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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6

1まるく:2014/02/16(日) 22:26:33 ID:fZg91gZ20
前スレが980を超えそうなので先立てしておきます。
SSを投降する際全部投下できるか、次のスレが立っているかどうか確認するだろう?
誰だってそーする 俺だってそーする。

埋めきるまではPAD5ですかね?

2セレナード:2014/02/21(金) 21:06:33 ID:c7ABzBYY0
PAD5、埋め立て完了ですね。
まるくさん、ありがとうございました。

上半身が裂けた状態の無言で歩いてくるプッチか……考えたら怖くなってきました。
そしてDIOが去りゆくことになくレミリア……父親か兄の後ろ姿のようにでも思えていたんでしょうかね。

3サイバー:2014/02/21(金) 21:25:36 ID:.YGIs7060
>上半身が裂けた状態の無言で歩いてくるプッチか……考えたら怖くなってきました。

自分でもそれを考えたら怖くなってきました・・・・自分で描いてるのにww

>そしてDIOが去りゆくことになくレミリア……父親か兄の後ろ姿のようにでも思えていたんでしょうかね。
同じ吸血鬼だったからフラン以外の同じ種族みたいな感じで家族と思っているんじゃないですかね。

4どくたあ☆ちょこら〜た:2014/02/22(土) 14:49:26 ID:SyhpPAgM0
サイバーさん、投稿&埋め立てお疲れ様です!
ここのプッチは『ディアボロの大冒険』のディアボロと同じく、あらゆるスタンドの【DISC】を持っている、ということでよろしいでしょうか?使用回数制限とかは無いんですかね。

勝った!紅魔館編完!!
【キング・クリムゾン】を使わざるを得ないほど追い込まれているディアボロは今どこで何をしているのか、次回も楽しみにしております。

5サイバー:2014/02/22(土) 17:47:52 ID:QabZ7n8o0
>ここのプッチは『ディアボロの大冒険』のディアボロと同じく、あらゆるスタンドの【DISC】を持っている、ということでよろしいでしょうか?

全てのスタンドのDISCを持ってるわけではありませんが他にもいろいろ
なDISCを持ってる予定です。使用回数ゥ?そんなもんねえよォ!

>【キング・クリムゾン】を使わざるを得ないほど追い込まれているディアボロは今どこで何をしているのか

ディアボロ「!?・・・まさか・・・またGERの影響か・・・?」
???「なぁ〜あんたさんよぉ〜そんな所で蹲って大丈夫かぁ〜?」
ディオボロ「ッ!?」
ディオボロ「いま俺は・・・・人に近づいたら良い事などない・・・」
ディアボロ「こっちに来るなッ!来ないでくれッ!」
???「なんだよなんだよぉ〜心配して声かけてやったのにそれはないぜぇ〜」
???「こわがんなよぉ〜別に怪しいもんじゃないぜぇ〜?」
ディアボロ「また・・・また始まったんだ・・・・「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」の効果が・・・」
ディアボロ「こ・・・来ないでくれ・・・」ズリズリ・・・
ディアボロ「俺の・・・俺のッ・・・」

ディアボロ「俺 の そ ば に 近 寄 る な ァ − ! !」

            「キングクリムゾンッ!」
???「あれぇ〜?あのピンク髪の奴どっかいっちまったよぉ〜」
???「まいっか〜別にどうでもいいしぃ〜♪」

みたいな感じに今してます。

6まるく:2014/02/22(土) 22:47:36 ID:xOPXXY6Y0
サイバーさん投稿お疲れ様です。埋め立ても。予告どおりでしたね。

こちらも一通り出来上がりましたので、投稿しますね。

7深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 2―:2014/02/22(土) 22:49:32 ID:xOPXXY6Y0
 写真を受け取ったドッピオは、雲から降りて石畳の傍らに適当に座り込む。
 手にしたものを、じっと見つめる。

 一つは森の中。ほとんど光がないことから夜なのかもしれない。もちろん単純に深い森の中という可能性もある。
 中の男はカメラに向かって恐怖の表情と悲鳴をあげている。物言わぬ写真越しにもそれは伝わってくる。
 二つは湖のほとり。写真のメインは緑髪の羽の生えた少女なのだろう。少しはにかむ顔のその後ろ、湖の中から這い上がるように。
 中の男は何とか岸に着いたといった疲れ切った表情。湖に浮いた氷から察するにかなりの低温を泳いできたに違いない。
 三つは建物のそば。朽ちた建物にもたれかかり、追い立てられたウサギのように怯えている。
 中の男は頭を抱え、少しでも隠れようと陰に逃げ込んだのだろう。そこを撮影した、と考えられる。。

 どの写真にもその男は写っており、一様に恐怖の感情を浮かべている。
 だが、一つ目の写真は『これから起こることに対しての恐怖』に対して二つ、三つ目は『既に起きた事柄に対しての恐怖』であるようにも感じられる。
 時間帯、場所はどれもバラバラとしており写真からは読み取ることは難しい。

「……ねぇ」
「この写真はどこで撮ったんだい?」
「この写真はどこで……あ?」

 手に持った自分のカメラをいじりながら顔を合わせずにはたてはドッピオの質問を先取りする。

「情報は交換よ、交換。あなたが何か提供したら私も一つ提供する。先に出すのはあなた」
「……なんでさ」
「負けたじゃん」

 確かにほとんど敗北していた。が、ここまで来たもののドッピオは彼については全く知らない。見たことも、会ったこともないのだ。
 何故あの時にあそこまで会ったことの無い男が写っている写真を思ったのかはわからない。
 何故かはわからないが、知らなくてはいけない。こみ上げてくる使命感の理由はわからない。

「……こいつは僕と同じ国の人間だろう。たぶん、イタリア人」

 とりあえずわかる情報をひねり出す。自分で言っても苦し紛れの情報とは思えるが。
 人種が同じであれど、自国の人間はどこかわかる。色や種別が同じでも国によっては生活の習慣が違う。そこから生まれる人間性は長らく過ごした者なら感じ取れる。

「……えー、それだけ?」
「何か提供してるだろう」
「まーねー。まー……じゃあ、どっち聞きたい?」

 不服そうだが、一度自分が言ったこと、撤回する気はないらしい。意外と義理堅いというか。
 彼女は自分のカメラと写真を交互に目をやりドッピオに尋ねる。

「その写真をどこで撮ったか。それとも写真についてか。最初の質問かそうじゃないか。どうする?」
「……うーん」

 悩む。どちらも知りたいが、これ以上こちらから提供するものもない。
 次も納得できるような情報でなければ話が打ち切られてしまう可能性もあるだろう。

「……じゃあ、その写真はどこで撮ったか。それを教えてくれないか?」

 少しの逡巡、前者の質問を選択した。
 もしこれ以上答えることができずに情報を得ることができなくても、その場所に行けば何かつかめるかもしれない。
 また、写っている人物、特にこの緑髪の少女。この者に何かを聞くことができる、かもしれない。

「はいよ。まー、こういうのもあれだけどこれ、厳密には私が撮ったわけじゃないんだよね」
「え?」

 自分が撮ったわけじゃない。どういうことか。
 その疑問が表情に出たのだろう。うんうんと頷くとはたては一つの箱状の物をドッピオに放る。
 受け取った手のひら大のそれは、ドッピオでも、誰でも見知ったもの。

8深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 2―:2014/02/22(土) 22:51:24 ID:xOPXXY6Y0
「……カメラ」
「そ。ちょっと前に結構な量が幻想郷に入ってきたからね。これを適当な奴に配って写真を撮ってもらってるんよ」

 ドッピオの手の中に入ってきたものはインスタントカメラだった。
 撮影すればその場で写真が現像される。手渡されたそれは安物で精度の高いものではないが、初心者の写真撮影には十分に足りうるだろう。

「で? それで撮った写真をわざわざ手元に集めて、結果これが手に入ったってこと? 自分のカメラがあるっていうのに」
「いいえ。そこからさらに」

 そう言ってはたてが自分のカメラをいじりだす。
 そして、手元から特に動かさずにカメラのシャッター音を出す。

「うし、ほら、これ見て」

 自信ありげにはたてはカメラの中を見せつける。
 そこには縁側で茶を飲んでいる霊夢が画面に映っている。

「これはちょっと前に文が撮った写真かな? 今適当なワード入れて見せたげたの。他にはねー」

 やや早口で語る。その姿はどこか楽しんでいるようにも見えた。
 自分の事を喋るのは好きなのだろうか。最初のやや愛想の無い時とどうしても比べてしまう。

「ほれ。今度は『外来人』をワードに探してみた」

 再び見せつけた画面にはドッピオに手渡した写真のうち一つが現れている。

「……えーと、つまりどういうこと?」
「わかんないの?」
「全然わからん。説明に言葉が抜けすぎてる」

 正直に思いをぶつけると、後頭部を掻きながら面倒くさそうな表情を浮かべる。
 見せつけて、理解しなければ腐れて。その態度にドッピオも苛立ちを感じてしまう。

「まだ聞きたい言葉が一言も出てきてないぞ。そっちがいろいろ教えてくれるのはありがたいことではあるけれど質問にはそれに合った答えを返してほしいな」
「察せよ、そのくらい……私はね、念写ができるの。わかる? キーワードを添えて使えば、過去に撮影された写真を私の手元にそれにちなんだ写真が見つかる」

 ドッピオの手からインスタントカメラをひったくり、それでドッピオを撮影する。
 シャッターが切られる音が鳴ると少し後からカメラの前面に備えられた口から一枚の写真が出てくる。
 その写真をドッピオへ投げ渡すと、再びはたては自分のカメラをいじくる。

「……あ」
「こういうこと」

 まだ写真は完全に現像されきっていない、黒ぼけた紙切れだがはたてのカメラにはドッピオの何をしているのかわからない呆けた顔が写っている。
 このカメラはドッピオに対しては一度も向けられていないし、そもそも写真撮影された覚えは一度もない。

「流れ着いたそれらをそのまま腐らせるのもあれだし? てきとーな雑魚に渡したのよ。面白そうな何かを撮って楽しみなさいって。
 で、撮られた写真は興味あるものは自然と手元に流れ着く。そう、私の能力ならね」
「……つまり、これは自分が撮影したわけじゃないからどこで撮ったかわからないってことか? 最初に言った通りに」
「あ、でも地名くらいはわかるよ? ほら、この妖精……名前あったかな? こいつの居る場所は霧の湖。山から流れてる川を追ってきゃ着くよ」
「こっちは?」
「情報」

 手のひらを見せつけるように差し出し、開示できる物はここまでと意思表示をする。
 もちろん何も出せるものはないのだが、フリでも、写真を見つめ続ける。
 ……その中で、ふとした疑問。

 今の今まで、先に調べる重要事項があったので後回しにしていた。後回しにしても問題ないと思っていたから。

 ……今のはたての話の中に、とんでもないことを話していなかったか?

 元々写真は何かに駆り立てられるように調べようとしたこと。それよりも前にも疑問を抱いた、もっと根幹的な事――

9深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 2―:2014/02/22(土) 22:52:52 ID:xOPXXY6Y0
「……ねえ、確認なんだけどさ。このカメラって最近幻想郷に、多量に、流れ着いたって言ったよな」
「ん?」

 来たばかりに、聖から聞いた説明を思い出す。噛み締めるように、ゆっくりと。

「こういったものは基本的には幻想郷になく使える者も少ない。けれど外の世界で不要になった、忘れられた物がこちらに流れ着く……簡単だけど、そう聞いた」
「んー、それで合ってるけど……それが?」
「僕が外に居た頃はこれはそれなりに値が張って、それでも便利だからと流行したものだ。
 ……時間が経つに連れて改良されより廉価に、より使いやすく。一般に出回っていった」

 淡々と、それでも自分の中の記憶を探るように。開いてはいけない箱のカギを開けているかのような、恐怖と使命感。
 元々感度の高い種族。はたてもそれに気づき、鋭くドッピオを見つめる。
 そんなはたてに縋るかのように、ドッピオは顔を上げ、潤み始める瞳を晒した。

「なあ……答えてくれよ」

 声が震え、視界の端がわずかに歪む。

「ここは、今は、『いつ』なんだ? 僕が知っていた物が、誰もが持っていた物が忘れられるほど……時間が経っているのなら……」
「悪いけど」

 腰を上げ、乞うように願うドッピオ。
 それとは対照的に、冷たく見下すような視線で射抜くはたて。

「あんたがそれに満足するような答えは持ち得ていないし答える必要もないと私は考える。今この場の交渉は写真の男に対してであり、それをわ しがむぎゅ!?」

 瞬間、眼前には立ち上がったドッピオ、彼ははたての口を覆うように顔を掴んでいる。
 注意はそちらに向けていたのにもかかわらず、この結果になるまで気づくこともできなかった。

「そんな答えを聞いているんじゃあないッ!! 今は一体いつなのか、忘れられるほどの時間が経ったことが……2001年から一体どれだけ経っているんだッ!?」

 上ずった、かすれた声。喉からしぼり出てくるような声量。涙を流しながらの崩れた表情。
 気づいてしまった、恐るべき疑問に対する恐怖ともしそれが是であったとするならの悲しみ。そして、それに対する彼の意にそぐわぬ解答による怒り。
 全てが合わさり合った、不安定な感情。

「むぐ、ぐ、うぅ……!!」

 そして、はたての顎を今にも砕かんとするほどの握力。人間が、これほどの力を発することができるか?
 だが、はたてはドッピオ本人の手の感触の他に、覆いかぶさるように『目には見えないし皮膚で感じ取れないけれども感覚で理解できる何か』が掴みかかっているのがわかる。

「聞いてるかッ!? 答えるのか、知らないのか。はっきり言ってくれるのかッ!?」
「んむー、むー! むーー!!」

 たんたんと腕をタップし、離してほしいと意を伝える。
 それを感じると、彼ははっとした表情を取り、急に身体の力が抜けたかのように膝を、手を着きうなだれる。

「ぷあ、はっ、はぁ……」
「……ごめん。本当に……こんなことしたってあんたがどうしてくれるってわけでもないのに……」

 後ずさりするはたてに対して、素直な感情をもう一度ドッピオはぶつける。

「けれど、あんたが言ったことと、僕が知っていることを合わせたなら、それが本当ならば、僕という存在は、ボスは……」

 もう一度。先の覇気もなく、哀れな弱者のように涙を流しながら乞う。
 ただ一人でここに現れたという虚無感だけではなく、自らの知らぬうちに幾年も経っていた『かもしれない』という事実。
 知る者の安否もわからず、それを知ろうにも忘れられるほどの歳月。

「う、うぅ……っ、ぐ、ひ、っぐ……」

 まだ何もわからない。はたてが間違えているのかもしれない。命蓮寺の者たちが嘘をついているだけかもしれない。そもそも、ここが現実ではない何かなのかも――
 溢れ出る、今を否定する感情。それが表現するのは、ただとめどなく流れる涙。

「…………手を貸して」
「……え?」

 差し出されたのは手のひら一つ。
 そこには無感情にねだるような感情はなく、救いを差し伸べようとする慈悲と自尊。

「あんたと同じ苦しみを抱えている奴を知っている。私が直接答えを言ってもいいけれど結局あんたはさっきみたいになるかもしれないし、そんな湿っぽいのをここで共有する気にはならない」
「……」
「行くよ、守矢神社まで」

10深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 2―:2014/02/22(土) 22:54:43 ID:xOPXXY6Y0



 はたてに連れられ、石畳の先を行く。
 道中、互いに言葉一つ発しなかった。

 守矢神社、聞き覚えはある。あの時は大した紹介もなかったが、博麗神社にいた早苗の家、というか早苗が巫女を務めている神社。
 あの時は通信機の人形や、ここまでの自分の話で終始していて。その時は特に早苗は何か思っている様子はなかった。
 もし自分と同じ苦しみを抱えているのなら、自分と同じ境遇を前にしてあのようにいられるのか。底抜けに明るいだけなのか。
 真実とは一体。

「何用ですか!? ここは神聖なる領域、穢れた……あ、はたてさんこんにちわ」
「ちっす」

 微細な風が吹き抜けたかと思うと、それに乗って舞うかのように早苗が現れる。

「前も似たこと言ってたけどもしかして毎回口上言ってんの?」
「だいたいそうじゃありません? 緊迫感とか出ていいじゃないですか」
「あ、そう。ところでさ、早苗に話を聞いてもらいたい奴がいるんだけど」
「? あ、ドッピオさん!」

 はたての少し後ろに居たからか、今ドッピオの存在に気付いた早苗。

「昨日は霊夢さんの所にいるかと思えば今日はこちらまで……やはり最初の紹介が心に響いたということでしょうか! やはり博麗よりやはり守矢ですね……今回の事でよくわかりましたよ。ドッピオさん感謝します」
「いや、それは関係ないんだけど」

 相も変わらず勢いだけは良い少女だ。
 ドッピオがどう切り出そうか考えたとき、はた、と早苗が止まりドッピオを見つめる。

「……なんか、雰囲気違いますね。こう、言いづらいですけど……表面もそうだけど内面とかもなんだか……」
「ああ、それは」

 先ほどまで泣いていたから。まだ自身の鼻もぐずぐずと濡れていて、涙を流したばかりの顔だと一目で見てわかるだろう。

11深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 2―:2014/02/22(土) 22:55:16 ID:xOPXXY6Y0
 それを説明しようとした矢先、

「……ッ!!」

 突然、何かに気付いたかのように驚いた表情をする。あまりの驚きなのか、漏れ出る声すらも出せぬかのように。
 同時に頬を染め、ありえないといった表情でドッピオの顔を見る。

「ま、まさか一晩で、霊夢さんと、その、いわゆる階段を上ったとか……!」
「は?」
「は?」

 頬を染め顔を背け、それでも目線だけは確認のようにちらちらとよこす。
 突拍子もないその言動に、ドッピオもはたても呆れを隠せない。

「だとしたらあり得ます、男の人がというか男の子が男になった時の変わりようというか、夏休みが終わったらなんというか垢抜けてない同級生の男女がナニをどうやったとかで急にさっぱり全てを理解したかのようなのになってるとかそういう…………」
「おーい」
「でもそんなことを霊夢さんが乗るとは思えないけどもしかしたら家族のいない一人身として人肌に恋しかったからとかボーイミーツガール的な一つ屋根の下の雰囲気に飲み込まれてしまったとか……ああでも神に仕える身としてそーいうのはよくないはずなのにだがしかし逆にそれがいい的なそーいうノリで……」
「早苗ー、聞いてる? 別にそういうのじゃ」

 一人でトランス状態に陥ってしまい、終いには顔面全体を手で隠し何やらぶつぶつと唱えている。
 最初にあった時にも自分の事だけ話すやや勝手な所があったが、あの時はこれほどまでとは思っていなかった。

「……はたて。早苗に会うのは二度目なんだけど。一度目もここまでとは言わなかったけど、とてもさっき聞いたようには思えないんだけど」
「今の顔だってもしかしてすでに自分には相手をしてくれる人がいるっていうのにはたてさんに無理やり手籠まれたとか、そんなことはないでしょうけどどうせやっぱり所詮は天狗で結局女なんですし……アクティブ引きこもりですし若い男が見つかったからって……」
「……今割と自分で言ったことを疑うような感覚に私も陥ってる。ていうか私に対してものすごい失礼なこと言わなかったか今」
「ドッピオさんッ!!」

 急に顔を起こし、強い決意をしたような表情をこちらに向ける。といっても目は完全にパニックに陥っている。おそらく自分で今まで口走っていたこともこれからいうことも本当に理解していないんだろう。
 そんな推測が一目でわかる。そんな決意。

