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自民党スレ
1
:
とはずがたり
:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党
自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30
自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30
自民党
https://www.jimin.jp/
9559
:
OS5
:2024/06/17(月) 16:40:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/75a7b4627bac7f49f23b86adbe67890add374908
麻生派の国会議員、公の場で首相退陣論「最終的に誰かが責任を」
6/16(日) 17:10配信
朝日新聞デジタル
講演する自民党の斎藤洋明・元総務政務官=2024年6月16日午後2時31分、新潟県新発田市、小手川太朗撮影
自民党の斎藤洋明・元総務政務官(麻生派、衆院新潟3区)は16日、新潟県新発田市で開いた自身の政治資金パーティーで、裏金事件と岸田文雄政権の対応が批判を浴びていることについて、「こういう状況に至った責任は、最終的に誰かが取らなければいけない」と述べた。
斎藤氏は講演後、朝日新聞の取材に、岸田首相を念頭にした発言であることを認めた。現職の自民党国会議員が公の場で首相の退陣論に言及するのは初めてとみられる。
斎藤氏は講演で、「(関係者の)処分、原因究明が十分になされていないというのが、国民の評価であり実態だ」と、一連の政権の対応を批判。「リーダーの責任も大いに議論されるべきだ」と強調した。9月の党総裁選では「真に自民党を改革できるような総裁候補を応援したいと思う」とも述べた。
また、同じパーティーに出席した麻生太郎副総裁は、政治資金規正法改正をめぐり、「将来に禍根を残すような改革だけはやっちゃいかん」と述べ、首相の対応を暗に批判した。
朝日新聞社
9560
:
OS5
:2024/06/19(水) 16:47:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/41c014eb387dcd68704a7fbde715cbc3004f4cb4
自民執行部内に溝、首相は維新に「譲歩」決断できず…幹部「麻生氏がさらに怒ると考えたのでは」
6/19(水) 6:51配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
政治資金規正法改正案の採決を巡り、自民党は衆院で共同歩調を取った日本維新の会と参院で決裂した。異例の展開となった背景には、自民執行部内に生じた他党との交渉姿勢に関する食い違いを岸田首相(自民総裁)が埋められず、維新に踏み込んだ対応が取れなかったことがある。
関係悪化
採決に先立つ18日の参院政治改革特別委員会の質疑。維新の音喜多政調会長は、自民、維新両党の党首間合意である調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)改革について、今国会の実現を見送った自民を「裏切り」と厳しく批判した。首相は「改革を進めたい。この思いは全く偽りはない」と釈明したが、維新は採決で反対に回った。
改正案に維新を抱き込む戦略は、衆院段階では自民執行部の共通認識だった。5月29日夜、首相は麻生副総裁、茂木幹事長と会食し、維新の協力を得る方針を確認。茂木氏は「公明党が採決で反対しても、維新を巻き込めば法案は通せる」と主張し、その場で首相最側近の木原誠二・幹事長代理に電話をかけ、維新との交渉を指示した。
当時、公明は政治資金パーティー券購入者の公開基準額の大幅引き下げを自民に迫っていた。麻生、茂木両氏は公明への譲歩に反対で、維新の抱き込みには、公明に「決裂も辞さず」との姿勢を見せて揺さぶる狙いがあったとみられる。
ただ、首相は「連立政権の基盤はゆるがせにできない」として公明に譲歩した。その後、麻生氏は公然と不満を漏らすようになり、首相は後見役との関係悪化という問題を抱えた。
首相、孤立も
参院に審議が移ると、維新は旧文通費改革の今国会中の断行を自民に強く要求した。維新以外の主要政党は改革に腰が重く、会期内の決着が困難な中、会期延長に否定的な首相は「(自民と維新の)合意文書には実施時期が書かれていない」として、改革の実現時期を明言しなかった。
衆院側だけで一定程度議論を進める案も浮上したが、麻生、茂木両氏は事態を静観。代わって維新と調整に当たったのが、森山総務会長と渡海政調会長だった。
両氏は「維新の要求通り進めた方が支持率は上がる」との立場で、森山氏は首相が外遊から帰国した16日に面会を調整。しかし、面会はかなわず、電話での説得も不調に終わった。森山氏はパーティー券購入者の公開基準額の引き下げを巡っても、公明への配慮を求めていた。自民幹部は、「麻生氏との関係悪化に悩んでいた首相は、森山氏の主張を取り入れれば麻生氏がさらに怒ると考えたのだろう」と推測する。
維新との調整に奔走した森山、渡海両氏は首相に失望しているとされ、党内では「首相が今後、執行部内で孤立するのではないか」と見る向きもある。
維新幹部に批判 「詰め甘かった」
日本維新の会は、調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)改革を最優先に自民党への圧力をかけたが、不発に終わった。維新は自民批判を強めるが、党内外からは「維新執行部の詰めが甘かっただけだ」との見方も出ている。
維新の馬場代表は18日の党会合で、「我々が垂らした『くもの糸』を岸田首相が自ら切った」として、決裂の原因はあくまで自民側にあると強調した。
両党関係者によると、自民の交渉窓口は木原誠二・幹事長代理らで、合意文書の原案には旧文通費の改革について「今国会中に結論を得る」との記述があった。実際の合意文書では期日が削られたが、馬場氏は「(自民側が)『信用してくれ』ということで一歩引きさがった」と説明する。藤田幹事長は18日、国会内で記者団に「前提が変われば態度が変わるのは当然だ」と述べ、衆参で賛否が異なった対応に理解を求めた。
一方、党内からは「結果的に抜け穴だらけの自民案を容認してしまった」(中堅)として、執行部の対応を疑問視する声が出ている。吉村洋文共同代表(大阪府知事)は18日、大阪府庁で記者団に「今回の件は維新内部で総括した方がいい」と述べた。
他党も冷ややかだ。国民民主党の玉木代表は18日の記者会見で「(合意を)文書で結んだ以上、文言が全てだ」と指摘。立憲民主党幹部は「衆院で賛成に回ったことが世論から予想以上に批判され、慌てて方針転換したように見える」と突き放した。
9561
:
OS5
:2024/06/20(木) 18:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b9c5edc881a89591e03a3146a1db951022105e4
「首相がこの場来るべきだ」 自民代議士会で不満の声、会場から拍手
6/20(木) 16:23配信
毎日新聞
自民党代議士会で発言する津島淳衆院議員(中央)=国会内で2024年6月20日午後1時53分、川口峻撮影
「岸田総裁がこの場に来て釈明すべきだ」――。岸田内閣に対する不信任決議案の採決に先立ち20日開かれた自民党代議士会で、自民の津島淳衆院議員(57)が岸田文雄首相の対応に苦言を呈する一幕があった。
津島氏は国会内の一室で開かれた代議士会の終盤に発言を求め、会場前方に進み出た。その上で「内閣不信任案の否決という大事な場面に向かおうとする時に、私の率直な思いを申し上げる」と発言。首相は政治資金規正法の改正案が衆院を通過する前の代議士会にも出席しなかったと不満を示し、「誰かが言ってそういう場を設けてもらうのではなく、自らが求めて『皆さんにお話ししたい』『釈明したい』『さまざまなご苦労をねぎらいたい』、そういう心からの思いを発するべきではないか」と語った。一部議員から「そうだ」との合いの手や拍手が上がった。
津島氏は当選4回で、茂木派に所属している。内閣支持率が低迷する中、党内では首相の退陣を求める声も地方組織を中心に出始めている。【川口峻】
9562
:
OS5
:2024/06/21(金) 16:17:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/159a0fbcf7bbd5c008efe09ec1a138993519aab5
自民離党の塩谷氏が会派 月65万円支給、野党は反対
6/21(金) 16:13配信
時事通信
衆院議院運営委員会は21日、自民党派閥の裏金事件を受けて離党した塩谷立元文部科学相による一人会派「未来政治経済研究会」の結成を与党の賛成多数で了承した。
野党各党は政治資金収支報告書への不記載が塩谷氏にあったことなどを問題視し、反対した。会派を結成すると、議員1人当たり月額65万円の立法事務費が支給される。
9563
:
OS5
:2024/06/23(日) 11:53:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/1696042a23132c3d486fcf58caae997f839ff556
自民総裁選、事実上の号砲 茂木・石破氏ら動き活発
6/23(日) 7:07配信
時事通信
自民党の主な「ポスト岸田」候補。(写真左上から時計回りに)茂木敏充、河野太郎、石破茂、上川陽子、小林鷹之、加藤勝信、高市早苗、小泉進次郎各氏
岸田文雄首相が通常国会中の衆院解散を見送り、自民党内で9月に想定される総裁選を見据えた動きが活発化してきた。
【ひと目でわかる】ポスト岸田収入ランキング
茂木敏充幹事長や石破茂元幹事長ら「ポスト岸田」の有力候補が会合を重ねる一方、派閥裏金事件に対する危機感から若手や女性への「刷新」を求める意見も浮上。再選を目指す首相を横目に、事実上の「号砲」が鳴った形だ。
茂木氏は19日、2012年衆院選の初当選組でつくる「いいくに会」の会合で講演。「成功の反対語は失敗ではない。やらないことだ。チャレンジしなければ新しい時代は来ない」と総裁選への意欲をにじませた。
14日は麻生太郎副総裁と約3時間半、19日は菅義偉前首相と2時間超にわたって会食。他派閥の中堅・若手とも積極的に交流している。
石破氏は、世論調査の「次の首相」候補でトップの常連。党内基盤の弱さは相変わらずだが、総裁選では次期衆院選や来年夏の参院選が意識され、新たな「選挙の顔」を望む議員心理が強まる可能性もある。
19日に開催した勉強会には、石破グループや二階派などから20人弱が参加。石破氏は記者団に「人数が多いわけではないが、コンスタントに(会合を)やっていくことに意義がある」と語った。20日は二階俊博元幹事長と党本部の会合で同席した。
党内では、同じく国民的人気の高い河野太郎デジタル相、小泉進次郎元環境相への待望論も根強い。
手堅い手腕に定評がある加藤勝信元官房長官の名前も取り沙汰されている。閣僚として共に菅政権を支えた萩生田光一前政調会長、武田良太元総務相とは定期的に会食する間柄で、3氏の頭文字から「HKT」と呼ばれる。6日は菅氏をゲストに招き、党内の注目を集めた。
最近、知名度を高めているのが上川陽子外相だ。21日の記者会見では総裁選の対応を問われ、「期待はありがたく受け止める」と述べた。21年の前回総裁選に立候補した高市早苗経済安全保障担当相は、保守系を中心に支持拡大を図っている。
中堅・若手の間には、49歳の小林鷹之前経済安保担当相を推す声もある。
9564
:
OS5
:2024/06/23(日) 11:55:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/872314c6c7cd35e6e2a752e5ad98ec6f0046cff6
岸田首相の強まる退陣論、打つ手乏しく 内閣改造もろ刃の剣 麻生・茂木氏と距離広がる〔深層探訪〕
6/23(日) 7:00配信
時事通信
記者会見する岸田文雄首相(壇上中央)=21日午後、首相官邸
通常国会が事実上閉幕し、政局の焦点は自民党総裁選を9月に控えた岸田文雄首相(党総裁)の次の一手に移った。再選に意欲をにじませ、党内の退陣論をはねのけようと内閣改造・党役員人事で局面打開を狙う案も浮上する。ただ、派閥裏金事件をきっかけに、世論や党内の逆風は強まったまま。衆院解散権が事実上封じられた首相にとって人事は「もろ刃の剣」となる。
【ひと目でわかる】岸田内閣の支持率推移
◇異例の党内行脚
「気力は十分みなぎっている。決して疲れているなどと言うつもりは全くない」。21日の記者会見で、「非常に疲れていると感じる」と指摘された首相はこう反論した。ただ、これに先立ち国会を低姿勢で行き来する首相には「疲れ」の表情が見えた。
首相はこの日午前の自民参院議員総会に突然出席。政治資金規正法の改正に関し、「皆さんの尽力で厳しい国会を乗り切ることができた」と謝意を示した。首相が参院総会に出席するのは異例だ。午後には党代議士会で「大きな困難、ご迷惑をおかけし、おわびする」と語った。
「党内行脚」に駆り立てたのは、規正法改正を巡る迷走で広がる「岸田離れ」への懸念だ。20日に衆院当選4回の議員が首相の代議士会出席を要求。16日には中堅議員が首相退陣の必要性に言及した。
この2人はそれぞれ茂木派と麻生派に所属。茂木敏充幹事長は総裁選出馬への意欲を隠さず、麻生太郎副総裁は規正法改正で首相との溝がさらに広がった。党内で相次ぐ首相批判に、岸田派幹部は「裏で言わせている人がいる」と警戒。首相と麻生、茂木両氏を軸にした「三頭政治」は事実上解消したとの見方が強まっている。
◇「朝令暮改」「協力ここまで」
複数の首相周辺は難局打破に向け、内閣改造・党役員人事に踏み切るべきだと進言する。党ベテランも、石破茂元幹事長らを念頭に「国民的人気の高い有力者を取り込み、麻生、茂木両氏は交代させるべきだ」と指摘した。
現在の岸田内閣は「ポスト岸田」を目指す高市早苗経済安全保障担当相や河野太郎デジタル相も抱える「総主流派」体制だ。人事に踏み切れば、「高市氏らが政権から堂々と距離を置くきっかけになる」(政府関係者)懸念も。顔触れの刷新が、首相の衆院解散・総選挙に向けた布石との印象を広げ、「『岸田降ろし』の引き金を引くだけ」(自民筋)との見方もある。
政策面でも右往左往している。首相は21日の会見で、5月にいったん終了した電気・ガス料金の支援策を再開する方針を表明。物価高対策を重視する姿勢をアピールしたが、政府内からは「朝令暮改だ」(経済官庁幹部)との批判が上がった。
自民幹部は「政権は行き詰まっている。協力はここまでだ」と言い切った。
◇立民も代表交代論
「次期総選挙に向け政権(交代の)準備を急ぎ、いつでも戦える状況をつくる」。立憲民主党の泉健太代表は21日の会見でこう述べ、早期の衆院解散・総選挙に向けた準備を急ぐ考えを示した。ただ、泉氏の代表任期満了も9月に迫り、党内では交代論が浮上している。
立民内には、落ち目の岸田政権に解散する体力はないとの見方が多く、関心は代表選に集まりつつある。泉氏は4月の衆院3補欠選挙での全勝などを追い風に続投を目指しているが、党内基盤は弱い。党関係者は「本当に推薦人が集まるのか」と冷ややかだ。
党内では「ポスト泉」に枝野幸男前代表や野田佳彦元首相を推す声がある。両氏が7月7日投開票の東京都知事選で蓮舫前参院議員の応援に入る様子に、若手議員は「代表選を意識している」と語った。
ただ、ベテランの「返り咲き」は新味を欠く。野田氏は旧民主党の政権転落時に首相を務めた「戦犯」と言われ、枝野氏も前回衆院選の敗北で引責辞任している。「ぎりぎりまで党内情勢を見極めることになる」。立民幹部はこう話した。
9565
:
OS5
:2024/06/23(日) 11:58:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef9f4f207debe70e0f570a2e47746782f23fc78
岸田首相の求心力低下浮き彫りに 誤算続いた通常国会、自民党内から相次ぎ批判
6/21(金) 19:40配信
産経新聞
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=21日午前、首相官邸(春名中撮影)
