキー氏は21日、平和記念資料館(原爆資料館)を視察。両首脳はそろって原爆死没者慰霊碑に献花した。

 「核兵器のない世界に向けて取り組む上で、大変重要な意義を有する」。首相はその後の首脳会談の席上、ゼレンスキー氏に「ウォロディミル」とファーストネームで呼び掛けるなど、緊密な連携をアピールした。

 ◇「お膳立て」
 米欧と中ロの双方から距離を置くグローバルサウスとの連携強化も焦点だった。代表格のインドをはじめ、日本政府が今回のサミットに招待した8カ国のうち、6カ国がこうした国々だ。

 首相には、ウクライナ危機への対応を巡りゼレンスキー氏から直接、新興・途上国に主張を伝えてもらう狙いもあった。

 実際、招待国首脳が顔をそろえた拡大会合は、1時間の予定を30分以上オーバー。複数のG7関係者は「ウクライナとグローバルサウスの接点をお膳立てすることが重要な目的だった」と明かした。

 ゼレンスキー氏側の要請を受け、水面下で来日を調整した日本政府。G7メンバーの協力も得て、警備体制や移動手段を整えた。「大過なく終わって良かった」。サミット閉幕を見届け、関係者は胸をなで下ろした。

 ◇強まる解散観測
 G7の対ロ結束、「核なき世界」の発信に、ゼレンスキー氏の来日という「サプライズ」も加わり、自民党内からは政権浮揚を期待する声が上がる。閣僚経験者の一人は「内閣支持率は相当上昇するだろう」と指摘。早期の衆院解散・総選挙も「あり得る」との見方を示した。

 そもそも、サミットの「成果」をアピールして解散に踏み切るとの観測は、開催前から取り沙汰されていた。首相自身は21日の会見で「今は考えていない」と重ねて否定。これに対し、野党関係者は「これ以上のタイミングはない」と警戒感を隠さなかった。

8595OS5:2023/05/24(水) 07:36:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/761b2e9f0a23181535dfdc10aa2e06960232c628
岸田首相、パーティ行脚で森にも麻生にもおべっか三昧!狙うはG7後の “自民4派閥” 盤石政権
5/24(水) 6:03配信
「最近はさすがに控えてます」

 巷で聞かれる “酒豪伝説” について、岸田文雄首相(65)はバラエティ番組でこう答えていたが、最近の動静を見ると “虚偽答弁” の疑いが――。

 二階派を皮切りに、自民党の各派閥は久々に大々的な政治資金パーティを開催し、岸田首相も盛大に迎えられながら相次いで出席。そこから、G7・広島サミットに直行する怒涛のパーティ行脚だった。

「広島サミットでは、来日回避が囁かれていた米国のバイデン大統領の参加だけでなく、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃参加という大金星も上げた。

 平和色を強く打ち出した国際行事を成功させた実績で、岸田首相に『ノーベル平和賞』受賞の声も上がってきました」(政治部記者)

 自派閥のパーティで、岸田首相は過去にサミット議長を務めた同派出身の歴代首相と自身を並べ、「宿命を感じざるを得ない」と語った。その決意どおりの大成功を可能にしたのは、重鎮からの覚えがめでたいゆえに、党内で盤石の体制を築けていたからだろう。

「今回の各派パーティで、岸田首相は二階俊博氏には『目配り、気配り、心配りを体現されている』と、領袖不在の安倍派では『日本最大の政策集団』、小派閥の長である森山裕氏にすら『素晴らしい政治姿勢を私も実践したい』と、おべっかを使い分けていました。

 直接参加できなかった麻生派でも『(麻生氏は)オーラを放っておられました』と、ビデオメッセージで褒め殺し。

 首相は以前から、安倍派のお目付け役である森喜朗元首相と定期的に会食を重ねていて、 “トップ外交” で同派との関係性を維持し、 “ジジ殺し” は得意技なんですよ。そのおかげで、反旗を翻そうという他派閥の動きはほとんどありません」(同前)

 総選挙とともに噂される「党4役の入れ替え」でも、 “屈指の調整役” である岸田首相は本領を発揮するという。

「岸田さんの頭にあるのは、虎視眈々と次期総裁を狙う茂木敏充幹事長にその “準備期間” を与えると同時に、安倍派の萩生田光一氏を幹事長に起用する構想です。

 実現すれば、今まで非主流派にいた安倍派を主流派に引き込み、岸田派、麻生派、茂木派との “主要4派体制” を完成できる目論見ですよ」(自民党中堅議員)

 安倍派パーティでは、初参加の生稲晃子氏がぎこちない様子で参加者と交流していたが、首相自らお手本を見せていたのかも。

週刊FLASH 2023年6月6日号

8596OS5:2023/05/24(水) 17:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/95123a1c98a62c17780062d533d924ad3ecc5482
官房長官、内閣不信任案提出が解散大義かは「首相の専権事項」
5/24(水) 12:41配信
毎日新聞
松野博一官房長官

 松野博一官房長官は24日の記者会見で、野党から内閣不信任決議案が提出された場合、衆院を解散する大義になるかについて「仮定の質問や首相の専権事項である解散について、私個人の考えをお答えすることは控えたい」と述べた。4年前に内閣不信任決議案の提出が解散の大義になると明言した当時の菅義偉官房長官とは対照的な答弁で、「首相の専権事項」という従来の姿勢を崩さなかった。

 内閣不信任決議案が衆院解散の大義になるかについては、安倍政権だった2019年5月の記者会見で、菅氏が「当然なるのではないか」と発言。結局、衆院解散は見送られたが、菅氏の異例の言及は与野党内で波紋を呼んだ。

 6月21日の会期末まで1カ月を切った今回の通常国会では、内閣不信任決議案の提出が衆院解散の呼び水になるという観測が出ている。【古川宗】

8597OS5:2023/05/26(金) 13:28:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/5567547d8ed79a06af904ebc4021fa85d062f315
岸田首相の“ダメ息子”翔太郎氏にも国民愚弄のDNA…由緒ある公邸階段で忘年会「組閣ごっこ」
5/26(金) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
またやらかした…(岸田首相の長男・岸田翔太郎首相秘書官)/(C)J M P A

 岸田翔太郎首相秘書官がまたやらかした。昨年末、いとこたちを首相公邸に招いた忘年会で大ハシャギ。玄関ホールにある「西階段」で“組閣ごっこ”に興じた写真を週刊文春に入手され、25日発売の最新号に報じられた。


 翔太郎氏は岸田首相の長男。今年1月、父の外遊に同行した際、公用車利用の土産購入や観光疑惑が国会で問題視された。問題の写真は赤じゅうたん敷きの階段に若い男女が並び、全員私服とはいえ、組閣時の記念撮影と同じ構図だ。翔太郎氏はセンターに陣取り、父と同じ立ち位置でニンマリ。すっかり首相気分とは、いい気なものである。

 首相公邸は万全の警備体制が敷かれ、年間の維持費だけで約1億6000万円。むろん、原資は国民の血税だ。翔太郎氏は「父譲りの酒豪で酩酊するまで飲むこともしばしば」(知人)という。酒の勢いを借りたのかもしれないが、純然たる「公の場」での悪ふざけには選民意識がのぞく。

「現在の公邸は1929(昭和4)年竣工で、かつて首相官邸として使われた由緒ある建物。『西階段』は戦前から内閣発足時の記念撮影の舞台でした」(官邸事情通)

受け継いだ国民愚弄のDNA
2022年の内閣改造後は21年ぶりに「西階段」で撮影(C)共同通信社

 この場所で“ごっこ遊び”にふけったのは翔太郎氏だけじゃない。15年には安倍元首相が音楽プロデューサーの秋元康氏や幻冬舎社長の見城徹氏ら「アベ友」5人を秘密裏に公邸に招き、西階段で現職の安倍中心に5人が囲んで撮影した“組閣ごっこ”写真が流出。フライデーに報じられた。

 一度ならず二度までも。まさか西階段での“組閣ごっこ”は恒例のおもてなしなのか。「そこに山があるから」じゃあるまいし、「そこに階段があるから」と歴代首相以下、官邸に出入りできる面々が悪ふざけしてきた様子を疑いたくもなる。

「西階段に立てたのは本来、天皇の認証を受けた歴代の国務大臣のみ。日本の憲政史を象徴し、歴史的・文化的価値の高い場所だからこそ、05年に現在の地に曳家・改修した際、建築当時の姿へと丁寧に復元したのです」(政界関係者)

 当時の総改修費は約85億円。翔太郎氏は岸田首相からしっかり、国民愚弄のDNAを受け継いでいるようだ。

8598OS5:2023/05/29(月) 19:12:30
>>8326
https://news.ntv.co.jp/category/politics/ee5dd37c940f47a58f7b17eac8c73f2c
政治
2023年5月29日 18:35
岸田首相の長男・翔太郎氏 総理秘書官を6日1日付で辞職へ 後任は山本高義氏 政府発表

政府は、岸田総理大臣の長男で秘書官である翔太郎氏が総理秘書官を辞職すると発表しました。

政府は、岸田総理大臣の長男で秘書官である翔太郎氏が6日1日付で総理秘書官を辞職すると発表しました。

翔太郎氏をめぐっては、総理大臣公邸で親族と記念撮影をするなど、不適切な行動をした問題で岸田総理自身も「適切さを欠くものであり誠に遺憾だ」と述べていました。

8599OS5:2023/05/29(月) 20:07:13
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20230526210601.html
岸田首相へ一転逆風 サミット後順風満帆のはずが…自公亀裂に長男問題追い打ち
2023/05/26 21:06神奈川新聞

岸田首相へ一転逆風 サミット後順風満帆のはずが…自公亀裂に長男問題追い打ち

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 地元開催の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を無事に終えて順風満帆となるはずの岸田文雄首相に一転、逆風が吹き始めた。自民、公明の与党選挙協力に東京で亀裂が生じ、長男である翔太郎秘書官の公邸での不適切行動が追い打ちをかける。26日の参院予算委員会はサミットの実績を披露する舞台だったが、公邸問題を巡り、立憲民主党から追及を受けた。

 「セキュリティーの関係もあり、公にしてはいけない」。首相は立民の田名部匡代氏から「公邸の利用の内規に照らせば部外者が執務や迎賓スペースで寝転んで写真を撮るのは違反行為ではないのか」と問われるも、内規の有無を明言しなかった。

 松野博一官房長官は「そもそも内規とは一般用語で定義はない」と説明。「報道にある行動は適切さを欠く」との認識は示したものの、「決まり事を破ったかどうか」の追及に対する回答は避け続けた。

8600OS5:2023/05/29(月) 20:33:50
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-230527X186.html
菅氏、静かに存在感アピール=自公「パイプ役」期待も
2023/05/27 18:18時事通信

 自民党の菅義偉前首相が静かに存在感をアピールしている。一時活発化させた岸田文雄首相に対する批判を控える一方、政策提言や議員外交で影響力を発揮。亀裂が深まる公明党との関係では、事態の打開に向けてパイプ役を期待する声があり、動向が注目されている。

 「現状は大変残念だ」。菅氏は27日、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う東京での与党候補者調整難航について秋田市内で記者団に尋ねられ、こう強調。「自公の信頼は政治の安定につながる」として早期収拾を訴えた。

 岸田政権下、菅氏は非主流派に位置付けられる。内閣支持率が低迷していた今年1月、首相について「派閥政治を引きずっている」と批判のトーンを強めた。「岸田降ろしか」との見方も広がったが、党内に同調する動きはほとんどなく、尻すぼみに終わった。

 その後、支持率が回復し始めると、こうした言動を封印。自身が首相在任中に手掛けた日本学術会議の見直しを巡って政府が4月に改正案の今国会提出を断念した際も、「しょうがないな」と関係者に語る程度で、表立って発信しなかった。

 「反岸田で動けばハレーションが起きる。政権が簡単に倒れるとは思っていないから、じっとしている」。菅氏の心境を側近議員はこう解説する。

 一方で、3月に出産費用の実質無償化を提唱。政府がまとめた少子化対策の「たたき台」に、検討していく方針を盛り込ませた。今月31日には日韓議員連盟会長として初めて訪韓することが決まっている。尹錫悦大統領と会い、関係正常化の流れを後押しする考えだ。

 そんな菅氏に周囲が期待するのは、公明党の支持母体・創価学会との水面下の話し合いだ。自公協議は公明側が東京での選挙協力解消を通告する事態に発展。党幹部同士の交渉では着地点が見えない状況にあり、ここで菅氏が道筋を付ければ影響力拡大につながるという計算もあるようだ。

 菅氏は7年8カ月に及んだ第2次安倍政権の官房長官時代、学会幹部と関係を築いた。ある公明党関係者は「学会と直接話ができた菅氏なら、こうはなっていなかった」と指摘。菅氏に近い自民党のベテラン議員は「最後には菅氏が動くしかない。そのために首相が頭を下げに行くかどうかだ」と語る。

 菅氏は27日、記者団に対し、自民党が参院で過半数を得ていない現状にも言及。「自公の意思疎通では互いに配慮していく必要がある」と述べた。

8601OS5:2023/05/30(火) 21:20:10
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_ZTI5KKI3WFIT7PJJ62K6X2LHGI.html
自公パイプ役不在、岸田政権たびたび不協和音
2023/05/30 20:49産経新聞

自公パイプ役不在、岸田政権たびたび不協和音

来賓として挨拶した安倍晋三首相(右・当時)と公明党代表に再選した山口那津男代表=2018年9月30日、東京都千代田区

(産経新聞)

令和3年10月の岸田文雄政権発足後、自民党と公明党の不和がたびたび表面化している。

4年夏の参院選に向けて、改選数3以上の5選挙区で自民が公明候補を推薦する一方、32ある1人区で公明が自民候補を推薦する「相互推薦」について、公明が唐突に見送り方針を表明し、自民側を慌てさせた。公明側には、相互推薦の協定締結が自民の都合で遅れたことへの不満があった。

政権を直撃した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題でも、昨年10月、首相が宗教法人法に基づく質問権行使に向けた対応を指示したのに対し、公明は宗教団体の創価学会を支持母体としていることもあり、山口那津男代表は記者会見で「事前に説明は一切なかった」と不快感をあらわにした。

自公の連携不足の背景には、ベテラン議員の引退などで、信頼関係を下支えするパイプ役の不在がある。

自公連立は20年以上に及ぶが、憲法改正や安全保障政策などで主張が異なることもあり、両党はこれまで、相互の有力議員が緊密に意思疎通を図ってきた。だが、安倍晋三元首相と信頼関係を築いた公明の太田昭宏前代表らが一昨年に引退。また、自民内で公明や創価学会に太いパイプを持つ菅義偉前首相、二階俊博元幹事長らは執行部を外れ、首相と距離を置く。

定期的な開催を原則とする自公両党の幹事長と国対委員長による「2幹2国」も、岸田政権下で一時不定期開催となった。現在は週1回開催が定例化されたが、安倍、菅両政権時代に比べて短時間で終わるケースが目立つ。(児玉佳子)

8602OS5:2023/05/30(火) 21:21:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_3FVFNUQPHFJ3PAVOUSL6UBLDCM.html
自公、対立拡大を回避 党首会談で連立確認
2023/05/30 20:04産経新聞

自公、対立拡大を回避 党首会談で連立確認

岸田文雄首相との会談を終え記者団の取材に応じる公明党の山口那津男代表=30日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

岸田文雄首相(自民党総裁)は30日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談した。衆院選挙区「10増10減」に伴う候補者調整で両党の対立が深まり、公明が東京都内の衆院選挙区で自民候補を推薦しない方針を示したことについて「連立政権をしっかり保ち、政治を揺るがすことがないよう継続していく」と確認した。自民側は同日、公明が候補擁立を決めた埼玉14区(草加市など)と愛知16区(犬山市など)について、事実上、公明に譲る方向で調整する考えを伝えた。

山口氏は首相との会談後、記者団に「連立の意義、大局を大事にしながら、連携を保っていこうと確認し合った」と説明した。「連立政権には公明の存在が極めて重要だ。それに取って代わる組み合わせや政権の姿は今のところ見られない」とも強調した。

首相は「幹事長らに丁寧に対応するよう指示している」と述べた。しかし、東京の推薦問題では具体的な言及を避けたという。

これに関連し、自民の茂木敏充幹事長は同日、公明の石井啓一幹事長と国会内で会談し、埼玉14区と愛知16区について、公明の要望に沿い、地元県連との調整を早急に進める考えを伝えた。これに対し、石井氏は謝意を示し、両氏は東京を除く46道府県での選挙協力の具体化に向けて両党の幹事長と選対委員長による協議を継続することで一致した。

ただ、石井氏は会談後、東京での選挙協力を解消する方針について「対応は変わらない」と強調した。

次期衆院選を巡り、公明は新設された東京29区(荒川区と足立区の一部)での候補擁立を発表した。東京28区(練馬区の一部)でも擁立を求めたが、自民が28区を拒否したため、公明は東京での選挙協力を解消する方針を伝えていた。

8603OS5:2023/05/31(水) 18:27:39
https://www.asahi.com/articles/ASR5V72HWR5VUTFK00X.html
自民の派閥、こぞって規模拡大に走る事情は 党内主導権や総裁選…
有料記事自民

藤原慎一 千葉卓朗 白見はる菜2023年5月27日 10時00分
 「古い政治」の象徴とも言われる自民党の派閥が、勢力拡大に余念がない。党内で存在感を高める狙いは共通だが、各派には独自の事情があり、岸田文雄首相の派閥も例外ではない。ただ、拡大路線は摩擦や分裂のリスクと隣り合わせで、規模の追求に慎重な声は少なくない。

 「宏池会(岸田派)が一致結束し、他の政策集団とも力を合わせていきたい」。17日夜、東京都内であった岸田派パーティーで、首相は力を込めた。岸田派は党内第4派閥。官僚出身が多く、権力闘争に疎いとして「お公家集団」と揶揄(やゆ)されてきた歴史があるが、現在、規模拡大に意欲的だ。

 3月以降、越智俊之参院議員ら3人が入会し、計46人になった。岸田派中堅議員は「人数は多い方がいいと、首相も思っている」。

岸田派「50人」目標の声も
 党内基盤が弱い首相は、政権…

8604OS5:2023/05/31(水) 18:28:41
https://www.asahi.com/articles/ASR535H25R4XUTFK02B.html?iref=pc_rellink_04
「夏までやれば…」岸田首相、在任日数の野心 悩ましい茂木氏の存在
有料記事

楢崎貴司2023年5月5日 21時00分
岸田文雄首相は何をしたいのかわからない――。政権発足から1年7カ月。今もなお、そんな見方があります。実際には何をめざしているのか。政策はどう決まっているのか。「岸田官邸の実像」に迫ります。


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 4月17日夜、東京・南青山の天ぷら料理店。岸田文雄首相は自民党の茂木敏充幹事長と向き合っていた。2人きりでシャンパンや白ワインを飲みながら語り合ったのは、投開票が6日後に迫った衆参五つの補欠選挙についてだった。

 事前の調査で自民候補の苦戦が伝えられていた。茂木氏は首相に「万が一、1勝4敗になるようなことがあっても、すぐに政権ががたつくようなことはない」と力説した。そして、こう続けた。「3派で岸田政権をしっかりと支えていきます」。首相は顔をほころばせた。

 茂木氏の言う「3派」とは、岸田派と茂木派、そして麻生太郎副総裁が率いる麻生派だ。政権が発足して以降、3人は党本部などで定期的に協議したり、毎月のように食事をともにしたりして、密な情報交換を欠かさない。3人のうちの1人は「派閥として固まりがあるのは岸田派、麻生派、茂木派だ」と主流派を自任し、「三頭政治」を誇る。

 政権発足から1年7カ月。首相をとりまく党内力学は徐々に変容した。

 首相は当初、麻生派の甘利明氏を幹事長に起用した。実力者の安倍晋三元首相にも近いことが理由だった。ところが直後の衆院選で甘利氏が選挙区で落選。後任に茂木氏を起用した。

 岸田派と源流を同じくする麻生派と谷垣グループの固まりに、茂木派が脇を固めるという今の体制が完成した。麻生氏、茂木氏に加え、総務会長の遠藤利明氏(谷垣グループ)の3人は、役職こそ一部代わったものの、一貫して党中枢を占めている。

 昨年8月の内閣改造・党役員人事では、安倍氏側近だった萩生田光一氏を政調会長に起用した。「非主流派」代表格の菅義偉前首相と関係が近い森山裕氏を選挙対策委員長に充てた。

 一方で、総裁選で争った河野太郎氏と高市早苗氏は閣内に取り込んだ。「ポスト岸田」の野心を隠さない2人の動きを封じて、「待望論」の芽を摘む狙いがあった。

「もっと増えてもいいんだけどなあ」弱い党内基盤、破れるか
 モザイクのように各派が入り…

8605OS5:2023/05/31(水) 18:29:06
https://www.asahi.com/articles/ASR5354K3R4WUTFK01R.html?iref=pc_rensai_short_1818_article_2
第2回
首相の指示差配、政策への「拒否権」も 官邸を支える2人の番頭とは
有料記事

阿部彰芳2023年5月4日 21時00分
岸田文雄首相は何をしたいのかわからない――。政権発足から1年7カ月。今もなお、そんな見方があります。実際には何をめざしているのか。政策はどう決まっているのか。「岸田官邸の実像」に迫ります。


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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本対メキシコ戦のテレビ中継に多くの人が釘付けになっていた3月21日午前、岸田文雄首相はウクライナで列車に揺られていた。

 前夜、外遊先のインドのホテルを裏口からひそかに抜け出し、ポーランドを経て、陸路でキーウを目指していた。ホテルに取り残された首相秘書官は、首相が出発した後に計画を知らされたという。

 「岸田総理がウクライナを電撃訪問」のニュース速報が流れたのは、ちょうど九回、無死一、二塁で日本代表の村上宗隆に打順が回ってきたときだった。

 電波で居場所を知られないよう、携帯電話の電源を切り、外部からの電波も遮断。通訳などの外務省関係者や警護のSPも絞り込み、随行者は10人足らず。穀倉地帯を走る列車の中に、首相と深夜までゼレンスキー大統領との会談の打ち合わせをしていた2人の側近の姿があった。

 嶋田隆・首席首相秘書官(63)と木原誠二・官房副長官(52)。

 政権の機微に触れる重要な政策決定には、必ずこの2人が関わる。今年2月に発表されるまで、保秘が徹底された日本銀行総裁の後任人事。2人は数カ月前から、水面下で候補者のリストアップを進めてきた。

経産省へ直接指示 まるで「嶋田資源エネルギー庁長官」
 嶋田氏は首相と同じ開成高校…

8606OS5:2023/06/05(月) 11:25:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae8cc2b6f7a8796c890e3b121190ba1fc07766ad
創価学会にやたらと嫌われている「茂木幹事長」が自公亀裂のキーマンである理由
6/5(月) 6:00配信
「10増10減」を巡って
自民党の茂木幹事長

 次期衆院選で小選挙区の定数が「10増10減」されることに伴い、自民党と公明党は候補者調整を進めてきた。しかし、公明と支持母体の創価学会が望む東京28区(練馬区東部)での擁立を自民は拒絶。これを受けて公明はそれを受け入れる代わりに「東京の選挙区では自民候補の推薦を見送る、都議会での自民との協力関係を白紙に戻す」方針を打ち出すことにーーというのがこのところ話題の「自公亀裂」のあらましである。では、この亀裂の発端はどこにあるのか。最大の「責任者」として名指しされているのが茂木敏充自民党幹事長である。

【写真を見る】必死の形相で公明党議員の応援演説を行う「久本雅美」「柴田理恵」

 そもそも今回の件、どのくらい深刻なものだと当事者は受け止めているのか。

「自公両党には四半世紀に及ぶ連立の歴史があり、今回の件でそれを反故(ほご)にすることにはならないとは見ています。ただ、これが揉めているフリだとかプロレスだとかということは全くありません。ガチンコですね」

 と、政治部デスク。

相互推薦での行き違い
「公明・学会側としては“東京28区が欲しいというのは、それほど無理な要求ではないでしょう”という認識でいたのですが、自民側に拒絶されてしまいました。ここへ来て自民党側の責任者である茂木幹事長への不信感がさらに募っているようです」(同)
このデスクが「さらに」と言ったのは、茂木幹事長と公明・学会側との距離が大きく広がったままだからだそうだ。

「ざっくり言うと去年の参院選における相互推薦での行き違いが大きかった。相互推薦とは2016年の参院選から本格的にスタートしたものです。参院選には1人区と複数区とがあり、公明が擁立しない1人区では自民を支援し、その代わりとして公明が擁立する複数区では自民から推薦を受けるというやり方です」(同)

 公明党の支持母体である創価学会は選挙の際に実力を発揮するというのは定評である。がその彼らにとっても2021年秋に解散総選挙があったばかりなのに、1年も経たないタイミングでまた参院選、となると組織をフル稼働するのはかなりハードなことなのだという。

蛇蝎のごとく嫌われ
 ここで公明党が茂木幹事長に不信感を抱く理由があった。

「公明としては早めに選挙協力の詳細を固め、選挙に走り出したいと自民側に伝えてきたのですが、自民の茂木幹事長がなかなか結論を出さなかった。その後、公明側は態度を硬化させ、山口那津男代表は会見でも相互推薦の見送りもちらつかせていました」(同)

 その後、岸田文雄首相と山口代表とが会談し、最終的に相互推薦は一部を除き完了。表向きは協力体制が整ったかに見えていたのだが……。

「あれ以来、茂木幹事長は公明・学会から蛇蝎(だかつ)のごとく嫌われています。嫌がらせのように話をまとめなかったことに怒り心頭というわけです。実際、茂木幹事長の背後には麻生太郎自民党副総裁がいて、2人は公明・学会側とは微妙な距離を取るというスタンスを共有していたと聞いています」(同)

 つまり、自公の蜜月関係の維持を絶対視しないというところか。相互推薦での結論先送りは、そのスタンスに基づいた行動だったということになるだろうか。

8607OS5:2023/06/05(月) 11:25:26
他のエリアでは? 
「もともとそういった不信感がある中で、今回の東京28区の問題があり、1度ならず2度までも茂木幹事長に嫌がらせされたとの思いが公明・学会側にあるようです。学会にとって東京は池田大作名誉会長の生誕地があり、本部があり、学校があり……と全てが集まる極めて大事なエリアとされています。それだけに東京28区という希望は受け入れて欲しかったということでしょうね」(同)

 話し合いが決裂した結果、公明党の石井啓一幹事長は「東京の選挙区では自民候補の推薦を見送る」ことを表明している。裏返すと、東京以外では仲良くやりますよということになるわけだが、実際はどうなのか。

「確かにそのような姿勢を公明側も見せていますが、先ほどお伝えしたように大事な東京で冷たい扱いを受けている以上、他のエリアでは“握手して共闘”というわけにはなかなか行かないと聞きますね。接戦が予想される選挙区では与党が勝ち切れないところも出てくるとすでに噂されています。要するに、今回の一件は全国的に波及し、選挙後にはガラッと風景が変わっている可能性もあると思います」(同)

 自公連立始まって以来の危機であることは疑いないようだ。
創価学会との関係については自民党支持者の中でも意見の分かれるところとはいえ、茂木幹事長はここまで見越していたのだろうか。

デイリー新潮編集部

新潮社

8608OS5:2023/06/07(水) 21:04:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/22597d276f0dc2cf8e37a3553e212078ef75de46
自民「谷垣派」月内にも発足へ 存在感の発揮狙う
6/7(水) 16:18配信


共同通信
自民党谷垣グループの政治資金パーティーであいさつする谷垣禎一氏=7日午後、東京都内のホテル

 自民党谷垣グループ(有隣会、22人)の代表世話人を務める遠藤利明総務会長は7日、同グループのパーティーで派閥化を目指す意向を表明した。「谷垣派としたい。仲間と相談して方針を決める」と述べた。21日に会期末を迎える今国会中の正式発足を目指す。派閥を名乗ることで、岸田文雄首相を支える主流派の一つとして存在感の発揮を狙う。他派閥との掛け持ちを認める方向だ。


 派閥トップの代表世話人は引き続き、中谷元・首相補佐官と遠藤氏が務める予定だ。

 派閥移行は、昨年夏の参院選後に検討を開始。複数の新人から相次いで、政治資金の配分や、政権ポストへの推薦機能もある派閥でないことを理由に入会を断られたのを踏まえた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44e9023deff8825697e4d49e82c33fec1f8b77b0
自民・遠藤氏、谷垣グループの派閥化の意向表明
6/7(水) 19:35配信

産経新聞
「有隣会と日本の未来を語る会」であいさつする岸田文雄首相。左は谷垣禎一元自民党総裁=7日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)

自民党の遠藤利明総務会長は7日の谷垣禎一元党総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会、22人)のパーティーで、同グループを派閥化し、「谷垣派」とする意向を示した。遠藤氏は派閥化に向けて「これからグループの皆さんと話して、今後の方針を決めていきたい」と語った。

遠藤氏は「昨年の参院選後に新人議員から『派閥じゃないから行きません』といわれ、大変悔しい思いをした」と派閥化する理由を説明した。

また、有隣会は現在、他派閥との掛け持ちを認めているが、遠藤氏は「他の派閥に所属して(有隣会で)一緒に活動していただく形は一切変えたくない」と明言し、派閥化後も掛け持ちを容認する考えを示した。

有隣会は、平成24年に谷垣氏らが旧古賀派(現岸田派)を脱会して立ち上げた政策グループ。遠藤氏と中谷元・首相補佐官が代表世話人を務めている。

8609OS5:2023/06/08(木) 18:16:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/60099113223c045228a955fb5526c086476d5a51
自民・遠藤氏、「谷垣派」に向け検討意向 グループから派閥化
6/7(水) 21:04配信
 自民党の遠藤利明総務会長は7日、自身が代表世話人を務める谷垣グループ(有隣会)が東京都内で開いた政治資金パーティーで、グループの「派閥化」に向けて検討していく考えを示した。

 谷垣グループは、2000年に野党の森喜朗内閣不信任案に同調しようとした加藤紘一元幹事長らによる「加藤の乱」をきっかけに分裂した旧宏池会の流れをくむ。谷垣禎一元総裁らが12年に現在のグループを結成し、現在の岸田派(現宏池会)とも関係が深い。22年1月からは定例会合の開催日を水曜から他派閥と同じ木曜昼に変更し、派閥化に向けた環境整備を進めてきた。谷垣氏は議員引退後もグループ特別顧問を務める。

 現在22人いる所属議員のうち、12人は他の派閥や議員グループに所属。遠藤氏はあいさつで「今までの形、有隣会に所属して、他の派閥に所属していても一緒に活動していく形は変えたくない」と述べた。通常、派閥は所属議員の他派閥との掛け持ちを認めておらず、遠藤氏は「気持ちとしては『谷垣グループ』から『谷垣派』への名称変更で、中身は全く変わらないと思う」とも語った。【木下訓明】

8610OS5:2023/06/12(月) 15:30:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/b217bde8fd6ef33b1833d7765b1cd70411dcf4e2
「派内の力関係変わる」 自民党幹部ら懸念 青木幹雄さん死去
6/12(月) 11:34配信

毎日新聞
青木幹雄氏=松江市で2010年、細谷拓海撮影

 官房長官などを歴任した青木幹雄元参院議員会長の死去を受けて、自民党内からは今後の政界への影響を懸念する声が相次いだ。



 青木氏は、政界引退後も茂木派の参院側に強い影響力を持ち続けてきた。茂木派OBだが、茂木敏充幹事長とは距離があり、茂木氏にとっては総裁選出馬に向けて派閥をまとめる上で、青木氏との関係修復が課題となってきた。自民党幹部は「青木さんが亡くなったことで、茂木派内の力関係が変わってくるだろう」と語った。

 青木氏は、安倍派OBの森喜朗元首相、岸田派OBの古賀誠元幹事長と連携して3派の結束を後押ししてきた。自民の参院幹部は「今後も3派の結束は揺らぐことはない。引き続き政権を支えていく」とした上で「安倍(晋三)元首相亡き後、発言力が高まった森さんの力がさらに大きくなるだろう」と予測した。【飼手勇介】

8611OS5:2023/06/12(月) 15:31:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba06e8f5e043b854cdcbdf647d2e60db44d05d86
「参院のドン」青木幹雄元官房長官死去 引退後も政局節目で存在感「5人組」密談には批判も
6/12(月) 11:19配信

日刊スポーツ
青木幹雄氏(2004年5月28日撮影)

 小渕内閣の官房長官や自民党参院議員会長などを務め、影響力の大きさから「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄(あおき・みきお)氏が11日に死去したことが12日、関係者への取材で分かった。89歳。

 島根県出身。地元が同じで早大の先輩でもあった竹下登元首相の秘書や島根県議を経て、1986年参院選で初当選し、国政に入った。1999年、小渕内閣で官房長官として初入閣。2000年4月、小渕恵三首相が脳梗塞で倒れた際には首相臨時代理として対応に当たった。その際、後継首相の決定の過程をめぐって、青木氏や森氏ら「5人組」による水面下での「密談」に批判が出たこともあった。その後発足した第1次森内閣でも官房長官を務めた。

 自民党内の実力者としても力を発揮したほか、与野党ともに広い人脈を築いた。当選は4回。2007年、第1次安倍内閣の参院選で敗れたことで参院議員会長を辞任した。2010年参院選に出馬せず、長男の一彦氏に地盤を引き継ぎ政界を引退した。

 政界引退後も、所属した平成研究会(平成研、現茂木派)で強い影響力を持ち続け、平成から令和とこれまでに至るさまざまな政局の節目でも、存在感をみせてきた。昨年11月には、早大の後輩でもある岸田文雄首相や森氏のほか、将来の平成研会長、首相候補と見すえて目をかけてきた小渕優子組織運動本部長らと会食し、話題になった。

8612OS5:2023/06/13(火) 19:44:33
https://news.goo.ne.jp/article/kutv/region/kutv-541234.html
【独自】自民党・高野光二郎参議院議員が秘書に暴行か 居酒屋で秘書が流血するさわぎ(高知)
2023/06/13 18:17
のおしぼりで血をぬぐい、血が付いたおしぼりは事務所が店に許可を取り、持ち帰ったということです。その秘書はその後、退職したということです。

後援会高知事務所はテレビ高知の取材に対し、「全く知らなかった。本人を含め、事実確認をさせてほしい」としています。

高野光二郎参議院議員は2013年に高知県選挙区で初当選。第四次安倍改造内閣で農林水産大臣政務官をつとめ、2019年に徳島・高知選挙区(合区)で再選しています。

8613OS5:2023/06/13(火) 21:24:19
ださっ

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20230613k0000m010107000c.html
LGBT法案採決 「おなか痛い」自民・高鳥氏退席 杉田水脈氏は欠席
2023/06/13 14:39毎日新聞

LGBT法案採決 「おなか痛い」自民・高鳥氏退席 杉田水脈氏は欠席

衆院本会議場を出る自民党の高鳥修一氏(中央奥)=国会内で2023年6月13日午後1時34分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 LGBTQなど性的少数者への理解増進を目的とする議員立法「LGBT理解増進法案」を巡り、13日の衆院本会議で、自民党の高鳥修一衆院議員は採決を前に退席した。

 高鳥氏は同党保守派の一人で、党内議論で法案に反対していた。高鳥氏は退席理由について記者団に「おなかが痛いということだ」と述べた。採決との関係については「今は話さない。時期が来たらまた話をする」とかわし、同法案については「意見はあるけれども、今はちょっと言えない」と語った。

 同じく自民党保守派の杉田水脈(みお)衆院議員は本会議を欠席した。【竹内望】

8614OS5:2023/06/14(水) 07:46:38
こたつ記事っぽいなあ と思ってクリックしたら
まじでこたつ記事だった 本文省略
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2023061300025.html
自公の摩擦は収まらない根強い悲観論 連携崩壊後どうなるのか、政界大波乱の可能性も
2023/06/14 07:30
※AERA 2023年6月19日号より抜粋

8615OS5:2023/06/14(水) 11:02:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bd0a5f99ee0278185284913eebe80a28fb10dcf
「新会長」がいまだ決まらない“安倍派”「清和会」…安倍元首相の秘蔵っ子の登場で「戦局」が揺れ動いている…!
6/14(水) 8:03配信
現代ビジネス
新会長が決まらない安倍派に衝撃の新人が登場
写真提供: 現代ビジネス

 「もう7月8日の安倍さんの一周忌には間に合わないかもしれないが、実際問題、次の内閣改造の前には新会長を決めないと清和会が人事で冷遇される。しかし、萩生田(光一政調会長)さんも世耕(弘成自民党参院幹事長)さんも決め手に欠ける」(清和会所属議員)

【写真】大蔵省の「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」いまだからウラ話を明かそう!

 いまだ後継会長が決まらない清和会=安倍派だが、その候補のひとりである世耕氏の事務所に、ある「新人」が姿を見せて衝撃が広がっている。故・安倍晋三元総理の秘書を17年務めた後、'21年の総選挙で長崎1区から出馬した初村滝一郎氏だ。

 「政治家一族出身の初村さんは、父親が安倍さんと一緒に米国留学した親友で、その繋がりで安倍事務所に入った。ただ当時は若かったこともあり、『安倍さんの威光を笠に着ている』と陰口を言われることも多かったようです。選挙に出た際も、選挙区が微妙に出身地とズレていたために『安倍さんがヨソ者を捻じ込んだ』と地元の反発をくらい、落選してしまいました」(清和会関係者)

 政界復帰を希望する初村氏には、清和会事務局職員として働くとの話も浮上していたというが、そこで手を挙げ、引き受けたのが世耕氏だった。

 「もちろん世耕さんは、彼の面倒をみることが『自分こそ安倍派の正当な後継者だ』とのアピールになる、と考えている。参院議員の世耕さんは、すぐに会長になることが難しいので、今は若手や浪人の手勢を増やそうとしているのもある」(同前)

 「大物秘書」を従え、抜きん出ることができるか。

 「週刊現代」2023年6月17日号より

週刊現代(講談社)

8616OS5:2023/06/14(水) 17:46:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/805ff42029c43db8714d00fa4ef2bb1819efc29a
秘書を殴打、出血 「軽率な行動、おわび」 自民・高野氏
6/14(水) 16:14配信

時事通信
自民党の高野光二郎参院議員

 自民党の高野光二郎参院議員(48)は14日、昨年12月に20代の男性秘書の顔をたたき、出血させていたことを明らかにした。

 「しっかり頑張れよと気合を入れる意図で左手の甲で(秘書の)胸をたたくつもりが、鼻に当たり鼻血が出てしまった」と釈明した。国会内で記者団の取材に応じた。

 地元秘書3人と飲食しながら打ち合わせをしていたという。高野氏は「私は救急救命の講習を受けており、いろんな止血方法を知っている」と述べ、止血に努めたと説明。「秘書を鼓舞する気持ちとはいえ、軽率な行動で申し開きができない。彼の気持ちを害したことについて、心からおわびする」と述べた。本人に直接謝罪する意向も示した。男性秘書は今年1月に退職した。

 高野氏は参院徳島・高知選挙区選出で当選2回。農林水産政務官などを務め、現在は党副幹事長。

8617OS5:2023/06/15(木) 16:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c349f49c06234ccd7c359478cb8cf50b677e3a6
自民安倍派幹部、安倍氏後継・吉田氏の無所属出馬を否定
6/15(木) 15:36配信

産経新聞
自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の塩谷立(しおのや・りゅう)会長代理は15日、党本部で記者団の取材に応じ、衆院選挙区の「10増10減」に伴う山口県の新3区の公認調整で、安倍晋三元首相の後継である吉田真次衆院議員(現山口4区)が支部長に選ばれなかった場合でも、次期衆院選で吉田氏が無所属で出馬することはないと明言した。

新3区を巡っては、党本部は林芳正外相(現山口3区)を選挙区で公認し、吉田氏を比例代表に転出させる方向で最終調整している。安倍派や安倍氏の妻の昭恵氏は吉田氏を新3区で公認するよう求め、吉田氏は公認を得られなければ新3区で無所属での立候補もありうるとの考えを党幹部や周囲に伝えていた。

塩谷氏は「昭恵さんも、絶対に(吉田氏が)党を出ることはないと言っている」と説明し、無所属での出馬を否定した。

8618OS5:2023/06/16(金) 11:53:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ccb112ac451af1557ceceb53a81097fda49510
秘書の鼻を殴打した高野光二郎・参院議員、議員辞職へ…「胸をたたこうと」説明に秘書「うそだ」
6/16(金) 11:48配信

読売新聞オンライン
高野光二郎参院議員

 自民党の高野光二郎参院議員(48)(徳島・高知選挙区)は16日、男性私設秘書の鼻を殴打し、出血させた責任を取り、議員辞職する意向を固めた。同日午後、高知市内で記者会見を開いて説明するとしている。

 高野氏によると、昨年末、高知市内の居酒屋で20歳代の男性秘書3人と飲食した際、隣に座っていた私設秘書の鼻をたたいて、出血させた。秘書は約1か月後、退職した。

 高野氏は14日、国会内で記者団に対し、「頑張れよと気合を入れる意図で胸をたたこうとしたら、鼻に当たった」と釈明していた。

 一方、党関係者によると、元秘書は「殴られており、高野氏の説明はうそだ」と話しているという。

 高野氏は2013年7月に初当選し、19年に再選している。

8619OS5:2023/06/18(日) 22:15:47
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8620OS5:2023/06/18(日) 22:16:11
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8621OS5:2023/06/18(日) 22:16:44
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

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[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8622OS5:2023/06/18(日) 22:17:43
会・総分離論
 自民内では、会長レースを巡り、萩生田と西村が有力と見る向きが多い。いずれも安倍側近で、政府や党の要職経験が豊富だ。2人は派閥議員の6割近くを占める中堅・若手の支持集めに腐心している。

 「私が最も信頼している同志だ」

 萩生田は6月11日、新潟県燕市での衆院当選4回の細田健一(58)のパーティーに足を運び、こう持ち上げた。萩生田は多忙な予定の合間を縫い、会合出席のために全国を駆け回る。

 西村も5日夜、東京・人形町の日本料理店に当選1回の若手を集め、約2時間酒を酌み交わした。話題が、首相の岸田文雄(65)が退いた後の総裁選に及ぶと、「必ず出る」と決意を口にした。

 西村は、野党時代の2009年の自民総裁選に出馬した。西村の目標はまず総裁候補に再びなることで、派閥トップへのこだわりはない。一方、萩生田は「いずれは幹事長」との思いを公言しており、派内では、会長は萩生田、総裁候補は西村とする「会・総分離論」も飛び交っている。

 ただ、最大派閥の総裁候補は、すなわち次期首相の最有力候補ともなり得るため、分離論で決着するかどうかは不透明だ。

 下村らも会長の座に照準を合わせており、世耕は萩生田らとの「共同代表」への就任を狙っている。松野は、萩生田や西村が牛耳ることに苦々しい思いを持っているとされる。選定が本格化すれば、派内で亀裂が顕在化する恐れがある。

 森の意向は、若手・中堅には浸透しにくくなっており、決定的な裁定者はいないのが実情だ。異例の「選挙」を唱える議員さえ出ている。

 安倍の一周忌は約3週間後に迫る。会長選定のルールすら決まっていない状況は、最長政権を築いた安倍の存在の大きさを改めて浮き彫りにしている。(敬称略)

8623OS5:2023/06/18(日) 22:19:28
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50018.html
ポスト岸田狙う4氏…「敵も味方も多い」茂木氏、「どちらも少ない」と皮肉られる林氏
2023/06/17 17:58読売新聞

ポスト岸田狙う4氏…「敵も味方も多い」茂木氏、「どちらも少ない」と皮肉られる林氏

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<5>
 葉巻の煙をくゆらせながらの政治談議は4時間超に及んだ。

 5日夜、東京・四谷の日本料理店で、自民党幹事長の茂木敏充(67)は、党副総裁の麻生太郎(82)と向き合った。話題は、共に外相経験を持つ2人が好む外交問題や、取り沙汰されていた早期解散の行方など多岐に及んだ。

 「最近、仲間の議員とよく飯を食っているようだが、それでいい」

 麻生は茂木をこう褒め、次期衆院選の候補者調整については「敵は作らんようにやれよ」と助言した。

 衆院解散の時期を巡り、首相の岸田文雄(65)を交えて定期的に意見交換することでも一致した。

 「ポスト岸田」の有力候補と目される茂木は党内第3派閥・茂木派(54人)を率い、麻生は第2派閥・麻生派(56人)の会長だ。茂木にとって、麻生との関係構築は総裁レースに向けた布石でもある。

敵と味方
 茂木は経済産業相や外相を歴任してきた。党務でも、政調会長や選挙対策委員長を経て、2021年11月に幹事長に就いた。「自民党三役(幹事長、総務会長、政調会長)のうち幹事長を含む二つ、蔵相、通産相、外相のうち二つ」。かつて田中角栄が唱えた首相就任の条件を満たす。

 参院茂木派に影響力を残していた元官房長官の青木幹雄が11日に死去したことも、茂木の総裁選戦略に影響すると見る向きも多い。青木は茂木の出馬に冷ややかだったためだ。

 茂木は岸田より2歳上だ。前首相の菅義偉(74)は内閣発足時、71歳だったことから、茂木は「焦りはない」と周囲に漏らすが、岸田内閣が長期に及べば、世代交代の声も高まりかねない。

 幹事長の立場で岸田を補佐しつつ、どう好機をつかむのか、岸田との間合いの取り方も課題だ。岸田の看板政策である少子化対策を巡っては、茂木は財源として社会保険料に言及した後、引き上げ自体は否定し、波紋を呼んだ。情報発信で首相官邸側と事前調整がないことも多く、首相周辺には「総裁選を意識し、いつ牙をむくか分からない」との警戒感もある。

 岸田は党選対委員長の森山裕(78)への信頼を高め、党内には、8月にもあるとされる党役員人事で森山を次期幹事長に推す声もある。早期に幹事長を外れることになれば、続投を目指す茂木は戦略の練り直しが求められる。

 首相の座を視野に入れているのは、外相の林芳正(62)も同じだ。総裁派閥の岸田派(宏池会、45人)でナンバー2の座長をこなしつつ、じっくりと時機到来を待っている。

 21年衆院選で「国のかじ取り」を目指すとして、参院からくら替えした。岸田が距離を置く宏池会前会長の古賀誠(82)とも良好な関係を保つ。思い描くのは、長期安定の宏池会政権だ。林は周囲にこう豪語する。「宏池会が権力の中枢にいる期間が10年あれば、安倍派(100人)並みにできる」

 ただ、慎重すぎる言動で党内の存在感は今一つだ。ある外務官僚は気難しいとの指摘もある茂木を「敵も味方も多い」と評し、林は「そのどちらも少ない」と皮肉る。

8624OS5:2023/06/18(日) 22:20:46
突破力
 前回総裁選で岸田と争ったデジタル相の河野太郎(60)は「次の首相」候補を尋ねる各世論調査で、茂木や林を圧倒することが多い。

 6日夜、河野は元厚生労働相の田村憲久(58)ら、菅内閣でワクチン接種に携わった関係者約10人を都内の日本料理店に招いた。河野と田村は、菅と同じ1996年初当選組だ。河野は、急ピッチで進めたワクチン接種を「同期でなければできなかったな」と誇らしげに振り返った。

 最近は、自らを慕う党内の中堅・若手議員と会食することも多い。

 だが、持ち味の「突破力」ゆえに足元は揺らいでいる。マイナンバーカードの普及を巡るトラブルが相次ぎ、「あまりに強引過ぎた」との批判にさらされている。

 党内保守派の間では、初の女性宰相候補として、経済安全保障相の高市早苗(62)への期待も根強い。もっとも、後ろ盾の安倍晋三が亡くなり、無派閥の高市の支持基盤は弱まった。

 茂木と林、河野、高市はいずれも党や閣内で岸田を支える立場だ。岸田が次期総裁選再選に向け、秋以降も視野に衆院解散のタイミングを探る中、後継を巡る戦いもひそかに熱を帯びている。(敬称略)

8625OS5:2023/06/19(月) 09:49:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/05c8c787d4a09ce5ef5152fd473c18566cdc7ff9
「参院のドン」青木幹雄氏の遺言…小渕優子の抜擢で始まる岸田総理の「茂木つぶし」
6/19(月) 7:04配信

現代ビジネス
「あいつの姿だけは俺に見せるな」と激昂

 「生前、青木さんが党幹部とゴルフに行くことになり、ある人が『茂木さんにも声をかけましょうか』と言ったら『あいつの姿だけは絶対に俺に見せるな! 』と激昂した。その青木さんがいなくなって茂木さんはホッとしている」(自民党関係者)

【独自】再逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する

 小渕恵三内閣で官房長官を務め「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄氏が6月11日、89歳で死去した。

 「去年までは元気そうだったが、この半年ほどは車椅子に乗り、体調が思わしくないようだった」(自民党ベテラン議員)

 青木氏は'10年、体調不良を理由に政界から引退したが、その後も旧田中派の流れを汲む平成研究会のOBとして影響力を発揮し続けた。領袖の茂木敏充党幹事長を差し置いて、寵愛したのが盟友の娘、小渕優子党組織運動本部長だ。

 「青木さんは口を開けば『我々の使命は小渕内閣を作ることだ』と言っていました。青木さんの後を受けて参院平成研をまとめる石井準一(参院議員)さんは、小渕さんを支えろという遺言を受け取っているとも噂されている」(平成研所属議員)

 一方、来年9月に迫る自民党総裁選は、67歳の茂木氏にとって総理総裁の座を狙うラストチャンスになるかもしれない。青木氏の影響で「反茂木」だった派閥メンバーを切り崩し、支持基盤を固めようと画策しているが、問題は次の内閣改造・党役員人事だ。

 「岸田総理は茂木さんの勢力拡大を警戒して、選挙を仕切る幹事長から財務大臣にスライドさせるといわれています。さらには、後ろ盾がいなくなった小渕さんを幹事長や総務会長などの要職に抜擢して、茂木さんを牽制するのではないか」(前出と別の平成研所属議員)

 もっとも小渕氏には「'14年に政治資金問題で追及され、事務所のハードディスクをドリルで破壊した件の禊が済んでいない」との声も党内で根強い。総理はなりふり構わず「茂木潰し」を断行するのか。

 「週刊現代」2023年6月24日号より

週刊現代(講談社)

8626OS5:2023/06/19(月) 16:15:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c299a5dd4b293ff8174394a6beedf987b0f26d4
《岸田首相の総裁選再選戦略に大誤算》“参院のドン”の死で派閥力学が大変動、茂木幹事長がクーデター準備か
6/19(月) 11:15配信

NEWSポストセブン
岸田文雄政権、危うし?(写真/EPA=時事)

 岸田文雄・首相は“影の政治指南役”の訃報にこう声を震わせた。「本当に感謝の思いでいっぱいだ」──。「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄・元参院議員会長(享年89)の死は、首相にとって政権を揺るがしかねない痛恨の出来事だった。

【写真】盟友関係の2ショット 森喜朗・元首相と青木幹雄・元参院議員会長

 岸田首相には、次の総選挙に勝利すれば来年の自民党総裁選での再選を確実にできるという「長期政権」への野望がある。その再選戦略のキーマンがいずれも早大の先輩である森喜朗・元首相と青木氏だった。

 昨年の内閣改造前の8月3日、森氏の仲介で青木氏と会食した岸田首相はこう助言を受けた。「焦らずじっくりでいいからやりなさい」。

 以来、人事や重要事項について「総理は青木さんと森さんへの相談や報告を欠かさなかった」(岸田派議員)という。

「総理の座」を狙う
 長老2人は政界引退後も出身派閥に隠然たる影響力を持ってきた。森氏は安倍晋三・元首相の死後、会長不在の最大派閥・安倍派のまとめ役であり、青木氏は茂木派の前身、経世会時代から大幹部として派を支え、引退後も同派の事実上のオーナー的存在だ。「総理は2人を抱き込むことで、安倍派と茂木派が反旗を翻さないように抑えて政権を安定させた」(同前)のだ。

 来年の総裁選で岸田首相の最大のライバルになると見られているのは自民党ナンバー2の茂木敏充・幹事長だ。本来なら政権を支える立場だが、周辺に「どんな状況でも次の総裁選には出馬する」と語り、5月には米国を訪問して国務長官や大統領補佐官らと会談、外交パイプをつくるなど虎視眈眈と総裁の座を狙って動き出した。

 官邸が警戒するのは、茂木氏の言動が過激になってきたことだ。茂木氏は公明党との東京での選挙協力交渉を破談にしたうえ、世論調査で自民党支持層の6割が公明党との連立を解消すべきと回答していることを会見で「そういう声があることを注視しなければならない」と語って公明党を挑発し、自公関係をさらに悪化させている。少子化対策でも官邸に相談なく中身を決めるなど政策面でもスタンドプレーが目立つ。

 そんな茂木氏の言動について官邸の岸田側近は「総裁選をにらんでわざと総理の足を引っぱっている。ひそかにクーデター準備を進める獅子身中の虫だ」と神経を尖らせ、いまや総理と幹事長は「敵対関係」にあるといっていい。

 その茂木氏と“犬猿の関係”だったのが茂木派の長老・青木氏であり、岸田首相は青木氏に取り入ることで茂木氏を牽制してきた。政治評論家の有馬晴海氏が語る。

「青木さんは派閥会長の茂木氏を嫌っていて、小渕優子氏を総理候補にしたい意向だった。茂木派内には青木氏に恩を受けた議員が多く、茂木氏がまとめているのは派の半数程度とされる。だから岸田首相は、青木さんがNOといえば茂木氏の総裁選出馬は難しくなり、自分は無投票で再選できるという読みがあったのではないか。

 しかし、目の上のたんこぶだった青木氏が亡くなったことで今後は茂木氏が派内を掌握し、反岸田を鮮明にして総裁選に挑んでくるのは確実になった」

 岸田首相は青木氏の死で茂木氏を封じ込める“切り札”を失い、野に放つことになった。

8627OS5:2023/06/19(月) 16:16:05
森元首相の影響力低下
 それに連動するのが最大派閥・安倍派の岸田離れだ。青木氏の死は、盟友として長くコンビを組んできた森元首相の“失脚”につながる。2人をよく知る政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「森氏が政界引退後も政治力を維持してきたのは、早大雄弁会の先輩だった青木氏との盟友関係に負うところが大きい。参院自民党では安倍派と茂木派の2派で過半数を占め、引退後も青木氏と森氏を中心に両派が結束して参院を仕切ってきたからです。

 だが、青木氏が亡くなり、森氏1人ではこれまでのように参院を仕切ることはできない。しかも、安倍派の幹部たちはOBの森氏がいつまでもオーナー顔で派閥運営に口を出すことに不満が非常に強い。森氏の参院自民党への力が衰えれば、派内はたちまち森氏のいうことを聞かなくなるはずです」

 安倍派の勢力は統一補選後に衆参100人に達し、岸田派(46人)の2倍以上に膨れあがっている。

 岸田首相は森氏を抱き込むことで総裁選で安倍派100人の協力を得るつもりだったが、青木氏の死去による森氏の影響力低下でその戦略に大きな狂いが生じている。

 折しも、安倍氏の一周忌の7月8日には自民党、安倍派、安倍家合同の法要が行なわれる。

「安倍派では萩生田光一・政調会長や西村康稔・経産相はじめ有力な後継候補たちが牽制し合って一周忌までに会長は決まりそうにない。だが、派内がバラバラでは来年の総裁選で草刈り場になりかねないから、独自候補を擁立すべきだという声が強い。安倍派は結束を守るために総裁選で岸田支持に回らず、対立候補を立てる方向になるだろう」(野上氏)

「参院のドン」青木氏の死は岸田首相の党内基盤を揺るがし、茂木幹事長を総裁選へと走らせ、安倍派を反岸田へと旋回させている──。岸田首相が解散・総選挙で負ければ当然政権は危うくなるが、たとえ勝利しても「選挙の指揮をとる政敵の茂木幹事長の功績になるから、首相には総裁選にプラスとはいえない」(野上氏)。

 党内第4派閥の基盤しかない首相を待ち受けているのは、選挙に負けても勝ってもその後の総裁選に向けた茨の道なのだ。

※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号

8628OS5:2023/06/19(月) 17:16:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023061600140&amp;g=pol
LGBT法成立 自民・山東氏ら採決退席


 LGBTなど性的少数者への理解増進法は16日の参院本会議で自民、公明、日本維新の会、国民民主4党などの賛成多数で可決、成立した。性的少数者への理解を広げるため、政府に基本計画の策定を義務付けることが柱。近く施行される。自民党の山東昭子前議長と青山繁晴、和田政宗両氏が採決の際に退席した。

 山東氏は記者団に「拙速だ。差別する気持ちはないが、(女性に)成り済ます犯罪が助長されるのではないか」と指摘した。
 理解増進法は「ジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別はあってはならない」と規定。土台となった2021年の超党派議員連盟案では「性自認を理由とする差別は許されない」との表現だったが、自民党保守派の主張や維新、国民との協議を踏まえ修正された。
 保守派を中心に女性の権利侵害への懸念も指摘されていることから、「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」と明記し、政府に法律の運用指針策定を求める条文も追加された。

8629OS5:2023/06/22(木) 13:18:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/494ad3cd15e4f05261aff43eb400ccdb3f527189
岸田首相、夏から秋にかけ内閣改造を検討か…河野デジタル相の処遇が焦点
6/22(木) 5:00配信
 岸田首相(自民党総裁)は、夏から秋にかけて内閣改造・自民党役員人事の実施を検討するとみられる。顔ぶれを大幅に交代すれば刷新感を打ち出す効果が期待できる反面、新閣僚の起用には不祥事が発覚するリスクもあり、政権浮揚につながるかどうかは不透明だ。
 首相は21日の記者会見で、内閣改造について「様々な政策課題を前に進めることに専念する。その進み具合を見ながら人事を考えていく」と述べ、時期や人事構想への明言を避けた。

 今国会での衆院解散見送りを受け、自民内では、次の衆院解散のタイミングとして、衆院議員の任期の折り返しを迎える秋が最速との見方が出ている。このため、有権者へのアピールとなるような若手や女性の大胆な起用など「サプライズ」を求める声がある。

 ただ、首相には、昨年8月の内閣改造後、初入閣3人を含む4閣僚が不祥事で相次いで辞任した苦い経験がある。今の布陣で、大きな不祥事もなく通常国会を乗り切ったことから、自民内では「骨格は変えずに小幅改造にとどめた方がいい」との意見も根強い。

 現職閣僚では、河野デジタル相の処遇が焦点となる見通しだ。マイナンバーカード問題への責任論が一部で浮上しているものの、知名度や突破力から「代役はなかなか見つからない」との評価もある。河野氏は「ポスト岸田」の一角とも目されており、首相が「閣内に取り込んだ方が得策」と判断する可能性もある。

 一方、夏以降は外交日程が目白押しだ。

 7月中旬にリトアニアで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を手始めに、8月には米ワシントンでの日米韓首脳会談、9月は主要20か国・地域(G20)首脳会議や国連総会などが予定されている。首相は着実に外交成果を積み上げ、存在感を発揮したい考えだ。

8630OS5:2023/06/23(金) 21:53:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ebdb12ac171f3fc2d171c1920001c5bb30024d0
青木幹雄氏の死で加速する小渕優子氏の“幹事長就任”説 創価学会も歓迎する理由とは?
6/23(金) 5:56配信

デイリー新潮
小渕優子氏

 大物の死には波紋と臆測が付きもの。“参議院のドン”こと、自民党の青木幹雄元官房長官の死去を受けて、永田町では解散前の内閣改造とともに、アノ女性議員の表舞台への復活が取り沙汰されている。

【写真】「岸田文雄」を青山の料理屋に呼びつけた「古賀誠」長男とロールスロイス

 自民党幹部が解説する。

「岸田文雄総理は後見人の麻生太郎副総裁の強い意向もあって、いよいよ内閣改造に踏み切るとの見方が強まっています。目玉は党役員人事での小渕優子元経産相の幹事長への起用。茂木敏充幹事長が率いる茂木派の所属ですが、一気に世代交代を進める狙いだとか」

 政府が掲げる異次元の少子化対策の予算を巡り、茂木氏は財源について明言を避ける総理と一線を画するように“増税や国債の発行は考えていない”と繰り返してきた。総理はそんな茂木氏に不信を募らせたが、

「茂木氏には春の衆参補選を4勝1敗とした実績がある。クビを切ってフリーハンドに政権批判をされるより、手元に置いて動きを把握していた方が得策との判断もあって、あえて自由にさせてきたそうです」

「表立って嫌いとは言えない」
 そんな総理・総裁への意欲を隠さない茂木氏にとって、青木氏は「何かと批判してくる目の上のタンコブ」(茂木派議員)だった。

 自民党中堅議員が言う。

「小渕内閣で官房長官を務めた青木さんは“優子を総理にするのが私の使命”が口癖で、娘のようにかわいがってきました。一方で“あいつは信用できない”と茂木さんを毛嫌いしてきた。前回の参院選の際、茂木さんは優子さんの手引きで島根の青木さんの自宅を訪問。両者の和解がささやかれましたが、実際には完全な関係改善とはなりませんでした」

 青木氏の死が強力な後ろ盾を失うことを意味する小渕氏。反対に茂木氏にとっては「歓迎すべき事態」(先の茂木派議員)というが、コトはそう単純ではない。

 政治部記者が解説する。

「青木氏も、その盟友だった森喜朗元総理も岸田総理も早大OB。内閣改造に際して森氏が岸田総理に“大学の先輩である青木さんの遺志”と小渕氏の幹事長就任を迫れば、総理はもとより茂木幹事長も表立って嫌とは言えないでしょう」

創価学会が歓迎する理由
 平成26年に本誌(「週刊新潮」)が小渕経産相(当時)の公職選挙法違反疑惑を報じると、地元の関係者が電動ドリルでパソコンのハードディスクに穴を開けるという証拠隠滅行為が明るみに出た。いまだ小渕氏は説明責任を果たしておらず、“ドリル優子”の悪名は全国に拡散したままだ。

「とはいえ、小渕さんの幹事長就任は公明党も歓迎ムード。平成11年の自公連立の橋渡しをしたのは当時の総理だった小渕氏の父・恵三氏。それを側近としてサポートしたのが青木氏だったという縁からです」

 実際、青木氏の訃報に接した山口那津男代表は12日、記者団に「自公連立政権が誕生した陰の立役者だった」とその死を悼んだ。

「公明党にとって、恵三氏と青木氏は悲願の与党入りをもたらした大恩人。そんな二人の“愛娘”ですが、公選法違反疑惑を引きずっている以上、入閣すれば予算委員会などで野党に追及されるのは必至。ただ、党役員なら黙認する意向のようです」(公明党関係者)

 その支持母体である創価学会にも、小渕幹事長の誕生を歓迎する理由があった。

「自公が物別れに終わった衆院東京28区の候補者調整の過程で、茂木氏と“学会の政治部長”と呼ばれる佐藤浩副会長の不仲は修復不可能なレベルにまで悪化しました。秋口ないし年内ともうわさされる解散・総選挙を考えれば、自民党と公明党・創価学会の関係修復は一日でも早いほうがいい。小渕さんはそのパイプ役として期待できます」(同)

 自民初の女性幹事長の誕生は“幹部への女性の登用”を訴える総理の妙手。単なるお飾りになりませぬよう。

「週刊新潮」2023年6月22日号 掲載

新潮社

8631OS5:2023/06/25(日) 08:09:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/907691e94fd08120befbc65273889bb77dc73332
岸田官邸は「脱菅(すが)」模索 公明との関係修復なるか
6/24(土) 20:22配信
産経新聞
自民党の菅義偉前首相(鴨志田拓海撮影)

岸田文雄首相はこれまでと異なる自公関係を探っている。自民、公明両党は過去、いさかいが生まれた際に菅義偉前首相と公明の支持母体である創価学会のラインで対処し、協力関係を維持してきた。しかし、次期衆院選の東京での候補者擁立を巡る今回の対立では、首相官邸は菅氏のパイプから脱却した対処を図った。

自公は26日以降、東京以外では選挙協力を推進する合意文書を交わす方針。衆院選の予定が決まっていない中、連立政権を組む政党同士がわざわざこうした合意を結ばざるをえないほど関係がゆがんだといえる。決定打は5月に公明が東京での選挙協力解消を決めたことだった。

「公明の意思決定権は(事実上は)創価学会にある」(自民幹部)とされるが、創価学会幹部と自民の茂木敏充幹事長のラインは解決に向けて十分に機能しなかった。自民内で「事態収拾のため菅氏に頼るしかない」との声も出たが、岸田首相は仲介を頼まなかった。その理由について政府関係者は「今回こうなったのも、菅さんのやり方が相手を増長させたからではないか」と語る。

安倍晋三政権下でもたびたび自公間に亀裂が走った。消費税率引き上げに伴い、生活必需品の税率を低く抑える「軽減税率」を巡る平成27年の協議では、導入を主張する公明と、反対する自民税制調査会・財務省が対立。導入決定を主導したのは、創価学会で選挙を担当してきた幹部から働きかけを受けた菅氏だったとされる。

首相自身も苦杯をなめた。令和3年衆院選を控えた菅政権時代、広島3区で首相が推す自民新人候補と公明の斉藤鉄夫副代表(現国土交通相)が競合した際、自民は最終的に斉藤氏擁立を認めた。菅氏周辺から「それでは首相になれない」と苦言を呈された首相は当時の屈辱を今も忘れていない。

ただ、年内の衆院解散・総選挙の実施も視野に入る中、首相は「今こそ結束が大事だろう。カッとせずにまとめなければいけない」とも語り、関係修復を自民執行部に指示。森山裕選対委員長が公明の西田実仁選対委員長との間で影響を拡大させないための合意文書案をまとめた。(田中一世)

8632OS5:2023/06/25(日) 09:02:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fa79e7f1c44a5bda98a40e0ab34606eaabbe418
自民、党員獲得のノルマと成績発表 「ムチ」も一定の効き目?【政界Web】
6/25(日) 8:30配信
時事通信
自民党大会で気勢を上げる岸田文雄首相(壇上前列中央、党総裁)と党執行部=2月26日、東京都港区[代表撮影]

 自民党は2022年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を5月に発表した。1位は青山繁晴参院議員(比例代表)、2位は堀内詔子前ワクチン担当相(衆院山梨2区)でいずれも前年と同順位。3位は高市早苗経済安全保障担当相(衆院奈良2区)だった。

【写真特集】岸田文雄首相の歩み

 現在の党員数は約112万5000人(22年)で、日本人のおよそ110人に1人に当たる。その数は浮き沈みが激しく、ピーク時は540万人を超え、野党転落時は70万人台に落ち込んだ。党員数は党勢に直結する。積極的な勧誘に向け党執行部はノルマを課したり、成績を公表したりすることで議員にハッパを掛けてきた。(時事通信政治部 川上真央)

ピーク時546万人が一時73万人に
 入党資格は、(1)自民党の綱領、主義、政策等に賛同(2)満18歳以上で日本国籍を有する(3)他の政党の党籍を持たない―の三つ。一般党員は年4000円、家族党員は年2000円の党費を納める必要がある。

 党員には、事実上の次の首相を決める選挙ともなる総裁選の投票資格が与えられる。総裁選の2年前から継続して党費を支払うことが条件だが、その期間は短縮されることもある。例えば、岸田文雄首相が勝利した21年9月の前回総裁選では、20年に新たに党費を納入した党員らにも選挙権が付与された。

 岸信介元首相が総裁だった1957年、自民党は国民的な組織政党を目指し、党役員・閣僚の全国遊説を実行した。これに合わせて、党勢拡張のための「500万党員」獲得運動を展開し、地盤を強固にした。91年には党員数は約546万人に上り、ピークを迎えた。その後、党員は減り続け2009年の野党転落後には100万人を割り込み、12年に約73万人にまで減った。

2022年党員獲得数上位3人、左から青山繁晴、堀内詔子、高市早苗各氏【時事通信社】

 減少の要因として、党関係者は「参院選比例代表制が拘束名簿式から非拘束名簿式に変更された影響が大きい」と語った。

 1998年まで続いた「拘束名簿式」は、政党があらかじめ候補者の当選順位を記載した比例名簿を提出する。自民党はこの順番を決定する際、党員獲得数や後援会名簿の数などを指標としてきたため、候補者は自然と党員集めに苦心せざるを得なかった。ところが2001年、当選順位を比例名簿に記載しない「非拘束名簿式」に変わると、党員を多く集める必要性が低下した。

ノルマ未達で「罰金」「重複立候補却下」も…
 党員数の減少傾向を反転させて党勢を拡大させようと、党は14年に「120万党員獲得運動」の方針を決めた。議員と各選挙区支部長に党員1000人確保のノルマを課し、15年末までに達成できなければ、不足党員1人に付き2000円の「貢献金」を都道府県連に支払う「罰金」制度を設け、罰金の支払いが200万円近くに上った議員もいた。この「劇薬」が効き目を発揮し、16年には100万人台に回復した。

 党員獲得数が少ない国会議員ワースト10を明らかにする「見せしめ」措置を取ったことも。18年5月、前年の獲得党員数が少なかった議員10人の実名が発表された。順位やそれぞれが獲得した党員数は非公表だったものの「議員を震撼(しんかん)させた」(党関係者)という。

 20年には「1人当たり年間1000人」の党員獲得目標を達成できない衆院小選挙区候補は、比例代表と重複立候補をさせない方針も打ち出した。こうした「ムチ」により、党員は徐々に増えてきたものの目標の「120万人」には届いていない。

8633OS5:2023/06/25(日) 09:03:36
https://www.sankei.com/article/20230515-EKKJ4NRLXZNJFOJZV26M4QA2JU/
党員獲得、青山繁晴氏が最多 自民ベスト10発表
2023/5/15 20:26
自民党は15日、令和4年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を発表した。1位は青山繁晴参院議員(比例)、2位は堀内詔子元五輪相(山梨2区)で、3年と同じ順位を維持した。3位は高市早苗経済安全保障担当相(奈良2区)だった。

4年末時点の党員数が112万4763人。自民は120万人獲得を目標に掲げている。小渕優子組織運動本部長は同日の役員会で結果を報告。「選挙に勝利するためには足腰を鍛錬することが必要不可欠だ。引き続き党組織を強化していく」と述べた。

4位は3年に3位だった森山裕選対委員長(鹿児島4区)、5位以下は二階俊博元幹事長(和歌山3区)、茂木敏充幹事長(栃木5区)、武田良太元総務相(福岡11区)、細野豪志元環境相(静岡5区)、小野田紀美防衛政務官(参院岡山)、城内実衆院議員(静岡7区)の順だった。

8634OS5:2023/06/27(火) 22:43:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f883ad2b7b366ec96823c71e259d07a8dc82936f
内閣改造で安倍元首相が推した高市早苗氏の再任はない? 党人事は茂木氏の処遇が焦点〈dot.〉
6/27(火) 17:00配信
 国会が閉じ、解散風もいったん落ち着いた。となると、次の焦点は内閣改造と自民党の役員人事だ。岸田文雄首相が次の総裁選を見据えた際、ライバルをどこに配置するかは重要になる。注目は茂木敏充幹事長のポストだが、前回の総裁選で安倍晋三元首相が推した高市早苗氏の扱いや、マイナンバー制度の問題で対応に追われる河野太郎氏の処遇も気になる。

「今年は8月下旬から9月初め」

 自民党の閣僚経験者によると、党役員人事の時期について、党内からはそんな声が聞こえてくるという。

 ただ、岸田首相は世論調査の数字を非常に気にすることで有名なだけに、

「下落傾向の数字を気にするなら、また早めに人事を行うかもしれない」

 との見方を示す。数字とは、各社が実施した世論調査での内閣支持率のことだ。

 直近の6月23〜25日にあった読売新聞の結果では、内閣支持率は41%で、前回(5月20〜21日調査)の56%から15ポイント下落、不支持率の44%(前回33%)を下回った。

 同日に行われた日本経済新聞とテレビ東京の調査では、内閣支持率は39%で5月の前回調査から8ポイント下がった。支持率は2カ月連続の下落で、内閣を「支持しない」と答えた割合は7ポイント上昇の51%。

 読売新聞は、5月の広島G7サミット期間中に上がったその反動と、マイナンバーカードをめぐる問題などが影響した結果、大幅下落になったと分析している。

 昨年の内閣改造は、予定を繰り上げてお盆前の8月10日に敢行した。安倍晋三元首相の銃撃事件で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との密接な関係が露見し、岸田内閣の支持率が下落した後だ。

 しかし、閣僚には山際大志郎氏のように旧統一教会のイベントに参加したり、選挙応援を受けていたりした大臣が含まれていた。また、スキャンダルなどもあって4人が途中で「更迭」された。

 次の人事で最も注目されるのは、茂木敏充幹事長の処遇だ。

「岸田首相と茂木幹事長は、しっくりきていない」

 というのは、よく聞かれる話ではある。

 茂木幹事長は、小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整で、5区増える東京での公明党との調整、交渉に失敗した。

 公明党から、

「東京で自民党には推薦を出さない」「公明党への推薦を求めない」「都議会での自民党と公明党の協力関係を解消する」

 などと突き付けられた自民党側で交渉にあたっていたのは、茂木幹事長だった。

 自民党の政調担当を長く務めた政治評論家の田村重信氏はこう話す。

「岸田首相が次の内閣改造、党人事で念頭に置くのは解散・総選挙です。公明党とうまくやれない茂木幹事長は切るしかない。そうなると公明党との関係を修復できる幹事長が必要で、森山裕・選対本部長の名前があがっています。派閥重視なら茂木幹事長に替わり、同じ派閥の加藤勝信厚生労働相あたりでしょうか。新会長が決まらない安倍派からの起用は見送るのでは」

8635OS5:2023/06/27(火) 22:43:21
 森山氏の幹事長起用については、先の自民党・閣僚経験者も同様の見方を示す。

「幹事長には森山氏を、という呼び声も高い。森山氏は、岸田首相と距離を置く菅義偉前首相や二階俊博元幹事長とも良好な関係にあります。この2人は公明党ともずっとしっかりとした関係を築いてきました」


 そもそも岸田首相が解散を見送ったのは、公明党との関係修復に時間を費やしたい意向もあるようだ。

 ただ、茂木幹事長はすでに外相、幹事長と重要ポストを歴任しており、派閥の長でもある。実績からみて、釣り合うポストは財務相など極めて限定される。その点を踏まえると、

「岸田首相が茂木幹事長を閣内に取り込んだまま総裁選に出馬させないようにするなら財務相となるでしょう。ただ茂木幹事長が岸田首相の案に乗るかどうかは微妙。以前から小渕優子衆院議員を閣僚か党の重要ポストに、という話もあります。同じ派閥でも、茂木幹事長にとって小渕氏はライバルなので、総裁選を考えれば無役を選ぶ可能性も考えられます」(自民党の閣僚経験者)。

 総裁選で茂木幹事長以外に岸田首相のライバルとなりそうなのは、高市早苗・経済安全保障担当相と河野太郎デジタル相だ。高市氏は保守層からの支持があり、河野氏は国民的な人気が高い。田村氏は、

「高市氏は、後ろ盾だった安倍元首相がいないとなれば、岸田首相は再任しないのではないでしょうか。河野氏は国民的な支持はありますが、マイナンバーの問題で何かしらの責任を取らなきゃいけないでしょう。となると再任されたとしても総裁選は難しいのでは」

 と話したうえで、こう付け加えた。

「岸田首相にとって解散するということは、総裁選にも勝つつもりということです。岸田首相より年長の茂木幹事長にとってもチャンスは多くないので、次の総裁選には必ず出るはずです。一方、“次の首相”候補にフレッシュな人材があまりいないのも事実。そうなると、国民の支持が得られにくくなって選挙が厳しくなる。岸田首相は微妙なかじ取りが必要になります」

(AERA dot.編集部 今西憲之)

8636OS5:2023/06/28(水) 11:06:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/1399282a06d582ce12ddc935784a91ef96738936
安倍派会長ポスト、西村氏「決断のとき」 世耕氏「遠くなく結論」
6/28(水) 10:50配信



西村康稔経済産業相は28日放送のラジオ日本番組で、昨年7月の安倍晋三元首相の死去後、自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の会長ポストが空席となっていることに関し「安倍氏の一周忌を迎え、自立して一人一人が判断・決断をしなければならないときがきている。結束して割れることなく進んでいく」と述べた。自身の新会長就任への意欲を問われ「みんなと相談しながら一致結束していく」と述べるにとどめた。

自民党の世耕弘成参院幹事長は27日の記者会見で、「そう遠くなく、何らかの結論は導き出していきたい」と述べた。派内では、西村、世耕両氏と萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長の有力5氏による集団指導体制を公式化する案がある。26日には5氏が東京都内で会い、新体制に関して意見交換した。

世耕氏は、今後想定される内閣改造・自民党役員人事や衆院解散・総選挙を巡り「きちっと交渉の窓口、顔が決まってた方がいいのではないか、との声が若手を中心に出てきている」と説明。「そういう声をしっかり受けとめ、(派閥)幹部で話し合いを進めていきたい」と語った。

8637OS5:2023/06/28(水) 21:31:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa37df8286ebecb9b09c786ee8b1c69a40a8401a
西村氏、安倍派の新体制「5人中心に」
6/28(水) 20:11配信

産経新聞
西村康稔経済産業相

西村康稔経済産業相は28日、東京都内で講演し、昨年7月に安倍晋三元首相が死去して以降、会長が不在となっている自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の新体制について「5人を中心に進めていこうという雰囲気が少しずつ出てきている」と述べた。西村氏、松野博一官房長官、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長という有力「5人衆」による集団指導体制が念頭にある。

岸田文雄首相(自民総裁)が来年9月の任期満了に伴う総裁選で再選を目指す場合、「首相が頑張っている限り、しっかり支えたい」と述べた。その上で、「ポスト岸田」については「(派内の)理解が得られれば是非挑戦したい」と重ねて意欲を表明した。

8638OS5:2023/06/29(木) 08:34:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/e737f13b428fb2346721bbedec4ccddc22593041
安倍派、新体制へ動き活発 一周忌控え思惑交錯 自民
6/29(木) 7:06配信

時事通信
自民党安倍派のパーティーで壇上に上がる高木毅国対委員長(左から2人目)、世耕弘成参院幹事長(同3人目)、萩生田光一政調会長(同4人目)、西村康稔経済産業相(右から2人目)、松野博一官房長官(右端)ら=5月16日、東京都港区

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)で、故安倍晋三元首相の後を継ぐ新会長選出に向けた動きが活発化してきた。

 会長不在がさらに続けば、党内で存在感が低下しかねないとの危機感からだ。7月8日の安倍氏一周忌に合わせて新体制を発足させるべきだとの声が相次ぐが、有力者の思惑が入り乱れ、先行きは不透明だ。

 「安倍氏が亡くなって1年になる。決断しなければいけない時が来ている」。安倍派の前事務総長の西村康稔経済産業相は28日のラジオ日本の番組で、会長人事についてこう語った。

 参院安倍派を束ねる世耕弘成参院幹事長も27日の記者会見で、内閣改造・党役員人事が今夏に予想されるとした上で「(岸田文雄首相との)交渉の窓口は決まっていた方がいい。そう遠くなく何らかの結論は導き出したい」と語った。

 安倍派は昨年7月の安倍氏死去後も会長を空席としたまま「安倍派」を名乗り、塩谷立、下村博文両会長代理が形式的に率いる暫定体制を続けている。集団指導体制とする案や「塩谷派」に衣替えする案が浮かんだが、いずれも派内の反対論で立ち消えになった。

 衆院小選挙区「10増10減」に伴う調整では、安倍氏の地盤を継いで初当選した衆院議員が岸田派の林芳正外相との公認争いに敗れた。安倍派内では会長不在による発言力低下が影響したとの不満がくすぶる。

 会長選びを主導するのは、西村、世耕両氏に萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、松野博一官房長官を加えた「5人衆」。折に触れて後継体制を協議しており、26日夜も意見を交わした。世耕氏は会見で「5人でしっかり話し合いを進める」と語った。

 派内には衆院議員の萩生田、西村、高木、松野各氏のいずれかを会長に推す声がある。これに加えて世耕氏を「共同会長」に据える案もある。萩生田氏を会長、西村氏を党総裁(首相)候補とする分離論も取り沙汰される。

 西村氏は28日の講演で、総裁選への出馬について「(派から)理解を得られればぜひ挑戦したい」と意欲を表明。分離論について「いろいろあり得る」と否定しなかった。

 ただ、5人衆は派の正式な機関ではなく、外されたベテランらは批判的。同派関係者の一人は「5人衆に決める資格はない」と反発した。塩谷氏は28日夜、同派の若手議員と東京都内で会食し、5人衆とは別に意見聴取を始めた。

 安倍派は7月6日に総会を開き、新体制について協議する見通し。所属議員は派閥分裂の分水嶺(れい)とされる100人に達しており、元会長で今も同派に影響力を持つ森喜朗元首相は26日発売の月刊誌で「それぞれが陣営をつくると、亀裂が生じる。派が空中分解すれば、安倍氏の遺志に反する」と懸念を示した。

8639OS5:2023/06/29(木) 08:35:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/1433de11dcd43ac053cfa397d990f677e05e5dad
解散目前“夏の政局”水面下でうごめく、小渕優子「官房長官抜擢」と小池百合子「国政復帰」
6/29(木) 7:03配信


集英社オンライン
小渕優子議員・小池百合子都知事/集英社オンライン

秋口にもあるといわれる衆議院の解散。それに向けて「政局は近い」とすでに多くの政党が動き出している中、にわかに熱い視線を浴びることとなったのが、小渕優子自民組織運動本部長と小池百合子東京都知事だ。


岸田首相にとって小渕氏の抜擢は「一石二鳥」
「次に解散があるとしたら、秋口。臨時国会の冒頭あたりに岸田首相が解散を決断する可能性は高い。ただ、この1カ月間で12ポイントも急落する(毎日新聞調べ)など、内閣支持率はダダ下がりしている。当然、首相は秋口解散の前に世間受けする内閣改造や党人事を断行し、支持率アップを狙うでしょう」(自民党関係者)

その目玉と目されているのが、小渕優子議員の官房長官起用だという。もし、小渕氏が官房長官に抜擢されれば、女性初の官房長官誕生となる。女性進出が遅れている日本だけに、この人事は世論、とくに女性の有権者から好感視されるはずだ。

全国紙政治部デスクもこう続ける。

「もともと、次の内閣改造で岸田首相が小渕氏を起用するのではという観測は今年の春先から永田町にくすぶっていました。その観測がさらに強まったのは今年3月。都内で菅義偉前首相と韓国の尹錫悦大統領が会談した際、岸田首相が小渕氏も出席させてほしいと菅さんに強く要請し、会談の同席が実現したんです。首相が次の内閣改造で小渕氏を厚遇する前触れと受けとめる向きは少なくありませんでした」

小渕氏の抜擢は、ポスト岸田への意欲を隠さない茂木敏充自民幹事長へのけん制にもなるという。

「茂木幹事長が5月に訪米し、ブリンケン国務長官ら、バイデン政権の要人とご満悦の表情で会談したことを首相周辺は心よく思っていない。党幹事長としていまは首相を支える立場なのに、ポスト岸田への色気を出しすぎだと反発を買っているんです。

小渕さんは茂木派の領袖だった小渕恵三元首相の娘ということもあり、茂木派のプリンセス的存在。将来の女性宰相候補の声の呼び声もあがるほどです。その小渕さんを厚遇することは派閥内での人望がイマイチの茂木幹事長の台頭をけん制することにもなり、岸田さんにとっては一石二鳥というわけです」(前同)

8640OS5:2023/06/29(木) 08:35:55
公明の浮いた「70万票」の行方
もうひとりは小池百合子東京都知事だ。女性初の総理大臣にもっとも近い距離にいるとされた小池都知事もすでに齢70歳。都知事を2期も務める間に国政ブランクも長引き、永田町での影響力もめっきりと衰えを見せている。その小池都知事が今回の解散見送りを機に、久しぶりに政局の中心に躍り出るのでは?という見立てが浮上しているのだ。

きっかけは衆院小選挙区「10増10減」にともなう自公のさや当てだ。新設される東京28区での候補調整がドロ沼化し、ついに東京で自公選挙協力を解消する騒ぎになったのだ。

公明が前回の21年衆院選で獲得した東京選挙区での比例票は71万5000票。この票の大部分が、小選挙区では自公協力によって自民候補に回ったとされる。その威力は絶大で、もし公明票がなかったら、自民は東京小選挙区で当選した16人の自民議員のうち、7人が野党候補に逆転負けしていたというデータもあるほどだ。

ところが、自公の抗争激化で次回衆院選の東京選挙区ではこの70万票が宙に浮く可能性が出てきた。この展開を見て、「機を見るに敏な小池都知事が動く可能性がある」と指摘するのは政治評論家の有馬晴海氏だ。

「公明にすれば、宙に浮く70万票の有効活用法を探りたい。そこで関西での連携維持と引き換えに、東京でこの70万票を維新に回すというシナリオがささやかれているんです」(有馬氏)

公明は大阪、兵庫の6小選挙区で当選者を出しており、これは維新候補が圧倒的な強さを誇る関西では異例のことだ。たとえば、大阪では19の小選挙区中15で維新候補が当選しており、残る4つが公明。

ちなみに自民、立憲とも大阪小選挙区での当選はゼロだ。このように公明がしぶとく大阪の小選挙区で勝利しているのは維新と暗黙の連携が維持されているためだ。有馬氏が続ける。

「維新は公明が大阪都構想への支持や大阪市議会での協力をしてくれていることへの見返りとして、6つの選挙区での候補擁立を遠慮してきた。だから、公明は楽々と6人もの当選者を出せているんです。

ただ、維新は次の衆院選ですべての小選挙区への候補擁立を目指しており、6選挙区での公明との連携も解消すると宣言している。そうなると、公明の当選はおぼつかない。そこで危機感を深める公明が宙に浮いている東京選挙区での70万票を維新に回す代わりに、大阪での選挙協力を維持する裏取引を維新に持ちかける可能性があるんです」

8641OS5:2023/06/29(木) 08:36:07
公明と維新と都民ファーストがタッグ?
では、そこに小池都知事がどうからむのか?

「勢いがあるとはいえ、東京での維新の基盤はまだまだ弱い。次の衆院選で現状の25から30に増える小選挙区すべてに擁立できるほど、候補者の発掘も進んでいない。そこで公明に加え、東京都で実績のあるファーストと連携すれば、自民や立憲の候補に勝てると小池さんが維新に働きかけるというわけです。

ファーストも維新も改革志向の都市型政党で、トップが自治体首長という共通点がある。しかも、地盤が東京と大阪で食い合いになることもない。小池さんも今年で71歳。国政復帰のチャンスはもうそんなに多くないはず。政局を読む目は確かな小池さんだけに、これが最後のチャンスとばかりにファーストと維新の連携に動く可能性は否定できません」(有馬氏)

すでに秋口解散があると見込んで、多くの政党が動きだしており、「この夏は政局になる」(前出・自民関係者)との見立ては少なくない。はたしてその政局の中心に小渕、小池両氏の姿はあるのか? 要注目だ。

取材・文/集英社オンラインニュース班

8642OS5:2023/06/29(木) 19:42:22
>>8639
森山真弓。。。

8643OS5:2023/06/29(木) 20:19:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b71289f20c765a82179527b31763c17e8a7038b0
自民党・安倍派の大揺れ「呉越同舟」…世耕・松野・高木・西村・萩生田の5人体制、トップが決まれば派閥割れの可能性も
6/29(木) 19:44配信


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SmartFLASH
安倍派のパーティーで壇上に上がる萩生田光一氏ら(写真・時事通信)

 100人規模の議員を抱える自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)。

 2022年7月に安倍晋三元首相が死去してから会長の椅子は空席だったが、一周忌を前に、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長の “5人衆” による集団指導体制になることが決まった。

「5人は6月26日の夜に都内の料理屋で会い、正式に決めたようです。集団指導体制と聞くと円満なイメージですが、裏返せば誰もが納得するリーダーがいないということです。

 最大派閥のリーダーは、すなわち総理大臣候補。森喜朗元首相は萩生田さんを推したようですが、旧統一教会のゴタゴタがありました。世耕さんは参院議員の40人をまとめていますが、永田町には長く『解散がない参院の議員が首相になって解散権を行使するのはいかがなものか』という声があります。

 西村さんは自らポスト岸田に手をあげていますが、広がりと人望が今ひとつ。松野さんは地味だし、高木さんは当選回数が多いだけと言われています。

 こういったことから、派内が割れないことを最優先したのでしょう」(政治担当記者)

 長期間の会長不在は派内に動揺を生んでいた。

 衆院小選挙区の「10増10減」の対象区である新山口3区の候補者調整では、安倍派は安倍氏の後継として4月23日の衆院補欠選挙で当選した吉田真次氏を公認するよう働きかけた。だが、結果は岸田派の林芳正外相が選ばれ、吉田氏は比例代表に回ることに。

 安倍派内では、「このままでは、次の内閣改造と党役員人事でも冷遇されるではないか」といった声が高まっており、それが今回の集団指導体制につながったと見られている。

 今後の安倍派はどうなるのだろうか。政治アナリスト・伊藤惇夫氏が解説する。

「今回の集団指導体制は、安倍さんが後継者を育成してこなかったことがそもそもの原因です。リーダーがいない組織は影響力が低下します。そのため、安倍派もどこかで誰かに決めないといけない時期が来るでしょう。

 そのリーダーが西村さんなのか萩生田さんなのかはまだわかりませんが、トップが決まったとたん、派閥が割れる可能性は否定できません。

 これまで清和会は、総理総裁を出し続けたことで結束力を保ってきましたが、今後しばらくはそれも難しいでしょうから、結束力を維持するのは大変です」

 しばらくは大揺れとなりそうな安倍派の「呉越同舟」。「敵は身内にあり」ということのようだ。

8644OS5:2023/06/30(金) 15:31:51
とりあえず下村を排除することで一致した?
https://news.yahoo.co.jp/articles/64590492a8ccb175760d3e1b9360a15c0667b5a2
安倍派「5人衆」結束を確認 集団指導体制案が浮上
6/30(金) 13:41配信

産経新聞
自由民主党本部=東京都千代田区永田町

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)で有力「5人衆」と呼ばれる松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長は30日、国会内で同派の新体制について協議し、5氏を中心に結束していくことを確認した。5氏による集団指導体制が念頭にある。世耕氏はオンラインで出席した。7月6日の派閥総会開催を検討しており、調整が本格化する。

安倍派は昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長が不在で、安倍氏が指名した塩谷立、下村博文両会長代理が役職上のトップを務める一方、「5人衆」が重要な意思決定を担ってきた。今年7月8日の安倍氏の一周忌を控え、中堅・若手からは派の存在感が低下しているとして、新会長選びを急ぐべきだとの意見が広がっていた。今後の党役員人事・内閣改造に向け、交渉力確保を求める声も強まっている。

ただ、一気に新会長を決めれば、分裂を招きかねないだけに、当面は集団指導体制とする案が有力となっている。将来的には萩生田、世耕両氏が共同代表となる案や、萩生田氏を会長とし西村氏を党総裁候補とする案、消去法的に総裁候補とみられておらず分裂を避けるための選択肢として高木氏を会長とする案などが浮上している。

一方、塩谷、下村両氏らによる反発も予測される。

8645名無しさん:2023/07/01(土) 22:15:24
塩谷は比例復活 世耕は参議院 高木は性癖に問題あり

まずここら辺は脱落だろ。

8646OS5:2023/07/02(日) 17:26:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/5294568f045120803c2b431ba90648557d9bf24e
「安倍派」は「旧安倍派」になるだけ?安倍元首相一周忌直前でも不透明な派閥内権力争いの行方
7/2(日) 11:00配信

日刊スポーツ
安倍晋三元首相(2019年撮影)

 昨年7月8日、安倍晋三元首相が参院選中に銃撃されて命を落としてから、まもなく1年となる。今月8日には、昨年葬儀が営まれた東京・増上寺で一周忌法要が行われ、議員による焼香や一般からの献花も予定されている。


 安倍氏亡き後の日本政界では、安倍氏がトップを務めた安倍派を中心に、「重しが取れた」(自民党関係者)ことによる大小さまざまな混乱も起きてきた。新しい会長が決まらないまま1年近くが経過した安倍派では、一周忌を1つの区切りとして新しい体制づくりを打ち出すかどうか、結論を出す最終段階にある。

 1強政治の象徴となった安倍氏の後を継ぐとなれば、比べられたり、受ける重圧も避けられない。当初、昨年9月の国葬までに選ぶといわれながらもまとまらず、昨年末も見送られた。今年に入っても意見がまとまらず結果的に見送られ、今年5月16日の派閥パーティーでのお披露目も実現しなかった。だからこそ一周忌を1つの節目として、何らかの結論を出すことが急がれている側面もある。

 関係者を取材すると、特定の1人ではなく、いわゆる「5人衆」(松野博一官房長官、高木毅国対委員長、西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長)と呼ばれる幹部5人による集団指導体制を取りながら、少しずつ変化させていく選択肢が有力だという。ただ、それぞれのリーダーを支持する議員がいる上に、5人を選ぶことに納得しない勢力もあることから、全体の了解を得られるかは不透明という。

 「これは1つの権力争いだ。ひとつでも手法や順番を間違えば、この1年かろうじて保たれてきた結束が崩れかねない」と、関係者の1人は話す。ナーバスな局面なのだ。

 安倍氏の会長時代は、党の派閥の中で所属人数が最も多い「最大派閥」が売りだったが、分裂危機の分岐点といわれる100人まで人数が増えた上、誰もが納得する求心力ある会長候補がいないことから、誰を選んでも角が立ってしまう。「1人に決められない問題」が常態化する結果になってしまった。

 「安倍派」はメディアなどが使う名称で、「清和政策研究会(清和会)」という正式名称がある。現在、岸田文雄首相が会長を務める岸田派の「宏池会」とともに、自民党草創期からの歴史を持つ。もし現体制に変化があった場合、「安倍派」という名前はどうなるのか。長く永田町と関わる関係者に聞くと「本人が亡くなっているのに『安倍派』とするのはおかしい状態だった。派閥自体も、いつかは安倍氏から脱却しなければいけない」としながらも「今の状況では、新しい会長が1人選ばれるのは難しい。かつての安倍氏のように資金集めもできて力もあるような人物は、いま表に出ている名前には見当たらない。特定の人物に決まらない限りは『清和会(旧安倍派)』みたいな感じにならざるを得ないのではないか」と話す。

 かつて、宏池会会長だった大平正芳首相が参院選のさなかに病気で急死し、続いて首相に就任した鈴木善幸氏が派閥を継いだ時にも、誰が次の派閥を担うかでさまざまな声があったとされる。「一致結束箱弁当」といわれた旧田中派と比べる形で、宏池会の派閥会合では和洋中3種類の弁当が出されたことから「食べる弁当もバラバラ」と言われることもあったという。宏池会はその後、分裂した。

 清和会も過去に分裂した歴史がある。「安倍派」となってからは、安倍氏の求心力のもとで結束してきた組織だけに、まとめ役がいなくなった以上、全員が結束するのは難しいと、悲観的な声も聞いた。

 後任体制に言及するなど今も強い影響力を持ち、「事実上の安倍派会長」などといわれる森喜朗元首相は、昨年5月の安倍派パーティーで、「数を誇っちゃいけない。あと何人で100人になる、なんてやっている時がいちばん危ない」「数があればなんでもできると思ったところから崩壊が始まる」と、今となっては暗示のような言葉を口にしていた。

 清和政策研究会のホームページには、「清和会」の名前の由来について「1979年、派閥争いが勢いを増す時代に、創設者福田赳夫元首相が『政清人和(まつりごと清ければ人おのずから和す)』、清廉な政治は人民を穏やかにするという意味を込め『清和会』と命名した」とある。政治の世界では絶対的に必要とされる「数の力」が、強みからリスク要因に変わる時もあるという、思いも寄らなかった現実を前に、安倍派は「1人に決められない問題」に、どんな結論を導くのだろう。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

8647OS5:2023/07/03(月) 08:54:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/f754bffd0bd2894ea4ccfda9b2c39c09667e424c
マイナ批判で矢面に立つ河野氏、自民内には首相の「防波堤」との見方も…「ポスト岸田」へ正念場
7/3(月) 7:01配信

読売新聞オンライン
 河野デジタル相が、マイナンバーカードを巡る問題で試練を迎えている。持ち前の突破力で普及の旗振り役を務めたが、相次ぐトラブルで批判の矢面に立たされているためだ。高まる国民の不信感を払拭(ふっしょく)し、「ポスト岸田」候補として存在感を発揮できるかが注目される。

不信払拭 丁寧な説明必須
閣議に臨む河野デジタル相(6月30日、首相官邸で)

 河野氏は2日、NHK番組の冒頭で、「問題が起き、色々とご迷惑をかけていることはおわび申し上げたい」と述べ、一連のトラブルを改めて陳謝した。

 政府は、マイナカードに関連するシステムやデータの総点検を秋までに完了させる方針だ。河野氏は番組で、「秋を一つのめどとするが、間に合わない場合には、点検をしっかりやる方を優先した日程にせざるを得ない」とも語り、丁寧に取り組む考えを強調した。マイナンバー制度とマイナカードが「世の中で混乱している」と指摘し、マイナカードの将来的な名称変更にも言及した。

 6月30日には民放の朝の情報番組に出演した。高齢者や主婦層を意識したもので、「情報発信を強化する狙い」(河野氏周辺)があった。岸田首相も、河野氏の高い発信力に期待しており、政府の総点検では「司令塔役」を命じている。

(写真:読売新聞)

 今春以降、コンビニの証明書交付サービスで別人の証明書が交付されたり、公金受取口座で別人の口座が誤登録されたりなどのトラブルが相次ぎ判明した。「細心の注意を払ってやらないとダメだ」(山口俊一・衆院議院運営委員長)などと、自民党内からも批判の声が上がる。

 河野氏は昨年8月の内閣改造でデジタル相に就任後、関係省庁が「準備が整っていない」などと難色を示す中、2024年秋に健康保険証を原則廃止する方針を打ち出し、マイナカードの普及を推進した。菅内閣時代にワクチン接種を急ピッチで進めた経験から、今回の普及でもスピード感を重視したとみられる。

 「次の首相」候補を尋ねる報道各社の世論調査では上位に立つことも多く、自民内の中堅・若手からは、「選挙の顔」としての期待が高い。

 ただ、知名度が高いゆえに批判が向かいやすい面は否めない。自民内には、「首相が自らに批判が集中しないように、河野氏を『防波堤』として利用しているのではないか」との見方もある。

 5日には、マイナカードを巡る問題で衆院の閉会中審査が行われ、河野氏も答弁に立つ予定だ。政府・自民内には、「この問題を乗り越えなければ、『ポスト岸田』への道は開けてこない」との意見もある。河野氏には、国民が納得できる対応や説明が求められている。

8648OS5:2023/07/03(月) 11:43:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/50471ab97771dae6def3b492499f1f47c8ba9217
「一度舐められた首相」が今後、思うがままの人事を行えるのか/倉山満
7/3(月) 8:51配信
―[言論ストロングスタイル]―
解散風の次は改造風が吹き始めた
 私は一貫して「こんな時期に解散し、総選挙に突入したとしたら、おもしろい」と言い続けた。案の定と言って良いのか、岸田文雄首相は見事なまでの腰砕けとなった。

 誰が反対しても、総理大臣が「反対の閣僚を罷免して全閣僚を兼任の上で衆議院を解散する」と宣言すれば、誰も止めることはできない。日本の総理大臣は衆議院選挙に負けなければ、本人が「辞める」と言わない限り、辞めさせることはできないのだ。

 しかし、岸田首相は散々「解散風」を吹かして与野党の衆議院議員を選挙準備に走らせた挙句、「やっぱ、やめた」と、とりやめた。今や「解散権を弄んでいる」との批判が高まりつつある一方、秋の内閣改造に向けて今度は「改造風」が吹き始めた。

解散権が首相の伝家の宝刀と言われる所以
 今後、岸田首相が自ら「辞める」と言いたくなるような圧力が加わるだろうか。

 そもそも、もし岸田首相がこんな時期に衆議院を解散したら、何が「おもしろい」のか。政治のセオリーに外れているからである。

 政治はスケジュールで動く。岸田首相が政権の座を維持する次の関門は、来年9月に予定されている自民党総裁選だ。その時に多数派でいる為には、その前に解散総選挙を打って、味方を一人でも多く増やしたい。「政権は、解散をすれば強くなり、内閣改造を繰り返せば弱くなる」と言われる。これは、例外はあるが、一般論としては正しい。なぜなら、解散とは衆議院議員全員の身分を失わせることであり、代議士は本能的に恐れる。その上で「自分を当選させてくれた総理」には感謝するし、勝たせてくれる総理の下で選挙を戦いたい。解散権が首相の伝家の宝刀と言われる所以である。

岸田首相にとって適切な解散の時期
 では、岸田首相にとって、解散の適切な時期はいつか。来年の6月、つまり来年の今ごろである。通常国会が終わるタイミングで解散、総選挙で勝利をして、総裁選に臨みたい。

 逆算すると、今年の今の時期は何をしなければならないか。「改造風」である。今年の8月で今の岸田内閣の大臣任期が1年となるので、9月が改造の時期だ。ほっといても、大臣になりたい政治家はソワソワする。今ごろになって「改造風」を吹かせるなら、何の為の解散風だったのか。来年なら衆議院議員は前の解散から3年目だが、今年だと任期半分の2年も経っていない。これでは、何がしたかったかわからない。仮にこの6月に解散しても、来年の自民党総裁選まで1年以上、どうやって政権を維持するつもりだったのか。

茂木敏充幹事長も麻生太郎副総裁もこぞって反対
 こうした政治の定石を無視した時期ハズレの解散風に、岸田政権の主流派は総じて反対だった。総裁派閥の岸田派は第四派閥にすぎない。第二派閥の茂木派と第三派閥の麻生派が支える。ところが、領袖の茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁がこぞって反対との声ばかりが聞こえてきた。さらに、「安倍晋三元首相の一周忌に合わせて投票日」との観測も流れてきたが、当の最大派閥の安倍派は「静かに迎えさせてほしい」と難色を示していた。

 さらに連立与党の公明党が、明らかに嫌がっていた。山口那津男代表に至っては「受けて立つ」などと、およそ与党党首の発言とは思えない身構え方だった。そらそうだろう。選挙区調整をめぐり、不協和音を拡大するような発信ばかりが飛んでいた。あげく自民党からは、「連立解消」にまで言及される始末。25年も連立を組み、野党の3年半も連れ添ってくれた同盟政党を、弊履の如く捨て去って大丈夫か。特に、史上最長政権となった安倍内閣の8年間など、創価学会公明党の支援の賜物ではないのか。岸田首相は、創価学会公明党を抜きにして選挙に勝てると思っているのか。この点は、週刊SPA!6月13日号で詳しく書いた。

8649OS5:2023/07/03(月) 11:44:07
第四派閥の「一度舐められた首相」にできるのか
 とにもかくにも、岸田首相は解散しなかった。次は早ければ秋にでも衆議院を解散するとの観測もあるが、果たして可能だろうか。

 秋に岸田内閣の支持率が低ければ、主流派の面々は解散阻止に動き、燎原の火の如く自民党に反対論が広がるだろう。誰も選挙に勝てない首相の下で戦いたくないからだ。何より、「説得すれば岸田首相は解散を思いとどまる」と今回の騒動で知れ渡ってしまった。

 仮に内閣改造を行うにしても、岸田政権を支える茂木派と麻生派は、好き勝手な要求をするだろう。それに安倍派も乗じるに決まっている。自民党総裁選は、必ず他派閥と連合しなければ勝てない。第四派閥の「一度舐められた首相」が、大派閥の要求に抗し、思うがままの人事を行えるのか。今回の騒動で、岸田首相は自分で新たな関門を設けてしまった。

日銀人事は今のところ成功させている岸田政権
 ただ、岸田内閣がこれまでやってきたことは、決して悪くない。外形的には。

 まずは経済。日銀人事は今のところ成功している。植田和男現総裁も今は「景気回復までは景気回復策をやめない」との政策を続けている。結果、株価は堅調、増税も社会保険料の増額も不要なほど、税収が増えている。それどころか、このままいけば防衛費も増やせるかもしれない。

 岸田政権は「防衛費5年で倍増」を掲げ、着手している。ただでさえ周辺諸国の脅威がある上に、ウクライナ事変だ。アメリカがアジア太平洋に関われないならば、日本は自力で強くなるしかない。国際情勢がどのように変動しようと、戦後史を通じてサボってきた宿題をこなさねばならないのは同じだ。今までは日本の大国回帰をアメリカが邪魔してきたが、もはや力に陰りが見えるアメリカの方から「日本よ、自分の身は自分で守ってくれ」と言ってきている状態だ。

国家意志があるのならば、解散でもなんでもやりきればいい
 これを「安倍内閣以上の戦前回帰」と言う人がいるが、ドイツにたとえれば1949年のアデナウアーだ。西ドイツのアデナウアー首相は、「東ドイツを取り返す!」との明確な国家意思を示し、国民も共有した。そして約40年後に実現した。

 果たして、今の岸田首相にアデナウアーほどの国家意思があるか。少なくとも、聞いたことが無い。「決まったことだから」「たぶんこれが正解だからやる」は意志ではない。

 もし岸田首相が「日本を大国に戻す」との意思を持っているなら、時期ハズレの解散でもなんでもやりきればいい。無いならば、潔く下野すればよい。

 我々国民も意志を持ち、国家全体で共有すべきでは?

―[言論ストロングスタイル]―

【倉山 満】
’73年、香川県生まれ。憲政史研究者。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務め、’15年まで日本国憲法を教える。ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰し、「倉山塾」では塾長として、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交についてなど幅広く学びの場を提供している。主著にベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』や、『13歳からの「くにまもり」』を代表とする保守五部作(すべて扶桑社刊)などがある。『沈鬱の平成政治史』が発売中

日刊SPA!

8650OS5:2023/07/03(月) 21:41:10
茂木敏充幹事長
森山裕 選対委員長
萩生田光一政調会長
鈴木俊一財務相
https://www.sankei.com/article/20230703-WSUDPXUCWZLJDC6YYXQUB5V5CI/
自民幹事長人事で4氏浮上 首相の狙いは対抗馬封じ
2023/7/3 17:43
茂木氏は最近、幹事長留任を優先する考えを政権幹部に示したという。次期総裁選への出馬意欲を直接的に示さないようにもなっており、5月の民放番組では「幹事長として岸田首相を全力で支える」と述べた。

茂木氏が退任する場合、後任の幹事長候補は誰か。

8651OS5:2023/07/04(火) 20:51:55

4396:OS5:2023/07/04(火) 08:26:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/67b06a86eac8447e8bcc7bb2858600e13a76bd52
「安倍氏死去から1年」を前に巨大派閥の混沌具合 「5人衆」の集団指導案浮上、“指南役"は森氏に
7/4(火) 7:02配信



 安倍晋三元首相の非業の死から、7月8日で丸1年。この「命日」をにらんでの安倍派(100人)の後継会長選びは混沌としているが、ここにきて萩生田光一政調会長や西村康稔経済再生相を軸とする、いわゆる「5人衆」による集団指導体制案が浮上している。

 ただ、同派の代表代理として派内運営に当たってきた塩谷立元文科相、下村博文元政調会長らが「世代交代のための長老外し」(若手)と反発、なお流動的な要素も。このため、混乱収拾の“指南役”として森喜朗元首相の存在感が増し、「森派への先祖返り」もささやかれる状況だ。

 超巨大派閥「安倍派」のトップを狙う萩生田、西村両氏に世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長の3氏を加えた「5人衆」は、6月26日夜に都内の料理屋で会合を開き、安倍元首相の一周忌以降は「『5人衆』による派閥の集団運営体制を目指す」との考えで一致したと報じられている。

 出席者などによると、同日の会合で確認されたのは「安倍氏死去後続いてきた塩谷、下村両会長代理を中心とする集団指導体制を、次世代代表格である『5人衆』中心の派閥運営に移行させる」との方針だ。

 同派は2022年7月の安倍死去以降、安倍氏に代わる会長は空席としてベテラン中心の集団指導体制を続けてきた。これに対し、年明け以降には、派内の若手などから「いつまでも会長不在では人事や解散・総選挙での公認調整で不利になる」との声が相次ぎ、派執行部も対応を迫られていた。

■新山口3区で林外相公認、安倍派・吉田氏は比例に

 自民党内の注目の的だった、衆院小選挙区の「10増10減」の対象区である新山口3区の公認候補者調整で、同派は安倍氏の後継として4月23日の山口4区衆院補欠選挙で当選した吉田真次氏を公認するよう求めたが、党執行部は岸田派の林芳正外相を選び、吉田氏は比例代表に回されることになった。

 これも踏まえ、安倍派内では「このままでは、次の党・内閣人事でも冷遇される」との不安が広がり、それが今回の新集団指導体制移行案につながった。近い将来の総理・総裁を狙う萩生田、西村両氏と、派会長就任を目論む世耕、松野、高木3氏の「5人衆」での集団指導体制にすることで、派の結束をアピールして党内での影響力を確保する狙いだ。

 ただ、この「5人衆」の“談合”では、それぞれの思惑と利害が複雑に交錯し、「誰もが納得する会長候補がいないのに強引に選べば派が分裂するため、とりあえず混乱を避ける弥縫策に落ち着いた」(派長老)というのが実態とみられる。

 そこで存在感を増しているのが森氏だ。同派の会長を長く務め、今でも派内に強い影響力を持つ同氏を「混乱回避の“時の氏神”にするしかない」(派幹部)との声が強まっていることを受け、同氏は岸田文雄首相や党執行部との調整役にも自信をにじませている。

 そもそも森氏は、今春からさまざまな場面で、安倍派の後継会長選びに言及してきた。同氏と親しい関係の地元紙のインタビューの中では、①最有力は萩生田氏だが旧統一教会との関係がネック、②西村氏は広がりと人望が今一つ、③世耕氏は参院代表に専念すべきで、今、総理総裁を狙う立場ではない、④松野、高木両氏は当選回数が多いだけで、総理総裁候補には力量不足――などとしたり顔で解説してみせた。

8652OS5:2023/07/04(火) 20:52:22

4397:OS5:2023/07/04(火) 08:27:06
■「リーダーなき巨大派閥」では影響力低下

 こうした状況について、多くの党内有力者は「安倍氏が再登板を意識して、後継者を育てなかったことがそもそもの原因。いくら人数を誇っても、リーダーがいない組織の影響力が低下するのは当たり前」(長老)と指摘する。

 ただ現状をみる限り「トップを決めた途端に派閥が割れる可能性がある」(同)というのが実態だ。森氏の解説どおり、「萩生田氏か西村氏が総理総裁候補として派会長になれば、これに反発するグループが派を割る方向に動く」(同)とみられており、そうなれば、巨大派閥の党内影響力は失われ、党内各派の草刈り場にもなりかねない。

 そうした中、対応が注目されている西村氏は6月28日の講演会で、2024年秋の自民党総裁選に岸田首相が立候補しない場合の対応を問われると、「清和会(安倍派)の皆さんから理解が得られればぜひ挑戦したい」と胸を張った。併せて「岸田内閣の一員でもあり、首相が頑張られている限りしっかり支えていきたい」とも語り、岸田首相が続投を目指す場合は総裁選に出馬しない考えも強調した。

 今回の西村発言の背景には、最大のライバルの萩生田氏の置かれた立場の複雑さがあるとみられる。

 同氏は2022年秋に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との親密な関係が明らかになった際、党政調会長として国会審議の場で「国民の皆さまに深くおわびをする。結果として教団の信用を高めることに寄与したとする指摘を、真摯(しんし)に受け止め、猛省をしなくてはならない」と陳謝と反省の弁を繰り返した。西村氏はその萩生田氏の弱点を突いた格好でもある。

■「萩生田会長」は次期衆院選以降? 

 萩生田氏支持が多いとされる安倍派内でも「萩生田会長誕生は次期衆院選以降」(幹部)との見方が少なくない。というのも、次期衆院選の東京での自民・公明両党の対立は「自民都連会長の萩生田氏の言動が最大の原因」(自民選対)との指摘があるからだ。

 自民都連でも「(自公対立は)茂木幹事長が元凶だが、主犯は萩生田都連会長」(幹部)と顔をゆがめる向きが多い。萩生田氏の地元・八王子はもともと「公明党の金城湯池」(同)でもあり、同地域の新小選挙区での公認候補擁立を目指す公明に対し、「自らの側近を推して公明排除を画策している」(同)とみられているからだ。

 こうした複雑な状況も踏まえ、後継会長の有力候補の1人の世耕氏は、西村発言に先立ち「そう遠くなく、何らかの結論は導き出していきたい」と自信ありげに語った。

 その一方で、萩生田氏は7月2日の秋田市での講演で、衆院解散・総選挙の時期について「今年あるのではないかといわれている」と年内の可能性を示唆したうえで、党・内閣人事についても「(党役員の)任期は1年だから、(9月末までに)当然人事があるので、しっかり仕事をしていきたい」と続投や主要閣僚就任への意欲をにじませた。

 この西村、萩生田両氏の「にらみ合い」も踏まえ、同派内には当面の策として「世耕会長・西村総裁候補」という会長・総裁候補分離論も浮上している。ただこれは「5人衆の話し合いがもつれるのが前提で、萩生田氏やその支持グループが黙ってはいない」との見方が支配的。

 萩生田氏は、世耕、西村両氏と違って反岸田勢力の旗頭とも目される菅義偉前首相との親交も深く、「党全体では萩生田氏の評価が一番高い」(自民長老)のは事実。このため、萩生田氏の支持グループは「会長・総裁候補分離論は受け入れられない立場」(同)とみられる。

 いずれにしても命日まであと4日。党内他派閥幹部は「もめて分裂含みになってくれれば、儲けもの」(麻生派幹部)と事態の推移を注視する構えだけに、命日当日まで「5人衆」のそれぞれの力量が厳しく問われる状況が続きそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8653OS5:2023/07/06(木) 13:07:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1fd17cb558c299e65588aa69f82f4f00f2046d5
会長不在の安倍派 会長代理の塩谷氏ら「集団指導体制」を拒否へ
7/6(木) 12:04配信



安倍元総理大臣の死後、会長不在の状態となっている安倍派が総会を開きます。派閥の有力議員5人は、「集団指導体制」を目指していますが、会長代理を務める塩谷氏らは、これを拒否し、新会長を選ぶことを提案する見通しです。

自民党の最大派閥・安倍派は、去年7月に安倍氏が銃撃され死亡して以降、会長ポストが空席となっています。

派閥内では、萩生田政調会長、世耕参院幹事長、高木国対委員長ら有力議員5人、いわゆる「5人衆」が、自分たちによる「集団指導体制」への移行を目指しています。

一方、内閣改造・党役員人事も見据え、新たな会長を早期に選んで窓口を一本化すべき、との声も上がっています。

6日の派閥の総会に先立つ幹部会では、会長代理を務める塩谷氏らが、事前のヒアリングの結果、「新しい会長1人を決めるべき」との意見が多かったとして、5人による「集団指導体制」案を拒否する見通しです。

塩谷氏らは、その上で立候補者を募り幹部会の場で新会長を選ぶことを提案するものとみられます。

8654OS5:2023/07/06(木) 13:08:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f5965c6c8dc1158a938de19f5585e62c11f5e7a
安倍元首相一周忌法要…重要な「司会」を務める、意外な「議員の名前」
7/5(水) 7:03配信

現代ビジネス
「後継者」の印象は強まるのか


 前代未聞の凶行から1年が経過しようとしている。

 7月8日、安倍晋三元首相の一周忌法要が東京・芝公園の増上寺で執り行われる。当日は一般参列も受け入れられる方針で調整が進められているというが、その式次第が徐々に明らかになってきた。


 「増上寺での法要と併せて、8日にザ・プリンスホテルパークタワーで『直会』が営まれる予定です。来賓あいさつは岸田文雄首相、献杯の挨拶を兄で実業家の安倍寛信氏、最後の挨拶を喪主の昭恵夫人が務めます」(政治部記者)

 「いの一番」に壇上に立つ人物、つまり司会を務めるのは誰なのか。

 5月の自民党清和会(安倍派)パーティーであいさつをした塩谷立会長代理がふたたびその役を引き受けると思われたが…。

今なお続く公認候補争い
 「’23年4月の衆院山口4区補欠選挙で当選した、吉田真次氏が司会を務めます。安倍元首相から地盤を引き継ぎ、昭恵夫人が後援会会長に就任。小選挙数区が3に減る次期衆院選で山口新3区からの出馬の意向を示しています。

 衆院選の解散風は一旦止んでいますが、自民党の悩みのタネである林芳正外相との新3区公認候補争いは続いている。今回、吉田氏が重要な役割を担うことで、『後継者』の印象はより強まるでしょう」(前出・記者)

 国会初登院時には「志半ばで命を奪われてしまった安倍先生の無念さを晴らしたい。安倍先生の志をみんなで実現して、引き継いでいきたい」と語った38歳の吉田氏。

 その一挙手一投足に、さまざまな人々の想いが重なる。

マネー現代編集部

8655OS5:2023/07/06(木) 21:31:03
>>8561
https://www.iza.ne.jp/article/20230614-KMWQJ4XWNJOALBPVWRGTHNTY6I/?utm_source=yahoo%20news%20feed&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=related_link
自民・中川郁子氏が麻生派入会へ 4月に二階派へ退会届
2023/6/14 19:14自民党の中川郁子衆院議員(比例北海道ブロック)が麻生派に入会することが14日、分かった。15日の麻生派会合に出席する方向で調整している。複数の関係者が明らかにした。中川氏は4月、それまで所属していた二階派に退会届を提出していた。

麻生派は党最大派閥の安倍派に次ぐ第2派閥。中川氏が入会すれば、所属議員は56人となる。

8656OS5:2023/07/07(金) 17:55:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ef0c4520457823e436ffe9f4ef068430e7dc001
安倍派中枢「5人衆」による指導体制を提案…塩谷立氏らは反発「強力な会長が必要」
7/7(金) 13:34配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派幹事会を終えて総会に臨む(手前から)塩谷立・会長代理、萩生田政調会長、下村博文・会長代理(6日、党本部で)

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)は6日、党本部で会合を開き、今後の派閥運営について話し合った。高木毅・国会対策委員長は自らを含む派閥中枢の「5人衆」による集団指導体制を提案した。塩谷立・会長代理らは新会長の選出を主張し、結論は持ち越された。

【図表】清和政策研究会のあゆみ

 8日の安倍元首相の一周忌後に議論を再開し、早期の結論を目指す方向だ。

(写真:読売新聞)

 出席者によると、派閥事務総長を務める高木氏は非公開で行われた幹事会で、自身と萩生田政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野官房長官、西村経済産業相が協力することを念頭に、「5人で派閥を運営していくのが一番良いのではないか」と述べた。これに世耕氏も同調した。

 一方、塩谷氏や下村博文・会長代理は新会長を決めるべきだと反発した。塩谷氏は会長希望者が名乗り出て、幹事会で選ぶ案を示したという。

 その後に行われた総会では、塩谷氏は冒頭、「集団を引っ張っていく強力な会長も必要だと多くの会員から求められている。その方向で決めていきたい」と述べ、5人衆による新体制案をけん制した。「具体的な話は一周忌が終わってから議論したい」とも求めた。

 高木氏や萩生田氏らは6月30日、国会内で協議し、派閥運営を5人衆の指導体制へ移行させる考えで一致していた。安倍氏の死去後、1年が経過しても塩谷、下村両氏が会長代理を務める暫定的な体制が続いていることについて、5人衆の一人は「速やかにバトンタッチしてもらいたい」と周囲に語った。

 5人衆は6日夜には、安倍派に影響力を持つ森喜朗元首相と都内で会食し、5人の指導体制が望ましいとの方針を確認した。

 ただ、塩谷氏らは現段階では認めない立場で、調整は難航しそうだ。総会後、記者団に対し、塩谷氏は「会長の下で結束する。派閥というものはそういうものだ」と強調した。下村氏は「5人衆は清和研の正式な組織ではない」と不快感を示した。

 新会長を求める声は、中堅や若手の一部にもある。今後の内閣改造・党役員人事では、岸田首相と交渉する代表者が不可欠となるためだ。

8657OS5:2023/07/07(金) 17:57:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3c420cd8aa8d5887f8b8f4773046a9e246db6e6
安倍派新体制、結論持ち越し 一周忌後に再度議論
7/7(金) 7:05配信


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時事通信
自民党安倍派の会合で、発言する塩谷立会長代理=6日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)は6日、安倍晋三元首相の死去に伴い空席が続く会長ポストを含む新体制について協議したが、一周忌となる8日以降に結論を持ち越した。

 派内の有力議員5人は集団指導体制への移行を目指しているが、ベテランを中心に反対論が根強く、決着はなお難航が予想される。

 派閥総会の冒頭で、塩谷立会長代理は「具体的な話は一周忌が終わってからしっかり議論させてもらいたい」と提案。異論なく了承された。

 安倍氏の死去後、同派はベテランの塩谷氏と下村博文会長代理が暫定的にトップを務めてきた。これに対し、高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」は、集団指導体制の実現を求めている。

 総会に先立つ幹部会合は、予定時間を超えて議論が続いた。この中で、高木氏は「5人で派閥を運営していくのが一番いい」と主張。塩谷、下村両氏は新会長を選出すべきだと譲らなかった。

 「5人衆」は先週来、断続的に対応を協議。6日も朝に国会近くのホテルに集まったほか、夜には同派に強い影響力を持つ森喜朗元首相を交えてホテルで意見交換した。「遠くなく結論を導き出したい」(世耕氏)などと動きを活発化させている。

 ただ、派内では「責任の所在が分からない」「誰が『5人衆』なんて決めたんだ」などと反発もくすぶる。幹部会合でも、集団指導体制への異論が相次ぎ、萩生田氏が「5人に能力がないように聞こえる。不愉快だ」と気色ばむなど、感情的な対立が目立ち始めた。

 同派は来週中に改めて幹部らが議論する方針。今夏にも内閣改造・党役員人事が見込まれる中、派内にはポスト配分などで不利にならないよう早期の新体制発足を求める声もあるが、中堅議員は「適任者がいないことに変わりない」と先行きを不安視した。

8658OS5:2023/07/07(金) 17:57:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fda4d21c179316c6e08980a8e7d3d232481930a
5人組派&新リーダー派で安倍派対立 元首相銃撃から8日で1年 世代間あつれき
7/7(金) 5:30配信


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スポニチアネックス
安倍派の対立構造

 安倍晋三元首相が参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件から、8日で1年を迎える。会長不在状態が続いている自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会、100人)は6日、総会を開催。一周忌を前に新体制の確立を求める声が強まっており、注目されたが、結論を来週以降に持ち越した。背景の一つとして指摘されるのが世代間のあつれき。分裂含みの主導権争いが激化していく展開も予想される。

 最大の焦点となっていたのは、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長ら有力者「5人組」が中心となって進めてきた集団指導体制への移行の扱い。総会前の幹事会で、会長代理として下村博文元文科相とともに派閥運営を取り仕切ってきた塩谷立元文科相が、派内の声を踏まえ「会長を一周忌後に決めよう。意欲がある人は手を挙げてほしい」と提案。下村氏も同調した。

 これに対し、5人組の一人で、派閥事務総長を務める高木毅国対委員長が「今後は5人組で運営していくのが一番いい」と反論。世耕氏も「閥務で汗をかいてきた5人で相談させてほしい」と訴えた。ただ「社長が5人もいる会社はない」などと反対意見が噴出、一蹴された。

 塩谷氏は総会で「政策集団を引っ張る強力な会長が必要だ」と強調し、来週以降の幹事会で議論を加速させる考えを示した。異論は出なかったという。今夏といわれる内閣改造・党役員人事までの決着を目指す。

 5人組は高木、萩生田、世耕の各氏と、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相。塩谷、下村両氏に加え、安倍氏の信頼が厚かった5人組も派閥の意思決定に関与してきたことから、指導体制の明確化を目指した。後継を決められず、動揺を隠せない中堅・若手の間で遠心力が働く中、分裂を回避しつつ党内での影響力を確保しようと5人組の動きを顕在化させていった。

 しかし、これは塩谷、下村両氏らに「世代交代」を迫ることを意味。2人は最近、会長選出論が高まっていた若手・中堅との会合を精力的に重ね、「5人組却下」に向けた環境整備を進めていった。会長、そして首相(党総裁)の座に意欲的とされる下村氏は幹事会後、記者団に「(5人組は)正式組織ではない」と切り捨てた。

 5人のスクラムは強固ではなく、集団指導体制への反対は少なくない――そう踏んだ塩谷氏は総会後、下村氏と共に高木氏に迫った。「そこまで言うならば5人組から新会長に手を挙げるのか」。険悪な空気だけが残った。

 政府関係者は「分裂劇に発展するのか全く見通せないが、まとまりを欠いたままの方が岸田文雄首相がくみしやすい面があるのは確か」とほくそ笑んだ。

8659OS5:2023/07/10(月) 10:59:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/455cf386cb205b6bac4876432925f9153f17db43
【政界アウトレイジ】岸田文雄・首相「非情なる改造人事」茂木、河野、高市も「全員更迭」
7/10(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
内閣改造・自民党役員人事はどうなる?(時事通信フォト)

 前回の内閣改造(昨年8月10日)から間もなく1年。政治の焦点は内閣改造・自民党役員人事に移った。

【写真4枚】「非情なる改造人事」のターゲットと目される茂木敏充・幹事長や河野太郎・デジタル相兼消費者相、高市早苗・経済安保相

 岸田文雄・首相が解散を先送りしたことで永田町の解散風は一時止んだように見えるが、首相は諦めてはいない。内閣改造では秋の解散・総選挙をにらんだ「選挙シフト」を敷くとの見方が有力だ。しかも、来年の自民党総裁選での再選を確実にするために、ライバルたちを内閣や自民党中枢から一掃する“粛清人事”まで練っているようなのだ。

 その大粛清を前に、自民党では首相側近の遠藤利明・総務会長が、「(内閣改造は)たぶん8月か9月にはある」と声を上げ、萩生田光一・政調会長も「党役員任期は1年だから当然人事はある」と口調を合わせている。党3役の2人までがそう言い切る以上、首相はすでに人事の根回しを進めていると見ていい。

 第1の標的は次の総裁選への出馬意欲を隠さない茂木敏充・幹事長だという。岸田派議員はこう言ってはばからない。

「岸田総理は総裁選で自分のライバルとなる茂木幹事長に選挙の指揮をとらせるつもりはない。茂木氏は公明党との関係を悪化させるなどいまや政権の足を引っぱる存在だから交代は既定方針。後任の幹事長には森山裕・選対委員長の抜擢が有力視されている」

 森山氏は悪化した公明党との関係を修復して自公の選挙協力文書を交わした立役者だ。首相は6月30日に森山氏と会食してその労をねぎらうなど、「党役員の中でいま一番頼りにしている存在」(岸田側近)とされる。しかも、森山派は衆参8人のミニ派閥で、総裁候補とは見られていない。

「総理にすれば森山さんを幹事長に起用しても寝首を掻かれる心配がない。そのうえ非主流派の二階派や菅義偉・前首相との関係がいいから党をまとめられる」(同前)

 それが森山幹事長説というダークホース浮上の理由だ。

 粛清の次なる標的に挙げられているのが河野太郎・デジタル相兼消費者相と高市早苗・経済安保相。前回総裁選で岸田首相と総裁の座を争った2人だ。

 河野氏は続出するマイナンバー問題の担当大臣。「責任は大臣たる私にある。何らかの処分をやらなければならない」としたが、岸田首相は「職責を果たしてもらいたい」と更迭を拒否している。

 だが、それは表向きで、実際は内閣改造で河野氏に全責任を負わせて交代させる方針なのだ。


 その舞台も周到に整えた。自民党は野党の要求に応じてマイナンバー問題の国会閉会中審査(衆院7月5日、参院同26日)の開催を決め、岸田首相は「関係閣僚に説明を尽くさせる」と言明した。政治ジャーナリストの野上忠興氏は、これを“河野潰し”作戦と見る。

「岸田首相が閉会中審査に応じたのは、担当大臣の河野氏に野党から集中砲火をあびせさせて火だるまにするためです。そうなれば河野氏は来年の総裁選までにイメージを回復するのは難しいから、首相は内閣改造で河野氏を更迭し、無役にしても怖くないと読んでいる。いま引責辞任させるより大きなダメージを与えることができるわけです。河野氏の総裁の芽を事実上潰し、マイナンバー問題も幕引きしようという一石二鳥の狙いでしょう」

 そして内閣改造は、総務省文書問題をめぐる「ねつ造」発言の責任がウヤムヤになっている高市氏を交代させる絶好の機会だ。

「後ろ盾の安倍晋三・元首相をなくした高市氏を交代させても反発は出ないでしょう。後顧の憂いなく更迭できる」(野上氏)

 次の総裁選のライバルである茂木氏、河野氏、高市氏をいっぺんに切り捨てるという指摘だ。

※週刊ポスト2023年7月21・28日号

8660OS5:2023/07/10(月) 12:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/4183ab1e4585b5fd861eb70b0801ab30ff188fc0
「安倍路線」、岸田首相の間合いに変化 防衛財源で溝、LGBT押し切る
7/8(土) 7:09配信


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時事通信
記者団の質問に答える岸田文雄首相=7日午後、首相官邸

 安倍晋三元首相の死去から1年がたち、岸田文雄首相の政権運営に「脱安倍」とも言える変化の兆しが見える。

 「安倍路線」を尊重する姿勢は維持しつつ、LGBTなど性的少数者への理解増進法を巡っては自身の考えを実行に移した。今後も安倍派をはじめとする自民党保守系との間合いを計りながら慎重に政策を進めることになりそうだ。

 「この1年、安倍元首相の遺志に報いるためにも、先送りできない課題に一つ一つ正面から取り組んできた。これからも(従来の姿勢を)大事にしながら職責を果たす」。首相は7日、首相官邸で記者団にこう強調した。

 首相は昨年12月、安倍氏の主張に沿う形で防衛費の大幅増額や「反撃能力」(敵基地攻撃能力)保有を決断。今年2月に内定した日銀総裁人事では、安倍派に「アベノミクス」維持を求める声が強まる中、急激な金融政策の転換に慎重とみられる植田和男氏を選んだ。憲法改正に取り組む意向も繰り返し示す。

 一方、防衛費増額の財源に関する昨年末の党内議論では対応に苦慮した。増税による財源確保を表明した首相に対し、保守派は猛反発。安倍氏の「威光」を盾に堂々と異論を展開する光景に、政府関係者は「遺志をかたっている」と不満をあらわにした。結局、首相が押される格好で結論の先送りとなった。

 ただ、首相は6月上旬、LGBT法の通常国会会期中の成立に向け、調整の加速を指示。保守派に一定の譲歩をしつつ、会期末直前に成立させた。

 日韓関係についても、韓国軍艦艇による海上自衛隊機への火器管制レーダー照射問題など懸案が残る中、改善にかじを切った。結果的に大きな抵抗がなかったことに、ある政府関係者は「『保守の反発』というのは幻影かもしれない」と語る。

 首相は保守派を抑える重しとして安倍氏を頼り、生前はたびたび事務所を訪れて政権運営について意見を聴いた。安倍氏死去後の昨年8月の党役員人事ではその役割を期待し、安倍氏側近の萩生田光一氏を政調会長に据えた。

 ただ、膝詰めで会う機会が多い麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長に比べ、萩生田氏と個別に時間を割いて向き合う場面は少ない。安倍派の後継会長選びが長引く中、岸田派からは萩生田氏について「安倍派を抑えられていない」(幹部)との指摘も出ている。

 内閣支持率はこのところ、マイナンバーカードを巡るトラブル続出の影響で低下。さらに、自民党関係者によると「コアの保守層の気持ちが離れ気味」という。保守派への配慮と独自色。「二兎(にと)」を追う政権運営が続く。

8661OS5:2023/07/10(月) 19:13:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a9a8c79a54e6e83e3d7378d7689e5de551b30cc

在職日数が宮沢氏超え 岸田首相、長期政権に執念
7/10(月) 18:25配信
岸田文雄首相は10日、令和3年10月の政権発足からの在職日数が645日となり、自身が会長を務める自民党の派閥「宏池会(岸田派)」の先輩、宮沢喜一元首相を超えた。宮沢氏は国連平和維持活動(PKO)協力法成立など成果を残したが、党内の権力闘争に振り回され、2年に満たず退陣に追い込まれた。宮沢氏の失意を知る首相は党内の掌握に腐心し、長期政権への執念を燃やす。

先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)最終日の今年5月21日夜、サミット会場のホテルで、議長の大役を終えた首相は酒杯を傾けた。林芳正外相、電撃参加したウクライナのゼレンスキー大統領を広島空港で出迎えた木原誠二、磯崎仁彦両官房副長官ら宏池会メンバーが首相を囲んだ。

「宏池会のサミットだった」。派閥関係者は誇らしげにこう語った。

宏池会にはサミットを巡る苦い記憶がある。1993(平成5)年の東京サミットで議長を務めたのが宮沢氏だった。サミット前、自民党の最大派閥「経世会(現・平成研究会、茂木派)」内の権力争いで経世会を離脱した小沢一郎元幹事長(現・立憲民主党)らが、野党が提出した内閣不信任決議案に賛成し、不信任案が可決した。

宮沢氏は衆院解散に踏み切ったが、サミット閉幕後の衆院選では分裂状態に陥った自民が完敗し、結党以来初めて野党に転落した。宮沢氏には政局を乗り切る体力がなかった。

政治基盤の弱さは岸田首相も同じだ。宏池会は今、第4派閥(45人)に過ぎない。首相周辺は「首相は総主流派体制で政権を維持する考えだ」と語る。政権発足以来、首相は第2派閥の麻生派(志公会、55人)を率いる麻生太郎副総裁と第3派閥の茂木派(54人)の茂木敏充幹事長と定期的に会合を重ねてきた。同時に、松野博一官房長官や萩生田光一政調会長らを重用し、最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)の実力者も取り込む。

首相は周囲に「結果を出すことを積み続けていく。それが長さにつながる」と語る。政権が続けば、来年2月に宏池会出身の鈴木善幸元首相の864日を追い越す。来秋の自民総裁選で再選を果たせば、1575日在職した宏池会の始祖・池田勇人元首相の記録の更新も視野に入る。

ただ、首相同様に党内融和を重視し「和の政治」を唱えた鈴木氏は、在職が800日を超え、他派閥から総裁再選阻止の動きが出たため、任期満了直前に退陣を表明した。第4派閥の首相が党内を掌握するのは容易ではない。

この点でかぎとなるのが、今年8、9月に実施する内閣改造・党役員人事だ。「池田氏超え」に向け、首相・総裁の座に意欲を見せてきた茂木氏や安倍派の有力者の処遇が焦点となる。(永原慎吾)

8662OS5:2023/07/10(月) 19:17:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/86a8d4c5ce61e979aa467a85f807baf7ddea935d
内閣改造「9月中旬軸」か…〝人事刷新〟に注目 最大の焦点は茂木敏充氏のポストと「文春砲」木原誠二氏の処遇
7/10(月) 17:00配信
岸田文雄首相(自民党総裁)は、8〜9月に内閣改造・党役員人事を検討している。LGBT法の拙速な成立や、ケジメを欠いた日韓関係改善などから岩盤保守層の自民党離れが指摘され、マイナンバーカードをめぐるトラブル続出も加わり、内閣支持率は下落している。問題を抱えた閣僚や準閣僚、党幹部もおり、人事刷新で政権浮揚を画策しているようだが、政権運営や党内力学を考えると簡単ではない。「政界屈指の親中派」とされる林芳正外相や、前代未聞の「文春砲」が直撃した木原誠二官房副長官、「ポスト岸田」を狙う茂木敏充幹事長の処遇はどうなりそうか。すでに永田町周辺では「内閣改造・党役員人事の賞味期限はごく短期だ」と厳しい声も出ている。

【画像】自民党内の「ポスト岸田」を巡る相関図

「先送りできない課題に、一つ一つ正面から取り組み答えを出す。こうした基本的姿勢をこれからも大事にし、判断すべきだ。今の時点で何も決めていない」

岸田首相は7日、官邸で記者団にこう語った。

前回の内閣改造・党役員人事は昨年8月10日に行われた。ただ、今年はマイナンバーをめぐる総点検の中間報告が8月上旬までかかり、下旬には訪米が予定されている。9月は、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議(4〜7日)や、G20(20カ国・地域)首脳会議(9〜10日)、国連総会(19日〜)などがあり、現時点で「9月中旬軸」との見方が強い。

最大の焦点は、茂木氏の処遇だ。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「茂木氏は選挙をめぐる調整不足や、公明党との連携欠如など、岸田政権の『ガバナンス危機』の一因ともされる。岸田首相も理解しているだろうが、茂木氏が納得する重要ポストを用意できるかが問題だ。これによって、玉突き式に人事が固まる」と語る。

「ポスト岸田」を狙う茂木氏は、岸田派と麻生派とともに、岸田政権を支える主流派、茂木派の領袖(りょうしゅう)である。すでに、外相や経産相、党政調会長などを歴任している。

鈴木氏は「茂木氏のポストとして、財務相が候補に挙がるが、岸田首相としては、現在の鈴木俊一財務相(麻生派)、自身のいとこでもある宮沢洋一党税制調査会長(岸田派)とのラインは動かしにくい。さらに、後任幹事長候補の一人である小渕優子元経産相は茂木派で、茂木氏には納得し難い面がある。最終的に幹事長留任もあり得る。動かすなら、経産相や総務相などが妥当だ」と指摘する。

これを受けて、閣僚人事はどうか。

松野博一官房長官は、堅実で手堅い仕事ぶりだが、地味な面もあり、交代となれば人事刷新のアピールになる。

林氏は、中国当局がアステラス製薬の現地法人幹部を拘束したため、邦人奪還のために4月に訪中した。「親中派」人脈が期待されたが、李強首相や外交トップの王毅共産党政治局員と笑顔で握手する映像を流された。

河野太郎デジタル担当相は、マイナンバーカード大混乱の責任が問われている。

高市早苗経済安保担当相は、日本の安全保障や経済を左右する、機密情報の取り扱い資格「セキュリティー・クリアランス」(適格性評価=SC)という難題に取り組んでいるが、岸田首相とは憲法改正や国家観をめぐって相違がある。

8663OS5:2023/07/10(月) 19:18:10
政治評論家の有馬晴海氏は「まず、松野氏は、安倍晋三元首相が率いた安倍派だ。安倍氏亡き後、清和会は後継者問題で揺れている。官房長官では身動きが取れないため、派内には『ポストを離れて、派閥問題に注力してほしい』との声もある」と語る。

鈴木氏は「岩盤保守層の批判が強い林氏だが、岸田首相は外交で政権浮揚を図ろうとしている。林氏を外相から外さないだろう。河野氏にはマイナンバーの批判が集中しているが、総裁選のライバルだった岸田首相には好都合だ。今後も『盾』にするのでは。高市氏は、安倍氏が総裁選で支援した。『保守派で女性』でもあり、ポストは留意するのではないか」と語った。

■尾を引く週刊誌報道、木原氏自身が進退決断も 女性の積極登用も

準閣僚級である官房副長官、木原氏の処遇は「隠れた焦点」だ。岸田首相の腹心だが、週刊文春(7月13日号)が報じた「岸田最側近 衝撃音声」という記事はあまりにも衝撃的だ。他の週刊誌報道も続いている。

鈴木氏は「これ以上、引きずると政権に悪影響が出るだけに、岸田首相がどう判断するか。木原氏自身が、進退を決断する可能性もある」と語る。有馬氏も「自民党内の懸念は相当、高まっている。内閣に置けば任命責任がある。党務に回す判断があるかもしれない」とみる。

若手や女性を積極登用するとの観測もある。

有馬氏は「福田達夫前総務会長や、小林鷹之前経済安保担当相ら当選3〜4期の気鋭の若手もいるが、すでに一定程度露出している。小泉進次郎元環境相も新味のイメージは出にくい。松川るい参院議員ら『女性の登用』を期待する声もあるが、少数では看板倒れになりかねない」と厳しい見方だ。

過去、内閣改造・党人事で政権浮揚を果たした首相もいるが、人事失敗が組織崩壊につながったケースもある。

鈴木氏は「岸田首相の頼みの綱の外交も『戦略』に乏しい。一度広がった国民の不信感は容易に払拭できない。広島G7(先進7カ国)サミットのご祝儀相場もすぐにしぼんだ。人事は難しさの割に、浮揚効果も限定的だろう」と語っている。

8664OS5:2023/07/11(火) 08:44:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e12cd027f77fd03694414a89487b49ad04248410
河野太郎「あまりの叱責の激しさ」で人心が離れつつあるとの噂…「次の総理」の席遠のくか
7/11(火) 6:48配信
河野太郎大臣、人心離れつつある
Gettyimage

 マイナンバーを巡ってトラブルが相次ぐデジタル庁で、河野太郎大臣に対する官僚たちの「面従腹背」が横行している。官僚に対する叱責があまりに激しく、しだいに人心が離れつつあるようだ。


 デジタル庁の内情を知る関係者によると、官僚からレクを受ける時の河野氏の口癖が「前倒し」だという。この関係者は「ことあるごとに『前倒ししろ』と怒鳴られるので、やがて庁内では、1年でできることを『1年半はかかります』と報告するようになった。河野さんが怒り出したら『なんとか頑張って1年でやります』と言うわけです」と声を潜める。

 このような無駄なやりとりばかりでは、喫緊の政策が進まないのも無理はない。河野氏に間近で仕えたある官僚は「結局、根っからの役人嫌いなのだろう。あれほど厳しく詰められると、とても本当のことを報告する気にはなれない」と振り返る。こうしたミスコミュニケーションが、トラブルの種となっているのだ。

 加えて、デジタル庁特有の「縦割り問題」も深刻だ。ある職員は「プロジェクトごとに組織が細分化されすぎていて、隣の部署が何をしているか全然分からない」と漏らす。事務方トップである浅沼尚デジタル監も、庁内の細かい状況を把握できていないという。

 別のある省庁の幹部は「次の内閣改造で、河野さんだけはウチに来てほしくない」と漏らすなど、霞が関から総スカンを食っている河野氏。デジタル庁の混乱が長引けば、「次の総理」の椅子は遠のきそうだ。

 「週刊現代」2023年7月1・8日合併号より

週刊現代(講談社)

8665OS5:2023/07/11(火) 10:03:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8480f94219b3e22170ff7a480d4bf58ce68305fc
岸田首相の改造人事はどうなるか 最大派閥の安倍派はLGBT法成立ですでに骨抜きに
7/11(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
入閣候補は世襲女性ばかりだという(時事通信フォト)

 前回の内閣改造(昨年8月10日)から間もなく1年。政治の焦点は内閣改造・自民党役員人事に移った。岸田文雄・首相が解散を先送りしたことで永田町の解散風は一時止んだように見えるが、首相は諦めてはいない。内閣改造では秋の解散・総選挙をにらんだ「選挙シフト」を敷くとの見方が有力だ。しかも、来年の自民党総裁選での再選を確実にするために、ライバルたちを内閣や自民党中枢から一掃する“粛清人事”まで練っているようなのだ。


入閣候補は世襲女性ばかり
 岸田首相は今回の改造で選挙アピールのために女性や若手を多く起用する方針とされている。官邸官僚の1人が語る。

「昨年の内閣改造は前倒しで実施したため、身体検査の時間が不十分で新閣僚に旧統一教会との接点が明らかになるケースがあった。そこで今回は総理からリクエストがありそうな女性議員や初入閣候補の若手を含めて、1か月以上前から入念に身体検査させている」

 女性閣僚は「過去最多入閣もあり得る」(岸田側近)と見られており、岸田首相の政治の師でもあるかつての宏池会会長・加藤紘一・元幹事長の三女、鮎子氏らの名前が挙がっている。

 さらに女性枠で再入閣が確実視されているのが茂木派の小渕優子・自民党組織運動本部長だ。小渕氏といえば、経産相時代に政治資金規正法違反事件【※注】で引責辞任し、元秘書の有罪が確定。身体検査では“レッドカード”のはずだが、あえて小渕氏を起用するのは政敵潰しの一環だという。

【※注/2014年10月、当時経済産業相だった小渕優子氏の政治団体が開催し、地元支援者が参加した観劇会をめぐり収支に不透明な点があることが報じられた。元秘書が政治資金規正法違反(虚偽記載・不記載)で起訴され有罪判決を受けたが、小渕氏は嫌疑不十分として不起訴処分となった。一連の報道で、東京地検特捜部が関係先を捜索する直前に、会計書類を保存したパソコンのハードディスクがドリルで破壊されていたことも注目を集めた】

 岸田側近議員の話。

「総理は6月に亡くなった青木幹雄先生との約束を果たすつもりだ。青木さんは茂木派の実力者で小渕さんの後見人でもあったから、昨年の内閣改造前、総理は青木さんと会談した際に小渕さんの入閣を持ちかけた。その時“入閣は次でいい”といわれたそうだ。その約束は守る。

 政治資金問題は10年前の話でみそぎは済んでいる。しかも、茂木派内の青木系議員は、小渕恵三・元首相の娘である小渕さんを派閥の正当な後継者候補と考えていて、茂木氏のことを会長と認めていない。小渕さんを重要閣僚で引き立てることで同派を分裂状態にさせれば、茂木氏の総裁選出馬が難しくなるという効果がある」

8666OS5:2023/07/11(火) 10:03:35
 茂木敏充・幹事長を潰すためにあえてスキャンダルで閣僚辞任した小渕氏を大臣に起用するという権力維持最優先の人事構想なのである。

 工作は跡目問題でもめる最大派閥・安倍派にも及んでいる。岸田政権の党内基盤は現在、「主流3派」と呼ばれる岸田派(46人)、麻生派(55人)、茂木派(54人)が支えているが、茂木氏を交代させると茂木派は反主流に回る。岸田首相が総裁選で再選するには、安倍派(100人)の支持が欠かせない。

 そのため、首相は安倍派の後継者候補で「5人組」と呼ばれる松野博一・官房長官、西村康稔・経産相、萩生田光一・政調会長、高木毅・国対委員長、世耕弘成・参院幹事長を揃って重要閣僚や党の要職に起用してポストで厚遇してきた。政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「茂木氏を幹事長から交代させるとなると、安倍派を怒らせるわけにはいかない。総裁再選までは松野官房長官や萩生田氏ら5人組は重要ポストで処遇するでしょう。一方で、岸田首相は安倍派のタカ派色を薄める作戦を進めています」

 通常国会終盤に成立させたLGBT理解増進法がそれだ。

安倍派を骨抜きに
 LGBT法の制定には安倍氏の政治基盤だった保守系団体などが反対し、自民党の保守派議員にも抵抗が強かったが、岸田首相は日本維新の会の主張を丸飲みして与党案を修正、自民、公明、維新、国民民主党の賛成で成立させた。そのため法案の採決時に自民党では安倍派を中心とする保守派の議員から大量造反が出ると見られていた。

 ところが、フタを開けると、衆院の採決で安倍派の杉田水脈氏が体調不良を理由に本会議を欠席、同じく高鳥修一氏がトイレに駆け込んで採決に出なかったものの、公式な造反はゼロとされた。

 一方、参院では山東昭子・前参院議長(麻生派)、青山繁晴氏(無派閥)、和田政宗氏(無派閥)の安倍派以外の3人が「賛成できない」と表明して本会議を退席した。安倍派の世耕参院幹事長は「党議拘束に反した行動」として3人を厳重注意処分とし、和田氏は国対副委員長を更迭された。安倍派は切り崩されたのだ。安倍派の若手議員が悔しそうに語る。

「官邸から造反を出すなという指示が出され、派閥の幹部たちは反対していた議員たちを個別に説得していった。安倍先生が存命であればこんなことにはならなかったはずです」

 自民党保守派を代表する派閥だった安倍派はいまや“骨抜き”にされ、安倍派5人組は岸田首相に物言うどころか、軍門に下ったことがわかる。

“最大派閥といってもその程度か”──岸田首相がほくそ笑む顔が目に浮かぶようだ。

 しかし、首相が長男・翔太郎氏の公邸私物化スキャンダルやマイナンバー問題の失政を糊塗しようと政敵粛清の準備に力を入れるほど、内閣支持率は急降下。読売新聞の6月世論調査は支持率41%と前月より15ポイントも落ち込んだ。野上氏が指摘する。

「失政の責任を政敵に負わせる人事は党内では通用しても国民の目は誤魔化せない。内閣改造後に解散・総選挙に臨めば、有権者から手痛いしっぺ返しを受けるでしょう」

 次の総選挙でそれがはっきりするはずだ。

※週刊ポスト2023年7月21・28日号

8667OS5:2023/07/11(火) 11:08:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/e83f2047af0ef2b17b8d81f6b883abb70e60ae91
一周忌終え駆け引き激化 自民安倍派、新体制巡り
7/11(火) 7:11配信



 安倍晋三元首相の一周忌を終え、自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の新体制を巡る駆け引きが激しくなってきた。

 新会長選出にこだわるベテランに対し、有力議員の「5人衆」は集団指導体制への移行を重ねて主張。「5人衆」の中にも温度差が生じており、決着にはなお時間を要する見通しだ。

 「新会長を早めに決めるべきだ。5人だけでやるのではなく、派閥全体の総力でやるべきだ」。同派の下村博文会長代理は10日に国会内で講演し、「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長をけん制。「森喜朗元首相からお墨付きを得たように振る舞っている感じがする」と述べ、5人衆を後押しする森氏の動きにも暗にくぎを刺した。

 6日の派閥会合では、派閥運営の主導権を握ろうとする「5人衆」と、同派暫定トップを務める下村、塩谷立両会長代理との対立が表面化。塩谷氏が安倍氏一周忌後に新体制の議論を持ち越すと宣言し、双方がいったん矛を収めた。下村氏については、新会長就任に意欲的と見る向きが多く、10日の講演では「意欲があるかないか、言うべき時期ではない」と含みを持たせた。

 これに対し、世耕氏は8日の安倍氏一周忌法要後、記者団に「5人はこれまでも(派外と)交渉に当たってきた中心だ。5人を中心にやるのが政策集団の交渉力を高めることになる」と主張。今秋にも行われる内閣改造・党役員人事を念頭に「5人衆」による集団指導体制の必要性をアピールしてみせた。

 ただ6日の派閥会合で「5人衆」の主張について目立った賛同は得られておらず、5人の結束が続く保証もない。萩生田氏は8日、記者団に対し「会長を決めるまでの間、5人でやっていこうということを提案したまでだ。直ちに会長が決まるのであれば、それは一つの方法だ」と述べ、条件によっては新会長選出を容認する姿勢を表明。派内には「塩谷、下村両氏が認めれば、萩生田氏が会長になる可能性もある」との見立てもある。

 同派は週内に開催を予定していた派閥会合を20日に延期し、引き続き調整を続ける方針。8日の安倍氏法要後の食事会で、森氏は安倍派の現状に対し「しっかりしろ」といら立ちを隠さなかった。

8668OS5:2023/07/11(火) 11:58:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0508e5516168b20833dadcede93e4150700d99a
マイナンバー問題で河野は続投…?アンチ岸田の高市はサヨナラ…?岸田「内閣改造」で出世する人と去る人の意外な名前
7/11(火) 10:03配信


現代ビジネス
内閣改造、最大の注目点
写真提供: 現代ビジネス

 先の通常国会は予定通り6月21日に閉会し、岸田文雄首相は衆院解散を見送った。次の焦点は内閣改造・党役員人事に移る。遅くとも9月中旬には断行の構えだ。


 今回の人事は、

 1、低迷する内閣支持率を上げる政権浮揚策

 2、来秋の党総裁選で再選を狙う党内掌握

 の2点において岸田政権の命運を握る。森喜朗元首相をはじめとするキングメーカーら実力者、派閥間の勢力均衡に配慮し、かつ新鮮味を出し世論の支持を高めるのは、アクセルとブレーキを同時に踏むのに似る。針の穴を通すがごとき難作業となる。

 最大の注目点は、茂木敏充幹事長が続投するかどうかだ。茂木氏は2021年11月に幹事長に就き、2期目。故・安倍晋三元首相が勝った12年総裁選では、岸田氏と共に石原伸晃元幹事長陣営の中核を担った。一方、岸田氏が制した21年総裁選では、率いる党茂木派の大勢を岸田氏支持に導いた。

 しかし最近は岸田氏との関係は冷え込む。例えば岸田氏が目玉として「予算倍増」を掲げた子育て政策では、茂木氏は首相に先んじる形で「児童手当の所得制限撤廃」や「子ども予算の特別会計創設」などに次々と踏み込み、首相のお株を奪う発言を繰り返した。政権中枢からは「でしゃばりすぎる茂木交代はもはや既定路線」との声すら聞かれる。

 「茂木は自分の方が能力は高いと自負し、首相の座を射止めるのに待ちきれなくなったのではないか。先に発言すれば、そのぶん注目される。頭が良く、政府から情報を入れて言うので、内容は正しい。しかし、それを首相が面白いとは思わないだろう」(政府関係者)

 世論調査でも、茂木氏の首相候補としての人気は低迷する。24年秋の総裁選出馬を見送れば、次の27年総裁選までチャンスがなく「その間に忘れ去られる」(派閥関係者)のは想像に難くない。政府関係者の一人は「幹事長留任を含め、要職に起用しても、岸田氏に盾突いて来秋の総裁選に出ようとするなら交代させるしかない」と読み解く。

 茂木氏は政権随一の実力者である麻生太郎副総裁に幹事長留任を強く要請しているとの情報もあり、単なる「左遷」は断じて受けない構えだ。茂木氏と長く対立し、参院茂木派に影響力を持った青木幹雄元官房長官が6月に死去し、茂木氏の政治基盤は強化された側面がある。

 無役にして完全に干せば、茂木氏は捨て身で牙をむきかねない。穏便な交代になるなら、重要閣僚である財務相転出が無難とみられる。しかし現在の鈴木俊一財務相は麻生氏の親戚筋で、麻生氏と利害が衝突する。その場合は鈴木氏を副総理として処遇する案がある。

 では次期幹事長は誰なのか。

有力幹事長候補
 台頭著しいのが森山裕選対委員長である。森山氏はもともと、岸田氏の最大の政敵である菅義偉前首相、二階俊博元幹事長と近い。前回総裁選では岸田氏に敗れた河野太郎デジタル相を支持した非主流派である。率いる森山派の所属議員はわずか一桁。しかし22年8月の選対委員長起用後、瞬く間に持ち前の政治手腕で頭角を現す。

 象徴的なのは、野党第1党である立憲民主党の安住淳・国対委員長との太いパイプだ。自民党は現在、高木毅衆院議員が国対委員長だが、複数の関係者がこう内情を明かす。

 「重要案件で安住氏との交渉を実質的に仕切っているのは森山氏。二階元幹事長の下で長く国対委員長を務め、安住氏と強固な関係を築いたためだ。だから首相が一目を置いている」

 先の国会では、6月16日に立憲が内閣不信任決議案を提出すれば、首相が衆院を解散するとも報じられていた。このため立憲内部では16日提出に強い反対があった。しかし16日に出したのに、結局は衆院解散はなし。「よほど安住氏と自民党との間で話ができていたのではないか」(永田町筋)とささやかれた。

 第2次安倍政権はいずれも非主流派の石破茂、谷垣禎一、二階俊博各氏を幹事長に据え、長期政権を築いた。森山氏を幹事長に据えれば菅、二階氏らへの配慮にもなり、挙党態勢を演出する絶好の布陣とも言える。

8669OS5:2023/07/11(火) 11:58:51
 もう1人、有力幹事長候補と目されてきたのが萩生田光一政調会長だ。いまだ権勢を誇る森元首相の寵愛を受け、安倍氏側近としても鳴らした。しかし財政再建色の濃い岸田官邸に対し、積極財政に近いとされる萩生田氏は調和し切れていない。

 旧統一教会問題が取り沙汰された経緯や公明党との軋轢も重なり、官邸周辺からも「萩生田氏の幹事長就任は難しくなりつつある」との声が漏れる。さりとて萩生田氏が所属する党旧安倍派(清和会)は衆参約100人の大所帯であり、岸田首相も次期総裁選をにらむと萩生田氏を取り込む利点がある。政調会長留任や選対委員長など党四役にとどまる公算は大きい。

 また、麻生氏の影響力で、鈴木財務相が幹事長に就くとの予測も一部から出ている。

あの大物の娘も復活の可能性
 茂木氏が幹事長を外れれば、党四役で茂木派の「枠」が空く。そうなると、小渕優子元経済産業相がそこを埋める可能性がある。故・小渕恵三元首相の娘で二度入閣したが、政治資金事件で元秘書らが有罪になったうえ、事務所のパソコンがドリルで破壊されたと大きく報じられた。

 しかし最近は党四役で復権するとの観測が広がりつつある。「女性で華もあり、知名度は高い。閣僚と違い党幹部は国会答弁を求められず、追及は受けにくい。政調会長や総務会長、選対委員長にはうってつけ」(政権関係者)というわけだ。

 小渕氏は茂木氏と折り合いが悪く、岸田首相にとって小渕氏起用は茂木氏への強い牽制となる。もっとも小渕氏を後見してきた青木氏の死去で、勢いづく茂木氏が阻止に動く可能性は否定できない。

 党四役ではほかに、選対委員長と合わせ2期務めた遠藤利明総務会長に退任がささやかれている。

官房長官は誰?
 閣内に目を向けると、大きな焦点は官房長官人事である。現職の松野博一衆院議員は岸田政権発足時から務めるが、当初から存在感の乏しさを引きずってきた。

 「官邸など岸田首相の周辺は木原誠二官房副長官ら岸田派の面々の影響力が強い。松野氏はそのサークルには入れず、いわば外様のままだ。第2次安倍政権時の菅官房長官のような強い力はない」(政権筋)

 与党関係者らは「森元首相は以前、松野氏が旧安倍派を継ぐ可能性があることを口にしていたという。しかし森氏が松野氏を高く買っているという話は次第に聞かれなくなった。松野氏を評価していた安倍氏も亡くなってしまった」と話す。

 反比例し、旧安倍派で森氏の評価が上がったとされるのが世耕弘茂参院幹事長だ。与党関係筋は「世耕氏は森氏から嫌われていると言われていたが、最近は関係が改善している」「世耕氏の官房長官登用は十分ある」と語る。

8670OS5:2023/07/11(火) 11:59:11
女性官房長官誕生も
 他方、連日記者会見する官房長官は、上川陽子元法相ら女性起用などで少しでも国民にアピールすべきだとの意見も根強い。流動的要素は多そうだ。世耕氏が入閣すれば、後任の参院幹事長には人柄、能力とも定評がある岡田直樹地方創生担当相らが順当とされる。

 さて、「ポスト岸田」候補だ。これは、非主流派に多い。

 最右翼が河野デジタル相だ。明瞭な言語と理論派で鳴らすが、所管するマイナンバーカード問題で矢面に立っており、収拾のため続投するとの観測がある。岸田首相にとっては「次期総裁選でライバルとなる河野氏の動きを封じる」(自民党関係者)狙いもありそうだ。

 同じく首相を目指す高市早苗・経済安全保障担当相は、これまで増税方針を巡りツイッターで首相を批判したり、記者会見で罷免されても仕方ないなどと述べた経緯があり、閣内に取り込んでおくのは難しく、退任になるとの見方が一般的だ。

 09年総裁選に立候補した西村康稔経済産業相も首相の座を狙うが、「首相が頑張っている限りは支える」などとも述べており、留任がささやかれる。産業行政に造詣が深く、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出問題など重要課題への対応も背景にあるとみられる。

 ポスト岸田を狙う林芳正外相も続投が有力視される。「首相にとっては岸田派内でのライバルの取り込みになり、退任させても対立を招くだけ」(関係筋)になるためだ。

どんな決断が…
 総裁候補級では、異例の3度目起用となった加藤勝信厚生労働相の動向も注目される。厚労省はマイナ健康保険証や社会保障国民負担増といった懸案が多く手腕が評価される一方で、自民党内では「いくら何でも3度目登板は多すぎで、同じ派閥内での茂木氏によるライバル封じ込め工作が背景にあったとみられる」との見方が根強い。加藤氏が閣外に出た場合は派閥での存在感が増し、茂木派内の勢力バランスに一石を投じそうだ。

 このほか週刊誌によるスキャンダル報道の相次ぐ木原官房副長官の去就が注目点に浮上してきた。

 もうひとつ、総裁候補として国民的人気の高い石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境相を閣内に取り込む構想が出る可能性がある。いずれも非主流派に位置し、実現するかどうかは、内閣支持率のさらなる低下が起こるかなどの状況に左右されそうだ。若手ホープの福田達夫前総務会長には入閣待望論がある一方、所属する旧安倍派内では急速な台頭に警戒感が出ている。

 岸田内閣の命運を握る内閣改造。かつては「検討する」を多用するとして首相を「検討使」と評した人もいた。今度は玉虫色ではない、大胆な決断を下すことができるのだろうか。

雨宮 和哉

8671OS5:2023/07/11(火) 15:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f26757c081ad0e83e572533c6d3ff9f3969a139
跡目争いがドロ沼化!一周忌の後に安倍派幹部が「麻布の高級料亭」で交わした「密談」
7/10(月) 7:00配信
FRIDAY
涙ながらに挨拶した安倍晋三元首相の妻・昭恵氏

安倍晋三元首相の一周忌に伴う法要と直会が7月8日、都内で行われた。

午前中の法要には安倍昭恵夫人(61)、甥っ子の岸信千世議員(32)などの親族の他、岸田文雄総理(65)ら自民党幹部が顔を揃えた。立憲民主党の泉健太代表(48)ら野党議員に加え、経済界や拉致関係者など約300人が参列して故人を偲んだ。



法要終了後、近接するホテルに場所を移した直会は、岸田首相の式辞に始まり、昭恵夫人の涙の挨拶で締めくくられた。午後からの一般献花では数百人の行列ができるなど、今なお国民も未曾有のテロの悲しみから抜け出せていない、といった様子だった。

一周忌が無事執り行われたことを機に焦点となるのは、自民党の最大派閥である安倍派(清和政策研究会)の会長人事だ。現在は塩谷立衆院議員(73)が会長代理を務めているが、水面下では激しいトップ争いが繰り広げられている。安倍派のベテラン秘書がこう明かす。

「安倍派は現在、萩生田光一政調会長(59)、世耕弘成参院幹事長(60)、松野博一官房長官(60)、西村康稔経済産業大臣(60)、高木毅国会対策委員長(67)の『5人衆』と下村博文代議士(69)、塩谷代議士の7名が派閥の中心にいます。昨年行われた会長を決める話し合いの中では、波風立たぬように年長の塩谷さんを会長代行にする“妥協案”で落ち着いた。新会長には一部から萩生田さんを推す声もありますが、ポスト安倍を巡る争いが激化しつつあります」

中でも慌ただしい動きを見せているのが、党内でも総理を目指す、と強い意欲を見せている西村大臣と世耕参院幹事長だという。

「高木国対委員長は細かいミスが多く、昨年11月には野党側が要求した与野党国対委員長会談を拒否し、最終的に松野官房長官が野党側に謝罪する事態を招いた。今国会でも汚名返上ができず、『国対は高木さんじゃダメだ』と囁く者も多い。さすがに本人もそれに気づいていて、自身がトップになるのは難しいと感じているのでしょう。高木さん自身を含めた5人が共同で派閥運営をするという提案を行い、これに同意する代議士達と新会長を望む声で二分されているのが現状です。

ところが、5人衆の中でも西村大臣などは自身が会長へという野心が見え隠れしますし、世耕さんも衆議院には知らせずに参院だけで派閥内の極秘研修会を静岡で行うなど“裏工作”も行ってきた。ただ、その研修会では写真撮影禁止、SNS禁止が命じられ、更にJRパスの使用まで禁止され、参加した議員も『貴重な休日を潰し、囲い込みのためだけの研修会でした』と嘆いていましたね」(同前)

こういった後任人事を巡るゴタゴタは、かつて派閥の長だった安倍元首相の一周忌の直後にも起こっていた。献花を含む一連の行事が終わった後、安倍派の議員達は、足早に車に乗り込み麻布(港区)にある完全予約制の高級料亭へ向かったのだ。

FRIDAYデジタル編集部が確認した限り、料亭には派閥内の幹部達に加え、衆議院議長の細田博之(79)、稲田朋美元防衛大臣(64)ら錚々(そうそう)たるメンバーが集結。3派閥の今後の運営を肴に箸を進めていたという。

前出のベテラン秘書が続ける。

「ただ、明確な方針は決まらなかったといいます。安倍派所属ながら法要だけ参加して地元に戻った議員は少なくなく、半分以上が会食を欠席していた。とくに若手ほど“遠慮”して参加を見送っていたそうです。秋解散も囁(ささや)かれるなか、多くの議員が週末は地元で真面目に活動をしており、幹部が安倍さんの命日に高級料亭で会食しているのはいかがなものか、という意見も当然ありました」

実際、欠席した安倍派の議員は「お世話になった安倍さんの命日に跡目争いの話を聞く気にはどうしてもなれなかった」とその胸の内を明かす。

自民党最大派閥の会長争いは、今後の政権運営にも大きく関与してくるだけにできるだけ禍根を残さないように慎重に進めたい、という思惑が伝わってくる。会長人事は今後、本格的に議論される予定だが、自身の命日にまで派閥内の権力闘争が行われるとは、安倍元首相も草葉の陰で泣いているかもしれない。

FRIDAYデジタル

8672OS5:2023/07/12(水) 08:58:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b7aa2c4a84a2bb8bbd72f9fd2cd6b35e48268e6
一周忌のウラで、安倍派は「分裂寸前」へ…関係者が明かした、キーマンになる「大物議員」の名前
7/12(水) 8:03配信


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現代ビジネス
昭恵夫人の涙
photo by gettyimages

 「清和会はみんな仲良しなんだよー」
「一致団結してやっていこうと話した。分裂なんてしないよー」

【写真】再逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する

 赤ら顔の柴山昌彦元文科相(57)はそう語ると、「ビール、日本酒、ワイン、今日は楽しく飲んだなー」といい添えて、ふらつく足取りで最寄りの広尾駅を目指した。

 7月8日、港区の料亭「有栖川 清水」に清和会(安倍派)所属の議員の半数が集った。ちょうど一年前、憲政史上最長の政権を担った安倍晋三元総理が凶弾に倒れた。当日昼には増上寺で一周忌が、近くのホテルで直会も営まれた。

 「昭恵夫人は焼香で涙をこぼすと、岸田総理や麻生さん、菅さんの元総理が偲ぶ言葉を寄せる度に、ハンカチで何度も目元を拭っていました。昨年9月の国葬では気丈に振る舞っていただけに、もらい泣きする参列者もいました」(法要参加者)

 参列者一人ひとりに丁寧に頭を下げた昭恵夫人(61)。直会ではこう述べていたという。

 「今日はつい気が緩んで泣いてしまいました。岸田総理をはじめ主人の意志を継いでくれる方も増え、主人が撒いた種を百年、二百年後も咲きますように、主人が愛した日本をよろしくお願いいたします。私も微力ながらお手伝いしていきたい」

2人と「五人衆」の綱引き
 一周忌を迎え、安倍家としてはひとつの区切りを迎えたことだろう。しかし、安倍氏が会長を務めていた清和会(安倍派)は混乱が収まらない。国会議員100名からなる最大派閥で、新しい会長が決まらないまま一年が経過した。

 「会長代理の2人と、五人衆の綱引きが起きている」

 清和会の中堅議員はそう述べる。会長代理とは、塩谷立元文科相(73)、下村博文元政調会長(69)両会長代理。この一年、派閥運営の中心を担った。

 五人衆とは、松野博一官房長官(60)、西村康稔経産相(60)、萩生田光一政調会長(59)、高木毅国対委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(60)。5人の幹部による集団指導体制を取り、いずれ総裁候補や会長を決めていく、という考えだ。

 「五人衆による指導体制となれば、会長代理の2人はこの1年間、派閥を切り盛りし、他派閥との窓口となっていましたが、外される。年齢的にも一丁上がりで半隠居にされるので、抵抗している。

 下村さんは会長に意欲を示し、若手を食事に誘うなど精力的でしたが、実施的なオーナーの森喜朗元総理が首を縦に振らず、森さんの健康が悪化すれば……、と悪い冗談も胸内をよぎることでしょう」(清和会中堅議員)

キーマンは萩生田
 五人衆も現状はまとまっているが、同床異夢で、いずれ対立は深まる。前述の議員は「次の人事次第」と指摘し、こう続ける。

 「萩生田さんが幹事長となれるか否かにかかっている。幹事長となれば党のカネと人事を掌握できる。清和会は安泰となり、萩生田さんが会長兼総裁候補ともなる。萩生田さんは森さんの寵愛も受けており、残りの幹部も反対しづらい。

 しかし、人事は総理の考えること。現幹事長(茂木敏充)がその権力をすんなり手渡すはずもない。麻生派を含め、他派閥も幹事長ポストを狙う。

 安倍さんが存命ならば、総理も清和会の意向を汲まねばならなかったし、数の力で他派閥を圧倒できた。しかし、その安倍さんはもう居ない……」

 萩生田氏は7月9〜13日の日程でベトナム、ラオス、タイを訪問。帰国後、派閥運営について話し合いがもたれる。とはいえ、1年間も決まらなかったものが、すんなり決まるはずもない。このまま時間だけが流れ、人事でも冷遇されると、安倍夫妻の想いの詰まった派閥は散り散りとなるのではなかろうか。

 (文中一部敬称略)

 取材・文/岩崎大輔

現代ビジネス編集部

8673OS5:2023/07/12(水) 10:35:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/f32f4b27f645e9f53381649babdf1b80795a5990
安倍氏の死から1年、会長不在の安倍派を横目に「菅の復権」と「岸田の勝負」
7/12(水) 6:02配信
 安倍晋三元首相が非業の死を遂げてから1年が経った。安倍の不在は、自民党内に権力の空白を生み出し、100人を擁する最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の混迷のみならず、与野党、メディア、世論にも今なお大きな影響を与えている。安倍政治は何を残し、今の政治にどう影響しているのか。(敬称略)

■ 徹底した野党分断

 安倍が長期政権を維持できた理由はいくつも挙げられる。それについては、政策、政局の両面において、すでに多くの側近や官邸スタッフ、ジャーナリストや政治記者が分析しているので割愛する。改めて注目したいのは、安倍が臨んだ国政選挙すべてで、野党が激しく分断、分裂を繰り返してきた点だ。

 安倍は2012年の衆院選、13年の参院選、14年の衆院選、16年の参院選、17年の衆院選、19年の参院選の計6度の国政選挙で勝利した。衆院選については、タイミングの妙、参院選に関しても党勢拡大等さまざまな要因があるが、野党がまとまらなかったことが最もプラスに働いている。小選挙区制が導入された1996年以降、野党は幾度となく、結集を図ってきたが、第2次安倍政権以降の野党の分断ぶりは際立っている。

 安倍の6連勝に寄与したのは、日本維新の会の伸長である。維新の地盤である大阪の自民党を捨ててもいいぐらいのつもりで、維新との蜜月を維持した。維新の目を安倍に向けさせることで、立憲民主党をはじめとする民主党系の野党は維新を攻撃する。維新と民主党系がまとまらなければ自公政権を倒すことができない。だから、野党をとにかく分断させる――。これが、安倍の持論である。

■ リベラル政党のお株を奪い続けた安倍氏

 野党分断策は、政権維持の要諦ではあったが、それだけでは新鮮味も革新性もない。安倍が斬新だったのは、従来のリベラル政党が取り組むべき「女性活躍」や「賃上げ」や「働き方改革」などの国内政策を強力に推進し、野党の“お株”を奪い続けたことに尽きる。

 同じような試みは田中角栄政権など歴代内閣も行ってきたが、安倍の場合は労働組合までも引き込むなど、異次元レベルで踏み込んだ。そうこうしているうちに、民主党系は「昭和型で既存組織の味方」のようなイメージが増幅され、少子化対策やスタートアップ育成が安倍政権の専売特許となっていく。

 安倍は外交・安全保障政策で同じ価値観を共有できる維新との協調をことさら重視した。官房長官として安倍政権を一貫して支えた前首相の菅義偉は、日常的に維新幹部と連絡を取り合っていた。経済・労働・産業政策で民主党系の出番を奪い、外交・安保政策で維新を取り込む。

 経済政策で対決しづらいから、民主党系は必然的に安倍の外交・安保政策批判に夢中になる。しかし、維新はすでに安倍サイドについている。「タカ派の安倍!  右翼の安倍!」という非難や追及だけでは、国民はついてこない。野党の団結阻止こそが、安倍の真骨頂で、この遺産は今なお有効に活用されている。

8674OS5:2023/07/12(水) 10:35:58
■ 安倍礼賛の保守派が菅を担ぐか否か

 安倍亡き後、最も困っているのは、いわゆる保守派の言論人たちである。「Hanada」「正論」などは、安倍特集を毎月のように組み続けており、その政治的遺産の振り返りと継承に躍起になっている。

 ただ、いつまでも安倍を「至高の神」として崇めているわけにはいかない。安倍礼賛も今回の一周忌がピークにならざるを得ない。となると、早急に安倍の後継者を見つけないといけない。今のところ、清和政策研究会の「五人衆」(高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、西村康稔経産相)が安倍の後継候補とみられているが、保守派言論人たちには物足りない。

 そこで、徐々に支持を集めているのが菅である。安倍亡き後、安倍路線を継承できる首相経験者で、再登板を狙えるのは菅しか存在しないからだ。だが、菅政権時代、保守派言論人たちは菅に冷たかった。イデオロギー色が安倍より薄いからだ。菅は安倍礼賛の保守派言論人たちの、自らに向けられた視線を決して忘れてはいないだろう。

 ただし、世論に一定の影響力を保ち、自民党の有力支持基盤となっている保守派言論人たちの力を知り抜いているのは菅である。安倍応援団ともいうべき保守派言論人が応援するなら、もはや菅しか残っていない。菅もその動きに気づいている。

 菅は真剣な顔で「趣味は安倍晋三」と公言し始めた。安倍応援団が、菅応援団に変わる可能性がにわかに出てきたというわけだ。安倍派が1年経ってもトップを決められない中、インドを訪問するなど精力的に動いている菅の姿は復権への野心を感じさせる。

 岸田文雄首相が「脱安倍」を図ろうとする中、「安倍回帰」の旗を振って菅が仕掛ける場面は今後、出てくるだろう。

■ 解散・総選挙の時期

 安倍は2014年と17年、いずれも先手必勝といえる衆院解散を断行している。首相の岸田も今年6月、解散風を強く吹かせて、その再現を狙った節があるが、見送られた。この解散見送りが致命傷となり、政権の求心力がなくなるとの懸念はいまも広がっている。岸田は焦っているだろう。

 岸田は、安倍のように戦略的に、政局的に解散を打ちたいと思っている。安倍の呪縛、安倍時代の成功体験は岸田の脳裏に深く刻まれている。

 岸田が衆院解散に打って出る時期は、おおむね4パターン考えられる。(1)年内、(2)来年9月の総裁選前、(3)来年9月の総裁選以降、(4)再来年の衆参ダブル選――である。勝負に出るのはいつなのか。

 秋の政治日程をおさらいする。

 巷間いわれているように、内閣改造・党役員人事は9月11日の週に行われる公算が大きい。9月7日にインドネシア・ジャカルタで開かれる東アジア首脳会議(EAS)、同月9〜10日にインド・ニューデリーで開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20)、同月20日前後にニューヨークで開かれる国連総会等の外交日程が詰まっているからだ。

 最短での衆院解散は9月下旬の臨時国会召集で、諸々の日程を勘案すると、10月3日公示、10月15日投開票が最も早い想定だ。10月17日公示、10月29日投開票説も永田町では流布されている。

 ポイントとなるのは防衛費と少子化対策の財源問題だ。岸田は財源についての結論を出していない。

 安倍は『安倍晋三回顧録』(中央公論新社)で、財務省に関して「自分たちの意向に従わない政権を平気で倒しに来る」と指摘しつつ、14年4月と19年10月の計2回、増税を実施した。安倍は嫌いな財務省と戦いながら、重大な決断を下した。

 岸田は大好きな財務省と、どのように話をつけるのか。財源問題に決着がつけば、岸田の長期政権が見えてくる。

紀尾井 啓孟

8675OS5:2023/07/13(木) 18:00:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaeb6157457b41845774cfe470df199a0c2a4924
岸田首相の懐刀、木原氏周辺に〝文春砲〟官邸去った後の相談相手は国民・玉木代表に? 永田町で注目される人事と解散
7/13(木) 17:00配信

夕刊フジ
岸田首相は「懐刀」木原氏の処遇をどう判断するのか

【ニュース裏表 安積明子】

「これで年内の衆院解散はなくなりましたね」

こう水を向けると、ある議員は静かにうなずいた。

「これで」というのは、先週発売の週刊文春(7月13日号)が報じた、木原誠二官房副長官の親族に関する〝疑惑〟だ。

木原氏の顧問弁護士は5日、司法記者クラブに宛て、「マスコミ史上稀(まれ)にみる深刻な人権侵害」として、抗議の意を表明する「御通知」を送付した。文書によると、木原氏側は、週刊文春の発行元の文藝春秋社や、記事の関係者を刑事告発する意向だという。

岸田文雄首相の「懐刀」とされる木原氏は官邸を取り仕切る立場だ。内閣支持率が下落する現在、今回の「文春砲」は痛い。

仮に、腹心の木原氏が官邸を去った場合、岸田首相の相談相手は誰になるのか。もしかしたら、国民民主党の玉木雄一郎代表かもしれない。

木原氏と玉木氏は、東大法学部から大蔵省(当時)に進んだ同期だ。キャリアは見劣りしない。玉木氏は、岸田首相の派閥「宏池会」のトップだった大平正芳元首相と同郷(香川県)で後継を自負しており、親和性がある。岸田政権には是々非々の態度で、玉木氏が率いる国民民主党は、2023年度予算に賛成した。野党としては異例の対応だ。

一部で木原―玉木のホットラインが報じられたことがあるが、永田町で広まるのは両者の「不仲説」だ。木原氏は国民民主党が主張したガソリン税の一部を減税する「トリガー条項の凍結解除」に理解を示さなかったこともある。

実際、自民党と国民民主党の連絡役を担っていたのは、古川禎久法相(当時)と、古川元久国対委員長の「FFライン」とされる。同い年で、ともに東大法学部卒というだけではなく、気心が知れた「大人の関係」だとか。

岸田首相と玉木氏は、以前から頻繁に電話で連絡を取り合う関係だったと聞く。こちらは、木原氏が官房副長官を外れれば、関係はよりダイレクトになり、両党が連立を組むことになっても不思議ではない。

そうなれば、国民民主党の前原誠司代表代行は離党し、京都府議会と市議会で統一会派を結成する日本維新の会と合流し、一気に政界再編が進む…。という流れも想定できる。

だが、木原氏はそう簡単に、官房副長官の地位を手放さないかもしれない。もしそうなれば、岸田首相は衆院解散のタイミングをつかみあぐね、内閣支持率は、ますます低下していくのではないか。 (政治ジャーナリスト)

8676OS5:2023/07/14(金) 08:15:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/20f330df77fe5095003b2148e6958d1fee777e3b
安倍派の後継騒動 小泉純一郎元首相による裁定へ期待の声 森喜朗元首相が提唱「集団指導体制」の不評が背景
7/13(木) 18:41配信


カナロコ by 神奈川新聞
竹内英明県議の合同葬に出席した小泉純一郎元首相(前列右)。隣は息子の進次郎氏=6月28日、横須賀市のプラザヨコスカ

 故安倍晋三元首相の派閥の後継会長選びが混迷を深める中で、かつて同派を率いた小泉純一郎元首相による裁定を求める声も聞かれ始めた。森喜朗元首相が提唱した「集団指導体制」の不評が背景にあるとみられ、方針決定のために20日に予定されている派閥会合が「裁定なし」となるならば、もつれそうな気配だ。

■白紙委任ノー

 同派運営を巡っては、これまでに世耕弘成自民参院幹事長、高木毅国会対策委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の5人による集団指導体制の採用が浮上。同派暫定トップの下村博文、塩谷立両会長代理との対立が深まっている。

 対立が露呈した6日の派閥会合では、塩谷氏が安倍氏一周忌後への議論持ち越しを宣言し、いったん矛を収めた状態だ。自民党幹部によると、下村氏は10日の国会内での講演で「会長を置くべきだ」と明言し、集団指導に反意を示した。

 関係者の話を総合すると、集団指導への支持が広がらない理由は二つある。一つは「岸田文雄総理への白紙委任となる」からで、「党総裁候補となる会長が不在のまま来秋の総裁選に突入すれば不戦敗が濃厚」(同派関係者)という。内閣の支持率が低迷する中、得策ではないとの見立てだ。

■キーマン変更

 もう一つは構想を推進しているのが森元首相ということだ。下村氏は講演で「5人は森元首相からお墨付きを得たように振る舞う」と説明。8日の一周忌法要の出席者によると、森氏は法要後に5人組の1人をつかまえ「しっかりしろ」と一喝したとされる。

 安倍派の中堅議員は「森さんは東京五輪を巡る収賄事件で名が挙がったばかり。それがキーマンとなっては国民の心証が良いはずがない」と本音を明かす。裁定役を模索する中で、小泉元首相の存在が浮上してくるゆえんだ。

■一喝で覚醒?

 小泉氏は3度目の総裁選に派閥を抜けて出馬し「脱派閥」を掲げた。首相退任後も復帰しなかった。しかし安倍晋三氏が第1次政権を体調不良を理由に退任した直後、派閥総会に突然出席。「人生には上り坂もあれば下り坂もある。もう一つ『まさか』という坂もある」などと話して派内をなだめた。後に再登板を果たした安倍氏は「動揺を鎮め、派の結束を維持してくれた小泉さんのおかげでまた復帰できた」と謝意を口にしていたという。

 さらにさかのぼると三塚博氏が会長就任当時、若手の小泉氏は派内に分派の動きが出るや「筋が通らない」と懐柔による収拾構想を一蹴。「造反議員」とされた者をドア前に立ちふさがって派閥会合に入れない「身体を張った実力行使」(安倍派議員秘書経験者)を見せた。そんな「小泉神話」の信奉者はいまだ多いといい、先の中堅議員は「小泉さんに『派閥なんかやめてしまえ』と一喝してもらえば、みんな目が覚めるだろう」と覚醒効果を期待した。

神奈川新聞社

8677OS5:2023/07/14(金) 11:51:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eba79d3deef569f14845ed59069bc7390972173
小渕氏?上川氏?野田氏?稲田氏?高市氏? 派閥の力学、過去の不祥事…内閣改造と自民党内人事、女性登用増に立ちはだかる壁
7/14(金) 9:10配信

西日本新聞
首相官邸

 9月に想定される内閣改造・自民党役員人事は、女性登用も焦点の一つ。現在女性閣僚は2人にとどまり、先進7カ国(G7)で最低水準。ジェンダー平等の視点に乏しいとの指摘を払拭できるか注目される。有力候補とされる議員の中には過去の不祥事や派閥内の思惑も絡み、岸田文雄首相は難しい判断を迫られる。

【図表】第2次岸田改造内閣の顔触れ

 筆頭格は茂木派の小渕優子組織運動本部長。6月、都内で開かれた小渕氏のパーティーでは、小渕氏の後ろ盾だった故青木幹雄元官房長官の盟友で、岸田首相と良好な関係にある森喜朗元首相が「小渕氏を華やかな舞台に登場させたい」と発言、首相に秋波を送った。官房長官など重要ポストがささやかれている。

 別のパーティーでは、首相最側近の木原誠二官房副長官が「世界では若い世代がリーダーとして働いている。小渕さんも先頭に立っていただかねばならない」と持ち上げてみせた。党関係者は「ポスト岸田を狙う茂木敏充幹事長へのけん制だ。彼女を生かす手はいかようにもある」と解説する。小渕氏は、政治資金規正法違反事件を巡り、2014年に経済産業相を辞任した負のイメージがつきまとっているのが懸念材料。

 上川陽子幹事長代理も存在感を高めている。米上院議員政策スタッフを務めた国際派で、法相などを歴任。賃上げ実現などの主要政策に携わり、所属する岸田派の中堅は「実務能力が高く優秀だ」と太鼓判を押す。

 無派閥の野田聖子前女性活躍担当相も注目の一人。21年総裁選で挑戦4回目にして初めて推薦人20人を確保し出馬にこぎ着けた。女性登用拡大などに積極的で、中堅は「ダイバーシティ(多様性)を実現できるリーダー。時流を読んで世論に訴えれば長老政治を打破できる」と期待を寄せる。

 安倍派では、稲田朋美元防衛相の処遇に関心が集まる。防衛費増額に伴う増税方針に賛同するなど首相に接近する言動が目立つ。派内で慎重論が根強いLGBTなど性的少数者への理解増進法を巡っては、21年に超党派での合意案を取りまとめていただけに非難の声はなおある。派中堅は「稲田氏を重用すれば安倍派をかき乱す」とけん制する。

 失速気味なのが、故安倍晋三元首相に近かった保守派の高市早苗経済安全保障担当相。放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を捏造(ねつぞう)と主張し、奈良県知事選では県連会長ながら保守分裂を招いて惨敗した。ただ首相にとっては岩盤保守層をつなぎ留めるメリットがあり、保守派議員は「敵に回せば厄介な相手。閣内に置いておく方が賢明だ」とくぎを刺す。 (御厨尚陽、大坪拓也)

西日本新聞

8678OS5:2023/07/16(日) 22:23:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7c4646b7566e0e6174bf6d8a810508f0f096432
小渕優子氏の表舞台復活はあるか 内閣改造&自民党人事へ注目 順風ばかりでなかった政治家人生
7/16(日) 11:00配信
日刊スポーツ
青木幹雄元官房長官の訃報を受け、報道陣の取材に応じる自民党の小渕優子組織運動本部長(2023年6月12日撮影)

 「夜の10時半に電話をかけてきて、あなた、その質問はないでしょうと(笑い)」。

 今年6月、自民党の鈴木貴子衆院議員が在職10年を記念して、都内で開いた感謝の集い。来賓の1人としてあいさつに立ち、こんな言葉を口にしたのは、同党の小渕優子組織運動本部長(49)だ。自身の父小渕恵三氏が首相時代、官房副長官を務めた鈴木宗男氏の長女で、小学生のころから知っているという貴子氏に、かつて子づくりに関する相談を夜間の電話で受けたことがあるという思い出話を披露し、場内の笑いを誘った。


 通常国会が終わって1カ月が経過し、永田町周辺は表向き静かだが、岸田文雄首相が9月にも踏み切るとみられている内閣改造や自民党役員人事に向けて、水面下での「ざわつき」は続いている。その改造や人事に向けて、いろんなところで名前を聞くのが、この小渕氏だ。岸田首相が、何らかの形で小渕氏を起用するのではないかという見方。本当にそうなれば久しぶりの「表舞台」復帰となる。

 父が首相在職中に急死し、急きょ地盤を継いで2000年の衆院選に出馬し、26歳で初当選した小渕氏も今年、50歳になる。初当選時は「政界のサラブレッド」などと呼ばれ、麻生内閣では、少子化担当相として、戦後最年少の34歳で初入閣した。その後、第2次安倍内閣の経産相時代、関連政治団体をめぐる政治資金の問題が発覚し、更迭された。関係者がデータ入りのパソコンハードディスクに工具で穴を開けたとして、「ドリル優子」と批判され、表舞台で活動しにくい状況が続いた。2021年10月の岸田政権発足に伴い、自民党組織運動本部長に就任。「復活」への道筋も見え始めたが、政治資金問題で受けたダメージは、今もくすぶっている。

 それでも、永田町で取材をすると、小渕氏については「幹事長など自民党4役」や「官房長官」や「閣僚」など、さまざまなポスト予想が飛び交っていると聞いた。特に、自民党の要職ポストとなると、小渕氏が所属する茂木派(平成研究会)会長、茂木敏充幹事長の立場との兼ね合いも生じるため、「将来の派閥会長候補」とされる小渕氏とのセットで、茂木氏の去就も関心を集めている。

 永田町関係者は「茂木氏は仕事はできる人だが、人当たりがあまり良くない。ご本人も最近は親しみやすさをアピールしているが、ポスト岸田を狙う茂木氏があまり力を持ちすぎると困るのも、岸田首相。今回の改造や人事の最大関心事は、首相が茂木氏をどう処遇するのか。それによって小渕さんの処遇も固まってくる」と話してくれた。

 生前、茂木派に強い影響力を持っていた青木幹雄元官房長官が6月に亡くなり、青木氏との関係性の悪さが有名だった茂木氏と、小渕内閣の官房長官だった青木氏が後見役でもあった小渕氏の「パワーバランス」に、今後変化が出るという分析もある。ただ、自民党関係者は、岸田首相は小渕氏のことを「買っているのではないか」と話す。

 小渕氏は酒豪で知られ、「ノミニケーション力」もあるといい、同じ酒豪の首相は親近感を感じているという。3月に来日した韓国の尹錫悦大統領との夕食会では、最も酒が強い日本の政治家として、小渕氏の名を挙げて紹介した。また、岸田首相は尹氏と菅義偉前首相の会談の場に、当初予定になかった小渕氏を同席させた。小渕政権時の1998年に「日韓共同宣言」が出されており、首相が重視している日韓外交の「カード」としても、小渕氏は存在意義を見いだされている。

 野田聖子氏や高市早苗氏、都知事に転身した小池百合子氏など、自民党では「女性初の総裁→首相」を目指して総裁選に出馬した女性議員たちがいるが、総裁はもちろん党ナンバー2の幹事長にも、まだ女性の登用は実現していない。自民党内には、今回の内閣改造や自民党人事で、首相が女性や若手議員の積極登用を考えているとの見方もある。もし小渕氏が要職に抜てきされるようなら、女性総裁候補の「世代交代」にもつながるという声も聞く。

 小渕氏は、冒頭記したパーティーのあいさつの最後に「子どもたちのために良い国を残したいという覚悟で、母として腹をくくり、いばらの道を歩いて行きたい」と口にした。後輩へのエールのようで、自分に向けた言葉のようにも受け取れた。今後もし要職に就いて表舞台に戻ってくれば、政治資金問題も蒸し返されることになるだろう。必ずしも順風ばかりではなかったといえる小渕氏の政治家人生。「転機」が訪れた場合の身のこなし方には、今から関心が注がれている。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

8679OS5:2023/07/17(月) 18:09:51
https://www.asahi.com/articles/ASR7F6VMTR7FUTFK00N.html
自民党麻生派、ぐらつく足元 河野太郎氏苦境、麻生氏側近は不在に
有料記事自民

白見はる菜 松山紫乃2023年7月14日 16時00分
 自民党第2派閥の麻生派(志公会)の足元がぐらついている。岸田政権を中枢で支える主流派の一つだが、会長の麻生太郎副総裁を支えた側近議員が相次いで永田町を去った。将来の首相に意欲を示す河野太郎デジタル相は、マイナンバー制度のトラブルで苦境にあり、失速している。

 「次期衆院選に向けてしっかり備えろ。選挙は勝ってなんぼ。議員は当選するのが仕事だ」。12日夜、東京都内の中華料理店。麻生派や岸田派(宏池会)、無派閥などの10人近くの中堅・若手議員を前に、麻生氏は力説した。経済や皇室、外交などが話題になったという。

 麻生氏が先に帰った後、若手らは「麻生さんは、若手との飲み会もよくやっている。麻生派はうらやましい」と語り合ったという。

 麻生派は河野氏の父で元衆院…

8680OS5:2023/07/18(火) 09:22:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/36bd8f9ad679aa5ddae158db947a678f7ce022bf
萩生田氏、安倍派継承へ正念場 「総合力は最も高い」評価の一方ではらむリスク
7/18(火) 8:40配信

西日本新聞
国会議事堂

 自民党最大派閥安倍派の新体制の議論が混沌(こんとん)とする中、新会長候補の一人とされる萩生田光一政調会長の言動が注目を集めている。9〜13日に東南アジア諸国連合(ASEAN)で外交を展開。故安倍晋三元首相が重視した国々を回り、遺志の継承をアピールした形だ。ただ9月に想定される内閣改造・党役員人事が、萩生田氏の求心力に影響を及ぼす可能性もあるだけに、名実ともに「安倍後継」となれるか正念場を迎えている。

【画像】「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 萩生田氏はベトナム、ラオス、タイを訪れ各国要人と会談。今年は日本とASEAN友好協力50周年の節目で、1月にタイ、シンガポール、4〜5月はフィリピン、インドネシアを訪問した。安倍氏も40周年の2013年にASEAN全10カ国を回っており、派内からは安倍氏の後継者を意識しているとの声が上がる。

 派閥新体制はベテラン勢を中心に新会長選出の意見が相次ぐ一方、萩生田氏や高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら「5人組」による集団指導体制の案もある。萩生田氏は8日、「直ちに会長が決まるなら一つの方法だ」と集団指導体制にこだわらない考えを示した。派関係者は「自分が新会長の最有力候補と分かった上での発言だ」と指摘する。

 実際に「萩生田会長」を有力視する向きは強い。安倍氏側近として地位を築いただけでなく、派閥に影響力を持つ森喜朗元首相の「秘蔵っ子」でもあり、森氏も「(5人組の中で)総合力は最も高い」と太鼓判を押す。菅義偉前首相が「ポスト岸田」の一人に挙げるなど派外の評価も高い。

 一方、萩生田氏自身は「肩書にこだわらず汗を流したい」と、新会長に名乗りを上げることには慎重姿勢を崩していない。5人組の反発が想定され、所属100人の大所帯が分裂するリスクもはらむからだ。「先の先を読む性格。機が熟していないと判断するのではないか」と派ベテラン。

 とはいえ、改造人事次第で状況は一変することもあり得る。萩生田氏は周囲に幹事長就任への意欲を隠していないが、岸田文雄首相の防衛費増額に伴う増税方針を巡る党内調整では、増税に慎重な保守派への配慮が目立った。東京都連会長として対応に当たる次期衆院選は、東京での公明党との選挙協力解消という事態を招き、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係の深さも露呈している。

 安倍派中堅は「人事で、5人組がどのポストに就くかで派内の力関係が変わる。萩生田氏は難しい決断を迫られる」と解説した。 (御厨尚陽)

西日本新聞

8681OS5:2023/07/18(火) 09:22:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d1fcbad31214dfd409c7fd5dead0151fea100c7
「パンツ泥棒」疑惑の議員も…自民党最大派閥・安倍派「会長レース」の行方は?
7/18(火) 6:12配信


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文春オンライン
森喜朗氏 ©文藝春秋

 安倍晋三元首相の一周忌を前にした頃から、新聞紙上ではあの人物の名をまたよく見るようになった。

【画像】「パンツ泥棒」疑惑を報じられた過去が…高木毅氏(67)を見る

『実質「森派」? 決め手欠きまだ決まらない「ポスト安倍」』(スポニチアネックス5月17日)

 出ました森喜朗!

《確実に言えるのは、森氏の存在感が増していることで、政府関係者は「森氏がにらみを利かせる“森派”の状態がしばらく続きそうだ」と指摘。》(同前)

 そんな森氏が提唱しているのが「5人衆」である。

《「5人衆」とは、元派閥会長の森喜朗元首相の提案で、政府・自民内で要職を務める5人の有力議員による集団指導体制のことだ。》(朝日新聞デジタル7月6日)

 5人のメンバーは、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、高木毅国会対策委員長。

 裏を返せば安倍派のトップがなかなか決まらないということでもある。どんぐりの背比べというか、誰が会長となっても現時点では派閥内から不満が出てきそうなので元派閥会長の森喜朗氏の発言が重宝されているのだ。

「5人」が好きな森喜朗氏
 そういえば森喜朗氏が首相になった時も「5人組」という言葉があった。2000年4月に小渕恵三首相が緊急入院した際、「5人組」と呼ばれた政権幹部の協議により森首相が誕生。しかし「密室政治」とかなりの批判を浴びた。それでもやっぱり5人が好きな森喜朗氏なのである。

 今回の5人衆という体制はまだ確定ではなく、さまざまな案もあるようだ。たとえば「会長と総裁候補の分離」案。

《会長レースで有力視されているのは、萩生田、西村両氏だが、会長を萩生田氏、総裁(首相)候補を西村氏とする「会・総分離」を支持する議員も目立つ。「ポスト岸田」への意欲を隠さない西村氏と、幹事長を目指すと公言している萩生田氏双方の顔が立ち、亀裂が生じるリスクを減らせるためだ。》(読売新聞6月28日)

 他にもこんな案があるという。

《そうした中で、高木氏を会長に推す案も浮上している。「高木会長であれば、他の

高木氏の「パンツ事件」とは?
 野心が無さそうな高木氏を会長にすることで丸く収まる? しかし高木氏といえば気になることがある。週刊文春(7月20日号)にはこんなコメントが。

「能力も意欲もなく、誰からも『首相候補』と目されない最年長の高木氏を一時的に祭り上げる案もあるが、最後にはパンツ事件が引っかかり、暗礁に乗り上げる」(政治部記者)

 パンツ事件とは何か? 実は高木氏は「これまで何度も下着ドロボー疑惑が浮上している」のだ(同前)。復興大臣となった2015年に、週刊文春や週刊新潮が報じている。これは単なる噂話やゴシップではない。週刊誌報道を受けて地元の「日刊県民福井」は1面で『高木氏週刊誌報道 窃盗疑惑は「事実」』と書いた(2016年1月13日)。当時の福井県警の捜査関係者が証言した。

 だから高木氏の呼称がふつうに「パンツ」となっていたのである。ちなみに週刊文春の記事によると高木氏は「萩生田だけはダメだ」と反発しているという。こんな対立があるのか。東スポには「萩生田、反パンツ同盟結成へ」と盛り上げてもらいたい。

 さらに5人衆案にはこの人が嚙みついた。

8682OS5:2023/07/18(火) 09:23:07
『安倍派新体制 「5人衆」案、下村氏反対 』(毎日新聞デジタル7月11日)

 安倍派の下村博文氏が「5人衆」案に反対したのである。下村氏からすれば会長代理の俺を抜かしてありえないという怒りだろう。下村氏と言えば以前から自民党総裁選には意欲満々。しかし周囲はまったく盛り上がらない。

 安倍氏亡き後は『安倍派継承、息巻く下村氏』(信濃毎日新聞デジタル2022年7月24日)という記事もあった。その性急な動きが反発を招いていると書かれている。

 下村博文氏といえば、2021年の共同通信(9月5日)による、次の首相に「誰がふさわしいか」調査での支持率は0.6%だった。最近流行のアルコール度数0.5%の「微アルコール」と似ていたので、私は「微アル博文」と呼ぶようになった。

 もっと酔わせてほしいが、下村博文氏と言えば、昨年の安倍氏銃撃事件以降「旧統一教会の名称変更当時の文科相」だったことが注目された。教団は1997年に名称変更を相談したが却下され、2015年になって申請したら認められたからだ。同じ安倍派の萩生田氏も旧統一教会との関係が注目されている。

保守派はなぜ沈黙しているのか?
 自民党と統一教会でいえばこんなことがあった。

『韓鶴子総裁「岸田を呼びつけて教育を受けさせなさい」内部音声を独自入手「日本の政治は滅びるしかないわよね」旧統一教会』(TBSテレビ7月3日)

《旧統一教会、「世界平和統一家庭連合」の解散命令請求に向け、国が「質問権」を行使する中、教団の韓鶴子総裁が日本の幹部らおよそ1200人を前に、「岸田総理や日本の政治家を韓国に呼びつけて、教育を受けさせなさい」と発言していたことがわかりました。》

 この件に関して、日刊スポーツのコラム「政界地獄耳」は『侮辱にもダンマリの保守派…教会との癒着はすべて安倍氏だけのことにしたいのか?』と指摘(7月11日付)。

《不思議なのは保守派が心酔する旧統一教会の理屈は保守派のそれと全く合致せず、日本を侮辱し戦犯国と呼ぶなど聞き捨てならない発言ではないのかということだ。自民党内からも保守派からも総裁の発言に怒りどころか、苦言すら言わないことが保守派の漂流なのではないか。それとも教会との癒着はすべて安倍だけのことにしたいのだろうか。それを保守と呼べという方が無理ではないか。》

 本当に不思議である。こんなに「反日」を標榜する旧統一教会を前にしてなぜ保守派や安倍派は沈黙しているのか。下村氏も萩生田氏も、ついでに高木氏も韓鶴子総裁に反撃したらどうだろうか。

プチ鹿島

8683OS5:2023/07/18(火) 11:23:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/e22bd96bbf939555e1165e234ebb107a67c61dcf
岸田首相の“右腕”木原誠二官房副長官は次の内閣改造で「外すべき」との党内の声〈dot.〉
7/18(火) 7:00配信
 岸田文雄首相が手がける内閣改造と自民党の役員人事。8月末から9月初めくらいとの見方が出ている。昨年8月の内閣改造では、旧統一教会との関係などが明らかとなり「更迭」される閣僚も出た。今回注目されるのは木原誠二官房副長官の処遇だ。「岸田首相の分身」と言われるほど近い存在であり、本来であれば次の内閣改造で初入閣が確実視されていたが……。

【資料】自民党が公表した資料「旧統一教会及び関連団体との接点・関係について」はこちら

「妻ではない女性とテーマパークに出かけている」「妻が未解決事件に関与しているのではないか」

 などと、スキャンダル報道が相次いだ。

 とりわけ、週刊文春が報じた木原氏の妻と未解決の不審死事件の関連性については、大きな関心を呼んでいる。

 週刊文春7月13日号は、木原氏の妻が、元夫の不審死事件の重要参考人として事情聴取を受けており、木原氏が政権与党の実力者であるため捜査が進まなかった可能性があると報じている。

 こうしたことから、自民党内では、

「木原氏こそ真っ先に切られるんじゃないか」

 との声があがりはじめた。

 それもあってか、7月12日には「木原氏が反論の会見をする」「いや、週刊文春が報じた事件の被害者側遺族の会見だ」といった情報が乱れ飛んだ。結局、どちらの会見もなかった。

 木原氏は、代理人の弁護士を通じてメディアに向け、「週刊文春の記事は事実無根のもの」「私と家族に対する想像を絶する著しい人権侵害行為」などとする反論する「御通知(至急)」との文書を発送した。

「木原氏について、週刊文春が新たな記事を掲載するという話が流れて、記者会見が開かれると伝わった。木原氏は岸田首相を支える立場であり、『きちんと対応すべきだ』『毅然とした態度を』といった声が派閥の中でもずっと出ていたので、ついに立ち上がったのかと思ったが、ドタキャンだったのかな。それとも相手側が会見すると聞いてだったのか。いずれにしても岸田首相の外遊中の留守を預かる立場で恥ずかしいスキャンダルだ」

 と岸田派の国会議員は首をかしげ、こう続けた。

「そろそろ木原氏もキチンとやっておかないと次のポストがなくなる。岸田首相も木原氏を閣僚で処遇するかどうか、難しいところのはず」

 昨年8月の内閣改造では、旧統一教会との関係が明らかになったり、「政治とカネ」の問題が取りざたされたりで、4人の閣僚が「更迭」された。

 うち2人が岸田派ということもあり、

「岸田首相としてはメンツ丸つぶれ。次の内閣改造は、スキャンダルや失言が問題にならない人、との思いが強かった。当初、木原氏の入閣は確実で、残るはポストという感じだったが、『文春砲』でイメージがあまりに悪くなり、入閣はさけるべきだという意見がかなり出ている。妻ではない女性とテーマパークにいって、『特別な関係ではない』と言い張っても世間的に理解を得るのは難しいでしょう」

 と自民党幹部は突き放す。

 岸田派の国会議員によれば、

「岸田首相の頭の中には、財務省出身の木原氏について、経済再生担当相や経済安全保障担当を任せるか、マイナンバーカードでもめているデジタル相で手柄をあげるのもよし、というイメージがあった」

 という。

 宏池会(岸田派)の元職員で、自民党の政務調査役を長く務めた政治評論家の田村重信氏はこう見る。

「内閣改造や党役員人事というのは、人心一新でイメージアップを図るのが一番の目的。本来であれば、官房副長官としてキャリアを積み、実務にも精通している木原氏の入閣となれば、大きなイメージアップにつながったはずです。しかし、今の状態で木原氏を入閣させると、たたかれる材料になってしまう」

 その点を踏まえ、

「『文春砲』以外のメディア、特にワイドショーで取り上げられるようになったら岸田内閣の支持率は一気に急落ですよ。昨年8月の内閣改造では閣僚の更迭が相次ぎ、イメージダウンにつながったので、岸田首相も同じ轍は踏まないはず。木原氏は入閣どころか官房副長官としても、替えざるを得ないんじゃないでしょうか」

 との見方を示した。

 岸田首相の右腕で最も頼りにしていた木原氏が、一番のアキレス腱になりつつある。岸田首相はどう判断するのか。

(AERA dot.編集部 今西憲之)

8684OS5:2023/07/19(水) 18:24:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f8887761d62b697410b481cad1cad8999d3537c
安倍派、20日の会合中止へ 世耕氏「新会長決定困難」
7/18(火) 19:35配信
共同通信
 自民党の最大派閥安倍派(清和政策研究会)は、20日に開く方向で調整していた派閥会合の中止を決めた。派閥の後継体制を巡り、派内の意見集約が進んでいない現状を踏まえたとみられる。複数の関係者が18日、明かした。派閥幹部の世耕弘成参院幹事長は同日の記者会見で「リーダーを1人に決めるのは、なかなか今の状況では難しい」と語った。

 世耕氏は内閣改造・党役員人事を見据え「体制をしっかり組み立てていくことは何よりも重要だ」と述べ、自身を含む有力者「5人組」による集団指導体制への移行に意欲をにじませた。

 一方、同派の下村博文会長代理は異論を唱え、1人の新会長選出を求めている。

8685OS5:2023/07/20(木) 18:50:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/a653543bf419068b51b73014c8088594fb8138b6
帰国の首相、懸案山積 マイナに処理水、人事で配慮も
7/20(木) 7:14配信

時事通信
報道陣の取材に応じる岸田文雄首相=19日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は19日、中東3カ国訪問から帰国した。

 8月にかけて全国で対話集会を重ねつつ、内閣改造・自民党役員人事の構想を練るとみられる。ただ、支持率続落の要因とされるマイナンバーカードを巡るトラブルなど懸案が山積。自民内に、早期の衆院解散を困難視する声も出てきた。

 「決断し、結果につなげることが大事だ」。首相は19日、自民党本部で開かれた地方議員研修会で政権運営についてこう強調した。

 対話集会は21日の栃木県を皮切りにスタート。「聞く力」をアピールしてきた首相が「原点に立ち返る」と位置付ける取り組みだ。背景には、報道各社の世論調査で支持率が続落したことへの危機感がある。

 特にマイナカード問題は、健康保険証情報の誤登録などが相次いで表面化し、来年秋の現行保険証の廃止方針に批判が集中。首相としては、8月上旬にデータの総点検の中間報告と不安払拭のための対策を公表し、問題の沈静化を図りたい考え。対話集会などでは、マイナカードのメリットについて自ら理解を求める方針だ。

 東京電力福島第1原発の処理水を巡り政府は「夏ごろ」の海洋放出を目指している。近く首相が最終決定する見通しだが、漁業関係者らは依然反対の構えを示している。

 近隣諸国でも中国が強い懸念を表明。放出に踏み切れば、首相がかねて意欲的な習近平国家主席との日中首脳会談の実現にも「支障を来すのは不可避だ」(政府関係者)との指摘がある。

 首相は18日、ドーハでの内外記者会見で、9月中旬を軸に検討する内閣改造・党役員人事に関し「何も決めていない」と述べるにとどめた。支持率続落で各派閥のバランスなどに、これまで以上配慮せざるを得なくなるとの見方もある。

 早ければ今秋の実施も想定される衆院解散・総選挙について、自民内からは「この政権の状態では解散自体無理だ」(閣僚経験者)、「もう年内解散はない」(中堅)との声も出てきた。懸案を打開しつつ政権の再浮揚につなげられるか。首相にとって勝負どころの夏となりそうだ。

8686OS5:2023/07/22(土) 08:50:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9f91315b117517b7763f4e7e4efe94e95a8ef65
自民、財源論先送り視野 税収増で積極財政派に勢い 防衛・少子化
7/22(土) 7:08配信
時事通信
 自民党が防衛力強化や少子化対策の安定財源確保に関する議論の先送りを視野に入れ始めた。

 2022年度の一般会計税収が過去最高を更新し、積極財政派が税収上振れ分を財源に当て込もうとしているためだ。衆院解散・総選挙など大型選挙と、増税の時期をずらしたい思惑も透ける。

 22年度の一般会計税収は71兆円超で、歳入から歳出を引いた決算剰余金は約2.6兆円となった。財政法に基づき少なくとも半分を国債の償還(返済)に充てても、27年度時点での防衛財源確保策のうちの剰余金活用想定(7000億円程度)より約6000億円多い計算だ。自民内では防衛力強化に向けた増税などを回避するため、上振れ分を充てようとの意見が強まる。

 積極的な国債発行を主張する世耕弘成参院幹事長は18日の会見で、防衛財源に関し「なぜ増税しなければいけないのか。決算剰余金を積極的に活用していくことが重要だ」と強調。年末までに検討する少子化対策の財源についても、「十分活用できる規模の決算剰余金が生まれてきている」と指摘した。

 自民若手有志の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」幹部らも「税収が増えている間は、増税を議論する必要がない」「税収増を防衛財源、少子化対策に充てることは自然だ」などと話している。こうした声の広がりに押され、自民税制調査会は防衛費増額に伴う24年度からの増税を先送りする方針だ。

 今秋以降の衆院解散・総選挙も取り沙汰される中、「負担増の具体策を掲げて選挙に打って出る手はない」(自民ベテラン)との声は強い。25年には参院選、東京都議選といった与党が重視する選挙も控えており、経済官庁幹部は「いつ安定財源確保の議論ができるのか、見通せなくなってきた」と懸念を示した。

 自民内での財源論先送りの動きに対し、公明党の石井啓一幹事長は21日の記者会見で「決算剰余金は経済状況などで変わってくる。変動する財源に依存するのはいかがなものか」と述べ、くぎを刺した。

8687OS5:2023/07/22(土) 08:56:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/aee871c62033bbfd37322816cf64a1360e0580dd
永田町がネタにする岸田首相「宏池会の“因縁”」本流の“先輩”宮澤喜一氏、麻生太郎氏はともに下野の経験が
7/21(金) 20:50配信

SmartFLASH
(写真・時事通信)

 永田町ではいま、ある“因縁”が話題になっている。ベテラン政治担当記者はこう語る。

「戦後、自民党が下野したのは、1993年の宮澤喜一内閣と、2009年の麻生太郎内閣の2回だけです。宮澤内閣では、金丸信副総裁(当時)が東京佐川急便事件で逮捕され、竹下派の内部抗争が激化。衆院の選挙制度改革をめぐり、小沢一郎氏や羽田孜氏、渡部恒三氏らが内閣不信任案に賛成票を投じたことで解散になり、自民党が総選挙で過半数が取れず、非自民・非共産の細川護熙(もりひろ)を首班とする連立政権が誕生しました。

 麻生氏は歯に衣着せぬ発言で人気がありましたが、リーマンショックなどもあり、解散の機会を逸して支持率が下落。ついには20%を割り込み、党内から退陣要求の声が上がりました。直後の選挙では現職閣僚も落選するなど、自民党は歴史的大敗を喫して、民主党政権が誕生しました。

 宮澤さんは宏池会会長を務め、麻生さんは宏池会を創立した池田勇人氏の師である、吉田茂氏の孫です。現在、麻生さんは『志公会』という別グループの代表ですが、当初は宏池会所属でした。つまり宏池会の本流のふたりですが、前述のように自民党が下野したときの首相でもあります。

 そして、宏池会の現会長が、支持率低下に頭を悩ます岸田文雄現首相です。いいことも悪いことも“こじつけ”が好きな国会議員ですから、おもしろおかしくネタにしているのです」

 この“因縁”について、政治アナリストの伊藤惇夫氏は冷静に分析する。

「宮澤内閣、麻生内閣のときとは状況が違います。自民党に代わる、国民が期待する政党というものがありませんからね。しかも立憲民主党と維新の会がつぶし合いをしています。このまま選挙になれば、自民党が漁夫の利的に勝つことが十分、考えられます」

 ただし岸田内閣の支持率については「G7広島サミットで支持率が上がったことが、不思議なほどです。あのときはウクライナのゼレンスキー大統領の参加で注目され、ニュースでも岸田首相がつねに真ん中にいたため、(支持率が)上がっただけです。実力を反映した数字ではなかったんです」と厳しい。

 さすがに岸田首相も危機感を持ったようで、7月19日に茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長、7月20日には菅義偉前首相、遠藤利明総務会長ら党幹部と相次いで会談、党内基盤の引き締めに躍起になっているといわれている。

「2度あることは3度ある」か「3度めの正直」か。しかしそこに、国民へ向けられる視線は感じない。

8688OS5:2023/07/23(日) 06:38:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca16ae2d32de561eeec86968181bc08959a13bd
閣改造・自民人事は8月下旬以降、首相検討 9月中旬案も浮上
7/21(金) 18:47配信

毎日新聞
障害者支援施設の視察を終え、記者の質問に答える岸田首相=栃木県足利市で2023年7月21日午後3時44分(代表撮影)

 岸田文雄首相は、8月下旬か9月中旬に内閣改造・自民党役員人事を行う検討に入った。複数の政権幹部が明らかにした。マイナンバーを巡るトラブルなどの影響で内閣支持率は下落傾向のため、体制を立て直し、政権浮揚につなげたい考えだ。秋の臨時国会での衆院解散を選択肢に残しつつ、外交日程などを踏まえて最終判断する方針だ。


 首相は来年秋の自民党総裁選での無投票再選を目指しており、今回の人事はその布石となる。「ポスト岸田」をうかがう茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相の処遇が焦点だ。

 8月下旬以降の実施を検討するのは、内政と外交のスケジュールを考慮しているためだ。政府が始めたマイナンバーのトラブルに関する「総点検」の中間報告は8月上旬を予定している。また、当初8月末とみられた日米韓首脳会談は、同18日に米国で開催される見通しとなった。このため、8月下旬を内閣改造・党人事に充てることが可能となった。首相周辺は「首相はお盆までは人事をやる気がないが、それ以降は分からない」と明かす。

 8月末は2024年度予算の概算要求の締め切りで、閣僚交代は避けるべきだとの意見もあるが、自民幹部は「日米韓会談が想定より早まり、8月下旬に人事を行う可能性は消えていない」と指摘する。

 9月上旬からは首脳外交が続く。9月4〜7日にインドネシアで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議、9〜10日にインドで主要20カ国・地域(G20)首脳会議があり、首相が出席する予定だ。9月中下旬には米国での国連総会への出席も調整している。こうした事情から、人事を9月中旬に行う案が浮上している。

 臨時国会は10月に召集されるとみられる。政府・与党内には、首相が召集に合わせて衆院解散に踏み切るのではないかとの見方がある。なるべく解散に近い時期に人事を刷新したうえで衆院選に臨むためには、9月中旬案は有力とされている。一方で、支持率低迷で今秋の解散は難しいとの観測も広がっている。首相は解散のタイミングをにらみつつ、人事の時期を慎重に見極めるとみられる。【飼手勇介】

 ◇今後の主な政治日程

8月上旬…マイナンバーのトラブルに関する総点検の中間報告

8月18日…日米韓首脳会談(米国)

8月末…2024年度予算の概算要求締め切り

9月4〜7日…東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議(インドネシア)

9月9〜10日…主要20カ国・地域(G20)首脳会議(インド)

9月中下旬…国連総会ハイレベルウイーク(米国)

10月?…臨時国会召集

8689OS5:2023/07/24(月) 17:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dd521055cfb167b026a5533da919f4769fec6e3
「次の首相」候補を消し去る岸田首相の人事案 河野、茂木、安倍派らライバルにある“弱み”とは〈dot.〉
7/24(月) 16:47配信
AERA dot.
人事好き?の岸田文雄首相=2023年7月14日

 岸田内閣の支持率は、共同通信の7月の世論調査では前月比6.5ポイント減の34.3%で、時事通信では「危険水域」の2割台目前の30.8%となっている。G7広島サミットが開かれた5月をピークに、内閣支持率の下落が止まらない。

【写真】前回の自民党総裁選に出たメンツはこちら

 岸田文雄首相は9月に内閣を改造し、党人事も一新する予定だと言われている。参院補選が行われる10月22日に合わせ、衆院が解散されるとの話もある。だが内閣支持率が低下する現状がこのまま続けば、それも困難だろう。しかも朝日新聞の世論調査では、自民党の政党支持率が28%まで下落している。

 原因は次々とトラブルが発覚しているマイナンバー問題のほか、岸田首相の秘書官だった長男・翔太郎氏の公邸記念撮影スキャンダル、そして岸田首相の懐刀と言われる木原誠二官房副長官の「愛人・隠し子」問題に加え、妻の元夫の不審死疑惑などが考えられる。それでも「岸田降ろし」が始まらないのは、強力なライバルがいないからだ。

 ポスト岸田と目されているのは、青木幹雄・元参院自民党幹事長の死によって名実ともに平成研を掌握した茂木敏充幹事長、西村康稔経済産業相や河野太郎デジタル相らだ。なかでも河野氏は2021年の総裁選で169票の「党員票」を獲得し、110票の岸田首相を上回った。国民の人気という点においては、河野氏は岸田首相を上回っていると考えていい。世論調査の「次の首相」でも河野氏は常に上位を占める。

 しかし自民党総裁は党員票だけで決まるわけではなく、国会議員票の影響が大きい。実際に2021年の総裁選の第1回投票で河野氏が獲得した国会議員票は86票で、146票の岸田首相はもちろん、114票の高市早苗経済安全保障担当相にも及ばなかった。

 また、このとき1位の岸田首相が過半数に達しなかったために2位の河野氏との間で決選投票が行われたが、やりなおした国会議員票の多くが岸田首相に投じられ、河野氏は総取り方式で党員票の83%を得たものの、敗退した。

 このように総裁選では国会議員票がものをいうなら、最大派閥である清和会はもっとも力を持っている。2021年の総裁選で高市氏が健闘したのも、高市氏を支援した安倍晋三元首相が岸田首相の支持で固まっていた清和会を中心に、国会議員票を切り崩していったためである。

 そういう意味では清和会所属の西村氏が優位だ。現在の清和会はさらにメンバーを増やし、100人の現職議員を抱えるまでに至っている(衆院議長就任のために会派離脱中の細田博之氏を除く)。

 だが清和会は会長だった安倍元首相が昨年7月、参院選の最中に銃撃されて死亡。会長代理を務める塩谷立氏と下村博文氏を中心に、西村氏ら「5人衆」を含めた7人の世話人会による集団指導体制で当面は運営されることになった。当初は2023年7月8日の安倍元首相の命日を過ぎれば、会長人事も含めて新体制が発足するはずだったが、塩谷氏や下村氏が「新会長を選出すべきだ」と主張するのに対し、「5人衆」のひとりである世耕弘成参院幹事長がこれに反対。いまだ指導体制すら決まっていない。

 その背景には、2024年の総裁選をにらんだそれぞれの思惑がある。たとえば2021年の総裁選で立候補を検討したが不出馬となった下村氏は、次期総裁選にも意欲を見せ、派閥内の議員を集めて食事会を開いている。

8690OS5:2023/07/24(月) 17:42:37
 一方で「5人衆」の中にも突出した人材がいない。派閥の陰の実力者である森喜朗元首相は、清和会会長に萩生田光一政調会長、総裁候補に西村氏を充てるという“分業案”を提唱した。

 言い換えれば、誰も100人もの巨大派閥をまとめきれないということだ。7月13、20日と2週続けて清和会の総会が流れている。「これではみんなバラバラだ」と、ある議員はため息をつく。この現状が進めば、派閥が分裂する気配すら出てくるかもしれない。

 そうなれば基盤を失う西村氏は、有力な総裁候補から滑り落ちる可能性があるが、それが茂木氏や河野氏に有利となる保証もない。たとえば平成研会長の茂木氏ではあるが、「(小渕)優子を総理に」との青木氏の遺言を岸田首相が守って次の党人事か内閣改造で小渕氏を抜擢すれば、その地位は徐々に脅かされることになるかもしれない。

 また茂木氏は10増10減を巡る都内の衆院選挙区に関して、公明党の石井啓一幹事長と折り合えなかったという重大な「失点」もある。少なくとも総裁選に野心を見せる茂木氏を、岸田首相が次期衆院選で巨額な資金を采配することになる幹事長に留任させることはないはずだ。

 反対に河野氏については、岸田首相はデジタル相に留任させる可能性が大きいと筆者は見る。河野氏が忙殺されているマイナンバーカード問題はあまりにも深刻で、しばらくは解決する見込みがないからだ。さらに河野氏を担当大臣としてはりつけていれば、国民の批判の矢面に立たされるのはまずは河野氏になる。

 岸田首相は7月18日、訪問先のカタールで内閣改造と党人事について「現時点では何も決めていない」と述べた。「岸田内閣の基本姿勢に照らして、適切な人事の時期や内容について判断していく」としているが、岸田内閣の最も重要な姿勢は「延命」であり、岸田首相がもっともやりたいこととされている「人事」を通じて、ライバルを次々と消し去るに違いない。

 その果てはどこに行くのか。有能なリーダー不在の国の行く末は、いつの世も悲惨と決まっている。

(政治ジャーナリスト・安積明子)

■あづみ・あきこ 兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)。趣味は宝塚観劇。

8691OS5:2023/07/24(月) 17:59:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d17fdc10cbf100d6c5b62ca00b56834b98603c2
秋解散へ首相が抱える3つの「夏の宿題」
7/21(金) 18:52配信


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産経新聞
官邸に入る岸田文雄首相=21日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は今夏、政権の行方を左右する3つの重要な宿題を抱えている。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出は具体的な時期を見定めている。実施中のマイナンバー情報総点検の中間報告は8月上旬に取りまとめる。世論が敏感な2つの問題への取り組みを経て内閣改造・自民党役員人事を断行し、次期衆院選に向けた態勢を作る。

処理水海洋放出について、首相は当初方針通り「夏頃」までに開始したい考えで、13日も記者団に方針に「変更はない」と強調した。放出計画は4日、国際原子力機関(IAEA)の科学的な調査に基づく包括報告書で「国際的な安全基準に合致する」と評価され、お墨付きを得た。

今後、関係閣僚会議を開き、首相が放出開始時期を表明する方向だが、懸念を示す地元漁業者や他国への説明などのため、放出までは一定期間を置く。

表明時期は7月下旬〜8月が有力視されている。9〜11月に岩手、宮城、福島の被災3県で県議選などが相次ぐためだ。首相官邸は、放出の是非が選挙で争点化し、批判が高まる事態を避けるため、選挙前の表明を調整している。

内閣支持率の下落の主因となったマイナカード問題も、8月に重要な局面を迎える。「国民の不安を払拭するため」(首相)に設置した省庁横断の総点検本部は、カード取得者向けのサイト「マイナポータル」で閲覧できる所得や年金など29項目の情報について、誤登録などの洗い出しを進めている。その中間報告が8月上旬だ。首相は徹底した点検と対策に取り組む姿勢をアピールする。

内閣改造・党役員人事の時期や方針に関し、首相は18日の時点で「今の時点では何も決めていないというのが結論だ」と語っている。ただ、8月は日米韓首脳会談出席のための訪米や、9月はインドでの20カ国・地域首脳会議(G20サミット)など複数の国際会議が立て込んでいる。こうした政治日程を踏まえると、人事に時間を割けるのは8月下旬から9月の公算が大きい。

政権幹部の一人は「9月末か10月に臨時国会を召集し、首相は衆院解散するつもりかもしれない。その時の支持率次第だ」と語る。秋以降の政権運営は、処理水放出やマイナカード問題で世論の理解を得て、人事の刷新で政権の浮揚効果を生めるかどうかに左右されそうだ。(田中一世)

8692OS5:2023/07/26(水) 09:55:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1edebc57831aecdb5733ab3e9adbfda578299cac
自民、夏の派閥研修会続々 人事・選挙へ結束 各派に思惑も
7/25(火) 17:37配信


産経新聞
自由民主党本部=東京都千代田区永田町

自民党各派閥は7月下旬から続々と夏季研修会を開く。第2派閥の麻生派(志公会)が26日に横浜市のホテルで研修会を開き、先陣を切る。岸田文雄首相(党総裁)が9月までに行う内閣改造・党役員人事や、早ければ秋に想定される衆院解散・総選挙に備えて結束を固め、士気を高める構えだが、各派にはそれぞれの事情や思惑がありそうだ。

各派の研修会は、新型コロナウイルス禍では中止や規模が縮小されてきたが、今年は4年ぶりに各派がそろって研修会を開く。飲食を伴う懇親会や宿泊を復活させる派閥もある。

最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は8月20、21両日に長野県軽井沢町で研修会を開く。今月8日に一周忌を迎えた安倍晋三元首相の後継会長のポストが空席のままだ。中堅・若手を中心に、人事や選挙における公認を巡り交渉力を発揮できるリーダーを求める意見は根強く、研修会までに新体制を決められるかが焦点となっている。

7月26日に横浜市で研修会を開く麻生派は「ポスト岸田」の有力候補に挙げられる河野太郎デジタル相を擁している。人事ではその河野氏が閣内に残るか閣外に去るかに注目が集まっている。河野氏はマイナンバーカードを巡るトラブルへの対応で批判を浴びており、派閥会長の麻生太郎副総裁は周囲に閣僚を外れることも選択肢だと話している。河野氏がこれ以上傷付かないようにとの配慮があるとみられる。

第3派閥の茂木派(平成研究会)は8月9、10両日に横浜市で研修会を開く。同派は会長の茂木敏充氏が幹事長の座に就き、岸田政権内で影響力を維持してきた。「ポスト岸田」に意欲を示す茂木氏が幹事長を続投するか否かは、今回の人事全体で最大の焦点となっている。

第4派閥の岸田派(宏池会)と第5派閥の二階派(志帥会)は研修会を開く予定だが、日程は調整中だ。岸田派では、首相は一部週刊誌でスキャンダルが報じられた側近の木原誠二官房副長官の処遇に頭を悩ませそうだ。二階派は非主流派に甘んじており、主要ポストを射止められるか注目だ。

党内最小派閥の森山派(近未来政治研究会)は9月7、8両日に鹿児島県内で研修会を開く。衆院選挙区定数「10増10減」に伴う党内調整にあたった同派会長の森山裕選対委員長のさらに高い役職への重用や、所属議員の閣僚ポスト獲得への期待がある。(大橋拓史)

8693OS5:2023/07/26(水) 11:56:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea45ef4871955787613633831e9e385c37f5b9c4
秋人事、茂木氏の処遇焦点 総裁選にらみ岸田首相熟慮
7/25(火) 7:07配信

時事通信
北海道釧路市内の事業者と意見交換する自民党の茂木敏充幹事長(中央)=24日午前、同市

 岸田文雄首相が9月中旬を軸に検討する内閣改造・自民党役員人事は、茂木敏充幹事長を続投させるか否かが最大の焦点だ。


 茂木派から留任を求める声が上がる一方、党内には公明党との関係を悪化させたとの批判がくすぶる。茂木氏の処遇は、来年9月の党総裁選の構図を左右する可能性もあり、首相は熟慮の上で判断する構えだ。

 「昨年は参院選に勝ち、(今年4月の)統一地方選もいい結果を残せた」。茂木氏は23日、北海道中標津町で講演し、幹事長として陣頭指揮を取った一連の選挙結果に胸を張った。24日には釧路市で地域興しの関係者と意見交換し、首相肝煎りの「デジタル田園都市国家構想」をアピールした。

 最近の茂木氏は精力的だ。16日に南米・欧州歴訪から帰国すると、翌17日に群馬県大泉町を訪問。21日の札幌市入りの2日後に北海道へ舞い戻り、24日までの日程をこなした。茂木派中堅は、茂木氏が党務に意欲的だと指摘。その上で「派閥として続投を求める」と強調した。

 もっとも、党内には厳しい空気も漂う。公明党は5月、次期衆院選の候補者調整を巡る自民党の対応が誠実さを欠いたとして、東京での選挙協力解消を決定。背景には、茂木氏らが公明党の本気度を読み誤ったこともあるとされ、党幹部は「責めを負うべきは茂木氏だ」と言い切った。

 報道各社の世論調査で内閣支持率が落ち込む中、内閣と党執行部の顔ぶれを刷新して政権浮揚を図るべきだとの意見も根強い。党関係者は「幹事長を代えなければ政権のイメージは変わらない」と指摘。党幹部も「支持率を好転させるには相当思い切った人事をしなければならない」と語った。

 首相は頭を悩ませているようだ。目玉の少子化対策を先んじて打ち出されるなど、首相が茂木氏にお株を奪われてきたのは事実。ただ、政権を支える麻生太郎副総裁は、茂木氏の続投を希望しているとの見方がある。財務相などに横滑りさせた場合、麻生、茂木、岸田3派中心の主流派体制が動揺しかねない。

 今秋の人事では、河野太郎デジタル相の扱いにも注目が集まる。茂木、河野両氏とも総裁選出馬に意欲的とされる中、2人を政権の要職にとどめるかどうかは、来年9月に党総裁任期満了を迎える首相の再選戦略に大きく影響するとみられる。

 「続投と交代の二つの意見がある。どちらがいいのか」。茂木氏の処遇について、首相は最近、周辺に苦悩をにじませたという。

8694OS5:2023/07/28(金) 08:06:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5de634a39316de70dcfa84512b2214c515ad0bf
〈安倍派新会長いまだ決まらず〉「下村さんが認めないなら、5人で派閥を出て行こうか!」下村・塩谷vs5人衆…はたして安倍派分裂はあるのか?
7/28(金) 8:01配信


「国葬までには」「年内までには」「一周忌までには」…こう言われ続け、ついに一周忌を終えても、安倍派の会長が決まらない状況が続いている。7月20日には幹部会合で新会長選出について話し合う予定だったが、議論がまとまる見通しがつかず、延期された。当面、松野博一官房長官、萩生田光一政調会長らによる集団指導体制にしたい「5人衆」と、5人衆の動きに反発し、新会長選出を主張する塩谷立・下村博文両会長代理の溝が埋まっていない状況だ。ついには「派閥を出て行こうか!」と言い出すベテラン議員も現れて……。


統一教会問題がくすぶる萩生田氏、西村氏は「2025年までに総理になる」…
自民党内最大の100人規模を誇る安倍派。だが、所属議員が「安倍さんのように最大派閥をまとめるリーダーシップがあり、カネ集めもできる人はいない。誰が会長になっても、安倍さんと比べられるし、派内の不満がたまる」とこぼすように、衆目一致する会長候補がいないのが現状だ。

安倍派の有力な「5人衆」は、松野官房長官、萩生田政調会長のほか、西村康稔経済産業相、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長だが、いずれも“会長就任”となると決定打に欠ける。

西村氏は、地元で使う車のナンバーを『2025年までに総理になる』という決意を込めて『2025』にするほど、首相の座への野心を隠さないが、「24時に平気で『急ぎません。朝までに仕上げてください』と官僚にメールを送るようなパワハラ上司」(中央省庁の官僚)で、党内でも待望論は少ない。

一方、萩生田氏に関しては、安倍派に大きな影響力をもつ森喜朗元首相が北國新聞のインタビューで「力を付けてきた。大したもん。総合力は最も高い」と評価。事実上、会長に推されたとみられていた。

そこに「待った」をかけたのが、高木毅国対委員長だ。高木氏は「統一教会問題もあるし、東京都連会長として、次期衆院選に向けた自公の選挙協力解消を止められなかった。今、会長になるのはダメでしょう」と森氏に伝えたのだ。

だがその高木氏も派閥会長としては迫力に欠ける。

「国対委員長としても力不足で、御法川信英国対委員長代理や、前国対委員長だった森山裕選挙対策委員長の方が、よっぽど野党とのパイプもあり、交渉もできる。誰も総裁候補として考えていない高木氏を会長にしても、他派閥からなめられる」(全国紙政治部記者)。

松野氏は、官房長官という立場にある以上、100人規模の派閥の会長になることは考えづらい。
世耕氏は参院安倍派のとりまとめ役だが、「参院安倍派で内密に研修旅行に行くなど、囲い込みが露骨だ」(安倍派の衆院議員)と派内からは批判の的となっている。

8695OS5:2023/07/28(金) 08:06:22
「すぐに自分の総裁選出馬を模索」で安倍氏を激怒させた下村氏
こうして「会長として衆目一致する人物がいない」(安倍派の衆院議員)状況の中、5人衆が出した結論は「5人衆による集団指導体制」。だが、その案に反発しているのが、塩谷立・下村博文の両会長代理だ。

「塩谷・下村両氏は、5人衆よりベテラン。5人衆が派閥のとりまとめ役となることで、世代交代が進むのが嫌なのです」(全国紙政治部記者)

とはいえ、5人衆も塩谷・下村両氏に簡単に従うつもりはない。
とくに「塩谷さんのことは兄貴分だと思っているけど、下村さんのことは兄貴分とは思えない」(5人衆の1人)と、下村氏への反発は強い。

下村氏は、人望に欠けるにもかかわらず、自分ばかり前に出ようとする動きが目立ち、安倍派の現役議員だけでなく、森氏からも信頼を得ているとは言い難い。

「安倍氏の死去後、安倍派幹部が後継の体制をどうするか話し合っていたとき、真っ先に『下村さんだけは排除しよう』となったことを森氏が雑誌で暴露していました」(全国紙政治部記者)

「下村氏は、安倍首相が辞任を表明したときに慰労の言葉もなく、すぐ自分の総裁選出馬を模索し始めて、『まずは、お疲れ様でしたと言ってくるのが先だろう』と安倍氏の怒りを買っていました」(自民党議員)

膠着状態が続くなか、5人衆の一人は「下村さんがどうしても5人衆を認めないというなら、5人衆で派閥から出ていこうか! そうしたら安倍派のほとんどが5人衆についてくるでしょ!」と鼻息が荒い。

全国紙政治部記者は安倍派の今後をこう見立てる。

「まずは、9月中旬にもあるとみられる内閣改造・党役員人事でポストを獲得するためにも、新体制を確定させたいところです。安倍氏が亡くなった直後の内閣改造・党役員人事では首相は安倍派に配慮し、松野氏を官房長官、西村氏を経済産業相、萩生田氏を政調会長、高木氏を国対委員長に就けるなど、安倍派を重用しました。しかし今回、安倍派は強力なリーダーシップをもつ人がいないと足元を見られ、重要ポストの割り当てが減るかもしれません」

自民党関係者からは「歴史的に何度も分裂を繰り返してきたのが、今の安倍派です。8月20日の派閥の研修会までに決まればいいですが、会長選びで迷走し、このまま分裂してしまうのでは」との不安の声も出ている。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

8696OS5:2023/07/28(金) 13:01:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/6526a51ab3e612774c15eae29efa9030502c1214
菅前首相、独自人脈生かし「橋渡し役」…首相を側面支援
7/28(金) 10:42配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の菅前首相が独自の人脈を生かし、政府や与野党との「橋渡し役」を務めるケースが目立っている。政策提言や議員外交を通じて岸田首相を側面支援することもあり、首相も配慮する姿勢を示している。

【写真】故郷である秋田県湯沢市に建てられた菅前首相の胸像

 菅氏は27日、神戸市内で開かれた公明党の会合に出席し、安全保障関連法や軽減税率導入を振り返り、「公明党なくして(実現は)出来なかった」と述べた。会合には、菅内閣で閣僚を務めた公明の赤羽一嘉・前国土交通相らも出席した。菅氏は、次期衆院選で兵庫2区(神戸市北区など)から出馬予定の赤羽氏を「与党統一候補として勝たせたい」とも呼びかけた。

 公明の支持母体・創価学会との太いパイプを持つ菅氏は、東京都内での衆院選候補者調整を巡る両党の亀裂が表面化すると、関係改善に乗り出した。公明が公認候補を擁立予定の埼玉、愛知両県内での公明の会合に駆けつけ、自公連立政権の重要性を訴えたのだ。

 安倍政権の官房長官時代に培った日本維新の会とのパイプは今も健在とされる。安倍、菅両政権と比べ、岸田政権とは距離がある維新の幹部と頻繁に接触し、維新が力を入れる2025年の大阪・関西万博などを巡って意見交換を続ける。

 議員外交では、5月の訪韓に続き、今月は安倍元首相の後を継いだ日印協会の会長として訪印した。モディ首相とも会談し、岸田外交を後押しした。

 こうした菅氏の姿勢に、首相も歩み寄っている。20日には首相が菅氏の事務所を訪れ、東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」海洋放出計画に関して意見を交わした。少子化対策を巡っては、菅氏が提唱した出産費用の保険適用の導入を政策に取り入れた。

 菅氏は、首相と距離を置く二階俊博・元幹事長らとともに、岸田政権では「非主流派」と目されてきた。それだけに、首相の動きに対し、自民内では「菅氏を取り込むことで、非主流派にくさびを打つ狙いがあるのではないか」とみる向きもある。もっとも、現在は派閥に属さない菅氏の党内基盤は弱いとの指摘があり、菅氏周辺からは「いつまで影響力を保てるかは分からない」との声が漏れている。

8697OS5:2023/07/31(月) 07:46:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb739de19d2bb8c7d19b21b8f5fb19b6a760efdb
自民女性局のフランス研修写真が物議 SNSに投稿
7/30(日) 20:59配信


毎日新聞
松川るい氏がエッフェル塔前で撮影したとされる写真=同氏のSNSより

 自民党女性局のフランス研修中に撮影したとされる写真が、インターネット上で物議を醸している。女性局長の松川るい参院議員や今井絵理子参議院議員ら38人が7月下旬から訪仏し、エッフェル塔をまねたポーズで撮影した写真をネット交流サービス(SNS)にアップするなどしており、「浮かれすぎ」「社員旅行か」「反感しかない」などの声が多数上がっている。



 今井氏は24日、「女性局メンバー38名、無事にフランス到着!!」と投稿し、空港やバス車中で撮影した笑顔の写真などをアップした。

 また、松川氏は27日「フランス研修に来ています。3才からの幼児教育の義務教育化、少子化対策、政治における女性活躍などの課題について、仏国会議員や行政担当者と意見交換させて頂き大変有意義でした」とツイートしたうえで「なんと上院はリュクサンブール宮殿(写真は上院議員との意見交換)それにパリの街の美しいこと!」と投稿。さらに同宮殿で今井氏と撮影した写真をアップしている。

 さらに松川氏は「大阪の仲間と」と題した投稿で、エッフェル塔前で塔をまねたポーズを取った写真もアップしている。SNS上では「このポーズは何ですか? 涙が出ます 仲間との旅行でしたら自費で行ってください」「そこで、その場所で、そのポーズで 何を視察し、何を得たのか教えてもらえませんか?」などと批判する声が相次いだ。

 他にも「世間の一般の人は海外旅行なんかいけない現状を理解して その発信されてるんですかね?」「この写真を、酷暑の中1円でも安いスーパーを探して自転車で走り回る主婦に見せたいのか?」「観光地ばかりではなく、先般暴動が起きた地区を実際に視察するなど移民対策に関する研修をした方が良いのではないか」など疑問の声が相次いでいる。【大場伸也】

8698OS5:2023/07/31(月) 07:50:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d7db16bd57eff0e906ae707875ecbae17291db7
閣外放出必至! 高市早苗大臣が失った「もう一人の理解者」 「筋を通さない」と厳しい評価も
7/31(月) 5:56配信
 今秋と目される内閣改造での“放出候補”が話題だ。その筆頭格が、初の女性総理の座を狙う高市早苗経済安全保障相とされる。


 政治部デスクが解説する。

「岸田文雄総理も、一時は総理総裁の座を争うライバルとして閣内に封じ込めた。が、もはや脅威ではないと判断したようです」

 昨夏の内閣改造に際して、岸田総理は高市氏を政調会長から外し、現在の特命大臣に任用した。衆目一致する“格落ち”だったが、「彼女は急逝した安倍晋三元総理に近い存在だから、保守層に配慮した末の人事だった」(閣僚経験者)とも伝えられる。

 先の政治部デスクが言う。

「高市を巡る潮目はすでに変わっています。放送法にまつわる総務省の行政文書問題では乱雑な答弁で国会を混乱させ、地元・奈良県知事選に際しては自身に近い元官僚を擁立。反発した現職の出馬を招いて維新に漁夫の利を得さしめた。経済安保相への就任時にも、ポストへの不満をツイートして、初っぱなから岸田総理の不興を買いましたね」

 いまや永田町では「筋を通さない、義理を欠く」(別の閣僚経験者)との厳しい評価も少なくない。

「自分の選挙区である奈良2区内の河合町長選挙でも、自民党系の現職が維新の新顔に敗北。それでも高市さんは、他になり手がいないのをいいことに県連会長の座に居座っている。あまりの身勝手に、地元では確実に高市離れが進んでいます」(地元関係者)

「推薦人20人は確保しています」
 さりとて、明るい話題がないわけではない。4月には奈良市で「高市早苗議員を内閣総理大臣にする会」の設立総会が開催された。政治部記者が後を引き取る。

「この場で高市さんは、次期総裁選を念頭に“すでに推薦人20人は確保しています”と大見得を切ったんです。会場は大きな拍手に包まれましたよ」

 が、党内にはこの発言に疑義を持つ声が少なくない。

「前回の総裁選で高市さんを推薦し、選対幹部を務めた城内実元外務副大臣は、5月に森山裕選対委員長が率いる森山派に入会済み。城内さんは当選6回の大臣待機組。先が見通せない高市さんを見限って、秋の党役員人事で幹事長との呼び声も高い森山さんに乗り換えたと見られています」

 頼みは党内の保守系だが、

「今月8日、彼女は安倍元総理の一周忌に際し“安倍総理とは知らないうちに同じ行動を取ることが多かった”と安倍氏の死を悼みました。さらに追悼集会で“安倍総理の代わりになる人なんていやしませんよ”と、迷走する清和会(安倍派)の新会長人事にも言及。横やりを入れたんです」

大物の理解者を失い…
 清和会は将来的に分裂が不可避と見られている。

「それを見越して高市さんは、“安倍氏の正当な後継者は自分”と訴えたつもりでしょう。とはいえ、かつて清和会を飛び出した彼女を担ぐ議員がどれだけいるのかはまったくの未知数です」

 その高市氏は安倍元総理に続いて大物の理解者を失っている。

「ウシオ電機創業者の牛尾治朗元会長です。牛尾氏が松下政経塾の創設に関与していた関係で、塾出身の高市さんは、折に触れて助言を仰いでいました。牛尾氏は安倍総理と姻戚関係にもあったので、財界人の中でも保守系の主張に理解を示す、貴重な存在だったんですが」

 ジジ殺しで鳴らした女傑も年貢の納め時――。

「週刊新潮」2023年7月27日号 掲載

新潮社

8699OS5:2023/07/31(月) 10:57:48
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/885778/
自民の各派閥、夏の研修会復活 党人事・内閣改造へ 水面下で駆け引き
会員限定記事
2023年7月30日 19:23


 自民党の各派閥が新型コロナウイルス禍で自粛してきた夏の研修会を復活させている。岸田文雄首相(党総裁)が9月前半にも行う党役員人事や内閣改造を見据え、結束を確認する狙いがある。各派にはそれぞれ事情や課題もあり、水面下の駆け引きも活発化する。
 夏の派閥研修会は、派閥領袖(りょうしゅう)が党総裁選で支持する候補を表明するなど政局の分岐点にもなってきた。2020年のコロナ禍以降は中止や規模を縮小して実施してきたが、今年は各派とも4年ぶりに宿泊を伴う従来の形式に戻す方針。
 先陣を切り、26〜27日には第2派閥の麻生派(志公会、56人)が横浜市などで研修会を開催。会長の麻生太郎副総裁は「多くの仲間と党内の議論をリードし、岸田政権のど真ん中でしっかり支える」と強調した。
 麻生氏は首相、第3派閥の茂木派(平成研究会、54人)を率いる茂木敏充幹事長と政権の中枢を固めており、3氏は26日にも東京都内で会食した。今後の政権運営について意見を交わしたとみられるが、麻生派で将来の首相に意欲を示す河野太郎デジタル相はマイナンバーを巡る問題で批判を浴びており、首相が内閣改造で河野氏を交代させるかが焦点となっている。
 最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)は8月20〜21日に長野県軽井沢町で研修会を開く。今月8日に一周忌を迎えた安倍晋三元首相の後継会長は今も決まっておらず、派内には「人事交渉で軽く見られる」(ベテラン)と早期決着を望む声は強い。ただ有力視されてきた萩生田光一政調会長ら有力者5人の集団指導体制にも派内に異論があり、研修会までの新体制決定は難しい状況だ。
 茂木派は8月9〜10日に横浜市内で研修会を開催する。「ポスト岸田」に意欲を示す茂木氏が、党人事で首相を支える幹事長にとどまるかが最大の焦点だ。
 首相が率いる第4派閥の岸田派(宏池会、45人)は9月中旬にも研修会を開く予定だが「内閣改造の時期の臆測を招く」として、日程の発表を保留している。第5派閥の二階派(志帥会、41人)は日程を調整中。党内最小派閥の森山派(近未来政治研究会、8人)は9月7〜8日に鹿児島県で研修会を開く。(関口潤)

8700OS5:2023/07/31(月) 10:58:23
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/884630/
自公、国交相ポスト綱引き 公明「指定席」10年超 自民内に奪還論
会員限定記事
2023年7月27日 22:09(7月27日 23:24更新)

 9月前半を軸に内閣改造が見込まれる中、国土交通相のポストを巡って自民、公明両党の神経戦が始まっている。10年以上ポストを独占する公明側に譲る気配はないが、建設・運輸業界を支持基盤に抱える自民党内から奪還論が浮上。東京都の衆院小選挙区での候補者調整を巡る対立のしこりも残る中、両党間の新たな火種となる可能性もある。
 「地方から国への要望で、国交省の所管する事項が本当に多い。国交相はわが党に非常にふさわしいポストだ」。公明の北側一雄副代表は27日の記者会見で、自身も経験した国交相ポストの重要性を強調。「決めるのはあくまで首相」としつつ、ポスト継続に期待感をにじませた。
 公明は自民と連立した1999年以降、当初は厚生労働、環境、国交などの大臣ポストを担った。ただ、政権に復帰した12年の第2次安倍晋三政権発足以降は、太田昭宏前代表から現職の斉藤鉄夫氏に至るまで計4人の公明議員が、一貫して国交相を務めている。
 国交省は道路整備や災害対策、交通など社会基盤全般を担う巨大省庁だ。全国に出先機関を持つため、公明が特に重視する地方の知事や首長からの陳情も多く、有権者との接点を得やすいメリットもある。公明関係者は「厚労相や環境相ポストは票につながらなかった」と明かす。
 公明は次期衆院選で、現職議員がいる関西の小選挙区で日本維新の会と全面対決となる見込みで、危機感を強めている。27日に神戸市で建設、運輸、港湾などの業界関係者らを集めた会合には斉藤国交相も駆け付け、支持を呼び掛けた。
 ただ、国交相が魅力的なのは自民にとっても同様だ。公明に譲り続けたことで、自民の現職議員で国交相経験者はゼロ。自民内には巨大な権限を持つ大臣につけないことで、業界とのパイプが細ることなどを危惧する声も根強い。表だった奪還論は控えているが、自民幹部の一人は複数の議員との会合で「公明から国交相を奪ってやる」と明言。閣僚経験者は「この10年、自民の国交相がいないのは問題だ」と語った。
 自民は今月中旬、公明との候補者調整が決裂した東京28区(練馬区東部)を含む五つの小選挙区の支部長を決め、東京の擁立作業を終えたばかり。選挙協力を巡っても強気の姿勢を崩さない公明に、自民幹部は「強欲すぎる」と不快感を隠さないが、国交相ポストを巡って自民が強気に出れば、両党の関係がさらに悪化する恐れもある。(敦沢政俊)

8701OS5:2023/07/31(月) 11:49:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f536596e21f3ef6da84e846d019418085a52edb
岸田内閣の改造、抜擢人事に小渕優子、河野太郎大臣はまさかの留任? 顔ぶれ、専門家の見立て
7/29(土) 10:32配信

AERA dot.
講演する小渕優子氏=5月30日、東京都千代田区

 岸田政権の支持率の下落が止まらない。毎日新聞が7月に実施した世論調査では前月の調査から5ポイント下落し28%、読売新聞でも6ポイント下落の35%だった。2カ月前の調査と比較すると、それぞれ20ポイント前後も減少している。このような状況で控えているのが内閣改造だ。支持率回復に向けた陣容を固めることができるか。政治ジャーナリストの角谷浩一さんに、どのような顔ぶれが考えられるのか聞いた。


*   *   *

 内閣改造は、おそらく9月下旬ごろになるのではないかと見ています。

 前回の内閣改造は昨年の8月10日にしており、当初は1年の節目が人事の時期になると見ていましたが、省庁のほうから反発があるようです。

 8月末に2024年度予算の概算要求の締め切りがあるから、ではなくて、この時期に改造をすると、その対応のために官僚らが夏期休暇を取れなくなるためです。働き方改革を進める岸田首相が、2年連続で官僚らの夏期休暇を潰すわけにはいかないようです。

 また、9月上旬からはインドネシアでASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議、インドでG20サミット(主要20カ国・地域首脳会議)、アメリカで国連総会と立て続けにあり、日程が詰まっています。そうなると、9月中旬以降が改造のタイミングになってくると思います。

 改造のポイントは、首相候補といわれている河野太郎・デジタル大臣や茂木敏充・自民党幹事長の処遇をどうするかでしょう。

■河野大臣は交代しない?

 河野氏は、マイナンバーカードをめぐるこれまでの不始末の責任を取らせるかたちで交代という見方もありますが、私は留任させるのではないかと見ています。

 マイナカードの問題は、いまは誰が閣僚を務めてもサンドバッグ状態になるでしょう。そうなってくると、能力的に問題があるとしても、河野氏に責任をもって最後までやってもらうという状況になるように思います。

 河野氏は8月下旬に予定されていた外遊を取りやめました。それはデジタル大臣の留任が視野に入っているからだと見ています。

 国民の側からすると、「河野氏を留任させるとは何事か」という気持ちもあると思いますが、岸田首相の立場からすれば、この厳しい状況を図太く乗り切れるのは河野氏以外にはいない、という流れになるのもあり得ると思います。

8702OS5:2023/07/31(月) 11:49:52
■自民党幹事長に小渕氏抜擢も

 茂木氏は東京都での公明党との衆院選の選挙協力に関して調整に失敗し、交代説があります。茂木氏は外務大臣をやり、幹事長もやりましたから、次は財務大臣に就く可能性があります。

 そうすると、幹事長を誰にするのか。麻生派から幹事長を出すとしたら、鈴木俊一・財務大臣が考えられます。ただ、鈴木氏が幹事長になれば、麻生氏が面白くないでしょう。自分の引退を早めることになりますから。

 そこで白羽の矢が立つのが、小渕優子衆院議員です。閣僚などの候補となる女性は高市早苗や稲田朋美、野田聖子ら各氏がいますが、勢いはありません。これまでの雰囲気を一新するために、新しい女性の顔を出したいとなると、小渕氏が有力です。

 小渕氏は2014年に政治資金規正法違反容疑が発覚して、経済産業大臣を辞任。問題発覚後にドリルで破壊されたパソコンのハードディスクが見つかり、「ドリル優子」などと揶揄されてきましたが、党内外の役職も断わりながら長く謹慎期間を過ごしてきました。事件から9年がたっていますから、ここら辺で「反省とみそぎは終わった」として抜擢されるかもしれません。

 ただ、小渕氏が幹事長になると、面白くないのは茂木氏でしょう。

 小渕氏は茂木派です。茂木氏からすれば派閥内に、首相を目指すライバルが出現するのは面白くない。財務大臣のポストも、国民の負担が増しているなかでまさに「悪役」。茂木氏にとっても魅力的なものには映らないかもしれません。そうなると、茂木氏も幹事長に留任ということになるかもしれません。

■そもそも支持率下落の原因は

 内閣改造をすれば、支持率は一時的に改善するとは思いますが、支持率が下落している根本的な要因は、岸田首相の姿勢にあります。

 岸田首相は防衛費を増額させるために増税する方針を示しましたが、何が足りず、なぜ必要なのか、どこまで装備を増やすのか、などの具体的な説明は一切せず、国民が納得する状況にはなっていません。

 国民の反発の強いマイナカードの問題では河野大臣に任せきりで、事態を悪化させました。岸田首相は大変なことに手を突っ込まないような印象もあります。

 7月に九州各地で豪雨が発生し、多数の死傷者が出るなど多大な被害が起きましたが、岸田首相は7月11日からNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議などに出席するためにヨーロッパに、そして16日からは中東へ行きました。

 すでに決まっていた予定だからとはいえ、国内に甚大な被害が出ており、「いまこそ国内に注力すべき」というタイミングで外遊に出ていったのは、「優先順位を考えられない首相」という印象を与えました。

 内閣改造では改めて国民の声に向き合う姿勢を示す必要があるのですが、岸田首相のこれまでの言動を見ていると、それは難しいように思えます。下落する支持率を反転させ、攻勢に出る岸田首相の姿は現時点では思い描けませんね。

(AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

吉崎洋夫

8703OS5:2023/07/31(月) 11:56:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/956e20e1321bd480d92dd81b2f43aef33e57765a
安倍派、新体制づくり手詰まり 思惑交錯、総会めど立たず 自民
7/29(土) 7:22配信
時事通信
6日、東京・永田町の自民党本部で開かれた安倍派の会合

 自民党安倍派(清和政策研究会)の新体制づくりに手詰まり感が漂ってきた。

 新会長の選出案と、有力議員「5人衆」の集団指導体制案のいずれも支持を集めきれず、派閥総会を開くめどは立っていない。最大派閥の「顔」選びは急速に熱気を失い、対立回避と現状維持の安定志向が目立ち始めた。

 「混沌(こんとん)としている。もうさじを投げた」。「5人衆」の一人は今週、周囲にこう嘆いた。

 同派の新体制を巡る動きは、安倍晋三元首相の死去から1年となる今月に入って活発化した。高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」は、自身らによる集団指導体制への移行を強硬に主張。同派の会長代理を務め、新会長の決定を目指す塩谷立元総務会長、下村博文元政調会長との対立が深まった。

 しかし、集団指導体制案を巡っては、中堅・若手からも「抵抗感がある」などと反発の声が上がる。思うように賛同が広がらないとみるや、もともとライバル関係にあった「5人衆」内の温度差が表面化。「リーダーを1人に決めるのは今の状況では難しい」と主張する世耕氏に対し、別のメンバーは「5人衆と言われるのも嫌だ。続くわけがない」と漏らした。

 その一方で、派内に安倍氏の後継として衆目の一致する名前が見当たらないのも事実だ。無理に新会長を選べば、内部対立が深刻化する可能性もあり、中堅は「最も大事なのは派閥が割れないことだ」と訴えた。

 同派は8月20、21両日に研修会を予定している。これに先立ち、同17日に派閥総会を開くことも検討中だが、実現するかは不透明。会長ポストは引き続き空席とし、現在の幹部体制の微修正にとどめる案も取り沙汰される。これに関し、派内の有力議員は「事実上の現状維持だ」と解説した。

8704OS5:2023/07/31(月) 11:57:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fdb2996cfab6099e5d212325e7274f241c9b22f
永田町に広がる “河野太郎” 包囲網…派閥のトップ麻生氏が「下働きをして苦労を知れ」と発言報道も
7/28(金) 17:20配信


SmartFLASH
河野氏と話す麻生氏(写真:つのだよしお/アフロ)

 7月27日午前、岸田文雄首相は大雨の被災地である福岡県久留米市を訪れ、土石流によって1人が亡くなった地区などを視察。その後、河野太郎デジタル大臣とともに、高島宗一郎福岡市長の説明を受けながらオンラインでの行政手続きを体験した。

「デジタル関連事業に携わる人たちと車座対話もおこないました。首相はそのなかで『マイナンバーカードで国民に不安を与えていることを申し訳なく思っている』と陳謝しましたが、河野大臣はいつも以上に渋い表情をしていて、何も話さずピリピリした雰囲気でした」(政治担当記者)

 ピリピリの原因は、「永田町に急速に広がっている河野包囲網」(自民党関係者)のせいかもしれない。

「7月26日、マイナンバーカードに関する参院特別委員会の閉会中審査が開かれました。そこで河野大臣は、『カードに保険証を統一したあとも、安心して保険診療を受けていただけるという広報をきちんとやり、心配や懸念を払拭したい』として、野党が求める『従来保険証の廃止撤回』に応じる考えはないとしました。

 ところが、質問に立った自民党の山田太郎参院議員から『期限ありきではなく、ていねいに国民からの理解を得るべきではないか』という発言があり、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長などからも『廃止の時期にこだわる必要はない』という声が高まっているのです。

 そして、岸田首相までもが記者団に『現場の意見を伺いながら考えていきたい』と廃止撤回を匂わせる発言をして、まさに河野大臣は『梯子を外された状態』になっています」(前出・政治担当記者)

 さらに27日、時事通信が《所属する麻生派の領袖(りょうしゅう)である麻生太郎副総裁も「下働きで人の苦労を知るべきだ」と周囲に漏らす》と河野大臣を見放したような発言をしたと伝えている。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏がこう話す。

「本来、政策における最高責任者は岸田首相ですし、マイナカードの普及を急いだのも岸田首相です。批判を受けてしかるべきは首相なんです。しかし矢面に立っている河野大臣の影に隠れて批判をかわしています。

 世論のマイナカード反発が強くなり、新たなトラブルが見つかれば、岸田首相は廃止時期を延期する可能性は十分あります。一度決めた方針を変えると『ブレた』と批判されますが、岸田首相の場合はなぜか『柔軟に対応した』と言われるんですよね(笑)」

 9月にもあるとされている内閣改造で、河野大臣はどう処遇されるのか。

「デジタル大臣を交代させる可能性もありますが、(人選を)間違えると岸田首相自身が責任追及の的になることも考えられます。そうならないよう、河野大臣を継続させることも選択肢としてあるでしょう」(伊藤氏)

 突破力の発揮は今後、あるのだろうか。

8705OS5:2023/07/31(月) 16:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/b44cfc3a4c6617b8488e7575906bc836e99e8a40
エッフェル塔前でポーズ 自民党女性局の仏研修、投稿に批判相次ぐ
7/31(月) 12:55配信

朝日新聞デジタル
自民党女性局長の松川るい参院議員(中央)らがフランスのエッフェル塔前で撮影したとされる写真。SNSで松川氏のアカウントからは削除されたが、拡散されている

 自民党女性局がフランス研修中に撮影したとされる写真がSNS上で批判を浴び、物議を醸している。写真は女性局長の松川るい参院議員のSNSで投稿され、エッフェル塔前でポーズをとる写真などに「世間の感覚とズレすぎ」など批判の声が寄せられた。


 松川氏は31日、「中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っています」とのコメントを出し、一部の写真を削除した。

 松川氏は27日、研修中に撮影したとされるフランス上院のリュクサンブール宮殿内や、エッフェル塔前での記念撮影の写真などを複数投稿。エッフェル塔前で塔をまねたポーズで撮った写真もアップした。SNS上では「世間の感覚とズレすぎ」「修学旅行にしか見えない」「国民が増税や物価高で困窮しているのに」などの批判が相次いだ。

 松川氏の投稿によると、研修は3泊5日で、全国の女性局所属の地方議員ら38人が参加し、国会議員は松川氏を含めて4人。費用は党費と自腹でまかない、少子化対策や女性活躍などをテーマに、フランスの上院や下院の議員と意見交換をしたという。

朝日新聞社

8706OS5:2023/08/01(火) 08:53:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab323ad0416378b691ae76cc905c23cfe969ac5e
非主流派の実力者と急接近…動き始めた麻生太郎氏 いずれ迎える日を見据えた「長期戦略の一環」か
8/1(火) 8:50配信

西日本新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 岸田文雄首相の後ろ盾として存在感を高める自民党の麻生太郎副総裁が、岸田政権と距離を取る実力者たちと接近している。5月以降、自らとも溝があるとされる二階俊博元幹事長や菅義偉前首相らと会食やゴルフを重ねている。今後の政局をにらんで関係を深める狙いにとどまらず、いずれ迎える政界引退を見据えた「長期戦略の一環」(側近)との見方も出ている。 (河合仁志)

【画像】「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

二階氏と会食、菅氏とゴルフ
 20日夜、東京都内の中華料理店。麻生氏が杯を交わすのは幹事長の歴代最長記録を持つ二階氏。岸田政権で非主流派に追いやられた筆頭格だ。二階氏が麻生氏に持ちかけた会食は、側近を交えて終始和やかなムードだったという。

 2カ月前は麻生氏から声をかけた。二階派に退会届を出した衆院中堅が麻生派入りを希望したためだった。「いいんじゃないか」。麻生氏のもてなしに気を良くした二階氏は派閥移籍をあっさり快諾した。

 「これからいろんな話ができそうだ」。麻生氏は満足げにこう語っているという。周辺も「いざというときに腹を割って話せる関係が大事。二階氏との意思疎通はうまくいっている」。来秋の党総裁選も視野に意見を交わす間柄に発展させたい考えだ。

 今月初めには岸田政権への苦言をいとわない菅氏と都内でゴルフをプレー。茂木敏充幹事長も加わり旧交を温め直している。

代替わり「環境整備まだまだ」
 麻生氏の一連の動きは首相のバックアップに加え、先を見通した思惑も見え隠れする。当選14回を重ねた麻生氏は9月には83歳になる。長年、麻生氏を下支えしてきた裏方の勇退も相次ぎ、「次が最後の衆院選」との観測も強い。

 ただ、後継者と有力視される長男を含め、代替わりを円滑に運ぶ上で「環境整備がまだまだ残っている」(側近)。二階氏や菅氏と今のうちに距離を縮め、因縁を取り除こうと腐心するのは、こうした「親心」も少なからずありそうだ。

盤石とは言えない足元
 さらにここに来て、目をかけてきた麻生派で地元福岡選出の大家敏志参院議員が衆院へのくら替えを希望。麻生氏は面会を重ねて慰留したが、大家氏は制止を振り切って公募に突き進んだ。6月には別の麻生派参院議員も不祥事で失職。足元は盤石とは言えない。

 最大の盟友だった安倍晋三元首相を失い、「ポスト麻生」を巡り自ら動き始めたキングメーカーは、党内力学に何をもたらすのか-。8月15日には森喜朗氏や小泉純一郎氏ら首相経験者との私的な会合も持つ予定だ。

西日本新聞

8707OS5:2023/08/01(火) 11:43:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/54c76f10a35b451aefe1c7aff614480dc41ba962
森山裕・選対委員長 定数是正の公認調整、自公の関係修復で岸田首相の窮地を救う 幹事長への抜擢も有力視
8/1(火) 11:15配信

NEWSポストセブン
「岸田首相が一番頼りにしている政治家」と言われる森山裕氏(時事通信フォト)

 7月4日の自民党本部には緊張が張り詰めていた。「維新に勝てる候補を選ばなければならない」──自民党の茂木敏充・幹事長と森山裕・選対委員長は佐藤ゆかり氏(二階派)、中山泰秀氏(安倍派)、岡下昌平氏(二階派)ら前回選挙で落選した大阪の自民候補6人を前に、候補者(支部長)差し替えのための公募の実施、つまり「クビ」を言い渡したのだ。

「どういう判断基準で公募対象としたのか」。6人はなおも食い下がったが、「幹事長も選対委員長も『公募にはあなた方も参加できます。もう決まったことです』と取り付く島もなかった」(出席者)という。

 面談後、佐藤氏が会見で「支部長を差し替えて大阪の自民党が刷新できるわけではない」と捨て台詞を残して政界引退を表明し、話題を呼んだ。

 自民党の議員・候補者にとって、選挙で党の「公認」を得られなければ議員として生き残れない。その生殺与奪の権を握っているのが、選対委員長の森山氏なのだ。

 解散・総選挙を視野に入れる岸田首相は選対委員長に森山氏を抜擢、「10増10減」の衆院定数是正に伴う公認調整をはかる特命を与えた。

「森山さんは各選挙区の情勢調査を行ない、議員・候補の地元活動や党員獲得数などのデータを集めた閻魔帳をつくって差し替えを判断している。候補者選びは都道府県連の推薦が前提になるが、それに従えば全員落選した大阪では落選議員たちが傷をなめ合って候補者差し替えが難しい。そこで森山さんは茂木さんを先頭に党本部に『大阪刷新本部』をつくらせ、党本部直轄で候補者選びをやり直すという荒療治をやった」(自民党選対関係者)

 この翌7月5日、岸田首相の腹心の嶋田隆・総理首席秘書官が森山氏の事務所を訪ねた。

「難しい役目を果たしてくれた森山さんに総理からの感謝の言葉を伝えたと見られています。嶋田秘書官を派遣するのはよほど総理に信頼されているということでしょう」(政治部記者)

 岸田首相の危機も救った。先の通常国会終盤、自民党と公明党は東京28区の候補者選びで対立、一時は公明党の連立離脱かという観測が流れるほど関係が極度に悪化した。

「森山さんは『連立政権に影響させるつもりはない』と火消しに回り、公明の石井啓一・幹事長、西田実仁・選対委員長と何度も接触して愛知と埼玉で自民党が公明党候補を支援することで説得した。そして6月27日には自ら自公の選挙協力に関する基本合意文書(東京以外の協力)を結んで関係修復を成し遂げた」(自民党国対幹部)

 ほっとした岸田首相は6月30日に森山氏をザ・キャピトルホテル東急の和食「水簾」に招き、2人だけで1時間昼食をとって労をねぎらった。

 今や「岸田首相が一番頼りにしている政治家」と言われる森山氏は、8月下旬と見られている内閣改造で茂木氏に代わる幹事長への抜擢が有力視されている。

※週刊ポスト2023年8月11日号

8708OS5:2023/08/01(火) 14:08:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/62667d1ff426c346e118135969bfc5cbfb29f82e
木原副長官、取材避けて1カ月 岸田首相最側近、文春報道が影響
7/30(日) 7:07配信
時事通信
木原誠二官房副長官=6月19日、首相官邸

 岸田文雄首相の最側近である木原誠二官房副長官(53)が、約1カ月にわたり記者団の取材を避けている。

【国会議員情報】木原 誠二(きはら せいじ)氏

 それまで首相官邸を出入りする際に質問に答えていたが、正面玄関にほとんど姿を見せなくなった。木原氏の妻が警視庁から任意聴取されていたと週刊文春に報じられ、関係者によると「家族のケア」が必要になったことを理由としている。

 週刊文春は7月に入り、2006年に東京都内で男性が死亡したことに関し、木原氏の妻が聴取されていたなどとした記事を4週連続で掲載。松野博一官房長官は28日の記者会見で、木原氏から「私が捜査に圧力を加えたとの指摘は事実無根だ」との報告を受けたと明かしたが、木原氏本人は公の場で一切説明していない。

 木原氏は自民党岸田派に所属し、21年10月の岸田内閣発足に伴って副長官に就任。以来、朝か夕に取材に応じていたが、6月下旬以降は一度も行われていない。7月6日には関係者を通じ、しばらく取りやめる意向を記者側に伝えた。

 副長官は首相の外国出張に同行し、首脳会談や国際会議の内容を報道陣に説明する役割もある。だが、7月に首相が欧州と中東をそれぞれ訪問した際はいずれも木原氏ではなく、磯崎仁彦官房副長官が同行した。松野氏が沖縄出張で官邸不在だった24日、午前と午後の官房長官の定例会見を代行したのも磯崎氏だった。

 立憲民主党の泉健太代表は28日の会見で「木原氏は説明責任が求められている」と訴えた。政府関係者は「副長官の業務をこなせないのは問題だ」と指摘し、「けじめを付けた方が本人のためだ」(閣僚)との声も出始めた。9月に想定される内閣改造・自民党役員人事では木原氏の去就が焦点の一つとなる可能性もある。

8709OS5:2023/08/02(水) 08:25:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad0eff7647b0c7be459122e68f68c8817cc77609
森山裕・選対委員長 抜群の集金力で“第2の金丸信”ヘの道ひた走る
8/2(水) 7:15配信

NEWSポストセブン
“裏で自民党を切り回すドン”との声も(時事通信フォト)

 選挙区の10増10減に伴う候補者調整をめぐって悪化した自公関係。その修復のために奔走し、岸田文雄・首相から絶大な信頼を得ているのが森山裕・選対委員長だ。今では全選挙区の候補者の公認権を握ることにより、“裏で自民党を切り回すドン”との声も高く、8月下旬と見られている内閣改造で茂木敏充氏に代わる幹事長への抜擢が有力視されている。自民党に突然現われたこの新実力者は、一体何者なのか。


 森山氏は鹿児島が大空襲に襲われた昭和20年4月8日、同県鹿屋市の防空壕の中で生まれた。

 実家は農家と新聞販売店を営み、森山氏も小学生の頃から毎日自転車で新聞を配達したが、中学卒業後、「つらい農業はやりたくない」と就職。働きながら定時制高校を卒業した。この生い立ちは、今年4月27日、森山氏が議員在職25年表彰を受けた際の国会演説で自ら語ったものだ。

 中古車販売業で身を起こし、鹿児島市議を7期23年務めた後、53歳の時に参院補選(1998年)で国政に出て、2004年に衆院に転じた。苦労人で、遅咲きの政治家である。市議時代の同僚が語る。

「森山さんが中学を卒業して最初に勤めたのが自動車関係の会社で、自転車に乗って工具などをお客さんのところに運ぶ仕事をしていたそうです。生活は非常に厳しかったと。中古車販売会社を立ち上げた頃から人との付き合いに才覚を発揮し、同業者をまとめて組合をつくるなど実績をあげています。苦労人だけに市議時代も気配りを忘れなかった。議員の中には市の職員に威張り散らす人もいたが、森山さんは『市議も職員も市民の負託を受けて仕事をしているのだから、職員が働きやすい職場にしなければならない』と言っていて職員から信頼されていた」

 この市議時代に大きな資産を築いた。

 森山氏の「後援者の息子」であるIT経営者・金丸恭文氏が鹿児島で起業した会社(現フューチャー)に出資したところ、会社が急成長して保有する株の評価額が今やざっと20億円に膨れ上がった。

 森山氏は以前、本誌・週刊ポスト(2023年7月10日発売号)の取材に同社株を保有した経緯をこう語っている。

「同社の金丸社長とは地元・鹿児島で同郷だった縁で、創業時(1989年)に応援する目的で210万円を出し42株を取得した」

 前出・市議時代の同僚はこう付け加える。

「出資する時に奥さんに反対されたから、自分のヘソクリから210万円出したら大化けしたと言ってました」

 資産家とあって、地元では「政治資金パーティーを開かない政治家」として知られる。

 だが、国政に出てからも苦労は続いた。自民党では最初に橋本派(現・茂木派)に所属したが、小泉内閣の郵政民営化に反対して公認を得られず、2005年の総選挙は無所属で当選。その後、復党すると旧山崎派(近未来政治研究会)→旧石原派に所属した。

 頭角を現わしたのは安倍内閣で国対委員長に就任(2017年)してからだ。当時の二階俊博・幹事長と難しい国会運営を切り回し、菅内閣まで最長の4年2か月国対委員長を務め、野党に太い人脈をつくった。気難しいことで知られる立憲民主党の安住淳・国対委員長が「自民党で唯一話ができるのは森山さん」(政治部記者)といわれる。

8710OS5:2023/08/02(水) 08:26:05
 立憲民主党の国対ベテランが語る。

「安倍政権は強引な国会運営が多かったが、森山さんは官邸から対決法案を早く通せと言われても、『それでは国会が止まってしまう』と掛け合って審議日程などで野党の言い分を聞き入れてくれた。

 野党の国対控え室にもよく御菓子などを差し入れてくれた。そうした野党への気配りは二階さんに学んだのでしょう。二階さんは国対委員長時代、野党幹部の孫の誕生日にプレゼントを贈って喜ばれていたほどですから」

 岸田政権になってからも、「国会が揉めた時は森山さんが裏で収拾に動いている」(同前)という。

第2の金丸信
 その森山氏は、前回総選挙の後、落選した石原伸晃氏から派閥会長の座を引き継ぎ、森山派会長に就任した。自民党の派閥領袖の1人として自前の勢力を持ったのだ。同派創設者の山崎拓・元自民党副総裁が語る。

「森山さんを会長に推進したのは私だ。自民党には数少なくなった苦労人の叩き上げ政治家で、国民感情、人情の機微がよくわかっている。派閥の議員の面倒もよく見てくれるから、会長は彼がふさわしいと思った。政治家としての実力もある。岸田内閣は不祥事が続き、公明党との関係もギクシャクするなど、政権運営がうまくいかないことが目立つが、森山さんがそれをカバーしている。国会運営でも、選挙対策でも、今や自民党になくてはならない政治家だ」

 森山派は所属議員8人の党内最小派閥ながら、森山氏は数だけでは計れない強力な政治力を持った。それを物語るのが、昨年3月、「自民党建設族のドン」が座るポストとして知られる、全国治水砂防協会の会長に就任したことだ。

 同協会は全国約1400の市町村が加盟する治水・砂防事業の普及啓蒙組織で、歴代会長には田中角栄・元首相や金丸信・元自民党副総裁ら旧田中派の流れを汲む派閥領袖が就いてきた。前会長も小渕派会長を務めた綿貫民輔・元衆院議長で、現理事には二階氏、小渕優子氏らが名を連ねている。

「二階さんが推進した国土強靭化政策と毎年発生する大水害などの災害復旧で公共事業は増大しており、その柱が治水砂防だ。現在、自民党で公共事業政策を仕切っているのは二階さんと森山さんで、業界からも頼りにされている。森山さんの砂防協会会長就任は、その二階さんや亡くなった青木幹雄・元参院議員会長が推したと聞いている。党内からも業界からも、名実ともに建設族のトップとして認められたわけです」(自民党ベテラン秘書)

 それは森山氏の集金力にも現われている。岸田首相はじめ自民党の有力政治家の多くがパーティー中心に政治資金を集めているのに対し、森山氏はパーティーを開いていない代わりに、企業献金が突出して多い。

 森山氏が代表の自民党鹿児島県第4選挙区支部の政治資金収支報告書(令和3年分)を見ると、この年の収入は約9443万円。そのうち企業献金が約3978万円もあり、寄付者の欄には建設関係の企業名がズラリと並んでいる。公表されている3年分(令和元年〜3年)を合わせると、企業献金だけで1億円を超える。

 かつて「自民党のドン」と呼ばれた金丸氏は、国対委員長として野党との人脈を広げて力を蓄えて幹事長となり、建設族の大物としての集金力で政界に君臨した。今、森山氏が辿っているのは、“第2の金丸”への道に見えてくる。

※週刊ポスト2023年8月11日号

8711OS5:2023/08/04(金) 08:47:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a0aabe3d7187734f0948caa16c37a39f069032c
塩谷立氏、安倍派主導の意向伝える 派閥中枢5人との会合で
8/3(木) 20:17配信

毎日新聞
自民党の塩谷立氏

 安倍晋三元首相の死去により会長不在が続く自民党安倍派(清和政策研究会)の塩谷立会長代理は3日、萩生田光一政調会長ら派閥の中枢メンバー5人と東京都内で会合を開き、塩谷氏と下村博文会長代理が暫定的に派閥運営を担う現在の体制を見直し、自身が派閥を主導していく意向を伝えた。17日に派閥総会を開くことも提案した。

【写真】浮かれすぎ?物議を醸した自民女性局のフランス研修

 自民関係者が明らかにした。関係者によると、塩谷氏は現在の体制では派閥内の意思疎通が図りにくいため、体制強化に向けて自身が派閥を主導する考えを示したという。

 派閥会長を巡っては、安倍氏の一周忌を前にした7月6日の幹事会で、萩生田氏ら「5人組」側が集団指導体制を提案したが、反対の声が上がり難航。20、21日に長野県内で行う派閥の研修会前に新体制を求める声が出ていた。【畠山嵩】

8712OS5:2023/08/04(金) 08:48:17
https://mainichi.jp/articles/20230611/k00/00m/010/133000c?inb=ys
自民・清和会「安倍系」は蜜月 旧統一教会巡り「福田系」と温度差
毎日新聞 2023/6/12 06:30(最終更新 8/4 08:41)
 2022年7月に銃撃された安倍晋三元首相ら歴代5人の首相を輩出した自民党最大派閥「清和会」(安倍派)。自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係は、この派閥の保守系議員を中心に続いてきた。しかし、教祖・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の約53年分の発言録や関係者の証言などをたどると、清和会内でも関係に温度差があることが見えてきた。【田中裕之、渋江千春、ソウル坂口裕彦】

「岸派のプリンス」福田元首相が創設
 自民党と教団の関係は、安倍氏の祖父・岸信介元首相にさかのぼる。文氏が信者に説教した内容を韓国語で収めた発言録「文鮮明先生マルスム(御言=みことば)選集」によると、文氏は「岸首相(の時)から私が(日本の政界に)手を出した」と述べている。

 その岸政権で幹事長に起用されるなど「岸派のプリンス」として頭角を現した福田赳夫元首相は、岸派の人脈を引き継いで1979年に清和会を創設し、初代会長に就いた。

 その後、福田氏の流れをくむ「福田系」からは森喜朗氏(4、6代会長)、小泉純一郎氏(5代会長)、福田氏の長男・康夫氏が首相となったが、福田氏を含めた4氏に教団との強い関係性は見られなかった。

 一方、岸氏の義理の息子・安倍晋太郎元外相(2代会長)、その息子である安倍晋三氏(10代会長)には教団との深い結びつきが見られ、「安倍系」の蜜月ぶりが際立った。ただ、福田氏らが教団と無縁だったわけではない。

福田氏「文鮮明氏は偉大なる指導者」
 発言録全615巻(計約20万ページ)で、福田氏は139回言及されていたことが毎日新聞の集計で既に判明している。歴代首相では中曽根康弘氏(693回)、岸氏(188回)に次ぐ3番目の多さだ。

 福田氏は蔵相を務めていた74年5月7日、帝国ホテル(東京)で開かれた晩さん会のスピーチで、文氏をこう礼賛した。

 「アジアに偉大なる指導者現る。その名は文鮮明である。私はこのことをうかがい久しいが、今日は待ちに待った文鮮明先生と席を同じくし、文先生のご高邁(こうまい)なご教示にあずかり、本当に今日はいい晩だなと気が晴れ晴れしたような感じがいたすのであります」

 教団の政治団体「国際勝共連合」の機関紙「思想新聞」によると、晩さん会には晋太郎氏ら国会議員を含む1700人が出席し、文氏が日本語で記念講演した。主催した実行委員会の名誉委員長には、福田氏を重用していた岸氏が就いた。

福田氏スピーチ巡り「大騒ぎ」
 約4年後の78年4月、首相の座に就いていた福田氏は参院予算委員会で共産党議員にスピーチを問題視され、こう釈明した。

 「(晩さん会出席は)同僚の自民党の議員の案内だった。(文氏は)大変立派な人だというので出ていった。(文氏が講演で)いいことを言ってくれると存じて、私はそれに相応じるがごときあいさつをしたことを記憶しているが、文鮮明氏が他にどういうことをしているのかについてはいささかも承知していない」

 福田氏は「自民党の議員」の名前を明かさず、自身と文氏との間に個人的な関係はなかったと主張した。ただ、「勝共連合が反共を旗印にしている点に着目して自民党と勝共連合が協力的側面を持っていた」とも述べ、当時から多くの自民党議員が教団側と接点を持っていたことを認めた。

 発言録437巻246ページの記述によると、文氏は04年2月12日、晩さん会について「岸首相は、私が会いに行かなくても実行委員長(の役職)をつくってくれた。(岸氏が晩さん会を開催)しないわけにはいかない環境条件を私が準備しているからだ」と述べた。

 福田氏のスピーチについては、03年12月25日に「日本の政界が…

8713OS5:2023/08/04(金) 08:50:09
>>8711
比例定年で、比例復活できないから 下手したら「最大派閥のトップが落選」ってのが見れるかも!