「そ、その、二番煎じになりますですけど、あ、わ、私と、こここ婚前、こ、こっこっこ……」

 噛みながらも、ドッピオの手を取り自分の胸に寄せながら、距離を詰めて話す。
 もしこれが平常時で、何度も通じ合っていたのなら立派な告白だったろう。

「早苗」

 そんな早苗の背面に回り込んでいたはたては彼女を引きはがし、くると自分の方へ体を向けさせる。

「な、なんですか!? 私は霊夢さんにも追いつくため追い越すためにもドッピオさんに手伝ってもらいたくって、それに女同士で、そ、その、そう言った行為は」
「少し眠れ」

 優しく、とてもいい表情で。全てを知ってそれで諭す姉の様な。
 それでいて小さく引いた右腕は、圧倒的な速度を持って正確に早苗の腹部を突く。

「ふぐっ」

 小さく呻いた後は、はたてにしなだれかかりそのまま動かなくなった。

「……何これ」
「この手に限る」

 無重力な巫女に負けず劣らずの風祝。彼女が先陣を切り先までの空気を吹き飛ばした。
 その彼女が自分と近しい存在、のはずなのだが。

「……とても、そうとは思えなくなったけど……」

12まるく:2014/02/22(土) 23:02:40 ID:xOPXXY6Y0
以上になります。
写真の謎…というよりは写真が撮られた過程。わざわざ本人に聞けばいいのに烏天狗が聞くことができなかったのはこういう理由。
まさか10年後にいたとは思えない。周りはむしろ過去にタイムスリップしたかのような時代感覚だというのに。
同じような現代入りした早苗さんはこのありさま。どうなるドッピオ。

次回は、東方の不思議空間について独自解釈を交えた論理で説明が入ります。
納得されない方もいるかもしれませんが…まあ、その時の雰囲気で。

13まるく:2014/02/22(土) 23:17:49 ID:xOPXXY6Y0
投下ついでにアンケートというか、ご意見をいただきたいのです。
必ずしも答えていただかなくてもいいのです。

1.文章が読みやすいかどうか。
小説というかSSにそこまで決まった文体はないので自由にやっているわけなんですが。
自分の書き方として
「地の文と会話文では1行空けている」
「長くなりそうな文章は句読点で改行している」
「会話文の中でも、上のように改行をしている」
と決めてます。wiki内のように横幅が決められているところならいいのですが、したらばのようにブラウザいっぱいまで文章が横に広がってしまうと目が疲れてしまわないかなと。
紙媒体なら自分も問題ないのですが、PC上などだとどうにも目がきついのでこうしているのですが…それで読みづらくなってはいないかなと。

2.作品での理解がしやすいか
初めの数話はそれほど意識していませんでしたが、Ⅱと二と〜あたりからは「ドッピオの一人称視点で書いていく」というのを心がけてます。
そのおかげで「東方キャラがドッピオをどう思っているか」「ドッピオの行動に対してこういう意思を持って動いている」などは全て削られています。
それによってキャラの行動の理解がしづらくなっていないかどうか。

3.投稿スピードがどうか
文章量はともかくとして()自分の余暇や他の趣味も考えての1か月投稿にしてますけど、それは遅いか早いか。
あまり遅いと印象も薄れて読み返しが増えるだろうし、早すぎたら文章の校正とかも少なくなって変な文になるかもしれないし。
そう言うのもあるけれど、読まれている方からはどう思われているかなと。

以上の3点です。もしお暇だったらよろしくお願いします。
お答えはもちろん参考にしますがそれが反映されるとは限りません。とくに3番目とかもうどうしても、ねぇ。
作品の内容の批評というよりは作品への取り組みに対しての批評が欲しいな、と思った次第でござんす。

14まるく:2014/02/22(土) 23:20:39 ID:xOPXXY6Y0
あ、今回の投稿話でいきなし1に反している事態が発生していますが、そういうのは演出です。半分読み飛ばしても問題ない所はそうしてます。
早苗さん暴走状態くらいにしか使われないと思いますけど。

15名無しさん:2014/02/23(日) 10:06:28 ID:bTuxfb.k0
別に好きなようにすれば良いと思う
読みづらいとかも無いし

16どくたあ☆ちょこら〜た:2014/02/23(日) 16:34:14 ID:z6VF13do0
まるくさん、投稿お疲れ様です。
平成の浦島太郎…哀れ、ドッピオ。
しかし、彼に『ボス』以外の強い思い入れのある人物は存在するのだろうか。ペリーコロさん死んじゃったし、育ての親である牧師も実の母も、記憶にすら残っていなさそう。
自分の立場を保証してくれるモノが何も無い苦しみは、八部定助のそれに近いですね。
私の吉影は十年経過も世界一巡すらもさして気に掛けない人でなしでしたが、それが正常な人間の反応なんでしょうね。

そして、相変わらず常識に囚われない早苗さん…w
年頃だものね、仕方ないね。でも、自分の純潔の切りどころを見誤っちゃ駄目駄目。

カメラが開発される以前、はたてはどうやって『能力』を使っていたんでしょうね?誰かが描いた絵を筆でトレース?それはそれで羨ましい。

>アンケート
1.読みやすいですよ。

2.特に理解に困る部分は、今のところ無かったです。
意識していませんでしたが、全てドッピオ視点だったのですか。私の作品内では視点があっちゃこっちゃ動き回るので、分かりにくくなってしまっていたかも…と反省。

3.寧ろ月一という定期的な投稿間隔を守っていらっしゃることが驚異的です…!私には逆立ちしてもできそうにありません。
今後もこのペースで投稿できるよう、応援しております。

17サイバー:2014/02/23(日) 17:41:28 ID:VFugslHA0
まるくさんへの回答は
1、それは今のままでも十分いいと思いますし、そのままでもいいと思います
2、これも同じで普通に理解できやすいです。
3、個人の主張を言うと2週間から〜一か月くらいがベストかなと、私はもっぱな
学校でプロットを考えてるのでそこそこ投稿スピードは速いと思いますけど。

まあ、そこまで深刻に考えなくてもこのままでも十分いいと思います。

18サイバー:2014/02/23(日) 23:03:11 ID:VFugslHA0
東方荒木荘、第5話始まります!今度は
東方キャラが一人でてきます!どうでもいいけど守矢神社に住んでみたい。

19東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/23(日) 23:04:04 ID:VFugslHA0
第5話「いともたやすく出版されるえげつない新聞」


そういうと紅魔館を出た・・・
DIO「・・・」
プッチ「!」
プッチ「DIOッ!君・・・・太陽が出ているに・・・塵になっていないぞッ!?」
DIO「・・・!ああ、そのことなんだが・・・」

回想回想ゥ!
DIO「ヌヌヌゥ・・・血が・・・血が足りない・・・」
レミリア「じゃ私の血を吸いなさい・・・」
咲夜「!?・・・お嬢様!?」
DIO「良いのか・・・?」
レミリア「もちろん」
DIO「・・・」ズキューンズキューン
レミリア「ッ・・・(手から吸うなんて・・・ッ)」
DIO「!!!」
レミリア「?どうしたの?」
DIO「・・・・力が漲ってくるッ・・・・最高にッ・・・気分がいいッ!!」
レミリア「多分同じ吸血鬼の血だからだと思うわ・・・」
レミリア「咲夜・・・」
咲夜「あ、はい、お嬢様」
レミリア「ちょっと貧血気味だわ・・・ちょっと多めに血を持ってきて・・・」
咲夜「かしこまりました・・・」

紅魔館 独房
咲夜「(なんで・・・お嬢様はDIOさんに何でここの血を与えなかったんだろう・・・)」
咲夜「(なぜわざわざ自分の血を・・・)」




DIO「とまあそんなことがあって、ハイになってあの門番と戦おうってなって外に出たら」
DIO「「あっやべ外でたら灰になるじゃん」てなって焦って急いで戻ろうとしたら灰になってなくて」
DIO「太陽克服してたわけよ」
プッチ「・・・」
プッチ「それをカーズが聞いたら狂ったように怒るだろうね・・・」
DIO「・・・」カオマッサオ
プッチ「早いとこ人里に帰ろうか・・・」

20東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/23(日) 23:04:40 ID:VFugslHA0
幻想郷 人里
プッチ「おーい、慧音ー」
慧音「ああ・・・帰ってきたか・・・」
プッチ「どうした?ものすごく「プッチはこんなことはしない」って感じだぞ?」
慧音「どうもこうもないッ!この新聞をよく見ろッ!」
プッチ「ん?なになに?新聞か・・・?」


文々。新聞 
 「号外」

「この幻想郷に現れた4人の幻獣使い!」
・最近この幻想郷の結界がおかしいと博麗の巫女に聞きました、そしてなんと4人の男がこの幻想郷にきていたのです!その四人の特徴は一人は
・超高身長 ・全体的に黄色 ・額と膝と腰にハートマーク
もう残りは
・白髪のハゲ ・一目見たら牧師?神父のような外見

・金髪のロンゲ ・白いマントのような服

・金髪 ・キリッとした格好 ・真面目そうな顔立ち
です!この男性方を見つけた方達は今すぐ博麗神社へGO!


プッチ「何だこれは・・・」
慧音「ほかにもあるぞ!」




・なおその中の牧師か神父の方はあの天才的バカのチルノの顔面を奇妙な人形の幻獣で殴りへこませた模様!そのあとチルノさんに取材をするとこう語ってくれました。
チルノ「あいつは危険よ!あいつに関わらない方が良いわ!」
と、語ってくれました、そのあと、真面目系オジサンの方はあの「人食いルーミア」を黒こげになるまで
痛めつけた偉人です!その方には皆様は感謝しましょう!
最期に額にハートマークの型はあのフランドールを一瞬のうちにして吹っ飛ばした凄い人です!彼の勘に触ることは絶対にしないようにしましょう!憶測ですが彼らの能力は
黄色い人は「瞬間に一気にダメージを与える程度の能力」
牧師はまだわかりません
金髪ロンゲはまだわかりません
真面目系おじさんは「熱を操る程度の能力」
という目測が出ています!


プッチ「・・・」
DIO「・・・」
DIO「プッチ・・・」
プッチ「ああ、DIO」
プ、D「行くぞ」
慧音「ちょ!何処に行く気だ!」
DIO「決まってるだろう・・・」
プッチ「この新聞を描いたやつに会ってこの内容を消してもらう。」
慧音「二人とも・・・」
DIO「大丈夫だ・・・・」
プッチ「これは私でも許せない・・・」
DIO「まずは博麗神社に行くか・・・」

21東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/23(日) 23:05:17 ID:VFugslHA0
ビシャン!
慧音「プッチッ!・・・」
慧音「行ってしまった・・・」
慧音「どうしよう・・・どうしよう・・・」オロオロオロオロ
大統領「・・・」
慧音「・・・!」
慧音「あっ・・・」
慧音「見苦しい所を見せてしまった・・・」
慧音「わたしの名は「上白沢慧音」、この人里でここの子供たちに色々な事を教えている」
大統領「あ、ああ自己紹介メルシー・ボーグ・・・私の名前は「ファニー・ヴァレンタイン」という、
アメリカ合衆国、第23代大統領だ。」
慧音「(アメリカ・・・・聞いたことがある・・・ものすごく大きい場所なんだとか・・・)」
慧音「ありがとう、奥の方に客間があるからそこにいてくれないか?
大統領「分かった」


寺子屋 客間
ガラッ
大統領「ふむ、プッチの言っていたことは本当だったのか。」
吉良「・・・・・・・・・・」ガリガリガリ
大統領「吉・・・吉良?」
吉良「・・・あっ・・・ああ、すまない・・・この新聞を見ていると虫唾がたってしまってね・・・平穏で静かに暮らし植物の様な心で過ごしたいのだが・・・この新聞のせいで、私はかなり目立ってしまうではないか・・・」
大統領「(ある意味うらやましいな)」

22東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/23(日) 23:05:54 ID:VFugslHA0
人里 大通り
DIO「・・・」
プッチ「その角を右だ」

ガヤガヤ    ガヤガヤ
DIO「・・・」
プッチ「・・・」
村人1「おい・・・アイツってあの号外に載っていた奴らだよな・・」ヒソヒソ
村人2「おい!言うな!あのフランを倒した奴だぞ!・・・あまりいうな・・・」ヒソヒソ
DIO「・・・」
プッチ「・・・」

ガヤガヤ    ガヤガヤ
子供「わー!号外に載ってた危ない人たちだ!」
母親「しっ!言うんじゃありません!」

DIO「・・・なあプッチ」
プッチ「なんだ?」
DIO「悲しいな」
プッチ「ああ・・・・」

博麗神社までキングクリムゾンッ!

23東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/23(日) 23:06:24 ID:VFugslHA0
DIO「やっと着いたな・・・」
プッチ「結構遠いな・・・」
DIO「これが「ジャパニーズ・ジンジャ」か・・・・なかなか雰囲気は良い所だな・・・」
プッチ「そうだね・・・あ、この箱の中にお金を入れて手を合わせてお辞儀をすると良いらしいよ」
DIO「ふーん」
プッチ「僕が例を見せるよ・・・DIOはそれを真似してやってね」
DIO「・・・・・フン」
プッチ「・・・・」チャリーン
プッチ「・・・・」パンパン
プッチ「・・・・」ペコォー
プッチ「とまあこんな感じだよ」
DIO「・・・」トコトコ
DIO「・・・」ゴソゴソ
DIO「・・・」サツタバドジャァーン!
プッチ「!?」
DIO「・・・」バサァ!
DIO「・・・」パァンパァン!
DIO「・・・」ペコォー
DIO「・・・」
DIO「これでいいのか?」
プッチ「DIO・・・君はどこでそんな金を・・・」
DIO「レミリアから前に貰っておいた・・・」
プッチ「(恐るべしDIO・・)」

ドタドタドタドタドタ・・・

DIO「?」
プッチ「なんだこの音は・・・?」

ドタドタドタドタドタドタッ!
キキィー!
???「賽銭ッ!?」
DIO「!!?」
プッチ「!?」
???「今のは再選が入っていた音ッ!いくら入ってるのかしらッ!」
DIO「こいつが・・・」
プッチ「博麗の巫女・・・?」
???「ん?何貴方たち・・・?」
DIO「・・・」
プッチ「・・・」
???「どっかで見たことあるような無いような・・・」
DIO「・・・」ヤレヤレ
プッチ「・・・」ゴウガイピラッ
???「・・・あ!あんたたちが最近この幻想郷に来た男4人組ね!?」
DIO「そうだ・・・」
???「へぇーあんた達が・・・(でかい・・・)」
プッチ「それと教えてほしいのだが・・・」
プッチ、DIO「こ の 号 外 を 書 い た の は 誰 だ?」

24東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/23(日) 23:07:00 ID:VFugslHA0
「それを書いたのは「射命丸文」よ」

DIO「!?」
プッチ「!?」

そういうと空中に亀裂が入り、その中から少女の様なBB・・・普通の少女が出てきた・・・

???「どうしたのかしら?そんなに固まって・・・?」
DIO「(どうするプッチ!こいつ・・・ただモノじゃないオーラを醸し出してるぞ・・・・)」
プッチ「(そうだなDIO・・・BBAなのに年齢をごまかしているようなオーラが・・・)」
※DIOとプッチはスタンドで会話しています。

DIO「ああ、すまない、いきなり亀裂から出てきたから驚いたのだよ・・・」
???「そうなの・・・」
紫「ああ、自己紹介がまだだったわね、私の名前は「八雲紫」。この幻想郷を一番知るものよ。」
DIO「ああ、そうなのか・・・俺はDIOだ・・・」
プッチ「エンリコ・プッチです・・・」
???「なんだかこいつら紫が出てくるといきなり態度が改まった感じがするわ・・・」
紫「貴方はまだ自己紹介してないわよね?」
霊夢「そうね、私は「博麗霊夢」、まあただの巫女よ」
DIO「そうか・・・・」
DIO「聞きたいことがあるんだが・・・「射命丸文」という奴は何処に居る?」
紫「・・・あたし達の質問に答えてくれれば応えてあげるわ」
DIO「・・・フン、分かった、答えよう」
紫「ありがとう・・・」
紫「貴方たちはもうわかっているだろうけどここは「幻想郷」という場所よ・・・」
紫「なんであなたたちがここに来たかはわかるかしら?」
DIO「・・・分からない」
プッチ「私もだ」
紫「そう・・・」
紫「それと・・・」
紫「貴方たちはここにこのまま居泊るつもりはあるかしら?」
DIO「今はそのつもりはない」
プッチ「だが、多分この幻想郷にまだ見つかっていない仲間が居ると思います」
紫「そうなのね・・・」
紫「ありがとう、私はこの幻想郷で何かされるのかと心配なのよ・・・」
DIO「そうなのか・・・」

25東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/23(日) 23:08:00 ID:VFugslHA0
パシャッ!

DIO「!」
プッチ「!?」
???「フフフ・・・これを印刷して号外にして撒き散らしたら超特ダネですね・・・」
紫「ああ、あいつ、あいつが「射命丸文」よ、あるわけでもないネタを新聞に書いて幻想郷に撒き散らすゲスやろうよ。」
射命丸「な、なにをー!私は清く正しい射命丸ですよ!ゲスくなんかありません!」
DIO「・・・・貴様が」
DIO「この号外を描いたのか・・・?」
射命丸「そうですよ!ハッ!貴方方達は最近幻想郷に来たらしい男4人組の中の二人方!」
射命丸「記念に写真を撮っておかなくては!」パシャパシャ!
DIO「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
プッチ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
射命丸「良いですねぇ〜良い感じに極悪人って感じが出てますよぉ〜」パシャパシャ
DIO「貴様・・・」
射命丸「はい?」
DIO「この号外の内容を取り消せ」
射命丸「ええぇ〜!!何でですかァ〜?」
DIO「こんな記事を書かれていたら十分に村を出歩けないから早く取り消してく」
射命丸「じゃあ等価交換ですよ」
DIO「なに?」
射命丸「そちらの情報を教えてくれる代わりこの事を水に流します、どうですか?悪い話じゃないですよね?」
DIO「(どうする?プッチ?)」
プッチ「(こちらの情報を渡しても別にいいが間だこいつが信用できない、もう少し様子を見よう。)」
プッチ「分かった、だがそちらが先に私たちが危ないや腕は無いという事を証明するために先にしてくれないか?」
射命丸「・・・・そっちが先に情報を出して下さい!」
DIO「ならば・・・」
プッチ DIO「交 渉 決 裂 だ な 」
射命丸「!?何でですかっ・・・っあれ?・・・居ない・・・」
DIO「後ろだ」
射命丸「!?」
射命丸「(この人たち瞬間移動したッ・・・・!?しかも何だが物凄いオーラを醸し出している・・・)」
射命丸「(でもっ!ここで引いたら新聞記者の名が廃るッ!ここは根気強くッ!」
射命丸「わかりました・・・・」
射命丸「では・・・力づくで聞き出させてもらいます!」

26サイバー:2014/02/23(日) 23:10:19 ID:VFugslHA0
投下終了です!東方キャラ1人って言ってたのに・・・スマンありゃウソだ。
ついにDIOたちの存在が紫達に知られてしまったわけだ。

27どくたあ☆ちょこら〜た:2014/02/25(火) 19:27:26 ID:uzGSUTx60
サイバーさん、投稿お疲れ様です。

プッチさん、確かに先制攻撃してきたのはチルノですけど、顔面破壊したのは事実なんですからそんな怒らんでも…
超高速で飛行する射命丸にも、時止めのDIOと一撃必殺のプッチなら勝てるでしょうね。そう言えば、プッチは【メイド・イン・ヘブン】を使えるんだろうか。

以下、突っ込み箇条書き
・DIOの一人称…確かに何度か『俺』と言ったことはありますが、それでも『このDIO』『わたし』の方が圧倒的に多いし、二次創作でも馴染みが深いはず。
・プッチのDIOに対する口調…荒木荘本家でもDIOに対しては口調が軟化しますが、ここまで子供っぽくならなくてもよいかと。
・射命丸は紅魔館地下でのフランの出来事をどうやって知ったのか?
・新聞が口語体…書籍文花帖では、射命丸の新聞は全て文語体で書かれています。
・射命丸は妖怪側の立場で新聞を書いています。その彼女が“ルーミアを倒した人間に感謝”というのは妙です。
・射命丸が写真を撮った後に、被写体がDIO達であることに気付いているのは不自然

次回のVS射命丸戦、楽しみにしております。

28サイバー:2014/02/25(火) 20:06:18 ID:Q8qg.kuI0
どくたあ☆ちょこら〜たさん!返信ありがとうございます!
ジョジョの方はだいぶ知ってるんですけど東方の方はにわかなんでその縁あんま知らないんスよ・・・・
ほんとににわかでスイマセン・・・
>DIOの一人称…確かに何度か『俺』と言ったことはありますが、それでも『このDIO』『わたし』の方が圧倒的に多いし、二次創作でも馴染みが深いはず。

それもありますね、すいませんでした・・・でも文章を書く時は「俺」た「私」方が書きやすかったのでそうしてました。
やはり・・・「このDIO」が一番しっくりくると思うんですが、なんか言い方がおかしいと思うので、「私」を基本にしようと思います。
>プッチのDIOに対する口調…荒木荘本家でもDIOに対しては口調が軟化しますが、ここまで子供っぽくならなくてもよいかと。

そうですね・・・自分は一応プッチは親友という形でとらえているので、どのスタンドが一番弱いか議論の時の喋り方を見本に
したつもりなんですが・・・恐縮なんですがもう少しどういう口調にすればいいか
教えて欲しいです・・・
>射命丸は紅魔館地下でのフランの出来事をどうやって知ったのか?