岸田文雄首相は21日、秋の自民党総裁選再選への基本戦略だった衆院解散・総選挙に踏み切れないまま、今国会の事実上の閉幕を迎えた。首相にとって今国会は誤算続きで、会期末間際には自民党内で公然と首相批判が噴出し、求心力の低下が露呈した。
■代議士会「首相が来るべきだ」
「自民党にとって大変厳しい、困難な国会だった」。21日昼、首相は、党所属衆院議員が集まる代議士会でこうあいさつした。その上で、一部の反対を押し切り、改正政治資金規正法の法案修正に踏み切ったことに理解を求めた。
「大きな混乱、ご迷惑をおかけしたが、大きな問題を起こしたのはわれわれ自民党。国民の厳しい声を考え、自民党を守るため党総裁として決断した」
同日午前の参院議員総会でも同様にあいさつした。首相が衆参の総会をはしごするのは珍しい。
首相の出席は急遽決まった。背景には、前日の代議士会で首相批判の声が上がったことがある。
「首相がこの場に来て心からの思いを発するべきだ」。津島淳衆院議員は20日の代議士会で、首相が法案修正について自民議員に説明していないと批判した。会場内は騒然とし「政権末期」「首相への突き上げだ」との声が漏れた。
津島氏は記者団に、発言は「独断」で行ったと明言したが、津島氏が所属する茂木派の会長、茂木敏充幹事長の差し金だと疑う声も上がった。首相周辺は20日、「茂木氏がはめたのかな、せこいな、と思った」と漏らした。
こうした見方が浮上するのは党のガバナンス(統治)が崩れているからに他ならない。
■内閣支持率も過去最低水準に
首相は当初、派閥パーティー収入不記載事件の関係議員処分と規正法改正を行い、事件に「けじめ」を付けた上で、6月の定額減税で政権浮揚を図りたかった。その先に衆院解散が念頭にあった。
しかし、最も重い場合で離党勧告を科した処分内容への「厳しすぎる」との不満や、首相自身への処分がないことに批判が噴出した。改正規正法の法案修正も党内に禍根を残した。
世論にも好感されず、むしろ自民の混乱が露呈したことで内閣支持率が政権発足後最低水準に落ち込んだ。地方議員から首相退陣論が相次ぎ、地方の不満は国会議員にも連鎖した。
「(首相として)最後のあいさつだと思って聞いたよ」。21日の代議士会後、閣僚経験者はこう言い放った。政権幹部の一人は「何を言ってもいいだろうという雰囲気になっている」と頭を抱えた。(田中一世)
9566
:
OS5
:2024/06/23(日) 12:02:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/904dd5f14dd8fc06427d49c328f60a6e53c074ec
経済財政、中期の道筋見えず 「25年黒字」後、数値目標欠く 政権弱体化が影・骨太方針〔深層探訪〕
6/23(日) 7:00配信
時事通信
経済財政諮問会議・新しい資本主義実現会議の合同会議で発言する岸田文雄首相(右から3人目)=21日午後、首相官邸
政府が21日に閣議決定した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」は、デフレ完全脱却と「金利のある世界」到来を見据え、2030年度までの「経済・財政新生計画」を盛り込んだ。計画は初年度の25年度こそ、国と地方の基礎的財政収支(PB)を黒字化する従来目標を明示。だが、26年度以降の具体的な数値目標を欠き、物価上昇の下での成長と財政持続の道筋を示せたとは言い難い。
【ひと目でわかる推移グラフ】全国消費者物価指数
▽黒字化目標、3年ぶり明示
「金融環境も変化する中、財政に対する市場の信認を確保することが重要だ」。今月初め、岸田文雄首相は骨太方針の取りまとめに向けてこう強調。人口減少が本格化する30年度までの新生計画を策定する方針を示すとともに、25年度のPB黒字化目標の達成へ強い意欲を示した。
これを受け、骨太方針では「25年度のPB黒字化を目指す」と3年ぶりに明示した。ただ、26年度以降については「成果を後戻りさせることなく、債務残高対GDP(国内総生産)比の安定的な引き下げを目指す」との決意表明止まり。そもそも25年度のPB黒字化目標の達成自体、「今後、大規模な補正予算を組めば難しい」(内閣府幹部)状況で、首相が訴える「経済・財政新生」はいきなりつまずく恐れもある。
▽大きなタマなく
成長戦略を巡っては、社会保障などの持続のため、人口減少下でも実質GDP成長率1%超を安定的に確保していく必要性に言及。省力化投資への集中支援など、デジタルトランスフォーメーション(DX)による中堅・中小企業の生産性向上や女性・高齢者の労働参画拡大、リスキリング(学び直し)による労働者の能力向上や成長分野への移動を通じた潜在成長率の引き上げを掲げた。
ただ、22年骨太方針の防衛力抜本強化、23年の異次元の少子化対策と比べると、今年は目玉となる政策が乏しい。ある経済官庁幹部は骨太方針の策定作業が本格化した5月初旬、「選挙がいつあるか分からない。今年の骨太には大きなタマが何もない」と、岸田政権の支持率低迷の影響を指摘。政府関係者も「各省のパーツを集めただけ。これでは『骨細の方針』だ」と自嘲気味に話した。
▽前例踏襲
骨太の方針は、今年3月の日銀によるマイナス金利解除に触れて「金融政策は新しい段階に入った」と指摘した。今後、金利のある世界への移行に伴う利払い費の増加に備え、一段の財政健全化努力が求められるが、国民負担の増加につながる政策論議は封印された。
予算総額が6兆円超に膨らんでいるガソリン補助金に関しては「早期の段階的な終了に向け出口を見据えた検討を行う」との表現にとどめた。防衛力強化を賄う税財源確保は「適当な時期に必要な法制上の措置を講ずる」と極めてあいまいだ。
第一生命経済研究所の星野卓也主席エコノミストは「前例踏襲で、当初予算は絞っても補正予算に縛りがない状況も続いている」と指摘。一方で当初予算に計上される恒常的な経費が物価上昇によって「実質的に目減りしている」可能性があるとし、物価上昇に対応した予算編成の仕組みを検討する必要性を指摘した。
9567
:
OS5
:2024/06/23(日) 14:52:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea95a25781189d0ba21d4fd86f8f7417f2acc0a0
高まる菅前首相の存在感、「ポスト岸田」候補と接触…自民党総裁選巡る「キーマン」に
6/23(日) 13:43配信
読売新聞オンライン
自由民主党本部
自民党の菅前首相(75)が秋の党総裁選に向け、存在感を高めている。政策発信に専念する姿勢から「政局モード」に切り替えつつあり、「ポスト岸田」候補との接触も目立ってきた。菅氏が支持する候補は、再選を目指す岸田首相(党総裁)の有力な対抗馬となる可能性が高く、党内がその動向を注視している。
「国際的にも国内的にも極めて大事な時に、(野党に)政権を渡すようなことは絶対してはならない」
菅氏は22日、千葉市内での党会合で講演し、こう強調した。党派閥の政治資金規正法違反事件を受けて政権転落への強い危機感を示したもので、「もう一度足元を見直して頑張らせていただきたい」とも訴えた。
事実上の国会閉会を受けて、党総裁選に向けた動きが活発化しつつある中、「キーマン」と目されているのが菅氏だ。首相と一定の距離を置き、「菅氏がかつぐ候補は非主流派を中心とする勢力の結集軸になる可能性もある」(中堅)との見方があるためだ。
菅氏は2021年10月の首相退任以降は、政局的な動きとは距離を置き、「ライドシェア」解禁などの政策実現に注力してきた。だが最近では、党への逆風に対する危機感から首相へのいらだちも隠さない。規正法改正案の修正協議を巡って首相が公明党や日本維新の会への譲歩を重ねた際には「問題を起こした自民が先行してきちんとした案を示すべきだ」と漏らした。
「ポスト岸田」候補や実力者らとの会食なども精力的に重ねている。今月6日夜には、東京都内の日本料理店で菅政権を閣僚として支えた小泉進次郎・元環境相、加藤勝信・元官房長官、萩生田光一・前政調会長、武田良太・元総務相と会食した。萩生田、武田両氏は解散を決めた安倍、二階両派の議員にそれぞれ影響力を持つ。小泉、加藤両氏は総裁選への出馬も取り沙汰されているだけに、首相周辺からは「総裁選での連携への腹合わせではないか」と警戒する声が出た。
19日夜には総裁選出馬の機会をうかがう茂木幹事長とも会食した。小泉氏とともに、「小石河」と称される石破茂・元幹事長、河野デジタル相の2人も「状況次第で菅氏の選択肢になり得る」と見る向きもある。
もっとも、菅氏は意中の候補は「決めていない」と周囲に語り、慎重に見極める構えだ。無派閥の菅氏の政治基盤が「緩やかなネットワーク型」であるのも事実で「どこまでまとめられるか不透明だ」(若手)との声も出ている。
9568
:
OS5
:2024/06/23(日) 20:12:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/00294d93d774277ff6a4ba18b1d3bc1c7516c3c6
自民党に「新たなリーダーが必要」と菅氏
6/23(日) 19:36配信
共同通信
菅前首相は、派閥裏金事件による自民党の党勢低迷に危機感を表明し、党刷新に向けて9月の総裁選で新たなリーダーが出てくる必要があるとの認識を示した。
9569
:
名無しさん
:2024/06/24(月) 23:13:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/d960ee0f598fbfe02b0d81ad43e2d48f7daf5dbb
国会閉会後さっそく「岸田降ろし」 内輪もめで自民離れの懸念、苦言も
6/24(月) 19:27配信
産経新聞
自民党代議士会で岸田文雄首相の欠席を批判する津島淳衆院議員(右)=20日午後、国会内(春名中撮影)
通常国会が閉会し、秋の自民党総裁選に注目が集まる中、党内で「岸田降ろし」の動きが活発化している。派閥のパーティー収入不記載事件などの対応を巡って、地方組織で高まっていた岸田文雄首相(自民総裁)への不満が中央にも波及した形だ。一方、党内抗争で〝内輪もめ〟のイメージが広がれば支持層の自民離れを促しかねず、眉をひそめる向きもある。
【画像】次期衆院選での「政党議席予測」(5月27日時点)
「このままでは政権交代してしまうとの危機感を持つ人は増えている」
菅義偉前首相は23日公開のインターネット番組で、次期総裁選では新たなリーダーが新たな政策を掲げて臨むべきだとの認識を示した。首相への事実上の退陣要求と受け取れる発言だ。不記載事件に関し、「首相自身が責任に触れず今日まで来ている。不信感を持っている国民は多い」とも述べた。
党中堅・若手からも厳しい声が上がる。16日には斎藤洋明衆院議員が首相の退陣を念頭に「こういう状況に至った責任は最終的に誰かが取らなければならない」と指摘。20日には津島淳衆院議員が同日の党代議士会を欠席した首相を批判した。また、22日には東国幹衆院議員が「再選などと軽々しく口にせず、思いとどまって新しい扉を開く橋渡し役を担ってほしい」と牽制した。
津島、東両氏は総裁選出馬が取り沙汰される茂木敏充幹事長が率いる茂木派(平成研究会)に所属。党内では、発言は領袖の差し金だと疑う声も上がる。同派関係者は茂木氏の関与を否定しつつ、「そうみられるのも必然だ」と語る。
退陣要求はこれまで長野県連など地方組織の幹部から上がっていた。最近は中央でも目立っており、自民中堅は「不満の声はさらに増えるだろう」との認識を示す。
ただ、こうした動きに批判的な見方もある。田村憲久政調会長代行は23日のフジテレビ番組で、「総裁が代わっても支持率が上がるほど甘い状況ではない」と指摘した。
閣僚経験者は「こういう時だからこそ一丸となって首相を支えないと『自民党は何をやっているんだ』となる。菅氏は首相も経験しているのだから大所高所から見なければだめだ」と苦言を呈した。(今仲信博、永井大輔)
9570
:
OS5
:2024/06/25(火) 19:45:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b54af9c60d9c033b1ed567e9c750970b7d63662c
菅前首相の「ポスト岸田」人物評、自民党内に波紋…総裁選へ政局的な動き活発化の可能性も
6/25(火) 7:36配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
自民党の菅前首相が23日のオンライン番組で、秋の総裁選を巡って岸田首相(党総裁)の交代が望ましいとの認識を示し、「ポスト岸田」候補の人物評を披露したことに党内で波紋が広がっている。菅氏の発言を受け、総裁選に向けた政局的な動きが活発化する可能性もある。
菅氏が首相交代に言及したことについて、林官房長官は24日の記者会見で、「政府としてコメントすることは控えたい。国民の政治に対する不信の声を真摯(しんし)に受け止めつつ、先送りできない課題に引き続き専念する」と述べるにとどめた。
菅氏は番組で「党全体として派閥を解消することも必要だ」と派閥全廃を改めて訴えたほか、「ポスト岸田」候補についても語った。
小泉進次郎・元環境相を「(将来のリーダーとして)多くの人が認めているのではないか」などと評価したほか、石破茂・元幹事長を「期待できる方だ」と持ち上げた。首相と距離のある茂木幹事長についても、「大変な状況の中で、党運営をしっかりやっている」と述べた。
菅氏が「ポスト岸田」候補を論評したことで、党内では「導火線に火を付ける形となり、『ポスト岸田』を巡る議論が加速化するのではないか」(中堅)との見方が出ている。
9571
:
OS5
:2024/06/25(火) 19:49:42
菅自身がやればいいと思うんだが。
コロナ禍という発信力が必要なときには向かなかったが、
中長期の改革が必要な今のタイミングでは向いてると思う
9572
:
OS5
:2024/06/25(火) 22:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ba34be812654c2542c60308f0e9cb0531595fec
首相、麻生副総裁と会食 2週連続 「岸田降ろし」の動き強まる中で
6/25(火) 20:14配信
朝日新聞デジタル
自民党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長との会談を終え、党本部を出る岸田文雄首相(中央)=2024年6月25日午後3時46分、東京・永田町、岩下毅撮影
岸田文雄首相は25日夜、東京都内の鉄板焼き店で自民党の麻生太郎副総裁と会食した。2人の会食は18日に続き、2週連続。非主流派の筆頭格である菅義偉前首相が事実上の退陣要求をするなど、党内の「岸田降ろし」の動きが強まる中、今秋の総裁選に向けた意見交換をしたとみられる。
首相は25日の日中も、麻生氏と茂木敏充幹事長と党本部で面会した。総裁選での再選をめざす首相にとって、後見人である麻生氏からの支援は欠かせない。麻生派議員からも首相退陣を求める声が出ているため、関係維持を図り、麻生氏をつなぎとめておく狙いもありそうだ。
朝日新聞社
9573
:
OS5
:2024/06/26(水) 19:58:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbef658627d3655f8505cd9c7b68a210c70e6b6e
困惑・批判、政権内で拡大 「場当たり」「猛暑に間に合わず」 電気代補助
6/26(水) 7:14配信
時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)、麻生太郎副総裁(右)、茂木敏充幹事長=25日、東京・永田町の同党本部
岸田文雄首相が唐突に打ち出した電気・ガス料金の補助金再開に、政府・与党内で困惑や批判が広がっている。
【ひと目でわかる】昨年の電気料金との比較
丁寧な意思決定プロセスを踏まなかった上、猛暑が予想される7月分に間に合わないためだ。自民党総裁選での再選戦略の一環との見方も相次ぎ、政権浮揚へなりふり構わぬ首相の焦りがにじんでいる。
