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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

13千葉9区:2009/02/07(土) 19:10:59
>乗船していたのは車19台、乗客は計40人だった。
経営厳しいだろうな・・・
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090207-OYT1T00667.htm?from=main4
フェリー、乗ったのに下りない少年どこへ?和歌山〜徳島間
 和歌山―徳島間を航行中のフェリーで、小、中学生ぐらいの少年がいなくなってから7日で1か月になる。

 今も和歌山、徳島両海上保安部は行方を捜しているが、身元の特定につながる手がかりもないままだ。海への転落や家族らの車で下船したことも考えられるが、両保安部は「どこに行ってしまったのか。とにかく無事でいてほしい」と情報提供を呼びかけている。

 1月7日午後9時35分の和歌山港発南海フェリー「フェリーつるぎ」に、少年が1人で乗り込む姿が監視カメラに映っていた。身長1メートル50〜55、黒いダウンジャケット姿で短髪。改札係の職員も少年を覚えており、小学校高学年か、中学生に見えたという。

 フェリーが約2時間後、徳島港に到着し、乗客から乗船券の半券を回収すると1枚足りず、カメラに下船する少年は映っていなかった。乗船していたのは車19台、乗客は計40人だった。

 両保安部は翌8日、海に落ちた可能性もあるとみて、巡視船など4隻やヘリコプター2機を出動させ、航路を捜索。徳島、和歌山両県警も「子どもが1人で乗船するのは不自然」として、各府県警を通して家出人捜索願を調べたが、該当者はなかった。

 少年の行方については、別々に乗った家族と船内で合流したのか、また、船内で誰かと知り合って車に乗せてもらって船外に出たとも考えられるという。

 しかし、当時、新聞やテレビでも報道されたが、これまで問い合わせはなく、「子どもがいなくなった」などの届け出も全くないという。

 南海フェリーの担当者や和歌山海上保安部は「少年に何があったのか、確認できるまでは心配だ。情報があれば知らせてほしい」としている。

 南海フェリーは和歌山―徳島間を結ぶ唯一の航路で、年間約48万人が利用している。

 少年についての情報は、同保安部管理課(073・402・5850)まで。

(2009年2月7日17時26分 読売新聞)

14とはずがたり:2009/02/07(土) 22:38:19
>>13
>1月7日午後9時35分の和歌山港発南海フェリー「フェリーつるぎ」に、少年が1人で乗り込む姿が監視カメラに映っていた。身長1メートル50〜55、黒いダウンジャケット姿で短髪。改札係の職員も少年を覚えており、小学校高学年か、中学生に見えたという。
>フェリーが約2時間後、徳島港に到着し、乗客から乗船券の半券を回収すると1枚足りず、カメラに下船する少年は映っていなかった。
こえぇえ(゚Д゚;)
どっかの探偵小説みたいですな。。
ミステリファンの吉田学校さんどう推理します??

15千葉9区:2009/02/08(日) 20:13:21
>>13-14
吉田学校さんのレスが来る前に答えが出てしまいました。
>1人で乗船し、フェリー内で家族と合流して車に乗って下船したため
http://www.asahi.com/national/update/0208/TKY200902080117.html
フェリーから「消えた」男児、無事だった
2009年2月8日15時1分

 1月7日に和歌山港発徳島港行きの南海フェリー「つるぎ」に乗船したのに下船が確認できていなかった男児が、無事だったことが確認された。8日、和歌山海上保安部が発表した。同海上保安部によると、行方が分からなくなっていたのは香川県三豊市に住む小学5年生の男児(11)。1人で乗船し、フェリー内で家族と合流して車に乗って下船したため、乗船券の半券が回収されず、監視カメラにも映っていなかった。男児の母親が今月7日夜、インターネットで記事を見て自分たちのことだと気づき、同海上保安部に連絡したという。

16とはずがたり:2009/02/08(日) 21:19:15
>>15-16
ですね〜。
貼ろうとしたら千葉9区さんが貼られてましたけど読売版もはっときます。

フェリーの不明少年は無事、「乗ったのに下りない」真相は…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090208-00000020-yom-soci
2月8日12時29分配信 読売新聞

 和歌山−徳島間を航行していたフェリーで行方が分からなくなった少年が、別々に乗った家族と船内で合流し無事だったことが8日、わかった。

 家族は車でフェリーに乗船、少年は一人で乗船券を購入して乗ったといい、家族は「社会勉強として乗船券を買わせた。お騒がせして申し訳ありません」と話しているという。

 行方を捜していた和歌山、徳島両海上保安部が同日、発表した。それによると、少年は香川県内の小学5年生(11)。先月7日、家族5人で車で和歌山県を観光し、少年を除く全員は同日夜、和歌山港発徳島港行き南海フェリーに車で乗船。両親は少年に一人で券を買わせ、少年は一般客として乗船後、船内で家族の車に乗って下船した。

最終更新:2月8日12時38分

17千葉9区:2009/02/12(木) 21:47:14
http://kyushu.yomiuri.co.jp/nature/animalia/wild/20090212-OYS8T00542.htm
カモメウオッチング人気、有明フェリーの風物詩


カモメに「かもめパン」を投げる乗客 雲仙市国見町の多比良港と熊本県長洲町の長洲港を結ぶ有明フェリーで、目の前に飛んでくるカモメに餌を与える「カモメウオッチング」が乗客を楽しませている。

 「ギイ、ギイ」と鳴きながら船を追いかけるカモメにデッキから餌を投げると、見事にくちばしでキャッチ。中には乗客の手から直接、餌を取るカモメもいる。毎年11月初旬から5月初旬にかけて見られる光景で、同フェリーの名物にもなっている。

 フェリーを運航する「有明海自動車航送船組合」(雲仙市国見町)によると、約15年前に職員の餌付けをきっかけに始まった。船内ではカモメの餌として、「かもめパン」(1個100円)も販売、期間中、3万個が売れるという。

(2009年2月12日 読売新聞)

18千葉9区:2009/02/16(月) 23:34:30
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902130043.html
中四国フェリー4月末で廃止 '09/2/13

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 竹原市と愛媛県今治市波方を結ぶ中・四国フェリーの航路事業が4月末で廃止になることが12日、分かった。運航する竹原波方間自動車航送船組合の管理者で竹原市の小坂政司市長が、市議会全員協議会で説明した。

 航路事業の廃止後、一部事務組合の同組合も解散に向け5月から清算手続きに入る。小坂市長は「しまなみ海道に交通がシフトした。四国との産業、歴史面の交流といった公益的役割が薄れた」と説明した。

 両市と組合は昨年8月から運航継続や委託、譲渡の可能性を模索。新年度から4億円前後の赤字が続くとの試算が出たため、今年1月の会議で「存続は困難」と結論付けた。

19千葉9区:2009/02/21(土) 15:28:51
http://www.asahi.com/business/update/0221/HOK200902210001.html
「ナッチャン」、原油下がり再開検討 函館―青森高速船
2009年2月21日8時1分

 北海道・函館―青森間を約2時間で結び、注目を浴びながらも、昨年10月末で姿を消した高速船「ナッチャン」の運航再開が検討されていることが20日、明らかになった。ナッチャンを運航していた東日本フェリー(本社・函館市)は「まだ各方面に向けて調整している段階」としているが、早ければゴールデンウイーク前の再開を目指したいとしており、当面1日1往復程度を検討しているという。

 青函を結ぶ高速船は「ナッチャンレラ」が07年9月、2隻目の「ナッチャンワールド」が08年5月に導入され、最多で1日8往復運航。観光の起爆剤になるとして期待が集まった。

 しかし、原油価格の高騰や利用者の伸び悩みなどが響いて昨年9月、東日本フェリーが航路からの撤退を発表。高速船2隻は10月末で運航を取りやめ、グループ会社の道南自動車フェリー(本社・函館市)が在来船を引き継いだ。

 高速船は一時、売却やリースが取りざたされたが、現在は「レラ」が函館港に、「ワールド」は青森港に係留(現在は和歌山県のドックで定期検査中)されている。

 東日本フェリーでは「原油価格の高騰が収まり、地元からの要望が大きいことから地域貢献を考え、再開の検討に入った」としている。関係者によると、係留しているだけでも1隻当たり年換算で億単位の維持費がかかるとの指摘もある。同社では、今後関係方面の調整を進め、再開にこぎ着けたい考えだ。

 函館市では今年が開港150周年に当たることから、東日本フェリー側に運航再開を要請していた。「ワールド」は開港150周年記念事業の一環として、28日〜3月2日まで函館の「親善大使」として横浜港に入港、一般公開され、函館のPRを行う予定。

 西尾正範市長は「もし実現すれば青函物流の活性化につながり、非常に喜ばしい」と歓迎している。(芳垣文子)

21荷主研究者:2009/03/02(月) 01:39:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901200267.html
'09/1/20 中国新聞
柿浦・大君―呉の航路廃止
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 江田島市内の秋月、柿浦、大君の3つの港と呉港とを結ぶ小型旅客船を運航している大昭汽船(広島市南区)は、4月から秋月―呉間の運航だけを継続し、柿浦・大君―呉間の運航を休止する。

 大君・柿浦港の利用者が大幅に減っているためで、同社によると両港の乗降客数は、2007年5月のピーク時に比べて約4割減っている、という。手続き的には航路全体をいったん休止し、秋月航路を新設して存続する形をとる。既に中国運輸局の認可を受けた。

 一方で、秋月港の乗降客数は、05年4月の航路開設当初と比べて約1.8倍に増加している。存続する秋月―呉間については4月にダイヤ改正を実施。平日の夕方の便を1往復増やして14往復とし、利便性を高める。

22千葉9区:2009/03/03(火) 21:59:09
http://373news.com//modules/pickup/index.php?storyid=15567
大根占―谷山間に高速船 6日から運航/南九船舶
1日4往復
(2009 03/03 11:07)
 錦江町―指宿市間でフェリーを運航する南九船舶(今村勝博社長、錦江町)は6日から、同町の大根占港と鹿児島市の谷山港を結ぶ新たな高速船不定期航路を開設する。錦江町―鹿児島市航路は「錦江湾航路と陸路の交通ネットワーク促進協議会」(会長・野元良一錦江町長)が計画し、昨年10月に17日間、同社の高速船で無料試験運航していた。
 今村社長によると、今回は協議会から独立した単独事業。試験運航で使用した高速船を使い、大根占港と谷山港を約50分で結ぶ。片道1500円(小学生以下700円)。1日4往復。定員12人で、車は積載できない。
 定期航路化に向け同協議会が進めている国への事業申請が承認されれば、南九船舶は、あらためて運航事業者として申請する予定。国の認可を受ければ、運航による赤字の半額は最長3年間、国から補てんされる。今村社長は「試験運航で高速船へのニーズを感じた。やるからには採算の取れる航路になるよう努力する」と話した。
 予約制。同社=0994(22)1230。

23千葉9区:2009/03/05(木) 20:35:25
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030590192829.html?ref=rank
フェリー苦境の航路 高速道路料金大幅値下げで
2009年3月5日 19時29分

3月から日曜運休に踏み切った太平洋フェリーの「きたかみ」=名古屋港で


 高速道路料金が春休み前にも大幅値下げされる見通しとなり、高速バスや鉄道など長距離公共交通網に影響を与えそうだが、とりわけ戦々恐々としているのはフェリー業界だ。燃料費の高騰や不況で貨物が減少する中、フェリー離れが加速するのは必至。名古屋−仙台−苫小牧の定期航路を持つ太平洋フェリー(名古屋市)が3月から減便に踏み切るなど、航路の運休や廃止も目立ち、業界に危機感が強まっている。

 「生き残りをかけた苦肉の策」。太平洋フェリーの岩田裕行常務はそう話す。同社は輸送需要の少ない日曜日の出発便を初めて全面休止することを決め、3月1日から実施。夏休み前の7月中旬にかけ運休する。

 隔日運航だった従来の片道週3−4便から週3便に減るが、1月の輸送量が前年を1割程度下回る中、岩田常務は「減便した方が経営的にプラス」と説明する。

 日本長距離フェリー協会(東京)によると、全国のフェリーの輸送実績は昨年10月から急速に悪化し、ことし1月は前年の約20%減。

 担当者は「不況に加え、すでに始まっている高速料金割引の影響も大きい」と言う。

 太平洋フェリーの日曜運休は一時的措置の予定だった。燃料費は下落に転じているが、昨秋以降の景気悪化や今後の高速料金値下げでフェリー輸送の需要減が見込まれるため、12月以降は再び日曜運休にする方針。

 業界では「高速だけを安くするのは不公平で、環境政策にも矛盾する」との主張から国に支援を求めており、国土交通省は「フェリーの港湾使用料の引き下げを自治体と協議している」(海事局内航課)と話している。

 高速料金の値下げは関東、関西の大都市圏以外の高速道路で平日の全時間帯を3割引き(昼間は100キロ分まで適用)にしたり、土日祝日に普通車以下を対象に上限料金を1000円としたりする内容。財源となる2008年度第2次補正予算関連法は4日の衆院本会議で成立した。

(中日新聞)

24千葉9区:2009/03/16(月) 22:40:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090316/lcl0903162055009-n1.htm
近畿圏知事がフェリー支援を要望
2009.3.16 20:54
 28日から始まる高速道路の通行料金引き下げでフェリーの利用客が減少する恐れがあるとして、近畿ブロック知事会(会長、仁坂吉伸和歌山県知事)は16日、安定的な運航確保に向けた支援策を求める要望書を国土交通省に提出した。

 要望書は、高速道利用者が極めて多くなった場合に「フェリーなどへの影響は経営努力で補える範囲を超えることが想定される」とし、「海上輸送の存続が危惧される」と指摘している。

25千葉9区:2009/04/02(木) 22:33:23
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090402-OYT1T01088.htm?from=top
フェリー輸送量3〜5割減、高速道路料金値下げ響く
 休日の高速道路料金値下げに絡み、日本旅客船協会は2日、東京湾アクアラインや本州四国連絡橋と競合するフェリーの輸送量が前年同期に比べて3〜5割減少したと発表した。


 本格的に値下げが始まった3月28、29日の乗用車輸送台数を2008年の同時期の週末(3月29、30日)と比較した。アクアラインと並走する東京湾フェリー(久里浜―金谷)は2841台から1958台へ31・1%減。

 本州と淡路島を結ぶ明石淡路フェリー(明石―岩屋)は2288台から1153台へ半減した。このほか高松―宇野間が48・8%減、松山―宇品(広島)間が31・5%減など。

 フェリー業界は国土交通省に高速料金値下げによる影響を軽減するよう対策を求めている。国交省は「より長期のデータを見極めて判断したい」としている。

(2009年4月2日21時40分 読売新聞)

26千葉9区:2009/04/03(金) 23:18:52
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200904020090.html
明石―小長航路を廃止へ '09/4/2


 山陽商船(竹原市)は1日、明石(広島県大崎上島町)―小長(呉市豊町)のフェリー航路を10月末までに廃止すると中国運輸局に届け出た。昨年11月の豊島大橋開通以降、利用が大幅に減った。

 大崎下島、大崎上島間で車両を渡す最短ルートが途絶える恐れがある。ミカン栽培で農業者たちの行き来があり、呉市、大崎上島町の対応が急がれる。

 山陽商船によると、利用の中心である車両輸送(12―2月)は前年度同期比で42.0%減の約1万400台に落ち込んだ。竹原港から大崎上島に渡り、同航路を使う車両も10分の1以下という。

 昨年は2300万円の赤字。今年の試算では赤字が5000万―6000万円に膨らむ見込み。同社は「橋に交通がシフトし需要が見込めなくなった」と理解を求め、事業譲渡などには協力するとしている。

27千葉9区:2009/04/06(月) 22:17:41
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090331ddlk38040653000c.html
しまなみに生きる:海道開通10周年/1 航路廃止や減便 /愛媛
 本州と四国を結ぶ架橋の一つ、「しまなみ海道」(正式名=西瀬戸自動車道、約60キロ)が5月1日、開通10周年を迎える。島しょ部と陸地部をつなぐ“夢の架け橋”は沿線の暮らしや経済に大きな影響を与えた。「しまなみに生きる」人たちの思いから海道の10年を振り返る。【土本匡孝】

 ◇“海”に未練「でも便利に」−−元船長の藤本秀之さん(57)
 99年の開通を機に、競合する多くの航路が廃止、減便された。離職した船員らの再就職先の一つが広島、愛媛両県の船会社が出資する「瀬戸内しまなみリーディング」(今治市東鳥生町5、旧社名=しまなみバス開発)だった。

 同社は本州四国連絡高速道路(神戸市)から一部料金所の業務委託を受けており、来島海峡大橋の陸地部側にある「今治北料金所」(同市高部)の事務長、藤本秀之さん(57)=同市南日吉町2=は元船長。陸に上がり、5月で10周年を迎える。

 「夜中でも陸地部に渡れて便利になった。しまなみ海道への評価はずっと変わらない」と淡々と話す藤本さんだが、その人生は時代に翻弄(ほんろう)されてきた。

 藤本さんは石炭産業で栄えた福岡県鞍手町出身。両親は炭鉱関係の仕事をしていたが、エネルギー需要の変化もあり、小学校高学年ごろに炭鉱が閉山したという。「母は『申し訳ない』と言っていた」と藤本さん。高校進学をあきらめ、集団就職列車で因島市(現在の尾道市)の船会社を目指した。

 75年ごろ、今治港と尾道港を結ぶ別の船会社に転職。79年の大三島橋(大三島−伯方島間)を皮切りに、ほぼすべての架橋の完成を船上から見てきたという。「最後の橋が完成してきたころから徐々に『次の人生』への覚悟ができてきた。時代の流れ、仕方ない」

 開通の1年半ほど前から再就職先を探したが船の仕事に求人がなく、開通半年ほど前に今の仕事を選んだ。仕事が決まると、船長職の傍ら休日には国道に車を走らせ、車種を瞬時に見分ける練習を重ねた。料金所での仕事に役立てるためだった。99年5月上旬、初めて料金収受に立った日は、「何かを考える暇が無いくらいすごい人が押し寄せた。大渋滞でよく怒られた気がする」と懐かしげに振り返る。

 「お客さんの笑顔が一番」と頑張ってきた藤本さん。最近は自動料金収受システム(ETC)の普及で、お客さんと話す機会が減って少し寂しく感じている。料金所で働き始めた後も船の仕事に未練があったが、1年ほど前にあった船長の仕事の誘いは断った。「今更、命を預かる仕事をする気力がない」と。

 病気がちだった父は55歳で肝硬変で亡くなった。しまなみ海道開通10周年を迎え、父の年齢を超えても元気に働く自分がいる。「よく体がもったなと思う」と感慨深げ。「お客さんが増えたら働きがいもあるし、お話しする機会があれば大切にしたい。島の景観は素晴らしいので、楽しい旅行をしに来てほしい」と語った。

28千葉9区:2009/04/06(月) 22:18:30
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090401ddlk38040626000c.html
しまなみに生きる:海道開通10周年/2 生活道 /愛媛
 ◇通院に不可欠「まだ高額」−−島嶼部橋通行料無料化を実現する会・今野道子さん(59)
 島民の「生活道」でもあり、開通当初から高い通行料の問題が指摘されてきたしまなみ海道。3月20日からの通行料大幅値下げで、開通10周年を目前に大きな転換期を迎えた。しかし、島民の反応はいま一つだ。

 「しまなみ海道からの恩恵も非常に大きい。でもそれ以上にたくさん払ってきた気がする」。しまなみ海道沿線の伯方島に暮らす主婦、今野道子さん(59)=今治市伯方町伊方=は、通行料大幅値下げが始まった3月20日以降も「通行料無料化」を求めて署名活動を続けている。身体障害を持つ三男晋さん(24)の存在が、今野さんの背中を押してきた。

 今野さんは、07年11月から約2万人分の署名を集めてきた「今治市島嶼(しょ)部橋通行料無料化を実現する会」(松岡妙子代表、16人)メンバーの一人。毎日新聞の記事で松岡代表らの活動を知って同会に連絡を取り、昨年2月から月に2〜10日間ほど、伯方島で一軒ずつ回るなどして署名を集めてきた。

 晋さんは04年6月、自宅近くの下り坂で自転車のブレーキが利かなくなり、木に衝突しけい髄を損傷した。しまなみ海道を通って同市陸地部の病院に救急車で運ばれ、その後松山市、伊予市の病院に移って計約11カ月入院した。今は自宅で車椅子を利用して生活しており、左半身はある程度動くまで回復したが右半身はほとんど動かない。

 伯方島から今治市陸地部までの普通乗用車の通行料は片道2000円余り。今野さんと夫恭治さん(62)は晋さんが退院するまでの間、夫婦で4日間ずつ交代で晋さんに付き添うため、40万円以上の通行料を払ったという。事故から約1年半後に障害者手帳が交付されて障害者割引(半額割引)が受けられるようになったが、今でもリハビリなどのため同市陸地部側と毎月10往復ほど(約2万4000円)する。「生活道としてはまだ高い」と今野さんは嘆く。

 国の経済対策として、3月20日から普通車以下「上限1000円」が目玉の休日終日割引、同23日から全車種50%オフの平日通勤割引など、大幅な通行料値下げがスタートした。しかし、障害者割引とは重複して適用されないため、今野さんらの交通費総額はほとんど変わらないという。

 夫婦は「しまなみ海道が無かったら、陸地部に引っ越していたか(晋さんの)リハビリをあきらめていた」と、しまなみ海道に感謝する。ただ本音は「料金を気にせず走れるようにしてほしい」。今野さんは何年かかっても根気よく、通行料無料化まで署名活動を続けていくつもりだ。【土本匡孝】=つづく

29千葉9区:2009/04/07(火) 22:20:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20090406-OYT8T01134.htm
高速割引 南海フェリー直撃
土、日利用3割減
 自動料金収受システム(ETC)搭載車の高速道路の割引制度がスタートした3月28日以降、南海フェリー(本社・和歌山市湊)の土曜、日曜の車の利用台数が、前年比で3割近く減少している。経済危機の影響でトラックの平日利用も不調といい、同フェリーでは「これまでにない危機。運賃を下げても戻るかどうか」と頭を抱えている。

 同フェリーは、和歌山港と徳島港を約2時間で結び、大阪、神戸、淡路島を経由する高速道路より、1時間程度所要時間が短い。これまで1万円近く必要だった高速料金が、今回の割引制度で3000円程度にまで下がった。フェリーの片道料金は9300円(車体長4メートル以上5メートル未満)で、割高感が生じている。

 同フェリーによると、割引制度が始まって最初の週末だった3月28、29両日のの乗用車、トラックなどの利用はともに約500台だった。いずれも昨年3月末の土曜、日曜より約3割少なかった。4月4日と5日も減少傾向だった。また、トラックが多い平日も、企業が生産・輸送を最小限に抑えたためか、前年比約15%減となっているという。

 燃料価格の高騰を受け、昨年12月に1往復を減便して1日8往復にしたばかり。これ以上の減便は利便性に影響が出るとして、当面は見送る方針。今後は、高速道路と組み合わせた旅行の魅力もアピールしていくが、西尾隆・営業部長は「高速道路との料金に開きがありすぎるので、多少の値引きでは効果が薄い。フェリー独自の価値を打ち出していかなければ」と話している。

(2009年4月7日 読売新聞)

30千葉9区:2009/04/11(土) 00:22:59
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000904100001


 新潟とロシア・トロイツァ、韓国・束草(ソクチョ)を結ぶ「日本海横断航路」開設への期待が高まっている。当初就航を予定していた07年9月から、遅れること1年半。1日には、トロイツァを出て新潟西港に寄港した船が束草に向け、準備運航を行った。増え続けるロシアや中国東北部の貨物を狙い、取り込むことによって、「北東アジアの玄関口」になれるのだろうか。県や地元経済界の熱い視線を浴びている。(奈良部健)


   ◇


 かつて「裏日本」とも呼ばれた日本海側。新潟港は、その日本海側で最大のコンテナ取扱量を誇る。それでも、「輸出入ともに貨物量を増やしたい」――。ターゲットとなったのは、経済発展の著しい中国東北部だった。


 吉林省琿春市は、日系企業の工業団地が多く、アパレル製品や家具装飾品、木製品などの製造が盛んだ。しかし、海に面していないことから、製品は遼寧省大連市まで約700キロ陸送された後、日本に輸送されている。環日本海経済研究所(新潟市)によると、琿春から大連を経由すると東京まで10日間程度、新潟までは13日間かかる。


 しかし、琿春からわずか60キロのロシア・トロイツァ港を経由すれば、新潟まで4日間。東京までも5日間に短縮される計算だ。こうした新ルートの利点を生かし、進出した日系企業の貨物輸送を取り込みたい考えだ。


 さらに、トロイツァはシベリア鉄道とも支線でつながっており、新車の部品を鉄道でヨーロッパ方面へ輸送する可能性も広がる。


 県港湾振興課の田村定文課長は「旅客は、韓国人やロシア人のポッタリ(代理輸送する買い出し人)や観光客、ビジネスマンを想定している。将来的には、中国からの修学旅行生も期待できる」と話している。


   ◇


●難題が次々と 交渉は長期化


 構想が本格化したのは、06年5月。ロシア・ザルビノで開かれた会議に、ロシア、中国、韓国、日本の関係者が、共同出資して会社を設立するため集まった。当時は06年秋の開設を目指していた。


 しかし、交渉は難航した。ロシアと中国が出資金の振込期限を守らなかったり、両国の出資会社が突然変更されたりして、就航予定日は幾度も延期された。現在も運航する船をどうするかさえ、決まっていない。日本の「北東アジアフェリージャパン」の五十嵐純夫社長は「多国間の協議は難しく、次々と難題が押し寄せた」と悩ましげだ。


 運航会社の本社は、新潟に置くことも検討されたが、結局、韓国・束草市に設置することになった。韓国側の出資会社「汎韓商船」の子会社で、従来から「束草―トロイツァ―ウラジオストク」間で運航していたフェリー会社「東春フェリー」の船を使うことを見込んだためという。


 日本側の出資者は、中越運送(新潟市)や富士運輸(同)、本間組(同)、新潟総合学院(NSG、同)、コメリ(同)、北越製紙(長岡市)など25社だ。


 運航は週に1回、新潟を起点にしてトロイツァと束草にそれぞれ向かう。五十嵐社長は「『V字航路』は新潟に止まる回数が多く、最も有利な形態」と喜ぶ。貨物の片道料金は1万5千円前後を検討。5月中の運航を目指す。


   ◇


●鳥取を秋田も食指をのばす


 世界的な金融不況や関税引き上げで、かつてのロシアの活況は落ち着いた。とはいえ、田村課長の危機感は消えない。「ロシアの物資を日本海側の港は、どこも食指をのばしている」からだ。


 鳥取県・境港と韓国・東海(トンヘ)市、ロシア・ウラジオストクを結ぶ定期フェリーの就航も準備が進む。


 一方、秋田港は、ロシアへの自動車輸出基地の座を狙う。岩手のトヨタ系列自動車工場から、製造した自動車部品を秋田港まで運び、船でロシア・ボストチヌイ港へ。同港はシベリア鉄道で、07年にトヨタが組み立て工場を稼働させたサンクトペテルブルクにつながる。太平洋側の仙台港から自動車部品を積んだコンテナを、JR東北線を経由して秋田港に運ぶ実証実験も行われた。ただ、秋田港には定期航路がないのがネックだという。


 一方、厳しい現実もある。昨年6月から運航していた金沢港(金沢市)と韓国・釜山港を結ぶ国際定期フェリーは同年10月、休止に追い込まれた。燃油高騰のほか、急激な円高ウォン安で韓国からの観光意欲の低下が懸念され、採算割れになる公算が大きくなったためだという。



   ◆◆◆

31千葉9区:2009/04/17(金) 23:06:28
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001829733.shtml
神戸-釜山フェリー休止 就航4カ月、不況響く 

神戸-釜山を結んだ「パンスター・サニー」。定期フェリーの神戸就航は4回に終わった=1月10日、神戸港

 今年一月、八年ぶりに復活した神戸と韓国・釜山の定期フェリーが無期限休止になることが十五日、分かった。世界同時不況や大幅な円高ウォン安で、収益の九割を占めていた韓国からの旅客や積み荷が激減したという。関係者は韓国からの観光客増に期待を寄せていたが、神戸港へ寄港したのは四回に終わった。

 韓国のフェリー会社「パンスターライン」が一月十日から運航。ラウンジや免税店などがある豪華船が土曜日に神戸港を発着していた。しかし、二月には、運航船二隻のうち一隻が故障、寄港を一時休止する事態に。船の修理が完了し、パン社は今月四日から神戸寄港を再開すると発表していたが、わずか二日後の六日、同航路廃止を決定した。

 パン社の総代理店「サンスターライン」によると「リーマンショック」などの影響が出始める昨年十月まで、旅客数が右肩上がりだったが、ウォン安で物量ともに激減。定員約六百八十人の旅客は、採算ラインの七割に届かず、最近は半分程度しか埋まっていなかったという。

 今後は神戸寄港を取りやめた上で、運航船を一隻に集約し、週五日運航していた大阪-釜山便も十三日から週三日に減便。「旅客や荷物が増えてくれば再開できるが、今のところは考えられない」といい、予約客はすべて大阪便に振り分けるという。

 誘致活動を行った神戸市みなと総局は「久しぶりに神戸港が沸いた明るい話題だった。残念でならない」。観光への影響は避けられそうになく、市観光交流課も「海外から最も多いのが韓国のお客さま。懸け橋として期待していたのだが」とショックを受けている。

(前川茂之)

(4/16 09:32)

32千葉9区:2009/04/20(月) 22:59:01
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090419k0000e040018000c.html
宇高連絡船:100年の歴史、存続の危機 ETC割引影響

宇野−高松航路が発着するフェリー乗り場。一部の業者は撤退、残る業者も苦戦している=岡山県玉野市の宇野港で、椋田佳代撮影 宇高連絡船として旧国鉄時代から約100年の歴史を誇る宇野(岡山県玉野市)−高松航路が、高速道路料金の割引により瀬戸大橋利用が増え、存続の危機にある。同区間を運航するフェリー3社のうち津国汽船(同市)は1日に撤退、他の2社も「歴史ある航路を残したいが、収支を見極めて」と先行きは不透明で、地元自治体は国へ支援を求めている。【椋田佳代】

 同航路は1910(明治43)年、旧国鉄宇野線の開通に合わせて開設された。津国汽船は59年から運航を始め、04年からは四国フェリー(高松市)との共同運航で、24時間往復50便を運航していた。

 津国汽船によると、燃料高騰に加え、昨年9月から顧客の約8割を占めるトラックが、高速料金が3〜5割引きになるETC割引で激減。昨秋以降1日40〜44便に減便して対応したが、利用者減は続き、平均積載率は5割未満に。マイカー客も、今年3月から休日の高速料金が1000円とフェリー運賃の約3分の1になり減少、経営圧迫に追い打ちをかけた。

 四国フェリーの堀川智司専務は「トラック割引の影響が大きい。営業しても、運賃割引を求められるので、八方ふさがり」と話す。同航路には国道フェリー(高松市)も就航するが、同社は「ゴールデンウイークごろまでに収支がどうなるかを把握して、対応を考えたい」としている。

 こうした事態を受け、黒田晋・玉野市長、大西秀人・高松市長は今月7日、国交省を訪れ、港湾使用料の減免などの支援策を求めた。瀬戸大橋完成時は、本四特措法が制定され、事業を廃止・縮小する海運業者に国から計119億円の交付金を支払ったことがある。

33千葉9区:2009/04/26(日) 22:21:09
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000904250003
宇久・小値賀航路廃止へ
2009年04月25日

■美咲海送 赤字改善できず


 民事再生手続き中の旅客船運航会社美咲海送(平戸市、増山時光社長)が24日、佐世保―宇久・小値賀島航路を5月31日で廃止すると、九州運輸局長崎運輸支局佐世保海事事務所に届け出て受理された。赤字が改善できず、老朽化したフェリーの買い替えも難しいためという。
 同航路は6月以降、九州商船(長崎市)の高速船とフェリーの1日計3往復半のみとなる。一方、美咲海送は佐世保―有川、平戸―的山大島は運航を続けるという。
 同社は佐世保―宇久・小値賀航路に02年に参入。高速船とフェリーを、佐世保から1日に計3往復させている。再生債務者の弁護士によると、利用者は1日平均約100人。年間約2千万円の赤字が出ている。増山社長は「他の便を続けるために仕方なかった」と話した。
 増山社長らは24日午後、小値賀町と佐世保市を訪ね、航路の廃止を伝えた。町総務課は取材に対し、「町長が面会したが、正式な発表はないのでわからない」。市企画調整課も「寝耳に水」で、朝長則男市長が同日夜、「島民の生活に大きな影響が出ないよう、関係方面に働きかける」とコメントを出した。
 県新幹線・総合交通対策課は「九州商船だけの路線に戻れば、やめていた補助金を再開することもありうる」としている。

34千葉9区:2009/05/10(日) 14:36:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090509-00000047-maiall-soci
<神奈川県藤沢市>35年ぶり、伊豆大島へ船運航再開 漁協は事故懸念
5月9日15時55分配信 毎日新聞


 神奈川県藤沢市と市観光協会は、35年ぶりに伊豆大島への客船運航を再開する。高速ジェット船(281トン)=で江の島から片道約1時間で結び、日帰りツアーを年3回企画する。新たな観光資源にする狙いだが、地元の市漁協(葉山一郎組合長)は8日、市に対しシラス漁者との事故防止策を求めた。

 市観光課によると、ツアーは東海汽船(東京都港区)所有の高速ジェット船を借り上げて実施。海老根靖典市長は「東海汽船の自主運航につながるよう育てたい」とPRしている。江の島−伊豆大島間は、同社が65年に運航開始。最盛期の67年には年間約16万人が乗船したが、徐々に利用者が減少し、74年に休止した。

 市漁協は8日、「シラス漁約80業者との間で事故が生じる危険がある」として、市に漁業の実態把握や事故防止策の協議を求めた。市は14日に協議の場を設ける予定。

 再開第1弾は6月26日で、珍しい三原山裏砂漠とあじさい観賞▽小説「伊豆の踊り子」で知られる波浮港と5万点を集めた貝の博物館見学▽「御神火様」と呼ばれる三原山(標高764メートル)登山−−の3コース。午前9時に湘南港を出発し、午後4時半に帰港予定。

 料金は各コースとも大人1万4800円、小学生以下8800円(昼食代込み)。定員200人。申し込みは11日から。問い合わせ先は同社予約センター(03・5472・9999)。【永尾洋史】

35千葉9区:2009/05/11(月) 22:36:03
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000000905110005
たこフェリーGW半減
2009年05月11日


やはり影響は大きかった――。大型連休中、明石市と淡路島を結ぶ「たこフェリー」は、利用した車が前年より約半分に減った。同じ区間を結ぶ明石海峡大橋のETC割引のあおりをまともに受けた。同橋開通から11年。船員からは「橋と共存できたと思っていたのに……」とため息が漏れる。(小野大輔)
 「オールライン、レッコー」。4月29日、昭和の日。中野達也船長(43)のかけ声で岸壁の綱が外され、フェリーが明石港を出た。トラックや乗用車は定員の約半分。「例年なら、乗りきれずに港の駐車場に行列ができたのに」と中野船長が語った。
 昨年9月、神戸淡路鳴門自動車道でETCを付けた中型、大型、特大車を対象に夜間割引がスタート。そして今年3月20日には、乗用車が土日、祝日「上限千円」になった。一方、フェリーの乗用車の運賃は2050円だ。
 同社によると、4月25日から5月6日までの間、同フェリーを利用した乗用車、トラックなどの車は9256台で、前年同期より48%減。橋開通で約7割減った98年以来の打撃だ。
 社も手をこまぬいているわけではない。そもそも運賃値下げや、ゆるキャラ「パパたこ」によるPRで、客足は01年度以降7年連続で回復していた。
 4月から、橋を通行できない125cc以下の二輪車や自転車の2人組などを対象に、計1160〜2420円の運賃から380円を割り引く「たこでハッピーツーリング」を導入した。淡路島で下船せずにクルーズする「明石海峡遊覧きっぷ」(大人620円、子ども320円)で、日中だけでなく夜間も乗れるようにもした。だが、それもETC効果にかすんだ。
 国土交通省は4月、フェリーや離島航路への「地域交通の活性化」として、計414億円の補正予算案を国会に提出した。ただ、「省エネ設備の導入やバリアフリー化といった新しい取り組みに対する支援であって、単純な損失補填(ほ・てん)には認められない」(同省海事局)といい、たこフェリーがどれだけの恩恵を受けられるかは不透明だ。
 大麻一秀社長(56)は「橋の通行料が安くなるのは良いこと」としたうえで、「相手が国では価格競争に勝てっこない。運賃との差額分を穴埋めしてほしいのが本音」と話す。人件費削減にも乗り出し、社員の手当を減額、賞与も全額カットする方針だ。4月下旬からは希望退職を募っている。

36千葉9区:2009/05/11(月) 22:41:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000488-yom-soci
ETC割に便乗、佐渡フェリー便も1000円
5月11日12時50分配信 読売新聞
 新潟県の佐渡島と本州側を結ぶフェリーを運航している佐渡汽船(新潟県佐渡市)は11日、5月30日から7月26日までの土日・祝日の乗用車搬送代金を一律で片道1000円に値下げすると発表した。

 ETC(ノンストップ自動料金収受システム)装着車への高速道路料金割引を受けた措置で、観光振興が狙い。離島振興に関する調査・研究をしている日本離島センター(東京都千代田区)によると、全国313の離島航路(3月末現在)で、国の交付金を利用した割引措置は初めてという。

 新潟(新潟市)−両津(佐渡市)、直江津(上越市)−小木(佐渡市)の2航路で本州から佐渡へ渡る車が対象。渡航から4日以内に復路を利用する条件で値下げされる。通常、車長6メートル未満までの乗用車が片道約7800〜1万7800円で、値下げにより一律1000円となる。運転手や同乗者の旅客運賃は対象外。

37千葉9区:2009/05/16(土) 12:51:35
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000000905160003
呉・松山フェリー航路廃止を検討
2009年05月16日


◇しまなみ開通・ETC割引影響
 松山市「存続を」


  松山市の堀江港と広島県呉市の阿賀港を結ぶ「呉・松山フェリー」 (本社・呉市阿賀南7丁目) が航路廃止の検討を始めた。同社は「しまなみ海道(西瀬戸自動車道) の全線開通や燃料高騰、景気低迷と重なり、廃業も検討せざるをえない」と説明し、今月中に結論を出したいとしている。松山市は「航路は広島との物流面でも大きな役割を果たしており、廃止されれば経済的な影響が大きい」 として同社に航路の存続を求めている。(中川正美、林哲史)


  同フェリーは1964年から就航。しまなみ海道開通前のピーク時は一日18往復し、年間12万5千台の利用があった。06年の海道の全線開通から減少が目立ちはじめ、燃料代の高騰には減便などで経営努力を続けてきた。現在は一日9往復している。
 しかし、3月から景気対策で高速道路に導入されたETC(自動料金収受システム) 利用車への特別割引の影響で、決定的な打撃を受けたという。4月の利用台数は乗用車が約1640台で昨年同月に比べて半減。トラックは約1760台で同4割減だった。黄金週間中の利用も5〜6割減で「経費削減を進めた場合の採算ライン(年間8万台) にとうてい届かない」 状況だという。


  同社の従業員は60人余り。4月下旬に廃止の可能性を説明したという。森正樹常務(61) は「ETC(の特別割引) は、実際の影響を精査せずにやったという意見も出ているが、まさにその通り。国は補正予算で(航路業者などへの) 支援を検討するというが、まだ具体的なものは出ていない」 と話している。


  堀江港を管理する松山市空港港湾課は「航路は市民の交通手段として長年にわたって貢献してきた。現在、堀江港を発着する航路は同フェリーしかなく、廃止されると地元の活気にも影響する」 と懸念する。


  同市の中村時広市長は「ETC車の高速道路の割引制度は2年間の時限措置だ。その後、高速料金が元に戻った時に航路がなくなってしまったら、利用者はどうすればよいのか」 と政府の政策を批判。「松山だけでなく、海に囲まれた四国にとって船は重要な交通ルート。可能な限り存続を求めたい」 と話している。


  呉市は四国からの玄関口として埋め立て地の阿賀マリノポリス地区に約5億円を投じて公共桟橋と待合室を設け、昨年11月から同フェリーの阿賀マリノターミナルとして使用が始まったばかり。市港湾振興課は「同地区は高速道と直結する物流拠点として整備を進めており、本四間のフェリー航路が廃止されれば影響は大きい。何とか存続できるように願っている」 と衝撃を隠さない。

38千葉9区:2009/05/19(火) 21:39:06
>>34
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090519ddlk14100120000c.html
海老根・藤沢市長:高速ジェット船、増便示唆 漁協は慎重なのに… /神奈川
 ◇「事故心配」漁協は慎重なのに…
 藤沢市が35年ぶりに復活させる江の島−伊豆大島高速ジェット船が人気を呼び、市は18日、抽選で50席を追加募集すると発表した。用意した200席が即時完売する人気ぶりを喜ぶ海老根靖典市長は9月にも前倒し運航する考えを表明し増便も口にしたが、海難事故を心配する市漁協の葉山一郎組合長は「(増便は)約束が違う。県漁協と連携し安全操業の確保を再度、市に申し入れる」とカンカンだ。

 発表によると、11日の受け付け開始と同時に予約電話は15回線が鳴りっぱなしで、わずか20分で埋まった。市はできるだけ希望に応えたい、と招待客・スタッフの乗船を極力減らし50席を確保した。応募は6月1日締め切り(消印有効)。往復はがきに、三原山ハイキング▽裏砂漠とあじさい▽大島周遊−−のうち希望コース、氏名などを書いて市役所観光課に申し込む。抽選結果は同5日に発送予定。問い合わせ先は同課(0466・50・3531)。

 市観光課は「増便は市長の夢で、決まっているのはあくまでもまだ年3回の運航だけ。関係漁協には納得していただくまで説明する」と言う。県漁協連の岡彬副組合長は「市漁協の不安を聞き14日の協議にも職員を派遣した。地元漁協と協力し、しっかり監視していきたい」と話す。【永尾洋史】

39千葉9区:2009/05/21(木) 21:02:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20090520-OYT8T00995.htm
日韓航路片道最安7900円に
旅客運賃正式に決定
 境港と韓国・東海(トンヘ)、ロシア・ウラジオストクを結ぶ貨客船の就航計画で、運航する韓国・DBSクルーズフェリーの金昌允(キムチャンユン)専務理事ら幹部3人が20日、知事公邸に平井知事を訪ね、旅客と貨物の運賃を正式に明らかにした。境港―東海間の片道旅客運賃は、最も安い2等船室の大部屋が1人7900円、最も高いロイヤルスイートは16万6600円(1室料金)で、幅広いニーズに応えるという。就航時期は「6月下旬」としか示されなかったが、平井知事は「料金決定で航路セールスをより具体的に進められる」と評価した。

 金専務理事らによると、船名は「イースタンドリーム」。約1万3000トンで、旅客定員は約500人。境港から東海まで8200円の2等船室(ベッド付き8人)、1万1600円の1等(ベッド付き4人)などもあり、レストランやサウナ、プールも備える。境港―ウラジオストクの最安運賃は2万1600円。

 貨物は通常のコンテナ(長さ約6メートル)が東海まで550ドル、ウラジオストクまで1100ドル。冷蔵コンテナや乗用車、大型バスなども運べるという。

 就航日については「船の改修に時間がかかっている。6月末までの就航には間に合う」とし、同月上旬に伝えるとした。

 平井知事は「低予算の旅行も、豪華な船旅も楽しめる。北東アジアの経済発展の原動力になる航路だ」と笑顔を見せていた。

 運賃について、韓国への日本酒輸出を検討している中井酒造(倉吉市)の中井秀雄常務(59)は「他港に荷を運ぶ時間が省け、一晩で届くようなので値頃感がある。あとは就航日など具体的なことを早く決めてほしい」と話していた。

(2009年5月21日 読売新聞)

40千葉9区:2009/05/25(月) 21:45:59
>>37
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090525-OYT1T00915.htm
ETC割引あおり、「呉・松山フェリー」廃止し会社清算へ
 広島県呉市と松山市を結ぶ「呉・松山フェリー」(本社・呉市)は25日、同航路を6月末で廃止し、会社を清算すると発表した。


 同フェリーは1964年に開業したが、本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」の開通などで経営が悪化。

 ETC(ノンストップ自動料金収受システム)の特別割引が追い打ちをかけ、今年4月の乗用車利用台数は、昨年同期の半分の約1640台に落ち込んでいた。国土交通省によると、ETC割引が原因でフェリー航路が廃止されるのは初めて。

(2009年5月25日20時53分 読売新聞)

41千葉9区:2009/05/28(木) 20:39:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090525-OYT8T01173.htm
「経営限界」関係者ら無念
呉・松山フェリー、来月末廃止

 高速道路の大幅値下げで利用が激減し、呉(阿賀港)と松山(堀江港)を結ぶ航路の6月末での廃止と会社の清算を発表した「呉・松山フェリー」(本社・呉市)。「経営努力も限界」と関係者は無念さをにじませた。決定で航路存続を支援してきた呉市や、利用客に波紋が広がった。

 呉・松山フェリーは阿賀―堀江間の約37キロを約1時間50分で結び、3隻で運航。1964年に開業し、ピーク時の95年には約15万台が利用したが、06年のしまなみ海道の全線開通後、赤字に転落。燃料費高騰もあって昨年9月、経費削減のため1日9往復に減便した。


 しかし、今年3月末、ETC利用車に対する高速道路の<休日1000円乗り放題>がスタート。4月の乗用車の利用台数は約1640台で前年同期の半分に、特に休日は6割減に。トラック、乗客数もともに、前年の4割減となった。

 同社は大型連休後に航路廃止を決定。5月末までに中国運輸局へ航路廃止を届け出る。回数券の払い戻しは9月30日まで行う。60人の従業員については、再就職の支援をするという。

 呉市役所で記者会見した同社の森正樹常務(61)は「利用者に申し訳ない。何の支援もないまま、国の施策で民間が窮地に追い込まれ、納得できない」と述べた。

 この日、阿賀港でフェリーを待っていた松山市の男性運転手(50)は「廃止になるとしまなみ海道経由になるので遠回り。移動距離が増え、睡眠時間も削られるのがつらい」と惜しんだ。堀江港で船を待った広島市の運送会社員越道憲司さん(40)は週3回は利用するといい、「フェリーがなくなれば、松山への配送を廃止にしようかという話も出ている。仕事がなくなるかも」と不安そうだった。

 呉・松山フェリーが利用する呉市の埋め立て地「阿賀マリノポリス地区」では市が昨夏、桟橋や待合ターミナルを約5億円かけて新設したばかり。呉市は年間約1400万円だった使用料を昨年11月から半額にするなど、支援していた。同市港湾振興課は「使用料の無料化も打診したが、予想以上に経営の落ち込みが急だった。厳しいが別業者を探したい」としている。

 県内の四国航路廃止は今年、中四国フェリー(竹原市)の竹原―今治便に続き2例目。

(2009年5月26日 読売新聞)

42千葉9区:2009/06/01(月) 22:39:29
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000906010005
割引フェリー離島に波紋
2009年06月01日


 佐渡汽船(佐渡市)のカーフェリーの乗用車搬送料を片道1千円に値下げ――。佐渡市の試みに全国の離島から注目が集まっている。海上運賃の高さはどの離島にとっても悩みの種だ。「ついに離島が声を上げた」「今後につなげていけるかが問題だ」など反響はさまざまで、追随を検討する自治体もでてきた。(高橋淳)


   ◇ ◇ ◇


 値下げ初日の5月30日、佐渡島・両津港には本土からのマイカーが続々と降り立った。


 佐渡汽船によると、値下げの発表以降、問い合わせが相次ぎ、6月の乗用車の予約台数は例年の5倍近くに。土曜日午前の出発の便はすでにほぼ満車の状態だという。


 佐渡島観光は、ピーク時の年間120万人から、昨年はついに60万人を割った。片道1万数千円の乗用車搬送料もネックとされ、佐渡市は5月、2カ月の期間限定で、佐渡汽船に対し値下げ分の差額約1億5千万円を補填(ほてん)することにした。国の緊急経済対策の交付金を充てる。


 これに続いて、粟島浦村でも村予算を投入して本土からの渡航費用を値下げすることを決めたほか、長崎県壱岐島では、市観光協会が「離島航路を1千円に」と国などへ求める署名活動を始めた。


 こうした動きのきっかけとなったのが3月に導入された高速道路のETC割引だ。離島ではないが広島、愛媛間を結ぶ呉・松山フェリー会社(広島県呉市)は5月25日、6月末での航路の廃止と会社の解散を発表。「ETC割引による利用者の減少が打撃だった」(同社)という。


 財団法人日本離島センターの大矢内生気・事務局次長は「離島航路は国道と同じ位置づけであるはずなのに、輸送格差の問題が放置されてきた。ETC割引は単純に従来の格差を拡大しているだけでは」と疑問を投げかける。一方で「佐渡市の取り組みは国などに対し離島の窮状に目を向けてもらうきっかけになる」と期待する。


 佐渡市は今回は国の交付金の活用を決めたが、多くの離島にとって、民間のフェリー代金を税金で補填(ほてん)するのは予算的にも厳しいのが現実だという。島根県隠岐の島町は「佐渡の取り組みはすばらしいと思うが、同じことをする予定はない」。長崎県対馬市は「フェリー代金の値下げに向けて庁内で調整を始めている」とした上で、「片道1千円はインパクトがある。とはいえ、これが将来につながる適正な金額なのかどうか、社会実験などで確かめていく必要があるのではないか」と、慎重だ。

43千葉9区:2009/06/17(水) 23:20:02
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000906170002
知事が発言、訂正/南海フェリー支援めぐり
2009年06月17日

 和歌山、徳島両県が南海フェリー(本社・和歌山市)に1億円ずつ支援して運賃を値下げする計画に関連し、仁坂吉伸知事は16日、南海フェリーが計画の一部への協力を渋っているとする質問を記者会見で受け、「渋る元気があったら国土交通省の前で割腹自殺でもしたらいい」と発言した。発言の直後に事務方から指摘を受け、会見の中で訂正した。(宮崎亮)


 この計画では、両県が国の補正予算を財源とした1億円をそれぞれ予算化。7月下旬から約半年間、両県いずれかに宿泊する人を対象に運賃を値下げし、陸路に対抗できるようにすると共に、観光振興にもつなげる狙い。実際の値下げ幅や差額の負担割合はこれから3者で話し合う。


 この日県庁で開かれた定例記者会見で記者の一人が「割引を宿泊者対象にするということについては、南海フェリー側はあまり乗り気ではない、渋っているような……」と質問すると、「渋る元気があったら国土交通省の前で割腹自殺でもしたらいい。これだけ条件面で不利になっていることに対してちゃんとした抗議をするのが正しい」と述べた。仁坂知事はその約1分半後、「広報室長が『割腹自殺』というのは『ちゃんとした抗議』にしろと言いましたので、訂正をさせていただきます」と話した。


 仁坂知事は朝日新聞の取材に対し、「公の場で乱暴な言葉を使ってはいけない。訂正する」とした上で、発言の意図について「業界も国に対して強く抗議すべきだと言おうとした」と釈明した。また、「国交省は所管する業界が困っているのに政治家への進言を怠っている。業界もおかしい。親会社の南海電鉄なんて何をしているんだと思う」と不満をぶちまけた。


 一方、南海フェリーの担当者は「計2億円の支援をもらえるのだから、非常に感謝している。『渋る』なんてことをうちの会社の人間が言うわけがない」と話している。

44とはずがたり:2009/06/17(水) 23:31:05
まあ柄の悪い大阪南部の更に南だし,これくらい発言も粗野でないと務まらないのかもw
なんにしろ旅田卓宗先生を産んだ土地柄だしな。

45千葉9区:2009/06/28(日) 15:28:07
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000906270004
ETC割引直撃 瀬戸内航路に「大波」
2009年06月27日

  国の景気対策が瀬戸内海に荒波を呼んだ。高速道路の通行料金割引で、中国地方と四国を結ぶフェリー会社が客を奪われ、苦境に陥っているのだ。航路廃止の動きも出ている。山口県など沿岸の自治体も支援に乗り出しているが、国に「海の足」を守るための本格的な措置を求めている。
(小暮純治)


  ◆ フェリー、売り上げ激減


  「突然、需要が消えた」。防予汽船(柳井市)の平井康生営業部次長がため息まじりに話す。


  同社のフェリーは柳井港と松山市を結ぶ。別の会社との共同で、毎日15便前後を24時間態勢で運航する使い勝手の良さが売り。運送トラックなどの大型車のほか、帰省や観光、仕事で使う乗用車の利用も多かった。だが、今年5月初旬、乗用車客の予約は一向に埋まらなかった。


  ゴールデンウイーク(GW)のある5月は、夏休みと重なる8月に次ぐかき入れ時。これまでは大半の便は4月中旬ごろから予約で埋まっていたが、今年5月の利用台数は4464台。昨年同月(6748台)の35%減で、売り上げも2割減。今年3月から始まった高速道路のETC割引が響いたようだ。


  競合する高速道路では、柳井市からの最寄りは山陽道玖珂インターチェンジ(岩国市)。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)を経由して、松山市に至る最短ルートでの片道料金は1万50円だった。ETC割引後は2千円に下がった。同社のフェリーは、乗用車1台と運転者1人分も含め1万3千円。利用者からすれば、車のガソリン代を加えても割高感がある。


  フェリー業界にとって、ETC割引は、燃料費の高騰に続くダブルパンチとなった。


  昨年の燃料の重油価格は、10年ほど前に比べて最大で5倍超に跳ね上がった。防予汽船は昨年度、70年代のオイルショック以来の赤字経営に転落した。


  生き残りをかけて、6月から往復客の復路の料金を千円に割り引く対抗策をとった。これまでのところ、利用客は昨年の同じ時期の2割減程度で食い止めている。だが、平均単価の落ち込みで減収幅は5月より広がる見込みだ。8月に向けて、さらに大幅な値下げを考えているが、企業努力も限界にきている。


   ◇       


  ETC割引は、特に瀬戸内海のフェリー航路に影響を及ぼした。高速道路の中でも、「高い」と指摘されてきた本州と四国を結ぶ本州四国連絡橋(3ルート)の通行料金が一気に安くなったからだ。フェリー業界は、「航路が一変する」と危機感を募らせる。


  開通10年を迎えたしまなみ海道の通行料は4700円だったのが千円になった。本州四国連絡高速道路によると、今年のGWのピーク時(5月2〜6日)の通行量は12万321台。昨年同期(6万3805台)の9割増しだ。一方、中国5県のフェリー事業者など115社でつくる中国旅客船協会連合会(広島市)によると、広島県内では今年3〜5月、乗用車の客が前年の同じ時期より5割減った航路もあった。


  中国運輸局(同)によると、しまなみ海道の開通直前の99年4月から10年間で、管内の瀬戸内海の航路で、なくなったのは七つだった。だが今年4月以降でみると、広島県竹原市と今治市を結ぶ中・四国フェリーをはじめ、4航路が既に廃止したか、廃止が決まっているという。同連合会は、「橋の代替輸送機関として、フェリーが果たす社会的役割は大きい。航路の維持は不可欠だ」と訴える。

46千葉9区:2009/06/28(日) 15:28:35
   ◇  沿岸自治体「国も支援を」       


  こうした事態に、沿岸の自治体が次々、フェリー会社への支援を始めている。


  広島県では、定期航路を使った旅行会社に広告費などを助成。愛媛県はフェリー会社1社あたり最大1千万円を補助。総額1億2千万円。運賃割引やニーズ調査など集客アップに向けた対策にかかる経費に充ててもらう。


  それでも、「一時しのぎ」の感は否めない。山口県は、「あくまで応急処置。国の政策による影響であり抜本的な対策の責任は国側」と指摘。四国4県の知事会も、フェリー業界に対する支援強化を国に求める要望書を採択した。


  広島大地域経済システム研究センター長の伊藤敏安教授(地域経済学)は、「これまで、橋とフェリーは役割分担が進んできていた。政策で意図的な環境操作がされ、事業者は突如、不公平な競争にさらされた。県をまたぐ問題でもあり、国側の一定の支援は避けられない」と言う。


  ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


  【 山口県のフェリー会社支援策 】 


  県が管理する港を発着する航路を運営する防予汽船、周防大島松山フェリー(周防大島町)、周防灘フェリー(周南市)の3社に、港の施設使用料を6月から1年間免除する。岸壁などを使った場合にかかる係船料と、車両を乗降させる際の可動橋使用料が対象で、3社は昨年度、あわせて約3200万円を支払っている。減免措置は76年以来。

47千葉9区:2009/07/11(土) 00:46:13
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002111301.shtml
5航路廃止、減便も5 瀬戸内のフェリーに荒波 
 国が経済対策として実施した高速道路料金の一律1000円への値下げがフェリー業界を直撃し、航路の廃止や減便が相次いでいる。日本旅客船協会などによると、瀬戸内海では3月以降、4社5航路が廃止(11月実施を含む)し、減便が5社5航路に広がっている。8月のお盆シーズンは、割引が平日にも拡大されるため、地域の足を守ろうと単独で支援に乗り出す自治体も出ている。(前川茂之)


 「もはや航路廃止を考えざるを得ない状況。国策で損害を受けた以上、国がしっかり責任を取ってほしい」

 6月29日、明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)の大麻一秀社長は、国土交通省神戸運輸監理部に窮状を訴えた。

 たこフェリーは3月下旬の割引開始以来、売り上げが半減。全船員の3分の1に当たる15人が一斉に退職し、6月26日から日に16便の減便に踏み切った。「もはや企業努力を越えている」と大麻社長は肩を落とす。


【本州-四国間が深刻】

 とりわけ影響が深刻なのは、明石海峡大橋や瀬戸大橋などと競合する本州-四国間のフェリー。

 広島県の阿賀(呉市)-愛媛県の堀江(松山市)を結ぶ呉・松山フェリーは6月末で航路を廃止し、会社の解散も決定。また、神戸港を経由していた大阪-大分間の「さんふらわあ」は、6月から神戸と今治への寄港を取りやめ、神戸-高松間を結ぶジャンボフェリーも7月、1往復減便した。

 一方で本州四国連絡高速道路会社は値下げ後、交通量が1・5倍に増加。本州-四国間のフェリーは、夏休み中も苦戦が予想される。


【行政も支援に】

 苦境にあえぐ業界を支援するため、国交省は本年度補正予算で30億円を確保。省エネ対策として船体の改修などハード事業への補助を挙げるが、関西のフェリー会社の社員(54)は「対応が遅すぎる上に、新型インフルエンザなどで経営は悪化の一途。新たな投資ができる余裕などあるわけがなく、使い勝手が悪すぎる」と批判する。

 緊急事態にフェリー会社へ直接、税金を投入する自治体も。徳島と和歌山県は運賃割引のため、1億円ずつを支援する。

 明石市は、たこフェリーが始めたクルーズ事業に800万円を補助する。神戸市も総額4000万円の補助金支給制度を設立。市みなと総局は「神戸にとってフェリーは港町の象徴。若者にターゲットを絞ったキャンペーンへの補助などで各社のがんばりに報いたい」としている。


【長期的視野が必要】

流通科学大学の森隆行教授(国際物流論)の話

 景気対策とはいえ、高速道路だけに税金をつぎ込むのは競争原理からみてフェアではない。航路廃止が続けば、高速道が通れなくなった場合の代替措置が奪われるなど、安全上の問題が生じる。陸路だけでなく、海や空の交通網をどうとらえるか。長期的な視野で支援策を考える必要がある。

(7/10 10:40)

48荷主研究者:2009/07/12(日) 00:31:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906050047.html
'09/6/5 中国新聞
三原―瀬戸田の2航路廃止へ
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 三原観光汽船(三原市)が、三原市と尾道市瀬戸田町を結ぶ2航路を11月末で廃止する届け出を中国運輸局に提出していたことが4日、分かった。高速道路料金の大幅値下げによる利用者減などが原因とみられる。

 フェリーが連絡する須波港(三原市)―沢港(尾道市瀬戸田町)と高速船が結ぶ三原港―瀬戸田港の2航路。1日18往復の須波〜沢間は他に運航会社がなく、行き来ができなくなる。三原―瀬戸田間(一部は沢港経由)は他の船会社と共同運航しているが、1日15往復の便数がほぼ半減する見通しという。

 三原市によると、両航路は瀬戸内しまなみ海道開通の影響などで須波―沢間が1997年の35万6000人から2007年には17万4000人に半減。三原―瀬戸田間の利用も減少していた。今春からの高速道路の料金値下げも利用者減に深刻な影響を与えていたという。

49荷主研究者:2009/07/12(日) 19:05:33

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/100087
大分ホーバーフェリー 商用客激減 旅行者狙い戦略転換 家族連れ割引導入 高齢者の同乗者も対象に
2009年6月4日 01:21 西日本新聞

家族や高齢者向けの割引運賃を導入した大分ホーバーフェリーのホーバークラフト

 大分空港と大分市をホーバークラフトで結ぶ大分ホーバーフェリー(大分市)が、家族や高齢者向けに割引運賃を導入した。景気の低迷で、空港から東京や大阪に向かうビジネス客を中心に利用者が大幅に減少したことから、時間や生活にゆとりのある高齢者や家族連れの旅行者を取り込むことで、活路を開く狙いがある。

 ホーバークラフトは、高速気流で艇体を地面や水面から押し上げ、プロペラで前進する水陸両用の高速船。大分ホーバーフェリーは、国内で唯一のホーバークラフト定期便だ。

 同社は、大分空港が大分市から国東市に移転したのに伴い、1970年に運航を開始。高速道路の整備やマイカー普及の影響を受け、各地で旅客輸送用が姿を消した中で孤軍奮闘している。

 乗客数は91年、約43万9000人に上ったが、出張客など空港利用者が落ち込み、2006年から3年連続で減少。08年は約30万5000人だった。昨秋からの世界同時不況が追い打ちを掛け、08年4−9月は前年同月比で1000人台の落ち込みだったが、08年10月−09年3月はさらに大きく落ち込み2000−5000人台の減少となった。

 こうした苦境を受けて同社は、中学生以下の子どもと大人が一緒に乗船すると大人を片道2000円、中学生以下を500円にした。大人(中学生以上)が2980円、子ども(4歳から小学生まで)が1490円の通常運賃から割り引きした。

 シルバー割引は、60歳以上の運賃を1500円にし、シルバー割引対象者の同乗者についても割引運賃を新たに設けて2000円とした。

 乗船体験や空港までの見送り客も増やそうと割引サービスを充実させた。往路便の到着から5時間以内に復路便に乗船すれば、大人は往復2800円、中学生以下は往復1000円で利用できる。

 7月には時刻表を変更し、乗船時間を30分から29分に縮める。わずか1分の短縮ながらも、マイカーの半分程度の時間で大分市と大分空港を結ぶ速さを印象づける狙いだ。

 同社は「全国に1つしかないホーバークラフトに、まず乗ってほしい」とPRしている。

=2009/06/04付 西日本新聞朝刊=

51荷主研究者:2009/07/12(日) 20:38:14

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906110036.html
'09/6/11 中国新聞
広島港の港湾使用料を免除へ
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 広島市と松山市を結ぶフェリーの定期航路について、広島県は10日、運航会社が支払っている広島港(南区)の港湾施設使用料を免除する方針を固めた。高速道路と本州四国連絡橋の通行料大幅割引の影響で、利用客が急減したのを受けた支援策。当初は「国の責任で対応すべき問題」としていたが、県と四国を結ぶ唯一の航路として存続をバックアップする必要があると判断した。

 瀬戸内海汽船(南区)と石崎汽船(松山市)が共同運航する広島―松山港の航路が対象になる。免除額は4月にさかのぼった本年度1年間の係船料と可動橋使用料で、2千数百万円と想定。19日に開会する県議会定例会に提案する2009年度補正予算案に、相当額を計上する方向で最終調整している。

 瀬戸内海汽船によると、同航路の利用客は、自動料金収受システム(ETC)搭載車の土日祝日の通行量が上限1千円となった3月下旬から急減。利用客数で約2割減、乗用車の利用台数で約3割減った。10日も中国旅客船協会連合会などフェリー会社などでつくる5団体が支援策を県に要望した。

 県は今後、島しょ部を含めた航路のある市町とも連携し、広島―松山以外の航路への支援策を検討していく。

52荷主研究者:2009/07/12(日) 20:49:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090617t72024.htm
2009年06月17日水曜日 河北新報
フェリー泣き笑い ETC割引で東北発着に影響

名古屋に向けて仙台港を出発するフェリー。ETC割引の逆風を受ける

 自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象に、3月末に始まった高速道路料金の休日割引制度が、東北発着のフェリー航路の客足に大きな影響を与えている。仙台と名古屋を結ぶ航路などは制度開始後、利用が大きく落ち込んだ。青森と北海道を結ぶ航路は、高速道とフェリーの利用を組み合わせる顧客増加の兆しが表れ、運航会社は「ETC割引を追い風にしたい」と期待している。

 仙台―苫小牧、名古屋を運航する太平洋フェリー(名古屋市)によると、名古屋線の乗用車の利用が5月は前年同月より30.4%減った。苫小牧線は7.3%減で、名古屋線の落ち込み幅の大きさが目立つ。

 5月に期間限定で通常料金より7000円安い2万3000円(大人2人)のプランを始めたにもかかわらず、苦戦した。同社東北支店は「陸続きの都市を結ぶ航路は、休日1000円のETC割引と料金で太刀打ちができない」と困り顔。10月にETC割引を意識した新商品を売り出す予定で、何とか反転攻勢しようと懸命だ。

 一方、青森、大間―函館を結ぶ津軽海峡フェリーを運航する道南自動車フェリー(北海道函館市)は、乗用車の利用が見込みと比べ、6月1〜14日の期間に約4%増加した。特に土日の利用が増えたという。

 4、5月は10%ほど予想を下回ったが、同社は「フェリー利用者は計画的に旅行日程を考える。ETC割引がスタートから一定期間経過して浸透するとともに、青森までETC割引を利用した車の利用が次第に増えてきた」と分析。週末限定割引プランを今月9日から始め、「夏休みにかけてさらに利用を伸ばしたい」と意気込んでいる。

53荷主研究者:2009/07/20(月) 23:24:38

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906210044.html
'09/6/21 中国新聞
川尻―今治航路、来月増便
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 呉市の川尻港と今治市の今治港を高速船で結ぶ「せと観光ボート」(呉市)は7月1日以降、1日3往復の運航を土・日・祝日に限って1日4往復に増便する。

 中・四国フェリー(竹原市)の竹原―波方(今治市)航路の廃止で5月から利用者が増え始め、6月末には呉・松山フェリー(呉市)の阿賀―堀江(松山市)航路が廃止されるため、利用増に対応する。

 四国運輸局に船舶運航計画の変更を申請し、19日付で認可を受けた。

 せと観光ボートは高速船1隻を使い、川尻―今治間を午前中に1往復、午後に2往復運航。途中、呉市の豊島、久比、大長、御手洗を経由している。

 運航計画の変更後は土・日・祝日に限り、午前中を2往復に増やし、午後の最初の便を1時間遅らせる。

55荷主研究者:2009/08/11(火) 14:29:01

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=160279
2009年8月4日 新潟日報
割引制度の効果で約1万人増

 佐渡汽船カーフェリーの乗用車搬送料が片道千円となる割引期間(5月30日〜7月26日)に、佐渡汽船で佐渡を訪れた人は18万7155人と、前年同期に比べ1万1424人(6・5%)増えたことが4日までに分かった。佐渡市は「観光面での経済効果は3億円以上」と分析、割引制度の健闘ぶりをアピールしている。

 期間中の土日祝日だけでみると、来島者は9万8138人と、前年同期より1万8542人(23・3%)増加。乗用車の搬送台数は1万2934台と前年同期のほぼ4倍だった。

 同市観光課は、過去のアンケート調査などから観光客1人当たりが約3万円を支出すると仮定した上で、今回の経済効果を3億円と見込んでいる。

 期間中、割引制度の恩恵を受けた宿泊、観光施設は多い。同市小木地区の旅館は「6月の宿泊客は昨年に比べて3、4割増えた」と指摘する。土産物の販売などを行う「かもこ観光センター」(同市加茂歌代)も「土日に来るマイカーが昨年の3〜4倍に増えた。売店やレストランの売り上げも上がったようだ」と喜ぶ。

 一方で、割引が土日祝日の本土発便が対象だったため、観光客や帰省客が土日に集中。平日に限ると、来島者は前年同期に比べて7118人(7・4%)減少した。

 このため、割引の効果を実感できない宿泊施設もあった。同市両津地区のホテルは「土日はもともと宿泊客が多い。平日は前年に比べると1、2割程度落ちた」と明かした。

 また、「普段は車を搬送しない帰省客がカーフェリーに乗り換えた」(佐渡汽船)ことなどから、両津〜新潟間のジェットフォイルや寺泊〜赤泊間の高速船の利用者も減少した。

 今後は、割引制度を利用して来島した観光客がリピーターになってくれるかが鍵になる。同課は「県が秋から行う新たな割引やJRの観光キャンペーン『デスティネーションキャンペーン』のほか、トキめき新潟国体を生かして佐渡の食や芸能を売り込んでいきたい」と話している。

56荷主研究者:2009/08/12(水) 18:42:13

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/200908/20090806000124.htm
2009/08/06 10:05 四国新聞
乗用車利用が半減/高松―宇野間フェリー実績

メールで記事を紹介印刷する一覧へ 四国運輸局は5日、高松―宇野間を結ぶフェリーの4〜6月の輸送実績(速報値)を発表した。乗用車の利用が前年同期の約半分に落ち込むなど輸送台数、旅客人員ともに激減した。高速道路や瀬戸大橋の大幅値下げの影響が色濃く、大型連休後も本四航路の苦境が続いている。

 輸送実績は宇高航路を運航する2社の合計。それによると、旅客人員は前年同期比29・9%減の23万2361人、車両の輸送台数は同40・9%減の13万8799台だった。

 車両の内訳は、乗用車が同46・0%減の5万118台、トラックが同37・5%減の8万8306台、バスが同22・8%減の375台。「休日千円」と高速道路の値下げ幅が最も大きい乗用車の落ち込みが目立つ。トラックについては不況で物流の動きが鈍ったことも減少の要因という。

 今後、高速道路では8月の一部平日にも「上限千円」が適用されることなどから、同局は「航路は引き続き厳しい経営状況が予想される」とみる。

 利用減を受け、すでに宇高航路の2社はゴールデンウイーク前後にコスト削減のため休日便を減便。2社合わせた4〜6月の総便数は前年同期の84%だった。さらに2社は今月10日から平日にも減便を実施する。

 2社は「まったく先が見通せない状況。少しでもコストを削るほかない」(四国フェリー)、「企業努力は続けるが、このままでは事業を継続できない」(国道フェリー)としている。

57千葉9区:2009/08/13(木) 20:41:37
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/shimane/Ss09081101.html
観光・人口減で揺れる航路 島民の生活支える隠岐汽船 '09/8/11

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 ▽「現状維持へ国は支援を」

 本土と隠岐諸島を結ぶ隠岐汽船(隠岐の島町)の航路は、観光客や人口の減少という荒波にもまれている。「島の暮らしをどうやって守ればいいのか」―。島民生活の根幹とも言える離島航路の現状維持へ、国の支援を求める声は強い。

 航路は隠岐諸島四島と七類港(松江市)、境港(境港市)とを結ぶ。近年は燃料費高騰や利用者減などに直面し、2005年度には約6億8千万円の赤字を計上、経営難が表面化した。

 これを受け、県中小企業再生支援協議会は06年度、再生計画(10年度までの5カ年)を策定。計画は、同社のフェリー3隻と高速船1隻のうち、フェリーおき(2366トン)1隻を約20億円で広域連合が買い取った上で、無償で貸し付ける内容。同社はこれによる減価償却費の減や、人員削減、給与カットなどでコストダウンをはかり収支を改善する。

 計画が見込んだ通り同社は07年度から単年度黒字を達成した。08年度決算では経常利益3億700万円を計上し、債務超過の解消を実現。関係者はひとまず胸をなでおろした。

 ただ、不安材料は以前より増す。02年に16万6千人だった観光目的の乗船客は、格安の海外旅行に押され08年度10万3千人にまで減った。隠岐の島町の人口も04年9月の合併後、今年7月までに約1500人減少。公共事業削減でビジネス利用も減り、乗客減に歯止めはかからない。県交通対策課は「決して安心できる状況ではない」とみる。

 島民にとって、減便や縮小は死活問題。隠岐の島町小路の主婦柳原三千代さん(68)は「専門的な医療は島で受けられない場合があり、航路のない生活は考えれない」と重要性を語る。同町の松田和久町長も全国離島振興協議会などを通じて国に支援を働きかける。

 離島航路が赤字になった場合、国の補助制度があるが、隠岐汽船はこれまで適用対象外だった。昨年「離島航路改善協議会」が要件緩和を答申。国交省も見直しの構えだ。

 同社の木下典久社長は「経営だけを考えれば便数を減らせるが、われわれは島民の命を授かっている。現状の維持へ経営努力とともに、行政側の支援や観光振興策は欠かせない」と話している。(金山努、長久豪佑)

【写真説明】隠岐の島町の西郷港に到着した隠岐汽船のフェリーおき

58千葉9区:2009/08/13(木) 21:48:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/feature/matuyama1249569175069_02/news/20090807-OYT8T01197.htm
争点の現場 09衆院選 一覧

高速値下げ打撃深刻


住民らに見送られながら、最後の航海へ向かう呉・松山フェリー(6月30日、松山市の堀江港で)  6月30日の夕刻、松山市堀江町の堀江港に、「ボー」という汽笛の音が何度も響いた。45年間にわたって、同市と広島県呉市とを結んだ「呉・松山フェリー」の最終便の出港を、約100人の地元住民らが岸壁で見送った。

 「むなしい。高速道路値下げで泣いている人々がいることを、政治家に知ってほしい」。同フェリーの松中芳則・松山営業所長(57)がやりきれなさを募らせるのは、航路廃止の直接の原因が、国の政策による影響だったからだ。

 景気対策として3月に始まった高速道路の値下げで、瀬戸内しまなみ海道の交通量は、1000円で乗り放題となる週末には前年の2倍近くになるなどし、橋と競合するフェリー各社に深刻な打撃を与えた。

 4月30日に今治市と広島県竹原市を結ぶ中四国フェリーが廃止となり、翌日には、協和汽船が今治港と大島・下田水港のフェリーを大幅に減便した。

 下田水港の近くに住むパート店員の女性(56)は「減便で不便になり、車に乗れないお年寄りが特に困っている。高速が無料になったとしても、港周辺の活性化のためにフェリーは欠かせない」と訴える。

 フェリー会社や全日本海員組合などは、繰り返し国や自治体に航路への支援を申し入れてきた。衆院選の立候補予定者にも声は届いているはずだが、しまなみ海道の島々が含まれる愛媛2区ですら、その反応は芳しくない。

 自民前議員は「『本四架橋は1000円ではなくて1500円で』との国の方針を変えさせた」と、高速道路値下げでの実績を強調。マニフェストに高速無料化を明記している民主党から推薦を受ける社民陣営は「高速値下げによる航路の縮小によって離職者が相次いでいる以上、無料化推進とまでは言えない」とし、演説などでこの問題への姿勢を明言できていない。

 2年間の時限措置として行われている高速道路値下げが終わった時、島の人々の足となる航路は存続しているのか。高速無料化が実現したら、航路はどうなるのか。

 フェリー会社の関係者や航路利用者が不安を募らせる一方、今治市島嶼(とうしょ)部の住民からは、「しまなみ海道は生活道路して機能していない」として、この2年足らずで2万人分近い無料化要望署名を集めて市に提出した。

 利害が対立する様々な立場に配慮し、いかにバランス良く政策を打ち出せるかが問われる。

(2009年8月8日 読売新聞)

59千葉9区:2009/08/14(金) 18:49:29
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908110001
選択 −広島−


問う ETC割引/政治は地方見ていない
2009年08月11日


須波港で乗客を迎える三原観光汽船のフェリー。利用の多い平日夕方でも、乗客は最盛期の約半分に減った=三原市須波西町

 「車が5台しか待ちよらん。考えられんね」。平日夕方の須波港(三原市須波西町)で8年間、フェリーの乗降客の誘導などをしている野竹弘一さん(68)がぼやいた。同港に発着する三原観光汽船のフェリーは、尾道市瀬戸田町の生口島にある沢港と結ぶ生活航路だが、3月に麻生政権が導入した高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引制度の影響で利用者が激減した。


     □


 生口島は人口約1万人。平山郁夫美術館、瀬戸田サンセットビーチなどの観光スポットがある。99年、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が開通して以降、利用客は減った。ただ、フェリーは須波港と沢港を約25分と短時間で結ぶことから、何とか営業を続けてきた。
 ところが、3月以降、海道を利用してETC搭載の乗用車で尾道市の本州側から生口島に行く場合、様々な割引が適用されるようになった。通行料は5メートル未満車のフェリー運賃1630円を大きく下回ったため、観光客だけでなく、地元客も多くが陸路に移ってしまった。三原観光汽船によると、フェリーを利用する車両は月約5千台。1年前より約4割、10年前より約7割減った。
 昨年からの燃料費高騰も響き、採算は急速に悪化。「運行すればするほど赤字になる」状態が慢性化し、同社は5月、中国運輸局に11月末での航路廃止を申請した。
 生活航路の危機に、利用者からは存続を求める声が上がる。三原市の造園会社員の男性(56)は「フェリーは生活の足だった。25分で渡ってきたものを、11月以降は車で1時間以上かけて通勤しないといけん」と嘆く。同市の造船会社に勤める瀬戸田町の男性(57)は「車のない人やお年寄りはどうするのか。通勤できんから、仕事を変えざるをえん同僚もいる」と憤った。
 こうした事態に、三原市は港の利用料を減免することを決めている。だが、年間約5千万円に上るとみられる三原観光汽船の赤字には「焼け石に水」。同社はこれまで、度々三原市や関係団体などに追加の支援を求めてきた。山本勝美社長は「経営責任を言われるが、国の政策で追い詰められ、企業努力だけでは正直どうすることもできない。政治は地方のことをまったく見ていない」と話す。


     □


 ETC割引は、高速道路の渋滞も深刻化させた。NEXCO西日本によると、今年のゴールデンウイーク(GW)期間中、山陽自動車道の志和IC(東広島市)―広島東IC(広島市)間の1日平均交通量は7万6700台で、昨年より1万台以上増えた。5キロ超の渋滞回数は72回で、昨年より51回増。10キロ超の渋滞は31回増えて41回発生した。
 このため、広島空港(三原市)と広島市中心部を結ぶ空港リムジンバスは、4月29日から5月6日に計183便が運休。利用客をJR山陽線に振り替え、空港に近い白市駅からバス輸送するなどして対応した。
 バス会社の担当者は「例年、事故渋滞で突発的な運休はあったが、今年は激増した。お盆の時期も渋滞が激しそうで、売り上げへの影響が心配だ」と話した。(鬼原民幸)


<メモ>
 県内の旅客船事情 中国5県の旅客船業者が加盟する中国旅客船協会連合会(広島市)によると、県内では48業者が四国や瀬戸内海の島々などを結ぶ63航路を運航している。しかし、4月に竹原市と愛媛県今治市を結ぶ中・四国フェリーを運営していた竹原波方間自動車航送船組合が、6月末には呉市と松山市を結んでいた呉・松山フェリー会社が廃止。ほとんどの航路で車の利用が5割、人が3割程度減少しているといい、多額の負債を抱える船会社もあるという。同連合会の森藤幹二事務局長は「瀬戸内海から旅客船が無くなる可能性がある」と危機感を抱く。

60千葉9区:2009/08/15(土) 10:36:56
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/national/20090815-OYT1T00019.htm
割引制度に無料化公約…高速優遇にフェリー悲鳴
 高速道路の利用料を巡り、政府が景気対策の一環で割引制度を導入し、民主党も衆院選の政権公約(マニフェスト)に無料化を盛り込む中、フェリー業界が悲鳴を上げている。

 すでに現行の割引で高速道に客を奪われ経営に影響が出ているだけに、「無料化されたらもたない」「高速道ばかり優遇するのは不公平」などと不満の声も上がっている。

 神奈川県横須賀市と千葉県富津市を結ぶ東京湾フェリー(横須賀市)。今夏は書き入れ時のお盆でも満船になることがほとんどない。「例年だと、2、3時間待ちになるのに」と島崎敏行・総務部長はため息をつく。

 自動料金収受システム(ETC)を着けた普通車を対象に、地方の高速道料金を土日祝日は上限1000円にする割引が3月に始まって以降、同社のフェリーを利用する車の台数は休日は3割減った。東京湾アクアラインに客を取られたためで、今月からは千葉県などの財源負担で、アクアライン通行料は平日も普通車だと800円に下がった。

 同社では、対抗策として次回利用の運賃を2割引きにするサービス券を配布。社員のボーナスも削減したが、「経費削減にも限界がある」と訴え、「フェリーは海の道路。同じように支援してほしい」と話す。

 「会社の存続にかかわる」と語るのは、和歌山、徳島両県を結ぶ南海フェリー(和歌山市)の滝本純治常務。先月からは両県の支援で地元ナンバーなどの乗用車と乗客の運賃を大幅値下げで1000円にする対抗措置に踏み切ったが、今月末までの期間限定。「1000円高速が続いたら、手の打ちようがない。無料化になったら壊滅」と話す。

 兵庫県明石市と淡路島を結ぶ「明石淡路フェリー」では6、7月、先行き不安で、全乗組員の3分の1の16人が退職。大麻一秀社長は「高速道だけなんて、行き当たりばったりの政策。自民が勝っても民主が勝っても、苦しみは続く」。

 日本旅客船協会によると、高速道が値下げされた3月以降、全国で3社の3航路が廃止された。国は今年度補正予算で、フェリー業界にも省エネ対策費などを盛り込んだが、現時点で高速道に対抗できるほどの効果は出ていないようだ。民主党のマニフェストには「競合交通機関への配慮を講じる」とあるが、具体策は示されていない。

(2009年8月15日07時11分 読売新聞)

61とはずがたり:2009/08/16(日) 01:04:14

<香川県>

燃料高 住民の足直撃<4>
船便値上げ 存続優先
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/feature/takamatu1249481938019_02/news/20090808-OYT8T01024.htm
多くの通勤、通学客が利用する小豆島航路(高松港で)

 高速船とフェリーが入港するたび、通勤のサラリーマンや通学の学生らで込み合う草壁港(小豆島町)。働き先や学校の選択肢が少ない島の住民にとって、船は欠かすことができない生活の足になっている。だが、昨年からの燃料高騰と景気低迷は島の暮らしに追い打ちをかけ、住民たちは悲鳴を上げている。

 「子どもを島外の学校に通わすには勇気がいるんよ」。小豆島町で観光関連の会社に勤める女性(43)は、フルート奏者を夢見る中学2年の次女(14)の高校進学で思い悩んでいる。夫は2年前から関東に単身赴任中。「島外か、島内か」。島外なら学費のほかに高松市までの船の定期代が月1万6080円。「子どもの才能を伸ばしてあげたい……」。揺れる気持ちは次第に次女にも伝わっていく。

 次女は、全国の音楽コンクールで毎年のように上位入賞する小学校のオーケストラで、首席フルートを務めていた。以来、クラシック音楽の魅力にとりつかれ、今でも週1回、フェリーで市内に通い、レッスンを受けている。

 4年前、長男(20)を市内の県立高校に進学させた。自宅から港までのバス代は月約1万4000円。定期代を節約するため、女性は毎朝午前5時に起きて長男の弁当を作り、自宅から約15キロ離れた港まで送った後、さらに20キロ先の職場に向かった。帰りも迎えに行くのが日課。そんな苦労を次女は知っていた。

 今年4月、「音楽を続けたいんなら島外の学校に行くしかないよ」と勧めたが、返ってきたのは「私は島を出ない」と力ない返事だった。家族と経済的な負担を気遣わせていたことを知り、ショックだった。「高松に住んでいればこんな悩みはなかったはず」。女性は、離島のハンデを改めて思い知らされた。



 国が離島航路整備法で補助航路に指定しているのは、県内の有人島24のうち、伊吹島(観音寺市)、粟島(三豊市)、本島(丸亀市)など生活航路が一つしかない12島。フェリー会社の赤字を国と市町が穴埋めするもので、定期航路のない島や、複数の航路がある小豆島、直島には適用されない。そこに燃料高騰が直撃した。

 昨夏、燃料価格が前年比約1・5倍に跳ね上がったことなどから、フェリー各社は2年半ぶりに運賃値上げに踏み切った。「島民の足として航路を存続させることが使命。値上げは苦渋の選択だった」。内海フェリー(小豆島町)の秋村善道社長(72)は明かし、「離島航路は島の住民にとって、国道であり県道。島を行き来するだけで金がかかり、不便な思いをして生活している住民に、国はもっと目を向けるべきだ」と憤りを隠さない。



 現状を憂うばかりではなく、〈自立〉を模索する動きが出始めている。

 島の商工会や観光業者、地元住民らは、全国から観光客を呼び込もうと、手延べそうめん作り体験やウミボタル見学ツアー、しょうゆ蔵巡りなど、島の特産、自然を生かした新たな魅力の発信を始めた。観光施設「二十四の瞳映画村」の有本裕幸専務理事(46)は「政治に期待はするが、国の政策を待っているうちに島は置き去りにされる。高い運賃を払ってでも行きたくなるような小豆島をつくることが先決だ」。島の生き残りをかける決意だ。

 小豆島 瀬戸内海で淡路島に次ぐ2番目に大きな島。約150平方キロに約1万3000世帯、約3万2000人が暮らす。しょうゆ、そうめん、オリーブなどの食品加工が主産業で、寒霞渓や銚子渓などの自然美、島出身の作家・壺井栄の代表作「二十四の瞳」、オリーブをテーマにした観光地に年間約100万人が訪れる。だが、観光は昨秋からの景気低迷などで減少傾向にある。
(2009年8月9日 読売新聞)

62とはずがたり:2009/08/20(木) 00:40:27
6/23の記事だが。

大分県が支援、フェリーの港湾使用料減免
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20090623-509906.html

 大分県は23日、高速道路料金値下げで苦戦するフェリー会社を支援するため、同県発着の定期航路を持つ会社に対し、港湾施設の使用料を減免することを明らかにした。同日の県議会で広瀬勝貞知事が明らかにした。期間は7月1日から来年3月末まで。

 同県へは関西汽船(大阪市)など7社が別府−大阪間など8航路を運航しており、県内6カ所の港湾や漁港を利用している。減免対象は岸壁や待合室などの使用料で、高速道路値下げの影響の大きさに応じて50〜100%を免除する。減免は総額で7000万円程度になる見込み。

 県総合交通対策課によると、ETC装着車の高速料金値下げが始まった今年4月のフェリー各社の旅客数は前年同月比で約2割減少。同課は「影響は大きい。国の支援策を待っていられず、緊急対応として実施することにした」としている。(共同)

 [2009年6月23日20時44分]

63荷主研究者:2009/08/23(日) 21:26:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908220029.html
'09/8/22 中国新聞
フェリー廃止で国が実態調査
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 中国、四国両運輸局は9月、広島港(広島市南区)―松山観光港(松山市)など瀬戸内海で運航する本四航路4航路を対象に、利用客の実態調査に乗り出す。高速道路料金を上限千円に引き下げる大幅割引制度が3月に導入されて以降、瀬戸内海ではフェリー航路の廃止が相次いでおり、支援策を検討する基礎データにする。政権を懸けた衆院選(30日投開票)で、民主党が「高速道無料化」を公約に掲げていることも視野に入れている。

 対象の4航路は、広島港―呉港(呉市)―松山観光港▽柳井港(柳井市)―三津浜港(松山市)▽柳井港―伊保田港(山口県周防大島町)―三津浜港▽宇野港(玉野市)―高松港(高松市)。

 調査は、仮に航路が廃止されると、どんな影響が出るかを中心に進める。具体的には、通院や通勤通学客で、代替の交通手段を持たない人や自家用車や運転免許を持たない人の数などを把握する。

 フェリーを利用している運送会社の数も調べる。運転手がフェリーに乗っている時間を休憩に利用している実態も考慮し、航路がなくなることに伴う経営面への影響も探る。フェリーを使えば、自動車の二酸化炭素(CO2)の排出量が抑えられる点も踏まえ、乗用車やトラックがしまなみ海道や瀬戸大橋に流れた場合の環境面への影響も試算する。

 高速道路料金は、30日投開票の衆院選で争点の一つに浮上する。景気対策で3月に大幅割引きを始めた自民、公明両党に対し、民主党は「無料化」をマニフェスト(政権公約)に打ち出している。

 両運輸局は年内に報告書をまとめ、国土交通省が練るフェリー会社への支援策や、衆院選後の高速道路料金をめぐる国会論戦の基礎データとする。

65荷主研究者:2009/09/06(日) 21:16:01

http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2009090512055570/
2009年9/5 12:05 山陽新聞
フェリー客に地域商品券配布始まる 宇高航路 瀬戸大橋割引に対抗

玉野市内で使える地域商品券を受け取るフェリー客=宇野港

 土日祝日の瀬戸大橋通行料金大幅割引に対抗し、宇高航路(宇野―高松間)のフェリー利用者に玉野市内で使える地域商品券を配布する事業が5日、宇野港と高松港で始まった。

 地域商品券事業は、玉野市が国の緊急経済対策を受け、経営が圧迫されているフェリー会社と地元商業者支援のために実施。対象は土日祝日に車で利用するフェリー客で、普通車は1500円分、軽自動車は1000円分の商品券を乗船時に渡される。同事業を受け、国道フェリー(高松市)と四国フェリー(同市)はこの日から運賃を引き下げた。商品券は直接運賃としては使えない。

 午前9時35分の便で高松港に向かった会社員河原徳明さん(33)=総社市井手=は「瀬戸大橋を渡るよりお得感がある。帰りには玉野で買い物してみます」と話していた。

 商品券は玉野市内の飲食店、スーパー、薬局など約400店で利用可能。フェリー会社は「買い物をキャッシュバックととらえてもらえれば、片道“実質980円”で乗船できる」とPRしている。市観光案内所の買い物客や玉野海洋博物館の入館者にも、購入額などに応じた商品券を配布している。

66荷主研究者:2009/09/06(日) 21:39:01

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909030047.html
'09/9/3 中国新聞
明石―小長のフェリーは存続へ
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 山陽商船(竹原市)が10月末での撤退を決めている明石(広島県大崎上島町)―小長(呉市豊町)のフェリー航路について、しまなみ海運(三原市)が引き継ぐことが決まった。呉市が赤字補てんの支援策を実施することで交渉がまとまった。

 しまなみ海運によると、中断がないよう11月から運航し、1日12往復の現行ダイヤは変更しない。現在のフェリーに比べて小型の、普通車12台と大型車2台を運べる船を導入してコスト削減を図る。すでに中国運輸局への免許申請のための手続きを進めている。

 呉市は年間1800万円の支援を想定。今月の市議会定例会に提出する補正予算案に、本年度末までの5カ月分の経営支援として750万円を計上している。大崎上島町の支援策は未定という。

 明石―小長航路は、大崎上島と下島を車で移動するための最短ルート。かんきつ農家の出荷などでの利用もある。大崎下島に陸路で入ることが可能になった昨年11月の豊島大橋開通で利用が減少した。昨年12月〜2月の利用が約4割減となったため山陽商船は撤退を決定。呉市と大崎上島町が存続の方法を探っていた。

【写真説明】10月末で撤退する山陽商船のフェリー。11月から、しまなみ海運が航路を引き継ぐ(小長港)

67名無しさん:2009/09/14(月) 21:23:45
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002345395.shtml

民主の高速無料化 県内フェリーは「死活問題」 

高速無料化で存続が危ぶまれる明石淡路フェリー=明石海峡(撮影・宮路博志)

 「高速道路の無料化」を掲げる民主党政権の発足を控え、兵庫県内のフェリー会社が神経をとがらせている。すでに「高速1000円」の影響で経営は危機的状況。マニフェスト(政権公約)通りに無料化が実現すれば、破綻(はたん)の可能性が一層高まる。国民を沸かせた「目玉公約」だが、フェリー会社側は「瀬戸内のフェリーは全滅する」と反発。新政権に支援策を申し入れ、水際の攻防に臨む構えだ。(永田憲亮、前川茂之)


 明石港と淡路・岩屋港を結ぶ明石淡路フェリー(本社・明石市、愛称・たこフェリー)。「高速1000円」の導入以降、競合する明石海峡大橋に客足を奪われ続けている。高速値下げが始まった今年3月20日から8月末までの輸送台数(乗用車、トラック、バス)は約8万8700台で、昨年同期の半分にまで落ち込んだ。

 大麻一秀社長は「国策によってどこまで痛めつけられるのか。現在でも航路を維持できるかという状況なのに、高速が無料になればフェリーは全滅する」と嘆く。

 同社は高速値下げの影響で便数を減らし、今夏には船員ら15人が退職した。年間売上高の減少額は約4億円を見込んでおり、大麻社長は「経費圧縮ではとても追いつかない。民主党政権になれば、あらためて直接的な支援を強く求めたい」と話す。

 フェリー支援のため、本年度補正予算で確保された30億円の行方も注目される。省エネ対策として船体改修などのハード事業や、一時的な運賃値下げなどが対象となるが、具体的な支援先は決まっていない。

 神戸-高松間などを結ぶジャンボフェリー(本社・神戸市)は船体の整備やエンジン改修など十数項目で適用を申請中だが「国から何も聞かされていない。もし凍結されれば、まったく当てがはずれてしまう」と山神正義社長。高速無料化に対しても「マニフェストに書いたから、民主党は引くに引けないのだろうが、われわれには死活問題」と訴えている。

(9/14 12:00)

68チバQ:2009/09/23(水) 19:57:01
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090923rky00m040001000c.html
那覇港泊ふ頭:大型旅客船岸壁完成 最大11万トン級 停泊可能
 沖縄総合事務局(竹沢正明局長)と那覇港管理組合(管理者・仲井真弘多知事)は22日、那覇港泊ふ頭地区に整備した県内初の大型旅客船バース(岸壁)の完成を祝い、那覇市若狭で完成供用式典を開いた。県選出・出身の国会議員や県知事、首長、港湾関係者ら約250人が参加し、大型クルーズ船の国際交流拠点化の実現に期待を寄せた。

 大型旅客船が接岸する延長340メートルの岸壁、岸壁と波之上臨港道路を結ぶ臨港道路若狭1号線が完成し、供用を開始。7万トン級の船を対象に、最大11万トンの船が停泊できる。21日にはクルーズ船「スーパースターリブラ」(スタークルーズ社)が、初めて寄港した。

 式典で竹沢局長は「アジア地域でクルーズ船の需要が高まる中、沖縄も海外から注目を集めている」と述べ、大型旅客船の入港増加に期待を寄せた。仲井真知事は「沖縄のクルーズ観光の活性化、県経済のさらなる発展を確信する」とあいさつした。

 総事業費は約70億円。マグニチュード8・0、震度6弱の地震に耐えられる耐震機能を有し、大規模災害時には物資の緊急輸送基地の拠点となる。2〜3年以内には、臨港道路若狭2号線の完成を予定。別事業で旅客ターミナルの建設も予定している。岸壁部の舗装は朱色に塗られ、琉球かすりを模したデザインが施されている。

 式典では、関係者によるテープカットやくす玉割り、地元の小中学生によるエイサーの演舞などが行われた。

(琉球新報)

2009年9月23日

70チバQ:2009/10/08(木) 22:05:03
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20091007ddlk01020246000c.html
ハートランドフェリー:奥尻、利礼航路で減便−−方針 /北海道
 ハートランドフェリー(札幌市)が▽奥尻島−江差、せたな間の奥尻航路▽利尻・礼文島−稚内間の利礼航路−−で来年4月以降、1隻ずつ減船し、減便する方針を地元自治体に打診していることが6日分かった。道議会予算特別委員会で民主党・道民連合の福原賢孝氏(檜山管内)の質問に、道側が明らかにした。

 道によると、奥尻航路は2隻体制、利礼航路は4隻体制で運航しているが、景気後退による観光客減少などで昨年度から全航路が大幅赤字となっている。このため同社は、耐用年数を経過した老朽船を航路から1隻ずつ減らし、運航にかかる経費を削減して経営改善を図る方針を固めた。

 離島航路減便には北海道運輸局の認可が必要。同社は来年度の減船・減便について国や地元自治体と協議を進めている。【鈴木勝一】

71とはずがたり:2009/10/11(日) 10:05:17

ダイヤモンドフェリーと関西汽船 経営統合へ新会社 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002433395.shtml

ダイヤモンドフェリーと関西汽船が共同運航する「さんふらわあごーるど」=神戸市東灘区

 神戸と大分などを結ぶフェリー「さんふらわあ」を共同運航するダイヤモンドフェリー(大分市)と関西汽船(大阪市)は9日、将来的な経営統合を視野に新会社を設立すると発表した。高速道路料金の大幅値下げ以降、フェリー業界では航路廃止や運営会社の倒産が相次いでいる。2社も収支状況が悪化しており、航路の統廃合や人員削減を視野に、新会社設立で生き残りを懸ける。(前川茂之、三宅晃貴)

 今年3月に高速道路料金の大幅割引が始まってから、「さんふらわあ」の旅客数は約5〜18%減少した。6月からは大阪-大分便で神戸と今治への寄港を取りやめたが、乗客減に歯止めがかからず、両社の親会社の商船三井が経営統合の方針を示していた。

 新会社名は「フェリーさんふらわあ」。本社を大阪市北区に置き、2社の営業部門を統括し、11月1日から営業を開始する。2社は発行済み株式を新会社に取得させる「共同株式移転」で完全子会社となり、段階的に経営統合を進めていくという。

 航路や人員削減について、両社は「高速道路無料化が実現すれば、さらに厳しい経営状態となる。将来的に避けて通れない課題」としている。

 全日本海員組合神戸地方支部などによると、高速道路値下げの影響を受け、瀬戸内海航路では少なくとも4社が廃業、7社で航路廃止や減便が決定した。

(2009/10/10 10:09)

72とはずがたり:2009/10/18(日) 21:00:01

フェリー2隻の売却検討…ETCで業績悪化
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091018-OYT1T00450.htm

 北九州市と阪神地区を結ぶ長距離フェリーを運航している阪九フェリー(本社・北九州市)が、保有する大型フェリー(1万4988トン)2隻の売却を検討していることがわかった。


 同社は「高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引や景気低迷で業績が悪化したため」と説明している。

 阪九フェリーによると、4月以降の輸送実績は前年と比べ車両が約3割、旅客が約2割それぞれ減少し、今後も大きな回復が見込めない状況という。このため今月から年末まで、新門司(北九州市)―泉大津(大阪府)間の運航を1日2往復から1往復に減便。これに伴い、保有する6隻のうち2隻が運航を休止している。

 対象は余剰となったこの2隻で、東南アジアなどの企業に売却する見通しだ。

 同社は9月末、従業員380人のうち派遣社員など50人との契約を更新しなかった。正社員も30人をグループ会社に出向させるなど合理化を進めている。
(2009年10月18日15時19分 読売新聞)

73荷主研究者:2009/10/19(月) 01:53:15

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910150096.html
'09/10/15 中国新聞
三原―瀬戸田フェリー存続へ
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 三原観光汽船(三原市城町)が11月末での廃止を届け出ていた三原市と尾道市瀬戸田町間のフェリー航路を、新たな船会社が引き継ぐ準備を進めていることが14日、分かった。すでに中国運輸局に運航許可申請しており、12月以降も現在の1日14往復が継続される見通しになった。

 新会社は三原観光汽船の支配人(65)が社長に就任して6日に設立された「須波航路サービス」。中国運輸局に一般旅客定期航路事業の許可申請をすでに提出。許可されれば、廃止届が出ている須波港(同市須波西町)と生口島の沢港(尾道市瀬戸田町)を結ぶフェリー航路を運航する。

 関係者らによると、三原観光汽船は11月末までに従業員約20人を解雇し、解散手続きに入る。新会社は三原観光汽船のフェリー1隻を買い取り、新たに従業員を採用して運航を始めるという。

 三原観光汽船は高速道路の大幅値下げによる利用者減で経営が悪化。5月下旬、須波港―沢港間のフェリーなどを11月末で廃止することを中国運輸局に届け出ていた。フェリー航路はほかに運航会社がなく、通勤、通学客から存続を求める声が上がっていた。

【写真説明】新会社に引き継がれる見通しになった須波―沢港間のフェリー(三原市須波西町)

74カレンちゃん:2009/10/19(月) 16:26:40
ここって私しか知らないのかな?
↓    ↓    ↓
ttp://magiclien.com/?sk4

知ってる人が居れば情報ください!