どうやってか館に潜りこんでたんじゃないですかね、いっつも美鈴は寝ているから侵入するのは
簡単かと。(実際魔理沙もそうだし)
>新聞が口語体…書籍文花帖では、射命丸の新聞は全て文語体で書かれています。

号外とかの書き方があんまりわからなかったんで・・・そういう書き方になってしまいました・・・
>射命丸は妖怪側の立場で新聞を書いています。その彼女が“ルーミアを倒した人間に感謝”というのは妙です。

そこの所気にしてませんでした・・・自分は描いていたとき人間側の立場で描いていたから、そういう形になってしまいました・・・
>射命丸が写真を撮った後に、被写体がDIO達であることに気付いているのは不自然

DIO達は、この幻想郷に来てから、まだ3〜4日しか来ていないので、射命丸もあまりわからなかった
という感じにしています、(フランと戦っている時はずっと動いていて、特徴しかわかっていなかったから
この号外をみて、DIO達が、特徴と合っていたので、それがあのDIOだとわかったからだと言う設定にしています。)

「すいません」・・・それしか言うことが見つかりません・・・本当に本当に・・・スイマセン・・・
ちょっともう一度荒木荘見てこよう・・・・自分のSSを見て、もし、不愉快な気分になっていたら
にスイマセン・・・東方にわかの自分に教えてもらえることがあったらどんどん言って下さい・・
これからも、こういうアドバイスを教えてもらえるなら嬉しいです・・・

29どくたあ☆ちょこら〜た:2014/02/25(火) 22:32:56 ID:uzGSUTx60
こちらこそ不安にさせてしまい申し訳ございません。
不愉快だなんて滅相もない!毎回楽しく読ませて戴いております。
それに、サイバーさんのやる気に溢れる姿に触発されて、私も更新頻度を上げることができたのですから、寧ろ感謝しているくらいです。どうか『安心』して続けて下さい。

>プッチの口調
あの頃はプッチも成人していなかったので、あの話し方でも違和感は無かったのですが、やはり39歳でこの口調だとどうも…となるので…

プッチ「そうだな・・・ああ、この箱の中にお金を入れて手を合わせてお辞儀をすると良いらしいよ」

プッチ「僕が例を見せよう・・・DIOはそれを真似してやってくれ」

このくらいで丁度良いんじゃあないでしょうか。

東方に関する知識が欲しいのでしたら、『イザヨイネット』と検索して戴ければ原作の詳細な情報を入手できますよ。

今後も楽しみにしております。頑張って下さい。

30サイバー:2014/02/25(火) 23:27:28 ID:Q8qg.kuI0
>サイバーさんのやる気に溢れる姿に触発されて、私も更新頻度を上げることができたのですから、寧ろ感謝しているくらいです。どうか『安心』して続けて下さい。

そういっていただけるだけでもものすごくうれしいです!それではこれからも頑張ってSSを描いていきたいと思います!

プッチ「そうだな・・・ああ、この箱の中にお金を入れて手を合わせてお辞儀をすると良いらしいよ」

プッチ「僕が例を見せよう・・・DIOはそれを真似してやってくれ」

わかりました!この喋り方を見本にする感じにします!
>東方に関する知識が欲しいのでしたら、『イザヨイネット』と検索して戴ければ原作の詳細な情報を入手できますよ。


ありがとうございます!それではこのサイトを有効活用させてもらいます!

31まるく:2014/02/26(水) 01:17:07 ID:NePvCvto0
意見や感想ありがとうございます。

>15さん
イエーイヽ(*・∀・)八(・∀・*)ノイエーイ
こういうあっさり心に来る返事がいいです。うれしいですね。

>ちょこら〜たさん
ディアボロの間に10年間も死に続けていたんですかね(すっとぼけ
ドッピオとしてなら特に思い入れのある人物というものがそもそもいなさそうな気がします。
牧師や実の母親もディアボロのパーソナリティですからね。ドッピオの過去についてはいろいろ妄想を重ねています。荒木が描かないから
ちょこら〜たさんの吉良は割とあっさり時間のずれを受け入れてましたが、まあ状況が状況だったし、それより吉良だしという点で特に違和感がなかったですからね。
吉良だったら何百年過去に飛ばされても平穏を得られれば普通に適応しそうですし。

書いてみたら早苗さん神社と同じ空気のやり取りしかしてません。もうこれで通そうかと思います。
絶対彼女いらんことしいだったと思うんですよ、幻想入り前から。

はたて、というか東方キャラの能力は自己申告制でもあるのと、何人かは個の能力ではなく種の能力を申告していると思います。
まさしく射命丸とはたてはそれに当てはまると思います。天狗なら、風を操ることなんて基本能力のはず。なのに射命丸はそれを自分の能力として申告している。
そして写真というものが幻想郷に来てからはたては能力に目覚めた、もしくは気づいたのではないかと。もし写真がないままだったらはたても風を操る能力くらいしか申告できる物はなかったんじゃないでしょうか。
とかなんとか。そもそもはたてカメラによる能力で誰でもカメラを使えばはたてじゃなくても念写できるんじゃないか。とかなんとか。

アンケート回答ありがとうございます。
そのまんまの気持ちで受け取らせていただきます。
作品内視点はころころ変わるのはあれですけど、変わったことがわかるような連分けはしっかりされていたので特に混乱することはなかったですよ。
作品投下間隔…ほら、ちょこら〜たさんおおよそ3か月くらいに自分の3倍量の文量で投稿されてるし、イーブンイーブン(何が

>サイバーさん
イエーイヽ(*・∀・)八(・∀・*)ノイエーイ
サイバーさんも投稿には目を張るものがあります。けどやっぱり誤字などがあるのでもう少しゆっくり見直す期間も大切だと思いますよ。
一週間とかは…何かイベントごとで書いた時くらいですかね、自分は。
特に悩んでいたとかではなく、投稿大体1年記念で見直しが欲しかったので。慢心してはダメ。索敵や先制を大事にしないと…って頭の中で何かが。

ここからは作品感想で。
レミリアの血ってうまいのか…というか人間の秘めたるパワーからの吸血鬼かと吸血鬼の真祖というか純正吸血鬼ってそれ大丈夫なんですかね?
JOJOの吸血鬼は一般作品のそれとはまったく異なる生物ですから。単純に生命力にあふれるおいしい血ということなんでしょうけど。ペド血
新聞で誹謗されたからと言ってそんなにボス連中が外を歩きづらくなるんでしょうか?吉良とディアボロならともかく、他の奴らは特に気にしなさそうですけど。
荒木荘の住人は大体ヘタれてるからそういう解釈でいいんですかね?
アメリカ大統領がフランス語であいさつしてるのもん?って感じました。JOJO的には間違ってないですけど。
紫が射命丸に対して「ゲスやろう」と呼んでいるのも…口調はいつも上品だし、妖怪としての身内に彼女が使うにはちょっと。

……気になるところが結構出てきちゃってますが。のびのび書いているのはいつも楽しんでいますよ。
あまり卑屈にならなくても大丈夫ですよ。むしろ「ダメだろうから教えてくれ!」くらいでもよいかと。
「東方にわかだから変なの書くけど許してね☆」よりかは「東方にわかでわからないところ多いから教えて!」の方が好感持てます。にわかを理由に逃げ口を作っているのはずるいと思いますね。
十六夜ネットは自分もよく使います。二次創作の無い原作だけの情報が載ってますので変な意識も持たずに行けるので有用ですよ!
どうかな、大丈夫かな?と思ってやるよりかはどうや!ダメなら言うてくれ!と思ってやる方が後ろ向きな気持ちも滲み出ずアドバイスも飛ばしやすいです。
自信ってやつですよ。これからも期待してます。

32サイバー:2014/02/27(木) 22:25:38 ID:jRfrADCI0
ちょこら〜たさん、まるくさん・・・励ましありがとうございます・・・
二人の言われたように自信を持ってこれからも描かせて頂きます!
5話後半、投稿開始します!どうでもいいですけど、もしも自分たちが幻想郷に行ってもルーミアに食われる
光景しか思い浮かばない。

33東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/27(木) 22:26:49 ID:jRfrADCI0

DIO「「世界」ッ!」
ドォーーz____ン
DIO「時は止まった・・・」
DIO「カッタルイ事は嫌いなんでな・・・」
DIO「このまま殴らせてもらぞ・・・」
DIO「WRYYYYY!!!」
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄ァ!」
DIO「WRYY!!」ボグシャァ!
DIO「それと・・・」
DIO「このカメラの写真をも抜き取っておこう・・・」ビィーツ!
DIO「そして時は・・・」
DIO「動き出す・・・」

射命丸「行きまブゲェェェェェェェェ!!」ドビシャァァ!!
プッチ「・・・!」
プッチ「時を止めたのか・・・」
プッチ「(なんだかデジャブに感じるのは私だけだろうか・・・)」
紫「い・・・今のは・・・」
霊夢「あの号外に書かれていた攻撃の仕方・・・」
霊夢「どこかで見たことがあるのよ・・・どこかで・・・」
霊夢「・・・・思い出せないわ・・・」
DIO「さて・・・」
DIO「この号外を描き直してもらおうか・・・」
射命丸「わ・・・わかりました・・・」
射命丸「一つ聞いてもいいですか・・・?」
射命丸「どうやって攻撃したんですか・・・?」
DIO「・・・ヤレヤレ」

34東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/27(木) 22:27:34 ID:jRfrADCI0
次の日ィ!
慧音「これは・・・・」
慧音「内容が訂正されてるな・・・」シンブンピラピラ
DIO「これで普通に歩けるな・・・」
プッチ「にしても物騒な物だ・・・」
吉良「それは良かったな・・・にしても・・・」
吉良「私の評判は落ちないで人気者のまんまだ・・・」
吉良「平穏な人生を送りたいこの吉良吉影が・・・」ガリガリ・・・
プッチ「吉良、爪を噛むな」
吉良「あ・・・ああ、そうだな」
大統領「(・・・この会話を見ているといっつも平和だと感じるのは私だけか・・・?)」
吉良「それにしても・・・」
吉良「私たちはなぜこんな所に来ていたのだろう・・・?」
DIO「そうだな・・・」
プッチ「・・・・」
大統領「あ・・・それの事なら・・・」
吉良「なんだ?ヴァレンタイン」
大統領「あの時にだな・・・」

〜回想〜
吉良「マズい!この音は家の支柱が折れ始めている音だッ!
ディエゴ「マズイな・・・地震きたっぽい・・・」


ミシミシミシミシミシッ!


吉良「早くみんな!ここから出るぞ!」


ドンガラガシャンバッコオォーz_____ン
大統領「D4C!「天井」と「床」の間に挟まって隣り次元に全員を移動させるぞッ!」
D4C「・・・!」

一同「ウワァァァァァー!!!」

〜〜〜〜

35東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/27(木) 22:28:38 ID:jRfrADCI0
大統領「そしたらここに来てしまっていたってわけだ」
吉良「・・・」
DIO「・・・」
プッチ「・・・」
吉良・DIO・プッチ「お 前 の せ い か ッ !」
大統領「そ・・・そんなに怒る事じゃないじゃないか!生きている分だけ良い方だろう!」
吉良「うるさいッ!お前のせいでカメユーデパートにどれだけ迷惑が掛かってると思っているんだ!」
大統領「荒木壮さえもが崩れたんだ!行方不明になってるだろう!」
プッチ「崩れたッ!?もう荒木壮はないのかッ!?」
大統領「そうだ!多分あの大家さんもくたばってる所だろう!」
DIO「そ・・・そうだといいんだがな・・・」

〜日本〜
〔えーえー、震災の被害を受けた方は避難所に避難ください。繰り返します、震災の被害を・・・〕

従業員1「それにしてもひどいモンだな・・・あの地震があそこまで大きくなるとは・・・」
従業員2「ニュースでもあそこまで大きくはならないって言ってたのにな・・・」
従業員1「ま、俺たちの仕事はこの瓦礫の山を片付けることなんだがな・・・」
従業員2「幸い、俺たちの家は何もなかったからいいけどな、ハハハ」コンッ!
従業員2「ん?」
従業員2「これは・・・何て読むんだ?「荒木・・・荘」?」
従業員2「ハハァ・・・この家の表札だったんだろうな・・・・」
従業員1「おーい、早く次行くぞー」
従業員2「わかったー今行くからー」
従業員2「にしても・・・ひどい倒壊ようだな・・・・」
従業員2「もしかしたらこの中に人がいるかもな・・・なんてな、ハハ」ズボォ!!!
従業員2「なんだッ!家の中からッ!「手」がッ!・・・・しかも・・・・「吸われて」いる・・・・「血」をッ!」ズキューンズキューン
従業員2「カハッ・・・・」ヒカラビ
???「ヌゥゥゥゥ・・・・この程度の血では・・・まだ足りない・・・もっと・・・もっと血を・・・」
従業員1「おーい、早く来いy・・・・って居ないじゃないか・・・」
従業員1「どこ行ったんだ・・・・?」
???「・・・・今は身を隠すか・・・・」

〜〜〜〜

36東方荒木荘 いともたやすく出版されるえげつない新聞:2014/02/27(木) 22:30:19 ID:jRfrADCI0
DIO「・・・・」
DIO「今の内は少し帰りたくない気がする・・・」
プッチ「どうしたDIO、物凄く汗をかいてるぞ?」
大統領「嫌な考えでも浮かんだのか?」
DIO「いや、なんでもない」
吉良「さて・・・」
吉良「それじゃあ「荒木荘メンバー集合させるぞ」会議を始めよう」
DIO「ネーミングに捻りが無いな、もう少しいい名前は無いのか?」
大統領「「幻想郷だよ!荒木荘メンバー集合!」なんてどうだ?」
吉良「どこぞのド〇フじゃあないかッ!」
吉良「もういい!話を進めるぞ・・・」
吉良「メンバーが4人揃ったところでここからは二手に分かれてここの探索をしよう」
プッチ「わかった」
大統領「賛成だ」
DIO「・・・フン」
吉良「私とヴァレンタインで「永遠亭」と「守矢神社」に行く、DIOとプッチで「アリス邸」、「白玉桜」に行ってもらおうと思っている」
プッチ「DIOとはまた同じコンビか・・・私は嬉しいがね」
DIO「ホモ疑惑立つからやめてくれ」
プッチ「そんな硬い事言うんじゃないぞ・・・?DIO・・・(はあと)]
DIO「マジやめて、そういうのマジでいいから」
吉良「うらやましいな・・・暇そうで」
大統領「そして二人はハッテン場に行ったってな」
吉良「そんなことがあったら私はあいつらと別居すると思う」
大統領「私もだ」

そのあと、DIO達と吉良達は別行動で探し始めたのであった・・・

37サイバー:2014/02/27(木) 22:37:06 ID:jRfrADCI0
投稿終了ですゥ!文との戦いを期待された人には申し訳ありませんが
闘い方などが分かんないのでさっぱりカットさせて貰いました・・・
DIOが真面目に戦うところなんてなんかあり得ない気がするんで
カーズさまと同じ「勝てばよかろうなのだ」主義に近いんじゃあ・・・
でも文との戦い期待した人すいませェん・・・

38サイバー:2014/02/28(金) 20:01:21 ID:2mOSesJc0
こっから返信。

>レミリアの血ってうまいのか…というか人間の秘めたるパワーからの吸血鬼かと吸血鬼の真祖というか純正吸血鬼ってそれ大丈夫なんですかね?
JOJOの吸血鬼は一般作品のそれとはまったく異なる生物ですから。単純に生命力にあふれるおいしい血ということなんでしょうけど。ペド血

DIOはジョースターの血以外でも頑張ったら完全になじみそうだったからレミリアの血の方が
純正吸血鬼なんでしっかりとした血が飲めるからハイになったんじゃないかと。
>新聞で誹謗されたからと言ってそんなにボス連中が外を歩きづらくなるんでしょうか?吉良とディアボロならともかく、他の奴らは特に気にしなさそうですけど。
荒木荘の住人は大体ヘタれてるからそういう解釈でいいんですかね?

ディエゴにヒッキーって言われたのが結構痛くって周りの人たちからの視線が痛いんじゃないですかね。
>アメリカ大統領がフランス語であいさつしてるのもん?って感じました。JOJO的には間違ってないですけど。

ジョジョ的に合わせてこのが何となく合ってるかなと。それだけよッ・・・それだけの理由よォーッ!
紫が射命丸に対して「ゲスやろう」と呼んでいるのも…口調はいつも上品だし、妖怪としての身内に彼女が使うにはちょっと。

それちょこら〜たさんにも同じようなこと言われました・・・やっぱちゃんと口調って大事ですね・・・

39名無しさん:2014/02/28(金) 23:38:47 ID:ZlZHSVLU0
荒木荘ってのをあまり知らないからアレだけど確かに口調に違和感が有る、かもしれない
気になるから荒木荘も今度読んでみようかね

40どくたあ☆ちょこら〜た:2014/03/01(土) 19:36:08 ID:N.tiGiZI0
サイバーさん、投稿お疲れ様です。
神父、キリスト教では同性愛は禁忌とされてますが、宜しいのですか?(汗)
残るボス達はあと三人、ということはこれから向かう四箇所の内一つは無駄足になるということか。

戦闘の書き方が分からないと仰るので、お節介だとは思いますが、私が書く時のやり方を以下に連ねておきます。
①味方と敵の『できること』を考える
今回の場合、DIOは『時を止める』、プッチは『命令DISCを使う』『スタンドDISCの使用』『幻覚』、射命丸は『飛行する』『高速移動』『風や弾幕での遠距離攻撃』がそれぞれ可能です。
②ピンチを作る
東方キャラとジョジョキャラが戦闘を行う場合、最も簡単にジョジョキャラが苦戦する状況は、東方キャラが上空から一方的に弾幕を撃ち込んで来た場合です。特に射命丸は高速飛行と強力な風を使い、殆どのジョジョキャラにとっては最悪の天敵となり得ます。
③ピンチを打開する
先程述べたように、射命丸に上空からしこたま弾幕を撃たせます。DIO達大ピンチ、そこで①で挙げた事から、この悪戦を突破する方法を考えてみましょう。
まず、DIOは『時を止める』ことで射命丸の速度に対応できますが、射程距離内にいないので殴打が届きません。
次にプッチですが、頭に挿せば一撃必殺の飛び道具『DISC』を持っている代わりに、パワーが劣り例え投げたとしても射命丸には容易く躱されてしまいます。
そこで、二人の長所を足し合わせてみて下さい。
プッチが『命令DISC』をDIOに手渡し、DIOが『時を止め』、【ザ・ワールド】のパワーと精密動作性で投擲、ビタァッ!と『DISC』は射命丸の手前で止まり、DIOがカウントダウン、
「時は動き出すッ!」
時が再び刻み始めた時には、射命丸の頭には『DISC』が深々と刺さり、見事DIO達の勝利!めでたしめでたしィッ!

