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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6

498ピュゼロ:2016/03/04(金) 07:30:40 ID:6aKA4RoY0

 もちろん、準一級資格保持者である魔理沙が尻穴を狙われる道理はどこにもない。しかし古来より「無理を通せば道理が引っ込む」という言葉が体現するように、道理のヤツは「アッー!」とヤられてしまうのがお似合いなのである。魔理沙が普段無理をツッ込む側であるというのもまた都合が悪かった。
「……八雲紫はお前が異変に首を突っ込む事をこころよく思ってはいない」
「……んあ?」
「好きにしろ、か。ふん、してもいいけどね」
「三食つくならペットも考える。週末は休みが欲しいな」
「お前を――お前を、お前をもし本当に好きにしたなら、あの悪食の馬鹿が噛み付いてくるからな」
「……」
「狂犬だよ、実際。人間と妖怪とのけじめなんかハナッから無視してかかる奴だ。忌々しい。守矢の風祝の比じゃない」
 魔理沙は帽子のつばを掴んでじっと俯いたまま、答えない。
 件のお節介焼きをどうも毛嫌いしているようだとか、最初の目的だとか、もうそんなものはどうでもよくなってしまっていた。わけもわからないままムカムカとしていた。腹の底が熱かった。こんなに熱くなったのは初めてキン肉マン2世のオープニングを聞いた時か、実家を飛び出した時以来かもしれなかった。
「あいつの名を……あのクズの名を出すな……」
「おお、怖い怖い」


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