75チバQ:2009/10/21(水) 20:09:10
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000910210001
フェリー業界荒波さらに
2009年10月21日

 フェリー業界が苦境に立たされている。3月下旬からETC搭載車限定で始まった土日・祝日「原則千円」で打撃を受けたうえ、鳩山新政権の政策の一つは「高速道路の無料化」。公的な支援なしでは県内の港に就航する7社8航路の減便、廃止が避けられない可能性も出ている。(黒川真里会)


 今年9月のある日曜の午後。国東市国見町の竹田津港から、山口県周南市の徳山港へ向けフェリーは出航した。最大で乗用車64台、トラック14台を収容できる船内には、乗用車7台、トラック6台、高速バス1台、マイクロバス1台、オートバイ2台、自転車1台。定員293人の客室もがらんとしていた。


 周防灘フェリー(本社・山口県)は、2隻で竹田津―徳山港(48キロ)を1日9往復する。トラックが主だが、片道2時間で本州と結ぶ航路とあって、乗用車やバスに乗った観光客にも親しまれてきた。


 しかし「高速千円」が始まって、状況は一変した。片道4時間前後かかるが、客足は料金の安い高速道に。同社の今年4〜8月のトラックや乗用車など車両の輸送実績は、前年同期比で約3割減った。運賃収入は同比で1億2千万円以上の減だ。


 「高速千円」が始まる前、すでに影響を予測し、社内では減便案も出たという。今は社員の給料カットなど経費削減の企業努力で1日9往復を何とか維持している。しかし、「無料化」となれば、影響の拡大は避けられない。


 フェリーに乗船していた大分市のトラック運転手(45)はこう話した。「航路が絶たれ、渋滞する高速道しか選択肢がなくなるとなれば、速さが求められる私たちにとっても困る」


 同社に限らず、県内に就航するフェリー会社は、一様に「高速千円」の大打撃を受けた。県によると、開始直後の4月だけで、フェリーの輸送実績は、前年同期比で乗用車約23%減、トラック約22%減、バス約14%減、旅客約20%減といずれも大幅に落ちた。


 今年2〜6月の間、フェリー各社や業界団体、労働組合などが計8回、支援を求めて県を訪れた。県は急きょ、今年7月〜来年3月まで港湾施設使用料など計7千万円の減免を打ち出した。それでも、「フェリー会社全体の損害に対し、1〜2%程度の支援にしかなっていないかもしれない」(県担当者)という。


 その上「無料化」となれば、財政的にも県が支援し続けることは難しい。県総合交通対策課は「フェリーの減便や航路の廃止は避けられないのではないか」とみている。

76チバQ:2009/10/22(木) 21:37:28
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-12071220091022
スーパー中枢港湾は1カ所に集中投資=国土交通政務官
2009年 10月 22日 12:56 JST
 [東京 22日 ロイター] 国土交通省の長安豊政務官は22日の定例会見で、国内港湾の国際競争力強化の一環として、現在東名阪の3カ所に指定されている「スーパー中枢港湾」のうち1カ所に重点投資する方針を明らかにした。取扱量で韓国・釜山や香港、シンガポールなどに対抗できる国際港の整備が狙い。
 スーパー中枢港湾は、水深15メートル以上など超大型船に対応した国際コンテナ埠頭を備え物流コストの低減を図る効率的な港湾で、現在は東京・横浜港エリア、名古屋・四日市港エリア、大阪・神戸港エリアの3カ所が指定されている。長安政務官は、「どこに重点投資するかは未定」としている。

 また穀物や鉄鋼原料の運搬に使われるバラ積み船でも、超大型船に対応した港湾の整備も進める方針。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)などの鉄鋼メーカー側の提案を踏まえた上で、日本全体として適切な場所を選定するという。


http://www.asahi.com/business/update/1022/TKY200910220282.html
「スーパー中枢港湾」を絞り込み 国交省政務官が表明2009年10月22日13時54分


 国土交通省の長安豊政務官は22日の記者会見で、国際物流拠点として重点整備している「スーパー中枢港湾」について、現在の京浜港、伊勢湾、阪神港の3カ所から「二つか一つに絞り込む」との考えを表明した。羽田空港のハブ(拠点)空港化と同様にアジアの拠点港湾を育てる狙い。年度内にも選定する方針だが、難航が予想される。

 長安氏は3カ所の中枢港湾について「横並びで予算を付けていくことで効率が劣っている部分がある」と述べた。前原誠司国土交通相も21日の横浜港視察後、記者団に「バラマキ的な港湾行政を変える『選択と集中』が必要だ」と指摘していた。

 絞り込みの方法について長安氏は、拠点化を希望する地域に「手を挙げていただく」と述べた。各地域の提案を受けたうえ、周辺の道路整備や鉄道網との連携などを勘案して決める考えだ。

 東アジアでは、韓国・釜山港などが国際的なハブ港湾として急成長する一方、日本国内は3拠点の並行的な整備や、割高な港湾使用料を背景に航路数が伸び悩んでいる。

 公共事業費の総額削減により、10年度予算の港湾整備費の概算要求額は09年度当初比12%減。選考に漏れた港湾には十分な予算が回らなくなる可能性が高い。長安氏は「透明性があり、恣意(しい)的な選択をしていないことを示すことが重要」としているが、難航は必至だ。

77とはずがたり:2009/10/22(木) 21:40:14
>>76
絶対正しいけどアンチ東京としては京浜港が一番優位だろうから微妙だなぁ。。

78チバQ:2009/10/30(金) 00:53:49
>>76
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002478428.shtml
スーパー中枢港湾から外れるかも…神戸に危機感 

スーパー中枢港湾に指定されている神戸港。国の方針発表で関係者に波紋が広がる=神戸市中央区港島6

 神戸港を含む阪神港など3カ所を、競争力の高い国際物流拠点として整備する「スーパー中枢港湾計画」で、国土交通省が「来年度には投資先を1、2カ所に絞り込む」との方針を示したことが、神戸の港湾関係者に波紋を広げている。「切られるなら阪神か名古屋」との見方もあり、神戸港の復権を目指す関係者は危機感を募らせる。

(前川茂之、三宅晃貴)


 1977年、神戸港のコンテナ取り扱い個数は世界2位だった。しかし、その後は阪神・淡路大震災の影響などで低迷。回復傾向にあるものの2007年現在、44位にとどまる。

 06年以降、神戸港には本年度の補正予算も含め約860億円が投入され、水深16メートルの巨大バースの建設が進む。港湾管理者の神戸市は「中枢港湾は港復活への象徴。新政権の補正予算見直しもパスし、安心していたが…」と、突然の方針発表に驚きを隠せない。

 重点整備港の絞り込みについて、神戸に事業所を置く業者は「切られるなら阪神か名古屋」との見方でほぼ一致。首都圏にある京浜港は多くの海運大手が拠点を構え、横浜港は世界最大級のコンテナ船にも対応できる水深20メートルのターミナルの建設が進んでいるためだ。

 さらに「港の役割を考えると、阪神港が最も劣勢では」と大手海運会社の幹部は懸念する。名古屋は、自動車やその部品メーカーなどが集中し「国も将来的には外せないとみるだろう」と分析。「神戸が外されればサービスの質は低下し、物量コストも増大してしまう」と危惧(きぐ)する。

 重点整備港の選定方法について、前原誠司国交相は「われこそはという港に手を挙げてもらう」と述べたが、具体的な基準は示されていない。この手法に対し「国が地の利や形状を調査し、国際港としての道筋を示した上で戦略的に選ぶべきだ」(港湾運送大手幹部)との批判もある。

 しかし、PR合戦は既に始まっている。大阪府の橋下徹知事は「手を挙げさせてもらう」と表明。神戸市みなと総局も「今後、神戸港の利点をきっちりと盛り込んだ将来計画を策定し、国に提出する」と作業を急ぐ。


 スーパー中枢港湾計画 韓国・釜山港やシンガポール港の急速なハブ(拠点)化に対抗するため、2002年ごろから提唱された。国は04年、(1)神戸港と大阪港を含む阪神港(2)京浜港(東京港、横浜港)(3)伊勢湾(名古屋港、四日市港)の3カ所を指定し、国際競争力を高めるため、高規格コンテナターミナル整備へ重点的に予算を投じてきた。

(2009/10/29 14:37)

79チバQ:2009/10/31(土) 01:14:43
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_12567947388.html
「ブオー」重低音に名残 ホーバー乗船ルポ
[2009年10月29日 14:33]

乗船後、ホーバークラフト前で記念撮影する乗客=28日、国東市のホーバー空港乗り場
 大分空港(国東市)と大分市を結び、サラリーマンや観光客らに親しまれてきたホーバークラフト。今月いっぱいで運航が休止されるのを前に、「もう一度乗っておきたい」と思い出づくりに乗船する人たちでにぎわっている。28日午後、大分市西新地の乗り場を訪ねた。

 「ブオー」。エンジンの重低音が響くと、白と赤で彩った船体が一気に浮き上がった。平日にもかかわらず、背広姿の男性や家族連れで、座席の約7割が埋まっていた。
 午後0時50分。地面を滑るように動き始めた。間もなく、海に出て真っ白な水しぶきが上がると、子どもたちの歓声が飛び交った。
 大分市の実家で過ごし、千葉県柏市に戻る途中の会社員、中山純二さん(28)の長女真希ちゃん(5)は「エンジンの音が大きくてすごい」。
 太陽に照らされ、キラキラと輝く別府湾を進む。左側の窓の向こうに高崎山や別府の市街地が広がっていた。小さな漁船の間を抜けていくと、前方に大分空港が見えてきた。「間もなく到着します」のアナウンスが流れ、約30分の短い船旅の終わりを告げた。
 タラップを下りると、家族連れが船体下部の黒光りしているゴムに触れていた。岩間慶太君(5)=大分市牧=は「ゴムがすごく硬い」と驚いた様子。父文彦さん(37)=公務員=は「乗り物好きの息子がホーバーに乗ったことがなかったので乗船した」と話した。
 堤末子さん(52)=同市大道町・主婦=は「ホーバーは旅行の際に日常を離れることを意識させてくれる特別な存在だった」と名残惜しそうに船体に触れた。
 運航している大分ホーバーフェリーは、昨年から5時間以内の利用を条件に、往復2800円(大人)で乗れる「体験乗船」切符を販売している。同社によると、9月30日に運航休止を発表して以降、週末には1日に約千人の体験乗船客が訪れているという。
 (社会部・伊藤友仁)

80荷主研究者:2009/10/31(土) 18:32:58

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=14199&catid=352
2009年1月6日付 宮崎日日新聞
物流編1…細る輸送力
■翻弄される農畜産物

 神奈川県川崎市に宮崎県が持つ5800平方メートルの県有地がある。コンテナやシャーシが置かれ、かつて京浜航路で本県と関東を結んだカーフェリーが停泊していた川崎港の目と鼻の先。その中にJA物流みやざき(宮崎市)が所有する14フィート5トンの海上輸送用冷蔵コンテナを見つけた。農産物を同航路で関東へ直送するために配備したが、当初とは違う形での使用を余儀なくされている。

 2003―04年にかけて40基導入された。「京浜航路を強化するためだった」とJA宮崎経済連園芸販売課の内野宮由康課長は振り返る。コンテナの荷はこの県有地に一度集めて関東圏各地へと配送するが、一時は100基に増やす計画も持ち上がった。しかし、京浜航路は主力の貨物が安定せず05年6月には休止。代替ルートとして選んだ大分市の大在港発・横須賀行きでは輸送コストが増大し、計画は頓挫した。その大在港からの航路も07年9月には休止。本県農産物は度重なる海上航路変動の波間に翻弄(ほんろう)されてきた。

 現在は京浜航路をあきらめ、宮崎カーフェリー(宮崎市)の大阪航路で1日に5、6基を関西、関東方面へ運んでいる。内野宮課長は「安定した輸送手段の確保が必要だ。ベストは京浜航路の復活だが、季節波動をどうするか。これは農家の宿命」とクリアすべき課題を話す。

   ▼     ▼

 「運送会社は(フェリーの出発時間ではなく)到着時間を重視することを痛感した。そこにも京浜航路の輸送量が減った原因がある」。宮崎カーフェリーの山下省二総務部長は分析する。前身のマリンエキスプレスが1999年2月にダイヤ変更し、宮崎―細島、宮崎―川崎の出発を1時間遅くした時の記憶だ。

 宮崎港は午後8時発、細島港は同8時45分発となり、川崎港に着くのは翌日午後4時半。従来よりも1時間遅い時間になったため、首都圏ではラッシュアワーに重なった。到着時間が大幅に遅れ、荷受先の時間指定に応えることが難しくなるのだ。山下部長は「これによって大阪航路や陸送、他社フェリーに荷が流れた」と説明する。

 県が公表した「農畜水産物等の生産と流通対策資料」のカーフェリー農畜産物輸送量の推移によると、京浜航路は95年度で約18万5000トンだが、休止前年度の2004年度には約6万8500トンと減り、如実に数字として現れている。ここ数年は荷物の小口化が増え、一つを降ろすために陸送しなければならない状況もあるという。

 農産物収穫の季節変動も輸送量に影響する。県農産園芸課は「ハウス園芸は秋から冬にかけて多く出荷されるが、夏には生産量が減少する」と話す。このため7月から10月ごろまでフェリーの野菜輸送量は冬場と比べ半減する。海上航路拡大には輸送量を安定させることが必須だが、到着時間や季節変動など多くの課題が頭をもたげている。

   ×     ×

 本県農産物が大消費地で競争力を発揮するための物流充実は長年の課題だ。しかし地理的ハンディや輸送手段減少に加え、ここに来て輸送コスト増など以前に増して厳しい状況に見舞われている。そうした中、農工が連携し物流問題を共通認識としてとらえる動きも出てきた。本県の現状を「農」の視点から見詰め、これからの物流を考える。

【写真】初競りに並ぶ県産野菜。農業立県である本県の魅力を大消費地に余すところなく発信するには物流課題の解決が急務だ=5日午前、宮崎市中央卸売市場

81ももだぬき:2009/10/31(土) 19:12:16
北海道新聞によると、道南自動車フェリー函館‐大間の採算が持ち直しつつあるということです。

82とはずがたり:2009/10/31(土) 19:38:46
>>81
これですな。
青函間には高速どころか道路も無いから高速1000円はフェリーなのに追い風なんですねー。
本四連絡橋を3本も造れば瀬戸内のフェリー業界は潰滅するのは当然だわなぁ。

道南自動車フェリー 函館−大間の収支が改善 (10/31 08:05)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/197371.html

 【函館】道南自動車フェリー(函館)は30日までに、函館市と青森県大間町を結ぶフェリー航路の今年の運航収支が大幅に改善し、大間町と青森県からの補助金が不要になるとの見通しを明らかにした。高速道路料金の割引で首都圏からの車の利用が増加したことなどによる。同社は来年1月以降の暫定運航については、町側と協議を続けている。

 同社は昨年12月、同航路の運航を東日本フェリーから引き継いだ。今年12月までの暫定運航では赤字が出た場合に限り、県と町が1億2千万円を上限に補助する条件となっていた。

 同社によると今年の運航収支は、1〜6月は約2千万円の経常赤字だった。だが7〜9月に首都圏から訪れる車の利用が増えたほか、燃油価格も安定。このため通年では赤字額を大幅に圧縮でき、補助金は受けずに済む見通しという。

 同航路について、大間町は函館への通院などに利用する町民が多いため、運航継続を求めている。しかし老朽化した船の更新が必要なことから、同社は建造費の財政支援を町側に要請。大間町が建造費負担や来年の運航補助金について検討を続けている。

83とはずがたり:2009/10/31(土) 19:44:41
>>80
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036414563/869

宮崎〜京浜の航路が此処迄縮小してるとはねぇ。。
小学校低学年の社会科の教科書か資料集にも宮崎から野菜をフェリーで運ぶみたいなのが出てきてた印象だけど。

84チバQ:2009/11/01(日) 10:00:12
>>79
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/131832
さよならホーバー 大分空港への運航終了
2009年11月1日 01:45 カテゴリー:九州 > 大分 社会

別れを惜しみ手を振る人たち=31日午後5時ごろ、大分市 国内唯一のホーバークラフト航路として、38年間、大分市と大分空港(大分県国東市)を結んできた大分ホーバーフェリーの定期便が31日、最後の運航を終えた。乗り場は乗船券を求める客で埋まり、臨時便も運航。通常の土曜日の4倍となる計約2600人が最後の乗船を楽しんだ。運航を終えた船長らに家族から花束が手渡された。

 午後9時20分、空港発の臨時最終便に対し、見物客が手を振り、社員は敬礼して見送った。運航開始時から勤める一丸和生・大分空港事務所長は「ホーバーとともに歩んだ人生。感無量です」と振り返った。

 1971年に就航し、ピーク時の90年度には43万人が利用。しかし、不況による空港利用者の減少や高速交通網の整備で、2008年度の乗客は24万人にまで落ち込んでいた。

=2009/11/01付 西日本新聞朝刊=

85とはずがたり:2009/11/06(金) 23:22:40

ホーバー船体“消滅”の危機 買い手現れず
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125740042739.html
[2009年11月05日 14:52]

 10月末で運航を休止したホーバークラフトが、スクラップにされる可能性が浮上している。出資している県は事業や船体の譲渡先を探しているが、今のところ名乗りを上げる買い手は現れていない。このままでは、ホーバーは解体されて売却され、債権者への支払いにあてられることになりそうだ。

 県は運航会社の「大分ホーバーフェリー」(大分市・木元智社長)が9月30日に清算に向けた民事再生手続きを申し立てたことを受け、国内唯一のホーバークラフト航路を存続させるため、県内企業を中心に譲渡先を探した。
 しかし(1)景気悪化で自社の経営自体が悪化し、余裕がない(2)空港への高速道路が整備された上、ETC割引の実施や今後無料化が検討されていることなどから、ホーバーの需要回復の可能性が不透明―などの理由で断られたという。
 さらに、ホーバーを今後も運用するためには、エンジン改修に高額な費用が必要になることも、大きな障害になっている。同社が現在所有している4隻のホーバーのうち、ドリームサファイア号以外のエンジンは、部品の製造が今年9月で終了。もし今後故障すれば、修理も不可能になる。
 エンジンを新造すれば、取り付けのために船体を一度切断する必要があることから、費用が計約4億2千万円かかる。これはホーバー1隻の新造に必要な費用とほぼ同じ金額。
 民事再生手続きの申立人代理人によると、「このまま買い手が現れなければ、船体は債権者にそのまま引き渡すか、解体してお金に変え、支払いにあてることになる」という。
 県総合交通対策課は「譲渡先が見つかる見込みは現時点ではない。しかし、なんとか航路を存続させたいという考えは変わらない。運航再開に関心を持ってくれるところがあれば、一緒に考えていきたい」と話している。

86チバQ:2009/11/08(日) 21:45:40
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091108/biz0911081802002-n1.htm
税金に駆逐される! 民主政権に怒りのフェリー業界 (1/2ページ)
2009.11.8 18:00
 「壊滅的な打撃になる」−。民主党政権が掲げる高速道路の原則無料化に対し、フェリー業界が怒りの声を上げている。それでなくとも今春から地方圏でマイカーが土日・祝日に「千円乗り放題」になったことで需要が急減。多額の税金投入で平日も、トラックも無料となればフェリーに対抗の術はない。「企業努力とは関係なく、税金に駆逐された最初の産業になってしまう」とフェリー業界は危機感を募らせている。

 

焼け石に水

 10月29日、関西と名古屋を発着するフェリー8社の社長らが大阪市内で記者会見を開き、怒りをあらわにした。高速道路の「千円乗り放題」でフェリー業界が今年度に210億円の減収要因になり、無料化が実現した場合には年間420億〜460億円の減収になることが明らかになったためだ。

 これに対し、国は今年度の補正予算で地方自治体に1兆円の地域活性化・経済危機対策の臨時交付金を支給。各自治体は運賃割引補助や港湾施設使用料の減免などフェリーに10数億円規模を支援している。

 だが、これは減収予測と比べると、とても釣り合わない規模だ。名門大洋フェリー(大阪市)の阿部哲夫社長は「自治体の補助はありがたいが、大阪市の場合は2億2千万円強で、就航各社で割って数千万円。当社の減収10億円を補うレベルではない」と表情を曇らせる。

 関西汽船の黒石眞社長は「日本航空にいくら公的資金が投入されるか知らないが、日本の交通体系を支えるフェリーが荒波を乗り越えるのに、その10分の1くらいは支援があってもおかしくない」と力説する。

 

豹変(ひょうへん)を期待

 「無茶はしません」

 関係者によると、10月8日に高速道路の無料化に断固反対する日本旅客船協会などの緊急要望を受け取った前原誠司国交相は、こう答えたという。

 前原国交相は「(フェリーなどに)実害が出てから補償するのではなく、事前に手を打ちながら進める」とも話したといい、大臣と副大臣2氏の間に無料化の是非について温度差があることを確認した。

 フェリー以外にも、鉄道やバスなど他の交通機関の業績にも打撃を与えることが予想され、JR旅客と貨物の計7社は「高速道路が無料化されれば、年間計830億円の減収になる」として、無料化の見送りを求める要望書を国交省に提出した。

 当事者でもある東日本、中日本、西日本の高速道路会社の3会長らも無料化には慎重な姿勢で一致。このように反対の声が相次ぐ状況で民主党が政権公約(マニフェスト)で掲げた高速道路無料化について、どう決断を下すかが注目を集める。

 四国開発フェリー(愛媛県)の瀬野恵三副社長は「野党時代の不十分な情報で政権公約を打ち出したのだろう。だが、与党で正確な情報に触れたからには“君子は豹変”してもらわないといけない。民主党が君子ならば」と期待を寄せる。

 

サバイバル

 利用者減にあえぐフェリー業界では生き残りをかけた企業努力が続くが、10月1日には防予汽船(山口県)が民事再生法の適用を申請。兵庫県の明石市と淡路島を結ぶ明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)は、給与削減を決めたことで社員の約3割が退職し、運航便数を3分の2に減らす事態に陥るなど、苦境が浮き彫りになっている。

 昭和43年に初めて長距離フェリーを運航した先駆者として知られる阪九フェリー(北九州市)でも10月から、1日2往復だった泉大津港〜新門司港間を1往復に減便した。関西汽船(大阪市)とダイヤモンドフェリー(大分市)は経営統合を視野に共同持ち株会社を設立して事業再編を進めている。

 フェリー業界は、高速道路との競争力が拮抗(きっこう)する水準まで、フェリー利用者にもインセンティブを支給することなどを求めるが、国に船舶を買い取ってもらって運航だけを請け負う形でないと経営が継続できないと主張する会社も。和歌山、徳島両県の支援で乗用車片道千円の割引料金を試行し、利用者を大きく伸ばした南海フェリー(和歌山市)の兜秀昭社長はこう話す。

 「条件が同じならば、高速道路にも競争力があると証明できた。ただ、支援は今年度限り。そうなると後1〜2年を持ちこたえる体力はない」(松岡達郎)

87チバQ:2009/11/13(金) 08:22:28
乗客が7人って・・・・
事故より乗客数が心配だ
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2009111300115
三重県沖でフェリー傾く=乗客7人を救助−海保
 13日午前5時20分ごろ、三重県沖を航行していた東京発沖縄行きのフェリー「ありあけ」から「船体が急激に傾斜している」と救助を求める118番通報があった。尾鷲海上保安部によると、ありあけには乗員21人、乗客7人が乗っており、巡視船艇9隻などが救助に向かった。
 ありあけを所有するマルエーフェリー(鹿児島県鹿児島市)には同5時半頃、船長から「横波を受けて右に36度傾いた」との連絡が入った。乗客7人はヘリコプターで救助されたという。(2009/11/13-08:00)

88とはずがたり:2009/11/13(金) 19:55:58
>>87
新聞読むと積み荷はそこそこあったみたいっすね〜。

89チバQ:2009/11/13(金) 20:43:48
http://www.asahi.com/national/update/1113/NGY200911130010.html
2009年11月13日17時50
 突然の横波が襲った、13日朝の三重県沖でのフェリー横転。大型船がなぜ、約4メートルの横波で一気に傾いたのか。

 船舶の所有者や運航業者らでつくる社団法人日本船主協会の担当者は「詳細は不明だが、横波を受けた場合、船内の車両やコンテナがずれて船全体がバランスを失い、傾きが戻らなくなることはありえる。輸出用の自動車運搬船は前後左右から固定するが、一般的には国内航路のフェリーではそこまではしない」と話した。

 マルエーフェリーによると、ありあけの積み荷は車38台や車台44両、衣料品などを積んだコンテナだった。通常はコンテナはワイヤで、車はタイヤを車止めで固定したり、車の四隅と船の柱などをワイヤで動かないようにする「4点張り」という方法で積載される。大型車の場合は「6点張り」になるという。

 今年の4月と9月に、担当者2人が実際に乗船して内部監査をした結果、運航マニュアルや設備保全に問題はなかったという。

 同社の竹原伸孝専務は「現場では船底まで降りて確認できる状態ではなかったらしいが、おそらく荷崩れで重心が傾いたためだと思う。これだけ大きな船だと、10メートルの高波でも1回で転覆する可能性は低い」と話した。

 東京海洋大学先端科学技術研究センターの大津皓平特任教授(造船学)は「船には本来、復元力があるが、傾きが戻らないところを見ると、荷崩れを起こしている可能性は高いだろう。波を受け、荷を固定していたロープや金具が外れた可能性が考えられる」と話した。

91チバQ:2009/11/14(土) 09:41:56
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091113-OYT1T00717.htm
乗客「転覆かと思った」、励まし合い1時間
 体が壁に向かって滑っていった――。13日早朝、三重県尾鷲市の沖合を航行中に突然、船体が傾いたフェリー「ありあけ」(7910トン)。乗員乗客計28人のうち、乗客7人と乗員の大半は海上保安庁のヘリコプターなどで救助され、乗員の一部は救命いかだで自力で脱出した。


 救助された乗客たちは「沈没すると思った」と表情をこわばらせた。

 尾鷲海上保安部(三重県尾鷲市)によると、「ありあけ」には男性6人、女性1人の乗客がいた。

 乗客の1人、沖縄県の無職天願栄順(てんがんえいじゅん)さん(51)は寝ていたところ、突然、体が滑っていった。何がなんだかわからず、「船が転覆したのか」と思った。床をはい上がるようにして廊下に出て、ほかの乗客と合流。「客室の窓から外を見ると海面や波がすぐ近くに見えたので、ぞっとした」と声を震わせた。

 別の客室で寝ていた鹿児島県湧水町、無職重信全宏(まさひろ)さん(74)も、船が急に傾き、右舷側の壁に転げるように滑り落ちた。部屋の出口は反対側にあり、はい上がろうと蛇のように体をくねらせ、なんとかたどり着いた。「周囲に乗員はいなかった。他の乗客と励まし合いながら約1時間以上待ったが、救助が始まると安心した」と振り返った。

 海上保安庁によると、救助のヘリコプターが現場に到着したのは午前7時4分。「ありあけ」の118番通報から、約1時間半が経過していた。フェリーは既に35度にまで傾き、赤く塗装された船底を見せながら、海上を移動していた。

 つり上げ救助を行う2人の「機動救難士」が船上に降り立ち、客室から避難してきた乗客たちを屋上デッキに誘導。黄色い救命胴衣を身につけた乗客は寒さを避けるように2人、3人と固まって座って救助を待った。頭からフードをかぶった女性とジーンズ姿の男性2人が同時にワイヤでつり上げられるなどして、午前7時40分ごろまでには、乗客全員が救出された。

 フェリーは沿岸近くで大きく傾き、座礁を避け、沖合に船を動かす作業のため、7人の乗員を残して、他の乗員を救出した。しかし、傾きは次第に大きくなり、さらに、船体が海岸付近で座礁。3人が船に搭載されていた救難ボートで脱出し、4人は一時、海に投げ出されたが、海保の救難ボートが救助した。乗船名簿によると、「ありあけ」には、天願さんと重信さんのほかに、軽い打撲で病院に搬送された東京都調布市の松本浩一さん(70)、品川区の男性(30)、宮崎県の男性(25)、川崎市多摩区の男性(40)、神奈川県相模原市の女性(41)が乗っていたという。

(2009年11月13日15時00分 読売新聞)

92チバQ:2009/11/14(土) 09:42:34
http://mainichi.jp/select/today/news/20091113k0000e040042000c.html?link_id=RTH05
フェリー事故:乗客「命の危険感じた」 窓からすぐ海面
2009年11月13日 11時21分 更新:11月13日 12時45分


傾いた船体のデッキで救助を待つ乗組員ら=三重県熊野市沖で2009年11月13日午前、本社ヘリから望月亮一撮影

海上保安庁のヘリコプターで三重県東紀州(紀南)防災拠点施設に到着したフェリーの乗員ら=三重県熊野市久生屋町で2009年11月13日午前撮影 傾きを増しながら流されるフェリー。海霧の中、ヘリコプターは乗客・乗員28人の救助を懸命に続けた−−。三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝起きたマルエーフェリー(本社・鹿児島県奄美市)のフェリー「ありあけ」の海難事故。横波を受けてから約2時間後、船は40度以上傾き、立っていられない状態に。ヘリで救出された乗客らは「生きた心地がしなかった」と青ざめた。【汐崎信之、七見憲一、福泉亮、大野友嘉子】

 午前5時半ごろ、三重県尾鷲市の尾鷲海上保安部に、フェリーが傾いたとの情報が入った。職員が慌ただしく対応に追われる。同9時40分には「3人が救命ボートに乗り移ったものの、3人が海に飛び込んだ」との情報が入り、一気に緊張が高まった。尾鷲海保によると、現場は天候が良い時は穏やかだが、13日は雨が降って海が荒れていたという。

 熊野市久生屋(くしや)町にある県東紀州防災拠点施設では、午前7時50分から乗員・乗客を運ぶ海保ヘリが発着を繰り返し、9時過ぎまでに21人が搬送された。

 消防署員から毛布を受け取り、施設内の倉庫で健康状態のチェックを受ける乗客ら。最初に運ばれてきた7人のうち、頭や脚にけがをした松本浩一さん(70)=東京都調布市=は病院で手当てを受け、移動した熊野市の保健福祉センターで「死ぬかと思った」と疲れ切った表情で話した。

 一方、乗客の一人で鹿児島県湧水町に帰省するため乗船していたという土木作業員の重信全宏(まさひろ)さん(74)は「寝ていたら、いきなり『ガタン』という音がして船が横倒しのようになった。窓から海面がすれすれに見え、転覆するのではないかと命の危険を感じた」。床が滑ったため、部屋の角に足をつけてはい上がり、乗員が用意したロープを伝って救助用デッキにたどりついたという。

 乗組員の淵脇樹徳(しげのり)さん(29)は「『ドーン』という音で目が覚めた。部屋が真っ暗になって何が起きたのか分からなかった。室内の物がぐちゃぐちゃになり、立っていられないくらいだった」と寒さで震えながら話した。

 尾鷲漁協によると、13日朝は波が高く、漁業者は仕掛けた定置網の引き上げを断念した。熊野漁協遊木浦支所では四つある定置網のうち三つを上げられなかったという。

 現場近くでは05年7月15日、尾鷲市の三木埼灯台沖南東約30キロの熊野灘でタンカー同士が衝突、1隻が炎上し乗組員6人が死亡、1人がけがをする事故が起きている。

94チバQ:2009/11/14(土) 09:44:23
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091113/dst0911131356007-n1.htm
貨物3千トン固定に問題か 熊野灘フェリー事故、業界「あり得ない」
2009.11.13 13:54
 三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝、船体が大きく右傾し乗客乗員28人がヘリコプターで救助されたフェリー「ありあけ」。荷崩れを起こした貨物の固定方法に問題なかったか。有識者らに聞いた。

 ありあけの積載貨物は、コンテナやトレーラー車両など計約3千トン超。「貨物の積み込み作業で、しっかり固定できなかった可能性がある。きちんと固定したつもりでも船の揺れで緩むことはある」。古荘雅生神戸大教授(船舶安全学)が解説する。海上の気象にも触れ「航路の選定や操舵(そうだ)の方法に問題がなかったか、今後検証が必要」と指摘した。

 一方、同業者らは荷崩れに一様に首をかしげた。東京都のあるフェリー会社は「業界では荷崩れはまず起こり得ない。高波など予測を超えた外的な力が、急激に船体にかかった可能性がある」。愛知県の会社は「荒天時は手厚く荷物を固定する。乗客もいるので、安全には人一倍気を使っている」と話した。

95チバQ:2009/11/14(土) 09:45:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091114-00000004-mai-soci
<フェリー事故>横揺れ防止装置に異常の可能性も
11月14日2時31分配信 毎日新聞

 三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝、マルエーフェリー(鹿児島県)のフェリー「ありあけ」(7910トン)が座礁、横転した事故で、松元浩人船長(49)は会見で、波がぶつかり合うなどして起こる大波「三角波」で船が傾いたとの認識を示した。一方、事故後の船体は、左舷のフィンスタビライザー(横揺れ防止装置)が、船体を右に傾ける角度になっていたことが分かった。第4管区海上保安本部(名古屋市)は、大波による荷崩れに加え、フィンスタビライザーに異常があった可能性もあるとみて調べている。

【空撮写真特集】フェリー事故:三重県沖で急傾斜、座礁 28人全員救助

 国土交通省運輸安全委員会は、船舶事故調査官4人を派遣し、14日に調査を始める。

 松元船長によると事故直前の風は北東や東北東約15メートルで、波は高さ約4メートル。松元船長は「1発の三角波で傾斜し、その後荷崩れが起きた」と説明。荷積みについては「荒天に備えるよう指示した。午前4時の見回りでも異常はなかった」と述べた。同社によるとありあけは最大積載量5023トンに対し、コンテナ約150個、車両など計3318トンを積んでいた。4管は業務上過失往来危険容疑も視野に慎重に調べる。

 一方、フィンスタビライザーは、船底近くの両舷に魚のひれ(フィン)のように突き出した板で、角度を自動的に調整して揚力を発生させ、船の横揺れを抑える装置。接岸時や揺れの少ない時は船体に収容される。

 4管などの調べでは、ありあけの左舷のフィンスタビライザーは、前方が上向きの状態で、これは左に傾いた場合に船を右側に戻す角度だった。しかし、船は右側に傾いて座礁しており、修復のためには、フィンスタビライザーの前方が下向きにならなければならない。

 北海道大の芳村康男教授(船舶工学)は「フィンスタビライザーは少々の力で動くものではなく、船内の電気が止まった時点の角度を示していると考えられる。フィンスタビライザーの動きだけで転覆するとは考えられず、複合的な原因ではないか」と話している。

 4管によると、三重県御浜町下市木の沖合約500メートルから南6〜7キロにわたり燃料の重油が流出している。周辺自治体や漁協などは14日、熊野市の県熊野庁舎で対応を協議する予定。

 同社は6隻のサルベージ船を手配。数隻が13日夕、海域に着いた。【岡大介、七見憲一、平井桂月】

96とはずがたり:2009/11/20(金) 16:49:01
したらばから以下のような連絡を受けたので90と93を削除します。(91と92には何故か依頼無し)
事故の生々しい証言でもありますし,当該記事の個人情報を削除して再投下します。
問題でしたらまた連絡下さい。
===================================================================
名前:××
メールアドレス:××
お問合せ種別:削除依頼
問い合わせ内容:

旅客船・高速船・フェリー等のスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1233423926/

にある 90 と 93 のレスを削除して下さい。

住所・氏名・年齢が記述されており、個人情報を発信しています。

各新聞社には記事の差し替えさせたので、ニュースソースからは該当の個人情報は削除されております。

97とはずがたり:2009/11/20(金) 16:49:37

フェリー事故:傾く船 28人、励まし合って脱出
ttp://mainichi.jp/select/jiken/news/20091114k0000m040133000c.html

傾いた船体から救助される乗組員ら=三重県御浜町沖で2009年11月13日午前、本社ヘリから望月亮一撮影 「大丈夫だ。頑張ろう」−−。三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝に発生したフェリー「ありあけ」の座礁、横転事故で、乗客7人と乗員21人は励まし合いながら、次第に傾斜が強まる船内からの脱出に成功した。消防用ホースをロープ代わりに使うなど機転を利かせ、たどり着いたデッキで海上保安庁のヘリコプターなどに救助された乗員乗客は、沈没の恐怖からの生還を喜び合った。

 ありあけの川崎一志事務長(58)によると、フェリーが傾いた時、乗員は5階、乗客は4階の客室にいた。事務長室では机やテレビなどが転がり落ちてドアをふさぎ、廊下へ出るのに5〜10分かかった。客室へ下りると、乗客たちは既に全員が冷静に救命胴衣を着け終わっていた。

 乗員が消火用ホースの端を5階の手すりに結び、片方を4階へ垂らした。乗客はこのホースを伝って屋上のデッキへ。川崎事務長が「必ず助かりますから」と言うと、乗客たちは「頑張ろう」と声を掛け合った。川崎事務長は「私自身、こんな経験は初めて。エンジンが最後まで動き、照明は通常通りだった。船内火災が起きなかったことが幸いだった」と振り返った。

 鹿児島県湧水町の自宅へ帰ろうとしていた乗客の××さん(××)の部屋では、「ドカーン」という衝撃音とともに、寝ていた3人全員が部屋の隅に滑り落ちた。船が傾いてなかなか起き上がれない。1人が壁を伝い、ドアを開けて脱出。重信さんたちも続いた。非常ベルが鳴り響く中、「頑張ろう。大丈夫だ。必ず助かるから」と励まし合った。

 ヘリから下ろされたロープを腰に巻いてつり上げられた重信さんは「無我夢中だった」。家族に電話すると「安心して帰ってきて」という声が聞こえ、涙があふれたという。また乗客の神奈川県相模原市、××さん(××)は、フェリーが傾いたため顔が壁に当たって目を覚ました。廊下に出ると別の乗客が「沈没するかもしれない」と話すのが聞こえた。「救助されて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 ◇船長ら検査入院
 フェリーから最後に巡視船で救出された松元浩人船長(49)ら乗員7人は漏れた油を飲み、三重県尾鷲市内の病院に検査入院した。【汐崎信之、福泉亮】

98とはずがたり:2009/11/20(金) 16:50:05

突然の揺れ、床滑る 熊野灘フェリー座礁
2009年11月13日 14時13分
ttp://www.chunichi.co.jp/s/article/2009111390122648.html

座礁したフェリーから脱出し、海上保安庁のボートに救出される乗員ら=13日午前10時5分、三重県御浜町沖の熊野灘で、本社ヘリ「おおづる」から


 「どーん」という音とともに船が揺れ、立ち上がれないほど床が傾いた。13日明け方の熊野灘で起きたフェリー事故。救出された乗客たちは、海面が窓に迫ってくる恐怖の瞬間を生々しく語った。救命いかだでの脱出に失敗した乗組員らが、海に飛び込み、巡視船に助けられる間一髪の場面も。フェリー会社は乗員乗客の安否確認などに追われた。

 熊野灘で大きく傾いたフェリーから救助された乗客は、搬送先の三重県熊野市の東紀州防災拠点ヘリポートで毛布にくるまり、疲れ切った表情を見せた。

 乗客の××さん(××)=××=は眠っていたところを、「ドーン」という大音響と突然の揺れで起こされた。「何事か」と思って目を開けると、自分の体が床を滑っていた。船室の床ははい上がれないほど傾き、船尾からはガタンガタンという音が響いていた。

 荷物も持たずに、ロープを使って引っ張られるように甲板に上がり、救助のヘリを待った。「荷崩れと横波だと思うが、大きな船なので、こんなことは100パーセント起こらないと思っていた」と、ぼうぜんとした様子で話した。

 右足をねんざし、両ひざも打撲した××さん(××)=××=は「船室にも水が入ってきて閉じこめられるかと思った。最後は海に飛び込もうとも考えた」と、恐怖を口にした。

 沖縄に帰る途中だった××さん(××)=××=は「窓の外にすぐ海面があって、大きな波が見えた。とにかく不安だった」と振り返った。××さん(××)=××=は「何が起きたのか分からなかった。すぐに(傾きが)元に戻ると思ったが戻らず、船室のドアをどうにか開けて出ると、ほかの乗客の人が『沈没する』と叫んでいた」と話した。

 ヘリポートの倉庫で飲み物を渡された乗客は、自分たちがどこにいるのかさえわからず、消防職員から地図で現在地の説明を受けた。家族らと携帯電話で連絡を取り、「これからどうなるのか」とうつむき、冷えた体を温めた。

 救出された松元浩人船長(49)は「船が救えなかったのは残念だが、人命が守れてほっとした」と話した。

◆大きな事故歴なし

 フェリー「ありあけ」を所有するマルエーフェリー(本部・鹿児島市)は事故発生直後から、状況の把握や乗員乗客の安否などを確認しつつ、報道機関の問い合わせへの対応に追われた。

 同社によると、ありあけは12日午後5時に東京・有明埠頭(ふとう)を出航、鹿児島県の志布志港を経由して那覇市の那覇新港に向かう途中だった。1995年に製造され、これまでに大きな事故歴や修復歴はないという。

 乗員乗客全員が救助されたのを受け、同社の担当者は「人命第一なので、まずはひと安心です」とほっとひと息。ただ、今後の対応については「私からはコメントできない」と硬い声で話した。

(中日新聞)

99とはずがたり:2009/11/20(金) 17:20:54
91,92も個人情報除去して再投下しようかとも思いましたが,「削除依頼しなかった方のこの事故に遭ったことを国民に広く知っていたい希望」を奪う事にも成りかねないので慎重に判断した結果残すことにしました。
パブリックコメント(?)受付中です。

100チバQ:2009/11/22(日) 09:38:56
>>99
自分の貼り付けがこんなことになるとは!ビツクリです。
削除依頼が来たらはじめて考慮するで良いように思います。
じゃないとキリがないような・・・

101とはずがたり:2009/11/22(日) 14:11:25
>>100
俺も新聞記事などを蒐集して検討する"公益"を重視して文句が来たら速やかに対応する事を前提にあんま気にせずばんばん投下するし,変に萎縮して要求以上削除する事もないだろうと現段階では考えております。

102荷主研究者:2009/11/22(日) 20:48:23

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911200043a.nwc
2009/11/20 Fuji Sankei Business i.
商船三井、大阪−大分フェリー休止へ 1月末で、松山寄港の2便

 商船三井系の「フェリーさんふらわあ」(大阪市)は19日、子会社2社が運航する松山経由で大阪と大分を結ぶ上下2便を、来年1月いっぱいで休止すると発表した。阪神地域と大分を結ぶ航路は現行の1日6便から4便に減便となる。景気低迷と高速道路料金の大幅割引で、旅客や貨物の輸送需要が低迷する中、効率化でコスト競争力を高める。

103荷主研究者:2009/11/29(日) 22:23:49

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/202521_all.html
2009年11/28 14:40 北海道新聞
室蘭−青森フェリー廃止から1年 航路再開めど立たず 地域経済の地盤沈下加速

 【室蘭】旧東日本フェリー(函館)の青森航路が廃止され、室蘭港からフェリーが消えて30日で1年になる。室蘭市を筆頭に港湾業者が、新たな船会社の誘致を進めているが、景気悪化の直撃で再開のめどは立っていない。先の見えない誘致活動に、関係者の疲労の色は日増しに濃くなっている。

 「航路再開」を悲願とする室蘭市。今年も例年同様、10月中旬に首都圏で船会社や商社などを管内の港湾業者と訪ね、就航を積極的に呼び掛けた。道内に航路を持つ太平洋フェリーや商船三井フェリーなどには社長に直談判したが、反応は芳しくなかった。

 昨秋以降の景気悪化で荷動きが落ち込んだ上、高速道路の料金が「上限千円」に割引された影響などで体力が奪われているためだ。国内に航路を持つ船社の半数が赤字とも言われる。市から就航要請を受けた会社の事業担当者は「航路維持で精いっぱい」とにべもない。

 室蘭市も決してあきらめたわけではない。今春、民間業者を交えた勉強会を開始。室蘭発着航路の採算性や、胆振から新たな荷物の開拓の可能性など、さまざまな角度から検討を重ねてきた。

 東日本フェリーの運航業務を引き継いだ道南自動車フェリー(現津軽海峡フェリー)の内部資料を基に、収支の抜本的な改善策も探った。だが、年間7億円も生じる赤字の解消策は見つからなかった。

 新たな問題も出てきた。フェリー航路の再開にはターミナルビルが不可欠で、市は旧東日本フェリーが所有するビルを年内をめどに無償で譲り受ける方針だが、ビルの活用策は定まっていない。

 「フェリーが将来、室蘭に戻る可能性は低いだろう」。室蘭の陸運会社の幹部はつぶやいた。かつて売上高の4割を東日本フェリー関連業務で稼いだが、ここ数年、大洗(茨城県)、八戸(青森県)、直江津(新潟県)と航路廃止のたびにフェリー関連業務の人員を縮小。現在は苫小牧に港湾業務の大半を移した。

 室蘭市港湾部の担当者は「行政ができる支援は何でもしたい」と、船会社には入港料や港湾関連費を限りなくゼロにすることをにおわす。しかし、最盛期に18万人を誇った室蘭市の人口は半減。現在も毎月数百人単位で減り続け、市場規模全体が縮小に向かう中、要の荷物を増やす展望は開けない。現状では、一筋の光明も見いだせない状況だ。(升田一憲)

104荷主研究者:2009/11/29(日) 22:40:05
>>102
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/135605
2009年11月20日 00:20 西日本新聞
さんふらわあ 2便減便 大分‐大阪 フェリー2隻売却へ 来年2月

 阪神地域と九州間のフェリーを運営する「フェリーさんふらわあ」(大阪市)は19日、3往復6便ある中九州(大分)航路を来年2月1日から2往復4便に減便する、と発表した。景気低迷と高速道路料金の休日割引制度「千円高速」に伴う旅客・貨物利用の低迷を受けた経営合理化策。現在運航している大型フェリー6隻のうち、余剰となる2隻は売却する方針。

 現在ある3航路のうち、大阪‐松山‐大分の1往復2便を運休する。残る神戸‐大分、大阪‐別府の各1往復2便は維持し、大阪‐別府の上りのみ松山に寄港する。

 同社によると、中九州航路の今年1−6月の旅客・貨物利用は前年同期比で20−30%減。松山寄港便については、瀬戸内海をまたぐ本四架橋を経由する陸路移動もできるため、高速道路料金割引による利用客の減少から、特に赤字が大きくなっていたという。

 井垣篤司取締役営業統括部長は「赤字航路の休止で出血(赤字)を止めることにした。合わせて割引プランの拡充で利用者増に取り組みたい」と話している。

 同社は、いずれも商船三井(東京)完全子会社の関西汽船(大阪市)とダイヤモンドフェリー(大分市)が今月1日付で事業統合し、設立した新会社。両社の営業体制を一本化し、将来の経営統合を念頭に事業再編を検討していた。

=2009/11/20付 西日本新聞朝刊=

105荷主研究者:2009/12/11(金) 00:18:50

http://kumanichi.com/news/local/main/20091207002.shtml
2009年12月07日 熊本日日新聞
広がるフェリーの運賃割引 ETC割引に対抗

運賃割引が実施されている熊本港のフェリー会社窓口=熊本市の同港フェリーターミナル

 高速道路のETC割引の影響で客離れが続く県内フェリー会社で、独自の運賃割引制度を導入する動きが広がっている。ドライバーらからは高速道とフェリー“二重”の料金割引を歓迎する声が上がるが、フェリー業界にとっては、厳しい経営環境の中で減収覚悟の対抗措置。利用客からは生活の足ともなっているフェリーの行く末を案じる声も出ている。

 熊本港〜島原外港(長崎県島原市)を結ぶ熊本フェリー(熊本市)は5日から、土日祝日の車両運賃を一律千円に割引した(6メートル未満の車)。

 同社は高速道路の割引が始まった今春以降、土日の車両利用が前年比15%程度減少した。ETC割引の対抗策として導入した独自の割引制度で「初日は7便中5便が満船と好評だった」(熊本フェリー)とし、正月三が日を除く来年1月31日まで続ける予定だ。

 6日、家族の日帰り旅行で利用した城南町の会社員、山内信博さん(55)は「割引を知って使った。以前より2500円ほど得した。高速で出掛ける機会が増えたが、フェリーは疲れないし、今後も利用したい」と喜ぶ。

 同じ有明海でフェリーを運航する会社では、九商フェリー(島原市)が11月末から車両と旅客運賃を土日祝日は半額とするキャンペーンを開始。長洲港−多比良港(長崎県雲仙市)を運航する有明フェリーも11月末までの2カ月間、復路運賃の割引を実施した。

 有明フェリーは「春以降利用台数は前年比20〜25%減少したが、割引期間中は10〜15%程度の回復効果があった」と話す。

 ただ、「高い割引率を継続するのは、現実的に困難」と同社。熊本、九商、有明の3社は今年5月以降、高速道路割引によるフェリーへの影響軽減のための支援などを国土交通省などへ訴え続けている。

 民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)に高速道路の無料化を掲げており、政府が政権公約通りに実施に移せば、フェリー業界への打撃がさらに深刻化する懸念もある。

 6日、山都町の実家へ里帰り後、長崎県諫早市の自宅へ戻るため熊本港でフェリー待ちをしていた主婦、平古場房子さん(53)は「いつも利用しており、安い料金はありがたい。でも、フェリー会社の経営は大変ではないか」と話し、経営悪化による運航中止を危ぐしていた。(井上直樹)

106とはずがたり:2009/12/11(金) 00:41:57
>>104
分大での学会見物(実際黒川温泉泊まりに行ったり阿蘇山見に行ったり物見遊山気分やったw)に使った思いでの航路なんだけどなぁ(´・ω・`)>大阪〜松山〜大分

107とはずがたり:2009/12/11(金) 19:49:41

山川―根占フェリー撤退 岩崎グループ方針 来年2月末まで
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091208-OYT8T00040.htm

 岩崎グループ(鹿児島市)は7日、指宿市・山川―南大隅町・根占間を結ぶフェリー運航事業から、来年2月末で撤退する考えを明らかにした。

 同グループは2002年9月、赤字を理由に同事業を中止したが、05年12月、暫定的に再開。06年11月以降は、県や指宿市、南大隅町が運航に関与する運航形態としていた。岩崎芳太郎・最高経営責任者(CEO)によると、06年度以降、原油高や景気悪化などの影響で、年間収入が目標の1億5000万円に届かず、これまで2億円近い持ち出しがあったという。さらに来年3月、フェリーのドック入りのため、3000万円の経費がかかることなどから撤退を判断した。

 佐多岬の施設 県に寄付へ

岩崎CEOは、岩崎グループが所有する佐多岬展望公園(南大隅町)の建物施設を、自然公園法の規制により整備が困難などとして、県に寄付する考えも示した。
(2009年12月8日 読売新聞)

108とはずがたり:2009/12/16(水) 03:50:45

地元への対応不十分 県部長がフェリー運航会社非難
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20091205/CK2009120502000021.html?ref=related
2009年12月5日

真伏部長(左)に漁業被害の対応や船体の撤去方法を説明する有村社長(右)=県庁で

 御浜町沖でフェリー「ありあけ」(7、910トン)が横転、座礁した事故で、真伏秀樹・県農水商工部長は4日、県庁を訪れた運航会社「マルエーフェリー」(鹿児島市)の有村和晃社長に対し、「地元への対応が不十分で、誠に遺憾だ」と非難した。

 真伏部長は、現場海域では船体から流出した重油などの影響で漁業者が操業できず、収入を失っている現状を指摘。会社側の対応窓口を一本化して漁業被害に迅速、的確に対応し、漁業者に必要な資金を手当てするよう求めた。

 さらなる漁場の破壊や二次災害を防ぐため、船体を現場では解体はしないとの前提で、撤去の工程や日程を漁業者に十分説明した上で作業を進めるよう要請した。船主責任保険など保険金の上限にかかわらず、損害賠償の責務を果たすことも訴えた。

 有村社長は「要請に真摯(しんし)に対応する」と述べ、船体の撤去方法は6業者から処理計画を募って検討していると説明した。「技術的、物理的に可能なら(船体を別の場所に)えい航したいが、船が大きいため簡単に結論は出せない」と話した。

 (平井一敏)


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/978
フェリー事故後、シラス不漁に 和歌山・新宮漁協が補償請求
2009年12月7日 朝刊

 漁は10〜12月が最盛期で、年間水揚げ量の半分以上を占めるという。ところが事故があった11月13日以降に、魚群探知機に一切シラスの魚影が映らなくなった。

 ある組合員は「事故の翌日に三重県側から油の帯が流れてきた。シラスは海面付近を泳ぐので影響が出たのではないか」と話す。

 同組合の中村誠二郎組合長は「31年間、シラス漁をやっているが、こんなことは初めて。あの日以来まったく捕れないのは、事故の影響という証拠」と話し、今月に入りマルエーフェリーと契約する損害保険会社と交渉を始めたという。

 保険会社の担当者は「因果関係の証明は難しい。訴えがあったことは上層部に伝えてある」と話している。

109とはずがたり:2009/12/22(火) 16:29:52
海に重油、イセエビ激減…三重フェリー事故1か月
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091211-OYT1T00078.htm?from=nwlb

休漁を余儀なくされ、停泊する漁船(三重県紀宝町で)=木村雅文撮影

 三重県御浜町沖のフェリー「ありあけ」横転事故から13日で1か月を迎える。船体は現在も海岸から約200メートル沖合に座礁し、横倒しになったままで、付近の海上には流出した燃料の重油が浮かぶ。

 例年なら、年末年始に需要の高いイセエビ漁が盛んな時期だが、休漁を余儀なくされている地元漁師からは、「これでは生活が成り立たない」と悲鳴が上がっている。

 漁に出ても、油まみれのイセエビでは市場へ出せないと、事故直後から休漁が続いており、第4管区海上保安本部によると、油は10日現在も、船体から南西約2キロの海域に広がっているという。

 現場に最も近い紀南漁協(三重県紀宝町)では例年、10月〜翌年3月のイセエビの水揚げ量は約17トンに上るが、今年は1トン弱にとどまる。同漁協所属の漁師・南久司さん(60)は「1年の稼ぎのほとんどをイセエビ漁に頼っているので、今後の生活が不安だ」と肩を落とす。

 周辺の3か所で行っている大型の定置網も、油のために海中へ設置できず、定置網漁をしている御浜町の水産会社は「従業員が16人いるので、一刻も早く操業できる状態にしてもらわないと、死活問題だ」と頭を抱えた。すし店などに魚を卸す小売業・東秀和さん(74)も、「漁がなくなり、アジなどの近海の鮮魚の競り値が3倍以上に跳ね上がっていて、赤字続き」とため息をつく。こうした漁業被害については、被害額が確定しないため、補償に関する話し合いが進んでいない。

 一方、運航会社「マルエーフェリー」(鹿児島県奄美市)は船体の早期撤去を目指しているが、船内の重油の抜き取りが終わらず、撤去作業開始のメドも立っていない。

 ありあけに積載されていた重油は約500キロ・リットル。委託を受けた業者が10日までに計418キロ・リットルを回収し、燃料タンク内は空になったものの、今後は、タンクの破損個所から船内に漏れ出た油を手作業で集めるという。

 ただ、現場での解体作業については、地元漁師らが強く反対。紀南漁協・佐田美知夫組合長(64)も「船は漁場となっている磯の上に乗った状態。そこで解体すれば、騒音や振動で魚はいなくなる」と心配している。

 4管や三重県尾鷲市の尾鷲海上保安部は、客を乗せて航行中のフェリーが横転するという事故の重大性から、業務上過失往来危険容疑などで捜査している。

 立件には、巨大な波が確認されていない状況でなぜ船体が急傾斜したのかという原因の解明が必要で、押収した船体構造の書類や運航データを海上保安大学校(広島県呉市)の造船工学の専門家に送り、分析を進めている。
(2009年12月11日10時09分 読売新聞)

110とはずがたり:2009/12/26(土) 20:32:25

ほぼ町営船ですな。その内原発マネーでうはうはに成る予定の大間町なんでばひーんとカネ出してやって欲しい。

大間-函館フェリー 運航は財政支援が前提(2009/12/26)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2009/12/26/new0912261102.htm

 大間―函館間のフェリー航路存続問題で、大間町の金澤満春町長は25日の町議会全員協議会で、2010年2月以降の運航継続が財政支援を前提にしたものであることを明らかにした。町として6千万円を上限に支援する考えをあらためて示したのに対し、議会側は「事業者の説明が必要だ」として結論を持ち越した。
 町と青森県、事業者の津軽海峡フェリーは24日、青森市で事務レベルの3者協議を開催。▽代替船の建造は10年6月までに結論を出す▽同2月以降も運航を継続する―と申し合わせていた。
 全員協では、町側が3者協議の結果を報告。この中で、金澤町長は「私から会社に(町の支援として)6千万円を提示した。議会の理解がなければ先に進まない」と理解を求めた。代替船については「事業者は2000〜2500トン級の船を希望している」と報告した。
 議員からは「6千万円を出していいと議会で決めていないのに、話が先に進み過ぎている」「新造船だけでなく、赤字も支援しなければならないのか」など、財政支援に対し疑問の声が上がった。
 議会側は、事業者に対し財務状況などを説明するよう求める方針。一方、町は住民懇談会の開催を予定している。

113荷主研究者:2010/01/20(水) 23:17:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100117t23005.htm
2010年01月17日日曜日 河北新報
青森・大間―函館フェリー存続策難航 新船建造案に異論

国の定める耐用年数11年を超える船齢21年の現行船「ばあゆ」。2年ほどで使用できなくなる恐れがある

 青森県大間町―北海道函館市間のフェリー航路存続策をめぐって大間町が揺れている。フェリーを恒久的に存続させる方策として、町が打ち出してきたのは、老朽化した現行船に代わる新船の建造。最大30億円ともいわれる建造費に、町議会や町民からは異論が噴き出し、町によるかじ取りは難航している。(むつ支局・菅谷仁)

<20億〜30億円必要>
 「なぜ、船の建造に、多額の経費を町が負担しなければならないのか」。昨年12月25日に開かれた大間町議会全員協議会で、町と事業者の津軽海峡フェリー(函館市)、県の事務レベル三者協議で決まった方針を聞かされた町議から反論が相次いだ。

 航路存続の恒久的対策として浮上した新船建造案。金沢満春大間町長は「現行船は約2年後に使えなくなる。恒久運航を考えれば、新船の建造しかない」との考えを示していた。船がなくなれば元も子もないが、問題はその建造費が巨額なことだ。

 事業者側は、現行船「ばあゆ」(1529トン)より大きい2000〜2500トン級フェリーを構想。大型化することで、年間欠航便数を現在の約80から約50まで引き下げ、貨物需要で収支の向上を図るのが目的だという。建造費は約20億〜30億円を見込む。

 これを町単独で負担するとなると、仮に起債で購入する場合、毎年約2億円を18年間償還し続けなければならない。関係する県、事業者と3者で分担したとしても、町には約10億円の出費が必要だ。加えて町には、大型化に伴う港湾整備などの支出も避けられない。

 町の財政的な頼みの綱、電源開発の大間原発立地に伴う電源立地地域対策交付金は2014年度で終了し、残高は約20億円まで減少。財源は決して潤沢とはいえない。

<業者の言いなり?>
 金沢町長は「国や電源開発に新たな支援を要請する」としているが、町議会は「原発を誘致したのは、フェリーを買うためではない」と反発。同意は得られていない。

 町民の多くは、海峡を隔てた函館市に通院先や仕事の取引先があり、生活圏にしてきた。金沢町長は航路を「町にとっての生命線。万が一にも、止められてしまうことだけは避けなければならない」と強調し、理解を求める。

 フェリーの存続問題は08年9月、事業者が燃油の高騰による赤字を理由に撤退を決めたことがきっかけ。町は、存続を要請するとともに財政支援などを約束し、何とか昨年末まで運航期間を延長し、今度は新船建造に協力することで、フェリー側をつなぎ留めようとしている。

 住民も、フェリーが必要との認識は共有しているが、建造に町費をつぎ込むとなると話は別だ。町内の主婦(47)は「事業者主導ですべて決め、負担だけ負うのは納得できない」と語る。

 この主婦だけでなく、町が業者の言いなりになっていると見る住民は多い。町が新船に関与しなくてはならない理由が明確でなく、町に対し説明の場を求める声も多い。

<6月末までに結論>
 新船建造については、今月からの町、事業者、県による3者協議で話し合われる。期限は6月末。結論が出なければ9月以降、航路は廃止の見通しだ。

 町の未来がかかった重要な決断になる。ある町議は「利用客の多数を占める住民の合意形成は必須。町は独り善がりにならず、住民に説明して納得してもらい、町の総意として新船建造をまとめるべきだ」と力を込めた。

[大間―函館フェリー航路] 1964年に就航。片道約1時間40分で、1日に2往復の運航をしている。年間延べ旅客数は約10万〜12万人で、近年は伸び悩んでいる。前事業者の東日本フェリーでは2002年から厳しい経営が続き、08年には燃油高騰の影響で過去最悪の1億6900万円の損失を出した。

114荷主研究者:2010/01/24(日) 18:00:41

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201001180041.html
'10/1/18 中国新聞
高速無料化は航路存続に影響

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/transit/Tn20100118004101.jpg
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 本州四国連絡橋が無料化された場合、引き続きフェリーを利用する意向である物流業者は、中国運輸局の調査に応じた14社のうち、現時点で1社にとどまることが17日、分かった。鳩山政権が掲げる高速道無料化が、瀬戸内海のフェリー運航に大きな打撃を与える可能性が高いことを裏付けた形。運輸局は、政務三役の判断材料にすることを目的に、3月までに最終報告書を国土交通省に提出する。

 昨秋から進めてきた調査は、(1)広島港(広島市南区)―呉港(呉市)―松山観光港(松山市)(2)柳井港(柳井市)―三津浜港(松山市)(3)柳井港―伊保田港(山口県周防大島町)―三津浜港の3航路を対象にした。

 トラック輸送でよくフェリーを使う物流業者14社に、運輸局の担当者が聞き取りをした。本四架橋が無料化になった場合の対応について、7割以上の10業者が「フェリー利用をやめる」と回答。3業者は明確な方針を示さず「双方の定時性やコストを比較してから決める」などとした。1業者だけが「無料になってもフェリーを利用したい」と答えた。

 運輸局は、調査結果を踏まえ、交通事故防止など安全面におけるフェリーの役割を重視。本四架橋が無料化になった場合でも、交通経路の選択制の確保▽観光振興などでの地域活性化▽二酸化炭素(CO2)削減効果―の視点などから、「フェリー航路の社会的な意義は大きい」と指摘している。

 今回の調査では、主にフェリーを使う理由を乗客2516人にもアンケート。「高速道路の運転を避けたい」(12%)「自動車を運転できない」(8%)など「交通弱者」がフェリーを望んでいることも明確になった。

115荷主研究者:2010/02/01(月) 01:24:27

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/212982_all.html
2010年01/30 14:19 北海道新聞
昨年の小樽発着フェリー 新潟、舞鶴とも客減少 不況、ETC割引が直撃

 新日本海フェリーがまとめた昨年の小樽発着の本州航路の利用客数は、新潟便が前年比4%減の11万4900人、舞鶴便が同16%減の7万6500人だった。長引く不況に加え、高速道路の自動料金収受システム(ETC)の割引などが客足に響いたとみている。

 内訳は、新潟行きが5万900人(前年比3%減)、舞鶴行きが3万8200人(同14%減)、新潟発が6万4千人(同5%減)、舞鶴発が3万8300人(同18%減)だった。

 同社は昨年9〜11月、ETCや9月の大型連休対策として、小樽市の財政支援を受け、乗用車を利用する小樽着便の乗客を対象に、船内で利用できる買い物券のほか、菓子や珍味などの小樽名産品と引き換えられる券などをプレゼント。その結果、この期間中の乗客数は、新潟便で前年比11%、舞鶴便で同8%それぞれ増加。

 しかし、集客が見込まれた夏休み期間中が前年比13%減少で、結果として、全体ではマイナスとなった。同社営業課は「2年前は北海道洞爺湖サミットで警備関係者が多く乗ったことも、今回の統計に響いている。ただ、昨秋に実施したサービスが成果を挙げており、今後の営業の参考にしたい」としている。(郡義之)

116荷主研究者:2010/02/01(月) 01:24:49

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/211362_all.html
2010年01/21 14:36 北海道新聞
苫小牧港 フェリー客5年連続減 09年 近距離便は好調

 【苫小牧】北海道運輸局苫小牧海事事務所がまとめた2009年の苫小牧港発着のフェリー輸送実績で、旅客数は前年比1・7%減の84万5072人と5年連続で減少した。不況で人の流れが鈍化する一方、近距離便の旅客数は伸びており、高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引の影響で、航路ごとに明暗が分かれたと見られる。(桑折しのぶ)

 苫小牧港発着のフェリーは7航路ある。旅客数は名古屋便が前年比25・6%減の約2万1600人、仙台便が同15・7%減の約15万6300人と、中長距離便を中心に4航路で前年割れした。同事務所は「不景気で外出控えがあった」と見る。

 一方、秋田便は同11・6%増の約5万4200人、八戸便は同10%増の約31万4700人と、比較的近距離の便で旅客が増加した。日本海側の敦賀便は、同0・8%増と前年並みを維持した。

 航路ごとに旅客数の傾向が異なる現象について同事務所は、休日などの高速料金を上限千円にするETC割引が昨年導入されたことで、高速道路を利用した後、近距離のフェリーに乗る旅客が増えたと分析。「中長距離から近距離の便に人が流れたのでは」と見ている。

 このほか、7航路のトラック台数は同5%減の50万9997台で、2年連続減少。不況による物流量の落ち込みが続いている。

 また、7航路の乗用車台数は同0・8%増の23万3253台で前年並みとなり、同事務所は「ガソリン高騰の影響が出た08年に比べ、09年は価格が値下がりしたが、まだ利用者が戻りきっていない」と分析している。

117とはずがたり:2010/02/07(日) 04:35:44

【社会部オンデマンド】「海の新幹線」テクノスーパーライナーは今? かさむ燃料費…決まらぬ就航先
2010.2.6 18:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100206/dst1002061802021-n1.htm

東京−小笠原の就航が頓挫したテクノスーパーライナー。大海原を走る雄姿が見られるのはいつの日になるか(三井造船提供)

 「東京と小笠原諸島・父島を結ぶ航路に導入予定だった高速旅客船『テクノスーパーライナー』(TSL)は原油高で就航が頓挫後、どうなったのですか。原油価格が下がっても、就航しないのでしょうか。また、博物館などで展示されていれば教えてください」=匿名

国費に頼った開発

 「海の新幹線」と呼ばれたTSLは、大量の貨物や人員を高速で運ぶ海上交通システムとして、平成元年から旧運輸省(現国土交通省)が推進した国家プロジェクトだった。しかし、現在は運用されているTSLは1隻もなく、事実上、失敗した形になっている。

 速度50ノット(時速約90キロ)、貨物積載重量1千トン、航続距離500カイリ(約930キロ)などを目標に、国から39億円の補助を受けた大手造船7社が開発に取り組んで2隻の実験船が完成したほか、16年には実用向けの第1号船が進水した。

 この第1号船が17年11月から東京−小笠原に就航することになっていたが、直前になって原油高による燃料費高騰などから中止に。現在まで4年以上、新たな就航先も決まらず、建造した三井造船玉野事業所(岡山県玉野市)に係留されたままになっている。

 「現役の高速船として活躍できる航路がないか、売却先などを探している」

 三井造船の担当者は、新しい就航先に期待するが、今のところ目途はたっていない。無論、2号船以降の建造もない。

 「国費に頼った開発をしたので甘えがあった。TSLは技術の歴史の中で退場していくモデルだったと思う。新たな活路を見いだすのは難しいだろう」

 TSLに詳しい東大大学院の宮田秀明教授は、厳しくTSL構想を批判する。

 従来の船舶の2倍近いスピード、航空機より格段に大きい輸送量と低いコスト。新時代の旅客船、アジア諸国から生鮮品を運ぶ輸送手段などとしても期待されたTSLは、なぜ普及しなかったのか。

燃費の悪さがネック

 「最大の難点は燃費の悪さ」
 TSLにかかわった関係者は、こう口をそろえる。多くの船舶は燃料に重油を使うが、TSLは比較的高い軽油を使う。しかも、その量は重油の3〜4倍。小笠原航路も現在の定期船なら1往復で重油約80キロリットルだが、TSLでは重油より高い軽油を3倍以上の約280キロリットルを必要とする。

 この点は、原油高の現状では大きい。当初、運賃値上げなどでTSL導入が可能と考えていた海運会社「小笠原海運」(東京都港区)も結局、燃料費高騰や都・国の支援取りやめを受けて手を引いている。

 一昨年秋のリーマン・ショック以降、原油高は沈静化してきているが、それでも軽油の価格は就航が頓挫した17年当時とほぼ同じ水準。小笠原海運は「仮に今、TSLを運航したとしてもやはり赤字になる」と話す。

 小笠原航路だけではない。2隻の実験船のうち1隻は静岡県でカーフェリーとして実用された時期があったが、やはり原油高で運航停止になり、最終的に廃船となっている。ちなみにもう1隻の実験船は現在、神戸市の神戸海洋博物館に展示されている。

 TSLの小笠原航路も推進したはずの国交省の担当者は「国としては、造船会社を補助したということ。なんとか就航先が見つかってほしい」と人ごとのような話しぶりだが、その一方で「高速船の技術開発という観点ではうまくいったと思う」とも強調する。

 確かにTSLは速い。係留中の実用1号船は、最高39ノットで航行するように設定されており、東京−小笠原の航行時間を現行の25時間半から17時間にまで縮めることができた。

 ただ、世界的な景気の悪化で、最近の造船業界にはスピードよりコストの低さが求められがち。他産業と同様に「環境志向」も強まっており、「燃費がいい」「CO2削減」などが、もてはやされる傾向にある。せっかくの「海の新幹線」も宝の持ち腐れだ。

 係留中のTSLは一般に公開されていないが、三井造船関係者によると「隠しているわけではないから、造船所の近くを運航する船に乗れば、見られると思う」と話す。「海の新幹線」が求められる時代は、再び来るのだろうか。(菅原慎太郎)

 「社会部オンデマンド」の窓口は、MSN相談箱(http://questionbox.jp.msn.com/)内に設けられた「産経新聞『社会部オンデマンド』」▽社会部Eメール news@sankei.co.jp▽社会部FAX 03・3275・8750。

118とはずがたり:2010/02/08(月) 02:47:36
>>117

>この第1号船が17年11月から東京−小笠原に就航することになっていたが、直前になって原油高による燃料費高騰などから中止に
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/1048http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/1100http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/47)。現在まで4年以上、新たな就航先も決まらず、建造した三井造船玉野事業所(岡山県玉野市)に係留されたままになっている。

> 従来の船舶の2倍近いスピード、航空機より格段に大きい輸送量と低いコスト。新時代の旅客船、アジア諸国から生鮮品を運ぶ輸送手段などとしても期待されたTSLは、なぜ普及しなかったのか。
生鮮品輸送は宮崎県からもhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039862260/507

>小笠原航路だけではない。2隻の実験船のうち1隻は静岡県でカーフェリーとして実用された時期があったが、やはり原油高で運航停止になり、最終的に廃船となっている
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/894

119ももだぬき:2010/02/13(土) 09:27:23
読売新聞によると、宇高連絡船が3月26日で廃止。

121とはずがたり:2010/02/13(土) 10:41:12
>>119-121
寂しいけど時代の趨勢ですなぁ。

住民の「足」 宇高航路2社が撤退
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001002130002
2010年02月13日

 採算のめどが立たない――。高松市の四国フェリーと国道フェリーが12日、高松と岡山・宇野を結ぶ「宇高航路」からの撤退を表明した。高速道路の割引、不況……。度重なる悪条件を打ち破れなかった。瀬戸大橋開通後も地元住民らの貴重な「足」だった同航路。開設100年の記念すべき年の撤退に、衝撃と困惑が広がった。

 真鍋武紀知事は同日、「国に対し、高速道路の料金引き下げについては、影響を受けるフェリーなどに対する支援などを講じるよう提言してきたが、対策が示されないまま撤退という事態が生じたことは遺憾」とするコメントを発表した。高松市の大西秀人市長も「国に対して総合的かつ早急な対策を講じるよう強く要望し、関係機関と連携して適切に対応していきたい」とした。記者会見した四国運輸局の貞広恵三海事振興部長は「大変残念だが、経営的な判断でいかんともしがたい。交通弱者への対応は、地元の自治体と協議したい」と述べた。

 両社や四国運輸局によると、宇高航路は1910年に宇高連絡船が就航。フェリーは61年に始まり、87年度は1日148往復で396万人、自動車187万台が利用した。だが景気低迷や「高速利用1千円」で、昨年4〜12月の利用旅客は前年同期比約3割減、車両は同4割減まで落ち込んだ。昨年6月ごろには「1社に統合したい」と同運輸局に申し出たが、今月「1社にしたところで将来展望がない」と撤退方針を伝えたという。

 高松市内で記者会見した四国フェリーの堀川智司専務は「『国策』に敗れた。高速割引がボディーブロー以上に効いている。海上で道路と同じ使命を果たしているという考えを国にもっていただきたい」と語り、国道フェリーの山下周市社長も同市内の本社で報道陣に対し「高速が無料化されてしまえば、勝てるわけがない。少ない従業員で細々とやってきたがもう限界だ」と述べた。四国フェリーの子会社が運航している高松―土庄、姫路―福田(小豆島)、共同運航している新岡山―土庄の各航路は今後も継続される。一方、国道フェリーは既存のコンビニエンスストアやレストラン事業などを継続するが、従業員は3月末にいったん解雇する方針という。

 フェリーの利用者には驚きと困惑が広がった。

 岡山県総社市から徳島に単身赴任している会社員の川鰭(かわ・ひれ)均さん(59)は「瀬戸大橋を渡るよりも安く移動できた。ここ数年減便が続き不安には思っていたが、まさか廃止になるなんて」と驚いた。高速道路料金の割引に必要なETC(自動料金収受システム)を取り付けていないため、総社市に戻るときはフェリーを利用しているという。

 岡山市にある運送会社のトラック運転手、西江真一さん(47)は高松に支店ができた10年前からほぼ毎日、宇高航路で建築部材を運んでいる。「移動の合間に休憩できる1時間がドライバーにとってはありがたかった。陸上交通になると燃料代が上がり、会社の経営が心配だ」ともらした。

 高松港でフェリーの到着を待っていた岡山県早島町、会社員の田辺淳一さん(34)は「休日の高速道路が安くなったとはいえ、平日はフェリーの方が安いのでフェリーを使っていた。とても残念」と惜しんだ。高松市の自動車教習所に通う同県玉野市、高校3年の檀上友理香さん(18)も「幼稚園の頃からフェリーを利用していたのに。瀬戸内海の島々を眺めながら、『あの島はなんという島だろう』と友だちとしゃべりながら、ゆっくりと移動する時間が楽しみだった」と残念がった。

122チバQ:2010/02/13(土) 14:18:42
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001002130001
「玉野のシンボル」衝撃/宇高航路廃止へ
2010年02月13日


国道フェリー乗り場=玉野市宇野1丁目

■地元衰退、さらに懸念


 玉野市宇野と高松市を結ぶ宇高航路のフェリーが3月で消えることになった。1988年の瀬戸大橋開通後も、橋より安い料金設定で生き延びてきた。だが、橋を含む高速道路の休日特別割引が響き、ついに廃止に追い込まれた。国土交通省によると、高速の割引が始まった昨年3月からの航路廃止は、これで6社7航路。すべて瀬戸内海の便だという。


「ここは宇野港ができて栄えてきた町。宇高航路は今年6月で100周年を迎えるので、イベントでも考えようとしていた矢先なのに」。玉野市の幹部は肩を落とした。


 同市商工観光課などによると、玉野市役所にはこの日午前10時ごろ、高松市役所の担当課から、フェリー運航2社が航路廃止届を提出すると連絡があった。午後1時半には2社の幹部が市役所を訪れ、廃止届を提出したと黒田晋市長らに報告したという。


 黒田市長は取材に「年度末で廃止とは思ってもいなかった。県や高松市などと連携して国にも働きかけ、一部の便だけでも存続できないか模索したい」と話した。市は高速道の休日特別割引に対抗して昨年9月から3カ月間、休日などのフェリー利用客に千円〜1500円分の地域共通商品券を配った。県もフェリー会社が払う年間数千万円の港湾施設利用料を減免している。


 玉野商工会議所などは昨年12月、航路存続のため、高速道路無料化の見直しを国に働きかけるよう石井正弘知事に要請したばかりだった。会議所の大塚良夫専務理事は「(廃止による)経済的な影響はまだ未知数だが、市のシンボルだったフェリーがなくなる打撃は大きい」と嘆いた。


 四国フェリー宇野営業所の井藤節夫所長は「一生懸命働いてきた人がこんなことになっていいのか。新旧の国土交通大臣にどう思うのか聞きたい」。高速の割引などを打ち出してきた国への不満が口をついた。


 同社の社員らは11日から12日にかけて、高松市の本社で撤退の説明を受けたという。今後は関連会社への移籍などの措置が取られる見込みというが「規模からして全員が仕事にありつけるとは思えない」。「長いこと支えてくれたお客さんに対しては、ありがとうございます、と」と声をつまらせた。


■「残念」「仕方ない」


 利用者や市民からは、廃止を惜しむ声が相次いだ。


 四国フェリー乗り場で乗船を待っていた高松市の会社役員男性(42)は「子どもの時から父親と一緒に乗っていた。船だと夜中でも顔見知りと話ができるし、休憩も取れるのに」。国道フェリーから降りてきた玉野市の派遣社員女性は「通勤に利用しているので困る。派遣の契約更新の時、仕事を変わることも考えるかも」と話した。


 宇野港に近い商店街で婦人服店を営む女性(70)は「フェリーがなくなると、商店街はますます厳しい。海を見ても、フェリーがなくなると寂しくなる」と話した。


 一方で、撤退は時代の流れとみる冷静な声もあった。兵庫県姫路市のトラック運転手の男性(33)は会社の指示でフェリーを使っているというが、「早く目的地に着くので、橋のほうがいい」。仕事で県内に来ていた男性も「今は高速のほうが安い。世の中の流れやね。仕方ない」と話した。


■大橋完成後に利用激減


玉野市の宇野港と高松港を結ぶ宇高航路は、1910年、国鉄宇野線の開通に伴う連絡船就航で開かれた。連絡船は2350人を乗せ、1日28往復していたこともあり、着岸すると宇野駅のホームには人があふれた。連絡船と並行して運航していたフェリーも、盆や正月には乗船を待つ乗用車が列を作った。


 しかし88年、本州―四国間の交通の主役が瀬戸大橋に移ると、街から人や車が激減した。国の商業統計調査によると、85年に1099店あった同市内の小売業商店は、07年には658店と約4割減った。88年2月末に7万6220人だった市の人口も、今年2月1日現在では約15%減の6万5929人になった。


 宇野港を管理する県は、連絡船廃止後、宇野港を「人の行き来が中心となる港」として、物流港に対して「人流港」と位置づけ、大型客船用バースの建設やフェリー発着場の整備などをしてきた。県港湾課は「廃止を今日知ったばかりで、宇野港を今後どう位置づけていくかは全く未定」と悩ましげに話した。

123とはずがたり:2010/02/14(日) 12:47:13

フェリー撤退が失策だとするなら橋を3本も欲しがった四国民の失策ではないか?
>国内のフェリー各社は苦境に立たされており、さらに高速道路の無料化が進めば、海上交通が寸断されるのは必至。「国の失策」との批判も強まりそうだ。

追い込まれたフェリー業界/国の失策との批判も
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20100213000084
2010/02/13 09:45

 長期にわたって不振にあえいだフェリーの高松―宇野(岡山県玉野市)航路は12日、高速道路料金割引という「最後の一押し」(四国フェリーの堀川智司専務)で、廃止の決断に追い込まれた。
【→参照記事】

 国内のフェリー各社は苦境に立たされており、さらに高速道路の無料化が進めば、海上交通が寸断されるのは必至。「国の失策」との批判も強まりそうだ。

 日本旅客船協会によると、宇高航路の廃止で、瀬戸内では昨年3月からわずか1年足らずの間に6社7航路が撤退に追い込まれたことになるという。

 宇高航路は、1988年の瀬戸大橋開通で減便を強いられ、その後も利用客の減少に苦しんできた。2008年夏ごろまで燃料費が高騰、その後、世界的に不況となり、高速割引がとどめを刺した格好だ。

 関西発着の旅客便を運航するフェリー会社の首脳も「これは公正な競争ではない。経営努力を尽くして競い、敗れるのならまだしも現状はあまりに一方的」と批判しており、国の交通政策の在り方が問われている。

125荷主研究者:2010/02/20(土) 18:41:14

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/8967.html
2010年2月16日 新潟日報
小樽発新潟行きトラック運賃割引へ

 小樽市は16日、小樽港発新潟港行きフェリーを利用する有人トラックの片道運賃を4月から2万円割り引く支援事業を始めると発表した。小樽港の貨物取扱量が減ったため、フェリーの利用促進を狙う。

 対象は車両の長さが7メートル以上で、積み荷がないケースは除く。片道運賃は長さ11〜12メートルが9万円超など、車両の大きさによって違うが、割引額は一律2万円。同市は割引事業費を運航事業者の新日本海フェリー(本社大阪府)と1500万円ずつ負担し、総額を1500台分3千万円とした。期間は9月末までと想定したが、事業費がなくなり次第、終了する。

126 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/26(金) 13:55:49
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20100226000131
国、県が存続可能性議論/宇高航路問題で連絡協
2010/02/26 09:45

 宇高航路のフェリー2社が3月26日での航路撤退を表明した問題で、四国運輸局は25日、国や関係
自治体が同航路のあり方を検討する「宇野高松間地域交通連絡協議会」を26日に高松市内で開くと発表
した。航路存続の可能性を議論し、3月中旬をめどに方向性を打ち出すという。

 同局によると、協議会は四国、中国の運輸局と地方整備局に、香川、岡山両県、高松市、岡山県玉野市
の関係自治体を加えた行政担当者で構成。26日は航路廃止届を出した四国フェリー(高松市)と国道
フェリー(同)の2社から経緯を聞いた後、公的支援を含めた航路存続の方策などについて話し合う。

 協議会は3月上旬と同中旬にも開く予定で、同局は「3月26日の期限に間に合うように方向性をまとめたい」
との方針。構成メンバーからフェリー2社を外した点については、「まずは行政側の議論を深めたい」としている。

 協議会は、前原誠司国土交通相が18日、香川、岡山両県知事の支援要望を受けて設置を提案、自治体
側も同意していた。

 一方、真鍋武紀香川県知事は、同日の2月定例県議会代表質問で航路存続について、「協議会で対策を
早急に検討したい」と強調。今後の地域公共交通のあり方については、「国全体で公共交通と道路の共存を
目指す21世紀型交通システムを構築する必要がある」と考えを述べた。また従業員の雇用への影響を懸念
し、「四国運輸局や香川労働局などと緊密な連携を図り、適切に対応したい」とした。

 平木享(自民・高松)、砂川保(社民連合・東かがわ)両氏の質問に答えた。


http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20100226000129
宇高航路存続策、省内で複数の案/前原国交相
2010/02/26 09:45

 前原誠司国土交通相は25日、宇高航路の存続策を協議する「宇野高松間地域交通連絡協議会」について、
「国交省でいくつかの案を作っており、自治体にどのレベルまで協力してもらえるか、しっかり対応していきたい」
と見解を述べた。

 衆院予算委員会の第8分科会で、民主党の玉木雄一郎氏の質問に答えた。

 前原国交相は、宇高航路を通勤、通学など日常の足として使用している住民や、フェリー会社従業員の
今後の雇用問題に対する認識を示した上で、「国交省の案をフェリー会社がどう判断するか。また地元も
何らかの負担をしたいと言っている。短い時間の中で、どううまく意見をまとめられるか。しっかり対応して
いきたい」と答えた。

127荷主研究者:2010/02/28(日) 15:56:08

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/217062_all.html
2010年02/23 09:15 北海道新聞
苫小牧−八戸 新造船投入へ 川崎近海汽船

 【苫小牧】川崎近海汽船(東京)は22日、1万トン級のカーフェリーを新造し、2012年4月をめどに苫小牧−八戸航路に就航させると発表した。1989年就航の「フェリーはちのへ」(5603トン)の代替船で、主にトラック輸送の増加を目指す。同航路で新造船の投入は14年ぶり。

 「はちのへ」と比べると、全長は約23メートル長い約150メートル。トラックの積載能力も8トントラック換算で32台増の122台にするなどで、繁忙期の秋口の需要増加に対応する。航海速力は時速で約10キロ増の38キロに高まる。旅客定員は20人少ない500人。総事業費は57億円。

128荷主研究者:2010/02/28(日) 16:37:39

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201002240287.html
'10/2/24 中国新聞
江田島航路再編計画まとまる

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/transit/Tn20100224028701.jpg
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 江田島市内の交通網再編を検討している市公共交通協議会は23日、西能美航路のフェリー便を広島―三高・大須港に集約し、10月から半年間の実証運航をするなどの地域公共交通総合連携計画をまとめた。中町・高田―広島港の市営高速船の運賃は値下げ予定で、住民や事業者などと調整し市議会に提案する。

 計画では江田島市営と芸備商船(広島市南区)のフェリー便を一本化。中町・高田―広島港のフェリー便廃止代案として、同航路の市営高速船を今の2隻から3隻体制にする。

 江田島市は能美町内での会合で、フェリーが利用できなくなる中町・高田―広島港は市営高速船の大人片道料金1030円を930円に値下げする案を提示。回数券の割引率引き上げも示したが、委員の反発もあり今後調整することにした。

 江田島市内と広島港とを結ぶ他の民間事業者への対応については、運賃補助などを検討するとした。

 陸上交通についても協議会は検討。江田島町北部と沖美町全域で乗り合い型タクシーを10月から半年間実証運行すると決めた。

129とはずがたり:2010/03/01(月) 12:39:07

宇高航路問題でトラック協会緊急アンケート
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001002270002
2010年02月27日

 宇高航路の廃止問題で、県トラック協会は県内の運送業者を対象に実施した緊急アンケートの結果を26日発表した。香川から本州へ渡る場合、すべて宇高航路を利用していると答えた業者は全体の7.4%、宇高航路と瀬戸大橋を併用している業者は54.0%だったことを明らかにした。同協会の楠木寿嗣会長は「60%が宇高航路を使っていることになり、何とか存続して欲しい」と訴えた。同協会は今後、国などにフェリーの存続要望を出すという。

 同協会によると、調査は今月18〜24日、同協会の会員558社を対象に実施し311社から回答があった。「本州方面(岡山方面)に宇高航路を利用しているか、瀬戸大橋を利用しているか」という質問に対し、「宇高航路と瀬戸大橋との併用」が54.0%(168社)で最も多く、次いで「すべて瀬戸大橋」が24・1%(75社)、「すべて宇高航路」が7.4%(23社)だった。「いずれも利用していない」は14.5%(45社)だった。

 何らかの形で宇高航路を利用している168社と23社の計191社に対し、航路廃止による具体的な影響を聞いたところ(複数回答可)、「災害などで橋が通行止めとなった場合、近くの代替ルートがなくなる」と147社が答えた。また「割高となる瀬戸大橋の利用を余儀なくされる」(119社)、「ドライバーの休憩時間が少なくなる」(104社)などの回答が多かった。

 航路廃止についての意見を求めたところ(複数回答可)、「直接的な影響はないが、ルート確保などのため公的資金を投入してでも存続させるべきだ」(129社)、といった存続を強く求める意見が多い一方、「影響は大であるが、橋の通行料の引き下げを進めるべきで航路廃止はやむを得ない」(48社)、「直接影響も少なく廃止はやむを得ない」(43社)との廃止方針を容認する回答もあった。

 県トラック協会は会員558社で約1万1千台の車両を保有している。

130とはずがたり:2010/03/01(月) 12:39:18

宇高航路問題で協議会が初会合
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001002270001
2010年02月27日

航路の存廃や課題について話し合う第1回の協議会=26日午後2時57分、高松市西の丸町

 打開策は見いだされるのか――。岡山・宇野―高松間のフェリー航路(宇高航路)の廃止問題を話し合う国と地元自治体などによる「宇野高松間地域交通連絡協議会」が26日、高松市内で始まった。地元側は航路の維持存続を改めて要望したが国は明確な回答をせず、次回協議会を3月6日にする日程を決めた。

 協議会は予定時間をオーバーして約2時間、非公開で行われた。岡山・香川両県、岡山県玉野市・高松市、中・四国の運輸局と地方整備局の8者と、廃止を決めた四国フェリー(高松市)、国道フェリー(同)の2社が参加した。

 四国運輸局は、現在の航路存続を探る方策▽現在の航路以外の直島(香川県)を経由する案▽瀬戸大橋を使った鉄道などでの移動を促す代替バス導入案などを提示した。
 協議会の参加者によると、冒頭、フェリー2社が廃止の届け出に至った経緯について、「異常な料金値下げが次々と導入され、競合する本四架橋ルートとの価格競争力が急激に失われた」「高速道路料金に関する度重なる国策の変更に振り回された」などと説明した。

 国道フェリーの山下周市社長は「存続に向けて、協議会に期待しているが、高速道路無料化など『国策』が見えない中、なんらかの施策をやっても、単なる延命になりかねないのでは」と漏らした。四国フェリーの堀川満弘営業部長は「やめたくてやめるわけじゃない。収支が合うような、何らかの支援策があれば、存続の方向でやっていきたい」と強調した。

 協議会の焦点は存続維持をするにしても、「赤字」をだれがどう埋めるのかだ。終了後、取材に対し、福田伸子・岡山県生活環境部長は「2社は『昨年の夏から国に支援措置を求め続けてきた』と言っていた。国が責任をもって、主体的に支援策を示してほしい」と国のより前向きな対応を求め、天雲俊夫・香川県政策部長も「(国の提案は)想像はしていたが十分でないと思う。『国策』でこういう事態になっており、もっと主体的にやってほしい」と注文をつけた。

 高松市の岸本泰三・市民政策部長は「どうやったら存続できるかというのを望んでいたが、(国の提案は)かけ離れていた」と失望感を示した。玉野市の垣内和政・産業振興部長は「航路存続に玉野市は熱い思いがある。廃止になったら3月27日からどうなるのか」と不安を訴えた。

 終了後、記者会見した四国運輸局の江国実次長は「宇野・高松間の交通の重要性はいささかも減少していない。いかに交通の多様性を確保するか、総合的に検討したい」と述べた。

132荷主研究者:2010/03/07(日) 14:54:55

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010030423475717/
2010年3/4 23:47 山陽新聞
宇高航路 国道フェリーが廃止撤回 運輸局が受理 6月ごろ再判断

 宇高航路(玉野市宇野―高松市)のフェリー2社が3月26日限りでの事業廃止を表明していた問題で、国道フェリー(高松市北浜町)は4日、廃止届の撤回願を四国運輸局に提出、受理された。同社は「存続を望む声が想像以上だった」と説明。高速道路の新料金制度導入が予想される6月ごろにも存廃を再判断する。100年の歴史を持つ航路は当面維持される。

 もう1社の四国フェリー(同市玉藻町)は、航路存続の可能性を探る国や関係自治体による宇野高松間地域交通連絡協議会の議論を踏まえ「3月中旬に何らかの結論を示したい」(同社幹部)との考え。運輸局によると「(運航を)可能ならば続けたい」との意向があるといい、同社も撤回する可能性がある。

 運輸局によると、国道フェリーの山下周市社長が撤回願を提出。その際、「自助努力で運航する」とし、国や関係自治体の財政支援は求めない考えを伝えた。「減便など合理化を図る」と、同社の1日22往復を最大で半減する考えも示唆した。

 宮村弘明局長は「地域の思いを受け止めていただいたが、持続可能な経営がどこまで続けられるかは不透明」とのコメントを発表。運輸局は宇高航路の在り方について、連絡協議会(次回6日)で引き続き検討する。

133 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/11(木) 23:25:38
なんだかなー

http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100305-OYO8T00932.htm
宇高航路、当面存続 国道フェリー 高速無料化見極め

 瀬戸内海の宇野港(岡山県玉野市)と高松港(高松市)を結ぶ「宇高航路」について今月26日での
航路廃止を決めたフェリー2社のうち、国道フェリー(同市)が4日、四国運輸局に出した同航路の
事業廃止届を取り下げ、当面の運航を継続することを決めた。同社は、6月から始まる高速道路無料化の
社会実験後の新料金設定を見極めたいとしており、航路を維持しながら改めて存廃を判断する。

 四国運輸局によると、事業廃止届の取り下げは極めて異例。国道フェリーの山下周市社長が4日、
同運輸局へ書類を提出した。

 山下社長は同日夜、同社で記者会見し、取り下げの理由について存続を望む声が多数寄せられたこと
などを挙げた。存続の期間については、高速道路の新料金の発表時か施行時を一つの目安に示しながらも
明言は避け、「継続できるかを見極めるまで」と述べた。

 当面、現在の1日22往復を減便し、船も3隻から2隻に減らす考えだが、通勤・通学時間帯の便は
確保したい意向。

 一方、四国フェリーは同日、航路存続への対応について明言しなかった。

(2010年3月5日 読売新聞)


http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031101000855.html
宇高航路「収支示すので支援を」 廃止撤回の四国フェリー

 岡山県玉野市と高松市を結ぶ宇高航路の廃止を撤回し、来年3月までの運航延長を決めた四国フェリー
(高松市)の堀川満弘部長は11日、記者会見し「航路の収支実績を示す代わりにできる限りのことを
してほしい」と述べ、引き続き国や関係自治体に支援を求める考えを示した。

 収支は、国や関係自治体でつくる連絡協議会で明らかにする方針。

 同社によると、同航路は年間数億円の赤字。ことし4月以降、賃金体系の安い関連の子会社に従業員の
9割を移し、運航免許も譲渡する。運航する複数の航路のうち、宇高航路のみ移すことで、収支を報告
しやすい仕組みにするという。

 また廃止表明から約1カ月で撤回に至ったことについて「利用者を振り回し、申し訳ない」と謝罪した。

 宇高航路をめぐっては、運航するフェリー会社2社が2月12日に廃止を表明。香川、岡山両県の知事が
前原誠司国土交通相に存続を要望し、国と関係自治体が連絡協議会を設置する中で、2社が相次いで
廃止を撤回した。

2010/03/11 19:38 【共同通信】

134チバQ:2010/03/20(土) 14:24:01
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=22837
マルエーフェリー、東京−沖縄航路を再開
(2010 03/20 06:30)

志布志港に接岸し、積み荷が下ろされる「飛龍21」=19日、志布志市 マルエーフェリー(奄美市)の東京−沖縄航路は18日、約4カ月ぶりに再開され沖縄発の「飛龍21」第1便が19日、志布志港に寄港した。
 志布志港寄港時に船内で、志布志市の歓迎セレモニーがあった。本田修一市長は「関東と結ぶ航路として、安心で安定的な運航をお願いします」とあいさつ。海老原勝也船長が「安全航海に努める」と語った。
 「待ち望んでいた」と喜ぶのは、奄美や沖縄への飼料輸送に利用する志布志貨物海運(志布志市)の吉村望平社長。運休中は鹿児島市からの航路に載せるためトレーラーで運んでおり、コストが2割ほど高かったという。5月からは大隅産ジャガイモを東京に運ぶのにも利用する。
 マルエーフェリーの東京−沖縄航路は昨年11月、三重県沖でフェリー「ありあけ」が座礁し休止していた。

鹿児島・南日本新聞ニュース・373ニュース

135荷主研究者:2010/03/20(土) 18:42:36

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/9903.html
2010年3月19日 新潟日報
実験フェリーが新潟港に入港
日本海横断航路の可能性探る

 新潟港、福井県敦賀港とロシア・ウラジオストク港を結ぶ日本海横断航路の可能性を探る実験フェリーが19日夕、最終寄港地の新潟港に入港した。実施した国土交通省北陸地方整備局は、全行程が予定通りだったことから航海を「順調だった」と評価。実験は新潟―北東アジア航路の将来性を示す形になった。

 実験は北陸と北東アジアとの往来活性化を探るのが目的。後背地にそれぞれ首都圏、関西をもつ新潟、敦賀を選び、定時の入出港が可能か、荷降ろしが円滑にできるかなどを試した。

136荷主研究者:2010/03/23(火) 23:33:12

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100317/CK2010031702000019.html
2010年3月17日 中日新聞
日本海横断に新航路 大型フェリーが敦賀出港

関敏之船長(中央左)に記念品を贈る敦賀市の河瀬一治市長(同右)=同市の敦賀港で

 国土交通省北陸地方整備局は16日、敦賀市の敦賀港とロシア・ウラジオストク港、新潟市の新潟港を結ぶ大型フェリーの試験運航を始め、フェリーが敦賀港を出港した。

 経済発展が見込まれる北東アジアと日本海側を結ぶ新しい日本海横断航路開設の検討材料を得るのが目的。日本海側と北東アジアには敦賀−韓国・釜山、新潟−ロシア・ボストチヌイなどの船便航路があるが、新航路開設によるエリアの経済成長促進効果を考えた。国が同航路の開設実験をするのは初めて。

 フェリーは、西日本汽船が国際便として運航している「ユートピア2」(26、933トン、旅客定員475人)を使用。敦賀を出港後、18日にウラジオストクに到着し19日に新潟港に入る。敦賀市の職員や同社の関係者ら約10人と工作機器、コンテナ2個を乗せ、運航中、輸送時間と貨物の積み降ろし、出入国手続きの状況などを確認する。事業費は約9000万円。

 この日は午後3時半にユートピア2が敦賀港川崎・松栄岸壁に入港。同港に貨物と旅客を同時に扱う国際フェリーが寄港したのは初めてで、河瀬一治市長は歓迎式典で、フェリーの関敏之船長に記念品などを贈呈。市も同航路の開設に取り組んでいることに触れながら「実験は非常にありがたい」とあいさつした。船は同7時に出港した。

 北陸地方整備局は実験の結果を希望する民間の船会社や自治体に提供し、航路開設を検討してもらう方針で、浅見尚史港湾計画課長は「航路開設の弾みになれば」と期待していた。 

(立石智保)

137とはずがたり:2010/04/04(日) 01:51:20

宮島船ターミナル一体化へ
'10/3/26
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003260049.html

 廿日市市は25日、世界遺産の島・宮島の玄関である宮島口の整備計画を策定した。宮島航路の旅客ターミナルの一体化や、宮島の景観を眺望できる展望デッキ設置などを盛り込んだ。市は4月に整備計画を広島県へ提出。県の港湾指定を目指す。

 計画では、現在の護岸より約30メートル沖合まで埋め立てし、整備面積は1万1500平方メートルとなる。JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船がそれぞれ設けているターミナルを一体化。1470平方メートルの待合室を設ける。

 宮島以外の観光スポットの情報も発信する観光情報センターや地域物産館、ターミナル前広場も整備する。護岸には長さ120メートル、幅8メートルの展望デッキを設置。3千平方メートルの緑地・オープンスペースも設け、海辺で憩う空間とする。

 宮島口は年間300万人を超す観光客が乗降するにもかかわらず、国や県の港湾指定を受けていない。護岸も市有で老朽化が目立つ。一方、「乗船場所が分かりにくい」「宮島を眺望できる場所がない」などの声が上がっていた。

【写真説明】廿日市市が一帯の整備計画を策定した宮島口桟橋

138荷主研究者:2010/04/27(火) 21:55:44

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201004130040.html
'10/4/13 中国新聞
柳井―松山を減便 防予汽船
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 高速道路の料金値下げの影響で経営が悪化し、民事再生手続き中の防予汽船(柳井市)は20日から、柳井市と松山市を結ぶフェリーを減便する。燃料代のカットによる経費節減が狙い。

 柳井港発、三津浜港(松山市)発とも1日各16便(土曜15便、日曜13便)のダイヤを改正。柳井発は月―土曜13便、日曜10便▽三津浜発は平日13便、土曜12便、日曜11便―とする。柳井港では最終便の出港時刻が早まり、平日と日曜が午後11時5分から同10時20分、土曜は午後9時40分から同8時30分になる。運賃の変更はない。

 同航路は船の定期点検のため1月末から両港発とも平日各12便などの臨時ダイヤで運航している。同社は再建策の一環として正規ダイヤを見直し、本格減便に踏み切る。概算で年約6千万円の燃料代カットになるという。

 ゴールデンウイーク(GW)の5月1〜5日は1日14便の臨時ダイヤで対応する。

 自動料金収受システム(ETC)搭載車の高速道路料金が休日上限千円になった昨春以降、航路の利用者は減少。同社は昨年10月、民事再生法適用を山口地裁に申請した。同社は「フェリーの利用台数を調査し、利便性は変わらないダイヤを目指した。理解を求めたい」としている。

139荷主研究者:2010/05/06(木) 23:29:34

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201004230059.html
'10/4/23 中国新聞
秋月―呉航路の廃止検討
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 江田島市は22日、江田島町の秋月港と呉市の呉港を結ぶ旅客船航路について、運航する大昭汽船(江田島市)が6月末での廃止を検討していると明らかにした。市議会全員協議会で報告し、田中達美市長は「航路を維持できるか早急に関係機関と協議したい」とした。

 市は、同社の昨年度の赤字が約2600万円に上り、航路廃止の申し入れがあったと説明。昨年3月に始まった広島呉道路の土日祝日の自動料金収受システム(ETC)半額割引の影響などで利用者が減少。今年4月から減便を実施したが、経営の改善につながらなかったとした。

 秋月―呉港間は平日12往復で、平均利用客は約360人。通勤通学や通院の利用が多い生活航路のため、田中市長は「7月以降も継続できる運航体系を模索したい」と説明した。

 大昭汽船は5月中旬にも中国運輸局へ航路廃止の届け出をする方針。浜崎英専務は「6月からの広島呉道路の無料化実験や第2音戸大橋開通などを考えた場合、赤字額は膨らむばかりで苦渋の決断」としている。

140チバQ:2010/05/14(金) 00:29:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100513-OYT8T00037.htm
大間―函館航路見えぬ進路  
赤字補填、新船建造…負担巡り紛糾


現在、大間―函館間を運航する「ばあゆ」(2008年10月、大間町のふ頭で)  大間―函館間のフェリー航路の存続に向けた議論が足踏みを続けている。昨年末、大間町と県、フェリー会社の3者で新造船建造の合意に至ったものの、新造船が運航するまでの財政支援などを巡って会社と町側の折り合いがつかず、建造費の負担など具体的な議論に入れないためだ。建造費の支援にも町議会からは懐疑的な声もあがり、会社の示した交渉期限の6月末が迫っても、打開策は見えてこない。(木瀬武、永野慎一)

 ■不満相次ぐ 

 「フェリー会社の言いなりだ」「町直営で運航したらどうか」

 4月30日の大間町議会全員協議会。金沢満春町長が、新造船就航までの財政支援を会社側が求めて譲らない事情を説明すると、町議から厳しい意見が飛んだ。

 町にとって、大間―函館フェリーは「命の航路」(金沢町長)だ。航路を使って函館に買い物に出掛け、病院通いする高齢者も多い。このため町は、フェリー会社が2008年9月に撤退の方針を打ち出して以降、赤字補填(ほてん)で協力することで運航をつなぎ留めてきた。今年も8月末までの運航と引き換えに、今年度予算に12月末までの補填分、6000万円(県が半分負担)を計上した。

 3者が合意した新造船の建造は、こうした急場しのぎの状況を脱却し、恒久的な運航手段を確保するのが狙いだ。フェリー会社は、新造船の投入で欠航便数を減らし、収益の改善を見込む。3者は合意後、船の規模や建造費の負担などの議論に入る予定だった。

 しかし、会社側は建造費負担に加え、新造船就航までの赤字補填を要求。これらが6月末までに決まらないと、9月以降の運航も確約できないと条件を突きつけた。12月末までの補填を計上して当面の運航継続を確信していた町議会は一声に反発を強め、町は、年末までの運航を今月14日の協議で確約させる構えだ。

 ■建造費は30億円 

 12月末までの運航を取り付けたとしても、新造船建造の具体的な枠組みが決まるまでには曲折も予想される。最大の懸案が多額の建造費の負担方法だ。次回14日の3者協議では、「ばあゆ」と同クラスの1500トン級と2000トン級の船が比較検討されるが、フェリー会社は「2000トン超が望ましい。年間の欠航数も半分以下に減る」との立場。ただ、建造費は約30億円とも言われる。

 町単独で負担する財政力はなく、対岸の函館市は財政支援には否定的だ。大間町の周辺自治体にも目立った動きは見られない。このため、3者間で負担割合を巡り、激烈な綱引きが起きるのは必至の情勢だ。

 「命の航路」の昨年の利用者は11万人で、06年から3万人減少。昨年度に町民が北海道の医療機関を受診した件数(国保ベース)は2400件で全体の1割超にとどまる。県幹部の一人は、「全国規模の日航とは問題の大きさが違う」と突き放す。

 町議会からは「12月まで運航継続してもらって、じっくり協議をすればいい」との声が漏れ始めている。

(2010年5月13日 読売新聞)

141荷主研究者:2010/07/06(火) 23:08:32

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/235723_all.html
2010年06/08 14:29 北海道新聞
サハリン航路、運航開始 稚内 昨年より10往復減少

コルサコフに向け、稚内を出港するアインス宗谷=8日午前10時

 【稚内】稚内とロシア・サハリン州コルサコフを結ぶ国際定期フェリーの今年の運航が8日、始まった。道内とサハリンを結ぶ唯一の定期航路だが、運航するハートランドフェリー(札幌)が需要減から来年以降の撤退や運航形態の変更を検討している。今年は9月17日までの4カ月間に昨年より10往復少ない28往復56便を運航する。

 同航路は1999年に就航し、夏季のみ運航。厳しい収支状態が続き、昨年は旅客が前年比2割減の4236人、貨物はサハリンでの石油・天然ガス開発が一段落したため、同8割減の904トンにとどまっている。

142荷主研究者:2010/07/06(火) 23:09:18

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/236007_all.html
2010年06/10 09:18 北海道新聞
国内最大級船 就航へ 太平洋フェリー苫小牧航路

 太平洋フェリー(名古屋市)は9日、苫小牧−仙台−名古屋を定期運航する「いしかり」の後継に、国内最大級の新造カーフェリーを投入すると発表した。来年3月に就航予定。

 船名は「いしかり」を継承する。現行「いしかり」(全長約192メートル、幅27メートル、総トン数約1万4千トン)が就航から約20年経過したため、新造船でサービス向上を図る。建造費は約110億円。三菱重工業の下関造船所で建造しており、今年8月に現地で進水式を実施した後、内装の工事を進める。

 新造船は全長約200メートル、幅27メートル、総トン数は約1万6千トン。旅客定員は783人で、トラックが184台、乗用車は96台まで積載できる。防振対策などで乗り心地も改善する。

 個室は現行の約2倍の147室。ステージが付いたシアターラウンジのほか、レストラン、展望大浴場も備えている。

143荷主研究者:2010/07/06(火) 23:24:46

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/178675
2010年6月17日 00:18 西日本新聞
九州・山口−韓国の旅客船 4年ぶり100万人割れ 09年度輸送人員

 九州・山口と韓国を結ぶ旅客船航路の2009年度の輸送人員が、前年度比20・7%減の約86万8千人で、4年ぶりに100万人を下回ったことが16日、九州運輸局の調べで分かった。輸送人員の減少は2年連続で、減少幅は過去最大だった。

