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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6

210東方魔蓮記第四十八話:2014/08/31(日) 22:12:02 ID:H2LI50Qg0
ここが神霊廟か……見事なものじゃ」
今3人は、『入口』を通って神霊廟へと到達したばかりである。
一度写真で見ていたとはいえ、目の前に広がる光景には、ディアボロもマミゾウも射命丸も驚きを隠せなかった。
「新聞記者。どこから見て回る?それとも聖人を先に捜すか?」
ディアボロは射命丸を見ながら彼女に問いかける。
その質問を聞いた射命丸は少し考えて……
「先に聖人を探します。ついてきてください」
そう言って動き始めた。ディアボロとマミゾウもその後についていく。
「(迂闊に動いてひどい目にあわないといいが……)」
ディアボロはそう思っているが、射命丸は取材相手には礼儀正しいことは知っている。
……そう、『取材相手には』である。
白蓮に仕える者がいるように、聖人にも仕える者はいないとは限らない。
その者と射命丸の仲が嫌悪になって、聖人に取材ができなくなるのはディアボロとしても困る話だ。
だから、そのあたりはうまくディアボロとマミゾウでフォローしていかないといけない。

射命丸の後に続き、ディアボロとマミゾウも神霊廟の中に入る。
「初めて入る建物なのじゃ。はぐれてしまわぬよう気を付けなければならぬのう」
「ああ。この年で迷子になるのは勘弁だ」
そんな会話を二人でかわしながら、周囲を見渡す。
「誰も見当たらないが、『呼んでみる』か?」
ディアボロは二人に目配りしながら質問をする。
「勝手にうろついて怪しまれるよりはよいかもしれんのう」
「……そうですね。相手も取材をしに来たと分かれば警戒をしないはずです」
マミゾウと射命丸もその提案に賛成する。
「決まりだな」
ディアボロはそう言ってもう一度あたりを見回す。
「誰かいるか?」
ディアボロはとりあえず、誰かいるかどうか確認するために呼びかけてみる。

………

返事はない。

「どなたかいらっしゃいませんかー?」
射命丸はより大きな声で呼びかける。

………

「……誰か来るぞ」
返事は無かったが、誰かの気配がするのはディアボロには分かった。



「よくぞここにまいられた」
そう言って姿を見せたのは、古風な服をきて、大き目な帽子をかぶった灰色の髪の女性。
「…………」
だが、その直後に彼女は黙ってしまう。
「………?」
射命丸は疑問に思うが、ディアボロはあることに気づいた。
この女性は射命丸を睨んでいる。いや、『睨んでいるだけ』ならまだマシだった。
「(射命丸とこいつは初対面のはずだ。なのになぜ)」
女性が凄まじい量の矢の形をした弾幕を撃ってきて
「(『敵意』を抱いている……ッ!?)」
それに反応してディアボロは動きだした。


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