「消費者物価指数を毎月0.5ポイント引き下げられる効果を目標にしたい。財源は予備費を活用する」。首相は25日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し、8〜10月分の電気・ガス料金補助再開の具体策を説明した。
電気・ガス料金支援は5月末で終了したが、首相は今月21日の記者会見で「酷暑乗り切り緊急支援」と銘打って再開を表明。検討は官邸幹部ら一握りで進められ、経済産業省内だけでなく、経済対策の司令塔役を果たすはずの新藤義孝経済再生担当相も「知らされていなかった」(内閣府幹部)という。
ただ酷暑対策と掲げた割に、対策時期が夏季とずれるなど取って付けた印象は否めない。派閥裏金事件への批判が根強い中、今月からの定額減税に続く「物価高対策」で政権浮揚につなげる思惑がありそうだ。官邸幹部は「補助を再開すれば皆うれしいだろう」とあけすけに話した。
自民岸田派の松山政司参院幹事長は25日の会見で「非常にいい決断だ」と評価したが、「岸田降ろし」の兆しが見える与党内で肯定的に捉える向きは少数。この日に開かれた自民政調の会合では出席した議員から「酷暑対策なら7〜9月だ」「エネルギー政策が行き当たりばったりでいいのか」といった批判が続出した。公明党の会合でも赤羽一嘉前国土交通相が「唐突な官邸の発表はおかしい。丁寧に事を運んでもらいたい」と不満を示した。
野党も批判を強める。立憲民主党の岡田克也幹事長は会見で、「国会が終わり総裁選が近づいて復活するのは、総裁選目当てと言われても仕方がない」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表も「6、7月を空白にする意味が分からない。経産省も戸惑っている」と疑問視。「場当たり的で遅く、効果も限定的。政権の迷走を表している」と切り捨てた。
9574
:
OS5
:2024/06/28(金) 13:51:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9b2eea126f054b5c9ae3fe9bbb7b26e18edb257
岸田首相、新たな足場獲得を模索…党内横断的なグループ会合に相次いで出席
6/28(金) 0:53配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
自民党内で秋の総裁選に向けた動きが加速している。多くの派閥が解散を決めるなか、岸田首相(党総裁)は党内横断的なグループの会合に相次いで出席し、かつての岸田派に加え、新たな足場獲得を目指す対応をみせている。出馬の意欲を表面化させる例も増え、「ポスト岸田」候補の動向も一段と活発化している。
【グラフ】岸田内閣の「支持率」と「不支持率」の推移
首相は27日夜、東京都内のホテルの中国料理店で開かれた「一区議員懇親会」に出席した。衆院1区を地盤とする議員約15人が集まり、広島1区選出の首相も誘いを受けた。都市部が多い1区は無党派層の比率が高いなど共通の選挙区事情を抱え、出席者は「1区同士は互いに共感でき、距離も近づきやすい」と語る。
26日夜には、母校・早稲田大同窓の「稲門会」に出席し、解散した安倍、森山両派や無派閥の若手らと上機嫌で酒を酌み交わした。
こうした首相の動きに対し、党内では「新たな支持基盤作りでは」との見方が出ている。首相は27日に森山総務会長とも会食するなど派閥領袖(りょうしゅう)クラスとの面会も重ねている。政治資金規正法違反事件を受けて麻生、茂木両派を除く4派閥が解散を決めてから初となる総裁選となり、党ベテランは「『派閥なき総裁選』を戦うため、様々な足場を模索しているのだろう」と指摘する。
「ポスト岸田」をうかがうとされる茂木幹事長も、茂木派外への浸透を図っている。25日夜には元二階派中堅議員のパーティーに出席し、26日昼には無派閥議員の会合で講演した。元安倍派の中堅・若手らとも会食を重ねている。
総裁選への態度を明確にしてこなかった河野デジタル相は国会閉会後、出馬の意向を周辺に伝えた。所属する麻生派会長の麻生副総裁と26日に会食した際にも意欲を伝えたとみられる。27日に記者団に出馬の意向について問われると、「(会食で)何の話をしたか言ったことはない」とはぐらかした。河野氏周辺は「現職閣僚でもあり、まだ表で表明するタイミングではないとの判断もある」と解説する。
若手を中心に出馬に待望論がある小林鷹之・前経済安全保障相も18日公開のオンライン番組で、「いつか首相として国の舵(かじ)取りを担っていく覚悟を持ってきた」と語った。
通常国会中は「仲間割れ」に見えかねない総裁選に関する言動は抑制的だったが、閉会を受けて、菅前首相が首相交代に言及するなど積極的な発言が相次いでいる。党幹部は「内閣支持率が低迷するなか、ポスト岸田を占う動きは今後も続くだろう」と分析している。
9575
:
OS5
:2024/06/28(金) 15:27:38
https://www.asahi.com/articles/ASS6W3WFRS6WUTFK01CM.html
石破元幹事長、自民総裁選に立候補へ 党立て直しのため世論受け判断
有料記事自民
森岡航平2024年6月28日 5時00分
秋の自民党総裁選をめぐり、石破茂元幹事長(67)=衆院鳥取1区、無派閥=が立候補の意向を固めたことがわかった。岸田文雄首相は再選に意欲を示すが、裏金事件の発覚を受けて内閣と自民党支持率は過去最低水準に落ち込む。このため「ポスト岸田」を求める動きが強まるとみて、党勢立て直しのためには世論の支持を受ける自身が立候補するべきだと判断した。
27日、石破氏が周囲に伝えた。これまで総裁選については「準備をしておくのは、国会議員たるもの当たり前」などと言及していたが、立候補の意向については明言を避けてきた。
https://www.asahi.com/articles/ASS6W3DNQS6WUTFK00GM.html?iref=pc_extlink
自民河野氏、総裁選出馬に意欲も 石破氏の出馬意向で先行き不透明に
有料記事自民
小手川太朗2024年6月28日 5時00分
秋の自民党総裁選をめぐり、河野太郎デジタル相(麻生派)が、麻生太郎副総裁に立候補の意欲を伝えた。河野氏は、麻生氏の支援を期待しているが、麻生氏は再選を目指す岸田文雄首相を支える構えを崩していない。石破茂元幹事長も出馬の意向を固めるなか、河野氏が立候補にこぎつけられるかは見通せない。
河野氏は26日夜、東京・赤坂の日本料理店で麻生氏と会食した。関係者によると、河野氏が「総裁選に出たいと思っています」と伝えたが、麻生氏は肯定も否定もしなかったという。河野氏は約1カ月前にも同店で麻生氏と会食したばかりだ。
裏金事件で各派が解散を決める中、河野氏が所属する麻生派(55人)は事件に直接関わらなかったとして活動を続行している。河野氏が麻生氏との会食を重ねるのは、麻生派の助力なしでは総裁選での勝利の道筋が描けないためだ。
こうした意欲とは裏腹に、河野氏の置かれている政治状況は厳しさを増している。
9576
:
OS5
:2024/06/30(日) 11:07:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b383212c39b925f6ec3e122c7440dcd3b5a2a3a
石破氏、総裁選出馬の意向 自民、国政選控え期待感
6/28(金) 10:48配信
時事通信
石破茂 元自民党幹事長
自民党の石破茂元幹事長(67)が、9月に想定される党総裁選に立候補する意向であることが分かった。
【写真】自民党の主な「ポスト岸田」候補
関係者が28日明らかにした。派閥裏金事件を受けて党内では次期衆院選と来年夏の参院選への危機感が強く、高い知名度を持つ石破氏への期待が一部で出ている。非主流派の代表格の菅義偉前首相らと調整しながら最終判断するとみられる。
石破氏は衆院鳥取1区選出で、当選12回。過去4回の総裁選に挑戦したが、いずれも敗れた。時の首相への批判も辞さない姿勢で知られ、世論調査の「次の首相」ではトップの常連。一方で党内基盤は弱く国会議員票の獲得が課題だ。
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:
OS5
:2024/06/30(日) 18:18:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/7608407c4bd11cadf04956a4504add0f688e6a1b
ついに菅前首相の「岸田降ろし」が始まった…焦る岸田・麻生・茂木の次の一手
6/29(土) 7:04配信
現代ビジネス
「岸田降ろし」に踏み出したか
写真提供: 現代ビジネス
さすがに岸田文雄首相も自民党の麻生太郎副総裁と誼を通じることなく総裁選再選は果たし得ないと深く自覚したのだろう――。
【一覧】「次の総選挙」で落選する「裏ガネ議員」の全実名…!
岸田、麻生両氏は6月25日夜、東京・内幸町の帝国ホテル最上階(17階)にある「鉄板焼 嘉門」で会食した。3時間に及んだ。
岸田氏は同日午後にも自民党本部で茂木敏充幹事長を交えて3者会談を行った。というよりも僅か1週間前の18日夜も両氏は虎ノ門のホテルオークラ(ヘリテージ館4階)の日本料理店「山里」で会食している。
18日会食で麻生氏は岸田氏に対し厳しい注文を付けたとされる。「総理、貴方が総裁選で勝つためには心を入れ替える必要があります。それには茂木幹事長との関係修復が不可欠ということです」とまで言い切ったというのである。
一方、麻生、茂木両氏も事前の腹合わせを行っている。16日夜、東京・麻布十番の日本食店「イルブリオ 麻布」での長時間会食だ。
明らかにこちらは、その10日前に同じ麻布十番の寿司店「おざき」に菅義偉前首相が加藤勝信元官房長官、萩生田光一前政調会長、武田良太元総務相、小泉進次郎元環境相を召集し、催した夕食会を強く意識したものだ。
報道各社に事前通告していたこともあり、記者・カメラマンやテレビクルーが殺到した。当日になって進次郎氏の出席が判明し、騒ぎはさらに大きくなった。当然ながら永田町関係者は菅氏が号砲一発「岸田降ろし」に踏み出したと受け止めた。
菅氏はポスト岸田の手札として、「加藤」「進次郎」だけではなく「石破(茂元幹事長)」まで揃っている。しかし、麻生氏側にはカードがない。一時期、世上で持て囃され、麻生氏が担ぐとされた上川陽子外相が失速し、カードに成り得なくなった。
こうしたことから、麻生・茂木連合はいずれ岸田氏支持に傾くに違いない、そのための条件擦り合わせが水面下で進行中との見方が急浮上したのである。それが異例の2週連続の岸田・麻生会食の背景「解釈」となった。
「河野カード」誕生の先行きは
ところが、何と麻生派の河野太郎デジタル相が26日夜、麻生氏を誘って都内赤坂の日本料理店「たい家」で会食したのだ。総裁選出馬の意欲を隠さない河野氏が麻生氏の了解を取り付けるべく長広舌をふるうも麻生氏は最後まで首肯しなかったという。
「河野カード」誕生の先行きは不透明である。
菅氏のタイミングを計ったメディア露出も際立つ。23日夜の文藝春秋電子版オンライン番組に出演、インタビュアーの質問「総裁選で新たなリーダーが出てくるべきか」に対し「そう思う」と答え、誰を推すかについては「まだ決めていない」と述べた。事実上、首相交代に言及したに等しい。
さらに26日発売の月刊誌「Hanada」(8月号)のインタビューでも「自民党には若い優秀な議員が少なくない。(総裁選で)しっかり政策を戦わせ、議論すべきだ」と語っている。国会議員に党員・党友を交えたフルスペックの総裁選への期待を滲ませた。
菅氏は中堅・若手が擁立の動きを見せる小林鷹之前経済安全保障相(衆院当選4回・旧二階派・財務省OB)を含め4、5人が立候補する総裁選を想定する。再選を目指す岸田氏もカウントしている。第1回投票で過半数を獲得するのが難しいとされるだけに、総裁選の過程で最も話題を集めて勢いを見せた候補を担いで岸田氏との決選投票に臨む。これが菅氏戦略ではないか。
ここで冒頭の岸田・麻生会食に戻る。このように「総裁選劇場」のメインプレイヤーの活発な動きが目立つ中、自民党ツートップの周辺取材を行った。岸田氏にとって事はそう簡単な状況にないという指摘が過半だった。麻生氏は岸田氏の再選支持スタンスから今も後退したままだというのである。
危機感を抱いた岸田氏が2週連続で長時間会食をセットしても説得は奏功していない。次なる手は、岸田氏自らが茂木氏に声掛けして関係修復を果たすことで麻生氏を繋ぎ留めることに注力するのではないか。それにしても当分間、オフコースの「眠れぬ夜」(小田和正作詞・作曲)が続きそうだ。
歳川 隆雄(ジャーナリスト)
9578
:
OS5
:2024/07/03(水) 08:04:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c46c1895e48a7741f316f5ed2dab5197cc4ecf0
ポスト岸田に急浮上した「小林鷹之氏」って何者? “ほぼ無名”でも麻生氏が目を付けた納得の理由
7/3(水) 6:06配信
デイリー新潮
岸田文雄総理
関東甲信が梅雨入りした6月21日、150日にわたる通常国会が事実上閉幕。岸田文雄総理が“火の玉”となって取り組んだ政治資金規正法の改正や、定額減税も国民から総スカン。自民党内からは、公然と総理の退陣を求める声が出始めた。
【写真をみる】「さわやかな笑顔」が印象的な小林鷹之氏(49)
小泉進次郎氏は「とっくに見限られている」
政治部デスクが指摘する。
「自民党では選挙が弱い中堅や若手が総裁の若返りを求めています。多くが一致して名前を挙げるのが、3年前に発足した第1次岸田政権で、初代経済安保相として初入閣を果たした旧二階派の小林鷹之氏ですね」
小林氏は財務官僚を経て、2012年に衆院千葉2区で初当選。49歳ながら当選4回を誇り、外交・安保にも強い政策通の上、清新なイメージで党内外に存在感を示しつつあるという。
ん? 自民党の若手総裁候補といえば、小泉進次郎元環境相ではなかったか。
「進次郎氏には知名度に見合う理念や具体的な政策が乏しい。世代交代を訴える中堅以下の評価は“メッキは剥がれた”“空疎なイメージだけ”だそうで、とっくに見限られているとか」
小林鷹之氏「急浮上」の背景
世間的にほぼ無名。その小林氏が急浮上した背景を、自民党中堅議員が解説する。
「9月の総裁選を見越して、麻生さん(太郎副総裁)と菅さん(義偉前総理)が強烈な綱引きを始めている。降って湧いた新顔の擁立話は、その延長線にある」
どういうことか――。
「自民党の勢力図をざっくり言えば、麻生・茂木系が30%、岸田系が15%、菅・二階系も15%、そして旧安倍派・無派閥が40%という具合。麻生さんは、自派と茂木・岸田派との3派連合で半数近くを固めて岸田再選を基本線と考えていた」
ところが、岸田総理はあまりに不人気。
「さりとて茂木さん(敏充幹事長)を立てようにも、岸田総理は政権を蔑ろにしてきた幹事長を“絶対に許さない”と恨み骨髄。旧参院茂木派も茂木さんと確執があり、総理に同調するとみられている。つまり、現状で茂木さんには総理・総裁の芽はほとんどない。そこで、長らく財務省の“守護神”を務めた麻生さんは、財務官僚らも後押しする小林に目を付けた」
麻生氏の巧妙な“作戦”
ポイントは、小林氏が旧二階派所属という点。
「対立する菅さんが石破茂さん(元幹事長)や進次郎を擁立すれば、そこに岸田総理が乗り換える可能性も。となると、麻生さんらは非主流派に転落しかねません。麻生さんは、自派の大物で経済安全保障族を仕切る甘利明さん(元幹事長)を通じて、彼の子分の小林を一本釣りすることにしたワケ」
甘利氏と菅氏は、長年にわたって神奈川県で覇権を争うライバル同士だ。
「38人の旧二階派は、菅さんに近い親武田(良太元総務相)派と反武田派に割れています。小林の擁立で揺さぶられれば、菅さんと距離を置く反武田派は小林支持で動きますし、展開次第で派閥全体が麻生派に同調することもある。菅さんの復権を警戒する甘利さんの意向に沿う、現実的かつ巧妙なやり方といえます」
当の麻生派関係者が言う。
「小林は岸田総理と同じ開成高校の出身で、閣僚として総理を支えた。総理は茂木のことは嫌いでも、小林なら支持できるでしょう。菅が小林と同年代の進次郎を持ち出しても、人柄の面でも能力的にも圧倒的にこちらが上です」
期待のホープも、首輪には長老が握るリードが――。
「週刊新潮」2024年7月4日号 掲載
新潮社
9579
:
OS5
