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自民党スレ
5921
:
名無しさん
:2020/12/14(月) 17:09:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/613edf85e6dbf0afa96ad8f8b8a5c5d89a9892d9
「安倍政権を引っ張った官邸官僚」を菅首相が一掃した本当の理由
12/14(月) 11:16配信
菅義偉首相の登場で、政治と官僚の関係はどう変化したのか。ジャーナリストの財部誠一氏は「菅首相の人事権を盾にした強権ぶりが突出し、あたかも霞が関の官僚たちが萎縮しているという報道が目立つ。しかし、彼らはメディアが騒ぐほどの弱者でもなければバカでもない」という――。
■現職の官房長官が「雑誌で人生相談」という異例
まさか9月に総理になるとは誰も思っていなかった今年の春、菅官房長官が『プレジデント』誌に人生相談の連載を始め、話題になった。自分も若かりし頃、新聞の人生相談のコラムを読むのが好きだったという。
自らの体験を通じて相談者に親身になって答える文章からは、連日の記者会見で見せてきた官房長官の厳しい顔つきとは違う人間味が感じられた。いやそれ以上に、そもそも現職の官房長官が雑誌で人生相談の連載をすること自体が異例である。連載を始めた直後に菅官房長官に会う機会があった。
「なぜプレジデントで人生相談など始めたのか」
尋ねてみよう思っていた矢先に、菅官房長官が「じつはこんなことを始めた」といって嬉しそうに連載のコピーを見せられた。自慢するネタはいくらでもあるだろうに、殊の外、嬉しそうであった。政治家という目指すべき道も見えていなかった悩み多き時代に、新聞の人生相談のコラムが励みになったから、その恩返しのようなものだという答えだった。そこに嘘はないと思う。
自民党の長い歴史の中でも親譲りの「地盤、看板、カバン」のまったくない非世襲議員が総理総裁になるのは約30年ぶりだ。徒手空拳で総理にまで成りあがった菅義偉という政治家はやはり特別な存在だ。人情の機微にふれる一面と、強面の凄みが同居しているのだが、一般的には後者のイメージが強い。
典型的な例は人事権を盾にした菅の霞が関支配だろう。
■「官僚はみな菅さんのことばかり気にしている」
「官僚は誰も安倍さんなどみていない。みな菅さんのことばかり気にしている」と官房長官時代もよく言われたものだ。それがいまや国家の最高権力者となったのだから、その“威光”は尋常ならざるものがある。当然の帰結として、それを不満に思う官僚やOBからはその強権ぶりがマスメディアに流れてくる。
2020年9月16日に菅内閣が発足する数日前から、菅に左遷させられた官僚の恨み節が複数のメディアで紹介された。
「菅官房長官に意見して“左遷”された元総務官僚が実名告発『役人を押さえつけることがリーダーシップと思っている』」(AERA dot. 2020年9月10日)、「『菅義偉さん、やっぱりあなたは間違っている』…“左遷”された総務省元局長が実名告発【全文公開】」(文春オンライン 2020年9月16日)がある。
事実、菅は第1次安倍政権で総務大臣となりふるさと納税制度を導入する際にも、また官房長官時代にも総務省の局長を左遷している。飛ばされた本人が実名で告発するのだから説得力がある。だがこの元総務局長に対して霞が関から同情の声は聞こえてこない。それどころか取材をしてみると他省庁の局長クラスからは芳しくない評判が伝わってきた。菅に近いある某省の局長は「左遷されて当然の役人だった」という。
■現役の幹部官僚の意外な本音
以下は拙著『冷徹と誠実 令和の平民宰相 菅義偉論』からの抜粋だ。
「実名告白した元総務官僚Hさんは自己正当化のコメントを多数していますが、事実とはかなり違います。菅長官の指示は、寄付先の自治体への申請と、地元の税務署への電子申告と二度手間になっているのは使い勝手が悪すぎるから『ワンストップ化せよ』というものでした。ところが彼はツーステップの現状を何も改めず、さも『ワンストップ化』したかのようにごまかす画づくりをした資料を提出したり、自民党税制調査会の『検討資料』にも一見前向きながらじつは先送りしてしまおうとしたり、これだけでも十分更迭に値する所業ですが、それだけではなかったようです」
この局長は菅との関わりが深いだけに、贔屓(ひいき)の引き倒しというか、忖度(そんたく)感情がまったくないとは言い難い。そこで菅との接点が少ない他省庁のある現役局長にも尋ねてみた。すると、まったく角度の違う返事が返ってきた。
「マスコミは面白おかしく取り上げますからね。この総務官の元局長だけではなく、退官後に政権批判を繰り返す元文部次官とかいますけど、現役官僚はみな呆れていますよ。房長官時代から菅さんが恐れられていたのは事実ですが、ある意味もう慣れっこになってしまった面もあるのです。役人は局長まで昇進すると、長年自分の温めてきた自分の政策ができるぞと思える。それをまっすぐに菅さんにぶつけるのをためらうことはない。少なくとも私はそう考えています」
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