 釜山‐博多、下関、対馬の3区間で高速船やフェリーを運航する6社を対象に調査。輸送人員の内訳は、韓国人が前年度比24・9%減の約53万9千人で、調査を始めた1990年度以降、最大の減少幅だった。日本人も同12・9%減の約31万人にとどまった。

 同運輸局が各社に聞き取り調査したところ、円高ウォン安で韓国人旅行者が減少傾向だったほか、09年春以降の新型インフルエンザの影響が大きかったという。

 ただ、09年12月以降はウォン安が落ち着き、韓国経済が回復し始めたことから、韓国人旅行者が増加。10年1−3月の輸送人員は、約26万8千人で前年同期比23・3%増だった。

 博多‐釜山間で高速船を運航するJR九州高速船(福岡市)は、「利用者はピーク時の7−8割程度まで戻っており、10年度は再び100万人台に回復するのでは」としている。

=2010/06/17付 西日本新聞朝刊=

144チバQ:2010/07/11(日) 23:24:36
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20100709ddlk23010192000c.html
選択の足もと:’10参院選/3 伊勢湾フェリー /愛知

三重県鳥羽市に向け、伊良湖港から出航する伊勢湾フェリー ◇高速無料化で打撃 「海の国道」に配慮求め
 三重県鳥羽市と田原市の伊良湖岬を結ぶ「伊勢湾フェリー」(本社・鳥羽市)の9月末での航路廃止が発表されて3カ月余り。伊良湖港の道の駅「伊良湖クリスタルポルト」のフェリー切符売り場に置かれた「航路存続を求める署名」用紙に、大勢の名が記されていた。

 静岡県湖西市の会社員、大橋郁夫さん(47)は「三重に親せきがあり、よくフェリーを使う。なくなれば高速で行くしかないが、(運転は)疲れますよね」と残念がる。三重県四日市市の会社員、生川末博さん(62)も「(廃止は)寂しい」と署名した。それでも、フェリーと高速道路と料金を比較した結果、高速道路の方が安く、「高速で帰ることにします」。

 渥美半島の田原市にはトヨタ自動車田原工場があり、市財政は豊かだった。しかし、2008年のトヨタショックで年間約70億円あった法人税が1割以下に減り、市政運営見直しを余儀なくされている。そこに航路廃止問題が浮上した。

 市内で旅館「角上楼」を営業する県ホテル旅館生活衛生同業組合田原支部の上村純士支部長は、「半島には主立った観光施設がなく、『フェリーで伊勢神宮や鳥羽水族館に行けます』とPRして宿泊してもらってきた」と話す。三重へ行けなくなれば、客が減るのは必至だ。伊良湖岬の土産物店店員、川崎和美さん(50)は「高速料金の割引で客がうんと減りました。フェリーがなくなれば、半島の先端で店を開く意味がなくなる」。

 フェリー利用客は、伊勢湾岸自動車道と東名高速道路の接続や、高速道路休日割引のあおりを受け、大きく減少した。09年度はピーク時の7割減の35万2921人。国の交通行政が打撃を与えた。

 昨夏、高速料金無料化を掲げた民主党が政権を奪取した。6月28日から伊勢自動車道(津−伊勢)が無料化され、フェリーを存続させるには、ますます厳しい情勢になってきた。

 伊勢湾フェリー航路は、「国道42号」と「国道249号」の海上区間。市商工観光課の伊藤康弘課長は「『海の国道』なのだから、国がきちんと面倒を見てほしい。高速道路だけ税金を使って安くするのはおかしい」と不満を漏らす。鈴木克幸市長は「何らかの公的支援は必要。交通体系の絡みも含め、国に要望したい」と訴える。フェリー存続には自治体による支援が避けられない。その自治体も不況下で疲弊し、国の交通行政の行方にかたずをのんで見守る。【丸林康樹】

145荷主研究者:2010/07/24(土) 14:46:39

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007070015.html
'10/7/7 中国新聞
呉桟橋のフェリー乗り場更新
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 呉市が進めていた呉中央桟橋(宝町)のフェリー乗り場を更新する工事が終わり、運用を始めた。

 広島―呉―松山航路のフェリー乗り場で、1971年に使用を始めて老朽化が目立っていた、車両乗り込み用の可動橋と係留施設を更新した。

 中央桟橋ターミナル前のロータリーも改良し、フェリーを降りた車両が北側の宝橋西詰交差点まで直進で出られるようにした。昨年6月に呉市阿賀と松山市を結ぶ呉・松山フェリー航路が廃止され、トラックの利用が増えているため、安全面に配慮した。

【写真説明】工事が終了した呉中央桟橋のフェリー乗り場

146チバQ:2010/08/21(土) 11:11:56
>>144
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100821/CK2010082102000140.html
田原市、安堵も「今後が大事」 伊勢湾フェリー存続決定
2010年8月21日

伊勢湾フェリーの存続について記者会見する(右から)鈴木克幸田原市長、福武章夫伊勢湾フェリー社長、小林清人三重県政策部長、山田周司愛知県地域振興部長、木下憲一鳥羽市副市長=三重県庁で


 伊勢湾フェリー(三重県鳥羽市)の鳥羽−伊良湖(田原市)航路の存続問題は20日、両県と2市が同社の経営再建へ財政支援をすることで10月以降の存続が決まった。地元田原市では歓迎ムードの一方で「フェリーが安定運航していくためには今後が大事」(鈴木克幸市長)と利用促進に気を引き締める声もあった。

 「とりあえずホッとした」と安堵(あんど)するのは田原市内で旅館を営む県ホテル旅館生活衛生同業組合田原支部の上村純士支部長。伊勢湾フェリーが経営難から航路の廃止を発表後、存続を求めて署名活動に携わってきた。「フェリーを取り巻く厳しさは変わらないと思う。今後はフェリー会社とも連携して観光のPRに努めたい」と話した。

 伊良湖港で魚介類の直売店を営む糟谷吉弘さん(55)は「航路廃止になれば伊良湖は島になっていた」と胸をなで下ろし「今後はフェリー会社も経営努力して利用客が増えるようにしてほしい」と要望した。

 2県2市による運航会社への財政支援は計2、3億円の助成になる見込み。神田真秋知事は「県としても掛け替えのない路線。行政による財政支援は県民の理解を得られると思う」と話した。

147チバQ:2010/08/24(火) 12:37:29
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100819ddlk15020002000c.html
焦点’10:「おおさど丸」故障 観光への影響懸念 佐渡汽船の対応に批判 /新潟
 ◇知事、再発防止要請
 新潟−両津間を結ぶ佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」がエンジン故障で欠航している問題は、お盆休みの帰省客や観光客を直撃し、大きな混乱を引き起こした。カーフェリーは残る「おけさ丸」だけでの運航が10月末まで続く見通しで、観光業界へのダメージや島民の暮らしへの影響を懸念する声が広がっている。佐渡汽船の危機管理態勢に批判が強まるなか、泉田裕彦知事は18日、同社の小川健社長を県庁に呼び、原因究明や再発防止を申し入れた。国土交通省も事態を重くみて、運輸安全委員会が原因調査に乗り出した。【小川直樹、磯野保】

 ◆船の老朽化

 「おおさど丸」の故障が判明したのは11日午後の航行中で、エンジンの出力を調整する減速機が破損した。詳細は調査中だが、減速機の中にあるスクリューの軸受けが焼けており、うまく回転させるために流し込む潤滑油が不足していたとみられる。

 1月に行った検査では異常はなかったという。ただ、「おおさど丸」は88年建造で老朽化が進んでおり、これが故障の遠因になった可能性もある。

 今後、減速機を取り外し、埼玉県のエンジンメーカーで修理する。しかし、部品も古く、汎用品でないため、新たに作る必要があり、修理を終えるまで時間がかかるという。

 佐渡市は別のフェリー会社の代替船を使うよう求めたが、岸壁や船橋に合う船を探すのは難しく、船員が安全に使いこなすには1カ月程度かかるという。

 ◆状況判断の甘さ

 同社は悪天候時の欠航は想定しても、1隻が長期間使えない場合のマニュアルは作っておらず、今回の対応は後手に回った。

 お盆休み中、「おおさど丸」は予約で満席だったが、「おけさ丸」も満席で、客を振り分けることができなかった。ターミナルはキャンセル待ちの客であふれ、冷房がないロビーで長時間待たされた。

 同社は12日午前から予約客に欠航を知らせる電話をかけ始めたが、遠方の客はすでに自宅を出ていた人が多く、欠航を知らないまま、乗り場に着くケースも。11日に連絡を入れ始めていれば混乱を軽減できた可能性もあるが、「故障のひどさが分からず、12日以降も運航できるかもしれないと考えていた」(同社幹部)と、状況判断の甘さが混乱を大きくした。

 また、小川社長は欠航後、12、14日に出社したが、13日は休暇をとり、15日もわずかな時間、社に顔を出しただけだった。トップの姿勢にも批判が集まっている。

 ◆「顧客第一を」

 県庁を訪れた小川社長に、泉田知事は「二度と起こしてはいけないこと。皆が痛みを受け、不満だけが残る対応は交通事業者としていかがなものか」と顧客重視を求めた。欠航後の社長不在についても「率先して社内を管理運営してほしい」と苦言を呈した。

 小川社長は報道陣に「利用客、関係者に多大なご迷惑をかけ、心からおわびします」と陳謝。佐渡観光への影響を抑える対策をとるほか、危機管理態勢を見直すと述べた。

 また、国交省は運輸安全委員会の原因調査とは別に、北陸信越運輸局が18日、同社の運航管理に問題はなかったか特別監査を行った。

 ◆キャンセル続出

 佐渡観光協会によると、旅館やホテルの予約のキャンセルは、13〜16日分だけで1000人を超えた。相川地区のホテル経営者は「お盆休み中、夜遅くに佐渡に着いたお客さんもおり、可哀そうだった。佐渡観光が下り坂をたどる一方なのに、どうしようもない」と佐渡汽船への怒りを隠さない。島内のスーパーによると、本土から輸送される食料品の到着遅れは、今も続いているという。

 今回の混乱が佐渡全体のイメージダウンにつながるとの不安が広がっているのを受け、佐渡市は19日、緊急対策本部を発足させ、観光や商工業への影響を協議するという。

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 ■ことば

 ◇佐渡汽船
 1913年設立。本社は佐渡市だが、実質的な本社機能は新潟市にある。航路は新潟−両津、寺泊−赤泊、直江津−小木の三つ。佐渡への観光客数減で業績は低迷しており、06年6月中間期に約15億5000万円の債務超過に陥り、現在も経営再建の途上にある。県が約4割の株式を保有する筆頭株主。09年の輸送人員は180万9500人。

148チバQ:2010/08/24(火) 12:38:24
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001008190001
フェリー故障社内管理に苦言
2010年08月19日

 新潟―両津間を結ぶ佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」が、エンジン故障で1カ月半以上の欠航を余儀なくされている問題で、泉田裕彦知事は18日、佐渡汽船の小川健社長に対し、エンジン故障の原因究明や社内の危機管理態勢の見直し、懸念される佐渡観光への影響を最小限にする対策などを申し入れた。


 この日、佐渡汽船から小川社長ら3人が県庁を訪れた。


 泉田知事は小川社長に再発防止を強く求め、「一番の混乱期に社長が不在だったと聞いている。率先して社内を管理運営していただきたい」と苦言を呈した。また、航空業界ではトラブルの際に乗客に補償する会社も多いことを引き合いに出し、「みんなが不便を被り、痛みも生じた上で不満だけが残る対応は、交通事業者としていかがなものか」と、問題提起した。


 小川社長は知事との面会後、利用者へ改めて陳謝を表明。記者団に「当面、秋の観光への懸念に、対策をしっかりやる」と述べ、長期欠航時の対応マニュアル導入などで再発防止を図るとした。


 エンジンの出力を調整する減速機の部品が焼けて破損したとされる故障時の現象について、本間悦郎副社長は「潤滑油が行くべき所に届いていなかった。あるいは不足していた」と述べた。詳しい原因の解明はこれからという。


 泉田知事は同日、国土交通省に対しても、おおさど丸の早期復旧に向けた迅速な対応と原因究明を要請。国土交通省北陸信越運輸局は同日、佐渡汽船に職員3人を派遣し、海上運送法に基づき、重大事故が発生した際の運航管理態勢をチェックする特別監査を行った。

149チバQ:2010/08/24(火) 12:39:47
http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201008170346.html
フェリー故障 佐渡汽船の対応後手、客うんざり
2010年8月18日


「おおさど丸」の欠航で両津港ターミナル内は他の船を待つ客であふれかえった=15日、佐渡市両津湊

 新潟―両津間を結ぶ佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」のエンジン故障による欠航は、お盆期間中の帰省客や観光客に大混乱をもたらした。同社は「予期せぬ故障だった」と偶発的な事故を強調するが、同社の対応が後手に回り、利用客の不興を買ったことは否めない。観光政策を推し進める佐渡市や業界からも「佐渡に観光客が来なくなるのでは」とイメージダウンを心配する声が出ている。

 「一番きれいなシーズンだと思ってわざわざ佐渡に来たのに、とんだ夏休みになった。もう二度と佐渡には来ない」。15日、群馬県内から訪れた男性(76)は、両津港ターミナルで丸一日、足止めを余儀なくされ、うんざりとした表情で話した。

 「おおさど丸」の故障が見つかったのは、11日の午後。航海中にエンジンの出力を調整する減速機の調子が突然悪くなった。1時間半遅れで到着した両津港で調べたところ、スクリューを回転させる軸に取り付けられた部品が焼けて破損していたという。

 同社は「これまでに例がない故障。1月に定期検査したときにも問題はなく、予期していなかった」。予備の部品は用意しておらず、新たに部品を発注する必要があった。この時点で、復旧のめどは立たず、船を長期間運休させなければならないことはわかっていた。

 しかし、翌日以降の対応は後手に回った。欠航で便数が半減したにもかかわらず、予約客を別の便に振り替える手段がなく、長い間キャンセル待ちさせた。予約客に欠航の連絡を入れなかったケースもあったという。一部を除き冷房がないターミナルで待つ客に飲み物などを配って回ったのは、同社ではなく佐渡市だった。

 さらにこのトラブルのさなか、小川健社長が夏休みを取っていたことも明らかになった。小川社長は、故障が起こった11日以降、13日は出社せず、混乱がピークとなった15日もわずかな時間、顔を出しただけだった。外部から招かれ、財務が専門の小川社長は「現場のことは副社長に任せており、電話で連絡を取り合っていた」と釈明したが、緊急時のトップの不在は同社の危機管理能力に疑問符をつけることになった。(川崎友水)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20100817-OYT8T01210.htm
宿泊キャンセル1000人超 佐渡
 佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」の欠航問題で、佐渡島内の宿泊施設への予約をキャンセルした観光客数が1000人を超えたことが17日、分かった。佐渡観光協会が13日〜8月末の予約状況を、約100か所のホテルや民宿から聞いた。17日には混雑はほぼ解消されたが、混乱を嫌った観光客が相次いで佐渡観光を取りやめたとみられ、キャンセル数は今後さらに増える見通し。

 また20〜22日に音楽イベント「アース・セレブレーション」を島内で開く和太鼓集団「鼓童」は、入場券を買ったものの来島できない観客を来年の同イベントに無料招待するなどの対応を決定。入場券の日付の振り替えも行う。

 一方、佐渡汽船は17日、未定だった23日以降の新潟―両津間フェリーのダイヤを発表。10月末までは1日4往復で新潟発が午前零時35分、同6時40分、午後零時40分、午後6時40分。両津発が午前3時30分、同9時40分、午後3時40分、同9時40分。また10月末までジェットフォイルの片道運賃を、通常の4割引きとなる3980円とする。

(2010年8月18日 読売新聞)

150チバQ:2010/08/24(火) 12:44:59
http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201008230411.html
佐渡市長、代替フェリー要請行脚 汽船側「確保困難」
2010年8月24日

 佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」がエンジン故障で欠航し、新潟―両津間のフェリー運航が1隻体制となっている問題で、佐渡市の高野宏一郎市長は23日、新潟市中央区の同社新潟事務所を訪れ、おおさど丸の修理が終わる10月下旬までの代替フェリーの確保などを要請した。だが同社の小川健社長は、報道陣を前に「すぐに使えるものの確保は難しい」と述べた。

 佐渡島の秋の観光シーズンは9、10月で、11月になると客足が落ちる。高野市長は、小川社長に「速やかに代替船を用意して頂きたい」と求めたが、小川社長はこの点には触れず「故障の原因を明確にして、再び起きないためのチェック体制を作りたい」と答えた。

 同社によると、おおさど丸の修理には約2カ月かかる。故障の程度が小さく、復旧が10月下旬より早まる可能性もあるとしているが、市の調査では、観光業のほか流通業、農林水産業、医療にかかわる幅広い関係者が代替船運航を望んでいるという。

 高野市長はこの日、県と国土交通省北陸信越運輸局も訪れ、支援を要請した。同局の勝海務次長は「全国の運輸局を通じて代替フェリーを探しているが、今はどこもかき入れ時で、確保は厳しい」と話している。(大内奏)

151チバQ:2010/08/24(火) 12:48:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100823-OYT8T01267.htm
大間フェリー 知事、財政支援の意向
新造船建造で地元要望
 大間―函館間のフェリー航路の存続問題で、下北地域の5市町村の首長らでつくる下北総合開発期成同盟会は23日、県庁で三村知事と会談し、県や大間町、フェリー会社の3者が合意した新造船の建造費について、県の財政支援を求めた。三村知事は「どのような支援ができるか検討していく」と支援に応じる意向を示した。

 3者は航路の恒久化には新造船が必要との認識で一致し、老朽化した現行船(1529トン)に代わり、輸送能力が同等以上の船を建造することで合意している。ただ、フェリー会社が求める現行より大きい規模にするかや、20億円以上とされる建造費を町以外がどの程度負担するかは決まっていない。

 町は過疎地域に割り当てられる過疎債を活用する方針だが、建造費は町の年間予算の半分以上の規模。会談に臨んだ大間町の竹内弘町議会議長は「県に腰を上げてもらわないときつい」と訴え、金沢満春町長も「町の持ち出しをできるだけ抑えたい」と県の支援を求めた。

 また期成同盟会として、「下北全体に必要な航路。県には特段の支援を」とする要望書も提出した。

 これに対し三村知事は「航路存続の願いは県としても重く受け止めている」とし、支援を検討することを伝えた。近く町とフェリー会社とのトップ会談を開くなどして、具体的な支援策を詰める考えだ。

 金沢町長は会談後、報道陣に対し、「前向きな回答が得られた。早い時期に結論が出ると思う」と県の支援に期待した。

(2010年8月24日 読売新聞)

http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100824ddlk02020002000c.html
フェリー:大間−函館間存続問題 「新船建造へ支援を」 5市町村首長ら要望 /青森
 ◇知事「努力する」
 大間−北海道・函館間のフェリー存続問題で、「下北総合開発期成同盟会」(会長・宮下順一郎むつ市長)を構成する大間町など5市町村の首長らが23日、県庁を訪れて三村申吾知事に新船建造への財政支援を要望した。県、大間町、事業者の津軽海峡フェリー(本社・函館市)の3者は近くトップ会談を開き、恒久運航へ向けた枠組みを決める見通し。【高橋真志】

 県庁では、宮下市長が「地域経済に根ざし大きな役割を果たしてきた航路。新船建造に特段の支援を」とする要望書を三村知事に手渡した。また、フェリーが発着する大間町の金沢満春町長は独自に同様の要望書を提出した。

 これに対し、三村知事は「重く受け止める。どのような支援ができるか検討し伝えられるよう努力したい」と応じた。

 要望書を手渡した金沢町長は記者団に対して「前向きな発言だったので大変力強く思う。できるだけ早い時期に会談を行いたい」と話した。

 県など3者は7月の事務レベル協議で、町が新船を建造して事業者が運航を行う公設民営方式で存続を目指す方針を確認した。新船は現行の「ばあゆ」(1529トン)の輸送能力を下回らない規模にする方針だが、20億円以上とみられる建造費の負担割合が焦点となっている。

 同航路を巡っては、08年9月に燃料高騰などを理由に事業者が撤退を表明。地元自治体や住民から存続を求める声が上がった。町が赤字補填(ほてん)することを条件に今年12月末までの暫定運航が決まっている。

152荷主研究者:2010/08/29(日) 13:23:51

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201008170033.html
'10/8/17 中国新聞
新フェリーで車の利用増加
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 尾道市の飛び地の浦崎町と、同市向東町を結ぶ市出資の第三セクター「歌戸運航」の利用客が増えている。4月に就航した新フェリーが、乗用車の乗降がしやすくなり、高齢者たちの利用を促進。2007年度以来の黒字となるペースだ。

 市が建造費約1億円を全額補助した新フェリーは船首、船尾のどちらからも乗降できるのが特徴。料金(普通車300円)は変わらず、運べる車は4台から6台に増えた。

 現金や回数券などで4〜7月の間、乗船した自転車や車などは2万786件。昨年同期比の1万8799件を上回る。中でも、軽乗用車を含む車の利用件数が大幅に増加した。昨年度は月平均2520台だったが、この4カ月は同2844台となっている。

 これまでのフェリーは船首部から乗降するしかなく、後進する必要があった。歌戸運航によると「運転に不安がある高齢者は乗船を敬遠していた」という。1998年発足の三セクで、2度目の黒字化も視野に入る。

 フェリーを利用すれば浦崎町から市街地まで約20分。浦崎地区社会福祉協議会の檀上和之会長(68)は「高齢者は陸路で市中心部へ行く人が目立っていたが、安心して利用できるようになった点が大きい」と話している。

【写真説明】新フェリーが好評で、利用客が増えている尾道市の歌戸運航

153とはずがたり:2010/08/29(日) 14:00:18
黒字は凄いな。
しかも陸路有るのに。

場所は此処
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=34.399029708507406&lon=133.24291673766115&z=16&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=34.41475046698&hlon=133.27793565856&layout=&ei=utf-8&p=

154荷主研究者:2010/09/04(土) 14:40:08

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201008270035.html
'10/8/27 中国新聞
国内最大級カーフェリー進水
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 全長199・9メートルの国内最大級のカーフェリー「いしかり」の命名・進水式が26日、下関市彦島江の浦町の三菱重工業下関造船所であった。巨大な船体が水しぶきを上げて進水する様子を、親子連れなど約1400人が見守った。

 フェリーは約1万6千総トン、最大速力約26ノット(時速約48キロ)。旅客定員は783人で、トラック184台、乗用車100台を積むことができる。

 太平洋フェリー(名古屋市)が1991年に名古屋―仙台―苫小牧港間の定期航路に就航した同社のカーフェリー「いしかり」の代替船として発注した。総工費約115億円。航海に必要な装備工事を経て来年3月に引き渡される。

【写真説明】関係者や見学者が見守る中、進水するカーフェリー「いしかり」

155荷主研究者:2010/09/23(木) 14:05:13

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003391399.shtml
2010/09/03 08:01 神戸新聞
たこフェリー、親会社が撤退へ 会社清算申し出る 

親会社が撤退の方針を固め、航路存続の岐路に立っている明石淡路フェリー=明石市中崎2

 明石‐淡路・岩屋間を運航する明石淡路フェリー(明石市中崎2、愛称・たこフェリー)の親会社のツネイシホールディングス(広島県福山市)が、出資する明石や淡路市など地元自治体に対し、航路の廃止と会社清算の意向を伝えていることが分かった。明石市は撤回を求め、同社が撤退した場合でも新たな出資者を探して航路を存続させたい考えだが、予断を許さない情勢だ。

 昨年3月から、明石海峡大橋を通る本四道路でも高速料金値下げが実施された影響などで、同フェリーの2009年度料金収入は07年度に比べて55%減、搬送台数も同60%減となり、10年度も1億円を超える赤字を見込む。

 ツネイシ社は「改善の兆しは見えず、資金面から事業継続は困難で、必要な資機材の購入や給与が支払えない事態も予想される」と判断。8月末、明石、淡路、南あわじ、洲本市に伝えた。

 申し出に対して明石市の北口寛人市長は「フェリーは地域の公共交通や観光資源として不可欠」として、市会議長との連名で撤回を要請する文書を提出。淡路市の門康彦市長も神戸新聞社の取材に「航路を存続させる手だてを考える必要がある」と述べた。

 同フェリーの大麻一秀社長は「撤退が決まったわけではなく、調整を続けている」としている。

 航路廃止や会社清算の決議は株主の3分の2の賛成が必要とされ、計34%の株を保有する4市が反対すれば決議は成立しない。近く、ツネイシ社と4市の関係者が今後の対応を協議する見込み。

 だが、4市のうち半数の株を持つ明石市は、同社が撤退方針を変えない場合、出資金(5600万円)の放棄を要請するとともに、新たな出資者を探し航路の維持を図りたいとしている。

 【明石淡路フェリー】2000年7月、明石海峡大橋の開通で廃業した明石フェリーの跡を継いで、明石市と淡路1市10町(当時)、甲子園高速フェリー(現ツネイシホールディングス)が出資して誕生した。現在、フェリー2隻を所有し、明石港‐岩屋港間に1日58便を運航している。

(森本尚樹)

156荷主研究者:2010/10/23(土) 14:17:25

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201010110015.html
'10/10/11 中国新聞
下関―韓国・光陽に新航路
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ttp://tohazugatali.web.fc2.com/transit/Tn20101011001501.jpg

 韓国・光陽市の光陽フェリーが同市と下関市を結ぶ国際フェリーの運航を決めた。早期就航を目指し、税関、検疫など下関港側の受け入れ体制の整備を待っている。就航すれば下関港の国際航路は4航路目。

 同社は既に定員790人のフェリー(1万5900トン)を確保しており、片道約10時間で週3往復の運航を計画。12月就航を希望している。下関港は現在、韓国の釜山港、中国の青島港、蘇州港との間でそれぞれフェリーが就航。新たな国際航路の開設には、国が税関、入管、検疫の体制を整える必要があるという。

 光陽市は韓国南部の人口約14万人の港湾都市。韓国政府は釜山港に次ぐ国際港として積極投資しているという。

157チバQ:2010/10/24(日) 17:01:44
岡山(在来線)倉敷(在来線)福山(バス)鞆の浦(船)尾道(新幹線)広島って
旅行を何年か前にしたけど、鞆の浦→尾道が1日3便くらいしか出てなくて
スケジュールに悩んだ記憶あり

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20101018-OYT8T01208.htm
瀬戸内クルーズ観光を
名所結び一度に楽しむ
 瀬戸内海の観光スポットを船で周遊するクルーズプランの開発に、四国4県などでつくる観光推進組織「四国ツーリズム創造機構」(高松市)などが乗り出している。瀬戸内と同様に名所が多く点在しているカリブ海やエーゲ海での船旅を参考にしながら、ツアーの提案を目指す。観光地を結んで一度に楽しめるようにすることで、観光活性化を図りたい考えだ。

 瀬戸内海は、小豆島や直島、歴史的景観が残る広島県福山市の「鞆の浦」など、人気の観光地に恵まれている。しかし、それぞれが離れており、現在運航している定期航路だと一度に多くの場所を見て回ることは難しい。また、国内のクルーズでは、夜間に瀬戸内海を通過してしまう船も多いという。

 そこで同機構は、瀬戸内海の複数の観光スポットに寄港する「クルーズ観光」を観光商品として開発できないかと検討。四国運輸局と連携し、県内外の有識者や旅行会社役員などが加わる委員会を発足させた。

 参考にするのは、海外でのクルーズ。カリブ海では、船内で宿泊しながら移動し、寄港先を観光するツアーの人気が根強いという。同機構は、地元へのより大きな経済効果を目指し、離島や瀬戸内沿岸地域で、観光だけでなく宿泊もしてもらうことを考えている。

 9月17日に開いた初会合では、11月をめどにモデルツアーを策定する方針を決めた。来年3月には、小型クルーズ船を使って、寄港先で観光、宿泊する2泊3日のツアーを試験的に実施するという。

 このモデルツアーでは、参加者の満足度や消費金額などを調査。分析結果を、旅行会社などに提供し、瀬戸内クルーズ観光の商品化や、新たな観光ビジネスの創出も目指す。同機構の平尾政彦事業推進本部長は「瀬戸内の多島美は世界に誇れる。ツアーが実現すれば、海外からの集客と、地元への経済効果が期待できるだけに、ぜひ実現してほしい」と期待している。

(2010年10月19日 読売新聞)

158チバQ:2010/10/27(水) 12:40:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20101026-OYT8T00196.htm
シークルーズが天草航路運休…新幹線に合わせ再開
 宇城市三角港と天草市本渡港を結ぶ定期航路・天草宝島ラインの運航会社「シークルーズ」(上天草市)は、12月1日〜来年2月末まで同航路を一時運休し、3月から再開すると発表した。

 同航路は、三角港に近いJR三角駅の列車発着時刻に合わせて運航。来春の九州新幹線鹿児島ルート全線開業でJRのダイヤ改正が見込まれるため、3か月間運休し、船便の編成作業や船体の整備、乗務員のガイド研修を行う。

 同社は「新幹線効果で、関西方面からの利用客が増えることが予想される。船旅をより満足してもらえる態勢を築き、天草の観光振興につなげたい」と話している。

(2010年10月26日 読売新聞)

159荷主研究者:2010/11/10(水) 23:53:15
>>139
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201010260049.html
'10/10/26 中国新聞
秋月―呉航路引き継ぎ決定
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 中国運輸局は25日、大昭汽船(江田島市)が運航する秋月港(江田島町)―呉港(呉市)間の旅客船事業について、バンカー・サプライ(広島市南区)への譲渡を認可した。10月末で航路廃止の危機にあったが、11月からの引き継ぎが正式に決まり、利用者や市民から喜びの声が上がった。

 運航はこれまでのダイヤを継続する形で、平日8往復。日曜祝日は運休し、運賃は大人片道500円に据え置く。同社によると、12月から11往復に増便を検討中という。横山恭治社長(55)は「利便性を高め、利用者増につなげたい」と話した。

 秋月港ではこの日、同社が利用者へ航路存続を伝え、回数券や定期券販売も開始。利用客が次々と買い求めた。通院などで月に10日は利用するという秋月地区の主婦石井ツヤ子さん(72)は「船がなくなったらと不安だったので、本当に安心した」と喜んでいた。

【写真説明】秋月港で利用者に航路継続を報告する横山社長(手前右)

160荷主研究者:2010/11/21(日) 13:49:35

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003601218.shtml
2010/11/12 06:30 神戸新聞
たこフェリー休止 日常利用者の4割「影響深刻」

 15日で運航を休止する明石淡路フェリー(明石市中崎1、愛称・たこフェリー)の利用者に神戸新聞社がアンケートを実施したところ、業務、通勤、通学、通院で同フェリーを日常的に利用している人の36%が、休止によって「深刻な影響がある」と答えた。こうした人の半数近くは休止後、代わりの移動手段として「淡路ジェノバラインを利用する」とした。

 アンケートは8日の午前5時から午後3時までの計19便の利用者(車両同乗者、同日復路利用者は除く)を対象に船上で実施し、462人から有効回答を得た。

 利用目的は、業務55人(12%)▽通勤50人(11%)▽通学24人(5%)▽通院21人(5%)▽観光・レジャー246人(53%)▽買い物・娯楽29人(7%)‐など。

 業務、通勤、通学、通院の日常利用者150人に運航休止について尋ねたところ、54人(36%)が「深刻な影響がある」、75人(50%)は「少なからず影響がある」と答え、20人(13%)は「ほとんど影響がない」と答えた。

 影響の内容(複数回答可)は、運賃負担が増える=62%▽移動時間が増える=40%▽転居を考えている=7%▽業務内容の変更・廃止を考えている=6%▽転校・転職を考えている=2%‐などだった。

 代わりの移動手段は、71人(47%)がジェノバライン、34人(23%)が自動車、16人(11%)が高速バスを利用するとし、25人(17%)は「未定」とした。航路の再開については、日常利用者の55%が「あらゆる手段で再開を」、31%が「できれば再開を」と求める一方、7%は「廃止もやむを得ない」と回答した。

(森本尚樹)

161荷主研究者:2010/12/05(日) 15:11:00

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201011230037.html
'10/11/23 中国新聞
秋月―呉航路、12月から増便
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 秋月(江田島市江田島町)―呉港(呉市)間で旅客船を運航しているバンカー・サプライ(広島市南区)は、12月1日から平日に増便し、休止していた祝日の運航も始める。中国運輸局が22日、同社の申請を受理した。

 現在の平日8往復を11往復に増便。祝日便を復活させて8往復を運航する。日曜は、これまで通り運休する。

 秋月―呉港間の航路は、10月末で前事業者が撤退を表明し、バンカー社が11月から引き継いでいた。同社によると、日曜便に関しても今後、小型船での運航を計画しているという。

162荷主研究者:2010/12/05(日) 15:11:27

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201011240018.html
'10/11/24 中国新聞
呉―今治の高速船航路変更へ
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 呉市の川尻港と愛媛県今治市の今治港間で高速船を運航している、せと観光ボート(呉市)は12月1日から、航路を呉中央桟橋―今治港へ変更する。平日1日3往復、土日祝日1日4往復の便数は、ともに1日2往復に減便する。

 新航路は呉中央桟橋―今治間を午前と午後に1往復ずつ運航。呉市の豊島、大長、御手洗を経由する。久比への寄港は利用客減少のため、とりやめる。四国運輸局へ船舶運航計画の変更を申請し、既に認可を受けた。

 せと観光ボートによると、2008年11月の豊島大橋開通後、航路の利用者が伸び悩む一方で、燃料費は高騰。減便で燃料費と人件費を削減し、広島市へのアクセスも便利な呉市中心部へ航路を変え、四国方面からの利用客増を見込む。

 2006年に大長―今治間で高速船の定期運航を始めた同社は、豊島大橋が開通した月から現在の航路に変えた。

163荷主研究者:2010/12/05(日) 15:14:01

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201011260013.html
'10/11/26 中国新聞
国内最大のエコフェリー進水
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 環境負荷を抑えた電気推進船「スーパーエコシップ」の進水式が25日、江田島市能美町の中谷造船であった。来年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に合わせ、鹿児島市と対岸の桜島を結ぶフェリー。同社のエコシップのフェリーは廿日市市の宮島―宮島口を結ぶ、みやじま丸に続き2隻目となる。

 桜島丸(1200トン)でエコシップのフェリーとしては国内最大。鹿児島市と独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)が発注した。

 全長57・3メートルで速力は約11ノット。旅客定員は車両搭載時が657人で、大型車9台、乗用車32台を積むことができる。総工費は約25億円。来年3月上旬の就航を予定している。

 推進力は電気モーターで回すプロペラ。船の前と後ろに360度回転するポッド推進器を備え、横や斜め移動もできる。中谷造船は広島大と共同で船形やプロペラの位置などを研究。支援機構によると燃費、二酸化炭素排出量とも最大12%の削減になるという。

【写真説明】進水するスーパーエコシップのフェリー桜島丸。桜島航路に就航する

164荷主研究者:2010/12/13(月) 01:13:54

http://kumanichi.com/news/local/main/20101130005.shtml
2010年11月30日 熊本日日新聞
三角港〜本渡港の定期船が運休 来年3月に再開

来年2月末まで運休する「天草宝島ライン」。本渡港発の最終便には約20人が乗船した=宇城市の三角港

 三角港(宇城市)−本渡港(天草市)を結ぶ定期船「天草宝島ライン」が、1日から来年2月末までの予定で運休する。

 運航するシークルーズ社(上天草市)は、来年3月の九州新幹線全線開業でJR三角線と接続する同航路の利用が伸びると予測。運休はそれに向けての“充電”で、使用船の改装、英語や韓国語での案内表記、記念撮影用パネルの整備などでサービス向上を図る。

 再開に合わせてダイヤ改正するが、1日3往復は現行通り。

 10月の一時運休発表後、同社には利用者から困惑する声も寄せられているという。11月30日の本渡港発最終便には団体客ら約20人が乗船。「運休は寂しいが、再開を楽しみにしています」としばしの別れを惜しんでいた。

 同定期船は昨年4月就航。利用者の6〜7割が観光目的という。同社は「新幹線開業は絶好機で、再開後は収支黒字化と合わせ、地域振興につながるよう頑張りたい」としている。(岡本幸浩)

165チバQ:2010/12/13(月) 01:21:43
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20101211ddlk40010381000c.html
北九州市:韓国フェリーの「休止」発表 イメージ低下懸念 /福岡
 韓国のフェリー運行会社「グランドフェリー」が10日、門司−韓国・釜山間の国際定期フェリーの「休止」を発表したことについて北九州市は「一時的な休止」との認識を示すとともに、イメージ低下を懸念した。

 市によると、同社は先月下旬「現行の船が大きすぎる。代替船が用意できるまで運休したい」と表明。市は「運休は社の信用問題になる」と再考を求め続けたが、方針を変えなかったという。

 同じ航路では08年就航の「MOJI LINE」(モジライン)が撤退している。市港湾空港局は「航路が何度も運休すると、イメージが悪くなる。今後は運休しないよう運行会社に働き掛けるしかない」とした。【平元英治】

〔北九州版〕

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/215198
下関−韓国・光陽にフェリー 来年1月下旬 就航目指す
2010年12月12日 06:01 カテゴリー:経済
 【ソウル神屋由紀子】山口県下関市の下関港と韓国南部の光陽(クァンヤン)港(全羅南道光陽市)間に初の旅客フェリーを就航させようと、韓国企業「光陽フェリー」(同市、金仲燮(キムジュンソプ)社長)と下関市が協議していることが11日分かった。来年1月下旬の就航を目指す。光陽港は釜山港に次ぐ韓国第2のコンテナ港。アクセスに時間がかかる九州・山口と韓国南西部が結ばれ、物流や観光客の増加が期待される。

 九州・山口を発着する日韓旅客船は現在、博多港など5ルートで、いずれも釜山港と結ぶ。全羅道(韓国南西部)から船舶を利用した日本旅行や貨物運搬の大半が釜山港を経由している。光陽市は、その需要を光陽港の利用促進につなげようと航路開設を目指して今年4月、参入企業を公募。下関−釜山間で定期的な水産物運搬の実績がある台林海運(釜山市)が名乗りを上げ、同社などが出資した「光陽フェリー」が5月に設立された。

 事業計画によると、使用する船は「光陽BEECH」(1万5971トン、定員740人)で、週2往復。下関港に月曜と金曜の朝に入港し、同日夜に出港する予定。同社は水曜の入港も要請していたが、下関市が現行の貨物取扱量から対応できないと回答したため、水曜のみ門司港(北九州市)など近隣港への寄港を検討している。

 光陽市周辺では麗水(ヨス)市が2012年の国際博覧会開催を控えており、九州などから観光客を呼び込む考え。貨物は韓国から農水産物や、韓国最大手の製鉄会社ポスコ光陽製鉄所が生産する鋼板などを日本へ輸送することを検討している。一方、日本から活魚運搬などの需要を見込んでいる。

 全羅道と結ぶ日韓航路は1990年4月から翌年8月まで博多−麗水間で旅客フェリーが運航したことがある。

=2010/12/12付 西日本新聞朝刊=

166チバQ:2011/01/04(火) 19:35:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/218817
高速貨物船 上海−博多便倍増へ 年内に週4便
2011年1月4日 06:18 カテゴリー:経済
 中国・上海と博多港を結ぶ高速貨物船「上海スーパーエクスプレス」(SSE)が、2011年中に週4便(往復)への倍増を計画していることが3日分かった。日中間の貨物量は増加傾向で、今後も堅調な伸びが見込まれることから新たに専用貨物船1隻を調達、2隻体制に増強する。運航スケジュールなどは3月までに具体化する方針。

 日本通運のグループ会社「上海スーパーエクスプレス」(東京)が現在週2便を運航するSSEは、陸上輸送で使うトレーラーの荷台をそのまま積み込む「RORO船」を使用し、上海−博多(約930キロ)を28時間で結ぶ。陸路はスピードの速いトラックなどで運ぶため、上海−東京の輸送時間は3日程度と、従来のコンテナ船の半分以下。運賃は航空貨物の3分の1以下に抑えている。

 現在の貨物は、日本への輸入はアパレルや生活雑貨、輸出は自動車部品や液晶関連などが中心。積載率は平均60%程度でまだ余裕はあるが、両国の経済関係強化を背景に今後もアパレルや自動車関連を中心に堅調な需要が期待されることから、利便性向上のために増便することになった。

 同社の試算では、博多−東京に鉄道を使って上海−東京を輸送する場合の二酸化炭素(CO2)排出量は、航空貨物で上海−東京を直送する際の約2%にまで削減可能。このため、地球温暖化対策を進める荷主のニーズもつかみたいとしている。

 2隻目には、20フィートコンテナで約220本を積載できる中古のRORO船(1万6千総トン級)を導入する予定。船舶取得後、改造作業などを終えて11年中に就航の予定。既に増便を見込んで、両国で営業活動を本格化している。

 同社の寺内昌弘社長は「SSEの利用拡大で、日本側のハブ(拠点)である博多港の活性化にも貢献したい」と強調している。

=2011/01/04付 西日本新聞朝刊=

167チバQ:2011/01/07(金) 22:59:51
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/219397
上海−長崎新航路 片道7000−8000円週3便 HTB計画
2011年1月7日 05:02 カテゴリー:社会 経済 九州 > 長崎

リニューアルオープンで活気を取り戻したハウステンボス。上海航路の就航で外国人旅行客の呼び込みを図る=昨年4月、長崎県佐世保市 経営再建中のリゾート施設ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)が今夏就航を計画している中国・上海と長崎を結ぶ新航路の概要が6日、判明した。HTBは先月、パナマに船を所有する会社を既に設立。欧州の複数の船会社と交渉に入っており、中古船で1500−1700人乗り、2万−3万トン級のクルーズ船を今月中にも購入し、HTB内に20億円程度を投じ運営会社を設立する。

 関係者によると、船の所有会社は「テンボスクルーズ」。公海上でカジノを営業するため、船籍をパナマに置く。同社の会長にはHTBの沢田秀雄社長が就き、社長には船舶関係の経営経験者が就いた。

 運営会社はHTBが100%出資して設立。親会社の旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)も機関決定後に追加出資し、資本金は合わせて20億−25億円を予定しているという。

 計画によると、船は上海を昼ごろに出港し20−25時間かけて長崎港(長崎市)に入港。乗客はバスでHTBに移動する。料金は航空運賃の3分の1以下の片道7、8千円、荷重制限も旅客機の3倍近い50キロ程度になる見通しだ。

 船内では、カジノや中国人向けのショーを実施し、九州の観光についても詳しく説明する。現地でのPRはHISが担当し、主に九州ツアーを販売。ツアーの最終日には長崎市内のホテルに宿泊する。

 7月の就航時には週に3便を運航し、将来的には毎日運航、年間50万人の利用を目指す。このうち約30万人をHTBに呼び込みたい考えだ。

 HTBの沢田秀雄社長は「かつて長崎が海外への窓口だったように、アジアの大航海時代の幕開けにしたい。地域経済への波及効果も期待できる」と話している。

=2011/01/07付 西日本新聞朝刊=

168荷主研究者:2011/01/17(月) 23:13:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110107/bsd1101070502001-n1.htm
2011.1.7 05:00 Fuji Sankei Business i.
新船建造で航路存続決定 大間−函館間

 青森県、同県大間町、津軽海峡フェリー(北海道函館市)の3者は6日、大間町と函館市を結ぶ航路について、老朽化している現在のフェリー(1529トン)に代わる新船を建造することなどで合意し、航路の存続が決まった。

 同航路は1964年に開始されたが、2008年に当時の事業者の東日本フェリーが経営環境の悪化を理由に撤退。町は「町民の重要な生活航路」として存続を求め、暫定運航として航路を引き継いだフェリー業者側は「正常な運航には新船が必要」と主張していた。新船は県の財政支援を受けて大間町が建造し、津軽海峡フェリーが運航する。

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2011/01/07/new1101070801.htm
2011/01/07 デーリー東北
大間-函館フェリー航路存続を正式決定

 大間―函館間のフェリー航路の存続問題で、青森県の三村申吾知事と大間町の金澤満春町長、津軽海峡フェリー(函館市)の隅田耕次専務は6日、県庁で会談し、老朽化した現行船「ばあゆ」に代わる新船を建造して航路を存続させることで正式合意した。町が建造し、同社が運航する「公設民営」の方式となる。東日本フェリー(同、2009年11月解散)が撤退を表明してから2年余りを経て、航路の存続問題はようやく一定の決着をみた。

 3者は非公開の会談後に記者会見し、合意内容を明らかにした。公設民営に加え、▽新船建造に対する県の支援▽県による大間港の改修▽新船就航までの赤字に対する町の支援―などで合意した。

 ただ、三村知事は県の支援について「建造費、町の財政見通しを勘案の上で、来年度予算の編成で検討する」として具体額を明らかにしなかった。

 建造費は27億円程度が見込まれているが、負担割合の目安なども一切示さなかった。

 13年度の新船投入を目指す町は現在、専門委員会で新船の規模、設備などを検討中。最終的な建造費など詳細は今後確定する。町は財源に過疎債の活用などを検討している。

 航路の存続に関して金澤町長は「フェリーは町民の生活航路であると同時に、本州と北海道を結ぶ重要なルート。存続できることにほっとしている」と安堵(あんど)の表情。隅田専務は「身を引き締めて安全運航を心掛ける」と話した。

 同航路は経営不振に陥った東日本フェリーが08年11月に撤退後、グループ会社の津軽海峡フェリーが、町と県による赤字補填(ほてん)を前提に暫定運航してきた。

169チバQ:2011/01/27(木) 22:46:30
http://mytown.asahi.com/areanews/yamaguchi/SEB201101240032.html
韓国・光陽からの定期フェリー就航 県内観光誘客に課題
2011年1月25日


初就航で下関港第1突堤に着岸した、韓国・光陽港を往復するカーフェリー「クァンヤン・ビーチ」=下関市東大和町1丁目


ホテルの一室のようなVIPルームなど5種類の船室を備えている


 韓国南部の光陽(クァンヤン)港と下関港を結ぶ新たな日韓定期カーフェリー「クァンヤン・ビーチ」が24日朝、下関市の下関港に初めて入港した。午前8時半、全長約150メートル、約1万6千トンの白い船体がゆっくりと着岸。定員約600人に472人が乗船していたが、下船した客のほとんどは九州方面に向かった。

 韓国南西部の主要都市光州(クァンジュ)市の会社員金道英(キム・ドヨン)さん(41)は家族と会社の同僚と一緒に利用した。金さんは「関釜フェリーが出港する釜山市に車で行くと3時間かかるが、光陽には1時間で着く。すごく便利だと思う」と喜んだ。

 海運会社の光陽フェリー(光陽市)が運航。光陽港を毎週火、木、日曜のいずれも午後10時に出て、下関港に毎週月、金曜、北九州市の門司港に毎週水曜のいずれも朝に着く。水曜は下関港での貨物取り扱いが混雑するため、臨時に門司港を使う。日本側からは下関、門司ともに午後8時半に出港する。

 下関港での発着は第1突堤が使われ、国際ターミナルにはバスで移動して入国審査を受ける。船室はVIP、スイート、デラックス、ファミリー、スタンダードの5種類。レストランや売店、免税店や大浴場を備えている。

 初入港の後、下関市港湾局の関係者の歓迎を受けた光陽フェリーの李鎮学(イ・ジンハク)理事は「新航路が活性化すれば、釜山を中心とする南東部だけではなく、(光陽市がある)南西部からの旅客が増えるとみられ、特産の農水産物も日本に運んでくることができる」と話した。

 一方、第1便の客は下船すると、ほとんどが大型バスに乗り込んで九州方面に向かった。下関市の中尾友昭市長は「県内を観光してもらうのが課題。周辺で土産を買い求めてもらえるよう努力していきたい」と話した。

 予約の申し込みや問い合わせは、日本総代理店のサンシャインフェリー(083・228・6300)へ。(崔采寿)

170チバQ:2011/01/27(木) 22:47:06
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201101250065.html
下関港、国内最多の国際航路 '11/1/25

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 韓国・光陽市と下関市を結ぶ国際フェリー「光陽フェリー」が24日、下関港に初入港した。下関市港湾局によると、下関港の国際定期航路は韓国の釜山港、中国の青島港、蘇州港との間に続き4航路目で、国内港では最多となる。関係者がセレモニーをして就航を祝った。

 午前8時半、下関港国際ターミナル(東大和町)の向かいの第1突堤10岸壁に光陽ビーチ号(1万5971トン)が入った。13団体472人が下船し、入国審査を受けるため、バスでターミナルに移動した。車両やコンテナの積み荷はなかった。

 船内であったセレモニーでは、市港湾局の梅野修一局長が「日本と東アジアをつなぐ、下関港の顔(と言える航路)となるよう期待する」とあいさつ。金龍沢(キム・ヨンテク)船長に花束と記念の盾を手渡した。

 フェリーは月、金曜の午前に下関港へ入港。その日の夜に光陽港に向け出発する。他の国際フェリーが集中し、税関・入国管理・検疫(CIQ)が混雑するため見送られた水曜は、2月末まで、釜山港との定期航路が運休中の北九州市・門司港に寄港する。ただし、門司港では旅客の乗降だけになる。

【写真説明】下関港に初入港した光陽ビーチ号

171チバQ:2011/01/30(日) 11:32:04
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110129/04.shtml
1月29日のながさきニュース
長崎新聞



離島在住障害者、車の航送運賃半額 五島、壱岐、対馬のフェリー

 五島、壱岐、対馬と本土を結ぶフェリー(5航路)を運航する3事業者は、離島に住む身体障害者らが車に乗ってフェリーを利用する際、自動車航送運賃を半額にする割引制度を2月からスタートさせる。県の離島航路対策事業の一環。航路によっては、片道1万円を超える割引となるケースもある。

 対象は身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を所持する島民で、車長5メートル未満の車まで。一部障害者は介護者が運転する場合を含む。

 例えば九州商船の福江と長崎を結ぶフェリーで5メートル未満の乗用車を利用する場合、正規の運賃は片道2万4360円。これまでは1200円の割引だったが、2月からは1万2180円の割引となる。

 県は、2009年末から始めた同対策事業で、高齢者や学生を対象にした各種割引制度を実施しており、車を利用する身体障害者向けでは、自動車航送運賃に含まれる運転者1人分の運賃を半額としている。しかし県新幹線・総合交通対策課によると、依然、経済的負担が大きいことなどから、身体障害者を対象にした割引の利用件数は91件(10年11月末現在)にとどまっていた。

 同課は「本土で自家用車を利用できずに不便を感じていた人もいたはず。通院やレジャーに活用してほしい」と期待を寄せている。

172モンクレール:2011/01/30(日) 18:51:24
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173荷主研究者:2011/02/06(日) 13:59:13

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/223297
2011年1月27日 00:27 西日本新聞
昨年の博多港 乗降87万人日本一 外国航路18年連続

 福岡市は、博多港の2010年の外国航路乗降人数(概況速報値)が過去最多の約87万3千人だったと発表した。中国・上海などを発着点とする外航クルーズ船の寄港回数が日本一の63回に増えたことや、円高ウォン安の影響で減少していた韓国からの定期航路の観光客数が回復したため。外国航路の乗降人数は、これで18年連続で博多港が日本一となる見込み。

 航路別でみると、韓国・釜山を結ぶ高速船とフェリーの定期航路が69万3千人(前年比20・7%増)、クルーズ船などの不定期航路が18万人(同190・3%増)。国籍別では、韓国人が40万6千人(同67・3%増)、中国人を中心とした「その他」が19万3千人(同154%増)と増えた一方、日本人は27万3千人(同13・8%減)と落ち込んだ。

 11年も外航クルーズ船の寄港予定が61回(うち中国発着は55回)あり、市は「今後も多く寄ってもらえるよう、外国語で応対できる人材の育成など受け入れ態勢を整えたい」としている。

=2011/01/27付 西日本新聞朝刊=

174チバQ:2011/02/19(土) 22:48:06
http://mytown.asahi.com/areanews/kagoshima/SEB201102180041.html
エコフェリー、桜島デビュー 3月から本格運航
2011年2月19日


鹿児島湾に到着した電気推進船「新桜島丸」=鹿児島市桜島横山町から


 桜島フェリーの新船「新桜島丸」(愛称サクラエンジェル)が18日、鹿児島市の桜島港に到着した。燃料の重油で発電機を回して電気の力で進む。九州新幹線全線開業を前に観光の目玉として同市が3月10日から本格運航する、「よりみちクルーズ」でデビューする。

 従来の船と大きさはほぼ変わらないが、かじを兼ねるプロペラが向きを360度変えられ、そのプロペラを船体の前後に各1基備える。かじもプロペラも前後に二つずつついていた従来の船に比べ水の抵抗が少なく、消費燃料や二酸化炭素の排出量を抑えられる。次世代船「スーパーエコシップ」に位置づけられる。

 1階から最上階の4階まで結ぶエレベーター、3階から4階に外に出ずにあがれる屋内階段、幼児や高齢者が横になれるスペースを備えるなど、観光客を意識した造りになっている。

 神瀬(かんぜ)灯標や大正溶岩原など鹿児島湾の眺望を楽しむ「よりみちクルーズ」は、昨年春と秋の2回、試験的に運航され好評だった。九州新幹線で訪れる観光客に楽しんでもらおうと、この新船も投入し、3月10日からは毎日午前11時5分発の1便が運航される。

 運賃は大人500円、子ども250円。車は3〜4メートルの場合で1420円(運転者1人の運賃を含む)。

175チバQ:2011/02/19(土) 22:58:44
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110218ddlk28020339000c.html
神戸−関空ベイ・シャトル:高速船値上げ 三セク、債務返済図る−−4月から /兵庫
 神戸市などが出資する第三セクター「海上アクセス」は、神戸空港と関西国際空港を結ぶ高速船「神戸−関空ベイ・シャトル」を4月から値上げすると発表した。利用客が増えていることから、値上げにより債務返済を図ることが目的。

 4月1日からの料金は、普通運賃1800円(現行1500円)▽障害者割引運賃900円(同750円)▽ポートライナーセット券1800円(同1500円)▽日帰り往復運賃2400円(同2000円)。小児は半額。シルバー割引運賃(同1200円)と往復割引運賃(同2700円)は廃止する。

 同社によると、利用客は07年度の31万人から今年度は39万人に伸びる見通し。同社は「昨年度は黒字決算だったが、航路の安定維持には債務の返済が不可欠。理解いただきたい」としている。値上げにより関空行きのリムジンバスとの価格差は縮まるが、乗客の約8割が利用する駐車場の無料サービスは継続するため、来年度の利用者数は約37万人と見込んでいる。【吉川雄策】

〔神戸版〕

176チバQ:2011/02/19(土) 22:59:48
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110217ddlk34040427000c.html
航路:広島港−切串に乗る 島を支えるフェリーに逆風 並走する道路の無料化 /広島
 南区と呉市を結ぶ広島呉道路(クレアライン、約16キロ)の無料化社会実験などの影響で、広島湾を並走する広島港−江田島・切串の航路は、旅客が前年より1割近く減った。同航路を運航する上村汽船(南区)のフェリーに乗船し、実情を取材した。【樋口岳大】

 平日の昼下がり。広島港発のフェリー1階「シルバー室」に女性(80)が座っていた。女性は江田島の北端、切串の近くに住み、週3回、フェリーで南区の病院に通う。足が悪く、長年通い慣れた病院で治療とリハビリに専念するためだ。「島には総合病院がなくバスも不便。船で広島市内に通院できるのはとても便利で、船がなくなったら困る」と語った。

 高齢化が進む江田島市。65歳以上の人口割合は32・8%で県平均(23・4%)を超える。現在約2万7000人の人口は04年の旧4町合併時から1割減った。

 人口減とともにフェリー利用者も「自然減」が続く。さらに昨年6月、広島呉道路の通行料(普通車全線で900円)が無料になり、車と人の流れが劇的に変わった。道路の交通量は1日約2万5000台に倍増した一方、フェリーは通勤や商用、自衛隊員らの利用が目に見えて減った。

 上村隆彦社長(55)は、高速道路にだけ極端に税金をつぎ込み、無料化する政策に異を唱える。「道路も船も同じ。使った人がお金を払う受益者負担が当然じゃないか」。このまま乗客が減れば、減便も考えざるを得ない。さらに数年後に第2音戸大橋が開通し、道の混雑が解消されれば、さらに乗客が奪われるのではないか。逆風が続く。

 海と島と空に抱かれながら30分。船は切串に着いた。ただ−−。上村社長の目にぐっと力が入った。「島の人の足はね、確保しなくちゃいけない。できるだけのことをやるしかない」。

 ◇島にあるものを生かそう−−上村汽船船長・奥本剛さん(38)
 「高速道路を安くすれば、どこにしわ寄せが行き、どれだけの人が困るかを考えないと」。高速道路割引・無料化政策を批判する静かな口調には、船員になって20年近く広島港−切串航路を守り、島の暮らしを支えてきたという自負がにじむ。

 江田島出身。幼いころから船が好きで船乗りを志した。船内で乗客の顔を見て手渡しで切符を売る。親しくなった乗客から「大変だろうけど頑張って」と声をかけられることもある。

 「日本陸海軍艦船研究家」という顔も持つ。江田島など広島湾周辺にあり、一般の人でも足を運びやすい44カ所の戦争遺跡を紹介した「呉・江田島・広島 戦争遺跡ガイドブック」(光人社)を09年に出版した。「今のままではいけない。島に今あるものを生かし、情報発信して人を呼び込まないと」。著書にはそんな思いも込められている。

177チバQ:2011/02/19(土) 23:00:53
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110219/trd11021914110010-n1.htm
たこフェリー、来月の運航再開断念
2011.2.19 14:08

 利用低迷で昨年11月から運航を休止している兵庫県明石市と淡路島を結ぶ第三セクター「明石淡路フェリー」(明石市、愛称・たこフェリー)が、当初予定していた3月中の運航再開を断念したことが19日分かった。同社は「(支援を要請している)株主の明石市との協議が十分に進んでいない」などとしている。

 たこフェリーは明石市の新たな支援を受けるため、昨年から同市と協議。しかし、北口寛人市長は昨年6月の同社との会談で、「赤字を補填(ほてん)する」と約束した議事録があるにもかかわらず、9月議会で発言を否定。12月の市議会で「虚偽答弁をした」と批判され、問責決議を受けた。北口市長は今年4月の市長選への不出馬を表明し、同社との協議も暗礁に乗り上げていた。

 たこフェリーの吉村静穂社長は産経新聞の取材に対して、「明石市との協議に十分な見通しが持てず、(3月の)運航再開は難しい。新市長と話し合い、運航再開の時期を改めて検討したい」と説明。運航再開の時期については「どんなに早くても今年の夏以降になる」と話した。

178チバQ:2011/02/19(土) 23:02:52
http://www.asahi.com/travel/news/OSK201102170052.html
今度はフェリー萌え? 苦境の2社、美少女キャラ採用2011年2月17日17時0分

 高速道路料金の値下げで客を奪われ、苦境にあえぐフェリー会社2社が、相次いで「萌(も)えキャラ」をPR役に抜擢(ばってき)した。萌えキャラをあしらったさまざまな商品がヒットを重ねているだけに、関係者の期待は大きい。果たして、集客の「救世主」となるか――。

 岡山県・宇野港と香川県・高松港を結ぶ「宇高(うたか)航路」を運航する「国道(こくどう)フェリー」(高松市)。宇野港にある宇野支店に入ると、直径約120センチの円形パネルが目に飛び込んできた。描かれているのは、水色のセーラー服を着た「うたかまりん」ちゃんだ。

 イラストがあしらわれたタオルを買った岡山市の男性会社員(31)は、「こんなキャラがあったとは知らなかった」。旅行で乗った松山市の主婦飯野郁子さん(57)は「萌えキャラはフェリー会社では珍しい」と話した。

 まりんは、地元出身者の思いから生まれた。

 1988年に岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ瀬戸大橋が開通し、乗客数が下がっていた国道フェリーは、2009年3月から始まった「高速道路休日上限1千円」で追い打ちをかけられた。昨年2月には同じ宇高航路に就航している四国フェリー(高松市)とともに事業廃止届を出す事態に。住民らの声に押され、両社とも撤回したが、厳しい状況が続いていた。

 そんな折の昨年4月、漫画家の八的暁(やまと・あきら)さん(42)が宇野支店を訪れ、「何かに役立ててください」と、フェリーを背景にまりんが敬礼するステッカーを手渡した。

 八的さんは宇野港がある玉野市出身。レース用バイクに張るステッカーのデザイナーなどをしてきた。廃業届け出のニュースを聞き、「港にフェリーが停泊する見慣れた景色」を失いたくないとPRキャラクターを考案した。

 同社はすぐに起用を決定。直後からステッカーやTシャツを製造して乗り場や船内で販売すると、グッズ目的で訪れる客も出始めた。同社は今年で運航50周年を迎える。近く、2人の姉「かれん」と「いおん」を加えた3人を「うたか3姉妹」としてホームページにPRキャラとしてデビューさせる予定だ。

 高速道路では4月から新たに「平日上限2千円」も始まる。宮脇幸次取締役は「集客のために一時的に運賃の割引をしたが、効果は短期間しか持たなかった。人気の萌えキャラでPRし、フェリーに乗ったことのない若い世代を取り込みたい」と期待する。

    ◇

 和歌山港と徳島港を結ぶ南海フェリー(和歌山市)も1月から、PR役に萌えキャラを採用した。和歌山育ちの高校1年生の少女との設定で、名前はまだない。今月には徳島側の新キャラクターも登場した。きっかけは、近畿運輸局の投げかけだった。

 南海フェリーも高速道路の値下げで打撃を受けた。09年4〜6月にフェリーに積載した乗用車の台数は約2万2800台で、前年同期から約25%落ち込んだ。このため同運輸局は、利用実態を調べるアンケートを提案。「キャラクター」の利用も持ちかけた。

 南海フェリーや徳島、和歌山両県などで作る協議会で議論し、「少女キャラで行こう」と決定。和歌山市内のイラストレーターにデザインを依頼した。

 アンケートは1月下旬から一部の便で実施され、今月19、20日で終了。回答と引き換えにイラストがプリントされた下敷きや缶バッジがもらえる。少女2人の名前も募集中だ。南海フェリーの担当者は「ゆるキャラよりもインパクトがある。アニメ人気もあるので、若年層がフェリーを知って乗ってもらうきっかけにしたい」と話す。(滝沢卓)

    ◇

 〈萌えキャラ〉 心がときめくような漫画やアニメのキャラクターを指す。過去には秋田県の農協が袋に萌えキャラをあしらった米を発売して注文が殺到したことも。昨年のベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の表紙にも描かれている。

179チバQ:2011/02/19(土) 23:03:57
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110215ddlk34040696000c.html
揺れる航路:/上 迫る「高速平日2000円」 /広島
 ◇事業者「国は共存策を」
 今月10日、東京・国土交通省。国が示した「平日上限2000円」の新たな高速道路料金案について、中国旅客船協会連合会の仁田(にった)一郎副会長(49)=瀬戸内海汽船社長=らが、池口修次・副国交相に訴えた。「フェリー、旅客船業界にとって余りにも厳しい。頑張ってきた航路も早晩、減船や減便、航路廃止をせざるを得ない状況に陥る」「橋(本州四国連絡道路)と船が共存できる抜本的支援を」。同連合会によると、副国交相は「フェリー利用者に迷惑がかからないようにする」などと答えただけで、政策面での具体的言及はなかったという。

 同連合会は新料金案が明らかになった昨年12月24日、四国、神戸両旅客船協会と連名で「抗議声明」を発表した。瀬戸内海の海上交通を担う事業者は「フェリー、旅客船の灯火が消える」とかつてない危機を募らせる。

 中国運輸局によると、本四道路を含む高速道路の「土日祝日上限1000円割引」が始まった09年3月以降、管内では、呉−松山、竹原−波方(愛媛県今治市)など8航路が廃止に。同連合会の森藤幹二事務局長は「燃料高騰で体力が弱っている時、とどめのような形で『1000円割引』が出た」。そこに4月から「平日上限2000円」が直撃する。国は1月末、他の高速から乗り継いだ場合、本四料金を500円とする方針も示した。

 人口減社会を迎え、島しょ部は過疎・高齢化が急速に進む。国は、高齢者らの移動手段確保のため、総合的な交通体系のあるべき姿を示した「交通基本法」案を今国会に提出予定で、来年度からは公共交通の支援方法も見直す。これまではバスや航路など交通手段ごとに国が支援していた。今後は県や市町の協議会が地域の実情を踏まえて、維持確保に向けた計画を策定。それに基づく支援となる。

 しかし、道路優先の国家政策が、航路事業者を追い詰める。仁田副会長は「新たな料金制度は、国として総合的な交通体系がどうあるべきかに全く触れられず、『切りがいいから』『受けがいいから』というだけで料金が決まっている」と批判。「県や市町が議論する前に、航路が消えてしまう」と警告する。

   ◇

 高速道路料金の値下げは、マイカーなどでの移動をしやすくする一方、競合する航路などは深刻な影響を受ける。4月から見込まれる更なる値下げを前に、海上交通の現場で何が起き、それに関わる人たちは何を思うのか。瀬戸内海航路の「いま」を報告する。【樋口岳大】

毎日新聞 2011年2月15日 地方版

180チバQ:2011/02/19(土) 23:04:39
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110216ddlk34040650000c.html
揺れる航路:/中 「ビジネス客、奪われる」 /広島
 ◇広島・呉−松山、高速道値下げで
 14日朝、雪の降る南区・宇品の広島港。松山行きフェリーの出発を乗用車の中で待つスーツ姿の男性は、南区の医療機器販売会社に勤務し、愛媛県などにある得意先回りに向かうところだった。高速道路料金が平日上限2000円になっても、出張にフェリーを使うか。男性は「会社からは経費節減を言われており、車で行く機会が増えるかもしれない」。一方、「疲れている時はフェリーがいい。フェリーは残してもらいたい」とも語った。

 平日上限2000円の新しい高速道路料金は、本州と四国、九州を直結する航路に大きな打撃を与える。宇品に本社を置く瀬戸内海汽船。広島・呉−松山でフェリーを1日10便(所要時間2時間40分)、高速船(同最短1時間8分)を14便、石崎汽船(松山市)と共同運航する。かつては年約70万人、車両約7万台を運んだが、09年3月に本州四国連絡道路と高速道路で「土日祝日上限1000円」の割引が始まった後、旅客は約1割減った。

 両社とも高速道路への対抗策として09年2月から、土日祝日のフェリー料金(車と運転手1人)を、広島−松山の普通車で1万1700円から8000円に値下げする「ホリデー割引」を実施。高速船も6900円から6500円に値下げした。しかし、1000円高速の影響は余りに大きく、同7月からは毎日割引料金にする「毎日ホリデー割引」に踏み切った。

 広島、愛媛両県は緊急措置として09年度から、年間計約3500万〜3700万円の港湾施設使用料を免除したが、今年度でいったん終了する。湯崎英彦知事は1月31日にあった本四道路料金の調整会議で「国の料金政策で航路が影響を受けている。国が責任を持って対応すべきだ」と発言したが、国土交通省から具体的な返答はなかったという。

 瀬戸内海汽船の油目剛総括課長は、本四道路が平日上限2000円になれば「ビジネス客がかなり取られる」と懸念する。平日に広島市から松山市へ高速道路で移動した場合、所要時間は3時間程度、料金は国の想定通りなら上限2500円。料金だけなら道路の「圧勝」だ。

 同航路は広島、松山両市を直結する利便性から、観光や商用、帰省のほか、四国から広島へコンサートを見に行く若者らも利用する。それゆえ、大量輸送を支える「海の国道」と呼ばれてきた。その「国道」が国策に揺さぶられ、窮地に立たされている。【樋口岳大】

毎日新聞 2011年2月16日 地方版

181チバQ:2011/02/19(土) 23:05:18
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110217ddlk34040388000c.html
揺れる航路:/下 「国策」で暮らし圧迫 /広島
 ◇船員に雇用不安
 「道路偏重政策に断固反対。公平・公正な交通体系の構築を」。瀬戸内海の航路で働く船員たちでつくる労働組合「全日本海員組合中・四国地方支部」の組合員ら約120人が今月4日、南区・宇品で「決起集会」を開き、拳を突き上げた。

 鴨頭明人(かもがしらあきと)支部長(51)があいさつに立った。「高速道路の料金割引や無料化社会実験で、航路が相次いで廃止に追い込まれている。国の主導で、国民の勤労を剥奪し、生活権をも侵害するものであり、断じて許されない」

 産別労働組合である同労組には全国で約3万3300人が加入。中・四国地方支部(南区)は竹原市−山口県周南市などをカバーし、1250人が加入する。同労組によると、本州四国連絡橋児島−坂出ルートが開通した88年以降、瀬戸内海の船員ら約3700人が職を失った。

 高速道路「土日祝日上限1000円」割引が始まった09年3月以降、同支部管内でも、呉−松山のフェリー航路などが相次いで廃止に。一つの航路がなくなれば、そこで働く人が数十人単位で職を失う。同労組は、貨物運搬の内航海運も含めて再就職を支援するが、景気低迷の中、仕事の確保は容易ではない。

 何とか維持している旅客船・フェリー航路も、多くの労働者が賃金カットに耐え、職場は安全運航ができるギリギリまで人員が削られている。そこに4月、高速道路「平日上限2000円」が直撃する。鴨頭支部長は「経営者の体力がどこまで持ちこたえられるか、船員さんとその家族を含めれば、相当数が路頭に迷うという厳しい結果が来るんじゃないか」。春闘に備えて船を回ると、組合員からは「雇用が第一」との叫びが聞こえる。

 鴨頭支部長自身、かつては三原−愛媛県今治を運航するフェリーの船員だった。99年のしまなみ海道開通で航路が廃止され、職を失った。架橋の料金収受業務に転職した仲間たちは、高速道路が無料化されれば、再び職を失うことになる。

 「職を奪うな」。切実な訴えをかき消すように、国は16日、大幅に値下げした新たな高速道路料金を正式発表した。国の道路政策の「負」の部分が船員たちの生活を押しつぶそうとしている。【樋口岳大、星大樹】

毎日新聞 2011年2月17日 地方版

182チバQ:2011/02/19(土) 23:05:58
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001102170005
伊勢湾フェリー利用促進策
2011年02月17日

●旅行企画・パンフ作製盛る


 鳥羽港(三重県鳥羽市)と伊良湖港(愛知県田原市)を結ぶ伊勢湾フェリーの利用促進策などを検討する鳥羽伊良湖航路活性化協議会は16日、鳥羽市で会議を開き、2013年度までの地域公共交通総合連携計画案を承認した。
 協議会は昨年12月と今年1月に利用者へのアンケートや観光事業者への聞き取り調査を実施。利点として陸路に比べて「早く着く」「渋滞がない」という声が多かったが、船室や船内の売店、トイレなどの改善を求める意見や「料金が高い」「待ち時間が長い」という批判もあった。
 協議会は、年間35万人の利用目標を掲げていて、計画案には、旅行商品の企画や幹線道路沿いへの誘導看板の設置、操舵(そうだ)室の見学会、鳥羽ターミナルのバリアフリー化、伊勢志摩地方と東三河地方の情報を盛り込んだパンフレットの作製などの事業が盛り込まれた。具体的な数値目標は示されなかった。
 3年間の総事業費は約9千万円を見込み、2県2市で負担する。鳥羽、田原両市は21日〜3月6日、パブリックコメントを募る。3月22日の協議会で計画を確定させる予定。

183チバQ:2011/02/23(水) 01:11:43
>>162
http://mytown.asahi.com/areanews/ehime/OSK201102210135.html
今治―呉航路を廃止へ せと観光ボート「採算割れ」
2011年2月22日

 今治港(愛媛県今治市)と呉港(広島県呉市)の間を高速船で運航している「せと観光ボート有限会社」(本社・呉市、森忠幸社長)は、呉―大長(おおちょう)(呉市・大崎下島)間を3月23日で、大長―今治間を8月21日で廃止することとなった。21日、四国運輸局が事業廃止届を受理した。これで呉と今治を結ぶ定期航路はなくなる。

 同社は定員43人の高速船(18トン)で、大長を含む島しょ部3カ所に寄港し、今治―呉間を2往復している。2008年11月に豊島大橋(呉市)が開通したことなどから、乗客が減少。昨年12月には、呉側の発着港を川尻港から呉港に変更したり、減便したりしたばかりだった。

 同社は「1カ月当たりの平均乗船者数が、採算ラインの半分の約250人にしかならず、これ以上続けることができなかった」としている。これで、同社の定期便は全てなくなる。(寺門充)

184チバQ:2011/03/03(木) 00:11:35
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110302ddlk46020540000c.html
山川根占航路撤退問題:1年ぶりに再開 夏に本格運航へ /鹿児島
 昨年2月末で運航休止していた山川根占航路が1日、再開した。定員12人の小型船を使った暫定運航。夏ごろには約90人乗りの新造船が完成し本格再開される見通し。

 第1便は午前8時、小型フェリー「なんきゅう2」(19トン)が山川港(指宿市)を出発。定員の倍の24人が集まったため補助船(18トン)に分乗した。約40分後、対岸の根占港(南大隅町)に入港。町民や関係者ら約100人が出迎え、桟橋でくす玉を割って再開を祝った。船を降りた客には同町からミニトマトのジャムやドレッシングの特産品が贈られた。

 午前9時の根占発第1便には次々と客が乗り込み、鹿屋市の上薗智子(さちこ)さん(73)は「再開を心待ちにしていた。友人と一緒に砂蒸し温泉に日帰りで行ってきます」と喜んでいた。

 1日4往復。運賃は中学生以上700円▽小学生400円▽未就学児無料。車両運賃は2100〜5300円。【新開良一、福岡静哉】

185チバQ:2011/03/03(木) 21:58:54
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201103030052.html
隠岐航路、新高速船が就航 '11/3/3

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 島根県と隠岐郡4町村でつくる隠岐広域連合は、隠岐航路に新高速船を就航させる。現行船の老朽化に伴い、2013年度に更新する。

 同航路では、1998年就航の現行船「レインボー2」が13年度中の引退を予定する。隠岐広域連合は中古の高速船「ジェットフォイル」(170総トン)を後継に充てる計画で、国内業者と交渉を進めている。

 12年度中に購入し、内外装を改修。ダイヤや便数などの運航計画を固め、収支見通しを策定する。隠岐汽船(隠岐の島町)に運航を委託する。

 同航路は、本州側の七類港、境港と隠岐諸島の各港を結ぶ。県地域振興部は「生活航路の維持に加え、観光促進にもつなげる」としている。

186チバQ:2011/03/03(木) 22:02:25
http://mytown.asahi.com/areanews/mie/NGY201103020013.html
旅客船来ないまま…6億円の宇治山田港ターミナル解体
2011年3月3日


解体工事が始まった宇治山田港旅客ターミナル施設=伊勢市下野町

 中部空港との海上アクセス事業の拠点として、伊勢市が約6億4500万円を投じて同市下野町に建設した宇治山田港旅客ターミナル施設で2日、本格的な解体工事が始まった。2013年の神宮式年遷宮に向け、観光客誘致の目玉だったはずが、完成からわずか3年で、旅客船の利用がないまま姿を消す。

 「ガシャ、ガシャ、ガシャーン」。2日朝、木造平屋建て約380平方メートルのターミナル施設の上屋部分の解体工事に着手し、大型の重機が屋根や壁などを次々と壊していった。

 2008年4月に待合室や駐車場、浮桟橋などを建設。しかし、その2カ月前に運航事業者が、燃料費の高騰などを理由に事業から撤退し、船舶の就航見通しがないまま、施設は放置されていた。

 その後、浮桟橋に使用した中古台船の安全性に問題があるのも発覚。海上アクセス事業の賛否が争われた09年11月の出直し市長選で、事業推進を訴えた前市長を破り、初当選した鈴木健一市長が公約通り事業中止を決定。施設の有効活用を断念し、取り壊すことにした。

 建設費約6億4500万円が無駄になったほか、解体費約6100万円の税金を使い、8月までにすべての解体工事を終了させる予定。

187チバQ:2011/03/06(日) 03:03:19
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110304/hrs11030402290001-n1.htm
尾道に「ビジター桟橋」 海から訪れる観光客に対応 広島
2011.3.4 02:29
 ■ヨット、ボート10隻係留

 ヨットやボートなどで海から尾道に訪れる観光客らに対応するため、尾道市土堂の岸壁で浮桟橋「尾道中央ビジター桟橋」の建設工事が進んでいる。3月末の完成で、「尾道みなと祭」初日の4月30日にオープンの予定。尾道水道では初の公営ビジター桟橋で、地元は7月の「海フェスタ」を機に海のにぎわい創出に期待している。

 ビジター桟橋が整備されるのは、尾道商工会議所東側(通称・住吉浜)で、旅客船が利用する中央桟橋に接するエリア。ヨットやボート、クルーザーが一度に計10隻、係留できる。県が昨年秋から本格工事に着手、3月末の完成を目指している。工費は1億2千万円。

 県東部建設事務所によると、尾道水道では平成21年度、ヨットやボート、クルーザーの利用が計250〜260隻あった。これらの小型船は現在の中央桟橋を利用しているが、同水道を通過するフェリーや貨物船などの波を避けるため、同桟橋の陸側に回って係留するなどしていた。

 このため、同商議所や市が、ヨットやボートなどが安全に係留できるビジター用の桟橋整備を要望していた。完成後は市に維持、管理が委託される。同事務所三原支所の北嶋敏之港湾建設官は「地元で十分にアピールして活用してもらえれば」と話した。

 同商議所では31日まで同桟橋の愛称を募集。最優秀賞は5万円相当の商品券。問い合わせは同商議所内の愛称募集係((電)0848・22・2165)。

188荷主研究者:2011/03/06(日) 13:27:28

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102170003.html
'11/2/17 中国新聞
橋開通後も生活航路の灯守る
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 愛媛県上島町の生名橋(515メートル)が6日に開通して10日余り。尾道市因島から上島町役場のある弓削島へのフェリー便が競合する家老渡フェリー汽船(因島三庄町、吉梅干夫社長)は「生活航路を守る」と減便はせず、運航を続ける。

 午前7時15分、弓削島の上弓削港から因島三庄町の家老渡港に着いたフェリー。バイクの通勤者がどっと下船する。乗り込むのは上島町の建設現場に向かう人たち。弓削商船高専へ自転車通学する学生もいる。上弓削地区にある温浴施設利用者の半数を占める因島の人もほとんどが、この航路を使う。

 生名橋の開通で因島から弓削島へは、最短の生名島へ公営渡船のフェリーで渡り、橋伝いに行けるようになった。「車は2割ぐらい減ったかもしれない。しかし、定期券利用者を中心にダイヤの維持を望む声が強かった」と家老渡フェリー汽船の吉梅栄二専務(41)。

 生名橋の開通に先行して運賃を2割下げたが、1日31往復は維持した。「減便して補償を―という選択肢がないわけではなかった。だが、島人の生活に不便をかけ、客離れが進む」と同専務。「2航路で競争することがサービス向上につながる」と強調した。

【写真説明】フェリーから下船するバイク通勤者たち(16日午前7時15分、因島三庄町の家老渡港)

189チバQ:2011/03/19(土) 10:13:22
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/278896.html
青函航路に貨物殺到 トラック数百台がフェリー乗船待ち(03/17 10:39)
青森へ向かう順番待ちのトラックが並ぶ津軽海峡フェリーのターミナル
 【函館】太平洋航路のフェリー欠航で、道内から東北地方への輸送経路として函館−青森間のフェリー航路にトラックが殺到している。函館港ではトラックのキャンセル待ちが数百台と、乗船まで丸1日はかかる状態だ。

 青函航路は津軽海峡フェリー(函館)と青函フェリー(同)が、1日8往復ずつ運航している。16日夕、キャンセル待ちのトラックは津軽海峡フェリーで300台、青函フェリーで100台を超え、さらに増えつつある。

 震災後、札幌まで荷物を運び、岩手県一関市に戻るという運送会社社員の山口大輔さん(31)は「キャンセル待ちが300台と聞いて驚いた。戻ったら救援物資を運びます」。

 乗船まで18時間待った青森県八戸市のトラック運転手水野久夫さん(48)は「八戸では家畜の豚用の餌が底をつき、函館に来た。早く運ばないと」と焦る。東北の餌の供給拠点は八戸市などにあり、壊滅状態だという。

 JR貨物は15日、青函トンネルの貨物列運行を再開したが、1日20往復のうち運行するのは日本海回りの関西方面への4往復だけで、物資運搬手段として青函航路の重要性が続きそうだ。

190荷主研究者:2011/03/20(日) 13:44:23

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102220032.html
'11/2/22 中国新聞
西能美航路市営フェリー撤退
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 江田島市公共交通協議会は21日、市西部の各港と広島港(広島市南区)を結ぶ西能美航路で、4月に市営フェリーを撤退させる方針を決めた。一方で市営高速船は昨年10月からの増便を継続し、車を利用しない高齢者たちへの利便性を一定に保った。広島呉道路の無料化などで利用者が減少し、合理化はやむを得ないと判断した。

 同協議会は昨年10月から、中町(能美町)―高田(同)―広島港の市営フェリーを休止。一方で同区間の市営高速船を1日20往復から27往復に増便する実証運航を進めている。

 同じく実証運航をしている芸備商船の三高(沖美町)―大須(江田島町)―広島港のフェリーは、4月以降も実証運航の1日16往復を変えずに継続することにした。市営を廃止し、フェリー航路を一本化することで存続を図る。

 同協議会は実証運航の状況を踏まえ、燃料の高騰に加え、利用者の減少は避けられないと判断。実証運航の前に戻せば、さらに収支の悪化が予想されるとした。また、昨年12月の利用者アンケートでは、サービスについては全般的に満足度が向上したとの結果が出ているという。

191チバQ:2011/03/21(月) 16:30:23
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/279697.html
日本海航路に物流集中 苫小牧東港 続く満車 目的地遠く(03/20 08:55)

フェリーに載せる車両で混み合う苫小牧東港。キャンセル待ちも多い=18日午後7時40分(中村祐子撮影)
 【厚真】東日本大震災の発生以降、北海道と本州太平洋側を結ぶフェリー航路が復旧していないことで、人や物の往来が滞っている。18日、輸送が集中している日本海航路フェリーが発着する胆振管内厚真町の苫小牧東港を訪れ、復興の仕事が待ち受ける東北へ戻る会社員、トラック運転手らの声を聞いた。(経済部 幸坂浩)

 夕暮れ時、港に面した同港駐車場には午後7時30分発の秋田・新潟行きを待つ約300台のトラック、シャシー、作業用車両などがずらりと並んでいた。

 ガス管工事の機材などを積んだワゴン車の運転席に、作業衣を着たJFEエンジニアリング東北支店勤務、成田孝則さん(56)=宮城県多賀城市=の姿があった。「14日に支店と電話が通じ、とにかく帰ってこいと指示が出た。まだ、これからの仕事は分かりませんが…」。ガスや水道などが止まった地元では、復旧に向け技術者が多く必要になる。

 成田さんが同僚3人と仙台発苫小牧行きフェリーで北海道入りしたのは2月中旬。札幌で請け負ったガス管工事を続けてきたが、帰還指示を受け、札幌の工事は18日午前までとし、あとは協力会社に任せることになった。震災で太平洋航路は既に運休。混雑する日本海航路の予約をとれたのが18日の便だった。

 4人はワゴン車とトラックに分乗し、車には救援物資も積んである。地元に持ち帰るため札幌で箱単位で買ったカップラーメンや、道内の協力企業からの差し入れのミネラルウオーターのペットボトルなどだ。幸い、成田さんの家族は無事だが、自宅は浸水し妻の知人宅に移った。「被害の様子を自分の目で確かめたい。きっと想像以上にひどいだろう」と静かに話した。

 秋田・新潟行きを運航する新日本海フェリーなどによると、太平洋航路の欠航に加え、JR貨物の盛岡以南が復旧していないこと、被災地支援に向かう自衛隊車両などを優先する事情も重なり、日本海航路は混雑で満車、キャンセル待ちが続いている。

 18日の便もシャシーを含めトラック170台、作業用車両や乗用車120台で満車に。積み込みに時間がかかり、出港は50分遅れた。キャンセル待ちはトラックと乗用車合わせて約70台を数えた。

 茨城県から来た運転手木村泰裕さん(27)は、道内への輸送は今回が初めて。震災後、新潟−小樽便で牛乳やジュースを入れる紙パックを運び込み、空荷で本州へ戻る。「紙の輸送に普段は貨物列車を使う。運休中だったのでトラックで運ぶことになった」と話す。

 仲間の30台と一緒に関東から札幌で開かれるコンサート用機材を運んできたトラック運転手(48)は、14日に新潟−苫小牧便で道内に入ったが、フェリー乗船中、公演中止の知らせを受けた。すぐに新潟へ戻る便を予約したが、18日の便がやっと5台分だけ取れたという。せっかくの北海道往復が無駄足になり「仕事にならないよね」と疲れた表情で話した。小樽港で日本海航路のフェリーのキャンセル待ちをしている仲間もいる。

 本州では、軽油不足に伴う給油制限が運転手を悩ませるという。水道用機材を釧路で降ろして長野へ戻るトラック運転手、大竹政則さん(52)=長野県松本市=は「1回に50〜100リットルしか入れられず、何度もこまめに給油せざるをえない」とこぼし、こう続けた。「状況は確かにつらい。でも、こんな時だからこそ、しっかりものを運ばなければ」

192チバQ:2011/03/21(月) 16:31:09
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110319ddlk01040319000c.html
東日本大震災:トラック、港に殺到 滞る支援物資運送 /北海道
 ◇フェリー航路、キャンセル待ち500台
 震災に伴う苫小牧−大洗(茨城)間など太平洋航路の再開見通しが立たない中、函館−青森間のフェリー航路に乗ろうとするトラックが港に殺到している。キャンセル待ちが500台近くに上り、被災地への支援物資運送は本州を目の前にして滞りがちだ。

 青函航路は津軽海峡フェリーと青函フェリーがそれぞれ1日8往復しているが、函館側からのキャンセル待ちの車両は18日、津軽海峡フェリーで約300台、青函フェリーでも約150台に達した。

 主要航路が失われたため、函館のターミナルには、日本海側経由で首都圏に生鮮食料品を運ぶトラックや宅配便など、さまざまな車が集まる。津軽海峡フェリーによると、船に乗る約半数は、あらかじめ予約していた被災地以外に向かう車。救援物資を運ぶトラックはキャンセル待ちの中では優先しているが、キャンセル待ちの約9割が救援のトラックのため実質的な先着順になっているという。

 被災地に仮設トイレ10台を運ぶため、フェリー待機場で丸1日以上待っている札幌市の運転手、村井和也さん(56)は「一刻も早く届けたいので、待っているのがつらい。夜中の便には何とか乗りたい」。カップめんや水などを積んでいる旭川市の運転手(36)は「船はここだけ。待つしかない」と、あきらめ顔だ。

 一方、川崎近海汽船は同日、運休中の苫小牧−八戸(青森県)間に代わって、苫小牧−青森間の臨時便を22〜24日に計11往復運航すると発表した。乗用車は事前予約制、トラックは到着・受け付け順で、25日以降の運航は協議中。問い合わせは同社苫小牧フェリー事務所(0144・34・1181)。【近藤卓資、斎藤誠】

 ◇苫小牧航路停止 函館、小樽に集中
 北海道と本州を結ぶフェリーは6社9航路あるが、このうち今も3航路が欠航している。大動脈の苫小牧からの太平洋航路が止まっているため、函館や小樽に運送車両が集中する結果になっている。

 欠航が続くのは▽商船三井フェリーの苫小牧−大洗間▽太平洋フェリーの苫小牧−仙台−名古屋間▽川崎近海汽船の苫小牧−八戸間。八戸港は25日ごろからの再開を目指した復旧作業が進んでいる。

 一方、函館からの2社3航路のほか、新日本海フェリーの▽小樽−新潟間▽小樽−舞鶴間▽苫小牧−敦賀(秋田・新潟経由含む)間−−の計6航路は平常通りに運航。いずれも物資輸送のトラックで混雑している状態だ。【木村光則、田中裕之】

193チバQ:2011/03/22(火) 21:15:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110322-OYT8T00575.htm
苫小牧―八戸フェリー 臨時便、青森港へ


臨時運航が始まったフェリー(22日午前4時28分、苫小牧西港で)=山本高裕撮影  東日本巨大地震で八戸港(青森県)が津波被害を受けて利用できないため、青森港(同)に行き先を変更した川崎近海汽船のフェリーの第一便が22日午前5時、北海道苫小牧西港を出港した。

 地震後、苫小牧港を発着する本州向け航路の早期充実を望む声が寄せられたことから、同社は青森港を使って、苫小牧発午前5時と午前0時の臨時便の運航を決めた。25日朝以降の運航は、未定としている。

 臨時便の第一便は、乗客52人を乗せて出発。定員約400人の1割程度にとどまった。地震後、初めて八戸市の実家へ帰るという、帯広市のパート従業員石田美花子さん(40)は「避難生活で体調を崩した父に会ってくる。早く元気な父の姿を見て安心したい」と話していた。

(2011年3月22日 読売新聞)

194荷主研究者:2011/03/22(火) 23:11:19

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/279409.html
2011年03/18 23:48 北海道新聞
フェリー 太平洋航路再開 苫小牧発着、週明けから

 東日本大震災の影響で運休している苫小牧発着のフェリー太平洋航路が、週明けから本州側の発着港を変えるなどして、相次ぎ再開する見通しとなった。まだ再開のめどが立たない航路もあるが、貨物輸送の態勢は改善されそうだ。

 川崎近海汽船(東京)は18日、苫小牧−八戸便について、発着を青森港に切り替えて22日に運航を再開することを決めた。24日までの便数は平常時の半分の1日2便だが、従来通り旅客、乗用車、トラックを輸送する。運賃も通常と同額。

 同社フェリー部は「25日からは1日4便まで回復させる方向で調整している。八戸港が復旧したら航路を元に戻したい」という。

 太平洋フェリー(名古屋)も運休中の苫小牧−仙台−名古屋便を、復旧していない仙台港に寄らない苫小牧−名古屋間の直行便として23日に再開する。福島第1原発事故の影響を考慮し、当面は旅客や人の乗ったトラックなどは乗せず、貨物のみを輸送する。

 道内向けの生活雑貨や新車、道外向けの農産物などを運ぶ予定で、同社苫小牧港営業所は「滞っていた物流機能を少しでも回復させたい」と話している。

 商船三井フェリー(東京)が運航する苫小牧−大洗(茨城)便は、大洗港が復旧せず再開の見通しが立っていないが、同社は「発着する港を大洗から近い東京など関東圏の港に切り替え、3月中のできる限り早い時期に再開したい」という。

 新日本海フェリー(大阪市)による小樽や苫小牧と新潟や敦賀(福井)などを結ぶ日本海航路は、ほぼ通常どおり運航している。

 道内のトラック運転手の中には「本州に着いても高速道路が通行止めのところが多いためく、給油もできないところが多いので、手放しでは喜べない」という声もあるが、そうした点を除けば物流網は着実に回復しつつある。

195チバQ:2011/03/22(火) 23:50:53
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/earthquake/27046.html
大震災で敦賀港フェリー脚光 輸送拠点的役割担う

(2011年3月22日午前7時51分)
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被災地での支援活動を終え、フェリーで敦賀市に到着した四国、九州方面の消防車両=21日、敦賀港フェリーターミナル


 東日本大震災の被災者の移動や支援活動要員・車両の輸送などで、福井県の敦賀港発着のフェリーに注目が集まっている。道路事情が悪化しガソリンの給油制限がある中で、車で長距離走るのに比べると燃料の節約が可能。運転者らも船上で休息を取ることができるためだ。

 21日午前5時過ぎ、新日本海フェリー「あざれあ」が敦賀市鞠山の敦賀港ターミナルに到着し、ゆっくり船体を接岸した。北海道苫小牧東港を19日夜出航した「あざれあ」は秋田、新潟に寄港。秋田からは一般客約170人と乗用車81台が乗船した。

 ある乗客は、震災で大きな打撃を受けた宮城県石巻市から避難してきた年配の女性と40代ぐらいの息子と乗り合わせた。2人は「津波で家が流され、大変だった」と疲れ切った様子だったが、三重県鈴鹿市の別の息子宅へ向かうと話していたという。

 「あざれあ」には被災者のほか、支援活動を終えた徳島、高知、愛媛、大分の消防隊員200人余りが乗船していた。

 宮城県塩釜市で不明者捜索に当たった徳島の隊員は「現地の状況はひどく作業は難航した。船上でつかの間の休息が取れ、ガソリンも節約できたのは良かった」。激務の後だけに、フェリー利用の効果をほっとした表情で語った。敦賀港では緊急車両65台も降り、各県の隊員が陸路で戻って行った。

 被災者や消防隊員が降りた後、苫小牧東港へ折り返す「あざれあ」にはNTT西日本グループの社員49人が乗り込んだ。被災地で通信ケーブルなどの復旧支援に当たるためで、工事車両23台も積み込まれた。ガソリンの節約も海路を選択した理由の一つという。社員は寄港地の秋田で降りて、岩手県の被災地へ向かう。

 11日の震災発生後、新日本海フェリーは政府などの要請を受け、北海道から秋田経由で被災地に向かう自衛隊搬送の便を確保するため運航ダイヤを変更。秋田、新潟を経由する便を週3往復から1往復に減らした。

 ただ、19日に韓国・釜山市から敦賀港に届いた支援物資を福島県喜多方市に届けるため、この日の「あざれあ」を利用。同港は支援輸送の新たな拠点となりつつある。

 同社はグループ全体で政府や警察、消防などから緊急車両や緊急物資運搬の要請を受けており、敦賀支店の寺田光徳支店長は「道路事情が悪い中、復興支援に必要な輸送量を確保するため、精いっぱい協力したい」と話している。

196チバQ:2011/03/27(日) 05:42:46
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110326000161
2社統合で存続目指す/宇野高松航路
2011/03/26 10:02

メールで記事を紹介印刷する一覧へ 宇高航路存続に向けた事業計画を策定する宇野高松航路活性化再生協議会の第5回会合が25日、香川県高松市内であり、運航する四国フェリーと国道フェリーの統合などの合理化や利用促進策を講じることで、両社合わせて約5億円の単年度赤字を2013年度までに解消し、航路存続を目指す計画を承認した。同日、同協議会が国に事業計画を提出、四国運輸局が認定した。

 計画では、2社の統合のほか、高松、宇野両港に2カ所ずつある両社の乗り場を1カ所に集約するなどの合理化策で3億5千万円の経費を削減。利用促進策として、平日夜間のトラックや若者を対象にした乗船割引などで1億5千万円の収益向上を目指す。

 懸案となっている費用負担については、計画策定に活用した国の補助事業が10年度で廃止となるため、11年度限定で事業費の2分の1の補助を受けられる同事業の経過措置を活用。若者の乗船割引や観光ボランティアによる船内での情報提供などの事業費6千万円の半額を国が補助する。

 ただ、残り半額をめぐっては、自治体側が「国の全額負担」を求めていることなどから未定。同協議会を今後も継続することとし、さらに協議を続ける。

 このほか、この日の協議会では、四国フェリーが「経営状態はすでに限界」と行政側に補助金などの支援を要望。6月末までは運航を続ける方針を示す一方、4、5月の収支状況によっては航路撤退や減便に踏み切る可能性を示唆した。

197チバQ:2011/03/27(日) 21:22:31
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001103260002
「ビートル」親しまれ20年 
2011年03月26日


ビートル首席船長の原田浩一さん=博多港


船長になったばかりの原田浩一さん(左端)=1998年、博多港、JR九州高速船提供

 福岡と韓国の釜山を結ぶJRの高速船「ビートル」が25日、就航20年を迎えた。この日、博多港を朝10時に出港したビートルに乗り込んだのは、首席船長の原田浩一さん(56)。旧国鉄マンから転職した初の船長だ。


 転機は35歳の春だった。


 運転士にあこがれて国鉄に入社。しかし、駅員での生活が長く続いた。「自分がやりたいことは何か。このまま駅員をしていていいのか」


 悩んだ末に、環境を変えようと日本航空へ出向。そこで整備士としての道を歩み始めたとき、船員募集の知らせを聞いた。


 もともと釣りが好きで、小型船舶免許を持っていた。しかし、年齢よりもキャリアが幅を利かせる海の世界。10歳も若い「先輩」から、厳しく指導される日が続いた。


 下っ端の「航海係」としてデビュー。初めて乗った国際航路は予想以上に波が高かった。当時はまだ日韓関係が緊張していた時代で、上空の韓国軍ヘリコプターと並走する際は恐怖を感じたという。


 船員になってから、趣味の釣りはやめた。家での時間は試験勉強に費やし、1993年に1等航海士に昇格。専門用語だらけの参考書に苦労しながら、96年には船長を務められる3級海技士に合格。翌年、国鉄から転職した中で初めて船長に選ばれた。


 127人を乗せて長崎・対馬沖を航行中、クジラとみられる物体と衝突したことがある。「見えない物に突然ぶつかるのは怖かった。でも船長が『怖い』と口にしたら、他の船員に影響する。他人の命を預かる責任の重さを改めて思い知った」


 定年まであと4年。一人でも多くの人に船旅の魅力を広めたいという。「360度どこを見ても水平線。あの開放感はたまらない」


 新人の航海係だったころ、「船の近くで口笛を吹いたら嵐が来る」と先輩から言われたことがある。だから今も、港で口笛は吹かない。(羽賀和紀)

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198チバQ:2011/03/27(日) 21:58:38
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t13029.htm
塩釜―浦戸諸島 市営汽船が再開 島民支え合い一歩

避難所の全員に祝福され、卒業証書を受け取る土井さん(右)=26日、塩釜市浦戸の寒風沢島


 塩釜市のマリンゲート塩釜と浦戸諸島を結ぶ市営汽船が26日、運航を再開した。共助の精神で厳しい避難生活を乗り越えている島民は、運航の再開を「復興の第一歩」と喜んだ。

 桂島、野々島、寒風沢島の子どもが通う浦戸二小(野々島)の志小田美弘校長は、午前9時発の第一便に乗り、桂島に到着。島民の小型船にも乗せてもらい、避難生活を送る3島の児童を訪ねた。
 寒風沢島では、6年の土井瑚々(ここ)さん(12)に卒業証書を手渡し「困難な時期だがともに歩いていこう」と励ました。土井さんは、避難所で暮らす全員からの拍手に少し涙ぐみ、「島のみんなと頑張っていきたい」と誓った。
 浦戸諸島は、朴島も含めた4島が津波の被害に遭い、計120戸が流出、全壊した。住民が各島の避難所で生活する。
 桂島では、約200人が旧浦戸二小に避難する。民宿経営の内海春雄さん(57)は「すごい揺れで津波が来ると思い、消防団が年寄りも強制的に避難させた」という。島民はみな無事で、避難所で備蓄食材を持ち寄り、炊き出しを続ける。
 島民自ら汽船の再開に向け、航路の漂流物回収にも当たってきただけに、内海さんは「本土と行き来ができるのは本当にうれしい」と言う。
 浦戸諸島は昨年のチリ大地震津波でノリ養殖が壊滅。養殖施設を作り直して、再出発した直後の震災だった。一機4000万円する乾燥機械が幾つも被災した。
 宮城県漁協塩釜浦戸支所の千葉真澄運営委員長(69)は「無事な乾燥機械を共同で使い、ノリを復活させる。今こそ助け合いだ」と強調する。
 再開したとはいえ、汽船の運航は1日2往復と、震災前より5往復少ない。島民らは、便数の増加を望むとともに「港の復旧などは島民だけでは不可能。早急に公的支援を」と訴えた。
(阿部信男)


2011年03月27日日曜日

199チバQ:2011/04/04(月) 23:58:37
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110404/fnc11040412530006-n1.htm
韓国から船便客激減、キャンセル1万件・5割超 博多港
2011.4.4 12:51
 東日本大震災の影響で、韓国から福岡への船便の渡航客が大幅に減少している。釜山港と博多港を結ぶ航路で、震災発生以降1万件を超える予約キャンセルが発生しており、九州運輸局は「津波や原発事故の影響で観光客の渡航取りやめが相次いでいる」としている。

 運輸局が3月末に聞き取り調査をしたところ、大型フェリー「ニューかめりあ」で約3千件、高速船の「コビー」が約8800件、JR九州系の高速船「ビートル」で約600件のキャンセルが確認された。韓国人観光客の利用が多いコビーでは、キャンセル率が5割を超えているという。JR九州の唐池恒二社長はビートルの減便についても「状況を見ながら機動的にやっていく」と語った。

 九州の観光地のホテルでも予約取り消しが相次いでおり、運輸局は「大きな影響が出ている。外務省などと連携し、正確な情報発信をしていきたい」としている。

200荷主研究者:2011/04/09(土) 18:01:25

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13015735505963
2011年4月1日(金)茨城新聞
大洗港、中旬にも復旧しゅんせつ フェリー6月再開へ

 県は31日までに、被災した大洗町の茨城港大洗港区で6月のフェリー運航再開を目指して、航路確保のための緊急復旧しゅんせつ工事を行う方針を決めた。入札手続きに入っており、4月中旬にも着工したい考え。しゅんせつの規模は10万立方メートルで、工事期限は約2カ月の短さ。首都圏と北海道間の物流ルートの安定化を図るため、異例の迅速な大規模工事となる。

 県港湾課によると、今回のしゅんせつは、定期航路として大洗-北海道・苫小牧間に運航してきたカーフェリーの復活が目標。当面、運航ができる最小限の復旧工事とする方針で、入港時の安全確保に必要な幅120メートルの航路と、フェリーが回転するスペースを水深8メートルで確保する。

 大洗港区での航路維持のための従来のしゅんせつ工事は1年間で約2万立方メートル程度。しゅんせつ工事の性格が異なるため、単純に比較できないが、緊急復旧工事が異例の大規模工事となる。

 大洗港区で苫小牧港との間の定期フェリーを就航させてきた商船三井フェリー(本社東京)が暫定措置として東京-苫小牧間にフェリーを運航しているが、到着まで約10時間余計に費やすことになり、首都圏と北海道間の物流に大きなネックが生じていた。

 緊急しゅんせつ後は、精密な被害調査を行い、本格的な港湾内の復旧工事を行う予定。水深5メートル程度になってしまって大型船が接岸できない第4埠頭(ふとう)の整備などを行う。

 大洗町の小谷隆亮町長は「国、県に要望してきたところ。早速、対応していただきありがたい」と歓迎していた。

201アバクロ 激安:2011/04/11(月) 15:52:32
http://www.shopkonn.com/abercrombie-and-fitch-new-arrival.html
すみません、お邪魔します、
コメントさせていただきます、
よろしくお願いします^_^

202チバQ:2011/05/04(水) 19:04:43
>>178
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110502/dms1105021719013-n1.htm
“萌えキャラ”で苦境フェリー救えるか!2011.05.02


南海フェリーが生み出した美少女キャラクター高野きらら(右)と阿波野まい(同社提供)【拡大】
 和歌山、徳島両港を結ぶ南海フェリー(和歌山市)が、オリジナルの美少女キャラクターを生み出した。いずれも高校1年で和歌山生まれの「高野きらら」と「阿波野まい」。船旅になじみの薄い若年層へのPRを狙うが、高速道路料金の割引で苦境が続くフェリー会社を“萌えキャラ”がけん引できるか−。

 和歌山港そばの乗船券売り場に行くと、双眼鏡を手にしたセーラー服姿のきららのパネルと、両手を広げたまいの姿を描いたポスターが出迎えてくれる。2人は幼なじみだが、小学3年の時にまいが徳島に引っ越してしまい、高校に入ってフェリーで行き来するようになった−との設定だ。

 誕生の背景には、2009年3月から始まった高速料金の割引がある。旅客や積載する車が減り、南海フェリーは約25%の減収になった。

 逆風が吹く中、同社や和歌山、徳島両県などでつくる協議会で昨年「少女キャラでPRしたらどうか」との意見が出た。和歌山市のイラストレーター、もえぎ若菜さんにデザインを依頼し、公募していた名前は3月に決まった。2人の名字は和歌山の高野山と徳島の旧国名が由来となった。