8714OS5:2023/08/04(金) 08:56:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/33999e89cc00cfded38ec5c7abdda70e51e79618
自民党安倍派「塩谷代表案」が浮上…暫定体制「5人衆」ら調整
8/4(金) 5:03配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党の萩生田政調会長ら安倍派中枢を担う「5人衆」と塩谷立・同派会長代理は3日、派の新体制を協議し、会長ポストを不在にしたまま、塩谷氏を代表に位置づける方向で調整に入ることを確認した。17日にも派閥会合を開き、「塩谷代表案」の提示を目指す。派内では、新会長選任を求める意見も根強く、実現は不透明だ。

 複数の派閥関係者が明らかにした。「5人衆」は萩生田氏のほか、松野官房長官、西村経済産業相、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長。5人と塩谷氏は都内のホテルで会合を開き、安倍晋三・元首相の後継となる新会長は当面置かず、塩谷氏を事実上の代表とすることで大筋で合意した。閣僚経験者による「常任理事会(仮称)」を設置する案も出た。

 安倍派は、塩谷氏と下村博文・会長代理を中心とする暫定的な体制を続けている。派内では、20日から始まる研修会前の新体制発足を求める声が強まっている。ただ、「塩谷代表案」は暫定体制との違いが分かりづらく、異論が出る可能性もある。

8715OS5:2023/08/04(金) 17:54:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/6be8a087ebad74fd86e180a1faca2a35fc00f3eb
トップ不在・集団体制続く安倍派の「座長」に「比例復活」塩谷立氏が名乗り…透けて見える「苦肉の選択」
8/4(金) 17:30配信

SmartFLASH
自民党安倍派の会合で発言する塩谷立会長代理(写真・時事通信)

 安倍晋三元首相の死去により、会長不在が続く自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)。

 安倍元首相の一周忌法要を目前にした6月下旬、都内の料理店に世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長の“5人衆”が集まり、当面は集団指導体制でいくことが決まっていたはずだが、8月3日付の毎日新聞が「塩谷立会長代理は3日、萩生田光一政調会長ら派閥の中枢メンバー5人と東京都内で会合を開き、塩谷氏と下村博文会長代理が暫定的に派閥運営を担う現在の体制を見直し、自身が派閥を主導していく意向を伝えた」と報じ、永田町を驚かせた。

「毎日新聞は『現在の体制では派閥内の意思疎通が図りにくいため、体制強化に向けて自身が派閥を主導する考えを示した』とも伝えています。たしかに派閥内には『トップを決めなければ、閣僚人事や党内人事での要望が通りにくくなる』と、集団指導体制を心配する声が上がっていました」(政治担当記者)

 しかしなぜ、いま塩谷氏が手をあげたのか。

「塩谷氏の印象ですか? ひとことで言えば地味な存在ですが、文部科学大臣や自民党総務会長や選挙対策委員長など、要職を務めています。初当選は1990年の衆院選で、その後、1996年、2000年衆院選で落選。2009年と2021年は比例復活当選ですから、当選回数は10回を重ねているものの、選挙に強いとはいえません。今回、なぜ塩谷氏は『座長』という立場で、派閥のトップになると決めたのか不思議です。2022年秋にも、派内の一部で『塩谷会長案』が浮上しました。しかし若手や中堅議員から『派閥のトップが比例復活議員でいいのか』などの異論が噴出して、立ち消えになった経緯がありました」(自民党関係者)

 前出の政治担当記者は「それだけ安倍派は、分裂の危機に直面している」と解説する。

「最大派閥のリーダーは、すなわち総理大臣候補ですから、誰もがリーダーの椅子を狙っているでしょう。しかし、萩生田さんは旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係でゴタゴタがあり、世耕さんは解散がない参院議員だから『首相になって解散権を行使するのはいかがか』という声があります。西村さんは人望がいまひとつ。松野さんは地味だし、高木さんは当選回数が多いだけ。頭ひとつ抜け出ている方がいないんです。誰がトップになっても、安倍派は一枚岩になれない。しかしトップがいないと、党内の影響力は低下するばかり。『塩谷座長』は苦肉の選択でしょう」

 ネットニュースのコメントでも《塩谷氏ってどんな政治家なのか?全く存在感も無く、わかりません》という声がある一方で《地元では父親の地盤を引き継ぐ、典型的なおぼっちゃまの2代目。他人を批判したりしないから敵も少ない》《塩谷立氏なら、誰の目にもいわゆる「雇われマダム」であることが明白で、当面分裂は避けられるだろう》と、派内事情を優先した結果との見方が多かった。8月17日にも派閥総会が開かれ、議論されるようだが、はたして……。

8716OS5:2023/08/05(土) 08:30:45
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20230804200410.html河野太郎氏「先憂後憂」 首相が現行健康保険証「廃止延期」に含み、後輩の疑惑も浮上
2023/08/04 20:04神奈川新聞

河野太郎氏「先憂後憂」 首相が現行健康保険証「廃止延期」に含み、後輩の疑惑も浮上

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 マイナンバーカードとの一体化に向けた健康保険証の廃止時期を巡り、岸田文雄首相は「来秋廃止」方針を当面維持するものの、「廃止延期」の可能性に含みを持たせた。日程厳守の中で対応に当たる河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)は、いつはしごを外されるか分からない状況で、さらにここへ来て、再生可能エネルギー推進派の後輩である秋本真利衆院議員の金銭授受疑惑が浮上。自民の閣僚経験者は「先輩からも後輩議員からも裏切られ、先憂後楽ならぬ『先憂後憂』だ」と河野氏をおもんぱかる。

 秋本氏は河野氏とともに原子力発電への依存に疑問を投げ掛け、風力など自然を利用する発電の拡充を推進してきた。選挙応援では河野氏が「私の大切な右腕」と評することもあったという。両氏と再生可能エネルギーを推進してきた議員は「政権構想の中で河野さんの頭の中には秋本さんの存在があったと思う。河野さんにとどまらず、運動を担ってきた市民団体などにとっても大変なショック」と影響を説明した。

 健康保険証の「来秋廃止」を巡っては、岸田首相は萩生田光一政調会長ら自民党の提案などを受け、今週初めに延期方針の公表に傾いていたという。首相の意を受けた官邸は河野氏の外堀を埋めるべく、加藤勝信厚生労働相の説得に動いたが、政府関係者によると加藤氏は「延期と言うのは簡単だが『来秋』は法律に明記されている。秋の臨時国会に改正案を出せば野党から蜂の巣にされる」と一蹴したという。

8717OS5:2023/08/05(土) 10:06:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ca8d5e7f73b3b27302f65f68fdcc96750b26225
自民、地検捜索で危機感 衆院解散「困難」の見方も 秋本議員
8/5(土) 7:17配信

時事通信
記者会見する岸田文雄首相=4日午後、首相官邸

 東京地検特捜部が自民党の秋本真利衆院議員の事務所などの家宅捜索に踏み切った4日、同党には岸田内閣の支持率下落に拍車が掛かりかねないとの危機感が広がった。

【国会議員情報】秋本 真利(あきもと まさとし)氏

 党内では今秋の衆院解散の可能性も取り沙汰されてきたが、捜査の展開次第では解散が遠のくとの見方も出ている。

 「捜査機関の捜査が進んでいる状況なので、今の時点で政府としてコメントすることは控えなければならない」。岸田文雄首相は4日の記者会見でこう語った。

 岸田政権に対しては、マイナンバーカードを巡るトラブル続出に加え、海外研修中の自民党女性局議員の軽率なSNS投稿を受けて風当たりが強まっている。そこに内閣の一員だった秋本氏(4日に外務政務官を辞任)側の収賄疑惑が追い打ちをかける形となった。

 党関係者は「今解散すれば言い訳ばかりの選挙になる」と指摘。「そういう選挙では勝てない。首相は当面、解散を打てないだろう」と語った。党内からは秋本氏に離党を求める声も上がっている。連立を組む公明党の石井啓一幹事長は記者会見で「事態の進展を見守りたい」と述べた。

 一方、野党は批判を強める。立憲民主党の泉健太代表は会見で、収賄疑惑が洋上風力発電絡みであることに触れ、「クリーンなエネルギーなのにダーティーな話が出てくる。企業・団体献金の禁止にチャレンジしなければ政治は腐る」と非難。秋本氏に説明責任を果たすよう求めた。

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「党もほっておいては駄目だ。政府も本気で汗をかかなければ駄目だ」と述べ、真相究明への努力を要求。共産党の小池晃書記局長は「トカゲのしっぽ切りのように真相隠しするなら、岸田政権全体の責任に発展する」と指摘した。

8718OS5:2023/08/05(土) 17:15:15
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASR853HWPR85UTFK002.html
秋本衆院議員が自民離党 党側がコメント「説明責任果たしてほしい」
2023/08/05 11:30朝日新聞

秋本衆院議員が自民離党 党側がコメント「説明責任果たしてほしい」

参院内閣委員会で、答弁する秋本真利外務政務官=2023年3月17日午前10時31分、国会内、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 自民党は5日、秋本真利衆院議員(47)=比例南関東、当選4回=が離党届を提出し、受理したと発表した。秋本氏をめぐっては、風力発電会社「日本風力開発」側から計3千万円近い資金提供を受けたとされる問題で、東京地検特捜部が4日に秋本氏の事務所などに収賄容疑で家宅捜索に入り、同日付で外務政務官を辞任していた経緯がある。

 秋本氏の離党を受けて、自民の茂木敏充幹事長は5日、「今回の件については極めて遺憾であり、秋本議員にあっては説明責任をしっかりと果たし、事案の解明に努めてもらいたい」としたコメントを出した。

8719OS5:2023/08/06(日) 10:15:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/78f4a3a3bdb8be207ba0fa0a010f4f5b64fd985b
自民党屈指の再エネ派「秋本議員」強制捜査の衝撃、「論客」退場で自民党のエネルギー政策に影響も
8/6(日) 5:02配信
 「私は自由民主党の国会議員ですが、党内の主流派とは異なり、原子力発電の新増設やリプレース(建て替え)、核燃料サイクルには明確に反対しています」

 「政治がやるべき仕事は、危険で経済合理性もない原発や核燃料サイクルの延命に巨額の国費をつぎ込み続けることではなく、再生可能エネルギーを主力電源として独り立ちできるように育成することである、というのが私の基本的な主張です」

 自著『自民党発!  「原発のない国へ」宣言』(2020年、東京新聞刊)でこう述べていた、自民党屈指の「再エネ・脱原発派」である秋本真利衆議院議員(比例代表・南関東ブロック選出)。

 同党の「再生可能エネルギー普及拡大議員連盟」事務局長を務めてきた秋本氏が収賄容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受け、8月4日付で外務政務官を辞任。翌5日、自民党を離党した。

■「開いた口がふさがらない」と賄賂性を否定

 一連の報道によれば、秋本氏側に資金を提供していたとされるのが再エネ発電を手がける「日本風力開発」社長の塚脇正幸氏。同氏から約3000万円が複数回に分けて秋本氏側に渡ったという。

 8月5日付の毎日新聞によれば、塚脇氏の代理人弁護士は「共に所有する競走馬の購入代金に使われた」「秋本議員個人に利益提供したなんて話はまったく違う。なぜ贈賄を疑われるのか理解ができず、開いた口がふさがらない」などとして、賄賂性を強く否定している。他方、秋本氏は取材にいっさい応じていない。

 「第1ラウンドのやり方がよろしくなかったから変えてほしいと、塚脇さんは(役所や国会議員、業界団体など)関係先にものすごく働きかけをしていた。秋本議員も働きかけの対象の1人だったことは間違いない」

 秋本氏や塚脇氏を知る関係者はこう語る。

 「第1ラウンド」とは、経済産業省と国土交通省が実施した、洋上風力発電に関する第1回目の入札を指す。「再エネ海域利用法」に基づき「促進区域」として指定された秋田県沖や千葉県銚子市沖の3海域での公募入札で、三菱商事を筆頭にした企業連合が2021年12月に3案件を“総取り”した。

 落札結果が公表され、三菱商事連合が提示した電力の販売価格がほかの企業連合を圧倒する低価格だったことが判明し、業界に衝撃が走った。

 とりわけ、ショックを受けたのが、日本風力開発やレノバなど、早い時期から地元の漁業関係者の協力を取り付け、風況調査など調査活動を手がけてきた企業だった。

 秋田県由利本荘市沖の海域入札で本命とされたレノバが敗退したことは「レノバショック」と称され、同社の株価大暴落の引き金になった。秋田県の2海域で有力視されながら、いずれも落札できなかった日本風力開発が受けた打撃も大きかったといわれる。

8720OS5:2023/08/06(日) 10:15:22
■秋本氏の働きかけは功を奏したのか? 

 それから間もなくの2022年2月17日に開催された衆議院予算委員会第7分科会。質問に立った秋本議員は萩生田光一経産相(当時)を前にこう言い切った。

 「2回目の公募(第2ラウンド)から評価の仕方を見直していただきたい」「運転開始時期というのは非常に大事なファクターなので、ウエイト付けを見直すべきだろうというふうに思っています」

 第1ラウンドの入札では、安値で応札した企業が有利になる一方、運転開始時期については評価点に含まれていなかった。秋本議員はこの点を問題にし、「第2ラウンド以降ではぜひ見直してほしい」と萩生田経産相に強く働きかけたのである。

 これに対して萩生田氏は次のように答えた。

 「今後の見直しの方向性については、まずは、今回の公募結果について総括したうえで、引き続き多くのプレーヤーに参加していただくためにも、選定の基準や開示情報のあり方も含め、外部有識者の知見もいただきながら検討してまいりたいと思います」

 この時点ですでに第2ラウンドの入札プロセスはすでに始まっており、途中段階でのルール変更は簡単ではないと見られていた。

 ところが、経産省はわずか1カ月後の2022年3月18日、第2ラウンドの入札プロセスを見直すと突如発表。同6月10日に設定されていた公募締切日を延期すると明らかにした。

 そして有識者会議での審議を踏まえて、同6月23日に新たな評価基準案を取りまとめた。そのときの公表資料では事業計画の迅速性を重視し、「『運転開始時期』を切り出して評価する」との文言が盛り込まれた。

■国会質問と資金提供の関係は? 

 朝日新聞などの報道によれば、塚脇氏側から「共有する競走馬の購入代金」として資金が流れたのは2021年頃から今年6月にかけてのことだという。東京地検特捜部はこうした動きを捉えて「贈収賄」が成り立つと見ているようだ。

 なお、塚脇氏の代理人弁護士は賄賂性を否定している。

 西村康稔経産相は8月4日、記者団に対して「見直しのプロセスは外部有識者を含む経産省と国交省の審議会で議論し、パブリックコメントを経て決定したものだ」と述べ、秋本議員からの働きかけによる政策決定への影響について否定的な見方を示した。

 自民党随一の「再エネ派」と見られている秋本議員に疑惑が浮上したことは、日本が目指すカーボンニュートラル実現や、そのための「切り札」とされる洋上風力発電を含む再エネの推進に暗い影を落としている。秋本氏は国土交通政務官時代に再エネ海域利用法の制定に尽力し、洋上風力発電を含む再エネに関する政策や制度を熟知する数少ない議員の一人だ。

8721OS5:2023/08/06(日) 10:15:39
 他方、日本風力発電は子会社の「エネルギー戦略研究所」を通じて、京都大学大学院の「再生可能エネルギー経済学講座」を産学共同講座として支援してきた。同講座には、日本のエネルギー政策を批判的な視座で研究する学識経験者が集まり、送電線の空き容量問題の指摘をはじめ、その提言内容はエネルギー業界でも一目置かれていた。

 同講座に所属する山家公雄・京大大学院特任教授は、「秋本議員の働きかけによって、公募ルールが事業者に有利になるようにねじ曲げられたという事実はない。それどころか、今のような価格偏重の入札方式が続けば、日本の洋上風力政策は立ち行かなくなる」と危惧する。

■「再エネ利権」のごとくみなす意見も

 ただ、山家氏の指摘が正しかったとしても、経営者による資金提供の目的を含めて、日本風力開発がガバナンスのあり方を厳しく問われることは間違いないだろう。秋本氏が沈黙し続ける中、すでにSNS上では「再エネ利権」のごとくみなす意見も持ち上がっている。

 秋本氏の著書では「河野太郎行政改革担当大臣推薦!」(当時の肩書)という帯が巻かれ、「俺よりすごい、自民党一の『脱原発』男だ」との一文がある。

 その河野デジタル相はマイナンバーカード保険証問題で党内外の批判に見舞われているうえ、今回、秋本氏が“一発退場”となったことで、自民党内では現行のエネルギー政策に「物申す」議員はいなくなりつつある。

 日本の再エネ政策に影響が広がるのは必至だ。

岡田 広行 :東洋経済 解説部コラムニスト

8722OS5:2023/08/09(水) 13:21:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd0957c47851a14ebd3db44bc1bd72ebbeab8f33
秋本議員、先物で数千万円損失か 多額の資金受領と関連捜査
8/8(火) 21:00配信

共同通信
衆院本会議に出席した自民党の秋本真利衆院議員=6月

 秋本真利衆院議員(47)=自民党を離党=が洋上風力発電を手がける日本風力開発の塚脇正幸社長から多額の資金を受け取ったとされる事件で、秋本氏がここ数年の間に先物取引で数千万円の損失を出したとみられることが8日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は損失と資金受領との関連を調べるもようだ。


 秋本氏や塚脇氏らは2021年秋ごろ、競走馬の組合を設立。その頃から今年6月まで、塚脇氏は馬の購入代金などとして3千万円余りを支出したとされる。関係者によると、秋本氏が取引で損失を出したのは組合設立の前後で、資金繰りに困っていた可能性がある。

 特捜部は秋本氏が組合を実質的に管理し、塚脇氏からの資金は秋本氏への賄賂に当たるとみて捜査している。塚脇氏の弁護士は賄賂ではないと否定。塚脇氏も組合の所有者で、あくまでも組合への支出だとしている。

 関係者によると、塚脇氏側は昨年10月下旬、東京・永田町の秋本氏の議員会館事務所に現金1千万円を届けたといい、弁護士によると、馬3頭の購入などに充てられたとされる。

8723OS5:2023/08/10(木) 08:41:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/af8468a8d85d9537fc18b16f7f0a5e0d667e3eeb
岐路に立つ茂木氏、「戦う覚悟」麻生氏…首相が気になる2人
8/9(水) 19:47配信

産経新聞
自民党役員会に臨む麻生太郎副総裁(左)と茂木敏充幹事長=6月12日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

第2次岸田文雄改造内閣は10日、発足から1年を迎えた。この1年、政権の要として岸田首相を支えてきた自民党の茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁には、首相も配慮を重ねる。主流派として存在感を示す両氏だが、今後の権勢維持に向けては課題も抱える。

■幹事長留任か交代か 茂木氏、勝負の夏

9月に行われる見通しの内閣改造・党役員人事は、首相の座を視野に入れる茂木氏にとっても重大な岐路となる。幹事長に留任して岸田首相を支え続けることになれば、来秋の党総裁選への挑戦は困難になる。交代となれば、自身初となる総裁選出馬の公算が大きくなる。茂木氏は両にらみで人事権者である首相の沙汰を待っている。

「平成研は内閣、党、国会の中核で岸田政権を支えてきた。これからもこの基本方針を貫いていきたい」

9日に横浜市で開かれた茂木派(平成研究会)研修会で、茂木氏はこうあいさつした。これまで折に触れ首相への意欲を示してきた茂木氏だが、最近は水を向けられても言葉を濁すことが多い。茂木派議員は「人事構想を練っている首相に誤ったメッセージを送りたくないのでは」とみる。

首相は茂木氏を続投させるとの見立てが大勢だ。党運営に安定した手腕をみせ、昨年の参院選や今年4月の統一地方選も勝利で乗り切った。なにより、党第3派閥の領袖(りょうしゅう)を野に放てば政権に牙をむく可能性が生じる。財務相に処遇して閣内に囲い込む案も浮上するが、茂木派幹部は「受けないだろう」と言い切る。

幹事長に留まれば、茂木氏は引き続き党の人事や財政で絶大な権力をふるえる。半面、首相が総裁選再選へ出馬を表明した場合は動きを封じられる。政権と命運を共にする幹事長が出馬を強行すれば「裏切り者」のそしりは免れない。

無役となればフリーハンドを握れるが、政権の中枢から離れることで求心力の低下が懸念される。茂木氏には石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相らほどの知名度もない。満を持して出馬しても党内の支持が集まる保証はない。

「幹事長派閥であることが最優先だ」「動かなければ勝ち筋は見えてこない」―。茂木派内では続投への期待と総裁選出馬への待望論が入り交じる。

党内の実力者の思惑も絡む。麻生氏は茂木氏の続投を望む。副総裁は総裁に次ぐ地位だが、実質的な権限は乏しい。気脈を通じる茂木氏が幹事長の座にあった方が自身の意向を党運営に反映できる。首相も政権の屋台骨である麻生氏の希望は無視しにくい。

「一緒に支えよう。お前のことは買っている」

7月、麻生氏は党本部の幹事長室で茂木氏にこう語りかけた。「いずれはという思いを持ってるのはわかってる。でも、焦ってないよな」とも念を押した。

自身の去就について「さまざまな意見をよく聞きながら対応を考えたい」と両にらみの姿勢を貫く茂木氏。この時も麻生氏に「支えるという気持ちは同じです」とだけ返答した。(石鍋圭)

8724OS5:2023/08/10(木) 08:41:57

■後継者は誰?麻生氏の悩みどころ

麻生氏は9日、台湾訪問を終え、帰国した。1972年の断交後初めてという自民副総裁による訪台で、来年1月に総統選を控え、政府に代わって日台関係の強化に尽力した。岸田政権の支持率は低迷が続いているが、「政権をど真ん中で支える」と強調する麻生氏は内政・外交の両面で政権の要となっている。

「台湾の次の代表(総統)がしっかりとした見識を持って(台湾を巡る情勢に)対応する人かどうかは極めて重要な問題だ。今回、頼氏に会えたのはよかった」

麻生氏は訪台中の8日、総統選に与党から出馬予定の頼清徳副総統や蔡英文総統とそれぞれ会談した後、記者団に語った。

麻生氏は今年に入り、最大野党・中国国民党の侯友宜氏らとも会談している。総統選候補者として名前が挙がる人物とは一通り面会した形で、台湾情勢に関する日本側の認識を伝えた。

8日に現地で行った講演では、台湾有事を念頭に「戦う覚悟」を表明した。政府見解よりも踏み込んだものだが、麻生氏周辺は「岸田首相と麻生氏の認識に違いはない」と説明する。

麻生氏が外交面で政権をサポートするのは初めてではない。昨年11月には韓国を訪問して尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談し、いわゆる徴用工訴訟問題などで悪化した日韓関係の改善に向けた地ならしを行った。

一方、内政では、自民党第2派閥の麻生派(志公会)の領袖として政権を支え、第3派閥の茂木派(平成研究会)を率いる茂木氏と良好な関係を築く。首相と頻繁に面会し、政権運営などを助言している。同時に、二階俊博元幹事長や菅義偉前首相らとも接触を図り、非主流派にも気を配る。

ただ、自派の後継者育成という面では課題もある。麻生派には「ポスト岸田」と目される河野太郎デジタル相がいるが、党内にはマイナンバー問題の対応などを疑問視する意見が根強く、派内でも衆目の一致する首相候補にはなっていない。

派の存続に向け、麻生氏がどのような道筋をつけるかが焦点になる。(大橋拓史)

8725OS5:2023/08/10(木) 08:43:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb8084b386ec31d4810eca761e1bfe32fbc0da1e
内閣改造、9月下旬論が浮上 日程窮屈で岸田首相熟慮
8/10(木) 7:21配信

時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)が9月中旬を軸に検討する内閣改造・党役員人事を巡り、同下旬に時期を遅らせるべきだとの声が、政府・自民党内に浮上した。

 中旬は外国訪問などが立て込み、新体制を整えるには時間的余裕が乏しいとの判断が背景にある。首相は今週末から夏休みに入る予定で、秋の政治日程について熟慮する見通しだ。

 首相は、人事を通じて政権浮揚を図った上で、衆院解散・総選挙の時期を探る構え。9日には、自民党の茂木敏充幹事長、遠藤利明総務会長、公明党の山口那津男代表と首相官邸で相次ぎ会談した。今後の政権運営について意見交換したとみられる。

 松野博一官房長官は記者会見で、人事の時期について「首相の専権事項だ」と述べるにとどめた。

 お盆明けは、18日に米ワシントン近郊のキャンプデービッド山荘で日米韓首脳会談が開かれる。その後は2024年度予算案の概算要求が予定され、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡る政治判断も迫る。

 9月に入っても、上旬はインドネシアで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議、インドで20カ国・地域(G20)首脳会議と、重要な外交日程が続く。11日ごろの帰国後、19日から米ニューヨークで始まる国連総会の一般討論演説に出席するまでの間に、首相は人事のタイミングを模索していた。

 ただ、岸田派が14、15両日に夏季研修会の実施を決め、日程の窮屈感はさらに強まった。政府筋は「人事は帰国後の9月最終週でいい」と指摘。自民党関係者も「9月下旬の可能性が出てきた」と語った。

 とはいえ、人事が遅れれば秋に想定される臨時国会の召集時期もずれ込む。物価高対策のための23年度補正予算案を求める声が出始める中、首相周辺には「国会召集を遅らせるのは得策ではない。人事は9月中旬に済ませるべきだ」との意見も根強い。

 人事では、茂木氏の処遇が焦点。マイナンバーカード問題で批判を浴びる河野太郎デジタル相、週刊文春で家族を巡る疑惑が報じられた木原誠二官房副長官らの去就にも注目が集まる。首相は夏休みを利用して人事構想を練るとみられる。

8726OS5:2023/08/10(木) 11:09:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6932371a0c7f3562ecc970cb73464d3170cecb1
安倍派新体制協議、塩谷、下村両氏はまた物別れ
8/10(木) 10:31配信

産経新聞
下村博文氏(左)と塩谷立氏

自民党最大勢力である安倍派(清和政策研究会、100人)の塩谷立、下村博文両会長代理は10日午前、会長を務めた安倍晋三元首相死去後の新体制を巡り国会内で協議したものの、8日の協議に続き物別れに終わった。

関係者によると、塩谷氏は8日と同様に会長不在のまま派の意思決定を担う「常任幹事会」を新設した上で、自らがトップの「座長」に就くことを提案した。これに対し下村氏は座長ではなく会長になるべきだと主張し、両氏は折り合わなかった。16日にまた協議する。

8727OS5:2023/08/10(木) 19:28:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/554c84249ee53452c82817e3a5e246a4ca1d81a1
自民安倍派、後継体制で議論平行線 「塩谷座長」案に下村氏反対
8/10(木) 18:22配信

毎日新聞
自民党

 自民党安倍派の塩谷立、下村博文両会長代理は10日、安倍晋三元首相の死去後の後継体制を巡り、国会内で会談した。塩谷氏は、新会長を置かないまま自身が「座長」に就任し、「集団指導体制」の実質的な取りまとめ役を果たす案を示したが、下村氏は反対し、議論は平行線をたどった。17日には派閥の議員総会が予定されており、両氏は16日に改めて協議する。

 関係者によると、塩谷氏は会談で、当面は萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相ら「5人衆」を含む集団指導体制とした上で、その意思決定機関として「常任幹事会」を新設することを提案。自身が常任幹事会の座長に就く考えを示した。下村氏は常任幹事会の設置には理解を示した一方で、座長については「座長ではなく会長を決めるべきだ」と反発。8日に続く両氏の会談だったが、この日も意見の一致をみなかったという。

 塩谷氏は、常任幹事会の構成人数について「(既存の幹事会よりも)数を多くしたい」との意向を示したといい、今後派内の意見を踏まえた上で人数や人選の調整を進める見通し。

 安倍氏の死去後、ベテランの塩谷、下村両氏が暫定的な派閥の取りまとめ役を担ってきたが、今秋にも想定される内閣改造・党役員人事に向け、今月20、21両日に長野県内で開く派閥研修会の前には「新体制を決めるべきだ」との声が派内には根強い。早期の会長選出を求める声は下村氏以外からも上がっており、16日の協議で両氏が一致点を見いだせるかは不透明だ。【畠山嵩】

8728名無しさん:2023/08/10(木) 19:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/628343f403fb09655820cbfda7192944c9115ea9
木原誠二官房副長官に公選法違反の疑い 衆院選の選挙事務所家賃を不記載
8/10(木) 11:12配信

文春オンライン
木原氏 ©時事通信社

 木原誠二官房副長官(53)が、2021年の衆院選で提出した「選挙運動費用収支報告書」に、選挙事務所の家賃支出を記載していないことが「文藝春秋」の取材で分かった。公職選挙法違反の疑いがある。

【写真】公選法違反の疑いのある木原誠二官房副長官の東久留米事務所

 木原氏は「総理の懐刀」と呼ばれる一方で、妻が、過去に結婚していた男性の不審死を巡って、重要参考人として警察から事情聴取を受けていた疑惑を「週刊文春」が報じている。

 今回、新たに発覚したのは、木原氏が東久留米市内に置いた選挙事務所を巡る疑惑だ。

「3階建てオフィスビルの1階部分にあり、ビルを所有するのは市内の建設会社A社です。代表取締役を務めるのは、自民党の東久留米市議でもあります。2021年の選挙では、街頭演説会の司会を務めるなど、 木原選対の“実働部隊”として活動していました」(地元関係者)

3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金
 選挙事務所については設置主体などが公職選挙法で厳格に定められている。「候補者個人」と「候補者届出政党」の二者は事務所を設置することができる。

 自民党関係者が語る。

「自民党として届け出た選挙事務所は東村山市にあります。日ごろから、木原氏が政治活動を行うための地元事務所でもある。木原氏が代表を務める『自民党東京都第20選挙区支部』など各政治団体の所在地にもなっています」

 公選法では政党が設置できるのは一箇所だけと定めている。つまり、東村山市の事務所は自民党の選挙事務所、これに対してA社が所有するビルに入っている東久留米事務所は、木原氏が候補者個人として届け出た選挙事務所ということになる。

 東村山事務所の家賃は選挙期間中に限らず、毎月、第20支部が所沢市の不動産会社に支払っている。他方、選挙期間中に借りた東久留米事務所の家賃は木原氏個人が支払う必要がある。ところが、木原氏が東京都選挙管理委員会に提出した「選挙運動費用収支報告書」には、東久留米事務所の家賃の支出が記されていないのだ。

 公選法に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が語る。

「家賃を支払っているにもかかわらず、報告書に記載していないとすれば、公選法違反の虚偽記入罪に当たる。3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金が科せられます」

事務的ミスを認めた木原氏
 当事者たちはどう答えるのか。A社に事務所の賃料や賃借期間について尋ねたが、期限までに回答はなかった。

 木原事務所に書面で尋ねると、弁護士を通じて下記のように回答した。

「令和3年の総選挙における選挙事務所は、候補者の事務所は東村山事務所(東村山市廻田)です。候補者届出政党の事務所は、東久留米事務所(東久留米市幸町)です。しかしながら、届出時の事務的なミスにより、候補者届出政党の事務所を東村山事務所として届け出ていました。(編集部注・届け出時に提出した書類の)訂正について選管に確認すると承知しています」

 東久留米事務所は「候補者の事務所」でないため、木原氏が家賃を負担する必要が無いとする主張だろう。だが、この回答も重大な問題を孕んでいる。

 前述のように東村山事務所は、木原氏が代表を務める第20支部が、選挙期間中以外でも不動産会社に毎月の家賃を支払っている。だが、公選法上は、「第20支部の財布」と、「木原氏の財布」は全く別のものとみなされる。

「第20支部が借りている東村山事務所を木原氏個人が選挙事務所として使った場合、家賃を支払っていればその支出を、無償提供されていればその旨を選挙運動費用収支報告書で報告しなければなりません。その記載が無い以上、木原氏が届け出た選挙事務所が東村山であった場合でも、公選法に違反する疑いがあります」(前出・上脇氏)

 この点を改めて木原氏に尋ねると、こう回答した。

「念のため選管に確認いたします」

 だが、木原氏を巡る公選法違反疑惑はこれだけではなかった。

 8月10日に配信した「文藝春秋 電子版」の オリジナル記事 では、東久留米事務所を巡る疑惑の詳細に加えて、別の問題である“ヤミ選挙事務所”疑惑についても報じている。

「文藝春秋」編集部/文藝春秋 電子版オリジナル

8729OS5:2023/08/11(金) 22:51:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9038a37732ca8fe1b64411693fb8b280c17a0349
自民に「国交相」奪還論 内閣改造、公明と新たな火種
8/11(金) 7:13配信

時事通信
記者会見する公明党の北側一雄副代表=10日午前、同党本部

 岸田文雄首相が9月中で検討する内閣改造に向け、自民党内で国土交通相ポストを公明党から奪還すべきだとの声が強まってきた。

【図解】公明党が経験した閣僚ポスト

 全国の公共事業を差配する巨大官庁のトップを10年以上、公明に独占され、抜群の集票力を誇ってきた建設・運輸業界を侵食されかねないとの危機感からだ。ただ、公明は譲らない構えで、自公関係の新たな火種となりそうだ。

 「そろそろ返してもらわなければならない。ひさしを貸して母屋を取られてはならない」。自民の閣僚経験者は、ポスト奪還に向け語気を強めた。

 「福祉の党」「環境の党」を掲げる公明は、1999年の連立政権参加から2009年の野党転落までの約10年間、国交相以外にも厚生労働相や環境相などを担った。ただ、旧民主党から政権を奪還した12年末からは公明議員4人が連続して国交相に就いている。

 これに対し、自民は08〜09年の金子一義氏が最後の国交相。同党現職議員に国交相経験者が皆無となり、かつて誇った建設・運輸業界への影響力は衰えつつある。奪還論は支持者からも出ており、党幹部は「今秋の内閣改造が流れを変えるタイミングだ」と語った。

 とはいえ、公明にとって国交相ポストは魅力的だ。党関係者は「さまざまな業界から陳情が寄せられ、人脈が広がる」と指摘。自民関係者によると、22年8月の前回改造時に首相は公明に閣僚ポストの変更を持ちかけたが、断られたという。

 日本維新の会の攻勢に直面し、次期衆院選で議席減の危機にひんする公明は、国交相ポストについて「これからも重要だ」(山口那津男代表)と死守の姿勢を強める。国交相経験者の北側一雄副代表は10日の記者会見で「わが党に非常にふさわしいポストだ」と強調した。

 衆院選の候補者調整がもつれ、公明は5月、東京都内の選挙協力を解消すると自民に通告。両党に歩み寄りの動きはあるものの、亀裂の修復には至っていない。公明関係者は「自民がポスト奪還にこだわれば、自公関係の溝はさらに広がる可能性がある」と自民をけん制した。

8730OS5:2023/08/12(土) 23:51:07
困難とユーか よほど勝てる状況じゃなければ 解散する必要はないわけで


https://news.yahoo.co.jp/articles/47201598e470d40edfd44a7372e9f1ffd74e11ec
年内解散、困難の見方 政権立て直しへ人事カギ 岸田首相思案の夏休み
8/12(土) 7:10配信

時事通信
富山県での視察を終え、記者団の質問に答える岸田文雄首相=10日、同県射水市(代表撮影)

 岸田内閣の支持率下落が続く中、年内の衆院解散・総選挙は困難との見方が、与党内で強まってきた。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、内閣改造・党役員人事で刷新感を印象付け、政権浮揚につなげたい考えだが、思惑通りに進むかは不透明。11日からの夏休みは、政権立て直しに向け、思案を重ねる機会となりそうだ。

 首相は10日、視察先の富山県射水市で記者団に対し、今後の政権運営について「先送りできない課題に取り組み、答えを出していく」と強調。9月中で検討する人事は「適材適所で考えていきたい」と語った。

 首相は来年9月までに衆院選で勝利し、同月の任期満了に伴う党総裁選を無風で乗り切るのが基本戦略。先の通常国会でも解散を模索した。この時は時期尚早と判断して見送ったが、衆院議員の任期は10月末で折り返しを迎えることから、党内では「首相は年内解散を探っている」(関係者)との見方がなお強い。

 ただ、政権を取り巻く環境は厳しさを増している。マイナンバー問題は収束の兆しが見えず、8日に公表した総点検の中間報告でも累計8000件超の誤りを確認。秋本真利衆院議員が収賄疑惑で離党し、松川るい女性局長らのフランス研修も「まるで観光」と批判を浴びた。首相側近の木原誠二官房副長官も、自身や家族を巡る疑惑が相次ぎ報じられている。

 時事通信の8月の世論調査で内閣支持率は26.6%に下落し、5カ月ぶりに「危険水域」とされる2割台に突入。自民党支持率も21.1%に落ち込んだ。政界には、内閣と党の支持率の合計が「50」を切ると政権維持が困難になるという、故青木幹雄元官房長官が唱えた「法則」がある。岸田内閣の発足以降、これを割り込んだのは今回の「47.7」が初めてだ。

 調査結果を受け、首相周辺は「厳しい」と絶句。党内には「解散などできるわけがない」(閣僚経験者)との認識が広がる。今秋の解散を想定して衆院選の準備を進めてきた公明党からも「年内は無理だ」(重鎮)との声が漏れる。

 政権立て直しのカギを握るのが人事だ。自民党内では「政権の顔ぶれを刷新しなければ状況は好転しない」(幹部)との見方が強く、茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相らの去就が焦点となる。ただ、党関係者は「政権の体力は落ちており、大幅な人事は難しい」と指摘する。

 首相は人事に続き、2023年度補正予算案の編成も検討。10月に臨時国会を召集し、着実に成果を積み上げることで国民の信頼回復を図る考えとみられるが、マイナ問題などで野党の追及を受けるのは必至だ。11月末には総点検の「最終報告」も控えており、政権の先行きは見通せない。

8731OS5:2023/08/15(火) 19:16:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/b293e60eec0e9c2406686cad96444ebbccd728d4
ダークスーツ着込み、首相の半歩後ろを…政権の命運をも左右する最側近たちの役割とは
8/15(火) 5:01配信

読売新聞オンライン
 [New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「首相秘書官」。

 ダークスーツを着込み、国会では背後からメモを差し入れ、移動の際には資料でふくれあがったカバンを手に半歩下がって付きそう――。常に首相と行動を共にし、黒子として支える首相秘書官の姿は、テレビニュースなどでもおなじみだ。時に政権の命運をも左右する首相の最側近たちの役割を探る。

国会答弁や政策立案 会食にも随行
 首相秘書官は首相が任命する特別職の国家公務員で、政権運営全般を見渡す「政務」と、各省庁から出向し官邸と省庁のパイプ役となる「事務」に分かれる。事務担当は当初、外務、財務、警察の3省庁出身者が基本業務を担っていた。第1次石油危機を契機に通商産業省(現・経済産業省)が加わり、官邸主導が強化されてからは、厚生労働省などからも出向している。

 事務担当には、各省庁の課長級以上の「エース格」と目される官僚が起用され、首相の理念実現に向け、国会答弁の調整や重要政策の立案などに携わる。日替わりで会食先などにも随行し、年末年始なども緊急時に備えて首相と過ごすこともある。

 首相が退陣すると、事務担当は職を解かれて出身省庁に戻るのが通例だ。牧原出・東大教授(行政学)は、「その後の昇進などを含めた秘書官経験者の役人人生は、退陣後の首相の影響力にも左右される。ひとたび秘書官になれば、首相経験者が政治力を持つ限り一蓮托生(いちれんたくしょう)だ」と話す。

ホテル住まい、睡眠2時間…「鉄の団結」
 一方、政務担当は秘書官の筆頭格で、与党幹部や政財界との政策のすりあわせなど、多岐にわたる首相の政治活動を支える。そのため首相の理念を熟知する人物が求められ、事務所秘書や親族などが就くケースが多い。

 歴代内閣では、政権運営の要となる“大物”もいた。小泉内閣の政務秘書官だった飯島勲内閣官房参与は、首相が1日2回、テレビカメラの前で発言するメディア戦略などを考案し、小泉氏の発信力を生かして高い政権支持率を維持した。今井尚哉内閣官房参与は安倍内閣で事務・政務双方の秘書官を経験し、「1億総活躍社会」など看板政策の立案に携わったほか、政局でも参謀として首相を支えた。

 飯島氏は秘書官時代、官邸近くのホテルに泊まり込み、1日約2時間の睡眠で政権を支えた。政権発足から間もない2001年9月の米同時テロでは、飯島氏が事務秘書官らを指揮し、国内外の情報収集に奔走した。未曽有の事態を一丸となって乗り越えた“チーム飯島”は「鉄の団結」(飯島氏)を誇ったという。

(写真:読売新聞)

 飯島氏は、内閣改造時に閣僚候補の政治資金や過去の発言を調べる“身体検査”も徹底し、長期政権の実現に寄与した。飯島氏は「小泉内閣では、本人の政治資金疑惑で辞任した閣僚は一人もいなかった」と振り返る。

8732OS5:2023/08/15(火) 19:17:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8c40fa191958b80ca368db193dde59e9f866c5a
「岸田総理には必ずいつかやり返す」木原問題、エッフェル塔写真炎上で大逆風の岸田政権に菅・二階両氏ら“非主流派”が虎視眈々「やるときは一気にやって、奪い返すぞ」
8/14(月) 8:01配信

集英社オンライン
集英社オンライン

支持率の下落傾向が止まらない岸田政権。一方、この混乱を機に「政局を仕掛けてくるのでは」と、その動向に注目が集まっているのが、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長らの「非主流派」だ。両氏による岸田文雄首相批判は止まらないようで…。

【画像】具志堅用高と笑顔でツーショット写真におさまる今井絵理子議員(本人Facebookより)

木原氏、取材対応を一時再開も「違法風俗」報道で再び雲隠れ
ここ1ヶ月、岸田政権を最も動揺させているのが、首相最側近にして“陰の総理”とも言われる木原誠二官房副長官をめぐる報道だ。
木原氏は「週刊文春」で妻の元夫の不審死についての疑惑を報じられて以降、約1ヶ月にわたり、記者が接触できない首相官邸の裏口からの出入りを続けている。日々慣例として行われてきた番記者による取材も「家族のケアが必要」という理由で応じていない。

首相の外遊にも同行せず、松野博一官房長官が不在時の定例会見の代行もしない木原氏には、「副長官としての責務を果たしていない」と党内外から批判が噴出。こうした声を気にしてか、8月7日には突然、この1ヶ月間応じていなかった番記者からの取材対応を再開した。

全国紙政治部記者が明かす。

「午後6時半ごろ、いきなり『6時40分から取材に応じる』と幹事社を通じて連絡があり、各社の記者はあわてて官邸のエントランスに集まりました。
そこに現れた木原氏は何事もなかったかのように、いつもの上から目線で開口一番、『なんか、ある?』と言い放ちました。1ヶ月、取材に応じなかったことの釈明や謝罪はなし。突然の連絡だったので、木原氏とは初対面の記者も多数いて、一連の報道についての質問は出ませんでした」

翌8日も取材に応じたものの、9日には「文春オンライン」が、木原氏が違法な“本番行為”が横行する風俗店の常連だったと報道。
すると、「再び取材対応がなくなり、お盆明けも『取材対応は難しい』と各社に連絡してきました」(前出の全国紙政治部記者)
木原氏が「休む」と各社に連絡してきた10日にも、衆院選の「選挙運動費用収支報告書」に事務所の家賃支出を記載していないという公職選挙法違反の疑いが「文春」に報じられたが、木原氏はコメントを避けたままだ。

相次ぐ報道のなか、この記者は、木原氏の明らかな変化を感じ取ったという。

「記者団の前に現れたときは平静を装っていましたが、かなりやせたのは明らかでした。9月にも行われる見通しの内閣改造では、副長官を外される可能性が高い。連日の報道で、心身ともにまいっているのではないでしょうか。“影の総理”のピンチは、すなわち政権のピンチです」

8733OS5:2023/08/15(火) 19:17:58

10月22日総選挙の憶測も、大逆風で解散は先送り?
木原氏をめぐる問題以外でも、政権への逆風は強まるばかりだ。

「松川るい、今井絵理子両参院議員のフランス視察をめぐる炎上が収まりません。
松川氏が連れていった子どものお世話を現地の大使館にさせていたことや、研修日程がスカスカだったことも報じられました。松川氏のお膝元の大阪は、ただでさえ維新に押され、自民が苦戦しているだけに、地元はおかんむり。松川氏は、エッフェル塔ポーズを一緒に撮った地元・大阪の女性議員に謝ろうと電話をかけても、出てもらえなかったとか。
自民党枚方市支部は、松川氏を選挙区支部長から更迭するよう、茂木敏充幹事長に要求しました」(自民党関係者)

6月の衆院解散を見送った首相は、秋の解散・総選挙を検討しているとみられていたが、その戦略にも暗雲が立ち込めてきた。

自民党の中堅議員がため息をつく。

「当初は9月後半にも召集する臨時国会の冒頭で解散し、10月22日投開票というスケジュールがささやかれてきました。
選挙区の『10増10減』にともなう候補者調整も落ち着き、『1票の格差が生じている違憲状態を早く解消する』という名目での解散があり得るのでは、との見立てです。
しかし、ここまで逆風が吹くと、総理が解散権を行使できるかはわかりません」とため息をつく。

菅氏「総理がリーダーシップをとらないとダメ」岸田首相をチクリ
こうしたなか、動向が注目されているのが、菅前首相や二階元幹事長ら「非主流派」だ。

「菅氏、二階氏が森山裕選挙対策委員長も交えて7日夜、日本料理店で会食しました。定期的な会合ですが、約2時間にわたって、ピンチに陥っている政権運営や、今後の政局について意見を交わしたとみられています」(全国紙政治部記者)

そもそも菅氏、二階氏ともに岸田首相とは距離があるというのは、永田町では衆目一致した見方だ。
菅氏が首相時代にコロナの感染拡大や東京オリンピック開催をめぐる混乱で支持率を下げるなか、岸田氏は早々に自民党総裁選への立候補を表明。当時、幹事長を5年以上務めていた二階氏を念頭に「党役員の任期は1期1年、連続3期まで」とする党改革案を掲げ、これによって追い込まれた菅氏は総裁選への出馬を断念した。

それ以来、「非主流派」となった菅・二階両氏は、岸田首相の政権運営に辛らつだ。
菅氏はここ最近、マイナンバーをめぐる政権の迷走を横目に、「俺が総理のときには、俺が陣頭指揮をとって、総務省や厚労省にコロナワクチン接種施策を進めさせた。マイナンバーだって、デジタル庁、総務省、厚労省が関わるんだから、総理がリーダーシップをとらないとだめだろう」と、周辺の前で岸田首相をチクリ。

一方の二階氏も岸田氏について「周囲への根回しが足りない。自分だけ目立てばいいってもんじゃない」などと批判する。

「菅氏と二階氏は、木原氏の妻が重要参考人として事情聴取を受けていたときに、それぞれ官房長官、幹事長を務めていました。当然、事件についての動きは熟知しているはずで、岸田政権を一気に追い込める弱みを握っているとも言えます」(全国紙政治部記者)

非主流派のベテランのひとりは逆襲を誓って、こうつぶやく。

「岸田総理には、必ずいつかやり返す。やるときは一気にやって、奪い返すぞ」

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

8734OS5:2023/08/15(火) 19:18:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/2365dae6f4f45a3b5e803098fc09fe61a2650748
自民党安倍派の新体制巡り両会長代理が平行線…塩谷氏は「座長」案、下村氏は「会長」専任求める
8/10(木) 22:15配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党安倍派の塩谷立、下村博文両会長代理は10日、派閥の新体制について、国会内で会談した。塩谷氏は事実上の代表と位置づける「座長」に自身が就く案を主張する一方、下村氏は「会長」の選任を求めて互いに譲らず、平行線に終わった。塩谷氏側は17日の派閥会合で了承を取り付けたい考えだが、決着するかどうかは不透明だ。

 会談は約40分行われ、塩谷氏が派の運営を主導する「常任幹事会(仮称)」を設置した上で、自身が座長に就く案を説明した。これに対し、下村氏は会長を決めるべきだと主張した。両氏は8日にも協議していたが、再び物別れとなり、16日に改めて協議する予


1
/
2

塩谷立氏

定だ。

 新体制を巡っては、塩谷氏が3日、高木毅国会対策委員長、萩生田政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野官房長官、西村経済産業相の「5人衆」と都内で会談。会長を不在にしたまま、塩谷氏を座長に位置づける案をまとめていた。

 派内では「下村氏の主張が正論だ」(中堅)として、新会長の選任を求める意見もある。ただ、内閣改造・党役員人事が9月11〜13日の間にも行われるとの見方が強まる中、「一刻も早く新体制を発足させるべきだ」(若手)として「塩谷座長案」での早期決着を求める意見が広がっている。

8735OS5:2023/08/15(火) 20:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d54bd7f4d584ca5f6a5c1c53e5800a7d24b9328
16日に安倍氏追悼ゴルフ 首相が不参加 台風直撃で危機対応優先 世論の批判を回避 
8/14(月) 18:51配信

カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相は14日夜、森喜朗元首相らが16日に企画した安倍晋三元首相の「追悼のゴルフ」(安倍派関係者)への参加を取りやめることを決めた。首相にとっては夏休み期間中だが、台風7号の日本直撃が確実な情勢下で危機対応を優先した。「党重鎮より国民へ目を向けるべきだ」(公明党議員)など与党内からも自重を促す声が上がっており、世論の批判を浴びるリスクも勘案したようだ。  

 関係者の話を総合すると、開催は安倍氏の派閥の先輩である森氏らが呼び掛け人。首相経験者の小泉純一郎氏、自民党副総裁の麻生太郎氏も参加予定だった。場所は安倍氏が好んで利用していたという山梨県内のゴルフ場。15日には夕食会もセットされ、「その場で内閣改造や党役員人事、望ましい総選挙の時期を話し合うのでは」(自民議員)との観測も呼んでいた。

 首相は11日から16日までを夏休み期間とし、15日の全国戦没者追悼式と閣議以外、公務は原則として外している。12、13日に予定していた家族同伴の静岡県での農山漁村への交流宿泊は台風に備え取りやめた。

神奈川新聞社

8736OS5:2023/08/16(水) 09:39:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e13ad7dbbbf08a53a2495f7d5ac08460d98fd7fe
「ポスト岸田は岸田」という政界で名前があがるダークホース 石破、河野、小泉、茂木ではない「国民人気ほぼゼロ」の意外な大臣が
8/16(水) 6:02配信

デイリー新潮
政界人気の低い3人
低空飛行を続ける岸田政権

 8月5・6に実施されたJNNの世論調査で、ポスト岸田にふさわしい自民党議員について聞き取りしたところ、1位・石破茂元幹事長16%、2位・河野太郎デジタル相16%、3位小泉進次郎元環境相14%……といった順番で岸田首相は5位で5%だった。一時に比べれば内閣支持率は下げ止まっているものの、再び上昇に転じる要素はなく、秋以降はさらに苦しい政権運営を迫られそうなのだが、一方で政界では「ポスト岸田は岸田」との声があがっているという。

【写真を見る】「ロールスロイスの男」に呼び出される岸田首相、「国民人気ほぼゼロ」の意外な大臣など

「JNNの今回の調査については、石破、河野、小泉の各氏の国民人気の高さを改めて感じました」

 と、政治部デスク。

「一方でこの3人は永田町ではあまり人気がありません。各人に共通するのは、派閥やグループの面々の面倒をちゃんと見ているという声が聞こえてこないこと。石破氏については“2021年の総裁選に出馬できなかったのが良くなかった。終わった人だ”と評する人がいますね。小泉氏は無派閥ですが、彼のために尽力したいと言っている人を見たことはないですね。実際にはいるのかもしれませんが」(同)

下げ止まったが
「政界の常識は国民の非常識」という言葉をなぞるような調査結果だったということになるだろうか。

 圧倒的な国民的人気を背景に総裁選に地滑り的勝利を収め、首相の座に就くというやり方がないわけではないが、永田町での人気がある程度なければその座を射止めることは難しいだろう。

「仲良しクラブとしての派閥が機能している以上、その内部を固め、他派閥の幹部とも気脈を通じ、協力体制を築いておくということが総裁への必須ルートでしょう。国民的人気で突っ走れるのは自民党が政権を失うとか、そういう危機的状況だけです。石破、河野、小泉が浮上するのはそういうタイミングでしょうが、今はそうではありません」(同)

 一方、内閣支持率に目を転じると、

「日韓首脳会談、ウクライナ電撃訪問、G7広島サミット開催とトピックの続いた5月をピークに、マイナンバーカードでの不手際などがあり、内閣支持率は下落を続けました。さすがに下げ止まったかなというところですが、“再び上昇に転じる要素もないよね”というのが永田町の住人らの一致した見解のように感じます」(同)

ほくそ笑む茂木幹事長
 9月半ばには内閣改造、党役員人事が行われる予定だ。

「それで支持率をぶち上げて解散総選挙に打って出ようというスタンスではありません。5月時点で解散があれだけ取り沙汰されていたことを思うと、何があっても驚きはありませんがね」(同)

 そういった体たらくにほくそ笑んでいるのが、茂木敏充幹事長なのだという。

「支持率が低下すれば自分にお鉢が回って来る可能性が高まるからということのようです。かねて首相への意欲を隠さず、岸田首相、麻生太郎副総裁と自分を並べて、三頭政治などと称してしまうあたりが失笑を買ってきました。自身が領袖を務める平成研究会を十分まとめられていないので岸田首相は脅威には感じていないようですが。岸田首相を支える姿勢を鮮明にする麻生氏からは“変な気を起こさず、岸田を支えろ”と告げられているようです」(同)

 ちなみに先のJNNの調査では、茂木幹事長は6位で2%と、岸田首相の後塵を拝している。

8737OS5:2023/08/16(水) 09:39:23
ダークホース
 他方、安倍晋三元首相の死去から1年が経過したものの、最大派閥である安倍派は突出した存在がおらず、トップを決められずにいる。

 内閣支持率は低空飛行を続けるが、岸田首相にとって強力なライバルがいないという状況のようだ。

「そうですね。来年9月の総裁選再選に向けてのらりくらりと政権をかじ取りしていくなか、党内で“ポスト岸田は岸田”のムードが出来て行くことを狙っているのかもしれません。実際、そのように指摘する声は少なくないですからね。首相をやりたいと言っている人はたくさんいますけれど、推薦人が確保できて見切り発車で出馬したとしても惨敗でもしたら政治生命を失いかねず、二の足を踏む候補の方が多い印象です」(同)

 有力候補が見当たらず、「ポスト岸田は岸田」の声が高まりそうな気配があるなか、ダークホースの存在を指摘する、こんな声も聞こえてきた。

「加藤勝信厚労相ですね。政界では嫌われていないし、元財務官僚として霞が関のこともわかっているので河野氏や茂木氏と違って当たりも柔らかいと言われています」(同)

「岸田支持」の理由
 先程触れた世論調査では、加藤氏の名前が上位にはあがっていない。失礼ながら、現時点での国民人気はゼロに等しいのだが……。

「どうしても岸田首相ではダメだとなったときに、各派閥が一番まとまりやすいのが加藤氏だと言われています」(同)

 平成研所属で、トップの茂木氏とは同年齢だ。

「派閥の総裁候補として茂木氏が素直に認めるとは到底思えませんが、先ほどもお話したように茂木氏が派内を掌握しているとは言い難いので、加藤氏にチャンスがないわけではない。加藤氏は普段から慎重なタイプではありますが、首相への意欲を隠すことはありません。安倍派所属の萩生田光一政調会長とは親しい間柄ですね。麻生氏も含めて党内の重鎮は軒並み“加藤ならやれる”と見ているようです」

 それでも麻生氏が「岸田支持」を堅持しているのは、かつて自身が所属した宏池会を率いる岸田首相へのシンパシーもあるのだろうか。

「そもそも副総裁をやってほしいと岸田首相に頼まれていますからそれを裏切れないということでしょうし、一番の動機は勝ち馬に乗ろうとしているのだと思いますよ(笑)。主流派はやはり美味しいですからね」(同)

デイリー新潮編集部

新潮社

8738OS5:2023/08/16(水) 18:20:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e573fe1255276f502e9d49e5a01ff073ed129b2
「塩谷座長」案で協議 自民安倍派、なお反対も
8/16(水) 18:01配信

時事通信
 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の新体制を巡り、同派の塩谷立、下村博文両会長代理が16日、国会内で会談した。

 塩谷氏を「座長」とする集団指導体制案について、下村氏は重ねて反対を表明。同派は17日に総会を開く予定だが、意見集約の見通しは立っていない。

 下村氏は、座長ではなく新たな会長を決めるべきだと主張。派内には「会長を置くべきだ」との声は少なくない。

8739OS5:2023/08/16(水) 22:26:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/e90323b1c18d9d05108c3b28ecf9ec1b09abe265
安倍派新体制、またも結論出ず 塩谷、下村氏「混乱回避」一致も…
8/16(水) 19:00配信

朝日新聞デジタル
自民党安倍派研修会の冒頭、あいさつする塩谷立・会長代理=2022年9月19日午後、東京都港区、諫山卓弥撮影

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の新体制をめぐり、ともに会長代理を務める塩谷立・元文部科学相と下村博文・元政調会長が16日午後、国会内で会談した。両氏の会談は8、10日に続いて3回目。17日に派閥の幹事会と総会を控えるが、この日も新体制に関する結論は出ず、物別れに終わった。


 安倍晋三元首相の死去後、暫定的な「双頭体制」を敷く塩谷、下村両氏。塩谷氏は、自身が会長ではなく「座長」に就任したうえで、松野博一官房長官や萩生田光一政調会長ら同派の有力議員らで構成する「常任幹事会」を新設するべきだと主張。これに対し、下村氏は「会長選出を目指すべきだ」と否定的だった経緯がある。

 関係者によると、この日の会談でも、両氏はこれまでの主張を繰り返した。一方で、17日の派閥会合で「混乱は回避する」という点では一致したという。ただ、具体的な妥協案は見えていない。

 塩谷氏は、17日の会合で新体制案を提示する考えだが、若手議員の一部には下村氏と同様に「『座長』ではなく早期に会長を選出すべきだ」との意見もある。下村氏が除かれる見通しの「常任幹事会」をめぐっても、「下村氏外し」との見方が強い。下村氏らの反発が予想され、調整が難航する可能性もある。(森岡航平)

朝日新聞社


https://news.yahoo.co.jp/articles/d155e942ed75670298850a3ad5f8b2767be1fef9
自民党安倍派の新体制、塩谷氏と下村氏が3回目の協議も折り合えず…17日に幹事会と総会で議論
8/16(水) 21:23配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派の(手前から)塩谷立・会長代理、萩生田政調会長、下村博文・会長代理(7月6日)

 自民党安倍派の塩谷立、下村博文両会長代理は16日、国会内で派閥の新体制について協議した。塩谷氏は、集団指導体制とした上で自らが「座長」に就く案を改めて提示して理解を求めたが、下村氏は「(塩谷氏の案には)派内に反対意見が多い」として新しい会長の選出を求め、折り合えなかった。同派は17日に幹事会と総会を開いて議論するが、意見集約できるかどうかは不透明だ。


 両氏の協議は、8、10両日に続いて3回目。この日は、「17日の幹事会などが紛糾する事態は避けるべきだ」との考えでは一致し、ぎりぎりまで妥協点を探ることを申し合わせた。

 塩谷案は、閣僚経験者らによる「常任幹事会(仮称)」を設ける内容で、派内で中心的な立場にある萩生田政調会長、松野官房長官、西村経済産業相、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」はおおむね了承している。塩谷氏は、下村氏の同意が得られない場合でも、17日にこの案を提示する構えだ。

 派内では、9月の内閣改造・党役員人事を見据え、「交渉力を高めるには会長選出が必要だ」との意見が根強い一方、塩谷氏の案に一定の理解を示す声も出ている。

8740OS5:2023/08/17(木) 18:56:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/926b8f2fa95a8385b6ab3ccf6c230cb251a01b45
自民党安倍派、塩谷「座長」案で決着 意思決定は「常任幹事会」で
8/17(木) 13:20配信

毎日新聞
自民党安倍派の幹部会に臨む塩谷立会長代理=東京都千代田区の同党本部で2023年7月6日午前11時34分、竹内幹撮影

 自民党安倍派は17日、党本部で会合を開き、安倍晋三元首相の死去後の後継体制について、塩谷立会長代理が事実上の派閥代表となる「座長」に就き、意思決定機関として「常任幹事会」を設置するなどとする新体制案を決めた。


 派内では、もう1人の会長代理を務める下村博文元文部科学相らが新会長選任を主張していたが、塩谷氏はこの日の議員総会で「座長案」を提案。対応を一任され、事実上了承された。当面は会長を置かず、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長の「5人衆」を含む集団指導体制とすることで決着した。

 塩谷氏は総会後、記者団に「会長を今なかなか決められない状況は、ほぼ全員に理解いただいたと思っている。その上で常任幹事会で会の運営の重要事項が決定し、その座長として私が(就く)、ということだ」と説明。常任幹事会のメンバーは現職を含めた閣僚経験者を中心に選ぶ意向を示した。

 総会では「座長」の名称を「代表」などとすべきだとの意見も出された。塩谷氏は「私の考え方は座長がその会を代表する立場だ。意見としてはしっかり受け止め検討したい」と述べた。新会長については「具体的な話がない中でまだ見通しがつかない。例えば次の(衆院)選挙あるいは総裁選とか、何かの節目の時期を考えていろいろ動きが出てくるかと思う」と述べるにとどめた。

 一方、会長を選ぶべきだと主張していた下村氏は派閥会合直前まで塩谷氏と協議したが折り合わなかった。総会出席後は記者団の取材に応じなかった。【畠山嵩、李舜】

8741名無しさん:2023/08/17(木) 23:51:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/8adcf6566905c37d1e2a5e91164a1efc0ae60bfb
安倍派、塩谷新体制は乱闘の幕開けか 総裁候補争いも
8/17(木) 20:05配信


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産経新聞
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立会長代理(右から2人目)=17日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は17日の総会で、代表となる「座長」に塩谷立会長代理が就く新体制を了承した。昨年7月に安倍晋三元首相が死去して以降、止まっていた時計の針が動いた。ただ、実態は集団指導体制であり、塩谷氏のリーダーシップや選挙・人事面での交渉力に期待する声は乏しい。会長ポストや党総裁候補を巡る暗闘も想定され、党最大派閥の力を発揮できるかは不透明だ。

【写真】銃撃された安倍元首相が最後に握っていた傷のついたマイク

塩谷氏は総会後、記者団に「大変重責を担ったという思いだ」と語った。塩谷氏は9月にも行われる内閣改造・党役員人事に際し、岸田文雄首相と交渉する窓口となる。

総会では、下村博文会長代理らが人事での交渉力確保を念頭に「座長では弱い。代表になるべきだ」などと訴えて反対したが、同調は広がらなかった。閣僚経験者は「正論は下村氏だが、みんな飽きていて、なんでもいいから決めてほしいという感じだった」と振り返る。ただし、塩谷氏がトップとなれば下村氏は格下げになる。下村氏側近は周囲に「納得していない」と不満をぶちまけるなど、禍根を残した。

常任幹事会のメンバーとして、塩谷氏は有力者「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長を中心に、閣僚経験者を想定する。世代交代が進むとともに、5人衆が派の中心となるとみられる。

伏線は安倍氏が死去した昨年7月にあった。5人衆は都内の日本料理店に集まり、協力して派を運営していくことで一致した。ここに塩谷氏を追加で招いた。今回の新体制のひな型ともいえ、派に影響力を残す森喜朗元首相も支持した。

その後、塩谷会長案や5人衆による集団指導体制案が浮上したこともあったが、今月3日に塩谷氏が5人衆と東京都内で会談して今回の方向性で一致し、流れが固まった。

若手議員は「これは『乱闘』だ。1年かけて下村氏が外れ、次は塩谷氏や5人衆の誰かが脱落するといった争いだ」と話した。空席となっている新会長選びの際に、5人衆らの綱引きになることも考えられる。

塩谷氏は今後、派の代表者として人事や選挙の結果で評価を受ける。ただ、前回の令和3年衆院選は静岡8区で敗れ、比例代表で復活した。指導力に疑問を向ける向きもある。(沢田大典)

8742OS5:2023/08/18(金) 17:16:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/765ee091a9b09aeea5ac70dd87b96c7aca6b5f48
安倍派 人材見当たらず、集団指導体制で決着 急場しのぎの新体制、分裂の懸念も
8/18(金) 10:19配信


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コメント29件


北海道新聞
自民党安倍派の新体制のイメージ

 昨年7月に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件以降、1年以上迷走してきた自民党安倍派(清和政策研究会)の新体制を巡る議論は17日、後継会長選びを先送りし、常任幹事会による集団指導体制という形で決着した。急場しのぎの感は否めず、常任幹事会の座長に就く塩谷立会長代理は100人規模の大所帯をまとめ、内閣改造・党役員人事で主要ポストを獲得できるか手腕が問われる。早期の会長決定を主張してきた下村博文会長代理らは不満を募らせており、派閥分裂の懸念もくすぶる。

 「派閥をしっかり運営していかなければならない。一任をお願いし、全会一致で了承してもらった」。塩谷氏は派閥総会後、記者団にこう述べ、自身を座長とする常任幹事会を新設し、重要事項を決定していく方針を強調。常任幹事会が従来の会長の代わりとして、他派閥との交渉などを担っていくと説明した。

 ただ安倍氏という強い影響力を持っていた会長を突然失った結果、将来の首相・党総裁候補となり得る人材が派内に見当たらず、集団指導体制に移行せざるを得なかったのが実情だ。

 昨年9月の安倍氏の国葬後、一時は塩谷氏が新会長に就く案が検討されたが、森喜朗元首相や若手の異論が強く頓挫。今年7月の安倍氏の一周忌の前には萩生田光一政調会長ら有力者5人による集団指導体制案が浮上したが、塩谷、下村両氏が反発し、結論を持ち越していた。安倍派の参院若手は「他派閥の領袖(りょうしゅう)は数年かけて会長に就いた。うちは誰も準備ができておらず、1年で会長を決めるのは無理があった」と漏らす。

 一方、今月20、21日に長野県軽井沢町で派閥の研修会も控える中、新体制を決められない状況が長期化すれば安倍派の存在感が低下し、内閣改造・党人事で他派閥に後れを取りかねないとの懸念が拡大。塩谷氏は3日に萩生田氏ら有力者5人とひそかに会談し、常任幹事会による集団指導体制案への了解を取り付けた。

 ただ党総裁選出馬に意欲を示してきた下村氏は、自身が「蚊帳の外」に置かれかねない塩谷氏の提案に反発。両氏は8、10、16日に3回会談したが溝は埋まらず、下村氏は17日の総会でも「会長を置くべきだ」と主張したが、世耕弘成参院幹事長ら参院議員にも会長決定先送り論が強く、支持は広がらなかった。

 派内の関心は常任幹事会の人選と、その後の内閣改造・党人事に移った。下村氏に近い議員は「塩谷氏らが、あからさまに下村氏を外すようなことがあれば禍根を残す」とけん制した。

8743OS5:2023/08/18(金) 17:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d2603e67018b6e59dfd04910526ea7fbf7a4262
【自民党役員人事】小渕優子議員、党3役で処遇が濃厚 閣僚では国会で「ドリル事件」が蒸し返される危険が
8/18(金) 15:55配信

SmartFLASH
小渕議員は26歳で初当選。衆院議員歴は23年を超えた(写真・時事通信)

 「9月にもあるではないか」といわれている、内閣改造と自民党役員人事に向けて永田町がかまびすしい。話題の中心は、マイナンバーカードのトラブルで矢面に立たされている河野太郎デジタル大臣と、フランス視察での「エッフェル塔ポーズ」が炎上した松川るい参院議員を厳重注意した、小渕優子衆院議員・党組織運動本部長だ。


「河野大臣は岸田文雄首相の“弾除け”のように批判を一身に受け、大臣給与を3カ月、自主返納することも発表しました。各マスコミの政治記者に話を聞くと『首相は、マイナンバー総点検の最終報告の期限である11月末までは、河野大臣に任せる』ということなので、留任は濃厚です」(週刊誌記者)

 小渕議員はどうだろうか。

「現在、自民党の女性議員比率は衆参両院で11.8%。茂木敏充幹事長は、今後10年間で女性議員比率を30%に引き上げる計画を発表しました。首相は女性活躍の象徴として、小渕さんの処遇を考えています。

 小渕さんは2008年、34歳のときに麻生太郎政権で少子化対策大臣として初入閣。しかし2014年、経済産業大臣のときに政治資金問題で、大臣を辞任しました。そのとき、事務所にあったパソコンのハードディスクがドリルのようなもので破壊されていることがわかり、それからネットなどでは『ドリル優子』とありがたくない名前で呼ばれています。有罪判決を受けた秘書の執行猶予が明けた2018年からは『党沖縄振興調査会長』『政務調査会長代理』など党の要職を担うようになりました。

 父の小渕恵三元首相が亡くなってから、青木幹雄元官房長官(故人)や森喜朗元首相などが『親代わり』になってきました。その森さんが『幹事長に』と猛プッシュしています」(政治担当記者)

 閣僚ではなく、党3役というところにも「親心」が透けて見えるという。

「閣僚だと、国会の委員会などで答弁をしなければなりません。政治資金問題では歯切れが悪い答えに終始して批判されたので、それが蒸し返される可能性があります。そのときに答弁が立ち往生したり、当時の答えと食い違ったりしたら、審議がストップすることも考えられますから、記者会見しかない党3役へ、というわけです」(自民党関係者)

 元衆院議員で「薄口政治評論家」のタレント、杉村太蔵も、8月16日放送の『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)で「小渕優子さんって国会議員の間、永田町のかいわいで、すごく高い評価(がある)。悪く言う人を、聞いたことないくらい。いま、あえて女性初の自民党総裁っていうと、小渕優子さんがいちばん可能性が高い」とコメントした。しかし、これを報じたニュースサイトには《内部で悪く言う人は誰もいないのに、国民のほとんどはドリルのイメージが払拭できず、そりゃ説明してないからね》《国民にはドリル優子として刷り込まれています。なかなか、そのイメージを払拭するのは容易でないと思います》 《幹事長に就任するなら、まず証拠隠滅の経緯を国民が納得する説明をきちんとする事が必要だよ》など、批判の声が多かった。

 国民的にはまだ“禊”は終わっていないということだ。

8744OS5:2023/08/18(金) 19:55:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0adab86c5d56d820d823c1d3450b2a52dab9b30
自民党・二階派、相次ぐ離脱 第5派閥、後継問題も
8/18(金) 17:50配信

共同通信
昨年4月、記者団の取材に応じる自民党の二階俊博元幹事長=和歌山市

 自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派を離脱する議員が相次いでいる。所属議員は41人まで減り、党内6派閥中、5番目。非主流派から反転攻勢に出る展望は描けていない。84歳の二階氏の後継者問題も抱える。

 「去る者は追わず、だ」。二階氏は7月18日、かつて派閥の会長代行を務めた河村建夫元官房長官の長男・建一氏が求めた面会を拒否した。建一氏は自民を離党し、次期衆院選で日本維新の会から出馬する報告のため自民党本部を訪れた。

 二階氏は安倍、菅両政権下で歴代最長の5年超幹事長を務め、主流派の一角を占めた。選挙の公認や資金配分を決める絶大な権限を握る幹事長派閥の恩恵にあずかろうと、入会希望者が続いた。20年10月には48人に達し、岸田派を抜いて第4派閥となった。

 だが「党役員は1期1年、連続3期まで」との党改革を掲げた岸田政権が発足すると、二階派は党四役から外され、非主流派に転落した。

 昨年4月、片山さつき元地方創生担当相と衛藤晟一元沖縄北方担当相が退会。今年2月と6月には、泉田裕彦、中川郁子両衆院議員が派閥を去った。

8745OS5:2023/08/21(月) 08:43:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7f36b46e4a4a0a94a48b4ce5a9808e6c060649
自民・安倍派、再出発も前途多難 幹部構成、改造人事が試金石
8/21(月) 7:07配信


時事通信
自民党安倍派の研修会であいさつする塩谷立元総務会長=20日午後、長野県軽井沢町

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)は20日、長野県軽井沢町で研修会を開いた。

 新たに集団指導体制の下で再出発を期すものの、派閥の「顔」となる会長は引き続き空席で、対立回避を優先した妥協策の色合いが濃い。今後の幹部構成や、9月に想定される内閣改造・党役員人事の行方次第で、摩擦が再燃しかねない情勢だ。

 新体制で事実上のトップとなる塩谷立元総務会長は研修会で「しっかり岸田政権を支え、日本の発展につなげていくことがわれわれの役目だ」と派内の結束を重ねて訴えた。今月末までに新体制下の幹部構成を発表する考えも示した。

 17日の派閥総会では、意思決定機関として「常任幹事会」を置き、取りまとめ役に塩谷氏を据えることを決定。幹事会の人選は塩谷氏に一任されており、かねて集団指導を主張してきた高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」の参加が確実視される。

 今回の決定は、派内になお影響力を持つ森喜朗元首相の意向が反映されたとの見方が強い。安倍晋三元首相の死去後、森氏は「5人衆」の後ろ盾となってきた。

 派内の路線対立が続いていた先月6日には、5人全員を呼び集め早期決着を促した。ハッパを掛けられた「5人衆」は今月3日、塩谷氏と会談。この場で、新体制に移行する流れが固まった。

 最後まで新会長選出にこだわった下村博文元政調会長と、森氏は距離を置く。関係者によると、森氏は幹事会のメンバーから下村氏を外すよう求めているという。

 一方、派内には森氏が権勢を振るうことへの不満も根強い。森氏が支持する「5人衆」に対しても、「自分たちのことしか考えていない」(中堅)と厳しい声が。下村氏の処遇によっては、不協和音が一段と高まりかねない。

 今後の内閣改造・党役員人事では、どれだけのポストを獲得できるかが派閥の求心力に直結する。同派ベテランは「党4役に1人、閣僚に5人を確保しなくてはいけない」と息巻くが、派内はまとまりを欠いており、他派閥からは「派閥の体をなしていない」と足元を見透かすような発言も漏れる。

 人事に関する実際の調整は、塩谷氏ではなく、「5人衆」が中心になるとみられる。安倍派若手は「交渉で誰が最も『功績』を挙げたのかで、新会長候補も絞られてくる」と指摘。早くも「次」をにらんだ主導権争いが始まるとの見通しを示した。

8746OS5:2023/08/21(月) 09:07:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/195041efa66b94d8eaa03f6e7bd360dfea1bb8f8
安倍派体制、月末にも発表 塩谷氏表明、改造控え
8/20(日) 16:27配信

共同通信
自民党安倍派の研修会であいさつする塩谷元文科相=20日午後、長野県軽井沢町

 自民党安倍派(清和政策研究会)は20日、長野県軽井沢町のホテルで研修会を開いた。派の取りまとめ役の「座長」に就く塩谷立元文部科学相は、新設する意思決定機関である常任幹事会のメンバーを月末にも発表すると表明した。岸田文雄首相が9月中旬を軸に検討する内閣改造・党役員人事を控え新体制を早期に固めたい考えだが、人選を巡り火種も残る。


 塩谷氏は研修会冒頭、常任幹事会の狙いに関し、派閥が結束して力を発揮するためだと説明。「厳しい政治状況の中で、しっかり岸田政権を支え、新しい日本の発展につなげるのがわれわれの役割だ」と呼びかけた。

8747OS5:2023/08/21(月) 09:07:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bd914768478fb217a442c575f1b98cfa3735d26
安倍派はこの危機を乗り越えられるか 同様の集団指導体制ののちに「旧小渕派」は分裂
8/18(金) 17:45配信

ニッポン放送
日本経済新聞コメンテーターの秋田浩之が8月18日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。新体制を決めた安倍派について解説した。

安倍派が「常任幹事会」を新設
自民党安倍派の総会に臨む(左から)岡田直樹地方創生相、西村明宏環境相、西村康稔経産相、松野博一官房長官=2023年7月6日午後、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は8月17日に党本部で総会を開き、新たな意思決定機関として「常任幹事会」を設け、会長代理を務める塩谷立・元文部科学大臣が取りまとめ役となる新体制を決めた。派閥トップの会長は引き続き空席とし、当面は集団指導体制とする。

経営に君臨してきたオーナーが亡くなり、後継者が決まっていない企業のよう 〜続けられるかどうかの危険リスクを抱えている
飯田)安倍派は100人の大所帯です。安倍さんが亡くなったあと、会長は空席のままでした。

秋田)安倍派で起きていることを企業に例えるなら、君臨してきたオーナー企業のオーナーが亡くなってしまい、その下にはどんぐりの背比べの重役しかいないので、後継者が決まっていない。そのような状況に近いですよね。

飯田)なるほど。

秋田)そうなると、だいたいは内紛が起きるか、派閥に分かれて派閥争いになる。それを乗り切った企業は2代目、3代目という形で続いていくわけですが、内紛の結果、バラバラになってしまうケースも少なくありません。

飯田)続けられなくなってしまうケースもある。

秋田)安倍派の場合は、そういう危機リスクをいま抱えているのだと思います。

「常任幹事会」を設け、塩谷立氏がまとめ役の「座長」に就任 〜全会一致で了承
飯田)今回、ここに至るまでに、会長代理は塩谷立さん・下村博文さんの2人の存在があり、また既に議員は引退されていますが、森喜朗さんも発言力があります。森さんは、「安倍さんの一周忌までには会長を決めなければならない」と発言していました。

秋田)新聞にも出ていますけれど、今回は森元首相の意向を受けた形で事実上、決着した。座長には塩谷さんが就任し、その下に常任幹事会を設けています。

飯田)常任幹事会のメンバーには、松野官房長官、萩生田政調会長、西村経産相、高木国対委員長、世耕参院幹事長ら「5人衆」も選ばれる見通しです。

外された下村博文氏が火種にならないか
秋田)そうなると下村博文会長代理は外されてしまいます。周囲に不満を漏らしているという報道もあり、火種にならないか気になります。

飯田)この体制で落ち着くかと言うと、やはり不満が残る人もいる。

会合や食事会を絶えず開いて大派閥の結束を維持していた「旧小渕派」
秋田)私はかつて、政治部の記者として現場を取材していた時期があります。当時は橋本政権、小渕政権、森政権、小泉政権の時代だったのです。

飯田)記者時代に。

秋田)私が自民党を担当していたとき、まさに安倍派と同じような最大派閥がありました。小渕派と呼ばれていましたが、田中角栄氏のつくった経世会の系譜を踏む最大派閥でした。

飯田)小渕派。

秋田)当時、「大派閥の結束維持はこんなに大変なのか」と思うくらい、「結束」と言っては会合や食事会を開いて、絶えずケアしていましたね。

飯田)経世会というと、「一致団結・箱弁当」というようなイメージです。

安倍派同様、小渕氏の急逝で集団指導体制が組まれたが分裂した「旧小渕派」 〜ここを安倍派は乗り越えられるか
秋田)ところが、残念なことに小渕さんが急逝されて、いなくなってしまった。今回の安倍さんと同じように、トップが急に不在になりました。

飯田)そうでしたね。

秋田)そのあとどうなったかと言うと、内部で野中元幹事長を中心とするグループと、それ以外の青木元官房長官のグループなどに分かれた。

飯田)参議院のドンと言われた青木幹雄さん。

秋田)それまでは本当に緊密な関係でしたが、そこにヒビが入り、求心力が落ちていってしまった。かつての安倍派の前身であるグループでも、似たようなことがありましたね。三塚派から、そういうパターンなのです。それを乗り切れるかどうかですね。

8748OS5:2023/08/21(月) 09:10:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bd914768478fb217a442c575f1b98cfa3735d26
安倍派はこの危機を乗り越えられるか 同様の集団指導体制ののちに「旧小渕派」は分裂
8/18(金) 17:45配信


ニッポン放送
日本経済新聞コメンテーターの秋田浩之が8月18日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。新体制を決めた安倍派について解説した。

安倍派が「常任幹事会」を新設
自民党安倍派の総会に臨む(左から)岡田直樹地方創生相、西村明宏環境相、西村康稔経産相、松野博一官房長官=2023年7月6日午後、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は8月17日に党本部で総会を開き、新たな意思決定機関として「常任幹事会」を設け、会長代理を務める塩谷立・元文部科学大臣が取りまとめ役となる新体制を決めた。派閥トップの会長は引き続き空席とし、当面は集団指導体制とする。

経営に君臨してきたオーナーが亡くなり、後継者が決まっていない企業のよう 〜続けられるかどうかの危険リスクを抱えている
飯田)安倍派は100人の大所帯です。安倍さんが亡くなったあと、会長は空席のままでした。

秋田)安倍派で起きていることを企業に例えるなら、君臨してきたオーナー企業のオーナーが亡くなってしまい、その下にはどんぐりの背比べの重役しかいないので、後継者が決まっていない。そのような状況に近いですよね。

飯田)なるほど。

秋田)そうなると、だいたいは内紛が起きるか、派閥に分かれて派閥争いになる。それを乗り切った企業は2代目、3代目という形で続いていくわけですが、内紛の結果、バラバラになってしまうケースも少なくありません。

飯田)続けられなくなってしまうケースもある。

秋田)安倍派の場合は、そういう危機リスクをいま抱えているのだと思います。

「常任幹事会」を設け、塩谷立氏がまとめ役の「座長」に就任 〜全会一致で了承
飯田)今回、ここに至るまでに、会長代理は塩谷立さん・下村博文さんの2人の存在があり、また既に議員は引退されていますが、森喜朗さんも発言力があります。森さんは、「安倍さんの一周忌までには会長を決めなければならない」と発言していました。

秋田)新聞にも出ていますけれど、今回は森元首相の意向を受けた形で事実上、決着した。座長には塩谷さんが就任し、その下に常任幹事会を設けています。

飯田)常任幹事会のメンバーには、松野官房長官、萩生田政調会長、西村経産相、高木国対委員長、世耕参院幹事長ら「5人衆」も選ばれる見通しです。

外された下村博文氏が火種にならないか
秋田)そうなると下村博文会長代理は外されてしまいます。周囲に不満を漏らしているという報道もあり、火種にならないか気になります。

飯田)この体制で落ち着くかと言うと、やはり不満が残る人もいる。

会合や食事会を絶えず開いて大派閥の結束を維持していた「旧小渕派」
秋田)私はかつて、政治部の記者として現場を取材していた時期があります。当時は橋本政権、小渕政権、森政権、小泉政権の時代だったのです。

飯田)記者時代に。

秋田)私が自民党を担当していたとき、まさに安倍派と同じような最大派閥がありました。小渕派と呼ばれていましたが、田中角栄氏のつくった経世会の系譜を踏む最大派閥でした。

飯田)小渕派。

秋田)当時、「大派閥の結束維持はこんなに大変なのか」と思うくらい、「結束」と言っては会合や食事会を開いて、絶えずケアしていましたね。

飯田)経世会というと、「一致団結・箱弁当」というようなイメージです。

安倍派同様、小渕氏の急逝で集団指導体制が組まれたが分裂した「旧小渕派」 〜ここを安倍派は乗り越えられるか
秋田)ところが、残念なことに小渕さんが急逝されて、いなくなってしまった。今回の安倍さんと同じように、トップが急に不在になりました。

飯田)そうでしたね。

秋田)そのあとどうなったかと言うと、内部で野中元幹事長を中心とするグループと、それ以外の青木元官房長官のグループなどに分かれた。

飯田)参議院のドンと言われた青木幹雄さん。

秋田)それまでは本当に緊密な関係でしたが、そこにヒビが入り、求心力が落ちていってしまった。かつての安倍派の前身であるグループでも、似たようなことがありましたね。三塚派から、そういうパターンなのです。それを乗り切れるかどうかですね。

8749OS5:2023/08/21(月) 09:12:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b61ec5a2af767240f618492956ceaab583c3b24
安倍派研修会 塩谷新体制で結束確認も残る不安
8/20(日) 19:45配信

産経新聞
安倍派(清和政策研究会)の研修会であいさつする塩谷立元文部科学相=20日、長野県軽井沢町

自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は20日、長野県軽井沢町で夏季研修会を開いた。派の代表となる「座長」就任が決まった塩谷立(しおのや・りゅう)会長代理はこの日、月末にも派の意思決定を担う「常任幹事会」メンバーを発表する方針を示し、派の結束を呼びかけた。しかし派内には、9月に見込まれる内閣改造・党役員人事や、次期衆院選に向け、塩谷氏の指導力を不安視する向きもある。

「日本の誇りを取り戻して新しい時代を築く。清和研が中心となって、岸田文雄政権を支える」

塩谷氏は研修会の冒頭こう語り、党内最大派閥として政権運営に関わる考えを強調した。また、新体制を「清和研のメンバーが結集して力を発揮できる体制だ」と評価し、常任幹事会のメンバーについて「人事もあるので今月末ぐらいには発表したい」と述べた。

同派は昨年に安倍晋三元首相が死去した後、会長代理の塩谷氏と下村博文元文部科学相が暫定的に運営を担ってきた。今後は集団指導体制に移行し、幹事会には「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長や松野博一官房長官らが入る方向だ。

当面、空席となっている会長は置かず、塩谷氏が取りまとめ役の座長として、内閣改造・党役員人事でポスト獲得に向けた交渉を担う。ただ、塩谷新体制には、派内で不安感が残るのも事実だ。

塩谷氏は令和3年衆院選では静岡8区で敗れ、比例代表で復活した。

派閥のトップは選挙中、全国各地で所属議員の応援に入るケースが多いが、塩谷氏は自分の選挙区にくぎ付けになりかねない。安倍派は、平成24年衆院選を含め、国政選挙で6連勝を果たした安倍氏の元で勢力を拡大した経緯があり、選挙基盤が弱い若手もいる。

20日の研修会は選挙プランナーの三浦博史氏を講師に招き、塩谷氏も「私もしっかりと勉強しなければならん」と危機感をのぞかせた。

新体制への移行を巡って新会長選出を主張し、塩谷氏と対立していた下村氏は記者団に、「選挙で勝ち抜くというのは、派閥単位でどれだけ選挙互助会的に応援できるかということだ」と指摘した。(大橋拓史)

8750OS5:2023/08/21(月) 17:28:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7c44cad2505c55a5e36b30e29e2df11a4e3cab6
石破氏「ポスト岸田」首位 〝復権〟へ意気盛ん
8/21(月) 12:46配信

産経新聞
自民党の石破茂元幹事長が首相候補としての〝復権〟へ意気軒高だ。メディアに頻繁に出演し、地方での講演なども行っており、「ポスト岸田」を尋ねる各社の世論調査でトップになり、根強い人気を確認できたことも背景にあるとみられる。もっとも、国会議員の支持基盤は脆弱(ぜいじゃく)なままで、次期総裁選に向けた具体的な戦略は描けていない。(奥原慎平)

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が19、20両日に実施した合同世論調査で、次の首相に誰が一番ふさわしいかを尋ねたところ、石破氏は14・2%で、河野太郎デジタル相(10・7%)や岸田文雄首相(8・3%)らを抑え、首位になった。

共同通信社の同時期の調査でも、次の自民党総裁にふさわしい人として石破氏が18・5%でトップ。TBS系のJNNが5、6両日に行った調査でも石破氏は16%で、河野氏らを上回った。

「野党支持者が(自分に)投じたのだろう」

石破氏本人は世論調査の結果について無関心を装うが、岸田内閣の支持率が低迷し、河野氏もマイナンバー問題で批判を浴びる中、石破氏に注目が集まりやすい状況になっている。

石破氏に近い関係者は「一時しょんぼりしていたが、やる気スイッチが入ってきた。首相になろうとする野心は衰えていない」と述べ、その理由として衆目一致する「ポスト岸田」の不在を挙げる。

石破氏は、安倍晋三元首相の後継を争う令和2年の総裁選で最下位に終わり、出馬を見送った3年総裁選も支持した河野氏が岸田首相に敗れた。閣僚や党四役を離れて7年超となる。

ただ、今月4日夜には、首相と東京・赤坂の日本料理店で日本酒を酌み交わした。遠藤利明総務会長も同席し、党主流派との関係にも変化が見える。

論客ぶりも健在だ。テレビ番組で、中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題を巡り、制度上の課題を指摘。会長を務める党水産総合調査会の会合では、東京電力福島第1原発の処理水放出について、風評対策の要所を役所に指南する場面もある。

一方、石破氏を支える石破グループ(水月会)は約10人。解散した旧石破派と比べて結束は緩やかで、総裁選出馬に必要な20人の推薦人確保は見通せない。

「思いを共有する人が増えれば、手段として首相になることはあるかもしれない」

こう語り続ける石破氏だが、9月に見込まれる内閣改造・党役員人事も一つの契機になりそうだ。

8751OS5:2023/08/22(火) 14:12:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/beea36fa19d6bc22d5e93e79fc637ec30693bbcc
森喜朗氏が「仕切り役」、安倍派・新体制移行の混乱、「五人衆」主導も後継争いで分裂加速も
8/22(火) 6:02配信
 自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会、100人)が会長空席のまま、新たに会長代理の塩谷立氏を「座長」とし、萩生田光一政調会長ら党・内閣の要職を占めるいわゆる「五人衆」を中心とする集団指導体制に移行する方針を決めたことが、自民党内に波紋を広げている。

 同派内には「五人衆」主導の新体制に反発する声もあり、今後の展開次第では分裂含みの状況がさらに深刻化するとの見方もあるからだ。しかも、会長が決まらない状態が今後も続くことで、同派の党内影響力の低下は避けられず、結果的に9月中旬にも想定される党・内閣人事で冷遇されれば、派内の対立・混乱も拡大しかねない状況だ。

 今回の新体制移行には、9月の党・内閣人事に向け、派の結束ぶりを示して岸田文雄首相に“圧力”をかける思惑もある。ただ、「仕切り役は首相と連携している森喜朗元首相」との指摘も多く、最大派閥の会長不在継続は、今後の自民党内の権力争いでの波乱要因になる可能性が大きい。

■塩谷氏を支える「常任幹事会」を新設

 昨年7月の安倍晋三元首相の突然の非業の死以来、後継会長選びで揺れ続けてきた安倍派は、お盆明けの8月17日に党本部で開いた総会で、引き続き会長は空席とし、会長代理の塩谷立・元文部科学相を「座長」とする新体制移行を了承した。

 新体制は、トップの塩谷氏を支える「常任幹事会」を新設し、集団指導体制で派閥を運営する形となる方向だ。塩谷氏は選任を一任された幹事会メンバーについて、月末にも決定・公表する意向で、具体的には萩生田氏、西村康稔経済産業相、松野博一官房長官らの「五人衆」を中心に、閣僚経験者で構成する案が有力だ。

 塩谷氏は総会などで「(会長候補が)具体的に出てこない中、派閥をしっかり運営していかなければならない」と新体制による結束の必要性を力説している。ただ、塩谷氏とともに会長代理を務めてきた下村博文元政調会長は、同派総会後、「納得できる結果ではない」と不満を漏らし、「早期の会長決定」を主張した。

 これを受けて同派は、8月20日に長野県軽井沢町で派閥研修会を開催。事実上の派閥代表である「座長」就任が決まった塩谷氏は研修会のあいさつで、「派の結束」を繰り返し訴え、所属議員の協力を求めた。

 塩谷氏は、新設される常任幹事会に「五人衆」を中心に閣僚経験者らを登用する見通しだ。塩谷氏とともに会長代理を務め、直ちに新会長を選ぶべきだと主張している下村博文元文科相をメンバーに含めるかなどが注目されるが、塩谷氏は研修会後、記者団に、人選について「いろいろな観点から検討していきたい」と具体的な言及は避けた。

 これに対し、下村氏も研修会後、記者団に対し「まもなく(内閣改造・自民党役員の)人事の時期だ。結束することがパワーを作っていくという意味で必要なことだ」と新体制での結束に理解を示す一方、「さらに結束していくためにはできるだけ早く会長を明確にする必要がある」として、早期の新会長選出が必要との考えを改めて強調した。

8752OS5:2023/08/22(火) 14:12:57
■「仕切り役」森氏が主導する“下村外し”

 もともと、派の絶対的支柱だった安倍氏の死去後、新体制をめぐって混乱が続いてきた安倍派にとって、岸田首相が断行する党・内閣人事に向け、新体制構築が必要だったことは間違いない。しかし、衆目が一致する後継者が居ないため、「次善の策」として集団指導体制選択を余儀なくされたのが実態だ。これに伴い「安倍派」の呼称も継続する。

 その一方で、秋口にも岸田首相が断行するとされる党・内閣人事を受けて、次期臨時国会での早期衆院解散論も取りざたされている。このため、同派内では「健全な形での後継体制作りができなければ、他派閥から馬鹿にされる」(閣僚経験者)との不安が募る。

 そもそも、同派の「仕切り役」とされる森氏は、2012年11月の衆院選に出馬せずに「政界引退」したが、その後も東京五輪組織委会長(途中辞任)を務めるなど中央政界への影響力を維持し、「安倍派の事実上のオーナー」(自民長老)とみられている。

 森氏は岸田政権発足後、早い段階から岸田首相の政権運営での相談相手となり、「党・内閣人事での安倍派の扱いはすべて俺が決めた」と公言してきたことから、「今後も人事の窓口は森氏というのが自民党内の常識」(同)となりつつある。

 新体制移行に不満を漏らす下村氏についても、「過去のあつれきから下村氏を毛嫌いする森氏が、塩谷氏に『下村外し』を進言した」(森氏周辺)との情報も飛び交っている。

 このため、新体制移行を受けて8月20日に長野県・軽井沢町で開催された同派研修会では、参加議員の間では「会長不在での森氏主導に対する不満と不安が隠せなかった」(派若手)とされる。

■首相らは「安倍派分裂」に期待し“高みの見物”

 こうした安倍派の現状について、岸田首相や麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長ら党最高幹部は、「安倍派の混乱に『高みの見物』を決め込んでいる」(自民長老)のが実態だ。新体制移行後も「五人衆」の後継争いが続くことは確実とみられるだけに「安倍派が混乱していれば、人事で気を使う必要もない」(官邸筋)と高をくくっているからだ。

 ここにきて、首相周辺からは「巨大派閥が空中分解すれば、長く続いた清和会支配も崩壊する」との声が漏れてくる。多くの他派閥幹部も「いずれ安倍派が分裂し、新たな派閥体制作りに向けての草刈り場になる」(麻生派)と期待も込めて状況を見守っている。

 そうした中、今後、安倍派新体制で最大派閥の結束を維持、強化できるかどうか。現状をみる限り、自民党内でも「安倍派新体制の前途は極めて多難」(自民長老)との厳しい声が広がるばかりだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8753OS5:2023/08/22(火) 15:44:20
谷垣グループ、派閥化見送り 遠藤氏、岸田首相の総裁再選支援
8/22(火) 15:18配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a03dee0b5a531fa00feeaf9d2b34e0a66a08e18


時事通信
自民党谷垣グループの研修会であいさつする代表世話人の遠藤利明総務会長=22日午後、長野県軽井沢町

 自民党谷垣グループ(有隣会、約20人)は22日、長野県軽井沢町で研修会を開いた。

 代表世話人の遠藤利明総務会長は、同グループの派閥化について「『谷垣派』という思いもあったが、当面今のままでいく。他の派閥と違った形の政策集団として、力を合わせ努力していく」と見送る意向を表明した。

 有隣会は所属議員に他派閥との掛け持ちを認める「グループ」として活動している。遠藤氏は6月のグループの政治資金パーティーで派閥化を検討する考えを示していた。

 遠藤氏は研修会で、来秋の党総裁選に関し「ぜひ岸田文雄首相に再度頑張ってもらって、それを私たちとしてしっかり支えたい」と述べた。

8754OS5:2023/08/22(火) 16:57:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/dffb2baf88970f8173c0b8b945eaed93a620b859
松川るい氏が自民党女性局長を辞任へ、事実上の更迭…仏研修「観光旅行のよう」と批判
8/22(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
松川るい参院議員

 自民党女性局長の松川るい参院議員(52)は21日、党執行部に辞表を提出した。7月下旬の女性局のフランス研修中に撮影してSNSに投稿した写真が「観光旅行のようだ」と批判を浴びたことを受け、責任をとったとみられる。同党は22日の役員会で受理を決める方向だ。


 複数の党関係者が明らかにした。研修は7月24日から3泊5日で、少子化対策や女性活躍などを議題にフランスの議員らと意見交換した。費用は党費と自己負担で賄ったという。

 投稿写真は、松川氏らがエッフェル塔前で塔をまねたとみられるポーズを撮影したものだった。研修の日程表には自由時間が目立ったほか、「ショッピングなどをお楽しみください」との記述もあり、研修内容を疑問視する声が広がっていた。

 岸田首相(党総裁)は9月中旬に内閣改造・党役員人事を調整しており、女性局長の後任は新体制発足まで空席とする案が有力だ。

8755OS5:2023/08/22(火) 17:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8a13a3e582278855a4caafbe7333b1be02545c7
「小渕優子幹事長」は実現するのか 岸田首相の「計算」と立ち塞がる「ドリルの記憶」
8/21(月) 11:04配信


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デイリー新潮
小渕優子元経済産業大臣

 ドドド……。この女性の顔を見ると、つい破壊音を想起する人は少なくあるまい。2014年に事務所が政治資金規正法違反で東京地検特捜部から家宅捜索を受けた際、ハードディスクがドリルで破壊されていたことから、「ドリル優子」の異名を持つことになった小渕優子元経済産業大臣(49)である。あれから9年。小渕氏が次の党役員人事で幹事長に抜擢されるのではないかとの観測が永田町で広がっている。岸田首相の狙いはーー。
 
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【ちょっと見てられない画像、13枚】ご自慢の「4代目」とインスタライブでハシャぐ岸田夫妻。「初デートはどこ?」との質問に答えて、フリップで回答(岸田総理のInstagramより)

最大の魅力は「血統書付き」
 9月半ばに行われる内閣改造・自民党役員人事で注目されているのが、小渕氏の処遇だ。9年前の「ドリル事件」以降、国民の目につく要職からは遠ざけられ、現在は党の組織運営本部長を務めている小渕氏。だが、ここにきて、森喜朗元首相が「華やか舞台にもう一度登場させたい」とエールを送るなど、自民党初となる「女性幹事長誕生」の機運が高まっている。

 大手紙政治部デスクも「十分考えられる」と語る。

「支持率が低迷している岸田首相としても、次の人事で若い女性を抜擢して政権を浮揚させたいところ。小渕氏は、“前科”さえなければ、経験、知名度、新鮮味、どれをとっても抜群に良い。何よりもの取り柄は小渕恵三元首相の娘である点。自民党はなんだかんだ言って“血統書”がモノを言う組織ですから」

真の狙いは「茂木外し」
 だが、小渕氏を幹事長に抜擢するということは、すなわち茂木敏充幹事長を外すことになる。「それこそが岸田首相の狙いです」と別のベテラン記者も続ける。

「党のカネと人事権を握る幹事長職に茂木氏をこのまま据え置けば、自身を脅かす存在になってしまうことを岸田さんは恐れている。いま党内には有力な総理候補が少ない。萩生田光一政調会長や河野太郎デジタル相は、それぞれ統一教会問題やマイナカード問題を抱えて具合が悪い。岸田さんにとって今、マークしなければならないのは茂木氏くらいなのです。小渕氏は総理を狙うとしてはまだ若すぎますしね」

 茂木氏は党内第3位の勢力を持つ平成研究会の現オーナーで、麻生太郎副総理とも近い。露骨に外してしまえば、党内バランスを崩すことになりかねない。だが、茂木派のホープである小渕氏を一本釣りしてしまえば、反発を抑えられるという算段もあると言う。

「というのも『茂木派』とはなっているものの、派閥内で茂木さんの求心力は弱いからです。今でこそ幹事長職にあるので、みな平伏していますが、心から慕っている人は少ない。理由は偉そうだから。6月に亡くなった『参院のドン』こと青木幹雄元官房長官も茂木さんを蛇蝎の如く嫌い、小渕さんの後ろ盾になってきた。平成研の参院議員たちは青木さんの遺志を引き継いでいる。もし小渕幹事長が実現すれば、茂木氏は一気に影響力を失い、『小渕派』へと代替わりするのではないか」(同)

8756OS5:2023/08/22(火) 17:37:55
公明党対策
 そればかりでなく、「茂木外し」は公明党対策ともなりうるというのだ。

「東京28区の選挙協力問題から始まった自公亀裂は、もともと茂木氏が学会嫌いだったからこそ起きてしまった騒動です。逆に、小渕氏は公明党にウケがいい。自公連立が始まったのは父・恵三氏が首相の時ですからね。ただし、東京28区の問題以降、自民党内でも連立解消を唱える声も大きくなっており、ギクシャクした公明党との関係がどうなっていくかは未知数。10年以上、公明党の指定席となっている国交相ポストを奪還すべしという声も噴出しており、公明党にどの閣僚ポストを据えるのかも注目の一つです」(前出・デスク)

 こう並べてみると、「小渕優子幹事長」は岸田首相にとって良いことづくめのようにも思えるのだが、最大の障壁はやはり「ドリルの記憶」だ。

「あまりに恥ずかしい不祥事でしたからね。先日、エッフェル党前でポーズを取った写真をSNSに投稿して大炎上した松川るい参院議員を小渕氏が呼び出して注意した際も、『ドリルを使ったお前が言うな』の大合唱が起きました。岸田さんは小渕氏の起用については、ギリギリまで世論の風向きを見極めると思いますよ」(同)

デイリー新潮編集部

新潮社

8757OS5:2023/08/22(火) 17:42:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f42de89e6f269ce0b3859ac2fc8873ffddf0685
安倍派は新体制スタートもまた会長不在 「“高市早苗”の名前が出る時点で不安定」と専門家
8/21(月) 20:26配信


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AERA dot.
自民党安倍派の総会で発言する塩谷立会長代理=永田町の自民党本部

 自民党の最大派閥、100人を擁する安倍派(清和政策研究会)は、8月17日に総会を開き、昨年7月に安倍晋三元首相が亡くなって以降、長期間不在だった会長のポストは決めず、塩谷立会長代理が「座長」に就く新体制を敷くことを決めた。

【写真】前回の総裁選はこんなメンツだった

 意思決定機関として「常任幹事会」を設置し、「5人衆」と呼ばれる萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長と、ほかの有力議員による集団指導体制となる。

「塩谷氏が座長として、まとめ役になるとの説明でした。つまり5人衆がケンカして派閥を割ったりしないように、調整するとのこと。これまでとさして変わりがないですけどね。けど、安倍元首相が亡くなって1年以上、会長は誰か、と5人衆をはじめ会長になりたい人の暗闘が続いていたので、正直疲れていました。派閥の多くのメンバーが『なんでもいいから、とにかく一度、決めてくれ』という感じで、総会は消極的な了承でしたね」

 安倍派の衆院議員は疲れた様子でそう話した。

 同様の声は、安倍派の他の議員からもあがっている。「座長」になった塩谷氏については、すでに「総裁候補」から外れているとされており、結局、会長不在の状態が続くことには変わりがない。

 安倍元首相の前の会長だった細田博之・衆院議長も、トップでありながら総裁候補というわけではなかった。

「細田氏が会長でありながらも首相を目指さないという立場でやれたのは、安倍元首相という強力なリーダーがいて、派閥はサポート役となる意味合いが強かったからだ。だが、今の政治情勢は安倍元首相亡きあと、劇的に変わっている。安倍派には会長が必要ではないか」

 そう話すのは、自民党の政務調査役として長く務めた政治評論家の田村重信さん。

 塩谷氏と並んで会長代行を務めてきた下村博文元文科相も総会で、

「会長を選ぶべきだ」

 と主張し、「集団指導体制」に難色を示した。

 その前にも下村氏は、

「5人組(衆)と言われる方、2人から今後はこちらに任せてくれと(会長選出に)反対されました。5人組(衆)の意見に賛同している人はゼロ」

 と述べ、来年の自民党総裁選をにらんで会長を選ぶべきだとして動いていた。

■総裁選に安倍派の候補なし?

 総会の直前までで、明らかになっている日程だけでも3度、塩谷氏と下村氏は話し合いを続けていた。

 下村氏に近いという安倍派の衆院議員は、

「派閥の最大の目的は、会長を総裁選に送り出して勝つこと。ここで会長を決めないのは、来年秋の自民党総裁選に出る候補が安倍派にはいませんと言っているのと同じことです」

 と話し、さらに続けた。

8758OS5:2023/08/22(火) 17:42:24
「会長を決めろという下村氏の主張は正論で、同調する声はかなりありました。派閥内で選挙をしてもいいのでは、という意見も出るほど。下村氏は来年の自民党総裁選に出馬したいという意向もあって、塩谷氏と会長を争ってでも、とまで口にしていました。一方、塩谷氏は、座長になって派閥運営をしたい、と根回しを続けていた。正論は下村氏だが、勝ったのは塩谷氏と見られても仕方ない。そこが下村氏の甘いところ。後がないのでガチンコで勝負してもよかった」

 さらに、安倍元首相亡き後も派内に影響力を残す森喜朗元首相が5人衆の形を支持してきたこともあり、距離のある下村氏の主張は広がることはなかったようだ。

■実質は“3人衆”

 ただ、塩谷氏が常任幹事会のメンバーから下村氏を外した場合は、また新たな火種になることも考えられる。

 そんななかで、早くも来年の自民党総裁選の話が出る安倍派。総裁選には西村氏、会長には萩生田氏という「分離論」がさかんに議論されている。これにも森元首相の意向が強く反映されているとみられている。

「5人衆と言われますが、世耕が参院議員のまま総裁選に出るのは現実的ではないし、皆さんがご存じのようにスキャンダルを抱える高木氏は圏外です。そうなると実質、西村氏と萩生田氏、松野氏という“3人衆”です。そのうちの誰か一人、となるとよけいに決まりそうにない」(前出の安倍派議員)

 そんななかで再度、浮上してきているのが高市早苗・経済安全保障相だという。

「2年前の総裁選では安倍元首相が推したことで、派閥の一部が高市氏についた。岸田首相に続き2番手に食い込んだのは記憶に新しい。高市氏は安倍派内でも潜在的な人気があり、保守層からも幅広い支持がみられる。派閥から誰も出ないとなれば、安倍元首相のお気に入りで、無派閥の高市氏をもう一度という人が出てきてもおかしくありません」

■派閥の選挙で決めればいい

 総会後、塩谷氏は取材に対し、

「全会一致で了承してもらいました。常任幹事会が会長の役割となって重要事項を決めていく。新しい会長は、解散・総選挙や総裁選など節目があるときに、動きが出てくると思う」

 と述べるにとどまった。

 前出の田村氏がこう指摘する。

「派閥に所属していない高市氏という名前が出てくる時点で派閥が不安定な証拠です。今、日本の経済がだめなのも、安倍派の会長が決められないのも根っこは同じで、問題の先送りに思えてなりません。民主主義なので、派閥の選挙で決めればいいのです。最大派閥のトップは日本のリーダーになる有資格者です。派閥で選挙をやって、自ら道を切り開くという覚悟のある人に出てきてほしいものです」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

8759OS5:2023/08/22(火) 17:43:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0adab86c5d56d820d823c1d3450b2a52dab9b30
自民党・二階派、相次ぐ離脱 第5派閥、後継問題も
8/18(金) 17:50配信


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共同通信
昨年4月、記者団の取材に応じる自民党の二階俊博元幹事長=和歌山市

 自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派を離脱する議員が相次いでいる。所属議員は41人まで減り、党内6派閥中、5番目。非主流派から反転攻勢に出る展望は描けていない。84歳の二階氏の後継者問題も抱える。

 「去る者は追わず、だ」。二階氏は7月18日、かつて派閥の会長代行を務めた河村建夫元官房長官の長男・建一氏が求めた面会を拒否した。建一氏は自民を離党し、次期衆院選で日本維新の会から出馬する報告のため自民党本部を訪れた。

 二階氏は安倍、菅両政権下で歴代最長の5年超幹事長を務め、主流派の一角を占めた。選挙の公認や資金配分を決める絶大な権限を握る幹事長派閥の恩恵にあずかろうと、入会希望者が続いた。20年10月には48人に達し、岸田派を抜いて第4派閥となった。

 だが「党役員は1期1年、連続3期まで」との党改革を掲げた岸田政権が発足すると、二階派は党四役から外され、非主流派に転落した。

 昨年4月、片山さつき元地方創生担当相と衛藤晟一元沖縄北方担当相が退会。今年2月と6月には、泉田裕彦、中川郁子両衆院議員が派閥を去った。

8760OS5:2023/08/23(水) 11:11:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/31fa92b2423557e2aa6ea3818fe6ad41282ec5cc谷垣G、遠い独り立ち 主流派も見えぬ展望 派閥化構想は断念
8/22(火) 19:32配信


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産経新聞
自民党谷垣グループ(有隣会)の夏季研修会で講演する代表世話人の中谷元首相補佐官=22日午後、長野県軽井沢町(奥原慎平撮影)

自民党の谷垣禎一元総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会、約20人)は22日、長野県軽井沢町で夏季研修会を開いた。同グループは代表世話人の遠藤利明総務会長らが岸田文雄政権で要職に就き、党主流派となっている。ただ、遠藤氏が6月に表明した派閥化構想は、所属議員の反発を受けて取り下げを余儀なくされるなど、グループの結束強化に向けた展望は開けないままだ。

「名称を変更し、『谷垣派』もどうかと思ったが、皆さんと話して、やはり今のままで当面いこうよと(なった)。少し混乱させたことはおわび申し上げたい」

研修会の冒頭、遠藤氏は出席者に陳謝し、派閥化を当面見送る考えを示した。

遠藤氏は6月7日、東京都内で開いた同グループのパーティーで、派閥化して「谷垣派」とする考えを表明した。昨年7月の参院選後、複数の当選議員を勧誘した際、無派閥を理由に入会を断られたためだ。

遠藤氏は令和3年総裁選で首相の勝利に貢献し、党総務会長に起用された。同じく代表世話人の中谷元・元防衛相も首相補佐官を務める。グループとしては岸田政権で主流派であるうちに派閥化することで求心力を高め、ポスト獲得などで有利に働くとの思惑があったとみられる。

だが、2カ月余りで撤回に追い込まれた。背景には、麻生派(志公会、55人)や菅義偉前首相に近い「菅グループ」など他派閥・グループと掛け持ちしているメンバーが多く、結束力が弱いことがある。

遠藤氏は派閥化した後も他派との掛け持ちを認める考えを示していたが、「所属する派閥同士が対立した場合はどうするのか。二重国籍はよくない」(中堅議員)などと疑問視する意見が根強かった。

過去にも派閥化だけでなく、他派閥との合流話などが浮上したが、いずれも実現しなかった。

今も影響力を持つ谷垣氏は平成29年の政界引退から6年近くが過ぎ、周囲に「グループ名に谷垣の名をわざわざ使う必要もないのでは」と漏らすなど、同グループに独り立ちを求めている。(奥原慎平)

8761OS5:2023/08/24(木) 13:56:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ef10e5868b87eca35d3fa879843d555c040ae73
岸田首相、二つの「約束」両立探る 漁業者理解と「夏」放出 処理水決断、中国なお反発〔深層探訪〕
8/24(木) 7:00配信


時事通信
東京電力福島第1原発の処理水に関する関係閣僚会議で発言する岸田文雄首相(右から2人目)=22日、首相官邸

 岸田文雄首相が東京電力福島第1原発の処理水を24日から海洋放出すると表明した。「春から夏ごろ」と繰り返してきた政府方針と、漁業関係者への「約束」の両立に向け、時期を慎重に探った。国内外に反発の声が残る中、「一定の理解を得た」と判断し政治決断を下した。

【ひと目でわかる】処理水の風評被害対策

 ◇「放出ありき」
 「理解は進んでいるとの発言をいただいた」。首相は22日の自民党役員会で、前日に全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長らと会談した結果を報告した。

 放出決定で、首相が心を砕いたのは漁業者への対応だ。政府は2015年、福島県漁連に「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」と約束。政府関係者は「漁業者の理解が得られれば環境が整う」と説明していた。

 「8月下旬」は放出開始の本命だった。国際原子力機関(IAEA)が日本の計画を妥当とする包括報告書を公表した7月、政府高官の一人は「海水浴シーズンが終わってからだ」と指摘。福島の底引き網漁の解禁を9月1日に控え、放出直後の海水をモニタリング(監視)する必要性も考慮すると時期は絞られた。

 首相は米国訪問から帰国した翌日の今月20日に第1原発を訪れ、安全性確保や風評被害対策に万全を期すよう東電幹部に指示。「夏ごろ」の期限が迫る中、手順を踏んだ上で漁業関係者との直談判に臨み、坂本氏から「安全性の理解は深まった」と一定の歩み寄りを引き出した。

 ただ、自民党からは「首相が福島で首長や漁業関係者と会うべきだった」(閣僚経験者)との不満もくすぶる。首相と坂本氏の会談に同席した漁業関係者は、意思決定を急いだ政府に「放出ありきで進んでいるんだろう」と不満を示した。

 ◇海外理解も後押し
 海外で支持や理解が浸透してきたことも決断を後押しした。首相は22日、「国際社会の正確な理解が広がりつつある」と自信を示した。外務省幹部も「韓国が前向きなことを言ってくれたのが大きかった」と語った。

 首相は5月以降、韓国の尹錫悦大統領と会談を重ねて説明し、理解を得た。今月18日の日韓首脳会談ではあえて議題とせず、韓国で世論の一部や野党から批判される尹氏に配慮を見せた。

 一方、中国は「汚染水」との表現を使い続けて日本批判を強める。日本産海産物への検査も強化して揺さぶっている。

 首相は9月上旬にインドネシアで、李強首相との会談を調整する。岸田首相は「科学的根拠に基づき規制撤廃を求める」と強調するが、政府内では「中国は外交カードに使っている」との見方が専ら。関係者は「中国は処理水を持ち出し優位に立とうとしている」と懸念を示した。

 ◇「解散遠のいた」
 首相の衆院解散判断にも影響を与えるのか。自民党幹部は「重い決断だ。内閣支持率は下がるだろう」と指摘。与党内では「秋の衆院解散は遠のいた」との声が出ている。

 報道各社の世論調査では海洋放出への支持や理解が広がる一方、「説明が不十分」との指摘や風評被害への懸念は根強い。放出は原発廃炉への過程に過ぎず、開始後も地元の理解を得る努力は不可欠だが、公明党幹部は「説明が足りない」と政府の姿勢に苦言を呈した。

 自民党ベテランはマイナンバーを巡る混乱や物価高も挙げ「総選挙はできない」と述べ、早期解散に否定的な考えを示した。

8762OS5:2023/08/26(土) 11:16:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d876ccff35d75bb0b2c5e08f6ccee014a23405f
自民・安倍派、塩谷立氏が「5人衆」と会談…下村博文氏は「常任幹事会」人選案から外れる
8/26(土) 5:06配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派幹事会を終えて総会に臨む(手前から)塩谷立・会長代理、萩生田政調会長、下村博文・会長代理。党本部で(2023年7月6日)

 自民党安倍派の塩谷立・会長代理は25日、派の中枢を担う「5人衆」と東京都内で、新設する「常任幹事会」の人選を巡って意見交換した。集団指導体制に反対し、処遇が注目されている下村博文・会長代理は、この日の原案では、常任幹事会メンバーから外れた。

 複数の同派関係者が明らかにした。派に影響力を持ち、下村氏と折り合いが悪い森喜朗元首相の意向も影響したとみられる。原案では、取りまとめ役に就く塩谷氏のほか、松野官房長官、萩生田政調会長、西村経済産業相、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長の5人衆が入った。西村環境相や岡田地方創生相、稲田朋美・元防衛相も名を連ねた。

 常任幹事会は10人程度を想定し、閣僚などの要職経験を要件に人選を進めている。下村氏は文部科学相や党政調会長を歴任しているが、塩谷氏は「世代交代」を理由に理解を求める構えだ。ただ、下村氏の反発が予想され、見直しを迫られる可能性もある。同派は31日に予定する派閥会合での新体制発足を目指している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/397fc3b3771b11f0029596d906903c11a34f7c40
安倍派体制、下村氏除外へ 常任幹事会、31日決定
8/26(土) 0:09配信
共同通信
下村博文氏

 自民党安倍派(清和政策研究会)の新たな意思決定機関・常任幹事会のメンバーから、同派会長代理の下村博文元政調会長が外れる見通しとなった。31日に派閥会合を開き、正式に発足する。複数の関係者が25日、明らかにした。安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相の意向が反映されたとみられる。


 常任幹事会の人選は、座長に就く塩谷立・元文部科学相に一任されている。関係者によると、10人程度の規模を検討。有力者「5人組」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の他に、参院からも閣僚経験者が入る方向で調整している。

 塩谷氏は25日、東京都内のホテルで5人組のうち萩生田氏を除く4人と会談した。新体制案を説明し、理解を求めたもようだ。森氏は、下村氏を常任幹事会メンバーから外すよう求めていたとされる。

8763OS5:2023/08/26(土) 11:17:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f36ecfa8d5d100c30b0a7bd1fab4972437d0ca7
岸田首相の“支持率回復”は難しい? 内閣改造の“目玉人事”をしづらい背景に「大物が多すぎて代えづらい」 自民党内の派閥の内情を解説
8/24(木) 20:02配信

FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

自民党の派閥研修会がラッシュだ。しかし、人事をやっても、支持率回復は難しいとされている。


自民党の派閥研修会ラッシュについて、政治部・福井慶仁記者がお伝えする。

党内の“派閥研修会”がラッシュ
まず岸田内閣の支持率だが、ここ3カ月下がり続けていたものの、先週末に行ったFNNの最新の世論調査では、7月より0.2ポイントUPとわずかながら上がり、41.5%という結果になった。

これは支持率が下げ止まったということなのだろうか。

形の上では下げ止まりだが、自民党内からは「小康状態だ。この先どうなるかはわからない」と、依然として岸田政権の今後を、心配する雰囲気がある。

その自民党内で、今ラッシュを迎えているのが各派閥の“研修会”だ。

自民党には現在、最大派閥の安倍派、麻生派、茂木派、岸田派、二階派、森山派、そして、派閥より結束の緩やかな谷垣グループと、6派閥1グループが存在している。

この派閥の研修会が佳境を迎えていて、麻生派と茂木派は横浜で、安倍派と谷垣グループは軽井沢ですでに開催した。このあと、二階派が軽井沢、岸田派は山梨、森山派は鹿児島で開催する予定だ。

研修会は避暑地や地方で開くケースが多いが、どんなことをするのだろうか。

例えば8月20日に、軽井沢で行われた安倍派の研修会は、軽井沢プリンスホテルで開かれたが、会場に長テーブルを並べた着座形式だった。

そして、座長に就任したばかりの塩谷元文科大臣の挨拶で始まり、選挙戦略の専門家の講演、AIの専門家の講演と続き、約3時間で終了した。

研修会の醍醐味は“夜の懇親会”
研修会の醍醐味は、この座学の後に行われた懇親会にあった。

みんなで食事をしてお酒を飲むわけだが、この日も、一部の議員は2次会はもちろん、3次会まで行ったということだ。

こうした研修会“夜の部”の目的について、ある議員に聞いてみたところ「同志の結束を確認し、普段できない様々な情報交換を行うには、絶好の機会だ」と答えた。

さらに、「研修会終了後に、人事の希望を提出することが多いから、お互い被らないように確認することもある」という人もいた。

秋に行われることが多いのは、人事の直前という意味合いもある。そこで、研修会の場を通して、人事に向けた派内調整を行う狙いもあるようだ。

では、2023年の人事は、どうなるのだろうか。

岸田首相は、9月中旬を軸に内閣改造・自民党役員人事を行う方向で検討していて、19日、人事についてこう述べた。

岸田首相:
先送りできない課題に取り組み、そして、答えを出していく。そのための適材適所。こういった考え方に徹して判断してきたい。

このように「適材適所」で判断したいと強調した。

8764OS5:2023/08/26(土) 11:17:34
改造人事をやっても“支持率回復”は難しい
岸田首相は、目玉人事と言えるような、思い切った人事をやりずらい状況に追い込まれていた。

その理由の一つは「大物が多すぎて、代えづらい」という点だ。

通常、目玉人事を行う際に注目されるのは、自民党側では副総裁、幹事長、政調会長といった役員クラス。内閣では、要の官房長官などが挙げられる。

ただ、麻生副総裁はお世話になりすぎてて代えられない。茂木幹事長も54人の議員を抱える派閥のトップで、外せば、その支持を失ってしまう。

では、政調会長と官房長官はというと、100人の最大派閥・安倍派の“5人衆”と言われる幹部のうちの2人が務めている。いまだ後任の会長が決まらず、この“5人衆”と言われる幹部が、100人の派閥がバラバラにならないよう、絶妙な力関係で維持している。

仮に、そこの2人を代えてしまうと、この絶妙なバランスで保っている安倍派からの支持も崩れる恐れがある。そのため、皆「外しにくい」状況が、できてしまっている。

中には、総理が党内でより広い支持を得るため、現在は非主流派とされつつも、大きな影響力を持つ菅前総理や、世論調査で「次の総理に一番ふさわしい」として名前が挙がる、石破元幹事長の重要ポストでの起用を推す声もある。

しかし、支持率が下がっている今の状況で、麻生副総裁や茂木幹事長といった党内の安定を捨ててまで、非主流派を取り込む人事をやる余裕はないと言える。

さらに、もう一つは「改造はリスクを伴う」ということだ。

1年前の内閣改造では、起用した閣僚に旧統一教会問題が浮上した。結局、辞任ドミノが起きて支持率がガタ落ちした。

あまり奇をてらった人事や、大幅に人を代えると、それだけその閣僚に不祥事が起きるリスクが出てくる。

総理の周辺からはすでに「人事をやったからといって、支持率への影響は限定的」だと、過度な期待への予防線を張る声が出ている。

ただ、少しでも何とかしたい岸田首相が、党内の重鎮からも推す声がある小渕優子組織運動本部長を人事で起用するか、この辺りが注目だ。

(「イット!」 8月23日放送より)

イット!,政治部

8765OS5:2023/08/26(土) 11:50:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/65bffe218d3ff0795d1af6c44e0c11ca837126f6
感染症統括庁トップに栗生俊一氏…コロナ分科会は廃止
8/25(金) 23:36配信

読売新聞オンライン
栗生俊一官房副長官

 政府は25日、9月1日に発足する「内閣感染症危機管理統括庁」のトップとなる内閣感染症危機管理監を、栗生俊一官房副長官が兼務する人事を発表した。栗生氏を補佐する内閣感染症危機管理監補は、藤井健志官房副長官補が兼務で就く。統括庁の担当相は後藤経済再生相が務める。


 統括庁の感染症危機管理統括審議官には、中村博治新型コロナウイルス感染症対策推進室長、感染症危機管理対策官には厚生労働省の迫井正深医務技監が起用される。

 25日の閣議では、有識者でつくる「新型インフルエンザ等対策推進会議」の体制を見直すことも決めた。新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことや、感染状況が落ち着いていることを踏まえ、推進会議の下部組織の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」や「基本的対処方針分科会」は廃止する。

 推進会議の委員は9月1日付で35人から15人に減らし、議長の尾身茂氏は退任する。新委員では、国立成育医療研究センター理事長の五十嵐隆氏や国立国際医療研究センター国際感染症センター長らが加わる。

8766OS5:2023/08/26(土) 11:56:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/246b5221e45d47d366cc0e567a669db210cd8307
処理水放出、手腕問われる林外相 親中派「ポスト岸田」へ試練
8/26(土) 7:13配信
時事通信
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長とのテレビ会談に臨む林芳正外相=25日、外務省

 林芳正外相が、岸田文雄首相の後継を見据え、政権の安定に汗をかいている。

 当面、最大の課題は東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に対する国際社会の理解醸成だ。特に、処理水を「核汚染水」と表現して外交戦を展開する中国にどう対抗するか、その手腕が問われる。

 「日本政府は処理水の最後の一滴が放出されるまで安全確保に取り組み続ける」。林氏は25日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長とテレビ会議形式で会談し、計画完了に向けた決意を強調した。

 これに先立ち、メキシコのバルセナ外相とも電話で会談し、日本の立場を説明。バルセナ氏から「日本が国際的な基準を順守して実施していくことを信頼している」との言葉を引き出した。

 処理水への対応は、内閣支持率の低迷が続く政権の行方にも影響しかねない。中国は日本産水産物の輸入全面禁止などで揺さぶりを掛ける。他国にも同様の動きが広がれば、日本にとって経済的打撃は大きく、外相として林氏の責務は重大だ。

 「ポスト岸田」を目指す林氏に対し、周囲の期待は大きい。今月13日に地元・山口県下関市の集会に出席した際は、会場内で「下関育ちの首相誕生を」との声掛けに呼応し、「頑張ろう三唱」が起こった。

 自身が所属する自民党岸田派会長の首相を支える姿勢に徹し、禅譲を狙うのが林氏の基本戦略とみられる。派内でも「岸田氏にできるだけ長く首相を続けてもらうことが、われわれにとっても良いことだ」と説く。

 その一方で、6月に自身を中心とする勉強会「水正会」の会合を持つなど、党内の「仲間づくり」を意識したとみられる動きも。ただ、顔触れは岸田派が中心で、他派閥への浸透はこれからだ。

 国民的な人気も広がりを欠く。「次の首相にふさわしい人物」を問う報道各社の世論調査では軒並み下位に低迷する。

 党内では、外相就任まで日中友好議員連盟会長を務めてきた林氏を「親中派」と見る向きが強い。保守派を中心に厳しい視線が注がれる中、中国との向き合い方は、首相候補として林氏の評価を左右しそうだ。

8767OS5:2023/08/27(日) 10:03:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bb7a5348dba9acc15a18f1c8920ed93268838c3
「女性首相候補」の要職起用焦点 内閣改造で小渕・上川氏ら推す声
8/27(日) 7:07配信
時事通信
自民党の(写真左から)小渕優子氏、上川陽子氏、高市早苗氏、野田聖子氏

 岸田文雄首相が9月に予定する内閣改造・自民党役員人事で、将来の首相候補と取り沙汰される女性議員の要職起用があるかに党内の注目が集まっている。

 現状で期待が強いのは小渕優子党組織運動本部長(49)や上川陽子党幹事長代理(70)ら。各国で女性宰相の誕生が相次ぐ中、首相の座へと飛躍するきっかけになる可能性もある。

 元首相を父に持つ小渕氏は「党三役入り」などさらなるステップアップに期待する声がある。23日、会長を務める党沖縄振興調査会で「コロナの時期は本当に苦しい思いをした。われわれは強い経済をつくる共通の目標を持っている」と語り、父譲りの沖縄への思いを吐露した。

 ただ、難点は2014年に経済産業相辞任に追い込まれた政治とカネの問題。政治資金収支報告書への架空の寄付金計上で元秘書2人が有罪となったが、小渕氏の「説明不足」を指摘する声は今なお強い。「昔のことがまた掘り返される」(党関係者)との懸念も党内で漏れる。

 上川氏を「有望株」(自民参院幹部)と見る向きもある。これまで少子化担当相や法相を歴任。茂木敏充幹事長も実務能力を高く評価し、法相当時の部下は「判断が明確。省幹部からの信頼も厚かった」と振り返る。首相を目指すには年齢が比較的高いことがネックになるとの見方もある。

 21年の自民党総裁選で岸田氏と争った高市早苗経済安全保障担当相(62)と野田聖子前少子化担当相(62)も、首相の座になお強い意欲を示す。

 高市氏は後ろ盾だった安倍晋三元首相が死去。県連会長として元秘書官擁立を主導した4月の奈良県知事選では保守分裂を招き、日本維新の会候補に敗北を喫した。自民党関係者は「リーダーとしてはバツが付いた」と手厳しい。

 野田氏はなお高い知名度を誇るものの、無派閥で足場が弱い。前回総裁選では推薦人集めにぎりぎりまで苦労し、来年の総裁選も出馬できるめどは立っていない。

 国会議員のうち女性が占める割合は衆院で約10%、参院約27%。女性リーダーが生まれにくい背景には、女性議員の少なさという問題も横たわる。現在の岸田内閣に至っては、閣僚19人のうち女性は2人。「ガラスの天井」がいつ破られるか、見通せないのが実情だ。

8768OS5:2023/08/27(日) 10:15:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e3749f36c09f92afb36918c32fc062a6bad2677
迫る?9・11岸田内閣改造 支持率回復へ最後の切り札 菅氏のSNS投稿も話題
8/23(水) 22:41配信


カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 自民党総裁の岸田文雄首相が9月11日を軸とした内閣改造と党役員の刷新に向け、準備のピッチを上げている。人事は「内閣支持率回復の最後の切り札」(同党幹部)とされるだけに、支持率が持ち直すようであれば、秋風ならぬ“解散風”が強まりそうだ。

 「ありがたいよね」。23日の官邸では、菅義偉前首相が前日に発信した「X」(旧ツイッター)がスタッフ間で話題となった。

 「政府はアルプス処理水の海洋放出開始を決定し、24日の開始見込みを公表しました。私が総理として決めた2021年4月の政府方針に基づくものです。福島復興を実現する上で大きな一歩です」。政府関係者は「政治家は国民が歓迎する政策なら『自分がやった』と自慢しても嫌がることはだんまり。でも菅さんは一緒に泥をかぶってくれた」と感謝。

 一方、野党は「勝つためならなりふり構わず結束に走るのが自民。解散をにらみ生命維持装置を動かし始めた」(立憲民主党議員)と警戒を強める。

 岸田首相は漁業者から批判を浴びながらも処理水放出を決断。ガソリン補助金の10月以降の延長を政府内に指示するなど「解散判断に向けた障害物」(内閣府スタッフ)除去に懸命だ。海外研修を「観光旅行」と批判された松川るい参院議員の問題でも、党幹部に苦言を呈して女性局長辞任への流れを促したとされる。

神奈川新聞社

8769OS5:2023/08/28(月) 09:05:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/823c58f9a40c3fe10f5c27c02f656b10ce29431b
小泉進次郎氏が安倍派「新会長候補」に急浮上 跡目争いによる派の分裂を回避するため、森喜朗氏がスカウトか
8/28(月) 7:15配信
 跡目が決まらない自民党最大派閥の安倍派に“救世主が現われるかもしれない。小泉進次郎・元環境相を会長にスカウトするというウルトラCだ。

 すったもんだの末に安倍派(清和会)の集団指導体制が決まった。長老の塩谷立氏が座長となり、後継会長を争う5人衆(松野博一・官房長官、西村康稔・経済産業相、萩生田光一・政調会長、高木毅・国対委員長、世耕弘成・参院幹事長)らの幹部が常任幹事に就任する予定だ。

 9月の内閣改造で大臣枠を減らされないために結束を示した形だが、派内の中堅・若手には不満がくすぶっている。

「塩谷さんは5人衆と対立する振りをしながら、最後は寝返った。なんとも情けない座長だ」(同派若手議員)

 今回の人事を仕組んだのは5人衆のバックにいる森喜朗・元首相とみられている。だが、その森氏は5人衆では頼りないと見て、ひそかに進次郎氏のスカウトに動いているという。森派関係者の話だ。

「5人衆は派内の人望がないうえ、5人が跡目争いをすれば派は分裂に向かいかねない。塩谷座長体制が壊れるのは時間の問題だ。森さんもあの5人には派閥を率いるのは無理だと考えていて、進次郎氏に安倍派入りを打診し、会長候補に担ごうとしている」

 進次郎氏の父、小泉純一郎・元首相はかつて清和会会長を務め、政治的血脈からいえば小泉家は安倍家、福田家と並んで同派のオーナー家の一角を占める。だが、進次郎氏は安倍晋三・元首相と折り合いが悪く、初当選以来、森氏がいくら誘っても派閥入りせずに無所属を通してきた。

「安倍さんが亡くなったことで進次郎氏が派閥入りを断わる理由もなくなった。進次郎氏は国民の人気も高いし、現在の5人衆はいずれも純一郎さんに育てられたから進次郎氏に一目置かざるを得ない。安倍派入りして進次郎氏が最大派閥を率いれば、勢いを盛り返すことができるかもしれない」(同前)

 小泉事務所に安倍派入りについて聞いたが、締め切りまでに回答はなかった。進次郎氏が「ウン」と言えば、安倍派の運命を変えることになるかもしれない。

※週刊ポスト2023年9月8日号

8770OS5:2023/08/28(月) 09:24:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b0fddce54efd902192a0ab32b56660b47357b2a
萩生田政調会長、安倍派に「内紛はない」…集団指導体制へ移行巡り強調
8/27(日) 20:02配信

読売新聞オンライン
萩生田政調会長

 自民党安倍派の萩生田政調会長は27日、大阪府泉佐野市で講演し、同派を会長不在のまま集団指導体制に移行させることについて、「人をかき分けて前に出ようという人がおらず、支え合いながら頑張っていこうという思いで決めた」と述べ、「内紛はない」と強調した。同派の世耕弘成参院幹事長は同日の徳島市内の会合で、新会長の選出には「ここから2年や3年はかかる」との見通しを示した。

8771OS5:2023/08/28(月) 17:12:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d80677eef48b257d7bc5134b0590b00549cb01a
首相が「ポスト岸田」うかがう河野、高市両氏と昼食
8/28(月) 13:57配信

産経新聞
令和3年、自民党総裁選で激突した(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は28日、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相とともに官邸で昼食をとった。両氏はいずれも令和3年の自民党総裁選に出馬し、首相に敗れたが、いまなお国政トップに意欲を持つとされ、「ポスト岸田」にも名を連ねる。首相が9月中旬にも行う方向の内閣改造・党役員人事でも両氏の処遇が注目されている。

昼食後、河野氏は記者団の問いかけに無言だったが、高市氏は首相が観戦した沖縄県でのバスケットボールワールドカップ(W杯)の話をしたと説明し、「楽しかった」と語った。両氏の出馬が取り沙汰される来年の党総裁選の話題はなかったという。

首相は今月4日には報道各社の世論調査で根強い人気がある石破茂元幹事長とも会食している。

8772OS5:2023/08/28(月) 17:12:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d80677eef48b257d7bc5134b0590b00549cb01a
首相が「ポスト岸田」うかがう河野、高市両氏と昼食
8/28(月) 13:57配信

産経新聞
令和3年、自民党総裁選で激突した(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は28日、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相とともに官邸で昼食をとった。両氏はいずれも令和3年の自民党総裁選に出馬し、首相に敗れたが、いまなお国政トップに意欲を持つとされ、「ポスト岸田」にも名を連ねる。首相が9月中旬にも行う方向の内閣改造・党役員人事でも両氏の処遇が注目されている。

昼食後、河野氏は記者団の問いかけに無言だったが、高市氏は首相が観戦した沖縄県でのバスケットボールワールドカップ(W杯)の話をしたと説明し、「楽しかった」と語った。両氏の出馬が取り沙汰される来年の党総裁選の話題はなかったという。

首相は今月4日には報道各社の世論調査で根強い人気がある石破茂元幹事長とも会食している。

8773OS5:2023/08/28(月) 20:39:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/a80ac79feee6171763afd916baf71c6007e8f5ee
自民安倍派「下村外し」で調整 31日に総会、新体制なお火種
8/28(月) 19:57配信


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時事通信
自民党安倍派の総会に出席した下村博文・元政調会長=17日、東京・永田町の同党本部

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は28日、議員総会を31日に開くと発表した。

 新たな集団指導体制での幹部人事を協議する。意思決定機関となる「常任幹事会」は萩生田光一政調会長や松野博一官房長官ら「5人衆」をはじめ現職閣僚と閣僚経験者で構成。集団指導に反対してきた下村博文・元政調会長は外れる方向で最終調整しており、今後の派閥運営に火種を残しそうだ。

 新体制での取りまとめ役を務める塩谷立・元総務会長は25日、東京都内で5人衆メンバーと新体制の陣容を協議。常任幹事会には塩谷氏を筆頭に、萩生田、松野両氏、高木毅国対委員長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長の5人衆のほか、西村明宏環境相、岡田直樹地方創生担当相、稲田朋美元防衛相、柴山昌彦元文部科学相らが加わる方向となった。

 党三役や閣僚を歴任した下村氏については「顧問」とし、意思決定の中枢から外す方向。下村氏は新体制移行を巡り、集団指導を主導した「5人衆」と激しく対立。派内になお影響力を保つ森喜朗元首相も、自身と折り合いの悪い下村氏を幹部から除外するよう求め、5人衆の一人は周囲に「『下村外し』は絶対条件だ」と言明した。

8774OS5:2023/08/29(火) 06:53:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/461951bae3dc71cd1fd77704f9e91f74fe71ba69地方選苦戦で「逆風見える化」 効果なき地方行脚、党支持率も低迷
8/28(月) 21:41配信


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カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 全国3主要紙と2通信社、NHKの8月の岸田文雄内閣の支持率調査結果が28日、出そろった。いずれも減少か横ばいで3割前後と低迷。国会閉会中の「地方行脚」効果も出ていない。9月11日の週に見込まれる内閣改造と党役員人事が回復のカギとなるが、逆風は党支持率にも及ぶ。寒川町長選での推薦新人候補の苦杯や岩手県知事選での与党統一候補の苦戦など「逆風が見える化」(自民の閣僚経験者)している状況だ。

 8月の内閣支持率は通信社が共同33%、時事26%。新聞社は朝日33%、読売35%、毎日26%、NHKは33%でいずれも岸田内閣として最低値か最低と同水準だ。読売は前月と横ばいだがNHKは5ポイント、時事と朝日は4ポイント、毎日は2ポイント、共同は1ポイントの減だった。

 自民関係者が深刻に受け止めているのは政党支持の動向だ。読売は3ポイント減の30%で朝日(28%)同様に2割台目前。前月24%の毎日は25%と微増だが、比例投票先では4ポイント減の21%。4ポイント伸ばした日本維新の会に並ばれている。

神奈川新聞社

8775OS5:2023/08/29(火) 07:39:36
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/345679内閣改造、松野官房長官の去就が焦点 安倍派「5人組」の一人、派閥新体制の行方影響
政治・行政

国政
2023/8/12
twitter
内閣改造での去就が注目されている松野官房長官(撮影・山崎亮)
 岸田文雄首相が9月を軸に検討する内閣改造で、政権ナンバー2の松野博一官房長官の去就が焦点になっている。政府・与党内にはスポークスマンながら「発信力に欠ける」との批判がある半面、「官邸に安定感をもたらしている」との評も高まる。自民党最大派閥安倍派の幹部を務めるだけに、近く議論される同派の新体制の行方も首相の判断を左右しそうだ。

 連日官邸で記者会見し、国民への広報の要を担う松野氏。2021年10月の就任以来、用意された答弁書に目線を落として答えることが多く、与党内からも「官僚的で発信力に乏しい」とされてきた。ただ、最近は状況が変わりつつある。

 7月以降、首相最側近の木原誠二官房副長官に関する一部週刊誌報道を尋ねられることが増えた。表情を変えず淡々と答える場面が繰り返されると、官邸内には「冷静に切り返す胆力がある」(首相周辺)との評価が浸透した。この問題の質問は当分続くとみられ「今は松野氏の安定感が必要だ」(別の周辺)との声も出ている。

 8月1日夜には現政権下で初めて首相と2人きりで会食。首相が好む東京・赤坂の焼き肉店だった。普段は同席する麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長の姿はなく、官邸には「続投要請の布石か」との声も出たが、松野氏は周囲に多くを語っていない。10日夜にも再び2人は都内で食事をした。

 松野氏の人事に影響するとされるのは首相の政権運営を支える安倍派の行方だ。松野氏は安倍晋三元首相の次の会長候補と目される派内の有力者「5人組」の一人。17日の派閥会合では新体制が議題となる。

 安倍派事務総長も務めた松野氏が閥務で重責を担えば「官房長官との兼務は難しい」(自民党中堅)との見方が大勢だ。逆に現状の立ち位置にとどまれば―。首相に近いベテラン議員は「安倍派と連携し、時にけん制する意味でも松野氏を政権中枢に据える利点は大きい」とみる。

 松野氏の長官在任は1年10カ月を超え、平成以降では菅義偉、福田康夫の両元首相に次ぐ3番目の長さとなった。岸田首相が党政調会長時代に会長代理として支え、関係を深めたとされる松野氏。常々「ポストへの執着はない」と語る政治家の去就が今、にわかに注目されている。(樋口浩二)

8776OS5:2023/08/29(火) 07:44:03
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/345679内閣改造、松野官房長官の去就が焦点 安倍派「5人組」の一人、派閥新体制の行方影響
政治・行政

国政
2023/8/12
twitter
内閣改造での去就が注目されている松野官房長官(撮影・山崎亮)
 岸田文雄首相が9月を軸に検討する内閣改造で、政権ナンバー2の松野博一官房長官の去就が焦点になっている。政府・与党内にはスポークスマンながら「発信力に欠ける」との批判がある半面、「官邸に安定感をもたらしている」との評も高まる。自民党最大派閥安倍派の幹部を務めるだけに、近く議論される同派の新体制の行方も首相の判断を左右しそうだ。

 連日官邸で記者会見し、国民への広報の要を担う松野氏。2021年10月の就任以来、用意された答弁書に目線を落として答えることが多く、与党内からも「官僚的で発信力に乏しい」とされてきた。ただ、最近は状況が変わりつつある。

 7月以降、首相最側近の木原誠二官房副長官に関する一部週刊誌報道を尋ねられることが増えた。表情を変えず淡々と答える場面が繰り返されると、官邸内には「冷静に切り返す胆力がある」(首相周辺)との評価が浸透した。この問題の質問は当分続くとみられ「今は松野氏の安定感が必要だ」(別の周辺)との声も出ている。

 8月1日夜には現政権下で初めて首相と2人きりで会食。首相が好む東京・赤坂の焼き肉店だった。普段は同席する麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長の姿はなく、官邸には「続投要請の布石か」との声も出たが、松野氏は周囲に多くを語っていない。10日夜にも再び2人は都内で食事をした。

 松野氏の人事に影響するとされるのは首相の政権運営を支える安倍派の行方だ。松野氏は安倍晋三元首相の次の会長候補と目される派内の有力者「5人組」の一人。17日の派閥会合では新体制が議題となる。

 安倍派事務総長も務めた松野氏が閥務で重責を担えば「官房長官との兼務は難しい」(自民党中堅)との見方が大勢だ。逆に現状の立ち位置にとどまれば―。首相に近いベテラン議員は「安倍派と連携し、時にけん制する意味でも松野氏を政権中枢に据える利点は大きい」とみる。

 松野氏の長官在任は1年10カ月を超え、平成以降では菅義偉、福田康夫の両元首相に次ぐ3番目の長さとなった。岸田首相が党政調会長時代に会長代理として支え、関係を深めたとされる松野氏。常々「ポストへの執着はない」と語る政治家の去就が今、にわかに注目されている。(樋口浩二)

8777OS5:2023/08/30(水) 10:32:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ffa926999b431ee3c100b0a5bf334f6a3bf8efc
自民・安倍派、集団指導体制継続へ 有力会長候補不在で小泉氏勧誘構想再燃か 小泉氏「派閥入りない」
8/29(火) 20:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
自民党本部=東京都千代田区

 自民党の故安倍晋三元首相の派閥「清和政策研究会(安倍派)」は31日に開く議員総会で幹部人事を協議する。関係者の話を総合すると、集団指導体制を継続し、塩谷立元総務会長を座長とした常任幹事会を発足させる方向が固まった。「会長選出」を主張した下村博文元政調会長は「顧問」として、常任幹事会から外れる見通しだ。

 常任幹事会には塩谷氏のほか萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長の通称「5人衆」が参加。岡田直樹地方創生担当相らを加えて10人前後となる方向だが「下村氏はリストアップされていない」(安倍派関係者)という。

 安倍派の新体制を巡っては、有力な会長候補がいないことで派内調整が長期化し、小泉進次郎元環境相(衆院11区)の派閥入りを求める意見も再燃。小泉氏は周囲に「それ(派閥入り)はない」と話している。

 小泉氏の父である純一郎氏は清和研の出身。3度目の総裁選を前に派を離れ「脱派閥」を掲げて勝ち抜き、首相に就いた。清和研関係者は小泉進次郎氏に対し2009年の初当選以来、アプローチを続けてきたが同氏は一貫して無派閥。最近は沈静化していたが、安倍氏死去に伴う混乱もあり勧誘構想が再燃したとみられる。

神奈川新聞社

8778OS5:2023/08/30(水) 11:40:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2384981274b39be463c8c8a1c0cd2652594bd6bd
茂木、高市、河野3氏は続投か交代か 来月内閣改造
8/29(火) 20:07配信

産経新聞
自民党役員会に臨む(左から)萩生田光一政調会長、茂木敏充幹事長、岸田文雄首相=29日午前、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が9月に行う内閣改造・自民党役員人事は、来年9月の任期満了に伴う党総裁選に向けてライバルの処遇が焦点となる。中でも「ポスト岸田」を狙う茂木敏充幹事長を続投させるかどうか決めかねているようだ。令和3年9月の前回総裁選で争った河野太郎デジタル相と高市早苗経済安全保障担当相は勢いが陰り、首相は2人を交代させる可能性がある。

【画像】自民党内の「ポスト岸田」を巡る相関図

首相は29日、自民党本部で麻生太郎副総裁、茂木氏と3人で約40分にわたり意見交換する場を持った。首相は麻生、茂木両氏を政権の骨格に位置付け、重要政策などを決定する前に相談してきた。両氏とは6月27日、7月26日と定期的に会食もしている。

今回の人事で最大の焦点は、次の総裁選で茂木氏を首相の陣営に取り込む意味も込め、幹事長職を続投させるかどうかだ。

官邸幹部は「長期政権だった安倍晋三元首相は骨格をあまり変えなかった」と語り、茂木氏を交代させた場合のバランスの不安定化を懸念する。一方、党の人事とカネに絶大な権限を持つ幹事長を続投させれば茂木氏が力を付けることになり、首相周辺は警戒感を示している。

首相が気になるのは、第3派閥の茂木派(平成研究会)会長の茂木氏を外した場合、自身への脅威になるリスクだろう。

ただ、同派の参院側に影響力を持ち、茂木氏に批判的だった青木幹雄元参院議員会長が6月に死去した直後、同派の参院メンバーは会合を開き、総裁選対応も含めて参院側で独自に判断する方針を確認した。首相は党内情勢も見極め、処遇を最終判断するとみられる。

河野、高市両氏については、昨年8月の内閣改造で閣内に取り込んだ。両氏は強力なライバルになりうると目されたが、現在は「それほど脅威ではない」(党幹部)とみられている。

河野氏は、主導したマイナンバーカードと健康保険証の一体化を巡りトラブルが頻発し、自民党内からも批判された。党内の人間関係作りが不得手とも評され、所属する麻生派(志公会)の領袖である麻生氏からは7月の北國新聞インタビューで「閣内に残らない方がいい」と指摘された。

一方、高市氏は前回総裁選で後ろ盾となった安倍氏を失った。高市陣営の中核だった城内実元外務副大臣も5月、無派閥から森山派(近未来政治研究会)に移るなど厳しい状況にある。

首相は28日、河野氏と高市氏を官邸に招いて約1時間昼食を共にした。内閣改造で踏み込んだ会話はなく、プロ野球などが話題になった。首相は広島、河野氏は巨人、高市氏は阪神-とライバル球団のファン同士だが、無事に「楽しい話」(高市氏)になったという。(田中一世)

8779OS5:2023/08/30(水) 11:46:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_2J7YF25Z2BOIXBAW2B5NSBEVI4.html
自民経済対策 衆院解散の環境整備か 先送りはリスク大
2023/08/29 17:52産経新聞

自民党は29日の政調全体会議でガソリンなど燃料油の高騰対策に向けた提言案を取りまとめたが、党幹部の視線はすでに追加的な経済対策や令和5年度補正予算案の編成に向いている。物価高を受けた内閣支持率の続落を警戒しているためだ。岸田文雄首相(自民党総裁)が今秋にも衆院解散に踏み切るとの観測があるだけに、環境整備の側面もありそうだ。

自民の萩生田光一政調会長は29日の政調全体会議で「経済対策もしっかりやっていく必要がある」と述べ、政調の各部会長に議論を進めるよう求めた。

経済対策に関しては党幹部が相次いで言及している。

茂木敏充幹事長は26日、党本部での講演で「本格的な経済対策を秋にはまとめ、補正予算を実行したい」と表明した。電気・ガス料金の抑制策や賃上げ、先端分野への投資促進などを挙げた。世耕弘成参院幹事長も補正予算の必要性に言及している。

与党側には、国民生活に寄り添う支援策を並べることで、不満を和らげる狙いがあるとみられる。公明党の山口那津男代表は29日の記者会見で「物価高全体に対する政府の対応が不足している、もっと取り組んでもらいたい、ということが、各種世論調査に表れている」と指摘した。

次期衆院選を巡る思惑もありそうだ。内閣支持率が低迷する中、衆院解散について「慌てる必要はない」(自民の遠藤利明総務会長)との声はある。しかし、首相が来年9月の党総裁任期満了に伴う総裁選で再選し長期政権を狙うなら、その前に衆院選を勝ち抜けば可能性が高まる。

解散を先送りした場合のリスク要因は多い。国会が始まれば野党がマイナンバーカードを巡る問題や自民議員の不祥事を追及するのは確実だ。防衛増税や少子化対策に伴う負担増が焦点となりうるほか、経済の先行きも見通せない。自民の保守票の取り込みを狙う日本維新の会の選挙準備も進む。仮に10月22日の衆参両院の補欠選挙で自民候補が敗れれば、「選挙の顔」としての首相に傷が付きかねない。

首相は今月24日に官邸で山口氏と会談し、解消されていた次期衆院選での東京での自公の選挙協力を復活させることで合意した。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出も始まった。衆院解散に向け、懸案が片付きつつあるともいえる。閣僚経験者は「近くある内閣改造・党役員人事と経済対策で支持率が上向けば、首相が信を問うことは考えられる」と話した。(沢田大典)

8780OS5:2023/08/31(木) 07:49:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/754da353070b83fe85e592f21ffb8079938095e6
岸田首相、発信強化に試行錯誤 支持低迷、「説明不足」批判で
8/31(木) 7:12配信

時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=30日午後、首相官邸

 岸田文雄首相が発信力強化を狙い、試行錯誤している。

 報道各社のぶら下がり取材に頻繁に応じ、スライドを用いるなど工夫も凝らす。内閣支持率が低迷する中で現状を打開したい考えとみられるが、効果は未知数だ。

 「新しい激変緩和措置を9月7日から発動する」。30日、首相はスライドを使って記者団にガソリン高騰対策について説明した。努めて顔を上げながらカメラに語り掛ける姿は、メモを読み上げるだけだった従来のスタイルとは対照的だ。スライドは24日にも使用しており、周辺は「いろいろ試している」と明かす。

 30日には、首相官邸で福島県産ヒラメなどを使った昼食会も開催。中国の輸入規制に苦しむ漁業者に寄り添う姿勢をアピールした。

 これまで報道機関からのぶら下がり要請を断ることもあった首相だが、今月上旬ごろから積極的に取材に応じ、周辺には「どんどんやる」と語る。30日は、首相側から取材機会を設けると各社に通知した。

 背景には、上向かない内閣支持率がある。報道各社の世論調査では、処理水放出に関して賛成が反対を上回るものの、政府の説明については「不十分」との回答が過半数を占めている。与党内からは「国民への説明が足りない」(公明党幹部)との不満も漏れる。

 年内も含め衆院解散・総選挙のタイミングを探る首相は、発信強化で反転攻勢を狙う。ただ露出を増やしても支持回復につながるとは限らない。自民党内からは「メッセージが明確でないから誰の共感も得られない」(閣僚経験者)と冷ややかな声も出ている。

8781OS5:2023/08/31(木) 13:43:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/48fc51afc91fd823746158926683ca615bd666dc
自民安倍派、15人の集団指導に 常任幹事会、下村氏外れる
8/31(木) 12:53配信

時事通信
自民党安倍派の総会であいさつする「座長」の塩谷立元総務会長(右端)。左から2人目は下村博文元政調会長=31日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党安倍派(清和政策研究会)は31日、党本部で総会を開き、集団指導体制の陣容を決めた。

 派閥の意思決定を新たに担う「常任幹事会」は15人体制とし、塩谷立元総務会長が「座長」に就任。下村博文元政調会長はメンバーから外れた。

 常任幹事会は塩谷氏に加え、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長の有力議員「5人衆」がメンバー。柴山昌彦元文部科学相、稲田朋美元政調会長、西村明宏環境相、橋本聖子元五輪担当相、岡田直樹地方創生担当相らも加わった。

8782OS5:2023/08/31(木) 23:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9720369c80e8c531c9a4907b78d7f1ec7253472
安倍派5人衆、けん制しあい会長選び難航…世耕氏「2年や3年はかかる」
8/31(木) 22:21配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派総会であいさつする塩谷立氏(右から2人目)(31日、自民党本部で)

 自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日の総会で、塩谷立会長代理が「座長」に就き、「常任幹事会」で重要事項を決める集団指導体制を発足させた。安倍派で会長選びが先送りされたのは、衆目の一致する会長候補がいないためだ。67歳で死去した安倍晋三・元首相は生前、長く会長を続ける前提で後継候補を1人に絞ることを避けていた。

 派内では一時、安倍氏の側近だった西村経済産業相と萩生田政調会長を軸に会長選びが進むとの見方が広がっていた。だが、西村氏は衆院当選7回、萩生田氏は同6回で、いずれも60歳だ。2人より当選回数が多く、年齢も高いベテラン組に世代交代が進むことへの警戒感が広がるなどし、実現しなかった。

 西村、萩生田両氏に、松野官房長官、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長を加えた「5人衆」は派の中枢を担いつつ、一定の力の均衡を保つ。1人の力が突出しないよう、けん制しあっている側面があることも会長選びを難しくしている。世耕氏は「2年や3年はかかる」との見方を示している。

8783OS5:2023/08/31(木) 23:59:07
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230831-OYT1T50203/?ref=yahoo
下村博文氏、執行部外され不快感…安倍派が15人の集団指導体制を発足
2023/08/31 20:30

スクラップ
 自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日の総会で、塩谷立会長代理が「座長」に就き、「常任幹事会」で重要事項を決める集団指導体制を発足させた。会長選びは先送りし、塩谷氏とともに会長代理を務めてきた下村博文・元政調会長を執行部から外すなど、火種を抱えた船出となった。9月の内閣改造・党役員人事の結果次第で、不満が噴出する懸念も残る。

 「新体制に意見や批判があるかもしれない。受け止めながら、皆さんの踏み台として努力したい」


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自民党安倍派総会であいさつする塩谷立氏(右から2人目)(31日、自民党本部で)
下村博文氏(7月6日)
 最大派閥の事実上のトップとなった塩谷氏は総会冒頭、こう理解を求めた。会長だった安倍晋三・元首相の死去から1年以上を経ており、新会長を求める声が根強いためだ。

 総会では、新設の常任幹事会に入る15人(衆院9人、参院6人)も発表された。不定期で開き、初会合は9月上旬を見込む。塩谷氏のほか、松野官房長官、西村経済産業相、萩生田政調会長、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」が名を連ねた。西村環境相や岡田地方創生相に加え、松島みどり・元法相や橋本聖子・元五輪相らもメンバーとなった。

 塩谷氏は、選定基準に関して「基本的に閣僚経験者で総合的に判断した」と述べるにとどめた。文部科学相経験者の下村氏を巡っては、5人衆が「会長が必要と唱え、集団指導体制に反対したため資格はない」との認識を共有していた。

 派に影響力を持ち、下村氏と折り合いが悪い森喜朗・元首相の意向も影響したと見る向きが派内には多い。下村氏は総会後、記者団に「常任幹事会は打ち合わせ機関だ」と評し、不快感をにじませた。

 そもそも常任幹事会がどこまで機能するかも未知数だ。党幹部の一人は「人数が多すぎる。常任幹事会の幹事会が必要になる」と皮肉交じりに語った。

 塩谷氏は早速、内閣改造・党役員人事で手腕を問われる。安倍派の閣僚は4人だが、第2派閥の麻生派(55人)と同数で、規模に見合っていないとの評価が支配的だ。塩谷氏は31日夕、首相官邸を訪れ、岸田首相に人事の要望を伝えた。自らに言い聞かせるように「問題はこれからだ。結束して政権を支える」とも語った。

8784OS5:2023/09/01(金) 07:44:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6fffc9f47a84348857c97944d7ebb2c9397fc3f
安倍派、15人で幹事会発足 下村氏は外れ、派内結束に残る不安
8/31(木) 19:19配信

毎日新聞
自民党安倍派の総会で発言する塩谷立会長代理(右から2人目)。同4人目は下村博文会長代理=東京都千代田区の同党本部で2023年8月31日午後0時5分、竹内幹撮影

 自民党安倍派(清和政策研究会)は31日、党本部で会合を開き、安倍晋三元首相の後継となる会長ポストは空席のまま、「座長」に就任する塩谷立会長代理や萩生田光一政調会長ら15人をメンバーとする「常任幹事会」で意思決定を行う新体制を発足させた。塩谷氏とともに会長代理として派閥運営に関わってきた下村博文元文部科学相は役職を外れた。

【下村氏、西村氏…安倍派の面々 杉田氏、生稲氏らの姿も】

 常任幹事会は萩生田氏、西村康稔経済産業相、松野博一官房長官、世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長の「5人衆」ら、衆院9人と参院6人で構成。衆院は柴山昌彦元文科相、西村明宏環境相、参院は橋本聖子元五輪担当相や山本順三元国家公安委員長ら閣僚経験者も選ばれた。

 派閥の名称は「安倍派」を引き続き使う。塩谷氏は会合後、記者団に常任幹事会のメンバーについて「大臣を経験し、これからの時代を担う人たちだ。皆さんに力を発揮して新しいリーダーをつくってもらいたい」と語った。幹事会が15人体制となったことについては「多いなと思うが、いろいろな意見をいただき、状況判断した結果だ。これからの運営は数が多い分大変だと思う」と述べた。

 一方、常任幹事会のメンバーから外れた下村氏は記者団に「しっかりと清和研の中で貢献していきたいと思っているし、(常任幹事会入りは)こだわっていない」と述べた。

 下村氏は、自身の会長就任にも意欲を示してきたが、新体制では事実上、執行部から排除された形だ。派内には新会長の早期選出を一貫して訴えてきた下村氏に対して「正論ではある」(派閥中堅)と擁護する声もあり、今後の派内の結束には不安も残る。

 安倍氏の死去から1年以上が経過したが、新会長は結局決まらず、常任幹事会メンバーの一人は「全くホッとなどできない。誰を会長にするか。むしろこれからが大変だ」と漏らした。【畠山嵩、高橋祐貴】

 ◇ 安倍派常任幹事会のメンバー(敬称略)

 ▽衆院 塩谷立、高木毅、松野博一、松島みどり、西村康稔、柴山昌彦、稲田朋美、西村明宏、萩生田光一

 ▽参院 世耕弘成、橋本聖子、野上浩太郎、山本順三、末松信介、岡田直樹

8785OS5:2023/09/01(金) 07:45:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/c04231e238a1ee69dbe7c36b405d2c5a48489355
森元総理に土下座したことを暴露された下村元文化相 清和会に大きな亀裂が
9/1(金) 5:56配


デイリー新潮
醜態をバラされた下村会長代理

 自民党最大派閥の混乱が収まらない。端的な例が、8月7日付の北國新聞で森喜朗元総理が明かした下村博文元文科相に関する動きだ。少し長いが引用する。

【写真】自民党最大派閥「清和政策研究会」で再び力を持った「森元総理」の姿

〈少し前のことですが、下村さんがこの事務所に来ました。「何とか私を会長に」と言うんですが、「それは私が決めることじゃない。みんなが決めることだが、君には味方がいないじゃないか。だったら自分はどうあるべきか考えてみたらどうだ」と伝えたんです。「今までのご無礼をお許しください」と土下座までするので、「君は私に無礼を働いたのか。その自覚があるのなら私は絶対に許さない。帰ってくれ」と言ったんです。ところが下村さん、外では「森会長の了解を得た」と言っているらしい〉

「仕返しを今になって受けている」
 真偽はさておき、清和会(安倍派)の跡目争いの一幕だ。自民党幹部が解説する。

「第2次安倍政権で文科相を務めた下村さんは、新国立競技場の建設を巡り、イラク出身の建築家であるザハ・ハディド氏の案を白紙撤回。一転して、隈研吾氏の案を採用したんです」

 が、この時、ザハ案を推していたのは誰あろう、文教族のドン・森氏だった。

「森さんは完全にメンツを潰された。その後も下村さんは、安倍晋三元総理と近い立場なのをいいことに、森さんを軽んじる発言を繰り返した。その仕返しを、いまになって受けている」

 8月17日、清和会は総会を開き、当面は会長を置かない方針を決定。下村氏とともに会長代理を務める塩谷立・元文科相を単独で常任幹事会の座長に据えた。

 政治部デスクが指摘する。

「座長とはいえ、あくまでお飾り。実際は萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長ら“5人組”による集団指導体制と言えば聞こえは良いですが……」

 すでに水面下では火花が。

「安倍の寵愛を最も受けたとされる萩生田と、かねて“総理を目指す”と公言している西村の綱引きが急浮上。党や政府で要職を担う世耕、松野、高木各氏も、巻き返しのタイミングを虎視眈々とうかがっています」

 有力者によるバトルは派閥分裂の呼び水たり得るが、

「とりあえず総会では、派内で最も“嫌われ者”の下村を閥務の中枢から外すことで一致しましたね」

8786OS5:2023/09/01(金) 07:45:36
“老害”“偉そうな口出し”と不満の声も
 一方で、当の清和会の中堅幹部は指摘する。

「森さんの暴露には“さすがにやり過ぎ”“下村さんが気の毒”との声があり、森さんに対して“老害”“偉そうな口出しでさらに派内がおかしくなる”“OBが好き放題では他派閥になめられる”との不満も。派内の雰囲気は最悪ですよ」

 清和会の若手も渋い顔だ。

「集団指導体制は、次期内閣改造と党役員人事を視野に、派内のゴタゴタを隠す応急処置。萩生田さんは旧統一教会問題の影響で当分は入閣が難しい。西村さんや世耕さんは人望に欠け、中堅から若手に支持を広げられていない状況で……」

 さりとて、福田シンパと見なされてきた“非安倍系”の松野、高木両氏では派内の掌握は難しいという。

「他派閥と渡り合うのは何とも心細い状況。そもそもウチは、人事でのうまみを期待した入会者が多い。秋以降は退会者が相次ぐかも」

「週刊新潮」2023年8月31日号 掲載

新潮社

8787OS5:2023/09/01(金) 14:05:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/19e6f2db4c130e4dd051a791fd0b7195f4f55950
12年ぶりシンガポール大統領選 1日に投開票、与党系候補が優勢
9/1(金) 13:17配信


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毎日新聞
シンガポール大統領選の投票の様子=2023年9月1日、ロイター

 シンガポールで1日、任期満了に伴う大統領選挙(任期6年)の投票があり、即日開票される。同国の大統領は儀礼的な職務が中心で、象徴的な意味合いが強い。選挙の実施は12年ぶりで、3人が出馬。与党・人民行動党(PAP)出身で、ターマン・シャンムガラトナム前上級相(66)が優勢とみられている。

 2017年の前回選挙では、憲法の規定により立候補者がマレー系に限られ、ハリマ・ヤコブ氏が無投票で女性として初めて当選した。今回は民族の縛りはなく、シャンムガラトナム氏のほかに、政府投資公社元幹部のウン・コクソン氏(75)と大手保険会社元幹部タン・キンリエン氏(75)が出馬した。

 シンガポールでは今年7月、運輸相が汚職捜査当局に逮捕されたり、国会議長が女性との不適切な関係などを理由に辞任したりするなどスキャンダルが続いた。

 大統領の政治的権能は限られているが、シャンムガラトナム氏は与党側の候補とみなされており、今回の選挙はPAPに対する国民の支持度合いを占うものとも見られている。【バンコク石山絵歩】

8788OS5:2023/09/01(金) 18:24:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/969d8d9ab3adf7a20262c9ae236b17af8ebd5b60
自民安倍派、新体制発足 5人衆に実権、下村氏は排除
8/31(木) 19:57配信
自民党安倍派の派閥会合を終え、取材に応じる塩谷立氏=31日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日、党本部で総会を開き、新体制を発足させた。昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長は不在のまま、意思決定を行う合議体「常任幹事会」を新設し、塩谷立元文部科学相が座長に就いた。

塩谷氏は総会で「今のところ会長にふさわしい人はいない。新体制で新しいリーダーを出したい」と述べた。新会長を選ぶまでの暫定体制との説明だ。

常任幹事会は15人で構成する。派内の有力者「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長が入った。その他に閣僚経験者から選ばれ、「多すぎる」との批判もある。

参院幹部は「人数は関係ない。5人衆と塩谷氏の6人で決める」と話した。実権は5人衆にあるとの認識も示した。

常任幹事会以外の役職は基本的に白紙となり、会長代理として安倍氏死去後の派閥運営に関わってきた下村博文元政調会長は常任幹事会にも入らなかった。同派に影響力を持つ森喜朗元首相の意向が反映されたとの指摘もある。下村氏は記者団に「早く会長を決めるべきだ。清和研がパワーダウンをしてしまう」と反発。派の結束に不安が残った。

岸田文雄首相が9月中旬にも行う内閣改造・党役員人事が新体制の試金石となる。それぞれ内閣と党の要である官房長官か幹事長を安倍派が引き続き押さえられなければ、最大派閥の体面にかかわる。派所属の閣僚を現在の4人から5人に増やせるかも注目だ。(沢田大典)

8789OS5:2023/09/03(日) 13:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ade3ebfd5731a5e1b8be39f21875d1dbbc1a4a4e
「鬼門」の農相ポストが再び時の政権を追い詰める?野村農相「汚染水」発言でも続投の背景とは
9/3(日) 11:00配信


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日刊スポーツ
岸田文雄首相(2023年6月撮影)

 海洋放出が始まった東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と発言し、4時間あまりで謝罪と発言撤回に追い込まれた野村哲郎農相(79)の資質問題が、処理水をめぐる中国の日本産水産物輸入の全面停止という強硬な対応に追われる岸田政権を直撃した。野村氏は「言い間違え」を主張し、首相や政権幹部らも「言い間違え」で足並みをそろえるが、言い間違えても許されることと、そうではないことがあるのが、世の常だ。

【写真】自身の発言について改めて謝罪した野村農相

 今回、野村氏が発言したタイミングは、岸田首相が東京・豊洲市場を視察し、水産事業者への支援策を発表した日。結果的に、支援策のニュースをかき消すような形になった。支援策には多くの漁業関係者が注目しているはずだし、首相のメンツも丸つぶれ。「言い間違え」ですむ問題でないことは、一目瞭然だ。

 東日本大震災から12年が経過するが、被災地では今も震災前の生活に戻っておらず、特に原発事故の影響はなお続いており、政府には言葉も行動も合わせた支援継続が求められている。それを崩しかねない今回の出来事、しかも中国の主張をなぞるような発言を、言い間違えであっても水産事業者の担当閣僚が口にしてしまったという事実は、重いのだと思う。

 直近では第2次安倍政権で、震災に関連した失言をした2人の大臣は、発言直後に更迭された。岸田文雄首相は野村氏の更迭を否定したが、岸田政権で昨年秋から冬にかけて起きた「辞任ドミノ」では、問題を抱えた閣僚の処遇に対する、後手後手の対応が露呈したことは記憶に新しい。今週9月8日に予定される、処理水海洋放出をめぐる衆参両院での閉会中審査に野村氏が出席予定で、この場で再び「炎上」するようなやりとりが起きれば、再び首相の判断にも批判が高まることになる。

 野村氏の発言後、取材した政府関係者の言葉には、うなずくしかなかった。「まさかの鬼門復活だよ…」。

 「鬼門」とは、かつて安倍晋三政権(第1次も第2次も)で不祥事やスキャンダルで交代が相次いだ、農相ポストのこと。第1次安倍政権では、2007年5月から9月までの約4カ月間に、当時大きな批判を浴びた事務所費問題などで農相が3人交代し、第2次政権でも2015年2月、政治とカネの問題で農相が辞任した。第1次政権では、この農相ポストをめぐる「負の連鎖」が、安倍氏を退陣に追い込む一因になった。その役職が再び、首相の足を引っ張るような形になったのが今回の問題のもう1つの側面だ。

 野村氏は昨年8月の内閣改造で、当時78歳で初入閣を果たした。当選4回の参院議員。JA出身の農水族である一方、当選回数が適齢期となった「大臣待機組」の1人として、念願の入閣を果たした経緯がある。

 「政策に詳しいことと大臣の資質は、必ずしもリンクしない」(関係者)といわれる。野村氏は「汚染水」以外にも、全面輸入停止に踏み切った中国の対応を「想定は全くしていなかった」と素直に驚いて危機感のなさを露呈。6月の記者会見時にかりゆしシャツで臨んだ際には「遊び人みたいな感じ」などと述べ、沖縄ではかりゆしが正装という認識が不足しているとの指摘を受けたこともあった。今回、発言の不安定さがあらためて露呈しただけに、野党議員からは「岸田首相は本当にこのまま続投させるのだろうか」と、首をひねる向きもある。

 岸田首相が今回、野村氏の更迭を否定したのは、漁業者への支援策のとりまとめが迫ることに加え、近く内閣改造・自民党役員人事が予定されることも、影響しているとの見方が強い。更迭でダメージを負うより、内閣改造で何もなかったかのように退任させるのではないか…との見立てだ。

 首相動静によると、岸田首相は8月に入り、各閣僚と昼食を取っている。1回に2閣僚が出席しているが、永田町では、この場が、内閣改造を前に「大臣再任か退任かの『面接』になっている」との見方がある。8月28日には、ともに去就が注目される河野太郎デジタル相と高市早苗経済安保相が昼食の場に参加したため、さまざまな臆測が流れた。野村氏は8月2日、現在の処理水問題にともに取り組む西村明宏環境相とともに、首相との昼食に参加している。今回の発言問題のかなり前ではあるが、この時の「面接」も含めて、野村氏の処遇が判断されることになる。久しぶりに岸田首相の「人事眼」が問われるシーズンが迫ってきた。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

8790OS5:2023/09/03(日) 21:39:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc1e1acd3a9ec3df4d904f25ebe943c62dccfa0a入閣待機組の処遇が人事の焦点に 農水相失言
9/3(日) 20:01配信


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産経新聞
岸田文雄首相が月内に行う内閣改造・自民党役員人事では、党内各派が抱える「入閣待機組」の処遇も焦点になる。衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない待機組を入閣させられるかは、派閥領袖(りょうしゅう)の手腕の見せどころだ。もっとも人事を前に、かつて待機組だった野村哲郎農林水産相の「汚染水」発言が政権の足を引っ張っており、待機組を登用するリスクを露呈している。

野村氏は1日の記者会見で、「福島をはじめ関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかった。こういう気持ちでいっぱいだ」と重ねて陳謝した。

野村氏は令和4年7月の参院選で4選を果たし、同8月の改造で初入閣した。茂木派(平成研究会)に所属し、鹿児島県出身の農政通として知られ、念願の農水相ポストを獲得した。

ただ、今年8月に東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、中国が日本産水産物の全面禁輸に踏み切った際、記者団に「大変驚いた。まったく想定していなかった」と発言。続けて「処理水」を「汚染水」と言い間違えた。自身が認める「ときどき口がすべってしまう恐れ」が現実のものとなった。

待機組の登用には同様のリスクがつきものだ。平成31年4月には、桜田義孝五輪相(当時)が「震災からの復興」より議員が「大事」と発言するなど失言が相次ぎ、辞任に追い込まれた。同29年4月には、今村雅弘復興相(同)が東日本大震災は「東北でよかった」と語り更迭された。両氏とも、長年入閣が見送られてきた待機組からの登用だった。

一方、所属議員のポストの獲得が自身の求心力に直結する派閥領袖にとっては、待機組の入閣はなおざりにできない課題だ。首相も安倍晋三政権下で岸田派(宏池会)の会長として、待機組を閣内に押し込むのに腐心した過去を持つ。

内閣支持率が低迷し、野村氏の失言がさらなるダメージとなる中、首相は派閥の意向に配慮した人事を行うのかどうか。党内の支持基盤が強くない首相にとって、難しい判断を迫られそうだ。(大橋拓史)

8791OS5:2023/09/04(月) 08:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb008d79df769513b57909012976d904b4031b44
二階氏訪中、処理水で暗礁 首相期待も早期は困難
9/4(月) 7:03配信

時事通信
日中友好議員連盟の会長に就任した自民党の二階俊博元幹事長(右から4人目)=4月19日、東京・永田町の衆院議員会館

 自民党の二階俊博元幹事長の中国訪問に向けた調整が暗礁に乗り上げている。

 超党派の日中友好議員連盟会長として9月にも訪中する方向だったが、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出への中国側の反発が収まらないためだ。悪化する日中関係の打開策として岸田文雄首相が強い期待感を示したが、側近議員は「様子を見るしかない」と話しており、早期訪中は困難な情勢だ。


 首相は8月30日、二階氏と党本部で面会し、「日中関係は難しい状況だが、対話は切らしたくない。中国と話ができるのは二階先生しかいない」と訪中を要請。中国側の軟化に向け、中国と独自の人脈を持つ二階氏に協力を呼び掛けた。

 二階氏は4月に議連会長に就任し、中国政府も歓迎した。二階氏が日中議員外交を長年けん引し、習近平国家主席ともたびたび会談するなど両国関係の維持・改善に尽力してきたことを中国側も重視し、訪中調整を続けてきた。

 だが、中国が処理水放出への対抗措置として日本産水産物の全面禁輸に踏み切り、「外交カード」にする姿勢を強めたことで暗転。公明党の山口那津男代表が8月28〜30日に予定していた訪中が直前で延期となった影響も大きく、二階氏の周囲からは「中国側が気持ちよく受け入れられる状況ではない」「今は時機ではない」との悲観論が相次いだ。

 首相は6〜7日にインドネシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に合わせ、中国の李強首相との会談を模索するが、実現するかは不透明。日中の溝が広がる中で二階氏の外交手腕も問われているが、側近議員は「年内訪中は難しい」との見通しを示した。

8792OS5:2023/09/04(月) 17:38:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca79bb72cc381ba0e5831ddc924247a94ade1ca
岸田首相、麻生、茂木両氏と3者会談 内閣改造めぐり協議か
9/4(月) 16:58配信

朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む岸田文雄首相。右は麻生太郎副総裁、左は茂木敏充幹事長=2023年8月29日午前9時32分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 自民党総裁の岸田文雄首相は4日午後、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と党本部で40分ほど会談した。今月に想定されている内閣改造・党役員人事のほか、公明党との選挙協力の行方、他の野党との選挙協力から一定の距離を置く国民民主党との連携のあり方などについて協議したとみられる。

 終了後、茂木氏は「色々なことについて意見交換した」と記者団に説明。国民民主との関係については「今後のことは改めて考えてみたい」と述べるにとどめた。

朝日新聞社

8793OS5:2023/09/05(火) 08:01:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/494dd810b6d80c06f3527095877178dd1cc5a6c6
内閣改造・党役員人事「来週にも」…首相、外遊先で人事構想練り帰国する11日〜13日に実施か
9/5(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
自公党首会談などについて取材に応じる岸田首相(4日、首相官邸で)=源幸正倫撮影

 岸田首相(自民党総裁)は4日、来週にも内閣改造・党役員人事を行う考えを複数の与党幹部に伝えた。外遊先から帰国する11日から13日の間に行う案が有力だ。首相は、国民民主党との連立構想が進展する場合を念頭に、米国での国連総会に出席後の下旬に人事を遅らせる可能性にも言及した。

 複数の政府・与党関係者が明らかにした。首相は5〜11日の日程で、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が開かれるインドネシアと、主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)があるインドを回る。外遊先で人事構想を練り、刷新感のある体制を早期に発足させ、新たな経済対策を含めた政策遂行の環境を整えたい考えだ。

 首相が下旬も排除しなかったのは、自民、公明両党の連立政権に国民を加える構想を巡り、2日に再選した国民の玉木代表の動向などを見極めるためとみられる。ただ、自国両党内では、「月内に連立協議が整うのは難しい」との見方が広がっている。

 首相は4日、国会内で公明党の山口代表と会談した。自民党本部では、茂木幹事長、麻生副総裁と面会し、今後の政権運営などについて意見を交わした。

8794OS5:2023/09/05(火) 09:00:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b39a673f01141d67ecfcbfa528cc4945c5b3db26
秋本真利議員の立件視野 収賄容疑 風力前社長「便宜を期待」
9/5(火) 5:00配信


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毎日新聞
東京地検が入る庁舎=金寿英撮影

 秋本真利衆院議員(48)=比例南関東=が風力発電会社「日本風力開発」(東京都)の塚脇正幸前社長(64)側から多額の資金を受領したとされる事件で、前社長が東京地検特捜部の聴取に「洋上風力発電の公募で自社が有利になるよう便宜を期待した」などと供述していることが関係者への取材で判明した。秋本議員は国会で同社の希望に沿った質問をしており、特捜部は秋本議員に賄賂の認識があったとみて、収賄容疑での立件を視野に上級庁と協議している模様だ。

 秋本議員と前社長側は2021年10月ごろ、馬主組合「パープルパッチレーシング」を設立。前社長は今年6月までに、計約3000万円を競走馬の購入代金や厩舎(きゅうしゃ)料などとして組合側に支出。うち1000万円は22年10月に議員会館で現金で手渡されたとされる。

 関係者によると、前社長は特捜部の聴取に、秋本議員が自民党の再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の事務局長を務めていたことを挙げ、「国会で動いてくれると思った」と説明。同社は秋田、青森両県を中心に政府が進める洋上風力発電への参入を目指しており、前社長は、事業者の公募に関して秋本議員が自社に有利になるよう動いてくれることを期待したという趣旨の供述をしているという。

 秋本議員は実際に国会で洋上風力発電について度々質問。19年2月には青森の海域について、防衛施設への影響を過度に重視して規制を強めないよう求めた。また、秋田の2海域で日本風力開発が公募に敗れた約2カ月後の22年2月にも、早期の事業開始が見込める業者に高い評価点を付けるよう公募基準の見直しを求める質問をした。この見直しの内容は前社長側が望んでいたとされる。

 特捜部は秋本議員からも複数回にわたって任意で事情を聴いている。秋本議員の国会質問は日本風力開発への便宜に当たり、前社長側からの資金には同社への後押しや国会質問に対する謝礼の趣旨が含まれていたとみている模様だ。

 また、前社長は19年、秋本議員が日本中央競馬会に個人馬主として登録する際に保有資産の要件を満たせなかったことから約3000万円を貸し付けた。後に利子を含めて全額返済されているが、特捜部はこの金銭のやり取りについても経緯を調べているとみられる。【井口慎太郎、松尾知典、北村秀徳、岩本桜】

8795OS5:2023/09/05(火) 13:59:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc7402dd158dd317de04fcbbdceaabb8952494e
岸田“公邸忘年会”報道からわずか3カ月で…森まさこ首相補佐官(59)が娘と友人たちを首相官邸ツアーに招待していた! 「官邸の私物化」と波紋広げる
9/5(火) 7:12配信
文春オンライン
岸田首相に新たな火種が……

 首相補佐官を務める自民党の森まさこ参議院議員(59)が、今年8月末に司法修習生の長女とその友人一行を首相官邸に招待し、“見学ツアー”をしていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。首相官邸は総理大臣をはじめとした政権中枢の執務空間であるだけに「首相補佐官の立場を使った私的利用ではないか」との指摘が浮上している。

【写真】疑惑の森まさこ首相補佐官(59)

 森氏は2007年の参院選に福島選挙区から出馬して初当選し、現在3期目。

「2012年の第2次安倍政権で、当選1回にも関わらず少子化担当大臣に就任。女性活躍のPRという狙いで、稲田朋美衆院議員とともに初入閣。2019年には法務大臣に就任。検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案を担当し、国民から大きな反発を食らいました」(政治部デスク)

 2021年からは岸田政権で首相補佐官を務め、昨夏の内閣改造でも留任した。

 プライベートでは、「4大法律事務所のパートナーを務める夫との間に2人の娘がおり、長女は弁護士志望の司法修習生です」(同前)

 森氏の長女A子さんは弁護士志望で現在は司法修習生。彼女が司法修習生の友人ら約7人を連れて首相官邸を訪れたのは8月28日午後6時頃のことだった。A子の知人が明かす。 

「A子さんから『国会議事堂に行くからきれいな服を着てきてね』と言われ、参加者はどこに案内されるのか事前によく分かっていなかった。ところが、連れていかれたのは国会議事堂ではなく首相官邸。A子さんの母親である首相補佐官の森さんから歓待を受け、みんな驚いていました」

「のけ者にされた」と不満の声も…
 司法修習生の数は1400人ほど。呼ばれなかった人からは「のけ者にされた」と不満の声が上がっているという。

「森さんが、娘と娘に近い人だけを招いて歓待していたとなると、首相補佐官という立場を使って首相官邸を私的利用したのではないかと言われても仕方がありません」(法曹関係者)

 森氏は取材に対し、官邸を見学させた事実はないとしながらも、「女性活躍に関連する意見交換を執務室において約20分間致しました」と官邸に招き入れた事実を認めた。

 今年5月には、「週刊文春」が岸田文雄首相の息子で首相秘書官(当時)の岸田翔太郎氏が、親族一同を招いて首相公邸で忘年会を開いていたことを報道。赤い絨毯が敷かれた公的スペースで集合写真を撮影したり、アイスクリームを食べていたことなどが「公私混同」「公邸の私物化」と批判を浴び、最終的に翔太郎氏は更迭に追い込まれている。あれからわずか3カ月しか経過していないこともあり、森氏の言動は波紋を呼びそうだ。

 現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、森氏の長女Aさんによる友人との“首相官邸見学ツアー”の詳細、当日の森氏の様子、首相秘書官が首相官邸に親族を呼ぶことの問題点、“私的利用”の過去の事例などを詳しく報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年9月14日号

8796OS5:2023/09/06(水) 09:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/06d9e49cbc159917e8fde7922133893c81b21b47
改造時期、岸田首相明言せず 茂木氏処遇で苦慮か 「自公国」再燃も影響
9/6(水) 7:12配信

時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)ら=5日午前、東京・永田町の同党本部

 9月に予定する内閣改造・自民党役員人事について、岸田文雄首相は5日、実施の日取りを明言しないまま7日間のアジア歴訪に出発した。


 政権の要となる茂木敏充幹事長の処遇について頭を悩ませているのが理由の一つとみられ、国民民主党との連立構想再燃もあって最終判断を先送りしているとの見方が出ている。出発前に明らかにすると待ち構えていた党内には困惑が広がる。

 「人事は適材適所に尽きる。タイミングはまだ決まっていない」。首相は5日昼、羽田空港に向けて首相官邸を出る際、記者団にこう語るにとどめた。これに先立つ党役員会でも「9月は外遊が多くなり、日程が窮屈になる」と述べただけ。公明党の山口那津男代表は5日の記者会見で「首相から何の連絡もない」と明かした。

 首相はインドネシアとインドを訪れ、11日午前に帰国。その後、19日から米ニューヨークで始まる国連総会の一般討論演説に出席する予定だ。このため、人事の時期は11日からの第3週か25日からの最終週に事実上限られる。第3週ならアジア訪問の直後となるため、「5日に方針を言うはずだ」(自民関係者)というのが相場観だった。

 茂木氏を巡っては、政権の看板政策である少子化対策の具体策を首相に先んじて公にするなど、首相から「見せ場」を奪ってきたとの批判が自民内にある。東京での自公衆院選協力が一時破綻状態に陥った点について「責任は茂木氏にある」(中堅)との声も根強い。

 ただ、茂木氏を幹事長から外せば、首相の対抗馬として来年秋の党総裁選に出馬するとの見方は強く、首相はかねて周辺に「続投と交代、どちらがいいか」と苦悩をにじませてきた。

 連立参加に向けた国民の玉木雄一郎代表の本気度を見極めるため、判断を延ばしているとみる向きもある。内閣支持率が低迷する中、清新さをどう打ち出すかは悩みの種。年内の衆院解散・総選挙を視野に入れるなら、経済対策策定を含めて政治日程を組み立てる必要がある。

 人事日程を明らかにしなかったことを受け、自民内には「25日の週の可能性が濃厚になった」(閣僚経験者)との声も上がる。ただ、麻生太郎副総裁は安倍派幹部に「まだ分からない。11日の週の可能性もある」と説明。首相周辺は「決めていないから言えない」と語った。

 首相は5日午前、岸田派の小野寺五典元防衛相と官邸で会い、人事に関する派所属議員の希望を聴取した。安倍派など他派閥もしびれを切らし、派内の希望調査を始めている。閣僚経験者の一人は「判断をずるずる引き延ばしていると閣僚がだれてくる」といら立ちを隠さなかった。

8797OS5:2023/09/06(水) 17:03:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e674c6bb589a984d76b86f7506dabe1d0e60c63
首相、麻生氏留任の意向 木原氏も続投で調整 党役員人事・内閣改造
9/6(水) 5:00配信

朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む岸田文雄首相と麻生太郎副総裁(右)=2023年9月5日午前9時32分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 岸田文雄首相は近く実施を検討している自民党役員人事と内閣改造で、麻生太郎・党副総裁を留任させる意向を固めた。また、最側近の木原誠二官房副長官を続投させる方向で調整する。首相が重要課題に据える「デジタル行財政改革」の担当相の新設も検討する。複数の政権幹部が明らかにした。


 首相は5日、インドネシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議などに出席するため羽田空港を出発した。出発前に記者団の取材に「人事は適材適所に尽きる。タイミングはまだ決まっていない」と述べた。首相は出発前に与党幹部に対し、11日に帰国後、週内に党人事と組閣を行う考えを伝えた。ただ、調整次第で9月の最終週に遅らせる考えも示したという。

 首相は麻生氏について、2021年10月の政権発足時から党の要として首相を支えた実績を評価。自民第2派閥を率いる麻生氏を引き続き要職に据え、来年秋に任期満了を迎える自身の党総裁の再選に向け、政権基盤を安定させる狙いがある。

朝日新聞社

8798OS5:2023/09/06(水) 20:29:59
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230905-567-OYT1T50229.html
首相、内閣改造検討を本格化…政権浮揚へ「刷新感」に期待高まる一方、大幅入れ替えはリスク
2023/09/06 08:11読売新聞

首相、内閣改造検討を本格化…政権浮揚へ「刷新感」に期待高まる一方、大幅入れ替えはリスク

自民党の役員会に臨む岸田首相(中央)。右は麻生副総裁、左は茂木幹事長(5日、自民党本部で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相(自民党総裁)は、来週にも行う内閣改造・党役員人事の検討を本格化させている。自民内では、政権浮揚につながる「刷新感のある顔ぶれ」への期待感が高まるが、大幅な入れ替えはリスクも伴う。入閣待機組を抱える各派閥への配慮も欠かせず、首相は難しい判断を迫られている。

■適材適所
 「9月は外遊が多く、日程が窮屈になるが、政権運営に協力をお願いする」

 首相は5日午前の党役員会で、こう呼びかけた。外遊出発前には、「人事は適材適所に尽きる」と記者団に語った。

 8月の読売新聞の全国世論調査では、内閣支持率は35%と低水準が続いており、「内閣改造・党役員人事で閣僚や党役員を刷新した方がよい」との意見は56%に上った。

 首相は「まだ何も決めていない」と周囲に繰り返している。まず最初に判断するとみられるのが、政権を支える骨格メンバーの処遇だ。松野官房長官や林外相、党の麻生副総裁や茂木幹事長らが該当する。骨格を全面的に維持した場合、刷新感は薄れるが、自民内には「今の政権運営は一定程度、安定しており、骨格はいじらない方がよい」との意見が多い。

 刷新感を出す観点からは、女性の起用が注目される。いずれも閣僚経験がある小渕優子組織運動本部長や上川陽子幹事長代理らの名前が取り沙汰されている。若手や知名度の高い議員、民間人の登用も選択肢だ。ベテランの石破茂元幹事長は入閣を打診されれば、受諾する意向を示している。

 もっとも、大胆な入れ替えを行えば、不祥事や失言といった危険は増す。昨夏の改造後、閣僚4人が辞任したことを踏まえ、政府高官は「辞任ドミノが再び起きる事態は絶対に避けたい」と語る。

■戸惑いも
 派閥のバランス確保も課題だ。首相が率いる岸田派(45人)は党内第4派閥で、他派閥の意向は考慮せざるを得ない。各派閥は、衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない「入閣待機組」を抱えており、首相に人事の希望を順次伝えている。最大派閥・安倍派(100人)の幹部は閣僚ポストについて、現有の4人を維持したうえで、新人を数人入れたいと要望したという。

 自民、公明両党で政権を奪還した2012年12月以降、公明議員が務める国土交通相ポストの扱いも焦点となっている。集票力のある業界への影響力が大きく、自民内には「奪還論」がある。公明は「国交相は公明にふさわしい」(石井幹事長)と譲らない構えだ。

 与党内では、首相が人事日程を役員会で説明せず、外遊に出発したことに戸惑いも出ている。人事は首相の帰国直後の11〜13日の日程が有力とされるが、ある閣僚は「来週の日程が固められず、役所の業務にも影響が出かねない」と漏らした。

茂木氏 続投意欲
 自民党の茂木幹事長は5日の記者会見で、来秋の党総裁選への対応を問われ、「少なくとも今、幹事長だ。幹事長として、内外の課題が山積する中、政権をしっかり支えていく。これが私の仕事だ」と述べた。

 来週にも行われる内閣改造・党役員人事では、「ポスト岸田」候補の茂木氏の処遇も焦点となっており、発言は幹事長続投に意欲を示したものとみられる。

 茂木氏は党内第3派閥の茂木派を率いており、派の若手からは次期総裁選出馬への待望論が出ている。

8799OS5:2023/09/07(木) 09:00:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b88ab186c742010547289d71ea8a87935c9b9d3
岸田総理が内閣改造へ…「木原誠二続投」説が、永田町で広くささやかれるワケ
9/7(木) 7:34配信

現代ビジネス
ゴーストライターも務める右腕
〔PHOTO〕Gettyimages

 政権中枢に傷を抱えたままの内閣改造となるのだろうか。

 岸田文雄首相の右腕とも呼ばれている木原誠二官房副長官が続投する……、あるいは、交代したとしても首相補佐官として官邸内には残るという観測が永田町で強まっている。


 木原氏と言えば、週刊文春が「木原事件」と題して、妻が、元夫が不審死した事件に関わっていたのではないかという疑惑を7月から毎週にわたって報道してきた。

 事件を巡っては死亡した元夫の遺族や、捜査に関わっていた警視庁の元取調官まで出てきて記者会見するという大騒動となった。

 こうしたことから、木原氏は内閣改造で要職から外れるのではないかと見られていたが、最終的に岸田首相は最側近を官邸から手放すことはできなかったようだ。

 永田町関係者は語る。

 「木原氏は、岸田首相が『インベスト・イン・キシダ』と呼びかけたロンドンでの講演の演説執筆に携わるなど、総理のゴーストライターとしても知られている。彼のほかに岸田首相を近くで支えられる政治家はいないということで、副長官を続投するか、副長官はやめても、首相の近くで助言することができる首相補佐官については続投する見通しだ」

 岸田首相と木原氏の縁は、岸田政権が誕生してからではない。

 岸田氏が2017年に自民党の政調会長に就いた際には、木原氏は政調副会長兼事務局長として側で支え、長らく二人三脚で苦楽を共にしてきた。

 それだけに、だれであっても木原氏の代わりとなって新たな右腕として首相を支えるのはハードルが高く、その去就は内閣改造において焦点の1つとなっていた。

野党の葛藤
 木原氏が政権中枢に残ることにより、臨時国会では「木原事件」について野党から追及されるという懸念も出てくる。

 一方で、野党議員からは「『木原事件』というけれど、木原氏が妻と結婚する前の出来事で、しかも妻が事件に関わっていると立証されているわけではない。推定有罪で国会で議論してしまうと人権侵害だと逆に批判される恐れもあり、扱いが非常に難しい」との声もあがる。

 また、先に述べた元取調官の記者会見では、不審死事件で元夫を襲った実行犯について「X子さん(木原氏の妻)はちょっと違うんじゃないか」という発言も飛び出しており、木原氏を追及できる要素は薄まっているという指摘もある。

 岸田首相はこうした事情も勘案して、木原氏を官邸内に残す判断をすると見られる。

 それでも、木原氏が続投ということになれば、週刊誌の報道がさらに過熱することは避けられないだろう。

 現に週刊文春は木原事件だけではなく、木原氏が収支報告書に選挙事務所の家賃支出を記載していないという公職選挙法違反の疑いについても報じている。

 果たして、政府与党にとって木原氏の処遇は吉と出るか、凶と出るか。

 この人事は岸田政権の今後を大きく左右することになるかもしれない。

宮原 健太(ジャーナリスト)

8800OS5:2023/09/07(木) 09:19:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/62634cb38a8cedc9ef390391093f25a5a005819b
萩生田氏を党幹部か重要閣僚の要職で起用へ、麻生副総裁は続投…来週にも内閣改造・党役員人事
9/7(木) 5:00配信


 岸田首相(自民党総裁)は、来週にも行う内閣改造・党役員人事で、萩生田政調会長について、留任を含めて党幹部か重要閣僚の要職で起用する方向で調整に入った。松野官房長官は、留任を含めた閣内か党の要職での処遇を検討している。党では、麻生副総裁を続投させる意向だ。


 複数の政府・与党関係者が明らかにした。党内では、茂木幹事長は続投との見方が強まっている。

 萩生田氏は2022年8月から政調会長を、松野氏は2021年10月の岸田内閣発足時から官房長官を務めている。いずれも党内最大派閥・安倍派(100人)の中枢を担っている。首相は、政権運営の安定には、両氏を閣内か党執行部内にとどめ、協力を得ることが不可欠だと判断した。麻生氏は第2派閥・麻生派(55人)を率い、党の要として政権を支えている。

8801OS5:2023/09/07(木) 09:39:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdcce4fbe194158ed78e05a89f77ccbd18638a2b
国交相ポスト、「公明枠」維持へ 麻生太郎副総裁も留任の方針
9/7(木) 5:00配信
毎日新聞
自民党の岸田文雄総裁

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、月内に実施する内閣改造・党役員人事で、公明党が長年確保してきた国土交通相ポストを引き続き「公明枠」とする方針を固めた。自民内ではポスト奪還を求める声が高まっていたが、選挙協力を巡って亀裂が生じた自公関係の修復を優先するため、閣僚枠については公明への配慮を示す。斉藤鉄夫国交相を留任させる調整を進めている。岸田政権を中枢で支えてきた自民の麻生太郎副総裁も留任させる方針だ。

 複数の政府・与党関係者が6日、明らかにした。国交相は建設、運輸、観光行政などを所管し、業界団体にも影響力を持つ。自公が政権復帰した2012年から10年以上、公明が独占しており、自民内では奪還論が強まっていた。

 ただ、自公は衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う候補者調整で対立を深め、今月4日に次期衆院選に向けた東京での選挙協力の復活で合意したばかり。首相は、自公の関係改善を優先する必要があると判断したとみられる。首相は21、22年の人事で国交相ポストを自民に返還するよう求めたが、公明側が拒否した経緯がある。

 一方、首相は党内第2派閥の麻生派(55人)を率いる麻生氏を副総裁に据えて連携することで政権基盤の安定化を図ってきた。今回の党人事でも続投させて、来秋の党総裁選での再選につなげたい考えだ。

 内閣改造では「デジタル行財政改革」の担当閣僚を新たに置くことも検討している。首相は6月、デジタル化を推進するため「令和版デジタル行財政改革」を政権の優先課題にすると表明しており、政府内の司令塔機能を強化する狙いがあるとみられる。

 インドネシア訪問中の首相は、インドでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した後、11日朝に帰国する予定だ。首相は11〜13日を軸に人事を実施する意向を周囲に示しているが、調整状況によっては25日以降に先送りする可能性もある。【竹内望、高橋祐貴、木下訓明】

8802OS5:2023/09/07(木) 11:23:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/190a455f7715a879a92f028a91a596d9da95f096
岸田首相、麻生副総裁再任へ 萩生田氏要職で調整、林外相続投を検討 内閣改造・党人事
9/7(木) 7:05配信


時事通信
ASEANインド太平洋フォーラムで演説する岸田文雄首相=6日、ジャカルタ(EPA時事)

 岸田文雄首相(自民党総裁)は月内に予定する内閣改造・党役員人事で、麻生太郎党副総裁を再任する意向を固めた。

 萩生田光一政調会長は続投させるか他の要職に起用する方向で調整。林芳正外相の留任も検討している。政権を支える「骨格」メンバーを維持し、政権の安定を図る狙いだ。複数の政府・党関係者が6日明らかにした。

 関係者によると、首相は人事に当たり「骨格は極力変えない」と周辺に説明した。骨格では茂木敏充幹事長の処遇が最大の焦点。首相が再選を目指す来年秋の総裁選や次期衆院選もにらみ、続投か交代かを判断する。

 党内第2派閥を率いる麻生氏は、第2次安倍政権と菅政権で副総理兼財務相を一貫して務め、岸田政権では副総裁に就任。第3派閥を束ねる茂木氏とともに、政権基盤の弱い首相を支えてきた。首相は来年秋の総裁選を勝ち抜くには麻生氏の支持が不可欠とみており、関係者は「麻生氏続投は既定路線だ」と語った。

 萩生田氏は故安倍晋三元首相の側近で、かねて首相の信頼も厚い。最大派閥・安倍派の有力議員「5人衆」の一人で、先月末に発足した同派新体制では意思決定を担う常任幹事会に加わった。安倍派を引き寄せたい首相は萩生田氏を留任させるか、他の要職に横滑りさせるか検討している。

 林氏は岸田派の座長で、同派の将来の総裁候補とされる。東京電力福島第1原発の処理水放出に伴う日中関係悪化を受け、林氏の手腕に期待が高まっている上、日本が今年いっぱい先進7カ国(G7)議長国を務めることもあり、首相は外相交代は得策ではないとの判断を強めている。

 安倍派の松野博一官房長官らの処遇も課題。政権の不安定化を招かないようにしつつ、党内各派の要望にも配慮し、政権浮揚に向けて刷新感をいかに演出するか、首相は難しい判断を迫られそうだ。

 首相はアジア歴訪から11日午前に帰国。人事はこの週か今月下旬に行われる見通し。

8803OS5:2023/09/07(木) 11:24:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f8e8309ef7ec92d41abc816d8a4df8de882ff3
田村憲久元厚労相、岸田派入りの意向 三重1区選出、元石破派事務総長
9/7(木) 8:21配信


中国新聞デジタル
国会議事堂

 かつて自民党石破派(水月会)事務総長を務め、現在は無派閥の田村憲久元厚生労働相が近く、岸田文雄首相率いる岸田派(宏池会)入りする意向を固めたことが6日、分かった。


 田村氏は三重1区選出で当選9回。安倍晋三、菅義偉の両政権で厚労相を務めるなど社会保障分野の政策通として知られる。複数の関係者によると、すでに宏池会幹部に入会する考えを伝えており、来週の派閥研修会で表明する案がある。

 田村氏が加われば宏池会の勢力は46人となる。党内第4派閥は変わらない。田村氏は石破茂元幹事長が会長だった水月会が2021年12月に派閥を解消してグループ化したのに合わせ、脱退していた。

中国新聞社

8804OS5:2023/09/07(木) 19:05:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8e18f01d609072d010c020f5fe5ab7df75c798c
茂木幹事長、麻生氏の続投有力 萩生田、西村両氏は要職
9/7(木) 18:53配信


共同通信
麻生太郎氏、茂木敏充氏

 岸田文雄首相(自民党総裁)が近く踏み切る内閣改造・党役員人事で、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長の続投が有力となった。党内最大派閥、安倍派の萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相は党要職か閣内で起用の方向。首相はインドから帰国後に最終判断する。人事は来週実施に向け調整を始めた。複数の政府、与党関係者が7日明らかにした。

 麻生派は党内第2派閥、茂木派は第3派閥で、岸田派と共に主流派を形成してきた。首相は来年秋の党総裁選で再選を目指しており、政権の骨格である麻生、茂木両氏の協力が必要との判断に傾いたとみられる。

 政権幹部は取材に、両氏の処遇について「再任の方向だ」と明らかにした。茂木氏は「ポスト岸田」候補の一人とされる。5日の記者会見で来年の総裁選対応を聞かれ「今は党の幹事長。政権を支えるのが私の仕事だ」と述べていた。

 両氏と合わせて政権の骨格を成す松野博一官房長官や、萩生田氏、西村氏は安倍派所属。首相は松野氏らを党幹部や閣内に取り込み、安倍派の協力を得る考えとみられる。

8805OS5:2023/09/08(金) 15:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/56a2af857c3c5d68fdd5db1fae33f513a78dc9e9
なぜ安倍氏を失った「安倍派」は迷走しているのか…反LGBT、韓国嫌悪、公明批判を連呼する保守派の"限界"
9/8(金) 11:17配信
プレジデントオンライン
故安倍晋三元首相の追悼集会であいさつする岸田文雄首相=2023年7月8日、東京都港区の明治記念館 - 写真=時事通信フォト

安倍晋三元首相が2022年7月に死去してから1年以上が経過した。安倍氏が残した“遺産”はこれからどうなるのか。評論家の八幡和郎さんは「安倍氏は『保守派の愛国者』でありながら、立場の違う人とも対話できる稀有な政治家だった。しかし残念ながら、現在、安倍氏のレガシーは保守派だけに独占されている」という――。

【画像】フランス人に党派を超えて敬愛されているドゴール元大統領

■岩盤保守層をがっちり押さえた安倍元首相

 安倍晋三元首相は、岩盤保守層の支持を大切にした。首相在任中は、30%の保守層の支持を得て政権が倒れない下支えにし、選挙のときはより幅広い50%程度の支持を獲得して議席を伸ばした。

 テレビ朝日の世論調査によると、2012年の再登板以降、支持率が68〜29%と乱高下したが、これはかなり意図的にメリハリを付けた結果だった。

 「戦後レジームの克服」「東京裁判史観からの脱却」「自主憲法の制定」など威勢のいいスローガンを叫び、国会では大臣席からヤジを飛ばし、秋葉原で「安倍やめろ」コールに演説を妨害されたときは「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と応じた。

 岩盤保守層を確保しておくことは、国民に不人気だがやらねばならない政策を実行したり、「モリカケ桜」のようなスキャンダルによる“冬の時期”を乗り切ったりするには役に立つが、選挙に勝つには不十分である。

■野党政権を望んでいる国民は1割しかいない

 そこで、安倍氏には中道リベラルにも支持される別の顔があった。20年9月の安倍氏退陣時の朝日新聞世論調査によると、実績評価について71%が「評価する」と答えた。22年7月の暗殺直後の世論調査でもあまり変わらず、安倍政権に対する国民の高い満足度を証明している。

 この国では、選挙で野党に投票する人が野党政権を期待しているわけでない。前回の衆院選時の共同通信の世論調査(21年10月)では、与野党逆転を望むのは11.4%に過ぎず、与野党伯仲が49.4%、与党が野党を上回るが34.6%だったので、自公連立政権が過半数ぎりぎりで継続することを望んでいる。

 そんな不安定な政権は大胆な政策は取れず、海外からも信用されないので国民意識のレベルが問われるが、どっちにしても野党政権を望んでいるのは10%強ということだ。

■安倍政権が支持率を上げられた理由は「外交」

 政党支持率では、立憲民主党・共産党・れいわ新選組・社民党の合計が20%前後だが、これにはあくまで「野党として」期待をする人も入っている。

 国政選挙で与党が勝利したときの自公両党の得票率は45%ほどで、野党4党合計が35%ほどだ。これだと議席数で与党が圧倒的多数を獲得できる。これが、内閣支持率が30%を切る時期の選挙だと与野党伯仲になるのだが、安倍政権は選挙のときには支持率を上げていた。

 安倍政権が肝心なときに支持率を上げられたのは、外交での成功が故だ。安倍レガシー(遺産)のなかで世界史に残るのは、「自由で開かれたインド太平洋」構想を提唱し、アジア・太平洋とヨーロッパとインドを包括した対中国包囲網を構築したことだ。

 対米外交ではトランプ大統領と蜜月関係を築き、世界の首脳はトランプに口をきいてもらいたいときや、どう接したらいいか知りたいときに安倍氏を頼った。伝統的に、日本は共和党政権とは関係良好だが、民主党政権とは良くない。だが、安倍氏の場合、オバマ大統領時代の米国議会での演説は大成功だったし、現職のアメリカ合衆国大統領として初の広島訪問も実現した。

8806OS5:2023/09/08(金) 15:41:00
■外交にとどまらない安倍氏の「レガシー」

 良好な関係を築いたのはアメリカだけではない。新型コロナ禍で流れたが、習近平主席を国賓として招待していたし、朴槿恵大統領(当時)と慰安婦合意をまとめ、米国オバマ政権も巻き込んで「不可逆的な解決」というコンセプトを打ち立て、政権交代があっても蒸し返しを認めない原則を確認した。

 プーチン大統領との北方領土交渉も、それなりに進展していた。2人には堅固な信頼関係があり、もし安倍氏が存命であれば、世界でもっとも有力な「平和のための調停者」と期待されただろう。

 TPPに関しても、首相就任前はやや消極的だったが交渉をまとめ上げたし、長年の課題だった日欧FTAも実現させ、「自由貿易体制の守護者」と褒められた。

 若者の就職状況が劇的に改善したのは、規制緩和を通じて、中高年より若者に有利な状況がうまれたからだ。海外では安倍政権のもとで女性の社会進出が飛躍的に進んだと評価されている。

 新型コロナ禍で焦点がぼやけたが、積極財政主義を掲げつつ、二度の消費税引き上げを実現したし、軽減税率の実現など公明党の要求も十分に採り入れていった。

 憲法改正は停滞したが、集団的自衛権の行使を認める安保法制の改正に成功して、解釈改憲を実現させた。

■安倍氏を神格化する保守派と、冷める一般国民

 銃撃事件から時間がたって、保守派は安倍氏を神格化せんばかりの勢いだが、反比例して一般国民は冷めてきている。

 それには、野党系勢力が政治テロへの怒りを示さず、テロに一定の評価を与えても社会的に排斥されない日本の特殊な政治風土も影響している(戦前からの宿痾だが)。

 その道具に使われているのが、旧統一教会だ。安倍氏との関わりは特別に批判されるようなものではなかったのに、「祖父から三代続き」という言葉で印象操作がされている。朝鮮半島統一を悲願とするこの団体と安倍氏とでは、向いている方向が違う。

 しかも、安倍氏とは関係ない人たちと、この団体との繋がりは、なぜかとがめられない。関係団体の活動を通じた旧統一教会の広告塔的存在は国連の潘基文・前事務総長だが、相変わらず日本のリベラル勢力からちやほやされている。

 自民党の最大派閥である安倍派は後継者も決められず弱体化しているし、保守派も憲法改正や皇位継承問題といった、国家の基本に関わる問題には熱心さが感じられない。一方、やたら熱心なのが、積極財政論、LGBT法案反対、韓国嫌悪、台湾与党への支援であり、公明党との連立批判だ。

8807OS5:2023/09/08(金) 15:41:22
■経済政策は情勢に応じて柔軟に変えていくもの

 退陣後の安倍氏が、自分の砦として保守派を強化する必要があり、総理在任当時より保守的な主張に傾いていたのは事実だ。ただ、それ以外の主張を安倍氏が許さなかったのかといえば疑問であるし、派閥外の岸田首相が保守派の主張に沿っていないと攻撃するのも見当外れだ。

 財政均衡論を主張するのは保守派としておかしいとか言う人もいるが、本来的には健全財政主義が保守主義らしい主張だし、経済政策はその時々に応じて君子豹変が必要なのだから、安倍派が最晩年の安倍氏の意見を金科玉条にするのはおかしい。

 アベノミクスが大成功とならなかったのは、金融財政政策に頼りすぎ、地道な産業強化策などが不十分だったからだろう。一部の経済ブレーンたちが、もっと大胆にマクロ経済政策をすれば良かったと自己弁護し(薬が効かないといわれた医者が、量を増やせば効くだろうというようなもの)、それに晩年の安倍氏も乗せられていたところはある。それでも、安倍氏がある時期主張していたことに拘泥しないことを「裏切りだ」などと批判すべきではない。

■安倍氏だったらLGBT法案をどうかじ取りしたか

 LGBT法案の一部に安倍氏が難色を示していたことから、推進派の稲田朋美氏を「裏切り者」扱いする大合唱が保守派から起きたが、安倍政権時代に法案化は方向付けされていたし、安倍氏が保守派の大勢ほどLGBT政策に後ろ向きだったわけでない。

 安倍氏が、LGBT法案が皇位継承問題に悪影響を及ぼすと危惧していたと主張する人もいる。伝統的な性についての価値観が揺らぐことは、皇室にとって頭痛の種だが、それを理由にLGBT政策を歪めるべきでないし、安倍氏が懸念を側近に漏らしていたとしても、マイナスにしかならないから、公にはそんな発言をするはずがない。

 安倍氏が、保守派が喜ばない政策を実行したことも思い出すべきだ。先ほど功績として紹介した習近平主席の国賓招待や韓国との慰安婦合意、TPPやEPA(EUとの経済連携協定)の締結などは、保守派にとっては面白くないはずである。

 安倍政権の政策に対して猛攻撃をしていた保守派の人たちも多いが、それは安倍氏に対する裏切りだとは思ってないだろう。なのに、安倍派の議員が個別政策で中道リベラル寄りの意見を持ったからといって裏切り者扱いすることはおかしい。

8808OS5:2023/09/08(金) 15:41:43
■公明党との連立解消は安倍政治の否定となる

 韓国についても、安倍氏は朴槿恵にすら粘り強く対処したし、中国に配慮せずに台湾の民進党に肩入れしたわけでもない。

 公明党には、一貫して連立パートナーとして協力を求めてきたのだから、連立解消を主張することは、普通に考えれば安倍政治の否定だ。

 歴史観についても、安倍氏は戦後レジームの克服を主張していたが、米国議会での演説や戦後70年談話で示された見解は、歴史修正主義と指摘されないよう細心の注意を払いつつ、日本だけが悪いというわけでないという気持ちをにじませ、日露戦争などが世界に与えた前向きの功績を評価してほしいとしてバランスを取ったものだ。

 フランス革命記念日の式典に主賓として出るつもりだったくらいで(水害のために取りやめ)、一部保守派のように、「フランス革命がすべての誤りの始まり」的な突拍子もない歴史観を持っていたわけでない。

 長州人で、吉田松陰と交流があった佐藤信寛を先祖に持ち、高杉晋作の一字を名に含む安倍氏にとって、一部保守派の江戸時代礼賛、明治維新の意義否定論も相容れるはずない。

■「安倍レガシー」の正しい継承方法とは

 私は、保守派が今後、安倍氏の考え方を一つの模範として大事にしていき、その遺志を継ぐことを旗印に掲げることに異存があるわけでない。ただ、安倍氏の考え方の一部をつまみ食いして金科玉条にすべきでないし、安倍氏が国内外で、自分と違う考え方の人と妥協しつつ、うまく関係を築く達人だったことを引き継ぐことも、安倍レガシーを守ることだと認めるべきだと思う。

 保守派の人はよく「安倍氏から直接こう聞いた」と言うが、中道リベラルの人には別の言い方をしていたことも多い。

 私は安倍氏が「日本のドゴール」のような存在として扱われることを期待している。フランスのドゴール元大統領は、保守本流団結のシンボルであり、ドゴール派が強い保守政党として健在だ(現在の共和党)。

 その一方で、レジスタンスの英雄、第五共和国の創立者、米ソの狭間で独自外交を守った愛国者、欧州統合の基礎をつくった人などとして、フランス人に党派を超えて敬愛されている。

 安倍氏の遺産は、保守派の人にとっても、幅広い国民にとってもそれぞれ遺産であるべきだし、それは相乗効果をもたらすと信じている。一部の保守派が排他的な形で独占しようとするようなことはあってはならないのだ。

 安倍派は会長も決まらず迷走中だが、誰が率いるにせよ、その点は、派閥として明確にしておいたほうが良いだろう。

 *本稿の内容の詳細は『安倍さんはなぜリベラルに憎まれたのか』(ワニブックス)、『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』 (小学館新書)に書いた。



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八幡 和郎(やわた・かずお)
徳島文理大学教授、評論家
1951年、滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業。通商産業省(現経済産業省)入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。北西アジア課長(中国・韓国・インド担当)、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学教授、国士舘大学大学院客員教授を務め、作家、評論家としてテレビなどでも活躍中。著著に『令和太閤記 寧々の戦国日記』(ワニブックス、八幡衣代と共著)、『日本史が面白くなる47都道府県県庁所在地誕生の謎』(光文社知恵の森文庫)、『日本の総理大臣大全』(プレジデント社)、『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』(小学館新書)など。
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徳島文理大学教授、評論家 八幡 和郎

8809OS5:2023/09/10(日) 22:15:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/69ea3ac824cebf4935f35107046d479425ce4013
松野氏と萩生田氏、引き続き要職に 女性閣僚増やす方針
9/10(日) 21:25配信

朝日新聞デジタル
松野博一官房長官

 岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造・党役員人事で、松野博一官房長官を続投を含め要職で起用する方針を固めた。自民の萩生田光一政調会長も、引き続き要職を充てる方向だ。また、首相を除いて19人いる閣僚のうち2人にとどまっている女性の人数を増やす方向で検討する。複数の政権幹部が明らかにした。

 首相は自民の麻生太郎副総裁を留任させる意向を固めており、茂木敏充幹事長も続投させる方向で調整している。11日に訪問先のインドから帰国した後、最終的にポストを固める考えだが、政権の骨格はほぼ維持する方針。

 松野氏と萩生田氏は、自民最大派閥の安倍派の有力議員。首相は政権の安定を重視する観点から、引き続き要職での起用が必要と判断した。

 また、女性を積極的に登用する姿勢を示すため、女性閣僚も増やす考えだ。女性の社会進出は日本は主要7カ国(G7)で最も遅れており、政治分野での男女格差が要因となっている。

朝日新聞社

8810OS5:2023/09/10(日) 22:16:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4875397ee98955c19bc3bdc4f779331d9e8f2ba
西村経産相は留任、高市経済安保相も…内閣改造で首相検討
9/10(日) 5:01配信

読売新聞オンライン
西村経済産業相

 岸田首相(自民党総裁)は13日の内閣改造で、西村経済産業相(60)と高市経済安全保障相(62)を留任させる方向で検討に入った。河野デジタル相(60)の続投案も出ている。

高市経済安全保障相

 複数の政府・与党関係者が明らかにした。西村氏は衆院当選7回で経済再生相などを歴任し、2022年8月に経産相に就いた。東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を所管し、福島県などへの説明役も担う。関係閣僚では、野村農相が今回の改造で交代する見通しで、首相は西村氏に職務を続けさせ、政府対応に万全を期したいとの考えに傾いている。

河野デジタル相

 西村氏は、党内最大派閥・安倍派(100人)の中枢を担う「5人衆」の1人だ。5人衆では、松野官房長官(60)と萩生田政調会長(60)も要職で起用される方向となっている。首相は安倍派の意向も踏まえ、両氏のポストを決める考えだ。

 高市、河野両氏はいずれも衆院当選9回で、前回21年9月の総裁選で首相に敗れ、22年8月から現職を務めている。首相は無派閥で保守派の高市氏について、保守支持層の取り込みと女性の積極登用の観点から続投が好ましいと考えているとみられる。

 河野氏はマイナンバーカードを巡る問題で、11月末までの完了を目指す総点検の責任者で、政府・自民内には「途中交代は避けるべきだ」との声が多い。首相はインドから帰国する11日にも、河野氏が所属する麻生派を率いる麻生副総裁と会い、調整を進める見通しだ。

8811OS5:2023/09/10(日) 22:26:05
ほぼ選挙区調整の実務は終わったからお飾りor派閥バランスで選べますね
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf5717e13985769d5b7399c9dafccf08dc009f23
岸田首相、非主流派「懐柔」狙いか 森山氏の調整手腕にも期待
9/10(日) 7:0

時事通信
森山派の研修会であいさつする自民党の森山裕選対委員長=7日、鹿児島市

 13日の内閣改造・自民党役員人事で、森山裕選対委員長が要職で起用される方向となった。

 岸田文雄首相には、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う候補者調整で発揮した「仕事師ぶり」(党関係者)への期待に加え、来年秋の党総裁選に向けて非主流派を懐柔する思惑もありそうだ。

 森山氏が率いる森山派(近未来政治研究会)は7、8両日、鹿児島市で研修会を開き、結束を確認した。内閣改造への対応を記者団から問われた森山氏は「政策集団としては政策を磨くことが全てだ。人事の時に派閥として行動するとか、そういうことは一切やらない」と語り、所属議員を押し込もうと躍起になる他派閥と一線を画した。

 首相が昨年8月に森山氏を選対委員長に起用したのは「10増10減」を巡る調整手腕に期待したからだ。調整対象は134選挙区。各派の利害がぶつかる難作業だったが、今年7月に完了させた。党関係者は「普通は数年かかる調整を半年で終え、衆院解散の環境を整えた」と語った。

 公明党との調整がこじれて東京での衆院選協力が一時破綻したことで、森山氏の責任は免れないとの声も党内の一部にあった。ただ、森山氏は国対委員長を歴代最長の4年余り務める中で築いた野党とのパイプも強み。首相はこの点に加え、来年9月の党総裁選に向け、菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ら党内非主流派との関係の近さにも着目したとみられる。

 党関係者の一人は「森山氏は人望が厚い。無役にすることはあり得ない」と語った。

 森山氏を巡っては幹事長就任を期待する声も党内にあった。茂木敏充幹事長が続投する方向となったものの「党四役にとどめるべきだ」(関係者)との声が依然強い。総務会長横滑り案に加え、選対委員長として引き続き公明との関係修復に当たってほしいとの希望もある。

 森山派の所属議員は8人で、党内6派閥の中で最少勢力。現在、同派の閣僚はゼロだ。派閥として首相に入閣希望を伝えないという異例の対応を取る中、入閣者を出せるかにも注目が集まる。

8812OS5:2023/09/10(日) 22:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe7a8f6fd9d168d833e059549acfdc505bc6da45
森山氏要職で調整 「自公国」当面見送り 岸田首相11日帰国、人選本格化
9/9(土) 20:51配信

時事通信
自民党役員会に向かう森山裕選対委員長=5日、東京・永田町の同党本部

 岸田文雄首相(自民党総裁)は9日、13日に予定する内閣改造・党役員人事で、森山裕選対委員長を要職に起用する方向で調整に入った。


 自民内には国民民主党の早期の連立政権参加を探る動きもあったが、環境は整っていないと判断し、今回の改造では見送る意向。首相は11日にアジア歴訪から帰国し、人選を本格化させる。

 複数の政府・自民関係者によると、首相は「政権の骨格は維持する」と周辺に語っており、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長は留任させる考え。首相は11日、麻生、茂木両氏に加え、森山氏とも会談する意向だ。

 森山氏の処遇については選対委員長続投のほか、総務会長に横滑りさせる案も出ている。

 森山氏は菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ら非主流派に近いものの、衆院小選挙区の「10増10減」を巡る候補者調整で手腕を発揮。党内で信望が厚く、首相は政権の安定化を図るのに森山氏の起用は不可欠と判断したとみられる。

 一方、先の国民代表選で与党寄りの玉木雄一郎代表が再選されたことを受け、自民内では「自公国」連立構想が再燃。今回の改造に合わせた国民幹部入閣案が取り沙汰されていた。

 しかし、国民支持労組が加盟する連合の芳野友子会長が「連立はあり得ない」と反対。玉木氏が連立参加の条件として衆院選での候補者調整を挙げたことから、自民内ではなお時間を要するとの見方が強まった。自民幹部は「今回の改造に合わせた連立組み替えは難しい」と語った。

8813OS5:2023/09/10(日) 22:32:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/609f45d8b808d382489f7948753674bb7f6a2387
茂木氏続投、岸田首相は安定優先 総裁再選へ「封じ込め」狙う 自民
9/9(土) 7:06配信
時事通信
自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁=8月29日、東京・永田町の同党本部

 岸田文雄首相が、交代論も出ていた茂木敏充自民党幹事長の続投を調整するのは、党内第3派閥の茂木派を取り込んで政権基盤の安定を優先させるためだ。

 再選が懸かる党総裁選を来年秋に控え、「ポスト岸田」に意欲を燃やす茂木氏の出馬を封じ込める思惑もあるとみられる。

 「岸田派は第4派閥だから主導権を握りきれない。党内に配慮しないといけない」。同派中堅は8日、首相の事情をこう解説。党関係者は「首相は党の安定を志向した」と語った。

 首相は2021年11月、幹事長に茂木氏を起用。以来、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総裁も交えて重要課題を協議し、3者連携を基盤に政権の安定を図ってきた。内閣支持率が低迷する中、茂木氏が続投を希望し、麻生氏もそれを推している状況を踏まえ、引き続き政権運営には茂木氏の協力が欠かせないと判断したもようだ。

 一方、今回の人事で茂木氏の処遇が最大の焦点となった背景には、同氏の独断専行があった。少子化対策では、首相と事前調整せずに児童手当の所得制限撤廃を主張。8月には物価高対策を盛り込む経済対策に関し、23年度補正予算案の編成に言及した。ある党幹部は「何の権限があるのか。決めるのは首相だ」と苦言を呈した。

 公明党が一時、東京での衆院選協力を解消すると宣言した際には、交渉に当たる茂木氏の責任を問う声もあった。だが、9月に入ると一転して選挙協力が復活。別の党関係者は「『これから一緒にやろう』というのに代えづらい」と語った。

 ただ、総裁選への立候補を断念するかは見えない。茂木派関係者によると、「本人はやる気満々」。参院中堅は「麻生氏が不出馬の保証人になるのだろう」との見方を示した上で、「支持率ががた落ちするなど政権が最悪の状況にならない限りは」と条件を付けた。

8814OS5:2023/09/10(日) 22:38:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbf2c782255279fb7bc9e08133343b23bc25b059
自民・森山裕氏を要職起用へ 首相、13日に内閣改造の意向
9/9(土) 5:00配信
毎日新聞
自民党の森山裕選対委員長

 岸田文雄首相(自民党総裁)は8日、内閣改造を13日に行う意向を固め、複数の与党幹部に伝えた。人事では、自民の森山裕選対委員長を留任を含め党要職か重要閣僚で起用する調整を進めている。首相はインドネシア、インドを歴訪中で11日に帰国する予定。帰国後、麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと会談し、人事の内容を最終判断する考えだ。


 公明党の山口那津男代表は8日、訪問先の那覇市内で記者団から内閣改造は13日かと問われ、「はい。インドから総理より電話をいただいた」と語った。

 首相は帰国翌日の12日に自民党臨時総務会を開催する予定で、党役員人事の一任を取り付ける。その後、人事の調整を本格化させ、13日に党役員人事を経て、内閣改造に踏み切る考えだ。

 森山氏は2022年8月から選対委員長を務め、衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う選挙区調整をまとめた。岸田政権では「非主流派」にとどまる菅義偉前首相や二階俊博元幹事長に近いとされてきたが、野党各党へのパイプを生かした実務能力の高さを首相は信頼しており、引き続き要職での起用を検討している。【高橋祐貴】

8815OS5:2023/09/11(月) 08:34:44
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d34ac044c466256b688fb4638ca4a6d956a0bb32
安倍派改め「塩谷座の15人」に関与する森元首相と約30年前の福田赳夫元首相の異同と今後

坂東太郎十文字学園女子大学非常勤講師
9/11(月) 6:20
 自民党派閥史に新たな1ページが。「派」ならぬ「座」の誕生です。8月31日、新体制として塩谷立元文部科学相を座長とする15人の「常任幹事会」(衆議院9人、参議院6人)が今後合議して運営していくと発表されました。

 こうした動きを国民不在の「サル山のボス争い」「派利派略」と切り捨てるのはたやすい。でもこの「ボス争い」がそれはそれで興味深いのも事実です。

 政治は政策論争だけでは動きません。もう1つ「権力闘争」が加わって初めて実体化するのです。というわけで100人の国会議員を抱える「塩谷座」を考察します。(文中一部敬称略)

「5人衆」とは
 領袖の安倍晋三元首相死去後、取り急ぎ会長代理へ就任した塩谷立と下村博文元文部科学相が就任するも暫定で新体制の発足が望まれていました。塩谷は自らを座長(司会とかまとめ役といった感じ)として有力者数人を含めた集団指導体制を提案していたのに対して下村は空席になっている会長=領袖を選べと主張。今回の決定は塩谷案の採用で下村は排除されてしまったのです。

 有力者とは森喜朗元首相が地方紙「北國新聞」の連載「総理が語る」で「会長候補」と名指しした次の5人となります。後の連載で森が使った「5人衆」が定着しつつある面々。○中の数字は当選回数。

高木毅国対委員長・元復興相⑧ 67歳

松野博一官房長官⑧ 60歳

西村康稔経済産業相⑦ 60歳

萩生田光一政調会長・元文科相、経産相⑥ 60歳

世耕弘成参議院幹事長・元経産相⑤ 60歳

「プラス9人衆」とは
 座長の塩谷(当選回数10回・73歳)を含めた計6人で仕切るともみられていたものの蓋を開けたらプラス9人の15人の大所帯。加わったのが

【衆議院】

松島みどり元法相⑦ 67歳

柴山昌彦元文科相⑦ 57歳

稲田朋美元防衛相⑥ 64歳

西村明宏環境相⑥ 63歳

【参議院】

橋本聖子元五輪相⑤ 58歳

野上浩太郎元農相④ 56歳

末松信介元文科相④ 67歳

山本順三元国家公安委員長④ 68歳

岡田直樹地方創生相④ 61歳

15人の選考基準は
 まず塩谷&5人衆以外の9人が選ばれた背景です。何かあるかとあれこれ推測した結果、以下の通りとなりました。

 まず5人衆の衆院最少当選回数者である萩生田の6回未満は除外。参院は世耕の5回当選者に合わせると橋本聖子しかおらず衆参のバランスを欠くため4回生まで含むとしたもよう。その上で

1)座長より年長は避ける(該当者5人)

2)大臣未経験者も外す(該当者3人)

 どちらもクリアしている参院の4回生が1人いるとはいえ、すべて比例当選というのが引っかかったかも。比例のみならば橋本聖子も同じながら、そこは当選5回が物を言う。

 だとしても15人は多い。根拠は何だと聞き回っても誰も知らないか言わないか。冗談めかして「森さんの大好きなラグビー(の出場人数)に合わしたんじゃね?」と教えてくれた方も。まさか。いやいや。真相は藪の中。

福田系と安倍系でちょうど3対3
 中核になるであろう「塩谷&5人衆」も味わい深い。

 安倍派は創設者の福田赳夫元首相に連なる「福田系」と安倍元首相に極めて近い「安倍系」および「その他」に分類できます。といっても明確ではないのですが。

塩谷座長と松野、高木は福田系で世耕、萩生田、西村が安倍系。ちょうど3対3に分かれます。ちなみに下村は安倍系。入るとバランスが崩れますよね。ただ西村は経歴から「その他」かもしれません。

 おそらく5人衆から新会長(領袖)がいずれ選出されそうです。先の北國新聞連載で森は「官房長官の松野さんは、今は自分のことで精いっぱい」「世耕さん」は「結局、参院にとどまるんじゃないかな」「高木さん」は「総理総裁を狙っているわけではない」と「除外」。次は「西村さんと萩生田さんだ」と述べています。

 としたら福田系の西村と安倍系の萩生田による決勝戦が次のラウンドかもしれません。

8816OS5:2023/09/11(月) 08:34:57
先々々々代86歳は何で影響力があるのか
 ところで森元首相86歳は何で影響力があるのでしょうか。1つには安倍派の領袖の移り変わりにうかがえます。森派→町村信孝派→細田博之派→安倍派と移ろい、町村・安倍の両氏は既に鬼籍。細田は現職の衆議院議長で「三権の長」。慣例により派を離脱しているのです。ゆえに安倍元首相を「先代」とすれば先々々々代が存命中なので頼ってしまうし本人もまんざらではないし。

 ただ森首相時代を知る者も、知らない世代でも東京五輪組織委員会会長の彼のありさまを覚えているでしょうから「何であのような人が」と疑問を持って当然。ただ永田町では人望が厚いのですよ。何しろフットワークが軽くてあらゆるところへ顔を出し人脈が広い。数ある失言の多くもリップサービスの行き過ぎという面もありました。

91年の「4天王」とは
 いずれにせよ決定的な後継者がいない「塩谷座」が今後分裂するのではないかとうわさされているのです。既に下村は憤懣やるかたないでしょうし。

 酷似しているのが安倍元首相の父である晋太郎元外相が率いた時の「安倍派」後の領袖争い。息子が急逝であったのと異なって父の方は最晩年、誰がみても病状悪化が明らかで水面下で闘争は始まっていました。

 1991年、晋太郎が没すると次世代の通称「4天王」による綱引きが本格スタート。その4人の名と誕生および初当選は以下の通り

加藤六月(26年生)67年初当選

塩川正十郎(21年生)67年初当選

森喜朗(37年生)69年初当選

三塚博(27年生)72年初当選

 派内で安倍系の筆頭であった加藤と福田系の森が一頭地を抜いていたものの折からのリクルート事件に共に連座して謹慎状態。そこで加藤が塩川を、森が三塚を担いで「三六戦争」の火ぶたが切って落とされたのです。

福田元首相の仲裁と分裂食い止めの手際
 結論としては当時当選13回の長老・長谷川峻座長(ここでも「座長」登場)の裁定で三塚派が誕生します。この顛末を塩川が「読売新聞」2008年11月.29日朝刊で語っているのが興味深いので紹介する次第です。

 病み上がりであった塩川が福田赳夫(安倍晋太郎の前の領袖)に呼ばれて「病後の君のやせた姿を見るとたまらん。生きることに専念せよ。必ず君が必要とされる時が来る」と説教された。

 帰り際に「三本の矢」の例えを出されて長谷川座長、三塚事務総長とともに代表世話人である塩川の3人が協力して難局を切り抜けよ。君(=塩川)は健康第一で生き残れと声をかけた、と。(3人の肩書きは派内のもの)

 そこで3人で徹底的に話し合って塩川が後継指名を長谷川座長に一任すると提案。三塚が指名されるのは予想していたが、派の分裂を避けるためにはこれ以外にないと考えた、とあります。

 福田元首相はこの時点で政界を引退しており、現在の森元首相と似た立場でした。この話のままであったならば、福田は仲裁して後継争いの一方の当事者を事実上諦めさせたとなります。

 しかし恐れていた「派の分裂」は結局起きてしまったのです。敗軍の将となった加藤はとがめられて派から除名され、30人規模のシンパを引き連れて脱会を試みました。ここでも福田が動いて脱会を12人ほどに止めたのです。

98年の分裂劇
 この騒動は続きがあります。福田の死去(95年)後の98年、森が新領袖に就きました。この時点での派内の有望政治家は

小泉純一郎(42年生)72年初当選

亀井静香(36年生)79年初当選

平沼赳夫(39年生)80年初当選

ら。森と小泉は名コンビで2005年の郵政解散の際に解散権を振りかざす小泉首相をなだめる森前首相という「プロレス」を演じたのはあまりに有名。98年、森派に納得しない亀井・平沼らは派から計11人を引き抜いて新派閥結成へと走ったのです(現在の二階派の源流)。

 この頃、自民の主要5派閥のうち森派を含む実に4派閥が分裂騒動を抱えていた結果、森派は小泉→安倍晋三(1次)→福田康夫と4代続けて総理を輩出するも、09年の総選挙で民主党に惨敗して下野の憂き目をみるに至りました。

2人の元首相の違い
 酷似する安倍晋三派と91年の安倍晋太郎派の「その後」。現役のまま死去した領袖(安倍親子)の跡目争いで「5人衆」やら「4天王」が台頭し、元オーナーが仲裁役を買って出ている点までソックリです。

 ただ福田赳夫元首相は衝突する2者の一方を説き伏せて分裂回避を狙い、かなわなかったものの最小限にとどめるべく尽力したのに対して森元首相は焚きつけている風。しかも15人まで膨らんでしまい、収拾がつかない状況を招いています。ここが大きな違いでしょう。

8817OS5:2023/09/11(月) 20:08:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbb9c9e01afefe5aed7819da7622bf2f92cf4a0b
首相、改造へ本格調整 新内閣で総合経済対策
9/11(月) 19:45配信


産経新聞
自民党本部に入る岸田文雄首相=11日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、内閣改造と党役員人事を13日に行うのを前に、党本部で幹部と相次ぎ会談し、調整を本格化させた。首相は麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を留任させる方針で、政権の安定を優先して骨格は維持する。内閣の要である官房長官や、幹事長を除く党四役ポストが調整の焦点だ。


首相は11日朝、インドネシアとインドの歴訪を終えて帰国。公邸で萩生田光一政調会長と面会した後、午後から党本部に入り、幹部を個別に呼んで会談を重ねた。終了後、周辺には「今日は決まらない。希望を聞いた」と語った。会談は、関口昌一参院議員会長▽森山裕選対委員長▽茂木氏▽世耕弘成参院幹事長▽小渕優子組織運動本部長▽萩生田氏▽遠藤利明総務会長▽麻生氏-の順に行われた。

首相は12日には公明党の山口那津男代表と会談し、自民の役員会と総務会で人事の一任を取り付ける。13日には党四役を指名し、組閣本部を設置して第2次岸田再改造内閣を発足させる。

新内閣では物価高などに対応する総合経済対策の策定を急ぐ考えで、10日にインドで行った記者会見では「発足直後からスタートダッシュしていきたい。その陣頭指揮をとる決意だ」と述べた。

留任が固まった麻生、茂木両氏は、それぞれ党内第2派閥の麻生派(志公会、55人)、第3派閥の茂木派(平成研究会、54人)を率いる。麻生、茂木両氏が、第4派閥の岸田派(宏池会、45人)の領袖(りょうしゅう)である首相を支える「三頭政治」の構造が維持される。

加えて政権基盤の安定化を図るため、最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)からも萩生田氏、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら、有力者を要職で処遇する考えだ。森山裕選対委員長も要職で起用する。

また、国土交通相は引き続き公明党から起用し、斉藤鉄夫国交相を留任させる方向だ。

8818OS5:2023/09/11(月) 20:10:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a6d72f4c3fae440343fe5ac5e1c52ef8f8852a岸田首相、13日改造へ調整本格化 「思い切った経済対策」策定
9/11(月) 11:18配信


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時事通信
内外記者会見に臨む岸田文雄首相=10日、ニューデリー(AFP時事)

 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日、訪問先のインド・ニューデリーでの内外記者会見で、内閣改造・党役員人事を13日に行う方針を表明した。


 新体制発足後に「必要な予算に裏打ちされた思い切った経済対策」を早急に取りまとめる意向も示した。11日朝に帰国し、人選を本格化させた。

 羽田空港に到着した首相は首相公邸で過ごした後、午後に党本部に入った。茂木敏充幹事長、森山裕選対委員長、関口昌一参院議員会長らと会談し、人事について協議する。12日にかけて公明党の山口那津男代表とも面会する。

 首相は会見で「帰国後に関係者と調整を進め、早ければ13日に党役員人事、閣僚人事を行うことを考えている」と説明。人事の規模などに関しては「11、12両日に本格的に調整したい。今の時点で具体的な内容について申し上げることは控える」と述べた。

 経済対策については「物価高から国民生活を守り、賃上げと投資の拡大の流れをより力強いものにする総合経済対策にしたい」と説明。「大至急行わなければならず、新しい体制発足直後からスタートダッシュしていきたい。陣頭指揮を執る決意だ」と強調した。

 2023年度補正予算案編成や臨時国会召集など今後の政治日程に関しては「新たな体制で経済対策を作り、早急に実行していくことを最優先に検討したい」と述べるにとどめた。

8819OS5:2023/09/12(火) 05:31:34
>>8811
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e470b595003ea3e7d171870929efe517f937c6
小渕優子氏を自民党選対委員長で起用へ 首相、茂木幹事長を牽制か
9/11(月) 23:28配信

朝日新聞デジタル
首相官邸=2023年9月1日午前10時28分、東京都千代田区、上田幸一撮影

 岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、小渕優子・党組織運動本部長に、党4役の選挙対策委員長に起用する意向を伝えた。小渕氏も受け入れる意向を示している。首相は現選対委員長の森山裕氏については、同じ4役の総務会長で起用する方向だ。首相は13日に党役員人事と内閣改造を行う。

 複数の政府・与党関係者が認めた。首相は外遊から帰国した11日、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長らと党本部で相次いで会談。小渕氏とも意見交換し、最終判断した。

 首相は茂木氏の幹事長を続投させる方針だが、茂木派の有力議員である小渕氏の起用で、来秋の総裁選のライバルとなりうる茂木氏を牽制(けんせい)する狙いもあるとみられる。

 小渕氏は故恵三元首相を父に持ち、知名度が高い。首相は小渕氏が複数回、閣僚を務めた経験と手腕を評価。「女性活躍」を推進する観点もある。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/16e57565bb43f6799f9b03412b298fb20cc857b0
<独自>木原官房副長官は交代へ 磯崎副長官も
9/11(月) 21:22配信
産経新聞
木原誠二官房副長官=8月4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造と党役員人事に際し、木原誠二、磯崎仁彦両官房副長官を交代させる方針を決めた。政府関係者が11日、明らかにした。

木原、磯崎両氏は令和3年10月の岸田政権の発足時から官房副長官を務めてきた。木原氏は首相の最側近として知られるが、家族を巡る週刊誌報道があり、処遇が注目されていた。

8820OS5:2023/09/12(火) 05:33:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c71d8d76f9f3f1fd3a7b2e395848315235450ddf
木原官房副長官は退任の見通し 内閣改造、本人が固辞し方針転換
9/11(月) 22:31配信

朝日新聞デジタル
都道府県議会議長との懇談会に臨む木原誠二官房副長官=2023年7月20日午後0時19分、首相官邸、上田幸一撮影

 岸田文雄首相は13日に行う内閣改造人事にあわせ、最側近の木原誠二官房副長官を退任させる意向を固めた。副長官を続投させる方向で調整していたが、木原氏が固辞し方針を転換した。相次ぐ週刊誌報道を踏まえた対応とみられる。首相官邸の幹部が明らかにした。

 岸田派に所属する木原氏は、外交・内政の重要問題を首相とともに検討してきた最側近。首相にとって政権運営に欠かせない存在だが、木原氏の意向を踏まえた。木原氏は週刊誌報道が相次いだ後、記者会見や首相外遊の同行を控えるなどしていた。

朝日新聞社

8821OS5:2023/09/12(火) 07:47:14
https://www.asahi.com/articles/ASR976WP0R97UTFK00D.html
「行こう」 首相は箸を置いた 日中首脳「立ち話」の舞台裏
有料記事福島第一原発の処理水問題岸田政権

ジャカルタ=鬼原民幸 斎藤徳彦2023年9月8日 7時00分
 東京電力福島第一原発の処理水放出をめぐり、日中関係が険悪化する中、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のためにインドネシアを訪問した岸田文雄首相。最大のミッションは、中国の李強(リーチアン)首相と接触し、日中間で首脳レベルの意思疎通を図ることだった。

 「行こう」。6日昼、首相は弁当を食べきることなく箸を置き、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議の会場の控室に急いだ。「李首相が現れた」との報告が入ったからだ。李氏の姿を確認すると、通訳と一緒に近づき、「建設的かつ安定的な日中関係の構築は重要だ」と語りかけた。

 首相と李氏との「立ち話」は約15分間に及んだ。テーブルに着かずに会話を交わす会談形式としては異例の長さだ。日本側の説明によると、首相は中国との関係を重視する姿勢を強調したうえで、日本産水産物の禁輸措置の撤回を求めたという。ただし、両首脳のやりとりは落ち着いた様子で進み、険悪な雰囲気になることもなかった。

 中国側が処理水放出に激しく反発する中、日本側は水面下での対話を粘り強く模索し続けた。首相の言う「建設的かつ安定的な関係」をめぐり、外務省幹部は「処理水を除けば、中国も日本と同じ思いだと感じた」と話した。同行筋も「最大の目的が達成できた」と胸をなで下ろした。

■「中国は突出」に凍りついた…

8822OS5:2023/09/12(火) 07:58:28
https://www.asahi.com/articles/ASR986CRYR96UTFK01K.html
「冷や飯」の石破氏、入閣か? 「次の首相」首位でも立ちはだかる壁
有料記事岸田政権自民

松山紫乃 森岡航平2023年9月9日 7時30分
 自民党の石破茂元幹事長が、「安倍1強」に抗する唯一の実力者として存在感を放ったのは今や昔。仲間は次々に去り、自前の派閥は消え失せた。ただ、最近になって次の内閣改造で石破氏が登用される可能性が取りざたされるようになり、本人は意欲を示しているのだが――。

 8月27日午後、鳥取県八頭町。県都・鳥取市から車で約30分の山あいに、グレーのジャンパーに長靴をはいた石破氏の姿があった。

 台風7号の影響による護岸や橋の崩落。鳥取県知事などを歴任した父・二朗氏の墓がある地元の生々しい傷痕を前に、石破氏はうめいた。「こんなことになっていたのか」。同行した自治体職員らに、政府による激甚災害指定が実現するよう尽力したいと訴えた。

 石破氏の週末は、全国出張で埋め尽くされている。地元・鳥取に限らず、その高い知名度にあやかろうと講演会の打診はやまず、地方選挙の応援にも飛び回る。「依頼があれば断らない」。それは石破氏のモットーだ。

 ただ、国会議員が集う東京・永田町での平日は一転、石破氏の周りには週末と違った静寂が広がる。

「非主流」刻まれた烙印 首相と会食、広がる臆測
 第2次安倍政権下の2016…

8823OS5:2023/09/12(火) 10:28:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/776d2b6b9538ea0885ac6c9090ec46aa3b2616e8
茂木氏“留任”は誤算?“小規模改造”に疑問の声も…13日に内閣改造 党役員人事
9/11(月) 23:30配信

テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

13日に内閣改造に踏み切る岸田総理は、11日にインドから帰国した直後、自民党幹部らと相次いで会談し、具体的な調整に着手しました。

岸田総理:「11日朝、帰国後、関係者の方々と調整を進めて、早ければ13日に党役員人事・閣僚人事を行うことを考えております」

公邸に戻った総理がまず呼び寄せたのは、萩生田政調会長。この場で顔を合わせた唯一の幹部です。

昼すぎ、総理は自民党本部へ移動。ここから、総裁室での1対1の会談が立て続けに起こります。相手は、森山選対委員長、茂木幹事長、麻生副総裁など。さらに、午前中にも会っていた萩生田氏と2度目の会談を持ちました。確認できる限り、2度対面したのは、萩生田氏ただ1人。政調会長留任や、重要閣僚への起用が検討されています。

また、総理は、麻生副総裁を続投させる意向のほか、茂木幹事長を留任させる方向で最終調整。おととし総裁選を争った、河野デジタル大臣と高市経済安保担当大臣を、留任の方向で調整しています。


◆政権浮揚へ“サプライズ人事”は

岸田内閣の支持率を見てみると、今年はじめには20%台まで低下しましたが、5月のG7広島サミット前後に40%台まで回復。その後、マイナンバーカードの問題などを背景に、再び下落し、先月の調査は33%台と低い水準となっています。

政治部・山本志門デスクに聞きます。

(Q.岸田総理が一番最初に会ったのは萩生田氏でした。官房長官あり得ますか)

山本デスク:「可能性は十分あると思います。萩生田氏が総理公邸に入った時、わざわざ裏口から入りました。記者団の目を避ける形で入ったので、我々としても『官房長官ではないか』とざわつきました。萩生田氏は、自民党の最大派閥・安倍派の幹部ですし、答弁能力や実務能力に長け、岸田総理からも信頼が厚いと言われています。そのため、官房長官の可能性は十分あると思います。ただ、官房長官人事については、今のところ、萩生田氏に決まったという情報は入ってきていません。松野官房長官の続投も根強くあり、12日にならないと分からないと思います」

(Q.自民党の人事では、要の幹事長を茂木氏留任の意向。これは順当な人事と言えますか)

山本デスク:「そう見えますが、実はちょっと違います。岸田総理は最後まで、茂木氏を交代させるか悩んでいました。どうしてかと言いますと、この間、岸田総理と茂木氏の間には『相当、隙間風が吹いている』という見方をする関係者が多くいました。なぜかというと、例えば、茂木氏が事前の相談もなく、少子化対策を発信したりするなど、発信の在り方も含めて『岸田総理の不信感が募っていた』という指摘があります。しかし、結果的に岸田総理は、茂木氏の続投で調整に入っています。今後の政権の安定性を考えると、党内第3派閥の会長を務める茂木氏を交代させることはできませんでした。いわば、この人事が想定通り進まなかったことで、萩生田氏の処遇も含め、人事の細かいパズルが難航していった可能性があります」

(Q.前回の自民党総裁選で争った高市大臣・河野大臣も留任との見方がありますが)

山本デスク:「留任させる方向で調整が進んでいます。この2人は、2年前に総裁選を戦った、いわばライバルで、来年の総裁選で自身に挑んでくる可能性があります。2人を野に放つよりかは、内閣に取り込むことで政権の安定を図ろうとしているのだと思います。また、河野氏は、マイナンバーをめぐる問題の担当大臣なので、政策の継続性を考えた場合、留任させる判断が働いたのだと思います」

(Q.内閣改造で政権浮揚を図りたいところですが、主要メンバーに大きな異動がないと、大胆な人事とは言えないと思いますが、どうですか)

山本デスク:「岸田総理は当初、大幅な改造を目指していましたが、政権の骨格は維持したうえで、小規模な改造にとどまる方針です。一方で『中規模になる』という見方を示す人もいます。今回、自民党内の安定性を重視した、いわば内向きな人事だという印象を受けます。自民党内からは『刷新感がないのなら、なぜ今、人事をやる必要があるのか』という疑問の声も早速上がっています」

テレビ朝日

8824OS5:2023/09/12(火) 11:02:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd574f8edc422d3e59a0bb4b8033d4d316baf2b6
選対委員長に小渕氏、総務会長に森山氏 首相に人事一任
9/12(火) 10:50配信

産経新聞
小渕優子氏

岸田文雄首相(自民党総裁)は12日の党役員会で、13日に行う内閣改造と党役員人事について一任を取り付けた。党四役では、小渕優子組織運動本部長を選対委員長に、森山裕選対委員長を総務会長にそれぞれ起用する方針だ。最側近の木原誠二官房副長官は交代させる。引き続き閣僚人事の調整が焦点となる。

首相は12日の役員会で「人口減少問題をはじめ国民とともにやらなければならないことは山積している。日本はまさに正念場だ。総力を挙げて先送りできない課題に取り組むため、党役員人事と閣僚人事を行いたい」と述べた。また、公明党の山口那津男代表とも人事をめぐり会談した。

13日には党四役を指名し、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめ、内閣改造を行う。新内閣で、物価高などに対応する総合経済対策の策定を急ぐ。

党四役では麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を留任させ、萩生田光一政調会長も続投の方向で検討している。閣僚は松野博一官房長官や西村康稔経済産業相を続投も含めて要職で起用する方向で、公明党の斉藤鉄夫国土交通相は留任させる。

小渕氏は衆院当選8回で自民の茂木派(平成研究会)に所属。小渕恵三元首相の次女で、森喜朗元首相が首相に要職での起用を推していた。平成26年には関連政治団体の政治資金規正法違反事件で経済産業相を辞任しており、なお説明責任を問う声がある。

森山氏は衆院当選7回、参院1回。首相に批判的な菅義偉前首相に近く、率いる派閥の森山派(近未来政治研究会)は所属8人の党内最小勢力だ。ただ、衆院選挙区「10増10減」に伴う選挙区調整をまとめるなど、調整力に定評がある。

8825OS5:2023/09/12(火) 18:13:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c50c390e91cb96143c6d7582cc7fd081e1088e9
官房副長官に村井、森屋両氏 木原、磯崎両氏の後任
9/12(火) 14:41配信
産経新聞
村井英樹氏

岸田文雄首相は12日、翌日に行う内閣改造・自民党役員人事で、衆参の官房副長官の後任を決めた。衆院は木原誠二氏に代わって村井英樹首相補佐官を、参院は磯崎仁彦氏に代わり森屋宏参院議員を、それぞれ起用する。複数の政府関係者が明らかにした。

村井、森屋両氏は前任の2氏と同じく、首相が率いる自民の岸田派(宏池会)に所属する。

首相は、松野博一官房長官を続投させる方針も決めた。自民の萩生田光一政調会長も続投させる。

8826OS5:2023/09/12(火) 19:19:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/68ffc5882d4cf1e1662b67f45f0ae61b9b063e68
小渕優子氏の党選対委員長起用は「刷新感」 茂木氏けん制の狙いも
9/12(火) 18:42配信

毎日新聞
自民党役員会に臨む小渕優子氏=東京都千代田区の同党本部で2023年9月12日午前9時24分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相(自民党総裁)は13日の党役員人事で、小渕優子組織運動本部長(49)=茂木派(平成研究会)=を党選対委員長に起用する。留任が目立つ中で「刷新感」を演出する思惑とともに、「ポスト岸田」への意欲を隠さない同派の茂木敏充幹事長(67)をけん制する狙いも透ける。6月に亡くなった「参院のドン」の「遺言」も影響しているようだ。

 「とにかく、小渕をよろしく頼む」。2022年8月、東京都内のホテルの日本料理店。首相は食事を共にした青木幹雄元自民党参院議員会長から小渕氏の処遇を託された。「参院のドン」の異名を持ち、引退後も参院平成研に大きな影響力を残していた青木氏は、21年の党総裁選で岸田氏を支持し、勝利に貢献したとされる。首相はこうした経緯を意識した側面がある。

 小渕氏は、かつて平成研会長だった恵三元首相の次女。青木氏は小渕政権で官房長官を務めた恵三氏の側近で、首相在任中に急死した父の後継者となった小渕氏を常に気に掛けてきた。平成研の前会長・竹下亘氏(21年に死去)も「いずれ小渕に派閥を返す」との意向を持っていたとされる。

 これに対し、茂木氏は青木氏と折り合いが悪かった。21年に茂木氏が平成研会長となり、幹事長に就任した際も青木氏は激怒したという。首相は当時、そうした事情を耳にしていたが、周辺に「ただ、茂木さん以外に幹事長をやれる人がいない」とこぼしていた。

 首相は小渕氏とは、政調会長時代に財政再建に関する特命委員会の小委員長に指名するなど関係は良好だ。22年の内閣改造・党役員人事でも選対委員長への起用を検討したが、茂木氏が難色を示したため、見送ったとされる。

 首相は今回の人事で、来秋の党総裁選での再選戦略を優先して茂木氏を留任させた。だが、児童手当の所得制限撤廃や補正予算編成など、政権の重要課題に関して度々、首相に先んじて方針をアピールしてきたことなどから、首相は不信感を募らせているという。茂木派内に後ろ盾となる議員が複数いる小渕氏を同じ党四役に登用することで、茂木氏に対抗させたい思惑があるようだ。自民関係者は「茂木氏にとって小渕氏は警戒する相手だ。けん制できるのは、同じ派閥の小渕氏くらいしかいないだろう」と指摘する。

 ただ、小渕氏は「政治とカネ」の問題を抱える。14年に関連政治団体の政治資金収支報告書の虚偽記載などが発覚し、経済産業相を辞任した過去があり、「説明責任を果たしていない」との批判は今も残る。党役員に充てたのは、定例記者会見があるため、追及を受ける機会が多い閣僚への起用は難しいとの判断もあったとみられる。

 秋本真利衆院議員(自民党を離党)が受託収賄容疑で逮捕されるなど政治とカネを巡る問題が自民で相次ぐ中、小渕氏の起用は政権にとってリスクとなる可能性もはらむ。党幹部は「過去の政治資金問題は、いずれ小渕氏が乗り越えなければならない『壁』だ。その壁を越えられるかが試されている」と話す。【小田中大】

8827OS5:2023/09/12(火) 19:20:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a096c0f5eaf1a7da60cd9aa23fe5b35a85b3b28
小渕氏「要職」ザワつく永田町 同じ派閥 茂木氏との“因縁”とは
9/12(火) 18:32配信


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テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

13日に迫る内閣改造と自民党の役員人事。幹事長や官房長官など主要ポストでの留任が相次ぐなかで、小渕優子氏を「自民党の要職」に起用した岸田総理大臣の思惑に迫ります。

■あす内閣改造 茂木幹事長ら留任

 13日に迫った自民党の役員人事と内閣改造。すでに分かっているのが党の4役です。「幹事長」の茂木氏と「政調会長」の萩生田氏は留任。「総務会長」は森山氏が任される方向です。

 一方、新たに「選対委員長」に内定したのが小渕優子氏です。この小渕氏の起用に…。

 自民党関係者:「茂木氏への嫌がらせだ」

■同じ派閥 茂木氏との“因縁”とは
 
 永田町がざわついた茂木氏と小渕氏、2人の因縁とは。自民党の「選対委員長」に内定した小渕優子氏。女性の積極登用をアピールする狙いもありますが、こんな見方も…。

 自民党ベテラン議員:「岸田総理は茂木幹事長にかなり不満を持っている」
 自民党関係者:「茂木氏への嫌がらせだ」

 来年秋の総裁選で岸田総理のライバルとなり得る茂木幹事長。同じ茂木派の小渕氏は森元総理ら重鎮から将来の総裁候補として期待されています。党の幹部に小渕氏を起用することで、茂木氏の出馬を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられます。

 自民党関係者:「茂木氏が総裁選に出ようものなら小渕氏を優遇するぞという警鐘だ」

 一方で、小渕氏を不安視する声も…。

 自民党ベテラン議員:「本人は地元で会見をして、それで済んだという認識があるんだろうけど、それではなかなか通らないだろう」

 小渕氏といえば、秘書が有権者にワインを配ったり…。家宅捜査を前にパソコンのハードディスクをドリルで壊したことなどの責任を取り、経産大臣を辞任した過去があります。

 さらに、党の4役のうち2つを茂木派が握ることで、他の派閥からの不満が起こりかねません。総理は閣僚の人事でバランスを取るとみられますが、河野デジタル大臣、高市経済安保担当大臣ら3人は留任する見込みです。

■汚染水発言の野村大臣「疲れた」
 
 一方で、閣僚入りを諦めた人も…。

 茂木派 野村哲郎農林水産大臣:「処理水を汚染水と言い間違えたことについて、全面的に謝罪して撤回したいと思います」

 「汚染水」発言が問題になった野村農水大臣です。

 茂木派 野村哲郎農林水産大臣:「多分、きょうが最後の記者会見になろうと思います。私も、もう年齢が80歳になりますのでちょっと疲れたなと…」

■木原副長官は“交代”党で起用

 また、週刊誌でスキャンダルが報じられた木原官房副長官は退任させ、党の役職で起用する見通しです。

テレビ朝日

8828OS5:2023/09/12(火) 19:23:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023091100979&amp;g=pol
改造人事、総裁選を意識 実力者取り込み、刷新感カギ―岸田政権
2023年09月12日07時04分


 岸田文雄首相が本格調整に入った内閣改造・自民党役員人事には、党内各派の実力者を取り込んだ「総主流派」体制を構築することで、来年秋の党総裁選を乗り切ろうとの思惑がにじむ。ただ、党内対策に偏れば新味に乏しい人事となりかねず、政権浮揚へ刷新感をどう打ち出すかが焦点だ。

 首相は11日朝、外遊先から帰国後、萩生田光一政調会長をひそかに公邸へ呼び込んだ。13日の人事について協議したとみられる。萩生田氏は森山裕選対委員長とともに要職での起用が有力となっており、永田町には「萩生田官房長官」説が駆け巡った。
 首相は午後に党本部で再び萩生田氏と会ったほか、森山氏や続投させる方向の茂木敏充幹事長、麻生太郎副総裁とも相次ぎ会談。幹事長や官房長官といった「骨格の人事は固まったのか」との記者団の問いかけには応じなかった。
 萩生田氏は最大派閥・安倍派で空席が続く会長ポストの有力候補と目される。茂木、森山両氏はそれぞれ派閥トップ。麻生派領袖(りょうしゅう)の麻生氏は首相の後見役を自任する。政権の要所に有力者をつなぎ留めようとの思惑は明らかだ。
 政権内では、2021年の前回総裁選で首相と争った河野太郎デジタル相と高市早苗経済安全保障担当相の留任案も浮上。総裁選出馬への意欲を隠さない西村康稔経済産業相の要職起用も有力で、石破茂元幹事長についても閣内での処遇が取り沙汰される。政府関係者は首相の人事方針について、「総裁選に向け、ライバルに力を蓄えさせないことを意識しているのだろう」と指摘する。
 党内には、低迷する内閣支持率を再浮上させるには「若手、女性を大胆に登用し、新たな改革志向を打ち出すのが最も大事だ」(党関係者)との声も上がる。首相は政権基盤の安定と人事の浮揚効果のバランスをどう取るかで苦慮しそうだ。

8829OS5:2023/09/12(火) 19:27:43
ふぁ!?
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023091200998&amp;g=flash
【速報】自民党の木原稔氏の防衛相就任が固まった
2023年09月12日19時21分


自民党の木原稔氏の防衛相就任が固まった

8830OS5:2023/09/12(火) 20:06:54
>>8829
あっ、木原違いか!😓

8831OS5:2023/09/12(火) 20:18:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/74a26fd8e64b6ffbc1114106a6a2421944c9fcd7
外相に上川陽子氏、女性閣僚5人 第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ決まる
9/12(火) 20:06配信


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産経新聞
上川陽子氏

岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造と党役員人事で、外相に上川陽子元法相の起用を決めた。防衛相には木原稔元首相補佐官を初入閣させる。女性5人を閣僚として起用するとともに、党人事でも小渕優子組織運動本部長を選対委員長に充てる。政権の骨格は維持しつつ、女性の積極起用と11人の初入閣で刷新感を打ち出す。

【各社報道を比較】岸田内閣の支持率

初入閣のうち女性は3人。こども政策担当相に加藤鮎子元国土交通政務官▽地方創生担当相に自見英子内閣府政務官▽復興相に土屋品子元厚生労働副大臣-を起用する。

さらに、厚生労働相に武見敬三元厚労副大臣▽総務相に鈴木淳司元総務副大臣▽法相に小泉龍司衆院議員▽農林水産相に宮下一郎元財務副大臣▽文部科学相に盛山正仁元法務副大臣▽環境相に伊藤信太郎元外務副大臣▽国家公安委員長に松村祥史元経済産業副大臣-を起用する。

このほか経済再生担当相として、新藤義孝元総務相を再入閣させる。

一方、内閣の要である松野博一官房長官は留任させる。鈴木俊一財務相、西村康稔経済産業相と、公明党の斉藤鉄夫国土交通相も続投させる。

河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相も留任。両氏は令和3年の党総裁選を争った首相のライバルだが、引き続き閣内で処遇する。河野氏は新内閣の看板施策に据えるデジタル行財政改革担当相を兼ねる。

党役員では森山裕選対委員長を総務会長に起用する。萩生田光一政調会長と高木毅国対委員長は続投が決まった。麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長も留任で、政権の骨格を維持する。

官房副長官には村井英樹首相補佐官、森屋宏参院議員を起用する。

首相は13日午前の党臨時総務会で党四役を指名する。臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめた後、組閣本部を設置して新閣僚を呼び込む。皇居での認証式を経て、第2次岸田再改造内閣を発足させ、記者会見に臨む。

8832OS5:2023/09/12(火) 21:32:09
・林外相と加藤厚労相が外れた
・小渕選対委員長はお飾り+茂木の牽制
・安倍派5人衆はバランス崩さず睨み合ってて欲しいから全員留任


総理大臣 岸田文雄 岸田派

総務大臣 鈴木淳司 安倍派
法務大臣 小泉龍司 二階派
外務大臣 上川陽子 岸田派 再
財務大臣 鈴木俊一 麻生派 留任
文科大臣 盛山正仁 岸田派 
厚労大臣 武見敬三 麻生派
農水大臣 宮下一郎 安倍派
経産大臣 西村康稔 安倍派 留任
国交大臣 斉藤鉄夫 公明党 留任
環境大臣 伊藤信太郎麻生派
防衛大臣 木原稔  茂木派
官房長官 松野博一 安倍派 留任 
デジ担当 河野太郎 麻生派 留任
復興大臣 土屋品子 無派閥
国家公安 松村祥史 茂木派
こども政策加藤鮎子 谷垣G
経済再生 新藤義孝 茂木派 再
経済安保 高市早苗 無派閥 留任
地方創生 自見英子 二階派

副総裁  麻生太郎 麻生派 留任
幹事長  茂木敏充 茂木派 留任
政調会長 萩生田光一安倍派 留任
総務会長 森山裕  森山派 横滑
選対委員長小渕優子 茂木派
国対委員長高木毅  安倍派 留任

参院幹事長世耕弘成 安倍派


数字は派閥人数。当役員+留任or再任+新任
安倍派 5人衆全員留任 萩生田政調会長・高木国対委員長・
100 世耕参院幹事長・松野官房長官・西村経産大臣 
  3+2+2

麻生派 麻生副総裁・鈴木財務相・河野デジタル相留任
055 1+2+2人

茂木派 茂木幹事長留任 小渕選対委員長新任 加藤勝信外れる
054 2+1+2人

岸田派 林芳正外れる
046 0+1+1人 他に官房副長官(村井英樹・森屋宏)

二階派 武田良太無役のまま
041 0+0+2人

森山派 森山裕が総務会長に横滑り
008 1+0+0人   

谷垣G 0+0+1人

無派閥 石破茂無役・小泉進次郎・野田聖子無役のまま
    0+1+1人 

公明党 0+1+0人

8833OS5:2023/09/13(水) 07:13:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f5cc75458ee51a4b18788b4185c0638a6107624
「政治とカネ問題が再燃する」小渕優子氏の選対委員長抜てきに不安の声 自民党役員人事、首相周辺「茂木氏けん制の意味合いも」
9/13(水) 6:00配信

西日本新聞
自民党の小渕優子=4月、大分県

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、陣容をほぼ固めた内閣改造・党役員人事で、続投方針の茂木敏充幹事長など政権の骨格を維持する一方、小渕優子組織運動本部長(49)を党四役の選対委員長に抜てきする。女性登用と世代交代による刷新感を演出し、次期衆院選の「顔」に据えたい考え。ただ小渕氏の「政治とカネ」問題はくすぶっており、もろ刃の剣になりかねない。

 首相は外遊から帰国した11日、茂木氏ら党幹部8人と相次いで個別に会談。中でも、党四役(幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長)や参院幹部ではない小渕氏との会談は党内の耳目を集め、「小渕選対委員長」に一気に傾いた。

 小渕恵三元首相の娘で、将来のリーダーとして有望視され、選挙の応援弁士としても引く手あまたの小渕氏。一方で、2014年に関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件が発覚し、経済産業相を辞任。説明責任を果たしていないとの指摘は根強く、表舞台から遠ざかっていた。選対委員長登用は予算委員会などで追及されやすい閣僚と比べ「ダメージは最小限に抑えられる」(与党関係者)との打算もにじむが、党内には「問題が再燃する」と不安視する向きもある。

 抜てきは首相側の事情も垣間見える。小渕氏は茂木氏率いる茂木派に所属し、党四役に同じ派閥の議員が並ぶのは異例。来年の党総裁選に向け、首相は「ポスト岸田」をうかがう茂木氏への警戒を強めており小渕氏に活躍の場を与えるのは「茂木氏をけん制する意味合いもある」(首相周辺)。最大派閥安倍派に影響力を振るう森喜朗元首相も重用を求め、呼応した形だ。

 この他、総務会長への横すべりが固まった森山裕選対委員長は、衆院小選挙区定数「10増10減」に伴う候補者調整をまとめた手腕が評価された。四役の一角にとどまり、政権中枢と、菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ら非主流派との橋渡しも引き続き担う。

 安倍派の萩生田光一政調会長は留任濃厚。閣僚ポストも浮上したが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題が再びクローズアップされるのを避けたとの見方が強い。首相の安倍派への配慮が色濃く出ている。

 (大坪拓也、岩谷瞬)

西日本新聞

8834OS5:2023/09/13(水) 07:18:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/68ffc5882d4cf1e1662b67f45f0ae61b9b063e68女性・待機組を積極登用 岸田首相、総裁再選へ多方面に配慮 安定重視も火種抱える
9/13(水) 7:13配信


時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相=12日午前、東京・永田町の同党本部

 岸田文雄首相(自民党総裁)が13日に行う内閣改造・党役員人事は、政権安定を最重視しつつ、女性議員と各派閥の「入閣待機組」も積極的に取り込んだ。

 世論の動向と各派閥の意向の双方に配慮した。年内の衆院解散・総選挙も取り沙汰される中、首相は来年秋の総裁再選を最大の目標として新たな布陣を構想したが、火種も抱えた再出発となりそうだ。

 再改造内閣の閣僚19人のうち女性は5人で、現在の2人から大幅増。外交の継続性の観点から続投するとみられていた林芳正外相は同じ岸田派の上川陽子幹事長代理と替わる。上川氏はこれまで3回法相に就任し、安定感には定評がある。子育て世代の加藤鮎子氏をこども政策担当相に充て、刷新感もアピールする。

 党人事では、選挙実務を担う選対委員長に茂木派の小渕優子氏を起用。同派会長の茂木敏充幹事長が留任するため党四役のうち2ポストを同一派閥で占めることになり、他派閥から不満が出る可能性もある。

 内閣の要となる官房長官や財務相が留任するのは、最大派閥の安倍派と第2派閥の麻生派のバランスも考慮した結果だ。首相が前回総裁選を争った高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相も閣内にとどめる。各派が推した入閣候補も一部受け入れた。総裁選を意識した「総主流派」体制づくりが明確となった。

 ◇青木氏の遺志
 小渕氏登用の背景には、「参院のドン」と称され、6月に死去した青木幹雄元官房長官の「遺志」が働いた。安倍派に今も影響力を及ぼす森喜朗元首相が実現に動き、首相は長老らの期待に応えた形となった。

 「心残りは小渕(恵三元首相)さんのお嬢さんのことだろう。あなたの夢、希望がかなうよう最大限努力する」。森氏は8月29日、青木氏の党葬で弔辞を述べ、早大時代からの青木氏との長い交流を振り返りながらこう締めくくった。党葬には首相も参列した。

 青木氏は小渕内閣で官房長官を務め、父の急死で地盤を継いだ優子氏を目にかけてきた。昨年8月、早大つながりの首相と森、青木両氏が会食。青木氏はこの場に同席した小渕氏を「登用してほしい」と首相に直談判した。

 会長不在の安倍派の新指導部の顔触れは、森氏の意向に沿う形で決着した。首相とすれば「森氏の意向に応じれば、来年秋の総裁選で安倍派の支持を得られやすくなる」(政府関係者)との思惑もあった。

 青木氏は首相に、かねて折り合いの悪かった茂木氏を要職から外すよう言い残していたとされる。「ポスト岸田」への野心をちらつかせる茂木氏と同じ党四役に小渕氏を充てることで、茂木氏の突出に歯止めをかける効果も期待したとみられる。

 ◇今なお「説明不足」
 小渕氏の起用は「もろ刃の剣」となりそうだ。政治資金問題で2014年に経済産業相を辞任したが、今も「説明不足」の烙印(らくいん)を押されたまま。小渕氏は13日の就任会見で早速、質問を浴びることになり、再びこの問題が蒸し返される可能性もある。

 野党も秋の臨時国会などで政権への攻勢を強める構え。立憲民主党の岡田克也幹事長は12日の記者会見で、小渕氏について「説明が十分だとは思っていない。より説明責任が求められる」と指摘した。

8835OS5:2023/09/13(水) 07:18:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/486f09b717a795928aaed7f20f3ec5d2018fbb58
「ドリル優子」は禊ぎが済んだ? 小渕優子氏を目玉にする岸田首相の人事が「巧み」な理由
9/13(水) 6:32配信


AERA dot.
AERA dot.