:2024/07/03(水) 09:41:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/b33291ae9645482b8749dae607f1754e024fab49
イメージ刷新へ若手擁立論 自民総裁選、小林鷹之氏らの名
7/3(水) 7:06配信
時事通信
自民党千葉県連大会に出席した小林鷹之前経済安全保障担当相=6月22日、千葉市
自民党派閥の裏金事件で傷ついた党のイメージを刷新しようと、9月に想定される党総裁選で若手議員を擁立すべきだとの声が党内でじわりと広がっている。
【主な経歴】小林 鷹之(こばやし たかゆき)氏
衆院当選4回の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)らの名前が挙がるが、世論の批判をそらしたい思惑が先行気味。準備不足の印象は否めず、実現の見通しは不透明だ。
小林氏は2日、経団連の会員向けの会合で経済安保をテーマに講演。関係者によると、会場はほぼ満員で、関心の高さをうかがわせた。小林氏本人は1日発売の月刊誌のインタビューで「時が来たらチャレンジしたい」と将来の総裁選出馬に意欲を示した。自民ベテランは「資質があり、若手らの期待も高い」と「一推し」する。
若手待望論は、衆院議員の任期満了が来年10月に迫る中、裏金事件を受けて猛烈な逆風にさらされる自民議員の焦りの裏返しだ。党内では小林氏に加え、小泉進次郎元環境相(43)、福田達夫元総務会長(57)、小倉将信前こども政策担当相(43)らの名もささやかれる。閣僚経験者は「若手がどんどん出て、党の新しいイメージを示せばいい」と期待を示した。
ただ、現在の衆院の勢力を前提にすれば、自民総裁選は事実上の首相選びだ。経済官庁幹部は「経験不足は政治の不安定化に即つながる」と懸念する。2日の小林氏の講演を聞いた出席者からは「話しぶりが堅過ぎる」と不満も漏れた。
総裁選では全国100万人超の党員に対する政策パンフレットの郵送などで「数億円単位」の資金が必要になるとされ、「結局は有力者の後ろ盾を得ないと戦えない」(自民関係者)との声もある。党中堅は「どこまで本人たちが本気なのかが問われる」と語った。
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OS5
:2024/07/03(水) 21:36:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f52376cb534fbb54e2d96b0bc2f1f4a0cf9e242
石破元幹事長が菅前首相、二階派武田氏と会食 総裁選に向け連携強化
7/1(月) 19:15配信
朝日新聞デジタル
自民党の石破茂元幹事長=2023年7月
9月の自民党総裁選に立候補の意向を固めている石破茂元幹事長(無派閥)は1日、東京都内のホテルで菅義偉前首相(無派閥)、武田良太元総務相(二階派)と会食した。石破氏は無派閥議員に一定の影響力がある菅氏や、二階派との連携を模索しており、距離を縮める狙いがある。
総裁選をめぐっては岸田文雄首相が再選に意欲を示すが、過去最低水準に落ち込む内閣支持率を受け、党内からは不出馬を求める声が続出している。菅氏は6月下旬、オンライン番組で裏金事件について「首相自身が責任を取っていない」と指摘し、不出馬論を後押しした経緯がある。
石破氏は、岸田政権下では自身と同じく非主流派の菅氏や二階派の支援を期待している。他方、菅氏や二階派にとっては、秋の総裁選で岸田首相や麻生太郎副総裁ら主流派に対抗するためにも、報道各社の世論調査による「次期首相候補」の首位で、「ポスト岸田」の有力候補である石破氏との関係を深めておく思惑がある。(小木雄太、国吉美香、川辺真改)
朝日新聞社
9581
:
OS5
:2024/07/07(日) 10:46:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee05450f2ec7948dc0dcc19a1c001d689a491218
自民、羅針盤失い「保守漂流」 安倍派不祥事が足かせ 後進の存在感低下も
7/5(金) 19:42配信
産経新聞
経団連から選択的夫婦別姓の早期導入を求める提言を受け取った自民の推進派議員連盟=6月21日、国会内(竹之内秀介撮影)
安倍晋三元首相が参院選の演説中に銃撃され死亡した事件から8日で丸2年となる中、保守の羅針盤を失った自民党が政界の大海で漂流している。党是の憲法改正が足踏みする一方、リベラル色の濃いLGBT理解増進法が自民の後押しで成立し、党内では選択的夫婦別姓推進派が活動を活発化させている。派閥のパーティー収入不記載事件で安倍氏の遺志を継ぐべき後進が存在感を低下させた影響も小さくない。来年に結党70年を迎える責任政党はどこへ向かうのか。
【写真】銃撃された安倍元首相が最後に握っていた傷のついたマイク
「精力的にやる。必要に応じて総裁(岸田文雄首相)にも来ていただく」。5日の自民憲法改正実現本部の会合後、古屋圭司本部長は記者団に閉会中も党内議論を進める考えを示した。6月28日には衆院憲法審査会メンバーによる「意見交換会」が開かれた。
夏休み返上のこうした動きについて、自民関係者は「最近の首相は改憲に気合が入っている。保守層を意識しているのだろう。秋の総裁選に打って出るという気持ちが伝わってくる」と語る。
安倍氏が死去して以降、自民は保守政党らしさを失っていた。
LGBTなど性的少数者への理解増進法が昨年6月に成立。選択的夫婦別姓に関しては、自民の推進派でなる議員連盟が今年6月、早期実現を求める経団連に賛同するとアピールした。
自民が改憲に力を入れる背景には、次期総裁選や衆院選を見据え、〝左傾化〟に不満を抱える保守層をつなぎとめる狙いが透ける。
「伝統を尊ぶと同時に未来への影響を熟慮した安倍氏は『効率性』に重きを置く財界の要求には屈しなかった。(憲法改正や皇位の男系継承の堅持など)目標が明確だったため政策の振れ幅は小さかった」
自民重鎮はこう述べた上で、「今は振れ幅が大きい。党の背骨が不安定になっている」とつぶやく。
不記載事件が直撃し、改憲論議を停滞させる口実を立憲民主党などに与えた安倍派(清和政策研究会)の責任も重い。安倍派若手は「情けない思いだ。保守の象徴だった安倍派の埋没で自民らしさが失われてしまう」と反省を口にする。
それでも自民幹部は「保守回帰」以外に再建の道はないと指摘。「選挙で審判を受けた上で、3年後の総裁選で安倍イズムを受け継いだリーダーを誕生させることが重要だ」と訴える。(内藤慎二)
9582
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OS5
:2024/07/07(日) 23:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa00cc2e827be0c50f36d25554f0fc6d34a48e27
「子どもの少ない人は反省を」 笹川尭元総務会長が自民会合で発言
7/7(日) 17:25配信
朝日新聞デジタル
自民党群馬県連大会であいさつする笹川尭・元衆院議員=2024年7月7日午前11時25分、前橋市、川辺真改撮影
■自民党・笹川尭元総務会長(発言録)
お金を出したら人口が増えると思ったら大間違いだ。そんなことはありえない。やっぱり男がしっかりしないといかん。あなたの子どもならぜひ産みたい。作りたい。(女性が)そういう気持ちになるような旦那が増えなきゃだめだ。みんな胸に手を当てて反省してください。子どもの少ない人は。
もちろん人間のことですから、子どもができない人もいる。しかし、その人はその人として働いて、世の中のために尽くしているからそれはそれでいいんだ。
やっぱり男がしっかりすれば、必ず女性は子どもをこしらえてくれる。頼まなくても、わが愛する主人のために子どもを産もうとなる。お金の問題ではない。(前橋市内での自民党群馬県連大会で)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/08(月) 22:17:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dd50d887dd86d1ec27a9d836453d9effe1814d9
安倍路線を継承するのは誰か 次期総裁候補、相次ぎ「遺志継ぐ」
7/8(月) 18:01配信
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コメント12件
産経新聞
安倍晋三元首相の銃撃から2年となり、現場近くに設けられた献花台には多くの人が訪れ、冥福を祈った=8日午後、奈良市(渡辺恭晃撮影)
2年前の参院選の遊説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相の命日に前後して、9月の自民党総裁選への出馬をうかがう議員らが相次ぎ「遺志を継ぐ」と打ち出した。歴代最長政権を築いた安倍氏への敬意に加え、安倍氏を支持した保守層に路線継承を訴え、支持を取り付けたいという思いも垣間見える。
【表でみる】総裁選出馬が予想される主な顔ぶれ
■「残された宿題ある」「一心同体」
7日、東京都内で開かれた「安倍晋三元総理の志を継承する集い」では自民の有力議員が、安倍氏が重視した憲法改正や安定的な皇位継承などに自身も取り組むとの姿勢を強調した。
「覚悟を持って安倍(元)総理の思いをしっかり引き継いでいかなければならない」。岸田文雄首相(自民総裁)は改憲などを挙げ、こう語った。
先月末の三回忌法要後のしのぶ会でも「遺志を継いでいく」とあいさつした。総裁選を控えた今夏、岸田氏の意向で、自民は改憲の党内議論を進める方針だ。
7日の「集い」では、ポスト岸田の座を狙う茂木敏充幹事長も「みんなで力を合わせ、安倍さんがやり残したこと、憲法改正、安定的な皇位継承をやり遂げなければ」と発言した。
前回総裁選で安倍氏の支援を受けた高市早苗経済安全保障担当相は「私たちには安倍(元)総理から残された宿題がある。憲法改正、必ずややり遂げましょう。皇統をちゃんと守りましょう」と訴えた。
集いの後の懇親会には安倍政権で厚生労働相など重用された加藤勝信元官房長官が参加した。月刊誌「正論」7月号のインタビューでは「第2次安倍政権では安倍さんと一心同体みたいな思いで、ずっとやらせていただいた」と述べた。
■次世代議員も路線継承を訴え
岸田、茂木、高市、加藤各氏のような安倍政権の中枢で活躍したベテランに加え、40代の次世代からも「安倍路線の継承」を打ち出す議員が現れている。
「安倍(元)総裁がおっしゃった『日本を取り戻す』の一歩、二歩先の世界をリードする日本を作っていく。そういう志を持って邁進したい」
小林鷹之前経済安保担当相は6日、福岡市内の講演でこう語り、改憲の必要性も訴えた。自民の若手・中堅議員の一部には、小林氏の総裁選出馬への待望論が出ている。
小泉進次郎元環境相も最近、自民議員らとの会合の場で、改憲への意欲を示している。
岸田政権下では、自民からの保守層の離反が指摘されている。リベラル色の濃いLGBT理解増進法の成立を後押ししたことなどが背景にあるとみられる。
安倍氏に近かったある安倍派議員は、次期総裁選びで重視する要素に「安倍路線の継承」を挙げた。総裁選は、保守層へのアピール合戦になる可能性がある。(田中一世)
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OS5
:2024/07/09(火) 08:07:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/31336ecd2bfc090f671b9d7ccdbb8060d12994ad
「安倍長期政権」成立の舞台裏...「菅義偉」が周りの反対を押し切ってまで「安倍晋三」を担ぎ続けた意外なワケ
7/9(火) 7:05配信
現代ビジネス
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権力の監視はメディアの使命なので「御用記者」に成り下がってはいけない。しかし、政治家にただ厳しい言葉を重ねても、それは真の「批判の剣」ではない。そんなジレンマを抱えながら、安倍晋三、菅義偉、梶山静六、細川護熙をはじめとする大物政治家たちから直接「政治」を学び、彼らの本質と向き合った「文春」の元編集長がいた。
数々のスクープをものにした著者がキャリアを赤裸々に語りつくした『文藝春秋と政権構想』(鈴木洋嗣著)より抜粋して、政権幹部と語り合った「密室」の内側をお届けしよう。
「文藝春秋と政権構想」連載第7回
『「総理」「総裁」「山口組組長」...数多の権力者と会ってきた文春元編集長が語る、政治ジャーナリズムに「欠かせない」もの』より続く
無名だったころの菅義偉
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「もう安倍さんはやめて、別のひとを担ぎましょうよ……。そうでなければ、菅さんご自身が立つという選択肢もなくはない。及ばずながら(政策、政権構想などで)お手伝いさせていただきたいと考えています」
2012年、ゴールデンウイーク明けの昼下がり、新橋第一ホテルの一階ロビーでは多くのビジネスマンたちが打ち合わせをしていた。そのラウンジの片隅のテーブルで、わたしは菅義偉衆議院議員(当時63歳)と向かい合っていた。当時の菅は有名政治家とはいえず、我々の会話など誰も気にするそぶりもない。
後に詳述するが、この時点で菅との付き合いは、代議士一回生の時から10年以上に及ぶ。席に着き挨拶もそこそこに、この年の秋に予定されていた自民党総裁選について、こう切り出した。
政権交代を見据えて
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菅の表情は硬かった。安倍晋三が第一次政権を投げ出してから既に4年半が経過していた。安倍退陣後、政権は福田康夫、麻生太郎とつづき、自民党は民主党に破れ野に下って3年。そして、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦と続いた民主党政権の寿命が、はっきりと見えた時期だった
菅は遠くに目をやりながら、何かを考えているようだった。
2009年の総選挙では、いわば「政権交代」が政権構想。インパクトは強烈だった。この「政権交代」のお題目が自民党政治にうんざりしていた有権者の胸に響いた。国民は、こぞってこの「政権交代行き」のバスに乗り込んだのだが、このバスの乗り心地、迷走ぶりはひどいものであった。
慣れない運転(政権運営)で、多少道を外したりスピードを出しすぎたり、あるいは壁に車体を擦すったりすることはあるだろうと考えていたが、想像以上に荒っぽく稚拙なドライブであった。2011年、東日本大震災が起きた菅直人政権では、福島第一原発事故の対応をめぐって国民の多くは文字通り生きた心地がしない思いをした。
民主党という運転手は「まさかの無免許運転」だったことがわかり、国民は一刻も早くバスを降りたがっていた。
ならば、野党・自民党で、次の政権を担うことができるのは誰なのか――そこが焦点となっていた。
二人の密会
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「オレは安倍なんだよな」
長い沈黙のあと、はにかんだように菅が呟いた。菅は第一次政権をつくったときに「再チャレンジ議連」を立ち上げたのと同じように、派閥横断的に安倍を推す準備を密かに進めていた。しかし、私にはインド外遊中に食べたカレーでお腹を壊し、政権を投げ出したような男に、ふたたび総理が務まるとはどうしても思えなかったのだ。
菅の結論は明快であった。後年明らかになったところでは、菅はこの三ヵ月後の8月15日終戦記念日の夜、新橋の焼鳥屋で密会し、出馬に消極的だった安倍晋三(当時57歳)を口説いた。菅の言葉が効いた。
そのやりとりを安倍の回想録から引用する。
「万が一、勝てなくても、総裁選で全国を回り、安倍晋三に党員の支持があるということを示せれば、必ず次につながる。そもそも自分は、安倍さんが勝てると考えている」(『安倍晋三回顧録』・中央公論新社)
ついに安倍は重い腰をあげた。菅は安倍を担いで、9月26日の自民党総裁選の決選投票において石破茂を破った。党員投票では負けたが、国会議員の投票で逆転、大番狂わせであった。
