「何故だかは知りませんが、私に『スタンド』が発現したようですね。ここ最近私の周りには多くのスタンド使いがいました。それに加えプッチ神父、貴方と戦うことが原因となって、能力に目覚めたのでしょう。この能力は、天国を守るために生まれた能力。名づけるならば『Stay away from heaven』っ!!」
くわっ!っと目を見開き小さいがプッチのところまではっきりと聞き取れる声で言った。
「ふん。『Stairway to heaven(天国への階段)』で目覚めた能力が『Stay away from heaven(天国から離れろ)』とはな。うまく言ったものだ」
言ってしまえばかなりヤバイ状況にもかかわらず、プッチは不自然なまでに落ち着いていた。似つかわしくないジョークを言えるほどに。
「悪には悪の救世主が必要」というのも大事です。一方で「自分の都合だけで動かす吐き気を催す邪悪」というのも大事です。そこに気付かず動いている者が善であるのなら、なおさら。
思うんですよ。ペリーコロさんがすべてを知っていて、その上でサルディニア島から離れたブチャラティ達の前に立ちふさがったら彼らは倒せるのかと。スタンド使いというのを差っ引いても。
以前のディアボロであれば吐き気を催す邪悪度がアップしていいのですが、このお話の後のディアボロなら意志を継いで戦っている者感があるのでは…そう取っていただければ。ちょっとごちゃってしますが。
「E 's Il Nome Della」内のお話も先が気になるからほらもっと遊んで遊んで!