203チバQ:2011/05/04(水) 19:05:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110429-00000279-mailo-l38
フェリーさんふらわあ:松山−大阪、あす廃止 1世紀の歴史に幕 /愛媛
毎日新聞 4月29日(金)15時42分配信

 ◇高速道割引で旅客激減
 松山と大阪を結んできた「フェリーさんふらわあ」(大阪市)の航路が30日、廃止される。「港の主役が消える」「寂れてしまわないか」。利用者や関係者からの惜しむ声や影響を懸念する声を受けながら、ほぼ1世紀にわたって親しまれてきた定期船が同日午後10時55分、松山から姿を消す。【中村敦茂】
 航路の歴史は、1912年にさかのぼる。前身の大阪商船が、松山寄港の大阪−別府間運航を始めた。しかし高速道路の大幅割引の影響で利用者が激減。昨年2月に下り便(別府行き)の松山観光港寄港がなくなり上り便(大阪行き)のみ1日1便となり、同年の利用者は約3万7000人だった。運航船は「さんふらわあ あいぼり」「さんふらわあ こばると」(ともに全長153メートル、約9300トン)で、同港の発着船では最も大きい。
 港近くの水産会社員、中村嘉之さん(59)は若いころから出張や遊びでよく利用。「仲間とワイワイ言った船旅はいい思い出。立派な港があっても肝心の船がなくなっては仕方がない」。松山市に単身赴任中で大阪府茨木市の自宅へ帰るため月2回利用する製薬会社員、新田雅志さん(35)は「安さとゆっくり寝られ、大浴場もあって楽だった。廃止は本当に困る」と嘆いた。
 「さんふらわあ」の船体建造にかかわった今治市高部の元造船会社員、越智修さん(71)は今月下旬、「客を乗せている姿を見ておきたい」と乗船。同港を拠点にする個人タクシー運転手、石田力敏さん(65)は「大型船は港の主役だった。じわじわタクシー営業にも響くだろう」。港近くの料理店を営む由良理香さん(48)も「5年ほど前は便数も多かったが急に活気がなくなった」と嘆いた。
 本四架橋開通後も持ちこたえていた航路に打撃を与えたのは、高速道路の上限1000円割引。松山市では堀江港と広島県呉市との航路も閉ざされた。市総合交通課は「経済や観光にも影響する。国が船便を残す施策を取らなければ、またこういう事態が起きる」と相次ぐ航路廃止に懸念。県交通対策課も「存続してほしかった。高速割引以降、県も利用促進補助金や港湾使用料減免で対応してきたが残念」としている。

4月29日朝刊

204チバQ:2011/05/17(火) 20:43:02
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110517-OYT1T00376.htm
たこフェリー、再開メドなし船もなし

 兵庫県明石市と淡路島を結ぶ第3セクター「明石淡路フェリー」(たこフェリー)が運航を休止してから、16日で半年を迎えた。


 当初は、今春に再開予定だったが、船舶購入のめども立っていない状況が続いている。今後、明石市、淡路市などの関係自治体と筆頭株主として事業を承継した淡路ジェノバライン(淡路市)が協議を進める方針だが、乗り越えるべきハードルは多く、再開には時間がかかりそうだ。

 明石港(明石市)近くの「魚の棚商店街」。新鮮な魚を目当てに観光客が集まり、たこフェリーとともに明石の街のにぎわい創出に一役買ってきたが、フェリーの休止後、客足は減少傾向にあるという。

 再開を要望する署名活動を展開した魚の棚西商店街の滝野幹也理事長(45)は「フェリーを利用する際に商店街で買い物という流れが途絶えた。一刻も早く再開してほしい」と訴える。

 対岸の岩屋港(淡路市)近くの温浴施設「美湯松帆の郷」では、入浴券とフェリー乗船券をセット販売していたが、来場者は休止前と比べて5%程度落ち込んでおり、担当者は「大打撃。淡路北部の観光施設は少なからず影響を受けたのではないか」と話す。

 4月の明石市長選で初当選した泉房穂市長は、就任時の記者会見で「フェリー再開にベストを尽くす」と語り、衆院議員時代の人脈や経験を頼りに、近く国土交通省に支援を要請する意向を示している。

 ただ、たこフェリーは従業員の退職金支払いなどに充てるため、船舶をすべて売却。現在の資産は1億円にも満たない。市関係者は「急流の明石海峡を運航出来る船舶ともなれば、最低2億〜3億円が必要だ」と説明するが、東日本大震災への対応で国家財政の見直しが進むなか、資金援助に、国が目を向けてくれるかは不透明な状況という。

 フェリー関係者も「まずは関係自治体が協力関係を構築し、知恵を絞ることが先決。国への交渉は最終手段だ」と指摘する。(東田陽介)

(2011年5月17日13時33分 読売新聞)

205チバQ:2011/05/17(火) 20:44:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20110511-OYT8T00050.htm
小豆島―神戸フェリー復活
7月6日から定期航路


坂手港に試験寄港するフェリー(小豆島町の坂手港で)=小豆島町提供  小豆島町は10日、同町坂手―神戸間のフェリーの定期航路が7月6日に開設されると発表した。ジャンボフェリー(神戸市中央区)が運航している高松―神戸便の1日4往復のうち2、3便が坂手に寄港する。小豆島と神戸を結ぶフェリーの定期航路は、1995年以来16年ぶりの再開となる。

 町によると、定期航路を復活させて観光振興につなげたいと、ジャンボフェリーに打診した。同社は、昨年開催された瀬戸内国際芸術祭で島を訪れる観光客が大幅に増えたことや、3月16、19両日に実施した坂手港への試験寄港の結果、乗客の増加が見込めると判断し、開設を決めた。

 坂手―神戸は約3時間。寄港しても高松から神戸までの所要時間はこれまでとほぼ同じ約4時間という。7月の開設に向け、同社は近く、事業計画の変更を国土交通省に届け出る。

 坂手―神戸間の定期航路は別の会社が運航していたが、利用客の減少などでフェリーは95年2月、高速船も2008年4月に廃止していた。

 高松市内で10日記者会見した塩田幸雄町長は「瀬戸内海の復権と小豆島の産業や文化の発展につながる」と述べた。

(2011年5月11日 読売新聞)

206チバQ:2011/05/22(日) 14:15:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000099-mailo-l28
ジャンボフェリー:神戸−小豆島復活へ 3年ぶり定期航路、7月6日就航 /兵庫
毎日新聞 5月20日(金)12時4分配信

 神戸−高松間を運航するジャンボフェリー(神戸市中央区)は19日、神戸運輸監理部に神戸−小豆島(香川県小豆島町)を結ぶ航路の許可申請を行った。定期便は08年に高速艇が廃止されて以来の復活となる。7月6日に就航する予定。
 小豆島と神戸は95年までフェリーの定期便が運航されていたが、利用者の減少により廃止。夏の観光シーズンなどに季節運航していた。昨年、瀬戸内海の島を舞台に開かれた瀬戸内国際芸術祭で観光客の利用が見込めることが分かり、小豆島町が定期航路の復活を要請していた。現在1日4便ある神戸−高松便のうち、3便が小豆島の坂手港に寄港する。
 ジャンボフェリーの加藤琢二会長は「神戸をターミナルとして交通のネットワークを充実させていきたい」、小豆島町の塩田幸雄町長は「京阪神と瀬戸内海の島々をつなぐ起点になると思う」と話した。【椋田佳代】
〔神戸版〕

5月20日朝刊

207チバQ:2011/05/22(日) 14:17:23
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004083664.shtml
神戸‐小豆島の定期航路復活へ 
 ジャンボフェリー(神戸市中央区)は19日、神戸港新港第三突堤と小豆島坂手港を結ぶ定期航路の開設を、神戸運輸監理部に申請した。認可されれば3年ぶりの航路復活。フェリー航路では16年ぶりという。


 同社によると、現在、神戸‐高松航路に就航している「こんぴら2」(3639トン、定員500人)と「りつりん2」(3664トン、同)を小豆島に寄港させる。1日3往復で、所要時間は3時間(夜行便を除く)。料金は大人片道1800円、往復2990円。乗用車は片道4490円(運転手1人の運賃を含む)などで、7月6日に運航を始める予定。これに伴い、現在の神戸‐高松航路もダイヤなどを一部変更する。

 香川県小豆島町の塩田幸雄町長は「フェリー航路復活は町民の悲願。神戸と小豆島を中心にした瀬戸内海の交流の起爆剤になれば」。小豆島には年間約100万人が観光に訪れており、約3万人の利用が見込めるという。神戸市の花木章・みなと振興部長も「神戸へもショッピングや観光に訪れてもらえたら」と話していた。

(広畑千春)

208チバQ:2011/05/22(日) 17:20:53
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110511000155
小豆島経由便が復活へ/ジャンボフェリー
2011/05/11 09:40

 ジャンボフェリー(神戸市)は7月から、現在1日に4往復している高松―神戸間を結ぶフェリーの定期航路について、一部の便を小豆島の坂手港経由に変更する。

 運航開始日は7月6日を予定。1日の便数は2、3往復を見込んでいる。今後、具体的なダイヤや料金を決定した上で、神戸運輸監理部などに事業計画の変更許可を申請する方針。

 小豆島町が昨年11月ごろ、ジャンボフェリーのオーナー会社の加藤汽船(神戸市)が以前、土庄―大阪間でフェリーを運航していたことを踏まえ協力を要請した。

 ジャンボフェリーの山神正義社長は、定期航路を開設した理由について「昨年の瀬戸内国際芸術祭や映画ロケ地としての実績に加え、夏には瀬戸内国際こども映画祭も控えている。観光地としての小豆島の魅力は大きい」などと説明。

 小豆島町の塩田幸雄町長は「海上交通が復権すれば、瀬戸内海の島々は元気になる。観光や産業が発展するよう、町としても最大限協力したい」と期待を寄せた。

 小豆島―京阪神の定期航路をめぐっては、人口減などを背景にフェリーが1995年に、高速船が2008年にそれぞれ廃止されている。

209チバQ:2011/05/28(土) 10:54:16
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001105270004
別府―大阪の航路、来年5月で100年周年
2011年05月27日

 別府と大阪を結ぶ航路開設と別府市旅館ホテル組合連合会の設立から来年5月で100周年になるのを前に、記念式典と別府湾周遊クルーズが28日に予定されている。船内などでの記念キャンペーンも始まる。


 別府―大阪航路は1912年5月28日に旧大阪商船によって開設された。フェリーさんふらわあ(大阪市)が今も夜行便を1日1往復運航している。


 28日から船内レストランで特別メニューを提供。グッズ販売もあるほか、秋には瀬戸内海の島々をたっぷり眺められる昼間に運航するツアーも計画している。


 実行委の上月敬一郎・別府市旅館ホテル組合連合会長は「東日本大震災の影響で別府でもキャンセルが相次いだが、負けてはならじと企画した。ぜひ(別府を)訪れてほしい」と話していた。(城真弓)

210名無しさん:2011/05/30(月) 23:28:21
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/244826
上海航路 来春定期航路開設 11月3日に第1便 HTB沢田社長など会見
2011年5月30日 21:39 カテゴリー:社会 九州 > 長崎

記者会見する沢田秀雄・ハウステンボス社長(左奥)と中村法道・長崎県知事=30日午後1時すぎ、長崎県佐世保市 大型リゾート施設、ハウステンボス(HTB)と子会社のHTBクルーズ、長崎県は30日、長崎県佐世保市のHTB内で記者会見を開き、HTBが来春に開設を目指す上海―長崎航路の運航計画の概要を発表した。

 計画では、県と上海市の交流15周年記念事業の一環として11月3日に1往復限定で試験運航。その後、船の本格改装を終え、中国人の観光客が増える旧正月に合わせて来年1月、週1―2往復の不定期の営業運航を実施して需要を探り、来春に当初計画した週3往復の定期運航に切り替える。

 船は長崎市の長崎港(松が枝国際ターミナル)と、上海港国際クルーズターミナルを約20時間で結び、運賃は片道7千―8千円。HTBは「ローコスト・エンターテインメント・シップ」と題し、船内に設置した劇場や映画館など移動中に楽しめる施設を充実させ、日中双方の観光地を紹介するブースも設置する。構想にあった船内でのカジノ運営は当面見送る。

 船は、今月17日ギリシャのクルーズ船運航会社から約30億円で購入済み。全長192・91メートル、幅29・42メートルで総トン数は3万412トン。1500人乗りで、車両輸送も可能な貨客船だ。ただ、しばらくは東日本大震災の影響を見極めるため、定員を700人に限定して客船として運航する。

 会見には沢田秀雄HTB社長と、中村法道長崎県知事らが出席。沢田社長は「ハイリスクな事業だが、九州の観光のためにも新航路を成功させたい」と述べた。

=2011/05/30 西日本新聞=

211チバQ:2011/06/03(金) 23:40:28
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/02/20110602-053526.php
2011年6月 2日

船もう1隻もない 高速上限廃止 フェリー業界"恨み節"
 国土交通省が1日、高速道路の「休日上限千円」や地方で実施中の無料化実験の終了を発表したことに対し、経営に影響を受けていた他の交通機関からは場当たり的な国の交通政策を批判する声も上がった。

 兵庫県の明石市と淡路島を結んでいた第三セクター、明石淡路フェリー(兵庫県明石市、愛称・たこフェリー)。経営不振に加えて高速値下げなどによる利用低迷から、昨年11月に運航休止し、船はすでに売却されて一隻もない。同社再開準備室の担当者は「もう少し早くに(上限千円を)やめてほしかった」と“恨み節”を漏らす。

 上限千円だけで年間50億円の減収が見込まれると試算したJR西日本は無料化実験区間の多くがローカル線と並行しており、「少子高齢化が進む中、国は総合的な交通体系をどう構築するのかという視点が欠けたままだ。上限千円などの終了で済む問題ではない」(関係者)と批判する。

 一方、西日本高速道路の西村英俊社長は、1日の会見で「まずは(上限千円などの終了の)周知に全力をあげる」と述べ、料金所でのトラブル回避に向け、情報発信を急ぐ考えを示した。

 同社管内の4月の1日あたりの通行台数は前年同月比20・2%増の約302万9千台で、増加分の約8割が無料化実験による利用者と推定している。

212荷主研究者:2011/06/05(日) 22:12:27

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/241719
2011年5月13日 00:16 西日本新聞
九州・山口─韓国航路 10年度旅客27.4%増

 九州運輸局が12日発表した、九州・山口と韓国を結ぶ旅客船定期航路の2010年度の輸送実績は、前年度比27・4%増の約110万6千人で、2年ぶりに100万人の大台を回復した。ただ、東日本大震災や福島第1原発事故の影響で、3月単月では、前年同月比35・6%減の約5万6千人と大幅に減った。

 博多、下関、門司などから釜山、光陽を結ぶ高速船やフェリーの8社が対象。10年度は統計が残る1990年度以降、2番目に多かった。内訳は韓国人が前年度比47・0%増の約79万3千人、日本人が同5・5%減の約29万3千人だった。前年度に新型インフルエンザの影響で急減した韓国人の回復が大きかった。

 3月は、韓国人が前年同月比53・7%減の約2万5千人と半減。日本人は同5・0%減の約2万9千人だった。旅客急減を受け、長崎県・対馬(厳原、比田勝)−釜山の高速船が3月末から2カ月間、運休している。

 博多−釜山の高速船を運航するJR九州高速船(福岡市)によると、同社の4月の輸送実績は、前年同月比約4割減。韓国人は約7割減と厳しい。同社の橋内秀人取締役は「原発事故が終息しない限り、九州でも風評被害を払拭(ふっしょく)できない」と話している。

=2011/05/13付 西日本新聞朝刊=

213チバQ:2011/06/10(金) 19:36:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110609-OYT8T01174.htm
酒田港存在感増す


震災以降、入港隻数急増

 震災直後から被災地との中継地点として活躍してきた酒田港と山形空港に、明暗が見え始めている。新たな物資の取り扱いも始まった酒田港では、貨物船の入港隻数が引き続き高水準で推移。一方、新幹線や仙台空港が復旧した影響で、山形空港の利用者数は平年並みに逆戻りした。“震災特需”で終わらせないよう関係者は、継続利用の確保に知恵を絞っている。

 県などによると、3月11日〜4月30日の間、前年同期で82隻だった酒田港への貨物船の入港隻数は137隻に急増。宮城県石巻市などの工場が被災したため、飼料や肥料の取り扱いが前年比約11倍増となるなど、昨年同期の81種を大きく上回る128種を扱った。

 また、震災前の2月のコンテナ貨物の取り扱い件数は、輸出入合わせて415個(20フィート換算)だったのに対し、3月は811個、4月は過去最高の971個を記録。5月はさらに増えて1071個に上り、県空港港湾課は「酒田港の存在感は日増しに大きくなっている」と期待する。

 船の荷役などを担う酒田海陸運送では震災後、受注が通常時の3割増となり、倉庫を借りるなどして対応。担当者は「酒田まで船を回すコストはかかるが、リスク分散のために利用を考える企業が出てきた」と話す。

 飼料製造・販売会社「北日本くみあい飼料」の山形営業所(山形市)は、震災で宮城県石巻市や岩手県花巻市の工場が停止したため、酒田港を利用し、北海道や九州から物資を搬入した。

 4月中旬に被災工場が再開したため現在は酒田港を利用していないが、「緊急手段として今まで思いつかなかった船便という選択肢が認識できた。有事には航路を採用したい」とする。

 日本通運酒田支店によると、仙台港を利用していた県内企業が酒田港に物流拠点を移したケースもあるといい、「代替ではなく定着させることが大事」と話す。

 酒田市商工港湾課は、「定期航路の増便や倉庫数を増やしてハード面を整備するなど、長期的な視野を持つ必要がある」とする。

 一方、山形空港では5月31日までに全臨時便が終了。現在は通常ダイヤに戻り、日本航空が大阪(伊丹)便3便と、東京(羽田)便1便の計4便を運航している。

 臨時便は、震災翌日に大阪便を増便したのを手始めに、一時は全日空や北海道国際航空(エア・ドゥ)が中部便や札幌便などを運航。ピーク時には1日で往復計17便を運航した。

 空港利用者数は、3月が4万9327人、4月が6万9542人(速報値)と、昨年度の平均月間利用者数約1万5000人を大きく上回った。だが、山形新幹線が全線で運行再開し、仙台空港で臨時便運航が始まった直後の5月は1万7412人(同)に急減した。

 これに対し、県や空港周辺自治体などで作る「山形空港利用拡大推進協議会」は5月から、複数回利用した個人や企業に助成金を出す取り組みを開始。空港への到達手段を増やそうと、地元タクシー会社と連携した二次交通整備も進める。

 県山形空港事務所の佐藤和彦所長は「現在の飛行機は50人乗りのため、搭乗率は8割ほどを保っており、今後も維持できれば、増便へつながる」と期待する。

 県交通政策課では「震災時の増便に即座に対応できたのは、定期便があったから。空港の存在感を示すため、震災で初めて利用した人への継続利用を促していきたい」としている。

(2011年6月10日 読売新聞)

214チバQ:2011/06/22(水) 00:18:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000089-mailo-l12
セブンアイランド:館山に寄港 東京−伊豆諸島間の定期船を試験運航 /千葉
毎日新聞 6月21日(火)12時13分配信

 東京と館山を経由して大島などを結ぶ東海汽船(東京都港区)の高速ジェット船「セブンアイランド」が20日、館山港多目的観光桟橋(館山市)に寄港した=写真。定期便開設の可能性を探るための試験的な運航で、今年は三宅島まで足を延ばす。この日の第1便には東京(竹芝桟橋)から159人、館山港から48人の乗船客を乗せて時速80キロで伊豆諸島方面へ向かった。
 館山港では、歓迎のセレモニーが開かれた。館山港から乗船した客は「初めてなので楽しみ」「野鳥を観察してきます」と話しながら乗船した。
 20日から29日までの平日の8日間限定で、航路は東京−館山−大島−三宅島など3コースが設定される。片道料金は館山−三宅島間で8010円。同市みなとまちづくり課は「多くの方に利用していただき、定期便開設を目指したい」と期待を込めた。【米川康】

6月21日朝刊

215チバQ:2011/06/29(水) 23:06:31
1071 名前:チバQ 投稿日: 2011/06/28(火) 22:19:22
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001106280006
鞆港・走島間 フェリーが就航へ
2011年06月28日


来春にフェリーと交代する予定の定期船「第35神勢丸」=福山市鞆町

 福山市鞆(とも)町の鞆港と沖合の走島を結ぶ定期航路に、来春からフェリーが就航する。島側の要望を受けたもので、航路が開設された1963年以来、フェリーの就航は初めて。


 運営する走島汽船(岡森正人社長)によると、運航中の旅客船「第35神勢丸」(71トン、定員230人)が老朽化しているのに伴い、フェリーを新造し、切り替える。フェリーは旅客船と同規模で、2トントラック2台程度を収容できるようにする。


 鞆港の南東約7キロの沖に浮かぶ走島には約300世帯、約700人が住む。昨年11月、地元町内会などが同社や市にフェリー就航を求める要望書を提出。旅客船では、家電製品などを島へ運ぶのに車から積み替えなければならず、島外の事業者の福祉サービスも利用しづらいと訴えていた。


 岡森社長は「島民からの強い要望を受けてフェリーの建造を決めた。島の発展や生活の向上に役立てたい」と話している。


 フェリーは、鞆港に2カ所ある県営桟橋のうち、現在使われていない桟橋から発着する予定。周辺には放置された小型船や違法に設けられた桟橋があり、運航の支障になるため、県が所有者に移転を求める。(吉田博行)


1072 名前:チバQ 投稿日: 2011/06/28(火) 22:22:49
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106280184.html
鞆の不法浮桟橋2カ所撤去へ

 広島県は、福山市鞆町の鞆港東側に不法設置されている民間浮桟橋2カ所を撤去する。走島とを結ぶ定期航路に来春就航するフェリーの航行の邪魔になるためで、自主撤去に応じない場合は、強制的な措置に踏み切る。

 鞆港東側の岸壁には、約100メートルの区間に浮桟橋が4カ所並んでいる。うち2カ所は県営。残りの2カ所は二つの地元水産業者が許可なく設けている。県によると、不法な浮桟橋は少なくとも1970年代から事実上、黙認してきたという。

 フェリーは県営のうち、1カ所を補修して導入する。従来の旅客船より広い旋回範囲が必要となるため、不法浮桟橋の撤去を迫られた。もう1カ所の県営は漁船の係留用などに活用する。

 フェリー乗り場は当初、鞆港埋め立て・架橋工事に伴って新設する計画だった。計画が進まない中、旅客船が老朽化して更新が迫られているため、「暫定的な措置」(県港湾振興課)として県営浮桟橋の利用を続ける。

【写真説明】不法設置されている浮桟橋(手前)。奥は鞆―走島を結ぶ旅客船

216チバQ:2011/06/29(水) 23:30:04
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001106290005
高速船 観光へ活路 
2011年06月29日

●蒲郡―伊良湖 陸路の半分1時間
【田原市 実験ツアー企画 来月21・24日、参加者募集】


 目の前に見えるのに、三河湾があるために行き来に時間がかかる愛知県の田原市と蒲郡市。両市の観光地を高速船で結ぶ実験が、夏休みの7月21、24日にある。両地域の観光資源を組み合わせて、新たな魅力を引き出せるかを検証するという。



 田原市には、島崎藤村の「椰子(やし)の実」や映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」のロケ地で知られる伊良湖岬がある。一方、蒲郡市は複合リゾート施設「ラグーナ蒲郡」や西浦温泉、三谷温泉、竹島などで知られる。
 蒲郡市中心部と渥美半島の先端までは直線で約30キロ。田原市商工観光課によると、夏になるとラグーナ蒲郡で打ち上げる花火を田原市側で見られるという。しかし、陸路だと蒲郡―伊良湖岬間は約60キロで、車で2時間かかる。
 今回の実験は田原市が事業主体。伊良湖港を高速船で出発して蒲郡に向かうツアーと、ラグーナ蒲郡から伊良湖港に行くコースをそれぞれ用意する。
 例えば、初日に蒲郡の温泉街で宿泊した観光客が2日目にラグーナ蒲郡から船に乗り、渥美半島でメロン狩りやトウモロコシ、トマトなどの収穫を楽しむことができる。また、伊良湖岬で宿泊した客が翌日は蒲郡市に渡り、ラグーナ蒲郡で楽しんだり、三河木綿の機織り体験ができたりする。
 伊良湖港―ラグーナ蒲郡間は航路で約1時間。田原市の担当者は「船内では三河湾の観光案内も予定しており、海の旅も楽しめる」と話している。参加者にはアンケートを求め、課題を探る。
 ツアーの参加には、大人1人で2千〜4500円が必要。7月24日には無料の「伊良湖岬自然体験エコツアー」もある。JTB中部豊橋支店(0532・54・6712)で受け付けている。(小山裕一)

217チバQ:2011/07/02(土) 00:31:10
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20110701-OYT8T00086.htm
「最後の青函連絡船」売却も 船の科学館
老朽化、9月で展示終了


展示を終えることなった最後の青函連絡船「羊蹄丸」 本州と北海道とを結ぶ最後の青函連絡船として22年間にわたり活躍した「羊蹄丸」が、展示先の船の科学館(品川区東八潮3)の一部改装に伴い、9月30日で展示を終了する。同館では今後について、「全くの白紙」としているが、新たな保存場所などが決まらない場合は、売却される可能性もあるという。

 羊蹄丸は1965年就航。青森港と函館港間の津軽海峡を約4時間でつないでいたが、青函トンネルの開通に伴い、88年に青函連絡船を引退した。その後、洋上の展示施設などに利用されていたが、96年から同館本館の岸壁で展示され、現役を退いた。

 建造から40年以上が経過して船体の老朽化が進み、近年は維持・改修費用が大きな負担になっていた。このため、同館本館がリニューアル工事で休館するのに合わせ、羊蹄丸の展示取りやめを決定。同館は「保存が可能かどうかも含めて、これから検討したい」と話している。

青函連絡船 旧国鉄が運営していた鉄道連絡船。初代は「比羅夫丸」で1908年に就航した。青函トンネルが開通するまでの80年間で、連絡船の利用客は計約1億6000万人に上り、計約2億5000万トンの貨物を運んだ。

(2011年7月1日 読売新聞)

218チバQ:2011/07/07(木) 19:26:29
>>205-208
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001107070002
阪神−小豆島航路 16年ぶり復活
2011年07月07日


 阪神地域と小豆島を結ぶフェリー定期便が16年ぶりに復活した6日、小豆島・坂手港では第一便を約500人が出迎え、お祝いムードに包まれた。航路の維持には観光客を増やすことが不可欠で、島を挙げた観光施策が求められる。
 ジャンボフェリー(神戸市)の神戸―高松間の1日4往復便のうち、3往復が坂手港経由となる。午前1時に神戸を出た第一便が午前7時10分、坂手港に着いた。地元の苗羽小の音楽部が演奏で歓迎し、島民も拍手で迎えた。
 ミニバイクで島を巡ろうと初めて来た神戸市兵庫区の男性会社員(28)は「日帰りできるようになったので小豆島に遊びに来た」。大阪府東大阪市の会社員億俊久さん(62)は「姉に会いに里帰りした。時間的にも費用面でも、とても便利になった」と話した。
 ジャンボフェリーの加藤琢二会長は「小豆島が神戸とつながれば、東京や関西空港経由で海外にもつながる新しいネットワークができる」と期待する。
 小豆島町は、ジャンボフェリーの利用客を年間2万〜3万人と見込む。同社は高速道路に対抗して料金を抑え、片道料金を大人1800円、乗用車4990円に設定した。県に支払う年間3千万円の坂手港の着岸料もあり、3万人を大きく上回る利用客がなければ赤字になるという。
 阪神と小豆島を結ぶフェリー定期便は、1994年に加藤汽船(神戸市)が、95年に関西汽船(大阪市)がそれぞれ大阪―小豆島間を廃止し、途絶えていた。塩田幸雄町長は「歴史的な一日だが、あくまで第一歩。観光客を増やし、島の活性化につなげたい」と話す。8月の瀬戸内国際こども映画祭や2年後の瀬戸内国際芸術祭に向けた準備を進める。

219チバQ:2011/07/10(日) 09:25:34
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110710/CK2011070902000192.html?ref=rank
乗客減る駿河湾フェリーに行政が支援 伊豆半島3市町が運賃割引導入
2011年7月10日

行政による割引制度が導入された「駿河湾フェリー」=静岡市の清水港で


 伊豆半島西部にある伊豆市、西伊豆町、松崎町が今年夏、土肥港(伊豆市)と清水港(静岡市)を結ぶ「駿河湾フェリー」の運賃割引制度を導入した。割引は、地元住民向けと、宿泊を伴う観光客向けの2本建て。不況や伊豆観光の地盤沈下で乗船客数が減少するなか、観光と生活の両面から需要を掘り起こす狙いだ。 (三島通信部・酒井健)

 7月上旬、土肥港発の平日午後の便。観光バスや自家用車の家族連れ、自転車持ち込みのツーリング客など、観光客の姿が目立つ。長野市の団体ツアーの女性バスガイドは「長野県民は、海を見るのが好きなので」と、海路を選んで伊豆半島に来た理由を説明する。

 仕事での利用者も。西伊豆町の特別養護老人ホームからの往診帰りという藤枝市の男性医師(70)は「西伊豆町は医師が少なく特養まで手が回らない。陸路は遠いので、もう10年以上、フェリーで通っている」と話した。

 運航会社のエスパルスドリームフェリー(静岡市)によると、乗船客数は2008年のリーマン・ショック以降の不況で年々減少。07年度の約28万1000人から、10年度は約17万4000人と激減した。原油高も追い打ちを掛け、05年度以降、赤字経営が続いている。本年度は東日本大震災の影響で、さらに乗客数が減ることが懸念されている。

 伊豆半島西部の3市町と県、同社が打開策として打ち出したのが、行政の助成による運賃割引制度だ。

 3市町とも初の試みとなる住民向け運賃割引は、市町別に7月中旬までにスタート。割引額は、自動車輸送料金が1台(運転手1人の旅客運賃込み)につき、西伊豆、松崎の両町が700円、伊豆市が2500円。運転手以外の旅客運賃は3市町とも、大人1人につき700円の割引となる。

 例えば、伊豆市民の大人2人が、普通乗用車1台で乗船する場合、通常料金の8200円が、5000円になる。

 6月1日から助成券の発行を始めた西伊豆町では7日時点で、町民222人が申し込み、計2045枚を発行。町企画調整課は「想定よりも多い」と手応えを口にする。

 一方、観光客向け乗船補助は、県内のホテル・旅館の宿泊客が清水港発の便に乗る際、県が9月末まで、自動車輸送料金の半額を負担。

 土肥港発の場合、伊豆市か松崎町に宿泊した観光客の乗用車1台(運転手含む)につき、伊豆市では2500円、松崎町は700円を負担。運転手以外は、両市町とも大人1人700円を助成する。3市町とも、利用総額が予算額(3市町合わせて630万円)に達した時点で、今季の助成を終える。

 民間フェリーの利用に対し、行政が助成金を出す理由は「震災後の観光不況対策」(県観光振興課)と「海上交通の活性化」(地元市町)。伊豆半島の住民に静岡市の店舗やレジャー施設を利用してもらう一方、県中西部や中部地方から伊豆半島への観光客を増やす狙いだ。伊豆市観光交流課の金刺重哉主幹は「駿河湾を横断する唯一の定期航路で、観光資源としても、交流の手段としても重要。利用者の層を広げ、航路を維持したい」と意気込んでいる。

■駿河湾フェリー 物流大手の鈴与と静岡鉄道が出資する「エスパルスドリームフェリー」(旧静岡観光汽船、いずれも静岡市)が2002年から、清水港(静岡市)−土肥港(伊豆市)間で運航しているカーフェリー。現在は「富士」(522人乗り、1554トン)1隻が、1日4往復している。

220荷主研究者:2011/07/10(日) 20:42:16

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110624/CK2011062402000103.html
2011年6月24日 中日新聞
ガーデンふ頭−金城ふ頭間に定期航路 中部運輸局認可

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/transit/PK2011062402100054_size0.jpg

 名古屋市港区の名古屋港ガーデンふ頭と、金城ふ頭を結ぶ海上ルートの定期航路が誕生することが23日、決まった。それぞれのふ頭にある名古屋港水族館とJR東海の「リニア・鉄道館」を海からスムーズに回ることができるようになり、地域全体の活性化にも貢献しそうだ。

 中部運輸局が同日、定期便を事業認可した。定期便を運航するのは常滑フーズ(熱田区4番)。開始は7月9日で、土曜、日曜と祝日のみ。77人乗りの船で、6・5キロを25分で結び、一日6往復する。料金(片道)は大人700円、小学生350円、未就学児は大人1人につき1人無料。

 名港水族館の昨年の来場者数は170万6000人を超え、3月に開館したリニア・鉄道館もこれまでに39万人以上を集める。名港水族館やポートビルがあるガーデンふ頭と、リニア・鉄道館やポートメッセなごやがある金城ふ頭は、直接行き来する交通手段がなく、来場客の分散が課題となっていた。

 常滑フーズの渡辺英三会長(73)は「リニア・鉄道館には全国の鉄道ファンも集まる。船の運航でいろんな施設が楽しんでもらえるようになる」と話した。(問)常滑フーズ=電052(698)4611 (柚木まり)

221チバQ:2011/07/21(木) 20:44:23
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110721/biz11072114460014-n1.htm
韓国人に人気の対馬…釜山を結ぶJR九州高速船10月新設
2011.7.21 14:44

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対馬〜釜山航路に新規参入するJR九州グループの高速船「ビートル」
 JR九州は20日、博多港と韓国・釜山を結んでいる高速船「ビートル」事業について、長崎県・対馬と釜山の航路を今年10月1日に新設すると発表した。対馬は釣りやトレッキング(山歩き)スポットとして韓国人観光客の人気を集めていることから、同社では初年度3万2千人の利用者を見込むとともに、将来的に対馬でのホテル事業参入も目指す。

 子会社のJR九州高速船が運航し、釜山と対馬北部の比田勝(ひたかつ)港を平日1往復、土日2往復する。片道1時間10分で、料金7500円(大人)。対馬南部の厳原(いずはら)港と釜山を結ぶ航路も、新設に向けて準備を進めている。

 対馬−釜山間は韓国・浦項(ぽはん)の大亜高速海運が定期船をもっているが、東日本大震災後の3月末から6月中旬まで、一時運休していた。この運休期間中、JRに対し韓国や対馬から「(博多〜釜山の)ビートルを寄港させてほしい」との要望があり、臨時に対馬に寄港していた。

 この臨時便の需要が高かったことや、震災で落ち込んだ韓国から九州への観光客が回復基調にあることから、JRでは「就航2年目の平成24年度には採算ラインの乗客7万8千人に乗る」と判断。就航に踏み切った。JRでは27年度には9万6千人を目指している。

 JR九州の唐池恒二社長は「乗客の97%は韓国人になると見込んでいる。新規就航を機会に、対馬での宿泊や観光事業にも入っていきたい」と語った。

222チバQ:2011/07/24(日) 22:18:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110723-00000129-mailo-l15
日本海横断航路:県と中国側合意−−来月開設 /新潟
毎日新聞 7月23日(土)12時52分配信

 県は22日、ロシア・ザルビノ港を経由した日本海横断航路の開設について、中国吉林省と県、新潟市が合意したと発表した。開設は8月という。新潟港と中国を結ぶ航路の開設は、09年9月に運航停止した「北東アジアフェリー航路」以来。合意内容は、新潟港からザルビノ港を経由し、吉林省までを結ぶ。ザルビノ港から吉林省までの約70キロは陸路。県によると、当面は貨物船の運航になる見通し。現在、船会社を選定している。【小林多美子】

223名無しさん:2011/08/14(日) 22:57:16
>>184
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20110811-OYT8T00091.htm
山川−根占航路 新フェリーが就航

山川―根占航路に就航した新造船「フェリーなんきゅう」  薩摩半島の指宿市と大隅半島の南大隅町を結ぶ山川―根占航路に10日、新造船の「フェリーなんきゅう」が就航し、山川、根占両港で本格運航開始を祝う式典が開かれた。

 同航路は2002年に利用客減などで一度廃止され、06年11月に再開したが10年3月に再び休止。県や両市町でつくる協議会の公募を受け、今年3月から南九船舶(鹿児島市)が19トンの小型フェリーで暫定運航し、大型車を積載できる新造船の導入準備を進めていた。

 新しいフェリーは136トン(全長約34メートル、幅約8・6メートル)。乗客95人、バスなど大型車2台と乗用車6台を積載できる。約50分で結び、1日4往復する。

 指宿市の山川港ではこの日、午前8時の第1便出発を前に式典が開かれ、住民ら約200人が出席。航海の安全を祈る神事に続き、豊留悦男市長が「本格運航は喜ばしい。利用促進のための支援をしていきたい」とあいさつした。テープカットの後、客が乗り込み、太鼓演奏や打ち上げ花火に見送られて出港した。

 南大隅町の根占港では午前8時50分頃、多くの住民らが見守る中、第1便が到着。降りてきた乗客に南大隅高生がビワ茶など町の特産品を手渡して歓迎した。森田俊彦町長は「新船導入で半島間の観光や交流が一層活発になる。安定運航のため、観光振興策や利用促進策などに取り組みたい」と語った。

 南九船舶の今村勝博社長は「船が大きくなることで、悪天候による欠航も減って利便性が高まる。より多くの人に利用してもらい、継続して運航できるよう努力していきたい」と話した。

(2011年8月11日 読売新聞)

224チバQ:2011/08/15(月) 20:36:18
>>217
http://www.asahi.com/national/update/0815/TKY201108150074.html
最後の青函連絡船タダでどうぞ 引き取り手ゼロなら解体船の科学館の別館として展示されている青函連絡船・羊蹄丸=東京都品川区、同館提供


 9月末で閉館する「船の科学館」(東京都品川区)が、展示している青函連絡船の羊蹄丸(8311トン)の引き取り手を探している。閉館で維持費の捻出が難しくなるためで、無償で譲渡する。同館は「貴重な文化遺産。ゆかりのある自治体や法人にぜひ」と呼びかける。

 羊蹄丸は、函館―青森を結んだ最後の連絡船で、青函トンネルの開通に伴い、1988年3月に引退した。船の科学館を運営する財団が引き取り、同館の別館として96年から一般公開していた。これまでに360万人が訪れたという。

 船の科学館は建物の老朽化のため9月30日で閉館が決定。再開をめざしているが、時期は決まっていない。電気や水道代など年3千万円の維持費がかかる羊蹄丸の管理も難しくなったため、希望者に無償で譲ることを決めた。エンジンは外されているが、海に浮かべることはできる。運搬費用などは譲り受けた人が負担する。

 船の科学館の清水潔さんは「重要な役割を果たした船。まだまだ多くの人に見てもらいたい」と話す。譲渡先は国内の自治体や法人に限り、見つからない場合は解体するという。問い合わせ先は同館将来計画課(電話03・5500・1117)。

225チバQ:2011/08/15(月) 20:39:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110812-OYT8T00007.htm
美浦渡船、最後の夏・・・開拓・観光支え95年

大橋開通で来月廃止


95年の歴史に幕を下ろす石狩川の「美浦渡船」。後ろが4代目船頭の国岡さん(奥に見えるのが美浦大橋) 美唄市と浦臼町の間を流れる石狩川の渡し船「美浦渡船」が、“最後の夏”を迎えた。昭和30年代までは生活の足として活躍、その後は観光用として存続してきた道内最後の渡し船だが、4代目船頭の国田忠英さん(70)に後継者がなく、船も老朽化したため今年9月に廃止されることになった。

 美浦渡船は1916年に開業した。生活用品や石炭を買い求める人たちの往来を支えてきたが、車社会になってからは、観光用として夏場だけ、両市町が共同運航してきた。

 国田さんは、浦臼町内で農業をする傍ら、管理人として船を守り続けてきた。大雨や洪水が心配される夜には、船が流されたり破損したりしないように川辺に車を止めて監視を続けたこともある。国田さんは、「きついと思ったことはなかった。船を守らないといけないから」と話す。

 しかし、今年3月には船着き場の近くに両市町を結ぶ美浦大橋が開通。後継者がいないことや、船の老朽化で両市町は、渡し船を廃止することで合意した。

 開拓期から人々の営みを支えてきた渡し船の廃止を惜しみ、今夏は多くの観光客が乗船に訪れている。砂川市から友人3人と訪れた今宣子さん(69)は「橋と川岸の木々の緑がマッチしてきれい。内陸で船に乗る機会はあまりないので、なくなるのはもったいない」。函館や釧路などからも乗りに来る人がいるという。

 国田さんは「事故もなく無事にやってこられたのは良かった。最後の年、出来るだけ多くの人に乗ってほしい」と話している。

 美浦渡船の営業は9月25日までで、基本的に土日と祝日のみ。乗船無料。予約制。希望者は国田さん(080・5593・5803)へ。

(2011年8月12日 読売新聞)

226チバQ:2011/09/03(土) 19:28:07
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201109030043.html
音戸と宮島結ぶ高速船運航へ
 広島県は、NHKの大河ドラマ「平清盛」の放映が始まる来年1月から、呉市音戸町と世界遺産の島・廿日市市宮島町を結ぶ高速船を運航する方針を決めた。1年間限定で土日祝日の運航を想定。清盛ゆかりの地で企画展も予定される両町間を乗り換えなしで行き来できるようにし観光振興につなげる。

 高速船は音戸漁港と厳島港を約1時間で結ぶ。1月14日から乗員80人程度の船を使用し土日祝日に1日3往復する予定。県は運航を公募で選定する旅行会社に委託する。運賃は片道大人千円を見込む。

 海上交易を推進した清盛は音戸瀬戸を切り開き、信仰した厳島神社の海上社殿造営に尽くしたとされる。放映期間中、おんど観光文化会館うずしおと宮島歴史民俗資料館はそれぞれ清盛に関連する企画展を計画。ドラマの衣装や長さ約15メートルの木製の和船、独自の映像作品を紹介する。

 県によると両町間の移動は現在、定期航路などを乗り継いで最短約2時間、運賃は片道大人三千円程度。直航便の運航で観光客の利便性を高める。

 県は公募で選定する旅行会社に高速船を組み込んだツアー商品の企画を要請する。呉市の大和ミュージアムや廿日市市の宮島水族館「みやじマリン」など近隣観光施設への波及効果を期待する。

227チバQ:2011/09/08(木) 21:37:06
>>168
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110907-OYT8T01265.htm
大間―函館 フェリー新造費26億円


原発停滞 町財政不安の声も


大間―函館間を結ぶ現行のフェリー「ばあゆ」(7日、大間フェリーターミナルで)  大間町は7日、大間―函館間を結ぶフェリー航路の新造船について、プローポーザル(提案型)方式の入札の結果、造船会社を「内海造船」(広島県尾道市)に決めたことを明らかにした。建造費は26億400万円で、2013年4月の就航を予定している。町は12月定例町議会で建造契約議案を提案する。

 町議会の「大間・函館フェリー航路対策特別委員会」で町が報告した。フェリーが老朽化したため、航路存続を望む町が建造し運航会社が運航することが決まっている。

 町によると、建造費のうち、県からの支援金5億円を除いた21億400万円について、独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」から5億円を借り入れ、残る16億400万円を過疎債で賄う。返済の一部として、14年に運転を始める予定の大間原発の固定資産税を充てる計画だ。過疎債は12年度から返済するが、15年度に固定資産税が入るまで返済額の7割が交付税として返還される。

 議員から「大間原発の工事再開のメドが立たない中、町の財政計画は成り立つのか」と不安の声が出たが、町側からは具体的な説明はなく、金沢満春町長は「今の計画は予定通り進めたい」と答えた。

(2011年9月8日 読売新聞)

229チバQ:2011/10/01(土) 09:35:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00000092-mailo-l02
フェリー:大間−函館間存続問題 存続へ協議で一致 /青森
毎日新聞 9月30日(金)11時56分配信

 ◇大間町議10人、函館市議会訪問
 大間−函館間を結ぶフェリー航路の存続問題で、大間町議10人が29日、函館市議会を訪れ、意見交換した。同町内に建設中の大間原発を巡っては、函館市議会が「凍結」、大間町議会が「推進」で意見が対立しているが、フェリー問題は原発とは切り離し、存続へ向け協議することで一致した。
 同町などは1月、県の支援で老朽化が進む現行船に代わる2000トン級の新船を約26億円で建造し、運航を引き続き津軽海峡フェリー(本社・函館市)に委託する公設民営方式で合意。函館市も支援を表明している。
 意見交換では、石戸秀雄・大間町議会議長が「原発建設が凍結されれば固定資産税が見込めなくなり、(船の)大きさの再検討が必要になる」と発言。その場合、津軽海峡フェリーが撤退する可能性があるといい、函館市所有の岸壁を利用できるかを尋ねた。
 函館市議会側は「今後の検討課題」としながらも、「航路を守る」ため協力することを表明した。【近藤卓資】

9月30日朝刊

230チバQ:2011/10/01(土) 09:36:22
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201109280129.html
船客減などで大須港経由廃止シェアする


 広島港と三高港(江田島市)を結ぶフェリーを運航する芸備商船(広島市南区)は、経由する大須港(江田島市)への寄港を来年3月末で取りやめる。利用者減や燃料費の高騰が原因という。

 同社は今月、寄港をやめる申請を中国運輸局に提出しており、認可されれば正式に廃止が決まる。同社の平井康生業務部長は、寄港で年間約500万円の赤字が出ている現状に触れ「航路を守るための苦肉の策。説明を通じ地元の理解を得たい」としている。

 フェリーは広島―三高間を1日16往復。そのうち上下各6便が大須港に寄港し、旅客のみが乗降する。同港の1日の利用者は上下便それぞれ15人程度と低迷が続いている。

 同市では今春、市西部と広島を結ぶ西能美航路が再編されたばかり。市公共交通協議会の会長を務める正井嘉明副市長は「市としても代替交通手段を検討していく」と話している。

【写真説明】大須港に寄港した芸備商船のフェリー

231とはずがたり:2011/10/03(月) 00:51:46

高速船事業:種子島・屋久島航路を統合 岩崎と市丸で新会社 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111002-00000187-mailo-l46
毎日新聞 10月2日(日)13時2分配信

 ◇市丸社長「基本料金の値上げなし」

 種子島・屋久島航路で高速船「トッピー」を運航する鹿児島商船の岩崎グループと、「ロケット」を運航するコスモラインの市丸グループは9月30日、高速船を共同運航する合弁会社の設立に合意した、と発表した。29日付。来年1月の事業開始を目指す。
 両社によると、社長にはコスモラインの市丸隆二郎社長が就任する。新会社名は種子屋久高速船株式会社(仮称)で、資本金は4000万円。両社のほか、県や金融機関が出資する。合弁会社は7年契約で、両社が高速船を3隻ずつ提供し、計6隻で運航する。
 現在両社で鹿児島市と種子島・屋久島区間で1日計11往復を運航しているが、統合により8〜9往復に削減する方針で、市丸社長は「黒字化できる見通しが立っており、運賃の基本料金の値上げはしない」と話している。
 同航路の高速船事業は04年にコスモラインが新規参入して以降、値下げなどの競争が激化した。だが利用客数は伸びず、乗船率は平均で27%と苦戦。燃料費の高騰などもあり、両社の赤字が08年には計約20億円となるなど、島民から「共倒れするのでは」といった不安の声が上がっていた。市丸社長は「競争ばかりしていてもらちが明かない。島民のためにも健全な経営をすることがベストな選択だと思った」と語った。
 合意により、運賃を不当に廉売したなどとして、鹿児島商船がコスモラインを訴えていた訴訟は、鹿児島商船側が訴えを取り下げた。【黒澤敬太郎】

10月2日朝刊

232チバQ:2011/10/14(金) 22:41:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000021-maiall-bus_all
<関門海峡フェリー>来月末で運航休止 利用客減で赤字
毎日新聞 10月14日(金)19時55分配信

 山口県下関市の荒田港と北九州市小倉北区の日明港を結ぶフェリー運航会社「関門海峡フェリー」(本社・山口県下関市)は13日、来月末で運航を休止すると発表した。原油価格高騰による負担増に加え、関門トンネルの通行料金の値下げなどで利用客が減り、近年は赤字が続いていた。

 同社は1976年に設立。フェリーは両港間を1日15〜17往復していた。ピーク時(90年度)には年間約43万台の利用があったが、10年度には約16万8000台にまで落ち込んだ。減船や人件費削減などを実施したが、経営改善には至らなかった。

 運休に伴い、従業員18人は解雇する予定。事業譲渡や会社の清算も検討している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000077-mailo-l35
関門海峡フェリー:荒田←→日明港、運休に困惑 通勤通学の足奪われる /山口
毎日新聞 10月14日(金)11時28分配信

 下関市・荒田港と北九州市・日明港の間で約35年間運航していたフェリーが利用客減などを理由に来月末で休止することになった。両港にある運航会社「関門海峡フェリー」(下関市)の営業所には運休を伝える張り紙がされ、突然の知らせに困惑の表情を見せる利用客もいた。
 定期フェリーは彦島地区を中心とした市民が通勤・通学に利用するほか、高速道路などを通行できない大型特殊車両も年間約500台利用していた。
 しかし、02年度から昨年度までに燃料費が2倍になる一方、高速道路のETC割引制度などの影響で昨年度の利用車両台数は16万8000台で05年度(33万1000台)の約半分に落ち込んだ。同社は航路の存続に向け2隻あったフェリーを1隻に減らし、05、06年度と料金の値上げを実施。しかし、経営改善に至らず、12日に九州運輸局下関海事事務所に事業の休止届書を提出した。同社であった記者会見で南隆美社長は「利用客にご迷惑をおかけして誠に申し訳ない」と頭を下げた。
 商品の仕入れで20年以上、フェリーを利用してきたという北九州市戸畑区の生花店店主(40)は驚いた様子で「関門トンネルを利用するより便利だったのに残念。どうにかして存続できないのだろうか」と話していた。【松田栄二郎】
〔下関版〕

10月14日朝刊

233荷主研究者:2011/10/23(日) 01:18:59

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/261472
2011年9月3日 00:16 西日本新聞
博多−釜山 高速船参入 韓国の海運会社、2012年4月

 【ソウル神屋由紀子】韓国の海運会社「大亜高速海運」(浦項市)は2日、福岡市の博多港と韓国・釜山港を結ぶ航路に来年4月、高速旅客船を就航させる計画を明らかにした。同社は現在、長崎県・対馬−釜山間で高速船を運航しており、新たに路線を拡大する。

 博多−釜山間には乗客定員300−400人規模の船を投入し、釜山港を母港に1日1往復する計画。夏の繁忙期には、対馬を経由するコースも想定。同社の保有船を使用するか、新たに調達するかは未定。日本側の提携先は今後探すという。

 博多−釜山間はJR九州高速船(福岡市)と韓国の未来高速(釜山市)が高速船を共同運航し、カメリアライン(福岡市)がフェリーを運航している。空路でも昨年、エアプサンが参入しており、福岡−釜山間の競争は激化している。

 大亜高速海運は「東日本大震災の影響でこの航路でも一時的に客足が遠のいたが、韓国の海外旅行は近年、増加傾向にあり、訪日韓国人の増加も期待できる」と参入の理由を説明している。

 同社は既に韓国国土海洋省との事前協議を終えており、年内に事業計画を届け出る予定。同省は「報告通りであれば受理する」としている。

=2011/09/03付 西日本新聞朝刊=

234チバQ:2011/10/23(日) 19:09:05
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004564052.shtml
たこフェリー再開「法的に問題」 明石市長 
 明石淡路フェリー(明石市、愛称・たこフェリー)が小型フェリー船を購入し、12月から単車、自転車、旅客輸送に特化した形で運航を再開させる計画を進めていることについて、株主である明石市の泉房穂市長が21日に会見を開き「車を運べないなら、たこフェリーではない」などとして、購入見合わせを求める意向を表明した。

 たこフェリーの株主構成は、淡路ジェノバライン(淡路市岩屋)=56%▽明石市=17%▽淡路市=11%▽南あわじ市=4%▽洲本市=2%▽自社保有=10%。ジェノバ社は淡路市と協議した上で、既に横浜市の海運業者から約200トンの小型フェリーを購入する手続きを進めている。

 これについて、泉市長は「たこフェリー社の取締役会が開かれておらず、法的に問題がある。実態はジェノバ社による小型フェリー船の購入なのに、たこフェリー社のお金を使うのはおかしい」と語った。

 一方、ジェノバ社の吉村静穂社長は「自分の会社のためではなく、市民のための運航だ。採算性から小型にならざるを得ないが、たこフェリーの再開だと考えている」と反論している。

(森本尚樹)

(2011/10/21 12:57)

関連ニュース

235チバQ:2011/10/23(日) 19:09:40
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004563073.shtml
単車や自転車向けで、「たこフェリー」再開へ 
 国の高速道路料金値下げなどによる収支悪化で、昨年11月から運航を休止している明石淡路フェリー(明石市、愛称・たこフェリー)について、同社が小型のフェリー船を購入し、12月に運航を再開させる方向で調整していることが20日、分かった。車は積まず、明石海峡大橋を通行できない125cc以下の単車と自転車、旅客を運ぶという。


 同社の株主である淡路ジェノバライン(淡路市岩屋)や淡路市が計画を進めており、20日は淡路、明石市とジェノバ社の担当者が協議を行った。今後、兵庫県とも最終的な調整を進めるという。

 関係者によると、購入する船は約200トン(121人乗り)で、所有する長崎県の海運会社と既に売買の仮契約を済ませた。購入資金には、運航休止後の事業清算で発生した残余金を充てる。

 船尾に車の乗降口があり、車5台の積載が可能だが、「二輪」の需要にターゲットを絞る。従来のフェリー乗り場は廃止し、淡路ジェノバラインの乗り場を発着する。

 運営はジェノバ社が担い、「たこフェリー」という愛称は存続させる。同社の定期旅客船の航路を使うため、新たな航路申請は不要という。1時間に1便程度の運航を想定し、12月1日の運航開始を目指している。

 ジェノバ社の吉村静穂社長は神戸新聞社の取材に「採算を考え、小規模の運航となったが、橋を通行できない単車や自転車の利用者、観光客の需要に応えられる。淡路の活性化にもつながるだろう」と話した。(森本尚樹、敏蔭潤子)


 <明石淡路フェリー> 2000年7月、明石海峡大橋の開通で廃業した明石フェリーの跡を継ぎ、明石市と淡路1市10町(当時)、甲子園高速フェリー(現ツネイシホールディングス)が出資して誕生した第三セクター。明石港‐岩屋港間にフェリー3隻を運航していたが、10年11月15日を最後に運航を休止していた。同12月、淡路ジェノバラインがツネイシ社の保有株を引き継いだ。

(2011/10/21 09:11)

236チバQ:2011/10/27(木) 22:03:19
>>218
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111027/kgw11102702270000-n1.htm
小豆島−神戸 定期フェリー復活 経済効果、3カ月で5億円 香川
2011.10.27 02:27
 7月に復活した小豆島(香川県)と神戸市を結ぶフェリー定期航路について、小豆島町は26日、9月末までの3カ月間の利用者が5万3614人と発表した。アンケート調査では約70%が観光目的で利用しており、島内の観光関連消費額は3億円、県全体の経済波及効果は5億400万円におよぶ。塩田幸雄町長は「新しい活気を得ている。これからは島が香川の玄関となっていく」と期待をふくらませる。

 9月後半に利用者541人を対象に行ったアンケート調査では、69・9%が観光やレジャー目的で利用。島外からの観光客368人のうち阪神地域からの利用が69・1%を占め、定期便復活で大阪、神戸方面からの観光需要が高まっていることをうかがわせる。

 また、小豆島での宿泊が全体の78・8%を占め、定期便を運航するジャンボフェリー(神戸市)の加藤琢二会長は「日帰り客が多くなると予想したが、島内観光にとって大きなインパクトだ。以前は団体ツアーがメーンだったが、個人や家族旅行も増えているようだ」と分析する。

 一方、朝の到着便では利用者を受け入れる飲食店や観光施設がほとんどないなど、朝や夜にサービスを提供する施設が不足していることが、新たな課題として浮き彫りになった。

 さらに、接岸する小豆島の坂手港には、車が上甲板から乗降できる設備がないため、出発遅延の原因になっており、町は県に整備を働きかけていく方針だ。

237チバQ:2011/11/04(金) 22:48:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000072-mailo-hok
ニュースプラス:日ロフェリーが存続危機 道、観光客掘り起こし /北海道
毎日新聞 11月4日(金)11時32分配信

 ◇稚内−サハリン・コルサコフ、石油・ガス開発一段落で利用急減
 就航から17年目を迎えた稚内市とロシア・サハリン州コルサコフ市を結ぶ「日ロフェリー」。道内唯一の国際定期航路で、6〜9月に運航しているが、今季も旅客や貨物は低迷したままに終わった。航路存続のために、道は来年に向け、観光客の需要を掘り起こしを図るが、サハリンは観光地として未整備で、その道のりは困難だ。【片平知宏】
 ■続く採算割れ
 「一度も(採算で)プラスにはなっていない。補助金をもらっても赤字だが、なんとか続けている状況」。99年から日ロフェリーを運航する「ハートランドフェリー」(札幌市)の担当者は漏らす。
 日ロフェリーは95年、経済交流を狙いに始まった。石油・天然ガス開発の「サハリンプロジェクト1、2」により、05年は貨物数7026トン、06年は旅客数6681人と、過去最高を記録。しかし、開発が一段落すると、需要は急減した。
 ハートランドフェリーは昨年、撤退を検討。稚内市が3500万円だった補助金を最大5000万円に増額し、15年までの継続が決まった。しかし、今年の計28往復の旅客は前年比約7%減の3629人で、採算のラインの7000人には遠く及ばない。貨物は約60%増えたものの、1169トンにとどまった。
 ■自然をアピール
 稚内市の佐藤秀志サハリン課長は「サハリンプロジェクト3で天然ガス掘削を始めている。14年に稼働予定で、需要増が見込める」と期待する。だが、プロジェクトには不透明な部分もあり、道は側面支援に乗り出した。
 サハリンの自然や食を楽しむ12の観光モデルコースを作り、10月に札幌と東京で、旅行会社への説明会を開いた。フェリーの旅客の約7割はロシア人で、日本人も交流事業の参加者が中心。航路維持には日本人観光客の利用増が必要なためだ。
 モデルコースの一つは、サハリンでの鉄道旅行がモチーフとされる「銀河鉄道の夜」を書いた作家・宮沢賢治の足跡を列車でたどる旅で、琥珀(こはく)採りや旧王子製紙工場跡の見学などを用意。このほか、日本では絶滅の危機にあるイトウ釣り、ダイビング、トレッキングなどのコースもある。
 ■静観の旅行会社
 サハリンでは石油・天然ガスの開発に伴いホテルやレストランなどの整備が進んだ。フェリーを利用し、観光目的の2人以上が事前申請すると、ビザがなくても72時間まで滞在できる。
 しかし、稚内港からコルサコフ港までは約5時間半。札幌や東京からサハリンを目指すには、稚内での宿泊が必要。サハリンは、交通の便が悪く、観光用バスがない。日本語の情報もなく、郊外ではトイレが未整備だ。
 道から観光モデルコース作りの委託を受けたJTBコミュニケーションズ北海道の担当者は「観光地ずれしていない住民との交流や自然など面白みはあるが、観光地としては未知の世界」と話す。
 説明会に参加した札幌の旅行会社の社員(48)は「サハリン側の受け入れ態勢も不安が残り、観光地というイメージがない。(世界の観光地など)行くべきところを行き尽くした人向けでは」と様子見の姿勢だ。

11月4日朝刊

238荷主研究者:2011/11/06(日) 12:41:25
>>232
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201110150014.html
'11/10/15 中国新聞
関門フェリー、11月末で運休

 下関市の荒田港と北九州市の日明(ひあがり)港を結ぶ関門海峡フェリー(下関市)は、経営難を理由に11月30日を最後に運航を休止する。燃油価格の高騰に加え、高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引の拡大による客離れも追い打ちをかけた。1971年から40年続いた航路が姿を消す。

 関門海峡フェリーは、同航路を71年から運航していた別の会社から76年に引き継いで事業を始めた。約3キロの両港間を片道約13分で結ぶ。約40分間隔で平日17往復、日・祝日15往復している。

 利用はトラック輸送や市民の通勤通学が中心で、関門トンネルや関門橋に乗り入れることができない工事用クレーンなど大型特殊車両も年約500台利用してきた。

 利用台数はピークの90年度で約43万台だったが、2010年度はピーク時の半分以下の約16万8千台に落ち込み、03年度から赤字が続いていた。

 従業員十数人は解雇する。南隆美社長は「航路を維持するために努力を重ねてきたが、今後好転する見込みもない。利用者には誠に申し訳ない」と話している。

239チバQ:2011/11/17(木) 22:22:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000216-yom-bus_all
経済総合市況株式産業たこフェリー八方塞がり、再開も撤退も資金不足
読売新聞 11月17日(木)15時23分配信


拡大写真
立ち入り禁止となっている「たこフェリー」の船着き場(兵庫県淡路市で)=原田拓未撮影

 兵庫県明石市と淡路島を結ぶ第3セクター「明石淡路フェリー(たこフェリー)」の運航休止から、16日で1年が過ぎた。

 再開には数億円かけて新たに船を買わねばならないが、3セクには約8000万円しか残っておらず、自治体の支援なしでは事実上不可能な状況。撤退するにしても、桟橋などの撤去に膨大な費用がかかることから、関係者は先を見通せないでいる。

 3セクは、明石海峡大橋開通や高速道路料金値下げなどで経営が悪化し、筆頭株主だった広島県の造船会社が昨秋、経営から撤退。保有船売却や全従業員の解雇で負債を清算した。その後、同じ航路で高速船を運航する「淡路ジェノバライン」(兵庫県淡路市)が筆頭株主となって事業を継承し、今春再開を目指したが、道筋は今もついていない。

 関係者によると、再開にはフェリー購入が不可欠だが、中古でも2億〜3億円。さらに、船着き場がある明石、岩屋(淡路市)両港の土地代賃料や人件費などを含めると、年間で数億円の資金補填(ほてん)が必要という。

 一方、解散の場合は、両港湾にある桟橋の撤去費として約10億円を捻出しなければならない。

240チバQ:2011/11/17(木) 22:23:10
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0004621459.shtml
再開なお不透明 たこフェリー運行休止から1年 


淡路に向け明石港を出発するたこフェリー「最終便」。運航休止から1年となったが、再開のめどは立っていない=2010年11月15日
 明石海峡大橋を含む高速道路料金値下げ政策のあおりを受け、明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)が運航を休止して、16日で丸1年となった。この間、運航再開に向けて大きな進展はない上、国から支援を得るのは絶望的な情勢。運航主体である第三セクター、たこフェリー社の株主同士の思惑の違いも顕在化し、再開断念と三セク解散も現実味を帯びつつある。(森本尚樹、敏蔭潤子)


 昨年8月、三セクの株式の56%を保有していたツネイシホールディングス(広島県福山市)が明石、淡路市など他の株主に撤退意向を表明。同フェリーは同11月16日からの運航休止が決まった。

 明石市の北口寛人市長=当時=は淡路ジェノバライン社(淡路市岩屋)に経営参画を要請。明石と淡路3市の支援を前提に、2011年4月の運航再開を目指す方針が確認されたが、支援の枠組みなどをめぐり4市の足並みはそろわなかった。

 一方、明石市などは国から支援を得るため、4市と県、国などによる「明石海峡海上交通活性化・再生協議会」で調整を進めた。ただ、地域公共交通支援制度の海上交通の対象は、11年度から「離島航路」に限定。新たな制度が設けられない限り、国からの補助金は絶望的となった。

 そんな中、5月に就任した明石市の泉房穂市長は6月、淡路市の門康彦市長と会い「ボールは投げたので、後はよろしく」などと伝えた。これを受け、大橋を通行できない125cc以下の単車を輸送する手段の必要性を感じていた淡路市は、ジェノバ社とともに二輪車と旅客に特化した再開計画を進めた。

 だが、計画が表面化した10月、泉市長は「相当数の車が乗らないと『たこフェリー』ではない」と猛反発し、計画は白紙に。さらに、計画を実質的に進めていたジェノバ社の社長らを、泉市長が「特別背任罪にあたる」などと非難する事態にまで発展した。

 その後、明石、淡路3市と県は事務レベルの協議を重ねてはいるが、明石、淡路市の思惑の溝は埋まっていない。両市の担当者は「(三セク)会社の解散も視野に入れなければならない」とし、ジェノバ社は「関係市の態度が決まるのを待つしかない」としている。

(2011/11/16 09:30

241チバQ:2011/11/20(日) 11:32:11
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111120/art11112008170002-n1.htm
【探訪 防人の風景2011】
長崎県対馬 縮まる距離感、募る不安
2011.11.20 08:13 (1/2ページ)

航路が今月までに3社に増えた釜山ー対馬のフェリー。操舵室からは縦に長い対馬の島影が見えた=長崎県対馬市(鈴木健児撮影)
 韓国・釜山から新たに就航した高速船に乗り、国境を越えて日本の対馬を目指した。出港から約40分。対馬にある航空自衛隊のレーダーが見えた。船はわずか2時間弱で対馬の厳原(いづはら)港に到着した。

 対馬−釜山航路は、今年10月まで韓国資本1社の運航だったが新たに2社が参入。日系1社、韓国系2社の計3社になった。人口約340万人を擁する韓国第2の都市は、対馬にとって日帰り可能な、より身近な存在になった。

 対馬を訪れる韓国人は年間5万人を超え、多くは観光が目的。だが、釜山で出国手続き後に免税店でブランド品を大量購入、対馬に3時間だけ滞在して釜山にとんぼ返りし、品物を仲買に転売するのが目的の若い韓国人女性も多い。

 対馬は人口約3万5千人、面積約700平方キロ、南北約80キロの島。北部の展望所から朝鮮半島までは49・5キロ。晴れた日には釜山がよく見える。

 これだけ近いと古くからの関わりも深かった。飛鳥時代の667年。白村江の戦いに敗れ百済の遺臣らとともに築いた金田城(かなたのき)は日本最古級の城跡ともいわれる。江戸時代には朝鮮通信使が国書交換で訪れ、対馬藩の先導で江戸に向かった。鎖国時代、朝鮮半島との唯一の窓口は対馬だった。

 今、対馬は経済的に国内からは遠く、韓国からは近い存在になっている。東京から福岡経由で出向くと正規料金は往復約10万円。これに対し、格安チケットで釜山を経由して対馬に入ると、航空券とフェリー代、計3万3千円で往復が可能だ。

 国内移動なのに韓国経由では3分の1になる皮肉。東京からの帰省は釜山経由で、との話も聞く。

 身近な釜山だけに対馬島民の見方は複雑だ。「対馬の10倍ある巨大市場。大きなチャンスととらえるべきだ」と飲食店経営の平山満和さん(59)は期待を込める。これに対し、対馬唯一のしょうゆ製造の5代目、江口豊隆さん(46)は「経済交流と国防は別。韓国人の本音は読めない。国境に暮らす者として不安が絶えない」と漏らす。

 664年に九州、壱岐と並んで辺境守備兵が配置された“防人”の島。昔も今も、隣国と“適度な距離感”を保つためには、絶妙なバランス感覚が求められている。(写真報道局 鈴木健児)

                   ◇

 「探訪」の動画は、「産経フォト」photo.sankei.jp.msn.comまたは「YouTube」産経新聞チャンネルでご覧になれます。

242チバQ:2011/11/21(月) 21:37:11
>>241
〉東京から福岡経由で出向くと正規料金は往復約10万円。これに対し、格安チケットで釜山を経由して対馬に入ると、航空券とフェリー代、計3万3千円で往復が可能だ。
〉 国内移動なのに韓国経由では3分の1になる皮肉。東京からの帰省は釜山経由で、との話も聞く。


正規料金と格安運賃とで比較しちゃダメでしょ....

243チバQ:2011/12/20(火) 20:54:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20111219-OYT8T01239.htm
存続か廃止か 航路定まらず
沼津〜土肥港定期船


航路の存続が危ぶまれている沼津〜土肥を結ぶ定期船。住民の「生活の足」であると同時に富士山を海上から望める観光資源でもある  戸田運送船(沼津市、山崎元社長)が運航する沼津港〜戸田港〜土肥港を結ぶ定期船が存廃の危機に直面している。会社側は経営不振を理由に今年度末での運航廃止を表明する一方、行政からの補助金増額による継続を模索。住民は「生活の足」として存続を沼津市に要望した。同市は観光面での重要性を認めつつも、補助金の増額には二の足を踏む。航路は大きな岐路にさしかかっている。(山田博文)

 ■会社の思惑

 同社が今年度末での運航打ち切り方針を固めたのは11月中旬。伊豆箱根鉄道が2003年に撤退して以降、行政から補助金を受け運航してきた。補助金は旧戸田村時代の03年度から始まり、05年度から沼津市が年1500万円を支給しているが、山崎社長は「赤字続きで補助金の増額がないと、運航継続は不可能」という。

 利用客は05年度の4万3000人をピークにじり貧となり、10年度は2万2000人。赤字額は補助金があっても年平均で1000万円に達する。同社も経費削減のため船を更新したり、人員削減や駿河湾クルージングを導入するなど「利益を上げられる努力は全てやった」という。

 そこへ3月の東日本大震災。全利用者の7割を占める観光客は減り、4〜9月の利用者は前年の6割に。減便などで対応したが、展望は開けず、「現状の補助金の増額がないと、やめざるを得ない」と、今年度末での撤退方針を決めた。

 ■不快感

 山崎社長によると、震災による利用者減のため、今年の夏頃、沼津市の担当部署に航路から撤退する意向を伝えたという。

 だが、市側は減便は了承したが「撤退の話はなかった」との認識。栗原裕康市長は今月9日、存続要望に訪れた住民に同行した山崎社長に「新聞報道で(撤退方針を)知った。補助金の増額がないと来年度から運航できないという話ですか」と不快感をあらわにした。

 市長は、船が住民の足であることを認めつつも「代替もある」とバスの存在を指摘。ただ「無くなると観光面の魅力は薄れる」とその重要性にも言及した。

 そのうえで「赤字が出たから補助金を上げろというのでは、毎年投入額が上がる。利用客が増えるように(お互い)考えなければ。税金を使う話なのでよく検討させていただきたい」と述べるにとどまった。

 ■住民は

 存続を求める署名は戸田地区の住民の半数に当たる1619人に達した。中川勉・同地区連合自治会長は「通院、買い物に使う高齢者もいる。交通弱者の足を確保してほしい」と訴える。

 船では市の中心から戸田、土肥地区まで、陸路の半分の時間で行ける一方、沼津〜戸田間が往復3600円かかるため「ほとんど乗ったことがない」という住民も少なくない。

 04年10月に台風で陸路が寸断され、戸田地区が孤立した時、同航路が住民生活を支援したこともあるなど、防災面での役割もある。

 市財政が窮迫する中、無条件での補助金増額はあり得ない。今後、観光客や地元住民にいかに多く利用してもらうかを考えつつ、存続の道を探るべきだ。

(2011年12月20日 読売新聞)

244チバQ:2012/01/09(月) 13:24:25
http://www.nnn.co.jp/news/120109/20120109010.html
国際クルーズ客船の寄港地に 境港が注目集める
2012年01月09日

 鳥取県・境港が国際クルーズ客船の寄港地として、注目を集め始めた。境港管理組合の誘致活動が実り、5月以降に韓国の船会社が運航させる「ハーモニー・プリンセス」が10回以上寄港するほか、6月には2千人を乗せた大型客船「コスタ・ビクトリア」もやって来る。その一方、境港が日本海側の国際クルーズの拠点を目指す上で、大型客船専用ターミナルの整備も避けて通れない課題となってきた。 


境港に寄港したクルーズ船「ふじ丸」。ことしは国際クルーズ船の寄港地として熱い視線を浴びる=2009年9月撮影

■過去3年上回る
 コスタ・ビクトリアはイタリアの船会社の所有で、韓国の旅行会社が期間限定でチャーターして運航。中国発で韓国を経由、日本国内の日本海側の複数港に寄港する。境港には6月上旬に寄港予定。船体は約7万5千トンと、環日本海定期貨客船「DBSクルーズフェリー」の約5倍の巨大さ。過去に境港に寄港したクルーズ船の中でも最大規模となる。

 さらに5月以降は、韓国の船会社が運航するハーモニー・プリンセスも寄港を予定。乗客定員は約1千人。県国際観光推進課は「ことしのうちに十数回来るとの情報が入っている」と話している。

 日本海側では博多港が国際クルーズ船の拠点とされてきた。境港へのクルーズ船寄港回数は、2009年が9回、10年が10回、11年が4回で、半数以上は日本船籍だった。ところがことしは、既に国際クルーズ船の寄港回数だけでここ3年の数字を上回る見通しだ。

■国際認知進む
 境港に国際クルーズ船が入り始めた大きな理由として、県はアジア・クルーズ・ターミナル協会(ACTA)への加入と、国際見本市への出展を挙げる。

 境港は、アジア各港を巡るクルーズ船の誘致を目的に昨年11月、シンガポールや中国など6カ国7港で設立されたACTAの一員。日本国内では境港と神戸港の2港のみが加入した。さらに同月、シンガポールで開催された有力クルーズ船会社が集まる国際見本市に、日本から唯一、ブースを出展した。この時期以降、米国やイタリア、オーストラリアなど各国の船会社などから問い合わせが入り始めたのだという。

 同組合はさらに、世界最大規模の13万トン級の大型船の誘致活動を進めており、寄港が実現すればさらに注目度を増すのは確実。組合管理者の平井伸治知事は「新年度への布石も含め精力的にクルーズ寄港を目指していきたい」と意欲を見せる。

■整備が鍵に
 課題もある。現在、DBSクルーズフェリーは昭和北岸壁の暫定の国際旅客ターミナルを利用。不定期寄港の大型客船は木材などの荷下ろしが行われる昭和南岸壁を利用しており、港湾関係者は「玄関口の景観として最適とは言えない」と口にする。大型客船専用のターミナルの整備が急がれている。

 県などは、国に境港市竹内団地の夢みなとタワー横に国際フェリーターミナルの整備を要望しており、新年度予算で新規事業採択されるかが焦点。境港は昨年、国の背後観光地クルーズの日本海側拠点港に選定されただけに、関係者の期待も高まる。県国際観光推進課も「専用ターミナルができれば誘致の際の大きなメリットになる」としている。

245荷主研究者:2012/01/22(日) 14:26:17

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011122721222648/
2011/12/27 23:30 山陽新聞
宇高航路、トラック利用減少続く 割引実験中間まとめ

 宇高航路(玉野市宇野―高松市)の運航2社や関係自治体などでつくる宇高航路活性化再生協議会は、11月21日から行っている平日深夜のトラックと乗用車の運賃を割り引く社会実験(来年2月末まで)の中間実績を27日まとめた。重要視するトラックは割引率を高めに設定したが、前年と比べ1割以上減。減少に歯止めは掛かっていない。

 13日までの平日16日間の計320便で調べた。前年同期比で、乗用車は628台(1・16倍)で87台増えたもののトラックは297台減の1994台(0・87倍)。合計でも210台減の2622台(同0・93倍)と落ち込んだ。

 同協議会によると、瀬戸大橋の通行料金割引拡大が始まった2007年ごろからトラック利用は毎月前年を4?1割割り込んでいる。事務局の玉野市商工観光課は「割引で減少幅は狭まったが、依然として厳しい状況」としている。

 社会実験は、航路存続に向けて適切な運賃設定を探る狙い。平日午後9時40分?翌午前3時40分に出港する便のトラックと乗用車運賃を20?40%割り引いている。

246チバQ:2012/02/12(日) 12:06:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20120207-OYT8T01181.htm
沼津〜土肥定期船存続へ



.1日2往復に減 需要に応じ不定期便も


航路存続の見通しとなった沼津〜土肥を結ぶ定期船。海から富士山を望める観光の目玉でもある(昨年12月、沼津港で)  戸田港を経由して沼津港と土肥港を結ぶ定期船を運航する戸田運送船(沼津市)が、赤字のため3月末での航路撤退を表明している問題で、同社が定期便数を減らすことで4月以降も事業継続することが7日、わかった。

 沼津市などによると、同社が求めていた市の新年度の補助金増額は見送られたが、利用客の需要に合わせて不定期便などを導入し、同社の増収を図ることで折り合いが付いたという。

 同航路は戸田地区住民の「生活の足」であると同時に、船上から富士山が望めるため、首都圏の観光客の人気も高い。しかし、毎年赤字続きのため、戸田運送船は2005年度以来、市から年1500万円の補助金を受けている。

 11年度は東日本大震災の影響もあり4〜9月の利用客が4割減少。同社は昨年11月、「補助金が現状のままでは事業継続は不可能」と、補助金増が無い場合は今年度末で撤退すると表明した。これに対し、戸田地区の住民や観光関係者らが12月、住民の半分に当たる約1600人分の署名を添え、市に存続を要望していた。

 航路の観光資源としての価値を重視する市は、苦しい財政事情から補助金増額はできないものの、航路を維持する方法がないか同社と協議。その結果、補助金の額を維持したまま、現在の1日4往復を2往復に減便し、季節や曜日など、利用客の需要に応じて不定期便を運航することで、航路を維持することになった。

(2012年2月8日 読売新聞)

247チバQ:2012/02/21(火) 23:19:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000241-mailo-l33
宇高航路:存続を 玉野市長、知事あて要望書 /岡山
毎日新聞 2月14日(火)14時17分配信

 玉野市の黒田晋市長は13日、県庁を訪れ、宇高航路の存続を国に働きかけるよう求めた石井正弘知事あての要望書を、平出純一・県土木部長に手渡した。
 要望書は、国土交通省が示した本州四国連絡道路の料金を一般高速道路と同じ料金体系とする値下げ案などを受け、「存続問題の最大原因は高速道路や本四架橋の引き下げ措置によるものであり、国による抜本的かつ緊急の対策が不可欠」と指摘。県に対し、恒久的な存続のための支援策や公平でバランスの取れた総合的な交通政策への転換を国に求めるよう要望している。
 黒田市長は「通行料金が下がることに異論はない。しかし瀬戸大橋は台風などでの通行止めや、特殊車両は通れないなどの問題もあり、代替路線としてのフェリーは必要だ」と訴えた。これに対し平出部長も「現在国と議論しているのは料金問題だが、さまざまな形で存続問題も伝えたい」と応じた。
 黒田市長は「国策で通行料金を下げるのなら、代替輸送にも国が方策を考えてバランスを取るべきだ」と話した。【江見洋】

2月14日朝刊

248チバQ:2012/02/21(火) 23:19:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000195-mailo-l28

たこフェリー:乗り場に貸し駐車場、あすから営業 再開めど立たず暫定利用 /兵庫
毎日新聞 2月14日(火)12時56分配信

 運航を休止している「明石淡路フェリー」(たこフェリー)の明石港乗り場(明石市中崎2)に、乗用車99台を収容する貸し駐車場が設置された。フェリー再開のめどが立っていないことから、乗り場を所有する「明岩海峡フェリー」が暫定的な利用を決めた。15日から営業する。
 明岩海峡フェリーはかつてフェリーを運航していたが、現在は財産保全会社となり、00年から運航を受け継いだたこフェリーに乗り場用地を貸していた。しかし、運航休止(10年11月)翌年から賃貸料が支払われておらず、一方で土地の固定資産税が年間約1000万円と負担となっていることから活用法を検討していた。
 運航再開時に乗り場としての再使用を明石市が要望しており、再開された場合でも対応しやすい貸し駐車場に決めた。乗り場(約8500平方メートル)の約6割のスペースを民間駐車場運営会社に貸与する。10年度から明石観光協会に貸与している大型観光バス駐車スペース(10台分)は継続する。
 明岩海峡フェリーの一色範彦社長は「恒久的な活用方法はたこフェリーの動向を見極めて決める。有期限の活用で少しでも赤字を減らしたい」と話した。【南良靖雄】
〔神戸版〕

2月14日朝刊

249チバQ:2012/02/28(火) 21:52:13
>>165>>169
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202260003.html
下関―韓国光陽フェリー運休
 下関市と韓国・光陽市を結ぶ定期フェリー「光陽ビーチ」が1月末から運休していることが24日、分かった。運営会社の光陽フェリー(光陽市)が経営難に陥り、運転資金の調達が困難となった。

 同社の日本側代理店や下関市によると、光陽フェリーは昨年1月に就航。年間6万人程度の利用を目指したが、東日本大震災の影響などで韓国人旅行客の利用が伸び悩み、1年目の利用客が約3万3千人にとどまったことが経営を圧迫した。

 光陽市に近い麗水市で5月から国際博覧会(麗水万博)が開かれる。日本人旅行客の増加が期待できることから、光陽フェリーは光陽市と協力して新たな出資を呼び掛けており、4月1日の運航再開を目指しているという。

250チバQ:2012/03/11(日) 11:12:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120310-00000097-jij-bus_all
三光汽船、私的整理へ=事業再生ADRを活用
時事通信 3月10日(土)13時0分配信

 中堅海運会社の三光汽船(東京)が、私的整理の一種である「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」を活用し、経営再建を目指す方向で最終調整していることが10日、分かった。海運不況や原油価格の高騰で資金繰りが悪化していた。
 三光汽船は1985年に会社更生法の適用を申請。負債総額5200億円と、当時としては戦後最大の企業倒産となった。98年に会社更生手続きを終え、事業を継続していたが、再び業績が低迷。2011年3月期は連結純損益が141億円の赤字となっていた。

251チバQ:2012/03/11(日) 11:12:49
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120310/biz12031001370000-n1.htm
三光汽船、私的整理へ 戦後最大の破綻会社、再び苦境に
2012.3.10 01:37
 中堅海運会社の三光汽船(東京都千代田区)が、第三者機関の「事業再生ADR」を活用し、金融機関による支援で再建を目指す私的整理に入る方針を固めたことが9日、分かった。週明け12日にも発表する。世界的な海運不況に加え、円高や原油高騰の影響で資金繰りが悪化した。同社は昭和60年に会社更生法の適用を申請し、負債総額5200億円と当時としては戦後最大の経営破綻となった。

 同社は平成10年に更生手続きを完了し、事業を縮小して業務を続けてきた。しかし、再び苦境に陥り、平成23年3月期決算では、141億円の最終赤字を計上していた。海運業界では、コンテナ船の供給過剰で運賃が大幅に下落し、大手海運会社も軒並み最終赤字となっている。

 ADRは経営不振に陥った企業が、事業を継続しながら再建を目指す私的整理の手法の一つ。法的整理に比べて手続きの期間が短く、早期の再生が可能。ただ、すべての取引先の金融機関の同意が必要で、調整が難航する可能性もある。

252チバQ:2012/03/14(水) 22:09:08
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001203140001
寂しい別府初寄港/韓国クルーズ船
2012年03月14日


別府に初寄港した韓国クルーズ船「クラブハーモニー」=別府市の別府国際観光港

 韓国のクルーズ船「クラブハーモニー」(2万5558トン)が13日、別府国際観光港に初寄港した。ただ、乗客定員1千人に対し、韓国からの乗客は99人と寂しい初寄港となった。


 ハーモニー号は12日に韓国・釜山を出港し、福岡に次いで別府に寄港した。午前7時ごろ、三味線の演奏に迎えられ着岸した。乗客の約半数が早速、バス2台で湯布院や温泉体験といった観光に出かけた。


 船上では歓迎式があり、別府市の浜田博市長が「別府市は韓国木浦市と姉妹都市になっており、別府寄港に縁を感じる。乗客のみなさんに楽しく過ごして頂きたい」とあいさつ。船会社のハーモニークルーズ社(韓国ソウル市)を代表してイ・ヒョンシク船長が「温かいおもてなしに感謝する。多くの韓国人が訪れるようご協力を」と話した。


 乗客が少なかった点について、イ船長は「日本向けクルーズは始まったばかりでPRが万全でなく、韓国の新学期と重なったことも響いた」と述べた。27日の2回目の乗客は約800人の見通しと説明した。


 韓国からの日本向け観光クルーズは2月にスタートした。別府初寄港は2月7日の予定だったが、船会社の都合で遅れ、寄港回数も当初の年6回から4回になった。(尾立史仁)

253チバQ:2012/03/22(木) 21:56:00
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203180117.html
木江―宮浦航路を廃止へ

 愛媛県今治市の大三島ブルーライン(赤尾宣宏社長)は、10月1日をめどに広島県大崎上島町の木江港と今治市大三島町の宮浦港を結ぶ航路を廃止する。木江港を経由して宮浦港と今治港を結ぶ航路も縮小。木江―今治間の運航へと変更したうえで、快速船を廃止してフェリーに一本化する。利用者低迷や燃料油価格の高騰などで航路再編を迫られた。

 木江―宮浦間は現在、フェリーと快速船が計1日5往復している。2010年の輸送実績は旅客1万2534人だったが、11年は8855人に落ち込んだ。車両は横ばいだった。島の少子高齢化などが原因とみられる。

 宮浦―今治間はフェリーが1日2往復、快速船が同3往復している。木江―今治間に航路を短縮し、フェリーのみ1日1・5往復とする。

254荷主研究者:2012/03/31(土) 19:18:49

http://www.logistics.jp/headlines/20120216-001.html
2012年02月16日 物流ニッポン
関門海峡フェリー廃止

重量物、海渡れず、福ト協・山ト協、緩和措置要望へ

 北九州小倉北区日明港と山口県下関市を結ぶ関門海峡フェリーが昨年11月30日に運航を取りやめたことで、重量物輸送に支障が出ている。関門橋と国道2号関門トンネルには、それぞれ通行制限が設けられており、総重量44トンを超える特殊車両は総重量60トンまで乗船できる関門海峡フェリーを利用していた。福岡県トラック協会の重量部会(木村修一部会長)と山口県トラック協会の重量部会(大嶋鉄雄部会長)は、全ト協に通行制限緩和措置を念頭に要望活動を検討。全ト協は3月末までに関係行政に対し、関門橋とトンネルの通行制限緩和を含め、全国的な緩和措置を求める要望書を提出する見通しだ。

255名無しさん:2012/04/02(月) 21:31:47
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=39546
種子屋久高速船が開業 2社統合、安定経営誓う
(2012 04/01 22:00)
種子屋久高速船会社の開業を祝いテープカットする関係者ら=1日午前7時10分、鹿児島市本港新町の高速船ターミナル 岩崎、市丸両グループが設立した新会社「種子屋久高速船」が1日、種子屋久航路での高速船事業を開始した。鹿児島発着ダイヤはこれまでの計11往復から2往復減り、9往復となった。料金は据え置いた。
 第1便が鹿児島市の鹿児島港から種子島、屋久島に向けて出発するのに合わせて鹿児島港で開業式があり、市丸隆二郎社長は「安全、安心で快適な船旅をこれまで以上に提供したい」とあいさつ。西之表市の西之表港でも式典があり、両グループの関係者らが安全運航と安定経営を誓った。年間利用客80万人、売上高40億円を目指す。
 同航路は、市丸グループのコスモラインが参入した2004年以降、両社が値下げ合戦などで激しく競合し、赤字が続いていた。収支改善と安定的な航路維持のため、統合に踏み切った。

256チバQ:2012/04/08(日) 18:49:44
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201204080072.html
離島航路に定期フェリー就航シェアする


 福山市鞆町と離島の走島を結ぶフェリー神勢(じんせい)丸の就航式が7日、鞆港であった。車を積める定期航路は初めて。島民は高齢化が進む島の生活利便性の向上や観光振興に期待をかける。

 式典には鞆、走島両町の自治会や走島汽船などから約60人が参加。堀径扇副市長が「島での生活がより快適になる。観光客の増加や島と本土の交流活性化も期待したい」とあいさつした。

 走島には310世帯667人が暮らす。町の高齢化率は市内最高の約53%(3月末現在)。島民はこれまで墓石や建材、大型家電を運ぶ際、個人で船をチャーターしていた。

 神勢丸は全長33・16メートル、定員192人。乗用車は4台程度積める。車いすで利用できるようバリアフリー化もした。鞆港―走島港間は30分。料金は従来通り550円で、車は1800〜6千円。1日5往復する。

【写真説明】フェリーの就航を喜ぶ式典参加者

257チバQ:2012/04/18(水) 22:22:17
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=39916
川内−甑島の新高速船 水戸岡氏がデザイン
(2012 04/18 11:24) 2014年春にも川内甑島航路に就航する高速船のデザインを、九州新幹線「つばめ」などを手掛けた水戸岡鋭治氏が担当することが17日、分かった。発注する薩摩川内市は、揺れを抑える装置などを備えた高速船の建造事業者を、16日から公募している。
 総トン数200トン未満、全長48.5メートル以下、定員200人。建造費は14億8500万円を上限とする。外観や内装は建造事業者と水戸岡氏が代表を務めるドーンデザイン研究所と協議することが要件になっている。
 高速船は、生活航路に加え、観光客の利用にも期待が集まる。市は「新幹線から高速船まで一体的なイメージで利用促進を図りたい」としている。
 7月中旬にも事業者が決まる見込み。市によると、水戸岡氏は「孫と一緒に乗りたくなる船にしたい」と話しているという。

258チバQ:2012/05/06(日) 20:08:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120505/ngs12050502020000-n1.htm
対馬−韓国航路 日韓3社値下げ合戦 長崎
2012.5.5 02:01
 ■観光客急増も“消耗戦”の様相

 韓国からの手軽な海外旅行先として人気が高まる長崎県・対馬と韓国を結ぶ海路に、日韓の船会社が相次いで参入し、乗客争奪を繰り広げている。定期航路は大亜高速海運(韓国)が長年単独で運航してきたが、東日本大震災で一時休航したのをきっかけに、日韓2社が昨年10月に新規参入し、半年たった現在も採算度外視の値下げ合戦が続いている。

 対馬は韓国から海路で1時間余りと近く、韓国人がレジャーとして好む釣りや山歩きのスポットも充実。また、免税店で海外ブランド品を割安で買うショッピング目的で訪れる人も多いという。

 韓国と対馬を結ぶ船便は昨年まで13年間、韓国の大亜社便だけだったが、韓国からの観光需要を見込み、JR九州高速船(福岡市)と未来高速(韓国)が新規参入した。3社競合となった結果、各社の定価運賃は、対馬北部発着の往復で1万5千円、同南部発着で1万7千円と、かつてより2千円程度値下がりした。

 ところが、価格競争はそれだけで収まらず、各社は競い合って“大幅値下げキャンペーン”を断行。JR社は、就航後2カ月間は往復6千円、その後も1万500円という3割引価格を無期限で続けている。

 これに対抗し、大亜社は今月1日から2カ月間、半額以下の7千〜7800円で運航。未来社も4割引の往復9800円だったのを、先月から無期限で往復8千円にさらに値下げ。定価はもはや名ばかりの状態になっている。

 こうしたおかげで、対馬への韓国人観光客は急増。月平均の約5千人から約2倍の約9千〜1万人に増え、ホテルや飲食店からは歓迎の声が出ている。

 一方で、週末は満席となる船も平日は空席が目立つ状態。現在最高値のJR社は「うちでも採算ラインぎりぎりなのだが…。過密状態なのでいかに差別化を図るかが大事」とし、千円のグリーン席を用意するなど乗り心地をアピールしている。

 ある船会社関係者は「韓国の旅行代理店向けのまとめ売りは別価格だが、値下げ合戦はもっと熾烈(しれつ)。ライバル社が諦めて撤退するまで、赤字覚悟の競争が続くのかも」と“消耗戦”の現状にため息をついている。

259チバQ:2012/05/06(日) 20:43:42
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_13362408053.html
フェリー明暗 昨年度の航路利用実績
[2012年05月06日 02:57]

関西方面と結ぶフェリー=大分市の西大分港
 大分県と県外を結ぶフェリー航路の2011年度の利用実績は、四国航路の利用者が前年度に比べ5%増えた一方、関西・中国航路は10%減になり、明暗を分けた。利用者数全体では微増だったが、本州航路は東日本大震災による観光面での自粛ムードの影響が大きかったとみられる。フェリー各社に影響を与えた高速道路無料化の社会実験や「休日上限千円」の割引は終わったものの、燃料価格上昇の懸念もあり、厳しい状況が続きそうだ。

 県のまとめによると、全航路の利用実績は利用者が169万8千人、車両台数は72万8千台で、10年度(169万1千人・72万8千台)に比べ、利用者が7千人増えた。このうち、本州(関西、中国)を結ぶ航路利用は計45万4千人・21万6千台。高速無料化の影響が指摘された10年度(50万5千人・23万3千台)をさらに下回った。
 関西と別府、大分両市を結ぶフェリーさんふらわあは、震災後に観光客が多い別府便で団体客のキャンセルが相次いだという。同社大分支店は「自粛ムードの影響は6月まであった。今年は個人客を中心に増えつつある」と説明する。
 他に国東市竹田津―徳山(山口県)間の周防灘フェリーの減便、関西航路の松山寄港便廃止の影響もあるとみられる。
 4社・4路線が結ぶ四国航路の利用者は124万4千人・車両台数は51万2千台で、いずれも前年度(118万5千人・49万5千台)を上回った。大分市佐賀関―三崎(愛媛県)間を結ぶ国道九四フェリーは震災直後に観光客が減ったものの、県内と愛媛県の利用が多く、高速無料化の影響も限定的だったという。
 燃料の重油価格は年初から上昇傾向で、「夏以降、さらに値上がりする恐れもある。非常に気掛かり」(同社)と経営への影響を懸念する声が出ている。

<ポイント>
 県のフェリー航路支援 2011年度に始めた「フェリー航路活性化事業」を本年度も継続。事業費は6400万円。各社が取り組む広告や料金割引、各種キャンペーンなど利用促進事業について経費を助成する。関西圏での観光情報の発信にも力を入れる。

260チバQ:2012/05/06(日) 20:49:53
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/299952
瀬戸内の絶景満喫「昼便」復活運航
 フェリーさんふらわあ(大分市)が、別府−阪神間の航路開設から5月で100周年となるのを記念して復活させた“昼便”が30日、今年初めて運航された。雨が断続的に降るあいにくの天候だったが、約250人の乗船客は、昼間の瀬戸内海を行く船の旅を楽しんだ。

 この日の昼便は午前10時、別府市の別府国際観光港を出港。乗船客たちは瀬戸内海の島々や本州と四国を結ぶ橋などの景観を楽しんだり、船内でのジャズ演奏に聞き入ったりして、ゆったりとした時間を過ごした。

 同社によると、同航路には1912年に客船が就航したが、旅客の減少や貨物輸送の増加にともない“夜便”が主流となり、74年に昼便を廃止。昨年10、11月に2度、旅客増への起爆剤として復活運航した。同社は6月3日に神戸発大分行きの昼便を予定、秋にも計画している。

=2012/05/01付 西日本新聞朝刊=

261チバQ:2012/05/08(火) 21:52:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000037-mailo-l02
高速旅客船:ポーラスター、集客懸命 乗船券で商品割引 協力10店舗、民宿にも拡大へ /青森
毎日新聞 5月8日(火)11時38分配信

 青森市と下北半島西海岸を結ぶ高速旅客船「ポーラスター」を運航する「シィライン」(本社・同市)が、東日本大震災で低迷した利用者の回復に向け、テコ入れを図っている。乗船券で割引が受けられるサービスを始めたり、船内の見学会を催すなど、観光客の利用率アップに懸命だ。【酒造唯】
 08年に就航したポーラスターは、陸続きの港を結ぶ航路では全国唯一の離島航路。青森駅近くの発着所から脇野沢(むつ市)、牛滝(佐井村)、福浦(同)を経由し、佐井まで片道約2時間20分を1日2往復する(冬季は脇野沢−佐井は1日1往復)。通院など住民の生活航路として、また原子力災害時には避難の防災航路としての役割も担うが、観光航路としても、巨大な奇岩で知られる仏ケ浦など、下北半島の雄大な景観を眺められると評判だ。
 しかし、夏場の観光シーズンを除く利用者は下北半島の住民が主体で、利用率は平年で約10%と低迷。昨年は東日本大震災の影響で利用者が3分の2に減って年間約8000人になるなど大きく落ち込んだ。
 このため、同社は4月28日から、協力店舗でポーラスターの乗船券の半券を見せると、購入した商品が5〜10%割引になるサービスを始めた。割引を受けられる店舗は、下北名産センター(むつ市)▽マリンハウス脇野沢(同)▽スーバニアハウス(佐井村)など10店舗。5月中旬からは、佐井村内の民宿でも同様の割引を始める予定だ。
 また、今年の大型連休では、観光客を呼び込んで船内を紹介するPRも行った。ポーラスターはフィンランド人がデザインしたことで知られ、同社の福士充総務部長は「県立美術館で開かれているフィンランド展とも相乗りし、県外の人にも下北航路をPRしていきたい」と話す。割引などの問い合わせは同社(017・722・4545)。

5月8日朝刊

262チバQ:2012/05/21(月) 23:54:29
http://www.asahi.com/national/update/0520/SEB201205200012.html
白い船体、優雅に接岸 中国人客乗せ博多に初寄港
【動画】大型客船「コスタ・ビクトリア」博多港に寄港


 福岡市の博多港に20日、イタリア・コスタクルーズ社の大型客船コスタ・ビクトリア(7万5000トン)が初寄港した。国内の港への寄港は今回が初めて。全長253メートル、定員約2400人の白い船体がゆっくり接岸した。

 18日に中国・上海を出て韓国・済州島を経由してきた。船上では歓迎式典が開かれ、中国人の乗客らは下船すると観光や買い物に繰り出した。

 博多港は2008年から外国籍のクルーズ船の受け入れを始め、今年は過去最多の計78回を予定している。6月には過去最大となる3800人乗りのクルーズ船も寄港する。外国籍船のうち、半数以上が中国発着。市によると中国発着の場合、1人当たり4万4千円の経済効果が見込まれるという。歓迎式典には高島宗一郎市長や小川洋知事も出席。それぞれあいさつで、寄港による経済効果や交流に期待する考えを示した。

 コスタ社のフェリシア・タン中国日本韓国販売担当ディレクターは式典後、「経済的に強いアジアは潜在力が高い。福岡は街はきれいで、料理もおいしく、ショッピングもでき、色々な面で満足してもらえる」と語っていた。(岡田将平)

264チバQ:2012/05/23(水) 22:45:57
>>239-240
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120522/bsd1205221103005-n1.htm
たこフェリー運行再開断念 明石と淡路に“温度差” 兵庫 (1/2ページ)2012.5.22 11:02

 明石市と淡路島を結ぶ愛称「たこフェリー」の運航再開を断念し、解散することが21日、決まった運営会社の第三セクター「明石淡路フェリー」(明石市)。明石海峡大橋を含む本州四国連絡高速道路の料金割引拡充が大きな逆風となったが、その裏には、同じ株主である明石市と淡路市の“温度差”も三セクでの運航再開を困難とした。

 「株主の4市と筆頭株主のジェノバラインと協議を行い、再開は断念せざるを得ないと判断した」。明石市の泉房穂市長の淡々としたコメントとは対照的に、運航再開断念と三セクの解散について語る同社の筆頭株主「淡路ジェノバライン」(淡路市)の吉村静穂社長の表情は苦渋に満ちていた。

 「残したい気持ちもあったが、太刀打ちできず、手に負えない。孤立無援だった」。明石海峡大橋の通行料値下げを理由に挙げた吉村社長はこう言葉を絞り出した。

 同フェリーをめぐっては平成23年10月、淡路市がジェノバ社と協議し、新たにフェリーを購入して明石海峡大橋を通れない125cc以下の単車と自転車を輸送する計画で合意した。

 しかし、泉市長の反対で計画は白紙に。淡路市では二輪車用のフェリーを導入し、淡路島観光で人気が高いサイクリングの利用者誘致につなげたい考えがあり、市関係者は当時、強い反発と不快感を示した。

 だが、この日の臨時取締役会後、吉村社長は「二輪車のフェリー運航も厳しい」と発言。淡路市は二輪車用のフェリー導入に向け、県への支援要請も検討しているが、先行きは不透明だ。

 また、三セクの解散に伴い、可動橋など港湾の施設などを撤去する場合、最大約6億円の費用がかかるという。吉村社長は「県や市と相談する」としているが、今後は“負の遺産”の処理や有効活用も検討課題となりそうだ。

265チバQ:2012/05/25(金) 23:04:12
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001205250004
クルーズ客 招く境港
2012年05月25日


境港に入港するクルーズ客船クラブ・ハーモニー=鳥取県境港市昭和町

◆アジアに狙い 島根観光PR◆


 韓国のクルーズ客船「クラブ・ハーモニー」が24日、鳥取県の境港に初寄港した。境港では今年最初のクルーズ船寄港。今年は来月の7万トン級外国船を含む過去最多の6隻が寄港予定で、関係者はアジアのクルーズ市場の盛り上がりをさらに取り込む姿勢を見せる。


◆韓国船、今年初の寄港◆


 ハーモニーは約2万6千トンで、韓国初のクルーズ船社となるハーモニークルーズ社が運航。釜山から境港、富山をめぐり釜山に戻る4泊5日の行程で、韓国人客374人と乗員364人を乗せて午前7時ごろ着岸した。乗客のうち約260人が上陸、とっとり花回廊(南部町)や皆生温泉(米子市)、松江城(松江市)を観光する3コースのバスツアーなどを楽しみ、夕刻、船は離岸した。


 客船や寄港地の観光地取材に訪れた韓国・交通観光新聞(ソウル市)の金錫武(キム・ソク・ム)副会長(64)は「韓国では山陰の素朴さに人気がある。もっとPRすればクルーズ客も増える」と話した。


 船内での歓迎会には鳥取県の平井伸治知事、島根県の溝口善兵衛知事が出席。繰り返しての寄港を計画しているクルーズ社のハン・ヒスン会長と会談し、それぞれの観光地をPRした。


 クルーズ船誘致を進める境港管理組合は、市南部の竹内南地区に大型貨客船向けの新ターミナル設置計画があることをアピール。ハン会長は「我々がたくさん寄港し、計画が進むよう後押ししたい」とこたえた。


 境港では来月7日、過去最大の客船「コスタ・ヴィクトリア」(イタリア籍、7万5千トン、乗客定員約1900人)が寄港するなど今年は外国船3、日本船3の計6隻が10月までに少なくとも12回は着岸する予定。2007年の5隻19回の実績に迫る1年となりそうだ。


 背景にはアジアのクルーズ市場の活発化がある、と管理組合。中国やロシアの経済成長などで、欧米が中心だったクルーズ船社や旅行会社がアジアに進出し、2月に日本に就航したクルーズ社など域内でも新興の動きが進む。九州や太平洋側にとどまっていた寄港地も日本海側に広がりつつあるという。(竹野内崇宏)

266チバQ:2012/05/25(金) 23:07:21
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TO20120525511.htm
歌と踊りで大歓迎 外航クルーズ船、きょう伏木初寄港

よさこいを披露する園児=高岡市伏木古国府のかたかご幼稚園
 25日に高岡市の伏木港に寄港する「クラブ・ハーモニー号」(韓国籍、約2万5千トン)の入港歓迎式典で、同市伏木古国府のかたかご幼稚園児が韓国語の歌などを披露する。外航クルーズ船が寄港するのは初で、園児62人が24日、おもてなしの心を届けようと同幼稚園で最終練習に取り組み、元気な歌声を響かせた。
 クラブ・ハーモニー号は韓国・釜山を出発して鳥取・境港、伏木港を経て韓国に戻る。4泊5日のツアーで、乗客は約350人。伏木港入港後、乗客は県内を観光し、船は25日夜に出港する。

 式典には、かたかご幼稚園の年長児が参加し、韓国の童謡「ウリナラコ」など2曲と、よさこいを披露する。色とりどりの風船約千個を飛ばすパフォーマンスも行う。

 園児は5月中旬から片仮名の歌詞で、「ウリナラコ」を練習している。この日は、大きな船を想像しながら元気いっぱいに合唱し、よさこいでも力強い動きを見せた。

 式典では、伏木高3年の飯山裕太生徒会長が英語で歓迎のスピーチをする。物産販売、観光案内のブースも設置される。

 かたかご幼稚園の中村謙信君(5)は「歌と踊りをかっこよく決めて、また大きな船に来てほしい」と笑顔を見せた。

267チバQ:2012/05/25(金) 23:50:40
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120522/bsd1205221731010-n1.htm
韓国航路、昨年度は15%減 大震災影響も下期は回復2012.5.22 17:30
 九州運輸局は22日、博多(福岡市)、下関(山口県)、対馬(長崎県)と韓国を結ぶフェリーと高速船(7社4区間)の2011年度の輸送実績を発表した。利用者は前年度比15・2%減の約93万8千人だった。

 上半期(4−9月)は東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で韓国人客が減り、前年同期比33・3%減の約37万6千人と大きく落ち込んだ。一方、下半期(10−3月)は円高ウォン安の影響で日本人利用者が増え、3・5%増の約56万2千人に回復した。

 国籍別は韓国人が26・9%減の約58万人、日本人は16・1%増の約34万人。

 運輸局によると、12年度も日本人利用者は増加傾向が予想され、韓国人利用者も震災前の実績に戻りつつあるという。

268チバQ:2012/06/04(月) 23:31:27
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001206020004
津国汽船が破産申請/負債総額4億7千万
2012年06月02日

 岡山県玉野市の宇野港と香川県の直島を結ぶフェリーを運航していた津国汽船(玉野市築港1丁目、津国昭夫社長)が、5月31日に岡山地裁に自己破産を申請したことを、民間信用情報調査会社の東京商工リサーチ岡山支店が明らかにした。津国汽船は6月1日、宇野―直島航路の休止を中国運輸局に届け出た。


 東京商工リサーチ岡山支店によると、負債総額は約4億7千万円。売り上げ減少による多額の赤字に、燃料費の高騰が追い打ちをかけたという。


 津国汽船は1948年創業。かつては宇高航路(宇野―高松)をフェリー4隻で1日32往復運航したが、瀬戸大橋と明石海峡大橋の開通で利用者が減少し、2009年に撤退した。


 現在は、宇野―直島航路を運航。中国運輸局によると、直島側の船着き場は三菱マテリアル直島製錬所内にあり、1日8往復、主に同社のトラックと運転手を運搬していたという。


 津国汽船の社員は、豊島の産業廃棄物を直島の中間処理施設に運ぶ船の船員も務めているが、香川県廃棄物対策課によると、船を所有する会社が運航を続けるという。

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269チバQ:2012/06/04(月) 23:32:18
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-06-02_34509/
波照間の“足”再運休 運航会社財政難で


社会 2012年6月2日 09時38分



 【波照間島=竹富】石垣島と波照間島を結ぶ「フェリーはてるま」が1日から運休している。フェリーを運航する波照間海運(上原元代表社員)が財政難を理由に5月31日で運航をやめた。再開のめどは立っていない。

 同航路は現在、別会社の貨物船も運航しているが、燃料など危険物や建築資材など大型貨物は同フェリーでしか運べず、波照間島の住民は生活への影響を懸念している。

 同海運は昨年以降、別会社の同航路参入により「1航路1社」を条件とする国の離島航路補助制度の対象外となり、12月に同フェリーを一時運休。今年に入り再開させたが、船舶運航計画に沿わない運航が続いたため、沖縄総合事務局が5月24日に「船舶運航確保命令」を出し、是正を求めていた。

 同島在住の嘉良直町議は「生活物資に加え、競りに出す牛も運べなくなる可能性があり、畜産農家も不安がっている。近く公民館役員で話し合う」とした。

270チバQ:2012/06/04(月) 23:33:06
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2012/06/2012_133851341299.html
南海フェリー存続正念場 かさむ燃料費、戻らぬ客足 2012/6/1 10:16 メールで記事を紹介する 印刷する

 徳島市と和歌山市を結ぶ南海フェリーが、厳しい経営状況に置かれている。高速道路の大幅割引で奪われた客足が戻らない上、原油価格の高騰で燃料費がかさみ、3期連続の赤字決算は確実。同社は「今年が正念場」としており、業績回復の見通しが立たなければ、徳島と近畿を結ぶ唯一の航路が失われる可能性がある。

 2009年3月に始まった高速道路の「休日千円」の割引に対抗し、同社は同7月から10年3月まで国や県などの補助を受け、乗用車の運賃を片道1000円にした。乗客数は19万4888人と前年度より12・2%増えたが、採算は厳しく、09年度は7500万円の赤字に転落した。

 運賃を元に戻した10年度の乗客数は前年度比26・1%減の14万3927人となり、赤字は2億5千万円に膨らんだ。このため11年度から従業員の賃金を約15%カットするなど人件費を削減。燃料費を抑えるため船の速度を落とした。11年6月、高速道路の大幅割引は終わったが、客足は戻らず、同年度の最終決算では約1億5千万円の赤字が見込まれる。

 本年度は親会社の南海電鉄の支援を受け、難波駅などに格安で行ける企画乗船券「すきっぷ2000」を、昨年度に引き続き販売。賃金カットを15%上乗せし、外部に発注していた清掃を自社で行うなど経費削減にも努める。

 しかし、不安はほかにもある。燃料費は現在、2年前の2倍近くに上昇。使用している2隻のフェリーは就航から15年が経過し、維持費がかさむ恐れがある。

 フェリーは災害時に陸路の代替機能を果たし、環境にも優しい輸送機関として重要視する声がある。県交通戦略課は「高速道路と同じ料金なら利用者は多い。国で何らかの支援をお願いしたい」と存続を求めている。

 芦辺直人社長は「民間企業である以上、赤字の航路はいつまでも維持できない。今年を勝負の年と位置づけて再建に取り組んでいる」とコメントしている。


【写真説明】徳島港を出航する南海フェリー。経営は厳しい状況に置かれている=徳島市

271チバQ:2012/06/04(月) 23:34:48
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20120526000129
宇高、深夜便を廃止/6月3日から国道フェリー
2012/05/26 09:51
宇高航路を運航する国道フェリー(香川県高松市)は25日、深夜便を6月3日から廃止し、現行の1日22往復から13往復に減便すると発表した。不採算の深夜便を廃止し、24時間運航を取りやめることで燃料費や人件費の削減を図り、赤字幅の縮小につなげる。

 25日までに四国運輸局にダイヤ変更届を提出、受理された。

 同社によると、深夜便の廃止は、収益源のトラックの利用低迷と燃料費高騰が理由。トラックの利用は景気低迷による物流の減少と高速道路の料金割引制度の影響で大幅に落ち込み、燃料費の重油の価格はここ3年で1・5倍に上昇している。

 年間の赤字額は10年度に約2億5千万円だったが、さらに拡大する見通し。赤字の大きい深夜便を廃止しても黒字化は困難だが、年間で燃料費を4割、人件費を2割削減できるという。

 同社は1960年ごろから宇高航路の24時間運航を開始。瀬戸大橋が開通した88年以降、28分に1便の50往復体制を続けてきたが、08年から段階的に減便し、現在は45分〜1時間20分に1便となっている。新ダイヤでは、高松発の始発は午前6時、最終便は午後8時で、1時間おきに出港する。

 同社とともに宇高航路を運航する四国フェリー(高松市)は「現時点で減便や廃止は考えておらず、1日22往復の24時間運航を維持する」としている。

 宇高航路をめぐっては、厳しい経営環境を踏まえ、フェリー2社や自治体などでつくる宇野高松航路活性化再生協議会が2社の統合などの合理化案を示しているが、進展していない。

272チバQ:2012/06/18(月) 22:15:10
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120618/bsd1206181020005-n1.htm
【近ごろ都に流行るもの】水上バス “ツリー効果”で川にも脚光 (1/3ページ)2012.6.18 10:18
 下町の河川を行き交う手頃な移動手段「水上バス」が、東京スカイツリー(墨田区)の波及効果で注目されている。ツリーのおひざ元の浅草を起点に2団体が運行しているが、建設中から隅田川にそびえる絶景が評判となり、乗船客数は右肩上がり。ホテルとのタイアップも広がっている。(重松明子)



 「昨年度の乗船者は約20万人で、この5年間で5割も伸びています」とは、東京都公園協会水辺ライン課の長野久絵さん。都の災害時用船舶を有効活用する形で、平成3年に運行開始した、いわば“水上都バス”だ。「都民に水辺に親しんでもらうことが目的だが、近年は全国から問い合わせがあり、修学旅行など団体も増えた」。全国区人気の要因は船上からのツリーの眺めだ。「両国−浅草間(片道300円)では間近に、お台場海浜公園(港区)から隅田川を上り浅草に至るルート(片道1100円)では、数々の美しい橋とその向こうのツリーのコントラストが絶景」と長野さん。

 隅田川のほぼ同じルートで水上バスを運行する民間企業もある。東京都観光汽船だ。まだ「東京府」だった明治18年に創業。社名は「とうきょうと」と読むが、都の事業との誤解を避けるために、通称「とうきょうみやこ」と呼ばれている。

 同社の水上バスに乗り、浅草−日の出桟橋間(片道760円)を往復してみた。平日の昼間だが、定員300人の自由席が半分は埋まっている。特にオープンエアの船尾は家族連れなどで鈴なりだ。浅草出航間もなくは東側に大きく見えていたツリーが、隅田川の蛇行に従って、生き物のように移動。勝鬨(かちどき)橋下流では北西の築地市場の上に出現する。その下流、浜離宮の森の上には堂々たる東京タワーまで登場、ツインタワーの共演だ。

 約9キロの航路を40分かけて日の出桟橋に到着したが、取材のためこのまま浅草へ引き返す。上りの乗客は下りの半分ほどでゆったり気分で船が進んだ。

 正午過ぎ、築地の聖路加タワーにさしかかると、「わ! サラリーマンがいっぱい」。後ろに座る女性グループから歓声があがった。昼休み、オフィスビルから護岸の緑地に、ワイシャツ姿がワラワラと湧き出しているが、この景色がいいの?