『アベノミクスの「裏の立役者」!?文春元編集長が見つけ出した安倍政権の秘密の「ブレーン」の正体』へ続く
鈴木 洋嗣
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OS5
:2024/07/10(水) 12:16:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f507b17f8bd93bc9d319f339feb73526128eb47
安倍派「分派化」の動き 若手・参院議員ら総裁選にらみ 自民
7/10(水) 7:04配信
時事通信
安倍晋三元首相の墓参り後、記者団の取材に応じる自民党の福田達夫元総務会長=8日、山口県長門市
自民党安倍派内で小グループに「分派」する動きが進んでいる。
かつて100人規模と党内最大勢力を誇った同派だが、支柱だった安倍晋三元首相を失った上、裏金事件を受けた派閥解散と有力議員の処分で所属議員は漂流を続ける。一定の固まりを維持することで9月に想定される党総裁選で各陣営の「草刈り場」となる事態を避け、発言権を確保する狙いがありそうだ。
【写真】安倍晋三元首相銃撃事件の現場近くに設けられた献花台に向かう世耕弘成前自民党参院幹事長
安倍氏が銃撃事件で死去してから2年を迎えた8日、同派関係議員らの三つの集団がそれぞれ分かれて生前の安倍氏をしのび、遺志を継ぐことを誓った。
福田達夫元総務会長をはじめとした中堅・若手の衆院議員ら約20人は、安倍氏の地元である山口県長門市を訪れて墓参。福田氏は記者団に「(安倍氏死去で)政策的にも政治的にも多くのものを失った。あいた穴をどう埋めるか考えないといけない」と述べた。
この中堅・若手グループは1月の安倍派解散の決定後も定期的に会合を重ねている。軸となる福田氏は、安倍派の源流・福田派を創設した福田赳夫元首相の孫で、派閥を受け継ぐ「主流」と見なす向きもある。
世耕弘成前参院幹事長ら参院議員約30人は奈良市の銃撃事件の現場で黙とうした。世耕氏が率いた参院安倍派「清風会」は派閥解散に伴い解体。世耕氏は裏金事件の責任を問われて離党勧告の処分を受けて党を離れた。それでも世耕氏は主導権の維持を試みており、「離党した人なのに迷惑だ」(参院議員)との反発もある。
安倍派を含む有志議員でつくる「保守団結の会」の高鳥修一代表世話人ら数人は奈良市内で、事件現場とは別に設けられた慰霊碑に献花した。同会は安倍氏を「永久顧問」としており、総裁選出馬に意欲的とされる高市早苗経済安全保障担当相が顧問を務めている。
このほか、衛藤征士郎元衆院副議長も複数回会合を開き、多いときで十数人を集めた。
一方、世耕氏以外の安倍派有力者「5人衆」は安倍氏の命日に目立った動きは見せなかった。萩生田光一前政調会長は7日投開票の東京都議補欠選挙で、地元の八王子市で自民候補が大敗したばかり。西村康稔前経済産業相は裏金事件で党員資格停止の処分を受け、身動きが取れない。有力者不在の現状で派閥再結集は困難な情勢となっている。
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OS5
:2024/07/10(水) 18:12:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/59897bdefdf7334441559516e3e747eca90a90c2
自民刷新、総裁選の論点に 「石丸ショック」波及 都議補選で惨敗、裏金直撃〔深層探訪〕
7/10(水) 7:00配信
7日投開票された東京都知事選で、無党派層を中心に「政治の刷新」を求める動きが表面化した。都議補選では自民党候補が次々と落選し、派閥裏金問題にまみれた自民政治に厳しい審判が下された。党内では秋以降の衆院解散・総選挙をにらみ、9月に想定される総裁選で思い切った党の若返りを求める声が続出。岸田文雄首相(党総裁)の政権運営は一層険しさを増している。
【ひと目でわかる】都議補選の結果
◇「衆院選でも壊滅」
「結果は真摯(しんし)に受け止め、今後に生かさなければならない」。首相は8日、視察先の岐阜県恵那市で記者団に対し、2勝6敗と惨敗した都議補選についてこう述べた。
「七夕決戦」から一夜明けた自民内は一様に沈んだ雰囲気に包まれた。都知事選で自民は当初、小池百合子知事の全面支援に前向きだったが、裏金事件の余波を嫌う小池氏の意向で「政党色」を消して応援せざるを得なかった。
小池氏は大勝したものの、多くの無党派層が政治経験の少ない前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)に投票。石丸氏は約166万票を獲得し、立憲民主、共産両党の全面支援を受けた前参院議員の蓮舫氏を上回って2位に付けた。自民幹部は「既成政党への不満の表れで、非常に深刻だ」と指摘した。
九つの選挙区で実施された都議補選の結果はさらに厳しい。自民は8選挙区に擁立したが、「裏金」還流を受けた萩生田光一前政調会長の地元の八王子市で大敗するなど、議席数は欠員発生前の5から2に減少。「政治とカネ」を巡る批判が直撃した。
立民などと競り合った都議補選は、与野党対決型の衆院選の構図と通じる。自民中堅は「言い訳できない負け方だ。衆院を解散すれば少なくとも東京では壊滅的な結果になる」とうめいた。
◇「ポスト岸田」若手擁立論
都知事選で「躍進」した石丸氏の今後の動向にも注目が集まる。政界では「次期衆院選に向けて新党を結成し、都市部などを中心に一定の候補を擁立する」との情報が早くも駆け巡るなど、関係者は「石丸ショック」の影響を見極めている。
今回の結果は、9月の任期満了に伴う党総裁選の行方にも影響を及ぼす可能性がある。「既成政党への不信」を受け、政治の刷新を求めるうねりが高まれば世代交代が大きな焦点となるためだ。
総裁選候補には党内若手から小泉進次郎元環境相(43)、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)の名前も取り沙汰される。自民重鎮は「『刷新』が焦点になるだろう」と述べ、若手の擁立を求める流れが強まるとの見通しを示した。閣僚経験者は「新鮮なイメージの候補を出さなければ」と言い切った。
危機感に比例し、党内では「岸田離れ」の動きも加速する。安倍派の大西英男衆院議員(東京16区)は8日、取材に対し「首相が責任を取って退くべきだ」と明言。茂木派の笹川博義衆院議員も7日、裏金事件に関し「トップにけじめをつけてもらわなければならない」と言及した。
自民幹部は「誰も責任を取っていない。選挙の現場はやっていられないだろう」と不満を漏らした。総裁選不出馬を求める党内の圧力は強まっている。
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OS5
:2024/07/12(金) 07:40:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/079d2ebca26912d535bdb02a25133d6d4fd77172
「岸田離れ」顕著、自民支持層の支持率急落 毎日新聞世論調査
7/12(金) 7:00配信
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コメント68件
毎日新聞
首相官邸に入る岸田文雄首相=2024年7月9日午前9時49分、平田明浩撮影
自民党支持層の「岸田離れ」が起きている。毎日新聞が6月22、23の両日に実施した全国世論調査で岸田内閣の支持率が前回の5月比3ポイント減の17%と3カ月ぶりに20%を割ったが、自民党支持層に限った支持率も57%と12ポイント下落。党派閥の裏金事件への対応が大きく響いているとみられ、岸田政権の足元が揺らいでいる。
【図解】自民支持層の内閣支持率推移 毎日新聞世論調査
調査によると、政党支持率は自民18%、立憲民主17%、日本維新の会8%などのほか、「支持政党はない」が32%と最多だった。調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯534件、固定523件の有効回答を得た。
全体の内閣支持率が12カ月連続で30%を切るなど低迷する中、自民支持層の支持率は3月以降、上昇傾向を見せていた。全体の支持率が14%と最低だった2月は56%まで落ち込んだが、3月は61%、4月は65%、5月は69%と上がっており、内閣を支える存在だったといえよう。しかし、今回の調査では一転。無党派層の支持率は5月と同じ7%で下げ止まっており、自民支持層の支持が大きく下落したことで低迷する支持率をさらに引き下げる形となった。
◇裏金事件対応の評価一転
なぜ自民支持層の支持率が急落したのか。
3月の調査では、岸田文雄首相(党総裁)が衆院の政治倫理審査会(政倫審)に出席したことについて尋ねたところ、「評価する」と答えたのは無党派層で25%にとどまったのに対し、自民支持層では63%と多数だった。4月調査でも、裏金事件を受けた党派閥幹部の処分について「妥当だ」との回答が無党派層はわずか8%だったが、自民支持層に限ると46%で「処分が甘すぎる」(36%)を超えていた。
5月調査で尋ねた当初の自民の政治資金規正法改正案についても、無党派層では「評価する」が17%だけだったのに対し、自民支持層では55%と過半数を占めた。質問した自民の案は、パーティー券購入者の公開基準を「20万円超」から「10万円超」に引き下げることなどを盛り込んだもの。公明党の主張により公開基準を「5万円超」まで引き下げる前のものであり、維新が主張した、政党から政治家個人に支出される「政策活動費」の領収書を10年後に公開することも盛り込まれていない。5月までの調査結果を見る限り、岸田首相の裏金事件への対応は自民支持層に一定程度、受け入れられていたようにみえる。
しかし、今回は様相が違った。公明や維新の主張を取り入れた改正政治資金規正法について、裏金事件の再発防止に「つながると思う」と回答した自民支持層は32%で、「つながるとは思わない」(45%)を下回った。パーティー券購入者の公開基準を「5万円超」に引き下げたことについても「妥当だ」が37%と「全て公開すべきだ」(42%)に及ばなかった。政策活動費の領収書の10年後公開で政治改革が進むと思うかとの問いに対しては、「進むと思う」は20%のみで、「進むとは思わない」(68%)の3分の1にも満たない。自民支持層でも裏金事件への対応の評価が厳しくなり、岸田内閣の支持基盤を揺るがしているようだ。
◇英断か独断か
「岸田首相が裏金事件の真相究明や再発防止に指導力を発揮したと思うか」の問いに「発揮したと思う」と回答した自民支持層はわずか26%。国民民主党幹部は「国会審議を通じ、『ザル』に失礼なくらい改正法が穴だらけなのが国民にも浸透してきた」と指摘。自民中堅議員は「突然に岸田派の派閥解消を宣言したり、トップ会談で公明や維新の主張を取り入れたりと首相が『英断』したかのように見せたいのだろうが、党内で反発や混乱が起き、これでは『独断』ととられてもしかたがない」と嘆いた。【野原大輔】
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:2024/07/12(金) 07:54:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eff9c136f0d3fba06ca837fd5dbffa331349c91
改憲条文化、自民の集約難航 議員任期延長、衆参で対立
7/11(木) 17:39配信
時事通信
記者団の取材に応じる自民党の中谷元氏=11日、東京・永田町の同党本部
自民党は11日、憲法改正発議に向けたワーキングチームの会合を党本部で開いた。
衆院側は改憲テーマとして有力視する大規模災害発生時の国会機能維持に関し、議員任期延長を主張。参院側は現行憲法が規定する参院の「緊急集会」活用を訴えて慎重な姿勢を示し、衆参の主張の違いが鮮明になった。
会合で衆院憲法審査会の与党筆頭幹事を務める中谷元氏は、自然災害や武力攻撃によって国政選挙の実施が困難な場合、議員任期を最長1年延長できる案を説明。これに対し、参院側は「緊急集会で対応できる。参院の存在意義にも関わる」などと反論した。
岸田文雄首相は自民党総裁任期中の改憲を掲げている。9月に想定される総裁選を控え、保守層にアピールする狙いとみられるが、参院側には「政治とカネでもめている時に、議員任期延長が支持層に認められるのか」(石井準一参院国対委員長)との意見もある。
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OS5
:2024/07/12(金) 20:26:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b37117f6c8c55398a965747a305cce0afdac39c6
いつ!?自民党総裁選 外遊影響、前倒し論も 派閥解消で選管人選難航か
7/12(金) 18:48配信
産経新聞
自民党本部=東京都千代田区(春名中撮影)
自民党は9月末に岸田文雄首相の党総裁任期が満了となるのに伴い、近く選挙管理委員会を立ち上げて総裁選日程の検討を本格化する。9月後半の実施となるが、首相の外交日程や内閣支持率の低下などを念頭に前倒し論も浮上している。派閥の解消を受け、選管の委員の選任が難航する可能性も指摘されている。
党総裁公選規程は総裁選の投票日について「任期満了日前10日以内」と記載。また、総裁選の日程は任期満了の1カ月前までに選管が総務会の承認を経て決定し、公表するとしている。
このため、投開票日は9月20〜29日が対象になる。ただ、米ニューヨークに日本を含む各国首脳が集まる国連総会の一般討論演説が24日(現地時間)から始まる予定で、首相はそれに合わせて訪米するとみられる。その場合、総会前の20〜21日か、総会終了後の27〜29日が候補に挙がる。
党内には、新たな総裁が選ばれるケースを想定し、当選者が首相として国連総会に出席すべきだとの声もある。渡航前に臨時国会での首相指名選挙などを終える必要があるため、「国連総会に間に合うスケジュールで総裁選をやるべきだ」(自民関係者)といった前倒し論がくすぶっている。
世間の耳目を集める総裁選は政党支持率を上げる効果があるとされる。岸田内閣の支持率が低迷する中、閣僚経験者も「早く総裁選をやり、解散総選挙を断行すべきだ」と主張する。ハードルは高いが、党則6条4項は「党所属の国会議員及び都道府県支部連合会代表各1名の総数の過半数の要求」で総裁選を実施できるとしている。
一方、共同記者会見や公開討論会の日程など総裁選の詳細を決める選管の人選が難航する可能性もある。同規程は選管について「委員11人をもって構成」としており、これまでは派閥のバランスも参考に選ばれてきた。
だが、「政治とカネ」の問題を受け、麻生派(志公会)以外の派閥は解消を表明した。党重鎮は「選任は難しくなるだろう。衆参や期数、性別を考慮して決めることになるのではないか」との見方を示す。(今仲信博、内藤慎二)
9590
:
OS5
:2024/07/15(月) 22:24:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/85c201e40f03ce0a24f815a29e2a2318bb97a9e6
茂木氏、「ポスト岸田」へ地方行脚 他派若手と会食、知名度が課題 自民党
7/15(月) 7:02配信
時事通信
自民党安倍派議員らと共に会合に出席する茂木敏充幹事長(左奥)=14日午後、福島県西郷村
自民党の茂木敏充幹事長(68)が「ポスト岸田」をにらみ、地方行脚や他派閥の若手らとの会食に積極的だ。
【主な経歴】上杉 謙太郎(うえすぎ けんたろう)氏
ただ、幹事長の立場で「岸田降ろし」に加担したと見られれば党内で反発は必至。微妙な立場を意識してか、9月に想定される党総裁選への具体的な対応には踏み込まない曖昧戦略を堅持している。
茂木氏は14日、福島県西郷村で開かれた会合に、同県を地盤とする安倍派の菅家一郎氏(衆院当選4回)、上杉謙太郎氏(同2回)と共に出席。「円安、物価高、人口減少の問題などさまざまな課題解決にも一緒に取り組んでいきたい」と訴えた。自ら率いた茂木派以外にも影響力を浸透させる狙いがうかがえる。
