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自民党スレ

6498名無しさん:2021/02/19(金) 10:30:34
>>6497

女性の活躍は、国の衰退に繋がらない
 問題はこうした現状を「おかしい」と思わない土壌だ。「女性という属性で差別はしていない。実力で判断している」との言い訳も聞くが、もしその通りだとすれば、女性議員の割合が9.9%の衆議院では「女性の実力は男性の10分の1にも満たない」ということになってしまうのだ。そこにフェアな競争原理が働いていないことは明らかで、そうしたいびつさが政治を歪める主因となっている。

 女性が政治で活躍することは、国の衰退に繋がらない。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は絶大なリーダーシップを発揮して世界政治をリードしているし、台湾の蔡英文総統やニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は新型コロナウイルス感染症の蔓延を見事に抑えている。活躍の場を与えられれば、能力を発揮できる女性は多いのだ。

 その実証をスペインで見ることができる。スペインはもともとカトリック教徒が多く保守的傾向が強かったが、全体主義的なフランコ政権下では女性の権利は全く否定されていた。

 しかしフランコ大統領が1975年11月20日に死去して独裁が終わると、民主主義が復活。ゴンザレス首相の下で女性の参政権が復活し、サパテロ大統領の下では男女共同推進政策がさらに推し進められた。

 ここで重要な点は、2004年の組閣で女性副首相(筆頭)など8名の女性閣僚が抜擢されたことと、2008年に平等省が創設されたことだ。

 女性登用の方針は現在のサンチェス政権にも受け継がれ、2020年1月の内閣改造では、23のポストのうち11を女性に当てがった。

 副首相枠である4つのうち、筆頭副首相をふくむ3つのポストは女性が占め、外相や国防相、財務相など要職も女性が獲得した。首都であるマドリード市の前市長と前々市長も女性であり、バルセロナ市の現市長も女性が就任している。

 そのおかげで、スペインのジェンダーギャップ指数は世界8位で、経済分野では72位(日本は115位)、教育分野では43位(同91位)、政治分野では8位(同144位)を占め、保健分野(スペインは93位で、日本は40位)以外では日本より優っている。

 こうした事実を踏まえれば、やはりクオーター制などを導入することで、客観的かつ大胆な改革を行う必要がある。決して旧い考えにとらわれがちな一部のトップの独断によって決めるべきではない。


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