以上、一番簡単な勝利例を述べさせていただきました。あくまでも私個人の書き方なので、これが正しいやり方とは思いませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。
次回も楽しみにしてます。

41サイバー:2014/03/02(日) 06:34:36 ID:V3ZEu/ew0
ちょこら〜たさん!感想ありがとうございます!もしもプッチがDIОとの
同性愛が出来ないならプッチは宗教止めるんじゃないですかね、「神のように君を愛してる」
って言ってましたし、もしかしたら神よりDIOの子と愛してるんじゃないですかね。

>戦闘の書き方が分からないと仰るので、お節介だとは思いますが、私が書く時のやり方を以下に連ねておきます。

ありがとうございますッ!この方法参考にさせて頂きますッ!

42どくたあ☆ちょこら〜た:2014/03/02(日) 09:31:23 ID:VsyUiJI.0
荒木のユリイカでの発言によると、プッチは同性愛ではなくあくまでも『尊敬する親友』としてDIOを敬愛していたようです。神を熱烈に信仰していても、それが恋慕だとは誰も思わないですし。
二次創作なんでその辺はサイバーさんの自由にやっちゃって下さい。

43サイバー:2014/03/02(日) 13:15:20 ID:V3ZEu/ew0
>プッチは同性愛ではなくあくまでも『尊敬する親友』としてDIOを敬愛していたようです。神を熱烈に信仰していても、それが恋慕だとは誰も思わないですし。

        _ -.、  o   +   -;'`'-      十
-    Y´  ::::\,_        ´l  ィ''"ヽ,,
     |   ::、,:::::::\  ,. -'''二二‐ 、‖ :::::;;`ヽ,   +
。   !   !ヽ  :::゙'、::::::::`/∧__,,.... _,..ヽ{   :::::\::l
 -'゙冫-.|::゙、 、 ::::`、::::::l'´∧ 〈〈 \.!ヾ :: ν  ::::::|  |
   |  .|:::ヽ   ::ゞ'、::L/ ミェ_≧_、゙l !      ::l::| _,'"゙',,,__
      |:::     :::ヽ7〈.(`<=‐'' `´〉,| ι   ::ヾ| ",, ,'"
  !  。  !::::  l    ::'y′ `""",''// !      .::::l l          私はコタツに入らなくても
_,、''.__     !::::: '' :  _゙'、ュ_ ι/ / |/゙:}    :  :::::::|   o
 'l'゙      '、::::::  :    〈ニ''' /ノ:::;;;;;;!    : ::::::::::::|          乾布摩擦をするから別に
       .ゝ:::::::. ',::  ´ ゝ=-'''´  .//;l l ::  u::::::::::::::|   l
         ゞ、:::;:lケ  ! { ::|:l;: ,//;;;lノ;} :::ヽ  :::::::::::::| -'" "-      問題はない
十       l  l;;;;/    l l::| |,,//;;/ ..::{ :::;;;ヽ ::::::::::ノ ゙'' r ’
      __''゙ ゙;__ 〉  ι  ヽ)⊥-'´'' '" ::l',:::;;;;;;ヽ :__,;;;l
       '' r'' ‖     .:,/..'"´    ::l;;',:::::::::ヾ;;;;;;;;} l         コタツにばっか入ってると
          l::、   /''´     i ..::/;;;;;::::::::::::;;;;;;;;l _,'゙',_
゚    l,,      ゝ::... ../    !   .:::::/;;;::::::::::::::::;;;;;/  ',,"        天国にいけなくなるからね
   _,“ '',_   l:::`ミ::::ヽ,    ..ン /;;:::::ν:::::;;;ィ' l
   ",, "   | ,.-‐‐-.., :::::::..,,, -‐' .彡::::::::::;;;;;/_,,'' '.,__  O
    |     .}.l .mn,、l      ...彡:::::::::;;;;:/  '' r"
__     -|- ./└l,__,」┘ヽι ...:::::/|:::::::;;/ o ___
       .__ /  |   /\ ::::::/  |__ニ=‐'''´/___
   ゚   \三二=ー'   \/         ̄   /
 -_ー─---    ヘヴン       ム ヒ  ∩ ∩ 二ニ=‐
  __> メイド・イン┌─‐┐ヽ| __|__ヽ 月 ヒ  V V  ̄=‐- __
<_    二匚二 | ニlニ、| /| 人  ノ L二lヽ O ,O -‐‐  ̄
   ヽ 、.  人  Lニニニ」  レ   `    _____ヽ
     | "´   ̄_       ,,-- ___  \
     レ-‐  ̄ \    /      ̄ ‐‐
            \/
これはホモですね、絵が(確信)

44サイバー:2014/03/02(日) 16:29:54 ID:V3ZEu/ew0
東方荒木荘、6話投下開始です!
全く持って企画が思いつかない。

45東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:30:46 ID:V3ZEu/ew0
第6話「誰だってやられたらやり返すだろ?だれだってそーする、俺だってそーする」

そのあと、吉良達とDIO達は別行動で残りの3人を探すために二手に分かれた・・・
吉良「私とヴァレンタインでまず「永遠亭」、その次に「守矢神社」に行く」
吉良「DIO達は最初に「アリス邸」、その次に「白玉桜」に行ってもらう」
吉良「異論はあるか?」
プッチ「ない」
大統領「同じく」
DIO「・・・」
吉良「それでは・・・解散ッ!」
吉良「行くぞ、ヴァレンタイン」
大統領「分かった」
プッチ「行こうか、DIO」
DIO「フン・・・」

〜15分後〜

吉良「けっこう進んだな・・・」
大統領「地図によると今は多分「迷いの竹林」にいるんだと思うぞ」
吉良「そうか・・・」

〜25分後〜

吉良「おい・・・ホントに合ってるのか?」
大統領「ああ、間違っているはずはないんだがな・・・」

〜30分後〜

吉良「もしかして・・・・これって・・・」
大統領「ああ、その通りのようだ・・・」
吉良・大統領「迷 っ た」
吉良「クソッ・・・こんな事なら妹紅に付いてきてもらえばよかった・・・」
大統領「なに?妹紅だと?」
吉良「ああ、妹紅はいっつも永遠亭の「輝夜」という奴と殺し合いをしているらしい」
大統領「!?あんな少女たちが殺し合いをしているのか?」
吉良「不死身だから死なないらしい」
大統領「不死身同士の殺し合いか・・・なんだか不毛だな・・・」
大統領「これからどうする?」
吉良「人里に一回帰るか・・・」
大統領「そして妹紅と一緒に「永遠亭」に行くと」
吉良「そうだ」
吉良「じゃあ・・・行け!「シアーハートアタック」ッ!」
大統領「ッ!?何してるッ!吉良ッ!?」
吉良「大丈夫だ・・・そんなに焦ることは無い・・・」
吉良「「シアーハートアタック」で熱を探知して人の多くあるところに行くぞ・・・」
シアハ「コッチヲミロォ〜」ギャルギャル
吉良「そっちか・・・」
大統領「なるほどな、「シアーハートアタック」は「熱」が大きい所に行く、「人里」には人が多いから
「熱」があってそれを「シアーハートアタック」で探知してそれに付いて行くのか」
大統領「頭いいな」
吉良「こういう使い方をどっかで見たから使っただけだ」
吉良「さ、「シアーハートアタック」に付いて行くぞ・・・・」

46東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:31:56 ID:V3ZEu/ew0
〜5分後〜

吉良「結構進んだな」
大統領「そうだな・・・」

〜15分後〜
吉良「これってもしかして・・・」
大統領「ああ、その感じがする・・・」
吉良・大統領「ま た 迷 っ た か ?」
吉良「「シアーハートアタック」も間違っていたのかッ!?」
大統領「それはあまりないはず・・・」ガサガサ
大統領「ん?」
大統領「(何だあいつ・・・真っ黒な服を着ていて金髪だな・・・)」
吉良「どうしたヴァレンタイn・・・・ッ!」
大統領「知っているのかッ!?」
吉良「良く知ってるよ・・・あいつのせいで・・・私はこんな傷を負ったのだからな・・・」キズグチサスサス
大統領「そうだったのか・・・」
吉良「にしてもあいつが生きているとはな・・・」
大統領「一度倒したのか?」
吉良「「第一の爆弾」で黒焦げにしてやったがまだ生きているとはな・・・」
大統領「ゴキブリ以上の生命力というわけか」

そういうと辺りはいきなり暗くなり少女の声が聞こえた!
ルーミア「久しぶりね・・・貴方達・・・」
吉良「あいつ・・・・まだ私の事に気づいていたのか・・・」
大統領「ヤバそうだな・・・」フォン
大統領「あ、明るくなった」
吉良「やはりお前か・・・」
ルーミア「久しぶりね・・・「吉良」さん・・・」
吉良「きみに「久しぶり」なんて言われたくはないよ・・・」
ルーミア「そんな硬い事言わずに・・・楽しみましょうッ!?」ズァッ!!
吉良「こいつッ・・・前よりも格段と早くなっているッ!?」
ルーミア「前の仕返しよッ!」

      .__
      |┌i }     . ┌‐┐ _
      l | j } ,ィ==┐| l^i 7「rァ 7
     .l { .{〈  〉j j.}.| |..| j.}l ,l /
     .}.l .l .l  | i 〈 {.|「 .|/ j .j 〉
     ./.j リ  { j l 〉lj | / //
     j / |{  } { } }.|| l r=´
    .j {  l }  .{ { l .||L.ノ }
    .} l  | {  .{ j .〉.〉 ̄´
    { L,,ノ「  〈 { .| |_ ,ヘ、
    └=┘  .ノ j_,,,{ ..} .{ ,、.}
         .└┐ィ‐=ミj l .{ }
          く L_   .j .L,
           `‐-ミヽ `ヽ弋、
           __   .{ .} ト、 } }
          .ノ rミヽ┘j i ト=┘
           } レ-`-´ └-`=┐
           `^ー┐}  ,、  ̄} .}
              l .} j トミ二_」
              .l |  i }
               } }_] }
                   └-┐ レ´ヽ、
                     / /7∧ \
                 〈 〈////ヘ、
                     ヽク ._,=ヘ  〉
                    <´<´_,,ィ´ ノ
                   \_r'' ̄´

47東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:32:31 ID:V3ZEu/ew0
吉良「グハァアア!!」
大統領「吉良ッ!」
吉良「どうやら・・・本気で戦わなければいけないようだな・・・」
大統領「吉良・・・お前は引っ込んでいろ・・・こいつは私が片を付ける」
大統領「私たちの大切な吉良を傷つけた罪は深いぞ・・・?」
吉良「ヴァレンタイン・・・」ジーン・・・
大統領「吉良が死んでしまったら私たちの稼ぎはディエゴだけになるからな・・・」
吉良「(やっぱだめだこいつら)」
大統領「吉良。」
吉良「何だ?」ブォァサァァ!
吉良「何だッ!これは「アメリカ国旗」ッ」!」
大統領「お前は隣の次元にでも行っておけ・・・」
ルーミア「・・・貴方が私のご飯になるの?」
大統領「喰えるものなら食えばいい・・・(こいつらは私たちの事を飯としか思っていないのか)」
大統領「冬のナマズみたいにおとなしくさせてやる・・・」
ルーミア「行くわよッ!」ドグシャア!
ルーミア「あら・・・意外とあっけないのね・・・」
ルーミア「さて・・・私に食べられなs・・・ってあれ・・・?居ない・・・」
ルーミア「どこに行ったのッ!?」
大統領「Dirty deeds done dirt cheap」
ルーミア「ッ!?」
大統領「いともたやすく行なわれるえげつない行為」
大統領「ドジャぁぁぁ〜ン」
ルーミア「どうなっているの・・・?(アイツに攻撃したのにアイツが後ろに回っていた・・・)」
大統領「D4Cッ!」
D4C「・・・!」
ルーミア「(こいつ・・・あの吉良と同じような能力を・・・)」
大統領「貴様を始末するッ!」
ルーミア「やってみなさい」
ルーミア「WRYYYY!!!」
大統領「挟んでやるッ!」
ルーミア「そんな布きれッ!」
ルーミア「破けるわッ!」ビリビリィ
ルーミア「今度はこっちの番よ!」
ルーミア「月符「ムーンライトレイ」ッ!」
大統領「何だこれはッ!レーザー状の光線かッ!」
大統領「D4C!隣りの次元に隠れるぞッ!」
D4C「・・・!」
ルーミア「喰らえエエエエエエエエ!!!」

48東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:33:02 ID:V3ZEu/ew0

        /|  l7l7
      |  |_
      |  __>
      |  |_
      |___>
          ___/|___
          \     /        |\
            | / ̄| /   _ _ __   | ./
            l/   l/    l/l// /   l/
                     ∠/   ⊿

ルーミア「これで・・・」
ルーミア「倒したのかしら・・・」
大統領「間に合わなかった・・・」
ルーミア「ふふふ・・・これであなたを・・・食べれるってわけね・・・」
大統領「誰か・・・誰か助けてッ・・・」
ルーミア「誰も助けになんて来ないわよ・・・・」
ルーミア「それじゃあ」
ルーミア「食べさせてもらうわよッ!」
大統領「誰か・・・誰か・・・」
大統領「助けて・・・」ファサァ・・・
ルーミア「こいつ・・・・布きれを被っただけで逃げだとでも思ってるのかしら〜〜?」
ルーミア「(そうだったらとしたら大マヌケね!)」
ルーミア「WRYYYY!!そんなので隠れたつもりかしらァ〜!?貴方は私にとって猿よッ!猿が人

間に追いつけるかーッ!お前はこのルーミアにとってのモンキーなのよォォォォォォ!人間ンンンーーーッ

!!」ビリビリィ!
ルーミア「そしてッ!あなたは私に食われて死ぬのよォォォォォォ!!」
ルーミア「・・・・・・・って居ない・・・!?」
ルーミア「!また後ろね!」
大統領「残念だったな、上だ」
ルーミア「!!?」
大統領「今度こそ挟んでやるッ!」
ルーミア「キャア!」

〜〜〜〜〜〜〜
ルーミア「・・・こ・・・これは・・・」
ルーミア「私がもう一人・・・」
大統領「Dirty Deeds Done Dirt Cheap 」
大統領「この隣の場所に自由に入ってこられるのは!この私の「D4C」だけだッ!」
ルーミア2「貴方は・・・誰・・・!?」
ルーミア「こっちが聞きt」バチィイイン!!!
ルーミア「うわああああアアアアアア!!!」
ルーミア「これは・・・!「私の体」がッ!!!ブロックみたいにッ!砕け散ってるッ!」ボロボロ
ルーミア「早くしないとッ!全部が砕け散って「死んじゃう」ッ!!!」
ルーミア「!!ウワァ!もう一人の方の私が死んだッ!」
ルーミア「た・・・助けてッ!」
大統領「・・・・」

49東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:34:09 ID:V3ZEu/ew0
                          / fワ /       ,ィf/
   『 Dirty deeds done         / fワ /     ,ィタ'/
     dirt cheap 』           / fワ /    /rタ /
                       / fワ /  /,rタ´ /
  “ いとも たやすく 行われる       /.fワ' / /,rタ  , '
         えげつない 行為 ”      /fワ // rタ  /
                        /fワ'/ヽ rタ /
                   __/ ,.ィ   } /
               __/ ̄__/ rm    j∧
               /::/  _〕 ト=‐‐z_rmノ、 \
                 |::::l   ヽ人 ミ  /r‐'  ∧
        ,.ィニ二アニ二ミヽ__|  ` 二、 ) ,ィ⌒ヽ
          ,L三三彡'⌒ト、ヽ\ ̄/ ./7´ /::; 、:::::::}
.        /ll\ l fツ  ヽ  ̄`フ} У ̄>、__ ;:__ノ}
.       { l|| ハメ    ,、 | ヽ ノ´ /   ,/ ‐ヽ ̄ヘ
.      | l| |l|ー<〈/_/へr'´/、  / / i_  _ | fワハ
        ∧l l | |ニミヽ ` ー|‐'  \   V´   ソ  fワ |、
.       /  ヽ V⌒ヽjリ}    l     `ー/   、 /{\__ソ'^}ォ
    ノ /⌒ト、ヽー人,ノ  /|`ヽ.__  f二つ  |、|  トイ^リ
.    /ヘ人__ノノ`T´ ̄ \ー ┴--  ノ -一{_j `|  | i  l}
   /ノ _}.     ヽ‐'  } \ー-- 〈 /づ´ ∨ヽ!  V i  |
.  / {_f´      |'⌒ヽ!  |>-イ  ノ==、/ │  ∨  |
  | ト、_う        |__,ノ-<____/ `ヽ / \.|.   |   |
.  `U.       _,ノ / l ̄ / /  l     / 、  \   '.   !
        ‘ーへ \_ヽ__l  |    \__/ \  ハ.  ト-ハ
               ̄  .// ̄/  ̄ ̄ \    ヽ ∧ |Yヽ|
                 //  /ヽ  / ∧       ∧ヽしリ
             // /  \/  ノ  ',       ∧〈{/
             ノ/_   ニニ|   _ V     ∧
.              / /   ̄`ヽ レ'´   ̄`∨\    |
           /  /     j/ |      }V  \  |
         /   /-- 、   /: | __    / ∨   \|
          /   /   \/ .: j/  ̄`V  ∨   |
.         /   ∧\__/ノ  . :. |      ト、   ∨   !