茂木氏は派閥裏金事件で党内が揺れた通常国会の合間にも、事件の当事者だった安倍派の若手・中堅議員らと会食を重ね、「議員宿舎での『部屋飲み』にも顔を出した」(若手)。茂木派の解散を決めた一方、首相経験者の麻生太郎、菅義偉両氏とも節目に会い、党内情勢を巡って意見を交わしている。
6日には岸田文雄首相の地元・広島県に乗り込み、東広島市で女性や学生との対話集会に参加。お手製のお好み焼きを振る舞った。「最近、若手(議員)から『意外と敏充』と言われている。料理もそこそこ(できる)」と話し、「親しみやすさ」や「意外性」をアピールした。
課題は世論調査での人気の向上だ。時事通信の7月の調査で「次の総裁にふさわしい議員」の首位は石破茂元幹事長(22.1%)で、茂木氏は1.1%の8位。党内は、秋以降の衆院解散・総選挙を意識して「選挙の顔」選びを重視している。麻生派若手は「茂木氏は知名度も低い。今回は優秀さより、とがった人が求められている」と話した。
首相が総裁再選に意欲をにじませる中、政権を支えるはずの幹事長が対抗馬となる動きを強めれば「令和の明智光秀」(自民筋)との評は避けられない。茂木氏は「光秀にはならない」との原則を崩しておらず、総裁選への対応は「夏の間によく考えたい」と話している。
9591
:
OS5
:2024/07/18(木) 17:42:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/95946f0c472b2fa8b249b03cea5438089ef95669
林官房長官、河野氏の利上げ要求発言を火消し 「日銀に委ねられるべき」
7/18(木) 17:10配信
産経新聞
記者会見を行う林芳正官房長官=18日、首相官邸(春名中撮影)
林芳正官房長官は18日の記者会見で、河野太郎デジタル相が円安是正のために日銀に利上げを求める発言を行ったことについて「日銀の金融政策は為替誘導を目的としたものではなく、物価安定目標の持続的、安定的な実現のために行われるものと承知しており、具体的な手法は日銀に委ねられるべきだという立場に変わりはない」と述べた。
河野氏は海外メディアのインタビューでエネルギーや食料品のコストを引き下げるため、日銀に政策金利の引き上げを求めた。この発言などで18日午前の外国為替市場の円相場は対ドルで急伸し、約1カ月ぶりの円高ドル安水準となっており、林氏が火消しを図った形だ。
9592
:
OS5
:2024/07/21(日) 18:31:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bd60a96cd9e16cea264f9738ab47212a14d52da
石破茂氏、自民党内の首相退陣論に違和感 不人気嫌悪に「まずは首相に代わって説明を」
7/20(土) 20:56配信
産経新聞
自民党の石破茂元幹事長(春名中撮影)
自民党の石破茂元幹事長は20日配信の情報サイト「選挙ドットコム」のインターネット番組で、派閥パーティー収入不記載事件を巡る党所属議員の対応について「『政治とカネ』の問題でおわびすることもあるが、どう(再発防止に向けて)変えていくのかということだ。逃げずに(自身の選挙区で)説明することが大事だ。まず自分たちが政権与党の政策をどれだけ説明したのか」と述べ、岸田文雄首相(党総裁)に対する一部党内の退陣論に違和感を口にした。
【画像】次期衆院選での「政党議席予測」(5月27日時点)
石破氏は「首相がこんなこと言っているから(次の衆院選で)『俺たち助からないぜ』ではなく、法律案に賛成票を投じたのなら、一生懸命説明しないといけない」と挙党体制を重ねて求めた。
首相については「『聞く力』はあるのだろう。『語る力』がやや苦手なら、支えているわれわれが首相に代わって言わないといけない。なんでも岸田さんが悪いというのはフェア(公平)とは思わない」と語った。
石破氏を巡っては、一時期、首相が党役員人事を行ったうえで、幹事長に再起用するのでないかとの見方があった。石破氏は「(幹事長打診の)話は来ていない」と断ったうえで「勝手にそういう話ができて、『泥船に乗るつもりか』『党が危機の時は逃げない人だ』などと言われた」と再起用論に対する受け止めを披露した。「私は『ふーん』と思って聞いているが、言われていないことにはお答えしない」とも語った。(奥原慎平)
9593
:
OS5
:2024/07/23(火) 15:42:51
そろそろ 新スレつくらないと。。。
9594
:
OS5
:2024/07/24(水) 07:52:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/688309b5f01a816bdaf3eb1d92e046d9a1d9ef92
自民・森山氏が王毅氏と会談 閣僚ら相次ぎ訪中も関係改善にハードル
7/23(火) 20:21配信
朝日新聞デジタル
中国の王毅(ワンイー)外相(右)と会談する自民党の森山裕総務会長=23日、北京の釣魚台国賓館、代表撮影
19日から中国を訪問している自民党の森山裕総務会長は23日、北京で王毅(ワンイー)共産党政治局員兼外相と会談した。日中首脳が再確認した「戦略的互恵関係」を基礎に、双方が協力できる分野で「具体的な成果を上げることが重要だ」と呼びかけた。
会談は予定時間の2倍の40分にわたり、森山氏は日本産牛肉の対中輸出再開に協力を求めた。王氏は多数の日本の国会議員が台湾を訪れていることへの懸念を伝えた。同席者によると、日中友好議連会長の二階俊博元幹事長から預かった書簡も手渡し、王氏は「二階氏や議連の訪中を願っている」と応じたという。22日には、5月末に訪日して岸田文雄首相と面会した劉建超・党中央対外連絡部長とも会談。劉氏は2018年を最後に途絶えている「日中与党交流協議会」の年内再開を準備すると説明した。
この他にも、日本から議員の訪中が相次いだ。海江田万里衆院副議長も22日、北京で党序列3位の趙楽際(チャオローチー)・全国人民代表大会常務委員長と会談。衆院と全人代が交流する日中議員交流委員会の早期再開を求めた。また、武見敬三厚生労働相が17〜19日に北京を訪れた。閣僚の訪中は昨年4月以来だ。
政治交流の活発化には日中とも歓迎する姿勢を示しているが、停滞する関係改善へのハードルは少なくない。日本側はコロナ禍で停止したビザ免除の再開や、東京電力福島第一原発の処理水放出を巡る日本産水産物の禁輸撤廃を求めているが、双方の溝を埋めるには至っていない。(北京=井上亮)
朝日新聞社
9595
:
OS5
:2024/07/24(水) 10:10:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/0412ce508198a9f60a925c53846333a3673ec147
自民党・総裁選“ポスト岸田”表立っての出馬表明いまだゼロ 「令和の明智光秀」批判を意識か
7/23(火) 16:30配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
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9月に予定される自民党の総裁選挙。「ポスト岸田」と呼ばれる候補は水面下で動きを見せるものの、なかなか表立っての出馬表明はありません。そこには“ある言葉”への恐怖心がありました。
きょう、自民党の茂木幹事長が9月の総裁選への対応をめぐり、踏み込んだ発言をしました。
自民党 茂木敏充 幹事長
「例えば、若手から推されて、すぐに(総裁選に)手を挙げることがあるかと、こういうことだったと思いますので、私が最初に手を挙げることはないと」
“自民党総裁を支える幹事長の立場として、最初に出馬表明することはない”と明言したのです。
この発言には背景があります。それは12年前…
石原伸晃 幹事長(当時)
「谷垣さんを支えるために政治をやってきたわけでは決してない。日本国をなんとかしなければならない。自民党をなんとかしなければならない」
当時の石原幹事長が谷垣総裁を押しのける形で総裁選に出馬したところ、「平成の明智光秀」と批判されました。
麻生太郎 元総理大臣(2012年)
「石原さんという人の出馬があったからこそ、谷垣が出られなくなったんじゃないの。『平成の明智光秀』。うーん、あまり有り難くない冠をこの人(石原氏)は当分いただく事になると思うけど」
当初、本命候補とみられていた石原氏でしたが、批判が影響して急失速し、3位に。茂木氏はその石原氏の選挙責任者でした。
自民党幹部
「茂木さんは『令和の明智光秀』になるようなマネはしない」
ほかにも、「ポスト岸田」候補には、現在、閣僚として岸田総理を支える河野デジタル大臣、高市経済安保担当大臣がいます。
河野太郎 デジタル大臣
「(Q.出馬をされる場合、現職閣僚として表明前に閣僚を辞任すべきかどうか)何か決まってるかのごとくの質問は控えて頂きたいと思います」
2人とも周辺に対しては出馬への意欲を示しているものの、表立って発言しないのは、こうした「明智光秀」批判を意識しているためではないかと見られているのです。
ポスト岸田候補側近議員
「岸田さんが総裁選に出るとなれば、閣僚や幹事長に対して『役職辞めてください』と言って交代させるだろうし、(総裁選に)出ないとなれば、その瞬間スタートする」
岸田総理はしばらく総裁選への態度表明はしない見通しで、最初に出馬表明をした人が損をするという「後だしジャンケン」になる可能性もあります。
TBSテレビ
9596
:
OS5
:2024/07/24(水) 10:51:36
新スレ作りました!
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1721784048/l50
9597
:
OS5
:2024/07/25(木) 00:02:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a480b08c60bb16cfa6f935c52ea15b8629cfce2
茂木幹事長、「令和の明智光秀」レッテル警戒…過去に総裁の出馬を断念させた幹事長が批判浴びる
7/24(水) 10:34配信
読売新聞オンライン
自民党総裁選で、現職の党幹部や閣僚が出馬する場合、在職したままか、退任してからにすべきなのかを巡り、党内で注目が集まっている。本来は岸田首相(党総裁)を支える立場で出馬は控えるべきだとの意見がある一方、党勢回復に向けて幅広く出馬を許容するべきだとの声も出ている。
【図】自民党総裁選に現職の党幹部が出馬した例
「許容すべきだ」の声も
自民党本部
「一つの政権の中で、まずは自分の果たすべき役割を全うするのが通常だ」
松山政司参院幹事長は23日の記者会見でこう強調した。松山氏は解散が決まった岸田派に所属していた。複数の党幹部や閣僚が出馬の意欲を示していることをけん制したとみられる。
総裁選には茂木幹事長が出馬に意欲を示すほか、河野デジタル相が出馬の意向を固め、高市経済安全保障相も出馬への意欲を見せている。ただ、河野氏は23日の記者会見で、総裁選について問われると「何か決まっているかのごとき質問は控えていただきたい」と答えず、高市氏も「岸田内閣の閣僚としての記者会見であり、お答えする場ではない」とけむに巻いた。茂木氏も22日のBS日テレの番組で、「私が最初に手を挙げることはない」と語り、他候補の動向を慎重に見極める考えを示した。
明言を避ける背景には、過去の総裁選で党幹部の出馬を巡る党内対立が生じたことがある。
1978年の総裁選では、大平正芳幹事長が、自身に政権を譲る「密約」を福田赳夫首相がほごにしたと反発して立候補した。初めて導入された党員・党友による予備選で大平氏が勝利すると、福田氏は本選を辞退。福田氏は「天の声も、たまには変な声がある」との名言を残し、現職の首相が敗れた唯一の例となった。両陣営の争いは、福田氏らが大平氏の首相退陣を要求する「40日抗争」など深刻な党内対立に発展した。
民主党政権時代の2012年には、谷垣禎一総裁と石原伸晃幹事長が出馬に意欲を示し、支持に広がりを欠いた谷垣氏が出馬を断念し、石原氏は「平成の明智光秀」と批判を浴びた。茂木氏が「令和の明智光秀にはならない」と主張しているのはこのためだ。
菅政権時の21年には、下村博文政調会長が立候補を模索したが、菅首相から出馬する場合の速やかな政調会長辞任を求められ、立候補断念に追い込まれた。
現職党幹部や閣僚の総裁選出馬を巡り、自民ベテランは「閣内や執行部からの出馬は、首相に対する謀反だ。出るなら役職を辞めるべきだ」と主張する。一方、支持率が低迷する中、「開かれた総裁選にし、首相は閣僚らの出馬を容認する姿勢を示すべきだ」(中堅)との声も上がっている。
9598
:
OS5
:2024/08/19(月) 00:09:46
1月の記事
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/413814
岸田首相、宏池会に「誰よりも愛着」 解散は苦渋の勝負手【緊急連載 消える宏池会】㊤
政治・行政
国政
2024/1/19
(最終更新: 2024/1/19)
岸田文雄首相は19日朝、官邸ロビーで待ち受けた報道陣に自民党岸田派(宏池会)を「解散する」と明言した。前夜使った「検討」のフレーズは消えていた。より踏み込んだ表現に決意がにじんだ。ある岸田派中堅は「まさか自ら終止符を打つとは」と言葉を失った。首相こそ「誰より宏池会に愛着を持つ」と考えていたからだ。
昨年9月、宏池会が山梨県で開いた研修会。首相は内閣改造翌日にもかかわらず会場に駆け付け「国民が、明日は必ず今日より良くなると信じられる時代を宏池会がつくりたい」と呼びかけた。その迫力に、出席した議員は拍手で応えた。
宏池会は1957年、後に首相となる竹原市出身の故池田勇人氏を中心に結成された。党内最古の派閥とされ、軽武装・経済重視の基本理念で知られる。2012年に9代目会長に就いた岸田首相は池田氏、故宮沢喜一氏に次ぐ3人目の広島選出の首相でもある。
縁の深い広島では今も「わしは宏池会系じゃけえ」と誇る地方議員が少なくない。「宏池会は一種のブランドなんじゃ」。自民党県連幹部の県議は常々こう語る。
それだけに今回の解散表明は、昨年12月の岸田首相の派閥離脱をはるかに上回る波紋を広げた。離脱は党総裁の任期中という条件付きで、将来の復帰や宏池会の存続が前提になっていた。
それから1カ月余り。重視してきた伝統派閥の幕引き判断までに何があったのか。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた派閥解消を望む世論は日ごとに強まった。主な舞台は安倍派、二階派だった。ところが―。18日には宏池会の元会計責任者が政治資金規正法違反で立件されると報じられた。人ごとではなくなった。
首相は動いた。すぐに派閥ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官ら官邸幹部に宏池会解散を告げ、他の幹部とも相次ぎ面会した。「国会審議で必ず追及される。支持率も低い今、背水の陣の勝負手なんだろう」。向き合ったあるベテランはこう推し量り、言葉をつないだ。「この判断がどう転ぶか。行く末は全く読めん」(樋口浩二、中川雅晴)
◇
岸田首相が宏池会の解散を表明した。裏金事件で失墜した「政治の信頼」の回復を図る一手は永田町を揺るがす。苦悩の決断と政権運営への影響を探った。
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:
OS5
:2024/08/19(月) 00:10:32
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/414083
独断の解散発言、麻生氏「もう総裁選に出ないんだな」 三頭政治幕引きの予兆【緊急連載 消える宏池会】㊦
政治・行政
国政
2024/1/20
(最終更新: 2024/1/20)
自民党岸田派(宏池会)の根本匠事務総長は19日夜、国会内で記者会見に臨んだ。岸田文雄首相とは1993年の初当選同期。「盟友」と認め合う首相による派閥解散の決断をこう評した。「熟慮・断行型の政治家の覚悟を感じた」。会場にいた宏池会の小林史明氏(広島7区)も声を上げた。「中堅、若手は皆、支持している」
安倍派と二階派の解散にもつながった首相の決断について、永田町にはさまざま見方が入り乱れる。他派閥ながら首相を支える閣僚経験者は「首相は一つのナラティブ(語り)を作った。世論は歓迎する」。示した政治改革の物語で、内閣支持率は上向くと見通す。
