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自民党スレ

4042チバQ:2020/03/31(火) 17:39:05
■「安倍1強」の終焉を予告

 だが、このことだけをもって安倍内閣が今後も安泰だと考えるのは早計である。なぜなら、大震災と感染症は、被害が拡大する時間的な要素がまったく異なるからである。

 大震災は、発生時点もしくはその直後数日間が最悪の状態であって、その後は対応が早いか遅いかの違いはあったとしても、復旧、復興は進み、しだいに状況は改善されていく。

 これに対して、今回の新型コロナは発生以降、徐々に被害が拡大している。日本や世界は今、最悪の状況に向かっている途中なのかもしれない。

 被害の拡大は、政府の新型コロナ対策の失敗を意味する。失敗すれば当然、国民の批判の矛先は現内閣に向けられるだろう。

 そういう意味では、新型コロナ対策は、安倍内閣の命運をかけた戦いだと言っていい。

 安倍政権はこれまで学校休校、入国制限、渡航制限、特措法制定など様々な対策を立案し実行に移してきた。これらは国民からそれなりに支持されている。

 だが、安倍首相の足元の自民党内からはこんな声も聞こえてくる。

「首相の一連のコロナ対策は、『僕はリーダーシップとっていますよ』というアピールにみえる」

 皮肉を込めてこう話すのは、自民党中堅議員だ。アピールだろうがポーズだろうがパフォーマンスだろうが、効果的な施策が打ち出されているのならば、ケチをつけられる謂れはない。

 だが、政策的にはそうであっても、政局的には少し違った視点からみる必要がある。

 野党ではなく身内の自民党内からこういう声が上がること自体が、安倍1強時代の終焉を予告し、政局の大きな節目が近づいてきた兆候ととらえることができるからだ。


■重要な意味を持つ「安倍・岸田会談」

 また、この中堅議員は、押しも押されもせぬポスト安倍の有力候補である岸田文雄自民党政調会長に比較的近い人物だったので、自民党内でその意図について様々な憶測を呼んだ。自民党総裁選をにらんだ布石のように聞こえたからだ。

 仮に安倍首相が新型コロナ対策に失敗した場合、政権の求心力は衰える。そういう事態に備えて、次の首相を目指す岸田氏は戦略の変更を迫られている。これまで岸田氏は安倍首相に歩調を合わせることで、禅譲路線を貫いてきたからだ。

 安倍首相から事実上の後継指名を受けることこそ、これまでの岸田氏にとって首相の座への近道だった。

 岸田氏は有力候補だとはいえ、岸田派が抱える議員数はそれほど多くない。多数決による自民党総裁選を見据えて、岸田氏としては安倍首相を擁する党内最大派閥の細田派の支援はほしい。

 だが、安倍首相が失脚した場合、その路線は裏目に出るかもしれない。安倍首相の影響力が低下すれば、細田派が一枚岩の対応をとれるとはかぎらないからだ。

 このため、今の岸田氏にとっては、安倍首相が今後も安定的に政治力を維持した場合の保険として禅譲路線を維持しつつも、そうならなかった場合に備えて、安倍首相や首相周辺から嫌われない程度に独自色を打ち出す戦略が求められる。

「安倍首相の力を借りなくても、岸田氏こそ首相にふさわしい人物だと思ってもらえること」(岸田氏周辺)

 が重要になるからだ。


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