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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6

211東方魔蓮記第四十八話:2014/08/31(日) 22:12:34 ID:H2LI50Qg0
ディアボロが予想していた事態は、お互いに何もしていないなのに起きてしまった。
ディアボロは咄嗟に射命丸の前に立ち、弾幕を全てその身で受け止めながらも、なんとか踏ん張って耐えきる。
イエローテンパランスがなければ、ダメージをもろに受けていただろう。
「な……!?」
「!?」
女性はディアボロが射命丸を庇ったことに、射命丸はいきなり攻撃されたことに驚きを隠せなかった。
「新聞記者!早くこの場を離れろッ!何故かはわからないが、あいつはお前に敵意を抱いているッ!」
ディアボロはすぐに闘う構えを取りながら射命丸に警告する。
そしてすぐにマミゾウに目配りをし、
「護衛は任せたぞ」
マミゾウに射命丸の護衛を指示する。
「承知したぞい」
マミゾウはディアボロの言うことに従って、移動する射命丸を庇いつつその場を射命丸とともに離脱しようとする。
「させぬぞ!」
女性はそう言ってもう一度射命丸に狙いを定めるが、その時に移動する対象に集中していたのが失敗だった。
女性の視界から外れたのを理解したディアボロはすぐにイエローテンパランスを両手から引っ込めると、ハーミット・パープルを出して女性に絡みつかせる。
「なっ……!?」
絡みついたハーミット・パープルは、すぐに女性を縛り、締め付ける。
手首も足首も縛ったことで、物を投げつけるなんてことも女性にはできなくなった。
前兆の無かったその感触に女性は驚きの声を上げ、そちらに気を取られた隙に射命丸とマミゾウはその場から逃げることができた。
「いきなり何をする!?」
ディアボロはハーミット・パープルを緩めることなく、突然射命丸に攻撃してきたことについて女性に問いかける。
「お主の方こそ、何故妖怪をかばう!?」
女性の方は、先ほどのディアボロの行動が理解できないとばかりに彼に問い詰める。
「護衛をすることになったなら、目的の場所まで送り届けるまでその仕事をするのが常識だ」
ディアボロはそう言って女性を睨む。
「送り届けた後に護衛の対象がどうなろうがもう関係ないが、今はまだ仕事は終わっていないからな」
『元』とはいえギャングらしい考えだが、部下に自分の娘を護衛させておいて送り届けてもらったらすぐに殺そうとしたのはこの人です。
「あいつが目的の場所に辿り着けるまで、俺がお前の相手をしてやる」
ディアボロはそう言って、クレイジー・ダイヤモンドを出す。

弾幕はイエローテンパランスのおかげで全く効かず、何か道具をディアボロにぶつけようにも、精々造形が少し崩れるぐらいだ。
なんせこのスタンド、変装時にスタープラチナにぶんなぐられても中の人は平然としていられるほどの高い防御性能を持っている。

女性は自分が『何かに縛られている』のは目の前の男の仕業だと考え、先ほど射命丸に攻撃を仕掛けたときよりも多い量の弾幕を撃ってくる。
だがディアボロは焦ることなく、ハーミット・パープルの縛りを緩めずに耐え続ける。
「くっ……放さぬか!」
先ほどの大量の弾幕を軽傷で凌ぎきったことで、女性はなんと炎を出してきた。
「!!」
ディアボロにとっては予想外だが、女性からすれば、相手が物理攻撃に耐性を持っていて、かつ自身が拘束されていて動けないときには自身が使える最善の一手だろう。
「放さぬというのなら、これでもくらうがいい!」
女性はそう言って、炎をディアボロに向けて浴びせる。
流石にそれはマズい。イエローテンパランスのない両手は火傷を負うだろうし、イエローテンパランスがはじけ飛んでディアボロの制御から離れ、ハーミット・パープルにくっついてディアボロにダメージを与える事態になるのは避けたかった。
ディアボロはハーミット・パープルを解くと、その炎を回避しながらイエローテンパランスに両手を覆わせる。


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