 岸田文雄首相は、9月13日に内閣改造とともに自民党の役員人事に着手する。選対委員長に小渕優子元経産相をあてる方針を固めたという。


 小渕氏は故小渕恵三元首相の長女で、2000年5月に父の急死後、地盤を引き継ぎ衆院群馬5区で初当選した。当選8回を数え、2008年の麻生政権では、戦後最年少で少子化担当相として入閣し、その後は経産相も務めた。

 小渕氏の起用について、自民党幹部は次のように説明する。

「解散総選挙も近いとみられ、岸田首相は女性活躍を掲げているだけに、積極的な登用は絶対に必要だった。党役員人事でも『男ばかりが並ぶとな……』と渋い顔だった。小渕氏もいろいろあったが禊ぎが済んだと判断して、岸田首相は党人事の目玉で選対本部長起用だ」

「いろいろ」とは、小渕氏が関係した「政治とカネ」の問題だ。

 2014年、小渕氏の政治団体で不明朗な会計処理が週刊誌報道で発覚。東京地検特捜部が会計担当(当時)の元秘書らの自宅や関係先を家宅捜索し、刑事事件に発展した。15年には元秘書2人が政治資金規正法違反罪(虚偽記載など)で有罪判決を受けた。

 判決によると、両被告は小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」(東京)の政治資金収支報告書で、未来研から地元・群馬側の政治団体に計約5600万円の寄付があったように装ううその記載をした。また、群馬側の政治団体の収支報告書でも、計約2億円のうその記載をするなどした。これら虚偽記載は、もともと未来研で一部の支出を収支報告書に記載せず、実際の預貯金残高と書面上に1億円ものずれが生じたため、それを解消するためだった。

 この件で、小渕氏は経産相を辞任し、自身も刑事告発された。結局、嫌疑不十分で不起訴となったものの、世間の疑念を払しょくできなかったのは事務所が驚きの対応をしたことが大きい。

 家宅捜索に入る直前、小渕氏の事務所は重要な証拠となりうる複数のパソコンのハードディスクに電気ドリルで穴をあけて破壊したのだ。「ドリル優子」と異名をとるようになったゆえんだ。

 当時の捜査幹部は、

「ガサが入るのがうすうすわかって、ハードディスクをドリルで破壊するなんてことははじめてだ。こういう時代だから、少々の破壊ならなんとかデータは復旧できる。しかし、ドリルで穴あけたもんだから、まったくデータは復旧できなかった。それもあって事件は秘書、会計責任者止まりで終わってしまった」

 と振り返る。

 ドリルでの破壊は大きくニュースでも報じられた。

「地元で小渕恵三元首相は知っているが小渕優子と名前を聞いて最初はピンとこない人もけっこういるんだ。しかし、ドリル優子っていうと、ああ知っているって。それくらい不名誉な名前が売れてしまった悲しい現実がある」

 と小渕氏の地元の地方議員は話す。

 ようやく表舞台に戻ってきた小渕氏には、かねて後ろ盾がいた。小渕元首相の最側近で参議院のドンと呼ばれた青木幹雄元官房長官だ。今年6月に亡くなったが、生前、取材した際には、小渕氏について「実力はお父さん以上だよ」と期待を寄せており、次のようにエールを送っていた。

「(事件で)躓いてしまったが、自分が元気なうちに女性初の総理になってほしいもんだわ。ドリルはいかんが、これくらいで政治の世界でへこたれてはいけない。今は我慢の時、これを乗り切れば道は開ける」

8836OS5:2023/09/13(水) 07:18:49
 また、青木氏は早稲田大学の同窓でもある森喜朗元首相、岸田首相とも親しいことから、「森さんにも、岸田首相にもお願いしておかないと」とも語っていた。

 一方、小渕氏が所属する茂木派内の反応はどうか。茂木敏允幹事長も続投という方針で、党4役のうち茂木派が2役を占める。このことは「喜ばしい」としながらも、派閥の未来を懸念する声も出ている。

「茂木幹事長は、小渕氏を推していた青木先生とは不仲で『茂木はまだまだ』と常日頃、言われていた。派閥では茂木幹事長より小渕氏を将来の首相にという声もある。来年秋の自民党総裁選には、茂木幹事長も出たいはず。派閥が割れなければいいが……」(茂木派の国会議員)

 小渕氏は次期総裁選をにらんで「党役員なら幹事長、入閣なら経産相より上を」と周囲には漏らしていたという。

 岸田派の国会議員によると、やはり、今回の人事は岸田首相の総裁選に向けた布石という意味もあるようだ。茂木派の2人の有力者を党役員に据えた理由を解説する。

「来年の自民党総裁選のライバルを2人、党役員で取り込んだのは大きい。それに、森氏も小渕氏をぜひ入閣か党役員にとインタビューでもアピールしており、最大派閥の安倍派のメンツも立てたことになる。小渕氏の台頭で茂木幹事長も総裁選に手を上げにくくなったはず。岸田首相の巧みな人事だ」(岸田派の議員)

 岸田首相の“思惑”どおりになるか。(今西憲之)

今西憲之

8837OS5:2023/09/13(水) 07:19:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e084207cefafce2298a65a6d88b56c37011f27c7
岸田首相、内閣改造・党役員人事で各派のバランス重視
9/13(水) 0:14配信

産経新聞
官邸に入る岸田文雄首相=12日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)が13日に行う内閣改造・党役員人事では、党内の各派に配慮したバランス重視の姿勢がみられた。


閣僚人事では、最大派閥の安倍派(清和政策研究会)と第2派閥の麻生派(志公会)からそれぞれ4人を登用した。

第3派閥の茂木派(平成研究会)は領袖の茂木敏充幹事長が留任し、さらに小渕優子組織運動本部長を党四役の選対委員長に起用。閣僚も3人を登用した。

首相が率いる第4派閥の岸田派(宏池会)と非主流派とされる二階派(志帥会)はそれぞれ2人が入閣した。

一方、最少派閥の森山派(近未来政治研究会)は入閣者を出さなかったが、領袖の森山裕選対委員長を党三役の総務会長に充て、重視する姿勢をみせた。

8838OS5:2023/09/13(水) 07:20:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6d2ef8b55481a20ed40d72ec45345904ffb9fd1
内閣改造で公明が国交相ポストを維持 岸田首相、選択肢乏しく
9/12(火) 22:04配信
産経新聞
与党党首会談後に記者団の取材に応じる公明党の山口那津男代表=12日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が13日に行う内閣改造で、公明党の斉藤鉄夫国土交通相を留任させる方針が固まった。国交相ポストは平成24年から公明が占め、自民党内から「奪還論」も出ていた。首相は早ければ今秋にも想定される衆院解散・総選挙を意識し、自公関係の安定化を最優先したといえる。しかし、海上保安庁を所管する国交相は安全保障面での役割が大きく、「平和の党」を標榜(ひょうぼう)する公明がポストを握り続けることには懸念も残る。


■「しっかり担っていきたい」と意欲

「ポストや人物はあくまで公明の要望。任命するのは首相側なので、判断はお任せしたい」

山口氏は12日、首相と会談後、記者団にこう述べた。具体的な言及は避け、任命権者である首相への配慮を見せた。

だが、前日の11日夜、さいたま市内で報道陣に非公開で開いた石井啓一幹事長の党会合では様子が違った。参加者によると、山口氏は、いかに国交相ポストが市民生活と関わるかを力説し、「首相とよく相談をして、公明党がしっかりと担っていきたい」と語り、意欲を示したという。

地方から要望を吸い上げることで存在意義を示してきた公明にとって、道路や港湾、住宅など生活に密着した所管が多い国交相は、「もっともふさわしいポスト」(公明幹部)だ。その裏で10年以上、ポストを譲ってきた自民内では国交行政に明るい議員が減った。5月に衆院選での東京での選挙協力を巡る自公関係が悪化すると「そろそろ返してほしい」(幹部)との声もあがった。

■公明閣僚に中国へ強硬姿勢取れるか

ただ、首相は8月に山口氏と会談し、「地に落ちた」(石井氏)とされた信頼関係を修復するため、合意文書の作成を自ら願い出た経緯がある。人事の要望をむげにすれば再び関係がこじれかねない。公明関係者は「首相にとって、今回の人事で国交相ポストはそれほど選択肢はなかったのではないか」と見る。

一方、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺では中国の海警局船が領海侵入を繰り返すなど緊張が高まる。中国は台湾に侵攻する場合、大量の偽装漁船で押し寄せるなど軍事と非軍事を組み合わせた「ハイブリッド戦」を仕掛けるとの指摘がある。初動対応を担うのは海上保安庁であり、国交省の管轄だ。

海保は事態の進展に合わせて自衛隊へ対応を引き継ぐ必要がある。公明は伝統的に中国との友好関係を重視しており、自民の防衛族議員は「公明党の閣僚に土壇場で強硬姿勢が取れるか不安だ」と懸念する。(市岡豊大)

8839OS5:2023/09/13(水) 07:22:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/4647c9624efff9c01d89650e854f01c1424545bb
内閣改造...目玉は「女性活躍」 ベテランと若手「安定感」×「刷新感」
9/13(水) 0:17配信
13日に行われる内閣改造について、岸田首相は全ての閣僚の顔ぶれを固め、女性が過去最多に並ぶ5人となることがわかった。

岸田首相はどのような狙いで顔ぶれを固めたのだろうか。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・阿部桃子記者が中継でお伝えする。

政権の骨格は維持しつつ、政権浮揚にもつなげたい岸田首相が、人事の目玉として当初からこだわったのが「女性活躍」。

「過去最多タイ」を実現するため、自らの派閥の実力者・林氏をあえて外相から外し、派内のベテラン・上川氏を充てる一方、当選回数が少ない40代の加藤鮎子氏と自見英子氏を抜てきした。

いわば「安定感」と「刷新感」を同時に演出した形で、自民党内から「女性活躍と派閥のバランスがうまくとれた人事だ」との評価が聞かれる。

ただ、「政策重視ではなく女性を多くすることが目的の抜てきだ」との見方や、「無理な登用であれば不祥事のリスクも高まる」との懸念もあがっている。

一方、高市氏と河野氏を続投させたことについて、ある関係者は「ライバルをおりの中に閉じ込めた」と話していて、2024年の総裁選に向け、岸田首相の再選戦略が色濃くにじんだ人事とも言える。

8840OS5:2023/09/13(水) 09:44:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/461e5955cb287ec72b6bfa34af05262e40c5f922
再エネ汚職(上) 脱原発旗手と風力業界顔役 つないだ競馬とカネ
9/11(月) 7:30配信
産経新聞
秋本真利容疑者

「青森県について、心配な事象を把握した」

平成31年2月、衆議院予算委員会。秋本真利は青森県の洋上風力発電事業計画について、熱弁をふるっていた。手にしていたのは青森県にある自衛隊関連施設が「事業の支障になりうる」と記載された未公開資料。秋本は「洋上風力が青森県でもしっかりと展開されるべきだ」と強調した。


自民党では異端の「脱原発派」として再生可能エネルギーを推進する秋本だが、地盤は千葉。なぜ、縁のない青森の個別案件に触れたのか。背後には「黒幕」がいた。青森県で洋上風力発電開発を進めていた「日本風力開発」の社長だった、塚脇正幸だ。

国会質問の1カ月後、塚脇は秋本に3千万円を無利子・無担保で貸し付けた。4カ月後の令和元年7月、秋本は、日本中央競馬会(JRA)に個人馬主として登録した。登録には一定の個人資産が必要で3千万円は、そのための「見せ金」だった。

海上に設置した巨大風車を回す洋上風力発電。発電効率の高さなどから国は再生可能エネルギーの主力電源化の「切り札」と位置づけるが、開発立地や業者選定のルール整備などハードルも多く、開発は道半ばだ。

洋上風力に社運を懸ける塚脇と、「再エネの旗手」だった秋本。両者を結び付けたのは、共通の趣味である競馬だった。

「再生可能エネルギーの分野で自民党、いや、日本の政界の中で第一人者といってもいい」

令和3年の衆院選、千葉9区で4選を目指す秋本真利の応援に駆け付けた河野太郎は、こう持ち上げた。外相などを歴任し、辛辣(しんらつ)な物言いで知られる河野が手放しで若手議員を褒めるのは異例。自民党内の脱原発派として数少ない「同志」であることが要因だった。

千葉県のサラリーマン家庭に生まれた秋本は、高校卒業後に自動車レーサーを目指し渡米するもかなわず帰国。その後、同県富里市議に当選した。そのころ出会ったのが、通っていた法政大大学院で特別講師を務めていた河野だ。

核燃料サイクルに関する河野の質問にスラスラ答えた秋本を、河野が「国会議員にならないか」と誘った-。秋本は周囲にそう語るが、地元政界関係者は秋本を「市議時代は別の地元国会議員にべったりだったが、国会議員に当選してから離れた。自分の利益にならないことはすぐに捨てられるタイプ」と評す。

国会議員となった秋本は、平成29年に党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の事務局長に就任。ますます再エネにのめり込んで「族議員」を自任するようになり、政治活動の資金面でも再エネ業界を頼った。

事実、秋本の政治資金収支報告書には複数の企業からの寄付の記載が並ぶ。ただ、一切記載のない有力な支援企業があった。11年に塚脇正幸が創業した「日本風力開発(日風開)」だ。

大手総合商社を経て日風開を立ち上げた塚脇は大手電力会社と渡り合ってきた再エネ業界の顔役の一人。「風力は(将来の)石油。要のエネルギー資源になる」が口癖で「ガッツがあり頭もよく、人付き合いは天才的」(業界関係者)との評価の一方、強引な手法は周囲に危うさを感じさせるものだったという。

塚脇は再エネの中でも事業規模が大きい洋上風力発電に着目。影響力を頼ろうと秋本に接近したが、そのツールが「馬」だった。

風力発電関連施設を視察するのと並行して地方の厩舎(きゅうしゃ)を視察するなど、秋本の競馬好きは一部で有名だった。以前から自身も競走馬を所有していた塚脇は、秋本に個人馬主になることを提案。登録条件の「保有資産7500万円以上」を満たすため、3千万円を現金で気前よく貸した。

「見返り」は、日風開が受注を目指していた青森の洋上風力発電に関する平成31年2月の国会質問。国土交通省関係者の間では「唐突過ぎる」とささやかれたという。

2人の蜜月はさらに加速する。令和3年秋には共同運営する馬主組合「パープルパッチレーシング」を設立。塚脇は自らは表に出ず、会計士の知人を代表に据えた。レースの出走や種付けなどの実務は秋本が一手に請け負い、塚脇は資金を提供し続けた。

8841OS5:2023/09/13(水) 09:45:34

秋本は4年2月、国会質問で洋上風力発電事業の公募の審査基準の見直しを要求。10月に公募改定案が公表された翌日、議員会館で「馬の購入代」として現金1千万円が秋本側に渡った。

永田町では、秋本と塚脇の関係は知る人ぞ知るものになっていた。再エネの急先鋒は、いつしか日風開の「代弁者」に変貌していた。

政界関係者によると、東京地検特捜部の逮捕が近づき、任意聴取を受けていた秋本は、内閣改造などの話題で盛り上がる政界をよそに、こんな心配事を漏らしたという。

「競走馬、大丈夫かな」



再生可能エネルギー拡大の「切り札」とされる洋上風力発電が汚職の舞台となった。クリーンさの裏で利権を生み出した再エネの実態を解剖する。(敬称略)


https://news.yahoo.co.jp/articles/64e2cc910c9f9a18141f73b692ef49087d89af50
再エネ汚職(中) 入札敗れ「政治の力」商社に対抗 ルール変更要請
9/12(火) 7:30配信
周囲を照らす極彩色の巨大な武者人形が夜道を練り歩き、威勢のいい「ラッセラー」の掛け声が響いた。


8月上旬、青森市で行われた「青森ねぶた祭」。桃太郎をかたどった山車の台座に、青森・陸奥湾の洋上風力発電事業への参入を目指す日本風力開発(日風開)の名前があった。昨年、初めて祭り参加者のスポンサーとなり、今年も社員ら数十人が現地入りしていた。「地域貢献」の一環だった。

所有者のいない海に設置される洋上風力発電の施設は、国が整備する区域を事前に指定する。「準備区域」「有望区域」「促進区域」の順に段階が進み、最後は入札で開発事業者を選ぶ仕組み。区域の指定には地元の反応も考慮されるとされ、候補地に食い込もうとする企業は多い。

ただこの時、日風開の前途には暗雲が垂れこめていた。ねぶた期間中の8月5日、社長(当時)の塚脇正幸(64)が洋上風力発電事業を巡り衆院議員の秋本真利(48)に賄賂を贈った疑いがあるとして、本社が東京地検特捜部の家宅捜索を受けたからだ。

令和2年、首相(当時)の菅義偉が2050(令和32)年までに脱炭素社会を達成する「カーボンニュートラル」を宣言。洋上風力発電は目標達成の切り札とされ、国は2040(令和22)年までに発電能力で3千万〜4500万キロワットを導入すると掲げる。

平成31年4月には事業推進のための「再生エネ海域利用法」が施行され、区域の指定も順次開始されたが、特徴は事業規模の大きさにある。小型のものだと数億円で建設できる陸上風力発電と違い、洋上風力のそれは数千億円以上だ。

最も「地元」に食い込んだ業者が、事業を受注する-。関係者によると、風力発電業界には長年、こうした慣習があった。だが令和3年12月、この慣習を打ち破る出来事が起こった。

洋上風力発電で初となる大規模入札で、三菱商事のグループが日風開を含む既存の風力発電業者などを抑えて秋田県沖と千葉県沖の計3区域を全て落札。圧倒的な低価格が勝因だった。

予想外の結果は「三菱ショック」と呼ばれ、業界は騒然となった。外資系の最大手と組み、うち2区域の入札に参加して敗れた日風開にとっても、衝撃は大きかった。同社関係者は「最低、1つは取れるとみていた」と打ち明ける。

焦った塚脇は資本の力ではなく、「政治の力」で入札の審査条件そのものを変えることを志向した。業界団体や旧知の大学教授に働きかけ、価格だけでなく、地元への密着度や事業開始時期の早さなどを条件に加えるべきだと論陣を張った。

そして頼ったのは、同じ法政大出身で脱炭素を掲げた菅を「オヤジ」と慕う「再エネ族議員」の秋本だった。

4年2月17日の衆院予算委員会。既に2回目の入札公募が1回目と同じ基準で始まっていたが、秋本は「2回目から評価の仕方を見直してもらいたい」と、経済産業相(当時)の萩生田光一に迫った。

その翌月、萩生田は2回目の入札を停止。審査基準を見直してから再開すると公表した。半年後の10月、実際に審査基準は変わった。

価格重視である点は変わらず、霞が関でも基準の変更自体は「穏当なもの」と受け止められたが「多少とも有利になったのは間違いない」(検察幹部)。その翌日、日風開社員が衆院議員会館の秋本の事務所を訪れた。持っていた袋の中にあったのは、現金1千万円の束だった。

「洋上風力は結局、政治家の力に頼らざるを得ない。(塚脇は)仮にカネがかかっても、プロジェクトが取れるなら安いものだと思ったのだろう」。ある業界関係者は、こう打ち明けた。(敬称、呼称略)

8842OS5:2023/09/13(水) 09:46:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c780e9997d460502ede4ec45399939551efb5cc2
再エネ汚職(下) 「脱原発」歪んだ構図 利権争い生んだ業者優先政策
9/13(水) 7:30配信

産経新聞
東京電力福島第1原発事故直後に行われた陸上自衛隊の特殊消防車による放水作業=平成23年3月18日(陸自提供)

自民党の衆院議員でありながら「脱原発」の旗手として洋上風力発電事業の推進を推し進めた末、業者から賄賂を受け取った疑いで東京地検特捜部に逮捕された秋本真利。再生可能エネルギーをライフワークとするようになった原点は「3・11」だった。


平成23年3月、母親の故郷・福島で起きた東京電力福島第1原発事故。「脱原発は、亡くなった母への誓いなんです」。秋本は、古くから知る地元議員に以前、そう漏らしたという。

秋本の母の故郷である福島県新地町は、津波と原発事故で甚大な被害を受けた。その母は事故の翌年に死去。千葉県富里市議を経て国政に打って出た秋本が初当選を果たす直前だった。

地元議員は「市議時代は学校給食とか、地元に密着した話ばかりだったが、原発事故を機に変わった」と振り返る。

秋本にとって、再エネに携わる出発点となった原発事故。それは国にとっても、エネルギー政策の大きな転換点でもあった。

◆再エネの活用しかない

日本で化石燃料以外のエネルギーが注目され始めたのは、半世紀前にさかのぼる。

昭和48年の第1次石油危機をきっかけに、石油依存からの脱却が叫ばれるようになった。平成に入る前後には地球温暖化が世界的な問題に。平成9年に温室効果ガスの削減をうたった京都議定書が採択され、17年に発効すると「脱石油」は決定的になった。

ただ、主役は大規模で安定した電力供給が可能な原子力発電。21年には首相(当時)の鳩山由紀夫が国連気候変動首脳会合で温室効果ガス排出の「25%削減を目指す」と宣言したが、頼りにしたのは原子力だった。

その流れを一変させたのが23年の原発事故だ。原子力にも石油にも頼らず、電力需要に応える。そのためには再エネの活用しかない。

原発事故時の首相、菅直人は同年5月、再エネの割合を「2020年代の早い時期に20%に引き上げる」とし、翌24年7月には再エネからつくられた電気を、市場より割高に買い取ることを事業者に義務付ける固定価格買い取り制度(FIT)をスタートさせた。

効果はてきめんだった。新規参入が相次ぎ、制度の主力となった太陽光発電のエネルギー供給量は、24年から令和3年の間に約13倍にまで拡大した。

◆腐敗やひずみも

存在感を示し始めた再エネ。ただ、その裏で腐敗やひずみも蓄積されていった。

太陽光発電では立地などを巡って近隣住民と事業者のトラブルや訴訟が続発。計画したが資金繰りなどで稼働できない案件も増え、今年6月には約5万件がFIT認定を取り消された。秋本を逮捕した東京地検特捜部は近年、毎年のように再エネを舞台にした経済事件の摘発を続けている。

「今回の事件でエネルギー政策の膿(うみ)が出た」。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の杉山大志は指摘する。問題視するのは、現在の日本の再エネ政策がFITなど事業者側に利益を与える制度に偏っていることだ。

太陽光パネルや風力発電の風車といった技術開発では、中国や欧米に後れを取っている。ある電力関係者は「完全に(海外に)主導権を握られている」と嘆く。

杉山は「既存の政策は、事業者同士の利権争いを起こし『安く電気を買う』という国民の利益を破壊するものだ。基礎研究や技術開発への投資を強めるべきだった」と話す。

原発事故後に促進され、利権を生んだ再エネ市場。現実を直視し、政策そのものを根底から見直さない限り、再び事件は繰り返される。(呼称、敬称略)



この連載は石原颯、桑波田仰太、末崎慎太郎、深津響が担当しました。

8843OS5:2023/09/13(水) 11:58:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/641b69983894ac13362282f543786c8f37ab5731
内閣改造の「意外すぎる人事」…そこからみえた「岸田のつぎの総理大臣」の「有力候補」
9/13(水) 11:33配信


現代ビジネス
驚きの外相人事
〔PHOTO〕Gettyimages

 どちらが岸田文雄首相の後継者にふさわしいか――。

 もしかすると、そんなレースの幕開けとなるかもしれない。

【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」

 9月13日に行われる内閣改造を巡る外務大臣人事のことである。

 今回の内閣改造で、外務大臣は当初、現職の林芳正氏が続投すると見られていたが、元法務大臣の上川陽子氏と交代することとなった。

 林氏も上川氏も岸田首相が率いる岸田派(宏池会)に所属している。

 林氏と言えば、2021年衆院選で参議院議員から鞍替えして初当選したことでも記憶に新しい。

 約26年間にわたって参議院に籍を置いてきた林氏が、衆議院議員になった目的は、総理総裁を目指すためだ。

 林氏は2012年に自民党総裁選に出馬するなど、総理総裁への野心を見せてきたが、これまで総理を輩出したことがない参議院に所属していることがあだとなっていた。

 その林氏が衆議院に鞍替えを果たし、2021年11月には、満を持して岸田首相から外務大臣のポジションを与えられた。

 G7広島サミットが控える中、林氏は得意の英語で外交をこなし、岸田首相を側近の大臣としてサポートしてきた。

 その、外務大臣が内閣改造で上川氏に代わることとなったわけである。

上川氏の「弱点」
上川氏〔PHOTO〕Gettyimages

 上川氏は岸田派の中でも「安定感がある」と評価が高く、これまで少子化対策担当大臣や、公文書管理担当大臣、法務大臣などを歴任してきた。

 法務大臣にいたっては続投も含めると5代にわたって務めており、オウム真理教の元代表、麻原彰晃(本名・松本智津夫)元死刑囚らの死刑を執行したことでも有名だ。

 こうしたことから「女性初の総理大臣」候補の1人として数えられることもあったが、法務行政に経歴が偏っていることがネックになっていた。

 しかし、今回の上川氏の外務大臣起用によって状況は大きく変わることとなる。

 上川氏に法務行政以外の仕事を経験させるという側面をもつ今回の人事によって、上川氏は総理候補の1人として有力視されることになるかもしれない。

 そもそも、岸田首相にとっても外務大臣は、安倍晋三政権のもとで約4年半にわたって務めてきた思い入れの強いポジションである。

 かつ、岸田首相はG7広島サミットに代表されるように、外交を重視する政権運営をしてきている。

 今後もロシアのウクライナ侵攻やミサイルを連発する北朝鮮、原発処理水の海洋放出を受けて日本産水産物の全面禁輸措置を取る中国への対応など難題が目白押しだ。

 この要職を林氏から上川氏に代えたのは、岸田派の中でどちらがポスト岸田にふさわしいか、試している側面もあるかもしれない。

 外務大臣を巡る岸田首相の采配は将来の総理総裁候補の運命を左右することになるのか。

 その行方も注目される内閣改造となっている。

 *

 なお、【つづき】「小渕優子が、内閣改造で選対委員長へ…希望した「こども大臣」にはなれない「トホホなワケ」」でも、内閣改造にまつわる最新情報をお届けしている。

宮原 健太(ジャーナリスト)

8844OS5:2023/09/13(水) 11:59:14
https://gendai.media/articles/-/116086?utm_source=yahoonews&amp;utm_medium=related&amp;utm_campaign=link&amp;utm_content=related
2023.09.12
# 政局

小渕優子が、内閣改造で選対委員長へ…希望した「こども大臣」にはなれない「トホホなワケ」
宮原 健太ジャーナリスト

「党四役」の一角を占めたが…
「ドリル」は定例会見には耐えられないと見られたか。

岸田文雄首相が9月13日に実施する内閣改造・党役員人事で、小渕優子氏を選対委員長として起用する方針を固めた。

選対委員長といえば、自民党の中でも「党四役」の一角を占める重要な役職だが、関係者によると、小渕氏はもともと閣僚への起用を要望していたという。

なぜ希望はかなわなかったのか。

その背景には、有名な「ドリル優子」の異名がある。

小渕氏〔PHOTO〕Gettyimages


小渕氏は小渕恵三元首相の次女で、2000年に26歳の若さで初当選した。

その後、2008年に当選3回にして少子化対策・男女共同参画担当大臣に大抜擢され、2014年には経産大臣に就任。

しかし、その直後に週刊新潮によって、政治資金収支報告書に多額の虚偽記載がされている疑惑が報じられ、2ヵ月も経たずに大臣を辞任した。

さらに、東京地検特捜部が小渕氏の後援会事務所などに家宅捜索に入ったところ、会計書類を保存したパソコンのハードディスクがドリルで破壊されている痕跡を発見。

あまりに乱暴な証拠隠滅に「ドリル優子」という呼び名が定着してしまった。

なお、この事件では小渕氏は嫌疑不十分で不起訴となっているが、元秘書は政治資金規正法違反罪で起訴され、有罪判決を受けている。

こうした過去から、小渕氏はニュースで話題になるたびに「ドリル」がついて回る。

7月に松川るい参院議員が党女性局のフランス研修で、エッフェル塔前で記念撮影をしたことが問題になった際にも、小渕氏が組織運動本部長として松川氏を注意したが、その際にも「ドリル優子」がネット上で話題になった。

8845OS5:2023/09/13(水) 11:59:37
希望は通らず
一方で、自民党内からは「もう9年前の事件なので禊は済んだ。そろそろ要職に起用しても良いのではないか」という声も出ており、今回の内閣改造では、党ナンバー2の幹事長に大抜擢されるのではないかという観測も一時期流れた。

だが、最終的には幹事長は茂木敏充氏が続投し、小渕氏は選対委員長に落ち着くこととなった。

永田町関係者は語る。

「小渕氏本人はこども政策担当大臣を希望していたようだ。過去に特命担当大臣として少子化対策に取り組んだことがあり、自身の子育ての経験も生かせると考えたのだろう。ただ、大臣になると週2回の定例会見をこなさなければならない。過去のドリル事件について記者から質問を受けることは必至で、岸田首相は会見があまりない選対委員長への起用を提案したようだ」

自民党は今年、10年後に女性の国会議員を3割にする目標を掲げ、衆院選に立候補する新人女性には一律100万円を支給することも決定している。

小渕氏が選対委員長になれば、こうした取り組みにも関わっていくことになるだろう。



しかし、小渕氏の「政治とカネ」の疑惑が完全に払拭されなければ、そのもとで選挙に立候補する女性の方々を応援することも難しい。

まずはドリル事件について、改めて説明することが小渕氏には求められる。

8846OS5:2023/09/13(水) 20:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e75a920e3d885da68535cb3dd2329290b740cd87
小渕 vs 茂木のバトルが激化…内閣改造で平成研の「内ゲバ」が始まった!
9/13(水) 13:03配信

現代ビジネス
「懐刀」がまさかの退任
選対委員長に就任した小渕優子氏[Photo by gettyimages]

 9月13日の内閣改造のサプライズは、なんといっても「木原誠二官房副長官の退任」だろう。木原氏は岸田文雄首相の「懐刀」として政務を取り仕切り、エマニュエル米国大使を通じてアメリカ政府と連絡を取る他、岸田政権が目玉政策とする「異次元の子育て政策」の名付け親になるなど、その存在が官邸から消えることはないと思われていたからだ。


 だが木原氏の妻の前夫の不審死をめぐる週刊誌やネットの追及は止まらず、その第一報を報じた週刊文春が7月6日に発売されて以来、木原氏は一時的にその姿を潜めていた。たとえば岸田首相は7月11日から14日までNATO首脳会合及び日EU定期首脳協議に出席するためにリトアニア・ベルギーを訪問し、さらに16日から19日までサウジアラビア・UAE・カタール訪問したが、いずれも磯﨑仁彦官房副長官が同行している。

 しかし8月の日米韓首脳会談(米国)や9月のASEAN首脳会談(インドネシア)、G20首脳会談(インド)には、木原氏が同行した。もっとも日米韓首脳会談への同行は「卒業旅行」と揶揄されたものの、木原氏に対する岸田首相の“寵愛ぶり”に残留を予想した者は少なくない。

 それが「退任」となったのは、木原氏が激しい批判に耐えきれなくなったと同時に、内閣支持率を回復させるためだったに違いない。岸田首相にとって最重要課題は、来年9月の自民党総裁選に勝ち抜くことだ。そのためにはその前に衆議院選を行い、自民党が勝利する必要がある。

 そのタイミングを狙うとなると、年内が最有力となる。というのも、来年7月には東京都知事選が行われ、公明党は現職の小池百合子知事を応援することになっている。ある公明党関係者は、「都知事選の周辺での衆議院選は避けてほしい」と述べた。知事選で非自民の小池知事を応援しながら、衆議院選では自民党の候補を応援することはできないというのがその理由だという。

幹事長を狙っていたが…
選対委員長に就任した小渕優子氏[Photo by gettyimages]

 実際に年内解散の様子がうかがえる。岸田首相はインドで開かれたG20首脳会議から帰国した9月11日に党内の要人と面談したが、そのひとりである小渕優子元経産大臣の表情がすぐれなかったという報道があったからだ。

 小渕氏は「参議院のドン」として死ぬまで大きな政治的影響力を行使した故・青木幹雄元参議院自民党会長の秘蔵っ子で、青木氏は生前、故・小渕恵三首相の忘れ形見である小渕氏が総理大臣に就任することを希望していた。今回の党人事では「小渕氏の幹事長抜擢説」が流れたほどだ。

 しかし幹事長には、ポスト岸田を狙う茂木敏充平成研会長が留任。もし衆議院選が行われるなら、小渕氏はそのサポート役になる。

 それが「浮かない顔」の原因だったに違いない。茂木氏は現在、小渕氏も所属する平成研の会長を務めているが、前述の青木氏に嫌われていたため、長らく会長に就任できなかった。会長を務めていたのは派閥の始祖の故・竹下登元首相の弟である故・竹下亘元復興大臣で、2021年9月17日に竹下氏が亡くなるまで、いわば平成研は「総理総裁候補を擁しない派閥」となっていたのだ。

8847OS5:2023/09/13(水) 20:42:29
「茂木から献花を受け取るな」
幹事長に留任した茂木敏充氏[Photo by gettyimages]

 そして竹下氏が死去した後、しばらく平成研の会長職は空白のままだった。茂木氏が平成研会長に就任したのは、竹下氏の死から2か月後の11月25日だったのだ。

 今年7月9日に地元・島根県で行われた青木氏の葬儀に、茂木氏は招待されていなかった。青木氏は生前、「茂木から献花を受け取るな」と申し渡していたと言われる。それほど敬遠されていながら、茂木氏は青木氏の葬儀に参加したのは、葬儀で弔辞を読むことになっていた小渕氏を牽制し、「自分こそが平成研の後継者」とその存在感を示したかったのだろう。

 青木氏亡き後の小渕氏の“後見人”を自任するのは、青木氏の早大雄弁会の後輩で、「女房より長い付き合い」を自負する森喜朗元首相だ。これに対して、茂木氏の背後にいるのが麻生太郎元首相。麻生氏は派閥内に河野太郎デジタル大臣を擁し、名実ともにキングメーカーとしての党内の地位は不動だ。

 こうした“老人たち”が幅を利かすのは、総理派閥の宏池会が党内第4位の勢力にすぎないためだ。森氏は安倍派を「私が作った」と言い放ち、同派内の“5人衆”のうちでは、もっともお気に入りの萩生田光一政調会長を強く推す。

 そうした“重鎮たち”の間にあって、「人事」を得意とする岸田首相はパワーバランスを重視する。小渕氏を党4役に抜擢しながら、茂木氏を牽制する地位に置いたのは、おそらく衆院選挙を意識してのことだろう。

 そして、小渕氏に選挙対策委員長のポストを打診した際、岸田首相は選挙日程について囁いたのではないか。そうなれば小渕氏は茂木氏と「二人三脚」で衆議院選を担わなければならない。

 小渕氏の憂鬱な表情は、それを物語っているようにしか思えない。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

8848OS5:2023/09/13(水) 20:43:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f2bd42c14c9e535b17851f66802beb1e5796894
万博担当相に自見氏 吉村知事「力合わせていきたい」 相次ぐ交替に懸念の声も
9/13(水) 19:07配信


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産経新聞
建設が進む2025年大阪・関西万博の夢洲会場=9月、大阪市(甘利慈撮影)

13日の内閣改造で、2025年大阪・関西万博を推進する万博担当相に、自見英子(はなこ)参院議員が就任した。開幕が約1年半後に迫る中、海外パビリオンの着工遅れにより、政府主導での準備推進が決まった直後の起用。大阪からは期待が寄せられる一方、頻繁に担当相が交代するポストの存在感の薄さを懸念する声も上がった。

「ともに成功に向けて力を合わせていきたい」

万博開催地となる大阪府の吉村洋文知事は13日、記者団の取材に応じ、自見氏の万博担当相就任を歓迎。早期に面会する意向を示し、前任の岡田直樹氏からの交代には「できれば同じ人に続けてほしかったが、自見氏も積極的に尽力していただけると思う」と期待を込めた。

大阪市の横山英幸市長も同日、記者団の取材に「個人的に接点はないが要職を歴任され心強い」と評価。自見氏が関西との縁が薄い点については「日本全体で盛り上げる思いで大臣をしてもらっているので、何も感じない」とした。

万博担当相は令和2年9月に経済産業相の兼任が外れた。初代の井上信治衆院議員は就任直後から頻繁に来阪。国と府市、経済界で分担する万博会場建設費が当初想定の1・5倍となる1850億円に上振れする際には、各方面に負担増への協力を要請して回った。

以降、ほぼ1年ごとに交代し、今回の自見氏で4人目。ある万博関係者は、経済界や建設業界と万博の準備を急ぐ中で、続投となった経産相や国土交通相のポストと比べ、「存在感はどんどん希薄になっている」とみる。

最近は万博担当相が大阪を訪れる機会が減っていたとの指摘もあり、日本国際博覧会協会(万博協会)の幹部は「(万博担当の)秘書官が時間の取り合いに負けているのかもしれない」と推し量る。新閣僚の顔ぶれに関する一連の報道では、自見氏の入閣時の肩書は前任の岡田氏と同様、兼任する地方創生相が先行。「世の中からすると、万博担当相がいなくなったのかなと思われるのでは」とこぼした。

8849OS5:2023/09/13(水) 20:44:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/14d03d876c3a7579b4c7aa6f670c84a0db825a05
女性登用をアピール、オウム死刑執行の上川氏抜擢 内閣改造・党人事
9/13(水) 19:30配信

産経新聞
記者会見後に記念撮影に応じる(右から)小渕優子選対委員長、森山裕総務会長、茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長=13日午前、東京・永田町の党本部(鴨志田拓海撮影)

岸田文雄首相は13日に行った内閣改造と自民党役員人事で、閣僚に上川陽子外相ら過去最多に並ぶ5人の女性を起用した。自民党役員にも小渕優子選対委員長を据え、女性活躍の推進をアピールした。


上川氏は法相時代、オウム真理教を巡る事件の死刑囚13人の死刑執行命令書に署名する決断を下したことで知られる。留学経験があり、英語も堪能だ。前任の林芳正氏に続き、首相率いる自民党岸田派(宏池会)からの登用となった。

女性外相の起用は小泉純一郎政権での川口順子氏以来、約20年ぶりで、国際的なイメージアップを図る狙いがある。6月に開かれた先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍相会合では出席閣僚らのうち、日本だけが男性で、海外メディアでは女性活躍の「遅れ」だと指摘された。首相周辺は「世界標準の有能な女性外相が活躍することは、政策だけでなく日本のイメージを作る上で非常に重要だ」と語る。

一方、小渕氏は国政選や地方選の候補者調整を仕切る選対委員長ポストに就いた。党内には「華がある」(閣僚経験者)として、選挙応援にも期待する声があがる。

ただ、小渕氏は平成26年、関連政治団体の政治資金規正法違反事件で経済産業相を辞任した過去があり、今も説明責任を果たしていないとの指摘がある。国会で野党の追及を受ける閣僚でなく、党務での処遇となったのも、そうした事情がある。

13日の就任会見では「選挙の必勝のために日頃からしっかりとした基盤を作っていく」と抱負を語った。だが、説明責任を問われて言葉を詰まらせる場面もあり、さっそく起用を不安視する声が出ている。(千葉倫之)

8850OS5:2023/09/13(水) 20:45:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/644e3b9194242895b98cd9972691dab5a85ca5fe
林芳正氏〝斬り〟内閣改造、保守派取り込み画策も 目を引く〝論功行賞〟二世議員も…安倍氏信頼厚かった木原氏が防衛相に
9/13(水) 17:00配信
夕刊フジ
官邸に入る岸田文雄首相=13日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は13日、内閣改造と自民党役員人事を行い、第2次岸田再改造内閣を発足させる。「政界屈指の親中派」とされる林芳正外相を退任させる一方、保守系人材を随所に配置して、自民党から離反した「岩盤保守層」を取り戻そうとする狙いが見える。ただ、LGBT法を主導した新藤義孝元総務相を入閣させる〝論功行賞〟も目を引き、保守派の怒りは容易にとけそうもない。外相に起用する上川陽子元法相をはじめ、女性閣僚は過去最多の5人で「女性活躍」をアピールするが、新たな顔ぶれには「二世議員」も目立つ。政権の骨格は維持し、財務省主導の増税路線などは維持するとみられる。今回の人事で内閣支持率が回復すれば、岸田首相による年内の衆院解散もあり得そうだ。

【表でみる】第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ

「(入閣予定者らに)連絡は取っている。あす正式に閣僚名簿を発表したのち、言及したい」

岸田首相は、人事の大枠が判明した12日午後8時ごろ、記者団に改造の狙いを問われ、こう明言を避けた。臨時国会の召集についても、「何もまだ決まっていない」とかわした。

判明した人事には、岸田政権から離反した保守層を取り戻したい岸田首相の思惑と、複雑な相関図も透けてみえる。

まずは、「サプライズ」(党ベテラン)の声も上がった、林外相の退任は大きい。

林氏は、親子2代で日中友好議員連盟の会長を務めた。米シンクタンクは同議連を「中国共産党が対日政治工作に利用している」と指摘する。中国は軍事的覇権主義を強め、複数の邦人を拘束している。林氏には毅然(きぜん)とした対中姿勢が期待されたが、今年4月に訪中した際、笑顔で中国要人と握手する様子が報じられた。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「林氏は、日本側の立場を強く示すことがなく、確固たる外交スタイルが見えなかった。同じ宏池会の岸田首相と林氏の関係が想像以上に『微妙』だったようだ。岸田首相は自ら外交を主導したい。これは、『安倍晋三首相―岸田外相』の構図とまったく同じで、強く意識している。このスタイルでは、上川氏の『手堅さ』が重要だったのだろう。ただ、外交力が高く評価された安倍氏と違い、岸田首相には戦略がなく、外交手腕は疑問符だらけだ」と分析する。

鈴木氏は、岸田首相がG7(先進7カ国)など、国内外に対して「女性活躍」を打ち出していた経緯も指摘する。

今回、過去最多(タイ)の5人が閣僚入りする見通しだが、重要ポストへの上川氏の起用は、その目玉にもなり得る。

上川氏は、静岡県出身。東京大学から、シンクタンクを経てハーバード大学大学院へ留学し、米国上院議員の政策立案スタッフを務めた。2000年に初当選し、衆院7回当選。法相として3回入閣した。18年にはオウム真理教の元教祖らの死刑執行命令書に署名したことで知られる。

党ベテランは「わが国は現在、中国とロシア、北朝鮮という核保有国に囲まれ、安全保障情勢は極めて厳しい。上川氏は政治家として安定感があるが、外交能力は未知数だ。ただ、手をこまねいている余裕はない。『台湾有事』などを見据え、国防強化や、外交攻勢は急務だ」と語った。

8851OS5:2023/09/13(水) 20:45:50
岸田政権と距離を置く「岩盤保守層」への配慮も目立つ。

保守派が期待する高市早苗経済安保担当相の留任は早々に浮上した。そして、防衛相に起用される木原稔元首相補佐官も、保守派期待の一人だ。

木原氏は熊本県出身で、早稲田大学卒業後、日本航空に勤務した後、05年に衆院議員に初当選した。当選5回。防衛政務官などを務め、外交・安保畑に詳しい。第二次安倍政権、菅義偉政権で首相補佐官を務めた。現在、党安全保障調査会幹事長を務めている。21年の自民党総裁選で、高市選対の事務局長を務めた。「安倍氏の信頼の厚かった木原氏の防衛相起用は保守層へのアピールにもなる」(党ベテラン)のだ。

増税路線継続「国民の声」に配慮しないのか

一方、保守派を〝激怒〟させたLGBT法をめぐり、反対論の多い自民党内を調整した新藤氏を経済再生担当相として再入閣させる方針は反発を生みそうだ。

LGBT法では、保守系議員に加え、当事者や女性の団体など、世論から強い反発が出た。ところが、党委員会幹部だった新藤氏らは強引に一任を取り付け、国会に法案を提出した。党議拘束をかけて反論を押さえ込み、法制化にこぎつけただけに、党中堅は「保守の〝裏切り〟だった。今回の人事は、完全な『ご褒美』とみなされる」とあきれかえる。

内閣改造・党役員人事の全体像をどう総括するのか。

前出の鈴木氏は「鈴木俊一財務相の留任など、岸田政権は増税路線など、核となる政策を継続し、『国民の声』にはあまり配慮しない意思を示した。唯一、評価できるとすれば文春砲が直撃した木原誠二官房副長官を外したことだ。人事の危機管理能力が『ゼロ』だったが、ようやく決断したということだ」

改造内閣の顔ぶれを見ると、党内最大派閥の安倍派の有力者である松野博一官房長官、西村康稔経済産業相らが留任し、党でも萩生田光一政調会長と高木毅国対委員長が続投する。

前回総裁選で岸田首相と争った河野太郎デジタル相、高市氏、次期総裁に意欲的な茂木敏充幹事長らライバルも現ポストで続投させる。

鈴木氏は「保守派に加えて、最大派閥の安倍派に配慮し、味方に付けようと党内バランスを重視した。さらに、次の総裁選へライバルを徹底的に囲い込み、求心力を維持する『内向き人事』だ。年内の解散・総選挙を視野に、情勢を見定めるのだろう」と分析した。

岸田首相はきょう、13日午前の党臨時総務会で党四役を指名する。臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、組閣本部を設置して新閣僚を呼び込む。皇居での認証式を経て、第2次岸田再改造内閣が発足する。

8852OS5:2023/09/13(水) 20:46:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4d8f262e0d27343304fff66e69c93f68441036d
面目保った安倍・麻生・茂木派 内閣改造は派閥のバランス重視
9/13(水) 18:59配信
産経新聞
認証式を前に官邸に入る、こども政策担当相への就任が決まった加藤鮎子氏=13日午後、首相官邸(酒井真大撮影)

13日に発足した第2次岸田再改造内閣は、自民党各派閥の勢力に即してポストを分配するバランス重視の人事となった。昨年8月の第2次岸田改造内閣発足当時と比べて、派閥別の獲得ポスト数に大きな変動はなく、首相が各派の意向に配慮した跡がにじんだ。

【表でみる】第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ

最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、先月に決まったばかりの会長職を置かない新体制の影響が人事にどう反映されるかが焦点だった。結果は第2派閥の麻生派(志公会)と同様、閣僚・党四役のいずれも前回水準を維持。両派ともに2人の「入閣待機組」を閣内のポストに就け、主流派としての面目を保った。

第3派閥の茂木派(平成研究会)は待機組2人の入閣に加え、党四役の2ポストを射止めた。

首相が率いる岸田派(宏池会)は、前回3人を閣内に送り込んだが、今回は2人にとどまった。来年秋の総裁選での首相の再選を見据え、各派の要望を優先させた形だ。

一方、非主流派に位置付けられる二階派(志帥会)は前回同様、閣僚の2ポストを獲得した。最小派閥の森山派(近未来政治研究会)は会長の森山裕選対委員長が総務会長に横滑りし、現状を維持した。

谷垣グループ(有隣会)からは加藤鮎子こども政策担当相が当選3回で初入閣した。無派閥では土屋品子復興相の起用に高市早苗経済安全保障担当相の留任と、いずれも女性だった。

数字上は派閥間で大きく明暗が分かれる結果とはならなかったが、ある閣僚経験者は「それぞれが大小の不満を抱えている。その不満が(反岸田の)連携につながる」と語った。(大橋拓史)

8853OS5:2023/09/13(水) 20:47:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/30e53441f49645dd82efce0a8ace8e3cb57eeef7
首相最側近の木原氏が異例の兼務 党幹事長・政調会長ダブル代理に
9/13(水) 18:50配信

朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む木原誠二官房副長官=2023年9月12日午前9時17分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 自民党総裁の岸田文雄首相は13日、首相官邸で官房副長官として重用してきた木原誠二衆院議員に、党の幹事長代理と政務調査会長代理を兼務させる方向で調整に入った。両ポストの兼任は異例。首相が最側近を通じて、党運営と党による政策立案の双方を直接、掌握する狙いも透ける。

 木原氏は2021年10月の政権発足と同時に副長官に就任。岸田派所属で「首相の知恵袋」「ブレーン」と称され、「新しい資本主義」や「異次元の少子化対策」など政権の看板政策の絵を描いてきた。

 今回の人事でも首相は続投を求めたが、私生活や家族の問題が毎週のように「週刊文春」で報じられ、木原氏は退任を選んだ。

 ただ、木原氏の能力を買う首相は、引き続き自らの近くに置きたいと考え、政府の公務である副長官より、比較的負担の軽い党務のポストへの就任を求めたとみられる。

 首相は「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木敏充幹事長への警戒心を高めている。木原氏が就く幹事長代理は本来なら「上司」の幹事長を支える立場だが、「首相が茂木氏のお目付け役として幹事長室に送り込んだのだろう」(岸田派中堅)との声が出ている。

朝日新聞社

8854OS5:2023/09/13(水) 21:02:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/36a7073c542aa65532ad7b3679aad5ee780e5254
首相会見 外相交代の理由聞かれ「林氏は有能だが…」
9/13(水) 20:26配信


産経新聞
第2次岸田再改造内閣で会見する岸田文雄首相=13日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は13日、同日に行った内閣改造で林芳正前外相を続投させず、後任に上川陽子元法相を起用した理由について「従来の林大臣も大変有能な大臣だったが、党内における有能な人材にもそれぞれの力を発揮してもらう。こうした態勢を組むことも、より外交を前進させていくうえで意味があると考えている」と述べた。


一方、自身が外交を主導したい考えもにじませた。安倍晋三内閣で4年7カ月の外相経験を持つ首相は「私も長く外相を務める中で、首脳外交の重要性を痛感した。首脳外交において大きな役割を果たしていきたい」と強調した。

8855OS5:2023/09/13(水) 22:26:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/9adb2ca4c88dd03fa46de4d78d0032bd642f10e0
内閣改造で不満も噴出、二階派幹部「屈辱だ」…安倍派幹部「麻生派と同じ4人はバランス欠く」
9/13(水) 21:18配信

読売新聞オンライン
第2次岸田再改造内閣が発足し、記念撮影に臨む岸田首相(前列中央)ら(13日)

 岸田首相(自民党総裁)は13日の内閣改造で、党内6派閥ごとの閣僚の起用人数を、改造前からほぼ維持した。不公平感が出ないよう派閥均衡に配慮する狙いがあるとみられる。ただ、「主流派」以外の要望は必ずしも反映されておらず、不満も噴出している。

 「うちは希望通り。満額回答だった」

 茂木派(54人)を率いる茂木幹事長は、新しい布陣について周囲に満足そうに語った。同派は茂木氏と小渕優子選挙対策委員長で党四役の2ポストを占めたほか、閣僚での処遇を求めていた衆院議員2人を含む3人が入閣した。同派とともに主流派を形成する麻生派(55人)も、閣僚4人を確保し、人選もほぼ派閥の要望通りだった。

第2次岸田再改造内閣が発足し、記念撮影に臨む岸田首相(手前)と新閣僚ら(13日午後、首相官邸で)=川口正峰撮影

 他の派閥の閣僚は安倍派(100人)4人、岸田派(45人)2人、二階派(41人)2人、森山派(8人)0人。改造前と比べ、岸田派が1人増えた以外は変化がなかった。首相としては、起用を減らした派閥が反発を強め、政権批判に回るような事態を避けたい思惑があったとみられる。

 一方、閣僚数の上積みを求めていた最大派閥の安倍派幹部は「所属議員数を考えれば、麻生派と同じ4人ではバランスを欠く」と漏らす。また、「非主流派」の二階派幹部は、人事の調整過程で、首相側から閣僚起用を1人に減らす打診があったことを明かす。結果的には2人が入閣したが、うち1人は派閥が要望した議員とは異なり、この幹部は「屈辱だ」と怒りをあらわにした。

 首相が率いる岸田派は第4派閥と党内基盤は弱い。首相は、党四役以外の党役員や副大臣・政務官人事などで各派閥の要望をくみ取りたい意向だが、「ポストの数は限られている」(首相周辺)のが実情だ。「非主流派」などの不満が収まらなければ、党内の不安定化につながる可能性もある。

8856OS5:2023/09/13(水) 23:02:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/708d758aeb97e68764fdb952627f568a1ae11c4e
河野氏や高市氏ら“ポスト岸田”は留任…第2次岸田再改造内閣が発足 自民党関係者からは「ライバルを檻に」
9/13(水) 21:06配信
東海テレビ
ニュースONE

 内閣改造と自民党の役員人事の顔ぶれが決まりました。ジャーナリストの二木啓孝さんは「どこにアクセルを踏むのかが分からない“安全運転内閣”だ」と指摘しますが、今回のポイントと、解散総選挙の行方についても聞きました。


 愛知7区選出の鈴木淳司衆院議員が総務大臣となるなど、新任が11人、留任が6人、再任が2人となっています。自民党の新執行部のメンバーには、萩生田氏の政調会長就任などが決まっています。

 今回の内閣改造のポイントは、女性が5人入閣したことです。特に注目されているのが、自民党の選挙対策委員長に就任する小渕優子さんです。

ニュースONE

 小渕さんは「女性初の総理大臣候補」とも言われていますが、過去には政治資金問題でわずか1カ月半で経済産業大臣を辞任しています。13日午前の会見では「地元などで誠意をもって回答させていただいている」との発言もありました。


 処遇が注目された「ポスト岸田」については、河野デジタル大臣、高市経済安全保障大臣、自民党の茂木幹事長がそれぞれ留任となりました。自民党関係者の間では「ライバルを檻に閉じ込めた」との見方もあるようです。

 この「檻に閉じ込めた」理由について二木さんは、“組閣で人気がでるか”、“解散総選挙で勝てるか”、“2024年9月の総裁選はこのメンバーでいけるか”という3つの目的をたてている、と指摘します。


 気になるのが解散総選挙の行方です。現在、物価高やマイナンバーカードの問題など、難しいかじ取りが迫られるものが多くありますが、二木さんは「年内にあり得る」と話していました。

8857OS5:2023/09/14(木) 08:14:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe1ac268de00c49b462e1b79d021652e18cd3b87
“会長不在”の安倍派 内閣改造で「現状維持」も…派閥幹部「5人衆」ばかりが重用…禍根を残す?
9/14(木) 6:06配信
自民党の最大派閥・安倍派が、後任の会長を決められないまま臨んだ内閣改造・党役員人事。安倍派にあてがわれたポストを維持できるのか注目されたが、結果は待機組ら4人が入閣し「現状維持」となった。一方、派閥内で力を持ついわゆる「5人衆」が全員、主要ポストに“留任”したことで派内から不満も出ている。

■会長不在の安倍派、結果は「現状維持」
安倍派は、安倍元首相の死後、新体制を1年以上決められずにいたが、『内閣改造・党役員人事までには決めないといけない』との考えから、8月末に塩谷立氏を事実上のトップ・座長とする常任幹事会を新たに設置し、15人による「集団指導体制」が決まった。

新体制では、森喜朗元首相が支持する「5人衆」、松野博一官房長官・西村康稔経済産業大臣・萩生田光一政調会長・高木毅国対委員長・世耕弘成参院幹事長が実権を握っているが、今回の人事で「5人衆」は全員、党や政府の主要ポストに“留任”した。

また、入閣待機組の鈴木淳司氏が総務大臣、宮下一郎氏が農林水産大臣で初入閣。安倍派としてはこれまでと同じ閣僚4人を維持した。ある派閥幹部は「満足のいく結果」だと評価している。

■「5人衆」は全員が留任 自分たち優先の人事?との声
一方、安倍派議員のひとりは「及第点」だとした上で、幹部が全員留任したことについて、「次世代の議員への入れ替えがなかったことは不満を生むのではないか」と指摘する。また、「『5人衆』がもし自らのポストを中堅・若手に譲り、差し替えていたら、評価は違ったのに…」と本音を吐露する。

■“100人”派閥の割に少ない?閣僚人数
今回の人事で、入閣待機組2人が大臣に起用され、留任した松野官房長官・西村康稔経済産業大臣とあわせて、これまでと同じ4つの閣僚ポストを確保した安倍派。

しかし、これは所属議員がおよそ50人の麻生派と同じ数で、安倍派は“100人”の最大派閥にもかかわらず4つにとどまったとも言える。

派内からは「最大派閥にいるのに、閣僚になれるまで待機する期間が延びるだけでは所属する意味がない」との声も上がっている。

■どうなる会長不在の新体制
『人事までには体制を整える』という共通認識のもと、新体制作りを急いだ安倍派。しかし、派内に不満がくすぶる中、塩谷座長と「5人衆」が、今後どのように政権運営に関わり派閥の存在感を高めていくのかが注目される。

8858OS5:2023/09/14(木) 14:23:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/94e380f31f0a15c6dfbf4f1ee47bf33c5c9af7b8
派閥均衡、ライバル囲い込み…首相、総裁再選へ内向きの内閣改造
9/14(木) 13:29配信

西日本新聞
 岸田文雄首相は内閣改造・自民党役員人事で、党総裁選のライバルとなる「ポスト岸田」の茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相らを囲い込み、動きをけん制する一方、各派閥に配慮した総裁選再選シフトを敷き、女性の積極登用で刷新感を打ち出した。ただ、政治とカネの問題など“古傷”もあり、支持率の回復につながるか、効果は未知数だ。

 閣僚人事では、最大派閥の安倍派と第2派閥の麻生派が4人ずつ、第3派閥の茂木派が3人。第4派閥の岸田派と二階派が各2人で無派閥が3人(うち1人は谷垣グループ)。首相周辺は「総裁選に向け、他派閥に恩を売った方がいい」。安倍晋三元首相の後継会長が決まらず冷遇を警戒していた安倍派のベテランは「まずまずの結果だ」と安堵(あんど)した。

 改造前、女性閣僚の割合は先進7カ国(G7)で最低レベルと指摘されていた。過去最多タイの5人となり、官邸幹部は「女性活躍や多様性がある内閣として対外に示せる」。九州選出の衆院議員も「有権者への格好のアピール材料となる」と歓迎する。一方、党内からは「能力や経験が足りないのに起用した、頭数ありきの人事だ」(中堅)との声も漏れる。

 支持率の回復どころか、低下しかねない不安材料も多い。「与党間調整や政策立案に欠かせない」(自民中堅)と評されていた最側近の木原誠二官房副長官は週刊誌報道が続き交代させたが、マイナンバーを巡るトラブルで責任を問う声が出ていた河野氏や、放送法の「政治的公平」に関する総務省文書を巡って物議を醸した高市氏は留任。政府が解散命令請求を検討する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が指摘される閣僚や党役員もいる。

 自らの関連政治団体の政治資金規正法違反事件で、ドリルでハードディスクが破壊されたパソコンが見つかり、「ドリル優子」とやゆされる小渕優子選対委員長は、説明不足との批判が根強い。洋上風力発電事業を巡る汚職事件も抱えているだけに、自民ベテランはぼやく。「タイミングが最悪。小渕氏の問題は再燃し、衆院解散は一層難しくなるんじゃないか」 (御厨尚陽、岩谷瞬)

8859OS5:2023/09/14(木) 18:28:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e4b06b7d19c37ceb9a638db554d621f26f55efd
総理大臣補佐官にかつて国民民主所属の元参院議員・矢田稚子氏を起用する案を検討
9/14(木) 14:57配信

日テレNEWS
政府が、かつて国民民主党に所属していた元参議院議員の矢田稚子氏を、内閣総理大臣補佐官に起用する案を検討していることがわかりました。

複数の政府与党関係者によりますと、内閣改造に伴う人事で、かつて国民民主党に所属していた元参議院議員の矢田稚子氏を、総理補佐官に起用する案が検討されています。

国民民主党の幹部が、「補佐官に起用される方向だ」とする一方、政府関係者は「起用は自民党、国民民主党の協議次第」と述べています。

連立与党に国民民主党が加わる構想が、当面実現しない見通しとなる中、岸田総理は今後、矢田氏を起用するかどうかを慎重に判断するものとみられます。

矢田氏は産業別の労働組合の1つ「電機連合」の組織内候補として、2016年の参議院選挙で初当選したものの、去年の選挙で落選しています。

総理補佐官への起用を検討する背景には、自民党と国民民主党の将来的な連携強化に向けた布石との見方が出ています。

8860OS5:2023/09/14(木) 18:29:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ce2cd1da6c84f5889fd07b41cebb825921d1f70

内閣改造最大のミステリーは林芳正氏の外相退任「岸田派の後継者として育成へ」角谷浩一氏が分析
9/14(木) 6:00配信


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日刊スポーツ
林芳正外相(2023年4月撮影)

 第2次岸田再改造内閣は13日、正式に発足した。

 今回の内閣改造をめぐっては、外相の留任が確実視されていた林芳正氏が退任し、同じ岸田派の上川陽子氏に交代。この人事は、今回の内閣改造「最大のミステリー」と臆測を呼んでいる。 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、林氏を岸田派の後継者として早く育てたい首相が、閥務(派閥内の業務)に専念させるためにあえて閣僚から外したのではないかと分析した。内向きな理由にも見える外相交代劇の背景について、角谷氏に話を聞いた。

【イラスト】第2次岸田改造内閣の閣僚一覧表

 ◆  ◆  ◆

 林氏は対中関係でも重要な役割を担っていただけに、交代には外務省もびっくりしただろう。一方、現在岸田派は総裁派閥にもかかわらず「ポスト岸田」が見当たらない。2世議員で性格も穏やかだが、気が利くタイプではないというのが、周囲の林氏評。参院から前回の衆院選でくら替えしたばかりだが衆院初当選直後に外相となり、衆院議員としての派閥での振る舞い方もほとんど知らない。岸田政権もいつまで続くか分からず、今後も「宏池会時代」を続けるには林氏を育てるしかないと、首相は考えたのではないか。「林派」に向けた第1歩だろう。 後継者がおらず、混乱している安倍派を目の当たりにした影響も大きいはずだ。派閥の体制がしっかりしているかどうかは、首相が最も重視する来年の自民党総裁選再選戦略そのものに関わってくる。首相は、急ごしらえでも派閥の「顔」を育てる必要性に、駆られたのではないかと思う。

 ◆  ◆  ◆

 林氏は英語が堪能で、2年弱の外相在任中もそつなく仕事をこなした。9日にはウクライナを訪れたばかりで、今回の交代劇を唐突と受け止める向きも少なくない。13日夜に行われた首相の記者会見でも、林氏を交代させた理由を問う質問が出た。首相は「林大臣も優秀な大臣だったが、自民党内における有能な人材に力を発揮してもらう体制を組むことも、より外交を前進させるため意味があると考えている」と主張。米国留学経験もある上川氏の経験や知識に触れつつ、外交の舞台で大きなウエートを占めるのはあくまで首脳外交との認識を示し「私自身もこれから大きな役割を果たしたい」などと話した。【構成=中山知子】

8861OS5:2023/09/14(木) 18:30:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f6876c55e43dd423e6c2a8898942d4ab8351d99
首相補佐官に元国民民主参院議員の矢田稚子氏起用で調整
9/14(木) 16:59配信


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毎日新聞
矢田稚子氏=岡本同世撮影

 第2次岸田文雄再改造内閣発足に伴い、政府はパナソニック社員で元国民民主党参院議員の矢田稚子(わかこ)氏(57)を首相補佐官に起用する調整に入った。複数の関係者が14日、明らかにした。矢田氏は電機連合出身で、今月8日まで国民民主党の顧問を務めていた。政府・自民党には国民民主を支援する民間労組を取り込む狙いがある。

【写真】記者会見する河野太郎デジタル相

 関係者によると、政府がパナソニックに対し、矢田氏を政府の要職で起用する方針を打診した。矢田氏が所属していた電機連合は加盟する連合側に、矢田氏が政府の役職に就く見通しを伝えたという。

 矢田氏は、2016年参院選比例代表に旧民進党公認で出馬し初当選。その後国民民主に入党し、22年参院選で落選した。電機連合の男女平等政策委員長や国民民主の副代表などを歴任したが、国民民主は8日の両院議員総会で矢田氏の顧問退任を了承していた。

 国民民主は政府の22年度当初予算に賛成するなど、野党としては異例の対応で注目を集めた。2日の代表選では、予算賛成を主導し、政府・与党との連携を重視する玉木雄一郎代表が再選され、国民民主を連立政権に加える「自公国」連立構想が自民党内で再燃。今回の内閣改造では国民民主幹部の入閣も一時取り沙汰されていた。【安部志帆子、遠藤修平】

8862OS5:2023/09/14(木) 19:54:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/95796db7f2adfe19883086fd96c20aa8359df41a
岸田人事に長老の影 基盤強化狙うも党内にため息
9/14(木) 19:37配信

産経新聞
麻生太郎副総裁(左)と二階俊博元幹事長=2018年1月19日

14日に本格始動した第2次岸田文雄再改造内閣と自民党役員の陣容をみると、岸田首相(党総裁)が党の長老格の意向を反映させたことが随所にうかがえる。麻生太郎副総裁は茂木敏充幹事長の続投を首相に進言し、政界を引退した森喜朗元首相は小渕優子選対委員長の登用を求めるなどしていた。首相には政権基盤を固める狙いがあるようだが、党内には反発もある。

【写真一覧でみる】第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ

14日夜、麻生氏と二階俊博元幹事長が東京都内で会食した。結束して政権を支えていくことを確認したとみられる。

首相経験者で麻生派(志公会、55人)を率いる麻生氏は、首相の後見人的な存在だ。首相や茂木氏とともに「三頭政治」といわれる主流派を形成している。

首相は茂木氏の交代も検討したが、麻生氏は続投を進言。政権の安定を重視した首相が受け入れた形となった。閣僚人事では麻生派は4人が入閣した。所属人数が2倍近い安倍派(清和政策研究会、100人)と同数のため、安倍派内には不満が残った。

幹事長在任期間が歴代最長の二階氏は、岸田政権では非主流派となっている。二階氏が会長を務める二階派(志帥会、41人)に対し当初、首相側から閣僚への登用を2人から1人に減らす打診があった。二階氏側近は「ならば一つもいらない」と反発して巻き返し、2人を確保した。幹部は「結果2つだが、『よかった』とはならない。われわれは忘れない」と憤った。

森氏は小渕氏について、6月に死去した青木幹雄元参院議員会長が将来の首相候補として期待していたことを念頭に「華やかな舞台に、もう一度登場させたい」などと述べていた。

過去に森氏が領袖(りょうしゅう)として率いた安倍派は、派の有力者「5人衆」とされる松野博一官房長官らが続投となった。安倍晋三元首相の死去後に森氏の影響力が強まり、5人を中心とする集団指導体制に移行したのも森氏の意向だとの指摘がある。新体制発足に伴い会長代理を外れた下村博文元政調会長は11日のインターネット番組で「森氏の影響力が今の形で表れるのは残念な状況だ」と批判した。(沢田大典)

8863OS5:2023/09/14(木) 20:48:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/12d3db629170e559b8a2493b3a1bcd908dd42196
新厚労相が会見「医療関係団体の代弁者ではない」 かつて組織内候補
9/14(木) 20:05配信

朝日新聞デジタル
就任会見に臨む武見敬三厚生労働相=2023年9月14日、東京・霞が関、藤谷和広撮影

 私は医療関係団体の代弁者ではない――。第2次岸田再改造内閣で初入閣した武見敬三厚生労働相は14日の就任会見でこう述べ、国民の立場で職務にあたると強調した。武見氏はかつて「日本医師会」(日医)の政治団体「日本医師連盟」(日医連)の組織内候補で、日医が厚労相就任を歓迎するコメントを出していた。


 武見氏は13日の内閣改造で初入閣した。日医は同日、松本吉郎会長名でコメントを発表。新内閣を「大変素晴らしい布陣」と評価したうえで、特に武見氏が厚労相、日医連の組織内候補の自見英子氏が地方創生相として入閣したことは「日本医師会として、誠に喜ばしい限り」とした。

 武見氏の父・太郎氏は日医の元会長。武見氏は1995年の参院選比例区で日医連の組織内候補として初当選し、その後、東京選挙区に移ってからも、日医連が推薦を出すなど支援してきた。自見氏も組織内候補として参院選比例区で当選を重ねてきた。

 来年度は医療機関の収入に直結する診療報酬の改定があり、年末に向け日医をはじめとした利害関係者との調整が本格化する。

朝日新聞社

8864OS5:2023/09/14(木) 21:42:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/be0e9a7563e2791108c8de4076319f2050544262
自見英子大臣 所属・二階派が入閣に大激怒する“隠れ麻生派”の嘘! 領袖選びは組織票のため「麻生さんのコマですよ」
9/14(木) 20:57配信

SmartFLASH
13日、官邸に姿を見せた自見英子氏

 9月13日に岸田文雄首相が実施した内閣改造では、事前に「女性登用」の意向が伝わっていたとおり、過去最多タイの女性閣僚5人が誕生した。

 そのなかで、地方創生担当大臣をまかされ、万博担当や沖縄・北方対策担当なども兼務するのは、初入閣の自見英子(はなこ)参議院議員(47)だ。

 元郵政大臣などで知られる自見庄三郎氏(77)を父に持つ自見議員は、比例区で当選2回の二階派(志帥会)所属だ。

「小児科医として勤務した後、お父様の議員秘書になった自見さんは、日本医師連盟の組織内候補として、2016年の参議院選で初当選しました。

 当初は無派閥でしたが、日本医師会の中川俊男会長と二階俊博先生は仲がいいという関係もあって、2020年9月に自見さんには二階派に入会してもらいました。

 2021年には、故・橋本龍太郎元首相の次男である橋本岳議員と“略奪婚”に近い、熟年結婚をしたことも話題になりましたね……」(二階派関係者)

 今回、二階派からは2人が入閣。最近では勢力減が目立つ二階派にとって、自派閥から初入閣が出たことは喜ぶべきところだが……。すんなりとは喜べない事情があるのだという。

 前出の二階派関係者が続ける。

「自見さんの入閣は寝耳に水ですよ。そもそも、二階派として入閣を要望したのは、自見さんとは別の議員でしたから」

 内閣人事は、自民党内の派閥争いをモロに表わす出来事だ。

 今回、最大勢力の安倍派と麻生派からは、それぞれ最多の4人が入閣。茂木派が3人、岸田派と二階派は各2人、谷垣グループから1人が入閣している。

「自見さんを閣僚にねじ込んだのは二階さんではなく、自民党副総裁の麻生太郎さんだと聞きました」と、自民党担当記者は話す。

 なぜ所属派閥ではなく、他派閥の領袖が推したのか。その裏事情を、自民党福岡県連関係者はこう明かす。

「たびたびクローズアップされているように、麻生さんは二階派所属の衆議院議員である武田良太さんとの“犬猿の仲”で知られています。

 自見さんは進んで二階派に入会したわけではなく、組織票を抱える日本医師連盟の顔を立てるために入会したんです。

 父の地盤で、自らが育ったのは福岡県北九州市。そのため、“福岡のドン”といえる麻生さんとは、古くから関係がよかった。つまりは、二階派所属といっても“隠れ麻生派”なんです。

 事実、自見さんは武田さんと同じ派閥であるにもかかわらず、麻生さんと関係が悪いことを気にして行動をともにしていません。今回の入閣も、“麻生さんのコマ”として使われているに過ぎませんよ」

 麻生氏の意図には、地元・福岡での勢力争いが関係しているという。

「現在、麻生派所属の大家(おおいえ)敏志参議院議員が、麻生さんの制止を振り切ってまで、次期衆院選で自民党が議席を持たない『福岡9区』での鞍替え出馬を目指しています。

 先日おこなわれた福岡9区の支部長を選ぶための自民党福岡県連の党員投票では、大家さんが圧勝しました。

 県連は党本部に、大家さんを支部長にするように申し入れていますが、麻生さんが大反対しています。麻生さんは、大家さんに党員投票で負けた北九州市議を応援していたからです。

 大家さんが圧勝しているので、麻生さんも無理やり降ろすわけにはいかない。“降りるように説得”しているのですが、大家さんは聞く耳を持っていません。麻生さんとしては、なんで俺の言うことを聞かないんだと許せないんです。

 そこで同じ参院で、当選回数が少ない自見さんを当てつけのように入閣させて、『俺は閣僚人事まで操れるんだ』と、大家さんがこれ以上、麻生さんに逆らわないように自身の権力を見せつけたわけです」(同前)

 まさに、麻生氏のやりたい放題状態。前出の二階派関係者は怒りが収まらないようだ。

「自見さんの入閣した理由がわかった瞬間、怒りが込み上げましたよ。我が派閥幹部も、大激怒しています。

 自分の力を誇示するためにうちの枠を使って、“自分のコマ”を入閣させるなんて……『そこまでやるか』と思いました。

 麻生さんには、一刻も早く引退してもらいたいですよ」

 これまで数々の力技を見せてきた麻生氏だが、今回の「女性登用内閣」は、あまり世論の支持を受けていないようだ。

 無理筋になってきているのでは――。

8865OS5:2023/09/14(木) 21:43:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/14b5c2469b6ebdd764536555ccab14f0828860e4
自民・安倍派で退会者 集団指導体制に不満
9/14(木) 15:35配信

テレビ朝日系(ANN)
自民党の最大派閥安倍派の土井亨(どい・とおる)衆議院議員が、新体制への不満から派閥を退会しました。安倍元総理大臣が亡くなって以降、初めての退会者となります。

安倍派は先月、会長不在のまま15人の幹部による集団指導体制を発足させました。

土井氏は、これまで「会長を選任するべきだ」と主張していて、新たな運営体制に不満を示していたという事です。

安倍派の幹部は、「後に続く人はいない単独行動だ」として慰留はせず、14日に受理しました。

これで所属議員は99人となりました。

テレビ朝日報道局

8866OS5:2023/09/14(木) 21:51:26
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-65745.html
“ドリル事件“以来9年ぶりの要職 「ファミリー企業に1400万円超」 小渕優子・選対委員長(49)に不透明な政治資金処理が発覚
2023/09/13 16:00文春オンライン

 9月13日の内閣改造・党役員人事で、選挙対策委員長に就任した小渕優子氏(49)の関係政治団体が、2015年からの7年間で、1400万円以上を自身のファミリー企業に支出していたことが、「 週刊文春 」の取材でわかった。

 関係政治団体を巡る政治資金規正法違反事件で経産相を辞任して以来、約9年ぶりに要職に起用されたが、新たに不透明な政治資金処理が発覚したことで早くも説明責任が問われる事態になりそうだ。

 小渕氏は1996年、成城大学を卒業後、TBSに入社。1998年、父・恵三氏が首相に就任したのに伴い、TBSを退社し、私設秘書になった。2000年5月、恵三氏が急逝すると、地盤を継ぎ、翌6月の衆院選で初当選を果たす。

 2008年9月、麻生政権で戦後最年少の34歳で男女共同参画・少子化担当相として初入閣。2014年9月には、第2次安倍政権で重要閣僚とされる経産相に就任した。


経産相を辞任したのは9年前 ©時事通信社
「完全に禊が済んだ」岸田首相が選対委員長に起用
 ところが、その直後の2014年10月、小渕氏の関係政治団体「小渕優子後援会」などが開催した東京・明治座での観劇会を巡り、支出が収入を大幅に上回るなど、政治資金収支報告書に不適切な記載をしていた問題を「週刊新潮」が報道。

 東京地検特捜部が捜査に乗り出し、小渕氏は経産相を辞任。結局、収支報告書への虚偽記載額は3億円を超え、2015年10月、小渕氏の元秘書2人には有罪判決が下された。

「以降、小渕氏が要職に起用されることはなかった。しかし、今回、岸田首相は『完全に禊が済んだ』として党四役の一角、選対委員長に起用したのです」(政治部デスク)

 その後、小渕氏の政治資金はどうなっているのか。政治資金規正法違反事件が発覚した翌2015年以降の政治資金収支報告書を確認したところ、自身のファミリー企業に多額の支出をしている実態が浮き彫りになった。

 問題のファミリー企業とは、「光山商事」、「光山倉庫」、「光山電気工業」など、小渕氏の祖父・小渕光平元衆院議員(故人)が立ち上げた「光山社(こうざんしゃ)」の流れを汲む企業グループだ。中でも「光山商事」や「光山倉庫」は、取締役の大半が小渕姓で、小渕氏の従兄が社長を務めている。

親族が関連する企業への支出が計1400万円以上
 小渕氏の政党支部「自由民主党群馬県第五選挙区支部」や、「小渕優子後援会」の収支報告書(2015年〜2021年)によれば、「光山商事」にガソリン代など、「光山倉庫」に倉庫使用料代など、「光山電気工業」に事務用品代などの名目で、計1400万円以上を支出していた。

 政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授が指摘する。

「政治資金には税金が含まれているので、その使途には厳正さが求められます。その意味で、親族が関連する企業への支出は、道義的な問題がある。どうしてもその企業に発注しなければいけない必然性があるのか、丁寧に説明すべきです」

 小渕事務所に見解を求めたところ、以下のように回答した。

「(ファミリー企業について)選挙区支部及び後援会の政治資金については、政治資金収支報告書記載のとおりです」

 だが、小渕氏の政治資金に関する疑惑はそれだけではなかった――。

 9月13日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および9月14日(木)発売の「週刊文春」では、小渕氏が、有罪判決を受けた元秘書が取締役を務める企業にも多額の政治資金を支出していた問題や、巨額の政治資金収入を支える意外な“タニマチ”、小渕氏が選対委員長に起用されるまでの経緯などについても詳報している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年9月21日号)

8867OS5:2023/09/14(木) 23:02:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1d3b06eb22290d52d89d81c3f0957328b98904b
女性の総理補佐官を2人任命 自民・上野通子参院議員らを起用
9/14(木) 21:01配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

岸田総理は総理大臣補佐官に自民党の上野通子参院議員を任命する方針を固めました。政府関係者が明らかにしたもので、「女性活躍や消費者行政」を担当するということです。

また、国民民主党の前参院議員で労働組合出身の矢田稚子氏を、同じく総理補佐官に任命する方針も固めました。矢田氏は「賃金や雇用」を担当するということです。

今回の改造では、女性閣僚を過去最多タイとなる5人登用しましたが、さらに女性の総理補佐官を2人任命することで、「女性重視」の姿勢を打ち出し、政権浮揚につなげたい狙いがあるものとみられます。

矢田氏の起用に関しては、与党関係者は「国民民主党との連携が進みつつある表れ」と話していますが、矢田氏本人は周囲に「政局とは無関係だ」と語っています。

TBSテレビ

8868OS5:2023/09/14(木) 23:09:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4e91ddf62065193b0d46d2a5fdaf5276fae2476〝11月解散〟浮上 吉か凶か改造内閣、補正予算成立直後「伝家の宝刀」が 林氏斬りの新内閣、支持率〝ご祝儀〟あるか
9/14(木) 17:00配信


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夕刊フジ
第2次岸田再改造内閣で会見する岸田文雄首相=13日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

第2次岸田文雄再改造内閣が14日午前、本格始動した。岸田首相は、物価高対応や賃上げ実現、少子化対策のため、月内に経済対策策定を閣僚に指示し、来月中の取りまとめを目指す方針だ。こうしたなか、永田町では「10月中旬、臨時国会召集」「11月上旬までの2023年度補正予算成立」「11月の衆院解散」というスケジュールが流れ始めた。果たして、「政界屈指の親中派」外相らを退任させ、女性閣僚5人を起用した新内閣に支持率の〝ご祝儀〟はあるのか。岸田首相が「伝家の宝刀」を抜けば、有権者は〝前内閣の功罪〟も含めて判断することになりそうだ。

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「今はまず、思い切った経済対策をつくり、早急に実行していくことを最優先に日程を検討する。現時点で、これ以上、申し上げることはない」

岸田首相は13日夜、皇居での認証式を経て、新内閣が正式発足した後、解散・総選挙への見解を問われ、こう明言を避けた。

ただ、岸田首相の慎重な姿勢に相反するように、永田町では思惑と観測が交錯している。前述のように、具体的な政治日程を盛り込んだ文書が飛び交った。解散時期によって投開票日は複数記されている。

焦点となるのは、内閣改造・自民党役員人事による浮揚効果だ。

岸田首相は、記者会見で「変化を力にする内閣」と説明したが、閣僚19人のうち、初入閣11人とするなど〝変化〟は確かだ。高市早苗経済安保担当相を留任させ、上川陽子外相らを起用するなど、女性閣僚は過去最多タイの5人となった。

危機管理なのか、「政界屈指の親中派」である林芳正外相や、文春砲の連続追及で「機能不全」に陥った最側近の木原誠二官房副長官を退任させた。

LGBT法で離反した「岩盤保守層」の取り戻しを狙ったのか、安倍晋三元首相の信頼も厚かった木原稔元首相補佐官を防衛相に抜擢(ばってき)するなど、配慮も見せた。

官邸幹部は「支持率は高まるはず」と期待するが、どう見るか。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「政権の骨格となるメンバーは変わらず、財務省主導の『増税路線』に沿った主要政策は継続するつもりだ。岸田首相としては、来年の総裁選を見据えて『党内バランス』と『求心力』を意識した内向き人事で、本気で選挙に打って出る人事ではない。経済対策を打ち、補正予算を成立させ、旧統一教会の解散請求、外交的成果など、国民の関心を引くアピールをして、解散・総選挙につなげられるか。情勢は極めて厳しい」とみる。

岸田首相は13日の記者会見で、エネルギー価格高騰を受けたガソリン補助金の継続をはじめ、国民生活を支援する経済政策を実行すると表明し、賃上げにも言及した。

「10月中をメドに取りまとめを目指す」と明言しているが、計算通りに行くのか。

自民党中堅は「国民は戦略性に乏しい岸田政権の経済対策に辟易(へきえき)している。国民負担を軽減するなら減税がもっとも合理的だが、現実は、財務省の意を受けた『大増税路線』だ。内閣改造も、実は意味不明な配置が多い。大臣ポストを熱望する〝待機組〟の意向に応えた『在庫一掃内閣』で、支持率が上がっても一過性だろう」と手厳しい。

さらに、解散・総選挙をめぐって、岸田首相は〝失策〟の過去がある。

8869OS5:2023/09/14(木) 23:09:23
低空でも続投路線

岸田首相は今年6月、国会会期末に合わせて「情勢をよく見極めたいと考えている」と発言し、〝解散風〟を猛烈に吹かせたが、結局は自ら引っ込めた。党内外から「解散権を駆け引きに使っている」と批判を浴び、国民世論も欺瞞(ぎまん)的と受け止めたのか、支持率は加速度的に下落した。結局は解散の機会を失った。

今春の統一地方選で躍進した日本維新の会などの選挙準備が整う前に、永田町に流れるスケジュール通り、岸田首相は解散に踏み切るのか。

政治評論家の有馬晴海氏は「社会が多様化するなかで、新たな人事や政策、政治的成果の『賞味期限』は極めて短くなっている。岸田首相は、在任の長さに強い関心があり、『低空飛行でも首相を続投する』のが基本路線だろう。実務や安定感を重視し、長期戦を見据えた内閣改造ともいえる。解散の行方は不透明だ」と語った。

8870OS5:2023/09/15(金) 07:42:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d8196378b8e8f5a118f08598a34dc76f8f4cd90
「三頭政治」変化の兆し 岸田首相、茂木氏に不信感 年内の衆院解散に両論〔深層探訪〕
9/15(金) 7:00配信


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時事通信
記者会見する岸田文雄首相=13日午後、首相官邸

 13日の内閣改造・自民党役員人事で、岸田文雄政権の権力構造に変化が見え始めた。「三頭政治」と称された岸田首相と茂木敏充幹事長の関係に不信感が芽生え、幹事長交代論も一時浮上。首相は来年秋の党総裁選での再選に向け、最大派閥・安倍派への傾斜を強めた。今後の政局の焦点は、首相が年内の衆院解散・総選挙に踏み切るかどうか。新たな布陣を国民がどう評価するかや、経済対策の内容や国会対応が判断を占う材料となる。

 ◇2度の会談
 11日午前11時すぎ、首相公邸に向かう裏門に黒塗りセダン車が入った。後席にいたのは、安倍派有力議員の萩生田光一政調会長だった。

 首相は同日朝、インドから帰国したばかり。人事調整で真っ先に萩生田氏と30分余り協議し、午後には党本部でも再び約40分話し合った。

 今回の人事で注目されたのは茂木氏の処遇だった。茂木氏は宰相への野心を隠さず、官邸側との調整がない「突出」が目立っていた。1月の通常国会の代表質問で「児童手当の所得制限撤廃」を表明、最近も秋の補正予算編成を主張した。首相は周囲に「どうなっているんだ」といらだちを見せた。

 首相は就任以来、麻生太郎副総裁、茂木氏との連携を重視。定期的に党本部で相談し、政権の重要方針を決めてきた。岸田派が第4派閥にすぎず、政権運営のため第2派閥の麻生派、第3派閥の茂木派の協力が欠かせなかった。それを古代ローマの有力者3人による政治体制になぞらえて「三頭政治」と表現したのは茂木氏だった。

 「続投と交代、どちらがいいのか」。首相は今夏以降、茂木氏の留任の可否を悩んでいた。麻生氏は「仕事ぶりで交代させるべき点がありましたか」と続投を求め、首相は結局受け入れた。

 一方で萩生田氏、松野博一官房長官ら安倍派有力者「5人衆」が全て閣僚・党幹部に留任。最側近だった岸田派の木原誠二氏が週刊文春報道で官房副長官退任を余儀なくされ、官邸中枢の意思決定プロセスも変わるとみられる。政権安定へ最大派閥を引き寄せ、総裁再選への流れを強めたい首相の思惑がにじむ。

 党選対委員長には、茂木派に所属し派内で首相候補に推す声もある小渕優子氏を起用。首相が安倍派に配慮を示したのとは対照的に、茂木氏へのけん制とみる向きも強い。茂木氏は13日の記者会見で総裁選への対応を問われると「政権をしっかり支えていきたい」と語った。だが、2人に生じた疑心暗鬼は簡単には消えそうにない。

 ◇「ドリル」火種に
 女性閣僚を過去最多に並ぶ5人に増員したのは「刷新感」を打ち出すためだった。一方、目玉人事となった小渕氏は、就任初日の記者会見で早速、過去の政治資金問題で「洗礼」を受けた。

 小渕氏は涙をこらえながら「おわびしたい」と陳謝。しかし、2014年に発覚したこの問題では関係データの入るハードディスクがドリルで破壊されていたことが判明。説明はなお不十分とされ、政権の火種となりそうだ。

 解散時期の見方は自民内で交錯する。党幹部は「なお首相は年内解散を諦めていない」と説明。党関係者は「党内固めを優先した陣容だ。解散は来年秋の総裁選後だろう」と慎重だ。

 政府・与党は臨時国会を10月16日に召集する案を軸に検討する。物価高対策などを盛り込んだ経済対策を策定し、財源の裏付けとなる補正予算を編成する方針。この国会での成立を目指せば年内の政治日程は相当窮屈になる。ただ「経済対策を策定するだけで解散することも可能だ」(経済官庁関係者)との見方もある。

 低迷する内閣支持率の向上も、衆院解散を行う必要条件だ。21年9月、当時の菅義偉首相が総裁選出馬を断念したのも、低支持率の中で解散を模索したことが明らかになり、党内で反発を受けたためだ。岸田首相が「解散カード」をどう駆使するのか。世論や党内情勢も見極めて慎重に判断するとみられる。

8871OS5:2023/09/15(金) 08:15:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ce7c148568cfe63d5d23deadf1532d678025d86
岸田内閣改造、くすぶる不満 派閥均衡腐心も「配慮足りぬ」
9/15(金) 7:17配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=14日午前、東京・永田町

 13日に発足した岸田政権の新体制は、派閥ごとの入閣者数が岸田派を除いて変わらず、岸田文雄首相が力の均衡を崩すまいと腐心した形跡がうかがえる。

 このため、派単位では「合格点だ」と評価する声が多いが、最大派閥の安倍派など一部には「配慮が足りない」と不満もくすぶる。首相は15日の副大臣・政務官人事でも各派への気配りを求められそうだ。

 「わが派は内閣でも党でも要職を担うことになった」。14日の茂木派(54人)総会で会長の茂木敏充幹事長が内閣改造・党役員人事の結果をこう報告すると、所属メンバーから拍手が起きた。

 同派は茂木氏の幹事長留任、小渕優子氏の選対委員長就任により党4役を2ポスト確保し、入閣待機組2人を含む3人を入閣させた。一連の人事には来年9月の党総裁選に向けて茂木氏の動きを封じる首相の思惑もあったが、派の中堅は「満額回答だ」と語った。

 麻生太郎副総裁が留任し、閣僚4枠を維持した麻生派(55人)も「不満はない」(関係者)との受け止め。入閣者数が1減の2人だった岸田派(46人)は、昨年の初入閣組2人が失言などで辞任した後だけに「今回は仕方がない」(若手)と納得している。閣僚ゼロの森山派(8人)幹部は「最小派閥から森山裕会長を党4役の総務会長に押し込めただけで十分だ」と語った。

 一方、安倍派(100人)は突出して所属議員が多いが、入閣者は麻生派と同じ4人。幹部は「規模を考えればおかしい」と不満げだ。派内では西村康稔経済産業相ら「5人衆」が同じポストにとどまったことにも「新陳代謝が必要だった」(中堅)と批判が渦巻く。派を仕切る5人衆に対する反発が首相にも向かいかねない状況だ。

 二階派(41人)からも前回と同じ2人が入閣した。ただ、関係者によると、首相官邸から当初提示されたのは「入閣枠1」。派幹部が「それなら要らない」と突っぱねたところ、官邸は慌てて2人に増やしたという。別の幹部は「最初の1人案は忘れない。禍根を残した」と憤る。

 官邸の不手際を問題視する声もある。今回、閣僚19人のうち2人は「参院枠」と位置付けられている。参院議員の入閣は改造前日に官邸が参院幹部に内定を伝えるのが慣例にもかかわらず、連絡を怠ったという。複数の関係者によると、世耕弘成参院幹事長は「屈辱だ」と周囲に怒りをぶちまけた。

8872OS5:2023/09/15(金) 08:15:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/11586f019694077a0935b39b654b871543834aed
河野、茂木をつぶせ! 岸田首相が実は恐れている自民党「岸田おろし」の爆弾
9/15(金) 8:03配信


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現代ビジネス
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 2023年9月13日に岸田文雄首相は内閣改造と党役員人事を行った。「人事が好き」とも言われる岸田氏の意図はどこにあるのか。今回の内閣改造、党役員人事をどう読み解けばよいのかを考えてみる。

【写真】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

「岸田おろし」への恐怖心
新内閣の顔ぶれ[Photo by gettyimages]

 端的に言ってしまうと、この人事は「自民党総裁選」を念頭に置いたものであり、「総選挙」を見越したものではないということ、さらに「攻めの人事」というよりは、「守りの人事」であるということが特徴としてある。そうした視座から見れば「国民を向いた人事」というよりは、「党内を向いた人事」といってよいだろう。

 それは、派閥間の均衡への配慮や、重要閣僚ポストや党役員ポストに留任が多いことに表れている。

 まず、今回の人事は政権の延命のための「派閥の論理」によるものであったといえる。

 岸田氏にとって最大の眼目は、来年秋に行われる自民党総裁選に勝利することにある。というのも、岸田派は現在のところ党内第四派閥であり、100人を数える最大派閥である安倍派や、50人を超える麻生派や茂木派に比べて弱小だ。9月に入会が伝えられた元石破派の事務総長を務めた田村憲久元厚労相を加えても、岸田派は46人にすぎない。

 そうした派閥の情勢からすれば、岸田派よりも多い安倍派、麻生派、茂木派の支持を獲得できなければ、自派閥だけでは総裁の座を守り切れず、「岸田おろし」という党内政局が起こる可能性もある。

 新内閣の閣僚を見れば、岸田首相を含めた20人の閣僚のうち、岸田派は3人、麻生派は4人、茂木派は3人、安倍派は4人、非主流派の二階派は2人、谷垣グループからは1人、無派閥2人、そして連立のパートナーである公明党から1人というように、各派閥のバランスを見ながらの人選となっている。

 党役員については、麻生太郎氏が副総裁、党四役は茂木敏充氏が幹事長、森山裕氏が総務会長、萩生田光一氏が政調会長、小渕優子氏が選対委員長となっており、麻生派1人、茂木派2人、安倍派1人、森山派1人という配分になる。

 この党役員と閣僚を加えると、岸田派が3人、麻生派、茂木派、安倍派が5人、二階派が2人、森山派が1人、谷垣グループが1人、無派閥が2人となり、自派閥の岸田派を少なくしても岸田政権を支える麻生派、茂木派、安倍派に配慮したものとなっていることは明らかだ。

内閣改造のどこが「新しい」のか?
留任した高市早苗経済安全保障担当相[Photo by gettyimages]

 こうした人事については、しばしば「人心を一新し、難局に当たるための適材適所」という説明が政権側から述べられるが、それだけではない。むしろ「人事を政権浮揚のためのチャンス」ととらえる向きもある。つまり新しい閣僚を選ぶ中で、その政権の「新味」を出すことで、有権者の期待を獲得し、支持率の向上を試みることも出来る。

 今回の人事ではどうだっただろうか。

 今回の内閣改造は11人の初入閣者を数えていて、全閣僚の半数以上を占めている。こうした「数」的見地からすれば「新味」はあるのかもしれないが、分析する上では「質」的に留任する閣僚についても注目する必要がある。

 実は今回の内閣改造では、重要ポストほど留任者が目立つ。首相の岸田氏を除いて、官房長官の松野博一氏、デジタル相の河野太郎氏、財務相の鈴木俊一氏、経産相の西村康稔氏、経済安全保障相の高市早苗氏、そして国交相には連立のパートナーの公明党の斉藤鉄夫氏と、6人の閣僚が留任している。

8873OS5:2023/09/15(金) 08:16:06

 さらに外相の上川陽子氏、経済再生相の新藤義孝氏の2人は、これまでも重要閣僚ポストを経験してきた人物であり、安定感はあるが「新味」はないともいえる。つまり、ある意味で、「質」的見地からは重要閣僚ポストにおいては「既視感」があり、目新しいものとはいえない印象がある。

 こうした「既視感」は、党役員ではさらに強い。党役員人事でも麻生、茂木、萩生田の各氏は再任であり、森山氏は選対委員長から横滑りといえ、純粋に新任であるのは小渕氏のみといえる。

 唯一の新味と言えるのは、女性の閣僚が2人から5人へと倍以上に増加したこと、党役員人事においても、女性が党四役に就任したことが挙げられる。こうした女性登用は評価されるだろう。

念頭にあるのは「総裁選」
 先ほども指摘したとおり、こうした人事は必ずしも国民に向けた「総選挙」を意識したものではなく、党内向けの「総裁選」を念頭に置いたものであると考えることが出来る。

 注目すべきは「ポスト岸田」を狙って総裁選に出馬する可能性のある潜在的な「将来の総裁候補」を、内側に取り込んで身動きできなくしたことだろう。つまり閣僚や党役員として処遇することで、「将来の総裁候補」が来年の総裁選に「出馬をできない状況」を作り出している。

 前回の2021年の自民党総裁選においては、岸田首相のほかに、河野、高市などの有力な総裁候補の各氏も出馬して、熱い選挙戦が行われたことは記憶に新しい。特に河野氏は国民的人気を背景として、岸田氏との決選投票まで残り、現在でも将来の首相候補として名前が挙がる人物である。

 前回の総裁選に出馬した政治家は、当然ながら、将来の「総裁の椅子」を狙っていると考えられる。しかし岸田氏が警戒しているのは、有力な前回総裁選出馬者だけではない。茂木派の領袖である茂木氏、現在は領袖を欠いている最大派閥・安倍派の萩生田氏や西村氏も総裁への意欲を示している。

 そこで、これらの有力「総裁候補」を閣内や党の要職に就けることで、来年の総裁選への出馬を抑止することに、今回の人事の主眼はある。ここまで持って回った手段をとるのは、やはり岸田派が第四派閥だからだ。

党内に潜むライバルたち
河野太郎デジタル担当相[Photo by gettyimages]

 特に、岸田氏が注目しているのは、河野氏と茂木氏の動向だろう。

 河野氏は、前回の総裁選では国民の人気において岸田氏を凌駕する勢いだった。また、歯に衣着せぬ言動をいとわないところもあり、野に放てば岸田政権に対してどんな批判を行うかわからない。場合によっては河野氏が「岸田倒閣運動」の急先鋒になる可能性もある。

 そのために、閣内に残して対応の難しいマイナンバーカードの問題に忙殺させることで、総裁選への出馬準備をさせない腹づもりもあるかもしれない。もっと言えば、マイナンバーカードについての批判の矢面に立たせておくことによって、河野氏の総裁選への力を削ぐことも意図しているととらえられなくもない。

 この河野氏は、必ずしも自らの派閥を持っているわけではない。あくまでも麻生派の一員であり、麻生氏の影響力も及ぶものと考えられる。結果、この人事によって、岸田氏がもっとも警戒しているのが茂木氏であるということが明らかとなったといえる。

 続く後編記事『これは「岸田森内閣」だ…「小渕選対委員長」の背後にあった森元首相の「意向」』では、茂木氏の力を削ぐために岸田首相が採った策略と、今なお内閣改造に大きな影響を及ぼす「ドン」の存在について分析しよう。

白鳥 浩(法政大学教授)

8874OS5:2023/09/15(金) 08:17:03
https://gendai.media/articles/-/116232?utm_source=yahoonews&amp;utm_medium=related&amp;utm_campaign=link&amp;utm_content=related
2023.09.15
# 政局

これは「岸田森内閣」だ…「小渕選対委員長」の背後にあった森元首相の「意向」
内閣改造の裏側を読む
白鳥 浩法政大学教授
プロフィール
2023年9月13日に岸田文雄首相は内閣改造と党役員人事を行った。「人事が好き」とも言われる岸田氏の意図はどこにあるのか。今回の内閣改造、党役員人事をどう読み解けばよいのか。

前編記事『河野、茂木をつぶせ! 岸田首相が実は恐れている自民党「岸田おろし」の爆弾』に引き続き、考えてみたい。

最大のライバル・茂木氏をつぶせ
今回の人事には、いかに岸田氏が茂木氏に対して様々な配慮と対策を行って、来年の総裁選への出馬を食い止めようとしているかが端的に示されているといってよい。

茂木氏は9月5日に、幹事長である限りは「岸田政権を支える」と発言した。つまり、これは裏を返せば、「幹事長でなくなれば、茂木氏は岸田政権を支える必要はなくなる」というようにも読める。党内第三派閥で50人以上のメンバーのいる茂木派が主流派から外れれば、今後の政権運営にも暗雲が立ち込める。

かといって、このまま幹事長職を継続させてしまえば、茂木氏に党内からの支持が集まっていくことも予想される。

というのも幹事長は、総裁が首相として官邸に出ている間は実質的に党の実務を取り仕切ることとなり、選挙における候補者の決定や、最終的な政策の決定などにも影響力を及ぼすことが出来る「権力のあるポスト」である。総裁への意欲を明確に示している茂木氏が幹事長を続けて、隠然たる権力を持ってしまっては、岸田氏もいつ寝首を搔かれるかわからない。

そこで、岸田氏が考えた対策が、小渕氏を党四役に抜擢することだった。同じ茂木派で主導権を争う小渕氏は必ずしも茂木氏とはそりが合わず、したがって茂木氏に対するけん制になる。つまり、茂木氏と小渕氏を党内で互いに競わせることで、岸田氏はその実を得て、茂木氏に権力が集中しすぎることを防ごうとしているとみることが出来る。

小渕氏を選対委員長に抜擢したことには別の意味もある。小渕氏は小渕恵三元首相の娘でもあるため、その彼女を要職に配することの意図も考えることが出来る。

第一に、公明党との関係の改善が見込めることがある。公明党が自民党の総裁を首班とする連立政権に参加したのは、1999年の小渕第二次改造内閣からであり、小渕元首相の娘を好意的に思っている公明党とのパイプを期待できる。

思えばここ最近、東京都において公明党と自民党との関係はぎくしゃくしていた。5月25日には公明側が「東京における信頼関係は地に落ちた」とすら発言し、東京の選挙協力も白紙となっていた。

9月4日には何とか東京での選挙協力にこぎつけ、合意文書を締結することが出来たが、こうした連立与党間のきしみについては、幹事長である茂木氏に責任があるという見方も強い。選挙協力に影響が出ないように、関係修復を期待するという意味で小渕氏を登用したという見方も出来る。

8875OS5:2023/09/15(金) 08:17:31
第二に、沖縄における選挙対策もある。小渕元首相は2000年のG8沖縄サミットの開催を決定し、それを記念して首里城の守礼門をデザインした2000円札を発行したことで知られる。残念ながら小渕氏はサミット前に亡くなってしまい参加は叶わなかったが、沖縄においてはいまだに一定の人気を持っている。そこで娘の優子氏を登用することで、基地問題などで県民の不満の矛先が自民党に向いても、一定の緩和効果が見込める。

小渕恵三元首相[Photo by gettyimages]
第三に、中国との関係についても一定の改善効果が見込まれる。中国とは処理水放出の問題で、中国側が日本産の海産物の輸入禁止などの措置を出したことで、厳しい関係にある。

しかし小渕元政権時の1998年には、中国の指導者として江沢民氏が初めて来日し、「平和と発展のための友好協力パートナーシップの構築に関する日中共同宣言(略称は日中共同宣言)」を発表して、日中の友好関係に尽力した。それに対して、中国側も一定の評価があり、日中関係の改善が期待できる。

そして最後に、何よりもこれは最大派閥である安倍派の実質的なオーナーである森元首相が強く推した人事であり、最大派閥の支持を得るためには岸田氏は、森氏の意向を聞かざるを得ないということがあった。



「岸田森内閣」の成立
今回の人事には、現在、政界にいない政治家の影響力の下に行われたと示唆する報道もある。

つまりこの人事は、故人である安倍元首相、青木元官房長官、そして現在議員バッジをつけていない森元首相らの影響力の下にあったことも取り沙汰されている。中でも森氏の影響力は注目すべきである。

安倍氏は現在の最大派閥である安倍派を作り上げた。この安倍派に対する配慮がなければ内閣改造、党役員の人事は成立しない。また、党内では、総裁への意欲を強く示している茂木氏に対する、生前の青木氏の否定的な評価も影響を与えたと考えられる。

とりわけ彼らの意向を強く代弁したのが森氏である。

森喜朗元首相[Photo by gettyimages]


岸田首相は森氏の意向を受け、いわゆる安倍派「5人衆」のうちの萩生田氏、西村氏、松野氏、高木氏を内閣や党の要職で処遇し、さらに小渕氏を党四役の選対委員長に抜擢した。

かつて1982年に中曽根内閣が組閣されたときに「田中曽根内閣」といわれたように、政権内部ではなく外部の影響を強く受けたことにならい、今回も森元首相の影響下にある岸田内閣として「岸田森内閣」という印象を持たれる可能性がある。

また、「大宏池会」を狙う岸田政権のキングメーカーである麻生派の領袖・麻生氏の意向も強く反映されているという。これも外部からの政権人事への影響ととらえられよう。

いずれにしても第四派閥出身という足かせから逃げ切れない岸田首相のこの内閣改造、党役員人事が、国民にどのように受け止められるか。今後も注意深い検討が必要だ。

8876OS5:2023/09/17(日) 09:44:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b111d5772e35c3257575e2be64132ba4ca9b57
「人事の岸田」がほくそ笑む…元野党議員を取り込んだ「恐ろしすぎる思惑」
9/17(日) 7:03配信

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元野党議員が政務官に
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 第2次岸田第2次改造内閣の最大の目玉は、国民民主党の参議院議員だった矢田稚子氏の首相補佐官就任ではなかったか。矢田氏は2016年の参議院選で、民進党の公認候補として比例区で当選。2018年に国民民主党に参加して副代表を務めたが、2022年の参議院選では15万9929票を獲得しながら落選した。


 この時、自民党の越智俊之氏は11万8710票で最下位当選を果たし、立憲民主党も石橋通宏氏が11万1703票を獲得して3期目を制した。日本維新の会に至っては、最下位当選の青島健太氏の得票数は3万3553票に過ぎず、矢田氏の得票数よりはるかに少ないのだ。

 にもかかわらず、矢田氏が落選したのは、国民民主党が比例区で315万9625票しか獲得できず、3人しか当選させられなかったことが原因だ。そもそも国民民主党は2022年の参議院選で「比例区で500万票の獲得」を目標に掲げたものの、その6割程度しか果たしていない。

 落選後に会った矢田氏は、「次の選挙は出ない」とやや厳しい表情で筆者に語った。ちょうど、矢田氏が支持母体の電機連合の政治アドバイザーを辞任した頃のことだった。それでも矢田氏は、議員時代に事務局長を務めた「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」の活動などに顔を出していた。その様子は「政治の現場でまだまだやりたいことがある」と言いたげに見えた。

 参議院議員時代に取り組んだ少子化対策や子育て問題、とりわけ矢田氏自身が経験に基づいて訴えてきたヤングケアラーの問題は、ようやく国が調査に乗り出し、中学生の17人に1人、全日制の高校生の24人に1人が「世話をしている家族がいる」ことが判明。国民民主党は2022年2月、「児童福祉法の一部を改正する法案(ヤングケアラー支援法)」を参議院に提出した。

 こうした業績を考慮するなら、矢田氏に補佐官として任せるべきジャンルは自ずから明らかになるはずだ。しかし岸田文雄首相は矢田氏を「賃金・雇用担当補佐官」に任命した。ちなみに矢田氏が在籍した国民民主党のスローガンは「給料を上げる。国を守る」で、賃金・雇用は国民民主党の“1丁目1番地”といえる政策だ。

 よって岸田首相が矢田氏を首相補佐官に任命したことは、矢田氏の党籍がすでにないとはいえ、どうしても国民民主党に対する“取り込み”を連想させてしまう。さらに国民民主党が矢田氏が首相補佐官に就任したことを歓迎しているように見えることも、そうした印象を強めている。

8877OS5:2023/09/17(日) 09:44:32
前例はあるものの…
さらなる「大物」を狙っているとされる岸田首相[Photo by gettyimages]

 だが厳密には、そうともいえない面もある。たとえば9月15日の榛葉賀津也幹事長の会見では、榛葉氏は冒頭発言で補佐官就任ニュースを紹介し、矢田氏を「元国民民主党の仲間」と述べたが、筆者が「矢田氏は現在の仲間なのか、かつての仲間なのか」と質問すると、「友達だ」と微妙にはぐらかした。

 なお野党出身の元国会議員が自民党政権で補佐官に就任したのは、矢田氏ばかりではない。民主党政権時に文科副大臣を務めた鈴木寛氏の例がある。

 鈴木氏は経済産業省から慶應義塾大学助教授を経て、2001年の参議院選で民主党の公認候補として東京選挙区で初当選した。2期12年の任期の中で文科副大臣を2期務めたが、2013年の参議院選で落選。その翌年10月には安倍政権で文科省参与に就任し、2015年から文科大臣補佐官を4期務めた。

 しかし鈴木氏が矢田氏と異なるのは、初出馬の際には民主党のみならず自民党も、鈴木氏に政界入りを勧めた点だ。当時の自民党は内閣支持率が低かった森喜朗政権だったため、鈴木氏は民主党を選択した。

 その一方で矢田氏は労組出身で、自民党から政治の世界へ誘われた可能性はほとんどない。それだけ自民党政権への距離は遠く、ハードルは高いといえた。

 にもかかわらず、矢田氏が岸田首相からの「一本釣り」に喰いついたのは、やはり「自分のいる場所」を見つけたかったからではないか。これは周囲から反対があったために実現しなかったが、今年4月に行われた大阪市長選に自民党側から出馬の打診があった時、矢田氏は前向きの姿勢を示したという。

 そのような情報が官邸に伝わった結果、矢田氏の補佐官就任に繋がったのだろう。そして岸田首相は今度は矢田氏を“餌”にして、さらなる大物を釣り上げようとしているのだ。

 それは国民民主党なのか、あるいは労組なのか。岸田首相は今回の改造内閣を「変化を力に代える内閣」と命名した。ならば自民党にこれまでなかった異質なものを官邸に取り込むことこそ、岸田政権の力の源泉になるに違いない。そしてパワーを得た後、一気に衆議院解散に突き進む。「人事を尽くして天命を待つ」のではなく、「“人事”を描いて運命を紡ぐ」。それが岸田首相のやり方なのかもしれない。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

8878OS5:2023/09/17(日) 09:48:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eda95c106f32c2a243835187811d2af983901ad
茂木幹事長留任の舞台裏 「相談だが…」岸田首相が切り出した党人事
9/16(土) 22:10配信


産経新聞
臨時総務会を終え、カメラに向かってポーズをとる自民党新執行部(左から)小渕優子選対委員長、森山裕総務会長、麻生太郎副総裁、岸田文雄首相(党総裁)、茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長=13日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

13日に行われた内閣改造・自民党役員人事の最大の焦点は、茂木敏充幹事長の去就だった。

「留任をお願いしたい。ついては相談だが…」

11日午後、東京・永田町の自民党本部総裁室。外遊から帰国したばかりの岸田文雄首相(総裁)は茂木氏にこう切り出した。相談とは、閣僚として処遇しきれない各派閥の推薦議員を党の要職で起用することだった。

■派内に根強かった「主戦論」

茂木派(平成研究会)所属の小渕優子元経済産業相を選対委員長に、週刊誌で妻の元夫死亡をめぐる捜査が取り沙汰された木原誠二官房副長官を幹事長代理に起用する考えも伝えた。

「もちろんいいですよ」。快諾した茂木氏だが、派内には幹事長続投の打診があっても辞退し、来年の党総裁選出馬に備えるべきだとの主戦論が根強かった。茂木氏も一時は無役となる選択肢を検討したが、経済再生や安全保障が喫緊の課題となる中、自らが政局の火種となるべきではないとの考えに傾いた。

留任の感触はそれ以前から得ていた。人事の時期が迫っても、首相からは国民民主党との距離感など先々の重要案件について意見を求められていた。留任報道が飛び交っても、首相から報道を否定する連絡もなかった。続投との見立ては、ともに首相を支える麻生太郎副総裁とも一致した。

■小渕氏にゴーサイン

幹事長人事に並んで注目を集めたのが、小渕氏の党四役抜擢だった。

「了解してる。受けてもらって構わない」

11日夜、茂木氏は選対委員長の打診を受けたと報告してきた小渕氏にゴーサインを出した。10月の衆参補欠選挙や次期衆院選を控え、派閥の部下にあたる小渕氏が選対委員長に就けば指示や連携がしやすい。茂木派が党四役のうち2つを握れば派閥の存在感もさらに増す。

小渕氏の起用で首相が茂木派の分断を図った―。12日以降はこうした見方が広がった。将来を嘱望される小渕氏だが、過去の政治資金問題が尾を引いて表舞台からは長らく遠ざかっていた。この間、派内で求心力を増した形跡もない。茂木氏にとって「派閥分断」という解釈は意外だった。

■遠のいた総裁選出馬

首相も第3派閥の領袖に気を使った。人事当日の13日朝、党本部で麻生、茂木両氏と面会した際にはこう伝えた。

「いろいろ書かれているが、派閥に対して何かするという気持ちは全くないので」

茂木派は今回の人事で幹事長と選対委員長に加え、3つの重要閣僚ポストを獲得し、主流派としての地位を固めた。一方、首相を支える道を選んだことで茂木氏の総裁選出馬は遠のいた。13日の就任会見では「岸田政権を支えていく。それに尽きる」と明言した。

とはいえ、政界一寸先は闇。首相も一年後の口約束など意味を持たないことを理解してか、留任を条件に総裁選での支持を求めることは最後までなかった。(石鍋圭)

8879OS5:2023/09/17(日) 09:49:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/60b052d50a7adf0ea9e22b8879bba86ad999217d
「自公国」連立へ首相布石 補佐官に異例の野党出身者 岸田政権
9/16(土) 7:12配信
時事通信
首相補佐官の辞令交付後、矢田稚子氏(左)と撮影に応じる岸田文雄首相=15日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は15日、国民民主党副代表を務めた矢田稚子元参院議員を首相補佐官に抜てきした。


 野党出身者の補佐官起用は極めて異例で、自民、公明両党の連立政権に国民を加える「自公国」連立へ布石を打ったとの見方が与野党に広がる。ただ、国民を支持する連合は連立に反対で、構想の先行きは不透明だ。

 「適材適所の考え方で首相が判断した。これ以上申し上げることは差し控えたい」。松野博一官房長官は15日の記者会見で、今回の人事は自公国連立への布石かと問われると、こう述べるにとどめた。首相官邸で同じ質問を記者団から受けた矢田氏も「私は関知していない」と語った。

 自公国連立構想は菅政権時代に自民内の一部で浮上。昨年12月に機運が高まったものの、国民内で慎重派の意見が強まり、暗礁に乗り上げた。しかし、2日の国民代表選で与党寄りの姿勢が目立つ玉木雄一郎代表が再選されると自民内で再燃。13日の内閣改造では国民幹部を入閣させる案も取り沙汰された。

 自民内で検討されているのは、「政策協議」「閣外協力」などと段階を追って国民との間合いを詰める案だ。矢田氏は連合に加盟する電機連合の元組織内議員で、関係者によると、連合の芳野友子会長と良好な関係にある。自民関係者は「今回の人事は連合とのパイプづくりが狙いだ」と説明。閣僚経験者は「将来の連立に向けた布石だ」と言い切った。

 首相は14日、公明党の山口那津男代表に電話し、「矢田氏を補佐官に起用したい。ご承知おきください」とわざわざ伝えた。公明は国民の連立参加には慎重とみられ、修復の途上にある自公関係が再び悪化しないよう配慮したようだ。

 国民の反応は割れている。玉木氏は15日、東京都内で記者団に、矢田氏は8日に国民顧問を退任したため補佐官就任は知らなかったとしつつ、「現場の声を届けてくれる」と期待感を表明。一方、連立慎重派の一人は「国民幹部が裏で動いたのではないか」と疑心暗鬼に陥っている。

 立憲民主党は反発している。泉健太代表は15日、都内で記者団に「違和感がある。政治的人事と言われても仕方がない」と批判した。立民支持と国民支持の労組を抱える連合の関係者は「連合が壊れる」と悲鳴を上げた。

8880OS5:2023/09/17(日) 09:51:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2b802123829bfe109b682f5b4dd48adf928f5e3
「麻生ー茂木ライン」に“くさび”か 党内力学のカギ握る森山総務会長
9/15(金) 21:02配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

「森山さんが実質的な党の仕切り役になるだろうな…」

ある自民党関係者は党四役の総務会長に起用された森山裕氏の就任会見を見ながら、こう呟いた。

【画像】ポスト岸田を狙う茂木幹事長への“くさび”か…森山氏、小渕氏、木原氏を抜てき

岸田首相が党内最少派閥の長である森山氏を、総裁・幹事長に次ぐ党のナンバー3である総務会長に抜擢したのには狙いがある。

首相の信頼厚く…変わる「3頭政治」
首相はこれまで、政権運営をするにあたり麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長への相談を重視し、週1回は自民党本部に足を運び3人だけで会談し、意思決定を行ってきた。この様子は共和政ローマで3人の実力者が実権を握った寡頭政治体制になぞらえ「3頭政治」と呼ばれてきた。

一方、森山氏は、これまで党四役の選挙対策委員長を務めながらも、この3頭政治とは一定の距離を置き、非主流派の代表格・菅前首相や二階元幹事長とのパイプ役になってきた。当初、岸田首相としては、非主流派の反発を最小限にとどめたい狙いでの、森山氏の配置だった。しかし、森山氏は選対委員長として、衆議院小選挙区の区割り変更、いわゆる“10増10減”に伴う候補者調整に尽力した他、歴代最長の国対委員長在任時に培った網の目の人脈を生かし、高木毅国対委員長に度々助言を行い、国会運営にも影響力を発揮した。また、6月には衆議院解散を首相に直言するなど存在感を高め、「人脈が幅広くバランス感覚に優れ、実務能力が高い」(首相周辺)と評価を上げた。

そして、「ポスト岸田」を視野に入れる茂木氏の言動に首相が苛立ちを募らせ「3頭政治」に疑心暗鬼になるのとは対照的に、その穴を埋めるかのごとく、首相は森山氏への信頼感を高めた。

その結果、岸田首相は今回、森山氏を総務会長に抜擢した。総務会長は、自民党に常設される最高意思決定機関「総務会」のトップで、国会に提出する法案や党務に関する案件は全て総務会の了承を経なければ決まらない。森山氏は、幹事長の下で選挙の実務のみを仕切る選対委員長よりも、さらに明確な権限を手にした形だ。

今回の人事でも麻生氏、茂木氏は続投し「3頭」の形は維持されるが、森山氏の昇格で、「これまでとは構図が変わる」(自民党関係者)可能性がある。

ある自民党のベテラン議員は、「岸田総理は『3頭政治』を継続させながら、『森山ルート』で独自に情報収集し、自分で最終判断するのだろう」と強調する。今回の人事のポスト調整をめぐっても森山氏は「非主流派」の重鎮議員らと頻繁に連絡をとり、岸田首相に状況を伝えた。実際、首相周辺は「表では麻生さんや茂木さんとよく会っているが、電話でやりとりしている回数が圧倒的に多いのは森山さんだ。総理は党幹部の中で一番、森山さんを頼りにしている」と話す。

8881OS5:2023/09/17(日) 09:51:40
党のあちこちに打たれた「くさび」
こうした“くさび人事”は森山氏だけではない。新たに党四役に抜擢された小渕優子選挙対策委員長と、幹事長代理に起用される首相の側近・木原誠二前官房副長官の存在だ。この2人は、「ポスト岸田を狙う茂木幹事長へのわかりやすい“くさび”」(自民党関係者)とみられている。

岸田首相はもともと茂木幹事長の交代を検討していたものの、麻生副総裁の意向を聞き入れ留任させた。ここで首相が打った手が、同じ茂木派の小渕氏の起用だった。茂木氏が幹事長を務める体制の中で、党四役に同じ茂木派の小渕氏を起用するのは異例のことで、将来の首相候補とも言われている小渕氏の存在は茂木氏への明らかなけん制(自民党幹部)だ。

一方、木原氏は岸田首相のブレーンとされ、少子化対策など政権の重要政策の決定にど真ん中で関わってきた。その木原氏が今回就任する幹事長代理は、その名のとおり幹事長の代理であり、本来は茂木幹事長を支える役職だが、ある自民党の中堅議員は「実態は『茂木さんの監視役』だ」と断言する。

森山氏、小渕氏、木原氏という、打たれた“3つのくさび”。

来年9月には、岸田首相が就任時に決めた党役員の「連続3期まで」という任期規定により、副総裁の麻生氏と幹事長の茂木氏の任期は満期を迎えるため、2人は自動的に今の役職から「退任」となる。

ここからの1年で、岸田首相の党に対するアプローチがどのように変容するのか注目だ。
(フジテレビ政治部)

政治部

8882OS5:2023/09/17(日) 09:51:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b05fdb0131910e3c25cc9c160ddc4929cbc1ef5
岸田首相、副大臣・政務官人事決定 二階派が減り「冷遇」の声も
9/15(金) 20:35配信
毎日新聞
副大臣らと記念撮影に臨む岸田文雄首相(前列左から3人目)=首相官邸で2023年9月15日午後5時2分、竹内幹撮影

 政府は15日の閣議で、副大臣26人と政務官28人の人事を決定した。前回(2022年8月)と比べると、副大臣は岸田文雄首相が率いる自民党第4派閥の岸田派からの起用が増えた。非主流派の二階派からの起用は1人のみに減った。二階派は政務官枠も減り、派内からは「冷遇だ」と不満の声も上がった。

【写真で振り返り】政治家の失言・問題発言

 「どの閣僚にどういう副大臣を付けるのが適切なのか、どの大臣・副大臣にどういう政務官を付けるのか。チームとして人選を行った結果だ」。首相は15日、首相官邸で記者団にこう語った。

 派閥別にみると、副大臣の起用が最も多いのは最大派閥の安倍派の6人。岸田派5人▽麻生派4人▽茂木派3人▽二階派1人――と続いた。13日の閣僚人事に続き、安倍派のほか、第2派閥・麻生派、第3派閥・茂木派の党内主流派に配慮した形となった。政務官は、安倍派6人▽岸田派5人▽麻生派4人▽二階派3人▽茂木派1人。

 前回と比べ起用人数が減った第5派閥の二階派は副大臣1人と政務官3人。同派幹部は「そもそも適齢期の議員が少ない」と平静を装うが、若手を中心に派内には「明らかに冷遇されている」との不信感もくすぶる。

 会長の二階俊博元幹事長は内閣改造に先立ち、首相との会談で人事について「好きにやってください」などと伝えた。この後、首相は人事を巡る調整で、二階派に「閣僚1人でどうですか。あとは党(の役)職で」と提示した。同派幹部は「じゃあゼロでいい」と突き返した。

 最終的には、首相側が方針を変え、小泉龍司法相と自見英子地方創生担当相の2人が入閣したが、閣僚の枠も減らそうとした首相の姿勢は遺恨を残した。ある幹部はこうした経緯を振り返り「1人と提示されたのは忘れない。屈辱だ。戦闘モードだ」と語る。【李舜】

8883OS5:2023/09/17(日) 09:52:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a87f3f4f47e0dfd6b4dc6c99674e5734715312d
安倍派存在感 岸田派巻き返し 副大臣・政務官人事
9/15(金) 19:11配信

産経新聞
岸田文雄首相(矢島康弘撮影)

15日に決まった第2次岸田再改造内閣の副大臣・政務官の顔ぶれをみると、岸田文雄首相が閣僚や党四役のポストを自民党各派の勢力に応じて分配したのと同様に、党内バランスに配慮したことがうかがえる。一方、閣僚ポストの獲得数を前回から減らし、割を食った格好の岸田派(宏池会)は副大臣・政務官人事で若干の巻き返しを図った。


副大臣ポストを最も多く得たのは最大派閥の安倍派(清和政策研究会)で6人。同派は政務官人事でも最多の6ポストを射止め、存在感を示した。

首相が率いる岸田派は派閥の中で唯一、閣僚ポストを減らしたが、副大臣・政務官にはそれぞれ5人を送り込んだ。無派閥を除けば、いずれも2番目の多さで、閣僚人事で他派の意向を優先した分を補ったとみられる。同派幹部は「要望通りだ」と語る。

安倍派、岸田派に次いで副大臣ポストを多く獲得したのが第2派閥の麻生派(志公会)で4人。続いて第3派閥の茂木派(平成研究会)3人▽非主流派で第5派閥の二階派(志帥会)1人▽最小派閥の森山派(近未来政治研究会)はゼロ-と、おおむね派閥の規模に応じたポストの割り当てとなった。

政務官人事でも、麻生派が4人と3番目の多さとなり、二階派3人▽茂木派1人▽森山派はゼロ-と続いた。無派閥からの登用は、副大臣が4人、政務官が6人だった。

一方、13日の内閣改造では過去最多に並ぶ5人の女性が閣僚に登用されて注目を集めたが、副大臣・政務官の計54人に女性の起用はなかった。各派の推薦に基づいてポストを調整した影響があったとみられ、ある閣僚経験者は「派閥に配慮し過ぎだ」と批判した。(大橋拓史)

8884OS5:2023/09/17(日) 09:55:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcbf5756e33c1ef2f99c9574e7d36c5c8771c04d
【解散・総選挙へ】岸田首相、自民党内“反主流派”菅前首相と激しい暗闘 スキャンダルのぶつけ合いに発展
9/16(土) 16:15配信

NEWSポストセブン
岸田文雄・首相、反主流派との暗闘も(写真/JMPA)

 初入閣は11人、過去最多に並ぶ5人の女性閣僚を引っさげ、第2次岸田再改造内閣が発足した。だが、岸田文雄・首相の視線はすでに「解散」へと狙いを定めている――。


 内閣改造直後から自民党内には「やはり岸田総理は解散・総選挙をやるつもりだ」(ベテラン議員)との受け止めが広がり、再び解散風が強まっている。

 岸田首相を解散へと追い立てているのが自民党内の不穏な動きだ。来年9月には自民党総裁選が行なわれる。再選をめざす首相にとって最大のライバルになると見られているのが党内第2派閥を率いる茂木敏充・幹事長だ。

 自民党には、政権を支える立場の幹事長は「首相(総裁)と総裁選を争わない」という不文律がある。そこで岸田首相は茂木氏に幹事長を続投させて政権に囲い込む一方で、茂木派内で茂木氏と対立関係にある小渕優子氏を党4役の一つ選対委員長に据えて牽制した。

「小渕が選対委員長として目立つほど、茂木は埋没する。小渕起用には茂木の力を削ぐ狙いもある」(岸田側近)

 前回総裁選で首相と争った河野太郎・デジタル相と高市早苗・経済安保相をあえて留任させたのも、閣内に封じ込めておくためだ。

反主流派との暗闘
 だが、党内にはそれでも安心できない強敵が残っている。反主流派の旗頭、菅義偉・前首相だ。菅氏は今年初めに反岸田の声をあげた後、一時は鳴りを潜めていたが、8月7日に二階俊博・元幹事長、森山裕・総務会長(当時は選対委員長)と会食して「反主流派3人衆」の結束を確認すると、積極的に動き出した。

 各地の講演でタクシー不足解消のために「ライドシェア解禁」【※注】を提唱し、週刊ダイヤモンドで「官邸の決断」の連載をスタートして岸田政治との違いをアピールするなど対抗姿勢を鮮明にしている。

【※/一般のドライバーが自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア(相乗り)」。これまで日本では一部を除き道路運送法で禁止されているが、タクシー不足などから解禁を検討すべきという声があがっている】

 水面下では、岸田首相は内閣改造の前から、反主流派と激しい暗闘を繰り広げてきた。

「政権を襲った木原スキャンダルも、官邸サイドは『情報が漏れすぎる。菅政権で重用された元警察官僚が背後で糸を引いている』と疑っている」(同前)

 官邸側も反撃に出た。さる9月8日、首相の地元・広島の中国新聞が、菅側近として知られた河井克行・元法相の選挙買収事件で、「すがっち 500万円」などと買収資金の提供元が書かれた河井氏のメモを検察が押収していたことをスクープした。

 菅氏は「そんなことあるわけがない」と報道内容を強く否定したが、自民党内では「中国新聞は岸田総理の地元紙。木原スキャンダルに対抗して菅さんにダメージを与えるために官邸サイドが仕掛けた」(菅氏に近い議員)と受け止められている。

 両陣営の対立はスキャンダルのぶつけ合いに発展しているのだ。

8885OS5:2023/09/17(日) 09:55:36
 そんな岸田首相が愁眉を開いたのが改造直前のNHKの9月世論調査(8〜10日調査)だったという。5月の広島サミット後から下がり続けていた内閣支持率が36%とわずか3ポイントだが上昇に転じたからだ。

「注目したのはNHK調査で福島第一原発の処理水放出後の総理の対応を『評価する』という意見が75%に達していたこと。総理は喜んで意を強くしている」(岸田側近)

 政治ジャーナリスト・野上忠興氏が語る。

「岸田首相はこの機会を逃したら来年の自民党総裁選前後まで総選挙を打つタイミングがなくなる。今後の政治日程には増税やマイナンバーカード問題、消費税のインボイス導入など国民の批判が高まる課題が目白押しだけに、解散を先送りすれば支持率もジリ貧になって総裁選で引きずり下ろされてしまう可能性がある。進むも地獄、退くも地獄なら、反主流派が倒閣に動く前に一か八かの解散ということでしょう」

 自民党内の反主流派に背を撃たれそうになって、首相は総選挙へと突き進むしかなくなっているとの見方だ。

※週刊ポスト2023年9月29日号

8886OS5:2023/09/17(日) 09:55:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/979d2e580967db2a0a108bc1aa8eb6d7485abc98
労組切り崩し「自公国」連立へ布石か 首相補佐官に元国民民主副代表起用
9/16(土) 16:16配信

西日本新聞
 岸田文雄首相は15日、国民民主党副代表を務めた民間労働組合出身の矢田稚子(やたわかこ)元参院議員(57)を首相補佐官に起用した。首相の政策ブレーンである補佐官に野党出身者が就くのは異例で、国民とその支援労組を取り込む布石としたい狙いだ。自民内で模索が続く自民、公明、国民3党連立構想の具体的な動きが表面化した形だが、国民や連合には戸惑いが広がっている。

 矢田氏は15日、首相官邸に入り、首相から辞令を交付された。記者団に「働く人の声を国政につなぎたい思いで一民間人としてお受けした」と述べた。

 矢田氏は、国民を支援する連合傘下のパナソニックグループ労組幹部を務め、2016年参院選比例代表に電機連合の組織内候補として旧民進党から出馬し初当選。22年参院選で落選し政界を引退。今月8日に国民顧問を退任した。労組の役員も退いている。政府は勤務先を通じ補佐官就任を打診したとしている。

 担当は国民民主が重視する賃金・雇用政策で、政府、自民が連携を深化させたい意図は明白。官邸幹部は「賃金・雇用の専門家で助言をもらいたい。民間人としてお願いしたが、臆測するのはご勝手に」と自民側からの秋波をにおわせた。

 国民の榛葉賀津也幹事長は記者会見で「政策実現のためにいろいろなパイプを駆使する。矢田氏もその一つになり得る」と期待感を示した。連立構想との関連は「関係ない。政局で捉えるのは失礼」と否定した。

 「自公国」連立構想は、自民の茂木敏充幹事長らが、水面下で国民の玉木雄一郎代表らと調整してきたとされる。自民にとっては、野党分断や東京での選挙協力を巡り一時対立した公明党へのけん制の側面も浮かぶ。矢田氏登用を第一歩に、政府、自民は秋の臨時国会に提出が想定される補正予算案に対し国民の賛成を引き出し、さらに政策実現の実績を重ねたい考えだ。

 ただ国民の一部や連合内は連立参加への拒否感が根強く、選挙区調整など実現へのハードルも高い。自民幹部は「連立はない。閣外協力だ」と解説する。

 玉木氏に近い国民中堅は「新しい野党の形となり得る」と歓迎したが、「事実上の連立入りと受け止められても否定できない」(幹部)との警戒感も高まっている。連合幹部は「労組出身の元議員とはいえ、今は政治から離れた立場。労組も連合も口が出せない」といら立ちを募らせた。

 自民の閣僚経験者は「巧妙な一手。労組を取り込む呼び水になり得る。これで国民もこちらにつきやすくなるな」と笑みを見せた。 (岩谷瞬、御厨尚彰)

8887OS5:2023/09/19(火) 00:17:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/300a644b3ad5d72248ca5a577031366db04170db
「岸田首相の懐刀」木原誠二氏、幹事長代理と政調会長特別補佐の兼務で調整
9/18(月) 18:16配信

読売新聞オンライン
木原誠二氏(8月7日)

 自民党は幹事長代理に就任する見通しの木原誠二衆院議員について、政調会長特別補佐も兼務させる方向で調整に入った。木原氏は岸田首相の最側近で、首相の意向を党側に伝える役割を担うとみられる。



 複数の党関係者が明らかにした。木原氏は13日の内閣改造で官房副長官を退くまで、政府で内政や外交全般を取り仕切っており、今後は党の政策決定などにも関与していく見通しだ。木原氏自身も党政調の役職を希望していたという。

 木原氏は首相が率いる岸田派に所属し、2021年9月の党総裁選で公約作りを主導するなど、首相の懐刀として知られる。官房副長官退任に合わせ、首相が「党とのパイプ役になってほしい」と求めていた。党政調でも処遇されることで、「党運営だけでなく、政策面でも首相の影響力が強まる」(幹部)との見方が出ている。

8888OS5:2023/09/19(火) 12:47:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/96fdc39040250c81385a7edaf45e247c3936fb42
「アリの一穴になり得るかも」安倍派にさざ波 5期目議員が退会届、新体制に不満
9/19(火) 9:40配信

西日本新聞
国会議事堂

 自民党最大派閥・安倍派で昨年7月の安倍晋三元首相死去以来、初めての退会の動きが明るみとなり、派内にさざ波が立っている。土井亨衆院議員(宮城1区)が塩谷立座長に派閥退会届を提出。近く手続きを経て所属議員は99人となる見通し。会長を空席としたまま、集団指導の新体制に移行したことへの不満が理由で、今後は無派閥で活動する意向という。派内には少なからず同様の不満があり、大所帯が抱える分裂リスクを回避し結束を保てるか改めて問われる。


 第2次岸田再改造内閣が発足した13日、安倍派から改造前と同じ4人の閣僚と党四役1人の登用に成功し安堵(あんど)感もあった塩谷氏に、土井氏は退会届を手にして向き合った。同派ベテランは「彼の意思は固い。翻意はしない」と見通す。

 土井氏は2005年初当選の5期目。安倍派議員によると、会長の下に集う本来の形とは懸け離れた派閥の体制に失望していたという。派内一部にも派有力者が政府や党の要職を占め続ける現状への不満がある。

 安倍派はこの1年以上、後継会長を決められず、8月末に塩谷氏ら15人による意思決定機関・常任幹事会を新設。高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の「5人組」や一部閣僚経験者が選ばれたが、直前まで派会長代理だった下村博文元政調会長は外された。派の元会長で今も強い影響力を振るう森喜朗元首相の意向が反映された。

 関係者によると、土井氏は過去に森氏と確執があり、森氏がにらみを利かせた新体制について「許せない様子だった」(派関係者)という。

 現状、土井氏に続く退会希望は表面化していない。ただ「気持ちは分かる。この退会がアリの一穴になり得るかも」(中堅)といった声もある。下村氏は11日のインターネット番組で「(自身の処遇で)ここまで邪魔されるとは思わなかった。政界引退した森氏に影響力が残っているのは残念だ」と恨み節を口にした。

 若手は「派閥運営は正念場。早く会長を決めるべきだ」と求める。だが派内は「次の衆院選までは今の体制のままでいく」(重鎮)との方針に傾きつつある。

 閣僚経験者は「安倍さんのように100人まとめて面倒を見るスーパーエースなんてそういない。歴史的に集団指導体制はうまくいかない。みんな、分かった上でやっているんだ」と複雑な胸の内を明かした。 (坂本公司、御厨尚陽)

西日本新聞

8889OS5:2023/09/19(火) 12:52:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/689b975452214cb651d9c7a014bca0cc10ffbb87
日本医師会の元会長「けんか太郎」が父の武見厚労相、日医代弁者になること「毛頭考えず」
9/18(月) 9:05配信

読売新聞オンライン
武見敬三氏

 武見厚生労働相は17日のNHK番組で、父親が日本医師会(日医)の会長だったことに自ら触れ、「医療関係団体の代弁者になることは毛頭考えていない」と強調した。

 武見氏の父・太郎氏は長く日医会長を務め、日医の意に沿わない場合、政府相手でも徹底抗戦し、「けんか太郎」の異名を取った。

日本医師会

 武見氏はかつて日医の政治団体、日本医師連盟(日医連)の組織内候補だった。13日の内閣改造では、日医連の現在の組織内候補である自見地方創生相も初入閣した。日医は声明で両氏の入閣を「誠に喜ばしい限りだ」と歓迎した。

 年末に向け、日医などと診療報酬改定の調整が本格化する見通しで、武見氏には「身内びいきになる」との懸念を打ち消す狙いがあったようだ。政府内では「日医が嫌がる政策に切り込めるか、今後力量が試される」との声が出ている。

8890OS5:2023/09/19(火) 20:39:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/46c3eaae60da2ed7729f40510bea3f737dd8f8b3
【政界の断面】「小石河連合」が復活? 小泉氏らに次期総理望む声 派閥政治への反発か
9/19(火) 19:41配信
カナロコ by 神奈川新聞
2021年の自民党総裁選で連携した(左から)石破氏、河野氏、小泉氏=2021年9月17日、国会内

 岸田文雄首相(自民党総裁)が行った内閣改造と党役員人事への支持が伸び悩む中、日本経済新聞の世論調査「自民党総裁(次期総理)にふさわしい人」で無派閥の小泉進次郎元環境相(衆院11区)が1位となり、政界がざわついている。同率2位は石破茂元幹事長と河野太郎デジタル相(15区)。先の総裁選で岸田陣営に対抗した「小石河連合」がベスト3を占めることとなった背景には、派閥主導で進められた人事への世論の反発がありそうだ。

 内閣改造・党役員人事を受けた世論調査で、岸田内閣の支持率は共同通信が6ポイント増の39%だが、日経は42%、読売新聞は35%で改造前と横並びだ。来秋の総裁選に向け、岸田氏の再選戦略を練る主流派陣営は「反主流派の逆襲を呼びかねない調査結果」(官邸関係者)と警戒感を強めている。

 日経が内閣改造に合わせ13、14日に行った世論調査「自民党総裁にふさわしい人」で1位となった小泉氏は16%、石破氏と河野氏は15%でそろって2位。4位は8%の高市早苗経済安全保障担当相、5位は7%の菅義偉前首相(2区)で、上位5人を党内反主流とされる議員が占めた。

 首相就任後も自派閥を率いる岸田氏は6%で6位。以下は岸田派の林芳正前外相とやはり自派閥を率いる茂木敏充幹事長がそれぞれ4%、安倍(晋三元首相)派の萩生田光一政調会長と茂木派の小渕優子選挙対策委員長がそれぞれ3%で続き、主流派とされる議員は軒並み下位どまりだった。

 小泉進次郎氏の父・純一郎元首相の現役時代を知る自民の元議員は「純一郎さんは『自民党をぶっ壊す』と派閥政治を全面否定して解党的危機を乗り切った」と振り返り、「今や総理も幹事長も派閥を辞めないばかりかトップに居座ったまま役職に就いている。立ち位置に客観性が乏しいからリーダーとして支持されない」と断じた。今回、初入閣を果たした議員の側近は「国民に『派閥頼みは民意と逆行』との印象を抱かれて支持を得られないのであれば、内閣の先行きが心配になる」と表情を曇らす。

神奈川新聞社

8891OS5:2023/09/19(火) 20:40:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/17cc32129a8d7912da3ece04dce544addb640b15
岸田政権、皇位継承たなざらし 担当内閣参与が退任
9/19(火) 7:07配信

時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)、鈴木俊一財務相(左)、高市早苗経済安全保障担当相=15日午後、首相官邸

 岸田政権下で皇位継承の議論がたなざらしになっている。

 今後も皇族数の減少が見込まれるなど喫緊の課題と位置付けられるが、自民党では保守派が女性・女系天皇の容認につながることを警戒。今月13日には、皇室制度を担当する山崎重孝内閣官房参与が退任し、ますます進捗(しんちょく)が見通せない状況となった。

【図解】有識者会議が示した皇族数確保策

 「衆参両院議長の下で検討が行われている。国会の議論にコメントする立場にない」。松野博一官房長官は15日の記者会見で、政府として議論を促さない考えを改めて示した。

 皇室典範は、父方が天皇の血筋を引く「男系男子」が皇位を継承すると規定。現在、皇位継承資格を有するのは、(1)秋篠宮さま(2)秋篠宮さまの長男の悠仁さま(3)上皇さまの弟の常陸宮さま―の3人のみで、安定的な継承には不安が残る。

 皇室の構成も平成以降最少の17人にとどまり、悠仁さま以外の未婚の皇族はいずれも女性。婚姻などで皇族数がさらに減少すると、天皇が行う国事行為の臨時代行や、各種行事への臨席、被災地への慰問といった皇族の役割が果たせなくなる恐れもある。

 上皇さまの天皇退位を受け設置された政府の有識者会議は2021年12月にまとめた最終報告書で、悠仁さまが皇位を継承する流れを揺るがせにしてはならないとし、その次代の議論は「機が熟していない」と明記。その上で、皇族数の確保策として、(1)女性皇族が結婚後も皇室に残る(2)旧宮家の男系男子が養子として皇籍に復帰する―の2案を提示した。

 岸田文雄首相は今年2月の自民党大会で「安定的な皇位継承を確保するための対応は先送りできない課題だ」と述べたが、具体的な動きにはつながっていない。有識者会議の報告を受け設置された自民党の「皇室問題等についての懇談会」(座長・麻生太郎副総裁)も22年1月の初会合以降、音沙汰なしだ。

 この問題に関わってきた政府関係者からは「首相は表で言うだけで、やる気がない」との不満が漏れる。ある閣僚経験者も「議論の機運が全く盛り上がっていない」と認める。

 自民党内には保守派を中心に「女系天皇容認につながるのではないか」(安倍派幹部)との意見が根強い。一方で、21年の総裁選で野田聖子元少子化担当相が「女系天皇も選択肢の一つだ」と訴えるなど容認派も一定数いる。首相としては、党内が二分し政権基盤が揺らぐのを避ける思惑もありそうだ。

8892OS5:2023/09/19(火) 21:01:09
https://news.goo.ne.jp/article/tbs/politics/tbs-726901.html
知られざる内閣改造 “最大のサプライズ”林外務大臣交代の真相
2023/09/17 06:30TBS NEWS DIG

知られざる内閣改造 “最大のサプライズ”林外務大臣交代の真相

知られざる内閣改造 “最大のサプライズ”林外務大臣交代の真相

(TBS NEWS DIG)

9月13日に行われた自民党の役員人事と内閣改造では、小渕優子氏の選対委員長起用や、史上最多タイの5人の女性閣僚誕生などが話題となった。その中で、多くの人を驚かせながら、あまり話題に上っていない人事がある。それが林芳正外務大臣の退任だった。なぜ林氏は交代となったのか。

「派閥を頑張ってもらいたい」 岸田総理からの要請
内閣改造を翌日に控えた9月12日の昼、宏池会(岸田派)のナンバー2、林外務大臣は総理官邸を訪れた。
週末にウクライナを訪問していたことについて、岸田総理に報告するのだという。
およそ30分後、総理執務室から出てきた林氏は硬い面持ちだった。

林 芳正外務大臣(当時)
「(記者:人事については)ウクライナの報告だけです」

記者団の質問にこのように答え、官邸をあとにした林氏だったが、実際には、この総理との会談で、林氏の大臣交代、そして後任に上川陽子氏をあてる人事が正式に決まったという。

政府関係者によると、この場で、岸田総理は林氏に次のように要請した。

「派閥を頑張ってもらいたい」

“最大のサプライズ”外務大臣交代

TBS NEWS DIG Powered by JNN
9月13日に行われた自民党役員人事と内閣改造。

最大の焦点だった茂木幹事長の処遇をめぐって思い悩む中、岸田総理はいくつかの人事プランを用意していたとされる。小渕幹事長説や萩生田官房長官説など、さまざまな案が永田町をかけめぐったが、外務大臣人事についてはほとんど話題にならなかった。それは、林氏が外務大臣として1年10か月の間、堅実に仕事をしていたこともあり、続投があたかも既定路線であるかのように見られていたためだ。


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後任が同じ派閥で女性の上川氏だったことを聞いたアメリカの政府関係者は、「岸田がこの大臣交代を断行した勇気に驚いた」と興奮気味に語り、ある自民党幹部は「完全に岸田さんがライバルを潰した」との見方を示した。

霞が関や永田町からは「最大のサプライズ人事だ」との声が漏れた。

「安倍外交だってそうだった」首脳外交へのこだわり
なぜ林氏を交代させたのか。
9月13日の記者会見で問われた岸田総理は次のように答えている。


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岸田総理
「首脳外交というものは大変大きなウエートを占める。このように認識をしています。私も、長く外務大臣を務める中で、外交のありよう、そして外交における首脳外交の重要性、こういったことも痛感をいたしました。私自身、この首脳外交において大きな役割をこれからも果たしていきたいと思います。従来の林大臣も大変優秀な有能な大臣でありましたが、党内におけるこの有能な人材にも、それぞれこの力を発揮してもらうこうした体制を組むことも、より外交を前進させていく上でこれは意味があると考えています」

実は、政権発足してから間もない2021年11月にも、岸田総理は周囲に対して次のように語っている。

岸田総理(周囲に対し)
「外交は官邸主導でやる。安倍外交だってそうだった。外交は総理大臣がメッセージを出していくものだ」

第2次安倍内閣以降、4年8か月にわたり外務大臣を務めた岸田総理。そのときの経験から学んだのは「外交は最終的に総理大臣がやる」ということだったという。

外交は継続性が大事で、外務大臣も長く続けた方が国際舞台で有利。このように言われることが多いが、岸田総理自身は外務大臣を長く続けさせることよりも、派閥の別の人材に経験を積ませることのほうが重要だと考えたということになる。

実際、宏池会幹部によると、想定していた宏池会の閣僚枠は3。その内訳は再入閣・留任が1人、初入閣組が2人だった。もし林氏が留任すれば他の大臣経験者は入閣できない。派閥の新陳代謝を進めるため、そして、この組閣で岸田総理が目指した女性閣僚倍増のため、今回は上川氏を選んだ。

“身内でありライバル”の林氏
今回の交代劇にはもう一つの事情もある。
岸田総理が林氏を交代させないとみられていたのは、背景に両者の“微妙な関係”もあったからだ。

林氏は岸田総理より早く、2012年の自民党総裁選に出馬した。将来的に総理を目指すことを公言していて、2021年には参院議員から衆院議員への“鞍替え”も果たした。

8893OS5:2023/09/19(火) 21:01:22
「水正会」という、派閥を超えた会合を開いて自身の応援団を増やすなど、着々と総理を目指す上での環境整備をしていて、岸田総理からすれば“身内でありライバル”なのだ。
過去の自民党総裁の多くは、総裁になれば派閥を離れていたが、岸田総理は会長職にとどまっている。林氏を外務大臣に据えたのも、林氏が派閥に残ることで林氏の力が強くなりすぎることを警戒したのが理由の一つとされている。

つまり、林氏を外務大臣から外すのはライバル潰しどころか、将来の総理候補に力をつけさせることになりかねない。それでも岸田総理は林氏を派閥に戻した。ポイントは宏池会の現状にある。

宏池会の惨状と巻き返し

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内閣改造前の段階で、宏池会に所属する国会議員は45人(現在は46人)。総裁派閥ながら、なかなか人数が増やせず、第4派閥に甘んじている。
宏池会幹部によると、「50人を目指せ」と言ってきたのにもかかわらず、なかなか増えない実態に、岸田総理はいらだっていたという。

来年には自民党の総裁選がある。岸田総理としては、自分の足元を固めて再選は確実としたい。このため、林氏を戻してでも派閥をテコ入れし、体制を強化するよう命じたのだ。
一方で、さきほど紹介したように、今回の内閣改造で宏池会の閣僚希望枠は3だったが、入閣は1人足りない2人にとどまった。この結果、初入閣組を1人減らさなくてはならず、入閣候補とされた石原宏高衆院議員は閣僚ではなく総理補佐官となった。
各派閥の要望を最大限受け入れ、「党内融和」を重視することで、総裁選に有利になることを選んだのだ。

ただ、閣僚は減らしても、目立たないところで巻き返しに動いた。
自民党の「党7役」と言われる幹部の役職、組織運動本部長と広報本部長にそれぞれ金子恭之元総務大臣、平井卓也元デジタル大臣をあてた。
また、副大臣・政務官では最大派閥の安倍派の12人に次ぐ、10人を送り込んだ。
ちなみに、自民党の「党4役」に異例の2人を、閣僚にも3人を送り込んだ第三派閥の茂木派だが、副大臣・政務官では4人にとどまっている。

岸田総理
「閣僚、副大臣、大臣政務官さらには総理補佐官については適材適所でご覧のような老壮青、さらには男女バランスとなりました。要はチームとして人選を行いました」

岸田総理は、あくまで全体を見ることが大事だと強調した。

政権浮揚にはつながらず

TBS NEWS DIG Powered by JNN
岸田総理(派閥研修会の懇親会にて)
「令和の『明日は今日より必ず良くなる時代』、宏池会がしっかりと時代をリードして作っていく。こういった気迫を持って、この時代に臨んでいきたいと思っています」

9月14日、内閣改造直後に行われた宏池会の夏の研修会。宏池会関係者によると、岸田総理は、一部の世論調査で内閣支持率が上がったことを自ら紹介し、喜んでいたという。

ただ、その後、別の世論調査では支持率は横ばいで、内閣改造で政権浮揚はできなかった、との見方が大勢を占めつつある。

閣僚経験者
「女性を入れたからといって支持率があがるわけではない」

身内を固めることはできても、国民の支持はつかめていない岸田総理。

まずは、物価高を受けた経済対策で、どのような納得感のあるメッセージを打ち出せるかが焦点となる。

TBSテレビ 政治部
官邸キャップ
川西全

8894OS5:2023/09/19(火) 21:03:55
https://news.goo.ne.jp/article/news1242/world/news1242-463692.html
権謀術数? 深謀遠慮? 改造内閣、本当の“目玉”
2023/09/15 17:25ニッポン放送 NEWS ONLINE

権謀術数? 深謀遠慮? 改造内閣、本当の“目玉”

権謀術数? 深謀遠慮? 改造内閣、本当の“目玉”

(ニッポン放送 NEWS ONLINE)

「報道部畑中デスクの独り言」(第340回)

ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム。今回は、改造内閣の「目玉」について—


2023年9月7日、東アジア首脳会議〜出典:首相官邸HPより(https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202309/07asean.html

第2次岸田再改造内閣が発足しました。今回は6人が留任で、いわば「政権の骨格」が維持されましたが、11人が初入閣、女性閣僚は5人で過去最多に並ぶ陣容となりました。

「女性の政治参画が遅れているのは国際的にも問題と言われている。総理の意気込みを感じた」(加藤鮎子・子ども政策担当相)

「生活者目線の政策や、わかりやすい説明で、女性閣僚として私に与えられた役割を発揮していきたい」(自見英子・地方創生担当相)

その他、土屋品子復興相が初入閣、上川陽子外相は再入閣、高市早苗経済安全保障担当相が再任となりました。こうした女性閣僚の数がニュースにならなくなる時代が来るのを望みたいものです。

一方で留任した6人は、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相、鈴木俊一財務相、斉藤鉄夫国土交通相。また、自民党役員人事では茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長が続投と……政権の骨格維持たるゆえんです。


初入閣で就任会見に臨む自見地方創生担当相

「この内閣は『変化を力にする内閣』。明日はきょうよりも良くなる、誰もがそう思える国づくりを」

岸田文雄首相は組閣後の記者会見で、内閣をこのように名付けました。ひねりのない素直な命名です。経済、社会、外交・安全保障を3本柱とし、特に、物価高への対応や、構造的賃上げの実現などに向けた経済対策の取りまとめを月内に閣僚に指示する方針を示しました。

「〇〇内閣」……新しい内閣が発足すると命名されるのが常ですが、野党の反応です。

—–

「薄味な内閣改造」(立憲民主党・泉健太代表)

「総裁選対策内閣」(日本維新の会・馬場伸幸代表)

「聞く耳持たずに突き進む内閣」(共産党・小池晃書記局長)

—–

軒並み突き放す表現ですが、国民民主党の玉木代表は「『賃上げ実現内閣』になってもらいたい」と、政権におもねっているかのような柔らかさでした。

国民民主党のスタンスはさておき、一方で玉木代表からはこんな発言もありました。

「入った人より、入らなかった人に関心がある。柱が抜けたときの岸田総理を支える体制として疑問」

8895OS5:2023/09/19(火) 21:04:10
林芳正外務大臣 第59回ミュンヘン安全保障会議(基調発言) 2023年2月18日 ドイツ・ミュンヘン 〜外務省HPより https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/nsp/page4_005774.html

玉木氏が指摘する「入らなかった人」……その1人として林芳正外相の名を挙げました。なぜ、林氏が外れたのか……これについては首相会見でも記者から指摘されました。

「外交は首脳会合が大変大きなウェイトを占める。長く外務大臣を務めるなかで首脳会合の重要性を痛感した。私自身、首脳外交で大きな役割をこれからも果たしていきたい。林大臣も有能な大臣だったが、党内の有能な人材にも力を発揮してもらう体制を組むことは、より外交を前進させていく上で意味のあることだと考えている」

外交に強い自信をにじませた首相の回答です。政治に限らず、物事は自信のある分野で足をすくわれることも少なくないだけに、細心の注意をお願いしたいところです。

会見では私も、原発処理水の海洋放出に関し、中国の水産物禁輸措置への一段の打開策について質しました。首相の回答は以下のようなものでした。

「先日、ASEAN関連首脳会議で中国の李強首相に対し、日本の立場を直接伝えた。引き続き中国に対し、即時撤廃を求めていきたい」

「ホタテの加工をおたくにはやらせない」……これぐらいのことは言ってもらいたいところですが、岸田首相にはないものねだりか? これまでの姿勢を改めて強調しました。


国民民主党・玉木代表

この処理水海洋放出の他、ウクライナ侵攻など、外交問題が山積するなかでの外相交代です。親中派とされる林氏に対し、上川氏の外相起用、また、あわせて今回就任した木原稔防衛相とともに、台湾有事へのシフトという見方もありますが、いささか解せないところです。

先の総裁選で戦った高市早苗氏、河野太郎氏の閣僚再任、茂木敏充氏の幹事長続投……ライバルを閣僚や党の要職にとどめ、いわば「動きを封じる」ことで、維新の馬場代表が指摘するような「総裁選対策」を敷いたという見方があります。だとすると、岸田派である林氏の処遇は、逆に「ポスト岸田」へのフリーハンドを与えたのかどうか……今後の動きに注目したいと思います。

人事というものに正解はありません。派閥のバランスを取れば「派閥均衡内閣」と揶揄され、ある派閥を重用すれば「偏重」と批判されます。苦心の跡がみられる今回の人事ですが、最大の“目玉”は、林外相が閣外に去ったことなのではないかと私は思います。

最後に現場の状況を1つ。今回の閣僚呼び込みで特徴的だったのは、新閣僚の顔にマスクがなかったこと。新型コロナウイルスが5類に移行した影響です。

ここ最近は、マスク姿の閣僚呼び込みが続いていました。初入閣の人物は面識に乏しい上に、マスクのために、前もって写真を確認していても誰か判然とせず、音声収録後に「あれ誰だっけ?」と、記者間で確認することもありました。

今回はしっかりと“お顔”を確認。そういう意味では文字通り、「顔の見える内閣」となりました。官僚の原稿棒読みでなく、自らの言葉をもつ大臣を期待したいものです。(了)

8896OS5:2023/09/19(火) 21:05:18
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-586627.html
河野太郎が残って野村農水相が交代したのは良かったが、パパのコネ多すぎない?
2023/09/15 16:00FNNプライムオンライン



首相の娘とか幹事長の娘とか…
先週の小欄では「河野太郎をクビにするな」、また先々週は「野村農水相には辞めてもらった方がいい」と書いたので、今回の内閣改造と自民党人事でこの2つが実現したのは良かった。

ただちょっと「パパのコネ」が多過ぎはしないか。政治家の世襲を否定はしないし、女性の活躍は大賛成だが、首相の娘・幹事長の娘と続くと、せっかくの女性登用の価値が下がってしまう。

特に、故小渕恵三元首相の娘である小渕優子氏は、自民党4役の選対委員長に抜擢されたのだが、故小渕氏の盟友だった故青木幹雄元官房長官が、優子氏を重用して欲しいと森喜朗元首相に「遺言」したなどといった話を聞くと、パパのお友達がみんなで娘をひいきしているようで「いい加減にしろ」と言いたくなる。

小渕氏が就任会見で過去の政治資金問題について、涙をこらえながら「忘れることのない心の傷」と述べたのも、なんだか自分が被害者のような態度で納得できなかった。

人事直後の13・14両日に行われた世論調査では、読売と日経が内閣支持率は上がらず横ばいで、日経は「改造効果乏しく、派閥均衡評価せず」という厳しい見出し。共同だけは6ポイント上がっていたが、小渕氏の人事については「適切でない」が59%に上った。

なぜ林芳正氏を交代させるのか
私がそれより納得できないのは、林芳正外相の交代だ。ロシアのウクライナ侵攻や、処理水放出への中国の反発など、外交懸案が多いこのタイミングで、なぜ「顔が効く」林氏を交代させ、いくら評価が高いとは言え、外交については未知数の上川陽子氏を充てたのか。

これについて、岸田文雄首相が会見で「外交は首脳外交というものが大変大きなウエイトを占める。私も長く外務大臣を務める中で、首脳外交の重要性を痛感した」と述べたのには驚いた。

つまり岸田氏は、自分が外相の時に安倍晋三元首相が行った首脳外交を見て、外交は外相でなく首相がやるものだと「痛感」し、自分も首脳外交をやりたいから林氏は「いらない」と思ったのだろうか。

だが安倍氏と自分を重ねるのは、さすがに無理があると思う。岸田氏は自衛隊の反撃能力の保有を含めた防衛力強化を打ち出して、米国など国際社会から高い評価を得たし、処理水の放出も、中国を孤立させ国際社会を味方につけており、外交能力は悪くないと思う。

だが防衛力強化は安倍氏が、また処理水放出は菅義偉前首相が敷いたレールを進んだだけという見方もある。岸田氏一人に外交をすべて任せるのは、はっきり言って不安だ。

林氏が親中派なので交代させたという説があるが、林氏はどちらかと言うと普通の日本人より欧米的な価値観を理解する人だ。国際派で交渉力がある林氏を、今交代させるのはあまりいい手だとは思えない。

岸田氏の本心は
もう一つ気になったのは、外相をやめた林氏が岸田派の閥務に専念するという話である。せっかく岸田政権ができたのに、おそらく最も政策に明るい林氏をなぜ派閥に置くのか、これも不思議な話である。

来年秋には、自民党総裁選が行われる。ポスト岸田の一番手である茂木敏充幹事長については、麻生太郎副総裁が高く評価しているが、岸田氏はむしろ警戒しているようだ。

岸田氏は首相になった頃、「一期やったら次は林さんに譲る」と言っていたと聞いたことがある。同じ派閥なので十分ありうる話だが、岸田氏はこれから支持率がさらに下がって解散できなくなり、自分がおろされた時のために、後継として林氏を温存したのではないか。
【執筆:フジテレビ上席解説委員 平井文夫】

8897OS5:2023/09/20(水) 08:56:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/857a161597ed5936905a7626ca5a9e55b60426cb
岸田首相の内閣改造の評価散々「林、木原ダブル交代」となった裏側
9/20(水) 6:02配信
 岸田文雄首相が狙った内閣支持率アップにはつながらず、「『変化を力』どころか『変化ゼロ』」などと評価も散々な第2次岸田再改造内閣だが、一連の人事の中で多くの永田町関係者が「政治的サプライズ」と口を揃えたのが、林芳正外相と木原誠二官房副長官の退任劇だった。

 林氏はG20外相会議の議長役として活躍し、人事直前にウクライナを電撃訪問してゼレンスキー大統領と会談したことなどから、「誰もが外相留任と思っていた」(外務省幹部)のが実情。

 その一方で、岸田首相の最側近として官邸の仕切り役だった木原氏も、大手紙が「副長官留任」と報じるなど、政府与党内でも「岸田首相は結局、木原氏を交代させない」との見方が支配的だったからだ。

 結局、岸田首相は大方の予想を裏切る形で両氏を交代させた。そこで、その経緯や背景を検証すると、「岸田首相と林氏との派閥内での極めて微妙な関係に、最側近の木原氏の処遇問題が絡んだことが、ダブル交代の真相」(官邸筋)とする見方が浮かび上がってきた。

■背景に宏池会での岸田、林氏両氏の「特殊な関係」

まず、林氏の外相交代だが、(9月14日の寄稿で触れたように)「林氏は数カ月前から、『次の人事では外相をやめて党の役職につきたい』と直訴し、岸田首相もこれを受け入れていた」(官邸筋)とされる。

 ただ、林氏は岸田首相が人事工作を本格化させた段階で「G20 外相会議の議長役なので国連総会までは続けたい」との意向も示していた。このため、「岸田首相は一時、国連総会後への人事先送りも検討したが、すでに党内調整が進んでいたためそれを断念した」(官邸筋)のが実態とされる。

 しかし、「外交専門家」を売り物にしている岸田首相が、国連総会直前にG20外相会議の議長役の林氏を交代させるのは「人事手続き上もありえない」(G20自民幹部)はず。G20外相会議のメンバーからも「この時点での交代は理解できない」との疑問が相次いだ。

 その謎を解くカギが、岸田首相と林氏の「特殊な関係」とされる。林氏は現在岸田派の座長で、岸田政権が終わった後の同派後継会長就任が確実視されている。ただ、岸田首相は「退陣時期やその時点での党内状況によっては、退陣後も派閥会長にとどまることを念頭に置いている」(岸田派長老)との見方もある。

 というのも、総理総裁を輩出してきた名門派閥「宏池会」の領袖だった古賀誠元幹事長が、2012年秋に岸田氏に派閥会長を引き継ぐ際、その直前の自民党総裁選に古賀氏が派閥代表として擁立したのは、当時参院議員だった林氏。要するに「派閥の総理総裁候補としては林氏が先輩」となる。

 こうした経緯も踏まえ、2020年9月の総裁選で、当時の安倍政権での政調会長だった岸田首相は、官房長官だった菅義偉前首相に完敗した際、党内の多くが「岸田は終わった」と指摘したことを受け、岸田派でも「林派への代替わりの動きが急速に進んだ」(派若手)とされる。

 ただ、「岸田首相は内心、この動きに猛反発し、それが翌2021年秋の総裁選出馬につながった」(派幹部)というのが実態だ。このため岸田派関係者は「それ以来の林氏への強い警戒心が、今回の外相交代人事のつながった」と指摘する。

8898OS5:2023/09/20(水) 08:56:47
■8月初めに決まっていた「木原氏退任」

 こうした岸田首相の判断に微妙に絡んだのが最側近の官房副長官として官邸の切り回し役を務めてきた木原誠二氏の処遇だ。人事の直前に一部大手紙が「木原氏留任」を大きく報じたこともあり、表向きは「本人が固辞したことによる退任」とされている。

 しかし、「木原氏の妻が元夫の死亡をめぐり警視庁から事情を聴かれた際、捜査に政治的圧力をかけた」などと繰り返し『週刊文春』に報じられたことを不安視した岸田首相は、「木原氏を傷つけない形での交代を模索していた」(側近)との指摘もある。

 岸田首相と極めて親しい政界関係者は「岸田首相と木原氏の間では、8月初めに退任が決まっていたが、官邸側近にもそれを伝えなかった」と解説する。同関係者は「岸田首相は留任させようとしたのに本人が『内閣に迷惑をかける』という理由で断るという“美談”にして、木原氏のイメージダウンを防いだお芝居」と苦笑する。

 一連の伏せられた経緯については、岸田首相や木原氏は「決して口にしないで闇に葬る構え」(岸田派関係者)だとされる。ただ、同時進行となった「林氏と木原氏のダブル交代」は、岸田首相の足元の岸田派内に複雑な波紋を広げたのは間違いない。

 そもそも、「外相退任後は党のしかるべき役職に」と求めていた林氏に対し、岸田首相は人事断行の際、「君には派閥の面倒をみてほしい」と伝え、結果的に無役にした。これに対し林氏は「困惑と不満を隠して、とりあえず派内の各議員との懇親を深めることにした」(林氏周辺)という。

 これとは対照的に木原氏は幹事長代理と政調会長特別補佐に任命される方向だ。「岸田首相の懐刀として、茂木敏充幹事長や萩生田光一政調会長の監視役を務める」(岸田派幹部)ということで、「林氏との待遇の差は歴然」(同)となる。

 ただ、林氏の後任外相に岸田派幹部の上川陽子氏を起用した人事には、同派内から「なんで上川氏ばかりが重用されるのか」(閣僚経験者)との不満も噴出。それが岸田首相の派閥領袖としての対応への不信感にもつながっているのが実情だ。

■岸田派含め各派が「人事」に不満

 今回の人事を受けての各種世論調査では、「多少のばらつきはあるものの、支持率回復にはまったくつながらなかった」のは厳然たる事実。しかも、「政権安定を優先した岸田首相が派閥順送り人事を受け入れたのに、岸田派だけでなく、各派閥がそろって不満を漏らしている」(自民長老)という実態は「岸田首相にとっても想定外」(官邸筋)とされる。

 その岸田首相は19日午前、ニューヨークに向けて政府専用機で羽田空港を出発した。同日午後(日本時間20日午前)に国連総会一般討論演説で核軍縮への決意を表明するなど「得意の岸田外交」で存在をアピールして、帰国後の政局秋の陣に臨む構え。

 ただ、訪米出発前の19日朝には官邸で木原氏と密談したうえで自民党役員会に臨むなど、「木原氏を介した党運営への目配りも欠かさない」(官邸筋)ことが、「今回のダブル交代での岸田首相の本心がにじむ」(自民長老)ことは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8899OS5:2023/09/20(水) 11:29:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/8808aa57cf13dd35e648d90fb0540ba51b937567
「ドリル優子」と皮肉られても…小渕優子こそ“初の女性首相”の有力候補である理由
9/20(水) 11:02配信

ダイヤモンド・オンライン
記者会見する自民党の小渕優子選対委員長=13日午前、東京・永田町の同党本部 Photo:JIJI

 2014年に政治資金規正法違反のスキャンダルが発覚し、経産相辞任を余儀なくされた小渕優子氏。その小渕氏が、自民党の役員人事で選挙対策委員長に任命された。約9年ぶりの要職復帰となる。だが小渕氏といえば、不祥事の発覚後に「証拠隠滅のためにパソコンのハードディスクをドリルで破壊した」という報道が飛び交い、いまだにネット上で揶揄(やゆ)されている状況だ。だがそれでも、筆者は小渕氏が「初の女性首相」になれる可能性を秘めていると考える。その理由とは――。(立命館大学政策科学部教授 上久保誠人)

● 選挙対策委員長に 小渕優子氏を起用の理由とは?

 去る9月13日、岸田文雄首相が内閣改造および党役員人事を行った。今回の人事では、安倍派、麻生派、二階派、茂木派など、各派閥の人材を幅広く登用しているのが特徴だ。党内に“敵”を作らず、政権の基盤を安定させることを重視したとみられる。

 すでに各所で詳しく報じられているため、本稿では全員の紹介は避けるが、閣僚19人のうち初入閣は11人。13のポストを入れ替えるなど、「派閥のバランス」を重視しながらもフレッシュな顔ぶれをそろえた。

 岸田内閣・自民党は新体制の下で、「異次元の少子化対策」や防衛費の大幅増、マイナンバー制度の改善、経済安全保障体制の確立といった課題に取り組んでいくことになる。

 筆者が今回の人事で注目しているのは、岸田首相が女性閣僚を内閣改造前の2人から5人に増やしたことだ。女性閣僚数としては、第1次小泉純一郎内閣、第2次安倍晋三改造内閣と並び過去最多である。

 その面々を順に見ていくと、「ポスト岸田」の有力候補の1人である高市早苗・経済安全保障担当相は留任となった。高い専門性と実務能力を評価されての判断だろう(本連載第311回p3)。

 そして、岸田首相が特に重視する外相には、元法相の上川陽子氏が起用された。上川氏は東京大学卒・ハーバード大学大学院修了で、法相在任時にはオウム真理教の元代表、麻原彰晃(本名:松本智津夫)元死刑囚らの死刑執行命令書にサインをした人物である。今回の人事でも、その度胸と手腕が評価されたとみられる。

 日本はこれまで、女性の人権問題について国際社会から厳しく批判されてきた(第333回)。その中での上川外相の抜擢(ばってき)には、日本における女性政治家の活躍を国際社会に強くアピールする狙いもありそうだ。

 また、副大臣を経験していない自見英子(じみはなこ)・前内閣府大臣政務官は地方創生担当相に、加藤鮎子・前国交大臣政務官はこども政策・少子化担当相に抜擢された。この二人の起用に関しては、岸田内閣の支持率低迷が続く状況を打開するために、政権の清新さをアピールする思惑があるのかもしれない。

 そして、復興相には無派閥の土屋品子氏が初入閣した。土屋氏は聖心女子大学を卒業後、栄養関連の専門学校で学んだ異色の経歴を持つ。栄養士・製菓衛生師・調理師などの資格も保有しているとのこと。この人物の登用にも、「ジェンダー平等」をアピールする狙いがあると推察される。

 一方、党役員人事に目を向けると、選挙対策委員長には小渕優子氏が起用された。この判断は、一連の女性閣僚の登用とは毛色が異なるものだ。

● 経産相在任時に不祥事が発覚 しばらく裏方に徹してきた小渕氏

 というのも、過去の人事も含めて、自民党による女性政治家起用は(1)華やかさと人気を内閣支持率に取り込むこと、(2)「女性の社会進出」に積極的に取り組んでいると世間にアピールすること――の2点を主な目的としてきた。

 もちろん、それは決して悪いことではない。女性を積極起用する中で、高市氏をはじめ、野田聖子・前こども政策担当相、小池百合子・現東京都知事など、手腕を身に付けて実績を上げる女性政治家が続々と台頭してきた(第285回)。世間へのアピールにとどまらず、優秀な人材の輩出につながる効果もあったといえる。

 だが、今回の小渕氏の起用は、こうした文脈からは逸脱している。それどころか、内閣支持率を下落させる懸念材料になりかねない。

8900OS5:2023/09/20(水) 11:29:40
 小渕氏は知っての通り、第84代総理大臣である故・小渕恵三氏を父に持つ世襲議員だ。戦後最年少の34歳9カ月で初入閣し、内閣府特命担当相として少子化対策や男女共同参画などに従事。14年には経済産業相に就任し、順調なキャリアを積み重ねていた。

 ところが、経産相在任時に政治資金規正法違反のスキャンダルが発覚し、辞任を余儀なくされた(第93回)。嫌疑不十分で不起訴となったが、それ以降、小渕氏は閣僚に就いていない。党組織本部長など、どちらかといえば裏方といえる仕事で汗をかいてきた。

 そんな「スネに傷持つ身」である小渕氏が、今回久しぶりに要職に起用されたわけだ。

 だが小渕氏は、経産相就任前に文部科学大臣政務官や財務副大臣の経験はあるものの、それ以外は政治家として顕著な実績があるわけではない。経済安全保障の専門家として存在感を見せる高市氏や、こども家庭庁の設立に携わった野田氏と比べると見劣りする。

 政治家としての「修羅場」の経験値も同様だ。悔しい結果に終わったものの、高市氏、野田氏は初の女性首相を目指して総裁選を戦った経験がある。特に野田氏は「郵政造反議員」として05年の郵政解散総選挙において小泉首相(当時)に反旗を翻し、選挙区に「刺客候補」を立てられる苦境を生き残った。

 それに対して、小渕氏は元首相の令嬢として、政界の先輩からかわいがられてきた印象だ。最年少の閣僚起用や、経産相への抜擢は、能力や業績を高評価された人事というよりも、先輩方の寵愛(ちょうあい)が反映された結果だと思えてならない。

 もちろん、高市氏や野田氏も21年に「NTTとの会食問題」が取り沙汰されるなど不祥事もあった。両名とて“清廉潔白”というわけではないが、やはり政治家としての実績・経験は小渕氏を上回っているとみてよいだろう。

 そんな中で下された、今回の人事。小渕氏の抜擢は「参院のドン」と呼ばれた故・青木幹雄氏の「遺言」に基づくものだという見方が強い。だから筆者は「従来の女性登用の文脈から逸脱している」と述べたのだ。

● 今回の起用は小渕氏にとって 飛躍のチャンス!?

 青木氏は小渕恵三内閣の官房長官で、茂木派の長老として隠然たる影響力があった。小渕優子氏の“実質的な後見人”といえる立場だったが、今年6月に89歳で死去した。

 一部報道によると、青木氏は生前「われわれの使命は小渕優子内閣を作ることだ」と公言していたという。そして、森喜朗元首相がその「遺志」を後押しした。

 青木氏は小渕元首相が急死した際、森氏を後任に決めた人物だとされる。いわば森内閣の生みの親だ。青木氏に恩義がある森氏は、その「お別れの会」で「(小渕優子内閣を作るという)夢がかなうよう最大限努力してまいる」という趣旨の発言をしたと報じられている。

 今回の小渕氏の選対委員長への起用にも、森氏の意向が反映されているようだ。それが事実ならば、またもや長老の寵愛による抜擢である。実力でもぎ取った要職だとは到底いえない。

 ただし、岸田首相が小渕氏に任せたのは「選挙」の対策である。結果が数字として表れるため、その力量が可視化されてしまう難しい職務だ。「政治家は選挙に落ちたらタダの人」という言葉があるように、結果によって党員の人生が大きく左右されてしまう責任ある立場でもある。

 この人事に鑑みると、岸田首相は小渕氏に対して「長老の意をくんでポストは与えるけれども、実力は自らの手で証明しなければならない」と示したようにも思える。

8901OS5:2023/09/20(水) 11:30:08
 一方で、実力さえ証明できれば、今回の起用は小渕氏にとって飛躍のチャンスでもある。選対委員長として候補者一人一人の勝利に向けて汗をかき、結果につなげれば、派閥を問わず人望を得られるまたとない好機となるからだ。所属派閥である茂木派だけでなく、他派閥にも支持を広げられるだろう。

 もし小渕氏が首相就任を本気で目指すならば、この党内での支持拡大が実現のキーポイントになり得る。先ほどの高評価とは矛盾するようだが、高市氏や野田氏は、自ら仲間を集め、若手の面倒を見て汗をかき、派閥を率いて総裁選に勝とうとしたわけではなかった。彼女らは「無派閥」のまま総裁選に出た。いわば、「初の女性首相候補」という神輿に担がれることで当選を目指したといえる。

 これに対して、現段階の小渕氏には、神輿に担がれるだけの人望や実力はないかもしれない。しかし、長老から与えられた機会ではあるが、自ら汗をかき、泥をかぶって仕事をし、成果を出すことができれば、従来の女性政治家にはなかった「数の力」(=党内での支持基盤)を得られる立場についた。

 その上、政府は衆参両院の候補者に占める女性の割合を25年までに35%にするとの公約を掲げている(参考資料)。公約実現に向けて女性候補者を育成し、立候補・当選させていけば、「小渕ガールズ」とも呼ぶべき自らの権力基盤となるグループを形成できるかもしれないのだ。

 なにより、選対委員長として成果を出せば、茂木派の後継者として認められて「小渕派」を率いるポテンシャルも秘めている。

 ただもちろん、これらはあくまで仮定の話であり、そう首尾よく事が運ぶとは限らない。岸田首相も、何度も総裁選に挑戦して煮え湯を飲まされるような経験をした後に当選した(第286回)。小渕氏も根気強く挑戦し続ける必要があるだろう。

● 「ドリル疑惑」の払拭も 避けては通れない

 そして、総裁選と直接的な関係はないが、今後の小渕氏にとっては「国民からのマイナスイメージの回復」も重要な課題となる。

 今回の党役員人事が発表された際、SNSの「X」(旧Twitter)上では「ドリル優子」という言葉が飛び交った。

 14年のスキャンダル発覚時に、東京地検特捜部が小渕氏の後援会事務所などを家宅捜索すると、会計書類を保存したパソコンのハードディスクが電動ドリルで破壊された状態で見つかったという。このことを揶揄(やゆ)した小渕氏の異名だ。

 この「証拠隠滅疑惑」に対する国民の視線はいまだに厳しい。だが、たとえ国民に不人気な政治家であり、長老の寵愛によって要職を与えられたにすぎなくても、小渕氏が大きな可能性を秘めていることに変わりはない。

 繰り返しになるが、汗をかき、泥をかぶって「数の力」を得られれば、日本初の女性首相になれるかもしれないのだ。小渕氏は、自らに課せられた使命の大きさを知り、汚名返上に邁進(まいしん)すべきである。

上久保誠人

8902OS5:2023/09/20(水) 12:17:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fb385b43d9cb46e912023032a5a7d8a366bcda9
杉田水脈議員の投稿「人権侵犯」認定 札幌法務局、本人に啓発 ブログでアイヌ民族侮辱
9/19(火) 22:51配信

北海道新聞
杉田水脈衆院議員

 自民党の杉田水脈衆院議員がブログなどでアイヌ民族を侮辱的に表現した問題について、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定し、杉田議員側に人権尊重への理解を求める「啓発」を行ったことが19日、分かった。


法務局に人権救済の申し立てをしていた当事者らが明らかにした。

8903OS5:2023/09/20(水) 21:40:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f0d898d1cbced0201bff920860fcf5d91780c9a
安倍派から1人退会 100人割れ 森元首相への不満 アリの一穴か
9/20(水) 20:44配信

朝日新聞デジタル
自民党安倍派の総会であいさつする座長の塩谷立氏=2023年8月31日、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 自民党安倍派が100人の大台を割り込み、99人になった。同派が20日、土井亨衆院議員(宮城1区)の退会届を受理したと発表。新会長を選出できないまま、新たに敷いた集団指導体制への不満は派内にくすぶり、今後も退会者が出る可能性もささやかれる。

 「何人かで説得したが、固い意思があった」。安倍派の塩谷立座長は同日、土井氏の退会届を受理した経緯を朝日新聞などの取材に語った。土井氏は13日に退会の意向を示したが、塩谷氏が慰留していた。

 土井氏はこれに応じず、取材に「新会長を決められなければ退会すると言ってきた」と説明した。無派閥の閣僚経験者は、土井氏が森喜朗元首相の名を挙げ、「森さんの言いなりになる派閥は嫌だ」と相談してきたと語る。

朝日新聞社

8904OS5:2023/09/20(水) 21:41:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/1167ba6ba311b8798e22e4a7a88ab40607a67a83
二階派、「非主流」続き正念場 人事希望通らず、後継不在
9/20(水) 19:44配信


共同通信
派閥の研修会であいさつする二階俊博会長=20日午後、長野県軽井沢町

 自民党第5派閥の二階派(41人)が20日、長野県軽井沢町で研修会を開いた。派閥会長の二階俊博氏が2021年10月の岸田政権誕生に伴い党幹事長を外れたのを機に退会者が続出。先の内閣改造・党役員人事で「満額回答」はかなわず、「非主流派」が続くことを印象づけた。衆目の一致する派内の後継者は不在で、正念場を迎えている。

 二階氏は研修会のあいさつで「相手(候補)が選挙区でちょろちょろして困っているなら言ってほしい。5人、10人で押しかけ、同志をいじめたらこんな目に遭うぞと力を示す」と独特の表現で結束を訴えた。2年前の党総裁選では一致した投票行動が取れなかった。

 安倍、菅両政権下で二階氏は歴代最長となる5年超幹事長を務めた。この間、派閥は結束力を維持し、入会希望者も相次いだ。

 だが二階氏が無役となると、昨年4月以降は片山さつき元地方創生担当相や衛藤晟一元沖縄北方担当相、泉田裕彦、中川郁子両衆院議員と退会が続く。

8905OS5:2023/09/21(木) 17:56:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/27e12e2a31f507dcc7a82b9634c35fc8412d4742
下村氏は顧問 自民党安倍派が新体制の人事を決定
9/21(木) 13:42配信


産経新聞
下村博文氏

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、99人)は21日、党本部で常任幹事会を開き、下村博文元文部科学相を顧問とするなど新体制の人事を決めた。最高顧問に衛藤征士郎元衆院副議長と山崎正昭元参院議長、顧問に下村氏と山谷えり子元拉致問題担当相を充てた。事務総長は高木毅国対委員長、参院安倍派会長は世耕弘成参院幹事長がそれぞれ続投し、事務総長代理に西村明宏前環境相と稲田朋美元防衛相の就任が決まった。

8906OS5:2023/09/21(木) 18:09:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/52c6c8884c30ac8872a98518164d8da61f047cc7
二階派、巻き返しに苦心 日中外交・総裁選で存在感狙う 自民
9/21(木) 7:09配信


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時事通信
派閥研修会であいさつする自民党二階派の二階俊博会長=20日午後、長野県軽井沢町

 自民党の二階派(41人)が巻き返しに苦心している。

 岸田政権で「非主流派」の地位が定着。先の内閣改造では閣僚2枠を辛うじて維持したものの、党四役は得られず、副大臣・政務官ポストも減少した。所属議員も減り続ける中、日中議員外交と来年秋の党総裁選で存在感を示そうとしている。

 同派は20日、長野県軽井沢町で研修会を開催。会長の二階俊博元幹事長は「みんなで協力し、力を尽くすことを誓い合おう。力を示さないといけない」と結束を呼び掛けた。

 13日の内閣改造に先立ち、二階派は首相官邸に、閣僚2枠を維持した上で入閣待機組を処遇するよう要求。水面下では党四役入りも求めた。官邸の回答は「入閣枠1」のみ。同派幹部が「それなら要らない」と激怒したため、官邸側は閣僚2枠を再提示。小泉龍司法相と自見英子地方創生担当相の初入閣が決まった。副大臣は2人から1人に、政務官は5人から3人に減り、全体として不満が募る人事となった。

 派閥の勢力衰退はより深刻だ。二階氏が安倍・菅政権で幹事長として権勢を振るった当時は第4派閥(48人)にまで拡大したが、岸田政権で「無役」になると他派閥に移籍する退会者が続出。岸田派(46人)に抜かれて第5派閥に転落した。

 二階氏を幹事長代理として支えた金田勝年元法相は次期衆院選への不出馬を表明。衆院小選挙区の「10増10減」に伴って比例代表への転出を余儀なくされた議員もいる。派内からは「状況は厳しくなる」との声が漏れる。

 局面打開へ期待されているのが、二階氏が重視する日中外交だ。習近平国家主席と会談するなど中国側と独自の人脈を持つ二階氏は、4月に日中友好議員連盟会長に就任し、訪中への調整を進めている。東京電力福島第1原発の処理水放出で悪化する日中関係の改善に向け、二階氏の訪中が実現するかが政権内で注目されている。

 岸田文雄首相が再選を目指す総裁選で一矢を報いようという動きもある。二階派は「勝ち馬」に乗る戦略を得意としてきたが、次回は「対抗馬を担ぐべきだ」(閣僚経験者)との主戦論が浮上。二階氏は、首相と一定の距離を置く菅義偉前首相(無派閥)や森山裕総務会長(森山派会長)とも良好な関係を築く。「ポスト岸田」に向けた二階氏らの対応が焦点となる。

8907OS5:2023/09/22(金) 10:39:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4d6120cd75a0bf08c7d74cbffa9dccd7966c32d
自民安倍派「5人衆」の要職留任、若手「ポスト配分が停滞」と不満…派閥退会の動きも
9/22(金) 7:42配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派総会であいさつする塩谷立氏(右から2人目)(8月31日、自民党本部で)

 自民党最大派閥の安倍派(99人)で、集団指導体制への不満がくすぶっている。内閣改造・党役員人事で中枢を担う「5人衆」がそろって要職にとどまり、中堅若手からは「ポスト配分が停滞している」との声が上がっている。来年の総裁選に向け、派閥の結束をどう維持するかが課題となりそうだ。


 安倍派は21日、党本部で常任幹事会を開き、派内人事を決定した。事務総長に高木毅国会対策委員長、参院安倍派(清風会)会長に世耕弘成参院幹事長を引き続き充てる。15人の常任幹事会メンバーから外れた下村博文・元政調会長は顧問とした。

 塩谷立座長は記者団に対し、「体制を変えると、色々な面で問題が出てくる可能性もあり、今の体制をある程度堅持する」と説明した。

 鈴木総務相、宮下農相の初入閣については、「最優先でお願いしていた。非常に満足している」と評価しつつ、「もう一人、二人増えてもいいだろうと交渉したが、もう一歩だなという思いだ」と反省を口にした。

 実際、松野官房長官や西村経済産業相、萩生田政調会長らが続投したことを巡り、「5人衆の優遇人事で、派閥内の新陳代謝を図る努力が足りなかった」などと、人事の固定化に不満を抱く議員は多い。

 20日には、土井亨衆院議員の派閥退会が発表された。安倍晋三・元首相の死去後、1年以上たっても後継会長を決められないことへの不満や、森喜朗・元首相に近い5人衆への反発があるとみられている。

 安倍派では当面、衆目の一致する会長候補がいない状況が続くとみられ、総裁選への対応も不安要素だ。西村氏は将来の出馬に意欲を示しているが、総裁候補の選考に着手すれば、対立の火種となる恐れがある。ベテラン議員は「今こそ団結を強め、退会者が次々出るような事態だけは避けなければいけない」と語った。

8908OS5:2023/09/22(金) 10:58:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/92325b882f01bbda6ced4caabb26f57dc5c1e779
自民党安倍派、処遇注目の下村博文氏を新設ポスト「顧問」に 常任幹事会メンバーには入らず
9/22(金) 5:00配信


日刊スポーツ
8月31日、安倍派総会後に取材に応じる下村博文元文科相(撮影・中山知子)

 自民党最大派閥の安倍派は21日、党本部で開いた新たな意思決定機関の常任幹事会で、新体制移行後に同幹事会のメンバーから外れている下村博文元政調会長を、新設ポストの「顧問」とする人事を決定した。山谷えり子元国家公安委員長も顧問に就けた。会合後の取材に、塩谷立座長が明らかにした。

 下村氏は安倍晋三元首相に近く、安倍氏の死去後は塩谷立座長とともに会長代理として派閥運営に携わる立場だったが、新体制では15人いる常任幹事会メンバーに入らなかった。今も派閥に影響力を持つ森喜朗元首相の意向が影響したとの見方もあり、新体制での処遇が注目されていた。

 下村氏は新体制が決まった先月31日、「今はまず清和研の仲間を支え、縁の下の力持ちとして貢献したい」などと述べていた。

 安倍派では新会長が決まる見通しが立たない中で、新体制移行後の今月13日に土井亨・元国交副大臣が退会届を提出。新体制への不満が背景にあるとみられ、20日に土井氏の退会が正式に発表された。それにより、派閥の所属人数が大台の100人を割って99人となるなど混乱している。

8909OS5:2023/09/22(金) 10:59:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8ba9dc2eb1a9cc88f6b9b3688ed2b0d5a2ff302
自民・高市氏、安倍元首相の遺志継承に意欲 閣内残留で総裁選へ正念場
9/21(木) 19:54配信


産経新聞
安倍晋三元首相の留魂碑に献花した高市早苗経済安全保障担当相(右から4人目)ら自民党「保守団結の会」の有志議員=21日、奈良市(同会提供)

高市早苗経済安全保障担当相は21日、奈良市内に建立された安倍晋三元首相の慰霊碑「留魂碑」を訪れ、安倍氏の遺志を引き継ぐ思いを新たにした。高市氏は令和3年の自民党総裁選で岸田文雄首相(総裁)に敗れたものの、保守層を中心に根強い人気がある。今回の内閣改造前には肝いりの経済安保政策に道筋をつけたとして、党務への復帰も視野に入れていた。留任が決まったことで、「ポスト岸田」を狙うには政権を支えつつ党内の支持固めなどを行うことが必要になる。


「おととしの誕生日に『おめでとう』と言ったのが最後になったのはつらいことだが、安倍氏がやり残したことを含め、みんなで頑張ってやっていきたい」

高市氏は21日、安倍氏の留魂碑を前に、自身が顧問を務める党有志のグループ「保守団結の会」のメンバーらに語った。この日は昨年7月に死去した安倍氏の69回目の誕生日だった。

次期総裁にふさわしい人を尋ねる報道各社の世論調査で、高市氏は岸田首相より上位に入るケースもある。同グループのメンバーをはじめ、党内に高市氏と政治信条が近い議員は多く、高市氏自身、総裁選の出馬に必要な20人の推薦人確保に自信を見せる。

一方で、前回総裁選で高市氏が国会議員票で2位と健闘した背景には、後見人として保守系議員らを糾合した安倍氏の存在があった。安倍氏亡き今、総裁選を勝ち抜く戦略を描くのは容易ではない。

高市氏にも党務に戻り、仲間づくりに取り組みたい思惑もみえる。内閣改造前の今月5日、産経新聞の取材に応じ、「党に戻ったとして」と前置きした上で、「税率を上げず、税収が増える政策を仲間と発信したい」「躍動感ある経済で全世代の安心感を確保する」などと今後の構想を披露していた。19日にはX(旧ツイッター)に経済安保相留任について「戸惑った」と投稿した。

今回の人事で首相が高市氏を政権内に取り込んだのは「次期総裁選に向けて、対立する要素を作らないため」(党幹部)との見方は根強い。

もちろん高市氏も今は公務に専念する構えを見せる。高市氏に近い閣僚経験者は「とことん岸田政権を支えることだ。それができて次がある」と助言する。まずは、高市氏が意欲を見せてきた機密情報の取り扱いを官民の有資格者に限るセキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)の法制化を来年の通常国会で実現できるかが、飛躍への試金石となりそうだ。(奥原慎平)

8910OS5:2023/09/22(金) 18:20:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/76e20a9458579d32540bb9c0713ff4b4926b5c50
岸田首相が示した「木原愛」 最側近を幹事長代理に 自民、総務会で人事了承
9/22(金) 14:03配信


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産経新聞
職員へあいさつする木原誠二前官房副長官=14日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

木原誠二前官房副長官の幹事長代理起用は、岸田文雄首相(自民党総裁)の意向でもあった。自身の最側近を〝分身〟として党に置くことで、党運営と政策立案の双方で官邸との意思疎通を密にする狙いがある。来年の党総裁選に向けた足場固めの側面もありそうだ。

【写真】ユーチューブに出演する自民党の木原誠二氏と平将明氏

「党と政権との緊密な関係に貢献してもらえるのではないか」

森山裕総務会長は22日の記者会見で、木原氏の人事についてこう述べた。

首相は当初、木原氏を官房副長官から外す気はなかった。しかし、木原氏の妻の元夫の死亡を巡る週刊誌報道が過熱。家族への影響を懸念した木原氏が留任を辞退した。

木原氏の意向を尊重した首相だが、無役とはせずに党運営の実務を担う幹事長代理に充てた。主に閣僚経験者が務めるポストで、閣僚未経験の木原氏の就任は異例。木原氏と同じ岸田派(宏池会)に所属する議員は「首相の木原愛を感じるね」と語る。

直属の上司となる茂木敏充幹事長は、木原氏の能力を高く買っている。その茂木氏は、子供政策や補正予算の打ち出しを巡り官邸との齟齬(そご)が伝えられた。こうした事態を回避する結節点となることが今後の木原氏の役目となる。

連立を組む公明党とのパイプ役も期待される。候補者調整でこじれた東京での選挙協力を復活させる際は、木原氏が公明幹部と詰めの協議を行っていた。

来年9月の自民総裁任期満了に伴う総裁選をにらんだ布石でもある。首相は総裁再選に向けて重要な一年を迎えるが、足場の岸田派は〝お公家集団〟と揶揄(やゆ)されるほど政局に弱い。岸田派議員は「木原氏は政策も政局もできるまれな人物。党で自由に活動してもらえるメリットは大きい」とみる。

木原氏の重用を続ける首相だが、「ひいき」と映れば党内に不満がたまる可能性もある。今回の人事で政調会長代理も兼務させる案があったが、党側から「両方はさすがに…」との声が出て、政調会長が任命する政調会長特別補佐に収まった。(石鍋圭)

8911OS5:2023/09/22(金) 18:24:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/957e5a885fb618083b0b9db07e99d0051c1511fb
自民、経理局長に二階派の林幹雄氏起用へ 首相主導で茂木氏けん制か
9/21(木) 20:37配信
毎日新聞
林幹雄元経済産業相

 自民党は、党経理局長に二階派の林幹雄元経済産業相を充てる方針を固めた。与党関係者が21日明らかにした。経理局長は党の資金を管理する「金庫番」で、資金配分の権限を握る幹事長と同じ派閥から選ばれることが近年多い。茂木敏充幹事長体制では他派閥からの起用は初めて。岸田文雄首相が主導したとされ、党内には「ポスト岸田」に意欲を示す茂木氏に対するけん制との見方もある。


 今回の人事は、13日にあった内閣改造・党役員人事の一環で、22日の党総務会で正式決定する。

 2021年11月に茂木氏が幹事長に就任して以降、経理局長は茂木派の渡辺博道前復興相と若宮健嗣元消費者担当相が務めてきた。党関係者によると首相が林氏の起用を決定。二階派は政権と距離を置く「非主流派」だが、首相は林氏と当選同期で近い関係にある。

 首相は、今回の人事で茂木派の小渕優子氏を選対委員長に抜てきしており、来年秋の総裁選への意欲を隠さない茂木氏をけん制したとの見方がある。林氏の起用も党の資金の流れを監視し、茂木氏の動きを封じる意図がある可能性があり、自民の閣僚経験者は「それほど茂木氏を警戒しているのだろう」と語った。【竹内望、李舜】

8912OS5:2023/09/22(金) 18:25:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/36166249962ed5082b0ada69168449c7f4239aa8
林前外務大臣の突然交代のワケ “ライバル封じ”・“林を外せ”…岸田総理・麻生副総裁の“思惑”一致か
9/21(木) 20:02配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

林芳正前外務大臣が突然の交代となった。林前外務大臣を評価していなかった麻生副総裁と、岸田派内のライバルを封じた岸田総理との思惑が一致したという見方がある。

【画像】突然交代となった林芳正前外務大臣

岸田総理と上川外務大臣の外交に関して「なぜ林前外務大臣を交代させたのか?」について、政治部の高田圭太デスクが解説する。

前外務大臣が“突然交代”
「林前外相はなぜ交代になったのか?」というのが今、永田町でもミステリーとして話題になっている。

林前外相には何か大きなスキャンダルや失点などがなく、永田町でも林前外相は続投とみられていた。現在、上川外務大臣が行っている国連総会も、林前外相が出席する前提で準備していたため、急きょの変更に追われている。

外務省幹部も「うちの大臣はなぜ交代になったのか?」と驚いていた。

では、岸田総理が林前外相を交代させた動機は何なのだろうか。

まずは「岸田総理が女性を外交の顔にしたかったから」と考えられるが、これはどちらかというと表の動機で、裏には他の動機があったのではという話がある。

そこで出てくる裏の動機が「麻生副総裁が林前外相を外せと言っていた」ということだ。

麻生副総裁は20日に83歳の誕生日を迎えたが、岸田総理にとって、外交の一番大事な相談相手でもある。その麻生副総裁が、林前外相のことを常々評価していなかった。そのことが、交代の一つの答えと言われている。

麻生副総裁が、林前外相のことを評価しない最大の理由は、林前外相が中国とパイプの太い政治家だということだ。麻生副総裁は、台湾との関係を重視していて、中国には強硬に対応すべきだとの姿勢だ。

処理水の問題で中国が強硬姿勢に出る中で、「林を置いておいていいのか」というのが麻生副総裁の考えだったと言われている。

岸田・麻生の“思惑”一致か
さらに、3月のG20外相会合を林前外相が欠席したことも影響した。

国会日程の都合での欠席だったが、G20というのは麻生副総裁が総理のときに始まった会議だ。麻生副総裁は、国会への根回しが足りずに欠席した林前外相を、外務大臣として「不適格」だと感じたようだ。

そしてもう一つが人間関係で、林前外相は麻生副総裁の天敵とも言える古賀元幹事長に近く、元々よく思っていなかったという背景もある。

ただ、麻生副総裁がいくら進言しても、岸田総理が林前外相を高く評価していたら交代とはならないはずだ。そのため、ある関係者は「岸田・麻生の思惑が一致したからだ」と話している。その麻生副総裁の考えに、岸田総理が乗った動機が「岸田派内のライバルを封じた」という見方だ。

自民党関係者は記者の取材に「岸田総理は自分の後を狙っている人間のことを嫌っている」と語っている。

林前外相は今、岸田派のナンバー2の立場で、将来岸田派が林派に衣替えする可能性もある。

岸田総理としては、今後の影響力を保つためにも林前外相が外交で力をつけすぎるのは面白くないので、ポストを外して力を抑えたという見方だ。

ただ、こうした人事のやり方には、波紋が広がっている。

ある党内の大物議員は「G7議長国で各国との調整もある中で、外相を明確な理由がなくはずすのはありえない」「さすがにやりすぎ。岸田総理が権力に執着する姿が見えてしまった」と話している。

一方で、岸田総理の周辺は「何も思惑なんてないよ。いかに女性を増やすかのパズルの中で、自分の派閥の林前外相を外すしかなかった」と思惑を否定している。

それぞれの動機が複雑に絡み合って今回の交代になったのだが、真実は一つではなく、受け止めた人の数だけあると感じる今回の人事だ。
(「イット!」 9月20日放送より)

イット!

8913OS5:2023/09/22(金) 20:19:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/08626d40c5a1faeb93ac68382f26e49def646c4e
実は「売り込み上手」の上川陽子議員、外相起用の衝撃 岸田首相の念頭に“古賀誠問題”か
9/21(木) 11:02配信


デイリー新潮
上川陽子議員

 岸田文雄首相は9月13日に行った内閣改造で女性閣僚を5人登用した。女性の閣僚数では史上最多タイだという。その中で「静かな衝撃」と言えるインパクトを残したのが、上川陽子の外務大臣への起用である。永田町以外ではそれほど名の知られた政治家ではなく、むしろ比較的地味な部類かもしれない。そんな上川の抜擢がなぜ大きな意味を持つのかといえば、上川が事実上、将来の首相候補争いに電撃的に参入したことになるからである。【冬木陽一/政治アナリスト】


 上川は衆院静岡1区選出で衆院当選7回の70歳。岸田派に所属し、閣僚として少子化対策担当相、法相を歴任した。自民党役員としては女性局長、幹事長代理などを務めた。東大、三菱総合研究所、ハーバード大大学院を経て、政策コンサルティング会社を設立している。政策通との評が一般的で、国際関係から女性政策、憲法まで幅広く手がけた。

高市早苗、稲田朋美らとの“違い”
 上川が「ポスト岸田」候補になった理由は、外相が財務相と並ぶ重要閣僚だからではない。

 まず、首相候補と目される他の女性政治家と比べた場合の「異質さ」にある。これまで自民党で女性の首相候補として挙がってきたのは、主に高市早苗、野田聖子、小渕優子、稲田朋美らであった。彼女たちは自身が手を挙げて党総裁選に立候補したり、首相を目指すと公言したりした。あるいは目上のベテラン有力政治家らの寵愛を受けて「将来の首相だ」と言ってもらうことで「資格」を付与されてきた。

 高市、野田は実際に総裁選に出馬した。稲田は故安倍晋三元首相 から次々と要職に抜擢され、首相を目指すと発言してきた。小渕は故小渕恵三元首相の娘であり、恵三の系譜に連なる故青木幹雄元官房長官らから「プリンセス」としての期待を一身に背負ってきた。

 一方、上川が首相を狙うと発言したことはこれまでなく、強力な後ろ盾も見当たらない。政策力や問題解決能力などを周囲に認められ、結果的にポストを歩んできた。人物評として共通するのは「頭脳明晰」「聡明」「飾らない人柄」などだ。平たく言えば「頭は切れて、人当たりは良いが卑屈ではなく、性格もいい」となる。

 また大きなスキャンダルが発覚しておらず、周囲との目立った軋轢も特に聞こえない点も、優位である。例えば小渕は、政治資金規正法違反事件で元秘書が有罪判決を受けた。当時、事務所にあった証拠品とみられるパソコンがドリルで壊されており「ドリル優子」との揶揄を今も受ける。稲田は2017年、南スーダン国連平和維持活動の日報隠蔽問題で防衛相を辞任に追い込まれた。失言も目立った。

 高市は閣僚としての記者会見で2022年、増税問題で意見の合わない岸田に「(閣僚を)罷免されても仕方がない」などと挑発的な発言をして物議をかもすなど、歯に衣着せぬ政治スタイルだ。宰相を目指すには野心が必要だとの論評は多いが、権力を狙う過度な欲望は、時としてトラブルの要因となる。トップを狙う「野心のなさ」が、結果的に上川の評価を高める遠因となっている。「従来型」の女性リーダー候補との明白な違いでもある。

8914OS5:2023/09/22(金) 20:20:12
「オウム」死刑執行で存在感
 もちろん、上川の政治家としての足跡は見逃せない。これまで彼女の名を最も知らしめたのは2018年、地下鉄、松本両サリン事件などオウム真理教による事件で死刑が確定した松本智津夫死刑囚(教祖名・麻原彰晃)ら13人の死刑執行を命じたことだろう。信者らによる「報復」などが懸念される中、決断は注目を集めた。

 与党筋は「オウムの死刑執行は、胆力や根性があることを行動で示した」「行政における粛然とした態度は、国際情勢との対峙にも通じる」と話す。

 岸田派関係者は「オウムの死刑執行は非常に決断力が要ったはず。自分の意見を明確に示すことができる人だ。官房長官の呼び声があったことからも、女性の中では最も首相の座に近くなった」との見方を示す。

 複数の関係筋によると、自民党副総裁の麻生太郎も上川の能力を評価しており、外相起用の背景となった。党内には「重鎮、有力政治家に上川を高く買う人がいる。政策づくりなどを通じて人脈を広げているようだ」との指摘がある。

 もっとも「売り込み上手だ」との冷ややかな視線もある。上川は今年に入り、報道だけで、官邸を訪れての岸田首相への面会が10回程度確認できる。最近の主要な役職は党幹事長代理だ。党務の要を預かる幹事長室で党運営など実務の力を磨いたとみられる。「後輩の指導や仲間づくりといった、いわゆる政治家的な動きも見せていた」(永田町筋)との声もある。

岸田が仕掛けた「権力闘争」
 さて、上川の外相起用には、もう一つの重要な側面がある。それは同じ岸田派内で、岸田とそりが合わないとされる林芳正を外相ポストから外し、同じ岸田派から後任を据えたことだ。つまり、岸田が仕掛けた「権力闘争」の形ともなった。

 林と岸田は牽制し合う。因縁の背景には、かつて会長として宏池会(現岸田派)を率いた古賀誠元幹事長と、岸田の愛憎の歴史がある。

 古賀は岸田を若手時代から「宏池会のプリンス」として目をかけてきた。しかし岸田が派閥会長に就任して以降、次第に亀裂が生じる。総裁選で現職安倍への対抗馬として野田聖子が立候補を模索した際には、岸田が安倍支持を表明していたにもかかわらず、古賀は岸田派内の国会議員に対し、総裁選で野田の推薦人になるよう勧めたとされる。

 さらに古賀は、岸田の最大の政敵である菅義偉前首相と良好な関係を維持してきたとされる。菅が過去に、自民党で古賀の部下に当たる役職を務めたことなどが背景にある。関係者によると、菅が岸田を下した2020年の総裁選でも、古賀は菅支持に回ったと言われている。

 岸田と古賀の関係はこじれた。岸田と古賀は離れ、古賀は林寄りとなる。関係筋によると、古賀は周囲に「岸田は、昔はあのようではなかったのに」などと言い、岸田との距離感をにじませているという。林のバックには古賀がいる形なのだ。

 岸田による上川の抜擢により、林は派閥内で唯一のポスト岸田候補という地位を失った。林は今後、河野太郎、茂木敏充、石破茂、小泉進次郞、加藤勝信、西村康稔、世耕弘成らや、先に挙げた女性政治家たちと宰相の座を争うだけではない。派閥内での上川との競争が加わった。これは「二正面作戦」を迫られることを意味する。

8915OS5:2023/09/22(金) 20:20:25
「岸田派の存在感は上がった」
 一方、岸田にとっては、いつかは来る自身の首相退陣後、林、上川という2枚の後継カードを持つことになった。これは他派閥に対する優位性を高める。また、林と上川を競わせることにより、岸田は宏池会の「キングメーカー」として実権を握り続けることを可能にする。自民党筋の一人は、こう読み解く。

「これまで政策系の仕事が多かった林は今後、党で党務、派閥で閥務の力を磨くことになる。上川が重要閣僚の座を射止めたことで、岸田派には首相候補と目される人物が増えた。例えば人数が桁違いに多い清和会でも、首相候補と言えるのは2〜3人程度。岸田派の存在感は上がった」

 今回の内閣改造後は、直後の世論調査で内閣支持率が横ばいにとどまったケースが散見され、政権浮揚への効果は限定的だったようだ。長期政権を実現する道筋は藪の中と言って良い。しかし岸田が今回、上川カードを切ったことは、局地的にしろ「人事好き岸田」の本領を垣間見せた。このわずかな糸口を、来秋の総裁選勝利に向けた光明につなげることができるのか。見ものである。(敬称略)

冬木陽一/政治アナリスト

デイリー新潮編集部

新潮社

8916OS5:2023/09/22(金) 21:24:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/313fb4cce87277ab864f25afc2cef21d74fa4865
「分身」木原氏を党人事で重用する首相 狙いは「茂木氏包囲網」 
9/22(金) 21:15配信

朝日新聞デジタル
フィリピンのディオクノ財務相らの表敬訪問を受け、記念写真に納まる岸田首相(右)と、木原誠二官房副長官(肩書は当時)=2023年8月28日、首相官邸、上田幸一撮影

 自民党は22日、幹事長代理など中堅幹部62ポストの人事を決めた。党総裁の岸田文雄首相は、各要所に側近や岸田派を送り込み、党内統治への自らの関与を強める態勢を作った。「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木敏充幹事長を牽制(けんせい)する狙いが透ける。

 今人事の最大の特徴は、政権発足以来、首相官邸で官房副長官として首相を支えてきた木原誠二氏が幹事長代理と政調会長特別補佐に就いた点だ。首相側近は「木原氏は首相の分身として党に行き、党運営と政策立案の両方に関わる。これで党と官邸の連携がより強まる。来年の政治日程を考え布陣をしいた」と語る。

 党幹部によると、そもそも木原氏が幹事長代理に就くこと自体が異例という。代理は閣僚経験者が就く「不文律」があるが、木原氏は閣僚未経験だからだ。

 慣例を破る起用を仕掛けたのは首相だ。当初は木原氏を幹事長代理と政調会長代理の「ダブル代理」として登用する方向だったが、その構想が根回し不足のまま報道され、茂木氏や萩生田光一政調会長が事前に聞かされていなかったとして、反発したという。

朝日新聞社

8917OS5:2023/09/22(金) 21:25:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/124cf85425e50a4057e4c93c0decd1aa685ef393
内閣改造・自民党役員人事に踏み切った岸田首相 「解散か死に体か」岐路、決断の秋
9/21(木) 17:32配信
AERA dot.
内閣改造後、会見する岸田文雄首相=9月13日、首相官邸

 岸田文雄首相が内閣改造と自民党役員人事に踏み切った。だが、国民の受け止めは冷ややかだ。解散や来秋の総裁選をめぐる様々な思惑が交錯するなか、首相は「決断の秋」を迎えている。AERA 2023年9月25日号より。

【グラフ】岸田内閣の支持率の推移はこちら

*  *  *

 第2次岸田再改造内閣は、9月13日の認証式を経て正式に発足。(1)上川陽子外相、土屋品子復興相、加藤鮎子・こども政策相、高市早苗・経済安保相、自見英子・地方創生相の女性5人を閣僚に起用(2)松野博一官房長官、鈴木俊一財務相、西村康稔経済産業相ら主要閣僚が留任(3)派閥均衡を維持し、「入閣待機組」も処遇──などが特徴だ。

 林芳正氏を外相から外し、無役とした人事も注目された。岸田首相は林氏に「派閥(宏池会)をよろしく頼む」と伝えた。林氏は宏池会で岸田氏に次ぐナンバー2の立場。派閥の人数を増やす活動に専念する予定だ。

 自民党では通常、総裁・首相が率いる派閥は入会者が相次ぎ、衆参両院の選挙でも派閥所属の候補が増える。ところが、宏池会は岸田政権が発足して2年になるのに、ほとんど増えていない。宏池会は官僚出身者が多く、「お公家集団」と呼ばれてきた。政策に関心はあっても、他派閥や無派閥の議員に宏池会入りを勧誘する幹部は少ない。その結果、安倍派、麻生派、茂木派に次ぐ第4派閥に甘んじてきた。

■漏れるため息

 岸田首相は宏池会の議員に会うたびに「とにかく派閥の数を増やせ」と発破をかけてきた。第4派閥のままでは政局の主導権が握れないことを実感しているためだ。実際に今回の内閣改造・党役員人事でも、麻生太郎、茂木敏充両氏という第2、第3派閥連合の壁は厚かった。最大派閥の安倍派に対しては、萩生田光一政調会長、西村経産相、松野官房長官、世耕弘成・参院幹事長、高木毅国会対策委員長の「5人衆」の配置さえ変えられなかった。第4派閥の悲哀を実感した岸田氏が、林氏を使って宏池会拡大作戦に乗り出した格好だ。

 岸田首相にとって、政策のとりまとめや国会対策に走り回った木原誠二氏が週刊誌のスキャンダル報道を受けて、官房副長官を辞任したのは大きな打撃だ。首相の意を受けて衆院解散に向けた流れをつくるには、有力な参謀が欠かせないためだ。林氏がその役割を担うのか、自民党の選対委員長から横滑りした森山裕総務会長が動き出すのか。その動向も注目点だ。

8918OS5:2023/09/22(金) 21:25:50
 岸田首相は内閣改造・自民党役員人事を受けた記者会見で、賃上げ継続などのための経済対策を打ち出す考えを表明。「変化を力にする内閣」と胸を張った。「経済、社会、外交・安全保障を政策の柱として、強固な実行力を持った閣僚を起用した」とも語った。

 しかし、実際には年功序列の顔ぶれも少なくない。党役員人事で露呈した内部対立も政権運営に影を落としている。何よりも、急激に動く国際社会、経済情勢に対応できる布陣とは言えない。人事の直後の世論調査では、内閣支持率が読売新聞35%、日経新聞42%でいずれも8月とまったく変わらなかった。国民の反応が冷ややかだったことに、支持率アップを期待していた首相周辺からはため息が漏れた。

■首相は「決断の秋」

 岸田政権は2年前の発足以来、多くの「看板」を掲げてきた。新しい資本主義、異次元の少子化対策、賃上げ・雇用の流動化、防衛力の抜本的整備……。だが、いずれも具体的な政策遂行には至らず、入り口で立ち止まっている。富裕層増税は頓挫、少子化対策の財源は先送り。防衛費の増額は打ち出したが、財源となる増税の詳細は固まっておらず、自衛隊員の定員確保などの課題が残っている。

 政局的な思惑が入り交じったまま衆院解散・総選挙で局面展開を図るのか、「死に体」覚悟で来年の通常国会から総裁選への道へと進むのか。岸田首相は「決断の秋(とき)」を迎えている。(政治ジャーナリスト・星浩)

※AERA 2023年9月25日号より抜粋

星浩

8919OS5:2023/09/22(金) 21:32:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f089f86a9832452976f3657acca4222590c5836
自民・幹事長代理に木原氏 幹事長の補佐役に女性3割起用
9/22(金) 19:00配信


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コメント26件


毎日新聞
自民党の木原誠二氏

 自民党は22日の総務会で、茂木敏充幹事長を補佐する幹事長代理と副幹事長計20人のうち3割にあたる6人を女性とする人事を了承した。内閣改造で副大臣、政務官に女性の起用がなく、岸田政権の女性登用の姿勢に疑問符が付く中、茂木氏が積極登用をアピールする格好となった。岸田文雄首相の側近として内閣官房副長官を務めてきた木原誠二衆院議員(岸田派)は、幹事長代理と政調会長特別補佐を兼務し、党と政府のパイプ役を担う。

 幹事長代理5人のうち女性は1人で、稲田朋美元防衛相(安倍派)が就任。15人いる副幹事長には、鈴木貴子元副外相(茂木派)、島尻安伊子元沖縄担当相(同)、堀内詔子元五輪担当相(岸田派)ら5人を起用した。

 茂木氏は6月に女性議員の育成や登用に関する基本計画をまとめ、10年で党の女性議員を3割に増やす目標を掲げている。今月21日に公明党の山口那津男代表と国会内で面会した際には「幹事長室についても、できたら女性を3割にしたい」と語っていた。

 木原氏を巡っては、幹事長代理と政調会長代理を兼務させる案も浮上していたが、政調については党則上の役職ではない特別補佐を充てた。萩生田光一政調会長から案件ごとに指示を受け、政府側と調整する役割を担う。萩生田氏は「軸足は幹事長室にしっかり置いてもらった上で、直近まで官房副長官として政調とも連絡を取り合ってきた経験を生かし、より緊密に官邸との連携を取っていきたい」と起用の意図を説明した。

 経理局長には林幹雄元経済産業相(二階派)を充てた。茂木幹事長体制で党の資金を管理する「金庫番」の経理局長に、茂木派以外が就くのは初めて。国対委員長代理には西村明宏前環境相(安倍派)を起用した。【菊池陽南子、李舜】

8920OS5:2023/09/25(月) 18:53:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/041c652d2f130035409329821f57dfef646bacfd
岸田首相 木原氏にしか頼れない?“二刀流人事”に党内からも疑問符
9/24(日) 5:30配信
スポニチアネックス
木原氏“二刀流人事”を巡る首相の思惑

 岸田文雄首相が23日、側近中の側近である自民党の木原誠二幹事長代理と公邸で面会した。米国から22日夜に帰国。早期の衆院解散・総選挙を模索しているとされる中、連休中に真っ先に会った格好だ。出発した19日にも官邸に呼び、党内情勢を話し合っている。内閣改造に合わせ官房副長官を辞めてもなお、変わらぬ木原氏の重用。自民党内には波紋が広がりつつある。

 皇居で帰国の記帳を済ませ、木原氏を招いた首相。週明けに表明する見通しの新たな経済対策の柱について協議したとみられる。木原氏は政調会長特別補佐も兼務。首相の意向を党内議論に反映させる狙いがありそうだ。1時間以上に及んだ“密談”。予算の裏付けとなる補正予算案の提出時期は明らかにしていないことから、対策を打ち出した上での早期解散も模索しているとされ、きなくさい話にも及んだとみられる。

 2021年10月の岸田政権発足時から官邸に入っていた木原氏。首相就任直後の衆院解散や日銀人事、ウクライナのキーウ(キエフ)電撃訪問など、首相サイドが重ねてきた極秘サプライズ計画に常に関わってきた。

 しかし、7月に入り、妻が元夫の死亡を巡り警視庁から事情を聴かれていたなどと週刊文春に報じられ、官邸出入りの際の取材を避けるなど公務に影響。内閣改造を機に退任を申し出た。「首相に切る考えはなかった」(政府関係者)という。

 懐刀の処遇に頭を悩ませた首相は、異例尽くしの人事を主導。閣僚経験者が就くことが多い幹事長代理に未経験ながら起用し、政調会長特別補佐との“二刀流”を担わせた。

 党運営と政策立案の両面で官邸との連携を強める奇策。「ポスト岸田」への意欲を隠そうとしない茂木敏充幹事長を監視、けん制する狙いがあるのは明白で、党重鎮も「お目付け役を送り込まれた」。木原氏の議員会館事務所には首相秘書官が足を運んでいる。

 しかし、党内には不穏な空気が流れ始めている。岸田派内からも「過度な重用だ」との声が上がるなど、やっかみが広がりつつあるほか、説明責任を果たさないまま脚光を浴びる状況を不安視する声もくすぶっている。

 こうした中、木原氏との会談をおおっぴらに重ねる首相。執行部の一人は「岸田派に信頼できる人材が他にいないのだろう」と指摘。木原氏頼みという、お寒い状況を物語っていると言えそうだ。

8921OS5:2023/09/26(火) 07:38:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6182016c17210e1a88588953a0c6f5315f054ac
【岸田首相の内閣改造・自民役員人事】女性登用の目玉・小渕優子選対委員長を強く推した財務省
9/26(火) 6:59配信

NEWSポストセブン
内閣改造に様々な目玉を用意したはずだったが…(時事通信フォト)

【政治部記者覆面座談会・第2回】「内閣改造をするほど総理の権力は下がる」とは、「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作・元首相の言葉だが、今回の内閣改造・自民党役員人事はまさにその通りの結果となった。

【写真】白ブラウスが光る加藤鮎子・少子化相。他、岸田文雄・首相と閣僚たち、大臣には女性を最多タイとなる5人起用。一方、副大臣・政務官の女性登用はゼロ

 混迷する岸田政権にいったい何が起きているのか。そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。

司会(編集部):女性登用について。女性大臣は5人だが、副大臣、政務官は女性ゼロだった。

記者B:総理はもともと前自民党女性局長の松川るいと首相補佐官(改造で退任)の森まさこを入閣させるつもりだったが、松川はエッフェル塔問題でコケ、森はブライダル補助金騒動で入閣リストから消えた【※注1】。めぼしい候補が誰もいなくなったというのが実情だ。

【※注1/7月に自民党女性局の研修のため議員ら38人でフランスのパリを訪問した際に、松川るい氏らがエッフェル塔の前でポーズをとった写真をSNSに投稿して大炎上した。8月には森まさこ首相補佐官(当時)がX(旧ツイッター)で「ブライダル補助金」の進捗について報告したところネットからは批判的な意見が相次ぐなど、女性議員のSNS投稿をめぐる炎上が相次いだ】

記者C:自民党女性局のパリ旅行組は全員、大臣、副大臣、政務官にもなれずに“落選”しましたからね。

記者D:松川さんは本気で悔しがっていましたよ。外務官僚出身で経歴は申し分ない。エッフェル塔がなければ入閣確実だったから、普段は感情を露わにしない彼女が相当苛立っているのがわかった。さすがに周囲に当たり散らしたりはしていませんでしたけど。

記者C:“漁夫の利”で入閣したのが二階派の自見英子・地方創生相ですね。改造まで現職の内閣府政務官で本来なら次は副大臣のポジションでしたが、総理から大臣枠を1人に減らすと伝えられた二階派幹部が、「それなら1人も出さない」と反発したため、同派の小泉龍司・法相と一緒に入閣した。岸田総理お気に入りの松川や森がコケていなければ、自見は副大臣だったでしょうね。

記者D:官邸では副大臣、政務官にも女性を起用しようと発表前日は遅くまで人選を検討していたが、過去の発言とか金がらみの問題とか、身体検査で見送られた。総理側近は「女性を増やせと言うけれども、経験があってちょうどいい人がいないんだ」とぼやいていました。

8922OS5:2023/09/26(火) 07:38:46
記者A:そもそも女性登用の目玉が小渕優子・選対委員長というのが誤算の始まり。総理は「選挙の顔」と言い切ったけど、世論調査でも政治資金問題を抱えた小渕さんの起用を「評価しない」という声が強く、これでは選挙の顔になるはずがない。

記者B:「選挙の顔」というのは総理のリップサービスだよ。入閣させずに党4役に据えたことからも、総理にすれば批判は想定内。

実は、小渕の登用を最も強く推したのは財務省だった。彼女は初入閣した後に格下の財務副大臣を経験していて、同省の“秘蔵っ子”でもある。財務省としては言いなりになる彼女を出世させたい。総理にすれば、彼女の起用は亡くなった青木幹雄・元自民党参院議員会長の遺言でもあるし、茂木敏充・幹事長への牽制にもなるから、意地で使った。

記者D:彼女は就任会見でドリル事件【※注2】を質問され、涙ぐんで「決して忘れることのない傷」と釈明していました。

【※注2/2014年10月、当時経済産業相だった小渕優子氏の政治団体が開催し、地元支援者が参加した観劇会をめぐり収支に不透明な点があることが報じられ、元秘書が政治資金規正法違反(虚偽記載・不記載)で有罪判決を受けた。東京地検特捜部が関係先を捜索する直前に、会計書類を保存したパソコンのハードディスクがドリルで破壊されていたことも注目を集めた】

記者A:あの涙は反省じゃない。事件から何年も経っているのに、まだ蒸し返すのかというマスコミへの怒りじゃないか。

記者B:涙の会見も財務省あたりの入れ知恵らしいね。

(第3回につづく。第1回から読む)

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

8923OS5:2023/09/26(火) 12:50:07
21年衆院選出馬せず
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d86c04634f3f9d86824d4e630d97b79bb4571d6
【速報】鴨下元環境大臣を内閣官房参与に
9/26(火) 10:38配信

TBS NEWS DIG Powered by JNN
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政府は、きょう付で鴨下一郎元環境大臣を健康・医療戦略分野の内閣官房参与に起用する方針を決定しました。

起用の理由について、松野官房長官は会見で「医師として幅広い知識と経験を有し、健康医療戦略の分野、特に創薬や認知症に関して、総理に対し助言を行う内閣官房参与として適任であると、総理が判断された」と述べました。

TBSテレビ

8924OS5:2023/09/26(火) 17:47:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc08567fe43591c388160e45da4c4f6b0b639e97
【岸田内閣改造の内幕】スキャンダルで官房副長官辞任の木原誠二氏は党中枢へ「転んでもただでは起きない」
9/26(火) 16:13配信

NEWSポストセブン
木原誠二・前官房副長官の今後は?(時事通信フォト)

【政治部記者覆面座談会・第3回】「内閣改造をするほど総理の権力は下がる」とは、「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作・元首相の言葉だが、今回の内閣改造・自民党役員人事はまさにその通りの結果となった。

【写真】岸田文雄・首相と閣僚たち、大臣には女性を最多タイとなる5人起用。ベルトも木目の腕時計をした河野太郎大臣も

 混迷する岸田政権にいったい何が起きているのか。そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。

司会(編集部):スキャンダルが報じられた木原誠二・前官房副長官について、改造2日前に朝日新聞が、〈(岸田首相は)続投させる方向で調整していたが、木原氏が固辞し方針を転換した〉(9月11日付)と交代を報じた。人事の焦点だったのに、総理の記者会見ではなぜかどの社も木原氏交代について質問しなかった。官邸への忖度か。

記者C:忖度ではないし、上から「聞くな」とストップがかかっているわけでもありません。なぜ突っ込まないかと言われると弱いが、今回の件は政治家本人ではなく、「妻に対する一部の報道」の段階で、事実関係の確認も取れていない。うちはファクトの確認がとれていない話は書かないことになっているから、某社の女性記者のように「週刊文春にこんな話が出てましたけど」という質問はしない。他社も同じ判断ではないでしょうか。
(一同、ウンウンと頷く)

記者D:総理が続投させたかったことは間違いありませんが、文春報道で木原さんの家族はたいへんな状況のようです。本人も夫人や子どもたちのことを非常に心配している。官房副長官留任は無理だというのは頷けます。

記者A:朝日の記事は嶋田隆・総理首席秘書官が流したアドバルーンとみている。誰が見ても早く辞めさせたほうがいいのは確かだったが、総理にすれば官邸で腹を割って話ができる相手は木原氏しかいない。続投させたいが、その場合の世論や永田町の反応が知りたかった。

 案の上、記事を受けて世論は交代は当然という受け止めだった。それで決断できたんじゃないか。

記者C:木原辞任で心配されているのが、官邸がうまく回らなくなるのではないかということ。ああ見えて木原さんは党内への根回しなどを一手にやっていました。自民党の国対幹部も、「官邸で唯一まともな話ができた木原が抜けてこれからどうなるんだ」と漏らしています。

記者B:それは表面的な見方すぎる。岸田総理にとって木原氏の交代は大きな痛手だが、だからこそ、今回の人事はそれをどうカバーするかという前提で組み立てられている。木原氏をすぐに幹事長代理兼政調会長特別補佐に据えたのがその証拠だ。

 これから木原氏は幹事長代理として国対を仕切り、政調会長特別補佐として総合経済対策のとりまとめにもあたることになる。党と官邸のパイプ役として党運営、国対、政調に絶大な権限を握る。

 岸田さんは木原氏を官邸に置いておけないなら、“禍転じて福となしてやれ”と、自民党中枢に送り込んだわけだよ。木原氏も「家族が心配だから」と官房副長官を固辞したのであれば、こんな忙しいポストを受けるはずがない。それを受けたということは、“転んでもただでは起きない”つもりだろう。朝日が報じた「続投を固辞」というのはスキャンダル批判をかわすための2人の巧妙な芝居だよ。
(しばしの沈黙後、記者Aが口を開いた)

記者A:だとすれば、木原氏は党務の実権をめぐって茂木幹事長とぶつかることになる。

記者B:最初からそうさせるつもりだろう。

(第4回につづく。第1回から読む)

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

8925OS5:2023/09/26(火) 17:48:15
https://www.news-postseven.com/archives/20230925_1907047.html?DETAIL&amp;utm_source=news.yahoo.co.jp&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=related_link
2023.09.25 06:58
週刊ポスト
【内閣改造の内幕】最大のサプライズは林芳正・前外相の交代 岸田首相は「4年後の政権禅譲」を確約か

【政治部記者覆面座談会・第1回】岸田文雄・首相は低迷する支持率を挽回しようと過去最多に並ぶ5人の女性大臣を起用し、11人を初入閣させて人事刷新をアピールしようとしたが、各社の世論調査で支持率は横ばい、自民党内には人事の不満が高まる結果となった。

 アテが外れた岸田首相は「支持率に一喜一憂しない」と言いながら国内向けに物価対策の新たな経済対策をまとめることを表明して訪米すると、国連総会演説で「核なき世界」を訴えて核軍縮に30億円、感染症対策などに75億ドル、アフリカ連合の平和支援に900万ドルの拠出を表明するなどバラマキ外交を展開、国内外で失点をお金で挽回しようと躍起になっているように見える。

 政治部ベテラン記者A氏は「まるで政権末期の改造」と語る。

「総理にとって改造人事が支持率回復につながらなかったのは誤算でしょうが、当然といえば当然。政権の骨格は変えられず、官房長官、財務大臣、経産大臣など主要閣僚は再任、初入閣組が11人といっても、女性大臣以外は組閣前に各派の領袖から推薦されていた大臣候補をほぼそのまま任命した。自民党伝統の派閥順送り人事で、新鮮な印象はない。

総理は当初、大幅人事を考えていたようだが、途中から保身のために安全策に切り替えた。だが、それが結果的に党内の不満を強め、政権の寿命を縮めたのではないか」

 内閣改造は政治部記者たちにとっても腕の見せ所だ。首相官邸が建て替えられるまでは、改造の時期になると官邸前に報道各社のテント村がつくられ、各局は特番を組んで取材合戦を展開した。現在はテント村こそなくなったが、改造前から人事情報が飛び交い、総理と自民党実力者たちの水面下の駆け引きが展開された。

 そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。座談会で浮かび上がったのは、政敵をなんとか葬ろうとする総理と、総理を潰そうと計略をめぐらす自民党実力者たち、リーク情報に踊らされてそうした権力闘争に利用される大メディアの姿だ。

司会(編集部):取材していて最大のサプライズ人事は?

記者D:やはり林芳正・前外相の交代でしょう。林さんはG7外相会議の議長を務めていたから、途中で交代させるのは外交的にもマイナス。各社とも完全にノーマークで記者はみんな「エッ」と驚いた。

記者C:国連総会の直前のタイミングとあって、当の外務省の幹部たちでさえ当日まで林大臣は留任と思いこんでました。改造当日(9月13日)は外務省で岡野正敬・事務次官がオーストラリアの大使と面談する予定があったが、大使がやって来たときには大臣が交代すると聞かされた省内はパニック状態だったそうです。

記者B:岸田総理は交代の理由を聞かれて「外交は首脳外交が大きなウェートを占める」と言った。外交は自分がやるからいいんだというわけだが、説明になっていない。後任の上川陽子・新外相はハーバード大学大学院に留学し、米国上院議員の政策立案スタッフを務めた経験もあるというが、外交経験はない。いきなり外相会議の議長というのはいくらなんでも荷が重い。

記者C:総裁派閥の宏池会(岸田派)には、来年の自民党総裁選に向けてまとめ役がいない。総理は同派座長でもある林さんを派閥に戻して閥務を担わせることにしたといわれてますが、本当のところは、女性大臣を過去最多の5人にするにはポストが足りなかった。かといって他派の大臣枠を削ると不満が出るから、数合わせで岸田派の林外相がはじき出されることになったということでしょう。

8926OS5:2023/09/26(火) 17:48:26
記者A:総理は改造前日の昼前、官邸で林さんと30分ほど話し込んだ。そこで相当激しくぶつかったようだ。

記者B:衝突した? 林さんは派閥に戻ることを納得したんじゃない?

記者A:表向きは2人で「宏池会の未来」について話し合ったことになっている。が、林さんはその席で総理から、「どうしても降りてほしい」と外相交代を告げられても納得しなかった。そこで総理は、来年の自民党総裁選で自分が再選すれば、その次の4年後の総裁選には宏池会から必ず林さんを擁立すると確約したそうだ。つまり政権禅譲すると。同じ宏池会内での総理たらい回しの密約だから、「宏池会の未来」の話には違いないんだがね(苦笑)。

記者D:林さんは総理と会った後、厳しい表情で官邸を出て行きましたよ。

記者A:岸田内閣が4年後まで持つと思っていないからじゃないか。

8927OS5:2023/09/26(火) 18:59:14
https://news.goo.ne.jp/article/tbs/politics/tbs-6111825.html
安保文書めぐり麻生氏「“がん”だったいわゆる山口代表」と批判 公明・山口代表は「評価控える」も、公明党内からは「言われっぱなしでいいのか」
2023/09/26 16:50
自民党の麻生副総裁が安全保障関連3文書の改定をめぐり、山口代表ら公明党の幹部が「がんだった」と批判。公明党内から反発の声が上がっています。

おととい、福岡市内で行われた自民党の麻生副総裁の講演。ここでの発言が今、波紋を呼んでいます。

自民党 麻生太郎 副総裁
「公明党の一番動かなかった“がん”だった、いわゆる山口(代表)、石井(幹事長)、北側(副代表)等々の一番上の人たち、その裏にいる創価学会」

岸田政権が去年12月に閣議決定した安全保障関連3文書の改定をめぐり、公明党の山口代表らが反撃能力の保有に慎重な姿勢を見せてきたことなどについて名指しで批判した麻生氏。

これに対し、山口代表は…

公明党 山口那津男 代表
「(麻生氏の発言への)評価は控えたいと思います」

反論を避けた山口代表ですが、公明党内からは…

公明党関係者
「関係悪化と言われないよう山口代表は抑えていたが、党内からは『言われっぱなしでいいのか』という声も聞こえてくるよ」

選挙協力をめぐり、悪化した関係の修復を図る自民党と公明党ですが、麻生氏の発言は新たな火種となるのでしょうか?

8928OS5:2023/09/26(火) 20:47:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f98be2cbc15bca515ef5cbe02fd01882d9eb993d
石原氏が国家安保担当の補佐官 農山活性化は小里氏
9/13(水) 14:13配信

産経新聞
第2次岸田再改造内閣の閣僚名簿を発表する松野博一官房長官=13日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

松野博一官房長官は13日、国家安全保障担当の首相補佐官に石原宏高元環境副大臣、農山漁村地域活性化担当の首相補佐官に小里泰弘元農林水産副大臣をそれぞれ充てる人事を発表した。森昌文首相補佐官(国土強靭化担当)は再任する。

8929OS5:2023/09/27(水) 12:16:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/88eb85c410698e6035abba596046920bd073f6b3
「あまり印象が良くない人だ…」小渕優子氏=選挙の顔 10月の衆参補選へ自民からも不安
9/27(水) 9:40配信

西日本新聞
小渕優子氏(撮影・中村太一)

 衆参補欠選挙(10月)を前に、自民党の小渕優子選対委員長の「選挙の顔」に疑問符がつき始めている。抜群の知名度を生かし陣頭指揮を執るはずが、クローズアップされるのは「政治とカネ」の説明責任ばかり。負の印象が先行し、党内からは不安の声が漏れる。選挙結果は岸田文雄首相の衆院解散戦略を左右しかねず、関係者の悩みは深い。

 19日の党役員会。小渕氏は「新体制がスタートし、最初の大型選挙となる。必勝を期してご支援、ご協力をお願いしたい」と衆院長崎4区補選(10月10日告示、22日投開票)、参院徳島・高知補選(同5日告示、同)の勝利を誓った。

 ともに自民の議席があった選挙区で、与野党対決となる見通し。党役員人事・内閣改造が政権浮揚につながらず、苦境を脱する契機とするためにも、ダブル当選は至上命令だ。自民は総力を注ぐ構えで、首相や茂木敏充幹事長ら幹部の現地入りは確実。小渕氏も応援演説や支持組織へのてこ入れなどをこなすはずだが、自民幹部の一人は「現地での応援は見送った方がいい」。

 党四役に起用された途端、経済産業相の辞任につながった2014年の不明朗な政治資金の支出に関する問題が再燃。新たな「政治とカネ」の問題も噴き出した。自らが関係する政治団体を巡り、親族や元秘書が幹部を務める企業に多額の支出があると週刊文春のニュースサイトが報じた。報道各社の世論調査は、小渕氏の起用に厳しい見方を示す。

 衆院長崎4区補選は、自民の北村誠吾元地方創生担当相の死去に伴う。党の情勢調査では今のところ、公認候補予定者に分があるとされるが、逆風が吹くことへの警戒感は地元にも根強い。長崎県連関係者は「今はあまり印象が良くない人だ…」。参院徳島・高知補選も不祥事を起こした自民議員(後に離党)の辞職に起因し、油断はできない。

 応援弁士として引く手あまただった頃とは一変した小渕氏を取り巻く環境に、自民関係者は嘆く。「万が一にも落とせない選挙。首相は見通しが甘かったのではないか」

 (大坪拓也、坂本公司)

西日本新聞

8930OS5:2023/09/27(水) 12:22:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7a7a544e997dd5f8645a95abfbd20fa09a6d0bd
公明党幹部が「がん」との“麻生節”波紋 発言の背景に「麻生氏の憤まん」の指摘【news23】
9/27(水) 9:18配信

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自民党・麻生副総裁が福岡で行われた講演で、政府が去年12月に閣議決定した安全保障関連3文書の改定をめぐり、公明党幹部が「がんだった」と発言し、波紋を呼んでいます。“麻生節”の背景にはあった「麻生氏の憤まん」とは。

【写真を見る】公明党幹部が「がん」との“麻生節”波紋 発言の背景に「麻生氏の憤まん」の指摘【news23】

自民党 麻生太郎副総裁
「岸田さんのような、なんとなく極めて誠実そうに見える顔、本当に誠実かどうかは知らんよ、これはわからん。誠実そうに見えるあの顔、リベラルそうに見えるあの顔のほうが世の中、受けるんじゃないの」

24日、福岡市内で講演した自民党の麻生副総裁。政府が去年12月に閣議決定した安全保障関連3文書の改定をめぐり岸田総理を評価した一方で、波紋を呼ぶ発言が…

自民党 麻生太郎副総裁
「公明党は専守防衛に反するという理由でこれに反対。今の公明党の一番動かなかった“がん”だった、いわゆる山口(代表)、石井(幹事長)、北側(副代表)等々の一番上の人たち。その裏にいる創価学会」

公明党の山口代表らが反撃能力の保有に慎重な姿勢をみせてきたことなどについて、名指しで批判したのです。

26日、山口代表は…

公明党 山口那津男代表
「麻生さんがどういう意図で、どういう場でお話しになったのか、直接聞いていないし前後の関係もわからないので評価は控えたい」

公明党内からは…

公明党関係者
「関係悪化と言われないよう山口代表は抑えていたが、党内からは『言われっぱなしでいいのか』との声も聞こえてくるよ」

自民党と公明党が選挙協力をめぐり悪化した関係の修復を図る中での発言。背景に何があるのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩
「麻生さんと茂木幹事長が進めてきた国民民主党との連立工作が失敗。公明党が非常に強く反対したという底流があって憤まんをぶつけた。連立パートナーである公明党に対して礼を失した発言。全国でがんで闘病している人がたくさんいる、非常に無神経な発言」

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8931OS5:2023/09/27(水) 13:05:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/689ced870ade14c830687ef522d1bc17440b703d
秘書が大量辞職の加藤鮎子こども相 横暴な態度に後援者は「二度と手伝わない」と激怒
9/27(水) 5:56配信


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コメント301件


デイリー新潮
祖父も代議士の3世議員

 岸田総理が掲げる目玉政策のひとつに「少子化対策」がある。その担当という大役に任命されたのが、当選3回の加藤鮎子大臣だ。政権の浮揚の一端を閣内最年少の44歳が託されることになるが、彼女を知る向きからは、早くも心配の声が上がっている。

【写真を見る】イケメン旦那と選挙活動する「加藤鮎子」こども政策担当相 父は「総理にいちばん近い男」と呼ばれた「加藤紘一氏」

 ***

 内閣改造が行われると、新大臣の金や男女関係の醜聞をマスコミが書き立てるのは恒例。その餌食となった第一号が加藤大臣である。

 就任2日後の15日、夕刊紙「日刊ゲンダイ」が早速、2件のスキャンダルを報じた。一つは一昨年の政治資金パーティーの際、「鮎友会」なる政治団体に上限の150万円を超える額の券を購入してもらっていた問題。もう一つは、実母の所有する物件に地元事務所を置き、5年間で900万円を超える額の「家賃」を支払っていたという問題だ。政治資金を親族に還流している、との指摘である。

 パーティー券の問題に関して加藤大臣は誤りを認め、政治資金収支報告書を訂正するとしたが、報告書を見ると問題点はまだある。券の大口購入者には「柿崎工務所」なる企業があり、40万円分を購入しているが、他にもその関連会社が5社、合計280万円分の券を購入しているのだ。各社の代表者の姓はみな「柿崎」。つまり、150万円の上限を超えないよう、同じグループの企業が分担して購入しているように見えるのである。

専門家は「グレーな行為」
 同工務所を中心とするグループは、加藤大臣の地元・山形県では「柿崎天皇」と言われるほど大きな存在。公共事業も数多く受注しているという。

「グレーな行為と言って差し支えないでしょう」

 とは政治資金に詳しい、神戸学院大学の上脇博之教授。

「グループの元締めは同じですから、企業との癒着を疑われる。特定の団体からの影響力を持たないように上限を定めた、政治資金規正法の趣旨を逸脱していると思います」

 また、事務所についてもいわくつきである。彼女の父は「総理に一番近い男」と言われたものの、「加藤の乱」を境に失脚した故・加藤紘一元官房長官。2006年、紘一氏の当時の事務所が右翼団体の男に放火され、全焼したことは大きなニュースになった。地元の政界関係者が言うには、

「その後、寄付を募って建てたのが今の事務所で、紘一さんの死後、母上の所有となった。タダ同然で建てた物件に家賃を長年支払っているのですから、一族の資産形成と見られても仕方ないかもしれません」

“子どもとどう接していいか分からない”
 加藤大臣は紘一氏の三女に生まれ、慶應女子高、慶應大を卒業後、民間企業勤務を経て米コロンビア大大学院に留学。帰国後、議員秘書を務め、2014年、父の地盤を継いで初当選した。バツイチで、会社経営者の夫との間に小6と保育園児の2人の息子がいる。ちなみに初婚の相手は後に金子恵美元議員と再婚し、「育休不倫」で議員辞職した宮崎謙介元代議士だ。

 加藤大臣が「現役のママ」であることも、今回の抜てきの決め手となったであろう。実際、就任直後の取材では、「息子が発熱し、薬を飲ませたりしている時に(入閣の)速報があった」と“母親”ぶりをそれとなくアピールしていたが、

「他の省庁ならともかく、よりによってこども政策担当大臣になった。そこがどうも引っかかるんです」

 と言うのは、加藤大臣の知人である。

「というのも、彼女は常々、周辺には“子育てが苦手”“子どもとどう接していいかわからない”とこぼし、高校時代の恩師には何度も相談している。まあ、子育ての悩みは誰にでもありますけど、彼女には、そこから解放されるために仕事に逃げている感じがあるんです」

8932OS5:2023/09/27(水) 13:05:24
議員宿舎のエレベーターホールでボタンを連打
「金帰火来」と言われるように、政治家は週末には地元に戻ることが通例だ。

「鮎子さんは普段は家族と赤坂の議員宿舎住まいで、土日や国会閉会中は山形に入るのが常。その時は次男を連れ、長男は東京に置いていくことが多い。一方ご主人も、社長をしているので土日も接待で外出しがちで、お子さんが一人になってしまうことがしばしばだそうです。そういう場合、お子さんが食事に一人でカップラーメンを食べることも珍しくないとか」(同)

 一人の時間を持て余してか、長男は議員宿舎のエレベーターホールで、ボタンを連打して“遊ぶ”こともあったという。

「もちろん加藤家は一般家庭とは仕事の形が違うという事情はあるでしょうが、そうした話を聞くたびに、お子さんがかわいそうになってしまうんです」(同)

 となれば、せめてウイークデーは一緒に、と提案したくもなるが、自民党関係者が言葉を継ぐには、

「会食がある時などは仕方ないですが、特に用もないと思われる時にも、議員会館で夜10時ごろまで仕事をしていることがあるとか。その場合、秘書に言付けて宿舎の食堂でお子さんに食事をさせることもあるそうです」

後援者は“二度と手伝わない”
 多忙な夫婦の今風の子育てといえばそれまでだが、周囲がそれでも違和感を持つ背景には、彼女の“育ち”がある。

「経歴からわかるように、鮎子さんは生粋のお嬢さんなんですよね」

 と解きほぐすのは、地元の古参後援者だ。

「だから世間知らずの部分はある。地元有力者の葬儀にベージュのストッキングで参列した時には周囲が引いていましたし、山形の議員なのに『中山間地(ちゅうさんかんち)』のことを知らないのか、“なかやまかんち”と読んで、農家の方をあれさせたこともありました」

 その浮世離れした様は、もうひとつの“家族”でもある事務所スタッフへの対応にも表れていて、

「とにかく秘書の扱い方が雑で、人情味に欠けるんです」

 と指摘するのは、前出とは別の地元政界関係者である。

「秘書と地元を回るでしょ。昼食時になると、鮎子さんはお店で千円くらいするランチを食べる。秘書も連れて行ってあげればいいのに行くのは自分だけで、秘書は持ってきたおにぎりを車の中で食べているとか。後援者に運転をしてもらって地元を回った時には、昼飯時にコンビニの前で車を停めさせ、店に入った。で、自分の分のお弁当とお茶だけを買ってきて“次行って”。後援者さんは“二度と手伝わない”と怒っていたそうです」

「職員がみなおびえていた」
 これらの件、周囲では広く知れ渡っているようで、本人もそれを気にしてか、「秘書や後援会のスタッフも有権者だから、おごると寄付と取られてしまう」と弁明しているとか。清廉めいて見えるが、冒頭の政治資金処理のずさんさに鑑みれば、クリーンというよりドライで、単に他者への気遣いに欠けるだけとの分析が当てはまりそうだ。

「性格も細かく、代理出席させた会議の報告などは電話やメールで済むものをレポートにまとめさせたり、イベント会場で椅子の並べ方が気に食わないと一からやり直させたり。彼女が県連会長だった時には、職員がみなおびえていました」

 そんなせいもあり、永田町や地元では、加藤事務所は“ご難場”として有名。

 実際、国会便覧で確認しても、同時に3人置ける公設秘書の、この3年間での退職者は実に6名にも上る。ブラック企業並みの離職率を示しているのだ。

本人の見解は? 
 大抜てきも足元乱れる新大臣。当人に見解を伺うと、パーティー券については、

「それぞれ別個独立の会社からの寄付であり、法律上問題はなく、ご質問の指摘は当たらないと考えております」

 子育てに関しては、

「世間の共働き家族と同様、親族などの協力を得ながら、仕事と家庭の両立にがんばっています」

 秘書の相次ぐ退職については、こう述べる。

「定年で公設秘書から私設秘書になられた方や、起業や転職、体調を崩し退職された方であり、ご指摘の事実はありません」

 まずはお手並み拝見だが、「加藤の乱」れは、政権の“乱れ”に直結しそうだ。

「週刊新潮」2023年9月28日号 掲載

新潮社

8933OS5:2023/09/27(水) 16:40:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec62ceb09a15167dcb451eb4a333c36e718dfd42
【内閣改造の内幕】茂木敏充・幹事長の留任の裏に麻生副総裁との「来年の総裁選への不出馬密約」あったか
9/27(水) 15:59配信

NEWSポストセブン
留任となった茂木敏充・幹事長(時事通信フォト)

【政治部記者覆面座談会・第4回】「内閣改造をするほど総理の権力は下がる」とは、「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作・元首相の言葉だが、今回の内閣改造・自民党役員人事はまさにその通りの結果となった。

【写真】岸田文雄・首相と閣僚たち、大臣には女性を最多タイとなる5人起用。一方、副大臣・政務官の女性登用はゼロ

 混迷する岸田政権にいったい何が起きているのか。そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。

記者C:今回の改造にあたって、岸田総理は茂木敏充・幹事長に相当怒ってました。インド訪問中に読売が〈岸田首相が「茂木幹事長続投」で調整〉(9月7日付)と報じると、「オレは誰にもそんなことは言ってない」とすごい剣幕だったとか。あの記事は明らかに茂木氏サイドのリークで、「麻生氏も続投を首相に進言していた」と書かれているのがミソ。茂木氏は“麻生(太郎・副総裁)さんの言うことを聞かなくていいのか”と総理を牽制したのでしょう。

記者A:岸田総理は後見人の麻生さんの意向を無視できないというのはその通りだろう。

記者C:だから総理は記者には読売報道を全面否定しないで「(茂木続投は)条件付きだ」と言っていたが、インドから帰国すると真っ先に萩生田光一・政調会長を公邸に呼んだ。いわゆる萩生田官房長官構想ですが、その狙いは官房長官交代をテコに茂木幹事長も交代させるぞという逆襲でした。

記者A:それも麻生さんから、「萩生田を官房長官に起用したら旧統一教会問題で政権はもたなくなる」と忠告されてポシャった。

記者D:結局、麻生さんの言いなりですよね。

記者A:麻生さんは茂木氏に幹事長留任のかわりに来年の総裁選は出馬しないと約束させた。岸田総理もそれで手を打った。

記者C:しかし茂木氏は今年68歳で、来年の総裁選がラストチャンスと見られているから、党内には「茂木さんは総裁選をあきらめたのか」という声があがっています。

記者A:あきらめてはいないよ。茂木氏は総裁選まで岸田総理に解散・総選挙をさせないで、菅義偉・前首相のように支持率低下で総裁選に出られなくなる状況をつくりたい。そうなれば自分に出番が回ってくる。これまで以上に総理の足を引っぱりにかかるつもりだろう。

記者B:岸田さんも茂木氏の魂胆は見抜いている。だから同じ茂木派の小渕優子氏を党4役の選対委員長に起用して牽制させ、木原誠二・前官房副長官を党執行部の一端、幹事長代理兼政調会長特別補佐氏に送り込んだ。いわば小渕氏はデコイ(おとり)で、総理の茂木幹事長に対する“刺客”の本命は木原氏だとみていい。

記者D:ドロドロの戦いが始まりそうですね。

(第5回につづく。第1回から読む)

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

8934OS5:2023/09/27(水) 17:21:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6c1c1c14f7487969026471437c39955317b70f8
積極派対規律派、論争激化へ 経済対策、来週にも検討着手 自民
9/27(水) 7:08配信

時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)ら=26日午前、首相官邸

 岸田文雄首相の指示を踏まえ、自民党は来週にも経済対策策定のための党内議論を開始する。

 「アベノミクス」の流れをくむ「積極財政派」からはコロナ禍並みの財政出動を求める声が上がる一方、一層の財政悪化や物価高騰につながるとの懸念も党内には根強い。10月の取りまとめに向け論争が本格化しそうだ。

 首相は26日の自民党役員会で「政府・与党の緊密な連携の下、精力的に取りまとめ、速やかに補正予算の編成に入る」と述べた。

 首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかとの観測も広がり、自民内からは内閣支持率の低迷も背景に「驚くような規模にしたい」(党関係者)といった歳出圧力が強まる。

 世耕弘成参院幹事長は26日の記者会見で、経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案に関し「15兆円規模が一つのライン」だと改めて指摘した。自民若手有志の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は政府への要望書を取りまとめる方針で、議連幹部は「補正予算は15兆〜20兆円にすべきだ」と話す。

 これに対し、経済活動が活発化し、需要の高まりや人手不足の問題が顕在化する中、党幹部は「対策を間違えればインフレを招く」と懸念を示す。森山裕総務会長は24日のNHK番組で「規模が先にあるということではない」とくぎを刺した。

 新型コロナウイルス拡大前まで、補正予算はおおむね2兆〜5兆円程度で推移したが、20〜22年は数十兆円規模に膨張。財政規律回復に向け、政府は6月の経済財政運営の基本指針「骨太の方針」で、歳出構造を「平時に戻していく」と明記したばかりだ。過去のコロナ予備費の多額の繰り越しも指摘されている。

 今回の首相指示は物価高騰や賃上げ対応のみならず、半導体を念頭に置いた投資促進、国土強靱(きょうじん)化など幅広い内容に及び、補正予算案が一定程度膨らむのは必至の情勢だ。財政悪化がさらに続けば「日本国債の格下げも現実味を帯びる。そうなれば企業への影響は大きい」(財界幹部)との声も出ている。

8935OS5:2023/09/28(木) 08:15:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3f55834263e33440ea026407557435527f74355
全容解明、法廷へ 秋本議員、検察と全面対決も 洋上風力汚職
9/28(木) 7:06配信
時事通信
秋本真利衆院議員

 洋上風力発電事業を巡る汚職事件で、衆院議員の秋本真利容疑者(48)らが起訴されたことで、事件の全容解明は法廷に舞台を移す。

 国会質問の依頼や約7200万円にも上るとされる賄賂について同容疑者は一貫して否認しており、検察側との全面対決も予想される。

 検察側は、秋本容疑者と「日本風力開発」の塚脇正幸前社長(64)=贈賄罪で在宅起訴=がやりとりしたメールや、塚脇前社長が同社幹部に送った「質問をお願いした」という内容のメールなどを押収。こうした証拠を基に、同容疑者が同社に有利な質問をするよう複数回にわたって依頼されていたと立証するとみられる。

 同容疑者は逮捕時、「自身の政治的信条に基づいて質問した。依頼されて日本風力開発の利益を図るために質問したということは断じてない」と否定するコメントを出している。

 一方、賄賂とされた約7200万円の大半は、秋本容疑者と塚脇前社長の共通の趣味である馬の購入などに充てられていた。検察側は、同容疑者が馬の売買契約を行い、自身の名前を契約書に記載していたことなどから、購入した馬は同容疑者の所有と判断しているもようだ。

 これに対し同容疑者は、馬は代金を支払った塚脇前社長の所有で、自分は管理していただけだと主張している。

8936OS5:2023/09/28(木) 17:09:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5aa2cc409e6a0ed762176d0868cc6aafe092951
【内閣改造に党内の不満】大恥をかかされた石破茂・元幹事長、首相との会談で入閣に意欲みせるも肩透かし
9/28(木) 7:15配信

NEWSポストセブン
入閣に意欲を見せていた石破茂氏(時事通信フォト)

【政治部記者覆面座談会・第5回(最終回)】「内閣改造をするほど総理の権力は下がる」とは、「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作・元首相の言葉だが、今回の内閣改造・自民党役員人事はまさにその通りの結果となった。

【写真】岸田文雄・首相と閣僚たち、大臣には女性を最多タイとなる5人起用。ベルトも木目の腕時計をした河野太郎大臣も

 混迷する岸田政権にいったい何が起きているのか。そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。

司会(編集部):自民党内は人事への不満が強まっている。

記者A:たまってるね。それが表面化したのが改造直後に最大派閥の安倍派から生え抜きの土井亨議員が退会したことじゃないか。

記者C:土井氏は当選5回で入閣適齢期。選挙に強くないから早く大臣になりたいはずですが、安倍派は最大派閥で大臣枠が4人もあるのに、岸田総理は改造のたびに萩生田氏や松野博一・官房長官、西村康稔・経産相ら5人衆を大臣や党3役の重要ポストに起用し続けているから、同派の衆院の新入閣は毎回1人。適齢期の議員になかなか大臣が回ってこない。

今回、茂木派からは当選5回の木原稔・防衛相が入閣したのに、安倍派の7人の当選5回生は全員未入閣。大臣になれるのは遅ければ7年後と考えたら、“やってられない”という気になるでしょう。

記者D:大恥をかかされたのが、世論調査で「次の首相にふさわしい人」1位の石破茂・元幹事長でしょう。岸田総理は事前に石破氏と会談し、本人も入閣を打診された場合、「国家、国民のためなら『受けません』と言ってはいけない」と入閣に意欲を見せていたのに、肩透かしを食わされた。

記者A:石破さんは総理との会談で、自分ではなく旧石破派の赤沢亮正氏の入閣を求めていたというのが真相だが、それもダメだった。

記者C:不満は留任(再任)組にもありますよ。萩生田光一・政調会長は総理から官房長官を打診されたのに、ご破算にされてガッカリしていました。一方の松野博一・官房長官も、“総理はオレより萩生田を買っているのか”と内心面白くないようです。

記者D:河野太郎・デジタル相は退任するつもりで大臣室の片付けをしていたのに、再任といわれて逃げ損ないましたね。

記者B:岸田さんは河野氏にマイナ問題の責任をとらせるつもり。側近に言わせると、「閣外に出したら何を言いだすかわからないから厄介だが、大臣にとどめておけば総裁選の頃には勝手に潰れてくれるだろう」と総理は考えているらしい。

8937OS5:2023/09/28(木) 17:09:22

岸田派内にも隙間風
記者C:注意すべきは足元の岸田派ではないでしょうか。岸田総理は昨年末に「死刑のハンコを押す役目」発言で批判を浴びた葉梨康弘・元法相や政治資金問題の寺田稔・元総務相に詰め腹を切らせながら、同じ岸田派でも側近の木原誠二・前官房副長官はスキャンダルで政権の足を引っぱったのに党役員(幹事長代理兼政調会長特別補佐)に抜擢した。派内からは「なんだあの人事は」という声が聞かれます。派内にも隙間風が吹いている。

司会:改造は失敗。岸田首相はこんな状況で解散・総選挙を打てるのか。

記者D:小渕氏を選対委員長に起用した段階で、総選挙は無理でしょう。

記者C:解散・総選挙をやるつもりなら、女性大臣5人だけではなく、国民の人気がある石破氏や小泉進次郎氏らを無理にでも大臣にしたのではないでしょうか。総理は茂木幹事長から「総裁選には出ない」という言質を取り、安倍派5人衆を同じポストに留任・再任させたことで最大派閥の支持も取り付けた。ライバルになりそうな河野、高市(早苗)両大臣も再任して出馬できないように閣内に封じ込めた。

 改造前は解散を視野に入れていたでしょうが、これで解散総選挙で勝負しなくても、来年の総裁選の無投票再選に道筋をつけたと判断していると思います。

記者B:いや、岸田さんは解散をあきらめていない。10月中旬に旧統一教会への解散命令を申し立て、10月下旬に経済対策をまとめる。そこでチャンスありとみれば、迷わず解散に踏み切るのではないか。

記者A:11月はじめの解散だろう。総選挙を打てば、岸田派の盛山正仁・文科相(近畿ブロック比例)など選挙に弱い大臣の何人かが落選する可能性があるが、解散できなければジリジリ退陣へと追い詰められていくのは見えている。勝負に出るしかないことは総理もわかっているはずだ。

 岸田首相が解散・総選挙に踏み切るかどうかについては、若手記者2人は「ない」、ベテラン記者2人は「ある」と見方が割れた。

 果たして内閣改造に失敗した首相は形勢挽回のための一か八かの解散・総選挙を決断できるのか。

(了。第1回から読む)

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

8938OS5:2023/09/28(木) 17:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/029ae113c53c83b3ea35ee7bec78f593404e4420
森喜朗元首相の言いなり「安倍派の15人」迷走極まる!木原誠二氏がおいしいとこ全部取りへ
9/28(木) 7:02配信
ダイヤモンド・オンライン
安倍派の総会であいさつする「座長」の塩谷立氏(右端)。左から2人目は下村博文元政調会長(8月31日)

 自民党内の最大派閥「安倍派(清和政策研究会)」が、15人もの船頭を抱える集団指導体制に移行した。いったいなぜそんなことが起きたのか。森喜朗元首相に支配された、「迷走」としかいえない安倍派の現状を解説する。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 岸田首相の「誰にも嫌われたくない」人事で 安倍派の会長不在は続く

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、9月の内閣改造、党役員人事で、党内6派閥ごとの閣僚起用人数の配分を、改造前からほぼ維持した。「安倍派(清和政策研究会)」は閣僚4人を輩出するなど、最大派閥、そして岸田政権を支える主流派としての地位は確保できた。

 事前には、派閥内で「会長」ポストが不在であることで岸田政権との交渉力が低下し、不遇の扱いを受けるのではないのかという懸念があった。しかし、今回の内閣改造を経て、「早急に会長を決めなくてはいけないという機運はますますなくなった」(安倍派中堅議員)のだという。

 目下、安倍派の中では出世争いを「半歩リード」する萩生田光一氏(自民党・政務調査会長)を冷遇し、ライバルである西村康稔氏(経済産業相)を代わりに政調会長に据えるなど、政権からの嫌がらせはいくらでもできたはずだ。ところが、支持率低迷で来年の自民党総裁選挙を乗り越えることしか頭にない岸田首相が、ワラをもつかむ気持ちで誰にも嫌われたくない人事を行ったということだ。

 それでは、日本を牛耳る「安倍派」を誰が掌握することになるのか、見ていこう。

● 発言力が低い塩谷氏が 「座長」になれた理由とは?

