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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6

522東方魔蓮記第五十八章:2016/03/25(金) 22:35:57 ID:42MfejZo0
「だが、あいつらはあいつらでスタンドについて勘違いをしている」
「ほう、どのような勘違いかのう?」
ディアボロの発言に、マミゾウは興味を示す。
彼女は亀の中にある漫画は読んでいない。故にスタンドに関する知識は意外にも浅いのだ。
「せっかくだ、この場で少し教えるとしよう」
「スタンドは『血脈』『技能を極めること』『道具の使用』の3つのパターンによって新たに発現することが確認されている」
「これだけ聞くと、『道具の使用』が一番簡単に思えるのう」
血脈は自分ではどうにもならないし、技能を極めることによる発現も長い時間がかかる。
マミゾウの言う通り、『道具の使用』が一番簡単に思えるだろう。

「そう思いがちだが、この選択肢には致命的な欠点があってな」
マミゾウはその言葉を聞いて眉をしかめる。
誰にでもチャンスがあり、最も手頃で楽そうな道。しかしてその道を踏破できなければ……。
「『自分だけのスタンド』を覚醒させるために道具を使う場合、素質がなければ死んでしまうという難点がある」
「…………」
一瞬マミゾウの表情が強張った……ような気がした。

「そんな欠点があったとはのう……楽な手段で力を欲するならば、相応の覚悟はせねばならんということじゃな」
「それにスタンドは本来幻想郷には無い力だ。覚醒させる道具も確認されていない以上、俺以外に発現する奴が現れるとも思えない」
二人はそんな会話をしながら、命蓮寺への帰路を進んでいく。
実際には死にかけながらもとあるスタンド使いのおかげで生き延び、スタンドを発現させた例がある。
しかしあれは特殊な事例。そう何回も起きうる奇跡ではない。

「ならば、お主の使うあの円盤はどうなるんじゃ?」
「あれは他人のスタンドを円盤に封じ込めた物だ。入手経路については黙秘するが、あれは適性がないと円盤が弾きだされる」
「それなら死ぬ可能性がない分まだマシじゃな……」
マミゾウは苦笑いを浮かべながらも、黙秘された入手経路に興味を抱く。
だがそれを言葉にはしない。どうやっても教えてくれないだろうと理解しているからである。

「それにスタンドを発現させても、闘争心がなければ暴走して自分自身を衰弱させることになる」
「と言っても、このパターンは1度しか確認されていないがな」
ホリィ・ジョースター。ジョセフ・ジョースターの娘であり、とても穏やかで優しい人物。
だが、それ故に彼女には闘争心が人よりも薄く、自身が発現したスタンドによって生命の危機に瀕することとなる。
そして彼女を救う唯一の手段こそが、DIOを撃破すること。
それが、スターダスト・クルセイダーズが始まるきっかけとなった。


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