50東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:34:55 ID:V3ZEu/ew0
大統領「・・・・」
ルーミア「た・・・助けて・・・ッ!」
大統領「助けてほしいか?」
ルーミア「ええ!早くッ!早く助けてッ!」
大統領「だ が 断 る」
大統領「貴様は前に吉良を半殺しにしたようだっけな」
大統領「そうだとしたら・・・そっちも返して来たからこちらも返させてもらおう」
大統領「やられたらやり返す、倍返しだッ!」バサッ!
大統領「連れて戻ってきたッ!皆私だ!」※大統領のHHA
大統領2「オラオラッ!」バキバキッ!
大統領3「思いしれッ!」グシャア!
大統領「とどめッ!」ポイッ!
大統領・2・3「そぉい!」
ルーミア「もう・・・・もうやめて・・・」
ルーミア「もう貴方達には近づかないから・・・!」
大統領「・・・・貴様らの言う事は信用できんな。そうだろ?吉良」
吉良「ああ、もう一度「第一の爆弾」で吹き飛ばしてやろう」
ルーミア「もうやめて!お願いだからほんとにッ!・・・やめてッ!」
吉良「・・・・私たちを思う存分責めたのにお前は命乞いして逃げようと言っているのか?」
吉良「私はその時泣かなかった・・・貴様にあの時弾幕を撃たれたときに泣かなかった・・・」
吉良「だが貴様は泣いている・・・」
吉良「私を見習うんだな、そうだ・・・私を見習いたまえ・・・」ガシィ!
吉良「私 を 見 習 う ん だ よ ォ ッ !」バキィィン!
大統領「えげつない(確信)」
ルーミア「もうやめて・・・・顔の骨がもうベキベキに折れちゃってるから・・・」
ルーミア「もう助けて・・・!」
大統領「・・・・!」
大統領「おい貴様、「永遠亭」までの道はどっちに行けばいいかわかるか?」
ルーミア「それなら・・・・」
ルーミア「そっちの方向に・・・・行けばいいと思うよ」
大統領「そうか」
大統領「わかった、もうこの辺にしといてやろう」
大統領「しかし、これから私たちを見かけても絶対に話しかけるな」
大統領「いいな?」
ルーミア「わかりましたぁ・・・」
大統領「よし、戻るぞ、吉良」
吉良「わかった」バサッ

51東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:35:37 ID:V3ZEu/ew0
〜〜〜〜〜〜
吉良「さて・・・あの小娘に教えてもらった方向に行くか・・・」
大統領「そうだな」

〜5分後〜
吉良「あ、あれだ、これが「永遠亭」だ」
大統領「へえ、なかなかいい雰囲気の家じゃないか」
吉良「ちょっと呼んでみるよ」
吉良「すいませーん!誰かいますかァー!」

シーン

吉良「誰もいないみたいだな」
ヴァレンタイン「どうする?」
吉良「ちょっと勝手に上がらせてもらおうか」ガラッ

〜永遠亭〜輝夜の部屋〜
輝夜「・・・」カチャカチャ
妹紅「・・・」カチャカチャ
吉良「・・・(何をしているんだこいつら・・・)」
大統領「・・・(ゲームをしてるな・・・しかもスマブラ64・・・)」
\ファルコーン!ハァ゚ーンチ!/   チガーウ!>
妹紅「よっしゃぁ!これで6連勝だ!」
輝夜「また負けたわ・・・やっぱピカチュウじゃあ勝てないわ・・・」
妹紅「あ、吉良、来てたのか」
輝夜「?・・・・貴方達は・・・・あの号外の人達!」
輝夜「貴方達はなんのようで来たのかしら?」
妹紅「そうだぞ吉良!女の部屋にいきなり入ってくるなんて・・・非常識だッ!」
吉良「すまない・・・訳を説明する・・・」
キングクリムゾン!
輝夜「そういう事ね・・・・」
輝夜「残念だけど、貴方達の仲間はここに来ては無いわ」
吉良「!・・・そうだったのか・・・」
輝夜「すまないわね・・・」
吉良「いや、大丈夫だ、次のところに行けばいいだけだ」
吉良「邪魔したね」
輝夜「いいえ、大丈夫よ」
吉良「それでは失礼した」

52東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:36:16 ID:V3ZEu/ew0
パタン

吉良「「永遠亭」は誰もいなかったか・・・」
大統領「次は・・・「守矢神社」か・・・」
大統領「そういう所には誰もいなさそうだな」
吉良「意外といるかもしれんぞ、私はディエゴが居ると賭けるよ」
大統領「私はカーズだな」

そういうと二人は地図を頼りに守矢神社に向かっていった・・・・

53東方荒木荘 6話:2014/03/02(日) 16:40:29 ID:V3ZEu/ew0
投稿終了ゥ!
永遠亭に誰かいると思った!?残念だれも居ませんでしたー!
さて、残りのメンバーはどこにいるか予想してもらいましょう!
(一応言っておきますが、行く予定にないところにいるかもしれませんよ)

54どくたあ☆ちょこら〜た:2014/03/02(日) 22:43:00 ID:VsyUiJI.0
サイバーさん、投稿お疲れ様です。
ギャグかと思ったら普通にヴァイオレンスってのは、結構クルものがありますな。
ボスはその辺の道端で野垂れてそうですねw

55サイバー:2014/03/13(木) 22:35:40 ID:ymhieD1w0
東方荒木荘、7話投下開始ですッ!

どうでもいいど最初の頃守矢神社のこと矢守神社って言ってた

56東方荒木荘 光は剣より強し」ンッン〜名言だなこれは:2014/03/13(木) 22:36:49 ID:ymhieD1w0
            第7話「「光は剣より強し」ンッン〜名言だなこれは」

一方その頃DIOグループは・・・・

プッチ「DIO、「アリス邸」からか「白玉桜」かで先にするかとかどうかは
どちらかが先にでもいいよな?」
DIO「それは・・・・どちらからでもいいんじゃないか?」
DIO「なぜそんなことを聞くんだ?」
プッチ「ちょっとな・・・私たちは「アリス邸」に行っていると思っていたが、この地図を見ていると
私たちは「白玉桜」に行っているようだ・・・・」
DIO「・・・・道を間違えていたのか・・・・」
プッチ「そうなんだよ・・・・」
プッチ「だが、メンバー探しに支障はないと思うぞ」
DIO「まあどうでも良いんだがな」

白玉桜までキングクリムゾンッ!

プッチ「あまり遠くないな・・・・」
DIO「幻想郷自体があまり大きくは無いらしいぞ」
プッチ「だからあまり遠くは無いのか・・・」
プッチ「(それにしても三途の川の船の奴と言ったら・・・・DIOに色目使っていたな・・・DIOの
親友は私でありあんな女に勤まる訳が無い・・・)」
DIO「どうしたプッチ、ブツブツ言っていて気持ち悪いぞ」
プッチ「あ・・・ああ、すまないな」

〜白玉楼 庭園〜

DIO「ああ、聞いたことのある声が聞こえるな」
プッチ「そうだな・・・(汗)それと女の声も聞こえる」
DIO「そこの角から聞こえてくるぞ・・・・」
プッチ「壁に隠れながらどんな様子か見ようか」

57東方荒木荘 光は剣より強し」ンッン〜名言だなこれは:2014/03/13(木) 22:37:20 ID:ymhieD1w0
???「せいッ!」カキョゥイン!
???「ムゥウン!輝彩滑刀ッ!」キィイイイン!
???「ウワァッ!!」ドガシャァ!
???「やっぱりカーズさんは強いですね・・・」
カーズ「フフフ、だがお前も腕を上げていると思うぞ、「妖夢」」
妖夢「はい!ありがとうございます!」
???「やってるわねぇ・・・・」
妖夢「あ、幽々子様」
カーズ「幽々子か・・・」
幽々子「貴方達もよくやるわねぇ・・・・」
幽々子「カーズ、妖夢の稽古の師範をやってくれてて有難うね・・・」
カーズ「いや、幽々子の為、妖夢の為ならこの程度なんてことは無い」
幽々子「頼もしいわね・・・」
幽々子「あ、後貴方たちの仲間達がここに来ているわよ何処に行ったかはわからないけど」
DIO「(何ィ!このDIO達の存在を気づいていたのかッ!)」
プッチ「(あの女・・・・何か異常なオーラを感じる・・・)」
カーズ「ああ、分かっている、あいつらが来ているというこのも」
カーズ「後ろに二人ッ!両方男ッ!」ジャキン!
カーズ「そこだァ!」ザシュゥ!
DIO「WRYァ!(危ねッ!)」
プッチ「うおおおッ!」
幽々子「!」
カーズ「DIOとプッチか、貴様らが来ているというという事ももうすでに分かっていた」
カーズ「私に何の用だ?」
DIO「その事なんだが・・・」
カーズ「ちょっと待てッ!?DIO貴様太陽が出ているのに灰になっていないぞッ!??」
DIO「ああ、その事なんだが・・・(やっべ喰われるかもしれん)」

キングクリムゾンッ!

58東方荒木荘 「光は剣より強し」ンッン〜名言だなこれは:2014/03/13(木) 22:37:56 ID:WIpqBPyU0
DIO「とまあそういうわけだ」
カーズ「」
幽々子「あの吸血小娘の血を吸ったら太陽を克服したってわけね・・・」
幽々子「カーズの一生の研究はそんなことで水の泡ねww」
プッチ「そうだな・・・(この女・・・サラッとえげつない事言うな)」
プッチ「ン?カーズ?」
カーズ「アンナディオゴトキニワタシノイッショウノケンキュウガコムスメノチヲノンダダケデタイヨウヲコクフクシタ、ワタシナンテイチドウチュウニマデイッテ

デモタイヨウヲコクフクシタノニアノディオノヤツハタダタダコムスメノチヲノンダダケデ・・・ソンナナサケナイリユウヲエシディシヤワムウニキカセタラドンナ

カオヲスルダロウ・・・エイジャノセキセキハナンノタメニアルノダ・・・?ワタシノイシカメンハナンノタメニアルノダ?エイジャノセキセキハイシカメンヲサド

ウサセルタメニアル・・・・ワタシノエイジャノセキセキデウゴクイシカメンコソガタイヨウヲコクフクスルタメニアル、シカシディオハ・・・ディオハ・・・・タダ

ノキュウケツコムスメノチヲノンダダケデタイヨウヲコクフクシタ・・・・ワタシノ・・・ワタシノイッショウノケンキュウノイミハ・・・・」ブツブツブツ
プッチ「ホワイトスネイクッ!」
白蛇「ウショワッ!」ボコッ!
カーズ「ヌワァ!おのれ何をするかッ!プッチッ!」
プッチ「カーズ!お前がそこまで落ち込むことは無いだろうッ!」
プッチ「DIOが太陽を克服したのが何だッ!カーズ!お前が太陽を克服したという事には変わりはないだろうッ!」
プッチ「そんなことで落ち込んでいてどうするッ!死んだエシディシ・・・だっけ?ワムウにも
申し訳が立たないだろうッ!」
プッチ「貴様はそんなキャラじゃなだろうッ」
カーズ「そ・・・そうだなッ・・・・」
カーズ「だが・・・・頂点に立つ者は常に一人ではならないッ・・・」
カーズ「また今度どちらがDIOどちらかが強いかが戦わなければな・・・」
幽々子「こんな所で話してるのはなんだから中に入って話しましょう?」
DIO「有難いな」
プッチ「感謝しよう」
カーズ「白玉楼は良い所だぞ?」
DIO「そうなのか?」
カーズ「妖夢の飯はかなり」
プッチ「そうなのか」

59東方荒木荘 「光は剣より強し」ンッン〜名言だなこれは:2014/03/13(木) 22:38:52 ID:ymhieD1w0
〜白玉楼 茶室〜
DIO「なかなか良い臭いがする」
カーズ「な、そうだろ?」
プッチ「なんか話ずれてる気がするんだが」
プッチ「それでだな、カーズ、ここに理由はな・・・」
カーズ「この幻想郷にいるメンバーを集めたいんだろう?」
プッチ「知っているなら話は早いな」
プッチ「一度人里まで来てくれるか?
カーズ「良いだろう、しかし」
カーズ「用件が済んだらここに戻ってくるぞ」
プッチ「いや・・・・別にいいが・・・」
プッチ「何故ここに留まろうとする?前まであれほど飽きっぽかったのに・・・」
カーズ「幽々子にも妖夢の稽古をしてやってくれと頼まれてるんでな・・・妖夢も我が「輝彩滑刀」での修行も
良い稽古になっていると言っている」
カーズ「頼みごとを断るわけにはいかんだろう?」
プッチ「そうだが・・・お前はそんなキャラじゃなかっただろう」
カーズ「・・・」
カーズ「わかった、訳を話そう」

「恋」 ッ ! そ の す て き な 好 奇 心 が カ ー ズ を 行 動 さ せ た !

カーズ「初めて幽々子に会ったときから幽々子には一目惚れしたよ・・・」
カーズ「あの強さにッ!あの不老不死にッ!」
カーズ「あ の 美 し さ に ッ !」
カーズ「私は心に決めた・・・「幽々子が好きだという事」を・・・・」
プッチ「」
DIO「」
プッチ「まさか・・・・カーズが恋をするなんて・・・・ッ」
DIO「スタンドも月までブッ飛ぶこの衝撃・・・・」
DIO「まあ、カーズの自由でいいんじゃないか・・・・」
プッチ「そうだな・・・・」
プッチ「まあ、人里まで来てくれよ」
カーズ「そうだな、幽々子達に伝えてくるぞ」スッ
DIO「わかった」バタン
プッチ「にしても・・・カーズが恋をするとはな・・・・」
DIO「驚きだな・・・」
DIO「今頃吉良達は何をしているのだろうかな・・・」

60東方荒木荘 「光は剣より強し」ンッン〜名言だなこれは:2014/03/13(木) 22:39:43 ID:ymhieD1w0
〜守矢神社〜

吉良「ハアハア・・・ハアハア・・・」ゼーハゼーハー
ヴァレンタイン「ハアハア・・・・ハアハア・・・」ゼーハーゼーハー
吉良「三十代半ばの・・・・アラフォーに・・・」ゼーハーゼーハー
吉良「この階段は・・・キツイ・・・・ヒーハーゼーハー
ヴァレンタイン「そうだな・・・・」ゼーハーゼーハー
ヴァレンタイン「でも・・・・もう少しだッ・・・」ゼーハーゼーハー

       ___
     /×( ゚Д゚)
     |×( ´∀`)
    ⊂××××つ
     |××××|
     | ××× ノ
     |×| ̄|×|
      (__) (__)
     キングクリムゾン!

吉良「やっと着いた・・・・ッ!」
ヴァレンタイン「疲れたな・・・ッ」
吉良「一休みしてから行こうか・・・・」
ヴァレンタイン「そうだな・・・」
吉良「クソッ・・・こんな事ならぶどうが丘のスポーツジムの会員になっておけばよかった・・・・」
ヴァレンタイン「・・・・!」
吉良「どうした?」
ヴァレンタイン「静かにしろ」
吉良「?」

      モウイイ!オレハココヲデテイクッ!

                         チョットマッテクダサイ!マダワタシタチノヨウケンガスンデマセンヨッ!
  ウルサイッ!オマエラハオレニマトワリスギダッ!

                   マアソウオコンナヨ・・・・ホラ、ムネニトビコンデキテモイインダゾ?
   シツコイゾッ!オレハデテイクトイッテルンダ!
  
                  デテイカナイデヨォ〜マッテテバァ〜

???「うるさいぞッ!俺は出ていくと言ってるんだッ!」
???「待ってくれ!ディエゴ!お前はこれから守矢の一人のなりそうだったのに!」
ディエゴ「WRYYY!!!貴様らは俺にまとわり過ぎだッ!」
ディエゴ「布団の中に入るまではまだよかったッ!」
ディエゴ「だがッ!風呂にまで入ってくるのはあまりにも行き過ぎだッ!」
???「それはお前と速く打ち解けたくて・・・・」
ディエゴ「もうお前たちに近づく気はないッ!」
ディエゴ「ん?」
吉良「ディエゴか・・・・」
ディエゴ「吉良ッ!それにヴァレンタイン!」
ヴァレンタイン「久しいな」
ディエゴ「助けてくれッ!変態達に監禁されてるッ!」
???「なッ・・・変態じゃないぞ私たちはッ!」
???「いや、私は自覚あるよ、結構ひどいことしてたって・・・」
???「お前も喜んで布団の中に入ってたじゃないかッ!」
???「にゃ、にゃにおォォォォ!?そんなことなかったよ!」
???「二人ともケンカしないでください!ディエゴさん帰っちゃいますよ!」
???「ああ、そうだな・・・」
???「つーかあいつらはなんなの?」
???「話を聞いていたらご知り合いかと・・・・」
吉良「聞くんだが・・・・」
吉良「君たちは何者なんだ?」
???「ああ、自己紹介がまだだったな」
神奈子「私は「八坂神奈子」だ」
諏訪子「私は「洩矢諏訪子」だよ」
早苗「私は「東風谷早苗」です」
吉良「さて、少しお願いがあるんだが」
吉良「ディエゴを返してもらいたい」
吉良「もちろんすぐに返す」
ディエゴ「!?」
神奈子「・・・・」
諏訪子「どうする・・・?」
神奈子「すぐに返してくれるなら・・・・」
神奈子「しょうがない、ディエゴも嫌がってるしな」
神奈子「あの号外でも大体知ってるし」
吉良「感謝する」

そのあと二人達は人里に戻りDIO達と合流した・・・

61サイバー:2014/03/13(木) 22:43:11 ID:ymhieD1w0
投稿終了ッ!
しかし5大BB(ピチューン
紫とかは全然BBAじゃない(ピチューン
紫達は普通にお姉さんだと思いますがね

62名無しさん:2014/03/13(木) 23:57:49 ID:eNZwFQ1A0
カーズの童貞臭

63サイバー:2014/03/14(金) 03:59:11 ID:O5l734iA0
>>62

「SEX」必要なし、帝王は常に一人。

64どくたあ☆ちょこら〜た:2014/03/15(土) 00:13:12 ID:vIpb1Cdw0
投稿お疲れ様です。
アリス邸には行かず終い、残るはディアボロのみ。
幽々子とのカプですか。カーズはジョジョボスの中でも一番色恋沙汰とは縁遠いイメージがありますね。
私の中では、カーズとのカプを組むとしたら永琳かな〜、と考えておりました。研究者だしIQ高いし、食物連鎖の頂点であるカーズと『穢れ』

65どくたあ☆ちょこら〜た:2014/03/15(土) 00:15:31 ID:vIpb1Cdw0
途中送信失礼しました。

『穢れ』を嫌う月の民との価値観の差異とか、色々絡ませやすいかなと。
カーズ×幽々子、どのような進展で魅せてくれるのか、期待しております!

66まるく:2014/03/16(日) 21:42:22 ID:KXhOcsr60
白玉楼、二つの神社。命蓮寺も?階段絶対すごそう。
僅かな間の攻防だから書かれてませんが、やはり人間組は階段には勝てないのか…

SEX必要なし。ゆえに童貞。…いいのかそれでおまえ…
価値観が違うからいいのかもしれないけど。

67サイバー:2014/03/17(月) 19:54:31 ID:b6OZS.6g0
ちょこら〜たさん、まるくさん・・・返信ありがとうございます。

>研究者だしIQ高いし、食物連鎖の頂点であるカーズと『穢れ』を嫌う月の民との価値観の差異とか、色々絡ませやすいかなと。

恋に相性なんてないんですよ、すべてはカーズの意思であり、カーズの好みなんですよ、ぶっちゃけ
私が幽々子様とカーズ様が好きだからカプにしただけなんですけどね。

>僅かな間の攻防だから書かれてませんが、やはり人間組は階段には勝てないのか…

階段>>>>>>>超えれない壁>>>>人間って事です、30代のアラフォーに
階段は絶対にキツイ、俺が歳とったら絶対そうだ、皆だってそうだ。

68まるく:2014/03/24(月) 16:11:12 ID:V1cqd/cI0
>SSはよ
あったよ!ここにSSが!
でかした!