 声をかけてみると、鳥取県在住の80代の母親と50代の娘と嫁の3人連れで、「観光地ではない東京が見られて面白い」と目を輝かせた。「親類の結婚式で上京。せっかくだから話題のスカイツリーでもと、主人に水上バスを勧められたんです。とりあえず浅草まで一本だから、迷わなくていい」とお嫁さん。

 同社浅草営業所の宮坂浩一さんは「コンクリートの護岸が遊歩道に整備されるとともに、水質浄化によって水上バスの魅力も高まった。公害がひどかった昭和40年代ごろは、川の悪臭にハンカチを鼻に当てる乗客もいたそうです」。

 美しくなった隅田川を証明するように、イメージが大切なホテルからのタイアップ話も舞い込むようになり、ツリー開業後は5ホテルに増えている。

 そのひとつ、外資系ラグジュアリーホテル「コンラッド東京」は、隣接する浜離宮に水上バスが発着する立地を生かしたプラン「大江戸東京クルーズ&ステイ」(1室2人利用5万3千円から)を開始した。「ツリーが眺められる部屋に、ツリーをイメージしたカクテルをルームサービスし、双眼鏡も用意しています。浜離宮散策がてら水上バスで浅草まで足を伸ばして、東京の新旧さまざまな姿を楽しんで」と広報。

 東京以外で、水上バス(今回は川の通年定期航路)がある都市を調べてみると“水の都”大阪市のほか、福岡市那珂川で昨年から運行がスタート。新潟市では、渋滞緩和や二酸化炭素(CO2)削減を目指す新都市交通として平成10年、多くの市民株主により発足した「信濃川ウオーターシャトル」があった。

 社会問題対策など、現代ならではの役割も見直されている水上バス。小さな舟運に、大きな可能性が積まれているようだ。

273チバQ:2012/06/20(水) 22:31:12
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001206200003
ロシア航路 多難な「船出」
2012年06月20日
舞鶴西港でコンテナを下ろす試験運航船=舞鶴市下安久





                         ■舞鶴港拠点化へ府が試験運航■



 京都とロシアをつなぐ貨物船の定期直行便を復活させようと、府が舞鶴港の拠点化を進めている。19日、ロシア極東・ナホトカ港行きの貨物船が入港し、試験運航が始まった。しかし、出荷量が減る中で需要が見込めるのか、先行き不透明な船出となりそうだ。



                         積み荷不足/ひしめくライバル港




 舞鶴西港に2010年に完成した国際埠頭(ふとう)。この日、台風4号の接近で雨が降る中、ここを拠点とする地元の貨物船が接岸した。ロシアとの貿易を試験的に担う「第1号」の船だ。初回は雑貨などを積んで出港するという。「定期航路がまちのにぎわいにつながれば」。市民からも期待の声が上がる。


 ロシアは9月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)をウラジオストクで開催するなど、極東開発に本腰を入れる。中心地ウラジオストクは中古車の一大市場となり、日本の自動車メーカーも現地生産の準備を急ピッチで進めている。


 舞鶴港が中古車や日本メーカー向けの自動車部品の集積地となり、極東へ送り出すことができれば――。府はそう思い描き、「関西の日本海側の玄関港」として北部の振興にも弾みをつけたい、と期待している。


 ウラジオストクの東180キロに位置するナホトカ市と舞鶴市は姉妹都市。日ソ国交回復後の1958年、日ソの定期航路が両市の間で最初に開かれた縁がある。約860キロ、最短2日で運べる地の利もある。


 懸案だった港へのアクセスも、2014年には京都縦貫道が京都市までつながり全線開通する。府は「ここ数年が勝負」とみて、ひとまず試験運航を6往復続け、貨物需要の掘り起こしに乗り出す。今年度約600万円の予算をあてた。


 だが、課題は多い。


 迅速に運搬でき、国際物流の主流であるコンテナ船のナホトカ航路は89年に一度開かれたものの、積み荷の減少で97年に休止。今は神戸などに向かう途中に在来船が立ち寄る程度で、積み荷不足は相変わらずだ。


 競合する港も多い。関西で神戸港と大阪港は別格。日本海側も博多や下関、新潟など、舞鶴より規模が大きい港がある。地域再生をかけてロシア航路の獲得に動く秋田港や富山港もセールスに懸命だ。


 肝心の京都経済界の関心もいま一つ。「舞鶴港の発展は重要」との声は聞かれるものの、照準は中国や東南アジア、インドといった新興市場に合わせ、ロシアまで関心が及んでいないのが実情だ。


 府の目標は、1往復につき30個程度のコンテナ量を確保し、2015年までに定期直行便を復活させること。実現できるかは未知数だ。

274チバQ:2012/06/21(木) 23:39:51
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001206200001
新型フェリー きょうデビュー
2012年06月20日


雨の中、20日の就航を待つ新日本海フェリーの新造船「すずらん」=敦賀市鞠山の敦賀新港


「すずらん」船内のエントランス=敦賀市鞠山の敦賀新港

 敦賀市の敦賀新港と北海道・苫小牧東港を結ぶ新日本海フェリー(本社・大阪市北区)の新造船「すずらん」の内覧会が19日、敦賀新港であった。


 すずらんは全長224・5メートル、幅26メートル、1万7382トンの大型フェリーで、旅客定員は613人。燃費が良く環境に優しい新型の運航システムを導入し、同社の従来船と比べて二酸化炭素排出量を約25%、窒素酸化物排出量を約40%削減できるという。


 船内には露天風呂やサウナ、スポーツジム、ミニシアターを備え、甲板には愛犬と一緒に遊べるようにドッグフィールドも設けた。


 すずらんは20日に就航し、同規格の新造船「すいせん」も同航路で7月1日に就航する。問い合わせは同社大阪予約センター(06・6345・2921)。(小池寛木)

275チバQ:2012/06/22(金) 21:25:30
>>168>>227>>229
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120621-OYT8T01612.htm
新フェリー「大函丸」 大間―函館間、来年4月就航

 大間町は21日、大間―函館間を結ぶフェリーの新造船を、1964年に同航路で初めて就航したフェリーの名前である「大函丸(だいかんまる)」と命名したと発表した。新フェリーは来年4月、就航予定。

 町は5月、町民を対象に船名を募集。143人から173作品の応募があった。町新船船名検討委員会で審査した結果、まちおこしグループ「あおぞら組」組長、島康子さん(46)の作品が選ばれた。島さんは「もう一度かつてのにぎわいをとりもどしたいとの願いを込めた」と話している。

 大間・函館航路は、住民の生活航路としての役割を果たしてきたが、2008年、原油高騰などで東日本フェリーが航路撤退を表明した後、紆余(うよ)曲折を経て、町が、航路存続のため老朽化した現行「ばあゆ」に代わる新フェリーを建造し、津軽海峡フェリーが運航する計画だ。

(2012年6月22日 読売新聞)

276チバQ:2012/06/29(金) 21:49:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120625-00000036-mai-soci
<弾丸フェリー>0泊3日 大分−神戸など往復3航路が人気
毎日新聞 6月25日(月)15時40分配信


拡大写真
「弾丸フェリー」プラン(大分−神戸航路)で運航している「さんふらわあ ぱーる」=大分市の大分港で、土本匡孝撮影

 「フェリーさんふらわあ」(大分市)の格安プラン「弾丸フェリー」が人気だ。大分−神戸▽別府−大阪▽鹿児島−大阪の3航路あり、目的地に到着後約7〜13時間後には引き返すという文字通り「弾丸」のような駆け足旅行。船中2泊の0泊3日で、金曜の夜、勤め帰りに出発し、日曜の朝に下船していつも通り出勤するのも可能だ。昨年2月の販売以来、話題となり、今年に至っては早くも昨年の利用者数を超えている。【土本匡孝】

 昨年の利用客は6914人だったが、今年は5月末で7452人と前年の実績を軽々と超えた。大分県−関西の2航路は九州からの利用客がやや多く、鹿児島−大阪は関西の利用客が九州の約2倍だ。「フェリーさんふらわあ」は、短時間の観光以外にも就職面接やイベント参加などピンポイントの用事がある人たちが利用しているとみている。

 金曜の大分−神戸航路の場合、午後7時半に大分を出発し、土曜午前7時55分に神戸に到着。約12時間滞在し、帰りの神戸発は同日午後7時50分で、大分には日曜午前7時20分に着く。

 人気の最大の理由はやはりその安さ。雑魚寝の「ツーリストクラス」の場合、通常片道1万600円〜1万2700円が祝日とその前日、金、土、日が往路なら往復1万円。それ以外の出発日も1万2600円と通常の半額程度だ。週末を安く設定したのは「PR効果を狙った」(担当者)から。区切られたスペースにベッドがある「ツーリストベッド」はプラス2000円。バイク、車とのセット料金もある。

 大分−大阪は、鉄道だと特急、新幹線利用の往復割引で2万6600円。大分−福岡を高速バス、福岡−大阪をツアーバスで乗り継いでも安くて片道約5000円、飛行機は片道約1万1000円だ。鹿児島−大阪は4月に就航した格安航空会社(LCC)が最安だが、陸の交通機関より「弾丸フェリー」が安い。

 価格以外のお得感もある。ツーリストクラスは「アップグレード券」がもらえ、復路は空きがあればベッドや個室に変更できる。また、週末にはジャズ演奏や寄席、星空教室など広いスペースがある船旅ならではの趣向をこらす。

 燃料費高騰による値上げに加え、九州新幹線開通、LCC就航(鹿児島−関西空港)など厳しい環境下での格安プラン。徳永工・営業企画室長は「部屋が空いている以上、空気を運ぶよりは……。まずは快適な船旅をしてもらい、次の利用につなげたい」と話す。

 今月27日からは大分県と近畿2府4県でのテレビCMも予定しており、さらなる人気アップを見込む。

 日本長距離フェリー協会によると、沖縄−本土航路以外では、他に同様のプランがあるのは茨城−北海道で運航する商船三井フェリーだけという。

 国土交通省旅客航路活性化推進室は「業界全体として景気低迷で物流も人の輸送も落ち込んでいる。人の輸送に力を入れたい表れでは」と話している。

 ◇まるで動くホテル

 5月末の平日、大分−神戸便「さんふらわあ ぱーる」に乗船した。午後7時過ぎ、大分港を出港。08年竣工で木目調のロビー、船室、レストラン……。さながら「動くホテル」だ。暮れゆく瀬戸内海を眺め、和洋中のバイキング(大人1500円)と広めの無料共同湯を満喫。船内には星空解説が貼られ、そんな気配りが旅心をくすぐる。

 照明を落とした雑魚寝部屋(18人)には4人。晴天のせいか揺れはほとんど気にならず、午前7時前、神戸港に着いた。

 復路は午後7時出港。「アップグレード券」で貸し切り2人部屋に。2段ベッドで横になって野球中継を楽しんだ。熟睡できたせいか疲れを余り感じることなく、翌午前6時半、大分港に到着した。【土本匡孝】

 ◇大分−神戸航路 金曜出発の場合

 金曜の大分−神戸航路の場合、午後7時半に大分を出発し、土曜午前7時55分に神戸に到着。約12時間滞在し、帰りの神戸発は同日午後7時50分で、大分には日曜午前7時20分に着く。

277チバQ:2012/07/01(日) 14:16:47
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/word/6775/9018
上海航路 巻き返しの夏 LCC好調の陰で集客低迷 娯楽や食事充実 中国営業を強化 7月25日、新装再開
 ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の子会社HTBクルーズが運航する長崎−上海航路が営業運航を始めて29日でちょうど4カ月。15年ぶりの航路復活に関係者の期待は高かったが、これまでの平均乗船率は33%にとどまっている。巻き返しに向け、船は娯楽施設を充実させる大規模な改装工事に入り、中国での知名度アップに向けた戦略も強化している。運航再開の7月25日まで約1カ月。ハード、ソフト両面で戦略を練り直す上海航路に勝機はあるのか。

 「最初は雨、途中曇りになって、ようやく光が差し始めた」。クルーズの小野秀一社長は航路の滑り出しをこう表現する。2月29日の初便は霧で到着が約19時間遅れ、4月には営業運航中にエンジントラブルが発生、航路途中で引き返し、計3便が運休した。

 予想以上に集客も低迷した。使用する「オーシャンローズ」の改装前の定員420人に対して全27便の平均乗客数は約140人。最も少なかった便は35人だ。霧や高波でダイヤ遅れが常態化し、4月からは週2往復から週1往復に減便した。5月に入ってようやく、満席近い便が出てきた。

 年10万人の集客、経済効果約30億円を見込み、県は2011〜12年度に港湾整備も含め関連予算約7億7千万円を計上した。だが同社は出足のつまずきを理由に「現状では年3、4万人が精いっぱい」。18日の県議会の一般質問では浅田眞澄美議員が「あまりに話が違う。血税を投じて(このまま低迷が続けば)簡単には済まされない」と県を厳しく追及した。

   ◆    ◆

 苦戦するHTBクルーズを横目に、中国の格安航空会社(LCC)春秋航空の佐賀−上海便は好調だ。佐賀県によると、1月18日の就航から5月末までの39往復の平均搭乗率は81・8%。アンケートでは中国人客が4分の3で、観光目的が大多数という。

 7月からは現在の週2往復が3往復に増便され、県も本年度内に9億円をかけて佐賀空港の国際線専用ターミナルビルを整備する。県空港課は「価格だけでなく、ダイヤの正確性も売り。ビジネス需要も取り込めば、さらなる増便も夢ではない」と鼻息が荒い。

 片道2時間程度の春秋航空に対し、上海航路は約28時間。上海航路の片道運賃は7800円(燃料サーチャージなど除く)と格安ではあるが、春秋航空も早めの事前予約ならば1万円以下で買える。小野社長は「単なる移動手段では飛行機に勝てない。食事やエンターテインメントの船旅ならではの魅力を広げたい」と力を込める。

 今回の改装ではペアシートを中心に300席を増やし、ショッピングゾーンを3倍に拡大。要望が多かったカラオケやマージャン、ゲームセンター、浴場を新たに設ける。レストランもビュッフェ方式に変え、マグロや和太鼓のショー、メークアップ教室や中国語講座など船内イベントも充実させる。

   ◆    ◆

 中国での営業不足も低迷の大きな原因だ。

 就航直前の1月、前社長が資金問題で経営責任を問われて突如解任され、営業担当の小野氏が社長に昇格した。「目標通り第1便を走らせることに労力を注いで、宣伝は後手になった」と言う。

 「勝負」と位置付ける夏に向け、6月には旅番組とタイアップして上海でテレビコマーシャルを流し、地下鉄での広告にも力をいれた。インターネットの検索大手百度(バイドゥ)や旅行サイトでの広告も強化。大手旅行会社がツアー商品を企画する動きもあり、すでに400人を集客している便もあるという。

 上海周辺の江蘇省、浙江省からも集客できるよう、上海発便を午後出発に変更した。長崎到着が夜になるため宿泊による経済効果も期待できるという。長崎市の中心商店街では通訳サービス導入や、日中2カ国語のクーポン付きフリーペーパー発行など“援護射撃”の動きも強まっている。

 1回の運航に1千万円以上の費用がかかるため、採算ラインは450人以上。まずは単月での黒字化が目標で、年内にも貨物事業にも着手したい考えだ。江戸時代のように、長崎が再び海外への窓口となれるのか。挑戦は続く。

278チバQ:2012/07/02(月) 23:38:56
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120702/biz12070211290001-n1.htm
「三光汽船」2度目の会社更生法適用を申請 自力再建ならず
2012.7.2 11:28
 信用調査大手の東京商工リサーチによると、三光汽船は2日午前、自力再建を断念し、東京地裁に2度目となる会社更生法の適用を申請した。自力再建をめざして事業再生ADR手続を進めていたが、再建計画の策定が困難となったため、自力再建を断念した。負債総額は、1558億円。

 本社は東京都千代田区内幸町、資本金は118億8270万円、松井毅社長で、社員は165人。

 元自民党衆院議員の河本敏夫氏が昭和9年に設立した独立系海運会社。昭和56年以降の海運不況の影響で不採算航路が続出して経営が悪化、60年8月に負債総額約5200億円で会社更生法の適用を申請、当時、戦後最大の大型倒産となった。

 その後、平成元年11月に更生計画が認可され、従業員削減や船舶売却など合理化を進めたことで、10年2月に更生計画より9年早く更生債権を完済、更生手続きを終結していた。

 しかし、リーマン・ショック後に再び経営悪化。ことし3月15日に事業再生実務家協会に事業再生ADR手続の利用を申請し、受理されていた。再生計画の策定を進めていたが、関係先との調整が進まず、再建計画の策定が困難となった。

279とはずがたり:2012/07/13(金) 13:53:04
「神の手に導かれた」 伊の座礁事故、船長が自己弁護
2012年7月13日(金)07:07
 今年1月、イタリア西岸のジリオ島そばで座礁して32人が死亡・行方不明となった大型客船「コスタ・コンコルディア」のスケッティーノ船長の事故後初のインタビューが10日夜、民放局で放映された。船長は謝罪する一方で「犯罪ではなく単なる事故だ」「私も被害者だ」と自己弁護した。

 船は海底の岩に衝突した後、しばらく進んでから島のそばに横倒しになった。ANSA通信などによると、船長は衝突後すぐ避難を命じなかった理由について「水深が浅い海域に向かうことを優先した。『神の手』に導かれた。その場で止まれば沈没し、より多くの犠牲が出た」と述べた。また事故時については「操船を部下に任せていた」とした。愛人とされたモルドバ人女性と夕食を共にしていたことも認めたが、「単なる友人で、ほかの船員もいた」と述べた。

 船長は事故直後、「船に戻れ」と沿岸警備隊長から叱られた。船長は「船を放棄してはいない。救助当局と話す必要があった」と抗弁した。

280とはずがたり:2012/07/13(金) 13:53:37
>>279-280
url貼らずに書き込んでもうた。

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/K2012071201070.html

281チバQ:2012/08/21(火) 21:41:24
>>272
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120821-OYT8T00119.htm
ツリー周辺 水路クルーズ実験
墨田・江東区 遊覧船で観光活用探る
 東京スカイツリー(墨田区押上)の開業を機に、墨田区と江東区は、両区内を流れる河川を観光に活用しようと、小型の観光遊覧船を運航する社会実験を20日から開始した。両区は今回の結果を参考に、民間業者による遊覧船の就航を目指しており、担当者は「ツリーと、隅田川や区内の水路を結ぶ新たな観光ルートで観光客の回遊を促進したい」としている。

 墨田区はツリー開業に合わせて、今年4月、ツリーのふもとに「おしなり公園船着場(仮称)」を整備。防災目的で整備した同区役所近くの「吾妻橋防災船着場」とあわせ、観光に活用することを検討している。しかし、両船着き場とも、管理や運営に関する条例がなく、民間の遊覧船などが使うことは出来なかった。

 今回は、民間業者から観光コースを募集。ツリー周辺を30分で回る手軽なツアーや、約2時間半かけて両区内の水路を巡るツアーなど、計4コースで調査を実施することになった。実際に遊覧船を運航し、利用者数や船着き場の混み具合などを調査。乗客からは、感想や改善点について意見を聞く。墨田区では、調査結果を参考にしながら、年度内にも条例を整備する方針。

 この日、小型の遊覧船で「おしなり公園船着場」から北十間川を抜け横十間川に入る約3キロを往復する「東京スカイツリー運河探検ミニクルーズ」に参加した福島県猪苗代町の小学4年斎藤璃空君(9)は「船に乗るのは初めて。ツリーが大きく見えた」と感動した様子だった。

 高畠雅之船長(46)は「船上から見る最新のツリーと下町の雰囲気の対比は魅力的で、観光資源として活用できるはず」と話していた。実験は11月まで行われる。

(2012年8月21日 読売新聞)

282チバQ:2012/08/21(火) 21:48:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120821/CK2012082102000089.html
水面きらめく 逆さツリー 周辺運河巡るクルーズ体験
2012年8月21日

クルーズ船上で記念撮影する乗客ら=墨田区の北十間川で


 東京スカイツリー(墨田区)の真下から周辺の運河を巡るクルーズの試験運用が二十日、始まった。墨田・江東両区が管理する船着き場を、民間事業者が観光振興に活用する。水面に映る「逆さツリー」が目玉のコースを体験した。

  (土屋善文)

 ツアーは東武トラベル(墨田区)と運航会社ジール(港区)が企画。ツリーの南側を東西に流れる北十間川の「おしなり公園船着場(ふなつきば)(仮称)」から約二十人の観光客が乗り込んだ。ツリー観光用の特注船で、全長十メートル、幅三メートル。甲板に白いベンチシートが横二列ずつ縦に並び、定員四十四人。屋根も壁もないので周囲が三六〇度見渡せる。

 解説員の小倉博明さん(61)の合図で出発。船着き場からではツリーが近過ぎ、首が凝りそうなほど見上げないと先端は見えなかったが、船が時速約五キロで動きだすと、全体が青空を背景に鮮やかに目に飛び込んできた。乗客らは「きれい」と、早速撮影タイムに突入。

 日差しは強くても、さわやかな風を受けて、暑さはあまり感じない。のんびりツリーを眺めていると、「ここから逆さツリーが見えます」と小倉さん。正面にそびえるツリーが反転してくっきりと水面に映る光景に歓声が上がった。福島県猪苗代町から家族と来た斎藤璃空(りく)君(9つ)は「ツリーが真っ正面に見えて良かった。ホント大きい」と喜んでいた。


 横十間川に入ると、小倉さんがギターでフラメンコを奏で始めた。旋律に耳を傾けながら、住宅街の向こうにそびえるツリーを堪能する。川の両岸に連なる濃い緑の木々がさわやかな気分にさせてくれた。同乗していた墨田区の郡司剛英観光課長は「この木は桜。春に満開になれば、また違う雰囲気になる。夜も運航できれば良いですね」と期待を膨らませていた。

 天神橋でUターンし、船着き場へ。約三キロ、約三十分の水上散策だった。数百円〜千円台が主流の浅草発着の水上バスに比べて一人二千円とやや高めだが、両区は今後、乗客へのアンケートをもとに料金や安全管理の方法などについて検討を重ね、来年度中の事業化を目指す。試験運用は十一月末まで。「おしなり公園船着場」、隅田川沿いの「吾妻橋防災船着場」の二カ所から、五社が四ルートを運航する。詳細は、両区のホームページ参照。

283チバQ:2012/08/21(火) 23:45:24
>>271
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012082122062635/
宇高国道フェリー10月から休止 景気低迷で利用者減
 国道フェリー(高松市北浜町)が、宇高航路(玉野市宇野―高松市)の運航を早ければ10月18日から休止することが21日、分かった。期間は2014年3月末までの予定で、四国運輸局に近く休止届を提出する。同社は「期間終了後は利用状況を見極め、再開するかどうかを判断する」としている。

 同社によると、景気低迷などによる利用者減に加え、14年4月から、競合する瀬戸大橋など本州四国連絡道路の料金が一般の高速道路と同じ水準に引き下げられ、今後の収支改善のめども立たないため決断したという。従業員約80人は関連会社に配置転換する方針。

 同社は10年2月、航路の廃止届を四国運輸局に提出。翌月に撤回し、減便によって経費節減を図ってきた。今年6月からは午後9時以降の深夜便を廃止し、1日22往復から13往復に大幅に減便した。

 宮脇幸次取締役は「ここ数年間、燃料費高騰で経費もかさみ、航路維持は困難。ただ、通勤、通学者らの生活航路でもあり、高速艇など別の形態での運航再開の可能性を探りたい」と話している。

284チバQ:2012/08/31(金) 21:29:55
>>277
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120831/03.shtml
上海航路は1便平均197人

 HTBクルーズ(長崎市)は、先月末に運航を再開した上海航路の8月の利用者実績をまとめた。利用者は1便平均197人で、採算ラインの500人には遠く及ばず、同社が目標としていた単月黒字化は達成できなかった。

 同社によると、8月は台風で欠航した1便を除く計8便を運航。利用者総数は1573人で、うち66%にあたる1035人が中国人客だった。定員は720人で、乗船率は27・3%にとどまった。

 客足が伸びなかった要因について、同社は「中国内での認知不足や、乗船予定だった200人規模の中国人団体客がキャンセルしたことなどが影響した」としている。今後は中国での営業人員を増やすなどして集客につなげたい考え。

 同社は、旅客船オーシャンローズ号を5月末まで運航した後、船内にカジノやシート席、大浴場などを設置する改修工事を実施。船内イベントも見直すなどして「利用者からの満足の声は増えている」(同社)という。

285チバQ:2012/09/08(土) 10:21:51
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005348319.shtml
「燕京」8月で航路廃止 神戸‐天津結ぶ国際フェリー 


天津への航路が廃止された国際フェリー「燕京」=写真は2009年11月、神戸港(撮影・前川茂之)



 友好都市の神戸と中国・天津を結ぶ国際フェリー「燕京(えんきょう)」(定員399人)が7月に突然休航し、そのまま8月下旬で航路を廃止したことが、1日分かった。天津と日本をつなぐ唯一のフェリーだったが、収益の柱となる天津からの貨物が減り、採算が悪化していた。友好都市の提携40周年を来年に控え、神戸市は「お祝いムードが盛り上がる矢先に…」と落胆している。(山岸洋介)


 燕京は1990年3月、官民挙げた友好都市記念プロジェクトとして就航。中国の合弁会社が週1往復運航し、神戸‐天津を50〜60時間で結んでいた。

 だが7月2日、日本側の総代理店チャイナエクスプレスライン(CEL)=神戸市中央区=から、取引先に「3日に神戸を出発する便をもって、当面休航する」と突然通知があった。出港後に一斉メールで知らされた業者もあり、港湾管理者の神戸市も出港当日に知ったという。

 運航会社は結局、8月20日に「収益改善を見込めない」と廃止を決定。現在、船は天津に係留されている。22年間で2265回航海を重ねた。

 CELによると、年間の乗客数は1万人程度で推移し、売り上げの8割は貨物が占めていた。だが近年は燃料費が高騰。中国の物流ルートの変化などで天津から日本への輸出品は減り続け、東日本大震災が追い打ちをかけた。昨年7月からは山東省にも寄港して集荷拡大を図ったが、採算が回復できなかったという。

 廃止の知らせに、神戸市みなと総局の担当者は「貴重な航路を失い、神戸港の大きな損失」と肩を落とす。来年に向け、さまざまな記念行事を計画する同市国際交流推進部も「阪神・淡路大震災や鳥インフルエンザ流行を乗り越え、日中友好のシンボルだった。非常に残念」と意気消沈気味だ。

 旧暦の正月「春節」や、夏休みの帰省に利用していた中国人の男性会社員(48)=同市中央区=は「割安で、家族で気軽に乗れた。時代の流れとはいえ、寂しい」と惜しんだ。

(2012/09/02 08:15)

286チバQ:2012/09/17(月) 19:50:59
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001209150001
宇高航路、来月値上げ
2012年09月15日

■四国フェリー 旅客7割アップに


 四国フェリー(高松市)は14日、高松―宇野航路の運賃を10月1日から値上げすると発表した。同日、四国運輸局に運賃変更届を提出し、受理された。消費税の導入や税率アップに伴うものを除き、値上げは1982年以来、30年ぶり。


 値上げするのは、旅客(大人)や二輪車、軽自動車、全長5メートル未満の自動車など=表。5メートル以上12メートル未満のトラックは除いた。新運賃は旅客(大人)で現行の約70%アップの670円、全長5メートル未満の自動車で同約10%アップの2980円(平日)となる。四国汽船の高松―直島―宇野航路などの運賃を参考にした。


 この日、本社で会見した堀川満弘副社長は「航路を続ける選択肢の中で、今の料金では収支が合わない。利用者に申し訳ないが、応分の負担をお願いしたい」と話した。


 同社によると、赤字は年間約2億5千万円。今回の値上げで年間3千万〜4千万円の収支改善が期待できる。今後は香川、岡山両県に港湾使用料の減免を求めたり、トラックの実質値上げを働きかけたりして、経営改善を図る。


 宇高航路には、四国フェリーと国道フェリー(高松市)の2社が就航しているが、国道フェリーは10月18日から1年間の運航休止を発表している。


 高松港で軽乗用車を止めて出港を待っていた高松市の男性(73)は毎月2回、フェリーで岡山市内の神社へ行くという。「値上げするのなら、料金的にそれほど変わらない瀬戸大橋を使うかもしれない。応援していたのに」と残念がった。(高橋孝二)

287チバQ:2012/10/02(火) 21:10:53
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001210020001
大島―佐伯結ぶ定期船「おおしまツー」就航
2012年10月02日

 佐伯市鶴見の離島・大島と本土側の葛港を結ぶ市営航路に1日、新しい定期船「おおしま2(ツー)」が就航した。車いすごと乗り降りができるように電動昇降機(リフト)を導入するなど、大島の高齢化に対応するためバリアフリー化を図っている。


 1988年7月に就航し24年間、島民の足として活躍してきた前の船が老朽化し、市が国、県の補助を受け約1億1500万円で建造した。全長約18メートル、総トン数19トンで定員44人。


 前部の乗降口近くに高齢者や体の不自由な人のためのバリアフリー席4席を設け、2席をたたむと車いす1台分のスペースができる。一般の客室の通路も広く、ゆったりしている。


 大島田野浦港での就航式では、約50人の島民が新船を出迎えた。古川積(つもる)・田野浦地区区長(58)は「離島に暮らす私たちにとって船は命そのもの。新船は安心感を与えてくれる」とお礼を述べた。


 大島の人口196人のうち約7割が65歳以上。年間利用客約1万4千人の8割を島民が占め、ほとんどが通院に使っているという。3人の子どもの母親の宮本美加さん(28)は買い出しや子どもの病院がよいに使っているが、「使いやすくなって助かります」と喜んでいた。


 定期船は葛港と田野浦港を30分で結び、毎日3往復する。市は交流人口の増加にも期待している。(柴藤六之助)

288チバQ:2012/10/31(水) 22:12:32
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001210310003
渡し舟 球磨川最終便
2012年10月31日


渡し舟を操る船頭の求广川八郎さん。こんな風景も見られなくなる=球磨川

  球磨川で唯一残る球磨村神瀬(こうのせ)楮木(かじき)地区の渡し舟「楮木の渡し」が、10月31日で運航をやめる。三十数年も櫓(ろ)を握り続けてきた求广川(く・ま・がわ)八郎さん(85)が年齢や体調を理由に引退するためだ。31日には「納め式」を開き、村や地元住民らが求广川さんの労をねぎらう。


  渡し舟は全長約8メートルの手こぎの木船で、同地区と対岸のJR肥薩線瀬戸石駅(八代市坂本町)間の約100メートルを1分ほどで結ぶ。1966(昭和41)年からは地区の渡し舟組合が村の委託を受け、日曜を除き毎日運航し、住民らの足を支えてきた。船賃は村民は無料、村外者は片道150円だ。


  求广川さんは50歳のころに船頭になった。国道219号下にある川べりの小屋に待機し、駅の発着時間に合わせて客を待ってきた。最近は「高齢で、ひざの状態もよくない」と感じ、引退を決めた。同村は「川船を操船する人はいるが、渡し舟を操ることができる人がいない」といい、後継者は見つかっていない。


  村建設課によると、一昨年は年間534人が渡し舟を利用した。人口減や自家用車の普及で、1日の乗客は病院に通うお年寄り1〜2人ほどになったが、今も月に20回ほどの出番がある。かつては朝夕の通学に利用していた高校生も現在はゼロだが、求广川さんは「以前からの習慣」で今でも一番列車に合わせて午前6時前に小屋に着き、午後5時半ごろまで待機する。


  渡しが無理な大雨の日も、運休日の日曜も「舟の番を」と出勤し、小屋に詰めた。「風が大敵。下流側に流され、本来の着船地点に舟を戻そうと力いっぱい櫓をこぐのが、つらいと言えばつらかった」


  村によると、1908(明治41)年に八代―人吉間に鉄道が開業したが、まだ国道が整備されていなかったことが渡し舟を生んだ背景と考えられている。かつては村内に複数の渡しがあったという。


  肥薩線を走る蒸気機関車「SL人吉」は瀬戸石駅に近づくと、車内アナウンスで求广川さんのことを「船頭の達人」と紹介する。求广川さんは列車に手を振って応えてきたが、こんな車窓光景も見られなくなる。求广川さんは「寂しいといえば寂しいが、仕方がない。足がどうにもならん……」。


  31日の納め式は午後3時から。求广川さんのこぎ納めには地元の保育園児らが乗船し、村のPRキャラクター「球磨太郎(くまんたろう)」と県の「くまモン」も同乗する予定だ。(知覧哲郎)

289チバQ:2012/11/07(水) 21:37:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20121106-OYT8T01588.htm
自転車無料どこ負担?

<南海フェリーキャンペーン 発案の和歌山は市補助 徳島市は予算化見送り>

南海フェリーの「自転車無料キャンペーン」のポスター  厳しい経営が続く南海フェリー(本社・和歌山市)の「和歌山徳島航路」で、同社などが10月に始めた自転車の運賃無料キャンペーンを巡り、発着地の徳島、和歌山両市で対応に違いが出ている。和歌山に到着する便の無料分は和歌山市が負担する一方、徳島到着分はフェリー会社が“肩代わり”し、徳島市の補助はゼロ。元々、和歌山市の発案であることや徳島市が「市民だけが利用するわけではない」として予算化を見送ったためだが、紀伊水道を挟み、両市の航路へのスタンスが表れたかのような形となっている。(川本修司)

 キャンペーンは当面、来年3月までの半年間で、フェリーに自転車を積み込む際、旅客運賃とは別に1台600円の手荷物運賃を無料にする。費用をかけずに旅を楽しむ若者らをターゲットに、新たな層の掘り起こしを図るのが狙いで、3月の社会実験で自転車の運賃などを無料にしたところ、好評だったため期間を拡大して行うことにした。

 和歌山市は、キャンペーンを発案したこともあり、和歌山へ向かう便について補助を決め、片道1200台を目標に、2012年度の当初予算に39万6000円を計上した。しかし、徳島への無料分については、南海フェリー自らが支出し、徳島市の当初予算には関連予算は盛り込まれなかった。

 両市と南海フェリーは「和歌山徳島航路活性化協議会」の事務局を務める中心的なメンバー。連携して乗客にプレゼントを贈る企画などに取り組んでおり、徳島市によると、今回のキャンペーンも昨秋、和歌山市側から共同で事業を行えないかとの打診があったが、「事業には参加しない」と返答したという。

 徳島市は自転車で市街地などを巡ってもらう「サイクリングマップ」を作るなど、これまで自転車を観光に生かしてきた面もあるが、市地域交通課の担当者は「フェリーは徳島市民だけが利用するわけではないので予算化は見送った。広域にまたがる交通機関は、市単独でなく、国や県との連携で対応すべきと考えていた」と説明する。

 同社は「市の判断について、コメントする立場にない」とするが、海上交通など海事政策に詳しい寺島紘士・海洋政策研究財団(東京都)常務理事は「航路を四国と近畿を結ぶ『海の幹線道路』と見れば、徳島市だけで支援すべきでないとの市の考えは理解できるが、徳島は四国の玄関口であり、関西圏からの誘客策ととらえて何らかの支援を考えてもよかったのでは」と指摘する。

 徳島市は「存続が危ぶまれる状況になっていることを踏まえ、来年度は補助を検討している」という。

(2012年11月7日 読売新聞)

290チバQ:2012/11/07(水) 21:37:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/feature/tokushim1211035222412_02/news/20121026-OYT8T01606.htm?from=popin
フェリー集客 苦心の航路 

<赤字続く徳島―和歌山便 学生講座やライブ、萌えキャラ・・・若者ターゲットに懸命>



原油高騰などで苦境が続く南海フェリー。荒波を乗り越えられるか(徳島市の徳島港で)  徳島港(徳島市)と和歌山港(和歌山市)を結ぶ航路を運営する南海フェリー(本社・同市)と紀伊水道対岸の徳島、和歌山両県が、若者をターゲットに、乗客の心をつかもうと様々な取り組みを展開している。9月には、船内で座禅体験や和歌山ラーメンのよもやま話を聞くキャンペーンを行うなど、あの手この手の策に苦心の跡がにじむ。燃料の原油高騰などで赤字が続く中、行政も加わって懸命に繰り広げる斬新な作戦。果たして功を奏するか――。(川本修司)

■妙策あれこれ

 「上手ですね!」

 9月2日、フェリー内の売店そばの船室。半紙や無地のうちわに思い思いの文字を墨書していた親子連れが、大学生に声を掛けられ、笑顔を見せた。企画したのは四国大(徳島市)書道クラブ。同日から同14日まで行われたキャンペーンの一環で、南海フェリーが同大学、和歌山大(和歌山市)と企画し、船内の空いたスペースを活用して行った。

 キャンペーンは同社初の試み。期間中はほかに、四国大の学生による初心者のための将棋講座や手話コーラスや、和歌山大の学生によるピアノの弾き語りやマジックライブなどが行われた。狙いは到着までの時間を楽しんで過ごしてもらうことで、今回参加した学生を通じ、若者にフェリーを浸透させ、安定的に乗客を確保したいとの思惑もある。

 若者を意識した作戦はこれだけにとどまらない。昨年1月には、「高野(たかの)きらら」「阿波野(あわの)まい」と命名したアニメイラスト風の〈萌えキャラ〉を誕生させ、7月にはグッズの船内販売などを行った。10月からは自転車で旅をする若者を念頭に、船内に持ち込む自転車を無料とする和歌山市とタイアップしたサービスを始めるなど、イメージアップに躍起だ。

 ■苦 境

 両県は「和歌山徳島航路利用促進実行委員会」を南海フェリーとともに設立。航路支援にとどまらず、両県の観光振興につなげる試みをを行ってきたが、3者がこうした取り組みを本格化させた背景には、航路の乗客減に歯止めがかからない現状がある。

 総乗船人数は、就航2年目の1976年の約105万人をピークに、その後は80万人前後で推移していたが、98年の明石海峡大橋の開通を機に大幅減となり、2009年の高速道路料金の「土日・祝日上限1000円」割引制度が追い打ちをかけた。11年度は約38万人にまで落ち込んでいる。

 徳島への出張で週2回フェリーで和歌山市から往復するという同市三木町、会社員大音俊輔さん(26)は「フェリーを利用すれば大阪市の勤務先からバスで徳島に出張するよりはるかに楽。この便利さをもっと知ってもらえたら乗る若者も増えるはず」と話す。

 ■正念場

 高速道路の割引制度に対抗し、同社は09年7月から翌年3月まで、国や県の支援を受けて、試験的に車の航送料金を1000円(車体3〜5メートルの乗用車の正規料金は9300〜7400円)に引き下げた。しかし、一時的に乗客数増につなげたものの、採算面では厳しく、09年度は黒字から7500万円の赤字に転落した。以降、3期連続で赤字となり、航路維持が危ぶまれる事態になってきた。

 同社の花井透・取締役営業部長(46)は「経営状況の悪化が続けば、航路の存続について厳しい意見が内部で出ないとも限らず、今年が正念場になる。災害時に本州との架橋をバックアップする緊急輸送機関としての責務も感じている」と強調する。

<徳島港と和歌山港を結ぶ航路> 南海フェリーが1975年に就航した。かつては高速船や小松島―和歌山間のフェリーもあったが、現在は現行のフェリー航路だけになった。県内と近畿圏を結ぶ唯一の旅客定期便で、紀伊水道約60キロを1日9往復している。

(2012年10月27日 読売新聞)

292チバQ:2012/12/01(土) 13:40:25
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121126/fkk12112602330000-n1.htm
九州の長距離フェリー10年連続マイナス 24年度上半期の旅客実績
2012.11.26 02:33
 ■LCCとの競合影響

 九州運輸局は、九州と東京、関西を結ぶ長距離フェリー(5社8航路)の平成24年度上半期(4〜9月)の輸送実績を発表した。旅客数は前年同期比2・4%減の74万7829人で、10年連続のマイナスとなった。「格安航空会社(LCC)との競合も影響した」と分析している。

 運輸局によると、輸送旅客数が最も多いのは阪九フェリーなど2社が運航する北九州−阪神間で約38万4千人で、前年同期比0・3%減にとどまった。大分発など中九州−阪神間は18万7千人(前年同期比3・3%減)、宮崎発など南九州−阪神間は15万7千人(同3・5%減)で減少が目立った。

 九州と関西を結ぶ旅客輸送は競争が激化している。昨年3月の九州・山陽新幹線の直通運転に続き、今年3月以降は、LCC「ピーチ・アビエーション」が福岡、長崎、鹿児島の各空港と関西空港を結ぶ路線を順次開設した。フェリーの苦戦について九州運輸局旅客課は「LCCとフェリーは運賃に大きな差がない半面、所要時間が大きく異なっている」としている。

 一方、輸送車両数は1%増の54万316台で、3年連続でプラスだった。エコカー補助金制度により、北部九州に集積する自動車工場に部品を運ぶトラックが増えたことなどが好材料となった。

293チバQ:2013/01/06(日) 22:01:37
デザインがひどい・・・

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20130104/CK2013010402000077.html
伊豆諸島に新高速船 4月から就航、繁忙時増便
2013年1月4日


 伊豆七島に就航する東海汽船(港区)は四月から、四隻目の高速ジェット船を導入し、増便する。新船は「セブンアイランド 友」で、同社名誉船長のイラストレーター柳原良平さんがカラフルな外装をデザインした=イメージ図、東海汽船提供。

 新船は全長二七・四メートル、全幅八・五メートル、重量一六四トンと、既存の三隻と同型。最大時速八十キロで、定員は二百五十四人。外装は青を基調に、人が手足を広げて並ぶ姿をイメージした。

 大島、新島、神津島など伊豆五島に就航し、週末やゴールデンウイーク、夏休み中の便増につなげる。

294チバQ:2013/01/12(土) 10:42:45
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130112-00000301-bjournal-bus_all
豪華クルーズの“格安”LCC元年到来なるか…10日間で10万円の旅も
Business Journal 1月12日(土)7時52分配信
客船「オアシス・オブ・ザ・シーズ」(「Wikipedia」より)

 昨年は日本初のLCC(=Low Cost Carrier:格安航空会社)、ピーチ・アビエーションが就航するなど、まさにLCC元年だった。空の旅は国内・国際ともに大競争時代に入ったわけだが、船のLCC(=Low Cost Cruise)も2〜3年前から本格化しつつある。船の旅も激しい競争へと突入するのか。

「クルーズ(船の旅)=高価な旅」というイメージを持っている人が多いかもしれない。それは、「豪華客船『飛鳥』の世界一周クルーズ105日間、500万円」というようなツアーを思い浮かべるからだろう。実際、定年退職を迎えた夫婦や高齢者をターゲットにした豪華クルーズが、すぐに予約でいっぱいになるというニュースは、10年以上前から報道されてきた。

 しかし、そうしたイメージも大きく変わるかもしれない。これまで富裕層を対象に顧客の裾野を広げてきた日本のクルーズ市場に、外国の船会社が大型船を投入し、格安豪華客船の旅を展開し始めているのだ。

 例えば、イタリアの豪華客船「コスタビクトリア」で行く、横浜発着7日間の旅が6万9800円〜9万9800円。韓国の済州島や長崎、高知を回って戻ってくる。同じく、横浜発着「コスタビクトリア」で神戸や金沢、韓国の釜山を回る10日間の旅10万円というのもある。「コスタビクトリア」は7万5000トンで964室だから、「飛鳥」(5万142トン/436室)よりもかなり大きい。船内にはプールやジム、バーやディスコのほか、カジノや劇場もあって、退屈することはまったくない。そして、朝・昼・夕の全食事付きである。

 東京発横浜着「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」で釜山・長崎に行く6日間の旅も、10万8000円〜とかなり格安だ。この船は13万7276トンとさらに大きく、アジア最大の客船である。

 シアトルに本拠を置くクルーズ会社、ホーランド・アメリカ・ラインが運航する「フォーレンダム」(6万1214トン)で中国の大連と上海に行く神戸発着15日間クルーズは、6万9800円〜21万8000円。もちろん、全食事付きで添乗員まで同行する。「お休み前のナイトチョコレートを毎晩お届け」なんていう外国船籍らしいオシャレなサービスもある。

●外国船格安の秘訣はカジノ?

 これらの例を見てもわかる通り、外国船のクルーズは日本船の5分の1で、1泊1万円程度だ。これはクルーを外国人にして人件費を削減しているのと、乗船人数の多い大型船を使用することで実現している。しかし、日本人クルーも乗船しているので、日本語対応は問題ない。また、日本の船だと法律上カジノを置くことができないが、外国籍だとこれが可能だ。カジノは客船にとって大きな収入源であり、これも船賃に影響しているのである。

 国土交通省の調査によると、11年の日本人クルーズ旅行利用者数は、外航クルーズ10万4000人、国内8万3000人で計18万7000人だった。東日本大震災の影響もあり、前年比1%減となった。
 
 00年、マレーシアのスタークルーズ社が神戸発の韓国クルーズを3泊4日で3万円という破格料金で売り出したときは、約2万人を集め、この年は利用者数が年間20万人を超えた。日本にも本格的なクルーズ時代到来かと期待されたが、景気の低迷と同社が翌年に日本から撤退したこともあり、日本のクルーズ市場はその後伸び悩んだ。

295チバQ:2013/01/12(土) 10:43:04
●中国経済成長の恩恵

 欧米の船会社による格安クルーズが始まったのは3年ほど前からで、そのきっかけは中国の経済成長だ。アジア市場に目をつけて船を持ってくるようになったわけだが、日本にも船を回そうということになった。冒頭にも書いた通り、それまでは格安クルーズというものがなく、日本の客船による豪華クルーズばかりだった。また、金額もさることながら、スケジュール的に100日間はムリでも、1週間や10日程度なら現役世代でも休みが取れるというものだ。

 海外では、クルーズは気軽な旅行感覚で楽しまれており、例えば、北米のクルーズ利用者数はこの10年間に650万人から1350万人と2倍に増えている。ヨーロッパは165万人から465万人と3倍近くも伸びている。カリブ海や地中海などクルーズに適した旅行地も多く、日本から飛行機で現地に行って楽しんでいる人も少なくない。

 ちなみに、現在のところ世界最大の客船はカリブ海クルーズで就航している「オアシス・オブ・ザ・シーズ」で、22万5000トンだ。巨大なビルが海に浮かんでいるようなもので、船に乗っている感覚はまったくなくなってしまうと言われる。この7泊8日のカリブ海クルーズでも、シーズンによっては700ドル(約6万1000円)程度の料金から参加できるので、いかに日本のクルーズ市場が未整備かわかるというものだ。

 考えてみれば、日本は海に囲まれた世界に冠たる海洋国家で、船旅のチョイスがないというのも妙な話だ。長距離移動手段が新幹線や飛行機、自動車になってしまったのも、時間に追われる現代人の悲しさと言ってしまえばそれまでだが。
(文=横山渉)

297チバQ:2013/01/13(日) 00:03:19
>>295
一週間 10日の休みかあ
取れるなら高くても北南米に行くなあ、自分なら

298チバQ:2013/01/19(土) 22:14:33
http://www.sankei-kansai.com/2013/01/18/20130118-063488.php
新造船「大函丸」運航へ 津軽海峡フェリー・ノスタルジック航路
01.18 18:55



「大函丸」進水式の様子(2012年12月13日 広島県尾道市 内海造船瀬戸田工場)
 津軽海峡フェリー(北海道函館市)は4月18日、大間7:00発5便より、ノスタルジック航路「大間〜函館」(以下 同航路)において新造船「大函丸(だいかんまる)」を運航する。大函丸は、現在、大間航路就航中の船舶「ばあゆ」と同様に内海造船(広島県尾道市)にて建造され、青森県大間町および独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が所有者、津軽海峡フェリーが運航会社となり同航路に就航する。

 大函丸には省エネ軽量型エンジンを搭載し、現在就航中のフェリー「ばあゆ」に比べ航海時間が10分短縮となり、北海道と本州を90分で結ぶことになる。船内は交通バリアフリー法に基づき「バリアフリー高度化船基準」を満たし、万一の災害に備え、様々な港での荷役、救援物質・救援車両等の搭載および搬送が可能という。また、陸上設備への給電設備を装備し、大型清水タンクにより陸上への清水供給もできる。

 客室には車椅子の乗船客が利用しやすいよう「バリアフリールーム」などの専用客席や、ゆったりとした快適な椅子席の「ファーストシート」と「カジュアルシート」、家族で気軽に利用できる「ファミリールーム」を新設する。また、青森〜函館航路に就航するフェリー「ブルードルフィン・びなす・びるご」と同様に同航路に初のペット専用施設「ドッグルーム」も登場。従来の「生活航路」としてのみならず、「観光航路」として様々なニーズに幅広く利用できるとしている。総トン数は約1,985トン、全長約91m、幅15・65m。定員478人、積載台数:トラック21台または乗用車60台。速力は18ノット。

船名「大函丸」の由来 1964(昭和39)年、日本初の外洋フェリーとして同航路に就航した「大函丸」(当時の読みは「たいかんまる」)。この船名には活力に溢れていた当時の風景が重なっている。船名を復刻させ、再びこの地に新しい賑わいを創り出すべく決意を込めて大間町民により名付けられた。(津軽海峡フェリーの説明より)
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300チバQ:2013/03/03(日) 17:48:09
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20130223/news20130223998.html
松山― 小倉航路継続へ 石崎汽船子会社が運航
2013年02月23日(土)
 フェリーさんふらわあ(大分市)が3月末での運航中止を決めた松山―小倉(北九州市)航路について、石崎汽船(愛媛県松山市、一色昭造社長)の子会社「松山・小倉フェリー」(同)が22日、運航継続に向け、四国運輸局に航路開設許可を申請した。早ければ3月下旬にも認可の見通しで、4月からの運航を目指す。
 同社は石崎汽船が全額出資し、1月に設立した。同航路は松山―九州間唯一の路線。親会社の石崎汽船がさんふらわあ社とフェリー2隻などの売買契約を締結し、石崎汽船から船舶を借り受け運航する。ダイヤは1日上下各1便の現行通りで運賃も当面変更はない。船員は、さんふらわあ社の退職者を含め40人程度を見込む。

301チバQ:2013/03/05(火) 22:46:26
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20130304-OYT8T01617.htm
悩ましい客船大型化 青森港・新中央埠頭



昨年9月に青森港・新中央埠頭に入港した5万トン級の「飛鳥2」(青森港国際化推進協議会提供) 旅客船専用ターミナルとして2003年に供用が始まった青森港・新中央埠頭(ふとう)(青森市)に近年、当初の計画を上回る規模の大型客船が寄港している。旺盛なクルーズ需要を背景に客船の大型化が進んだためだが、実は何万トン級まで受け入れ可能なのかわかっていない。港を管理する県は2013年度予算案に調査費約2800万円を計上した。

◇悩みの種◇

 「沖館を使ってほしい」

 昨年10月に寄港を予定していた大型客船の受け入れを巡り、県は打診された新中央埠頭の代わりに、貨物船用の「沖館埠頭」に入港する案を提示した。

 その相手とは、全長290メートル、総トン数11万6000トンの「ダイヤモンド・プリンセス」――。約2700人の客が乗船できる米国の豪華客船で、日本やロシア、中国を周遊する計画を組んでいた。

 問題は、新中央埠頭に安全に接岸できるかどうか。ともに協議した青森海上保安部の答えは「ノー」。岸壁の長さ(280メートル)や水深(10メートル)、船形などを勘案して検討したが、「入港は厳しい」(青森海保担当者)と判断した。

 それならばと、10万トン級でも接岸できる沖館埠頭で急場をしのごうとしたわけだが、観光業者からは「貨物用なので殺風景で見栄えがよくない」と評判は今ひとつ。市中心部から2キロ・メートルほど離れているのも難点で、新中央埠頭に比べて利便性は劣る。

 結局、ダイヤモンド・プリンセス号は台風のため寄港を見送ったが、県港湾空港課の奈良信秀課長は「何万トン級まで大丈夫なのかと言われると、よく分かっていない」と明かす。

◇大型船対応◇

 国内最大(当時)の「飛鳥」(約2万9000トン)にも対応できる岸壁として整備された新中央埠頭だが、近年は乗船単価を抑えるため大型船の就航が進み、10万トン超級も珍しくない。

 これまでに同埠頭に入港した客船で最大規模は6万9000トンの「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」。今年は7万7000トン、14年には、ダイヤモンド・プリンセスの寄港も再計画されている。

 県は8〜9万トン級までは「セーフ」と見立てる。一方で、それ以上の規模の入港になると確証が持てないという。

 青森港への寄港数は年間10件前後と横ばい傾向が続く。過熱するクルーズ市場の裏では、数千万円とも試算される経済効果を期待する誘致合戦も激化しており、地元の商工会議所や観光団体が大型船への対応を急ぐよう県に求めている。

 奈良課長は「調査結果を踏まえ、改修も視野に対応を検討していきたい」と話している。

(2013年3月5日 読売新聞)

302チバQ:2013/03/30(土) 18:30:23
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130329-OYT8T01806.htm
渡船への影響懸念



無料化される尾道大橋(手前。奥は新尾道大橋)  尾道市街地と向島を結ぶ尾道大橋の通行料が4月1日から無料になる。同大橋から国道2号バイパスまでの自動車専用道(3・1キロ)も、同大橋を利用した場合は無料になる。橋の利用者らは歓迎の声を上げるが、尾道水道の渡船利用者からは「渡船の営業を圧迫することにはならないだろうか」と心配する声が聞こえた。(立花宏司)

 尾道大橋は全長386メートルの斜張橋で、1968年3月に開通。通行料は普通車150円、軽自動車とバイク50円、ミニバイクと自転車10円で、西側に架かる新尾道大橋(しまなみ海道)が開通した99年、今年3月までをめどに無料化する取り決めになっていた。

 自動車専用道部分については、一時、本四高速が新たに料金所を設け、150円を徴収する案があった。市街地の混雑化を懸念した市などの要望で、昨年12月、この区間も無料とすることが決まった。

 一方で、市街地と向島を結ぶ渡船(大人100円など)の利用者も多く、無料化で渡船への影響を心配する人も。同市向東町の大学2年の女子学生(19)は「車を使うことも多いので、橋の無料化はありがたい。だけど、渡船はバイトなどで使う。家族も買い物などでよく使うのですが……」と言う。同町の主婦(66)も「いつも自転車か徒歩なので、通院も買い物も渡船頼み。無料化の影響が少ないといいですね」と話した。



 尾道大橋の無料化に伴い、「おのみちバス」(尾道市東尾道)は4月1日から向東、因島、瀬戸田の3線の一部区間で、料金を50〜10円値下げする。

(2013年3月30日 読売新聞)

303チバQ:2013/04/09(火) 23:52:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000272-yom-soci
炎上漁船救助、応援間に合わないと高速船長即断
読売新聞 4月4日(木)18時16分配信

 長崎県対馬市沖で3月、イカ釣り漁船が炎上する海難事故があり、福岡市と韓国・釜山を結ぶJR九州高速船「ビートル」のクルーたちが漁船から乗組員2人を間一髪で救出した。

 ビートルの日高雅樹船長(38)は「乗客を危険にさらしてはいけないと一瞬躊躇(ちゅうちょ)したが、応援を待っては間に合わないと判断した。救えて良かった」と話した。

 火災は3月24日午後4時15分頃、対馬市の東約35キロ沖で発生。鳥取県境港市の「第八恵勝丸」(19トン)の機関室から突然、出火した。日高船長と乗組員6人は、釜山から乗客68人を乗せて福岡市に航行中、黒煙を上げる漁船を発見した。燃えさかる炎の中、船長の伊藤利幸さん(57)とインドネシア人乗組員(24)が船上で手を振り助けを求めていた。日高船長は強い潮の流れに苦戦しながらも、操舵(そうだ)室から船外マイクで2人に「落ち着いて」と呼びかけ、午後4時34分、船首を漁船に接舷させた。

 激しい波で二つの船は大きく揺さぶられたが、日高船長が飛び移るように指示すると、2人は待ち構える乗組員らに倒れ込むようにして乗り移った。2人にけがはなく、伊藤さんは震える唇で「助かりました。ありがとうございました」と話したという。

 「救助しました」。日高船長が船内にアナウンスすると、乗客たちから一斉に拍手が起こり、「良かった」と歓声が上がった。福岡市への到着は予定より約15分遅れたが、苦情はなかった。

 ビートルは年1回、海上保安部と合同で、乗客を救助船へ移乗させる訓練を実施しており、今回はその経験が生かされた形だ。日高船長は「船乗りはいかなる場合も助け合う『シーマンシップ』をたたき込まれている。乗客が理解してくれたことがうれしかった」と笑顔で語った。(今泉遼)
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304チバQ:2013/05/07(火) 23:18:22
http://mainichi.jp/select/news/20130508k0000m040089000c.html
GW利用状況:福岡−釜山高速船「過去5年で最低」
毎日新聞 2013年05月07日 22時51分(最終更新 05月07日 23時01分)

 JRと航空の各社が7日まとめたゴールデンウイーク(4月26日〜5月6日)の利用状況によると、九州・山口地域では、曜日配列で休日が分散したことや九州新幹線の開業効果が落ち着いたことなどから、軒並み前年実績を下回った。

 JR九州の特急の利用者数は、前年同期比4%減の75万5000人で、このうち九州新幹線の博多−熊本間は5%減の33万人だった。また、JR西日本の山陽新幹線の新山口−小倉間は6%減の71万8000人だった。JR九州は「近場の催しのほか、開業30周年の東京ディズニーランドなど首都圏などに人が流れた」とみている。

 福岡空港発着の国内線の旅客数も、全日本空輸が10.2%減の18万4000人、日本航空が2.9%減の13万9000人とそろって減った。一方、スターフライヤーは、北九州発着も含めた3路線合計が、増便の影響もあり41.1%増の6万9000人だった。

 福岡と韓国・釜山を結ぶJR九州高速船の利用者数は38.3%減の1万1000人と「過去5年では最低」だった。竹島問題による日韓関係の悪化や円安・ウォン高などの影響で、日本人旅行者が43.7%減、韓国人が23.9%減と、共に大幅減だった。【小原擁】

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305チバQ:2013/05/09(木) 00:37:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000766-yom-soci
ベイブリッジくぐれない…豪華客船、大型化の波
読売新聞 5月8日(水)14時49分配信



貨物船用の大黒ふ頭に接岸した大型客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(読売ヘリから)=増田教三撮影
 横浜港のシンボル・横浜ベイブリッジ(海面からの高さ約55メートル)をくぐれない超大型船の登場に対応するため、同港を管理する横浜市は、ベイブリッジ外側にある本牧ふ頭の貨物用岸壁の活用を検討し、この岸壁を管理する港湾会社と調整に入った。

 市などへの取材で8日わかった。

 ベイブリッジは1989年開通。当時世界最大級の「クイーン・エリザベス2」(7万327トン)が通過できる高さに設定。潮位にも左右されるが10万トン級が限度だ。近年は乗客を増やして1人当たりの乗船価格を抑えるため大型化が進み、10万トン超も出てきた。

 ベイブリッジをくぐれない客船はこれまで、市がベイブリッジ外側に保有する大黒ふ頭の貨物用岸壁に着岸。市中心部から遠いことなどから、船会社や観光客には不人気だ。8日早朝、アジア航路で最大級のクルーズ客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(13万7276トン、全長310メートル)が約2300人を乗せて横浜港に初入港。東京・大井ふ頭を出発し、韓国・釜山や長崎を巡る6泊7日のツアーを終え、大黒ふ頭に着岸した。

 「ボイジャー」は東京港のレインボーブリッジもくぐれない。横浜寄港は昨年5月に打診があったが、船体の高さが63メートルでベイブリッジを通過できず、大黒ふ頭への着岸が決まった。乗客には「長崎では、大勢の人が橋の上から旗を振るなどして歓迎してくれたが、大黒ふ頭は殺風景」などと不評だった。

307荷主研究者:2013/05/12(日) 14:24:52

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130419_3
2013/04/19 岩手日報
宮古にカーフェリー航路誘致構想、研究会設立へ
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 宮古にカーフェリー航路の誘致を目指す構想が動きだす。国、県、関係市、港湾事業者らでつくる会議が、東日本大震災からの復旧に伴う県内重要港湾の効率化や役割見直しなどをトータルで検討する「戦略」に盛り込み、今秋にも研究会を発足させる。「復興道路」として沿岸縦軸、内陸と結ぶ陸路ともに改善が図られる中、カーフェリー就航が実現すれば、観光や物流活性化への波及効果は計り知れない。

 震災前、県内では宮古、釜石、大船渡の3港でコンテナ貨物を扱っていた。県などはコンテナについては、工業関係が多い釜石、大船渡の2港に集約したい考え。

 宮古港は主に農林水産関係のコンテナを扱っていたが、震災後は伸び悩んでいた。今後も続けるが、観光、物流対策強化を視野にカーフェリーの誘致を打ち出すことにした。近隣では八戸港、仙台港などに航路があるが、宮古誘致が実現すれば本県初となり、復興のけん引役として期待が高まる。

308荷主研究者:2013/05/12(日) 15:14:05

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304170019.html
'13/4/17 中国新聞
第2大橋に負けるな音戸渡船

 呉市の音戸瀬戸を往復し、「日本一短い定期航路」といわれる音戸渡船について、市は老朽化した桟橋の更新に補助金を交付する。地元の音戸町まちづくり協議会(まち協)も「大事な観光資源」として資金面などで協力する意向だ。

 渡船の桟橋は音戸町と警固屋にあり、50年以上が経過している音戸側の木製桟橋を更新する。市は本年度当初予算に更新費用の半額に当たる350万円を組み込んだ。

 残る費用については同まち協と事業主が近く話し合い、負担割合などを詰める。同まち協の下田靖夫副会長は「渡船は観光資源と生活交通の両面で地域のシンボル。桟橋の更新に合わせて付近の施設整備なども考えたい」と話している。

 音戸渡船は、音戸大橋と第2音戸大橋に挟まれた片道約120メートルの海上を行き来する。市の2008年調査では1日の利用者は約300人。呉市中心部などから音戸高に通う生徒が多く利用する。

 第2大橋は今年3月27日に開通した。同まち協は昨年11月、開通したら渡船の利用者が減ると懸念し、市に桟橋更新費などの支援を求めていた。市は「生活交通維持のための補助金」として事業主に交付すると決めた。

【写真説明】老朽化した木製桟橋を更新する音戸渡船。後方は第2音戸大橋

309チバQ:2013/05/14(火) 00:06:46
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2450880.article.html
壱岐フェリー5年連続減少 バス廃止も響く
唐津市と長崎県壱岐市を結ぶ九州郵船壱岐フェリーの昨年度の利用者は16万8557人で、壱岐フェリーの発着点が呼子港から唐津港に移った2007年度以来、5年連続の減少となった。前年度比では10・2%減で、昨春の唐津−長崎の高速バス路線廃止も影響した。

唐津−壱岐線(片道1850円、1時間分)は1日5往復運航しており、壱岐島民の生活路線や観光路線として利用されている。

初年度の07年度は年間23万7千人で、航路開設以来、5年間で28・9%の減。昨年度は、競合する博多−壱岐のフェリーが唐津航路の料金近くまで割り引きされたほか、長崎駅から唐津港経由で壱岐に渡る高速バスが廃止されたこともあり、乗客(車両運転手も含む)が大きく減少したとみられる。

唐津港としては唯一の県外航路でもあり、唐津市みなと振興課は「唐津港の利用促進という点でも、重要な路線と考えている。壱岐市と連携しながら、フェリー利用を呼びかけたい」としている。

2013年05月11日更新

310荷主研究者:2013/05/19(日) 14:47:34
>>302
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201305030042.html
'13/5/3 中国新聞
尾道大橋無料化で渡船利用減

 尾道市中心部と向島を結ぶ尾道大橋が無料化されて1カ月がたった。生活道路として朝夕のラッシュ時は混雑する一方、尾道水道を運航する渡船には利用者減の影響が出始めている。

 乗用車を運ぶ2航路のうち、大橋に近い尾道渡船は1日から午前10時〜午後4時の間2隻体制だった運航を1隻にした。利用者が減り、経費を削減するためという。

 宮本隆幸社長は「回数券を持っている人がまだいるが、券がなくなったら今後さらに客が減りそう」と懸念する。福本渡船も車での利用者が無料化前の半分以下という。

 大橋では現在、料金所の撤去作業が進む。朝夕の通勤時間帯の交通量が増え、周辺道路の渋滞が長くなっているという。

 渡船を通学・通院に必要な交通機関と位置付けている市政策企画課は「観光客の渡船利用を増やすため、向島を楽しめるプランを考えたい」としている。

【写真説明】尾道水道を行き来する渡船。奥は尾道大橋と新尾道大橋

311チバQ:2013/05/23(木) 23:18:16
http://mainichi.jp/select/news/20130524k0000m020046000c.html
九州運輸局:船便の韓国人客が急増
毎日新聞 2013年05月23日 19時34分

 九州運輸局が23日発表した九州・山口と韓国間の2012年度旅客定期航路輸送実績で、船便の日韓旅客人数が前年度比32.7%増の124万4500人で日韓別の統計を取り始めた1999年度以降、最高となった。日本人客は減ったものの、韓国人客が93万4900人と61.3%も増えたことが全体を押し上げた。

 韓国人客が増えたのは、長崎県対馬と釜山間に11年10、11月、JR九州高速船(福岡市)と未来高速(韓国)が相次いで航路を開設したのが要因。日帰りで買い物目的で対馬を訪れる旅客数が約2.5倍に急増した。

 日本人客は14.9%減の28万人9700人で、過去10年間で最低だった。竹島の領土問題など日韓関係悪化や、円安の影響などで昨年8月以降、前年割れが続いている。

 今後の見通しについて、運輸局は円安の影響で日本人客は依然厳しい状況だが、韓国人客は好調が続くとみている。

 対象は下関−釜山、博多−釜山、対馬−釜山の計3区間を運航する旅客定期航路6社。【小原擁】

312チバQ:2013/06/09(日) 10:21:37
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130527/bsd1305271349004-n1.htm
フェリーと高速船の韓国航路、32%増の124万人で過去最高2013.5.27 13:44

 九州運輸局は23日、博多(福岡市)、下関(山口県)、対馬(長崎県)と韓国・釜山を結ぶフェリーと高速船(6社3区間)の2012年度の輸送実績を発表、利用者は前年度比32・7%増の約124万4500人で過去最高だった。

 11年秋に2社が新たに参入した対馬−釜山航路は利用者が153・2%増の約42万8千人と急激に増加。対馬は韓国でも知名度があり、旅行会社の売り込みなどから人気が高まった。

 国籍別では韓国人が年度を通じ好調で、61・3%増の約93万人。日本人は円安ウォン高や竹島問題の影響から14・9%減の約28万人だった。

 九州運輸局の運航事業者からの聞き取りによると、韓国人の利用は今後も増加が見込まれるが、日本人は厳しい状況が続くとみられる。

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313チバQ:2013/06/18(火) 19:43:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130618/plc13061819130015-n1.htm
九州航路、利用者11年連続で減少 車両は微増
2013.6.18 19:11
 九州運輸局は18日、九州と東京、関西を結ぶ長距離フェリー(5社8航路)の2012年度の輸送実績を発表した。利用者は前年度比1・9%減の143万1139人で、11年連続の減少となった。格安航空会社(LCC)や新幹線、高速バスなど他の交通機関との競争激化が要因という。

 一方、輸送車両数は0・5%増の106万8324台で、3年連続増加した。11年6月に高速道路の「休日上限千円」割引が終了したことから、フェリーを利用する乗用車が増えたとみられる。

 運輸局は、博多や鹿児島など九州の主要港と、対馬や沖縄などを結ぶ主要離島航路(13社16航路)の輸送実績も発表。利用者は1・6%減の330万245人で、輸送車両数は1・2%減の24万1342台だった。昨年4月に1航路増えた影響で、九州本土と壱岐・対馬を結ぶ路線は2・3%増となった。

314とはずがたり:2013/10/23(水) 10:45:43

日韓航路、日本人客が過去最低 13年度上期、35%減
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/SEB201310230001.html
朝日新聞2013年10月23日(水)08:23

 【土屋亮】九州・山口と韓国を結ぶ定期船の日本人の乗客数が低迷している。2013年度上半期(4〜9月)は、統計を取り始めた1999年度以降で最低の11万652人。前年同期を34・9%下回った。

 九州運輸局が22日発表した。韓国人の乗客数は8・8%増の47万7404人。上半期として最高を記録し、対照的な結果となった。全体の乗客数は、日本人客の減少が響いて2・5%減の60万4371人にとどまった。

 日本人客の前年割れは昨年8月から14カ月続く。竹島をめぐる領土問題の影響で旅行を控える人が増え、円安ウォン高も響く。一方、韓国人客は、韓国で人気の長崎・対馬と韓国・釜山を結ぶ便が11年秋に増えたために大きく伸びた。

315ミニバッグ:2013/10/26(土) 13:14:04
トッズ バッグ
ミニバッグ http://www.bfhuafeng.com/メンズ財布-r33iih-2.html

316女性人気ブランドバッグ:2013/10/26(土) 14:51:18
セリーヌ バッグ
女性人気ブランドバッグ http://www.zjtosun.com/ポーチ-i7eqa1u-12.html

317チバQ:2013/12/16(月) 23:02:22
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131216-00000503-biz_san-nb
米・韓はじめ“黒船クルーズ”が攻勢 海も割安なLCC時代到来か
SankeiBiz 2013/12/16 11:02

 関西のクルーズツアー市場に“黒船”が攻勢をかけている。割安なクルーズツアーを展開する米クルーズ会社、プリンセス・クルーズが来春、神戸港発着ツアーを増強。すでに韓国系海運会社など海外勢が割安ツアーを投入している。日本では客船文化は根づいているとはいえないが、景気回復とともにシニア世代を中心に贅(ぜい)沢(たく)志向が強まっている。海にLCC(ロー・コスト・クルーズ)時代が到来するか注目される。

. プリンセス・クルーズは来年4〜9月に神戸港発着のツアーを9本展開する。今年の2本から大幅に拡充し、沖縄や台湾をめぐる11万9千円からのコースを用意。相場の半額以下の1泊1〜2万円の割安価格を武器に顧客獲得を狙う。

. 同社は今年4月に日本市場に参入し、大型客船「サン・プリンセス」(7万7千トン)を投入して横浜港発着を中心にツアーを提供。「手頃な価格が評判で利用は好調だった」(担当者)という。来年は2隻目となる「ダイヤモンド・プリンセス」(11万6千トン)を投入して路線を拡充する。

. 韓国系海運会社のサンスターラインも平成23年秋から「パンスタードリーム」(2万1千トン)を大阪−釜山間で運航している。19時間の船旅の価格は片道2万5千円で、「ちょっと、ぜいたくしたい」という利用者が増えている。

. これに対し迎え撃つ国内勢に危機感が広がりつつある。国内最大の客船「飛鳥II」(約5万トン)を擁する郵船クルーズ(横浜市)の担当者は「顧客流出の心配はある。ただ、相場価格(1泊5〜6万円)は下げず、サービスの違いを鮮明にする」と強調する。

. 豪華客船など高額イメージのあるクルーズツアーだが、海外勢が日本で低価格を実現するのは日本船に比べ運航コストを低く抑えられるためだ。プリンセス・クルーズは世界中に多くの客船を保有。料理の食材の大量仕入れなどでもコストを削減。外国船籍は税金などが安く済むこともある。

. 日本のクルーズ人口は年20万人程度。客船文化が根づく米国は1千万人といわれるが、日本でもJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」が人気になるなど、業界関係者は「金銭的な余裕のある高齢者が増加する日本での今後の伸びしろは大きい」とみている。

. 景気が回復基調をたどるなか、海外勢は「関西はクルーズ人口の成長が見込める」(プリンセス・クルーズ)と指摘。関西では、関西国際空港に就航する格安航空会社(LCC、ロー・コスト・キャリア)が好調だが、海のLCCの波も押し寄せてきた。

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318チバQ:2013/12/24(火) 21:51:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20131222/CK2013122202000140.html
再開発進む 千葉港 「工業」から「観光」へイメージチェンジ
2013年12月22日

開発が進む千葉中央港地区の旅客船桟橋の工事現場=千葉市中央区で


 JR京葉線千葉みなと駅側の千葉中央港地区(千葉市中央区)が、ベイサイドタウンとして生まれ変わろうとしている。桟橋の建設が進むほか、クルーズ船の運航実験が行われ、人気を集めている。市は船会社の誘致を本格的に始める。工業港のイメージが強い同港地区が、観光港に生まれ変われるか注目される。 (砂上麻子)

 「あれは韓国から来た飛行機です。あっちは大分からです」。今年十月十四日、羽田空港沖合に停泊したクルーズ船の乗船客の頭上を航空機がごう音とともに通過する。航空機を見上げながら乗船客は「大きい」「近い」と歓声を上げた。千葉市花見川区から参加した主婦(60)は「海の上から飛行機が見られるとは思わなかった。子どもも喜びそう」と興奮した様子。

 クルーズは、市が千葉中央港地区で旅客船桟橋整備に合わせて実施しているクルーズ運航実験の一環。この日の羽田空港沖で航空機を見学するクルーズは定員百人だったが、ほぼ即日完売する人気だった。

 市は二〇一〇年からクルーズの運航実験を開始。これまで、千葉中央港沿岸の工場夜景見学や、子ども船長のファミリークルーズも人気を集め、「観光資源としての潜在能力は高い」(市集客観光課)と自信を深める。

 同地区は、JR京葉線千葉みなと駅の海側に広がり、前面に千葉港が広がる。小規模な工場や倉庫が集まる工業港である。近くにある中央港も工業港として活用され、観光目的の遊覧船を定期運航しているのは、千葉ポートサービスだけ。

 県や市は海辺の魅力を生かして観光客を呼び込もうと、〇七年から同地区に新しい旅客桟橋の建設に着手した。幅十メートル、長さ五十メートルの桟橋二本と防波堤を工事中で、一本は一五年に供用が開始される。工事費は四十億円。桟橋につながる埠頭(ふとう)一帯は、緑地化し公園も整備される。

 市は桟橋の完成に合わせ、旅客船ターミナルを整備する計画で、運営する事業者を募集している。レストランや物販店を考えており、熊谷俊人市長は「横浜や神戸のような異国情緒ではない、千葉らしさを感じさせるターミナルにしてほしい」と要望する。

 市は今後、千葉市と横浜市の二点間を結ぶ航路や市内回遊観光ルートの需要を検証するほか、船会社の誘致に着手する。市集客観光課は「横浜などからの航路を開発し、多くの人に千葉へ来てもらいたい」と意気込む。桟橋だけではなく、魅力的な運航コースをどれだけ開発できるかが重要になってくる。

319チバQ:2013/12/24(火) 23:06:31
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/131223/wec13122318000006-n1.htm
【ビジネスの裏側】
韓国に奪われた船舶貨物を取り戻せ…世界5位・釜山港を逆転するための「大阪港」秘策はあるか
2013.12.23 18:00 (1/5ページ)[ビジネスの裏側]

夕日を浴びる中、コンテナ貨物を取り扱う大型クレーンが立ち並ぶ夢州地区の高規格コンテナターミナル=12月4日午後4時5分ごろ、大阪市の大阪港(西川博明撮影)
 かつて日本一の貨物取り扱い量を誇った大阪港。国の「国際コンテナ港湾」戦略強化方針を受け、日本のハブ(中枢)港湾としての拡張工事が進んでいる。狙いは平成7(1995)年1月の阪神淡路大震災以降、韓国・釜山港に奪われた国内の海外向け貨物を取り戻し、国際港湾としての地位を奪還することだ。だが、物流コストなど競争力では釜山港など東アジア主要港湾と対峙(たいじ)できるレベルにはないのが実情。果たして、大阪港に巻き返しのチャンスはあるのだろうか。


戦災に震災…地位低下


 「釜山(韓国)に移った西日本各地の港湾経由の船舶貨物を、再び日本へ取り戻し、大阪港に集めたい」

 12月上旬。地平線に夕日が沈む絶景の中、船で大阪港を案内してくれた国土交通省近畿地方整備局の関係者らは、異口同音に口をそろえた。

 5〜6世紀から難波津(なにわのつ)として国際港の役割を果たしてきた大阪港。戦前の昭和12〜14年ごろをピークに、日本一の取り扱い貨物量を誇った。

 だが太平洋戦争による米軍の空襲で壊滅的な被害を受け、港湾の地位は徐々に低下。阪神淡路大震災があった平成7年の総貨物量は約1億2200万トンだったが、神戸港を含む阪神港の取り扱い貨物は徐々に釜山港経由へシフト。24年には約3割減の約8700万トンへ減少した。

 22(2010)年のコンテナ貨物量の国際港湾比較をみても、大阪港は上海(中国)の8%、釜山の16%程度。世界のコンテナ取扱量(2012年、速報値)では日本は東京港の29位が最高で、1位上海、2位シンガポール、3位香港…とアジアの主要港に惨敗した。一方、韓国は全港湾での取扱量が昨年過去最高を記録し、釜山は10年連続で世界5位の地位を確保している。

 海外から輸送され、積み替えてさらに海外に輸送される「トランシップ貨物」の取扱量をみると、日本の現状はさらに深刻だ。2011年の日本の取扱量が取扱貨物全体のわずか2%、27万TEUにとどまるのに対し、釜山は46%、735万TEU。このうち、日本からの流出コンテナは約100万TEUとみられている。これは日本から海外に運ばれる貨物の実に約4分の1に相当する。


競争力は遠く及ばず…


 震災を契機に釜山港に貨物を奪われた後も、大阪港の国際港湾としての地位が低下したままなのはなぜなのか。リーマンショック後の不況からなかなか立ち直れなかった日本に対し、アジア各国は急激な成長を遂げたという経済情勢の違いもあるが、「荷物を船から船へ移し替えるリードタイム(所要時間)や、手数料などのコスト(経費)で、韓国の方が競争力がある」(中本隆国土交通省大阪港湾・空港地方整備事務所長)と、日本側の課題も大きい。

 実際、コンテナ貨物の取扱料金(平成20年)を比較すると、日本の港湾を100とした場合、釜山港は79、シンガポール港は85、台湾・高雄港は69。入港から行政手続きを経て貨物を引き渡すまでにかかる時間も、シンガポールが24時間以内なのに対し、大阪港は3、4日かかる。アジア主要港は24時間運営が常識だが、日本ではまだモデル事業の実施にとどまっている。

320チバQ:2013/12/24(火) 23:07:47
 これに対し、釜山港は投資企業への税制インセンティブのほか、運営する釜山港湾公社と釜山市が全世界の主要船社を対象にした大規模なターゲット・マーケティングも実施。官民挙げての競争力強化に余念がない。

 日本政府は平成22年8月、阪神港(大阪、神戸)と京浜港(東京、川崎、横浜)を「国際コンテナ戦略港湾」に選定、機能強化に向け出資する方針を打ち出した。だが、「アジアの主要港湾をしのぐコスト・サービス水準の実現」「港湾コストを釜山港、高雄港並みに低減」「現状3〜4日のリードタイムをシンガポール並みの1日程度に短縮」−という目標はあまりに高く、遠い。


ハブ奪還にむけた大事業


 大阪港では日本のハブ(中枢)港湾化を再び目指し、平成32年度までの約30年間で1792億円の事業費をかけた大事業が進む。

 舞州(まいしま)地区では、耐震構造を備え水深15〜16メートルと大型コンテナ船に対応可能な大規模なコンテナターミナルを順次整備する拡張工事が進行。ターミナル近くには貨物取扱施設を設け、物流機能を強化する。陸送も含めた利便性で、釜山港に奪われた中四国や九州の各港湾の輸出向け貨物を奪還するシナリオだ。

 夢州から数キロ先の沖合には、将来の大阪港の港湾機能を担う「新島地区」と呼ばれる新たな埋め立て造成地もできている。コンテナターミナルの水深を深くする工事で生じた土砂などを埋め立てたもので、約289ヘクタール規模の新たな土地が数十年後に生まれる見通しだ。

 ある関西財界関係者は、「戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は日本の海軍や港湾の力を恐れた」と話す。国際港湾戦略強化は“失われた戦後”を取り戻し、国益を増大させる重要な課題だ。大阪港の今後が問われている。

(西川博明)

321荷主研究者:2013/12/28(土) 23:45:16

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/507311.html
2013年11/30 10:19、11/30 15:26 北海道新聞
フェリー撤退5年、室蘭航路の再開見えず 港湾業界など振興策探る

フェリー埠頭にあるターミナルビル。航路再開に不可欠として室蘭市が譲り受け、管理を続ける=室蘭市入江町

 【室蘭】2008年11月に東日本フェリー(当時)が室蘭―青森航路から撤退し、室蘭港からフェリー航路がなくなって30日で5年。室蘭市は航路の誘致活動を続けているものの、最近の景気回復は地域物流の活性化には結びつかず、航路再開の道筋は見えない。市や地元港湾業界はフェリー誘致と並行し、クルーズ客船誘致や貨物増を目指す研究に力を入れるなど、港の生き残りへ模索を続けている。

 室蘭港フェリー埠頭(ふとう)にあるターミナルビル。発券窓口や待合室を兼ねた鉄筋コンクリート3階建てのビルはいま、年に数回催し会場に使われるだけ。周囲も釣り糸を垂らす姿が目に付く程度だ。

 室蘭港は1967年に青森航路を開設したのを皮切りに、最盛期の90年代半ばには5航路を数えた。だが、道央圏に近く輸送コストを抑制できる苫小牧港へ荷物の集中が進み、それに伴って同港の機能も向上。室蘭港との差は広がり、08年までの10年あまりで室蘭航路は次々と休止された。

 同ビルは青森航路撤退後の09年、室蘭市が再開に不可欠としてフェリー会社から無償で譲り受けた。市は電気代や駐車場と岸壁の管理費などを含め年間約660万円の維持費を負担しながら、道内航路を持つ船会社を回って航路誘致を継続。11年5月に就任した青山剛市長も年3、4社を訪ねているが、就航のめどはたっていない。

 このため、フェリー誘致だけでなく、幅広く振興策を探る動きも出始めた。津波などの災害に強い天然の良港というメリットを生かそうと、室蘭商工会議所などが中心となり、自衛隊関連施設の誘致期成会を今年4月に立ち上げたのもその一環だ。

 また、室蘭市や港湾・運輸業者、行政機関など13団体は昨年、貨物増加を目指す「室蘭港貨物等輸送研究会」を設立。積み荷を既存の工業製品だけではなく、農産物にも広げようと物流調査を続ける。

 ただ、JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所が来年3月で原油処理を停止することが決まり、室蘭港全体の取扱貨物量が激減するのは必至。地盤沈下に歯止めがかからない現状に、関係者の危機感は募るばかりだ。(室蘭報道部 福田講平)<北海道新聞11月30日朝刊掲載>

322荷主研究者:2014/01/12(日) 14:44:04

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/12/31/new1312311402.htm
2013/12/31 14:02 デーリー東北
大間―函館フェリー「大函丸」、旅客15.7%増

 大間―函館フェリー航路の新船「大函丸(だいかんまる)」を運航する津軽海峡フェリー(北海道函館市)によると、就航日の4月18日から12月24日までの利用実績は、旅客が前年同期比15・7%増の7万7444人、乗用車は同9・0%増の2万1234台で、新船効果から好調を維持している。2015年度には北海道新幹線・新青森―新函館(仮称)開業を控えており、今後は道南地域からの観光客の呼び込みが利用者アップの鍵を握りそうだ。

 同社によると、旅客は、新船就航直後の4月18〜30日が前年同期比37・2%の増。3連休が2度あった9月も同21・5%増となり、全体を押し上げた。

 北海道や首都圏の、旅行目的の利用者が増えたのが主な要因とみられる。

 乗用車の年間利用台数は近年、2万1千台前後で推移し、採算ラインを割り込む状態が続いていたが、就航後は12月24日現在で既に突破。石丸周象社長は、経営改善につながる目標として年間利用台数のアップを掲げており、さらに5千台の上乗せを目指している。

 一方、運航便数は前年同期より9便多い1013便で、ほぼ横ばいだった。

 同社は、豊富な観光資源を抱える函館市など道南地域から下北半島へ観光客を呼び込むことで、大函丸の利用拡大につなげたい考え。15年度末の北海道新幹線新函館開業を好機と捉え、県などと連携しながら、観光モデルコースの構築に向けた取り組みなどを進めている。

 新船は大間町が建造し、同社が借り受ける形で就航した。町民にとって大間―函館間は、暮らしを支える生活航路としての側面もある。同社営業部の担当者は、「現在は新船効果で好調に推移しているが、今後は新函館開業に向け、下北や道南地域と協力しながらさらなる利用促進に努めたい」と話す。(岩舘貴俊)

【写真説明】大間―函館フェリー航路に就航した大函丸。新船効果で利用実績は好調に推移している=26日、大間町の大間港

323チバQ:2014/02/04(火) 19:49:27
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/20140204-OYS1T00376.htm
廃止方針の島原三池航路、値上げ・減便で一転存続へ

九州経済
 島原鉄道(島原市)は3日、廃止の方針を打ち出していた島原港(同)〜三池港(福岡県大牟田市)間の高速船航路について、4月から運賃の値上げと減便を行うことで事業を継続すると発表した。

 今秋に長崎国体が開催されることや、利用者や関係自治体から継続を望む声があったことから「地域への影響を考え、収支改善策で継続の道を探ることにした」と説明している。

 便数は1日5往復から4往復に減らし、運賃は中学生以上で片道1870円から2300円などに上がる。

(2014年2月4日 読売新聞)

324チバQ:2014/03/02(日) 19:34:01
http://www.asahi.com/articles/CMTW1402252400002.html
師崎―伊良湖、フェリー廃止 9月末にも
2014年2月25日15時05分
 知多半島の師崎港(愛知県南知多町)と、渥美半島の伊良湖港(同県田原市)を結ぶカーフェリー航路について、運営する名鉄海上観光船(南知多町)は9月末にも廃止する方針を固めた。観光客の減少や燃料費の高騰などが経営を圧迫した。今月27日に開く臨時株主総会で正式に決める。

 この航路のカーフェリーの乗客は、周辺の道路が整備されたことや経済が低迷した影響を受け、ピークだった1990年代半ばから半減12年度は約6万8千人にとどまった。車両も2008年のリーマン・ショック前と比べ、12年度は3割ほど減った。さらに最近は、燃料費の高騰も追い打ちをかけ、12年度まで3年連続の赤字に陥っている。

 いま運航している「フラワーライン」(971トン)は今年で建造から20年を迎える。ただ、買い替えには約10億円かかるため断念。同社は事業を続けるのは難しいと判断し、今夏の繁忙期の後に航路を廃止することにした。3月にも中部運輸局に申請する。

 一方、同社が運航している日間賀島(南知多町)経由で伊良湖港と知多半島の河和港(同県美浜町)を結ぶ高速船は、今後も続ける方針だ。

 師崎と伊良湖を結ぶカーフェリーは69年に就航し、今は1日に4〜5本運航している。定員は450人で、乗用車なら40台を載せることができる。運賃は車1台の大きさによって異なり、片道3600〜1万2800円。名鉄海上観光船は名古屋鉄道の完全子会社。

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20140226/CK2014022602000048.html
「存続を」「仕方ない」 フェリー廃止方針で利用者ら
2014年2月26日

9月末での廃止が明らかになった名鉄海上観光船のフェリー「フラワーライン」。奥は公的支援で存続された伊勢湾フェリー=田原市の伊良湖港で


 名鉄海上観光船(南知多町)が南知多町の師崎港と田原市の伊良湖港を結ぶカーフェリー「フラワーライン」を九月末で廃止する方針が明らかになった二十五日、乗船客や港周辺の観光関係者からは「存続を」「仕方ない」とさまざまな受け止めが聞かれた。

 この日、師崎港からフラワーラインが載せた車は四便で計十一台。マイカーで田原市に菜の花を見に行くという名古屋市西区の主婦(58)は「高速道で行こうと思って経路を調べたら、こちらの方が早く着くので利用した。混雑もなく快適なのに」と残念そうに話した。

 仕事で名古屋から田原へ向かう男性会社員(38)は「船を使えば二時間ほどで着くが、道路だけだと混雑もあり、時間が読めない」。仕事で年に数度、フェリーに乗るが、乗用車四十台が載せられる船上は「いつ見ても数台ほど」といい、「なくなったら困るけど、赤字路線なら仕方ないですね」と語った。

 町内の離島、日間賀島と篠島に向かう観光客が乗降する師崎は、伊良湖を経由して伊勢湾フェリー(三重県鳥羽市)で鳥羽まで行けるのも売りにしている。町観光協会師崎支部の中村智支部長(56)は「イメージダウンが心配。何とか存続できないか」と観光面での打撃を心配する。

 一方の伊良湖港は、伊勢湾フェリーの存廃に揺れた過去がある。近くで旅館を営む稲垣和比古さん(66)は存廃問題が浮上した際、存続の署名活動をした中心メンバー。「中部国際空港や名古屋につながる師崎との航路は、観光の面ではなくてはならない」として存続を求めた。

 (吉岡雅幸、那須政治)

325チバQ:2014/03/02(日) 19:35:12
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20140301/CK2014030102000048.html
県「フェリー支援は困難」 「住民の足ではない」
2014年3月1日

 県議会二月定例会は二十八日、一般質問に入った。名鉄海上観光船(南知多町)が師崎港(同町)と伊良湖港(田原市)を結ぶカーフェリー航路を、航路の赤字を理由に九月末に廃止すると決めたことについて、県は「住民の日常生活を支える航路でなく、将来にわたって赤字補填(ほてん)を行うことは困難」などとして、存続に向けた財政支援に否定的な考えを示した。県の支援を求めた自民の森下利久議員(知多郡第二)の質問に、近藤正人地域振興部長が答えた。

 森下議員は「カーフェリーは観光事業の大きな目玉。廃止されれば地域の衰退は必至」と訴えた。

 これに対し、近藤部長は、乗客の減少や燃料費が高騰している上、更新期を迎えるカーフェリーの建造に十億円が見込まれ、名鉄海上観光船の廃止の意思が固いことを指摘し「支援は困難」とした。

 地元の南知多町も黒字転換が見込めないことから財政支援に消極的であること、国の支援制度がないこと、船の更新費用まで支援するのはバス路線の維持に苦しむ他地域とのバランスを欠くことを判断の理由に挙げた。

 大村秀章知事は、航路廃止の方針を報道で知ったとして「あまりにも唐突で、驚きを隠すことができず、極めて不快」と発言。事業者から情報提供や相談がなかったことに「誠に遺憾。名鉄グループとの信頼関係が損なわれるのではないか」と批判した。

 事業者と関係自治体が存続に向けた話し合いをする「対策協議会」の立ち上げを森下議員が求めたことには「まずは早急に田原市、南知多町の考えをうかがう」と答えた。

 (垣見洋樹)

326とはずがたり:2014/03/23(日) 10:11:33
そんなピンチだったのか。。
伊勢湾口道造ろうとしてんちゃうやろねぇ。
田原と鳥羽が支援とあるが,吉田と宇治山田はノータッチなんか。。
まあ黒字化は喜ばしい。賃下げ等で正常化出来る範囲内だったってことか♪

伊勢湾フェリー、旅客50万人見通し
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20140321-OYT8T00281.htm

 三重県鳥羽市と愛知県田原市を結ぶ伊勢湾フェリーの利用促進策を検討、実施する「鳥羽伊良湖航路活性化協議会」が20日、鳥羽市の同社で開かれ、2013年度の総旅客数が2月末までに経営維持に必要な35万人を上回り、約46万7000人(前年比約14万人増)に達したことが報告された。

 3月末には50万人を超え、13年度は約2億7000万円の経常利益が見込まれるという。

 協議会には三重、愛知両県、鳥羽、田原両市の関係者ら16人が出席。10年度から2県2市が続けてきた資金支援(4年間で計約4億円)を、計画通り今年度で終了することや、情報発信などを行うために14年度以降も協議会を存続させることを決めた。

 伊勢湾フェリーは10年3月、経営の悪化から、同年9月末での航路廃止を国土交通省中部運輸局に届け出たが、2県2市や地元企業の支援を受け、同年10月に新体制で再スタートした。同月発足した協議会が再建を支援するとともに、社員給与の削減などの内部改革を進めた結果、10年度から経常利益が黒字化した。

 同社の福武章夫社長は「今年度は式年遷宮効果で多くの利用があった。今後も年度目標の35万人以上を維持できるよう努力していく」と語った。

(2014年3月21日 読売新聞)

327杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2014/03/24(月) 23:11:35
「客船分野はホテル並みの設備を設けるなど特別な技術が必要で、中国や韓国の造船会社は手がけるのが難しい」・・・・・でも高付加価値で儲けるって結構困難な御時世だったりするんだよね。

三菱重工、特別損失を計上 中韓では造れない大型客船受注で
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140324-OYT1T00771.htm

 三菱重工業は24日、受注建造中の大型クルーズ客船2隻で、当初計画より費用がかさんだため、2014年3月期連結決算に約600億円の特別損失を計上すると発表した。

 発注元の世界最大のクルーズ客船会社「カーニバル社」のグループ会社の要望で、設計や使用する資材が変わったためと説明している。円安効果などで損失分は全社的に対応できるとみて、14年3月期の連結業績予想は変更しない。

 2隻は12万4500総トン(約3300人乗り)と世界最大級で、11年11月に受注した。客船分野はホテル並みの設備を設けるなど特別な技術が必要で、中国や韓国の造船会社は手がけるのが難しいとされ、三菱重工は造船事業の収益の柱と位置づけている。

(2014年3月24日23時01分 読売新聞)

328チバQ:2014/03/30(日) 13:04:17
http://mainichi.jp/select/news/20140329k0000e020266000c.html

JR九州:「ビートル」苦境 日韓関係悪化など三重苦

毎日新聞 2014年03月29日 15時58分


 JRグループ初の国際航路として1991年に就航し、福岡−韓国・釜山を2時間55分で結んできたJR九州の「ビートル」が苦境に立っている。LCC(格安航空会社)の台頭▽日韓関係の悪化による乗客の減少▽原油高による燃料費の上昇−−の三重苦が原因。運営するJR九州高速船(福岡市)は工夫をこらして苦境を切り抜けようと懸命だ。【小原擁】

 九州運輸局によると、福岡市、山口県下関市、長崎県対馬市と釜山を結ぶ日韓航路の旅客実績は2012年度124万人で、前年度比32.7%増の高い伸びを示した。しかし、韓国を訪れた日本人に限ってみると、同14.9%減の28万人と過去最低レベルにある。

 ビートルは「韓国への手軽な『ゲタ履き』旅行」(唐池恒二・JR九州社長)として根強い人気を誇ってきた。乗客数は初年度4万人で、ピークの04年度には35万人に。だが、韓国のLCC「エアプサン」が10年に福岡−釜山線を就航させると▽10年度25万人▽11年度24万人▽12年度20万人と減り続けた。

 福岡−釜山間の運賃はビートルが通常大人片道1万3000円(各種割引きあり)。エアプサンはネット割引きなどを利用すれば片道1万円以下になる。

 このあおりでJR九州高速船は11、12年度に赤字になり、13年度も赤字が見込まれる。川口史(ふみと)社長は「これまではリーマン・ショックなどの環境悪化があっても1、2年で回復してきたのに、今はそうではなく、運航開始以降、経験したことがない厳しい状況」と危機感を隠さない。

 そんな中、同社は矢継ぎ早に対策を打ち出した。かつては4隻態勢で運航していたが、旅客数の減少で3隻で航路を維持できるため、1隻を国内海運会社に7億5000万円で売却することを決めた。これで年間維持費が2億円ほど節約できる。更に2月〜3月20日、半年間乗り放題の平日フリーパス(5万円)や、4人で利用すれば往復運賃が半額以下になる「とも得」などお得感のあるチケットも販売した。

 ◇新航路開拓も検討

 今後はチャーター便運航や新商品の開発にも力を注ぐ。閑散期に旅行会社のチャーターのツアー商品として福岡−島根県出雲市間の運航や、長崎県の対馬から壱岐、平戸市などへの運航も検討中だ。

 ビートルの開発にも携わった川口社長は「ビートルは観光客を運ぶだけでなく、街、学校、スポーツといった日韓交流に役立ってきたという自負がある。知恵を絞って乗客を増やしていきたい」と話している。

329とはずがたり:2014/04/04(金) 21:03:05
三浦沖で貨物船衝突、中国人1人死亡8人不明
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-24285149.html
神奈川新聞2014年3月18日(火)23:20

 18日午前3時10分ごろ、三浦市沖の浦賀水道付近で、パナマ船籍の貨物船「BEAGLE3(ビーグル3)」(1万2630トン)と韓国船籍の貨物船「PEGASUS
 PRIME(ペガサスプライム)」(7406トン)が衝突し、ビーグル3が沈没した。中国人乗組員20人のうち機関長の男性(46)が死亡し、8人が行方不明となっており、第3管区海上保安本部(横浜)の巡視船が捜索を続けている。
 ペガサスプライムの韓国人乗組員ら14人は、救命作業中に2人が軽傷を負った以外は無事だった。
 3管は、航跡の解析を進めるとともに乗組員らから事情を聴くなどして事故の経緯を調べている。国土交通省の運輸安全委員会も船舶事故調査官を派遣した。
 3管によると、現場は三浦半島東南端の剱崎から南東に約6キロの沖合。ペガサスプライムが3管に無線で「東京湾口で衝突した。相手船は浸水している模様だ」と連絡した。ビーグル3は横浜港から神戸へ、ペガサスは韓国から東京港に向かう途中で、現場水域ですれ違う予定だった。
 当時、南東8メートルの風が吹いていたが、晴れて視界は良好だったという。ビーグル3の代理店「渋沢倉庫」は「同じ乗組員とは限らないが、横浜港には何度か入港している」と話した。
 3管の測量船が現場付近を調査したところ、水深100メートルの海底でビーグル3の船体を発見。周辺海域で燃料油(約400トン)の一部が流出しているのが確認され、3管は除去作業を行うとともに県と横須賀、三浦市などに油が漂着した際の回収などを要請した。
 三浦半島と房総半島に挟まれた浦賀水道は東京湾の出入り口に当たり、1日約400隻の大型船が行き交う難所として知られる。1988年7月には、海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第1富士丸」が衝突し、第1富士丸に乗っていた30人が死亡する海難事故が起きている。


「怖い変形十字路」、三浦沖貨物船衝突で船乗り証言/神奈川
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-24286054.html
神奈川新聞2014年3月19日(水)03:00

 貨物船衝突事故が起きた東京湾の出入り口は、狭い海域に1日当たり400隻ほどの大型船が行き交う、世界でも有数の過密海域。過去に30人もの死者を出した重大海難事故も起きたエリアだ。現場を知る船乗りらは「変形十字路みたいに混雑していて怖い」などと証言。危険性が指摘される中、またも悲劇が繰り返された。
 東京湾口では過去10年、貨物船やタンカーなどの衝突事故が7件発生。うち、貨物船同士が衝突した2006年の海難では1隻が沈没した。1988年に海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第1富士丸」が衝突し、遊漁船の30人が命を落としたのもこの海域だった。
 今回の事故現場は、浦賀水道航路の南側出入り口から南西に13・6キロ。狭い上に大量の船が行き来する浦賀水道は、特別な決まりを定めた海上交通安全法の適用エリアで、右側通行や12ノット以下など細かいルールが適用される。そのため、東京湾を熟知する船乗りらは「比較的安全」と形容する。
 むしろ、今回の現場である浦賀水道周辺の方が、「船が交錯して事故が起きる可能性が高い」(日本水先人会連合会幹部)。いわば「鬼門」のような海域だという。元海自潜水艦長も「浦賀水道は高速道路を走るようなもので、さほど難しくない。むしろ、浦賀水道を出た、事故が起きたあたりが、変形十字路みたいに混雑していて怖い」と指摘する。
 事故が発生したのは午前3時10分ごろ。「積み荷を降ろす作業員たちの始業時間に合わせて船が急ぐため、東京、横浜へ向かう浦賀水道の入り口でラッシュが始まるころ」(海上保安庁幹部)という時間帯でもあった。 ◆新ルール管制の外で
 海上交通安全法の改正に伴い、2010年7月に新たに海上交通ルールが導入されたことで東京湾での一般船舶による衝突海難事故は起きていない。しかし、今回の衝突事故は、新ルールの下で東京湾海上交通センター(横須賀市)が管制している「情報の聴取義務海域」から十数キロ離れた外側で起こった。
 新ルールでは、船舶が交錯する浦賀水道航路から横浜港沖にかけての海域を聴取義務海域に設定している。長さ50メートル以上の船舶は、同航路を通過する際、同センターがVHF無線を通じて発信する海況情報などを常時聞き取る義務がある。衝突回避などのためにセンターは「航路を外れている」など船舶に注意を促すなど勧告ができる。
 横須賀海上保安部によると、新ルール導入後は東京湾内での大型船舶による衝突海難事故はゼロという。

330荷主研究者:2014/04/06(日) 11:22:54

http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=55407
2014 03/14 13:00 南日本新聞
鹿児島新港の新旅客ターミナル、15日利用開始

完成した旅客ターミナルビルなどから搭乗橋を使って直接フェリーに乗り込めるようになる

 奄美・沖縄航路の拠点機能強化を図るため、国と鹿児島県が老朽施設の改修を進めている鹿児島港新港区(鹿児島市)は15日、耐震強化岸壁や旅客ターミナルなど一部運用が始まる。一般客は午後3時半から利用できる。

 鹿児島港初の耐震強化岸壁(水深9メートル、延長220メートル)は、震度6弱の直下型地震に耐える。大規模地震発生時に緊急物資輸送の拠点となり、海路に頼る離島の生活物資搬送を維持する。

 新しい旅客ターミナルは3階建てで、延べ面積3303平方メートル。フェリー利用客は荷役作業の車両が行き交う埠頭(ふとう)用地を歩いて乗船していたが、ターミナルビルからボーディングブリッジ(搭乗橋)で直接乗り込めるようになる。

331とはずがたり:2014/04/10(木) 11:10:29

大阪を含めた西日本というか環瀬戸内海地方の強みは内航海運に拠る低コスト物流体系なんだけど・・。
住華運輸は住友系ではないのかな?メタノールの方が沈まなくて良かった。

姫路・家島沖でタンカー沈没
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20140327008.html
神戸新聞2014年3月27日(木)12:06

 26日午後8時ごろ、姫路市家島町、家島本島の北西約3キロの播磨灘でタンカー2隻が衝突し、九州マリン(北九州市)所有のセメントタンカー「第38すみせ丸」(699トン)が船体左側を損傷、約4時間後に沈没した。

 姫路海上保安部によると、乗組員5人は巡視艇に救助され、うち男性1人が軽傷。大阪港から赤穂港に向かっていたが、積み荷はなかったという。

 もう1隻は住華運輸(大阪市)所有のケミカルタンカー「海晴丸」(748トン)で、乗組員6人のうち男性1人が軽傷。広島県から姫路港に航行中で、メタノール千トンを積んでいたが、流出などはないという。

 事故当時、周辺は濃霧で視界が悪かったといい、同保安部で詳しい状況を調べている。

332チバQ:2014/04/18(金) 00:26:18
http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041601001485.html
韓国船事故、潮流速く捜索難航 死者9人不明287人


 16日、韓国南西部の珍島付近で、船体の一部を残して沈没した旅客船。現場海域では行方不明者の捜索が続く(聯合=共同)
 【珍島共同】韓国南西部、珍島の沖合で旅客船が沈没し、修学旅行の高校生らが死亡、多数が行方不明になっている事故で、韓国海洋警察と海軍は17日も周辺海域で不明者の救助作業を続けた。現場の潮流が速く、潜水士が沈没した船内に入って生存者を捜す作業は難航している。

 韓国政府は同日朝、船の乗客・乗員数を462人から475人と訂正。朝までに死者が9人に増え、287人が行方不明になっている。死者のうち5人はソウル郊外の安山市の檀園高校の生徒や引率教師とみられる。

 海洋警察は17日、船長を業務上過失致死傷容疑で取り調べていることを明らかにした。

2014/04/17 13:43 【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041701001581.html
韓国客船船長、救助放棄し脱出か 操船の過失を捜査、海洋警察


 17日、韓国・木浦の海洋警察署で取り調べを受ける沈没した旅客船の船長(聯合=共同)
 【ソウル共同】韓国南西部、珍島の沖合での旅客船沈没事故で、韓国海洋警察は17日、旅客船の船長を業務上過失致死傷などの疑いで取り調べ、操船に過失があった可能性を視野に事故原因の究明を本格化させた。船長は乗客の救助を指揮せず、最初に到着した救助船で真っ先に助け出されたとの目撃情報があり、海洋警察は船員法違反の容疑でも捜査している。

 韓国の船員法は船長の職務として、緊急時に人命救助に必要な措置を尽くし、旅客が全員降りるまで船を離れないよう規定している。

 海洋警察は、船長の供述や航跡の分析などから、針路変更時の急旋回が事故原因の可能性があるとみているもようだ。

2014/04/17 19:33 【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041701001543.html
韓国客船救出作業、時間との闘い 生存に望み、空気注入へ


 17日、沈没した旅客船の周辺海域で続く行方不明者の捜索活動=韓国南西部・珍島沖(共同)
 【珍島、ソウル共同】韓国南西部の珍島沖で起きた旅客船沈没事故で、韓国当局は17日、船内に空気が残る「エアポケット」と呼ばれる空間で不明者が生存していることに望みを懸け、機材で船内に空気を送り込む作業に着手した。生存環境を広げ潜水士が船内に入るまで時間を稼ぐ狙いだが、事故発生から30時間以上が経過し、救出作業は時間との闘いになっている。

 韓国政府によると、17日までに14人の死亡が確認され、282人が行方不明。

 救助された運転手の男性によると、16日朝の浸水開始時、3階の食堂には修学旅行中の高校生がいた。急速な浸水で脱出が難しい状況になったとみられる。

2014/04/17 23:18 【共同通信】

333チバQ:2014/04/18(金) 00:36:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140417/kor14041720330016-n1.htm
【韓国旅客船沈没】
転覆船かつては日本で運航 韓国で巨大化、800トン増加…船体不安定に?
2014.4.17 20:33 (1/3ページ)[韓国]

2012年9月まで日本で「フェリーなみのうえ」として航行していた「セウォル号」(提供写真)
 珍島(ちんど)(韓国南西部)沖で転覆した韓国の旅客船「セウォル号」は、かつて日本の国内定期船として運航され、韓国側に売却後、定員は100人以上増えていた。航路変更による座礁や急転換での横転の可能性が事故原因として浮上する一方、船長らの避難誘導も疑問視されている。


日本で18年間運航


 「セウォル号」は平成6年6月から24年9月まで、鹿児島県奄美市のマルエーフェリーが鹿児島や沖縄を結ぶ国内定期船「フェリーなみのうえ」として運航。日本では運航に支障が出るような事故はなく、仲介業者を通じ24年10月に韓国側に売却。約半年の整備期間を経て韓国で昨年3月から就航した。

 日本製船舶は中古船として、アジア向けに転売されるケースも多く、整備や改造により30年ほどは運航できるという。

 韓国では船体改造が行われたとみられ、定員は日本時代の804人から921人に増加。細分化された客室が大部屋に改造され、一気に海水が流れ込む構造になっていたとの情報も。総トン数も800トン増え、船体のバランスが不安定になっていた可能性もある。


航路変更か?