 8月31日、安倍派は、会長不在のまま塩谷立・元文部科学相を座長とし、松野博一官房長官や萩生田氏ら15人による常任幹事会を設置する新体制を発足させた。経歴からして常任幹事会に入ってもおかしくない下村博文会長代理が外される形となった。その下村外しに決定的な役割を果たしたのが塩谷氏である。

 塩谷氏は、松野氏、萩生田氏、世耕弘成参院幹事長、西村氏、高木毅国会対策委員長とで構成される「安倍派5人衆」には入っておらず、5人衆の中でもパワーダウンが指摘される高木氏(詳細は後述)と並んで権威はなく発言力が低い。それというのも、塩谷氏は地元静岡8区の小選挙区で落選し、比例復活当選であることが影響を受けている。

 静岡県政を担当する大手新聞社の記者は次のように解説する。

 「静岡県政において自民党国会議員の能力を疑う人が多い。県議会の定数68の中で、自民党は41人を占める圧倒的多数派です。しかし、県知事選挙ではリニア妨害で有名な川勝平太氏の連続当選を許し、また、国会議員も細野豪志氏(旧民主党で閣僚を務め、21年の衆院選当時は無所属で選挙に出馬)、渡辺周氏、源馬謙太郎氏など、野党議員の当選を許してきました」

 「後に自民党へ入党する細野氏ですが、県知事選で川勝知事の対抗馬として出馬を検討していた時期があった。しかし、塩谷氏は指導力を最後まで発揮せず、幻の案となってしまいました。あのとき細野氏が出ていれば、リニア問題でここまで停滞することはなかったかもしれません」

 そんな塩谷氏を安倍派の中枢から外そうという動きがあったが、今回座長に就任できたのは、関係の近かった下村氏(前述の通り、新体制に移行するまで「会長代理」職にあった)を常任幹事会から切って捨てたからだ。

 下村氏は、安倍派に今なお絶大な影響力を誇る森喜朗元首相との折り合いの悪さが指摘されてきた。下村氏は安倍派の新体制を評して「ここまで邪魔されるとは思わなかった。政界引退した森氏に影響力が残っているのは残念だ」と語っている。一方で森氏は、安倍派が新体制へ移行する前に北國新聞のインタビューで「下村氏から土下座された」と暴露(下村氏は土下座の事実を否定)しており、恨み骨髄ということだろう。

 この下村氏を外したことで、塩谷氏はかろうじて生き残ったのだ。

8939OS5:2023/09/28(木) 17:10:21
 安倍派が15人体制に移行し、パワーダウンを指摘されているのが、5人衆の中の一人、高木氏だ。「松野、萩生田、西村、世耕の4氏による『安倍派四天王』だったはずが、森元首相が高木氏を加えて『5人衆』と呼んで別格扱いをしてしまった。高木氏の勘違いはそこから始まった」(安倍派関係者)というから、実力はもともとなかったと人物といえよう。

 高木氏については、週刊文春からも「能力も意欲もなく、誰からも『首相候補』と目されない最年長の高木氏を一時的に祭り上げる案もあるが、最後にはパンツ事件(筆者注:高木氏が女性の自宅に侵入して下着を盗んだとされる疑惑)が引っかかり、暗礁に乗り上げる」(2023年7月13日・文春オンライン『安倍派迷走の裏でパンツ論争 高木毅が絶対に認めない議員』)と指摘を受けている。

● 安倍派の集団指導体制が 「15人体制」まで膨張した理由

 さて、ここで安倍派はなぜ「15人体制」になったかを説明したい。この15人体制になった理由が分かれば、今、実際に行われている権力闘争の行方も理解しやすいものになるだろう。

 現在、国会議員99人を束ねる安倍派だが、衆院議員が59人、参院議員が40人で、おおよそ3:2という比率だ。衆院議員の方が人数としては多いのだが5人衆のうち4人は衆院議員であり、参院議員は世耕氏がほぼ一人でまとめている。

 国会議員の比率である3:2をそのまま幹部の比率とするならば、幹部は衆院議員3人、参院議員2人とならなくては、おかしいことになる。かといって、安倍派を2人代表(共同代表制度)にすると、今度は1:1となり、参院議員が人数以上に影響力を持つことになる。また、5人衆の衆院議員4人が現時点で代表を1人に絞ることができないという点も影響し、この共同代表制は見送られることになった。

 そこで、「衆:参=3:2」という比率での大規模な集団指導体制とすることが検討されることになった。

8940OS5:2023/09/28(木) 17:10:36
 3:2という比率を守るとなると、幹部の数は、5人、10人、15人…という数になる。しかし、5人は先ほど指摘した理由によりダメ、10人となると、何かでもめたときに意見が5:5に割れると意思決定ができなくなってしまう。よって、15人という数に膨れ上がった。15人の顔触れを見てほしい。

 衆院からは、塩谷氏、松野氏、高木氏、萩生田氏、西村康稔氏、西村明宏氏、柴山昌彦氏、稲田朋美氏、松島みどり氏の9人。参院からは、世耕氏、橋本聖子氏、岡田直樹氏、末松信介氏、野上浩太郎氏、山本順三氏の6人だ。きれいに、「衆:参=3:2」となっていることがお分かりいただけただろうか。

 党内バランスに配慮し、誰からも文句が出ないような体制を作った結果、15人の合議制となった。

 昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」になぞらえて、「安倍派(清和研)の15人」とでも呼称したいところだが、ドラマの題名にするようなかっこいい話ではない。鎌倉時代に全国を治めるためには13人ぐらい必要だったのかもしれないが、安倍派99人を束ねるのが15人とはあまりにも数が多い。

 結局、誰にも権力を与えないようにするための体制であり、当然ながら、これまで以上に森氏の影響力が強まっただけという状態だ。森氏と犬猿の仲の議員が追放され、残っているメンバーは、森氏の言いなりと言われても仕方がない状態だ。これこそ迷走と言わずしてなんと表現すればよいだろうか。

● 森氏の影響力強化に反発し 安倍派を離脱した議員も…

 国土交通副大臣を務めたことのある土井亨衆院議員は、派閥の運営体制に対する不満を理由として9月15日付で安倍派を退会したが、これも森氏の影響力が強まったことに対する反発だ。

 土井氏は、森氏の首相在任中に、支持率が下がり続けて選挙に惨敗した際、事実上の「退陣勧告」とでもいうような行動を起こしている。01年2月19日に記者会見し、「首相は賢明な判断をすべきだ」と進退の決断を求めた。

 当時、自民党宮城県連の幹事長を務めていた土井氏が深く制作に関わった因縁のCMがあり、「CMは当初、主婦が『わたしが総理大臣の方がましよ』と絶叫する内容で、自民党本部が変更を求めるなど物議を醸した。宮城県連はせりふのうち、「総理大臣の方がましよ」の部分に「ピー」という音をかぶせて放映する」(河北新報、11年2月20日)ことになったのだという。

 森氏と土井氏は心底、お互いを軽蔑していた。将来が見えない派閥にいたくない土井氏の気持ちはよく分かる。

 この安倍派の迷走に笑うのが、木原誠二前官房副長官だ。文春砲にたたかれ続け、党務に就くことになったが、出演した動画番組(23年9月19日『どこよりも詳しい内閣改造 徹底解説!【木原・平の地上波いらず】』)で、「内閣にいるときは言えなかったが、減税をやればいい」「増税内閣と言われている以上、やって示すしかない」と発言した。

 今後、党内世論をリードしていくのは、意思決定能力を完全に失った安倍派ではなく、木原氏ということになりそうだ。

 党内基盤の弱さから存在感が示せず、おいしいところは全部木原氏が持っていき、安倍派で笑っているのは森氏というこの展開を、安倍晋三元首相は果たして望んでいたのだろうか。

小倉健一

8941OS5:2023/09/29(金) 07:44:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/e28529baf3660477c954cda2b7719444b01b686d
安倍派新体制で初の総会 「会長決めきれず先行き不安」の声
9/28(木) 20:22配信
毎日新聞
自民党安倍派の総会で発言する塩谷立座長(左)。右から2人目は自民党の萩生田光一政調会長=東京都千代田区の同党本部で2023年9月28日午後0時13分、竹内幹撮影

 自民党安倍派(清和政策研究会、99人)は28日、8月の新体制発足後初となる議員総会を党本部で開いた。座長の塩谷立元文部科学相のほか萩生田光一政調会長ら15人で構成する意思決定機関「常任幹事会」のメンバーが「ひな壇」と呼ばれる幹部席に座り、一致結束を確認した。ただ派閥内には新体制への不満もくすぶり、最大派閥として結束を保てるかが課題となる。

【写真特集】役員人事 記念写真を撮る自民幹部

 塩谷氏は会合冒頭、「新しい体制になり初めての総会で、常任幹事が前に座らせていただいた。清和研の新しいスタートということで協力をお願いをしたい」と呼びかけた。

 安倍派は内閣改造で、ともに衆院6期の宮下一郎農相と鈴木淳司総務相が初入閣。松野博一官房長官、西村康稔経済産業相と萩生田氏らが留任した。この人事について常任幹事会メンバーの一人は「満点ではないが80点だ」と語る。

 一方で、新体制への不満も一部にある。前体制で塩谷氏とともに会長代理を務めた下村博文元文科相は、会長選出を訴えたが退けられた。下村氏は常任幹事会にも選ばれず「顧問」に就いたが、11日のインターネット番組で安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相の存在に触れ「影響力はいまだに残っている。ちょっと残念な状況だ。(新体制の人事について)そこまで邪魔されると思わなかった」と批判した。

 関係者によると、今月15日付で退会した土井亨衆院議員も、森氏の派閥への介入や会長を置かない新体制に不満を持っていたとされる。現状、土井氏に追随する表立った動きはないが、ある所属議員は「会長を今回決めきれなかったことで士気は低下している。分裂はしないだろうが、先行きへの不安感はどうしてもある」と漏らした。【畠山嵩】

8942名無しさん:2023/09/29(金) 09:35:17
https://www.girlsheaven-job.net/aichi/ma-22/sa-164/frontier/blog/

8943OS5:2023/09/29(金) 16:33:38
本命 額賀福志郎  (茂木派 当選13回 79歳)
対抗 船田元    (茂木派 当選13回 69歳)
大穴 石破茂    (無派閥 当選12回 66歳)
ってところですかね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f08c44246448228d8005a78949f2b202b020bc1
細田衆院議長 辞任の意向固める
9/29(金) 14:57配信


細田博之衆院議長(79)が辞任する意向を固め、与党幹部に伝えたことが29日、分かった。体調不良のため公務の遂行が難しくなったためとみられる。

細田氏は7月下旬、熱中症の症状を訴え、病院に搬送された。今月7日にも体調不良のため東京都内の病院に入院し、8日の先進7カ国(G7)下院議長会議は欠席し、海江田万里副議長が代わりに出席した。

細田氏は昭和42年に通商産業省(現・経済産業省)に入省し、衆院議員秘書を経て、平成2年の衆院選で自民党から出馬し初当選した。官房長官や党幹事長など要職を歴任し、令和3年11月に衆院議長に選出された。当選11回。安倍派(清和政策研究会、99人)の会長も務めていた。

8944OS5:2023/09/29(金) 20:53:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/0112dc5eaf73780a92cd26859007dc6626aa2516
細田博之衆院議長が辞任の意向 体調不良で入退院を繰り返す
9/29(金) 19:25配信

朝日新聞デジタル
細田博之衆院議長

 細田博之衆院議長(79)は、体調不良を理由に議長を辞任する意向を固めた。衆院関係者が29日、明らかにした。細田氏は7月に熱中症の症状を訴えて救急搬送されるなど、入退院を繰り返していた。10月20日に召集される臨時国会で辞任が認められる見通し。

 7月に救急搬送されて入院し、8月の全国戦没者追悼式を欠席。9月に議長公邸でウクライナ最高会議議長と会談後、再び入院した。その後、G7(主要7カ国)下院議長会議も欠席していた。

 細田氏は、2021年に衆院議長に就任。「一票の格差」を是正するための衆院小選挙区の区割りをめぐっては、中立が求められるはずの衆院議長の立場で「10増10減」案に否定的な見解を示したほか、女性記者に対するセクハラ疑惑が週刊誌で報じられた。22年には不信任決議案が提出された。

 また、14年12月から議長就任までの約7年間にわたり、自民党の清和政策研究会(現・安倍派)の会長を務めた。昨年7月の安倍晋三元首相の銃撃事件後、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点がたびたび指摘された。今年1月、非公開の場で与野党の代表者との懇談形式で説明に応じただけで、公開の場で説明を行うことはなかった。

 細田氏は自民党出身の衆院議員で当選11回。官房長官や党幹事長などを歴任した。(小木雄太)

朝日新聞社

8945OS5:2023/10/01(日) 03:00:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b2917b1585d46cb9812e0c88e7c463cb46ec66d
「準備は当たり前」石破茂氏〝再起動〟か 来秋の総裁選出馬へ意欲「ポスト岸田」へ名乗り 「政界はぐれ鳥」参謀不在も
9/30(土) 17:00配信

夕刊フジ
自民党の石破茂元幹事長

【ニュース裏表 伊藤達美】

自民党の石破茂元幹事長が23日、テレビ番組で来年秋の自民党総裁選への出馬の意向を問われ、「首相は国会議員の中から選ばれる。準備をしておくのは、国会議員たる者(として)当たり前だ」と述べ、出馬への意欲を示した。


岸田文雄首相が年内の解散をしないとすれば、政局は来年の総裁選に向けて新たな局面に入る。石破氏の発言は、いち早く「ポスト岸田」への名乗りを上げ、主導権を握ろうとの思惑があるのだろう。しばらく鳴りを潜めていたが、いよいよ「再起動」というところではないか。

石破氏は、これまで4回の総裁選出馬経験を持つ。

初出馬は、福田康夫首相の退陣に伴う2008年の総裁選。この時は、立候補者5人中最下位だった。2回目の挑戦となった12年の総裁選では、第1回投票で1位を獲得した。決選投票で安倍晋三氏に敗れたものの、圧倒的な地方票を獲得したことを受け、幹事長に就任。民主党から政権を奪還した自民党を、安倍氏とともに取り仕切った。

15年の総裁選は立候補を見送り、3回目の挑戦は18年だった。「安倍3選」に異を唱え、安倍政権への批判を展開したが、思ったほど地方票が伸びず、一敗地に塗(まみ)れた。4回目は安倍氏退任に伴う20年だ。菅義偉氏、岸田文雄氏とともに出馬したが、最下位に終わった。

前回の21年は、自身は立候補せず、河野太郎氏を小泉進次郎氏らとともに担いだ。それぞれの名字の一字を取って「小石河」連合といわれ、国民的人気を背景に健闘したが、決選投票で岸田氏に敗れた。

石破氏は8月、岸田首相と夕食を共にした。「入閣の打診があったのでは」とも噂されたが、9月13日に発足した第二次岸田再改造内閣での起用はなかった。

もっとも、石破氏は「閣僚か党役員で仕えているときは、(総裁選には)出ない」というのが信条という。その意味では、むしろ、総裁選出馬へのハードルが取り払われたとも考えることができる。

自民党の総裁候補が枯渇する中、石破氏の存在感はいまなお大きい。「次の首相は誰がふさわしいか」との世論調査では、いまなお上位にランクインする。長年、党幹部や政府要職を重ねてきただけに「安定感」「キャリア」という意味では追随を許さない。

ただ、自身の主張にこだわる性格が災いして多数派形成は得意ではない。それが行き過ぎて「政界はぐれ鳥」とも揶揄(やゆ)される。

〝参謀〟不在も課題の一つだ。石破氏は自分で考え、自分で決めて、自分で行動してきた。しかし、首相を目指すのであれば、そういうわけにはいかないだろう。政局観に精通した同志が不可欠だ。

はたして、5回目の総裁選出馬があるのか。それとも、再び河野氏を担ぐのか。石破氏が今後どう動くか、注目していきたい。 (政治評論家・伊藤達美)

8946OS5:2023/10/01(日) 10:30:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1062be1050c101d2cb6271cc027de64d21afef88
総裁再選、支持率が左右 残り1年、岸田首相「長期政権」懸け
10/1(日) 7:10配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9月29日、東京・永田町

 岸田文雄首相の自民党総裁任期が9月30日で残り1年となった。

 長期政権を目指す首相にとって、総裁選での「再選」は絶対条件。9月の内閣改造で「ポスト岸田」の顔触れを政権内に囲い込んだことで、対抗する動きは今のところ見られない。ただ低迷する内閣支持率に反転の兆しは見えず、道のりは視界不良だ。

【ひと目でわかる】岸田内閣の支持率推移

 「先送りできない課題に一意専心に取り組む。それ以外のことは今考えていないと再三繰り返している」。首相は29日、記者団が早期の衆院解散の可能性を質問したのに対し、こう語気を強めた。

 首相は内閣改造・党役員人事で、党内各派の意向に配慮した「総主流派」体制を構築。来秋の総裁選出馬が取り沙汰される茂木敏充幹事長や、高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相らを政権内に留め置いた。

 茂木氏と同じ党四役として、茂木派で「首相候補」の呼び声もある小渕優子選対委員長を起用。これを「野心をちらつかせる茂木氏へのけん制」(四役経験者)と見る向きは多い。高市氏が担当する機密情報の取り扱い資格者認定制度の創設や、河野氏が推進するマイナンバーカードの健康保険証一体化は、賛否が分かれ、矢面に立ちやすい。自民関係者は「対抗馬に力を蓄えさせない首相の執念を感じた」と話す。

 それでも首相の再選戦略が盤石とは言い難い。命運を左右しそうなのは内閣支持率の推移。改造人事では女性閣僚を過去最多に並ぶ5人に増員したものの、副大臣・政務官は女性ゼロとなり批判を招くなど、期待した浮揚効果は得られなかった。年末以降は防衛費増額や少子化対策の財源確保に向けた議論が本格化する見通し。「国民負担増」の議論が具体化すれば、政権への逆風が強まる可能性もある。

 次の総裁任期中となる2025年には参院選が行われるほか、現在の衆院議員が任期満了を迎える。政権の体力がじりじり失われる中で来年の総裁選を迎えれば、「選挙の『顔』にはなり得ないと見なされ、一気に『岸田降ろし』が吹く」(閣僚経験者)恐れもある。それゆえ、与野党では、総裁選に向け求心力を強めたい首相が「年内に衆院解散を断行するのでは」との観測が強まる。

 一方で、現状のまま解散に打って出ても勝てる保証はない。政府関係者は「自ら掲げた重要政策の財源論をあいまいにして解散すれば、しっぺ返しを食らう」と指摘する。選挙の結果次第では首相の責任が問われる。直ちに引責辞任につながらなくとも、再選シナリオはますます描きにくくなる。

8947OS5:2023/10/01(日) 11:22:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/4114bbbf8d65844e5f306a6c2ccf1341d1a9a2f8
「寸止め芸」定着の岸田首相 伝家の宝刀・衆院解散めぐる、におわせと火消しの繰り返し
10/1(日) 11:00配信
日刊スポーツ
岸田文雄首相(2023年8月2日撮影)

 衆議院の解散を決める権限というものは、時の首相にとって「伝家の宝刀」といわれる。この宝刀を抜こう、抜こうとしているように見せながら、実際にはなかなか抜かない「解散寸止め芸」(野党関係者)が、板についてきたようにもみえるのが、最近の岸田文雄首相の言動だ。

 解散について「今は考えていない」というフレーズを繰り返し、「じゃあ今じゃなければ、後になったら考えるのか」と、周囲を疑心暗鬼にさせる。やるともやらないとも受け止められないコメントなら「解散風」が強まるのは当然。今回は、臨時国会の召集にあたって、提出されれば審議が必要になる補正予算案を提出するかどうかを、首相が当初はっきりさせなかったこともあって、先週の永田町は、解散の有無から、いつ衆院が解散されるのかというステージに上がり、ざわつく日が続いていた。

 臨時国会の召集日をいつにするかについても腹のうちを明かさず、提出となれば、ある程度の程感がみえる補正予算案の提出の有無にも触れなかったため、臨時国会召集日の「10・20冒頭解散か」と、ざわつきの盛り上がりは右肩上がりになった。結果的に岸田首相は9月29日になって、補正予算案を臨時国会に提出すると表明。「10・20解散」の臆測を自ら沈静化、火消しすることになったが、自身が説明するまではざわつく周囲の状況を見ながら、自分の権力というものをあらためて確認しているかのようにもみえた。

 岸田首相は今年6月の通常国会最終盤にも、解散について「情勢をよく見極めたい」と踏み込んで大騒ぎになったことを受け、2日後に「考えていません」と打ち消したことがある。「におわせ」からの「打ち消し」という手法は、今回もほぼ同じだった。前出の野党関係者は取材に「岸田首相の『解散寸止め芸』は不誠実だ」とも批判したが、「10・20解散」は消えても「首相は何をやってくるか分からない」という疑心暗鬼は、今も消えていないとも明かした。



 政界には、「首相は衆院解散と公定歩合については、うそをついてもいい」という言い伝えがあるといわれる。かつて佐藤栄作首相が、解散の可能性を聞かれた際に「頭の片隅にもない」と語りながら実際に衆議院解散に踏み切り、後日「頭の片隅にはなかったが、頭の真ん中にあった」と言ったというのは、今も語り継がれていることだという。岸田首相の最近のコメントも「先送りできない問題に一意専心に取り組む。今はそれ以外は考えていない」(20日、訪問先のニューヨークで)「経済対策をはじめとする先送りできない課題に一意専心取り組む、それ以外のことは今考えていない」(29日、報道陣の取材に)と、言質を取らせないような巧妙な構成となっている。

 最近、よく出てくる「一意専心(他に心を向けず、ひとつのことだけに集中する、の意味)」という「岸田ワード」は、かつて大相撲で若ノ花(のちの3代目若乃花)が1993年7月の大関昇進時の口上で使ったことで知られる。口上は力士の強い決意を示す言葉として知られる。岸田首相の「一意専心」が額面通りなら解散はしないというふうにも受け止められるが、言葉と行動がマッチしているのか、いないのか、あいまいなのが岸田首相流でもある。これまでの手法から、首相が「政局好き」というのはつとに知られるが、「政局好きと政局巧者は違う。首相は『かき回す』のがうまいだけ」(自民党関係者)との声も聞いた。

 首相の腹のうちは、誰にも分からない。解散、解散と騒いでいるのはこちら側だけで、実際は、岸田首相は当面、衆院解散するつもりはない、と見る向きもあるようだ。冷静に考えると、内閣支持率は上がっていないし、防衛費増額に向けた財源確保のための増税を打ち出すなどしていることで、SNS上では「増税メガネ」と批判され、たびたびトレンドワードになるほど。解散風をあおっても、その先の選挙に向けて風が吹くのかどうか、見通せていないようにも感じる。

 風が吹いていない時は、崖から飛び降りてでも自分で風を起こす、と言ったのは小池百合子東京都知事だが、「勝負師」ともいわれる岸田首相がそうした賭けに出るほどの明確な戦略があるのかも今は、見えてこない。定番化した岸田首相の「寸止め芸」がどう展開していくか、気の抜けない日々が続く。【中山知子】

8948OS5:2023/10/02(月) 11:37:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b1d97a63e0a34f81883f8d2b6e8680c9e66df95
小渕優子が「別格」である理由...「『姫』を総理大臣にすることだけが心残り」の「自民党の大物たち」
10/2(月) 7:03配信
現代ビジネス
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 自民党の長老たちが発する「必ずや、お嬢さまを総理に」という声に背中を押されるかのごとく、おずおずと表舞台へ戻ってきた「姫」。だがどう見ても、当の本人は戸惑っているようにしか思えない。


守り立てられる宿命
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 眉をハの字に寄せて、困ったような笑みを浮かべる遺影に、森喜朗は目を合わせて呼びかける。

 「青木さんの心残りは、小渕さんのお嬢さんのことと思います。あなたの夢、希望が叶うように、最大限の努力をする」

 8月29日、港区芝の東京プリンスホテル「鳳凰の間」で、今年6月11日に89歳で亡くなった元官房長官・青木幹雄の自民党葬が開かれた。86歳の森が弔辞で述べた「青木さんの心残り」とは、すなわち、小渕優子を総理大臣にすることにほかならない。

 '87年に田中派を乗っ取るかたちで発足した竹下派(経世会→現・平成研究会=茂木派)は、'92年に主流の小渕派と羽田派に分かれた。下野していた自民党が'95年に与党へ復帰すると、小渕派から橋本龍太郎、小渕恵三が続けて総理になった。

 竹下登の一の秘書として政界に入った青木は、平成期には小渕の筆頭家老として派閥を、そして自民党を支配した。

 「小渕さんは竹下さんの愛弟子。だから小渕さんは誰よりも青木さんを信頼していたし、総理になると、青木さんを参院議員としては異例の官房長官に抜擢した。だから青木さんにとっちゃ、優子さんは実の娘も同然だった」(自民党閣僚経験者)

「姫」になるまで
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 一方で、青木は森の師であり恩人である。小渕、青木、森は同じころに早稲田大学雄弁会に籍をおいたが、青木が年長だった。学生の時分から、とりわけ森は青木を慕っており、2年生が務める幹事長(会長)選挙では青木の手足となって奔走、当選を助けたという。

 「そのときの恩というわけではないでしょうが、小渕さんが脳梗塞で倒れたあと、森さんを後継総理に指名したのは青木さんだった。森さんは青木さんのおかげで総理になれたわけだから、死んでも頭が上がらない。『小渕優子を頼む』という青木さんの遺言を叶えることが、自分の最後の仕事だと思っているでしょう」(平成研関係者)

 つまり小渕、青木、森の三者は、単なる政治家同士の打算を超えた長年の絆で結ばれている。そして小渕の死後、青木と森は、小渕の置き土産である優子を守り立てることこそ自らの使命と考えるようになった。先の平成研関係者が続ける。

 「森さんは衰えて動けなくなった青木さんにかわって、会食のたび『小渕優子をよろしく』と岸田総理に念押ししていた。今年の3月に菅(義偉)さんが韓国の尹大統領と会談したとき、なぜか小渕さんが同席していたが、これも真相は森さんが岸田総理に頼み、総理が菅さんに頼んだそうだ」

 今回の内閣改造で登用された閣僚・自民党四役のうち、女性かつ世襲の政治家は、選対委員長となった小渕優子を含めて4人。ただし、その中では優子が別格だ。任期中に急逝した総理の愛娘であり、後見人に参院のドンと、党内最高齢の総理経験者が控える―。いわば彼女は「爺や」に守られ、かわいがられ、担がれる「姫」としての宿命を背負ってきた。

 後編記事『小渕元首相の急死で人生は一変「私が継がないといけない」から「ドリル事件」へ...小渕優子「人生最大の失敗」につながった「ある存在」』に続く。

 週刊現代2023年9月30日・10月7日合併号より

週刊現代(講談社)

8949OS5:2023/10/03(火) 10:49:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6abaf22c1049908e207b87ccd7bf9f4efe062845
「これほどあからさまに再選シフトを敷くとは」 自民総裁任期あと1年の岸田首相、非主流派含め早くも神経戦
10/3(火) 9:40配信

西日本新聞
国会議事堂

 岸田文雄首相の自民党総裁としての任期が30日で残り1年となる。第4派閥で党内基盤が弱い岸田氏は、内閣改造・党役員人事で派閥領袖(りょうしゅう)や「ポスト岸田」候補を要職に囲い込むなど再選への布石を着々と打っている。ただ、首相を支える安倍、麻生、茂木の主流3派は再選支持を明確にしておらず、世論の動向などを見極める方針だ。二階派を中心とする非主流派は虎視眈々(たんたん)と巻き返しの隙をうかがっており、早くも神経戦が熱を帯びている。

【画像】「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 「宏池会(岸田派)が、明日は必ず今日より良くなるという時代をリードする」。改造人事翌日の14日に山梨県で開かれた派閥研修会で、岸田氏は高揚感を浮かべて結束を呼びかけた。

 新体制でも茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相らライバルを政権中枢に抱き込み、派閥均衡に腐心。党内幅広く総裁選への動きを封じる戦略は明白だった。

 さらに地方組織や職域団体を束ねる党の組織運動本部長に岸田派の閣僚経験者を登用。党関係者は「これほどあからさまに再選シフトを敷くとは」と驚く。

 とはいえ、再選への道は盤石とは言い難い。

 首相は安倍晋三元首相の死去後、麻生、茂木両氏との関係を重視する「三頭政治」を確立。麻生氏は「しっかり成果を上げている」と岸田氏への信頼を高めており、麻生氏周辺も「再選を目指すなら支えるのが既定路線」とみる。

 しかし、麻生派は前回総裁選で支持を岸田氏に一本化できなかった。派内は一枚岩ではなく、「今は岸田氏を支えているが、総裁選になれば話は別だ」(閣僚経験者)との声も漏れる。

 「ポスト岸田」を見据える茂木氏は、幹事長続投で「岸田政権を真ん中で支える」とのスタンスを強めている。派ベテランも「総裁選で多くは岸田氏を推すだろう」と主戦論はトーンダウン。党の資金と人事を握る幹事長として力を蓄え、岸田政権が行き詰まった局面になれば、総裁選に打って出る機会を探るとみられる。

 最大勢力を誇る安倍派は、本来なら総裁選を主導できる立場だが、安倍氏という絶大な求心力を失い結束がほころび始めている。

 萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相ら有力者がけん制し合い、総裁候補ともなる「会長」は不在のまま。総裁選への対応では、世耕弘成参院幹事長が「派の方向性としては岸田氏支持がコンセンサス」とする一方、萩生田氏は「党四役として政権を支え、その延長で判断する」と言葉を濁す。派閥若手は「総裁選になれば、分裂含みの展開もあり得る」と身構える。

 岸田氏と距離を置く二階派などは、主流派中心の政権運営に不満がくすぶっている。二階氏が菅義偉前首相らと連携し、無派閥グループなどを抱き込んで対抗馬を立てるとの観測も根強い。

 そこで岸田氏がパイプ役として頼るのが森山裕総務会長だ。率いる派閥は8人と最少ながら二階、菅両氏と近く党内の人望も厚い。

 岸田氏側近は「表では会わないがしょっちゅう電話している」と明かす。岸田氏がもくろむ無投票再選。鍵を握りそうな森山氏も「首相の努力を支え、結果を見極めていきたい」と述べるにとどめた。 (大坪拓也、御厨尚陽、坂本公司)

8950OS5:2023/10/04(水) 10:26:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/9317f2285d6f1b07ce9d9a18f274411a95b94890
「戦わせていただきます」自民・高市氏、来年の総裁選立候補に意欲
10/3(火) 22:04配信

朝日新聞デジタル
閣議のため首相官邸に入る高市早苗経済安保相=2023年9月22日午前9時57分、上田幸一撮影

 高市早苗経済安全保障担当相は3日、来年9月に想定される自民党総裁選に立候補する意欲を示した。総裁選への対応を問われ、担当大臣として制度の実現をめざす機密情報を扱う人の身辺を事前に調べる「セキュリティークリアランス」(適性評価)を仕上げたうえで、「また戦わせていただく」と述べた。BSフジの番組で語った。


 高市氏は2021年9月の総裁選に立候補し、岸田文雄首相と河野太郎デジタル相、野田聖子元総務相と総裁の座を競った。岸田氏に敗れたが、国会議員票で2位につけた。

朝日新聞社

8951OS5:2023/10/04(水) 10:27:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fa70924015b58c32cc6812948920feb350f7e75
だから小渕優子氏を選対委員長に就けた…自民党役員人事から透けて見える「本当の目的」
10/4(水) 9:17配信


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プレジデントオンライン
記者会見を終え、撮影に応じる自民党新4役の(左から)萩生田光一政調会長、茂木敏充幹事長、森山裕総務会長、小渕優子選対委員長=2023年9月13日午前、東京・永田町の同党本部 - 写真=時事通信フォト

岸田首相が政権発足2年を控えた9月、内閣改造・自民党役員人事に踏み切った。その目的は何か。政治ジャーナリストの小田尚さんは「来年9月の総裁再選戦略から逆算しての体制作りと同時に、その総裁選前に仕掛ける衆院解散・総選挙に向けての新布陣でもある。岸田首相は総裁再選を果たせば、2027年の総裁選に向けて萩生田政調会長を後押しし、茂木幹事長はどこかでハシゴを外されるだろう」という――。

【写真】茂木敏充外務大臣は、令和2年度外務省予算に関して、麻生太郎財務大臣と折衝を行った ※肩書は当時

■小渕氏の党4役登用は茂木氏への牽制

 ある意味、サプライズ人事だった。岸田文雄首相(自民党総裁)が、9月13日の内閣改造・自民党役員人事で、茂木敏充幹事長(67)を留任させ、これとセットで同じ平成研究会(茂木派)の小渕優子組織運動本部長(49)を、党4役の一角である選挙対策委員長に登用したのだ。来年9月の次期総裁選で茂木氏の不出馬を「期待」するとともに、茂木派が茂木氏支持でまとまらないことを見透かし、小渕氏に地力をつけさせることで、茂木氏を牽制する狙いがあると言える。

 今回の党役員人事は、茂木氏が政権の要である幹事長にとどまるかどうかが最大の焦点だった。茂木氏は党内第3派閥を率い、総裁選出馬への意欲を隠さなかったためだ。

 幹事長は、選挙対策や国会対策を仕切り、政党交付金の配分を決める権限を持つことで政治力や求心力を身に付け、自らの勢力を広げることもできる「おいしい」ポストだ。

 首相やその陣営にとって、次期衆院選を挟んで迎える1年後の次期総裁選を「無風」に近い形で再選されるには、どちらが得策か、思案のしどころだった。

■「茂木を令和の明智光秀にさせない」

 首相は当初、茂木氏の交代を図ろうとした。茂木氏が、政権運営をめぐって、岸田首相、麻生太郎副総裁との「三頭政治」と称して自身を誇示したり、今年に入って、児童手当の所得制限撤廃や臨時国会に向けた補正予算編成など重要政策の方針を、首相と擦り合わせもなく明らかにしたりするなど、その「前のめり」の言動が鼻についていたからだ。

 だが、麻生氏から「茂木を『令和の明智光秀』にさせないから、幹事長を続けさせてやってくれ」と要請され、首相は態度を変える。麻生氏の言い分は、党には、幹事長は自ら支える総裁が出馬する総裁選には出馬しないとの不文律があり、茂木氏は幹事長なら、対抗馬にはなれない、させないということだった。

 野党時代の2012年総裁選では、当時の谷垣禎一総裁の下にいた石原伸晃幹事長が出馬に名乗りを上げ、谷垣氏を出馬辞退に追い込んだ。その時、石原氏を「平成の明智光秀」と批判し、その勢いを失速させたのが麻生氏であり、石原陣営に加わっていたのが国会対策委員長の岸田氏、政調会長だった茂木氏という因縁もある。

■「岸田の次は茂木、その次は萩生田だ」

 麻生氏は、茂木氏に対しては「岸田の次はお前だ。その次は萩生田(光一政調会長=60=安倍派)だ」とささやきつつ、岸田政権の「2期6年」を支援させようとしている。麻生氏にとって、岸田政権は安倍晋三元首相(昨年7月死去)とともに樹立し、育成してきた、自前の政権なのである。

 麻生氏が今後、どこまで「茂木政権」に関わろうとするかは、判然としない。麻生派も、鈴木俊一財務相(70)や河野太郎デジタル相(60)という総裁候補を抱えているほか、茂木氏については、茂木派を完全に掌握できておらず、他派との連携を含めた総裁選戦略が立てられていないように見えるからだ。

 岸田首相も今回、そこを突いた。茂木氏が幹事長として衆院選などを経て政治力を高めても、茂木派が一丸となって押し上げることがないようにする「仕掛け」が、小渕氏の党4役入りだったのだろう。

8952OS5:2023/10/04(水) 10:27:34
■森氏が青木氏に替わって後ろ盾になる

 小渕氏の登用は、岸田首相がこれまで支援を受けてきた森喜朗元首相、6月に死去した青木幹雄・元自民党参院議員会長の要望(遺言)を受け入れた面もある。

 森氏は、8月29日に行われた青木氏の党葬で、遺影に向かって「心残りは小渕恵三さん(元首相)のお嬢さんのことと思う。一生懸命、あなたの夢、希望がかなうように最大限努力する」と語った。安倍派に強い影響力が残る森氏が、青木氏に替わって小渕氏の後ろ盾になるという意思表明でもあった。

 これには、森、青木両氏が昨年8月、岸田首相と会食した際、直後の内閣改造・党人事に向け、同席していた小渕氏(当時、組織運動本部長)を幹事長などの要職で起用するよう求め、首相が1年後の課題として引き取ったという経緯もあった。

 青木氏は、小渕、森内閣で官房長官を務めたほか、参院自民党で幹事長、議員会長を歴任し、「参院のドン」と呼ばれた。茂木氏に対しては、2018年の総裁選対応で、当時の竹下亘会長らの意向に反して安倍陣営に走ったため、青木氏が「自分さえよければいいのか」などと怒って事務所への出入りを禁止するなどし、その後も了解なしに平成研の会長に就いたことにも強い不満を示していた。青木氏の影響下にあった参院茂木派の幹部らは、今なお茂木氏に対して「面従腹背」の姿勢を取っている。

■首相は「萩生田官房長官」を打診した

 最大派閥の安倍派は、会長不在のまま、萩生田政調会長をはじめ、松野博一官房長官(61)、高木毅国会対策委員長(67)、西村康稔経済産業相(60)、世耕弘成参院幹事長(60)の幹部5人が留任した。この5人は、既述の昨年8月の岸田・森・青木会談で、森氏がポスト名を挙げて推薦し、首相がそっくり受け入れたメンバーだ。

 今回の人事で首相が最も気を使ったのは、萩生田氏の処遇だった。報道によると、首相は9月11日、人事をめぐって党本部で幹部らと意見交換したが、萩生田氏とはこれに先立って首相公邸で会い、「官房長官か、政調会長留任のどちらがいいか」と打診する。萩生田氏は、政調会長が与党の全政策を仕切る「おいしい」ポストだと自認し、「茂木氏が留任なら、自分も留任したい」とのスタンスだったため、結局、留任に落ち着いた。

 このプロセスからは、岸田首相が萩生田氏の安倍派での会長継承、政権取りに向け、経験すべき要職を提供しようと腐心しているのが見て取れる。

8953OS5:2023/10/04(水) 10:27:54
■安倍氏は後継会長に「指名」していた

 首相にとって、萩生田氏は、6年前に当時の安倍首相から「将来の岸田政権の官房長官候補だ」と引き合わせられて以来、同志的関係にある。安倍氏からも、将来の自身の後継会長として萩生田氏の名を聞かされてきた。

 森氏も、近い将来のリーダーとして萩生田氏を買っていて、岸田政権2期6年後の「萩生田政権」に向け、派内工作を進めているとされる。萩生田氏のバックには、ほかに麻生氏や菅義偉前首相もいる。萩生田氏の強みは、こうした首相や首相経験者らからの信頼と引き立てだ。今後、派内で広範な支持基盤をどう築いていくかが課題になるだろう。

 政界は「一寸先は闇」とされ、何が起こるか分からないが、今回の人事をめぐる攻防から展望すると、岸田首相は総裁再選を果たせば、2027年の総裁選に向けて萩生田氏を後押しし、茂木氏はどこかでハシゴを外されることになるだろう。

■女性5閣僚でも支持率は上がらなかった

 内閣改造・自民党人事で、内閣支持率は上がらず、政権浮揚につながらなかった。読売新聞緊急世論調査(9月13〜14日)によると、内閣支持率は前回8月調査と同じ35%で、3カ月連続で発足以来最低の支持率を記録した。不支持率も前回と同じ50%だった。

 政党支持率は、自民党が31%(前回30%)、日本維新の会が6%(同6%)、立憲民主党が4%(同3%)などで、無党派層は41%(同44%)だった。

 女性閣僚を過去最多の5人に増やしたことについて「評価する」とした人は72%に上ったが、小渕氏を選挙対策委員長に起用したことを「評価する」とした人は37%で、「評価しない」が44%だった。

 小渕氏については、2014年に関係政治団体をめぐる政治資金規正法違反問題が発覚し、経済産業相を辞任、翌15年に元秘書が有罪判決を受けたという経緯がある。

 小渕氏は13日の自民党4役の記者会見で、「(15年に地元・群馬で記者会見を行うなど)誠意をもってご説明させていただいてきた。十分に伝わっていない部分があれば、不徳のいたすところだ。心に反省を持ち、忘れることのない傷として歩みを進めていく」と声を震わせ、「今後の歩みを見てご判断をいただきたい」とも語っていた。

8954OS5:2023/10/04(水) 10:28:24
■「選挙の顔の1人として活躍いただく」

 岸田首相は13日夜の記者会見で、小渕氏について、「高い実務能力と選挙対策への知見を培ってこられたと思う。こうした能力や知見を生かしていただきたいということで、選対委員長をお願いした」と述べていた。政治資金問題には触れなかった。支持率向上のためではなく、「潜在能力」を含めて買ったと言いたかったのだろう。

 注目されるのは、小渕氏に対し、「選挙の顔の1人としても活躍していただくことを期待している」「(自民党が目指す今後10年間で)女性議員3割に向けて先頭に立って力を振るってほしい」と述べたことだ。首相はこの新布陣での解散・総選挙を模索している、とのメッセージだと受け取れたからだ。

 岸田首相の基本戦略は、来年9月に総裁再選を確実にするには、その前に衆院を解散し、選挙に勝って、総裁選に臨むことにある。衆院選を後に控えた総裁選となると、国民人気がある河野氏や石破茂元幹事長(66)、小泉進次郎元環境相(42)が「選挙の顔」として浮上しかねないからだ。

 岸田派内には「次期総裁選に茂木氏が出ず、河野氏を閣内にとどめたのなら、有力対抗馬がいない。その前に議席減のリスクを冒して衆院選を打つ必要があるのか」との声も出てきたが、その一方で、首相はこれまで今秋解散の環境を整えるため、着々と手を打ってきた。

■自公は東京での選挙協力を復活させた

 外交・安全保障政策としては、8月18日の日米韓首脳会談で、日米同盟、米韓同盟を強化し、日米韓の安保協力を先端技術協力やサプライチェーンの強化を含む経済安保分野へ引き上げることで一致した。3月の日韓首脳会談の成果がここに実を結んだと言える。

 8月24日からは、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を国際原子力機構(IAEA)の基準に沿って進めている。中国は「核汚染水」放出と断じ、日本の水産物の全面禁輸という嫌がらせに出てきたが、韓国の反発は小さかった。政府は、国内消費の拡大や海外市場の新規開拓で水産業を支援する。

 物価高対策としては、8月末のガソリン小売価格が過去最高を記録すると、石油元売り企業への補助金を延長し、10月中に1リットル175円程度の水準に抑える方針を示した。

 政治問題的には、8月31日の公明党の山口那津男代表との会談で、次期衆院選に向けて東京でも自公両党が選挙協力を復活させることで合意した。5月に東京28区の候補者調整で決裂し、東京で相互推薦しないことになったが、公明党の要請を受け、首相主導で関係修復させている。

8955OS5:2023/10/04(水) 10:29:11
■旧統一教会との決別をアピールへ

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への対応についても、10月中にも解散命令を東京地裁に請求し、教団との決別をアピールする。

 11月末をメドに、マイナンバーカードをめぐるトラブルの総点検を完了する。

 その一方、防衛費5年間で43兆円への大幅増額や異次元の少子化対策の財源をめぐる議論は封印している。自民党内には税収増や国債発行で賄うべきだとの声も少なくない。

 岸田首相の「懐刀」である木原誠二前官房副長官(53)が9月22日の自民党人事で、幹事長代理兼政調会長特別補佐に就任したことも、衆院解散戦略に関わる一環だとうかがわせる。

 木原氏は、官房副長官として、内政や外交一般で政策を仕切るだけでなく、公明党とのパイプ役を担うなど、政局を動かす立場にいた。だが、妻の元夫の死亡をめぐる週刊文春報道が続いたため、家族への影響を考慮し、8月中に留任辞退を首相に伝えていた。

 首相はこれを踏まえ、政局判断や重要政策の連絡役として自ら党に押し込んだ。木原氏は衆院の早期解散に消極的とされるが、首相は翌23日には首相公邸に呼び、「減税」を含む経済政策や衆院選のタイミングをめぐって意見交換したとみられる。

■首相はいつ衆院解散を断行するのか

 公明党の山口代表も23日、福岡市内での街頭演説で、解散・総選挙について「岸田首相が『そろそろやりたい』と言う時に『待ってほしい』と言えばチャンスを失う。いつあってもいいよう準備を進めたい」と述べ、解散環境の整備に同調する考えを示した。

 公明党・創価学会は、6月に首相が衆院解散機運を高めて以来、全国で選挙態勢を敷いている。当初は衆参両院補選に合わせた「10月22日投票」を想定して臨戦モードに入ったが、その可能性が小さくなっても、支援者の動きを止めていない。

 衆院選にまつわる各種情勢調査によると、議席を伸ばすのは野党第1党に迫ろうとする日本維新の会(現有41議席)だけで、政権与党の自民、公明両党は、現有293(261+32)議席から多少減らす程度で、自民党単独で衆院定数465の過半数(233以上)を確保できるのは確実だという。立憲民主党(現有96議席)を軸とする野党共闘は進まず、自民党4役の一人は「いつ解散しても、勝てる」と自信をのぞかせる。

 岸田首相は、自らの政権基盤を固めるため、そして、防衛費の大幅増額、原発の再稼働・新増設などの重要政策、看板となる少子化対策を強力に推進させるためにも、早ければ今秋の臨時国会、遅くても来年の通常国会冒頭にも衆院解散を断行するのではないか――という臆測が消えなかったゆえんである。

 こうして解散風を煽ってきた岸田首相が、ここに来て、軌道修正を図り始めた。

 9月26日には新たな経済対策を10月末までに策定することを表明しながら、財源の裏付けとなる補正予算案の提出時期をあいまいにしていたが、3日後に、10月20日召集の臨時国会に提出する意向を明らかにした。さらに、10月3日の読売新聞インタビューで、「提出する以上は成立させたい」と踏み込んだ。補正予算成立は早くとも11月下旬とみられる。これが本意なら、年内解散は日程的には難しくなった。



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小田 尚(おだ・たかし)
政治ジャーナリスト、読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員
1951年新潟県生まれ。東大法学部卒。読売新聞東京本社政治部長、論説委員長、グループ本社取締役論説主幹などを経て現職。2018〜2023年国家公安委員会委員。
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政治ジャーナリスト、読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員 小田 尚

8956OS5:2023/10/04(水) 22:59:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/94f61eb843c4d72f246ec6350fd763223696df31
「お手盛り」「説明不足」 杉田・松川氏起用、木原氏兼務…首相の自民人事に党内外から批判
10/4(水) 19:51配信


カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 4日に就任2年を迎えた岸田文雄首相(自民党総裁)だが、党人事が党内外で批判を浴びている。幹部人事で兼務を原則しないよう求める一方、側近の前官房副長官・木原誠二氏の役職兼務は容認。札幌法務局から「人権侵犯」を認定された杉田水脈氏を環境部会長代理、「海外研修」でのエッフェル塔前のポーズ写真などを巡り「観光旅行」との批判を受けた松川るい氏を副幹事長に充てた。

 通常、内閣改造などを行えば新たな人材への期待含みで支持率がアップするものだが、今回の人事では効果が見えず、総裁任期1年を切った中での厳しい3年目のスタートとなった。木原氏の役職兼務などには自民内からも「国民にお手盛りと見られかねない」(中堅議員)、「説明不足」(若手議員)との指摘が聞かれ、疑問と不満が広がっている。

 自民関係者によると、首相は9月26日の党役員会で幹事長ら「党七役」と呼ばれる幹部の党政務調査会と党特別機関(党則79条機関)の兼務を原則禁止するよう求めた。議員へのポスト配分を広げる狙いともみられている。

 同機関を巡っては今年1月に「『こども・若者』輝く未来創造本部」の本部長を兼ねた茂木敏充幹事長が「児童手当の所得制限撤廃」を政府との調整未達のまま打ち出し波紋を広げた経緯がある。「兼務禁止は総理の茂木幹事長へのけん制」(自民党幹部)との指摘も出ている。

神奈川新聞社

8957OS5:2023/10/04(水) 23:04:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a0ffc4e4aba7609b3bb30781ee4e812858870f0
岸田政権2年 首相在職日数 来年2月には戦後トップ10入り
10/4(水) 19:39配信

産経新聞
岸田文雄首相=3日、東京都千代田区(根本和哉撮影)

戦後の首相35人の通算在職日数を比較すると、在職2年を迎えた岸田文雄首相は多いほうから14番目となる。今年7月には自らが率いる自民党の宏池会(岸田派)出身で、「政治の師」と仰ぐ宮沢喜一元首相を超えた。来年2月には同じく宏池会出身の鈴木善幸元首相を超え、トップ10に入る計算だ。

今後のカギを握るのは衆院解散・総選挙だ。首相が来年9月末までの自民党総裁任期のうちに解散に踏み切り、選挙で勝利できれば総裁再選も有力となり、さらなる長期政権への展望が開ける。

そんなシナリオ通りの展開となれば、令和8年1月末に首相の在職日数は宏池会創設者の池田勇人元首相も超える。もちろん一寸先は闇といわれる政界で「皮算用」が実現する保証はない。

8958OS5:2023/10/10(火) 10:29:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/350def9a96b989d8837d77f69dfba2e296f98a0c
【初の女性首相候補に浮上】安倍元首相側近の元官房副長官が推す上川陽子外相 小渕優子氏にはない強み
10/10(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
「初の女性首相」レースに“ダークホース”として浮上した上川陽子・外相(時事通信フォト)

「初の女性首相」レースに“ダークホース”が浮上した。「目立たないが安定感、行政手腕ともに女性議員の中でピカイチ」(自民党ベテラン議員)と注目されているのが、岸田派の上川陽子・外相だ。


 キャリアは申し分ない。東京大学教養学部卒業後、ハーバード大学で政治行政学修士号を取得、米国では上院議員の政策スタッフも務めた。2000年の総選挙で初当選して現在当選7回。この間、少子化担当相を2期、法相を5期務めるなど大臣経験豊富で、安倍政権の法相時代にはオウム真理教の教祖・麻原彰晃ら16人の死刑執行にサインしたことで知られる。

「これまで多くの政治家を見てきましたが、総理に相応しい人は上川さんしかいないと思う」

 そう語るのは上川氏が初入閣した第1次安倍内閣で事務方トップの官房副長官を務めた的場順三氏(元大蔵官僚)だ。彼女を総理適格者と考える大きな理由は法相時代に死刑執行を命じた時の姿勢だという。

「歴代法相の中には死刑執行を躊躇する人が多く、『(死刑は)私の世界観とは違う』と言う人までいた。その点、私が仕えた後藤田正晴さん(元副総理兼法相)は、死刑執行停止は『法治国家として望ましくない』と言って法相として内容を精査、確認し、納得したうえで執行を命じた。それが責任ある政治家の態度です。私の知る限り、後藤田さん以降、ご自身で深く考え、判断された大臣は上川さんしかいない」

 的場氏が続ける。

「リーダーは周りの協力がなければ務まらない。政治家には、『オレがオレが』と目立ちたがって周囲と軋轢を生む人も多いが、そうした人は周囲も補佐しにくい。上川さんは多くの役職をこなす中で軋轢も生まず、キッチリ仕事をこなしてきた。それは総理大臣の重要な資質です。

 女性総理候補には小渕優子さんも名前が挙がっているが、それは父の小渕恵三元総理の存在が大きい。世襲政治家には先代からの政治家同士の確執や怨念まで継承せざるを得ないところがあるが、世襲政治家ではない上川さんにはそうしたしがらみもない」

 並み居るライバルだけではなく、岸田首相まで“ごぼう抜き”するかもしれない。

※週刊ポスト2023年10月20日号

8959OS5:2023/10/11(水) 21:07:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/61b99a52a2a33d3624339c1c286ab3f417480fe2
台湾重視で「安倍後継」印象付け 自民・萩生田氏、派継承には課題
10/11(水) 18:59配信

時事通信
安倍晋三元首相の銅像の前で記念撮影する自民党の萩生田光一政調会長=10日、台湾南部・高雄市

 【台北時事】自民党の萩生田光一政調会長は11日、3日間の台湾訪問を終えた。

 昨年12月に続く訪台で、台湾と関係が深かった故安倍晋三元首相の後継者としての存在を印象付けた形。ただ、所属する安倍派内では他の有力者もおり、「会長レース」は混沌(こんとん)としている。衆目の一致する後継会長となれるかはなお不透明だ。

 「安倍派は台湾外交を最も重視してきたグループだ。しっかりと引き継ぎたい」。10日に台湾南部の高雄市で安倍氏の銅像に献花した萩生田氏は、記者団にこう決意を示した。

 11日の講演では、安倍氏について「台湾との友情をことのほか大切にしてきた」と強調し、「わが政治の師であり、人生の師」と表現した。

 実際に萩生田氏を安倍氏の後継と見る向きは多い。安倍派は今年8月、塩谷立元総務会長を座長とする集団指導体制に移行したが、9月に内閣改造・自民党役員人事が本格化した際、岸田文雄首相(党総裁)が真っ先に会談したのは萩生田氏だった。

 首相は萩生田氏の幹事長や官房長官への起用を検討したとされる。党関係者は「首相にとって萩生田氏が安倍派で一番大事にしなければいけない存在だということだ」と解説する。

8960OS5:2023/10/11(水) 21:11:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/71ec7203af799c10a850b041f1ddd949259f03d2
デジタル行財政改革会議が初会合 首相肝いり、河野氏と思惑にずれも
10/11(水) 21:00配信
朝日新聞デジタル
 行政のデジタル化や規制緩和を一手に議論する「デジタル行財政改革会議」の初会合が11日、首相官邸で開かれた。成長戦略の柱に掲げるデジタル化の推進役として岸田文雄首相が期待をかけるが、テーマが幅広く調整も複雑になりそうで、かじ取り役の手腕が問われる。


 首相肝いりの同会議は、40代の経済学者やスタートアップ企業幹部、自治体の首長ら6人を有識者として招き、人口減や少子高齢化社会に対応するため、デジタル技術で国と地方の行政サービスの効率化や財政の健全化につなげる方法を議論する。自ら議長に就いた首相は初会合で「人口減少が進行している日本だからこそ、デジタルの力を借りて国と地方の行財政の仕組みを変えていく」と強調した。

 優先して取り組む項目に(1)教育(2)交通(3)介護(4)子育て・児童福祉(5)防災(6)インバウンド(訪日外国人客)・観光(7)スタートアップ(起業)の7分野を挙げ、分野ごとにデジタル化の現状や課題を洗い出し対策を議論する。

朝日新聞社

8961OS5:2023/10/12(木) 19:58:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/f36319a530f9ab0ee284fde7095ce7fc0145a29a
次期衆院議長、本命不在 額賀、衛藤、森氏が取り沙汰
10/12(木) 19:16配信
共同通信
左から額賀福志郎氏、森英介氏、衛藤征士郎氏

 自民党が、体調不良を理由に辞任する意向を固めた細田博之衆院議長(79)の後任人事を巡り調整を急いでいる。臨時国会の召集を20日に控え、名前が取り沙汰されるのは、額賀福志郎元財務相(79)や衛藤征士郎元衆院副議長(82)、森英介元法相(75)。ただ「いずれも決め手に欠ける」(中堅)として本命不在との見方がもっぱらだ。

 議長は第1会派から選ぶのが慣例。自民内には「三権の長である衆院議長は当選10回以上が適任だ」(党ベテラン)との不文律があるとされる。細田氏の任期は衆院解散がなければ2025年10月までだった。

 額賀氏は茨城2区選出で当選13回。

8962OS5:2023/10/13(金) 07:31:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf52aa5c0aa1809566fffaa16185807fa56db3cd
次期衆院議長に額賀福志郎・元財務相、自民党が最終調整…細田博之氏はきょう辞任表明
10/13(金) 5:07配信

読売新聞オンライン
額賀福志郎・元財務相(2018年撮影)

 自民党は、体調不良を理由に議長を辞任する意向を固めた細田博之衆院議長(79)の後任に、額賀福志郎・元財務相(79)を推す方向で最終調整に入った。20日召集の臨時国会で行われる議長選挙で正式に選出される見通しだ。

 額賀氏は、茨城県議を経て1983年に衆院議員に初当選し、現在13期目。財務相や防衛長官、党政調会長を歴任し、2009年から18年まで自民党額賀派(平成研究会、現茂木派)を率いた。

 国会では、政府が22年1月に安定的な皇位継承などに関する有識者会議の報告書を提出したことを受け、皇室典範改正も視野に入れた与野党協議が求められている。ただ、各党の取り組みは滞っており、新衆院議長には議論推進に向けた手腕が問われる。

 細田氏は13日に記者会見を開き、正式に議長辞任を表明する予定だ。

8963OS5:2023/10/13(金) 07:32:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8d76c67f5745b79cd03a8c819cb2031dbc2deca
「上川陽子は初の女性首相になれる逸材」と持ち上げる「ある企み」...「麻生太郎の終活」という「最終戦争」が始まった!
10/13(金) 7:03配信

現代ビジネス
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 「年内は解散すべきじゃねーだろうな」麻生太郎副総裁は、解散をしようとはやる岸田文雄首相にこう諭したという。9月27日昼、紀尾井町・ホテルニューオータニの日本料理店「千羽鶴」に、岸田、麻生、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官の4人が集まった。話題の中心はもっぱら解散の時期についてだった。


 前編記事『「公明党ガン」発言は失言ではなく“作戦の一環”だった...『ローゼン閣下』こと麻生太郎が「自民党内部」に仕掛ける「最後の戦争」』より続く。

日本初の女性首相になれる逸材
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 茂木は「ポスト岸田」への野心を隠さないから危険だ―岸田の心はいっとき、「森山幹事長」に傾いていた。しかし茂木を評価する麻生がすかさず、この芽を摘んだ。こう岸田を口説いたという。

 「茂木は次の総裁選に出ないから安心しな」

 一方で茂木に囁く。

 「次の次はおまえだから」

 これでしばらく安泰だ。万一、岸田がコケたら茂木がいる。でもそれだけでは心もとないから、さらに「人形」を送り込む。

 「今回の内閣改造で岸田を説得して、上川陽子を外務大臣に押し込んだ。麻生は上川のことを『日本初の女性首相になれる逸材』と持ち上げている。

 一方、前外相で将来の総理候補である林芳正のバックには岸田派のドンである古賀誠がいる。麻生にとって古賀は地元・福岡の地盤でしのぎを削ってきた因縁の相手。上川の強引な起用は、林の総理への道を阻む意味もあった」(政治評論家)

 地方創生担当大臣に、二階派の自見英子を押し込んだのも麻生だが、これにも狙いがある。

 「自見は北九州が地盤で、麻生と関係が深い。自見を抜擢することで、力があるところを見せたかったんだろう。福岡政界で主権を争っている二階派の武田良太に対しても一泡吹かせたわけだ」(自民党中堅議員)

最後だし好きにやるか
 まるで遺言状を書くように、「あれは残せ、あれは捨てろ」と次々に指示を出していく。これは老い先短くなった麻生太郎の「政界終活」なのだ。

 「麻生さんが長男の将豊さん(38歳)にバトンタッチをするのは既定路線。しかし、将豊さんは日本青年会議所の会頭を務めており、その任期が今年いっぱい残っている。麻生さんが年内の解散を避けたいのもスムーズに地盤を『相続』するためです。

 しかし、麻生派は麻生さんの個人派閥の側面が強いので、麻生さんがいなくなったら空中分解する可能性がある。だから強権を振るって、今のうちに地ならしをしている」(別の自民党中堅議員)

自民党、いや日本はオレのものだ!
photo by gettyimages

 吉田茂を祖父に持つ麻生には、「自民党はオレのものだ。いや自民党が作ってきた日本もオレのものだ!」という自負がある。エスタブリッシュメントである「オレ様」に傅く者は味方だが、歯向かう輩は敵だ。

 麻生は若かりし頃、テレビの取材にこう語っている。

 「国会議員として日本の方向を間違えずにやったのが、あの男だったと歴史に残ってくれさえすればええな」

 しかし、若き日の熱い想いはどこへやら。今は政界を去った後も、どれだけ自分が力を持てるかを考えることにしか頭が向いていない。

 麻生は83歳になった今も毎朝、SPを従えて自宅の周りを散歩する。

 「いまだにバーベルを使って筋トレしているらしい」(麻生派記者)

 引退してもしばらくは息子の面倒はオレが見る。手駒となる人形を動かすには、体力がいるからな―そんな独り言さえ聞こえてきそうだ。閣下の生前葬はまだ始まったばかりだ。

 さらに関連記事『』では、

 「週刊現代」2023年10月14日号より

8964OS5:2023/10/13(金) 17:31:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/6af316dd2d950ebb2e8383094eb972362b819f64
次期衆院議長に額賀福志郎氏 自民が調整 辞任の細田博之氏後任
10/13(金) 12:46配信
毎日新聞
自民党の額賀福志郎氏

 自民党は、体調不良を理由に辞任する細田博之衆院議長(79)の後任に、額賀福志郎元財務相(79)=衆院当選13回=を起用する調整に入った。複数の党幹部が13日、明らかにした。20日召集の臨時国会で実施される議長選挙で決定する見通し。


 額賀氏は衆院茨城2区選出。産経新聞記者、茨城県議を経て1983年の衆院選で初当選。防衛庁長官や党政調会長、財務相などを歴任した。2009年から18年まで、平成研究会(現・茂木派)の会長を務めた。

 党内には議長に、森英介元法相(75)=当選11回=を推す意見もあったが、当選回数で上回る額賀氏が有力となった。森氏は麻生派事務総長で、議長に就くと派閥を離脱することが慣例のため、麻生太郎副総裁が難色を示したとの見方もある。

 国会では今後、安定的な皇位継承策の検討が重要課題となる。政府は22年1月、有識者会議による検討結果を国会に報告したが、与野党の議論は進んでいない。

 細田氏は13日午後、記者会見で正式に辞任を表明する。細田氏は7月、東京都内の自宅で熱中症の症状を訴え、都内の病院に救急搬送された。8月には広島市での平和記念式典と都内での全国戦没者追悼式を体調不良のため欠席。9月7日には脳血管に関する予防的な治療のため都内の病院に入院し、同中旬に退院していた。【高橋祐貴】

8965OS5:2023/10/19(木) 14:13:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbcacd52b2d9c24e586cc1546a91ed21466b0dfb
自民幹部と「6者会合」定例化 岸田首相、基盤安定狙う
10/18(水) 16:53配信
時事通信
自民党本部に入る岸田文雄首相=18日午後、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)は18日、党本部で麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長に加え、森山裕総務会長ら残る党四役を含めた6人で会合を行った。


 今後月2回程度開催する。これまで首相は麻生、茂木両氏との3者会合で重要課題を協議してきたが、党内非主流派に近い森山氏らを重視する姿勢を示し、政権基盤の安定を図る狙いとみられる。

 会合には萩生田光一政調会長、小渕優子選対委員長も参加し、約50分間行われた。9月の党役員人事後、この6人による会合は初めて。所得税減税や20日召集の臨時国会、22日に投開票される衆参補欠選挙などが話題となったという。

8966OS5:2023/10/23(月) 10:04:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa49d4170d725283528e53fe818338fe71b8ea9d
岸田首相、衆院解散に余地残す 衆参補選1勝1敗
10/22(日) 23:27配信
産経新聞
岸田文雄首相

22日投開票された衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の衆参2補欠選挙で、自民党は参院補選で敗れたものの、衆院長崎4区の議席は死守した。第2次岸田文雄再改造内閣発足後初の国政選挙で、首相はいずれも必勝を期したが、支持率低下が続く政権の現状を反映し、厳しい戦いになった。ただ、与野党対決を1勝1敗としたことで、首相が模索する衆院解散・総選挙に道を残した。

【写真】衆院長崎4区補欠選挙で初当選を決め、万歳する金子容三氏

「2敗と1勝1敗では圧倒的に違う。首相もほっとしていた」

自民幹部は22日夜、結果に胸をなでおろした。

元自民議員の不祥事を受けて行われた参院補選と異なり、衆院補選は北村誠吾元地方創生担当相の死去に伴う弔い選挙で、「当初は圧勝ムードだった」(陣営関係者)。だが、県連内の分裂もあり、終盤は立憲民主党前職の猛追を許した。

「物価高で地方は生活が苦しく、政権への不信感が強い」。地方議員からはこうした声も上がっていた。

首相は投開票日2日前の20日、所得税減税を含む国民への還元策の検討を与党幹部に指示。さらに、21日の長崎入りも検討した。最終的に見送ったが、小渕優子選対委員長らが現地を訪れ、支持を呼びかけた。

補選の結果は政権の体力を表す。菅義偉前首相は令和3年4月の衆参3補選・再選挙で不戦敗を含めて全敗。その6カ月後、衆院解散に踏み切れないまま退陣した。今回1議席とはいえ、競り合いを制し、首相は解散の選択肢を保持した。

首相は今年9月の人事で「ポスト岸田」候補や各派閥に要職を割り振る「総主流派体制」を敷いた。ただ、衆院議員は今月末に任期4年の折り返しを迎える。首相が解散せずに来年秋の総裁選を迎えた場合、党内でその後に控える衆院選を意識し、勝てる候補を求める動きが強まりかねない。

次期総裁にふさわしい人を尋ねる世論調査では、非主流派の石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相らが首相に先行する。党重鎮は「河野氏は総裁選に出る」とみる。

「政策を実行する体力をもらうには、解散も考えないといけない」。首相は周囲にこう語ってきた。30年ぶりの転換期を迎えた日本経済の再生、そして憲法改正は道半ばだ。決断のタイミングは近付いている。(田村龍彦)

8967OS5:2023/10/23(月) 10:26:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b40e26c685306cf8af04725d2d524de2531f1bc3
衆参補選、自民1勝1敗 年内解散「困難」の見方も
10/22(日) 20:07配信


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時事通信
取材に応じる自民党の茂木敏充幹事長(中央)=22日午後、東京・永田町の同党本部

 第2次岸田再改造内閣の発足後初めての国政選挙となった衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の補欠選挙が22日、投開票された。

 いずれも与野党一騎打ちの構図で、長崎4区は自民党が制し、徳島・高知選挙区は野党系無所属候補が勝利した。自民は選挙前の2議席を守れず1勝1敗。岸田文雄首相(党総裁)には痛手だ。

 首相は23日から臨時国会での与野党論戦に臨み、経済対策などを訴える。ただ、目標としていた補選全勝を逃したことで、与党内で取り沙汰されている年内の衆院解散は困難との見方が広がりそうだ。

 自民の茂木敏充幹事長は党本部で記者団に「厳しい選挙戦だったのは間違いない。結果を謙虚に受け止め、国会の本格的な論戦に緊張感を持って臨みたい」と表明。立憲民主党の大串博志選対委員長は「岸田政権の政権運営にノーという厳しい声を突き付けることができた」と語った。

 2補選では物価高騰への対応に加え、3年目に入った首相の政権運営の評価が争点となった。内閣支持率が低迷する中、首相は自ら応援に入り、20日には所得税減税の検討を打ち出して「大胆な取り組み」をアピールしたが、徳島・高知選挙区では及ばなかった。

 長崎4区補選は自民現職だった北村誠吾氏の死去に伴うもので、前参院議員の長男で自民新人の金子容三氏(40)=公明党推薦=が、2021年衆院選で比例代表で復活当選した立民前職の末次精一氏(60)=社民党推薦=に競り勝った。当初、与党陣営の連携不足が取り沙汰されたが、北村氏らが所属していた首相率いる岸田派が派閥を挙げてテコ入れした。

 徳島・高知選挙区補選は秘書に暴力を振るった高野光二郎氏(自民離党)の議員辞職を受けたもので、元立民衆院議員で無所属の広田一氏(55)が元高知県議で自民新人の西内健氏(56)=公明推薦=を破った。

 

 ◇衆院長崎4区・確定得票
当 53,915 金子 容三 自 新(1)
  46,899 末次 精一 立 元
 

 ◇金子容三氏略歴
 金子 容三氏(かねこ・ようぞう)慶大法卒。証券会社員。衆院長崎4区、当選1回。40歳。(自民)

 

 ◇参院徳島・高知選挙区・確定得票
当  233,250 広田 一 無 元(3)
   142,036 西内 健 自 新
※「確」は当選確実、「当」は当選。政党名は自=自民、立=立憲民主、無=無所属。元は元職(前職を含む)、新は新人。カッコ数字は当選回数。

 

 ◇広田一氏略歴
 広田 一氏(ひろた・はじめ)早大社会科学卒。高知県議、防衛政務官。参院徳島・高知、当選3回、衆院1回。55歳。(無所属)。

8968OS5:2023/10/23(月) 10:27:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/205a6675dc3f7177576a5764fb29bd7ee33d84f6
額賀衆院議長 政策通、立法の長  財務や防衛、要職歴任 保守本流、姿勢貫く
10/21(土) 7:00配信


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茨城新聞クロスアイ

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衆院議長に就任し、自民党の議員らに祝福される額賀福志郎氏(左から3人目)=20日午後1時10分、国会

額賀福志郎氏(79)=茨城2区=が、現憲法下では茨城県から初めての衆院議長に就任した。経済、政策通として政府や自民党内で要職を歴任し、若手時代から派閥のプリンス、将来の総裁候補などと言われてきた。額賀氏の起用に、地元からは喜びの声が上がった。

■総裁候補

額賀氏は早稲田大政治経済学部を卒業後、新聞記者を経て1978年12月の県議選行方郡区(定数2)に無所属で出馬し、自民党公認の新人2氏を引き離しトップで初当選した。

県議を2期務めた後は、「県の新時代を開拓するため、先兵役を果たしたい」と、活躍の舞台を国政へと移す。自民党幹事長や建設、運輸大臣などを務めた橋本登美三郎氏の地盤を引き継ぎ、83年12月の衆院選で初当選を果たした。

党内きっての政策通、経済通としても知られ、若手時代から「派閥のプリンス」と言われ、次代の総裁候補として将来を嘱望されてきた。2003年9月に党の政調会長、09年9月に竹下登氏ら3人の首相を輩出した「平成研究会」(現茂木派)の会長に就くなど、手腕を振るった。

■手腕卓越

政府内でも要職を歴任してきた。初入閣は1998年7月。小渕内閣で防衛庁長官に就いた。第2次森内閣では2001年1月に新設された初代の経済財政・IT担当相に起用された。

ただ、いずれも途中降板する無念を味わった。防衛庁長官就任後は、わずか2カ月半で防衛庁の装備品調達を巡る背任事件で問責決議案が可決され辞任。また、経済財政担当相就任直後も、財団法人からの資金提供問題で混乱を招いたとして、責任を取り辞任した。

05年10月の第3次小泉改造内閣では、2度目となる防衛長官に就任。それまで自民党の日米安保・基地再編合同調査会座長を務めるなど、在日米軍再編協議で日米合意への道筋を主導した経験を買われた再登板で手腕と実力を見せつけた。

内閣の要となる財務相を担ったのは07年8月からの安倍改造内閣。茨城県選出の国会議員では、今でも額賀氏が唯一の起用だ。

■開港に力

茨城空港(小美玉市)の開港や東関東自動車道の県内延伸などにも力を尽くした。航空自衛隊百里基地の民間共用化は1998年3月、当時の防衛庁と運輸省、県の3者が新滑走路建設の方向で合意し、実現に向けて大きく前進した。三者会談を設定し、その場に立ち会ったのが当時官房副長官だった額賀氏だった。

今年9月には、額賀氏と大井川和彦知事が斉藤鉄夫国土交通相と面会、着陸枠の弾力化で合意。開港以来続いてきた「1時間に1着陸」ルールが拡大する見通しとなり、定期便の拡大に期待がかかる。大井川知事は20日の定例記者会見で「額賀先生の支援で前進した。今後も支援をお願いしたい」と期待を寄せた。

座右の銘は「福志大道」。国民の幸福を求め、大きな真ん中の道を歩むとする自身の造語だ。14年の茨城新聞取材に、額賀氏は保守本流を貫く姿勢を語っている。「あぜ道、横道、いろいろな道があるが、やはり真ん中を行きたい。保守政治の真ん中を進みたい」

茨城新聞社

8969OS5:2023/10/23(月) 22:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ab26e23b65a1553fa1872429e54ff4cc43d6cf4
岸田首相の孤立ぶり深刻、参院大敗で不信拡大「2敗なら『投げやり解散』だったかも」
10/23(月) 20:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相は衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の国政2補選から一夜明けた23日、国会で所信表明演説を行った。衆院辛勝で全敗を逃れ「岸田おろし」の誘発は防げたものの、参院での大敗には政権内にも「減税のサプライズ演出が無駄だった」(自民関係者)との不信が広がっている。周囲に本音を明かさない岸田首相の深刻な孤立ぶりが浮き彫りとなってきた。

 「2敗だったら『投げやり解散』だったかもしれない」(自民の閣僚経験者)。23日朝の与党関係者の間にはほっとしたムードが漂った。岸田首相も官邸入りの際に「緊迫する国際情勢や物価高から国民生活を守り安心や豊かさを次世代に引き継いでいく。そのために先送りできない課題に向き合うことに専念すべき時だ」と説明。年内の衆院解散を否定した。しかし、苦境に陥るたびに解散権を持ち出す岸田首相の言葉の説得力は乏しいようだ。臨時国会内の解散説はくすぶり続けている。

 選挙直前の21日には全勝戦略の一環として唐突に所得税の減税を表明。18日に麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長に加え、森山裕総務会長ら残る自民四役を含めた初の役員6者会合を開いて説明したが、首相以外のほとんどの参加者が戸惑っていたという。自民幹部は「『1年ほどは年貢をまけてやる。その後は永遠に多く取り立てる』とはまるで悪代官」とし、「徳島・高知の敗北を決定的にし長崎をさらなる苦戦に追い込んだ」と断じる。

神奈川新聞社

8970OS5:2023/10/25(水) 18:25:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba2651d526ab1a9ef1f806554a5c5e1670b5c7d4
《有村架純似の色白美女と》山田太郎文部科学政務官が国会開幕前夜に「ラブホ不倫」  山田氏は「約5年前に出会い、自然と男女の仲になりました」
10/25(水) 16:12配信


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文春オンライン
蝶ネクタイがトレードマーク(自民党のHPより)

 山田太郎文部科学政務官(56)が、国会開幕前夜に20代後半の女性とラブホテルに行くなど、不倫関係に陥っていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。山田氏は事実関係を認め、「自然と男女の仲になった」などと回答した。

【画像】“休憩”を終え、ホテルから出てきた山田太郎文科政務官

 山田氏は2010年の参院選で「みんなの党」の比例候補として初出馬し、2012年に繰り上げ当選。2016年の参院選には「新党改革」の推薦候補として出馬し、落選したものの、約29万票を獲得した。2019年の参院選では自民党から出馬し、約54万票を得て2期目の当選。岸田政権の発足に伴い、2021年10月にデジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任し、今年9月の内閣改造で文科政務官兼復興政務官に就任した。

「山田氏はこども家庭庁創設に動くなど、こども政策には熱心で関連の著書もあるほど。少子化対策に力を注ぐ岸田文雄首相もその手腕に期待し、重責を委ねた形です」(同前)

 プライベートでは大学時代に知り合ったという妻と、社会人の娘がいる山田氏。だが、10月20日に開幕した臨時国会前夜に取っていた行動は――。

 10月19日夜6時過ぎ、参院議員会館を後にした山田氏が自身の車で向かったのは、都内のラブホテル「P」だった。約3時間後、ホテルからまず現れたのは、色白で有村架純似の女性A子さん。彼女は手元のキーで山田氏の車のドアを開け、助手席に座った。数分後、ホテルから姿を見せた山田氏は車内で女性と合流。山田氏がハンドルを握り、夜10時頃、A子さんを彼女の自宅マンション近くで降ろしたのだった。

「20代後半のA子は聞き上手で優しい性格。山田氏からの誘いで、数年前から親密な関係になりました」(事情を知る関係者)

 10月22日夜、A子さんは取材に対し、山田氏との肉体関係を認めた。

山田氏は電話で否定したものの、改めて書面で事実確認を求めると…
 一方、山田氏は同日夜、電話で次のように語った。

―――10月19日の(臨時国会)召集日前日の夜、どこに?

「木曜日? 木曜日……。ちょっと待って下さい。木曜日……。ちょっと待って下さい……。ちょっとわからないんですけど」

――「P」というラブホに3時間ほど居ませんでした?

「はぁ!」

――ご記憶にありますか?

「いや、ないですけど」

 以降も「ラブホテルに行ってない」などと繰り返した。 

 改めて書面で事実確認を求めたところ、10月24日夕方、電話での主張を翻し、以下のように回答した。

「(10月19日夜、A子さんとラブホテルに行き、自宅近くまで送り届けたことは)事実です。女性とは、知り合いの紹介で約5年前に出会い、以後、食事をする間柄になりました。食事をしたり様々な相談に乗ったりする関係を数年続けるうちに、自然と男女の仲になりましたが、頻度については月1回あるかないかくらいだと思います」

 だが、山田氏とA子さんの関係は単なる「男女の仲」ではなかった――。

 10月25日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および10月26日(木)発売の「週刊文春」では、“オタク族”議員と呼ばれる山田氏の人物像や、国会開幕前夜の山田氏の詳細な行動、2人の関係を巡るA子さんの“重大証言”、そして山田氏との20分に及ぶ一問一答などについて取り上げている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年11月2日号

8971OS5:2023/10/25(水) 18:38:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c99b3cd9a69cb797615df6043e5e0771a9ce6639
苦境の岸田首相、経済に活路 「還元」アピール、空回り危惧も 補選不調で求心力回復見えず〔深層探訪〕
10/25(水) 7:00配信

時事通信
衆院本会議で所信表明演説をする岸田文雄首相(手前)=23日午後、国会内

 岸田文雄首相は23日の所信表明演説で、経済再生への取り組みを前面に押し出した。自民党の議席を減らした22日の衆参補欠選挙でさらなる求心力低下が懸念される中、経済に活路を見いだす姿勢を鮮明にした。ただ、首相のメッセージに共感が広がっているとは言い難く、苦境を脱する糸口は見えていない。

【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移

 ◇「経済」連呼
 「経済、経済、経済。何よりも経済に重点を置く」。首相は演説で、物価高対応や持続的な賃上げ実現など経済対策に注力する方針を明らかにした。所得税減税を念頭に国民への還元策を検討するよう指示したことを強調し、具体化を急ぐ意向も示した。賃上げや株高などの経済状況を「30年ぶりのチャンス」と表現し、「好機を無駄にしない決意」(周辺)を訴えた。

 内閣支持率が落ち込んだ今夏以降、首相はあの手この手で挽回を図ってきた。9月の内閣改造で女性5人を閣僚に起用するなど清新さを打ち出そうとしたほか、「追い風」になるとの期待もあった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令請求にも踏み切った。しかし、いずれも支持回復にはつながらず、10月の報道各社の世論調査では政権発足後最低の数字も目立った。

 演説を受け、自民党内では「経済中心のメッセージは分かりやすい」(若手)という好意的な評価も聞かれた。一方、防衛力強化、少子化対策とこの1年だけで目まぐるしく変わる政治テーマに、自民ベテランは「首相がどこを向いているのか分からないことが支持が高まらない理由だ」と指摘し、首相の空回りを危惧した。

 ◇再選シナリオ厳しく
 首相の還元策指示は、政権の勢いを左右すると注目された22日の補選の直前に行われた。だが、経済対策で指導力を発揮しようとする首相の姿勢も奏功したとは言い難い。補選では、参院徳島・高知選挙区で議席を明け渡し、自民の閣僚経験者は「減税を打ち出しても首相は支持されなかった」と指摘した。

 首相は還元策の具体的な制度設計を与党税制調査会に委ねたが、自民の宮沢洋一税調会長は20日、「所得減税は首相としての希望だ」と述べるにとどめ、「1年が常識的」と明言した。インナーと呼ばれる自民税調幹部の一人は、「メンバーに前向きな人はいない」と語っており、与党税調が年末にまとめる大綱が、首相の思惑通りの内容になるかは見えない。党三役経験者は「これだけ期待値が上がれば大変だ」と顔を曇らせる。

 首相は23日の演説で、今後3年程度を日本経済の「変革期間」と位置付け、長期政権への意欲をにじませたが、衆院選に勝利して、来秋の党総裁選を無風で乗り切るシナリオは厳しさを増している。

 首相は衆院解散の機会を引き続き探る考えだが、補選では無党派層の支持でいずれも野党系候補に後れを取り、「内閣に不満を持つ人がたくさんいるとはっきりした」(立憲民主党の安住淳国対委員長)のも事実。自民党内でも「勝てない総裁の下で衆院選は厳しい」(若手)との声が強まりつつある。

8972OS5:2023/10/26(木) 19:56:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9dd8b90cdb5fc74684e55ad9298db374c249f54
岸田首相の減税発信、自民に不満拡大 世耕氏「リーダー像示せていない」
10/26(木) 7:12配信
時事通信
衆院本会議で答弁する岸田文雄首相=25日午後、国会内

 岸田文雄首相(自民党総裁)の減税を巡る発信に対し、党内から不満や苦言が相次いでいる。

【ひと目でわかる】所得減税と低所得者向け給付案

 25日の代表質問で自民の世耕弘成参院幹事長は「国民が期待するリーダーとしての姿を示せていない」と酷評した。「党内の空気を代弁した」(党関係者)との指摘もあり、今後、求心力低下に拍車が掛かる恐れもある。

 「『還元』という言葉が分かりにくかった。自分で決断するのではなく、検討を丸投げしたように国民には映った」。所信表明演説に対する代表質問で、世耕氏はこう語った。

 首相が税収増を国民に「還元」すべきだと言及したのは9月25日。国民の期待を踏まえ党内から所得税減税を求める声が上がっても、首相はその内容について明言を避け、衆参補欠選挙を間近に控えた10月20日にようやく党に「所得税減税を含めた具体策の検討」を指示した。世耕氏はこうした経緯を念頭に「世の中に対して何をやろうとしているのか全く伝わらなかった」と語気を強めた。

 世耕氏は、側近として仕えた安倍晋三元首相について「確固たる姿勢で国民に賛否のある政策を推進した」と言及。岸田首相に対しては「いくばくかの弱さを感じざるを得ない」と断じ、その政治姿勢を暗に対比した。

 答弁に立った首相は、特に反論することもなく「強い意志で政策を実現する姿勢を示すことが重要だ。そのように振る舞えているか常に省み、有言実行を貫きたい」と語った。

 世耕氏の発言に関し、自民党参院中堅は「他にもそう思っている人はいる」と述べた。実際に、経済対策の原案を議論した24日の党会合では、首相が年初に掲げた少子化対策について、ある出席者が「全然異次元ではなかった。首相は掲げた政策を本当に実行するか分からないと言われている」と声を荒らげた。

 25日に講演した二階俊博元幹事長も、所得税減税について「言った以上、直ちに実行すべきだ」としつつ、「(国民を)ちょっと喜ばせることを考えるより、国の財政は難しいから協力してくれと、率直に呼び掛ける姿勢が大事だ」と訴えた。

 所得税減税に対しては、いまだに党内に慎重論も根強い。別の党関係者は「税制調査会では意見が百出するだろう。首相が方針を変更するようなことがあれば大変なことになる」と不安を口にした。

8973OS5:2023/10/26(木) 19:57:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6cdd960945d09ccd4a21190257e5b383d8c7acb
「人、人、人」「改革、改革、改革」国会で連呼ブーム 首相に呼応
10/26(木) 17:09配信
毎日新聞
衆院本会議で立憲民主党の泉健太代表の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2023年10月24日午後1時45分、竹内幹撮影

 参院本会議は26日、岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問を行い、衆参両院の計3日間の代表質問日程を終えた。首相が演説で「経済、経済、経済」と連呼したことに多くの党が呼応し、代表質問は「連呼ブーム」の様相を呈した。

 「日本の未来は、人、人、人」

 国民民主党の大塚耕平代表代行は26日の代表質問を締めくくる際、同党が掲げる「『人づくり』こそ国づくり」のキャッチフレーズに絡め、「人」を連呼した。大塚氏は、首相が「経済」を連呼したことについて、「かつて英国のブレア首相が『教育、教育、教育』と述べた有名な演説を意識した工夫かと拝察する」と指摘。経済の重要性には同意するとしつつ、党が重視する姿勢を訴えた。

 この日は、大塚氏のあとに登壇した共産党の小池晃書記局長も、冒頭部分で「必要なのは反省、反省、そして転換ではないか」と首相の手法を逆手に取って追及を開始した。首相の連呼に言及する際、「解散」と言い間違え、場内が沸く場面もあった。

 24日から衆参で行われた代表質問では、立憲民主党の泉健太代表が「インフレ手当の給付、給付、給付」、日本維新の会の馬場伸幸代表が「いま必要なのは改革、改革、改革、改革だ」、国民民主の玉木雄一郎代表が「賃上げ、賃上げ、賃上げ。賃上げが実現すれば年金も上がる」などと連呼。首相が取り入れた手法を活用してアピールした。【樋口淳也】

8974OS5:2023/10/27(金) 08:57:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2dd2aad135b4b22a4c229f4f671ad2b7bb89c4a
政務官の不倫、幕引き急ぐ 予算委目前、政権に危機感
10/27(金) 7:07配信

時事通信
記者団の取材に応じる自民党の山田太郎氏=26日、国会内

 岸田文雄首相が26日、20代女性との不倫関係が報じられた自民党の山田太郎文部科学政務官(56)を事実上更迭した。

 内閣支持率が低迷する中、野党の追及が予想される27日からの衆院予算委員会を前に幕引きを急いだ。9月の内閣改造後初の政務3役の退場に、政権は危機感を募らせている。

 「適材適所と評した政務官の一人が早々に辞任した。首相の任命責任は重い」。立憲民主党の古賀之士氏が26日の参院本会議で批判すると、首相は「国民の信頼回復に努める」と低姿勢に徹した。

 山田氏はこの日、トレードマークのちょうネクタイ姿ではなく、一般的なネクタイを締めて国会に登場。報道陣に「審議の障害となるのは避けたい」と何度も頭を下げた。

 文春オンラインが醜聞を報じた25日、政府・自民の対応は敏速だった。関係者によると、立民幹部が「女性議員に追及させる」と自民に通告すると、午後の衆院本会議中に立民に更迭方針を伝達。首相と盛山正仁文科相が首相官邸で秘密裏に会談し、政務官交代を最終確認した。

 先の内閣改造で閣僚に過去最多タイの女性5人を起用したにもかかわらず、副大臣・政務官は女性ゼロで、首相は「一貫していない」(自民幹部)と批判された。首相は後任政務官に参院当選1回の女性議員を充て、「汚名返上の機会」(自民若手)になるとの見方もある。

 野党は徹底攻勢の構えだ。立民の長妻昭政調会長は記者会見で「(山田氏の)雲隠れで終わらせるのは決して許されない」と宣言。共産党の小池晃書記局長も「報道が事実なら法に触れ、国会議員の資格はない。とかげのしっぽ切りのような対応は許されない」と語った。

 公明党の山口那津男代表も記者団に「国会が始まった段階でこのような事態になったのは誠に遺憾だ。政府として襟を正して出直してほしい」と厳しい表情で語った。

 昨年8月の内閣改造後には閣僚4人が次々に辞める「辞任ドミノ」が起き、政権は痛手を負った。自民幹部は「国会冒頭から嫌な雰囲気だ」と指摘。林芳正前外相は岸田派例会で「荒波を乗り越えていく国会になりつつある」と緊張感を緩めないよう呼び掛けた。

8975OS5:2023/10/31(火) 10:12:18
【独自】柿沢法務副大臣が辞任の意向
10/31(火) 9:44配信


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テレ東BIZ
柿沢法務副大臣が辞任の意向

柿沢未途法務副大臣が、地元の東京・江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件に関連して法務副大臣を辞任する意向を周囲に伝えていることが、テレビ東京の取材で分かりました。政府関係者が明らかにしました。今年4月の江東区長選をめぐっては、26日に区長の辞任を表明した木村弥生氏が、公選法違反の疑いがある有料のインターネット広告を利用していたことが分かっていますが、これについて、柿沢氏が木村氏側に広告の利用を勧めたとの報道が出ています。岸田総理大臣は、きょうの参院予算委員会でこのことを問われ、小泉法務大臣に事実関係を確認しているとしたうえで、「報道の通りであれば誠に遺憾なことであり、私も任命責任を感じなければならないが、今はまずは事実関係を確認している。」と述べていました。

8976OS5:2023/10/31(火) 10:16:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed966d82522d568bab672fd4c5fab3cf53aa1abf
江東区長選ネット広告、柿沢法務副大臣が推奨か 「深く反省」
10/31(火) 9:39配信

産経新聞
柿沢未途氏

今年4月の東京都江東区長選で投票を呼び掛けるインターネットの有料広告を配信したとして、東京地検特捜部が公職選挙法違反容疑で木村弥生区長(58)の関係先を家宅捜索した事件で、木村氏陣営を支援していた柿沢未途(みと)法務副大臣(52)が、木村氏にネットの広告配信を「勧めた」という趣旨の話をしていることが31日、分かった。小泉龍司法相が同日、閣議後の記者会見で明らかにした。

柿沢氏は江東区が選挙区となっている衆院東京15区の選出。

小泉氏によると、柿沢氏が広告配信を区長に勧めたことを認めたとする一部報道が31日朝にあったことを受け、松野博一官房長官が事実関係の確認を指示した。小泉氏が柿沢氏に確認したところ「取材に応じたのは間違いない。違法性の認識はなかったが、深く反省している」などと話したという。

公選法は選挙運動目的で有料のインターネット広告を出すことを禁じており、違反すれば2年以下の禁錮または50万円以下の罰金が科される。

小泉氏は柿沢氏に対し、政治家としての説明責任を果たすよう指示した。進退については言及がなかったという。

柿沢氏は現在5期目。NHK記者や都議会議員を経て、平成21年の衆院選で初当選。今年9月の内閣改造で法務副大臣に就任した。

8977OS5:2023/10/31(火) 21:14:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/52f181de9976f251c00280cebb8200814ad4cc81
自民・小泉氏「外相は外交専念を」 緊迫情勢下の予算委張り付きに異議 首相に国会改革後押し“直訴”
10/31(火) 21:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
小泉進次郎氏(資料写真)

 国際情勢が緊迫する中、外相ら閣僚を国会に長時間拘束している現状では重要度を増す外交に専念する時間が確保できないとして、国会改革の議論が党の枠を超えて活発化している。自民党の小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)は衆院予算委員会で、岸田文雄首相に国会改革を後押しするよう“直訴”。予算審議の序盤の基本的質疑で首相と全閣僚が出席する慣例に異議を唱えた。

 「上川陽子外相への質問は今のところゼロだ。国際情勢が不透明な中で、ずっと(閣僚席に)座っている必要があるのか」

 小泉氏は27日、衆院予算委で質問に立ち、中東やウクライナ情勢などへの対応が求められる中で国会に出席していた上川外相を引き合いに、国会での閣僚の負担軽減を訴えた。

 国会改革の必要性は立憲民主党の泉健太代表が24日の代表質問で訴えたばかり。小泉氏は首相に対し「総裁の立場としてぜひ(国会改革を)進めていただけたら」と与党としても議論を加速させるよう求めた。

神奈川新聞社

8978OS5:2023/10/31(火) 21:17:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/c22c9ef831b7f078abe81ab8aac7d1d99f8f079c
相次ぐ辞任劇で政権痛手 岸田首相「責任を重く受け止める」
10/31(火) 19:50配信
産経新聞
参院予算委で柿沢未途法務副大臣の辞任に際し、陳謝する岸田文雄首相=31日午後、参院第1委員会室(矢島康弘撮影)

東京都江東区の木村弥生区長が公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた事件を巡り、自民党の柿沢未途衆院議員が31日、法務副大臣を辞任した。先週には女性との不適切な交際が報じられた同党の山田太郎参院議員が文部科学政務官を辞任したばかり。内閣支持率の低迷に苦しむ岸田文雄首相にとって手痛い不祥事が続いている。


「2人の辞任が続いた責任を重く受け止めなければならない。信頼回復に向けて先頭に立って努力したい」。首相は31日の参院予算委員会で、神妙な表情でそう語り、自身の任命責任を認めた。「内閣として(説明)責任を果たしていかなければならない。本人も必要に応じて説明責任を果たしていくのは当然のことだ」とも強調した。

今回の辞任劇は異例の経過をたどった。柿沢氏は自身の関与を31日付の朝日新聞で認め、同日午前に辞表を提出。ちょうど審議中だった参院予算委で野党は柿沢氏の出席と説明を求めたが、政府は予算委が昼休みのうちに慌ただしく辞表受理を決め、幕引きを急いだ。

政権には「辞任ドミノ」の苦い記憶がある。昨年の臨時国会でも「政治とカネ」や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)などの問題で閣僚4人が次々と職を辞し、並行して内閣支持率も下落した。そして現在の支持率は当時も下回る過去最低水準に沈んでいる。

9月の内閣改造など一連の人事は巻き返しの契機となるはずだったが、副大臣・政務官人事は当初、54人全員が男性で「女性ゼロ」と批判を浴びた。今回の公選法違反疑惑も8月時点で報道されており、「それで任命したのは、さすがに首相の落ち度・責任」(日本維新の会の音喜多駿政調会長)との指摘がある。

政権の目配り不足を懸念する声は与党内にも強い中で、野党は加藤鮎子こども政策担当相ら閣僚の「政治とカネ」問題にも追及の気配を見せる。(千葉倫之)

8979OS5:2023/10/31(火) 22:29:02
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_LEQ7WAZIFNPOFKOYVYXWYVVYKY.html
首相、のらりくらり答弁 攻めあぐねる野党 衆院予算委
2023/10/30 19:48産経新聞

首相、のらりくらり答弁 攻めあぐねる野党 衆院予算委

衆院予算委に臨む岸田文雄首相、鈴木俊一財務相(左)=30日午前、衆院第1委員室(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

立憲民主党は30日の衆院予算委員会で、論客で知られる逢坂誠二代表代行をトップバッターに起用し、政府が経済対策に掲げた所得税減税と防衛力強化のための増税の整合性などを追及した。しかし、岸田文雄首相は踏み込んだ答弁を避け続け、野党側が攻めあぐねる展開となった。

政府の計画では、令和9年度時点の防衛費は8兆9千億円程度となり、従来の水準より4兆円程度増える。このうち増税によって賄うのは1兆円強で、残りは歳出改革や国有財産の売却収入、決算剰余金などで捻出するとしている。

逢坂氏は、大半を占める増税以外の部分に関し「一時的なものだ。売り払う国有財産がなければ財源は出ない。安定的な恒久財源といえるのか」とただした。

しかし、首相は正面から答えず「さまざまな効率化の努力や行政改革を行う余地はある。こうしたものも合わせて恒久的に予算を維持できるようにする」。かみ合わない答弁に、逢坂氏は「国有財産に限りがあるので恒久的安定財源とはいえない。常識ですよ?」といらだちをあらわにした。

逢坂氏はさらに、所得税減税との整合性に矛先を向け「こんな状況で『減税』『減税』と言うから、国民は『大丈夫なのか』と思う」と尋ねたが、首相は「両者は矛盾するものではない」と突っぱね、議論は平行線をたどった。

のらりくらりの「岸田流答弁」は、来年9月までの自民党総裁任期中の実現を目指す憲法改正を巡る質疑でも変わらなかった。日本維新の会の漆間譲司氏に実現へのスケジュールを尋ねられると「具体的な議論の進め方など、直接何か申し上げることまでは控えなければならない」。漆間氏が「リーダーシップが求められる」と迫っても、ほぼ同じ内容の返答に終始した。

安全運転の答弁には、内閣支持率が低迷する中、失点を抑えたいという思惑が透ける。自民党の世耕弘成参院幹事長は25日の参院本会議で、首相の「言葉の弱さ」を批判した。逢坂氏は30日の衆院予算委で、世耕氏の発言を念頭に「リーダーは明確に方針を示し『課題があるなら乗り越えよう』と言わなきゃいけない。その歯切れの良さが感じられない」と首相の答弁に苦言を呈した。(松本学)

8980OS5:2023/11/02(木) 20:32:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/654a7790961462170a090f2507b9090d8d816fb6
柿沢氏側、江東区長の選挙運動差配か 特捜部が元秘書を聴取
11/2(木) 19:43配信

毎日新聞
東京地検特捜部の捜索を受けた江東区役所=江東区東陽4で2023年10月31日午後2時17分、小林遥撮影

 4月の東京都江東区長選で初当選した木村弥生区長(58)が、選挙期間中に公職選挙法が禁じるインターネットの有料広告を掲載したとされる事件で、柿沢未途(みと)衆院議員(52)側が木村氏の選挙運動を差配していた疑いがあることが関係者への取材で判明した。柿沢氏を長年支援する事務所関係者が木村氏の陣営を実質的に取り仕切っていたという。東京地検特捜部はこの関係者から任意で事情を聴き、選挙運動全体の実態解明を進めているとみられる。

 関係者によると、聴取を受けたのは元衆院議員で柿沢氏の父・弘治氏(2009年に死去)の秘書だった男性2人。柿沢氏は09年8月の衆院選で父の地盤だった東京15区から、みんなの党(当時)の公認候補として出馬し、比例復活で初当選した。その後、4回連続で当選を果たし、21年衆院選後に自民党の追加公認を受けた。元秘書2人は柿沢氏の選挙でも中心的な役割を担ってきたという。

 23年4月の区長選では、木村氏が1月に出馬を表明。柿沢氏側が木村氏を、自民党都連が現職の前区長を支援する「保守分裂」の構図となった。ただ、党に所属する柿沢氏は表だった活動を控え、代わりに元秘書2人が木村氏の陣営に加わり、選挙運動を差配していたという。

 特捜部は、有料ネット広告が動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載された経緯に加え、木村氏の選挙運動全般について元秘書2人に説明を求めている模様だ。

 有料ネット広告の動画は木村氏が出演し、「木村やよいに投票してください」などと呼び掛ける内容だったが、この動画が東京・永田町の国会議員会館会議室で撮影されていたことも新たに判明した。柿沢氏の事務所が会議室の予約をしたという。

 柿沢氏は木村氏に有料ネット広告の利用を提案したことを認め、9月に就任したばかりの副法相を10月31日に辞任した。木村氏も特捜部の聴取に柿沢氏から勧められたことを認めている。

 動画の再生回数は約38万回で、掲載費用約14万円は木村氏のクレジットカードで支払われたとされる。有料ネット広告の規制は違反すると2年以下の禁錮か50万円以下の罰金。【井口慎太郎、岩本桜、山田豊、秋丸生帆】

8981OS5:2023/11/03(金) 01:05:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023110201252&amp;g=pol
茂木氏「明智光秀にならぬ」 自民総裁選、首相対抗馬否定
2023年11月02日22時01分

 自民党の茂木敏充幹事長は2日夜のBSフジの番組で、来年秋の党総裁選への対応について「令和の(明智)光秀にはならない」と述べ、岸田文雄首相(党総裁)が再選を目指す限りは出馬を見送る意向を明確にした。

 茂木氏は「総裁が総裁選に出るときに、それを支えている幹事長が出るということでは、やはり批判を浴びる」と指摘。「時間(の経過)がアゲンスト(不利)だとあまり感じたことはない。別に追い詰められていない」と強調した。

8982OS5:2023/11/05(日) 20:33:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/551718dff505b92e1626944431815d403f3781bc
「首相になりたい」「チャンスは平等に来る」と語る河野氏に試練…ライドシェアやマイナ
11/5(日) 12:28配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 岸田政権下で、河野デジタル相の手腕が問われる局面が続いている。デジタル政策や規制改革など内閣の重要課題を担う一方、所管するマイナンバーカード問題などでは、対応次第で政権の打撃となるリスクもはらむ。河野氏が意欲を示す将来の首相候補としての試練と見る向きもある。

【プロフィール】アメリカの大学を卒業、出身地は…河野太郎氏はこんな人

 河野氏は4日、個人が自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」を特例的に導入する兵庫県養父市を訪れ、運用状況を視察した。視察後、記者団に「ニーズに対応できない規制は変えなければいけない。なるべく早くできるものからやりたい」と述べ、導入拡大に意欲を示した。

 現在、自家用車による有償での乗客運搬は原則禁止されており、導入には大幅な規制改革やタクシー業界との調整が必要だ。9月の内閣改造で行政改革や規制改革の担当が加わった河野氏は、今月6日に規制改革推進会議の作業部会を開催し、検討を加速させる考えだ。

「やぶくる」に体験乗車した河野デジタル相(養父市で)

 河野氏は、岸田首相肝いりの「デジタル行財政改革会議」の司令塔を任され、国の事業を点検する「行政事業レビュー」による政府予算の無駄削減なども所管している。政府内では「政策の実行力を示せば政権浮揚につながる」(首相周辺)との期待も出ている。

 一方、マイナカード問題では、河野氏が2024年秋の健康保険証の原則廃止を主導し、世論の不興を買った。トラブル対応の総点検は11月末までに完了する見通しだが、結果次第では内閣支持率のさらなる下落を招く可能性もある。

 09年と21年の自民党総裁選に出馬した河野氏は、3度目の挑戦への意欲を持ち続けている。最近も所属する麻生派議員に「首相になりたい」と伝えたほか、4日に大阪府東大阪市で行われたトークイベントでは、小学生から首相になるためにはどうしたらいいかと聞かれ、「チャンスは誰にも平等に来る。準備ができているかどうかが大事だ」と語った。

 党内では、河野氏の突破力や知名度の高さに一定の評価がある反面、強引な政治手法への警戒感は根強く、21年総裁選では麻生派からもまとまった支持は得られなかった。派閥を率いる麻生副総裁は今も、河野氏の総裁選出馬に慎重な姿勢を崩していないとされる。

 河野氏は、自身に近い中堅・若手を中心とする議員との勉強会を続けているが、派幹部は「自分に近い仲間内だけで物事を進めようとしても求心力は高まらない。党内の幅広い意見に耳を傾けることが必要だ」と指摘している。

8983OS5:2023/11/06(月) 11:19:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/f096bfea3324b37e9593516493db4d5329f51702
“消費減税”まで検討も「岸田総理」に打つ手なし 早くも浮上する“ポスト岸田”には「元官房長官」と「初の女性総理候補」も
11/6(月) 11:01配信
デイリー新潮
政権発足以来“最低レベル”の支持率に喘ぐ岸田総理

「岸田さんは実は消費税の減税も検討していた。もう何でもありなんだよ」

 自民党幹部はあきれ顔でこう嘆く。岸田文雄総理は2日の記者会見では、「消費税減税は今考えてはいません」と強調した。しかし、「税収増を国民に還元する」と言い始めた当初、腹心の木原誠二幹事長代理に減税策の検討を命じ、消費税の減税も俎上に上った。関係者によればこれは、食料品の軽減税率を今の8%から5%に下げ、物価高に苦しむ庶民の負担を軽減するといったものだったということだが、岸田総理は「一度下げるといつ戻せるかわからない」(官邸関係者)消費税減税は思いとどまった。


 結果として減税策は期限付きの所得税住民税の減税と、非課税世帯への給付の組み合わせとなり、財政再建派からは大衆迎合のバラマキと捉えられ、積極財政派からも中途半端な選挙対策と失望を買った。以来、内閣支持率は軒並み発足以来最低を更新し、自民党内からは「岸田総理の終わりが始まった」との声が漏れる。追い詰められた岸田政権の現状を取材した。【青山和弘/政治ジャーナリスト】

選挙が先か、総裁選が先か
 岸田総理の最大の課題は、長期政権を築くために来年9月の自民党総裁選挙を乗り切ることだ。そのためには総裁選の前に、解散総選挙に打って出て「民意」という錦の御旗を手に入れるというのが、当初の基本戦略だった。しかしG7広島サミット後の6月解散を見送り、内閣支持率が下落していく中で、総理周辺にはこのような見立てが出てきた。

「今はポスト岸田に有力な候補がいない。無理に衆院選をしなくても、来年9月の総裁選は岸田続投で行けるんじゃないか」

 8月上旬、岸田総理は側近議員にある依頼をする。それは「自民党総裁選を先に乗り切り、その後総選挙に踏み切った事例を調べて報告して欲しい」というものだった。2003年、当時の小泉純一郎総理は総裁選で亀井静香氏らを破り、その後の人事で若手のホープだった安倍晋三氏を党幹事長に抜擢し、総選挙に勝利した。この報告を受けて以降、岸田総理は基本戦略を修正し、解散総選挙と総裁選のどちらを先にしてもいい「両にらみ」の戦略を取る。ここから岸田総理の迷走が始まった。

 9月の内閣改造・党役員人事で岸田総理は、自らが総裁選で勝てる布石を打つことを最優先した。その人事は「内向き、保身」との批判を浴び、秋の解散も模索する中で期待していた支持率の上昇にはつながらなかった。その後、旧統一教会に対する解散命令請求、経済対策5本柱の発表とカードを切ったが、政権浮揚にはつながらず、岸田総理の目論見は完全に外れた。

 そして10月22日投開票の衆参補欠選挙で厳しい選挙情勢が伝えられる中で、岸田総理が慌てて打ち出したのが、冒頭に触れた所得税住民税の減税だった。確かに物価高に賃金上昇は追いつかず庶民の生活は苦しい。しかし、「選挙目当てのバラマキと捉えられた」(自民党幹部)減税宣言はさらなる支持率低下を呼んだ。岸田総理は、あがけばあがくほど支持率が下がる悪循環に陥ってしまったのだ。

まさかの「クリスマス選挙」!?
 このような状況となった以上、一旦腰を落ち着けて進めるべき政策を着実に実行し、来年9月の総裁選に勝負をかけるのが定石だろう。しかし、支持率が下がれば下がるほど頭を擡げてくるのが「解散総選挙に踏み切って勝利しない限り、総裁選出馬断念に追い込まれるのではないか」という懸念だ。自民党幹部はこう話す。

「減税カードまで切った岸田総理はもう解散以外に打つ手がない。このまま年を跨いだら、岸田おろしが始まりかねない」

 こうした中、官邸関係者は「岸田さんは年内解散も未だに視野に入れている。どちらに転ぶかまだ分からない」と明らかにする。しかし、日程は極めて厳しい。経済対策を盛り込んだ補正予算案が成立するのは、11月27日以降だと見られている。それから解散を宣言した場合、投票日は早くても12月24日となる。1年で最も多忙な時期の自己都合選挙。総理周辺も「さすがに国民から顰蹙を買う」などと岸田総理に慎重な判断を促している。

 そのため年内総選挙には補正予算案の審議前、もしくは審議中に解散を宣言するという「ウルトラC」(自民党国対関係者)が求められる。内閣支持率が下げ止まらない中で、判断は極めてハードルが高い。しかしそれでも強気の姿勢を示す自民党幹部もいる。

「維新への期待は下がってきている。立憲も支持が伸びる要素はない。自民・公明の与党は議席を減らしても、負けるということはない。今やった方がいい」

8984OS5:2023/11/06(月) 11:20:08
蠢き始めたポスト岸田
 一方で自民党内では岸田総理はもう解散には踏み切れないと見て、次を見据えた模索が始まってきている。二階派の幹部は語る。

「岸田総理が解散しようとしても、麻生副総裁と茂木幹事長が許さないだろう。茂木さんは選挙で負けた幹事長にはなりたくないだろうからね」

 茂木幹事長にとってみれば、岸田総理が総裁選出馬断念に追い込まれれば、総裁の椅子が転がり込んでくる可能性がある。茂木氏は周囲に「所得税減税は選挙のプラスにはならないねえ」と語り、不人気な岸田総理の政策から距離を置いている。ただ自民党内では、「岸田の後は茂木」というシナリオに難色を示す議員が少なくない。中堅議員は「茂木総理で国民的人気が出るわけもない」と渋い顔だ。

浮上する加藤元厚労相、ダークホースには上川外相も
 他に誰がポスト岸田に名乗りを上げるのか。岸田氏が出馬断念となれば、前回の総裁選に出馬した河野デジタル相や高市経済安保相は立候補を模索するだろう。河野氏はマイナンバーカードの問題はあったが、未だに国民的な人気もある。大きな焦点は「まだ早い。仲間を増やせ」と言い続けてきた、派閥の親分・麻生副総裁が、河野氏を推すかどうかだ。河野周辺は「麻生さんは茂木さんがいいと思っている訳じゃない」と期待を示す。

 一方、党内で多数派を作りやすいと密かに名前が浮上しているのが、加藤勝信元厚労相だ。安倍内閣で官房副長官、菅内閣で官房長官を務め、最大派閥の安倍派から非主流派まで親和性が高い。ネックは加藤氏が茂木派所属で、茂木氏と袂を分かつ覚悟があるかどうか。加藤氏に近いある議員は「本人にも意欲はある」と語るが、当の加藤氏は、「そんな本当かどうかもわからない話。気にしていられないよ」と周囲に無関心を装っている。

 さらにダークホースとして取りざたされるのが上川陽子外相だ。上川氏が所属する岸田派には、ナンバー2として林芳正前外相が控えている。しかし選挙がちらつく中で、「日本初の女性総理」の誕生を待望する声も根強い。自民党中堅議員はこう話す。

「上川氏は、派手さはないが実務能力には定評がある。支持の枠組みはまだ想定できないが、選挙前の窮余の一策として最大公約数になる可能性がある」

政治は危機に対応できるのか
 こうしたポスト岸田に向けた動きはまだ頭の体操レベルだ。しかし動きが表面化してくれば岸田総理のレイムダック化が加速する可能性もある。これに岸田総理が起死回生をかけた解散総選挙で対抗すれば、国政は一気に混乱するだろう。

 国外に目を転じれば、ウクライナ、パレスチナと緊迫する国際情勢、中国の動きも不穏だ。国内では円安、物価高。静かに進む少子化、労働力不足。この危機的な状況の中で、政治が果たすべき役割はとてつもなく大きい。そんな中、岸田総理がどんな策を弄しようと「国民不在の保身」と見透かされたら、手痛いしっぺ返しを食らうだろう。政治は何のためにあるのかが、今問われている。

青山和弘(あおやま・かずひろ)
政治ジャーナリスト 星槎大学非常勤講師 1968年、千葉県生まれ。元日本テレビ政治部次長兼解説委員。92年に日本テレビに入社し、野党キャップ、自民党キャップを歴任した後、ワシントン支局長や国会官邸キャップを務める。21年9月に独立し、メディア出演や講演など精力的に活動している。音声プラットフォーム「voicy」で永田町取材やメディア出演の裏話などを発信している。

デイリー新潮編集部

新潮社

8985OS5:2023/11/06(月) 23:07:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/a25b93df8366cffc802e2eb6322a74b47fa594cb身内も不支持の岸田内閣「自民より不人気」 柿沢未途氏巡る人事ミスも絡み「政権末期の症状」慢性化
11/6(月) 21:11配信


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カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄内閣の支持率が共同通信の11月調査で28・3%(前月比4ポイント減)となとなり、発足以来最低を更新した。3割を切るのは直後の総選挙で自民党が下野した2009年の麻生太郎内閣以来という低水準だ。所得税減税などを盛り込み大々的に打ち出した経済対策は奏功せず、自民の政党支持率より内閣支持率が低い「政権末期の症状」(自民重鎮)が、人事ミスも絡んで慢性化しつつある。

 10月にさかのぼるが、自民の支持率(34・7%)が「内閣のアレ(支持率=32・3%)」(自民重鎮)を逆転した。自民関係者によると党内には「論評禁止」の自粛ムードが漂ったという。「『党総裁が党支持者からも相手にされていない』との評判がはびこるのが恐ろしかったから」(自民幹部)とされる。

 そして11月の自民支持率は34・1%で前月と横ばい。だが内閣の「アレ」は続落し、差がさらに開いた。「自分の党にすら応援されない総理大臣ってありなのか?」(経済官庁官僚)。共同通信の支持率が報じられた週明けの6日、永田町や霞が関には首相の存在意義をも問う声が広がった。

 低迷の背景には人事のミスもある。関係者の話を総合すると、副大臣・政務官人事の際、法務副大臣は無派閥の星野剛士氏(衆院比例南関東)を内閣府副大臣から横滑りさせることで固まっていた。ところが星野氏が谷垣禎一元総裁のグループに顔を出していたことを理由に同グループ関係者が「この副大臣は無派閥ではなく自分たちの枠」と主張。発表前夜段階でグループ主要メンバーの柿沢未途氏との差し替えを持ち出し官邸は受け入れたという。

 柿沢氏は東京都江東区長選を巡るトラブルの渦中。自民政調会長でもある萩生田光一都連会長は柿沢氏の政務三役起用構想に対し、区長選後の混乱を懸念し起用見送りを促した。萩生田氏は「それを無視され人事をいじられたことに怒り心頭」(側近)という。政府関係者は「単に支持率が低いという分析で済まされない。とうとう身内からも見捨てられ始めた」と危機感を募らす。

 政務三役を巡っては柿沢氏に先立ち、文部科学政務官だった山田太郎氏が女性問題で辞任。共同通信の調査では両件について72・7%が「岸田首相に任命責任がある」と指摘しており、不評の経済政策同様に支持率を押し下げている。

神奈川新聞社

8986OS5:2023/11/06(月) 23:23:46
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/935294/首相と林氏、続く因縁 外相交代の背景に派閥内の権力争い<デジタル発>
会員限定記事
2023年11月2日 11:29(11月2日 18:10更新)
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 自民党保守本流の派閥・宏池会(岸田派)で、領袖(りょうしゅう)の岸田文雄首相とナンバー2の「座長」を務める林芳正前外相との間のきしみが表面化している。首相が9月の第2次岸田再改造内閣発足で、外相続投に意欲を示していた林氏の交代に踏み切ったことがきっかけだ。「目玉に乏しかった内閣改造で最大のサプライズ」(自民党関係者)とも言われる外相交代劇。その舞台裏で何があったのか―。(石井努)
 「いろいろ不満はあるかもしれないが、宏池会としては全力で皆さんの希望がかなうようにやってきた。しっかりと、司(つかさ)、司で頑張ってほしい」。10月5日、東京都内で開かれた宏池会の在京議員懇談会。林氏は冒頭あいさつで、派閥の結束を呼び掛けた。だが、自民内で発言を額面通りに受け取る向きは少ない。宏池会のベテラン議員は「本人は表に出さないが、今回の人事について本意ではなかったはずだ」と漏らした。
 林氏が外相に就任したのは、「第2次岸田内閣」が発足した2021年11月。防衛相や農水相など複数の閣僚を歴任した実務能力の高さや、ハーバード大大学院修了という豊富な海外経験が買われての起用だった。ロシアによるウクライナ侵攻や中国との関係悪化など重要な外交問題が山積する中、政権内では今回の改造で外相は留任との見方が強まっていた。林氏も自民幹部に対し「(内閣改造後に米国で開かれる)国連総会にも行くんだ」と続投に意欲を示していた。

8987OS5:2023/11/09(木) 12:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca642274d762035bf106ce48aeca3075c4de87c
保守層引き留めへ「岸田改憲」にアクセル踏む首相 党側は冷ややか
11/9(木) 5:00配信

朝日新聞デジタル
憲法改正をめぐる岸田首相の主な発言

 憲法改正をめぐり、岸田文雄首相と自民党との間に温度差が出ている。首相は来年9月までの党総裁としての任期中の改憲をめざす考えを示すが、他党との協議を見すえれば現実的に難しく、首相が旗を振る「岸田改憲」は保守層の離反を防ぐのが狙いとの見方が党内に広がっているためだ。


 自民は8日、党憲法改正実現本部と衆参両院の憲法審査会との幹部会合を開いた。古屋圭司・同本部長は会合では「戦後初めての改憲に向けて歩を進めていこう」と呼びかけたが、その後は記者団に「一つの政党が前のめりになっても、残念ながら憲法改正はできない」と他党と議論を重ねていく姿勢を強調。改憲に向けた日程について「一切話していない」とも語った。

 その口ぶりは改憲へのアクセルを踏む首相と対照的だった。首相は先の衆院代表質問で「総裁任期中に憲法改正を実現したいという思いはいささかの変わりもない。党内議論を加速させるなど、責任を持って取り組む」と答弁。首相はその言葉通り、党会合前日の7日には官邸で衆院憲法審査会で与党筆頭幹事を務める中谷元氏と会談し、他党との協調路線で審議が進まなかった経緯を念頭に「(与野党一致の)護送船団方式では結果として全然前に進めない。とにかく動かさないといけない」との考えを伝えたという。

朝日新聞社

8988名無しさん:2023/11/09(木) 21:15:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/54b64b4420594f20957b30756cc8e07490d18286
神田財務副大臣、辞任を否定 税金滞納問題、参院委で
11/9(木) 16:19配信


共同通信
参院財政金融委で自身の税金滞納問題に関し、答弁する神田憲次財務副大臣=9日午後

 自民党の神田憲次財務副大臣は9日午後の参院財政金融委員会で、野党から自身の税金滞納問題の責任を追及されたのに対し「大きな役割を担わせてもらっている。職責を全うしたい」と述べ、改めて副大臣を辞任しない考えを示した。共産党の小池晃氏の質問に対する答弁。

 神田氏は午前の委員会で、2013年から22年にかけて自身が代表取締役を務める会社が保有する土地・建物の固定資産税を滞納し、4回にわたって差し押さえを受けていたことを認めた。午後の質疑でも謝罪を繰り返し「期限内に(納税を)実行せず、税法上の責務を果たしていないことは誠に反省すべきことだ」などと語った。

8989OS5:2023/11/09(木) 21:18:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9b06997b06014ad1f6c424f48071c37ac348426
神田財務副大臣が税金滞納で4回差し押さえ、文春が報道…秘書に暴言との指摘も
11/8(水) 21:19配信

読売新聞オンライン
神田憲次財務副大臣

 週刊文春(電子版)は8日、自民党の神田憲次財務副大臣(60)(衆院愛知5区)が税金の滞納を繰り返した疑惑などを報じた。

 文春によると、神田氏は税金を滞納し、ビルの土地と建物を4回差し押さえられた。税理士資格を持っているのにもかかわらず、日本税理士会連合会の会則が定める研修を受講していないことや、秘書に暴言を吐いた問題も指摘された。

 不動産登記簿によると、神田氏が代表取締役を務めるコンサルタント会社が所有する名古屋市中区のビルの土地と建物は2013〜22年に計4回、名古屋市から一時差し押さえられていた。関係者によると、神田氏は税金の滞納を周囲に明かしていたという。

 神田氏は8日、財務省内で「これから精査する」と記者団に述べ、詳細な説明は避けた。

8990OS5:2023/11/11(土) 20:12:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/88d210466526190320f9d399949c4f473b0f9d23
自民・茂木幹事長「明智光秀は好きではない」…総裁選巡り慎重な姿勢強調か
11/11(土) 19:20配信

読売新聞オンライン
講演する自民党の茂木幹事長(11日午後、埼玉県東松山市で)=福田麻衣撮影

 自民党の茂木幹事長は11日、埼玉県東松山市での講演で、来年の党総裁選への出馬を巡り、「明智光秀は好きではない。(明智は)追い込まれて本能寺の変をやらざるを得なかったが、決して私は追い込まれているわけではない」と述べた。

 茂木氏は、幹事長は党総裁である岸田首相を支える立場だとの考えから、「令和の明智光秀にはならない」と述べ、来年の総裁選出馬には慎重な姿勢を見せている。この日の発言も同様の考えを改めて強調する狙いがあったとみられる。

8991OS5:2023/11/11(土) 22:07:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a42e2ca96d2467f70bb8900c5a5628d2471ee36b
神田副大臣進退で政権苦慮 立民代表「補正審議は不可能」
11/10(金) 19:37配信
時事通信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=10日午後、首相官邸

 税金滞納が発覚した自民党の神田憲次財務副大臣の扱いに岸田政権が苦慮している。

 不祥事で政務三役の辞任が相次ぐ中、さらなる「辞任ドミノ」は避けたいのが本音。攻勢を強める立憲民主党は、続投したままでは経済対策などを巡る国会審議に影響しかねないと警告しており、岸田文雄首相の判断が焦点となっている。

 神田氏は自身が代表を務める会社が保有する土地・建物について、固定資産税の滞納により過去4回、差し押さえを受けたことを認めた。10日の衆院内閣委員会で立民の本庄知史氏から詳細な説明を求められた神田氏は「精査している」と繰り返した。進退に関し「言及を控えたい」と述べ、歯切れの悪い答弁に終始した。

 10月下旬には山田太郎氏(自民)が不倫問題で、柿沢未途氏(同)は公職選挙法違反の疑いのある事件に絡み、それぞれ文部科学政務官と法務副大臣を辞任。内閣支持率が低迷する首相にとって「3人目の辞任」となれば打撃は必至だ。

 松野博一官房長官は10日の記者会見で「財務副大臣の自覚を持ち説明を尽くしてもらいたい」と推移を見守る考えを示した。自民幹部は神田氏について「首相官邸は『法には触れていない』と線引きしており、辞任はない」と語った。

 新たな「追及カード」を手にした野党は勢いづく。立民の泉健太代表は10日の会見で、神田氏の即時辞任を要求。応じなければ、政府が今国会成立を目指す2023年度補正予算案の審議は「不可能だ」と明言した。安住淳国対委員長は「なぜ『適材適所』なのか首相に聞きたい」と、首相の任命責任を問う考えを表明。国民民主党の榛葉賀津也幹事長も「早く辞めた方がいい」と断じた。

8992OS5:2023/11/13(月) 17:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8aba5afbb24427583eb4b5797e0cc1e35599cad
神田憲次財務副大臣が辞任、税金滞納で事実上の更迭か…改造内閣発足後の政務三役辞任は3人目
11/13(月) 13:20配信

読売新聞オンライン
神田憲次財務副大臣

 税金滞納が報じられていた自民党の神田憲次財務副大臣(60)(衆院愛知5区)は13日、財務副大臣の辞表を提出した。辞表は同日の持ち回り閣議で受理された。事実上の更迭とみられる。政府は後任人事の調整を急ぐ。10月下旬以降、第2次岸田再改造内閣の政務三役が辞任するのは3人目で、岸田首相の政権運営へのさらなる打撃となるのは必至だ。

 神田氏は税金滞納について、11月9日の参院財政金融委員会で「私が代表取締役となっている会社が保有する土地、建物について、税金の滞納で(名古屋市の)市税事務所から差し押さえを受けたことがある」と述べ、事実を認めていた。差し押さえは2013年以降の計4回で、いずれも固定資産税だったことも明らかにしている。

 神田氏は当初、「引き続き職務の遂行に全力を傾注する」などとして辞任を否定。首相官邸側も「まずは本人に説明責任を果たしてもらう」(政府高官)として、続投を容認していた。ただ、野党のほか与党内からも「国民に納税を求める立場での税金滞納は深刻だ」として、辞任すべきだとの声が強まったことから、首相は神田氏を更迭する意向を固め、辞表を提出させたとみられる。

 今月後半には、経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案を審議する衆参両院の予算委員会が控えている。神田氏を巡っては、日本税理士会連合会の会則で定められた研修を受講していないなどの疑いも週刊文春で報じられており、野党の反発で国会審議が停滞する懸念も指摘されていた。

 9月の内閣改造後、10月下旬に山田太郎・前文部科学政務官が不倫問題で辞任したほか、柿沢未途・前法務副大臣も公職選挙法違反事件に関与した疑いで辞任に追い込まれている。

8993OS5:2023/11/13(月) 23:56:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b32a73d3b60acdbac5692679b0987d79d97a505
神田憲次副財務相を更迭 岸田政権、2度目の「辞任ドミノ」
11/13(月) 20:36配信
毎日新聞
副財務相の辞表を提出後に報道陣の取材に応じ、財務省を去る神田憲次衆院議員(中央)=東京都千代田区の同省内で2023年11月13日午後3時半、浅川大樹撮影

 岸田文雄首相は13日、過去の税金滞納と資産差し押さえの事実を認めた神田憲次副財務相(60)を事実上更迭した。神田氏は国民に納税を求める立場にあることから、国会審議への影響は避けられないと判断した。9月の内閣改造後、政務三役が不祥事で辞任するのは3人目で、政権へのさらなるダメージは必至。神田氏は辞表を提出し、持ち回り閣議で受理された。政府は同日夕の持ち回り閣議で、神田氏の後任に自民党の赤沢亮正政調会長代理(62)=衆院鳥取2区、当選6回=を充てる人事を決定した。

【写真特集】副財務相を辞任した神田憲次氏

 首相は官邸で記者団に「任命責任を重く受け止めている。政府一丸となって、より一層緊張感を持って職責を果たしていく。そのことを通じて国民の信頼回復につなげていく」と語った。

 神田氏の度重なる税金滞納と資産差し押さえは、8日に文春オンラインが報じた。神田氏は9日の参院財政金融委員会で報道を事実と認め謝罪。2013〜22年に固定資産税を滞納したことで、自身が代表取締役を務める会社が保有する土地と建物を計4回差し押さえられたと述べていた。辞任については否定していた。

 神田氏は13日、財務省で記者団に「大変ご迷惑をおかけしたことをおわびする」と語り、改めて陳謝。「私の問題で大事な国会に迷惑をかけることは避けたい。それは私の本意でもない」と辞任の理由を語った。

 神田氏は12年衆院選で自民党公認で初当選し、当選4回。今年9月の内閣改造で副財務相に就任し、予算編成や金融政策などを担当していた。

 岸田政権では内閣改造後、山田太郎文部科学政務官が女性と不適切な関係を持ったと報じられ、10月26日に辞任。同31日には東京都江東区の木村弥生区長を巡る公職選挙法違反事件に関与したとして、柿沢未途(みと)副法相が引責辞任しており、3週間で政務三役3人が辞任する事態となっている。内閣支持率の低迷が続く中、自民は12日投開票の福島県議選で改選前から2議席減らし、東京都青梅市長選では公明党とともに支援した現職が敗れるなど、地方選で苦境が続いている。

 岸田政権では22年10月から同年末にかけても、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や政治とカネの問題などを巡り4閣僚が相次いで辞任する「辞任ドミノ」に見舞われていた。【浅川大樹、松岡大地、池田直】

8994OS5:2023/11/14(火) 22:45:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1602452f03f11c404c9eb9ead8d3a0f5ef0eb4b3
自民・高市氏が勉強会立ち上げへ 総裁選視野、岸田首相に異例の対抗
11/14(火) 20:03配信

朝日新聞デジタル
記者会見で質問に答える高市早苗・経済安保相=2023年10月6日、東京都千代田区永田町1丁目、目黒隆行撮影

 高市早苗経済安保相が自民党内に自身が主宰する勉強会を立ち上げ、15日に国会内で初会合を開くことがわかった。来秋の党総裁選への立候補を見据え、勉強会を足がかりに党内基盤を固めたい考え。岸田内閣の現職閣僚ながら、総裁選の再選をめざす岸田文雄首相に対抗する異例の動きで、今後、波紋を広げそうだ。

 勉強会の名称は「『日本のチカラ』研究会」。「国力」をテーマに、外交や防衛、経済や情報収集などについて外部の有識者らを招いて議論していく。松下政経塾で高市氏の先輩にあたる山田宏参院議員(安倍派)が呼びかけ人を務め、党内の保守系議員らの参加を見込む。

 高市氏は無派閥。高市氏に近い党内関係者は、勉強会が総裁選をにらんだ動きだと認めたうえで、「派閥に総裁選の票を固められたら、割っては入れない。今から準備を始める」と狙いを語った。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5c3311abb88c2e0b3a364b4644878f438ac0ce
高市早苗氏が勉強会発足へ 総裁選へ支持固め 岸田内閣低迷の中
11/14(火) 19:03配信



産経新聞
高市早苗経済安保相(松井英幸撮影)

高市早苗経済安全保障担当相が自民党内に自ら主宰する勉強会を発足させることが14日、分かった。15日に国会内で初会合を開く。来年の党総裁選への出馬をにらみ、政策を磨くとともに支持基盤を固める狙いがあるとみられる。

勉強会の名称は「『日本のチカラ』研究会」とし、高市氏が会長に就く見通し。15日は有識者から日本のインテリジェンスについて学ぶ。水曜日を定例日とし、月1回か2回のペースで会合を開く予定だ。岸田文雄内閣の支持率が低迷している中での高市氏の動きは、党内に波紋を呼びそうだ。

8995OS5:2023/11/15(水) 07:44:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeaf1f9fa7e8e481f7df35764f5fe8867a105727
不祥事政務三役の穴埋めに旧石破派議員の登用相次ぐ
11/14(火) 19:39配信

産経新聞
自民党の石破茂元幹事長(写真)が率いた旧石破派の所属議員がピンチヒッターに起用されるケースが目立っている

岸田文雄内閣で更迭された閣僚や副大臣の後任に、自民党の石破茂元幹事長がかつて率いた旧石破派(水月会)の所属議員を充てるケースが目立っている。13日には過去の税金滞納問題で更迭された神田憲次前財務副大臣に代わり、旧石破派の赤沢亮正元内閣府副大臣が起用された。昨年10月以降、不祥事や失言に伴い空席となった政務三役は計8人の自民議員で穴埋めされたが、旧石破派議員は3人を占める。同派は20人前後と少なかったが、〝非常時〟に任せやすい人材が揃っていた証左といえそうだ。

「重要な使命を受けて、しっかり仕事したい。率直な思いだ」

赤沢氏は13日、財務副大臣に任命された後、首相官邸で記者団にこう語った。赤沢氏の副大臣起用は4回目。過去、石破氏が出馬した党総裁選で石破氏の公約づくりを任されるなど政策全般に通じる一方、今年9月の内閣改造でも取り沙汰された入閣は見送られ続けている。

不祥事で辞任した政務三役のポストに充てられた旧石破派議員を巡っては、門山宏哲法務副大臣が10月末、公職選挙法違反事件に関与して更迭された柿沢未途前法務副大臣の後任に、斎藤健前法相が昨年11月、死刑執行を巡る不適切発言で引責辞任した葉梨康弘元法相の後任にそれぞれ起用された。赤沢、門山両氏は今も石破グループに所属する。

同グループは10人程度だが、令和3年12月にグループに移行した当時の旧石破派も最盛期で20人を超える程度だった。衆参で約380人の自民議員で圧倒的に少数といえる。

旧石破派は平成27年秋、安倍晋三政権下で安倍氏に代わる対抗軸の結集を掲げて結成された。そのせいか、主流派ににらまれても派閥の力に頼ることなく、存在感発揮を自負する政策通は少なくない。領袖である石破氏本人も所属議員の面倒を見るタイプではなかった。

石破氏は党要職に起用されることも、再入閣を果たすこともなく、冷や飯生活を余儀なくされている。石破氏は所属議員の〝活躍〟にまんざらでもない表情で、「そろそろ人材も払底しそうだ。私もお願いしようか」などと周囲に冗談めかしている。(奥原慎平)

8996OS5:2023/11/15(水) 08:47:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/996e40c4c901442c8b792db40673a53bddccd441
地方選連敗、自民に焦り 「政権逆風が影響」の声も
11/15(水) 7:07配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

 最近の地方選で、自民党の連敗が目立っている。

 12日投開票の福島県議選では単独過半数を割り込み、東京都青梅市長選でも与党推薦の現職が敗北。岸田政権への逆風の影響を指摘する向きもあり、次期衆院選を意識する党内には焦りの声が広がっている。

 福島県議選(定数58)で、自民は改選前から2議席減らし29議席にとどまった。先月の宮城県議選でも改選前を下回る結果となった。

 東京都内の選挙では、特に退潮ぶりが鮮明だ。9月の立川市長選で推薦候補が敗北。10月の都議選立川市選挙区補欠選挙も議席を得られなかった。今月の青梅市長選と合わせて「3連敗」したことになる。

 地方選は各地域特有の事情なども絡み合う。梶山弘志幹事長代行は14日の記者会見で「地方選は争点や構図がそれぞれ異なる」と述べ、国政とは必ずしも連動しないとの考えをにじませた。

 ただ、政府関係者は「特に政権が下り坂のとき、地方選は国政選の先行指標になる」と指摘。最近の地方選に関わった自民中堅は、報道各社の世論調査で評価の低い政府の総合経済対策や、相次ぐ政務三役の不祥事などを念頭に、「選挙に影響しないわけがない。こんな状況で有権者も自民に投票しようとは思わない」と政権への不満を隠さない。

 今月下旬に高知県知事選、12月に東京都江東区長選などと、今後も各地で地方選が控える。世耕弘成参院幹事長は14日の会見で「わが党に国民が厳しい目を持っていると率直に受け止める必要がある。乗り越えるのに奇策があるわけではない」と強調。所得税減税などへの理解を引き続き訴えていく方針を示した。

8997OS5:2023/11/15(水) 19:31:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d378eed43676141e398c86db0cc83a95e1728d64
三宅防衛政務官、性加害は「身に覚えがない」 週刊誌報道を否定
11/15(水) 18:55配信

毎日新聞
記者団の取材に答える三宅伸吾防衛政務官=防衛省で2023年11月15日午後6時17分、松浦吉剛撮影

 自民党の三宅伸吾防衛政務官は15日、過去に事務所スタッフの女性に性加害を行ったとの文春オンライン報道を受け防衛省で記者団の取材に応じ、「ハラスメントをしたとの報道がなされたと聞いているが、私には全く身に覚えがない」と否定した。

【写真特集】政治家の失言・問題発言

 文春オンラインは15日、三宅氏が2013年に事務所で当時アルバイトをしていた女性へ性加害をしたと報じた。三宅氏は「明日(16日)にも抗議文を代理人を通じて週刊誌へ送付する予定だ」とも語った。

 三宅氏は参院香川選挙区選出で当選2回。9月の内閣改造で防衛政務官に就任した。

8998OS5:2023/11/16(木) 16:55:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f77c2d2c385fa9e0aac7eb9816d8b3cde687134
杉田水脈氏発言に再び批判 アイヌ事業「公金チューチュー」
11/16(木) 7:06配信
時事通信
自民党の杉田水脈議員の発言について、関係者からヒアリングする立憲民主党の議員ら=15日午後、国会内

 自民党の杉田水脈衆院議員が政府のアイヌ文化関連事業の関係者を「公金チューチュー」とやゆし、再び批判を浴びている。


 杉田氏はこれまでもアイヌへの差別的投稿などが問題となっており、野党からは自民党の責任を追及する声が出ている。

 杉田氏は保守系雑誌のユーチューブ番組に出演し、アイヌ関連事業に公金不正流用疑惑があるとの一部の見方に同調。インターネット上で使われる「公金チューチュー」という関係者をやゆする表現に言及した。

 杉田氏は、過去の差別的言動により昨年12月に総務政務官を事実上更迭されたことについて、アイヌ関連団体から謝罪を求められたことを挙げ「謝罪するくらいなら辞める。一番の原因はここだ」とも述べた。

 杉田氏に関して立憲民主党が15日に開いた会合にはアイヌ団体が出席。多原良子代表は「デマ、差別を扇動する議員を黙って見ている社会はどうなってしまうのか」と危機感を示した。

 立民の徳永エリ参院議員は「杉田氏を放置している自民党も大きな問題だ」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も記者会見で「もう個人の問題ではなく自民党の問題だ。しっかり対応するようにと言いたい」と述べた。

 公明党の高木陽介政調会長は記者会見で「人権侵害と認定されている場合、問題に真摯(しんし)に向き合ってほしい」と苦言を呈した。杉田氏は今年9月、アイヌ民族への投稿で札幌法務局から「人権侵犯」認定を受けている。

8999OS5:2023/11/17(金) 10:18:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/46f67b1c4ff809d60e5284e66bd3f1dc81f4e85f
自民、NTT法廃止で対立 甘利氏VS野田氏、結論出ず
11/17(金) 7:11配信


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時事通信
甘利明 「NTT法の在り方に関するプロジェクトチーム」座長

 自民党は16日、NTT法を巡り、廃止も含めた見直しを検討するプロジェクトチーム(PT、座長・甘利明前幹事長)と、廃止に反対する情報通信戦略調査会(会長・野田聖子元総務相)の合同役員会を開いて議論した。


 PTが抜本的な規制改革を求めたのに対し、調査会は懸念を示し、結論は出なかった。

 甘利氏は経済産業相を経験した商工族の代表格で、NTTに固定電話の全国一律サービスや研究成果の開示を義務付ける同法が国際競争の制約になっているとの立場。PTが先にまとめた提言素案には2024年の通常国会で研究成果の開示義務を撤廃する法改正を行い、25年の通常国会までの法廃止を求める内容を盛り込んだ。

 これに対し、野田氏は、NTTを所管する総務相を務めた。調査会側はNTT法が廃止されれば、市場の健全性が阻害される恐れや、これまでの通信網を維持できなくなる可能性を懸念している。

 野田氏はこの日の会合で「外資に支配されない仕組みの担保が大事だ。それを前提に議論してほしい」と慎重論を唱えた。甘利氏は「世界と勝負するために研究開発をさせたいが、規制が障害になっている」として規制緩和の必要性を強調し、平行線に終わった。

 PTは今月中の提言取りまとめを目指しており、調査会側の意見も踏まえて内容を検討する見通し。

9000OS5:2023/11/17(金) 13:22:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/778741324f433472788e2e2b001d2c835f2c483c
底なしの支持率、与党に動揺 「ポスト岸田」にらみ動きも 時事世論調査
11/17(金) 7:10配信

時事通信
米サンフランシスコ国際空港に到着した岸田文雄首相(右)=15日、米カリフォルニア州(AFP時事)

 岸田政権の支持率低下に歯止めがかからない。

 時事通信の11月世論調査で内閣支持率は21.3%、自民党支持率は19.1%となり、与党内に動揺が広がる。浮揚策が「見当たらない」(自民幹部)中、党内では「ポスト岸田」をにらんだ動きも出始めている。


 「調査に表れた国民の声を真摯(しんし)に受け止め、政府対応に生かすことが重要だ」。松野博一官房長官は16日の記者会見で、調査結果について言葉少なに語った。

 内閣支持率が2割台前半にまで落ちたのは、2012年に自民党が政権復帰して以降初めて。旧民主党政権を除けば、09年衆院選で野党へ転落する直前の麻生政権末期(同年7月、16.3%)に近づきつつある。自民支持率も当時(同15.1%)の水準が視界に入る。

 政界では内閣支持率と政党支持率の合計が50を下回ると、首相退陣が近づくとの見方がある。故青木幹雄元自民参院議員会長が唱えたことから「青木の法則」と呼ばれる。今回この目安を大きく割り込んでおり、自民内では「危機的状況になった」(中堅)との受け止めが広がる。若手からは「内閣支持率が1割台になれば退陣だ」との声も上がる。

 岸田文雄首相を支持しない理由として「期待が持てない」を挙げた人は前月比5.8ポイント増の31.8%に増えた。直近の地方選挙で自民党は敗北が目立っており、「岸田氏で選挙は戦えない」(元職)との声が地方組織にも広がれば、一気に「レームダック(死に体)化」が進みかねない。15日には総裁選への意欲を示す高市早苗経済安全保障担当相が勉強会を立ち上げたが、こうした動きが広がる可能性もある。

 公明党の山口那津男代表は取材に対し「深刻に受け止めなければならない」と述べるとともに、「右往左往するのではなく結束し政権を支える姿勢が必要だ」と訴えた。

 野党は国会論戦で攻勢を強める構えだ。立憲民主党の泉健太代表は取材に「首相の指導力のなさが支持率低下につながっている」と指摘。日本維新の会の馬場伸幸代表は、「経済対策などの中身が国民の意識と大きくずれている。このトレンドは変わらないのではないか」との見方を示した。

9001OS5:2023/11/20(月) 21:57:05
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-1055742.html
内閣支持率「危険水域」で“ポスト岸田”に急浮上した「上川陽子外相」と、“麻生の子飼い”で批判される「茂木幹事長」の差
2023/11/20 06:01デイリー新潮

内閣支持率「危険水域」で“ポスト岸田”に急浮上した「上川陽子外相」と、“麻生の子飼い”で批判される「茂木幹事長」の差

実務派として評価の高い上川陽子外務大臣(公式ホームページより)

(デイリー新潮)

過去最低
 発足から2年――。岸田政権の支持率低下が留まるところを知らない。時事通信社が11月11日から13日にかけて行った世論調査では、内閣支持率は先月から5ポイント下がり、21.3%。自民党が政権を取り戻した2012年以降で、過去最低となった。

 政治部デスクが言う。

「手がける政策がどれもインパクトに欠け、さらにピントもずれている。苦肉の策で打ち出した所得税・住民税の期間限定の定額減税も、全く響かないどころか、“いずれ増税が決まっているのに意味がない”“まさに今、物価高で困っているのにそれがわかっていないのか”“国民のこと考えるなら消費税減税でしょう”といった反発の声が上がり、支持率低下に拍車をかけています。さらに、副大臣、政務官らのスキャンダルが相次いで発覚。政権運営も不安定になってきている。自民党議員も“地元の後援者から岸田批判をされる”“今の政権のまま選挙になったら勝てる自信がない”と嘆いていますよ」

 となると、当然のように永田町では、“ポスト岸田”の話が囁かれ始めた。

「高市早苗氏が早速勉強会を立ち上げ、次の総裁選に向けて準備をしていますし、茂木幹事長も出馬には意欲的。なのですが、高市氏は激しい物言いや、極端すぎる政策に党内にも嫌う人が多く、さらに茂木幹事長は、現・岸田政権を支えているわけですから、変わり映えしない。じゃあ一体誰ならいいのか、という話の中で浮かび上がってきたのが、上川陽子氏なのです」

女性初の総理を
 上川氏といえば、過去に計3回も法務大臣を務め、先の内閣改造で外務大臣にも抜擢された人物である。党内きっての実務派として評価は高い。東大卒で当選回数も7回と、重鎮クラスではある。が、その一方で、目立った動きもなく、高市氏や野田聖子氏などと比べても、失礼ながら地味な存在だ。一体なぜ、上川氏の名前が挙がっているのか。その理由を自民党幹部が言う。

「まず一番は、女性初の総理をここで誕生させ、支持率浮揚のきっかけにしたいということ。でも、小渕優子氏や野田聖子氏はあまりにも国民の人気がなく、過去のスキャンダルが蒸し返されるだけで逆効果になってしまう。そんな中、実務派の上川さんにはそうした負のイメージはない。むしろ、法務大臣時代には、麻原彰晃らオウム真理教の幹部13人の死刑執行を決断した胆力もある。ドイツのメルケルさんのようなタイプの、質実剛健な総理になるのではないかと考えられているのです」

 とはいえ、上川氏は総裁選にこれまで出馬したこともなく、知名度は低いまま。いくら重鎮が推しているとはいえ、仮に彼女が立ち上がった場合、推薦人は集まるのか。そして、他派閥は彼女を応援するのだろうか。

9002OS5:2023/11/20(月) 21:57:16

彼女なら
「まさにそこがポイントなのですが、自民党の最大派閥である清和会(安倍派)が、彼女なら、と傾きつつあるというのです。というのも清和会は、安倍さんが亡くなって以降、未だに新しい領袖が決まらず、幹部5人による集団統治体制を敷いています。その中の誰か一人を総裁候補として担ごうものなら、瞬く間に派閥は分裂し、他派閥の草刈り場になりかねない。そのため、独自の総裁候補を立てることが難しいのです。そんな事情の中、上川さんは安倍さんからの信頼も厚かったということもあり、彼女なら推してもいいという流れが出来つつあります」

 さらに、総裁候補が見当たらない二階派や、菅前総理のグループも、上川待望論に異論はないという。

「ライバルとなるのは、茂木敏充幹事長でしょう。茂木さんは麻生太郎自民党副総裁と仲良く、茂木さんが総裁選に出るとなれば、麻生派の多くは彼を応援する可能性が高い。もちろん、自派閥である平成研も茂木さんを、となるでしょうが……」

 と、した上で、

「党内では今、麻生さんへの批判が強まっています。というのも、元を辿れば、前回の総裁選で、岸田政権を誕生させた立役者が、他ならぬ麻生さんなのです。その結果がこの支持率の超低空飛行なわけですからね。最近永田町では、“今の岸田政権は、麻生政権に似ている”と囁かれています。解散をせずにずるずる政権を引き伸ばし、政権交代を引き起こしたあの悪夢が蘇ると」

公認候補者を立てない
 そんな麻生氏といえば、地元福岡県の選挙区の一つ、第9区における候補者選定にも我儘を発揮している。自らが応援する候補者、三原朝利氏を出馬させたいがため、自民党福岡県連が行った党員投票で支持された参院議員の大家敏志氏を公認せず、さらに苦肉の策として、“そもそも公認候補者を立てない”という奇想天外な手に打って出たのだ。

「こうした上で、麻生さんは裏で三原氏を応援するつもりなんでしょう。それにしても、公認候補者を立てないなんて聞いたことがない。これも、自らが総理になりたいが故に、麻生氏の言うなりになってしまっている茂木幹事長の判断です。混乱が続く福岡の自民党関係者からは“茂木さんはそこまでして総理になりたいのか”といった声が上がっていますよ。仮に茂木氏が総理になっても、麻生さんの傀儡でしかないですから、岸田政権の二の舞になってしまうのでは」

デイリー新潮編集部

9003OS5:2023/11/20(月) 22:04:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef7b5b40e89f464104c14dd4192360041b299fdc
野党転落前夜?麻生政権末期に近づく 岸田内閣、止まらぬ支持率低下【解説委員室から】
11/18(土) 8:06配信


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時事通信
政権復帰後初の20%割れ―自民
訪米前に記者の取材に応じる岸田文雄首相=11月15日夜、首相公邸

 時事通信社の11月世論調査で、岸田文雄内閣の支持率は21.3%(前月比5.0ポイント減)、自民党の支持率は19.1%(同1.9ポイント減)で、いずれも岸田政権発足以来の最低を更新した。特に、自民党の支持率が20%を切ったのは、2012年12月の政権復帰後、初めて。岸田政権に対する有権者の厳しい評価は、衆院選惨敗で野党に転落した麻生太郎政権末期に近づきつつあることが、調査結果から読み取れる。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【ひと目でわかる】政党支持率の推移

 調査は10〜13日に、全国18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は57.2%。それによると、岸田内閣の不支持率は53.3%(同7.0ポイント増)、「わからない」が25.5%(同1.9ポイント減)。世代別の支持率を見ると、「18歳〜29歳」で若干持ち直したが、それ以外の世代では全て減少。50歳代以下の世代はいずれも2割に届かず、60歳代も22.0%(同10.4ポイント減)と大きく落ち込んだ。不支持率は全世代で上昇した。

 性別では、男性の支持率は21.8%(同8.1ポイント減)、不支持率は56.2%(同9.3ポイント増)。女性の支持率は20.7%(同1.8ポイント減)、不支持率は50.3%(同4.6ポイント増)。男性の支持が大幅に低下した結果、男女がほぼ同水準となった。

 自民支持層の内閣支持も50.0%(同10.7ポイント減)と大きく減り、「支持政党なし」(無党派層)の内閣支持も13.9%(同3.2ポイント減)で、低下した。

 一方、自民党支持(19.1%)の性別では、男性22.5%(同2.3ポイント減)、女性15.5%(同1.5ポイント減)。女性の支持が低い。世代別では、50歳代以下は全て2割に届かず、15%前後。60歳代が20.1%、70歳以上が28.4%。このうち、60歳代は、前月比9.9ポイント減で、内閣支持率と同様に大幅に下落した。

9004OS5:2023/11/20(月) 22:04:27
「民主主義の危機」菅政権より進む
記者会見で一礼する菅義偉首相(当時)=2021年8月17日、首相官邸

 今回の結果を、菅義偉前首相が党総裁選への不出馬を表明する直前の菅内閣(21年8月調査)、衆院選を控えた麻生内閣(09年7月調査)とそれぞれ比べると、菅内閣よりはるかに厳しく、麻生内閣に迫りつつあることが分かる。それによると、菅内閣の支持率は29.0%、不支持率は48.3%。自民党支持率は23.7%で、同党支持層の内閣支持率は59.4%だった。

 政界では、内閣支持率と自民党支持率を足した数字が50%を切ると、政権維持に早晩行き詰まる、との説(青木の法則)が広く知られる。菅政権は1回も「青木の法則」を下回ることがないまま、退陣に追い込まれた。岸田政権は、「青木の法則」から約10%も割り込んでおり、政権運営がはるかに厳しい状況にあると言える。

 岸田首相は21年9月の党総裁選で、当時の菅政権を「国民の声が自民党に届いていない。民主主義の危機」と断じ、厳しく批判した。調査結果は、岸田政権で「民主主義の危機」が、菅政権より進んだことを示している。

自民支持層の内閣支持、麻生政権と同水準
内閣総辞職の後の記者会見で、言葉に詰まる麻生太郎首相(当時)=2009年9月16日午前、首相官邸

 一方、麻生内閣の支持率は16.3%(不支持64.2%)、自民党の支持率は15.1%。「青木の法則」から、2割近く割り込んでいる。また、自民支持層の内閣支持率は48.0%、無党派層では11.1%。内閣、自民党の支持率とも、麻生内閣より若干高いが、自民支持層、無党派層の内閣支持率は、麻生内閣時の水準に迫りつつある。今後、内閣、自民党の支持率低下に歯止めがかからなければ、政権交代前夜の麻生内閣の様相を呈することになろう。

 もっとも、岸田内閣と麻生内閣で、決定的に異なる点が一つある。それは、野党の支持率だ。岸田内閣の支持率低下が進んでも、野党の支持率は低迷したまま。これに対し、麻生内閣当時、野党第1党・民主党の支持率は18.6%で、自民党を上回っていた。政権批判票の受け皿ができていたことが、直後の衆院選で自民党の惨敗、野党転落につながった。

 今回11月の世論調査での、自民党以外の支持率は、維新4.6%(前月比0.7ポイント増)、公明4.1%(同1.0ポイント増)、立憲民主2.7%(同0.4ポイント減)の順。これに、れいわ新選組の1.6%(同0.5ポイント増)が続き、共産(1.1%)と国民民主(0.9%)を上回った。「支持政党なし」は62.5%(同1.4ポイント増)。

 政党支持率は、「自民1強」「他弱野党」の状態。自民支持から離れた有権者は、既成野党には向かわず、野党全体で支持の分散化が進みつつあることがうかがえる。岸田首相は年内の衆院解散を断念し、経済対策の実行に全力を挙げる考えだ。

 こうした状況を踏まえ、次期衆院選を占うと、カギを握りそうなのは、野党側の候補者調整と無党派層の動向。岸田首相が現状で解散しても、小選挙区で野党の候補者が乱立し、投票率(前回21年10月は55.93%、自民が惨敗した09年8月は69.28%)が上がらなければ、自民党の議席(262、過半数は233)は、それほど減らないかもしれない。

9005OS5:2023/11/22(水) 07:35:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/40667cbe9198d20bf921d3482674b9d2441c91f7
派閥資金疑惑に立民照準 自民、問題拡大に危機感
11/22(水) 7:11配信

時事通信
岸田文雄首相に質問する立憲民主党の泉健太代表=21日午後、国会内

 立憲民主党は21日の衆院予算委員会で、岸田文雄首相が会長を務める自民党の宏池会(岸田派)など5派閥の政治資金パーティー収入不記載疑惑に照準を合わせ、攻勢を強めた。

 疑惑が拡大しかねない状況に、自民党内では危機感が広がった。

 「本当のことを語ってほしい。もう報告を受けているか。改善は指示したか」。立民の泉健太代表は首相にこう迫った。首相は岸田派について収支報告書を訂正したとの報告を受けたと説明し、「今後、適切に対応するよう努める」と強調した。

 疑惑は5派閥の政治団体がパーティー券収入計約4000万円分に関して、収支報告書に記載していなかったというもの。収入の一部が裏金化しているのではと疑う向きもあり、泉氏に続いて質問に立った大西健介氏は「これほど多額の不記載を単純なミスと見ることは難しい」とし、会計帳簿の公開などを求めた。

 首相は「各派閥が説明責任を果たすべきだ」と述べる一方、裏金づくりとの指摘については「(パーティーの)対価の総額は変わっていない」と否定した。大西氏は行政府の長が派閥会長を続けるのは問題だとして辞任を求めたが、首相は「現職の首相が派閥会長を続けた例はいくつもある」と応じなかった。

 立民の大西氏や本庄知史氏らは5派閥の一つ、平成研究会(茂木派)事務総長の新藤義孝経済再生担当相にも説明を要求。しかし、新藤氏は「政府にある立場として答えは差し控える」と繰り返し、野党は納得せず審議は一時中断した。

 新藤氏は「趣旨は(派閥に)伝えたい」と語るのが精いっぱいだった。清和政策研究会(安倍派)事務総長経験者の松野博一官房長官と西村康稔経済産業相も質問を受けた。

 今後、5派閥に説明を求める声が強まるのは必至だ。告発を受けた5派閥に所属する国会議員は、自民議員の約8割に上り、党内からは「真相が明らかになったらどうなるか分からない」(中堅)と不安の声が漏れる。東京地検特捜部の捜査を見守るしかないのが実情だ。

 立民は疑惑について「自民党の大きなダメージになる」(ベテラン)とにらむ。衆院予算委理事会では派閥幹部名簿の提出を要求。自民党が拒否すると、野党筆頭理事の逢坂誠二・立民代表代行は記者団に「派閥が自民党の組織ではないと思っている国民はいない」と述べ、揺さぶりを強めた。

9006OS5:2023/11/26(日) 08:41:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd9d6b8ce3bbaee5c94bb2e76685143180577bfb

森喜朗氏、今こそ安倍派が支えるべき  年内解散、まだ可能性ある
11/26(日) 8:02配信

北國新聞社
衆院予算委員会に臨む岸田文雄首相(中央)=22日、国会内

  ●極めて軽率

 (東京五輪の招致活動で機密費を使って贈答品を渡したという)馳浩知事の発言は軽率も軽率、極めて軽率です。知ったかぶりをして言ったんでしょう。すぐに全て撤回したのはよかったですがね。

 だいたい馳さんは、スポーツだとか五輪だとか得意分野で調子に乗りすぎるところがあります。「俺はこんなこともしてきたんだ」と誇示したかったのでしょう。私に言わせれば、幼いというか、いまだに学生気分、選手気分が抜けていない、かわいらしさがあります。

 ただ、相手との面会や交渉の内容をしゃべり過ぎたり、ブログに載せたりすると、せっかく良好な関係を築いた富山や福井の知事からも警戒されかねません。大知事を目指すのなら、言動だけで注目を集めるのでなく、広い視野に立った政策で「なるほど」とうならせないといけません。

  ●亀井氏が画策

 目下、岸田内閣の支持率が下がっています。高市(早苗経済安全保障担当相)さんが勉強会を始めるなどいろんな動きが出てきましたが、高市さんは内閣の一員なんだから今は助けてあげるべきではないでしょうか。こんな時こそ、自民党は踏ん張って岸田(文雄)総理を支えないといけません。

 この前、亀井(静香)さんから電話があって「いっぺん集まらないか」と言うんです。私は「足が悪いから無理だ」と断りました。小泉(純一郎)さんや山崎(拓)さんにも声を掛けているようで、何かを画策しているんですよ。だからと言って党内で「これは大変だ」とはなりません。「年寄り連中が何を考えてんだ」と言われるだけですよ。総理があっぷあっぷで溺れそうになっているところを頭の上から押さえつけることないでしょう。みんな自民党の仲間じゃないですか。

 麻生(太郎)さんはどこまで本気で岸田さんを支えるつもりか分からないし、茂木(敏充)幹事長も自分からは仕掛けられなくても次にやりたくてしょうがない。

 だから今こそ、清和政策研究会(安倍派)が岸田さんをしっかり支えないといけない。

 岸田さんを総理に、という原点は安倍(晋三)さんの意向です。岸田さんもわが派に配慮してくれているじゃないですか。幹部の「5人衆」は今もいいポストに収まっていますし、初入閣もちゃんと2人起用してくれた。それなのに、ピンチになったら急に手のひらを返すようなまねをしてはいけません。この苦難をともに乗り切る覚悟が必要です。それが安倍さんの遺志でもあると思いますよ。

 近々また5人が集まるようです。5人には「次の選挙までには決めろ」と言っていますが、会長が決まりそうな雰囲気はありません。いつまでもグチグチ言ってないで、西村(康稔)さんなのか萩生田(光一)さんなのか早く誰かが覚悟と責任を示すべきです。減ったとはいえ99人の議員を抱えている大派閥なんですから。

 このままだと結局、私がわざと会長を決めるのを先延ばししているんじゃないかと邪推されるんです。会長不在の方が森は影響力を発揮しやすいだろう、などと思われるのは大変心外です。

 福田達夫(元総務会長)さんは「リーダーが必要だ」と現在の集団指導体制に異を唱えました。若手らしい正論です。佐々木(紀衆院議員)さんと同じ4期でしょ。こういうことを、本当は佐々木さんに言ってほしいのです。

  ●「しっかり頑張ります」

 岸田さんには「自分が辞めたら誰がやるんだ、そういう気概でやりなさい」と励ましました。「しっかり頑張ります」と言っていましたよ。幸い、最近も岸田さんの表情は明るい。歩いている姿も下を向いていないし、堂々としたものです。大変な時期でも、そういう姿勢は実にいい。

9007OS5:2023/11/26(日) 08:41:18
 私が多少心配しているのは、岸田さんは人が良すぎることなんです。宏池会(現岸田派)は伝統的に大蔵省に近いですが、岸田内閣も財務省のペースに乗せられている。最近は外務省の言いなりにもなって、バイデン米大統領に高い買い物をさせられている。軍事的圧力を増す中国とどう対峙するかを考えた時、ロシアとの関係はどうあるべきなのか。日本の安全保障をしっかり見据えて戦略的に対応すべきだと思います。

 内閣支持率が20%台になると騒がしくなりますが、私が総理の時は一切無視しました。小渕(恵三)さんの後を救援した私は「やれるところまでやったら、いつでもやめてやる」と思っていましたから。

 年内の衆院解散は見送りという報道が出ましたが、まだ分かりませんよ。岸田さん本人は何も言ってませんからね。党内をあっと言わせるために、解散に持ち込む可能性はまだありますよ。

 今の状況をがらっと変えるために、一度思い切ってやってもいいんじゃないですか。私も内閣支持率20%台で解散に踏み切りましたが、負けませんでしたよ。(談)

9008OS5:2023/11/27(月) 10:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c06ac3ee67abfd9930f2b8dbfd856595402e358
「岸田離れが始まった」自民内で広がる遠心力 保守層つなぎ留めへ麻生氏を皇位継承懇談会座長に
11/27(月) 9:50配信

西日本新聞
岸田文雄首相

 自民党の保守派内で岸田文雄首相(党総裁)の遠心力が強まっている。公然と首相を批判する声が上がり、高市早苗経済安全保障担当相は保守系議員の糾合とも取れる勉強会を設立。内閣支持率が過去最低に落ち込む中、「岩盤支持層」とされる保守層が離反しているとの焦りがにじむ。首相は、安定的な皇位継承策を議論する総裁直轄組織を新設するなど保守派のつなぎ留めに腐心する。


 「安倍政権を支えた岩盤保守層が離れてしまった」。14日、安倍派の高鳥修一衆院議員は党有志の会合ではばかることなく恨み節を口にした。高鳥氏は首相が成立にこだわったLGBTなど性的少数者への理解増進法が保守層の反感を買ったと指摘。「内閣や自民の支持率が軒並み下がった大きな要素だ」と不満の矛先を首相に向けた。

 翌15日には、前回の総裁選で安倍晋三元首相を後ろ盾に善戦した高市氏が、安保関連の勉強会「『日本のチカラ』研究会」を立ち上げ。この日の出席者は高市氏を含め13人にとどまったが、入会は45人とされる。

 「現職閣僚が同僚議員と一緒に勉強することの何が悪いのか」と平静を装う高市氏に対し、自民内には「総裁選への足場固め。『岸田離れ』が始まった」(ベテラン)と波紋が広がる。

 伝統的にハト派でリベラル志向とされる宏池会(岸田派)の会長でもある首相。防衛力強化などタカ派的な政策を推し進めるなど、意識的に保守派の取り込みに注力してきた。

 しかし、報道各社の世論調査で内閣支持率は軒並み20%台に急落。自民が2012年に政権を奪還して以降、最低に沈む調査も多い。それに引きずられるように自民の支持率も下落している。LGBT理解増進法などで「保守の支持基盤が失われている」との見方もあり、くすぶる不満が表面化し始めている。

 一方の首相は保守層の引き留めに神経をとがらす。

 党内に皇位継承に関する懇談会を設置し、17日に初会合が開かれた。同様の組織はこれまでもあったが、総裁直轄機関に格上げして本気度を演出した形だ。座長に麻生太郎副総裁を据え、メンバーには男系男子を重視する保守派の重鎮議員も顔をそろえた。

 ただ、以前の懇談会は活動が低調で、昨年の会合は1月の1回きり。先延ばしできない重要課題とはいえ、自民幹部は「急に言い始めた。不自然だ」と戸惑う。別の自民関係者は「保守層の取り込みと思われても仕方ない。議論が紛糾するようなことになれば、もっと支持を失う」と話した。

 (大坪拓也、坂本公司)

西日本新聞

9009OS5:2023/11/28(火) 17:58:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e76bf122fabb5480b79b5855e6305cacc25197c6
支持率21%「ポスト岸田」でうごめく6人 大穴の上川陽子氏の弱点は「タカ派」と「経済」 古賀茂明
11/28(火) 6:32配信

AERA dot.
古賀茂明氏

 岸田文雄内閣の支持率が急落している。11月の世論調査によると、共同28.3%、時事通信21.3%、読売24%、毎日21%、朝日25%と驚くべき凋落だ。自民党支持率も時事19.1%、読売28%、毎日24%、共同34.1%、朝日27%と急落している。内閣支持率と自民党支持率の数字を足したものが時事と毎日では50を割り、読売と朝日も52となった。50を割ると首相はほどなく退陣するという「青木の法則」(青木幹雄元自民党参議院議員会長が唱えた)が当てはまると話題になっている。


 その最大の原因は、岸田首相個人への落胆、憤り、不信が極度に増大していることにある。

「地味だけど真面目そう」「安倍晋三氏や菅義偉氏と違い優しそう」「宏池会出身、広島選出で平和主義者」といったイメージがここにきて一気に崩れた。防衛費爆増の財源として増税を予定しながら、解散総選挙を狙って、増税イメージ打ち消しのために打ち出した突然の減税宣言は、支離滅裂だと酷評された。減税が悪いということではなく、岸田氏の政策が、国民のためではなく、自分の政権維持のためだと国民に見透かされ、岸田氏の人格自体に負の烙印が押されてしまったのだ。

 副大臣・大臣政務官の辞任ドミノ、自民党5大派閥による総額4000万円の政治資金収入隠し疑惑、官房機密費を使用した東京五輪誘致のための賄賂工作疑惑などと続くスキャンダルへの不誠実な対応もまた岸田首相への信頼を大きく傷つけた。こうしたことが起きるたびに自民党他派閥が背後から首相批判の攻撃をするのも影響している。

 こうした状況を見て、私が思い出すのは、麻生太郎政権末期の様子だ。2008年12月頃から翌年春にかけて、麻生不人気は極限に達し、支持率13.4%、不支持率76.6%(共同)にまで下落した。今でも印象に残っているのは、こんな冗談だ。

「ある小学校で女性教師が授業中に先生に隠れて漫画を読んでいた男の子に注意した。〇〇ちゃんだめよ。漫画ばかり読んでると麻生総理大臣みたいになっちゃうわよ」と。

 一国の首相がここまで馬鹿にされるのは異例だ。

 こうなると、麻生氏の言動全ては悪く解釈され、支持率回復は不可能。衆議院議員の任期満了ギリギリまで解散もできず、最後にやぶれかぶれの解散総選挙を行ったが、民主党に大敗し、自民党は政権を失った。

 岸田氏が、増税メガネ、さらには増税クソメガネというあだ名をつけられて馬鹿にされる状況はこれに酷似している。

 だが、実は、違うことが二つある。

 一つは、麻生氏が衆議院任期まであと1年で政権に就いたのに対し、岸田首相の場合は、衆議院の任期まであと2年近くあるため、その間は首相が解散しない限り選挙の審判を受けなくてよいこと。

 もう一つは、麻生氏の時は、民主党が破竹の勢いで支持を拡大中で選挙をすれば自民党大敗が確実な状況だったが、今の野党には政権交代する勢いは全くないということだ。

 そこで、首相としてはこの二つの違いを利用した戦略が可能になる。

 一つは、選挙なしで来年秋の自民党総裁選までなんとか低空飛行を続けること。その間に、支持率の若干の回復を図り、党内派閥の談合により、再選を果たす。その後、衆議院の任期が来るまでの1年以内に支持率をさらに回復して解散総選挙を行い、負けを最小限に抑えて、党内の退陣要求を抑え込む。「時間稼ぎ」の戦略だ。

 もう一つは、立憲民主党の人気が低迷し、日本維新の会も準備が整わないうちに解散し、過半数プラスアルファで「勝利」宣言をして、党内の岸田おろしを封じる戦略だ。野党が政権交代できる体制にないことを利用するわけだ。来年度のばらまき予算を成立させ、減税が施行される来年6月以降が一つのタイミングになる。

 それを狙っているのだろうか、来春には、「国賓待遇」で米国を訪問すると報じられた。国賓待遇だから、普通の訪米よりもはるかに手厚いもてなしを受け、議会での演説など見せ場も設定されるだろう。バイデン大統領とハグして「ジョー」「フミオ」と呼びかわし、バイデン氏に肩を抱かれてフラッシュを浴びる。世界一の大国アメリカの大統領との親密さを見せつける政治ショーで支持率を急回復させたいという「夢」を岸田首相は抱いているのだろう。

9010OS5:2023/11/28(火) 17:58:49
しかし、国民はそれほど馬鹿ではない。どんな戦略でも事態打開は至難の業。

 それを見越して、すでに岸田首相を退陣させて総裁選を前倒しで行い、人気のある総裁を選挙の顔にして解散総選挙に打って出るという話が自民党内では始まっている。

 では、誰を新総裁にするのか。そこには二つのポイントがある。

 一つは、選挙に勝てる顔かどうか。

 もう一つは、自民党や各派閥の利権を守れるかどうかだ。

 ただし、この二つは二律背反になる。利権政治家だと見られれば、国民人気を失い選挙の顔には不向きとなるからだ。

 こうした観点から、ポスト岸田について見ていこう。

 次の総裁候補としては、最近の世論調査で、小泉進次郎元環境相の人気が急上昇している。

 クリステル夫人との間に第二子が誕生したことで露出度が高まったのが最大の理由だが、最近はライドシェアの超党派勉強会を立ち上げるなど、政策面でのパフォーマンスも拡大中だ。ただし、総裁選に向けた準備は行なっていないようで、今回の立候補はないように見える。

 2番人気は、石破茂元幹事長だ。石破氏は、自民党以外の有権者、特にリベラル層にも支持を受ける。選挙の顔としては魅力的だ。

 一方、石破氏はかつて安倍元首相と激しく対立したために安倍派の反発が非常に強く、他派閥からも唯我独尊という批判が聞かれる。自分の派閥も消滅しており、党内基盤はきわめて弱い。

 そこで、岸田氏に恨みを持つ二階俊博元幹事長や菅元首相などの支持を得る方法が考えられる。そうなれば、一気に本命になるかもしれない。

 3番人気は僅差で河野太郎氏だ。人気は高く無党派にも強いのが選挙の顔として優位に立てる材料だ。ただし、マイナンバーでつまずき人気に少し翳りがあるのが気になる。

 一方、人気の源でもある既得権に切り込む改革派としての過去の行動や脱原発の姿勢が警戒され、党内基盤の拡大には苦戦しているようだ。自分の派閥の麻生元首相の支持もまだ得られない。菅氏や小泉氏、さらには石破氏の支持を得ることで支持を広げたいというところだろう。

 国民の立場から言えば、解散総選挙なしのまま自民党政権を続けざるを得ないという状況の中では、せめて石破氏や河野氏のように、従来型の自民党派閥談合政治にノーと言える政治家を総裁に選ぶ良識を自民党に求めたいところだ。

 4番手に挙げられる高市早苗氏は早くから立候補に意欲を示している。

 岩盤右翼、特に安倍元首相の支持層に強いため、一定の支持を集めるポテンシャルはあるが、党内では嫌われ者なので、現状では立候補のための20人の推薦人集めも難しく、仮にできても過半数の支持には到底届かないだろう。そもそも、こんな人が首相になったら、日本の政治は右翼層に乗っ取られて大変なことになる。国民の立場からは絶対に避けたい選択だ。

 世論調査では目立たないものの、この他に政治部記者などの間で名前が挙がるのが茂木敏充幹事長だ。派閥領袖に取り入るのが上手く、特に、麻生元首相の評価は高いと言われる。利権政治家の顔も持ち、派閥の支持は取り付けやすそうだが、国民人気はほぼゼロ。パワハラのエピソードがたくさんあるとの悪評が高く、選挙の顔には向いていない。

 さらに、目立たない実力者として林芳正前外相がいるが、岸田派のナンバー2の立場上、岸田内閣の下では動きにくく、岸田氏が責任を取らされた後にその一の子分が総裁になるのは党内の理解を得られない。

 以上は有名な政治家であるが、ここへきて、これまで無名の上川陽子外相の名前が挙がり始めた。華がなく地味な印象だが、女性ということで急激に注目度が上がっている。英語が堪能などの面が知られるようになれば、新鮮さもあって支持が伸びる可能性がある。高市氏を悪役に仕立てて「女の戦い」を演出できればなおさらだ。

 しかし、この人は、法相を3回務めている間に16人もの死刑を執行した実績の持ち主で、タカ派の顔を持つ。岸田派ではあるが、むしろ安倍元首相の寵愛を受けたこともあり、人柄が知れるにつれて、逆に人気が落ちるリスクもある。

 また、経済政策に関する実績がほぼゼロで、日本の最大の課題である経済再生に不向きなことが致命的な弱点だ。

 いろいろと書いてきたが、読者からはこんなヨタ話なんか聞きたくないとお叱りを受けるかもしれない。確かに日本の経済はボロボロなのに、国会では亡国予算と言われる23年度補正予算が成立する見込みだが、その間も、日本経済の危機は日々深刻化している。そんな時に「ポスト岸田」の政局話かと思うのも無理はない。

9011OS5:2023/11/28(火) 17:59:17

 しかし、実際の政治では、むしろポスト岸田の話で持ちきりという感じで、危機感は全く感じられない。

 タイタニック号が氷山にぶつかる前に船内の客室でダンスに興じる男女にも似た自民党議員の「政局ダンス」。誰もが踊らなくてはと浮き足立っているが、いつになれば本当の危機に気づくのか。

 総裁選前倒しなら、全国の党員を含めたフルスペックの選挙は行われない可能性が高い。国民の声を全く聞かずに国会議員票による事実上の派閥談合決着となるわけだ。ふざけるなという国民の怨嗟の声が今から聞こえるようだ。

 自民党議員と同じ船に乗る私たち国民は、今すぐにその舵を自民党から奪い取らないと、本当に日本はこのまま氷山にクラッシュ、沈没ということになりそうだ。そのためには、政局ダンスに興じる自民党議員に警鐘を鳴らすしかない。

 選挙の道を封じられた私たち国民としては、声を上げることしか残された手段はないようだ。

古賀茂明

9012OS5:2023/12/01(金) 11:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3a5b0379b521b5e610e46dc25accd151718d985
安倍派パーティー券1億円裏金か ノルマ超、議員側に還流
12/1(金) 11:07配信
共同通信
 自民党各派閥の政治団体による政治資金パーティーを巡る問題で、清和政策研究会(安倍派)がパーティー券の販売ノルマを超えて所属議員が集めた分について、議員側に還流させるキックバックを続けてきたとみられることが1日、関係者への取材で分かった。政治資金収支報告書に記載されず、最近の約5年で1億円規模が裏金になった可能性がある。東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで安倍派を重点的に調べている。

 関係者によると、自民党の各派閥は1枚2万円が相場のパーティー券の販売ノルマを所属議員に課しており、当選回数や閣僚経験が増えればノルマの枚数が多くなる。

 ノルマを超えた売り上げが派閥からキックバックされ、議員側の収入になる運用があるとされる。派閥の支出と議員側の収入を収支報告書に記していれば問題はない。だが安倍派では適切な記載がされず、多額が裏金になっていたとみられる。こうした運用が長年続いており、特捜部は事務的なミスではなく、故意性が強いとみているもようだ。

9013OS5:2023/12/01(金) 21:49:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b00e66a4c62722f26d456ee774e4926cf7dfd889
岸田首相と閣僚14人、大規模パーティー28回開催…自粛求める「大臣規範」が形骸化
12/1(金) 20:26配信

読売新聞オンライン
閣議に臨む岸田首相(中央)ら(9月)

 岸田首相と閣僚14人が2022年、政治資金規正法で「特定パーティー」とされる収入1000万円以上の政治資金パーティーを計28回開いていたことが、同年分の政治資金収支報告書で分かった。大規模パーティーの自粛を求めた「大臣規範」の形骸化が進んでいる実態が明らかとなった。

(写真:読売新聞)

 読売新聞が、総務相と各都道府県選挙管理委員会に提出された22年分の資金管理団体と政党支部の収支報告書に基づき、首相と第2次岸田内閣、第2次岸田改造内閣の閣僚36人について集計した。22年末時点で現職議員ではない元閣僚2人は、代表を務める資金管理団体と政党支部がないため、対象から外した。

 特定パーティーの収入が最多だったのは首相で、東京都内や地元の広島で計7回にわたって開催し、総額は1億4871万円に上った。林外相(当時)が6回で8150万円、加藤厚生労働相(同)が2回で5884万円、高市経済安全保障相が1回で3987万円と続いた。

 01年に閣議決定された大臣規範には、「政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」と明記されているが、「大規模」の基準は示されていない。政治資金規正法で開催日や場所などの報告が義務づけられる特定パーティーは収入1000万円以上であることから、この金額が「大規模」の目安とされている。野党は首相の特定パーティー開催の頻度の多さを問題視している。

9014OS5:2023/12/02(土) 07:58:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/205f97d2f22d9bd1e880fe46f153444cc07fb7b7
パー券収入不記載、相次ぎ発覚 派閥から議員へ還流疑惑 識者「政界全体へ波及も」・政治資金
12/2(土) 7:08配信

時事通信
 11月30日までに公開された2022年の政治資金収支報告書では、パーティー券などの収入不記載が相次いで発覚した。

 自民党安倍派が販売ノルマを超えた収入を所属議員側に還流させ、裏金づくりをしていた疑いも浮上。識者は「政治資金パーティーは与野党問わず開いており、疑惑が政界全体に広がる可能性もある」と指摘する。

 政治資金規正法は、1回の政治資金パーティーで20万円超の支出をした個人・団体名や金額の記載を義務付けている。22年の収支報告書では、購入側が20万円を超える額を記載しているのに、主催者側に記載がなかったり、過少に記載されたりしている例があった。

 自民党のある派閥から28万円分を購入した政治団体の担当者は「買う側はルールにのっとって、一定額を超えたものは記載している。派閥側の不記載にはコメントしようがない」と困惑する。

 別の派閥から26万円分を買った政治団体の担当者によると、同じパーティーでも国会議員ごとに購入し、別々に代金を振り込むという。今回、派閥側で実際より2万円過少記載されていたことが判明し、「派閥内の集計作業の過程で金額がずれたのでは」と推測した。

 ある派閥の議員秘書は「どの団体と付き合いがあり、パー券をいくら買ってもらっているかなんて(他の議員に)知られたくない。全部表に出したら(得意先を)取られてしまうかもしれない」と事情を明かす。一方、派閥側の関係者は「議員から報告がなければこちらは把握できない」と釈明した。

 先月30日には安倍派の塩谷立座長が記者団に対し、所属議員の経歴に応じてノルマがあり、ノルマを超えた分の還流も「あったことはあった」と認めたが、還流についてはその後撤回した。

 政治資金に詳しい日本大の岩井奉信名誉教授(政治学)は「撤回したとはいえ、派閥の座長が認めた意味は大きい。横行していたことがあからさまになった」と話す。「長年繰り返されていればミスでは済まない。派閥を挙げた裏金づくりであればただごとではなく、本格的な捜査に発展する可能性が高まった」と語った。

9015OS5:2023/12/02(土) 07:58:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023120101148&amp;g=pol&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=link_back_auto
巨額裏金疑惑、自民に動揺 広がる疑心、口つぐむ幹部―安倍派パーティー券不記載
2023年12月01日20時15分


記者会見する立憲民主党の泉健太代表=1日午前、国会内

 自民党派閥のパーティー券収入不記載問題に絡み、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)が巨額の裏金づくりを続けていた疑いが発覚した。岸田政権の中枢にいる同派歴代幹部が事情を知っている可能性もあり、野党からは「リクルート事件以来の大事件」との声さえ出る。求心力低迷に苦しむ岸田政権に追い打ちとなるのは必至だ。

 「この場は政府の立場としてお答えしている。個々の政治団体や私の政治活動については差し控える」。1日、安倍派で「閥務」を取り仕切る事務総長を務めていた松野博一官房長官の記者会見は裏金疑惑に質問が集中したが、松野氏は事実上のノーコメントを繰り返した。
 同派の裏金の総額は2022年までの5年間で1億円以上に上るとみられ、東京地検特捜部が捜査を進めている。この間の事務総長は、松野氏が19年9月から21年10月まで、その後西村康稔経済産業相が22年8月まで、高木毅自民党国対委員長が現在まで務める。
 幹部らは1日、一様に「貝」となった。安倍派座長の塩谷立元総務会長は午前、「事実関係を精査する」とコメントした後、報道陣の取材を振り切った。高木氏も国会から雲隠れし、西村氏は閣議後の記者会見で「個々の政治団体の話なので答えを控えたい」と語った。
 パーティー券収入の一部を払い戻すキックバックについては、塩谷氏が前日、派内で行われていたことを一時認めたが、すぐさま撤回。参院安倍派会長を務める世耕弘成参院幹事長は1日の会見で、自身がキックバックを受けたことはないか問われ、「慎重に事実関係を調査し、適切に対応させたい」と直接の回答を避けた。
 政府・自民党内ではパーティー券収入不記載問題が明るみに出て以降、裏金づくりの存在がささやかれ「この件はさらに進展する」(自民関係者)との見方が広がっていた。
 ある安倍派関係者は「安倍派の事務処理がずさん過ぎる」と述べつつも、「うちだけで収まる話のわけがない。他派閥もやっていることだ」と党内に疑いの目を向ける。他派閥の閣僚経験者からも「裏金というと聞こえは悪いが、パーティー券をノルマ以上に頑張って売ってくれた人にお返しするということ。悪質とまでは言えないのではないか」と同情する声が漏れる。
 立憲民主党の泉健太代表は1日の会見で、「他派閥でも行われたと想像するのは当然だ」と強調。「この(臨時)国会で岸田文雄首相や自民党に説明を求める」と明言した。
 「政治とカネ」の問題では、東京都江東区長選を巡り、自民党の柿沢未途前法務副大臣に対する東京地検特捜部による買収容疑での捜査も進んでいるもよう。政府関係者は「『裏金』スキームは悪質。年明け以降、捜査が本格化するだろう」との見通しを示しており、来年1月の通常国会でも自民党の政治資金の在り方が主要テーマとなる可能性がある。
 党内では「これでは衆院解散などとても打てない」(中堅)との空気が大勢を占めつつある。岸田文雄首相は訪問先のドバイで「情勢を確認して答えたい」と述べるにとどめ、政府高官は「当面様子を見るしかない」とうめいた。

9016OS5:2023/12/02(土) 08:00:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/a96ac157198feac1be9dae3bde937af89684d901
安倍派「裏金」疑惑、自民に逆風必至…松野官房長官ら要職多数で政権にも影響か
12/2(土) 7:05配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党5派閥が政治資金パーティーの収入を収支報告書に過少記載したとして告発された問題は、最大派閥・安倍派による組織的な裏金作りの疑いが浮上する事態に発展した。党全体への逆風が強まるのは必至で、岸田首相の政権運営に影響する可能性も出ている。

言及避ける
 「慎重に事実関係を調査確認の上、適切に対応していくことが重要だ」

 同派所属の世耕弘成参院幹事長は1日の記者会見でこう述べ、裏金疑惑について言及を避けた。

 自民内では、新たな「政治とカネ」の問題の浮上に危機感が広がっている。読売新聞社の世論調査では夏以降、内閣支持率が続落する一方、自民支持率は大幅には落ち込まず、3割前後で推移してきた。党幹部は「かなりまずい事態だ。個別の派閥の不祥事とはいえ、党全体に批判が飛び火する。党支持率も下がる」と危惧する。

 連立を組む公明党からも苦言が相次いでいる。石井幹事長は1日の記者会見で「国民の信頼が得られるような誠実な対応に努めてほしい」と求めた。

不信の目
 安倍派は松野官房長官、西村経済産業相、萩生田政調会長ら「5人衆」が中枢を担う。いずれも岸田政権の要職に就いており、国民の不信の目が党や政府に向けられる事態は避けられない。松野氏は1日の記者会見で裏金作りについて問われ、「政府の立場としてお答えは差し控える」と繰り返したが、政府内からは「説明責任を果たさないと、疑惑は深まるばかりだ」(高官)との声があがっている。

野党追及
 野党は国会審議などで追及を強める構えだ。立憲民主党の泉代表は1日の記者会見で「安倍派に限らず、他派でも行われていたのではないか。説明責任を果たしてもらわねばならない」と語気を強めた。日本維新の会の音喜多政調会長は「政治とカネの問題は最も国民の信頼を失う。ゆゆしき事態だ」と批判した。

9017OS5:2023/12/02(土) 08:01:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae33d8ea7ddd69058d9384c6b0106cb40aeb6bd3
自民安倍派、政治資金パーティー還流分の数億円を不記載か 東京地検特捜部が立件視野
12/1(金) 18:58配信

産経新聞
安倍派を巡るパーティー券収入の流れ

自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の平成30年〜令和4年分の政治資金収支報告書に、パーティー券販売に応じて所属議員にキックバック(還流)される寄付が記載されていないことが1日、分かった。安倍派の還流分は5年間で数億円に上る可能性があり、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の疑いでの立件も視野に調べている。

自民党関係者によると、自民党の派閥は年に1度、政治資金パーティーを開催。所属する国会議員には、当選回数などに応じ、派閥のパーティー券(1枚2万円)の販売ノルマを課している。ノルマ超過分は一部や全額を所属議員に還流し、大半の派閥は政治資金収支報告書に寄付として記載してきた。

複数の安倍派関係者によると、安倍派でもノルマ超過分を所属議員に還流する慣例があるが、超過分の一部や還流された分は派閥や担当議員の収支報告書には記載されてこなかったという。

安倍派の平成30年〜令和4年の収支報告書によると、パーティー収入は5年間で総額約6億6千万円。パーティー収入を還流したとみられる記載は確認できなかった。ノルマ超過分は議員により数万円から100万円を超えるとされ、安倍派全体では5年間で総額数億円に上る可能性がある。

超過分の一部や議員への還流分をパーティー収入や寄付として派閥や議員の関連団体の収支報告書に記載していない場合は、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)に問われる疑いがある。

安倍派の塩谷立座長は11月30日、記者団の取材に議員への還流について「そういう話はあったと思う」としたが、数時間後、「事実を確認しているわけではない」などとして撤回している。

安倍派は産経新聞の取材に「慎重に事実関係を確認し適切に対応してまいります」としている。

9018OS5:2023/12/03(日) 18:44:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/af10d80828e62aed7822911e3023e3af819cd6f8
二階派も1億円超の収入不記載か パー券ノルマ超え 地検が立件視野
12/3(日) 5:00配信

朝日新聞デジタル
自民党二階派の政治資金パーティーであいさつをする二階俊博元幹事長=2023年4月26日午後4時24分、東京都千代田区紀尾井町、白見はる菜撮影

 自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)のほかに「志帥会」(二階派)も、所属議員が販売ノルマを超えて集めた分を、派閥の政治資金収支報告書の収入に記載しない運用をしていた疑いがあることが、関係者への取材でわかった。不記載の総額は、直近5年間で、安倍派と同様に1億円を超えるとみられる。

【写真】安倍派と二階派のパーティー収入の処理の仕組み

■キックバックの支出は記載

 両派とも不記載分の収入は議員側にキックバックしていたが、安倍派は支出にも記載せずに裏金化していた一方、二階派は支出には記載していたという。悪質性は安倍派の方が強いとみられるが、二階派も収入の不記載額は大きく、東京地検特捜部は二階派についても政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑での立件を視野に調べている模様だ。

朝日新聞社

9019OS5:2023/12/03(日) 19:24:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec217820eb703ddf289b080cdafe71ce2974e498
パーティー券めぐる安倍派や二階派の裏金疑惑 岸田首相の対応焦点に
12/3(日) 19:00配信


朝日新聞デジタル
COP28首脳級会合で演説する岸田文雄首相=2023年12月1日、ドバイ、代表撮影

 自民党安倍派(清和政策研究会)や二階派(志帥会)の政治資金パーティーをめぐる疑惑で、党総裁の岸田文雄首相の対応が焦点となっている。

 首相は2日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で安倍派の裏金作り疑惑について「(派閥の)活動に国民から疑念を持たれていることは大変遺憾。状況を把握しながら、党としても対応を考えていく」と記者団に述べた。4日には首相出席の党役員会が開かれる予定だ。

 最大派閥の安倍派をめぐっては、パーティー券の販売ノルマを超えた分を議員側に還流しながらも政治資金収支報告書に記載せず、直近5年間で総額1億円超の裏金を組織的につくっていたとされる。議員側がノルマ超過分を派閥に納めずに裏金化する手法があるとの疑惑も判明した。二階派でもノルマ超過分を派閥の政治資金収支報告書の収入に記載しない運用をしていた疑いが浮上している。二階派事務総長の武田良太元総務相は1日、派閥としてノルマ超過分をキックバックしていたかどうかについて、朝日新聞の取材に「政治資金収支報告書の通り寄附(きふ)をしているところであり、収支報告書をご覧ください」とコメントを出していた。

朝日新聞社

9020OS5:2023/12/04(月) 00:17:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/4db8ee00c98bddf825287f29f45d88764b9fd93e
自民・安倍派、10人超が裏金化か 二階派も聴取 パー券不記載
12/3(日) 19:26配信
毎日新聞
自民党

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の安倍派(清和政策研究会)からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けながら、政治資金収支報告書には記載せず裏金化した疑いがある所属議員が複数いることが関係者への取材で判明した。派閥から議員側に還流した総額は直近5年で1億円を超えるとされ、還流資金を裏金にした議員は10人を超える可能性がある。

【図解】自民・安倍派の疑惑の構図

 一方、東京地検特捜部が二階派(志帥会)の担当者から事情聴取を進めていることも判明した。二階派ではノルマを超えた分を各議員に還流させ、派閥の収支報告書に支出として記載する一方、派閥の収入欄にはノルマ超過分を記載していなかったとの情報もある。特捜部は、安倍派だけでなく二階派についても裏金作りが行われていたとみている模様だ。

 複数の自民党関係者によると、派閥の政治資金パーティーは一般的に議員の当選回数や役職に応じて数十万〜数百万円分のパーティー券の割り当て(販売ノルマ)があり、ノルマを超えて売れた分は派閥から議員側に還流される。

 こうした資金の流れは収支報告書に記載すれば法的には問題ないものの、安倍派では直近5年で1億円以上のノルマ超過分の収入と、議員に還流した分の支出がいずれも記載されていなかった疑いがもたれている。

 関係者の証言などによると、安倍派で資金の還流を受けながら自身の関係政治団体の収支報告書に収入として記載していなかった議員は10人超に上る可能性があり、直近5年分の還流額を合算すると、1000万円を超える議員もいるとみられる。

 安倍派と二階派を含む自民党5派閥の政治団体は、政治資金パーティーの収入を2018〜21年分の政治資金収支報告書に計約4000万円分過少記載したとして、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で会計責任者らが刑事告発されている。告発された過少記載額は安倍派が約1900万円と最も多く、他の派閥は約200万〜約950万円だった。

 5派閥はこれまで毎日新聞の取材に対し「事実関係を調査し、適切に対応する」などとコメントしている。【大場弘行、黒川晋史、井口慎太郎】

9021OS5:2023/12/04(月) 11:50:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b8cea78b093fb1f89ed567ee13a4954a641d4b5

「任期中改憲」自民動き鈍く 保守派不満、首相離れ加速も
12/4(月) 7:04配信
時事通信
参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=11月27日、国会内

 憲法改正に向けた自民党の取り組みに、改憲派の論客や日本維新の会などの野党が批判を強めている。


 岸田文雄首相が来年9月までの自民総裁任期中の改憲を目指すとして条文案づくりを呼び掛けたにもかかわらず、具体的な動きが見えないためだ。矛先は「指導力が足りない」と首相にも向けられ、低迷する内閣支持率の一段の低下を危惧する声も出ている。

 「総裁任期中に憲法改正を果たしたい思いは全く変わらない」。首相は先月27日の参院予算委員会で、改憲への積極的な発言は「右派をつなぎ留めたいからではないか」と立憲民主党の辻元清美氏からやゆされ、こう反論した。

 今国会では、「前のめり」な首相の発言が目立つ。10月の所信表明演説で、改憲を「先送りできない重要課題」と位置付け、「条文案の具体化」を提唱。その後も、「2期目を含む」との解釈もあった「任期中」について「来年9月まで」と明言した。

 しかし、意気込みは空回りしている。憲法審査会は今国会に入り、衆院で4回、参院で1回開かれたが、いずれも自由討議などにとどまる。13日に会期末を迎える今国会中の開催予定は衆参とも残り1回ずつ。与党幹部は「条文化は無理だ」と語った。

 自民が首相のかけ声に呼応しない背景には、政権の先行きが危ぶまれ、改憲への見通しが立たない中、野党第1党との協調を重んじてきたこれまでの「伝統」を崩すわけにはいかないとの判断があるようだ。与党筆頭理事を務める自民の中谷元氏は先月30日の衆院憲法審で「首相が発言しようがしまいが、各党が議論して決めるのがルールだ」と強調した。

 改憲派は首相への不満を募らせている。民間団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」は同27日、緊急集会を国会内で開催。共同代表でジャーナリストの櫻井よしこ氏は「(自民の)ふがいなさに限りない不満を抱いている。首相は責任を持つ政治家とは思えない」と酷評した。

 維新や国民民主党は櫻井氏らに同調する。維新の青柳仁士氏は同30日の衆院憲法審で「首相の決意とは裏腹に、自民から一向に熱が伝わってこない」と自民を批判。国民の玉木雄一郎代表は「自民の熱意と本気度が感じられない。絶望的な徒労感を感じている」と嘆いた。

 報道各社の世論調査で岸田内閣の支持率は軒並み2割台に突入。自民の支持率も下降を続ける。自民関係者は「このままでは維新や国民に保守派の支持を奪われ、内閣や自民の支持率の底が抜けかねない」と危機感をあらわにした。

9022OS5:2023/12/05(火) 11:54:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/733ac8c44921125d258363c2945cde7227197c32
桜田元五輪相、二階派に退会届 パー券ノルマが動機か
12/5(火) 10:32配信
時事通信
桜田義孝氏

 自民党の桜田義孝元五輪担当相が、所属する同党二階派に退会届を提出したことが分かった。


 関係者が5日、明らかにした。

 桜田氏は同派の政治資金パーティーに関し、経歴などに応じて設定されるパーティー券販売ノルマに不満を持っており、退会する動機になったとみられる。

9023OS5:2023/12/07(木) 08:47:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/6283ca15fe40e1f1efd55d9b427d6a06e0b744a2
パー券収入、派閥の重要資金源 ずさん会計、裏金づくり温床か
12/7(木) 7:07配信
 自民党派閥の政治資金パーティー問題をきっかけに、パーティー券販売の実情が浮かび上がってきた。

 岸田文雄首相が要請した当面の開催自粛は、派閥にとって重要な資金源を失いかねない深刻な事態だ。ずさんな会計処理が裏金づくりの温床になった可能性もある。

 「パーティー開催、さらに年末年始の行事自粛を申し合わせた」。首相は6日、党本部で執行部メンバーと緊急会合を開いた後、首相官邸で記者団にこう説明した。

 2022年の政治資金収支報告書によると、自民党6派の総収入に占めるパーティー収入の割合はおおむね8割超。しかし、最大派閥・安倍派は約5割にとどまっている。

 同派のパーティー収入は9480万円と、最も多い麻生派(2億3331万円)の半分にも満たない。自民党関係者は「所属議員の人数は他派閥の倍近いのに、パーティー収入の額が少なすぎる」と指摘。一部を裏金として所属議員に還流させていた疑惑が浮上する要因となっている。

 各派は集めた収入を、所属議員の活動資金などに充てている。夏・冬に慣例で「氷代」「餅代」と称して配分。国政選挙などの際に「陣中見舞い」として渡すこともある。派閥の会食代などにも使われる。

 パーティー券の相場は1枚2万円。各派とも、収入確保のため所属議員に販売ノルマを課している。例えば、二階派では「当選回数×50枚」が原則。閣僚や派閥幹部になればさらにノルマが増える仕組みだ。

 実際のパーティーでは、来場者数と比べて用意する料理を絞るなど、収益確保に工夫を凝らす。利益率は6割以上になることが多いという。

 ただ、政治家個人のパーティーと異なり、派閥のパーティーは「企業・団体からすれば参加する明確なメリットが見えにくい」(主要派閥関係者)ことから、各議員は販売に苦戦することも。二階派所属の桜田義孝元五輪担当相は先月、ノルマへの不満から退会届を提出した。

 パーティー券の会計処理は各派でまちまち。(1)各議員がパーティー専用の口座を設けて購入者の入金後に派閥へ納める(2)購入者に直接派閥の口座へ入金を求める―などの方法が一般的という。

 一方、複数の自民党関係者によると、安倍派では各議員が専用口座を設けず、個人口座などに振り込ませて手元に残すケースなどもあった模様。このため、会計処理がずさんになりがちだったとの指摘が出ている。安倍派の議員秘書経験者は「カネの管理が緩かったのは事実だ」と話した。

9024OS5:2023/12/07(木) 18:42:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/358946c2908edd26dde30a7bfa63946ceb5c1527
伊藤惇夫氏「5大派閥が混乱」政治資金パー券問題が岸田政権の延命に?一方で大物逮捕の「噂ある」
12/7(木) 15:40配信


スポニチアネックス
東京・赤坂のTBS社屋

 政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏が7日、TBS系「ゴゴスマ〜GO GO!smile〜」(月〜金曜後1・55)に電話で生出演。自民党の派閥パーティーで政治資金のキックバック(還流)があったとされる問題に言及した。

 この日、岸田文雄首相が岸田派の会長を退く方針を固めたことから、番組ではこの問題をトップニュースで紹介。伊藤氏は岸田首相の会長辞任について「一言で言うと“それが何か?”って感じですよね。実態解明とまったく関係ありませんから」と一刀両断した。

 岸田政権は支持率下落が止まらない状況だが、伊藤氏は「5大派閥が全部この問題で混乱状態に陥ってる。今この状況の中で岸田政権を倒して首をすげ替えようというエネルギーが自民党の中であるかっていうとですね、なかなかそれはそれで難しい」と党内が混乱状況にあることがむしろ、岸田政権の延命になる可能性もあるとした。

 ただ、来秋の総裁選までズルズルと岸田政権が続くかというと「その前に何か、あるか分かりません。例えば年明けにそれこそ大物が逮捕されるんじゃないかって噂もある」と含みを持たせ「そうなってくると、自民党が出直し選挙をしないといけない状況になってくると、それとセットでトップも代えなきゃいけないって話も出てくるかもしれない」とも語った。

9025OS5:2023/12/07(木) 19:49:20
https://www.asahi.com/articles/ASRD75QP8RD7UTFK00T.html
「ばかもんと言ってやらねば」 岸田氏の派閥会長退任、焦りとあきれ
有料記事自民

今野忍2023年12月7日 17時35分
 自民党の政治資金パーティーをめぐる問題が岸田政権を揺るがしている。

 7日午前、岸田文雄首相が、自ら率いる岸田派(宏池会)の派閥会長を退く意向を固めたというニュースが飛び交った。首相周辺によると、派閥の政治資金問題の疑惑を受け、派閥の会長を退くことで、党のトップとして信頼回復に努めることが狙いだという。

 そもそも自民党の歴代首相は在任中は派閥を抜ける慣習があった。それは所属したままでは派閥の利益にとらわれてしまい、国家や党全体のリーダーとしてふさわしくないという不文律だった。首相として憲政史上最長の在任期間を記録した安倍晋三氏も、在任中は派閥を抜けていた。

 無派閥の菅義偉前首相が「派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなる」と苦言を呈し、派閥を抜けるよう求めたこともあったが、首相は周囲に「別に派閥を抜けなければならないルールがあるわけではない」と主張。首相在任中も岸田派会長でいることにこだわってきた。

派閥から離れられなかった理由? 「ライバル」の存在
 それは派内での首相の立ち位…

9026OS5:2023/12/07(木) 19:50:06
https://www.sankei.com/article/20231207-LPRIG64ASNA3DG43L7HVGBOQCY/
「首相は派閥が好きなんだ」 岸田首相、就任から26カ月間派閥会長を継続、深い愛着
2023/12/7 19:24
奥原 慎平
岸田文雄首相(自民党総裁)は7日、自身が会長を務める岸田派(宏池会)を離脱する意向を正式に表明した。首相や党総裁は派閥から離れるのが慣例があったが、岸田首相は令和3年10月の首相就任以降も岸田派の会長にとどまり続けてきた。公務の隙間ができたときには、原則毎週1回開かれる派閥会合にも出席してきた。派に対する深い愛着が感じられる。

「党内には無派閥の人間も大勢いる。首相や総裁の任にあるうちは派閥を離れるのが適切な対応だ」


首相は7日、首相官邸で記者団にこう述べ、近く岸田派を離脱する考えを強調した。

自民党は平成元年5月に「党政治改革大綱」を策定し、総裁や幹事長、閣僚らは在任中に派閥を離脱することを申し合わせている。ただ、大綱の中身は形骸化し、現在の党四役は4人とも派閥に属している。麻生太郎副総裁も、20年9月に首相に就任した後、麻生派(旧為公会)の会長職にとどまっていた。

首相はかねて同派への愛着は深いものがある。就任直後に打ち出した「令和版所得倍増」は派の先輩である池田勇人元首相の「所得倍増計画」、「デジタル田園都市国家構想」は同じく大平正芳元首相の「田園都市国家構想」をそれぞれ現代風にアレンジした。


首相は、派の会合にもたびたび出席していた。現職首相が定期的に派閥会合に出席するのは異例だ。今年9月に山梨県富士吉田市で開いた派の夏季研修会では、官邸から駆け付けただけでなく、所属議員同士の親睦を深める懇親会に長居したという。派の幹部は「首相は機嫌がよかった。時間だから帰るかと思ったが、なかなか腰を上げなかった。派閥が好きなんだ」と周囲に語っていた。

9027OS5:2023/12/07(木) 19:50:43
https://www.sankei.com/article/20231206-G2V4MF6RTRIL7EBMHJJZMN3WSQ/
首相、8者会合で派閥パーティー自粛要請 忘年会なども見合わせ
2023/12/6 15:15
岸田文雄首相(自民党総裁)は6日、同党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)がパーティー券のノルマを超えた販売利益を議員側にキックバック(還流)した裏金疑惑などを受け、党本部で開いた幹部らとの「8者会合」で各派閥のパーティー開催の当面の自粛を申し合わせた。忘年会や新年会など年末年始の行事も見合わせる。会合後、首相が官邸で記者団の取材に明らかにした。

首相は「国民の政治に対する信頼が揺らいでいる。党としても強い危機感を持たなければならない。党全体で一致結束して対応しなければならない」と述べた。


8者会合には首相のほか麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、森山裕総務会長、萩生田光一政調会長、小渕優子選対委員長、関口昌一参院議員会長、世耕弘成参院幹事長が出席した。首相が定例の役員会など以外でこれらの幹部を集めるのは極めて異例で、首相は強い危機感を持って対応にあたることを指示した。

派閥パーティーを巡っては、平成30〜令和3年分の政治資金収支報告書で安倍、麻生(志公会)、茂木(平成研究会)、岸田(宏池会)、二階(志帥会)の5派閥に計約4千万円の過少記載があったなどとして規正法違反容疑で刑事告発されている。二階派では各議員が販売ノルマを超えて集めたパーティー券の収入が派閥側の政治資金収支報告書に記載されていなかったとみられている。

9028OS5:2023/12/08(金) 08:04:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cc5111f525f747976377b2a3d4ad42308a7c135
松野官房長官に裏金1千万円超か パーティー収入還流、政権内に波及
12/8(金) 4:00配信

朝日新聞デジタル
会見で記者を指名する松野博一官房長官=2023年12月7日午前11時14分、首相官邸、岩下毅撮影

 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、同派に所属する松野博一官房長官が、直近5年間で派閥から1千万円を超える裏金のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることが、関係者への取材でわかった。


 裏金問題は岸田文雄政権の中枢に波及した。政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で捜査している東京地検特捜部も松野氏の資金の流れを把握している模様だ。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASRD76HS7RD7UTFK016.html?oai=ASRD7777MRD7UTIL01J&amp;ref=yahoo
松野官房長官、際立つ消極姿勢 「隠しているように見えてしまう」
有料記事自民

笹川翔平2023年12月8日 7時00分

 自身が所属する自民党安倍派の裏金疑惑について説明を拒んでいる松野博一官房長官は7日、会見での説明と対応の改善などを求めた報道各社の要望に応じない考えを示した。説明に後ろ向きな姿勢は、安倍派の他閣僚と比べても際立つ。自身への不信を深める結果につながり、進退を危ぶむ声も上がる。

 松野氏が7日に首相官邸報道室を通じて文書で回答した内容は、これまでの会見での答えと同様に「政府の立場」を理由にしていた。「個々の政治団体や政治活動に関するお尋ねについては、政府の立場として、お答えは差し控える」

 安倍派では、所属議員が販売ノルマを超えて集めた1億円超の収入を派閥が裏金として議員側にキックバックしていたとされる疑惑が報じられた。それ以降、松野氏を含めた安倍派の4閣僚には、質問が続く。

 鈴木淳司総務相と宮下一郎農…

9029OS5:2023/12/08(金) 09:08:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/69d5674ac05397dfdd369ecfc785ddf4ac8670dc
また言うだけ番長? 前原誠司氏が起こした“幻のクーデター”で「国民民主は自公政権寄りに舵を切る」
12/8(金) 6:06配信
デイリー新潮
前原誠司氏

「これを機に、国民民主党は自公政権寄りに舵を切る。“勝負あった”ですね」

【写真を見る】自公国による3党協議が本格化?

 政治部デスクが言うのは、わずか1日で萎んだ同党の前原誠司代表代行による“幻のクーデター”のことだ。

 衆議院が2023年度補正予算案を採決した11月24日朝、「京都新聞」は〈国民・前原代表代行、離党の意向 党が補正予算案賛成なら 新党設立も視野〉とのスクープ記事を配信した。岸田文雄政権へのスタンスを巡る、玉木雄一郎代表との路線対立が引き金だとする書きぶりだったが、本当の原因は別にあった。

「それは来年2月の京都市長選。前原氏の意中の候補は旧民主党で前原グループに属し、官房副長官も務めた松井孝治元参院議員でした。彼なら“非自民、非共産”で野党勢力を結集できると考えたとか。ところが自民党が松井氏を横取りし、公明、立憲民主党と相乗りで支援する枠組に。ウラで、自民党の伊吹文明元衆院議長が動いたそうです」

記事は勇み足だった? 
 慌てた前原氏は京都市議会で国民民主党、日本維新の会と会派を組む地域政党「京都党」の政策顧問、村山祥栄元市議に乗り換えた。が、彼には市長選で2度敗北した過去があった。

「さすがに玉木代表も、そんな人物を“推せるわけがない”と一蹴したんです」(国民民主党関係者)

 党内では“代表の判断は当然”との声が多数というが、収まらないのはメンツを潰された格好の前原氏。

「鼻息荒く“離党も辞さない”と漏らしたのを記者にキャッチされた。還暦を過ぎても、政局観の欠如と癇癖は相変わらずです」(同)

 記事が配信されると、前原氏はSNSに〈補正予算の賛否を理由に、重大な政治決断をすることはありません。本人に確認することなく、この様な記事を書くとは。誤報です!〉と投稿。

 一方でこの日、国民民主は与党提出の補正予算案に賛成し、前原氏も同調した。記事は勇み足だったのか。

 再び政治部デスクの解説。

「そうとも限りません。採決後、前原氏は記者団の質問にロクに答えず、逃げるように立ち去った。詳細を追及されてボロが出るのを嫌がったとみられている」

“話題作りが成就したためしがない”
 前原氏は旧民進党代表だった17年に、旧希望の党との合流騒動で党の分裂を招く大失態を演じている。

「自民党にとっては衆院選で圧勝する“敵失”となった。与党の古参議員は“前原は話題作りはうまいけど、それが成就したためしがない”とあきれていますよ」

 連立政権参加に意欲を見せる玉木代表とは対照的に、前原氏は政権交代を視野に維新との連携を模索してきた。そんな二人の対立は、9月の党代表選で玉木氏が圧勝したことで決着したのではなかったのか。

「粘着質な性格が露呈して、党内での前原氏の存在感はさらに低下。岸田総理はそんな事情を見透かすように、元国民民主党参院議員の総理補佐官への抜てきに続いて、玉木代表が訴えるガソリン税の一部を軽減するトリガー条項の凍結解除に“検討を進めるのは有意義だ”とリップサービスしました」

 今後は自公国による3党協議が本格化する見通しだ。

「昨年、野党分断を狙う岸田総理のもくろみの下、国民民主党は同じ構図で22年度予算に賛成したが、与党側がほごにした。が、いまや内閣支持率は2割台で総理に余裕はない。何とか玉木氏を抱き込んで、延命を図りたい腹なんでしょう」

「週刊新潮」2023年12月7日号 掲載

新潮社

9030OS5:2023/12/08(金) 11:37:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2c28f6af346606a0e84ae6fec0be3ebff6d906e
〈パー券“裏金”疑惑〉岸田政権、年明け退陣か⁉ いち早く派閥離脱で「逃亡」とあきれの声…「ポスト岸田」という名の“火中の栗”は無派閥のあの人に押し付け?
12/8(金) 8:01配信


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集英社オンライン
自身が会長を務める岸田派を離脱することを表明した

「リクルート事件以来の大疑獄になるかもしれない」と自民党を揺るがしている、党派閥の政治資金パーティーに関する「政治とカネ」の問題。岸田文雄首相は、各派閥のパーティーを自粛することを党内に指示し、自らも岸田派を離脱する意向を表明したが、事態は一向に収まりそうにない。党内からは「国会が閉会したら、東京地検特捜部は一気に安倍派幹部への聴取も進めるようだ。安倍派幹部に支えられている岸田政権は、年明けにはもたなくなるのでは」との懸念が高まり、火中の栗を拾う「ポスト岸田」の押しつけあいまで噂されている。

火中の栗を拾わされるのは無派閥のあの人たち?

キックバックでの裏金づくりは、全国津々浦々で?
「総理・総裁の任にあるうちは、派閥を離れるのが適切な対応であると考えた」

岸田首相は7日、自身が会長を務める岸田派を離脱することを表明した。

「そもそもこれまでの首相は、首相在任中は派閥を抜けるのが慣例でした。それなのに、岸田首相は自分の支持基盤である岸田派の会長で居続け、派閥をグリップし続けてきました。にもかかわらず、各派閥のパーティー券疑惑が報じられると、いち早く派閥を抜けた首相に、党内からはあきれの声があがっています」(全国紙政治部記者)

首相が派閥を「いちぬけ」できても、永田町の動揺は収まらない。

「自民党の船田元衆院議員は7日、このタイミングですが自身のパーティーを開催。自身が所属する茂木派の茂木敏充幹事長はあいさつに立ってもパーティー券問題には触れませんでしたが、船田氏は、党内でキックバックの不記載があったと決めつけて『このパーティーは大丈夫です』とあいさつ。あまりにきわどい発言に、場が凍ったような、どう反応していいかわからない空気になりました」(パーティー参加者)

一方、若手議員は「パーティーも自粛することになり、(各派閥が所属議員に夏や冬に配る資金である)『氷代』『餅代』はどうなるのか。参院選は2025年夏。きっとその前に衆院選もあるだろうに、これでは資金不足で選挙を戦えない」と頭を抱える。

そんな大きな収入源を失ってでも、パーティーを自粛せざるを得なくなったほど、自民党に打撃を与えている疑惑の広がりはとどまるところを知らない。

「とくに最大派閥の安倍派では、議員が販売ノルマを超えて集めたパーティー券収入を収支報告書に記載せず、その裏金は5年間で1億円を超えるとされています。安倍派の議員秘書はすでに東京地検特捜部の任意聴取を受けており、今後、松野博一官房長官や西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長ら事務総長経験者も任意で事情聴取されるとみられています。13日の国会閉会後にも、事態は大きく動きそうです」(全国紙政治部記者)

政権幹部から地方議員までの自民党全体が戦々恐々
ある自民党関係者は「安倍派のパーティー券売上がトップクラスとされる中堅議員は、自分では地元でパーティーを開催していなかったのに、なぜかカネを潤沢に持っていた。地元の経済界の重鎮が社長を務める有力企業に多額のパーティー券を買ってもらい、キックバックを受けていた、という構図のようだ。そんな議員は安倍派にごろごろいる」と語る。

さらに、疑惑は永田町だけでなく、地方の自民党にも。

「各地の県連で開くパーティーをめぐっても、国会議員だけでなく地方議員もノルマ超過分を適正に処理せず、裏金化していたという疑惑が持ち上がっている。国会議員だけでなく、国政選挙で手足となって働く地方議員にもこの問題が直撃すると、自民党が全国的に立ち行かなくなる。もはや党・政権幹部から地方議員までの自民党全体が戦々恐々としている状況だ」(自民党関係者)

「松野官房長官や西村経産相のような政権幹部まで立件されたら、岸田政権が立ち行かない。年明けの退陣も十分あり得る」との危機感が日に日に広まる自民党。

ただ、「派閥とカネ」の問題がここまで大きくなっただけに、「ポスト岸田」レースからの脱落者が多く出た格好で、首相が退陣しても後任の本命は不在だ。

「最大派閥の安倍派は、今回の捜査のメインターゲットとなっており、身動きがとれません。安倍派の萩生田光一政調会長、西村経産相ともに次期総理の可能性はないでしょう。茂木幹事長ら派閥幹部らも、総裁選への立候補はしづらい」(全国紙政治部記者)

9031OS5:2023/12/08(金) 11:37:21

火中の栗は「派閥解散」提言の石破氏に押し付け?
ここに来て注目度が高まっているのが、派閥パーティーとは無縁だった「無派閥」組だ。
派閥に属さない大物の筆頭は、菅義偉前首相。自身を首相の座から追いやった形となった岸田首相のことは日頃、「何をしたいのかわからない」「政策が中途半端だし、遅い」と酷評。最近では「ライドシェア」導入を提言し、自身に近い小泉進次郎氏らに超党派でライドシェア導入を議論する勉強会を立ち上げさせるなど、注目を集めている。

ただ、党内からは「今回、検察が本気なのは、菅さんが検察の人事に手を突っ込もうとして検察庁法改正案を主導したことに対する恨みもあるから。いわば菅さんが今回の自民党の大ピンチを招いたともいえるだけに『無派閥』だから復権、なんてありえない」(自民党議員)との反発の声も出る。

総裁選出馬の意欲を隠さない高市早苗経済安保相は6日、自身を中心とする2回目の党内勉強会を開いたものの、参加者は初回を下回る10人で、総裁選出馬の推薦人名簿に必要な20人には届かない状況だ。

一方、長らく「冷や飯」を食わされながら、ここにきて動向が注目されているのが石破茂元幹事長だ。2日にはインターネット番組で「(法律に)違背することがあれば、政治集団なんて解散したらいい」と発言。世論調査の「次の総理」ランキングではトップの常連ということも追い風に、無派閥の立場から「派閥とカネ」問題に苦言を呈した形だ。

「自分だって総裁選に出て当時の安倍総理と戦ったときには、参院の竹下派の支持を得られたからメンツが保たれたのに、派閥がピンチになったらこんなことを言うなんて……。でも、この状況では誰が総理になったとしても、選挙も政権運営も大変。ここは党内からの人気はないが、国民人気はある石破さんに押し付けて、救世主になってもらうしかないのでは」(自民党関係者)

ますます混とんとする「令和のリクルート事件」の行く末はいかに。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

9032OS5:2023/12/08(金) 13:02:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/f063b8e56f3bcad52746f5d39a54fc95d4369eb1
松野博一官房長官、裏金疑惑の説明「控える」1週間で40回 塩対応の末、疑いは自身に
12/8(金) 12:08配信
松野博一官房長官に、所属する自民党安倍派(清和政策研究会)からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受け、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが浮上した。裏金となった可能性があり、金額は「1千万円超」との報道もあるが、松野氏は8日も記者会見などで説明を拒み続けている。

【グラフィックで見る】安倍派を巡るパーティー券収入の流れ

「この場は政府の立場として参加しているので、お答えを差し控える」

松野氏は8日午前の記者会見で、自身が1千万円超の還流を受けていたとする報道を問われたが、数日来用いている同じフレーズを使いながら回答を拒んだ。自らの進退に関しては「緊張感を持って、職責を果たしたい」と語り、引責辞任を否定した。

一部報道で、松野氏は虚偽記載罪などの時効にかからない平成30年から令和4年の5年間で安倍派から1千万円を超える裏金の還流を受けていた疑いが指摘されている。

松野氏は8日朝、首相官邸に入る際、記者団に「記者会見で対応する」と述べていたが、実際の会見では不毛なやり取りに終始した。

松野氏は令和元年9月から約2年間、安倍派で実務を取り仕切る事務総長を務めている。今月1日、同派がパーティー券のノルマを超えた販売利益を議員側に還流した疑惑が報じられて以降、官邸で開かれる記者会見で再三説明を求められているが、松野氏は8日午前の会見まで「控える」を計約40回連発し、まともに答えようとしない。

首相官邸記者クラブ「内閣記者会」加盟の報道各社も6日、安倍派パーティーを巡る裏金問題について松野氏に会見で説明するよう求める要望書を渡したが、松野氏は7日、書面でこれを拒否した。

8日午前の衆院予算委員会集中審議に先立つ理事会では、立憲民主党が松野氏を参考人として委員会招致を求めるなどして開会が約15分遅れ、混乱含みとなった。

9033OS5:2023/12/08(金) 16:34:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7348bcf57cc3dedf6d29f654a6784a7e633d5d2
「料亭にほとんど行ったことない」たたき上げの松野博一長官、ライオン時代はCM制作
12/8(金) 14:42配信
産経新聞
松野博一官房長官(春名中撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー収入の一部をキックバック(還流)され、裏金とした疑いが浮上した松野博一官房長官(61)。早大入学後は映画会社を志し、生活用品メーカーの「ライオン」入社後は広告制作を担当するなど、政界では異例の経歴を持つ。松下政経塾から党の公募で政界を目指した「たたきあげ」として知られ、料亭にほとんど行ったことがないことをアピールするなど、清廉な姿勢も目立っていた。


松野氏は千葉県出身で、同県立木更津高校から早大法学部に進学。自身の公式ホームページ(HP)には「早稲田大学を選んだのも『映画をやるなら早稲田でしょ』という想いであったし、当然映画会社に就職するつもりだった」と記している。

早大卒業後の昭和61年にはライオンに就職し、広告制作室に配属された。自身のHPでは「早朝から深夜まで休み返上という生活だったが充実し、勉強になった。社会人としての基礎はこの時に教えられた」と振り返っている。

サラリーマン時代を過ごしていた松野氏だが、政治の世界に興味を持ち、松下政経塾へ。「『自分の考えたコンセプトがCMを通して人々の生活のごく一部でも変えていくことがこんなに面白いなら、社会全体へコンセプト提言をして時代を進めていく政治というのは面白いかもしれないな』と考えた」(松野氏のHP)といい、政治のノウハウを学んだ。

世襲議員のような「地盤、看板、カバン」を持たないたたき上げの政治家として知られ、平成8年に自民党千葉県連の公募で合格し、同年の衆院選で千葉3区から出馬した。このときは落選したが、12年の衆院選で初当選。以後、8期連続で当選している。28年には文部科学相として初入閣。令和3年から務めている官房長官では堅実な仕事ぶりが目立っていた。

HPには、『「料亭に行ったことがありますか」と聞かれれば、『ある。でも、ほとんど無い』という答えになる」とも強調。「今の政治家は余裕が無い。特に僕のような陣笠は、ものすごく余裕が無い」ことや、「居酒屋チェーンの流行が個室型になり、充分プライバシーが保たれる上に、とっても安い。回転が良いからビールが新鮮で美味い」ことなどを理由に挙げている。

9034OS5:2023/12/08(金) 17:09:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e60196fa25be65e6fcf3249187f4ac7e1770994
「1人で裏金9000万円」安倍派議員は誰だ 永田町は騒然…「それより松野官房長官がフラフラでもう持たない」
12/8(金) 11:08配信

デイリー新潮
もう持たないのでは…と心配されている松野博一官房長官

 連日、激しい報道合戦が繰り広げられている自民党派閥のパーティー券をめぐる政治資金問題。12月6日には、最近の5年間で9千万円超のキックバックを受けていた安倍派(清和政策研究会)議員がいたとの報道が飛び出した。安部派全体でのキックバックの総額は「1億円超」とされているので大半を占める驚きの額だ。匿名報道だったため永田町では「誰なのか」と騒ぎになっているが、それよりも心配されているのは岸田首相の“女房役”だという。

 ***

疑惑の目を向けられている「安倍派」重鎮たち
 現在、東京地検特捜部は安倍派をターゲットに絞って捜査を進めていると言われている。

「5派閥全部でキックバックは行われていましたが、問われているのはそれをちゃんと政治資金収支報告に記載していたか否か。ちゃんと書いていなかったところは安倍派と二階派の2派閥。二階派(志水会)は『収入欄』は不記載だったものの『支出欄』に記載があった。一方、安部派はどちらも不記載だったので、より悪質とみられているわけです」(司法記者)

 では具体的にどんな面々がターゲットにされているのか。すでに名前が上っているのが、この5年間で安倍派の事務総長を務めていた松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅自民党国対委員長、下村博文・元政調会長ほか10名以上。4人の元事務総長は裏金を支出した側として名が挙げられている一方で、受け取った側に入っていた疑惑がある。

 6日に共同通信が配信した記事によれば、その中に1人で9000万円も支出を受けていた突出した議員がいたという。はたして誰なのか。永田町では噂が駆け巡っているが、ある安倍派関係者は「閣僚級ではないと思う」と分析する。

パチンコメーカーをタニマチに大量販売していた議員
「というのも、閣僚経験者はノルマが厳しいからです。先日、桜田義孝・元五輪相がノルマに耐えられないことを理由に二階派を退会したことがニュースになりましたが、桜田さんのノルマは300枚だった。『貧乏人にとっては大変だった』とコメントしていた通り、8期務めたベテラン議員ですらノルマを達成するのはそんなに簡単なことではないのです」(政治部記者)

 9000万円を5で割ると1800万円。パー券は一枚2万円だから、年間で900枚売り捌いていた計算だ。いま巷で言われている安部派のノルマは、陣笠議員で50〜100万円、閣僚級が500万円、さらに上の最高幹部クラスが700〜800万円。裏金にできるのはそのノルマを超えた分のみと考えると、確かに上記した安部派の重鎮たちが5年で9000万円分も裏金化するのは難しそうである。

 とすれば、消去法で候補者は絞られていく。安倍派議員の中でノルマの低い若い議員で、金集めがうまく、さらに言えば「カネに汚い」議員…。

「一部では、比例東海ブロック選出の4回生、池田佳隆元文科副大臣ではないかという声が出回っている。池田さんは青年会議所会頭を務めた後、政界入りしたので地元企業に太いパイプがある。名古屋の大手パチンコメーカーをタニマチとして大量にパー券を買い支えていた。実際、安倍派の終始報告書を見ると愛知県内の企業名が目立っている」(前出・司法記者)

 デイリー新潮は池田事務所に質問状を送付したが、期限までに回答はなかった。

9035OS5:2023/12/08(金) 17:10:00
記者からの猛攻撃でノックアウト寸前
 では、もし9000万円もの裏金をプールしていた議員が実在していたとしたらどんな罪に問われる可能性があるのだろうか。

「使い途次第です。ちゃんと政治活動に使っていたりすればいいわけですが、もし明らかに政治とは関係ない金の使い方が判明すれば、所得税違反などに問われる可能性も出てきます。ただ『単に不記載でした、認めます』となってしまうと、金額がいくら高くても、政治資金規正法違反で在宅起訴か略式起訴くらいで済まされる可能性が高い」(前出の司法記者)

 とはいえ、今回のパー券裏金騒動で金にまつわる国民の不信感を拭い去ることは難しいだろう。今取りざたされている安部派の面々の中には重要閣僚や自民党三役もおり、まさに岸田政権を支えているメンバーだからだ。

 中でも、もう持たないのではないか、と言われているのが松野博一官房長官である。松野氏は連日のように野党やマスコミからの追及を受けるも、「政府の立場としては…」の言葉を盾に逃げ続けてきた。だが、「もうフラフラ。いつ辞めてもおかしくない」(前出の政治部記者)。8日にはとうとう松野氏も1000万円超のキックバックを受けていたと一部で報じられた。

「逃げの一途を決め込む松野氏にブチギレた記者会は、官房長官ではなく衆議院議員の立場で記者会見に応じるよう求める要望書を、7日午後5時を期限として松野氏に対して提出しましたが、松野氏は拒否。先日も東京新聞の望月衣塑子記者からの終わらない質問を浴び続けていました。この間までは親しい記者と望月氏の陰口を叩き合う余裕もありましたが、今や四面楚歌。松野さんが辞任することになったら岸田政権はもう持たないかもしれない」(同)

 13日に臨時国会が閉じた後、本格化すると言われている特捜部の捜査に注目したい。

デイリー新潮編集部

新潮社

9036OS5:2023/12/08(金) 18:29:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/cada66fb25b62683209d8921ed6f94196e29b1c1
松野官房長官の進退焦点 説明拒否、辞任は否定 政権運営厳しく・裏金疑惑
12/8(金) 16:54配信

時事通信
参院予算委員会で答弁する松野博一官房長官=8日午後、国会内

 松野博一官房長官を巡って8日、所属する自民党の清和政策研究会(安倍派)から1000万円超のキックバックを受けていた裏金疑惑が浮上し、進退が焦点となった。


 松野氏は記者会見で「引き続き緊張感を持って与えられた職責を果たしていきたい」と述べ、辞任を否定。国会でも裏金の有無などについて説明を避けた。

 松野氏は清和研の事務総長経験者。自民派閥の政治資金パーティー問題は内閣の屋台骨を揺るがす事態に発展しており、岸田文雄首相の政権運営が厳しさを増すのは必至だ。

 首相は8日午前の衆院予算委員会で、松野氏について「政府のスポークスマンとして役割をしっかり果たしてほしい」と表明。続投させる意向を示した。

 午後の参院予算委で、松野氏は自身の政治団体の収支に関して「適正に処理をしてきた」と強調した。同時にこの後の会見では、パーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず、所属議員に還流させた安倍派の疑惑が捜査中である点に言及。「私の政治団体に対する問題も、精査して適切に対応する」と述べた。

9037OS5:2023/12/08(金) 18:29:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d0e3b94889962280dfd34b6b24d82e740f021a
松野官房長官、ついに議員辞職迫られる… 自民・安倍派パーティー券問題、政府スポークスマンへの信頼は崩壊状態
12/8(金) 17:21配信

 自民党安倍派などが政治資金パーティー券収入を所属議員に還流し裏金になったとされる問題を巡り、説明を拒み続けている松野博一官房長官は8日の定例会見で、記者団から「説明できないのなら議員辞職すべきだ」と迫られた。「職責を全うする」と否定したが、政府スポークスマンへの信頼は崩壊状態だ。

 官邸取材を担当する内閣記者会は、安倍派に所属し問題発生当時は閥務を担う事務総長だった長官に対し、「政府の立場で定例会見での説明ができないのなら別途会見を開いてほしい」と文書で要請。長官側は回答期限の7日に「派閥の説明と捜査結果を踏まえた上で適切に対応する」と別途会見開催に応じる姿勢を見せず要請を突っぱねた。

 8日午前の会見では10分以上にわたり「もはや長官職を辞すべきだ」などと追及の質問が繰り返された。この中で長官は「一議員としても派閥と捜査の2つの立場を踏まえた対応になる」と長官職を解かれても説明する考えがないとしたため、議員辞職要求にまで発展した。 

神奈川新聞社

9038OS5:2023/12/08(金) 18:41:28
官房長官の辞任は下記くらいですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%86%85%E9%96%A3%E5%AE%98%E6%88%BF%E9%95%B7%E5%AE%98
山下徳夫1989年海部内閣(愛人スキャンダル)
中川秀直2000年森内閣(愛人スキャンダル)
福田康夫2004年小泉内閣(年金未納)

9039OS5:2023/12/08(金) 18:44:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d147383537214dc1b5a33992bac0a21f09f0d71
松野博一氏の後は西村康稔、高木毅両氏? 安倍派「5人衆」への捜査はどこまで延びるのか
12/8(金) 18:02配信
AERA dot.
記者会見に臨む松野博一官房長官=12月7日、首相官邸

 自民党の最大派閥、清和政策研究会(安倍派)の政治資金パーティーによる裏金作りの疑惑で、同派の松野博一官房長官が直近5年間で派閥から1千万円を超える裏金のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあると報じられた。東京地検特捜部による関係者への聴取も進んでおり、安倍派議員の秘書らに話を聞くと、危機感が広がっているという。13日には臨時国会が終了する。特捜部はその後、議員本人からも事情を聴く方針だ。検察はどのクラスの議員までの立件を視野に入れているのか。

【写真】松野官房長官の次はだれだ? 安倍派の政治資金パーティーで紹介される幹部たち

 12月6日朝、東京地検の関係する施設に姿を見せたのは、安倍派の副大臣の事務所関係者。検察の取り調べ要請を受けて出向いたという。

 安倍派では、派閥のパーティー券のノルマは、新人議員なら「30枚、60万円分」。幹部クラスになると100枚単位に増えるという。

 安倍派のベテラン秘書がこう話す。

「ノルマ以上売れた分は、派閥から議員側にキックバックで戻されます。これはどこの派閥も同じです。安倍派は、たいていの議員は政治資金収支報告書に記載していない裏金になっているとみられており、特捜部が調べているようです。すでに会計責任者、担当者は特捜部から何度も呼ばれています」

■議員の遊び代に消えるケースも

 そして、安倍派の衆院議員の一人は、

「うちは調べのときに、帳簿や名簿など政治資金収支報告書などで公開されていないものも特捜部に出してしまって、一気に捜査が進展していると幹部から聞かされました」

 と明かした。

 前出の安倍派のベテラン秘書は、

「いつ特捜部に呼ばれるかびくびくしています。キックバック分の金額はパーティー券10枚足らずだが、政治資金収支報告書には記載していないので、裏金になっています。うちの場合の使途は、議員が選挙用に蓄えていました。なかには、キックバック分が数十枚分に及び、100万円を超す議員もいます。それが飲み食いなど遊び代に消えているケースもあります。本当のことをしゃべったらアウトだ。秘書のクビどころか、議員もバッジが飛んでしまう」

 と深刻そうに語るのだ。

 安倍晋三元首相が7年8カ月、首相の座についていたこともあり、安倍派は膨張した。安倍氏が2度目の首相についた当時、安倍派は80人ほどだった。しかし、長期政権の間に派閥の勢力はさらに拡大し、100人の大台を超えたこともあった。

 派閥のパーティー券は、すべての議員に割り当てられる。派閥のパーティーの売り上げも大きくなり、ノルマを超えた分のキックバックも増えたことになる。

9040OS5:2023/12/08(金) 18:44:27

■ノルマのクリアだけでは出世できない

 安倍派の閣僚経験者は、

「これまで派閥の政治資金は絶対に大丈夫とされてきた。それに特捜部が手を付けるとなると、派閥のボスや、安倍派なら約100人の議員と対決することになる。それでも検察はうちとやりあうつもりなのだろうか」

 と語り、こう続けた。

「5人衆を含めたうちの幹部が、10月ごろから時々、弁護士事務所に行って話し込んでいると聞いていた。今思えば、パーティー券のキックバックのことだったのではとも思う。派閥の幹部は300枚、600万円分などの割り当てがくる。けど、ノルマをクリアする程度では出世できないので、それ以上をさばこうとする。そうなるとキックバックも増える」

 パーティー券をめぐっては、昨年12月の政治資金パーティーの売り上げを記載しなかった薗浦健太郎・前衆院議員(麻生派)について特捜部が捜査に乗り出し、4千万円を超える不記載が発覚した。パーティーを開きながらほとんど収入を計上していなかった例もあった。薗浦氏やその秘書は政治資金規正法違反の罪で罰金刑の有罪となった。

 薗浦氏の例もそうだが、これまで政治資金に関する事件は、議員個人のお金にかかわるものだった。それが派閥に広がった背景について、ある検察幹部はこう語る。

「薗浦氏の捜査で派閥の政治資金、パーティー券の実態が明らかになったことが今回の捜査につながっている。安倍派は100人を超え、安倍元首相が長期政権で強大な力を持つようになり、パーティーの収入もかなり増えた。つまり、キックバックされて裏金化している金額も大きくなっているということ。一方で、国民からすると、賃金はあがらず、安倍政権で消費税が2度も上がった。政治家ばかりが優遇されていて、おかしいと疑問に思っている国民は多くいるはずだ」

■キックバックをもらったことが2回ほど……

 前出の安倍派の衆院議員は、

「キックバックの多い議員の秘書から特捜部に呼ばれているようです。議員は、政治資金収支報告書への不記載などの容疑でやられるのでは。岸田政権として怖いのは、派閥の幹部が立件されること。大変なことになる。幹部クラスは毎晩のようにこっそり会合を開いたり、弁護士に相談したりして、深刻そうな顔をしています」

 と危機感をにじませる。そしてこう打ち明けた。

「実は私もキックバックをもらったことが2回ほどあります。特捜部が捜査している人と比べたら少ない金額です。まあ10万円とかそんなレベルですが。封筒に入れられて、派閥幹部からもらいました。私のような金額でも特捜部から呼び出しがあるかも、と先輩議員から言われて、安心して眠れません。以前、細田博之会長(当時)から『もっとたくさん買ってもらえるように頑張りなさいよ』と声をかけられました」

 派閥の前会長の安倍元首相や、その前の会長の細田氏はすでに他界している。実質的に派閥を仕切るのは事務総長だ。特捜部は2018〜22年に安倍派で1億円超が裏金になったとみて調べている。その時期の事務総長には、下村博文元文部科学相のほか、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長と「5人衆」が含まれる。

 過去に衆院選に出馬し、政治資金収支報告書も提出した経験がある元検事の落合洋司弁護士はこう話す。

「元東京高検検事長の黒川弘務氏の定年延長、桜を見る会、森友学園と、安倍政権で起きた問題で、検察はやられっぱなしの感じだった。今回、安倍派を最大のターゲットにしているのは、一矢報いたいという思いがあるのではないか。現状の報道などを見ても、会計責任者程度なら政治資金規正法違反容疑で立件できるでしょう。ポイントは、キックバックが多かった国会議員よりもさらに上の事務総長クラスの共謀を立証できるかどうか。おそらく安倍派側は『事務方に任せていた』などと言って共謀はなかったと主張するはず。そこを特捜部が突破できるか」

9041OS5:2023/12/08(金) 18:44:40
■ロッキード、リクルート事件並みの可能性も?

