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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6

309東方魔蓮記第五十二話:2014/12/25(木) 22:38:15 ID:zDkVMzvs0
ディアボロは輝夜が移動したという事実を明確に認識すると、次に彼女がどこにいるのか、周囲を探り始めた。
一度上を見上げてそこにいないことを確認し、ザ・ワールドと連携して輝夜の位置を探す。
「(しまった!)」
輝夜は妹紅の背後を取っていた。
幸い、時が動き出すまでは若干の猶予がある。
全力で走って輝夜との距離を詰め、ザ・ワールドの射程に入った瞬間に攻撃させる。
その攻撃は無事に命中し、直後に時が動き出す。
輝夜は衝撃により吹き飛び、妹紅はそれによって、『輝夜が自分の背後を取っていた』という事実を認識する。
そしてそれと同時に、彼女の周囲を包囲できるほどの大量の純粋酸素に火が燃え移ったことにより爆発が発生。
爆音が周囲に響き渡り、爆発によって起きた衝撃が周辺の竹の葉を揺らす。

純粋酸素を爆撃に転用するためには、純粋酸素を大量に集めることも大事である。
メイド・イン・ヘブンの能力を利用すれば、集めるスピードは劇的に上昇し、攻撃に転用できる状況を作りやすくなるのだ。
……だが、それすらも輝夜は無傷で攻略して見せた。
そして爆音があたりに響けば、それに気づく者が出てくるのは道理である。
だが、今は眼前の姫君をどうにかするしかない。
その姫君は、うまく着地してその勢いで後ろに滑ると、口から血を流しながらも平然と体勢を整える。

妹紅はディアボロの側に移動し、正面の輝夜を睨む。
「どうする?遊ばれているぞ?」
ディアボロの問いかけに
「大丈夫。私が囮になるよ」
妹紅は自信満々に答える。
そして、輝夜目掛けて炎の弾幕を飛ばしながら輝夜との距離を詰め始める。
ディアボロは彼女を援護するためにウェザー・リポートでスタンドの雷雲を輝夜の上空に展開する。
輝夜は炎の弾幕を難なく回避し、自分も弾幕を撃って反撃する。
その弾幕が狙うのは妹紅だけではない。
巧みに弾の軌道を頭の中で導き出し、ディアボロも攻撃に巻き込む。
だが、そのぐらいはディアボロも当然想定済みである。
現時点で主な攻撃対象となっている妹紅と違って、彼を狙う弾の数は減っている。
回避することなど、そう難しくはない。

「(まずいな、増援か?)」
先ほどの爆発を攻略されたことで、永遠亭の中から増援が出てくることをディアボロは内心警戒していた。
あれほどの爆音が永遠亭の内部まで聞こえないはずがない。
自身の視界が完全に永遠亭から逸れている今の状態から不意打ちをされないようにと、ザ・ワールドに永遠亭を監視させていた。
鈴仙が戻ってくるまでにはまだ時間があるため、永遠亭から出てくるのは必然的に一人。


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