 セウォル号の運航状況にも注目が集まっている。

 韓国の聯合(れんごう)ニュース日本語版は17日、「旅客船は針路を変更する際に急激に方向転換したことが事故原因となった可能性が高い」と報じた。事故現場の珍島付近は、済州島に向かう船舶が針路を変更する「変針点」。船首の向きを急激に変えたため積載貨物が一方に偏り、バランスを崩して傾いた可能性がある−との韓国海洋警察関係者の見立てを紹介している。

 乗客が「ドン」という音を聞き、座礁する直前までジグザグ航行していたという証言も踏まえ、「衝撃音は急な進路変更で偏った貨物が船体にぶつかった音と考えられる」としている。

 周辺海域での航行経験がある鈴木邦裕・神戸大海事科学部客員教授(77)は「暗礁に乗り上げることがない本来の基準航路から何らかの理由で外れた可能性が高い。船員の確認不足など初歩的なミスではないか」と指摘する。


避難指示は?


 乗客の安全確保では、船長や船員の対応にも批判の声が高まっている。

 朝鮮日報日本語版によると、事故発生当時、旅客船には船長など約30人の乗組員がいたが、事故発生直後に素早く脱出して救助されていたという。

 こうした船員らの行動について、船員を養成する独立行政法人「海技教育機構」(静岡市)の担当者は「船員にとって乗客の安全確保は最も重要なのに、これでは職務放棄ととられかねない」とし、船員らの対応が犠牲者の拡大を招く可能性を示唆した。

 鈴木客員教授は、事故現場の航空写真に救命いかだが写っていないことにも着目。「旅客船に備え付けられているいかだが海上に下ろされていないのは大きな問題。本来なら救える命も救えなくなる」と話す。

334とはずがたり:2014/04/20(日) 10:18:03


26歳の3等航海士が操船 事故数分前に右急旋回 中間調査「船長は休憩」情報も
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140418/kor14041811270006-n1.htm
2014.4.18 11:27

 【ソウル=名村隆寛】韓国南西部全羅南道の珍島(チンド)近くの海上で旅客船「セウォル号」(6825トン)が沈没した事故で、韓国海洋警察は18日、運航会社のチェンヘジン海運を家宅捜索した。また、警察当局などは、事故発生当時、操舵(そうだ)手に操船を指示するなど船長業務をしていたのは、経歴が浅い3等航海士(26)だったとの中間調査結果を発表した。

 韓国メディアによると、この日午前には潜水士が船内に入り、空気の注入を始めた。船の完全な沈没を防ぎ、行方不明者の捜索を本格化させる。

 海洋水産省によると、船舶自動識別装置(AIS)の発信データを分析したところ、事故当時の16日午前、遭難信号を出す数分前に船は右に急旋回していた。急な旋回で貨物が左に偏ったため船はバランスを崩し、転覆した可能性がある。

 海洋警察は、業務上過失致死傷容疑で船長への事情聴取を続けており、事故当時の操舵状況や乗客の避難誘導などについて聴いている。船長は事故発生当時、経験1年半の3等航海士に操船を任せ、休憩中だったとの情報もある。

 韓国では、3等航海士でも操船の指示を行うことは可能。ただ、潮流が速いことで知られる現場海域を通る際に経験の浅い者を任せた船長の判断が問われそうだ。

 韓国当局によると、同日午後の時点で、事故による死者は修学旅行の高校生ら28人、行方不明者は268人。179人が救助された。

3等航海士「ほぼ全速の19ノットで方向変えた…統制不能になった」 死者・不明者302人に
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140419/kor14041921500010-n1.htm
2014.4.19 21:50

 【珍島=加藤達也、ソウル=名村隆寛】韓国・全羅南道の珍島沖合で旅客船「セウォル号」が沈没した事故で、韓国海洋警察は19日、ダイバーが船内で3人の遺体を発見したと発表した。沈没した船内で遺体が見つかったのは初めて。韓国の警察と検察の合同捜査本部は19日、イ・ジュンソク船長(68)と事故当時に操船していた3等航海士の女(25)、操舵(そうだ)手の男(55)の3人を逮捕した。

 3人の遺体は19日午前6時ごろ、4階客室とみられる場所で窓越しに発見された。潮流が速く、ダイバーは窓を割って入ることができず、収容は難航している。19日には生存率が急に低くなる境目とされる72時間が過ぎた。水温は10度ほどで、船内に酸素が残っていても生存が困難な状況になりつつある。

 当局は、乗客を救護せず船から脱出したなどとして特定犯罪加重処罰法違反や遺棄致死などの疑いで船長を逮捕した。航海士ら2人は業務上過失致死などの疑い。事故当時、船長は経験1年余の3等航海士に操船を任せていた。船長は韓国メディアに「針路を指示したあと、(事故当時)用事があって寝室にいた」と話している。

335とはずがたり:2014/04/20(日) 13:33:36

韓国旅客船沈没 乗客置き去りの船長は2級航海士
http://news.goo.ne.jp/article/yonhap/world/yonhap-20140417wow040.html
聯合ニュース2014年4月17日(木)15:55

 【仁川聯合ニュース】韓国南西部の全羅南道・珍島沖で16日午前に起きた旅客船沈没事故で、同旅客船の船長は2級航海士の免許を保有していることが17日、分かった。

 韓国の船舶職員法では、3000トン級以上の沿岸水域旅客船の場合、2級航海士以上の免許所持者であれば船長を務めることができる。

 事故船の船長は法的には問題がないが、韓国最大級の旅客船の船長が1級航海士でなかったことを問題視する声も上がっている

 旅客船業界関係者は「2級航海士が1級航海士に比べ能力が著しく劣るとは言い切れないが、国内最大級の旅客船ともなれば1級航海士が船長を務めるのが適切だ」と指摘した。

 何よりも同船長に非難が集中している理由は、船内に閉じ込められた290人を超える乗客を置き去りにして先に避難したためだ。

 韓国の船員法には船舶が切迫した危険にさらされたときに船長は人命、船舶、貨物の救助に必要な措置を取らなければならないと規定されている。人命救助に必要な措置を取らなかった場合は5年以下の懲役が科される。

 海洋警察は業務上過失致死の容疑で同船長を被疑者として取り調べている。

名簿に「一般人」、病院でぬれた札乾かした船長
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140419-567-OYT1T50120.html?fr=rk
読売新聞2014年4月20日(日)08:26
 【ソウル=吉田敏行】セウォル号のイ・ジュンソク船長(68)の奇行に韓国内で批判が高まっている。

 韓国メディアによると、案内放送は「船内に待機」を繰り返したが、船長は事故直後の16日午前9時頃、船員に退避するよう指示。乗客全員が下船するまでの在船義務を放棄して、最初の救助船に乗り込んだ。港に到着した時の姿を、地元テレビが捉えていた。

 とりわけ、救助船の乗船者名簿に「一般人」と記入し、治療を受けた病院ではぬれた5万ウォン札(約5000円)をオンドル(床暖房)で乾かすという不審な行動が報じられると、ネット上では「あきれた年寄り」などと批判が集中した。

 船長は19日未明、韓国の記者団に「乗客になぜ脱出命令を出さなかった」と問われ、「出した」と口ごもったが、脱出命令は横転から約50分後だった。「案内放送は船室待機だったが」と詰め寄られると、「水温が低く、救助船も来なかった」と釈明した。

336チバQ:2014/04/20(日) 22:59:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140419/kor14041921480011-n1.htm
【韓国旅客船沈没】
珍島ルポ 強いうねり、強風と寒さ ダイバー疲労と闘い懸命の捜索
2014.4.19 21:48 (1/2ページ)[韓国]

事故現場付近で捜索救難活動を展開する韓国海洋警察
 【珍島(韓国南西部)=加藤達也】旅客船「セウォル号」の沈没から4日目となる19日、韓国全羅南道珍島沖の沈没現場を訪れた。「無事発見」の知らせを願う安否不明者の家族が希望を託す韓国海洋警察などのダイバーたちは、うねりと風と潮流に翻弄され、疲労をにじませながら必死の捜索を続けていた。

 沈没した海域は珍島から南西に約20キロ。記者が乗った全長約15メートルの釣り船は午前7時50分、珍島の小漁港、西望(ソマン)を出港した。

 中小の島々の間を縫うように進みながら、暗礁が潜む海域であることを実感する。波のうねりは想像以上に高く、風も強い。陸の気温は11度だったが、釣り船の船長は「風もあるし、体感温度は7、8度以下だろう」と話した。

 出港から約1時間後、海上に巨大なクモの足のような物体が姿を現した。船体引き上げに備えて投入された巨大クレーンだ。現時点では作業開始のメドは立たない。

 さらに進むと、強い油の臭いが鼻を突いた。甲板に出ると、沈没地点を示す大きなエアバッグのような形をした黄色いブイが見えた。おびただしい数の艦船が目に入る。

 海軍の救難チームの隊員とみられるダイバーが、海上に頭を出してはボート上の隊員に引き上げられ、倒れ込む姿が見えた。鍛えられたダイバーでも潜水時間は十数分が限度という厳しい状況がうかがえた。

 透明度の低い緑色の海面には油が漂う。セウォル号から流出した燃料やオイルだ。海域には海洋警察や海軍の艦船のほか、世界中のメディアがチャーターした船がひしめき合っていた。

 しばらく徐行して進んでいると、側面に「海洋警察」と書かれたオレンジ色のボートが急接近してきた。記者が乗った釣り船にぶつかると、乗組員が「接近しすぎるな」と大声で怒鳴って走り去った。

 時計を見ると、異常が起きた「セウォル号」が救難要請信号を発した午前9時前に近づいていた。

 この海の下に、大勢の人々を乗せた巨大な船が転覆して沈んでいる。そう思った途端、釣り船が大きく揺れた。

 冷たい手すりにつかまっていなければ海に投げ出されてしまいそうな激しさだ。もしも自分が乗った船が突然沈み、暗い船室に閉じ込められたら…。そんな恐怖感にとらわれた。

337チバQ:2014/04/21(月) 21:48:53
http://www.asahi.com/articles/CMTW1404210100010.html
函館―青森 新船相次ぐ フェリー2社
2014年4月21日11時36分

■観光客獲得もめざす


 函館―青森間でフェリーを運航している2社が、今春相次いで新造船を就航させた。老朽化した船の後継船として投入したもので、物流用のトラックの輸送に加え、旅客輸送の設備を拡充し、観光客らの獲得増をめざしている。


 就航したのは青函フェリー(函館市)の「はやぶさ」(3月28日就…

338とはずがたり:2014/04/24(木) 09:59:39
人災だってだけでなく一ヶ月前にも予兆あったなら完全に防ぎ得たとなると可成り惜しい事態だなぁ。。
朝のニュースでやってたけど経営者は資産家の宗教家のようで船長は(信者で?)薄給で働かれてた様である。
全財産以て償わせるべきやね。。

1カ月前にも現場海域で急旋回
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/kor14042318420009-n1.htm
2014.4.23 18:42

 韓国紙、東亜日報は23日、同国・珍島沖で沈没した旅客船セウォル号が、現場海域で約1カ月前にも右に針路を変えようとした際に急旋回する形になり、船体が左側に大きく傾くトラブルがあったと報じた。22日に逮捕された2等航海士の話としている。

 現場は潮流が速く、航行の難所とされる。今回の事故は、右への針路変更時に急角度の旋回が起き、積み荷が崩れたことで船が大きく左舷側に傾き、浸水が始まった可能性が高い。1カ月前のトラブルと状況が酷似している。

 2等航海士は約1カ月前に現場海域を航行していた際、右に5度程度針路を変えるよう操舵手に指示。操舵手は潮流を考慮して5度より若干深くかじを切ったところ、船が大きく傾いた。食堂の棚から食器が落ちて割れるほどで、船長らが操舵室へ駆けつける騒ぎになったという。(共同)

339チバQ:2014/04/29(火) 06:40:41
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140425-OYT1T50101.html
沈没船影響、日韓間で5000人予約キャンセル


2014年04月25日 13時07分


 韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故を受け、韓国で旅行やイベントを自粛する動きが広がり、九州・山口にも影響が及んでいる。

 日韓間の高速船やフェリーは約5000人分の予約がキャンセルされ、宿泊施設の予約取り消しも目立ち始めた。九州への外国人観光客は韓国人が6割強を占めており、関係者は救助活動の進展を見守りながら、事態の早期収束を願っている。

 ◇航路

 「韓国では夏まで修学旅行が中止になり、公務員の渡航自粛勧告も出たと聞く。一刻も早く収拾し、以前のように韓国からのお客さんに来てほしい」

 韓国・釜山プサンと福岡市や長崎県・対馬を結ぶ高速船「ビートル」「コビー」を共同運航するJR九州高速船(福岡市)の担当者は不安そうに語った。

 同社によると、24日現在、韓国からの修学旅行や企業の慰安旅行などの中止で、韓国人客約2800人分の予約が取り消された。5月に釜山で開催予定だった朝鮮通信使のイベントが中止になったことなどにより、日本人客も約150人が解約した。

 福岡市と釜山を結ぶカメリアライン(福岡市)の定期フェリーは、修学旅行生ら1500人分がキャンセルに。下関―釜山間で定期便を運航する関釜フェリー(山口県下関市)も計360人のキャンセルが出た。

340チバQ:2014/05/07(水) 00:15:17
何年か前に自分が乗ったときは貸し切り状態だったなあ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140506-00000018-mai-soci
<座礁>小樽の観光船 11人けが
毎日新聞 5月6日(火)15時4分配信

座礁した観光船「あおばと」を調べる小樽海上保安部の職員ら=北海道小樽市で2014年5月6日午後4時8分、遠藤修平撮影
 6日午前11時50分ごろ、北海道小樽市オタモイ沿岸で、小樽観光公社の観光船「あおばと(19トン、乗客45人)」が座礁した。小樽海上保安部によると、衝撃で転倒するなど11人が打撲や骨折の疑いで病院に運ばれたが、いずれも軽傷とみられる。「あおばと」は自力で離礁し、約40分後に港に戻った。同日午前は波は穏やかだったという。

 「あおばと」は4月26日に就航した新造船。同社の観光船は昨年までは2隻体制だったが、現在は「あおばと」1隻のみで営業している。【遠藤修平】

341チバQ:2014/05/14(水) 21:08:33
http://www.niigata-nippo.co.jp/life/tourist/news/20140514111949.html
小木−能登に高速船が期間運航
北陸新幹線開業にらみ 27日から就航 周遊ルートPR

 佐渡市の小木港と石川県・能登半島の飯田港(珠洲市)が27日から7月23日まで、高速船で結ばれることになった。両港を結ぶ定期航路は1975年に開設されたが、思うように乗客が集まらず80年に廃止されていた。今回は15年春に開業する北陸新幹線の上越妙高駅(上越市)から佐渡経由で能登に入る周遊ルートの構想も浮上していることから、関係者は「新しい観光ルートとしてPRしたい」と意気込んでいる。

 佐渡市と能登半島は2011年、世界農業遺産に同時認定されたのを機に交流が本格化。北陸新幹線で訪れた首都圏の客を呼び込みたい能登半島広域観光協会が、佐渡市の力屋観光汽船に運航を持ち掛け、今回の高速船就航につながった。

 高速船「あかしあ」(64人乗り)が両港を2時間半で結ぶ。片道料金は大人5千円。期間中に12往復する。

 佐渡市は「佐渡と能登の両地域をPRする良い機会」(観光振興課)ととらえ、珠洲市も「新しい観光ルートとしては魅力的。住民交流も盛り上げたい」(企画財政課)と意欲的だ。

 力屋観光汽船の木村英太郎社長(77)は「陸路では遠い両地域も海路で結べば身近になる。関西方面の観光客誘致にもつながればいい」と話している。

 5月27、31日、6月19、27日、7月5、23日に小木港を出港予定。気象条件や利用客数によっては欠航する場合もある。問い合わせは力屋観光汽船、0259(86)3153。

342チバQ:2014/05/14(水) 22:35:25
>>341
面白いけど厳しいだろうなあ。能登と佐渡をつなげるテーマがないと、わざわざ行かないだろうなあ。

343チバQ:2014/05/17(土) 11:07:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140516-00000044-asahi-soci

鹿児島のフェリー2隻、異常接近 乗組員の定年祝おうと

朝日新聞デジタル 5月16日(金)22時56分配信

 鹿児島市と鹿児島県垂水市を結ぶ、いわさきコーポレーション(鹿児島市)の鴨池・垂水フェリーのフェリー2隻が15日正午ごろ、鹿児島湾の定期航路上ですれ違う際、社内の運航基準で定める600メートル程度の船間距離を守らず、約200メートルまで異常接近していたことがわかった。乗組員の退職を祝うためだった。同社は16日、九州運輸局鹿児島運輸支局に報告書を提出した。

 異常接近したのは垂水港発の「フェリー第8おおすみ」(1498トン)と、鹿児島市の鴨池港発の「フェリー第10おおすみ」(1503トン)。

 同社によると、定年退職を迎えた「第10」の機関長の最後の航海を祝おうと両船がともに近づき、汽笛を鳴らしたり、乗組員同士で手を振ったりしたという。乗客は2隻合わせて約160人いた。

 乗り合わせた乗客の指摘で、同社と九州運輸局が把握した。2隻の船長は「危険はなかった」と判断し、社内報告はしていなかったという。

 同社は「韓国のフェリー沈没事故を受けて安全管理を強化するなか、軽率な行為だった。利用者におわびしたい」と話している。

344チバQ:2014/05/31(土) 10:50:27
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20140530-OYTNT50248.html
フェリーさんふらわあ、2隻買い替えへ 志布志―大阪間


2014年05月31日

















フェリー買い替えの意向を表明する興村社長





 フェリーさんふらわあ(本社・大分市)の興村明仁社長は30日、志布志―大阪間で運航しているフェリー全2隻の買い替えを検討していることを明らかにした。早ければ年内に発注し、2018年の就航を目指す。鹿児島市内で開かれた県志布志・大阪航路利用促進協議会(会長・伊藤知事)の総会で報告した。

 興村社長によると、同区間で運航している2隻はともに1993年建造。老朽化が進み、昨年は計約3億円の修繕費がかかった。こうした点を踏まえ、今年に入り社内にプロジェクトチームを発足させ、複数の造船メーカーとの交渉を始めたという。

 船の購入費は1隻80億円と想定しているが、鋼鉄の価格高騰などで、さらに上昇する可能性がある。一方、新たな船を導入した場合、燃費が向上し、燃料費を年間5億3200万円削減できる見通しだ。

 総会に出席した志布志市の本田修一市長は「新型船が就航すれば、利用客が増え、関西圏との結びつきがさらに深まることが期待できる。大変うれしい」と歓迎した。

2014年05月31日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

345チバQ:2014/05/31(土) 10:50:50
http://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20140530-OYTNT50342.html
宇和島運輸新造フェリー 八幡浜港―別府


2014年05月31日






















 八幡浜港―別府国際観光港(大分県別府市)のフェリー航路に6月4日、「宇和島運輸」(八幡浜市沖新田、松岡宏社長)が新造船「あかつき丸」(2538トン)=写真=を就航させる。

 あかつき丸は全長116・5メートル、幅16メートル。最大22・22ノットで航行し、片道2時間45分。145台の乗用車と586人の乗客を載せ、船体の横揺れを防ぐ装置や電気自動車のための充電設備などを備える。

 同社が新造フェリーを導入するのは、2004年完成の「おおいた」(2453トン)以来10年ぶり。船名は、1936〜73年に運航していた同名の旅客船にちなむ。八幡浜―別府間では同社はフェリー2隻で1日6往復しており、13年は約12万台の車と約22万人の乗客を運んだ。

 就航を前に、同社は6月1日午前11時〜午後0時30分、八幡浜港で見学会を開く。問い合わせは同社(0894・23・2536)へ。

346チバQ:2014/06/21(土) 15:57:16
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20140619-OYS1T50021.html
苦戦続く島鉄高速船、観光協会などサービス懸命


2014年06月19日

















特集 九州経済

大牟田市と島原市を結ぶ島原鉄道の高速船(大牟田市の三池港で)


 大牟田市と長崎県島原市を約50分で結ぶ島原鉄道(島原市)の高速船が苦戦を強いられている。両市などの要望で廃止方針が撤回され、両市は4月から観光施設の無料入場特典を設けて利用を呼びかけているが、乗客数は伸び悩んだままだ。今月からは、新たに両市の観光協会や大牟田市の大型商業施設も乗客向けのサービスを始め、交流の足を守ろうと懸命だ。

 両市間の旅客航路は明治時代に開設された。2001年度には7万3836人が利用したが、高速バス路線が充実したことなどで、昨年度は3万7998人にほぼ半減。単年度で約2500万円の赤字だった。

 島原鉄道は昨年、今年4月からの航路廃止を打ち出したが、両市などの要望を受け撤回。1日5往復から4往復への減便と運賃値上げで収支改善を図り、存続させることにした。

 両市は航路維持に向け、4月24日に観光交流連携協定を締結。同26日、全便の乗客に3観光施設の無料券を配り始めたが、無料券利用者は5月末までで、島原城が71人、大牟田市動物園が24人、同市石炭産業科学館が7人だった。

 一方、4、5月の高速船の乗客は5227人。収支均衡のためには毎年度4万人の利用が必要で、4、5月は7500人の目標を掲げていたが、2000人以上も下回った。

 今月から、乗客向けに新たに加わったサービスは、▽島原温泉観光協会と大牟田観光協会のレンタサイクル(1日500〜1000円)の無料利用▽大牟田セントラルシネマ映画観賞料(一般1800円)の600円割引――など。島原鉄道船舶課は「多方面からのご支援は大変ありがたい。利用客増につながるよう努力したい」としている。

 大牟田観光協会の木下敏幸事務局長は「高速船は大牟田の観光振興を図る上で欠かせない存在。うまく生かし、島原との交流を深めたい」と話している。

347チバQ:2014/07/01(火) 21:45:51
http://tabizine.jp/2014/07/01/13425/
格安の強行ツアーがフェリーにも登場!週末「弾丸フェリー旅」でリフレッシュJul 1st, 2014

LCCの登場により、格安航空券を使って週末等の短期間で弾丸旅行を楽しむ旅のスタイルが定着しつつあります。
ところで、格安の値段で「船旅」を楽しめる、「弾丸フェリー」の存在はご存知ですか?

「船旅」というと、どうしても長期で高額なイメージがありますが、そんなイメージを一掃してしまうほどのツアーがここにあるんです。
この夏、旅の候補に入れておくべきツアー、ご紹介いたします!


弾丸フェリーって何?

弾丸フェリーとは、格安料金で寝ている間に移動ができるフェリーのこと。
現地0泊、船中2泊で、時間を無駄にすることなく、効率的に旅をすることができ、現地へ到着後は、観光にビジネスに、個人に合わせた様々な用途で旅を楽しめます。また、自身の乗用車やバイクと一緒に旅をしたい方は、別途持ち込みのサービスプランも提供されているようですよ。

航路は関西から大分、別府、鹿児島へ行くもので、大阪−別府間、神戸−大分間、大阪−鹿児島(志布志)間の3つです。

弾丸フェリーの強行日程とビックリ価格

名前を聞いただけでわくわくしてくる弾丸フェリーの気になる価格は、週末なのになんと関西−九州間が最安で往復10,000円!

どのあたりが弾丸なのかといえば、船中に2泊するものの、旅先の滞在時間は半日という強行スケジュールなところにあります。価格はいわゆるLCCと呼ばれる格安航空会社にも負けず、競合相手ともいえる九州新幹線にも並ぶ勢いです。

例えば会社勤めのビジネスマンでも、会社帰りの金曜日の夜に関西から九州へと向けてフェリーに乗って旅をすれば、日曜日の朝には帰ってこれるので、まさに弾丸ですね。


また、長い船舶期間ですが、ただぼんやりと船に乗っているだけでは終わりませんよ。

週末がおすすめ!船の中では、退屈させない様々なイベントが

このフェリーの名は、「フェリーさんふらわあ」。大分市のフェリーで、瀬戸内海を4航路で運航しています。海を眺めながらレストランでのバイキングが楽しめるほか、週末にはジャズコンサートや星空教室など、航路によって様々なイベントが用意されています。

客室のグレードは、例えば大阪−別府航路の船では、デラックス、ファースト、スタンダード、ツーリストベッド、ツーリストと多種多様!できるだけ格安で泊まりたいなら「ツーリスト」で。偶然居合わせた他の旅人と交流をはかるのもいいかもしれません。

349チバQ:2014/07/01(火) 22:07:12
対馬海峡を渡る日本人が激減
 ビートルの乗船客を見る限り、韓国に対する印象が良い時期は人数が増え、悪ければ減るという具合に、感情がストレートに表れるのが、日本人だ。

ビートルの博多〜釜山航路の国籍別乗客数(片道ごとに集計)

[画像クリックで拡大表示] ビートルで対馬海峡を渡った日本人の数は、過去に2度ピークを迎えている。1度目は2001年度である。サッカーのワールドカップ日韓大会の開催を翌年度に控え、韓国に対する関心が高まった時期だった。2度目は韓流ブームが最高潮に達した2008年度で、日本人乗客は過去最高の23万8000人に上った。

 その後、韓流ブームの沈静化で日本人乗客は徐々に減っていく中、2012年度に韓国の李明博大統領(当時)が竹島(韓国名・独島)に上陸し、さらに天皇陛下への謝罪要求発言が伝わると、韓国に対する感情は一気に悪化した。

 その影響で2013年度の日本人客は、ピーク時の半分以下の11万1000人にまで落ち込んだ。朴槿恵大統領が引き続き反日的な外交姿勢を取っていることが影響して、現在も減少に歯止めがかからない。今年7月と8月の日本人による乗船予約件数は、前年同月比4割減だという。

 川口社長は「台湾や香港、バンコクに日本人観光客を奪われている」と言う。

訪日する韓国人の複雑な心情
 一方、ビートルの韓国人乗客数は、対日感情の良しあしとは関係なく、推移する。

 韓国の憲法裁判所が2011年、韓国政府に対して従軍慰安婦問題で日本と外交交渉しないのは違憲との判断を下したことをきっかけに、韓国内の対日感情は悪化の一途をたどっている。それでも2011年度の3万9000人、2012年度の4万6000人、2013年の7万人と、ビートルの韓国人乗船客は増え続けている。

 日本は大嫌いだけど、好き――。そんな複雑にねじれた感情を抱いているのだろうか。

 川口社長は「日韓関係に関係なく、韓国人には楽しいことはしたいという割り切りがある」と分析する。悪化する日韓関係については、「ちょっと船に乗れば相手国を訪問できる気楽さで、両国をどうにかつなぎとめたい」と語る。

 ただ日本人乗客の減少やLCC(格安航空会社)との競争激化の余波で、JR九州高速船は2013年度まで3期連続で赤字だ。

 2014年度も見通しは暗く、このほど4隻あったビートルのうち、1隻を売却することを決めた。日韓友好の「中継ぎ役」としてスタートした高速船事業は、正念場を迎えた。日韓海底トンネルの実現というゴールは、はるか遠い。

350とはずがたり:2014/08/07(木) 09:13:44
事実上の過疎路線維持への補助金とはならんのかな?

>背景には海自出身の予備自衛官不足がある。2012年度の予備自衛官約3万2000人の大半は陸自出身者で、海自出身者は682人
如何にも少ないね。。

民間船:有事の隊員輸送 船員を予備自衛官として戦地に
毎日新聞 2014年08月03日 09時14分(最終更新 08月03日 11時56分)
http://mainichi.jp/select/news/20140803k0000e040096000c.html

 尖閣諸島を含む南西諸島の有事の際、自衛隊員を戦闘地域まで運ぶために民間フェリーの船員を予備自衛官とし、現地まで運航させる方向で防衛省が検討を始めた。すでに先月、2社から高速のフェリー2隻を借りる契約を結んだ。太平洋戦争では軍に徴用された民間船約2500隻が沈められ、6万人以上の船員が犠牲となった歴史があり、議論を呼びそうだ。

 同省が隊員輸送に活用するのは、津軽海峡フェリー(北海道函館市)の「ナッチャンWorld」号と新日本海フェリー(大阪市)の「はくおう」号で、ともに1万トンを超える。同省は2隻を今年度末まで7億円で借り上げたが、来年度以降は両社や金融機関などの出資で設ける特別目的会社(SPC)が船を所有し、平時は民間、有事には防衛省が使う仕組みを目指す。

 乗組員については、有事や平時の演習など年間数十日の運用で現役自衛官を専従させられないとの判断から、自衛官OBの予備自衛官や、あらかじめ予備自衛官に仕立てた民間船員を充てることを検討している。

 背景には海自出身の予備自衛官不足がある。2012年度の予備自衛官約3万2000人の大半は陸自出身者で、海自出身者は682人。現役海自隊員で艦船に乗り組むのは3分の1程度で、船に乗れる予備自衛官は限られるとみられる。招集時には一刻も早く港へ行く必要もあり、居住地などを考えると条件を満たす者はさらに少なくなる。

 しかも、海自出身の予備自衛官は新任を退任が上回り、毎年約50人ずつ減少。自衛隊の艦船と民間のフェリーでは操船技術が大きく異なることもあり、2隻の運航に必要な乗組員約80人を自衛隊OBでまかなうのは難しいとみられる。

 同省防衛政策課は、「予備自衛官になるかどうかを決めるのは船員本人で、強制できない」と強調。予備自衛官になるよう船員が強いられるおそれについては「会社側の問題で、省としては関知しない」としている。装備政策課は「有事で民間船員の予備自衛官が乗り組めば、操船技術は格段に安定する。船を操れる者と、自衛官の感覚を持つ自衛隊OBの双方が乗るのが好ましい」としている。

 防衛省の2隻借り上げに協力する船会社2社は、取材に応じていない。

 ◇「事実上の徴用」

全国の船員で構成する全日本海員組合の元関西地方支部長で、船員の歴史に詳しい新古勝さん(70)は、「予備自衛官になれと会社に言われたら、船員はたやすく断れない。事実上の徴用であり、太平洋戦争の悲劇を繰り返しかねず、絶対に反対だ」と批判する。【平和取材班】

351チバQ:2014/08/10(日) 21:38:40
http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20140809-OYTNT50174.html?from=ycont_top_txt
高速船定期便が8月限りで廃止
2014年08月10日
沼津港に停泊する「ホワイトマリン2」 駿河湾の沼津、戸田(へだ)、土肥(とい)の3港を高速船「ホワイトマリン2」で結ぶ定期便が、8月限りで廃止されることが分かった。沼津市から補助金を受けて運航を維持してきた戸田運送船株式会社(沼津市戸田)が、赤字体質から脱却できず、定期便を廃止する経営判断を下した。11日の市議会総務経済委員会で報告される。沼津と西伊豆地方の入り口となる港を結び、船上から富士山を望めるなど観光資源にもなっていた航路が消滅する。(福地一之)

 戸田運送船と市によると、ホワイトマリン2の定期便は3港を計約50分で結び、運賃は1100〜2750円(小学生半額)。現在の夏ダイヤでは1日に往復3便ずつ運航され、定員は比較的海の穏やかな沼津―戸田が150人、戸田―土肥が120人。白い船体に青ペンキで船名を記したデザインで親しまれてきた。

 定期便は、共同運航していた伊豆箱根鉄道が2003年に撤退した。その後は戸田運送船が、旧戸田村と、合併後は沼津市から補助金を受けて運航を継続してきた。市の補助額は年間約1500万円だった。

 しかし、観光客の減少や峠の陸路が整備されたことなどの影響で、乗船者数が下降の一途をたどってきた。04年度は約4万3000人だったが、11年度には約1万5000人まで減り、12、13年度は各約1万2000人。このため、11〜13年度は約1500万円の単年度赤字を計上し続けた。11年度にも運航廃止をいったん打ち出したことがあったが、この時は便数を減らすなどのコスト削減で、かろうじて存続に転じた経緯がある。

 戸田運送船は今回、市に補助金増額を申し入れて存続可能性を探ったが、実現しなかった。7月下旬、戸田地区連合自治会の集まりで「8月いっぱいで運航廃止する」と表明。同社の山崎元(はじめ)社長は、読売新聞の取材に「借金を重ねてしのいできたが、これ以上は借りられなくなった」と説明した。原油価格高騰で、燃料の軽油が値上がりしたことも、窮状に追い打ちをかけたという。

 9月以降、ホワイトマリン2は、予約による不定期便や観光クルージングに限って運航される予定だ。

 “住民の足”として日常的に利用されることは少なくなった定期便だが、沼津市から西伊豆のエリアが地震などの災害に襲われた場合を想定すれば、防災面での役割もあった。それだけに存続を望む声も根強い。石原重利・戸田地区連合自治会長は「山道を通る陸路は大雨の際に通行止めとなるなど脆弱(ぜいじゃく)。定期航路廃止と聞いて『はい、そうですか』とは言えない。今後、各自治会長の意見をとりまとめたい」と腕組みした。

352チバQ:2014/09/15(月) 22:36:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140915-00000064-san-soci

新大型客船寄港へ誘致合戦 高い経済効果、国もクルーズ振興後押し

産経新聞 9月15日(月)7時55分配信







新大型客船寄港へ誘致合戦 高い経済効果、国もクルーズ振興後押し


来年、日本に寄港することになったクァンタム・オブ・ザ・シーズの完成CG(写真:産経新聞)


 乗客定員約4200人の大型の新造クルーズ船が来年、アジアに投入され、神戸や広島など日本の6カ所の港に立ち寄ることが14日、わかった。日本に寄港する客船では最大となる。日本で船旅といえば富裕層の娯楽のイメージが強いが、外国客船の比較的手軽な価格のツアーの登場で、アジアでクルーズ人口が増加。港を持つ自治体は、大型客船の寄港による経済効果を狙って誘致合戦を展開している。

 寄港するのは、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(米・マイアミ市)のクァンタム・オブ・ザ・シーズ。大きさは16万7800トン、全長348メートル。船上でスカイダイビングを疑似体験できる施設などを備えている。

 これまでに日本に寄港した最大の客船は英籍のクイーン・メリー2の14万8500トン、2600人。定員でみれば、同社のボイジャー・オブ・ザ・シーズ(13万7200トン)が3110人で最多だが、「クァンタム」が寄港すれば大きさ、乗客定員数とも更新することになる。同船はドイツで現在、建造中。11月に処女航海を行い、来年7月に中国・上海を母港としてツアーが組まれる。

 一つの町の人口規模の客が一度に訪れることなどで、1人あたりの経済効果は3万〜4万円と試算されている。各自治体が寄港誘致にしのぎを削っており、15日発表の同船の寄港予定地は大きな関心事になっていた。同社中国支社によると、寄港が確定したのは神戸、広島のほか那覇、長崎、境港(鳥取)、博多(福岡)。大型船を係留する設備を整備中の港もあり、さらに増える見込み。

 経済成長を背景に中国からの寄港が増えていたが2年前の尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化以降、激減。同社も中国発の日本寄港を中断していたが、来年から本格化する。

 国はクルーズ振興による地域活性化を目指し、国土交通省に4月、クルーズ振興官のポストを新設。林健太郎・クルーズ振興官は「2020年には約6倍の100万人にクルーズ外国人旅客を増やすため、受け入れ環境を改善していきたい」と話している。(杉浦美香)

353チバQ:2014/09/18(木) 07:52:46
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20140915/CK2014091502000054.html
県営渡船 揺れる存廃 新湊大橋の完成で…
渡船から下船する地元住民ら=射水市堀岡明神新で
写真
越ノ潟フェリー

 射水市新湊地区の堀岡発着場と越の潟発着場を結ぶ県営渡船(通称・越ノ潟フェリー)が廃止の危機にさらされている。渡船は富山新港の建設に伴い分断された地区住民らの交通手段として県が運営。最近では観光客が船内から新湊大橋や立山連峰の景色を楽しむ。県が行政改革の一環で将来的な廃止の方針を打ち出す中、存廃に揺れる渡船に乗った。(青木孝行)

■観光客にも好評

 平日の昼下がり。曇りがちだが青空も見える堀岡発着場で、渡船「こしのかた」に自転車を載せる男性三人に出会った。いずれもサイクリングを楽しんでいる途中だという。しばらくすると、発着場にエーデルワイスのメロディーが流れ、船はゆっくりと陸を離れた。

 「新湊大橋の景色を眺めながら船中でゆったりと休憩しています」と話すのは、立山町大清水の会社員中田明宏さん(45)。中田さんは、年に三、四回ほど立山町から海王丸パーク(射水市海王町)までの片道二十五キロのサイクリングが趣味。「コースには渡船も入っているので廃止にしないでほしい。無料なのも魅力の一つ」と笑顔を見せた。

 揺れはほとんどない。二階の屋外の休憩場所にいると海風が心地よい。沖に目を移せば帆を広げたヨット。秋から冬にかけて晴れた日には立山連峰がくっきりと船内から見えるという。

写真
交通弱者や観光客「残して」

■運航時間の短縮

 県の行政改革委員会が県に答申した二〇一一年一月の行政改革報告書は、新湊大橋が完成し、代替交通手段が確保されれば、渡船は廃止する方向で、射水市や地元関係者と協議するとする。新湊大橋は一二年九月に開通し、県としては公共バスなどの代替交通手段の確保が課題となっている。

 一一年度以降三年の延べ利用者人数は、約九万〜十万人で推移。嘱託職員の人件費を除く年間の運営費は、夜間に運行している堀岡発着場−万葉線中新湊電停間の無料ジャンボタクシーの費用も含め約六千万円だ。

 これまでのところ廃止の決定はなされていないが、県は今年四月から運航時間を約三時間短縮。午前六時〜午後十時半だった運航時間は午前六時四十五分〜午後八時半となり、一日九十七便だったのが六十九便に減った。その理由に県土木部港湾課は朝方と夜間の利用客の減少を挙げる。代替として、万葉線のダイヤに合わせ、ジャンボタクシーを増便させた。

■存続求める地元

 渡船の今後について、同課の担当者は「現在、堀岡地域振興会の関係者とは、縮小しながら、将来的な廃止に向けて協議している」と説明する。

 一方、堀岡地域振興会の谷川義昭会長(69)は「現時点では廃止は受け入れられない。足腰の弱い交通弱者にとって渡船は生活に必要。高齢者にも優しい交通機関」と強調。地元の射水市港湾・観光課の担当者も「地元住民の意見を尊重してほしい」と話す。

 堀岡発着場の夕方、高校生や仕事帰りの人たちが続々と下船して来た。同市草岡町の高岡高三年岩木惇司君(18)は「通学に欠かせない交通手段。冬は暖房が完備していて快適」、同市七美の新湊高一年北橋学君(15)も「無料なのはうれしい。新湊大橋の眺めは最高」と渡船の魅力を口にした。

後記

 「子どもの夏休みとあって、八月は親子連れが多く、県外からの観光客も訪れた」と渡船の運航をする県富山新港管理局の担当者。

 地元の通勤通学の交通手段と、観光の二つの役割を担うようになった渡船。取材中に「有料でもいいので残してほしい」との観光客の声も聞いた。行政改革の視点は理解できるが、県は存続する手段が他にないのか慎重に考えてほしい。 

 県営渡船(通称・越ノ潟フェリー) 富山新港の建設に伴い、越ノ潟に架かる鉄道や道路が分断されたことから、1967(昭和42)年11月に運航を始めた。区間は堀岡発着場−越の潟発着場間の770メートルで、所要時間は5分間。年中無休で乗船は無料。船の中に駐輪場もある。「海竜」(44トン)と「こしのかた」(46トン)の2隻で運航している。最大搭載人員はともに80人。

354チバQ:2014/09/18(木) 07:53:42
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/561698.html
「交流途絶える」地元懸念 日ロフェリー、運航会社が撤退検討(09/09 10:01、09/09 11:35 更新)ハートランドフェリーが日ロ定期航路に使っている「アインス宗谷」
ハートランドフェリーが日ロ定期航路に使っている「アインス宗谷」
 【稚内】ハートランドフェリー(札幌)が2015年度の運航を最後に、稚内―ロシア・サハリン州コルサコフ間の日ロ定期航路から撤退を検討していることが明らかになり、これまで同航路を使ってロシアとの交流を進めてきた地元関係者からは「航路がなくなれば、ロシアとの交流が途絶え、国にとっても不利益」との声が上がっている。

 定期航路は1995年からロシア船で就航、99年から同社の「アインス宗谷」で夏季のみ運航している。戦後、サハリンに残された日本人の一時・永住帰国関連だけでも、定期運航前の90年からこれまでに、延べ約2400人が同航路を利用してきた。

 残留邦人の一時帰国などを支援する「NPO法人日本サハリン協会」(東京)の斎藤弘美代表は「航路は日本とサハリンがつながった象徴だった」と振り返る。一時帰国の際、日本でしか買えない納豆を大量に購入し、冷凍して翌年まで大切に食べるという人もいる。「飛行機ではたくさんの荷物を持って帰れない。活動の原点となる航路がなくなったら、協力してくれた稚内との縁も薄くなりかねない」と心配する。

 稚内港利用促進連絡会議の会長を務める稚内建設機械の藤原直樹社長は、サハリンの子供を稚内に招きスポーツ交流を行うなど、草の根交流を続けてきた。今月4日からはサハリンの民間サッカーチームを招き、市内で交流試合を開いたばかり。藤原社長は「飛行機だと運賃がフェリーの倍近くかかるので、日ロの人的交流が途絶えてしまう可能性がある。サハリンの住民の中にも航路存続を求める声は多い。航路の維持に向け、誰かがリーダーシップを取る必要がある」と行く末を懸念する。

 また、39年(昭和14年)に旧ソ連のインディギルカ号が猿払沖で遭難した際、村民が生存者を救助した縁で交流を深めている猿払村は、友好姉妹村のサハリン州オジョルスキー村との間で、中学生ら訪問団が互いの村を行き来する事業を91年から行ってきた。村総務課は「定期航路がないと、今後の交流内容を見直さざるを得なくなる」。

 稚内商工会議所の中田伸也会頭は「撤退方針は正式に聞いていないが、稚内はこの航路を通じサハリンと地域間交流を続けてきた。日ロ関係、道とサハリンの関係を考えると、航路を存続しなければならず、市全体の問題として考えていきたい」としている。(田口谷優子、佐々木馨斗)

355チバQ:2014/10/19(日) 21:11:13
http://mainichi.jp/select/news/20141017k0000m020142000c.html
博多釜山高速船:最安で往復4900円ネット予約限定 
毎日新聞 2014年10月17日 06時00分

 福岡市・博多−韓国・釜山で高速船「ビートル」を運航するJR九州高速船(福岡市)が、最安で往復4900円の新たな割安運賃を導入することが分かった。既存の割安運賃より最大で約7割安い。インターネット予約限定で20日をめどに販売を開始する見込み。

 韓国の格安航空会社(LCC)、エアプサンに対抗するのが狙いで、同社と比べて1000円程度安くする見通し。

 新割安運賃の販売期間は乗船日3カ月前から3日前までの見込み。既存の割安運賃は乗船20日前までの予約で往復1万7000円、50日前までの予約は8000円。

 JR九州高速船は同航路を1日2〜5往復している。LCCとの競争激化や日韓関係の悪化に加え、韓国客船沈没事故などの影響で乗客が減少しており、今年4〜9月の日本人客は前年同期比約2割減、韓国人が約1割減だった。

 エアプサンは今月26日、福岡−釜山線を1日2往復から3往復に増やす予定。【中園敦二】

356チバQ:2015/02/02(月) 20:55:19
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2015/01/27092241016339.shtml
高速船 やまさ海運が継続
事業譲渡で合意した島鉄高速船=島原市、島原港
事業譲渡で合意した島鉄高速船=島原市、島原港

 島原鉄道(島原市)は、利用が低迷している島原港−三池港(福岡県大牟田市)間の高速船事業を、長崎港と軍艦島を結ぶ客船や、復元帆船「観光丸」による長崎港クルーズなどを手掛けるやまさ海運(長崎市)に譲渡することで同社と合意した。26日、両社が島原市役所で会見し、明らかにした。

 引き継ぎは4月1日。やまさ海運は船舶2隻と船員ら業務に必要な人員、施設、設備も受け継ぎ、当面、運賃や便数(1日4往復)など現状の運航態勢を継承する。事業譲渡額は明らかにしていない。

 島鉄は1997年8月に同航路を開設。片道50分で結び、2001年度には年間約7万3800人の利用を数えたが、「一時導入された高速道路料金の上限千円や、九州新幹線鹿児島ルート開通で人の流れが変わった」(島鉄)影響で昨年度は約3万8千人に落ち込んだ。燃油高も追い打ちを掛け、島鉄は一昨年、いったん廃止の方針を打ち出したが、自治体や商工・観光団体からの要望を受け、運賃引き上げと減便をした上で昨年4月以降も運航を継続。だが、事態打開には至らず、事業譲渡を決断した。

 やまさ海運は1958年に長崎市内に移るまで、現在の南島原市有家町堂崎を拠点に内航海運業を展開し、島原半島とは関わりが深い。会見で伊達秀則会長は「(現在の)赤字は気にしていない。努力を重ねることで無から有を生み出す」と意欲を見せた。同席した伊達昌宏社長は観光事業のノウハウを生かし、「行政や島鉄などとも連携し、広域の周遊観光商品づくりに取り組みたい」とした。

 島鉄の本田哲士社長は「航路継続は地域にとっても喜ばしい。地域の底上げがなければ、鉄道もバス事業も維持できない。(底上げのため)島鉄も協力したい」と述べた。

358荷主研究者:2015/03/29(日) 19:20:26
>>357
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150311_2
2015/03/11 岩手日報
宮古-室蘭にフェリー定期便 18年春、1日1往復
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 川崎近海汽船(東京都千代田区)は10日、宮古市の宮古港と北海道室蘭市の室蘭港の325キロを結ぶカーフェリー定期航路を新設する検討を始めた。1日1往復、航海時間は約10時間の計画で、2018年春の開設を目指す。「復興道路」の整備で宮古港から岩手県内外へのアクセスが大幅に向上することが航路選定につながった。実現すれば本県初のフェリー定期運航となり、物流環境の改善や観光振興など、復興の大きな後押しになりそうだ。

 使用船舶は、同社が1日4往復運航している八戸―北海道・苫小牧間の船(旅客定員500人、トラック約70台)とほぼ同規模となる見込み。同区間の年間利用は大型トラック15万〜16万台という。

 16年春の北海道新幹線開業で、北海道と首都圏の鉄道貨物輸送に制約が生じるため、海上輸送の取り扱いは増加が見込まれている。

 整備中の三陸沿岸道路や宮古盛岡横断道路の開通で、県内各地や仙台圏、首都圏などへのアクセスが向上することが航路選定につながった。運送事業者から乗船中に継続して8時間の休息が取れるよう10時間で結ぶ航路開設の要望があることや、宮古、室蘭両港とも近隣に国立公園など観光資源が豊富で旅客需要が期待できることも理由。津波防災学習の修学旅行生の受け入れも期待される。

359チバQ:2015/04/22(水) 20:06:49
http://www.news24.jp/articles/2015/04/21/07273436.html
佐渡汽船 新高速船「あかね」就航
< 2015年4月21日 13:49 >

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 新潟県上越市の直江津港と佐渡市の小木港を結ぶ佐渡汽船の新しい高速カーフェリー「あかね」が21日、就航した。

 直江津港ターミナルでは21日朝、「あかね」の就航を祝うセレモニーが行われた。最高時速50キロ以上の「あかね」は、直江津港と小木港をこれまでより1時間短い1時間40分で結び、定員は672人で全席が指定席となっている。直江津港を午前9時30分に出港した第1便には、224人が乗った。

 「あかね」は直江津・小木航路を毎日2往復運航し、地元では北陸新幹線との相乗効果で観光客の増加に期待を寄せている。

360チバQ:2015/05/26(火) 22:12:09
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20150526183309.html
「あかね」就航後、バス利用4倍に

 北陸新幹線上越妙高駅と直江津港を結ぶシャトルバスの1日当たりの平均乗客数が、直江津―小木航路の「あかね」就航後、就航前の4倍以上に増えたことが26日、分かった。シャトルバスはあかね就航に合わせて2便から倍の4便に増えたが、平均乗客数は増便を上回る伸びとなり「新幹線開業」と「あかね就航」の相乗効果が表れていることが示された。

 シャトルバスを運行する頸城自動車(上越市)が同日の同市地域公共交通活性化協議会で明らかにした。

 5月20日までの輸送実績によると、あかね就航前の1日当たりの平均乗客数は8・3人だったが、4月21日の就航後は34・9人と4・2倍の大幅増。1便当たりの平均乗客数は就航前の4・8人から2倍の9・6人に増えた。

 頸城自動車の鳥越元一常務は「あかね就航で直江津―小木航路が毎日1日2往復となり、便利になったことに加え、佐渡の観光シーズンが始まったことがバスの乗客増に結びついているのではないか」と話した。

 シャトルバスは北陸新幹線が開業した3月14日、1日2便で運行を開始。あかね就航後はあかねの発着時間に合わせて4便に増やした。

361チバQ:2015/05/28(木) 21:30:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150527-00000007-wordleaf-bus_all&amp;p=1
スカイマーク破たんと客船人気 神戸の「空と海」の玄関で明暗
THE PAGE 5月28日(木)9時25分配信
 航空会社「スカイマーク」の経営破たんの影響で、運航便のうち約7割をスカイマークで占める神戸空港(神戸市)の先行きが不安視されています。ANAホールディングスがスカイマークを支援する方向性となり、「廃港」など最悪の危機はひとまず脱した印象ですが、「神戸空港の魅力を上げるには、現在の1日30往復に限られる発着枠の撤廃や、24時間空港化などが不可欠だが、関西国際空港などとうまく折り合えなければ厳しい」という指摘も出ています。一方、同じ神戸市の神戸港はクルーズ人気で、外国客船の入港が今年過去最高になる見通しで「復活」の兆しを見せており、神戸の空と海の玄関口は対照的な姿になっています。

スカイマーク再生、どうして引く手あまたなのか?

スカイマーク破たんと客船人気 神戸の「空と海」の玄関で明暗
[写真]正念場を迎えている神戸空港。「3空港体制」の中で打開策を打ち出せるか(アフロ)
「神戸空港」3空港体制の中で正念場
 神戸空港は2006年に開港し、現在は羽田便を筆頭に新千歳、仙台、那覇など8路線30往復便が運航されています。そのうちスカイマークは21往復と最大で、スカイマークの再建の行方は神戸空港にとっても死活問題といえます。民事再生法の適用を申請したスカイマークの支援には全日本空輸などを傘下に持つANAグループが参加する方向で、国内投資ファンドとともに5年以内の再上場を目指しています。スカイマーク破たん直後は神戸空港からの大幅撤退などの観測も流れましたが、同市空港事業部は「スカイマーク側から大幅な減便などの話は聞いていない」と話しています。

上村敏之・関西学院大教授(公共経済学)は「ANAのスカイマーク支援の見通しで神戸廃港など当面の危機は遠のいたとはいえる。ただ今後予測されるANAとの共同運航で、スカイマークの売りの安さは維持されるのか、マイレージの取り扱いはどうしていくのかなど課題は多い」とみています。ただANAの支援参加について最大債権者である米航空リース会社との足並みがそろっていないという観測もあり、スカイマーク再建の道は予断を許しません。

 神戸空港は開港以来需要予測を上回ったことがなく、開港時に2015年度の予測は434万人を掲げていたものの、実際は200万人台を維持するのが精いっぱいな状況です。関西には現在、神戸空港のほか、大阪南部には関空が、大阪北西部には大阪国際(伊丹)空港があり、3空港体制になっています。最近は近隣の関空がLCC(格安航空会社)の誘致を強化した影響で、スカイマーク便から乗客がLCCに流れたともいわれ、破たん以前からスカイマーク頼みの神戸空港の運営には不安の声も出ていました。

 もともと関空ができる前、関西の新空港候補は神戸沖が最有力とみられていましたが、反対運動が強く、結局大阪泉州沖に関空が開港します。しかし、1995年の阪神・淡路大震災後、当時の神戸市長が「防災の拠点」などの位置づけを強調して神戸空港建設を表明。市議会も空港推進派が多数を占めるようになり、神戸空港は開港。関西は「3空港併存時代」となります。こうした経緯もあってか関空は国際ハブ空港、伊丹は国内線の基幹空港とされ、神戸空港は「ハブ機能をサポートする地方空港」に位置づけになっており、「1日30往復枠や運用時間の制限(夜間は午後10時で終了)」といった関空、伊丹空港に実質配慮する政策もとられています。こうした背景も需要の伸びを欠く要因になっていると指摘されています。

 関空と伊丹空港は2012年、経営統合され、さらに運営権を譲渡する方向性が決まっています。神戸市も関空、伊丹の運営権を取得する会社が決定したあと、神戸空港も加わった3空港の一体運営や経営権譲渡を働きかける方針を打ち出しています。上村教授は「神戸空港の経営を譲渡するといっても神戸空港がどれだけ財務に貢献できるかアピールしないと運営会社には買ってもらえない。1日30往復の規制撤廃に加え、海上空港の特徴を生かした24時間の空港運用などを進めれば価値は上げられるが、関空、伊丹にどう迷惑をかけずに主張していくかが課題だ。地方空港は現在、国際線も自由に誘致できるはずで国際線導入も主張してよいはずだが、どうやって近隣自治体に話を持っていくか難しい」と3空港併存の難しさを指摘しています。

362チバQ:2015/05/28(木) 21:30:29
「神戸港」かつて世界3位のコンテナ取扱港
 一方、神戸の海の玄関口は活気を取り戻しつつあります。

 大型客船に乗って各国を周遊するクルーズ旅行人気の追い風に乗り、2014年の神戸港の外国客船の入港は32隻と過去最高(1989年の統計以降)。今年も昨年を上回る39隻の入港が見込まれ、最高を更新する勢い。8月には神戸港史上最大となる16万トン級の客船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」が初寄港を予定しており、観光などで大きな経済効果が期待されています。

 こうした背景から同市は地元観光業者と連携強化や、港に隣接した温泉宿泊施設の誘致やコンベンション施設の建設などにも踏み切りました。同市みなと総局振興課は「中国などアジアを中心に外国人旅客が増えている。神戸といえば港というイメージがあり、客船の入港増加で市内の活気にもつながる。港湾内の無線LANを充実し、外国人客には1週間無料で開放するなど港のサービスにも力を入れており、今後も誘致を強化したい」と話しています。

 神戸港はかつて世界3位のコンテナ取扱港として知られました。しかし、香港や韓国・プサンなどアジア各国の港湾の急追に加え、阪神大震災で壊滅的な被害を受け、復旧した後も世界50位以下に低迷します。しかし、水深15メートル以上のバース(旅客乗降などの係留施設)を複数持つ国内有数の客船対応港である強みを生かし、受け入れ態勢を整備することで、横浜港と二分してクルーズ船の入港が増えています。

 神戸牛ブランドなどもあって「KOBE」という都市名は外国人観光客に意外に知られているといわれます。神戸港が客船誘致などで復活を目指した中で、今後神戸空港が3空港体制の中でどのような独自性を出せるか注目されます。

363名無しさん:2015/06/02(火) 12:06:16

中国・長江で458人乗り客船転覆 大半が行方不明、船長は救出 李克強首相ら現地に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150602-00000520-san-cn
産経新聞 6月2日(火)10時36分配信

 【上海=河崎真澄】中国中部の湖北省付近を流れる長江(揚子江)で、1日午後9時28分(日本時間同10時28分)ごろ、乗客ら458人を乗せて南京(江蘇省)から上流の重慶に向かっていた客船「東方之星」(2200トン)が、竜巻に巻き込まれて転覆した。中国メディアは、2日早朝までの救難作業で船長、機関長を含む30人あまりが救助されたと伝えたが、乗客の大半は行方不明のままとなっている。

 国営新華社通信によると、事態を重く見た習近平国家主席は救難に全力を挙げるよう指示し、陣頭指揮のため李克強首相、馬凱副首相ら高官を現地に派遣することを決めた。

 乗客の多くは上海、南京方面からの中高年を中心とした中国人団体客という。上海の日本総領事館によると、2日現在、日本人が乗船していたとの情報は入っていない。

 事故の起きた水域は、長江のほぼ中流域にあたり、水深が約15メートルある。事故当時、付近は激しい雨が降るなど悪天候に見舞われており、船は北岸寄りで短時間のうちに転覆したもよう。

 沈没した船は、重慶の船会社が運航する大型の内航客船。転覆直後に7人が自力で脱出し、岸に泳ぎ着いた。

 救難作業には、河川管理当局の船舶や漁船など100隻以上のほか、ダイバーも投入して進められている。地元紙「湖北日報」がSNSで伝えたところでは、ダイバーが船体をハンマーでたたいたところ、内部から応答があり、生存者が船内に取り残されている可能性もある。

 長江では今年1月、江蘇省靖江近くで試験航行中のタグボートが転覆する事故があり、日本人男性ら外国人8人を含む22人が死亡した事故があったばかりだ。

364チバQ:2015/06/10(水) 23:17:12
>>237>>354
http://www.sankei.com/politics/news/150609/plt1506090034-n1.html
2015.6.9 18:15更新

サハリン航路存続へ稚内市が9月までに新会社設立 民間フェリー会社の撤退で
 北海道稚内港とロシア極東サハリン南部コルサコフ港を結び、運航会社が年内撤退を表明した定期フェリーについて、稚内市は9日、9月までに民間会社と共同出資し、運航を引き継ぐ新会社を設立する方針を明らかにした。市は来春からの運航を目指すとしている。

 稚内市によると、貨物需要の取り込みを目指し、現在夏季(6〜9月)のみに限られている運航期間を拡大させる方針で、サハリンからの水産物輸入を目指している。

 8日発表の本年度補正予算案にも新会社設立準備などの経費を盛り込んだ。16日からの定例市議会で説明するという。

 同航路は1999年に開設。貨物量や乗客が少なく赤字が続いており、昨年9月に運航会社のハートランドフェリーが今年限りでの運航廃止を決めた。稚内市は今年4月に航路存続のため新会社を設立する方針を明らかにしていた。

365チバQ:2015/06/18(木) 19:51:00
http://mainichi.jp/select/news/20150618k0000e040215000c.html
円安:クルーズ船で中国人客、活気の博多港
毎日新聞 2015年06月18日 15時21分(最終更新 06月18日 15時40分)
 13年ぶりの円安水準となり、九州を訪れる外国人が増加している。大量に商品を購入する中国人観光客らで商業施設は潤い、観光地や宿泊施設もにぎわう。一方で輸入品が値上がりし、原材料を海外に頼る食品業界などを直撃。小売価格の値上げが相次ぎ、家計をじわじわと圧迫しつつある。

 円相場は今月5日に海外で1ドル=125円後半まで下落。この円安・ドル高水準は、2002年6月中旬以来約13年ぶりで、その後も122〜125円台(東京・終値)で推移している。

 7日朝、福岡市の博多港に世界最大級のクルーズ船「サファイア・プリンセス」が到着した。全長約290メートルの巨大な船から下り立った中国人観光客約2500人は、入国審査を終えると50台超のバスに分かれ、一斉に福岡の街に繰り出した。

 九州運輸局によると、14年に九州から入国した外国人は167万5154人で、3年連続過去最高を更新し、3年前から倍増した。増加傾向は今年も続き、2月には前年同月比48%増の16万7957人と、単月の過去最高を記録した。

 人数を押し上げているのが博多港へのクルーズ船の増加だ。福岡市港湾局によると、今年は過去最多となる250回以上の入港が予定され、計約50万人が利用する見込みだ。尖閣諸島を巡る日中関係の悪化で13年には38回に落ち込んだが、「円安を追い風に増加した」(担当者)。市は今年4月、博多港にクルーズ船の専用ターミナルを整備。入国審査の時間を短縮化するなど、受け入れ態勢も整えた。

 福岡市内の百貨店や免税店などでは、クルーズ船で到着した中国人の団体が、大量に商品を買う様子が見られるが、恩恵は商業施設にとどまらない。

 代表格が、クルーズ客向けのバスツアーの多くが立ち寄る太宰府天満宮(福岡県太宰府市)だ。近くの和雑貨店では、手ぬぐいや和柄のハンカチ、愛媛県今治産のタオルなど「日本製」が人気といい、店長の栗山由佳さん(43)は「おひなさまなど10万円台の買い物をする人も珍しくない」と話す。

 宿泊施設も外国人客で活況だ。西日本鉄道によると、福岡市内の五つの系列ホテルは、4月の外国人利用客が前年同月のほぼ2倍に増えた。大半のクルーズ船は朝到着し、夕方に出港するため、宿泊増はクルーズ船以外の入国者分だ。西鉄の担当者は「円安の影響」とみており、市ホテル旅館協会の担当者は「特に韓国や台湾からの若い旅行客が増えている」と分析する。

 ◇食品値上げ、家計を圧迫

 負の影響もある。石油情報センター(東京)によると、15日のガソリンの店頭小売価格は1リットルあたり144.5円と8週連続で上昇した。原材料や飼料を輸入に頼っているため、各食品メーカーは牛乳やヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品、冷凍食品などの販売価格を引き上げた。値上げの波は、外食産業や衣料品業界などにも及ぶ。

 0〜9歳の育ち盛りの子供4人を育てる福岡県古賀市の女性(30)は「弁当で子供からリクエストされる冷凍コーンコロッケやおやつのアイスクリーム、牛乳が上がっているのが痛い」と嘆いた。【青木絵美】

366チバQ:2015/06/18(木) 20:07:20
http://www.asahi.com/articles/ASH6453LBH64OIPE022.html
名古屋港、おもてなしは苦手 施設も外国船誘致も遅れ
斎藤健一郎2015年6月18日18時41分

 扱う貨物量は13年連続で全国トップの名古屋港。工業製品を送り出すのはお手の物だが、人を迎え入れるのは苦手だ。国内5大港で唯一、客船専用ターミナルがなく、今年も大型客船が入ったが、観光客は殺風景な岸壁に戸惑っていた。世界中から客船が訪れる港、ナゴヤに変われるのか。

 晴れ渡った4月30日朝、大型客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(13万8194トン)が韓国・済州島から名古屋港へやってきた。4500人が乗れる巨大な船体は大型団地のよう。水面からの高さは63メートルで、途中の名港中央大橋(桁下55メートル)をくぐれない。いつもは新車の輸出に使う金城ふ頭の貨物用岸壁に着いた。

 観光客はプールやスケートリンクを備える船から、観光パンフレットを置くテントと、トイレが仮設された港へ降りた。家族3人でクルーズを楽しむ横浜市の男性(68)は「工業港とはいえ、味気ないですね」。名古屋城まで1時間近くと知ると「ずいぶんかかるなあ」と妻と目を見合わせ、最寄りの鉄道駅までの臨時バス乗り場へ急いだ。

367チバQ:2015/07/17(金) 23:08:30
http://www.travelvision.jp/news-jpn/detail.php?id=67980
さんふらわあ、「弾丸フェリー」を平日にも適用、往復1万円から
2015年6月30日(火)
 フェリーさんふらわあは9月1日乗船分から、週末の往復が1万円から利用できる「弾丸フェリー」プランについて、平日でも提供を開始する。同プランは2011年2月から販売を開始。年々利用人数が増加しており、利用者からは平日でも設定してほしいという声が挙がっていたという。

 行程は船中2泊、現地0泊の3日間。大阪/別府、神戸/大分、大阪/鹿児島(志布志)の3航路で設定しており、乗用車やバイク付きのプランも用意した。

 対象期間は9月1日から通年で、一部適用除外期間を設けた。また、10月18日、11月15日神戸発大分行きの「昼の瀬戸内感動クルーズ便」は対象外とした。

368チバQ:2015/08/01(土) 07:27:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150731-00000061-asahi-soci
カーフェリー火災、44歳男性航海士が不明 苫小牧港沖
朝日新聞デジタル 7月31日(金)19時38分配信

 31日午後5時40分ごろ、北海道苫小牧市の南約55キロの太平洋で、商船三井フェリー(東京都)のカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」(1万1401トン)で火災が起きた、と第1管区海上保安本部(北海道小樽市)に通報があった。乗客乗員計94人のうち乗客71人全員が救命艇で避難したが、乗員1人が行方不明となった。


 1管や同社によると、行方不明になっているのは、2等航海士の織田(おりた)邦彦さん(44)。甲板に積まれたトラック付近から出火した後、消火に向かい、トランシーバーで「黒煙がひどくなり、周りがまったく見えなくなった」と交信したまま戻らなかったという。

 乗客らは近くを航行していた別のフェリーなどに救助され、苫小牧港に午後10時ごろ到着した。坂上幹郎船長(58)を含む乗員22人も午後9時ごろまでに避難した。1日午前0時現在、船尾付近から煙が上がり、消火活動が続いている。

 フェリーは甲板が5層あり、下部の3層が車を載せる甲板で、トラックやトレーラーの荷台部分など160台の車両が積まれていた。乗組員が31日午後5時15分ごろ、下から2層目の中央付近から出火したのを発見。スプリンクラーを作動させ、複数の乗組員が消火器やホースも使ったが消しきれず、午後6時に船長が総員退避を指示した。午後6時15分ごろ救命艇4艇が海面に下ろされ、上部2層にいた乗客が避難した。

 出火したのは、冷凍機を積んだトラック付近で、航行中は通常、甲板は施錠されているという。織田さんは10年以上の乗船経験があり、消火の指示を出す立場だったという。

 フェリーは31日午前1時45分に茨城県・大洗港を出発し、同日午後7時45分に苫小牧港に到着予定だった。出火後、現場海域で航行を停止。海保の巡視船艇や航空機に加え、近くを航行中の民間船9隻が消火や救助にあたった。国の運輸安全委員会は、事故調査官5人の派遣を決めた。

 乗客がフェイスブックに午後6時半ごろ投稿した写真では、救命胴衣を着た数十人が甲板に集まり、船体から黒い煙が出ていた。

 同船は旅客定員154人で、乗用車62台、大型トラック160台が積載できる。

 1管によると、現場は午後7時10分現在、曇りで風速10メートル、波の高さは1・5メートルだという。

369チバQ:2015/08/01(土) 07:28:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150801-00000000-mai-soci
<フェリー火災>「もくもくと煙、慌てて逃げた」乗客が証言
毎日新聞 8月1日(土)0時29分配信
 ◇北海道の苫小牧港沖で「さんふらわあ だいせつ」

 「船内でもくもくと煙が上がり、慌てて逃げてきた」--。31日午後5時40分ごろ、北海道苫小牧市の苫小牧港沖約55キロの太平洋上を航行中のカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」(1万1401トン、全長190メートル、旅客定員154人)で発生した火災。「さんふらわあ だいせつ」の乗客たちは、火災が発生した際の緊迫した状況について証言した。


 札幌市のトラック運転手、小川卓也さん(24)は「『みなさん集まってください』という船内アナウンスがあり、乗客が甲板に集まった。点呼を取った後、子供とお年寄りから先に救助船に乗り移った」と話した。同市の別のトラック運転手の男性(38)は「みんな慌てることなく、落ち着いて行動していた」と振り返った。

 火災があったのは商船三井フェリー(東京都港区)が定期運航するカーフェリー。同社によると、船は3層構造で、2層目のトラックなどの積載スペースから出火した。フェリーは航行を停止してスプリンクラーで消火しようとしたが消えなかったという。

 到着予定の苫小牧西港フェリーターミナルの商船三井フェリーの窓口では運航状況を問い合わせる乗客らの対応に追われた。千葉県の自宅に帰るため、折り返し大洗港に向かう便に乗る予定だった上野美津子さん(65)は、夫と1週間の北海道旅行を終え、港に向かう途中で火災を知った。「明日の便のチケットは取れたが、今夜は苫小牧市内でもう1泊することになった。まさかこんなことになるとは。3日から仕事があるので困っている」と困惑気味に話した。

 同ターミナルにある商船三井フェリー苫小牧支店では、報道陣の対応に当たった永宮達矢支店長は「情報が錯綜(さくそう)している」と硬い表情。会議室を報道陣に開放し、東京本社で行われている記者会見の模様をテレビ会議システムで中継した。

 「さんふらわあ だいせつ」は茨城県大洗町大洗港を7月31日午前1時45分に出港し、苫小牧市の苫小牧港には同日午後7時45分に到着予定だった。フェリーは乗用車62台、大型トラック160台を積載可能だった。【横尾誠治、福島英博、野原寛史】

370チバQ:2015/08/02(日) 20:41:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150802-00000529-san-soci
フェリー火災 不明航海士の捜索続く 3日目のフェリー内、煙立ちこめ難航
産経新聞 8月2日(日)18時0分配信

 北海道・苫小牧沖で起きたカーフェリー「さんふらわあだいせつ」(1万1401トン)の火災で、海上保安庁は2日、船内に特殊救難隊を投入し、行方不明の2等航海士、織田邦彦さん(44)の捜索を再開した。

 第1管区海上保安本部(小樽)によると、車両甲板のうち、火元のデッキは高温の煙が立ち込めているため、捜索は難航しているという。1管は冷却のため、巡視船艇で海上から放水している。

 一方、国土交通省の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人は、苫小牧港に到着したカーフェリー「さんふらわあふらの」に乗り込み、車両の積載状況などを確認。その後、火災を起こした「だいせつ」の坂上幹郎船長(58)らから、前日に引き続き聞き取り調査を行った。

 「だいせつ」の今後の曳航(えいこう)先について、商船三井は「鎮火してから、船の状況を見て決めることになる」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150802-00010001-doshin-soci
冷凍車の給電トラブルか 苫小牧沖フェリー火災
北海道新聞 8月2日(日)10時49分配信

冷凍車の給電トラブルか 苫小牧沖フェリー火災
火災が起きたフェリー
 【苫小牧】苫小牧沖の太平洋上で7月31日夕、商船三井フェリー(東京)の「さんふらわあだいせつ」(1万1401トン)で発生した火災で、燃え方が最も激しかったのは車両甲板Dデッキ中央部にある階段付近のトラックだったことが1日、同社への取材で分かった。同社はこの付近に冷凍機付きトラックが3、4台あったことも明らかにしており、冷凍装置への給電に関し、何らかのトラブルがあった可能性が出ている。

 同社によると、3層ある車両甲板の真ん中に位置するDデッキには当時、トラック36台とトレーラー34台、乗用車2台の計72台が8列に並んでいた。31日に船内で初期消火に当たった乗員の証言によると、右舷から4列目の中央階段付近のトラックが最も激しく燃えていた。

 冷凍機付きトラックは航行中にはエンジンを止め、船内の電源供給装置にプラグをつなぎ、冷凍装置用のモーターを駆動させるための電気を得ている。出火原因について、同社幹部は1日の記者会見で「(電源は)一つの候補であることは間違いないが、特に有力と言えない」としている。

371チバQ:2015/08/02(日) 20:49:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150802-00000001-mai-soci
<フェリー火災>日没前に退船命令 船長、出火確認30分後
毎日新聞 8月2日(日)0時45分配信

 7月31日に北海道苫小牧沖で起きたカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」火災。船の外壁が崩れ落ち、黒煙が上る中、子どもを含む乗客71人は、薄暗い海に浮かぶ別船に乗り移って避難した。坂上幹郎船長(58)は出火確認から約30分後、乗員乗客に退船を命令。日没前の判断が奏功し、大惨事を回避した。【山下智恵、横尾誠治、福島英博】

 「車両甲板で火災が発生しました」

 同日午後5時32分ごろ、フェリー乗組員から運航会社の商船三井フェリー(東京都港区)に連絡が入った。手動のスプリンクラーのほか、消火ホースや消火器を使って鎮火を試みたが、火の勢いは止まらなかった。

 坂上船長が退船命令を出し、乗客避難の準備を始めた。周辺には巡視艇や民間船など5隻が集結。ライフジャケットを身に着け、まずは子どもから避難を始めた。札幌市のトラック運転手、小川卓也さん(24)は「救命艇に乗り移った時、フェリーの外壁がバリバリと取れて怖かった」と振り返った。

 付近を航行中で、避難者39人を受け入れたフェリー「シルバークイーン」(青森・八戸-苫小牧、川崎近海汽船)では午後7時ごろ、「これから救助しに行きます」と船内へのアナウンスがあった。乗船していた青森県階上(はしかみ)町の明戸(あけど)忠男さん(60)は救命艇から1人ずつ乗り移る乗客を見ながら、「全員、無事に助かってほしい」と祈った。

 行方不明者の捜索などのため、約4時間にわたって一人で船内にとどまった坂上船長は苫小牧西港に到着後、「お客様が無事に避難できてホッとした」と話した。1日に記者会見した商船三井フェリーの幹部も「日没が近かっただけに、(判断が遅れれば)2次災害の可能性もあった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 行方不明になっている2等航海士の織田(おりた)邦彦さん(44)=東広島市=と東京で一緒に勤務していた経験のある同社苫小牧支店の永宮達矢支店長(47)は「非常に好青年で……」と言葉を詰まらせた。

372とはずがたり:2015/08/07(金) 01:26:38

<フェリー火災>届かぬ積み荷の郵便物…鎮火に一両日
毎日新聞社 2015年8月6日 22時58分 (2015年8月6日 23時48分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150806/Mainichi_20150807k0000m040119000c.html

 北海道苫小牧市沖で起きたカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」(1万1401トン)の火災は7日、発生から1週間を迎える。運航会社「商船三井フェリー」は6日夜、函館市沖にえい航した船に二酸化炭素を注入して消火する作業を始めたが、鎮火までには一両日かかる見込み。船には多数の道内向けの郵便物や荷物が積まれており、同社などには問い合わせが相次いでいる。

 ◇7日で発生から1週間

 船にはトラック36台と乗用車24台、オートバイ8台、シャシー(車台)100台が積まれ、日本郵便や宅配各社の荷物も含まれている。日本郵便はパレットと呼ばれる金属製の箱(縦2メートル、横1.2メートル、奥行き80センチ)22個を積んでいた。中には7月29?30日に関東地方から発送された普通郵便や「ゆうパック」などが入っており、総数は「最大で2万個を超える」(同社関係者)という。

 仮に焼失しても追跡番号の付いたゆうパックは送り主や個数が分かるが、普通郵便は特定できない。被害規模を公表していないヤマト運輸や佐川急便など大手宅配業者はホームページで「依頼主には順次、報告と今後の対応を個別に相談する」と説明している。

 商船三井フェリーによると、宅配業者への補償は事故原因の特定後、過失割合に応じて決める。個別依頼主への補償は宅配業者らが対応する契約という。大手宅配業者の担当者は「依頼主への補償は時間がかかりそうだ」と話している。車両も過失割合に応じて補償されるが、普通郵便は補償の対象外。

 また、商船三井フェリーは6日、苫小牧?大洗(茨城県)間の今後の運航予定を発表。火災前は4隻で夕方便と深夜便の毎日2往復運航していたが、火災で深夜便は1隻となったため隔日運航になっている。しかし深夜便の方が利用客が多いとして、9月29日以降は、夕方便のうち1隻を振り替えて深夜便を毎日運航する。一方、JR貨物は、物流に支障が出る恐れがあるとして、関東と札幌を結ぶ計8本の臨時貨物列車を12日まで運行する。【山下智恵、遠藤修平、今井美津子】

373とはずがたり:2015/08/12(水) 17:56:51
那覇軍港が米軍から返還されるかされたかしたのはどうなったのかな?

那覇港、過密理由にクルーズ船の寄港43件断る 2015〜17年
http://news.goo.ne.jp/article/okinawa/business/okinawa-32770336.html
07:34沖縄タイムス

 那覇港に寄港するクルーズ船について、那覇港管理組合(管理者・翁長雄志知事)は2015年4月から17年末まで、過密状態を理由に43件の寄港を断っていることが分かった。クルーズ船の需要が急増する中で、複数の船の寄港が重なる場合の対応が急務となっている。
 同組合によると寄港を断った件数は15年4月〜12月末までに8件、16年は30件、17年は5件になる見通し。15年の那覇港寄港予定数は130件で、うち2隻以上の寄港は14回に上る。
 現在那覇港に寄港する外航クルーズ船は規模が小さいもので、スタークルーズ社(マレーシア)の「スーパースター・リブラ」(4万2285トン)が定員1480人。米国ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航する世界最大級のクルーズ船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(16万7800トン)は定員4200人に上る。
 クルーズ船は航空便と比較しても乗員乗客数が多いことから、県内への経済波及効果も大きいとされ、県も観光政策の中でクルーズ船の誘致を掲げている。
 現在、若狭の専用バースに接岸できるのは1隻のみ。予約が重なる場合は貨物専用の那覇新港ふ頭国際ターミナルなどに接岸しているが、大型バスのスペース確保など課題は多い。クルーズ船専用の第2バース建設の構想が進むが、具体的計画は固まっていない。
 那覇港管理組合の担当者は「貨物船の入港や荷役作業に影響を与えない範囲でクルーズ船を受け入れてきた。課題解決に協力して取り組みたい」と語った。

374チバQ:2015/08/30(日) 17:09:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00010002-doshin-soci
苫小牧沖フェリー火災1カ月 続く減便体制、農産物出荷に懸念も
北海道新聞 8月30日(日)14時18分配信

苫小牧沖フェリー火災1カ月 続く減便体制、農産物出荷に懸念も
本州への荷物を運ぶフェリーとトレーラー。商船三井フェリーの減便の影響も懸念される
 【苫小牧】苫小牧沖の太平洋上で起きた商船三井フェリー(東京)の「さんふらわあ だいせつ」(1万1401トン)の火災は、31日で発生から1カ月を迎える。道内と首都圏を結ぶ唯一のフェリー航路は減便を余儀なくされ、別の航路やJRへ貨物を振り替える動きも出ているが、道内では秋の農産物の出荷がピークを迎えており、物流への影響を懸念する声も出ている。

 「だいせつ欠航分の荷物があふれている印象だ。火災以降の1カ月で、荷物が収容しきれない日が10日ほどあった」。苫小牧―常陸那珂(ひたちなか)(茨城)間で週12便、RORO船(フェリー型貨物船)を運航する川崎近海汽船(東京)内航定期船部の担当者は打ち明けた。

 JR貨物(東京)は4日から29日まで、1日あたり上下計約40本の通常列車に加え、札幌と関東を結ぶ臨時列車を上下計19本増やして運行した。「7〜8割の利用があり、全て埋まった日もある」と同社総務部広報室。タマネギなど野菜類の取り扱いが増えており、9月以降についても増便を検討している。

 苫小牧―大洗(茨城)を結ぶ商船三井フェリーは、火災の影響で4隻体制の運航を3隻体制に縮小。週26便の運航を10月まで週20便程度に減便し、11月も週18便程度とする予定だ。

375チバQ:2015/09/03(木) 22:56:23
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20150903-OYTNT50013.html
火災フェリー修復へ
2015年09月03日
◆損傷限定的、年内にも


 苫小牧市沖で火災を起こしたフェリー「さんふらわあ だいせつ」(1万1401総トン)について、船会社の商船三井フェリー(東京)は2日、函館市の函館どつくで同船を修復することを決めた。商船三井フェリーは、年内にも修復し、来年の早い段階で苫小牧―大洗(茨城)間の運航を再開させることで、同区間を従来の1日4便体制に戻す考えだ。

 同社では、道内の農水産物が大量に動く繁忙期に向けて、さ号が運航していた苫小牧―大洗間で別の船を確保しようとしたが、難しかったという。さ号は火災で電気系統が故障したものの、船体の損傷は火元周辺など限定的で、エンジンも無事だった。

 一般に、同クラスのフェリーを新造すれば100億円近くかかるのに対し、修理なら1割以下に抑えられるという。このため同社では、修理して早期に運航を再開させることに決めた。

 既に、第1管区海上保安本部による船の検証は終えており、海保などの許可が出次第、函館にえい航される。さ号が停泊する室蘭港のふ頭周辺では5、6の両日「スワンフェスタ」があり、その前に出航する準備を進めている。

2015年09月03日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150903-OYT1T50039.html?from=yartcl_popin
火災のフェリー、修復へ…費用は新造の1割以下
2015年09月03日 10時41分
 北海道苫小牧市沖で火災を起こしたフェリー「さんふらわあ だいせつ」(1万1401総トン)について、船会社の商船三井フェリー(東京)は2日、函館市の函館どつくで同船を修復することを決めた。


 商船三井フェリーは、年内にも修復し、来年の早い段階で苫小牧―大洗(茨城)間の運航を再開させることで、同区間を従来の1日4便体制に戻す考えだ。

 同社では、道内の農水産物が大量に動く繁忙期に向けて、さ号が運航していた苫小牧―大洗間で別の船を確保しようとしたが、難しかったという。さ号は火災で電気系統が故障したものの、船体の損傷は火元周辺など限定的で、エンジンも無事だった。

 一般に、同クラスのフェリーを新造すれば100億円近くかかるのに対し、修理なら1割以下に抑えられるという。このため同社では、修理して早期に運航を再開させることに決めた。

376とはずがたり:2015/09/29(火) 14:55:30

第一中央汽船、民事再生法の適用申請、負債は約1200億円
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150929/zuuonline_83060.html
ZUU Online 2015年9月29日 13時27分 (2015年9月29日 14時13分 更新)

 第一中央汽船 <9132> と100%子会社スターバルクは29日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表した。6月末現在の負債総額は、第一中央汽船が1196億800万円、スターバルクは568億5900万円。

 発表によると、海運市況の低迷したことで用船料の逆ザヤなどから損益が悪化。欧州危機や中国の経済成長鈍化、新造船の資金負担増から自力再建を断念、民事再生手続開始の申し立てとなった。

 東京証券取引所は、第一中央汽船の上場廃止を決定。9月29日から10月29日まで整理銘柄に指定し、10月30日に上場廃止となる。 (ZUU online 編集部)

377とはずがたり:2015/09/29(火) 15:08:48

商船三井、250億円の特別損失計上、第一中央汽船の経営破たんで
ZUU Online 2015年9月29日 14時54分 (2015年9月29日 14時54分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150929/zuuonline_83072.html

 商船三井 <9104> は29日、持分法適用関連会社の第一中央汽船 <9132> が民事再生手続き開始申し立てを行ったのを受け、特別損失約250億円を計上する見込みであると発表した。

 2016年3月期第2四半期連結決算で、関係会社株式評価損として特別損失約250億円を計上する。通期業績に与える影響については、現在精査中としている。 (ZUU online 編集部)

378とはずがたり:2015/09/29(火) 19:40:19
年間赤字8億円の航路再建へ 佐渡汽船の高速フェリー「あかね」好調の理由
2015.09.21 若勢敏美
http://trafficnews.jp/post/43325/

佐渡汽船が2015年4月に就航させた高速フェリー「あかね」が、年間8億円もの赤字が出ていた航路を立て直そうとしています。

日本でただひとつの外国建造フェリー
 日本国内に、外国で建造された高速フェリーが走っているのをご存じでしょうか。佐渡汽船(新潟県佐渡市)が北陸新幹線の金沢延伸開業に合わせて今年、2015年4月21日に就航させた「あかね」です。日本国内で運航されている外国製の高速フェリーは、この「あかね」が唯一です。


「あかね」登場で小木直江津航路は1時間短縮された(写真提供:佐渡汽船)。
「ウェーブピアサー」と呼ばれる双胴タイプの快速船「あかね」。その導入は、はたして成功だったのでしょうか。2015年9月中旬、インタビューに応じた佐渡汽船の小川 健社長は、「もし、『あかね』投入を決めていなかったらと思うと、ぞっとする」と、就航から半年間の手ごたえを明らかにしました。

なぜ年間8億円もの赤字に陥ったのか
 北陸新幹線と佐渡島。この関係を即座に思い起こせる人は、日本海側の地理に相当詳しいに違いありません。実は本州から佐渡島に向かうルートは、新潟〜両津間を結ぶメインルートを含めて、地図のように3ルートあります。

 このうち新潟県第2の都市、上越市の直江津港と佐渡の小木港を結ぶルートは、「海の350線」といわれるように、佐渡島を走る国道と本州と結ぶ「国道フェリー」の役割を担っています。

 以前、この直江津〜小木航路には1日2便の在来型フェリーが運航されており、「午前便は釣り客を含めて近場の乗客。午後便は近畿圏など遠方の乗客が多かった」(小川社長)という乗客構成でした。

 しかし燃料油の高騰や観光客の減少、さらにはリーマンショック後の不況もあって、それまで2隻投入していたフェリーの減船を強いられ、2008年からは1隻運航、1.5日に1航海という変則的な減便体制に移行しました。

 そしてこれにより、運航ダイヤが分かりにくくなったこともあって、それまで年間20万人だった輸送人員が13万人程度まで減少。「年間7億から8億円の赤字」(小川社長)を発生させる“お荷物航路”になっていたといいます。

 こうした状況のなか佐渡汽船は、航路撤退や在来型フェリーの新造、新潟航路に投入しているジェットホイルとの組み合わせといった航路再編計画を検討してきました。そして北陸新幹線が延伸開業すれば、東日本からの観光需要の高まりが期待できるとして、2013年に双胴型高速フェリーの投入を決めます。

きっかけは青函航路の「ナッチャン」
 佐渡汽船は、豪州タスマニアのインキャット造船所で建造されているこのウェーブピアサーに、どのようにしてたどり着いたのでしょうか。このあたりの事情について、小川社長は、「きっかけは『ナッチャン』です」と笑う。

379とはずがたり:2015/09/29(火) 19:40:42
>>378-379
 ちょうど佐渡汽船が新船導入を検討していたころ、津軽海峡フェリー(旧・東日本フェリー)が日本で初めて導入した110m型ウェーブピアサー「ナッチャンRera」と「ナッチャンWorld」が、青森湾の航路事情などから撤退を余儀なくされました。

「青函さんから売却のお話をいただき、私も本船を見に行ったんです。小木航路は物流も大切で、旅客輸送だけでなくフェリーでなければなりませんので、ジェットホイルでは無理。それにこの速力(航海速力30ノット)を出せるなら、1日2〜3回の航海も可能です。バランスもいいし、気に入ったわけです」(小川社長)。

 しかし過去の輸送実績からして「ナッチャンの110m型では大きすぎる」。ですが「ウェーブピアサーは、その大きさをいかようにも設計できるという」ので、中古売船はあきらめ、改めて造船所と交渉。85m型の「あかね」を建造するという決断が行われました。建造費は60億円といいます。

北陸新幹線の影響を受ける佐渡島
「あかね」の船体形状は、「カタマラン(双胴船)」と呼ばれます。2つの船体を持っており、航海中はこの船体部分で船全体を浮かせることで、水の抵抗を大きく減らすことができます。

 また、船体はアルミ合金であり、軽量で航海性能が高いこと、推進力はプロペラではなく、船尾部から4基のウォータージェットのノズルが水流を噴射し航行するため、「高速航行が可能」「高速航行に至るまでの時間が短くてすむ(加速性)」「ウォータージェット自体の角度を変えることで、舵なしに進行方向を変えることができる」「広々、ゆったりとしたスペースを確保できる」――などの利点があります。

 こうした利点から、「あかね」は乗用車152台を乗せられる2層の車両甲板や、672人がリクライニングシートで快適に移動可能な乗客甲板を確保できました。加えて土産物などを販売するショップやペットルーム、キッズルームなどの設備も作ることができ、“操船性や高速性、スペース性で優れたフェリー”として建造されています。

「あかね」の集客実績は「就航以来半年の集計だが、年間20万人ペースで推移している」と、2隻体制時の数字を達成しつつあるといいます。「この航路の最大輸送実績に合わせて85m型としたが、もう少し大きくしておけばよかった」(小川社長)と振り返るほどの好調さ。そして新潟航路が「北陸新幹線の影響か、多少乗客が減っている」という現象もあるなかで、冒頭の「『あかね』を決めていなかったら、ぞっとする」という発言につながるわけです。

 これからの課題について小川社長は、佐渡島の観光地としての魅力をアップし、世の中に発信していくこと、島内の看板や外国語サインの整備を含め、外国人観光客を誘致するためのインバウンド対策をとること、佐渡3航路に投入している運航船のなかには高齢化している船もあり、その運航体制について検討していくこと――などの意向を明らかにしています。

「金山」や天然記念物「トキ」で知られる佐渡島ですが、ほかにも民間芸能として伝承されてきた農家による「能」、そして「温泉」「釣り」など様々な観光資産があります。今後は「観光を単独で盛り上げるには限界がある。広域的に地方自治体や民間の力を集めて、観光振興に取り組んでいくこと」(小川社長)が、最大の課題になりそうです。

【了】

380チバQ:2015/09/30(水) 00:37:25
>>364
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20150919-OYTNT50050.html
サハリン航路 17年で幕…稚内
2015年09月19日Tweet
稚内港に着岸する「アインス宗谷」。ハートランドフェリーのサハリン航路最終便となった(18日、稚内市で)
稚内港に着岸する「アインス宗谷」。ハートランドフェリーのサハリン航路最終便となった(18日、稚内市で)

 稚内市―サハリン・コルサコフ間のサハリン航路を結んだ「ハートランドフェリー」(本社・札幌市)の最終便が18日、稚内港に入港し、同社による17年間に及ぶ定期運航を終えた。今後については、稚内市が中心となり、新会社を設立して存続する方向で検討を続けている。

 サハリン航路を往復してきたフェリー「アインス宗谷」は18日午後、「17年間のご愛顧ありがとうございました」と書かれた横断幕を掲げて入港。戦時中に樺太から戻ったという札幌市の機械工具輸出会社の佐々木周一社長は、「ここ数年は毎年、その年の始発と最終便に乗ることにしていた。来年も(継続されることを)期待しています」と話した。

 ハートランドフェリーの蔦井孝典社長は、同社稚内支店で記者会見し、赤字を理由に同航路のフェリー運航をやめることについて、「利尻、礼文、奥尻の離島航路安定の財務体質を確保するための判断だ。今後は、経営資源すべてを離島航路に集中する」と語った。

 サハリン航路は1988年、旧ソ連のサハリン州知事から道に対し、航路開設に向けた協力の要請があり、95年にロシア船による定期便の運航を開始した。その後、定期便が一時運休した時期もあったが、その間はチャーター船で航路を維持。ハートランドフェリーが99年に定期便の運航を再開していた。

2015年09月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

381チバQ:2015/09/30(水) 00:38:07
http://www.asahi.com/articles/ASH9H40ZCH9HTIPE00S.html
女性に優しい新型フェリー 大阪―北九州に就航
2015年9月16日12時50分
 名門大洋フェリー(大阪市)は16日から、新門司港(北九州市)と大阪南港(大阪市)を結ぶ航路で、新型船を23年ぶりに就航させる。輸送の高速化で長距離フェリーの影は薄くなっているが、ゆったり旅を楽しみたい高齢者を中心に人気は根強い。同社は新型船の就航で巻き返しを図る。

 新門司港で15日、新しい「フェリーおおさかⅡ」が公開された。総トン数は、旧型の9500トンから、1万5千トンに増えた。旅客定員は旧型と同じ713人。女性客に配慮して、客室では大部屋を減らし、個室などに女性専用のエリアを設けた。子供が遊べるスペースも新設した。

 11月には「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」も就航予定。同航路の年間旅客数は、10万人増の50万人をめざす。阿部哲夫社長は「時間や価格で競争せず、フェリーらしさで差別化したい」と話している。