 宏池会(岸田派)のスタッフから自民党本部で政務調査役を20年以上経験した政治評論家の田村重信氏は、

「政治資金規正法は『規制』ではなく『規正』。正しいという字が使われています。いわゆる政治家の性善説、きちんとやるはずという前提です。私が宏池会にいたときは、今とはルールが違う古い時代の話ですが、派閥のパーティー券を現金で払う人も多かったけど、それなりに収支はきちんとしていた記憶があります」

 と振り返りつつ、今回の捜査についてこう語った。

「自民党の知り合いと話すと、特捜部が動かざるを得ないほどやりすぎた感がある。もう性善説とは言い難い。大物の国会議員が立件されるとなれば、古くはロッキード事件やリクルート事件並みの大スキャンダルになりかねません。どちらの事件も総理大臣の進退にかかわった。今回も岸田政権を大きく揺るがすことになりかねない」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

9042OS5:2023/12/08(金) 19:33:29
>>9037
なんで
記者が『辞任要求』するんですかね!?
意味わからん

9043OS5:2023/12/09(土) 00:27:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f348b4e00fb420d9b9e34dc77045c4121997deb3
1000万円超“キックバック”不記載か  高木毅国対委員長や世耕弘成参院幹事長も
12/8(金) 20:54配信
テレビ朝日系(ANN)
自民党・安倍派の政治資金パーティーを巡る問題で、高木毅国対委員長側や世耕弘成参院幹事長側にも1000万円以上のキックバックがあり、収支報告書に記載されていない疑いがあることがわかりました。

関係者によりますと、安倍派の政治団体「清和政策研究会」では、5年間でパーティー券の販売ノルマを超えた分の1億円以上が所属議員側にキックバックされ、収支報告書に記載されていない疑いがあります。

その後の取材で、派閥の事務総長を務める高木国対委員長側のほか、世耕参院幹事長側に5年間でそれぞれ1000万円以上のキックバックがあり、収支報告書に記載されていない疑いがあることがわかりました。

これまでに、事務総長だった松野博一官房長官側にも同様の疑いがあることがわかっています。東京地検特捜部が資金の流れなどについて実態解明を進めているとみられます。

テレビ朝日報道局

9044OS5:2023/12/09(土) 00:36:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/64000e95b4ca39962d7278f13bcffbfa8570e462
自民5派閥裏金疑惑ついに実名が…萩生田氏の“舎弟”池田佳隆氏にパー券営業「900万円」のキックバック浮上
11/30(木) 14:35配信

日刊ゲンダイDIGITAL
萩生田光一政調会長(左)の弟分・池田佳隆元文科副大臣(右)は、派内では“パー券営業部長”の異名も(C)日刊ゲンダイ

 やはり、裏金づくりをやっていたのか。

 自民党5派閥の政治団体が、パーティー収入計約4000万円を政治資金収支報告書に記載していなかった裏金疑惑が、連日、国会で追及の的になっている。東京地検特捜部は不記載額が最も大きかった安倍派に照準を絞っているとみられ、既に派閥関係者を聴取したとされる。焦点は、裏金づくりが実際に行われていたか否かだ。

自民・安倍派は「パー券裏金疑惑」に後手後手対応…“素人”金庫番が派閥のアキレス腱に

「浮かび上がっている手口は、パー券販売ノルマの超過分を国会議員が懐に入れるというものです。派閥に入金されたパー券売り上げのうち、ノルマを超えた分を議員側にキックバック。戻ってきた分を収支報告書に記載しなかった議員がいるとみられているのです」(政界関係者)

 複数の安倍派関係者によると、販売ノルマは当選回数や立場によって分けられており、最高幹部は約750万円で、閣僚経験者は400万〜500万円。ヒラの議員は50万〜100万円だという。

 ノルマを超えてパー券をさばけばさばくほど、議員側の“実入り”が増えるスキームだったとみられている。

企業経営者の知り合い多数
池田元文科副大臣のノルマは60万円ほど、では超過分の900万円超はどこに?(C)日刊ゲンダイ

 この裏金づくりに手を染めていた恐れのある議員の実名が、ついに浮上した。30日発売の「週刊文春」によると、キックバックの恩恵にあずかっていた可能性があるのは、安倍派所属の池田佳隆元文科副大臣(57、愛知3区)だ。派内では“パー券営業部長”として知る人ぞ知る存在で、秘書に「俺個人のパーティーより、派閥のパー券を売ることを優先して」と命じていたほどだという。文教族で、文科相経験者でもある萩生田政調会長の“舎弟”のような存在だそうだ。

 文春の調査によると、安倍派の収支報告書には、毎年数十社のパー券購入企業が記されており、うち3割以上が池田氏個人のパー券も購入していた企業だという。2020年には、池田氏が地元企業に1000万円以上も派閥のパー券を販売。シャカリキになって地元の支援企業にパー券を売りさばいていた構図が浮かぶ。

 ところが、池田氏に課されたノルマは60万円程度。文春は、ノルマ超過分の900万円超が池田氏側にキックバックされた可能性を指摘している。特捜部は、池田氏がキックバックを受けたか否かに着目しているという。

 もし、文春が指摘するように、年間数百万円ものキックバックを受け、裏金として処理していたとしたら大問題だ。日刊ゲンダイは池田事務所に問い合わせたが、締め切りまでに回答はなかった。

 安倍派関係者が言う。

「池田さんは06年から1年間、多くの若手経営者が所属する『日本青年会議所』の会頭を務めていました。企業経営者の知り合いが多いから、大量にパー券をさばけたのかもしれません。しかし、1000万円も売るなんてハンパじゃないですよ。本人は萩生田さんと似た体育会系のノリだから“モーレツ営業”ができたのかもしれませんが、それにしても1000万円はスゴ過ぎる。安倍さん並みの集金力ですよ」

 池田氏は、キチンと説明責任を果たすべきだ。

9045OS5:2023/12/09(土) 00:37:06
https://bunshun.jp/articles/-/67329
《派閥パーティ問題》安倍派パーティ券大口購入者の3割以上が“萩生田の舎弟”池田佳隆元文科副大臣の支援企業だった 「彼は異常なほどパー券を捌いている」
「週刊文春」編集部2023/11/29
source : 週刊文春 2023年12月7日号

genre : ニュース, 社会, 政治

 自民党の各派閥が政治資金パーティの収入を過少記載したとして告発されている問題を巡り、安倍派(清和会)のパーティ券の大口購入者の3割以上が、同派に所属する池田佳隆元文科副大臣(57)の支援企業だったことが、「週刊文春」の取材でわかった。安倍派の所属議員が100人近いことを踏まえれば、極めて高い割合と言える。

池田氏は愛知3区の選出 ©時事通信社
池田氏は愛知3区の選出 ©時事通信社
不記載額が最も大きい安倍派
 自民党の主要5派閥は、2018〜21年の政治資金収支報告書にパーティ収入約4000万円分を過少記載したとして、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑で告発されている。中でも、不記載額が約1900万円と最も大きいのが、安倍派だ。11月24日時点で、既に54カ所の収支報告書の訂正に追い込まれている。

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 その安倍派のパーティ券を最も捌いていると見られるのが、池田氏だ。2012年の衆院選で愛知3区から出馬し、初当選。現在当選4回で、岸田政権では昨年まで文科副大臣兼内閣府副大臣を務めた。保守派の文教族として知られ、「文科相経験者の萩生田光一政調会長の“舎弟”のような存在」(自民党関係者)だという。

大口購入者35社のうち13社が
 実際、池田氏はどれほど派閥のパーティ券を捌いているのか。政治資金収支報告書には、20万円を超えてパーティ券を購入した大口の企業・団体名などが記載される。安倍派の2022年の収支報告書によれば、大口購入者は17社。このうち、3割以上の6社が池田氏の政治団体に献金ないしはパーティ券を購入したことがある支援企業だった。2021年の収支報告書によれば、大口購入者は35社。このうち、3割以上の13社が同様に池田氏の支援企業だった。中には、同じ年に安倍派のパーティ券も池田氏のパーティ券も購入していた企業も少なくない。例えば、工業用ゴムメーカー(名古屋市中区)は2022年に安倍派のパーティ券を100万円分、池田氏のパーティ券を150万円分購入していた。

収支報告書には愛知県の企業がズラリ
収支報告書には愛知県の企業がズラリ
 安倍派のパーティ券収入は毎年1億円前後だが、池田氏の支援企業によるパー券購入額を合計すると、多い年で950万円に上っていた。安倍派の所属議員は100人近いことなどを踏まえれば、パーティ券購入者のうち池田氏の支援企業が占める割合は極めて高く、「池田氏は異常なほどパーティ券を捌いていると言っていい」(安倍派関係者)。

 池田氏に事実関係の確認を求めたが、期限までに回答はなく、その後、担当者が「派閥に関することなので、こちらでは一切お答えできません。派閥にお問合せ下さい」と口頭で回答。清和会は「事実関係を確認し、適切に対応して参ります」とした。

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 では、池田氏は一体、なぜこれほど派閥のパーティ券を捌いてきたのか――。

 11月29日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および11月30日(木)発売の「週刊文春」では、池田氏の人物像や多額の派閥パーティ券を捌いてきた背景、森喜朗元首相や安倍昭恵夫人の政治資金を巡る問題、元最高幹部の事務所資料に記されたパーティ券販売の実態などについても詳報している。

9046OS5:2023/12/09(土) 08:12:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c000192ab7e177c648dad9d01c9e5295a7c96ac
パーティー裏金疑惑の松野官房長官を更迭へ、首相「役割果たして」から一転・後任調整
12/9(土) 5:05配信

読売新聞オンライン
首相官邸に入る松野官房長官(8日午前)=川口正峰撮影

 岸田首相は自民党最大派閥の安倍派が政治資金パーティー収入の一部を還流させるなどして裏金化していた疑惑を巡り、還流を受けた疑いのある松野博一官房長官(61)を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。首相は後任人事の調整を進める考えだ。


 複数の政府・与党関係者が明らかにした。内閣の要である官房長官の交代で政権運営が不安定化するのは避けられず、内閣支持率が低迷する首相にとって大きな打撃となる。

 松野氏は2019年9月〜21年10月に安倍派の事務総長として派閥の実務を取り仕切っていたが、還流疑惑に関して定例記者会見などで説明を拒み続けている。8日の参院予算委員会でも自らへの還流疑惑について、「私の政治団体に関しては適切に処理してきた」と釈明したうえで、「精査して適切に対応していく」との答弁を繰り返した。

 首相は同日の衆院予算委員会で、野党議員が松野氏の更迭を求めたのに対し、「政府のスポークスマンとしての役割をしっかり果たしていただきたい」と強調した。松野氏も「引き続き責任を果たしていく」と述べた。

 だが、政府・与党内では、松野氏を巡り、「疑惑を払拭(ふっしょく)できない以上、官房長官の任を果たせず、速やかに身を引くべきだ」(閣僚経験者)との声が強まっており、首相も続投は困難との判断に傾いたとみられる。

 官房長官が辞任するのは異例だ。第2次森内閣で中川秀直氏が女性問題などの疑惑が発覚し、00年10月に辞任した。第2次小泉内閣では、福田康夫氏が04年5月に国民年金保険料の未納問題で辞任を表明した。松野氏が辞任すれば、21年10月に発足した岸田内閣で、不祥事などでの閣僚辞任は5人目となる。

 松野氏は衆院千葉3区選出で当選8回。文部科学相や自民党総務会長代行を経て、岸田内閣の発足当初から官房長官を務めた。

9047OS5:2023/12/09(土) 08:14:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9a2c300f7f1db46daf8860bb3ebbecf729c5106
自民、裏金疑惑で動揺拡大 安倍派「5人衆」に反発渦巻く 首相、唐突な岸田派離脱〔深層探訪〕
12/9(土) 7:00配信


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時事通信
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立座長(左から2人目)=7日、東京・永田町の同党本部

 自民党派閥の政治資金パーティーに絡む裏金疑惑で、渦中の最大派閥・安倍派を中心に党内が大きく揺らいでいる。政権中枢の松野博一官房長官ら「5人衆」と呼ばれる同派幹部が裏金化を把握していた可能性も取り沙汰されて動揺が拡大。各派との関係を重視してきた岸田文雄首相は唐突に「脱派閥」を示し、むしろ「場当たり的」(立憲民主党若手)な対応が迷走ぶりを浮き彫りにした。

 ◇実力者は全員沈黙
 「事実関係を慎重に確認していく」。7日昼の安倍派総会で、同派座長の塩谷立・元総務会長の発言は「一般論」に終始した。

 安倍派の裏金総額は2022年までの5年間で1億円以上に上るとみられ、東京地検特捜部が捜査を進める。集団指導体制の同派で、名目上のトップは塩谷氏だが、実権は松野氏、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長の5人衆が握る。閣僚経験者は「5人衆プラス森喜朗元首相が仕切っている。塩谷氏は飾りだ」と語る。

 裏金疑惑では、その5人衆の関与が焦点の一つだ。19年9月以降に「閥務」を取りまとめる事務総長は松野、西村、高木3氏が務めた。萩生田、世耕両氏も政権の要職にあった。政府・自民内では「裏金づくりで何らかの事情を知っている」との見方が広がる。

 裏金疑惑について、松野氏は官房長官会見での連日の質問に事実上のノーコメントを続ける。現在の事務総長である高木氏も7日の総会後、記者団に「座長の話の通りだ」と説明を避けた。他の3人も核心部分を語らないままだ。

 これに対し、同派中堅は「資金還流を把握している5人が派の『想定問答』を決めている。その対応がかえって苦境を招いている」と批判した。

 派内ではそもそも5人衆に対する他の幹部の不満がくすぶっていた。自民幹部は「5人衆も一枚岩ではない」とみる。捜査の進展次第では「責任の所在や派閥の今後を巡り内紛が起こる可能性もある。離脱者が相次ぐかもしれない」(政府関係者)との指摘もある。

 ◇究明指示なく迷走
 首相は政権を安定させるため、各派との良好な関係に努めてきた。安倍派実力者を要職に就けるなど最大派閥に特段の配慮を示し、麻生派、茂木派との連携も継続。自らは歴代首相が慣例とした首相就任後の派閥離脱をあえてせず、岸田派会長の座にとどまってきた。

 だが裏金疑惑が「リクルート事件以来の大事件」とも言われる中、7日に急きょ岸田派からの離脱を表明。記者団に対し「首相の任にあるうちは派閥を離れるのが適切だ」と言い放った。

 21年10月の政権発足以来、派閥会長を続けた首相には、菅義偉前首相をはじめとする党内や野党から疑問が投げ掛けられてきた。突然の派閥離脱に、自民ベテラン議員は「政治資金問題と何のつながりがあるのか。何をどうしたらいいか分からなくなっている」と、迷走ぶりにあきれかえった。

 首相は6日に派閥パーティー自粛を表明したものの、疑惑の徹底究明を指示する姿勢は見られない。8日の衆参両院の予算委員会集中審議では野党の集中砲火を浴びるのは確実。自民重鎮は「彼は派閥の人。対応が中途半端だ」と切り捨てた。

9048OS5:2023/12/09(土) 08:15:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/5373d0935e49cba81416095e69a0c08d326844d7
キックバック問題で終盤国会が大荒れ状態… 「閉じても地獄、延長しても地獄」
12/8(金) 19:30配信

カナロコ by 神奈川新聞
衆院予算委員会で、答弁のため挙手をする岸田文雄首相=国会内

 国会は8日、衆参両院で予算委員会が開かれ、岸田文雄内閣は政治資金パーティー券収入キックバック(還流)問題などを巡り野党からの追及を受けた。首相は「捜査に影響を与える」との理由で「ゼロ回答」(立憲民主党議員)答弁を繰り返して怒号を浴び、与党からも不満をぶつけられた。


 会期末が13日に迫る中で終盤国会は大荒れ状態だ。「野党の出番を封じるため早く国会を閉じたい」(自民幹部)のが政権の本音。一方で「閉じれば東京地検特捜部の捜査が本格化する」(同)との観測もあり「閉じても地獄、延長しても地獄」(閣僚経験者)の状態に追い込まれている。

 「『派閥』については危機感を持つよう指示した手前、在任中は外れることにしたものだ。決して逃げてはいない」。岸田首相は野党質問のトップバッターで立民の枝野幸男前代表からの「反省を口にするなら派閥会長を降りるだけでなく、岸田派を解散せよ」との追及に色をなし反論した。

 官邸関係者によると「答弁では『政策集団』を使い、国民の印象が悪い『派閥』との表現は避ける」と申し合わせたが「総理がキレて審議冒頭から崩れた」という。質問者が使っていない「逃げ」という言葉を自ら発する事態に「もはや制御不能」となった。補正予算に賛成した日本維新の会の馬場伸幸代表からも「派閥会長辞任もパーティー開催自粛も国民には響いていない」と突っぱねられた。  

神奈川新聞社

9049OS5:2023/12/09(土) 08:16:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e229fb4412dbf4a4714ada4b45dbf5b503027a95
安倍派幹部6人に裏金か 塩谷・松野・高木・世耕・萩生田・西村氏
12/9(土) 4:00配信

朝日新聞デジタル
裏金のキックバックを受けた疑いがある安倍派幹部6人

 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、同派の中枢幹部6人のうち、松野博一官房長官のほかの5人も、直近5年間でそれぞれ1千万円超〜約100万円の裏金のキックバック(還流)を派閥から受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることが、関係者への取材でわかった。


■1千万円超〜100万円

 全6人の安倍派の中枢幹部は、事実上トップの「座長」を務める塩谷立・元文部科学相と、派閥の有力者で「5人衆」とされる松野氏、高木毅・党国会対策委員長、世耕弘成・党参院幹事長、萩生田光一・党政調会長、西村康稔経済産業相。裏金問題は、松野氏に加えて、岸田文雄首相を支える党幹部や重要閣僚に幅広く波及した。

9050OS5:2023/12/09(土) 11:34:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d227f59c4b6dae990ad11b2d9f518150d896e42d
安倍派主要6幹部に裏金か 塩谷、萩生田、西村の3氏にも疑い
12/9(土) 11:11配信


毎日新聞
自民党安倍派の塩谷立元文部科学相=東京都千代田区の同党本部で2023年8月31日、竹内幹撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の主要幹部がパーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)を受けていた疑いがあることが関係者への取材で判明した。松野博一官房長官のほか、5人の名前が挙がっている。いずれも関連する政治団体の政治資金収支報告書に収支が記載されず、裏金となっていた可能性があるという。


 名前が挙がっているのは、松野氏、高木毅国対委員長や世耕弘成参院幹事長、塩谷立元文部科学相、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相。塩谷氏は派閥の事実上トップの座長で、他の5氏は安倍派「5人衆」と称され、岸田文雄政権を支える存在でもある。

 安倍派では、安倍晋三元首相の死去後、座長と「5人衆」による集団指導体制が続いており、主要幹部に軒並み裏金疑惑が浮上したことになる。ただ、還流額は1000万円超から100万円程度と幅がある模様だ。

 安倍派では、直近5年間で所属議員がノルマを超えて集めた1億円以上の収入と、議員への還流分の支出がいずれも派閥の収支報告書に記載されていなかった疑いが持たれている。

 こうした運用は組織的に行われていたとみられ、還流資金を裏金化した議員は主要幹部を含めて10人を超える可能性がある。

 安倍派を含む自民5派閥に対する政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で刑事告発を受けている東京地検特捜部は、全国から応援検事を集め、派閥の会計責任者らの事情聴取を進めている。臨時国会の会期末(13日)後に、裏金化が疑われる議員らへの聴取を本格化させるとみられる。【井口慎太郎、北村秀徳、黒川晋史、遠藤龍】

9051OS5:2023/12/09(土) 11:39:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20231207k0000m010128000c.html
岸田首相への答弁「助け舟」乏しく 孤軍奮闘? 求心力に黄信号
2023/12/09 08:00毎日新聞

岸田首相への答弁「助け舟」乏しく 孤軍奮闘? 求心力に黄信号

参院予算委員会で質問に答えるため挙手する岸田文雄首相(中央)。右は鈴木俊一財務相=国会内で11月29日、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 2023年度補正予算は11月29日に成立したが、衆参両院の予算委員会の審議では、閣僚が積極的に答弁に立つことは少なく、岸田文雄首相が「孤軍奮闘」する場面が目立った。既に指導力を疑問視する声も出ている中で、首相の政府・与党内での求心力低下を象徴しているようにも映る。

 「43兆円という金額は閣議決定した数字だ。この範囲内で防衛力を強化していく」。首相は11月27日の参院予算委で、円安が進む中、23年度から5年間で防衛費を総額約43兆円に増やす方針を堅持するかを問われ、こうした答弁を繰り返した。

 質問した立憲民主党の辻元清美氏は「総理」「防衛大臣」「財務大臣」などと、質問ごとにわざわざ答弁者を指名。誰に答えさせるかは、質疑を仕切る予算委員長に権限があるが、政府側はおおむね辻元氏の要望に沿って、首相や閣僚が答弁に立った。

 通常は、政府側はなるべく首相の負担を減らすため、自分が担当する質問が出たら、閣僚自ら手を挙げて答えて、質問者の持ち時間を消費させようとすることが多い。こうした「助け舟」は、首相を支える姿勢を示すことでもある。

 辻元氏の防衛費に関する質問は本来、防衛相が前面に出て答弁する案件だ。しかし、木原稔防衛相は辻元氏から求められたときには答弁に立ち、円安に伴う装備品の取得費の増額幅などを説明したが、首相に代わって前に出る姿勢は乏しかった。

 結局、首相の答弁機会はあまり減らず、首相周辺は「こういう質問は、本来は防衛相が答えるべきだ。木原氏は全然手を挙げない」と不満を漏らした。

 9月の内閣改造で、木原氏をはじめ11人が初入閣した。新任閣僚は不慣れなため、答弁に消極的なことは過去にもあった。だが、21年から約2年、任に就いている鈴木俊一財務相が率先して答弁しないことに、違和感を抱く声が自民党内にある。財務相は原則、予算委に出席する必要があり、今回の補正予算を所管する閣僚だ。

 予算委は首相と全閣僚が出席することが多く、質問内容は多岐にわたる。午前9時から午後5時まで、昼休みの1時間を除く「7時間コース」で開かれ、NHKが中継することも少なくない。

 見せ場となるため、野党議員は、閣僚より答弁に重みがあると受け止められる首相が答えるよう求めることはよくある。辻元氏が20年ほど前の予算委で、「ソーリ(総理)、ソーリ、ソーリ」と、当時の小泉純一郎首相が答弁するよう連呼したのもそのためだ。

 計6日間にわたった今回の補正予算の審議では、自民党5派閥の政治資金問題や、自ら打ち出した定額減税など首相が矢面に立たざるを得ない論点が多かったのは確かだ。首相はかつて、外相を4年7カ月務めた経験があり、答弁に一定の自信を持っているとみられ、孤軍奮闘のような状況をそれほど苦にはしていないようだ。

 とはいえ、報道各社の世論調査で内閣支持率は低迷を続けている。自民党の世耕弘成参院幹事長が10月の参院本会議の代表質問で、支持率低下について「最大の原因は、国民が期待するリーダーとしての姿が示せていないことに尽きる」と公然と首相に苦言を呈するなど、党内基盤に揺らぎが見えている。

 来年秋の自民党総裁選での再選を疑問視する声が出始める現状では、予算委での閣僚の消極的なふるまいは、支えるメンバーが少なく、首相が孤立しているように受け取られかねない。ある閣僚経験者は「首相の代わりに答えようとする閣僚がいない。財務相もなかなか手を挙げない。あれでは首相も大変だ」と同情している。【畠山嵩】

9052OS5:2023/12/09(土) 11:43:03
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2023111701001367
石破氏、党内結束呼びかけ 「ポスト岸田」高市氏前に
2023/11/17 18:50共同通信

石破氏、党内結束呼びかけ 「ポスト岸田」高市氏前に

石破茂氏

(共同通信)

 自民党の石破茂元幹事長が17日、東京都内で開かれた党所属衆院議員のパーティーで、「ポスト岸田」候補と目される高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相を前に結束を呼びかける一幕があった。「政権の具合が悪くなると『顔を替えよう』とする者がいる。あまり良いことではない」と述べた。

 内閣支持率が低迷する中、保守系議員を集めた勉強会を発足させた高市氏の動きが念頭にあるとみられる。石破氏は、首相指名選挙の際に「岸田氏と書いた人には責任がある。おかしいと思うことがあれば陰で言うのではなく、きちんと議論すべきだ」と指摘した。

9053OS5:2023/12/09(土) 16:26:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/94a4fdb10dd53d1d352624712e072d502f372688
松野博一官房長官を更迭へ パー券還流、裏金1000万円未記載疑惑
12/9(土) 11:33配信

毎日新聞
議員宿舎を出る松野博一官房長官(中央)=東京都港区で2023年12月9日午前11時1分、玉城達郎撮影

 岸田文雄首相は9日、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティーの収入の一部を裏金化していた疑惑を巡り、松野博一官房長官を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。松野氏は直近5年間で派閥から1000万円を超えるキックバック(還流)を受けたが、政治資金収支報告書に記載していない疑いがある。政権中枢の進退に波及したことで、政権に深刻な打撃となることは必至だ。政権内からは、内閣改造論も出ている。


 安倍派は2018〜22年に毎年1回パーティーを開き、計約6・6億円の収入を報告書に記載している。一方、関係者によると、直近5年間に帳簿外で処理された額は1億円を超え、還流分を裏金にしていた議員は10人を超える可能性がある。この中に松野氏が含まれているという。刑事告発を受けた東京地検特捜部は、政治資金規正法違反容疑で捜査を進めている。

 松野氏は19年9月〜21年10月の約2年間、派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めた。派閥の裏金疑惑が浮上して以降、連日、記者会見などで説明を求められているが「政府の立場としてお答えは差し控える」との回答を繰り返していた。8日の参院予算委員会では、自身の政治団体の会計について「適正に処理をしてきたと考えている」と答弁。安倍派からの還流については「私の政治団体に関しては適切に処理してきたと考えているが、現在派閥が刑事告発を受けており、捜査をされている。私の政治団体についても改めて精査した上で適切に対応したい」などと説明していた。

 安倍派では松野氏のほかに自民党の高木毅国対委員長と世耕弘成参院幹事長にも裏金疑惑が浮上。さらに、同派座長の塩谷立元文部科学相、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相の疑惑も新たに表面化した。松野氏に続いて、辞任ドミノが起こる可能性がある。高木氏は安倍派の現事務総長で、西村氏は事務総長経験者。西村氏は8日の衆院予算委で還流の有無について「どこかの時点でしっかりと説明責任を果たしたい」と述べた。塩谷氏はのちに撤回したものの還流の仕組みが「あったと思う」といったんは認めている。

 政治資金パーティーを巡る問題では、安倍派のほか二階派でも裏金疑惑が浮上。首相は6日、各派閥の政治資金パーティーの当面自粛や忘年会・新年会を控えることなどを指示した。7日には「私自身が先頭に立って政治の信頼回復のために努力する」と表明し、同日付で自身が会長を務めていた宏池会(岸田派)から離脱した。

 野党は首相の対応を「筋違い」「的外れ」などと批判。8日の衆参予算委員会で首相を追及するとともに、松野氏の辞任を要求したが、首相は「政府のスポークスマンとしてしっかりと発信してもらう」と述べ、更迭を否定していた。

 報道各社の世論調査で内閣支持率は発足以来最低となる20%台まで下落している。「政治とカネ」の問題を巡り、政権運営はさらに厳しい状況に追い込まれそうだ。【田辺佑介】

9054OS5:2023/12/09(土) 16:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/19639e03bebca27bdcfdb2743ae3a431b48d6c7d
<独自>自民が高木国対委員長の交代検討 安倍派現事務総長 小規模内閣改造論も浮上
12/9(土) 14:11配信

産経新聞
自民党の高木毅国対委員長

自民党が、安倍派(清和政策研究会)からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けた疑いがある同派現事務総長の高木毅国対委員長の交代を検討していることが9日、分かった。

また、同様の疑惑が浮上した松野博一官房長官らを含め、年内を念頭に小規模の内閣改造論が岸田文雄政権内で浮上していることも判明した。複数の政府・与党関係者が明らかにした。

9055OS5:2023/12/09(土) 20:48:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc7a35e5b3d040590ac3ba7debe7d5fb8b7e745c
自民裏金疑惑、安倍派ぐるみの構図 23年は還流取りやめに
12/9(土) 20:03配信

毎日新聞
上段左から塩谷立元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、下段左から高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)を受け裏金化していた疑惑が、自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の主要幹部6人に拡大した。安倍派では最近になってキックバックを取りやめており、派閥幹部が不適切な会計処理を認識して中止した可能性がある。派閥ぐるみの構図が浮上する中、券の購入者や地方政界では困惑の声も上がっている。

【図で解説】そもそも…今回の疑惑の構図

 一般に自民党派閥の政治資金パーティーではパーティー券の販売割り当て(ノルマ)があり、当選回数や派閥の役職などによって数十万から数百万円程度の幅が設けられている。関係者によると、清和研ではノルマ超過分を議員側に還流することが長年行われ、2018〜22年に1億円超の収入と議員側への還流が政治資金収支報告書に記載されず、裏金化した疑いが持たれている。

 そんな中で、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が22年11月に自民党派閥のパーティー券収入の過少記載疑惑を報道。その後、大学教授が、安倍派を含む5派閥が18〜21年分の収支報告書に計約4000万円分過少記載したとする告発状を東京地検に提出した。

 複数の自民関係者によると、安倍派では22年に還流を取りやめるとの方針が示され、今年5月のパーティー分の還流は行われなかったという。

 18年以降、清和研で事務総長を務めたのは、就任順に下村博文・元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅・党国会対策委員長の4人で、現職の高木氏は22年8月に就任した。パーティー券の会計処理を巡る視線が厳しくなる中、派閥幹部らが不適切な処理を認識して慣習を見直した可能性がある。

 東京地検特捜部は告発を受けて派閥の会計担当者らから事情聴取を進めており、臨時国会の会期末(13日)後に事務総長経験者や、裏金化が疑われる議員に事情を聴くとみられる。

 ◇購入団体「裏金扱いに迷惑」

 次々と表面化する疑惑に、パーティー券を購入した政治団体や、国会議員を支える地方議員から困惑の声が上がっている。

 安倍派のパーティー券を購入していたある政治団体の担当者は「重要な政策を理解してくれる先生方を応援したいだけなのに、(支出が)裏金のような扱いにされて迷惑。しっかりしてほしい」と憤る。

 今回、名前が挙がった安倍派「5人衆」の一人、世耕弘成・党参院幹事長の地元・和歌山県のある自民の地方議員は、派閥のキックバックについて「知らない」とした上で「キックバック自体はきちんと収支報告していれば問題ないのに」と困惑した様子だ。「頑張って政治活動をしようと思えばどうしてもお金がかかる。キックバック自体が悪いと言われているようで気になる」と話していた。【二村祐士朗、黒川晋史、樋口淳也、加藤敦久】

9056OS5:2023/12/10(日) 03:35:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b0a024748c6a10576ffdc76e1d0faa6dd51e1f2
裏金疑惑の松野博一官房長官に早期辞任論 官房長官任期途中の辞任となれば19年ぶりの異例事態
12/9(土) 17:17配信



日刊スポーツ
松野博一氏(2017年5月30日撮影)

 自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる「裏金」疑惑の渦中にある松野博一官房長官に「早期辞任論」が浮上していることが9日、複数の政界関係者への取材で分かった。官房長官は政権の要でスポークスマンという重要な立場だが、記者会見や国会で裏金疑惑について詳細な発言や答弁をほぼ拒否している状態が続いており、このまま職務に当たらせるのは難しいとの判断からとみられる。

 支持率が下落中の岸田文雄首相にとっては、大きな打撃だ。

 岸田首相はこの日、「国際賢人会議」出席のため東京を離れて長崎市を訪問した。帰京後、時期を見極めながら松野氏の後任人事を含めた調整に入ることになるが、「政治とカネ」の問題で官房長官が辞任することになれば、極めて異例なことだ。

 官房長官が任期中に辞任したケースはあまり多くない。最近では2000年10月に森喜朗内閣の中川秀直氏が女性問題などで辞任したほか、2004年5月に年金未納問題が発覚した小泉純一郎内閣の福田康夫官房長官が辞任した。もし松野氏が辞任するようなことになれば、約19年ぶり。

 安倍派の政治資金問題をめぐっては、派閥運営を取り仕切る「事務総長」経験者の国会議員側にキックバックされていた疑いが出ている。安倍派事務総長を務めた人物として、岸田政権には松野氏以外にも西村康稔経産相がいる。西村氏も国会答弁で「どこかの時点で説明責任を果たさなければいけない」と述べており、今後の対応に注目が集まっている。

 また、安倍派幹部には、塩谷立座長のほか、「5人組」と呼ばれる萩生田光一政調会長や世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長といった党幹部がいる。今後の捜査の展開次第では松野氏以外の安倍派幹部にも影響が広がる可能性も指摘されている。

9057OS5:2023/12/10(日) 03:37:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c59b61261f2964fe06af0fcfeb58663ef86880
松野官房長官更迭へ 改造論浮上、安倍派幹部扱い焦点
12/9(土) 17:49配信
共同通信

 岸田文雄首相は、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り、松野博一官房長官を交代させる方向で検討に入った。事実上の更迭となる。松野氏以外を含め内閣改造・党役員人事を実施する案も政権内に浮上した。臨時国会会期末の13日以降で調整するとみられる。与党関係者が9日、明らかにした。パーティー券販売ノルマを超えた売り上げからキックバック(還流)を受けたとされる安倍派幹部の扱いが焦点となる。

 東京地検特捜部は歴代事務総長への聴取を検討している。

 松野氏は原則1日2回の記者会見で資金還流の質問に明確な回答を避け、機能不全に陥っている。内閣の要である官房長官の交代は異例。内閣改造であれば小幅と見込まれ、更迭の印象を薄める思惑もありそうだ。

 首相や松野氏は9日、いずれも公務があったが、資金問題について言及することはなかった。萩生田氏は高松市で開かれた党会合で心配をかけていると陳謝し「捜査の結果が出たら丁寧に説明したい」と述べた。世耕氏は京都府宇治市で記者団から自身の進退を問われ「職責を全うしたい」と辞任を否定した。

9058OS5:2023/12/10(日) 03:41:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9fb4a991b71ae88f9cc92815e34e25db78d1c36
自民に激震 裏金疑惑が安倍派「5人衆」らを直撃 分裂懸念の声も
12/9(土) 20:39配信


産経新聞
自民党本部の建物=東京都千代田区永田町

自民党最大勢力の安倍派(清和政策研究会)に激震が走っている。派閥からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けた裏金疑惑が、松野博一官房長官ら幹部6人を直撃したからだ。「自民の屋台骨」の弱体化は、岸田文雄首相の政権運営を左右する可能性が高い。


還流を受けたとみられる幹部は、派内の有力者「5人衆」と呼ばれる松野氏、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長に加え、塩谷立座長の6人。

松野氏は令和元年9月から3年10月まで派閥の事務総長を担い、西村氏はその後任。高木氏は4年8月から事務総長を務めている。塩谷氏は今年8月、派閥の代表となる座長に就任した。

萩生田氏は9日に高松市内で講演し、出席者によると「検察の捜査結果が出たら丁寧に説明したい」と話したという。また、世耕氏は同日、京都府宇治市で記者団に「しっかり調査し、誠実に対応したい」と述べた。

安倍派は昨夏の参院選で安倍晋三元首相が凶弾に倒れた後、後継会長選びが難航。有力候補が居並ぶ状況から、分裂を避けるために会長不在の集団指導体制に落ち着いた経緯がある。

しかし、還流疑惑の浮上に伴い、派内からは「幹部を一新しないと安倍派は持たない」(若手議員)との声が上がる。閣僚経験者は心配の声が相次ぎ寄せられていると明かし、「派閥としての対策を全く示せていないから不安が広がっている。集団指導体制なんて何の意味もない」と吐き捨てた。

安倍派の面々はこれまで岸田首相を支える「主流派」として、政府与党の要職を占めてきた。しかし、自民幹部は「捜査の進展によっては分裂しかねない」と指摘。岸田内閣の支持率低迷に歯止めがかからない中、「屋台骨が崩壊したと見なされ、野党側から衆院解散論が強まる可能性がある」とも語った。(竹之内秀介)

9059OS5:2023/12/10(日) 03:42:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/43766e5493a6d934d65abc6b6d1d2e4286217d4c
自民・安倍派6幹部裏金疑惑 年内の内閣改造・党人事案も浮上
12/9(土) 20:56配信

毎日新聞
上段左から塩谷立元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、下段左から高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長

 岸田文雄首相は9日、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティーの収入の一部を裏金化していた疑惑を巡り、松野博一官房長官を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。他に高木毅・党国対委員長ら安倍派幹部5人にも同様の疑惑があり、松野氏を近く交代させる案や来年度予算編成後の12月下旬以降に松野氏以外を含めて内閣改造・党役員人事に踏み切る案が浮上している。

 首相は9日夜、長崎出張から戻った後、公邸で麻生太郎副総裁と会談した。今後の対応について協議したとみられる。

 安倍派では松野氏のほかに高木氏、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、世耕弘成・党参院幹事長、同派座長の塩谷立元文部科学相らにも同様の疑惑が浮上。松野氏に続いて、進退が問われる可能性がある。

 松野氏は2019年9月〜21年10月の約2年間、派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めた。直近5年間で派閥から1000万円を超えるキックバック(還流)を受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがある。

 野党は8日の衆参予算委員会で首相を追及するとともに、松野氏の辞任を要求したが、首相は「政府のスポークスマンとしてしっかりと発信してもらう」と述べ、更迭を否定していた。

 「内閣の要」となる官房長官の辞任は政権にとって大きな打撃だ。過去には第2次森内閣の中川秀直氏が00年10月、女性問題などを受けて辞任。第2次小泉内閣の福田康夫氏も国民年金保険料の未納問題などで04年5月に辞任している。

 高木氏は安倍派の現事務総長。地元の福井県越前町で9日、記者団に「慎重に事実関係を確認し、適切に対応する」と述べた。自身の進退については「職責をまっとうする」とした。前事務総長の西村氏は8日の衆院予算委で還流の有無について「どこかの時点でしっかりと説明責任を果たしたい」と述べた。

 また世耕氏は9日、京都府宇治市内で疑惑について「政治不信を起こすことにつながり国民の皆さんに深くおわび申し上げる」と陳謝。ただし、参院幹事長職については高木氏と同じく「職責をまっとうしていく」と述べ、辞任を否定した。

 政治資金パーティーを巡る問題では、自民党最大派閥の安倍派のほか二階派でも裏金疑惑が浮上。岸田首相は6日、各派閥の政治資金パーティーの当面自粛や忘年会・新年会を控えることなどを指示したのに続き、「私自身が先頭に立って政治の信頼回復のために努力する」として、自身が所属する宏池会(岸田派)を7日付で離脱した。【田辺佑介】

9060OS5:2023/12/10(日) 03:43:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/a63f3d705100d1c834eae3dc3cd47ee69be993d0
<独自>安倍派幹部ら一斉聴取へ 東京地検、上級庁と最終調整 パーティー収入不記載
12/10(日) 1:07配信

産経新聞
自民党本部の建物=東京都千代田区永田町

自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)がパーティー券の販売ノルマを超過した分に応じて政治資金収支報告書に記載せずに議員にキックバック(還流)していた疑いについて、東京地検特捜部が臨時国会が閉会する13日以降、同派幹部ら国会議員を任意で事情聴取する方向で調整していることが9日、関係者への取材で分かった。上級庁と協議の上で最終判断するもようだ。


議員により不記載額は大きく違うとみられ、特捜部は悪質性や関与の度合いなどを慎重に見極めながら、会計責任者だけでなく議員本人にも経緯を確認する必要があると判断したとみられる。

安倍派を巡っては、販売ノルマ超過分に応じた還流分が松野博一官房長官ら幹部6人側の収支報告書に記載されていなかった疑いも浮上した。

関係者によると、6人は松野氏のほか、安倍派座長の塩谷立元文部科学相、同派の実務を仕切る事務総長の高木毅国対委員長、同派幹部の世耕弘成参院幹事長と萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相。塩谷氏を除く5人は同派の「5人衆」として知られる。

6人の関連団体は平成30年〜令和4年分の収支報告書で多くて1千万円超の還流分を記載しなかった疑いがある。松野氏は元年9月に安倍派事務総長に就任。西村氏はその後任で3年10月、高木氏は西村氏の後任で4年8月から事務総長。

安倍派は毎年のパーティーでパーティー券の販売ノルマ超過分を議員に還流していたとされるが、平成30年〜令和4年分の収支報告書には記載がなく、不記載は総額数億円に上る恐れがある。

9061OS5:2023/12/10(日) 11:54:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/460bda2e33a29012f52845b5d5de8ef21b1e8752
官房長官後任に加藤、小泉氏ら浮上 裏金問題で松野氏更迭の見通し 挙党一致アピールか
12/10(日) 5:00配信


カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂(資料写真)

 自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り更迭される見通しとなった松野博一官房長官の後任の人選について、(1)菅義偉氏(衆院神奈川2区)が首相時の要職経験者(2)岸田文雄内閣の現職閣僚─の2系統を軸に進められていることが9日、複数の政府関係者の話で分かった。無派閥議員まとめ役の菅氏と縁が深い議員の起用で派閥色を一掃し、挙党一致をアピールする狙いがあるようだ。 

 菅氏関係では、菅内閣の官房長官・加藤勝信、厚生労働相・田村憲久、環境相・小泉進次郎(11区)、官房副長官・坂井学(5区)の4氏が浮上。加藤氏は長官として菅内閣の要に就き、その前後には厚労相も務めた。茂木敏充幹事長の派閥に所属し、茂木氏を支えて同派と党内の融和を保ってきた。田村氏は今年9月に岸田派に入会したがそれまでは無派閥。かつて茂木氏の派閥や石破茂元幹事長の派閥にも参加し党内人脈も広い。

 小泉氏は報道各社の調査で次期総裁候補の上位に名前が挙げられ、坂井氏は菅氏を官邸で支えた。ともに無派閥で政治資金パーティー券の販売活動とは無縁と見られている。

 現職閣僚では、外相の上川陽子、デジタル相の河野太郎(15区)の2氏が有力視されている。上川氏は岸田派で首相の信任が厚い上、菅内閣では法相を務めた。やはり同内閣でワクチン担当相などを務め、新型コロナウイルス対策を進めた河野氏は総裁選で岸田氏と対決した間柄だが、小泉氏同様に国民から人気がある。 

 「キックバック(還流)の疑いが党役職者などに広がった」(自民党幹部)ことから小幅改造並みの人事構想が浮上したため、現閣僚からの起用も選択肢となっているという。 

神奈川新聞社

9062OS5:2023/12/10(日) 11:55:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/12199cfe9fc34b076846ca023ae5e0cd9a73c7a9

宮沢防衛副大臣の私設秘書逮捕 横断歩道の男性はねた疑い、静岡
12/9(土) 23:12配信

共同通信

静岡県警本部

 静岡県警磐田署は9日、軽乗用車で男性をはねて重傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、同県磐田市、川口浩生容疑者(39)を現行犯逮捕した。署によると、川口容疑者は宮沢博行防衛副大臣の私設秘書という。

 逮捕容疑は、9日午後6時半ごろ、磐田市中泉の道路で、横断歩道を渡っていた近所の自営業山本昇一さん(72)を車ではね、腰を骨折するなどの重傷を負わせた疑い。

 署によると、現場は信号機のない片側1車線の道路。川口容疑者にけがはなく、車に同乗者はいなかった。

9063OS5:2023/12/10(日) 11:57:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/09ffc98ce31a786842d5ff10fcafca3e857d76c0
松野・西村・萩生田・高木氏更迭へ 世耕氏も交代 安倍派5人衆一掃
12/10(日) 4:00配信

朝日新聞デジタル
安倍派5人衆

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は裏金を受け取った疑いが浮上した松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めた。近く事実上の内閣改造・党役員人事に踏み切る。政権の要職から、安倍派の幹部を一掃する構えだ。


 複数の政権幹部が明らかにした。世耕弘成・党参院幹事長の交代も検討する。いずれも事実上の更迭で、政権への大きな打撃となる。閣内や党執行部から最大派閥・安倍派幹部の「5人衆」が軒並み外れることになり、同派を重用したうえでの派閥均衡政治を続けてきた岸田政権の構造が、大きく変わることになる。

 首相は当初、捜査当局の動きを踏まえ対応する考えだったが、世論の批判の高まりを受け、疑惑を抱えた松野氏ら安倍派幹部は早期に交代せざるをえないと判断した。安倍派などから反発が出る可能性もあり、首相の求心力が低下する中で、人事が難航する可能性もある。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASRD96DJYRD9UTFK006.html?oai=ASRD96VPLRD9UTFK004&amp;ref=yahoo
「安倍派は終わった」幹部6人疑惑に自民衝撃 政権運営マヒの恐れも
有料記事自民

2023年12月9日 20時00分
自民党安倍派の裏金疑惑で、派閥幹部6人にキックバックを受けた疑いが浮上した。いずれも閣内や党執行部に名を連ねる実力者らで、政権内に動揺が走る。

 「うちの派閥は崩壊だ」(安倍派の重鎮)、「安倍派は終わった」(無派閥の中堅)。9日朝、具体像を結び始めた最大派閥の裏金疑惑に自民内に衝撃が走った。

 朝日新聞は、同派幹部6人に直近5年間でそれぞれ1千万円超から約100万円を受け取り、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあると報じた。

 6人は松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長、世耕弘成・党参院幹事長の「安倍派5人衆」と、「座長」の塩谷立・元文部科学相。塩谷氏以外は、閣僚や党執行部に現職で名を連ねている。


 「疑念を持たれるような事態になり、国民の政治不信を起こすことにつながった。深くおわびを申し上げたい」

9064OS5:2023/12/10(日) 11:58:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/197fa8a482dada40eb0178c5ed376857e951b553
安倍派3人に5千万円超〜4千万円超 最大規模の裏金か パー券収入
12/10(日) 4:00配信


朝日新聞デジタル
安倍派のパーティーで=2023年5月16日午後6時54分、東京都港区、森岡航平撮影

 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、派閥から直近5年間で5千万円超〜4千万円超の裏金のキックバック(還流)を受けた疑いがある所属議員が3人いることが、関係者への取材でわかった。金額としては最大規模とみられ、いずれも自身の政治団体の政治資金収支報告書に収入として記載していないという。

 3人のうち、大野泰正参院議員=岐阜選挙区、当選2回=が5千万円超、池田佳隆衆院議員=比例東海、当選4回=と谷川弥一衆院議員=長崎3区、当選7回=が各4千万円超を受け取ったとみられる。東京地検特捜部も3人の資金の流れを把握している模様だ。

朝日新聞社

9065OS5:2023/12/10(日) 11:59:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeab6daf6ff02946ab288d37cd4c0db7718ee948
裏金疑惑、安倍派数十人規模か…西村・塩谷・萩生田氏は継続的に還流受けていた疑い
12/10(日) 5:00配信
読売新聞オンライン
(左から)萩生田政調会長、西村経産相、塩谷元文科相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、西村康稔経済産業相(61)、塩谷立・元文部科学相(73)、萩生田光一・同党政調会長(60)の3氏側が派閥側から還流を受けていた疑いのあることがわかった。派閥側と議員側のそれぞれの政治資金収支報告書に記載していない疑いがある。


 これら派閥運営を担う幹部をはじめ、同派(99人)だけで数十人規模の議員がパーティー券販売のノルマ超過分の還流を受け、裏金化した可能性のあることも判明した。

今年開かれた自民党安倍派のパーティー(5月16日、東京都港区で)=須藤菜々子撮影

 同派では、これまで松野博一官房長官(61)、高木毅国会対策委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(61)の3氏側に、還流分を収支報告書に記載していない疑いが判明。松野、西村、高木の3氏は派閥実務を担う事務総長の経験者で、萩生田、世耕の両氏も含めて「5人衆」とも呼ばれ、事実上トップの座長を務める塩谷氏とともに同派の中心的な存在だ。

 政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑で捜査している東京地検特捜部は、これら同派の幹部が派閥側、議員側の双方の立場で裏金化の実態を把握していた可能性があるとみている。

 関係者によると、2018〜22年の5年間で裏金化した疑いのある金額は、松野、高木、世耕の3氏側で各1000万円超。残る3氏は、西村氏側が数十万円程度、塩谷、萩生田両氏側も1000万円に満たないとみられるが、継続的に還流を受けていた疑いがあるという。

 同派では、この5年間に派閥側からキックバックを受けるなどし、収支報告書に記載していない疑いのある議員が数十人規模に上ることも判明。中には総額が数千万円に上る議員もいるとみられる。特捜部は今後、同派事務総長経験者を中心に、多数の同党議員からの事情聴取も視野に入れている。

9066OS5:2023/12/10(日) 12:00:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/050449c813956c2dc3bcf26db94240fccd584402
裏金疑惑、官邸を直撃 「内閣の要」渦中に 派閥とカネ、野党追及〔深層探訪〕
12/10(日) 7:00配信

時事通信
衆院予算委員会に臨む岸田文雄首相(右)と松野博一官房長官=8日午前、国会内

 自民党派閥の政治資金パーティー問題が、岸田政権の中枢を直撃した。安倍派の裏金疑惑を巡り、松野博一官房長官に1000万円超が還流していた可能性が浮上。同派の高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長にも疑いが広がった。野党は、自民党の「派閥とカネ」の問題と位置付け追及を強めるが、岸田文雄首相はなお実態解明に後ろ向きな姿勢のままだ。

 ◇派閥の「幹部枠」? 
 「1000万円を超える裏金を受け取ったのか」。8日の参院予算委員会で、立憲民主党の蓮舫氏は冒頭から早速、核心に切り込んだ。松野氏は「精査し適切に対応する」と連発。納得しない蓮舫氏は「『内閣の要』が足元のカネの説明もできない」と断じ、首相に更迭を迫った。

 首相を支え、重要政策の総合調整などに当たる官房長官が「渦中の人」となり、裏金疑惑は政権基盤を揺るがす事態に発展した。首相官邸筋によると、安倍派の事務総長を務めた松野氏の関与は、当初から政権内でも取り沙汰されていたが、明らかになった金額の大きさに衝撃が走ったという。

 こうした規模で派閥から裏金が還流した可能性を踏まえ、自民党幹部は「(パーティー券販売の)ノルマ超過分のキックバックとは別に、派閥幹部の取り分があったのかもしれない」との見方を示した。

 ◇強まる交代論
 参院予算委では松野氏と同様、安倍派の事務総長経験者の西村康稔経済産業相も裏金受領の有無を問われ、「確認作業をしている」と防戦に追われた。蓮舫氏は、同派になお強い影響力を持つ森喜朗元首相や、派閥有力者の世耕氏と5日夜、西村氏が会食した事実関係をただし、「口裏合わせしているのでは」と追及。西村氏は「一切行っていない」と語気を強めたものの、最後まで具体的な説明はなかった。

 パーティー問題の発覚後、松野氏は連日の定例記者会見で事実上のノーコメントを続ける。自民党内では、苦しさが目立つ説明ぶりに「松野氏の続投は厳しい」(ベテラン)との見方が強まりつつある。

 党関係者は「司直の手が伸びる前に疑いを持たれた閣僚の交代が必要だ」と強調。ただ、政権中枢に疑惑が及ぶ中での「小出し」人事は、逆に傷口を広げる可能性もある。党中堅は「これ以上、政務三役の名前が挙がるようなら、もう内閣総辞職だ」とつぶやいた。

 ◇「脱税」主張も
 野党側は、自民党の「金権体質」を浮き彫りにしようと攻勢を強める。

 8日の衆院予算委では、立民の枝野幸男前代表が質問に立ち、一連の還流に関して「脱税になる」と主張。昨年死去した安倍晋三元首相の政治団体に、同氏が代表を務めていた「自民党山口県第4選挙区支部」から1億円超が移動していたことも指摘した。

 これに対し、首相は「政治団体で資金の扱いは判断される」との答弁に終始。裏金疑惑に関する松野氏らの対応を巡っても「閣僚がこの段階で具体的なことに触れるのは適切ではない」とかばい続けた。

 6日に派閥パーティーの自粛要請、7日に自身の派閥離脱と、首相は相次ぎ対応策を打ち出したが、かえって「後手」ぶりが際立ち、党内には「世論の流れを読み違えている」(関係者)との厳しい批判が渦巻く。公明党の石井啓一幹事長も8日の会見で「首相はリーダーシップを発揮し、事案の解明などをしっかり講じてもらいたい」と不満をにじませた。

9067OS5:2023/12/10(日) 12:02:09

4682 :OS5 :2023/12/10(日) 12:01:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cff638efe091a6f5fbc00660ed91776e18cb31e
【裏金スキャンダルで一斉更迭へ】松野官房長官は「もうフラフラ」 岸田首相が自派閥ではなく安倍派から“女房役”を選んだ背景
12/10(日) 11:15配信

NEWSポストセブン
ボロボロ、フラフラと指摘された松野官房長官(時事通信フォト)

 安倍派の裏金疑惑はいきなり岸田政権の中枢へと波及した。すでに、岸田首相が「安倍派5人衆」のうち松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めたと報じられたほか、世耕弘成・党参院幹事長の交代も検討されている。中でも、いち早く報じられていたのが“女房役”である松野官房長官の更迭だったが、岸田首相にとってこの事態は晴天の霹靂だったようだ。官邸関係者が語る。


「自民党各派の裏金疑惑が表面化したとき、総理はさほど深刻には受け止めていなかった。側近たちは東京地検特捜部の捜査が安倍派に向けられていたことで、『これで安倍派は身動きがとれない。政権批判はできなくなる』と喜んでいたくらいだ。まさか官房長官更迭という政権のど真ん中に飛び火するとは全く考えていなかった。今になって、側近たちは『安倍派から官房長官を選んだのが大失敗だった』と悔やんでいる」

 相変わらず世論の動向も、政局の先行きも見えない政権である。

 官房長官は政府のスポークスマンであると同時に、官邸であらゆる政策の総合調整を担う。さらに官房機密費の差配を一手に握っている。

 そのため「首相の女房役」とも呼ばれ、自民党では伝統的に、総理大臣は自分の派閥から腹心の議員を官房長官に選ぶことが多かった。安倍晋三内閣の官房長官を長く務めた菅義偉・前総理は無派閥ながら、安倍氏にとっては首相返り咲きを支えてくれた腹心だった。

 岸田内閣が発足した2021年10月の組閣人事の際、首相は当初、岸田派から官房長官を選ぶ方針で、候補に側近の小野寺五典・元防衛相らの名前があがっていた。だが、政権基盤が弱いため、安倍派の介入を招いた。岸田派議員が語る。

「安倍元総理が、官房長官には安倍派の萩生田氏を強く推薦してきた。岸田総理としては、後見人だった安倍さんの意向には逆らえないし、最大派閥の安倍派を敵に回したら政権運営ができなくなる。しかし、安倍さんの側近中の側近だった萩生田さんを官房長官に据えると『安倍傀儡政権』と批判される。それは避けたかった。そこで同じ安倍派でも安倍元総理と距離があった松野氏を官房長官に起用することで妥協した」

 岸田首相と松野氏は、首相が政調会長時代に松野氏が政調会長代理として支えた関係だ。前回の自民党総裁選でも、安倍氏が高市早苗・経済安保相を支援したのに対し、松野氏は1回目の投票から安倍派内の一定勢力を岸田支持でまとめたとされる。いわば「論功行賞人事」でもあった。


4683 :OS5 :2023/12/10(日) 12:01:36
 その安倍派も裏金疑惑で座長の塩谷立氏をはじめ、「5人衆」ら有力幹部全員がパーティ券のキックバックを受けていたと報じられ、同派からは後任の官房長官を押し込めそうにない。岸田首相にすれば、松野氏辞任で政権がガタガタになってようやく、自前の官房長官を選ぶことができるわけだが、今となっては後の祭りだろう。

 むしろ、会見でのらりくらりと追及をかわしてきた松野官房長官が「もうフラフラ」(政治部記者)となる中で、岸田氏がその松野氏を守りきれずに切ったことが、ほかの大臣や自民党幹部たちのドミノ辞任につながる様相となっている。

 国会では安倍派事務総長を経験した西村経産相も追及され、「安倍派との資金のやりとりがあったか、なかったのかも精査している」と逃げの答弁に終始している。

 東京地検特捜部は、派閥の裏金づくりへの関与やキックバックを受けていた議員について、会計責任者にとどまらず議員本人の聴取へ向けて上級庁との調整に乗り出した。いったん政権中枢に燃え移った疑惑の火は、官房長官1人の更迭では消せるはずもなく、有力議員が一斉に捜査当局の事情聴取を受けるという異例の事態に発展しそうだ。

9068OS5:2023/12/10(日) 15:50:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab9b02fe4b1552f748731b25e8b7e360271d7e13
安倍派が存続の危機、「5人衆」全員が裏金疑惑の渦中に…自民党内での影響力低下避けられず
12/10(日) 14:06配信

読売新聞オンライン
講演する自民党の世耕弘成参院幹事長(9日、京都府宇治市で)

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、99人)が存続の危機に直面している。派閥の政治資金パーティー収入を所属議員に還流させて裏金化していた疑惑が明らかとなり、党内での影響力の低下は避けられない情勢だ。

 「私の所属する政策集団に関し、疑惑を持たれる事態になったことを深くおわび申し上げたい」

 安倍派に所属する世耕弘成参院幹事長は9日、出張先の京都府宇治市で記者団にこう述べた。自身も1000万円超の裏金作りの疑いが持たれており、「責任の一端を感じている」とも語った。

 同派は、世耕氏に、松野官房長官、西村経済産業相、萩生田政調会長、高木毅国会対策委員長を加えた「5人衆」が中枢を担うが、5人とも同派の裏金化疑惑の渦中にある。

 岸田首相(自民党総裁)は一連の疑惑を受けて、閣僚や党役員の交代を視野に入れているとされる。実際に人事が行われた場合、疑惑がつきまとう安倍派議員は後任の選択肢から外れるのは確実だ。

 パーティー券購入者の減少により集金力が低下したり、派閥からの離脱者が相次いだりする可能性も指摘される。安倍派内からも「疑惑を払拭(ふっしょく)するには派を一度解散するしかない」(ベテラン)との声が漏れる。立憲民主党の泉代表は9日、静岡市内で記者団に「派閥幹部は一掃。派閥も解体していい」と批判を強めた。

 安倍派からは2000年以降、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫と4人の首相が輩出した。民主党政権を経て、12年12月に首相に再登板した安倍氏は連続在職7年8か月の最長政権を築いた。菅前政権や現在の岸田政権でも、派の数の力を背景に、閣僚・党役員人事で優遇を受けるなどしてきた。

 今回の疑惑を受け、同派支配の時代は早晩終わりを迎えるとの見方が党内で出始めている。別の派閥のベテランは、「『清和1強』の時代が長く続き、組織の緩みやおごりが生まれたのだろう」と指摘する。

9069OS5:2023/12/10(日) 15:51:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/51052fd4ab31c54b92d3ce9d91d3081d9128f187
“裏金”疑惑の安倍派幹部5人、辞任不可避の声強まる 交代時期・規模で調整続く
12/10(日) 12:13配信
日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

ウラ金疑惑が指摘されている安倍派幹部5人について、政府・与党内では、閣僚や自民党の役職の辞任は不可避との声が強まっています。

安倍派のウラ金疑惑をめぐっては、松野官房長官に加えて自民党の高木国対委員長や世耕参院幹事長、さらに、西村経済産業大臣や萩生田政調会長など安倍派幹部について、松野氏と同じ構図での疑惑が指摘されています。

こうした中、ある自民党幹部は「5人辞めないともたない」、総理周辺も「松野さんだけ辞めればよいという問題でない」と述べるなど、政府・与党内では、安倍派幹部の5人は、閣僚や党の役職について辞任は不可避との声が強まっています。

一方で、総理周辺は「人事はそう簡単ではない」と述べているほか、総理の側近議員は「松野氏だけを先に交代させるのか、改造などをやるのかがまだ不透明だ」と指摘しています。

岸田総理は、松野氏をはじめ要職に就く安倍派幹部5人を交代させる検討に入っていますが、時期や規模については調整が続いています。

人事のタイミングについては、13日の臨時国会の会期末や来年度の予算編成の状況などを見極めながら、慎重に判断するものとみられます。

9070OS5:2023/12/11(月) 01:38:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/88196d4ca71673c22d57cc30cf39dda6623bcec3
高木・西村氏も更迭、岸田首相検討 自民に安倍派一掃論 近く人事・裏金疑惑
12/10(日) 16:20配信

時事通信
記者団の取材に応じる西村康稔経済産業相=10日午後、茨城県那珂市

 自民党最大派閥・安倍派が政治資金パーティー収入を還流させて裏金化していた疑惑を巡り、岸田文雄首相(党総裁)は、還流を受けた疑いのある同派の高木毅国対委員長と西村康稔経済産業相を更迭する方向で検討に入った。


 閣僚・副大臣・政務官の政務三役から同派所属の計15人全員を外す案も浮上。複数の政権関係者が10日、明らかにした。早ければ13日の今国会会期末に合わせて人事を行う案が出ている。

 首相は10日、自民の茂木敏充幹事長、森山裕総務会長と首相公邸で個別に会談。岸田派所属の宮沢洋一税制調査会長、木原誠二幹事長代理とも意見交換した。また、萩生田光一政調会長とは東京都内のホテルで会談。いずれも人事について協議したとみられる。

 安倍派では「5人衆」と呼ばれる中核の高木、西村両氏と松野博一官房長官、萩生田氏、世耕弘成参院幹事長の全員に裏金受け取りの疑いが浮上。首相は既に松野氏更迭の意向を固めている。松野、西村、高木の3氏はいずれも事務総長として派の実務を取り仕切った経験がある。

 西村氏は10日、茨城県那珂市で記者団の取材に応じ、安倍派の疑惑について「幹部の一人として責任を感じている。おわび申し上げたい」と陳謝。自身の進退に関しては「与えられた職責を全うしたい」と辞任を否定した。

 党内では政権立て直しのため、事務総長経験のない萩生田、世耕両氏も交代させ、5人衆を一掃すべきだとの声も出ている。

 一方、安倍派所属の閣僚は松野、西村両氏に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4人。副大臣5人、政務官6人を含む計15人全員が交代すれば、最大派閥を重視して安定化を図ってきた首相の政権運営に影響しそうだ。

9071OS5:2023/12/11(月) 01:41:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/5aa7e7bc0f3c3cfb8e94e666446b93f4235b7f5c
<独自>首相、政務三役から安倍派の全員交代を検討 官房長官、経産、総務、農水の4閣僚ら
12/10(日) 19:13配信


産経新聞
岸田文雄首相(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は、党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑を受け、閣僚・副大臣・政務官の「政務三役」から同派に所属する議員を全員交代させる方向で検討に入った。10日、政府・与党関係者が明らかにした。


閣僚では、裏金を受け取った疑いが浮上した松野博一官房長官や西村康稔経済産業相に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相が対象になる。13日に臨時国会が閉会した後、速やかに人事に着手するとみられる。ただ、政権内の一部に異論もあり、慎重に調整を進める。

首相は政務三役で最大派閥である同派を重用し、政権運営の安定化を図ってきた。全員交代させれば政局が流動化する可能性がある。しかし首相は、安倍派の裏金疑惑を巡り東京地検特捜部の捜査が進む中、国民の信頼を回復するには、疑惑の有無に関わらず、すべての同派所属議員に改めて自身の政治資金の処理について調査させる必要があると判断した。

副大臣では宮澤博行防衛副大臣や堀井学内閣府副大臣ら、政務官では佐藤啓財務大臣政務官ら多数の政務三役が安倍派に所属している。

9072OS5:2023/12/11(月) 01:43:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/e12404a97362ead5a6e635298273f4d88dcf09a7
安倍派の裏金疑惑、新たに橋本聖子・元五輪相ら4人側が1000万円超を還流か…「事実関係を確認」
12/10(日) 20:40配信

読売新聞オンライン
橋本聖子参院議員

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入を還流させていた問題で、新たに元五輪相の橋本聖子参院議員(59)(比例)、大野泰正参院議員(64)(岐阜選挙区)、池田佳隆衆院議員(57)(比例東海)、谷川弥一衆院議員(82)(長崎3区)の4氏側が、還流を受けた資金について政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあることがわかった。


 この問題では、同派事務総長経験者の塩谷立・元文部科学相(73)、松野博一官房長官(61)、西村康稔経済産業相(61)、高木毅国会対策委員長(67)や、世耕弘成参院幹事長(61)、萩生田光一・政調会長(60)といった派閥幹部側も還流分を収支報告書に記載していなかったとされており、同派全体では議員数十人が直近5年間で数億円規模の還流分を記載していなかった疑いが浮上している。

 関係者によると、派閥側からキックバックを受けるなどして裏金化した金額は、松野、高木、世耕の3氏側は直近5年間で1000万円超とされ、橋本、大野、池田、谷川の4氏側も、これと同規模以上の金額に上るとみられる。

 政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑で捜査している東京地検特捜部は今後、同派の議員数十人への聴取を検討している。

 谷川氏は10日、長崎市内で取材に応じ、「刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査、確認して、適切に対応してまいりたい」と述べた。また、橋本氏の事務所も同日、読売新聞の取材に対し、「清和政策研究会のパーティー券の問題については、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に確認しているところです。適切に対応してまいります」とコメントした。

9073OS5:2023/12/11(月) 01:44:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/33ac5f49daa4406c78d910c11c9c205c6ef0fe60
安倍派の政務三役、計15人を全員交代へ 鈴木総務相、宮下農水相も
12/10(日) 22:23配信

朝日新聞デジタル
安倍派のパーティーで閉会のあいさつをする下村博文会長代理=2023年5月16日午後6時54分、東京都港区、森岡航平撮影

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は安倍派所属の閣僚、副大臣、大臣政務官の政務三役を全員交代させる意向を固めた。裏金作りが組織的に行われていた疑いを踏まえ、同派幹部にとどまらず、交代の対象を広げる。政権幹部が明らかにした。


 首相は、裏金を受け取った疑惑が浮上している安倍派幹部の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相の閣僚2人を更迭する意向をすでに固めている。加えて、鈴木淳司総務相と宮下一郎農林水産相も交代させる。鈴木、宮下の両氏は、裏金のキックバック(還流)を受け取っていたことを否定している。

 同派所属の政務三役はこれら4人の閣僚のほか、副大臣5人、政務官6人の計15人に上る。最大派閥・安倍派を政務三役から軒並み外す方針になったことで、首相が近く踏み切る人事は大規模となる。

朝日新聞社

9074OS5:2023/12/11(月) 01:46:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/529bc71edc517525bb2853d9f0ea9a465e813b83
松野官房長官と缶ビール…たたきあげの苦労人がかつてエッセーに記した庶民性と裏金疑惑の落差
12/10(日) 11:00配信


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日刊スポーツ
今年5月に開かれた安倍派の政治資金パーティーに、多くの所属議員とともに出席した松野博一官房長官(右)(2023年5月16日撮影)

 師走の永田町は、自民党派閥パー券をめぐる「裏金疑惑」で、ピリピリしている。その大きな要因が、ただでさえ支持率低迷で追い込まれ気味の岸田文雄首相を支える松野博一官房長官が、所属する安倍派の政治資金パーティー売り上げの一部のキックバックを受け「裏金」としていた疑惑で窮地に立たされているためだ。詳細の説明を一切拒んでいることも状況をさらに悪化させている。

【写真】田中真紀子氏、国民はそんなにばかじゃない…松野官房長官の答弁拒否を批判

 松野氏は毎日午前と午後の2回行う記者会見で、捜査中であることを理由に、裏金疑惑に関する質問に答えていない。8日には衆参両院で予算委員会集中審議が行われ、松野氏に質問が集中したが、「お金は受け取ったのか」「キックバックはあったのか」という蓮舫氏の直球質問にも「お答えを差し控えさせていただきます」などと、回答拒否を連発し続けた。

 官房長官は政権の要で、スポークスマン。それなのにまともな説明すらできず、超防戦一方。「アルマジロ」といわれるゆえんだが、それでは政権がもたないとして「辞任不可避」が既定路線となってきている。

9075OS5:2023/12/11(月) 01:46:50

 自民党派閥パー券問題の取材をしていると、少し前から「松野さんはかなり厳しいのではないか」の声が、少なからずあった。松野氏は安倍派中枢の「5人組」の1人。「5人組」は全員に裏金疑惑が指摘される(座長の塩谷立氏も)最悪の事態だが、中でも松野氏の動向は岸田首相の政権運営にもかかわるためだ。疑惑、特に「政治とカネ」の疑惑が出れば最も立場が厳しいのは想像に難くない。

 岸田首相は「増税メガネ」と指摘されるが、松野氏も「眼鏡」で知られる。記者会見を日々見ているだけでも眼鏡が頻繁に変わっているのに気付く。眼鏡のおしゃれに気を配っているのは、知られた話だ。

 また、松野氏は世襲の岸田首相とは異なり「たたきあげ」として知られる。松野氏のホームページなどによると、早大時代は映画会社への就職を目指し、卒業後は家庭用品大手の「ライオン」で広告制作に関わった。その後、政治を志し、松下政経塾、自民党千葉県連の公募を経て国会議員になった。1度落選して2度目の挑戦で政界入り、世襲議員が幅を利かせる自民党にあっては、「苦労人」の類に入る人物だ。

 「地味だが安定性がある」「よくも悪くも、無駄なことは言わない」(いずれも自民党関係者)などの評判が多いようだが、岸田政権の中枢に加え、自民党最大派閥安倍派中枢「5人組」の一角にものし上がった。「人当たりはいいが結構野心家」と話す人もいる。経歴を見ているとなんとなくうなずける側面もある。

 そんな松野氏について今、永田町で話題なのが、松野氏のホームページにある「エッセイ」だ。特に「政治家はどこで酒を飲むのか」というタイトルのもの。松野氏は「映画やテレビドラマの影響で、『政治家が飲むところ=料亭』というのがお決まりとなっている。しかし、実際のところ『料亭に行ったことがありますか』と問われれば『ある。でも、ほとんど無い』という答えになる」と記し、批判されることが多い「料亭政治」と自身の関係の薄さについて書いていた。

 また「さて、今僕はどんなところで飲んでいるかというと、お気に入りの場所がある。仕事で多勢の方と会い、家に帰る。冷蔵庫から缶ビールを取り出す」「リビングを抜けて裏庭に出る(別に前庭がある訳ではない)。三方を隣家に囲まれていて、目の前に塀がある。狭い庭だ」と解説。庭に小さなテーブルといすが置いてあるとして「椅子に深く座ってビールのプルトップを引く。リビングから洩れてくる明かりの中で唯一開けている空を見る」などと「家飲み派」であることを告白し、「うちにあるビールはカロリーオフの発泡酒しかないけど」と締めくくっている。

 政権中枢幹部となった最近の文章ではないにしても、「庶民派議員」であることをアピールしていたようにも受け取れる。それだけに、実力者となった今、取りざたされる裏金疑惑との乖離(かいり)がなおさら、クローズアップされる皮肉な事態を招いている。

 官房長官が、自身の任期中に自分の問題で辞任するのは異常事態。前のケースも19年前で、官房長官が辞任に追い込まれるのはそれだけ重い。そのまま首相の政権運営にも影響するためだ。特に今回、政権と自民党要職に安倍派幹部を配置していた岸田首相にとっては、大誤算。後任の選び方にも相当慎重を期さなければならず難しいという見方があり、「松野ショック」ともいわれている。

 例年の師走の永田町は、臨時国会が終わればすっかり「店じまい感」が漂う。今年は13日に国会会期は終わるが、「松野ショック」でそんな空気は皆無だ。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

9076OS5:2023/12/11(月) 07:32:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb5825a63acdfa46a4eb9c264058ddd5bc724d47
無派閥の浜田氏、梶山氏を要職に起用検討 更迭安倍派幹部の後任
12/11(月) 5:00配信


毎日新聞
浜田靖一氏(左)と梶山弘志氏

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受けて交代させる閣僚・党役員の後任に、無派閥の浜田靖一前防衛相(68)と梶山弘志幹事長代行(68)を起用する検討に入った。国対委員長を含む要職での起用を調整している。政府・自民党関係者が10日明らかにした。


 首相は併せて、松野博一官房長官(61)に加え、西村康稔経済産業相(61)、萩生田光一・党政調会長(60)、高木毅・党国対委員長(67)の3人を交代させる方針を固めた。松野氏を含む4人は安倍派「5人衆」のメンバーで、事実上の更迭となる。首相は13日の今国会閉会を待って人事に踏み切る検討を進めている。

 裏金疑惑が安倍派を直撃し「派閥政治」に対する世論の不信感は高まっている。信頼回復を図るには、無派閥の中から即戦力となり得る人材を選ぶ必要があると判断したとみられる。首相は周辺に「党全体として問題に向き合うには、無派閥議員との連携は重要だ」と語った。

 首相は13日の会期末に合わせて記者会見を開き、党改革に向けた方針を打ち出したい考えだ。

 首相は裏金を受け取った疑惑が指摘される松野氏を交代させる方針を9日までに固め、その後同様の疑惑を抱える高木、西村、萩生田の各氏の交代を判断した。残る5人衆の世耕弘成・党参院幹事長(61)や、安倍派座長で党税制調査会幹部の塩谷立元文部科学相(73)にも同様の疑惑が浮上しており、彼らも進退を問われる可能性がある。

 疑惑がどこまで広がるか見通せる状況になく、党内からは「安倍派全員を主要ポストから外しておくべきだ」との声も上がる。このため首相はどの程度の規模感で人事を行うか思案を重ねている模様だ。政府関係者は取材に対し「今はあつれきよりも全体のことを考えるべきだ」と語った。

 首相は9日に麻生太郎副総裁と約2時間、首相公邸で会談した。10日午後には、東京・虎ノ門のホテル「オークラ東京」に約1時間滞在。表向きの用件は「秘書官との打ち合わせ」だったが、首相周辺によると、ホテル内で萩生田氏と面会したという。

 首相はその後、首相公邸に戻り、自民党の森山裕総務会長(森山派会長)、茂木敏充幹事長(茂木派会長)、腹心の木原誠二幹事長代理(岸田派)らと個別に会談した。人事や今後の政権運営を巡り意見交換したとみられる。【畠山嵩、李舜、鈴木悟、木下訓明】

9077OS5:2023/12/11(月) 07:33:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c6e171e472cc41f67b67ace6381b198561fce48
政権に激震、打開策見えず 安倍派幹部、軒並み関与か 人事難航の可能性〔深層探訪〕
12/11(月) 7:00配信


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時事通信
国際会議に出席した岸田文雄首相=9日午後、長崎市

 自民党安倍派の裏金疑惑で、派閥幹部「5人衆」全てが違法な資金還流に関わっていた疑いが明らかになった。岸田文雄首相はこのうち「内閣の要」の松野博一官房長官を更迭する方針だが、他のメンバーも閣僚・党幹部に丸抱えしており、政権人事の一新を迫られるとの見方も出ている。捜査がどこまで広がるのか見通せず、人事の時期や規模を巡り調整が難航する可能性もある。

【ひと目でわかる】特定パーティー収入ランキング

 ◇「組織ぐるみ」
 「今の時点で詳しく説明することはできない。状況を把握する」。普段、歯切れの良さで鳴らす自民党の世耕弘成参院幹事長は9日、京都府宇治市で自らへの裏金還流を問う記者団にこう釈明。政権への影響を問われると「大変厳しい。責任を感じる」と認めざるを得なかった。

 安倍派の裏金疑惑は日増しに深まるばかりだ。松野氏に続き、安倍派で実権を握る「5人衆」の萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長と世耕氏に加え、座長の塩谷立元文部科学相にも還流の疑いが浮上。松野、高木、世耕3氏の額は5年で1000万円超に上るとされる。

 政府内では、安倍派事務総長経験者を含む「5人衆」の関与について、派閥資金の管理責任が中心になるのでは、との見方も存在した。しかしここにきて派幹部が、軒並み裏金の「受け手」になっていた疑惑の構図が浮き彫りとなり、政府関係者は「意図的な『組織ぐるみ』の手法だったのは明白だ」と指摘する。

 ◇「八方ふさがり」の人事
 首相は昨年の安倍晋三元首相の死去後、党内最大派閥の安倍派との関係維持に腐心し、「5人衆」全てを政権中枢で重用し続けてきた。今回の疑惑は、政権に与える影響の大きさから、1989年の竹下内閣退陣につながったリクルート事件などの「疑獄」になぞらえる向きもある。

 松野氏の後任には首相の身内の岸田派から林芳正前外相や小野寺五典元防衛相のほか、茂木派の加藤勝信前厚生労働相らの名前が取り沙汰されるが、疑惑の広がりに「人事をやるなら国対委員長、政調会長を含め全部代えないといけない」(安倍派中堅)との声が上がる。

 松野氏交代を先行させた場合、「芋づる式に閣僚更迭を迫られる」という見方が自民内にある。かといって説明責任を果たしていない松野氏を当面留め置いても、政権にはダメージとなり、低迷する内閣支持率が「底割れ」する可能性も現実味を帯びる。「安倍派中堅以下の議員にも裏金が還流している」(自民関係者)とも言われる中、大幅な人事に踏み切った後に政務三役などの関与が発覚すれば政権に追い打ちとなるのは必至。自民関係者は「八方ふさがりの状況だ」とうめく。

 自民党の茂木敏充幹事長は9日、大阪市内の党会合で派閥パーティーを党本部がチェックするなどの対応策を検討していると明かし「国民の信頼回復を図りたい」と強調した。あくまでも派閥の存在を前提にする考えだが、党内からは「派閥解消などの思い切った策を打つべきだ」との声も上がる。

 立憲民主党の泉健太代表は9日、静岡市内で記者団に「自民党に自浄作用があるかどうかが問われている」と岸田政権の対応を重ねて批判。「派閥は解体してもいいのではないか」とも語った。

9078OS5:2023/12/11(月) 07:33:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbea0fb4f29c8d015762b532353ab29bec10857f
【安倍派裏金スキャンダル】「沈む船に誰も乗りたくない」後任官房長官に小泉進次郎氏らの名前挙がるも内閣改造、党役員人事が暗礁乗り上げる可能性が
12/11(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
後任の官房長官候補には小泉氏の名前も挙がるが……(写真/時事通信フォト)

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーをめぐる裏金問題が急展開を見せている。岸田文雄・首相は、安倍派に所属する政務三役(閣僚・副大臣・政務官)を全員交代させる方向で検討しているとも報じられており、12月13日の臨時国会閉会後に人事が進められる見通しだが、そう簡単に事は進まなそうだ。

【写真】続々更迭される見通しの「裏金スキャンダル」渦中にある政権幹部の面々

 岸田首相は自派閥の宏池会が党内第4派閥というポジションのため、所属議員99人の最大派閥である安倍派の人材を重用してきた。しかし、安倍派5人衆と呼ばれる松野博一・官房長官、西村康稔・経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長、世耕弘成・党参院幹事長がいずれも派閥からのキックバックを受け取っていた疑惑が浮上しており、内閣・党役員の人事に着手せざるを得ない状況になっている。

 とりわけ、内閣のスポークスマン役にあたる官房長官の後任人事では、官房長官経験者である茂木派の加藤勝信氏のほか、田村憲久・元厚労相(岸田派)、小泉進次郎・元環境相(無派閥)らの名前が挙がっている。

 しかし、「イメージ刷新のための人事といっても、難航するのは必至ではないか」と話すのは、安倍派以外の派閥に所属する中堅議員だ。

「ただでさえ支持率が低空飛行状態にあって長くはもたないとみられていた岸田政権を裏金問題が直撃した格好だ。重要ポストをエサにしたところで、入閣して数か月で内閣が潰れてしまったら、なんの意味もない。どうせ沈む船に乗りたいと思う人間なんていないでしょう。周りには“入閣要請があっても断わる”と話している議員もいる」

「小泉進次郎官房長官」でもイメージは変わらない
 衆議院議員の任期は折り返し地点を過ぎており、いつ解散総選挙があってもおかしくない時期に差し掛かるなか、「選挙に有利になる大臣ポストに就きたい」という発想になるのが“永田町の常識”のはずだが、今回ばかりはそれが当てはまらないという話だ。政治ジャーナリストが言う。

「もはや安倍派だけの問題では収拾がつかない。安倍派以外の派閥でも、政治資金収支報告書に記載こそしていたが、パーティー券を多く売った議員へのキックバックにあたるカネの流れがあり、十把一絡げでのイメージダウンは避けられない。小泉進次郎氏が官房長官の候補として取り沙汰されているが、そんな人事くらいでイメージが変わり、内閣支持率が反転上昇するような展開は考えられない。

 安倍派からは閣僚4人、副大臣5人、政務官6人が政務三役として送り込まれている。党役員も含め、5人衆だけでなく安倍派を軒並み外すような人事をやれば同派からの反発は避けられないが、仮にそれを断行しようとしても、岸田政権のもとでポストを欲しがる議員は相当に限られるはず。次々と断わられて人事が行き詰まる展開さえ懸念されます」

 臨時国会閉会後の岸田首相の政権運営が大きな壁にぶち当たることになるのは間違いなさそうだ。

9079OS5:2023/12/11(月) 07:34:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/12179fff31d6f64ba8e093af8e8b40e9cc3a86f3
「ポスト岸田」が「自民党キックバック大崩壊」で浮上…誰だ誰だ、裏を引くのは結局「霞が関」なのか
12/11(月) 7:19配信


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現代ビジネス
「キックバック」の背景にあるもの
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 自民党政権を揺るがす事態が起きているーー。

 12月13日、臨時国会閉会後、東京地検特捜部による政治資金規正法の捜査が本格化するとみられている。政局に与える影響は計り知れない。

【写真】「小室圭」さんの様子がおかしい…眞子さんとの同棲で「2年前とは別人」に

 当初、自民党5派閥のパーティー券問題について、自民党の5派閥の政治団体が政治資金パーティーの収入について2018〜21年分の政治資金収支報告書に計約4000万円分を過少記載したとする告発状を受け、東京地検特捜部が各派閥の担当者から任意で事情を聴いているという程度だった。

 しかし、12月になると、政治資金パーティー収入について議員へのキックバックが裏金化していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査を進めていると報じられている。

 これまでの経緯は、先週12月4日付け本コラム「事実上の「キックバック」まで…自民党「政治資金パーティー問題」が勃発した「そもそもの理由」をご覧いただきたい。今回は、その政治的な背景について、考えたい。

 この問題は、11月13日付け本コラム「岸田首相、打つ手なし…! 財務省の「ハシゴ外し」で支持率回復どころか「党内分裂」へ」に遡ってみないと全体像が見えてこない。

 岸田首相が「増税メガネ」と呼ばれて所得税減税を謳い出し、岸田首相に「自我」が芽生えたために、財務省がハシゴ外しを目論んだというストーリーについて触れている。なお、減税を言い出したのは、党内では安倍派であるので、岸田首相に「自我をつけた」のは安倍派と財務省には見えただろう。

 岸田首相は宏池会のプリンスだった。宏池会は、池田勇人元首相が創始者で、その次に大平正芳元首相、鈴木善幸元首相、宮沢喜一元首相と迸出した名門派閥だ。池田氏、大平氏、宮沢氏は元大蔵官僚であり、宏池会と財務省の関係は深い。岸田首相も、宮沢家と姻戚関係にあり、二人の妹さんの旦那は大蔵官僚だ。

 したがって、宏池会の系譜としての「血筋」はいい。

9080OS5:2023/12/11(月) 08:38:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b269fae555dc49f40d937575cc2b4d96a25642e
また疑惑議員が…記者追及に「頭悪いね」裏金問題に総理周辺では「安倍派一掃」の声も
12/10(日) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

岸田政権を直撃している安倍派の裏金問題です。
疑惑の渦中にある松野官房長官に加え、同じく疑惑がもたれている複数の安倍派幹部の更迭も検討されています。

■安倍派議員また疑惑…記者追及に「頭悪いね」

報道陣の前に姿を見せた谷川弥一衆院議員。
Q.4000万円超のキックバックがあったという報道があったが事実関係は?
(安倍派 谷川弥一衆院議員)「読み上げますよ。清和政策研究会のパーティー券の問題について、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査・確認をして、適切に対応してまいりたい。」
Q.キックバックがあった?
「今、コメントしただけです。僕が今言えることは。」
Q.(パーティー券の販売の)ノルマはどれくらいだった?
「だから今言った通りって言っているでしょ。今言った通り」
Q.これからの議員活動については?
「だから、今言った通りって言っているじゃない。なんで同じこと、何回も言うの。」
谷川議員は安倍派で当選7回。これまでで最大規模の4000万円を超えるキックバックを受け、収支報告書に記載しなかった疑惑が報じられています。
Q.会派の中でそのようなことがあった?
「まあいいから、その通りって。何を言っても。頭悪いね。言っているじゃないの。質問しても、これ以上、きょう言いませんと言っているじゃない。わからない?」

9081OS5:2023/12/11(月) 08:38:41

■「安倍派一掃」も…“裏金疑惑”議員の週末

福島の水産物の魅力をアピールする西村経済産業大臣。安倍派をめぐる“裏金疑惑”は、政権の中枢を直撃する事態に。
Q.(収支報告書に)記載しなかったことが取りざたされています。
(安倍派 西村経産大臣)「捜査の状況もありますので、それも見ながら、私自身はいずれかの時点で、適切な時点でですね、 しっかりと説明をしたいと考えております。」
この週末までに名前があがった、安倍派幹部は6人。このうち、松野官房長官ら3人には、1000万円を超えるキックバックを収支報告書に記載しなかった疑いが浮上しています。岸田総理は松野官房長官を更迭する方針で、さらに複数の政府・与党関係者によると、西村経済産業大臣ら4人についても、交代させる方向で検討に入りました。
総理周辺は「安倍派を一掃するのはやむを得ない」と話していて、今月中に人事に踏み切る見方が強まっています。そんな中、安倍派の塩谷座長は。
Q.一度撤回はされているかと思うのですが、キックバックに関連して「あったと思う」という発言もされていたと思うが?
(安倍派 塩谷座長)「あれはいろいろな質問の中で、そういうような状況があったのかなと思っておりますが、 事実関係を把握しておりませんので、のちほど撤回したわけでございます。いまそれぞれの捜査が進んでいる中で、まだ具体的なことを申し上げる段階ではないと思っております。」

渦中の議員らは、この週末をどう過ごしたのか。
きのう、福井県越前町では、国政報告会の準備が進んでいました。
(佐々木一真アナウンサー)「いま、高木議員が会場に姿を見せました。高木議員が会場に到着しました。キックバックについてコメントお願いします。」
1000万円超の“裏金疑惑”が浮上する中、地元に入った高木国対委員長。
(佐々木一真アナウンサー)「今、カーテンが閉められましたね。」
疑惑について、支援者らを前に、どう説明したのか。
(高木毅国対委員長)「外に大勢の記者の方々がいらっしゃっておりまして、おわびを申し上げなければならないと思います。調査をして、精査をして、確認をしているという状況でございますので、これ以上、皆様方にお話しすることができないわけでありますけども…」
高木国対委員長は、派閥の実務を取り仕切る安倍派の事務総長でもあります。
Q.もしキックバックがあったならば、把握している立場では?
(高木毅国対委員長)「刑事告発されている案件でもありますし、あわせてもうすでに捜査が始まっているやに聞いておりますので、慎重に事実関係を確認して、適切に対応していくということに尽きます。」
やはり“捜査中”だとして、具体的な説明を避ける様子に、地元の町議会議員は。
(越前町議員 吉田憲行議員)「自民党員としても、ロッキード(事件)以来のと言われているのでね、ただでさえ、みんな不信感を持っているので、これが末端の僕らにまで来ますから、そこのところはきちんと説明責任は果たしていただきたいという思いはあります。」

同じく1000万円超の“裏金疑惑”がかかる、世耕参院幹事長の姿は、京都にありました。
(世耕弘成 参院幹事長)「冒頭 、少しおわびから始めさせていただかなければなりません。」
講演で、こう口火を切ったものの…
(世耕弘成 参院幹事長)「これは捜査そのものに影響を与えかねないということで、今なかなかご説明できない状況にあります。」
Q.軒並み皆さん、“捜査中”を理由に説明されないというスタンスを同じようにとられていますが?
(世耕弘成 参院幹事長)「いつまでも説明しないと言っているわけではありません。しっかりとけじめがついて、節目が出てくれば、私もしっかり説明したいと思っています。説明責任をいつかは果たしたいと思っています。」
Q.“いつか”というのは捜査終結のことをおっしゃっているんですか?
「それは分かりません。」

■「“金庫番”が一手に」松野長官の知人語る

もう一人、1000万円超の“裏金疑惑”を持たれているのが、松野官房長官です。
地元で取材を進める中で、松野氏個人と派閥のパーティー券、両方の販売に関わったという人物に、話を聞くことができました。
(松野氏をよく知る人物)「2万円の印刷した券があるわけで、それが売ってきてくださいよと手元にくる。」
Q.その派閥(のパーティー券)ですって言って?
「売れない、売れない、売れないよ。松野さん(のパーティー券)なら5枚買うけど、派閥のなら1枚だけ置いてきなよ。そんな感じだよ。」
ただ、この人物も、パーティー券のノルマやキックバックについては、分からないと言います。
(松野氏をよく知る人物)「いったい全体で何枚売れて、それがノルマを達成できたのか、あるいはノルマに足らなかったのかは、我々は全くわからん。それを全部一手にやっていたのは“金庫番”だから。」


12月10日『サンデーステーション』より

テレビ朝日

9082OS5:2023/12/11(月) 09:33:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/16e10cc41efde79fc1ede684543f356c74d4f33b?page=1
「1人で裏金9000万円」安倍派議員は誰だ…退陣濃厚の岸田政権「絶望の内閣改造へ」交代は松野、西村にトバッチリで高市
12/11(月) 9:10配信


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みんかぶマガジン
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 自由民主党の最大派閥である「清和政策研究会」(安倍派)が裏金問題で大荒れだ。

 安倍派に所属する議員のうち数十人がキックバックを受け、議員側にキックバックされた資金の総額は、去年までに数億円にものぼるとされているようだ。松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長を巡っては それぞれ1000万円超のキックバックを受けるも不記載であった可能性をメディアが指摘している。一方で共同通信は最近の5年間で9000万円超のキックバックを受けた議員がいるとも報じている。

 元プレジデント編集長で作家の小倉健一氏は「年末に内閣改造がある可能性が浮上してきた」というーー。

内閣の要である「官房長官」が辞任することは非常に由々しき事態
 支持率低迷が続いていた岸田文雄政権に、相次ぐ汚職事件で追い込まれた末の絶望の「内閣改造論」が浮上している。今、国会がある永田町で何が起きているのか。事実関係を順に追って見ていこう。

 岸田文雄首相は、自由民主党の最大派閥である「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティーの収入を不正に扱い、裏金化していた疑惑に関連して、安倍派の幹部である松野博一官房長官を交代させる方針を決定した。この交代は事実上の解任となる。首相は後任の人事について調整を進めている。

 内閣の要である「官房長官」が辞任することは非常に由々しき事態だ。過去には第2次森内閣時の2000年10月に、中川秀直氏が愛人報道で辞任した例がある。また、第2次小泉内閣では、福田康夫氏が2004年5月に国民年金保険料の未納問題により辞任した。今回、松野氏が辞任すると、2021年10月に発足した岸田内閣では、不祥事などによる閣僚の辞任は5人目となる。

安倍派「5人衆」の全滅
 内閣の重要な役職である官房長官の交代は、政権運営に深刻な不安定さをもたらし、すでに支持率が低迷している岸田首相にとっては大きな影響を与えることが避けられない。

 松野氏以外にも報道で名前が挙がっているのは、高木毅国対委員長や世耕弘成参院幹事長、塩谷立元文部科学相、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相だ。塩谷氏は派閥の事実上トップの座長で、他の5氏は安倍派「5人衆」と称され、安倍晋三元首相の暗殺以後、空席となった会長職に代わって、集団指導体制を敷いてきた。

 安倍派が開催する政治資金パーティーは年に1回行われる。この派閥に所属する議員には、当選回数や役職に応じてチケットの販売枚数の目標が設定されている。目標を超えた分の資金は、派閥から議員へ不正に返還される仕組みだった。

事実なら、組織的かつ悪質な裏金隠し
 この過程で、安倍派は目標を超えた分の収入を派閥の収支報告書に記載せず、議員への返還も支出として記載しない方法で、組織的に裏金を作っていたとされる。裏金を受け取った議員も、自身の政治団体の収支報告書にこの収入を記載していなかった。

 安倍派の会計担当職員は特捜部(東京地検特捜部)による事情聴取で、パーティーの収入の一部を議員に返還していたことを派閥の事務総長に報告していたと説明していることが明らかになった。安倍派の国会議員は、<「キックバックについては『派閥から政治資金収支報告書に書くなと言われた』と事務所の会計責任者が言っていた。修正しなければならないと思っている」「上層部から『(報告書に)書くな』と言われたら、そうするしかない。悪気があってやったわけではないというところを、どう捉えられるか。特捜部の判断を待つしかない」TBSNESDIG・12月9日>と供述しており、事実なら、組織的かつ悪質な裏金隠しだ。

9083OS5:2023/12/11(月) 09:33:41
とにかく悪質…捜査を本格化へ
 また、一部議員はノルマ分だけを派閥に収め、超過分は派閥に報告せずに議員のパーティー券用口座に残す場合もあったとされる。一部議員への還流分はパーティー券の販売実績に応じた秘書への実質的な奨励金や、秘書の給与などにも使われていた。読売新聞(12月7日)によれば<安倍派では、10人以上の所属議員がキックバックなどにより裏金化していた疑いのあることが判明している。特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)での立件を視野に捜査しており、同党議員数十人からの聴取を検討。臨時国会会期末の12月13日以降にも捜査を本格化させるとみられる>という。

 裏金の総額は、2018年から2022年の5年間で億単位に上ると見られている。この期間に、塩谷氏は数百万円、高木氏と世耕氏はそれぞれ1千万円以上、萩生田氏は数百万円、西村氏は約100万円の裏金を受け取っていた疑いが新たに明らかになった。松野氏についても1千万円以上の裏金を収支報告書に記載していなかった疑いがすでに指摘されており、問題は安倍派の中枢幹部6人全員に及んでいる。

 派閥の実務を管理する事務総長の役割は、松野氏が2019年から2021年、西村氏が2021年から2022年、高木氏が2022年から現在まで務めている。

安倍派の動きを察知して、謎の動きをしたのが、岸田首相
 先の『報告書に書くな』と命じたのは、これら3人の可能性がある。特捜部(東京地方検察庁特別捜査部)は幹部6人の資金の流れを把握しており、さらなる実態解明を進めているところだ。

 政治資金規正法では、政治団体の会計責任者に対して収支報告書を提出する義務が課されている。この報告書に記載がない場合、会計責任者は5年以下の懲役刑または100万円以下の罰金に処される可能性がある。さらに、もし共謀、つまり複数の人がこの不正行為に関わっていれば、会計責任者以外の関与者も罪に問われることがある。

 こうした安倍派の動きを察知して、謎の動きをしたのが、岸田首相だ。自らが会長をつとめる岸田派(宏池会)を、総理大臣と自民党総裁の間は離脱する意向を固めたのだった。首相就任後も政治資金集めに余念のなかった岸田首相であるが、菅義偉前首相などから「派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなる」と批判があっても、「派閥を抜けなければならないルールはない」と頑なに言い張って派閥会長にしがみついてた。今回の追い込まれての派閥離脱に、国民はさらなる「残念な印象」を持ったことであろう。

なぜかとばっちり食らう高市早苗
 では、今後、安倍派、そして岸田政権はどうなっていくのだろう。筆者は週末、自民党、永田町関係者と断続的に取材をした。そこで得られた話を述べる。まず、共通した認識は、安倍派の分裂含みの弱体化と脱派閥の流れが加速するとの観測だった。幹部全員がキックバックを受けていたことがわかったことは、関係者で衝撃が走っている。安倍派幹部による裏金化指示は、派閥解体の機運すら盛り上がりかねない。2000年の前までは、茂木派(平成研)が100人の議員を擁したが、日歯連事件などのスキャンダルを経て勢力が衰えた。安倍派は当面の間、自民党内での発言力を失うことになり、公認争いやポストの獲得で不戦敗が続くことになる。そんな派閥に所属しようというのは、よほど覚悟のある人物か、はたまた「親の代から清和研」というような2世、3世議員ということになろう。

 大手新聞政治部記者は「松野官房長官の更迭を誤魔化すために、内閣改造を行うようだ。そこでは、同じく安倍派事務総長だった西村大臣の交代、そして、岸田政権に公然と反旗を翻すような勉強会を立ち上げた高市早苗氏の交代もとばっちりの部分もあるが、選択肢に入っている。高市氏の勉強会に参加する議員数は少ないので問題はないだろう」と指摘した。

安倍派議員たちの弁明には呆れるほかない
 いずれにしろ、安倍派議員たちの弁明には呆れるほかない。巨額の裏金をつくった国会議員は、刑務所へ行くべきだ。また議員報酬を半額にして先進国平均に並にするか、「異次元の子育て政策」でお手本にするといっていた北欧スウェーデン、フィンランド並みの3分の1にすべきだ。

 彼らは偉くもないし、知恵もない。政策的に何の効果もない、莫大な補助金ばら撒いてその分以上に後から増税するだけの集団に、日本人は特権を与えすぎだ。

小倉健一

9084OS5:2023/12/11(月) 09:34:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/12179fff31d6f64ba8e093af8e8b40e9cc3a86f3
「ポスト岸田」が「自民党キックバック大崩壊」で浮上…誰だ誰だ、裏を引くのは結局「霞が関」なのか
12/11(月) 7:19配信
現代ビジネス
「キックバック」の背景にあるもの
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 自民党政権を揺るがす事態が起きているーー。

 12月13日、臨時国会閉会後、東京地検特捜部による政治資金規正法の捜査が本格化するとみられている。政局に与える影響は計り知れない。


 当初、自民党5派閥のパーティー券問題について、自民党の5派閥の政治団体が政治資金パーティーの収入について2018〜21年分の政治資金収支報告書に計約4000万円分を過少記載したとする告発状を受け、東京地検特捜部が各派閥の担当者から任意で事情を聴いているという程度だった。

 しかし、12月になると、政治資金パーティー収入について議員へのキックバックが裏金化していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査を進めていると報じられている。

 これまでの経緯は、先週12月4日付け本コラム「事実上の「キックバック」まで…自民党「政治資金パーティー問題」が勃発した「そもそもの理由」をご覧いただきたい。今回は、その政治的な背景について、考えたい。

 この問題は、11月13日付け本コラム「岸田首相、打つ手なし…! 財務省の「ハシゴ外し」で支持率回復どころか「党内分裂」へ」に遡ってみないと全体像が見えてこない。

 岸田首相が「増税メガネ」と呼ばれて所得税減税を謳い出し、岸田首相に「自我」が芽生えたために、財務省がハシゴ外しを目論んだというストーリーについて触れている。なお、減税を言い出したのは、党内では安倍派であるので、岸田首相に「自我をつけた」のは安倍派と財務省には見えただろう。

 岸田首相は宏池会のプリンスだった。宏池会は、池田勇人元首相が創始者で、その次に大平正芳元首相、鈴木善幸元首相、宮沢喜一元首相と迸出した名門派閥だ。池田氏、大平氏、宮沢氏は元大蔵官僚であり、宏池会と財務省の関係は深い。岸田首相も、宮沢家と姻戚関係にあり、二人の妹さんの旦那は大蔵官僚だ。

 したがって、宏池会の系譜としての「血筋」はいい。

大蔵官僚だった筆者が思っていたこと
 「増税メガネ」と言われたからとはいえ、首相が減税を言い出したのは、国民経済から見ればもまっとうであるが、財務省ファミリーとしては考えられないことだ。

 財務省ファミリーならば、国民は「短期的な快楽」のために減税を求めるが、それは浪費であり、今の厳しい財政状況を考えると将来のためにならない、と真顔で語る。

 かつて財務省ファミリーの一員だった筆者も、大蔵省入省当初はそう思っていた。

 内心本当かと思っていたが、今から30年ほど前に、当時の財政投融資批判など大蔵省への批判に対抗するために、どうしても国の財政状況を正確に言うために国のバランスシートを作らざるを得なくなった。

 その当時、それができるのは筆者に限られていたので、バランスシートを作ったら、それまで大蔵省が主張していた借金が大きいから財政危機という話はウソで資産があるので危機ではないことがわかった。

 17年前に退官するまでは、対外的には黙っていたが、小泉政権と第一安倍政権では、きちんとしたバランスシート分析では財政危機でないといい、それに基づく政策(埋蔵金の発掘・活用など)も政府内で実現してきた。

 本コラムでも、2015年12月28日付け「「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした〜それどころか…」や2018年10月15日付け「IMFが公表した日本の財政「衝撃レポート」の中身を分析する それでも消費増税は必要ですか」をご覧いただきたい。

 筆者の「高橋洋一チャンネル」は、登録者数104万人(2023年12月現在)であり、この話題を何度も取り上げているので、流石に筆者の周りでは「常識化」しつつある。

9085OS5:2023/12/11(月) 09:35:12
官僚機構の中にある力学
 また、政治家の中にもこれまで財務省の言う財政危機を信用してきたが、そうでないと思い始める人も多くなった。例えば、故安倍晋三首相はその一人だ。

 元財務次官の矢野康治氏が、月刊文藝春秋2021年11月号で書いた財政論については、故安倍元首相は、月刊WiLL2021年12月号において会計論などで強烈に批判している。また、かの安倍晋三回顧録の中でも、同旨の批判をしている。

 ここで書かれているように、100兆円コロナ対策でもそのための増税がないのは、正しいバランスシート論に基づくものだ。

 率直にいえば、岸田首相が、安倍派からの提言でもあった減税を言い出さなければ、まだ財務省は岸田首相のハシゴを外さずに、それなりの政権支持率も維持できただろう。

 ここにきて、検察も岸田政権の落ち目を見て動き出したのが「パーティー券騒動」だ。それが、安倍派の狙い撃ちになっているので、自民党内力学から言えば、岸田派には余裕でもある。野党が弱いので、所詮自民党内力学で政治が動いているとみれば、岸田派、麻生派、茂木派も、実質的には余裕だ。

 財務省としても、安倍・菅政権で煮え湯を飲まされ続けたので、検察の安倍派叩きは悪くない。

 もちろん、こうした大掛かりの政局は、官僚機構だけで仕掛けられるものでない。財務省のバックには、麻生派がいる。

 麻生派としては、財務省や検察が安倍派、二階派を叩くのは好都合だ。また、大宏池会構想があるので、岸田首相を下ろしても大宏池会の中、例えば麻生派から首相が出ればいい、と思っている。これが、官僚機構の背景にある「自民都内派閥力学」だ。

マスコミの後押しで
 これを政策論から見れば、財務省としても麻生派から、減税をしない首相が出ればいいだろう。時折、鈴木俊一財務相がポスト岸田で浮上するのは、財務省の野望でもあろう。鈴木財務相は、麻生派であるが、宏池会の鈴木善幸氏の息子であり、麻生太郎氏の義弟でもあるので、財務省としてはベストだろう。

 自民党内派閥力学、財務省や検察の官僚機構の動きだけで十分だが、それを後押しするのが、反安倍のマスコミだ。安倍・菅の長期政権で、反アベのマスコミは出番がなかったが、ここにきてついに出番と意気込んでいる。

 こうした動きの結果、岸田おろしになっても、大宏池会の中での政権回し、安倍派排除という形の政局に動くだろう。松野官房長官(安倍派)は既に交代が決定的で、その後任には加藤勝信(茂木派)、田村憲久(岸田派)らの名前が出ている。萩生田光一政調会長(安倍派)、西村康稔経産大臣(安倍派)の交代もありえる。

 ただ、岸田政権は既にレームダック化しており、早ければ来年度政府予算を決定する年内、遅くとも来年度予算成立か来春の渡米までしかもたないだろう。

 安倍派もこのまま排除されるだけなのか、激しい抵抗が水面下で行われるのではないか。

髙橋 洋一(経済学者)

9086OS5:2023/12/11(月) 09:35:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/66b408ca5a1e5237d576964c8aa36c9356990788
【安倍派・裏金疑惑】すべてを知る“金庫番”を直撃 浮かび上がる事件表面化直前の「言動の異変」
12/11(月) 7:15配信
 自民党の最大派閥「清和政策研究会(安倍派)」の裏金疑惑は、“令和のリクルート事件”と呼ばれて政権を揺るがしている。特捜部の動きに戦々恐々とする派閥の重鎮たちがダンマリを決め込むなか、裏金づくりのすべてを知るキーマンを直撃した──。

誰の指示だったのか
 東京都内のとある住宅地。幹線道路からやや離れた閑静な一角にその家はあった。玄関には丹念に手入れされた鉢植えの花が飾られているが、木造2階建ての家屋は昼間も雨戸が閉じられたままだ。インターホンを押しても返事がない。

 12月3日午前10時30分過ぎ、70歳前後と思しき白髪の男性が家から出てきてガレージの車に乗り込もうとした。

「裏金づくりは誰の指示だったのか?」

 本誌・週刊ポスト記者が直撃すると、男性は、「近所の迷惑になるので」と、質問には答えずに車に乗り込み、走り去った──。

 東京地検特捜部の安倍派裏金疑惑の捜査は、「派閥解体作戦」の様相を帯びてきた。

 全国から応援検事を集めて同派の会計責任者や議員秘書らの事情聴取に乗り出し、事務総長経験者の聴取も検討していると報じられている。

 政治資金規正法違反(不記載罪など)の時効は5年で、その間の同派の事務総長経験者といえば、下村博文・元文部科学大臣、松野博一・官房長官、西村康稔・経産大臣、高木毅・自民党国対委員長の4人の大物議員。捜査が政権中枢に及ぶ可能性まで出てきたのだ。

 これほどの捜査の広がりは竹下登内閣時代に発覚したリクルート事件(注:1988年、竹下登・首相ら自民党の有力議員や大物財界人などが、リクルート社から賄賂として未公開株を受け取ったことが発覚。翌年に東京地検特捜部は計12人を贈収賄罪で起訴した。政界では、藤波孝生・元官房長官と池田克也・元衆院議員の2人の有罪が確定)級だ。

 この事態を受けて岸田文雄・首相は12月6日、麻生太郎・副総裁ら各派の領袖クラスの党幹部を招集して緊急幹部会を開き、「派閥パーティー全面自粛」を決めるなど厳戒態勢を敷いた。

 数多くの政界捜査を取材してきたジャーナリストの伊藤博敏氏が語る。

「焦点は安倍派の事務総長経験者や派閥から多額のキックバックを受けて裏金にしていた議員たちを摘発できるかどうかです。ちょうど1年前に似た構図の事件があった。麻生派の薗浦健太郎・元代議士がパーティー収入を少なく記載して政治資金規正法違反に問われ、会計を担当した秘書だけでなく、議員本人も略式起訴されて罰金と公民権停止の略式命令を受け、議員辞職に追い込まれた。

 東京地検はその時の捜査を通じて政治資金パーティーを利用した裏金づくりのカラクリを理解し、判例もできた。その上で満を持して安倍派の裏金づくりの捜査に乗り出したわけです。まずは派閥の会計責任者が追及され、さらに歴代の事務総長が会計責任者に指示したり、経理の報告を受けて了承したかを解明し、政治家の責任に踏み込んでいく方針だと考えられる」

 捜査のキーマンとなっているのが、安倍派事務局長で同派の政治団体「清和政策研究会」の会計責任者を務めるX氏だ。冒頭、本誌が直撃した白髪の男性である。

 安倍派の裏金づくりにどういう役割を果たしていたのか。

9087OS5:2023/12/11(月) 09:36:17
慌てて確認に奔走
 安倍派議員のベテラン秘書が言う。

「X氏はNTT出身で子会社の役員や監査役を務め、4年ほど前に安倍派の事務局長として迎えられた。同じNTT出身の世耕弘成先生(自民党参院幹事長)の紹介でした。民間企業出身だから政治は素人同然だが、われわれ秘書には『高木事務総長がこう仰っている』などと幹部の威光を振りかざす。選挙のことで相談に行くと、『議員が直接言ってこい』と秘書は相手にしない態度でした」

 世耕事務所に経緯を尋ねたところ締め切りまでに回答はなかったが、事務局長に就任したX氏は会計責任者として安倍派の資金を管理することになった、いわゆる派閥の金庫番である。

 同派は所属議員にノルマを課して派閥のパーティー券を売らせ、ノルマを超えて売りさばいた議員にはその分の代金をキックバックしていたとみられる。

「キックバックはだいぶ昔から行なわれていたことですが、かつては派閥が領収書を出したり、議員側が政治資金収支報告書に記載するなど、それが可視化できるようにしていた時期もあった。しかし、そうすると集金力のある有力議員が多額のキックバックをもらった際に、派内で『あの議員は自分で多額の献金を集めているのに、派閥はそんな裕福な議員に金を戻すのか』という不満の声が高まるようになった。

 それが面倒なのでキックバックは現金で渡し、領収書を取らずに政治資金収支報告書にも載せない裏金にしたと聞いています。派内の議員にも金額がわからないようにするためです。このシステムはX氏の前任者の時代にはもうできていて、X氏は引き継いだかたちです」(別の秘書)

 どの議員がパーティー券を何枚売ったかの本当の金額と、キックバックの金額を知るのはX氏とごく少数の派閥幹部だけだという。

 ところが最近、X氏の言動に異変が起きていた。特捜部の捜査が表面化する前のことだ。別のベテラン秘書の話である。

「X氏が複数の事務所の秘書にパーティー券の代金について問い合わせを始めたんです。代金を派閥の口座に振り込んだ分は通帳に記録があり、現金で持ち込んだ分も金額は各事務所が提出した帳簿でわかるが、誰が持ってきたかまでは記録していない。

だからX氏は『現金で持参したのは〇〇さんで間違いないか』とか、派閥から代金のキックバックを受けた事務所には『現金を受け取ったのは〇〇さんで間違いないか』と慌てた様子で確認して回っていた。秘書の間では、“あの時にはもう特捜部の事情聴取を受けていたのでは”という話になっている」

 だとすれば、特捜部はX氏の供述からキックバックの金額や誰が現金で受け取ったかまで詳細に掴んでいる可能性が高い。

 今後の捜査のポイントは、X氏が上司の事務総長や派閥幹部の具体的関与について、どこまで特捜部に供述するかになる。

「裏金づくりは誰の指示だったのか?」

 本誌記者がX氏に質問したのはまさにその点だったが、答えは返ってこなかった。

※週刊ポスト2023年12月22日号

9088OS5:2023/12/11(月) 14:51:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/da1cece05eb10b61ff29ea2689f359e51b0c5e1f
岸田首相、閣僚・自民党役員人事を14日軸で調整 裏金疑惑
12/11(月) 14:43配信

毎日新聞
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月11日午前8時57分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受けて、安倍派の政務三役らを交代させるため、閣僚・自民党役員人事を今国会閉会後の14日を軸に実施する調整に入った。政府関係者が11日明らかにした。【高橋祐貴】

9089OS5:2023/12/11(月) 14:52:15
https://mainichi.jp/articles/20231209/k00/00m/010/271000c?inb=ys
「座長も5人衆も求心力なくなった」 裏金疑惑、憤る安倍派中堅
深掘り 木下訓明 古川宗
政治

速報

政局
毎日新聞 2023/12/9 21:03(最終更新 12/11 11:19)
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、安倍派の裏金疑惑は、松野博一官房長官ら「5人衆」に座長の塩谷立元文部科学相を加えた幹部6人まで拡大し、底なしにも見える様相だ。多くが政府や党で枢要な役職を担っており、岸田政権は窮地に陥っている。松野氏らを早期に更迭する案や、13日の臨時国会閉会後に内閣改造・党役員人事に踏み切る案が浮上。岸田文雄首相は政権刷新につなげようと模索するが、疑惑による打撃は深刻で奏功するかは不透明だ。

「逃げ回ってばかり」
 政治資金パーティー収入を巡る裏金疑惑は、党内最大の99人を擁する安倍派中枢に及んだ。派閥を率いる立場にありながら説明を避け、政治不信を招く要因ともなっている派閥幹部らの言動に対し、中堅や若手を中心に動揺が広がっている。

 「国民の政治不信を招くことになっているわけだから、大変厳しい影響が出てくるだろう。私自身もその責任の一端を感じている」。安倍派幹部で、自身もキックバックを受けた疑惑が報じられている世耕弘成党参院幹事長は9日、京都府宇治市での講演後、記者団にそう述べた。しかし、派閥や自身の裏金疑惑について見解をただされると「捜査に影響を与えてはいけないという観点から、残念ながら今の時点で詳しく説明することはできない」と説明を拒んだ。

 安倍派では、2022年7月に当時会長だった安倍晋三元首相が死去。その後、会長ポストは空席のまま、塩谷立元文部科学相を座長に据え、意思決定については、松野博一官房長官、高木毅・党国対委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、世耕氏の「5人衆」を含む常任幹事会による集団指導体制をとってきた。

 派閥のパーティー収入を巡る問題の発覚後、塩谷氏が11月30日にキックバックの慣習について「あったと思う」と発言。直後に撤回したものの派内は混乱した。松野氏や西村氏らも記者会見で「捜査中」などを理由として説明を拒否し続けている。

 こうした状況に派内の若手からは…

9090OS5:2023/12/11(月) 17:29:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/12b27906c340ad0d4dc0073ca6acb678e35c3224
萩生田氏「進退自分で」 安倍派政務三役辞任なら自らも辞任の考え
12/11(月) 16:55配信

朝日新聞デジタル
自民党の萩生田光一政調会長

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、裏金を受け取った疑惑が浮上している同派幹部の萩生田光一政調会長は11日、「今回のことが原因で、閣僚や副大臣などが辞めるならば、政調会長の私の責任も同等に、またそれ以上に大きなものがある。人事は首相の専権事項だが、出処進退については自分で決めたい」と述べた。安倍派の政務三役が辞任する場合は、自らも辞任する考えを示した。

 東京・永田町の党本部で記者団の取材に応じた。岸田文雄首相は、萩生田氏のほか、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めている。また、安倍派所属の閣僚、副大臣、大臣政務官の政務三役を全員交代させる考えだ。

 萩生田氏は当選6回。安倍派では「5人衆」と呼ばれる幹部の一人で、文部科学相や経済産業相を歴任してきた。

朝日新聞社

9091OS5:2023/12/11(月) 20:09:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20231211k0000m010230000c.html
首相、14日を軸に閣僚人事へ 安倍派を交代、無派閥人材を登用か
2023/12/11 20:01毎日新聞

首相、14日を軸に閣僚人事へ 安倍派を交代、無派閥人材を登用か

参院本会議で立憲民主党の徳永エリ氏の質問を聞く岸田文雄首相(右)。奥は松野博一官房長官=国会内で2023年12月11日午後1時36分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受けて、安倍派の政務三役を交代させるため、今国会閉会後の14日を軸に閣僚・党役員人事に踏み切る調整に入った。

 首相は、松野博一官房長官(61)や西村康稔経済産業相(61)ら閣僚と、自民党の萩生田光一政調会長(60)、高木毅国対委員長(67)らも交代させる方針。安倍派の副大臣、政務官も含めた政務三役計15人をすべて代える調整もしている。

 松野氏を含む4人は安倍派「5人衆」のメンバーで、事実上の更迭となる。閣僚・党役員の後任には、無派閥の浜田靖一前防衛相(68)と梶山弘志幹事長代行(68)を国対委員長を含む要職で起用することを検討している。

 首相は周辺に「党全体として問題に向き合うには、無派閥議員との連携は重要だ」と語っており、無派閥の中から即戦力となり得る人材を登用することなどで信頼回復を図りたい考えだ。13日の国会会期末に合わせて記者会見を開き、党改革に向けた方針を打ち出すとみられる。

 政権運営を巡って首相は、党内最大派閥の安倍派(99人)との連携を重視して人事でも重用してきたが、安倍派を要職から外さざるを得ない状況となった。同様の裏金疑惑が浮上する「5人衆」の世耕弘成参院幹事長(61)や、安倍派座長で党税制調査会幹部の塩谷立元文部科学相(73)も交代する可能性がある。

 首相は11日の参院本会議で裏金疑惑に関し「今後事態が明らかになっていく状況を踏まえ、問題の原因や課題を把握しながら、国民の信頼回復の観点から必要な対応を行う」と言及。閣僚・党役員人事については「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応をとる」と述べた。

 首相は10日に、東京都内のホテルで萩生田氏と会談。その後、首相公邸で森山裕総務会長、茂木敏充幹事長、側近の木原誠二幹事長代理らと個別に相次いで会談した。11日には、麻生太郎副総裁、茂木氏と国会内で会い、人事や今後の政権運営について意見交換したとみられる。

 立憲民主党は11日、松野氏に対する不信任決議案を衆院に提出した。日本維新の会、共産、国民民主の各党も同調する見通しだ。【高橋祐貴、中村紬葵】

9092OS5:2023/12/11(月) 21:05:55
さて、どこまで粛清されるか!?ってレベルですね



安倍派の役職者たち
★は常任幹事(15人)


総務大臣     鈴木淳司
農林水産大臣  宮下一郎
経済産業大臣   西村康稔★
内閣官房長官   松野博一★

内閣総理大臣補佐官上野通子

内閣府副大臣   堀井学
内閣府副大臣   酒井庸行(経済産業副大臣兼任)
内閣府副大臣   宮澤博行(防衛副大臣兼任)
文部科学副大臣  青山周平
外務副大臣    堀井巌

復興大臣政務官  石井拓(経済産業、内閣府大臣政務官兼任)
復興大臣政務官  加藤竜祥(内閣府大臣政務官兼任)
総務大臣政務官  小森卓郎
財務大臣政務官  佐藤啓
厚生労働大臣政務官塩崎彰久
防衛大臣政務官  松本尚

幹事長代理    稲田朋美★
副幹事長     福田達夫
副幹事長     関芳弘
副幹事長     山田美樹
副幹事長     江島潔
副幹事長     吉川有美
副幹事長     山田宏
副幹事長     松川るい

政務調査会長   萩生田光一★
国会対策委員長  高木毅★
国会対策副委員長 西村明宏★

両院議員総会会長 橋本聖子★

参議院議員副会長 山本順三★
参議院幹事長   世耕弘成★
参議院幹事長代行 野上浩太郎★
参議院国会対策委員長岡田直樹★

人事局長     森まさこ
女性局長     高橋はるみ
青年局長     藤原崇
拉致問題対策本部長山谷えり子


安倍派座長    塩谷立★
安倍派常任幹事  柴山昌彦★
安倍派常任幹事  松島みどり★
安倍派常任幹事  末松信介★

9093OS5:2023/12/11(月) 21:39:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/d387155d2ad3c8f113555602d25aebfe3cb4f5a0
内閣不信任案、立民に提出慎重論根強く 維新は賛成の公算「出すことが相当」
12/11(月) 19:03配信


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産経新聞
松野博一官房長官への不信任決議案を岡田憲治衆院事務総長(中央)へ提出する立憲民主党の議員ら=11日午後、国会内(春名中撮影)

自民党派閥のパーティーを巡る「政治とカネ」問題の波及を念頭に、野党第一党の立憲民主党は11日、岸田文雄内閣不信任決議案提出の可否について党内協議を続けた。現時点では、「本番は来年の通常国会だ」(閣僚経験者)として今国会への提出は見送るべきだとの意見が根強い。


慎重論の背景にあるのは、13日の臨時国会閉会後に東京地検特捜部による捜査が本格化するという見立てだ。不信任案提出によって衆院解散の「口実」を首相に与えれば、自民を利する展開になりかねないとの判断が働いている。

立民の安住淳国対委員長は11日、「万一解散になったら(疑惑が)うやむやになる。そういう危険性をはらむ不信任案だから慎重に対応しようと、泉健太代表はわれわれに指示している」と記者団に説明した。

とはいえ、今国会では不信任案提出を巡る環境が大きく異なっている。野党第二党の日本維新の会が、提出された場合は賛成する公算が大きいからだ。

維新はこれまで、会期末に不信任案を出す野党の常套戦術とは距離を置いてきた。だが、馬場伸幸代表は8日の衆院予算委員会集中審議で不信任案賛成の可能性を示唆した上で、国会議員に月額100万円が支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革を首相に迫った。

旧文通費見直しが目に見える形で進展していない以上、維新としては振り上げた拳を下ろしにくい状況にある。立民が不信任案提出を封印すれば、野党第一党と第二党がそろって政権に対峙する姿勢を示す好機を逃すことになりかねない。

「不信任案を出すことが普通は相当だと思う」

維新の遠藤敬国対委員長は11日の記者会見で、立民を挑発するように語った。(児玉佳子)

9094OS5:2023/12/11(月) 21:40:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/905a3579ba84a34c3117bfcd145a55f33ea32ee3
岸田首相、裏金疑惑の安倍派4閣僚全員交代を検討 田村元厚労相ら要職検討
12/11(月) 21:05配信
産経新聞
岸田文雄首相

岸田文雄首相(自民党総裁)が、自民最大勢力の安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、閣僚・副大臣・政務官の「政務三役」から同派所属者の大幅交代を検討していることが分かった。また、自民の田村憲久元厚生労働相と浜田靖一前防衛相の要職起用を検討していることも判明した。政府・与党関係者が明らかにした。

【写真】疑惑の安倍派4閣僚…参院本会議に出席した松野官房長官、鈴木総務相、西村経産相、宮下農林水産相

安倍派出身で交代の対象となる閣僚は、裏金疑惑が浮上している松野博一官房長官と西村康稔経済産業相に加え、鈴木淳司総務相と宮下一郎農林水産相。鈴木、宮下両氏は疑惑を否定しているが、首相は疑惑の有無に関わらず、政治資金について調査させる必要があると判断した。

首相は13日の臨時国会閉会後、速やかに人事に着手する方向で調整している。11日午後の自民役員会では「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のために、適切な対応をとっていきたい」と述べた。

安倍派所属の政務三役は閣僚4人、副大臣5人、政務官6人の計15人で、首相は全員の交代を検討した。だが、安倍派の反発や後任選定が難航する懸念が強まり、疑惑を抱えていない若手の政務官は対象から外すことも含め調整を進めている。茂木敏充幹事長は11日の記者会見で「安倍派一掃」に関し、「派閥によって一括の対応といった報道は必ずしも正しくない」と語った。

党幹部では安倍派現事務総長の高木毅国対委員長を交代させる方針。同派の萩生田光一政調会長も交代の公算が強まっている。萩生田氏は11日、記者団に「人事は首相の専権事項だが、出処進退は自分で決めたい」と強調した。また、同日は東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務めた橋本聖子参院議員の疑惑が新たに浮上した。

一方、立憲民主党は同日、松野氏に対する不信任決議案を衆院に提出した。与党は12日の本会議で否決する方針。日本維新の会は賛成する方向だ。

9095OS5:2023/12/11(月) 21:46:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/29823cf20bf3ac6627dc51a6ae01758d807bc9ae
首相、年明けの南米訪問見送りを検討 自民裏金疑惑、外交にも影響
12/11(月) 18:34配信
毎日新聞
記者団の質問を聞きながら首相官邸に入る岸田文雄首相=東京都千代田区で2023年12月11日午前8時56分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は、2024年1月上中旬に予定している南米訪問を見送る検討に入った。政府関係者が11日、明らかにした。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題への対応に専念するよう求める声が政府・与党内で強まっているためで、この問題が外交にも影響し始めている。

 首相は1月9日をめどに出発し、ブラジルやチリなどの南米諸国を訪問する調整を進めてきた。ブラジルは、国際社会で存在感を強めるグローバルサウスと呼ばれる新興・途上国の代表格。24年の主要20カ国・地域(G20)の議長国でもあり、連携推進を確認する見通しだった。チリは銅やリチウムをはじめとする重要鉱物資源が豊富で、関係を強化していた。1月中旬から開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するため、南米からスイスを訪れる案も出ていた。

 パーティー券問題を巡っては、東京地検特捜部が13日の臨時国会閉会後から安倍派議員らへの聴取を本格化させる見通し。政権運営は予断を許さない状況で、1月後半の召集とみられる通常国会に向けて、首相は国内で対応にあたる必要があるとの見方が大勢だ。

 ただ、訪問予定国との調整はすでに進めており、外遊中止はグローバルサウスとの関係強化に力を入れてきた岸田外交にとって失点となる。捜査の進展や党内情勢を見極めて最終判断する見通しだ。【川口峻、池田直】

9096OS5:2023/12/12(火) 07:38:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e5c3c8bbb97bc1bf4b326eb3b8cdc61f071b99f
東京地検特捜部、自民安倍派を集中捜査へ 国会会期末後に聴取本格化
12/12(火) 5:00配信
毎日新聞
東京地検が入る庁舎=金寿英撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部が、政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で刑事告発された主要5派閥のうち、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)を集中的に捜査する方針であることが関係者への取材で判明した。パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)が数億円に膨らむ恐れがある上に、収支報告書への記載を組織的に避けた疑いもあることから、悪質性が高いとみている模様だ。


 関係者によると、安倍派(99人)では直近5年間で所属議員がノルマを超えて集めた収入と、議員への還流分の支出がいずれも収支報告書に記載されていなかった疑いが持たれている。

 還流資金を裏金化した議員は10人超にとどまらず、数十人規模に上るとされる。中には数千万円の還流を受けていた議員もいるとされ、裏金の総額は数億円に膨らむ可能性がある。

 安倍派では安倍晋三元首相の死去後、座長の塩谷立元文部科学相と「5人衆」と称される松野博一官房長官、高木毅・党国対委員長、世耕弘成・党参院幹事長、萩生田光一・党政調会長、西村康稔経済産業相による集団指導体制が続いている。しかし、6人は直近5年間で1000万円超〜100万円程度を裏金化していた疑いが浮上している。

 特捜部は臨時国会の会期末(13日)後に、裏金化が疑われる議員側への聴取を本格化させる方針。主な対象は組織的な還流が疑われる安倍派で、歴代の派閥幹部も含まれる模様だ。

 安倍派の他に告発されている志帥会(二階派)、平成研究会(茂木派)、志公会(麻生派)、宏池会(岸田派)の4派閥についても捜査を継続するとみられる。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜、山田豊】

9097OS5:2023/12/12(火) 09:45:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023121100719&amp;g=pol
14日にも松野長官交代 岸田首相、経産・総務・農水3閣僚も調整―安倍派一掃には慎重論・裏金疑惑
2023年12月12日00時51分
 自民党最大派閥・安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を巡り、岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、松野博一官房長官に加え、高木毅国対委員長、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相を交代させる方向で調整に入った。5人はいずれも同派所属。今国会閉会後の14日にも松野氏ら一部の人事を行い、残りは22日を目指す2024年度予算案の閣議決定後などに先送りする案が出ている。

 首相は11日の参院本会議で、人事について「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応を取る」と表明。この後、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と国会内で会談し、党役員会でも対応を協議した。
 松野、高木、西村3氏は事務総長として安倍派の実務を取り仕切った。さらに同派からパーティー収入の還流を受け、政治資金収支報告書に記載しなかった疑いも出ている。党内では疑惑への関わりが深い3人の責任は免れないとの声が強く、他の安倍派2閣僚と合わせ、首相は情勢を見極めて最終判断する。
 自民参院執行部は約5000万円の還流を受け取った疑いがある大野泰正・参院内閣委員長の交代も検討する。松野、高木両氏と同様に1000万円超の還流を受けた疑いを持たれている世耕弘成参院幹事長の責任を問う声も党内で出ている。
 政権内では閣僚4人に、副大臣5人、政務官6人も加えた安倍派所属の計15人の政務三役全員を一掃すべきだとの声も浮上する。ただ、還流を否定する議員も含まれるため慎重論も強く、政務官は本人の判断に委ねる方向で調整している。
 安倍派の萩生田光一政調会長は11日、党本部で記者団に対し、首相から10日の会談で「税制、予算、大切な仕事を目の前にして、しっかり対応してほしい」と伝えられたと説明。その上で「仮に閣僚や副大臣が辞める事態になるとすれば、政調会長の責任はそれ以上に大きい。出処進退は自分で決めたい」と述べ、展開次第で自身も辞任する考えを示唆した。

9098OS5:2023/12/12(火) 10:46:04

https://news.yahoo.co.jp/articles/607b72751e898455fb2aca43796de48745c45c01?page=2
>「私は政治資金パーティー自体を批判しているわけではありません。裏金が問題なのです。得た収益を堂々と政治資金として記載すればいいだけの話です。そもそもパーティー券は1枚数万円くらいですし、年に何回も開かれません。やれキックバックだ、裏金だと言っても、多くの議員にとってはそれほど大きな額ではないはずです。だからこそ余計に記載しなければならなかったと思います」(同・深谷氏)

これに尽きる気がします。

9099とはずがたり:2023/12/12(火) 10:53:12

自民党スレも満タンになってきて次スレも検討のこのタイミングで自民党がぶっ壊れかねない不祥事勃発ですね〜。

個々の議員にとってはケチな少額でも安倍派が組織的に裏金作りを主導してたとなると悪質性はそれなりである。
>同派がパーティー券販売のノルマ超過分を所属議員側に現金でキックバック(還流)し、還流分を政治資金収支報告書に記載しないよう求めていたことがわかった。

安倍派、現金で還流し収支報告書への不記載求める…5年間で数億円の可能性
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e47c27e9cfdeb513c65e1dde29d5e10dd38c8dd
12/12(火) 5:01配信
読売新聞オンライン

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、同派がパーティー券販売のノルマ超過分を所属議員側に現金でキックバック(還流)し、還流分を政治資金収支報告書に記載しないよう求めていたことがわかった。東京地検特捜部は、資金の流れや会計処理の実態を解明するため、派閥の実務を取り仕切る事務総長の経験者を含め、数十人規模の所属議員への事情聴取を検討しているとみられる。

 特捜部は政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑の適用を視野に、全国から事件捜査の経験が豊富な応援検事を集め、50人規模の捜査態勢を整えた。既に一部議員の秘書らの聴取を始めており、現在開かれている臨時国会の閉会後にも捜査を本格化させる見通し。

 関係者によると、安倍派ではノルマを超えてパーティー券を販売した議員側に対し、パーティーの開催後に派閥側から現金でキックバック。還流分については議員側の収支報告書に記載しないよう求め、派閥側と議員側の収支報告書に記載のない裏金になったという。こうして裏金化された資金は、直近5年間で総額数億円に上る可能性がある。

 現金の受け渡しや収支報告書に記載しないことについてのやり取りなどは、派閥の会計担当職員と各議員の秘書らとの間で行われていたとみられ、会計担当職員は、還流について事務総長に報告していたとされる。

 疑惑を巡っては、同派事務総長経験者の塩谷立・元文部科学相(73)や松野博一官房長官(61)、西村康稔経済産業相(61)、高木毅国会対策委員長(67)の4氏側のほか、世耕弘成参院幹事長(61)と萩生田光一政調会長(60)といった派閥幹部側も還流分を収支報告書に記載していなかったとされる。

 このほか、元五輪相の橋本聖子参院議員(59)(比例)、大野泰正参院議員(64)(岐阜選挙区)、池田佳隆衆院議員(57)(比例東海)、谷川弥一衆院議員(82)(長崎3区)の4氏側が還流分を収支報告書に記載していない疑いのあることも判明。裏金化された疑いのある金額は、橋本氏は1000万円超、大野氏は5000万円超、池田、谷川両氏は4000万円超とみられる。

 橋本氏は11日、報道陣の取材に応じ、「調査した上で説明責任を果たしたい」と述べ、「非常に反省しており、政治不信を招いたことをおわびしたい」と語った。谷川氏と、大野氏の事務所は10日、それぞれ取材に「事実関係を慎重に確認している。適切に対応する」などとしている。

9100OS5:2023/12/12(火) 11:53:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc6295d7ee98b53decd3f637bdd03b6bbc22dfe5
岸田首相の派閥でもパーティー収入過小記載の疑い 安倍派のキックバック裏金疑惑より少額か 
12/12(火) 9:27配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田首相が会長を務めていた「宏池政策研究会」でも、実際に集められた収入より少ない金額が政治資金収支報告書に記載されていたとみられることが分かった。


自民党の派閥の政治資金パーティーを巡っては、安倍派や二階派が販売ノルマを超えて集めた分の収入を所属する議員にキックバックし、派閥の収支報告書に収入として記載しなかった疑いがある。

その後の関係者への取材で、岸田首相が会長をつとめていた「宏池政策研究会」でも、実際に集められた収入より少ない金額が収支報告書に記載されていたとみられることが分かった。

不記載の額は、安倍派や二階派よりも少ないという。

フジテレビ,社会部

9101OS5:2023/12/12(火) 20:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b962f3077562f25232e9f19d967d4d759f53683d
萩生田政調会長交代へ、安倍派政務官5人は留任の公算 松野官房長官の不信任案否決
12/12(火) 19:36配信

産経新聞
衆院本会議で松野官房長官に対する不信任決議案の投票に向かう途中に手を上げる麻生太郎副総裁(左から2人目)と一礼する松野博一官房長官(右から2人目)=12日午後、国会(岩崎叶汰撮影)

衆院は12日の本会議で、自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り、立憲民主党が提出した松野博一官房長官に対する不信任決議案を与党の反対多数で否決した。岸田文雄首相(自民党総裁)は14日にも松野氏を含む安倍派の4閣僚を事実上更迭する方針で、人選を本格化。安倍派の萩生田光一政調会長を交代させる方向で調整に入った。政府・与党関係者が明らかにした。


萩生田氏の交代時期は4閣僚らに合わせて週内か、令和6年度予算案決定後か調整を続ける。

松野氏は不信任案が否決された直後の更迭となるが、首相は松野氏の続投は理解が得られないと判断したとみられる。公明党の山口那津男代表も不信任案否決に先立つ記者会見で「否決したから即信任という評価はできない」と強調した。

一方、首相が全員交代を検討した安倍派所属の閣僚・副大臣・政務官の「政務三役」15人のうち、衆院当選1回の政務官5人は留任する公算が大きくなった。安倍派から、当選1回の5人は裏金を受け取っていないとして「辞めさせるのは理屈が成り立たない」(閣僚経験者)と反対論が噴出し、全員交代案を軌道修正する見通し。

首相はすでに、裏金疑惑が浮上している松野氏と西村康稔経済産業相に加え、疑惑を否定している鈴木淳司総務相と宮下一郎農林水産相を交代させる方針を固めている。安倍派の高木毅党国対委員長も事実上更迭する。

また、首相は12日、岸田派(宏池会)のパーティー収入に関する政治資金収支報告書への過少記載の疑いに関し「具体的なことが確定した段階で私に報告がある。報告を受けたら適切に説明をさせる」と述べた。

9102OS5:2023/12/12(火) 20:36:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/deea55c07540d84e2369c3171cc4a10218907b94
「ポスト松野」難しい官房長官の人選 クリーン、説明力、危機管理…人材少なく
12/12(火) 19:30配信

産経新聞
官房長官が途中で交代するのはどのような場合か

岸田文雄首相(自民党総裁)が党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受けて実施する人事の焦点は、松野博一官房長官の後任だ。政府のスポークスパーソンとしての説明力に加え、与党との調整力が求められる「内閣の要」だからだ。また、裏金問題が直撃した政権にあって、平時とは異なる対応力も必要となる。首相はこうした条件を踏まえ、慎重に人選する意向だ。


「(東京地検特捜部による)捜査が行われていると承知しており、私の政治団体についても精査して適切に対応したい」。松野氏は12日の記者会見でも、裏金疑惑に関して従来通りの回答を繰り返した。

政府高官は「官房長官は捜査に影響を与える立場だ。踏み込んだことは言えない」と擁護してきたが、松野氏の「説明拒否」が国民や与野党の反発を招き、事態を悪化させた面がある。次期官房長官にはクリーンさに加え、裏金疑惑に関する説明力が最低条件となる。

与党や省庁との調整力も重要な要素だ。歴代では菅義偉前首相が官房長官在任時の辣腕(らつわん)で知られる。官僚機構を掌握しつつ、与党国対幹部らと頻繁に面会して情報収集や調整を担い、安倍晋三政権の安定を支えた。

特に岸田政権の官邸は国対との連携不足が指摘されてきた。首相周辺は「国会対応ができなければ官房長官は務まらない」と強調する。

加えて、危機管理力も欠かせない条件だ。官房長官は大規模災害などが発生すればいち早く官邸に駆けつけ、指揮や発信に当たる。兼務する拉致問題担当相としての見識と手腕も求められる。

こうした条件を十分に満たす人材は多くはない。自民内には松野氏の後任という「火中の栗」を敬遠する向きも強く、「岸田派(宏池会)が責任を持って引き受けるべきだ」(官房長官経験者)との声がある。首相が思い描く通りに人事が実現するかは不透明だ。(永原慎吾)

9103OS5:2023/12/12(火) 20:39:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b86c0c8328e290067cd7f5920b91ac3efa84c030
岸田総理 14日に安倍派閣僚を交代へ 岸田派も“不記載”が判明 人事難航 「安倍派一掃おかしい」反発も
12/12(火) 18:21配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

自民党・安倍派の裏金疑惑を受け岸田総理は、安倍派の閣僚4人らを交代させる人事をあさって行う方向です。しかし、新たに岸田派からも政治資金をめぐる問題が発覚し、人選は難航しています。

きょうの衆議院本会議では、松野官房長官に対する不信任決議案の採決が行われました。あさってにも更迭される松野氏。決議案自体は自民・公明の与党などの反対で否決されましたが、仲間である与党内からも…

自民党 井上信治衆院議員
「捜査に支障が出ない範囲の中で、国民の皆様への説明責任を果たしていただくことを我が党からも強くお願いしたいと思います」

公明党 山口那津男代表
「否決したから即信任したと同じ評価をするべきではないと思います」

収まる気配のない自民党・安倍派の政治資金パーティーの問題。安倍派から議員側にキックバックされた総額は、過去5年間でおよそ5億円にのぼるとみられることがわかりました。このため、複数の政府・与党関係者によりますと、岸田総理は松野官房長官ら安倍派の閣僚4人を交代させる意向を固めました。

安倍派の副大臣と政務官についても大半を交代させる考えですが、後任探しの難しさや安倍派からの反発が大きいこともあり、問題がないと主張している政務官については除外する方針です。

現職政務官
「対応が難しい。自分だけ残るわけにもいかないし…」

ところが、きょうになって新たな疑惑が。

岸田派でも政治資金パーティーの収入を収支報告書に少なく記載していた疑いがあることが、関係者への取材で分かりました。

岸田総理
「宏池会の事務局に対して調査を行い、そして当局に説明を行い、そして修正の必要があるならば適切に対応する。このように指示しています」

岸田総理はこのように説明しましたが、党内からは安倍派の議員ばかり交代させることへの反発の声が上がっています。

安倍派議員
「岸田派だってニュースになっている。安倍派の一掃はおかしいよ」
現職政務三役
「そんなバカなことしないでしょ。自民党から人がいなくなるよ」

岸田総理はあさって14日に、閣僚と副大臣の交代に踏み切る方向です。

政府関係者によりますと、松野官房長官の後任については「安定感があること」を重視しているほか、他の人事についても「閣僚経験者」や「無派閥議員」を中心に人選が進められています。

しかし、新たな政治資金の問題が表面化したことで人事は難航が必至です。

TBSテレビ

9104OS5:2023/12/12(火) 20:45:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a9c7c1b53f2a8985c99f8cca96b5075e729d226
「罪人扱いか」自民安倍派が被害者ぶって批判殺到も…SNSに蔓延する「解散総選挙すれば自民勝つ」説
12/12(火) 15:22配信

SmartFLASH 自民党・安倍派が政治資金パーティーの収入を裏金化していた疑惑を受け、岸田文雄首相は、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4閣僚を含め、安倍派15人を交代する調整に入った。12月14日を軸に、閣僚・党役員人事に踏み切るとみられる。

【ランキング】岸田内閣「もっとも評価できない大臣は?」

 岸田首相の方針に対しては、安倍派内部でも不満が出ているようだ。朝日新聞は12月11日、《「安倍派というだけで罪人扱いか」 首相に批判噴出、疑惑ない議員も》と題する記事で、安倍派中堅議員のこんな言葉を報じている。

「とんでもない悪手だ。(資金の流れを知りうる派幹部の)事務総長経験者は責任ある立場だったから別にしても、何もしていないのに辞任させられては罪人になってしまう。

 安倍派一掃を首相に勧めたのは他の派閥の領袖なんだろうが、その派閥は絶対に許さない。そして、助言を受け入れた首相も許さない。もう即刻、総理を辞めてもらいたい」

 だが、この議員の発言には、SNSで批判が殺到した。

《裏金作って甘い汁を吸う議員を多数出しておきながら、何を被害者ぶっているの?》

《ついには被害者ぶってきた。どこまで醜いんだ》

《安倍派、首相にいじめられているかのような「被害者」アピール。人はなぜか、都合が悪くなると、途端に、「被害者」アピールを始める。「被害者」アピールをする前に、説明責任を果たすべきではなかろうか?》

 12月11日、NHKが報じた岸田内閣の支持率は、11月より6ポイント下がって23%。不支持率は58%。支持率は2021年10月の岸田内閣発足以降、最低を更新した。

 政党支持率は自民が激減し、29.5%。30%を下回るのは、2012年に自民党が政権復帰以降、初めてという。

 危険水域といえる数字だが、それでも政権交代は起きないという説が、SNSでは蔓延している。

《今解散したってまた自民党が勝つよ。だって地方の小選挙区では相変わらず野党が割れてて投票率も低いから自民が当選するし野党は辛うじて複数人区と比例で議席確保するに留まるから。政権交代が起こるには”風”が不可欠》

《岸田内閣支持率低下と言うが解散総選挙ではやはり自民党が勝つ。立憲民主党の泉では勝負にならない。維新は万博で国民は玉木の自民寄りに国民は横を向く》

《解散総選挙しても自民が勝つよ。野党の選挙資金をショートさせる意味でもやってみたら?》

 野党が弱い現状では、自民党以外の選択肢を見出せない多くの人たちが無党派となり、投票率が下落。結果として自民が有利になるとの指摘もある。

 安倍派を排除するという “荒療治” に打って出る岸田首相。解散総選挙で信任を得られれば、たしかに政権の立て直しにはなるが――その覚悟を岸田首相は持つことができるだ

9105OS5:2023/12/12(火) 20:46:48
何が良くて何が悪いかをミスリードさせるような記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/8687ee535ed4262fd1726ed5e3c52995a8ea2dce
派閥パーティーは資金調達の場 安倍派は販売分の4割来場せず 料理も全員分用意せず
12/12(火) 15:00配信

産経新聞
5月に行われた安倍派のパーティー=東京都港区(松井英幸撮影)

自民党派閥のパーティー券問題が政界を揺るがしている。そもそも派閥は、どのようにして政治資金パーティーを資金源としているのか。パー券は1枚2万円で販売されるケースが多いが、会場の飲食代などの原価はごくわずかだ。政治資金規正法への記載義務が生じる条件も一般の個人献金より緩く設定されている。パーティーは、実質的に政治資金を回収する舞台となってきた。

派閥のパーティーは、一般的に東京都内の大手ホテルの宴会場で開かれる。寿司やサンドウィッチ、ビールやワインなどが立食形式で提供され、出席者は所属議員と名刺交換などができる。首相や党幹部、他派の派閥会長らが来賓に訪れ、あいさつして場を盛り上げる流れだ。

麻生派(志公会)のパーティーでは、来場者が最後に麻生太郎副総裁とツーショット写真を撮影する場面が設けられており、目玉の一つになっている。

派閥にとって、パーティーは政治資金を調達する重要な機会となっている。今回、パー券収入を大規模に裏金化していた疑惑を持たれた安倍派(清和政策研究会)の政治資金収支報告書をみると、昨年5月17日に東京プリンスホテル(東京都港区)で開いたパーティーの収入は9480万円。これに対し、会場代や飲食代などパーティーの開催事業費は2592万円と報告しており、差し引いた6888万円は同派の利益となる。

パーティー券は1枚2万円で、単純計算では、同パーティーで4740枚が売れた形だ。一方、参加者は約2800人(主催者発表)にとどまる。約1940人がパーティー券を購入したものの、来場しなかったことになる。

ある派閥の事務局長経験者は「そもそもパーティー券の販売分全員が来るわけではない。食事を用意するのは半分もない。そこを見越してホテル側と調整している」と明かす。

主催者側はより多くの政治資金を得ようとするが、来場者に対する待遇があまりにも〝塩対応〟であればSNS(交流サイト)で酷評されることもある。ある派閥のパーティーの来場者はX(旧ツイッター)で「出されたのはペットボトル入りのお茶。お土産は会員名簿。散々だった」などと訴えた。

政治資金規正法はパーティー券の購入額が20万円以下ならば、購入者や購入金額の政治資金収支報告書の記載は義務付けていない。一方、個人献金にあたる一般の寄付は5万円以上で記載が義務付けられる。パーティーは、政治資金の入手経路が不透明になりかねないといった懸念もある。

9106OS5:2023/12/12(火) 20:47:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/a29ce87b6ab976a5dee17cfd417c3bcff23ae1e3
安倍派一掃、見送りへ 閣僚・副大臣交代、政務官自主判断 岸田首相、14日にも人事・裏金疑惑
12/12(火) 14:54配信
時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=12日午後、首相官邸

 自民党安倍派の政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を巡り、岸田文雄首相(党総裁)は政権内で浮上していた政務三役からの同派一掃案を見送る方向で調整に入った。

 複数の政府・与党関係者が12日、明らかにした。閣僚4人と副大臣5人は交代させる一方、政務官は疑惑への関与が薄ければ続投させる意向。14日にも人事に踏み切る。

 首相は12日、人事について、首相官邸で記者団に「適切なタイミングで対応したい。この考えは変わっていない」と語った。13日夜に記者会見し、規模や時期について説明する見通しだ。

 安倍派所属の政務三役は松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相、副大臣5人に加え、政務官6人の計15人。鈴木、宮下両氏らは裏金の受領を否定しているが、東京地検特捜部の捜査がどこまで広がるか読み切れないため、政権内では全員を交代させてリスクを減らすべきだとの声が出ている。

 周辺によると、首相は政務三役について「全員交代を求めることはできない」と言明。「疑惑への関わりを精査する。検察に立件される可能性が高いなら代える」と語った。後任人事の難航が予想される中、安倍派の反発が強まれば政権が揺らぎかねないと懸念したとみられる。

 政務官6人には疑惑への関与の度合いを自ら精査し、進退を「自主判断」させる案が出ている。副大臣5人については閣僚と同様の扱いとする方向で、松野氏は既に一部の副大臣に「自主的に辞表を出してほしい」と伝えた。

9107OS5:2023/12/12(火) 21:40:26

>>9101
>首相は12日、岸田派(宏池会)のパーティー収入に関する政治資金収支報告書への過少記載の疑いに関し「具体的なことが確定した段階で私に報告がある。報告を受けたら適切に説明をさせる」と述べた。
>>9103
「宏池会の事務局に対して調査を行い、そして当局に説明を行い、そして修正の必要があるならば適切に対応する。このように指示しています」

岸田は宏池会から抜けたんじゃないんですか?抜けた人に報告とか 抜けた人が指示とは?
命令けいとうとしておかしくないですか?

9108OS5:2023/12/12(火) 21:43:57
>>9104

《今解散したってまた自民党が勝つよ。だって地方の小選挙区では相変わらず野党が割れてて投票率も低いから自民が当選するし野党は辛うじて複数人区と比例で議席確保するに留まるから。政権交代が起こるには”風”が不可欠》

いつから、衆院に複数人区が復活したんだ!?記事にするなら選んでよ

9109OS5:2023/12/12(火) 22:13:00
>>9105もだけど、産経は「政治資金パーティーはほかもやってるし」
「キックバックは他の派閥もやってるし」 だから「安倍派だけ攻めるな」論調なんですかね。
論点は不記載なのに

https://www.sankei.com/article/20231212-ZAQPXTNG65N37BRYWZ7YMF75HM/
<独自>安倍派、数十人が不記載か パーティー収入、他派閥は2〜7割還流記載
2023/12/12 01:02
自民党の派閥のパーティーを巡り、最大派閥・安倍派(清和政策研究会)を除く主要4派閥がパーティー券の販売ノルマを超過した分に応じて5年間で10億円弱を所属議員の2〜7割にキックバック(還流)していたと推計されることが11日、政治資金収支報告書の分析で分かった。

安倍派の収支報告書には記載がないが、同様に数割程度の議員が還流を受けた可能性が高く、数十人が総額数億円分を不記載としていた疑いがある。東京地検特捜部は、資金の流れや不記載の経緯などを調べている。

産経新聞は、平成30年〜令和4年分の安倍派▽志公会(麻生派)▽平成研究会(茂木派)▽宏池政策研究会(岸田派)▽志帥会(二階派)-の収支報告書を、関係者への取材に基づき分析。

各派から所属議員の関連団体に支出された寄付金のうち、金額も時期も毎年一定のいわゆる夏の「氷代」、冬の「モチ代」は除外した上で、パーティー開催後、数カ月以内に関連団体ごとに異なる金額で一斉に支出されたものを議員側への還流分と推計、算出した。

これによると、麻生派は所属議員の4〜7割、茂木派は2〜3割、岸田派は3〜5割、二階派は5〜7割の関連団体に、それぞれ還流分とみられる支出を記載。総額は5年間で約9億9千万円に上った。

同時期の安倍派を除く主要4派閥のパーティー収入は総額40億2953万円で、パーティー収入の約4分の1が還流されたとみられる計算になる。一方、安倍派の収支報告書には氷代、モチ代の記載はあったが、還流分とみられる記載はなかった。

9110OS5:2023/12/12(火) 22:13:38

https://www.sankei.com/article/20231212-PRB3J7TRJBOYROPKXN4JPAQA5E/
〝冷遇〟から一転…となるか 小泉進次郎、梶山弘志、浜田靖一氏ら…「無派閥議員」に脚光
2023/12/12 20:20
永井 大輔
市岡 豊大
竹之内 秀介
自民党の「無派閥議員」が注目を集めている。派閥をめぐる裏金疑惑が表面化し、党再建を図る必要性に迫られる中、クリーンな印象が持たれているからだ。岸田文雄首相(自民総裁)は疑惑が浮上した松野博一官房長官らを近く事実上更迭する方針だ。9月の内閣改造・党役員人事の際に〝冷遇〟した無派閥議員を一転、登用するのかが焦点となる。

「無派閥か派閥かという問題ではない。国民の不信感に応え、信頼回復できるようにしなければならない」。自民の小泉進次郎元環境相(無派閥)は12日、国会内で記者団に裏金疑惑についてこう述べた。


「次の首相候補」の常連で、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が9、10両日に実施した合同世論調査では石破茂元幹事長に続く2位。爽やかなイメージがあり、要職での起用が取り沙汰されている。

梶山弘志幹事長代行=12月11日、国会内(春名中撮影)
梶山弘志幹事長代行=12月11日、国会内(春名中撮影)
梶山弘志幹事長代行(無派閥)も期待を集める一人。梶山静六元官房長官を父に持ち、安定した仕事ぶりに定評がある。過去には公選法違反疑惑で経済産業相を辞任した菅原一秀氏の後任として緊急登板し、ピンチを乗り切った。12日の記者会見では「全身全霊で岸田総裁、茂木敏充幹事長を支える」と述べるにとどめた。


疑惑が報じられた安倍派現事務総長の高木毅国対委員長の後任として、頻繁に名前が挙がるのが浜田靖一前防衛相(同)だ。自民重鎮は「浜田氏の名前はちらちら首相の口から出ている」と証言する。国会戦略のプロで与野党の評価は高い。

浜田靖一氏=9月12日(矢島康弘撮影)
浜田靖一氏=9月12日(矢島康弘撮影)
無派閥の有力株は他にも石破氏や斎藤健前法相らがいる。もっとも石破氏は11日のBSフジ番組で、首相の責任の取り方として内閣総辞職が選択肢になると指摘。軋轢(あつれき)を招きかねない言動は「表面的な人気はあるかもしれないが誰もついて行かない」(自民幹部)と不興も買っている。


9月の人事は派閥政治の復権が色濃くにじむ布陣となり、無派閥議員は憂き目を見た。「『派閥、派閥』と言ってやってきて、都合が悪くなると無派閥を頼るのは調子が良すぎる」。無派閥組の重鎮はこうほえたが、その表情は言葉とは裏腹に穏やかだった。(永井大輔、市岡豊大、竹之内秀介)

9111OS5:2023/12/12(火) 22:16:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c5456ddf968333350bebc5b0dd259eae44a36d5
安倍派4閣僚、14日交代 若手ら反発で政務官は留任含め調整
12/12(火) 21:18配信

毎日新聞
裏金の問題を巡り、宏池会のパーティー収入で過少申告があったという一部報道について、記者の取材に答える岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月12日午後2時22分、手塚耕一郎撮影

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受け、14日に松野博一官房長官(61)ら安倍派の4閣僚を交代させる人事を実施する。政府・自民党関係者が12日明らかにした。首相は安倍派の閣僚に加え、副大臣5人と政務官6人の全員交代も検討したが、若手の政務官については裏金疑惑への関与の有無などを考慮し、続投させることも含め調整している。

 立憲民主党は13日に内閣不信任決議案を衆院に提出する方向で、12日の執行役員会では泉健太代表に対応を一任した。泉氏は国会内で記者団に「総辞職すべきだ。信任に値しない」と語った。

 首相が14日に交代させるのは松野氏のほか、西村康稔経済産業相(61)、鈴木淳司総務相(65)、宮下一郎農相(65)。西村氏の後任には無派閥の梶山弘志幹事長代行(68)が浮上している。首相は国会閉会を受けて13日夜に記者会見して人事について説明するとみられる。安倍派の萩生田光一・党政調会長(60)と高木毅・党国対委員長(67)も交代させる方針で、高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を起用する案がある。

 首相は安倍派の政務三役を全員交代させて「安倍派一掃」を図る意向だったが、安倍派の若手らが反発。安倍派は最大派閥で人事実施後の政権運営に支障が出かねないことから、方針転換した形だ。

 一方、衆院は12日の本会議で、裏金疑惑を受けて立憲が提出した松野氏に対する不信任決議案を自民、公明両党の反対多数で否決した。日本維新の会、共産党、国民民主党など野党は立憲に同調し賛成した。松野氏は数日で交代する見通し。首相は官邸で記者団に「職務に当たってもらいたい」と語った。松野氏は会見で「与えられた職務を果たしていきたい」と語った。【森口沙織、畠山嵩、安部志帆子】

9112OS5:2023/12/13(水) 07:29:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3a06238dd99a2ea8046ce76b5089aa73349d991
安倍派一掃、岸田首相判断が焦点 裏金疑惑拡大、不可避の声 政権さらに弱体化も〔深層探訪〕
12/13(水) 7:00配信

時事通信
記者団の質問に答える岸田文雄首相=11日午前、首相官邸

 自民党派閥の政治資金パーティー問題で、裏金疑惑が拡大する安倍派を政権人事から一掃するかどうかが焦点に浮上した。党内では、新たな疑惑発覚のダメージを避けるため、同派の政務三役を全員更迭する案が浮上。ただ、これまで重視してきた最大派閥を「敵」に回すことになれば、政権基盤の弱体化が加速するのは避けられず、岸田文雄首相にとって重大な岐路となりそうだ。

 ◇数十人聴取か
 「適切なタイミングで適切に対応を考えたい。それ以上申し上げることはない」。首相は11日朝、首相官邸入りする際に記者団から安倍派の政務三役を交代させる考えを問われ、言葉を選びながら説明。さらなる質問の途中で背を向け立ち去った。

 安倍派の裏金疑惑を巡っては、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の有力幹部「5人衆」にも還流した疑いが判明。首相は既に松野、西村、高木3氏を更迭する方向で調整しているが、党幹部は「5人とも交代だろう」と話す。

 人事はそれだけにとどまらない可能性がある。臨時国会は13日に会期末を迎えるが、ある政府関係者は閉会直後から東京地検特捜部による関係議員の聴取が始まり、「対象者は数十人に上る」との見方を示す。政府高官は「どこまで捜査が進むのか」と困惑を隠さない。

 安倍派の事務総長経験者を含む5人衆は11日も具体的な説明を避け、疑惑の全容はつかめないままだ。閣僚経験者は「安倍派を三役から全て外さないと政権が持たない」と強調した。

 首相は10日、萩生田氏や茂木敏充幹事長、森山裕総務会長と個別に会談。11日も麻生太郎副総裁、茂木氏と3者で意見を交わした。この場でも「安倍派一掃」案が話題になったとみられる。党幹部は「そういう案を言う人はいる」と述べ、人事上の懸案になっていることを認めた。

 ◇「遺恨残る」
 もっとも、首相にとって安倍派を遠ざける判断は「もろ刃の剣」だ。

 首相は2021年の就任後、麻生、茂木両氏との「三頭政治」を政権運営の柱に据えてきた。しかし、茂木氏との関係は次第にぎくしゃくし、今年9月の内閣改造では、真っ先に萩生田氏を首相公邸に呼んで相談。5人衆全員を政府・自民党の重要ポストに留任させるなど、来年秋の党総裁選を見据え安倍派への傾斜を強めていた。

 そのため、安倍派内では「一掃」案に衝撃が走り、首相に反発する声が出始めた。中堅議員は「他派閥もパーティー問題はあるはずだ。首相と一緒にはやれない」と断言。党関係者も「安倍派に首相がレッテルを貼ることになる。総裁選で協力は望めないだろう」とみる。

 萩生田氏は11日、安倍派の政務三役が交代する場合は「政調会長の責任も大きい」と自身の進退に言及。「一掃」案のけん制が目的と受け止める向きもある。

 政権内のパワーバランスが崩れ始める中、首相の後見役を任じる麻生氏は周囲にこう漏らした。「証拠に基づいて判断すべきだ。それなしには派閥が壊れかねない。遺恨を残すぞ」

9113OS5:2023/12/13(水) 07:31:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e3bd4f57ea894eea5c5380f9f3ffe9341fa7ed
「安倍派15人除外」を修正、6人は自主判断に 首相、求心力低下も
12/13(水) 6:00配信

朝日新聞デジタル
(左から)松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、宮下一郎農林水産相、鈴木淳司総務相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金を作っていた疑いのある安倍派の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら4閣僚と、副大臣5人の計9人を14日に交代させる方針を決めた。政務官6人については安倍派に配慮して方針を修正し、辞任は自主判断とする。全ての安倍派議員を政務三役から除外する当初の方針を実現できなければ、首相の求心力低下に拍車がかかる可能性がある。


 複数の政権幹部が明らかにした。首相は安倍派の政務三役計15人をすべて交代させる方針だった。首相周辺は「公務をやりながら政治資金の精査はできない」との考えを示していた。

 だが、安倍派をはじめ党内から不満が上がり、対応の修正を迫られた。官邸幹部は「安倍派の更迭色を薄める措置」「裏金作りへの関与がはっきりしない議員もいる」と説明。安倍派の政務官には続投を希望する議員もおり、政府高官は「全員を辞めさせるのは難しい」との見方を示した。

 一方、官房長官の後任は無派閥から起用する方向で検討に入った。閣僚の交代は松野、西村両氏に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4人。全閣僚からいったん辞表を集める内閣改造ではなく、問題がある閣僚だけを入れ替える形をとる。人事後、仮に閣内で不祥事が明るみに出た場合、問題の閣僚だけを交代させやすくする狙いがある。首相は臨時国会の閉会に合わせた13日の記者会見で人事について説明する。

朝日新聞社

9114OS5:2023/12/13(水) 07:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e3bd4f57ea894eea5c5380f9f3ffe9341fa7ed
「安倍派15人除外」を修正、6人は自主判断に 首相、求心力低下も
12/13(水) 6:00配信

朝日新聞デジタル
(左から)松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、宮下一郎農林水産相、鈴木淳司総務相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金を作っていた疑いのある安倍派の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら4閣僚と、副大臣5人の計9人を14日に交代させる方針を決めた。政務官6人については安倍派に配慮して方針を修正し、辞任は自主判断とする。全ての安倍派議員を政務三役から除外する当初の方針を実現できなければ、首相の求心力低下に拍車がかかる可能性がある。


 複数の政権幹部が明らかにした。首相は安倍派の政務三役計15人をすべて交代させる方針だった。首相周辺は「公務をやりながら政治資金の精査はできない」との考えを示していた。

 だが、安倍派をはじめ党内から不満が上がり、対応の修正を迫られた。官邸幹部は「安倍派の更迭色を薄める措置」「裏金作りへの関与がはっきりしない議員もいる」と説明。安倍派の政務官には続投を希望する議員もおり、政府高官は「全員を辞めさせるのは難しい」との見方を示した。

 一方、官房長官の後任は無派閥から起用する方向で検討に入った。閣僚の交代は松野、西村両氏に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4人。全閣僚からいったん辞表を集める内閣改造ではなく、問題がある閣僚だけを入れ替える形をとる。人事後、仮に閣内で不祥事が明るみに出た場合、問題の閣僚だけを交代させやすくする狙いがある。首相は臨時国会の閉会に合わせた13日の記者会見で人事について説明する。

朝日新聞社

9115OS5:2023/12/13(水) 09:01:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/01da14c998b6367dc7a89b0223d89c20c68f3b8c
〈裏金問題・迫る特捜部〉会長も不在、ポストもなしで安倍派は崩壊へ…”裏ボス”森喜朗元首相は「介護施設に入るので」と雲隠れ? 疑心暗鬼の最大派閥内では黒幕探しもはじまって…
12/13(水) 7:01配信

集英社オンライン
集英社オンライン

政治資金パーティをめぐる一連の問題を受け、岸田文雄首相は大臣や、党役員などから安倍派議員を外す人事を行う考えだ。これまで99人の最大派閥として自民党内で大きな影響力をもってきた安倍派だが、会長も不在で、ポストも失うとなれば、派閥としての求心力を失うことは必至。さらに、ここに来て安倍派のオーナー的存在である森喜朗元首相の「雲隠れ」情報や、「黒幕」による裏切りの噂も派内の混乱に拍車をかけている。


「もはや安倍派にいる意味がない」急速に落ちる求心力
「政治の信頼回復と国政の停滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応をとる」

12月11日、国会でそう語った岸田首相は、国会閉会後の14日という「しかるべきタイミング」に「安倍派の大臣らの交代」という「適切な対応」をとることを決めた。

「首相は、週末に麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと相次いで会談しました。こうした他派閥の党幹部の助言も受け、安倍派議員を早期に交代させる方針を決めました」(全国紙政治部記者)

99人を擁する最大派閥の安倍派には激震が走っている。

「ただでさえ安倍派は、松野博一官房長官、西村康稔経産相ら『5人衆』が重要ポストを確保していたので、中堅以下にポストが回って来るのが遅かった。そのうえ『安倍派』というだけでポストからはがされては、たまったものではない。

もっとも、今は無派閥議員も『今、入閣要請されても泥船の岸田政権には入りたくないから断る』という状況で、ポストを求めたいわけではないが……。それでも、安倍派というだけで疑いの目を向けられるし、安倍さんももういないし、もはや安倍派に所属する意味がなくなる」(安倍派議員)

「キックバック額が最大規模だと報じられたある議員は、事務所も閉め、記者にも最低限の対応しかせず、なんとかやり過ごそうとしていますが、安倍派に狙いを定めた検察は本気です。これまで安倍政権は検察の人事に介入するなどして検察を抑え込んできましたが、今回は完全に反撃をくらっている形です」(自民党関係者)

9116OS5:2023/12/13(水) 09:01:29
森氏が先手を打って「逃亡」したのでは
安倍派が大混乱に陥るなか、動向が注目されているのが、派閥に大きな影響力を持つ森喜朗元首相だ。

森氏は安倍氏の死去以降、安倍派会長人事をめぐって「官房長官の松野さんは、今は自分のことで精いっぱい」「萩生田さんは総合力は最も高い」などと口を挟んできた。

そんな森氏の発言の機会となっていたのが、森氏の地元・石川県の北國新聞の連載『総理が語る』だった。ここで森氏は、15人の集団指導体制となった安倍派について「下村博文さんを外すことが狙い」「下村さんは私に土下座するくらい、命懸けで会長を狙っていますが、残念ながら派内に期待する声はない」などと赤裸々に語っていた。

隔週1回、永田町で大きな話題となってきたこの連載が突如終了したのが、11月26日。低支持率に苦しむ岸田政権を「今こそ清和政策研究会(安倍派)が岸田さんをしっかり支えないといけない」などと語ったが、北國新聞の「この連載は今回で終了します」との一文で、24回の連載はあっけなく幕切れとなった。

「折しも、安倍派のパーティ券問題が大きく炎上する直前で連載が終了し、森氏が先手を打って『逃亡』したのではないかと話題になりました。森氏は安倍派の組織的な裏金づくり疑惑が連日報じられている渦中の12月5日夜に、安倍派の西村康稔経済産業相や世耕弘成参院幹事長と都内で会食。一連の問題への対応を協議したとみられますが、その前後には森氏が『介護施設に入るので、外部との連絡がとれなくなる』と友人に連絡したとの情報も駆け巡りました。

安倍派の組織的な裏金作りは20年ほど続いてきた慣習ともいわれており、森氏の関与や認識が問われるのは必至。それだけに森氏は検察の動きを見越して、先回りして動いているのでは、とみられています」(自民党関係者)

森氏と5人衆に反撃したいあの人は…
一方、大混乱に陥る安倍派の「裏切り者」「黒幕」とみられ始めているのが、安倍派の新体制で森氏や5人衆によって外された形となった、下村博文元文科相だ。

「5人衆や塩谷立座長の側が受け取ったキックバック額が具体的に報じられるなか、2018年に事務総長も務めた下村氏側のキックバックが報じられていないことで『安倍派の運営から外された下村氏が検察の捜査に協力し、キックバックによる裏金づくりの仕組みを伝えている』との見方が強まっています」(全国紙政治部記者)

その背景には、下村氏をめぐる現状がある。

「下村氏は、集団指導体制の15人からは外されたうえに、自身が安倍派会長に就任するために2000万円を森氏に渡そうとしたことを森氏に暴露されました(※下村氏は否定)。森氏や5人衆に反撃するため、自身に火の粉が降りかかるのも覚悟の上で、検察に裏金づくりの実態を暴露し、そのことを察知した安倍派幹部も、すでに森氏には下村氏の『裏切り』を報告したのでは、との話が永田町では出回っています。

連日、安倍派のキックバックの実態が報道され、安倍派議員は『次は自分の名前が出るのでは』とおびえ、『誰が裏切ってリークするのか』と疑心暗鬼になっているのです」(同)

過去に分裂を繰り返してきた歴史をもつ安倍派。分裂どころではなく、跡形もなくなってしまうのか……。

※「集英社オンライン」では、今回の事件について情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(Twitter)
@shuon_news  

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

9117OS5:2023/12/13(水) 09:06:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/7627fb504b946e41ed9f9e9bbb220fd4ece1ed36
<独自>パーティー収入巡り安倍派など3ルート重点捜査 東京地検、議員ら聴取本格化へ
12/13(水) 1:05配信

産経新聞
自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、東京地検特捜部が最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の政治資金収支報告書への不記載など3つのルートを政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載など)の疑いで重点的に捜査していることが12日、関係者への取材で分かった。特捜部は臨時国会が閉会する13日以降、安倍派議員らの聴取などを本格化させるもようだ。


また、岸田文雄首相が7日に離脱するまで会長だった岸田派(宏池会)でもパーティー収入の一部が不記載だった疑いが浮上。数千万円に上るとの情報もあり、特捜部は慎重に確認を進める。

安倍派では所属議員に課したパーティー券販売ノルマの超過分を派閥や議員側の収支報告書に記載せずに議員側にキックバック(還流)していたとされ、不記載額は平成30年〜令和4年分で数億円に上る恐れがある。

関係者によると、特捜部が捜査の重点を置いている主なルートは3つ。

①安倍派のノルマ超過分のパーティー収入と所属議員に還流した分の支出が記載されていない派閥としての不記載疑惑②安倍派から還流された分を所属議員の関連団体が記載していない議員側の不記載疑惑③二階派(志帥会)のパーティー収入の一部が記載されていない派閥としての不記載疑惑-だ。

安倍派では還流分を一切記載しないなどの不記載の慣行が長年行われ、不記載額も5年間で数億円を超えるなど、他派閥に比べて突出していた疑いがある。

特捜部は安倍派の会計責任者だけでなく、派閥の事務を議員側で仕切る事務総長経験者が不記載の経緯を知っていた可能性もあるとみて、安倍派幹部らの任意での事情聴取を進めるとみられる。

還流された安倍派の議員側についても、不記載額が総額数千万円以上に上るなど、悪質性が高い事例を中心に捜査。会計責任者だけでなく議員が不記載に関与しなかったか確認する見通しだ。

二階派はパーティー収入の不記載額が5年間で総額1億円を超える恐れがある一方、還流分は記載。特捜部は会計責任者などの事情聴取を進め、収入だけ記載しなかった経緯などを調べている。

9118OS5:2023/12/13(水) 09:33:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/058daf9c3ccaa46e0af8928297a15f81afcd5eb3
裏金疑惑「安倍派一掃」に森喜朗氏が大慌て…派閥崩壊阻止へ電話“指令”で悪あがきの醜悪
12/13(水) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
自民党大会に出席する安倍派OBの森元首相=2023年2月(C)JMPA

 派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、安倍派(清和政策研究会=清和会)は幹部を含め数十人がキックバックを受けながら、政治資金収支報告書に記載していない疑いが浮上。岸田首相は安倍派に所属している政務三役(大臣、副大臣、政務官)計15人全員を交代させる方向で検討に入った。“安倍派崩壊”を予兆させるような前代未聞の異常事態だが、これに大慌てなのが、過去に同派会長も務めたOBの森喜朗元首相(86)だという。

森喜朗元首相がインタビューで岸田首相をブッタ斬り! 蜜月関係の2人に何があったのか?

■「萩生田会長で苦境を乗り切るんだ!」

「裏金問題で連日、松野官房長官ら幹部の名前が報じられ、清和会はガタガタですが、森さんは所属議員らに『今こそ、萩生田会長で苦境を乗り切るんだ!』と電話をかけまくっているそうです。岸田首相にも電話をして、『萩生田は切るな(交代させるな)』と“指令”まで出しているらしい。党幹部では、現職の清和会事務総長である高木国対委員長の交代が早々に既定路線になりましたが、萩生田政調会長についてはすぐには名前が出なかった。岸田首相が、自らを応援してくれている森元首相に配慮したのではないか、という見方が出ていました」(安倍派関係者)

 安倍元首相の死去後、安倍派は「事実上の森派」みたいなものだ。塩谷座長の下での「5人衆(松野、萩生田、高木、西村経産相、世耕参院幹事長)」による集団指導体制も、下村元文科相の派閥運営からの排除も、森元首相がレールを敷いた。御年86歳、政界引退して10年以上経っている森元首相が、キングメーカー気取りでいられるのも、安倍派があってこそなのである。

妻と共に都内の高級介護施設に入所
同大会で、あいさつに駆け寄る議員たちに声を掛ける森元首相(中央左)と寄り添う萩生田光一政調会長(隣り)/(C)JMPA

 驚くのは、派閥のために電話をかけまくる、そのエネルギー。森元首相は今年9月ごろから、背骨の圧迫骨折のために1カ月ほど入院し、退院後は政治家のパーティーなどで、車椅子姿が目撃されている。今は妻とともに都内の高級介護施設で暮らしているという。

「施設に入居したのは1カ月ほど前のようです。親しい周辺には、『今後は連絡が取りにくくなるから』と通知があった。安倍派の裏金問題が表面化するかしないかの頃で、検察の事情聴取を意識したのか。清和会のキックバックによる裏金づくりのスキームは25年前くらいからあり、1998年から2006年まで清和会会長だった森さんは(※途中1年間は小泉純一郎会長)事情をよく知っているはずです」(自民党関係者)

 どこまでも悪あがきだ。

9119OS5:2023/12/13(水) 15:43:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/3062eb1fe0e90fbecaf03b1cc5de7375c51e9aa5
官房長官の後任打診、浜田前防衛相が固辞 「自分にはできない」
12/13(水) 14:23配信

朝日新聞デジタル
浜田靖一氏

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、事実上の更迭となる松野博一官房長官の後任について、岸田文雄首相が首相側近を通じて浜田靖一前防衛相(無派閥)に就任を打診したが、浜田氏は固辞した。複数の政権幹部が明らかにした。

 浜田氏へは12日に打診があったという。首相側近から首相の意向として「官房長官をお願いしたい」と伝えられ、浜田氏は「自分にはできない」などと応じたとされる。首相は裏金問題で派閥への批判が高まっていることを考慮し、官房長官の後任は無派閥から起用したい考え。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd3fdba3ca7a8972b7de63a461aa1a58e87d314
【独自】松野官房長官の後任 林芳正前外相起用を軸に検討
12/13(水) 13:09配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

岸田首相は、松野官房長官の後任に、岸田派の林芳正前外相を起用することを軸に検討していることがFNNの取材で明らかになった。


官邸側は、加藤前厚労大臣を充てる案も検討したが、岸田派で実務能力が高く、より岸田総理と距離が近い林氏を充てたい考えだ。ただし、党幹部の中で林氏の起用に反対する声もあるため、調整が続いているとみられる。

松野官房長官を巡っては、安倍派の政治資金パーティー収入の一部から1000万円をこえるキックバックを受けて、収支報告書に記載していなかった疑惑が指摘されている。

岸田首相は、14日にも松野官房長官ら4人の安倍派の閣僚を交代させる見通し。

フジテレビ,政治部

9120OS5:2023/12/13(水) 15:45:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/56001734240fc6061016c9e7149813ed601226b5
安倍派、議員収入で還流分計上を要請か…裏金化の実態を隠す狙い
12/13(水) 15:00配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑で、同派が昨年開いたパーティーで所属議員側にキックバック(還流)した現金について、「個々の議員側のパーティー収入として計上してほしい」と要請した疑いのあることがわかった。同派内部から還流を問題視する指摘があったことなどを踏まえ、議員側が独自に集めた資金として政治資金収支報告書に記載させ、裏金化の実態を隠す意図があったとみられる。

 同派が裏金化した疑いのある還流分は直近5年間で計5億円規模に上り、収入と支出を合わせた不記載額は総額で10億円を超える可能性がある。議員側も、還流を受けた分を収支報告書に記載していなかったという。東京地検特捜部は近く本格捜査に着手し、所属議員から一斉聴取する見通し。同派の会計責任者については政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑での立件を視野に入れている。

 関係者によると、同派では議員側にノルマを超えてパーティー券を販売した分を現金で還流し、派閥側の収支報告書に収入や支出として記載せず、議員側の収支報告書にも記載しないよう求めていた。その一方で超過分を含めたパーティー収入の金額や還流先の議員の氏名、金額などの記録を作成していたとされる。

 ところが昨年5月に開催したパーティーの後、同派の会計担当職員が議員側に対し、還流分について、個々の議員側のパーティーの収入として同年分の収支報告書に記載するよう要請。ある所属議員の事務所では要請を受け、還流分の現金を事務所の口座に入金し、関連政治団体のパーティー収入に計上する処理を行ったという。

 還流分の運用を転換させた背景には、同派内部でパーティー収入の会計処理を問題視する声が上がっていたことがあったとされる。また、昨秋以降には同派を含む自民党派閥のパーティーを巡って、収入の過少記載疑惑を指摘する報道や刑事告発が出ていた。同派では、議員側の収支報告書に還流分を記載させることで、派閥側が裏金との指摘を受けないようにした可能性があるという。

 同派では、事務総長経験者の松野博一官房長官(61)、高木毅国会対策委員長(67)ら幹部を含めた所属議員数十人が還流分を裏金化し、このうち10人以上は1000万円超に上るとされている。

9121OS5:2023/12/13(水) 18:27:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/666feb9ef9628b7afe2ef9fe64e681b2bab05958
キックバック「『記載するな』と指示あった」 宮沢防衛副大臣が説明
12/13(水) 18:21配信

朝日新聞デジタル
衆院本会議後、記者の質問に答える自民党の宮沢博行防衛副大臣=2023年12月13日午後4時58分、岩下毅撮影

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、同派の宮沢博行防衛副大臣は13日に国会内で記者団の取材に応じ、販売ノルマの超過分に対するキックバック(還流)について「(政治資金収支報告書への)不記載の指示があった」と語った。誰の指示かは「記憶があいまい」などと明言を避けた。


 宮沢氏は、過去3年間で計140万円の不記載があったと明かし、用途は各種団体への年会費や交際費で「政治活動で使った」と説明した。この問題については派閥から箝口令(かんこうれい)が敷かれているとしたうえで、「多くの議員は適正に管理していたはずで、多くの議員が潔白を説明したいと思っている」と述べた。(国吉美香)

朝日新聞社

9122OS5:2023/12/13(水) 18:28:26
順当というか 他になり手が居ないというか
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca3f321208efc12f10605cb35f124481c972766
松野官房長官の後任、林芳正前外相で調整
12/13(水) 17:37配信


産経新聞
林芳正前外相=10月4日午後、国会内(矢島康弘撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り、岸田文雄首相が裏金疑惑が浮上している松野博一官房長官の後任に林芳正前外相を充てる方向で調整していることが13日、分かった。林氏は岸田派(宏池会)の座長を務めている。

政府・与党関係者が明らかにした。

9123OS5:2023/12/13(水) 18:29:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e65170801c4b621ed7125e70c577ec8c8520164
浜田靖一元防衛相 官房長官打診も固辞 国対委員長起用が有力視
12/13(水) 16:45配信

産経新聞
浜田靖一元防衛相

岸田文雄首相(自民党総裁)が安倍派(清和政策研究会)を巡る裏金疑惑に伴い交代させる方針を固めた松野博一官房長官の後任として、浜田靖一元防衛相に就任を打診し、浜田氏が固辞していたことが13日、分かった。浜田氏は無派閥のベテラン。国対委員長の起用も取り沙汰されている。


複数の関係者が明らかにした。首相は12日に側近を通じ、浜田氏に官房長官起用の感触を探ったが、浜田氏は辞退したという。浜田氏は党防衛族、水産族の重鎮だが、官房副長官や首相補佐官といった官邸勤務の経験に乏しく、「慣れないことはやれない」と語っているという。

浜田氏は国会対策に精通し与野党の老荘青に人脈を持つ。松野氏と同様の疑惑が浮上し更迭される安倍派事務総長の高木毅国対委員長の後継が有力視されている。浜田氏は岸田政権で令和4年8月から今年9月まで防衛相を務めた。

9124OS5:2023/12/13(水) 18:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3de6b699eb9f01fb137986c0fae20e28295eba
国対委員長に浜田氏検討 裏金疑惑、14日に政権幹部人事 岸田首相
12/13(水) 16:05配信

時事通信
浜田靖一前防衛相

 自民党最大派閥・安倍派の政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、岸田文雄首相(自民党総裁)は13日、同派所属の閣僚・党役員の交代に向けて調整を進め、高木毅国対委員長の後任に無派閥の浜田靖一前防衛相を充てる方向で検討に入った。

 閣僚などの人事は14日に決める方針だ。

 首相は高木氏に加え、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相を交代させる方針を固めている。官房長官には林芳正前外相や加藤勝信前厚生労働相、田村憲久元厚労相が浮上。梶山弘志幹事長代行、斎藤健前法相、後藤茂之前経済再生担当相らの要職起用も取り沙汰される。

 萩生田氏は近く辞表を提出する意向だが、首相は22日を目指す2024年度予算案の決定まで受理を先延ばしする方向で検討している。

 一方、世耕弘成参院幹事長は辞任する意向を固め、政権関係者に伝えた。これを受け、自民参院執行部は後任の調整に入った。首相は堀井学内閣府副大臣ら安倍派所属の副大臣5人も交代させる意向で、人選を急いでいる。

9125OS5:2023/12/13(水) 22:49:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/79e9460614e1c52ea86eb3b2ebcf60f74f4d77ca
「架空パーティー。すごいの来た」西村康稔経産相に〝文春砲〟10人足らずの茶話会で儲けは1回数百万…「これはあまりにひどい」ネット上でも怒りの声
12/13(水) 22:29配信

中日スポーツ
西村康稔経産相

 政治資金パーティーを巡る裏金疑惑が連日報道される自民党最大派閥の安倍派。その「幹部5人衆」の1人について、文春オンラインが13日、「《安倍派幹部に新疑惑》西村康稔経産相が捜査中に『架空パーティ』を開催していた!《儲けは1回数百万、経産官僚をサクラに…》」(原文のまま)のタイトルで記事を発信。ネット上でも「架空パーティー」などの関連ワードがトレンド入りした。

 報道によると、パーティーの実態はホテルの会議室に10人足らずの経産官僚を動員し講師の話を聞くという茶話会。スポンサー企業が1枚2万円のパーティー券を購入しているという。西村経産相は14日に岸田文雄首相が行う予定の安倍派閣僚人事刷新で交代するとの報道が出ている。

 臨時国会閉会当日の”文春砲”に、元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章さんはX(旧ツイッター)で「これはあまりにひどいんじゃないか。西村は年に18回もパーティーやってるが、こんなものばかりか!」と怒りの声を上げた。

 このほかにもX上では「架空パーティー。すごいの来た」「これは酷い…酷過ぎる。自民党議員は裏金を作るのみならず、架空パーティーを開催して荒稼ぎまでしてたのか」「実態は、名前を隠しておこなう企業団体献金」「一体何をしているの? 政治家の仕事って?」「どんどん出てくるよ。これで終わるはずがない」などの怒りや憤りが飛びかった。

中日スポーツ

9126OS5:2023/12/13(水) 22:55:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/89bb94a37767ba5289b4c371fb0496ce8e917206
【速報】安倍派閣僚交代人事の全容判明 西村経産相の後任は無派閥の斎藤健氏 総務相に松本氏が再登板 農水は坂本氏 官房長官は林前外相
12/13(水) 21:09配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

岸田首相は、14日に行う予定の安倍派4閣僚を交代させる人事の全容を固めた。

西村経産相の後任として、無派閥の斎藤健前法相を起用する。

そもそも政治資金パーティーって? どうしてキックバックが問題なの?

鈴木総務相の後任には、前任の松本剛明氏が再登板する。松本氏は麻生派に所属。

また、宮下農水相の後任には、森山派の坂本哲志元地方創生相を起用する。

松野官房長官の後任には、既に岸田派の座長を務める、林芳正前外相の起用が固まっている。

また文科副大臣に、無派閥の阿部俊子衆院議員の起用が固まった。

政治部

9127OS5:2023/12/13(水) 22:57:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/824e59be172400ad85eda8ac776abf23a881813b
安倍派の上野通子首相補佐官の交代を調整
12/13(水) 22:30配信

共同通信
 岸田首相は、安倍派参院議員の上野通子首相補佐官を交代させる方向で調整に入った。

9128OS5:2023/12/13(水) 23:00:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9129OS5:2023/12/13(水) 23:00:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9130OS5:2023/12/13(水) 23:00:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9131OS5:2023/12/13(水) 23:11:00
>萩生田氏の後任に岸田派の田村憲久政調会長代行(58)を起用する案が浮上。高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を充てる方針だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bf134cee5da3a6dc07445b120ff0a9ce656479e2
自民裏金疑惑、首相具体策示さず 複数議員が官房長官就任固辞
12/13(水) 21:02配信


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毎日新聞
臨時国会閉会を受け、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月13日午後6時42分、竹内幹撮影

 第212臨時国会が13日、55日間の会期を終えて閉会した。岸田文雄首相(自民党総裁)は党派閥の政治資金パーティー収入を巡る裏金疑惑が取り沙汰される安倍派の閣僚4人と副大臣5人を14日に交代させる方針で、後任の人選を本格化させた。閉会後の記者会見では信頼回復に向け「火の玉となって自民党の先頭に立つ」と強調したが、具体策は示さなかった。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 交代させる閣僚は松野博一官房長官(61)、西村康稔経済産業相(61)、鈴木淳司総務相(65)、宮下一郎農相(65)で、松野氏の後任には林芳正前外相(62)を充てる方針を固めた。林氏は参院で当選5回、衆院当選1回で防衛相や文部科学相、外相などを歴任。岸田派では会長に次ぐポストの座長を務める。首相は政権の要である官房長官ポストを無派閥や茂木派の複数の議員に打診したが、岸田内閣の先行き不透明感を背景に固辞。派内から起用せざるを得なくなった。

 農相に森山派の坂本哲志元地方創生担当相(73)を、総務相に麻生派の松本剛明前総務相(64)を、経産相には無派閥の斎藤健前法相(64)を起用する方針を固めた。

 党役員人事も年内に実施し、いずれも安倍派の、萩生田光一政調会長(60)▽高木毅国対委員長(67)▽世耕弘成参院幹事長(61)――を交代させる方針。萩生田氏の後任に岸田派の田村憲久政調会長代行(58)を起用する案が浮上。高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を充てる方針だ。交代時期については2024年度当初予算案を閣議決定する22日前後とする案が検討されている。萩生田氏は交代に先立ち14日にも岸田総裁に辞表を提出する方針。高木氏も13日、記者団に辞意を語った。

 14日に交代する安倍派の副大臣は、堀井学副内閣相(51)、堀井巌副外相(58)、青山周平副文科相(46)、酒井庸行副経産相(71)、宮沢博行副防衛相(48)。

 首相は当初、安倍派の政務三役15人全員を交代させることも検討したが、党内の反発を踏まえ、若手の政務官6人については続投も認める方針に改めた。

 首相は閉会後、首相官邸で記者会見に臨んだ。裏金疑惑を巡り「政治の信頼回復に向け自民党の体質を一新すべく、先頭に立って戦っていく」などと語ったが、具体的な対策を問われても「党所属議員と膝詰めの議論を集中的に進める」などと述べるにとどめた。対策取りまとめの時期についても「さまざまなケースがある。一律にいつまで、と決めて結果を明らかにするのはなかなか難しい」と明言しなかった。

 来秋の自民党総裁選に再選を目指して立候補するかについて「今はそうした先のことを考える余裕はない」と語った。

 国会閉会に先立ち立憲民主党が岸田内閣に対する不信任決議案を衆院に提出した。自民、公明両党などの反対多数で否決されたが、日本維新の会や共産党、国民民主党などは賛成した。臨時国会では議員立法の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済に向けた特例法などが成立した。【田辺佑介、高橋祐貴、森口沙織、中村紬葵】

 ◇首相記者会見のポイント

<人事>

・国政の遅滞回避の観点から、明日速やかに人事を行う。内容は調整を続けている

<自民党派閥の裏金疑惑>

・党全体として強い危機感を持って一致結束した対応を図っていく。国民の信頼回復のため火の玉となって自民党の先頭に立ち、取り組んでいく

・(政治資金規正法など)法律の問題だという議論になり得るが、事実を把握した上で議論しなければならない

<衆院解散・総選挙や次期自民党総裁選>

・今はそうした先のことを考えている余裕はない

<経済政策>

・物価高から国民生活を守り、物価上昇を上回る賃上げを必ず達成しなければならない。政府の総力を挙げて政策を実行する

<米空軍輸送機オスプレイ墜落>

・引き続き日本におけるすべてのオスプレイの飛行停止を継続してもらいたい

9132OS5:2023/12/13(水) 23:29:43
>>9092
国会 常任委員長

祝儀委員
厚生労働委員会 田畑裕明
安全保障委員会 簗和生

参議院
内閣委員会    大野泰正
外交防衛委員会  北村経夫
財政金融委員会  宮本周司
農林水産委員会  滝波宏文
予算委員会    末松信介

9133OS5:2023/12/13(水) 23:31:47
https://mainichi.jp/articles/20231213/k00/00m/010/295000c
自民・安倍派、突出した悪質性 「5年5億円」「派閥から指示」
深掘り 大場弘行 山田豊
毎日新聞 2023/12/13 19:13(最終更新 12/13 20:30)
 清和政策研究会(安倍派)が、政治資金パーティーの販売ノルマ超過分を所属議員にキックバック(還流)させて裏金化していたスキームは、派閥側の主導だった疑いが浮上している。自民党の派閥の中でも安倍派は悪質性が突出しており、東京地検特捜部は裏金スキームに関与した派閥幹部や議員本人に対する事情聴取に踏み切る構えだ。

 一連の問題のきっかけとなったのは大学教授が提出した告発状だった。自民5派閥の政治団体が収支報告書でパーティー収入を過少記載したとする内容で、特捜部は告発をきっかけとした捜査を通じて、還流の存在を把握したとみられる。

 ただ、還流には派閥によって違いがあった。…

9134OS5:2023/12/13(水) 23:32:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06a93a6eacd9f5beeec17b987535195650d2a6d
【独自】安倍派 佐藤財務政務官も交代へ
12/13(水) 19:10配信


テレ東BIZ
安倍派 佐藤財務政務官も交代へ

岸田総理大臣は、あす14日に行う人事で、安倍派の閣僚4人と副大臣5人を交代させる方針ですが、6人いる安倍派の政務官のうち、財務省の佐藤啓政務官を交代させる方針を固めたことがテレビ東京の取材で分かりました。自民党関係者が明らかにしました。今後の調整によっては、政務官の交代が増える可能性もあります。

9135OS5:2023/12/14(木) 08:12:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/28dffab81bea38d63583a4b71ded96cf7e7bb1fc
上野首相補佐官、和田防衛相補佐官も交代へ 安倍派の裏金疑惑受け
12/14(木) 6:00配信

朝日新聞デジタル
首相補佐官に就任し、岸田文雄首相と記念写真に納まる上野通子氏(左)=2023年9月15日午後1時15分、首相官邸、上田幸一撮影

 自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金づくりをしていた疑いのある同派所属の上野通子首相補佐官を交代させる意向を固めた。上野氏は9月の内閣改造に伴い、首相補佐官に就任した。また、同派所属の和田義明防衛相補佐官についても交代させる方向。政権幹部が明らかにした。(佐藤瑞季)

9136OS5:2023/12/14(木) 08:12:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbaea1ba790533d23bb52ee451813b59566e9561
安倍派切りも出口見えず 岸田首相「火の玉」強調、にじむ苦悩
12/14(木) 7:09配信

時事通信
記者の質問を聞く岸田文雄首相(奥)=13日午後、首相官邸

 自民党安倍派が政治資金パーティー収入を裏金化していた疑惑を受け、岸田文雄首相は同派所属の閣僚と党幹部の交代を決めた。

 長引く混乱の収束を図りたい考えだが、会長を務めてきた岸田派でも収入の不記載疑惑が発覚。東京地検特捜部による捜査の行方も読めず、政権発足以来最大の危機は出口の見えない状況が続く。

 首相は13日の記者会見で「国民の信頼回復のため、火の玉となって党の先頭に立ち、取り組んでいく」と強調。その一方で、言葉の途切れる場面が目立つなど、苦悩もうかがわせた。

 沈静化の手始めとして、首相は14日に内閣の要を担う松野博一官房長官ら安倍派4閣僚を更迭する方針。有力幹部「5人衆」をはじめとする「派閥ぐるみ」の疑惑にけじめをつけさせる意図は明らかだ。

 ただ、新たに岸田派でもパーティー収入を過少記載していた疑いが浮上。安倍派からは「わが派だけを悪の温床として扱っていたのは誰だ」(閣僚経験者)との恨み節が漏れるなど、首相との亀裂は深刻さを増しつつある。

 特捜部の捜査対象が見通せないことも、政府・与党内の不安を高めている。政権中枢は「捜査を待てば国政に遅滞が生じる」と「安倍派切り」の狙いを説明するが、党幹部は「捜査状況を把握しているのか。さらに閣僚交代となれば首相はもう終わりだ」と危機感を隠さない。

 政権の求心力が急速に失われる状況下で、臨時国会の会期中ともささやかれた衆院解散論は雲散霧消した。立憲民主党が13日に提出した内閣不信任決議案について、首相は「粛々と対応する」と表明。通常国会が終盤を迎えた今年6月、政局の主導権を握るため、解散に含みを持たせ続けた姿とは対照的だ。

 公明党の山口那津男代表は「政治の信頼を取り戻す努力をしない限り問うべき信がない。当面解散などできる状況ではない」と断じた。

 自民党の麻生太郎副総裁は13日、党幹部が居並ぶ席上で、首相を「気がめいっているように見えるのは良くない」と励ました。しかし、今後の政権運営が「地検の捜査に左右される」(自民関係者)のは確実だ。

 政府内には、政治資金規正法改正など政治改革を掲げて局面転換を図る意見もあるが、首相は会見で具体策への言及を避けた。首相官邸幹部は「流れに身を任せるしかない」と打つ手がないことを認めた。

9137OS5:2023/12/14(木) 14:27:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/abcd37f18ea039b811062a53998a348f03311eba
非常時にはおなじみの顔 辞任の安倍派4人に代わる新閣僚は〝ピンチヒッター〟常連組
12/14(木) 14:19配信

産経新聞
岸田文雄首相(右)と、官房長官起用が内定している林芳正前外相=今年6月、衆院本会議場

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、安倍派(清和政策研究会)のパーティー券を巡る裏金疑惑を受けて、同派の松野博一官房長官ら4閣僚を交代させる。後任に内定した林芳正前外相や松本剛明前総務相らは、過去にも不祥事などで急遽退任した閣僚に代わり起用された経験を持ち、〝ピンチヒッター〟としておなじみの顔が多い。


林氏は松野氏の代わりに、松本氏は鈴木淳司氏に代わる総務相に、斎藤健前法相は西村康稔氏に代わる経済産業相に、坂本哲志元地方創生担当相は宮下一郎氏に代わる農林水産相に、それぞれ起用される。

「首相の女房役」とされる官房長官に就任する林氏は「何度も大臣を任される能力がある」(自民参院議員)とされ、政策全般に明るい。過去に外相をはじめ防衛相や農水相、文部科学相などを歴任し、突然の登板も目立つ。

令和3年11月には、衆院選の選挙区で敗れた甘利明氏の辞任で空席となった幹事長に起用された茂木敏充の後任の外相となった。平成27年2月に西川公也元農水相が政治資金問題で辞任した際も代打を務めた。21年7月には与謝野馨氏が経済関連3閣僚の兼任解消のため、補充人事で経済財政担当相に起用されている。こうした経歴から自民内では阪神タイガースで「代打の職人」としてならした川藤幸三氏になぞらえ「究極のピンチヒッター」(党幹部)と形容された。

松本氏は民主党時代も含め3度目の入閣となる。民主党政権で外務副大臣を務めていた23年3月、在日韓国人から献金を受けたとして辞任した前原誠司外相(当時)の後継に昇格する形で初入閣した。29年9月に自民党に入党し、令和4年11月には寺田稔総務相(当時)が「政治とカネ」問題で事実上更迭され、2度目の入閣となった。

斎藤氏は当選5回の中堅ながら3度目の入閣となる。令和4年11月に死刑制度を巡る失言で更迭された葉梨康弘法相(当時)の代わりに法相に就任。法務政策は経験に乏しい分野だったが、立憲民主党などが反発した外国人の送還・収容の仕組みを見直す改正入管難民法を手堅い答弁や立民側のキーマンと交渉するなどして成立にこぎつけた。経産省の官僚時代は日米貿易交渉に関わるなど将来の経産次官の呼び声も高かった。

坂本氏は2年9月の菅義偉内閣で地方創生担当相として初入閣した。手堅い実務能力とともに、森山派(近未来政治研究会)に所属し、党重鎮の森山裕総務会長の右腕としても知られる。

非常時に要職を託される4人はそれぞれ行政手腕に長けていることに加え、不祥事も少ないとされる。ただ、同じメンバーの登板が相次ぐ背景には、自民党の人材難も指摘される。

9138OS5:2023/12/14(木) 14:29:11
ただ、徹底的に代わりが居ないんですからね・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/984656da0690d9ba96c53a5611feda0aa2ccc19b
【記者解説】「もうこの政権は厳しいだろう」と自民党内からも冷ややかな声 林前外相の官房長官起用めぐる舞台裏
12/14(木) 12:27配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

自民党の安倍派のパーティー券収入をめぐる問題を受け、松野官房長官など安倍派の4人の閣僚が14日、辞表を提出した。
岸田首相は、松野長官の後任に林芳正前外相を起用する方針。

今回の人事の目玉といえる官房長官への林前外相の起用をめぐる舞台裏と自民党内の反応について、国会記者会館からフジテレビ政治部・福井慶仁記者がお伝えする。

自民党内からも冷ややかな声
13日夜の会見で、信頼回復に向け、「火の玉」になると決意表明し、背水の陣を敷いた岸田首相だが、党内からは「火だるまの間違いじゃないか」と、冷ややかな声が上がっている。

官房長官の後任人事については当初、加藤前厚労相や浜田前防衛相の起用を模索したものの、調整が難航。

そのため、「身内」である林氏が浮上したが、麻生副総裁が外交姿勢をめぐり距離を置く林氏の起用に難色を示した。

岸田首相としては反対意見を振り切り、林氏の起用を決断した形で、首相周辺も「今は平時ではない」として、林氏の高い答弁能力や首相との近さを強調している。

一方、党内からは、岸田派からの起用について、「ただの安倍派外しで、臭いものにふたをしただけだ」、「もうこの政権は厳しいだろう」などと厳しい声が出ている。

これまでスクラムを組んできた党幹部との関係性が変わる可能性もあり、厳しい政権運営を迫られることになりそう。
(「Live News days」12月14日放送より)

Live News days

9139OS5:2023/12/14(木) 14:30:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/244bb1d8c9c74ffb18f5a4371e9911f779ade863
特捜部、安倍派・二階派に強制捜査へ 派閥側関係先を週明けにも捜索か
12/14(木) 12:02配信
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部が、安倍派と二階派の強制捜査に乗り出す方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。週明けにも、派閥側の関係先への家宅捜索に乗り出すものとみられます。


この問題では安倍派と二階派、岸田派で、パーティー券収入の一部が収支報告書に記載されていなかったことが分かっていますが、特捜部が安倍派と二階派の関係先に、それぞれ週明けにも家宅捜索に入る方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。

安倍派は、収支報告書に記載のないキックバックの総額が、直近5年間で5億円にのぼるとみられています。

また、二階派は、キックバックについては派閥側と議員側、双方の収支報告書に記載があるものの、直近5年間でノルマを超えた収入1億円あまりを記載していなかったとみられ、特捜部は、いずれも総額が「億単位」で、規模が大きいことなどから強制捜査が必要と判断したものとみられます。

特捜部は、検事や事務官など捜査態勢を100人以上に拡充しており、近く議員らへの聴取も始め、全容解明を進めるものとみられます。

9140OS5:2023/12/14(木) 14:32:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccf2f96678826ea7274e2e37253818ae00da0aa7
「めざまし8」風間晋解説委員「激震だと思います」自民党裏金疑惑で宮澤防衛副大臣が暴露
12/14(木) 9:35配信

日刊スポーツ
風間晋氏(2019年3月)

 14日に放送されたフジテレビ系「めざまし8」(月〜金曜午前8時)で、自民党安倍派の宮澤博行防衛副大臣が政治資金パーティーの裏金疑惑について派閥から「しゃべるな」とかん口令を敷かれていたことや、「収支報告書に記載しなくてもいい」と指示があったを明らかにした。


 これに対し、フジテレビの風間晋解説委員は「おーっ、言ったねぇ。彼なりの思惑、計算があって言うことにしたんだと思う。ほかの議員や秘書も考えざるを得ない。激震だと思いますよ」と断言した。

 また、政治ジャーナリストの岩田明子氏は「派閥の運営に対して非常に不満が高まっている。出て行きたいという動きもチラホラある」と話していた。

 宮澤副大臣は、自ら「3年間で140万円」と不記載の金額も明らかにしている。

9141OS5:2023/12/14(木) 16:56:29
これでしょうね。キッシーが出るかどうかはわからんが、総裁選後=秋に解散総選挙でしょうね

https://news.yahoo.co.jp/articles/4cc84f972ce5421c6baf4bf68c20eac70ea74bb2
佐藤千矢子氏「ほとぼりがさめるまで岸田さん。総裁選をして新しい顔で即選挙して勝つ」自民党の青写真
12/14(木) 15:20配信
スポニチアネックス
東京・赤坂のTBS社屋

 毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏が14日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題について言及した。

 安倍派(清和政策研究会)の裏金問題を巡り、松野博一官房長官が14日午前、自身を含む同派4閣僚の辞表を岸田文雄首相に提出した。事実上の更迭となる。東京地検特捜部は安倍派側の強制捜査に乗り出す方針を固めており、還流を受けたとされる議員への事情聴取を進める。

 交代する4閣僚は松野氏と西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農相。党の要職を担う萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長も近く退任する。世耕弘成参院幹事長も交代する見通し。安倍派実力者「5人組」の高木、松野、西村、萩生田、世耕の5氏側はそれぞれ資金還流を受け、高木、松野、世耕3氏のケースは各1000万円を超えていたとされる。

 安倍派の裏金は最近5年間で5億円ほどに上る可能性があり、聴取の対象は同派所属99人のうち数十人規模になる見通し。二階派(志帥会)と岸田派(宏池会)でも政治資金収支報告書への不記載などがあったとされ、特捜部は安倍派と並行して調べるもよう。

 佐藤氏は、今後の自民党について「自民党のピンチで、もう政権交代間際という雰囲気が永田町にはずいぶん流れている。しばらく選挙をやりたくない。だから岸田さんに、こんなヨタヨタでも頑張ってもらって、来年の予算が成立する3月くらいまでは、このまま事件が急拡大、急展開しない限りはやってもらって、そこで代えるかどうかという話」と言い、「自民党は、事件のほとぼりが冷めるのを待ちたいんです。岸田さんを代えるということは、上川さんが出てくるのか、石破さんが出てくるのか分かりませんが、総裁選をやって新しい顔にして即選挙して勝つ。今、選挙をしても勝てないので、もう少し岸田さんにやってもらって、この事件が収まったところで顔、本の表紙を変えて選挙をやりたいと。そんなにうまくいくかなと。野党は今が最大のチャンス」と自身の見解を述べた。

9142OS5:2023/12/14(木) 18:19:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/da5fe24b993c07796e6bc83f2a54cd34bd9684a5
岸田首相〝焼け太り人事〟政権の「泥船」嫌って相次ぎ辞退者 屈指の親中派・林前外相の官房長官就任「絶望しかない」と識者
12/14(木) 17:00配信


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夕刊フジ
岸田首相(右)は同じ派閥だった林前外相を官房長官に起用する

岸田文雄首相は14日、松野博一官房長官ら安倍派(清和政策研究会)の閣僚を一掃する更迭人事を行う。自民党派閥の政治資金パーティー券疑惑が大炎上するなか、キックバック(還流)の裏金化が目立つ最大派閥・安倍派を切り捨て、危機的状況にある政権の延命を図る。官房長官の後任には、自身が先週まで率いた岸田派(宏池会)幹部で、「政界屈指の親中派」とされる林芳正前外相を充てる。米中対立が深刻化するなか、同盟国・米国や、覇権拡大を進める中国の反応も注目されそうだ。林氏の起用は、意中の候補に相次いで固辞されたための窮余の策という。ただ、岸田派でも政治資金収支報告書の「過少記載」が浮上しているのに、政権の要に身内を充てる〝焼け太り人事〟〝厚顔人事〟という批判も聞かれる。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

「政治の信頼回復と国政の遅滞回避の観点から、14日に人事を行いたい」「信頼回復のため、火の玉となって自民党の先頭に立ち取り組む」

岸田首相は13日、臨時国会閉会を受け記者会見で、こう語った。ただ、声のボリュームは低く、目も泳いでいるように見えた。

一連の疑惑は、安倍派や二階派(志帥会)に加え、岸田派にも飛び火している。14日から本格化する東京地検特捜部の捜査の行方次第で、さらなる大混乱となり得る。

岸田首相は人事について、「懸念が生じないよう、諸課題に対応するための体制」と語ったが、閣僚人事は難航を極めたという。

退任するのは松野氏と鈴木淳司総務相、西村康稔経産相、宮下一郎農水相の4人。後任には、総務相に松本剛明前総務相(麻生派)、経産相に斎藤健前法相(無派閥)、農水相に坂本哲志元地方創生相(森山派)を起用する。

ベテラン議員は「派閥の疑惑が〝炎上〟するなか、岸田首相は無派閥や、派閥色が薄く経験豊かな人材を起用したかったようだが、『泥船』を嫌って辞退が相次いだ」と語る。

例えば、無派閥で当選10回の浜田靖一前防衛相には要職に推す声が上がり、岸田首相側は官房長官就任を要請したものの、浜田氏は固辞したという。この他にも、複数の辞退者がいたとされる。

今回の人事をどう見るか。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「浮上した閣僚の陣容を見ると、岸田政権を支える主流派で固めた。重大な政権のピンチに、本来なら危機管理に長けた『剛腕』を起用するべきだが、『大改革の覚悟』は感じられない人事だ。頭を低くしてやり過ごしたい意図が透ける。政治不信の根本解決にはならず、岸田首相の求心力はさらに低下した。そもそも、疑惑の全容が不透明ななか、丁寧な検証もなく安倍派を一掃する性急な人事で、強い怒りも鬱積した」と分析する。

中でも、党内に反対論があった林氏の官房長官起用は禍根を生みそうだ。

中国事情に詳しい評論家の石平氏は「官房長官は『内閣の要』『政権の顔』だ。『政界屈指の親中派』である林氏を起用した岸田政権には絶望しかない。中国は大歓迎の人事だろう。来年1月に台湾総統選を控え、挑発的行動を強める中国がますます増長しかねない。政治資金問題も重要だが、今の局面で外交への視点が欠落している」と批判する。

米政界や国際政治に詳しい福井県立大の島田洋一名誉教授も、林氏起用を問題視する。

「岸田首相が2021年、林氏を外相に起用した際、安倍晋三元首相は強く反対した。『異次元の媚中派』だからだ。実際、外相時代には中国に毅然(きぜん)とした姿勢を示さなかった。中国は沖縄県・尖閣諸島での主権侵害や、海洋ブイの設置で、ますます覇権主義的動きを強めているだけに、今回の人事は『日本は譲歩する』という誤ったシグナルに受け取られかねない。林氏は、米国でも超党派で中国への距離感が懸念されている。3月に20カ国・地域(G20)外相会合に欠席したが、この会合は露中に対峙する自由主義諸国の結束を表明する場だっただけに、米側は激怒した。さらに、官房長官は北朝鮮による拉致問題担当相を兼ねることになるだろう。林氏は、救出運動の現場で顔を見たことがない。『親中』の姿勢は、自ずと『親北』の姿勢につながりがちだ。非常に懸念している」

9143OS5:2023/12/14(木) 18:19:49

■「無限の辞任・更迭ドミノ」危機

野党が一致して提出した内閣不信任決議案は13日、否決されたが、14日以降、特捜部の捜査は本格化する。二階派や岸田派に追及が広がれば、「無限の辞任・更迭ドミノ」を招きかねない。

疑惑に絡み、安倍派事務総長の高木毅国対委員長が辞意を伝え、萩生田光一政調会長も辞表を提出する。さらに、世耕弘成参院幹事長も退く見通しで、混乱は続きそうだ。

岸田首相も先の会見で、解散・総選挙や内閣総辞職、来年秋の自民総裁選への対応について、「今は先のことを考えている余裕はない」と述べるなど、追い込まれている。

前出の鈴木氏は「混乱はますます加速するだろう。岸田首相は『政権の延命』を画策しているが、党内の反発が強まり、世論の支持がさらに低下すれば、その立場はますます厳しいものになる」と語った。

9144OS5:2023/12/14(木) 21:57:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c32e556b2e9f0dacef03cce14cb7fcc9096391
「5人衆」全員が要職外れる、政務官6人には一律の辞任求めず…首相「信頼回復へ努力」
12/14(木) 21:45配信

読売新聞オンライン
記者団からの質問を聞く岸田首相(14日午後、首相官邸で)=帖地洸平撮影

 岸田首相(自民党総裁)は14日、自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、同派の4閣僚と副大臣5人全員を交代させた。同日、皇居での認証式を経て新体制が発足した。新閣僚には経験者を起用し、2024年度予算案の編成作業に向け、立て直しを図る考えだ。

天皇陛下から認証を受ける松本剛明総務相(中央は岸田首相)(14日午後、皇居・宮殿「松の間」で)=代表撮影

 首相は認証式後、政治資金を巡る問題について、「実態を把握し、原因と課題を抽出していかなければならない」と指摘し、「党全体として信頼回復に向けて努力していく覚悟だ」と述べた。首相官邸で記者団に語った。

 松野博一官房長官の後任には岸田派の林芳正・前外相を起用した。西村康稔経済産業相は無派閥の斎藤健・前法相と、鈴木淳司総務相は麻生派の松本剛明・前総務相と、宮下一郎農相は森山派の坂本哲志・元地方創生相と、それぞれ交代した。

 自民の萩生田光一政調会長と高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長も同日、辞表を提出した。松野、西村両氏を含め、安倍派の中枢を担う「5人衆」全員が政府と党の要職から外れることになる。

 首相は14日、公明党の山口代表と首相官邸で会談し、24年度予算案を決定する22日にも党人事を行う考えを伝えた。高木氏の後任の国対委員長には浜田靖一・前防衛相が有力視されている。

 副大臣では、青山周平文部科学副大臣の後任に無派閥の阿部俊子・元外務副大臣を起用した。9月に発足した第2次岸田再改造内閣の副大臣では初の女性となった。

 6人いる安倍派の政務官には一律での辞任は求めなかった。同派の佐藤啓財務政務官だけが外れ、後任に進藤金日子・元総務政務官を充てた。上野通子首相補佐官と和田義明防衛相補佐官も辞任した。

9145OS5:2023/12/14(木) 21:57:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f9c44405b15b717d82f971812ae46ab7d69979
「旧知の即戦力」人選難航で白羽の矢 林芳正官房長官、ポスト岸田へ正念場
12/14(木) 21:30配信


中国新聞デジタル
認証式を終えて官邸に入る林氏

 岸田文雄首相による14日の閣僚交代で最大の焦点だった官房長官に就いたのは林芳正前外相(山口3区)だった。閣外となってわずか3カ月。人選が難航した首相側から「旧知の即戦力」として頼られた格好だ。意欲を持つ「ポスト岸田」へ正念場を迎えた。

 政府のスポークスマンとしての最初の記者会見の冒頭。表情を引き締め「首相から国民の信頼回復に尽くしてほしいとの話があった。長年の同志を支え、職責を果たしたい」と述べた。

 1年10カ月務めた外相を退いたのは9月。来秋の総裁選で再選を狙う首相から「閥務に注力してほしい」と要請された。その役割は、座長を務める自民党内第4派閥・岸田派のてこ入れだった。

 だが、3カ月で政権運営は急転。派閥の政治資金パーティー裏金問題で苦境に陥る。首相側は疑惑の渦中の松野博一氏の後任選びを急いだ。加藤勝信前厚生労働相や浜田靖一前防衛相ら複数が候補に浮上したものの実現せず、最終的に林氏に白羽の矢が立った。

 林氏は首相と、派閥会長とナンバー2の座長として歩んできた。首相周辺は「一番大変な時に気心が知れて能力も高い。即戦力だ」と前を向く。

 岸田首相の後継をうかがう林氏にも、断る道は事実上なかった。岸田派のある幹部は「想定外かもしれないが、官房長官は露出が多い。旧知の首相とタッグを組んで難局を乗り切れば、お互いにプラスだ」と見通す。

 林氏は2015年の農林水産相、09年の経済財政担当相の就任時も前任者の辞職などに伴い「緊急登板」した。かつては会合などで自ら「トラブルシューター」(問題解決人)と称した。高まる国民の政治不信を解消できるかどうか。その手腕が問われる。

中国新聞社

9146OS5:2023/12/14(木) 21:58:44
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/398009
「上はもう総理しかない」 林官房長官に地元関係者から期待の声 内閣支持率低迷続く中の就任に懸念も
地域

山口
21:21
(最終更新: 21:21)
twitter
「決断。」と記された看板が掲げられた林氏の下関事務所(11月4日、下関市)
 衆院山口3区選出の林芳正氏が官房長官に起用された14日、地元山口県では、岸田内閣の要職に就くことに「上はもう総理しかない」と支援者から期待する声が上がった。一方、政治とカネの問題などで内閣の支持率低下が続く中での就任が「吉と出るか凶と出るか」との懸念もあった。

 平成以降に官房長官を経験した30人のうち首相になったのは4人。その一人は昨年7月に亡くなった安倍晋三元首相だった。「安倍氏に続く9人目の宰相に」。山口ではそう期待する声もある。

 次の衆院選で林氏は出身地の下関市を含む新山口3区から立候補を予定する。「総理に向けて通らないといけない道だ。逃げることなく、一つずつクールに対処してくれると思う」。下関地区後援会の岡本博之会長(80)は政治手腕を信じる。

 参院時代の2015年には政治資金問題で辞職した農相の後任となり、17年は加計学園問題を抱える文部科学相に就いた。21年に衆院に転身した直後は党幹事長の交代劇を受け、外相に起用された。林氏に近い江本郁夫山口県議は「いつも『困った時の林さん』という感じだ。大変な難局だがやり抜いてほしい」と心境を明かす。

 自民党の各派閥の政治資金パーティー券を巡る疑惑が広がる中でポストを担うことになる。党県連関係者は「日本の政治が、自民党が、生きるか死ぬかの時。今回の就任は下手をすると政治家としての寿命を縮めるかもしれない」と危惧した。(渡辺裕明)

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9147OS5:2023/12/14(木) 21:59:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1edbab4c92564a32382dffea60db6b650e97f7df
極めて異例…4閣僚ら辞任で安倍派ゼロに 裏金疑惑で事実上更迭
12/14(木) 20:40配信

毎日新聞
記者団に囲まれながら首相官邸に入る松野博一官房長官=東京都千代田区で2023年12月14日午前8時39分、竹内幹撮影

 自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、松野博一官房長官(61)や西村康稔経済産業相(61)ら同派の4人が14日、閣僚を辞任した。岸田文雄首相が事実上、更迭した。最大派閥の閣僚がゼロとなる極めて異例の事態となった。党幹部のうち安倍派の萩生田光一政調会長(60)、高木毅国対委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(61)の3人も14日、辞表を提出した。安倍派有力議員「5人衆」の松野、西村、萩生田、高木、世耕5氏が全員、要職から外れることになった。

【写真まとめ】安倍派の閣僚らが辞任

 岸田首相は安倍派の閣僚のみを交代させた理由について「所属する政策集団(派閥)がどこかではなく、一人一人の意向や事情を勘案した上で判断した」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 松野、西村両氏のほかに辞任したのは鈴木淳司総務相(65)と宮下一郎農相(65)。4氏は14日、辞表を提出した。岸田首相は直ちに後任人事を行い、官房長官に林芳正前外相(62)=岸田派、経産相に斎藤健前法相(64)=無派閥、総務相に松本剛明前総務相(64)=麻生派、農相に坂本哲志元地方創生担当相(73)=森山派=を充てた。

 安倍派の堀井学副内閣相(51)、堀井巌副外相(58)、青山周平副文部科学相(46)、酒井庸行副経産相(71)、宮沢博行副防衛相(48)の5人も14日、副大臣を辞任した。安倍派は副大臣もゼロとなった。同派は、政務官6人のうち佐藤啓財務政務官(44)と、上野通子首相補佐官(65)、和田義明防衛相補佐官(52)も同日辞任し、14日に辞めた人が計12人に上った。

 松野氏は安倍派の裏金疑惑に関連し、自身も同派から直近5年間に1000万円超のキックバック(還流)を受けた疑惑が浮上している。14日の記者会見で「国政に遅滞を生じさせないよう、職を辞したいと首相に申し上げた」と語った。議員辞職は「考えていない」と否定した。後任の林氏は就任会見で「私自身、パーティー券収入の還流は受けていない」と述べた。

 岸田首相は14日、官邸で萩生田氏から辞表を受け取り、2024年度予算案編成などが終わるまで職にとどまるよう指示した。萩生田氏は記者団に「最後の仕事としてしっかり責任を果たしていく」と語った。首相は安倍派の党幹部3人の交代について「年内の適切なタイミングで行いたい」と記者団に述べた。

 首相は14日に公明党の山口那津男代表と会談し、政治不信を払拭(ふっしょく)するため「結束して取り組みたい」と協力を要請。山口氏は「信頼回復のためには毅然(きぜん)たる対応が望まれる」と述べた。【小田中大】

9148OS5:2023/12/14(木) 22:01:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/39ce11efc7e094ebd352658a4211b65a96721e41
官房長官に林氏 地元は林家vs安倍家 関係者「因縁感じるが…」
12/14(木) 19:56配信
毎日新聞
自民党の林芳正氏

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で空席となった官房長官に14日、林芳正前外相が起用された。林氏の出身地でもある地元・山口県下関市といえば、安倍派を率いた安倍晋三元首相の地盤。裏金疑惑が取り沙汰される安倍派の閣僚交代に伴う林氏の登板に、関係者の脳裏にはかつて激しい争いが繰り広げられた先代以来の因縁もよぎる。

【図で解説】そもそも…今回の疑惑の構図

 「安倍政権時代に政治献金問題で前任者が辞任した時も、林が農相となった。今回も安倍派絡みでの登板だ。因縁を感じる」。林氏の後援会幹部が明かした。林氏は第3次安倍内閣だった2015年2月、政治献金問題に絡んで辞任した農相の後任を務めている。

 林氏は衆院山口3区(同県宇部市など)の選出だが、衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う区割り見直しで、次期衆院選からは新山口3区(下関市など)での立候補を予定している。

 現山口4区から新3区に再編される下関は、安倍氏の父・故晋太郎元外相が中選挙区制当時から地盤とし、安倍氏も22年の銃撃事件で亡くなるまで現4区で議席を得ていた。一方、林氏の父・故義郎元蔵相も中選挙区制当時は下関が地盤で、両者は激しく対立した。

 23年4月の4区補選では、安倍氏の妻昭恵さんが強く推した後継候補が初当選。ただ、自民党内の調整で新3区の支部長は林氏となるなど、安倍系と林系の対立軸がさまざまな場面で現れることも珍しくない。

 そんな中での林氏の官房長官起用に「因縁」を感じながらも、自民を揺るがす非常事態の沈静化を期待したい気持ちは地元で高まっている。

 この後援会幹部は「林にはプラス。林には自民党がこれ以上傾かないよう、岸田文雄首相を支えてほしい」。30年以上前から林氏を支持しているという、飲食店経営の女性は「(9月の内閣改造で)外相を外されたから『どうなるのだろうか』と思っていた。林さんにとっては『ポスト岸田』を狙う重要な局面に来ている」と語気を強める。

 自民県連関係者は、参院議員から衆院議員へのくら替えなど、将来の「首相候補」として県連が林氏を支援してきた経緯があるといい「今後の情勢次第では、首相と共倒れになるのでは」と懸念を明かす。官房長官への就任が「林氏にとってプラスに働くかは未知数」としながらも「いずれにしても本人の頑張り次第。苦境を乗り越えてほしい」とエールを送る。

 ある自民関係者は「今回の裏金疑惑は安倍派だけの問題でなく、自民全体の危機だ。皆が一つになって林さんを支えて信頼を取り戻していかなければ、本当に党として崩れていく」と危機感をあらわにした。【橋本勝利、大坪菜々美、脇山隆俊】

9149OS5:2023/12/14(木) 22:02:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cc3f89cdbafdabf4c6f25bd46316701c365ab6d
ぶれぶれ「一択」後任長官選びは二転三転 露呈した首相の求心力下落
12/14(木) 18:40配信
カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 自民党安倍派(清和政策研究会)を中心とした政治資金パーティー裏金問題で岸田文雄首相が更迭を決めた松野博一官房長官(元同派事務総長)の後継選びは難航を極めた。首相本人は「人材は一択」と説明してきたとされるが、その内容は二転三転。巡り巡って最側近の林芳正前外相起用という「ぶれぶれ決着」(野党幹部)で、首相の求心力の低下を露呈した。

◆「一択」その1・上川外相

 いわゆる「身体検査」などの人選作業は先週末から始まっていた。閣僚や自民幹部がこぞって慎重発言にとどめる中、岸田派の上川陽子外相の行動が際立った。

 外相周辺によると上川氏は省内での会見では説明を避けたが8日夕、同省敷地を出てすぐの場所に省担当の記者を呼び集め「私は適正に対応している」と明言した。

 「政府の立場」ではなく「一議員の立場」を体現しようとしたとみられる。政府関係者によると、首相は「長官は自分の所(派閥)から出したい」として信頼を寄せる上川氏起用を示唆していたという。

 「敷地外」対応を「官房長官横滑りへの布石」とみた外務省は「外交二の次で内政を優先したとの誤ったサインを米国などに送ってしまう」と懸念。内閣官房も意見に同調し、首相に見直しの秋波を送ったとされる。

◆「一択」その2・無派閥系

 続いて浮上したのは無派閥議員まとめ役の菅義偉前首相(衆院神奈川2区)に近い議員の面々。菅内閣の官房長官・加藤勝信、経済産業相・梶山弘志、環境相・小泉進次郎、官房副長官・坂井学の各氏だ。

 無派閥から9月に岸田派入りした厚生労働相・田村憲久氏や、総裁選で菅陣営の推薦人代表を務めた無派閥の浜田靖一氏も候補とされたという。

 ところが「固辞者が続出」(首相周辺)。浜田氏のように「別の形で政権を支える」との肉声まで報道各社に報じられるケースも出た。「みんな泥船に乗るのは嫌なのだな」(自民幹部)との臆測が広がったゆえんだ。

 首相は意向伝達と交渉役に木原誠二幹事長代理を使ったという。「岸田さんの側近だが、内閣の人事打診なのだから党人ではなく官房副長官ら官邸勤務者を使うのが筋だろう」と首をかしげる副長官経験者は「総理はわざと断られるような交渉の立て付けにしたのでは」と推測した。

◆「一択」その3・林前外相

 側近(上川氏)から側近(林氏)へという回りくどい経過は、外相当時の中国への姿勢に難色を示す麻生太郎党副総裁への配慮との見方もある。麻生派幹部は「『いろいろ検討したが林さんしかいなかった』というオチの決まった芝居」と酷評。今になり岸田首相は周囲に「もともと『林さん一択』だった」と説明しているといい、新たな火種となりそうな気配も漂う。

 官邸スタッフは「パートナー(官房長官)は別勢力から引っ張らないと党内の過半数勢力を確保するのは困難。それでも身内にすがらなければならないほど不安なのか」と嘆く。閣僚経験者は「首相は松野さんの更迭を引き延ばしてさらし続けた。冷たい印象を抱くのは安倍派にとどまらない」と指摘した。

神奈川新聞社

9150OS5:2023/12/14(木) 22:19:11
●がリリーフ登板
コメントはwikiからコピペ

松本剛明
●外務大臣
2011年1月、菅直人第2次改造内閣で外務副大臣に再任。同年3月、在日韓国人から献金を受けていた問題で辞任した前原誠司の後任の外務大臣に昇格した
●総務大臣
2022年11月21日、第2次岸田第1次改造内閣で総務大臣を務めていた寺田稔が、自身の政治団体の政治資金収支報告書を巡る問題が表面化し、事実上更迭されたことを受けて、その後任として起用された[25]。
●総務大臣2
2023年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する鈴木淳司に代わり総務大臣に就任すると報じられた[32]。

齋藤健
・農林水産大臣
2017年8月3日、第3次安倍第3次改造内閣で農林水産大臣に任命され、当選3回ながら初入閣した
●法務大臣
2022年11月11日、死刑制度と大臣の役割をめぐる失言により事実上更迭された葉梨康弘の後任として、法務大臣に就任
●経済産業大臣
2023年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する西村康稔に代わり経済産業大臣に就任すると報じられた

林芳正
・防衛大臣
2008年8月、福田康夫改造内閣で防衛大臣に就任し初入閣を果たしたが[10][12]、福田康夫首相の突然の辞任に伴い、1ヶ月あまりで退任した。
●経済財政担当相
これは、中川昭一の辞任により財務大臣、内閣府特命担当大臣(金融)、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)を兼務していた与謝野馨の兼任を解くために行われた補充人事
今度も在任期間は短命となり2ヶ月程での退任となった。
・中川は酩酊記者会見で辞任
・農林水産大臣
2012年12月、自民党が政権奪還後の第2次安倍内閣で農林水産大臣に任命され、2014年9月の内閣改造まで務めた。
●農林水産大臣2
その後、後任を務めていた西川公也が2015年2月23日に辞任したことで、同日に後任の農林水産大臣として再び任命された[23]。
 *西川は政治献金問題が発覚
・文部大臣
2017年8月3日、加計学園をめぐる問題で文部科学省のガバナンスが揺らぐ中、第3次安倍第3次改造内閣で文部科学大臣に就任。
・外務大臣
11月10日、新たに発足した第2次岸田内閣において第151代外務大臣に就任
●官房長官
同年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する松野博一に代わり官房長官に就任すると報じられた

9151OS5:2023/12/14(木) 22:22:11
リリーフ若林正俊を思い出した・・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E6%9E%97%E6%AD%A3%E4%BF%8A
2006年、第1次安倍内閣で環境大臣として初入閣。2007年5月28日から6月1日まで、自殺した農林水産大臣・松岡利勝の後を受けて農水大臣臨時代理を務めた。これは松岡の外国訪問中にはおおむね若林が臨時代理に指定されていたことなどによる。

8月1日、松岡利勝の正式な後任として農林水産大臣を務めていた赤城徳彦の辞任に伴い、農林水産大臣を兼任。8月27日の内閣改造(第1次安倍内閣改造内閣)により一度は閣僚を退任したが、自分の後任農林水産大臣として入閣した遠藤武彦の辞任に伴い、8日後の9月4日に専任大臣として再度就任。

臨時代理を含めると「3ヶ月余りで3回目の大臣就任[4]」という事態となったことで、「不祥事を起こした農林水産大臣の後のリリーフ役」というイメージが定着し、農林水産省では「抑えの切り札」「ミスター・リリーフ」と呼ばれるようになった(ただし、自身にも関連政治団体への不透明な政治資金が発覚したことがある)。同年9月26日に発足した福田康夫内閣でも農林水産大臣に再任され、2008年8月2日の内閣改造まで1年間在任した。

2009年の第45回衆議院議員総選挙で自民党下野が決まった後の9月16日には、内閣総理大臣指名選挙で自民党の首班候補となり、119票を得た(民主党代表の鳩山由紀夫は327票)。これは、総選挙で惨敗した責任を取って麻生太郎を初めとした自民党幹部が総裁など党役職を辞任すること[5]、この時点で自由民主党総裁選挙が実施されておらず、後継総裁が決まらない状況でもあったことから、自民党議員全員が一致して投票できる候補として、両院議員総会長の職にあった若林に白羽の矢が立ったものである。相次いだ農相リリーフに続く「大役」が話題となり、参議院議員初の自民党指名候補となった[6][7]。若林本人は「若林正俊(の名前を書くこと)自体に、大きな意味があるとは思わない。(自民党の)結束のためだ」とコメントした[8]。

9152OS5:2023/12/14(木) 22:24:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f04413adf957ce0cfce73e7b5015baf5d653e2db
裏金疑惑捜査本格化で自民苦悩の師走 野党は「一強多弱」打破へ攻勢
12/14(木) 20:42配信
産経新聞
岸田首相へ辞表を提出し記者団の質問に答える自民党の萩生田光一政調会長=14日午前、首相官邸(春名中撮影)

自民党が苦悩の師走を迎えている。安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、国会議員らの事情聴取や関係先への捜索などが本格化する公算が大きくなっているためだ。岸田文雄首相(自民総裁)は信頼回復へ安倍派所属の4閣僚らの更迭に踏み切ったが、刷新感は演出できていない。野党は長年の「一強多弱」を覆す千載一遇のチャンスと見て、攻勢を強める構えだ。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

14日午前、東京・永田町の自民党本部。人事で明暗を分けた2人の衆院議員がエレベーターの狭い空間を共有する一コマがあった。

一人は農林水産相への起用が決まった坂本哲志氏。扉が閉まる瞬間、外部から「おめでとうございます」と声をかけられると、「いやいや、どうも」と照れ笑いを浮かべた。もう一人は疑惑を持たれ、茂木敏充幹事長に国対委員長の辞表を提出した安倍派事務総長の高木毅氏だ。こちらは無表情。気まずい空気が漂う中、両氏は言葉を交わさず、目も合わせないまま同じフロアで降りていった。

同日は疑惑が浮上した安倍派出身の自民幹部の辞意表明が相次いだ。萩生田光一政調会長は沈痛な面持ちで、記者団に「政治不信を招いた責任を感じ、辞表を提出してきた」と語った。世耕弘成参院幹事長も記者団に「(疑惑の表面化で)同志、仲間が役を離れている。けじめをつけなければいけないと思うに至った」と説明した。

前代未聞の交代劇に連立を組む友党の危機感は強い。公明党の北側一雄副代表は同日の記者会見で、捜査終結を待たずに説明責任を果たすべきだと主張。「事実関係がはっきりしなければ前に進まない。『司法の判断を待って』と言わず、党として積極的に事案解明をやってもらいたい」と自民に注文をつけた。

勢いに乗るのが野党だ。立憲民主党は同日、裏金問題を受けた「調査チーム」を設置し、国会内で初会合を開いた。来年1月召集予定の通常国会を見据えて追及の材料を集める方針。会合の冒頭、安住淳国対委員長は「国民の怒りは頂点に達している」と語気を強めた。

また、共産党の小池晃書記局長も同日の会見で、「けじめをつけるのであれば真相を全面的に明らかにしていただきたい。辞めて済む話ではない」と足並みをそろえた。

14日は公選法違反の疑いで、自民に離党届を出した柿沢未途衆院議員の自宅や事務所に捜索が入った。裏金疑惑とのダブルパンチ。首相に近い自民関係者は「まだまだ波乱があるだろう。気が抜けない日々が続く」とため息を漏らした。(永井大輔)

9153OS5:2023/12/14(木) 22:51:20
>>9150
林芳正の外務大臣就任もリリーフか
(甘利小選挙区落選→茂木が外相から幹事長に移動→林が外相就任の玉突きによる)

9154OS5:2023/12/14(木) 22:51:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/20b9b1b96222ea785de8126d60621a76cc435dea
岸田首相、新体制も厳しい前途「低空飛行どころか潜水艦」 総裁選出馬できず退陣の見方も
12/14(木) 20:40配信


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産経新聞
記者団の取材に対応する岸田文雄首相=14日午後、首相官邸(安元雄太撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、政治資金パーティーを巡る裏金問題が浮上した党安倍派(清和政策研究会)の4人を閣僚から外した新体制を発足させ、政権の立て直しを図る。しかし、情勢は厳しい。選択肢の一つである来年1月の通常国会冒頭の衆院解散は見送られる公算が大きい。党内では、首相が次期総裁選に出馬できず退陣に追い込まれるとの見方もある。

【表でみる】主な「ポスト岸田」候補

「国民の信頼を取り戻せるように結束をして取り組んでいきたい」

首相は14日、官邸で会談した公明党の山口那津男代表に呼び掛けた。

しかし、物価高などが生活を圧迫する中、国会議員の金銭問題に対する国民の視線は厳しく、信頼回復は容易ではない。

首相が7日に退会した岸田派(宏池会)にも派閥パーティー収入の一部が政治資金収支報告書に不記載だった疑いが浮上し、二階派(志帥会)にも同様の疑いがある。新体制発足直後に安倍派以外にも疑惑が拡大する可能性があり、首相が政党の自浄能力を示せなければ、政権の行く末は危うくなりかねない。

裏金の問題がどこまで広がるかは見通せない。野党は来年の通常国会での追及に向けて手ぐすね引いている。自民ベテランは民主党への政権交代が起きた平成21年衆院選を引き合いに「あの時より厳しい。1月解散は無理だ」と話した。

次の節目は来年度予算成立後となる3〜4月だ。首相は今月13日の記者会見でこの時期の内閣総辞職や総裁選への出馬意向を問われ「今はそうした先のことを考えている余裕はない」と述べた。

また、安倍派会長だった細田博之前衆院議長の死去に伴う衆院島根1区補欠選挙が来年4月16日告示-28日投開票の日程で実施される見込みだ。他にも地方選で自民に厳しい結果が出れば、首相が「選挙の顔」として失格とされかねない。こうなると、来年9月の総裁任期満了を前に「表紙」を替える圧力が強まりそうだ。

とはいえ、現状で岸田降ろしの気配はない。閣僚経験者は「首相には、身をていして難題を片付けてもらいたい。低空飛行どころか潜水艦のように支持率が低い状況で総裁選まで続くのではないか」と話した。(沢田大典)

9155OS5:2023/12/14(木) 23:52:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3bee9c1d48ce5b8b941bd44e50b4b24f41b8b7
堀井学衆院議員にもキックバック 5年間で1200万円超 安倍派裏金疑惑
12/14(木) 19:03配信

北海道新聞
堀井学衆院議員

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、最大派閥の安倍派(清和政策研究会)に所属する堀井学前内閣府副大臣(衆院議員、比例代表道ブロック)は14日、自らの政治団体が派閥からの資金のキックバック(還流)として、2018年から22年までの5年間で少なくとも1200万円超を受け取り、政治資金収支報告書に不記載の裏金になっていたことを明らかにした。堀井氏は「道民の皆さまに政治不信を招いたことを深くおわび申し上げたい」と陳謝し、東京地検特捜部の捜査にも全面的に協力する考えを示した。

 堀井氏によると、これまでに確認できた売り上げとして、18年から22年までの多い年では、1枚2万円のパーティー券を300枚以上売るなどしていたという。このため販売ノルマを超過した額として、少なくとも合計で1200万円超が派閥から現金で戻され、受領には秘書が関わっていたとしている。収支報告書に記載がない裏金となっていたが、不記載の理由や具体的な使途は調査中としている。

9156OS5:2023/12/15(金) 07:46:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b80db7b1a53bde76f220ff8491cac9a164ce96d
安倍派、資料2種類作成か 実際の収入と報告書記載分 議員らに聴取要請・東京地検
12/15(金) 7:07配信

時事通信
 自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる問題で、同派側が、実際の収入額が書かれた資料とは別に、政治資金収支報告書に記載する金額を記した資料も作成していたとみられることが14日、関係者への取材で分かった。

 東京地検特捜部が、同派議員に対する任意の事情聴取の要請を始めたことも判明した。

 特捜部は、議員らの認識や資金の使途などについて確認するとともに、近く政治資金規正法違反容疑で同派などへの強制捜査に乗り出すもようだ。

 関係者によると、安倍派では、派閥のパーティー券販売について所属議員の当選回数や役職などによってノルマが設けられ、超過分は議員側にキックバックする運用が行われてきた。ノルマ超過分は派閥や議員側の収支報告書に支出、収入として記載せず、裏金化していた疑いが持たれている。

 同派の事務担当者が所属議員ごとの販売額をまとめた一覧表を作成。これとは別に、収支報告書に記載する金額を記した資料も作成し、それらを基に事務総長に報告していたとみられる。

 大半の議員側が裏金としてキックバックを受けていたとみられ、同派全体では収支報告書の不記載・虚偽記載罪の時効にかからない2018〜22年の5年間で、計5億円規模に上る可能性がある。

 任意聴取を受けた秘書や会計責任者らは、議員側へのキックバックや収支報告書の不記載などについて認め、「派閥の指示で記載しなかった」と説明しているという。

 特捜部は派閥側の不記載を中心に捜査し、議員側については悪質性などを踏まえて立件の可否を判断するとみられる。

9157OS5:2023/12/15(金) 07:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ff553123bd34df5fd4d4d803289c396ea3d91a7
ベテラン議員が明かす「裏金作り」の理由 特捜部の標的となる三人の大物議員の名前は?
12/15(金) 6:06配信


デイリー新潮
岸田文雄総理

 ロッキード事件やリクルート事件などの疑獄で名をはせた東京地検特捜部。その最強捜査機関が再び、権力に牙をむこうとしている。ターゲットは自民党最大派閥「安倍派」の大幹部。背景には安倍官邸によって権威を失墜させられた検察の巻き返しがあるという。

【写真】パー券を支援者に大量に売り捌き多額の裏金を作っていたとして名前が上がっている「安倍派4回生議員」

 ***

 COP28出席のため、現地時間11月30日から12月2日までアラブ首長国連邦・ドバイを訪問した岸田文雄総理(66)。羽田空港に3日、政府専用機で帰国したのだが、タラップを下りる際には口を真一文字に結び、いつになく険しい表情だった。

「国内で総理を待ち受ける試練の厳しさを思えば、至極当然です」

 とは社会部デスク。

「東京地検特捜部は自民党の派閥パーティーをめぐる政治資金問題で、各派閥の会計責任者や事務担当者に任意で事情聴取を重ねており、すでに立件は既定路線といえます」

「安倍派が最も悪質性が高い」
 とりわけ特捜部が狙いを定めているといわれているのが、清和政策研究会(安倍派)と志帥会(二階派)である。

「安倍派と二階派では販売ノルマを超えたパーティー券(以下、パー券)の収入を、派閥の政治資金収支報告書に記載しない運用が常態化していました」(同)

 加えて、両派閥はノルマ超過分を議員側にキックバックしていた。もっとも、二階派はその金の流れに関しては派閥の収支報告書の支出欄に記載。一方で、

「安倍派はキックバックについては収支報告書に記載せず、完全に裏金化していました。また各議員の収支報告書からもそうした金の入金の有無は、基本的に確認できません。安倍派が最も悪質性が高いといわれるゆえんです。安倍派の記載のない収支の総額は、直近5年間で数億円に上るとみられています」(同)

キックバックについて認めたが…
 安倍派の塩谷立座長(73)は先月30日、記者団からキックバックについて問われた際、「あったことはあったと思う」と認めたものの、その後一転「撤回したい」と述べて疑惑を否定した。だが、自民党関係者は声を潜めて以下のように語る。

「安倍派では各議員が販売したパー券について、事務方が時間をかけて、議員ごとにその販売枚数を集計していました。そして集計後、事務方が各議員事務所に連絡を入れて、議員事務所のスタッフらを清和会の事務所に呼び出すのです」

 安倍派の販売ノルマは1回生なら60万円。閣僚経験者なら400万円以上で、最高額は750万円だが、

「よほど多額でない限り、ノルマ超過分については、事務所で封筒に入った現金で渡されます。その際、返金の受け手は受取書にサインをする。これまで受取書は、清和会の事務所で保管されてきたと聞いています」(同)

裏金化は事実
堀木博司検事

 塩谷座長がいかに釈明しようと、安倍派がノルマ超過分に関して、キックバックを通じて裏金化していたのは揺るがぬ事実であろう。

 実際、安倍派の重鎮も、

「党のコンプライアンス担当から、それはもうやめた方がいいという指導はありました」

 と述べて、これまでキックバックがあったこと自体は認めるのである。

9158OS5:2023/12/15(金) 07:48:28
 一方、安倍派所属のベテラン議員に聞くと、

「基本的には、キックバックされたお金を自分で使うようなことはしません。きちんと、お金は自己管理でプールする。そしてパー券のノルマが達成できなそうな年に、そのお金で補填する。ノルマ超過分のお金については一時的に手元にとどめてはいますが、あくまで清和会のお金であると考えていた」

 裏金作りの「理由」をそう明かしたうえで、以下のように派内の声を代弁する。

「原資が税金なら問題です。けれど今取り沙汰されているのは、われわれが一所懸命支援者にお願いして買ってもらった、パー券の売り上げの処理の仕方。税金の不正使用ではないのだから、こんなふうに盛んに報じられることには疑問を持ちます」

現役閣僚、党の中心メンバーもターゲットに
 もっとも、最強の捜査機関に容赦などない。

「清和会の会計責任者である事務局長だけではなく、その上の現職事務総長と事務総長経験者が特捜部のターゲットになっています」(前出・社会部デスク)

 政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の時効は5年である。この間、松野博一官房長官(61)が2019年9月から21年10月まで、西村康稔経済産業相(61)が22年8月まで、さらにその後、高木毅自民党国対委員長(67)が現在まで事務総長を務めている。つまり、

「政権No.2の官房長官以下、現役閣僚、党の中心メンバーが狙われているわけです。彼らは萩生田光一政調会長(60)や世耕弘成参院幹事長(61)とともに“清和会5人衆”として、最大派閥を率いる立場でもあります」(同)

捜査の指揮役は
 だがしかし、仮にも岸田政権の枢軸を担う三名だ。立件ともなれば、それこそ政権は致命的なダメージを負う。特捜部にそんな捜査が本当にできるのか。社会部のベテラン記者が言う。

「事実上、捜査を取り仕切っているのは最高検の森本宏刑事部長(56)です。森本氏は特捜部長時代に文部科学省汚職事件やカルロス・ゴーン事件を手掛けた剛腕で知られています」

 続けて、

「東京地検特捜部は10年に起きた大阪地検特捜部の不祥事のあおりを受けて、体制縮小を余儀なくされた。具体的には独自捜査を担う特殊・直告班が2班から1班になったのです。その結果、バッジ(国会議員)を挙げることができない時代が続いたのですが、森本氏が特捜部長だった19年にIR汚職事件で秋元司元衆議院議員を検挙。10年ぶりに現職国会議員の首級を挙げることに成功しました」

 その森本氏は今、部下の検事たちに次のようにハッパをかけているという。

「事務方を立件するだけでは絶対にダメだからな」

 つまり、議員も立件せよとの厳命だ。法務省関係者が明かす。

「森本氏は安倍派に司直のメスを入れる機会をうかがっていた節があります」

 なぜか。話は安倍政権時代に遡る。

9159OS5:2023/12/15(金) 07:48:55
検察の人事にまで手を突っ込んだ安倍政権に憤怒の念
 20年1月、安倍内閣は“業務遂行上の必要性”を理由に、当時、検察No.2の東京高検検事長だった黒川弘務氏(66)の定年を半年間延長すると閣議決定。検察官の定年延長は異例中の異例だったが、政権中枢に近い黒川氏を定年退職させずにトップの検事総長に据えるための“布石”だったといわれている。

「黒川氏は賭けマージャン問題を起こして引責辞任しましたが、森本氏は安倍政権が検察の人事という聖域にまで手を突っ込んだことに今も憤怒の念を抱いています」(同)

 実際、森本氏率いる特捜部は20年6月に元法相の河井克行(60)・案里(50)夫妻を逮捕。克行氏は菅義偉前総理(75)の最側近として知られていた。

「検察の独立性を脅かした安倍一派及び安倍政権を支えた菅グループの“排除”。それこそが森本氏の本懐でしょう」(同)

エース級の検事も投入
 現に、特捜部の捜査は日増しに本気度を強めている。

 先の記者が言う。

「特捜部は当初、派閥パーティー問題については特殊・直告班内の告訴、告発事件を扱う直告班だけで対応していました。というのも、江東区長選で柿沢未途前法務副大臣(52)が地元区議らを買収したとされる、公職選挙法違反事件の捜査を優先していたからです。しかし今は全国から、応援検事が本件に参戦。さらには、特捜部の主力の特殊班もフル稼働しています」

 目下、森本氏は手持ちの有能な部下を一斉に派閥パーティー問題に投入しているとみられるが、

「中でも特殊班キャップの堀木博司検事(55)は、大阪地検時代に森友学園問題で籠池泰典前理事長(70)を40日間にわたって取り調べたほか、昨年まで東京五輪汚職の捜査を担当しており、エース級の存在といえます。コワモテとしても知られており、時に強引な聴取で物議を醸すようですが、政治家とも渡り合える人物。森本氏ら検察上層部も期待しているのでは」(前出・社会部デスク)

個別の議員は立件できる? 
 今後の捜査の見通しについて、元東京地検検事の落合洋司弁護士は、

「特捜部による過去の政治資金規正法違反事案に照らせば、違反額は最低でも5千万円前後。立件の基準額は基本的に1億円以上です。派閥の収支の話は“幹(みき)”の話なので、入りと出で合計の不記載額が1億、2億と今後、膨らむ可能性があります。ですが、各議員の不記載額は“枝”の話。個別の議員の不記載については立件の基準額に満たない可能性があります」

9160OS5:2023/12/15(金) 07:49:22
 本丸はあくまで、派閥側の不記載であるとの見立てだ。もっとも派閥の会計責任者(事務局長)のみならず、現役事務総長・経験者まで立件するためのハードルは高く、

「派閥の事務局長と共に、議員である事務総長を政治資金規正法違反の共謀共同正犯に問うためには、単に事務局長からキックバックや不記載の話を聞いて知っていた、というだけでは不十分。派閥事務局の報告をその議員が逐一把握していたり、事務局長にノルマ額を具体的に指示したりするなど、派閥のお金の管理に深く関与している必要があります」

「派閥幹部の罪を問うのは難しい」
 04年に東京地検特捜部の検事として、日歯連闇献金事件を捜査した経験を持つ、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士にも話を聞いた。

「私自身が主任検事として担当した日歯連の闇献金事件では、最終的に元内閣官房長官で、平成研究会(当時橋本派)の会長代理だった村岡兼造さんを起訴しました。平成研の幹部たちが、日本歯科医師会から小切手で受領した1億円を不記載にするかどうかの会議を行っており、議員側の責任を明確にできたのです」

 では、今回のケースはどうか。

「清和会の会計責任者が議員から不記載に関して指示があったと供述したり、そうした指示のメモがあったりすれば政治家の関与も浮き彫りになる。逆にそれがなければ厳しい。キックバックの不記載が慣習化しており、暗黙の了解があったという程度では事務総長など派閥幹部の罪を問うのは難しいのではないでしょうか」

事務総長らの関与
 前出の落合弁護士が補足する。

「一部の派閥では、各議員へのノルマ額やキックバックの金額を記載したリストがあるとも報じられています。そうしたリストは事務局長などが個人的に不記載分を着服していたわけではないと示す目的で、きちんと上司に報告するために作っていた可能性が高い。つまりその場合、事務局長は事務総長ら派閥の幹部に逐一お金の流れを報告していた、とも考えられます」

 派閥幹部がキックバックのシステムを主導的に管理するなどして積極的に派閥の裏金作りに関与していた可能性があるとの指摘だ。

 先のベテラン記者は、

「12月中旬の臨時国会閉会後にも、清和会の事務総長経験者に加えて、ノルマ超過分を不記載にしていた複数の議員に対して、任意での事情聴取が始まるものとみられます」

 加えて、政治資金パーティー問題は岸田総理自身にも飛び火し始めている。

「国民の疑惑を招きかねない大規模なパーティーは自粛すべし、という01年の大臣規範があります。しかし、岸田総理は昨年、合計7回の政治資金パーティーを開催。総額で約1億5千万円の収入を得ていたことが明るみに出ています」(前出・社会部デスク)

 高級ホテルでパーティー三昧、多額の資金を労せず集める総理には、物価高で苦しむ庶民の気持ちを理解するなど土台無理な話か。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「今の展開はリクルート事件を思い出させます。当時は竹下総理が辞任に追い込まれましたが、岸田総理もパー券の問題に無関係ではない。今後の展開次第では辞任論も浮上するでしょう」

 一大疑獄はまだ幕を開けたばかり。事態は底なしの様相を呈してきた。

「週刊新潮」2023年12月14日号 掲載

新潮社

9161OS5:2023/12/15(金) 07:50:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/78580bb80fb711ec33885de1caff22b7e99cc021
文科副大臣に阿部氏 副大臣女性ゼロ→1人 新副大臣・政務官人事
12/15(金) 5:00配信

朝日新聞デジタル
天皇陛下から認証を受ける阿部俊子文部科学副大臣。中央は岸田文雄首相=2023年12月14日午後5時37分、皇居・宮殿「松の間」、嶋田達也撮影

 政府は14日、安倍派所属の5副大臣と政務官1人を交代させ、後任を決定した。安倍派所属で衆院当選1回の政務官5人は続投させる。

 副大臣には無派閥議員2人を起用した。文部科学副大臣に阿部俊子・元外務副大臣、外務副大臣には柘植芳文前総務副大臣を充てる。9月の内閣改造以降、副大臣の女性議員はゼロだったが、阿部氏の起用で1人となる。

 新たな副大臣・政務官の顔ぶれは以下の通り。(敬称略、カッコ内は当選回数と派閥。「参」は参院議員)

 ◇副大臣 【内閣府】古賀篤(4、岸田)【外務】柘植芳文・参(2、無派閥)【文部科学】阿部俊子(6、無派閥)【経済産業兼内閣府】上月良祐・参(2、茂木)【防衛】鬼木誠(4、森山)

 ◇政務官 【財務】進藤金日子・参(2、二階)

朝日新聞社

9162OS5:2023/12/15(金) 07:57:44
https://www.asahi.com/articles/ASRDG5JTTRDGUTIL02F.html?iref=pc_extlink
「総理への道は閉ざされた」裏金疑惑で閣僚交代、支持者に広がる無念
有料記事

山口啓太 白石昌幸 伊藤秀樹2023年12月14日 19時00分


裏金疑惑で官房長官を辞任した松野博一氏の地元事務所。周辺には、複数のポスターが貼られていた=2023年12月14日午後0時33分、千葉県市原市西国分寺台1丁目、山口啓太撮影

 自民党「清和政策研究会」(安倍派)の裏金疑惑で、岸田文雄首相は14日、閣僚らの交代に踏み切った。「これまで応援してきたけれど」。政治不信が高まる中、選挙で自民党候補に票を投じてきた支持者や党員らの思いは揺れている。

「ゴタゴタで政治がないがしろに」
 14日昼、千葉県市原市。官房長官を辞した松野博一衆院議員(千葉3区)の地元事務所には報道陣が集まっていたが、建物の中に人の気配はなかった。安倍派の実務を取り仕切る事務総長を経験した松野氏は、1千万円超の裏金を受け取った疑いがもたれている。

 市原市の男性(72)は前回2021年の衆院選で松野氏に一票を投じた。政府には安全保障や経済対策に取り組んでほしかったが、「今回のゴタゴタで政治がないがしろになっている」と憤った。

 事務所の近くに住む女性(80)は「まさか裏金なんて。がっかり」とため息交じりに語った。「党の重鎮で影響力があるから、地元のために何かをしてくれるはずだ」と前回衆院選では松野氏に投票した。官房長官になった際は、街の代表が重要な役割を担うことを誇らしく思った。ただ、次の選挙の投票先は「少なくとも松野氏は選べない」と感じているという。

 党参院幹事長の辞表を出した…

9163OS5:2023/12/15(金) 08:03:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7162fa2042a2203bd6971b474ec7276d4df8ce8
松野氏更迭 自民党千葉県衆院議員に「政治とカネ」直撃 1年に3人も
12/14(木) 21:05配信

産経新聞
松野博一氏

自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題で、官房長官として岸田政権の中枢にいた松野博一氏(61)=当選8回=は事実上の更迭に。千葉県の同党衆院議員による「政治とカネ」の問題が、この1年で3度浮上する異常事態となっている。

【表で見る】千葉県関係の国会議員の「政治とカネ」を巡る問題

「この1年で3人目。千葉ばかりで、イメージが良くない。次の衆院選や自分の選挙も戦えなくなる」。同党の県連幹部の1人は早くも頭を抱えている。

「選挙の陣中見舞いでも必ず領収書を求められたりと、すごく神経質にやっていた。支持者からは『そんな奴じゃねえんだがな』との話が聞かれる」

松野博一氏の選挙区の千葉3区(千葉市緑区、市原市)。市原市の大曽根友三市議は30年来の友人。それだけに落胆が大きい。「松野さんの選挙はつつましい。『パーティー券を買ってほしい』と秘書の方も来ないくらいだ」

同市選出の伊豆倉雄太県議も「地元は官房長官誕生を喜んでいた。私も誇りに思っていた」と言葉少なに語った。

昨年12月、5区(市川市の一部、浦安市)選出の薗浦健太郎氏が政治資金パーティーの収入などを政治資金収支報告書に過少に記載し、議員辞職に追い込まれた。今年9月には9区(佐倉市など)でも、秋本真利氏(比例南関東)が洋上風力発電事業に絡み受託収賄罪で起訴された。

浦安市選出の宮坂奈緒県議は「薗浦先生の件もある。緊張感をもって謙虚にやるしかない」。一方、野党は、立憲民主党の奥野総一郎県連代表が「政治改革で資金の流れの透明化が言われてきたが、反故(ほご)にする事態が本県は続いている。自民党のおごり、気の緩みがある」と厳しく批判した。奥野氏は9区で秋本氏と争ってきた。

評論家の八幡和郎氏は「千葉は港湾の埋め立て地も多く、かつては土地買収で政治家が調整する場面が多かった。周りが懸念するほどの金権体質の県だった」と指摘。その上で「カネに寛容で、それくらいならばと『千葉基準』があったくらい。だが、今の政治家は『もう千葉は特別だと済まされなくなった』と気付くべきだ」と話した。

9164OS5:2023/12/15(金) 11:02:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee73dc7521e9d6cc634356b07ea68b8d64d6f219
「いばらの道、より険しく」 「安倍派切り」で識者指摘 議員立件「ハードル高い」
12/15(金) 7:07配信
時事通信
 自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑で、岸田文雄首相は14日、松野博一官房長官を含む閣僚らの一斉交代に踏み切った。

 東京地検特捜部による捜査が進む中、局面の打開につながるのか。政局や捜査の行方について、識者に聞いた。

 政治アナリストの伊藤惇夫さんは「安倍派切りをアピールしたかったのだろうが、政局を好転させる要因には全くなっていない」と断じる。一貫して派閥のバランスを重視した人事を行ってきた岸田政権は最大派閥の安倍派を特に優遇してきたとして、「そのツケが回ってきた」と分析する。

 今後、捜査が進展することで「岸田首相にとって、いばらの道がより険しくなる」と指摘。「政治資金の『出』と『入り』をガラス張りにしないと、政治への信頼回復は難しい」と語った。

 政治資金に詳しい東京大の谷口将紀教授(現代日本政治論)は、今回の裏金化疑惑について「個人にとどまらず組織的に行われており、かなり衝撃的だ。法制度自体に問題があると捉えるべきだろう」と話す。

 政治資金規正法では、1回のパーティーの購入額が20万円以下であれば収支報告書に記載する必要がない一方、寄付の場合は年間5万円超で記載される。谷口教授は「パーティー券も実質的に寄付と同様の機能を果たしていることが明らかになった。公開基準を見直す必要がある」と強調。収支報告書をデジタル化するなどの必要性も訴えた。

 裏金化疑惑を巡る特捜部の捜査について、元検事の亀井正貴弁護士は「検察は政治に対する影響を考慮するので、来年の通常国会までに証拠を固め、刑事処分のめどを付けるだろう。早めに家宅捜索してメールやメモを押収し、来週には関係者の一斉聴取を始めるのではないか」とみる。

 その上で「派閥の会計責任者の立件は免れないだろう。特捜部は歴代の事務総長ら国会議員もターゲットにしているはずだ」と推測する。ただ、議員の立件には会計責任者との共謀を立証する必要があるため、「ハードルが高い。物証があるかどうかがポイントだろう」と話した。

9165OS5:2023/12/15(金) 23:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/22b9680d89714ec00f137cc2c8ef71d0cdf83b42
「最悪の時期」重なった政治資金問題…税制改正、負担増の議論は先送り
12/15(金) 15:05配信

西日本新聞
国会議事堂

 2024年度の与党税制改正大綱は、防衛増税の時期や扶養控除の見直しなど、国民の負担増や恩恵の縮小につながる税制の見直しについては、決定先送りや玉虫色の結論になった。岸田文雄首相への「増税メガネ」批判など国民の税に対する視線が厳しさを増す中、急ごしらえで所得税・住民税減税を決めた一方、政治とカネを巡る混乱も拍車をかけ、さらなる批判を呼びかねないテーマには「ふた」をした形だ。

【画像】2024年度税制改正大綱の主な項目

 「増税はそれなりの政権の力がいる。残念ながら昨今の政治状況は自民に厳しい風が吹いている」

 自民党の宮沢洋一税制調査会長は14日、大綱決定後の会見に臨み、自身が主張してきた防衛増税の開始時期の明記を見送った理由をこう説明した。

 政府は昨年末の大綱で防衛増税を決定した。だが「拙速だ」との党内の反発を抑えるため、増税の実施時期については「24年以降の適切な時期」とあいまいな表現にとどめた。

 大蔵省(現財務省)出身の宮沢氏は、財政規律を重視する立場だ。安定財源の確保が先送りになると心配し、今年の税制改正議論が本格化する前の11月上旬には「(増税開始時期は)年内に結論を出したい」と強い意欲を示していた。公明党が「所得税・住民税の定額減税を行う一方で、増税を決定するのは矛盾がある」と反対しても、立場を崩さなかった。

 最終的に宮沢氏が折れた背景には、いとこである首相の意向があったという。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題で党への逆風が強まる中、増税に道筋を付ければさらに批判が高まる恐れがあり、党執行部からも否定的な声が強まった。宮沢氏は「首相は与党や政治状況を考えると、来年決めるのが一番良いとの考えだった」と明かした。

 他にも家計が関わるテーマは「あいまい決着」が目立つ。高校生年代(16〜18歳)への児童手当支給に伴う扶養控除の扱いは最終盤までもつれ、自民の主張通り縮小を明記したものの、維持を主張する公明に配慮して「25年度の税制改正で適用について結論を得る」との一文を添え、見直しの余地を残した。

 宮沢氏が「1年限り」と主張した所得税・住民税の定額減税も、公明の求めで物価状況などにより「家計の支援を継続する」と大綱に盛り込み、延長に含みを持たせた。一方で、定額減税には「年収2千万円」の所得制限を設けた。国会議員の年収に当たる歳費と期末手当は計約2190万円で、対象から国会議員を除外し、批判をかわす意図もあるとみられている。

 今年10月にはインボイス(適格請求書)制度が始まり、消費税の課税を免除される免税事業者から課税事業者に転換した事業主は130万を超えたという。交流サイト(SNS)上では政府、与党への批判が飛び交い、首相は増税メガネとやゆされた。自民中堅は「国民が税や負担に敏感な時期に政治資金問題が重なった。議論をする上で最悪なタイミングになってしまった」と肩を落とした。 (井崎圭)

9166OS5:2023/12/15(金) 23:42:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/87f035bf10b4827701d6c3f0a4a2e69df19dd4a0
山下貴司議員、弾劾裁判員を辞職 岡口判事の弁護側が忌避申し立て
12/15(金) 20:09配信



朝日新聞デジタル
裁判官弾劾(だんがい)裁判所に向かう岡口基一判事(右)と弁護団=2022年11月30日午後1時47分、東京都千代田区、根岸拓朗撮影

 SNSの投稿で殺人事件の遺族を傷つけたなどとして訴追された岡口基一・仙台高裁判事(57)=職務停止中=の弾劾(だんがい)裁判で、裁判員を務めていた山下貴司・衆院議員が裁判員を辞職した。14日付。山下氏は、岡口判事の弁護側から「不公正な裁判をするおそれがある」として忌避を申し立てられていた。

 山下氏は当選4回。元検察官で法務大臣も務めた。

 弁護側の申立書などによると、山下氏は10月25日の公判で、弁護側証人として出廷した刑法学者に対し、証拠請求されていない書籍の一部を読み上げて、弁護側の主尋問でその部分に触れないのはなぜか、などと問いただした。弁護側が異議を申し立て、裁判長が質問を変えるよう指示した。

 弁護側は、中立公平であるべき裁判員として不適切だとして忌避を申し立てた。野間啓弁護士は「忌避が認められる前に辞めたということだろう」と話した。

 山下氏は、取材に対し「忌避申し立ては、法令や最高裁判例に照らして理由がないことが明らかだが、不測の訴訟遅延をもたらすことがあってはならないと考え、辞任することとした」とした。

 弾劾裁判の裁判員は衆議院と参議院から各7人ずつ、計14人の国会議員が務める。検察官役の訴追委員会と弁護側の立証をもとに、訴追された裁判官の職や法曹資格を失わせるか否かの判断を担う。(千葉雄高)

朝日新聞社

9167OS5:2023/12/15(金) 23:45:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ed62a5fcd35b22728ae46dd13eea8b3d9eb886d
【ポスト岸田】麻生に恨まれる石破、機嫌がいい茂木の計算、なぜか小池の名も…それぞれの事情とは
12/15(金) 17:10配信

デイリー新潮
政権末期と囁かれ始めたが

「リクルート事件」の再来とばかりに大スキャンダルに発展した「派閥パー券裏金問題」。松野博一官房長官など安倍派4閣僚が更迭され、萩生田光一政調会長など、安倍派の党幹部も辞表を提出した。岸田総理は「信頼回復のために火の玉となる」と会見で語ったものの、永田町では早くも「ポスト岸田」の名が取り沙汰されている。


 ***

「ポスト岸田」の話で持ち切り
 今回の裏金問題について、

「パー券問題は、党内でかなりの危機感を持って受け止められています」

 と解説するのは、政治ジャーナリストの青山和弘氏だ。

「当初、岸田さんを始めとする官邸や多くの党の幹部も、ただの政治資金収支報告書への記載漏れで裏金問題まで行くとは思っていませんでした。特に今の官邸は、検察の動きが全くつかめていない。本来であれば官僚の頂点に立つ事務官房副長官が情報を集める役割を担うはずです。が、官邸関係者によると事情聴取が始まっているのに検察がどのくらいの本気度なのか、どちらに捜査が伸びそうなのか、など、大まかな情報すら掴めず機能していないということです。ですから、岸田総理の対応も後手後手に回っています」

 渦中ではこんな情報も。

「たださすがに検察も議員への本格捜査によって政治が停滞してはいけないということで官邸に極秘裏にメッセージを送りました。これは“事情聴取の前に安倍派五人衆をポストから外すこと。そして捜査に協力すれば、年明けの通常国会の前に捜査は終結させる”というものでした。ようやく危機感を持った岸田総理は、まだ誰がどういう罪で立件されるかされないかもわからない状況の中で安倍派の一掃に踏み切ったのです」

 すでに岸田総理は四面楚歌の状態だ。

「岸田さんはすでに防衛増税も先送りしましたし、この先、支持率を回復できるような政策カードがありません。総理の側近には“給付と減税が始まれば、支持率が徐々に回復する”と期待感を示す人もいますが、組織的な裏金作りの問題はそんなことでカバーできるとは思えません」

 おかげで、党内は「ポスト岸田」の話で持ち切りだという。

最有力は石破茂元幹事長か
「ポスト岸田は石破茂さんが最有力という声は党内で少なくありません。これだけのスキャンダルですと、新総裁で自民党が生まれ変わった印象を与えることが必要です。それには幹事長の茂木敏充さんや前厚労相の加藤勝信さんのような、これまで政権の中枢にいた人はふさわしくありません。そこで非主流派で無派閥でもある石破さんという声が上がってきているのです」

 しかし、党内で衆目の一致した候補かと言えば、そんなことはなく、

「石破さんがやる気満々なのは間違いないものの、“党が大変な時に鼻息を荒くしやがって”と、批判的な声もある。最近ではメディアで岸田総理の本予算成立と引き換えの退陣に言及したことはかなり顰蹙を買いました。また“政治集団は解消したらいい”と発言したことに対し、“自分だってこの前まで派閥を持っていたじゃないか”と面白く思わない議員も少なくないようです」

 では、現幹事長である茂木氏はどうか。

「周辺によると茂木さんは最近、なぜか機嫌がよく、岸田政権の窮状を見て、いざと言う時は自分のところに総理の椅子が転がり込んでくるはずだと思っているようです。先日、岸田さんが岸田派の会長を退くという考えを示した際、岸田さんは茂木派の会長を務める茂木さんも一緒に派閥を離れることを期待していたそうなんです。しかし、そうはならなかった。茂木さんからすれば、茂木派の会長でいる方が、次期総裁を射止めるために役立つと考えたのでしょう」

9168OS5:2023/12/15(金) 23:46:14
石破VS上川の構図
 政治部デスクによれば、

「茂木さんは総理になるため、麻生派を束ねる麻生太郎副総裁を後ろ盾としようと、蜜月の関係を維持しています。しかし、当の麻生さんにとって茂木さんは“ポスト岸田”の一人の候補にすぎない。麻生さんはここへきて、上川陽子さんを高く評価するようになっています。他にも総裁候補としては同じ派閥に属する河野太郎さんという手もある。麻生さんはポスト岸田を選ばなくてはならなくなった時に、自分が最も影響力を発揮できそうな候補を総理総裁に推すはずです」

 再び青山氏が言う。

「麻生さんは自身が総理時代に石破さんから退陣を迫られたことを根に持っていて、今も石破さんのことが大嫌い。もし石破さんが出てくるなら、それに対抗するため、“女性初の総理”という触れ込みで上川さんを推してくるんじゃないかと言う人もいます。そうすると、石破VS上川という構図になる。ただ、いくら女性初の総理と言っても、上川さんは岸田派に所属していますから、岸田さんのイメージは引きずってしまいます。麻生派では河野太郎さんも有力な候補とはいえ、いまは閣内にいる。なかなか動きづらいと思います」

 もう一人、女性候補と言えば、高市早苗経済安保相がいる。先月には国力増強をテーマにした勉強会「『日本のチカラ』研究会」を設立したことが話題となった。総裁選を見据えた勉強会と見られている。

「高市さんは保守派から根強い人気があるものの、自民党内では敬遠されています。政調会長時代からのエキセントリックな言動が目立ち、クセが強すぎるというイメージが定着してしまっています。世耕さんに噛みついたり、Twitterで岸田さんに“考えが分からない”と言ったり。党内で主流派になるのは現状では難しいと思います」

意外にもあの女性知事が
 次の総理を狙える人材はいるものの、みな決め手に欠ける。「ポスト岸田」という意味ではどんぐりの背比べ状態なのだ。

 青山氏によれば、党内で意外な名前も浮上しているという。

「小池百合子都知事です。女性候補としては上川さんよりも知名度も人気もあるということで、一部ではあるものの“小池待望論”が聞かれます。最近では、小池さんと萩生田さんが連携し、江東区長選で自民党と都民ファーストの会が相乗りして勝利しました。以前に比べ、小池さんと自民党は良好な関係になっています。自民党幹部からは“石破さんが総理になれば、派閥そのものが解体されかねないけど、小池さんなら扱いやすい”という声も出るほどです」

 そんな“ウルトラC”が聞こえてくるほど、「ポスト岸田」への関心は高い。有力候補がいない中で岸田総理が低空飛行を続けるのか、それとも新しい“顔”を立てるのか。迷走はまだまだ続きそうだ。

デイリー新潮編集部

新潮社

9169OS5:2023/12/15(金) 23:47:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/742d80634ed5ef5db6bf03dfa5ee2d5731050133
また遅刻で「血の気が引いた…」 自民・宮路氏(衆院鹿児島1区)、内閣不信任採決に間に合わず厳重注意
12/15(金) 11:44配信

南日本新聞
宮路拓馬氏

 自民党の宮路拓馬衆院議員(鹿児島1区)が13日の本会議で、立憲民主党が提出した岸田内閣不信任決議案採決に遅れ投票できず、高木毅国対委員長から口頭で厳重注意を受けていたことが分かった。決議案は自民、公明両党などの反対多数で否決された。

 宮路氏によると、業務上の電話で議場を出ている間、想定より早く議事が進み議場封鎖に間に合わなかった。取材に「血の気が引いた。大変申し訳なく猛省している」と述べた。宮路氏は昨年6月にも採決に遅れ投票できなかったことがある。

南日本新聞 | 鹿児島

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9170OS5:2023/12/15(金) 23:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/6df8d756daa8233365be9d5cf20a43295d4dfcb5
「安倍派ゼロ内閣」始動 安倍元総理と“犬猿の仲”?林芳正官房長官とは
12/15(金) 20:27配信

テレビ朝日系(ANN)
「安倍派ゼロ内閣」始動 安倍元総理と“犬猿の仲”?林芳正官房長官とは

裏金疑惑に揺れるなか、15日、本格始動したのが、いわば「安倍派ゼロ内閣」。
一方、辞任したばかりの安倍派の前大臣がパーティー収入のキックバック未記載を一転、認めました。

■前大臣“一転” キックバック認める
15日からスタートした“安倍派ゼロ内閣”。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部による安倍派側への強制捜査「Xデー」が迫っています。

その安倍派からは、パーティー券の販売ノルマを超えた収入をキックバックされたものの、収支報告書に記載していなかったと認める議員が相次いでいます。

自民党 安倍派・鈴木前総務大臣
「大臣を辞任するにあたりまして、事務所内で取り急ぎ調べたところ、総額で60万円、派閥から還流されていることが分かりました」

鈴木前大臣は、裏金の認識はなかったと釈明しています。

自民党 安倍派・鈴木前総務大臣
「(Q.派閥の方から『記載はするな』という指示はあったのか?)そういう記憶は本当にありません」

■「記載必要なし」派閥の指示か
その一方、安倍派所属の議員秘書らは、東京地検特捜部の任意聴取に対して「政策活動費なので記載する必要がないと派閥から指示された」と説明していることが分かりました。

特捜部では、不正が組織的に行われた可能性があるとみて、一部の議員に対し、任意の事情聴取を要請しています。

■“ピンチヒッター”林新官房長官
そんななか、安倍派の松野前官房長官に代わって岸田政権の要に就任したのは…。

自民党 岸田派・林芳正官房長官
「(Q.官房長官ご自身は、政治資金については法律にのっとって適切に処理されているんでしょうか?)私自身ということでお尋ねがありましたが、今回指摘をされておりますパーティー券収入の還流は受けておりません」

松野前長官が政府の立場にあるとして答えなかった質問に、あっさり答えた林芳正官房長官。
岸田総理の側近で、過去には政治資金問題で辞任した農水大臣の後任や加計学園問題で揺れる文部科学大臣に起用されるなど、実務能力にたけた“ピンチヒッター”として知られています。

■「安倍派ゼロ内閣」本格スタート
同じ下関にゆかりがある安倍元総理とは選挙地盤を巡って犬猿の仲とされていて、安倍派とは少なからぬ因縁があります。

自民党 岸田派・林芳正官房長官
「私の郷里の吉田松陰が好んで用いた孟子の言葉に『至誠通天』という言葉があります。誠意を持って努力すれば必ず天に通じると、こういう意味であります。そういう言葉をこの胸に刻みながら頑張ってまいりたいと」

国民の信頼回復に向けて、その手腕が問われそうです。

テレビ朝日

9171OS5:2023/12/16(土) 17:48:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d16af2e55be2f39378f73f303f9e8a5f51a81aa7
岸田首相の散髪、なぜ多い?  年24回、安倍・菅氏の2倍【政界Web】
12/16(土) 17:00配信
時事通信
平均滞在は1時間45分
参院予算委員会で質問を聞く岸田文雄首相=11月28日、国会内

 12月10日の日曜の昼下がり、岸田文雄首相の姿は東京・神田駅近くの理髪店にあった。自民党安倍派の裏金疑惑で政権が窮地に陥る中、秘書官との打ち合わせや党幹部との会談の合間を縫って1時間40分余り滞在した。

【ひと目でわかる】岸田内閣の支持率推移

 時事通信が配信する「首相動静」によると、岸田首相は2021年10月の就任以来、月2回の高い頻度で髪を切っている。なぜこんなに理容室に通うのか、そもそも店をどう選んでいるのか。首相担当記者(首相番)が最高権力者の散髪事情を探った。(時事通信政治部 村上顕也)

 首相の日常は忙しい。多くの面会や会合を連日こなし、国会審議を前に午前6時から事務方のレク(説明)が入ることも。休日は住まいの首相公邸で過ごすことがほとんどで、公務や会食以外で外出することはめったにない。

 散髪は、働きづめの首相が私的に外出する数少ない機会だ。首相動静を分析すると、岸田氏が髪を切る頻度は年間平均24.2回。菅義偉前首相の11.4回、安倍晋三元首相の12・2回(第2次安倍政権)と比べても突出して多い。平均滞在時間は1時間45分で、公務や政務で埋まる首相動静の中でも目立つイベントだ。

閉店した「カット・イン・ソーレ」
【図解】首相の年間平均散髪回数と所要時間

 行きつけは前述の「ヘアモードキクチ神田日銀通り店」。系列の銀座店を含め、首相在任2年2カ月の間に計44回通っている。外相時代から通っていた東京・六番町の「カット・イン・ソーレ麹町店」は計3回。東京・紀尾井町のホテル内にある「ヘアサロン大野 ホテルニューオータニ ザ・メイン店」は計6回だった。

 関係者によると、首相は12年に外相に就任するまで、週末に地元・広島に帰った際に散髪することが多かった。東京を離れることが難しくなり、事務所の秘書の薦めで国会から車で5分の「カット・イン・ソーレ麹町店」に通うようになった。

 同店の元店長で、首相の担当も務めた仲沢諒さんによると、首相が注文していたのは約1万円のカットと白髪染め、顔そりのセット。21年9月の党総裁選前日にもこの店を訪れ、「翌日のニュースで総裁に選出されたことを知り驚いた」という。

 首相は党政調会長時代も含めて同店に約6年通ったが、21年11月に移転のために閉店。新店舗は東京・代々木駅近くと遠くなり、行きつけを失った首相は新たな理髪店選びの必要に迫られた。

新たな行きつけ「ヘアモードキクチ」
【図解】岸田首相の理髪店訪問回数

 カット・イン・ソーレ麹町店の閉店に伴い、首相は過去に利用したことのある高級理髪店「ヘアサロン大野」を3回続けて利用。しかし、2万円台後半という会計は「2週間に1回通うには少し高い」(首相周辺)と判断し、別店舗を模索。その結果、首相秘書官から紹介された「ヘアモードキクチ銀座店」に通うことになった。

 系列6店舗を経営する「有限会社キクチ」代表の菊地力央さんによると、首相は警備上の理由から利用店を神田日銀通り店に変更。首相を担当する理容師は当初から銀座店所属で、首相の来店時は神田日銀通り店に毎回出張しているという。

 同店でも首相はカットと白髪染め、顔そりのセットを注文。時折ヘッドスパを付けることもあるという。同店ウェブサイトによると、白髪染めのコースは税込み1万1000円で、所要時間の目安は90分。記者(村上)が個人的に同店を利用した際は、カットとシャンプー、顔そりのコースで税込み5500円。所要時間は約45分だった。

9172OS5:2023/12/16(土) 17:48:51
 首相が愛用していることについて、菊地さんは、「店として公表したことはないが、新聞を読んだお客さんや理容室を営む両親が喜んでくれることがうれしい」と語る。

 首相は今年4月、和歌山市で遊説中に爆発物が投げ込まれた事件が発生した日も、帰京後に散髪に訪れた。菊地さんは「驚いたが、心を落ち着かせるために利用してもらえたと感じ、理容師として光栄だった」と振り返った。

1年9カ月ぶり「ヘアサロン大野」
【図解】岸田首相の訪問理髪店の所在地

 42回連続でヘアモードキクチに通った首相は10月29日、1年9カ月ぶりにヘアサロン大野に足を運んだ。突然の理容室の変更に、首相が散髪に行くことを「キクチ」と呼ぶ報道各社の首相番の間には動揺が広がった。

 この日の首相は、臨時国会序盤のヤマ場、衆院予算委員会2日目の基本的質疑を翌日に控えていた。関係者によると、首相はヘアサロン大野で、カットや白髪染めのほか、ネイルケアも受けた。店長の石井良幸さんによると、同店はマッサージやヘッドスパなどのメニューが充実。爪の表面を研磨するネイルケアは、名刺交換を多くする要人に人気だという。

 記者が個人的に同店を利用したところ、広々とした個室で受けるアロマを使用したシャンプーやシェービングに安らぎを覚えた。髪や肌へのカウンセリングも手厚く、マッサージやスキンケアなどのリラクゼーションが主目的のようにも感じた。所要時間は1時間40分程度、会計は税込み1万4300円だった。

無言で静かに過ごす
散髪を終え、行きつけの理髪店から出る岸田首相=10日午後、東京・鍛冶町

 「大体2、3週間に1回のペースをずっと守っており、今まで通りだ」。首相は就任後間もない21年12月、頻繁に散髪に行く理由を記者団に問われてこう答えた。

 首相は身だしなみに気を使うことで知られる。スーツのポケットには二つ折りのくしを忍ばせ、カバンには整髪料も携える。記者は同行取材で、鏡を前にくしを入れ、身だしなみを整える首相の姿をたびたび目撃した。

 頻繁に理容室に通うのは、いつ誰と会っても失礼がないように身なりを整える政治家としてのポリシーなのだろう。

 一方で首相を担当した複数の理容師によると、首相は散髪中「無言で、静かに目を閉じている」。経済・外交・政局で難題や危機が次々と訪れる中、散髪中に心を落ち着け、政権立て直しに向けた一手を探っているのかもしれない。

9173OS5:2023/12/16(土) 17:50:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/db87e9a4b66d8ed2e95f01d56d3b2b62ffa57f63
「中継ぎ投手」松本総務相 3人が3カ月で閣内復帰 窮状の岸田政権【解説委員室から】
12/16(土) 14:00配信

時事通信
認証式を終え、記念撮影する(左から)斎藤健経済産業相、松本剛明総務相、岸田文雄首相、林芳正官房長官、坂本哲志農林水産相=14日、首相官邸

 自民党の最大派閥・安倍派の裏金疑惑で、岸田文雄首相は事実上更迭した同派4閣僚の後任に、いずれも閣僚経験者を充てた。このうちの3人は、今年8月の内閣改造で閣外に去っており、わずか3カ月での再入閣。松本剛明総務相に至っては、政治資金問題で昨年11月に辞任した寺田稔元総務相の後任として後始末を任されたばかりの再登板で、さながら野球の「中継ぎ投手」。後任人事から、岸田政権の窮状が浮かび上がる。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【主な経歴】松本 剛明(まつもと たけあき)氏

 ◇3度目入閣も記念写真なし

 更迭されたのは、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、宮下一郎農林水産相、鈴木淳司総務相。松野、西村両氏は、安倍派の実力者「5人衆」の一人で、派閥の実務を取り仕切る事務総長経験者でもある。後任は順に、岸田派の林芳正、無派閥の斎藤健、森山派の坂本哲志、麻生派の松本の各氏。新人を充てなかったのは、後任に不祥事が発覚して辞任という事態になれば、政権の致命傷になりかねないとの判断からとみられる。

 このうち、松本氏は旧民主党から無所属を経て自民党に移籍した衆院当選8回のベテラン。旧民主党の菅直人内閣で外相を務めており、今回で3回目の入閣となった。実は、外相就任も、外国人からの献金受領で前原誠司氏が引責辞任したことに伴うもの。3回連続での緊急登板だ。

 衆院選後の新内閣発足時や、全員に辞表を提出させて閣僚を入れ替える内閣改造時には、首相と全閣僚らが首相公邸の階段で、記念写真を撮るのが恒例。閣僚経験者のほぼ全員が、議員会館の事務所に、入閣時の記念写真を飾ってある。

 しかし、松本氏は3回とも緊急登板のため、この写真はなし。3回入閣しながら、首相と全閣僚による記念写真がないのは、自民党の歴史で前例がないとみられる。まさにギネスものだ。

 自民党関係者によると、麻生太郎副総裁は2021年10月の衆院選後の第2次岸田内閣発足に際し、幹事長に異動する茂木敏充外相(当時)の後任に松本氏を推薦。しかし、首相は自身の派閥の林氏を起用した経緯がある。麻生氏の意見が通っていれば、松本氏は外相として、記念写真に納まっていた。

 そもそも、辞任する閣僚の後任の人選に当たっては、辞める経緯や後任の条件、政権の現状などさまざまな観点から首相が判断する。3回連続で辞任閣僚の後釜に声が掛かった松本氏は、奇遇と言えよう。


林官房長官、苦渋の決断
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=14日、首相官邸

 定例記者会見で裏金疑惑の説明を拒否し続けた松野氏の後任は林氏。これまで、防衛相、経済財政担当相、農水相(2回)、文科相、外相を務めており、7回目の入閣となった。このうち、経済財政担当相、農水相(2回目)は、前任者の辞任を受けたもので、緊急登板は3回目だ。投手に例えれば、先発もリリーフもこなせる「エース」。

 豊富な閣僚歴が示すように、さまざまな政策に詳しく、答弁も安定しており、「ポスト岸田」候補の1人。党内の予想に反して9月の改造で外相を退任し、無役となった。首相には、林氏に「派内をまとめ、派閥として政権を支える体制を強化させる」(周辺)狙いがあったとされる。

 にもかかわらず、首相が林氏を「内閣の要」の官房長官に据えたことは、政権の窮状を表していると言えよう。党関係者によると、首相は9月まで防衛相を務めた無派閥の浜田靖一氏に官房長官を打診したが、固辞されたという。首相にとって林官房長官は、苦渋の決断だったに違いない。

 西村氏の後任の斎藤氏はかつて、石破茂元幹事長が率いた旧石破派に所属したが、現在は無派閥。これまで、農水相、法相を務めており、衆院当選5回で3回目の入閣。経産官僚出身で、経産行政に精通しており、妥当な人選と言えよう。

9174OS5:2023/12/16(土) 17:50:56
◇森山派から農水相

 農水相の坂本氏は、県議出身の衆院当選7回。菅義偉内閣で地方創生相を務めており、2回目の入閣となった。所属する森山派は、領袖(りょうしゅう)の森山裕総務会長ら8人の小派閥。森山氏は、菅前首相や二階俊博元幹事長と親しく、森山派は政権と距離を置く非主流派に位置付けられるが、首相は非主流派とのパイプ役として、森山氏を重用している。

 首相は、森山派が他の5派閥と異なり、東京地検特捜部の捜査対象になっておらず、同派から閣僚を起用してこなかったことも考慮し、坂本氏を充てたようだ。同氏は農水族の一人で、森山氏自身も農水相を経験した農水族の最大実力者。農林水産行政は当面、党側では森山派が主導することになりそうだ。

 一方、交代した副大臣は5人。文科は無派閥の阿部俊子、内閣府は岸田派の古賀篤、外務は無派閥の柘植芳文、経産は茂木派の上月良祐、防衛は森山派の鬼木誠の各氏に落ち着いた。副大臣の後任をめぐっても、官房長官人事と同様、打診を断った議員がいたようだ。岸田政権の先行きを危惧し「泥船に乗りたくない」との判断があったとみられる。

内閣支持率、退陣前夜の様相
 時事通信社が8〜11日に実施した12月の世論調査によると、岸田内閣の支持率は17.1%(前月比4.2ポイント減)で、自民党が12年12月に政権に復帰して以降、最低を更新。初めて2割を切った。不支持率は58.2%(同4.9ポイント増)。自民党の支持率も18.3%(同0.8ポイント減)で、2カ月連続で2割を下回った。

 内閣支持率に限れば、衆院選で敗北し野党に転落する直前の麻生内閣末期(16.3%)とほぼ同水準で、「退陣前夜」の様相と言える。また、当時の自民党支持率は15.1%。ただ、特捜部の捜査が進めば、自民党の支持率がさらに低下する可能性が高く、党の支持率も「退陣前夜」となるのは時間の問題と思える。

 こうした状況を踏まえ、今後の政治日程を見ると、来年1月に通常国会が召集され、2、3月は衆参予算委員会で、24年度予算案が審議される。審議では首相が、自民党の裏金問題で野党の追及を受けるのは必至。首相が期待する、春闘での大幅賃上げが実現しても、裏金問題で帳消しとなり、政権浮揚につながりそうもない。党内では、リクルート事件で退陣に追い込まれた竹下内閣を引き合いに、予算成立後に岸田内閣が総辞職する「予算花道論」が真剣に語られ始めた。

 もし、安倍派などの裏金疑惑が事実だった場合、国権の最高機関、立法府に身を置く人間が集団で、違法に資金集めをしていたことになる。しかも、政治資金は非課税だ。物価高で苦しい生活を強いられている国民の怒りは、頂点に達するだろう。

 「国民の声が自民党に届いていない」「民主主義の危機」。首相が21年9月の総裁選で、菅政権を批判した言葉だ。世論調査の数字は、国民の声が「岸田政権退陣」に集約されつつあることを物語る。

 首相は党内の全派閥に解散を求めるなど、抜本的な党改革案を打ち出さない限り、国民の信頼を取り戻すのは難しいだろう。それをせずに政権にとどまり続ければ、それこそ、菅政権の比ではない「民主主義の危機」。そう断じても過言ではない。

9175OS5:2023/12/16(土) 17:52:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/03355fd96d33337de4ecb54067c098b88acfb551
岸田政権止まらぬ危機 求心力低下、底割れ現実味 早期退陣シナリオも〔深層探訪〕
12/16(土) 7:00配信
時事通信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=14日午後、首相官邸

 自民党派閥の政治資金パーティー問題に端を発した政権の危機が深刻さを増している。岸田文雄首相は裏金疑惑の渦中にある安倍派所属閣僚の一斉更迭に踏み切ったが、後任人事は難航。求心力低下をより印象付けた。支持率の「底割れ」も現実味を帯び、来年9月末の党総裁任期を待たずに退陣に追い込まれるシナリオも語られ始めた。

【ひと目でわかる推移グラフ】岸田内閣の支持率推移

 ◇幻の「無派閥」長官
 「国民の信頼を取り戻せるよう取り組んでいきたい」。首相は14日昼、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し、パーティー問題への対応を説明した。ただ、具体策には言及せず、山口氏から「抜本的出直しを」「毅然(きぜん)たる対応が望まれる」と厳しい注文が飛んだ。

 安倍派4閣僚らの交代を受けた新体制は14日夕に発足したが、そこに至るまでの舞台裏は首相の思惑とかけ離れた展開を見せた。

 松野博一氏更迭に伴う官房長官人事について、首相は当初、無派閥のベテラン浜田靖一前防衛相の起用を検討。同様に無派閥の梶山弘志幹事長代行らの閣僚起用も浮上した。パーティー問題と関わりがないと判断されたためだ。安倍派との亀裂が隠し切れなくなる中、党内の無派閥議員から信望を集める浜田氏らの取り込みを図る狙いもあったとみられる。

 だが、名前の挙がった対象者は口々に「絶対にやらない」「名前を出されても困る」と難色を示す。浜田氏は首相の意向を伝えた木原誠二幹事長代理に拒否する考えを伝え、梶山氏入閣も実現しなかった。ある閣僚経験者は主要派閥の一つについて「閣僚は出さないと首相に言ったようだ」と明かす。

 最終的に首相はお膝元の岸田派から林芳正氏を官房長官に起用した。9月の内閣改造で唐突に外相ポストから外した林氏の再登用は、「泥船」を見限り始めたかのような党内の雰囲気を浮き彫りにする。ある党関係者は「最初から岸田派の起用しか手はなかったのに」と話した。

 ◇打開へ「唯一の道」
 東京地検特捜部は近く安倍派側への強制捜査に乗り出すもようだ。他派閥にも捜査が進む可能性が取り沙汰されており、自民内は「どこまで対象になるのか」(中堅)と疑心暗鬼が広がる。

 公明の北側一雄副代表は14日の記者会見で、「捜査を待つのではなく、自民党自ら事実関係の解明をやってほしい」と踏み込んだ。

 だが、これまで自民の対応は派閥パーティーの自粛など弥縫(びほう)策が目立つ。森山裕総務会長は政治資金規正法改正について「必要があれば勇敢に取り組まなければいけない」と述べるが、こうした声は少数にとどまる。真相究明へ主体的に動く気配もほぼない。

 首相は14日夜、再発防止策について記者団に問われ、「実態を把握し、原因、課題を抽出していかなければいけない。それを踏まえて判断する」と述べるにとどめた。13日の会見でも具体策を語っていない。

 「独自で徹底調査などすれば、辞めなければいけない議員が続出する」。政治資金の問題に後ろ向きな自民の事情について、ある政府関係者はこう解説した。

 一向に自浄作用が働かない政権の姿勢に、世論が見限る兆しも見え始めた。時事通信の12月の世論調査では内閣支持率17.1%、自民支持率18.3%と、2012年の政権復帰後の最低を更新。深刻な数字に岸田派中堅は「首相に衆院解散に打って出られる力はもうない」と認める。

 来年4月には細田博之前衆院議長の死去に伴う衆院島根1区の補欠選挙が行われる見通しだが、捜査の結果次第で補選が増える可能性がある。政府関係者は「岸田さんが『顔』のままで戦えるのかとの声が広がるだろう」と警戒。党幹部の一人は「首相が責任を取って退陣すること。これしか党を救うことはできない」と明言した。

9176OS5:2023/12/16(土) 17:53:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/092410dd3cefc90e8f789c65052333eadfedd662岸田首相、安倍派一掃でも変えられない派閥政治 「死人に口なし」で捜査の標的は歴代事務総長に
12/16(土) 6:02配信


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東洋経済オンライン
閣議に臨む岸田文雄首相(写真:時事)

 リクルート事件に並ぶ政治と金のスキャンダルとなった安倍派(清和政策研究会)の「巨額裏金疑惑」は、臨時国会閉幕を受け、週明けにも東京地検特捜部が同派への強制捜査に着手する見通しだ。その結果次第で自民党最大派閥が分裂・崩壊する可能性もある一方、支持率下落に苦闘する岸田文雄首相も「絶体絶命の大ピンチ」に追い込まれつつある。

 この危機的事態を踏まえ、岸田首相は党・内閣の主要ポストを占めていた松野博一官房長官をはじめとする安倍派5人衆を、すべて交代させるという人事を決断した。しかし、多くの国民が求める派閥の解消や、抜け穴だらけとされる政治資金規正法改正には及び腰の姿勢が際立ち、「危機打開への熱意や意欲が感じられない」(自民長老)のが実態だ。

 その一方で、異例の総力態勢で疑惑解明に挑む検察当局にとっても、組織的裏金作りの“主役”とも位置づけられる安倍晋三元首相、細田博之前衆院議長(いずれも故人)は「死人に口なし」で、10年前に政界を引退した森喜朗元首相には「時効」という壁が立ちはだかる。

 このため「必ずバッジ(国会議員)を挙げる」と意気込む検察側は、数千万円単位での裏金のキックバックを受けていた議員だけでなく、松野氏ら歴代安倍派事務総長を標的に立件を狙う構え。ただ、来年1月中下旬とされる次期通常国会召集までの「超短期決戦の捜査」となるだけに、「今後の展開は極めて不透明」(政界関係者)との見方も広がる。

■紆余曲折の果ての「林官房長官」

 臨時国会の13日閉幕を受け、岸田首相は14日、安倍派所属の4閣僚を事実上更迭したうえで、政権の要となる官房長官に岸田派座長の林芳正前外務相を充てるなどの一部交代人事を行った。西村康稔経産相の後任に無派閥の斎藤健前法相、鈴木淳司総務相の後任に麻生派の松本剛明前総務相、宮下一郎農水相の後任に森山派の坂本哲志元地方創生担当相を任命し、安倍派所属の副大臣5人と政務官1人も交代させた。

 岸田首相としては閣僚メンバーから安倍派を一掃し、他派閥の閣僚経験者を後任に据えることで、危機的事態を打開するきっかけとしたい考えとみられる。人事の手続きを終えた後、岸田首相は官邸で記者団の取材に応じ「所属する政策集団(派閥)がどこかではなく、1人ひとりの意向や事情を勘案して判断した」と説明したうえで、「党全体が一致結束していくことが重要だ」と強調した。

 今回の交代人事の最大の注目点は、岸田政権発足以来、岸田首相の女房役で政権の要となる官房長官を務めてきた松野氏の後任選びだった。最終的に岸田派の座長として同派を取り仕切る立場の林氏の起用で落着したが、「茂木派や無派閥の有力者にも打診したが固辞されたため、当初は官房長官就任を渋っていた林氏を口説き落とすという紆余曲折の果ての人事だった」(岸田派幹部)とされる。

 林氏は官房長官就任が内定した14日朝に記者団に対し「『青天のへきれき』という言葉がふさわしいが、岸田総理から『厳しい状況の中だが、支えてもらえないか』と言われた(ので応諾した)。持てる力を発揮できるよう誠心誠意、努力したい」と語ったがその表情や口ぶりには複雑な心境が隠せなかった。

9177OS5:2023/12/16(土) 17:54:14
■麻生氏らへの配慮と忖度がにじむ後任人事

 また、林氏とともに安倍派4閣僚の後任となった3氏をみても、総務相となった松本氏は麻生太郎副総裁の率いる麻生派の大幹部で、岸田首相の麻生氏への配慮がにじむ。経産相に起用された斎藤氏は、通産官僚出身という経歴が買われたとされるが、将来の岸田派入会が取り沙汰されている人物だ。また、新農相の坂本氏は農林族の大物でもある森山総務会長の側近で、党で政権を支える森山氏の意向を忖度したとみられている。

 その一方で、党執行部からも、安倍派5人衆の萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長の交代が決まっている。閣僚交代人事と並行して萩生田氏ら3氏がそれぞれ、岸田首相や茂木敏充幹事長に辞意表明したからだ。ただ、岸田首相は自民総裁として「政府与党の最優先課題となる2024年度予算案の決定までは職にとどまってほしい」と要請、3氏も受け入れる意向とされる。

 その中で、自民党内に複雑な波紋を広げたのが、萩生田氏の言動だ。同氏は人事に先立つ11日、「(安倍派所属の)閣僚や副大臣が辞めなければならないのであれば、政調会長の責任も、同等あるいはそれ以上に大きなものがある。(人事は)首相の専権事項だが、出処進退については自分で決めたい」と記者団の取材に応じ発言したという。

 そもそも、安倍派の次期会長候補の本命とみられてきたのが萩生田氏。それだけに自民党内には「岸田首相の安倍派一掃という方針に異議を唱え、『安倍派は反岸田に回る』と脅しをかけた」(自民長老)との憶測が飛び交う事態となった。

■「進退は自分で」との萩生田発言の複雑な背景

 ただ、萩生田氏はこの発言に先立って10日に岸田首相と会談している。萩生田氏自身もこの会談について「首相から『税制、予算と大切な仕事を目の前にしてしっかり対応してほしい』と言われた」と説明しており、官邸サイドから「双方が互いの立場を理解し合ったうえでの、萩生田氏の政治的パフォーマンス」との声も漏れてくるなど「今のところ真相は不明」(閣僚経験者)だ。

 ただ、麻生副総裁と並ぶ岸田首相の後見役とみられている森元首相は地元紙のインタビューで、「安倍派の結束維持には萩生田派への衣替えが必要」との趣旨の発言をしている。このため「安倍派の分裂・解体を恐れる森氏が仕掛け、岸田首相にも伝達済み」(森氏周辺)との声も出るが、現状をみる限り「まさに百鬼夜行の闇試合」の様相を濃くしている。

 こうした安倍派をめぐる複雑怪奇な蠢きをさらに加速させたのが同派の宮沢博行前防衛副大臣。同氏は副大臣在任中の13日、東京地検が裏金疑惑の“核心”として捜査している販売ノルマの超過分に対するキックバック(資金還流)について「(政治資金収支報告書へ)記載しないでよいと派閥から指示があった」と明言、同派所属議員として初めて安倍派の組織的裏金作りへの指示を認めたからだ。

 宮沢氏は同日、国会内でわざわざ記者団の取材に応じたもので、その中で「長年やってきているので適法と推測し、指示に従った」と釈明。指示した人物の特定は避けたうえで「(主な使途は)政治活動としての交際費」と説明する一方、「黙っていろと言われたが、早く潔白を説明したいと多くの議員が思っている」と箝口令を敷く同派幹部の姿勢を批判した。

9178OS5:2023/12/16(土) 17:54:35
■安倍派混乱を拡大させた宮沢氏の「暴露」

 さらに宮沢氏は14日に副大臣の辞表を提出した後メディアのインタビューに対し「(キックバックは)3年間で140万円」「派閥の方から『しゃべるな、しゃべるな』といわれた」「(発言したことに)悔いはない」などと同派一掃への憤懣もぶちまけた。

こうした安倍派の混乱が拡大する中、14日に公表された時事通信の12月世論調査(8〜11日実施)では、内閣支持率が17.1%まで下落、18.3%とこちらも下落した自民党支持率との合計は約35ポイントと「まさに政権維持の危険水域」となった。今後の各メディアの調査での支持率下落は必至とみられる。

 そうした状況にもかかわらず、15日午前の交代人事後の初閣議では、岸田首相の笑顔と明るさがひときわ目立っていた。これについて、与党内からは「目の上のたんこぶだった安倍派の一掃と抑え込みに成功したことへの達成感」(自民長老)との皮肉な見方も出るが、「テレビ画面でこの様子を見た国民は、ますます政権批判を強める」(閣僚経験者)ことは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

9179OS5:2023/12/16(土) 20:07:34
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231216-OYT1T50051/
安倍派議員の聴取に着手…裏金疑惑、対象者は高額還流中心に数十人に及ぶ見通し
2023/12/16 05:00
裏金疑惑

スクラップ
 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑で、東京地検特捜部が同派所属議員(99人)のうち一部について、任意での事情聴取に着手し、週明けにかけて重点的に行うことが関係者の話でわかった。聴取は高額のキックバック(還流)を受けていた議員らを中心に行い、金額や使い道などのほか、政治資金収支報告書に記載しなかった経緯や認識などについて確認するとみられる。

 関係者によると、安倍派ではパーティー券販売のノルマ超過分を議員側に還流し、派閥側、議員側双方の収支報告書に収支を記載せず裏金化していた疑いがある。還流分は2018〜22年の5年間で計5億円に上るとみられている。

 特捜部は応援を含め検事50人規模で、同派の会計担当職員や所属議員の秘書らを対象とした捜査を進めてきたが、臨時国会が閉会したことなどを受け、議員本人から任意で事情聴取を実施する態勢を整えた。週明けにかけて行われる聴取では、実際に販売したパーティー券の売り上げや派閥からの還流分の金額を確認するなどして不記載額を特定するとともに、使い道などについても確認するとみられる。聴取対象者は数十人に及ぶ見通しという。

記者団に囲まれながら首相官邸に入る松野官房長官(当時)=13日
 同派では、事務総長経験者の松野博一氏(61)、高木毅氏(67)ら数十人側が還流分を裏金化した疑いがあり、その額が1000万円を超えるのは両氏側を含め10人以上いるという。大野泰正参院議員(64)側では5000万円超、池田佳隆衆院議員(57)側と谷川弥一衆院議員(82)側では各4000万円超の裏金化が疑われている。


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 また、特捜部が所属議員の大半の秘書から任意で聴取したことも判明。このうち複数の秘書が、派閥から還流された現金について「収支報告書に記載しないよう派閥から指示があった」と供述しているという。

東京地検などが入る検察合同庁舎
 特捜部は秘書らからの聴取結果も踏まえ、派閥側が裏金化を主導したとの見方を強めており、同派の会計責任者について政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑での立件を検討。会計責任者はこれまでの任意の事情聴取に対し、収支報告書に記載しなかった事実関係を認めた上で、還流の仕組みについて説明しているという。

 パーティー収入の過少記載疑惑は「志帥会」(二階派)と「宏池会」(岸田派)にも浮上している。特捜部は高額の裏金作りが組織的に行われていた疑いのある安倍派を集中的に調べ、近く強制捜査に踏み切る方針だ。

9180OS5:2023/12/16(土) 20:08:35
https://www.tokyo-np.co.jp/article/296034
裏金問題でも…政権の窮地にいつも呼ばれる 新官房長官の林芳正氏ってどんな人? 安倍家とも因縁
2023年12月14日 20時29分
自民党派閥の政治資金パーティーの裏金問題で、閣僚から安倍派が一掃された。窮地に立つ岸田文雄首相が、代わりに政権の要となる官房長官に起用したのは自身の側近、林芳正氏(62)だった。
過去にも政権を揺るがすスキャンダルで、火中の栗を拾ってきたピンチヒッターだ。数々の政権の危機を救ってきた林氏とはいかなる人物なのか。(デジタル編集部)
◆起用は「晴天の霹靂」
林氏は14日夜の就任会見で、記者から官房長官に起用された感想を問われると、「晴天の霹靂(へきれき)だった」と明かした。
官房長官に就任した林芳正氏=12月14日、首相官邸で
官房長官に就任した林芳正氏=12月14日、首相官邸で

その上で「厳しい状況の中、総理を支え、微力ではありますが、誠心誠意、努力していきたい」と抱負を述べた。
林氏は岸田派でナンバー2の座長を務めており、岸田首相の次のリーダー候補と目される。いわば岸田首相の側近中の側近だ。
会見では、岸田首相を「長年の同士」「(1995年の)初当選のとき以来、同じ政策集団の仲間」と評し、「お互い率直に意見交換し合える仲。私からも忌憚のない意見を申し上げながら職責を果たしたい」と決意を語った。
岸田派の国会議員のベテラン秘書は、林氏の官房長官への起用について「官房長官は首相を守る存在。岸田首相は女房役として本当に信頼できる人を選んだんだと思う」とし、「何でもできるオールマイティーな人なので、派閥関係なく納得の人事だろう」と話す。
◆岸田首相は安倍派排除の狙いを否定
ただ、裏金問題では、岸田派でもパーティー収入の不記載が取り沙汰されている。
裏金問題に関し、林氏は「私自身は、(岸田派から)パーティー券収入の還流は受けていない。宏池政策研究会(岸田派)から私の政治団体に対して寄付はなされているが、政治資金規正法に則り対応している」と述べた。
13日の会見で「自民党の体質を一新すべく先頭に立って闘うのが自分の務めだ」と述べた岸田首相。最大派閥の安倍派を内閣から一掃し、側近を起用した今回の人事について、排除された派閥の心境はいかばかりか。一部の安倍派からは反発の声も聞こえる。
14日、記者団の取材に応じる岸田首相
14日、記者団の取材に応じる岸田首相

岸田首相は14日、人事の狙いについて、報道陣に「所属する政策集団がどこかということではなくて、一人一人の意向や事情を勘案した上で判断をした。事実、清和政策研究会(安倍派)でも、大臣政務官は大部分留任してもらった」と、安倍派排除の意図を否定。
「今後も個別の政策集団の立場がどうだなどというのではなくして、党全体の課題として、全体が一致結束していくことが重要」と訴えた。
◆地元は山口、安倍家とはライバル
林氏は、安倍派を率いた安倍晋三元首相とは因縁浅からぬ関係にある。
地元は同じ山口県。林家と安倍家はライバルだった。
かつて中選挙区制時代、父の林義郎氏と安倍元首相の父・晋太郎氏とは激しい選挙戦を繰り広げてきた。今でも地元の首長や地方議員の選挙となると、安倍派、林派に分かれてしのぎを削る。
◆安倍元首相の後継と公認争い
林氏は1995年、参院山口選挙区で初当選した。2012年には、参院議員ながら自民党総裁選に立候補し、安倍元首相と争ったこともある。
安倍晋三元首相
安倍晋三元首相

2021年に念願の衆院山口3区への鞍替えを果たす。
安倍晋三元首相の地盤である山口4区と隣り合う選挙区。安倍元首相死後、区割り変更で次期衆院選から山口の議席が4から3に減ることになり、公認候補者調整を迫られた。
安倍元首相の後継、4区の吉田真次氏との公認争いの結果、党本部が次期衆院選の新3区の候補者に選んだのは、林氏だった。
◆政権スキャンダルのたびに…
林氏はこれまでも防衛相や農相、外相など重要閣僚を歴任し、政策通として知られる。安倍政権の下でも、3度にわたって閣僚に起用されており、実務能力の高さには定評がある。
注目すべきは、その起用のタイミングだ。
2015年、2度目の農相就任は、政治資金問題で大臣を辞任した西川公也氏の後任だった。
2017年には、加計(かけ)学園の獣医学部新設を巡って安倍元首相の関与が取り沙汰されている中、学部新設を認可する文科省の大臣として矢面に立った。
今回は、派閥パーティーの裏金問題を巡り、岸田政権が窮地を迎えている中、三たびピンチヒッターに立つこととなった。

9181OS5:2023/12/17(日) 09:12:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/dda3cf3d7bdb26b73dc475375939aca35ceaf1fd
<独自>安倍派複数議員「中抜き」 パーティー収入不記載拡大、10億円超か
12/17(日) 1:15配信
産経新聞
安倍派を巡るパーティー収入「中抜き」の流れ

自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の複数の所属議員がパーティー収入のノルマ超過分100万円以上を安倍派に納入せず、政治資金収支報告書に記載しないまま「中抜き」していたことが16日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は安倍派からのキックバック(還流)に加えて、中抜き分についても政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の疑いで捜査を進めているもようだ。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

安倍派は平成30年〜令和4年分のパーティー券の販売ノルマ超過分を収支報告書に記載せずに還流し、不記載額は収支合わせて10億円に上る恐れがある。中抜き分を加えれば、不記載額はさらに膨らむ可能性がある。

特捜部は、安倍派の議員への任意での事情聴取も開始。今後、対象を広げていく。特捜部はパーティー収入の一部を不記載にした経緯について安倍派や議員の関連団体の会計責任者だけでなく、議員本人の関与を慎重に調べている。

関係者によると、安倍派はパーティー券用の口座を用意し、パーティー券を購入する支援者は議員ごとに割り振られたパーティー券番号を名義に添えて送金。派閥として議員ごとのパーティー券販売額を集計し、後日、ノルマを超えた分を議員に還流していた。

一方、所属議員の一部は支援者に対し、安倍派の口座ではなく、個人のパーティー券用口座に送金するよう依頼。個人口座からノルマ分だけを安倍派に納入し、超過分は中抜きして議員側の支出に充てたり、ノルマ未達の場合の補塡(ほてん)に充てたりしていたという。

議員の関連団体の収支報告書には記載していなかったといい、関係者によると、中抜き額が100万円を超える議員も複数確認されている。

安倍派側では確認が困難とみられ、特捜部は個人の口座などを調べ、中抜き分の資金の流れの解明も進めている。

9182OS5:2023/12/17(日) 10:27:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/f54aeb940de20a80b2ebee65fadcb3d0a404155a
自民の元派閥幹部「パーティー券100枚、200万円分がノルマ」…届かなければ自腹も
12/16(土) 19:19配信

読売新聞オンライン
自民党本部(東京・千代田区で)

 自民党安倍派が政治資金パーティー収入を還流させて裏金化していた疑惑を巡り、読売新聞は富山県選出の自民党国会議員にアンケートを行った。安倍派所属の2議員は「慎重に事実関係を確認して適切に対応する」とした。現在のところ県内の国会議員で疑惑は浮上していないが、地方議員からは中央政界の混乱に対して憤りの声が上がっている。


 安倍派に所属しているのは、野上浩太郎参院議員(富山選挙区)と田畑裕明衆院議員(1区)だ。野上氏は「刑事告発されている件でもあり、慎重に事実関係を確認し、適切に対応する」とコメント。田畑氏は「県民の皆様に疑念を抱かせる結果となっていることは、政策集団の一員として残念かつ申し訳ない気持ちでいっぱいだ。失われた信頼を得られるよう努める」とし、適切に対応する考えを示した。

 一方、安倍派以外では、橘慶一郎衆院議員(3区、無派閥)は「派閥に入っておらず、パーティーも開催していない」とコメントした。上田英俊衆院議員(2区、茂木派)は、キックバック(還流)を受けていたことを認めた上で「政治資金収支報告書に記載している」とした。堂故茂参院議員(富山選挙区、茂木派)も「派閥からの寄付金を受けたことはあるが、正確に収支報告書に記載している」とした。

 自民党県連は14日、常任総務会を開いた。米原蕃会長代行はあいさつで「国会議員の皆さんが体たらくで、極めてはなはだ本当にはらわたが煮えくり返るような思いだ」と憤った。

 宮本光明県連幹事長は「あまりにもずさんであきれる。党員や支持層に、大変な疑念を持たれていることは間違いない」と指摘。県内の国会議員については「(問題ないと)信じたい。事実がないのなら、それを明らかにしてもらわないといけない」と語った。

 一方、立憲民主党県連の菅沢裕明代表は「国会議員や派閥が真相解明、説明責任を果たしていないことに大きな憤りを感じる」と述べ、内閣総辞職を迫った。

「政党交付金だけでは足りない」
 自民党のある派閥幹部経験者が読売新聞の取材に応じ、派閥のパーティー券販売の実態などについて証言した。

 この元派閥幹部の場合、パーティー券100枚(1枚2万円)200万円分がノルマだった。企業などに購入を依頼するが、ノルマに届かない分は自らが負担することもあったという。「ノルマをこなすのは大変だ。多くの議員はそこまで余裕をもって売れていなかったはずだ」と話す。

 派閥から所属議員には、夏と冬にいわゆる「氷代」「餅代」が現金で支給され、この元派閥幹部は政治資金収支報告書に記載していたという。秘書の雇用や事務所の家賃など政治活動には多額の費用がかかるといい、「政党交付金だけでは足りなかった」と語った。

 安倍派の裏金疑惑については、「信じられない。ばれないと思っていたのか」と驚く。裏金の使途は明らかになっていないが、「もし地方議員にばらまかれていれば、問題が各地方に広がる恐れがある」と懸念した。

9183OS5:2023/12/18(月) 07:48:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c81cc3781935431497ea5213fa20334f225598f9
安倍派「瓦解」の見方も 裏金疑惑、身内に反発 派閥パーティー
12/18(月) 7:07配信
時事通信
自民党安倍派のパーティーで壇上に上がる同派幹部=5月16日、東京都港区

 政治資金パーティー収入の裏金化疑惑が火を噴いた自民党安倍派(清和政策研究会)について、瓦解(がかい)が進むとの見方が出ている。

 派閥ぐるみの裏金化の手口や口止め工作に関する証言を機に、派内で不満や焦りが一気に拡大。指導部も事実上崩壊しており、最大派閥は大きな曲がり角に差し掛かっている。

 「『しゃべるな、しゃべるな』。これですよ」。13日、国会内で記者団にこうぶちまけたのは、安倍派の宮沢博行氏(衆院当選4回、防衛副大臣を辞任)だ。キックバック(還流)について派から「収支報告書に記載しなくていい」と指示されたと明かし、かん口令の存在も明言。「もう各議員の判断で動く段階に来ている」と踏み込んだ。

 他の主要派閥の2倍程度の99人を抱える安倍派。2000年代の森、小泉両政権で勢力を増し、12年からの第2次安倍政権下で隆盛を誇った。だが、安倍晋三元首相の死後は常に「分裂含み」と見られ、8月に発足した集団指導体制を巡っても派内で反発が続いていた。

 宮沢氏の証言に対しては、派内に「あれはだめだ」(中堅)と批判が上がる半面、「地元の空気は相当厳しい。やむにやまれず話したのだろう」(閣僚経験者)と同情的な声も少なくない。

 松野博一前官房長官や西村康稔前経済産業相ら有力幹部「5人衆」はそろって政府や党の要職辞任となった。捜査の進展に戦々恐々とする雰囲気が覆う中、「証拠隠滅を疑われる」(若手)との懸念もあり、派の集まりのみならず、同僚間の連絡も控えがちという。「派閥の体を成していない」。ある所属議員はこう吐き捨てる。

 体制立て直しに向けては、裏金への関与が比較的低そうな5人衆の一角、萩生田光一氏(政調会長)が中軸になるとみる向きがある。衆院当選4回ながら総務会長経験者で、派を創設した福田赳夫元首相を祖父に持つ福田達夫氏を挙げて「引っ張っていくのでは」と語る党関係者もいる。

 ただ、5人衆は今も具体的な説明を避け、疑惑は底なしの様相だ。「中堅以下は安倍派の看板で選挙を戦うのは厳しい」(党ベテラン)との見方も出ており、派内には「離脱者は避けられない」「半分は出ていく」と悲観的な声が相次ぐ。

 「清和会」という名称には「清廉な政治は人々を穏やかにする」という意味が込められている。田中角栄元首相の「金権政治」に対抗するとして発足した経緯があるが、中堅の一人は「存在意義を失ったということだ」と言い切った。

9184OS5:2023/12/18(月) 14:16:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb284f55a02926b73348c3314948105f6479f968
絞られる次期首相の条件、「ポスト岸田」の一番手は初の女性首相か
12/18(月) 11:17配信



 派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、岸田首相は安倍派の4閣僚を交代させた。安倍派に属する主要な党役員も相次いで辞意を表明している。
 岸田政権がいつまで続くのか、先を見通すのは難しいが、足もとの混乱を乗り切れば、来年9月の総裁選まで延命する可能性も出てきた。
 「ポスト岸田」には、岸田派、麻生派、茂木派からなる主流派、二階派、森山派、菅グループや石破グループなどの非主流派、安倍派からなる反主流派がそれぞれ候補を出すことになる。その中でも可能性の高い一番手は誰か? 
 (宮前 耕也:SMBC日興証券 日本担当シニアエコノミスト)

【著者作成グラフ】自民党支持率の推移。長らく安定していたが、今はこんな感じ

 12月7日に寄稿した拙稿「メインシナリオは来春から夏の総辞職、危険水域に達した岸田政権の続投の道筋」では、来年に想定される3つの政治シナリオを提示した。だがその後、自民党の安倍派など主要派閥における政治資金パーティー収入を巡る問題が急速に深刻化している。

 岸田首相は14日に安倍派に属する閣僚と副大臣を交代させた。また、安倍派に属する主要な党役員が相次いで辞意を表明している。政局は年末に大きく変動しており、来年の政治シナリオについて再考せざるを得ない状況だ。

 従来、来年の春から夏に掛けての内閣総辞職をメインシナリオに考えていた。だが、政治資金問題により、岸田政権がいつまで続くか予想が難しくなっている。一方で、「ポスト岸田」に求められる条件はある程度絞られそうだ。

 【安倍派の排除】
<閣僚交代、党役員辞任>

 11月14日に岸田首相は安倍派の4閣僚を交代させた。松野官房長官の後任には林前外相(岸田派)、西村経産相の後任には斎藤前法相(無派閥)、鈴木総務相の後任には松本前総務相(麻生派)、宮下農相の後任には坂本元地方創生相(森山派)を起用した。4名とも閣僚経験者で、うち3名は岸田内閣での経験者だ。

 また、安倍派の萩生田政調会長や高木国対委員長、世耕参院幹事長が相次いで辞表を提出した。2024年度当初予算が閣議決定されると目される22日までは任にとどまり、その後交代する模様だ。

 一時は、党役員や大臣のみならず、副大臣と政務官全ての安倍派メンバーを交代する案が取り沙汰された。結局、副大臣は交代となるも、政務官は留任で落ち着いた。

 ただ、13日の国会で立憲民主党の泉代表が「この危機的状況の中で裏金議員の一掃よりも、安倍派一掃を画策しているよう」と指摘したように、安倍派の排除と受け止められても仕方のない展開となった。安倍派は岸田首相に対する不満を強めているだろう。

 <安倍派の帰趨が重要に>

 今後の政局を見る上で、安倍派の帰趨が注目される。これまで安倍派は岸田政権を支える立場であったが、反主流派とでも呼ぶべき立ち位置に転じそうだ。ただ、反主流派として安倍派が自民党内で影響力を持つか否かは不透明だ。

 安倍派が影響力を持つためには、会長などリーダーを据えてまとまる必要がある。今後の政治資金問題の展開次第となるが、いわゆる安倍派5人衆の中では、派閥の事務総長を経験していない衆院議員である萩生田氏が会長候補となる可能性がある。

 会長などリーダーを据えることができない状況では、派閥が分裂する危機に直面するか、もしくは分裂せずともまとまらず、総裁選で草刈り場となるかもしれない。

9185OS5:2023/12/18(月) 14:17:09
 派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、岸田首相は安倍派の4閣僚を交代させた。安倍派に属する主要な党役員も相次いで辞意を表明している。
 岸田政権がいつまで続くのか、先を見通すのは難しいが、足もとの混乱を乗り切れば、来年9月の総裁選まで延命する可能性も出てきた。
 「ポスト岸田」には、岸田派、麻生派、茂木派からなる主流派、二階派、森山派、菅グループや石破グループなどの非主流派、安倍派からなる反主流派がそれぞれ候補を出すことになる。その中でも可能性の高い一番手は誰か? 
 (宮前 耕也:SMBC日興証券 日本担当シニアエコノミスト)

【著者作成グラフ】自民党支持率の推移。長らく安定していたが、今はこんな感じ

 12月7日に寄稿した拙稿「メインシナリオは来春から夏の総辞職、危険水域に達した岸田政権の続投の道筋」では、来年に想定される3つの政治シナリオを提示した。だがその後、自民党の安倍派など主要派閥における政治資金パーティー収入を巡る問題が急速に深刻化している。

 岸田首相は14日に安倍派に属する閣僚と副大臣を交代させた。また、安倍派に属する主要な党役員が相次いで辞意を表明している。政局は年末に大きく変動しており、来年の政治シナリオについて再考せざるを得ない状況だ。

 従来、来年の春から夏に掛けての内閣総辞職をメインシナリオに考えていた。だが、政治資金問題により、岸田政権がいつまで続くか予想が難しくなっている。一方で、「ポスト岸田」に求められる条件はある程度絞られそうだ。

 【安倍派の排除】
<閣僚交代、党役員辞任>

 11月14日に岸田首相は安倍派の4閣僚を交代させた。松野官房長官の後任には林前外相(岸田派)、西村経産相の後任には斎藤前法相(無派閥)、鈴木総務相の後任には松本前総務相(麻生派)、宮下農相の後任には坂本元地方創生相(森山派)を起用した。4名とも閣僚経験者で、うち3名は岸田内閣での経験者だ。

 また、安倍派の萩生田政調会長や高木国対委員長、世耕参院幹事長が相次いで辞表を提出した。2024年度当初予算が閣議決定されると目される22日までは任にとどまり、その後交代する模様だ。

 一時は、党役員や大臣のみならず、副大臣と政務官全ての安倍派メンバーを交代する案が取り沙汰された。結局、副大臣は交代となるも、政務官は留任で落ち着いた。

 ただ、13日の国会で立憲民主党の泉代表が「この危機的状況の中で裏金議員の一掃よりも、安倍派一掃を画策しているよう」と指摘したように、安倍派の排除と受け止められても仕方のない展開となった。安倍派は岸田首相に対する不満を強めているだろう。

 <安倍派の帰趨が重要に>

 今後の政局を見る上で、安倍派の帰趨が注目される。これまで安倍派は岸田政権を支える立場であったが、反主流派とでも呼ぶべき立ち位置に転じそうだ。ただ、反主流派として安倍派が自民党内で影響力を持つか否かは不透明だ。

 安倍派が影響力を持つためには、会長などリーダーを据えてまとまる必要がある。今後の政治資金問題の展開次第となるが、いわゆる安倍派5人衆の中では、派閥の事務総長を経験していない衆院議員である萩生田氏が会長候補となる可能性がある。

 会長などリーダーを据えることができない状況では、派閥が分裂する危機に直面するか、もしくは分裂せずともまとまらず、総裁選で草刈り場となるかもしれない。

9186OS5:2023/12/18(月) 14:17:29
■ 岸田政権の安定と安倍派の“反乱”

 派閥としてまとまったとしても、影響力を持つのは来年秋の総裁公選であろう。仮に安倍派がまとまらなければ、岸田政権の安定につながりやすい。

 以上まとめると、政治資金問題が深刻化する前までは、メインシナリオとして予算成立や国賓訪米を終えた来年春から夏に掛けて内閣総辞職に至ると予想していたが、その可能性は低くなっているように思われる。

 年内を含め、早期に総辞職へ至る可能性があるが、そこを乗り切れば来年9月の自民党総裁選まで持ち堪える可能性が高まる。両極端のシナリオだが、どちらの可能性が高いかは、政治資金問題の展開次第であり、想定する確率の提示は難しい。

■ ポスト岸田候補の「一番手」

 【「ポスト岸田」の行方】
<3つの陣営に分かれる>

 政治資金問題により、「ポスト岸田」の行方はどうなるであろうか。

 安倍派が岸田政権を支える立場から、反主流派へ転じることで、自民党内の勢力は大まかに3つの陣営に分かれる見込みだ。主流派は、岸田派、麻生派、茂木派から構成され、谷垣グループも加わる。

 非主流派は二階派、森山派から構成され、菅グループや石破グループも近いと考えられる。反主流派は党内第1派閥の安倍派だ。

 <脱派閥などが政治テーマに>

 早期の総辞職を免れることができれば、岸田政権は基本的に来年9月の自民党総裁選まで持ち堪える可能性が高そうだ。この場合、総裁選には3陣営からそれぞれ候補が出馬するのではないか。

 主流派の候補は内閣支持率次第だ。仮に支持率が持ち直しているようであれば、岸田首相が続投を目指して出馬する可能性が高まるが、支持率が低迷、ないしは一段と低下するようであれば、別の後継候補が模索されよう。その場合は茂木幹事長や林官房長官、上川外相、鈴木財務相の名が上がりそうだ。

 従来型の派閥の論理から言えば、茂木幹事長や林官房長官が有力視されるが、政治資金問題が浮上したことで、それを打開するための脱派閥やクリーン、新鮮なイメージを持つ候補が求められうる。初の女性首相の候補として、上川外相が選ばれる可能性がありそうだ。

 非主流派の候補として、石破元幹事長や小泉元環境相、麻生派所属ながら河野デジタル相が取り沙汰されている。加えて、菅前首相が出馬する可能性もある。

 反主流派の安倍派は、政治資金問題が直撃したこともあり、独自の候補を出しづらい。主流派の候補を推す可能性も低そうだ。非主流派を推すか否かは、候補次第となる。

 例えば、菅前首相なら推しやすいが、長らく安倍元首相と対立してきた石破元幹事長などであれば推しづらい。消去法的ともなるが、政策的に親和性のある高市経済安保相を推す可能性が出てくる。

 様々な組み合わせが考えられ、最終的に誰が出馬するかを現時点で予想するのは難しい。ただ、脱派閥やクリーン、新鮮なイメージを持つ候補が求められやすい中で、女性候補が複数出馬し、総理総裁に選出される可能性は政治資金問題発生前よりも高まっていよう。

9187OS5:2023/12/18(月) 14:17:56
■ 政局が経済政策に与える影響

 【経済政策への影響は?】
<金融政策、財政>

 政局が経済政策に当たる影響はどうか。2024年に任期満了を迎える日本銀行の政策委員はおらず、現行の体制が続く。4月にも日本銀行が物価目標達成と判断し、金融政策運営の正常化を図る可能性が高そうだ。政治情勢は金融政策に基本的に影響しないと予想する。

 財政政策は首相次第だ。誰が政権を担うかで変わってこよう。2025年度にはプライマリーバランス黒字化の財政健全化目標の期限を迎える。2024年中に財政健全化目標期限を先延ばしするのか、目標自体をどうするのかを決断する必要があろう。

 次の首相が主流派から選ばれれば、基本的に財政健全化路線が継続されよう。対して、高市氏の場合は、財政拡張路線へ転じる見通しだ。非主流派の場合は、各候補で政策スタンスの隔たりが大きく、不透明だ。

 【著者の関連記事】
◎メインシナリオは来春から夏の総辞職、危険水域に達した岸田政権の続投の道筋
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◎物価目標の達成は時間の問題、輸入コスト転嫁から賃上げ主導に移った物価上昇
◎どこかズレている岸田政権の異次元の少子化対策、重要なのは婚姻数の増加
◎間もなく300万人突破の外国人人口、増加基調の中長期的な継続には対策不可避

 【宮前 耕也(みやまえ こうや)】
SMBC日興証券㈱日本担当シニアエコノミスト
1979年生まれ、大阪府出身。1997年に私立清風南海高等学校を卒業。2002年に東京大学経済学部を卒業後、大阪ガス㈱入社。2006年に財務省へ出向、大臣官房総合政策課調査員として日本経済、財政、エネルギー市場の分析に従事。2008年に野村證券㈱入社、債券アナリスト兼エコノミストとして日本経済、金融政策の分析に従事。2011年にSMBC日興証券㈱入社。エコノミスト、シニア財政アナリスト等を経て現職。
著書に、『アベノミクス2020-人口、財政、エネルギー』(エネルギーフォーラム社、単著)、『図説 日本の財政(平成18年度版)』および『図説 日本の財政(平成19年度版)』(東洋経済新報社、分担執筆)がある。

宮前 耕也

9188OS5:2023/12/18(月) 16:36:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/a20acc10c0a87e8a2368a1c0e1a46c7f59f96396
【独自】細田前議長がキックバックの金額を具体的に指示か 自民党パーティー券「裏金」問題
12/18(月) 11:44配信
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、先月亡くなった細田博之前衆院議長が、現在の安倍派である細田派の会長をしていた際、細田氏からキックバックの金額について具体的な指示を受けた議員がいることが新たに分かりました。

安倍派の政治資金パーティーでは、パーティー券の収入の一部が派閥側から議員側にキックバックされ、政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしていた疑いがあり、東京地検特捜部は、すでに議員本人や秘書らに聴取を行っています。

この問題について、安倍派の関係者がJNNの取材に対し、「細田博之前衆院議長が派閥の会長だったころ、キックバックの具体的な金額を議員に伝えていたことがあった」と証言しました。

細田氏は2021年、派閥の会長を退きましたが、関係者によりますと、細田氏がキックバックの金額を議員に伝えていたのは、会長を退く数年前だということです。細田氏が収支報告書の不記載について指示をしていたかは分かっていませんが、派閥の会長がキックバックを認識していたとみられます。

東京地検特捜部はキックバックが不記載になった経緯について、派閥内での認識も調べているものとみられます。

TBSテレビ

9189OS5:2023/12/19(火) 10:08:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/dea28a8e68a4106c49d249ac5837bbde80e8c1e4
岸田首相「絶体絶命」のはずが“自信満々”のなぜ “鈍感力”で「任期完投」どころか再選も視野
12/19(火) 5:51配信

東洋経済オンライン
日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別首脳会議であいさつする岸田文雄首相(写真:時事)

 2023年の大晦日を目の前にして、岸田文雄首相が「絶体絶命のピンチ」に立たされている。今年の漢字には「税」が選ばれたが、岸田首相は夏以降、「増税」と「減税」で迷走して国民不信を急拡大させ、内閣支持率は11年前の自民政権復帰以来の最低記録を更新し続けている。そこに降りかかったのが最大派閥安倍派の「巨額裏金疑惑」。総力態勢で臨む東京地検特捜部の捜査次第では、「政権崩壊への決定打」にもなりかねない事態となった。 

 こうした政権を取り巻く状況の度重なる暗転に、苛立ちと焦りを募らせる岸田首相は、臨時国会閉幕翌日の12月14日に、安倍派中軸で党・内閣の要職を占める「5人衆」の事実上の更迭などに踏み切り、政権からの「安倍派一掃」という荒療治で、態勢立て直しを図る。

 しかし、裏金疑惑での東京地検の捜査は国会閉幕後から一気に本格化、多額の裏金を受け取っていた議員の任意の事情聴取に続いて、今週中にも安倍派事務所や関係議員に対する強制捜査に踏み切る構えだ。このため、年末年始の中央政界は、裏金疑惑捜査で大混乱となるのは間違いない。

■「火の玉」宣言の行く末は「火だるま」?  