あ、なんでもないです。投稿します。

69深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 3―:2014/03/24(月) 16:12:26 ID:V1cqd/cI0
「お騒がせしました」
「まったくだよ」

 守矢神社本殿の前で、早苗は深々と頭を下げて謝罪する。
 その姿を見せられては、さすがにドッピオも何も言えない。

「あんたは普段からまじめ口調のいい子ちゃんみたいなのにすぐ暴走するんだから」
「返す言葉もありません……」
「……はは、は」

 気落ちした早苗に対して気の利いた言葉も出てこない。
 もし自身が普段と変わらない状況であるなら慰めの言葉も浮かんだのであろうが。

「……して、今日はどういったご用件で? あ、アリスさんは今朝帰られましたよ」
「いや、アリスに用はないけど」
「ん、何であの人形遣いが出るの?」
「昨日は霊夢さんの所にアリスさんを訪ねてきましたので。神社あるところにアリスさんがいる、と言うわけではないことを」
「アリスには用はないって言ってるだろ」
「あ、はい」

 それに早苗は特に気づかない。気づく素振りもないその姿をみると、今の自分の気持ちを共有させようとする心が引ける。

「私がこいつをここに連れてきたのは、早苗の話を聞かせてやりたいからだよ」

 その空気を切ったのははたてだった。
 けしてからかう空気はなく、実直に彼の為に動いていた。

「私の話……ですか? えぇ、良いですけど、何を聞きたいんです? 神奈子様の伝説?」
「早苗がここに来た時の話と、それからどれくらい経っているか。その前後を、ドッピオに聞かせてほしい」

 はたてが強く、はっきりとした口調で言い切る。
 その言葉を聞くと、早苗は明らかに体を強張らせ、目を丸くしてこちらを見やる。

「……どういう、ことです?」
「僕の一番新しい記憶では、僕が現実に……外の世界に居た頃は2001年だったはずだ。それは絶対に間違いない」

 はたてに続き、ドッピオを同じく語気を強めて話す。その言葉には、現実を強く認識し乗り越えようとする意志がある。

「早苗、君は元は外の世界の人間なんだろう? 誰かから、それこそはたてからしっかり聞いたわけじゃあないが、流れからそれは推測できる。
 ならば知っているんだろう。『今』が何年なのか。どれほどの時間が経っているのか、その答えを!」

 だんだんと語調が強くなる。息を吐ききってもまだ出るかのような感覚。
 言い切ったころには浅く、肩で息をしているその状態。
 事実を認めるのは辛くとも、それは確かにしなくてはならないという気持ちが、彼の心拍数を速めている。

「……そんなこと、あるわけないじゃないですか」

 早苗は、そんな彼に目を細め異物を見る様な視線を向ける。
 小さく漏れ出たその返答は、明らかに彼を異常と思った答えだった。

70深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 3―:2014/03/24(月) 16:13:13 ID:V1cqd/cI0
「……何だって?」
「来たのはつい最近って言っていたのに、そんな前の事……時間が歪みでもしない限り、そんなことはあり得ません」

 そこまで言うと早苗は踵を返し、本殿の中へ向かう。

「ちょっと待て、どこに行くんだ!? どういう意味だ、今のは!!」

 何も言わずに去ろうとする早苗に喰ってかかる。
 返答次第では手が出てしまう、それほどの勢いで。

「……? ありましたよね、分からないはずがない。ここだけでなく、外でも同じことがあったはずです。それで忘れているだけじゃないです?
 ……そういっても納得しないでしょう、ドッピオさん。だから、証しを見せてあげます。……しばしお待ちを。本当に心当たりがないならはたてさんにでも聞いてください」

 そんな彼を少し振り返り、目線だけやると奥へと向かっていく。
 残された二人は、向けるべき対象がいなくなってしまったことで、矛先を変えるだけ。

「どういうことだ……何が何やらわからない。何があったか、だと? それはいちばん僕が聞きたいっていうのに……!」
「……やっぱり、怒るよなぁ。けれど、説明だけなら誰でもできるが……」
「はたて、お前もだぞ! 何かあるっていうならそれをまず言うべきじゃあなかったのか!?」
「いや、それはそれでしょ! というか、まさかそれを知らないと思ってなかったし……! 第127季、今年の二月程度前の話だ、あんた本当に知らないの!?」

 本殿の前で置いて行かれた二人は、大きな声で互いに責めあう。
 ドッピオは知らないことの増加とそれを知らされていたなかったことに対する怒り、はたては知っていて当然の話を知らないことによる驚き。
 その二つの感情が、発せられる声量が二人を熱する。

「知らないね、何があったかわかりゃあしないッ! 僕が目覚めたその時から、それほど経っているだなんて思ってもいなかった! 想像もしなかった!!」
「まさかその間中ずっと眠っていたんじゃないの!? あんだけ大規模な事件、知らないはずがない! 結果的には大したことなかったけれども、どう考えたってそれはこの中だけの話!
 隔絶されているとはいえ時の流れまでは変わってはいない! 外の技術が時空間まで揺るがすような空想を実現させているとは到底思えない! だったら知ってるはずでしょ!?」
「だから、それが何かって聞いているんだッ!!」
「おーいー、あなた達何話してるの、人の寝床の前で」

 熱くなった二人の前に、大きくあくびをしながら小さな少女が現れる。
 ふわわ、と間延びした声を上げながら、けだるげな眼で二人を見据える。

「……あ」
「客人がうるさいと思ったら、早苗は早苗でどんより自室に戻ってるし……その理由はお前たちの痴話ゲンカかい? いけないなぁ、いけないなぁ」
「……何だ、ガキが仲裁に入ることは何もねえぞ」
「子供じゃないって、この方は洩矢諏訪子。ここの主神の片割れだよ」
「うす」

 その紹介を受けた少女―洩矢諏訪子―は左手を軽く挙げ、頭を同時に小さく下げる。

「神奈子は大天狗と昼間から酒盛りしてるし、早苗は人形遣いと遊んでるしで暇々だったから寝てたらさー、あんたらがちゃがちゃこんなところで……クツワムシか」
「こんなのが、神?」
「幻想郷じゃあ大体こんなものだよ、そこは突っ込まないであげて。諏訪子様は」
「いいよ別に、立てなくても。……ところで、何話していたんだい? 二度聞きになりそうだけど、私が納得できない話だったなら静かにさせてもらうよ」

71深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 3―:2014/03/24(月) 16:13:51 ID:V1cqd/cI0
 口調は柔らかいし、本当にそれをやるかどうかといえば、やれないだろう。見た目や発せられる声色は完全に幼女レベルのそれである。
 だがその自信に満ちた堂々とした物言いは確かにただの子供のそれではない……が、にわかにはやはり信じられない。
 そんな空気を感じ取ったのか、あわてて取り繕うようにはたては弁舌をふるう。

「いやいや、大したことじゃないんですよ、本当に。私たちが熱くなりすぎただけで。
 こいつ、ドッピオって言うんですけどね。外来人だけどよくわからないところがあって。それで早苗に聞いてみればわかるかなーって。
 ほら、私ら幻想郷出身の者は外の世界の年号とかあまりに興味湧かないんでほとんど知らない、けれど彼がそれと今を照らし合わせたくって。だからー、早苗さんをねー」
「……あぁ、なるほど。それで。……ふーん」

 はたての口が動くたび、諏訪子の表情が曇り、目の色が暗くなる。それは明らかに不快の印。
 その顔がふ、とドッピオの方に向けられ、すぐさまはたての方に変わる。
 ひゅ、と息を飲む声が確かにドッピオの耳に聞こえた。

「……怒られて、マス?」
「怒って、ます。以前言ったよね、早苗そのこと思い出すの辛いから触れないで欲しいって。神奈子はともかく、早苗にそんな思いをさせる奴を不快に思うって。
 わざわざ思い出したくない物を掘り出そうとする、気の触れた盗掘師の様な事、してほしくないって。言ったよね、天狗」
「えぇ、えぇ。言われましたとも。でもですね……」
「まだその口を回すのかい? 不敬とまで取ってあげようかね。それとも鼻から下を取ってあげようか」

 冷めた目で見つめられているのははたてだが、それでもその刺すような空気に巻かれるのがドッピオにも感じる。
 確かに小さな成りをしていても、なるほど神と言われれば納得できるような場数を踏んでいるだろう。
 だからといって自分の前に転がる真実を見逃すわけにいくだろうか。
 そう抗議しようと一歩を踏み出そうとするドッピオの前を、はたての手が遮る。

「不敬と取られても結構です。早苗の過去を尋ねるのも、それを嫌う者がいることも承知の上。承知の上で外来人であり出自に悩む彼を連れてきたのはこの姫海棠はたて。
 もちろん他の方法もあるでしょうが、一番彼の望む答えを待つ道はこの道のみ。早苗はまだこのことを理解せずとも道を指そうとしてくれています。それを邪魔するのであれば洩矢神であろうと」

 そこから先は言わない。まだそこまでならポーズで済むから。
 そして、そのポーズは一代の賭けとも思うほどに。
 思わずドッピオははたての表情を見やる。とても、こんなことをする者ではないはずだと思っていたから。
 諏訪子を見据えるはたての顔は、どこまでも真剣で、どこまでも強情で、そして、ドッピオにだけは優しさを感じる顔だった。

「…………」
「…………」

 数秒のにらみ合い。
 二人ともその点では固かった。
 共に譲る気の無い一点。

「諏訪子様、起きられていたのですか」

 その合間に割り入る早苗。胸に、少し擦り切れ、色褪せた本を抱いていた。

「早苗。今聞いたが、いいのかい? 私はいつだって反対だ。自分で辛いと思うのならやめればいい。前へ進むことではなく、後ろに振り返ることならば。
 もし嫌ならば、私が早苗の代わりに断ろう。早苗は嫌だと言えないタイプだ、同情とかそういう気持ちであるのなら――」
「大丈夫です」

 早苗は無表情に答える。その姿は強がり、にしか見えない。

「早苗……!」
「待たせてしまってすいません。……お話ししましょうか。さっきの事はもう聞きました?」
「あー、いや、まだだ。……それに少し時間をもらっていいかい」
「わかりました」

 二人の間に飛んでいた火花は早苗が入ったことで鎮まる。
 はたては改めてドッピオに振り向き、自分より頭一つ下にある彼の顔に高さを合わせた。

「というわけで、まずは話しておこう。既に起きた事実、幻想郷だけでなく、この宇宙を巻き込んだという事変を。
 真相は一部の大妖しかわかっていない。私もなぜ起きたか、その結果幻想郷の外はどうなっているか。それを全てはわかっていない。だから、事実だけを話そう」

72深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 3―:2014/03/24(月) 16:15:03 ID:V1cqd/cI0
 第127季、3月21日。
 時間は、始まりはいつかはわからない。大体、昼過ぎだったはずだ。
 それが始まるまでは別段何もない時間だった。普通に雲は流れて、花も蝶も風に揺られて。何も変わらない平凡な一日になるはずだった。
 だけど、「何か」をきっかけに狂い始めた。……ん、ああ。「何か」はわからない。もちろん私は後にこの「何か」について調べまわったよ。だけど、何も掴めなかった。文とか、他の天狗もね。
 私の気づきは、少し風が強くなったかな、と感じたときだった。自室で次の花果子念報の記事を執筆しているとき、窓を叩く風の音が強くなったかな? そう感じたんだよ。
 でも、最初は何も思わなかったけど、だんだん違和感を感じてきた。1分と経たず、その音がおかしいことに気付いたの。
 風が強くなり、窓を叩いて音を出すならその音と振動はだんだんと大きく強くなっていくはず。けれど、音と振動は強くならず、叩く間隔だけが早くなっていった。
 それはおかしいと思って、急いで外に出ようとしたさ。その時にあまりに急いで、書きかけの記事にインクをぶちまけてしまった。
 しまった、と思う前に起きた事実にぞっとしたよ。そのこぼしたインクは「既に乾いていた」。
 ……何を言っているのかわからないでしょう? 私もその時は何が起きたかわからなかった。久しぶりに、何百年振りに理解が追いつかない瞬間を目にしたよ。
 とにかく家から出て、山の全体を確認しようとした。そのために飛行しようと思ったんだけど、全く飛ぶことができなかった。
 恐ろしく風が強いのさ。
 他の人たちはどう飛んでるかは知らないけどさ、私たち天狗は元は鳥類。風を利用した飛行を主としてる。
 だから強風の時はだいぶ飛びづらい。……さっきも外の風が強かったから当然だろう、と思うでしょ?
 でも周りの木はそよ風に揺れる程度。全然、風の強さを受けていない。ただ、ゆらゆらと揺れているだけ。
 それでも、その揺れはすんごい小刻み。まるで高熱でぶるぶる震える子どもみたいに、ゆらゆらじゃないね、ぶるぶると、ぐらぐらと。
 頭が痛くなりそうになりながらも、大急ぎで空を飛んださ。ごうごうと吹き付ける風を何とか御しながら。
 途中で文とも出会った。状態は全く同じで、大天狗様たち……ああ、上司ね。も同じ様子みたいで。
 すわどうしたもんか、考えようとした矢先にまたおかしな事実に気付く。
 さっき昼過ぎだった、て言ったでしょ? で、この頭がどうにかなりそうな出来事、どれくらいかかってると思う?
 体感で言いたいけれど、それは私の体感だから言わないでおく。お天道様がどこにいるかで事実を伝えよう。
 さっきまで頭の上にあった太陽はすでに山の中に入ろうとしてた。私たちが見た時には半分くらいしか見えていなかった。
 そしてその太陽は、私たちの目の前でするすると沈んでいき、辺りはあっという間に暗くなった。
 もう夜になったのさ。数分と経たずにね。

73深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 3―:2014/03/24(月) 16:16:00 ID:V1cqd/cI0
 少し話は変わるが、以前にも夜を止めて月を隠すという異変があった。……ん、違うな。月を隠されたから夜を止めて〜、だったかな?
 まあそれはいいや。夜を止めて、っていうのが重要。時間を停滞させることはできないことはない。その異変の最後は停滞された夜が解放されて、圧縮された時が一気に進み、朝になった。
 パンパンに空気を詰めた袋の口を押えて、力いっぱい押してから口を放した時のように、一気に時間が過ぎていった。それがその異変の最後。
 だから、今回もそれをやった吸血鬼の仕業かな、と思ったんだよ。
 そう思ったその時には、反対側からまたお天道様が昇ってきた。
 わかる? その時の背筋の凍るような思いが。私は直感的に思ったよ。『これは幻想郷の中だけじゃない』って。
 だって、いたずらに時間を進めてどうしたい? それも、皆が困るようにするなんて。
 確かに似たような異変はもう一つ、春を集めたが故にいつまでも冬だった、なんて異変もあった。
 その時も、先の永夜異変、あ、さっきの異変ね。冬が〜、っていうのは春雪異変。とかは、どこか当然とも思えて。『幻想郷だから』というおちゃらけた様な感覚。
 だけど、この時はそうは思わなかった。幻想郷も含めたこの世界全てがこの事変に巻き込まれていると。
 なんでかわからないけどとにかくそう思ったし、隣にいた文も顔を青ざめながらそう思ったみたい。
 この時、すでに太陽は視認できるほどの速さで動いていた。間もなく正午になるような高さになった時、突然、全てが暗闇一色に染まった。
 また何か、と困惑したよ。時間がどんどん早くなっていく次は、光でも失われるのかと。
 世界が突然終わったのかと。
 全然追いつかない頭の中で、そうぽんやり思った時、暗闇が晴れたと思ったら、いつもの昼間に戻っていた。
 風が無く、嘘みたいに普通に飛べる。木々のざわめきが普通に聞こえる。パッと見、揺れを感じないほど小さく小さくゆっくり揺れている。
 しばらく私は眼をぱちぱちさせてたよ。いつの間にかくっついてる文を引っぺがそうともせず。
 それでも、何も起きない、何も変わらない。さっきまでの出来事が嘘みたいのように。
 夢じゃないか、と思って文の顔をひっぱたいてみたけど、乾いた音と共に手のひらに残る痛みは、何か起きたけど、元通りになりましたよーって言ってる。
 事変自体は、本当にその一瞬だけで終わってしまったんだ。

74深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 3―:2014/03/24(月) 16:16:46 ID:V1cqd/cI0
「……もちろん幻想郷の中にはそれくらいができる芸当の奴が何人かいる。でもそれらは一様に知らないわからないの一点。
 全てを知ってそうな八雲紫もこの件に関しては本気で口を開けようとしない。……もともと奴はそういうの喋らないし、のらりくらりとかわすけど。
 嘘の付けない半獣の賢者は、『八雲もこの件は調査中、だそうだ』と。……幻想郷の異変じゃない、外の世界の異変なの。ここは、ただ巻き込まれただけ」

 そこまで話すと、ふう、とはたては一息つく。
 すでにそれを体験した二人はともかく、とてもではないが話に追いつくことができていないドッピオ。
 ぽかんと口を半開きにして、ただそれを聞くだけだった。

「……」
「嘘だろ、と言いたげな顔だけど。それは全てが事実。この幻想郷の外で『何か』が世界、宇宙全ての時間を加速させた。
 それがどうして終わったかはわからないけど……起こす奴がいれば止めることができてもおかしくない奴が何人かいる。そいつらが何とかしてくれたのかもしれない。
 該当者に話を聞きに行っても、みんな知らない、だったけどね。明らかに箝口令にしか見えなかったけど」

 自分の耳をかりかりと掻き、最後にそれを伝える。
 それを聞き終ると、次は早苗が前に出て、ドッピオに見えるように本を見せた。
 その本には『日記 〜2005年から2008年〜』と書かれていた。

「今の話は今年の3月、今は5月なので少し前の話。私たち守矢がこの地に渡ったのは第122季。2007年の話です。……あなたの言う2001年は、6年前に過ぎています。現在からは、11年」
「…………!!」

 まるで、直接剣で身体を貫かれたような衝撃が走る。
 10年以上前、現在は10年の月日が流れている。先の絶望的な事変はその間。
 一瞬で頭に世界の全てを叩き込まれたような感覚が眩暈となって襲いかかる。

「……嘘だ」
「嘘ではありません。もしこれらが嘘だったら私たちは何も知らぬ人を精神的に追い詰めるとんだ悪人ですし、あなたが嘘と決めつけるのならそれは少なくとも私たちを否定することになります。……嘘では、ありません」

 感情を押し殺した、低く震えた声で早苗は話す。
 中ほどより後ろに定めて開き、一枚一枚探すようにページをめくる。
 あった、と小声でつぶやいたそのページの日付は2007年の9月を指している。

「ここからです。この幻想郷に移る過程を一番詳しく書き込んでいた時が。……同時に、今のあなたに関係はないでしょうが、その時の苦悩を」

 彼女の言葉通り、丸みを帯びたかわいらしい字体には似つかわしくない、八坂神奈子の提案と自分の今との執着と悩みが混同して書き込まれていた。
 信仰が薄れ消えゆく神の唯一の救いの手段。幼い早苗のあまりに厳しすぎる二者択一。
 今までの生活を取れば人間として早苗は生きていくだろう。信仰の対象を失って。心の拠り所が自分の所から立ち去って。
 今までの生活を捨てれば神として早苗は神奈子と共にあるだろう。生みの親を失って。今までの思い出の全ての形に触れることを全て捨てて。
 その悩みを書き連ねた文章は1日1日経つごとに、ある日は短く叩きつけるように。ある日は全てを吐き出したような長い言葉で。
 ……そこにあるのは嘘ではなく、確かな現実のものとして。

「あなたに同情してもらいたくて見せているわけではない、ということは理解していますよね。……これ、は」

 その日記を持つ手が震え、書かれている文字が水滴で軽くにじむ。
 ページにはいくつも似たようなにじみがあった。

「ここに書かれていることは、確かな記憶。たし、ぐず、確かな記録です。……遡ります、その前」

75深紅の協奏曲 ―嘘と真の三重奏 3―:2014/03/24(月) 16:17:23 ID:V1cqd/cI0
 涙が出そうなのをこらえて、それでも漏れ出す。
 声が今は大きく上げていたい、その感情を押し殺して早苗はドッピオに説明の言葉を続ける。

「2006年、サッカーのワールドカップがイタリアで開催されました。クラスのみんなで、それを、話していました。
 2005年、はやぶさという宇宙探査機が惑星イトカワに着陸して、そこの探索を行いました。それが戻ってくることが楽しみでした。……それらがどうなったかを知ることは、もう、できません」
「……」
「どちらも、大きく取り上げられた話題です。……知らない、のですね」

 涙にぬれながらも、ドッピオが本当にそれらを知らないという事実を憐れむような目を向ける。
 目を鼻を赤らめながらも、確かに彼を見据えた。

「まだ、話しますか? まだ必要、ですか? いいですよ、何度も、っ、……」
「……早苗、もういいだろう。お前も、知らないことを知りえた、もういいだろう!!」

 自棄になって投げやりに話す早苗を、諏訪子がかばう様に止める。
 これ以上彼女が自らの傷を広げることに耐えられなくなったのだろう。理解を求めるその視線。
 そんな諏訪子に、早苗の膝は崩れ、そのまま諏訪子の背中に顔をうずめる。

「うぅぅ、っ、うえぇ……すわこ、さまぁ……寂しいよぉ……みんなに、みんなぁ……」

 押さえていた涙が堰を切ったようにあふれ、消え入りそうな声と共に流れ出る。
 それに諏訪子は振り返り、改めて早苗の頭を胸に、優しく抱き留める。

「直接的な、お前が2001年にいた住人だという証明にはなっていないが、お前の知らぬ過程を経て、今に至る。それを知らないお前は、何の因果かここまで『飛んだ』んだ。それが事実!
 分かったなら、もう早苗を苦しめる様な事は聞かないでくれ!」

 その諏訪子の声には怒りと悲しみが混じっていた。
 ドッピオにはそれがなぜかわからない。が、それは神奈子と共に彼女を巻き込んだ原因の一つだから。

「……なんだよ、それ。なんなんだよ……」

 全てを知りえず、絶望的な事実のみを与えられたドッピオは、どうすることも、できなかった。

「そんなこと、勝手なことを、言いやがって、言うだけ言って泣いて終わりかよ! そんなに勝手に、お前らはッ! 僕は、僕は……ッ!!」
「ドッピオ」

 やり場のない感情が怒りとなって溢れ出る。その溢れた感情の表現も、あまりの大きさに制御できず、声を詰まらせて震えるのみ。
 そんな彼を、はたては優しく抱きしめる。

「出会って間もないし、あんたは私の事を嫌っているだろう。……でも、もし今の気持ちを落ち着けたいなら、胸を貸してあげる。今だけでも。落ち着いてから何だって聞いてあげるから」

 抱きしめた彼の頭を優しく撫でる。イタズラや打算などのどうでもいい感情はない、その行為は母性の表れともいえるそれだった。

「う、う……」
「誰にだって泣きたいときはある。あんたのそれは今さ。別に恥ずかしいことでもない。私で良ければ、ぶつけてよ」
「……う、あぁ……うああああああああああぁぁ!!!!」

 大きな声を上げ、あらんかぎりの力で。
 早苗の泣き声を上から塗りつぶすかのように。
 守矢神社に、二つの泣き声が混ざって鳴り響いた。

76まるく:2014/03/24(月) 16:22:53 ID:V1cqd/cI0
以上になります。
2012年3月21日、ジョジョ本編でメイドインヘブンが発動した瞬間です。
その力は全宇宙に影響する、幻想郷も当然巻き込まれます。
でも幻想郷の住人がそれに巻き込まれたら…という考えから対策が取られて云々。
ドッピオの物語とあんまり関係が…そこで誰が何をしたかは、読みたければどうぞ、って感じでハーメルンの活動報告にでも残そうと思います。
割とそういうところが多い物語なので、関係ないことを垂れ流すにはいいですね、あそこ。
1か月縛りなければもう少し書けますが、かといって縛りがないとずるずると書かない期間が増えてしまう自分への戒めもあります。夏休み残り3日で宿題全てをやるタイプです。
許してください、なんでもしますから!