382チバQ:2015/09/30(水) 00:38:59
http://www.sankei.com/west/news/150921/wst1509210007-n1.html
2015.9.21 15:00
【ビジネスの裏側】
プライベートデッキや露天風呂…まるで“豪華客船” 長距離フェリー相次ぐリニューアル

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(1/2ページ)【ビジネスの裏側】

阪九フェリーの新船の吹き抜けロビー。ライブ演奏なども行われる
 かつては低価格が魅力で、長距離移動のドライバーや若い旅行者の利用が多く、大部屋で雑魚寝するイメージも強かった長距離フェリーで最近、まるで“豪華客船”のような内装や設備へのリニューアルが相次いでいる。海を眺めるプライベートデッキ付きの個室や露天風呂、吹き抜けのロビーなどを備えた船も登場。ゴージャスな気分が楽しめる新たな旅行スタイルとして、高齢者や子供いる家族、女性にも人気を集めている。(阿部佐知子)

 
露天風呂、ライブも

 阪九フェリー(福岡県北九州市)では今年1月と4月、大阪・泉大津港-北九州・新門司港の航路に2隻の新船を導入した。

 船内に入ると、まずは3フロア分が吹き抜けとなったロビーが広がる。

 午後5時半に出港し、翌朝6時に到着するまでの移動時間は約12時間半。

 カフェテリア形式で好きなものを選べるレストランでは、チキン南蛮や鶏天、皿うどんといった九州名物などでおなかを満たせる。さらに船内では、食事後もロビーでライブ演奏を聞いたり、最上階の露天風呂で星空や大海原を眺めて入浴したりもできる。

 女性の利用も多く、実際に乗船した女性からは「まるで豪華客船みたい」などと好評だ。

 
ニーズ多様化に対応

 長距離移動のドライバーや若い旅行者らに長い間愛用されてきた長距離フェリーも、格安航空機の就航や新幹線との料金値下げ競争などに押され、利用者は次第に減少してきた。

 しかし最近は、景気の回復基調で貨物が増えていることや、ゆったりとしたフェリーの旅が見直され、減少傾向にも歯止めがかかっているという。

 また個人旅行者が増えてニーズも多様化。その対応に迫られる長距離フェリー各社は、先を競うように相次いでリニューアルを進めている。

 阪九フェリーの場合、今回の2隻に、従来の「特等」よりも値段の高い「ロイヤル」(大人1人2万4990円)を2室設け、個室に窓から海が見渡せる浴室やプライベートデッキを完備した。

 さらに、バス・トイレ付きの「スイート」(同1万8810円)や、大人3人が布団を敷いて寝ることができる広々した「デラックス和室」(同1万3670円)も含め、計9種類の客室を用意した。

 フェリーの構造自体も大幅に見直し、フェリーの部屋を取り囲むようにある外側の通路をなくして、客室の窓から直接海が見える“オーシャンビュー”を実現させた。

 その効果もあり、同社では新船導入後、乗船率が前年同期比約20%増加した。

 
ターゲットを拡大

 大阪・南港-新門司港を運航する名門大洋フェリー(大阪市西区)も今年9月以降、相次いで2隻の新船を導入する。

 高齢者や子供も利用しやすいように、ベッドと畳を兼ね備えた和洋室タイプの部屋を設ける計画。

 また、トイレ付きの2〜3人用個室を多く設けたほか、子供を遊ばせるキッズルームや授乳室を完備。女性向けには、鏡やドライヤーも置いてゆっくり身支度できる「パウダールーム」を設置する。

 関西方面への帰省に利用するという福岡県内の主婦(63)は「最近のフェリーは、船内の造りがゆったりしていて、部屋でも脚を伸ばして寝ることができる。一人で利用することも多く、新しい船が楽しみ」と歓迎する。

385チバQ:2015/10/25(日) 16:13:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151025-00010003-norimono-bus_all
海を飛ぶ高速船ジェットフォイル、消滅の危機 災害時に有用も
乗りものニュース 10月25日(日)13時43分配信

海を飛ぶ高速船ジェットフォイル、消滅の危機 災害時に有用も
東海汽船「セブンアイランド大漁」。イラストレーターの柳原良平氏がカラーリングを担当(写真提供:東海汽船)。
離島航路で主力の高速船
「ジェットフォイル」は、ガスタービンで動かすウォータージェット推進機によって、海水を吸い込んで船尾から勢いよく噴射、水中翼で船体を海面上に持ち上げて航行する高速船です。“海を飛ぶ”船と表現されることもあります。


 最高速度が時速45ノット(約83km/h)に達するこの高速船は、離島航路に最適といわれており、国内で20隻が就航。外海の離島航路としては、海が荒い北海道海域を除くと、日本本土と離島を結ぶ主力の高速船といえるでしょう。

 ただジェットフォイルは日本で、もう20年間に渡って新造されていません。耐用年数が迫る船も出てきており、代替期に差し掛かっているのですが、すんなりと建造再開に進めないのが現状です。

 有用性が認められながら、どうしてジェットフォイルの新造は止まっているのでしょうか。その事情と、背後にある深刻な問題をレポートします。

海を飛ぶ高速船ジェットフォイル、消滅の危機 災害時に有用も
ジェットフォイルを運行する東海汽船の山崎潤一社長(2015年10月15日、若勢敏美撮影)。
有用な船なのになぜ造れない?
 一昨年の2013年10月26日、伊豆大島を襲った豪雨は死者・不明者39人という大災害をもたらし、その記憶はまだ新しいものです。

 東京や熱海と伊豆大島を結ぶ航路では、東海汽船がジェットフォイルを運行しています。同社の山崎潤一社長は、この災害時の救援活動について「迅速さが求めらる災害対応ですから、ジェットフォイルが果たした役割はとても大きかったですね」と振り返ります。

 その理由について山崎社長は、「この船は、まず(スピードが)速い。それに揺れません。快適ですし、小回りが利く」と続けます。

 大島航路は、観光に加えて生活航路としても重要です。2015年10月24日(土)には、ANA(全日空)による航空便が廃止され、島民の足としてもジェットフォイルの役割は、ますます大きくなっています。

 現在、東海汽船は4隻のジェットフォイルを運航。そのうち、今年2015年1月に就航した「セブンアイランド大漁」は、船齢33年を迎えた「セブンアイランド夢」の代替船として新造する予定でした。しかし結局は先述の通り新造が難しく、JR九州が博多〜釜山間で使っていた中古船を購入してまかなうことになっています。

 それは、ジェットフォイルの唯一のメーカーである川崎重工が、5隻程度のロット需要が見込めなければ建造体制を組めないとしたためです。

386チバQ:2015/10/25(日) 16:13:42
ボーイング929の未来は? 迫る“決断”のタイムリミット
 ジェットフォイルは、「ボーイング929」という正式名称から分かるように、米国ボーイング社が1970年代に開発したもの。その後、川崎重工が、生産から撤退したボーイングより独占的建造のライセンスを取得しました。川崎重工でジェットフォイルのライセンス導入を担当した神林伸光・特別顧問によると「ライセンス取得当時に想定した需要に近い船会社、航路に販売できた」とのこと。そこで新造船の発注は止まってしまったのです。

 ジェットフォイルは特殊な構造のため、建造するには専用の生産設備と部品の供給ルートが必要です。しかし「搭載する機器のメーカーは5隻分、ウォータージェット推進機については10基分のロットがまとまらないと、生産できないと言ってきている」(川崎重工)とのこと。20年間、発注が止まったことで消えた生産体制。それを再び復活させるのは、相応の需要がなければ、採算が取れないため難しいといいます。

 1社からの単独発注で、このロットを満たすことは困難です。そこで数社がまとまっての発注も考えられていますが、船の価格が20年前に比べて高騰していることもあり、経営が苦しい離島航路の各社にとっては難しい状況になっています。

 そうしたなか、“決断”のタイムリミットも迫ります。機器メーカーや造船所は、ほかの船に応用できないジェットフォイルの特殊な生産体制を整えたまま、発注の再開をずっと待つわけにもいかないからです。

 ここでジェットフォイルの生産再開が実現しなければ、この有用な高速船を国産する技術、部品供給ルートが途絶えてしまう可能性もあるでしょう。

 なお、離島航路の高速船の場合、その公共性から、地方自治体の助成を受けている会社も多くあります。伊豆大島の災害時に示されたように、ジェットフォイルは離島の住民にとって命綱ともなる存在です。

 その新造船の発注について、行政からの支援も含めて、はたして船会社と造船所が実現に向けた良いアイディアにたどり着けるか、いま、正念場を迎えています。

若勢敏美

388チバQ:2015/10/25(日) 17:06:40
http://www.sankei.com/life/news/151025/lif1510250037-n1.html
2015.10.25 15:56

羽田、隅田川など船で巡る 観光コース開拓へ都が調査運航

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 2020年五輪の街を船で楽しんで-。東京都は11月下旬から12月上旬にかけ羽田空港を軸に隅田川、臨海部を船で巡る「舟運」の調査運航を実施する。観光コースの開発や、船着き場の環境整備を図る狙い。16年度には本格就航に向けた社会実験も予定しており、江戸時代の水運のにぎわいを復活させる構えだ。

 都内には、隅田川の水上バスなどもあるが「航路が限定的で認知度が低い」(都の担当者)のが課題だ。都は調査運航を契機に、浅草など外国人の人気スポットに羽田空港から一気に行ける便などを設けて観光の起爆剤にする構え。また日常の住民の足としての活用も図る。

 一般向けの調査運航は5回実施し全長20メートル程度の船を使用、公募した15歳以上の都民らが各回最大40人、無料で乗船する。羽田空港と浅草を結んだり、東京ビッグサイトから空港近くに行ったりする約2時間の船旅を体験してもらい、意見を集める。

389チバQ:2015/10/25(日) 17:07:10
http://www.sankei.com/premium/news/151005/prm1510050002-n1.html
2015.10.8 07:00
【話題の肝】
トーキョーの風情と人情を川面から アキバ-羽田の船便ツアーに体験乗船 本格運航に手応え…




(1/6ページ)

 水上から東京の景色の移ろいを楽しもう-。国土交通省などでつくる「秋葉原・天王洲・羽田空港舟運プロジェクト準備会」は、東京・秋葉原の万世橋と羽田空港(東京都大田区)の船着き場を結ぶ船便の定期運航を目指し、19〜26日まで実際に乗客を運ぶ試験運航を実施した。採算性や将来性の検証を進め、初となる都心間舟運を実現させることで、増加する外国人観光客を取り込むのが狙いだ。歴史豊かな狭い水路や特色ある橋の数々にウオーターフロントの巨大ビル群…、さまざまな東京の“顔”を楽しめる小舟の旅を体験してみた。(福田涼太郎)

近未来の街から歴史豊かな旧花街へ…神田川下り

 秋葉原の電気街から目と鼻の先、神田川にかかる万世橋(千代田区)。現在の石造りのアーチ橋となったのは85年前の昭和5年だが、今もモダンな雰囲気を醸し出している。

 当時、橋の直下では地下鉄銀座線の建設工事が進められ、船着き場は工事資材を運び込むため、同年に両岸のたもとにつくられた。橋と一体化されたつくりで、こちらも年代物だ。

 試験運航開始を前にした15日、秋晴れの空のもとで報道関係者を対象に、秋葉原側から実際の航路をたどる試乗会が行われた。

 船着き場に横付けされた船は、全長11・7メートルで定員約40人の小型船。タラップを降りて乗り込むと、屋根や壁がないため、見通しがよくて風も心地よい。

 「それでは出発します」

 橋の上にいる見物人らに見送られながら、ガイドの男性による合図とともに船着き場を離れた。

 川幅が狭い神田川を自転車より少し遅い程度の速度で下り始めると、さっそく橋をいくつかくぐる。いずれも立ち上がって腕を伸ばせば、手が届いてしまいそうな近さだ。

 「秋葉原は当初、『アキバハラ』だったのですが、そのうち言いやすい『アキハバラ』に呼び方が変わっていきました」

 ガイドによる橋や街にまつわる歴史の説明が続くうちに、屋形船の係留エリアへ。すると、旧花街としてにぎわった柳橋(台東区)辺りで、着物姿の女性が奏でる三味線の調べに迎えられながら、川沿の老舗船宿に到着した。

 「♪柳橋から吉原へ〜」

 昔ながらの小唄も披露され、水上にいながら名物のつくだ煮などを購入できる。外国人観光客が喜びそうな趣向だ。

 このポイントを過ぎると隅田川に入り、一気に川幅が広くなった。

名高い橋の数々、建設進む新名所…水上から景色の移ろい楽しむ

 神田川と隅田川の合流地点付近からは、川上方向の真正面に東京スカイツリー(墨田区)が間近に見え、ビルの合間には両国国技館(同区)を眺めることができた。

 隅田川は船の交通量もぐんと増す。観光船が盛んに行き来しており、乗客同士で手を振り合う姿も。

 下流に進むと、いずれも国の重要文化財で、今では珍しいリベット打ちでつくられた清洲橋、美しいサイドアーチ型の永代橋、かつて橋桁以上の高さの船を通すために橋の両サイドが上に開いた勝閧(かちどき)橋など、「橋好き」でなくとも興味をそそる橋の数々を目にする。

 見どころは橋だけではない。つくだ煮発祥の地である佃島や築地市場、2020年東京五輪の選手村を建設予定の晴海地区(中央区)、来年11月の開場に向けて建設が進む豊洲新市場など、新旧入り交じった東京の顔が次々と姿を現す。

 臨海副都心のシンボルの一つであるレインボーブリッジを真上に眺めながら進むと、港区から横浜市を南北につなぐ京浜運河へ。

 「船だー」「おーい」

 岸を散歩中だった幼児たちが、こちらに向かって盛んに手を振ってきた。運河は岸との距離が近く、人とふれあえる機会が多いのも楽しみの一つだ。

390チバQ:2015/10/25(日) 17:07:59
 間もなくして運航会社が運営する天王洲(品川区)の船着き場に到着。計画では天王洲での乗下船も可能だ。すぐ近くには複合商業施設のほか、羽田空港にアクセスできる東京モノレール天王洲アイル駅があることから、国交省は「羽田空港で空き時間ができた人などに、ちょっと船で天王洲まで足を伸ばして食事などを楽しんでもらえるようになれば」と話す。

 ちなみに船にもトイレはあるが、船着き場でトイレ休憩もできる。

 羽田に向けて再び出発。モノレールと並行して運河を南下しつつ、右手の大井競馬場では馬が歩く姿なども。しばらくして空を行き交う飛行機が見えてきた。距離約20キロ、約2時間半にわたって案内をしてくれたガイドに拍手を送り、多摩川沿いにある羽田空港の船着き場で船を下りた。

 船着き場は国際線ターミナルから徒歩約15分の位置にあるが、計画では無料のバスで移動でき、案内の女子大学生らも配置される予定という。

試験運航「こんなに応募くると思わなかった」…課題の洗い出し重要

 国交省などによると、計画の発端は、万世橋の船着き場を活用したいとの発想だった。船着き場を含め万世橋は国が管理している。現在、船着き場が使われるのは、地元の神田祭で15年に一度行われる神事の際、船で運んできた御輿(みこし)を陸に上げるときのみという。国交省は「もったいない。何とかできないかと思っていた」と話す。

 国交省が地元の千代田区に投げかけると、観光協会や大学、船便を運航するクルーズ事業会社などが集まり、今年5月にプロジェクト準備会が発足。すぐに今回の計画が出来上がっていった。その中では、まちづくり事業会社による秋葉原界隈(かいわい)をめぐるオプショナルツアー計画もあるという。

 実現の可否を判断するに当たっては試験運航で課題を洗い出す必要があるが、8月25日に乗船予約を募集したところ、翌日にはのべ計800席分がほぼ完売状態になったという。

 料金は今回の試験運航では早めの予約をすると割引があったものの、当日購入で秋葉原-羽田は大人3500円、子供2000円など。国交省は「正直、こんなに集まるとは思わなかった」と驚く。今月10日に船を増便して再募集をかけたところ、すぐに休日分は埋まっていった。

 最終的に8日間の試験運行では悪天候で欠航となった25日を除き、計1500人以上が乗船した。募集をかけた運航会社の「ジール」(港区)によると、北海道から九州まで都外からの予約が多かったといい、国交省は「今回の試験運航を目的に遠くから来る人もいたと思う」と手応えを感じる。

 ただ、課題がないわけではない。一部ルート上の橋の低さや川幅の狭さから、屋根や壁がない小型船の使用となるが、冬の寒い季節はどうするのか、悪天候時の対応をどうするのか。また、秋葉原-羽田空港間の所要時間は、バスなど車の場合は約1時間、電車は約40分となる中、目的に観光的な要素があるとはいえ、本当に需要があるのかといった問題だ。

 さらに、今回の試験運航は計画立案からの期間が短かったため、ターゲットにしている外国人向けの情報発信ができず、ほとんど日本人からの予約になった。

 今回の乗船客にはアンケートに協力してもらっており、計約1270人分の回答が集まったという。準備会では回答内容を分析し、今後の改善策の検討に生かしていくつもりだ。

 この事業は「国の予算はゼロ」(国交省)で、最終的に実現の可否を判断するのは運航会社となる。そのため、ジールは「次回の試験運航の前には外国に向けた発信を進めたい」と慎重に検討を重ねていく考えだ。

391とはずがたり:2015/11/09(月) 15:31:06
新日鐵+日本郵船→NSユナイテッド海運(新和海運+日鉄海運)と住金+商船三井→第一中央汽船で前者が勝って後者が切られたのか(´・ω・`) ←商船三井推し
新和海運もこの記事の様に郵船直系と云うよりは新日鐵系の

まさかこんな展開で倒産するなんて…あの業界でドミノ破綻連鎖の始まりか!
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E5%B1%95%E9%96%8B%E3%81%A7%E5%80%92%E7%94%A3%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A6%E2%80%A6%E3%81%82%E3%81%AE%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%A7%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8E%E7%A0%B4%E7%B6%BB%E9%80%A3%E9%8E%96%E3%81%AE%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%8B%EF%BC%81/ar-BBmNEtS#page=2
ビジネスジャーナル 5日前

 民事再生手続き中の海運中堅、第一中央汽船は11月、大型船を同業のNSユナイテッド海運に売却する。新日鐵住金と結んだ鉄鉱石や石炭の輸送契約と合わせて72億円で売る。2010年に完成した載貨重量が21万トンの大型船だ。新日鐵住金とは、30年までオーストラリアなどから鉄鉱石や石炭を輸送する長期契約を結んでいる。引渡しは11月中旬。第一中央汽船の手元には34億円の資金が入る見通しだ。資金繰りをつけるために、まだ新しい船を売ったのだ。

 第一中央汽船はNSユナイテッド海運との経営統合に失敗したことが、破綻への道を転がる発端となった経緯もあり、皮肉な結果となった。

 東証1部上場の第一中央汽船は9月29日、東京地裁に民事再生法適用を申請した。負債総額は1196億円。同時に申請した子会社分も含めると1764億円になる。東証は同日付で整理銘柄に指定し、10月30日に上場廃止とする。海運業界内でこの倒産に驚く声は聞かれない。

 大口債権者は三井住友信託銀行が82億円、三井住友銀行が46億円、MARS SHIPPING CO., S.A.が33億円、みずほ銀行が30億円、今治造船が15億円、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が11億円、住友商事、常石造船、信金中央金庫がそれぞれ10億円。10億円以上の債権者が9社に上る大型倒産となった。

 第一中央汽船は第一汽船と中央汽船が合併し、1960年10月に設立された会社だ。旧住友金属工業など国内外の製鉄会社向けに鉄鉱石や石炭を運ぶバラ積み船に特化。中国の資源需要拡大を背景に運航隻数を増やし、15年3月末で170隻を運航していた。

 しかし、ここ数年はバラ積み船の市況が低迷した上に、原油価格の高騰でコストが上昇。経営は悪化した。15年3月期の連結売上高は1522億円、最終損益は33億円の赤字。4期連続の最終赤字となり、監査法人から「継続企業の前提に関する疑義」が付いた。

 第一中央汽船の救済策として浮上してきたのが、東証1部上場のNSユナイテッド海運(旧新和海運)との統合だった。メーンバンクの三井住友銀行が第一中央汽船の延命策を模索した。

 NSユナイテッド海運の15年3月期の連結売上高は1576億円、最終損益は86億円の黒字。両社ともバラ積み船が主体で同規模。両社が統合すれば、バラ積み船では業界3位の川崎汽船を上回る。

392とはずがたり:2015/11/09(月) 15:31:25
>>391-392
●誤算

 だが、誤算が生じた。一時は第一中央汽船の15%の株式を保有する第2位の大株主で最大荷主だった住友金属工業が、12年に新日本製鐵と合併し新日鐵住金となったことだ。

 第一中央汽船は、海運第2位の商船三井と住友金属工業との関係が深かった。同社の歴代社長は1990年代まで住友金属と商船三井の出身者が、交代で務めていた。だが、01年3月期に3期連続の最終赤字に陥った後、住金出身者の社長は途絶えた。その後は、商船三井が4代続けて社長を送り込んだ。

 12年、住金は新日鐵と合併して新日鐵住金となり、同社は第一中央汽船との資本提携を解消した。14年3月期末には新日鐵住金は14.0%を保有する2位の大株主だったが、15年3月期には大株主名簿から名前が消えた。筆頭株主は16.6%を保有する商船三井。第一中央汽船は商船三井の単独所有となった。

 一方、NSユナイテッド海運は10年10月、海運首位の日本郵船系の新和海運と旧新日鐵傘下の日鉄海運が合併してスタートした。15年3月末時点の株主は新日鐵住金が34.0%の筆頭株主。日本郵船は18.7%で第2位の株主だ。

 新日鐵住金は鉄鋼や石炭を運ぶバラ積み船の用船を、NSユナイテッド海運に集約した。旧住金系の第一中央汽船を切り、旧新日鐵系のNSユナイテッド海運を使うことにしたのだ。新日鐵住金が、赤字を垂れ流し続ける第一中央汽船とNSユナイテッド海運の合併に同意する理由はない。

 第一中央汽船は鉄鋼再編の大渦に巻き込まれ経営破綻した。同社は倒産時点で運航していた120隻の外航船の数を、半分以下の50隻強にまで絞り込む大手術を実施することで船主側と大筋合意した。この段階で経営再建を主導するスポンサーが現れるのだろうか。商船三井も三井住友グループも、これ以上は第一中央汽船を支援しないだろうと取り沙汰されている。

 海運業界を取り巻く環境は悪い。第二の第一中央汽船が出てくる可能性も指摘され始めている。
(文=編集部)

NSユナイテッド海運
https://ja.wikipedia.org/wiki/NS%E3%83%A6%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89%E6%B5%B7%E9%81%8B

新日鐵住金の前身で財閥解体によって解体された日本製鐵(日鉄)の後継会社として1950年に設立された日鐵汽船を前身とする。その後いくつかの合併を繰り返して新和海運となり、2010年10月に同じ外航海運業者の日鉄海運と合併してNSユナイテッド海運に社名を変更した。

沿革[編集]
1947年 - 東邦海運株式会社創立。南満州鉄道の子会社であり、同社の閉鎖機関指定によって事業停止状態に追い込まれた大連汽船株式会社(1907年創業、1925年設立)の第二会社であった。
1950年4月1日 - 日本製鐵(日鉄)の海運部門を引き継ぐ第二会社として、日鐵汽船株式会社設立。
1951年1月 - 日鐵汽船、東京証券取引所・大阪証券取引所に株式を上場。
1962年2月 - 日鐵汽船・東邦海運が合併し、新和海運株式会社に社名変更。
1964年5月 - 海運再編政策による企業集約で、日本郵船の系列会社に。

393チバQ:2015/12/16(水) 23:31:51
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151216/k10010342951000.html
稚内とサハリン結ぶ定期フェリー 継続断念へ
12月16日 21時05分

戦後、ロシアのサハリンから引き揚げた人たちの墓参りなどにも使われてきた、北海道稚内市とサハリンを結ぶ定期フェリーについて、稚内市は運航業務を委託する会社が見つからないことなどから、運航の継続を断念する方針を固めました。
稚内市とサハリンを結ぶ定期フェリーは、北海道と海外を結ぶ唯一の定期航路で、平成11年から民間のフェリー会社が毎年6月から9月までの間運航していましたが、採算がとれないとして、ことし9月に撤退しました。
稚内市は、サハリンとの交流には定期フェリーが必要だとして運航を引き継ぐ方針を打ち出し、第三セクターを設立したうえで、フェリー会社から4億1000万円でフェリーを買い取って運航させる計画を示していました。
しかし、関係者によりますと、これまでに運航業務を委託する会社が見つからないことや、安全検査の手続きが来年の運航に間に合わないことなどから、運航の継続を断念する方針を固めたということです。
サハリンでは、終戦後も続いた旧ソビエト軍の侵攻で多くの日本兵が戦死し、サハリンから引き揚げた人たちや遺族が、毎年墓参りをするために、このフェリーを使って現地を訪れていました。
稚内市が運航継続を断念する方針を固めたことで、定期フェリーは17年間続いた運航を終えることになります。

394チバQ:2015/12/16(水) 23:33:55
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20151211222747.html
日本海横断航路 来春の就航困難
船の調達難航、2017年度以降ずれこみも

 新潟港とロシア極東・ザルビノ、ウラジオストクの2港を結ぶ日本海横断航路について、県が当初目指していた来春の就航が困難になり、2017年度以降にずれ込む可能性が出てきたことが10日、分かった。船の調達に時間がかかっているためで、県は「船が決まらない限りは就航時期が見込めない」としている。

 県は乗客350人とコンテナ110本、車両30台が載る1万トン級の中古フェリーの購入を目指している。ことし4月から船を探し、売り主との交渉にも入っているが、条件に合う船が見つからないという。

 県港湾振興課は「16年度中の就航を目指し、交渉を進めたい」とするが、船は購入後の改修も必要となる。海が荒れる冬季に運航を開始するのは避けたいこともあって、就航時期のめどは立っていない。

 日本海横断航路は11年8月に新潟―ザルビノ間で開設したが、集荷が低迷したため休止。県はあらためて自前のフェリーで新潟―ザルビノ、新潟―ウラジオストクをそれぞれ月2往復する計画を立てた。

 船の調達資金として8億円を見込み、県が3億円、新潟市が2億円、経済界からも3億円の出資を募る方針。ロシア沿海地方直結の貨客航路は国内になく、中国東北部の吉林省などへの最短ルートとしても期待されている。

【政治・行政】 2015/12/11 09:49

395チバQ:2015/12/26(土) 13:05:33
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20151225-OYTNT50213.html
関空定期船の復活検討
2015年12月26日
 ◇島内観光事業者ら 外国人向け来春、試験運航


 淡路島の観光事業者らが「瀬戸内海 島めぐり協会」を発足させ、2007年に休止した島と関西空港をつなぐ定期航路の復活について、検討を始めた。阪神地区に近い「観光の島」とアピールしながら、関空からのルートは高速バスしかなく、外国人観光客の誘致は伸び悩んでいる。協会は25日、淡路市で初めての理事会を開き、来春、外国人客を対象に試験的な運航を行うことを決めた。(増田弘治)

 協会は、瀬戸内海の旅客船航路を活用した観光事業活性化を目指し、10月に発足。本部を淡路市・夢舞台に置き、会長に文学者の中西進氏、副会長に、明石港と淡路島・岩屋港を結ぶ高速船航路を運航する「淡路ジェノバライン」社長の吉村静穂氏、海洋冒険家の堀江謙一氏が就任した。

 関空と淡路島をつなぐ航路復活を最優先の事業と位置づけ、県や淡路島3市、関空を運営する「新関西国際空港会社」と協議を進めているという。実現可能性をはかるため、淡路島に宿泊旅行する計画で関空に到着する外国人観光客を、ジェ社の高速船で運ぶ「試験運航」を来春にも行って客や旅行者から意見を聞き、航路復活の検討材料にする。

 現在、洲本市と関空の間には高速バス路線があるが、最速で約2時間かかる。07年まで洲本港―関空間で運航していた高速船は約1時間で結んだが、開業当初から客足が伸び悩んだことなどから多額の赤字を抱え、撤退した経緯がある。

 この日の理事会終了後に記者会見した、吉村副会長は「外国人観光客の急増など、変わってきた流れに乗りたい。採算のとれる定期航路は実現可能なはずで、保有する2隻の船を投入できる用意がある」と語った。

2015年12月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

396とはずがたり:2015/12/30(水) 08:53:04

2015年 12月 28日 18:15 JST
中国、川崎汽船など7社に総額6300万ドルの罰金 独禁法違反で
http://jp.reuters.com/article/china-kawasaki-idJPKBN0UB0LC20151228

[上海 28日 ロイター] - 中国は、価格操作をしたとして川崎汽船(9107.T)など海運会社7社に対し、総額4億0700万元(6285万ドル)の罰金を科した。国家発展改革委員会(NDRC)が28日、声明で明らかにした。

声明によると、これらの企業は中国・欧州間など5つのルートで少なくとも4年間にわたって共謀し、自動車、トラック、建機などの輸送料を引き上げ、中国の独占禁止法に違反したという。

他6社は、商船三井(9104.T)、イースタン・カーライナー、韓国のユーコー・カーキャリアーズ[EUKOR.UL]、ノルウェーのワレニウス ウィルヘルムセン・ロジスティックス、チリのコンパニア・スド・アメリカーナ・デ・バポレス(CSAV)VAPS.SN、およびCSAVの海運子会社。

NDRCは日本郵船(9101.T)も調査し、独禁法違反を確認したが、調査に協力的だったことから罰金を免除された。

川崎汽船は罰金措置を真摯に受け止め、コンプライアンスを強化する方針を示した。

商船三井は予防措置を講じる方針を表明。また、イースタン・カーライナーも、コンプライアンスに関する指針を改善するとした。

397とはずがたり:2016/02/10(水) 06:59:17
普通使う日本語は引航じゃなくて曳航だろ。失踪と失跡と書き換えるのと同じパターンか。

クジラ、すさまじい衝撃…船傾き2階に客避難
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160206-OYT1T50127.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月07日 07時26分

 伊豆大島(東京都大島町)沖で6日午前に起きた、東海汽船の高速船とクジラの衝突事故で、同日午後、救助艇に移乗した乗客が次々と伊東港(静岡県伊東市)に上陸した。

 「衝撃の後、海面は血に染まった」。予期せぬ厳冬の海上衝突と、船内への浸水。乗客は沈没をおそれながらも、冷静に救助を待ったという。

 伊東港に上陸した乗客は、衝突時の緊迫した船内の様子を語った。

 静岡県藤枝市の会社員(61)は妻(72)と旅行で大島へ向かう途中、事故にあった。「眠っていたら、車が衝突したような感じがして目が覚めた。『マッコウクジラに衝突した。沈没のおそれはない』という船内放送があった」と事故を振り返った。

 妻も「外を見ていたらいきなりバーンという音がしてエンジンが止まった。船が傾き、1階が浸水したとして、自分がいた2階に乗客が逃げてきた。気分が悪くなり、海上保安庁の船に乗せてもらった。車がガーンとぶつかるようなきつい衝撃だった」と衝突時のすさまじさを語った。

 「本当だったら今夜は伊豆大島の宿にいたはずで、レンタカーも予約していたのに残念。怖い思いをしたので高速船には二度と乗りたくない」と、妻は話した。

 船内では、乗組員から乗客に対して救命胴衣を着けるよう指示があり、その後、随時状況報告があったため、乗客は落ち着いて行動していたという。

 下田海上保安部などによると、高速船は6日朝、大島に向け熱海港を出港。島の北西約13キロでクジラと衝突し、浸水と機関故障などで航行不能になった。乗客69人のうち7人が船酔いとなり、巡視艇が伊東港に急送した。男性乗員2人が壁に頭をぶつけるなどした。

 高速船は伊東港沖に引航され、午後4時前、乗客は救助艇に分乗して上陸。高速船は東京港に引航された。海保の航空機が周辺海域で捜索を行ったところ、全長約20メートルのクジラとみられる漂流死骸を発見した。

 伊豆・三津シーパラダイス(静岡県沼津市)によると、周辺海域にはマッコウクジラなど多種類のクジラが生息。成長すると20メートルを超えるため、特定は困難という。

 東海汽船によると、周辺海域ではこの約10年間、クジラが原因とみられる衝突事故が2件発生。速度を落とした運航と、シートベルトの着用を徹底していた。

 2004年6月の高速船の事故では、乗客10人が重軽傷を負った。06年12月には熱海港を出港した高速船が事故にあった。同社の担当者は「水中を泳ぎ、浮上してくるクジラの回避は困難。海保を含め今後の対応を協議したい」と話す。

◆船 速度落としていた

 下田海保の伊藤嘉規よしき警備救難課専門官は「乗客から『クジラが急浮上した』という船内放送があったと聞いた。前にも同じようなことがあり、クジラなどがいる場所であることは船も把握していた。船は速度を落として運航していた」と述べた。

 その上で、「相手はクジラなので、人為的ミスとして刑事責任を問えるかどうか判断が必要」と、慎重に捜査する意向を示した。また、乗客の救助にあたり、伊東港の民間船舶が協力したことに謝意を示した。

398チバQ:2016/03/06(日) 21:05:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160306-00010000-doshin-hok
ホテルの代役にフェリー浮上 北海道運輸局、ツアー化推進
北海道新聞 3月6日(日)7時30分配信

ホテルの代役にフェリー浮上 北海道運輸局、ツアー化推進
北海道と本州を結ぶ航路では、豪華なホテルのような内装のフェリーも増えている=太平洋フェリーの「いしかり」
本州と結ぶ「移動宿泊施設」に
 フェリーをホテル不足の救世主に―。北海道運輸局は、外国人観光客の急増に伴う道内のホテル不足を少しでも解消しようと、道内と本州を結ぶ長距離フェリーを「移動できる宿泊施設」に位置づけ、旅行会社のツアーなどに組み込んでもらう取り組みを始める。多くのフェリーが個室やレストランなどホテル並みの設備を持つのに加え、夜行の多いフェリーなら就寝中に移動できるため。宿不足に悩む外国人客らの利用が期待されそうだ。

外国客向け 就寝中に移動
 道内と本州を結ぶ長距離フェリー(300キロ以上)は、苫小牧―大洗(茨城県)、仙台、秋田の各航路や小樽―新潟航路などがある。いずれも所要時間は10〜19時間程度で、出発日の翌日午前〜午後に到着するパターンがほとんどだ。

 こうしたフェリーはいずれも貨物の利用は堅調だが、旅客の乗船率は平均2、3割程度にとどまるという。「(所要時間が)長い」「揺れて快適じゃない」など昔からのイメージを払拭(ふっしょく)できていないためだ。

 一方、道内では近年、外国人客の急増で「春節」(中華圏の旧正月)などの繁忙期にホテルが確保しづらくなっており、「旅行会社や個人客が北海道観光を諦めるケースもある」(旅行業界関係者)という。これに対し、寝ている間に移動できるフェリーをうまく使えば、「移動時間を無駄にせず、宿泊施設の心配も解消できる」(運輸局)。現状では旅程に長距離フェリーを組み込んだ外国人向けツアーは少なく、開拓の余地が大きいのが実情だ。

 特に首都圏から北海道を回る外国人客らにとっては、いずれの地も宿泊施設が不足気味のため、長距離フェリーを使えば1泊分を心配せずに済む利点がある。

 また、商船三井フェリー(東京)が2017年中に苫小牧―大洗航路への新造船の投入を計画するなど、近年はフェリー会社が設備投資に力を入れていることも大きい。レストランやラウンジを備えた船も増え、快適に過ごせる点でホテルに引けを取らない状況になりつつある。

 ただ、フェリーターミナルへのアクセスの悪さや外国語への対応などフェリーの活用にも課題は残る。こうした課題を洗い出し、船内設備などについて情報共有を図ろうと、11日には運輸局の呼びかけでフェリー会社、外国人向けツアーを扱う旅行会社が集まる初の検討会議が開かれる。16年度中にもフェリーを使った旅行商品が登場するよう、旅行会社を招いた船内見学会なども予定している。(経済部 佐藤木郎)

399とはずがたり:2016/03/11(金) 12:32:22
小豆島なんて甲子園まで直ぐ近くのイメージだけどやはり離島なんだなぁ・・

<選抜高校野球>小豆島関係者、抽選やきもき 臨時便用意で
http://news.goo.ne.jp/topstories/sports/209/db02dc668badf4f7cf0c594a867144e3.html
(毎日新聞) 03月10日 12:01

 第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に21世紀枠で初出場する小豆島高校(香川県小豆島町)の関係者が、11日の組み合わせ抽選の結果にやきもきしている。仮に第1、2試合になった場合、応援団を阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)に運ぶにはフェリーの臨時便をチャーターする必要があるためだ。

 小豆島高の初出場に、地元はお祭り騒ぎ。「試合の日は仕事を休む」という人も多い。現在のところバス50台を連ねて約2000人が甲子園に向かう予定で、島の人口(約3万人)と比べても例のない大移動となる。

 ただ、試合が第1試合(午前9時開始)か第2試合(同11時半開始)だと、朝5時半が始発のフェリー定期便では間に合わず、未明のうちにチャーター便4隻で島の三つの港から対岸の高松港に向かう。小豆島高の岩沢正俊校長は「島民挙げての応援はうれしいかぎり。朝は早いが駆けつけたい」と話している。【待鳥航志】

400チバQ:2016/03/12(土) 13:03:11
>>399
チャーター便、高松に行くんですね
神戸か日生に行ってしまえば良いのに
なんでだろ?

401チバQ:2016/03/27(日) 14:59:46
http://mainichi.jp/articles/20160326/ddp/008/020/017000c
JR九州高速船
「ビートル」就航から25周年 気楽な船旅PR

毎日新聞2016年3月26日 西部朝刊
 福岡市・博多と韓国・釜山を結ぶ高速船「ビートル」が25日、就航から25周年を迎えた。運航するJR九州高速船(福岡市)によると、今年2月末までで延べ約516万人が利用した。ただ、LCC(格安航空会社)の台頭などで乗客数はピーク時から半減しており、同社は利便性や船旅の気楽さをPRして対抗する考えだ。

 ビートルは1991年3月に就航。200人乗りで、博多-釜山間を2時間55分で結ぶ。運賃は大人片道1万3000円。乗客数は「韓流ブーム」に沸いた2004年度の35万3000人がピークで、15年度は16万6000人にとどまる見込みだ。韓国人客は伸びているが、LCCに加え日韓関係の悪化もあり、日本人客は低迷している。

 JR九州高速船は25周年を記念し、4人以上のグループで利用すれば1人往復6000円となる期間限定の割引サービスなどを実施する。

 この日は博多港国際ターミナルで式典があり、川口史社長が「日韓両国の交流を増進させたい」と抱負を述べた。【神崎修一】

402チバQ:2016/04/18(月) 00:45:35
http://mainichi.jp/articles/20160408/k00/00e/040/221000c
長距離フェリー
新造船投入続々 狙いは一般客・運送業者

毎日新聞2016年4月8日 15時05分(最終更新 4月8日 16時12分)
 関西を発着する長距離フェリー航路に、新造船が相次いで投入されている。かつては「大部屋に雑魚寝」のイメージだったフェリーの旅だが、個室の増設や内装のグレードアップで快適さをアピール。飛行機や新幹線とは異なる魅力を強調し、新たな客層の取り込みを図る。運転手の確保に悩むトラック運送業界で、フェリーを活用した輸送が見直されているという事情もある。

<フェリーさんふらわあ、18年に新船就航>
 新船は昨年、大阪と北九州を結ぶ「阪九フェリー」(北九州市)と「名門大洋フェリー」(大阪市)が相次いで2隻ずつを導入。2018年には「フェリーさんふらわあ」(神戸市)も大阪-鹿児島・志布志(しぶし)間に2隻を就航させる。

 共通の特徴は個室の増加だ。名門大洋フェリーは42室から102室へと大幅に増やし、大部屋定員を262人から40人に減らした。「昔は『他の客と仲良くなりたい』と大部屋を選ぶ若者もいた。今はプライバシーを確保したい人がほとんど」(同社)という。

 豪華客船に負けない施設やサービスも取り入れた。名門大洋の内装は女性のデザイナーが担当し、さんふらわあはスイートに専用バルコニーを付けたり、音楽の生演奏をしたりと優雅な旅を演出。阪九は露天風呂も設けた。陸上と同じネット環境を備える。

 日本長距離フェリー協会(東京都)によると、ピークの70年代には年間約500万人を運んだフェリーも、高速道路網の整備で近年の利用者数は半分以下に。そんな中での相次ぐ新造船投入は、運送業界のフェリー回帰が大きかった。

 12年の関越自動車道バス事故を契機に、国土交通省は決められた勤務時間を守るよう運送業者への取り締まりを強めた。大阪商業大の松尾俊彦教授(物流論)は「トラック運転手の不足は過酷な長時間勤務でカバーされてきた実態があった。それが難しくなり、休息を取れる船にシフトしている」と分析。国交省内航課は「運送業界の需要増加が新造船投入の機運を高めた」とみる。


ドライバールーム。個室化され、テレビもある
 新船では各社ともトラックの収容台数を増やし、運転手用の部屋はすべて個室化した。一般客と運送業者、両者の要望に応えていくことが、今後の「針路」になりそうだ。

乗ってみた 揺れない、疲れない

 今時のフェリーの乗り心地は?--大阪南港を出発し新門司港に向かう名門大洋フェリーの新造船「フェリーおおさか2」(1万4920トン、定員713人)に乗ってみた。

 「おおさか2」は同社が約60億円を投じて建造、昨年9月に就航した。大阪と北九州の約458キロを12時間半かけて結ぶ。

 午後8時前、船内に入った。明るく清潔なエントランスホールの中央には吹き抜け階段があり、開放的な雰囲気だ。客層も家族連れ、若い女性、高齢の団体客と幅広い。

 予約したのはツインの部屋。幅の広いベッド2台にソファもある。他をのぞいてみた。二段ベッドには、はしごが見当たらない。階段を数段上って入る方式に変わっていた。より個室感覚で過ごせるように、という工夫を感じる。


レストランでバイキング形式の夕食を楽しむ乗客
 夕食はバイキング。和洋中30種類ほどが並び、次々と温かい料理が追加される。まるでホテルのレストランのよう。デッキに出ると漆黒の海上に満天の星。船旅ならではの非日常感で旅の実感が湧く。

 関西観光からの帰りという福岡県古賀市の会社員、平原英樹さん(42)は愛車とともに乗り込んだ。「帰りも車だと大阪でもう1泊必要。高速代や燃料代もかかる」。最も安い部屋だと運賃は約6000円で新幹線の半額以下。時間に余裕があれば、この価格は魅力だ。

 明かりを落とした展望ラウンジでゆっくり海を眺める。揺れはほとんど気にならない。部屋に戻ると、すぐ眠りに落ちた。午前8時半には到着。すがすがしい1日の始まりを迎えられた。【安高晋】

403チバQ:2016/04/18(月) 00:46:02
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0248650.html
函館―青森間、フェリー安さで勝負 新造船、快適さ強調
03/20 07:00、03/20 16:48 更新


函館フェリーターミナルを出発し、青森に向かう津軽海峡フェリーの「ブルーマーメイド」=16日、函館市港町
 【函館】函館―青森間を結ぶフェリー会社が、26日の北海道新幹線開業を旅客獲得の好機ととらえている。新幹線は在来線よりも速度アップする代わりに利用料金も値上がりし、フェリーの「安さ」が際立つためだ。新幹線が注目される今年は、フェリーの魅力も伝わりやすいとみて、新造船投入や新たな割引制度導入など顧客開拓に力を入れる。

 青函航路は津軽海峡フェリー(函館)、青函フェリー(同)の2社が運航。所要時間最速3時間40分と、新幹線新函館北斗―新青森間の最速1時間1分と比べ、3倍以上時間がかかる。

 一方で通常期の旅客運賃(片道)は津軽海峡フェリーが2220円、青函フェリーが1630円(ともに燃料価格調整金を含む)。新幹線の通常料金7260円はもちろん、ネット割引の「北海道お先にネットきっぷ」の4350円と比べても格安だ。今月中旬に函館旅行で初めてフェリーを利用した盛岡市の大学生、川畑睦さん(19)は「この安さは学生には魅力」と話す。

 津軽海峡フェリーは新幹線開業を機に、青函航路の4隻中2隻を今秋と来春に新造船に更新する。計画を3年ほど前倒しした。ベッドと風呂、トイレ付きの個室料金でも1人4940〜7100円と割安感があり、石丸周象(しゅうぞう)社長は「安さだけでなく大海原の景色も魅力になる」と、内陸部を高速で走る新幹線と差別化できるとみる。

 往復のいずれかでフェリーを利用するという需要も増えそうで、新幹線との組み合わせで10年ぶりにフェリーを使ったツアーを販売中の阪急交通社(大阪市)は「新幹線だけだと単調な旅になる。フェリーを使えばツアー価格を抑えられる」とその利点を話す。

 フェリー2社は、新幹線とレンタカーの組み合わせで北海道旅行する人をターゲットに、自家用車とフェリーを使った旅もPRしていく。津軽海峡フェリーは普通乗用車(6メートル未満)と大人2人で合計料金が1万8680円。新幹線より1人当たり約2千円高いが「レンタカー代込みの旅費全体で考えればむしろお得」という。

 同社は4月から1便当たり車両5台限定の新割引制度も導入。大型連休やお盆を除き、運転手の払う車両運賃を10%引きした上で、同乗者の旅客運賃を7人まで無料にする。

(函館報道部 文基祐)

404とはずがたり:2016/05/25(水) 19:14:48
<カーフェリー浸水>老朽化か、船底に穴 泊港?高浜港 /愛媛
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/980/8b7ea4d48d4c2bfb5b3906795a1b4d64.html
(毎日新聞) 15:56

 23日午後5時50分ごろ、松山市・興居島(ごごしま)の泊港発高浜港行きカーフェリー「えひめ2」(188トン)の機関室床下で、浸水しているのが見つかった。船は高浜港到着直前で、乗員・乗客計34人にけがはなく、車5台にも浸水の影響はなかったほか、油の流出もなかった。松山海上保安部によると、船底の鉄板に直径約3センチの穴が開いていた。

 えひめ2は1987年に建造され、運航会社「ごごしま」(松山市由良町)が所有している。94年からほぼ毎日、泊港?高浜港を往復していた。海保によると、船底の鉄板が薄くなっていたといい、老朽化の可能性が高い。同社による日常点検などの実態を調べた上で、業務上過失往来危険容疑にあたる可能性があるか調べる。

 同社は、泊港?高浜港間を、興居島・由良港?高浜港を往復していた別のカーフェリーで代替する。由良港?高浜港間は小型船で代行する。【黒川優、木島諒子】

406名無しさん:2016/07/20(水) 22:17:03
関空を廃止して神戸空港に一本化するみたいなもんだなw

さんふらわあ志布志航路の大阪港発着場所が移転へ 大阪駅まで30分に
http://trafficnews.jp/post/54663/
2016.07.11 乗りものニュース編集部

フェリーさんふらわあが運航する大阪〜志布志航路の、大阪港における発着場所が2017年1月に変更されます。これにより、大阪駅までの所要時間が、現在の約60分から約30分に短縮される見込みです。

2018年には新造船も就航
 フェリーさんふらわあは2016年7月7日(木)、大阪〜志布志(鹿児島)航路の新造船就航(2018年予定)に向け、大阪港における発着場所を、2017年1月31日(火)到着便から大阪南港コスモフェリーターミナル(大阪市住之江区)に変更すると発表しました。


徒歩乗船の場合、トレードセンター駅から5分前後歩いて乗船手続き窓口へ。窓口から新ターミナルへは専用シャトルバスで移動する(画像出典:フェリーさんふらわあ)。
 現在の発着場所は大阪南港かもめフェリーターミナル(大阪市住之江区)です。ここは南港ポートタウン線「ニュートラム」のフェリーターミナル駅(同)などから路線バスなどでアクセスする必要がありますが、移転後の大阪南港コスモフェリーターミナルは、ニュートラムのトレードセンター前駅(同)から徒歩で直接アクセスすることが可能。これにより、約60分かかる大阪駅までの所要時間が、およそ30分に短縮されるといいます。

 新ターミナルの建物は海側がガラス張りで、停泊中の船が一望できる開放的な造りになります。乗船手続き窓口から新ターミナルまでは、専用のシャトルバスが運行される計画です。

【了】

407とはずがたり:2016/07/20(水) 22:17:23
関空を廃止して神戸空港に一本化するみたいなもんだなw

さんふらわあ志布志航路の大阪港発着場所が移転へ 大阪駅まで30分に
http://trafficnews.jp/post/54663/
2016.07.11 乗りものニュース編集部

フェリーさんふらわあが運航する大阪〜志布志航路の、大阪港における発着場所が2017年1月に変更されます。これにより、大阪駅までの所要時間が、現在の約60分から約30分に短縮される見込みです。

2018年には新造船も就航
 フェリーさんふらわあは2016年7月7日(木)、大阪〜志布志(鹿児島)航路の新造船就航(2018年予定)に向け、大阪港における発着場所を、2017年1月31日(火)到着便から大阪南港コスモフェリーターミナル(大阪市住之江区)に変更すると発表しました。


徒歩乗船の場合、トレードセンター駅から5分前後歩いて乗船手続き窓口へ。窓口から新ターミナルへは専用シャトルバスで移動する(画像出典:フェリーさんふらわあ)。
 現在の発着場所は大阪南港かもめフェリーターミナル(大阪市住之江区)です。ここは南港ポートタウン線「ニュートラム」のフェリーターミナル駅(同)などから路線バスなどでアクセスする必要がありますが、移転後の大阪南港コスモフェリーターミナルは、ニュートラムのトレードセンター前駅(同)から徒歩で直接アクセスすることが可能。これにより、約60分かかる大阪駅までの所要時間が、およそ30分に短縮されるといいます。

 新ターミナルの建物は海側がガラス張りで、停泊中の船が一望できる開放的な造りになります。乗船手続き窓口から新ターミナルまでは、専用のシャトルバスが運行される計画です。

【了】

409荷主研究者:2016/08/31(水) 22:30:20
>>357-358
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0304109.html
2016年08/13 14:12 北海道新聞
室蘭-宮古フェリー就航あと2年 貨物の集荷、知恵絞る

室蘭―宮古航路が停泊する予定の宮古港藤原埠頭

 2018年6月に予定される室蘭―宮古(岩手県)のフェリー航路開設まで、2年を切った。定期フェリー航路は室蘭ではほぼ10年ぶりの復活、岩手県では初めてとなる。航路継続のため、貨物の集荷が大きな課題となる。室蘭、宮古両港ではフェリーターミナルなどのインフラ整備が進み、双方がお互いのまちのイベントに参加するなど交流も始まる。

■「道南から」ニーズ探る

 最盛期には定期フェリー5航路が就航していたものの、2008年11月の青森航路撤退後は就航航路がなかった室蘭。今年3月、宮古航路の開設が正式に決まり、関係者の関心は「航路の継続」に移っている。カギを握るのは一般的にフェリー収益の7、8割を占めるとされる貨物の集荷だ。

 運航会社の川崎近海汽船(東京)は室蘭―宮古航路の貨物として、室蘭発では羊蹄山麓の野菜、噴火湾の水産物、道南の水産加工品など、宮古発では関東圏からの宅配便などを想定する。道内、東北で開かれるコンサートの機材などの搬送も期待できるという。これらは同社が運航する苫小牧―八戸航路の貨物と重なる。

 ただ、苫小牧―八戸航路はすでに常連客の荷物で満たされており、同社フェリー部の岡田悦明部長は「乗船を希望する新しい客もいると思うが、対応できていない。道南方面からの貨物は、室蘭から載せたいというニーズがあるはずだ」とみる。室蘭―宮古、苫小牧―八戸を一体の航路ととらえて運航し、貨物需要に応える考えだ。

■宮古の道路整備好機に

 現在、道内と本州を結ぶフェリー航路には、苫小牧―八戸などの太平洋航路、小樽―新潟などの日本海航路、函館―青森などの津軽海峡航路がある。これらの航路で運ばれる貨物量は過去10年、減少傾向だ。道内の人口が減っていることなどから将来的にも増える要因は少ない。

 航路間の競争も激しくなるとみられる中、同社が新航路の開設を決めた理由の一つが宮古側の道路網の整備だ。三陸沿岸道の宮古―仙台間が18年度にほぼ開通予定で、宮古盛岡横断道が20年度の全線開通を目指している。いずれも通行無料で、開通すれば宮古―仙台間が現在の約5時間から約3時間に、宮古―盛岡間は現在の約2時間から約1時間半に短縮される。

 開設のもう一つの決め手は、フェリーの所要時間が片道で10時間と、国が定めるトラック運転手の8時間連続の休憩に最適なことだ。

 当初は乗船時間のうち2時間は乗下船の作業中とみなされていたが、昨年9月に国が解釈を変更し、乗船時間はすべて休息とみなされるようになった。岡田部長は「変更はむしろ追い風。運航時間を9時間に短縮し、残った1時間を貨物の積み込み・積み降ろしに充てることもできる」と説明する。

■市民レベル交流広げる

 室蘭、宮古両港では、インフラ整備も着々と進む。室蘭市はフェリー埠頭(ふとう)(入江町)のターミナルビルの改修や船と岸壁をつなぐ移動式人道橋の更新などを行う予定で、新航路開設関連の総事業費は約9億円に上る見込みだ。

 宮古側も岩手県初の定期フェリー航路就航となり、ターミナルビルや駐車場、人道橋などを新設する必要がある。港湾管理者の県は本年度、それらの設計費、工事費として約3億9千万円を計上し、本年度中の着工を目指している。

 室蘭、宮古両市の交流も始まる。室蘭では「宮古市との交流実行委員会」が設立され、9月に開かれる宮古市産業まつりへの参加が決まった。8月には市民が宮古市との交流を考える協議会も立ち上がる。宮古側は7月29日から始まる「むろらん港まつり」に初参加する。室蘭観光協会の仲嶋憲一事務局長は「まずはお互いの地域をよく知り、観光だけではなく、スポーツ分野などでも市民レベルの交流が広がればいい」と話している。(片岡麻衣子)

410とはずがたり:2016/09/30(金) 09:52:55
横並びで造ってアホだなぁ。。
>かつては鳥羽、伊勢、四日市市にもあった中部空港への航路は津市の「津エアポートライン」のみとなる。

市民4割「不要」、中部空港との海上航路廃止へ
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160917-OYT1T50045.html?from=yartcl_outbrain1
2016年09月17日 13時19分

 三重県松阪市は16日、同市の津松阪港と中部国際空港を結ぶ海上航路「松阪ベルライン」について、運航会社との委託契約を更新しない方針を発表した。


 利用者が伸び悩み、就航した2006年12月以来赤字続きとなっているためで、丸10年となる12月20日に廃止となる。

 市議会全員協議会で竹上真人市長が報告した。かつては鳥羽、伊勢、四日市市にもあった中部空港への航路は津市の「津エアポートライン」のみとなる。

 松阪ベルラインは当初、熊本県の業者が市の委託で運航を開始。経営不振で撤退した後の09年9月に津エアポートラインが引き継いだ。利用者は08年度の約12万4000人をピークに減少、15年度は約1万8000人で採算ラインとされる7万人を大きく下回った。

 片道の所要時間は1時間10分前後、料金は2780円(中学生以上)。近鉄特急と名鉄を乗り継ぐより安くて早いが、本数は1日4往復8便で、市が実施した市民アンケートでも4割が「必要ない」と答えた。

 市によると、12月以降も継続する場合、運航会社が負担してきた年間平均約3000万円の船検代を支払う必要がある。竹上市長は全員協議会で「利用者が増加する見込みはなく、継続するには財政負担が大きい」などと理解を求めた。

 市は航路開設当時、ターミナル建設や船の購入・造船などに約12億2700万円を投入。金融機関から約8億3600万円を借り入れ、現在も約4億4000万円が残る。

411とはずがたり:2016/10/16(日) 19:10:33

「このままでは航路がなくなりかねない」離島の足、存続の危機 数十億円の費用重い負担に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161016-00010000-nishinp-soci
西日本新聞 10月16日(日)12時41分配信

 九州本土と離島を高速で結ぶ水中翼船「ジェットフォイル」が存続の危機に直面している。国内で運航する3分の1の6隻は船齢が30年を超え、35年程度といわれる「寿命」に近づいているが、造船業者は複数の受注がないと新造しない方針だ。数十億円の費用も海運会社の重い負担になるため、新造交渉が暗礁に乗り上げる恐れがある。

 九州運輸局や海運会社によると、国内では6社が18隻のジェットフォイルを使用。九州では3社が博多-壱岐・対馬、長崎-五島、鹿児島-種子島・屋久島の3航路で10隻を運航し、このうち3隻が就航から30年を超える。

 九州郵船(福岡市)は壱岐・対馬航路で2隻を運航。2010年以降の輸送実績は同じ区間のフェリーを上回る。船齢31年の1隻を20年代半ばに新船と入れ替える方針だが、竹永健二郎社長は「更新できないかもしれない」と話す。

「1、2隻の注文では船価も高くなる」
 世界で唯一、ジェットフォイルの造船技術を持つ川崎重工業(東京)は、複数受注を新造の条件にしている。「最近21年間は建造実績がなく、設備の更新などが必要。1、2隻の注文では船価も高くなる」という事情がある。海運会社と商談を進めているが、契約には至っていない。

 海運会社には「1隻50億円程度」(竹永社長)の費用も悩みの種。九州郵船が持つジェットフォイルの初期費用の約2倍に当たる。

 負担を軽くするために、独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は昨年4月、離島のある自治体と建造資金の最大9割を一時的に担う支援制度を始めた。だが、九州のある県は「返済してもらうとはいえ、県の財源も限られる。簡単に費用は出せない」と打ち明ける。関係者によると、新制度を活用する具体的な計画はまだない。

 九州の3航路の年間輸送実績は、記録が残る03年度以降、約134万〜158万人で推移する。日本旅客船協会で高速船建造問題委員長を務める竹永社長は「島民の足であり、観光振興にも欠かせない。このままでは航路がなくなりかねない」と危機感を募らせ、業界を挙げて国などに支援を求める構えだ。

ジェットフォイル
 ジェット推進機から海水を噴き出し、船体の前後の水中翼に揚力を発生させ、海面から浮いた状態で航行する高速旅客船。「海の飛行機」と呼ばれる。時速80キロ(45ノット)前後の高速航行と、波の影響をほとんど受けない乗り心地の良さが特徴。1987年、米ボーイング社が川崎重工業に建造技術を譲渡した。川崎重工業は95年までに15隻を建造したが、以降は受注実績がない。

=2016/10/16付 西日本新聞朝刊=

412チバQ:2016/10/31(月) 20:04:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161031-00000037-jij-bus_all
定期コンテナ船で事業統合=世界6位、売上2兆円―来年7月に新会社・海運大手3社
時事通信 10/31(月) 10:37配信

 日本郵船、商船三井、川崎汽船は31日午前、定期コンテナ船事業の統合で合意したと発表した。2017年7月に、3000億円規模の共同出資会社を設立する。運航規模の拡大による競争力強化が狙いで、年間の統合効果は約1100億円を見込む。実現すれば、定期コンテナ船で世界第6位、売上高は2兆円規模になる。

 3社のトップは東京都内でそろって記者会見し、川崎汽船の村上英三社長は「欧州大手の3社に続くメガキャリアーのグループに入る」と強調した。郵船の内藤忠顕社長は「官主導の中国などとは異なり、民間主導で実現した」と説明。商船三井の池田潤一郎社長は「コンテナ船以外の統合は考えていない」と述べた。

 3社の共同発表によると、日本郵船が38%、商船三井と川崎汽船がそれぞれ31%出資し、18年4月のサービス開始を目指す。3社のコンテナ船は単純合計で256隻、運航規模は世界全体の約7%のシェアに達する。

413とはずがたり:2016/11/04(金) 15:04:48
緊急に予備費でなんとかならんかったのか!?

「関門信号」故障したまま 8ヵ月潮流測定できず 航行への影響を懸念する声も
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-20161104121228115.html
12:04西日本新聞

 潮の流れの速さから「日本三大急潮流」に数えられる関門海峡で、潮の速さや向きを船舶に伝える「潮流信号」のセンサーが壊れ、8カ月間測定できない状態が続いている。海上保安庁の予算確保が遅れた上、機材設置に時間がかかるため、年内の更新は困難な状況。同庁は過去の気象データを基にした予測値を表示しているが、実際の数値とずれが生じており、運航の際の注意を呼び掛けている。

 北九州市と山口県下関市を隔てる関門海峡は、1日平均500隻を超える船舶が行き交い、外国船や全長300メートルを超える大型船も少なくない。海峡の幅は最も狭い所で約500メートル。潮流も速く、潮の干満で流れが1日4回変化する。霧も発生しやすく、国内有数の「難航路」といわれる。

 第7管区海上保安本部(北九州)によると、潮の流れを海上の船に知らせる装置は明治期に設けられ、現在の潮流信号システムは1980年に設置した。海底約14メートルにあるセンサーが潮の流れや速さを24時間測定。海峡の両端と関門橋近くの計3カ所に設けた電光掲示板(縦横約8メートル)にリアルタイムで表示してきた。

 故障が見つかったのは3月2日の通常点検。老朽化が原因とみられるという。7管は買い替えに必要な約2億円の確保を模索したが、できずに予測値表示を続けてきたという。

 港則法には、関門海峡を含めた特定の海峡に限り、事故防止のため、潮の流れより4ノット(時速約7・3キロメートル)速く進まなければならない「優速規定」がある。予測値は実際の値と潮の速さが最大で2?3ノット、潮流変化のタイミングが30分ほどずれることがあり、関係者の間では航行への影響を懸念する声が上がっている。

 海上保安庁は10月に成立した本年度第2次補正予算で、関連費約1億8千万円を確保。機材の更新は2017年にずれ込む見通しになったという。

=2016/11/04付 西日本新聞朝刊=

415チバQ:2017/03/12(日) 23:36:57
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-162036.html
「新幹線は高い」青函間にフェリー復権の兆し 乗客増加、安さと速さで新幹線と棲み分けか
06:00東洋経済オンライン

「新幹線は高い」青函間にフェリー復権の兆し 乗客増加、安さと速さで新幹線と棲み分けか
「新幹線は高い」青函間にフェリー復権の兆し
(東洋経済オンライン)
北海道新幹線の開業1周年を控えて、昨年末以降、津軽海峡を挟んだ交流をテーマにした勉強会や研究会が活発に開催されている。通年ベースの数字はまだまとまっていないが、これらの検証と議論を通じて注目を集めたのが、青森市と函館市を結ぶ青函航路のフェリーだ。

1988年の青函連絡船廃止後、海峡の主役として活躍してきたものの、旅客はじりじりと減少。しかし、新幹線開業を契機として、純粋な船客の利用が増加に転じた。

所要時間が4時間弱かかるとはいえ、新幹線のおよそ3分の1という運賃が最大の魅力だ。「片道は新幹線、片道はフェリー」という利用形態も生じている。「ほどほどの運賃と料金」で利用できた在来線特急がなくなり、利用者には困惑も広がる中、海峡を挟んだ「人の移動」は今後、「速さ」と「安さ」のバランスの上でどんな均衡点に至るのだろう。新幹線がもたらした「海への波及効果」について考えてみた。

連絡船の廃止と「海峡線」誕生
「海峡の女王」と呼ばれた青函連絡船は1988年3月13日、青函トンネルと海峡線(本州側の津軽線、北海道側の江差線と合わせて「津軽海峡線」)の開業と入れ替わりに運航を終えた。

最盛期の1972年、貨客合わせて1日30往復もの連絡船が津軽海峡を往来し、旅客輸送実績は1973年に約499万人、貨物は71年に約8055万トンとピークを迎えた。しかし、1960年代に誕生した青函航路のフェリーや、長距離輸送で競合する航空機の普及に押されて、その後は減少の一途をたどった。
函館市史によると、国鉄の累積赤字が急激に増大する一方、度重なる異常出水によって青函トンネルの工期が大幅に遅れたため、新幹線走行を想定していた青函トンネルが1978年、在来線と併用する「三線軌条方式」に移行した。

さらに1980年、当時の塩川正十郎運輸相が青函トンネル完成後の青函連絡船廃止を言明。つまり、青函連絡船の「在来線機能」を維持しつつ、青函トンネルを新幹線専用とする構想がありながら、実現することなく、青函連絡船の役割を青函トンネル・津軽海峡線が引き継ぐ帰結をたどった――という。

青函トンネルが、当初の目的だった「新幹線トンネル」の役割を果たすまでに、開通から28年の歳月を要した。

海峡の輸送を支えてきたフェリー
この間、フェリーの青函航路は、会社の変遷を挟みながらも津軽海峡の旅客・貨物流動を支えてきた。現在は、いずれも函館市に本社を置く3社が、「津軽海峡フェリー」と「青函フェリー」の2つの名で計16往復を運航している。前者を運航する津軽海峡フェリー株式会社は旅客輸送機能を重視し、スイートルームやドッグルームを備えた大型船「ブルーマーメイド」など、青函連絡船並みの8000トン級の船を主体に4隻を投入。3月11日には新造船「ブルーハピネス」が就航した。

大人1人の料金(スタンダード=2等)は、10〜5月(年末年始・大型連休を除く)が2220円、7〜8月の繁忙期は3190円、それ以外の時期は2770円に設定している。後者は共栄運輸株式会社と北日本海運株式会社が共同で運航し、もともと貨物専用航路だった。2000トン級の船が4隻就航、料金は10〜5月は1600円、6〜9月が2000円と割安だ。北海道新幹線と同じ「はやぶさ」の名を持つ船も就航している。

国土交通省北海道運輸局のまとめによると、青函の自動車輸送は近年、安定して年間39万台前後で推移している。一方、旅客輸送は、2000年代には年間60万人台(2008年は72万人)を維持してきたものの、じりじりと落ち込み、2012年以降は50万人台が続いていた。2015年度の実績は55万8425人だ。

ただし、このうち44万6980人は車とともに乗船する「航走旅客」で、乗船そのものが目的の「一般旅客」は11万1445人と、前年より2%減っていた。JR北海道のデータによると、津軽海峡線は最後の時期、年間利用者が約142万人だったことから、青函の往来に占めるフェリーの旅客シェアは、長距離トラックなどのドライバーを含めても3割弱、一般旅客に限れば5%強だった計算になる。

416チバQ:2017/03/12(日) 23:38:13

5563 :チバQ :2017/03/12(日) 23:37:37
北海道新幹線開業後、青森-函館間を約2時間で結んでいた在来線特急「スーパー白鳥」「白鳥」が廃止された。これらの特急を使えば、自由席なら往復約1万円、割引きっぷを使えばフリーエリア付きで7,000円弱で、海峡の両岸を往復できた。一方、北海道新幹線は、新青森-新函館北斗間は1時間余り、実勢料金といえる特定特急券を使って片道6740円、ネット事前購入限定の切符でも5800円(13日前までに購入で4350円)。加えて、青函両市とも、フェリー埠頭も新幹線駅も市中心部から離れている。

「そこそこの料金と時間」で両市中心部を直結する交通手段がなくなり、郊外を結節点とする「速くて高い新幹線」と「時間はかかるが安いフェリー」に二極化した格好だ。

フェリー利用動向、上半期は微増
国土交通省北海道運輸局の2017年2月末現在のデータによれば、2016年度の月ごとのフェリーの利用動向は、上半期は微増、下半期は前年をやや下回る水準で推移しているが、内訳をみると、複雑かつ興味深い変化がうかがえる。

トラックの輸送は上半期、月間2万台前後と、ほぼ前年並みで安定していた。しかし、8月末に襲来し、北海道の農産地域に甚大な被害をもたらした台風10号の影響か、10月以降は前年割れが続く。

乗用車については、2016年4月は25%増となっているが、これは北海道新幹線開業の影響というより、前年同月、法定検査のため運休していた便があったため、数字上の反動が現れたという見方もある。その後、5月以降はほぼ前年並みの数字が続き、最も多い8月で2万5000台余りで前年並み、利用が少ない2月は約3000台で1割減と、前年に比べて極端な変動はない。北海道新幹線の利用者が津軽海峡線時代より大幅に増え、海峡を挟む人の流動が増えた事情を考えると、パイの拡大と「海路⇒鉄路」のシフトが相殺された結果、「前年並み」に落ち着いた可能性もあり、検証が必要だろう。

ただし、台風10号の被害によって、JR北海道が「道内旅行の再検討」を呼びかけるに至った9月は、前年の1万3246台から30%落ち込んで9326台にとどまり、年間ベースの数字を押し下げる要因となった。

他方、バスの輸送の推移は複雑だ。5〜6月は50〜60台と前年割れが続いたが、7月は120台、8月は191台と、前年を25%以上、上回っている。9月も75台と、前年の8割にとどまったものの、乗用車ほどには落ち込んでいない。しかし、10月以降は前年比6割前後が続いた。旅行関係者の中には、相次いだ長距離バスの事故に伴う規制強化や、バスドライバーの不足によって、ツアー運行コストが上昇し、海峡をまたいだバスの往来が難しくなっている可能性を指摘する人もいる。

これらの「車の動き」を反映して、車の移動を伴う「航走旅客」は、前年並み、またはそれをやや下回る水準で推移した。最多の8月が前年比1%減の7万8410人、最も少ない2月は前年比7%減の1万9790人、台風10号の余波が残った9月だけは21%減の3万9274人だった。

「一般旅客」は最大2倍の月も
一方、「一般旅客」は増加が著しい。4月は、前述の通り特殊事情があったものの、前年比80%増となった。5月以降は、車の移動が大幅に落ち込んだ9月ですら前年をわずか15人ながら上回り、本稿の執筆時点で伸び率が最大だった2月は前年の2.18倍の9143人、実数が最も多かった8月は2万5729人と23%増えている。旅客全体に占める一般旅客の割合は、2015年度実績で2割弱と絶対数が少ないものの、「客船」としてのフェリーの存在感は、確実に増している。

417チバQ:2017/03/12(日) 23:39:14
北海道新幹線の開業は、「早さ」「便利さ」にだけ話題が集まりがちだが、かつての夜行急行列車を思わせる、高速バスとフェリーを組み合わせた「スローな旅」の需要も根強い。津軽海峡フェリーはバス会社と連携し、企画商品として函館-東京間に「東京・函館きっぷ」、青森-札幌間に「津軽海峡物語」を設定している。前者は片道6000〜1万1500円で14時間30分〜17時間余り、所要時間が後者は片道6000円、8〜11時間程度で青森から札幌へ移動できる。

同社によると、詳細な数字は公表していないが、前年に比べると「津軽海峡物語」の需要は大幅に伸びているという。「北海道新幹線の開業前まで青森-札幌間を結んでいた夜行急行『はまなす』の旅客を取り込めた」と同社。半面、「東京・函館きっぷ」はダウンし、前年9月に大型連休があったことの反動、そして、やはり北海道新幹線の影響が考えられるという。

他方、想定を超えた移動パターンも現れているようだ。道南のマスメディア記者が直接、調べたところ、例えば「青森県十和田市から自家用車で青森市のフェリー埠頭へ」⇒「そのまま徒歩でフェリーに乗船して函館市へ」⇒「観光を楽しんだ後、帰路は北海道新幹線で新青森駅へ」⇒「新青森駅からフェリー埠頭へ」⇒「自家用車で帰宅」といった移動をする旅客が存在したという。

十和田市の最寄りの新幹線駅は七戸十和田駅で、車なら30分弱の距離だが、七戸十和田駅から函館駅までは、指定席なら9000円以上、ネット限定で2週間前までの予約が必要な割引切符でも6000円強かかる。一方、十和田市から青森港までは1時間半ほどの時間距離だ。そこで、どのみち自家用車による移動を避けられないなら、なるべく安価に、かつ船旅と北海道新幹線の旅をともに楽しめるような行程を組んでいる人が出始めている、とみられる。

このほか、函館港から津軽海峡をフェリーで渡り、さらに新青森駅へ移動して、東北新幹線のグランクラスを利用するカップルもいたといい、想定を超えた旅のバリエーションが生まれている。

「新幹線は高くて使えない」
函館駅と埠頭を結ぶ津軽海峡フェリーのシャトルバス=2017年1月、函館駅(筆者撮影)

ビジネス面でも、出張時に時間と経費のバランスをみながら、片道を北海道新幹線、片道をフェリー利用している人が出始めている。その1人は「新青森駅からフェリーターミナルまでタクシーを利用した時、運転手が『最近、フェリー埠頭へお客を乗せる機会が増えた』と話していた」と証言する。

もちろん、より切実な理由で、フェリー使用を余儀なくされている人は少なくない。筆者が昨年12月、青森市内での授業で話す機会を得た函館市の若い男性は「以前なら特急列車で気楽に往復できたが、今は往復ともフェリーだ。新幹線は高くてとても使えない」と表情を曇らせていた。特に函館市民や経済団体には「新幹線を使いたくても使えない」という不満がくすぶる。

筆者は2014年度以降、青森学術文化振興財団の助成を得て、整備新幹線が青森県や全国各地に及ぼした効果・影響を検証しているが、本年度、青森市民や函館市民を対象に実施した郵送アンケート調査の結果、北海道新幹線の開業を歓迎し、青函交流の活発化を期待する声が目立つ一方で、「子どもの修学旅行の費用が上がった」「特急料金が高くなったので青函を往来する回数を減らさざるを得ない」「このままでは、青函交流が衰退するのでは」といった回答が、海峡を挟んで散見された。

これらの結果は、1月28日に青森市内で開いた「新幹線フォーラム」で公表した。詳細については、年度内に報告書としてまとめる予定だが、席上、パネリストからはあらためて「北海道新幹線の料金は高すぎる。青函の割引切符の設定が必要」という声が上がる一方で、「首都圏などからの誘客を視野に入れれば『北海道新幹線は高すぎる』という情報を発信しすぎるのはデメリットも大きい。むしろ、『割高だが、それに見合った価値がある』と、地元の魅力の向上を目指すべきだ」という意見も出るなど、白熱した議論が展開された。

418チバQ:2017/03/12(日) 23:39:31
「海峡そのもののブランディングを」
青森県が2016年12月19日に青森市で開いた「青函圏フォーラム」で、パネリストとして登壇した津軽海峡フェリーの高橋俊介社長室長は、自治体や企業と連携した「サイクルツーリズム」の取り組みなどを紹介しながら、「海外も視野に、津軽海峡そのものをブランディングしていく活動が欠かせない」と強調した。

一方、青函フェリーを運航する共栄運輸の桜井耕志営業部長も、保有台数が増え続けるキャンピングカーをターゲットに、キャンピングカーの利用普及に取り組む日本RV協会や地元施設と協力しながら「全国の誘致例を参考にして、青函圏に長く滞在していいただける活動を目指したい」と意気込む。

海路の利用は台風、冬の暴風雪といった突発的事態にも大きく左右されるため、統計的な数字をみる際にも、少し長い視点での検証が必要だ。しかも、表面上の数字に大きな変化がなくても、個人客や団体客の動き、さらには物流面で、大きな変化を内包している可能性がある。単純な「鉄路と海路の関係」という視点ではなく、クルマ社会の将来像やJR北海道の今後、さらには北海道そのものの未来も視野に入れた上で、北海道新幹線とフェリーがどんな交通地図を描いていくのか、詳細な検証を続けていく必要がある。

419チバQ:2017/03/12(日) 23:40:11
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170310ddlk02020014000c.html
<津軽海峡フェリー>新造船あす就航 青森港で船内見学会 /青森
03月10日 11:38毎日新聞

 青森と函館を海上で結ぶ津軽海峡フェリー(本社・北海道函館市)の新造船「ブルーハピネス」が11日に就航するのを前に、青森市の青森港で9日、記念セレモニーと船内見学会が行われた。関係者約130人と一般の市民が訪れ、ピカピカの内装に心を躍らせていた。

 同社は4隻のフェリーを使用して青函を1日8往復運航。ブルーハピネスは、これまで運航されてきた「びなす」が耐用年数を迎えるため、入れ替わりで導入される。新造船は全長約144メートル、幅23メートル、総トン数約8800トン。積載台数や速力なども現在運航中の「ブルーマーメイド」「ブルードルフィン」と同様で、けが人を搬送するストレッチャー対応のエレベーターやドクタールームなど、災害発生を想定した設備も充実している。11日午後5時半に函館から初就航し、青森からの出発は同日午後10時25分が初めてとなる予定。

 セレモニーでは同社の村上玉樹・社長代理が「インバウンド(訪日外国人)も増えているので、末永く愛してもらえるサービスを提供していきたい」とあいさつ。関係者らがテープカットして、就航を祝った。

 見学に訪れた青森市の大柳勇さん(70)は「船内がとてもきれい。スイートルームも利用してみたい」。宮本覚さん(68)は「新幹線と比較するためにも、フェリー降り場から駅までの交通費を分かるようにしてくれると助かる」と話した。【一宮俊介】

420チバQ:2017/03/12(日) 23:40:56
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1703090020.html
新潟-小樽間、新フェリー「らべんだあ」が9日就航 豪華な内装、速力もアップ
03月09日 13:59産経新聞

 新潟市と北海道小樽市を結ぶ新日本海フェリー(大阪市北区)の航路に新造船「らべんだあ」(1万4125トン)が新潟発の便で9日に就航する。同航路への新造船投入は14年ぶり。新潟発の航行時間は従来よりも1時間15分短い16時間45分となり、利便性が高まる。

 全長197・5メートル、幅26・6メートル。旅客定員は600人で、トラック150台と乗用車22台を収容できるスペースを備える。カーフェリーでは国内初となる垂直船首の採用などで速力アップを実現した。建造費は約90億円。

 新潟市東区古湊町の山ノ下埠頭(ふとう)で8日行われた内覧会には旅行、運送会社などの関係者ら約400人が参加。吹き抜けのエントランスホールやテラス付きの個室、スポーツルーム、落ち着いた雰囲気のカフェなど充実した施設に「ホテルみたい」と感心していた。

 内装は「ノスタルジックで暖かみのある優しさ」がコンセプト。ペットを同伴できる部屋も設けられた。運賃は季節によって異なるものの、片道で8千円台から3万7千円台。新日本海フェリーの入谷泰生社長は「個室を大幅に増やし、ゆったりと楽しめるようにした」とアピールした。

 同社によると、平成27年度の同航路旅客数は約9万5千人。29年度は27年度比で10%増を目指すという。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170309ddlk37020343000c.html
<小豆島フェリー>「しようどしま丸」披露 あす就航 女性専用シートも /香川
03月09日 12:23毎日新聞

 四国フェリーグループの小豆島フェリー(高松市)は、新たに建造したフェリー「しようどしま丸」を高松港でお披露目した。土庄-高松間の航路で10日に就航する。

 全長71・9メートル、総トン数1257トンで、旅客定員は490人、乗用車55台を積載できる。船内はベージュを基調とし、ボックス席やソファー席、バリアフリー椅子を備える。女性専用のリクライニングシートや、女性トイレにはパウダールームも設け、女性に配慮した。バリアフリーのエレベーターやトイレもある。

 同航路の所要時間は約1時間。新造船を含む3隻体制で1日15往復する。同社は「音が静かで乗り心地も良くなった。安全、安心で快適な乗り心地を楽しんでほしい」としている。【秋長律子】

422とはずがたり:2017/05/16(火) 16:01:09
水中翼船やホバークラフトは今どうなってるのかな?

絶滅危惧ジェットフォイル、25年ぶり新造へ 「ジェットフォイル連合」実現なるか
https://trafficnews.jp/post/70671/
2017.05.15 若勢敏美(船旅事業研究家)

「海を飛ぶ」とも表現される超高速船ジェットフォイルが、25年ぶりに新造されます。絶滅も危惧されている船で、今回は裏ワザで新造実現。まだ現状は厳しいものの、離島の生活に有用というこの船にとり大きな契機になるかもしれません。

生産が中止されているジェットフォイル
 東海汽船が川崎重工に発注する超高速船ジェットフォイルの新造船建造が話題を呼んでいます。

 そのおもな理由は、時速45ノット(約83km/h)を誇るジェットフォイルが、造船業の常識を超える25年ぶりの新造となること、推進システムなどが従来と同等でありながら、建造価格が51億円と25年前に比べてかなり高額になっていること(バリアフリー化など内装の刷新といった改良が行われているものの)、川重がこれを契機に高速船の量産体制に移行できるかということ、そして同船の船体デザインを2020年「東京オリンピック」のエンブレムデザイナー野老朝雄(ところあさお)さんが起用されること、です。


東海汽船のジェットフォイル「セブンアイランド大漁」。イラストレーターの故・柳原良平さんがカラーリングを担当した(画像:東海汽船)。
 ジェットフォイルは、毎分180トンもの海水を取り込み、これを噴出すること推力を得て前進する高速船で、港を出ると翼走に移るという船ならぬコンセプトの「船」で、航空機メーカーのボーイングが1960年代に開発しました。

 その後、1989(平成元)年からは川重が独占建造するライセンスを取得。以降、1995(平成7)年まで神戸工場で計15隻を建造しました。

 川重は、「当初から多くて20隻程度」と見込んでいた分を建造したことから、「需要が一巡した」との判断で生産を中止していました。

 しかし、ボーイングで建造された28隻を含めて、多くが老朽化してきたことから、運航する船会社からは建造再開を求める声も多く、数年前から代替建造の計画で造船所との交渉が進められていました。

生産中止のジェットフォイル、「修理用」を活用して新造を実現
 ただ、この船の基幹推進システムであるウォータージェットの生産が「少なくとも5隻分のロットが集まらないと生産再開はできない」(川重)という状況が続き、新造船商談は実現せず、運航会社は既存航路の中古船を転配するなどでしのいできました。

 実際、2015年に東海汽船が投入した「セブンアイランド大漁」は、JR九州が1994(平成6)年に建造した「ビートル5」を購入したものです。

 今回の新造船は、船齢36年を迎える東海汽船のジェットフォイル「セブンアイランド虹」の代替を考えたものです。数が集まらないと生産再開が難しいウォータージェットシステムについては、就航船の修理用などで用意していたものを準用。それにより、ジェットフォイルの新造が実現しました。

 ただ東海汽船では、この「虹」の代替でジェットフォイルの建造を終了するつもりはなく、さらに「セブンアイランド愛」などの後継船建造を進めたいという希望を持っています。

 しかし東海汽船によると「当社だけで、川重の求める隻数を確保することはできません」といい、そのため同社は佐渡汽船、JR九州、九州郵船、鹿児島商船など、今回の新造をきっかけにジェットフォイル運航各社が足並みをそろえられないかどうか、検討を求めています。

「離島航路の高速化は(住民生活の維持のためにも)有効です。地方自治体にもジェット船を整備する必要性をご理解いただき、ご支援をいただければ」(東海汽船 山崎潤一社長)

 造船事業の縮小を発表したばかりの川重ですが、これら特殊船、高速船の建造を通じた生産品目の多様化が実現できるかも、注目されています。

423とはずがたり:2017/05/16(火) 16:04:29
新造船「さんふらわあ ふらの」就航 大洗〜苫小牧を1時間以上短縮 商船三井フェリー(写真59枚)
https://trafficnews.jp/post/70417/
2017.05.13 乗りものニュース編集部

大洗港と苫小牧港を結ぶフェリー航路に、新造船「さんふらわあ ふらの」が5月13日より就航。その設備、実力はどのようなものでしょうか。

新造船「さんふらわあ ふらの」就航
 商船三井フェリーは、同社が運営する大洗港(茨城県東茨城郡大洗町)と苫小牧港(北海道苫小牧市)を結ぶフェリー航路の夕方便に、2017年5月13日(土)より新造船「さんふらわあ ふらの」を就航させました。同じ名前の先代「さんふらわあ ふらの」を代替するかたちです。

大洗港に停泊する新造船「さんふらわあ ふらの」(2017年5月2日、乗りものニュース編集部撮影)。
 新「さんふらわあ ふらの」は、全長199.70m、全幅27.2m、1万4000総トンで、旅客、乗組員あわせ定員636名、車両積込台数はトラック160台、乗用車100台です。プロペラやエンジンに新しい推進システムを採用したことで、同社の従来船より航行性能が大幅に向上、大洗港〜苫小牧港間の所要時間がこれまでより1時間15分短縮されるといいます。

 個室は、現行船に比べ約2割増しの91室になり、最上階に配された上位グレードの「スイート」と「プレミアム」にはバルコニーを設置。またペットと一緒に泊まれる部屋もあり、首都圏発着のフェリーとしては初めてになるドッグランを設けています。

 商船三井フェリーは「より多くのお客様にフェリーを利用した船旅を快適にお楽しみいただけるよう、商船三井グループは引き続きサービス向上に積極的に取り組んでいきます」としています。

【了】

424とはずがたり:2017/05/19(金) 10:34:27

「新幹線は高い」青函間にフェリー復権の兆し
乗客増加、安さと速さで新幹線と棲み分けか
http://toyokeizai.net/articles/-/162036
櫛引 素夫 :青森大学教授・地域ジャーナリスト・専門地域調査士 2017年03月12日

北海道新幹線の開業1周年を控えて、昨年末以降、津軽海峡を挟んだ交流をテーマにした勉強会や研究会が活発に開催されている。通年ベースの数字はまだまとまっていないが、これらの検証と議論を通じて注目を集めたのが、青森市と函館市を結ぶ青函航路のフェリーだ。

1988年の青函連絡船廃止後、海峡の主役として活躍してきたものの、旅客はじりじりと減少。しかし、新幹線開業を契機として、純粋な船客の利用が増加に転じた。

所要時間が4時間弱かかるとはいえ、新幹線のおよそ3分の1という運賃が最大の魅力だ。「片道は新幹線、片道はフェリー」という利用形態も生じている。「ほどほどの運賃と料金」で利用できた在来線特急がなくなり、利用者には困惑も広がる中、海峡を挟んだ「人の移動」は今後、「速さ」と「安さ」のバランスの上でどんな均衡点に至るのだろう。新幹線がもたらした「海への波及効果」について考えてみた。

連絡船の廃止と「海峡線」誕生

「海峡の女王」と呼ばれた青函連絡船は1988年3月13日、青函トンネルと海峡線(本州側の津軽線、北海道側の江差線と合わせて「津軽海峡線」)の開業と入れ替わりに運航を終えた。

最盛期の1972年、貨客合わせて1日30往復もの連絡船が津軽海峡を往来し、旅客輸送実績は1973年に約499万人、貨物は71年に約8055万トンとピークを迎えた。しかし、1960年代に誕生した青函航路のフェリーや、長距離輸送で競合する航空機の普及に押されて、その後は減少の一途をたどった。

さらに1980年、当時の塩川正十郎運輸相が青函トンネル完成後の青函連絡船廃止を言明。つまり、青函連絡船の「在来線機能」を維持しつつ、青函トンネルを新幹線専用とする構想がありながら、実現することなく、青函連絡船の役割を青函トンネル・津軽海峡線が引き継ぐ帰結をたどった――という。

青函トンネルが、当初の目的だった「新幹線トンネル」の役割を果たすまでに、開通から28年の歳月を要した。

海峡の輸送を支えてきたフェリー

この間、フェリーの青函航路は、会社の変遷を挟みながらも津軽海峡の旅客・貨物流動を支えてきた。現在は、いずれも函館市に本社を置く3社が、「津軽海峡フェリー」と「青函フェリー」の2つの名で計16往復を運航している。前者を運航する津軽海峡フェリー株式会社は旅客輸送機能を重視し、スイートルームやドッグルームを備えた大型船「ブルーマーメイド」など、青函連絡船並みの8000トン級の船を主体に4隻を投入。3月11日には新造船「ブルーハピネス」が就航した。

大人1人の料金(スタンダード=2等)は、10〜5月(年末年始・大型連休を除く)が2220円、7〜8月の繁忙期は3190円、それ以外の時期は2770円に設定している。後者は共栄運輸株式会社と北日本海運株式会社が共同で運航し、もともと貨物専用航路だった。2000トン級の船が4隻就航、料金は10〜5月は1600円、6〜9月が2000円と割安だ。北海道新幹線と同じ「はやぶさ」の名を持つ船も就航している。

国土交通省北海道運輸局のまとめによると、青函の自動車輸送は近年、安定して年間39万台前後で推移している。一方、旅客輸送は、2000年代には年間60万人台(2008年は72万人)を維持してきたものの、じりじりと落ち込み、2012年以降は50万人台が続いていた。2015年度の実績は55万8425人だ。

ただし、このうち44万6980人は車とともに乗船する「航走旅客」で、乗船そのものが目的の「一般旅客」は11万1445人と、前年より2%減っていた。JR北海道のデータによると、津軽海峡線は最後の時期、年間利用者が約142万人だったことから、青函の往来に占めるフェリーの旅客シェアは、長距離トラックなどのドライバーを含めても3割弱、一般旅客に限れば5%強だった計算になる。

425とはずがたり:2017/05/19(金) 10:34:37

北海道新幹線開業後、青森-函館間を約2時間で結んでいた在来線特急「スーパー白鳥」「白鳥」が廃止された。これらの特急を使えば、自由席なら往復約1万円、割引きっぷを使えばフリーエリア付きで7,000円弱で、海峡の両岸を往復できた。一方、北海道新幹線は、新青森-新函館北斗間は1時間余り、実勢料金といえる特定特急券を使って片道6740円、ネット事前購入限定の切符でも5800円(13日前までに購入で4350円)。加えて、青函両市とも、フェリー埠頭も新幹線駅も市中心部から離れている。

「そこそこの料金と時間」で両市中心部を直結する交通手段がなくなり、郊外を結節点とする「速くて高い新幹線」と「時間はかかるが安いフェリー」に二極化した格好だ。

フェリー利用動向、上半期は微増

国土交通省北海道運輸局の2017年2月末現在のデータによれば、2016年度の月ごとのフェリーの利用動向は、上半期は微増、下半期は前年をやや下回る水準で推移しているが、内訳をみると、複雑かつ興味深い変化がうかがえる。

トラックの輸送は上半期、月間2万台前後と、ほぼ前年並みで安定していた。しかし、8月末に襲来し、北海道の農産地域に甚大な被害をもたらした台風10号の影響か、10月以降は前年割れが続く。

乗用車については、2016年4月は25%増となっているが、これは北海道新幹線開業の影響というより、前年同月、法定検査のため運休していた便があったため、数字上の反動が現れたという見方もある。その後、5月以降はほぼ前年並みの数字が続き、最も多い8月で2万5000台余りで前年並み、利用が少ない2月は約3000台で1割減と、前年に比べて極端な変動はない。北海道新幹線の利用者が津軽海峡線時代より大幅に増え、海峡を挟む人の流動が増えた事情を考えると、パイの拡大と「海路⇒鉄路」のシフトが相殺された結果、「前年並み」に落ち着いた可能性もあり、検証が必要だろう。

ただし、台風10号の被害によって、JR北海道が「道内旅行の再検討」を呼びかけるに至った9月は、前年の1万3246台から30%落ち込んで9326台にとどまり、年間ベースの数字を押し下げる要因となった。

他方、バスの輸送の推移は複雑だ。5〜6月は50〜60台と前年割れが続いたが、7月は120台、8月は191台と、前年を25%以上、上回っている。9月も75台と、前年の8割にとどまったものの、乗用車ほどには落ち込んでいない。しかし、10月以降は前年比6割前後が続いた。旅行関係者の中には、相次いだ長距離バスの事故に伴う規制強化や、バスドライバーの不足によって、ツアー運行コストが上昇し、海峡をまたいだバスの往来が難しくなっている可能性を指摘する人もいる。

これらの「車の動き」を反映して、車の移動を伴う「航走旅客」は、前年並み、またはそれをやや下回る水準で推移した。最多の8月が前年比1%減の7万8410人、最も少ない2月は前年比7%減の1万9790人、台風10号の余波が残った9月だけは21%減の3万9274人だった。

「一般旅客」は最大2倍の月も

一方、「一般旅客」は増加が著しい。4月は、前述の通り特殊事情があったものの、前年比80%増となった。5月以降は、車の移動が大幅に落ち込んだ9月ですら前年をわずか15人ながら上回り、本稿の執筆時点で伸び率が最大だった2月は前年の2.18倍の9143人、実数が最も多かった8月は2万5729人と23%増えている。旅客全体に占める一般旅客の割合は、2015年度実績で2割弱と絶対数が少ないものの、「客船」としてのフェリーの存在感は、確実に増している。


青森と札幌を結び、根強い人気があった夜行急行・はまなす=2015年6月、青森駅(筆者撮影)
北海道新幹線の開業は、「早さ」「便利さ」にだけ話題が集まりがちだが、かつての夜行急行列車を思わせる、高速バスとフェリーを組み合わせた「スローな旅」の需要も根強い。津軽海峡フェリーはバス会社と連携し、企画商品として函館-東京間に「東京・函館きっぷ」、青森-札幌間に「津軽海峡物語」を設定している。前者は片道6000〜1万1500円で14時間30分〜17時間余り、所要時間が後者は片道6000円、8〜11時間程度で青森から札幌へ移動できる。

同社によると、詳細な数字は公表していないが、前年に比べると「津軽海峡物語」の需要は大幅に伸びているという。「北海道新幹線の開業前まで青森-札幌間を結んでいた夜行急行『はまなす』の旅客を取り込めた」と同社。半面、「東京・函館きっぷ」はダウンし、前年9月に大型連休があったことの反動、そして、やはり北海道新幹線の影響が考えられるという。

426とはずがたり:2017/05/19(金) 10:35:00
>>424-426
他方、想定を超えた移動パターンも現れているようだ。道南のマスメディア記者が直接、調べたところ、例えば「青森県十和田市から自家用車で青森市のフェリー埠頭へ」⇒「そのまま徒歩でフェリーに乗船して函館市へ」⇒「観光を楽しんだ後、帰路は北海道新幹線で新青森駅へ」⇒「新青森駅からフェリー埠頭へ」⇒「自家用車で帰宅」といった移動をする旅客が存在したという。

十和田市の最寄りの新幹線駅は七戸十和田駅で、車なら30分弱の距離だが、七戸十和田駅から函館駅までは、指定席なら9000円以上、ネット限定で2週間前までの予約が必要な割引切符でも6000円強かかる。一方、十和田市から青森港までは1時間半ほどの時間距離だ。そこで、どのみち自家用車による移動を避けられないなら、なるべく安価に、かつ船旅と北海道新幹線の旅をともに楽しめるような行程を組んでいる人が出始めている、とみられる。

このほか、函館港から津軽海峡をフェリーで渡り、さらに新青森駅へ移動して、東北新幹線のグランクラスを利用するカップルもいたといい、想定を超えた旅のバリエーションが生まれている。

「新幹線は高くて使えない」

ビジネス面でも、出張時に時間と経費のバランスをみながら、片道を北海道新幹線、片道をフェリー利用している人が出始めている。その1人は「新青森駅からフェリーターミナルまでタクシーを利用した時、運転手が『最近、フェリー埠頭へお客を乗せる機会が増えた』と話していた」と証言する。

もちろん、より切実な理由で、フェリー使用を余儀なくされている人は少なくない。筆者が昨年12月、青森市内での授業で話す機会を得た函館市の若い男性は「以前なら特急列車で気楽に往復できたが、今は往復ともフェリーだ。新幹線は高くてとても使えない」と表情を曇らせていた。特に函館市民や経済団体には「新幹線を使いたくても使えない」という不満がくすぶる。

筆者は2014年度以降、青森学術文化振興財団の助成を得て、整備新幹線が青森県や全国各地に及ぼした効果・影響を検証しているが、本年度、青森市民や函館市民を対象に実施した郵送アンケート調査の結果、北海道新幹線の開業を歓迎し、青函交流の活発化を期待する声が目立つ一方で、「子どもの修学旅行の費用が上がった」「特急料金が高くなったので青函を往来する回数を減らさざるを得ない」「このままでは、青函交流が衰退するのでは」といった回答が、海峡を挟んで散見された。


青函圏の将来像を探った新幹線フォーラム=2017年1月28日、青森市(筆者撮影)
これらの結果は、1月28日に青森市内で開いた「新幹線フォーラム」で公表した。詳細については、年度内に報告書としてまとめる予定だが、席上、パネリストからはあらためて「北海道新幹線の料金は高すぎる。青函の割引切符の設定が必要」という声が上がる一方で、「首都圏などからの誘客を視野に入れれば『北海道新幹線は高すぎる』という情報を発信しすぎるのはデメリットも大きい。むしろ、『割高だが、それに見合った価値がある』と、地元の魅力の向上を目指すべきだ」という意見も出るなど、白熱した議論が展開された。

「海峡そのもののブランディングを」

青森県が2016年12月19日に青森市で開いた「青函圏フォーラム」で、パネリストとして登壇した津軽海峡フェリーの高橋俊介社長室長は、自治体や企業と連携した「サイクルツーリズム」の取り組みなどを紹介しながら、「海外も視野に、津軽海峡そのものをブランディングしていく活動が欠かせない」と強調した。

一方、青函フェリーを運航する共栄運輸の桜井耕志営業部長も、保有台数が増え続けるキャンピングカーをターゲットに、キャンピングカーの利用普及に取り組む日本RV協会や地元施設と協力しながら「全国の誘致例を参考にして、青函圏に長く滞在していいただける活動を目指したい」と意気込む。

海路の利用は台風、冬の暴風雪といった突発的事態にも大きく左右されるため、統計的な数字をみる際にも、少し長い視点での検証が必要だ。しかも、表面上の数字に大きな変化がなくても、個人客や団体客の動き、さらには物流面で、大きな変化を内包している可能性がある。単純な「鉄路と海路の関係」という視点ではなく、クルマ社会の将来像やJR北海道の今後、さらには北海道そのものの未来も視野に入れた上で、北海道新幹線とフェリーがどんな交通地図を描いていくのか、詳細な検証を続けていく必要がある。

427とはずがたり:2017/05/23(火) 21:29:37
"K" Line
清水⇔大分RORO船航路
http://kawakin-roro.jp/?utm_source=google&amp;utm_medium=cpc

428荷主研究者:2017/06/25(日) 10:34:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170526_22003.html
2017年05月26日金曜日 河北新報
<津軽海峡フェリー>8月に7便を高速化

 津軽海峡フェリー(北海道函館市)は、繁忙期の8月10〜18日、青森-函館間16便のうち7便の所要時間を20〜30分短縮し、片道3時間10〜20分で運航する。

 短縮するのは函館発午前7時40分や青森発午後10時25分などの便。通常、平均速度20ノットで運航されるが、「ブルーハピネス」などエンジン性能が高い新造船の就航で2〜3ノット速めることが可能となった。

 昨年3月の北海道新幹線開業後、若者を中心に利用客が増えている。4月に始めた乗用車1台と最大8人が利用できる「海割ドライブ」プラン(1万4800円)も好調という。

 同社青森営業部は「滞在時間が増えることで、利用者に観光を楽しんでもらえる。高速化によるお客の反応をみて、今後の対応を検討していく」と話した。

429チバQ:2017/06/30(金) 22:42:27
>>422
http://www.sankei.com/west/news/170630/wst1706300084-n1.html
2017.6.30 21:16

ジェット船25年ぶり建造へ、離島住民の足 川崎重工
 川崎重工業は30日、離島住民の足として活躍する高速ジェット船を25年ぶりに建造すると発表した。神戸工場(神戸市)で建造し、平成32年6月に東海汽船(東京)に引き渡す。東京都や静岡県と伊豆諸島を結ぶ路線で使われる予定だ。

 高速船は「ジェットフォイル」と呼ばれ、ジェットエンジンで海水を噴き出して進む。水中翼で海面から浮き上がるため水の抵抗が小さく、時速80キロで航行することができる。東海汽船によると、旅客定員は約250人。

 建造費は1隻当たり約50億円。高価なため船会社からの受注がなく、7年を最後に建造が途絶えていた。東海汽船は昭和56年に完成した高速船が老朽化しているため、発注を決めた。

 東海汽船の担当者は「スピードが速く、波が高くても船体の揺れが小さい。価格は高いが、離島の航路に最も適した船だ」と評価している。

 ジェットフォイルは新潟県の佐渡島や島根県の隠岐諸島、鹿児島県の種子島などの航路でも使われている。

430チバQ:2017/08/28(月) 19:19:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000013-kobenext-l28
大部屋で雑魚寝→豪華船室 フェリーの旅、様変わり
8/28(月) 16:05配信 神戸新聞NEXT
大部屋で雑魚寝→豪華船室 フェリーの旅、様変わり
豪華な客室を備えた阪九フェリーの新造船(同社提供)
 かつて大部屋で雑魚寝(ざこね)といったイメージのあった、フェリーでの船旅が様変わりしている。各社が豪華な船室を備えた新造船を投入。個室を増やし、相部屋もプライバシーに配慮したカプセル型ベッドを導入するなど、多様なニーズに応える。格安航空会社(LCC)など国内移動の価格競争とは一線を画し、ゆったりと船旅を楽しむ“海上ホテル”をうたう。(段 貴則)
 大分港(大分市)行き「フェリーさんふらわあ」、新門司港(北九州市)行き「阪九フェリー」が発着する神戸・六甲アイランドの乗り場は8月、利用客で最もにぎわう。

 孫3人とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)で遊んだという大分市の女性(63)が、帰路の「さんふらわあ」に乗り込み、10人用の相部屋に入った。室内はカプセル型の1人用ベッドで区切られ、人の目を気にせず休める。女性は「大部屋に雑魚寝していた頃とは大違い。船内も静かになり、ぐっすり眠れそう」とほほ笑んだ。

 「船に泊まろう。」をキャッチコピーに、神戸航路では、1人用ベッドを設置した相部屋を設けた。ペットと泊まれる個室などもある。2018年に大阪-志布志(鹿児島県)航路に投入する新造船は個室を大幅に増やし、太平洋の眺望が楽しめる専用バルコニー付きのスイートも新設する。

 井垣篤司社長は「前身の関西汽船が運航していた客船は『瀬戸内海の女王』と呼ばれていた。さんふらわあをカジュアルなクルーズを楽しめる船に仕立てたい」と話す。

 阪九フェリーは15年から泉大津(大阪府)-新門司航路に、個室や豪華な船室を増やした新造船を投入。スイート、デラックスに加え、最上級の船室「ロイヤル」を設けた。船首からパノラマビューを堪能できる展望ルームや露天風呂もあり、夜には星空や明石海峡大橋のライトアップを楽しめる。同社は「船室のグレードを上げるため、等級の船室名をロイヤルやスイートなどホテルの部屋の名称に寄せた」といい、「船旅も楽しめる海上ホテル」としてアピールしている。

     ◇

 「遊び心や仕組みを打ち出したい」とするのは宮崎カーフェリー。14年に発着場所を大阪南港から神戸・三宮に移し、16年ぶりに神戸航路を復活させた。

 船内には、神戸三宮フェリーターミナルとJR三ノ宮駅前を結ぶ連絡バスの乗車券をカプセルに入れて販売する「ガチャガチャ」を置く。通常運賃より10円お得で同社の担当者は「船内で楽しんでもらえるよう工夫したい」と話す。

431チバQ:2017/09/08(金) 21:29:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170908-00000009-kobenext-bus_all
神戸と奄美、沖縄結ぶフェリー10月で運休 LCC台頭で
9/8(金) 15:30配信 神戸新聞NEXT
神戸と奄美、沖縄結ぶフェリー10月で運休 LCC台頭で
運航を休止する旅客フェリー「琉球エキスプレス」(マルエーフェリー提供)
 神戸港と鹿児島・奄美群島、沖縄本島を結ぶ旅客フェリー「琉球エキスプレス」が、10月7日の神戸出港便を最後に運航を休止することが8日、分かった。沖縄や奄美出身者が多く暮らす神戸・阪神間からの帰省の足などとして親しまれてきたが、近年は格安航空会社(LCC)の台頭もあり利用客数が低迷。運航会社が貨物専用船に切り替える決断をした。(段 貴則)
 琉球エキスプレスを運航するマルエーフェリー(鹿児島県)によると、阪神航路の開設は1972年4月。沖縄県の本土復帰直前でもあり、当初は奄美群島発着だった。翌73年に航路が沖縄本島まで延びた。

