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自民党スレ

8807OS5:2023/09/08(金) 15:41:22
■経済政策は情勢に応じて柔軟に変えていくもの

 退陣後の安倍氏が、自分の砦として保守派を強化する必要があり、総理在任当時より保守的な主張に傾いていたのは事実だ。ただ、それ以外の主張を安倍氏が許さなかったのかといえば疑問であるし、派閥外の岸田首相が保守派の主張に沿っていないと攻撃するのも見当外れだ。

 財政均衡論を主張するのは保守派としておかしいとか言う人もいるが、本来的には健全財政主義が保守主義らしい主張だし、経済政策はその時々に応じて君子豹変が必要なのだから、安倍派が最晩年の安倍氏の意見を金科玉条にするのはおかしい。

 アベノミクスが大成功とならなかったのは、金融財政政策に頼りすぎ、地道な産業強化策などが不十分だったからだろう。一部の経済ブレーンたちが、もっと大胆にマクロ経済政策をすれば良かったと自己弁護し(薬が効かないといわれた医者が、量を増やせば効くだろうというようなもの)、それに晩年の安倍氏も乗せられていたところはある。それでも、安倍氏がある時期主張していたことに拘泥しないことを「裏切りだ」などと批判すべきではない。

■安倍氏だったらLGBT法案をどうかじ取りしたか

 LGBT法案の一部に安倍氏が難色を示していたことから、推進派の稲田朋美氏を「裏切り者」扱いする大合唱が保守派から起きたが、安倍政権時代に法案化は方向付けされていたし、安倍氏が保守派の大勢ほどLGBT政策に後ろ向きだったわけでない。

 安倍氏が、LGBT法案が皇位継承問題に悪影響を及ぼすと危惧していたと主張する人もいる。伝統的な性についての価値観が揺らぐことは、皇室にとって頭痛の種だが、それを理由にLGBT政策を歪めるべきでないし、安倍氏が懸念を側近に漏らしていたとしても、マイナスにしかならないから、公にはそんな発言をするはずがない。

 安倍氏が、保守派が喜ばない政策を実行したことも思い出すべきだ。先ほど功績として紹介した習近平主席の国賓招待や韓国との慰安婦合意、TPPやEPA(EUとの経済連携協定)の締結などは、保守派にとっては面白くないはずである。

 安倍政権の政策に対して猛攻撃をしていた保守派の人たちも多いが、それは安倍氏に対する裏切りだとは思ってないだろう。なのに、安倍派の議員が個別政策で中道リベラル寄りの意見を持ったからといって裏切り者扱いすることはおかしい。


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