僕もはたてさんにでれられたい。

77サイバー:2014/03/24(月) 17:35:41 ID:JBCxK1E60
まるくさん、投稿お疲れ様です。
やっぱり結界が張られていてもMIHの影響って受けるんですね・・・
僕の作品ではMIHは終盤の方に出そうかなとか思ってます。
流石神、幼女の体でも精神はいっちょ前ですね。

???「見た目は子供!頭脳は大人!その名は名探偵コOン!」
> 僕もはたてさんにでれられたい。

残念だったな、私は文派何だな

早く3部アニメがみたいなぁ

78サイバー:2014/03/25(火) 21:27:48 ID:wJzsmru20
東方荒木荘8話投下開始します。
何でだろう、自分のSSを読んでると皆さんの
よりも絶対早く読み終わってしまう・・・
もっとSSを綿密に描こうかな・・・

79サイバー:2014/03/25(火) 21:28:17 ID:TKfJd0cU0
東方荒木荘8話投下開始します。
何でだろう、自分のSSを読んでると皆さんの
よりも絶対早く読み終わってしまう・・・
もっとSSを綿密に描こうかな・・・

80東方荒木荘 第8話:2014/03/25(火) 21:29:29 ID:TKfJd0cU0
         第8話「ヒャッハァー!!酒だァーー!!歓迎会だァーー!!」

〜人里 寺子屋〜

吉良「帰ってたか」
DIO「ああ」
プッチ「そっちはどうだった?」
吉良「永遠亭には居なかったがディエゴが守矢神社にいたぞ」
プッチ「ディエゴか・・・・」
ディエゴ「・・・・(しかしやっぱりあの守矢よりもこっちの方が居心地が良いな・・・今は家賃に追われる

事もないし・・・)」
DIO「こっちにはカーズが居たな」
カーズ「フン」
慧音「(190ほどある人間が6人も・・・・そろそろ限界だな・・・・)」
慧音「ちょっとみんなに言いたいんだが・・・・」
一同「?」
慧音「明日に博麗神社で歓迎会があるそうだ」
吉良「歓迎会・・・・?誰のだ?・・・・」
慧音「君たちのだ」
吉良「!?・・・私たちのか・・・・?」
吉良「私は行きたくないな」
DIO「貴様はそうかもしれんがこのDIOは行きたいぞ」
カーズ「酒は美味いからな・・・」
吉良「じゃあお前らだけで行って来ればいいだろう(この人外グループが・・・)」
カーズ「それじゃあ悲しいだろう、全員で行くぞ」
吉良「・・・・平穏に暮らしたいはずのこの吉良吉影が・・・」

81名無しさん:2014/03/25(火) 21:30:04 ID:TKfJd0cU0
〜次の日ィ!〜

吉良「ここが博麗神社か・・・・」ワイワイドヤドヤ
ヴァレンタイン「ここにはワインは無いのかね?」ワイワイドヤドヤ
ディエゴ「流石に無えんじゃねえのか?ここ日本だし」ワイワイドヤドヤ
カーズ「であろうな」ワイワイドヤドヤ
カーズ「にしても騒がしいな・・・」
吉良「全くだ・・・・(早く帰りたいい・・・)」
DIO「ン、あそこで紫と霊夢が何か喋っているな」
プッチ「そうだな、何を話しているのだろうか・・・」
吉良「(個々の土地の巫女は脇を露出させるのが趣味なのか?・・・)」
霊夢「ん、あの外来人グループが来たわね」
紫「ああ、あの異人組達ね」
DIO「異人とはなんだ異人とは」
霊夢「どう見てもも異星人でしょ、主に身長と服装」
DIO「WRY!(ひどいッ!)」
カーズ「まああの服装だったらそう思われるであろうな」
吉良「お前が言うな」
霊夢「まあ今回のは「アイツ」が来ないと思うから平和な方だけどね・・・・」
カーズ「アイツとは誰の事だ・・・・」ズシーン ズシーン
霊夢「大酒豪な鬼よ・・・・って噂をすれば・・・」

82名無しさん:2014/03/25(火) 21:30:39 ID:TKfJd0cU0
勇儀「酒 を 飲 み に 来 た ぞ ー ッ ! 霊 夢 ー ッ!」
萃香「霊夢おひさー」
霊夢「よりによって一番面倒な奴が来たよ・・・やれやれだわ・・・」
霊夢「?・・・・脇に挟んでるそいつ誰?」
勇儀「ん?ああ、このカビ頭の事か?こいつは旧都にいたから拾ったんだよww」
勇儀「で、こいつたまに子供になったりするわけwwwどういう体してんだろうねwww」
???「離してくれ・・・・ッ勇儀・・・首が締まって・・・息が・・・」
勇儀「そんなこと言ってーww実は私の胸で感じてんだろ?」ヘラヘラ
???「まじにやめててっt」ゴキャッ

今日のボス 「首の骨が折れて死亡」

勇儀「あれ、また死んだ」
霊夢「またってことはそいつ良く死ぬの?」
勇儀「数秒でまた生き吹き返すけどなwwww」
勇儀「そいつらが最近来た外来人か」
霊夢「そうよ、全く持って特徴の共通点が無い」
勇儀「私は勇儀だ、よろしく頼むな」ガシッ
DIO「あ、ああ、よろs」ゴキャン
DIO「GYAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!」
霊夢「あ、言い忘れてたけどそいつ超怪力だから」
勇儀「ごめんごめんww力込めすぎちゃったww」
DIO「この女ァーッ!」
吉良「まあそう怒るな・・・・」
吉良「こっちも自己紹介しておこう、私は吉良だ(この女ヤバそうだな・・・)」
プッチ「エンリコ・プッチです」
ディエゴ「ディエゴだ」
ヴァレンタイン「ファニー・ヴァレンタインだ(でかい、主に胸が)」
カーズ「・・・・」
ボス達「つーかさ、あいつ」
ボス達「デ ィ ア ボ ロ じ ゃ ん」
ディアボロ「こいつのせいで何回死んだことか・・・ッ」
勇儀「まあ今後よろしくなッ!」
勇儀「さて」
勇儀「飲 む ぞ ッ !」
勇儀・萃香「WRYYYYYYYY!!!」
ヴァレンタイン「あ、ちょっとまって誰か缶ビール頂戴」ペンスッ
ヴァレンタイン「・・・」ベコベコプシュー
ヴァレンタイン「ウゴォ!」ドブシャァァ!
ヴァレンタイン「イエスッ!イエスッ!」
勇儀「・・・・」
ヴァレンタイン「まあこれはどうでもいい私の特技だよ、自己紹介的なね・・・」
勇儀「へー(また今度やってみよう)」
勇儀「じゃあ!気を取り直してッ!」
勇儀「飲 む ぞ ッ !」

83名無しさん:2014/03/25(火) 21:31:12 ID:TKfJd0cU0
〜30ッ分後ォ!〜
DIO「WRYYYYYYYYYY−ッ!スタンドのパワーを全開だッ!」ヨロヨロ
ディアボロ「帝王はこのディアボロだッ!以前変わりなくッ!」ヨロヨロ
カーズ「何を言っている貴様ッ!頂点は常に1人ッ!!」ヨロヨロ
勇儀「あんたらもそろそろ酔ってきてるねぇ〜」ヨロヨロ
DIO「俺はまだ酔ったりしてないッ!ザ・ワールド!酔ってない証拠に何かをぶち壊せッ!」
世界「・・・・!」ムダムダムダムダムダムダムダムダムダァーッ!
吉良「あ、鳥居折れた」
ディエゴ「これやばいんじゃない?」
プッチ「私はヤバそうだから退散しておこう」ダッ
吉良「そうだな」ダッ
ディエゴ「それなら俺の上に乗りな、60秒で着く」
吉良「有難う」

〜60ッ分後ォ!〜
DIO「まだ、まだ、まだァーッ!」ヨロヨロ
ヴァレンタイン「そろそろ無理かも・・・」ヨロヨロ
ディアボロ「ここで引いたら・・・帝王の威厳が失われる・・・ッ」ヨロヨロ
勇儀「あんたらぁ〜やるねぇ〜ヒック」ヨロヨロ

そして数時間後・・・
「WRY・・・もう無理・・・」バタン

 DIO 再起不能
ディアボロ「こいつ・・・化け物か・・・?」バタン

 ディアボロ 再起不能
勇儀「もう無理・・・」バテーン
 勇儀 再起不能
カーズ「・・・」
カーズ「頂点に立つ者はッ・・・・」
カーズ「常に人r」バタン

 カーズ 再起不能

紫「あ〜らら全員伸びちゃったわね・・・」
紫「神社の鳥居も折れてるし・・・こりゃ大参事ね・・・」
紫「人里まで連れてってやりますか・・・」スーッ

〜〜〜〜〜〜

霊夢「これは・・・どういうこと・・・?」
霊夢「飲み過ぎで寝てたけど・・・」
霊夢「鳥居が折れてるし酒は散らかり放題だし・・・」
霊夢「・・・・今度あいつらに会ったら全員で神社を直させてやる・・・」

〜〜〜〜〜〜

84東方荒木荘 第8話:2014/03/25(火) 21:33:09 ID:TKfJd0cU0
紫「結構重たいわね・・・この人たち・・・」
吉良「ん?紫か」
吉良「飲み過ぎた奴らを連れてきてくれたのか」
紫「そうよ全く・・・思いったりゃありゃしないわ・・・」
吉良「後は私たちが何とかする」
紫「頼んだわよ・・・」スーッ
吉良「消えた・・・」
吉良「さて、連れて行くか」
吉良「キラークイーン」
KQ「・・・・」ガシッ
吉良「キラークイーンを使っても結構重たいな・・・」

キングクリムゾンッ!

DIO「・・・」パチ
DIO「・・・ここは」
吉良「気が付いたか」
吉良「寺子屋だがそろそろ全員集まったから明日会議をすることになる」
吉良「だから早めに寝ておいてくれ」
DIO「わかった」

そしてDIOはすぐに寝た。

85東方荒木荘 おまけ:2014/03/25(火) 21:33:44 ID:TKfJd0cU0
おまけ
歓迎会前日
吉良「ちょっと聞きたいんだけどさ」
吉良「この幻想郷に来てから驚いたことって何かある?」
DIO「驚いたことか・・・特には無いが」
DIO「フランたちがあの外見であの年齢だったこと」
吉良「ああ・・・あれには驚いくよな・・・」※DIO探しに行った後のプッチから聞きました
カーズ「俺もあまり驚いたことはないが」
カーズ「幽々子が既に死んでいたことだな」
DIO「お前はもう死んでいるってか」
大統領「私ははだな・・・」
大統領「妻とレミリアの名前が同じだったところかな」
吉良「スカーレットさんか・・・」
DIO「圧迫祭りフェチのか」
DIO「吉良はどうなんだ?」
吉良「私か?私はな・・・・」
吉良「紫の年r」ビュンッ!
吉良「もが!?もがががががが!?」
紫「はいはいお口チャックしましょうね〜」
DIO「ゲ!やばいのが来たな・・・」
紫「吉良ァ〜?今後それ以上言わないようにしてくれるわよねェ〜〜〜?」
吉良「わ・・・わかった・・・ッ」
紫「それではよろしい」
紫「それじゃあじゃあねェ〜」スーッ
DIO「・・・」
カーズ「・・・」
吉良「・・・」
カーズ「寝るぞ」
DIO「分かった」
吉良「賛成する」

おしまい

86サイバー:2014/03/25(火) 21:40:19 ID:TKfJd0cU0
投下終了・・・
途中から名前がなくなってた・・・
何を言ってるか分からね(ry
というわけで、ディアボロは旧都に居ました。
企画応募がそろそろ終了ですな。なんだろう、1か月は
スタプラがオラオラするように早かった気がする。

87まるく:2014/03/26(水) 00:08:18 ID:k5k51nFk0
>サイバーさん
博麗結界は基本的には出入りを制限するものと考えてます。いろんな機能がクッソついてますが。
外と変わらないのは時間くらい。だから季節も同じ季節。日本国内ですし。
ですので、宇宙全体に働きかけるMIHは機能する、と解釈してます。
もうここまで来ると常識非常識の壁なんてありません。だからはたてらも「世界の終り」と感じたわけです。
冬が長引くのもや夜が止められるのもおかしいと思うのは我々側だから。幻想側はそうは思わない。
…とかなんとか。やや誇張。

文派かー。いや、はたてのその魅力は「普段生意気な女子がここぞという時に母性を出すギャップ」という意味で。
ツンがデレたからこそで。あやでもいい
諏訪子様はもう一度出番があるのだよ。

>自分のSSを読んでると皆さんのよりも絶対早く読み終わってしまう・・・
なんというか、サイバーさんのSSは漫画を文字に起こしているという感じです。
感情描写や情景描写など、漫画では絵で表現している部分を文字で起こすと割と長くなります。
その点を擬音やキャラセリフにそのまま書き込んでいる。
それによって流し読みでも情景が頭に入ってくる。だから早く読み終わることに繋がる、んじゃないでしょうか。
これは悪いことではありませんが、自分の書いているようなのとは大きな差になると思います。

例えば、サイバーさんのSS、セリフ3つごとに2行ほど文章で情景描写を入れれば自分のにだいぶ近くなると思いますので。
何度も言いますが、別に悪いことじゃないんですよ!

88どくたあ☆ちょこら〜た:2014/03/29(土) 01:05:50 ID:zkyo/X2w0
まるくさん、投稿お疲れ様です!
やはりMIHが絡んで来ましたか。ドッピオの幻想入りの原因を紐解く鍵となりうるのか。
【キング・クリムゾン】の能力を知っているドッピオなら、それがスタンドの仕業だと気付くことができるかもしれませんね。

永夜異変を解決したのはレミリア達、という世界軸。把握。

早苗の苦悩、割と『そういうキャラ』だと思っていたので、未練ある風には捉えていなかったのですが、やはり彼女も平成の浦島太郎…
「思い出の無い人間は死人と同じ」、思い出の全てを捨てて来た彼女は、一度死んでしまったのでしょう。
はたてが突然心変わりした(ように見える)のは、何か大きな理由があるんでしょうか。その辺の説明も期待。

活動報告読ませていただきました。MIHへの対策、時間系能力者をフルに使って解決したんですね。
『私の質問を実行』とは、何故はたての蹴りを喰らってドッピオが無事だったのかの説明、でOKですか?

次回も楽しみにしてます!


サイバーさん、お疲れ様です
『歓迎会』とは、早速荒木荘メンバーも受け入れられてますね。さすが幻想郷。
今後彼らは何を目的に行動していくんでしょうか…

89まるく:2014/03/29(土) 22:44:57 ID:Jw.SHwkE0
>ちょこら〜たさん
非常に大きいターニングポイントのため、やっぱりからませます。
幻想入りの理由はその1点がやはり大きいです。

求聞史紀を通りに取るなら基本的には霊夢が解決したのがいいんでしょうけど、キャラ選択が可能なんだし解決してるのは他組でもいいじゃないと思ってます。
自分の頭の中では、「紅→霊夢、妖→魔理沙、永→紅魔組、風→霊夢、地→魔理沙、星→早苗、神→妖夢」
と、それぞれ順繰りバラバラと。霊夢異変解決してなくね?
自分が作品で最初にクリアしたキャラともいいます。物語にはそれほど関係しません

早苗ももちろん苦しかったと思うんですよ。当然ですよ、思春期ですもの。
でも未練をあまり出さず、もちろん今も未練には知らなければならないほどつまらないものでもない、むしろ楽しい位。
他人に話すのではなく、身内に話すのなら楽しい思い出話で済む内容。
一度死んだという表現、素敵ですね。心に残ってると思わぬところで使ってしまうかもしれません。
はたての心変わりは…ちょっと表現不足ですね。自分の中では命蓮寺でドッピオが啖呵を切ったあたりでなびきかけ、泣き落としで大分寄った、と表したかったのですが…
結局大きな理由も後で話す雰囲気になってますし。うわあ、がんばろう

紫ひとりで解決するより、人間と妖怪と宇宙人が一緒に解決する方が素敵じゃないですか。そして、時間には境界がないからいじれないとも思っています。
質問はまさしくそれです。いや、予定ではもうこの話でスタンドの話をするつもりだったんですけど、前と今の話が予想以上に長引いてちょっと。

次回の話で、真紅の協奏曲も中盤が終わりそうな感じになります。そこで「なぜ二人はここにいるのか」をすっきりさせるつもりです。
そこからは「これからの二人はどうするか」を主軸に進めていきたいな、と思ってます。ます。
お楽しみに…

90中学三年生:2014/04/01(火) 20:51:26 ID:pFhpxiF60
ついに・・・ついに辿り着いた・・・!ここがハーメルンに転載される作品を作っているところか!
ここもたまに覗くようにしよう···。

91まるく:2014/04/02(水) 22:59:03 ID:2SkcvpNc0
いらっしゃいませ!
HNみるところ、自分の作品に感想書いてもらった方でしょうか?
自分の他にもさまざま作品が置いてあります。どうぞ楽しんでってくださいね。

92ストーム11:2014/04/03(木) 13:12:13 ID:B8sRiYyI0
ROM専の俺も通りますよっと…
ハーメルン、@wiki、そしてどくたあの動画…結構色んな所に進出していますが、原点はやはりココ!
まあその割にココの知名度は低いけど…まあいいや、サァいくか。
自分は観てるだけですけど、皆さん、これからも頑張ってください。

では、自分は世界が一巡するまでROMります…

93中学三年生:2014/04/06(日) 19:15:48 ID:assIsFF20
ひいい···もう中三なのに宿題終わってない···内申がああぁ···!




