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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6

406東方魔蓮記第五十五話:2015/05/05(火) 10:57:25 ID:utyl322Y0
時が動き出すと同時に、氷の槍に周囲を取り囲まれていることに永琳は気付く。
そしてそれと同時に、氷の槍が一斉に永琳に迫りくる。
が、永琳の術はそれしきでは破れない。氷の槍は全て永琳の術を破ることは敵わなかった。
術を破られずに弾き落とされた氷の槍が地面に落下していく中で、ディアボロは次の手を時の止まっている最中に思いついていた。

DIOをして『最も『弱い』。だが手に余る』と評されたスタンドがある。
名はサバイバー。そのスタンドに戦闘能力はない。では、何が『手に余る』のか?

その能力は『周囲の生物を怒らせ、凶暴かつ好戦的にする』というもの。
恐ろしいことに、制御しなければ無差別にこの能力は広まり、自らの周囲で殺し合いが始まってしまう。
組織の内部崩壊など容易く引き起こせてしまう、とても厄介なスタンドだ。


つまり、永琳をサバイバーによってより怒らせることで、策を用いられる可能性を抑え、あわよくば同士討ちも狙える。
しかし、サバイバーの効果を発動するためには、まずは彼女を怒らせなければならない。
彼の作戦を成功させるためにも、まずは永琳の身を守っている術をどうにかしなくてはいけない。
……だが、メイド・イン・ヘブンを警戒している永琳が、攻撃を止めたりする程度で術を解くとは思えない。
強引にぶち破るか、永琳を油断させて術を解かせないと、ディアボロの作戦はうまくいかないだろう。

作戦の実行を決意したディアボロは、ウェザー・リポートを使って雷雲を全て霧散させる。
そして、ディアボロはケースから二枚のDISCを取り出すと、一枚を装備していたウェザー・リポートと入れ替える。

入れ替えたDISCの正体はザ・ハンド。
その能力は、『右手で掴んだ物質やスタンド、空間等を、それが例え何であろうと削り取る』。
防御が全く役に立たない、うまく使いこなせれば強力なスタンドだ。
このスタンドならば、永琳の術を容易く『削り取る』ことができる。

もう一枚のDISCはサバイバー。どうやら、先ほどの作戦を実行するようだ。
……こうして再び5枚装備となった今、ディアボロの精神力の消費ペースが再び上がっていく。
だが、これは試練だ。今までの限界という、『過去に打ち勝つ』為の試練なのだ。

永琳は、ディアボロが雷雲を全て霧散させたことを不審に思いながらも、自らの身を守るための術を解くことはせず、攻撃も止めない。
術を解けば、その瞬間にディアボロがメイド・イン・ヘブンを発動し、自分は呆気なくやられると分かっているからである。
そこでディアボロは、刀を鞘に納め、自ら距離を詰めるためにジャンピン・ジャック・フラッシュを発動する。
その直後にメイド・イン・ヘブンも発動し、一気に至近距離まで永琳との距離を詰める。
が、永琳がこの事態を想定していないわけがない。
絶対にディアボロを振り切れないのが分かっていた永琳は、術を一気に強め、彼の攻撃を凌ぎ切ろうとする。
だが……


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