 こうした状況を「政権打倒の絶好のチャンス」(閣僚経験者)と勢いづく野党側は、立憲民主を先頭に1月中下旬の召集が見込まれる次期通常国会冒頭から、疑惑追及で政権を揺さぶる方針。東京地検は「国会召集までに裏金疑惑で安倍派幹部などを立件して捜査を終結する方針」(司法関係者)とみられるが、野党はその結果も踏まえて首相に早期退陣か衆院解散を迫る構えだ。

 一方、自民党内でも石破茂元幹事長が、3月下旬と見込まれる2024年度予算成立後の首相退陣に言及するなど、党内の「岸田批判勢力」による岸田降ろしの蠢きが表面化した。これに対し岸田首相は、国民の自民不信に歯止めをかけるため「『火の玉』になって党改革を進める」と宣言したが、与党内にも「結局、火だるまになって燃え尽きるしかない」との厳しい声が広がる。

9190OS5:2023/12/19(火) 10:08:56
 そうした中、臨時国会閉幕後に相次いで実施された主要メディアの世論調査でも、ほとんどが内閣支持率過去最低、不支持率過去最高というこれまでの記録をさらに更新した。「裏金疑惑捜査の本格化が想定される年末以降もこの流れは変わらない」(政治アナリスト)とみられており、今後の岸田首相の政権運営は「まさに八方ふさがり」となるのは確実だ。

 にもかかわらず、岸田首相の周辺は「政権維持への自信は揺らいでいない」と強調する。「(岸田首相自身は)解散など考えずに淡々と必要な政策決定を積み重ねれば、9月末の総裁任期満了まで岸田降ろしは起きないと判断している」との読みからだ。

■任期満了まで解散せず、総裁再選も視野に

 確かに、「政治とカネ」で揺れ続けた自民党の歴史を振り返れば、「重大なスキャンダルで支持率が下がり続けても、国会も含めた政権運営が収拾不能の大混乱にならない限り、時の首相の政権維持は可能」(自民長老)とされる。

 要するに「岸田首相にとって解散しない限り辞める必要はない」(自民長老)わけだ。

 しかも岸田首相は、「解散しないまま総裁選に出馬すれば、再選の可能性もあると考えている」(側近)という。

 というのも、次期総裁選について「戦わせていただく」と出馬を明言している高市早苗経済安保相は、「党内保守派の支持は得られるものの、肝心の安倍派は崩壊状態で、岸田首相との対決に勝てる可能性は少ない」(政治アナリスト)との見方が少なくないからだ。

 さらに、各種世論調査で例外なく「次期首相候補のベスト3」に名前を連ねる小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、河野太郎行革担当相の3氏によるいわゆる「小石河連合」でも、石破氏が出馬した場合、麻生、茂木両派に加え安倍派の支持が得られず、河野氏の出馬は「麻生氏が許さない」とされ、しかもその背後に菅義偉前首相の影がちらつけば、「菅氏を嫌う麻生、茂木両派を軸に党内多数の支持獲得は望み薄」(自民長老)というのが実態だ。

9191OS5:2023/12/19(火) 10:09:09
 このため、「裏金疑惑」の発覚を受けてメディアがあの手この手で報じる“早期政権崩壊説”と“永田町の常識”との間には、「大きな乖離がある」(同)とみられ、だからこそ岸田首相も、「流行語に例えれば『どうする文雄』ではなく、『とにかく明るい岸田』にしか見えない」(首相経験者)というのだ。 

 もちろん「(岸田首相の考えは)まさにとらぬ狸の皮算用。大胆な政治改革決断などで国民の信頼が戻らない限り、再選などあり得ない」との指摘も多いが、官邸周辺からは「岸田首相の鈍感力は並み外れている」(側近)との声も漏れてくる。

■家康の「遺訓」をどう受け止めるのか

 折しも、今週日曜の17日は、NHK大河ドラマ「どうする家康」の最終回だった。戦国時代という大乱世に身を挺して終止符を打ち、足掛け3世紀にわたる太平の世を実現したのが徳川家康だ。

 その家康の遺訓として知られるのは「人の一生は 重荷を負うて 遠き道を行くがごとし」で始まり、締めは「おのれを責めて 人をせむるな 及ばざるは過ぎたるよりまされり」との言葉だ。今回の「どうする家康」に先立つ昨年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」だったが、岸田首相は「何があっても欠かさず観続けた」(側近)とされる。

 「歴史好きで大河ドラマファン」(同)は当然、家康の遺訓も知っているとみられる。それだけに、永田町関係者は「岸田首相は、遺訓に込められた家康の心情をどう受け止めているのかが秘かな注目点」と皮肉交じりで指摘する。

 その一方で、ここ数週間、多くのメディアが政局そっちのけで報道し続けたのが、アメリカ・大リーグの大谷翔平選手の球団移籍を巡る話題。なかでも、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍会見で大谷選手が明かした愛犬の名前の「デコピン」は、すぐさまX(旧Twitter)でトレンド1位となった。

 この「デコピン」は日本語で、ウィキペディアで検索すると「対峙した相手の額を中指で弾く行為の総称」とある。だとすれば、「野党だけでなく、多くの国民が今、岸田首相のおでこを指で弾きたいはず」(政治アナリスト)とも揶揄されている。

■国民感情との「ミスマッチ」で政治不信拡大

 岸田首相は16日から18日までの3日間、東京・迎賓館などで開催された日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟9カ国の首脳らによる特別首脳会議の議長役として、高揚した表情で首脳外交にいそしんだが、メディアの冷淡な報道ぶりばかりが目立った。

 さらに、それに先立つ15日の「安倍派一掃」の交代人事翌日の初閣議前の閣僚応接室でも笑顔をはじけさせ、その表情を放映したテレビニュースには、ネット上に「危機感がなさすぎ」「脳天気にしか見えない」などの怒りの書き込みが相次いだ。

 こうした「国民感情と岸田首相の言動とのミスマッチが、事態の悪化につながっている」(閣僚経験者)のは否定しようがなく、「(岸田首相が)それを“鈍感力”で乗り越えようとすれば、国民の政治不信拡大は必至」(同)であることは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

9192OS5:2023/12/19(火) 10:12:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7e63cf4c5ada913826186565b753df62c9f80cf
安倍派・二階派を捜索 パーティーめぐる規正法違反容疑 東京地検
12/19(火) 10:02配信
朝日新聞デジタル
安倍派のパーティーで=2023年5月16日午後6時54分、東京都港区、森岡航平撮影

 自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部は19日午前、最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)と「志帥会」(二階派)の事務所(いずれも東京千代田区)に、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で家宅捜索に入った。億単位の収入が政治資金収支報告書に記載されていないなどの疑いがあり、政権や党を揺るがす問題は刑事事件に発展した。

 特捜部は安倍派、二階派ともに派閥側の立件を視野に入れて会計責任者らの任意聴取を進めてきたが、指揮系統などの解明には事務所の強制捜査が必要と判断したとみられる。

朝日新聞社

9193OS5:2023/12/19(火) 10:15:27
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_H7RBY65GOBMQHKERLKTSL3W7CM.html
自民国対代理に御法川信英氏起用を、浜田靖一前防衛相が「条件」 首相は決断できるか
2023/12/18 19:35産経新聞

自民国対代理に御法川信英氏起用を、浜田靖一前防衛相が「条件」 首相は決断できるか

御法川信英氏

(産経新聞)

派閥の政治資金パーティー問題を受けた自民党役員人事で、御法川信英元財務副大臣の処遇に注目が集まっている。辞任する安倍派(清和政策研究会)の高木毅国対委員長の後任で調整中の浜田靖一前防衛相が、就任の「条件」として御法川氏の国対委員長代理起用を挙げているからだ。御法川氏は岸田文雄首相(自民総裁)が頼る麻生太郎副総裁と距離があり、首相は難題を抱えたとの声もある。

「国政の推進に支障が生じないよう、年内の適切なタイミングで、人事を行いたい」。首相は14日、党役員人事について記者団にこう言及した。

自民の国対委員長代理は委員長とともに、国会運営を巡り連立を組む公明党や野党と陰に陽に交渉する役割を担う。御法川氏は「国対族」として知られ、令和3年11月から今年9月まで代理を務めた。

御法川氏が外れた背景に関して、党内には麻生氏の影響を指摘する声が少なくない。御法川氏ら計4人は平成29年に麻生派に合流したが、昨年2月に退会し、溝が生じたというわけだ。

ただ、御法川氏の国対手腕は衆目の一致するところだ。政府や野党との関係が必ずしも円滑とはいえなかった高木氏に代わり、「国対を支えたのは御法川氏」(自民ベテラン)とささやかれる。浜田氏も国対族の後輩に当たる御法川氏をかねて高く評価していた。

首相は当初、パーティー問題で官房長官を辞任した安倍派の松野博一氏の後任として無派閥の浜田氏に白羽の矢を立てた。浜田氏は体力面の不安などを理由に固辞する一方、国対委員長就任は受け入れる意向を示し、合わせて御法川氏の代理起用も求めたとみられる。御法川氏も周囲に「浜田氏の下なら国対代理も随分やりやすくなる」と意欲を見せる。

一方、党内基盤が盤石ではない首相は麻生氏との連携で難局を乗り切ってきただけに、「麻生氏の不興を買うような人事を満身創痍の首相が断行できるのか」(自民若手)と不安視する声もある。首相は18日午後、官邸で麻生氏と会談したが、人事を巡って協議した可能性がある。(市岡豊大、竹之内秀介)

9194OS5:2023/12/19(火) 10:16:35
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-1066953.html
岸田首相は「全く辞める気はない」と前向き 新官房長官で意中の人に断られても「想定内」
2023/12/19 06:11デイリー新潮

岸田首相は「全く辞める気はない」と前向き 新官房長官で意中の人に断られても「想定内」

厳しい政権運営を強いられる岸田首相

(デイリー新潮)

レームダック説を払拭
 自民党安倍派の政治資金パーティー裏金疑惑を受け、岸田文雄首相は安倍派の閣僚を交代させたが、内閣支持率・政党支持率共に最低を更新している。岸田首相自身、意中の候補から断られたことも踏まえて「想定内」と総括し、一部で流布される辞任説を払拭すべく前向きなのだという。

「安倍派の裏金問題に東京地検特捜部が強制捜査を進めていることを受け、岸田首相は安倍派所属の閣僚交代を断行しました。松野博一官房長官を林芳正氏(岸田派)に、西村康稔経産相を齋藤健氏(無派閥)に、鈴木淳司総務相を松本剛明氏(麻生派)に、そして宮下農水相を坂本哲志氏(森山派)にといった陣容です。この後、高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、そして世耕弘成参院幹事長も交代予定で、それで安倍派の一掃がとりあえず落ち着くことになりそうです」

 と、政治部デスク。

意中の官房長官候補
「政府与党の要職を占めてきた、いわゆる安倍派5人衆が揃っていなくなる異常事態です。ただ、岸田首相は全く投げやりになっておらず、一部で取り沙汰される来年の予算案成立と引き換えにしての首相退任の花道論など、全く眼中にない様子。世論調査でしばらくは悪い数字が続くのは織り込み済みで、年明けから反転攻勢を狙っているようです」(同)

 もっとも、今回の閣僚交代後の人事については明確に断られた相手もいる。

「岸田首相と当選同期で信頼関係があるる浜田靖一元防衛相に官房長官就任を依頼していたのは事実ですが、本人が断ったようです。内閣が倒れそうな中、1つのミスも許さない状況で、よりふさわしい人物がいるはずだという返答をしたようです」(同)

 結果的に、林氏にお鉢が回ってきたということになる。

「林氏は能力が高く、常に冷静沈着で取り乱すことなく、霞ヶ関の官僚たちの信頼も厚い。世襲でエリート然とした態度が鼻につくとの評もありますが、前任の松野氏を圧倒する調整力を今後見せるはずです」(同)

ヤミの金とかそれこそ裏金
 ならば最初から林氏を官房長官に就けていれば良かったのではないかと誰しも思うところだが……。

「岸田首相はつい先日離脱しましたが、林氏と共に同じ派閥に所属していたということが大きいようです。首相と官房長官は共に自由な判断で内閣官房報償費(機密費)を使えることになっています。これは領収書が要らない支出で、1ヶ月で1億円前後の規模。岸田首相は外れたとはいえこの特権を同じ派閥で独占することで、他派閥から批判の声が上がる可能性もある。機密費はその性質上、ヤミの金とかそれこそ裏金とも言われ、時節柄、不謹慎と言われかねません」(同)

 今回も同じ派閥は避けたかったが適任者が他におらず、政権運営の安定感を第一に考えて林氏を起用せざるを得なかったというのが実情のようだ。

「今回の代打閣僚人事は悪くなく、それなりに評価されているようです。安倍派はもちろん岸田おろしを進める勢力は存在しないことから、低空飛行を続けた後、どのタイミングで機首を上げることができるか、注目されるところです」(同)

 もっとも一掃された側の安倍派も年明け以降は黙っていないだろう。政権の体力がいつまでもつのか我慢くらべの日々が続きそうだ。

デイリー新潮編集部

9195OS5:2023/12/19(火) 10:19:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/50450b2b2dbca7eef312aba2b6817edfb15804f1

本丸は「ドン」森喜朗元総理…!「パー券裏金問題」を追う東京地検特捜部が抱く「安倍派への遺恨」
12/19(火) 7:03配信

現代ビジネス
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 「令和のリクルート事件」とも呼ばれる自民党の政治資金パーティ裏金問題。しかし、総理の岸田はいっこうに焦る様子がない。いったい何を考えているのか―カギは安倍派との「因縁」にあった。


岸田がなぜか笑っている
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 「打ち克つの『克』という字を選びたいと思います」

 「今年の漢字」に何を選ぶか記者団に問われ、岸田はこう答えた。その口元はかすかにほころんでいるように見えた。

 岸田の足元は目下、「政治資金パーティ裏金問題」で燃え盛っている。時事通信が12月14日に公表した世論調査では、内閣支持率は17・1%に急落。政権交代前の麻生内閣以来となる1割台となった。とても笑っていられる状況ではないはずだ。

 にもかかわらず、国会で岸田とすれ違った議員たちは口々に言う。

 「追い詰められていると思いきや、そうでもない」

 「むしろこの状況を楽しんでいるように見える」

 いったいなぜなのか。宏池会(岸田派)関係者は「岸田さんは鈍感だから、いつものようにことの深刻さに気づいていないのではないか」と言う。

「一人で突撃なんてダメですよ」


 しかし、そうではない。岸田が笑いをこらえきれない理由はまさしく、本人が述べた通り、この権力闘争に「打ち克つ」と確信しているからだ。

 (加藤さん、あんたにできなかったことを俺は成し遂げますよ)

 ほくそ笑む岸田が思い出していたのは、23年前の出来事だった。

 「大将なんだから、一人で突撃なんてダメですよ」

 谷垣禎一が、半泣きの加藤紘一の肩を掴みながら必死に説得する。世に言う「加藤の乱」だ。

 '00年11月、当時の森喜朗政権は不人気をきわめ、内閣不支持率は7割を超えていた。そこで「総理に一番近い男」と呼ばれていた当時の宏池会会長の加藤が、野党の内閣不信任決議案に同調して倒閣をもくろんだのだ。

 ところが、加藤率いる宏池会は、当時の幹事長・野中広務や国対委員長・古賀誠の猛烈な切り崩しにあい、反乱はあえなく鎮火されてしまう。

安倍派を恨む東京地検特捜部
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 敗北を覚悟した加藤は、責任を全うするため、盟友の山崎拓と「2人だけで賛成票を投じに行く」と宣言するも、後輩の谷垣らに引き止められ、それすら叶わなかった。これを機に加藤は政治生命を失い、いっぽうの森率いる清和政策研究会(現・安倍派)は、以降20年にわたり自民党の最大勢力として君臨することとなった。

 この「加藤の乱」で、「殿」たる加藤が無惨に切り捨てられるさまを間近に見ていたのが、若き日の岸田だった。

 「ここまで来たら一緒に討ち死にしよう」

 そう覚悟を決めて参加した反乱が、中途半端な結果に終わった。岸田は「加藤の乱」の教訓を、自著にこう記している。

 〈勝負は勝たなければ意味がない〉

 そしていま、期せずしてその勝負のときがやってきた。因縁の相手である清和研を徹底的に叩くため、東京地検特捜部が動き始めたのだ。全国紙の政治部記者が解説する。

 「検察は安倍政権を苦々しく思ってきた。当時の官邸は検察の人事に介入して検事総長候補を左遷したうえ、『官邸の守護神』と呼ばれた黒川弘務を検事総長に据えるために、黒川の定年延長をむりやり閣議決定した。人事という『聖域』に手を突っ込まれたことを、検察はいまでも恨んでいる。

 いま、東京地検特捜部は全国の高検から応援を頼み、スタッフを合わせて100人規模の総力体制をしいている。安倍派はもう逃げられない」

9196OS5:2023/12/19(火) 10:19:39
「キックバック指南書」を押収
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 焦点は安倍派の事務総長経験者や、派閥から多額のキックバックを受けて裏金にしていた議員たちを摘発できるかどうかだ。政治資金規正法で不記載の責任を問われるのは原則、事務職員である会計責任者のみ。

 しかし、メールなどの客観的証拠があれば、議員も共謀に問われる可能性がある。

 「安倍派の会計責任者のAはNTT出身で、子会社の役員や監査役を務め、4年ほど前に安倍派の事務局長として迎えられました。同じNTT出身の参院幹事長・世耕弘成の紹介です。

 このAが政治素人のため、特捜の取り調べに耐えられず、すべて話したと言われています。特捜はすでに安倍派の過去5年分のパーティ券出納簿と『キックバック指南書』を押収して分析しているそうです」(前出の全国紙政治部記者)

 検察が狙っているのは安倍派の現役幹部のみではない。本丸は「ドン」森喜朗だという。

 「そもそも裏金作りは森元総理の時代から連綿と続いてきたもので、検察は、安倍派の裏金の相当額が森に流れた可能性を探っています。

 そう仮定すると、色々と符合するものがある。歴代事務総長の松野博一、西村康稔、高木毅は裏金を上納金として森に渡していたため、森のお気に入りの総裁候補『5人衆』として持ち上げられ、岸田政権でも良いポストがあてがわれた。

 一方で、元事務総長の下村博文は上納していなかったため、森に干されたというわけです」(全国紙社会部記者)

 岸田とすれば、この波に乗らない手はない。いまは亡き加藤の遺恨を晴らす、千載一遇のチャンスが巡ってきたのだ。

麻生太郎が驚いた岸田総理の怨念
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 岸田が画策するのは森への復讐だけではない。党内外にいまだ色濃く残る安倍晋三の「遺風」をも一掃しようとしている。

 安倍は「私の次は岸田さんだから」と引き上げるそぶりを見せながら、'20年の総裁選では菅義偉を、'21年の総裁選では高市早苗を推し、何度も岸田のハシゴを外してきた。挙げ句は「華がない」「化けない」などとバカ扱い。それでも岸田は耐え続けた。安倍が亡くなったときには、国葬もあげてやった。それなのに、旧統一教会問題の尻拭いまでするハメになったのだ―。

 「清和研の政務三役を、すべて変えることに決めました」

 9日の夕方、公邸を訪れた副総裁の麻生太郎は、岸田の話を聞き、目を丸くした。政権から安倍派を一掃するというのだ。

 「首を変えたところで、次の奴が同じことをしていたら収拾がつかなくなるぞ。そんなことぐらい、あんた分からないのか」

 「パフォーマンスで罪なき連中まで切って、どうやって政権運営するんだ」

 麻生は色をなして反論したが、岸田の決断は揺るがなかったという。

 (これはパフォーマンスじゃない。復讐なんだよ)

 後編記事『岸田総理が目論むまさかの「裏金解散」! 残念でした、辞めません…それに立ち向かう小泉進次郎の「意外な存在感」』に続く。

 「週刊現代」2023年12月23日号より

週刊現代(講談社)

9197OS5:2023/12/19(火) 16:34:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/48f548ac54dc1aeb0aa8f389d1165f43fa4edc04
パーティ裏金疑惑「書かないのが問題」 検察、悪質性重視 事務総長らの権限解明が焦点
12/19(火) 16:11配信
産経新聞
自民党安倍派「清和政策研究会」の事務所前に集まる報道陣=19日午前、東京都千代田区(斉藤佳憲撮影)

自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)に19日、東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で家宅捜索に踏み込んだ。これまでの捜査で派閥が主導した裏金作りの実態が浮上し、特捜部は悪質性が高いと判断。今後は議員側の事務を仕切る事務総長の権限など派閥の構造の解明が焦点となりそうだ。特捜部は来年の通常国会開会までに関係者の刑事処分につなげるべく捜査を進める。


きっかけは一人の告発だった。

昨年末、政治資金規正法研究者の神戸学院大の上脇博之教授が安倍派などのパーティー収入の内訳の一部が収支報告書に記載されていないことに気付き、東京地検に同法違反罪で刑事告発した。

特捜部は告発を受けて捜査を開始。その過程で見えてきたのが、別の疑惑だった。

安倍派ではパーティー収入を専用の口座で管理していたが、入金された金額と収支報告書に記載されていた収入が乖離(かいり)。安倍派が所属議員にパーティー券の販売ノルマを課し、ノルマを超えた分を安倍派と議員の収支報告書に記載せずに還流していたことが発覚した。

特捜部が各派閥に提出を求めた会計書類や、会計責任者、安倍派議員やその秘書からの任意の事情聴取で見えてきたのは派閥主導による不記載の構図だ。

議員の一人は安倍派から還流分を受け取る際、収支報告書に例外的に記載する必要がない「政策活動費」とする虚偽とみられる説明を受けていたことを特捜部に打ち明けており、議員側の収支報告書への不記載も安倍派がお膳立てしていたともいえる。

政治資金規正法は収入と支出さえ明記すれば、基本的に使途の善悪は問わず、税金もかからない仕組みになっている。

だが、安倍派はノルマ超過分も還流分も記載しないことで、使い道を記載する必要のない裏金として運用。検察当局は規正法の趣旨そのものを踏みにじる行為との見方を強めているもようだ。

検察幹部は話す。「還流そのものに問題はない。あくまで書いていないということが問題だ」(久原昂也、星直人、川島優治)

9198OS5:2023/12/19(火) 16:34:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bcbf469b202b98281a7e2a7a311888d0d33c975
「人」に「金」、そして「情報」が集まる重要拠点 特捜部が捜索の派閥事務所
12/19(火) 14:30配信

産経新聞
自民党安倍派の派閥事務所が入るビルの前に集まる報道陣=12月19日午前、東京都千代田区

自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、東京地検特捜部は19日、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の疑いで安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の事務所を家宅捜索した。人と金と情報が集まり、政治を動かす拠点となってきた派閥事務所。今でも多くの派閥事務所では週に1度の例会が開かれ、所属議員が結束を確認する場となっている。

自民には政策集団として6派閥があり、それぞれ国会周辺のビルに事務所を構えている。多くの場合、職員数人が常駐し、派閥の経理の管理や選挙の応援弁士の差配、派閥パーティーの計画といった派閥実務を行っている。事務所で所属議員に政策秘書を紹介したり、落選議員の秘書の転職を世話したりする派閥もある。

また、所属議員が出入りし、交流を温める場という側面もある。毎週木曜昼には所属議員が弁当を食べながら幹部の話を聞くとともに、国会対策や党内政局で情報交換を行っている。人事の時期になるとベテラン議員が派閥事務所に構え、中堅・若手から希望ポストを聞く拠点にもなっていた。

一方、国会周辺の派閥事務所の賃料の相場は、月額100万〜200万円。職員の人件費も含めると、所属議員から一般に月5万円徴収する派閥費だけで運営を賄うのは厳しいとみられる。

石破茂氏は幹事長を務めた平成24年11月、脱派閥の一環として派閥事務所の党本部への移転を掲げたが、各派は黙殺した。その石破氏も27年に石破派(水月会、現在は解散)を立ち上げた際は、国会に近いビルに事務所を構えていた。

9199OS5:2023/12/19(火) 16:35:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ee3635ea81303ce23e8c3d573699c74b10b4ffb
二階派閣僚、続投させる意向 岸田首相「信頼回復努める」
12/19(火) 13:25配信

時事通信
報道陣の取材に応じる岸田文雄首相=19日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は19日、自民党安倍派と二階派が政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けたことについて、「党としても強い危機感を持って国民の信頼回復に努めなければならない」と語った。

 二階派所属の小泉龍司法相、自見英子地方創生担当相の進退については「引き続き職責を果たしてもらいたい」と述べた。首相官邸で記者団に語った。

9200OS5:2023/12/19(火) 18:28:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/1537b7a9e37f596bbe1527754ff4019805e5e820
世耕氏後任に松山氏ら浮上 参院自民、執行部人事を会長に一任
12/19(火) 17:43配信
毎日新聞
自民党

 参院自民党は19日、国会内で特別議員総会を開き、清和政策研究会(安倍派)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受けた世耕弘成前参院幹事長の辞任を報告し、後任選びを含む執行部人事を関口昌一参院議員会長(茂木派)に一任した。世耕氏の後任には、松山政司参院議員副会長(岸田派)や石井準一参院議院運営委員長(茂木派)らの名前が浮上している。


 参院自民は長年、安倍派、茂木派、岸田派の主要3派が主導権を握る形で運営されてきた。参院執行部人事は党総裁も手が出せない「聖域」とされている。

 しかし安倍派と二階派が19日に東京地検特捜部の強制捜査を受けたことで、党内では安倍派からの参院幹事長起用は「難しい」との声が広がる。このため岸田、茂木の2派から後任を選ぶことが妥当とする見方が強まっている。

 世耕氏は「5人衆」と呼ばれる安倍派の実力者。派閥から1000万円超のキックバック(還流)を受け、裏金化していた疑いが浮上し、14日に関口氏に辞表を提出していた。【木下訓明】

9201OS5:2023/12/19(火) 20:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d2e3106b9f693a973c3aae9951d549c45c8e63
岸田内閣、二階派2人は大臣続投 問われる「安倍派一掃」との整合性
12/19(火) 19:45配信

朝日新聞デジタル
記者らに囲まれ首相官邸を出る小泉龍司法相(中央)=2023年12月19日午前10時30分、岩下毅撮影

 自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部が安倍派と二階派の事務所を家宅捜索したことを受け、岸田文雄首相(党総裁)は19日、記者団の取材に対し、「党として強い危機感を持って国民の信頼回復に努めなければならない」と述べた。二階派所属の小泉龍司法相と自見英子地方創生相については「引き続き職責を果たしてもらいたい」と述べ、続投させる考えを示した。

 安倍派の閣僚・副大臣計9人を交代させた14日の人事との整合性が問われるが、「(14日は)どこの政策集団がどうかではなく、一人ひとりの事情、意向を勘案して人事を行った」と強調した。

 法相として検察を指揮できる立場にある小泉氏は19日の記者会見で、辞任する考えがあるのか問われても答えず、「(二階派の)対応も含め、様々な状況を踏まえて私と政策集団との関わりについては適時適切に判断していきたい」と派閥離脱の可能性に言及した。自見氏は「引き続き内閣の一員として職務に全力を尽くしたい」とし、続投する意思を示した。

朝日新聞社

9202OS5:2023/12/19(火) 20:45:18
>>9200
政審会長福岡資麿 茂木派
国対委員長野上浩太郎 安倍派
参院議長尾辻秀久 茂木派

って考えたら、岸田派からですかね

9203OS5:2023/12/20(水) 11:21:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ee2fbb701e2d13d2dfd3d0301fd90e307ff0dd4
小泉法務大臣、自見万博担当大臣が二階派離脱の意向固める 特捜部による強制捜査受け
12/20(水) 7:51配信
テレビ朝日系(ANN)
小泉法務大臣(左)と自見万博担当大臣(右)

自民党・二階派への東京地検特捜部による家宅捜索を受け、小泉法務大臣と自見万博担当大臣が、所属する二階派から離脱する意向を固めたことがわかりました。

特捜部は19日、政治資金規正法違反の疑いで安倍派と二階派の事務所を捜索しました。

政府関係者によりますと、これを受けて小泉大臣と自見大臣の2人は、既に二階派を離れる意向を固めていて、近く離脱する方針だということです。

特に、検察を指揮できる立場にある法務大臣を二階派に所属する小泉氏が務めていることについては、捜査の公平性への観点から懸念の声が上がっていました。

テレビ朝日報道局

9204OS5:2023/12/20(水) 11:25:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8694c8ab5865abe683379bd5206eb380fad38d8
安倍派捜索5時間、二階派は夕方まで続く…パーティー収入不記載の疑い
12/19(火) 22:31配信
読売新聞オンライン
安倍派の事務所があるビルから出る東京地検特捜部の車両(19日午後、東京都千代田区で)=関口寛人撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は19日、同法違反(不記載、虚偽記入)容疑で「清和政策研究会」(安倍派)と「志帥会」(二階派)の事務所を捜索した。2018〜22年の5年間で安倍派では約5億円、二階派では計1億円超の収入について政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあり、特捜部は、押収した資料を分析するなどして実態解明を目指す。

(写真:読売新聞)

 一連の疑惑は、最大派閥の安倍派(所属議員99人)と第5派閥の二階派(同40人)の2ルートで、強制捜査が行われる事態に発展した。特捜部が自民党の派閥を強制捜査したのは、04年に判明した日本歯科医師会側から旧橋本派(現茂木派)への1億円ヤミ献金事件以来とみられる。

 この日の捜索は午前10時頃に開始。東京都千代田区にある両派の事務所に、それぞれ特捜部の係官ら約20人が入った。捜索は、安倍派で午後3時頃まで、二階派では夕方頃まで続いた。

 関係者によると、安倍派では、パーティー券販売のノルマ超過分を議員側に現金でキックバック(還流)。派閥側の収支報告書には、ノルマ超過分の収入と議員側への還流分の支出がいずれも記載されていなかった。

 議員側の収支報告書にも還流分の収入が記載されておらず、裏金化されていたとみられる。還流分は、同法の公訴時効にかからない22年までの5年間で計5億円規模に上るとされる。

 二階派でも安倍派と同様に還流させていたが、派閥側の支出と議員側の収入には記載されていたという。ただ、二階派ではパーティー収入を実際よりも少なく収支報告書に記載していたとされ、その不記載額は5年間で1億円超とみられる。

9205OS5:2023/12/20(水) 21:20:04
梶山弘志は幹事長代行のまま?https://news.yahoo.co.jp/articles/8a6941d55d985557d3cc85da936ce1527185c72e
自民党・萩生田政調会長の後任に無派閥の渡海元文科相が内定
12/20(水) 19:37配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

岸田首相は、自民党安倍派の政治資金パーティー問題をめぐり政調会長の辞表を提出した萩生田光一氏の後任に、渡海紀三朗元文部科学相を起用する方針を固めた。

渡海氏は当選10回の75歳で無派閥。

若手議員時代には、武村正義氏、石破茂氏らと共に、「ユートピア政治研究会」を立ち上げるなど政治改革に積極的で、1993年には自民党を離党して新党さきがけの結党に加わり、その後自民党に復党した。福田康夫内閣では文部科学相を務めた。

今回の人事は、派閥のパーティー問題が深刻化する中で、安倍派の萩生田政調会長の後任には無派閥議員の起用が望ましいとの判断が働いたとみられる。

フジテレビ,政治部

9206OS5:2023/12/20(水) 21:21:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/80ad63a795754d101a5b8910ee1d51c67a33de2e
自民政調会長に渡海紀三朗氏 首相が方針 萩生田氏の後任
12/20(水) 20:46配信

毎日新聞
渡海紀三朗元文部科学相

 岸田文雄首相は自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受け、萩生田光一政調会長の後任に無派閥の渡海紀三朗元文部科学相(75)を起用する方針を固めた。自民関係者が20日、明らかにした。首相は既に安倍派の高木毅国対委員長の後任に無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を起用する方針を固めている。


 萩生田、高木両氏は安倍派の裏金疑惑を受け、14日に辞表を提出した。後任人事は22日にも正式決定される見通しだ。

 渡海氏は衆院兵庫10区選出で当選10回。福田康夫内閣で文科相や首相補佐官を務めた。浜田氏は衆院千葉12区選出で当選10回。衆院予算委員長や防衛相などを歴任した。【飼手勇介】

9207OS5:2023/12/20(水) 21:21:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5d4bdbd94bc3dddd78f9ee8e503f832f1097477
自民、国対委員長代理に御法川信英氏
12/20(水) 20:16配信

産経新聞
御法川信英氏

岸田文雄首相(自民党総裁)は20日、国対委員長代行に西村明宏前環境相、国対委員長代理に御法川信英元財務副大臣を起用する方向で調整に入った。複数の与党関係者が明らかにした。

辞任する安倍派(清和政策研究会)の高木毅国対委員長の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相を充てる方針だ。

9208OS5:2023/12/20(水) 21:25:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/c334ce7c3c568e711d72a1494c106a8e5a7d55ab
首相、二階派2閣僚更迭せず 岸田派逃げ切りの「隠れみの」? 安倍派更迭と「一貫性ない」
12/20(水) 18:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂(資料写真)

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金疑惑を巡り、安倍派(清和政策研究会)4閣僚を更迭した岸田文雄首相が二階派(志帥会)の2閣僚の続投を容認したことが波紋を広げている。党内外から「一貫性がない」との批判が沸き起こり「総理は岸田派逃げ切りのために二階派を隠れみのにした」との臆測もささやかれている。

 岸田首相には2年前の党総裁選で党役職の任期短縮を掲げ、当時の二階俊博幹事長を退任に追い込んだ過去がある。二階派議員の間からは「こうなったからには最低限の筋を通すしかない。岸田総理よりも国民からの信頼を得るほうがずっと必要なこと。安倍派にならってうちの2閣僚は降りるべきではないか」(ベテラン)との強硬論も飛び交う。

 「引き続き職責に当たってもらう」。東京地検特捜部の2派閥への家宅捜索開始を受けて取材に応じた首相は19日、二階派の小泉龍司法相と自見英子地方創生担当相の進退を問われ、こう明言した。小泉氏は今回の疑惑を巡る捜査指揮の責任者。記者団から「捜査に影響が出かねない」などとただされたが、「検察当局は不偏不党」などと一般論を持ち出して突っぱねた。

 党内はもとよりSNS(交流サイト)上でも「安倍派への対応と極端に違う」「ダブルスタンダードだ」との批判が続出。20日になって両閣僚が派閥を抜けることとなったが、これに対しても「とるべき対応はそこではない」「ならば他の4閣僚に同じ扱いができなかったのはなぜだ」と疑問を呈され、火に油が注がれる状況だ。

神奈川新聞社

9209OS5:2023/12/20(水) 21:26:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/efdb0dfe97ee3b7466eec9bf93ae2d9ce1e293d3
谷川氏(衆院長崎3区)も任意聴取 複数ルートでパーティー券販売 自民党派閥の裏金疑惑
12/20(水) 11:00配信
長崎新聞
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑の解明を目指す東京地検特捜部は、4千万円超のキックバック(還流)を受け取ったとされる安倍派の谷川弥一衆院議員(長崎3区)からも任意で事情を聴いている。関係者によると、パーティー券を複数のルートで売りさばいており、支援者からは「ありのままを県民に説明して」と求める声が聞かれた。
 「付き合ってもらえませんか」-。大村市の男性は谷川氏の秘書に懇願されて何度か同派のパーティー券を購入した。1枚2万円の出費。東京の会場に行くつもりはないが、自民を支持しており、仕方がないと受け止めた。
 県内関係者によると、同派のパーティー券は秘書らが毎年販売。東京から地元の事務所に全体の販売枚数が伝えられ、「多い時で秘書1人当たり50〜60枚がノルマとして割り当てられた」という。ただ、還流の仕組みについては「(県内関係者に)全く知らされていなかった」と驚く。
 ほかにも販売ルートがあった。谷川氏の関係会社の元社員は「ごく少数の社員が券を管理していた。(谷川)代議士とも売り先を話し合っていたようだ」と証言。社内各職場に下請け業者などが記されたリストが配られ、パーティー券と振込用紙が入った封筒を届けて回っていたという。
 谷川氏は党離島振興特別委員会委員長を務め、国境離島新法の成立など地域振興に尽力した。後援会の島信行会長は「還流を自分の懐に入れることはしないはず」と信じる。その半面、「収支報告書への不記載は本人の落ち度。地元に貢献してきたが、帳消しにはならない。(疑惑が事実とすれば)今までの功績を棒に振ってしまいかねない」と惜しむ。
 裏金疑惑について、谷川氏は10日に「事実関係を慎重に調査・確認し、適切に対応する」と述べるにとどめている。19日、谷川氏事務所への家宅捜索はなかった。地元五島市の支援者は疑惑が浮上したことに落胆し、こう望んだ。「結局は本人しか分からないこと。県民にありのままを語ってほしい」

9210OS5:2023/12/21(木) 08:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/65711750d25188bc3b8096cb52936c04b043aaa2
安倍派幹部なのに“無傷”…下村博文元文科相がクリスマス会で明かした「私に捜査が及ばない理由」
12/20(水) 19:04配信
SmartFLASH
12月18日に開かれた下村博文元文科相の2政治団体が共催したクリスマスパーティ

「会合ではいつもと変わらない様子で、むしろ機嫌がよく見えました。派閥がガタガタになっているこの時期に、ですからね。下村さんは清和会(安倍派)など、もうどうなってもかまわないのでしょう」

 12月18日、下村博文元文科相の政治団体が共催したクリスマスパーティ「博文会 博友会 クリスマス会」が開かれた。出席した後援会幹部は、その様子を冒頭のように話す。派閥の政治資金パーティーの収入が一部の議員にキックバックされていた問題で、東京地検特捜部は19日、自民党の安倍派と二階派の事務所に強制捜査に入った。

 安倍派では、西村康稔前経産相ら「5人衆」が閣僚や党幹部を外され、副大臣4人も辞職した。安倍晋三元首相の亡き後、集団指導体制に移行していた安倍派は、瓦解の危機に瀕している。

 渦中の安倍派の有力幹部として、その動向が永田町で関心を集めるのが、代表代行を務めていたにも関わらず、常任幹事会からも外され、現在は顧問に“棚上げ”されている下村氏だ。社会部記者がこう話す。

「キックバックを受けた議員は次々に特捜部の取り調べを受けています。松野博一前官房長官や高木毅前国会対策委員長ら、安倍派の事務総長経験者もすでに任意で事情を聴かれているという話も流れています。ところが、同じく事務総長を務めていた下村さんは“無傷”の状態なんです。そもそもキックバックについては、派内で別台帳まで作って管理していたわけで、内部関係者の告発がなければ特捜部といえども捜査は難しい。そのため、下村さんが特捜部の情報源になっているのではと疑っている安倍派の議員は多いのです」

 ところがこの日のクリスマスパーティで、下村氏からは驚きの発言があったという。前出・後援会幹部がこう話す。

「挨拶のために登壇した下村さんは、情報源と疑われていることを自ら切り出したうえで、“疑惑”をきっぱりと否定していました。また、事務総長だった下村さんに捜査が及んでいないことについても、時効にあたるためだと話したのです。一方で、2018年まで遡って自らの事務所でも調査したところ、『2019年と2020年に計18万円のキックバックがあった』とも壇上で明かしました」

 さらに、こう言うのだ。

「問題の渦中に後援会パーティを開けば批判が集まることは、下村さんはもちろん承知していました。じつは後援会の内部では、下村さんは次回の総選挙には出ないで引退するのではという噂で持ち切りなんです。そうなれば、今回が最後のパーティということ。下村さんも憑きものがとれたような、いいお顔でしたよ」

 このまま引退まで“無傷”でいられるのか――。

9211OS5:2023/12/21(木) 08:47:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/4066622ff455d0add05712e6fb662ad4b2910b63
参院選の年、改選議員に全額還流か 安倍派のパーティー収入、裏金で
12/21(木) 4:00配信
朝日新聞デジタル
清和政策研究会(安倍派)の事務所に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら=2023年12月19日午前9時59分、東京都千代田区、西岡臣撮影

 自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化したとされる事件で、派閥側が、改選を迎える参院議員が集めた資金については、全額を裏金としてキックバック(還流)していた疑いがあることが、関係者への取材でわかった。選挙資金を想定した特例措置とみられ、19日に安倍派事務所を捜索した東京地検特捜部が経緯を調べている。


 関係者によると、安倍派では、各議員が集めたパーティー券収入について、派閥の政治資金収支報告書には販売ノルマ分のみを載せ、ノルマ超過分は記載せずに裏金として議員側に還流。還流分は支出にも載せず、受領した議員側も自身の政治団体の収入に載せない運用にしていたとされる。

 その上で参院議員には特例措置があったことが新たに判明。参院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選されるが、改選の年に限り、ノルマは関係なく、集めた全額が派閥から還流される仕組みだったという。

朝日新聞社

9212OS5:2023/12/21(木) 08:58:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4b966f366de088ce54f5f6f3f181bdcc4c51b5a
岸田首相、信頼回復へ動き鈍く 強制捜査も「様子見」 安倍派のみ更迭、自民に不満〔深層探訪〕
12/21(木) 7:00配信

時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)と茂木敏充幹事長(左)ら=19日午前、東京・永田町の同党本部

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題は、東京地検特捜部による安倍、二階両派の強制捜査に発展した。「政治とカネ」に対する国民の視線が厳しさを増すのは必至だが、信頼回復に向けた岸田文雄首相の取り組みはなお鈍い。両派で閣僚の処遇が異なる判断にも、党内で不満の声がくすぶる。

 ◇「勝負できない人」
 「捜査に影響や予断を与えることは控えなければならない」。首相は19日午前の党役員会で、捜査状況の「様子見」に徹する姿勢をにじませた。

 特捜部が強制捜査に入ったのはこの直後。裏金疑惑の渦中にある安倍派だけでなく、二階派も対象となり、党本部は一時騒然となった。両派幹部は「状況が分からない」「重大なことだ」などと厳しい表情。安倍派若手は「派閥瓦解(がかい)」への危機感をあらわにした。

 党内からは、一部で「政治改革」を求める声も出始めた。船田元・衆院議員総会長は自身のメールマガジンで「派閥の解消・廃止を議論しなければ、国民の信頼は取り戻せない」と主張。石破茂元幹事長も記者団に対し、政治資金規正法改正などの再発防止策を「次の国会が始まるまでに国民に明らかにすべきだ」と訴えた。

 首相は臨時国会の閉会を受けた13日の記者会見で、国民の信頼回復へ「火の玉」になると宣言。しかし、19日の役員会では「新たな枠組み」を立ち上げる考えを示したものの、具体論には踏み込まなかった。規正法改正や派閥解消などを巡り、党内の根強い慎重論に配慮したとみられる。

 「遅かれ早かれ政治改革の議論は避けられない。勝負できない人だ」。政府関係者は煮え切らない首相の態度をこう嘆いた。

 ◇二階派法相に疑義
 裏金疑惑の拡大を受け、首相は14日に安倍派所属の4閣僚を「一斉更迭」。しかし、19日は記者団から二階派所属の小泉龍司法相、自見英子地方創生担当相の処遇を問われ、「引き続き職責を果たしてもらいたい」と即答した。

 二階派では、議員側も含め政治資金収支報告書にキックバック(還流)分の記載があったという。これを踏まえ、政府高官は進退を問わない考えを示すが、安倍派からは「怒り心頭だ」「われわれはトカゲのしっぽ切りか」などと反発が相次ぐ。

 検察への「指揮権」を有する法相ポストに二階派がとどまることにも疑問の声が上がる。立憲民主党の山井和則国対委員長代理は「強制捜査が入った派閥の人が法相で、本当に国民が納得するのか」と断じた。

 連立を組む公明党には、自民党への不信感が広がる。山口那津男代表は党公式のSNSの動画で「(自民党と)同じ穴のムジナと見られたくない」と強い不快感を表明。19日の会見でも、二階派の閣僚交代の必要性を問われ、「国民に不利益を及ぼさないよう取り組んでもらいたい」とくぎを刺した。

9213OS5:2023/12/21(木) 10:24:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/a166170c7473609461eff0b1c475e14f4ee9c097
安倍派「裏金」、複数議員側がノルマ超過分を派閥に届けず事務所にプールか…不記載額が増える可能性
12/21(木) 5:00配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)を巡る政治資金規正法違反事件で、複数の議員側が東京地検特捜部の事情聴取に対し、パーティー券販売のノルマ超過分について「事務所でプールし、派閥側に届け出ないことがあった」と説明していることがわかった。特捜部は派閥側のキックバック(還流)分に加え、議員側のプール分も派閥の収入として計上されるべきだったとみており、同派の政治資金収支報告書への不記載総額は膨らむ可能性がある。


 安倍派ではノルマ超過分を議員側に現金で還流していたが、派閥側、議員側双方の収支報告書に記載せず、直近5年間で約5億円が裏金化されていた疑いがある。特捜部は19日、同法違反(不記載、虚偽記入)容疑で派閥事務所を捜索し、多数の資料を押収した。

 関係者によると、複数の議員の事務所関係者が特捜部に対し、ノルマ分を派閥側に支払ったが、超過分は金額などを派閥側に知らせないまま事務所でプールし、収支報告書にも記載していなかったと説明。中にはプール分が5年で数百万円に上る議員もおり、特捜部は所属議員への事情聴取でプール分の有無を確認し、ある場合は使途について聞いているとみられる。

 プール分は還流分と違い派閥の会計書類に記載はないものの、特捜部は、いずれも派閥パーティーに対する支払いであり、派閥側の収入として記載するべきだったとみている。安倍派の不記載額は収支合わせて10億円規模に上るとされるが、派閥主導の還流分に、個々の議員側が行っていたプール分を上乗せして膨らむ可能性があるという。

 超過分をプールしたことがあるという議員の関係者は、取材に「翌年以降のパーティーでノルマに達しない場合に補填(ほてん)する資金として管理していた」と証言している。

9214OS5:2023/12/21(木) 22:22:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac0430749313a3eca8e0b5b3e586caef7c018c25
松野、世耕、高木氏らに任意聴取要請 不記載経緯確認へ 東京地検
12/21(木) 21:58配信

産経新聞
松野博一官房長官=14日、首相官邸(春名中撮影)

自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、東京地検特捜部が松野博一前官房長官ら安倍派(清和政策研究会)幹部に任意での事情聴取を要請したことが21日、関係者への取材で分かった。特捜部は、安倍派が所属議員に課したパーティー券の販売ノルマ超過分を政治資金収支報告書に記載せずに議員にキックバック(還流)した経緯について知っている可能性があるとみて、事情聴取を検討していた。

【イラストで解説】安倍派を巡るパーティー収入「中抜き」の流れ

他に聴取を要請されたのは世耕弘成前参院幹事長や高木毅国対委員長。

高木氏は令和4年8月から安倍派の実務を議員側で仕切る事務総長を務めている。松野氏は令和元年9月〜3年10月に事務総長だった。安倍派の会計責任者から不記載について相談を受けた可能性がある。

松野氏、世耕氏、高木氏自身もパーティー券の販売ノルマを超えた分を安倍派から還流されており、自身の関連団体の政治資金収支報告書に記載されなかった還流分の総額は平成30年〜令和4年分でいずれも1千万円を超えるとみられている。

特捜部はほかにも閣僚経験者を含む複数の安倍派議員の聴取を進めており、議員側の関連団体の収支報告書に還流分が記載されなかった経緯についても確認し、議員本人の関与の有無を慎重に調べているもようだ。

安倍派ではパーティー収入のノルマ超過分を収支報告書に記載せずに議員に還流することが慣例化しており、平成30年〜令和4年分の不記載額は収支あわせて10億円を超える恐れがある。

安倍派はトップが会長で実務の仕切りを事務総長が担う。収支報告書上の会計責任者は事務局長で、平成30年以降は同じ人物が務めている。30年以降の事務総長は松野氏や高木氏ら4人。会長はいずれも故人の細田博之前衆院議長と安倍晋三元首相で、安倍氏の死去後は空席となっている。

9215OS5:2023/12/21(木) 22:24:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/7454f39b6a47ecf53b77be0f8b1bff72699de8cc
前官房長官の聴取要請 自民に激震 「クリスマス気分になれない」「底見えない」
12/21(木) 20:14配信


産経新聞
記者会見を終えた岸田文雄首相を見送る松野博一前官房長官(右)=13日午後、首相官邸(春名中撮影)

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、東京地検特捜部が安倍派(清和政策研究会)に所属する松野博一前官房長官に任意での事情聴取を要請した。内閣の要として首相を支える官房長官経験者への聴取要請は極めて異例。岸田文雄首相(自民総裁)にとっては痛手となる。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

「しっかりと調査、確認して適切に対応する」

安倍派事務総長で松野氏と同様の疑惑を抱える自民の高木毅国対委員長は21日、松野氏に対する聴取要請に関して国会内で記者団にこう述べた。

官房長官経験者が聴取要請を受けるのは、平成16年の日本歯科医師連盟(日歯連)のヤミ献金事件で立件された村岡兼造元官房長官以来とみられ、党内からは不安の声が相次いだ。

ある安倍派幹部は「松野氏1人で終わるわけがない。底が見えない」と声を震わせた。他の安倍派幹部へも聴取要請があったとの情報もあり、派内では「次は誰がターゲットなのか」と懸念が広がっているという。安倍派のベテラン議員は「クリスマス気分には到底なれない」と苦笑した。

また、無派閥の中堅議員は「党全体にとってイメージダウンだ」と嘆息。閣僚経験者は「次の選挙はみんな厳しくなってきた」と不安げに漏らした。

友党は飛び火を避けようと懸命だ。公明党の北側一雄副代表は21日の記者会見で、政治資金の透明性確保に向けた党提言をまとめる考えを表明。「極めて由々しき事態だ。政治資金の収支を有権者にきちんと明らかにしていく。民主主義の基本だ」と述べた。

批判を強めるのが野党だ。立憲民主党は21日、自民の裏金問題を巡る調査チームの会合を国会内で開き、この問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授らからヒアリングを行った。

立民の泉健太代表は21日、東京都内で記者団に松野氏に関して「真相解明は進んでいない。洗いざらい話してほしい」と語った。また、立民の福山哲郎元幹事長は自身のX(旧ツイッター)に「先日まで官房長官だった人物の事情聴取とは、任意とはいえ極めて重い」と投稿した。(竹之内秀介)

9216OS5:2023/12/21(木) 22:25:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a98b3b897f124844fc316a20b31c56c36c244a0
岸田政権で強まる麻生氏への依存 人事で存在感も不安の声
12/21(木) 20:12配信

産経新聞
岸田文雄首相を巡る自民党内の相関図

自民党の派閥パーティー収入不記載事件で窮地にある岸田文雄首相(党総裁)が、麻生太郎党副総裁への依存を強めている。首相を支持してきた最大派閥の安倍派(清和政策研究会)が政権中枢から離れるなどして首相の求心力が落ち、人事などで麻生氏への配慮が目立っているのだ。党内には傾注ぶりを心配する声もある。



「もう誰も頼れる人がいない。副総裁としか話ができない」。党重鎮は首相の心境をこう推察した。

麻生氏は安倍派の松野博一前官房長官らが更迭不可避の情勢となっていた9日、首相公邸を訪れ、首相と約2時間に渡り意見交換した。安倍派の4閣僚らが14日に辞任した後も、18日に約40分間、20日に約30分間、それぞれ首相官邸で首相と会談している。

麻生氏は官房長官人事について、浜田靖一前防衛相を念頭に無派閥議員の登用を進言した。首相も側近を通じて浜田氏に打診したが固辞され、浜田氏は国対委員長に落ち着いた。

党人事では、早くから安倍派の西村明宏国対委員長代理を、国会対策に精通する御法川信英元財務副大臣に交代させる案が持ち上がり、浜田氏も御法川氏起用を希望した。政権にとって、来年の通常国会での予算や減税に向けた税制改正関連法の早期成立は反転攻勢に不可欠であり、御法川氏の経験が必要だと考えたためだ。

しかし、御法川氏は昨年2月、麻生派(志公会)を退会し、麻生氏との間にしこりがあるため、調整が難航。西村氏と御法川氏が国対幹部として共存する「折衷案」(国対幹部)が採用されることになった。

9月の内閣改造では、首相は安倍派の萩生田光一政調会長に信頼を置き、最初の相談相手に選んだ。しかし、萩生田氏は裏金疑惑が直撃し、政調会長辞任を表明した。首相や麻生氏と政権中枢を担っている茂木敏充幹事長は「ポスト岸田」に意欲を示しており、首相と距離が生まれている。

安倍派が抜けたことでバランスが崩れ、首相は「親戚の叔父さんのような存在」(首相周辺)ともいわれる麻生氏に一層、頼らざるを得なくなっている。麻生氏も「政権を真ん中で支える」と繰り返している。

ただ、ベテラン議員は「党が危ないときに、好き嫌いで人事を決めるのは国民にもよく映らない」と麻生氏の影響力が強まりすぎることを懸念する。党重鎮はこうこぼした。

「人間は孤独になれば、誰かを頼りたくなる。悲しいさがだよな」(末崎慎太郎)

9217OS5:2023/12/21(木) 22:42:20
下村博文?
https://news.yahoo.co.jp/articles/85f1c77aa8a93b9924af79317ed41fc4bccc49e5
【独自】「会長と会計責任者で決めた」安倍派の事務総長経験者
12/20(水) 12:08配信


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テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)

自民党の派閥の政治資金を巡る問題で、安倍派の事務総長経験者がキックバックの不記載について「派閥の会長と会計責任者で決めていた」と周囲に説明していることが分かりました。

 安倍派の「清和政策研究会」と二階派の「志帥会」では、パーティー券の販売ノルマを超えた収入が所属議員側にキックバックされ、収支報告書に記載されていない疑いがあります。

 その後の自民党関係者への取材で、安倍派の事務総長経験者がキックバックの不記載について「派閥の会長と会計責任者で決めていた」と周囲に説明していることが分かりました。

 東京地検特捜部は事務所への家宅捜索で押収した資料などを分析し、派閥内の指示系統についても実態解明を進めるとみられます。

テレビ朝日

9218OS5:2023/12/22(金) 09:18:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1814332f90b1a9d45bb7929bea0b7942f04c8cd
パーティー直後に議員事務所へ「50万円戻せるから取りに来て」と連絡…派閥側は記載せず、裏金に
12/20(水) 17:52配信
読売新聞オンライン
[裏金 派閥の闇]<上>
東京地検の係官らが捜索に入り、騒然とする安倍派の事務所がある建物前(19日、東京都千代田区で)=木田諒一朗撮影

 東京の都心、国会近くのオフィスビルに東京地検特捜部の検事ら十数人が姿を見せたのは19日午前10時頃のことだ。ビルには自民党「清和政策研究会」(安倍派)の事務所が入っている。報道陣が一斉にカメラを向ける中、検事らは続々と中へ入っていく。

【イラスト】一目でわかる…安倍派のパーティー券収入不記載疑惑の構図

 政権与党の最大派閥に対する異例の強制捜査に、安倍派議員の秘書だった女性は「あんないいかげんな資金処理が許されるはずがないと思っていた」と漏らした。

 2020年秋、都内の高級ホテルで開かれた同派の政治資金パーティーのことを、女性は鮮明に覚えている。このパーティーに向けては、所属各議員が1人2万円のパーティー券販売のノルマを割り当てられ、女性が仕えた議員も30枚(60万円)を課された。議員は地元企業関係者らに呼びかけ、新型コロナウイルス禍の中、ノルマの倍近い60枚弱を販売した。

 その直後、派閥事務所から連絡があった。「50万円超を戻せるから取りに来て」。ノルマ超過分をキックバック(還流)された金だった。女性は事務所の職員に確認した。「政治資金収支報告書には派閥の寄付と記載するんですよね」

 すると、職員からは「どっちでもいい」とにべもない反応とともに、予想だにしない答えが返ってきた。「派閥側では書かないので」

 派閥が収支報告書に記載しない寄付を、こちらの収入に記載できるはずもない――。50万円超は別の秘書が受け取り、裏金に回されていたのだった。

 それから3年余り。特捜部が安倍派と「志帥会」(二階派)への強制捜査に乗り出し、永田町を震撼(しんかん)させている。女性が仕えた議員は政府の要職にあったが、今月14日にその座を追われた。

 派閥を舞台に、裏金がなぜ捻出され、何に使われたのか。大規模な態勢を組む特捜部の本格捜査が幕を開けた。

「記載しない運用、分かっていたのでは」
(写真:読売新聞)

 今月半ばのある日。自民党最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)の衆院議員は東京地検の取調室で検察官と向かい合っていた。

 「キックバック(還流)のことは知っていたのか」

 「還流分を何に使ったのか」

 検察官は軽いあいさつの後、次々と質問をぶつける。

 「淡々と真実を語ればいい」。自らにそう言い聞かせながら、慎重に答え続ける議員に検察官は核心を突く。「還流分を収支報告書に記載しない運用は、分かっていたのではないか」

 過去3年で派閥から還流された資金は数百万円規模に上っていた。事務所の運営費に充て、やましいことに流用してはいないはずだが、報告書に記載していなかったのは事実だ。

 とはいえ、言い分もある。派閥からは「党から個人への『政策活動費』であり、報告書に記載しなくていい」と指示されていた。

 議員は取り調べの終盤、「記載する義務はないと思っていた」と強調したが、検察官から「また話を聞かせてもらう」と告げられた。

 政策活動費は本来、党から政治家個人に直接支出される資金だ。検察内には「派閥から還流している以上、『党からの金』との説明には無理がある」との見方もあり、捜査の焦点となっている。

9219OS5:2023/12/22(金) 09:18:38
還流の背景に小選挙区制
今年の安倍派のパーティー券。各議員が支援者らに販売する際には、案内文やパーティー代金の振込用紙と合わせて渡しているという

 政治資金パーティー券の販売ノルマを超えた分を議員側に還流し、裏金化したとされる今回の事件。自民党の各派閥で、超過分が還流されるようになった背景として指摘されているのは、1996年の衆院選から導入された小選挙区制度だ。

 候補者が政党の看板で戦うようになった結果、派閥の役割は低下し、公認権を握る党本部の力が強まった。思うようにカネが集まらなくなった派閥が目を付けたのがパーティー収入だった。

 所属議員がパーティー券を売れば売るほど派閥は潤い、そこから資金を提供された議員の結束力や忠誠心も高まる。

 安倍派では還流分を収支報告書に記載せず裏金化する手法が慣習化した。森喜朗・元首相が会長を務めた2000年代初頭には、こうした仕組みが固まっていたと明かす議員らもいる。かつては党の傍流で、伝統的に資金基盤が弱いとされた安倍派。派閥維持のために無理せざるを得なかったことが、今回の事件につながったと見る向きがある。

将来のノルマ達成への「軍資金に」
 なぜ、裏金作りが派閥の力を強めるのか。そのカギを握るのが、ノルマの存在だ。当選回数や閣僚経験により、1人数十万〜数百万円を課されるが、ノルマ超過分は派閥への貢献と評価し、党や政府の要職起用で報いることもできる。一方、ポストを配分できなくても、資金の還流で貢献に報いることができる。

 「大臣になればノルマが500万円など高額になって達成が難しくなる。将来のノルマ達成に使える軍資金として、超過分を事務所にプールしている」

 当選3回の同派所属議員の秘書はこう明かす。これまでに数回はノルマを超えたが、派閥側にはノルマ分だけを納金。超過の数十万円を派閥に入金せず「中抜き」し、今後の備えとして蓄えているという。そうすれば、ノルマを達成できなかった場合でもプール金で補填(ほてん)し、派閥内での地位を保てるからだ。

 自民党では、「志帥(しすい)会」(二階派)や「宏池会」(岸田派)も実際に集めたパーティー収入より少ない金額を派閥の収支報告書に記載していたとされるが、安倍派はノルマ超過分の収入と議員側への還流分の支出をいずれも記載せず、大規模に裏金を作っていた疑いが浮上している。閣僚経験者は「最大派閥のおごりが、『この程度のことは見逃されるだろう』という油断につながった」と打ち明ける。

 還流や収支報告書の不記載は、安倍派の会計責任者の男性が議員側に指示し、派閥ぐるみで組織的に主導した構図が浮かぶ。

 同派の若手参院議員の秘書は、初めてノルマを超えた数年前、派閥事務所で還流分を受け取り、裏金の存在を知った。「報告書に記載しないよう指示され、ダメだと内心分かっていた」と明かすが、「長年続く慣例に従うしかなかった」と下を向く。

 政治とカネの問題で厳しい批判にさらされてきた自民党。1988年に発覚したリクルート事件では、当時の竹下登首相らが辞任に追い込まれた。2000年代の日歯連事件では、日本歯科医師会側から旧橋本派(現茂木派)への1億円のヤミ献金が発覚。同派会長代理だった村岡兼造・元官房長官の有罪が確定した。

 首相周辺は今回の疑惑に厳しい表情を見せ、こう語った。「これで生まれ変わらなければ、自民党は終わりだ」

9220OS5:2023/12/22(金) 09:19:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f466bf45144145f638772cd3ee579aaa946d27d
パーティー券、議員側は地元企業に「あうんの呼吸」で小分け販売…購入者が表に出ない20万円以下で「互いにメリット」
12/21(木) 5:00配信
[裏金 派閥の闇]<中>
 「『10万円×5でお願いします』と言えば、先方も『はいよ』という世界」

 裏金化の疑惑が出ている政治資金パーティー券の販売について、自民党の「清和政策研究会」(安倍派)に所属する中堅議員の男性秘書はそう実情を語る。

50万円分を5社で10万円ずつ
安倍派と二階派の政治資金収支報告書

 議員がパーティー券の販売先としてよく頼っていたのは、地元で複数の会社を手がける有力経営者だった。

 例えば、総額で50万円分のパーティー券を買ってもらう場合でも、グループの5社で分けて1社当たり10万円にする。政治資金規正法では、1回あたりの購入額が20万円を超えない場合、政治資金収支報告書に氏名などを記載する必要はないからだ。公開対象を年5万円超とする「寄付」に比べて基準が緩い。

 支援者の中には、「政治的な色がつく」として氏名が表に出ることを嫌がる人もいる。購入者などが公にならないことで、議員にとっては、パーティー券を売りやすく、派閥から割り当てられた販売ノルマの達成に近づく。秘書は「お互いにメリットがあり、そこはあうんの呼吸だった」と話す。

 安倍派と「志帥(しすい)会」(二階派)の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件。昨年までの5年間で安倍派では5億円規模、二階派では計1億円超の収入を収支報告書に記載していなかった疑いがある。

 秘書は、1団体あたりの金額をあえて20万円以下に抑えて買ってもらいやすくし、「超過分のキックバック(還流)を受けたこともある」と認めた。

「政治にはとにかく金がかかる」
(写真:読売新聞)

 自民党が作成したある文書にはこんな指摘が記されている。

 「いま、国民の政治不信、自民党批判の中心にあるのは、▽政治家個々人の倫理性の欠如▽多額の政治資金とその不透明さ▽派閥偏重の硬直した党運営――である」

 今回の事件に関するものではない。1989年、未公開株が政財界の実力者側に譲渡されたリクルート事件の反省を踏まえ、自民党が定めた「政治改革大綱」の一節だ。政治資金の公開の徹底も掲げ、「パーティー収支の明確化」を明記した。だが、その理念と教訓は生かされず、党の信頼を再び揺るがす事態を招いた。

 自民党の派閥がパーティー収入に頼るようになったのは、同法が94年に改正されたことが大きい。リクルート事件や、ゼネコン汚職事件などで政治不信が高まり、派閥や政治家個人への企業・団体献金が禁じられた。

 派閥の資金力は低下し、資金調達先としてパーティーを重視するようになった。安倍派の収支報告書によると、2022年までの5年間の総収入約10・9億円のうち、6割がパーティー収入で、寄付の1・5倍に上る。

 「政治にはとにかく金がかかる。自由に使える金が欲しい」。安倍派の所属議員の秘書はそう明かす。派閥からは所属議員の政治活動を支援するため、夏冬に「氷代」や「餅代」などが支給されるが、秘書は「全く足りない」と言う。地元で支持者との交流が多く、出費がかさむのだという。

9221OS5:2023/12/22(金) 09:19:32
専門家「訂正すれば済んでしまう」
 政治資金の透明化を目的にした同法は、議員立法で1948年に制定された。「政治とカネ」を巡る不祥事が起きる度に改正されてきたが、現在も抜け穴は多い。政治家が都合のいいよう、あえて抜け道を残してきたとの指摘もある。

 94年の改正で、パーティー券購入者の公開基準は「100万円超」から「20万円超」に引き下げられたが、その後は見直されていない。

 パーティー券販売の収入に対して、会場費や食事代などが低く抑えられているケースが多く、「パーティーとは名ばかりで、事実上、派閥への献金になっている」との見方も根強い。

 派閥のカネには外部のチェックも及びにくい。同法は、国会議員やその候補者が代表を務める「国会議員関係政治団体」について、公認会計士らの監査を義務付けている。だが、そのチェックは「支出」のみで、そもそも派閥は対象外。安倍派所属の議員秘書は「法の緩さが裏金作りにつながった」と語る。

 自民党の茂木幹事長は18日、「政治資金規正法の改正も含め、透明性が確保できる措置を早急に検討しなければならない」と語った。来年の通常国会では、法改正の是非が論点になる。

 岩井奉信・日大名誉教授(政治学)は「収支報告書の不備を訂正すれば済んでしまう現状が順法精神の希薄さにつながっている」と指摘。不正防止策の強化として、会計責任者が有罪になれば、議員が失職する「連座制」の導入を提案する。

 法の抜け穴を塞ぐことができるのか。その行方を見つめる国民の視線は厳しい。

9222OS5:2023/12/22(金) 09:20:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6085902343ae185d37e08af5247aadd3fb9fcbd
高額還流に首相周辺「誰かが議員バッジを外すことになりかねない」…検察「本気の100人態勢」
12/22(金) 5:00配信
[裏金 派閥の闇]<下>
自民党本部

 東京地検特捜部が松野博一・前官房長官(61)側などに事情聴取を要請した――。こうしたニュースが報じられた21日、自民党には改めて動揺が広がった。


 「来年の通常国会の召集はできる限り遅らせる。検察にはそれまでにけりをつけてもらいたい」と苦り切った表情で周囲に語る議員もいる。実際、自民党では通常国会の開会を1月下旬まで待つ考えだ。それは、2024年度予算案が今年度内で成立させられるとみられるぎりぎりのタイミングだ。

 自民党派閥の「清和政策研究会」(安倍派)や「志帥(しすい)会」(二階派)がパーティー券販売のノルマ超過分を所属議員側にキックバック(還流)し、収入などを政治資金収支報告書に記載しなかった疑いが出ている今回の事件は、元々低支持率にあえいでいた岸田首相の政権運営を激しく揺るがせている。

 松野氏ら重要閣僚の経験者が聴取されるなど、捜査が段階を踏んでいけば世間の目は厳しさを増す。国会が早期に開かれ野党から追及されれば、さらに政権の体力を削られるのは必至だ。

 疑惑が国会で取り沙汰されていた11月21日、首相が「裏金うんぬんという指摘は当たらない」と答弁した頃の楽観ムードとは、永田町の景色は一変している。

(写真:読売新聞)

 安倍派の事務総長を務めた松野氏ら。周囲には「派閥の通帳も見たことがない」などと異口同音に会計業務への関与を否定しているが、その責任は重いと見る向きは多い。

 安倍派の収支報告書に記載されている「代表者」は会計責任者も務める男性だ。民間企業出身で「真面目な実務家」との評はあるが、会計のプロでもなければ、政治家になった経験もないという。そうした人物が資金を還流させ、収支を報告書に記載しないといった判断をして、「裏金」を作る行為を主導できるのか。

 近年、安倍派で事務総長を務めたのは、松野氏のほか、西村康稔・前経済産業相(61)や高木毅・国会対策委員長(67)ら、いずれも政権や党で要職に就いた実力者だ。政界関係者は、派閥運営の実務を取り仕切る歴代事務総長が「知らなかったはずはない」とみる。

 今年、安倍派議員の男性秘書は事務総長が派閥のカネを厳正に管理している実態を目の当たりにした。ある物品を派閥活動向けに購入し、代金の後払いを事務方に求めたところ、「高木先生の了解が必要だ」と難色を示されたという。

 そもそも、首相が今月14日に松野氏らの交代に踏み切ったのは、現職閣僚が事情聴取を受ければ「政権への影響は計り知れない」(政府高官)との危機感があったからだ。

 それが現実味を増す中、首相周辺は「高額の還流を受け取っていたような悪質性が強いケースでは、誰かが議員バッジを外すことになりかねない」と不安を隠さない。今後立件され、辞職や失職する議員が出るかどうかを固唾(かたず)をのんで見守る。

 議員辞職は、首相にとってさらなる打撃であることに加え、公職選挙法の規定で辞職が3月半ばまでにあった場合、4月に補選が行われることに自民幹部は頭を痛めている。仮に辞職者が増えれば、補選は大型化する。自民は事件による逆風の中で苦戦を強いられることになる。

 与党内では、「衆院解散などできる状況ではない」(公明党の山口代表)などと、衆院選は当面、遠のいたと指摘する声が増えている。自民の閣僚経験者は「現段階で、首相に『選挙の顔』を期待する議員は極めて少数派だ」と漏らした。

 東京地検特捜部の捜査は異例の規模で行われている。特捜部が全国各地からエース級の検事を応援に集め、100人規模の捜査態勢をとったのは今月上旬。かつて河井克行・元法相(60)や秋元司・元IR担当副大臣(52)ら政界事件を摘発した経験者も多く含まれ、ある捜査関係者は「検察の本気度が表れている」と話す。

 検事らは手分けして、連日、派閥幹部の秘書や高額の還流を受けた議員本人ら多くの関係者から事情を聞いている。聴取場所には検察の庁舎だけでなく、ホテルなども使われているが、聴取を受ける議員秘書同士がロビーで鉢合わせしたことさえある。

 検察は、安倍派が慣習として不記載を続け、派閥主導で裏金作りをしてきたとの見方を強めている。ただ、所属議員99人の大半が還流を受けていたとみられ、還流分の不記載が疑われる金額も数万〜5000万円超と幅広い。実態解明には一定の時間がかかり、共謀関係の有無や不記載にした金額の多寡などを考慮して、刑事責任も慎重に見極める必要がある。

 急ピッチで進む捜査。その行方は、まだ見えない。

9223OS5:2023/12/22(金) 10:32:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/95f8db2f5acdc1b26e24c8a00c6ad792b1cc48cd
安倍派パーティー 幹部ら派閥開催に専念 個人は自粛、裏金目的か
12/22(金) 1:03配信
産経新聞
自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の幹部ら複数の議員が、令和元年から昨年まで個人の政治資金パーティー開催を見合わせていたことが21日、関係者への取材で分かった。収入の一部を不記載のまま議員にキックバック(還流)することが慣例化していた派閥のパーティー券販売に裏金目的で専念した可能性がある。東京地検特捜部は安倍派の慣行が議員の不透明な資金集めを助長したとみて調べているもようだ。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

関係者によると、安倍派幹部ら複数の議員は個人のパーティーを見合わせる一方で安倍派のパーティー券販売は継続。安倍派からノルマ超過分を還流され、不記載額は平成30年〜令和4年分でそれぞれ1千万円を超えるという。

派閥のパーティーは個人と違って会場代などを議員側が支出する必要がない。ノルマを除いた還流分の全額が収入となるため、関係者は「資金集めの効率が良く裏金として使える」としている。

平成13年に閣議決定された大臣規範は大臣、副大臣、政務官に大規模な政治資金パーティーを自粛するよう求めているが、いずれの議員も30年以降は党の役職には就いても政府の役職には就いていなかった。

安倍派では30年以降に個人パーティーを見合わせている別の幹部や議員もいたが、大臣などを務めており、規範に合わせて自粛したとみられる。

議員が個人のパーティーを開いた場合はパーティー収入として議員の関連団体の収支報告書に記載することが義務付けられており、その収入を原資とした支出も記載することになる。

9224OS5:2023/12/22(金) 11:48:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20231222k0000m010025000c.html
自民「脱派閥」アピール 政調会長に渡海氏、国対委員長に浜田氏
2023/12/22 11:41毎日新聞

自民「脱派閥」アピール 政調会長に渡海氏、国対委員長に浜田氏

自民党本部=曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 自民党は22日午前、党本部で総務会を開き、派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受け、安倍派の萩生田光一政調会長の後任に無派閥の渡海紀三朗元文部科学相(75)、同じく安倍派の高木毅国対委員長の後任に無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を充てる人事を了承した。

 裏金疑惑を機に派閥政治への風当たりが強まる中、岸田文雄首相(自民党総裁)は渡海、浜田両氏の起用によって「脱派閥」をアピールしたい考えだ。

 渡海氏は衆院兵庫10区選出で当選10回。1993年に新党さきがけに参加したが、後に自民に復党した。文部科学行政に精通し、文科相や首相補佐官、政調会長代理などを歴任した。

 浜田氏は衆院千葉12区選出で当選10回。「ハマコー」と呼ばれた故浜田幸一元衆院議員の長男で、首相と初当選同期。防衛相を2度務め、自民が野党時代の2012年にも国対委員長に就いた。【李舜】

9225OS5:2023/12/22(金) 13:07:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a087e5a72e4be0baa800821ff91fd02fa49206f
吹っ切れ物言う石破氏 ポスト岸田「究極の石破カード」 党改革訴え孤軍奮闘、存在感増す
12/22(金) 11:50配信

山陰中央新報
街頭演説で大勢の聴衆を前に自民党改革を訴える石破茂元幹事長=20日、横浜市内

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金疑惑で岸田政権が揺らぐ中、石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)の存在感が増している。党内からの批判を意に介さず、演説やテレビで連日、党の改革を訴え、孤軍奮闘で物言う姿勢を貫く。党が危機的状況に陥れば陥るほど国民人気を背景に「ポスト岸田」に浮上する可能性があり、党内からは「最後は『石破カード』が残っている」との声もささやかれる。


 「よっ、総理」-。20日夕、横浜市内の駅前に石破氏が姿を見せると、聴衆から掛け声が飛んだ。

 菅義偉前首相に近いグループ(約25人)の衆院議員の応援演説に駆け付け、裏金疑惑を念頭に「自民党はもう一回出直さないといけない」と訴えると、約300人の聴衆から一斉に拍手が起きた。

 岸田政権の支持率低迷とともに露出が増え、各種世論調査で「次期総裁候補」のトップに立つ。演説を聴いた男性(73)は「岸田首相には変わってもらいたい。今こそ石破さんに党を立て直してほしい」と期待した。

 ▼冷ややかな空気

 一方、踏み込んだ発言をするほど党内には冷ややかな空気が流れる。

 11日に出演したテレビ番組で岸田文雄首相について「(来年度)予算が通ったら辞めるというのは『あり』だ」と言及。退陣を迫ったかのような発言として波紋を呼んだ。

 2018年の党総裁選で支援した茂木派の参院議員は「表ではなく水面下で(議員一人一人と会って)理解を広げるなら分かる。またかという感じだ」と嫌悪感を示す。13日に国会内で開いた石破グループ(約10人)の定例会合でも身内から「発言は切り取られるので気をつけた方がいい」といさめる声が出た。

 ただ、石破氏は意に介さない。19日の山陰中央新報社のインタビューに「何か言ったら『後ろから鉄砲を撃つ』などと言論を封殺してきたことが今日の事態を招いたのではないか」と語気を強めた。

 派閥自体に批判の矛先が向く中、党内での支持拡大について「言うべきことを言ってそれで人がついてくればそれで良し。ついてこなければやむを得ない」と吹っ切れた様子で語った。

 党総務会では複数回、新たな政治改革本部の設置などを茂木敏充幹事長ら党執行部に迫った。執行部から反応がない中で「党の方針を国民に明らかにするべきだ」と訴え続ける。

 ▼「泥船でも出る」

 表向きには「何も言わない」と語る総裁選への意欲は強い。

 「自分に場面が回ってくれば泥船でも出る」。裏金疑惑が表面化する前の11月上旬、約30人が集まった倉吉市内での会合で支援者の1人に伝えた。来年9月の総裁選に向け、自民鳥取県連副会長の上杉栄一鳥取市議は「最後のチャンスになるかもしれない」と話す。

 過去、自民は第1次安倍政権が衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」を許し、福田、麻生両政権が苦しみ、政権から転落した。石破氏は時に政権に苦言を呈し、党内では「苦しい時に後ろ足で砂をかける」との声が聞かれる。

 自民参院議員は「『石破アレルギー』は強い」と語る一方、「国民と意識が近い石破氏がいるのは党の強さでもある」と語り、こう続けた。

 「石破氏は究極のカード。本当に党が追い込まれた時に禁じ手を使う可能性はある」

9226OS5:2023/12/22(金) 13:10:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecdde06588b82d20d67bc7ed08e86e18d7b08c3d
「あれだけ総理になりたい人がカネと女でつまずくなんて…」黒ビキニ秘書とコネティング外遊報道に架空パーティ? “疑惑噴出”西村前経産相の八方ふさがり
12/22(金) 8:02配信


集英社オンライン
集英社オンライン

政治資金パーティー券のキックバックによる裏金疑惑で、家宅捜索を受けた安倍派の事務総長経験者のうちの一人、西村康稔前経産相が窮地に立たされている。事務総長として組織的な裏金づくりに関与していたのではないかという疑惑に加え、週刊文春では「架空パ-ティー」疑惑や、出張先で女性秘書官とコネクティングルームに泊まっていたという疑惑も報じられた。西村氏をめぐる問題がここぞとばかりに報じられる背景には、これまでの永田町・霞が関での“嫌われっぷり”もあるようだ。


秘書官のはずが、経産官僚は「大臣室で見たことない」
「突然、西村経産大臣の秘書となりました。彼女の経歴を知った上で採用しているのでしょうか」

西村氏の秘書を務める女性に関する、こんな怪文書が永田町関係者に届いたのは、12月中旬のこと。怪文書には、女性秘書がSNSにアップしたとみられる、黒ビキニを着た写真や露出度の高いコスプレ風写真が載っており、女性の経歴やプライベートを問題視する内容が書かれていた。

12月21日発売の週刊文春は、この女性が政治家の秘書経験がないのに、西村氏の事務所の秘書にとどまらず大臣秘書官も務めていたこと、西村氏の出張では隣部屋同士の内部で行き来できるコネクティングルームに宿泊していたことなどを報じた。

経産官僚があきれる。

「この女性の前任の秘書官は、よく西村氏のレクにも出席していました。前任者は西村氏と経産省時代に同期だった官僚ですが、西村氏の度重なるパワハラなどに耐えかねたのか、いつの間にか退任。その後任になった女性秘書官は、大臣室で見かけたこともないですね。秘書官に就けたとはいえ、仕事らしい仕事はしていなかったのではないでしょうか。総理になりたい割には、カネと女でつまずくなんて、わきが甘いですね」

西村氏をめぐってはこれまで、「出張でたくさんのお土産を購入するために荷物持ち人員が必要」、「保冷剤の購入が必要」などと細かく記された経産省内の“取説マニュアル”の存在が報じられたこともあった。

「あの騒動の後、西村氏に関する不都合な情報がメディアに出ないよう、省内で統制が厳しくなりました。西村氏本人もこれまでパワハラや秘書の大量退職が報じられてきたこともあり、自身の評判を気にして、パワハラ的言動は少し抑えるようになった印象はあります。それでも、大臣を辞めたと同時にこれだけ疑惑が書かれるのは、省内外に西村氏を嫌っている人が多いからでしょう」(前出の経産官僚)

実際に、西村氏については「24時に『急ぎません。朝までに仕上げてください』とメールを送ってきて、徹夜での書類作成を余儀なくされた」(中央省庁の官僚)、「パワハラに嫌気がさした秘書たちが一斉退職し、それに激怒する怒鳴り声が廊下に響き渡っていた」(永田町関係者)など、パワハラとも思えるエピソードには事欠かない。

9227OS5:2023/12/22(金) 13:11:15
「玉ねぎ3個だけ送られても……」 議員事務所の困惑
そんな西村氏だが、周囲の議員への気遣いだけは欠かさなかったようで、毎年夏前、地元・淡路島の玉ねぎをいっぱいに詰めた段ボールを国会議員会館の各事務所に配ることを慣例としてきた。

それが、今年は様子が違っていたという。
「前年に、政治資金で大量のたまねぎを購入して配っていたと報じられたことを気にしたのか、今年はスーパーに売っているような、ネットに入った玉ねぎが3個だけ各事務所に贈られていました。3個だけ送られても、事務所のスタッフで分け合うにも足りないと、秘書さんたちが困っていました」(全国紙政治部記者)

数を激減させてでも玉ねぎを配りたかったのは、自身の今後のためだ。

「西村氏は、『Hanada』の2024年2月号で、総理をめざす上で岸田氏と違うところを問われ、『いわゆる二世ではなく(中略)苦労しながら、政治家として、地元の方々の支援を得てここまできました』『官僚の経験。行政組織がどういう力学で動くのか、身をもって体験しています』とアピールし、永田町の失笑を買っています。

もともと西村氏は車のナンバーを『2025年までに総理になる』という決意を込めて『2025』にするほど、総理の座への執念が強い。そのためにも、仲間づくりは大切。自公だけでなく、自身の地元・兵庫県でも勢力を伸ばしている維新の議員事務所にも玉ねぎを配っていました」(自民党関係者)

そんな努力もむなしく、首相になりたかった2025年を目前に政治生命が脅かされるほどの疑惑の渦中にいる西村氏。ただでさえ、パーティー券問題が発覚する前から地元・明石市では、全国的な知名度を誇る泉房穂前市長の衆院選立候補が取りざたされ、「泉氏に負ければ、総理どころか安倍派会長にもなれない」(自民党関係者)とささやかれてきた。

さらにここに来て、同じ安倍派で期数が近く、ライバル視してきた萩生田光一政調会長との立ち位置に微妙な差も出てきた。

「派閥からのキックバックを受けていたと報じられている萩生田氏ですが、ここ5年間の事務総長経験者には入っていません。組織的な裏金づくりに関わっていた可能性が取りざたされる西村氏に比べ、傷は浅いかもしれません。

さらに今回の裏金騒動で政調会長から更迭されそうになったときに『出処進退は自分で決めたい』と岸田総理に辞表を提出したことも、『安倍派一掃を画策した総理に反旗を翻した』と受け止められ、安倍派内で評価されています。これまでは西村氏と萩生田氏のどちらかが突出するのはよくないと集団指導体制がとられてきた安倍派ですが、今後は萩生田氏が派閥の軸となっていく可能性があります」(自民党関係者)

来年の夏前、西村氏に玉ねぎを贈っている余裕はあるのだろうか。

※「集英社オンライン」では、政治資金パーティー券のキックバックによる裏金疑惑でついての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

9228OS5:2023/12/24(日) 19:22:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/89773f40a28ba1fde4513bf74e65b6debfebf39f
林官房長官「安全運転」で始動 窮地の政権、岸田首相との連携課題
12/24(日) 7:07配信


時事通信
臨時閣議後、記者会見する林芳正官房長官=22日午後、首相官邸

 窮地に陥る「岸田政権の要」として林芳正官房長官が緊急登板してから10日が経過した。

 自民党派閥の政治資金規正法違反事件の捜査が本格化する中、これまでのところ安全運転で始動。将来の首相を目指すと公言しているだけに、岸田文雄首相をどう支えるかに加え、自身の発信力向上も課題となる。

 内閣のスポークスパーソンとして連日臨む記者会見では、政治資金問題に関する質問が頻繁に飛び交う。首相が「信頼回復に向けて取り組む」などと発言していることを引用し、「その方針に従って対応する」とかわす場面が目立つ。

 一方、裏金疑惑で辞任した松野博一前官房長官と違って「自分の言葉」で語ることも。就任初日の14日の会見では自身の政治資金について、「還流は受けていない。寄付は政治資金規正法にのっとり対応している」と明言。所属する岸田派もパーティー収入の一部を収支報告書に記載していなかった疑いがあることに関しては「必要があれば私自身からも説明したい」と語った。松野氏は疑惑について「政府の立場」を理由に説明を拒み続けた。

 林氏は防衛相、農林水産相、文部科学相など数々の閣僚ポストを経験。「頭が良く、何でもこなせる」(自民関係者)との評から、今回に限らず閣僚辞任を受けた緊急登板も多い。17日のNHK番組では「誕生日が1月19日なので『119番』と言われる」と苦笑した。

 2012年の自民党総裁選に出馬。かねて首相を目指してきただけに、岸田首相が林氏を警戒していると見る向きもある。危機下の政権中枢で2人がどう連携するかが焦点だ。9月の内閣改造で外相を退任した後、3カ月で閣内に復帰したことについて、政府関係者は「毎日の会見で他の閣僚より露出が格段に多い。本人は喜んでいるだろう」と話した。

 林氏は22日の会見で、首相就任への思いを問われると「岸田政権の一員として首相を支え、しっかりと職責を果たすことに専念していく」と述べるにとどめた。

9229OS5:2023/12/25(月) 09:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2d92c4cae906bbc83fe227d9653d56d90411761
特捜部が安倍派幹部の4氏を任意聴取…松野・高木・世耕・塩谷各氏に経緯を確認か
12/25(月) 5:03配信
読売新聞オンライン
(左から)松野氏、高木氏、世耕氏、塩谷氏

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が「清和政策研究会」(安倍派)の松野博一・前官房長官(61)や高木毅・前党国会対策委員長(67)ら派閥幹部から任意で事情聴取をしたことがわかった。派閥から所属議員側へのキックバック(還流)分が政治資金収支報告書に記載されなかった経緯などを確認したとみられる。


 ほかの幹部は、世耕弘成・前党参院幹事長(61)と塩谷立・元文部科学相(73)。

 特捜部は13日の臨時国会閉会後、高額の還流を受けた安倍派所属議員への聴取を開始。19日には東京・平河町にある派閥事務所を捜索し、幹部にも聴取を要請していた。内閣や政権与党で要職を務めた政治家が、任意であっても捜査機関の聴取を受けるのは異例だ。

 安倍派では、各所属議員が販売したパーティー券のノルマ超過分を議員側に現金で還流していたが、派閥側、議員側双方の収支報告書に記載されていなかった疑いがある。収支報告書に記載されず裏金化した金額は、規正法の公訴時効にかからない2022年までの5年間で総額5億円に上るとみられる。

 松野氏は19年9月〜21年10月の安倍派事務総長で、今月14日まで官房長官を務めた。高木氏は22年8月から現職の事務総長。松野、高木、世耕の3氏は萩生田光一・前党政調会長(60)や西村康稔・前経済産業相(61)とともに「5人衆」として派閥中枢を担っている。塩谷氏は派閥の事実上のトップの座長を務めている。

 松野、高木、世耕の3氏側にはそれぞれ、派閥から還流を受けた1000万円超を自身の政治団体の収支報告書に収入として記載しなかった疑いもある。

 政治資金規正法上、収支報告書の作成・提出義務がある同派の会計責任者は還流分の不記載を認めており、特捜部は規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑での立件を検討している。特捜部は派閥幹部への聴取で、会計責任者への指示や報告・了承の有無を確認する一方、所属議員側として還流分を記載しなかった経緯や認識を聞いたとみられる。

9230OS5:2023/12/25(月) 09:10:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f3bfb588d46dda2b77e0dc09695f194acb645a6
自民、派閥解消の機運乏しく 執行部に領袖勢ぞろい
12/25(月) 7:03配信
時事通信
自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁、森山裕総務会長=19日、東京・永田町の同党本部

 自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受け、世論の「政治不信」が強まっているにもかかわらず、党内で派閥解消を目指す機運は乏しい。


 執行部の中核を占める各派領袖(りょうしゅう)に、自らの権力基盤を手放す気配は皆無。無派閥議員の間にも、議論を喚起する動きは見当たらない。

 「政策集団としてそれなりの役割を果たし、いい仕事もしている。全て否定するのはいかがなものか」。森山裕総務会長は22日の記者会見で、派閥批判にこう反論した。

 「政治とカネ」の問題を巡り、同党は過去に派閥解消の方向性を打ち出したことがある。リクルート事件を受けて1989年に策定した「政治改革大綱」で、党幹部や閣僚について「在任中派閥を離脱する」と明記。しかし、現在の執行部メンバーを見渡すと、麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長、森山氏は自身の派閥を率い、岸田文雄首相(党総裁)も今月まで岸田派会長を務めるなど、空文化は明らかだ。

 大綱策定の当時を知る船田元・衆院議員総会長はメールマガジンで、かつての政治改革の動きについて「派閥解消を目指した。しかし、生き残ってしまった」と述懐。改めて「派閥の解消・廃止」の議論を訴えた。

 これに対し、それぞれ50人超の派閥を率いる麻生、茂木両氏には、「派閥の『数』が力の源泉」(党関係者)との思いが強いとされる。首相自身、主要派閥の協力を得て政権基盤の安定を図ってきた経緯などから、踏み込んだ議論には及び腰の姿勢が目立つ。

 党内で70人超の無派閥議員も、多くは派閥解消論と距離を置く。閣僚経験者は「問題は政治資金の使い方だ。派閥の存在自体ではない」と明言。「捜査の途中で議論するのは時期尚早だ」(若手)との声も漏れる。

 「野党が弱くなり過ぎて、自民党内の危機感が薄くなっている」。党内論議が盛り上がらない背景について、政府関係者はこうした見方を示した。

9231OS5:2023/12/25(月) 09:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/a07ee6a6edd78bac0079805f6671c2ff0d991ea0
自見英子氏、二階派退会表明も「退会届受理せず」の奇々怪々…本誌が報じていた「隠れ麻生派」の裏事情
12/24(日) 16:30配信


SmartFLASH
写真:つのだよしお/アフロ

 12月22日、自見英子万博担当相は、記者会見で自民党二階派(志帥会)からの退会を表明した。二階派が政治資金パーティー問題で強制捜査を受けたことをあげ、「国民の真摯な声にしっかりと耳を傾け、総合的に考えた」と説明。退会届の提出に先立ち「幹部の先生方に相談し、了解いただいた」とした。

 だが、その直後、同派の武田良太・事務総長は「自見大臣の派閥退会届は受理しておりません。派閥幹部への相談もありません」と否定コメントを発表。

 二階派内での混乱が浮き彫りとなっているが、自見氏が9月に入閣したときから、二階派内で反発があったことを本誌は9月14日に報じている。

 元郵政大臣などで知られる自見庄三郎氏を父に持つ自見議員は、比例区で当選2回。二階派関係者はこう語っていた。

「小児科医として勤務した後、お父様の議員秘書になった自見さんは、日本医師連盟の組織内候補として、2016年の参議院選で初当選しました。

 当初は無派閥でしたが、日本医師会の中川俊男会長と二階俊博先生は仲がいいという関係もあって、2020年9月に自見さんには二階派に入会してもらいました」

 だが、自見氏の入閣は、二階派にとっては寝耳に水。二階派として入閣を要望したのは、自見氏とは別の議員。自見氏を閣僚にねじこんだのは、麻生太郎自民党副総裁だったという。その裏事情を、自民党福岡県連関係者はこう明かしていた。

「たびたびクローズアップされているように、麻生さんは二階派所属の衆議院議員である武田良太さんと “犬猿の仲” で知られています。

 自見さんは進んで二階派に入会したわけではなく、組織票を抱える日本医師連盟の顔を立てるために入会したんです。

 父の地盤で、自らが育ったのは福岡県北九州市。そのため、“福岡のドン” といえる麻生さんとは、古くから関係がよかった。つまりは、二階派所属といっても “隠れ麻生派” なんです。

 事実、自見さんは武田さんと同じ派閥であるにもかかわらず、麻生さんと関係が悪いことを気にして行動をともにしていません。入閣も、“麻生さんのコマ” として使われているに過ぎませんよ」

 麻生氏の意図には、地元・福岡での勢力争いが関係しているという。

「現在、麻生派所属の大家(おおいえ)敏志参議院議員が、麻生さんの制止を振り切って、次期衆院選で自民党が議席を持たない『福岡9区』での鞍替え出馬を目指しています。

 先日おこなわれた福岡9区の支部長を選ぶための自民党福岡県連の党員投票では、大家さんが圧勝しました。県連は党本部に、大家さんを支部長にするよう申し入れていますが、麻生さんが大反対しています。麻生さんは、大家さんに党員投票で負けた北九州市議を応援していたからです。

 大家さんが圧勝しているので、麻生さんも無理やり降ろすわけにはいかない。“降りるように説得” しているのですが、大家さんは聞く耳を持っていません。麻生さんとしては、なんで俺の言うことを聞かないんだと許せないんです。

 そこで同じ参院で、当選回数が少ない自見さんを当てつけのように入閣させて、『俺は閣僚人事まで操れるんだ』と、大家さんがこれ以上、麻生さんに逆らわないように自身の権力を見せつけたわけです」(自民党福岡県連関係者)

 麻生氏のやりたい放題状態。前出の二階派関係者は怒りが収まらないようだ。

「自見さんの入閣した理由がわかった瞬間、怒りが込み上げましたよ。我が派閥幹部も、大激怒しています。自分の力を誇示するためにうちの枠を使って、“自分のコマ” を入閣させるなんて……『そこまでやるか』と思いました。麻生さんには、一刻も早く引退してもらいたいですよ」

 11月16日、麻生氏の意図どおり、自民党は福岡9区支部長に、大家参院議員を選任しないと決めた。

 政治資金パーティー問題で二階派、さらに最大派閥の安倍派(清和政策研究会)が窮地に陥るなか、麻生氏は逆に存在感を高め、孤立した岸田文雄首相は、麻生氏に頼らざるをえなくなっているという。

 二階派事務総長の武田氏にとって許しがたい事態。自見氏の派閥退会をすんなり認めることは、武田氏にはどうしてもできなかったのだろう。

9232OS5:2023/12/25(月) 09:27:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e644006075cab2736886980ac97fa3bee07fb87a
岸田文雄首相、「意外な交代人事」の裏舞台
12/22(金) 17:51配信

東洋経済オンライン
岸田文雄首相(写真:時事)

 岸田文雄首相が22日に行った党役員の交代人事第2弾が、政界に波紋を広げている。巨額裏金疑惑で東京地検特捜部が19日、安倍、二階両派を対象とした強制捜査に着手したことも踏まえての人事断行で、岸田首相は「安倍派5人衆一掃」の総仕上げとして、政調会長に渡海紀三朗氏(75)、国対委員長に浜田靖一氏(68)という無派閥の両べテラン議員を起用した。

 浜田氏は岸田首相と初当選同期で、岸田国対委員長時代に委員長代理として支えるなど親交が深い。今回の一連の人事では、岸田首相は松野博一官房長官の後任を打診したが浜田氏は固辞し、国対委員長を希望したとされる。もともと国対畑が長く、その人柄の良さから与野党に幅広い人脈を持つだけに、「大荒れ必至の次期通常国会を切り回すためのはまり役」(自民長老)との声が多い。

 一方、渡海氏の起用は下馬評にも上がらなかっただけに、「意外な人事」(麻生派幹部)とみられている。ただ、リクルート事件の際に大胆な党改革を目指して党内若手が立ち上げた「ユートピア政治研究会」の主要メンバーで、離党してさきがけに転じたあと自民に復党したことで、現在の野党幹部とも親交があり、「野党も攻めにくい巧妙な人事」(自民長老)と評価されている。

 その一方で、「今後の党改革断行への先兵としたい岸田首相の思惑がにじむ」との見方も広がる。

■「私でよければ」と渡海氏応諾

 岸田首相は21日に渡海氏に政調会長就任を正式に打診、同氏も「私でよければ」と応諾した。官邸での岸田首相との会談後、渡海氏は記者団に対し「(リクルート事件以来)政治改革を熱心にやってきた。派閥の弊害はなくさなければならないが、集まって勉強する、あるいはリーダーを党の中で押し上げていくことは、問題ないと思う」などと語った。

 これと並行して岸田首相は同日、中曽根康隆党青年局長代理を官邸に呼び、政治改革に向けて全国の党員から意見を聴取するよう指示。中曽根氏も党内若手を糾合して政治資金法改正や派閥の弊害排除に取り組む意向を伝えたとされる。

 今回、岸田首相が渡海氏起用に踏み切る理由となったとされる「ユートピア政治研究会」は、後の細川護熙政権で官房長官を務めた武村正義氏(故人)が中心となって結成され、その後結党した新党さきがけの母体となったことで知られる。

 結成時のメンバーは武村氏を含め、三原朝彦、鳩山由紀夫、杉浦正建、渡海紀三朗、鈴木恒夫、小川元、石破茂、井出正一、金子一義各氏の計10名。のちにメンバーは計17名となったが、リクルート事件を踏まえ「どうすれば汚職のない政治が実現できるか」が同研究会の最大のテーマだった。

 結成後、同研究会は学者や官僚、当時の後藤田正晴・党選挙制度調査会長(故人)らを講師に勉強会を重ね「政治改革への提言」をまとめて、当時の安倍晋太郎幹事長ら党執行部に実現を求めた。

 同提言の主な内容は①公職選挙法については、比例代表制を加味した小選挙区制の導入を研究すべき②早急に衆議院の定数是正を行う③議員活動を保障するため、事務所維持費、秘書の人件費など必要な基礎活動費は国の負担とする④政治資金集めのパーティーは政治団体による開催に限定し、収支公開を義務付ける――などだ。

9233OS5:2023/12/25(月) 09:27:18
 まさに、今回の巨額裏金疑惑の発覚を受けての政治改革論議を予見していたような内容ともみえる。そして、その中心人物の一人として、その後も一貫して「政治とカネ」問題への厳しい対応を主張し続けてきたのが渡海氏なのだ。 

■前回総裁選で野田聖子氏の「20人目の推薦人」に

 さらに、岸田首相誕生の舞台となった2021年9月の自民党総裁選では、土壇場で20人の推薦人を確保して出馬にこぎつけた野田聖子氏の「最後の推薦人」となったのが渡海氏。

 野田氏の出馬については、総裁争いで優位に立っていた岸田陣営が「ライバルの高市氏(早苗・現経済安保相)の票を減らすたに様々な裏工作を展開し、その結果として、渡海氏が推薦人に加わってくれたことが、今回の渡海氏起用に結びついた」(岸田派幹部)との経緯もあるとみられている。

 今回の交代人事第2弾については、萩生田、高木両氏が14日の段階で、安倍派の閣僚らの辞任に合わせて辞表を提出していたが、岸田首相が2024年度予算案の編成作業を終える22日まで後任人事を先送りし、萩生田、高木両氏もこれに従った。

 この人事に先立ち、政府は22日午前、首相官邸で与党との政策懇談会を開き、2024年度予算案を提示し、了承された。同予算案の一般会計総額は約112兆700億円で、過去最大だった23年度当初予算(114兆3812億円)を下回り、12年ぶりの減額となり、同日午後の臨時閣議で決定した。 

■岸田政権維持への貢献は「予断許さず」

 これを受けて、岸田首相は同日午後、渡海政調会長、浜田国対委員長などの人事を正式決定、両氏は直ちに党内調整や野党対応などの職務をスタートさせた。ただ、東京地検の捜査次第では、「自民党全体が激震に見舞われ、岸田政権崩壊の危機が迫る可能性もある」(自民長老)だけに、渡海、浜田両氏の起用が岸田首相の目論見通りの「政権維持への大きな貢献となるかは予断を許さない状況」(同)が続くことは間違いない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

9234OS5:2023/12/25(月) 10:00:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40a9bc8802d5d1f48c33af6f4e851d3a41842f6
橋本聖子元五輪相が自民裏金事件の検察立件“本命”か…金額、中抜き、参院特例を危ぶむ声
12/23(土) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
裏金疑惑の指標となる「悪質性」の条件が次々重なり…(橋本聖子元五輪相)/(C)日刊ゲンダイ

 本格捜査が続く自民党派閥パーティー裏金事件の大きな焦点は、個々の議員側の立件の有無だ。その指標は「裏金の額」と「悪質性」とされるが、永田町で「大丈夫か」とささやかれるターゲットの1人に、元五輪相の橋本聖子参院議員の名前が浮上しているという。

 安倍派議員には裏金額1000万円超が10人以上いるとみられるが、橋本氏はその1人。4000万円超、5000万円超と橋本氏を上回る裏金を受領した議員は複数いるが、あくまでパー券販売のノルマを超えたキックバック分に限った話だ。

 裏金づくりの別の手口として、ノルマ超過分を派閥に収めない「中抜き」が判明。複数の議員がパー券購入の送金先を議員側の口座に指定して手元に残して裏金化していたとされる。自発的な手口で、より悪質性は高い。

 17日に読売新聞が興味深い記事を載せていた。「政治資金収支報告書に、購入者として記載がなく驚いた」と、都内にある橋本氏の支援企業の社長のコメントから始まる記事内容を要約すると──。

 社長は2019年以降の3年間、橋本氏の秘書に「販売ノルマがさばけなくて大変」と泣きつかれ、1枚2万円のパー券を年20枚(40万円)購入。政治資金規正法では収支報告書に1回20万円超の購入者名を記載する義務があるが、社長の会社の記載はなかった。

 安倍派の政治団体「清和政策研究会」は例年、収支報告書に20万円超のパー券を購入した企業・団体名を少なからず記載。収支報告書に支援企業の記載がない以上、橋本氏側の「中抜き」の可能性だって捨てきれないだろう。

捜査指揮役との因縁
2020年安倍派「清和政策研究会との懇親の集い」での橋本聖子元五輪相(中央)。右は森元首相、左は萩生田光一前政調会長(C)日刊ゲンダイ

 さらに、参院議員の特例措置が新たに浮上。改選の年に限り、ノルマを問わずパー券の売り上げ全額が裏金としてキックバックされた疑いだ。直近5年間で19年に改選を迎えた参院議員らは裏金の額が膨らんだというが、橋本氏もこの年に参院比例区で5選を果たした。

 指標となる「悪質性」の条件が次々と重なるのは偶然なのか。

「事実上、裏金捜査を取り仕切る最高検の森本宏刑事部長は、東京地検次席検事だった22年に東京五輪汚職事件の陣頭指揮にあたった人物。当時は“バッジ”を取れず忸怩たる思いがあったはず。森元首相の後任として、五輪組織委員会の会長を務めた橋本さんは、いわば因縁の相手。検察捜査は下から上に突きあげていくのが常道で、彼女を足がかりに、より大物を狙っているとの声まである。真っ先に顔が浮かぶのは、橋本さんを寵愛したアノ人です」(政界関係者)

 危ぶむ声は杞憂に終わるのだろうか。

9235OS5:2023/12/26(火) 17:50:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0514c43ce49833a4dc575c422a7edc257fd2acc4
甘利明・前幹事長が安倍派一掃人事で暗躍か…自民「裏金事件」で復権のブラックジョーク
12/26(火) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
まるでブラックジョーク…(甘利明前幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 自民党の派閥パーティー裏金事件で東京地検特捜部の捜査を受けている安倍派が一掃されたが、新たな人事で意外な人物が注目を集めている。

 22日に来年度予算案が閣議決定されたのに合わせ、萩生田前政調会長と高木前国対委員長が辞任。後任として、ともに無派閥の渡海紀三朗政調会長、浜田靖一国対委員長という人事が総務会で了承された。既定路線だった浜田氏はともかく、事前にまったく名前が挙がっていなかった渡海氏が要職に就いたことには驚きの声が上がっている。

「党内では、政調会長代行の田村憲久さんが昇格するとみられていた。派閥政治に厳しい目が向けられているタイミングなので、無派閥議員の中から選んだのでしょうが、それにしても、長く要職と縁遠かった渡海さんが党4役に抜擢されたことは予想外でした」(自民党中堅議員)

 渡海氏自身も驚いたそうで、岸田首相から電話で打診された当初は「ちょっと待ってください」と保留したという。

 1986年初当選の渡海氏は当選10回を重ねるベテランだが、2007年に福田康夫内閣で文科相を務めたのが最初で最後の入閣で、党内でも地味な存在だ。18年と20年の総裁選では初当選同期の石破元幹事長の推薦人に名を連ねた。

 そんな渡海氏を政調会長に抜擢したのは、甘利前幹事長のプッシュがあったからだという。渡海氏は、甘利氏が11年に結成した派閥横断型グループ「さいこう日本」のメンバーなのだ。

利権を一手に…「甘利さんの実権はすごい」
甘利前幹事長といえば裏金疑惑だが…「政治とカネ」再燃で現職幹事長として初めて落選(2021年落選会見の同氏)/(C)JMPA

 甘利氏の暗躍は、安倍派一掃で交代した4閣僚の人選にも透けて見える。後任に選ばれた斎藤健経産相と坂本哲志農相も、別名「甘利グループ」の「さいこう日本」メンバーだ。すっかり表舞台から姿を消したように見える甘利氏が、裏では復権を遂げつつあるのか。

「党内での甘利さんの実権はすごいですよ。党税調幹部や、経済安全保障推進本部長などを務めて大企業への影響力を手中にしている。衆院議長に就任した額賀さんの後を受けて、10年ぶりに交代した自動車議連の新会長になって新たな利権ポストも得た。総理が安倍派排除で麻生副総裁への依存を強めている以上、麻生派に所属する甘利さんの影響力は増す一方でしょう」(麻生派関係者)

 だが、甘利氏といえば裏金疑惑だ。大臣室で現ナマを受け取って特命担当相を辞任し、睡眠障害を理由に国会から逃げていた過去を国民は忘れていない。

 21年の岸田政権発足で幹事長に抜擢されたが、「政治とカネ」問題が再燃し、直後の総選挙では自民党の現職幹事長として初めて小選挙区で敗北。そういう輩が裏金事件を機に復権なんて、悪い冗談としか思えない。

9236OS5:2023/12/26(火) 17:51:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8596f9c5dbe86a82bfa21466e745a01fe059944a
「俺は悪くない、あいつが悪い」と大物議員が責任を押し付け合い 自民党派閥パーティー裏金事件で特捜部が狙う二人の名前
12/26(火) 12:27配信
西村事務所にクレーム
岸田文雄首相

「自民党派閥パーティー裏金事件」の捜査は2024年1月に通常国会が始まるまでの短期決戦である。全国から応援検事50人をかき集めて異例の捜査体制を敷く東京地検特捜部。捜査のポイントのひとつは、清和政策研究会(安倍派)の会計責任者である事務局長が「キックバック分」を派閥の政治資金収支報告書に記載しないことを決めた背景に“誰”の指示があったのか、だ。目下、特捜部は「二人の人物」に照準を合わせている。


 ***

 安倍派とその所属議員にかけられている嫌疑は、政治資金規正法違反罪(不記載・虚偽記載)である。同法の時効は5年。その間、同派の会長を務めた細田博之元衆院議長と安倍晋三元首相はすでに他界している。

 それ故、過去5年の事務総長経験者である下村博文元文科相(69)、松野博一前官房長官(61)、西村康稔前経産相(61)、現職の高木毅・前党国対委員長(67)の四人の「不記載指示」の有無が注目されているのだ。

 そして現在、特捜部がこの「四人」の中から特に狙いを定めつつあるのが「二人の人物」、西村前経産相と高木前国対委員長なのである。両氏は他の事務総長経験者と何が違うのか。

 21年11月に派閥会長に就任した安倍元総理は翌年4月ごろにキックバック中止を提案したとされる。派閥パーティーが行われたのは、その約1カ月後。当時の事務総長は西村前経産相である。西村事務所の関係者によると、

「あの時はパー券を売り始めてからキックバックをやめることになったので、他の議員の秘書から“なんでキックバックをやめるんだよ”とウチの事務所にクレームが寄せられた」

「知り合いの記者を使って…」
 その後、派閥上層部には二つの大きな変化があった。一つは22年7月に安倍元総理が死去したこと。もう一つは、同年8月に事務総長が高木前国対委員長に代わったことである。

「西村さんがまだ事務総長を務めていた時期に、“キックバック分は個々の議員側のパーティー収入として計上させよう”という案も検討されたようです。しかし、8月に事務総長に就任した高木さんの元で方針が転換された。結局、9月にかけて従来通りの方法でキックバックが行われたとみられています」(全国紙社会部デスク)

 安倍氏がキックバック撤廃を訴えたにもかかわらず、従来通りの裏金作りが許された……。そうした「重要決定」を下したのは西村前経産相だったのか、それとも高木前国対委員長なのか。

「西村さんと高木さんは互いに責任を押し付け合っているようですね」

 と、明かすのは清和会関係者である。

「二人とも、“俺は悪くない、あいつが悪い”という情報を知り合いの記者を使って流そうとしているようですが、余裕があるのは西村さんのほうらしい。自分は安倍さんからキックバックをやめるよう言われて検討した立場。従来通りの方法でキックバックしたのは高木さんだから、ということなのでしょう」(同)

別の“大物”の関与
 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、

「安倍会長がキックバック中止を命じていたのに、高木事務総長の時代にキックバックが実行された。これは、派閥の会計責任者に対して高木事務総長がキックバックの実行を指示した状況証拠となり得ます。つまり、高木さんの共謀を立証できる可能性があります」

 として、こう語る。

「ただ、西村さんも“引き続き不記載にする”と会計責任者に指示していた場合、共謀を問えるかもしれません。しかし、形式犯に過ぎない政治資金収支報告書の不記載で議員を二人も立件するとは考えづらい。最終的には、より主導的に指示した議員のみを立件することはあり得ると思います」

 12月27日発売の「週刊新潮」では、仮に高木前国対委員長が会計責任者に具体的な指示を出していたと認定された場合に捜査のメスが入る可能性がある「大物」の名前と併せて、この問題や政局の行方、安倍派「5人衆」の一人に発覚した新たな疑惑などを6ページにわたって詳報する。

「週刊新潮」2024年1月4・11日号 掲載

新潮社

9237OS5:2023/12/26(火) 18:45:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/30c9fd488aea2ad33b3459dc5f5e86e60d8b8415
「役割終了」の閣僚会議2割廃止 河野行革相「しっかり廃止措置を」
12/26(火) 16:30配信

朝日新聞デジタル
河野太郎・デジタル相

 河野太郎行政改革担当相は26日の閣議後会見で、政府が内閣官房と内閣府に設置している85の閣僚会議のうち、2割にあたる17会議を廃止すると発表した。「官邸主導」のもとに乱立した会議を整理した。

 廃止するのは、日仏友好160周年記念事業を検討する「ジャポニスム2018総合推進会議」や、神奈川県の障害者施設「津久井やまゆり園」で16年に発生した殺傷事件を受けて設置された「障害者施設における殺傷事件への対応に関する関係閣僚会議」など、既に想定した役割を終えているものがほとんど。河野氏は「(議論が)終わったものは、本来なら廃止措置をしっかりすべきだった」と説明した。

朝日新聞社

9238OS5:2023/12/27(水) 08:14:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dd726879ce8389715fc0cb5fe3cd9936e4f2e63
「結党以来の危機」 裏金疑惑で戸惑う長年の自民党員、胸の内は
12/26(火) 18:00配信
毎日新聞
自民、公明両党が推薦した東京都武蔵野市長選立候補者の個人演説会に集まった支持者たち=武蔵野市で2023年12月21日午後7時15分、坂根真理撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題に、自民党員たちも厳しい目を向けている。党員らによると、自民内では年内の党員獲得目標が掲げられており、地方議員らは31日までに一人でも多くの入党者を集めなければならない。党員になれば毎年4000円の党費を支払う必要がある。裏金疑惑がクローズアップされる中で「『党員になって』なんて、とても言えない」という本音も漏れる。

 ◇「リクルート事件より厳しい」

 「もう自民を応援しない」。関東のある自民党県連には、支持者から怒りの声が届くようになった。県連幹部は「今が党員獲得の締め切りのピーク。こんな時期に問題が起きて、党費をもらいにくい。ただでさえ高齢化で党員数が減少しているのに……」と戸惑いを隠せない様子だ。

 自民の党員数は1991年の約547万人がピークで、2022年は約112万人まで減少した。党員数の獲得目標は120万人。獲得党員数のノルマを課される地方議員もおり、達成できなかった人数分の党費を議員個人が肩代わりすることもあるという。

 「風当たりはリクルート事件の時より厳しい」。ある県議は明かす。「裏金づくりで多くの国会議員の名前が挙がっており、結党以来の危機だ。先日県議の忘年会があったが、みんな(党員を)集める気もないよ。『自腹を切る』って言っていた」と明かす。

 党員歴約40年で、茨城県内で廃棄物処理の会社を経営する川崎敏秀さん(71)は、今回の問題について「最低最悪だね」と言い切る。「国民にはマイナンバーやインボイス制度をつくり、税金もがっぽり取る。政治家は裏金づくりで野放し。何やってるんだという不信感は当然ある」

 だが、党員をやめるつもりはない。「戦後の日本をつくってきたのは自民党。政治資金をちゃんと使って申告すれば悪いと思わない。国民から見てきれいで分かりやすい政治をしてほしい」と望む。

 ◇党員継続、悩む人も

 一方、約20年前に入党した東京都内の行政書士の男性(64)は、党員を続けるか悩んでいるという。「今年も党費の請求が来ているが、部屋に請求書を置いたまま考えている。インボイス制度が導入され、税金をよりきっちり納めるシステムが導入された。それなのに政治資金規正法の抜け道を使って流用ができるとは。こんな状況で党員から党費を集めるのはおかしい」

 今月21日夜、東京都武蔵野市。自民、公明両党の推薦を受けて市長選に立候補した男性候補の個人演説会で、党員の女性はこう呼びかけた。「『自民の推薦受けているんでしょ』と言われたら、(候補者の)『中身を見てくれ』と言ってくださいね」

 推薦候補は24日、339票差で野党支持候補を降して初当選したものの、自民党を見る有権者の目は険しい。この女性党員は「『最近の自民党はどうなっているんだ』と言われることが増えた」と打ち明ける。

 会場には、それでも党員を続けるという高齢の女性がいた。「自民党の政治家が近所に住んでてね。政界の方は騒がしいけど、ご近所さんはみんな自民党員だし、近所の付き合いがあるからやめることはないね」

 岸田文雄首相は25日、政治改革を議論する新たな党組織を年明けのできるだけ早い時期に設置する方針を示した。ある衆院議員は自分に言い聞かせるように言った。「党員であっても、この問題の受け止めは厳しい。政治活動をするために資金は必要だが、資金集めが目的になってはいけない」【坂根真理、木許はるみ】

9239OS5:2023/12/27(水) 08:24:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/089df969d98c4f690f838734919c78e192583afb
安倍派、22年に「還流中止」を撤回 一部議員の反発受け
12/27(水) 5:00配信

毎日新聞
自民党安倍派の政治資金パーティー=東京都港区で5月、宮武祐希撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)では2022年にパーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)を取りやめる方針が示されたものの、一部議員の反発を受けて撤回していたことが関係者への取材で判明した。還流による裏金づくりの仕組みが派閥内で広く認識されていた可能性があり、東京地検特捜部は22年の派閥内での動きを重点的に捜査している模様だ。

 安倍派では原則として年1回、政治資金パーティーを開催していた。各議員にはパーティー券の販売ノルマがあり、所属議員がノルマを超えて集めたパーティー券収入と、議員への還流分の支出がいずれも派閥の政治資金収支報告書に記載されていなかったとされる。議員側の収支報告書にも収入として記載されず、直近5年間で約5億円が裏金化していた疑いがある。

 関係者によると、安倍派ではパーティー開催を翌月に控えた22年4月、派閥側から還流を取りやめる方針が一部の議員に伝えられた。しかし、既にパーティー券販売を進めていた議員らが反発。その後、中止方針は撤回され、例年通り還流が続けられたという。

 この年は7月に参院選が実施された。別の関係者によると、安倍派では改選を迎えた参院議員に対してパーティー券の販売ノルマを免除し、集めた代金を全額キックバックする特例的な運用をしていたという。参院選は衆院選に比べて議員1人当たりの選挙費用が多額になるとされる。こうした事情が還流中止の撤回判断に影響した可能性もある。

 その後、還流は23年に取りやめられたという。

 特捜部は還流資金が政治資金収支報告書に記載されなかったことについて、政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で捜査を進めている。22年に運用を変更しようとした経緯について、派閥幹部らに確認を進めるとみられる。【信田真由美、二村祐士朗、志村一也、岩本桜】

9240OS5:2023/12/27(水) 08:25:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f39de271b4bfb30868542d5b1e2069c2d3ee766
雲隠れ続ける“キーマン”高木氏 いったん廃止決まった裏金の「キックバック」 事務総長になって以降“復活”していた
12/26(火) 19:27配信

FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

自民党の派閥パーティーを巡る裏金問題で、家中の安倍派の幹部が続々と聴取を受けている。一方で事件の鍵を握るとみられるキーマンは、雲隠れを続けている。

雲隠れ続けるキーマンの地元事務所を訪ねると
真冬の福井・敦賀市。至る所に雪が残る北陸の街に、渦中の人物の事務所がある。

記者:
市街地の中にある、この建物の2階が高木議員の事務所です。電気は付いていますね。

事務所の主は、1000万円を超える裏金疑惑が浮上している自民党“安倍派5人衆”の一人、高木毅前国対委員長だ。

ビルの2階にある後援会事務所を訪ねてみると…。

記者:
こんにちは。高木さんは帰ってきていますか?

事務所スタッフ:
わかりません、連絡していませんから。

岸田政権を揺るがす裏金疑惑をめぐっては、これまでに特捜部が安部派幹部の松野前官房長官や高木前国対委員長、世耕前参院幹事長、塩谷座長の4人から、任意で事情聴取したことが判明。
さらに萩生田前政調会長からも、任意で事情を聞いたことが12月26日、新たに分かった。

これで安倍派5人衆のうち、聴取を受けたのは4人に。

廃止が決まったキックバックがその後、復活していた
また、安倍派内で裏金のキックバックについて、廃止の方針が一度決まったものの、その後に復活していたことも明らかになった。

2021年11月に派閥の会長に就任した安倍元首相が、裏金のキックバックの廃止を提起。そして、2022年4月ごろに安倍派幹部が廃止の方針を決めたという。

しかし、7月の参院選中に安倍元首相が死去。派閥の運営を取り仕切る事務総長が西村氏から高木氏に変わった8月以降、廃止の方針は撤回され、裏金としてのキックバックが復活したとみられている。

こうした流れを知ることのできる立場にあった高木氏。19日、記者からの質問に対しては…。

高木毅前国対委員長(当時):
捜査途中でもございますし、申し訳ありません。

記者:
捜査中ではあるんですが、有権者の方はやはり説明を求めておられると思うんですが、そのあたりいかがですか?

高木毅前国対委員長(当時):
……。

この発言以降、高木氏はこの1週間、表舞台に姿を見せず雲隠れ状態を続けている。地元で行方を追うと。

記者:
「高木」という表札がかかっています。あの奥の家です。

立派な木がそびえる高木氏の自宅は、静寂に包まれていた。地元の人からは厳しい声が上がった。

高木氏の支持者:
みんな、やっぱり裏切ったというような感じやわな。あんな人じゃないと思ったんだけど。

地元の有権者:
そこら中に高木毅のポスターあるじゃないですか、早く撤収してほしいですね。

岸田首相は裏金疑惑を受け、信頼回復に向けた新たな組織を立ち上げると発表したが、野党側は今後も岸田政権を厳しく追求する方針だ。
(「イット!」 12月26日放送より)

イット!

9241OS5:2023/12/27(水) 16:26:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cf4ac7acbca74dd1715014f2151f3ea05bc21d1
池田佳隆氏の国会事務所捜索 還流不記載疑い 裏金疑惑で特捜部
12/27(水) 10:52配信
毎日新聞
衆院第二議員会館の前に集まった報道陣=東京都千代田区で2023年12月27日午前11時4分、藤井達也撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部は27日、東京・永田町の衆院第2議員会館にある池田佳隆衆院議員(57)=比例東海=の事務所に家宅捜索に入った。池田氏は最大派閥の清和政策研究会(安倍派)に所属している。パーティー券収入のノルマ超過分を裏金化し、自身の政治団体の政治資金収支報告書に記載しなかったとする政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑とみられる。

 特捜部は19日に清和研の事務所を捜索しているが、ノルマ超過分のキックバック(還流)を受けたとされる議員側の強制捜査は初めて。特捜部は押収した資料を分析し、池田氏本人の立件の可否を検討するとみられる。

 池田氏は2020〜22年に派閥から受けた3208万円の寄付を記載していなかったとして、政治資金収支報告書を訂正している。不記載、虚偽記載の公訴時効は5年のため、18、19年分を含めると不記載額はさらに増え、5000万円前後に上る可能性がある。

 池田氏はこれまでの取材に、還流分の資金を受領したことを認めた上で、派閥から収支報告書に記載義務のない「政策活動費」として扱うよう説明があったと釈明。しかし、「政策活動費であることの確証が持てなくなった」として、派閥からの寄付として収支報告書を訂正したと説明していた。

 池田氏は12年衆院選で愛知3区から出馬して初当選し、現在4期目。前回21年選挙は選挙区で敗れ、比例復活した。岸田文雄内閣で21年に副文部科学相を務めた。衆院議員になる前の06年から1年間、日本青年会議所の会頭を務めた。

 安倍派では、所属議員がノルマを超えて集めたパーティー券収入と、議員への還流分の支出がいずれも派閥の収支報告書に記載されていなかったとされる。議員側の収支報告書にも収入として記載されず、直近5年間で約5億円が裏金化していた疑いがある。【遠藤龍、秋丸生帆、信田真由美、井口慎太郎】

9242OS5:2023/12/27(水) 16:31:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/c27f2bfd16373205857b773006f22febb476aef4
池田佳隆氏の地元・名古屋の事務所も家宅捜索 自民裏金疑惑
12/27(水) 13:25配信


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毎日新聞
池田佳隆衆議院議員の地元事務所に到着した東京地検特捜部の係官=名古屋市天白区で2023年12月27日午前10時50分ごろ、藤顕一郎撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部は27日午後、名古屋市天白区にある池田佳隆衆院議員(57)=比例東海=の地元事務所に家宅捜索に入った。


 パーティー券収入のノルマ超過分を裏金化し、自身の政治団体の政治資金収支報告書に記載しなかったとする政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑とみられる。

 27日午前には東京・永田町の衆院第2議員会館にある事務所にも捜索が入っている。【藤顕一郎】

9243OS5:2023/12/27(水) 23:52:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/693a289fa3f3460c1c1b798f1ec1e943e3ec3338
池田議員の事務所捜索、自民幹部「今後も続々と行われる可能性」「党の信頼失墜底なしに」
12/27(水) 20:15配信

読売新聞オンライン
池田佳隆議員の事務所が入る衆議院第二議員会館の前に集まる報道陣(27日午前、東京都千代田区で)=川口正峰撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が安倍派の池田佳隆衆院議員の国会議員会館事務所を捜索したことを受け、自民内では今後の捜査の拡大に危機感が広がった。

【写真】池田佳隆衆院議員の事務所に入る東京地検特捜部の係官ら

 渡海政調会長は27日、自民議員の事務所が強制捜査の対象となったことについて、記者団に「深刻に考えなければいけない。国民の不信解消に全力で努力する」と険しい表情で語った。

 自民の国会議員や秘書らは、松野博一・前官房長官や高木毅・前国会対策委員長ら「5人衆」と呼ばれる安倍派幹部以外の事務所が捜索を受けたことで、戦々恐々としている。

 池田氏は、派閥からの還流資金を1000万円以上裏金化していた疑いが持たれており、同様の議員は派内に10人以上に上るとされる。自民幹部は「今後も続々と強制捜査が行われる可能性がある。実際にそうなれば党の信頼失墜は底なしになってしまう」と懸念を示した。

 野党は追及を一層強める姿勢を鮮明にした。

 立憲民主党の泉代表は27日、国会内で記者団に「議員会館の事務所に捜査が入るのは異常事態だ。裏金文化の中で基盤を作った(自民党)政権は正当性がない」と強調した。

 日本維新の会の藤田幹事長は取材に「自民党の信頼は地に落ちている。派閥政治を一掃し、徹底した政治刷新を進めるべきだ」と述べた。共産党の小池書記局長は記者団に「岸田首相は(自民)所属議員が捜索されたことについて、直ちに説明すべきだ」と批判した。

9244OS5:2023/12/28(木) 08:20:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/237d529b0c460a5c972d174b678ba3508be19b8e
安倍派パーティー券、池田氏支援側が大量購入 還流額拡大か
12/28(木) 0:02配信
産経新聞
池田佳隆衆院議員を巡るパーティー収入の流れ

自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、池田佳隆衆院議員を支援する複数の企業・団体や関係先が安倍派(清和政策研究会)のパーティー券を多数購入していたことが27日、政治資金収支報告書の分析で分かった。特捜部は、池田氏が支援先に大量に安倍派のパーティー券を販売することで、安倍派からのキックバック(還流)額が膨らんだとみて調べているもようだ。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

安倍派は所属議員にパーティー券の販売ノルマを課し、ノルマを超えた分は収支報告書に記載せずに還流。池田氏は平成30年〜令和4年分で4千万円超を還流されたとされる。

池田氏が代表を務める政治資金管理団体「池田黎明(れいめい)会」と安倍派の平成30年〜令和4年分の収支報告書によると、安倍派はパーティー収入として、5年間で6億5884万円を記載していた。

20万円を超える金額の安倍派のパーティー券を購入したとして記載されていたのは5年間でのべ約230企業・団体だったが、そのうちのべ数で2割超が池田氏個人の政治資金パーティーのパーティー券を20万円を超えて購入した企業・団体やその関係先だった。

池田氏のパーティー券を20万円超購入していた企業・団体とその関係先が5年間で購入した安倍派のパーティー券は3千万円を超え、安倍派の記載されたパーティー収入の5%弱を占めていた。

9245OS5:2023/12/28(木) 11:58:38
2019年再選(岐阜選挙区・1人区)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fb13cbe5217b873217ea41970e4cdf326557198
自民・大野泰正議員の関係先捜索 裏金5千万円超か、受領側2人目
12/28(木) 10:42配信


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共同通信
大野泰正参院議員

 自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で東京地検特捜部は28日、大野泰正参院議員(岐阜選挙区)の東京・永田町にある議員会館事務所など関係先を家宅捜索した。一連の事件で議員側が強制捜査を受けたのは、27日の池田佳隆衆院議員(比例東海)に続き2人目。特捜部は大野氏を任意で事情聴取しており、違法性の認識について確認を進めている。

 大野氏側はパーティー券の販売ノルマ超過分の還流を受けながら、政治資金収支報告書に収入として記載していなかったとされる。特捜部は政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで捜査。時効がかからない2018年以降の5年間で5千万円超の還流を受け、裏金にしていたとみられる。

 安倍派では販売ノルマ超過分を収支報告書の収入に記載せず議員側に還流。支出にも記載せず、受領した議員側も収入として書いていなかった。安倍派所属99人の大半が還流を受け、大野氏や池田氏は高額受領者だった。

東京地検特捜部が家宅捜索した大野泰正参院議員の事務所が入る参議院議員会館=28日午前、東京・永田町

 特捜部は大野氏や池田氏が関連政治団体の会計責任者から不記載について報告を受けるなどしていなかったか調べる。

9246OS5:2023/12/28(木) 12:00:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8362874ec24e9b3133d36ee6a590529474213658
2024年「ポスト岸田レース」の行方を大予想 政局の展開次第で「本命」「対抗」「穴」が大変動も
12/28(木) 5:52配信

東洋経済オンライン
岸田文雄首相(写真:時事)

 内外共に多事多難だった2023年もあとわずか。多くの国民は年末年始の準備に大わらわだ。しかし、政治の中心地・永田町は、東京地検特捜部の「巨額裏金疑惑」捜査で上を下への大騒ぎ。本来なら政治休戦となる年末年始も、有力政治家たちの右往左往ばかりが際立つ。

 8月に「増税メガネ」と揶揄されて以来の「税」をめぐる迷走などで、支持率が過去最低を更新し続ける岸田文雄内閣は、裏金疑惑で「絶体絶命のピンチ」に陥り、一部メディアの先走りだけでなく、揺れ動く自民党内も「ポスト岸田」の話題で持ち切りだ。

 そもそも、近年の自民党の総理・総裁交代劇は、党内の権力構図を踏まえた「予定調和での決着」(自民長老)が多かったが、今回ばかりは「展開次第で誰が浮上するかわからない出たとこ勝負」(同)との見方がもっぱら。そこで、年明け以降の「ポスト岸田」レースを占ってみると……。

■岸田首相が再選を狙って総裁選出馬に踏み切るか

 この「後継レース」の結末につながる最大のポイントは、岸田首相(自民党総裁)自身の「退陣」について本音と、想定されている政局展開の“ギャップ”だ。というのも、現状では「衆院解散で惨敗するか、自ら早期退陣を決断しない限り、来年9月の自民総裁選までは続投可能」(閣僚経験者)だからだ。

 しかも、岸田首相が再選を狙って総裁選出馬に踏み切った場合、「後継レース」の構図も一変し、「岸田続投の可否をめぐる戦いとなって、出馬する人も限定される」(自民長老)との見方が広がる。特に、岸田首相が大胆な政治改革を打ち出して支持率回復につなげれば、「総裁再選の可能性」も捨てきれないためで、そうした実態も踏まえて、現実に即したレース展開のケーススタディは以下のようになる。

 まずは、最も早い退陣のケースは「来年度予算成立直後」。経済回復のカギとなる来年度予算については「野党も年度内成立には協力せざるをえない」(国民民主幹部)とみられている。要するに「予算成立花道論」だが、すでに石破茂元幹事長がその可能性に言及して、一気に現実的選択肢として浮上してきた。

 もちろん、岸田首相の退陣決断が前提だが、党則の中に「総裁が任期中に欠けた場合には、(中略)特に緊急を要するときは、党大会に代わる両院議員総会においてその後任を選任することができる」との規定があるため、所属全国会議員と都道府県連の代表各3人(141人)の投票による地方代表による「一発勝負」となるとみられている。

9247OS5:2023/12/28(木) 12:00:24
■“予算成立花道”なら「茂木・高市・石破の“三つ巴”」に

 その場合の後継レース出走が予想されるのは、茂木敏充幹事長、高市早苗経済安保相、河野太郎行革相、石破茂元幹事長、林芳正官房長官、野田聖子元総務相の6氏。

 ただ、河野、石破両氏は、小泉進次郎元環境相との「小石河」連合を足場にした出走となるので、「今のところ石破氏一本化が本命」(政治アナリスト)との見方が多い。また、官房長官の林氏は出走断念の可能性大で、野田氏も推薦人確保が困難視されている。

 となれば、茂木、高市、石破3氏の“三つ巴の勝負”となるが、その場合は、党内力学から「本命・茂木―対抗・高市―穴・石破」(同)との見方が一般的。というのも、茂木氏は自らの茂木派と麻生派さらには岸田派の支持が確実視され、それだけで党所属議員の4割を超える。これに対し、高市氏は安倍派を軸とする党内保守派、石破氏は菅義偉前首相ら無派閥グループがそれぞれ支持するとみられるが、いずれも「3割が限界」とみられているからだ。

 ただ、勝者が次期衆院選の顔になるため、上位2人の決選投票になった場合、各種世論調査で国民的人気が低迷している茂木氏を、2位になった高市氏か石破氏が破る可能性も否定できない。

 次のターニングポイントとなるのは通常国会会期末。裏金疑惑捜査への“配慮”などから召集は1月26日との見方が多いが、その場合の会期末は日曜日の6月23日で、「沖縄慰霊の日」でもあるため、実質的な会期末は6月22日となる。その場合、野党が内閣不信任決議案を提出、これを受けて岸田首相が衆院解散の踏み切ると、公選法の規定などから投開票日は7月14日か21日になる。

 ただ、同7日が都知事選の投開票日であるため、「よほどのことがない限り、政治日程上は困難」(自民長老)との見方が支配的だ。さらに、国会会期の大幅延長による8月選挙も選択肢ではあるが、これについても党幹部は「可能性ゼロ」と言い切る。

■9月末総裁選も岸田首相出馬なら様相一変

 こうしてみると、最も可能性が高いのは2024年9月末の総裁任期満了による総裁選となる。ただ、この総裁選に岸田首相が出馬するかどうかで、レースの構図は一変する。大方の予想を裏切る形で、岸田首相が再選を狙って出馬した場合、幹事長の茂木氏や現職閣僚の高市、河野両氏は難しい対応を迫られるからだ。

 特に、茂木氏はこれまで「令和の明智光秀にはなりたくない」といい続けており、出馬断念の可能性が高い。当然、林氏は岸田支持に回る。その一方で「戦わせていただく」と繰り返してきた高市氏と、石破氏か河野氏のどちらかの出馬はほぼ確実。さらに野田氏も推薦人が確保できれば出馬できる。

 その場合、現状では麻生、茂木、岸田の3派閥や谷垣グループが岸田支持となる可能性が高く、総裁続投が現実味を増す。ただ、このケースでも、選ばれた総裁が次期衆院選の顔となることから、「岸田首相では戦えない」との声が噴き出す事態も想定される。

 しかも、任期満了に伴う総裁選は地方党員も参加した本格総裁選となるのが一般的で、党員投票では国民的人気が高い石破氏(河野氏)や、保守派の代表となる高市氏が優位となる可能性も否定できない。そうした状況を踏まえれば、直前で岸田首相がリタイアして、急きょ茂木氏が出馬することも想定されるが、最初のケースの「予算成立花道」と異なり、本格総裁選となれば、選挙の顔として石破氏か高市氏が勝ち抜くこともあり得る。

9248OS5:2023/12/28(木) 12:00:41
■「初の女性首相」として上川陽子外相の担ぎ出し

 ただ、その場合の党内の亀裂は大きく、しかも、新総裁(首相)が解散権を握るため、党分裂の危機も招きかねない。そうした大混乱を避けるため、「話し合いでの1本化」が急浮上した場合、「初の女性首相として上川陽子外相の急浮上」(自民長老)が取り沙汰されている。

 当然、上川氏が担がれた場合は、2024年10月召集と見込まれる臨時国会での首相指名・組閣の後、短時日での解散断行というケースも想定される。これは、野党陣営が一番警戒するケースで、「女性首相ブームで自公政権が勝つ」(選挙アナリスト)との見方が多い。だからこそ、現時点でも「ポスト岸田の本当の本命は上川」(自民長老)との臆測が広がるのだ。


 仮に衆院選勝利で上川政権が安定軌道に乗り、2025年夏の参院選も乗り切って同年秋の総任期満了時で再選されれば、その次の総裁選はその3年後の2028年9月となる。その場合、茂木氏は73歳、石破氏71歳となり、世代交代を叫んで福田達夫氏や小泉進次郎氏が名乗りを挙げれば、「旧世代組はすべてリタイア」(岸田派若手)ともなりかねない。

 もちろん、言い古された言葉だが「一寸先は闇」なのが自民党の権力闘争。深読みをする政界関係者の間では「つなぎ役として鈴木俊一財務相の担ぎ出し」説に加え、「麻生太郎副総裁の再登板」説までささやかれるが、「そのこと自体が、追い詰められた自民党の内部混乱を物語っている」(政治アナリスト)といえそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

9249OS5:2023/12/28(木) 14:47:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d338cade90ff50142509423b43ff76920f52e84
雲隠れ続ける自民・池田氏 「出てきて釈明を」あきれ・憤る地元
12/27(水) 19:52配信
毎日新聞
池田佳隆衆院議員の地元事務所に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら=名古屋市天白区で2023年12月27日午後0時58分、藤顕一郎撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件は27日、衆院愛知3区を地盤とする清和政策研究会(安倍派)の池田佳隆衆院議員(57)=比例東海=の関係先に家宅捜索が入った。裏金疑惑の発覚後、雲隠れを続ける池田氏に対し、地元有権者や自民議員からは「早く出てきて説明すべきだ」と厳しい声が上がった。
 
 名古屋市天白区の地元事務所には午後1時前、東京地検特捜部の係官ら約10人が入った。

 池田氏は2020〜22年に派閥から受けた3208万円の寄付を記載していなかったとして政治資金収支報告書を訂正している。パーティー券収入のノルマ超過分を裏金化し、収支報告書に記載しなかったとする政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)の疑いが持たれている。

 安倍派所属議員の裏金疑惑が表面化して以降、池田氏は国会や地元の行事に欠席するなど公の場に一切姿を見せていない。

 地元の自民議員のもとには支持者から「(池田氏の)ポスターをはがしてくれ」という厳しい声が多く寄せられているという。「支援者のところにいけば話題は池田氏のこと。支援者からは『本人が出てきて本人の口から説明しないといかん』と言われる」

 今回の家宅捜索を受け、別の自民議員は「本人が逃げ回っているからじゃないの」と冷ややか。一方で「あれだけのパー券をさばくのは相当な根気が必要。一生懸命にやって清和研にも貢献し、報告書に記載すれば問題なかったのに残念だという気持ちもある」と話した。

 池田氏の地元、名古屋市緑区の無職男性(83)は「ずっと隠れており、とにかく出てきて釈明し、地元の人に謝らないといけない。副文科相をやった人がこれでは話にならない」とあきれる。同区の会社役員男性(51)は「捜索に入るのが遅いと思う。民間人ならもっと早く入ったのではないか。この話が出て何週間たっているんだ」と憤った。【川瀬慎一朗、酒井志帆、藤顕一郎】

https://mainichi.jp/articles/20231227/k00/00m/010/371000c?inb=ys
自民・池田佳隆氏、JC人脈駆使しパー券販売か 関係先家宅捜索
遠藤龍 藤顕一郎 山口智
毎日新聞 2023/12/27 20:29

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件は新たな局面を迎えた。東京地検特捜部は27日、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)に所属する池田佳隆衆院議員(57)=比例東海=の関係先を家宅捜索。2012年の政権再交代直前に初当選した「安倍チルドレン」の一人で、会頭を務めた日本青年会議所(JC)の人脈を駆使し、派閥のパーティー券を広く企業に販売していたとみられている。

 27日午前10時45分ごろ、スーツ姿の係官約10人が東京・永田町の衆院第2議員会館にある池田氏の事務所へ家宅捜索に入った。東京・赤坂の衆院議員宿舎や名古屋市天白区の地元事務所などにも係官が入った。地元事務所では午後7時半過ぎ、係官が押収資料とみられる段ボール約20箱を車に載せて運び出した。

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 池田氏は地元・名古屋の名門である東海高校出身。大学院修了後に父が起業した化学薬品会社を継ぎ、2006年にJC会頭を務めた。ホームページによると、その際に官房長官だった安倍晋三元首相と出会い、政治家を志した。

 12年に衆院愛知3区から立候補し初当選。18年には文部科学省に対し、名古屋市の公立中学校で行われた前川喜平元事務次官の授業内容を報告するよう求めたことが「教育現場への不当な介入」だと批判を浴びた。21〜22年に副文科相を務めた。

 複数の関係者によると、池田氏はJCの人脈を駆使して派閥のパーティー券を販売していたという。清和研の政治資金収支報告書には、20万円超のパーティー券購入者の欄に、かつて池田氏が所属していた名古屋青年会議所のOBが社長を務める企業が並ぶ。

 5年以上前からパーティー券を購入してきた愛知県内の企業の担当者は「JCのつながりがあったので買った。裏金に回っていたと思うと、なんのために購入していたのだろうという気持ちになる」と言う。

 自民の地方議員の元には疑惑が報じられ始めた11月下旬に池田氏から一度電話があったが、その後は連絡が取れないという。「一刻も早く表に出て説明責任を果たすべきだ」と語気を強めた。【酒井志帆、藤顕一郎、遠藤龍、山口智】

9250OS5:2023/12/28(木) 15:00:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9a21e9d6dde37a9a24d7355773f482a86e78c55
自民裏金事件「越年捜査」バッジ組“本命”は誰だ? 高額キックバック3人衆と該当事務総長に照準ピタリ
12/28(木) 13:55配信

日刊ゲンダイDIGITAL
27日、東京地検特捜部が池田佳隆衆院議員(右)の地元事務所などを家宅捜索(C)日刊ゲンダイ

 自民党派閥の裏金事件は27日、ついに東京地検特捜部が永田町の議員会館にガサ入れする事態に発展した。捜査は越年し、年明け1月下旬の召集とされる通常国会直前まで続くとみられている。正月返上の徹底捜査で、バッジ組の立件はあるのか。検察の“本命”は誰だ──。

 ◇  ◇  ◇

 特捜部が家宅捜索したのは、衆院第2議員会館にある安倍派(清和政策研究会)の池田佳隆衆院議員(比例東海)の事務所。他に赤坂の議員宿舎や名古屋にある池田氏の地元事務所と自宅も捜索された。

 安倍派については、派閥パーティーをめぐる政治資金収支報告書の不記載の額が、控訴時効にかからない2018年からの5年間で5億円超に上るとされる。所属99人の大半がパー券販売ノルマの超過分をキックバックとして受け取っていたとみられるが、その額が突出して多いとされるひとりが池田氏だ。5年間で4000万円超のキックバックを裏金にしていた。今月に入って慌てて5000万円分もの収支報告書の訂正を行っている。

■「東京にいて」と“禁足”願い

「安倍派の国会議員に対する特捜部の任意聴取は、大晦日まで日程が入っているそうです。すでに複数回呼ばれている議員もいる。キックバック額が多い議員には、『正月三が日は東京にいてください』と“禁足”願まで出されているらしい」(自民党関係者)

 安倍派内で池田氏と同等の高額キックバックを受け取っていたのが、谷川弥一衆院議員(長崎3区)と大野泰正参院議員(岐阜)。この2人が池田氏に続くのか。キックバック1000万円超の十数人はどうなるのか。

 28日午前、特捜部は大野氏の参院議員会館の事務所など関係先に家宅捜索に入った。谷川氏もこれに続くのか。キックバック1000万円超の十数人はどうなるのか。

裏金スキーム変更の経緯を知る事務総長
「裏金スキーム」変更時の安倍派事務総長は西村康稔前経産相(左)、変更撤回時は高木毅前国対委員長(C)日刊ゲンダイ

 検察は安倍派の事務方の会計責任者を立件する方針は固めている。問題は、派閥の実務を取り仕切る事務総長経験者の「共謀」があったかどうかだが、ここへきて、22年5月の政治資金パーティー直前に「裏金スキーム」がいったん変更され、その後、元に戻った経緯が焦点となってきた。

 21年11月に派閥会長となった安倍元首相の意向で22年春ごろ、キックバックの取りやめが議員側に伝達された。この時の事務総長は西村前経産相だ。そして、22年7月の安倍元首相の死去後に方針が撤回され、22年秋ごろ、キックバックが行われた。この時の事務総長は高木前国対委員長だ。

 違法性を認識していたからこその「スキーム変更」と見られてもおかしくない。これほどの大きな変更を事務方だけで決定できるわけがない。西村氏と高木氏は互いに責任を押し付け合っているようだが、2人に司直の手は及ぶのか。

「事件の容疑は収支報告書への不記載。問題となっているパーティーに関する報告書は翌23年に総務省に提出されており、提出時の事務総長は高木氏です。高木氏がキックバックをやめるやめないの経緯を了承していれば、高木氏が提出時の共謀を問われる可能性があります。西村氏は提出時の事務総長ではないので、一連の経緯への深い関与があったかどうかがポイントになります」(落合洋司弁護士)

 高木氏らにも正月三が日の呼び出しがあるのか。

9251OS5:2023/12/31(日) 17:18:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f8fcf0b73b55c8ce4be0f8d41b847df72752cad
政治改革へ情熱みせる渡海政調会長…派閥領袖は冷ややか、「浮いた存在になりかねない」懸念も
12/31(日) 14:57配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党は来年1月から、安倍派などの政治資金規正法違反事件を契機に、派閥見直しや政治資金規正法の改正を巡る議論を本格化させる見通しだ。政治改革の経験豊かな渡海紀三朗政調会長(75)の手腕に注目が集まっている。

 「令和の時代に、政治改革大綱をみんなで作ってはどうか」

 渡海氏は今月25日、党本部での会合で、岸田首相(党総裁)や茂木幹事長、麻生副総裁らを前に、こう提案した。

 渡海氏が言及した政治改革大綱は、リクルート事件の反省を踏まえ、自民が1989年にまとめたものだ。閣僚・党三役の派閥離脱や政治資金の公開徹底などを掲げたが、形骸化が指摘されている。

 渡海氏は22日の就任記者会見では「もう一度ちゃんと議論し、新たな大綱を作るのがいい」と訴えていた。渡海氏の25日の提案は、党執行部が集まった場で早速、賛成を取りつけようとしたものだった。

 しかし、派閥領袖(りょうしゅう)がそろう面々は無派閥である渡海氏の意欲について、「熱弁を振るっていたが、今回はリクルート事件とは違う」「大綱に書く内容のような抽象的な議論をしても仕方がない」――などと冷ややかな受け止めを周囲に示している。

 渡海氏が、政治改革にこだわるのは、議論が盛んだった時代を経験しているからだ。86年衆院選で初当選し、同時期に起きたリクルート事件で政治不信が高まる事態を目の当たりにした。

 その後、武村正義・元官房長官ら当時の自民新人議員が88年に発足させた「ユートピア政治研究会」に加わり、政治腐敗防止に向けた活動を始めた。93年には、改革の停滞に業を煮やして離党し、同研究会が母体となった「新党さきがけ」に参加した。

 渡海氏は「あの時代を知る議員は少ない」と周辺に語り、ベテランとして改革議論に積極的に貢献したいとの自負をにじませている。同研究会に参加した自民の石破茂・元幹事長はテレビ番組で「渡海氏は国民に近い自民党を作ることに思いのある人だ。執行部の中で色んな議論を巻き起こす」と期待を寄せた。

 もっとも、渡海氏については、「理念先行型で、今の執行部では浮いた存在になりかねない」(閣僚経験者)と懸念する向きもある。政治改革の議論では、政治的な勘や調整力を試されることになる。

9252OS5:2023/12/31(日) 17:22:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/e27bf240e53889eee6abe5ff76ed0ce031b62813
安倍派や二階派など今年は「もち代」なく 派閥パーティー事件影響か
12/30(土) 17:21配信

産経新聞
東京・永田町の自民党本部

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)で、所属議員に毎年末、支給される「もち代」と呼ばれる手当が今年は配られていないことが分かった。議員への資金分配は派閥の求心力につながり、不支給は異例。パーティー収入不記載事件で批判が高まっている状況を受け、自粛した可能性がある。安倍派同様、東京地検特捜部の強制捜査を受けた二階派(志帥会)を含む他派閥でも同様の対応が広がっている。

30日、複数の自民関係者が明らかにした。派閥は夏に「氷代」、冬に「もち代」として所属議員に活動資金を配るのが慣例だ。主な原資は派閥の政治資金パーティーとされ、安倍派の場合はそれぞれ50万円を支給していた。

安倍派内では「こんな状況だから不支給は仕方ない」(中堅議員)と理解を示す声が上がる一方、ある若手議員は「貴重な収入だったのに…」と不満を漏らす。事件を受け、議員個人の政治資金パーティーを自粛する動きもあり、台所事情が厳しい議員もいる。

資金節約のため、地元事務所の閉鎖に乗り出した安倍派議員も出ている。裏金疑惑で派内に衝撃が走る中、もち代不支給は派の結束力低下に拍車をかけそうだ。

9253OS5:2024/01/04(木) 17:39:00
https://www.asahi.com/articles/ASS123JQGRDYUTFK006.html
自民の裏金疑惑、問われる派閥の存在意義 小選挙区下の理想と現実
有料記事

森岡航平2024年1月4日 15時00分

 首相の岸田文雄は昨年5月、自民党岸田派の政治資金パーティーで誇らしげに語った。「今年で発足66年を迎える宏池会(岸田派)。池田勇人元総理が立ち上げた政策集団です」

 党内6派閥のうちで宏池会は最古参。岸田はその伝統を強調したわけだが、過去の朝日新聞の見出しを見れば宏池会の歴史は少なくとも4回は途切れている。

 宏池会きょう解散(1963年12月14日朝刊)

 大平派でも解散総会(77年3月10日夕刊)

 大平派が解散を決定(80年7月10日夕刊)

 宮沢・小渕両派も解散(94年12月21日朝刊)

 それは、派閥解消論の浮沈と重なる。権力闘争でぶつかった派閥同士が禍根を残したり、「政治とカネ」の問題で逆風が吹いたりするたび、派閥は形式的には解散されるが、その事務所は「残務整理」として残り、派閥そのものも「政策集団」「勉強会」「親睦団体」として存続。ほとぼりが冷めれば復活し、「偽装解散」とも呼ばれた。

 派閥の政治資金パーティーをめぐる一連の問題を受け、岸田は昨年12月7日、派閥を離脱した。だが、5日後の12日、岸田派のパーティー収入の不記載疑惑が浮上すると、岸田は派の事務所に調査して適切に対応するよう「指示を徹底した」と記者団に語った。その姿は、いまだ領袖(りょうしゅう)のようだった。

社会の意識の変化には1世代=30年かかると言われる。政治改革から30年。世代が一巡りした、その果ての現在地を探る。

リクルート事件契機 自民の自己批判
   ■   ■…

9254OS5:2024/01/05(金) 08:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7ef9c1ddc16a409864d813616aa97e70f38196e
岸田首相に追い込まれた最大派閥・安倍派が進める逆襲の準備 野党に岸田氏の医師会献金問題を追及させ、主流3派の大炎上を狙うか
1/5(金) 6:59配信

NEWSポストセブン
3月の自民党大会は大荒れになるか(時事通信フォト)

 東京地検特捜部による捜査が進む安倍派の裏金問題。政権の支持率は急落したが、岸田文雄・首相は今回の騒動を奇貨として、「数の力」で大きな影響力のあった安倍派議員を政権の要職から一掃。それによる政権維持を目論んでいる。また、特捜部が安倍派議員らへの事情聴取に乗り出していた昨年12月20日、岸田首相は国民が支払う医療費の積算根拠となる「診療報酬」の本体部分引き上げを決定した。診療報酬引き上げは、自民党の「最大最強のスポンサー」と呼ばれる日本医師会が強く要求してたものであり、岸田首相ら主流派が、医師会に擦り寄っているとの指摘もある。だが、事はそう簡単に進むはずがない。通常国会を前に、恨みを募らせた安倍派の「死なばもろとも」作戦が迫っている──。【前後編の後編。前編から読む】

献金後に引き上げを決定
 診療報酬の改定は2年ごとに行なわれるが、岸田首相は前回の改定時に日本医師会から巨額の献金を受けている。

 2021年の改定では政府は当初、診療報酬を0.4%引き上げる方針だったが、医師会側はさらなる上乗せを要求して激しい陳情を展開した。

 折しも自民党では菅義偉・前首相が退陣表明し、改定は次の首相の判断に委ねられることになった。同年9月29日に行なわれた自民党総裁選は事前の予想では岸田氏と河野太郎氏のどちらが勝つかわからない情勢だったが、決選投票で岸田氏が新総裁に選出され、総理就任が確定すると、日本医師連盟はその日のうちに岸田首相の資金管理団体「新政治経済研究会」にポンと1000万円を献金したのである。

 タイミングから見ても、診療報酬改定を睨んだ“就任祝い”だったことは容易に想像できる。

 日本医師連盟に献金について聞くと、「法律に従い適正な政治活動を行なっております」と答えた。

 岸田事務所は「政治資金は法令に従い適正に処理し、その収支を報告している」と回答した。

 法令に従うのは当たり前だ。だが、診療報酬改定の結果を見ると、献金の効果はてきめんだったことがわかる。

 就任したばかりの岸田首相は医師会の要求通り診療報酬を上乗せして0.43%の引き上げを決定、「岸田裁定」と呼ばれた。この年の岸田首相への医師会関係団体からの献金総額は合計1400万円にのぼり、前年の250万円から5倍以上に急増した。

“こんなにおいしいのか”──首相がそう思ったとしても不思議ではない。

 今回の診療報酬改定は前回以上に揉めた。医師会と財務省の大バトルとなったからだ。

日本医師会は、「医療従事者の賃上げが他の業界より低い」と診療報酬の引き上げを主張。

 それに対して、財務省が全国の医院・クリニックなど診療所の2022年度の平均収益は1億8800万円と2020年度から2000万円増加し、利益剰余金も1900万円増えている──というデータを公表して「(診療報酬を上げなくても)賃上げはできる」と反論。政府の財政制度等審議会財政制度分科会も、「医療機関にコロナ補助金とコロナ特例診療報酬で2022年度だけで4兆円が支援された」と指摘して診療報酬はマイナス、とくに診療所の診療報酬を「5.5%程度引き下げる」との意見を政府に答申した。

 危機感を強めた医師会側は自民党に猛烈なロビー活動を展開し、自民党では「国民医療を守る議員の会」が「診療報酬の大幅引き上げ」を決議。岸田派、茂木派の議員たちが岸田首相に申し入れ、最終的に医師会の要求通り「診療報酬本体部分」の引き上げで決着したのは前述の通りだ。日本医師会の松本吉郎・会長は「率直に評価をさせていただきたい」と歓迎した。

9255OS5:2024/01/05(金) 08:49:18
 政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「診療報酬改定は揉めれば揉めるほど自民党にはおいしい。改定率はあらかじめ総理が決めているが、自民党議員は議連の決議や陳情を派手にやって『オレたちはこんなに貢献した』と医師会にアピールする。いわば政治パフォーマンスショーです。その貢献度合いが献金額に反映される」

 前回の医師会巨額献金に味を占めた岸田首相が、今回は主流3派の有力議員たちに“どんどんアピールして献金を増やしてもらえ”と演技させたという指摘だ。

 医師会利権に食い込みたくても検察捜査で身動きが取れなかった安倍派の幹部たちは指をくわえて見ているしかなかった。

疑惑を飛び火させる
 自民党最大の資金源を握った岸田首相は、安倍派にさらなる追い討ちを掛けた。

 岸田首相と麻生太郎・副総裁、茂木敏充・幹事長らは検察捜査で安倍派議員が立件された場合を想定し、“安倍派抜き”の党役員会で派閥活動の縮小など政治改革を議論する新組織立ち上げを“新年の初仕事”に掲げた。狙いは最大派閥・安倍派が立ち直れないように解体することにある。

「そこまでコケにするのか」と、安倍派は本気で逆襲の準備を始めた。

 安倍派関係者が不気味な言い方をする。

「岸田がこっちを潰す気なら、こちらも遠慮はしない。野党は通常国会が始まれば、裏金問題で岸田政権を追及しようと手ぐすねひいて材料を集めている。

 そこで野党をけしかけて岸田自身の医師会献金問題などもセットで追及させ、疑惑を主流3派にも飛び火させて大炎上させる。うちの派閥には安倍政権時代に身体検査のために集めた各派閥の議員のスキャンダル情報がある。材料ならいくらでも提供できる」

「死なばもろとも」と岸田首相を道づれにする暴露作戦に出るというのだ。

 安倍派と主流3派の抗争激化で自民党内が分裂状態に陥り、国会が岸田追及一色となれば、2024年度予算案の審議が難航して年度内成立が難しくなり、岸田首相は追い込まれる。

 そのさなかに地方組織からも“岸田おろし”が起きるという。安倍派が視野に置いているのは3月17日の自民党大会だ。

「党大会には全国から都道府県連幹部の地方議員が参加するが、その多くは安倍派が押さえている。県連幹部たちの会合で岸田批判を噴き出させ、党大会は大荒れになる。そうすれば岸田退陣への流れは決定的だ」(同前)

 どちらが先に倒れるか、それとも共倒れか。

 新年早々、岸田首相と最大派閥・安倍派の「自民党史上最も醜い足の引っ張り合い」のゴングが鳴った。

(了。前編から読む)

※週刊ポスト2024年1月12・19日号

9256OS5:2024/01/05(金) 10:15:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b591c396193bf00c815d9bd24723bb94ad56715
岸田首相再選戦略描けず 自民揺さぶる派閥資金事件 野党、反転へ正念場・24年政局展望
1/5(金) 7:07配信
時事通信
内外情勢調査会の講演で質問に答える岸田文雄首相=2023年12月26日、東京都港区

 2024年の政局は、秋の自民党総裁選での再選を目指す岸田文雄首相が政権を立て直せるかが最大の焦点となる。

 安倍派などの政治資金規正法違反事件の影響で内閣支持率が危機的な水準にあり、再選戦略は描けていない。一方の野党は反転の機会が到来したものの存在感を示せておらず、政権批判の「受け皿」となれるか正念場を迎える。

 ◇カギ握る政治改革
 「まずは政治の信頼回復に取り組む。今はそれに専念するのが全てで、その先は何も考えていない」。首相は23年12月26日に東京都内で講演した際、衆院解散に踏み切る可能性について問われ、こう答えた。

 追い込まれた首相が年頭から手掛けるのが政治改革だ。1月4日の記者会見で基本方針を表明。新組織を早々に自民内に発足させ、具体策の検討に着手する。

 既に「パーティー資金の透明化」「政治資金規正法改正」に触れた。東京地検特捜部の捜査が進めば、1月下旬の召集が見込まれる通常国会で野党が一段と攻勢をかける見通しだ。真相究明や再発防止でどこまで指導力を発揮できるかが首相にとり第一の関門になる。

 さらに立て直しのてこにしようとするのが経済と外交だ。3月にピークを迎える春闘で賃上げを加速させ、6月実施の所得・住民税減税との「相乗効果」を生み出したい考え。首相官邸筋は「6月ごろになれば空気は変わる」と語った。3月上旬をめどに「国賓待遇」で予定される米国訪問にも、周囲は政権浮揚を期待する。

 ◇じわり退陣論
 ただ、4月には細田博之前衆院議長の死去に伴う衆院島根1区補欠選挙が控え、捜査の行方次第で対象選挙区が増える可能性もある。7月になれば参院選まで1年、10月には衆院議員の任期が残り1年になり、臨戦態勢の度合いが高まる。

 首相は野党の準備が整う前に解散・総選挙に打って出て勝利し、総裁選を無風で乗り切る戦略を描いてきた。だが、肝煎りの減税が国民の不評を買ったのに続いて派閥資金事件が火を噴き、もくろみは外れた。

 内閣支持率は各種世論調査で軒並み2割前後と「危険水域」に落ち込み、自民内には「とても衆院選を戦える状況にない」(関係者)との見方が広がる。党内が浮足立ち、首相が9月の総裁任期満了を待たずに退陣を迫られる展開も否定できない。石破茂元幹事長は先に、24年度予算成立後の内閣総辞職に言及した。

 ◇見えぬ脱「多弱」
 今回の事件は「令和のリクルート事件」とも言われ、自民内からは3度目の下野を危惧する声も漏れる。だが、チャンスを前にしても野党間の溝は深く、「政権交代の選択肢」を国民に示せているとは言い難い。

 足並みの乱れは立憲民主党の泉健太代表の腰が定まらないのも一因だ。泉氏は23年5月に日本維新の会とも共産党とも選挙協力しないと宣言しつつも、10月に共産と衆院選の連携を確認。暮れには維新や国民民主党との連立政権構想を口にした。

 共産幹部は「センスがない」と批判。維新幹部も連立構想に「全面拒否」と冷ややかだ。首相と同様に24年9月に任期満了を控える泉氏も勝負どころを迎える。

 維新も問題含みだ。次期衆院選での「野党第1党の座奪取」を掲げて党勢拡大を進めてきたが、25年大阪・関西万博の建設費増や党所属議員の相次ぐ不祥事が逆風になり、一時の勢いを失いつつある。

 「『多弱』野党に政権は救われている」。ある自民ベテランはこう語る。

9257OS5:2024/01/05(金) 10:48:43
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_LIZRNW4WFBKJTK3VN6W37CYZTU.html
<独自>自民政治刷新本部事務総長に木原誠二幹事長代理 首相が方針 麻生、菅両氏は顧問
2024/01/04 21:57産経新聞

<独自>自民政治刷新本部事務総長に木原誠二幹事長代理 首相が方針 麻生、菅両氏は顧問


(産経新聞)

岸田文雄首相(自民党総裁)は党派閥のパーティー収入不記載事件を受け、来週発足する「政治刷新本部」(仮称)の事務総長に、最側近の木原誠二幹事長代理を起用する方針を固めた。4日、首相周辺が明らかにした。

また、首相は同日のBSフジ番組で首相経験者の麻生太郎副総裁と菅義偉前首相に最高顧問を依頼したことも説明した。

首相は自らが本部長を務めるとした上で「青年局や女性局を中心に事務局をつくってもらう」と語った。党青年局長を務めた小林史明元デジタル副大臣の起用も調整している。

9258OS5:2024/01/06(土) 08:44:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fcbf9d920ff590f6280751443ce85e2a81bdba6
自民刷新本部の最高顧問・麻生氏と菅氏は派閥巡り相違…「議論活発化しすぎれば亀裂」懸念の声
1/6(土) 7:43配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党派閥による政治資金規正法違反事件を巡り、岸田首相(自民党総裁)が「政治刷新本部(仮称)」の最高顧問に麻生副総裁と菅前首相を起用する方針を表明したことが波紋を呼んでいる。派閥会長を務める麻生氏に対し、菅氏は無派閥で、両氏の派閥を巡る考えは異なるとされる。議論の展開次第では、党内対立が生まれかねないと懸念する向きもある。

 首相は5日、党本部で開かれた仕事始めで、「国民の信頼を回復し、政治の安定を確保し、重要政策を進めていかなければならない。政権与党の真価が問われる」と危機感をあらわにした。この後、首相は首相官邸で記者団に「政治刷新本部を通じて、政治の信頼回復のために党一丸となって取り組む」と強調した。

 首相は4日の記者会見で、〈1〉派閥パーティーの党による監査〈2〉パーティー券代金の原則振り込み〈3〉派閥のあり方に関するルール作り〈4〉政治資金規正法改正――などに言及。派閥自体については「本来の目的から外れ、カネとかポストを求める場になっていたのではないか」と踏み込んだ。

 首相が政治改革への意欲を示す中、注目を集めたのが麻生、菅両氏を政治刷新本部の最高顧問に据える人事だ。

 麻生氏は首相の政権運営を支える「後ろ盾」的な存在で、首相も内閣改造・自民党役員人事などの重要局面で助言を仰いできた。党内第2派閥の麻生派(56人)を率いており、派閥については、新人議員教育などの面で存在意義があると考えているとされる。

 これに対し、菅氏は首相と距離がある。派閥には属しておらず、派閥に対して否定的な立場だ。捜査の進展次第では派閥への批判がさらに高まる可能性があり、首相には、改革に向けた菅氏の実行力に期待している側面もあるとみられる。

 首相は政治刷新本部での幅広い議論を期待する。ただ、「議論が活発化しすぎれば亀裂が生じかねない」(党幹部)と懸念する声もある。具体的な改革に踏み込みつつ、結束を維持できるかどうかは首相の指導力次第と言えそうだ。

 政治刷新本部は総裁直属機関で、来週にも党内に設置される。首相が本部長を務め、月内に中間とりまとめを行う。首相は側近で岸田派に属する木原誠二・幹事長代理を幹部で起用するほか、二階派の小倉将信・前少子化相を事務局長に充てる方向で調整している。

9259OS5:2024/01/06(土) 08:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/51425c901bf086d1802718bcc63b2d14dad4e73f

<独自>西村氏が還流継続主導か 事務総長時に方針決着
1/6(土) 1:35配信


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産経新聞
自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー=令和5年5月、東京都港区

自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、安倍派(清和政策研究会)が一昨年夏にパーティー収入の一部を所属議員にキックバック(還流)する慣例の方針継続を決めた際、当時の派閥事務総長だった西村康稔前経済産業相が主導した可能性があることが5日、関係者への取材で分かった。西村氏は還流分の政治資金収支報告書への記載方法も提案しており、東京地検特捜部は西村氏の認識について慎重に調べているもようだ。

【グラフィック】安倍派の政治資金収支報告書に記載されたパーティー収入の推移

安倍派は所属議員に課したパーティー券の販売ノルマ超過分について、収支報告書に記載せず所属議員に還流する慣例を長年続けていた。

関係者によると、西村氏ら安倍派幹部は令和4年5月のパーティーに先立って協議。還流停止を決めて議員側に通達したが、議員側が反発。同年7月に安倍派会長だった安倍晋三元首相が死去した後、幹部らは同年8月中旬ごろにかけて再び協議し、一転して還流を継続する方針が決まった。

また西村氏は、還流分を安倍派と所属議員の双方の収支報告書に記載しない慣例を改め、還流された所属議員の関連団体の収支報告書に個人のパーティー収入として記載する方法も提案したという。

西村氏は3年10月、安倍派の実務を議員側で仕切る事務総長に就任。4年8月10日に発足した岸田文雄改造内閣で経済産業相に任命された。事務総長は同25日、高木毅前国対委員長に交代した。

関係者によると、高木氏は還流に関する同年8月の協議に参加しておらず、高木氏が事務総長に就任した時点で還流を継続する方針で決着。その後、安倍派はノルマ超過分を議員に還流し、翌5年に提出された安倍派の収支報告書には還流分が記載されなかった。

特捜部は西村氏ら幹部を任意で事情聴取。西村氏らは還流についての認識は認める一方、不記載については認識を否定しているとみられる。

西村氏は産経新聞の取材に対し、期日までに回答しなかった。

9260OS5:2024/01/08(月) 14:06:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d85f48d439a95a2dc8208c323bb3f6eb39158d46
逮捕の衆院議員池田佳隆容疑者 パー券に注力、集金力あだ 秘書に「しっかり売れ」
1/7(日) 21:16配信
産経新聞
衆院議員池田佳隆容疑者

自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で東京地検特捜部は7日、政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で元文部科学副大臣の衆院議員、池田佳隆容疑者(57)らを逮捕した。日本青年会議所(JC)会頭出身で抜群の集金力を誇った池田容疑者。集金力があだとなり、安倍派(清和政策研究会)がパーティー収入からキックバック(還流)する額や政治資金収支報告書の不記載額が膨れ上がったとみられる。

「パー券(パーティー券)はしっかり売るように」

池田容疑者の事務所を知る関係者によると、池田容疑者は秘書志望者との面接の際、そう話し、採用後もパーティー券販売に精を出すよう声をかけていた。

大口の支援者へ秘書がパーティー券を売る際は「誠意が伝わるように直接手で持っていくように」と指示。パーティーの時期が近づくと、秘書がパーティー券販売に追われ、他の業務が滞ることもあった。

池田容疑者は関連団体の会計責任者である柿沼和宏容疑者(45)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=に対してはパーティー券に限らず、細かく命令を下し、池田容疑者に報告せずに業務を進めた際には叱責する姿が目撃されていたという。

■安倍氏に感銘

父親を早くに亡くし、愛知県北名古屋市の化学メーカーを継いだ池田容疑者。平成18年に全国の若手経営者の集まりであるJCの会頭も務めると、政治家の道をたたいた。

きっかけは会頭だった同年、当時官房長官だった安倍晋三元首相との面会だ。感銘を受け、24年に愛知3区で自民党から出馬、初当選した。

入会した派閥が安倍氏の出身である清和政策研究会(現安倍派)だ。

最大派閥である安倍派。当時から所属議員に課したパーティー券の販売ノルマを超えた分を収支報告書に記載せず還流していたとみられ、逮捕される遠因になった。

入会後は教育政策を中心に活動し、文部科学副大臣も経験。安倍派幹部で文部科学相を務めた萩生田光一前政調会長を慕い、周囲には萩生田氏の弟分を自称していた。

■JC人脈駆使

池田容疑者の集金力の源泉は、JC会頭経験者としての幅広い人脈だったとみられる。

選挙区は名古屋市が地盤だが、関連団体の政治資金収支報告書には、寄付者やパーティー券の大口販売先として愛知県外の企業や個人も目立つ。複数がJC出身者だ。

その人脈は、安倍派のパーティーでも遺憾なく発揮されていた。

安倍派の平成30年〜令和4年分の収支報告書によると、20万円を超える金額のパーティー券を購入したと記載されているのは延べ数で約230の企業・団体。そのうち、延べ数で2割超が池田容疑者個人の政治資金パーティーで20万円を超えるパーティー券を購入した企業・団体やその関係先だった。

安倍派のパーティーはノルマを超えた販売分は還流される。個人のパーティーと違い、会場代などは派閥が持つため、販売額が増えるほど還流額も積み上がっていった。

池田容疑者の事務所では「安倍派のパーティーは売るほど自分の懐に入る」とされ、個人のパーティー券以上に販売に力を入れていたという。(久原昂也、星直人、川島優治)

9261OS5:2024/01/08(月) 14:10:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/3653639370144a2045cd720c4316f226d4ec9603
安倍派の池田議員を逮捕 パーティー券収入4800万円不記載の疑い
1/7(日) 12:28配信


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毎日新聞
自民党の池田佳隆氏

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部は7日、清和政策研究会(安倍派)からパーティー券収入のノルマ超過分約4800万円を受領しながら政治資金収支報告書に記載しなかったとして、安倍派所属の衆院議員、池田佳隆容疑者(57)=比例東海=を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した。最大派閥を舞台とした大規模な裏金作りの疑いは、現職国会議員が逮捕される事態に発展した。


 特捜部は、池田議員の政策担当秘書で、政治団体「池田黎明会」の会計責任者も務める柿沼和宏容疑者(45)も逮捕した。

 逮捕容疑は、池田議員と柿沼秘書は共謀して、2018〜22年に派閥からパーティー券収入のノルマ超過分として計約4800万円の寄付を受けながら、池田黎明会の収支報告書に記載せず、虚偽の収入を記した収支報告書を総務相に提出したとしている。

 安倍派では、ノルマ超過分のキックバック(還流)を派閥から受けながら収入として収支報告書に記載していない議員が数十人に上り、裏金の総額は5億円を超える可能性があるが、池田議員の不記載額は最高規模となる。

 関係者によると、池田議員は逮捕前の任意の事情聴取に容疑を否認していたという。同法の不記載、虚偽記載は会計責任者を処罰対象としているが、特捜部は東京・永田町の衆院第2議員会館にある事務所など、池田議員の関係先を家宅捜索した結果、会計責任者との共謀を立証できると判断した。

 池田議員は12年衆院選で愛知3区から出馬して初当選し、現在4期目。前回21年選挙は選挙区で敗れ、比例復活した。21年には副文部科学相を務めた。衆院議員になる前の06年から1年間は、日本青年会議所の会頭だった。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜、山田豊】

9262OS5:2024/01/08(月) 14:17:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/7930425c84e47adf5aaf3f7240e593a3315d828c
逮捕の池田議員、「離党の意思確認できず」スピード処分に…野党「逮捕前にけじめ求めるべきだった」
1/7(日) 19:17配信

読売新聞オンライン
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は7日、「清和政策研究会」(安倍派)に所属する池田佳隆・衆院議員(57)(比例東海)と、池田容疑者の政策秘書の柿沼和宏容疑者(45)を同法違反(虚偽記入)容疑で逮捕した。


 自民党派閥の政治資金規正法違反事件は安倍派の現職議員の逮捕に発展し、岸田首相の政権運営はさらなる打撃を受けた。首相は近く党内に設置する政治刷新本部(仮称)で党改革を進めたい考えだが、信頼回復の道のりは遠い。

 首相は7日、首相官邸で記者団に「国民の信頼回復のために何をすべきなのかをしっかり判断していく」と険しい表情で語った。自民の茂木幹事長は「重く受け止め、捜査の推移を見守りたい」とコメント。安倍派は「捜査に真摯(しんし)に協力し、果たすべきことを果たしていく」とした。

記者の質問に答える岸田首相(6日、首相官邸で)

 自民では不祥事が発覚した議員は逮捕前に党を離れることが多いが、今回は「池田氏本人と連絡が取れず離党の意思が確認できない」(党幹部)として、逮捕当日に除名する「スピード処分」となった。党として厳しい姿勢を示す狙いがあるが、野党は「(逮捕が)確定する前からけじめを求めるべきだった」(立憲民主党の泉代表)と批判しており、自民への逆風は収まりそうにない。

 自民内では、党改革を巡り派閥の見直しなどで温度差があり、具体策をどこまで打ち出せるかは不透明だ。閣僚経験者は「今後、逮捕者がどこまで増えるのか分からない。踏み込んだ改革を示さなければ党の信頼は地に落ちる」と漏らした。

9263OS5:2024/01/09(火) 08:29:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d8308d6bbaa1bb07ca32b52ed198fc3740be8e8
安倍派 大野、谷川議員立件へ 池田議員、証拠隠滅指示か 不記載事件
1/9(火) 0:13配信
産経新聞
自民党谷川弥一元文科副相

自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、東京地検特捜部が安倍派(清和政策研究会)に所属する大野泰正参院議員(64)=岐阜選挙区=と谷川弥一衆院議員(82)=長崎3区=を政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で立件する方針を固めたことが8日、関係者への取材で分かった。上級庁と協議の上、通常国会が始まる1月下旬をめどに最終判断するもようだ。


安倍派は所属議員に課したパーティー券の販売ノルマを超えた分を政治資金収支報告書に記載せずに議員にキックバック(還流)。大野氏は平成30年〜令和4年分で計5千万円超、谷川氏は同時期に計4千万円超を還流されたとされ、それぞれの関連団体の収支報告書に記載していなかった。

特捜部は7日、同法違反容疑で計4826万円を記載していなかった安倍派所属の衆院議員、池田佳隆容疑者(57)を逮捕。大野氏と谷川氏も他の安倍派議員より不記載額が高額だったことなどから、悪質性が高いと判断したとみられる。

また、池田容疑者の秘書が特捜部に対し「池田容疑者から証拠を隠滅するよう指示された」と説明していることも関係者への取材で判明した。

関係者によると、池田容疑者の事務所には安倍派のパーティー券の販売先などが記されたファイルやパソコンのデータがあったが、パーティーを巡る疑惑が表面化した昨年12月、池田容疑者が証拠を処分するよう指示。

特捜部が同月27日に池田容疑者の衆院会館事務所や名古屋市の事務所を捜索したところ、データの入った記録媒体が破壊されるなどしていたことが確認されたという。

9264OS5:2024/01/09(火) 13:32:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4744c89593625fbf15fcbbc870cf3049b5c38296
「いよいよ何をやっても駄目」閣僚経験者も嘆き 自民現職議員の逮捕、政権に打撃
1/9(火) 11:17配信

西日本新聞
岸田文雄首相

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件は、安倍派(清和政策研究会)の衆院議員池田佳隆容疑者の逮捕に発展した。岸田文雄政権発足2年余りで自民に所属した議員の逮捕や起訴は4人目。しかも党に籍を置く現職議員の逮捕という異例の事態に。政治不信の連鎖が首相の政権運営に与える打撃は計り知れない。野党は攻勢を強めた。

 「大変遺憾。党として強い危機感を持って政治の信頼回復に努めなければならない」。7日、官邸での非常災害対策本部会議を終えた首相は記者団に語った。手元の紙を読み上げるばかりで、目に力はなかった。

 池田容疑者は、パーティー券の販売ノルマを超えて売った分を裏金として受け取っていた安倍派議員の中でも還流額が4千万円超と高額で、早くから検察に目をつけられていた。ただ首相サイドは「事件の全容が分からない」と動きが鈍く、池田容疑者を自民除名処分としたのも逮捕後。記者団に議員辞職を求めるか問われた首相は「とりあえず除名方針を確定した。党として決めている方針は以上だ」と述べるにとどめた。

 こうした姿勢は「先頭に立つ」と強調しながら一向に青写真を示さない政治改革にも通ずる。連立を組む公明党や、立憲民主党など野党は連座制を含めた政治資金規正法の罰則強化など具体案を提示するが、首相は「(今週以降発足させる自民党総裁直属の)政治刷新本部で議論を深める」とするだけ。派閥の在り方についても煮え切らない。

 「事件の全容、捜査の展開、課題が見えないと動けない」と弁明する首相周辺に対して、自民関係者は「リーダーシップを執ろうとしているが空回り。(政治改革に)期待感は持てない」と断罪。公明重鎮も「一蓮托生(いちれんたくしょう)に見られるのは困る」と苦虫をかむ。

 一方、野党はすかさず追及。立民の泉健太代表は千葉県市川市で、池田容疑者逮捕を「ゆゆしき事態だ」と指弾。「(自民には)自分たちの懐を温めるために政治をやっていた人間が数多くいる。金権体質をなくし、政治浄化をしたい」と改めて今月召集の通常国会で追及する意欲を示した。

 政権は、年始めに見舞われた能登半島地震への対応を喫緊に迫られている。そうした中で、昨秋から尾を引く裏金事件が重大局面を迎え、自民党内はさらなる司直の手に気をもむ。

 閣僚経験者は「いよいよ何をやっても駄目だ。世論が『政権は何をしているんだ』となる。岸田氏は地震対応に専念し、区切りが付いた後には身を引いてもらうしかない」と退陣論をにじませた。 (高田佳典、大坪拓也、岩谷瞬)

西日本新聞

9265OS5:2024/01/09(火) 17:50:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/62e41633468565bc38d7409df47fdc2d49f99eda
自民党裏金事件ついに逮捕者で大詰め 二階俊博氏と世耕弘成氏「和歌山の大物2人」に“明暗くっきり”の声が出るワケ
1/8(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
和歌山を地盤に勢力争いを繰り広げてきた世耕氏と二階氏(時事通信フォト)

 ついに逮捕者が出た。東京地検特捜部は1月7日、自民党・安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーをめぐる問題で、派閥から約4800万円のキックバックを受けながら、政治資金収支報告書に虚偽の記載をした疑いで、池田佳隆衆院議員と会計責任者を逮捕した。事件がどこまでの広がりを見せるのか、捜査は大詰めを迎えつつある。

 そうしたなか、裏金事件の捜査でターゲットとなっている面々にも明暗がわかれているようだ。特捜部は昨年末、安倍派の指導部メンバーで前自民党参院幹事長の世耕弘成氏らを事情聴取したが、年明け早々には、世耕氏が地元・和歌山を二分するかたちで主導権争いを繰り広げてきた二階俊博・前幹事長に対しても事情聴取を行った。

 そんな2人の大物がしのぎを削る地元・和歌山では、“2人の明暗がわかれそうだ”と囁かれているという。

 二階氏の地元、和歌山県御坊市で二階氏の側近との間で議席を争ってきた元県議の楠本文郎氏(日本共産党)が、裏金事件で走った激震の大きさを語る。

「裏金疑惑がさかんに報道されるようになった昨年の暮れから、“あの2人は和歌山を疲弊させるばかりで何をしてくれたんや”という有権者の声を聞くことが増えました。これまでこの2人を批判しなかったような立場の人からもそうした声を聞いています」

 保守王国・和歌山の政界で長年、大きな影響力を保ってきた二階氏との暗闘が取り沙汰されていたのが、世耕氏だ。二階氏の地盤である和歌山2区(旧3区)を念頭に衆議院鞍替えに意欲を示してきた世耕氏は、強制捜査前に行われた月刊誌『Hanada』のインタビューで「いずれは国のかじ取りをしてみたい」と首相への意欲を語っていた(同誌の発売は安倍派各議員への任意聴取開始4日後の12月20日)。

近畿大の職員組合からも辞任要求
 地元関係者の間では、今月1日発行の元公明党県議の渡辺勲氏が主宰する県域の情報誌「和歌山〈21政経フォーラム〉」に掲載された「ほんま、世耕弘成は運のない男やな?」と題した座談会形式の記事が話題になっている。「運がない」とは、衆議院への鞍替えに向けて具体的な動きを見せた2021年10月以来、6度も躓いたという指摘だ。

 AとBという2人の「事情通」はこんなやりとりを交わしている。

〈B「第1の躓きは、2021年10月の衆院選での立候補断念。世耕は二階俊博が出馬せず(筆者注・息子に)後継指名したら二階の選挙区和歌山3区から立候補する構えだった。選挙カーまで秘密裡に用意して出馬の機会をうかがっていたが、二階本人が出ることになって出馬を断念した」
 A「世耕は二階と正面から殴り合いをする覚悟ができていなかった。次の機会が巡ってくるのを待とうとしたことが失敗だった。腰砕けだな。そして一昨年の7月8日、青天の霹靂の如く世耕の後ろ盾だった安倍晋三が狙撃死〔原文ママ〕するという事態が出来。これが世耕の第2の躓き。第3の躓きは、一昨年の県知事選における自民党推薦候補者選び『二階VS世耕代理戦争』での敗北」〉

 代理戦争とは、現在の知事である元国民民主党の衆議院議員、岸本周平氏を推した二階氏に対抗するかたちで世耕氏が総務官僚を擁立しようとした県連内バトルを指すが、ここでも世耕氏は撤退している。

 第4の躓きは2022年10月、安倍派の後継争いで派閥内の参院グループを動かすかたちでトップを目指すもこれまた衆議院側の反発で頓挫。さらに第5の躓きは2023年12月に任意とはいえ特捜部の聴取を受けることになった裏金疑惑と参議院幹事長の辞任だ。

 しかもその影響は深刻で、世耕氏が理事長を務める近畿大学の組合の一つ「近畿大学教職員組合」が12月11日、「本学の社会的評価の低下を招く」などとして理事長辞任を求める要望書を学校法人近畿大学に提出する事態に発展した。これが6番目の躓きだ。

 近畿大学といえば世耕氏の祖父で元自治大臣の弘一氏が創立して以来、一族がトップに君臨してきた家業だ。その足元から吹き出した辞任要求のダメージは計り知れず、情報誌の記事は、〈1998年の初当選以来5期25年、世耕は一度たりとも金にまつわるスキャンダルに見舞われたことがない“キレイな体”だったが、今回の裏金疑惑で世耕が営々と築いてきた信用までも失墜した〉〈衆議院鞍替えは(略)儚く消滅した〉と結んでいる。つまり、首相の目も潰えた、というのだ。

9266OS5:2024/01/09(火) 17:50:42
欠席の世耕、出席の二階
 実際、昨年12月16日の安倍派各議員への任意聴取開始以降、世耕氏は地元の恒例行事にも姿を見せていない。

 例えば、12月17日に御坊市で行われた毎年恒例の全国イベント「ロボットフェスティバル」の会場には姿を見せず、新年1月4日の御坊市を中心とした地域の政財界人が集結することもあって昨年は出ていた「2024年新春賀礼会」も欠席。ラジオ和歌山放送が毎年この時期に衆参の国会議員を招いて行う新年1月6日午後の生放送「和歌山県選出国会議員座談会」も欠席した。

 ちなみに、ロボットフェスについては二階氏も欠席したが、御坊の賀礼会はもちろん出席し能登半島地震を念頭に「オールニッポンで対応していこう」とあいさつ。新春のラジオにいたっては任意聴取が報道される数時間前にもかかわらず、二階氏は元気に出席している。一方、世耕氏は二階氏の影響力をそいで主導権を奪うには退けない場面だったのに、雲隠れを続けた格好になった。

 過去には西松建設から偽装献金を受け取った問題など大騒動の渦中で何度も名前が挙がるなど“古傷”も多い二階氏の場合、この程度の疑惑は“屁の河童”ということなのか。あるいは、万が一責任を問われても、後継者とみられる三男・伸康氏に立ちはだかる世耕氏の衆議院転出の可能性がしぼみ、後顧の憂いが減ったということなのか。和歌山の2人に着目すると、今回の裏金事件で世耕氏が受けた打撃は、二階氏が受けたそれに比べてはるかに大きかったということは言えそうだ。

■取材・文/広野真嗣(ノンフィクション作家)

9267OS5:2024/01/10(水) 11:19:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/906dcc992d0d428f799bacf341986c2468100d7f
菅前首相、派閥解消主張へ 11日刷新本部、議論難航も 自民
1/10(水) 7:14配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9日午前、東京・永田町

 自民党は9日、安倍派などによるパーティー収入裏金化事件を受け、岸田文雄首相(党総裁)を本部長とする「政治刷新本部」の初会合を11日に開く方向で調整に入った。

 最高顧問に就任する菅義偉前首相は国民の信頼回復には思い切った改革が不可欠だとして派閥解消を主張する意向だ。一方、党内では慎重論が強く、議論は難航が予想される。

 自民は10日の総務会で本部設置を決定する。最高顧問には菅氏と麻生太郎副総裁が並んで就く。茂木敏充幹事長ら党四役を副本部長クラスに据え、首相側近の木原誠二幹事長代理を事務総長に配置。小泉進次郎元環境相、小倉将信前こども政策担当相ら若手や高橋はるみ女性局長らの起用も検討している。通常国会での政治資金規正法改正も視野に、月内にも中間取りまとめを行う方針だ。

 菅氏は若手時代を除いて無派閥で政治活動を続けており、昨年12月に岸田派を離脱するまで同派会長にとどまった首相を「派閥政治を引きずっている」と批判してきた。関係者によると、今回の事件を受け、周辺に「派閥解消までいかないと国民は納得しない」と漏らしている。

 昨年12月30日放送のラジオ番組で菅氏は、派閥なしで党運営は可能か問われ、「党が機能する仕組みをつくれば、派閥がなくてもできる」と語った。刷新本部では同じ無派閥の小泉氏と連携して議論をリードする可能性も取り沙汰される。

 一方、党内では派閥解消に慎重な声が強い。首相自身、4日の記者会見では党によるパーティー収支の監査など、派閥存続を前提とした改革案を提唱。7日放送のNHK番組でも派閥解消の選択肢はあるか問われ、「派閥がどんな役割を果たしているのか議論を深める」と述べるにとどまった。

 刷新本部に入る麻生氏、茂木氏、森山裕総務会長はいずれも派閥の領袖(りょうしゅう)で、森山氏は会見で「派閥はいい仕事もしている」と訴えている。特に党内第2派閥を率いる麻生氏は、数の力を政治力の源泉としており、党内からは「菅氏と麻生氏は水と油だ」(茂木派中堅)と対立激化を懸念する声も漏れる。

 これに対し、立憲民主党の岡田克也幹事長は9日の記者会見で「派閥をどうするかは大きな論点だ。廃止も含めて議論すべきだ」と指摘した。刷新本部メンバーに派閥領袖が並ぶ見通しとなったことに触れ、「本当にきちんとした結論が出るか疑問を感じざるを得ない」とも語った。

9268OS5:2024/01/11(木) 09:27:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d10d5d4be95612cfae60d8c631df960813fb59f
パーティー収入還流 池田議員、廃止決定後も要求 幹部「泣きが…」 別の幹部は難色か
1/11(木) 7:47配信
産経新聞
自民党安倍派のパーティー収入を巡る不記載

自民党派閥のパーティー収入不記載事件で、東京地検特捜部に政治資金規正法違反の疑いで逮捕された衆院議員の池田佳隆容疑者(57)が、安倍派(清和政策研究会)が一昨年4月にパーティー収入の一部を所属議員にキックバック(還流)する慣例の廃止を決定した後に還流継続を要求し、幹部が再協議していたことが10日、関係者への取材で分かった。特捜部は幹部を再聴取。協議のメモを入手し、詳しい経緯を調べているもようだ。

関係者によると、令和4年5月のパーティーに先立つ4月上旬、当時の安倍晋三会長、塩谷立、下村博文両会長代理、西村康稔事務総長らが還流を巡り協議した。安倍氏が「現金で戻すという不透明なことはやめよう」と述べ、還流廃止が決定。幹部は所属議員に電話などで方針を伝えた。

だが、池田容疑者は幹部に還流継続を求めた。同年7月に安倍氏が死去。8月上旬に塩谷、下村、西村氏らが再協議し、一部幹部から「(池田容疑者から)泣きが入っている」と還流継続を求める主張が出たという。

これに対し、別の幹部は還流継続に難色を示しつつ、「正々堂々と振り込みを行い政治資金収支報告書に記載するやり方がある」として、将来的に所属議員が開くパーティーの券を派閥が購入し、収支報告書に記載する方法を例示した。この時点では安倍氏の方針を再確認するにとどまり、還流決定には至らなかったという。

同年8月10日の内閣改造で西村氏が経済産業相に任命され、25日に事務総長は高木毅前国対委員長に交代。その後、還流が実施されたが、収支報告書に記載しない従来の処理が踏襲された。

特捜部は事務総長経験者らに任意で事情聴取した。いずれも派閥の収支報告書の記載に当たり、会計責任者への指示や会計責任者からの相談はなかったなどと説明しているもようだ。塩谷、下村、西村各氏は還流継続の経緯に関する産経新聞の取材に対し、期日までに回答しなかった。

別の幹部が例示した手法が採用されなかったのは、政治資金規正法に同一の者から150万円を超えて一つのパーティーの対価支払いを受けられない量的制限があるため、多額の還流を処理しきれないことがネックとなった可能性がある。

問題が表面化した後に池田容疑者が修正した政治資金管理団体の収支報告書には、同年12月に安倍派から還流分とみられる500万円の寄付を受けたと記載されている。

9269OS5:2024/01/11(木) 09:45:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/df0e7cc2090e7fc50f7c0b23b4df26c5a6c638ae
政治刷新本部「菅氏がガンジー同様に…」英印歴史に照らし、無派閥勢力に懸念広がる
1/10(水) 20:41配信
カナロコ by 神奈川新聞
菅義偉氏

 自民党安倍派(清和政策研究会)を中心としたパーティー券裏金事件を受け、同党は岸田文雄首相(党総裁)を本部長とする政治刷新本部を設置し、11日に初会合を開く。派閥の存続を前提に対策を立てたい首相に対し、最高顧問に就く菅義偉前首相(衆院神奈川2区)は全廃を主張する構えだ。無派閥議員の間では、インドの独立闘争を抑え込んだロンドン円卓会議の歴史に照らし「菅氏がマハトマ・ガンジー同様、多勢に無勢の状態になりかねない」(菅氏周辺)との懸念が広がっている。

 同本部のメンバーは10日現在で国会議員38人。しかし、無派閥からの起用は菅氏、小泉進次郎元環境相(11区)ら10人程度とされる。この構成ぶりを野党は「まな板の上のこいに包丁を持たせるようなもので、派閥人間たちが自ら派閥を切れるはずもない」(立憲民主党議員)などと酷評している。

 歴史に詳しい議員の間では1930年代に独立運動への対策として英国が仕掛けた円卓会議と重ねる向きもある。英国のマクドナルド首相は世界中からガンジーに注目が集まる中でインドが多民族、多宗教の国民で構成されていることを理由として招集者を拡大。結果、ガンジーを「代表の1人」という立ち位置にとどまらせ、独立の対極である新インド統治法の成立につなげている。

神奈川新聞社

9270OS5:2024/01/11(木) 09:47:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ecd252bd1ff3996e87ce7dddf6d473933e7df97
安倍派還流の処理「会長マター」 複数の事務総長経験者が供述
1/11(木) 5:00配信

毎日新聞
細田博之氏(左)と安倍晋三元首相=いずれも竹内幹撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、清和政策研究会(安倍派)の複数の事務総長経験者が東京地検特捜部の任意の事情聴取に、パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)の処理について、派閥の事務局長から会長に直接報告される「会長案件だった」と供述していることが関係者への取材で判明した。事務総長は詳細を知る立場ではなかったとし、政治資金収支報告書への不記載について派閥の会計責任者との共謀を否定しているという。


 特捜部は安倍派の事務局長兼会計責任者の男性を政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で立件する方針で、2023年12月下旬以降、派閥の事務を取り仕切る事務総長経験者ら幹部議員への聴取を進めている。歴代事務総長の具体的な供述内容が判明するのは初めて。

 同法の不記載、虚偽記載の公訴時効は5年。時効にかからない18年以降、安倍派では、下村博文元文部科学相(18年1月〜19年9月)▽松野博一前官房長官(19年9月〜21年10月)▽西村康稔前経済産業相(21年10月〜22年8月)▽高木毅前党国対委員長(22年8月〜現在)――の順で事務総長を務めた。

 関係者によると、歴代事務総長4氏はいずれも会計責任者との共謀を否定。さらに複数が、資金の還流状況は事務局長から会長に直接報告される「会長マター(案件)だった」と説明しているという。安倍派では還流資金が収支報告書に記載されずに裏金化していたとされるが、「還流資金が不記載となっていたことを認識していなかった」とする説明もあった模様だ。

 ◇18年以降の会長は細田氏・安倍元首相

 18年以降は21年11月まで細田博之前衆院議長が、その後は安倍晋三元首相が22年7月に死去するまで会長を務めた。細田氏も23年11月に死去している。

 一方、安倍氏が22年春にキックバック取りやめを提案し、下村氏、西村氏、世耕弘成・前党参院幹事長ら派閥幹部と会計責任者が対応を複数回協議してキックバックの継続が決まった経緯がある。特捜部は当時の協議内容を重点的に調べているとみられる。【志村一也、岩本桜、山田豊、白川徹】

9271OS5:2024/01/12(金) 08:17:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8dffed9ea8400fa2644e9aafc84593887e72df3
菅、麻生氏の対立激化か 派閥存否で主導権争い 自民刷新本部、波乱含みの幕開け
1/12(金) 7:06配信
時事通信
自民党「政治刷新本部」の初会合であいさつする岸田文雄首相(中央)。左は菅義偉前首相=11日、東京・永田町の同党本部

 自民党が派閥の政治資金規正法違反事件を受けて11日に開いた政治刷新本部の初会合では、菅義偉前首相ら複数の無派閥議員から早速、派閥解消論が噴出した。


 派閥存続を前提に議論を進めようとしていた麻生太郎副総裁ら執行部には波乱含みの幕開け。「解消派」と「維持派」の党内対立が激化する可能性もある。

 「1989年の政治改革大綱には派閥解消のスケジュールが明記されていたのに、できていない。派閥解消が最低限必要だ」。出席者によると、菅氏は初会合で首相にこう主張。「自民党に国民の疑惑の目が向けられていることを認識してスタートすべきだ」と抜本的な改革を求めた。

 首相が派閥を「政策集団」と表現したことに対し、小泉進次郎元環境相は「派閥という言葉を使うのがはばかられるなら、派閥はやめるべきだ」とかみついた。三原じゅん子参院議員も「『派閥ありき』の議論になる」と首相の発言を批判するなど、菅氏に近い無派閥議員が菅氏を援護射撃した。会合後、牧原秀樹衆院議員も「派閥解消の結論を出さなければ国民の信頼を得られない」と語った。

 執行部内では「派閥の存在を問題視するのはナンセンス」(幹部)との声が大勢だ。麻生氏、茂木敏充幹事長、森山裕総務会長はいずれも派閥領袖(りょうしゅう)。首相は昨年12月に岸田派を離れたものの、首相退任後の同派復帰を前提とした「その場しのぎ」とみられている。

 首相が刷新本部メンバー38人のうち7割超の28人を党内6派閥から登用したのも、派閥解消論をけん制する狙いがあったとの見方がある。茂木氏は初会合の冒頭、派閥について「正式名称は政策研究団体。政策研さんの場で、党の組織を補完して人材育成や若手教育の機能を担う(のが)本来の機能」と意義を強調した。

 刷新本部開催は「単なるガス抜き」(麻生派関係者)との声もあっただけに、初回から派閥解消論が相次いだのは執行部にとって誤算だったようだ。会合後、党幹部の一人は「派閥解消の主張はずれている」と不快感を示した。

 菅氏と麻生氏は刷新本部の最高顧問に就任。米国出張中の麻生氏は初会合を欠席したが、来週以降、刷新本部の議論に加われば、2人の対立が先鋭化するとの懸念がある。秋に予定される総裁選をにらんだ主導権争いにも発展しかねない。

 党内では「菅氏の意見も一部採り入れる形で収めるしかない」(関係者)と妥協を探る声も出る。これに対し、小泉氏は記者団に「中途半端な結論になるのが自民党的体質。それでは『刷新』にならない」と断言。「派閥はなくす。今回はこの結論以外にはない」と背水の陣を敷いた。

9272OS5:2024/01/12(金) 08:18:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c74913a5fda5b22e5190968d5c4bd5f81117312
菅氏ら「派閥解消」訴え 政治改革、集約不透明 自民刷新本部が初会合
1/12(金) 7:05配信

時事通信
自民党「政治刷新本部」初会合の後、記者団の取材に応じる菅義偉前首相=11日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党は11日、派閥の政治資金パーティー収入を巡る裏金事件を受け、政治改革や再発防止の方策を検討する「政治刷新本部」の初会合を党本部で開いた。

 最高顧問に就いた菅義偉前首相らが「派閥解消」を主張。これに慎重な声も上がった。月内に中間報告を出す方針だが、意見集約が難航する可能性もある。

 本部長の岸田文雄首相(党総裁)は冒頭、「政策集団(派閥)、党の政治資金を巡って疑念の目が注がれている。国民の信頼回復へ自ら変わらなければならない」と強調。資金の透明性向上や派閥の在り方に関するルール作りなどを指示した。

 菅氏は、リクルート事件を受けて1989年に党が策定した「政治改革大綱」に派閥解消が触れられている点に言及。「スタートラインとして非常に分かりやすいのが派閥の解消だ」と訴えた。

 菅氏と同様に無派閥の小泉進次郎元環境相も「派閥はなくしたらいい」と発言。他に数人の無派閥議員が同調した。

 これに対し、派閥について「新人教育、政策研究の場としての役割がある」などとして必要性を指摘する意見も複数出た。

 党独自の取り組みとしては他に、派閥パーティー収支の党監査や銀行振り込みの徹底、売り上げに応じた議員へのキックバック(還流)禁止が浮上している。どこまで踏み込んだ改革案を打ち出せるかが焦点となる。

 各党と協議する政治資金規正法などの改正に関しては、茂木敏充幹事長が「より厳格な責任体制の確立に向けて検討したい」と述べた。

 刷新本部の役員は38人。最高顧問には麻生太郎副総裁も就き、茂木氏ら党役員が本部長代行・代理に並んだ。小泉氏ら青年局長・女性局長経験者も「幹事」などとして加わった。派閥所属は全体の7割超で、疑惑の渦中にある安倍派は10人を占める。

 11日の会合には米国訪問中の麻生氏らを除く31人が出席した。16日の次回会合で党所属の全国会議員を対象に意見を聴取。有識者からのヒアリングも別途行う。

9273OS5:2024/01/12(金) 08:18:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/aea4b8ce2df052953da8dd30b5ef13cee9438db8
「ブラックジョーク」派閥トップ3人、党改革主張の石破茂氏外れる 自民「政治刷新本部」/一覧
1/11(木) 20:20配信

日刊スポーツ
麻生太郎氏(2023年3月2日撮影)

 自民党は11日、安倍派政治資金パーティー裏金事件を受けた再発防止策や派閥のあり方などを協議するための「政治刷新本部」の初会合を党本部で開いた。本部長を務める岸田文雄首相(党総裁)をはじめ、執行部メンバーやベテランから中堅、若手まで計38人が出席。約1時間、議論をかわした。

 政治刷新会議メンバーの顔ぶれは次の通り(敬称略、カッコ内は所属派閥)。

 ◆  ◆  ◆

 ◆最高顧問 麻生太郎(麻生派会長)、菅義偉(無派閥)

 ◆本部長 岸田文雄(岸田派離脱中)

 ◆本部長代行 茂木敏充(茂木派会長)

 ◆本部長代理 森山裕(森山派会長)、渡海紀三朗(無派閥)、小渕優子(茂木派)、関口昌一(茂木派)、岡田直樹(安倍派)

 ◆副本部長 逢沢一郎(無派閥)、浜田靖一(無派閥)、梶山弘志(無派閥)、金子恭之(岸田派)、平井卓也(岸田派)、野上浩太郎(安倍派)、牧野京夫(茂木派)

 ◆幹事長 木原誠二(岸田派)

 ◆幹事長代理 福岡資麿(茂木派)

 ◆幹事 小泉進次郎(無派閥)、佐々木紀(安倍派)、鈴木馨祐(麻生派)、牧原秀樹(無派閥)、松本洋平(二階派)、島尻安伊子(茂木派)、高階恵美子(安倍派)、堀内詔子(岸田派)、上野通子(安倍派)、太田房江(安倍派)、松川るい(安倍派)、三原じゅん子(無派閥)、吉川有美(安倍派)

 ◆事務局長 小倉将信(二階派)

 ◆事務局長代理 小林史明(岸田派)、牧島かれん(麻生派)

 ◆事務局次長 鈴木貴子(茂木派)、藤原崇(安倍派)、三谷英弘(無派閥)、高橋はるみ(安倍派)

 ◆  ◆  ◆

 今回の人選をめぐっては、野党だけでなく自民党内からも「ブラックジョークとしか思えない」(関係者)と疑問視する声が出ている。存続か解消かを含めた派閥のあり方が1つのテーマとなるにもかかわらず、最高顧問には、麻生派会長の麻生太郎副総裁が就任。同じく最高顧問の無派閥の菅義偉前首相との間でバランスを取ったとみられるが、麻生氏は派閥解消には否定的とみられ、最高顧問2人の間でも意見が割れるとみられる。

 本部長は岸田文雄首相(岸田派会長離脱中)が務めるが、本部長代行は茂木派会長の茂木敏充幹事長、本部長代理には森山派会長の森山裕総務会長と、麻生氏を含め、派閥の領袖(りょうしゅう)3人がメンバー入りした。

 36年前のリクルート事件を受け、当時若手議員として党改革を訴えた渡海紀三朗政調会長が入った一方、渡海氏とともに行動し、昨年来、政治改革について議論する場が必要と繰り返し提案してきた石破茂元幹事長は、メンバーから外れた。一方、2014年に自身の政治団体の不明朗な政治資金支出問題が表面化した小渕優子選対委員長は、メンバーに加わっている。

9274OS5:2024/01/12(金) 14:14:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d2edf9697522dd52cd79b7ab3fa67c653e95a48
二階派プール1億円か 不記載2億円超の可能性 パーティー収入事件
1/12(金) 10:14配信

時事通信
自民党二階派の政治資金パーティーで、あいさつする二階俊博会長(壇上)=2023年4月26日、東京都千代田区

 自民党派閥の政治資金パーティー収入を巡る事件で、「志帥会」(二階派)の所属議員側がパーティー券販売のノルマ超過分を派閥に納めず手元にプールした疑いのある金額が、2022年までの5年間で約1億円に上るとみられることが12日、関係者への取材で分かった。

 
 会長を務める二階俊博元党幹事長側や事務総長経験者の平沢勝栄元復興相側もパーティー収入の一部を派閥に納めていなかったとみられることも判明。同派はノルマ超過分の収入を政治資金収支報告書に記載していなかった疑いもあり、不記載の総額は5年間で計2億円超に膨らむ可能性がある。

 関係者によると、二階派では派閥のパーティー券販売について所属議員の当選回数や役職によってノルマを設け、それを超えて売った分の収入を議員側に還流させていた。5年間のノルマ超過分計1億円超を派閥の収支報告書に収入として記載しなかったとされる。

 これとは別に、二階氏や平沢氏を含む同派の複数議員側がノルマ超過分をそもそも派閥に納めていなかったとされ、その合計額は5年間で約1億円に上るとみられる。

9275OS5:2024/01/13(土) 14:26:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c7617ee1b743bc8f51026ea7d183961f6fb6387
安倍派幹部の立件断念へ 会計責任者との共謀、立証困難 地検特捜部
1/13(土) 11:38配信

毎日新聞
東京地検が入る庁舎=金寿英撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、パーティー券収入のノルマ超過分を派閥の政治資金収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で刑事告発された最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の歴代事務総長ら幹部議員について、東京地検特捜部が立件を断念する方向で調整していることが関係者への取材で判明した。会計責任者との共謀の立証が困難との見方を強めている模様だ。

 一方、安倍派と志帥会(二階派)の会計責任者については、同法違反で在宅起訴する方向で詰めの捜査をしているとみられ、来週にも告発された議員らと併せて刑事処分を判断する。

 安倍派では、派閥から議員側にキックバック(還流)されたノルマ超過分が双方の収支報告書に記載されず、さらにノルマ超過分を派閥に報告しないで事務所でプールしていた議員がいたとされる。また、二階派では、パーティー券収入の一部が収支報告書に記載されていなかったほか、事務所でプールしていた議員が複数いたとされる。

 公訴時効にかからない2018年からの5年間で、安倍派では裏金化の総額が6億円近く、二階派の不記載額は2億円超に上る可能性がある。両派の会計責任者は特捜部に不記載への関与を認めているという。

 会計責任者との共謀が認められれば政治家も立件対象となる。特捜部は18年以降に安倍派で派閥の事務を取り仕切る事務総長を務めた、下村博文元文部科学相▽松野博一前官房長官▽西村康稔前経済産業相▽高木毅前党国対委員長――の4氏らへの事情聴取を進めてきた。

 関係者によると、4氏は、還流が事務局から派閥会長に直接報告される「会長案件だった」などと説明し、いずれも会計責任者との共謀を否定したとされる。当時の会長は細田博之前衆院議長と安倍晋三元首相だったが、両氏は死去しており、安倍氏が亡くなった22年7月以降の対応が焦点となっている。

 安倍氏は生前の同年春に還流中止を提案し、いったんは中止が決まった。しかし、継続を求める議員から反発があり、安倍氏の死去後に当時の事務総長だった西村氏や、下村氏、世耕弘成前党参院幹事長ら派閥幹部と会計責任者が対応を複数回協議。同8月に還流継続が決まったとされる。

 ただ、この協議について、出席者の多くが不記載の積極的な指示や、会計責任者からの具体的な報告を否定している模様だ。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜、山田豊】

9276OS5:2024/01/16(火) 18:35:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe46276358c5ea897f6101395b1de3be97f831e6
【速報】「安倍派を介錯する」自民・刷新本部で所属議員から「安倍派解散論」続出 約3時間議論で派閥解消に賛否ほぼ同数
1/16(火) 16:54配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

自民党は16日、所属全議員を出席対象とした政治刷新本部の第2回会合を開き、約150人の議員が出席して、派閥のあり方を中心に約3時間にわたり議論を行った。

この中では、安倍派の複数の議員が、安倍派を解散すべきだと主張し、全派閥の解消を訴える議員もいた一方、派閥の維持を求める声も相次いだ。派閥の解消に関する賛否はほぼ同数だったという。

安倍派のパーティー券収入のキックバックを受けながら報告書に記載せず、防衛副大臣を辞任した宮澤博行衆院議員は、会合の中で「清和政策研究会(安倍派)は解散すべきだ。私は派閥に残って安倍派を介錯する覚悟だ」と述べたと明らかにした。

宮澤氏は記者団に対し、「今回のことも派閥の存在が原因で起きたことだ。ただ、私も派閥の諸先輩方に大変お世話になり安倍総理にもお世話になっているし、御恩もあるが、だからといって、(派閥を)残さなければいけないというところには思いは至らない」と語ったほか、党内で法令を犯したグループに解散命令を出せる制度の整備などを提案した。

ほかの議員からは、すべての派閥の解消を訴える意見が出たほか、「派閥が今回の問題の温床だ」、「人事介入とお金の分配をやめるべき」といった意見が相次いだ。

一方で、「派閥は必要だ」と主張する議員もいたほか、「完全な派閥の解消は非現実的」といった派閥解消への反対論も根強かった。

フジテレビ,政治部

9277OS5:2024/01/16(火) 18:37:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/de2f16912c363be5b4fb4aa9756e3daa487b25f6
安倍派幹部7人不起訴へ、会計責任者との共謀認定できず…4000万円超不記載の3議員は立件方針
1/16(火) 5:02配信

読売新聞オンライン
 自民党派閥「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部は、パーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載しなかったとする政治資金規正法違反容疑で告発された安倍派幹部7人を不起訴とする方針を固めた。特捜部は同派の会計責任者を立件し、在宅起訴とする見通しだが、幹部らと会計責任者の共謀は認定できないと判断。所属議員側は高額の還流を受けていた3議員を立件する方針で、上級庁と協議し、週内にも最終決定する。



 同派では2018〜22年、パーティー収入のノルマ超過分を約100人の議員側に還流するなどし、総額5億7000万円超を裏金化した疑いがある。派閥を取り仕切る事務総長経験者や会長代理、「5人衆」と呼ばれる幹部として、下村博文・元文部科学相(69)、松野博一・前官房長官(61)、西村康稔・前経済産業相(61)、高木毅・前党国会対策委員長(68)、塩谷立・元文部科学相(73)、世耕弘成・前党参院幹事長(61)、萩生田光一・前党政調会長(60)の7人が告発されていた。

 特捜部は、同派の収支報告書を作成・提出した会計責任者を立件する方針を固め、幹部らに対する任意の事情聴取で会計責任者とのやりとりなどを確認した。幹部らは還流について「派閥会長が決定する案件だった」などとし、不記載への関与を否定。会計責任者も「幹部から不記載の指示は受けていない」との趣旨の説明をしており、共謀を示す明確な証拠も見いだせなかったとみられる。

 特捜部は、還流やプールで裏金化していた所属議員側については、不記載額が4000万円を超えた池田佳隆衆院議員(57)(同法違反容疑で逮捕)、大野泰正参院議員(64)、谷川弥一衆院議員(82)の刑事責任を追及し、不記載額がそれに満たない議員側は、過去の摘発事例との公平性などを考慮して立件を見送るとみられる。

 一方、第5派閥の「志帥(しすい)会」(二階派)についても、特捜部は、パーティー収入の一部を収支報告書に記載しなかったとする同法違反で会計責任者を在宅起訴する方針。同派では、会長の二階俊博・元党幹事長(84)ら一部の所属議員側がノルマ超過分をプールし、派閥に納めていなかったことも判明した。同派の不記載額は、22年までの5年間で総額2億円を超えるという。

 特捜部は一連の刑事処分を週内にも行う方針。ただし、派閥幹部や所属議員が不起訴となった場合でも、告発人が検察審査会に申し立てを行えば、刑事処分の確定には一定期間を要する可能性がある。

9278OS5:2024/01/16(火) 21:22:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f1d9d88489d5ce3c419c4a7354011a67a6f1a57
「安倍派を介錯する覚悟」口止め暴露の宮沢博行氏「安倍総理に恩もあるが…」派閥の解散訴える
1/16(火) 18:51配信
日刊スポーツ
自民党の政治刷新会議で安倍派の解散を訴えた宮沢博行前防衛副大臣(撮影・中山知子)

 自民党安倍派(清和政策研究会)の宮沢博行衆院議員は16日、党本部で開かれた「政治刷新本部」の第2回会合で、安倍派の自主解散を主張した。会合出席後、報道陣の取材に「安倍派は解散すべきだ。私は派閥に残って、派閥を介錯(かいしゃく)する、安倍派を介錯するという覚悟を述べた」と明かした。

 また「(党内の)議員グループや派閥でルール違反があった場合、活動停止命令や解散命令を出してもいいのではないか」とも訴えた。

 この日の議論では、派閥のあり方について出席者から「賛否両論があった」と明かした。自身は「今回のこと(裏金事件)も派閥の存在が原因で起きた。私も派閥には大変お世話になっているし(派閥会長を務めた)安倍総理にもお世話になり恩もある」としながらも「だからといって、残さないといけないというところには思いは至らない」と強調。「(同じ考えの)同志はいる」とも訴えた。

 宮沢氏は昨年12月、安倍派のパーティーをめぐる政治資金問題をめぐり、派閥からキックバック分について政治資金収支報告書に記載しないように指示を受けていたことや、不記載について口止めされていることを報道陣に暴露した。自身の不記載分は、2020年から2022年の3年間に140万円だと明かした上で「多くの(安倍派の)仲間も早く説明し潔白を証明したいと思っていると推測するが、(派閥から)『しゃべるな、しゃべるな』と。これですよ」と述べ、派閥側の口止めにあっていることも述べ、怒りをみせていた。

 報道陣に非公開で行われたこの日の議論には100人超の自民党国会議員が出席し、約3時間近く続いた。岸田文雄首相や、派閥会長の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長らは「じっと意見を聞いていた」(宮沢氏)という。

9279OS5:2024/01/18(木) 10:57:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4db4620784e05c8b5aaddd68953c1f65ad351f7
「小池百合子首相」待望論、実現する可能性あるか
1/18(木) 10:22配信
東洋経済オンライン
小池百合子東京都知事(写真:時事)

 岸田文雄首相が、自民派閥パーティーをめぐる巨額裏金事件などでの政権危機に苦闘していることを受け、年明けの永田町では「ポスト岸田」候補の品定めがかまびすしい。その中で、一部でささやかれている小池百合子東京都知事の「首相待望論」も格好の話題となっている。

 2016年7月の都知事当選後も、ことあるごとに初の女性首相候補に名前が挙がり、自らも意欲をちらつかせてきたのが小池氏。年末年始の記者会見でも、半年後に迫る都知事選出馬について「思わせぶり」(周辺)に明言を避けているからだ。

 衆院解散の時期とも絡んで中央政界が注目する都知事選については、東京都選管が昨年11月末に「6月20日告示―7月7日投開票」との日程を決定した。ほぼ想定通りの日程だが、東京地検特捜部の裏金事件捜査との絡みで通常国会召集日が1月26日に決まったことで、中央政界では「衆院選との同日選は日程上困難」(自民選対)との見方が広がる。

■会期末解散は「日程的にありえない」? 