まぁ東方のss漁ってたから終わってないだけなんですけど。それにしてもR18スレはもちろん、イジメスレ(みたいなもの)
あったとは···!

94まるく:2014/04/22(火) 21:48:15 ID:TiyGEoEo0
さて、月末のそれには早いですが、一作書ききりました。
前述べ通り、深紅の協奏曲の中盤はこれでおわ…あれ、これ終わりじゃなくて始まり…?あれ…?
もうわかんなくなりました。
とりあえずいえることは「短編の方に集中しよう」
投下します。

95まるく:2014/04/22(火) 21:50:21 ID:wwR12Xww0
 長い長い数分が経ち、改めて4人は顔を合わせる。
 泣き腫らした二人の顔はどこも赤く染まり、昂った感情の大きさを物語る。
 もっとも、それ以外に『人の前で泣いたこと』が大きいことは事実だが。

「……すみませんね、みなさん。あんなに、子供のように泣いてしまって……人前に立つ身なのに、これじゃあいけませんよね」
「……いや、早苗は悪くないよ、しょうがないよ。一番悪いのはなんだかんだ理由をつけて自己保身に走ろうとするはたてだ、そういうことにしよう」
「マジっすか」
「マジです」

 同性同士だからか、受け止める側だったからか。すぐにいつも通りに話し始めているはたてと諏訪子、そしてそれは早苗の落ちた気を上げようとも見える。
 だが、その空気もドッピオには少々心苦しい。
 状況がどうであれ、人前で、女性の胸を借りて泣き喚いたことによる恥が彼の心で暴れ出す。

「…………」

 できるなら、今すぐにでも逃げ出したい。
 先に聞いた話を改めて自分の中で反芻して納得しようとする時間ももちろん欲しい。
 しかし一番大きいのはその話の前まで敵対していた、少なくとも自分はそう思っていたはたての胸の中で泣いてしまったこと。
 まだ一人で泣いていた方が、自分の精神的にも楽だったんじゃないか。

「いやまあ、しかしはたても隅に置けないね! まさかこんな子どもを手籠めにするたぁね。利己的な輩が多いという天狗なのに、どういう風の吹き回しなのやら」
「ちょ、洩矢様、何も目の前でそういうの言わなくてもいいでしょうよ、ねぇ」
「……ふぁ、そういえばそこは気になりますね」

 そんな彼に追い討ちをかけるように諏訪子は話を持ち上げる。
 早苗もそれを聞いて少し明るい声を出す。まだくぐもった声だが、諏訪子の狙いは成功している。

「……やめてくれよ……」

 もっとも、それがドッピオにとっていいことではないことも確か。
 今一番触れられたくない点に早々に食らいつく彼女らに恨みがましい感情しか湧いてこない。
 はたてがどう思っているかは知らないが、どう思っていようが、その点にドッピオは触れられたくはない。

「そっちが先に聞かれたくないことを聞いたんだからそれくらいいいだろう? 恥は掻き捨て、世は情け」
「今この状態のどこに情けがあるのさ……」
「十分有情だよ、ドッピオとやら。女を泣かせた男なんだってことを覚えておきな? それに、君は気にならないのかい?」

 そう言われてしまえば、いいえと答えたら嘘になる。ドッピオ自身も、急な彼女の心変わりが気にならないわけではない。
 だが、それを何も直後に本人の前で聞かなくてもいいだろうに、この神様は笑顔で訪ねてくる。
 その姿は、昼下がりにゴシップを見て楽しむ姿。

「いつもはくだるかくだらないかの瀬戸際新聞くらいなのに、当の本人が記事に乗っちゃいそうなことしちゃってさー」
「いやまあ、洩矢様。そのー、ねぇ。聞きます?」

 対して、割合まんざらでもない様子のはたての姿。

96まるく:2014/04/22(火) 21:51:31 ID:wwR12Xww0
「なんていうか、私と似てたんですよね。八方塞がりなところに救いの手を求めている姿。……あの時はこんなに女々しくしていたつもりはなかったんですけど、きっとあいつからしてみたらこんな顔をしていたのか、なー、なんて」

 少々の恥ずかしさを顔にだし、目線を外して頬を掻く仕草。小さな仕草は彼女の癖なのかもしれない。
 はたての回答に対して合点のいった顔をする早苗と諏訪子。そして二人は、声に出さずとも先を促している。

「あー、それに、あいつは口が悪くても何だかんだでこっちの面倒を見たりしてるし。憧憬みたいなの、ちょっと持ってたのかも。もちろんこういう男の子好みだけど……もういいでしょ?」
「えー」
「えー」

 話を打ち切ろうとするはたてに対して、二人は口をとがらせる。

「中々のインパクトもあったので、もっと聞いてみたいですね。私のいない間にどこまで仲睦まじくなったのか」
「おかんか」
「おい、それは絶対に言いふらさないでくれよ」

 これ以上三人に喋らせていては何にもならない。
 けれど、この茶化しあいは自分の心を抑える要因にもなった。別の心が浮かび上がってきているが、それはもうどうでもいい。

「せっかくの天狗の恋バナなんだから、もっと聞いておきたいじゃないですかー。幻想郷ってそういうの全然ないんですよ? ちょっとみんな自分に生き急ぎすぎてるというか」
「別に、そういった話題なら人里とか行けばあるだろうし、山の鼻高天狗とかはいつも発情、年中女募集してるけど?」
「そんな愛の無い男女関係なんていりません!!!」
「おい」

 痛くなってくる頭を押さえながらドッピオはまた声をかける。
 これ以上彼女たちの好き勝手を許してしまえば、自分の知らぬところでおもちゃにされてしまうに違いないだろう。

「そういうのはもういいからさ……気になることが」
「よくありませんよ!! ドッピオさんさっき気になるって言ったじゃないですか!!」
「言ってない! ……じゃなくって、さっきの話で気になる点があるから、それを答えてくれないか」

 むっとした表情で話す早苗は、先の悲しみが大分薄れていることを窺える。
 悲しいことがあったとしても昔の話。そこにいつまでも捕らわれていてはいけない、と考えていることがわかる。
 だが、ドッピオはそうではない。

「今から11年前って言ってたよね、2001年が。……いや、そこじゃないな。今が127季、早苗たちは122季にここに来た、と」
「そーですよ?」
「……何歳だ? あの日記の内容から垣間見るに学生だったろうけど、ここに来てから5年でその成りだとしたら随分小さいころに来たことになる。……その割には漢字も使っていたし」

 そこまで自分で話し、自分で口走った内容に違和感を感じる。
 何故イタリアでしか過ごしていなかった自分が日本語を読める? 思い返してみれば、命蓮寺でも人里でも違和感なく読み取れていた。
 今口に出している言語も、気がついてみれば日本語だ。

「……」

 そこで押し黙った彼を、鋭く見つめる諏訪子。
 それに気づいたのは、この中にはいなかった。

「とにかく、5年の歳月にしては早苗は成長しなさすぎている、と感じるんだ。それはどうなってる? まさかそれで成長期は過ぎているだなんて言わないよな?」
「い、言いますねドッピオさん……!」

 先ほどまでとは違う、それはドッピオが表に出していた恥の感情。
 その感情が早苗の顔を赤くし、胸を隠すように腕を組む。……別にそこは指摘をしていないのだが。

「あー、それは幻想郷の癖というか。長く楽しむコツというか」
「そ。永く永く楽しむという、外でできないそれがここでは行える」

97まるく:2014/04/22(火) 21:52:29 ID:wwR12Xww0
 問の回答ははたてと諏訪子から出た。

「どういうことだい、それは」
「厳密に言うと違うが、分かりやすく言ってしまえばここでは歳は取りたいときに取るのさ。妖怪は当然ながら、人間も少なからずね」

 諏訪子が答えると、はたての腰をポンとたたく。
 はたてはわかっていたかのように手帳から一枚の写真を取り出す。
 そこには蝙蝠の羽が生えた少女と髪型以外は今とほとんど変わらない巫女の姿。赤く輝く満月を背景に、二人が激しく弾幕ごっこをしている写真。

「これ、紅霧異変の頃。今から9年くらい前かな?」
「……本当に?」

 さすがに10年近くも経っていると言われて今と変わらぬ姿を取っているとなれば、理解の前に納得がいかない。

「誰だって、楽しいことはずっと楽しみたいじゃない? 妖怪がそれを願い、人間もそれを享受すれば肉体の衰えは僅かに歪む。その結果、肉体も精神もそれ相応に維持されるのさ。
 もちろん、だからといって成長しないわけじゃない。遊んでばかりの子供の時代はいつか終わる、その終焉をどちらかが理解すれば、人間は自然と周りに追いつくようになる」

 諏訪子が指を立てて解説するが、ドッピオの表情は変わらず理解に苦しんでいることを窺える。

「まだ遊びたいという『想い』が、外の世界で忘れられた『想い』がここで実っているというわけ。私たちが外に居た頃から既に友と日が暮れるまで遊んでいられるという時代ではなかった。
 子供でも、大人でも、風習や因習、慣習といった要因でその想いは踏みにじられ忘れられていった。幻想郷は、そんな『想い』も受け入れる」

 そこまで話し、諏訪子はドッピオの胸をトン、と叩く。
 その言葉と行為で、何か忘れていた物を思い出したような、そんな風が吹きとおったような感覚が身体を走る。

「誰かに教わったわけでもなく、誰かから教えられたわけでもなく、ここの皆はおのずとそれを理解している。もはや、それが常識。
 幻想の壁とは常識の壁。全てが逆になるわけではないけれど、『あるはずの無い希望』位ならあるかもしれない。……こんなところかな?」

 はたてが諏訪子に続き、話を締めくくる。
 もちろんそれに完全に納得したわけではないが、自分が雲に乗って移動する、といった彼女らの言う『あるはずの無い希望』に触れている以上、そういったものだと受け止めるしかないこともわかっている。

「……いずれ大きくなるからいいんです」

 口をとがらせながら、早苗は呟いていた。

98まるく:2014/04/22(火) 21:53:37 ID:wwR12Xww0


「さて、ドッピオとやら。ここから麓まで降りるには大分時間がかかる。悪いがここは赤色しかない神社と違って色立つことは苦手でね、男を泊めるわけにはいかない。
 さっきの話が本当ならば天狗に送らせるのも不安だから私がその役を引き受けてあげよう」
「へっ? いやいやいや、洩矢様にそのようなこと。それに、んなことするわけないでしょうよ、この私が」
 
 諏訪子が急にドッピオの手を引き、下山を促そうとする。
 確かに山の麓で椛と会ったのが正午ごろ、そこからそれなりに時間は経っている。もしそのまま下山に時間を使えば日は落ちてしまうだろう。
 ……あの時椛にはああ言ったものの、確かに妖怪の腹の中と変わらないこの中、夜闇を動くには危険かもしれない。
 先の発言があった以上、はたても何をするか、分からなくなってくる。

「天狗って若い男の子を攫って自分のものにするって聞きましたよ」

 早苗がにこやかに、ドッピオに説明するかのように話す。多分に意を含んだその言葉。

「それに、はたてにはウチの早苗を自分の我欲の為に利用した罰を与える必要があるからね。狂王の試練場クリアするまで返さないよ」
「え、勘弁してくださいよそういうのー。それになんですその珍妙な名前の物は」
「諏訪子様それ好きですよね……何周してるかわからないくらいやりこんでますし。……まあ、ドッピオさん。言うとおりさすがに夜に一人で行くのは危険ですよ。……ちょっとお泊めになるのは、その」

 にぎわう外野をよそに、確かに早苗は彼の身を案じてはいるらしい。そして、霊夢と違い『そういったこと』に抵抗があるらしい。

「さあさ、時間は待ってくれないよ。行くなら急いだ方がいい。早苗ははたてを確保しておいてくれ。逃がさん、お前だけは」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ、まだ」

 そう言うと諏訪子は強引にドッピオの手を引き神社を出ようとする。
 傍から見れば幼子の我儘に手を取られ、強引に連れまわされているようにも見える。が、ドッピオとて勝手に決められては困る。

「本当に知りたいことはここでは言えない」

 抗議の声を上げようとしたとき、それを見越したかのように、小さな声で諏訪子が呟く。
 そこから感じた印象は先までの得体の知れない神のような存在でもなく、早苗の保護者としての彼女でもない。甘言で人を堕へ突き落とす悪魔の様な。
 その先を聞けば、もう戻れなくなってしまうような囁き。まだ、何も始まっていないというのに。

「…………」

 その言葉を聞いた時、ドッピオの中で何かがざわめく。
 自分の中で抗いたい行動なのに、その何かが足を止めずに動かしている。そんな、矛盾。

「洩矢様、そんなに無理にやらないで私に任せれば、っ、がっ」
「諏訪子様の言うとおりに! ……大丈夫ですよ、諏訪子様は取って喰ったりしないですって。たぶん」

 何か鈍い音と共に早苗の大きく送り出す声が辺りに響く。おそらく、それは最初のやり取りとは逆になっているのだろう。
 ドッピオは、それに振り向くこともせずに諏訪子に手を引かれるままに足を運んで行った。

99名無しさん:2014/04/22(火) 21:54:44 ID:wwR12Xww0

「……どういうこと?」

 諏訪子に手を引かれるがまま、石段を下りて進む。
 繋いだ手から伝わる温度が運動からかじわりじわりと温かくなっていくのを感じて。

「言葉通りの意味さ。さっきのはたての話、不完全だったろう? その空いたスキマは私が知っているということさ」

 石段を降り切ったあたりで諏訪子は答える。

「肝心な所はわからない……大妖は知っているかもしれない……奴はそんなことを言っていたはずだ。そしてそれは正しい。外の者が幻想郷をも喰らい尽くす様な力を持っているとするならば、幻想は何のためにある?
 妖怪は人に恐れられる存在でなければならない。すごく簡単に言ってしまえばそれが存在理由。それよりも恐ろしい力を持つ者が外に居るとわかってしまえばこちらの世界の存在理由が危ぶまれる。
 長らくその存在を知っていながらも、誰も詳しくは知らなかった。『それ』がここまで大きな力を持つと思っていなかった」

 手を大きく広げ、仰々しい口調と身振りで演説する。その姿は、先の変貌ぶりを強調させる、支配階級の頂点に立つ者の纏う雰囲気。
 ……それを察知した瞬間、ドッピオは諏訪子に向かって駆け出し距離を詰めていた。

「わかってるじゃあないか、少年」

 と、と諏訪子が後ろに下がるように跳ねるとそれと共に先ほどまでドッピオの居た場所に多数の木々が生えてくる。何かしてくる、その予感が働きいち早く駆けだしていたからこそ、ドッピオはそれを躱すことができた。
 もし自分の予感を信じずにおとなしく聞いていたなら木々に囲まれ身動きが取れなくなっていたか貫かれていただろう。
 僅かな距離を完全に無くそうと、その離れた距離をさらに詰める。彼女に、息つく暇を与えずに。
 そんな彼を嘲るかのように、後ろに下がった諏訪子はそのまま地面に倒れこむ。

「何!?」

 そのまま彼女は地面に潜り込んでいった。まるで、水面にそのまま飛び込んだかのように吸い込まれていった。
 想像を超えた出来事に一瞬、隙が生まれてしまう。

「「ゾッとしたみたいね」」

 背後から、右後方左後方の両方から諏訪子の声が聞こえる。
 それとほぼ同時に、背後から飛び掛かるように両腕を抱え込まれ、その勢いで地面に叩きつけられる。先ほどの諏訪子とは違い、地面に潜ることはない。そこは固い固い石畳のままだった。

「がふっ!」

 身体の前面に衝撃が走り、体内の空気が吐き出される。
 冷たい石畳に這うドッピオの眼前に、ずるずると、諏訪子は這い出てくる。沼から現れる蛇のように。
 全身を浮上させると、うつぶせになっているドッピオを見下ろしながら、

「『宝永四年の赤蛙』」

100名無しさん:2014/04/22(火) 21:55:48 ID:wwR12Xww0
 そう呟くと、両腕から押さえて拘束していた二人がドッピオを仰向けにするようにひっくり返す。
 二人の諏訪子は、赤い霊体の様にうっすらと色を帯び、実際に存在しないように揺らいでいる。
 三人の諏訪子は、くすくす、くすくすと静かな笑みを湛えていた。

「……何をする気だ? 憂さ晴らしのつもりか?」
「そんな! そんな頭の悪いことをしたいわけじゃないよ。もっとも、人によってはもっと頭の悪いことと言うかもしれないけどね」

 そう言うと、本体である諏訪子がドッピオの胸に顔をうずめる。

「んっ……すぅ、んはぁ……!! んんっ、はっ……!」

 彼の服の上から、激しく、それを貪りつくすかのように香りを味わい始める。
 聞こえる吐息から、熱くなり抑えきれない劣情をありありと感じられる。
 その姿からは、外側だけ同じで中身は全くの別人であるかのように、見た目は幼い子供にしか見えないが、本質はまるで別であることを嫌でも感じさせた。

「はぁ、ぁ、久しぶりだ、長らく味わっていなかったよ。この雄の香りと、どれだけ落としても拭いきれない、染み着いた血の香り。……興奮する」

 顔を上げた彼女は、顔を紅く上気させ、求める様な上ずった声で語りかける。
 薄く開いた目、唇から出る舌は上唇をなめずり、

「だが、まだ足りない」
「!? っ、がっ」

 変貌にあっけにとられていたドッピオの首にその小さな両の手を伸ばし、へし折るかのように力を入れる。

「ぐ、あっ……!! ぎ、ぁ……ぁ!!」
「絞められて、落ちる瞬間が最も気持ちいいんだ。……知らなかったでしょう? 少しずつでいいから、頭から抜けていく気力と共に最後の抵抗を示してみなさいな」

 ぎりぎりと、容赦など全くなく。
 その細腕にどれだけの力がこもっているのかと、もし当人でなければ何の感情も抱かず考えてしまうほどに。
 今、ドッピオの両腕は変わらず赤い霊体の様な諏訪子に押さえつけられ全く動かすことができない。
 それでも、このまま、こんなところで。

「ぎ、ん、ぐぅっ!!」

 動かない両腕の代わりに、見えない何かが諏訪子の手首を掴み、そのまま握りつぶすかのように力を加える。
 視覚として存在しないにも関わらず、確かにある何かは万力の様な力で細い腕を砕こうとする。

「出したね、『スタンド』を」

 そのまま両の腕を潰されることを受け入れるかのように、諏訪子は特に何もしなかった。ただ何もせず、ドッピオの首を絞め続けていた。

「ようやく出してくれたというべきかな。……存在しえない、認知の無い。そんな外の力、幻想郷をも揺るがすことのできる……こんなものじゃないはずだ。さあ、私に見せてみてよ」
「ぐ、そぉ……っ!! が……っ!!」
「確かに感じるんだよ、でも違う。『この身体なのに人を殺した事があるのは君じゃない』。それは確かなんだ!
 さあ!! もっと! もっと!! 私は見たいんだ、君の力を、味わいたいんだ、君の身体を!! 偽りの身体なんざ捨てて、私に感じ  てちょうだい!」

 一声ごとに、諏訪子の力が強まっていく。身体もどんどんと前にのめり、自らの体重全てがその両腕に掛るように、その苦しむ顔の全てを収めようとなる。
 対して、ドッピオは視界がぼやけ、徐々にスタンドの力も薄れていく。諏訪子の両の腕に刻む腕の痕も、それに合わせて薄くなっていく。
 そして、体の力も抜けていき、意識も薄れ、やがて閉じていく。


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