ただ国会内では様相が異なる。与野党を問わず、昨年12月の宏池会離脱との整合性を指摘する声がある。「離脱した人間がなぜ、派閥の解散権を握れるのか」と立憲民主党の泉健太代表。自民党内にも「ちょっとよく分からない。きちんと説明してほしい」(茂木派若手)との不満が漏れる。
首相の党内基盤がもろくなった面もある。政権運営で頼りにしてきた麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長に事前に告げず、宏池会解散を打ち出した。
「自派閥のことなので自分で決めました」。複数の関係者によると、首相は解散表明後、麻生氏に伝えたという。今秋に3年の党総裁任期満了を迎える首相。麻生氏は「岸田はもう総裁選には出ないんだな」と周囲に語った。麻生、茂木両氏との「三頭政治」は終わりを迎えつつあり、両派閥の支援を受けた前回総裁選と同じ戦略は取れそうにない。
首相には重大局面で党内に根回しせず、独断で活路を開いた過去がある。前回総裁選では党役員任期の制限導入を掲げ、歴代最長の5年余りにわたり幹事長を務めていた二階俊博氏に宣戦布告した。「岸田は変わった」と党内の反響を呼び、混戦を勝ち抜いた。
今回はどうか。首相に近い宏池会幹部は「党改革の決意を示し、派閥解消の流れもつくった。後は世論だ」とみる。宏池会元会長で首相が政治の師と仰ぐ故宮沢喜一元首相は、改革の半ばで退陣した。違う道を歩むか否かは、26日に始まる通常国会での首相の本気度が鍵を握る。(樋口浩二、山本庸平、秋吉正哉)
9600
:
OS5
:2024/10/17(木) 23:32:24
https://mainichi.jp/articles/20241014/k00/00m/010/075000c
初の本格的政権交代 2009年自民惨敗の中、石破氏8選の分かれ目
井川加菜美
毎日新聞
2024/10/17 06:30(最終更新 10/17 09:29)
この国の時代を映し、行く先を占うもの。それが衆議院の全議員を選ぶ総選挙です。
27日の投開票日を前に、これまでの熱戦を振り返ります。
1回目は民主党が初の本格的な政権交代を果たした2009年の総選挙です。自民党の派閥重鎮やベテランが、無名の新人候補にバタバタと倒されていく中、早々と当選を決めたのが石破茂氏でした。勝負の分かれ目はどこにあったのでしょうか。(肩書は当時)
初の本格的な政権交代
「憲政史上初の政権選択選挙で、政権交代を選んでいただき、感謝したい。国民の皆さんの怒りが民主党への期待に結びついた」
09年8月、東京・六本木の民主党開票センター。赤いバラで埋まっていく候補者名が書かれたボードを背に、鳩山由紀夫代表は高揚した表情で勝因を語った。
予想以上の圧勝だった。リーマン・ショック後の世界的な不況で「派遣切り」が流行語となったこの年、都市部から地方まで日本中で「反自民」の逆風が吹き荒れ、閣僚経験者や海部俊樹元首相までも吹き飛ばした。
「積年の不満が……」
民主党は公示前の115から308まで議席を積み上げ、単独過半数(241議席)を大きく上回った。
自民党は公示前に300あった議席が119となり、1955年の結党以来、初めて第1党の座を失う惨敗となった。
「積年の自民党への不信、不満が集積された」
自民党本部で細田博之幹事長に両院議員総会開催を求める署名を渡した後、記者会見する(左から)加藤紘一、中川秀直、武部勤の3元幹事長=2009年7月16日午前9時36分、佐々木順一撮影
写真一覧
硬い表情で取材に応じた麻生太郎首相はこの日、自民党総裁の辞任表明に追い込まれた。
「政権のたらい回し」
自民党は小泉純一郎元首相が郵政民営化を争点に掲げた05年の衆院選では296議席を獲得し大勝した。だが、次第に格差の拡大や地方の疲弊など「改革」のひずみが表面化。一時は小泉氏に熱狂した有権者も自民党を見放し始めていた。
「小泉後」に首相についた安倍晋三、福田康夫両氏は就任からわずか1年で退陣。「政権のたらい回し」と批判を受ける中、「選挙に勝てる顔」として就任したのが麻生氏だった。だが、衆院解散を先送りし続け、その間に度重なる失言や漢字の誤読で、支持率は1割台まで下落した。
噴き出した「麻生降ろし」
さらに解散・総選挙が間近に迫った09年7月の静岡県知事選では、自民党と公明党が推薦する候補が敗北する。続く東京都議選でも、民主党が第1党に躍進する一方、自民、公明両党を合わせた議席は過半数を割り込んだ。
「麻生首相の下では戦えない」
都議選での敗北後、自民党内では「麻生降ろし」の動きが活発化した。地方選連敗の総括を求め、党大会に次ぐ意思決定機関となる「両院議員総会」の開催を求める署名には一時、党所属国会議員の3分の1を超える133人が加わり、党内は混乱した。
8選を決め、万歳三唱する石破茂氏(中央)。右隣は妻佳子氏=鳥取市戎町の事務所で2009年8月30日午後8時18分、遠藤浩二撮影
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逆風の中、石破氏は圧勝
このとき署名に加わった議員の中には石破氏もいた。当時、石破氏は農相。主要閣僚が署名に同調したことで、麻生政権の弱体化をより強く印象付けた。
結局、総裁選前倒しの動議など不測の事態につながることを懸念した党執行部が「反麻生」勢を押し切り、総会の開催は見送られた。
「物を言わない、行動しないなら、政治家ではない」
「麻生総理の下で一致団結して戦おうと思えば、何が間違っていたのかを考えないと」
9601
:
OS5
:2024/10/17(木) 23:32:47
衆院本会議で所信表明演説を行う石破茂首相=国会内で2024年10月4日午後2時6分、平田明浩撮影
写真一覧
解散を前にした党内のドタバタに、石破氏は地元の鳥取県で開いた講演で党執行部を批判した。
8月30日の開票日。署名に加わった議員たちも次々と落選する中、石破氏は次点に約5万票差の11万票を獲得し、8選を決めた。
勝敗を分けたのは……
なぜ、逆風をはね返すことができたのか。当時の毎日新聞鳥取面は要因を分析している。石破氏が選挙の準備を本格化させたのは2年前の07年。自民党が大敗した参院選がきっかけだった。鳥取でも自民現職が民主新人に敗北した。危機感を抱いた石破氏は集落から市部までを縫うように回るどぶ板を徹底した。
「自民党は自らを正すべきだ」と反省を前面に出しながら、「私が自民党を立て直す」との論法を展開。石破氏自身が自民党に対する批判票の受け皿になることに成功し、手堅く勝利を収めたという。
批判受け、「裏金議員」非公認に
それから15年。石破氏は首相まで上り詰めた。派閥の政治資金パーティー裏金事件で「政治とカネ」に厳しい視線が注がれる中、党執行部は当初、事件で処分を受けた「裏金議員」を原則公認する方針だったとされる。だが、世論の批判を受けて一部の議員を非公認とする方向にかじを切るなど、まだ風を見極められていないようにも見える。
「失われた政治への信頼を取り戻す」
所信表明演説でこう語った石破氏。有権者の「納得と共感」を得られるのか。最初の審判のときが迫っている。【井川加菜美】
9602
:
OS5
:2024/10/20(日) 20:51:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/119390067298d17e7a61fdd04cb4cf8553a96551
維新、万博アピールより「政治とカネ」追及 自民は対抗 公約に「大阪再興」明記
10/19(土) 18:07配信
産経新聞
大阪・関西万博を巡る各党の姿勢
来年4月の開幕まで半年を切った2025年大阪・関西万博を巡り、衆院選(27日投開票)における自民党と日本維新の会の公約の違いが際立っている。政権与党の自民は成長戦略の一環として万博を活用し「大阪の再興」に取り組むと明記。一方、本拠地・大阪への万博誘致を推進した維新は「政治とカネ」の問題追及を優先し、重点の基幹政策に万博を盛り込まなかった。
【リストでみる】夕刊フジが作成した「大阪全選挙区当落予測」
大阪府内の小選挙区議席の奪還を期す自民の公約からは、10年以上にわたり大阪の政治を主導してきた維新への対抗意識がうかがえる。
人工知能(AI)など「新技術の社会実装(実社会での活用)を先行体験する」機会として万博を活用すると記載。成長分野に対する規制緩和と投資などを通じ「所得増加と経済成長を実感できる〝経済都市・大阪〟の再興」を掲げた。自民府連幹部は「国家事業として自公で連携して進める」と強調する。
一方の維新。吉村洋文共同代表(大阪府知事)は衆院選公示の15日、大阪市内での演説で「新しい経済、新しい未来をつくっていく。そのきっかけが万博だ」と成功への決意をアピールした。
ただ、公約上の位置づけには変化がみられる。令和4年の参院選公約では万博成功に向けて「国と開催都市、官民が強力に連携して国内機運の醸成に努める」と明記したが、今回は公約の基幹政策として特記せず、439項目にわたる公約全文の中で参院選のときと同様の記載をしている。
吉村氏は万博を運営する日本国際博覧会協会の副会長も務めるが、自民の派閥パーティー収入不記載事件の影響で今回、政治改革が主要争点に浮上したことから「『政治とカネ』の問題をただすことが重要。何を前面に打ち出すかだ」と語る。
他党はどうか。自民と連立を組む公明は、これまで予算管理を徹底するよう国に提言。自民との大阪版共通政策では健康・医療や環境などの分野の最新技術を社会実装させ、国際競争力を高めるとする。公明府本部幹部は「万博成功のため、政権与党で全力を尽くす」と意気込む。
立憲民主党や国民民主党はこれまで万博開催に反対はしていないが、予算増額や安全管理を問題視。3月には大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)の会場建設現場でガス爆発が起きており、立民府連幹部は「維新が夢洲に誘致した責任は重い」と話す。
反対姿勢を明確に打ち出すのが共産党だ。夢洲で12年秋にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)が開業予定であることを踏まえ、公約では万博について「カジノのインフラ整備に公金を投入するために誘致された」と批判し、中止すべきだとしている。れいわ新選組や社民党、参政党も万博中止を主張している。(山本考志)
9603
:
OS5
:2024/10/22(火) 14:51:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/63ba4512ba81b0a536db7b0892fabc6bd5de4299
総選挙惨敗予測で「石破おろし」加速も次期首相最有力は「高市早苗氏」ではない 急浮上した“意外な人物” 古賀茂明
10/22(火) 6:32配信
衆議院選挙が後半戦に入った。10月27日に投開票されるが、依然として自民への逆風は強く、自民党議席がかなり減り、立憲民主党の議席が大幅に増えるというのがほぼ一致した見方だ。選挙の最大の焦点は、自民と公明党による与党勢力が過半数割れとなり、政権維持が難しくなる事態が生じるか否かになってきた。
【写真】「次の首相」の最有力候補はこちら
もちろん、過半数割れになっても、非公認候補と無所属候補を取り込み、さらには日本維新の会や大きな躍進が予想される国民民主党などの野党勢力を連立や閣外協力に引っ張りこんだりすることで、自民党中心の政権が継続する可能性は高いが、その場合でも、与党側の結束を維持するのはかなり難しくなるだろう。
自民内部では、9月の総裁選で党員・党友票で石破茂首相を上回った高市早苗前経済安全保障相が、公然と反石破の姿勢を見せ、唯一温存された派閥・麻生派を率いる麻生太郎党最高顧問が次の総裁選が近いから準備をしておけとアドバイスしたと報じられるなど、石破氏の党内基盤は足元から脅かされている。
さらに、党役員や閣僚人事などで旧安倍派を徹底的に冷遇したこと、裏金議員の非公認や比例重複立候補禁止の方針を打ち出したことなど自民党内では旧安倍派のみならず、こうした石破氏の政治手法に対する不満が鬱積している。選挙に勝っても石破氏には協力しないという議員の声も報じられるほどだ。
これらの反石破勢力は、石破おろしを決行して、高市氏あるいは他の議員を新総裁、首相にしたいと機を窺っている。
選挙後の臨時国会や来年の通常国会で野党から不信任案の提出があれば、仮に自公過半数による政権を維持できていたとしても、反石破勢力の造反でこれが可決されるおそれもないとは言えない。そこまでいかなくても、造反をちらつかせながら、石破首相の政策の推進を邪魔する勢力も出てくるだろう。
米国の共和党が、ごく少数の極右議員のゴリ押しを受け入れないと、多数を占める下院でも議会運営を思うように進められないのによく似た状況になっている。
先週の本コラムでは、石破茂首相の下で行った衆議院の総選挙で自民大敗となれば、来年の参議院選挙までに総裁選前倒しで高市早苗新総裁・首相誕生の可能性があるという話を書いた。
先の総裁選の結果、高市極右政権誕生が阻止されてほっと一息ついたと思っている人から見れば、絶対避けたいシナリオだろう。
では、高市首相ではなく、他の自民党議員が率いる政権が誕生するとしたら、誰が首相になるのだろうか。
仮に、来年の参議院選までに総裁を代えるという場合は、任期満了ではなく、臨時の総裁選となるので、党員・党友の投票を行うフルスペックの総裁選ではなく、党所属の国会議員だけが投票する選挙になる可能性が高い。
■林芳正氏の「異例」のコメント
その場合でも、選挙が近ければ、党員や一般有権者に人気のある「選挙の顔」を選ぶ選挙になりがちだ。来年の夏には参議院選挙が行われるので、その前の総裁選は選挙の顔選びになるという見方もある。しかし、参議院選では、参議院議員の約半数が改選されるだけで、残りの半数はその3年後まで安泰である。また、衆議院議員は今回の選挙後4年の任期が残っているので、しばらくの間は選挙のことをあまり気にしなくて済む。つまり、自民党議員の大半は、選挙最優先という判断はしない可能性が高いのだ。
その代わりに、自分にとって得になる候補を選ぶことになる。求めるものは、利権かもしれないし、ポストかもしれない。候補者が直接そうした利益を供与してくれなくても、麻生派はもちろん、解消はしたが事実上存続していると言って良い旧派閥のボスの言うことを聞くことで、そうした利益を得られるという場合もある。
その結果、大きく言えば、自民党議員の利権を維持拡大してくれそうな候補で、党内の多数の議員に嫌われていない議員が有力になると言って良いだろう。
9604
:
OS5
:2024/10/22(火) 14:51:58
具体的には誰が有力なのか。
総裁選の第1回投票で石破氏、高市氏に次ぐ3位につけた小泉進次郎元環境相は、今回の総裁選で能力がないという評価が定着したばかりなので、すぐに総裁選に出られる状況にはない。以前は人気の高かった河野太郎前デジタル相も完全に脱落した。
ここで次期総裁に最も近い候補として浮上するのが、先の総裁選で小泉氏に次ぐ4位につけた林芳正官房長官である。
林氏は、石破氏のように尖った主張をすることはなく、高市氏のように右に偏った言動もしない。何を聞かれても、揚げ足を取られないように、しかも、反感を持たれないような穏当な言い回しでその場を収める能力はピカイチだ。大臣経験も豊富で、行政手腕にも定評があり、論客としても知られる。党内に敵も少ない。
林氏は、官房長官の職にとどまり、石破氏を支える姿勢だが、石破おろしになったとき、石破氏を最後まで守って次の総裁ポストを狙わないのかと言えば、もちろん、そんなことはない。立場上、自ら石破おろしに動くわけにはいかないが、石破氏が辞任を表明すれば、迷わず立候補するだろう。
それを示すある驚きのニュースが報じられた。
10月11日の時事ドットコムplusの記事だが、その見出しは、
「林官房長官、拉致解決『有効な手だてを』 自民総裁選に意欲―新閣僚インタビュー」
というものだった。
その記事の中で、林氏は、「総裁を引き続き目指すか」と聞かれて、
「(9月の総裁選で9人中)4位という素晴らしい成績を頂いたことは大変うれしく思っている。一方で喜んでいてはいけない。戦う以上は勝たなければならない。引き続き精進を重ねたい」と述べている。
これは極めて異例なことだ。
■立憲・野田代表は政権交代を目指していない?
