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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6
482
:
東方魔蓮記第五十七話
:2016/02/18(木) 01:02:59 ID:9B4vADzA0
永琳が上空に飛んだということは、このまま彼女を追跡したら永琳の思い通りになる可能性が高い。
恐らく彼女は上空で迎撃の準備をしているだろう。
このまま真正面から向かえば防御手段をとことん駆使しても永琳のもとに到達するのは厳しいものになるだろう。
「…………」
ディアボロは少し考えた後、あるDISCを取り出した。
そしてそれをメイド・イン・ヘブンと入れ替え、能力を発動する。
視点を切り替え、こちらは永琳側。
上空へと飛びだった彼女は、自分を追ってくるであろうディアボロを迎え撃つべく、弓矢を引き絞り、大量の弾幕を出現させて彼を待ち構えていた。
………………
………………
数秒、なれど体感では二桁に達する秒数の間、彼女はディアボロを迎え撃つべく待ち構えていた。
彼女の予測では、ディアボロが竹の葉を突き抜けてこちらの元へと進んでくる。
なれど物事はそう都合よく行かない。
スタンド使いというのは、時に常識外れの手段で攻勢にでるのだから。
永琳は見てしまった。ディアボロが竹の葉をかき分けてくるはずなのに、代わりに
『竹の葉が茎もろとも消失した』ことを。
「!?」
予想外の事態を直視した永琳は、動揺しながら真正面に弾幕を連射し、矢を放つ。
殆どの弾幕は外れたが、弾幕と矢の軌道を目で追った時に彼女はある確信を抱いた。
何かが『矢と弾幕を消しながらこちらに向かってきている』。
『このままいたら自分の肉体と、最悪の場合魂も消される』。
この確信を抱いた永琳は、彼女から見て左の方にその身を動かす。
姿かたちは見えないが、恐らく向こうからも見えていない。
このまま真っ直ぐ進んできているなら、これで衝突は避けられるだろう。
永琳はそう思っていた。
そして、その推測は何一つ間違っていない。
数多の物を削って永琳の元に迫り来た謎の存在の正体は、ディアボロが装備したスタンド『クリーム』である。
このスタンドは数多の物を『暗黒空間』と称されるところに呑み込む能力を有している。
呑みこみ方は単純。生物が物を食べるように、口の中に呑みこみたい物質を入れるだけ。
それだけで呑みこまれた物質は暗黒空間に移動し、『どこかに行ってしまう』。
だが、このスタンドの最大の脅威はここからだ。
このスタンドが本体を口の中に呑み込んだ場合、暗黒空間にばらまかれずに普通に出入りすることができる。
そして、本体が口の中にいる状態でスタンドが『自分自身』を呑みこむと……。
暗黒空間への入口が円形に生成され、さらにその『入口』を本体が動かすことが可能になる。
こうなると攻撃が暗黒空間によって通用しなくなり、逆に本体は入口を動かすことで相手に一方的にダメージを与えられるようになる。
しかし本体からは何も見えなくなるため、定期的に顔を入口から出して視界を確保、攻撃対象の位置を確認しなければならない。
そしてこの時こそ、この状態になったクリームを攻撃する数少ないチャンスなのだ。
だが、今のディアボロがこのスタンドを使うと少し話が変わる。
視界の確保を他のスタンドに任せることで、本体は『一切顔を出さず』にクリームで攻撃することが可能になるのだ。
これは、相手がスタンド使いかスタンドを攻撃できる存在でなければ必勝に近いやり方だ。
とはいえ、この手を使うと五体満足で相手を生き残らせることが不可能になるうえに、格闘戦においてはもっと信頼できるスタンドは複数ある。
この手段を使うときは相手を殺す必要があるか、相手の策を突破する必要があるときくらいだろう。
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