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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6
491
:
ピュゼロ
:2016/03/04(金) 07:11:53 ID:6aKA4RoY0
実に奇妙な話であるし、魔理沙も又聞きでしかないから詳しくは知らぬのだが、幻想郷には忘れられたものがたどり着く事もあるらしい。何度か出向いた無縁塚、半ば紛れていた荒地は、魔理沙の目には酷くわびしいものに映った。いらぬ物、打ち捨てられた物々。すでに意味も価値も失せた品とその残骸たち。
あいつは「あれら」の一つなのだ。
幻想郷とそれ以外とを隔てる見えない知らない壁。……境界。
魔理沙自身でさえどうにもならぬ、堅くて遠い、向こう側の領域の話である。
境界をどうにか出来そうなのは、人間かそれ以外か、幾人かはいるだろうが、中でも確実だと思えそうなのはそのものずばり「境界の管理人」。
そして博麗神社だ。
あそこにドッピオをつれていくのは簡単だろう。大した苦労ではない。それこそ、魔理沙は年がら年中、三日とおかずに霊夢の顔を見に訪ねているほどだ。
けれどもし、駄目だったら。
彼がすでに「忘れさられたヤツ」であるといわれた時の事を思うと、魔理沙は一歩踏ん切りがつかないでいた。だったら初めから、あるかないかの希望を捨てて、端ッから里への移住をすすめた方が、いいんじゃないのかとも――思うのだ。
頭を掻き毟って、うああと呻いて、鍋の頃合を見て、だぜだぜ呟いて。
腹が減った魔理沙は、とりあえず夕食にしようと決めた。
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