 というのも、首相の解散断行は「会期末の野党による内閣不信任決議案提出」が“政治的条件”となるが、想定される提出時期は6月21日前後。その場合の衆院選投票日は、「公職選挙法上7月14日以降」(総務省)となり、選挙期間中に都知事選投開票という「政治的にありえない日程」(同)になってしまうためだ。

 しかも、裏金事件に加えて能登半島地震への岸田首相の対応にも「後手批判」が付きまとい、年明けに底打ち傾向となった内閣支持率もなお低迷状態が続き、与党内では「通常国会での解散など不可能」(閣僚経験者)との声が支配的だ。

 もちろん首相サイドは「解散は首相の専権事項。いつでも断行できる」(官邸筋)と強調するが、自民首脳の間でも「羽交い絞めしてでも止める」との声が少なくない。このため党内では「首相は9月末の総裁選前に解散できないまま退陣し、後継者が『選挙の顔』となる」(長老)との見方が広がる。

■小池氏は「ポスト岸田」の“超大穴”

 これを受け、「ポスト岸田」については「総裁選実施なら『本命・茂木敏充幹事長―対抗・高市早苗経済安保相―穴・石破茂元幹事長』、話し合い一本化なら上川陽子外相」との見立てがもっぱらだ。

 ただ、“超大穴”として小池氏の名前も挙がっている。同氏は1992年参議院選での中央政界デビュー以来、常に日の当たる政治家人生を歩み、防衛相、自民党3役(総務会長)、総裁選出馬、そして都知事もすべて「女性初」。だからこそ「最終目標は初の女性首相」とみる向きが多く、2021年5月に死んだ愛犬「そう」ちゃんは小池氏自身が「総理を意識して付けた名前」といわれる。

 そうした中、小池氏の支持母体である地域政党「都民ファーストの会」は、昨年12月の江東区長選を筆頭に、その前後の都内の各種地方選で連戦連勝だ。これも踏まえ、都民ファ内部から「小池さんは次期衆院選での国政復帰を狙っている」との声が漏れてくる。

9280OS5:2024/01/18(木) 10:58:01

 小池氏は都知事就任翌年の2017年9月の衆院選に際し、都知事のまま「希望の党」を立ち上げて政権交代に挑んだが、いわゆる「排除発言」で挫折した。ただ、都民ファ幹部は「あのとき都知事を辞めて出馬していれば、結果は違ったはず」と述懐し、今夏の都知事選の出馬を見送り、次期衆院選での中央政界復帰の可能性にも言及する。

 その小池氏は、年末年始の記者会見などでも、都知事選出馬について言及を避けている。都知事選日程決定後の記者会見で記者団から「小池都政の現状と、次期知事選出馬の可能性」を問われた際も「現状も何も、今やるべきことをしっかり取り組む、これが、私の責任だと思っている」と表情も変えずに素っ気なくかわした。

 このため、その後の年末年始の定例会見でも記者団の間では「知事選出馬を問う質問はタブー視されている」(大手新聞の担当記者)のが実情で、「そのこと自体が、小池氏国政復帰との噂を広げる要因」(政治アナリスト)となっている。

■小池氏の本心はどこにあるのか

 ただ、小池氏を知る政界関係者は「そういう噂を流すのが小池氏の常套手段。年齢(71歳)からも本音は都知事3選しかない」(元都庁幹部)と明言する。確かに都知事選をめぐっては、小池氏サイドと自民党との連携が進む一方、野党にも有力候補擁立の動きがなく、小池氏の前回知事選(366万票、得票率約6割)以上の記録的圧勝確実との見方が多いからだ。

 こうした状況から、多くの政界ウォッチャーも「小池氏の本心は、7月の都知事選圧勝でさらに立場を強化し、次期衆院選での自公敗北で政権交代・政界再編の機運が高まれば、都民ファを率いてそれに乗る戦略」と読み解く。

 ただ、その大前提となる「ポスト岸田」の行方は、「春以降の政局展開次第で大きく変わる」(自民長老)との声も多い。ここにきて各種世論調査で支持率がわずかながら上昇し始め、来年度予算案も能登半島地震対応のための予備費増額などの修正が加えられたことで、野党も年度内成立に協力せざるをえない状況となりつつあるからだ。

 このため、岸田首相サイドには「一時浮上した予算成立花道論はほぼ消えた。このままやるべきことをやり続けて支持率がさらに回復すれば、総裁選前の衆院解散も可能になるし、解散しなくても総裁再選はありえる」(岸田派幹部)との強気の声も出始めている。

■「衆参同日選」視野に、まず都知事選圧勝狙い

 その一方で、自民幹部の間では「岸田首相は『政治改革』に一定のメドをつけ、解散しないまま総裁選前に退陣表明したほうが影響力を残せる」(無派閥有力議員)と指摘する向きも多い。

 その場合、誰が選挙の顔となるかを予測するのはまだ難しく、「結局、誰がなっても2025年7月の衆参同日選になだれ込むのでは」との見方も広がる。だからこそ小池氏は「衆院選出馬か都知事選圧勝の2つの選択肢を天秤にかけ、都知事選ぎりぎりまで政局展開を見極める構え」(側近)とみられているのだ。

 そうした中、小池氏にとってのベストシナリオは「まず都知事選に圧勝し、そのうえで都民ファを率いて次期衆院選での政界再編・政権交代のリーダー役となり、状況次第で首相の座もうかがう」(同)とされる。しかし、中央政界の現状と今後の展開を想定する限り、「小池氏の思惑通りの状況となるかは極めて不透明」(自民長老)というのが実態だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

9281OS5:2024/01/18(木) 11:23:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bae7efb4fd1f358ebfd4f4d06c2aee911deaab4
自民安倍派の大野泰正議員、離党へ
1/18(木) 11:17配信

共同通信
 自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件で、高額の裏金を受領していた大野泰正参院議員は、東京地検特捜部に自身が立件された場合、離党する意向を固めた。党関係者が18日、明らかにした。

9282OS5:2024/01/18(木) 11:27:04

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1378195932/8815
↑常任幹事会名簿 まさかの稲田朋美復権とかある?
 橋本聖子あたりが座りが良いんだろうが彼女も疑惑の一人だからな

https://news.yahoo.co.jp/articles/81e0b9405e2e4fbb6c91f94a3ec50effb9544bb5
安倍派「5人衆」が派閥幹部辞任を検討 立て直しへ大幅刷新か
1/17(水) 22:47配信


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毎日新聞
自民党安倍派「5人衆」の(左上から時計回りに)松野博一氏、西村康稔氏、高木毅氏、萩生田光一氏、世耕弘成氏

 自民党派閥の清和政策研究会(安倍派、98人)の「5人衆」と呼ばれる幹部が、同派執行部の役職を辞任する検討に入った。派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、派を立て直すためには、幹部を大幅に刷新すべきだとの意見が強まっている。東京地検特捜部による強制捜査後、初の議員総会を19日に党本部で開催する予定だ。


 5人衆のうちの複数と、座長を務める塩谷立元文部科学相は17日、国会内で会談した。議員総会に向けた対応を協議し、5人衆や塩谷氏の常任幹事、座長、事務総長といった執行部の役職の辞任についても議論した模様だ。辞任はこれ以外の幹部に拡大する可能性もある。

 5人衆は、西村康稔前経済産業相、萩生田光一前党政調会長、松野博一前官房長官、世耕弘成前党参院幹事長、高木毅前党国対委員長。いずれも裏金事件の発覚後に閣僚や党幹部を辞任し、特捜部から任意の事情聴取を受けていた。

 安倍派は、安倍晋三元首相が2022年7月に銃撃事件で死去した後も会長を置かず、塩谷氏と5人衆を含む15人が「常任幹事会」による合議制で派閥運営を続けてきた。

 今後は執行部を一新して、若手中心で運営する案などが検討されている。派閥の解消論を主張する議員もいる。安倍派幹部の一人は「幹部はしっかりと責任を取るつもりだ。派内の若手にとって一番よい結論を考えたい」と語った。【飼手勇介】

9283OS5:2024/01/18(木) 17:23:35
https://www.sankei.com/article/20240118-5FMZLDQ7O5MAJBVTF5YVAXF4L4/
自民無派閥議員、中堅若手19人で「情報交換会」設立へ
2024/1/18 16:31

自民党の有志議員らが開いた、「無派閥連絡会」(仮称)結成に向けた準備会。中央はあいさつする赤沢亮正財務副大臣=18日午前、国会
自民党の有志議員らが開いた、「無派閥連絡会」(仮称)結成に向けた準備会。中央はあいさつする赤沢亮正財務副大臣=18日午前、国会

自民党の赤沢亮正財務副大臣と、坂井学元官房副長官らが18日、国会内で会合を開き、政治改革論議を進めるため「無派閥情報交換会」を設立することで一致した。無派閥の若手・中堅議員ら19人が発起人となる。19日に初会合を開き、それ以降は週1回で定例化する。

19人以外の議員にも参加を呼びかける。閣僚や党幹部経験者、派閥所属議員は対象としない。また、赤沢、坂井両氏は連絡係にとどまり、代表者などは置かない。

赤沢氏は会合後の記者会見で、会の位置付けについて「話したいことを自由に話す。情報交換の結果、何か行動を起こすことはある。それが本来の『政策集団』のあるべき姿なのではないか。それを目指している」と述べた。

当初、赤沢氏らは党派閥の政治資金パーティーを巡る一連の問題について無派閥議員の主張をまとめることも検討したが、意見の集約は難しいと判断した。

赤沢氏は石破茂元幹事長と親しく、坂井氏は菅義偉前首相の側近として知られる。無派閥議員によるグループとしては、石破氏が平成25年に自身に近い議員による「無派閥連絡会」を結成し、石破派結成にあわせて発展的に解消された経緯がある。

赤沢氏らは「中堅・若手の集まりなので、(旧石破派などとは)趣旨が違う」としている。

9284OS5:2024/01/18(木) 22:02:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6e532ee3b9d7034292d4ba22cca6e58b831fbf4
自民岸田派、解散へ 党内に「率先垂範」
1/18(木) 19:29配信
時事通信
記者団の質問に答える岸田文雄首相=18日午後、首相官邸

 自民党岸田派は18日、解散する方針を固めた。

 派閥の政治団体と事務所を廃止する。最大派閥・安倍派などによる政治資金パーティー収入の裏金事件を受け、岸田文雄首相は「派閥解消」を宣言することを検討。自ら率先して範を示し、他派閥に同様の決断を促す狙いがある。

 首相は同日、首相官邸で記者団の取材に応じ、岸田派の「解散を検討している」と表明。「政治の信頼回復に資するなら、(解散を)考えなければならない」と語った。

 同派幹部によると、党が25日に政治改革案の中間取りまとめを行った後の解散を想定している。首相は裏金事件を受けて昨年12月に同派を離脱するまで会長を務めていた。

 東京地検特捜部は、政治資金規正法違反容疑で岸田派の元会計責任者を立件する方針。同派は関連する政治資金収支報告書の訂正を総務省に届け出た。関係者によると、首相はこうした動きを踏まえ、座長の林芳正官房長官ら同派幹部と18日に解散を確認したという。

 首相周辺は「政治団体を解散し、事務所をたたむ。政策集団としても残さない」と説明。同派幹部は、首相の狙いについて「率先垂範」としつつ、「あとは各派閥の判断だ」と語った。ただ、派内から「同志の絆は残る」との声が出ており、緩やかなグループとして存続する可能性もある。

 岸田派は1957年に池田勇人元首相が旗揚げした名門派閥。「保守本流」を自認し、岸田氏を含む5人の首相を輩出してきた。現在の所属議員は46人で、党内第4位の規模。

9285OS5:2024/01/18(木) 22:03:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/5666602cfc09affb3e0e8715d52bd1973ff3793d
首相、岸田派の解散検討を表明 自民派閥の政治資金事件巡り
1/18(木) 19:44配信

毎日新聞
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=首相官邸で2024年1月18日午後7時23分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は18日、自民党派閥の政治資金を巡る事件に関連し、自身が会長を務めていた岸田派(宏池会)について「解散することを検討している」と表明した。宏池会を巡っては東京地検特捜部が政治資金規正法違反で当時の会計責任者を立件する方針を固めており、出身派閥の解散方針を打ち出すことで信頼回復に向けた姿勢を示す狙いとみられる。首相官邸で記者団に語った。

【図で解説】裏金化、どうやった? 疑惑の構図

 宏池会の解散について問われ「政治の信頼回復に資するものであるならば、そうしたこと(解散)も考えなければならないと思っている」と語った。他派閥にも解散を求めるかについては「とりあえず我々(岸田派)として信頼回復のためにどうあるべきかを考えている。そして解散についても検討しているという状況だ」と述べるにとどめた。

 宏池会は衆参46人の党内第4派閥。1957年に結成された現存する自民最古の派閥で、池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一ら歴代首相を輩出した。岸田首相は2012年に会長に就任したが、自民党派閥の政治資金問題を受けて23年12月に会長を退き、派閥も離脱した。【鈴木悟、池田直】

9286OS5:2024/01/18(木) 22:04:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8cff9a3c26168867be38499c6d8131c2382a765
岸田派と安倍派、解散を検討 首相「信頼回復に資するなら」
1/18(木) 20:09配信

朝日新聞デジタル
首相官邸を出る際、記者の質問に答える岸田文雄首相=2024年1月18日午後7時22分、岩下毅撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、岸田文雄首相は18日、首相官邸で記者団の取材に応じ、自身が会長を務めてきた「宏池政策研究会」(岸田派)の解散を検討していることを明らかにした。「清和政策研究会」(安倍派)の幹部も安倍派の解散を検討していることを朝日新聞の取材に明かした。


 東京地検特捜部は、宏池会が約3千万円の収支を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、同派の元会計責任者を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で立件する方針を固めている。

 首相は記者団から対応を問われ、「(岸田派の)解散についても検討している。政治の信頼回復に資するものであるならば、そうしたことも考えなければならない」と語った。首相は2012年から岸田派会長を務めてきたが、派閥パーティー問題を受けて昨年12月に派閥を離脱した。

 岸田派は、政治資金規正法で規定されている「その他の政治団体」として総務省に届け出をしている。首相は「(政治団体の)届け出を取り下げることも含めて検討している」と説明。政治団体でなくなれば、政治資金パーティーを事実上開くことができなくなるため、政治改革を進める姿勢を示す狙いがあるとみられる。岸田派関係者によると、東京・永田町にある派閥事務所は閉鎖する方向だという。

 宏池会は1957年に池田勇人元首相が創設。党内で最も古い派閥で、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一の各首相を輩出し、「保守本流」を掲げてきた。

 東京地検特捜部は、最大派閥の安倍派や、二階俊博・元幹事長が会長を務める「志帥会」(二階派)によるパーティー収入の裏金化についても捜査している。首相は、岸田派以外の派閥に解散を求めるのかについては言及を避けた。

 一方、安倍派幹部は朝日新聞の取材に、「今後、(安倍派の)解散も含めて検討しないといけなくなる」と語った。

朝日新聞社

9287OS5:2024/01/19(金) 10:27:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9f210a82255c8938400180957814329b810aa4
岸田派解散、首相が乾坤一擲の勝負 岸田派解散表明で他派閥にボール
1/18(木) 23:10配信
産経新聞
岸田文雄首相(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は18日、会長を務めていた岸田派(宏池会)の解散検討を表明し、乾坤一擲の大勝負に出た。自民の派閥パーティー収入不記載事件を受け、安倍派(清和政策研究会)など他派閥にも解散を促す圧力となりそうだ。派閥解消が一気に進む可能性もある。


「国民の信頼回復のため、宏池会は率先して解散するべきだ」

首相は18日、1日かけて岸田派幹部や同派出身の閣僚を官邸に呼び込み、自らの覚悟を伝えた。「率先」という言葉に、他派に同様の行動を促す思いがにじんだ。

この後、首相は記者団の取材に応じ、笑みを浮かべながら「宏池会の解散について検討している」と表明した。首相周辺は「今まで見たことのない、自信のある表情だった」と話した。

首相は令和3年10月の首相就任後も昨年12月まで岸田派会長にとどまるなど、派閥にはひときわ愛着を持っていたとされる。その首相が岸田派を率先して解散するのは、東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で岸田派の元会計責任者を立件する方針となったことで危機感を強めた半面、党内に覚悟を示す狙いがある。派閥解消に向け、自民各派にボールが渡った形といえる。

首相は今月16日、自民の政治刷新本部の全体会合に出席。約3時間、50人近い議員の意見に耳を傾けた。このうち10人ほどが派閥解消を訴えていたという。政権幹部は「平場にはエネルギーがある」と述べ、首相が意欲を強めたと指摘する。

同本部は、月内に中間とりまとめを行う。党内では派閥解消や派閥パーティー禁止も検討されているが、これまで捜査が及んでいない麻生派(志公会)や茂木派(平成研究会)が納得するかは不透明だ。

自民中堅議員からは「派閥がなくなったら人事はどうする。党内に人事部を作るのか」との声も漏れる。反発によって各派の足並みが乱れたり、「派閥解消」が骨抜きになったりすれば、首相の求心力が急落する恐れもある。

首相周辺は「これで岸田降ろしに動く自民党ならば、どのみち国民から見放される」と述べた。(長橋和之)

9288OS5:2024/01/19(金) 10:28:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9312e533cbb31a9ada3725948eebb25fe5911f9b
安倍・二階・岸田の3派閥を立件へ 幹部議員は19日にも不起訴
1/18(木) 20:38配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、宏池会(岸田派)の政治資金収支報告書に、2018年からの3年間で収入など3000万円超が記載されていない疑いがあることが関係者への取材で判明した。東京地検特捜部は19日にも清和政策研究会(安倍派)と志帥会(二階派)と合わせて立件する方針を固めた模様だ。安倍、二階両派の会計責任者ら2人を政治資金規正法違反で在宅起訴し、岸田派の元会計責任者を略式起訴するとみられる。


 一連の事件では自民の主要5派閥が同法違反容疑で刑事告発されたが、安倍、二階、岸田の3派閥が刑事責任を追及される見通しとなった。一方、3派閥の会長や事務を取り仕切る事務総長ら幹部議員については、いずれも会計責任者との共謀が認められないとして一斉に不起訴処分にするとみられる。

 3派閥ではパーティー券収入のノルマ超過分を議員側にキックバック(還流)する運用が続けられていたとされる。安倍派では還流資金に関する収支が派閥側と議員側の両方の収支報告書に記載されておらず、二階、岸田両派では議員側への支出は記載されているものの、パーティー券収入の総額が過少記載されていた疑いがあるという。また、安倍、二階両派ではノルマ超過分を派閥に報告せず、事務所でプールしていた議員が複数いるとされる。

 安倍派では裏金化の総額が6億円近くに上る可能性がある。特捜部は、刑事告発された松野博一前官房長官▽西村康稔前経済産業相▽高木毅前党国対委員長▽世耕弘成前党参院幹事長▽萩生田光一前党政調会長▽下村博文元文部科学相▽塩谷立元文科相――の7氏をいずれも不起訴とする方針。

 一方、4000万円超の還流を受けた疑いがある、いずれも安倍派の大野泰正参院議員=岐阜選挙区=と谷川弥一衆院議員=長崎3区=については、在宅のまま政治資金規正法違反で立件するとみられる。今月7日に逮捕された池田佳隆衆院議員=比例東海、自民を除名=と合わせて現職3人が刑事訴追される見通しだ。

 不記載額が2億円超に上る疑いがある二階派では会長の二階俊博元党幹事長の事務所で、ノルマ超過分の3000万円超がプールされていたとみられることが関係者への取材で新たに判明した。特捜部は、二階氏の秘書を同法違反で略式起訴する方針。二階氏本人は派閥と事務所の両方の不記載への関与を否定しているといい、特捜部は不起訴にするとみられる。

 岸田派では、元会計責任者が不記載への関与を認めているが、派閥会長だった岸田文雄首相らの関与は否定しているという。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜、山田豊】

9289OS5:2024/01/19(金) 10:40:31
岸田は宏池会から離脱してるんじゃ・・・?
そしたら、宏池会についても 何か言う立場じゃなくなるような
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec7669876d29a6df3ad8a75e197d2df3f3fa36aa
【速報】“岸田派解散”表明の首相「他の派閥については何か言う立場にない」
1/19(金) 9:47配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)


「岸田派を解散することを検討している」と前日に表明したことに関連し、岸田首相は19日、「他の派閥のありようについて何か言う立場にない」と述べた。

「岸田派を解散することを検討している」と表明したことを巡り、岸田首相は官邸に入る際、記者団から、党内の他派閥から反発が出ていることに対する見解を問われた。

これに対し岸田首相は、「政治の信頼回復のために宏池会(岸田派)を解散するということを申し上げた。ただ、他の派閥のありようについて何か申し上げる立場にないと考えている」と述べた。

その上で、「(自民党の)政治刷新本部における議論をしっかり進めていきたい」と強調した。

また、政治刷新本部での議論の集約については、「国民から、政策集団というものが金やポストを求める場になっているのではないかという疑念の目が注がれている」として、「疑念を払拭して信頼回復するために、政策集団のルールは考えていかなければならない」と述べた。

一方、裏金疑惑の実態解明に向けての考えも問われたが、「まだ捜査が続いている。そして、今後、出てくる結果を見た上で、適切なタイミングで対応を考えていきたい」と述べるにとどめた。

フジテレビ,政治部

9290OS5:2024/01/19(金) 19:44:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c1fd97260561f5d7a262fd68cf209260c62aa03
自民、派閥「解消」宣言しては復活を繰り返した過去 権力闘争の舞台
1/19(金) 19:30配信

産経新聞
自民党では岸田派や二階派など派閥解散表明が相次いでいる=党本部

自民党では派閥パーティー収入不記載事件を受け、岸田派(宏池会)、二階派(志帥会)に続き、最大派閥の安倍派(清和政策研究会)も解散する方向となった。党内の6派閥中半分が消えることになり、党内のパワーバランスは変化する可能性がある。ただ、自民は「政治とカネ」問題などが起こるたび、派閥解消論が浮上してはうやむやになっていくという歴史を繰り返してきた。今回は本当になくなるのか。

「われわれは、派閥解消を決意し(中略)世界をリードする政策を立案・実行できる政党への脱皮をはかる」

自民党は平成元年5月に策定した「政治改革大綱」で高らかにこううたった。

大綱は昭和63年のリクルート事件で有力議員に政治とカネの問題が直撃したことを受け、政治不信を払しょくするために定められた。派閥解消に向けた一歩として、総裁、副総裁、総務会長、政調会長、参院議員会長、閣僚の在任中の派閥離脱を明記している。

この一歩は空文化している。平成20年に総裁になった麻生太郎首相(当時)は、所属する麻生派(当時は為公会)を離脱しなかった。岸田首相も令和3年10月の就任後、昨年12月まで岸田派に所属した。

自民は政治改革大綱の策定した後も、派閥解消に向けた動きをアピールすることがたびたびあった。平成6年の野党転落をきっかけに、党基本問題調査会の答申を受けた河野洋平総裁(当時)が党改革の最大の目玉として、各派閥の領袖(りょうしゅう)に派閥事務所の閉鎖などを要請、「派閥解消」を宣言した。

各派が解散式を行い、派閥事務所の閉鎖を決定。メディアも「旧○○派」の通称に統一された。しかし、自民が同年に社民、さきがけ両党と連立政権を樹立して政権に復帰したことも受け、解消したはずの旧派閥が政策勉強会を再開するなど、形を変えて実質的に存続。派閥解消はかけ声倒れに終わった。

11年には党改革本部が当時の小渕恵三首相(党総裁)への答申の中で、「派閥」が「政策グループ」に様変わりしたと指摘。「政策グループに対する国民の理解を積極的に求めていく」などと、事実上の「派閥復活宣言」をしていた。

石破茂氏も幹事長を務めていた24年11月、脱派閥の一環として派閥事務所の党本部への移転を掲げた。しかし、各派は黙殺。当の石破氏も27年に石破派(水月会、現在は解散)を立ち上げるに至った。

派閥は自民内で切磋琢磨を促し、総裁を頂点とした統治機能を高める機能も果たしてきた。ただ、実態は党総裁を決めるための権力闘争の舞台となっていた。派閥領袖は派の人数を武器に総裁選レースの作戦を練る。所属議員は、領袖が政治資金パーティーなどで集めたカネや、首相や党執行部から分配されたポストの配分を受けるー。特定の実力者に権力が集中し、「政治とカネ」問題の温床となる弊害が指摘されている。

党政治刷新本部の幹部は「政治改革大綱にあれだけ書いたのに実現していない。もう一段、取り決めを上に行かねばならない」と語り、25日にも決定する政治改革に関する中間取りまとめに「派閥全廃」を盛り込むべきだと主張する。

9291OS5:2024/01/19(金) 19:45:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/698e8bca5149dec96b08f1dc33b50f9c7446ec98
自民二階派が解散決定 安倍派若手も早期判断要求 派閥パーティー
1/19(金) 14:48配信
時事通信
記者会見する自民党二階派の二階俊博元幹事長=19日午後、東京都内

 自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、岸田派が解散する方針を固めたことを受け、自民内で19日、派閥解散の動きが広がった。

【ひと目で分かる】自民党6派閥の総収入とパーティー収入(2022年)

 二階派は緊急総会で解散を決定。安倍派の中堅・若手の国会議員は同派の解散を塩谷立座長に要求した。同派はこの後の臨時総会で対応を協議した。

 岸田文雄首相(党総裁)は19日、首相官邸で記者団に「政治の信頼回復のために宏池会(岸田派)を解散する」と説明。他派閥に関しては「申し上げる立場にはない」と言及を避けつつ、「派閥がカネやポストを求める場になっているとの疑念を払拭するため、政策集団のルールを考えていかなければならない」と語った。

 首相はこの後、麻生、茂木両派をそれぞれ率いる麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と党本部で個別に協議。岸田派の解散方針に理解を求めたとみられる。

 ただ、記者団には「政治刷新本部の今後の対応について意見交換した」と述べるにとどめた。

 二階派の緊急総会では会長の二階俊博元幹事長が「政治への信頼を取り戻すために志帥会(二階派)を解散する」と表明。出席者からは異論も出たが、最終的に了承された。

 安倍派は19日夕、党本部で臨時総会を開いた。これに先立って同派の中堅・若手30人超(オンライン参加を含む)は党本部で対応を協議。この後、福田達夫元総務会長は記者団に「責任を明確にした上で、解散を速やかに決めるべきだということで一致した」と語った。

9292OS5:2024/01/19(金) 19:46:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4387f649603f9ce0a5d92b2e3c75d87bf7f1178
【速報】自民党・麻生副総裁 麻生派の在り方「所属議員と相談していく」政治資金パーティーめぐる事件でコメント
1/19(金) 18:37配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

自民党の派閥の政治資金パーティをめぐる事件で岸田派が派閥の解消を決めたことを受け、麻生派の会長である麻生太郎副総裁がコメントを発表しました。

麻生氏は、麻生派の今後の対応について「現在、党の政治刷新本部において、政策集団の在り方についての議論が行われており、来週にも中間とりまとめが行われるものと承知しております。その中間とりまとめを受けたうえで、政策集団として活動していくにあたり、その在り方について、志公会所属議員とよく相談して参りたいと考えております」としています。

TBSテレビ

9293OS5:2024/01/19(金) 19:55:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7682cca7ea3e3c6898d768e5bf85773512a8e25
自民の最大派閥、安倍派も解散方針を決める 岸田派、二階派に続き
1/19(金) 19:34配信

朝日新聞デジタル
清和政策研究会(安倍派)の総会で頭を下げる塩谷立座長(中央)、高木毅事務総長(右)、世耕弘成・前参院幹事長=2024年1月19日午後6時5分、東京・永田町、柴田悠貴撮影

 自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会、96人)は19日夜の議員総会で、解散する方針を決めた。自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けた派閥解散は、岸田派(46人)、二階派(38人)に続く3派閥目となる。

【写真】清和政策研究会(安倍派)の総会に出席するため自民党本部を訪れた松野博一・前官房長官=2024年1月19日午後4時51分、東京・永田町、小林一茂撮影

 19日に安倍派の会計責任者が政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で東京地検特捜部に在宅起訴された。特捜部から任意聴取を受けていた同派幹部らは共謀には問えないとして立件されなかったが、同派座長の塩谷立・元文部科学相は同日夜、「信頼を裏切ったことに心より深くおわび申し上げる」と頭を下げた。

 同派は、福田赳夫元首相が首相退任後の1979年に設立した「清和会」から続いてきた。2000年以降、森喜朗氏、小泉純一郎氏、安倍晋三氏、福田康夫氏の首相4人を輩出したほか、党中枢の役職も得て大きな影響力を持ち、「清和会支配」と呼ばれてきた。

 会長だった安倍晋三元首相が22年に死去した後、会長不在の集団指導体制になった。座長の塩谷立・元文部科学相のほか、松野博一・前官房長官、高木毅・前党国会対策委員長、世耕弘成・前党参院幹事長、萩生田光一・前党政調会長、西村康稔・前経済産業相が「5人衆」と呼ばれて派閥運営の中心的役割を担っていた。(鶴岡正寛)

朝日新聞社

9294OS5:2024/01/20(土) 04:44:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/108e5454db1be6471154681faad5fa7830139104
自民安倍派、二階派も解散 麻生派、茂木派は協議 派閥解散の流れ拡大
1/20(土) 0:37配信
産経新聞
自民党安倍派の議員総会であいさつする塩谷立座長=19日午後、党本部(三尾郁恵撮影)

自民党派閥のパーティー収入不記載事件を巡り、安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)は19日、派閥の解散を決めた。岸田文雄首相(党総裁)も同日、自身が会長を務めていた岸田派(宏池会)について「政治の信頼回復のために解散する」と記者団に明言した。首相が18日に表明した派閥解散の流れが拡大した。

二階派は19日に議員総会を開き、会長の二階俊博元幹事長が解散方針を表明し、了承された。二階氏は記者会見で、同派元事務局長の立件について「会長としての責任を痛感し、心からおわびする」と陳謝した。

続いて安倍派も19日の議員総会で解散を決めた。塩谷立座長は会見で「(出席者の)90%ぐらいは解消すべきだということだった」と説明。総会では国会や党の役職を自ら辞する意向を示す出席者もおり、塩谷氏自身も衆院政治倫理審査会長を退く考えを示した。

一方、首相は19日、記者団に対し、岸田派以外の派閥の対応については「申し上げる立場にない」と語るにとどめた。自民の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と党本部で会談し、岸田派の解散方針を説明した。

麻生派(志公会)と茂木派(平成研究会)は事件への関与がなく、対応が焦点となっている。麻生、茂木両氏は派閥解散に否定的とされる。

自民の政治刷新本部は来週にも中間報告をまとめる。麻生、茂木両氏は19日、中間報告の結果を受け、自派の所属議員と対応を相談していく考えをそれぞれ表明した。記者団の取材などに示した。

9295OS5:2024/01/20(土) 04:45:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/955e65a5531704a6c05a5b302c039205ae5504ce
安倍派も二階派も解散へ、国民の理解が得られないと判断…立件対象にない麻生派と茂木派は慎重
1/19(金) 23:58配信

読売新聞オンライン
自民党本部で行われた安倍派の会合(19日午後)=川口正峰撮影

 自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会、96人)と第5派閥の二階派(志帥会、38人)は19日、自民派閥の政治資金規正法違反事件で立件対象となったことを受け、それぞれ派閥を解散する方針を決めた。同じく立件対象となった岸田派(宏池会、46人)が先んじて解散の方針を決定し、同様の対応を取らなければ国民の理解が得られないと判断した。

 安倍派は同日、党本部で臨時総会を開き、派閥を解散することを確認した。塩谷立・座長は総会後の記者会見で、「国民の信頼を裏切ったことに対し、心から深くおわび申し上げる」と陳謝した。解散する理由を問われると、「清和研の歴史に幕を閉じることは断腸の思いだが、自民党が新たにスタートするためには区切りとして、けじめをつけなければならない」と説明した。

 二階派も同日、東京都内で臨時に開いた総会で、派閥を解散する方針で一致した。同派を率いる二階俊博・元幹事長は総会後の記者会見で、「政治への信頼を取り戻すために解散するとの結論に至り、所属議員の了承を得た」と述べた。

 一方、立件対象に含まれなかった第2派閥の麻生派(志公会、56人)や第3派閥の茂木派(平成研究会、53人)は、派閥の解散に慎重な姿勢を見せている。

 第6派閥の森山派(近未来政治研究会、8人)はこの日の会合で、同党の政治刷新本部が政治改革の中間取りまとめを月内に公表することを念頭に、今後の動向を注視していくことを確認した。

9296OS5:2024/01/20(土) 18:07:41



https://news.yahoo.co.jp/articles/8f7d535fae0cfb46f6f393dc3eacd3dc19015dd9
福田達夫氏「新しい集団つくる」 安倍派源流創設者の孫
1/19(金) 23:26配信
共同通信
福田達夫氏

 自民党安倍派の福田達夫元総務会長は19日、同派の解散決定を受け「反省の上に新しい集団をつくっていくことが大事だ」と党本部で記者団に述べた。集団のイメージについては「派閥ではなく、新しいガバナンスの形」と表現した。福田氏の祖父は安倍派の源流である福田派(清和会)を創設した福田赳夫元首相。

 福田氏は解散が決まった19日の派閥総会に先立ち、塩谷立座長に解散を早期に検討するよう申し入れていた。

 同じく福田元首相を祖父に持つ越智隆雄元内閣府副大臣は「清和会は金権政治打破で生まれた。その理念と今の状況は大幅に違う」と指摘した。

9297OS5:2024/01/20(土) 18:08:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bac215cd3441d0c37e72e609f582cbef0ae5baf
「何もしなけりゃ自民は終わる」 岸田派解散、首相決断の舞台裏
1/20(土) 10:12配信

産経新聞
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=19日午後、首相官邸(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)が、自ら率いた同党岸田派(宏池会)の解散を決断したのは、パーティー収入不記載事件で国民の政治不信が高まる中、派閥の存続は自民政権の崩壊につながりかねないとの強い危機感を抱いたからだ。首相は昨年末から派閥解消を探っていたが、消極的な党幹部には相談せずに腹案として温め、電撃的な表明で強行突破を図った。決断の経緯を振り返る。


「いろいろと批判されることは分かっている。でも、何もしなけりゃ自民党は終わりだ」。首相は表明直後の18日夜、周囲に心境を漏らした。

首相は昨年末、最大派閥・安倍派(清和政策研究会)などへの捜査が本格化したころから、派閥解消の案を練っていた。「国民から派閥が金やポストを求める場となっているとの疑念の目が注がれている」(首相)以上、その在り方を抜本的に変えなければ、党の存続も危うくなるとの危機感があったからだ。

そんな首相の思いが党幹部に共有されていたとは言い難い。首相は昨年12月に岸田派を離脱したが、派閥領袖(りょうしゅう)である麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らは同調しなかった。このころ首相周辺は「派閥は解消しなければならないが、麻生氏と茂木氏による岸田降ろしに発展しかねない」と運びの難しさを語っていた。

ただ、年が明けて自民の政治刷新本部の議論が始まると、若手からも派閥解消論が公然と噴出した。首相は背中を押されるように、自らの確信も深めていった。

「(各派閥が同一選挙区に候補を擁立した)中選挙区時代は同じ自民でも派閥が違えば会話することもなかったが今はそうではない。昔ほど派閥は絶対じゃない」

今月中旬、首相がそう漏らすのを聞いた側近の一人は「あれで首相は派閥解消をやるんだなと確信した」と明かす。

首相も個々の派閥の在り方に直接、関与できる立場にはなく、まずは自らの本気度を示す必要があった。18日午後、官邸にひそかに岸田派幹部を呼び寄せ、同派解散の意思を伝えた。一人一人に「後ろ向きではなく、攻めのための解散だ」とも訴えた。

党内には不意打ち的な表明に反発も広がるが、首相は周辺にこう語る。

「俺はこれが正しいと信じる」(永原慎吾)

9298OS5:2024/01/20(土) 18:10:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/a97f67aa60d31d8d236e45d9753f88b0ca541722
高圧的言動、たびたび物議 「最も地元に貢献」評価も 谷川議員
1/20(土) 7:12配信
時事通信
谷川弥一衆院議員=2023年12月13日

 自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件で略式起訴された谷川弥一衆院議員(82)は、地元への貢献度が「これまでの長崎県選出議員の中で一番」との評価もある一方、高圧的な言動がたびたび物議を醸してきた。


 
 谷川氏は五島列島の五島市出身で、高校卒業後に建設会社を創業。1987年から県議を5期務め、2003年の衆院選に長崎3区から出馬し初当選した。文部科学副大臣を務めたほか、国境離島新法の成立に尽力し、西九州新幹線建設など地元振興にも取り組んできた。

 後援会会長の島信行氏は「地域貢献という面では、今までの県選出の国会議員で一番。だからわれわれも一生懸命応援してきた」と熱を込めて話した。

 一方で谷川氏は19年、新幹線建設を巡る佐賀県の対応について「韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ」と発言。その後、「佐賀県の対応がけんもほろろなので、言葉が走ってしまった」と釈明した。

 23年12月には、派閥パーティー事件について質問を重ねる報道陣に「頭悪いね。これ以上言いませんと言ってるじゃない」と言い放ち、SNSなどで批判を受けた。

 数年前まで谷川氏側から安倍派のパーティー券を購入していたという後援会の元会員は、「機嫌を損ねないよう数枚買っていた」と打ち明ける。「言うことに従わない相手に圧力をかけるのは有名な話だ」と吐き捨てるように話した。

9299OS5:2024/01/21(日) 07:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7c1ff9fe4c5d27e879e16d9573184169bce1ab3
岸田首相、捨て身の派閥解消 反転攻勢狙い、危うさも 麻生・茂木派が反発、党内動揺〔深層探訪〕
1/21(日) 7:00配信

時事通信
記者団の質問に答える岸田文雄首相=19日午後、首相官邸

 岸田文雄首相が自民党岸田派(宏池会)解散という賭けに出た。派閥の政治資金パーティー収入裏金化事件で内閣支持率がどん底状態から抜け出せない中、1957年から続く名門派閥の解体で捨て身の反転攻勢を図る。首相を支えてきた第2、3派閥の麻生派と茂木派からは首相の独断に「徹底対決だ」と不満が高まっており、政権基盤が揺らぐ危うさをはらむ。

 ◇主流派に事前に伝えず
 「『隗(かい)より始めよ』だ」。昨年12月まで約11年率いてきた岸田派の解散について、首相は19日、面会した党青年局メンバーにこう強調した。解散表明に先立ち、首相は18日、同派座長の林芳正官房長官に方針を伝達。所属する官房副長官や閣僚経験者にも短時間で根回しを済ませた。国民世論に派閥への批判が強まる中、首相周辺は「岸田派が率先しなければならない」と語った。

 首相は以前から周囲に「派閥はやめてもいいのではないか」と漏らし、岸田派解散を腹案として温めてきた。同派の元会計責任者の立件方針が18日に報じられたことも背中を押したとみられる。

 党内には動揺が広がり続けている。首相は麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長ら政権中枢の幹部に自身の決断を事前に伝えなかった。党政治刷新本部で派閥存廃が焦点となっている最中に「抜け駆け」した格好となったことに関し、党関係者は「派閥解消に抵抗があり、自ら打ち出した」との見方を示した。

 首相の狙い通り、安倍派、二階派は19日に解散を決めた。安倍派からは「乗り遅れたらイメージが悪い」(ベテラン)、「岸田派に追随せざるを得ない」(閣僚経験者)との声が相次いだ。首相は記者団に「その派閥で判断されたことだ」と述べるにとどめた。

 ◇菅前首相は評価
 一方、麻生派と茂木派は東京地検特捜部の立件対象にならず、派閥を維持する姿勢を崩していない。首相の意向に、麻生派幹部は「皆で横断歩道を渡ろうというのか」、茂木派幹部も「解散するいわれはない」と猛反発。森山派も様子見の構えで、「派閥全廃」へ進むかは不透明だ。

 首相は党総裁とはいえ、党から独立した組織である他派閥への指揮権はない。強引とも言える手法に、政権を支えてきた麻生、茂木両氏が反抗し、3人の距離が急速に広がる可能性もある。

 首相としては両氏の不興も想定し、菅義偉前首相の取り込みを図ったとの見方もある。関係者によると、菅氏は首相に「派閥解消まで行かないと世論は納得しない」と主張しており、首相の今回の決断を評価しているという。

 ◇「岸田降ろしに発展」
 自民は政治資金規正法の改正に向け、政治団体の会計責任者だけでなく政治家にも責任が及ぶ連座制導入など罰則強化を打ち出す方針だ。政権が裏金事件で瀬戸際に立たされる中、党関係者は「首相は派閥解消と連座制で突破口を開こうとしている」と指摘。自民執行部の一人は「支持率も上がり、求心力も戻る」と期待した。

 ただ党内では、安倍派幹部らの「不起訴処分」を受けて検察審査会の手続きが始まるとの見方は強く、影響が長期化する可能性がある。

 かつて宏池会会長を務め、今も一定の影響力を保つ古賀誠元幹事長は関係者に「どうしようもない」と不満を漏らした。首相周辺からは「『岸田降ろし』に発展するのではないか」と不安視する声が出ている。

9300OS5:2024/01/21(日) 08:53:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a392cb799d3deb95cca6332537c9c855deb9595
麻生・茂木氏は岸田首相に「派閥続ける」 森山派は「中間報告」踏まえ判断
1/20(土) 17:41配信
産経新聞
麻生太郎副総裁

自民党派閥パーティー収入不記載事件を受けた派閥解散の可否を巡り、麻生派(志公会)と茂木派(平成研究会)の会長をそれぞれ務める麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長が、岸田文雄首相(党総裁)に対し、派閥を存続させたいとの意向を伝達したことが20日、分かった。複数の党幹部や党関係者が明らかにした。

関係者によると、麻生、茂木両氏は19日、首相と個別に党本部で会談した際に意向を伝えた。首相は各派閥が判断すべきだとの考えを示した。

麻生氏は、事件は安倍派(清和政策研究会)などの政治資金処理の問題ととらえ、派閥には人材育成などの存在意義があるとの認識に立つ。茂木氏は、派閥の力を足掛かりに将来的に首相の座を目指す構えとみられる。

一方、自民の森山裕総務会長は20日、会長を務める森山派(近未来政治研究会)について、党が25日にも決定する政治刷新本部の中間報告を踏まえ、派閥の存廃を判断する考えを示した。鹿児島県霧島市で記者団に「党で議論が始まっており、その経過も見ながら決めたい」と説明した。

不記載事件を巡っては、関係者が立件された安倍派、岸田派(宏池会)、二階派(志帥会)が既に解散を決めた。自民6派閥で唯一、不記載問題で告発されていない森山派が解散を決断した場合、解散に否定的な麻生、茂木両派の動向にも影響を与えそうだ。

9301OS5:2024/01/21(日) 09:00:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/47d3ad84ca3d41b7c840f1c2f09b9ff8d6e05331
自民支持率最低、党内に衝撃 「裏金」影響、下野直前下回る
1/21(日) 7:02配信
時事通信
官邸に入る岸田文雄首相(中央)=20日午後、東京・永田町

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、同党の支持率が急落している。

【図解】自民党支持率が2割を下回った政権

 時事通信の1月の世論調査では、野党時代を除いて1960年の調査開始以来最低の14.6%。有権者の厳しい視線が岸田内閣だけでなく党にも向いている状況が鮮明になり、衝撃が広がっている。

 「数字は実態を表している。地元を回っていても信頼感の低下を感じる」。現職閣僚の一人は自民支持率の落ち込みについて、こう危機感をあらわにした。事件は、東京地検特捜部に関係者が立件された安倍、岸田、二階の3派が解散を決め、党を揺るがす事態に発展している。

 昨年1月から10月まで、自民支持率は同調査で21〜24%台を推移していた。この間、内閣支持率は1月の26.5%から5月に38.2%へ回復し、10月には再び26.3%へ落ちており、党支持率は比較的安定していたと言える。

 ところが、各派のパーティー収入問題が報じられだした11月を境に下落傾向が顕著になる。同月に19.1%と2割を切り、12月は18.3%。年をまたいでさらに3.7ポイントも下がった。内閣支持率は12月17.1%、1月18.6%と低迷しており、これが党に飛び火した格好だ。

 自民政権下で党支持率1割台はそれほど多くない。リクルート事件が火を噴いていた88〜89年当時も2割を割り込むことはなく、初のケースは自社さ連立の村山富市政権だった95年6月。その後、橋本龍太郎、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三(第1次)、福田康夫、麻生太郎各政権下で1割台に落ちている。

 これまでの最低値は麻生内閣時の2009年7月の15.1%。この翌月の衆院選で惨敗し、野党に転落しているが、今回はこれを下回った。

 現時点で立憲民主党や日本維新の会の支持率はおおむね3〜4%台で伸びていない一方、「支持政党なし」の無党派層は今年1月の調査で前月比4.3ポイント増の66.8%となった。政権批判の「受け皿」ができれば、自民は一段と苦しくなる。

 岸田文雄首相(党総裁)は19日、事件を陳謝した上で「再発防止に向け、政治刷新本部の議論を進めていきたい」と記者団に語った。だが、野党の攻勢も予想される中、ベテラン議員は「この状況で上向くわけがない」と顔を曇らせた。

9302OS5:2024/01/21(日) 09:14:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a7443f346d8f82034792f7bc773a4faeb4b23e6
強固な地盤、集票力に定評 政治家一族出身 大野議員
1/20(土) 7:11配信時事通信
 自民党安倍派の政治資金パーティー収入を巡る事件で在宅起訴された大野泰正参院議員(64)=岐阜選挙区=は、祖父が元衆院議長、父は元運輸相、母も元参院議員という政治家一族出身で、強固な地盤を持ち、集票力には定評がある。

 
 大学卒業後、全日本空輸に勤務。両親の秘書などを経て2003年から岐阜県議を3期務めた。13年に母つや子氏の地盤を引き継いで参院選に出馬し初当選を果たした。

 16年には国土交通政務官に就任し、災害時を想定した高速道路の拡充を推進するなど、防災やインフラ整備に尽力。地元県議は「命の政策、命を守るとよく語っていた」と振り返る。

 派閥のパーティー券を大野氏側から多数購入していたという岐阜県内の支援者は、「祖父の時代からの関係もある」と購入理由を明かし、「代金は手渡しではなく、振り込みだった」と話した。

 別の支援者は大野氏について「票が集まる人だ」と評し、パーティー収入の一部不記載については「裏金をつくる理由がないのでは」と首をかしげた。事件発覚後に大野氏から「やましいことは何もない」とするメールが届いたという。

9303OS5:2024/01/21(日) 12:40:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b930d0392699e83eb341bef5f1627a89e5b8b699
岸田派解散の"劇薬"で賭けに出た首相 「迷惑だ」「やけくそになっている」麻生派と茂木派からは不満噴出
1/21(日) 9:10配信

西日本新聞
岸田文雄首相

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件は安倍派議員3人に加え、岸田文雄首相が率いた岸田派も刑事責任を問われる事態となった。「政治の信頼回復」を大義名分に、首相は不退転の決意で岸田派解散という「劇薬」を投じたが国民の不信を払拭できるかは見通せない。首相を支えてきた麻生派や茂木派からは、党内調整なしの唐突すぎる派閥解散宣言に早くも不満が噴出。政権基盤の不安定化は否めず、首相の賭けは政局を左右しそうだ。

「政治の信頼回復のために宏池会を解散する」。19日朝、首相は官邸で記者団に岸田派解散を宣言した。前日の「検討」から踏み込み強い覚悟をにじませた。

 首相は「ただ、他派閥のありようには申し上げる立場にはない」と付言したが、総裁による出身派閥の解散表明は他派閥への同調圧力となり、各派閥の解消を主導したい狙いが透ける。この後、二階派と安倍派が解散を表明。党所属議員のほぼ半数に当たる岸田、二階、安倍3派の約180人が1日にして寄る辺を失う異例の事態となった。

 首相にしてみれば政権の命運を賭した大勝負だが、首相の後ろ盾である麻生派領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁や、茂木派を率いる茂木敏充幹事長は否定的だ。麻生派関係者は「秋の総裁選に出ないと言っているようなもの。やけくそになっている」と突き放す。

 茂木派中堅も「リーダーシップをはき違えていて迷惑だ」と不快感を隠さない。派閥解散の動きが3派以外に広がるかは不透明で、首相周辺も「吉と出るか凶と出るか分からない捨て身の勝負」と政権運営のリスクを認める。

 一方、無派閥の重鎮は「(派閥存続派の)巻き返しはできないだろう」と語る。「派閥存廃」で党内に亀裂が生じかねない。

 もっとも派閥を解散したところで政策志向のグループは残る可能性があり「国民の信頼回復にはつながらない」との見方が根強い。首相はもはや振り上げた拳を下ろせず、党重鎮は「政権が終わってもいいという覚悟で改革を断行すべきだ。できなければ政権はおしまいだ」とくぎを刺す。

 裏金事件の捜査は節目を迎えたが通常国会は「政治とカネ」が焦点となり、野党が追及を緩める気配はない。4月には補欠選挙の実施と政権の正念場は続く。

 現状、補選は細田博之前衆院議長死去に伴う島根1区に、来週議員辞職の手続きを取る谷川弥一衆院議員が議席を持つ長崎3区などが加わる見込み。逆風下の厳しい戦いが見込まれる。

 難局を前に派閥解散に打って出た首相。支持回復かそれとも他に何か狙いがあるのか首相の真意はつかみきれない。岸田派幹部は言う。「岸田の乱。自民党が本当に壊れたってことだ。歯を食いしばって変革を進めるしかない」 (御厨尚陽、岩谷瞬、黒石規之)

西日本新聞社

9304OS5:2024/01/22(月) 11:52:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/172cf5b9b60f16a024e2ea5138a2f7cdbfbb591c
「岸田の乱」で“派閥解散ドミノ”権力構図一変も 安倍、二階両派巻き込んだ岸田戦略も成否は不透明
1/22(月) 11:32配信
 国民全体が怒りを募らせる自民党の「巨額裏金事件」は、19日に東京地検特捜部が3国会議員と5人の派閥の会計責任者らを「立件」して、事実上捜査を終結。これ合わせるように、自民党の岸田、安倍、二階の3派が「派閥解散」を決めた。岸田文雄首相が18日に「宣言」し、翌19日に安倍、二階両派が追随したものだ。

 この3派閥はいずれも特捜部の捜査対象となり、安倍派の議員3人を含め現・元会計責任者が政治資金規正法違反(虚偽・不記載)容疑で起訴・略式起訴された。このため、いずれも「国民の理解を得るため派閥を解散せざるをえなかった」(岸田派幹部)とみられるが、「これまでに例のない厳しい対応」(自民長老)だけに、自民党全体に衝撃と動揺が広がっている。

■“岸田の乱”での「3派体制崩壊」で政局混迷も

 残る麻生、茂木、森山の3派閥は、捜査対象にならなかったこともあって「そもそも派閥は必要で、特に我々は問題がないのだから解散の必要はない」(麻生派幹部)などと主張。しかし、党内外から「本質的に同じ穴のムジナで同罪」(自民無派閥若手)との批判が浴びせられており、いずれも党の重職で派閥領袖の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、森山裕総務会長が「厳しい判断」を迫られている。

 特に、党総裁でもある岸田首相が「自民党を救うには思い切った措置が必要」と先陣を切って派閥解散を仕掛けただけに、これまでの「岸田・麻生・茂木3派体制」での政権運営は「事実上の崩壊状態」(自民長老)となりつつある。このため、党内の権力構図も一変しそうで、今後、政権を支えてきた麻生、茂木両氏が“反岸田”に転じれば、政局は一気に混迷状態となりかねない。

 その一方で、今回の「岸田の乱」(同)が国民の一定の支持を得て、結果的に内閣支持率上昇につながれば、逆に岸田首相の求心力が強まることも想定される。特に、国民が注視する「政治と金」問題解決に向け、岸田首相が野党も巻き込んでの政治資金規正法の抜本改正に踏み切れば、政権浮揚の要因となる可能性がある。その場合、岸田首相にとって「通常国会での衆院解散も視野に入ってくる」(岸田派幹部)だけに、「今後の展開は要注目」(同)となりそうだ。

■二階氏、無念さにじませ「派閥解散」表明

 今回の一連の“大騒動”は、岸田首相が18日夜に突然、「岸田派の解散を検討している」と明言したことが発端だ。同日午前から隠密裏に進めた、岸田派幹部らとの個別協議での「意思統一」を踏まえたものとされる。ただ、岸田首相はあえて「他派閥のことについては申し上げる立場にない」と言及を避けた。今回の決断を「他派閥にはまったく事前連絡しなかった」(側近)ため、自民党内が「上を下への大騒ぎ」(茂木派若手)となると見通したからだ。

 ただ、岸田首相の決断は、地検捜査で翌19日の立件が既定路線となっていた最大派閥・安倍派と第5派閥・二階派を、「追随せざるをえない立場」(安倍派若手)に追い込み、関係議員らの立件を受けた19日午後、塩谷立・安倍派座長、二階俊博・二階派会長はそれぞれ「派閥解散」を表明した。

 安倍派は同夜、党本部で開いた臨時総会で「派閥解散」を確認。それを受けて塩谷座長は「国民の信頼を裏切ったことに対し、心から深くおわび申し上げる」と陳謝したうえで、「清和研の歴史に幕を閉じることは断腸の思いだが、自民党が新たにスタートするためには区切りとして、けじめをつけなければならない」と苦渋の表情で語った。

 これに先立ち二階派も同日夕の臨時総会で、「派閥解散」を決定。二階会長が記者会見で、「政治への信頼を取り戻すために解散するとの結論に至り、所属議員の了承を得た」と無念さにじませながら頭を下げた。

9305OS5:2024/01/22(月) 11:52:25
 一方、立件対象から外れていた第2派閥・麻生派と第3派閥・茂木派では、「派閥解散への慎重論」が渦巻いた。領袖の麻生、茂木両氏は、19日午後に岸田首相とそれぞれ個別に会談した中で「人材育成や党の円滑な運営のためにも派閥が必要」と伝え、岸田首相も基本的には各派閥の判断を尊重する考えを示した。

■麻生氏は「派閥存続」、茂木氏は迷い、森山氏は追随? 

 その際麻生氏は、「事件は違法な政治資金処理が原因で、きちんと対応していれば問題はない」と主張したが、「根底には岸田首相への不信感が芽生えたことで、今後も大派閥領袖としての影響力維持を狙うためだ」(自民長老)とみられている。その一方で茂木氏も「“ポスト岸田”での総理総裁を目指すためにも、自派閥の維持・拡大が必要」(同)との立場だが、幹事長だけに「党内の動向次第」(茂木派幹部)の側面もある。

 その一方で、第6派閥(8人)の森山派会長である森山氏は20日、地元鹿児島市で記者団に対し、自民党が25日にも決定する政治刷新本部の「中間的取りまとめ」に言及し、「党で議論が始まっており、その経過も見ながら決めたい」と語り、その内容次第で派閥の存廃を判断する考えを示した。

 こうしたことから、今回の「派閥解散」問題は、なお自民党内でさまざまな混乱を引き起こすことは避けられそうもない。ただ、「保守本流」の中核として約67年の歴史を持つ名門派閥・宏池会とともに、自民党最大派閥として「権力をほしいままにしてきた」(無派閥若手)の安倍派(清和会)も約45年の歴史に終止符を打つことは、「自民党の派閥政治の大きな変質」(自民長老)につながることは間違いない。

 特に、「安倍晋三という“大看板”によって自民の保守回帰路線を主導」(同)してきた同派がなくなることについては、「今後の憲法改正や皇位継承をめぐる議論の変質、混乱につながる」(閣僚経験者)と不安視する声も多い。

9306OS5:2024/01/22(月) 11:52:45
■福田達夫氏の「新集団」論がネットで大炎上

 そうした中、清和会を創設した福田赳夫元首相(故人)の孫で安倍派所属だった福田達夫元総務会長は19日、派内の若手有志と意見交換したうえで記者団に「反省の上に、派閥ではなく、新しいガバナンスの形で新しい集団をつくっていくことが大事だ」と述べ、安倍派解散を受けて新たな集団をつくる考えを示し、波紋を広げた。

 故福田元首相は「派閥解消」を持論として政権を獲得した実力者だけに、政界では「祖父の心、孫知らず」と揶揄する声もあり、ネット上でも「トンチンカン男!」「人はそれを偽装解散という!」などと批判の声が渦巻き、一時「福田達夫」がトレンド上位となった。

 そうした状況を受け、21日午前のNHK番組「日曜討論」では、26日の通常国会召集をにらみ、与野各党の幹事長級が「政治とカネ」をめぐる問題を中心に意見を戦わせた。その中で自民・茂木氏は派閥の在り方について「党主導で抜本的な是正策を取っていきたい」と強調し、「派閥の存在を前提としない」とも語ったが、茂木派の存廃への言及は避けた。

 これに対し、岡田克也・立憲民主幹事長は、政党から政治家個人に寄付される政策活動費について、「非常に不透明なもので禁止すべきだ」と主張し、藤田文武・日本維新の会幹事長や小池晃・共産党書記局長もこれに同調。茂木氏は「政党助成金も含めて議論すべきだ」と応戦した。こうした論議も踏まえ、自民党政治刷新本部は25日にも「中間とりまとめ」を決定する方針で、その焦点は「派閥の在り方よりも政治資金規正法の抜本改正にどこまで踏み込むか」(自民若手)に絞られる見通しだ。

 21日夜には、岸田首相は虎ノ門のホテルにある高級日本料理店で麻生氏と会食して注目された。岸田首相が夜に会食するのは、能登半島地震発生後初めて。会談内容が明らかにされなかったため、永田町には「すわ、手打ちか」(安倍派幹部)などの臆測が広がっている。

■厳しい世論調査結果、政治不信は拡大するばかり

 週明け以降の動きをみると、岸田派は23日昼に臨時例会(総会)を開き、派閥解散に伴う諸手続きの進め方について協議する予定だ。ただ、党内外には「派閥を離脱したはずの岸田首相が、派閥会長然として派閥解散などを岸田派幹部に指示するのはおかしい」(立憲民主幹部)との指摘も多く、同派の独自の動きも党内外で問題視されそうだ。

 また、週明け以降に公表される各メディアの世論調査での内閣支持率や自民党支持率の数値の増減も注目されていたが、22日朝公表された朝日、読売両紙の調査結果をみると、内閣支持率は政権発足後最低レベルが続いている。

 岸田首相の起死回生の“大博打”とされる「派閥解散」には一定の評価があるものの、岸田派も絡んだ裏金問題への対応には「納得できない」が9割近く(朝日)に達し、それが「支持率回復への大きな壁」(アナリスト)になっている。

 しかも、自民党の支持率も過去最低レベルに落ち込んだままのため、「今後自民党がよほど思い切った身を切る対応をしない限り状況は変わらない」(政治アナリスト)との見方が広がる。ただ、政権交代を狙う野党の支持率も低迷したままだけに、「国民の政治不信だけが拡大する最悪の展開」(同)になる可能性も否定できない状況だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

9307OS5:2024/01/22(月) 12:00:37
https://www.asahi.com/articles/ASS1M75MBS1MUTFK013.html?oai=ASS1P6F92S1PUTFK007&amp;ref=yahoo
「私は派閥やめませんから」 首相に告げた麻生氏、三派連合の終焉
有料記事

2024年1月20日 5時00分

 岸田文雄首相が宣言した「岸田派解散」で、自民党が激しく揺れ動く。首相を一貫して支えてきた麻生太郎副総裁は派閥を守ると首相に伝え、裏金作りの舞台となった最大派閥の安倍派や、二階派は解散に追い込まれた。一方、派閥流動化の引き金となった裏金問題は、なお闇に包まれている。

 岸田派の解散検討を表明した後の18日夜、首相の携帯電話がなった。表示されていたのは、麻生氏の名前だった。

他派に根回しせず 反発する麻生派と茂木派
 「私は派閥をやめませんから」。この電話で初めて首相から「岸田派解散」の意向を聞いた麻生氏は、自らの派閥は存続させる考えを伝えた。「茂木もやめないと思いますよ」。そう語って電話を切った麻生氏は、その茂木敏充幹事長に電話をかけた。

 「岸田派の解散を聞いていたか」と問うた麻生氏に、茂木氏は「知りませんでした」。茂木氏も、自ら率いる茂木派の解散を考えてはいなかった。「お互い、これから矢面に立つことになるな」。麻生氏は茂木氏に、そう語りかけた。

 この夜をもって、第4派閥の岸田派、第2、第3派閥の麻生、茂木両派が組んで政権を安定させる、政権当初から続いてきた「三派連合」は終焉(しゅうえん)を迎えた。

 政権運営の土台を完全に変質させるリスクを冒して、首相はなぜ「解散宣言」に走ったのか。

 首相は17日、自らに近い議…

9308OS5:2024/01/23(火) 07:10:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/44ae15c916e3310729452825c95464b86dc0218b
派閥全廃、首相判断苦慮も 自民内に存続論
1/23(火) 7:04配信

時事通信
自民党の「政治刷新本部」の会合で発言する本部長の岸田文雄首相(中央)=22日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党が22日に開いた政治刷新本部の会合では、派閥の解散を巡り賛否が交錯した。

 岸田派などの解散決定を受けて派閥全廃論が勢いを増す中、慎重な意見も目立った。自民は25日に政治改革の中間取りまとめを公表するが、岸田文雄首相(党総裁)は解散を求める党内外の声に苦慮しそうだ。

 「それぞれの派閥関係者が自らどうけじめをつけ、説明責任を果たすかは重要だ」。首相は会合に先立つ同本部役員会で、他派閥の今後については個別の判断に委ねると強調した。

 首相が18日に岸田派解散を打ち出すと、安倍、二階両派も続いた。22日の刷新本部では「廃止しないと分かりにくい」などと全派閥が足並みをそろえるよう促す意見が上がった。無派閥の青山繁晴参院議員らが議員連盟を立ち上げるなど、派閥解体を求める動きは党内で強まっている。

 一方、麻生太郎副総裁は首相に麻生派存続の意向を伝達。茂木派会長の茂木敏充幹事長も方針を明らかにしていない。

 首相は岸田派解散に踏み切ったが、閣僚経験者は「首相は急ぎ過ぎた」と指摘。安倍派中堅も「自分だけ解散して後は野となれ山となれだ」と不満を示した。22日の刷新本部でも、出席者が「派閥の是非が論点ではない」「見直すべきは功罪の『罪』だ」とくぎを刺した。

 自民が22日にまとめた論点整理では、派閥について「お金と人事からの完全な決別」を明記した。ただ、事実上派閥の存続が前提とも言え、「存続派」「全廃派」双方に配慮した内容だ。全派閥の解散が視野にあるのかどうか首相の真意は見えず、石破茂元幹事長が22日の会合で「全てなくすべきという考えなのか」とただしたのに対し、首相は「(岸田派解散は)けじめだ」と応じるにとどめた。

 解散賛成派のベテランは「世論は当然派閥をなくすと思っている」と指摘。25日の中間取りまとめに向け、首相は難しい決断を迫られそうだ。

9309OS5:2024/01/23(火) 07:11:07
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012200683&amp;g=pol&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=link_back_auto
派閥「金・人事と完全決別」 法令違反なら解散要求―自民・政治改革で中間取りまとめ骨子
2024年01月22日19時30分

 自民党は22日、政治刷新本部(本部長・岸田文雄首相)の会合を党本部で開き、派閥の政治資金規正法違反事件を受けた政治改革に関する中間取りまとめの骨子を提示した。派閥の存続を事実上認めた上で「政策集団はお金と人事から完全に決別する」と明記。法令違反があった場合は党が活動休止や解散を要求できるよう党則を改正する方針を盛り込んだ。25日の決定を目指す。

 骨子は「いわゆる派閥を解消、派閥から真の政策集団へ」と宣言。派閥の活動について、政治資金パーティーの開催や、閣僚人事などの推薦名簿作成を禁じた。
 政治資金の透明性確保に向けた党独自の取り組みとして、会計責任者が立件された場合に所属議員も処分する方針を打ち出した。派閥の政治資金収支報告書のオンライン提出推進や外部監査導入、政治資金の銀行振り込み徹底なども掲げた。
 一方、制度面の見直しに関しては、今後の与野党協議をにらみ「真摯(しんし)な協議を経て、規正法改正などの法整備を実施(する)」との表現にとどめた。
 首相は会合で、自身が率いてきた岸田派について「(事件に)けじめをどうつけるのかということで解散を判断した」と報告。これにかかわらず、派閥のルールに関する議論継続を呼び掛けた。

9310OS5:2024/01/23(火) 14:54:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2750a14ae5380e39acfbf8a36b7f79f921f6ae
自民党、冬の「餅代」と夏の「氷代」廃止へ…派閥事務所も閉鎖の方針
1/23(火) 11:35配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党は、派閥による政治資金規正法違反事件を踏まえた改革として、派閥が所属議員の政治活動を支援するために配る「餅代」と「氷代」を廃止し、派閥事務所を閉鎖する方針を固めた。23日午後に開く政治刷新本部で示す中間取りまとめ案に盛り込む方向だ。

 複数の自民関係者が明らかにした。岸田首相(党総裁)は23日午前の党役員会で「政治資金の透明性の拡大や政策集団(派閥)のあり方も含め、党が変わることをはっきり示していかないといけない」と強調した。

 中間取りまとめ案では、派閥を「真の政策集団」に転換させると掲げ、「お金と人事から完全に決別する」と打ち出す。餅代・氷代の廃止により、派閥の政治資金パーティーの禁止とあわせ、集金・分配機能を制限する。派閥の餅代・氷代は冬と夏にそれぞれ50万〜100万円が支給されている。

 各派閥は国会周辺にそれぞれ事務所を構えているが、閉鎖後の活動は基本的に党本部で行わせる。

 規正法違反事件で立件対象とならなかった安倍派幹部らへの処分を念頭に、関係議員に説明責任を果たすよう求め、政治責任のあり方について結論を得るとする方針も掲げる見通しだ。

9311OS5:2024/01/23(火) 18:57:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f5c6b255ed06d1799d8687307c593a37b5fd10
岸田派が解散を正式決定 「保守本流」の名門、66年の歴史に幕
1/23(火) 17:48配信

毎日新聞
自民党岸田派の総会で発言する根本匠事務総長(奥左から2人目)=東京都千代田区で2024年1月23日午後0時26分、竹内幹撮影

 自民党岸田派(宏池会、46人)は23日、東京都内で臨時総会を開き、同派解散を正式に決めた。昨年12月に岸田派を離脱し、会長を退いた岸田文雄首相は出席しなかった。創設者の池田勇人元首相をはじめこれまで5人の首相を輩出した「保守本流」の名門派閥が66年の歴史に幕を下ろす。


 総会冒頭、小野寺五典元防衛相が、欠席した同派ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官のメッセージを読み上げた。林氏は「党で最も伝統ある宏池会が幕を閉じることにさまざまな思いが胸に去来するが、全ては政治の信頼回復のためだ」と派閥解散に理解を求めた。

 派閥運営の実務を取り仕切る事務総長の根本匠元復興相も「首相から直接(解散の)相談を受けた。覚悟を感じた」などと説明。出席議員の意見は大半が首相の決断を評価する内容で、解散は異論が出ることなく決まった。今後、解散に必要な手続きなどを進める。

 宏池会は1957年6月に池田氏を中心に発足。吉田茂元首相が率いた自由党の流れをくむ。麻生太郎副総裁が率いる麻生派(志公会)や谷垣禎一元総裁が結成した谷垣グループ(有隣会)は宏池会から分裂した。【木下訓明】

9312OS5:2024/01/23(火) 21:19:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9eac4b3fb8be4d0cb3a4a1d2a5f6f7880465e19
派閥解消巡り溝深く 事件関与の処分感情強し 政権与党の土台揺らぐ
1/23(火) 20:26配信
産経新聞
自民党政治刷新本部後、記者団の取材に応じる岸田文雄首相(左)=23日午後、東京・永田町の党本部(春名中撮影)

自民党が派閥のパーティー収入不記載事件を受けて行った政治改革案をめぐる議論が波紋を広げている。岸田文雄首相(自民総裁)に一任されたが、派閥の徹底的な解消に踏み込まなかった内容は「分かりにくい」などと批判される余地を残した。事件への関与が疑われた幹部らの処分を求める声も相次いでおり、政権与党の土台は揺らぎかねない。


「『派閥』を解消して真の政策集団に変わっていくためにはどうしたらいいかを議論していく。論点はだいぶ集約されてきたのではないか」

首相は23日に開かれた党政治刷新本部の会合で、こう述べた。

事件の温床となった派閥は政治資金規正法上、政策研究目的の政治団体との位置付けだ。しかし、自民がこれまで示した見解では政治団体としての存続までは否定していない。

徹底的な解体を主張する幹部は「国民に分かりづらいやり方では意味がない」と主張。二階派(志帥会)所属の中堅議員も「派閥解消にはならない。総裁としての決断が全く感じられない」と首相への不満を漏らした。

一方、大規模政党における議員の教育や迅速な意思決定などに資するとして、派閥の存続を求める声も少なくない。茂木派(平成研究会)の中堅議員は「(派閥解消派と存続派は)同じくらいの勢力だ。派閥の存廃は問題の本筋ではない」と解消反対論を展開した。

「俺たちは最後は『総裁が決めた内容でまとまって行きましょう』となる」。自民幹部はこう語るが、派閥解消派と存続派の溝が埋まる兆しは見えていない。

一方、党内議論では事件が直撃した安倍派(清和政策研究会)の有力者「5人衆」らの処分を訴える声が根強い。茂木敏充幹事長は23日の記者会見で「刑事責任とは別に政治責任があるという意見がある。政治責任のあり方についても結論を得ていく必要がある」と述べた。

9313OS5:2024/01/23(火) 21:21:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/a84131d55b41d582eafc88a41d2d482ce3b2a3b3
政権の要・麻生氏との亀裂懸念 「岸田派解散」がもたらす暗雲
1/23(火) 20:08配信

毎日新聞
自民党の政治刷新本部の会合に臨む麻生太郎副総裁=東京都千代田区の同党本部で2024年1月23日午後2時59分、竹内幹撮影

 自民党政治刷新本部は、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて、党改革の中間とりまとめ案を事実上了承した。政治資金については法改正の内容を明記せず、派閥解散も政策集団への「衣替え」にとどまる可能性がある。26日の通常国会召集前に取り急ぎまとめた格好で、抜本改革にはほど遠い内容となった。


 中間とりまとめ案で、派閥のあり方については、全廃には踏み込まなかった。

 「俺たちは変わるんだという姿を見せないと駄目なんだ。若手議員たちは『自民党は何も変わらない』と地元でたたかれ続けている。どうやって次の選挙を戦うかも見えない」

 岸田文雄首相は周辺に、珍しく声を荒らげつつ、岸田派解散を突然表明した理由について、こう説明した。「派閥を解散しても、しなくても関係ない。全員が刷新本部で決める新たなルールに従ってやっていくんだ」と述べ、派閥から政策集団へ全面移行する必要性を強調した。

 首相がいらだつのは、派閥解散を軸とした党改革を進めるためリーダーシップを発揮しつつ、政権基盤を担ってきた麻生派、茂木敏充幹事長が率いる茂木派との「3派連合」を維持することは容易ではないためだ。

 首相は21日、東京都内のホテルの日本料理店で、麻生太郎副総裁と約2時間にわたり会食した。首相の意向で日曜夜に急きょ会食が設定されたのは、岸田派解散について、麻生氏に理解を求める必要があったためだ。

 麻生氏は首相の岸田派解散表明直後の18日夜、首相に電話し「立件された者がいないのに派閥を解散するのは理屈が立たない。派閥はやめない」と語り、麻生派は解散しない意向を伝えた。首相は麻生氏に根回しをしておらず、両者の亀裂が懸念された。

 首相にとって麻生氏は政権の要だ。2回目の挑戦だった2021年の党総裁選での勝利は、麻生氏からの支援を取り付け、茂木派を含む「3派連合」を実現させ、多数派を形成したことで実現した。

 それでも、首相が麻生氏の反発が必至の「岸田派解散」に踏み切ったのは、政権運営が行き詰まっているためだ。報道各社の世論調査で内閣支持率は低迷しており、裏金事件でさらに打撃を受けた。岸田派の元会計責任者も立件され、背水の陣の首相にとって「派閥解散」は、危機を乗り切るための苦肉の策だった。ただ、全派閥に解散を強制せず「各派閥の判断」にとどめたのは、麻生氏への配慮ともいえる。

 麻生派(56人)内には自派の数の力を借りて総裁選に勝利した首相が、率先して派閥解散を打ち上げたことへの憤りが渦巻く。「誰のお陰で首相になれたと思っているのか」(閣僚経験者)、「最近は大事なことほど相談してこない」(派閥ベテラン)などと不信感は高まっている。

 首相は3派との関係について周囲に「これからも当然連携する」と語るが、先行きは不透明だ。茂木派も現状では派閥解散に慎重とされ、麻生派と足並みをそろえるとみられる。

 「もちろん、政治改革には終わりがない。これからもさまざまな議論を続けていかなければならない」。首相は23日の党会合でこう語り、刷新本部で選挙制度のあり方の議論を続ける意向を示した。

 裏金事件を機に「党改革の旗振り役」の姿を示し続けたい首相。これに対し「守旧派」として世論の厳しい目にさらされながらも、派閥を解散せず、派内の結束を高めていく意向の麻生氏。異なる道を歩み始めた首相と麻生氏の溝はさらに深まっていくリスクをはらんでいる。【飼手勇介、高橋祐貴】

9314OS5:2024/01/23(火) 21:22:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa8d5ccf6d93201c74fea0099b926f8d413c3b33
自民無派閥ベテラン「抜擢」1カ月 渡海紀三朗政調会長、浜田靖一国対委員長
1/23(火) 18:39配信

産経新聞
自民党の渡海紀三朗政調会長(春名中撮影)

自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受けた人事で、渡海紀三朗政調会長と浜田靖一国対委員長が就任して1カ月がたった。事件への対応で自民が動揺する中、渡海氏は政治改革、浜田氏は国会対応に取り組んできた。25日には自民の政治改革案が決定し、26日には通常国会が始まる。無派閥ベテランの両氏は党の危機を救えるのだろうか。


両氏らは22日夜、東京都内で会合を開き、1カ月の労を互いにねぎらった。

渡海氏は政治改革に並々ならぬ思いを抱いている。10日、党本部で茂木敏充幹事長に「政治改革の話は絶対に密室でやってはいけない。全議員が参加できる『平場』を早く開いてほしい」と直談判。幹部だけでなく中堅・若手も議論に参加すべきだと訴えた。

念頭には政治改革に汗を流した若き日々の記憶がある。衆院選初当選直後の昭和63年にリクルート事件が発覚し、石破茂元幹事長らと政治改革を議論する「ユートピア政治研究会」を発足。研究会の提言を踏まえ、党は閣僚や幹部の派閥離脱などを明記した「政治改革大綱」を策定した。

大綱の形骸化が指摘されている今、渡海氏は見直しを主張する。ただ、他の幹部からは「(理念重視の大綱のような)抽象的な議論をしても仕方がない」などと冷ややかな意見もあり、着地点を見いだせるか調整力が問われそうだ。

「あくまで国会審議は国対委員長間の協議でしっかり回していきたい。今後も随時開催したい」。国会内で12日に行われた与野党6党の国対委員長会談の席上、浜田氏はこう呼びかけた。ある与党幹部は「野党は『前任者(高木毅氏)の時は6党会談はできなかった』と言っている。これが『浜田スタイル』だ」と話す。

当面は自民の不祥事に端を発する政治改革を与野党でスムーズに議論し、来年度予算案を成立させられるかが焦点となる。

〝国対族〟の浜田氏は野党とのパイプも太い。信頼関係を構築するためには一定の譲歩もいとわない。26日召集の通常国会を巡っては、野党側が求めていた「政治とカネ」をテーマにした29日の予算委員会集中審議を了承。首相の施政方針演説前の予算委開催は異例だが、浜田氏は「異例の状況で迎える国会だ。野党の意をくむのは当然だ」と周囲に語る。与党側の要求ものませ、政権のピンチを回避できるのか注目される。(竹之内秀介、市岡豊大)

9315OS5:2024/01/23(火) 22:05:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b51bea40a0d1bb77af974ac0390a08c3f642a10
首相が解散表明「宏池会」は自民党最古の派閥 分裂の歴史も
1/19(金) 18:45配信

産経新聞
宏池会を創設した池田勇人首相=昭和37年12月6日、首相官邸

岸田文雄首相(自民党総裁)が解散を明言した岸田派(宏池会)は6つある自民党で最古の歴史を持つ名門派閥だった。池田勇人元首相が昭和32年に旗揚げし、5人の首相を輩出する一方、分裂も繰り返した。同派に源流を持つ麻生派(志公会)や谷垣グループ(有隣会)を再結集させる「大宏池会構想」は叶わぬ夢となり、67年の歴史に終止符を打つ。


創設者の池田氏は旧自由党の吉田茂元首相の門下生だ。保守の自由、日本民主両党が合同し自民党が結党された約2年後の昭和32年6月。首相就任を2か月後に控えた池田氏は、同門の佐藤栄作元首相とたもとを分かつ形で「池田勇人後援会」として同派を創設した。

池田派に集った前尾繁三郎元衆院議長、大平正芳元首相、鈴木善幸元首相、黒金泰美元官房長官、宮沢喜一元首相らには旧大蔵省出身者が多く、その後、同派は政策通が集う一方、政局で機敏に立ち回れない「お公家集団」と揶揄された。池田氏や宮沢氏ら同派は酒豪が多いことでも知られた。岸田首相も「今の政界で3本の指に入るお酒好き」(自民幹部)といわれる

同派は何度も分裂を繰り返してきた。平成11年には5代目会長の宮沢氏の後継を巡り、加藤紘一元幹事長と対立を深めた河野洋平元総裁が派を退会した。河野氏は以後、麻生派に連なる大勇会を結成する。

加藤氏は6代目の会長に就任。翌12年には森喜朗内閣を倒すための「加藤の乱」を起こした。派がまとまって森内閣不信任決議案に賛成するかどうかが焦点となったが、派を十分まとめきれず尻すぼみに。同派は13年、加藤氏に近い小里貞利元総務会長、谷垣禎一元総裁らでつくる加藤派と宮沢氏、丹羽雄哉元総務会長、古賀誠元幹事長ら反加藤グループが堀内光雄元総務会長を会長にした堀内派に分裂。ともに宏池会を名乗る事態となった。

加藤氏は14年、秘書逮捕により議員辞職した。加藤派の会長職は、小里氏から17年には谷垣氏へと引き継がれた。一方、堀内派は小泉純一郎政権下で存在感発揮に苦しんだ。同年の郵政解散を巡って堀内氏も離党に追い込まれる中、古賀氏が主導権を発揮するようになる。

この後、小泉氏の出身派閥の現安倍派(清和政策研究会)が勢力を拡大すると、宏池会の2組織の再結集論も唱えられるようになった。19年の総裁選を巡り、古賀、谷垣両派がともに福田康夫氏支持を打ち出して距離が縮まると、20年5月に再合流。党内第3派閥となった。当時は会長は古賀氏、谷垣氏が代表世話人をそれぞれ務めた。
野党転落後、衆院では古賀派は党内最大派閥となり、谷垣氏は党総裁に就任した。谷垣氏は、24年総裁選で、与党復帰後の首相就任をにらんで続投に意欲を示したが、世代交代を唱える古賀氏は拒否。林芳正官房長官の擁立に乗り出す。出身派閥の支援を得られなかった谷垣氏は、最終的に出馬断念に追い込まれた。

派内対立は再び深まった。谷垣氏は総裁退任後の同派復帰を見送り、遠藤利明前総務会長ら谷垣氏に近い議員は同派を退会。24年10月に有隣会を結成する。一方、古賀氏も政界引退を表明し、同派の会長職を岸田氏に継承した。

岸田氏は令和3年10月、同派5人目の首相に就任する。派にとっては、宮沢氏以来30年ぶりの悲願だった。その岸田氏が、昨年12月に自民派閥パーティー収入不記載事件を受けて同派会長を退くと、今月18日夜、同派解散の考えを打ち出した。(奥原慎平)

9316OS5:2024/01/24(水) 18:13:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f00eb51e8e4c0554eb742b5aa2d06a6e57c30de9
裏金問題で告発されていない自民党森山派、派閥解散へ調整 25日に所属議員と協議
1/24(水) 10:15配信

南日本新聞
自民党の森山裕氏

 自民党総務会長の森山裕衆院議員(鹿児島4区)は23日、会長を務める森山派(近未来政治研究会、8人)を解散する方向で調整に入った。25日に開催予定の派閥会合で所属議員の同意を得た場合、政治団体の解散を届け出る方針だ。


 森山派は自民党の政治資金裏金事件で刑事告発されていないが、派閥に対する国民の疑念が強まっていることを受け検討。派閥としては一度解散するものの、政策を議論する「政策集団」として新たなグループを立ち上げる意向もある。その場合、近未来の名称は変更する見込み。

 森山氏は2021年12月、前会長の石原伸晃氏から引き継ぎ森山派の会長に就任。鹿児島県関係では宮路拓馬衆院議員(鹿児島1区)も所属している。

 森山氏は23日夜、派閥について「みんなとできるだけ早く話をしないといけない」とし、結論はその後になるとの見解を示した。

南日本新聞 | 鹿児島

9317OS5:2024/01/24(水) 18:14:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b420274baaad3c0b39c114d2decc1de04740007
派閥存廃、あいまい決着 自民刷新本部中間報告 裏金追及は深まらぬまま
1/24(水) 13:19配信

西日本新聞
自民党の政治刷新本部会合であいさつする岸田首相(中央)=23日午後、東京・永田町の党本部

 自民党政治刷新本部の中間報告は、派閥の「存続派」と「解消派」双方の意を酌んだ妥協の産物となった。「カネとポスト」の差配機能を切り離した半面、新たな「政策集団」に衣替えしてグループ自体を維持させることを容認した。裏金事件で立件された3派閥が解散を余儀なくされ、派閥の存否に議論が集中するあまり、政治資金の透明性確保の論点は深まらないまま。問題を誘発する「派閥体質」脱却への道は険しい。


 「いわゆる派閥を解消し、真の政策集団になってもらう」。23日、本部会合を終えた岸田文雄首相は記者団に、派閥に「金と人事」が介在しないよう党直轄で監督する姿勢を強調した。

 出席者の賛否はこの日も交錯した。派閥解消論者の菅義偉前首相は「方向性は一体となった方が国民に理解される。これからの焦点だ」と物足りなさを示し全廃の必要性を訴えた。存続する麻生派の猪口邦子氏は「純化した政策集団は必要。国民は派閥を解消しても納得しない」と主張した。

 出身派閥の解散を打ち上げ、派閥なき党内統治を探った首相だが、麻生派、茂木派は譲らなかった。「派閥廃止」の文言は記されず、茂木派中堅は「派閥存続派に配慮したということだ」とほくそ笑んだ。

 中間報告は「政策集団」の政治資金パーティーを禁止した。だが、政治とカネの問題を招く運用ができる「抜け穴」は残ったままだ。政策集団の運営のため幹部が資金を提供したり、所属議員が資金を上納したり。「結局個人パーティーが増える。多額の資金を持つ親分、それに従う子分の関係が生まれる」。自民幹部は、資金力がものをいう旧態の派閥至上主義が息を吹き返さないか懸念する。

 「閣僚人事などの推薦名簿作成などの働きかけや協議の禁止」も水面下の調整に動く余地は残り、骨抜きになりかねない。閣僚経験者は「400人近い議員を官邸だけで見極めるのは無理」「派閥のようなグループを介してしか能力を見られない」と口をそろえる。

 2週間で決着をみた刷新論議。自由参加の会合は3回の計7時間半に過ぎず、公務で参加機会を逃した政務三役秘書は「議事録も回ってこない」と不満げだ。リクルート事件を教訓に4カ月以上かけて練り上げた「政治改革大綱」と比べ党全体の熱量もなかった。

 中間報告には身内からも厳しい声が上がり、解散を決定した岸田派の小野寺五典元防衛相は記者団に「派閥事務所の閉鎖報道や政治団体としての解散といった意見も出ていたが、ほとんど何も記載されていない」と述べ、議論が後退したとの認識を示した。

 「党再生に向けての第一歩で、私自身が先頭に立って実行する」と不断の改革を誓った首相。党を長年見てきた自民関係者は懐疑的だ。「首相は派閥領袖(りょうしゅう)らの顔色をうかがい、結局思い切ったことはできていない。過去のように、時間がたてばまた派閥が復活するだろう」

9318OS5:2024/01/24(水) 19:39:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/3500e650d6f655ed8747984d40acc7fe668cb313
どうなる自民派閥 「告発なし」森山派も解散意向で流れ強まる 存続2派に影響も、茂木派内から異論
1/24(水) 19:01配信
産経新聞
自民党の森山裕総務会長=東京・永田町の党本部(春名中撮影)

自民党森山派(近未来政治研究会)が解散する方向となったことで、自民6派閥のうち存続の道を探るのは麻生派(志公会)と茂木派(平成研究会)だけになった。パーティー収入不記載問題で唯一、告発を受けていない森山派の決断で派閥解散の流れが勢いづき、残る2派に影響を与える可能性がある。

「流れはそっちですかね」。森山派会長の森山裕総務会長は19日、前日夜に岸田派(宏池会)解散を電撃表明した岸田文雄首相(党総裁)に、多くの派閥が解散に傾くとの認識を示した。実際、関係者が立件された安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)が19日に決断した。

森山派も19日昼に約30分間の緊急会合を開き、明確な解散反対の意見は出なかった。ただ、同派は告発されておらず、森山氏は「うちは他と事情が違う。(安倍派などと)同じタイミングで解散を決める必要はない」と強調。先週末に議員が地元有権者の声を聞き、さらに、派閥解消を掲げる党政治刷新本部の「中間取りまとめ案」が23日に出るのを待ち、25日の会合で解散を諮る意向を固めた。

中間取りまとめ案は政治団体としての解散までは求めず、政策集団の名目での存続は容認した。麻生派会長の麻生太郎副総裁は15人の小所帯から56人の第2勢力に育てた自派閥への愛着が強い。茂木派会長の茂木敏充幹事長は派閥の力を足掛かりに首相の座を目指す構えとみられる。

とはいえ、解散論の高まりは2派を直撃した。茂木派幹部は24日、こんな危機感を口にした。

「森山派も解散するのに、本当にうちはこのまま残して(週1回の昼の)例会でみんなでメシを食うのか? 批判を浴びる」

存続しても勢力縮小が避けられない情勢だ。茂木派重鎮の船田元・元経済企画庁長官は23日、「私は(同派を)辞めます」と記者団に明言した。

同派の野村哲郎元農林水産相は20日、鹿児島県内の会合で、農政に精通する森山氏と「一緒に仕事をしたい」と語り、「『茂木派を出て森山派に入るのか』とよく言われるが、それも当然選択肢の一つ」と述べた。また、複数の参院議員が周囲に、退会を検討する意向を漏らしている。

麻生派からは表立った離脱論は出ていないものの、岩屋毅元防衛相は記者団に「総裁派閥(岸田派)が解散することの意味は重く受け止め、尊重する必要がある。足並みをそろえる必要がある」と述べた。

今後、麻生派と茂木派も解散に傾くとの観測も出ている。ある党幹部は、枠組みを残したい派閥は「いったん解散し、再び政治団体として届け出たほうが分かりやすいし、そうするのではないか」と語った。(田中一世)

9319OS5:2024/01/25(木) 09:08:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/4876d0fa117a4791ace809d8e916616e65828d62
購入者リストに群がる「ハイエナ」 汚れた錬金術・自民党派閥パーティー券事件(上)
1/22(月) 8:00配信


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産経新聞
「清和政策研究会との懇親の集い」で壇上に立つ安倍派の議員ら=昨年5月16日午後、東京都港区(松井英幸撮影)

自民党の派閥のパーティー収入不記載を巡り、東京地検は安倍派、二階派、岸田派の会計責任者らを刑事処分する一方、派閥幹部の立件は見送った。政界に激震が走った事件で明らかになったのは、派閥の空洞化だ。国民の目が届かないまま、密かに行われていた「汚れた錬金術」の背景に迫る。


■秘密裏の作業

「あの社長さん、うちもパーティー券買ってもらってるんだよね。半分もらうよ」

数年前、東京都千代田区のビルの一角。ここを訪れたある国会議員のベテラン秘書が、別の秘書相手に携帯電話で話し始めた。自民党の最大派閥「安倍派」の事務所。この年開かれた派閥のパーティー収入の「配分作業」が、秘密裏に行われていた。

安倍派は議員を通じてパーティー券を販売。支援者は基本的に、派閥の口座にパーティー券の購入代金を直接振り込む。その際、議員ごとに割り振られたパーティー券の番号を名義人欄に明記しないと、パーティー券を売ったのがどの議員か、分からなくなる。

そこで必要となるのが、こうした配分作業だ。どの議員経由か不明なパーティー券の購入者リストが束になって事務所の一角に置かれ、秘書はその一覧を見て、心当たりのある名義人の横に議員の名前を書く。自分が書こうとした欄に名前があると、ベテラン秘書のように「交渉」する。

「分捕り合戦だよ」。自民党関係者はささやく。

自民党の派閥では、議員に課されたパーティー券の販売ノルマを超えた分は政治資金収支報告書に記載せず、キックバック(還流)される。リストによる配分は時に、議員に還流される「裏金」を積み増す、またとない機会にもなる。

この日、ベテラン秘書から電話を受けた秘書は、リストに記載された企業にパーティー券を全額売った自信があったが、結局押し切られ、譲った。「いやあ、悪いねぇ」。上機嫌で礼を言うベテラン秘書に対し、秘書は心の中で悪態をつくしかなかった。

「あいつらは、ハイエナだ」

派閥事務所を舞台に、時には噓も駆使して裏金を奪い合う。政治信条も理念も感じられない。

これが、「政策集団」と呼ばれる派閥の実態だ。

9320OS5:2024/01/25(木) 09:08:32
■「保険のようなもの」

《業界への影響力》《将来性》

その紙には、与野党の有力国会議員の名前とともに、数項目の評価基準とポイント、ポイントに独自の係数をかけて算出された金額が記載されていた。

あるインフラ系企業が作成した、政治資金パーティー券の購入リスト。「政治と業界は切っても切れない。パーティー券は保険のようなものだ」。この企業の政界担当者はリストを手に、こう説明した。

業界と接点のない議員がとっぴな政策を推進すれば、一社にとどまらず、業界全体が悪影響が及ぶ。政界担当者は「われわれの考えはしっかりアピールしないといけない」と強調する。

かつて、議員とのつながる手段といえば企業献金だったが、政治資金規正法の改正で企業献金が原則、禁止され、今はパーティー券が頼みの綱となっている。

「企業献金のかわりがパーティー券。これもダメといわれたら、企業はどうやって政治を支援すればよいのか」。政界担当者は、戸惑いを隠さない。

■家を売ってもらわないと

政治資金パーティーが命綱になっているのは、議員側も同じだ。

安倍派の中堅議員は「パーティーが無くなったら、何もできなくなってしまう」と漏らす。

政治には金がかかる、といわれる。私設秘書の給与、会食費、選挙や地元活動での印刷費…。数え上げればきりがない。

別の自民党関係者は「選挙が始まったときには、もう選挙が終わっているからね」と打ち明ける。

選挙期間中は、公選法上の規定でできる活動が限定されている。ただ、支援者へのあいさつ回りなど、日頃の政治活動への制限は緩やかだ。

普段からいかにきめ細かく地元にコミットし、支持を広げるか。多くの国会議員はそのために何人もの私設秘書を抱え、地元での政治活動を行っている。

事件を受け、政治家個人のパーティーも自粛要請が出ている。ある議員秘書は「先生には家を売ってもらわないといけないかも」と、半ば真剣に話した。

■超過分はすべて懐に

企業、議員双方にとって必要な政治資金パーティー。だが、得られた資金が政治資金収支報告書に記載されない「裏金」となったことで、その意義は変質した。

「個人のパーティーより、派閥を優先した方が効率がいいからね」。永田町関係者が明かす、からくりはこうだ。

政治家個人でパーティーを開けば、会場費や飲食代などの経費も自分たちでまかなう必要がある。だが、安倍派などの派閥パーティーでは、ノルマ超過分はすべて、裏金として懐に入る。

「先生が自由に使える金」。逮捕された衆院議員の池田佳隆(57)の事務所では、安倍派のパーティー券について、そうささやかれていた。

略式起訴された衆院議員の谷川弥一(82)は、安倍派のパーティー券販売に励む一方、平成30年まで開催していた個人パーティーを、令和4年まで休止していた。

個人パーティーは地元有権者らと触れ合い、その声を政治に生かすための貴重な場の一つでもある。だが、谷川が選んだのは、裏金を生む安倍派のパーティーだった。

政治家としての「志」を捨て、裏金にたかる議員を生み出したのが派閥の裏金システムだったとすれば、その罪はあまりにも重い。(敬称略)

9321OS5:2024/01/25(木) 09:09:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/c39d7fea24e79514179cd69ec6d9b18b70af8c01
「政策活動費」の噓、継承 自浄作用逃し堕落招く 汚れた錬金術・自民党派閥パーティー券事件(中)
1/23(火) 10:00配信
「なぜ裏金にするのか。ここが政治不信を呼んでいる」

平成17年2月。衆院予算委員会で、野党議員が声を張り上げた。小泉純一郎政権時代。元首相の森喜朗が会長を務め、当時は「森派」と呼ばれた清和政策研究会(清和会、現安倍派)が、政治資金収支報告書に記載せず所属議員へ現金を配っていた疑惑が取り沙汰されていた。

「政策活動費だというふうに認識致しておりました」。厳しい追及に対し森派所属の政府高官は、例外的に収支報告書に記載する必要がない「政策活動費」だったとする答弁を繰り返した。

昨年末、安倍派がパーティー収入の一部を収支報告書に記載せず、議員にキックバック(還流)していたことが発覚して以来、国会で繰り返されたのに重なる光景。だが当時は結局、事件に発展することはなかった。

安倍派関係者は「あのころから裏金の還流は始まっていた」と明かす。そうだとすれば「政策活動費だった」とする答弁は虚偽だったことになる。

「偽りの論理」で危機を切り抜けた成功体験。清和会の領袖(りょうしゅう)が代わり、町村派、細田派、安倍派と変わっても、還流の悪弊は脈々と受け継がれていった。結局それは、約20年後に炸裂(さくれつ)する「時限爆弾」となった。

■候補者支えた派閥

いまや派閥の主要な資金源となった政治資金パーティーだが、昔から主役だったわけではない。

「金、持っていくぞ!」

今から三十数年前。派閥の幹部から所属議員に連絡が入ると、議員の地元にヘリコプターが降り立った。関係者が携えていたのは、国政選挙の軍資金となる数千万円単位の現金。裏金だった。

時代は中選挙区制。1選挙区の定数は3〜5で、他の自民党候補者との「同士討ち」も発生する中、選挙に伴う出費は現在の比ではなかった。

候補者を資金面で支えたのが派閥だ。莫大(ばくだい)な資金は主に、企業からの献金で賄われた。

「次は、ここを仕切るか」。当時の清和会幹部の事務所では、某省庁の今後5年間の建設工事予定表を手に、秘書が建設談合の対象を選定。10億円単位の工事を差配するごとに数千万円の企業献金が裏と表から入った。

「カネはいくらでも集められた」と元秘書はいう。

そんな時代は長くは続かなかった。昭和から平成に移る中で、リクルート事件など政界スキャンダルが相次ぎ発覚。平成6、11年に政治資金規正法が相次いで改正され、派閥や政治家個人、資金管理団体への企業献金が禁止されていった。

それと同時に、新たな「抜け穴」が浮かんだ。政治資金パーティーだ。元秘書は「献金の『おまけ』に過ぎなかった派閥のパーティーが主役に躍り出た」と指摘する。

ノルマ以上を売り上げた議員には裏金の還流という「褒美」も忘れず、派閥の中で裏金はシステム化。中でも清和会は、所属議員をセールスマンのように使い、パーティー券を売り歩かせた。

■元のもくあみに…

パーティーを通じた裏金作りは、ほどなく転機を迎える。

時代を画したのは平成16年、日本歯科医師連盟による平成研究会(当時の橋本派)への1億円闇献金事件だ。収支報告書への不記載罪で官房長官経験者が有罪となり、各派閥はパーティー収入の還流分を透明化する方向にかじを切った。

ただ、「政策活動費」という詭弁(きべん)で危機を乗り切った清和会に、変化への意思は希薄だった。

思えば、自浄作用を働かす最後のチャンスは、令和4年だったのかもしれない。

「現金で戻すのはやめよう」

会長だった元首相の安倍晋三は、パーティー収入の一部を還流するシステムを疑問視。同年4月、還流を停止する方針が決定した。

あしき伝統は終わるかに思われたが、同年7月、安倍が凶弾に倒れると、議員側の反発もあり、元のもくあみに。翌8月の幹部協議を経て秋には還流が行われた。

そして昨年、東京地検特捜部による還流分の不記載を巡る捜査が本格化。一部議員はかつてのように「政策活動費だと思った」と説明したが、もはや荒唐無稽な言い訳としか映らなかった。(敬称略)

9322OS5:2024/01/25(木) 09:09:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d72b208723ef390155a74d194af772194050f216
政治資金、厳罰化より透明化 専門家「抜本改革の契機に」 汚れた錬金術・自民党派閥パーティー券事件(下)
1/24(水) 10:00配信
自民党派閥のパーティー券を巡る東京地検特捜部の捜査が水面下で行われていた昨年秋。自民党所属の無派閥議員の政治資金パーティーに突然、地元も出身も違う国会議員が訪れ、無派閥議員に話しかけた。

当時、二階派(志帥会)にいた衆院議員の桜田義孝。毎月5万円の会費と派閥のパーティー券のノルマ300枚分の販売代金を合わせ、毎年計660万円を二階派に支払っていた。

「派閥にいても、パー券の負担だけでメリットがない」。五輪担当相も経験した桜田にとって、派閥は金が出ていくだけの重荷と化していた。

パーティーの様子を見た桜田は、派閥を出ても十分やっていけると確信したのだろう。ほどなく、長年所属した二階派に退会届を提出した。

安倍派(清和政策研究会)の会計責任者らに対する刑事処分を特捜部が出す前日の今月18日、首相の岸田文雄が、自身が会長を務めていた岸田派(宏池会)の解散を検討していると表明。雪崩を打つように、安倍派、二階派も解散を宣言した。

岸田の決断は党内で衝撃を持って迎えられたが、過去に何度も派閥の解散・解消が模索され、結局存続しているだけに、真意を測りかねる向きも多い。

■根強い派閥擁護論

派閥の解散に待ったをかける声も少なくない。

議員が他の派閥議員とのもめ事を派閥の先輩に相談し、収拾してもらう現場を目撃した議員秘書は「同じ派閥でなければ相手にしてもらえなかった」と、派閥の効用を語る。無派閥から派閥入りする議員も少なくない。

自民党の候補同士が同じ選挙区で争う中選挙区時代は、派閥のボスがカネも人も支援し、派閥は文字通り「党内にある党」だった。

党に税金を投入する政党交付金制度と、党の候補が1人に絞られる小選挙区制度の導入により、財布のひもと公認権を党が握るようになると、派閥の存在意義は薄れていったが、残った機能もあるとする声も根強い。

存続を決めた麻生派(志公会)のある議員は「派閥は自民党の総裁、首相を生むための組織。資質を見るには派閥という単位が必要だ」と強調。無派閥の現役自民党幹部も「人が集まれば派閥ができるものだ」とする。

ただ、派閥が果たすべき機能を果たしていなかったのは明らかだ。安倍派、二階派、岸田派の会計責任者は、他派閥では適正に処理されている政治資金収支報告書の記載方法について探ることもなく、漫然と不記載を続けた。そこには党のチェックも働いていなかった。

それでも、二階派のある議員は「派閥は他の野党よりも大きい組織。党が、人材発掘や教育などをきめ細かくできるだろうか」と疑問を呈する。

■「曖昧な」規正法

派閥パーティー収入の不透明な実態があらわになり、改めて突きつけられた「政治とカネ」の問題。事件の教訓を、どうくむべきなのか。

日米の統治機構に詳しい中央大教授の橋本基弘は「現在の政治資金は機能していない」と分析。米国と違い、個人の寄付文化がない日本では、単に企業献金を禁じるのではなく「個人の献金を促す制度が必要だ」とみる。

その上で、捜査当局によるメスが入る前に、弁護士や公認会計士中心の第三者機関が政治資金の運用を監査する仕組みを提起する。

「必要なのは厳罰化ではなく、透明化だ」とするのは、政治資金に詳しい駒沢大教授の富崎隆だ。

政治とカネの関係を規定する政治資金規正法や公職選挙法は定義が曖昧な部分も多く、このまま厳罰化すれば「捜査当局による恣意(しい)的な摘発も可能になってしまう」と危惧。「透明性が確保されれば、有権者が選挙で議員の資質を判断できるようになる」とする。

「何が良い政党政治を生むか。事件は派閥、政治資金などの抜本改革のきっかけにしないといけない」と富崎はいう。

事件を虚心に受け止めず、上辺だけの改革でお茶を濁すなら、歴史はまた繰り返すだけだ。(敬称略)



この連載は久原昂也、星直人、川島優治、宮野佳幸、荒船清太が担当しました。

9323OS5:2024/01/25(木) 09:12:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ad802fedeed5501a2be1e7afec6288b15386d07
岸田派解散表明、首相「全派閥解散」へ賭け
1/22(月) 13:56配信


[裏金 悪弊の果て]<1>
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件では、長年にわたる裏金作りが暴かれ、国民の政治不信が高まっている。危機感を強める自民議員の動きや、慣習化していた不正還流の実態、法制度上の課題を検証する。


自民党内の派閥解散などについて記者団の質問に答える岸田首相(19日、首相官邸で)

 岸田首相(自民党総裁)が岸田派解散を表明した18日夜、首相の携帯電話を鳴らした麻生・党副総裁の声は硬かった。

 「こちらは逮捕も起訴もありませんから、派閥を続けますよ」

 麻生氏は自ら率いる麻生派が今回、立件対象とならなかったことに触れ、こう強調した。首相は「うちの派に問題があり、けじめをつけます。麻生派は麻生派で」と応じ、異論は差しはさまなかった。

 首相は派閥解散を巡り、他派閥の領袖(りょうしゅう)への根回しはしなかった。茂木派会長の茂木幹事長はこの日、麻生氏と連絡を取った後、「こんな大事なことを相談なしにやるなんて」と周辺に不信感をあらわにした。

 首相にとって、「岸田派解散」はパーティー問題が発覚して以来、温めていた秘策だった。昨年12月に打ち出すことも模索したが、周囲に止められ、その際は自身の派閥離脱を表明するにとどまった。

 しゅん巡を続ける中、岸田派の元会計責任者が立件される見通しとなったことが最後に背中を押した。

 首相には、総裁派閥の岸田派が解散で先行すれば、党内で流れを作ることができ、派閥を重視する麻生、茂木両氏も最終的に同調するとの期待感がある。事件が直撃した最大派閥・安倍派と二階派は解散せざるを得ず、党内では無派閥が「多数派」となるとの読みからだ。

 「隗(かい)より始めよだ」。首相は19日、首相官邸で面会した自民議員に岸田派解散の意義をこう説明した。

 ただ、全派閥の解散につながらない場合、首相の求心力低下は避けられず、政治資金の透明化を含め、政治改革自体が停滞しかねない。首相は第2、第3派閥を束ねる麻生、茂木両氏の支持を基盤としてきた。両氏と溝が生じれば、政権運営も不安定化する。異例の決断は大きなリスクもはらんでいる。

9324OS5:2024/01/25(木) 09:12:23
派閥解消へ流れ、安倍派「存続訴えは皆無」/二階派「選挙戦いやすく」

緊迫
安倍派の総会の冒頭で、頭を下げる(右奥から)高木事務総長、塩谷座長、世耕前党参院幹事長(自民党本部で、川口正峰撮影)=19日

 自民党安倍派(96人)が19日、党本部で開いた臨時総会。正式な案内はこの日の朝だったが、所属議員の3分の2に上る約70人が詰めかけ、会場は緊迫した雰囲気に包まれた。

 「派閥解散の是非も含めて色々な意見が出ている。何らかの結論が出されると思っている」

 塩谷立座長がこう告げると、出席者からは、「私たちはパーティー収入のキックバック(還流)を知っていた。総意による解散をしなければならない」(宮沢博行・前防衛副大臣)などと、解散を求める声が続出した。

 総会は当初、政治資金規正法違反事件の経緯を説明することが主眼だった。しかし、岸田首相が岸田派の解散を18日に表明したことで、安倍派の今後を決める場と受け止められた。

 会合後、柴山昌彦・元文部科学相は「派閥の存続を訴えた議員は皆無だった」と記者団に述べた。

 二階派(38人)の臨時総会では、二階俊博・元幹事長が冒頭、険しい表情で派閥解散を表明すると、「苦渋の決断を尊重したい」(谷公一・前国家公安委員長)などと賛同する声が相次いだ。同派中堅は「派閥は家族のようなものだが、仕方がない」と漏らした。

「空中分解」
 安倍、二階両派が解散へと一気に動いたのは、事件の影響は計り知れず、態勢の立て直しは困難だと判断したためだ。

 安倍派は、安倍元首相の死去後、会長不在が続き、松野博一・前官房長官ら「5人衆」を中心とした集団指導体制を敷いてきた。今回の事件では、その5人衆が疑惑の中心となり、「空中分解の寸前」(閣僚経験者)という状況に陥っていた。

 岸田政権では非主流派に置かれている二階派でも、「改革を先導する姿勢を見せれば、次の選挙を戦いやすくなる」(幹部)との思惑が働いた。

温度差
 事件を巡っては、会計責任者らが立件された安倍派、二階派、岸田派と、その他の派閥で危機意識に差がある。

 麻生派(56人)の麻生副総裁と、茂木派(53人)の茂木幹事長は、議員教育や情報共有などの面で派閥の意義を評価してきた。

 首相は19日、党本部で麻生、茂木両氏と会談し、派閥解散の理由を説明した。その後、両氏は今後の対応について、派閥議員と「よく相談していきたい」との立場をそれぞれコメントなどで示した。森山派(8人)も状況を見極める姿勢を見せている。

 茂木派幹部は「首相の派閥解散表明は『殿ご乱心』だが、下手に批判すれば、党内で孤立しかねない」と警戒感を示した。

 一方、岸田派内では、派閥解散について、首相の党総裁任期が9月までであることを踏まえ、「世論の受けはいいはずで、首相の総裁選再選に向け、弾みになる」などと評価する声が上がっている。

 ただ、中堅議員は、主流派の麻生、茂木両派から反発が出ていることに懸念を示した。「円滑な党運営のためにも、首相はせめて麻生さんには事前に了解を取った方がよかった」

9325OS5:2024/01/25(木) 09:12:37
不正処理「意図的で悪質」…特捜部判断
二階派の解散を表明した二階俊博会長(中央)(都内の二階派事務所で、田ノ上達也撮影)=19日

 東京地検特捜部は安倍、二階、岸田の3派閥の会計責任者ら3人と、所属議員や秘書ら5人を政治資金規正法違反で在宅起訴や略式起訴とし、総額10億円近い派閥パーティー収入が不正に処理されていた実態を解明した。検察幹部は「いずれも意図的で悪質なものだと判断した」と語った。

 関係者によると、特捜部は安倍派と二階派の会計責任者ら2人については、両派の不記載額が億単位に上った重大性を踏まえ、公判で禁錮刑を求める必要があると判断。不記載額が5000万〜3000万円程度だった岸田派の元会計責任者や谷川弥一衆院議員(82)、二階派会長の二階俊博・元党幹事長(84)の秘書ら4人は罰金刑が相当として略式起訴とした。

 ただし大野泰正参院議員(64)は秘書との不記載の共謀を否認しており、起訴事実を認めることを前提とした略式起訴ではなく、在宅起訴が選択されたという。

 証拠隠滅の恐れがあるとして7日に逮捕した池田佳隆衆院議員(57)や秘書については勾留期限の26日までに処分を決める見通し。池田容疑者らの不記載額は約4800万円で、容疑を認めれば略式起訴の可能性もあるとみられる。

 一方、3派閥の幹部議員は立件が見送られた。特捜部は、いずれの幹部も政治資金収支報告書の作成には関与しておらず、事務方による犯罪と判断したためだ。

 安倍派では、会長だった安倍晋三・元首相が2022年7月の銃撃事件で死去した後、キックバック(還流)の継続可否を巡って幹部が協議していたことが判明。還流だけでなく、不記載にも幹部が関わっていないか確認するため、特捜部は繰り返し事情を聞いたものの、幹部らは「還流は知っていたが、不記載は知らなかった」と説明。会計責任者も不記載に関する相談や指示を否定し、ほかに客観的な証拠もなかったため、共謀は認定しなかった。(社会部 坂本早希)

9326OS5:2024/01/25(木) 09:13:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/8795454fb98589ee6149887cc3a1c785fac379cb
「便利なカネ」還流依存、安倍派に脈々…会長の安倍氏「廃止」に議員は懇願「続けて」
1/22(月) 14:02配信


[裏金 悪弊の果て]<2>
 2022年5月17日、東京都内の高級ホテル。自民党安倍派の政治資金パーティーには約2800人が集まり、熱気に包まれていた。会長の安倍晋三・元首相が「自民党の柱石たらんとの自負と誇りのもと、岸田政権をしっかりと支える」とあいさつしたのに続き、来賓の岸田首相は「我が党の最大、最強の政策集団」と持ち上げた。

 華やかな会場の一角で、会計責任者の松本淳一郎被告(76)(政治資金規正法違反で在宅起訴)が同派議員の秘書に詰め寄られていた。

 「ノルマを超えて売ったのに」「急に廃止と言われても困る」

安倍派の政治資金パーティー

 「ノルマ」とは、派閥が議員側に義務付けていたパーティー券の販売枚数のことだ。安倍派では、ノルマを超えた分を議員側にキックバック(還流)する慣習が少なくとも00年代初頭から続いていた。ノルマ超過分の収入と還流分の支出は政治資金収支報告書に記載されなかった。

 還流された資金は、秘書の給与、交通費、事務所家賃といった政治活動費だけでなく、表に出せば世間から批判を浴びるような高額な会食代などにも充てられていた。同派の議員は、「領収書のいらない便利なカネ」(ある秘書)への依存を深めていった。

 04年に摘発された旧橋本派を巡る1億円ヤミ献金事件をはじめ、「政治とカネ」を巡る問題が繰り返し国民の批判を浴びても、営々と裏金作りを続けた安倍派。「惰性で行われていたことは間違いない」。同派のベテラン秘書はそう振り返る。

 そこへ待ったをかけたのが安倍氏だった。「現金で戻すという不透明なことはやめよう」。このパーティーの直前、安倍氏が打ち出した方針に、派内には大きな動揺が広がっていた。松本被告がホテルの会場で突き上げられていたのは、まさにそんな時だった。

 ところが、パーティーの2か月後、安倍氏が銃撃されて死去し、還流廃止は宙に浮いてしまう。翌23年春、松本被告が総務省に提出した同派の収支報告書は、それまでと変わらずノルマ超過分が収支から除外されていた。安倍氏の方針は反故(ほご)にされたのだ。

 トップの方針を一介の派閥職員が覆すとは思えない。還流継続を決めたのは派内の有力政治家で、不記載も松本被告に指示していたのではないか――。捜査の展開次第では、幹部の共謀を問う必要性も出てくる。東京地検特捜部は最終盤に至るまで、この重い課題を抱え続けることになる。

記載内容に違和感
 自民党派閥のパーティー収入を巡る事件の捜査は、2022年秋の共産党機関紙「しんぶん赤旗」の報道を受けた大学教授による刑事告発が発端だ。その内容は「5派閥の政治資金収支報告書にパーティー収入の一部が記載されていない」というものだった。

 各派閥の政治資金収支報告書をめくっていた東京地検特捜部のある検事は、安倍派の記載に違和感を覚えた。他の派閥ではパーティーの後、各議員側に数百万円〜数万円と金額がバラバラの寄付の記載があったが、安倍派にはない。この寄付は、パーティー収入の一部を議員側にキックバック(還流)した分だった。

 安倍派になぜ同様の寄付がないのか、口座を調べると収支報告書に記されていない資金の流れが浮上した。収支報告書を作成していたのは松本淳一郎被告(76)。NTT出身で保守系政治団体の代表を務めていたが、前任者の退任に伴い、19年2月に会計責任者となった。任意の事情聴取に松本被告は「前任者からの引き継ぎ通りにやった」と話し、還流分を派閥の収支報告書に記載しなかったことを素直に認めた。「裏金化」は長年の慣習だった――。特捜部はそうにらんだ。

 松本被告は特捜部の求めに従い、18〜22年分の還流額をリスト化して提出した。それには政府や党の要職に就く派閥幹部も含めた約100人の議員名や、5000万円超〜数万円の還流金額が並んでいた。「派閥ぐるみの還流システムを隠してきた」。リストを得た検察内部ではそんな見方が強まっていった。

幹部聴取踏み切る
 「派閥幹部を含めた議員本人への捜査は不可欠だ」。臨時国会終盤を迎えた23年12月、特捜部は全国から応援検事を集めて態勢を拡充させた。高額還流を受けた議員や派閥幹部ごとに捜査ルートを作り、経験豊富な検事が各ルートを束ねた。国政に過度の影響を与えないよう、24年1月の通常国会開会前までの間に刑事処分を見極めることとした。

9327OS5:2024/01/25(木) 09:13:34
 派閥職員や還流を受けていた議員の秘書から事情を聞いて外堀を埋めた後、多数の議員を呼び出して聴取し、派閥事務所を強制捜査。続けて池田佳隆衆院議員(57)(7日に政治資金規正法違反容疑で逮捕)ら高額還流を受けていた議員の事務所も捜索した。

 急ピッチの捜査は、やがて派閥幹部の関与を解明する段階に入った。焦点は、会長だった安倍晋三・元首相が22年7月に死去した後に裏金化が継続された経緯の解明。供述や押収資料の分析からは、派内の動きが断片的に浮かんできた。

 安倍氏が打ち出した還流廃止には派内で撤回論が根強く、池田容疑者も幹部に継続を要望していた。こうした声を受け、会長代理だった塩谷立・元文部科学相(73)や下村博文・元文科相(69)、事務総長だった西村康稔・前経済産業相(61)といった幹部が、党本部や塩谷氏の事務所などで還流を継続するかどうかを断続的に協議。「議員からは、続けてくれとの『泣き』が入っている」と発言する幹部もいた。松本被告が同席することもあったという。

 一連の協議で、幹部から松本被告に不記載の指示や、松本被告との間で報告・了承はなかったのか――。特捜部は年末から幹部の事情聴取に踏み切った。

トカゲの尻尾切り
 都心の高級ホテルで行われたある幹部の聴取。還流継続の経緯を尋ねる検事に、幹部は「安倍氏の死去後の対応に追われ、はっきり覚えていない」と繰り返した。不記載に関する質問にも「還流は知っていたが収支報告書の記載はよくわからない」。他の幹部6人も「還流は会長案件だった」などとし、不記載への関与を否定した。

 松本被告も「幹部から不記載の指示を受けた事実はない」と述べ、幹部の供述内容と符合した。不記載で国会議員の責任を問うには、会計責任者との共謀を立証しなければならないが、幹部と松本被告のやりとりは電話が多く、詳細な議事録もないため、共謀を裏付ける証拠は見つからなかった。

 「証拠上、派閥幹部と会計責任者との共謀を認めるのは困難だった」。東京地検の新河隆志・次席検事は19日、安倍派幹部らの立件見送りを発表した。

 総額6億7500万円にも上った同派の不記載について、会計責任者のみが刑事責任を問われ、幹部は立件されなかったことには「トカゲの尻尾切り」との批判もある。検察幹部の一人は「『政治家が知らないわけがない』という国民感情は理解できるが、現行法では限界がある。あとは法律をつくる政治家たちがこの問題に向き合うかどうかだ」と語った。

9328OS5:2024/01/25(木) 09:15:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c74b13036258ae02a86e97c2bed206495c54448
大臣ポスト目指し集金、自由なカネで官僚接待…領収書も不要・批判の目逃れ
1/22(月) 14:23配信
[裏金 悪弊の果て]<3>
谷川弥一氏

 「早く大臣になるため、政治資金パーティー券を売って、派閥にアピールしようと考えていた」

【一覧】裏金疑惑で立件された国会議員たち

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で略式起訴された谷川弥一衆院議員(82)(長崎3区)。大量のパーティー券を売りさばいた理由について、関係者はそう証言する。

 離島からなる長崎県五島市出身の谷川氏は2003年の衆院選で初当選し、現在7期目。地域の発展に力を注ぎ、当選回数は、元文部科学相の萩生田光一・前党政調会長(60)の6回を上回る。

 しかし、大臣経験はなく、第2次安倍内閣の12年に文科副大臣に任命されて以降、政府の役職に就けていなかった。同期らが次々に閣僚ポストに就く中、所属していた安倍派内では「入閣待機組」のまま。「一匹おおかみ」的な存在だった谷川氏が力を入れたのが、派閥パーティー券の販売だった。

主従関係を利用
 それに当たってフル活用したのが、地元・長崎を中心とした建設業界だ。谷川氏は1971年、長崎市に本社を置く谷川建設を設立し、九州有数の住宅メーカーに育て上げた。87年の長崎県議選で初当選したのを機に家族に経営を引き継いだ後も、「会長」として影響力を保持してきた。

 同社内ではパーティー券の販売を手がける社員を配置。九州全域に広がる下請け業者に売って回らせた。売り上げは多い時で1000万円を超え、派閥から課された販売ノルマの3倍を超えたこともあった。

 建設業界には、元請けを頂点とするピラミッド型の主従関係が残る。同社関係者は「下請け業者は仕事をもらう立場。そこを利用した」と明かす。

 ノルマ超過分として、派閥からキックバック(還流)されたのは、2018〜22年の5年間だけで計約4300万円。複数の関係者によると、谷川氏は10年前頃から還流資金を受け取っており、高額の時は、自ら派閥事務所に出向いていた。

 派閥からは領収書を求められず、自由に使えるカネがたまり、一部は、表に出しにくい飲食費などに充てられた。

 安倍派の還流システムは、カネやポストを欲する議員たちの心理をうまく利用したものだ。派閥側も所属議員をつなぎとめ、党内で勢力を維持できる。「ウィンウィン」の関係が成り立っていた。

9329OS5:2024/01/25(木) 09:15:26
「気持ちの悪いカネで口座に入れられない」
池田容疑者、大野被告、谷川氏の政治資金収支報告書=画像は一部修整しています

 自民党安倍派の政治資金パーティーの収入を巡り、同派からキックバック(還流)を受けていた谷川弥一衆院議員(82)。関係者は、裏金化された還流資金の一部は世間で批判を浴びやすい高額な飲食費などに充てられたと証言する。

 その一つが、官僚たちとの会食だった。各省庁のキーマンを押さえ、パイプを作っておけば、地元の陳情を通しやすくなる。

 長崎県の離島・五島市出身で離島の振興に力を入れていたこともあり、相手は農林水産省や国土交通省、総務省など多方面にわたった。「飲ませ食わせして、いわゆる窓口的なものを作っていた」。関係者はそう明かす。

 高級料亭や、2次会として女性が接待する飲食店を利用することもあった。マスコミや市民団体から批判されることを懸念し、領収書が不要な還流資金を使い、政治資金収支報告書には記載しなかったという。

 2003年の衆院選で初当選以来、大臣ポストの獲得を目指していた谷川氏だが、次第に出世が遅れ始め、還流資金を使う機会が減った。直近の約5年分はほとんど使わずに保管していたという。「気持ちの悪いカネで、口座には入れられない」。事務所内ではそう受け止められていた。

 東京地検特捜部の任意の事情聴取で、派閥からの還流資金について聞かれた谷川氏は「派閥から収支報告書に書かなくていいと言われ、長年、そうしてきた」と説明した。

「パーティー券売れれば派閥で上位に」
 特捜部に在宅起訴された大野泰正(やすただ)参院議員(64)。自民党副総裁などの要職を務めた大野伴睦氏を祖父に持ち、両親も国会議員という政治家一家に育った。

 大野被告は13年に岐阜県議から国政に転じ、現在2期目だが、伴睦氏や両親に比べて知名度は低く、目立った実績もない。「パーティー券が売れないと、派閥内で立場がないんだ」。支援者にそう漏らしていた。地元・岐阜では自身のパーティーを開かず、「代わりに派閥のパーティー券を買ってほしい」と頼んでいた。

 大野被告の秘書は「パーティー券が売れれば、派閥内で上位に立ち、色々といい格好ができる」と明かす。

 自民党の同僚議員は大野被告から「国土交通省の官僚たちにこまめに食事をごちそうしている」と聞いた。「父親が運輸相を務め、自身も国交政務官などを歴任しており、『国交族としてのし上がる』と話していた」と振り返った。

 ただ、事務所の資金繰りは厳しかったとみられる。全県1区の参院選では、広範囲で選挙戦を繰り広げなければならない。大野被告を支援する男性は、大野被告が「選挙をやるたびに貧乏になっていった」とこぼしていたのを覚えている。

使途の大半が飲食費
 派閥のパーティー券を大量販売することで、存在感を高めようという思惑は、事件で逮捕された池田佳隆衆院議員(57)にも透けて見える。

 池田容疑者は、日本青年会議所の会頭時代に培った人脈を駆使し、各地の企業に購入を依頼していた。

 12年の衆院選愛知3区で初当選したが、14年、17年、21年の衆院選は選挙区で敗北し、いずれも比例復活だった。「選挙区で勝てず、党内で立場がない」。池田容疑者は周囲にそう漏らしていた。自民党の国会議員は「パーティー券を大量に売って、自分の力を派閥幹部に見せつけたかったのではないか」とみる。

 派閥パーティーのノルマ超過分は全て議員の取り分となる。安倍派の議員秘書は「使途の大半が飲食費。議員仲間や官僚との懇談などの支払いに充てていた」と語り、「政治資金でごちそうしたと分かれば後味が悪いものだ。自由に使えるお金は多いに越したことはない」と話す。

 だが、政治とカネを巡り、自民党に所属していた国会議員が立件されるケースは相次いでいる。19年以降、池田容疑者ら3人を含めて計11人に上り、国民の政治不信はかつてないほど高まっている。

 自民党は、政治刷新本部を設置し、派閥や政治資金のあり方を議論している。様々な思惑が交錯する中、旧態依然の悪弊を断ち切ることができるのか、大きな岐路を迎えている。

9330OS5:2024/01/25(木) 09:16:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f540ea4a2445b7b38fc64b772310a6210ecaa1d
改革できしむ自民「3派連合」、規正法は抜け穴だらけ…名ばかり会計責任者も
1/23(火) 5:02配信
[裏金 悪弊の果て]<4>
政治刷新本部の役員による会合であいさつする岸田首相(中央)と麻生副総裁(右)、茂木幹事長(22日午後3時3分、自民党本部で)=川口正峰撮影

 自民党本部で22日午後、開かれた「政治刷新本部」の会合は微妙な緊張感に包まれた。

 「派閥として、どうけじめをつけるかということで、解散を判断した」

 岸田首相(自民党総裁)は、派閥パーティーを巡る政治資金規正法違反事件を踏まえ、岸田派解散を決めた理由についてこう説明した。しかし、首相の隣に座った麻生副総裁は無表情で視線を前に向けたまま、微動だにしなかった。

 「政権を支えているのは岸田、麻生、茂木の3派なんですよ」

 麻生氏は21日夜、東京都内のホテルの日本料理店で首相と会食した際には、事前調整なしの派閥解散にこう苦言を呈し、麻生派の存続を明言した。

 茂木派を率いる茂木幹事長も、首相が19日に党本部で面会した際、「うちの派のことはうちで決めますから」と素っ気なかった。茂木氏も麻生氏と歩調を合わせ、派閥解散には今のところ、応じない意向だ。

 首相が政治改革の目玉として、仕掛けた派閥解散は党全体の潮流にはならず、首相を支えてきた「3派連合」にあつれきを生む結果となっている。

 派閥の全廃に見通しが立たないことから、首相は派閥による金集めや人事ポスト配分の機能を制限することで、国民の政治不信を和らげたい考えだ。だが、読売新聞社の全国世論調査では内閣支持率が横ばいの24%と上向かず、党をまとめきれない首相の手腕に疑問符が付いている。

 政治資金規正法の改正も、パーティー券購入者の公開基準引き下げ案に対し、自民内で「公表されたくない企業も多く、資金集めが困難になる」などと不満がくすぶっており、先行きは不透明だ。

 さらに、政党から議員個人が受け取る「政策活動費」に関しては、公明党や野党は使途公表を主張しているが、自民幹部は政治活動の裁量を狭めるとして慎重な立場で、「守り抜くべき最終防衛ラインだ」との声が出ている。

 首相は今後、刷新本部での議論を選挙制度や国会改革まで広げる方針だ。骨太の改革を国民にアピールする狙いがあるが、野党を含めた意見集約は難航するとみられる。

 約30年前の「平成の政治改革」では、衆院選の小選挙区制導入を実現し、自民の大綱では派閥解消もうたったものの、「政治とカネ」の問題はその後も起き続けている。

9331OS5:2024/01/25(木) 09:16:34
収支報告書「質問せずに押印」
記者会見に臨む大野泰正参院議員。「私が収支報告書(の作成)に関与したことはない」と述べた(19日、東京都千代田区で)=片岡航希撮影

 岐阜県羽島市で布団店を営む男性(64)は毎春、大野泰正(やすただ)参院議員(64)(政治資金規正法違反で在宅起訴)の地元事務所に出向き、すでに用意された書面に押印するのが通例になっている。

 大野被告が代表を務める資金管理団体の政治資金収支報告書。事務所スタッフに促されて目を通すが、内容は理解できない。「質問せずに押印し、事務所での手続きは10〜15分で終わる」。こう説明する男性だが、名目上は同団体の「会計責任者」だ。

 男性は、大野被告が岐阜県議だった時から支援している。約10年前に事務所から頼まれ、会計責任者に就いた。ただ、収支の管理に関わってはおらず、「名ばかり会計責任者」にすぎない。

 同法は、政治団体の会計責任者に収支報告書の作成・提出義務を課し、違反者は禁錮5年以下か罰金100万円以下に問われる。その責務は大きいが、会計に関する知識など特段の条件はない。

 事件で、大野被告が、安倍派から政治資金パーティー収入のキックバック(還流)を受け、収支報告書に記載していなかったとされる金額は計約5100万円に上る。秘書と共に在宅起訴されたが、19日の記者会見で「政治資金の管理や収支報告書の作成は事務所スタッフに任せていた」として、事件への関与を否定した。

 政治家に虚偽記入罪が成立するのは事実上、秘書らとの共謀が認定された場合のみで、立証のハードルは高い。事件で男性は立件されなかったが「秘書の独断で不記載をやるわけがない。議員も責任を負う仕組みにするべきだ」と強調する。

パーティー券購入「寄付のつもり」
(写真:読売新聞)

 「政治資金の透明化」という理念のもと、1948年に議員立法で成立した同法は、政治とカネを巡る不祥事で国民の批判を浴びるたび、議員の手で改正されてきた。企業・団体献金は規制が進み、寄付を受け取れるのは政党や政党支部などに限られ、年間5万円超の場合は名称などが公開される。

 一方、政治資金パーティーは、派閥や、政治家個人の政治団体でも開催可能で、パーティー券購入者の公開対象は1回あたり20万円超。こうした法規制の差は政治家側だけでなく、企業側の思惑にも利用されてきた。

 東京都内にあるコンサルタント会社の会長は、付き合いのある安倍派や議員側への寄付は断り、その代わりに、会社として安倍派のパーティー券を毎年購入している。同社の男性幹部は「会長は政治家との癒着を批判されるのを嫌う。社名が表に出ないように必ず20万円以下に抑えている」と明かす。

 岐阜市の男性社長は2017年以降、安倍派のパーティー券を、経営する会社の名義で毎年150万円分購入している。1枚2万円で75枚あるが、自身や社員らが出席することはほとんどない。社長は「あくまで寄付のつもりで買っている」と話す。

 同法は、派閥への企業・団体献金を禁止しているが、社長は「頼まれたので買っているだけだ」と淡々と話す。

「抜本的な制度改善を」
 パーティー収入を裏金化する還流システムが白日の下にさらされた今回の事件。派閥が監査の対象となっていなかったり、政党から議員個人が受け取る「政策活動費」の使途を公開する必要がなかったりするなど、様々な問題点が指摘された。

 高崎経済大の増田正教授(政治学)は「政治資金の流れを外部から完全に見えるように改めなければ、裏金作りの余地は残ってしまう」と強調する。その上で、「政治家だけではなく有識者らの意見も交え、実効性のある法改正を行う必要がある。誰でも容易に閲覧できるよう収支報告書のデジタル化を進め、抜本的な制度改善を図るべきだ」と訴える。

 「令和の政治改革」で、政治とカネを巡る不祥事に歯止めをかけられるのか。自民党の政治刷新本部で本部長を務める岸田首相の本気度が試されている。(おわり)

9332OS5:2024/01/25(木) 11:54:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/3500e650d6f655ed8747984d40acc7fe668cb313
どうなる自民派閥 「告発なし」森山派も解散意向で流れ強まる 存続2派に影響も、茂木派内から異論
1/24(水) 19:01配信
産経新聞
自民党の森山裕総務会長=東京・永田町の党本部(春名中撮影)

自民党森山派(近未来政治研究会)が解散する方向となったことで、自民6派閥のうち存続の道を探るのは麻生派(志公会)と茂木派(平成研究会)だけになった。パーティー収入不記載問題で唯一、告発を受けていない森山派の決断で派閥解散の流れが勢いづき、残る2派に影響を与える可能性がある。


「派閥はいったん解散してゼロベースに戻した方が国民に分かりやすい。私も派内で相談してみる」。森山派会長の森山裕総務会長は23日の党政治刷新本部の役員会合でこう述べた。

岸田文雄首相(党総裁)が18日に岸田派(宏池会)解散を電撃表明すると、実際、関係者が立件された安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)も翌19日に解散を決断した。

森山派も同日昼に約30分間の緊急会合を開き、明確な解散反対の意見は出なかった。ただ、同派は告発されておらず、森山氏は「うちは他と事情が違う」と強調。先週末に議員が地元有権者の声を聞き、さらに、派閥解消を掲げる党政治刷新本部の「中間取りまとめ案」が23日に出るのを待ち、25日の会合で解散を諮る意向を固めた。

中間取りまとめ案は政治団体としての解散までは求めず、政策集団の名目での存続は容認した。麻生派会長の麻生太郎副総裁は15人の小所帯から56人の第2勢力に育てた自派閥への愛着が強い。茂木派会長の茂木敏充幹事長は派閥の力を足掛かりに首相の座を目指す構えとみられる。

とはいえ、解散論の高まりは2派を直撃した。茂木派幹部は24日、こんな危機感を口にした。

「森山派も解散するのに、本当にうちはこのまま残して(週1回の昼の)例会でみんなでメシを食うのか? 批判を浴びる」

存続しても勢力縮小が避けられない情勢だ。茂木派重鎮の船田元・元経済企画庁長官は23日、「私は(同派を)辞めます」と記者団に明言した。

同派の野村哲郎元農林水産相は20日、鹿児島県内の会合で、農政に精通する森山氏と「一緒に仕事をしたい」と語り、「『茂木派を出て森山派に入るのか』とよく言われるが、それも当然選択肢の一つ」と述べた。また、複数の参院議員が周囲に、退会を検討する意向を漏らしている。

麻生派からは表立った離脱論は出ていないものの、岩屋毅元防衛相は記者団に「総裁派閥(岸田派)が解散することの意味は重く受け止め、尊重する必要がある。足並みをそろえる必要がある」と述べた。

今後、麻生派と茂木派も解散に傾くとの観測も出ている。ある党幹部は、枠組みを残したい派閥は「いったん解散し、再び政治団体として届け出たほうが分かりやすいし、そうするのではないか」と語った。(田中一世)

9333OS5:2024/01/25(木) 11:54:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/a30f0584bfaa5e0d9d07b29cdb32efe176e4721b
自民、安倍派幹部に離党要求 塩谷氏ら7人念頭 自民裏金問題
1/25(木) 10:08配信
毎日新聞
首相官邸に入る岸田文雄首相=東京都千代田区で2024年1月25日午前9時18分、竹内幹撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、同党が安倍派(清和政策研究会)幹部に対し、政治的責任を明確にするため、離党か議員辞職を決断するよう求めたことが明らかになった。自ら判断しない場合は、党として厳重処分を科すことを検討している。


 安倍派で事実上トップの座長を務めた塩谷立元文部科学相や事務総長経験者の下村博文元文科相のほか、「5人衆」と呼ばれる高木毅前党国対委員長、西村康稔前経済産業相、松野博一前官房長官、萩生田光一前党政調会長、世耕弘成前党参院幹事長の計7人が念頭にある。

 裏金事件を巡っては、党内から安倍派幹部の政治的責任を明確にし、党として処分することを求める意見が噴出。25日に正式決定する党改革の中間とりまとめ案では「関係者による明確な説明責任に加え、政治責任の在り方についても結論を得ていく」と明記された。党規約には、除名、離党勧告、党員資格の停止など8段階の処分が規定されている。

 東京地検特捜部は19日、パーティー収入約6億7000万円を収支報告書に記載しなかったとして、安倍派会計責任者を政治資金規正法違反(虚偽記載)で在宅起訴したが、安倍派幹部7人については、いずれも会計責任者との共謀が認められないとして立件を見送った。【飼手勇介】

9334OS5:2024/01/25(木) 11:55:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd1e6671bbb266ef2f3862e4b182335d35fb2247
自民執行部、安倍派幹部に離党要求…立件見送られた「5人衆」ら念頭
1/25(木) 5:00配信

読売新聞オンライン
自由民主党本部

 自民党執行部が、派閥による政治資金規正法違反事件を巡り、立件対象とならなかった安倍派幹部について、自発的な離党や議員辞職を求めたことがわかった。自ら身を処さない場合、党として厳重な処分を科すことを検討している。

 事件に関して十分な説明をせず、政治的な責任も取っていないとして、世論や自民党内で批判が高まっていることから、厳しく対応せざるを得ないと判断した。

 安倍派幹部としては、同派座長の塩谷立・元文部科学相や、派閥の事務を取り仕切る事務総長を務める高木毅・前国会対策委員長、松野博一・前官房長官など同派中枢の「5人衆」らを念頭に置いている。党則に基づく処分には、党の役職停止、離党勧告、除名などがある。

 安倍派幹部らは東京地検特捜部から立件を見送られたが、自民が事件を受け、政治改革を検討している「政治刷新本部」(本部長・岸田首相)の中間とりまとめ案では、「関係者による明確な説明責任に加え、あるべき政治責任についても結論を得る」と明記した。

 安倍派では、政治資金パーティー収入の販売ノルマ超過分を所属議員側にキックバック(還流)することが慣習化し、議員らは政治資金収支報告書に記載せずに裏金化していたとされる。

 塩谷氏が記者会見で「全く知らなかった」と述べるなど、安倍派幹部は自らの関与などに関し、詳しい説明を避けている。党内では、「進退をもってけじめをつけるべきだ」との意見が多く出ている。

9335OS5:2024/01/25(木) 15:34:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/f21c7c9378c17425fba31d7b47e4898b1afbf3b1
自民谷垣グループが解散決定
1/25(木) 13:26配信
共同通信
 自民党谷垣グループは25日、東京都内で役員会を開き、政治団体「有隣会」としての解散を決めた。出席者が明らかにした。

9336OS5:2024/01/25(木) 16:31:37
https://www.sankei.com/article/20240125-BI5LDBREANLL3FVG652J4JXTKI/
<独自>自民参院国対委員長に石井準一氏起用へ 議運委員長は浅尾慶一郎氏で調整
2024/1/25 13:01
自民党は25日、安倍派(清和政策研究会)などの派閥パーティー収入不記載事件に関し、野上浩太郎参院国対委員長(安倍派)の後任に石井準一参院議院運営委員長(茂木派)を起用する方向で調整に入った。複数の与党関係者が明らかにした。

後任の参院議運委員長には浅尾慶一郎政調会長代理(麻生派)、参院予算委員長には桜井充元財務副大臣(無派閥)をそれぞれ充てる方向だ。福岡資麿参院政審会長(茂木派)は留任する見通し。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240125/k10014334201000.html
自民 参院幹事長に松山政司氏を起用へ 世耕氏の後任
2024年1月25日 14時14分

自民党は派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で辞任した世耕 前参議院幹事長の後任に松山政司 元一億総活躍担当大臣を起用する方向で調整に入りました。

自民党安倍派の「5人衆」と呼ばれる有力議員で常任幹事会のメンバーの世耕 前参議院幹事長は派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で先月辞任しました。

参議院自民党は通常国会の召集を前に、後任の人選を進め、松山政司 元一億総活躍担当大臣を起用する方向で調整に入りました。

松山氏は参議院福岡選挙区選出の当選4回で、65歳。解散が正式に決定した岸田派に所属しています。日本青年会議所の会頭などを経て平成13年の参議院選挙で初当選しました。

安倍政権で一億総活躍担当大臣を務めたほか、党では参議院の国会対策委員長や政策審議会長などを歴任しています。

参議院自民党はあすにも、議員総会でこの人事を発表することにしています。

9337OS5:2024/01/25(木) 16:32:10
https://www.sankei.com/article/20240125-XKF5SKLH6JGLDCIFFUTKRCWF2U/
小沢一郎氏「これで邪魔者を消せると」 自民・茂木敏充氏が安倍派幹部に離党勧告検討報道
2024/1/25 13:01
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は25日、X(旧ツイッター)に事務所のアカウントで、自民党の茂木敏充幹事長が安倍派(清和政策研究会)幹部に離党勧告を検討しているという一部報道を挙げて、「非常にわかりやすい。これで邪魔者を完全に消せると」と投稿した。派閥パーティー収入不記載事件を巡り、茂木氏が権力闘争を仕掛けているとの見方を示した。

小沢氏の事務所は「もはや自民党は国民など見ておらず誰もが敵をいかに潰して生き残るかということしか頭にない。まともな政策など作れないだろう。政権の座を降りるべき」とも書き込んだ。

9338OS5:2024/01/25(木) 17:28:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c4b88a99c756da6faaf9afa2ef42e721aa34ea9● 宮澤一族における主流ではなく 期待されていなかった岸田首相

 岸田家はもともと東広島市の農家だった。正記(岸田首相の祖父)の父である幾太郎が台湾の基隆に進出し、呉服店を経営した。その長男の正記は、京都帝国大学法学部で学び、大連で幾久屋百貨店を経営し、代議士にもなった。

 正記の妻である澄子は、代議士や広島市長をつとめた小田貫一の孫娘。正記と澄子の子である文武は通産官僚、俊輔は大蔵官僚(のちに中国銀行頭取)となった。また、文武の妻(岸田首相の母)は、佐賀県の唐津出身で三菱商事に勤め、日東製粉社長だった井口良二の娘である。

 岸田首相は、父が通産省から外務省に出向してニューヨーク・JETROに勤務していたときに米国の現地校に通っていた。そのため、英語は、流暢(りゅうちょう)とは言えないが、発音は良いとプロの通訳からも評価されている。

 帰国して公立の名門麹町中学を経て開成高校に入ったが、東京大学の入試には3度失敗。しばしばその経験について人生の挫折と語る。

 普通なら羨望されるような学歴だが、前述の通り、宮沢一族などの周辺の学歴のすごさに加え、宮澤元首相は「人と会うとまず学歴を聞く」といわれたような人物。岸田首相からすれば、相当に屈辱で肩身が狭かったようだ。

9339OS5:2024/01/25(木) 17:28:21
● 宮澤一族における主流ではなく 期待されていなかった岸田首相

 岸田家はもともと東広島市の農家だった。正記(岸田首相の祖父)の父である幾太郎が台湾の基隆に進出し、呉服店を経営した。その長男の正記は、京都帝国大学法学部で学び、大連で幾久屋百貨店を経営し、代議士にもなった。

 正記の妻である澄子は、代議士や広島市長をつとめた小田貫一の孫娘。正記と澄子の子である文武は通産官僚、俊輔は大蔵官僚(のちに中国銀行頭取)となった。また、文武の妻(岸田首相の母)は、佐賀県の唐津出身で三菱商事に勤め、日東製粉社長だった井口良二の娘である。

 岸田首相は、父が通産省から外務省に出向してニューヨーク・JETROに勤務していたときに米国の現地校に通っていた。そのため、英語は、流暢(りゅうちょう)とは言えないが、発音は良いとプロの通訳からも評価されている。

 帰国して公立の名門麹町中学を経て開成高校に入ったが、東京大学の入試には3度失敗。しばしばその経験について人生の挫折と語る。

 普通なら羨望されるような学歴だが、前述の通り、宮沢一族などの周辺の学歴のすごさに加え、宮澤元首相は「人と会うとまず学歴を聞く」といわれたような人物。岸田首相からすれば、相当に屈辱で肩身が狭かったようだ。

 なお、岸田首相の弟の武雄は、三菱商事勤務で、夫人の篤子は、ポテトチップスで有名な湖池屋の創業一族である。

 そのほか、岸田首相には妹が2人いて、どちらも、財務官僚と結婚している。岸田首相の父親は通産官僚だが、周囲にはむしろ財務官僚が多い。

 ここまで見てきたように、宮澤一族のなかでの主流ではなく、期待されてもいなかったという岸田首相の立場が、安倍元首相に見られたような「ぎらぎらとしたリーダーシップ」を発揮しないスタイルにつながっている。

● 元首相の亡き後も 変えない政治スタイル

 五年前の参議院議員選挙の際、岸田首相が次期総理を狙うなら、自民党票が旧民主党系の倍以上ある定数2人の広島選挙区で自民候補を2人立てて当選させるべきだといわれた。こうした中、自民党は現職の宏池会・溝手顕正に加え、河井案里を公認したが、岸田派が主導権をとる自民党広島県連は、河井にひどく非協力で、焦った河井陣営が本部に救援を求め、無理な選挙工作を展開した。

 ところが、最後の段階で岸田首相は安倍元首相とともに河井の選挙カーに乗り、結果、河井の票が伸びて溝手が落選。その怨念が、普通なら裏付け証言が取りにくいはずの河井の選挙違反摘発につながった。

9340OS5:2024/01/25(木) 17:28:36
 岸田首相は安倍元首相にさんざんお世話になったはずだし、銃撃事件の悲劇への同情が集まる中で参議院選挙に勝利したこともあり、安倍元首相を国葬にした。

 だが、旧統一教会をめぐっては、教団に問題があることが(教団とそれほど密接な関係をもっていたわけでない)安倍元首相への銃撃事件を正当化する理由にならないにもかかわらず、両者を十分に切り分けるような明確な姿勢を取らなかった。

 そのため、米有力誌に山上徹也容疑者が「歴史上最も成功した暗殺者」だと書かれるような状況になった。安倍元首相と旧統一教会については『日本の政治「解体新書」: 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』で詳しく書いたが、少なくとも安倍元首相本人と教団の関係はわずかで、それも清和会会長就任後が中心である。山上容疑者が恨みの標的にしたのは飛躍だった。

 ウクライナやパレスチナ問題でも、岸田首相は安倍元首相の多元外交と違い、欧米の前のめりの姿勢に追随するだけのようにみえる。また、憲法改正問題や皇位継承問題では、何もしていないわけでないのだが、「熱心に取り組んでいる」という印象を与えていないから、保守派から攻撃される。

 そのあたり、すべて、「宮沢一族の目立たない構成員」としての習い性から脱していないように見える。

 私は安倍政権時代、岸田氏がもっとも後継者にふさわしいと一貫した論陣をはっていた。ただ、それは、安倍元首相という後ろ盾がいる前提だった。その後ろ盾がいなくなった以上、岸田首相は自らリーダーシップを発揮しているとアピール出来るような政治スタイルに変えるべきだ。それが不十分なことが、「増税メガネ」「検討使」などとも批判される岸田首相のすべての不幸の始まりだ。

● 岸田首相の妻と 3人の子供たち

 岸田首相のファミリーを、もう少し紹介すると、妻の裕子は、岸田首相が父の文武と地元のマツダ本社を訪れたとき、副社長の秘書だったのを見初めたとされている。だが、当時のマツダ社長は私の元上司でもある古田德昌(兄は餃子の珉珉の創業者)で通産官僚としては文武の後輩だから、偶然の出会いではなかったのかもしれない。

 裕子の実家は広島県三次市の地元の資産家らしい。メソジスト系の広島女学院中・高から東京女子大を卒業ののちマツダに入社した。

 裕子は選挙区に住み子育てもしたので、岸田首相の東京での住まいは議員宿舎だけだった。もっとも、2020年に亡くなった岸田首相の母親である澄子が住んでいた自宅はあるので、岸田首相が議員宿舎に住むのはおかしいと言っていた人もいる。

 岸田首相の子どもは男子ばかり3人だ。

 長男翔太郎は、修道高校、慶応大学法学部から商社勤務を経て父の秘書となった。政務秘書官は当初、ベテラン秘書がついていたが、将来に箔をつけるために翔太郎を抜擢したところ、随行中の観光、公邸でのパーティーなどで袋だたきにあって辞任することになった。ややバランスを欠いた抜擢だっただけに、必要以上に慎重な行動が必要だった。

 次男晃史郎は、日本大学文理学部スポーツ科学部から広島のバスケットボール製造などで知られるモルテンへ入社した。三男はまだ早稲田大学の学生だ。

9341OS5:2024/01/25(木) 17:28:55
● 核兵器廃絶の熱烈な運動家という あまり知られていない一面も

 岸田首相のあまり意識されない一面に、核兵器廃絶の熱烈な運動家というものがある。『岸田ビジョン 分断から協調へ』という首相の著書は、2021年の総裁選挙のために戦略的に書かれたものだが、もうひとつの著書『核兵器のない世界へ 勇気ある平和国家の志』が前年の2020年10月に刊行された。

 菅義偉前首相が岸田首相らを破って総裁に選出されたのが2020年9月。その翌月の刊行となった背景には、安倍元首相の病気辞任がなければ総裁選挙は1年先だったので、その一年前に、選挙を意識せずに岸田氏らしさを打ち出す本を出して「ハト派的イメージ」を強調したいという意図もあったのだろう。

 この本を見ると、岸田首相の「被爆地・広島の人間」としての思いが、政治家の原点といえるほど重要であることがわかる。岸田首相は戦争当時まだ生まれていなかったが、親戚の多くが被爆した。そのなかには、意外なことに、ノーベル平和賞受賞者であるサーロー節子さんもいる。

 サーローさんの姉が、岸田首相の父のいとこの夫人で、原爆の犠牲となって亡くなられた。外相時代の岸田首相がオバマ元大統領の広島訪問に大変な努力を払い実現したことや、サミットの広島開催にもこぎ着けたことは、政治家としての岸田首相にとって金字塔だ。

 もっともウクライナのゼレンスキー大統領をサミットに呼んだことの評価は微妙だ。サミットへの世界の関心の焦点がぼやけたし、ゼレンスキー大統領が原爆の惨状を見て「ウクライナと同じほどひどい」といったのは、核兵器の怖さを矮小(わいしょう)化する不適切発言だった。

 また、首相としての岸田氏が核兵器廃絶に向けて重要な行動を起こしているとはみえない。そのあたり、自分の個人的な立場や広島の政治家としての立場を色濃く打ち出すのもいかがなものかと遠慮するのが、岸田首相らしさなのだろう。

 しかし、連立政権のパートナーである公明党は、結党の原点からして核廃絶に熱心であるのだから、自公で連携して何か大きな一歩を進めるやりようもあるのではという気がするのは私だけであるまい。

 (評論家 八幡和郎)

9342OS5:2024/01/25(木) 17:39:41
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/347382
「俺たちに守旧派のレッテルを貼るつもりか」、岸田文雄首相捨て身の「派閥解散」カードで自民党内にきしみ 存続論根強い麻生派と茂木派
2024/1/20 20:35
(最終更新: 2024/1/20 20:35)
 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、窮地に陥る岸田文雄首相が捨て身の覚悟で切った「岸田派解散」のカードは安倍、二階両派の解消に発展した。高まる政治不信の払拭へ意気込む首相に対し、存続論が根強い麻生、茂木両派の議員は「俺たちに守旧派のレッテルを貼るつもりか」と反発。安倍派の行方も混沌(こんとん)とし、党内にきしみが生じている。

 「攻めの気持ちで岸田派を解散するんだ。若いやつらを頼む」

 1月18日午後、官邸。首相は執務室に個別に呼んだ複数の岸田派幹部に迫った。隣には岸田派ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官が座っていた。

 首相周辺は「派閥解散は早い段階から頭にあった」と明かす。首相には、2023年末に地元に戻った若手から「街頭で罵倒され、何も言い返せない」と悲痛な訴えが届いていた。「このままでは自民党に先はない」。首相は危機感を強めた。

記者団の取材に応じる岸田首相=1月19日夜、首相官邸

 ただ党内では、岸田政権発足以来、首相を支える麻生、茂木両派の議員が「派閥に問題はない」と主張していた。悩む首相を1月16日の党政治刷新本部の全体会合が背中を押す。存続と解散の両論が拮抗(きっこう)したのだ。側近は「困ったら平場に聞け、の格言通り。これで解散に傾いた」と振り返る。

 岸田派は政治団体としての「宏池政策研究会」を解散し、政治資金規正法上認められる資金集めの手段を遮断する意向だ。党本部近くの派閥事務所も引き払う。首相は「もう派閥で集まることはない」と周囲に説く。

▽危険な賭け

 岸田派に続き安倍、二階両派も1月19日に解散を表明した。官邸幹部は「一つの流れができた」と胸を張る。しかし刷新本部メンバーの麻生太郎副総裁にも、茂木敏充幹事長にも根回しはなかったため、唐突感は否めない。重鎮は「あまりにも危険な賭けに出たな。『岸田離れ』が広まらなければいいが」と顔をしかめた。

自民党本部で記者会見する安倍派の塩谷立座長(奥左)と高木前国対委員長(同右)=1月19日夜、東京・永田町

 実際、麻生、茂木両派の心中は穏やかではない。麻生派幹部は「俺たちは『みんなで解散の横断歩道を渡ろう』と言われているわけではない」と突き放す。麻生氏に近い若手も「派閥が残るだけで後ろ指を指されるなんてたまったもんじゃない」と憤った。

 麻生氏と連携する茂木氏は「グループの仲間とよく相談したい」と記者団に説明。存廃の是非には触れなかったが、茂木派幹部は「良い格好をしようと岸田派だけが抜け駆けか」と批判的だ。

▽突き上げ

 会計責任者や所属していた議員3人が立件された安倍派は、中堅・若手が責任の明確化を求め塩谷立座長ら同派幹部を突き上げた。閣僚経験者は「生き残りを画策している幹部間で、醜い足の引っ張り合いと権力闘争が起きるだろう」と予想していた。

 だが1月19日午後、1時間半近く続いた派閥総会では「自民党が再スタートするには解散がまず必要だ」との意見が噴出。解散決定を余儀なくされた塩谷氏は終了後の記者会見で「けじめをつけなければならないと考えた」と力なく語った。

 自民は来週にも裏金事件を受けた改革案の中間取りまとめを発表する方針だ。派閥全廃はできるのか。二階派解散を宣言した二階俊博元幹事長はうそぶく。「人は自然と集まってくる。『派閥を解消するからあっちへ行け』とは言えない。別に派閥が悪かったわけでもなんでもないんだ」

<自民党派閥>結党翌年の1956年の党総裁選を機に「8個師団」と呼ばれる8派閥ができ、「総理・総裁」選びを軸に離合集散を重ねてきた。宏池会(現岸田派)は57年に池田勇人元首相が創設し、現存6派閥の中でも長い歴史を誇る。清和政策研究会(現安倍派)は62年に福田赳夫元首相が旗揚げした「党風刷新連盟」を起源とし、首相退陣直後の79年に派閥として発足した。今の派閥は幾度かの解消論を経て政策集団の体裁を取るが、総裁選や国政選挙を通じ結束を保っている。

9343OS5:2024/01/25(木) 23:24:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd719002c31e1ed166e33a3f41f90bda4114c72a
小渕優子氏が自民・茂木派退会へ、将来の「会長候補」の1人 他派閥の解散の動き加速が影響か
1/25(木) 20:02配信
日刊スポーツ
自民党の小渕優子選対委員長(2023年9月撮影)

 自民党茂木派(平成研究会)に所属する小渕優子選対委員長(50)が、同派から退会する意向を、派閥会長の茂木敏充幹事長ら党幹部に伝えたことが25日、関係者への取材で分かった。

 小渕氏は小渕恵三元首相の次女。今回、自民党の派閥のあり方が問われるまでは、将来の「平成研」会長候補の1人とみられてきただけに、派内には動揺が広がっているという。

 茂木派(53人)は、麻生太郎副総裁が率いる麻生派(56人)とともに、派閥を解散しない方針をかたくなに崩していない。

 一方で、裏金事件を受けて安倍派(96人)、岸田派(46人)、二階派(38人)がすでに解散方針を表明。この日は、森山派(8人)も解散を正式に決定したほか、谷垣グループ(有隣会)も政治団体としての解散を決めるなど、自民党内で派閥解散の動きが加速している。

 小渕氏の判断には、こうした流れが影響した可能性もある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab4d3608503677be7848588fc90c0fd046bbfbdc
茂木派存続なら「退会する」 自民党・船田元衆院議員
1/23(火) 18:32配信


下野新聞SOON
自民党政治刷新本部に臨む船田氏=23日午後、東京・永田町の党本部

 自民党の船田元(ふなだはじめ)衆院議員は23日、自身が所属する茂木派(平成研究会)が存続する場合は「(派閥を)退会する」との考えを明らかにした。党政治刷新本部の会合後、下野新聞社などの取材に答えた。

 船田氏は「派閥が全て悪だと国民に思われていることが問題であり、平成研も含めて全ての派閥がいったん解消することが大前提であるべきだ」と述べた。

 昨年12月18日の自身のメールマガジンでも「政治改革の原点に立ち返り、派閥の解消・廃止について本気で議論しなければ、一度離れた国民の信頼は取り戻せない」などと主張していた。

9344OS5:2024/01/25(木) 23:34:39
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-240125X833.html
森山派・谷垣グループ、解散へ=小渕、青木氏が茂木派退会―「存続」2派の動向焦点
2024/01/25 22:34時事通信

 自民党森山派(近未来政治研究会)は25日、総会を開き、解散を決めた。谷垣グループ(有隣会)も役員会を開き、政治団体を解散する方針を固めた。安倍派などの政治資金パーティー収入裏金化事件を受けた派閥解消の動きは、事件の立件対象にならなかった派閥・グループに広がった。また、茂木派(平成研究会)では小渕優子選対委員長らが退会する意向。存続の方向とみられている麻生、茂木両派の動向が焦点になる。

 森山派会長の森山裕総務会長は総会後、「解散という選択が、政治の信頼を取り戻すために大事だという全員の思いで決断した」と記者団に述べた。今後は、派閥に対し資金パーティーや人事への関与を禁じた党の中間取りまとめを踏まえ、新たなグループの立ち上げを視野に入れる。

 森山派の議員は現在8人。1998年、山崎拓元副総裁が旗揚げし、2021年に森山氏が会長に就いた。解散の動きは岸田、二階、安倍各派に続くもので、事件で会計責任者らが刑事責任を問われなかった派閥では初めて。

 谷垣グループのメンバーは約20人。同グループは派閥では認められない他派閥との掛け持ちが可能だが、資金集めや人事の推薦を行っており、現状のままでの存続は理解が得られないと判断した。26日の臨時総会で政治団体の解散を決定する見通しで、引き続きグループとしての活動を模索する。

 小渕氏は退会理由について記者団に「(党役員らの派閥離脱を明記した89年の)政治改革大綱を重く受け止めた」と語った。小渕氏は平成研会長だった故小渕恵三元首相の次女。故青木幹雄元官房長官の長男、青木一彦参院議員も茂木派を離脱する意向を固めた。同派内の動きに影響を与えそうだ。同派では船田元・衆院議員総会長も退会を検討している。

9345OS5:2024/01/25(木) 23:35:42
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-240125X904.html
安倍派4衆院委員長交代へ=自民
2024/01/25 20:38時事通信

 自民党は25日、衆院の常任・特別委員長を務める安倍派の4人を交代させる人事を決めた。派閥の裏金事件を受けた対応。同派の塩谷立座長も政治倫理審査会長を辞任し、後任に田中和徳氏が就く。

 厚生労働委員長は田畑裕明氏から新谷正義氏、安全保障委員長は簗和生氏から小泉進次郎氏、政治倫理確立・公職選挙法改正特別委員長は亀岡偉民氏から石田真敏氏、原子力問題調査特別委員長は中根一幸氏から平将明氏に、それぞれ交代。一方、東日本大震災復興特別委員長の高階恵美子氏は、事件への関与が認められないとして留任する。

 同党はまた、常任・特別委員会の与党筆頭理事を務める同派の4人も代える。

9346OS5:2024/01/25(木) 23:37:18
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-240125X823.html
参院幹事長に松山氏起用=国対委員長は石井氏―自民
2024/01/25 20:23時事通信

 自民党は25日、参院幹事長に岸田派の松山政司参院議員副会長を起用する方針を固めた。また、安倍派の野上浩太郎参院国対委員長を交代させ、茂木派の石井準一参院議院運営委員長を充てる方針。参院幹事長ポストは、派閥の政治資金規正法違反事件を受け、安倍派の世耕弘成氏が昨年12月に辞任した後、空席となっていた。

 党執行部は26日召集の通常国会を前に、安倍派の常任・特別委員長を交代する人事も検討。尾辻秀久参院議長は25日、安倍派の末松信介予算委員長、北村経夫外交防衛委員長、宮本周司財政金融委員長の辞職を許可した。

9347OS5:2024/01/25(木) 23:39:31
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_H5MJAON37ZEYDFEI6CFWRZ6UUM.html
「当たり前の日常」「おいしいランチが」‥派閥解散で木曜昼の定例会も雲散 
2024/01/25 19:45産経新聞

「当たり前の日常」「おいしいランチが」‥派閥解散で木曜昼の定例会も雲散 

自民党岸田派の例会では、毎回出席議員が仕出し弁当をつつきながら、幹部らの発言に耳を傾けるスタイルをとっていた=令和5年12月7日午後、東京・永田町(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党の派閥パーティー収入不記載事件の余波で、党内6派閥のうち4派閥が解散を決め、計約190人が新たに無派閥議員となった。自民では、各派が毎週木曜日の正午から派閥事務所などで例会を開き、メンバーが昼食を食べながら結束を確認する習わしがある。派閥の解散決定後初の木曜となった25日、永田町は議員の姿がまばらで奇妙な静けさに包まれた。突然予定の空いた議員はどう過ごしたのか。

木曜昼の派閥例会は、国会日程や党運営について、派の担当者が党執行部から仕入れた情報を所属議員に伝える場でもあった。各派がそろった時間に例会を持つのは、所属議員が他派の会合に二重出席させない目的もあり、出席は派に忠誠を尽くす証にもなっていた。国会開会中は正式な例会、閉会中も一部派閥は「在京議員懇談会」として会合を開き、議員同士が情報交換の場として利用していた。

「お昼前、Googleカレンダーさまからご連絡あり。今まで当たり前だったライフサイクルに、もう戻ることはないのだなと実感」

岸田派(宏池会)に所属していた武井俊輔元外務副大臣は25日昼、X(旧ツイッター)にこう投稿した。正午からの派閥例会がなくなったにも関わらず、毎週木曜の午前11時30分にアラートが鳴る機能を残していたという。武井氏は産経新聞の取材に「当たり前の日常がなくなったことを受け入れなければならない」と淋しそうに語った。

二階派(志帥会)はこれまで、国会閉会中も在京議員懇談会を開いてきた。ただ、同派は二階氏が19日に派閥解散を表明したこともあり、25日の会合はなくなった。同派の中堅は25日は地元にとどまり、首長選の与党系候補の応援や新年の催しの出席などをこなした。別の同派若手も、例会に合わせていた上京の時間を遅らせ、地元での活動を増やした。同派関係者は「19日を境に、派閥からは会合の予定も含め、何の連絡もなくなった」と戸惑う。

25日に会合を開いて解散を決めた森山派(近未来政治研究会)の中堅は「派閥メンバーとの人間関係は変わることはない。ただ、これからおいしいランチを食べられなくなるのは残念だ」とこぼした。

一方、安倍派(清和政策研究会)に約20年所属したベテランは「例会でやってきた国会日程などの情報交換はどこでもできる」とサバサバした表情をみせていた。(奥原慎平)

9348OS5:2024/01/26(金) 07:51:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/c874ea77b4bd8096f9780536a17bd17319a78bf5
自民、政治改革で混迷 安倍派処分でも対立
1/26(金) 7:11配信
時事通信
自民党の臨時総務会で発言する岸田文雄首相(左から3人目)=25日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党が政治改革を巡り混迷を深めている。

 25日に決定した中間取りまとめでは、派閥がカネと人事から「完全に決別する」と打ち出したが「派閥全廃」は見送った。派閥の存廃で足並みが乱れ、麻生、茂木両派からは岸田文雄首相(党総裁)への反発が広がる。安倍派幹部の責任についても同派側と執行部が対立している。

【図解】自民党支持率が2割を下回った政権

 中間取りまとめには「あるべき政治責任についても結論を得る」と明記。首相は25日、岸田派も政治資金規正法違反事件で立件対象になったことの責任について、「党全体の信頼回復に向け、政治刷新本部長としてしっかり努力し、議論をリードして結果を導く」などと述べるにとどめた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は「派閥全廃」を視野に、各派に先んじて岸田派解散を決断。党関係者によると「吉と出るか凶と出るか」と漏らしていた。安倍派と二階派が追随し、25日には森山派と、派閥に準じた谷垣グループも解散を決定。「解散ドミノ」について、首相は親しいベテラン議員に歓迎する考えを示した。

 一方、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長はそれぞれが率いる麻生派と茂木派を存続させる方針で、首相の思惑は外れた格好だ。両派には「守旧派のように見られる」(若手)と、派閥解散を主導した首相への不満が高まっている。

 麻生氏は首相に「好きなようにやる」と不快感を露骨に伝えた。首相と茂木氏は24日夜に会食を調整していたが、見送りとなった。政権中枢の3人に溝が生まれたのは明らかだ。首相は政治改革で、党役員と閣僚が「派閥離脱」する案も探ったが、周辺から「(麻生氏らとの)関係がさらに悪化する」との忠告を受けて断念した。

 安倍派と党執行部にも亀裂が生じている。執行部は同派幹部に政治責任を自ら取るよう促した。応じない場合は「党の役職停止」「離党勧告」といった処分に踏み切る案も浮上する。これに対し派幹部は「党全体の問題だ」と反発。派関係者も「岸田、二階両派も立件された」と首相らへの不満を示した。

 森山裕総務会長は記者会見で、安倍派の閣僚らが昨年12月に一斉に辞任したことに触れ、「派閥としての責任は果たしているのではないか」と述べ、沈静化を図った。

 岸田派解散について、報道各社の世論調査では評価する声が多い一方、内閣支持率の回復にはつながらなかった。25日の党臨時総務会では中間取りまとめに「派閥を残すことに他ならない」との異論が出て、首相が説得に追われた。

 党内6派閥のうち2派閥が存続する方向で、党幹部の一人は「選挙で国民からどう思われるか」と懸念。党の混乱について「党分裂につながったリクルート事件のように、悪い入り口にならなければいいが」と案じた。

9349OS5:2024/01/26(金) 17:19:30
>岸田派の松山政司参院幹事長も派閥を離れる。
解散した派閥から離れるとは?????

https://news.yahoo.co.jp/articles/20acab06c810c71d3d66c01e5474c94965a9efaf
自民党茂木派、離脱相次ぐ 裏金事件受け、麻生派でも
1/26(金) 16:47配信

9350OS5:2024/01/26(金) 17:21:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee0a0a2094cc8673697a2a6fd39658d0b1b8f190
安倍派処分めぐり、森元首相が怒りの直談判 首相や麻生氏は…
1/26(金) 15:58配信

朝日新聞デジタル
2019年7月、森喜朗・元首相(右)と安倍晋三首相(当時)=東京都千代田区

 自民党安倍派(清和政策研究会)の裏金事件を受け、政界引退後も同派に君臨する森喜朗元首相(86)が派閥擁護の直談判に動き出した。党執行部が安倍派の幹部に議員辞職を求めたと読売新聞が報じた25日、森氏は複数の党幹部に会って、怒気もあらわに処分への異論を訴えた。


 自民議員らによると、森氏は25日、茂木敏充幹事長や麻生太郎副総裁らと面会。裏金事件で立件対象とならなかった高木毅前国会対策委員長ら安倍派幹部に、党執行部が離党や議員辞職を求めたとする報道に「激怒した」(自民幹部)という。麻生氏は森氏に「報道されている内容は全然違います」と応じたという。森氏の怒りは岸田文雄首相にも伝えられたが、首相は「党幹部が森氏に弁明した」などとし、推移を見守っているという。

朝日新聞社


https://news.yahoo.co.jp/articles/fb2ecbf973d561623a084c08fe016a15ae999eb6
自民、岩屋元防衛相が麻生派退会を表明
1/26(金) 15:33配信

産経新聞
防衛相を務めていた当時の岩屋毅氏=2018年12月、東京都新宿区の防衛省(宮川浩和撮影)

自民党の岩屋毅元防衛相は26日、所属する麻生派(志公会)を退会する意向を表明した。東京都内で開かれた派閥会合に出席後、記者団に語った。岩屋氏は「すべての派閥は一度解散をして、そして更地から自民党を立て直すということが大事だ」とした上で、「(会合で)志公会がこのまま存続をするのであれば退会すると申し上げた」と説明した。

9351OS5:2024/01/29(月) 08:41:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e8ee14a0de8537900886760b1868c44522fbf92
派閥解消宣言に疑問の声 資金集めで「抜け穴」も 自民
1/29(月) 7:04配信


時事通信
自民党の臨時総務会に臨む岸田文雄首相=25日、東京・永田町の同党本部

 自民党は、25日に決定した政治改革の中間取りまとめで「派閥を本来の政策集団に生まれ変わらせる」と宣言した。


 ただ、資金集めなどで「抜け穴」を残したため、党内からは「派閥は本当に変わるのか」と実効性を疑問視する声が出ている。

 「いわゆる派閥を解消し、真の政策集団に変えていく」。岸田文雄首相(党総裁)は25日、中間取りまとめについて、記者団にこう胸を張った。

 派閥は党則に定めがなく、明確な定義はないというのが自民党の立場だ。しかし、田村憲久政調会長代行は21日のテレビ番組で「自民党派閥には暗黙の要件がある」と証言。(1)政治団体として届け出ている(2)派閥事務所がある(3)他派閥と掛け持ちを許さない(4)党に登録している―ことを挙げた。

 中間取りまとめは4要件のいずれも禁じていない。派閥の政治資金パーティー禁止は明記したが、政治団体の解散に踏み込まず、寄付を通じた資金集めの道は残った。閣僚経験者は「政治団体を解散しない限り、純粋な政策集団にはならない」と指摘した。

 中間取りまとめの原案は、派閥の活動について「党本部で行う」と記した。事務所閉鎖を意図したものだったが、最終的に「党本部等で行う」に修正された。掛け持ちや党への登録に関する記述は一切なく、1989年の政治改革大綱で「派閥解消の第一歩」とされた党役員・閣僚の派閥離脱も盛り込まれなかった。

 中間取りまとめを諮った25日の臨時総務会は、首相も出席する中、了承に1時間超を要した。「これは派閥を残すことにほかならない。了承できない」との強硬な反対論が出たためだ。

 存続を探る麻生派などからは「議員がパーティーで資金を集め、派閥に寄付すればいい」などと、早くも「骨抜き」を画策する声が漏れる。派閥から所属議員に活動費として配る「氷代」「餅代」も廃止されるが、党幹部の一人は「花代に改称すればいい」と冷ややかに語った。

9352OS5:2024/01/29(月) 09:28:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/477e146da1500dd22f191a5afbf0c5bc2b794adb
野田聖子氏、総裁選「大勝負に出る」出馬意欲 派閥解散「一部の権力者がトップ決める時代、終止符」
1/29(月) 9:07配信


岐阜新聞Web
相次ぐ派閥解散で「党内に新しい風が吹いている」と話す野田聖子衆院議員=岐阜市長良福光、都ホテル岐阜長良川

 自民党の野田聖子衆院議員(岐阜1区)は28日、岐阜市内で開いた新春の集いで「今年は最初で最後の大きな勝負に出る年」と述べ、9月の党総裁選の出馬に意欲を見せた。

 野田氏は、政治資金パーティー裏金事件で相次ぐ派閥解散に触れ「一部の権力者がトップを決める自民党の時代に終止符を打つことができたのは大きな功績」と強調。無派閥で推薦人集めに苦しんだ前回の総裁選を振り返り「無派閥になった若い人が増え、新しい風が吹いている」と派閥解散の流れを歓迎した。

 人口減少問題では「子どもにフォーカスして政策を施せば、悲観的になる人は減ってくる」と子ども中心の政策の必要性を訴えた。

 新春の集いは、党県第1選挙区支部主催。来賓の渡辺猛之参院議員や柴橋正直岐阜市長、支持者ら約900人が参加した。会費千円を会場費などに充て、利益の出ない集会として開いた。

岐阜新聞社

9353OS5:2024/01/29(月) 09:47:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1332e8fcd4a9b25d4103869bb0860de9bdaa571
安倍派幹部、引責圧力に抵抗…塩谷座長「俺が離党や辞職して何の意味があるのか」と不快感
1/27(土) 5:03配信

読売新聞オンライン
自民党の両院議員総会に臨む安倍派座長の塩谷元文科相(26日午前、国会で)

 自民党の安倍派幹部が、同派による政治資金規正法違反事件を巡り、強まる引責圧力に抵抗している。取りざたされている議員辞職や離党を受け入れれば政治生命に直結する可能性があるためだ。幹部内でも立場の違いで責任は異なるとして、「座長」に代表して引責を求める動きもある。


(写真:読売新聞)

 「自民党においてしっかり議員活動を行っていく」

 同派中枢の「5人衆」に数えられる松野博一・前官房長官は26日、国会内で記者会見を開き、事件の責任を取る形での離党や議員辞職を明確に否定した。

 党内では、5人衆や閥務を取り仕切る過去の事務総長経験者への責任論が噴出している。事件の立件対象とならず、派幹部が誰も責任を取っていないとの世論の批判があるためだ。

 26日に国会内で開かれた同派の常任幹事会では、出席者から「幹部はけじめをつけるべきだ」との声が上がった。会合には塩谷立座長や松野氏ら「5人衆」が参加し、議論は約2時間に及んだ。

 出席者によると、5人衆の一人は責任論に対し、「我々は党や内閣の役職を辞めた。批判もされた。年末年始、色々な社会的制裁を受けた」と反論。別の幹部は「派の会計責任者の訴訟対応や残務処理がある中、幹部が一斉にいなくなっていいのか」と擁護した。

 派内には「座長は議員辞職、5人衆は離党が妥当」(関係者)との見方がある。党を離れれば、選挙に弱い幹部には事実上の引退勧告となりかねない。

 5人衆の一部は26日までに、塩谷氏と面会して進退の判断を迫った。塩谷氏は拒否したとされる。塩谷氏は周囲に「俺が離党や辞職して何の意味があるのか」と不快感を示している。

 5人衆の中にも、事務総長経験の有無などで責任の度合いは異なるとの主張がある。党内では「みんな自分に責任が及ばないように必死なのだろう」との声が漏れている。

9354OS5:2024/01/29(月) 09:50:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb3eb9cf62e55b2a2a9083e4f7b76447c15ed400
自民党麻生派、存続公算も解散論くすぶる パーティー収入不記載事件で
1/26(金) 20:24配信

産経新聞
自民党両院議員総会に臨む麻生太郎副総裁(左)と岸田文雄首相=26日午前、国会内(春名中撮影)

自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けて派閥解散が相次ぐ中、麻生太郎副総裁が会長を務める麻生派(志公会)は26日に東京都内で開いた会合を経て、存続の公算が大きくなった。十数人規模の小派閥を党内第2派閥にまで育てた麻生氏は派閥に愛着が強く、麻生氏を慕い集まった議員の結束は固い。一方で解散論もくすぶり、岩屋毅元防衛相に続く離脱者が出れば、痛手になりかねない。

【グラフィックで見る】自民党派閥パーティー収入不記載事件の処分者・逮捕者

26日の会合終了後、麻生派の事務総長を務める森英介元法相は記者団に「大多数が政策集団、志公会の存続を望む声だった」と説明した。一方、数人から派の「発展的解消」を求める意見もあったという。同派は派閥による政治資金パーティー禁止などを示した党政治刷新本部の中間報告に沿った形で存続させることで一致し、麻生氏に対応を一任した。

派内では、事件に関与していないのに解散か否かの判断を迫られている現状に不満が強い。ベテラン議員は「いつの間にか派閥が悪だという話にすり替わっている。論点は事件を起こした派閥のカネの問題だ」と困惑の表情を見せる。政治資金規正法上の政治団体として派閥が存続すれば、同法にのっとって収支報告書の提出が義務付けられているため、「本当なら政治団体のほうが資金の透明性は確保される」(中堅議員)との意見もある。

参院中堅議員も派閥について「腹を割って話せる絆がある。議員同士はライバルだから、同じ党でも派閥がなくなれば、無法地帯になる」と危機感を示した。

これに対し、退会を表明した岩屋氏は記者団に「党の一体感、一枚岩になることが大事だ。すべての派閥は一度解散をして、更地から立て直すということが大事だ」と主張した。

麻生派はオーナーである麻生氏の求心力が強い。ただ、批判の高まりから派閥の解散が加速する中で麻生派が存続すれば、麻生氏や所属議員に対する風当たりが強まり、選挙に不利になるとの見方もある。重鎮は「全体の流れと見られ方を考えると、派閥にこだわる必要はない」と漏らした。

また、麻生派に所属し、「ポスト岸田」を目指す河野太郎デジタル相は、派閥解消を強く主張している菅義偉前首相に近い。26日の閣議後の記者会見で麻生派を離れるかを問われ、「麻生派がどうなるのか、まだ決まっていないので答えようはない」と述べるにとどめた。(末崎慎太郎)

9355OS5:2024/01/29(月) 09:52:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/db62b794ed33c07b1eb3b8b19e63ad8637045993
鈴木英敬衆院議員を書類送検 代表務める自民党支部 国の公共工事を受注する13の建設会社から約1000万円の寄付を受けたか 
1/26(金) 19:02配信

三重4区選出の自民党・鈴木英敬衆議院議員が、公職選挙法違反の疑いで書類送検されたことがわかりました。



鈴木英敬衆議院議員が代表を務める自民党の支部は、3年前の衆議院選挙の期間中、国の公共工事を受注していた選挙区内の13の建設会社から約1000万円の寄付を受けたということです。

公職選挙法では国と契約関係にある企業が、国政選挙に関して献金することを禁止しています。この問題は三重県の共産党南部地区の委員長が刑事告発し、三重県警が去年5月に受理していましたが、関係者によりますと三重県警が鈴木議員を公職選挙法違反の疑いで書類送検したことがわかりました。

共産党三重県委員会は、先ほど開いた会見で…

(日本共産党 三重県委員会・大嶽隆司委員長)
「衆議院が解散した日から投票日までの間の献金ということは、もらう側が一斉に要請をして『選挙でお金がいるから寄付してくれ』と言ったのか、誰かが音頭をとって『鈴木英敬氏がいよいよ選挙に出る』ということで、寄付を要請して一斉に寄付したか。これは明らかに選挙のため」

書類送検されたことについて26日、国会に出席した鈴木議員はこれまでのCBCの取材に対してコメントしていません。

鈴木議員の事務所は「当時立ち上がったばかりの自由民主党三重県第四選挙区支部に対しての政治活動への寄付であり、法令に抵触するものではない旨を機会あるごとに既に繰り返しご説明してきております。今後も捜査には真摯に対応して参ります」などというコメントを発表。

13社から受け取った寄付金についてはすでに全額、返金済みだということです。

CBCテレビ

9356OS5:2024/01/30(火) 08:05:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/787b74b1ed4376a775f92cb2527df419ec66c551
「ルッキズムそのもの」麻生氏が上川外相を「おばさん」「美しい方とは言わん」で批判…本人「何を企んで私の名前を」
1/29(月) 21:49配信
FNNプライムオンライン

裏金事件で揺れる自民党。

今度は、麻生太郎副総裁の発言が物議を醸している。

麻生氏が28日、地元の福岡・芦屋町で行った講演。
“おばさん”と呼んだのは、岸田政権の上川陽子外相。


自民党・麻生太郎副総裁「今の外務大臣はカミムラ陽子、女性ですよ。このカミムラ陽子は大したもんだぜ、これは」

上川外相を2回にわたり、「カミムラ」と呼び間違えた麻生氏は、続けて上川外相の外交手腕を評価した。

自民党・麻生太郎副総裁「俺たちから見ても『ほ〜、このおばさんやるね』と思いながら、この間ニューヨークで会ったけど、少なくともそんなに美しい方とは言わんけれども。外交官の手を借りなくて、『わたしがやるからいい』って、自分でどんどん会うべき人たちは、自分で予約を取っちゃう。あんなことできた外務大臣は今までいません。新しいスター、新しい人がそこそこ育ちつつあるんだと思いますね」

最後は、上川外相を「新しいスター」と持ち上げた麻生氏。

しかし、“麻生節”ともいわれる表現で容姿に触れたことに、ネット上では「普通にセクハラでは?」、「早く引退しろ」などと批判の声が殺到した。

野党からも...。

立憲民主党・塩村文夏参院議員「今の令和の時代の永田町でふさわしくないと明らかに思います。派閥のトップとしては、わたしは問題があるんじゃないかなと」

上川外相は29日午後3時半過ぎ、外務省で、安全保障の分野に女性の意見を取り入れるため、新しい作業部会を立ち上げた。

麻生氏の発言については、上川外相は周辺に「昔はもっとひどいこと言われたもの。麻生先生は何をたくらんで、わたしの名前なんて挙げたのかしら?」と話し、笑っていたという。

しかし、身内となる自民党の女性議員からは、「国民が抱く自民党のイメージそのものです」、「ルッキズム(外見重視)そのものだよね」など厳しい声も上がっている。

フジテレビ,政治部

9357OS5:2024/01/30(火) 11:42:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/197de5f8c3624dbfa997c533a36c6bbb454352a4
84歳「二階俊博」元幹事長は裏金・派閥解体の責任で、本来なら次の選挙は不出馬…世襲を目論むもそう簡単にはいかない事情が
1/30(火) 6:12配信

デイリー新潮
自民党の二階俊博元幹事長(84)

 1月19日、自民党の二階俊博元幹事長(84)は志帥会(二階派)の総会を開催した。その後、記者会見に臨み、「政治への信頼を取り戻すために、この際、志帥会を解散するという結論に至り、所属議員の了承を得た」と発表した。担当記者が言う。

【写真を見る】階段の上り下りもしんどそう 三男への世襲が噂される「二階俊博」元幹事長

***

「この日、東京地検特捜部は、二階派の会計責任者だった元事務局長を在宅起訴、二階さんの秘書を略式起訴しました。さらに、前日の18日には岸田文雄首相(66)が官邸で記者団に『岸田派の解散を検討している』と明かしました。外堀を埋められた格好になり、二階さんとしては派閥の解散を発表せざるを得なかったのでしょう。しかし、会見では『人は自然に集まってくるもの。“派閥解消だからあっち行け”とは言えない』と、今後、派閥が再結成される可能性も示唆しました。二階さんは意地を見せたということかもしれません」

 二階氏は1939年2月生まれの84歳。現職の国会議員としては最高齢だ。75年4月に和歌山県議会議員選挙で初当選し、政治家としての第一歩を踏み出した。国政に転じたのは83年で、以来、13回の連続当選を重ねてきた。

 昨年の12月19日、東京地検特捜部は二階派事務所の家宅捜索を行った。翌20日、大阪の毎日放送(MBS)は地元有権者の声を伝えた(註)。

「二階さんがいなかったら高速道路はないと思います」「地元の声を上まで通している。それは強いかなと思う」「3歳の子どもでも顔を知ってるくらいです」……。

後継者問題
 地元では依然として圧倒的な支持を得ているにもかかわらず、派閥は解散せざるを得なかった。それだけ自民党派閥による政治資金パーティーをめぐる裏金事件のインパクトが強いというわけだろう。

 ベテランの政治記者は「二階さんは高齢ですし、常識的に考えれば、今回の件で責任を取り、今期限りの引退を発表するのが普通でしょう。ところが、簡単には引退を宣言できない特殊な事情があるのです」と言う。

 和歌山県の選挙事情を考える際、「10増10減」の問題は大きい。衆院選における「1票の格差」を是正するため、小選挙区の定員を改正する「10増10減」などを行う改正公職選挙法が、2022年12月に施行された。そして和歌山県は「10減」の対象になっている。

「これまで和歌山県の小選挙区は計3区ありました。それが1つ減り、計2区になってしまうのです。23年4月、旧1区の補欠選挙が行われ、日本維新の会の林佑美さん(42)が当選しました。一方の自民党は昨年6月、参議院議員の鶴保庸介さん(56)が新1区からの立候補を表明しています。そして新2区は旧3区の二階さんが出馬し、旧2区の石田真敏さん(71)は比例に転出することが決まっています」(同・ベテラン記者)

 二階氏は高齢のため、後継者問題も結論が出ている。もし引退を発表したら、新2区から三男が出馬すると見られているのだ。

9358OS5:2024/01/30(火) 11:42:29

「世襲は許さない」
 ところが、「二階さんが世襲を決断したら、それは絶対に許さない」との姿勢を明確にしている政治家がいるという。和歌山県の選挙事情に詳しい関係者が明かす。

「世襲に黙っていないのは、自民党の前参院幹事長・世耕弘成さん(61)です。世耕さんは以前から衆院に鞍替えしようと動いており、月刊誌『Hanada』の今年2月号に掲載されたインタビュー記事でも『いずれは国の舵取りをやってみたいなとは思っています。それだけの経験を積んできた自負もある』と、首相を目指す考えを明らかにしています。世耕さんの祖父・世耕弘一氏は新宮市出身で、1932年に衆議院議員に初当選しました。世耕さんも新宮市に現住所を置いていると言われており、その新宮市は新2区に該当します。つまり、世耕さんは二階さんの“ライバル”なのです」

 とはいえ、すでに二階氏は新2区の支部長=立候補予定者だ。さすがの世耕氏も、これには逆らえない。そんな状況で、もし二階氏が引退を発表したらどうなるか。関係者によると「ややこしいこと」が起きるという。

「二階さんが引退を表明したら、支部長の座は空席になります。その時、本当に支部長の座を三男が受け継ぐのか、実際のところは分かりません。当然、世耕さんが手を挙げる可能性があり、そうなると三男と世耕さんとの間で支部長の座を巡って揉めることになるでしょう」(同・関係者)

塩谷立氏は引退濃厚
 今回の裏金事件で、世耕氏の評判は地に墜ちた印象がある。1542万円の収支報告書への不記載が明らかになっており、これだけでも大問題だ。

 さらに、釈明会見では「秘書が先輩から『一切記載しなくていい』と説明を受け、そう対応していた。自分は何も知らない」と説明した。当然ながら識者も有権者も「秘書への責任転嫁があまりにもひどすぎる」と猛反発している。

「とはいえ、二階さんの世襲を容認してしまえば、今後、世耕さんの衆院への鞍替えは厳しいものになります。仮に世耕さんが無所属で二階さんの三男と戦うことになれば、それこそ前代未聞です。いずれにせよ、総選挙まで二階さんと世耕さんの睨み合いは続き、自民党は難しい判断を迫られることになります。ちなみに、安倍派(清和政策研究会)のトップ、塩谷立さんは引退が確実のようです。今回の責任を取って引退すると言われています。二階さんとはだいぶ事情が違いますね」(同・関係者)

註:「二階さんがいなければ高速道路はない」強制捜査受けても地元・和歌山は支持の声も 現職国会議員で最高齢84歳「二階俊博氏」のこれまで(MBS NEWS:2023年12月20日)

デイリー新潮編集部

2024年1月30日 掲載

新潮社

9359OS5:2024/01/30(火) 15:48:18
https://nordot.app/1122114172942762758?c=899922300288598016
麻生氏のグループ「志公会」は存続 「やましいことない」、首相と亀裂 「冷や飯部隊」とやゆも四半世紀 
2024/01/22

 自民党の6派閥のうち岸田文雄首相(党総裁)が会長を務めていた「宏池会」など3派閥が解散を決める中、麻生太郎副総裁の「志公会」が22日までに存続の方針を固めた。宏池会を飛び出した総裁選出馬推薦人枠(20人)に足りない15人が「冷や飯部隊」とやゆされ旗揚げしてから四半世紀。麻生氏は周囲に「やましいことはしていないからやめない」と明かしている。  

 麻生派関係者によると、麻生氏が岸田首相の宏池会解散の意向を知ったのはネットニュース。麻生氏から首相に電話して確認したという。訪米から帰国した21日夜に首相と会食。関係者によると、政治刷新本部に同派から鈴木馨祐氏(衆院7区)、牧島かれん氏(17区)らを送っていることを踏まえ「何のために会議を構えたのか。構えた本人(首相)が分からなくしている。議員たちが国会開会前の貴重な時間を使って協力する意味がない」などと不快感あらわだったという。亀裂は決定的だ。


 麻生氏らが河野洋平氏を担ぎ1999年に発足した「大勇会(河野グループ)」が志公会の前身。「93年の自民下野当時に党総裁を務め苦労した河野氏こそ総理に就けるのが筋だ」として、会長に加藤紘一元幹事長を充てる流れとなった宏池会とたもとを分かった。

 創設メンバーの1人、松本純・元国家公安委員長によれば「義理と人情とやせ我慢」が合言葉。「冷や飯軍団」とのレッテルに対し麻生氏は「軍団などとんでもない。せいぜい部隊だ」と冗談まじりに混ぜ返していたという。推薦人枠に届かない規模であることから、報道各社が「派」ではなく「グループ」との呼称を使用した初のケースだ。


© 株式会社神奈川新聞社

9360OS5:2024/01/30(火) 21:38:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/64ca49c16b9b9433626365dd5efb00047752c321
自民・船田元氏も茂木派離脱表明 他にも複数人が検討、分裂含み
1/30(火) 21:28配信
毎日新聞
船田元氏

 自民党の古川禎久元法相と船田元・元経済企画庁長官は30日、茂木派(平成研究会)を退会する意向を表明した。岸田文雄首相が岸田派解散を宣言して以降、茂木派では小渕優子選対委員長や関口昌一参院議員会長ら5人が既に離脱を表明しており、古川、船田両氏を加え7人となった。ほかにも複数の議員が離脱を検討しており、茂木派は分裂含みだ。

 ◇古川元法相「党を一旦更地に」

 古川氏は30日にあった茂木派の全体会合で退会を表明。会合出席後、記者団に対し「全ての派閥が解散し、自民党を一旦更地にして新しい自民党のあり方を考えることがスタートラインだ」と退会理由を説明。茂木派を政策集団に移行させる方針を示す茂木敏充幹事長との路線の違いを強調した。船田氏は同日のBS番組で離脱の意向を明らかにした。

 派内には茂木派の解散を求める意見も少なくない。伊藤達也元金融担当相は会合後、記者団に「けじめのために政治団体は解散すべきだ」と語った。【藤渕志保、竹内望】

9361OS5:2024/01/30(火) 21:55:27
派閥渡り鳥のイメージと思ったら
1996 新進党落選(vs持永和見)
2000 無所属落選(vs持永和見)
2003 無所属当選→追加公認(vs持永哲志) 橋本派入会
2005 郵政離党 無所属当選(2選)
2006 復党
2007 山崎派入会
2010 山崎派退会 グループのぞみ参加
2015 石破派入会
2021 石破派退会 平成研入会




https://news.yahoo.co.jp/articles/a85787d4331c11e25dd18370de695ccc859cfb6a
衆議院宮崎3区選出の古川禎久氏 茂木派退会を表明 宮崎県
1/30(火) 19:24配信
自民党の茂木派の会合が行われ衆議院宮崎3区選出で元法務大臣の古川禎久氏が茂木派を退会することを明らかにしました。
古川氏が先ほど、東京で取材に応じました。

「今起きている事態は、一部の派閥に起因する出来事だが、国民の政治の信頼が地に落ちている。(茂木派は)政策集団に衣替えをして会を継続すると報道等で聞いているがそこに私は参加することはできない。こういうことで退会させていただきたいということを申し上げました。」

テレビ宮崎

9362OS5:2024/01/31(水) 07:22:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/56fce9830b8de2c2c9aafc0f5bf3fa3dbaf22e9a
定例会合、当面見合わせ 菅前首相支持のグループ 自民
1/30(火) 18:39配信

時事通信
 自民党の菅義偉前首相に近い無派閥議員グループ「ガネーシャの会」は30日、国会内で会合を開き、週1回の定例会合を当面休止することを決めた。

 党が決定した政治改革の中間取りまとめに、派閥解消が盛り込まれたことを踏まえた対応。グループ自体の解消も議論したが「派閥ではなく、パーティーもやっていない」として見送った。

 今後の対応について、中心メンバーの坂井学元官房副長官は「(党内が)どう動いていくのかも見ながら考えていく」と記者団に説明した。

9363OS5:2024/01/31(水) 07:36:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce1b4af9425877426b7bec57c3356548dc8778ac
茂木派〝空中分解〟の危機 岸田首相は内心ニンマリ?「ポスト岸田」筆頭格が弱体化 もともとの「茂木氏嫌い」が離脱ドミノ
1/30(火) 17:00配信
夕刊フジ
岸田文雄首相(春名中撮影)

自民党・茂木派(平成研究会)が空中分解の危機だ。自民党派閥のパーティー収入不記載事件を受けて各派が派閥解散に踏み切るなか、茂木敏充幹事長率いる茂木派は存続を模索していたが、所属議員の離脱が相次いでいるのだ。茂木氏にとっては大ダメージだが、岸田文雄首相としては「ポスト岸田」の筆頭格を弱体化させることができて、プラスといえそうだ。


小渕優子氏も青木氏も

「生まれも育ちも『平成研究会』で愛情を持ってきた」「党が危機的状況のなか、ケジメとして(派閥離脱を)判断した」

小渕優子選対委員長は25日夜、記者団にこう語った。

小渕氏の父は、平成研会長を務めた小渕恵三元首相。同じく退会を表明した青木一彦参院議員の父は、恵三氏の盟友で「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院議員会長だ。

「平成研を象徴する2人」の離脱がアリの一穴となった。

関口昌一参院議員会長が26日、派閥離脱を表明した。石井準一参院国対委員長と福岡資麿(たかまろ)参院政審会長も抜けるという。

もともと、茂木派内にはきしみがあった。退会を決めた議員の多くが茂木氏と距離があり、「茂木氏嫌い」で知られた幹雄氏に近かった。今後、「離脱ドミノ」が加速すれば、「ポスト岸田」だけでなく、幹事長ポストの維持も危うくなりそうだ。

茂木派の混乱は、岸田首相にとっては追い風といえる。

岸田首相は昨年の内閣改造・自民党役員人事で、「茂木幹事長の交代」を準備していた。内閣支持率が下落するなか、茂木氏が総理総裁への意欲を隠さず、関係が冷え込んでいたからだ。

麻生太郎副総裁の強い反対で「留任」としたが、茂木氏への不信感は続いていた。

永田町関係者は「今回の『政治とカネ』の問題で、内閣支持率も自民党支持率も下落したが、岸田首相の表情はそれほど暗くない。非主流派の安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)を解散に追い込み、さらに今年秋の党総裁選で自らを脅かす茂木氏の力を削いだ。内心、ニンマリしているのではないか」と語っている。

9364OS5:2024/01/31(水) 07:42:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc607ddf747f5d2714ff9a9fc88126141f0b4b47
安倍派2月1日、最後の総会 幹部の責任論噴出の可能性も
1/30(火) 16:45配信

朝日新聞デジタル
会見する清和政策研究会(安倍派)の塩谷立座長=2024年1月19日午後8時27分、東京・永田町、小林一茂撮影

 裏金事件で解散する自民党安倍派(清和政策研究会)は30日の幹部会で、2月1日の総会を最後に活動を停止することを決めた。

 同派の塩谷立座長や高木毅事務総長らが30日に国会内で集まり、1日の総会を区切りに幹部で構成する「常任幹事会」を廃止し、塩谷氏も座長から退くことを確認した。解散に向けた事務手続きは、作業チームを立ち上げて対応する。同派は31日にも政治資金収支報告書の訂正を総務省に届け出る予定。

 組織的裏金作りに対する幹部の責任を問う声が派内外で強まっているが、幹部の一人は「政府や党の役職を辞し、社会的制裁も受けた」と反発。1日の総会では中堅若手から幹部への批判が出る可能性がある。(森岡航平)

朝日新聞社

9365OS5:2024/01/31(水) 14:21:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/15940ebc73c4b59b8163d60d0293baf26071a090
茂木派の参院幹部3氏が午後に退会届提出 「休会」説明受け
1/31(水) 14:06配信

産経新聞
自民党の関口昌一参院議員会長、石井準一参院国対委員長、福岡資麿参院政審会長の3氏は31日、所属する茂木派(平成研究会)からの退会届を同日午後に提出することを決めた。

関口氏は26日、自身を含む3氏が退会する方針を表明。ただ、新藤義孝事務総長は30日、記者団に、3氏から退会届は出ておらず、石井、福岡両氏が「役職にある間は離れる」との意向を示したとして「退会というか休会というか」と説明していた。こうした発言を受け、3氏は離脱の意思を明確にするため退会届を提出するとみられる。

政治資金パーティー収入不記載問題への批判が高まる中、茂木派では小渕優子選対委員長ら7人が離脱の意向を表明した。他にも複数の議員が退会の意思を周辺に漏らしており、混乱が続いている。

9366OS5:2024/02/01(木) 08:09:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d66cb03211ef15fc7a0fa4762714efcfec869bfd
石破茂氏、自身のグループ「水月会」の勉強会再開へ…総裁選見据えた足場固めか
1/31(水) 23:21配信

読売新聞オンライン
石破茂氏

 自民党の石破茂・元幹事長は31日、国会内で自身を中心とするグループ「水月会」の会合を開き、グループとしての勉強会を再開する方針を明らかにした。9月の岸田首相(党総裁)の任期満了に伴う総裁選を見据え、党内での足場を固める狙いもありそうだ。

 この日の出席議員は石破氏を含め5人だった。今後は、同会に過去に参加した無派閥議員らにも参加を呼びかける予定だ。

 石破氏は2015年9月に石破派(水月会)を結成。21年12月に派閥を解消し、緩やかなグループに移行させていた。活動の中心となる勉強会も昨年6月を最後に途絶えていた。

 派閥解消を決めた安倍派など4派は政治団体の解散も届け出る方針だが、石破氏は今後も政治団体は存続させる意向だ。

 知名度の高い石破氏は、長く「党内野党」的な立場にあり、党内の支持基盤の弱さが課題となっている。自民の閣僚経験者は「無派閥組が増えたのを好機とみて、総裁選に向けて動き出したのだろう」と語った。

9367OS5:2024/02/01(木) 08:10:40
https://nordot.app/1125347002797818186?c=899922300288598016
自民党・西銘恒三郎氏が茂木派離脱へ けさ退会届を提出
2024/01/31
自民党の西銘恒三郎元沖縄担当相は31日までに、所属する茂木派(平成研究会)を退会する意向を固めた。同日午前、退会届を提出した。西銘氏は30日に開かれた派閥会合で、退会する意向を表明していた。

© 株式会社沖縄タイムス社

政治
自民党
西銘恒三郎

9368OS5:2024/02/01(木) 09:30:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef04fd66aa2897fdb86b93fea1c172e334f66d7
〈“ドリル優子”の乱で茂木幹事長、自滅〉安倍派幹部に離党要求も小渕氏の離脱発表で足元グラグラ…“ドライバー池田”の逮捕で所属議員は様子見状態、ポスト岸田レースは泥仕合へ
2/1(木) 8:00配信
集英社オンライン

自民党のパーティー券裏金問題を巡って、茂木敏充幹事長が「自滅」に追い込まれている。茂木氏は安倍派幹部の復活の可能性をつぶしておこうと処分を画策。しかし、自身の足元である茂木派から所属議員が1人、また1人と抜ける形となり、「いわゆる派閥としては解消」(茂木氏談)に追い込まれた。茂木氏の自滅によって首の皮一枚つながったのは、安倍派幹部だが、さらに得をしたのは……?

今年5月、自民党本部駐車場で焼きそばを焼く茂木敏充幹事長(本人Facebookより)

「茂木氏お気に入りの女性記者」へのリークか
「安倍派幹部に離党要求/自民執行部 塩谷、松野氏ら念頭」

つい先日まで官房長官として政権を支えていた松野博一氏ら安倍派幹部に対し、自民執行部が裏金問題の責任をとって離党や議員辞職を求めたと、読売新聞が一面で報じたのは1月25日。

「岸田首相もこの内容は把握していなかったといい、この『自民執行部』が茂木氏を指すのは明らかでした。読売新聞には茂木氏のお気に入りの女性記者がおり、これまでも茂木氏は自身の幹事長続投など、自分にとって都合のいい記事を読売に書かせていました。女性記者も茂木氏に気に入られているから日々余裕で、勤務中もスマホゲームをしばしばやっているほど。今回も茂木氏が、安倍派幹部が離党や議員辞職をせざるを得ない流れをつくろうと、いち早く読売にリークしたのでしょう」(全国紙政治部記者)

かつて安倍政権時代には「いつかウチ(茂木派)が政権を取り戻す」と記者の前で鼻息荒く語っていた茂木氏。安倍派幹部に厳しい世論を味方につけて勝負に出た形だが、まさかこの日のうちに自身が政治家人生最大のピンチに追い込まれるとは…。

「本流」小渕氏か、「傍流」茂木氏か…派内は様子見
25日、茂木派に所属していた小渕優子選対委員長が、茂木派からの離脱を表明。自民党の政治刷新本部で出た「党幹部が派閥を離脱すべきだ」との意見を「重く受け止めた」と理由を述べた。その日のうちに、「参院のドン」として知られた青木幹雄元官房長官の長男・青木一彦氏の退会の意向も報じられた。

「2人がこの機会に、折り合いの悪かった茂木氏から離れようと考えたのは明らかでした。茂木派はかつて、小渕氏の父・恵三氏が率いた派閥『平成研究会』。いわば小渕氏は派閥の『本流』で、日本新党を経て自民党に入った茂木氏が『傍流』だったのです。小渕氏は、恵三氏らこれまでの平成研が大切にしてきた沖縄振興政策に関心を示さない茂木氏に不満を抱いていました。小渕氏とタイミングを合わせるように退会の意向を示した青木氏も、父・幹雄氏が小渕内閣で官房長官を務めた経緯もあって小渕氏に近く、茂木氏とは距離があります」(全国紙政治部記者)

小渕氏、青木氏に続いて関口昌一・参院議員会長ら参院幹部3人や古川禎久元法相らも相次いで退会を表明。30日の茂木派の意見交換会では、派閥として解散することは確認された一方、政策集団としての存続の可能性は残っている。

「茂木派は歴史的に参院議員の力が強く、参院茂木派は『鉄の結束』と言われてきたが、多くの議員が退会を表明した参院幹部にすぐについて行くという状況でもない。かといって、人望のない茂木氏を積極的に支えたいというわけでもない。茂木派に残ったほうがいいのか、小渕氏について行ったほうがいいのか、みな様子見の状況だ」(茂木派関係者)

9369OS5:2024/02/01(木) 09:30:37
「ドライバー池田」と「ドリル優子」
茂木派の中でも「将来の首相候補」と目されてきた小渕氏だが、すぐに小渕氏について行こうという動きが広がらない背景には、やはり「ドリル事件」がある。

「昨年9月の党役員人事で選対委員長に就いた小渕氏ですが、ドリル事件について問われて涙目で答えるなど、いまだ影響は残っています。しかも、今回逮捕された池田佳隆容疑者の秘書が『池田容疑者の指示で、事務所のパソコンをドライバーで壊した』と話したことが報じられたことで、『ドリル優子』も蒸し返されてしまいました。今後も池田容疑者の裁判などのたびに『ドライバー池田』と『ドリル優子』がセットで思い出されるでしょう」(全国紙政治部記者)

一方、茂木派の分裂含みの騒動でいったん胸をなでおろしているのが、安倍派幹部だ。

「茂木氏から離党や議員辞職を迫られた安倍派幹部ですが、茂木氏自身の足元がゆらぎ、それどころではなくなっているため、離党や議員辞職を求める圧力はいったん弱まりました。安倍派5人衆を通じていまだに政界に力をもつ森喜朗元首相も、5人衆が党内に留まれるよう、麻生太郎副総裁らに働きかけたようです」(同)

安倍派は30日、常任幹事会を開いたが、安倍派幹部は改めて離党や議員辞職を否定。若手・中堅議員は塩谷立座長に対し、政治責任をとるよう決議文を提出したが、幹部はのらりくらりとかわしている状態だ。

「茂木の乱」の不発、再びスキャンダルを蒸し返された「ドリル優子」、責任をとらないままで若手・中堅の不満を解消できない安倍派幹部……。『ポスト岸田』が次々と自滅していくなか、一番得をしているのは、岸田首相かもしれない。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

9370OS5:2024/02/01(木) 10:02:50
茂木派退会議員 現在8名
参議院
関口昌一参院議員会長
石井準一参院国対委員長
福岡資麿参院政審会長
青木一彦 (青木幹雄の息子)

衆議院
小渕優子選対委員長
西銘恒三郎
船田元 衆院議員総会長
古川禎久

9371OS5:2024/02/01(木) 13:31:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/03e93b6c68a46c358c1943fca3b92c69ea9e2795
自民、時代は無派閥か 「反派閥」グループ結成やポスト見据え存在感 静観する議員も
1/31(水) 19:32配信
産経新聞
自民党の野田聖子元総務相(中央)=26日、国会内

自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けて派閥政治に厳しい視線が注がれる中、無派閥議員が「反派閥」の議員グループを立ち上げるなど活動を活発化させている。派閥単位で党内情勢が決する従来の構図が崩れつつあり、主流派への返り咲きや9月の総裁選を見据えた環境整備と目される。一方、無派閥が脚光を浴びる状況を前に静観の構えを崩さない議員も。岸田派(宏池会)など4派閥が解散を決め約190人が新しく無派閥になることで、「元祖」無派閥の存在感が低下された形ともなっている。


■無派閥のポスト岸田、動く

「今年は最初で最後の大きな勝負に出る年だ。一部の権力者がトップを決める時代に終止符を打てたのは大きい」

自民党の無派閥の野田聖子元総務相は28日、地元・岐阜市の党会合でこう語った。野田氏は令和3年9月総裁選で首相に挑んだ経験を持つ。

周囲に「毎年同じようなことを言っている」と打ち消すものの、次期総裁選の出馬に意欲を示した格好で会場は盛り上がった。

同じく同総裁選で戦った高市早苗経済安全保障担当相も〝次〟を意識したかのような言動が波紋を広げた。

「被災地の復興に影響が絶対出ないようにしてほしい」

高市氏は27日、長野市の会合で、能登半島地震を受けて開催が不安視される2025年大阪・関西万博の延期を岸田文雄首相に対し、こう進言したことを明らかにした。

現職閣僚が国家プロジェクトの延期に言及するのは異例。閣内不一致との観測も飛び交ったが、高市氏には建設業界から地震発生に伴う資材不足を懸念する声が寄せられていた。高市氏は周囲に「現状を首相に伝えないと、それこそまずい」と漏らす。

■無派閥から議論をリードも

無派閥の「ポスト岸田」が注目される一方、無派閥をテーマにした新たなグループ結成も相次いでいる。

赤沢亮正、坂井学両衆院議員らは19日に「無派閥情報交換会」を立ち上げ、19人を集めた。11日に発足した政治改革を巡る党政治刷新本部の議論を念頭に発信力の強化が目的となる。

赤沢氏は石破茂元幹事長の、坂井氏は菅義偉前首相の最側近。初回会合は2人に近いメンバーが顔を揃え、「すわ、石破、菅両氏の別動隊か」と永田町がざわついたが、岸田政権下で不遇を余儀なくされた赤沢氏、坂井氏ら無派閥議員の存在感を発揮するための舞台装置といえそうだ。

22日には無派閥の和田政宗、青山繁晴両参院議員らが派閥全廃を求める議員連盟「政治変革会議」を発足させた。初回会合に15人(代理含む)が集まり、総裁選出馬を公言する青山氏が代表に就いた。

■2割→7割、「元祖」存在感が希薄に

両グループがそれぞれ結成を同僚に働きかけている段階で、首相は19日、岸田派の解散を突如表明した。二階派(志帥会)、安倍派(清和政策研究会)、森山派(近未来政治研究会)も解散で追随し、無派閥議員は党内の2割から7割に急増する。元祖・無派閥の集団から党内議論で突き上げを食らう前に機先を制した形となる。

ある無派閥の現役閣僚は、無派閥議員が活動を活発化させる背景について「非主流派生活が長い人もいるから仕方がない。自分も地元から『派閥に入れ、入れ』といわれ続けた」と理解を示す。

■「格好悪い」指摘も

一方、旧石破派(水月会)出身で無派閥の平将明衆院議員は23日、動画投稿サイトの番組で共演者から無派閥に有利な情勢を指摘されると、こう語った。

「ここぞとばかりに『俺は無派閥だ』とやるのも格好悪い。『だっさー』みたいな感じがする。本当に派閥にお世話になった人ほど『派閥解消しろ』と言っているのもみると、なかなかね…。俺にはできないな」

無派閥のベテランは無派閥議員のグループ化について、「ことが起きてから作るべきではない。腹の中が見えてしまう。欲望丸出しだよ」と指摘している。(奥原慎平)

9372OS5:2024/02/01(木) 15:16:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/004f3c70b20c36a035495879313bbbec2197b4b7
自民麻生派、活動継続を確認 岩屋毅元防衛相の退会受理
2/1(木) 14:22配信
産経新聞
岩屋毅氏

自民党の麻生太郎副総裁が会長を務める麻生派(志公会)は1日、東京都内の派閥事務所で会合を開き、引き続き所属議員同士の情報共有などを目的に定例の会合の開催を継続していくことを確認した。同派は、党政治刷新本部の中間取りまとめに沿って、政策集団として存続する方向で一致している。

同日の会合で麻生氏は、「変えるべきものは何か、変えてはならないものは何か、いましばらく時間をかけ、しっかり考えをまとめていきたい」と述べたという。政策集団としての細かな運営方針の決定に関しては麻生氏に一任するとしている。

また、同派事務局長の井上信治党幹事長代理は会合後の記者団の取材で、岩屋毅元防衛相の退会届を同日付で受理したと明かした。

9373OS5:2024/02/01(木) 15:28:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/004f3c70b20c36a035495879313bbbec2197b4b7
自民麻生派、活動継続を確認 岩屋毅元防衛相の退会受理
2/1(木) 14:22配信
産経新聞
岩屋毅氏

自民党の麻生太郎副総裁が会長を務める麻生派(志公会)は1日、東京都内の派閥事務所で会合を開き、引き続き所属議員同士の情報共有などを目的に定例の会合の開催を継続していくことを確認した。同派は、党政治刷新本部の中間取りまとめに沿って、政策集団として存続する方向で一致している。

同日の会合で麻生氏は、「変えるべきものは何か、変えてはならないものは何か、いましばらく時間をかけ、しっかり考えをまとめていきたい」と述べたという。政策集団としての細かな運営方針の決定に関しては麻生氏に一任するとしている。

また、同派事務局長の井上信治党幹事長代理は会合後の記者団の取材で、岩屋毅元防衛相の退会届を同日付で受理したと明かした。

9374OS5:2024/02/01(木) 17:35:37
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-1084611.html
「組織より自分の政治生命を優先」 萩生田光一前政調会長、派閥の総会から“雲隠れ”の舞台裏
2024/02/01 06:07デイリー新潮

「組織より自分の政治生命を優先」 萩生田光一前政調会長、派閥の総会から“雲隠れ”の舞台裏

個利個略の男

(デイリー新潮)

 自民党派閥の裏金事件を受けて、自身が会長を務めた宏池会の解散を表明した岸田文雄総理には「党より政権の存続を優先した」という怨嗟の声が少なくない。

 一方で、逮捕者を出した最大派閥の安倍派幹部には「組織より自分の政治生命を優先した」との評が。“5人衆”の一人、萩生田光一前政調会長のことである。

「1月19日夜、党本部で安倍派の議員総会が行われ、全会一致で解散が決議されました。会はおよそ1時間半にわたって紛糾しました」

 とは安倍派の中堅幹部。

「若手からは“早く解散すべきだ”との声や、幹部の責任を問う意見が飛び出した。西村康稔前経産相や松野博一前官房長官、世耕弘成前参院幹事長、そして高木毅前国対委員長の四人はうつむき加減で沈黙。お家存続の可否を仲間と議論する重要な場でしたが、萩生田さんの姿はありませんでした」

子飼いの候補者の応援に
 かつては会長の座を目指した派閥の、大事な場面で雲隠れ。その行く末を打ち捨てて向かった先は、自身の選挙区(東京24区)がある八王子市だった。2日後に控えた市長選挙に出馬していた、子飼いの候補者の応援に駆け付けていたのだ。

 自民党の都連幹部が言う。

「萩生田さんが来たのはJR八王子駅近くの、自公が推薦する初宿(しやけ)和夫候補の演説会場でした。ただ、裏金問題に関する聴衆からの質問を嫌がったのか、街宣車には上らず、その脇で笑みを浮かべるだけ。ついぞマイクを握りませんでしたが、“オレが表に出過ぎるとマイナスになるだろ”と理由を周囲に話していました」

 選挙戦は事実上、三つどもえの争いとなった。元都庁職員の初宿氏、小池百合子都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会に所属していた滝田泰彦元都議、同様に元都民ファ所属の元都議で、日本維新の会所属の衆院議員秘書の両角(もろずみ)穣氏の三人である。結果は初宿氏が激戦を制した。

「意外にも、都知事は都民ファOBの二人ではなく初宿を応援した。理由は昨年末の江東区長選の際、自公と密約を交わしたからだとされています。“江東区では都知事が支援する候補を自公が推薦する。その代わり都知事は八王子で元都民ファを応援しない”との内容だったとか」

 実際、江東区長選では小池氏が推す候補が当選した。

「双方が取り決めを守った結果、八王子では与党サイドが勝利した。この密約を裏でまとめたのが萩生田さんだったといいますね」

出馬を見送るよう圧力
 萩生田氏の八王子市長選挙への執着は並大抵ではない。水面下では初宿氏の対抗馬の妨害にも動いていた。

 別の都連関係者の解説。

「初宿さんと滝田さんより、両角さんの出馬表明はひと月ほど遅かった。両角さんは元八王子市議で保守系会派に属していたこともあり、萩生田さんは初宿さんの票が食われることを恐れ、彼に出馬を見送るよう圧力をかけています。個人的な関係から両角さんの応援をしていた維新の国会議員や関係者にも激怒し、懇意の維新幹部に支援中止を申し入れてもいました」

 その圧力に屈したのか、東京維新の会は19日に初宿氏の支援を表明している。

「萩生田さんは街頭での演説を避ける一方、数十人規模のミニ集会で裏金事件を念頭に“私が検察に連れて行かれることはありませんから”と軽口をたたいていた。反省などしていませんよ」

 守るべきは仲間より自分。先の会見での無機質な釈明も、国民はおろか周囲の理解すら得ることはあるまい。

「週刊新潮」2024年2月1日号 掲載

9375OS5:2024/02/01(木) 19:59:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/94b179aa8cee8fd4fde18b4bdd42043c4e9047ec
自民安倍派、45年の歴史に幕 幹部の処分巡り岸田首相と茂木幹事長に温度差も
2/1(木) 19:24配信
産経新聞
自民党安倍派(清和政策研究会)の議員総会であいさつする塩谷立座長(奥左から2人目)=1日午後、東京都千代田区(岩崎叶汰撮影)

自民党派閥のパーティー収入不記載事件を受け、解散が決まった同党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は1日、党本部で最後の議員総会を開き、約45年の歴史に幕を下ろした。ただ、2日からは派幹部らへの事情聴取が始まり、今後もいばらの道が待ち受ける。岸田文雄首相(党総裁)と茂木敏充幹事長の処分を巡る温度差も表面化し、党内には疑心暗鬼が渦巻いている。

【グラフィックで見る】塩谷座長を含む安倍派幹部6人を巡るパーティー券収入の流れ

■出席者からの拍手はまばら

「歴史ある清和研を閉じなければならないのは断腸の思いだ」。安倍派の塩谷立座長は総会冒頭、こう述べた。「日本の政治の中でまた活躍していただきたい」とも語りかけたが、出席者からの拍手はまばらだった。

派閥として一区切りはつけたが、今後も塩谷氏ら同派幹部の前途は険しい。2日からは森山裕総務会長らによる事情聴取が行われ、党執行部が聴取内容を踏まえて処分を検討するからだ。

聴取を巡る過程では首相と茂木氏の思惑の違いも浮き彫りとなった。

「離党というのはひどいじゃないか!」

1月25日、麻生太郎副総裁の事務所を訪れた安倍派後見役の森喜朗元首相は怒気をあらわにしてこう訴えた。怒りの原因は同派幹部の処分の方向性だ。幹部には森氏が引き立ててきた西村康稔前経済産業相や萩生田光一前政調会長ら同派の「5人衆」が含まれるが、24日には茂木氏が同派幹部の離党勧告処分を検討していると報じられていた。

■銀座クラブ問題との整合性

麻生氏は「そんな話はありません」と森氏をとりなし、茂木氏も周囲に「安倍派幹部から相談があり、『自分で考えることだ』と話した。厳しい処分を伝えたことはない」と説明したという。

だが、自民関係者は、茂木氏が新型コロナウイルス禍の緊急事態宣言の発令中に東京・銀座のクラブを訪れた松本純元国家公安委員長ら「銀座3兄弟」に離党勧告が下された前例との整合性を重視していたと語る。

これに対し、首相は当初から同派幹部らの説明責任を優先する。茂木氏の同派を突き放すような態度に「どういうつもりなのか分からない」と周辺にいぶかしむ様子も見せていた。党重鎮は「安倍派幹部を処分し、同じく刑事処分を受けた岸田派(宏池会)にも波及させようとしていたのだろう」と指摘する。

■処分求める声、日増しに強く

首相と茂木氏の溝は深まるばかりだが、安倍派幹部への処分を求める声が日増しに強まっているのも事実だ。昨年12月に首相が同派幹部の強い要請で交代を見送った同派の小森卓郎元総務政務官ら2人にキックバック(還流)の不記載が判明し、1月31日に更迭されたことが決定打となっている。

同派幹部の処分は不可避との見方もあるが、首相が下す処分内容によっては政権を支えてきた安倍派とのしこりになりかねない。首相は難しい判断を迫られる。(永原慎吾、竹之内秀介、永井大輔)

9376OS5:2024/02/01(木) 20:06:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/af184c2400ad3482ebeacb5600e1d6bed565b535
「小渕の乱」が茂木派を直撃 派閥解消の動き急加速〝ポスト岸田〟に影響大 所属議員は政策集団に残る意味を見いだすのか
2/1(木) 17:00配信

夕刊フジ
茂木氏が率いる平成研究会からは離脱者が相次いでいるが…

【ニュース裏表 安積明子】

自民党の小渕優子選対委員長が25日、所属する茂木派(平成研究会)会長の茂木敏充幹事長に、派閥離脱届を提出した。自民党派閥のパーティー収入不記載事件を受けて解散表明する派閥も出るなか、「(党役員だから)ケジメとして判断した」という。

【アンケート結果】次の首相にふさわしいのは…

小渕氏は昨年9月、選対委員長の就任記者会見で、時折涙ぐみ、悲壮感すら漂う表情を見せていた。今回は離脱の経緯を問う記者に対し、「トイレに行くんじゃないから、一人で判断した。政治家なので」と答えた。余裕すら感じられるやり取りに、「小渕氏が独り立ちした」との印象が広がった。

この小渕氏離脱と前後して、茂木派では「うねり」が起きた。青木一彦参院議員らも離脱を表明するなど同調や追随の動きが出ているのだ。

青木氏の父は昨年6月に死去した青木幹雄氏だ。小渕氏の父、小渕恵三元首相の〝腹心〟で、小渕内閣の官房長官を務め、自民党参院会長なども歴任した〝ドン〟である。

恵三氏亡き後、幹雄氏の悲願は「優子を総理にする」ことだった。

一方、幹雄氏は茂木氏を蛇蝎のように嫌ったとされる。自身の葬儀をめぐり、「(茂木氏名義の)花は受け取るな」と強く拒否する遺言を残したほどだったという。

派閥の歴史に足跡を刻む大物政治家を父に持つ小渕、青木両氏が平成研を去れば、茂木派の〝核心部分〟がなくなることにもなりかねない。

同派の参院議員では、関口昌一党参院会長、石井準一国対委員長、福岡資麿政審会長も離脱を表明した。最長老格の船田元党衆院総会長も、退会をほのめかしている。

茂木氏は、今年9月の党総裁選への出馬を模索しているが、派閥内も掌握できないようでは、「ポスト岸田」への夢もついえかねない。茂木氏の〝危機〟はほかにもある。

読売新聞は25日朝刊1面で、「安倍派幹部に離党要求」「自民執行部 塩谷、松野氏ら念頭」と報じた。「自ら身を処さない場合、党として厳重な処分を科すことを検討している」ともあった。

記事に実名はなかったが、茂木氏は「(安倍派幹部)が『相談』に来たから、『厳しい声がある』と答えただけだ。呼び出したわけでも、処分を伝えたわけでもない」と番記者に説明したという。安倍派幹部は、果たして、そのように受け止めたのか。

岸田首相は、派閥から「人事とカネ」を切り離す方針という。茂木派は政策集団になる方向で調整をしていると報じられているが、所属議員は派閥に残る意味を見いだすのか。「小渕の乱」の展開に注目したい。 (政治ジャーナリスト・安積明子)

9377OS5:2024/02/03(土) 08:24:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/90c6f8e1a22d85b022c366d68779bd2a997276b4
麻生副総裁のおばさん失言→撤回は「世論操作?」上川大臣の評価爆上がりで弱まった自民党への風当たり
2/3(土) 5:32配信

週刊女性PRIME
麻生太郎

 発端は1月28日、麻生氏が講演で上川陽子外務大臣について触れたことだ。以下がその発言。

【写真】「根津甚八さんに似てる?」若かりし頃の麻生副総裁がイケメンすぎた

「俺たちから見てても、ほ〜この“おばさん”やるねと思いながら、この間ニューヨークで会ったけど、少なくともそんなに美しい方とは言わんけれども、外交官の手を借りなくて、『私がやるからいい』って、どんどん会うべき人たちには自分で予約を取っちゃう。あんなことができた外務大臣は今までいません。新しいスター、新しい人がそこそこ育ちつつあるんだと思いますね」

 麻生氏は容姿を揶揄しながらも上川大臣を絶賛。麻生氏なりの最大の“褒め言葉”だったのだろうか、だが野党から「『ルッキズム』のようなことを口にしてはいけないのは、一般社会では常識だ」と激しく批判された。

この発言は一発アウト。さすが“失言王”
 一連の流れを受け、上川大臣は1月30日の閣議後の記者会見で本件に言及。

「さまざまな意見や声があることは承知しているが、どのような声もありがたく受け止めている。国民に理解され、支持される外交を展開していくことに専心しているところで、これからも日々努力していきたい」

 と問題視しない認識を示していた。

 上川大臣が“大人の対応”をしたところで問題は収束したように思われたが、ネットでの炎上は収まらなかった。

《会社員ならこの発言は一発アウト。さすが“失言王”ですね》

《森喜朗氏の五輪での問題発言と言い、日本のいい恥さらし。やめてほしいよね》

 麻生氏はこれまでにも数々の失言が物議を醸していて、“失言王”と揶揄されることも。今後の出方に注目が集まっていたが、2月2日、ついに麻生氏がついに口を開いた。

風向きが変わった?
 麻生氏はテレビ朝日の取材に対して、

「容姿に言及したことなど表現に不適切な点があったことは否めず、指摘を真摯に受け止める」

 として、発言を撤回したのだ。これに対して、ネットは、

《一度公で発言してしまった事は、撤回出来ない》
《麻生氏が今でも自民党の副総裁なのが理解出来ない》

 そんな麻生氏への批判の声と同じくらいあがったのが、上川大臣を評価する声だった。

《上川大臣のほうが何枚も上手で器の大きさが違う》
《上川大臣は淡々と業務をこなしていて安心感がある》
《麻生さんの毒舌で上川さんの人気がさらに向上しました》

 すると、こんな声も上がっていて……。

《あえて物議を醸す発言をして、世論の注目を上川氏に集中させた》
《麻生氏の世論操作では?》

 などと、麻生氏の“策士ぶり”が囁かれている。本当の狙いはどこにあったのか? ただ完全“逆風”状態にあった自民党の風向きが少し変わったのは間違いない。

9378OS5:2024/02/03(土) 09:09:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/43082bcabb81dd97ee7705b2e266dcc72ae4abe0
自民関係議員聴取、成果に疑問の声…茂木氏は銀座通いで3人離党したのは「厳しかった」
2/3(土) 7:14配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)



 自民党は派閥による政治資金規正法違反事件に関係した議員への事情聴取を2日に始め、実態解明の作業に乗り出した。世論の批判が収まらない中、自浄作用をアピールする狙いがある反面、聴取で十分な成果が上がるかどうか疑問視する見方が多く、関係者への厳しい処分につながるかも不透明だ。

 「聞き取り作業の進捗(しんちょく)状況を受け、党としても説明責任を果たしていきたい」

 岸田首相(党総裁)は2日、首相官邸で記者団にこう述べ、党として実態把握を進める意義を強調した。

 聴取実施の背景には、東京地検特捜部の捜査は終結したものの、党としては事件の詳細や全容を把握できていないとの問題意識がある。聴取は森山総務会長、渡海政調会長、小渕優子選挙対策委員長ら党幹部6人が3グループに分かれ、約90人を対象に弁護士同席で行われる。

 2日は、森山、小渕両氏がペアになり、国会からほど近い東京都内のホテルで午後から聞き取りをした。収支報告書への不記載額や使途、経緯などを確認した。連日実施して2月上旬をめどに作業を終え、茂木幹事長に報告書を提出する予定。

 自民は聴取結果を公表することで、「事件をうやむやには終わらせない」との姿勢を示して国民の批判を和らげたい考えだ。ただ、政府・自民内では、新事実が明らかになる可能性は低いとの見方が出ている。政府高官は「特捜部の捜査を超える聴取は不可能。議員は地検に話した以上のことは話せないだろう」と語る。

 焦点となるのは、聴取結果を踏まえた党としての対応だ。政治資金パーティー収入を議員に還流し、裏金化していた安倍派の幹部らに対しては、党内にも厳しい処分を求める声がある。

 党には、党の役職停止、離党勧告、除名などの処分があるが、執行部には「地検が立件できなかったのに重い処分を科せるのか」との見方がある。2021年の新型コロナウイルスの緊急事態宣言中、東京・銀座のクラブ通いが判明した議員3人は離党したが、茂木幹事長は1日のBSフジの番組で「今までの基準からすると厳しかった」と述べ、参考にならないとの考えだ。

 とはいえ、党内では「銀座通いより裏金の方が重大なのは明らか。それより軽い処分では国民の理解は得られない」(中堅)との声が根強い。処分の結果次第では聴取の意義が問われる事態に発展しかねず、執行部は難しい判断を迫られる。

氏名公開基準 引き下げ要望…令和臨調提言 パーティー券購入者
 経済界や学識経験者らでつくる「令和国民会議」(令和臨調)は2日、東京都内で記者会見し、政治資金制度の改革に向けた緊急提言を公表した。透明性確保のため、政治資金パーティー券購入者の氏名などの公開基準を現在の「20万円超」から「5万円超」に引き下げることなどを与野党に求めた。

 提言では、与野党が今国会中に「直ちに合意すべき事項」として、パーティー券購入者の公開基準額引き下げのほか、パーティー券の現金による売買禁止、会計責任者らが政治資金収支報告書に虚偽記載を行った場合の政治家の責任を問う仕組み作りなどを掲げた。

 議員個人が政党から受け取る「政策活動費」の使用後の領収書提出や使途の記載義務づけ、収支報告書のデジタル化などは制度設計に時間を要するとして、今国会中に「道筋をつけるべき事項」とした。

 政治資金を巡る一連の事件について、提言では「不透明な資金の授受を可能にしているシステム自体の包括的かつ抜本的な改革が求められる」と結論づけた。

安倍派・二階派の報告書訂正提示
 自民党は2日の衆参両院の予算委員会理事会で、派閥の「政治とカネ」の問題を巡り、安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の政治資金収支報告書の訂正内容をまとめた文書を提示した。

 文書には派閥から支出を受けた政治団体名しか記されておらず、野党は5日午前の理事会で政治団体の代表を務める議員名を加えた資料を出すよう要求した。

9379OS5:2024/02/04(日) 10:24:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8d1465ad1d11dc39a9c829f6768183c18962940
自民、揺れる存続2派閥 茂木派、退会者止まらず 麻生派「守旧派」批判も
2/4(日) 7:20配信

時事通信
自民党両院議員総会に臨む(右から)岸田文雄首相(同党総裁)、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長=1月26日、国会内

 自民党の麻生派(志公会)と茂木派(平成研究会)が「政策集団」として存続する方針を確認し、政治資金の裏金事件を踏まえた党内6派閥の対応が出そろった。

【ひと目でわかる】特定パーティー収入ランキング

 ただ、両派内では依然、解散を求める声がくすぶり、茂木派では退会の動きに歯止めがかからない。2派の動揺は続きそうだ。

 「閉鎖性を見直さなければいけない。(他派閥との)掛け持ちはあり得る」。茂木派を率いる茂木敏充幹事長は1日夜のテレビ番組で、他派閥との掛け持ちを容認する可能性に言及した。

 毎週木曜日の昼に一斉に定例会合を開き、掛け持ちを禁じるのが自民党派閥の長年の慣行だ。この点が緩やかな「グループ」との最大の違いだった。見直せば結束が揺らぐ恐れもあるが、茂木派関係者は「柔軟路線に転じなければいけないほど茂木氏は追い詰められている」と指摘した。

 実際、茂木派は求心力が低下しつつある。小渕優子選対委員長が1月25日に退会を表明すると、青木一彦参院議員も同調。2人の父、小渕恵三元首相と青木幹雄元官房長官は派閥結成に深く関わり、優子、一彦両氏は同派「本流」と目されてきただけに、分裂への懸念が広がった。

 茂木派は同30日の会合で「いわゆる派閥としては解消し、政策集団に脱皮する」(茂木氏)との方針を確認。しかし、翌31日には船田元・衆院議員総会長、古川禎久元法相、関口昌一参院議員会長ら6人が一斉に退会届を提出。所属議員は事件前の53人から45人となった。

 かつて「鉄の結束」を誇った茂木派だが、茂木氏は「体育会みたいな感じではなくなる」と説明。派閥事務所廃止や政治団体解散にも柔軟な姿勢を見せる。ただ、派内にはなお「一度解散すべきだ」(閣僚経験者)との声がある。佐藤信秋参院議員は2月2日、派に残るかどうかについて、記者団に「様子を見る」と述べた。

 一方、麻生派からの離脱者は現時点で岩屋毅・元防衛相のみ。会長の麻生太郎副総裁は同派前身の河野洋平元総裁らのグループ(大勇会)の結成メンバー。事実上のオーナー派閥として求心力を維持し、茂木派ほど動揺は広がっていない。同1日には、毎週木曜の例会を派閥事務所で当面継続することを申し合わせた。

 ただ、安倍、岸田、二階、森山の4派閥が解散を決定し、茂木派も従来派閥からの「脱皮」を模索する中、党内では「麻生派は最後の守旧派」(関係者)との批判が強まる。無派閥の閣僚経験者は「若手議員は選挙区で派閥所属を批判されれば浮き足立つ。麻生派だってどうなるか分からない」と話した。

9380OS5:2024/02/05(月) 23:21:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/450c824505be07dd8496c2a7fe3d7220b1f2d2aa
「菅 vs 麻生」のバトルが激化し、自民党は「焼け野原」に…「ポスト岸田」を次々につぶす岸田総理の「恐ろしすぎる思惑」
2/5(月) 7:02配信
現代ビジネス
Photo by gettyimages

 今の日本政治は未曽有の危機にある。折からの自民党の派閥を巡る「政治とカネ」の問題により、国民の政治不信は頂点に達している。


 かつてこれほどの危機にあったのは、「昭和のロッキード事件」「平成のリクルート事件」など、数えるほどしかない。つまりこの危機的な状況を生み出した「政治とカネ」の問題は、それらに匹敵する「令和のリクルート事件」といってもよい。

 いや、考えてみれば「平成のリクルート事件」よりもさらに状況は「悪化」している。というのも、平成のそれは現職閣僚の更迭までには至らなかったが、今回の問題では、政権ナンバー2の官房長官も含めて安倍派の閣僚が4人も辞任するという大きな事態となっているからだ。

「立件されたら解散」の流れ
 しかし日本政治を揺るがすこの事態を前にして、結局、最も「トク」をしたのは岸田文雄首相だと言えるだろう。それを示すためにも、ここで一度、最近の首相の動きを整理しておこう。

 1月18日、岸田首相は宏池会(岸田派)の解散を検討していると表明した。すでに昨年の12月7日に派閥の会長からは退いていたが、岸田派も立件されるに及んだために踏み切ったのだろう。おそらく翌19日に予定されていた安倍派と二階派の会合の前に、ある種抜け駆け的に表明して、両派の「機先を制する」意図もあったと考えられる。

 この解散表明の影響は大きかった。これにより、「立件された派閥は解散する」という流れが事実上形成され、それに押される形で19日には安倍派、二階派の解散も決定された。その効果は内閣支持率にも如実に表れている。

 以前から岸田内閣の支持率は低迷していたが、こうした動きを評価したのか、1月のFNN・産経合同世論調査では、前月と比較して支持率が5ポイント回復。各種調査でも、「派閥解散を支持する」が「支持しない」を大きく上回っている。

 本来であれば「政治とカネ」の問題を追及されるべき政党の総裁であり、かつ裏金問題が明らかになった派閥の領袖だったにもかかわらず、最も窮地に陥るはずの首相が一定の評価を得ていたことになる。

 こうしてみると、やはりこの一連の「政治とカネ」の問題で、最も「トク」をしていたのは、他ならぬ岸田首相本人ということができるだろう。

自民党は「焼け野原」になった
最大派閥・清和会を率いていた安倍晋三元首相[Photo by gettyimages]

 以上のような動きは、結果として、党内でも弱小の「第四派閥」出身であった岸田首相が、他の派閥も解体される方向へ世論を誘導したと考えることはできないだろうか。

 領袖を失った最大派閥の安倍派をはじめ、自分に敵対する可能性のある他の派閥を解散させられれば、もはや党内の「数の力」に怯えることはなくなる。そういった側面から見れば、この岸田首相の動きは、特定の意図に基づいたものといえるだろう。

 そもそも自分の派閥が立件されるや否や、自らの「派閥」を解散することで、本来であれば「政治とカネ」の問題であったものを「派閥」の話へと論点をズラすことで、それ以上追及させないことに成功した。

 特に岸田氏自身が宏池会の領袖であった期間の「裏金」についても、派閥そのものを解消することでうやむやになった感があり、「自らの責任を回避」できた。あるいは、すでに派閥を離脱しておりメンバーではない岸田氏が、岸田派解散への流れを作るということ自体がおかしな話であり、最初から責任回避のための「偽装離脱」だったのではないかと疑われても仕方ないだろう。

9381OS5:2024/02/05(月) 23:21:27
 また同時に、最大派閥の安倍派や非主流派の二階派を解散させることで、秋の総裁選に出馬しそうな対立候補をつぶし、言ってみれば「焦土作戦」を成功させたといえる。内閣支持率がいかに低迷したとしても、対立する可能性のある派閥を解散させて総裁の地位さえ盤石にしておけば、再選されるのは間違いない。

 くわえて今のように自民党に逆風が吹く状況であれば、だれも次期総裁の候補者として積極的に声を上げないだろう。そして総裁だけが持つ公認権を武器にすれば、党内で岸田氏に対立する動きは見せにくくなり、権力はますます総裁に集中して、さらに政権を継続できる可能性は高まる。

 まるで「焼け野原」となった自民党の総裁になっても利はないうえ、そもそも派閥が「焦土」と化しては対立候補も出現しない。かくして、岸田首相の「焦土作戦」は成功することとなる。

「岸田小劇場」の開幕
派閥をめぐって意見が衝突する菅義偉前首相と麻生太郎副総裁[Photo by gettyimages]

 現在では「派閥」というものは、国民から自民党に特有のものとして捉えられているむきもある。そのため「派閥」が議論の焦点になると、必然的に報道は自民党の話題だけに集中することとなり、ここに派閥を巡る「正義の派閥解散」側と「悪の派閥維持」側という劇場型政治、すなわち「岸田小劇場」が開幕する。

 なお「“小”劇場」としたのは、岸田氏がこの状況をどこまで意図していたか不明であり、また小泉純一郎氏、小池百合子氏といったカリスマ政治家が「国民」に向けて劇場型政治を展開したのに対して、パフォーマンスが必ずしも上手ではない岸田氏は、自民党内で「ポスト岸田」を出現させないために「自民党議員」を対象にしていると考えられるからだ。

 しかし「小劇場」とはいえ、その効果は絶大だった。第一に、所属議員が東京地検に立件された安倍派や二階派を出し抜き、「政治とカネ」の問題が、あたかも「派閥に特有の問題」であるという印象付けに成功した。つまり「派閥=悪」という印象を植えつけることで、自民党内では集団として行動できないよう制限を課すことに成功した。

 さらに「派閥を解散することこそが正義」という論調は、裏返すと「派閥を維持することは悪」という議論に容易に転換しうる。その結果、選挙がいつあるかわからない衆議院議員を中心に、「派閥に属していては勝てない」という風潮が共有された。

 同時に国民は、勇気をもって派閥解消を推し進めた岸田氏にポジティブな印象を抱くことになる。こうして「正義の派閥解散」と「悪の派閥維持」という二項対立をベースとした、劇場型政治のお膳立ては完成する。

 第二に、そうした党内の「派閥」を巡る対立を報道させることで、自民党によるメディアジャックに成功した。

 まず党内に首相肝いりの「政治刷新本部」を立ち上げ、さらに「正義の派閥解散」を主張する菅前首相と「悪の派閥維持」を体現する麻生副総裁を配置。たとえ刷新本部が出した結論が玉虫色で実質的に何も言っていなくとも、菅氏、麻生氏といった首相経験者を敵・味方に分けて配置し、さらに安倍派の議員をもメンバーとすることで、メディアの注目を集め続けることに成功した。

9382OS5:2024/02/05(月) 23:22:24
 肝心の結論が出る前に岸田派の解消を打ち出したことも、首相自身が「正義の派閥解散」側の代表として躍り出ることに一役買っただろう。あとは正義と悪それぞれの代表として、岸田氏と麻生氏の仲たがいを報道させれば、メディアは「自民党のうちわの話」に終始するしかない。

 本来であれば野党が厳しく批判すべき局面だったが、そもそも自民党内の動きが目まぐるしく、各党の動向すら報じられなかったため、野党の支持率が上がることもなかった。1月1日に能登地震が起こり、自衛隊による救助や震災復興に関して政府与党ばかりが取り上げられ、実質的なメディアジャックになったことも影響しているだろう。

 かくして、岸田氏は「自分一人勝ち」の状況で、秋の総裁選を睨んでいるのだ。

「トク」をしたのは一人だけ
「ポスト岸田」の一人でもある茂木敏充幹事長[Photo by gettyimages]

 こうして岸田首相は、「政治とカネ」の問題を自民党に内在する「派閥」の問題にすり替えることによって、勧善懲悪の「岸田小劇場」を作り出すことに成功したといえる。その成果が内閣支持率の微増でもあるのだろう。

 さらに、岸田首相にとって追い風となっているのは、小渕優子選対委員長の行動だ。1月25日に小渕氏は所属している茂木派を退会したことを発表したが、これによって派閥を維持し続けるとの意向を示していた「ポスト岸田」の一人・茂木敏充幹事長が、自派閥において求心力を低下させていると明らかになった。

 そもそも「平成政策研究会」こと茂木派は、元をたどれば小渕氏の父・小渕恵三元首相が領袖を務める「小渕派」だった。かつての領袖の後継者である小渕氏が退会を表明したことは、大きなインパクトがある。

 さらに「参院のドン」であった青木幹雄元参院幹事長の長男、青木一彦参議院議員も同様に退会すると発表し、茂木氏の求心力の低下は決定的となった。茂木派は「派閥」から「政策集団」へと変化するとも報じられており、茂木氏の地位の低下は避けられない。

 かくして、党内に向けて「派閥解消」を打ち出した岸田氏の「焦土作戦」によって、支持率が低いままでも政権が維持できるようになった。党内では「ポスト岸田」の出現を組織的に阻む結果となり、また対外的には折からの震災対応も利用しながら「岸田小劇場」によるメディアジャックを通じて、野党の支持率アップも阻止することができた。

 「派閥」を解消し自民党の国会議員が集団で行動できなくなれば、公認権や党内の人事権をちらつかせることで、党の総裁である岸田首相の権力基盤は強化される一方だろう。

 しかし噴出した「政治とカネ」の問題は、はたして国民の納得がいく形で議論され尽くしたのだろうか「悪かったのは特定の『派閥』であり、そこを解消したのだから、政治資金規正法の改正は最低限のものでいいだろう」と、玉虫色で終わる可能性もある。

 パーティー券の問題だけでなく、国民の血税を集めて政党に交付される「政党交付金」や、使途の公開の不要な「旧文通費」、そして政党交付金が原資の一部と考えられる「政策活動費」も使途の公開は不要である。こうした「政治とカネ」の問題の透明化こそ、求められているといえるのではないだろうか。

 必要な法改正を抜本的に行うことこそ、国民から望まれている。政権を維持しようとするならば、岸田首相にとって最優先の課題であることを忘れてはならない。

さらに関連記事【麻生太郎、万事休す…ブチ切れて「派閥破壊」岸田文雄がついに「無敵の総理」になってしまった】では、岸田首相と麻生氏の「バトル」の詳細についてもお伝えしている。

白鳥 浩(法政大学教授)

9383OS5:2024/02/06(火) 20:38:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e68f2d282874344f05ef3b5894c86cf0eccaa43
「次の首相」狙う茂木氏の頼みは麻生派 “敵”は森元首相が推す小渕氏、または派内の閣僚経験者か
2/6(火) 19:02配信

AERA dot.
衆参ダブル補選後、取材に応じる茂木敏充幹事長と小渕優子選挙対策委員長=2023年10月22日、東京・永田町の自民党本部

 安倍派の裏金事件を機に岸田文雄首相の岸田派も解散するなど派閥の解散が進む自民党だが、瀬戸際で方向性が定まりにくいのが茂木敏充幹事長が会長を務める茂木派(平成研究会)だ。派閥が茂木氏の力の源になっていただけに、簡単には解散できない事情がある。一方で、これを機にと派閥から離脱する議員もいる。自民党内の“政局”に大きく影響してくるだけに、それぞれの思惑が絡み、動きが活発化している。

【写真】意外?といえば意外。茂木氏が警戒すべきは小渕氏ではなくこっち

 1月25日、茂木派の小渕優子選対委員長が退会を表明し、その後、26日には青木一彦参院副幹事長も後を追う形で退会を表明した。小渕氏の父恵三氏と、青木氏の父幹雄氏は、恵三氏の首相時代に幹雄氏が官房長官として支えた間柄だ。

 こうした動きは派閥内の他の議員にも影響したようだ。

 26日夕。茂木派の複数の議員にSNSでメッセージがまわった。

<いい機会なので、茂木から離れようではないか。風が吹いてきた>

<会長だったから支えてきたが、派閥がなくなればカネもポストも握れない。乗り換える理由になる> 

<いずれ小渕をトップにして、青木が支えるという体制ができるはずだから、そちらに乗るか> 

 などと記されていた。

■派閥離脱者続出で茂木氏には苦しい展開

 SNSを受け取り、「いいね」と返信した茂木派のある参院議員は、

「茂木派は、茂木氏が会長ではあるが、小渕氏を首相に、という勢力が青木氏をはじめ参院ではかなりいる。岸田派の解散が、ケンカ別れにならずに茂木派から離れるいい口実になったということです」

 と話した。

 小渕氏や青木氏のほか、関口昌一・党参院議員会長ら複数の派閥幹部も同調しており8人が退会を表明している。今後、さらに離脱する議員が出るとみられる。そうなると、「次の首相」を狙う茂木氏にとっては苦しい展開となる。

 茂木氏が自民党の幹部として力を保持できるのは、派閥の会長として多くの議員を束ねてきたからだ。総裁選となれば、派閥を動かして推薦人、票を集めることができる。茂木氏にとって、首相の座をつかむには、派閥の会長であることが絶対条件だったのだ。

 茂木氏は1月29日の記者会見で、茂木派について「いわゆる派閥としては解消する」と述べた。「カネと人事」から決別するとした、党の政治改革に向けた中間報告を意識したとみられるが、「政策集団」という形で外枠は残す方向だ。

 それに加えて、茂木氏が簡単に派閥を解散できない背景には、第2派閥を率いる麻生太郎副総裁との関係もある。茂木氏が次の総裁選で「ポスト岸田」をめざすには、派閥存続を訴え、「数の力」を保持しようとする麻生氏の後ろ盾が必要だからだ。

 そして、茂木氏が警戒するのは、早々と派閥を出た小渕氏だ。小渕元首相の娘であることに加え、森喜朗元首相という大きな後ろ盾がいる。

 森元首相が小渕氏を推すのは、小渕元首相や青木元官房長官との関係からだ。小渕元首相が病に倒れ、都内のホテルの一室に集まった党幹部、いわゆる“5人組”の密談で、小渕氏の後継に森元首相が座った。森元首相は、青木氏を引き続き官房長官に起用している。

 森元首相にとって、青木元官房長官は早大雄弁会の先輩でもあり、青木元官房長官の「お別れの会」では、生前本人が「いずれは党総裁に」と推していた小渕優子氏について、「あなたの夢、希望がかなうように努力する」とあいさつしている。森元首相にとっては小渕氏を支えるとの思いは強い。

9384OS5:2024/02/06(火) 20:39:02
■派閥離脱した小渕氏を森元首相がさらにプッシュ

 岸田派の国会議員は、

「『ドリル優子』とやゆされている小渕氏について、森元首相は岸田首相に『安倍派があなたを推しているのだから、小渕氏を幹事長に』と迫ったという。しかし、さすがにそこまではまずいと言って、選対本部長でなんとか納得してもらった。それほど、森元首相は小渕氏に入れ込んでいる」

 と打ち明ける。

 安倍派も解散となった現状で、小渕氏も茂木派を出るとなれば森元首相がさらにプッシュすることは十分、考えられる。

「森元首相も首相候補は握っておきたい。岸田首相が安倍派『5人衆』らにケジメを迫っているが、森元首相はなんとかそれを回避しようと、必死で動いている。ただ、5人衆は裏金で全員アウト。二度と浮上しないかもしれない。安倍派以外で森元首相のお眼鏡にかなう人となれば、小渕氏でしょうね。茂木氏のバックにつく麻生氏を含め、そこに物を言えるのは森元首相くらいしかいない」

 と安倍派の衆院議員は見る。

 最大派閥だった安倍派が解散し、5人衆全員が主流派から転落した。混沌(こんとん)としてきた岸田首相の「次」の候補に、小渕氏も名乗りをあげようとしているのだろうか。

「小渕氏が茂木派を割ったというのは当然、将来を見据えてのこと。小渕氏は昨年、選対本部長就任時『幹事長と思っていたのに』と上昇志向たっぷりに語っていたからね。茂木氏の欠点は、麻生氏のような上の立場の人とはいい関係が作れても、下からの評判がよくないこと。安倍派解散で茂木氏にはチャンスだったのに、敵は身内の小渕氏だった。ある意味、窮地に追い込まれていますね」

 そう話すのは、長年、自民党の政務調査役として手腕をふるった政治評論家の田村重信氏だ。

■茂木派の別の閣僚経験者も「次の首相」候補に

 そして、田村氏が注目しているのは、茂木派の加藤勝信元官房長官の存在だという。官房長官を退いてからは名前が聞かれなかった加藤氏だが、

「重要閣僚を経験しているので、次期首相の有資格者です。茂木氏は岸田首相より年齢が上だから、今年9月の自民党総裁選で勝負するしかないです。小渕氏はまだ若く、先に同じ派閥の加藤氏に譲ってその後に、という戦略も立ちます。また加藤氏が党役員、閣僚で小渕氏を支えてという形もあります。加藤氏がどう動くかが、小渕氏が浮上できるかどうかのカギかもしれません」

 と付け加えた。

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

9385OS5:2024/02/07(水) 14:43:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab40c82fa1a42770e769157ca8f763087de6e77d
二階氏へ2年で10億円 自民本部から政策活動費
2/7(水) 12:31配信
時事通信
衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相(中央)=7日午前、国会内

 岸田文雄首相(自民党総裁)は7日の衆院予算委員会で、党本部が2020、21両年に計10億6930万円を二階俊博幹事長(当時)に政策活動費として支出していたと明らかにした。


 「法令に従って適切に使用されている」との認識も示した。立憲民主党の後藤祐一氏への答弁。

 首相によると、内訳は20年は6億3020万円、21年は4億3910万円。二階氏は在任中の約5年間で50億円程度の政策活動費を受け取っていたとされる。

9386OS5:2024/02/08(木) 09:20:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/db587fbd675b0027ff7f9096f4707f054d12c3b4
石破グループ、政治団体の解散決定 「状況鑑みて」 勉強会は継続
2/7(水) 18:34配信
 自民党の石破茂元幹事長を中心とする石破グループ(旧石破派・水月会)は7日の会合で、政治資金規正法に基づく政治団体としての解散を決定した。勉強会などグループとしての活動は続ける方針。


 自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、政治団体の解散を決める派閥が相次ぐ中、石破グループも足並みをそろえることが望ましいと判断した。会合に出席したグループ幹部は「政治状況を鑑みて、我々もそれに従った。やましいことは何もしていない」と語った。

 石破派は2015年に結成されたが、石破氏が18、20年の総裁選でいずれも敗北したことで所属議員が減少。21年12月に他派閥と掛け持ち可能なグループに衣替えしたが、政治団体は残していた。

 政治団体の解散を決めたのは自民6派閥のうち岸田派、二階派、安倍派、森山派の4派閥。麻生派と茂木派は政治団体は解散せず、政策集団に移行する方針を示している。掛け持ち可能なグループでは、谷垣グループも政治団体の解散を決定している。【川口峻】

9387OS5:2024/02/09(金) 13:14:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/98bdb43591dadfdd911c621afeb6d76424dd3f9a
「森元総理は塩谷さんを“いけにえ”に5人衆を守ろうと…」 渦中の安倍派・塩谷立座長は「私や幹部が辞めて決着する問題ではない」
2/9(金) 6:06配信

デイリー新潮
塩谷立座長

 通常国会が開幕した。内外に問題山積だが、焦点となるのはやはりパー券裏金問題。自民党・茂木幹事長からは安倍派幹部の離党や議員辞職の要求まで飛び出した。その裏では森元総理も暗躍し……。渦中の清和会トップ・塩谷立座長(73)が彼らとのやり取りを明かした。

【写真を見る】現在は介護付き老人ホームに入居する森元総理

 ***

 派閥の解体が進む自民党。

 6派閥のうち、麻生、茂木両派を除く、安倍、二階、岸田、森山の各派は既に解散を決定。長年、党を支えてきた骨格がガタガタとなっている。

 中でもダメージが大きいのは、何といっても安倍派、すなわち清和政策研究会だ。今回の事件では、ノルマ超過分のパーティー券販売代金という“入り”と、そのキックバックという“出”の、二つの金の処理が焦点になった。安倍派の場合は、この両面において政治資金収支報告書に記載がなかった。額の大きさ等も含め、その悪質性から、事務局長と議員3名、その秘書3名の計7名が立件されている。

「議員で山分けすべき」の声も
「1月26日に常任幹事会が開かれました」

 と語るのは、さる清和会の関係者。

「議題となったのは、解散後の残金の処理。派閥の金庫には億単位の金が残っているといわれていますが、これをどう清算するかという問題です。職員の退職金や、事務所の処理費用、起訴された事務局長の弁護士費用などを支払い、残りは慈善団体に寄付するという方向で話が進んでいます」

 また、

「派と所属議員との間で、収支報告書の訂正を進めることも決まりました。本来、その仕切りを行うのは事務総長の高木(毅)さんなんですが、彼自身、責任者の一人。そこで西村明宏代議士が窓口を務めることになりました」(同)

 が、事ここに至っても話は一筋縄ではいかず、

「残金処理に関しては、所属議員の中から異論も出ていたそうです。議員で分配、つまり山分けすべきではないか、との声も。さらには、報告書の訂正をしたくないとゴネた幹部議員もいました。ノルマ超過分を派閥に入れず、手元に保管しており、これは派閥に移す。金には一切手を付けていないから、訂正の必要はないのではないかというわけです」(同)

 訂正すれば、その記載を元に、不記載や虚偽記載で刑事告発される恐れが生じる。それを逃れるための主張だろう。

標的は5人衆
 まつりごと清らかにして人和す――。清和会の由来となった故事である。2000年に森喜朗氏が総理となって以来、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、そして再び安倍と、延べ5人の総理が輩出した清和会。現在も100名近くの議員を擁する第1派閥であるが、今や水に落ちた犬となった。それをさらにたたくのが、権力闘争激しい永田町の常である。

〈安倍派幹部に離党要求〉

 そう題した記事が読売新聞の1面に載ったのは、1月25日のこと。

〈自民執行部 塩谷、松野氏ら念頭〉

 と続くその記事によれば、自民党の執行部が安倍派の幹部に対し、自発的な離党や議員辞職を求めたという。それをしない場合は、党として離党勧告や除名などの処分も辞さず。そして「幹部」とは具体的には、座長の塩谷・元文部科学大臣や、松野博一・前官房長官などいわゆる「5人衆」を指しているというのである。

9388OS5:2024/02/09(金) 13:14:44
「茂木さんの“独走”」
 離党を促している執行部とは、すなわち、茂木敏充幹事長であるが、

「この動きは茂木さんの“独走”とみられています」

 とは、政治ジャーナリストの青山和弘氏だ。

「岸田さんは“俺は何も指示していない”“また茂木のスタンドプレーか”などと周囲に漏らしています。茂木さんは、福田達夫さんを始め党内の中堅・若手から“安倍派幹部は政治責任を取るべきだ”との声が上がっていることから、幹事長としてリーダーシップを示したい。世論を理解しているとの評価を得たい、とみられています。総理の座を狙っていますからね」

 2トップの足並みは乱れるが、ここにあの森元総理が参戦し、事をややこしくしているという。

「森さんが狙っているのは…」
 同派の元会長でいまだ「オーナー」然とする森氏が、「5人衆」を常日頃かわいがっているのは周知の通り。読売報道を見て激怒したのか、麻生太郎副総裁の元を訪れ、不満を述べたという。

 前出・清和会関係者によれば、

「森さんがあちらこちらで言っているのは“5人衆だけは守ってくれ”ということ。子飼いの彼らが失脚すれば、森さんの影響力もそがれますからね」

 しかし、誰もおとがめなしで通りそうにないのは十分承知している。

「そのため森さんが狙っているのは、塩谷座長に責任を取って離党や議員辞職してもらい、それをもって事を収めようということ。そうした“解決策”を周辺に仄(ほの)めかしています」(同)

 しかし、もちろん現在のトップである座長は塩谷氏だが、立件対象となった期間中はその地位になく、就任後も意思決定の権限は限定されていた。彼一人を「いけにえ」として終わりでは、5人衆にあまりに都合の良過ぎる幕引きである。

「わがグループには大きな責任がありますが…」
 当の塩谷氏に尋ねてみた。

――茂木幹事長からは何を言われた? 

「こちらから電話をしました。党内で出ている処分論について、どのように考えているか気になりまして。幹事長は“そちらの幹部で判断してほしい”と」

――その返答についての受け止めは? 

「それは違うだろうと思いましたよ。これは清和会だけというより、すでに党全体の問題。それについて“派の問題。自分で考えてほしい”というのは、他人事過ぎます。そもそも、私や幹部が辞めて決着する性質のものでもありません。もちろんわがグループには大きな責任がありますが、二階派も宏池会も同様、起訴されている。その点をどう考えているのか。党全体で政治とカネの根本的問題に取り組むことが、国民からの信頼回復につながるのではないでしょうか」

――森さんとは会ったか? 

「26日に。派閥解散を事前に連絡せずに決議したので、ごあいさつに伺いまして。話したのは10分くらいですかね。報告すると“この流れでは仕方ないな”と。“将来、どういう形かはわからないけど、またグループができるかもしれない。そのことも考えて行動しろ”とも言っていましたね」

「断腸の思い」
――幹部の処分要求については? 

「麻生さんや茂木さんに話をしたとは言っていましたよ。“安倍派の幹部に責任を取らせて終わりは良くない”というような話をされたそうです」

――清和会の歴史に幕が下りることに。座長としてどう受け止める? 

「断腸の思いですよね。グループには長い歴史があり、私も長年そこに所属してきました。私が座長の立場である時に解散となったことは、(創設者の)福田赳夫さん以来、指導していただいた先輩方に申し訳ない……。今後? どうなるかはまだわかりません」

 森元総理の代理人に聞くと、

「自発的な離党や議員辞職を求めた事実は、党執行部自身が否定していると認識しています」

 と述べた。

 かくして終わりの時を迎えんとする第1派閥。

 その最終章は決して清らかでも、和やかでもない……。

「週刊新潮」2024年2月8日号 掲載

新潮社

9389OS5:2024/02/10(土) 14:16:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba51f9c5e948bec7dab70b05d72312aa260a4fe
「保守本流」自民・茂木派、存続の危機 先行解散仕掛けた岸田首相【解説委員室から】
2/10(土) 13:00配信


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時事通信
自民党の茂木敏充幹事長(左)と麻生太郎副総裁=1月5日、東京・永田町の同党本部

 自民党安倍派などの政治資金規正法違反事件の余波で、茂木敏充幹事長率いる茂木派(平成研)が解散の危機に立たされている。岸田文雄首相(総裁)が岸田派(宏池会)の解散を決めたことで、派閥の存在自体への風当たりが一気に強まり、退会者が続出。かつて「キングメーカー」として権勢を誇った「保守本流」派閥が存続できるか、見通せないのが実情だ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【主な経歴】茂木 敏充(もてぎ としみつ)氏

 ◇佐藤派が源流

 茂木派までの歴史をさかのぼると、佐藤栄作元首相が結成した佐藤派(周山会)に行き着く。吉田茂元首相の「弟子」である佐藤氏は、吉田門下でライバルの池田勇人元首相とたもとを分かち、派閥を結成した。佐藤氏の次男・信二元通産相が生前語っていたところによると、佐藤派のスタートは佐藤氏を含めて実質3人。吉田派内で佐藤氏を慕う橋本龍伍、小渕光平の両氏が、派閥結成を働き掛けたという。

 2人の死後、それぞれ地盤を引き継いだのが息子の橋本龍太郎氏と小渕恵三氏。いずれもその後、派閥をバックに総裁選に勝利し、首相に上り詰めた。

 佐藤派を結成した佐藤氏は要職を重ねながら、人数を拡大。病気で退陣した池田氏の後継として首相に就くと、人事権を巧みに使って党内を押さえ、7年8カ月の長期政権となった。佐藤氏は沖縄返還を花道に退陣したが、後継に考えていたのは福田赳夫氏。しかし、佐藤派幹部だった田中角栄氏は、佐藤氏の意向を察知すると、佐藤派の大半をまとめて田中派を結成した。

 信二氏によれば、佐藤派メンバーの大多数が田中氏についていったのは、同氏の豊富な資金力から。佐藤氏は造船疑獄で逮捕寸前(犬養健法相が指揮権発動)となったことを教訓に、カネ集めにほとんど関与しなくなり、佐藤派内でそれをカバーしたのが田中氏だったという。

 「ポスト佐藤」を選ぶ1972年の総裁選で田中氏は、福田氏らとの激戦(いわゆる角福戦争)を制し、首相に就任した。以降、自民党政治の底流には、田中派と福田派(清和会)の対立が絶えずあった。

 ◇田中派、裁判対策で100人超

 田中内閣は米国に先んじて、中国との国交正常化を実現したものの、金脈問題で退陣。その後、田中氏はロッキード事件で逮捕、起訴された。裁判を抱える田中氏は自身の影響力維持のため、派閥の拡大に腐心。田中派は最盛期で100人を超える巨大派閥となった。そして、総裁選では自派から候補者を立てず、田中派が支持する候補が勝利する構図をつくり上げ、「キングメーカー」として政界に君臨した。

 30本以上の議員立法に関わるなどの政策立案力、日中国交正常化に象徴される決断力と行動力、弁舌で人を引き付ける発信力などが政治家・田中氏の「強み」。一方で、カネが物を言う政治、政界に「金権体質」を醸成させたことや、「票」の見返りに、地元に予算や公共事業を引っ張ってくる「利益誘導政治」を根付かせたことなどは「負の遺産」と言えよう。

 田中氏の利益誘導を象徴するのが、上越新幹線の新駅建設。自身の選挙区(衆院旧新潟3区)内に「浦佐」「長岡」「燕三条」の3駅を誘致した。浦佐駅前には、田中氏の功績をたたえ銅像が建てられている。長年の風雨で色あせた碑文には、「上越新幹線、関越自動車道の歴史的開通を記念し、田中角栄先生の銅像を建立し、不滅の功績と栄誉をたたえ、悠久に威徳を顕彰する」などと記されている。

 筆者は信二氏がこう言うのを何回か聞いている。「角さんは功罪相半ばする政治家。金権政治を助長したのは角さんの責任だ」

 佐藤派にしろ、池田氏が創設した池田派(宏池会)にしろ、自民党の派閥は、領袖(りょうしゅう)を総裁選で勝たせ、首相に押し上げるのが目的の一つ。しかし、田中氏は自身の権力維持を優先し、派内で総裁候補を育てなかった。これにしびれを切らしたのが、田中派のホープ・竹下登氏や田中氏に育てられた小沢一郎氏や梶山静六氏ら中堅議員。竹下氏らは極秘に賛同者を募り、派中派「創政会」を結成した。

9390OS5:2024/02/10(土) 14:16:56
 ◇竹下派、佐川急便事件で分裂

 この直後、田中氏が脳梗塞で倒れ、竹下氏は田中派の大多数を糾合する形で、竹下派(経世会)を結成。竹下氏は1987年、中曽根康弘首相(当時)の裁定で党総裁に指名され、竹下内閣が発足した。最大派閥・竹下派を基盤とする竹下内閣は当初、長期政権が確実視されたものの、リクルート事件が直撃。竹下氏は予算成立と引き換えに辞任、竹下内閣は約1年7カ月の短命に終わった。

 ただ、竹下派は最大派閥として、宇野宗佑、海部俊樹、宮澤喜一の各内閣の樹立を主導。同派会長の金丸信氏は党内で、絶大な影響力を誇った。

 その金丸氏も東京佐川急便からの5億円の闇献金が発覚。政治資金規正法違反に問われ失脚した。そして、金丸氏の後継をめぐって、派内抗争が勃発。多数派工作で勝利した小渕氏が新会長に就いて小渕派(平成研)となり、敗れた小沢氏や羽田孜氏らは、同派を離脱した。

 非自民連立の細川護熙内閣、羽田内閣、自社さ連立の村山富市内閣を経て、96年1月に橋本氏が首相に就任。参院選敗北で橋本氏が引責辞任すると、98年7月に小渕内閣が発足した。両内閣とも、発足の原動力になったのは小渕派にほかならない。

 小渕派の会長職はその後、橋本氏、津島雄二氏、額賀福志郎氏、竹下元首相の実弟・竹下亘氏と引き継がれた。そして、前回衆院選後に幹事長に起用された茂木氏が2021年11月、亘氏の死去で空席となっていた会長に就任し、現在に至っている。

 ◇「参院のドン」との確執

 岸田首相が岸田派の解散を表明すると、裏金事件で捜査対象となった安倍派と二階派は解散を決定。捜査対象ではなかったが、森山派も続いた。岸田派は党内第4派閥で、岸田首相は第2派閥の茂木派や第3派閥の麻生派に支えられて政権運営に当たっていた。全ての派閥が解散すれば、政権運営で派閥からの注文がなくなり、党総裁である岸田首相の権限が強まる。他に先んじての岸田派の解散は、全派閥を解散に追い込み、自身の権力基盤を固め直すことを狙った「奇襲作戦」と言える。

 これに対し、麻生派と茂木派は解散を否定。その矢先の1月25日、小渕元首相の娘で茂木派の小渕優子選対委員長が退会を表明した。

 優子氏に連動するかのように、参院執行部の関口昌一議員会長、石井準一国対委員長、福岡資麿政審会長や「参院のドン」と言われた故青木幹雄元参院議員会長の長男・青木一彦参院副幹事長も退会を表明。これを含め、1月末までに8人が茂木派を退会した。

 優子氏らが仕掛けた「退会騒動」の背景にあるのは、茂木氏と青木幹雄氏との確執。安倍晋三元首相が3選された18年の総裁選で、茂木氏は安倍氏を支持。これに対し、派閥会長の亘氏や青木氏の影響下にある参院議員の大多数は石破茂元幹事長を支持し、派内で対応が割れた。

 この結果、青木、茂木両氏の溝はさらに深まったとされる。こうした事情もあり、青木氏は優子氏の後見役として、「首相候補」に育てることを公言していた。青木氏の薫陶を受けた参院幹部が優子氏に続いてそろって退会したことから、党内では「シナリオを書いたのは参院側。将来の『小渕政権』を見据えた動き」との見方が支配的だ。

 茂木氏は、派の運営方法を見直し、純粋な「政策集団」として茂木派を存続させる考えだが、退会者の続出で求心力の低下は否めない。茂木氏の「力の源泉」の一つは、党の資金と選挙での公認権を握る幹事長ポスト。しかし、党則で党役員の任期は「1期1年、連続3期まで」と定められており、岸田首相が9月の総裁選で再選されるかどうかに関係なく、茂木氏は幹事長から退くことになる。「ポスト岸田」をうかがう上でも、苦しい立場に立たされつつある。

 ◇衆院選へ強まる逆風

 党政治刷新本部の中間取りまとめに従い、「カネと人事」を切り離された茂木、麻生両派が、「政策集団」への脱皮をアピールしても、事務所を持ち看板を掲げていれば、外形的に「派閥」であることに変わりはなく、多くの有権者はマイナスのイメージを持ち続けるだろう。そして、派閥に対して最大の解散圧力となるのは、年内が有力視される次期衆院選だ。

 各メディアは衆院選報道で、候補者名簿に所属派閥を付けるのが通例。存続する麻生派と茂木派の候補者は(麻)、(茂)などと記され、無派閥の候補と色分けされる。有権者の派閥へのイメージが変わらない限り、選挙ではマイナスだ。選挙に弱い議員ほど、衆院解散が近づけば動揺するだろう。

 麻生太郎副総裁の下で結束を維持する麻生派は別として、求心力の低下する茂木派から、さらなる退会者が出かねない。茂木派の存続が見通せないゆえんだ。

 源流の佐藤派時代から数えて、佐藤栄作、田中角栄、橋本龍太郎、小渕恵三の4人の首相を輩出した派閥が、衆院選を前にその歴史に幕を閉じるのか? それとも、衆院選を乗り越えて存続するのか? 年内にも分かるだろう。

9391OS5:2024/02/13(火) 23:41:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/246c51e4656073eeca11733f6c3519f8a9fc88c5
自民、安倍派幹部らの処分方針見いだせず 衆院政倫審開催が焦点に 野党は証人喚問要求
2/13(火) 20:03配信



産経新聞
自民党本部=東京都千代田区永田町

自民党派閥のパーティー収入不記載事件を巡り、衆院政治倫理審査会の開催が焦点となっている。野党は関係者の責任を問うべく開催を強く主張。これに対し、事件が直撃した安倍派(清和政策研究会)の一部幹部らは「捜査機関の取り調べに応じている」などと必要性を否定している。野党が政倫審よりも強制力があり、追及が厳しい証人喚問を求める構えを示す中、自民執行部は対応に苦慮している。

「与野党の協議で必要となれば、対象議員の協力を得て行われることになるだろう」。自民の森山裕総務会長は13日の記者会見で、政倫審開催に前向きな考えを示した。

もっともそのハードルは高い。政倫審は政界を揺るがせたロッキード事件を契機に、昭和60年に衆参両院に設置された。疑惑を持たれた議員本人の申し出や委員の過半数の議決で開くことができるが、出欠の判断は議員に委ねられている。

平成21年には民主党の鳩山由紀夫代表(当時)を巡る政治資金収支報告書の虚偽記載問題に関する政倫審が開かれた。ただ、鳩山氏は出席を拒否し、流会となっている。

今回も一部の安倍派幹部は「なぜ出席しなければいけないのか」と強く反発している。自民国対幹部は「出席するかどうかは本人の意思次第だ。党側のコントロールにも限界がある」と語る。

一方、政倫審とは別に自民内では安倍派幹部らへの処分が検討されている。党の処分は重い順に除名、離党勧告、党員資格停止―などがある。自民幹部は「どんなに重くても党員資格停止がせいぜいだろう」と説明するが、選挙で党の公認が得られなくなるため、不満が執行部へと向かいかねない。

打開策として安倍派ではトップに責任を負わせる動きがある。1日に開いた最後の議員総会では、座長の塩谷立元文部科学相に議員辞職を迫る声が上がった。同派の有力者「5人衆」の一部も塩谷氏に進退の判断を迫る中、若手議員は「塩谷氏が身を引けば体裁が整う」と期待する。

もっとも派内には「〝スケープゴート〟を探しているようでは人心一新にはほど遠い」(中堅議員)との冷めた見方も根強い。処分の在り方を巡り自民は最大公約数を見いだせていないのが現実だ。(竹之内秀介)

9392OS5:2024/02/14(水) 07:04:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/75add7f06b29fe97d181928498864b8464669a98
盛山正仁文科相の責任論、野党で温度差 維新は辞任要求に踏み込まず「行政のゆがみ」焦点に
2/13(火) 19:44配信


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産経新聞
会談に臨む野党各党の国対委員長ら。中央は立憲民主党の安住淳国対委員長=13日午前、国会内(春名中撮影)

立憲民主、日本維新の会、共産、国民民主4野党による13日の国対委員長会談では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から令和3年衆院選の際に支援を受けたと報道された盛山正仁文部科学相に関し、説明責任を果たしていないとの認識で一致した。ただ、維新は辞任要求にまでは踏み込んでおらず、他党とは温度差がある。維新は「行政のゆがみ」の有無を判断のポイントと位置付けており、野党の結束度を左右する焦点となっている。

【写真】国会答弁で「記憶にない」を連発する盛山文科相

旧統一教会との関係を巡る盛山氏の国会答弁は迷走に迷走を重ねている。衆院選の際に推薦状を受け取ったかを問われ「はっきりとした記憶がない」と答えたかと思えば、翌日には「うすうす思い出してきた」と説明するなど、一貫性に疑問符が付く内容が多い。

結果として、野党幹部からは辞任を求める声が相次いでいる。立民の泉健太代表は「答弁や対応を見ると、辞任必至、更迭必至だ」と主張。共産の穀田恵二国対委員長は「更迭する以外にない」と断じ、国民民主の榛葉賀津也幹事長は「自分からお辞めになったほうがいい」と訴える。13日の国対委員長会談でも「政治的責任はかなり重い」(立民の安住淳国対委員長)との認識を4野党が共有した。

ただ、維新の遠藤敬国対委員長は会談後、盛山氏の答弁の迷走を問題視した上で「辞任要求というのはちょっと次元が違う。行政をゆがめたことが確認されたなら責任問題だと思うが、そこはまだ言質を取れていない」と記者団に指摘した。

確かに、盛山氏が教団に便宜供与を図るなどしたと断定する根拠は現時点では示されていない。むしろ、文科相として解散命令請求を決定したという点では真逆の政策判断をしたとすらいえる。

とはいえ、宗教法人を所管する省庁のトップとして「利益相反になる」(泉氏)ことは否定できず、辞任論が勢いを増すのは自然な流れだ。安住氏は13日、「何らかのけじめをつけるときに来ている」と記者団に語り、言外に更迭を求めた。(松本学、大島悠亮)

9393OS5:2024/02/14(水) 13:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f61b9be9c90e9bc1385e0287f70b83b8fee66fac
岸田首相、在職日数戦後10位に 宏池会出身の鈴木善幸氏に並ぶ
2/13(火) 21:03配信


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毎日新聞
閣議に臨む岸田文雄首相=首相官邸で2024年2月13日午前8時23分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は14日、2021年10月の首相就任からの在職日数が864日となり、自身が率いた自民党宏池会(岸田派)出身の鈴木善幸元首相と並んだ。戦後の首相としてはトップ10タイとなる。もっとも、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件などで厳しい政権運営を迫られており、岸田首相は13日、首相官邸で記者団に「その都度その都度の判断に精いっぱい思いを巡らす毎日が続いている。ご指摘のような在任期間については何も考えていなかった」と語った。

 首相は「震災への対応や政治の信頼回復、賃上げやデフレ克服、緊迫する国際情勢への対応。こうした先送りできない課題に全身全霊で取り組む毎日だ」とも述べた。

 鈴木氏は1980年の衆参同日選の選挙戦中に急死した大平正芳元首相の後継として首相に就任。「和の政治」を掲げて党内融和に努めつつ、第2次臨時行政調査会(第2臨調)の設置を通じて国鉄分割民営化など行政改革の端緒を開いた。長男は財務相の俊一氏、娘婿は自民副総裁で元首相の麻生太郎氏。

 岸田首相は「聞く力」を重視し、首相就任後にデジタル臨時行政調査会(現在は廃止)を発足させるなど、鈴木氏を意識した政権運営を続けている。

 岸田首相は裏金事件を受けて23年12月に宏池会を離脱するまで約11年間同会会長を務め、同会はその後解散を決めた。同会出身の歴代首相5人のうち、岸田首相より在職日数が長いのは創始者の池田勇人元首相(60〜64年、1575日)のみ。3月7日には田中角栄元首相(72〜74年、886日)と並び、戦後9位タイとなる見通しだ。通算トップは安倍晋三元首相の3188日。【森口沙織】

9394OS5:2024/02/14(水) 14:14:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/c436881a609ac28c3c808fe404425cd6e91e18be
自民・甘利明氏が幹事長在任中に支出 政策活動費3億8千万円の使途追及 「自身の選挙に使ったのでは」
2/14(水) 14:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
甘利明氏(資料写真)

 自民党の甘利明氏(衆院比例南関東)が幹事長在任中に支出した政策活動費3億8千万円を巡り、14日の衆院予算委員会で立憲民主党の井坂信彦氏は「自身の選挙に使ったのではないか」などと使途を追及した。岸田文雄首相(自民総裁)は「党勢拡大のため適切に支出していると認識している」と答弁。甘利氏も神奈川新聞社の取材に「選挙になれば各党は野党を含め政策対応として(政策活動費を)使っている」と不適切支出との指摘を否定した。

 同日付の中国新聞は、甘利氏が党選挙対策委員長を務めていた2019年の参院選で、政策活動費を原資として各公認候補側に1人100万円の「陣中見舞い」を配っていたと報じた。政策活動費には公開義務がないことを挙げ、「裏金化」を指摘している。

 質問などによると、甘利氏へは21年10月1日から同11月4日までの幹事長在任35日間に、総裁である岸田首相の決裁で3億8千万円が8回に分け支出された。衆院選はこの間の10月31日に投開票されている。党関係者によると「テレビCMなど当時の広報活動への支払いに充てた」という。

 この日の審議で井坂氏は中国新聞の報道も引き「公党として政策活動費の使途は明らかにすべきだ」と追及。岸田首相は「外部の政治勢力に手の内を明かすことになる」などとして説明を拒んだ。

神奈川新聞社

9395OS5:2024/02/14(水) 14:15:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bdf919a26163558b19ed533fb11fb4201fbadca
失言癖直らぬ麻生氏 不適切にもほどがある  書く書く鹿じか
2/14(水) 11:05配信


産経新聞
麻生太郎副総裁

自民党の麻生太郎副総裁の、上川陽子外相に対する「おばさん」発言で思い出したことがある。

【写真】次期首相候補で注目の上川陽子外相

20年ほど前になるが、連載マンガで「〇〇のおばちゃん」と呼ぶシーンがあり、抗議を受けた。「私たちの職業には正式な名称がある」「若い人もいるのに、おばちゃん、おばさんと呼ぶのは失礼だ」。かなりのけんまくで、団体で会社にやって来た。

作者と連絡を取った上で応対し、「親しみを込めた表現で、一般的によく使われており、貶(おとし)めたり、揶揄(やゆ)しているわけではない」と説明したが、納得してもらえない。結局、「今後は表現に十分注意します」と答えて、お引き取り願った。

「おばちゃん」にクレームがつくとは、正直、考えもしなかった。しかし、意図はどうであれ、当事者や読者に不快感を与えたとしたら、その表現はアウトである。苦い教訓になった。

地元の福岡県で講演した麻生さんが、上川外相を「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った」と評した。英語力や外交手腕を高く評価し、「新しいスター」と持ち上げてもいるから、「おばさん」はさほど失礼に思えない。

ただし、「そんなに美しい方とは言わんけれども」と容姿に触れたのはいただけない。さらに名前を「カミムラ」と間違え、「女性が日本の外務大臣になった例は過去にないと思う(田中真紀子氏と川口順子氏がいる)」もお粗末な事実誤認である。

麻生さんはこれまでにも、へらず口のような失言、放言で物議を醸してきた。フリーアナウンサーの梶原しげるさんは「そんな言い方ないだろう」(新潮新書)で、失言癖を「ことばの生活習慣病」と呼んだ。「糖尿病などと同じように、日ごろからきちんとチェックする必要がある」。とくに政治家は自覚症状がなく、気がついたときにはすでに手遅れで、政治生命を失うことにもなりかねない。

上川外相は「どのような声もありがたく受け止めている」と問題視せず、軽く受け流した。そんな「大人の対応」で株が上がったのか、世論調査では次の首相候補としてもランクアップしている。

これで一件落着と思いきや、女性を中心に抗議や反論を求める声が上がり、国会でも立憲民主党の女性議員が「なぜ抗議しないのか?」と上川外相に質問した。麻生さんの発言を女性蔑視、ルッキズム(外見至上主義)ととらえ、古い体質として追及したいようだ。能登地震や「政治とカネ」など喫緊の課題を押しのけて、質疑に時間を割くべきとも思えないが。

批判を浴びて、麻生さんは「不適切な点があった」として発言を撤回したが、上川外相は話題のテレビドラマのタイトルで「不適切にもほどがある」と返せばよかった。(元特別記者 鹿間孝一)

9396OS5:2024/02/14(水) 21:06:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a6a3085daab92b38f3d22c45a3b3071fe9e6256
清和会は福田派vs.高市派に分裂、麻生派にも“裏切り”の危機…自民党「新・派閥のたまご」勢力図
2/14(水) 6:01配信
「今、自民党内で起きている事態は、派閥解散ではなく“派閥再編”ですよ」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

【やらかし女性議員たちは…】自民党の新・派閥のたまご勢力MAP

 現職国会議員の逮捕者まで出した、派閥の政治資金パーティーをめぐる“裏金”事件。1月18日に、岸田文雄首相が宏池会の解散に言及して口火を切った後、清和会、志帥会など、おもな派閥が次々と解散を発表した。

「森山派や谷垣グループも解散したため、残るは茂木敏充幹事長率いる平成研究会と、麻生太郎副総裁率いる志公会のみです。しかし、平成研究会は小渕優子党選対委員長や石井準一参院国対委員長ら幹部クラスが次々と抜け、志帥会からも岩屋毅元防衛相が離脱するなど影響が出ています」(政治部記者)

 カネとポストに群がる烏合の衆は消え、政策集団が躍動する新たな自民党に生まれ変わる……とはいかないようだ。冒頭のとおり、永田町に詳しい識者の間では「派閥が再編されるだけだ」という声がもっぱらなのだ。そこで本誌は、新たな“派閥のたまご”を徹底取材。勢力MAPを作成した。元朝日新聞デスクで、政治ジャーナリストの鮫島浩氏はこう語る。

「まず、清和会の分裂は間違いないでしょう。主流を率いるのは、福田達夫議員。もともと、清和会を設立したのが祖父の福田赳夫氏ですから、当然ですね。しかし、若手や中堅クラスには圧倒的に安倍チルドレンが多く、彼らはタカ派なのでリベラルな福田議員とは反りが合わない。

 そこで高市早苗議員と合流し、新たなタカ派集団を作る可能性が高そうです。とはいえ“福田派”は20〜30人の規模にはなるでしょうから、総裁選でかなりの力を持つでしょう」

“主流”が残らずに、霧散しつつある派閥もある。

「志帥会ですね。そもそもこの派閥は裏金事件以前に、高齢の二階俊博会長の後継をどうするのか岐路に立たされていました。そのなかで武田良太議員は、菅義偉前首相とのパイプが太く、二階派若手議員のまとめ役でもある。彼を中心に、新勢力が生まれるか注目です」(鈴木氏)

 総裁派閥である宏池会は、「解散直後から『連絡を取り合いながら結束はしていこう』という申し合わせがあった」(鈴木氏)というから、実質そのまま。だが、“謀反人”はどこにでもいるものだ。

「岸田首相の後継者は林芳正官房長官ですが、その対抗馬が小野寺五典議員。小野寺議員は、平成研究会を割って出た小渕氏と仲がよく、小渕氏の自宅に近い裏渋谷の居酒屋によく集まっています。

 小渕氏はボロボロの茂木派の次を担う議員ですから、大きなパイプです。さらに小野田紀美ら、タカ派の議員とも関係がいい。旧派閥を縦断する一大勢力を築くかもしれません」(自民党関係者)

 麻生副総裁の志公会も、“裏切り”の危機だ。

「麻生氏は、次期総理候補に茂木幹事長や上川陽子外務大臣を推しています。河野太郎デジタル大臣が本気で総理を目指すなら、派閥を割って出る可能性があります」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)

 小野寺議員のケースのように、“飲み友達”がまた別の“派閥のたまご”として、結束する可能性もある。

「稲田朋美議員が似たようなグループを作っています。松川るい議員や、杉田水脈議員、森まさこ議員など、いわゆる“やらかし”で世間から非難を浴びている女性議員を温かく迎え入れ、世話をしているとか。

 野田聖子議員も議員会館の会議室を借りた飲み会で、広い人脈を持つことで知られています。飲み友の浜田靖一議員は、野田議員の総裁選出馬の推薦人にまでなっていますから。いまや“裏”党内最大派閥の呼び声もあります」(政治部デスク)

 残念ながら、真の“政策集団”が生まれる気配は、まったくない……。

週刊FLASH 2024年2月27日号

9397OS5:2024/02/14(水) 21:13:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/721bbc4c1f583b562e123a0cda666452c213eaea
【独自】甘利氏、全国に「裏金」提供か、政策活動費が原資の可能性 端緒は河井元法相の大規模買収事件
2/14(水) 5:00配信


中国新聞デジタル
自民党本部であった会合であいさつする甘利氏(2023年9月7日)

 2019年の参院選で自民党の選挙対策委員長だった甘利明衆院議員(74)が、宮城選挙区の同党公認候補だった愛知治郎元参院議員(54)の応援で同選挙区に入った際、愛知氏の後援会幹部に現金100万円を渡していたことが13日、愛知氏らへの取材で分かった。

【一覧】2019年に政策活動費を受け取った政治家と受領額

 甘利氏は、同じ参院選の広島選挙区で大規模買収事件を起こした河井克行元法相(60)にも現金100万円を提供。党の資金を使って全国各地の同党公認候補側に陣中見舞いとして100万円を配ったと、中国新聞の取材に説明していた。

 一方で、甘利氏が関係する主な政治団体や自民党の政治資金収支報告書(19年)を見ると、いずれの100万円も記載されていない。使途公開の義務がなく、事実上の裏金と指摘される自民党の「政策活動費」を使い、陣中見舞いとして「裏金」を全国で配り回っていた可能性がある。

 愛知氏らによると、甘利氏は当時選対委員長として全国を応援に回り、激戦だった宮城選挙区には選挙戦3日目の7月6日に入った。その際、愛知氏の後援会幹部が甘利氏から現金100万円の入った封筒を渡されたという。

 中国新聞の取材に対し愛知氏は後援会幹部から現金受領の報告を受けたとした上で「収支報告書に載せるように指示した」と説明。表の金として扱ったとしている。

 甘利氏が配った100万円が発覚したきっかけは、河井元法相の大規模買収事件だ。検察が20年1月の家宅捜索で元法相方から手書きメモを押収。メモは安倍晋三首相=22年死去=が2800万円、二階俊博自民党幹事長が3300万円、菅義偉官房長官(肩書はいずれも当時)が500万円、甘利氏が100万円を現金で提供したとうかがわせる内容で、中国新聞が昨年9月に報道した。

 その際の取材で甘利氏は元法相へ100万円を渡したと認め、「他の候補にも一律に持って行っている。(原資は)党からのお金」と説明していた。菅、二階両氏と元法相は否定している。

 19年の自民党の収支報告書によると、甘利氏は参院選前の1〜6月に計8060万円の政策活動費を党から受け取っている。ただ使途報告義務がないため、甘利氏が何に使ったかは分からない。

 甘利氏は今回の中国新聞の取材に文書で回答。19年参院選で候補者に現金を配ったかどうかは明確に答えず「収支報告書に記載されている通り」とした。政策活動費の使途については「使途公開は政治活動の自由とも密接に関わる。お答えは差し控える」としている。

 政党から政治家個人に支出する政策活動費は、政治資金規正法に使途報告を求める規定がない。野党も使っているが、金額は自民党が突出。19年は、甘利氏を含む党幹部18人に計13億410万円を支出していた。政界を揺るがしている自民党派閥の裏金事件でも焦点となり、野党や公明党が見直しを求めているが、岸田文雄首相は否定的な姿勢を示している。

大規模買収事件を巡る安倍政権幹部の裏金提供疑惑
 2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件で検察が主犯の河井克行元法相方から手書きメモを押収。「+(プラス)現金6700」「総理2800 すがっち500 幹事長3300 甘利100」と書かれていた。検察は、万円単位でいずれも当時の安倍晋三首相、菅義偉官房長官、二階俊博自民党幹事長、甘利明党選挙対策委員長が裏金を提供したとみて捜査していた。

中国新聞社

9398OS5:2024/02/14(水) 21:15:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/c18eac4e99cbf527fbf7f3cee5672429d0e67fc8
二階氏、書籍代の内訳を公表 自分を取り上げた本5千冊など
2/14(水) 20:37配信

朝日新聞デジタル
二階俊博氏=2023年10月20日、国会

 自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が、3年間で書籍代3472万円を支出していたことについて、二階氏の事務所は14日、「選挙区外の行政、議会関係者らに配布し、政策広報に努める」ためだったと説明した。具体的に購入した書籍のタイトルと、その領収書を添付した書面を公表した。


 書面での説明によれば、購入したのは17種類、計2万7700冊。購入した書籍は、二階氏が推進する国土強靱(きょうじん)化などの政治活動を紹介する目的で出版されたものと、与野党の政治家から紹介されてまとめて購入したものに分類されるという。出版記念会を開催し、配布する予定だったが、コロナ禍で「開催に至らなかった」などとした。

 『ナンバー2の美学 二階俊博の本心』(大中吉一氏監修、林渓清(けいしん)氏著=5千冊、計1045万円)、『政権奪取秘史 二階幹事長・菅総理と田中角栄』(大下英治氏著=3千冊、計475万2千円)、『小池百合子の大義と共感』(大下英治氏著=3千冊、計396万円)などを購入していたという。

 国会審議で野党が「家一軒建つぐらいの書籍代だ」と批判を強めていたことから、公表に至ったとみられる。(森岡航平)

朝日新聞社

9399OS5:2024/02/16(金) 07:22:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_WSKWC5TXNZK7XD3GYIJLFPXEMI.html
安倍派、幹部の責任問う意見多数 政治資金パーティー不記載、今後は処分が焦点
2024/02/15 21:34産経新聞

安倍派、幹部の責任問う意見多数 政治資金パーティー不記載、今後は処分が焦点

(産経新聞)

自民党は今後、派閥の政治資金パーティー収入不記載問題に関する聞き取り調査の結果に、本人の公の場での説明も加味し、議員への処分の可否を判断する。報告書では、不記載があった安倍派(清和政策研究会)所属議員から同派幹部の責任を問う意見が相次いだことが明らかになった。幹部らへの処分の実施や、政治倫理審査会など国会での説明により、自浄能力を示せるかが問われている。

「派閥の上に立つ人間が責任を取らないといけない」

「幹部が不記載を止めようと動くべきだった。幹部の責任は重い」

報告書には、10以上の「派閥幹部の責任」への言及が並んだ。処分内容を決めるのは党紀委員会(衛藤晟一委員長)だ。どのような基準でどの議員を党紀委に諮るかは、茂木敏充幹事長が判断する。

茂木氏は、最も重い除名や2番目の離党勧告の目安として、刑事事件での立件を挙げた。立件された安倍派3議員はすでに議員辞職か除名・離党済みで、今後の処分では最も重いケースでも党員資格停止となりそうだ。

報告書は本人の言い分を基にしているとはいえ、「裏金」は「会合費」など政治活動に使われたと記載し、私的流用は確認されなかった。また、「裏金」システムは「遅くとも十数年前から行われていた可能性が高い」と認定。派閥の指示と慣例に従い、使途も悪質性が高くないとなれば、過去の処分例を踏まえて1年間の「党の役職停止」が妥当との見通しを語る党幹部もいる。

岸田文雄首相はこれまで、調査中であるため処分について「党として判断する」といった説明にとどめてきた。報告書を作成した弁護士は、今後の不正の抑止のため、こんな提言を載せた。

「党としてペナルティーを強化していくことは、国民の信頼回復のためにも不可欠である」

今後の具体策と処分が、世論の納得感を得られるかが焦点となる。(田中一世)

9400OS5:2024/02/16(金) 16:16:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/c67937d06b2991041dcd2d0a5345f1ae24ef46a4
西村、萩生田、世耕3氏は早くも“派閥”づくりの囲い込み競争 「もう数に入れたから」と誘われ
2/16(金) 15:06配信

AERA dot.
自民党安倍派の議員総会に臨む「5人衆」。右から西村康稔前経済産業相、松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長、高木毅前国会対策委員長、座長の塩谷立・元文部科学相をはさんで世耕弘成前参院幹事長=2024年2月1日、東京・永田町の党本部

 裏金事件で揺れる自民党。3人の現職国会議員を含む10人が起訴・略式起訴されたが、その“代償”が自民党政治の根幹ともいえる派閥の解消だった。しかし、安倍派幹部のなかには、派閥解消後の“派閥”結成に向けた動きがすでに出ているようだ。少なくとも「5人衆」のうち、西村康稔・前経済産業相、萩生田光一・前党政調会長、世耕弘成・前党参院幹事長の3人からは、議員の囲い込みともとれる発言が聞こえてくる。AERAdot.が入手したある集会での音声記録からも、そうした傾向が読み取れる。



 2月3日、西村氏の地元(衆院兵庫9区)の兵庫県洲本市で、西村氏の後援会の幹部ら150人が集まる「世話人会」が開かれた。

 西村氏からは、一連の裏金事件についての報告などがあり、そのなかでこんな発言があった。

「安倍派は解散になりますが、私を慕ってくれる若手が何十人もいます。若手から『(自民党)総裁選に手を挙げて』ともいわれています。若手の面倒をみてやりたい。議員連盟みたいなのでいきたい」

 世話人会に参加した後援者の一人は、この発言が、“派閥”づくりに意欲満々な西村氏の気持ちの表れに聞こえたという。

■「自分も悪かった」と言いながら

「派閥幹部だった自分も悪かった、裏金ももらっていた、と言いながら、早くもまた、派閥かそれと同じようなものをつくりたいと言うので、あぜんとしました。私だけでなく、他の後援者でもそのように感じたという人はいましたよ」

 と振り返る。

 録音された音声記録を聞くと、西村氏の気になる発言は他にもあった。

「秘書が20人いて、うち3人しか国から給料は出ない。その人件費が年間1億円かかるので、自分で稼ぐために(政治資金)パーティーを開いてきた」

 などと自身のパーティーについては肯定的に捉えて説明したが、安倍派の裏金づくりについては、

「安倍晋三元首相が会長になり、私が事務総長になったときにキックバックの論議があった。しかし、私はすぐに大臣になったので、その後は知らない」

 と話していた。

 西村氏は裏金が100万円あったことを認め、「秘書任せだった」と切り出しながらも、

「安倍派のパーティーの収入と書くところを、苦肉の策で自分のパーティーの収入として書いていた」

 と語った。政治資金収支報告書への虚偽記載を“自白”した格好だ。 

 自身の責任についても、

「党の役職停止か、半年程度でしょう。まさか1年はない。その間だけは謹慎」

 と「復活」を前提に、反省とはかけ離れた発言をしていた。

9401OS5:2024/02/16(金) 16:16:43
■萩生田氏の子分のような議員から…… 

 岸田文雄首相は1月18日に「岸田派解散」を表明した。その翌日、安倍派も総会を開き、派閥解散を余儀なくされた。“裏金議員”の大半が金額を明かさざるを得ない状況になったが、萩生田氏は記者らに囲まれ、発言を求められた際も対応せず、去ったという。

 萩生田氏の地元、東京24区で選挙中の八王子市長選で自民推薦候補が苦戦していたことがだんまりの理由にあったのか、21日に東京都の小池百合子知事や日本維新の会の支援を得て辛勝すると、ようやく記者会見し、自身の裏金を2728万円と明かした。

 安倍派の衆院議員はぶぜんとしながらこう語った。

「萩生田氏は早くも、安倍派の議員の囲い込みを始めています。私にも『政策、テーマで集まって何も悪いことはない』『若手が路頭に迷うようなことがあってはならない』と誘いがありました」

 この議員は、その場では明確な答えをしなかったという。するとその後、

「萩生田氏の子分のような議員から、『西村氏や世耕氏が前のめりで、子分を確保しようと躍起になっている。負けてられないので、仲間に入ってくれ』『選挙はしっかり応援するから』とさらなる誘いがありました」

 という。それについても無視していると、「LINEで何度も同じメッセージがきました」。

 月刊「文芸春秋」3月号に、萩生田氏、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相の鼎談(ていだん)が掲載されている。萩生田氏はそこでも、「みんなが政策ごとにグループを作って集まるのはこれからも続く」と語っており、グループ化は既定路線とみられるが、前出の“子分のような議員”の言動からは、政策よりも前に、数ありきの姿勢がうかがえる。

 萩生田氏以外で、グループ化の動きがあると名前の上がった世耕氏は、裏金が1542万円だったことが判明したが、西村氏や萩生田氏とは違い、派閥解散後も地元・和歌山県には姿を見せていないという。

 地元の地方議員は、

「一昨年の和歌山県知事選では、世耕さんが出馬させようとした官僚が土壇場でとりやめ。昨年は衆院補選で世耕さんが推し、選挙対策本部長を務めた自民党の元職が惨敗。そして今回は自分自身の裏金。それなのに地元にはおわびの電話すらない。世耕さんの支持者が2人寄れば、『(世耕氏は)男を下げたな』と口にします」

 と打ち明ける。

 安倍派の参院議員は、

「派閥の解散が決まってからも世耕氏はよく飲み会をやっています。参加するのは安倍派を中心とする参院議員です」

 と話す。そうした場でどんな話をしているのか聞くと、

「世耕氏から『グループでやっていくから一緒にきてな。もう数に入れたから』と言われたという議員もいました。誘いに応じていない私にも『待っている』と連絡がありました。参院幹事長にも復帰する、といった話も自らしているようです。裏金事件から1カ月ほどしか経っていないなかで、若手議員は地元で厳しい批判を受けて頭を下げ、耐えているのに何を言ってるんでしょうね」

 と憤りを見せた。

9402OS5:2024/02/16(金) 16:17:05
■「派閥再結成を言う3人にただあきれる」

 前出の安倍派の衆院議員によると、

「安倍派がなくなるのは、西村氏ら5人衆と呼ばれる幹部に大きな責任がある。しかし、西村氏だけでなく萩生田氏、世耕氏も『派閥を再結成』と言っている。ただあきれるばかりです」

 西村氏、萩生田氏、世耕氏が争うように“派閥づくり”に奔走しているようだが、裏金事件はまだ終わったというわけではない。特捜部は3人とも不起訴としたが、検察審査会に申し立てられる可能性はある。3人は直接、刑事責任を問われる可能性は低いとしても、いずれも個人の政治団体の政治資金収支報告書は訂正されており、外形的には政治資金規正法に違反した「虚偽記載」となる。

 元検事の落合洋司弁護士はこう指摘する。

「政治資金収支報告書を直接書いた会計責任者は罪に問われても仕方がない状況です。検察審査会は一般市民から選ばれています。裏金事件は大きなニュースになり、国民から批判を浴びていることから、会計責任者については最終的に起訴の議決が出て、刑事責任が問われる可能性は十分あります」

 こうした状況を踏まえ、自民党の幹部がこう話す。

「3人が早くも“人集め”に奔走していることは党内でも知れ渡っています。安倍派から大きな問題になり、派閥解散を岸田首相が決断したのに何もわかっていない。もし会計責任者が起訴されるようだと、本人たちにも影響はあるでしょう」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

9403OS5:2024/02/18(日) 09:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed776aa5f83436cf5a12255f590b86b3eee17e5f自民の派閥解消、なぜ放置? 政治改革大綱から30年超【政界Web】
2/18(日) 8:30配信


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時事通信
自民党の「政治刷新本部」後、報道陣の取材を終えて移動する本部長の岸田文雄首相=2024年1月23日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

「派閥と政治資金の関わりや、派閥の内閣、国会および党の全般にわたる人事への介在、派閥本位の選挙応援など、さまざまな弊害を生んでいる」。自民党がこんな危機感を示したのは、昨年末から続く派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件が初めてではない。政官財界を巻き込んだ一大疑獄「リクルート事件」を受け、同党が1989年5月にまとめた「政治改革大綱」の一節だ。この中で掲げた派閥解消がなぜ、30年以上も実践されなかったのか。背景を探った。(時事通信政治部 堀内誠太)

【図解】岸田内閣の支持率推移

漂う既視感
 大綱は縦書きの12ページで、全3章の構成。故後藤田正晴元官房長官らがまとめた。その柱は衆院の選挙制度改革。「諸問題の多くが中選挙区制度の弊害に起因している」との問題意識からだ。

 派閥解消にも言及。▽総裁や副総裁、幹事長ら党役員と閣僚は在任中、派閥を離脱▽派閥間であたかも党機関に代わる意思決定と誤解されることは行わない▽従来の派閥や当選回数重視の人事から能力主義、抜てき主義を加味した人事に改善―などを盛り込んだ。

 一方、自民党の政治刷新本部が裏金事件を受け、今年1月にまとめた政治改革の「中間取りまとめ」の内容には、89年当時の既視感が漂う。

 派閥について「『お金や人事のための集団』とみられても致し方ない状況が継続してきた」と認めた上で、政策研さんや若手育成を担う「政策集団」に「生まれ変わらなければならない」と宣言。派閥パーティーの禁止や、夏・冬に配る活動費「氷代」「餅代」の廃止を打ち出した。人事への影響力排除もうたった。

小選挙区制の導入優先
 35年を経て再び注目を浴びる派閥解消の議論。この間、実現しなかった理由について、自民党ベテランは「大綱にうたわれた小選挙区制の導入が『政治改革』として優先された」と指摘する。

 大綱から5年後の1994年、公職選挙法が改正され、1選挙区から1人の当選者を決める小選挙区制が導入、96年衆院選から実施された。それまでは、1選挙区から複数が当選する中選挙区制が採用されていた。党内で当選を争う「同士打ち」が常態化し、「金権政治」の温床とされた。

 制度移行に際し、自民党が苦慮したのは支援者の「すみ分け」だった。中選挙区制の時代、同一選挙区で複数当選した同党議員は、それぞれ後援組織を抱えていた。小選挙区制では、選挙区内の党公認候補が1人となるため、支援者も一本化する必要があった。

 党関係者は「きのうまでの敵を支持してもらうようなものだ。それを300近くの選挙区で行うことは、党の組織として大きなエネルギーを使った」と解説。派閥解消はあくまで「党内の話」として二の次になったと振り返る。

 小選挙区制では、候補者の公認権を握る党執行部の権限が大きくなり、交渉団体として「派閥」の存在意義が増した側面もある。「議員が個人で交渉するよりも、力のある領袖(りょうしゅう)の下で集団として交渉した方が効果的」(党関係者)というわけだ。

派閥は「人の営み」?
 今年9月の党総裁選を前に、解散を決めた派閥が「議員集団」として復活するとの見方は、党内に根強い。幹部の一人は「近しい人間が集まり、集団化するのは人の営みだ。派閥は解消しても、それを否定はできない」と強調。「派閥=悪」との考え方に反論する。浮かんでは消えてきた派閥解消が今回、本当に「実」を伴ったものとなるか。その行方は依然として見通せない。

9404OS5:2024/02/18(日) 09:41:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbfdd3600981ba9aed595172c6f71f4268746c4d
石破氏のジレンマ…原因は正論? “次期総理の期待トップ”でも党内支持が広がらない理由
2/18(日) 7:02配信

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JNNが2月におこなった世論調査で、次の総理にふさわしい人のトップに立った自民党の石破茂元幹事長。石破氏はこの結果について「知名度が高いことと、内閣の外にいるので自由な発言が出来るからだ」と浮かれる様子は見せないが、総理の座を意識していないことはない。

【画像を見る】石破氏をめぐる三つの環境の変化 総裁選5度目の挑戦はあるか?