なぜなら、石破総裁の任期はまだ3年近くある。3年後の総裁選のことを聞かれたら、「まだ先のことで何も考えていない」と答えるのが普通だ。
しかも、林氏は、石破政権の官房長官だから、石破氏を最後まで支える役回りにある。
首相を支えるという趣旨のコメントはしているものの、次の総裁選に意欲を示したと取られる発言をするのは極めて不適切だ。時事通信もこれに驚いたからこそ、「自民総裁選に意欲」という見出しまでつけて報じたのだろう。
普段は、非常に慎重で落ち着いた言動をとることで知られる林氏が、このような発言をしてしまったのは、おそらく、「次の総裁選は近い」という考えに取り憑かれていたからではないか。
それほど、自民党内の反石破の雰囲気が強まっているのだ。
林氏以外にも候補はいる。加藤勝信財務相はその一人だ。今回の総裁選で人望のなさが露呈した茂木敏充前幹事長の可能性は低そうだが、一方で、総裁選に立候補できなかった斎藤健前経産相なども浮上する可能性はある。
だが、彼らのうちの一人が首相になったら日本の政治は大きく変わるかと問われれば、答えはNOだろう。石破氏とどちらが良いかと問われれば、石破氏と答える人がかなりいるのではないか。
9605
:
OS5
:2024/10/22(火) 14:52:17
こう考えると、今回の選挙で、政権交代が実現できないと、仮に石破政権が倒れても、大きな政治の変化は期待できないことがわかる。
では、政権交代を目指す野党の状況はどうか。ここで一番重要なのは、もちろん野党第1党の立憲民主党だ。9月の同党代表選で、「政権交代前夜」をキャッチフレーズに新代表になった野田佳彦元首相は、野党協力を行って自公の議席を減らして自公過半数割れに追い込むと繰り返し訴えた。
しかし、その言葉に行動が伴っていない。
彼は、代表選の時から、共産党とは連立しないと明言した。多くの選挙区で共産候補が立たないことでなんとか当選できる候補を多数抱える立憲は、共産に協力を要請する立場なのに、いきなり上から目線で切って捨てるような発言をしたのだ。私は、この時点で、実は政権交代など目指していないのではないかと疑ったくらいだ。
さらに政策面でも、野田氏は立憲の公約を事実上大幅に後退させた。
集団的自衛権の行使を容認する安保法制に関する違憲部分は廃止するというのが立憲の公約なのに、野田氏は、違憲でも直ちには廃止できないとわざわざ明言した。しかも、それは、国会での法改正が必要という理由ではなく、相手があるからということだった。
つまり、アメリカが怒ると大変だから違憲でもすぐには変更しないという意味になる。憲法よりもアメリカへの忖度が優先するということだから、「立憲」に真っ向から反する立場の表明だ。こんな発言をされれば、共産党も立場がない。選挙協力はしたくてもできなくなり、立憲候補がいる選挙区に多数の候補者を立ててしまった。
■石破氏に対する強烈な「恨み」
野田氏は、今回の選挙は10年に一度来るかどうかというような政権交代のチャンスだと強調していたが、その割には、選挙協力のための努力は全くしていない。ある政治記者は、「野田氏は選挙協力のために努力すると口では言いながら、驚くほど何もしなかった、完全な詐欺師だ。一体何のために代表になったのか。もし自公過半数割れにならなければ、全て野田氏の責任。仮に立憲の議席が大幅に増えても辞任すべきだ」と語っていた。
確かに、自公過半数割の可能性さえ見える中で、仮に野党協力不在によって、ギリギリ自民中心の政権が維持されるとなれば、野田氏の責任は極めて大きいと言わざるを得ない。
このままいくと、立憲は選挙で共産の協力を得られないだけでなく、選挙後も、維新や国民などが是々非々で自民補完勢力として動く中で、大きな図体を持て余す無用の野党第1党になる可能性すらある。
ここで終わっては身も蓋もないので、政権交代が起きなくても何か望みはないかと考えると、微かな希望がないわけではない。
それは、裏金事件という自民党が犯した大きな失策で与えられた政権交代のチャンスを野党が活かせなくても、もう一度、自民党が野党に大きなチャンスを与えてくれる可能性があるという話だ。
中でも一番ドラスティックなのは、来年の参議院選までの間に、反石破の空気がさらに盛り上がり、高市グループ、旧安倍派などが、野党の不信任案に賛成または棄権などをすることで、不信任を可決させ、石破内閣に解散か総辞職を突きつけるという展開だ。もちろん、このような反党行為には、除名などの厳しい処分をせざるを得ない。その先には、自民党の分裂、維新や国民と一部の自民党議員の合流などの政界再編が起きるシナリオがほのかに見える。
政権与党であることの重要性を自民党議員は骨身に染みて感じている。そう簡単に党の分裂など起こすはずはないというのが常識的な見方だろう。
しかし、今回は、そうした理性的判断が、石破氏に対する強烈な「恨み」という感情的な要因で捻じ曲げられる可能性があるように思える。政治は理屈では動かないのだ。
そのような展開になれば、与野党を超えた政界再編が起きて、日本政治大転換の始まりになるのではないか。
これもまた、野党の力によるのではなく、自民党の大失策に期待するというおかしな話だが、こうした荒唐無稽とも言える「夢」にすがるくらいしか日本の政治には希望が持てないということなのかもしれない。
古賀茂明
9606
:
OS5
:2024/10/22(火) 16:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e33aef6402771481b8c43d00d898b47f23fcaf9
創価学会の大幹部が「あいつだけは勘弁ならねえ」と激怒…裏金で逆風の「萩生田光一氏」と公明党との間に決定的な溝が生まれた理由とは
10/22(火) 11:14配信
デイリー新潮
学会票は4万4000票あまり
松井氏支援の効果は
かつて将来を嘱望された自民党の元幹部が逆風に喘いでいる。官房副長官、経産大臣、文科大臣、自民党政調会長など幹部職を歴任した萩生田光一氏だ。
【写真】 「祈りは絶対にかなう!」と語った聖教新聞紙面。動画の番組案内も
安倍晋三元総理に近かった萩生田氏は旧安倍派に所属し、一連の裏金問題の象徴的な存在となった。そのため、今回の衆院選では野党の立憲民主党に有田芳生元参院議員を対抗馬として立てられることに。現状、各社の世論調査などでは両者がデッドヒートを繰り広げている。
その萩生田氏にとって手痛かったのは無所属での出馬になったことだろう。石破茂首相は一連の問題を受け、裏金議員の一部を非公認としたが、萩生田氏も例外ではなく、公明党からの推薦も出ていない。
もっとも萩生田氏は折から公明党との関係が不安視されていた。
地元政界関係者が解説する。
「萩生田さんの地元である八王子市は創価大学や東京富士美術館など学会関連施設が多く集まる創価学会の大票田です。萩生田さんは前回衆院選で14万9000票あまりを獲得していますが、そのうち学会票は4万4000票あまり、得票のうち実に30%を学会票に依存していると自民党の中で見られています」
そのため、萩生田氏は地元では公明党・創価学会に全く頭の上がらない状態だった。
「八王子には地元選出の都議で公明党の東村邦浩さんがいます。東村さんは都議会公明党で幹事長を務めるドンのような存在です。萩生田さんが大臣になれたのも、東村さんの支援があってこそ。そのため、萩生田さんは平身低頭で東村さんに接してきました」
萩生田氏が支援者を擁立
その萩生田氏と公明党・創価学会の信頼関係に亀裂が生じたのは昨年5月のことだった。選挙区の10増10減に伴う調整の中で、新設される東京28区(練馬区の一部)について両者で大揉めしたのである。
その経緯を「週刊新潮」は当時、仔細に報じている。
公明党は新設される選挙区の中でも、東京28区で擁立することを狙っていた。しかし、萩生田氏がある候補を立てると言って、強硬だったのだ。
「28区に、八王子の医師で萩生田さんの支援者だった安藤高夫・前衆院議員を自民党候補として立てたのです。支援者だけに、公明党が独自候補を擁立したいと要求しても萩生田さんが安藤さんを外さないのでは、といわれていました」(都連所属の自民党議員)
さらに隣の東京29区でも公明党候補が出馬することを公にしているにもかかわらず、自民党の独自候補を立てる動きが水面下であった。しかも、その候補は萩生田氏を子飼いとする森喜朗元総理がかわいがっていた人物だったのだ。
こうした一連の動きが創価学会の怒りを買った。
「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」
公明党の石井啓一幹事長が会見でそう語ったほどである。中でも激怒したのは創価学会の大幹部として知られる佐藤浩副会長だった。
「菅義偉元首相との強いパイプを活かし、政治担当として学会に君臨してきました。自公で何かトラブルが起こると最後は、菅-佐藤ラインで解決するということがままありました」(政治部デスク)
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:
OS5
:2024/10/22(火) 16:57:38
“本当にその対応でいいのか”
最近では自公のパイプが弱まっているとされるが、その大きな要因は菅氏が首相を退き、メインプレーヤーでなくなったことも一因と言えるだろう。
その佐藤氏、当時、萩生田氏に対する怒りを周囲に以下のようにぶちまけていた。
学会関係者がささやく。
「佐藤さんは党幹部の中でも28区と29区で譲らない萩生田さんに対する怒りをあらわにしていました。周囲に“あいつだけは勘弁ならねぇ”と怒気を隠すことなく語っていたそうです。佐藤さんは萩生田さんに対し“本当にその対応でいいのか”と念押ししていたのに、何も変わらなかった。佐藤さんは“こちらが折れると思ってなめているんだろう”と怒り心頭だったんですよ」
結局、28区については安藤氏が立候補することになったものの、29区については独自候補擁立を見送った。それでも、萩生田氏と創価学会のしこりは残っているとされる。一方で、今回の衆院選の投開票に向け、公明党との関係改善に向けた動きもあると言われている。
「各社の世論調査などではここのところ、萩生田さんが支持を伸ばし始めているのは事実です。とはいえ、公明党・創価学会の関係が悪化していたことが尾を引き、そのため、学会もあからさまに萩生田さんを支援することはできません。かといって、学会票がそのまま有田さんに流れるとも思えず、事態はまだ流動的です」(先のデスク)
自らの振る舞いが招いた事態とはいえ、萩生田氏は今回の逆風から、当選を果たすことができるのか。
デイリー新潮編集部
新潮社
9608
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:19:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ebd035a51c1632d865152744a4af54fff506f4
石破首相〝戦後最短内閣〟の危機 衆院選終盤情勢で永田町に衝撃、自公で過半数割れの可能性「有権者に見透かされている」
10/22(火) 17:00配信
産経・FNN調査
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が公表した衆院選(27日投開票)の終盤情勢調査(19、20日実施)が、永田町に衝撃を与えている。石破茂首相(総裁)率いる自民党は大きく議席を減らし、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性があるという。一方、立憲民主党は大幅増の勢いという。石破首相は1日に就任したばかりだが、「戦後最短内閣」の危機に直面している。
「石破首相は、衆院選の勝敗ラインを『自公で過半数』と明言した。公約の一番には『ルールを守る』と掲げた。早期解散や政策を含め、決裁者は首相自身だ。自公で過半数割れなら、責任論は不可避だろう」
自民党ベテラン議員は大逆風の中でこう語った。
産経・FNNの情勢調査によると、自民党は公示前の256議席から、小選挙区と比例代表を合わせて「60議席程度減少」する可能性がある。公明党を加えた与党全体でも、公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだという。
これに対し、野党第1党の立憲民主党(公示前98議席)は「50議席程度増やす」見込みで、国民民主党(同7議席)は「15議席程度を積み増す」勢いという。共産党(同10議席)も数議席増の可能性がある。日本維新の会(同43議席)は議席維持が困難な情勢だという。
ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた政治団体「日本保守党」は、公職選挙法上の「所属国会議員5人以上」の政党要件を満たす可能性がある。
石破政権が大苦戦に見舞われている背景としては、石破首相の「変節」や「豹変(ひょうへん)」、安倍晋三元首相を「国賊」と罵倒した人物の入閣、すでに処分を受けた政治資金「不記載」議員に対し、新たに「非公認」「比例重複を認めず」という対応を決めたことがありそうだ。
自公両党で過半数割れなら、石破首相は政権を維持するため、新たな政党の連立参加や閣外協力を模索する展開になるとの見方が浮上している。
ただ、野党幹部は「選挙結果は『国民の審判』であり、過半数割れなら『石破内閣はノー』ということだ。連立の枠組み拡大で延命したら、民意の無視にほかならない」と批判する。
ちなみに、戦後、首相の在職日数の最短は東久邇宮稔彦王(ひがしくにのみや なるひこおう)の54日。石破首相はこれを更新するのか。
政治学者の岩田温氏は「自公で過半数を割れば、『石破内閣の総辞職』もあり得る。石破首相には当初の発言を翻して早期解散に踏み切ったことに始まり、ウソが多い。不記載議員への『非公認』対応なども基準が明確ではない。(時事通信の)内閣支持率が危険水域(28%)だったことも含め、有権者に見透かされている。戦後最短内閣になる可能性はゼロではない」と語った。
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