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自民党スレ

4129チバQ:2020/05/17(日) 09:56:51
「即退陣」こそないが…
 他方、世耕は参院議員ながら安倍側近として首相補佐官、官房副長官、経産相など要職を歴任し、昨秋から参院自民党幹事長を務めている。

 経産相在任中はロシア経済分野協力担当相を兼ね、安倍の意向を受けて日ロ平和条約締結に向けた地ならしに奔走した。西村同様に目立ちたがり屋で、かと思えばマスコミへの情報漏れに過剰反応し、経産省内全室の施錠や取材対応の厳格化を省内に指示するなど「器が小さい」とも指摘される。

 和歌山が地元の世耕は、二階引退後の衆院和歌山二区への転出を狙っており、親しい知人には「二階さんが早く消えてくれればいいのに」と本音を漏らす。だが、二階は子息を後継者に据えたいと考えていると見られ、強行すれば激突は避けられない。参院で派閥を超えた勉強会を主宰するなど足場固めに精を出す世耕は、「衆院に鞍替えすれば即、派閥の総裁候補になれる」と考えている節があるが、現在のところ細田派内で首相候補に担ごうという動きは見られない。

 安倍は親しい永田町関係者に「稲田も西村も世耕も、もっと党内で支持が得られるよう汗をかいてから(総裁選立候補を)言って欲しいよね」などと漏らす。しかし、思い描いてきた「退陣シナリオ」がコロナで吹き飛び、自らの足元さえ危ういいま、安倍に「後継」を云々する余裕などあるのか。

 世界を見渡せば、コロナ対策で各国首脳の支持率が上昇している中、大幅に低下した安倍は例外的な存在だ。野党のあいかわらずの支持率低迷と、自民党内に衆目の一致する後継候補が不在であることから、直ちに退陣に追い込まれる恐れこそないだろう。しかし、少なくとも「岸田政権を作って余生を楽しむ」という夢は、もはや風前の灯だ。

「次は石破を担ぎたい」
Photo by gettyimages

 コロナ対策で、第二次安倍政権発足以降、初めて危機管理の中心から外された官房長官の菅義偉が、今年1月に石破側近である元農水相・山本有二と密談。その後、次の総裁選では石破を担ぎたいとの考えを側近に漏らしたとの情報も、安倍の耳には入っている。安倍は新型コロナ対策に追われる中、菅への疑心暗鬼も募らせている。

 安倍が目論見通り岸田を後継者に据えるためには、まず新型コロナを収束させて支持率を回復させ、延期した東京五輪を確実に開催させるため、全力を挙げるしかない。だが、その道はかなり険しい。

 新型コロナウイルスは、安倍の「老後の計画」を白紙に追い込んだ。感染拡大を早期に抑え込めるか否かは、安倍という政治家の今後、そして「次の首相」に向けた政界の趨勢に直結している。

 (了。ジャーナリスト、文中敬称略)

戸坂 弘毅


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