だが、国民からの人気とは裏腹に、自民党内の支持に広がりは見えない。
石破氏は今、「正論」を言うほど党内の支持を失うジレンマに直面している。

■岸田内閣退陣を“提案”?

2023年12月、自民党の派閥の政治資金パーティーの問題が国会でも取り上げられる中、次のような見出しのニュースが自民党で物議を醸した。

「自民・石破氏 来年度予算成立後の岸田内閣退陣を“提案”」

これは、石破氏が民放のテレビ番組に出演した際、安倍派の裏金疑惑について、党総裁である岸田総理の責任の取り方について「来年度予算案が成立したら辞めるというのはありだ。国民に判断してもらおうと衆議院を解散するのも責任の取り方かもしれない」と話したものだ。これには自民党内から、政府・自民党が必死に野党の追及に耐える中、「後ろから鉄砲を撃つのか」と石破氏を批判する声が噴出した。

石破氏としては、岸田総理の責任を追及するとの思いはなく、一般論として発言したつもりだったようだが、党内のひんしゅくを買うこととなった。

不用意な発言をし自身の思いとは異なる受け取られ方をして党内の批判を浴びるのは、石破氏の特徴とも言える。

■総裁選に意欲にじませる?

2024年2月10日、石破氏の姿は地元鳥取にあった。国政報告会を開いた石破氏は、9月の自民党総裁選に向けた準備について記者団に問われると次のように答えた。

「いつ、何があってもいいようにしておかなければいかん。総理総裁になって欲しい人リストに上がっている人は、みんなそうなんじゃないの」

総裁選をめぐるこうした発言は、今に始まったことではなく、常日頃からインタビューの度に発しているが、裏金事件などで岸田内閣の支持率が低下し「ポスト岸田」に注目が集まる中、“石破氏が総裁選への出馬に意欲を示した”と各メディアは報じた。

これに対し石破氏は周囲に「これまでの発言と何も変わりは無い」と話すなど、ここでも真意とは違う受け取られ方をしていると困惑の表情を見せている。

では、石破氏に総裁選への意欲がないのかというと、そういうことはないだろう。
2020年の総裁選で敗れた後、”石破は終わった”とも言われてきたが、石破氏の周辺では総裁選出馬の可否を大きく左右する3つの大きな変化が起きている。

9405OS5:2024/02/18(日) 09:41:31
■石破氏をめぐる環境の変化(1)〜いわゆる派閥の解消〜

これまで4度総裁選に挑戦してきた石破氏だが、当選を阻んだものの一つが「自民党の派閥政治」だった。

自民党の総裁選は「国会議員票」と「党員らの地方票」で争われ、総裁選ごとにこの比重は変わってきたが「国会議員票」を多く取った候補が総理の座を射止める結果が続いている。

つまり、より多くの派閥の支持を得ることで国会議員票を固められるかが総裁選の勝利のカギを握ってきた。

だが、石破氏は出馬した総裁選で、党員票では勝利ないし善戦をしてきたものの、ことごとく国会議員票で大差をつけられ敗北してきた。

しかし、今年に入り、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、安倍派・岸田派・二階派・森山派が解散を決定し、次の総裁選は派閥の影響力が薄れた戦いとなることになる。これが石破氏が総裁選に挑戦する上では追い風が吹く結果となっている。

■石破氏をめぐる環境の変化(2)〜安倍元総理の死去〜

総理を目指す石破氏にとって大きな壁となり立ちはだかってきたのが安倍元総理の存在だ。

過去4度挑戦した総裁選では2度安倍氏に敗れた石破氏は、森友学園問題などをめぐり時の総理大臣である安倍元総理に苦言を呈し続けてきた。正論ではあるのだが、こうした石破氏の言動を快く思わない安倍氏は石破氏に否定的な姿勢を見せ続け、絶大な影響力を持つ安倍氏に配慮するかのように、議員達にとって石破氏に接近すること自体がはばかられる状況が続いてきた。

その安倍氏が2022年7月、凶弾に倒れた。安倍氏が亡くなった後も党内ではアベノミクスの継承など、安倍政治を引き継ぐ動きが続いてきたが、「旧統一教会問題」や「安倍派の裏金事件」を受け、最大派閥・安倍派の影響力は著しく低下している。石破氏にとってはこれもまた総裁選に出馬する環境へと繋がっている。

■石破氏をめぐる環境の変化(3)〜石破派の解散〜

石破氏は2015年に石破派を旗揚げし、その後2度総裁選に臨んだがいずれも敗れ、2021年に石破派を解消した。その後、グループとして活動を続けるものの退会者が相次ぎ、活動は縮小を続けている。

総裁選への出馬には20人の推薦人が必要で、派閥を解消した石破氏にとっては、この推薦人確保が大きなハードルとなっている。

■総裁選、5度目の挑戦はあるか

2月5日、石破氏の姿は都内の日本料理店にあった。食事を共にしたのは河野太郎デジタル大臣だった。関係者によると、この会食は河野氏の呼びかけで行われたという。

石破氏と河野氏と言えば、2021年の総裁選に河野氏が立候補した際、小泉進次郎元環境大臣とともに「小石河連合」を結成し、河野氏の当選を目指し共に戦った間柄だ。

総裁選は岸田総理に敗れたものの、第一回投票、決選投票共に地方票では岸田総理を圧倒した。

国民からの支持が高い2人だが、党内基盤が盤石とは言えない。同時に総裁選に出馬すると地方票を分け合うことになり、他の候補を利することになることから、会合では総裁選への出馬について互いの腹を探りあったものとみられる。

総裁選への出馬に期待の声も上がる石破氏だが、石破氏は「私は政局を仕掛けることはしない」と話す。
事実、石破氏が総裁選に向けた仲間集めをするといった動きは見られない。つまり「待ち」の姿勢なのだ。

派閥の裏金事件で自民党が揺れる中、世論調査では自民党支持層でも”次期総理の人気トップ”に浮上した石破氏。
今のところ党内では「石破総理待望論」に盛り上がりは見えないが、石破氏はその時を待ち続けている。

TBSテレビ政治部 中島哲平

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9406OS5:2024/02/19(月) 07:39:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8260ac03e9ade14f0e2de019b3badeab7f0d0bf「政倫審」出席を消極的ながら望む「安倍派5人衆」のひとりとは誰か
2/19(月) 6:00配信

デイリー新潮
ザルだらけの政倫審
岸田首相

 自民党の派閥による裏金問題をめぐって、野党側が求めている国会の政治倫理審査会(政倫審)が開催される可能性が高まっている。安倍派5人衆や二階派幹部らの出席が焦点になりそうだが、安倍派5人衆の中でも出席するか否かで立場が分かれているとされる。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の友好団体から推薦状を受け取り、選挙支援を受けていたことが報じられた盛山正仁文科相の一件と絡めて、波乱含みの国会情勢についてお伝えする。

【写真を見る】またブーメラン? 攻勢を強める立憲民主党だが、過去には「政倫審」をブッチした「大物議員」が

 まずは政倫審についておさらいしておこう。

 政倫審は、衆参両院の国会議員が政治倫理を逸脱していないか、政治的・道義的に責任があるか否かを審査などする機関のこと。審査会の開会にあたっては、疑惑を持たれた議員本人が申し出れば別だが、政倫審の委員が審査を申し立てる必要がある。衆院の場合、委員は25人おり、9人以上の申し立てが求められるのだが、現状、野党の委員が束になっても9人には達しない。

「それだけに、与党側に働きかける必要があるわけです。もっとも、出席するか否かは議員本人の判断に委ねられているので、“ぶっちぎる”ことも可能です」

 と、政治部デスク。

鳩山由紀夫代表は欠席
 衆院の政倫審は過去9回開かれているが、参議院ではゼロ。その9回のうち、本人の申し出での開会は8回で委員の申し立てによるものは1回。

 なお、この件では立憲民主党には触れられたくない「黒歴史」もある。

 2009年7月、民主党の鳩山由紀夫代表(当時)の資金管理団体の政治資金収支報告書に故人などからの献金が記載されていた問題について開かれたが、鳩山氏本人は欠席して“ぶっちぎる”形となった。嫌なことから逃げたいというのは人間の本能のようなものであろうか。

 そもそも出席が義務付けられ、かつ公開である証人喚問とは違って、政倫審は非公開が原則。審査の結果、政治的・道義的に責任があるとされた時には勧告をすることができるが、過去にそういった例はない。「ないない尽くし」と言ってもよいザルな機関だ。

「自民党総裁である岸田文雄首相としては、裏金問題への国民の疑念が収まっていないとの認識があり、政倫審への出席を促す意向があるとの報道もありましたが、安倍派5人衆にしろ二階派幹部にしろ、それぞれの判断次第でしょう」(同)

安倍派5人衆のひとり
 安倍派5人衆とひとことで言っても、対応は分かれている。

 かつて事務総長を務めた松野博一前官房長官は記者に問われた際に拒否の姿勢を見せることはなく、一方で、萩生田光一前政調会長は条件付きでの出席に踏み込む発言をしている。

「萩生田氏については 、“出席自体は嫌だけどできるだけ早く収束させたいから、その意味では出ても良い”という考え方を持っているようです。立件一歩手前のかなり高額な裏金疑惑を抱えていることに加え、盛山文科相との関係で旧統一教会が再び話題となっています。2022年に安倍晋三元首相が暗殺されたあと、教団との深い関係が浮上したのが、他ならぬ萩生田氏でした。今、萩生田氏はダブルで十字架を背負っていると言えるでしょう」(同)

 旧統一教会との関係が深い議員の共通点として、「選挙に弱い・強くない」ことが挙げられる。教団側が無償に近い形で手となり足となって選挙活動に従事してくれることはことのほかありがたいわけだ。

9407OS5:2024/02/19(月) 07:39:51
次期衆院選での落選が現実味
「萩生田氏も衆院選でかつて落選を経験しており、選挙に強くないタイプです。1月に行われた地元・八王子市長選も与党候補は敗色濃厚でしたが、萩生田氏が創価学会に“頭を下げる”ことで支持を繋ぎ止め、辛うじて与党候補の当選に繋げました」(同)

 もともと萩生田氏としては、創価学会との関係について「できれば距離を置きたい」とのスタンスだったとされる。

「2025年秋までには行われる次期衆院選での落選が現実味を帯びている中、萩生田氏も背に腹は変えられないということでしょう。東京は選挙区も増えて群雄割拠で、新規流入者が多いだけにこれまでの常識が通用しないエリアとなっています。それだけに一度落選してしまうと、これまで積み上げたものが水泡に帰してしまうレベル。萩生田氏もそのことはよく理解しており、自身の疑念を晴らす機会が持てるならできるだけ早く済ませ、心機一転して次期衆院選を迎えたい算段というわけです」(同)
ガス抜きにならない
 自民党総裁である岸田首相は、政治不信を払拭すべく政倫審開催に応じる方針だ。ただ、前述の通り、政倫審は穴だらけ。開催したところで、さらなる疑念が高まったという指摘が野党、メディア、国民から一斉に上がることは必至だが……。

「自身の著書を多数購入していた二階俊博元幹事長が政倫審に応じることはなく、仮に安倍派の何人かが出席したとしても答えられないことが多く、ガス抜きにはならない。それを官邸側はもちろん想定済みですが、証人喚問まで進むことはないようです」(同)

 政倫審を開催しても批判が止むことはないだろうが、開催しないよりはマシ。出席しても納得は得られないだろうが、出席しないよりはマシ。消極的な選択というか、損得勘定をした場合には、開催のうえ、何人かは出席するという流れになるということか。

 いずれにせよ、綱渡りでの政権運営が続きそうだ。

デイリー新潮編集部

9408OS5:2024/02/19(月) 07:40:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fab74b0094c14f1a0379c81a0e60722179d428c本命は上川陽子大臣!? "学級崩壊状態"の自民党内で始まる「初の女性総理レース」研究
2/19(月) 6:30配信


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週プレNEWS
上川陽子外相は1月にウクライナを訪問。ゼレンスキー大統領との会談に加え、空襲警報下でも粛々と日程をこなす姿に「胆力がある」と高評価が集まった

派閥解消を主導しても支持率が上がらない岸田内閣と、一気に求心力を失った派閥の実力者たち。"力の空白"が生まれた自民党内で、にわかに「日本初の女性総理大臣」の誕生を予想する声が! 本命・上川外務大臣をはじめ、候補者たちの現状は?

【写真】日本初の女性総理として名前が挙がる女性政治家


* * *

■石破、進次郎に次ぐ3位に急浮上
裏金問題でボロボロの学級崩壊状態に陥った自民党内では、ポスト岸田レースも本命なき混戦に突入した。「もはや日本初の女性総理を出すくらいのインパクトがなければ、支持率は上がらない」という悲鳴にも似た声もあり、実際に複数の女性政治家の名前が候補に挙がっている。

その筆頭が上川陽子外務大臣(70歳)だ。2月初めのJNN世論調査では「次の総理にふさわしい政治家」として、知名度抜群の石破 茂元幹事長、小泉進次郎元環境大臣に次いで3位に急浮上した。

最大の理由はもちろん、1月28日に福岡県内で開かれた講演会で飛び出した麻生太郎副総裁のあの発言だ。

「永田町では昨夏あたりから次期総理候補のひとりと目されてきましたが、世間一般ではまだ『上川って誰?』状態だった。ところが、麻生さんが上川さんの外交手腕を評価する中で発した『このおばさんやるねえ、そんなに美しい方とは言わんけれど』のひと言が大炎上。

世論は『抗議すべきだ』と色めき立ちましたが、当の上川さんは『どのような声もありがたく受け止める』と悠然と受け流し、結果として名前と顔が広く認知されることになりました」(全国紙政治部自民党番記者)

経歴は華麗だ。東京大学、三菱総合研究所を経て、フルブライト奨学生として米ハーバード大学ケネディスクールで政治行政学の修士を取得。米民主党上院議員の政策スタッフとしての実務経験もある。

2000年の衆議院選挙初当選以来、7回の当選を重ね、法務大臣(3期)、少子化・男女共同参画担当大臣などを歴任。夫は元日本銀行勤務で、ふたりの娘がいる。

政治評論家の有馬晴海氏が言う。

「頭が良く、答弁は安定しており実務能力も高い。英語もペラペラですが、それでいて悪目立ちすることもない。永田町では〝謙虚な政治家〟と評されています。

しかし、フルブライト留学は家族を日本に置いての単身赴任。キャリア形成にかける執念は相当なものがあったのでしょう。麻生さんの発言を軽くいなしたり、法相時代に16人もの死刑執行に粛々とサインしたりと、肝の据わった政治家でもあります」

そんな上川評を裏づけるエピソードを、2007年に静岡県主催の国際シンポジウムのパネリストとして共演した出席者が明かす。

「控室で雑談していたとき、私は上川さんを野党議員と勘違いして、『自民党を倒して政権交代を実現してほしい』と正反対のエールを送ってしまった。それでも上川さんは無礼をとがめるどころか、間違いを訂正もせず、ニコニコとうなずくだけでした。

後で自民党議員だと知ったときは、『大した人だな』と妙に感心してしまいました。麻生さんの発言など、本当になんとも思っていないでしょう」


■「カミムラ」を連発した麻生氏の真意は?
ただし、上川氏の〝弱点〟を指摘する声もある。自民党議員秘書が言う。

「政治に欠かせない根回しのような仕事は苦手なのかもしれません。例えば、上川さんが静岡県連会長として仕切った21年6月の静岡県知事選では、本命候補だった鈴木康友浜松市長(当時)の擁立に失敗した挙句、周囲への根回しもなく岩井茂樹参議院議員(当時)を担ぎ出した結果、対立候補に33万票もの大差で惨敗。あまりの無策ぶりに、岩井陣営からは『ウチの先生は捨て駒か?』との恨み節も飛び出したほどでした」

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏もこう言う。

「実務面の力は折り紙付きですが、政局含みとなるとどうか。また、男女共同参画や女性活躍には一家言を持つ一方、安全保障や社会保障などの国家観を示したこともない。総理候補としてはやや物足りない部分です」

その上川氏を、麻生氏があえてこの時期に持ち上げてみせたのはなぜか?

「派閥解散が続く中で唯一、自派閥の存続に動く麻生さんは今や〝悪役〟のイメージ。このままでは、菅 義偉前総理の周辺で広がる『石破さんを次期総理に』という流れがより強くなってしまう。その前に、キングメーカーとして自らの力を誇示したかったのではないでしょうか」(鈴木氏)

9409OS5:2024/02/19(月) 07:41:26
そしてなんと、あの発言についてはこんな〝怪情報〟まで出回っている。前出の自民党議員秘書が明かす。

「例の発言の前後で、麻生さんは上川さんの名前を何度も『カミムラ』と言い間違えているんですが、実は20年にも菅内閣を『カン内閣』と言った前科があります。

しかし、麻生さんと菅さんは安倍政権を中枢で8年近くも支えた仲です。上川さんも、岸田総理に外相起用を進言した麻生さんには恩義を感じていて、外遊のたびに麻生事務所への報告を欠かさない。そんなふたりの名前を間違えるはずがないんです。

そこでささやかれているのが、麻生さんは発言に注目させる必要があるとき、わざとやっているという説です。

麻生さんは自分に相談もなく派閥解散を主導した岸田総理に怒っている。上川さんをホメたのは、『いつでも上川を担いで岸田降ろしに出るぞ』という圧力です。その威力を最大化するには、発言が注目されないと困る。だから、わざと『おばさん』『カミムラ』などのワードを出したのではないか......と」

その真相はやぶの中だが、結果として上川氏の知名度が一気にアップしたのは事実だ。

■日本のチカラ、ドリル優子


その上川氏への対抗馬一番手は、欲を見せない上川氏とは対照的に、今年9月の自民党総裁選への出馬意欲を隠そうともしない高市早苗経済安保担当大臣(62歳)だろう。

無派閥でこれといった側近もおらず、〝おひとりさま〟状態が続いていた高市氏だが、昨年11月に主宰勉強会「『日本のチカラ』研究会」を設立すると45人もの入会者がはせ参じ、永田町を驚かせた。

「さらに2月8日には、旧安倍派議員が中心の『保守団結の会』の講師としても登壇し、連携の動きを見せている。このときの参加者は14人。『日本のチカラ』の存在も合わせて考えると、総裁選出馬に必要な推薦人20人を確保する見通しは立ったとみるべきでしょう。

そのせいか、岸田総理に万博延期を進言するなど、最近の言動には余裕すら感じます」(前出・自民党番記者)



小渕優子選挙対策委員長(50歳)の周辺も騒がしい。1月下旬に茂木派を離脱すると、参院茂木派の幹部ら8人も次々と追随。「小渕グループ」結成の動きを強めている。

「現茂木派はかつて小渕さんの父・小渕恵三元総理がトップだった派閥で、その流れを継いだ竹下亘、青木幹雄といったかつての大物政治家が『いつか優子を日本初の女性総理にする』と口にしていたのは有名な話。参院茂木派出身者が結束すれば、推薦人20人を集めることは可能でしょう。

ただ、そうはいってもまだまだ実績は足りず、〝ドリル優子〟(後援会の不透明な会計データが入ったPCがドリルで破壊され、証拠隠滅されたとの疑惑)の汚名も払拭できていない。勝負は『次の次』と考えるのが妥当でしょう」(前出・鈴木氏)

そして、最後に〝場外〟から乱入の噂について。注目されているのは、公職選挙法違反で起訴された柿沢未途衆院議員(自民党を離党)の辞職に伴い、4月28日に東京15区で行なわれる補選だ。



「補選実施が決まった直後の2月2日、小池百合子東京都知事(71歳)が、岸田総理、茂木幹事長と相次いで会談したんです。

自民党としては、所属議員の不祥事で行なわれる補選には候補を出しづらい。そこで『ファーストの会』の候補に自公が相乗りし、事実上の勝利を得ようというシナリオが話し合われた可能性があります」(前出・有馬氏)

問題はそのファーストの会の候補者だ。有馬氏が続ける。

「7月で2期目の都知事任期が終わる小池さんが、この補選に出馬するのではとの臆測が広まっているんです」

ただし、もともと小池氏が狙っていたのは国民民主党とファーストの会の合併、そして自身の国政復帰というシナリオだったものの、国民民主の分裂で話は立ち消えになったともいわれている。単騎で補選に乗り込んでも当選の可能性は高いが、その先のシナリオが描けるかどうか。

「東京都連をはじめ、自民党内の〝小池嫌い〟は相当なものですから、そう簡単に自民党には復帰できない。そうなると、ただの無所属議員になってしまうリスクもあるわけで、補選に出馬するかどうかは微妙です」(有馬氏)

日本初の女性総理はこの中から誕生するか?


写真/時事通信社

9410OS5:2024/02/19(月) 19:30:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f08ffe0ee2da4aea229bef49c122462746b05e1
政倫審へ51人意向調査 自民、裏金事件で異例対応 年度内予算成立を優先
2/19(月) 19:22配信

時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)、茂木敏充幹事長(同左)、麻生太郎副総裁(同右)ら=19日午後、国会内

 自民党は19日、派閥の政治資金パーティー収入裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会の開催に向け、野党が出席を求める衆院議員51人の意向調査に着手した。

 20日にも結果を野党に伝える。本人が応諾すれば基本的に出席を認める方向で検討しており、弁明する議員数が膨らむ可能性もある。

 51人はパーティー収入のキックバック(還流)や中抜きを政治資金収支報告書に記載していなかった安倍、二階両派の衆院議員。自民内には野党の要求にそのまま応じるのは「非現実的」(党幹部)との声もあったが、「ポストや不記載額による線引きは困難」(同)との意見が強まった。

 野党は政倫審を実態解明に資する形で開催できなければ2024年度予算案の衆院採決に応じない構えを見せており、「予算の年度内成立を確実にするにはやむを得ない」(自民関係者)との判断も働いた。開催時期は3月上旬以降とする案が有力視されている。

 51人の意向確認は先の聞き取り調査を担当した森山裕総務会長ら党幹部6人が担い、安倍、二階両派幹部から順に意向を聴く方針だ。

9411OS5:2024/02/20(火) 06:30:54
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240219-OYT1T50173/
派閥代替に「大学院」強化、自民が党主導で人材育成へ…「座学に何の意味があるのか」の声も
2024/02/19 22:49
裏金疑惑

スクラップ
 自民党は、派閥による政治資金規正法違反事件を受け、派閥の代わりに党本部として中堅・若手議員の教育に乗り出す。人材育成などを担う党の中央政治大学院を強化し、3月から勉強会を定例開催する予定だ。派閥の解散が相次ぐ中、党主導で人材を育てる狙いがあるが、派閥の代替機能をどこまで果たせるかは不透明だ。

派閥解散、自民信頼回復に「つながらない」76%…読売世論調査
記者会見する自民党の茂木幹事長(19日、党本部で)=福田麻衣撮影
 自民の茂木幹事長は19日の記者会見で、「党としての議員教育、研修機能の強化については鋭意検討中だ」と語った。


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 事件を巡っては、自民6派閥のうち安倍、岸田、二階、森山の4派が解散を決めた。派閥ではこれまでベテラン議員らが若手議員の教育や選挙指導などに取り組んできたため、こうした機能を代わりに党本部で担う必要性が指摘されていた。

 その一環として、中央政治大学院を活用し、研修機能を強化する。政治家としての国家観や歴史観を作り上げることを目指し、閣僚らを講師に招き、戦前の歴史や中国の歴史・思想などの勉強会を開く。6月までに7回開催する方針で、自民幹部は「派閥がなくなり、先輩議員から教わる機会が減るのを補完していく」と強調する。

 もっとも、党内からは「座学に何の意味があるのか」「国家観は自分で勉強するものだ」などと疑問視する声も出ている。

 自民は19日、政治刷新本部の下に設置した3作業部会のうち「党則等の見直し部会」と「党機能・ガバナンス強化部会」の2部会を開き、党改革に向けた具体策を協議した。これまで派閥が担ってきた閣僚や党人事の調整機能も党本部が引き継ぐことを目指しており、議員教育と合わせ、体制の整備が課題となりそうだ。

 ◆ 中央政治大学院 =国や地方の将来を担うにふさわしい人材を発掘、育成することを目的に自民党に設置された組織。党所属の国会議員らが講師を務め、党員だけでなく、大学生ら向けの勉強会も開いている。遠藤利明・前総務会長が学院長を務める。

9412OS5:2024/02/20(火) 06:34:23
https://www.asahi.com/articles/ASS2M4WS1S28UTIL01G.html
自民の解散派閥、残った金はどこへ 「うやむや」でも許される現行法
有料記事

笹山大志 野間あり葉2024年2月19日 16時00分
 自民党派閥の裏金事件を受けて解散する4派閥の「財布」の残金に、注目が集まっている。最大派閥の安倍派は「公的機関に寄付」を模索するが、一部からは「議員で山分け」という本音も聞こえる。金の行方がおおやけにされないまま幕引きされないかを懸念する専門家もいる。(笹山大志、野間あり葉)

 2月1日、東京・永田町の自民党本部で、清和政策研究会(安倍派)の最後の総会が開かれた。「断腸の思いだ」と頭を下げた塩谷立座長への拍手はまばら。約70人の出席者の表情は終始険しかった。

 派閥は事実上解散となったが、これで全て終わりではない。残金の処理が残っている。清算管理委員会を設け、塩谷氏らが外部有識者と協議しているが、政治資金規正法には今回のようなケースを想定した定めがなく、スムーズに済むかは見通せない。

 公開されているもので最新の、2022年の安倍派の政治資金収支報告書によると、収入から支出を差し引いた金額は約1億6150万円。これに、23年分のパーティー収支や事務所の退去費、事務所職員の人件費などを踏まえて清算して、残金の額が確定する。

 こうした処理は、同じく解散する志帥会(二階派)、宏池政策研究会(岸田派)、近未来政治研究会(森山派)でも行われる見通しで、残金はそれぞれ数千万から数億円単位に上るとみられる。

寄付に対し識者「法的な危うさも」
 残金の行き先はどうなるのか。具体的議論は金額の確定後になるとみられるが、にわかに浮上しているのが能登半島地震の被災地に寄付する案だ。安倍派の最後の総会では「被災地に送るべきだ」との声が上がり、二階派関係者も「私もパーティー券を売ってきた。被災地に寄付してほしい」と話す。

 しかし、寄付については法的…

9413OS5:2024/02/20(火) 06:34:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024021800247&amp;g=pol
自民、「納税」要求の高まり警戒 確定申告捉え野党攻勢―派閥裏金事件
2024年02月19日07時03分配信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=15日、首相官邸
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=15日、首相官邸

記者会見する立憲民主党の泉健太代表=16日、国会内

 自民党は、派閥の政治資金パーティー収入裏金事件で、キックバック(還流)を政治資金収支報告書に記載しなかった議員に野党が「納税」を求めていることについて神経をとがらせている。折しも2023年分所得税などの確定申告が16日から始まり、対応を誤れば国民から一層の不信感を招きかねないためだ。


 「こういったお金は所得になるし、脱税にもなる」。立憲民主党の泉健太代表は16日の記者会見で、確定申告が始まったことに触れつつ、こう強調した。衆院予算委員会の質疑では立民議員が「国民は増税、自民は脱税」と攻め立てる場面もあった。

 政治団体への寄付は政治活動に使われる場合、原則として課税されない。しかし、野党は、領収書などで政治活動に使ったと証明できない分については、所得税の納付が必要な「雑所得」に当たると主張する。

 泉氏が問題視したのは15日公表の自民党調査の中身だ。聞き取りを行った安倍、二階両派の国会議員ら85人のうち31人が、収支報告書に不記載だった還流資金について「使用していなかった」と答えた。国税庁は国会で「政治家個人に帰属する政治資金を使用せず、長年保存していた場合、課税関係が生じる」と指摘している。

 還流資金を受け取った議員に対し自民が納税させる案を検討していると一部で報じられた15日、岸田文雄首相(党総裁)は「承知していない。議員個人が受領した例は把握していない」と火消しに追われた。

 自民党関係者は「確定申告の時期だから文句も出てきて、国税庁も困っている」と明かす。納税すべきだとの声は党内にもくすぶるが、納税すれば議員個人として受け取ったことを認めることになり、「これまでの前提が崩れる」(党幹部)との慎重論が強い。

9414OS5:2024/02/21(水) 14:19:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1729037103cc93023e76751823324144086ef635
松野・高木氏ら5人、政倫審出席へ 野党、月内開催を要求
2/21(水) 10:22配信

時事通信
松野博一前官房長官

 自民党の松野博一前官房長官と高木毅前国対委員長は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会に出席する意向を党幹部に伝達した。


 西村康稔前経済産業相も出席する考えで、同党は21日、3人の出席を立憲民主党に伝え、2024年度予算案の衆院採決の前提となる中央公聴会の27日開催に理解を要請。立民など野党は衆院政倫審の月内開催を正式に決めるよう要求した。

 これを受け、自民は中央公聴会の27日開催を断念し、衆院予算委員会理事会で29日開催を提案した。

 松野、西村、高木各氏はいずれも安倍派の有力議員だった「5人衆」の一員で、事務総長経験者。自民党は20日、同派座長だった塩谷立・元文部科学相、二階派事務総長だった武田良太元総務相の出席を野党に伝えたが、野党は政治資金収支報告書に不記載のあった両派衆院議員51人全員の出席を求め、「話にならない」と反発していた。

 立民、日本維新の会、共産、国民民主の野党4党の国対委員長は21日、国会内で会談し、22日にも5人から政倫審出席の申し出手続きを取った上で、来週中の政倫審開催を確定させるよう自民に要求することで一致した。残りの46人の意向確認や政倫審の公開も求める。

 一方、立民など野党4党は参院側でも政倫審の開催を正式に申し立て、不記載のあった安倍、二階両派の参院議員31人全員と自民を離党した大野泰正議員の出席を求めた。4党の参院国対委員長が合意した。

9415OS5:2024/02/21(水) 22:11:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1108ad697b93a9576a60742d997ab134c52a2fb
高市氏の勉強会に議員19人参加、「国力増強」テーマに意見交換…前回の10人を上回る
2/21(水) 19:57配信

読売新聞オンライン
高市経済安全保障相

 自民党の高市経済安全保障相は21日、国力増強をテーマにした勉強会「『日本のチカラ』研究会」を国会内で開き、経済や財政について有識者と意見交換した。

 派閥の解散が相次ぐ中、次期総裁選では勉強会や議員連盟などが支持基盤になる可能性があり、出馬に向けた足場作りとの見方も出ている。3回目となったこの日の研究会に参加した議員は19人で、昨年12月の前回の10人を上回った。

9416OS5:2024/02/25(日) 20:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/bace6c2eae78aba7ba38fc5db6df91e60aa80264
「ポスト岸田」自民でうごめき 石破、上川各氏らに注目 派閥解消で情勢流動化
2/24(土) 7:16配信

時事通信
講演する自民党の石破茂元幹事長=23日午後、岡山市北区

 岸田文雄首相の支持率低下に歯止めがかからない中、自民党で9月の総裁任期満了を見据えた「ポスト岸田」の動きが広がり始めた。

【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移

 世論の期待度が高い石破茂元幹事長や、初の「女性首相」の呼び声もある上川陽子外相らの名が取り沙汰される。裏金事件を受け派閥中心の多数派工作が難しくなるのは必至で、リーダーとしての個人的資質がより問われそうだ。

 「本当に国民に納得してもらえるよう、自民党としてきちんとしなければいけない」。石破氏は23日に岡山市内で講演し、自民派閥パーティー裏金事件を踏まえた党改革の必要性を訴えた。

 石破氏は報道各社の世論調査で「次の首相」としての支持がトップを占める。裏金事件で安倍派など主流派が総崩れとなり、第2次安倍政権以降、政権中枢から疎んじられてきた石破氏の立ち位置が、かえって期待を集めている。

 裏金事件では、いち早く首相の退陣論に言及。27日に政策勉強会を開き、党内に幅広く参加を呼び掛ける。側近の赤沢亮正財務副大臣が発起人の無派閥有志会合には菅義偉前首相に近い議員も加わっており、菅氏は周囲に「石破氏には最大のチャンスだ」と話す。

 河野太郎デジタル相も今月、「裏金議員」への対応に関し「けじめが大事」と発言。9日の記者会見で総裁選出馬の考えを問われると「当面、やるべき仕事をやっていく」と否定しなかった。前回総裁選は所属する麻生派の支持を一本化できず、「派を割ってでも出馬する」(同派中堅)との見方が強い。石破、河野両氏と共に「小石河連合」と呼ばれる小泉進次郎元環境相は当面、様子見の姿勢だ。

 一方で「後ろから鉄砲を撃つ」とも評される石破氏や、態度に柔軟さを欠きがちな河野氏には拒否感も根強い。

 石破氏に批判的な麻生太郎副総裁は1月の講演で、上川外相について「新たなスターが育ちつつある」と評価。容姿への言及が不適切だったと認め撤回したが、自民筋は「『女性宰相』はいずれ通る道。今の政界では上川氏が最有力だ」と見る。

 高市早苗経済安全保障担当相も自身を中心とする勉強会を重ねており、21日には19人が集まった。

 派閥解消のあおりを食らっているのは茂木敏充幹事長。茂木派からの小渕優子選対委員長らの一斉離脱を受け、19、20両日に派閥若手らと相次いで会食し結束を図った。参加者によると4月に予定される衆院補欠選挙や総裁選が話題になったといい、同派メンバーは「補選結果次第で茂木氏は総裁選への動きを強めるだろう」と指摘した。

9417OS5:2024/02/25(日) 21:02:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d1000327de371a3d692b1af20b87ce2dc782b9d
自民若林氏、クルド人憎悪あおる 「国にお帰り」とSNSに投稿
2/22(木) 17:45配信

共同通信
自民党の若林洋平参院議員

 自民党の若林洋平参院議員(静岡選挙区)が22日までに、X(旧ツイッター)で、在日クルド人への敵意をあらわにした差別的投稿を引用し「日本人の国なので、日本の文化・しきたりを理解できない外国の方は母国にお帰りください」などと書き込んだ。ネットでは、埼玉県南部で暮らすクルド人の排除を叫ぶヘイトスピーチが急増中。若林氏は、こうした動きを背景に憎悪をあおった形だ。

【動画】「痛い」叫ぶクルド人 入管収容者制圧の映像公開 19年

 特定民族であることを理由に「国へ帰りなさい」「日本から出て行って」などの言葉を浴びせるのは、典型的なヘイトスピーチと解される。こうした差別的行為に対し、岸田文雄首相も今年2月5日に「断固立ち向かう」との決意を表明している。

9418OS5:2024/02/27(火) 22:11:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/fed035905d66d76e4ba66cf8df781e8eb86b8ea9
自民の石破茂・元幹事長が勉強会再開、衆参の14議員参加…総裁選出馬にはあと6人
2/27(火) 21:03配信

読売新聞オンライン
自民党の石破茂・元幹事長

 自民党の石破茂・元幹事長は27日、国会内で自身を中心とするグループ「水月会」の勉強会を再開した。出馬を模索する秋の党総裁選に向け、党内での足場を固める狙いがありそうだ。

【図表】「次の自民総裁」は?…読売世論調査

 勉強会の開催は昨年6月以来で、石破氏のほかに衆参両院の計14議員が参加した。石破氏が自ら講演し、持論の「防災省」設置の必要性を改めて訴えた。今後も定期的に開催するという。

 石破氏は、読売新聞社が今月実施した全国世論調査で次の党総裁にふさわしい政治家のトップ(21%)になるなど、人気は健在だ。党派閥の政治資金規正法違反事件への批判が強まる中、無派閥の「非主流派」として政権に物言う姿勢を続ける石破氏には追い風との見方がある。

 ただ、総裁選への出馬には20人の推薦人が必要で、勉強会のメンバーだけでそろえられる保証はない。石破氏には、2015年9月に石破派を結成した後、求心力の低下で21年12月に派閥を解消した経緯がある。党内には「石破氏が無派閥なのは、自分の派閥を維持できなかっただけだ。党内の支持が集まるとは思えない」と冷ややかな声も出ている。

9419OS5:2024/02/28(水) 19:23:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeb9c53cdaf0e581a22e49880b129d2f07f1a1fc
政倫審に岸田総理が出席表明 自民困惑「総理、どうした?」 野党からは冷ややかな声
2/28(水) 12:09配信

自民党の派閥の裏金疑惑を受けて、衆議院の政治倫理審査会の開催に向けた調整が続くなか、岸田総理大臣が自ら完全公開の形式で出席する考えを表明しました。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 自民党内の対応が混乱するなか、岸田総理がしびれを切らし、奇策に出た形です。

岸田総理大臣
「私自身、自民党総裁として政倫審に自ら出席をし、マスコミオープンのもとで説明責任を果たさせていただきたい」

 総理周辺によりますと、岸田総理は27日の夜、出席を決断したということです。

 ある官邸関係者は「自ら動くことで当事者出席を促した」と述べています。

 自民党内からは「岸田さんどうしたの。サプライズだけど、野党が求めているのは総理じゃないでしょ」と困惑に近い反応が上がる一方、「自分が捨て駒になるわけだから、相当思い切った決断だ」と評価する声もあります。

 一方、野党内からも「総理は予算委員会で散々しゃべっていて、何をいまさら聞くのか」と冷ややかな声が上がっています。

 野党側は、引き続き裏金作りに関与した本人たちの出席を求めていきます。

テレビ朝日

9420OS5:2024/02/28(水) 19:29:09
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20240228-567-OYT1T50133.html
衆院政倫審、全面公開で29日と3月1日に開催…岸田首相や安倍派幹部ら6人出席
2024/02/28 15:32読売新聞

衆院政倫審、全面公開で29日と3月1日に開催…岸田首相や安倍派幹部ら6人出席

衆院政倫審出席の意向を表明し、記者団の質問に答える岸田首相(28日午前、首相官邸で)=川口正峰撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 与野党は28日、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受けた衆院政治倫理審査会(政倫審)の幹事会で、29日と3月1日に岸田首相(自民総裁)ら6人が出席して審査会を開くことを正式決定した。いずれも全面公開で行う。

 29日は首相と二階派事務総長を務めた武田良太・元総務相、3月1日は安倍派座長を務めた塩谷立・元文部科学相と、同派事務総長経験者の松野博一・前官房長官、高木毅・前国会対策委員長、西村康稔・前経済産業相の4人がそれぞれ出席する。

9421OS5:2024/02/28(水) 19:56:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9ca8336c0d936b68cd424fa7b981e4e3d5f1356
「海外警察」元幹部女性が秘書 松下新平参院議員側「関係ない」
2/28(水) 16:54配信


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共同通信
自民党の松下新平参院議員

 中国が日本国内の中国人を監視するために設けた「海外警察」の拠点だとして、2022年に海外の人権団体に指摘された一般社団法人で幹部を務めた中国籍の女性(44)が、19年秋から少なくとも21年まで、自民党の松下新平参院議員(宮崎選挙区)の事務所に「外交顧問兼外交秘書」として出入りしていたことが28日、関係者への取材や訴訟資料で分かった。事務所は女性について「関係ない」としたが詳しい経緯は説明していない。

中国の「海外警察拠点」捜索 警視庁、詐欺事件の関係先で

 警視庁公安部は昨年5月、詐欺容疑で東京・秋葉原のビルに入っていた一般社団法人「日本福州十邑社団聯合総会」(18年設立)を家宅捜索。20年7月、経営していた長野県の風俗店を整体院と称し、新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を詐取したとして、女性を今月21日に書類送検した。関係者によると、女性は事務所に出入りしていた20年ごろ、同法人の幹部だった。

 松下氏は宮崎市生まれ。宮崎県議などを経て04年に参院議員に初当選。現在4期目で、党総務会長代理や参院の拉致問題特別委員長を務める。

9422OS5:2024/02/28(水) 19:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/77ff01d3e9c461aaaf8a697d86d25974a8198dca
「こんな犯罪者をよく議員に」元自民党衆院議員・武藤貴也容疑者「無免許運転で人をけがさせ逮捕」に批判殺到
2/28(水) 17:05配信
SmartFLASH
2017年10月、衆院選不出馬を表明した武藤貴也容疑者(写真・時事通信)

 2月28日、茨城県警は、無免許で車を運転し、乗用車と衝突して2人にけがをさせたとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)の疑いで、元衆院議員で貿易業の武藤貴也容疑者を逮捕した。

 県警によると、27日午後11時ごろ、武藤容疑者は同県稲敷市結佐の県道で、無免許で乗用車を運転し、車線をはみ出して、向かってきた乗用車と衝突。運転していた男性と助手席に乗っていた男性に軽傷を負わせた疑い。

 武藤容疑者は交通違反などのため免許停止中で、調べに対し容疑を認めているという。

 武藤容疑者は、2012年衆院選で滋賀4区から自民党公認で立候補し、初当選。2014年に再選を果たしたものの、翌2015年に未公開株をめぐる金銭トラブルが発覚し、自民党を離党。2017年の衆院選では立候補を断念した。

 2019年の滋賀県議選で落選。選挙運動中に法定外の文書を配ったとして、公職選挙法違反の罪で在宅起訴された。

「ほかにも、議員在職中の2016年7月、車を運転中に人に接触してけがを負わせたのにそのまま逃げたとして、2021年3月、警視庁は武藤容疑者を道路交通法違反(ひき逃げ)と過失運転致傷の疑いで書類送検。

 2023年4月には、知人男性をレンタカーに押し込んだとして、警視庁は逮捕監禁の疑いで、武藤容疑者を現行犯逮捕しています」(政治担当記者)

 2023年4月26日、『めざまし8』(フジテレビ系)に出演した、元自民党衆院議員で弁護士の若狭勝氏は、武藤容疑者と2人きりで話したことがあるとしたうえでこう語っていた。

「人の一生を見ていると、いい回転をしていく人と、どんどん落ちていってしまう人がいるんです。彼もいまは、落ちてしまっているような感じもするんで、何とかきちんと元に戻ってほしいなと思います」

 2012年に初当選した衆院議員は「安倍チルドレン」と呼ばれたものの、問題が相次いで発覚したことから「魔の2回生」とも呼ばれた。

 弁護士の紀藤正樹氏は2月28日、自身のXにこう書きこんだ。

《唖然・呆然とした事件があいつぐ》

「魔の2回生」と呼ばれた元国会議員の逮捕に、SNSでは自民党を批判する声が多く上がっている。

《こんな犯罪者をよく議員にしたよな自民党》

《またやったか、武藤貴也!! 元とはいえ自民党。自民党からトカゲの尻尾切りで追い出された元国会議員の末路を予想する参考になりますね》

《免停中に車運転して事故って、そもそも法律守る気のないグレグレみたいな人が自民党麻生派の衆議院議員やってたっていう事。自民党らしいね》

 派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、批判の真っただなかにある自民党にとって、さらなる痛手となりそうだ。

9423OS5:2024/02/29(木) 14:03:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/56cb9e45cf4db0a5d9a496f6b3d0a5e645d9cb64
不倫報道の自民・広瀬めぐみ議員が謝罪「家族の信頼裏切り」仏研修で「エッフェル姉さん」騒動も
2/29(木) 8:54配信
日刊スポーツ
広瀬めぐみ参院議員の公式サイト

 自民党の広瀬めぐみ参院議員が29日までに公式サイトを更新し、一部で報じられた不倫疑惑について謝罪した。


 広瀬氏は「この度は私の不徳のいたすところにより、多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったこと、まずは深くお詫び申し上げます。昨日のデイリー新潮web版及び本日発売の週刊新潮で、私の交際関係についての報道がなされております」と報道に言及し、「岩手で私を支えて下さっている方々の信頼を損ない、ご迷惑をおかけしてしまったこと、家族の信頼を裏切り辛い思いをさせてしまったことを心から謝罪申し上げます。また、私の軽率な行動により、皆様に不快な思いと不信感を与えてしまい、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 続けて「今後は、家族を大切に、また、応援してくださる皆様の信頼を回復できるよう、なお一層の努力を重ねてまいりますので、どうか引き続きのご指導ご鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げます」と呼びかけ、「この度は誠に申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉で結んだ。

 広瀬氏は22年の参院選岩手選挙区に出馬し、立民の現職だった木戸口英司氏らをやぶり初当選した。昨年、自民党女性局のフランス研修に参加。松川るい参院議員らがエッフェル塔前で撮ったポーズ写真で炎上し、広瀬氏もSNSにフランス料理の写真などを投稿して批判をあびた。

 ニュースサイト「デイリー新潮」では広瀬氏の不倫疑惑の相手について、カナダ国籍で56歳のサックス奏者で、2人で都内のホテルに宿泊したことなどを伝えた。フランス研修当時の報道で「エッフェル姉さん」と呼ばれたことなども紹介している。

9424OS5:2024/03/02(土) 12:09:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fa4272feb799c12b814543b112d0301783e07e3
岸田首相、「裏金」解明後ろ向き 論点のずれ鮮明 野党は証人喚問要求〔深層探訪〕
3/2(土) 7:00配信
時事通信
衆院政治倫理審査会で、答弁のため挙手する岸田文雄首相=29日午後、国会内(代表撮影)

 現職首相が初めて出席した29日の衆院政治倫理審査会。岸田文雄首相(自民党総裁)は国民の信頼や「改革」の重要性を強調する一方、派閥の政治資金パーティー裏金事件の解明には後ろ向きな姿勢に終始した。真相究明を迫る野党との論点のずれは鮮明で、野党は関係者の参考人招致や証人喚問を要求するなど反発を強めた。

 ◇安倍派に「範」示す
 「後来(こうらい)の種子、いまだ絶えず。今の政治を未来の世代に自信を持って引き継ぐことができるか。誠に申し訳ない」。冒頭の弁明の際、首相は幕末の思想家・吉田松陰の言葉を引用して陳謝した。

 政倫審が開かれた第5委員室には、議員在職25年を記念した故安倍晋三元首相の肖像画が飾られている。安倍派幹部らが尻込みした公開審査に自ら打って出た首相にとって、この日は「勝負の舞台」(側近議員)。安倍氏も引用した松陰の言葉を用いることで、「範を示そうとした」との見方がある。

 首相は答弁で、政治資金規正法違反に関して議員本人の責任を問う「連座制」に前向きな考えを表明するなど一定の前進も見せた。ただ、日本維新の会の藤田文武幹事長が安倍派の裏金づくりの仕組みをただしたのに対しては「残念ながら経緯や(始まった)日時等は確認できないのが現状だ」と開き直った。

 安倍派の裏金づくりを巡っては、首相在任時を除いて1998〜2006年に会長を務めた森喜朗元首相が何らかの事情を知っているとの見方が根強い。しかし、首相は自民党が森氏を聴取しなかった理由について「森氏が直接関わったという発言があったとは、報告を受けていない」と素っ気なかった。

 実態解明への首相の消極姿勢は昨年末まで会長を務めてきた岸田派に関しても同じだった。立憲民主党の野田佳彦元首相が、公表された17年よりも前から政治資金収支報告書の不記載があったのではないかと追及したのに対し、首相は「資料がないので確認できない」などと逃げの答弁を重ねた。

 ◇「甘く見ている」
 立民など野党は政倫審に際し、自民党派閥の裏金づくりが(1)いつからか(2)誰の指示か(3)総額はいくらか(4)使途は何か―の4点を明らかにすることを目指した。

 首相の答弁について、立民の泉健太代表は「何の新しさもない。本当に時間の無駄だ」と党会合で酷評。維新の藤田氏は記者団に「首相には事実を明らかにする意思が全く感じられない」と指摘した。共産党の穀田恵二国対委員長は「(自民の)報告書の内容をなぞっているだけ。何ら前進はない」と切り捨てた。

 「クリーンな政治」を掲げる公明党からも不満が漏れる。同党関係者は審査会後、「自民党は国民感情を甘く見ている」と断じた。

 1日の政倫審では、立民の枝野幸男前代表が安倍派事務総長経験者の西村康稔前経産相と松野博一前官房長官に質問する予定。ただ、野党にとって、質疑時間が短く、偽証罪もない政倫審は追及の第1段階との位置付けだ。

 泉氏は記者団に「あすも(審議に)期待できない可能性がある。次もあり得る」と述べ、参考人招致や証人喚問の必要性を強調。維新中堅も「これでは証人喚問という話になるだろう」と語った。

9425OS5:2024/03/02(土) 12:10:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/13637064cb4c4a8e8644f7cc1affb2fd9736d75c
自民・立憲民主の不毛な攻防劇 予算案の年度内成立へ駆け引き最終盤
3/1(金) 21:40配信
産経新聞
衆院本会議で小野寺五典予算委員長解任決議案の趣旨弁明資料を準備する立憲民主党の山井和則氏=1日午後、国会(春名中撮影)

令和6年度予算案の衆院採決日程を巡る自民、立憲民主両党の駆け引きが1日、最終盤に突入した。予算案の年度内成立を確実にするため2日までの採決を狙う自民に対抗し、立民は小野寺五典予算委員長(自民)の解任決議案を衆院に提出するなど徹底抗戦を続けた。もっとも、採決が2日を過ぎたとしても、参院での審議を急げば年度内成立は可能であり、この期日へのこだわりは衆院自民の体面に過ぎない。両党がメンツに執着した結果の攻防劇は不毛で荒涼としていた。

1日の衆院本会議を前に開かれた立民の党会合は、異様な高揚感に包まれた。

「政治倫理審査会を遅らせて、ずるずる行ったのはあっちのせいですからね」

安住淳国対委員長が自民の国会対応を批判すると、議員たちは「そうだ!」と声を上げて呼応した。

直後の本会議では、山井和則国対筆頭副委員長が解任決議案の趣旨弁明に立ち、小野寺氏が予算案を1日に採決すると職権で決めたことに矛先を向けた。

「80時間審議して円満に採決するよう求めている。なぜ打ち切るのか」

山井氏は、長時間の演説で議事を遅らせる「フィリバスター」戦術を展開。弁明に費やした時間は2時間54分で、記録が残る昭和47年以降では立民の枝野幸男前代表の衆院最長記録(2時間43分)を更新した。

とはいえ、政府・与党は2日までの衆院通過を目指す構えを崩していない。自民の森山裕総務会長は1日の記者会見で「予算案には能登半島地震の復旧・復興の財源も含まれており、年度内成立を確実にするための対応は与党としては当然の責務だ」と強調した。

一方、自民、立民両党の攻防に対して冷ややかな視線を注いでいるのが、日本維新の会と国民民主党だ。

維新の馬場伸幸代表は1日の党会合で、立民の戦術を「いかにも体を張っているかのようにテレビなどで見せる」と皮肉った。同時に、2日までの衆院通過にこだわる自民に対しても「メンツを保つためだ」と苦言を呈した。

国民民主の榛葉賀津也幹事長は1日の記者会見で、自民の国会対応を「自らの『政治とカネ』の問題を全く反省していない」と批判しつつ、立民の日程遅延戦術への懸念も口にした。

「『自民党とんでもない』と思った国民も、『野党もこれか』と思いかねないね」(松本学、大島悠亮、小沢慶太)

9426OS5:2024/03/04(月) 20:53:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/9355965e9784bbd9613e07c050287137747a5cf3
「反主流派会合」菅義偉前首相が〝ポスト岸田〟を吟味の動き 萩生田氏、加藤氏、進次郎氏と会食 「主流派」麻生氏とも
3/4(月) 17:00配信

夕刊フジ
菅義偉前首相

岸田文雄内閣の支持率が「危険水域」に沈み込むなか、自民党内で新たな動きがあった。岸田首相と距離を置く菅義偉前首相が1日、立場が近い萩生田光一前政調会長(安倍派)や、加藤勝信前厚労相(茂木派)、武田良太元総務相(二階派)、小泉進次郎元環境相(無派閥)と会食したのだ。菅氏は先月末には、主流派の麻生太郎副総裁(麻生派)と会食している。菅氏の狙いは何なのか。

注目の会合は、自民党の政治資金パーティー裏金事件を扱う2日目の衆院政治倫理審査会が開かれた1日夜、都内の日本料理店で開かれた。

集まったのは、菅政権を閣僚として支えた面々である。萩生田、加藤、武田の3氏は衆院の初当選同期で、早くから要職を務め、党内では3氏の頭文字をとって「HKT」とも呼ばれる。無派閥の小泉氏を含め、「ポスト岸田」の一翼を担う面々だ。

党ベテラン議員は「菅氏側が『他意はない』と説明しても、今は岸田内閣や自民党の支持率が激減し、政局が大混乱している。『ポスト岸田』を見据えた水面下の動きに感じる」と語る。

菅氏は「無派閥」「官僚主導打破」を掲げる。財務省の影響力が極めて強く、「増税・負担増路線」の岸田内閣とは距離を置いてきた。

中堅議員は「自民党内では、『岸田首相のガバナンス能力の欠如』や、『場当たり的な政治手法』に嫌気が充満している。根回しなしで自己都合の『派閥解消』などは最たるものだ」と吐き捨てる。

確かに、萩生田氏と武田氏が所属した安倍派と二階派は、東京地検特捜部の捜査が直撃し、解散の道を選んだ。「派閥解消」は結果的に、党総裁(岸田首相)の権限を強めることにつながりかねない。

この日の会合では、岸田首相の政倫審などを含めた国会運営や、党内情勢で意見を交換したとみられるが、「岸田首相を牽制(けんせい)する動きとして効果的」(党中堅)なのは事実だ。

菅氏は先月22日、麻生氏とも会食している。麻生氏は主流派として岸田内閣を支えてきたが、岸田首相が唐突に「派閥解消」をブチ上げたことに激怒し、距離感が生じたとされる。

別のベテラン議員は「麻生―菅会談は定期的なものだが、タイミングに意味がある。岸田内閣の不支持率が80%を超えた(毎日新聞)直後だ。ここまで国民に嫌われると、岸田首相による衆院解散も党総裁再選もなかなか難しい。麻生、菅両氏のスタンスや思惑には違いがあるが、『ポスト岸田』を吟味するキーマンであるのは間違いない。憶測を呼んでいる」と語る。

今後の「党内政局」が注目される。

9427OS5:2024/03/04(月) 21:03:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b1c3d526c3cff4fbdbcce9013968772c22927e1
「捨て身追及」にいら立つ首相 防戦から一転「あべこべ答弁」…党内から疑問
3/4(月) 20:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 2024年度予算案は4日から参院予算委員会に審議の場を移したが、衆院採決の混乱を引きずりピリピリムードが漂った。自らの辞職歴を引き自民党をただす立憲民主党・辻元清美氏の「捨て身の追及」(野党幹部)に岸田文雄首相はいらだちを隠せない様子。追及を受けた閣僚を制して首相自身が議論に割って入る「あべこべ答弁」(自民幹部)も飛び出した。

 異例の「土曜国会」となった2日の衆院可決によって日曜日の3日も、週明けからの予算委質疑の準備で与野党議員、府省庁職員ともに出ずっぱりとなった。卒業式シーズンで子どもの式への出席を見送った人たちも多いとされる。政府関係者らの話を総合すると、答弁冒頭に苦労をねぎらう旨の一言を入れる案も検討された。しかし首相サイドは「混乱は野党の抵抗のせいだからメッセージは不要」と一蹴したという。

 辻元氏は「総理が予算の年度内成立に固執して混乱を招いた。そもそも審議が押した原因は自民の裏金事件だ」、参院予算委野党筆頭理事の石橋通宏氏(立民)は「今回の混乱は参院軽視の印象を国民に与えた。わびの一言があるべきだ」と促したが首相は「日程は国会でお決めになったこと」と一顧だにしなかった。

 辻元氏から政倫審で明らかになったパーティー券収入キックバック裏金事件を巡る安倍派幹部の説明の食い違いをただされ、首相は「党幹部を中心に実態把握をする」と説明。「幹部は誰か。茂木(敏充)幹事長か」と自民内の不協和音を踏まえ食い下がられると「食い違いがあるかどうか確認しないと分からない」と突然、論点を変えた。

 「へえっ?」とあきれた声を上げた辻元氏は22年前に自身の秘書給与問題で議員を辞職し、その際に国会の参考人招致に応じた過去に言及。「私は逃げなかったから議員に復帰できた。自民の若手議員も真実を語るべきだ」と呼びかけた。

 防戦一方の首相は辻元氏が「英国国防相が日本の武器輸出三原則見直しの可能性に英国議会で言及した」との事実を引き「(木原稔防衛相との)大臣同士の面会で合意したのではないか」と追及に入ると一転反撃に出た。

 挙手する木原氏に代わって答弁に立つと「英国側の発言は英国側の期待」とした上で「武器輸出三原則の見直しは2011年の民主党政権下で始まった」と付言。「求めた時には答弁から逃げるくせに」「あべこべに出てきて余計な主張をする」などと辻元氏ら野党席から批判を浴びた。

 「総理のピンチに閣僚が助太刀に出ることはあるが、その逆は初めて見た」と驚く自民の閣僚経験者は「粛々と答弁していた木原さんを疑っているかのようで失礼。『民主党』を引き合いに出すのも品がない。自身の不満のはけ口に走ったと批判される」と「あべこべ答弁」に疑問を呈した。 

神奈川新聞社

9428OS5:2024/03/04(月) 21:10:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6629c1c9baff700800fbd00eb6911cbdad4bc4ea
“岸田おろし”回避への奇策とは? 「退陣前に麻生副総裁に引退を迫り、局面を打開すべき」
3/4(月) 6:06配信


デイリー新潮
岸田文雄総理

 自民党派閥の裏金事件で政府・与党に逆風が吹きつける中、永田町は「岸田文雄総理が令和6年度の予算成立後に衆院解散に踏み切る」とのうわさで持ち切りだ。

【決定的写真】笑顔で「旧統一教会の教祖夫妻が写った冊子」を手にする岸田首相

「このタイミングで解散しなければ、9月の総裁選の際に麻生・茂木連合に引きずり下ろされますよ」

 と言うのは政治部記者。

「昨年10月、総理は唐突に所得減税を表明。事前に相談されなかった麻生(太郎副総裁)氏は激怒し、総理交代論に傾いたとか」

 岸田総理には“後見人”たる麻生氏がヘソを曲げる振る舞いが他にもあった。

 麻生派幹部が解説する。

「宏池会の解散についても、総理は麻生さんに相談しなかった。麻生さんは周囲に“俺はポピュリストじゃない”と総理を揶揄し、一方で上川陽子外相を“あのオバさんは大したもんだ”と持ち上げ、暗に総理の交代を示唆した。これに総理は不快感を示し、二人の関係は修復不可能なレベルまで悪化している」

 別の幹部はこんな意見だ。

「麻生さんの支持を失った岸田が、総理の座にあり続ける道はただ一つ。総裁選前に解散・総選挙に打って出て勝利し、その勢いに乗って総裁選に臨むこと。具体的な時期は、政治資金規正法改正にメドがついた後。6月が剣が峰だ」

政治資金規正法の改正の行方は…
 とはいえ政権支持率は低迷中。4月の衆院3補選で負け越せば“岸田おろし”が始まるとの声が伝わる。

「細田博之前衆院議長の死を受けた島根1区はさておき、買収容疑で柿沢未途氏が逮捕された東京15区、裏金事件で谷川弥一氏が辞職した長崎3区の情勢は芳しくない。麻生さんと気脈を通じて、ポスト岸田の座をうかがう茂木敏充幹事長のサボタージュで、東京と長崎は不戦敗となる可能性すら指摘されているからね」

 岸田総理が“火の玉となって取り組む”と宣言した政治資金規正法の改正について、麻生・茂木連合は“抵抗勢力”と化している。

「仮に政治改革が骨抜きになれば、政権は世論の支持を得られずジ・エンド。総理は衆院を解散できないまま、退陣に追い込まれることになるだろうな」

“ドリル優子”のあしきイメージ
 一方で岸田派のベテラン議員は次のように指摘する。

「そうなる前に決断するしかない。補選の実施前に解散すれば、補選は総選挙に吸収される。そこで政治改革に後ろ向きな茂木幹事長を交代させ、麻生副総裁には引退を迫る。麻生派と茂木派が抵抗するなら“守旧派”と名指しして選挙区に刺客を差し向けてもいい。小泉純一郎元総理ばりの、“岸田劇場”で局面打開を図るべきだ」

 その場合、選挙を指揮する幹事長には誰を置くのか。

「後継には小渕優子選対委員長や森山裕総務会長の名が挙がっているが、政治改革が争点となる次期選挙の顔にはイマイチ。小渕には過去の政治資金規正法違反事件で“ドリル優子”とのあしきイメージが定着しているし、森山は78歳のご老人。いずれも清新さをアピールするのは難しい」

 さらに続けて、

「国民的に人気が高い石破茂元幹事長を再登板させる手もある。総理と石破は石原伸晃元衆院議員や中谷元元防衛相と年に4回の会合を持つ“四季の会”のメンバーで、いまも関係は悪くない。麻生と犬猿の仲にある、菅義偉前総理を副総裁に迎えるというサプライズもあり得るよ」

 またもコップの中の争いが始まった。

「週刊新潮」2024年2月29日号 掲載

新潮社

9429OS5:2024/03/05(火) 08:44:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d4720d6308ae66769de61b7d81a7e94f3b483be
茂木幹事長ら10年で億単位を「資金移動」 公開基準甘い団体に
3/4(月) 16:33配信

朝日新聞デジタル
自民党の茂木敏充幹事長

 自民党の茂木敏充幹事長の関係政治団体から、住所と連絡先、会計責任者が同じ別の政治団体に、2022年までの10年で約3億2千万円が移されていたことがわかった。資金が移った団体は、国会議員の関係政治団体よりも金の使途などの公開ルールが甘く、使途の大半がわからない形になっていた。


 4日午後の参院予算委員会で立憲民主党の蓮舫氏が問題視し、政府に対応を求めた。

 同様の「資金移動」は、茂木氏が会長の「平成研究会(茂木派)」で事務総長を務める新藤義孝経済再生担当相をめぐっても行われ、10年で約2億5千万円が新藤氏の関係政治団体から別の団体に移されていた。

 国会議員関係政治団体は原則、「1件1万円超」の経常経費と政治活動費を政治資金収支報告書に明細まで記載しなければならない。一方、「その他の政治団体」では、経常経費の明細の記載は不要で、政治活動費も「1件5万円以上」と基準が緩い。関係政治団体は監査が必要だが、それ以外の団体では不要となっている。

朝日新聞社

9430OS5:2024/03/07(木) 07:53:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/de70c1f7748068b8e8391db8d470462e5abcb234
岸田首相の在職886日、田中角栄氏に並び戦後歴代9位タイに
3/6(水) 21:12配信

読売新聞オンライン
記者団の質問に答える岸田首相(6日、首相官邸で)=川口正峰撮影

 岸田首相の在職日数が、7日で886日となり、戦後の首相として歴代9位の田中角栄元首相と並ぶ。自民党の政治資金規正法違反事件など課題が山積し、難しいかじ取りが続いている。

 首相は6日、首相官邸で在職日数について記者団から問われると、「災害対応、政治の信頼回復、デフレからの脱却など、先送りできない課題に取り組む毎日が続いている」と述べた。

 その上で「これからも決断の積み重ねが続いていくと思う。積み重ねを大事に、一つ一つ課題に臨んでいきたい」と語り、厳しい表情を崩すことはなかった。

 首相は4月22日に8位の橋本竜太郎元首相(932日)の記録と並ぶが、7位の岸信介元首相(1241日)を超えるには、秋の党総裁選での再選が条件となる。

9431OS5:2024/03/07(木) 08:05:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/8efaf7f270f5e6023ddf2352bf8b8227203fca47
ポスト岸田「菅カード」ばかり 相次ぎ会食、メディアも注目
3/6(水) 21:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
写真左から菅義偉前首相、岸田文雄首相(資料写真)

 自民党派閥の裏金事件などを巡り党総裁の岸田文雄首相が窮地に陥る中、「ポスト岸田」として浮上してきた候補が菅義偉前首相(衆院神奈川2区)とつながる「菅カード」(自民幹部)ばかりになってきた。菅氏が会食などを行うたびに今秋の総裁選と重ねて報じられる状態。最高顧問を務める党政治刷新本部での「派閥なくせ」発言が安倍派など主要派閥解散の流れをつくった政治力も奏功しているようだ。

 「たまに人と会って飯を食っているだけ。『活発』と言われてもね」。2月末以降の菅氏の面会者によると、同氏は全国紙などが「総裁選へ動き活発」と報じ始めたことを踏まえ苦笑いしているという。刷新本部が中間とりまとめを決定した1月末以降は各社のインタビュー取材も応じていないが、周辺取材による報道で観測が広がる。

 自民にとって事態は悪化の一途。衆参の政治倫理審査会を巡り開催や人選などで与野党の攻防が激化。政策面では子ども・子育て支援金の社会保険料からの負担が不興を買うなど岸田首相の置かれた立場は厳しい。与党内でも交代がささやかれ始めているほどだ。

 ポスト岸田としてこれまでに名前が挙がっている議員と菅氏とは縁深い。先の総裁選に挑んだ河野太郎デジタル相(15区)は首相当時に支持を明言した間柄。同選挙では小泉進次郎元環境相(11区)、石破茂元幹事長が「小石河連合」を名乗り河野氏を応援した。菅氏と懇意のこの3人は報道各社の世論調査で「次の総理」候補のトップ3でしのぎを削っている。

神奈川新聞社

9432OS5:2024/03/08(金) 23:51:31
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000340126.html
世耕氏「公選法違反にあたらず」 選挙区の支援者に高級クッキー報道受け
[2024/03/08 14:45]
 自民党の世耕前参院幹事長は地元の和歌山県内の支援者に高級洋菓子を渡していたとの一部報道について、「公職選挙法が禁じる寄付にはあたらない」との考えを示しました。

自民党 世耕前参院幹事長
「こちら側から(会食費の)応分の費用負担を(すると)お願いしましたが、固辞をされたものですから、せめてもの一部の負担という思いで、お渡しをしたところであります。いわゆる公選法が禁じる寄付にはあたらないと」

 一部報道によりますと、世耕前参院幹事長は地元・和歌山の選挙区内の支援者に会食の場で高級洋菓子店のクッキーを渡していて、公職選挙法違反にあたるのではないかと指摘されています。

 世耕前参院幹事長はこれを否定しましたが、安倍派からのキックバックを受けて先月に訂正した政治資金収支報告書では、今回と同じ高級洋菓子店に2021年に12万6000円、2022年に25万2000円を支出していたことが分かっています。

 世耕前参院幹事長は今月14日にも開かれる参議院の政治倫理審査会に出席する意向を示していて、「しっかり説明責任を果たす」と強調しました。

9433OS5:2024/03/12(火) 13:49:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8d59c51ebc83e27cdd50494370cb7c900e3b028
自民党員が3万人減り109万人に 不記載事件で「不信招いた」
3/12(火) 12:38配信
産経新聞
自民党本部=東京都千代田区(春名中撮影)

自民党は12日、令和5年の党員数が対前年比97%の109万1075人で、3万3688人減少したと発表した。減少要因について、金子恭之組織運動本部長は同日の役員連絡会で、派閥パーティー収入不記載事件が党員締め切りの12月に表面化したことを受け、「国民、党員の不信を招いた」と分析した。

また、昨年春の統一地方選の候補者擁立で増えた党員数を継続できなかったことなども理由にあげた。

金子氏は「派閥の政治資金問題で、今年は厳しい状況での党員獲得運動となるが、選挙を勝ち抜くためには土台となる組織の強化が重要」と強調。「120万党員獲得達成に向け、引き続き粘り強く取り組む」と訴えた。

一方、梶山弘志幹事長代行も同日の記者会見で、党員数の増加に向けて「言葉でなく行動を含め、どう信頼を回復するかだ」と述べた。

9434OS5:2024/03/15(金) 00:13:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/83a399eafb9980fba28a9d77e59b94918eb40500
自民・世耕弘成氏の求心力低下 参院政倫審で「記憶にない」連発、過激ダンスショーも直撃
3/14(木) 18:11配信

産経新聞
参院政治倫理審査会に臨む自民党の世耕弘成前参院幹事長=14日午前、国会内(春名中撮影)

自民党の世耕弘成前参院幹事長の求心力が急降下している。14日の参院政治倫理審査会(政倫審)では、安倍派(清和政策研究会)の参院側のトップとして同派のパーティー収入不記載事件の経緯を尋ねられたが「記憶にない」を連発し、身内からも不審の目を向けられた。露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた党和歌山県連主催の会合を巡っては、出席した自身の秘書を厳重注意したことも明かした。衆院に転出して首相を目指すという目標にも黄信号がともっている。

【写真】「きわどいサービス」で有名だった女性ダンサーチーム さまざまなコスチュームがあるという

■西田氏「調べて報告する責任がある」

「私自身は参院への連絡役の立場との認識から、派閥全体のお金に関わることに口をはさむのは良くないと思った。積極的に(確認を)しなかったことを大変後悔し、反省している」

世耕氏は政倫審で、安倍派のパーティー券の販売ノルマの超過額を還流した経緯について、立憲民主党の蓮舫氏にこう釈明した。

安倍派の還流を巡っては、令和4年4月に同派会長だった安倍晋三元首相が中止を指示。しかし、7月に安倍氏が死去し、翌月に世耕氏ら同派の幹部5人が会合を開いて、還流の再開を議論した経緯がある。

蓮舫氏は還流の再開を提案した出席者を再三尋ねたが、世耕氏は「記憶にない」と繰り返し「誰がこんなことを決めたのか私自身も知りたい」とも語った。蓮舫氏は「肝心なことの記憶はなくし、それ以外を雄弁に語るのはそれだけで信用できない」と皮肉った。

世耕氏は、参院安倍派を中心とした「清風会」(約40人)の会長も務める。同派では参院選の年に改選を迎える同派議員にパーティー券の販売額全額を還流する仕組みもあったが、世耕氏はこの日、清風会の解散を口にしつつ、全額還流は「何の相談も報告もないまま決まっていた」と述べるにとどめた。

こうした姿勢は、身内からも批判を呼んだ。この日政倫審に出席した安倍派の西田昌司氏は、「知らない」と繰り返す世耕氏は「正直に話したと思う」と語りつつも、「(世耕氏は)なぜそうなったのかを調べ、われわれ会員に報告する責任がある」と不快感をあらわにした。

■秘書や元秘書が過激ダンスショーに

世耕氏は、安倍氏の側近として第2次安倍政権で官房副長官や経済産業相を歴任し、令和元年9月には参院幹事長に就任した。安倍派の実力者「5人衆」に数えられ、危機管理とコミュニケーション能力は「誰にも負けない」と自負をのぞかせたこともある。周囲には首相を目指す意向を語り、そのステップとして和歌山県内の衆院選挙区へのくら替えも模索してきた。

しかし、今回の収入不記載事件は、順風だった世耕氏の評価を大きく傷つけた。世耕氏自身も、個人として還流を受けた金額は平成30年からの5年間で約1500万円に達した。加えて、今回の事件で政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で在宅起訴された安倍派の会計責任者、松本淳一郎被告は、世耕氏が同じNTT出身として、同派に紹介したとされる。

同日の政倫審では、問題となった党和歌山県連主催の会合に「懇親会にはうちの秘書も参加していた」と認めた。女性ダンサーが登場する企画は、世耕氏の秘書を務めた川畑哲哉和歌山県議が考案。会合には別の現役秘書も出席しており、一連の模様は写真付きで大きく報じられた。

世耕氏は「ああいう写真が撮られるということは極めて不適切だった。秘書の監督責任として厳しく注意し、今、謹慎を申し付けている」と釈明した。

自民中堅は世耕氏の苦境をみて「権勢をふるってきだけに、周囲から人が離れるのも早いだろう」と突き放すように語った。(奥原慎平)

9435OS5:2024/03/15(金) 00:27:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/9222501fa34aca277dcba97c75b93de87b27f02d
「記憶ないものは答えられない」気色ばむ世耕氏、西田昌司氏は幹部批判 参院政倫審
3/14(木) 21:25配信



自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を扱う政治倫理審査会が14日、参院で初めて開かれ、安倍派(清和政策研究会)の世耕弘成前参院幹事長ら3人が登壇した。世耕氏は事件のキーマンの一人とされるが、不正への関与を否定しつつ「記憶にないものは答えられない」などと、気色ばむ場面もあった。


「気づいていれば、歴代会長に是正を進言できたはずだ」。安倍派の参院側会長だった世耕氏は冒頭、不記載について問われ「一切知らなかった」とした上で、こう強調した。

安倍派では長年、パーティー券販売ノルマの超過分が議員に還流。令和4年に会長だった安倍晋三元首相の指示でいったんは中止の方針が決まったが、同年7月に安倍氏が死去した後も続いた。

世耕氏は同年8月5日に自身を含む安倍派幹部が集まり、資金還流の扱いを協議したが、それ以降の協議には参加していないとし、「私が出席している場で還流が決まったり、私が了承したりというようなことは一切ない」と釈明した。

還流継続は誰の提案だったか、野党側から問われると「記憶にない」と繰り返し、「記憶にないことを言えといわれても答えられない」と言い返す場面もあった。

一方、14日午後に登壇した西田昌司元政調会長代理は、午前中の世耕氏の答弁について、説明責任が果たされたと思うかと問われ「とてもそうは思えない」と発言。裏金づくりの実態解明に向け、安倍派幹部が調査するよう求めた。

最後に登壇した橋本聖子元五輪相は、自身を含む出席した3人以外に、政倫審の審査対象となった自民参院議員に出席を促すよう野党側から求められると、戸惑った表情を浮かべ、「個々の思いに委ねなくてはならない」と述べるにとどめた。

9436OS5:2024/03/15(金) 00:28:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2648fdb8795726bd9586ecedcc845efb101edc04
過激ダンス懇親会「うちの秘書も参加」 世耕氏、政倫審で明らかに
3/14(木) 20:23配信

朝日新聞デジタル
参院政倫審で共産党の山下芳生氏の質問に挙手する自民党の世耕弘成・前参院幹事長=2024年3月14日午前11時37分、国会内、上田幸一撮影

 和歌山市で昨年11月にあった自民党若手議員らによる懇親会で下着のような衣装の女性がダンスショーをする過激な演出があった問題をめぐり、世耕弘成氏は14日の参院政倫審で、懇親会に秘書が出席していたことを明らかにした。世耕氏は「うちの秘書も参加した。厳重注意し、いま自宅謹慎を申しつけているところだ」と述べた。

 日本維新の会の音喜多駿氏への答弁。世耕氏は、秘書が懇親会でダンサーに渡したとされる金銭に裏金が使われていた可能性を問われ、「そのお金が秘書のものかどうかもわからない」と説明。「少なくとも(政治資金パーティー券購入に伴う)還付金を原資とするものは、地元を対象に使ったことは1円もない」と反論した。(安倍龍太郎)

朝日新聞社

9437OS5:2024/03/15(金) 00:29:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/89d3e27da48ad815da6a3ae50850038ccb43cddc
西田昌司氏「世耕、西村、塩谷、下村各氏がキーマン」「幹部は出処進退」 参院政倫審
3/14(木) 19:49配信
産経新聞
参院政治倫理審査会で答弁する西田昌司氏=14日午後、国会内(酒巻俊介撮影)

参院政治倫理審査会は14日、自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けた審査を行い、自民安倍派(清和政策研究会)の西田昌司参院議員が弁明した。西田氏の発言要旨は以下の通り。

【図で解説】安倍派のパーティー収入の還流方式

【冒頭発言】

清和政策研究会(安倍派)パーティーの政治資金の取り扱いで深刻な政治不信を招いたことについて、清和研の幹部ではないが、国会議員の1人として国民におわびを申し上げたい。その説明責任を果たすために政倫審に出席した。

問題の報道を受け、私の事務所の担当者から聞き取り調査をして初めて還付金の存在を知った。担当者は還付金の受け取りを拒否し、清和研に収支報告に載る形の寄付として処理してほしいとお願いした。しかし清和研側が認めず、みんながやっているんだから受け取ってもらわないと困るという話になり、受け取っていた。この時点で私に報告があれば抗議し、その後の問題の展開も違う形になっていたと思うが、残念ながらそうならなかった。

担当者は1人で悩んだ結果、還付金は翌年以降の清和研のパーティー券のノルマの購入に充てようと決めた。裏金蓄積や流用は一切ない。還付金は全て清和研の派閥側に戻す形で渡し、全く残っていない。

担当者が独自の判断で行ったことだが、私の監督不行き届きだったと痛感している。道義的責任を強く感じている。

安倍晋三元首相が派閥の会長になったとき、その事実を知り、やめることになったのに誰が還付金を受け続けることを決めたのか。ここを明らかにすることが国民への説明責任だ。派閥の幹部は大変、責任重大だ。責任を取ってもらわなければならない。

【質疑】

--なぜ収支に載せない行為があったのか

「裏金を必要としている人がいたとしか取れない」

--安倍派幹部は説明責任を果たしているか

「全く果たされていない。私は派閥の中で何度も幹部を追及したが、誰1人、まともに答える人はいない。(先に政倫審に出席した)世耕弘成さんの話を聞いたが、全く納得できない。知らなかったとしても、どうだったのかを調べて報告する義務がある」

--キックバックの仕組みや復活は誰が決めたのか

「推測でいうと、安倍さんが亡くなった後、(幹部の)4人と事務局長で、どうするかという話をしたときは当然知っていたことになるはずだ」

--4人とは誰か

「世耕さん、西村康稔さん、塩谷立さん、下村博文さんはキーマンだろう」

--事務総長の役割とは

「私は派閥に全く興味がない。ただ、安倍さんと私は同じ政治的な志があり、一生懸命支えた。亡くなった後も安倍派と騙って安倍さんの遺言を聞かなかったことに対し、非常に著しい憤りを感じている」

--派閥の幹部に離党や除名などの処分を望むか

「それも含め、事実関係を報告した上で自ら責任の重さを考え、出処進退を考えるべきだ」

9438OS5:2024/03/15(金) 14:08:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e7510f41325cd26807f7e24acb977571201230a
還流経緯、謎深まる 自民内輪もめ、信頼回復遠く 安倍派「知らない」連発・政倫審
3/15(金) 7:05配信


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時事通信
参院政治倫理審査会で挙手する自民党の世耕弘成前参院幹事長=14日午前、国会内

 14日に開かれた参院政治倫理審査会では、自民党安倍派(清和政策研究会)による政治資金パーティー収入裏金化の経緯を巡って新事実が明らかになるかが焦点となったが、出席者は一様に「関知せず」との立場を強調した。

【主な経歴】世耕 弘成(せこう ひろしげ)氏

 出席者同士が批判を浴びせる内輪もめの様相も呈し、裏金事件の収拾を図りたい岸田政権の思惑は空転し続けている。

 「肝心な記憶はなくして、それ以外は雄弁に語る。それだけで信用できない」。参院政倫審で質問に立った立憲民主党の蓮舫氏は、一段と声を張り上げた。

 面罵されたのは、この日最も注目を集めた自民の世耕弘成前参院幹事長だ。先に開かれた衆院政倫審では、2022年8月の幹部会合で裏金還流の復活を協議した際の証言に食い違いが表面化。いったん廃止が決まった還流の復活を「誰が決めたのか」が違法性の認識にも関わる焦点と目された。

 世耕氏は同会合で、故安倍晋三元首相による還流廃止の方針を「守るべきだと言った」と主張。その上で、「各議員個人のパーティー券を清和会として買うなど、適法に対応するアイデア」が上がり、自らは賛同したと明かした。

 だが代替案の提案者が誰かと畳み掛けられると、「記憶にない」を連発。5年で約1500万円に上る自身への裏金還流について「責任が重く多忙な役職に切れ目なく就き続けた」ことを理由に把握できなかったと釈明する世耕氏に対し、公明党も質疑で「正直申し上げてひどいありさまだ」(竹谷とし子氏)とあきれ気味に指摘した。

 疑惑はますます広がっている。改選を迎える参院議員にパーティー券収入を全額還流させていた可能性を問われた世耕氏は、「各議員への還付状況や議員の声を聞くと、そういう運用がなされていたもようだ」と事実上認めた。

 改選期の参院議員だけを対象にした特別な裏金還流に対し、質疑では「選挙に使われたのではないか」(国民民主党の舟山康江氏)との見方が浮上。各議員への確認を求められた世耕氏は、「収支報告を見れば分かるのではないか」と投げやり気味にあしらった。還流の経緯を知る「キーパーソン」と目される森喜朗元首相に、参院安倍派トップとして事情を聞かなかったのか問われると、「決めつけは問題がある。誰がいつ(還流開始を)決めたかははっきり言って分からない」とけむに巻いた。

 この日出席した西田昌司、橋本聖子両氏も世耕氏と同様、裏金還流について「全く知らなかった」(西田氏)「報道されて初めて知った」(橋本氏)と説明した。西田氏は「私たちのような何も知らない受動的な人間と、主導的な人では全く立場が違う」とも強調。世耕氏の答弁に「聞いていて全く納得できない」と不満をあらわにし、安倍派幹部に「自ら進退を考えるべきだ」と迫る一幕もあった。

 真相解明に乏しいばかりか、仲間内の泥仕合の格好になった審議内容に、ある閣僚は「これでは国民の疑念は晴れない」と厳しい表情を浮かべた。蓮舫氏は質疑後、記者団に「政倫審の限界を感じた」と述べ、今後、証言次第で偽証罪が問われる証人喚問なども視野に入れるべきだとの認識をにじませた。

9439OS5:2024/03/18(月) 14:30:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4ef0e468ec8c439575873f4877e3f1ddfa99345
「本店がしっかりせねば支店は持たぬ」地方議員から苦言相次ぐ今年の党大会 自民も野党も
3/18(月) 12:44配信


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産経新聞
自民党大会が開幕し国歌斉唱をする党員ら=17日午前、東京都港区(春名中撮影)

17日に開催された自民党大会は地方議員が自由に発言できる場面はなかったが、関連する党会合では岸田文雄首相(党総裁)ら執行部に対し、派閥パーティー収入不記載事件に関与した国会議員への「ケジメ」を求める声が地方議員から繰り返された。首相が出席する会合で地方議員が苦言を呈するのは異例で、党運営に対する危機感の裏返しといえる。今年に入って共産党や社民党など野党の党大会でも地方議員による執行部への問題提起が相次いでいる。

■地方議員から不満の声が噴出

「何かもめています」

自民党大会に先立ち16日に全国幹事長会議が開かれた党本部の会議室。近くの会館で開催された全国政調会長会議を終え、入室しようとする片山さつき元地方創生担当相は周囲にこう聞かされ、入室を思いとどまった。会議室内では不記載事件を巡る党執行部の対応について出席した地方議員から不満の声が噴出していた。

「地方は会社でいえば支店みたいなものだ。本店(=党本部)がしっかりした道筋を作らないと、われわれ支店は持たない。ここはしっかり連携して何でも情報共有してやるべきだろう」

報道陣に非公開で行われた会合後、沖縄県連幹事長の島袋大(だい)県議は会合での自身の発言について、記者団にこう語った。

島根県連幹事長の絲原徳康(いとはら・とくやす)県議も記者団に「(不記載事件に関わった議員の)処分を含めて、早急にケジメをつけていただきたいという意見が大勢だった」と会合の様子を説明し、1カ月後に控える衆院島根1区補欠選挙(4月16日告示、28日投開票)について「党全体の逆風もあり、かなり厳しい選挙だ」と危機感を募らせた。

17日の党大会についても自民党の渡辺友貴(ともき)東京都杉並区議はX(旧ツイッター)に「今後ますます、世の中の自民党への批判は強くなると感じた。 地方議員は、真摯に受け止め続けるしかない」と書き込んだ。

党の最高機関である党大会を契機に組織の自浄作用を機能させようと、党執行部に問題提起する地方議員は自民に限らない。

■社民党再建のカンフル剤

社民党が2月23、24日に東京・永田町の星陵会館で開いた党大会では各地の地方組織を代表する地方議員らによる党再建策の提案が相次いだ。兵庫県や大阪府、和歌山県の地方組織は参院議員の福島瑞穂党首に対して、次期衆院選の出馬を求める要請書を提出した。

党首に衆院くら替えを求める理由について、兵庫県宝塚市の梶川美佐男市議は党大会で「党首が立候補を決断することで全国の戦いを牽引(けんいん)すると確信している。参院議員を辞職しても沖縄県の候補が繰り上げ当選するので社民党の議席は減らない。厳しい提案であることは認識しているが、多くの党員の願いでもある」と訴えた。

福島氏は過去5回の参院選で比例代表として当選を重ねる。梶川氏には党首自身が落選のリスクを抱えながら陣頭指揮を執ることで、各地の党員に奮起を促す狙いがあるという。

福島氏は党大会で「社民党の多くの人も、支援者も、私が国会にいて頑張り続けることを望んでいる」と述べ、梶川氏らの考えに応じることはなかったが、閉会後に記者会見で党員から再建策が相次いだ状況については「元気の出る党大会になり、党員一人一人が力が出ることになった」と振り返った。

9440OS5:2024/03/18(月) 14:30:47
■地方の意見をむげに扱うと…

共産党は上意下達を可能にする民主集中制を組織原則に掲げている。党員が公の場で執行部に意見具申することは異例といえるが、今年1月15〜18日に静岡県熱海市で開いた党大会で異変が生じた。

「排除の論理ではなく、包摂の論理を尊重することが党運営に求められている」

神奈川県の大山奈々子県議団長は討論で党執行部の姿勢について、こう指摘した。

大山氏が苦言を呈した背景には、令和5年1月に元党員の松竹伸幸氏が党首公選制の導入など党運営の透明化を訴える書籍を出版し、同年2月に党から「重大な規律違反」として除名処分された事情がある。

松竹氏は党大会で処分を不服として再審査請求し、処分の撤回を求めたが、請求は却下された。大山氏の発言に対しても、田村智子委員長は党大会結語の討論で「党員としての主体性を欠き、誠実さを欠く発言だ」と厳しく非難した。

衆人環視の場での田村氏の一方的な糾弾に対しては、地方議員から「明らかなパワハラだ」などと反発の声が広がることになる。

地方議員の「提言」も党内不一致とみられる可能性があり、党運営の支障になりかねない。発言した地方議員自身も処分を下される恐れを抱えている。それぞれ覚悟と思いを持った発言といえそうだ。(奥原慎平)

9441OS5:2024/03/19(火) 15:50:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/89954742be76e35538010b40c233c7c890684190
首相、自らの処分検討 安倍・二階両派82人含め4月にも 裏金事件
3/19(火) 5:00配信
毎日新聞
参院予算委員会で発言する岸田文雄首相=国会内で2024年3月18日午前9時1分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた関係議員の処分を巡り、首相自身も処分対象とする検討に入った。岸田派の元会計責任者が有罪となったことを受け、派閥会長を務めた首相の処分を求める声が強まっているためだ。自らも処分を受けることで、処分対象となる安倍派幹部らからの不満を抑える狙いもあるとみられる。


 複数の自民党関係者が18日明らかにした。自民調査の対象となった安倍、二階両派の82人などについては、党紀委員会で検討される。処分の基準については、党紀委員会とは別の組織で策定する案が浮上している。一方、首相と幹事長経験者の二階俊博氏については、それとは別に党役員らで処分を検討する。いずれも4月上旬にも処分する。

 首相は18日の参院予算委員会で、処分に関し「実態を確認し、本人の説明努力等も勘案した上で判断する」と改めて説明し、「私の今の感触、考えでは通常国会中に判断することを考えている」と語った。

 処分前の衆院解散は「考えていない」とも述べた。衆院解散については「今は全く考えていない。まずは信頼回復のために党として政治責任のけじめをつけること。さらには、この国会で法律を成立させることによって再発防止策を確定することに専念する」と述べた。【川口峻、畠山嵩、樋口淳也】

9442OS5:2024/03/23(土) 01:32:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab5a3822b70690e83b49ab8f4e3fe8877de5322
自民・長谷川氏、機内でカスハラ?  歌手の吉幾三氏指摘に「確認を」と反論
3/22(金) 22:15配信
時事通信
自民党の長谷川岳参院議員

 自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)が航空機内で客室乗務員に横柄な態度を取ったと歌手の吉幾三さんから批判を受け、長谷川氏は22日、記者団に対し、指摘された一部は事実と異なるとして反論した。


 正しい情報を伝えるよう乗務員に注意したことは認めた。

 吉さんは動画で「横柄な国会議員がいる」と指摘し、現役乗務員を名乗る匿名の手紙を紹介。そこには長谷川氏の名前とともに「非常に高圧的」「到着の遅れには鬼の首を取ったような言い方でクレームをする」などの訴えが記されていた。

 長谷川氏は、出発や到着の遅れに関して「正しい情報を伝える原則はあるべきだ」と乗務員に発言したことは認めた上で、「枕は二つ用意する」よう求めたとの指摘は否定。「(動画を)流す以上、本当なのかしっかり確認しなければいけない」と訴えた。

9443OS5:2024/03/25(月) 12:24:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e62455f7eee7b589f8fc8e2d0887181e55f55cd
安倍派の不正還流「組織性」悪質、元幹部4氏の責任重大…重い処分科す方向で調整
3/24(日) 11:00配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 岸田首相(自民党総裁)が自民派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、安倍派元幹部の4氏に関係者で最も重い処分を科す方向で調整しているのは、不正還流の「組織性」に着目した場合、安倍派は岸田派や二階派よりも悪質で、止められなかった4氏の責任は免れないとみているためだ。

 「特に事情を知っているであろう方を想定している」

 自民の茂木幹事長は23日、石川県輪島市内で安倍派元幹部への聴取について記者団から問われると、こう答えた。塩谷立、下村博文・両元文部科学相、西村康稔・前経済産業相、世耕弘成・前参院幹事長の4氏を念頭に置いた発言とみられる。

 安倍派では、派閥パーティー券の販売収入に関し、所属議員にノルマ超過分を還流し、政治資金収支報告書に記載しない不正が常態化していた。これまでに不記載が判明した自民議員82人のうち、安倍派は76人と大半を占める。

 二階派での不記載は、会長だった二階俊博・元幹事長ら6人に限られ、岸田派では議員個人に不記載はなく、派閥のパーティー収入に不記載があった。首相は「事務的なミスの積み重ねだ」と釈明している。

 自民執行部の一人は「安倍派による不正の組織性は際立っている。二階派は幹部を中心に不記載があったが、組織的だったとまではいえない」と指摘した。

 そのうえで最大の焦点となるのは、安倍派で誰がこうした組織的不正を主導したかという点だ。

 衆参の政治倫理審査会では、還流の取りやめを指示した安倍元首相が死去した後の2022年8月、4氏が対応を話し合った幹部協議に注目が集まった。

 4氏は当時、会長代理や事務総長などを務めていたが、いずれも還流継続への関与を否定しつつ、協議内容の説明で微妙な食い違いを見せた。

 下村、西村両氏は結論が出なかったと主張。一方、塩谷氏は「継続するのはしょうがないかなというような話し合いがされた」、世耕氏は「お金の手当てをしなきゃいけないという方向性は決まった」と語り、一定の方針は固まったことを示唆した。

 自民内では、「真相は依然不明だが、還流をやめる機会を逸した4氏の『結果責任』は大きい」との指摘が出ている。首相は、安倍派議員から「派閥の上に立つ人が責任を取るべきだ」などと元幹部への批判が相次いだことも考慮し、最終判断するとみられる。

9444OS5:2024/03/25(月) 14:21:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5db90ec812a4d5be2982ead6464fee02127b4789
「金持ちの家に生まれた苦労は知らねえだろ」 奇異の目で見られていた麻生太郎副総裁はいかにして権力を手にしたのか
3/25(月) 6:07配信

デイリー新潮
首をかしげざるを得ない点が
麻生太郎・副総裁

 ソフト帽をかぶり、唇をひん曲げながら辺りをじろりと睥睨する……。マフィアのボスのような政界のキングメーカー、麻生太郎・副総裁(83)。かつて自民党を下野させ、今も失言続きなのに、一体なぜこんなにエラくなったのか。【前後編の後編】

 ***

 しばらくはこのまま最高実力者としての存在感を誇示しそうな麻生副総裁。

 しかし、なぜそこまで力を持つようになったのか。来歴をたどると、首をかしげざるを得ない点も見えてくる。

 麻生氏は1940年、福岡県で生まれた。実家は炭鉱で財を成した筑豊御三家の一つ、麻生家で、母方の祖父が吉田茂・元総理であることは知られている。学習院大学を出た後、実家の事業に参画。JCの会頭を務め、クレー射撃でオリンピックに出場したことも。政界進出は39歳の時。当選後は、祖父・吉田の一番弟子・池田勇人が創設した宏池会に入る。後に結婚したのも、当時の宏池会会長・鈴木善幸元総理の子女だった。

“お前らさぁ、金持ちの家に生まれた苦労は知らねえだろ”
 しかし、それだけの血筋でありながら、同会では主流となれないまま、派を後にしているのである。

「初出馬をした頃だったかな。宏池会の事務所にいたら、太郎さんが入ってきたんです。第一声は“汚ねえ事務所だな”。そこにいた加藤紘一さんなんかは“何だコイツ”と奇異の目で見ていましたよ」

 とは、宏池会取材歴半世紀、政治ジャーナリストの泉宏氏(元時事通信政治部長)。

「衆院選での演説の第一声は“下々の皆さん”だったのは有名な話です。僕ら記者に対しても、“俺はよぉ、お前らとは違ってな。朝起きたらすぐにワイシャツを着てスラックスをはいて靴を履いて、それでようやく1階に降りるんだ。するとそこには執事が待っていて……”などと言う。“お前らさぁ、金持ちの家に生まれた苦労は知らねえだろ”なんて言うから言い合いになったこともありましたね」

 そんなこんなで付いたあだ名が「半径1.5メートルの男」。心を許した相手は徹底的に面倒を見るからだが、その輪に入れない人は挑発的で野卑な言動に到底ついていけない。ましてや宏池会は“お公家集団”と言われる気風である。

「仲間は広がらなかった。そんなこともあり、加藤さんと河野洋平さんで派閥の跡目争いが起こると、河野さんと一緒に宏池会を出てしまったんです」(同)

 河野グループは十数名の弱小派閥。当時の麻生氏はメインストリームから外れた“変わり者”の扱いだった。

“傍流の面白い人”から総裁候補へ
 そんな麻生氏の第一の転機となったのは、小泉純一郎政権。5年間の長きにわたったこの体制下で、党政調会長、総務大臣、外務大臣など重要ポストを歴任し、地歩を固めていくのである。

「それまでの麻生さんは、“傍流の面白い人”という扱いだったんですけどね」

 とは、東京大学名誉教授の御厨貴氏(政治学)。

「それが、重要ポストを任されることによって総裁候補になっていった。小泉さんからすれば、自分と同じように群れず、変わり者で、わっと物を言ってひらめきで生きる麻生さんには親しみが持てたんでしょう」

 小泉政権後、第1次安倍晋三、福田康夫の両内閣は1年ほどの短命に終わる。かたや野党第1党の民主党が支持率を伸ばし、政権交代の危機にお鉢が回ってきたのが麻生氏。マンガ好きでべらんめえ調といったキャラクターが若者から人気を集めたこともあって2008年、念願の総理に就任した。

「あの時の麻生さんは本当にいら立っていた」
 が、総理になるやリーマンショックが日本を襲う。目玉政策として国民一人一人に定額給付金を支給したが、景気は上向かず。自身も高級バー通いが批判され、また「踏襲」を「ふしゅう」、「未曾有」を「みぞうゆう」、「頻繁」を「はんざつ」と発するなど、中学生レベルの漢字が読めないことがあらわになり嘲笑の的に。支持率は低下する一方だった。

「あの時の麻生さんは本当にいら立っていましたね」

 とは政治ジャーナリストの青山和弘氏。青山氏は当時、日テレ政治部で官邸キャップを務めていた。

「総理番の記者たちのマナーや言葉遣いが悪いと言って“質問者を代えろ!”などとよく怒っていた。“目上の人間にきちんと口も利けないヤツにインタビューさせるんじゃねえ”という感じで。いつもイライラしていましたね」

 また、

「解散の時機を逸してしまった。経済対策に腐心し、ずるずる延ばしている間に支持率はどんどん下がり、党内からも麻生降ろしが始まってしまった」

9445OS5:2024/03/25(月) 14:21:51
 当時、厚生労働相を務めていた舛添要一氏は、

「新型インフルエンザの流行という難局もあったけど、多くを任せてくれてとてもやりやすかった」

 と回想するが、その年、麻生氏に解散を迫り離党した渡辺喜美・元行政改革担当相に聞くと、

「すぐ解散するべきだと思ったけど、したがらなかった。このままだとまずいと思って。公務員制度改革について官邸に質問状を渡しに行ったんです。でも、受け取ってもらえなかった。あの時、解散しておけば、民主党政権はなかったですよね」

復活を遂げた麻生氏
 こうした政策、政局両面での失策から自民党は2009年の総選挙で大敗。政権を失ってしまう。そのA級戦犯となった麻生氏。普通ならここで政治生命は事実上、終わりである。

 しかし、2度目の転機は3年後に訪れる。第2次安倍政権の成立だ。政権を奪い返した安倍総理が麻生氏を副総理・財務大臣に起用した。

「安倍さんが麻生さんを重用したのは、政治力もありますが、やはり境遇が似通っているからでしょうね」

 と前出の青山氏。続けて、

「お互い、祖父が総理大臣なのはもちろん、麻生さんは小学校から大学まで学習院、安倍さんは成蹊と名門私学の出身。地元は田舎だけど都会育ち。二人の間には他人が入れない世界があるように見えました」

 こうして第2次安倍政権が歴代最長の7年8カ月間続く中、麻生氏も戦後最長の財務大臣として君臨する。

「財務省というのはやはり最強の官庁です。そのトップを長く務めれば、嫌でも人がみな寄ってきますよ。小派閥だった麻生派(前・河野グループ)に他派閥からこぼれ落ちた議員が入り、また、山東派をそのまま吸収した。いつのまにか第2派閥へと拡大していたんです」(同)

 復活を遂げた麻生氏は続く菅政権、岸田政権でも重みを増し、現在の地位を築くことになったわけだ。

「麻生さんは本来、義理人情の人」
 とはいえ、麻生氏も既に83歳。老害と批判されることもしばしばだ。

 1月にも上川外相のことを「オバサン」「そんなに美しい方とは言わんけど」と言って物議を醸し、発言を撤回したばかり。失言癖は相変わらずで、撤回に追い込まれたものだけを挙げても、

「(日中に米価差があるのは)アルツハイマーの人でも分かる」(2007年)

「(終末期医療費の高騰について)さっさと死ねるようにしてもらうとか、いろんなことを考えないといけない」(2013年)

「ある日気付いたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた。誰も気付かないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」(2013年)

「(少子高齢化問題で)年を取ったやつが悪いみたいなことを言っているが、子どもを産まなかった方が問題だ」(2019年)

 と数々の舌禍がある。どれもその都度、首になってもおかしくない発言だが、なぜかこの人だけは逃げ切れる。しかし、その度に内閣や党の評判をおとしめてきた。

「麻生さんは本来、義理人情の人なんです」

 と言うのは、元フジテレビ政治部記者で40年前から同氏を取材する、ジャーナリストの鈴木哲夫氏。

「現在の岸田体制がいいと思っていない。政策も実現できていないし、党内の権力闘争に明け暮れている。しかも、これまで支えてきたというのに派閥解散という唐突な言動でまさに情を裏切られた。怒った麻生さんは、ポスト岸田の流れを作ろうとしています」

 しかし、

「それを面白く思わない声ももちろんある。“口が悪すぎる”“身を退くべき時期ではないか”という声が党内で聞こえるのは事実です」

9446OS5:2024/03/25(月) 14:22:03
「今の麻生さんの弊害は…」
 前出の泉氏も言うのだ。

「世間やメディアからすれば、引退してほしい政治家ということになるでしょう。総理と総裁だけでなく、副総理と副総裁も歴任。“あと議長をやれば、5冠王だ”なんて本人も言っていますが、今潔く身を引けば晩節を汚すことはない。誰でもそう思うはずです」

 ただし、として、

「それでも政治をやるんだ、というのが麻生さんなんですね。そうした特異なキャラクターが彼の本質。その意味では大好きなマンガの主人公みたいな人かもしれません。あるいは、政界の実力者が持つ業(ごう)のようなものかもしれませんね」

 前出・御厨氏の感想は、

「外からは、老人が権勢を振るっているかのように見えるのは事実。しかし、当人からすれば、“まだまだ下が育っていないから俺が育てねば”という意識なのでしょう。ですが、世間からは、80を超えて君臨している政治家がいるというのは、度を越した長老政治に見えます」

 御厨氏は、麻生氏はデモクラシータイプの政治家ではないと評する。

「アリストクラシー、貴族主義の人。だから下々より俺の方が仕事ができるという自負がある。しかし、新しい人が出てこられるよう道を開くのが長老の役割のはず。麻生さんにその気がなくても、注文を付けただけで周りが忖度(そんたく)し、意向通りにせざるを得なくなってしまっている。それが今の麻生さんの弊害なのです」

 麻生氏が常々、吉田が政界を引退した年まで現役を続けたいと述べてきたのは永田町では知られた話。その年とは85――。

 敬愛する祖父に倣い、スパッと身を退けるか、はたまた権力にしがみつき晩節を汚すか。その答えはあと1年余りで見えてくる。前編では、「政権の生殺与奪権のひとつを握っている」と言われる麻生氏の“影の権力者ぶり”について報じている。

「週刊新潮」2024年3月21日号 掲載

新潮社

9447OS5:2024/03/26(火) 17:28:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c59c4e2d633f8cd8016282cb3b92e8681ab195cf
裏金処分目前、重鎮・二階氏が先手 衆院選不出馬を表明、安倍派幹部へ圧力強まる
3/26(火) 16:30配信

西日本新聞
国会議事堂

 自民党の二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明した。党執行部が検討を本格化させる派閥裏金事件の処分に先手を打った形で、安倍派幹部らの厳重処分を求める声が早速党内で広がった。菅義偉前首相や森山裕総務会長らと関係が近く「非主流派」の核だった二階氏の決断は「ポスト岸田」をにらんだ党内力学にも影響を与えそうだ。

 「政治責任は監督責任者である私自身にあることは当然のことであります」。25日、党本部記者会見場。二階氏はこう切り出し、岸田文雄首相に不出馬を伝えたことを明らかにした。歴代最長の幹事長経験から「キングメーカー」として権勢を誇った姿はなかった。

 裏金事件を巡り二階派の元会計責任者が在宅起訴され、自身の個人事務所の秘書も有罪が確定した。安倍派の資金還流の対応を協議した塩谷立元文部科学相や世耕弘成前参院幹事長ら4幹部に対し「選挙での非公認」以上の処分の調整が進む中、二階氏にも同等の処分が想定される。ただ二階氏は執行部の処分の動きが判断に影響したか問われると「影響はない。自らが決めたことだ」と否定した。

 突然の不出馬宣言で、与党内の矛先は安倍派幹部へと向かった。二階派中堅は「安倍派幹部は責任を取ろうとしない。処分が甘くなれば自民党は何しているんだとの批判が強まる」とくぎを刺し、公明党重鎮も「首相は厳しい処分を出しやすくなった」と見通した。

 安倍派への処分が非公認や党員資格停止以上になれば、二階氏の地元和歌山県で対立関係にあり衆院くら替えをもくろむ世耕氏へのけん制にもなる。二階派幹部は「ただでは転ばないのが二階氏だ」と“世耕封じ”の一手と読み解く。

 「自民党が再び国民の期待に応える政党として再起することを願う」。会見で述べた二階氏だが衆院政治倫理審査会に出席せず、説明責任を十分に果たさない姿勢に批判も少なくない。

 とはいえ、二階氏が表舞台から去れば党内勢力図に変化をもたらすとの指摘もある。二階氏の幹事長交代や閣僚人事で不興を買った首相は「二階氏の動向は常に気にしている」(党関係者)。二階派内にはポスト岸田を見据え、茂木敏充幹事長の派閥を飛び出した小渕優子選対委員長や、離脱に含みを持たせる加藤勝信元官房長官と距離を縮めようとする動きもある。

 麻生太郎副総裁の周辺は言う。「今は主流派も非主流派も不安定だ。この先どういう流れになるのか分からん」 (高田佳典、大坪拓也、御厨尚陽)

9448OS5:2024/03/26(火) 17:29:37
https://www.asahi.com/articles/ASS3T3QB1S3TUTFK00GM.html?oai=ASS3V1VW2S3VUTFK00FM&amp;ref=yahoo
二階氏の不出馬「ベストタイミング」の声も 処分回避、選挙も優位に
有料記事自民

2024年3月25日 20時53分
 自民党による厳罰が取り沙汰されていた二階俊博元幹事長が、次の衆院選での不出馬を表明した。追い込まれた末の二階氏の決断は、組織的に裏金を作りながら責任逃れに走る安倍派の幹部に対し、自発的引責を求める圧力を高めている。

 二階氏が25日に記者会見したのは歴代最長の幹事長として、幾度となく質疑に応じてきた党本部4階の会見場。最側近で二階派幹部の林幹雄元幹事長代理と現れ、紙を読み上げ始めた。「政治責任はすべて監督責任者の私自身にある」「岸田文雄総裁に対し、次期衆院選挙に出馬しないと伝えた」

 そして、こう言った。「自民党が再び国民の期待に応える政党として再起することを願う」

 読み上げ時こそ、低姿勢だったが、質疑応答では一転。衆院政治倫理審査会に出席しなかった理由や、二階派の裏金作りの経緯を問われても、自らは答えず、林氏が回答した。高齢が立候補見送りの理由かと問われると「お前もその年、くるんだよ。ばかやろう」。会見は10分間で打ち切られた。

 その後、仲間と昼食を取った際には「こういうのは自分で決めなきゃならん」とさっぱりした様子で語った二階氏だが、会見でのいら立ちからは、追い詰められた末の不本意な決断だったことが色濃くにじんだ。

「実際は何の反省も謝罪も…」

9449OS5:2024/03/26(火) 17:43:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/a038b95e08d7588883b270d375ed5c1d6c9efae1
自民、二階氏の処分見送り検討 松野氏ら3氏は軽い処分で調整
3/25(月) 19:32配信


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毎日新聞
記者会見する自民党の二階俊博元幹事長(中央)。奥右は林幹雄元経済産業相=東京都千代田区の同党本部で2024年3月25日、竹内幹撮影

 自民党は、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明したことを受け、二階氏に対する党の処分を見送る検討に入った。安倍派幹部を務めた松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長、高木毅前国対委員長の3氏については、安倍派のパーティー券収入の還流に関する2022年の幹部会合に出席していた塩谷立元文部科学相ら4氏より軽い処分とする方向で調整する。

【図表で見る】1983年に初当選…二階氏の主な歩み

 自民関係者が25日明らかにした。松野氏ら3氏は安倍派の有力議員「5人衆」のメンバーで、松野、高木両氏は事務総長経験者として衆院政治倫理審査会に出席した。政治資金収支報告書の不記載額は萩生田氏が2728万円、松野氏が1051万円、高木氏が1019万円で、234万円だった塩谷氏らより多額だった。

 ただ、安倍晋三会長(当時)が還流をやめるよう指示した22年の幹部会合などには出席しておらず、一定の配慮がいると判断した模様だ。

 党執行部は、22年の幹部会合に出席した塩谷氏、下村博文元文科相、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長の4氏の責任は重大だとみて、党内処分の中では3番目に重い「党員資格停止」か4番目の「選挙での非公認」処分を検討している。松野氏ら3氏については4氏より軽い処分とし、「選挙での非公認」か「党の役職停止」とする方向だ。3氏は既に党の役職などから退いており「役職停止」なら形式的な処分となる。

 首相は26日から関係者への追加聞き取り調査を行い、4月第1週にも処分を決定する方針だ。【川口峻】

9450OS5:2024/03/26(火) 20:53:17
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/380281
【二階氏、次期衆院選不出馬表明】裏金処分目前、逃げの判断
首相苦慮、責任波及を警戒
2024/3/26 10:09
(最終更新: 2024/3/26 10:25)
 記者会見を終え、引き揚げる自民党の二階元幹事長(手前)=25日午前、東京・永田町の党本部

 自民党の二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明した。派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、4月上旬にも関係議員の一斉処分を見込む自民。唐突に映る二階氏の判断の背景には「選挙での非公認」など、党主導の重い処分を回避しようとの思惑が透ける。影響力の強い重鎮の扱いに頭を悩ませていた岸田文雄首相は、自らの責任問題への波及を警戒しつつ、安倍派(清和政策研究会)幹部の処分に踏み切れるかどうかが問われる。

 ▽メンツ

 「影響はない。自ら決めたことだ」。25日午前、党本部。記者会見に臨んだ二階氏は、党内で検討中の処分が判断に影響したかどうか問われ、気色ばんだ。だが実態は二階氏のメンツを保ちつつ、党内不和を抑え込む仕掛けを党幹部らが周到に準備していた様子がうかがえる。

 二階派(志帥会)は2018年から5年間で、政治資金収支報告書の収入と支出に計3億8千万円を過少記載したとして、元会計責任者が在宅起訴された。二階氏も、派閥パーティー券の販売ノルマ超過分3500万円を裏金化したとして、秘書が有罪となった。

 こうした事情から自民幹部は「肩書と金額、どちらで線引きしても重い処分は不可避」とみていた。ただ首相は周辺に「二階さんを処分したいわけではない」とも吐露していた。二階派を中心に恨みを買う上、岸田派(宏池会)でも元会計責任者が立件されており「ブーメランが飛んでくるのではないか」(官邸筋)と身構えたのだ。

 案の定、野党は25日、「責任者として、首相が真っ先に処分される対象だ」(共産党の小池晃書記局長)と批判のボルテージを上げた。

 ▽円満演出

 「重い処分を受けるぐらいなら、その前にけじめをつける」。3月上旬、そんな二階氏の意向を耳にした二階氏に近い森山裕総務会長らが、軟着陸に向けて首相に働きかけを始めた。

 森山氏は7、15両日に首相と一対一で面会。処分内容を考えあぐねる首相に「組織的な裏金づくりをしていた安倍派幹部と同じ処分ではいけない」と進言し、区別するよう求めた。

 そこで浮上したのが、自発的な次期衆院選への不出馬表明だ。関係者によると、党紀委員会による処分で党員資格停止に次いで4番目に重い「選挙での非公認」と同じ意味を持ち、重い処分を下さない理屈も立つ。

 26日には関係議員への追加聴取が迫っていた。二階氏は25日朝、首相に電話して不出馬方針を伝達。首相は「熟慮の結果でしょうから、判断を尊重します」と敬意を表し、円満解決を演出した。

 ▽世耕氏封じ

 「これで安倍派処分の線引きができた」。二階氏の会見を見届けた首相周辺は胸をなで下ろした。

 党処分の焦点は、裏金の発端や経緯に関し「知らぬ存ぜぬ」を貫き、責任逃れのような説明に終始している安倍派幹部だ。二階氏の不出馬表明で、選挙での非公認以上の処分を下せる流れになったと受け止めた。

 そして不出馬表明は二階氏にもメリットが生まれる。区割り変更に伴う次期衆院選和歌山2区には、二階氏と折り合いの悪い安倍派幹部の世耕弘成前参院幹事長がくら替え出馬を狙っているとされる。世耕氏が非公認や党員資格停止になれば、後継争いからの脱落は必至―。参院関係者は今回の決断を「世耕氏封じの一手だ」と読み解いた。

 処分を間近に控え、交錯する自民内の思惑と駆け引き。首相は25日夕の党役員会で二階氏の表明をこう評した。「党の再起を強く促す出処進退として重く受け止めたい」

9451OS5:2024/03/27(水) 00:26:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/e45c973808a7dd56f17c6c12e4db0adcedeac92b
自民裏金、処分3段階案が浮上 執行部、塩谷・下村両氏を追加聴取
3/26(火) 20:07配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影

 岸田文雄首相(自民党総裁)ら党執行部は26日、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派幹部を務めた塩谷立元文部科学相と下村博文元文科相への追加の聞き取り調査を東京都内のホテルで行った。自民が4月上旬にも決定する関係議員の処分については3段階に分ける案が浮上しており、党執行部は追加聴取を踏まえて処分の詳細を詰める。

 追加聴取は首相と茂木敏充幹事長、森山裕総務会長が実施した。27日は同じく安倍派幹部を務めた西村康稔前経済産業相と世耕弘成前参院幹事長が対象となる。

 首相は26日の聴取終了後、首相官邸で記者団の取材に応じたが、実態解明につながる証言が得られたかについては「作業をこれからも続けていく。今の段階で内容等を申し上げることはできない」と言及を避けた。

 党執行部は、パーティー券収入のキックバック(還流)に関する2022年の同派の幹部会合に出席したものの、結果的に不正な還流をやめることができなかった塩谷、下村、西村、世耕の4氏の責任は重大だとみて、党内処分の中では3番目に重い「党員資格停止」か4番目の「選挙での非公認」処分を検討している。

 一方、同派幹部を務めた松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長、高木毅前国対委員長は22年の幹部会合には出席していないことから、塩谷氏ら4氏より軽い処分とする調整に入っており、「選挙での非公認」か「党の役職停止」とする案がある。党執行部は、幹部会合への出席の有無や幹部か否か、政治資金収支報告書への不記載額の多寡などを考慮し、塩谷氏ら関係議員を3段階に分けて処分する方向だ。25日に次期衆院選に出馬しない意向を表明した二階俊博元幹事長への処分は見送られる公算が大きい。【畠山嵩、池田直】

9452OS5:2024/03/27(水) 06:26:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d143115c2f7d24c0efa91c35cff0c03631877608
<読む政治>二階氏不出馬の志帥会、次の軸は誰か 「武田事務総長主導」に賛否
3/27(水) 6:00配信



毎日新聞
自民党二階派の解散を記者会見で発表する同派会長の二階俊博元幹事長(中央)、武田良太元総務相(右)、林幹雄元経済産業相(左)=東京都千代田区の砂防会館で1月19日、竹内望撮影

 自民党は4派閥が解散を決定したことで、党内の景色は様変わりし、議員たちは浮足立っている。

【グラフ】内閣支持率の推移(24年2月)

 解散する二階派(志帥会)では、強い磁力を発して派を束ねてきた、会長の二階俊博元幹事長が25日、次期衆院選不出馬を表明したことで、一気に不安定な状況に陥りそうだ。

 二階氏、林幹雄元経済産業相、武田良太元総務相、中曽根弘文元外相の4人は、1月の解散決定後も、派閥メンバーと当選回数別に会合を開いてきた。

 東京・赤坂のホテルにある中華料理店で2月28日にあった会食には、この4人と閣僚経験者ら数人が参加した。二階派事務総長の武田氏が、派閥の裏金事件の経緯を説明するため、衆院政治倫理審査会に出席する前日だった。武田氏は「政倫審に明日出ます。これまで話してきたことを話すので、大丈夫です」と断言した。

 雑談が多く、派閥メンバーの今後については話題にのぼらなかったという。出席したベテラン議員は「二階派をどうするかという話をすると思ったが、何もない。参加しなければよかった」と苦々しげに語った。

 二階派は岸田文雄首相と距離を置き、非主流派の立場を続けている。二階氏は85歳。バッジを外すのならば、別の誰かが結集軸になり得るのか。同派解散後を想定して、武田氏を中心にメンバーを再結集しようとする動きがある。武田氏が主導権を握ることを嫌う議員たちは対抗し、二階氏と「反武田」の枠組みを作れないかと画策する。武田氏を警戒する同派幹部は「二階派に総裁候補はいない。武田氏について行くのは若手だけだろう」とけん制する。

 武田氏は、萩生田光一前政調会長、加藤勝信元官房長官とも連携しており、3人は頭文字を取って「HKT」と呼ばれる。いずれも菅政権で閣僚を務め、菅義偉元首相に近い。菅氏は3月1日、HKTの3人と小泉進次郎元環境相と会食した。

 無派閥ながら首相となった菅氏には、自身を支える議員グループがある。二階氏と同じく非主流派に位置し、首相の政権運営に不満を持つ。「ポスト岸田」の候補では、河野太郎デジタル相、小泉氏、石破茂元幹事長らが念頭にあるようだ。ただ、菅氏はかねて麻生太郎副総裁と距離がある。河野氏は存続が決まっている麻生派に所属する。菅氏は脱派閥を主張してきたこともあり、次期総裁選で河野氏を支援するかは定まっていない。小泉、石破両氏も、議員の支持が広がるかは未知数だ。

 菅氏周辺は「麻生氏や茂木敏充幹事長とケンカできるのは菅氏しかいない。菅氏が決めた人物が総裁になる、という形にしようと環境整備をしている」と明かし、菅氏がキングメーカーとして積極的に関与することに期待を寄せる。

9453OS5:2024/03/27(水) 11:42:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/054f1eb744ee1b635782386bbc6304f5cb0a93cd

岸田文雄首相、自身が役職停止処分なら党総裁の役職「外れる」 参院予算委
3/27(水) 10:33配信

産経新聞
参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=27日午前(春名中撮影)

岸田文雄首相は27日午前の参院予算委員会で、自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、党総裁である自身の処分が党の役職停止となった場合の対応について「党規約をそのまま読めば、役職を外れるということになる」と述べ、総裁を外れるとの認識を示した。

処分のうち党の役職停止は8段階中3番目に軽い。党内では首相に対する重い処分は見送られるとの見方がある。首相は「私も含めて党の手続きと判断が尊重されなければならない。処分は何も決まっていない」とも語った。

首相は安倍派(清和政策研究会)幹部の再聴取について「来週に向けて続けていきたい」と説明した。過去に同派会長を務めた森喜朗元首相の聴取については「個人的にこの問題に関わっているという指摘は把握されていない」とした一方で、「追加の聞き取り調査の中で必要な関係者に話を聞きたい」と述べた。

次期衆院選への不出馬を表明した二階俊博元幹事長に対する処分の有無については「選挙に出馬しないという判断は重く受け止めているが、処分については決めていない」と述べた。

立憲民主党の杉尾秀哉氏への答弁。

9454OS5:2024/03/27(水) 11:49:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba19d90827db96b5fe4d2eb3cdfa7b320c28cde3
非公認案、自民にも「不十分」の声 裏金議員処分、野党は離党要求
3/27(水) 7:05配信

時事通信
安倍派元幹部への聴取を終え、ホテルを後にする岸田文雄首相を乗せた車=26日午後、東京都千代田区

 自民党派閥の裏金事件での処分に向け、岸田文雄首相は安倍派元幹部への聞き取り調査を始めた。

 処分は「選挙での非公認」を軸に検討するが、党内からも「国民は到底納得しない」(幹部)との懸念が相次いでおり、世論の強い反発が収まるかどうかは見通せない。

 「非公認」が検討されるのは2022年8月の安倍派幹部会合でキックバック(還流)復活に関わったとされる塩谷立・元総務会長、下村博文元政調会長、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長の4人。実際に処分が下れば、次期国政選には無所属で出馬する可能性が高い。そうなれば、衆院選では比例代表への重複立候補ができない。

 ただ、裏を返せば、当面は自民議員で活動を続けることが可能で、無所属で当選すれば追加公認の道も開ける。安倍派には「非常に重たい」(閣僚経験者)との声がある一方、岸田派中堅は「選挙までは何もないということ。有権者は厳しいとは受け止めないだろう」と断じた。

 幹部会合に出席しなかった松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長らには「党の役職停止」を検討中だが、主だった役職は既に外れており、実効性にはいまひとつ欠ける。

 裏金問題を巡っては、政治資金収支報告書の不記載額が3526万円に上った二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明。二階派若手は、自発的に動く様子のない安倍派の面々に対し「安倍派からも続くと思っていた。離党くらい自分で判断できる」といら立ちを隠さない。

 過去の不祥事では、新型コロナウイルス禍の緊急事態宣言のさなかに銀座のクラブを訪れた自民3議員が離党勧告を受けた。同党筋は「執行部は非公認よりも一段重い『党員資格停止』にしたいはず。そうなれば離党を促すことにもつながる」と話す。

 処分を急ぐ自民に対し、野党は厳しい批判を浴びせる。立憲民主党の泉健太代表は党会合で「真相にたどり着いていない中で処分を進めようとするのは、逃げ切りを図ろうという姿勢に他ならない」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表も記者会見で「銀座に飲みに行って離党を迫られた(事例)以上の処分は当然必要だ。自民党の自浄作用が問われている」と述べ、安倍派元幹部らの離党を要求した。

9455OS5:2024/03/27(水) 11:49:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/187a55ab16165962ea3893ec8bf1446324fcf405
自民、裏金幕引き急ぐ 二階氏不出馬、処分に「追い風」 真相究明は置き去り〔深層探訪〕
3/27(水) 7:00配信


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時事通信
記者会見で次期衆院選に出馬しない意向を表明した自民党の二階俊博元幹事長(右)=25日、東京・永田町の同党本部

 自民党で派閥裏金事件の幕引きに向けた動きが加速してきた。岸田文雄首相(党総裁)自らが26日から安倍派元幹部の再聴取に乗り出す。二階俊博元幹事長が事件の責任を取って衆院選不出馬を表明したことで、安倍派元幹部への重い処分は必至の情勢だ。ただ、関係議員の証人喚問には依然否定的。一連の動きは首相らの指導力発揮を演出する色合いが濃く、裏金化の経緯や使途など真相究明は置き去りにされている。

【主な経歴】二階 俊博(にかい としひろ)氏

 ◇不出馬「取引」説も
 「捜査権がない中で限界があるのも事実。できる限りの実態把握に努め、党としてけじめを付けなければならない」。首相は25日の参院予算委員会でこう強調。自ら再聴取を進め、早期処分に踏み切る考えを示した。

 首相は先週22日、ひそかに森山裕総務会長ら党幹部を首相官邸の裏口から次々呼び込み、処分の調整を進めた。安倍派でキックバック(還流)復活に関わったとされる塩谷立・元総務会長や世耕弘成・前参院幹事長ら4人の政治的責任は重いと見て、「選挙での非公認」以上の処分を検討中だ。

 これに呼応するかのように、二階氏は25日に不出馬の意向を表明した。自身の秘書が立件され、幹事長在任時の巨額の政策活動費にも疑惑の目が向けられる二階氏には「離党が望ましい」(自民中堅)との声も党内でくすぶっていた。

 和歌山県内が地盤の二階氏を巡っては、参院和歌山選挙区選出で衆院くら替えの意欲をにじませる世耕氏とのさや当てが続いていた。首相は11日、二階氏側近の武田良太・元総務相と会談。裏金議員の処分に向けた調整が大詰めとなる中の不出馬表明に、政界では首相と二階氏側の「取引」を疑う向きもある。

 二階氏不出馬の動きを知った官邸幹部は「やはりこうなったか」と漏らし、安倍派元幹部の処分も「非公認」以上になるのは不可避との見方を示した。「非公認」が処分の「物差し」となることで、世耕氏の衆院くら替えを阻む狙いも二階氏にはあったと解説し、「(子息への)世襲を目指す二階氏にはベストのタイミングだ」と話す。同氏への処分について、首相周辺は「もうないだろう」と打ち明けた。

 ◇証人喚問に後ろ向き
 85歳の二階氏の不出馬は地元などでは織り込み済み。既定路線を前倒ししただけとも言え、事態収束を図ろうとする二階氏側の思惑も透ける。会見に同席した側近の林幹雄・元幹事長代理は二階氏の説明責任について「いちいち政治倫理審査会に出なくても分かってもらえる」と話し、政倫審出席は不要と言ってのけた。

 事件の終幕を急ぎたいのは首相も同様だ。2024年度予算案は今年度内成立が既に確定。週内の参院審議を乗り切れば、国会で野党の追及を受ける場面も減る見通し。4月の衆院3補欠選挙を見据え、指導力を演出しつつ4月第1週にも処分を下すことで、「一つの区切りとしたい」(自民関係者)のが本音だ。

 政権内で思惑や駆け引きが交錯する一方、裏金事件の真相は依然として闇の中だ。首相は25日の参院予算委で証人喚問の必要性を問われ、「政倫審の弁明などが行われてきた。国会で判断すべきだ」などと後ろ向きな発言に終始した。

 立憲民主党の泉健太代表は記者団に「真相を究明しなければいけない。(論点の)すり替えでお茶を濁すのではなく、しっかり証人喚問に応じるよう改めて訴えたい」と迫った。共産党の小池晃書記局長は、二階氏に対し「真相を語れと言いたい。(衆院議員を)13期務めた人だから、最後は政治家として筋を通してもらいたい」と求めた。

9456OS5:2024/03/27(水) 11:55:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/675967e658c3942c106bd949f288d76a727a35a9
岸田総理、実はサプライズ好き…言動が予測困難過ぎて永田町騒然「ひょっとして衆院解散も」
3/27(水) 10:32配信

47NEWS
衆院政治倫理審査会に出席する考えを記者団に示した岸田首相=2024年2月28日

 「岸田総理、政倫審出るってよ」―。2月下旬、岸田文雄首相の判断が東京・永田町を騒然とさせた。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会への出席を突如表明したのだ。安倍派や二階派の幹部出席を報道公開とするか否かで与野党協議が膠着していた状況を、首相のひと言が打破した。日々政局に頭を巡らせている永田町の「住民」をも驚かせた経験は、過去に一度や二度ではない。「ひょっとして衆院解散も大方の予想を外してくるのではないか」。岸田首相の政治手法はさらなる臆測を呼ぶ。(共同通信=池田快)

政治テロ、本当にある? 「連座制」後ろ向きの理由

国会議事堂=2022年5月

 ▽岸田流「ショック療法」

 「政倫審を公開で行うのか、非公開で行うのか、与野党の折り合いがついていない。今の状況のままでは、国民の政治に対する不信がますます深刻になる。自民党総裁として政倫審に自ら出席し、マスコミオープンの下で説明責任を果たさせていただきたい」

 2月28日午前、岸田首相は官邸で記者団に表明した。現職首相として政倫審への出席は初めてとなる。全面公開で臨むという首相の発言は、瞬く間に永田町内を駆け巡った。

 そもそも政倫審は原則非公開というルールが定められている。公開には本人同意が必要だ。自民党は、衆院の政倫審開催を申し出た安倍、二階両派の計5人が「完全非公開」を希望していると当初説明し、交渉途中で「議員傍聴のみ可」「記者の取材と録音は許可」へと徐々に譲歩した。しかし、立憲民主党など野党側は説明責任を果たすなら全面公開が不可欠だと主張する。この影響で、開催を見込んだ28、29日は見送ることに27日に決まり、2024年度予算案の3月中の成立にも影響を与えかねない状況だった。


 「岸田流のショック療法だ」。自民党のベテラン議員は首相の狙いをこう分析した。首相発言の後、安倍、二階両派の5人は次々と態度を軟化させる。その日のうちに、開催を29日と3月1日とする日程が決まり、出席者は岸田首相を含む計6人となった。

 ▽サプライズのリスク

 今回の突然の行動について、周辺は「岸田首相の怒りの表れだった」との見方を明かす。

 首相はそれまで、政治資金収支報告書に不記載があった議員らの説明責任について再三言及してきた。それなのに、なかなか調整がつかない政倫審の開催。「首相は不満をためていた」と周辺は解説した。

 2月28日も自らの出席表明に合わせて、安倍派や二階派議員を念頭に、こう強調した。「政治の信頼回復に向けて、ぜひ志のある議員に政倫審をはじめ、あらゆる場において説明責任を果たしてもらうことを期待している」

 こうしたサプライズ的な政治手法には、リスクが付きまとう。岸田首相が事前に自身の政倫審出席を知らせたのは、ごく一部の自民党幹部らに限られた。それも表明直前に連絡しただけだ。安倍派内からはすぐさま「岸田首相はどこまで安倍派を悪者にする気なのか」と憤る声が上がった。

 党内に波紋を広げた結果を、首相周辺はこう振り返った。「今回の判断は、膠着状態を打破するためリーダーシップを発揮する姿を見せたプラス効果だけでは済まなかった。やはりマイナス面もあった」

 ▽首相が愛した派閥

 岸田首相は1月にも周囲を驚かした。昨年12月まで自ら率いてきた岸田派(宏池会)の解散表明だ。

 1月18日夜、岸田首相は官邸で記者団にこう語った。

 「解散についても検討している。政治の信頼回復に資するものであるならば、そうしたことも考えなければならない」

 この日朝、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で岸田派の元会計責任者を立件する方針を固めたと報じられた。首相は昼間、ひそかに岸田派幹部を官邸に順次呼び集め、派閥解散の了解を取り付けた。そして翌19日にも「政治の信頼回復のために宏池会(岸田派)を解散する」と改めて表明した。

9457OS5:2024/03/27(水) 11:55:49
 宏池会と言えば、岸田首相と同じ広島県出身の池田勇人元首相が1957年に創設した、党内で最も歴史を持つ派閥だ。岸田首相を含めて5人の首相を輩出してきた。岸田首相自身も昨年12月に派閥を離脱するまで11年間にわたり会長を務め、人一倍「宏池会愛」が強いとされる。それだけに解散表明のインパクトは大きく、岸田首相の強い覚悟がにじんだ。

(写真:47NEWS)

 首相は党内の他派閥について問われると「他の派閥のありようについて何か申し上げる立場にない」と踏み込むのを避けた。だが、特捜部が派閥の会計責任者や自民議員らを立件したこの日、安倍派と二階派も派閥解散の方針を決断する。二階俊博元幹事長は首相と相談したわけではないとしつつ、岸田派解散の決断について「影響が全くないと言えばうそになる」と明かした。

 続いて森山派も25日、解散方針を表明。会長の森山裕総務会長は「断腸の思いだが、政治の信頼を取り戻すために決めた」と語った。

 一方で、麻生派を率いる麻生太郎自民党副総裁、茂木派領袖の茂木敏充幹事長と、岸田首相との関係はきしみが生じた。麻生派、茂木派は政策集団の形で、議員の集まりとしては存続すると決めた。それでも「政治資金収支報告書に記載しなかった特定の派閥が悪いのに、派閥全てが悪者にされている。守旧派のレッテルを貼る気か」と岸田首相への恨み節が漏れる。

▽意表突く局面転換、過去にも

 岸田首相は、サプライズで局面転換を図る手法に成功体験を感じているのかもしれない。

 始まりは、第100代首相に就任した2021年10月4日のことだ。首相就任の記者会見に臨むと、10日後の14日に衆院を解散し、衆院選を19日公示、31日投開票の日程で実施すると表明した。

 確かに衆院議員の任期満了は21日に迫っていたが、菅義偉前首相の退任と岸田内閣の発足を考慮すると、衆院選投開票は11月になるというのが大方の見立てだった。就任から間髪置かない衆院解散判断には、対する野党も「奇襲だ」と慌てる。選挙戦では与野党の接戦区も少なくなかったが、自民党は単独で安定多数と呼ばれる議席確保に成功した。

 2022年8月10日の内閣改造・自民党役員人事も意外なタイミングだった。党役員任期に合わせて9月と予想する向きが党内外に多かったが、見事に裏切った格好に。7月の安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党の関わりが取り沙汰される中、早めに手を打つ狙いがあったようだ。

 なぜ岸田首相はサプライズを好むのか。答えのヒントは、党内基盤の弱さにあるのではないだろうか。

 足元の岸田派は、党内6派閥のうち第4派閥に過ぎない。最大派閥を足場にした安倍元首相とは状況が大きく異なる。このため岸田首相は政権運営の上で、麻生副総裁や茂木幹事長との連携を図ってきた。麻生派は第2派閥、茂木派第3派閥だ。こうした状況下で、自ら主導権を握るために編み出したのがサプライズ演出ではないだろうか。

 ▽想定外の衆院解散におびえる永田町

 いま永田町では「岸田首相は何を考えているのか、さっぱり分からない」(自民党中堅)という首相評が定着している。そんな中、与野党問わず最大の関心事は、首相がいつ衆院解散権を行使するかという一点にある。衆院解散は一口に言えば「衆院議員の首を切る行為」。選挙後に再び国会へ戻れるのか、命運を握るのは首相というわけだ。

 衆院議員任期4年間は、この春で2年半を経過する。来年は参院選も控えていることを考えると「岸田首相は年内に衆院解散・総選挙に打って出るのではないか」との見方は広がっている。最近では、米国への国賓待遇訪問前後の「4月説」や、所得税の定額減税が始まる「6月説」などのうわさが永田町を飛び交う。

 岸田首相は自らの考えを周囲に気取らせないのが常。自民党幹部すら真意を探るのは容易でないようだ。

 岸田首相は3月4日の参院予算委員会で、4月の衆院3補欠選挙とタイミングを合わせる形で衆院選に持ち込むのではないかと聞かれ「全く考えていない」と答えた。この発言に関し、森山総務会長は翌5日の記者会見で、読めない首相心理をこう解説した。「昨日の予算委員会の発言はその通りだと思います。昨日はそうだったんだろうと思います。昨日までは」

9458OS5:2024/03/27(水) 12:01:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/611e306c42c5d0f9b8f3ce6e36e00aa3966c0fc9
中国企業ロゴ問題は「委員会の所管外」 河野太郎氏、8回繰り返し答弁避ける 衆院特別委
3/27(水) 11:40配信


産経新聞
河野太郎デジタル担当相(春名中撮影)

再生可能エネルギー導入に向けて規制見直しを目指す内閣府のタスクフォースで民間構成員が提出した資料に中国国営企業のロゴマークの透かしが入っていた問題を巡り、26日の衆院地域活性化・こども政策・デジタル社会形成特別委員会で、河野太郎デジタル相が立憲民主党の中谷一馬衆院議員の質問に対し、「委員会の所管外」を理由に自身ではなく事務方に答弁させ続ける場面があった。

河野氏は兼務する規制改革担当相としてタスクフォースを所管するが、同特別委員会はタスクフォースが目指す規制改革は所管外となる。

中谷氏は同特別委員会が所管する「デジタル行政改革の視点で」と述べた上で、一連の問題の改善策について見解を求めた。河野氏は「所管外の委員会なら副大臣や政府参考人らが答弁するのが院のルール」「規制改革の質問は所管の委員会でお願いしたい」「所管の委員会を認識せずに質問する質問者の問題」などと「所管」を理由に計8回答弁を避けた。

中谷氏は「答弁しない姿勢はどうかと思う」と河野氏の姿勢を疑問視した。

一方、河野氏は同特別委員会に先立つ記者会見で、一連の問題について「お騒がせして申し訳ない」とした上で、「ロゴに有害な要素が入っていないことは確認できた。事実関係を調べて対処方針を決めたい」と語っていた。

河野氏を巡っては、「所管外」などとして答弁を避けるケースが少なくない。令和5年2月の衆院予算委では原発政策や外相時代に関わった北方四島を巡る日露交渉などについて「所管外だ」との答弁を12回繰り返した。また、平成30年12月の記者会見ではロシアとの平和条約締結交渉をめぐる記者の質問に対し、「次の質問どうぞ」と4回連続で繰り返し、応答を拒否したケースもある。(奥原慎平)

9459OS5:2024/03/28(木) 23:00:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee762f0ab945bb174fcd9dd095b4e3ef4ee47d1a
長谷川岳・参院議員が北海道庁職員らを厳しく叱責、鈴木知事「改めるべきだ」
3/28(木) 22:33配信

読売新聞オンライン
長谷川岳参院議員

 北海道選出の長谷川岳参院議員(自民)から道庁職員らが厳しい叱責(しっせき)を受けたとして、鈴木直道知事は28日の定例記者会見で、長谷川氏に対し、「(言葉遣いを)改めるべきだ」と指摘したことを明らかにした。長谷川氏の言動を巡っては、週刊文春(電子版)がパワーハラスメントとして報じていた。長谷川氏からは謝罪があったという。

 関係者によると、長谷川氏は1月下旬、意見交換の場で道庁や札幌市の職員を厳しく叱責した。鈴木知事は関係職員に事実を確認した上で、28日に電話で改善を求めたという。記者会見で、鈴木知事は「適切とはいえない発言があった。改めるべきであると申し上げた」と述べたが、パワハラに当たるかどうかについては明言しなかった。

 札幌市の秋元克広市長も27日の定例記者会見で長谷川氏について問われ、「かなりきつい調子で言われる方」と述べ、パワハラについては「そういうふうに受け止める場合もあるかなと認識している」と説明していた。

 長谷川氏は28日、自身のブログで、「私の表現方法が時代にそぐわないものであることを痛感いたしました。以後、時代に即した表現方法に変えて参(まい)ります」と釈明した。謝罪の言葉はなかった。

9460OS5:2024/03/28(木) 23:03:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f9fc4b130c44caab05766cecaec4d6994841981
吉幾三の告発で物議の自民党・長谷川議員 パワハラ報道受け「時代に即した表現方法に変えて参ります」
3/28(木) 20:51配信

スポニチアネックス
長谷川岳氏X(@gaku_hasegawa)から

 自民党の長谷川岳参議院議員(53)が28日、自身のブログを更新し、パワハラと疑われる行為があったとの報道を巡り、「不徳の致すところ」と投稿。今後改める意向を示した

 長谷川氏は「報道を受けて」とのタイトルでブログを更新。「私の過去の表現方法をめぐる報道がなされ、不徳の致すところです。初当選以来、北海道の課題、地域の課題解決に向け、情熱的に活動して参りました。一方で、私の表現方法が時代にそぐわないものであることを痛感いたしました。以後、時代に即した表現方法に変えて参ります。引き続き、北海道の課題、地域の課題解決に向け、より一層の情熱を持って取り組んで参ります」とつづったもの。

 長谷川氏をめぐっては、26日、「文春オンライン」が地元の札幌市職員がさまざまな要求への対応で残業時間が月100時間を超えていると報じたほか、歌手の吉幾三も自身のYouTubeの中で、飛行機に乗っていた際に遭遇した国会議員の態度が「非常に横着な態度」だったといい、「言葉の使い方が乱暴」と指摘。その後公開した動画の中で長谷川氏の名を公表し、匿名客室乗務員からの手紙を紹介。その手紙には「遅延に非常に厳しい」「鬼の首を取ったような言い方でクレーム」「とても政治家とは思えない」と記されていた。

9461OS5:2024/03/31(日) 13:29:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1955e7356c1f30333f7bedd015804ad3693b281
安倍派幹部に「離党勧告」案浮上 追加聴取や厳しい世論を考慮
3/29(金) 23:00配信

毎日新聞
自民党本部=曽根田和久撮影

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた関係議員の処分を巡り、安倍派幹部の一部を「離党勧告」とする案が党内で浮上していることが29日、判明した。党の処分では除名に次いで2番目に重い。これまでは4番目の「選挙での非公認」を軸に検討してきたが、追加聴取での議員側の説明や厳しい世論を考慮し、より厳しい処分が必要との判断に傾いている。処分は4月4日までに決定する方向で調整している。政府・自民党関係者が明らかにした。


 岸田文雄首相は29日、党幹部と相次いで会談。処分の重さや首相が進める追加聴取のあり方などについて詰めの協議を行った。麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長は29日午後、首相官邸の裏口から入り、首相と約1時間会談した。これに先立ち、首相は参院幹部とも会談した。関係者によると首相は「3日か4日には処分を決めたい」と語ったという。追加聴取についても継続する考えを示した。

 党執行部は、安倍、二階両派の80人規模の議員の処分を検討している。特に安倍派のパーティー券収入のキックバック(還流)に関する2022年の幹部会合に出席したものの、結果的に不正な還流をやめることができなかった同派幹部の責任は重いとみている。

 首相は26、27の両日、幹部会合に出席した塩谷立元文部科学相、下村博文元文科相、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長の4人に追加聴取を実施。聴取での説明ぶりも踏まえて、当初検討していた党の処分で4番目の「選挙での非公認」や、3番目の「党員資格の停止」よりも重い処分とする案が浮上している。党幹部は「新たな事実が追加で出てきている。離党勧告まで踏み込まざるを得ないだろう」と語った。【飼手勇介、高橋祐貴】

9462OS5:2024/03/31(日) 13:38:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/06d68cf591ae45456f4df851893bfeacd9905e24
安倍派元幹部に離党勧告へ…自民、処分対象者を最終調整
3/31(日) 5:04配信

読売新聞オンライン
 自民党は、派閥の政治資金規正法違反事件の関係者に対する処分を巡り、安倍派元幹部について、党規律規約の規定で2番目に重い「離党勧告」とする方向で最終調整に入った。同党は関係議員で最も厳しい処分として、4番目に重い「選挙における非公認」以上とする方針をすでに固めており、世論の批判などを考慮したとみられる。処分の対象者や内容を詰めた上で、4月3日以降に党紀委員会を開き、その他の関係議員も含めた処分を決定する予定だ。


 複数の同党幹部が明らかにした。党執行部は、安倍派内で最も政治的・道義的責任が重いのが塩谷立、下村博文・両元文部科学相、西村康稔・前経済産業相、世耕弘成・前参院幹事長の4氏だとみている。4氏は、安倍元首相から派閥による資金還流の停止を命じられたが、安倍氏の死去後に対応を協議し、中止を決めなかった。

(写真:読売新聞)

 執行部は、4氏が不正還流を止められる立場にありながら対処しなかった点を重視している。さらに、「非公認よりも厳しい対応が必要だ」とする党内の意見や、世論の反発が依然として強いことなどを踏まえ、「離党勧告」とする方向で検討している。「離党勧告」を4人全員に科すか、一部にとどめるかなどを近く最終判断する予定だ。

 党の処分は、重い順に〈1〉除名〈2〉離党勧告〈3〉党員資格停止〈4〉選挙での非公認〈5〉国会・政府の役職の辞任勧告〈6〉党の役職停止〈7〉戒告〈8〉党則などの順守勧告――がある。

 4氏を含め、派閥のパーティー収入の還流分を政治資金収支報告書に記載していなかった議員は安倍、二階両派で82人に上る。自民は派閥の役職などを踏まえ、3〜4段階に分けて処分する方向だ。不記載額や議員歴などを考慮し、若手などの一部には処分を行わないことも検討している。

 岸田首相(自民党総裁)は4月10日に米国で行う日米首脳会談前に処分を終えたい考えだ。党執行部は、1日にも党紀委員会の招集を要請する方針で、対象者の弁明なども踏まえて処分を決定する。弁明を準備する期間も必要になるため、開催は3日以降となる見通しだ。

9463OS5:2024/03/31(日) 13:40:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ea5f053aa1768138963cdd86c6c730d740ce9aa
安倍派幹部に「離党勧告」検討 来月4日にも裏金処分 岸田首相
3/31(日) 7:00配信

時事通信
参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=27日、国会内

 岸田文雄首相(自民党総裁)が派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派元幹部の一部に対し、8段階ある党規律規約の処分で2番目に重い「離党の勧告」を科す方向で検討していることが分かった。


 複数の関係者が30日明らかにした。4番目の「選挙における非公認」を軸に調整していたが、党内外の反応を踏まえ、より厳しい対応が必要との判断に傾いた。党紀委員会の審査を経て、4月4日にも処分を決定したい考えだ。

 処分は派閥からのキックバック(還流)を政治資金収支報告書に記載していなかった安倍、二階両派の82人を対象に検討。首相はこのうち、塩谷立・元総務会長、下村博文元政調会長、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長の4人への重い処分を想定している。安倍派会長だった安倍晋三元首相が2022年4月に還流廃止を決めたにもかかわらず、同氏の死去後に、同年8月の4人の協議を経て方針が覆った経緯があるためだ。

 首相は当初、「非公認」を中心に調整していたが、世論の反発が収まる兆しはない。新型コロナウイルス禍のさなかに銀座のクラブを訪れた3議員が離党を迫られたことを踏まえ、党内では「思い切った処分が必要」(閣僚)との声も根強い。

 西村、世耕両氏が衆院政治倫理審査会などで明かさなかった22年3月の安倍派幹部会合の存在を、29日に一転して認めたことにも批判がある。党関係者は「4人には深刻な問題を引き起こしている自覚がない。離党勧告もあり得る」と語った。

 首相は処分の重さについて、不記載額、役職歴、説明責任の果たし方などを総合的に判断すると説明している。党執行部にも4人を同列に処分することへの慎重論があり、首相は3番目に重い「党員資格の停止」も含め、なお熟慮を重ねるとみられる。

 安倍派有力議員「5人衆」のうち、西村、世耕両氏以外の松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長、萩生田光一前政調会長についても、6番目に重い「党の役職停止」から「非公認」などに引き上げられる可能性がある。中堅・若手議員の多くは7番目の「戒告」などにとどめる方針だ。

9464OS5:2024/04/01(月) 07:55:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/792b88757bb29f19408eb9df60a0303456376e36
自民党安倍・二階派の約40人を処分へ、中堅・若手は「5年で不記載500万円以上」対象に
3/31(日) 21:02配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党は、派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、派閥パーティー収入の還流分の政治資金収支報告書への不記載が確認された安倍、二階両派の議員82人のうち、約40人を党紀委員会で処分する方向で調整に入った。派閥で指導的な立場になかった中堅・若手などでは、2018〜22年の5年間の不記載額が500万円以上の議員を対象とする方針だ。


 複数の自民関係者が明らかにした。派閥での役職や不記載額などによる処分の線引きを検討してきた党執行部は、「派閥運営に影響力を持たず不記載額も少ない議員は党紀委の処分は不要」との結論に至った。党紀委処分の対象としない議員は、幹事長注意などの対応を検討する。

 党紀委は、茂木幹事長が4月1日にも招集を要請し、4日にも処分が決定される見通しだ。党執行部は、安倍派幹部として不正還流を止められる立場にあった塩谷立、下村博文・両元文部科学相、西村康稔・前経済産業相、世耕弘成・前参院幹事長の4氏の責任が最も重いと判断しており、4人全員か一部に対し、党規律規約で2番目に重い「離党勧告」を科す方針だ。残る議員は、派閥の役職や不記載額に応じて、「党員資格停止」「選挙における非公認」「党の役職停止」などの処分とする。

 一方、二階派会長だった二階俊博・元幹事長については、不記載額が3526万円と最多だが、次期衆院選に出馬しないと表明したため、党執行部は自ら政治責任を取ったとして処分対象としない方向だ。

9465OS5:2024/04/01(月) 16:46:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef94894094302b6914242fb98293ad68c8c71bf
自民、安倍派4幹部の一部へ離党勧告検討 不記載1千万円超は党役職停止か、処分40人規模
4/1(月) 13:59配信

産経新聞
岸田文雄首相

自民党は、安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー収入不記載事件に関し政治責任が特に重いとみている同派幹部4人の一部に、離党勧告の処分を科す検討に入った。処分対象は、政治資金収支報告書への不記載額が5年間で500万円を超える安倍派と二階派(志帥会)の議員約40人規模となる方向だ。週内に党紀委員会で決定する。

安倍派4幹部は、座長だった塩谷立氏、同派の参院側トップだった世耕弘成氏、事務総長経験者の西村康稔、下村博文両氏。いずれも組織的な資金還流への積極的な関与を否定している。

ただ、岸田文雄首相(党総裁)や党執行部は、政治不信を招いた重い政治責任を有する立場にあったと判断。4幹部の一部には8段階の処分のうち2番目に重い「離党勧告」を科す案が有力となった。離党勧告を受けない場合も、4番目に重い「選挙での非公認」を軸に調整している。

処分の検討対象となっている議員は、安倍派と二階派の現職82人と、選挙区支部長3人の計85人。実際に処分を受けるのは、5年間で500万円以上の不記載があった議員30数人に加え、500万円以下でも安倍派幹部だった議員数人の計40人程度になるとみられる。

幹部ではなく不記載額が「500万円以上、1千万円未満」の議員は、8段階のうち7番目の「戒告」など比較的軽い処分になりそうだ。「1千万円以上」もしくは幹部だった議員は、それより重い処分になる。安倍派4幹部以外は、6番目の「党の役職停止」などで調整。事務総長経験者の高木毅前国対委員長と松野博一前官房長官のほか、萩生田光一前政調会長もこれに該当する。

少なくても「選挙での非公認」となる安倍派4幹部は、令和4年4月、当時の会長の安倍晋三元首相に、組織的な資金還流を中止するよう指示された。しかし同年7月の安倍氏の死去後、結果的に資金還流は継続された。首相や党執行部は「中止指示を受け、問題を認識していたのに適切に対処しなかった」と判断。首相自らが先月下旬、4幹部に追加の聞き取り調査を行うなど、厳しい処分に向けて慎重に検討を重ねている。

一方、二階派会長の二階俊博元幹事長への処分は、自ら「監督責任」を取るとして次期衆院選不出馬を表明したことを勘案し、見送る見通しだ。

9466OS5:2024/04/02(火) 05:12:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8513aa9167182d335758192d7f0171c0dc3565b9
自民安倍派の塩谷立氏、世耕弘成氏へ離党勧告検討 処分対象は不記載500万円以上の39人
4/1(月) 19:53配信


産経新聞
自民党安倍派の議員総会であいさつする塩谷立氏。左は世耕弘成氏=令和5年11月13日

自民党は1日、安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、政治責任が特に重い同派幹部4人のうち、座長だった塩谷立元文部科学相と参院側トップだった世耕弘成前参院幹事長に対し、8段階の処分で2番目に重い「離党勧告」を行う検討に入った。残る西村康稔前経済産業相と下村博文元政調会長は4番目に重い「選挙での非公認」を軸に調整しているが、離党勧告を求める意見もあり、慎重に検討する。


処分は4日にも党紀委員会で決定する。茂木敏充幹事長は1日、4幹部を含む安倍派と二階派(志帥会)の議員ら39人を処分対象として党紀委員会の招集を要請した。対象となったのは、政治資金収支報告書への不記載額が5年間で500万円以上の議員と、500万円以下でも安倍派の主要幹部だった議員ら。次期衆院選不出馬を表明した二階俊博元幹事長や、岸田文雄首相(党総裁)は含まれなかった。

不記載額が「500万円以上、1千万円未満」の議員は、8段階で7番目の「戒告」など軽い処分なる方向だ。「1千万円以上」は、6番目の「党の役職停止」などを科す案がある。事務総長経験者の高木毅前国対委員長と松野博一前官房長官らが該当する。

安倍派4幹部は令和4年4月、当時の会長の安倍晋三元首相に資金還流を中止するよう指示されながら、同年7月の安倍氏の死去後、結果的に資金還流が継続された経緯がある。首相や党執行部は4幹部、特に衆参それぞれの責任者だった塩谷、世耕両氏は政治不信を招いた重い政治責任を有すると判断した。

不記載は安倍派と二階派の現職82人と、選挙区支部長3人の計85人に判明した。処分対象となった39人以外は、茂木氏が注意を行う。

9467OS5:2024/04/02(火) 05:15:00
除名
離党勧告
党員資格停止
国会政府の役職辞任勧告
党の役職停止
訓告
党則順守勧告

9468OS5:2024/04/02(火) 14:31:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/917e2f2c91e2d512ef6178569be495a7ed291b87塩谷氏、世耕氏に「離党勧告」検討 政治生命に影響も 自民裏金問題
4/1(月) 23:05配信
 自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた党内処分で、安倍派の座長だった塩谷立元文部科学相と安倍派の参院側トップだった世耕弘成前党参院幹事長を、8段階の処分のうち2番目に重い「離党勧告」とする検討に入った。党関係者が1日、明らかにした。処分対象者は計39人で、弁明聴取などを経て4日の党紀委員会で処分内容を決める方向だ。

 離党勧告を受けると比例代表への重複立候補ができなくなる上、将来的な復党も難しくなり、対象者の政治生命を大きく左右する。

 塩谷、世耕両氏は安倍派会長だった安倍晋三元首相から現金による還付取りやめを指示されながら、安倍氏の死去後、還付を継続させていた安倍派の2022年幹部会合の出席メンバー。塩谷氏自身の不記載額は234万円にとどまったが、最近まで安倍派の対外的トップだった政治的責任を重く見たとみられる。

 この幹部会合に出席していた下村博文元文科相、西村康稔前経済産業相についても「離党勧告」か3番目に重い「党員資格の停止」、4番目の「選挙における非公認」とする方向だ。

 自民は1日、政治資金収支報告書の不記載があった現職・衆院選支部長85人のうち、安倍派、二階派関係の39人を処分対象とすると発表した。茂木敏充幹事長は記者会見で、「不記載が認められた派閥の幹部の立場にありながら適切な対応を取らなかったと考えられる者」「不記載または不適切な記載の金額が過去5年間で500万円と多額に上った者」のいずれかの基準に合致した人が処分対象だと説明した。

 自民関係者によると、残る対象議員に関しては「1000万円以上」「1000万円未満、500万円以上」など金額の多寡に加え、派閥での役職を考慮し、「党員資格停止」から7番目の「戒告」の処分を検討する。

 ただし不記載額が3526万円と党在籍の現職で最多だった二階俊博元幹事長については、次期衆院選への不出馬を表明したことを理由に処分の対象外にすると決めた。茂木氏は党紀委に1日提出した処分審査の要請書に、二階氏は次期衆院選への不出馬を表明したことで「自ら政治責任を取った」とし「この判断を重く受け止め、党紀委への審査要請はしない」と記した。【高橋祐貴、樋口淳也】

9469OS5:2024/04/02(火) 17:02:06


8589 :OS5 :2024/04/02(火) 17:01:46
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1251173?yahoo=y&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=http&amp;utm_campaign=link_back&amp;utm_content=related
比嘉京子県議の離党 社大党が承認 副委員長職の解任も 沖縄4区から立候補に意欲
2023年11月5日 9:40
社大党(高良鉄美委員長)は4日の中央執行委員会で、次期衆院選沖縄4区で立候補の意欲を示している比嘉京子県議に対して党副委員長職の解任処分を決めた。比嘉氏が衆院選を巡る一連の対応について党に相談していなかったことが理由。比嘉氏が提出していた離党届も承認した。 執行委後、高良委員長が明らかにした。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1333996
比嘉県議擁立へ 女性議員新団体 衆院選4区
2024年3月30日 4:57
 比嘉京子県議や無所属の女性市町村議らが29日、那覇市内で会見を開き、政治団体「沖縄うない」を設立したと発表した。代表は比嘉氏が務める。団体は、衆院選沖縄4区で女性候補者の擁立を目標に掲げ、政治勢力「オール沖縄」候補者の一人として名前が挙がっている比嘉氏を推す構え。



https://news.yahoo.co.jp/articles/b825d32a2affa87cfd6ff6512fe976b206944ece
「うない」、沖縄4区の候補者選考委に参加を要請 衆院選巡り「オール沖縄」に
4/2(火) 15:52配信
 政治団体「沖縄うない」(代表・比嘉京子県議)の玉那覇淑子副代表らが2日、政治勢力「オール沖縄」に対し、衆院沖縄4区の候補者選考委員会に参加させるよう要請した。選考委立ち上げを進める照屋大河県議は「選考委の中で提案し、協議していきたい」と述べた。

 うないはこのほか、公開討論会の開催を沖縄本島や宮古、八重山地域で行うことを求めている。オール沖縄は4区候補者の一本化に向け、政党・政治団体の代表者ら7人で選考委を立ち上げることを確認しているが、会議を構成するれいわ新選組が委員会の意思決定を全会一致とするなどの条件を提示しており、正式発足には至っていない。選考委関係者は3日にれいわやうないの要請について協議する方針。(政経部・又吉俊充)

9470OS5:2024/04/03(水) 22:08:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea88b6b9717a5fc5d0d75b2c66d93e1c66d17e52
「裏金」処分、線引き恣意的?  茂木氏主導、野党も「おかしな話」
4/3(水) 7:05配信

時事通信
自民党の幹部協議に臨む岸田文雄首相(中央)=2日午後、国会内

 自民党執行部が進める派閥裏金事件の処分を巡り、基準となる「線引き」に対し、恣意(しい)的との指摘が与野党から出ている。

 執行部は早期決着をもくろむが、内輪でのごたごたが長引けば、党に注がれる視線は厳しさを増しそうだ。

 「国民から厳しい目が向けられ、大きな政治不信を招いている。関係者の処分が必要と判断した」。茂木敏充幹事長は2日の党役員連絡会で、関係議員ら39人を処分対象とする方針を説明した。

 執行部は政治資金収支報告書への不記載額が過去5年間で500万円以上の議員を対象とする方針。茂木氏が主導したという。

 当初は安倍、二階両派の還流で不記載が確認された82人を処分対象とする方針だったが、安倍派から「還流額の少なかった中堅・若手に配慮してほしい」(閣僚経験者)との要望を受け、500万円を基準とした。

 結果、安倍派議員の約半数が処分を免れることになる。党関係者は「総裁を狙う茂木氏が安倍派議員を取り込む思惑があるのでは」と指摘した。

 裏金事件への世論の逆風がやむ気配はない。処分対象から外れ安堵(あんど)する安倍派中堅も「どんな基準で決まったのか。国民からは分かりにくいはずだ」と率直に語った。

 執行部は安倍派元幹部のうち、塩谷立元総務会長、世耕弘成前参院幹事長には離党勧告を検討している。離党となれば、公認候補に比べ選挙活動が制約を受ける。元幹部は「説明もないままどんどん厳しくなっている。納得できない」と憤る。

 処分を巡っては、執行部内の不協和音も表面化した。この日、国会内では4日の処分に向け岸田文雄首相(党総裁)と麻生太郎副総裁、茂木氏、森山裕総務会長が協議。ただ、これに先立つ参院自民執行部会で関口昌一議員会長は、処分対象の参院議員について、茂木氏サイドから説明がなかったと不満をぶちまけた。

 首相が国会内で、茂木派を離脱した関口氏や小渕優子選対委員長らが待機する部屋と、麻生、茂木両氏の待つ別室を「伝令役」として行き来する場面もみられた。

 野党も処分の線引きに批判を強めており、後半国会で追及を続ける方針だ。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に、「実際は400万円台の人が悪質だということもある。一律に線を引いて『処分しません』というのはふに落ちないし、国民から見てもおかしな話だ」と強調した。

9471OS5:2024/04/03(水) 22:09:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fdd48cfc917c8b03bd0f3c10ced9afd1dbc64c7
「離党勧告」塩谷・世耕氏すでに反発、弁明書で責任否定か…首相処分なしには党内批判も
4/3(水) 7:05配信

読売新聞オンライン
左から塩谷立元文科相、世耕弘成前参院幹事長

 自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、岸田首相(自民総裁)が安倍派元幹部らに検討している処分には三つのハードルが待ち受けている。元幹部らが素直に受け入れない可能性があり、真相解明は棚上げになる見通しだ。首相自身に処分がないことにも党内で不満がくすぶっている。

責任否定
 「納得できるかどうかは分からない」

(写真:読売新聞)

 安倍派元幹部の一人は4日の党党紀委員会で示される見通しの処分について、周囲にこう漏らした。

 関係者の中で最も重い「離党勧告」となる方向の塩谷立・元文部科学相と世耕弘成・前参院幹事長は強く反発している。いずれも「幹部として還流を止められる立場にあったと言われても、それは結果論だ。当時は不正還流を知らなかった」との認識だからだ。

 両氏は党紀委への弁明書で自身の責任を否定するとみられる。処分が決定しても、不服があれば再審査の請求が可能だ。党総務会が「相当の理由あり」と判断すれば再審査が行われる。

 離党勧告は最終的に従わなければ、除名となり、議員活動への影響は計り知れない。閣僚経験者は「対象者が必死にあらがい続ければ、処分を下した首相の求心力低下につながりかねない」と危惧する。

核心は謎
 処分が行われても、安倍派の組織的な不正還流がいつ始まり、なぜ止められなかったのか、「事件の核心部分は謎のまま」(自民幹部)となりそうだ。

 首相は自ら塩谷氏ら安倍派元幹部4人への聴取を行ったが、党執行部の一人は「4人は真相について『分からない』の一点張りだった」と振り返った。

 また、首相が処分対象に入らなかったことを巡っては、「派閥幹部の責任と言うなら、党のトップの責任はどうなのか」(安倍派元幹部)と批判の声がある。

 安倍、二階両派では、派閥からの還流資金を政治資金収支報告書に記載していなかった。一方、岸田派の収支報告書には不記載はあったが、議員への不正還流はなかった。首相は岸田派の悪質性は低いと説明する考えだが、世論の理解が得られるかどうかは不透明だ。

9472OS5:2024/04/03(水) 22:15:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe8ad4daf4ce4a6fba068e1c03878e8f23122a8a
【独自】自民裏ガネで処分「武田良太」が地元で起こしていた「市長恫喝」飲み会はパワハラか《麻生太郎との「ラスボス」争いに影響》
4/3(水) 19:03配信


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現代ビジネス
「パワハラの2大巨頭」大物議員
武田良太氏

 自民党の裏金事件は、明日4月4日にも処分が下される。処分対象の議員は、安倍派だけではなく二階派にも及び、最多は「政界引退」を表明した二階俊博元幹事長の3526万円。それに続くのが二階派の事務総長だった武田良太元総務相の1926万円。武田氏は、「党員資格停止」か「党の役職停止」になる見込み。次の選挙は自民党から出馬できない可能性もある。厳しい処分になる。

【写真】「伝説の日本人投資家」が明かした「200万円持っていたら何に投資するか」

 「武田氏には徹底した処分を求めたい。除名でも足りないくらいだ。地元ではそれほど嫌われている。裏金問題で選挙が心配なのか最近は頻繁に地元に戻ってくるのですが、武田氏は『おいお前』『こらぁ』『やってんのか』といった口調で、いつでも『上から目線』どころかパワハラの域に達しています。自分が行った先で人の集まりが悪いと、武田氏は『なんばしよっと』と関係者を詰めるので、いつも戦々恐々としているのです」

 こう話すのは、武田氏の地元・福岡11区で町議を務めるAさんである。

 永田町では、歌手の吉幾三が、自身のYouTube「吉幾三チャンネル」で、ある国会議員と飛行機に乗り合わせ「非常に横着な態度」「乱暴な言葉」だったと告発したことで、自民党の長谷川岳参院議員が批判された。長谷川氏は3月28日に「私の過去の表現方法をめぐる報道がなされ、不徳の致すところです」と釈明に追われた。

 この長谷川氏と武田氏は「パワハラの2大巨頭だ」という自民党の関係者もいるほど、その態度の悪さは有名だ。

 それを証明した事件が、3月16日に起こった。武田氏の地元・田川市のTという飲食店で開かれた会合。「茅の輪くぐり神事」で知られる川渡祭(かわたりさい)という有名な祭りの打ち合わせがあった。

 ここに参加していたBさんが証言する。

 「午後6時半から飲食を兼ねた打ち合わせがはじまり、総勢50人ほどが集まりました。祭りに関連する10ほどの地区の代表者らが集まっていたので、票を期待する武田氏も7時過ぎには到着しました。

 武田氏は地元では好かれていないので、『誰が声をかけたのだろうか』と嫌な雰囲気でした。田川市や周辺では、武田氏の関係する人がいつも揉め事を起こしていますから」

9473OS5:2024/04/03(水) 22:15:43
突然聞こえてきた大声
 この会合に武田氏より一足先に挨拶に来ていたのは、田川市の村上卓哉市長だった。2023年4月の市長選では、武田氏の推す候補に勝って初当選している。いわば「反武田」の市長である。

 この村上市長は、武田氏と「兄弟分」といわれる大任町の永原譲二町長と犬猿の仲で知られる。地元のごみ焼却施設建設の情報公開を巡ってトラブルになり、お互いが刑事告訴。一触即発の政治事情があることは市民の間でも有名だ。

 宴たけなわで、終盤に差し掛かったころのこと、事件は起こった。

 「『反武田』の村上市長がテーブルをまわっているとき、武田氏と鉢合わせになったのです。すると、突然、大声が聞こえてきた。

 大声の主はやはり武田氏。村上市長のことをボロクソに罵り始めたのです。周囲には10人以上いましたが、みんな唖然とするばかりだった」(Bさん)

 いったい何があったのか。村上市長を直撃すると、

 「確かに、武田氏から恫喝というか、大声で怒鳴られました」

 と認めた。その内容についてはこう証言する。

 「あのとき、周囲ではたくさん聞いていた人がいると思います。私の記憶する限り、こういう流れでした。

 武田代議士と親しい大任町の永原町長との間の(私の)刑事告訴について、『おい、大任町とケンカをやめろ! 』と絡んできたのです。

 あまりに偉そうな言い方でした。私も武田代議士も酒がはいっていたため、思わず『大任町の永原町長がテレビに出て、いろいろと批判してくる。やめさせてくれませんか』と武田代議士に言い返しました。ただ相手は武田代議士ですから、慎重な口調で気をつかって話した。

 私は永原町長を刑事告訴してからは、当局にお任せして何もしていない。ところがマスコミで永原町長が一方的な主張をするため、余計にケンカがより大きくなっていると市民は感じているからです」

武田氏を直撃すると
 村上市長が続ける。

 「場の空気は一気に悪くなりました。お祭りを頑張ろうという席で、政治的な話はとよくないと感じたので、『その話だったら、別の時に2人でやりましょう』というと、武田代議士は『お前、無礼なことを言うな! 』と顔をこわばらせてさらに迫るのです。

 絡んできたのは武田代議士で、周囲の方を思って私はそう提案しただけです。何が無礼なのかと思いました。議員という立場で上からものを言って意のままにしたいという、パワハラです。ただ、これ以上『炎上』するのはよくないと、私から引きました。

 宴席が終わったあと、武田代議士の秘書が申し訳ないと感じで『いや、もう……』と言い澱んでいました」

 しかし、武田氏は、村上市長だけでは収まらなかったようだ。別の地方議員を捕まえて「地域のことはお前がやれ!  俺に頼んでくるな!」と怒鳴りつけていたシーンも、村上市長やBさんは確認している。

 武田氏は麻生太郎副総裁と同じ福岡で「ラスボス」を争う犬猿の仲。自民党の処分とこのパワハラ騒動によっては福岡の勢力地図も大きく変わりかねない。

 国会議員の立場で、地元市長への酒席での発言は『パワハラ』にあたるのではないか? そう主張する有権者もいる。発言の事実について4月3日、武田氏に国会内で「現代ビジネス」が聞くと、

 「まったくの嘘っぱちだ。怒鳴ってもいない」

 と村上市長の証言を否定した。「無礼者」発言については、

 「そんなこと誰が言ってるの? 。あることないことそうやって言う奴がいる。(村上市長と永原町長に)『喧嘩するな』といつも言っている、みっともないから。どっちも統治能力がないんだよ」

 村上市長も永原町長も選挙で選ばれた首長だ。「統治能力がない」という評価は首長失格と烙印を押しているようなもので「看過できない」と地元では声があがる。

 武田氏は、自民党の処分により、次の解散総選挙では苦戦が予想される。素行の悪さを改める必要がありそうだ。

現代ビジネス編集部

9474OS5:2024/04/04(木) 21:00:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e78ac8fd4eaf238a481f8222429e69fa7f81174
自民裏金、党紀委員会、議員ら39人処分の内容
4/4(木) 18:08配信
 自民党は4日、党紀委員会を開き、派閥の政治資金パーティー裏金事件に関係した安倍、二階両派の議員ら39人の処分を決定した。処分内容は以下の通り(敬称略)。


 <離党勧告>塩谷立、世耕弘成

 <党員資格停止1年>下村博文、西村康稔

 <党員資格停止6カ月>高木毅

 <党の役職停止1年>武田良太、松野博一、萩生田光一、林幹雄、平沢勝栄、三ツ林裕巳、堀井学、橋本聖子、山谷えり子

 <党の役職停止6カ月>衛藤征士郎、小田原潔、菅家一郎、杉田水脈、中根一幸、宗清皇一、簗和生、宮本周司

 <戒告>大塚拓、尾身朝子、柴山昌彦、関芳弘、高鳥修一、西村明宏、細田健一、吉野正芳、和田義明、岡田直樹、加田裕之、末松信介、羽生田俊、堀井巌、丸川珠代、山田宏、中山泰秀

9475OS5:2024/04/04(木) 21:10:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b373feb2354d2c84c1191357416d01d9b956d398
自民・塩谷氏「独裁的な運営に断固抗議」処分への弁明書で執行部批判
4/4(木) 15:07配信

朝日新聞デジタル
塩谷立・元文部科学相

 自民党派閥の裏金事件をめぐり、党から離党勧告の処分を受ける見込みとなった同党安倍派の塩谷立元文部科学相が4日午前、弁明書を党側に提出した。関係者によると、「不当に重すぎる処分で納得がいかず、執行部の独裁的な党運営に断固として抗議する」と記し、処分への不満を表明しているという。処分は同日夕の党紀委員会で正式に決定する。


 自民最大派閥の安倍派は、2022年7月の安倍晋三元首相の死去後に集団指導体制を敷き、塩谷氏は事実上のトップとなる座長を務めていた。

 塩谷氏は、弁明書で「(派閥パーティー券収入のノルマ超過分の)還付(還流)は、派閥のパーティーを利用して所属議員が政治資金を調達する手段としては認識していた」としつつ、「不記載についてはまったく知らず、還付や不記載を画策したり、主導したりしたことはない」と自らの関与を否定した。

朝日新聞社


https://news.yahoo.co.jp/articles/8799f6ad98105c70920a3f52422d9030912dfcf7
【離党勧告処分】世耕弘成氏が取材応じる「党本部に離党届を提出した」処分に不満は…と問われ「明鏡止水の心境」
4/4(木) 18:44配信
「裏金問題」について、自民党が39人の処分を決定したことをうけ、前の参院幹事長、世耕弘成氏は取材に応じました。世耕氏と塩谷立氏には、離党勧告の処分が出されました。

世耕氏は、「大変大きな政治不信をいただかせたことを深くお詫び申し上げます。」としたうえで、「離党勧告の処分を受けて、さきほど党本部に離党届を提出した」と話しました。

「断腸の思いではあるが、当時会長であった自身が責任をとるべきと、弁明書も出さなかった」と話しました。

 他の幹部との差はどう感じているのか、などと問われると、「処分を受ける立場であり、私自身が政治的責任をとる決断をした。まさに明鏡止水の心境である」としました。

 今後は議員辞職はせず、国や地元の和歌山のため、ひとりの議員として汗をかいていきたい、としました。

自民党が決定した処分一覧(39人 敬称略)
離党勧告
塩谷立 世耕弘成

党員資格停止1年
下村博文 西村康稔

党員資格停止6か月
髙木毅

党の役職停止1年
武田良太 松野博一 萩生田光一 林幹雄 平沢勝栄 三ツ林裕巳 堀井学 橋本聖子 山谷えり子

党の役職停止6か月
衛藤征士郎 小田原潔 菅家一郎 杉田水脈 中根一幸 宗清皇一 簗和生 宮本周司

戒告
大塚拓 尾身朝子 柴山昌彦 関芳弘 高鳥修一 西村明宏 細田健一 吉野正芳 和田義明 岡田直樹 加田裕之 末松信介 羽生田俊 堀井巌 丸川珠代 山田宏 中山泰秀

9476OS5:2024/04/04(木) 21:10:50
https://www.asahi.com/articles/ASS433QFVS43UTFK00MM.html?oai=ASS441V51S44UTFK00QM&amp;ref=yahoo
萩生田氏「党役職停止」は「軽すぎる」 背景に岸田首相の情実と思惑
有料記事自民

森岡航平 川辺真改2024年4月3日 21時00分

 自民党安倍派の裏金事件で、派幹部の萩生田光一前政調会長(衆院東京24区)の処分案の軽さが反感を買っている。要職を歴任し、裏金額もトップ3だが、処分案は実効性のない「党の役職停止」。不釣り合いの内容は、処分決定過程の不透明さを象徴している。

 自身もかつて処分を受けたことがある閣僚経験者は3日、こう憤った。「萩生田氏の処分が軽すぎる。最も重い『除名』か、次の『離党勧告』でないと駄目だ」

 役職停止は8段階ある処分の6番目。萩生田氏は裏金作りを受け、昨年12月、政調会長を辞任し、すでに無役であるため、役職停止を受けても「無傷」のままだ。

 当選6回の萩生田氏は、安倍…

9477OS5:2024/04/04(木) 21:12:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/65869f5cfcf842abc0366a37ce4834456a77750b
「二階氏に先手を打たれた…」 裏金処分、世耕氏地元で嘆きの声
4/4(木) 21:06配信

毎日新聞
処分が正式決定し、記者の取材に応じる塩谷立氏(右奥)。事務所内には亡くなった安倍晋三元首相の写真が飾られていた=衆院第2議員会館で2024年4月4日午後6時58分、宮間俊樹撮影

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関連し、安倍派の幹部ら39人が党内処分を受けた。いまだに安倍派の還流(キックバック)が始まった経緯など実態は明らかになっておらず、有権者からは「説明責任を果たしていない」「正直に話してほしい」といった声が聞かれた。

 「裏金問題は残念だし、許されない」。安倍派座長だった塩谷立元文部科学相が離党勧告を受け、地元・浜松市の市民団体代表の男性(85)はこう憤った。政治倫理審査会でのやりとりを経てもパーティー券収入の還流の詳細は不明のままで「裏金還流を誰が継続したのか、みんなぼかしている。塩谷さんは安倍派の座長までやった人。知っていることを正直に話してほしかった」と語った。

 浜松市のカメラマンの男性(47)は「政治に金がかかるのは仕方ない面もあると思うが、自民党の処分は世代交代のいいチャンスかもしれない」と話した。

 安倍派参院トップだった世耕弘成前党参院幹事長も離党勧告を受けた。地元・和歌山県の自民県議は「党が立ち直るまで時間がかかるだろう。大きなマイナスだ」と肩を落とした。同県南部を地盤とする二階俊博元幹事長は次期衆院選への不出馬を表明して処分を免れており、世耕氏に近い別の県議は「二階さんに先手を打たれた。政局における嗅覚の差を見せつけられた」と嘆いた。

 同県串本町の会社社長、鈴木良平さん(75)は「世耕氏なりに裏金事件に対応したと思うが、周囲の理解は得られなかったのだろう。県内政治や時代の流れが変わったと感じる」と話した。世耕氏が理事長を務める近畿大(東大阪市)の関係者からは批判の声が上がり、文芸学部の藤巻和宏教授は「説明責任を果たしておらず、教育者にふさわしくない。理事長を辞任すべきだ」と求めた。

 安倍派幹部の西村康稔前経済産業相は党員資格停止1年の処分に。地元・兵庫県明石市の女性会社員(30)は「今の政治家には全く期待していない。潔く引退して若い世代に交代してほしい」と話した。処分期間中は選挙で党の公認を得られなくなる。後援会幹部の男性は「看板(公認)もカネ(活動費)もなくなれば、後援会の動きも鈍くなる。選挙戦の相手次第では厳しい戦いを迫られるだろう」と懸念した。

 政治資金収支報告書の不記載が2728万円に上った萩生田光一前政調会長は党役職停止1年となり、同じく安倍派「5人衆」の世耕氏や西村氏よりも軽い処分になった。地元・東京都八王子市の元自民市議は「(座長や事務総長といった)派閥の相応の役職をやっていたわけでないからだろう」と処分に理解を示し、「裏金問題の風当たりは今もあり、次の総選挙に影響が出るかもしれない」と語った。一方、数十年党員だった80代男性は「党で政調会長もした立場で不記載額も多く、(処分は)甘い」と厳しい目を向けた。【山田英之、松田学、露木陽介、入江直樹、野倉恵】

9478OS5:2024/04/04(木) 21:13:04
https://mainichi.jp/articles/20240404/k00/00m/010/134000c?inb=ys
離党の世耕氏、崖っぷち 二階氏と暗闘?「衆院くら替え」明言せず
遠藤修平
竹内望
毎日新聞
2024/4/4 18:11(最終更新 4/4 20:39)
 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、離党勧告を受け離党した世耕弘成前参院幹事長が窮地に追い込まれている。かねて衆院議員へのくら替えも視野に、首相就任への意欲を見せてきたが状況は厳しくなってきた。背景には、同じ和歌山を地盤とする二階俊博元幹事長との暗闘が見え隠れする。

世耕氏、離党後の動きは
 「世耕さんは衆院選に無所属で出てくることもあるかもしれんよ。無所属で出るのは自由やからね」。和歌山県の自民関係者は、世耕氏の離党後についてこう推測する。

 世耕氏は4日、国会内で記者団に衆院へのくら替えについて聞かれ、「一日一日、議員活動を懸命につとめていく。そのことに尽きると思っています」とのみ答え、明言しなかった。

9479OS5:2024/04/04(木) 21:13:41
https://mainichi.jp/articles/20240404/k00/00m/010/195000c?inb=ys
自民裏金、思惑含みの処分で「権力闘争」 基準曖昧、不満高まる党内
深掘り
川口峻
毎日新聞
2024/4/4 19:02(最終更新 4/4 20:45)

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡る党の処分は、真相解明にはほど遠いまま、曖昧な基準で処分内容を決定したことで、次期総裁選を見越した「権力闘争」の様相を呈した。厳格な処分をアピールして政権浮揚を目指したい岸田文雄首相や、「政敵」に厳重処分を求める麻生太郎副総裁などの思惑が交錯し、幹部協議は紛糾。党内には思惑含みの処分への不満が高まっており、国民の信頼回復につながるかは見通せない。

処分「党内対立」の火種に
 「まるでスケープゴート(生けにえ)のように不当に重すぎる処分は納得がいかず、到底受け入れることはできない」。今回の処分で最も重い「離党勧告」となった塩谷立元文部科学相は、党紀委員会に提出した弁明書で、処分内容を痛烈に批判した。

 半年後に迫った秋の総裁選での再選を目指す首相にとって、総裁選までに衆院解散に打って出られるかが、再選戦略を大きく左右する。低迷する支持率の向上が最優先課題で、首相にとって国民が納得する厳しい処分は避けられない状態だった。首相周辺は処分決定を前に「軽い処分では世論が納得しない。重い処分を出す覚悟をするしかない」と語った。

 一方、厳しい処分に対する安倍派の反発も予想される中で、党執行部は「過去5年間で500万円以上の不記載」「適切な行動をとらなかった派閥幹部」という二つの基準を打ち出した。ただ、二十数年前とも指摘される還流の起源や、2022年4月の幹部会合で、会長だった安倍晋三元首相が還流の廃止を指示したのに、なぜ継続されたのかなど不正の経緯は不明のまま。事実関係が曖昧な状態での処分決定が「党内対立」の火種となった。

 塩谷氏と世耕弘…

9480OS5:2024/04/04(木) 21:19:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbed7bf7ef335eee76c2000093575ea75cbe5ad1
自民処分、萩生田氏は党役職停止1年 不記載額は2728万円と党3位の高額
4/4(木) 19:14配信


産経新聞
衆院本会議に臨む自民党の萩生田光一前政調会長=4日午後、国会(春名中撮影)

自民党は4日に開かれた党紀委員会で、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件に関係した安倍派(清和政策研究会)の萩生田光一前政調会長について党の役職停止1年を科すと決めた。


萩生田氏は、政治資金収支報告書に不記載だったパーティー収入の額が2728万円。不記載額は自民党では3位の高額となり、より重い処分を求める声もあったが、安倍派の事務総長を務めた経験はなかった。


https://news.yahoo.co.jp/articles/9aef318d0b3d1bc30131ab5dbf9cc7c856f17d2d
萩生田氏「役職停止1年」調整 自民、午後に党紀委
4/4(木) 12:10配信

首相官邸に入る岸田文雄首相=4日午前、東京・永田町

 自民党は4日午後、派閥裏金事件の関係議員を処分するため、党紀委員会(逢沢一郎委員長)を開く。

【主な経歴】逢沢 一郎(あいさわ いちろう)氏

 党執行部は安倍派の有力議員「5人衆」のうち、萩生田光一前政調会長を8段階ある処分で6番目に重い「党の役職停止」1年とする方向で調整。松野博一前官房長官も役職停止1年、高木毅前国対委員長は3番目の重さの「党員資格の停止」6カ月とする案を軸に検討している。

 ただ、二階派幹部だった武田良太元総務相への党員資格停止案に対し、同派や執行部内には安倍派元幹部と同等の処分を科すのは公正ではないとの異論が出ていた。このため、役職停止1年に引き下げる方向で検討に入った。

9481OS5:2024/04/04(木) 21:20:38
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024040301107&amp;g=pol&amp;utm_source=yahoo&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=link_back_edit_vb
自民、有力者処分で暗闘 茂木・麻生氏に二階派異論―「派閥解消」骨抜き露呈
2024年04月04日07時02分配信
自民党役員会に臨む麻生太郎副総裁=3月18日、国会内
自民党役員会に臨む麻生太郎副総裁=3月18日、国会内

衆院政治倫理審査会で発言する自民党の武田良太元総務相=2月29日、国会内
首相官邸に入る岸田文雄首相=3日、東京・永田町
自民党役員会に臨む茂木敏充幹事長=1日、国会内

 自民党派閥の裏金事件の処分を巡り、各派有力者が暗闘を演じている。二階派事務総長だった武田良太元総務相を「党員資格停止」とする執行部案に対し、同派を中心に重過ぎるとして「武田氏と確執を抱える麻生太郎副総裁の意向が働いている」と反発が続出。大詰めの調整で表面化したあつれきは、岸田文雄首相(党総裁)が掲げた「派閥解消」の有名無実ぶりを露呈した。


 「生意気なことをすれば、首を取り換えてやる」。二階派幹部は3日、武田氏の処分を巡り、執行部への激しい敵意をむき出しにした。

 首相は2日夜、首相公邸で茂木敏充幹事長、森山裕総務会長とひそかに会談。二階俊博元幹事長側近の武田氏の扱いが難航しており、調整を続けた。これに先立ち茂木氏は党幹部に対し、武田氏を8段階ある党の処分で3番目に重い「党員資格の停止」とする案を示したが、安倍派元幹部の一部と同じ「重さ」であることに異論が噴出していた。

 裏金事件を受け、派閥領袖(りょうしゅう)の二階氏は次期衆院選不出馬を表明した。党内では「大将が詰め腹を切ったのに、配下も責めを負うのはおかしい」(関係者)など、二階派への配慮を求める意見がある。執行部の一人も二階氏は自主的に政治責任を明らかにしたと指摘し、「安倍派と二階派では問題への対応が違う」と語った。

 武田氏と麻生氏はいずれも福岡県が地盤で、地方選などで摩擦を繰り返す因縁の関係。このため二階派内では処分案に「麻生氏の意図が働いているに違いない」との疑心が深まっている。実際、2日午後に国会内で党幹部が集まった際、麻生、茂木両氏だけは別室で待機。両氏が処分案を事前に擦り合わせていたのはほぼ明らかで、武田氏は周囲に「私怨(しえん)だ」と不快感を示した。

 安倍派元幹部で、5年間の還流総額が2728万円に上る萩生田光一前政調会長は「党の役職停止」にとどまる見通しのため、森山氏らは武田氏も同等の処分に引き下げるべきだと主張する。安倍派では、政治資金収支報告書への不記載が「過去5年間で500万円以上」とした基準により、中堅・若手の多くが処分を免れた。

 萩生田氏の処分案や、不記載額の線引きは茂木氏が主導した。関係議員の党内聴取や、政治倫理審査会開催の調整には関与せず、ここに来て活発な動きを見せる茂木氏の真意をいぶかる声も上がる。安倍派の閣僚経験者は「萩生田氏を守りたい森喜朗元首相の意向を茂木氏は理解している」と指摘。同派若手は「安倍派への配慮を示すことで、総裁選も見据え味方を増やしたいのだろう」とみている。

 真相解明が進まない中、派閥有力者が政局含みの駆け引きを繰り広げているが、党内の危機感は薄い。ベテランは「政権交代さえあり得ると言われているのに」と話し、政府関係者は「『派閥解消』は空念仏。派閥なお健在、だ」と喝破した。

9482OS5:2024/04/05(金) 10:38:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d7ef7d561a824c84a1725f9088219cc5b197ae6
二階氏に続き世耕氏も…和歌山政界に激震 裏金処分で対立表面化
4/5(金) 10:06配信
毎日新聞
自民党県連の事務所=和歌山市で、安西李姫撮影

 二階氏に続いて世耕氏まで――。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、和歌山県内政界に大きな影響力を持つ世耕弘成参院議員(61)=5期目=に4日、離党勧告処分が下り、自民党県連が揺れている。一連の裏金事件の政治責任を取って二階俊博衆院議員(85)=和歌山3区、13期目=が10日前に次期衆院選不出馬を表明したばかりで、衆参の実力者が相次いで表舞台から去る事態に県連関係者は危機感を募らせている。一方、県内では事件に対する世耕氏のこれまでの対応への批判の声も上がっている。【駒木智一、安西李姫、松田学、大澤孝二】

【写真】世耕氏に与党からブーメラン 野党時代のX投稿を公明議員が追及

 世耕氏は1998年の参院補選で初当選。その後、内閣官房副長官や経済産業相を経験し、2019年9月には参院幹事長に就任。政府・与党の要職を歴任して党重鎮の立場を築いてきた。だが、裏金問題を受けて23年12月に参院幹事長を辞任。この日、処分を受けて離党届を提出した。県連幹部は「県連が機能不全に陥りかねない」と今回の処分が及ぼす影響を危惧する。

 ある自民県議は「世耕さんは安倍(晋三)さんの側近として大局的に県を見てくれていた。いつまでも二階先生にだけ頼るわけにはいかないという話もあり、次は世耕さんに頑張ってもらおうというところだった」と残念がった。山下直也県連幹事長は「二階さんも世耕さんも和歌山にとって大きな存在感があった。国民の政治不信は大きく、県連としても改めて信頼を得られるように謙虚に取り組んでいかなければいけない」と話す。

 今回の重い処分の背景には、二階氏と世耕氏のあつれきがあるとの見方もある。衆院くら替えをにらむ世耕氏と二階氏は地盤が重なり、次期衆院選で適用される「10増10減」に伴う区割り変更後の新2区を巡って水面下で綱引きが続いてきた。

 「二階さんのすご腕、寝技にしてやられた格好だ」と唇をかむのは世耕氏に近いベテラン県議。当初は党の8段階の処分のうち4番目の重さの「選挙における非公認」にとどまると考えていたというが「二階さんの不出馬表明で『安倍派幹部にも重い処分を』という空気に変わった」と話す。二階氏に処分は下されず、「二階さんに政局における嗅覚の差を見せつけられてしまった」と肩を落とす。

 一方、二階氏に近い県議は「世耕さんが党を離れることになり、新2区の候補者選びを一気に進められる」と語る。党籍を失う世耕氏は二階氏の後継選びで表立って影響力を行使できなくなり、厳しい処分を受けたことでくら替えの動きも難しくなったと見ているからだ。来年に世耕氏が改選を迎える参院選についても「党が公認候補を出さなければ、世間から『処分は形だけ』と見られてしまう」と指摘し、県連内から対抗馬擁立の声が上がる可能性も示唆した。

 両氏を巡って周囲が争う状況には苦言を呈する声も。ある県幹部は「国への要望で、今後頼りにする人がいなくなる。県のことを思えば県連内で権力争いをしている場合ではないはずだ」と気をもむ。争いから距離を置くベテラン県議も「根本的に合わない2人だったが、不幸なことに争いが表面化してしまった」と指摘する。

 ◇説明なく納得いかず 有権者ら厳しい声

 一方、県内の有権者や野党からは世耕氏に対して厳しい声が上がった。立憲民主党県連代表の山本忠相・和歌山市議は「裏金の使途も分かっていないままで、納得の得られるものではない。世耕さんがそのうち自民党に戻ることも考えられ、今回の処分で一連の問題の責任を取ったとはならない」と指摘した。

 日本維新の会県総支部幹事長の浦平美博県議も「何が問題だったのか何ら説明していない。秘書のせいにしていたが誰が雇ったのか。国民は納得いかないだろう」と批判。新2区に候補者の擁立を決めている共産党の下角力県委員長は「新1区でも参院選でも候補者の擁立を進め、自民党政治と戦わなければならない」と話す。

 田辺市の60代の自営業男性は「真実を何も語っていないのに、離党処分で許されたわけではない。保身が第一で県民や国民をばかにしている。説明できないなら議員辞職をすべきだ」と語気を強めた。新宮市の掃部(かもん)庄吾さん(62)は「政治力学が関わっていることなので、それまでの対応の仕方や処分の軽重は一概にどうこう言えない」とし、「世耕氏、二階氏の功績は認めるが、新しい風を吹かせる政治家が出てくることを祈りたい」と語った。

9483OS5:2024/04/05(金) 11:50:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/25bb486cd7b9ad6b72852e4661790e7d23a87bef
塩谷立氏「まるで生けにえ」「首相も責任を」 離党勧告に弁明書
4/4(木) 16:53配信


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毎日新聞
塩谷立元文部科学相(右)=首相官邸で2024年3月27日午後2時58分、手塚耕一郎撮影

 「まるでスケープゴート(生けにえ)のよう」――。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で4日、党から「離党勧告」を受ける安倍派(清和政策研究会)の塩谷立・元文部科学相が党に提出した弁明書を毎日新聞は入手した。党執行部による処分の決定手法は「独裁的・専制的」で、「到底受け入れることはできない」と明記。党に処分の不服申し立てを行う意向を表明し、処分対象にならなかった岸田文雄首相(党総裁)についても「道義的・政治的責任も問われるべき」だと訴えた。

【写真】毎日新聞が入手した塩谷氏の弁明書

 処分を巡っては、多数の対象者を出した安倍派、二階派(志帥会)を中心に党内で不満が噴出。岸田首相は4日の関係者処分を裏金問題の節目として8日からの国賓待遇による訪米に備える意向だったが、塩谷氏に続いて不服申し立てが続出すれば、対応変更を余儀なくされる可能性がある。

 塩谷氏の政治資金収支報告書の不記載額は234万円にとどまったが、直近まで安倍派の対外的トップ「座長」を務めていたことなどから、安倍派の参院側トップだった世耕弘成・前党参院幹事長(不記載額1542万円)と共に今回最も重い「離党勧告」を受ける。

 これに関し塩谷氏は弁明書で、「不記載に気づけず止められなかった批判は甘んじて受ける」としつつ、不記載を知ったのは「昨年の事件発覚の際」だとし、「還付や不記載を画策したり、主導したりしたことはない」と主張。「まるでスケープゴートのように清和研の一部のみが、確たる基準や責任追及の対象となる行為も明確に示されず、不当に重すぎる処分を受ける」のは「到底受け入れることはできない」とした。

 党の規律規約に規定される弁明の機会すら与えられなかったと主張。「総裁も含む党の少数幹部により不透明かつ不公平なプロセス」で処分が実質的に決まったことは「自由と民主主義に基づく国民政党を標榜(ひょうぼう)するわが党そのものの否定だ」と断罪した。

 その上で、党の審査会を公開で開催し、その調査を踏まえた上で党紀委員会による再度の「審査を申し出る」とした。

 併せて「国民の政治不信はわが党全体に向けられている」とし、「派閥の解消を唱えるだけでは問題の本質を見誤っている」と主張。「党としての責任、さらには清和研と同様、関係者が起訴された総裁派閥を率いてきた岸田総裁の道義的・政治的責任も問われるべき」だと訴えた。

 安倍氏が塩谷氏ら派閥幹部に現金による還付の取りやめを指示した2022年4月の会合を巡り、当時から還付継続を求める声が派内から多く上がっており「安倍会長も参議院選後に改めて検討する考えだったと思う」との新たな見解も付記した。【宮島寛、竹内望】

  ◇  ◇  ◇

9484OS5:2024/04/05(金) 11:51:03
 塩谷氏の弁明書全文は次の通り。

  ◇  ◇  ◇

自由民主党 党紀委員長 逢沢一郎殿

弁明書                            令和6年4月4日    衆議院議員 塩谷 立

 清和政策研究会を巡る問題につき、国民の皆様、党員・党所属議員の皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けし、民主政治の要諦である国民の信頼を損ねたことは慚愧(ざんき)に堪えず、心よりお詫(わ)び申し上げます。党紀委員会の処分審査に先立ち、弁明の機会を頂けましたことに感謝申し上げ、以下の通り私の弁明を述べさせて頂きます。

1. 事実関係の認識・認定

 事件発覚後、検察の捜査、記者会見、党の聴取、衆議院政治倫理審査会等を通じて、私が認識する限りの事実を正直に申し上げてきました。この言葉に嘘(うそ)偽りはありません。しかしながら野党やマスコミから「虚偽だ。隠している。説明責任を果たしていない」等と正鵠(せいこく)を失する発言がなされています。党には、このような声に惑わされることなく、事実を事実として正確に認定して頂くことが処分の前提だと思います。事実認定につき党がどのようなプロセスを経てどのような結論を出されたのか、当事者には何の説明もないままに、報道によれば私には「離党勧告」という厳罰、さらには清和研の多くの同志達にも重い処分が示されようとしています。処分における公平かつ透明性のある基準・理由は不可欠であり、地元支援者に説明責任を果たすためにも明確な開示を求めます。

2. 自らの関与について

 還付は、派閥のパーティーを利用して所属議員が政治資金を調達する手段として認識していましたが、私自身、不記載については全く関知せず、昨年の事件発覚の際初めて知りました。従って、還付や不記載を画策したり、主導したりしたことはありません。

 令和4年4月に安倍晋三会長より現金による還付は透明性に問題があるとして還付を中止する、との指示がありました。これに対して、パーティー券売上を自らの政治活動費として予定していた議員より還付を希望する声が多く上がり、安倍会長も参議院選後に改めて検討する考えだったと思います。しかし7月に安倍会長が突然逝去され、派内は大変なショックで混乱し、会長はじめ幹部役員体制も整わないまま今後の様々な問題を協議する中で、還付を希望する声に対応して従来通りの還付はやむを得ないとの流れになりました。決して安倍会長の意思をないがしろにしたものではなく、窮余の対応でした。収支報告書への不記載については、4月、8月の打合せ時に全く説明がなく、派として事務的に適切な運用がされているものとばかり思っていました。還付自体は政治団体間の寄附として適法であるとの認識であったことから、私自身、違法あるいは不当な処理をしているとの認識はおよそ有していませんでした。不記載に気付けなかったこと、気付けなかったゆえに不記載を止められなかったことへの批判は甘んじて受け入れます。しかし、不記載に気付きながら放置してきたわけでは決してありません。

 報道によれば、私への処分は清和研のトップだったことも加味されるということですが、私が座長を務めたのは令和5年8月から本年2月1日までの5カ月余りです。令和4年の打合せ時には、私は下村博文先生と共に会長代理に就いていましたが、そもそも、会長代理は、会則に規定された役職ではなく、清和研の運営に関する決定権限がありません。当時の清和研は、会長不在で決定権限を有する者がいなかったことから、複数の幹部で協議して運営を決めていました。ですから、還付への対応の議論に加わった者の責任の有無は措(お)くとしても、議論に加わった他の方と比較して私の責任の方が重いということはありません。

3. 私自身の政治団体への還付・不記載について

 私は、個人パーティーも開催しており、毎年ノルマ達成が精一杯でしたが、コロナ禍でノルマが半減された結果、2018年からの5年間で計234万円の還付を受けました。使途については全額政治活動費として適正に処理されており、領収書を添付した上で収支報告書を訂正しました。

9485OS5:2024/04/05(金) 11:51:20

4. 派閥ぐるみの裏金づくりという誤解

 還付分につき長年不記載の既成事実を重ね、是正できなかったことは猛省しております。しかしながら清和研の運用は、あくまで会員個人の政治活動を支援する趣旨であり、派閥ぐるみで裏金づくりに勤(いそ)しんだり、パーティー券売上を派閥にプールして説明できない支出に使っていた等ということは一切ありません。清和研が組織的に不適切な政治資金を調達していたかのような事実は一切ありません。

5. 党としての政治的・道義的責任について

 この度の件において、最も大事な国民の政治への信頼を損ねたことを深く反省し、私自身も政治的・道義的責任を負うと同時に、国民の政治への信頼回復に真摯(しんし)に取り組んでまいる決意です。

 しかしながら、有権者の負託を受けた議員の政治生命に拘(かか)わる重大な事案であるにも拘わらず、明確で公正な基準による判断がなされているかについては、現段階では否定せざるを得ません。

 平成2年の初当選以来30余年に亘(わた)り地元有権者に支えられ、自民党所属の衆議院議員として、党の理念に共鳴し、誇りと責任を持って党に貢献し、真面目に政治活動に取り組んできた自負があります。それにも拘わらず、まるでスケープゴートのように清和研の一部のみが、確たる基準や責任追及の対象となる行為も明確に示されず、不当に重すぎる処分を受けるのは納得がいかず、到底受け入れることはできません。自由民主党規律規約に規定されている政治倫理審査会における弁明の機会も与えられないまま、総裁も含む党の少数幹部により不透明かつ不公平なプロセスによって処分を実質的に決定することは、党紀委員会を形骸化するものであって、自由と民主主義に基づく国民政党を標榜するわが党そのものの否定であり、このような独裁的・専制的な党運営には断固として抗議するものであります。プロセスの明確化を図る上でも、政治倫理審査会を公開で開催し、その調査を踏まえた上での党紀委員会での公正な審査を申し出る次第です。

 政治資金を巡る問題が噴出する中、国民の政治不信はわが党全体に向けられており、自民党のあり方が問われています。派閥の解消を唱えるだけでは問題の本質を見誤っており、党としての責任、さらには清和研と同様、関係者が起訴された総裁派閥を率いてきた岸田総裁の道義的・政治的責任も問われるべきであります。

 その点を明確にした上で、マスコミや野党におもねることなく、政治とカネを巡る抜本的な課題解決に取り組み、自民党政治のあり方等、本質的な問題に党全体で向き合わなければ、わが党の再生、日本の政治の再生は困難だと言わざるを得ません。総裁はじめ執行部には自由民主党幹部として国民が納得できる判断を示されることを求めるものであります。

9486OS5:2024/04/05(金) 20:06:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f8226481a7ac498c62f37db4221080f807899e4
「麻生vs.武田」自民裏金処分は権力闘争の場に 党内に広がる疑心暗鬼、首相の力不足露呈で決着は程遠く
4/5(金) 18:30配信

西日本新聞
岸田首相

 自民党派閥の裏金事件で、岸田文雄首相が関係議員ら39人に処分を下した。政治生命に直結する処分の内容を巡っては党実力者の因縁が持ち込まれて、もつれにもつれ、権力闘争の場と化した。首相の指導力の欠如が改めて露呈され、自身の処分を見送ったことへの党内の反発も強まった。首相が描いた裏金問題決着には程遠く、世論のさらなる離反も招きかねない。政権の難路は続く。

【関連】「岸田派は不問なのか」強まる首相への処分論 自民派閥裏金問題

 「政治資金規正法改正や政治改革の取り組みを見てもらった上で最終的に国民、党員に判断してもらう」

 4日夜、首相官邸。記者団の取材に応じた首相は、自らは処分対象外となった理由をこう説明した。

 首相にとって処分は窮地を脱する切り札だった。国会で早期の処分方針を打ち出し、厳しい世論を感じ取ると「離党勧告」を含めた厳罰にかじを切った。

 ところが、具体的な処分案の検討は難航した。

 特に二階派事務総長だった武田良太元総務相の扱いに苦心。「党役職停止」の声が多数派となる中、武田氏と福岡県内で覇権争いを繰り広げる麻生太郎副総裁が「事務総長は党員資格停止だ」とより重い処分を主張。麻生氏は首相らとの協議で譲らず、結論は党紀委員会当日まで持ち越された。

 党幹部は「『福岡場所』を『東京場所』に持ち込まないで」と困惑。処分内容を「両論併記」や「白紙」で党紀委に丸投げする案もささやかれていた。最終的に「納得を得られる説明ができるかどうか」(首相側近)を盾に首相が「党役職停止」を決断、麻生氏が受け入れたという。二階派幹部は「ひとえに麻生さんの影響力の低下だ」と息巻いた。

 首相は、後ろ盾だった麻生氏とは派閥解散などを巡り亀裂が生じている。武田氏寄りの裁定で溝が深まるとの見方もあり、麻生派中堅は「誰のおかげで首相になれたと思っているのか」と不快感をあらわにした。

 安倍派幹部に対する処分軽重の根拠は判然とせず、党内には恣意的と疑心暗鬼が広がる。今回最も重い「離党勧告」が科された塩谷立元文部科学相は弁明書で「独裁的、専制的な党運営に断固抗議する」と痛烈な言い回しで首相らを批判。党紀委でも委員から「改めて処分の『線引き』をやり直すべきだ」と異論も出たという。別の委員は「客観性がない。必ず首相に跳ね返ってくる」と強調した。

 岸田派も政治資金収支報告書への不記載で会計責任者が立件された。当時派閥会長だった首相がおとがめなしだったことへの反発は大きく、9月の党総裁選再選や衆院解散戦略にも暗雲が垂れ込めている。

 昨年秋の裏金問題発覚以降、実態解明や今回の処分決定など首相の対応はどれも後手に回り、「内向きの論理」が政治不信を増幅させた。首相の求心力は決定的に低下し、党の統治不全は極まる。ベテランは「自分のことを差し置いて他人に厳しくでは世論も納得しない。岸田さんではもう解散は打てない」と見通した。

西日本新聞

9487OS5:2024/04/07(日) 07:42:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/267a10748f2b2ee443a353eb054bbeab59030dfd
「離婚しづらい社会健全」 自民・谷川議員が発言
4/5(金) 19:04配信

共同通信
 衆院法務委員会で審議中の離婚後共同親権を導入する民法改正案の質疑で5日、自民党の谷川とむ氏が「ドメスティックバイオレンスや虐待がない限り、離婚しづらい社会になる方が健全だ」と述べた。野党から発言を疑問視する声が相次いだ。

 質問者として政府への質疑に立った谷川氏は「離婚して誰も得しない。子どものことを考えれば、離婚しづらい世の中の方がいいと思う」とも語った。

 これに対し、立憲民主党の寺田学氏は夫婦の状況や価値観はさまざまだとし「甚だ強い違和感を持った。離婚することで守られる子どもの利益は多くある」と批判した。

 また、立民は中野英幸法務政務官が審議中に居眠りをしたり、喫煙のために何度も離席したりしていると指摘。中野氏は「行動を正したい。大変申し訳ない」と陳謝した。

9488OS5:2024/04/07(日) 07:54:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/28a78218329267e555ed3572189cba6c20ebda7e
パワハラ疑惑の長谷川岳参院議員「表現方法に無自覚」 辞職は否定
4/6(土) 15:08配信

毎日新聞
道職員や札幌市職員へのパワーハラスメント疑惑について「表現方法に無自覚だったと反省している」と述べる長谷川岳参院議員=札幌市中央区で2024年4月6日午前11時16分、石川勝義撮影

 長谷川岳参院議員(北海道選挙区)の言動を複数の道幹部職員が威圧的に受け止めていた問題で、長谷川氏は6日、札幌市内で報道陣の取材に応じ、「表現方法に関して本当に無自覚だったと心から反省している。時代に合わない言動は最優先で変えていく」と述べた。パワーハラスメントに該当するかについては明言を避け、議員辞職は否定した。

【図でチェック】パワハラに当てはまる行動とは?

 長谷川氏の言動を巡っては、週刊誌が札幌市職員らへのパワハラ疑惑を報じ、道が幹部職員に聞き取り調査を実施。鈴木直道知事は5日、「威圧的に受け止めた職員が複数おり、長谷川参院議員に改めるように申し入れた」と明らかにしていた。

 自身の言動がパワハラに該当すると思うかという報道陣の質問に対し、長谷川氏は「無自覚だったので、具体的な部分や表現は私も存じ上げていない。極めて強い表現だったことは認識している」と述べた。「ストレートに発言すること」を自らの取りえだと考えていたといい、「反面、ストレート過ぎることがあったのではないかと十分に反省している」と語った。

 語気が強まった理由については「地域の課題を解決する時に、もたついているとか、うまく調整できれば解決できると思うことに、表現が入ったと思う」と話した。

 道の調査では、長谷川氏の東京事務所などに2023年度に20回以上出張した幹部職員がいたことも明らかになっている。長谷川氏はメールやウェブ会議も活用しているとし、各省庁との打ち合わせが必要な場合に来てもらうのが原則だと説明。「『これが気にくわないから来てください』ということは合理的ではないからしない」と述べた。【石川勝義】

9489OS5:2024/04/08(月) 20:28:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c0ae5f51660072ab1bde671dd9230e900dc8fd9
岸田首相、留守政権に不安残す 処分の火種抱えて1週間訪米
4/8(月) 19:59配信
岸田文雄首相(自民党総裁)は8日、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件の関係議員らへの処分を巡り党の内外に火種を残したまま、米国に出発した。政権の命運を握る衆院3補欠選挙(16日告示、28日投開票)直前の1週間の国内留守中、政権運営に不安を残す。

首相は出発前、記者団に「日米関係が一層盤石なものだと確認したい」と外交に集中する姿勢を強調した。党幹部の一人は「不在中に裏(水面下)でいろいろ動きが出るだろう」と警戒した。

自民は4日、安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の議員ら39人の処分を決定した。事件に「けじめ」(首相)を付けた上で、訪米で局面を打開したい考えだったが、狙いとは裏腹に混乱が続いている。

安倍派議員からは「厳しすぎる」「処分の根拠が分からない」と不満が相次いだ。離党勧告を受けた塩谷立元文部科学相は「政治不信を招いた党全体の責任だと言っており、総裁の責任はある」と首相に矛先を向けた。野党も処分は不十分だと批判している。

処分を決める過程で党のガバナンス(統治)が乱れた。決定2日前、麻生太郎副総裁が敵対関係にある二階派事務総長の武田良太元総務相を党員資格停止にするよう要求。幹部の大半は「安倍派より悪質性が低い」として党役職停止を主張し、執行部内の対立が表面化した。

首相自ら調整に奔走する姿に「みっともない」(幹部)との声が漏れた。最終的に麻生氏の要求は受け入れられず、政権発足以来首相の最大の後ろ盾だった麻生氏の反感を買う結果になった。

首相と茂木敏充幹事長の溝は深い。事件の関係議員への聞き取りや処分を巡り、茂木氏の代わりに森山裕総務会長が調整する場面が目立った。政権運営の要だった岸田、麻生、茂木3氏の協力関係は崩壊した状況で、首相と距離を置く武田氏は政権中枢から外れた萩生田光一前政調会長、加藤勝信元官房長官、菅義偉前首相らと連携する動きを見せている。政局は流動化している。

首相帰国後の衆院3補選のうち、自民は2補選で独自候補擁立を断念した。唯一候補を立てた島根1区で敗北すれば「岸田おろし」が強まりかねない状況で、官邸にも警戒感が広がっている。(田中一世)

9490OS5:2024/04/10(水) 08:04:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/2577a999c74533488a6c8e7b65a0d36fdcf8698c
塩谷立氏「これが最後の出席になるだろう」自民の会議で発言 離党覚悟の発言か
4/9(火) 23:26配信


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静岡朝日テレビ
塩谷立氏

 派閥のキックバック問題で、安倍派の座長を務め自民党から離党勧告を受けている塩谷立衆院議員が9日、都内で開かれた自民党の静岡県選出国会議員による会議に出席した。会議は非公開で行われ、主に静岡県知事選の候補者選定について協議、情報を共有したが、塩谷衆院議員は冒頭、「出席の皆様、国民の皆様に大変なご迷惑をかけた」と謝罪、そして「おそらくこれが最後の(静岡県選出の自民の国会議員としての)出席になるだろう」と、離党をほのめかす発言していたことがわかった。

 塩谷議員は4月4日、自民党の党紀委員会から2番目に重い離党勧告を受けているが、これを不服として再審査請求を検討している。会議後に塩谷衆院議員は再審査請求について「今週中に判断する。今週いっぱいが期限なので」と答えるにとどめたが、離党もやむなしと覚悟を決めている様子が明らかになった。

9491OS5:2024/04/11(木) 00:53:34
政権交代選挙も15年前の話か・・・
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/1980
杉村太蔵氏が公認“落選” 北海道1区自民支部・長谷川氏を擁立

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202404100000384.html
杉村太蔵氏が「因縁」長谷川岳氏への思い吐露「本当にくやしかった」「あ、終わったなと思った」
[2024年4月10日12時2分]
元衆院議員の実業家、杉村太蔵氏(44)は10日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月〜金曜午前10時25分)に出演し、国会議員時代に公認争いをしたことがある自民党の長谷川岳参院議員(53)に、北海道庁職員らへの威圧的な発言があったと指摘されている問題について、言及した。

杉村氏は2005年衆院選に自民党から比例代表に出馬し初当選。2009年衆院選では出身の北海道の北海道1区からの出馬と自民党公認を目指していたが、党道連は長谷川氏を公認候補に選び、杉村氏は不出馬となった経緯がある。長谷川氏は杉村氏にとって「因縁」の相手でもある。

杉村氏は、長谷川氏の問題が報じられる中で、かつて長谷川氏と公認争いをしたことを振られると、思わず「なつかしい…」とつぶやき「もう20年近く前に、北海道1区の公認争いをしたことがあるんです。今でも覚えていますが、宿舎に朝方、地元の新聞のファクスが届いて『北海道1区、長谷川氏擁立論』とあったのを見た瞬間、あ、終わったなと思いましたけどね」と、笑いながら振り返った。

この時は最終的に杉村氏が出馬を辞退し、長谷川氏が北海道1区の党公認となった経緯がある。杉村氏は「僕が辞退を表明した後、長谷川さんと食事をしたんです」と明かし「その時『長谷川さんの擁立論が出たとき、僕でも杉村太蔵より、YOSAKOIソーラン祭り創設者の方(長谷川氏)がいいと思います。頑張ってください』と言った記憶があります」としつつ「あの時は本当に、くやしかった」と、本音も漏らした。

その上で「くやしかったんですけど、まさかその後、こんな素晴らしい人生が待っているとは思っていなかった。こうしてテレビで使っていただけるようになって。何が起きるか分かりませんね」と、今では実業家やコメンテーターとして大活躍している自身について、謙遜まじりに語った。これに、司会の大下容子アナは「努力のたまものです」と、フォローしていた。

長谷川氏は2009年衆院選は落選し、翌2010年参院選北海道選挙区で初当選し国会議員になった。

9492OS5:2024/04/11(木) 19:33:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/c48b08f2338b3c8988dad1fb6e317d29b94b1c42
<独自>自民党の茂木派が解散を検討 17日に緊急会合、政治団体を取り下げへ
4/11(木) 17:30配信

産経新聞
自民党茂木派の茂木敏充・党幹事長(岩崎叶汰撮影)

自民党茂木派(平成研究会)は、総務省への政治団体の届け出を取り下げ、派閥を解散する方向で検討に入った。17日に緊急会合を開き、同派会長の茂木敏充・党幹事長が今後の方向性を説明する見通しだ。

【図で解説】自民党党紀委員会の処分一覧

派閥パーティー収入不記載事件を受け、自民6派閥のうち麻生派(志公会)をのぞく5派閥が政治団体を解散することになる。

茂木派執行部は当初、政策集団としての団体存続を模索した。ただ、小渕優子選対委員長、関口昌一参院議員会長ら8人が1月に退会。その後、佐藤信秋参院議員も辞め、所属議員は53人から44人に減った。他派閥の解散表明も相次ぐ中、1月の同派の意見交換会では「いったん更地に戻すべきだ」などと解散論が相次いだ。3月の幹部協議でも、政治団体を解散した方が国民にわかりやすいとの主張が大半だったという。解散した上で将来的な再結成を望む声も根強い。

茂木氏は第3勢力の同派を足掛かりに次期党総裁を目指す構えだったが戦略の練り直しを迫られる。

平成研究会は昭和62年に竹下登元首相が「経世会」として創設した。一時は最大派閥として政界の主導権を握り、竹下氏、橋本龍太郎氏、小渕恵三氏の3首相を輩出した。

派閥のあり方を巡っては、自民は3月の運営指針「ガバナンスコード」改訂で、資金や人事の機能を持つ「旧来の派閥」を禁止した一方、政治団体の取り下げには踏み込まず、「政策集団」の名目で存続を容認した。安倍派(清和政策研究会)、岸田派(宏池会)、二階派(志帥会)、森山派(近未来政治研究会)が1月までに解散する方針を決め、残る麻生派と茂木派の対応が焦点になっている。

9493OS5:2024/04/15(月) 12:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/e67cdc9ad69462b3e4db0f512f651a695ca88c8d
裏金問題で萩生田光一議員だけ“大甘処分”に旧安倍派から批判殺到 派内で囁かれている「森と岸田」の身勝手な思惑
4/15(月) 11:12配信


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デイリー新潮
“減刑”が実施された萩生田氏だが、有権者からは厳しい視線が注がれている

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、党の政調会長を務めた萩生田光一氏に批判が集まっている。朝日新聞は4月5日の朝刊に「処分『市民感覚とズレ』 自民裏金、有権者厳しい目」との記事を掲載。萩生田氏に対する有権者の厳しい声を伝えた。

【写真を見る】「娘は人気インフルエンサー」だった 裏金問題で逮捕された池田佳隆議員

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 有権者が萩生田氏の何に怒っているのかをお伝えする前に、裏金事件における萩生田氏の問題点を改めて確認しておこう。

 萩生田氏は自民党安倍派の「5人衆」の1人という重職を担い、派閥からのキックバック──ここでは政治資金収支報告書の不記載額──は2018年からの5年間で2700万円を超えた。額の多さに誰もが驚いたが、実際に党内で3番目という巨額の裏金だったのだ。

 自民党は4日、国会議員39人に対する処分を発表した。ところが、岸田派の元会計責任者が立件されているにもかかわらず、岸田文雄首相は“無罪放免”となった。この時点で多くの有権者が強い反発を示した。

 さらに萩生田氏に対する党の処分は、8段階のうち軽いほうから3番目という「党の役職停止(1年)」だった。「これでは実質的に処分なしだ」との批判が自民党の国会議員からも殺到したが、それも当然だろう。

 他の議員に対する処分と比較してみよう。党則の処分では2番目、今回の処分の中では最も重い「除名」となった塩谷立氏の不記載額は234万円。西村康稔氏は3番目の「党員資格停止(1年)」だったが、不記載額は100万円だった。

 萩生田氏は2700万円と裏金の額が突出しているにもかかわらず、処分は極めて軽い。これが不可解であることは言うまでもないだろう。

八王子市民の怒り
 冒頭で紹介した朝日新聞の記事に戻ると、萩生田氏の地元である東京・八王子市で有権者に取材。これまで萩生田氏に投票してきたという建築作業員の男性が応じ、処分について「軽すぎる。本当は議員を辞めるべきだ」と不満を述べた。

 物価高や光熱費の高騰を受け、作業員の男性は外食や酒を減らすなど、出費を切り詰めてきたという。一方、萩生田氏は多額の裏金を作っていた。男性は「自分は好き勝手に金を動かしていたなんて、支持者への裏切りだ」と怒り心頭だ。

 萩生田氏だけ“減刑”が実施されたことについて、理解を示す政府関係者もいる。萩生田氏は「安倍派5人衆」の1人に数えられる実力者だ。しかし、裏金作りの実態を把握していた可能性の高い、安倍派の事務総長に就任したことはない。

 また安倍派は、一度はキックバックのシステムを停めた。それが22年8月など派の幹部が集まり、裏金システムの復活について話し合っている。この場に萩生田氏は出席していないことになっている。

 ただし、以上の2点だけでは、萩生田氏の処分が甘い理由の説明にはならないという。なぜ萩生田氏だけ“えこひいき”されたのか、旧安倍派の議員が言う。

9494OS5:2024/04/15(月) 12:50:17

比例復活の問題
「旧安倍派内でも、今回の処分は軽すぎる、おかしいという声が出ています。萩生田さんは2003年に初めて立候補して以来、6回の当選回数を誇ります。ところが、民主党政権が誕生した2009年の総選挙では比例復活もできず落選しました。これに懲り、萩生田さんは旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係を深めるなど、なりふり構わず“基礎票”作りに励んだのです」

 自民党の処分を重さの順に並べると、【1】除名、【2】離党勧告、【3】党員資格停止、【4】選挙での非公認──となるが、この4つは選挙の際に党の公認が得られない。無所属で立候補することになる。

「自民党の公認候補でなければ、連立を組む公明党における最大の支持母体である創価学会の信者も表立って応援ができません。さらに最も重要なのが、比例区の重複立候補が不可能になるということです。小選挙区制で落選してしまうと、どれだけ接戦で惜敗率が高くとも、敗者復活は叶いません」(同・議員)

 自公の公的支援が受けられないため、基礎票が減ってしまう。しかも小選挙区で落選すれば一巻の終わりという“背水の陣”で選挙を戦う必要があるというわけだ。

岸田首相の大罪
「選挙に強いことで有名な世耕弘成さんなら、公認を得られなくとも勝てるかもしれません。ところが、萩生田さんは選挙に強いタイプではないのです。つまり萩生田さんの処分は『処分したように見えても、実は次の選挙でも勝てる可能性を残した』という、少なくとも自民党にとっては絶妙なバランスの上に立ったものなのです」(同・議員)

 こんな“えこひいき”が、なぜまかり通ったのか。

「旧安倍派議員は、『森喜朗さんが萩生田さんを守るため、岸田さんに処分を軽くするよう頼んだ』と理解しています。森さんは今でも、萩生田さんが中心になって旧安倍派のメンバーをまとめてくれると期待しているのです。しかし、旧安倍派の議員は『勝手に決めないでほしい』、『森さんに特別扱いされた結果、有権者の信頼を失ってしまった。萩生田だけは許せない』などと反発する声が出ています」(同・議員)

 一方、岸田首相も萩生田氏の軽い処分には積極的だったという。

「岸田さんは裏金事件の抜本的な再発防止ではなく、政権維持を最優先にしているのでしょう。あまり報じられてはいませんが、岸田さんと萩生田さんは非常に関係がいい。岸田さんとすれば、自民党総裁の再選を目指すにあたって、萩生田さんに旧安倍派議員をまとめてもらいたいと考えているようです。ここで萩生田さんに恩を売っておくことは決して悪くないということです」(同・議員)

デイリー新潮編集部

新潮社

9495OS5:2024/04/16(火) 23:04:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/79f1dc2656e32e4a9197d368c362edbafd9f459f
野田聖子氏「政治利用に落胆」 共同親権の改正法案に賛成せず
4/16(火) 20:50配信

毎日新聞
野田聖子衆院議員

 自民党の野田聖子元総務相は16日、離婚後の共同親権を導入する民法改正案の衆院本会議の起立採決で、党会派の方針に反して、賛成しなかった。野田氏は本会議後、記者団に改正案について「中立の立場」と、したうえで「改正案を巡り政党間のケンカみたいになっているのを聞いて、子どものための法律だったはずが、これでは賛成しかねるという思いにかられた」と話した。

 また、事務所を通じて「本来こども最優先の民法改正であるが、こども基本法の重要施策である『こどもの声を聴く』がなかったので懸念していた。本会議における野党の討論を聞き、修正案の手続きにおいて政党の政治利用と感じる発言があり落胆した。参議院でより深く、真にこどもたちの立場に立った議論をしてほしい」とのコメントを発表した。【田中裕之】

9496OS5:2024/04/16(火) 23:14:18
https://mainichi.jp/articles/20240413/k00/00m/010/067000c
自民・茂木氏、派閥ゆかりの沖縄行脚 総裁選にらみとの臆測も
政治

速報

国政選挙
毎日新聞
2024/4/13 17:29(最終更新 4/15 20:18)

 自民党の茂木敏充幹事長が13日、沖縄県内を行脚し、集会を開いた。派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて党員らの意見を聞く「政治刷新車座対話」のためだが、それだけにとどまらない。沖縄は茂木派(平成研究会)と縁が深い地であり、6月には県議選を控える。将来首相を目指す意欲を示す茂木氏にとって、足場固めの一環でもありそうだ。

 茂木氏は浦添市内で県議選の候補予定者や支持者ら約10人を前に、裏金事件について陳謝した上で「自民が置かれている環境は大変厳しい。逆境の時こそ強い意志と結束力が試される」と語った。党の信頼の回復に努めると強調するとともに、県議会での過半数奪還に向けて結束を呼び掛けた。

 茂木派の源流は、1972年に沖縄返還を実…

9497OS5:2024/04/17(水) 22:57:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5e7e0befb734fb338b1c9184112d23227b2d7ff
自民・茂木派が政治団体の取り下げを決定 党内6派閥のうち5派閥が解散
4/17(水) 18:22配信

産経新聞
茂木敏充氏

自民党の茂木敏充幹事長が率いる茂木派(平成研究会)は17日の会合で、総務省への政治団体届け出を取り下げることを決めた。派閥パーティー収入不記載事件を受け、これで自民6派閥のうち麻生派(志公会)を除く5派閥が解散することになった。茂木派事務所の解約も決めたが、メンバーとの勉強会などは定期的に開く方針だ。


会合後、茂木氏は記者団に「党が厳しい状況の中、お互いに助け合いながら(派閥ではない枠組みを)運営していければと思う」と語った。平成研究会という名称については「変えるとも変えないとも決めていない」と述べた。

茂木氏は当初、茂木派を基盤に次期自民総裁を目指す構えだった。1月の会合では不記載事件を受けた党改革の中間報告を踏まえ「カネと人事」を切り離した政策集団への移行を決めたが、政治団体としての解散は保留していた。

ただ、小渕優子選対委員長や関口昌一参院議員会長ら有力者の退会が相次ぎ、所属議員は53人から44人に減少。残ったメンバーからも「有権者に説明しにくい」といった声が上がっていた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/ac4a11169e596fb20bfe0c013e32604047fc403f
茂木派、政治団体の届け出を取り下げへ 政策集団として存続方針
4/17(水) 17:23配信

毎日新聞
自民党茂木派の平成研究会意見交換会に臨む茂木敏充幹事長=同党本部で2024年4月17日午後4時、平田明浩撮影

 自民党茂木派(平成研究会、44人)は17日、党本部で会合を開き、政治団体としての届け出を取り下げる方針を決めた。岸田文雄首相(党総裁)が派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて打ち出した派閥解消を踏まえた対応。これにより自民6派閥のうち麻生派(志公会)を除く5派閥が政治団体を解消することになる。


 派閥は長らく政治資金の受け皿などとして機能してきた。政治団体でなくなるとこうした機能を実質的に失うとみられている。安倍派(清和政策研究会)や岸田派(宏池会)、二階派(志帥会)、森山派(近未来政治研究会)は派閥自体の解消を決めているが、茂木派は「政策集団」としての活動は続ける方針だ。

 会長の茂木敏充幹事長が会合で総務省への政治団体届け出を取り下げる方針を表明。異論は出なかったという。会合後、茂木氏が記者団に明らかにした。

 茂木氏は記者団に「今後は内外の課題解決に向け、仲間が問題意識や政策の方向性を共有できる楽しいグループを目指していきたい」と語った。

 自民は岸田首相の派閥解消表明に基づき1月、派閥を「金と人事から完全に決別」させて、政策集団などに移行させるという「中間とりまとめ」を発表した。茂木氏は今回の方針表明について、中間とりまとめに基づく対応だと説明した。

 茂木派は佐藤栄作元首相による佐藤派が源流。田中角栄元首相が率いた田中派時代には所属議員が140人を超え、党内最大派閥として強い政治力を発揮した。2021年11月から茂木氏が会長を務めている。

 裏金事件で茂木派関係者は立件されなかったが、他派閥の解散方針決定を受け、「国民に分かりやすいよう一旦、政治団体の届け出を取り消すべきだ」との意見が派内から相次いでいた。【竹内望、加藤明子】

9498OS5:2024/04/23(火) 11:15:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/c766e833dddcb8016b1acf87b52ad9ff11e20f59
岸田首相とすでに犬猿の仲「茂木幹事長」がそれでも自ら辞めない理由
4/23(火) 6:00配信
デイリー新潮
いつクビにしてもよい対象に
茂木幹事長

 4月28日投開票の衆院3補選で与党側は2選挙区で不戦敗が確定し、残りの選挙区での敗北の可能性も高まってきている。低支持率にあえぐ岸田文雄首相(自民党総裁)がさらに追い詰められることは必至だが、一方で選挙の総責任者である茂木敏充幹事長もまた同様に針のむしろに座る思いなのかもしれない。


 次の宰相を目指す茂木氏の身の振り方を展望してみた。

「岸田首相には、茂木氏が自身のために汗をかいてくれているという認識はすでにないようです。派閥も首相自ら解消を宣言しましたし、配慮する必要もありませんから、いつクビにしてもよい対象になっているようにみています。タイミングを見計らっているというところも当然あるでしょう」

 と、政治部デスク。

「首相は補選での惨敗は不可避と捉えているはずです。さらに9月の自民党総裁選での再選どころか出馬さえおぼつかないことも踏まえ、それまでの間に政権を維持する方策を練っており、その1つが6月の通常国会会期末での解散です」(同)

茂木氏に代わって人気のある人物を
 内閣支持率が低迷を続ける中での解散は野党にとって朗報でしかなく、それで政権を維持できる方策がそう簡単に見つかるとも思えないが……。

「首相はまったく諦めておらず、何らかの手を打ってくる可能性が取り沙汰されています。茂木氏に代わって国民的に人気のある人物を幹事長に据え、選挙の顔として全国を回ってもらうというような考えも想定できますが、それもまた国民に見透かされそうですよね(笑)」(同)

 その一方で、茂木氏の身の振り方も注目されている。

「総裁のもとで幹事長を続けている限り一蓮托生(いちれんたくしょう)です。岸田首相との関係が良好で政権基盤が安定している場合は禅譲もあり得るのですが、現状は真逆。次の首相を目指すなら、首相とたもとをわかって来るべき時に備えるというのがあるべき姿と思われます。ただし、茂木氏が補選での不手際の責任を取って総裁に辞表を出すということは考えにくいですね」(同)

 どういった理由なのか。

幹事長職の魅力
「幹事長職の魅力に尽きると思います。幹事長であれば人が集まるし、裏金問題があったとはいえそんなこととは無関係にお金をふんだんに使えますし、それを背景に各方面ににらみをきかせることもできる。当然、幹事長でなくなればそういったことはできなくなります。在職し続けることとのメリット・デメリットを自分なりに考えているのでしょう」(同)

 しばしば報じられる通り、茂木氏は永田町での人望が薄く、自ら率いていた茂木派すら掌握できないままだったとされる。さらに世論調査でも「次の首相」としての人気の低さは明らかだ。

「ポストを失えば、これまで以上に求心力を低下させる可能性もあり、茂木氏が首相に辞表を叩きつけるというのはなかなか考えにくいですね」(同)

 実のところ、さほど打つ手も打開策も無いという点では首相も茂木氏も似たようなもの。首相にどこかで切られるか、首相が沈めばそれと共に……ということになりそうだ。

デイリー新潮編集部

新潮社

9499OS5:2024/04/24(水) 11:47:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef5fd0bb57d0871ebc600c6b01db932d7e79c7af
ここへ来て始まった「まさかの岸田独裁」...総理が重用する「5人の自民党議員」の名前
4/16(火) 7:04配信
 最終的には国民と党員に判断してもらう─自身の処分がない理由を問われて、こう豪語した岸田文雄。支持率が超低空飛行を続けるなか、往生際の悪い総理の姿に、ついに身内も愛想を尽かした。

メモを取りながら聞いているフリ
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 「国民の怒りは沸点に達している」「倫理観が欠如しているのではないか」

 今般の裏金事件には、投票用紙に自民党の候補者名しか書いたことがない保守王国の支持者も怒りの声をあげる。

 そこで首相の岸田文雄は「俺が行って有権者と話す」と豪語し、「車座対話」なる地方行脚を決めた。その手始めに4月6日、熊本市を訪れ、裏金問題を陳謝したのだ。

 出席者から先のような厳しい意見が飛ぶと、岸田は沈痛な面持ちで、手持ちのA6サイズのノートにメモを走らせた。だがこの男、本当に反省しているはずもない。

 「裏金問題が思った以上に尾を引いてしまったので、『国民の厳しい意見も、真摯に受け止める首相』を演出するために、全国を回ることにした。要はパフォーマンスですよ」(全国紙政治部記者)

 「岸田ノート」は、人の話を聞いているフリをするのには絶好の小道具だ。

「陰陽師」となった岸田文雄
photo by gettyimages

 だが岸田とて、そのためだけにノートを持ち歩いているわけではあるまい。決して他人には見せないその中身には、政権運営のための重要事項も記されている。そしていま、岸田が書きつける「重要人物リスト」には、5人の名前が並んでいる。

 〈麻生太郎、森山裕、小渕優子、武田良太、萩生田光一〉

 「5」は古来より魔を退ける特別な数字と言われてきた。平安時代の「陰陽師」安倍晴明も「五芒星」を紋として用いた。安倍晴明は占いや呪術を駆使して権謀術数を巡らし、権力をほしいままにしたという。

 かつては煮えきらない言動で「検討使」と笑われた岸田だが、それで懲りたのか、このところは誰にも内心を明かさなくなった。何を考えているのかわからない―まるで陰陽師のように周囲を煙にまくことこそ、政権に居座るための要諦だと気付いたのだ。

岸田が敷いた独裁体制
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 岸田が掲げる「自民党五芒星」の意味を、前出の政治部記者が解説する。

 「岸田さんは一切根回しせずに派閥解消を打ち出したことで、麻生さんと一時険悪になったと言われていますが、今は関係を修復しています。今回の裏金処分でも事前に麻生さんにお伺いを立てた。

 その一方で、以前のように麻生さんベッタリにならないよう、非主流派とも気脈を通じる森山さんも裏金問題の対応で重用しました。最近は、茂木派を離脱した小渕さんとも選挙の相談を密にしています。

 さらに裏金処分で、二階派と安倍派の『若頭』だった武田さんと萩生田さんは軽い処分で済ませて恩を売りました。彼らは主要派閥の中心にいた面々で、この5人を押さえれば自民党を押さえられると踏んだわけです」

 岸田は裏金処分を利用して、二階俊博や森喜朗といった旧派閥の長老たちの影響を排除し、首相が党の全権を握れる直接支配体制を敷いたのだ。

 後編記事『「メール一本で部下たちをクビ」「自分だけ処分ナシに国民もドン引き」...裏ガネ処分を大失敗した「岸田総理の終わり」とついに始まった「菅・二階の逆襲」』に続く。

 「週刊現代」2024年4月20日号より

週刊現代

9500OS5:2024/04/25(木) 08:03:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3f3c773ef52bce61cb5a01dc17df95c155e1f1b
「連座制」与野党の溝鮮明に 政活費、消極自民に公明不満 政治改革
4/25(木) 7:07配信

自民党の派閥裏金事件を受けた政治資金規正法改正で、「連座制」導入を巡る与野党間の溝が鮮明になってきた。

 自民、公明両党は24日、政治資金収支報告書に国会議員の「確認書」添付を義務付ける方向で一致したが、野党からは実効性への疑義が噴出。使途公開が不要な政策活動費の見直しなどでは、自民党の消極的な姿勢に公明党からも不満がにじむ。

 「議員本人の責任も明らかにする観点から法改正の考え方を取りまとめた」。岸田文雄首相は24日の参院予算委員会で、自民案の「連座制」をこう説明した。

 公職選挙法の連座制は、秘書や親族らが選挙違反で罰金や禁錮以上の刑が確定すれば、候補者の当選も無効となる。これを規正法にそのまま持ち込むことには、与野党双方で慎重論が根強い。

 自民案は、会計責任者が処罰された場合、十分チェックしないまま確認書を作成した議員も、公民権停止の対象とするもの。同日の与党協議では、この仕組みについて、公明党も「基本的に同じ構成、発想だ」と歩調を合わせた。

 これに対し、参院予算委で立憲民主党の蓮舫氏は、自民案が会計責任者の処罰を前提としている点を問題視。裏金事件で会計責任者の処罰がごく少数にとどまったことを挙げ、「『なんちゃって連座』はやめないか」と迫った。日本維新の会の片山大介氏も「本当に(議員の)責任が問われにくい」と同調。首相は「公選法の連座と、報告書不記載の責任厳格化は、性格が異なる」と釈明したが、与野党間の温度差は明らかだ。

 一方、自公両党は規正法改正の議論を5月の大型連休明けに持ち越すことを決定。表向きは「丁寧な議論」を理由に挙げるが、自民案が政策活動費の使途公開や、政治資金パーティー収入の公開基準見直しに後ろ向きだったことに、公明党幹部は「厳しい国民感情を全く理解していない」といら立ちをあらわにしており、難航必至のテーマを先送りしたのが実態だ。

 参院予算委では、共産党の小池晃書記局長が「自民以外は政策活動費の見直しを言っている」と指摘し、企業・団体献金の廃止も重ねて主張。首をひねるようなしぐさを繰り返す首相を「そもそも真相解明に背を向け、まともな改革案が出せるわけない」と断じた。

9501OS5:2024/04/25(木) 17:44:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b719ac91897904ca03f74605fa863ba41fd5504
「記憶にございます」に「流行語大賞」の声…“パパ活”辞任でも宮沢博行議員の潔さに一定の評価
4/25(木) 16:26配信
 「パパ活」疑惑を含む不倫問題を報じられ、25日の衆議院本会議で辞職が許可された宮沢博行衆院議員(49=比例東海ブロック、自民党離党)に対し、SNS上では同日、批判や追及の声とともに、宮沢氏が潔く疑惑を認めたことについても多くの声があがった。

 宮澤氏は24日、「パパ活」疑惑を追及する取材に対し「大変申し訳ございません。記憶にございます」と回答。政治家のスキャンダル回答として定型化し映画のタイトルにまでなった「記憶にございません」の対極の言葉となった。

 メディア出演でも知られる政策アナリスト石川和男氏はX(旧ツイッター)で「【流行語大賞候補】『記憶にございます』」と、この発言を紹介。SNS上では他にも「早くも流行語大賞ノミネート作品現る」との声があった他、「潔さは買う」「『記憶にございます』って答えた政治家、初めて見たかも」「素直なことは評価するよ」「なぜか好感度を高くさせる」などと、スキャンダル発覚直後ながら評価する声も見られた。また、「この幕の下ろし方、炎上対策として一定の評価がされそう」と、危機管理の視点から指摘する意見もあった。

 一方で宮沢氏は、23日「一身上の都合」を理由に突如、議員辞職願を提出。自民党にも離党届を提出し、24日に受理された。25日の本会議には出席せず、文春報道の女性問題について何も説明しないまま国会を去る形になり、辞職が許可された瞬間、本会議場の野党席からは「説明しろ!」などの怒号が飛んだ。

 宮沢氏は昨年12月、安倍派のパーティーをめぐる政治資金問題をめぐり、派閥からキックバック分について政治資金収支報告書に記載しないように指示を受けていたことや、不記載について口止めされていることを報道陣に暴露。「(派閥から)『しゃべるな、しゃべるな』と。これですよ」と、派閥側による口止めにあっていることも述べていた。

 年末の風物詩でもある「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」は毎年12月上旬に年間大賞を発表。過去には「毒まんじゅう」(03年)「忖度」(17年)など、ネガティブイメージにもとれる政治関連用語が年間大賞になったこともある。

9502OS5:2024/04/29(月) 00:20:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fade3a92a89c0bb174e67f42b106a0382f9cf37
自民内で「岸田おろし」気配薄く 有力な代役不在
4/28(日) 20:55配信


産経新聞
演説に集まった人々に手を振る岸田文雄首相(右)=21日午後、松江市(恵守乾撮影)

自民党が28日投開票の衆院3補欠選挙で島根1区を落とし、不戦敗を含め全敗が確実になったことで、党内で「岸田文雄首相(自民総裁)では選挙の顔にならない」との声が強まりそうだ。とはいえ有力なポスト岸田候補も不在で、「岸田降ろし」の動きがすぐに本格化する気配は薄い。


自民が過去1度も議席を失ったことのない島根1区で敗れるという状況は、派閥パーティー収入不記載事件による逆風の強さを再認識させた。しかし自民執行部の一人は28日、「初めから厳しい戦いだとわかっていた。首相はやめろという話にはならない」との見通しを語った。

内閣支持率が低迷する中、補選の結果を待つまでもなく「6月23日までの今国会会期中の衆院解散」を主張する政権幹部はいない。

複数の自民幹部や議員が「解散しなくても総裁選の勝機はある」との認識を首相や首相周辺に伝えている。幹部の一人は「岸田首相の他にいない」と語る。

首相に対抗する「非主流派」のキーパーソンは菅義偉前首相だ。

前回総裁選で2位になった河野太郎デジタル相を支援した。しかし派閥解消論者の菅氏は今、麻生派に所属し続ける河野氏に不満を持っているとされる。河野氏自身、政府のエネルギー関連会議の資料に中国国営企業のロゴの透かしが入っていた問題で失速した。

菅氏周辺では小泉進次郎元環境相、加藤勝信元官房長官らの名前が候補に浮上するが、具体的な動きは見せていない。

前回3位の高市早苗経済安全保障担当相も後ろ盾の安倍晋三元首相が死去し、厳しくなった。

非主流派の有力議員は「首相を引きずりおろすような足の引っ張り合いは党全体にマイナスだ。9月まで待って総裁選で堂々と戦えばいい」と語る。解散は総裁選後との観測が強まる中、「今動く必要はない」とのムードが漂っている。(田中一世)

9503OS5:2024/04/29(月) 19:33:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e2b47fca4b2e472c7c66fd6e23dcc78837f2aa3
「羽交い締めにしてでも止める」3補選全敗の自民に渦巻く解散封印論 世論も党内も"岸田離れ"
4/29(月) 11:11配信

西日本新聞
岸田首相

 衆院3補欠選挙で自民党が唯一戦った島根を落とし、自民離れの民意が明確になった。全敗に終わった岸田文雄首相の求心力低下は必至で、早期の衆院解散・総選挙は困難な情勢だ。岸田氏が意欲を示す首相続投も一層厳しさを増す。

 裏金事件などへの国民の政治不信は根深く、保守王国・島根が陥落した。首相周辺からは「安倍派の裏金問題で足を引っ張られた」と恨み節が漏れる。選挙結果は派閥解散も一定程度影響した。多額の資金や議員らの応援といった従来の派閥型選挙が封じられた形で、自民の今後の選挙戦略に根本的な課題を残した。

 総裁選前に衆院を解散し総選挙で勝利して総裁再選を果たす-。首相は続投シナリオを描いてきたが最側近の木原誠二幹事長代理ですら「政権交代が起こってもおかしくない状況」と公言するほど党勢は悪化の一途。首相は解散カードを切らずに総裁選に臨む選択肢も視野に入れ始めている。

 首相にとって救いは衆目の一致する「ポスト岸田」がいないこと。自ら主導した派閥解散により総裁選の戦い方も変わる可能性がある。党内にくすぶる「岸田降ろし」はすぐには発展しないというのが大方の見方だが「岸田首相のままでは選挙は勝てない」(閣僚経験者)と危機感は広がる。

 一方で賃上げや6月の定額減税を起爆剤に支持率を回復させ「引きずり降ろされる前に勝負すべきだ」(首相周辺)と早期解散論も消えていない。閣僚の一人は「羽交い締めにしてでも解散を止める」と息巻く。

 菅義偉前首相は2021年の衆参三つの補選・再選挙で全敗し、退陣の引き金となった。岸田首相は24日の参院予算委員会で自民が議席を得られなかった場合の有権者の評価を問われ「私の政治姿勢も評価の対象」と明言した。その有権者の判断は下った。

 世論も、自民内でも強まった「岸田離れ」。総裁選に向けた党内政局が火ぶたを切りそうだ。

 (高田佳典)

西日本新聞

9504OS5:2024/04/29(月) 20:18:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd7c7b0674efd51d3d58fb33412bea18d793a9c8
衆院補選全敗でどうなる政局、自民は誰も責任とらず… GW明け国会で野党攻勢
4/29(月) 17:43配信


産経新聞
記者団の取材に応じる茂木敏充幹事長(中央)ら=28日午後、東京・永田町(酒井真大撮影)

自民党は28日投開票の衆院3補欠選挙で候補者擁立を見送り不戦敗となった選挙区も含めて全敗した。派閥の政治資金パーティー収入不記載事件が直撃した形で、岸田文雄首相(党総裁)の政権運営は厳しさを増す。野党は大型連休明けの国会で、自民の政治改革案が不十分だとして首相に攻勢をかける構えだ。

【写真】当選確実の一報を受け、支持者と喜び合う立憲民主党の酒井菜摘氏

補選から一夜明けた29日、閣僚経験者は「保守王国の島根も崩された。岸田首相では次期衆院選を戦えない」と語った。

党内で直ちに「岸田降ろし」が始まる気配は薄いが、連休中に地元有権者から厳しい声を浴びた議員が「ポスト岸田」に向けた動きを加速させる可能性もある。

一部には茂木敏充幹事長や小渕優子選対委員長の引責辞任を求める声がある。若手は「党総裁も辞めるべきだという話につながる。誰も責任を取らないのはおかしい」と話した。

ただ、党幹部は「幹事長でなくなれば影響力が落ちるので、茂木氏は辞めないだろう」とみる。茂木氏は28日夜、記者団に「信頼、党勢の回復に全力で取り組みたい」と強調。小渕氏は「次の選挙に備えていきたい」と述べた。

連休明け国会は政治資金規正法改正などの政治改革が焦点だ。補選で全敗した自民案が集中砲火を浴びることは避けられない。まずは公明党との与党協議だが、パーティー券購入者の公開基準引き下げなどを求める公明に、自民は譲歩を余儀なくされる公算が大きい。

野党は、政党から党幹部に寄付され、使途公開の必要がない政策活動費や企業・団体献金の廃止など自民が消極的な内容を主張している。自民が政治改革に後ろ向きだと印象付ける狙いもある。補選で3勝した立憲民主党の泉健太代表は29日、自身のX(旧ツイッター)に「後半国会、驕(おご)らず、気を引き締めて戦う」と投稿した。

自民内では、首相が6月23日までの今国会会期中の衆院解散の可能性を残しつつ、解散せずに9月の総裁選で勝ち抜く方向に傾いているとの見方が強い。かじ取りを誤れば、どちらの道も閉ざされかねない。(沢田大典)

9505OS5:2024/04/30(火) 10:17:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/60b8eb282373eb197c7b59f84d43caeca911b6f8
裏金直撃、「保守王国」でも苦杯 首相解散戦略に影 「岸田後」見据えた動きも・自民〔深層探訪〕
4/30(火) 7:00配信
 自民党派閥の裏金事件に対する厳しい世論が岸田文雄首相を直撃した。衆院トリプル補欠選挙で自民は「保守王国」島根を含めて完敗。「選挙の顔」として疑問符を突き付けられた首相は厳しい政権運営を迫られる。


 ◇「首相に来てほしくない」
 「島根1区はこれまでを上回る運動量だったが、非常に逆風が強かった」。茂木敏充幹事長は28日夜、補選結果を受け党本部で記者団に敗因を述べるとともに、「厳しい状況だからこそ、一致結束して臨む必要がある」と語った。

 裏金事件の逆風が吹き荒れる中、自民は政権与党のメンツを捨て東京15区、長崎3区で不戦敗を選択。保守地盤の強い島根1区での直接対決に総力を挙げた。国賓待遇での今月の訪米に政権浮揚を期待したものの、報道各社の4月の世論調査で内閣支持率は「危険水域」を脱していない。

 首相は27日を含め2度島根入りして支持を訴えたが、地元からは「プラスになると考えているなら感覚を疑う。来てほしくない」(県連関係者)と突き放す声も上がった。選挙戦中盤、党執行部の一人は敗北を前提に「島根は『負け幅』がポイントだ」と早くも予防線を張っていた。

 ◇解散なら「討ち死に」続出
 首相は今年の春闘の「賃上げ」を追い風に、定額減税が始まる6月の通常国会会期末にも衆院を解散し、9月の総裁選で再選されるシナリオを描いているとされる。しかし、3補選「全敗」で首相が大きな傷を負ったことは間違いない。

 与党内は早期解散に否定的で、公明党幹部は「この流れを引きずるなら、次期衆院選で自民推薦は簡単ではない」とけん制する。

 「政権交代が起こってもおかしくない」。自民党の木原誠二幹事長代理は25日の会合でこう述べた。早期解散で大きなダメージを受けるとの自民内の声を代弁した形だが、首相側近の発言だけに臆測を呼んだ。自民筋は「いま解散すれば60人以上討ち死にして、200議席を割り込む」とうめいた。

 ◇静かに「岸田外し」
 後半国会は政治資金規正法改正が焦点となる。裏金事件が契機の改正だが、自民の独自案は、政治資金パーティー券購入者の公開基準引き下げや、使途公開が不要な政策活動費などの見直しを「検討項目」にとどめた。

 一方、パーティーの全面禁止、政策活動費の廃止など「高めのボール」を投げる立憲民主党が譲歩する気配はみじんもない。首相は今国会での成立を明言しており、与野党調整が難航すれば、野党は内閣不信任決議案を突き付けてくるとみられる。

 与党内では「規正法の議論が続いているうちは『岸田降ろし』の声を上げられない」(自民閣僚経験者)と指摘する向きもある。派閥解消で党内有力者が動きにくいことも首相にプラスに働いているようだ。

 ただ、次期衆院選を首相で戦うと考える議員は3補選の結果でさらに少なくなるのは必至。既に高市早苗経済安全保障担当相らは総裁選をにらんだ多数派工作とも受け取れる活動を進めており、こうした動きが連休明けに公然と出てくる可能性もある。

 「現政権は規正法改正まで。あとは『岸田外し』で政局が進むだろう」。政府関係者はこう読み解いた。

9506OS5:2024/05/01(水) 09:49:20
https://www.asahi.com/articles/ASS4Y01T8S4YTOLB001M.html?oai=ASS4Z3QYKS4ZIIPE00GM&amp;ref=yahoo
公民権停止となった谷川弥一氏 派閥に捨てられた「離島のドン」は今
有料記事自民春の衆院補選2024

榧場勇太2024年4月29日 17時00分

 衆院長崎3区補選も終盤を迎えた4月26日夜、長崎市内の居酒屋。カウンターの一番奥に、自民党を離党した谷川弥一前衆院議員(82)の姿があった。

 地物のイワシの刺し身や、好物のらっきょうの漬けものをあてに、生まれ育った長崎県五島市の酒造所で造られた芋焼酎の水割りのグラスをかたむける。

 「おいしいねぇ」とかみしめるように言った。表情には少しの疲れと寂しさが見える。

 店の奥に置かれた小さなテレビから、補選の様子を伝えるニュースが流れた。

 谷川氏はグラスを置き、補聴器を調整しながら食い入るように画面を見つめた。

 「もう変えんば」。声の主は、2021年衆院選で接戦を演じた立憲民主党の山田勝彦前衆院議員(44)だった。

 「政治を変える」と訴える、かつてのライバルの姿を見ながら、谷川氏は「ちっ」と舌打ちをして「何を変えるのかまったく分からん」。そして、グラスを見ながら、こうつぶやいた。

 「議員を辞めたのは今年の1月だったのに、かなり昔のことのようにかんじるなぁ」

「偉くなりたい」と集め続けた金
 昨年12月、自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、谷川氏が、直近5年間で4千万円超を裏金としてキックバック(還流)を受けていた、と報じられた。

 殺到する報道陣を前に「刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を調査確認して適切に対応してまいりたい」とコメントを読み上げた。

 それでも質問を重ねられ、「頭悪いね。質問してもこれ以上、今日は言いませんと言っているじゃないの」といらだった様子をみせた。この発言が火に油を注いだ。

 地元の有権者からは「裏切られた」「長崎の恥」などと厳しい言葉が出た。

 今年1月19日、4355万円を自身の政治団体の収支報告書に寄付として記載しなかったとして略式起訴され、議員を辞職した。

 3日後、大村市で開いた辞任会見は2時間弱に及んだ。裏金問題での派閥の指示や自身の判断について、「私が悪い」「言わない」「すみません」と繰り返し、詳細な説明を避け続けた。

 一方で、「金を集める力は、政治家にとって偉くなるために必要なことだと思っていた」とも語った。

 そのうえで、派閥への不満をこう表現した。

 「俺が死んで、派閥がなくなったと思えば、心の慰めになる」

 この言葉には、党最大派閥の不祥事に関して党や派閥の幹部が責任をとらないなか、自分だけがトカゲのしっぽのように切り捨てられる、という悔しさがにじんでいるようだった。

行動力と剛腕 しかし派閥内では不遇


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