 航路の距離は約1300キロ。神戸・六甲アイランドを出港する下り便は、大阪・南港に寄り、奄美群島の奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島を経て、沖縄・那覇新港へ3日かけて運航する。現在は2週間で3往復している。総トン数は6266トン、旅客定員は240人。

 航路開設当時、与論島観光などの離島ブームや沖縄国際海洋博覧会(75年)の開催を追い風に、利用客が激増した。また戦前、沖縄や奄美群島から神戸・阪神間に仕事を求めて移り住んだ人が多く、帰省客でもにぎわった。記録を確認できる過去20年間では、ピーク時の98年度に年間約2万8千人が利用した。

 近年は、離島住民の少子高齢化に加え、フェリーの運賃よりかなり安い価格設定で参入してきたLCCに利用客を奪われて苦戦。2016年度の乗船客数は、20年ほど前の3割にも満たない約7800人だった。

 同社の担当者は「45年の歴史がある航路。今後、奄美や沖縄が世界自然遺産に登録され、需要が戻れば、何とか旅客フェリーとして復活させたい。今回の決定はあくまでも『休止』で、貨物船として航路を維持したい」と話している。

 旅客フェリーとしての最後の神戸港着は7日午前。同日午後に出港する。11日以降は貨物専用船が発着することになる。

432チバQ:2017/10/11(水) 19:39:24
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-590988.html
旅客133年、本州航路に幕 沖縄-神戸・大阪間 フェリー「琉球エキスプレス」 最終便が那覇入港 飛行機の時代「寂しい」
2017年10月10日 06:30
 神戸・大阪と鹿児島、奄美群島、沖縄本島を結ぶ旅客フェリー「琉球エキスプレス」が運航を休止することになり、最後の便が9日午前、那覇市港町の那覇港新港ふ頭に入港した。今後、沖縄と本州を結ぶ旅客船はなくなる。乗船客らは、その最後の姿を写真に収めるなどして別れを惜しんでいた。

 「琉球エキスプレス」は午前8時半ごろ、定刻通り入港し、関西や奄美から乗ってきた68人が下船した。徳之島出身で子どもや学生の頃、帰省する際に利用していたという武山吉行さん(51)=兵庫県姫路市=は「子どもの頃の記憶では大浴場やレストランがあったが、だいぶ変わっていた。あの頃を思い出すと懐かしい。飛行機の時代かと思うと寂しい」と話した。

最後の便に乗船し、学生時代からの思いをかなえた佐々木芙由子さん(右端)一家と友人の大城ありささん(左端)
 学生時代から「いつかは乗ってみたい」と思い続けていた那覇市出身の佐々木芙由子さん(31)は娘の綾花ちゃん(4)と紬葵(ゆき)ちゃん(1)、友人の大城ありささん(31)と神戸からの船旅を楽しんだ。佐々木さんは「子どもが大きくなったら乗ろうと思っていたが、最後ということで乗船した。船内でたくさんの人から話を聞けて楽しかった」と満足げな表情を浮かべた。

 「琉球エキスプレス」の運航会社マルエーフェリー(本社・鹿児島)によると、格安航空会社(LCC)の参入などの影響で、年間乗客数は1998年の約2万7600人をピークに、近年では約7200人まで減少した。経営上、運航の継続が厳しく、休止を決定したという。マルエーフェリーは今後、阪神航路を貨物船に切り替える。

 沖縄-阪神航路は、1884年、大阪商船(現在の商船三井)が開始したのが始まり。「波上丸」と「浮島丸」が就航し、関西から大勢の観光客が訪れるようになった。沖縄からは、阪神工業地帯などでの仕事を求める人たちが利用した。戦時中は途絶えたが、1950年にGHQ(連合国軍総司令部)が5社に開設を許可し、翌年再開された。一時は8社が旅客船を運航していたが現在は、マルエーフェリーだけとなっていた。

 入港後の埠頭(ふとう)では、最後の「琉球エキスプレス」に乗り合わせた乗船客同士が、手を振って仲間を見送っていた。2泊3日の船旅で乗船客同士友情を深め、1人、また1人と別々に旅立つ。飛行機と異なり、時間はかかるが、濃密な交流のできる船旅-。その良さと、旅客船がなくなる寂しさを乗船客らはかみしめていた。(中村万里子)

433チバQ:2017/11/20(月) 22:56:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00010000-teikokudb-ind
宮崎〜神戸間を結ぶカーフェリーを運航する宮崎カーフェリーなど2社、特別清算申請へ
11/20(月) 16:23配信 帝国データバンク
 宮崎カーフェリー(株)(TDB企業コード:880322702、資本金1000万円、宮崎県宮崎市港3-14、代表黒木政典氏、従業員96名)と、関係会社の宮崎船舶(有)(TDB企業コード:375011978、資本金300万円、同所、同代表)の2社は、11月20日、事業を新会社に譲渡したうえで解散し、特別清算を申請する方針であることを発表した。

 宮崎カーフェリー(株)は、2004年(平成16年)4月に経営難に陥った(株)マリンエキスプレス(宮崎市、登記面=東京都中央区、2005年12月に特別清算開始決定)から事業を継承する目的で設立。同年6月に宮崎港-大阪南港と、宮崎港-日向細島港-大阪・貝塚港を結ぶ2航路の営業を譲り受けて事業を開始し、2006年3月期には年収入高約60億5200万円を計上していた。

 しかし、(株)マリンエキスプレスから転籍した従業員の労働債務を引き継いだこともあり、当初から大幅な債務超過を余儀なくされていた。原油高を背景とする燃料費高騰のなか、2006年4月に貝塚航路から撤退する一方、燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)の導入などで立て直しを図っていたが、2009年には高速道路料金引き下げが実施されたこともあって2010年3月期の年収入高は約46億300万円にまでダウン。同期から5期連続で経常赤字を余儀なくされるなど、債務超過額が拡大していた。さらなるコストダウンを目的に2014年10月には大阪南港発着から神戸港発着に変更したが、東九州自動車道の整備進捗とともに貨物需要が大分港に流出するなど、収益改善の見通しが立ちにくくなるなか、関係会社も含めた債務償還のメドが立たないことから、メーンバンクとともに地域経済活性化支援機構(REVIC)に支援を申し込み、11月14日付で再生支援の決定を受けた。

 宮崎船舶(有)は、2003年(平成15年)8月に設立。(株)マリンエキスプレスが所有していた船舶4隻を譲り受け、(株)マリンエキスプレスおよび宮崎カーフェリー(株)に裸傭船として貸し渡していた。2006年に2隻を売却したものの、多額の債務超過に陥っていた。

 負債は2社合計で推定80億円。

 なお、現在もフェリーの運航は継続中。2社は今後、各々の事業を地元の自治体や企業、REVICなどが出資する新会社に分割譲渡のうえで解散し、金融機関からの債務免除を受けるために特別清算を申請する見通し。

434チバQ:2017/11/20(月) 22:56:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000012-asahi-bus_all
宮崎―神戸間のカーフェリー維持へ 官民出資で新会社
11/20(月) 7:55配信 朝日新聞デジタル
 宮崎カーフェリー(宮崎市、黒木政典社長)が運航する宮崎―神戸航路を維持するため、宮崎県の官民や政府系ファンドが出資して新会社をつくることが19日、わかった。関連会社とともに多額の負債を抱えており、従業員を新会社に移行して事業を続け、フェリーも新造するという。

 支援対象は宮崎カーフェリーと、黒木社長が株主で同社にフェリー2隻を貸す宮崎船舶(宮崎市)。東京商工リサーチによると、2017年3月の負債額は宮崎カーフェリーが約15億円、宮崎船舶は約73億円。水面下で政府系ファンド「地域経済活性化支援機構」(東京)に支援を求めていた。

 関係者によると、県や同機構、県内企業などが出資して新しい運営会社をつくり、地元の金融機関が融資することが計画の柱となる見通しだ。一方、宮崎カーフェリーなど現在の2社は事業を新会社に譲渡した後、清算される方向。

朝日新聞社

435チバQ:2017/11/27(月) 21:52:22
http://www.sankeibiz.jp/business/news/171127/bsd1711270500001-n1.htm
長距離フェリーの経営苦境 LCC台頭で旅客流出、燃油高騰も影落とす (1/2ページ)
2017.11.27 06:09
 都市部と地方を結ぶ長距離フェリー会社の苦境が目立っている。格安航空会社(LCC)の台頭で旅客が流出していることに加え、一時期の燃油価格高騰も影を落とし、深刻な経営難に陥るケースも。トラックの運転手不足で農畜産物の安定輸送に不可欠なことから、「地方経済の要」の航路存続をいかに図るかが新たな課題となっている。

 大量輸送の「生命線」

 「県が主体的に出資して再生を図るのは、われわれとしても初めて。ぜひ成功させたい」。こう意気込んだのは政府系ファンド、地域経済活性化支援機構の今井信義社長。20日に宮崎市で記者会見し、経営難のフェリー会社「宮崎カーフェリー」(宮崎市)が持つ神戸-宮崎の航路存続に向け、再生支援を表明した。

 足元では黒字を維持していたが、債務超過を解消できない状況だった。新会社に機構や宮崎県、地元銀行などが計11億5000万円を出資し信用力を高めて再生を図るのが柱で、河野俊嗣宮崎県知事のほか地元銀行幹部らも会見に同席し、一体で支援する姿勢を強調した。

 宮崎県はピーマンやマンゴー、牛肉など農畜産業が地元経済を支えている。この航路は大消費地へと一度に大量輸送する唯一の手段となっており、河野知事は「県が主導し宮崎経済の生命線を維持していく」と述べた。

 時間、料金…対抗困難

 鹿児島県を中心に長距離フェリーを運航する「マルエーフェリー」(同県奄美市)は10月、神戸から奄美群島を経由して沖縄を結ぶ旅客船を休止した。かつては帰省客でにぎわったが、近年のLCCの離島便の就航などで赤字基調となり、利用客の増加が見込めないためだ。

 マルエーの担当者は「船だと神戸から奄美まで片道1万5000円ほどで、30時間以上かかる。LCCの便なら最低数千円から利用が可能だ」と対抗は難しいと指摘する。

 県本土と離島間のみとなった旅客航路は「奄美大島などが世界自然遺産登録されれば、観光客増が見込める」として維持する。「島民の生活航路でもある。維持には安定経営が必要なので、好調な貨物重視へと早めに手を打った」と強調した。

 物資輸送で存在感

 長距離フェリーを運航する事業者らでつくる「日本長距離フェリー協会」の加盟会社では、現在全国で14航路が就航中で、うち北海道発着が6航路、九州発着が8航路。いずれも農畜産業が盛んな遠隔地から都市圏への物資輸送で存在感を発揮している。

 関係者は「トラックの人手不足はフェリー業界にとって追い風だ」と期待する。国が鉄道や船舶輸送への転換を促す「モーダルシフト」も背景に、トラック運転手の負担を軽減できるフェリーの人気が高まっている。

 ただ、燃料油に絡む国際的な規制強化が2020年1月に開始される。燃料コストが上昇する恐れがあり、フェリー業界関係者は「運賃が高額になれば利用が落ち込みかねず、経営への打撃は避けられない」と懸念する。燃費の良い新船への切り替えを進めながら、いかに利益を確保するかが課題となりそうだ。

436とはずがたり:2017/12/09(土) 15:20:51
<JR九州高速船>新型高速船の建造へ 豪造船会社と合意
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20171209k0000m020127000c.html
12月08日 21:06毎日新聞

 福岡市の博多港と韓国・釜山を結ぶJR九州高速船(福岡市)は8日、オーストラリアの造船会社オースタルと新型高速船の建造に向け合意したと発表した。来年1月ごろに契約締結し、設計に着手する。2020年夏をめどに就航させる計画。

 新型高速船は全長80メートル(総トン数2300トン)。現行の高速船「ビートル」の2・6倍に当たる約500席にする。デザインは、豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏。所要時間は、現行3時間5分から3時間40分程度を見込む。

 ビートルは水中翼船のため乗船中のシートベルト着用が義務付けられているが、新造船では不要。船内を回遊できるよう売店や免税店、展望デッキを設ける。また、これまで認められていなかった夜間の航行も可能となり、柔軟なダイヤ編成ができるという。同社は「時間を忘れ、快適で楽しい船旅ができる船を建造したい」としている。【石田宗久】

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439チバQ:2017/12/25(月) 10:35:36
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/business/nagasaki-105510724.html
九州商船 全便ストライキに突入 長崎ー五島列島 年末年始へ混乱必死 旅客船巡るストは全国でも異例
06:00長崎新聞

九州商船 全便ストライキに突入 長崎ー五島列島 年末年始へ混乱必死 旅客船巡るストは全国でも異例

長崎新聞

(長崎新聞)

 九州商船(長崎市、美根晴幸社長)の船員112人が加盟する全日本海員組合長崎支部(松本順一支部長)は25日、長崎、佐世保と五島列島を結ぶ全便・無期限のストライキに突入した。旅客船を巡るストは全国的に珍しい。年末年始の繁忙期に及べば、帰省客や物流に影響し混乱は必至だ。
 長崎県によると、五島列島発着便の輸送人員で九商のシェアは約6割に上る。このうち長崎―福江は独占状態だ。全便止まれば一日約2千人の足に影響し、物流も滞る。五島産業汽船(新上五島町)はストの間、長崎―福江3往復6便などを臨時運航するが、どこまでカバーできるか見通せない。
 組合は、九商がジェットフォイル整備員の採用形態を船員から陸上従業員に変えた「陸上化」に反発。撤回しない限りストに入る方針を示していた。一方、九商の美根社長は、陸上化は経費削減や船員不足への対応に必要として「撤回する考えはない」としていた。
 24日は、野口市太郎五島市長と江上悦生新上五島町長が九商と組合をそれぞれ訪ね、スト回避を要請していた。これを受け九商の担当役員が組合を訪れ交渉を求めたものの、最後まで折り合いは付かなかった。

440とはずがたり:2017/12/25(月) 13:04:46
今時珍しいスト決行。船員は不足するんだし一寸労働者側の言い分が弱い気がするんだけど。。。
>組合は、九商がジェットフォイル整備員の採用形態を船員から陸上従業員に変えた「陸上化」に反発。撤回しない限りストに入る方針を示していた。一方、九商の美根社長は、陸上化は経費削減や船員不足への対応に必要として「撤回する考えはない」としていた。

九州商船 全便ストライキに突入 長崎ー五島列島 年末年始へ混乱必至 旅客船巡るストは全国でも異例
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171225-00000001-nagasaki-l42
12/25(月) 7:56配信 長崎新聞

 九州商船(長崎市、美根晴幸社長)の船員112人が加盟する全日本海員組合長崎支部(松本順一支部長)は25日、長崎、佐世保と五島列島を結ぶ全便・無期限のストライキに突入した。旅客船を巡るストは全国的に珍しい。年末年始の繁忙期に及べば、帰省客や物流に影響し混乱は必至だ。
 長崎県によると、五島列島発着便の輸送人員で九商のシェアは約6割に上る。このうち長崎―福江は独占状態だ。全便止まれば一日約2千人の足に影響し、物流も滞る。五島産業汽船(新上五島町)はストの間、長崎―福江3往復6便などを臨時運航するが、どこまでカバーできるか見通せない。
 組合は、九商がジェットフォイル整備員の採用形態を船員から陸上従業員に変えた「陸上化」に反発。撤回しない限りストに入る方針を示していた。一方、九商の美根社長は、陸上化は経費削減や船員不足への対応に必要として「撤回する考えはない」としていた。
 24日は、野口市太郎五島市長と江上悦生新上五島町長が九商と組合をそれぞれ訪ね、スト回避を要請していた。これを受け九商の担当役員が組合を訪れ交渉を求めたものの、最後まで折り合いは付かなかった。

442荷主研究者:2018/01/02(火) 11:02:14
>>409
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171222_32001.html
2017年12月22日金曜日 河北新報
宮古-室蘭間カーフェリー就航まで半年 宮古、ポートセールスが課題

川崎近海汽船のカーフェリー「シルバークイーン」

 岩手県にとって初となる宮古-室蘭(北海道)間のカーフェリー就航まで、22日で半年となった。物流拡大に期待が高まる一方「室蘭に比べて宮古は盛り上がりに欠ける」との指摘も。航路定着には岩手側のポートセールスが急務だ。

 2018年6月22日に就航する宮古-室蘭航路の概要は表の通り。川崎近海汽船(東京)は「シルバークイーン」(7005トン)を投入する。

 フェリーは近年、通信販売の活況に比例して宅配便の貨物輸送が急増している。同社が運航する八戸-苫小牧(北海道)航路は、宅配便が積み荷の3〜4割を占めるという。

 さらに室蘭港からは食用牛や子牛の積み込みも想定しており、岩手県は宮古港ターミナルに牛用の水飲み場を整備する。

 着々と進む宮古港の受け入れ準備を視察した青山剛室蘭市長は「航路の維持には安定した物流の確保が大切。岩手県、宮古市の皆さんも働き掛けてほしい」と注文も忘れなかった。

 室蘭港は1990年代半ば、フェリー5航路を有していた。しかし、大都市の札幌により近い苫小牧港の台頭で、08年に全ての航路を失うという苦い経験がある。

 航路復活に向けて室蘭市は積極的にポートセールスを展開。企業訪問は毎年約100社に及ぶという。

 これに対し、宮古市の企業訪問は、ここ2年でわずか17社。宮古市議会の12月定例会では、議員が「室蘭との温度差」を指摘する場面もあった。

 室蘭市の田村仁港湾政策課長は「フェリーが毎日入港すると人と物の流れが変わり、燃料、リネン関係などの経済効果も期待できる。まだピンとこないだろうが、好影響はこれから実感できるはず」と助言する。

 宮古市は16年6月に地元商工団体などと「宮古港フェリー利用促進協議会」を設立。来年1月には盛岡市で、企業が集中立地する岩手県内陸部向けのセミナーを開く予定だ。

443荷主研究者:2018/01/02(火) 11:02:46
>>442
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171222_32035.html
2017年12月22日金曜日 河北新報
<宮古-室蘭カーフェリー>三陸沿岸道全線開通が鍵 時間短縮、運転手にも優しく

 宮古-室蘭間を結ぶカーフェリーは、三陸沿岸道の利便性に着目して就航が決まった。類似する他の航路との物流争奪戦にどう対抗するのか。運航する川崎近海汽船は、トラック運転手の「働き方改革」をアピールする。

 東北-北海道間のフェリーは現在、函館を発着する青森、大間航路と、苫小牧を発着する八戸、仙台、秋田航路の計5ルート。今回、川崎近海汽船が着目したのは、東日本大震災の復興道路に位置付けられて急ピッチで整備が進む三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)だった。

 三陸沿岸道が全線開通すれば、フェリーが発着する宮古と東北の物流拠点の仙台が3時間で結ばれる。東北道を経由するのに比べて冬季の積雪も少ない。

 川崎近海汽船によると、宮古-室蘭航路を利用した場合の仙台-札幌間の総所要時間は13時間50分、12メートルトラックの輸送コストは7万5790円になる。

 総所要時間で仙台、秋田航路に勝り、輸送コストで青函、仙台、秋田航路に勝るとの試算もある。

 一方、川崎近海汽船の赤沼宏社長が強調するのは、人手不足や過重労働が指摘されるトラック運転手への配慮だ。宮古ー室蘭航路なら、トラック運転手に義務付けられている「継続8時間の休息」を航行中(10時間)に無駄なく確保。赤沼社長は「労務管理上のメリットがあり、安全な運送にもつながる」と語る。

 岩手県港湾課の照井巧総括課長は「現在、仙台や八戸の航路を利用している企業にメリットを説明し、運送ルートの切り替えを働き掛けたい」と話す。

444チバQ:2018/01/31(水) 21:29:39
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO022892/20180119-OYTAT50004.html
弾丸フェリー(さんふらわあ)
2018年01月17日
時間もお得格安船の旅

 船体の大きな太陽がトレードマークのフェリー「さんふらわあ」で関西と九州を1万円で往復できる格安プラン「弾丸フェリー」が人気だ。九州新幹線や格安航空会社(LCC)など移動手段が多様化するなか、「お得感」を前面に出して若者らを取り込む。船内のサービス向上策も奏功し、乗船客数は上向きつつある。(井戸田崇志)

W杯からヒント 

 早朝の大阪・南港。接岸したさんふらわあから降りる乗客には、九州の若者が目立つ。足早に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市)を目指す人も多く、到着した日の夕方から夜に、再びフェリーで帰路につく。

「さんふらわあ」で接客を担当する末松宣雄さん(左)と東若奈さん(神戸市東灘区で)=里見研撮影
「さんふらわあ」で接客を担当する末松宣雄さん(左)と東若奈さん(神戸市東灘区で)=里見研撮影

 さんふらわあは神戸―大分、大阪―別府(大分県)、大阪―志布志(鹿児島県)の3航路を計6隻が往復し、出発は午後5〜7時台、到着は午前6〜9時台だ。関西から別府温泉を訪れたり、バイクを載せて九州ツーリングを楽しんだりする人も多い。

 「弾丸フェリー」を始めたのは2011年2月。鉄道より約4割安い運賃が魅力で、個室を使える「弾丸クルーズ」も含めた16年の利用者は、12年の2・8倍の4万9000人に上る。


 考案したのは、運営会社社長の井垣篤司(61)だ。08年に商船三井から前身のダイヤモンドフェリーに役員として出向した際、業績は低迷していた。航空機や鉄道に流れた乗客を取り戻そうと運賃を下げた結果、サービスが低下してさらに客足が遠のく「負の連鎖」に陥っていた。

 「このままではじり貧になる」。危機感を募らせた井垣がヒントにしたのは、サッカーのワールドカップ(W杯)観戦で旅行会社が企画して人気を集めた「弾丸ツアー」だった。税込み1万円の明快な価格設定も受け、じわりと利用客を増やしていく。接客責任者で事務長の末松宣雄(49)は「弾丸フェリーの販売開始からリピーターが増え、顔見知りになった人もいる」と話す。

 16年のさんふらわあ全体の乗客数は約54万人と前年並みだったが、4年前に比べると約1割増えた。熊本地震による乗客減を弾丸フェリーの人気が補い、「初めてフェリーを使うきっかけにもなっている」(井垣)。

サービス向上 

 「カジュアルクルーズ」と銘打った営業戦略も打ち出した。出港時にデッキから紙テープを投げたり、乗員がドラを鳴らしたり。資金に乏しいなかで豪華客船のような高級感は難しいが、船旅の「非日常感」を演出する。

 コンサルタントを雇い、接客マナーも向上させた。神戸―大分航路に乗務する東若奈(24)は、「絶対に不快な思いをさせず、『また乗りたい』と思ってもらう」ことを心がけている。

 乗客の応対係は以前の半分の8〜10人に減らし、受付や売店、船内の清掃もこなす。レストランも少ない調理員で対応できるバイキング形式に統一。瀬戸内のB級グルメなど多彩なメニューをそろえ、乗客アンケートでは食事を評価する声が増えた。

445チバQ:2018/01/31(水) 21:30:01
大型投資で勝負 

 足元の業績が回復するなか、18年は勝負の年になる。大阪―志布志間で新造船2隻を導入し、個室は94室と2割増やすほか、レストランや展望浴場も拡張する。建造費が1隻約100億円の思い切った大型投資だ。

 競合するLCCや高速バスは、速さや深夜出発の利便性を打ち出す。弾丸ツアーを足がかりに船旅ファンをどう増やし、対抗するか。知恵と工夫の挑戦が続く。(敬称略)

 

<弾丸フェリー> 到着した日のうちに帰港する船に乗れば、大人1人1万円(小学生は半額)で往復できる現地0泊・船内2泊の料金プラン。現地に滞在する日中の8〜12時間で観光などを楽しめる。自家用車やバイクを船に載せられる料金設定もある。弾丸フェリーは相部屋だが、上級プランの「弾丸クルーズ」は個室利用で、料金は1人1万7000円から。

 

平日の一般利用増やしたい 

井垣篤司社長 61

さんふらわあの井垣篤司社長
さんふらわあの井垣篤司社長
 フェリーを使った移動は、効率的かつ経済的だ。例えば、午前中に大分市内で用事がある場合、関西から行くなら通常は前泊する必要がある。フェリーなら早朝に着くのでホテル代が不要だ。宿泊代込みで相当お得と言える。

 車を運べるのも利点だ。さんふらわあの売上高のうち、トラックなど物流関連の利用が6割を占める。長距離ドライバーの過重労働が問題になっているが、フェリーなら長時間の運転を避けられるので、関連の客室は常に満室状態だ。

 残りの4割が観光客など一般利用で、比率は他社よりも高い。弾丸フェリーのほか、大阪―別府などの航路を片道ずつ利用する「舟遊しゅうゆうプラン」など独自商品の効果が出ている。

 フェリーは船内でゆっくり過ごせ、中高年や家族連れなど客層は幅広い。ただ、一般向けの客室の稼働率は平均約4割で、平日利用が少ない。新造船のPRなどで乗客を増やしたい。

 

<こんな会社> 運営会社「フェリーさんふらわあ」は、海運大手の商船三井が99%出資する子会社。1942年設立の関西汽船と68年設立のダイヤモンドフェリーが母体で、2009年に両社の持ち株会社「フェリーさんふらわあ」が発足。11年に傘下2社と合併し、現在の形態となった。本社は大分市で、神戸市東灘区に本部事務所がある。16年度の売上高は134億円。従業員は350人(17年9月現在)。

2018年01月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

446チバQ:2018/02/01(木) 17:33:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00010000-qbiz-bus_all
アジア初の「クルーズ定期便」も 博多―上海、就航へ覚書 訪日客の長期滞在に追い風
1/31(水) 17:11配信 qBiz 西日本新聞経済電子版
アジア初の「クルーズ定期便」も 博多―上海、就航へ覚書 訪日客の長期滞在に追い風
覚書を締結した福岡市の中村貴久港湾空港局長(左)と上海港(呉淞口国際クルーズ港)の顧絵権社長=31日午前、福岡市役所
 福岡市は31日、博多港と中国最大の上海港(呉淞口(ウーソンコウ)国際クルーズ港)を結ぶクルーズ船の定期航路開設を盛り込んだ覚書を、上海港側の運営会社と締結した。市によると、クルーズ船の定期便が就航すればアジア初。東アジアからの観光客取り込みが期待できるほか、日本の市民にとってもクルーズ船が利用しやすくなり、航空便と船を組み合わせた「フライ&クルーズ」など多彩な観光プランが可能になりそうだ。

 市港湾空港局によると、定期便はクルーズ先進地域のカリブ海や地中海で運航しているが、日本を訪れるクルーズ船は需要にばらつきがあるため、不定期周遊に限られてきたという。覚書には「定期船クルーズ航路の実現などを通じて、クルーズ客の満足度向上やクルーズ船社の利便性向上に相互に協力」と記載。上海港の運営会社は大手船会社に強い影響力を持っており、市とともに働き掛けることで、定期航路就航の可能性が高まる。

 観光立国を目指す政府は2015年から船舶観光上陸許可制度の運用を開始。指定したクルーズ船で来日する観光客について、査証(ビザ)の取得や顔写真の撮影を不要とした。この制度では寄港後、外国人観光客は再び同じ船に乗り、出発港に戻らねばならない。不定期周遊のクルーズの多くは制度の利用を前提に旅程を組んでおり、博多港でも観光客の滞在は大半が半日程度で、他地域に消費が広がらないことなどが課題となっている。

 定期航路が実現すれば、クルーズ船で来日した外国人観光客の長期滞在が可能になり、買い物だけでなく文化体験型の滞在が容易になる。同時に、博多港から上海に向かうクルーズ船の就航で、日本からの旅行の選択肢も増える。博多-上海間は約千キロ。博多港からは夕方に出発し、片道2泊3日程度の旅が想定される。使用する船体の規模や寄港地、料金、就航時期などは、船社と今後協議する。出入国の手続き方法などについても市は法務省に助言を仰ぐという。

 上海港はクルーズ船の寄港数509回(16年)で、アジア有数の拠点港として知られる。博多港の17年のクルーズ船寄港数は3年続けて国内トップとなる326回で、上海港発着が約6割を占めているという。

 上海港側が昨年7月、福岡市に定期航路の開設などを提案。覚書を踏まえた取り組みとして多彩な観光プランに向けた船社への共同提案▽両港の岸壁予約の状況を船社がリアルタイムに把握できるシステムの構築-も確認した。両港は昨年9月、コンテナ貨物をウェブで管理するITシステムを導入。人の流れと物流の両面で連携を深めている。

 この日の締結式で上海港の運営会社の顧絵権社長は「定期航路の開設で両港の協力は新たな段階に入る。アジアのクルーズ市場の発展に尽力したい」と話した。

西日本新聞社

447チバQ:2018/03/20(火) 15:49:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000082-mai-soci
<海難事故>立ち往生フェリーが出発地の大阪南港に戻る
3/19(月) 20:55配信 毎日新聞
 兵庫県明石市沖で18日夜、名門大洋フェリー(大阪市)のフェリーがブイに接触した事故で、フェリーは現場で約19時間立ち往生した後、19日午後3時ごろ自力航行を始め、同6時ごろ、出発地の大阪南港(同)に戻った。乗客・乗員計約500人にけがはなかった。国の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人が現地入りし、原因の調査を始めた。

 神戸海上保安部によると、新門司港(北九州市)行き「フェリーふくおか2」(9774トン、積載車両130台)が、急病人を姫路海保の巡視艇に移すために停泊中の18日午後7時35分ごろ、鋼鉄製のブイ(全長約10・6メートル)に船尾付近が接触。二つあるスクリューのうち右舷側にブイのチェーンが絡みついた。19日にダイバーがチェーンをはずし、左舷側のスクリューだけで大阪南港に戻った。事故当時、海上は毎秒8メートルの風が吹いており、いかりを下ろさなかったためにフェリーが動いたとみられる。神戸海保は船長の判断に問題がなかったか、慎重に調べる。

 フェリーの乗客は疲労の色を濃くしたまま目的地へ急いだ。卒業旅行で九州に向かう途中だった大阪府松原市の大学生、田中優也さん(22)は「出発から25時間かけて元の港に戻るとは。新幹線で博多を目指します」。山口県宇部市の会社員、山田竜也さん(47)はブイのチェーンがスクリューに絡みつくのを目撃したといい「『危ない』という声が聞こえた後にブイが船尾に吸い込まれた。ガガガと異音がした」と証言した。名門大洋フェリーの山本哲也常務執行役員は「あってはならないことでご迷惑をおかけした」と陳謝。船体は20日午前、広島県尾道市に移して修理するという。【米山淳、藤河匠】

448チバQ:2018/03/22(木) 02:41:23
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201803/0011067265.shtml
2018/3/14 14:01神戸新聞NEXT

「海の高速道路」カーフェリー盛況 背景に働き方改革
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大分行きフェリー乗り場。大型トラックに加え、貨物部分のみの利用も多い=神戸市東灘区向洋町東3
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大分行きフェリー乗り場。大型トラックに加え、貨物部分のみの利用も多い=神戸市東灘区向洋町東3
 神戸港など関西と九州を結ぶカーフェリーの利用が好調だ。乗り場にはトラックの行列ができ、運転手用の船室は満員状態。背景には人手不足に悩む陸運業界の働き方改革があり、運転手が休息できるフェリー利用が重宝されているとみられる。「海の高速道路利用」の広がりに、フェリー各社も新造船を投入するなど需要取り込みに力を注ぐ。(段 貴則)

 神戸・六甲アイランド、大分行き「フェリーさんふらわあ」の乗り場は平日夕方近くになると、乗船待ちの大型トラックであふれ始める。奈良から大分へ向かう運転手の男性(45)は「休息できるし、交通事故も防げるから、会社もフェリーを使うよう指示している」。軽油やガソリンの値上がりで「フェリーを利用してもコストがあまり変わらなくなった」と話す。

 フェリーさんふらわあ(神戸市)によると、トラックなど物流関連の利用が約65%を占め、関連の客室は常に満室状態という。そのため、大型トラック(13メートル換算)の積載台数を16%増やしたフェリー2隻を新造。今年、大阪-鹿児島航路での運航を始める。井垣篤司社長は「需要は年々高まっており、もっと積載台数を増やしてもいいぐらい」と打ち明ける。

 神戸と宮崎を結ぶ宮崎カーフェリー(宮崎市)も、2022年をめどに新造船2隻を就航させたい考え。神戸に向かう便は、農産物を積んだトラックで満車となる日も多く、宮崎から関西を経由して北陸や中部、関東などへ配送するための利用が目立つ。新造船は積載数を130台(12メートル換算)から160台に増やす。

 フェリー利用増の背景には、陸運業界の深刻な人手不足と運転手の労働環境改善がある。長距離トラックでは本来、交代要員が必要となるが、陸上輸送とフェリー利用を組み合わせれば運転手は乗船中に休息できる。

 宮崎カーフェリーは「運転手の労働法令順守など働き方改革にもつながり、浴室など設備が充実しているフェリー利用が見直されている」と分析する。

 不振が続く造船業界にとっても追い風だ。三菱重工業から1月に分社した三菱造船は、20年度をめどに、長崎造船所(長崎市)での大型フェリー建造を再開する方針で、既存の下関造船所(山口県)と2拠点になる。欧州での需要も見込め、中国・韓国勢との価格競争に陥りにくいといい「フェリーの更新需要は堅調で大型化して輸送能力を上げる動きもある。受注につなげたい」としている。

449チバQ:2018/04/16(月) 21:27:10
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180412_23004.html
<三セク>むつ湾フェリー正念場 料金引き上げで収支改善を目指す

料金を引き上げる新シーズンに向けてボードが差し替えられた=青森県外ケ浜町蟹田の会社事務所
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蟹田港に係留されているフェリー
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 青森県外ケ浜町の蟹田港とむつ市の脇野沢港を結ぶカーフェリーを運航する県の第三セクター「むつ湾フェリー」の経営が正念場を迎えている。慢性的な赤字体質の同社に公金で支援することを、むつ市が拒否。料金の引き上げなどで収支改善を目指すが、有効な打開策を見いだせていないのが現状だ。(報道部・横川琴実)

<経営評価「最低」>
 「本年度は料金引き上げのほかに、大型連休中の増便や、外国人観光客の取り込みなどで利用者増を目指す。黒字化につなげたい」
 むつ湾フェリーの担当者の言葉通り、蟹田港近くの会社事務所では21日の今季の運航開始に向けての準備が急ピッチで進んでいた。料金改定に伴うボードの張り替えに加え、パンフレットも新調した。社員らは得意先へのあいさつを兼ねた営業の電話に忙しい。
 同社は今シーズンから大人の乗客の運賃を1470円から1770円に引き上げるなど、収支改善へ向けた計画を策定中だ。県交通政策課の担当者は「本年度は5年に1度の船舶検査の支払いもあるが、見通しは立っている」と強気な姿勢を見せる。
 公社などの経営状況を評価する県公社等評価委員会は昨年12月、むつ湾フェリーを4年連続で最低のD評価にした。債務超過が懸念され、財務体質の改善は「待ったなし」の状態だ。
 同社の赤字体質は2006年度に始まり、11〜15年度は5期連続の赤字だった。利用者の9割を占める観光客の減少が響いている。
 東日本大震災があった11年度の利用客は前年度の半分の2万2590人に激減した。12年度以降は2万9000〜3万8000人台で推移するが、震災前の水準には遠く及ばない。定員240人の船で、16年度の1便当たりの平均利用者数はわずか38人だった。

<むつ市 支援拒否>
 出資自治体であるむつ市の16年度からの決定が、追い打ちをかける。累積赤字約7570万円の解消策に税金を投入することを同市が拒否。補填(ほてん)額は、県と外ケ浜町が負担した約4700万円にとどまった。
 県は公金投入の理由の一つに、下北半島で原子力災害が起きた際の避難航路確保を挙げる。しかし、避難者を抱えることになる当事者のむつ市には、この説明が詭弁(きべん)としか映らない。
 宮下宗一郎市長は言い切る。「フェリーの輸送人員は約200人。あるに越したことはないが、むつ市に基地のある海上自衛隊の護衛艦なら数千人規模で運べる上、現実的」。さらに「公的資金を注入しても存続させる価値があるという、将来を見越した具体策が示されない」と手厳しい。
 同社や県などは、弘前市を出発しむつ市の薬研渓流などを巡るモニターツアーや、陸奥湾に生息するイルカを観光資源にしたキャンペーン企画を実施するなど利用増を目指すが、効果は芳しくない。17年度の利用者は前年度の9割だった。
 県公社等評価委員会委員長の井上隆青森大教授(経済政策論)は「利用者の9割は観光客。津軽半島と下北半島の観光振興を県全体で考えなければならない」と指摘する。

[むつ湾フェリー]青森県27.24%、弘南バス(弘前市)33.69%、外ケ浜町10.52%、むつ市8.15%を出資する第三セクター。資本金1億円。1967年下北観光汽船として設立。79年に蟹田-脇野沢航路を開設した。2006年に離島航路を別の第三セクター「シィライン」(青森市)に分割し、現在の形になった。


関連ページ:青森社会
2018年04月12日木曜日

450とはずがたり:2018/04/17(火) 12:26:55

アジア初の「クルーズ定期便」も 博多―上海、就航へ覚書 訪日客の長期滞在に追い風
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00010000-qbiz-bus_all
1/31(水) 17:11配信 qBiz 西日本新聞経済電子版

 福岡市は31日、博多港と中国最大の上海港(呉淞口(ウーソンコウ)国際クルーズ港)を結ぶクルーズ船の定期航路開設を盛り込んだ覚書を、上海港側の運営会社と締結した。市によると、クルーズ船の定期便が就航すればアジア初。東アジアからの観光客取り込みが期待できるほか、日本の市民にとってもクルーズ船が利用しやすくなり、航空便と船を組み合わせた「フライ&クルーズ」など多彩な観光プランが可能になりそうだ。

 市港湾空港局によると、定期便はクルーズ先進地域のカリブ海や地中海で運航しているが、日本を訪れるクルーズ船は需要にばらつきがあるため、不定期周遊に限られてきたという。覚書には「定期船クルーズ航路の実現などを通じて、クルーズ客の満足度向上やクルーズ船社の利便性向上に相互に協力」と記載。上海港の運営会社は大手船会社に強い影響力を持っており、市とともに働き掛けることで、定期航路就航の可能性が高まる。

 観光立国を目指す政府は2015年から船舶観光上陸許可制度の運用を開始。指定したクルーズ船で来日する観光客について、査証(ビザ)の取得や顔写真の撮影を不要とした。この制度では寄港後、外国人観光客は再び同じ船に乗り、出発港に戻らねばならない。不定期周遊のクルーズの多くは制度の利用を前提に旅程を組んでおり、博多港でも観光客の滞在は大半が半日程度で、他地域に消費が広がらないことなどが課題となっている。

 定期航路が実現すれば、クルーズ船で来日した外国人観光客の長期滞在が可能になり、買い物だけでなく文化体験型の滞在が容易になる。同時に、博多港から上海に向かうクルーズ船の就航で、日本からの旅行の選択肢も増える。博多-上海間は約千キロ。博多港からは夕方に出発し、片道2泊3日程度の旅が想定される。使用する船体の規模や寄港地、料金、就航時期などは、船社と今後協議する。出入国の手続き方法などについても市は法務省に助言を仰ぐという。

 上海港はクルーズ船の寄港数509回(16年)で、アジア有数の拠点港として知られる。博多港の17年のクルーズ船寄港数は3年続けて国内トップとなる326回で、上海港発着が約6割を占めているという。

 上海港側が昨年7月、福岡市に定期航路の開設などを提案。覚書を踏まえた取り組みとして多彩な観光プランに向けた船社への共同提案▽両港の岸壁予約の状況を船社がリアルタイムに把握できるシステムの構築-も確認した。両港は昨年9月、コンテナ貨物をウェブで管理するITシステムを導入。人の流れと物流の両面で連携を深めている。

 この日の締結式で上海港の運営会社の顧絵権社長は「定期航路の開設で両港の協力は新たな段階に入る。アジアのクルーズ市場の発展に尽力したい」と話した。

西日本新聞社

451とはずがたり:2018/04/17(火) 12:35:58
>>449
運行経路青森〜脇ノ沢とかにした方がいいんちゃうか。

時刻表
http://www.mutsuwan-ferry.jp/jikoku.html

成30年 通常期間
4月21日〜5月2日、5月6日〜8月10日、8月18日〜11月5日
脇野沢行き 蟹田発 脇野沢着
1便 9:20 10:20
3便 14:00 15:00
蟹田行き 脇野沢発 蟹田着
2便 10:50 11:50
4便 15:30 16:30
平成30年 特別期間
5月3日〜5月5日、8月11日〜8月17日
脇野沢行き 蟹田発 脇野沢着
1便 7:50 8:50
3便 10:50 11:50
5便 15:30 16:30
蟹田行き 脇野沢発 蟹田着
2便 9:20 10:20
4便 13:30 14:30
6便 17:00 18:00

大間崎─2:15─脇ノ沢─3:15─青森─0:50─蟹田

大間崎─3:20─青森

大間からフェリー経由でも青森まで時間短縮にはならんのか〜。。

移動の目安
http://www.mutsuwan-ferry.jp/img/Map_Car_Time_MF150629.png

452チバQ:2018/05/27(日) 22:44:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180526-00010001-kantele-bus_all
会社存続の危機から人気再燃! フェリー復活のカギは「採算度外視」激安弾丸ツアー
5/26(土) 15:50配信 関西テレビ
会社存続の危機から人気再燃! フェリー復活のカギは「採算度外視」激安弾丸ツアー
夢の船旅はもう手が届くところまで...
大阪の南港に新しく登場した大型カーフェリー「さんふらわあ さつま」。建造費は、何と約100億円です!

5月15日から就航。大阪と鹿児島の志布志を結び、1万円から利用できます。実は今、続々と新しいフェリーが誕生しているんです。

乗客の女性:
「やっぱりこれが一番だなと思って」

乗客の男性:
「自分の車で気楽に行けるので、初めてですけどいいなと思います」

≪社長が驚いた!フェリー人気復活≫

“豪華客船ではなくとも、クルーズ気分が楽しめる”をコンセプトに誕生した「さんふらわあ さつま」

就航前に、フェリーさんふらわあ・井垣篤司社長の案内で船内をのぞかせてもらいました。

まず向かったのは、約23平米あるスイートルーム。2ベッドのバルコニー付きで1室片道4万2800円から利用できます。

一方、“雑魚寝”のイメージがあるフェリーの定番・大部屋に行ってみると、1人分のスペースごとにカーテンで仕切れる工夫が!ふかふかのマットレスもあり、往復で1万円から。

また、ペットと過ごせる専用個室も片道4万8400円から利用でき、潮風を感じながら犬の散歩ができる「屋外ドッグラン」まであるんです。

井垣社長:
「前年同期比で相当な予約になっていて、私がびっくりするくらいの伸びになっています」

453名無しさん:2018/05/27(日) 22:44:33

≪フェリー“冬の時代”からの脱却戦略≫

しかし、ここまでの道のりは、順風満帆ではありませんでした。

1972年に誕生した「さんふらわあ」。それまでの国内フェリーとは一線を画す豪華な造りで、新婚旅行に使われるなど、一世を風靡しました。

しかし、高速道路や橋など交通網が発展し、利用は低迷。追い打ちをかけるように、燃料が高騰し、2009年から高速道路の割引や、無料化の試験導入が始まるなど、フェリーは「冬の時代」に突入したのです。

井垣社長:
「会社が存続するかどうかというところで…。コストは上がるわ、需要は減っちゃうわという環境になりましたので、自らの改革をやっていこうと決意を新たにしたわけです」

そこで打ち出した戦略が『船に泊まろう!』

井垣社長:
「『船に泊まろう』というお客さん目線で打ち出していくと、もしかしたら生き残れるかもしれないと思いました」

フェリーは、単なる移動手段ではなく「宿泊施設」でもあることを大々的にアピール。他の交通機関と差別化することで、新たな顧客の囲い込みに乗り出したのです。

≪大人気!0泊3日の『弾丸フェリー』≫

フェリーになじみがない人に、まずは体験してもらおうと、7年前に発売したのが…。

乗客の男性:「弾丸ツアーです」
別の乗客の男性:「弾丸フェリー!」

通常よりも4割ほど安い、わずか1万円で、九州と関西を往復できる「弾丸フェリー」という商品。

現地には宿泊しない、いわゆる「0泊3日」で、行きも帰りも“船に泊まってもらう”というものです。

Q.飛行機や新幹線と比べてどこがいいですか?

乗客の男性:
「ゆっくりしている間に移動できて、寝ている間に着くじゃないですか」

乗客の女性:
「(大阪のホテルは)全然空室がなくて駄目だと思って…。(ホテルを探さなくていいのは)大きい魅力だと思います。また夏休みぐらいに使うかもしれないですね(笑)」

別の乗客の男性:
「安かったから。往復で1万円って、しかも(船内に)泊まれるっていいですよね」

食事は追加料金が必要ですが、和・洋・中、そして九州の特産品など豊富なメニューのブッフェが楽しめます。

また、車と一緒にフェリーに乗った人に多かったのが、こんな意見…。

乗客の男性:
「飲めるでしょ。これが目的なんですよ。運転してると飲めないからね、結構飲んでまんねん(笑)」

≪黒字にならないツアーで好循環生む≫

「弾丸フェリー」の利用者は、2011年の発売以降、右肩上がり。去年は、5万人以上が利用しました。でも、往復1万円からで果たして採算が取れるのでしょうか?

井垣社長:
「一回あたりの運賃は1万円かもしれないですが、その人が『弾丸フェリー』をきっかけに、2回乗ったら2万円だし、普通のプランに乗ったら何万円となるので、一回で1万円という発想よりも、そのあと生涯でどれだけ『さんふらわあ』を利用していただけるかという発想になっています」

実は、採算は度外視しているという「0泊3日」ツアー。

しかし「“弾丸”をきっかけにフェリーの魅力がわかった」というリピーターは多く、この10年間で、フェリーの利用者が約3割増える好循環が生まれているのです。

井垣社長:
「新造船を造れるようになるなんて、(経営不振だった)10年前は全く考えなかったです。初めて経験されたカジュアルクルーズで、船上でワクワク・ドキドキした船旅を経験しませんか、ということで我々は売っていきたいです」

(関西テレビ5月22日放送『報道ランナー』内「なるほど!ちまたのケーザイ学」より)

454チバQ:2018/06/11(月) 23:12:55
http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/494235.html
駿河湾フェリー撤退へ 清水―土肥、2019年3月末
(2018/5/25 12:25)
出港する駿河湾フェリー=25日午前10時45分ごろ、清水港
出港する駿河湾フェリー=25日午前10時45分ごろ、清水港
駿河湾フェリーの航路
駿河湾フェリーの航路
 エスパルスドリームフェリー(静岡市清水区)は25日午前、同区の清水港と伊豆市の土肥港を結んでいる駿河湾フェリーの事業から2019年3月末で撤退すると発表した。燃料費や維持管理費などの多大なコストを賄うだけの売り上げの確保が難しく、05年8月期から事業赤字が続いていた。
 清水港での遊覧船、水上バス、運航受託の各事業は継続するという。
 駿河湾フェリーは02年に航路を田子の浦・土肥両港間から現状に変更して以来、16年間運航している。17年8月期は年間17万3千人、乗用車2万9300台、バス2500台を輸送し、伊豆と静岡をつなぐ周遊観光ルートの役割を担ってきた。
 ただ、道路整備の進展などが逆風となり、今後さらなる燃料費上昇も予想されるため、事業撤退の判断に至ったという。
 同社の鈴木洋一社長は「本航路が伊豆と静岡の観光に重要であることは十分認識し、地域の期待に応えられず大変申し訳ないが、民間企業として事業継続は困難と判断した」と説明した。

455チバQ:2018/06/11(月) 23:13:29
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180602/mca1806020721015-n1.htm
駿河湾フェリー撤退表明1週間 地元困惑「何とか継続を」 静岡 (1/2ページ)
2018.6.2 07:21
 エスパルスドリームフェリーが清水港(静岡市清水区)と土肥港(静岡県伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーからの事業撤退を表明してから1日で1週間。平成31年春からのデスティネーションキャンペーン(DC)や2020年東京五輪・パラリンピックを控えるほか、伊豆と県中部を結ぶ貴重な航路で定期利用者も少なくなく、観光関係者や利用者からは戸惑いと継続を希望する声が日を追って高まっている。(吉沢智美)

 「フェリーがなくなるのはすごく困る。便を減らしてでも存続してほしい」

 土肥に向け、乗船前にこう話すのは、月に2回ほど菊川市と松崎町を行き来する自営業の塚本祥博さん(69)。車で行き来することもあるものの、「フェリーの方が楽。高齢のため車が運転できなくなったときはどうしよう」と突然の事業撤退に困惑していた。他にも利用者からは「寂しい」、「実家に帰るのに利用している人もいるのに」との声があふれた。

 ◆「期待に背きおわび」

 駿河湾フェリーは14年に清水港-土肥港の航路で運航を始めたが、17年8月期以降は燃料費やドックなどの維持費がかさみ赤字を継続。県道223号の認定や富士山の世界文化遺産登録が追い風となり26年8月期は年間22万8千人の乗客を集めたが、伊豆縦貫道の整備や貸し切りバスの利用者が増大したことが逆風に。29年8月期は輸送人員が17万3千人、事業損益は1億円近くの赤字となった。「この航路が地域の観光に必要不可欠なものだということは痛いほど分かっている。期待に背いてしまいおわびしたい」と同社の鈴木洋一社長は無念さをにじませた。

 同フェリーは駿河湾から富士山を眺める風景が最大の売り。清水港から土肥港までは車で約2時間かかるが、フェリーであれば70分ほど景色を眺めながらのんびり移動できる。ただ、料金は車の場合は東名高速道路と伊豆縦貫道で1740円ほどなのに対し、フェリーの通常の自動車航送運賃は4850円からと割高だ。静岡経済研究所の川島康明主席研究員は「節約志向のために移動に使えるコストがシビアになり、船に乗る優位性が薄れてきた」と分析する。

 ◆観光への影響懸念

 伊豆半島は今年「世界ジオパーク」に認定され、東京五輪自転車競技会場の伊豆ベロドロームもあるため、事業撤退の表明に対して観光への影響を懸念する声が続々と上がっている。

 伊豆市観光協会土肥支部の後藤一之支部長は「五輪に向けて盛り上がってきて観光客も増えると思っていたところなのに撤退してしまうのは一番の痛手。何とか継続してもらいたい」と吐露。するが企画観光局(静岡市葵区)の岩崎昌登企画営業部長も「伊豆や浜松と比べて中部は観光が弱い。これまではフェリーを使って中部に立ち寄ってもらっていたが、手段がなくなってしまうと観光への影響は大きい」と懸念を示した。

 こうした声を受け、川勝平太知事は「駿河湾の観光活性化のため、県として議会や関係市町などと相談し、事業を継続する方向で検討したい」と関係者と協議する考えを示している。

                   ◇

【用語解説】駿河湾フェリー

 清水港と土肥港の海上30キロを結ぶ定期船。当初は西伊豆フェリーとして、富士市の田子の浦港と土肥港を結んでいたが平成14年に航路を変更し、清水港と土肥港を結ぶ航路となった。当初は駿河湾カーフェリーが運航していたが、15年にエスパルスドリームフェリーが引き継いだ。平成25年に航路が県初の海上県道「県道223号清水港土肥線」に認定されている。

457とはずがたり:2018/06/15(金) 08:45:02
新造船「さんふらわあ ふらの」就航 大洗〜苫小牧を1時間以上短縮 商船三井フェリー(写真59枚)
https://trafficnews.jp/post/70417
2017.05.13 乗りものニュース編集部

458とはずがたり:2018/06/18(月) 00:00:18
長距離フェリーに追い風=「陸運」の働き方改革受け
https://excite.co.jp/News/economy_g/20180616/Jiji_20180616X350.html
時事通信社 2018年6月16日 14時58分

 苦境にあえいできた長距離フェリーが復調している。トラック運転手らの「働き方改革」を追い風に、収益の柱である貨物需要が増加。訪日外国人旅行者(インバウンド)ら個人客にも「船旅」として新たな魅力が広まりつつある。フェリー各社は商機を逃すまいと、船の大型化やイベントの充実に取り組んでいる。

 日本長距離フェリー協会によると、片道300キロ以上の長距離フェリーは現在加盟8社が14航路で運航している。高速道路網の整備や原油価格高騰のあおりを受け、市場は縮小してきたが、運転手不足や長時間労働解消に向けた運送業界の「働き方改革」を背景に、陸送から鉄道・船舶輸送への切り替えが進んでいる。

 「予約を断ることも多い」。名門大洋フェリー(大阪市)の担当者は話す。同社は大阪と新門司(北九州市)間を1日2便運航するが、船の老朽化と貨物の増加に対応するため、2015年に2隻を大型船に更新。トラックの積載可能台数を3割近く増やし、運転手向けに60席の完全個室も新設した。大阪から北九州までの時間は高速道路を利用した場合の陸送に比べ2倍ほどかかるが、貨物乗船率は現在ほぼ9割に達している。

 大阪―志布志(鹿児島県)航路などを手がけるフェリーさんふらわあ(大分市)も今年5月に1隻を大型化した。トラック運転手向け設備に加え、船内イベントや食事メニューも拡充し、「交通手段としてだけでなく船旅自体を楽しんでほしい」(担当者)と、個人客にもアピール。来年のラグビーワールドカップや大阪府・市が誘致を目指す国際博覧会(万博)を念頭に、インバウンドの取り込みにも力を入れる。

 ただし展望が開けているわけではない。新造船には巨額の費用がかかる上、乗組員の人手不足も深刻化。さらに、船舶燃料の環境規制が強化される「2020年問題」が間近に迫り、「運賃を上げれば客離れになりかねない」(業界関係者)との懸念も強い。待ち受ける「荒波」をどう乗り越えるのか、再びかじ取りが試されることになりそうだ。

459チバQ:2018/06/18(月) 15:30:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180614-00000017-khks-bus_all
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(上)悲願 港湾復興期待の象徴
6/14(木) 15:16配信 河北新報
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(上)悲願 港湾復興期待の象徴
岩手県初の定期フェリーとなるシルバークイーン(川崎近海汽船提供)
 宮古-室蘭(北海道)を結ぶ定期カーフェリーが22日就航する。岩手県にとっては初となる定期航路の開設だ。観光や物流に大きな変化をもたらし、東日本大震災からの復興を強く後押しすると期待される。出航間近、関係者の希望を乗せたフェリーの針路を探る。

【表】宮古-室蘭航路の概要。定員は600人

(宮古支局・佐々木貴)

<県が利用戦略>

 宮古港(岩手県宮古市)に1日、フェリーターミナルが完成した。ターミナルには運航会社の川崎近海汽船(東京)と市港湾振興課が同居。カーフェリー「シルバークイーン」=?=就航に向け、準備に余念がない。

 震災復興を急ぐ市にとって、2016年のフェリー就航決定は最上級の朗報だった。「宮古ではなく、岩手の港という意識で利用してほしい」と、山本正徳市長も高揚感を隠さない。

 震災を受けて岩手県は12年、県内の重要4港湾が役割を分担する利用促進戦略を策定した。背後に観光資源が豊富な宮古港は、フェリー誘致に照準を絞った。

<「30年来の夢」>

 「30年来の夢がかなった」。1997年から宮古市長を3期務めた熊坂義裕さん(66)もまた、第1便の出発を心待ちにする一人だ。

 市民団体の代表として88年から宮古-釧路(北海道)フェリーの誘致活動を展開。市長在任中も一貫して「人口減少が進む中、宮古の発展には港湾活用が欠かせない。フェリーはその象徴」と力説してきた。

 市民の間にも期待感が高まっている。和食店「海舟」はフェリー利用客向けにサケ、ホタテなど地元の海産物を使った弁当を販売する。若おかみの山根千春さん(37)は「歓迎ムードを高めたい」と腕をまくる。

 海を隔ててパートナーとなる室蘭市も事情は同じだ。最盛期に5航路あった定期フェリーは、2008年の青森航路廃止で全て消滅。今回は室蘭港のフェリーターミナルを8億5000万円かけて改修した。

 市総務課都市交流担当の本野泰伸主幹は「宮古と300キロ以上離れていても、気持ちは近づいている」と北東交流圏の形成に意欲を示す。

<十字路の役割>

 陸路でも宮古市は、重要な転換期にある。

 三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)と宮古盛岡横断道(100キロ)は、復興支援道路に位置付けられて急ピッチで整備が進む。19年3月には県などが出資する第三セクター三陸鉄道にJR山田線の宮古-釜石間が移管される。

 県沿岸中央部で陸路の「丁字路」に位置する宮古市は、これに海路が加わることで「十字路交差点」の役割を果たすことになる。

 「室蘭だけでなく、その輪を県全体に広げる取り組みを進める。宮古は今、動きだしている」。悲願成就に山本市長の言葉が一層高揚感を帯びてきた。

[シルバークイーン] 7005トン。トラック69台、乗用車20台を積載し、旅客定員は600人。宮古発は関東圏からの宅配便や冷凍食品、室蘭発は食用牛や生鮮野菜の輸送を見込む。宮古-室蘭間326キロを1日1往復し、所要時間は10時間。

460チバQ:2018/06/18(月) 15:31:03
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180615_32037.html
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(中)観光 新ルート創出へ連携

三陸を代表する景勝地の浄土ケ浜。フェリー効果による観光客増加が期待される
拡大写真
<震災遺構見学>
 紺碧(こんぺき)の海と白い岩肌が以前と変わらず輝く。宮古市の名勝「浄土ケ浜」を訪れた観光客は、東日本大震災のあった2011年こそ13万9867人に減少したが、徐々に回復。13年以降は60万〜70万人と震災前水準に戻った。
 ただ、周辺一帯は苦戦が続いている。岩手県観光統計概要によると、沿岸エリアの16年の入り込み客は387万5932人で、震災前の7割にとどまる。
 22日に就航する宮古-室蘭(北海道)フェリーの効果に「期待したい」(宮古市観光課)との声は少なくない。
 既に効果の一端が表れ始めている。5月には室蘭市の中学校が修学旅行で宮古市の震災遺構「たろう観光ホテル」などを訪れた。
 遺構の見学者は年間2万人前後で推移。防災ガイドの元田久美子さん(60)は「感性豊かな世代にもっとこの場を見てほしい」と願う。
 県など出資の第三セクター三陸鉄道(宮古市)は道内からの修学旅行生を対象にした「震災教育列車」の運行を検討する。

<関心に温度差>
 県内を訪れる旅行客が集中する盛岡市や花巻市、平泉町など内陸部。フェリー就航への関心に温度差がうかがえる。
 一関市、平泉町周辺の観光振興法人「世界遺産平泉・一関DMO」の松本数馬代表理事は「沿岸の観光振興は内陸との接点こそが重要。フェリー効果は未知数だ」と慎重に構える。
 だが、交通アクセスが難点の沿岸部に自前の玄関口ができるのは確か。岩手県北バス(盛岡市)の鈴木拓副社長は「新たな観光ルートが創出される」と期待する。
 北海道の高速バスや三陸鉄道と共同で企画乗車券を販売するほか、往路は新幹線、復路はフェリーという北海道旅行プランも企画。知恵を絞って交流人口拡大を目指す。

<道内から誘客>
 室蘭市は、年間の観光客1700万人という国内有数の観光地を抱える胆振(いぶり)地域に位置する。相互交流により、道内で増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)を東北に呼び込む契機にもなり得る。
 19年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の会場となる釜石市もフェリーに注目する。大会では9月22日に札幌市、同25日に釜石市で試合が予定され、道内から大勢の観戦客の「転戦」を見込む。
 観光振興や地域づくりに詳しい東北地域環境研究室の志賀秀一代表は「船という乗り物によって新しいつながりができる。連携をキーワードに長所を磨き込み、いかにしてアピールするかが大切だ」と助言する。

[胆振地域]室蘭市など4市7町で構成。登別温泉や洞爺湖温泉、洞爺湖有珠山ジオパークなど豊富な観光資源を有する。幕末には北海道沿岸の警備で盛岡藩士が室蘭周辺に派遣されるなど、歴史的にも岩手県とのつながりが深い。


関連ページ:岩手経済
2018年06月15日金曜日

461チバQ:2018/06/18(月) 15:31:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00000019-khks-soci
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(下)物流 高速道路 活用後押し
6/16(土) 20:00配信 河北新報
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(下)物流 高速道路 活用後押し
フェリー就航で生まれ変わる宮古港。北海道に向いた玄関口となる
 宮古-室蘭(北海道)を結ぶ定期カーフェリーが22日就航する。岩手県にとっては初となる定期航路の開設だ。観光や物流に大きな変化をもたらし、東日本大震災からの復興を強く後押しすると期待される。出航間近、関係者の希望を乗せたフェリーの針路を探る。(宮古支局・佐々木貴)

【表】宮古-室蘭航路の概要。定員は600人

<輸送経費安い>

 「高速料金が(多くの区間で)無料で積雪が少ない」。宮古-室蘭(北海道)フェリーについて川崎近海汽船(東京)の赤沼宏社長は、三陸沿岸道(仙台-八戸)の存在を就航決断の理由に挙げた。

 もう一つの決め手が絶妙な所要時間だ。物流業界では今、陸上輸送と海上輸送の組み合わせ方に注目が集まっている。

 リーマンショック後の景気刺激策で高速料金が引き下げられ、物流はフェリーから高速道路へのシフトが加速。一方でトラック運転手の長時間労働が問題化している。

 宮古-室蘭間の航行に要する10時間は「国が定めるトラック運転手の8時間連続休憩に最適」という読みだ。

 川崎近海汽船の試算では、仙台市から札幌市まで宮古-室蘭フェリーを使った場合の輸送コストは8万1790円。青森、八戸、仙台、秋田の各港と北海道を結ぶ既存4航路より安い。

<アピールが鍵>

 だが、岩手県が昨年実施した運送会社や荷主約1300社へのアンケートでは「午前8時宮古発」という時刻設定に難色を示す傾向が浮かび上がった。

 逆に「午後6時室蘭着」の利点を強調する声もある。県トラック協会の佐々木隆之専務理事は「翌朝まで時間に余裕があり、道内の広い範囲に輸送できる」と主張。荷主へどれだけアピールできるかが鍵とみる。

 県港湾課の照井巧総括課長は「航路維持と早期の複数航路実現へ、育てる気持ちで利用してほしい」と訴える。

 室蘭に向かう荷物は関東からの宅配便が中心で、地域の産業振興には宮古港の積み荷を増やす取り組みが求められる。後背地への企業誘致に加え、製造業が集積する内陸との連携が不可欠だ。

<「種まき期間」>

 北海道に取引先がある自動車部品メーカーの社長は「これまでの航路は八戸-苫小牧だけだった。宮古-室蘭の開設で緊急時の路線ができる」と歓迎。「重要なのは、今までより時間とコストを抑えられるかどうかだ」と語る。

 川崎近海汽船は三陸沿岸道の全線開通までを「種まき期間」と位置付け、農水産品を中心に貨物集荷の営業に力を入れる方針だ。赤沼社長は「険しい道のりは覚悟しているが、やってやろうという決意で満ち満ちている」と意気込む。

 新たな航路は、東日本大震災で傷ついた東北が、北海道、さらには首都圏と結び付きを強めて再生する契機となる。大きな期待を推進力に第1便は22日、出航する。

[三陸沿岸道]東日本大震災の復興道路として急ピッチで整備が進み、全長359キロのうち205キロが開通。2020年度をめどとする全線開通により、フェリーが発着する宮古市から仙台市までは、現在より2時間短縮されて3時間で結ばれる。

463チバQ:2018/06/21(木) 10:11:02
http://mainichi.jp/articles/20180620/ddl/k23/020/191000c
太平洋フェリー
新「きたかみ」来年就航 /愛知
毎日新聞2018年6月20日 地方版
 太平洋フェリー(名古屋市中村区)は、大型フェリー「きたかみ」の後継となる新造船を来年1月25日に就航させると発表した。同社の新造船は「いしかり」(2011年3月就航)以来8年ぶりとなる。苫小牧-仙台の定期航路に投入する。

 新「きたかみ」は、全長192・5メートル、総トン数約1万4000トンで、トラック166台、乗用車146台を積める。旅客定員は535人。

 同社3隻のフェリーの中で、初めて大部屋を廃止する。個室数は現「きたかみ」の58室から189室と3倍になる。また、ペットと一緒に入室できる部屋も設ける。

 7月3日に山口県下関市の三菱重工業下関造船所で進水し、その後内装工事に入るという。【黒尾透】

464シュプリーム コピー:2018/06/21(木) 17:35:40
圧倒的な支持のもとインフレ気味の http://kidying.com/brand-190.html シュプリーム コピー。入荷もままならない状態が続いてますがTシャツが少量入荷しました。

465とはずがたり:2018/07/11(水) 12:27:57


高速道や鉄道被害、運送業者はフェリーに殺到
09:06読売新聞
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20180711-567-OYT1T50013.html

 西日本豪雨の影響で物流網の混乱が続いている。中国地方では広島県を中心に物流の大動脈である高速道路や鉄道路線に被害が出ており、運送業者の間で、代替策としてフェリーを使ったり、中国山地を貫くように走る中国道に 迂回 うかいしたりする動きが出ている。

 九州方面へのフェリーが発着する大阪南港では10日午後、乗船を待つ大型トラックが列を作った。静岡県から福岡県にアルミ製品を運ぶ運転手(58)は、中国地方の渋滞を避けるためフェリーを選んだといい、「九州も激しい渋滞が予想される。船内で少しでも体を休めたい」と話した。

 大阪・神戸と九州を結ぶ航路を持つ「フェリーさんふらわあ」は9日以降、一部の乗船予約を断らざるを得ない状況が続く。普段フェリーを使わない運送業者からの問い合わせが増えたといい、土日だった7、8日には取り扱う貨物が2?3割増えた。大阪と北九州を結ぶ航路の「名門大洋フェリー」でも運送業者からの問い合わせが増えた。

466チバQ:2018/07/13(金) 19:12:25
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/180713/ecc1807131104006-n1.htm
西日本豪雨、代替輸送のフェリーに脚光 鉄道や高速道路の不通で運送会社がシフト (1/2ページ)
2018.7.13 11:04
 西日本豪雨により高速道路の通行止めや鉄道の運休が続く中、陸上の貨物輸送をフェリーなど船に振り替えようとする動きが広がっている。陸路の輸送正常化には1カ月以上かかると見込まれており、運送会社にとって代替輸送手段の確保が急務だ。ただ、近年はフェリー輸送の需要が高まっていたこともあり、満車で乗船できないケースも出ている。(阿部佐知子、大島直之)

 大阪と北九州を結ぶ名門大洋フェリー(大阪市西区)には、コンテナを積んだトラックを船で運ぼうとする運送会社から問い合わせが増加。通常は日曜日の利用が平日の5割程度だが、豪雨発生直後の8日はトラックで満車となった。神戸や大阪と北九州を結ぶ阪九フェリー(北九州市)も、先週末はトラックの利用が通常より2割ほど増えた。

 ただ、フェリーは平日便の多くがすでにトラックで満車という。近年の配送量増加に加え、人手不足や働き方改革を背景に、運転手が休息できるフェリーの利用が増えているからだ。名門大洋フェリーの担当者は「豪雨で問い合わせは増えているが、お断りしなければならない状況」と話す。

 大阪・神戸と九州を結ぶ「フェリーさんふらわあ」(大分市)でも、平日便はトラックの利用が多く、予約を取りにくい。11日に大阪発の便に乗船した運転手、坂本利幸さん(66)は、「今回は神戸発の予約が取れなかった」と話す。

 JR西日本は、広島県内の山陽線などで運転見合わせが1カ月以上にわたると見込んでいる。このためJR貨物は12日、代替手段として船舶での輸送を開始。荷受け後に滞留していた貨物の輸送に乗り出した。

 JR貨物ではトラックで代替することはあったが、「船舶での輸送はめずらしい」(担当者)という。同社は山陽線の不通区間を経由する輸送の新規受け付けを8日から中止しているが、再開する準備も進めている。

 一方、佐川急便や西濃運輸は、関東や東北地方などから九州への荷受けを見合わせているが、船舶などでの代替輸送の様子をみて再開を検討する考えだ。

467とはずがたり:2018/08/04(土) 22:25:37
2018/07/23 18:55
福岡〜釜山の高速船ビートル 全国初「混乗」運航はじまる 対馬に立ち寄り国内客乗せる
https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2018072302324/

博多港と韓国釜山を結ぶ高速船ビートルを長崎県の対馬に寄港させ、国際航路の客と国内移動の客をあわせて運ぶ「混乗(こんじょう)便」の運航が、国内では初めて23日から始まりました。

混乗が行われるのは博多と釜山を結ぶ高速船ビートルで、23日から、途中にある長崎県対馬市の比田勝港に立ち寄る形で運航します。

これによって博多〜釜山間の国際航路の客とあわせて、博多と対馬を行き来する国内移動の客を運べるようになりました。

国際客と国内客がいわゆる相乗りをする「混乗」は、国内初のケースで、対馬市の要望を受けた関係機関が調整し実現しました。

国際客用と国内客用の座席の間はカーテンで仕切られ、安全確保のために船内の4箇所に監視カメラが設置されています。

さらに、国内移動を含む全ての乗客に身分証明書の携帯を義務付けて、不法入国や密輸の防止を図ります。

【対馬市民】
「近いから良いです。これで病院にすぐ行けます」

【対馬市民】
「いつもは家から空港まで時間がかかっていたので、もっと便数が増えればたくさん(福岡に)来れるかなと思います」

【比田勝尚喜 対馬市長】
「特にお年寄りの多くは福岡の病院を利用しているので、福祉の向上に繋がるのではないかと思う」

博多〜対馬間の所要時間は2時間10分。

混乗便は週に3日、1日1往復する予定で、関係者は観光客など交流人口の増加にも期待を寄せています。

468とはずがたり:2018/08/22(水) 00:59:22
首都圏〜北海道のフェリー、なぜ茨城・大洗発着? 東京から直通バスも登場 便利になる大洗〈PR〉
https://trafficnews.jp/publicity/sunflower_180818
2018.08.18 恵 知仁(乗りものライター) Sponsored by 商船三井フェリー

469チバQ:2018/08/29(水) 23:29:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180827-00000006-tncv-l40
“赤いビートル”2020年運航へ 「ななつ星」水戸岡氏デザイン 新LCCも就航で競争激化の福岡〜韓国
8/27(月) 19:20配信 TNCテレビ西日本

テレビ西日本

福岡と韓国を結ぶ高速船やLCCの競争がさらに激しくなりそうです。

8月27日、2つの社から発表された新たな便は、片や「格安」、もう片方は「快適性」が特徴です。

27日、福岡空港と韓国の仁川空港の間に新しく就航したのは、LCC(格安航空会社)の「エアソウル」。

週に6便運航します。

福岡と韓国を結ぶLCCはこれで6社目となります。

【エアソウル福岡支店長 ジン・ミンホさん】
「LCCのためチケットが安い。福岡は空港から近いし、韓国のお客さまもいっぱい来るので(就航できて)うれしい」

福岡から最も近い外国・韓国。

福岡には年間150万人の韓国人が入国していて、外国人全体のおよそ半数を占めるなど、
まさにドル箱路線。

その路線間競争に負けじと、こちらも新たな策です。

【JR九州 青柳俊彦社長】
「クイーンビートルと命名しました」

JR九州高速船が27日に発表したのは、福岡と釜山を結ぶ新たな高速船「クイーンビートル」。

2020年7月から運航予定です。

赤いボディーが印象的な船をデザインしたのは、豪華列車「ななつ星」なども手がけた水戸岡鋭治さんです。

【デザイナー 水戸岡鋭治さん】
「夢とか希望とか情熱とか、九州らしいというか。元気の出る赤で船を走らせたいということで思い切った赤いビートルを」

JR九州高速船は、これまでの「速さ重視」から「快適性」に舵を切ります。

クイーンビートルは、座席数が現在のビートルのおよそ3倍にあたる500席。

所要時間はビートルより30分ほど長い3時間40分になりますが、波の抵抗を受けにくい造りで安定性に優れるため、船内ではシートベルトの着用も不要だということです。

また売店や免税店、展望スペースも備わり、優雅な船旅を楽しむことができます。

現在、運航している3隻のビートルのうち、当面は1隻をクイーンビートルに移行する予定です。

【JR九州高速船 水野正幸代表】
「今後の海峡圏の動きは、間違いなくもっと拡大してくると思っているし、キャリアの中で私どもが私どもらしいサービスをより提供できるかどうか」

”ドル箱路線”といえる福岡と韓国。

各社それぞれの強みを生かした路線競争は、さらに激しくなりそうです。

テレビ西日本

470とはずがたり:2018/09/07(金) 19:22:22
フェリー輸送、需要高まり 運転手不足を解消、災害時の代替役 (1/3ページ)
2018.9.7 06:01 メッセンジャー登録
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180907/bsd1809070500005-n1.htm

 地方と大都市圏などを結ぶフェリー輸送の需要がじわりと高まっている。深刻なトラックの運転手不足を解消する切り札として、政府は輸送手段を鉄道やフェリーに切り替える「モーダルシフト」を提唱。西日本豪雨では寸断された被災地の物流の代替役としても注目され、各社は新船の導入を加速させている。

 西日本豪雨でも活躍

 宮崎県で唯一の長距離航路である神戸-宮崎を運航する「宮崎カーフェリー」(宮崎市)の2017年度のトラック輸送台数は過去10年で最多の7万1870台だった。経営難で17年11月に宮崎県や地元金融機関などの出資を受け再建が決まったが、特に神戸行きの需要が根強く、満杯で20〜30台のトラックが乗船できない日もあるという。

 JA宮崎経済連などが17年、扱う青果物の出荷時間を早めたことが増加を後押しした。フェリー利用の前日に荷量を確定させ、余裕をもって乗船してもらうことで、大消費地に向かうドライバーの負担を減らす狙いだ。

 甚大な被害をもたらした西日本豪雨では、陸路が寸断。代替輸送手段としてフェリーが被災地などを結ぶ物流を支えた。宮崎カーフェリーの上田賢一企画部長は「岸壁や港に大きな被害が出ない限り海上輸送は災害時にも強い」と強調する。

 政府主導で転換へ

 政府は17年7月に決定した総合物流施策大綱に「環境負荷低減や運転手不足に対応するため、トラックから大量輸送が可能な鉄道、船舶への転換を図ることが重要」と明記。

 20年度までに海運を伴う貨物輸送量を12年度比で1割増やす目標だ。

 併せて、運送業者が貨物船やフェリーを利用しやすくするよう、空き状況などの情報を集約した上で利用者が検索できるシステムを構築する方針も掲げた。

 国土交通省の担当者は「人工知能(AI)などを使って利便性を高め、海運事業の活性化を促したい」と話す。

低燃費な新船導入

 日本長距離フェリー協会(東京)によると、国内の内航海運会社は、老朽化や輸送コスト削減などを理由に低燃費な新型船への移行を進める。主な中・長距離航路だけでも15〜18年に計10区間で新船が導入されたほか、19年以降も複数の路線で就航する予定だ。

 「フェリーさんふらわあ」(大分市)は、18年5月に続き、9月にも休息をとるドライバーの居住性を高めた新船を大阪-志布志(鹿児島県)に投入。久世達広営業企画室長は「顧客確保のため、船室設備やサービス向上を各社が打ち出している。需要を確実につかみたい」と意気込む。

 ただ、新船導入は各社にとって負担増にもなりかねず、収益力向上が課題となる。都市部から地方に向かう便で積載率が低いこともあり、運航効率化も求められそうだ。

471チバQ:2018/09/14(金) 20:03:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000023-asahi-soci

全個室のフェリー就航 コンセプトは「動く海上ホテル」


9/14(金) 9:23配信

朝日新聞デジタル







全個室のフェリー就航 コンセプトは「動く海上ホテル」


テレビや洗面台があるデラックスシングル=愛媛県西条市今在家


 東予港(愛媛県西条市)と大阪南港を結ぶ「オレンジフェリー」を運航する四国開発フェリー(今治市)は8月下旬から、新フェリー「おれんじ えひめ」を就航させた。相部屋を廃止してシングルとツインの全室個室を実現。国内のフェリーでは極めて珍しいという。

【写真】東予港―大阪南港に就航した「おれんじ えひめ」=愛媛県西条市今在家

 1999年就航の「おれんじ8」の代わりに就航し、東予―大阪南を夜間に約8時間で結ぶ。今治造船が建造し、建造費は約80億円。総トン数約1万5千トン、全長199・9メートルで、瀬戸内海を夜間運航できる船としては最大級。全室個室化により旅客定員は「おれんじ8」より189人少ない519人となる。12月には94年就航の「おれんじ7」の後継として、「おれんじ えひめ」と同型の「おれんじ おおさか」も同航路に就航する予定。

 四国開発フェリーによると、「動く海上ホテル」をコンセプトに掲げ、女性や海外からの旅行客の取り込みを狙う。追加料金を払えば、ペット連れで泊まれる部屋もある。同社の蝶野文雄業務部長は「鉄道など他の交通手段と比べ、速さで劣る分、差別化を図った」と話す。

 「おれんじ えひめ」で最も安い「シングル」は「おれんじ7」の2等寝台と同じ6840円。大部屋の2等指定より千円ほど高い。同社の担当者は「2等指定がなくなり、『割高になった』というお客様もいるが、おおむね好評」と話す。「おれんじ おおさか」就航後に移行する新運賃は近く発表するという。

 貨物輸送の手段をトラックから海運などに切り替える「モーダルシフト」による需要増を見越して、トラックの積載量も3割強増やした。車両はトラック160台、乗用車45台を積める。

 問い合わせは、旅客・予約センター(0898・64・4121)へ。(柳川迅)
.
朝日新聞社

472とはずがたり:2018/09/20(木) 15:02:25
臨港線復活させよ♪舞鶴とか敦賀とか境港とか西浜田とか他にもいっぱいある筈。

「アクセス鉄道」空港の次は地方の港に熱視線 秋田港では専用列車、仙台港は今日デビュー
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-236704
09月14日 06:00東洋経済オンライン

JR東日本は2018年4月から11月まで、秋田港と秋田駅を結ぶ港湾連絡列車「あきたクルーズ号」を運行している。秋田港に入港するクルーズ船の船客向けの列車で、秋田港と秋田市内を送迎する役目だ。秋田駅―土崎駅間は奥羽本線、土崎駅―秋田港駅は貨物列車線用の支線を経由する。

地域経済を活性化したい
車両は元「リゾートしらかみ」のブナ編成の気動車をリフォームした。運賃は片道200円、往復400円で、これは約9kmの運行距離に対する普通運賃に相当する。

今年の運行予定はクルーズ船の入港日24日に対して10日間。各日3往復程度の運行だ。このほかに7月28、29日に開催された「秋田港 海の祭典2018」のアクセス列車として運行され、この日は誰でも予約できた。2名以上から受け付ける日帰りツアーとして販売され、料金は1400円。秋田港と秋田駅ビルの土産物クーポンが500円ずつ含まれており、実質の往復運賃は400円だ。

「あきたクルーズ号」は、秋田県と秋田市の要請にJR東日本秋田支社が応える形で運行している。秋田側はクルーズ乗船客を秋田市内および秋田県全域に誘い、地域経済を活性化したい。しかし秋田港の2次交通は路線バスのみで、2次交通の確保が課題となっていた。また、秋田港も展望台セリオンタワーを有する道の駅があり、こちらも観光地として県内外からの客を集めたいと考えていた。

そこで、2017年8月に試験運行が実施された。

試験運行が実施されたのは、秋田竿燈まつりで秋田港に寄港するクルーズ船に合わせて4日間。使用車両は一般型気動車キハ40形の4両編成で、秋田港駅の乗降は乗船タラップ同様のスロープを設置した。この実績をもとに、2018年度から本格運行が決まり、秋田港駅にはプラットホームが設置され、車両も観光車両にグレードアップされた。

秋田港駅には専用プラットホームが建設された(筆者撮影)

7月26日、秋田港に続く次の取り組みとしてJR東日本仙台支社が仙台港クルーズ船アクセス列車の運行を発表した。

こちらの報道資料には「宮城県・仙台市・仙台臨海鉄道株式会社等のご協力のもと」という文言があり、JR東日本が主体となって運行するとみられる。実施日は9月14日と26日。クルーズ船「飛鳥II」による「秋の日本三景クルーズ」の仙台港寄港に合わせて、松島方面へ運行する。使用車両は「リゾートみのり」に使われているキハ48形の観光型だ。

急増するクルーズ船、地方港の誘客競争に鉄道が寄与
近年、国際クルーズ船の日本への寄港と、国内クルーズ船ツアーが増加傾向にある。日本政府が実施する訪日プロモーション活動「ビジット・ジャパン・キャンペーン」とビザ取得制限の緩和、円安傾向による外国人の購買力増加などが功を奏しているほか、国内では第一次ベビーブーム世代の高齢者層の余暇消費がけん引している。

また、いわゆる豪華客船だけではなく、カジュアル型のクルーズツアーも増えている。移動費と宿泊食事代込みで考えれば、航空機や新幹線で移動し、リゾートホテルなどで宿泊する旅と比較して安価になる場合もあり、若い世代の利用も増えているようだ。

国土交通省が公表した調査結果によると、2017年のわが国の港湾へのクルーズ船の寄港回数は2764回で、対前年比37.1%の増加。過去最高となった。訪日クルーズ旅客数も252.9万人、日本人のクルーズ人口も31.5万人となり、すべて過去最多だ。2018年のクルーズ船寄港回数の速報値において、1月から7月までの合計寄港回数は約1割の増加となっている。クルーズ船利用者は増加傾向といえそうだ。

クルーズ船の寄港は自治体側からも歓迎だろう。大量の観光客を連れてきてくれるからだ。定員の少ないクルーズ船は高級タイプが多く富裕層の利用が多いと思われ、高額な観光消費を期待できる。日本を代表するクルーズ船「飛鳥II」の旅客定員は872名。秋田港にも寄港する大型船「ダイヤモンドプリンセス」は2704名。宿泊は船内となるため宿泊需要は増えないとしても、飲食店や観光施設のメリットは大きい。宿泊施設が少ない港湾都市では、宿泊容量が観光客受け入れの上限になってしまうから、ホテルを背負ってきてくれる客がありがたい。

都市の観光振興にとって、クルーズ船の寄港は重要だ。しかし、クルーズツアーの寄港回数には限りがある。そこで、地方の港ではクルーズ船誘致のために港湾の整備、都市とのアクセスを整備し、ほかの港と差別化を図りたい。

473とはずがたり:2018/09/20(木) 15:02:37
秋田港は定期フェリー用の旅客ターミナルのほかに、今年4月にクルーズ船専用の旅客ターミナルを完成させ、ダイヤモンドプリンセスの寄港日から運用を開始した。「あきたクルーズ号」も秋田港の魅力アップ策のひとつといえる。

仙台港のクルーズ船アクセス列車も仙台、および松島の魅力に貢献するだろう。空港アクセス手段として鉄道が注目されてきたように、港湾アクセス手段として鉄道が注目されている。

鉄道と相性の良い港湾はほかにもある
鉄道と船舶はもともと相性がよかった。日本の鉄道開業は横浜港と都心を結ぶ路線だったし、日本の近代産業は製品を鉄道で港まで運び、船積みされて輸出された。明治時代から戦前まで、新橋―敦賀港(金ケ崎)間に「欧亜国際連絡列車」が運行され、ウラジオストク便を介してシベリア鉄道に接続した。

秋葉原に貨物駅ができた理由は神田川の船便と接続するためだった。そもそも、国鉄でも青函連絡船、宇高連絡船などを運航して鉄道と船便を連携し、長距離輸送を担ってきた。

国内交通は海や河川の船から鉄道へ置き換わっていく。船と鉄道は競合関係となってしまったけれど、クルーズ船との接続は協調関係への回帰だ。それは長距離列車と航空便の競合関係が落ち着き、空港アクセス列車によって航空便と鉄道が協調関係を築く過程に似ている。

現在も鉄道アクセスに優れた港はある。たとえば広島市の宇品港は路面電車のターミナルが隣接し、瀬戸内の離島との定期便と接続している。安芸の宮島へはJR西日本の子会社、JR西日本宮島フェリーが鉄道連絡船を引き継いで運行しており、現在も青春18きっぷで乗船可能だ。

室蘭 室蘭駅徒歩15分
函館(港町埠頭) 五稜郭徒歩40分
函館(西埠頭) 市電大町埠頭徒歩15分
小樽(第3号埠頭) 小樽徒歩15分
小樽(勝納埠頭) 小樽築港徒歩20分
青森 青森駅から徒歩18分
仙塩港石巻港区 虻田駅より徒歩30分
秋田 徒歩15分
大湊 徒歩20分
横浜 日本大通り徒歩7分
新潟 新潟駅より徒歩30分
伏木富山港 伏木駅万葉2号3号岸壁迄徒歩15分
名古屋港(ガーデン埠頭) 名市交名港駅徒歩5分
名古屋港(金城埠頭) 金城埠頭駅徒歩10分
鳥羽 徒歩5分
大阪 大市交大阪港駅徒歩5分
神戸 ポートターミナル隣接
宇野 徒歩5分
高松 徒歩3分
北九州 門司港駅徒歩7分
博多 博多駅徒歩40分
長崎 長崎電軌大浦海岸通電停徒歩5分
佐世保 隣接
三隅 隣接

(とは註:宇高連絡船に比して青函連絡船関連駅が不便になってるな)

474とはずがたり:2018/09/20(木) 15:02:53
>>472-474
港湾と鉄道アクセスについて、そのほかの港の状況はどうなっているか調べてみた。2017年の寄港回数ベスト10は1位博多(寄港回数326)、2位長崎(同267)、3位那覇(同224)、4位横浜(同178)、5位石垣(同132)、6位平良(同130)、7位神戸(同117)、8位鹿児島(同108)、9位佐世保(同84)、10位八代(同66)となっている。ちなみに秋田港(同13)は30位で、東京(同33)は19位となっている。仙台塩釜(同12)は38位。

クルーズ船の寄港を推奨する港について、観光庁が「CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN」というサイトで公開している。ここには国内の推奨港と港付近の観光名所がまとめられている。まず106という数字に驚かされた。大型クルーズ船の寄港を誘致するためには、これだけのライバル港がある。秋田港の取り組みは、この中で競争力を高め上位を目指そうとしているわけだ。ちなみにトップの実績を持つ博多港では福岡市長が市の中心部と博多港エリアを結ぶロープウェー構想に意欲的で、JR九州も関心を示しているという。

港から駅まで徒歩10分程度で、すでに定期列車と連絡可能な港は12ある。横浜港大桟橋はみなとみらい線日本大通り駅まで徒歩数分、名古屋港はガーデン埠頭が地下鉄名古屋港駅から徒歩5分、金城ふ頭はあおなみ線の同名駅から徒歩10分などだ。宇高連絡船と接続していた岡山県の宇野駅と香川県の高松駅も良い立地だ。

長崎県の佐世保駅は港湾に隣接しているし、熊本県の三角駅も港を目前にしている。東京都は東京オリンピック・パラリンピックに合わせて「東京国際クルーズターミナル」を建設中だ。最寄り駅は新交通ゆりかもめの同名駅で、現在の「船の科学館」を改称する予定だ。

クルーズ船と鉄道の連携は定着するか
鉄道貨物輸送の衰退とともに臨港路線が廃止されてしまった港も多い。また、拡張や埋め立て地移転などで鉄道とは離れた場所になってしまった港湾もある。それでも「駅はないけれど鉄道路線が近い、臨港貨物線が残っている」という港はある。秋田港や仙台港のように整備すれば、クルーズ船連絡列車が接続可能な港は6カ所もみつかった。

室蘭港や函館港は貨物線がある。小樽港は小樽築港駅付近、商業施設ウイングベイ小樽の裏側に留置線がある。仙台塩釜港石巻港区は仙石貨物線が引き込まれ、製紙工場からの出荷に利用されている。横浜港は瑞穂埠頭に貨物線がある。新潟港も貨物線まで500mの道のりだ。

このほかにも、最も近い線路まで徒歩10分程度という港はある。しかし幹線の本線上で臨時駅の設置は難しそうだったり、線路はあっても駅を造れそうな用地がなかったりで、簡単にはクルーズ船連絡列車を運行できそうではない。

そもそも、クルーズ船連絡列車に鉄道側のメリットはあるだろうか。秋田港の場合、あきたクルーズ号の片道料金は200円。列車の定員は140名だ。車両はリゾートしらかみの再利用としても、プラットホーム新造などに要したコストに対して控えめで売り上げは小さい。しかし、5月11日の運行ではオプショナルツアーとして横手市の十文字駅まで運行している。将来的にはリゾートしらかみ区間への延長など、ツアーパッケージによる収益向上を期待できる。

仙台港クルーズ船アクセス列車はクルーズ船のオプショナルツアーとして運行されるため、利益を出せる形だと思われる。発表から1週間後に30名限定で一般客向けツアーが販売された。料金はおとな1名4980円(こども4610円)だ。仙台―松島間の往復運賃の820円から見ると、かなり付加価値の高い値段が付いている。それでも鉄道ファンにとってはふだん乗れない貨物線を走るため魅力的だ。

クルーズ船連絡の観光列車は、大阪や名古屋など、最寄り駅が地下鉄路線では難しいかもしれない。しかし、宇野、高松、佐世保、三角は港と駅が隣接しており、臨時列車によるクルーズ船客の取り込みは期待できる。また、すでに港湾敷地に線路がある室蘭、函館、仙台(石巻地区)は多少の投資が必要とはいえ秋田港方式が使えそうだ。自治体のクルーズ船誘致に対する温度が高まれば、港付近の鉄道にビジネスチャンスが生まれるかもしれない。

著者:杉山 淳一

475とはずがたり:2018/10/02(火) 16:42:41

五島へ行く公共交通機関は他にもあるの?

五島産業汽船2日から旅客船運休
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20181002/5030002145.html
10月02日 07時31分

五島列島と長崎市や佐世保市などを結ぶ高速船やフェリーを運航する「五島産業汽船」が、旅客船を2日から当面の間、運休すると関係する自治体に伝えていることがわかりました。

五島産業汽船の本社がある新上五島町によりますと1日午後、五島産業汽船から「船の運航を休む」という連絡があったということです。
理由について経営上の問題とした上で、「最善を尽くしている」と話したということです。

また長崎県によりますと1日県の担当者が五島産業汽船に確認したところ会社側は、「運航する航路を当面の間、運休する方向で検討している」と答えたということです。

会社のホームページによりますと五島産業汽船は、長崎市と新上五島町、佐世保市と新上五島町、佐世保市と五島市、それに長崎市と熊本の天草を結ぶ4つの航路で高速船やフェリーを運航しています。

長崎県や新上五島町は、旅客船の利用者が混乱するおそれがあるとして2日朝から職員を港に派遣して運航状況を確認するなど対応にあたることにしています。

476チバQ:2018/10/02(火) 20:36:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000069-asahi-soci
長崎と五島結ぶ定期船、突然運休 地元「どうしたら…」
10/2(火) 17:30配信 朝日新聞デジタル
長崎と五島結ぶ定期船、突然運休 地元「どうしたら…」
佐世保港の五島産業汽船の窓口では運休を知らせる紙が張り出された=2018年10月2日、長崎県佐世保市新港町の鯨瀬ターミナルビル
 五島産業汽船(長崎県新上五島町)は2日、五島列島と長崎市や佐世保市などを結ぶ高速船やフェリーの運航を休止した。九州運輸局に1日夜までに航路事業の廃止や来年10月末までの休止を届け出た。民間調査会社によると、収益の低迷に加え、船舶の修理費などがかさみ、資金繰りが悪化していたという。

 同社は1990年設立。長崎港(長崎市)―鯛ノ浦港(新上五島町)、佐世保港(佐世保市)―有川港(新上五島町)、佐世保港―福江港(五島市)の三つの定期航路をもつ。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録に合わせ、長崎港―崎津漁港(熊本県天草市)で高速船の試験運航を実施。毎週金、土、日曜に1日1往復していた。

 しかし、民間調査会社の東京商工リサーチ長崎支店によると、船舶のエンジン修理費などがかさみ、今年4月期決算で2億9千万円の最終赤字を計上。8月には1回目の不渡りを出すなど資金繰りが悪化しており、再開のめどは立っていないとみられるという。

 地元の自治体には1日、同社から運休の連絡が入った。長崎県の担当者は「経営上の理由としか説明を受けていない」、新上五島町は「昨日、船が出せなくなるかもと連絡を受けたが、それ以上の情報が入ってこない」と困惑する。

 高速船やフェリーの乗り場がある佐世保港では、運休を知らせる貼り紙が同社の窓口に貼られていただけで、新上五島町へ向かうフェリーに乗る予定だった男性会社員は「先方と約束があるのにどうしたらいいのか」とぼうぜんとした表情で話した。(堀田浩一、福岡泰雄)

朝日新聞社

477チバQ:2018/10/03(水) 17:40:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00000007-nagasaki-l42
「まるで夜逃げ」 五島産業汽船運休
10/3(水) 11:04配信 長崎新聞
「まるで夜逃げ」 五島産業汽船運休
五島産業汽船の船の姿がない桟橋=2日午後1時、長崎市元船町、長崎港ターミナル
 五島産業汽船が全航路を運休した2日、船が発着する長崎県内各地のターミナルでは利用者が驚きや戸惑いの表情を見せた。窓口には「会社都合につき、しばらくの間運休します」と紙が張り出されただけ。一方的な通知に「ちゃんと説明してほしい」「まるで夜逃げだ」と憤りの声が相次いだ。

 新上五島町の有川港。娘を見舞いに佐世保の病院に行こうと早朝から来た男性(82)は「なぜこんなことに」と語気を強めた。長崎市から日帰り出張で訪れた男性会社員(30)は「朝から運休を知り、慌てて九州商船の便に替えた。月1回は上五島に行くので困る」と迷惑そうに話した。

 長崎港も窓口は終日閉鎖されたまま。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産、崎津集落(熊本県天草市)を訪ねる五島産業汽船の関連会社のツアーを夫婦で申し込んでいた長崎市内の男性(66)は「二人分の代金を1万7600円も振り込んだのに電話もつながらない」。新上五島町に帰ろうとしていた男性(40)は「九州商船の航路もあるが、発着する港が自宅から遠いので不便。払い戻しもなく、夜逃げされたみたい」とこぼした。

 佐世保市の鯨瀬ターミナル。フェリーの自動販売機の飲料入れ替えに来たメーカーの男性(37)は「事前に連絡はなかった」とぼうぜん。五島市の福江港では無人の営業所の電話がひっきりなしに鳴り響いた。訪ねてきたハローワーク職員は「従業員の今後の処遇を確認したかったが…」と立ち尽くした。

 突然解雇を告げられた従業員の一人は取材に「会社から何も言うなと言われている」とだけ答えた。

https://this.kiji.is/420055110346196065
観光への影響懸念 関係自治体、五島産業汽船と連絡付かず
 五島産業汽船の突然の全航路運休を受け、関係自治体は情報収集を急いだ。しかし五島産業汽船と連絡が付かず、対応できない状況。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産になって最初の秋の行楽シーズンを迎えているだけに、観光への影響も懸念される。

 長崎県担当者が1日に運休の情報をつかみ、長崎市内の事務所を訪ねると、野口順治社長が認めたという。だが2日になると、一切連絡が取れなくなった。同日の県議会離島・半島地域振興特別委員会で長崎県側は「運賃の払い戻しや運航再開、解雇された従業員の処遇は実態を調べなければ対応も検討できない」と途方に暮れた様子で説明した。

 五島産業汽船が運航する定期航路のうち、長崎-上五島、佐世保-上五島は競合する九州商船(長崎市)も運航している。九州商船は「行政から増便要請があれば、できる限り柔軟に対応したい」とする。

 それでも潜伏キリシタン遺産の世界遺産登録効果で五島列島への観光客が増加している最中に、アクセス停滞は大きな痛手だ。対応を協議するため長崎県庁を訪れた新上五島町の江上悦生町長は、別会社による運航再開も選択肢に挙げた。

 一方、佐世保-五島は代替航路がない。昨年5月の就航以来、約3万人が利用し定着していただけに、五島市の野口市太郎市長は「地元に何の通告もなく残念。再開を見込めなければ、新たな広域観光ルートを開発できない」と険しい表情を浮かべた。

 中村法道・長崎県知事は「離島航路は住民の足であり、物資の輸送や交流人口の拡大に必要不可欠。まずは利用者への周知に努め、利便性の確保について国や市町と連携し対処したい」とコメントした。

478チバQ:2018/10/03(水) 18:19:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00010002-nishinpc-soci
「きちんと説明を」離島航路、突然の休止 利用者に戸惑い 長崎
10/3(水) 10:14配信 西日本新聞
「きちんと説明を」離島航路、突然の休止 利用者に戸惑い 長崎
突然の「運休」に戸惑う人たち。ブラインドは閉じられたままだった
 五島列島と長崎、佐世保市などを結ぶ五島産業汽船(新上五島町有川郷)が全航路の営業を突然休止した2日、利用者からは「驚いた」「きちんと理由の説明を」など戸惑いの声が聞かれた。島民にとって生活の一部になっている離島航路。運航を維持する経営面の難しさが改めて浮き彫りになった。

⇒【画像】「しばらくの間運休いたします」1枚紙が貼り出されただけの長崎港ターミナルビル

 「会社都合につき、しばらくの間運休いたします」。長崎港ターミナルビル(長崎市)にある同社のカウンターには「お知らせ」と題した1枚紙が貼り出されただけ。ブラインドは閉まったままで暗く、従業員の姿はなかった。

 カウンターを訪れた長崎市の60代女性は、同社グループの旅行会社を通じて五島列島を旅するツアーを申し込んでいたが、1日夜になって「従業員不在のため2日は入金が受け付けられない」との電話連絡を受けたといい「旅行はパーになってしまったね」と苦笑い。

ツイッターには「非常にショック」の声も
 同社のルーツをたどると、上五島と長崎市を結ぶ航路が九州商船の奈良尾(上五島南部)発着便しかなく、不便を強いられた上五島北部の住民有志が鯛ノ浦-長崎の航路開設を目指して事業を起こした経緯がある。

 同社が運航してきた旅客船のうち、2隻の高速船を所有する新上五島町の江上悦生町長は2日、県庁を訪れ、担当部局や県議らと協議。報道陣の取材に「潜伏キリシタン関連遺産を訪れる観光客が増えている中で残念だ。(航路を)再開させるための手法を国や県と詰めたい」と胸中を明かした。

 同じく五島列島と長崎市などをフェリーや高速船で結ぶ九州商船がストライキのため欠航した昨年末、五島産業汽船が代替輸送した実績があり、九州商船は「自社航路で増便できないかなど柔軟な対応を検討している」という。

 五島産業汽船の航路廃止と休止について、ツイッターには「非常にショック。地元のために役に立っていただけに」「年末年始やお盆時期の帰省にもかなり影響が出るだろうな」などの反応が相次いだ。

西日本新聞社

480チバQ:2018/10/16(火) 15:20:05
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/457748/
上五島-長崎航路継承へ高速船購入 五島産業汽船の元従業員らが会見
2018年10月16日 06時00分

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 長崎県の五島列島と長崎市などを結ぶ五島産業汽船が経営難で全4航路を休廃止した問題で、上五島(鯛ノ浦港)-長崎航路の再開を目的に元従業員らが設立した新会社「五島産業汽船株式会社」(同県新上五島町)の藤原圭介社長が15日、長崎県庁で会見し、旧会社から高速船1隻と鯛ノ浦港のターミナルビルを購入したことを明らかにした。1日2往復での運航再開を目指している。

 新会社は九州運輸局に、旧会社から同航路を引き継ぐ申請をしており、認可には1カ月ほど要する見通し。

 藤原社長らによると、県内の企業関係者から融資を受け、資本金1500万円で新会社を設立。旧会社と関連会社の従業員20人を雇い入れた。旧会社に払い込まれた4航路分の運賃の返済と、未使用の回数券も新会社が引き受けるという。

 購入した高速船の定員は79人と少ないため、今後は旧会社が上五島-長崎航路で使っていた新上五島町所有の高速船(定員300人)の指定管理者となり、同航路への投入を目指す。

 この航路を巡っては九州商船(長崎市)も町所有の高速船を使って参入する意向を示しており、「状況を見ながら判断する」としている。

=2018/10/16付 西日本新聞朝刊=

481とはずがたり:2018/10/16(火) 23:07:04
長崎?鯛ノ浦1日2往復へ 新「五島産業汽船」
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/business/nagasaki-20181016003029.html
10:21長崎新聞

長崎?鯛ノ浦1日2往復へ 新「五島産業汽船」

長崎新聞

(長崎新聞)

 経営破綻し離島航路を休止・廃止した五島産業汽船(長崎県新上五島町)の元従業員らが設立した同名の新会社は15日、運休中の長崎?鯛ノ浦(同町)を引き継ぎ、1日2往復する計画を発表した。旧会社が休止・廃止した全4航路について、運賃全額の払い戻しにも応じる。
 新会社の社長に就任した藤原圭介氏(44)は同日、県庁で記者会見。九州運輸局の認可が下り次第、「一日も早い運航再開を目指す」と意欲を示した。
 新生「五島産業汽船」には、県商工会連合会長を務める宅島壽雄氏ら県内建設会社の関係者3人が計1500万円を出資し、役員に就いた。藤原氏は旧会社の関連会社ジィ・エス・ケーの海務課長を務めていた。
 解雇されるなどした元従業員計68人(関連会社を含む)のうち、藤原氏ら20人が新会社に入社。旧会社から高速船「ありかわ8号」(定員79人、58トン)と鯛ノ浦港ターミナルなどを購入した。
 長崎?鯛ノ浦は、旧会社が町所有の高速船「びっぐあーす」2隻(定員300人、1号293トン、2号295トン)で1日3往復していた。新会社は航路再開を優先し当面、ありかわ8号で1日2往復する計画。新会社は「町の判断次第」とした上で、指定管理者となって、びっぐあーすの運航にも意欲を示した。
 払い戻しについて、新会社は未使用回数券分も合わせて総額100万円程度と見込んでいる。運航再開と同時に払い戻す方針で、具体的な手続きは後日告知するとした。
 旧会社は長崎?鯛ノ浦のほか、佐世保(鯨瀬)?上五島(有川)▽佐世保(鯨瀬)?五島(福江)▽長崎?天草(崎津)を運航していた。

482とはずがたり:2018/10/24(水) 15:25:51
寺泊-赤泊 乗客減歯止めかからず
航路廃止へ 船員不足が追い打ち
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20181024427669.html

 45年に渡って中越地方と佐渡島を結ぶ交通手段として維持されてきた佐渡汽船の寺泊(長岡市)-赤泊(佐渡市)航路の廃止が23日、事実上決まった。利用客の減少に歯止めがかからなかったことに加え、船員不足が追い打ちをかけた。一方で、本土と直接つながる交通手段を失う赤泊地区の住民に対し...

【社会】 2018/10/24 11:29

483チバQ:2018/10/25(木) 17:35:28
https://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/railway/20181023-OYS1T50023.html
宿毛フェリー運航休止、燃料高騰で再開めど立たず
2018年10月23日
 大分県佐伯市と高知県宿毛市を結ぶ宿毛フェリー(本社・宿毛市)が、運航を休止している。燃料価格の高騰が原因で、再開のめどは立っていないという。

 同社によると、燃料のA重油がこの1年で1リットルあたり60円から85円程度に値上がりし、資金繰りが厳しくなったため、四国運輸局高知運輸支局(高知市)に19日、運航休止を届け出た。今後、再開に向けて減便や運賃改定も検討する。

 同フェリーは、1985年に就航した「ニューあしずり」(999トン)が1日3往復している。同社の有田烈営業課長は「迷惑をかけて申し訳ない。すぐにでも再開したいが、めどが立たない」と話した。

485チバQ:2018/10/26(金) 21:33:14
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/9/29/24367
室蘭フェリー減便 来月から週7から6往復に

宮古港へ向かうトラックが乗り入れるフェリー。10月6日から週1往復減便となる=28日午後7時28分、北海道室蘭市・室蘭港フェリーターミナル
2018.09.29
 宮古-室蘭(北海道)間で定期フェリー(宮蘭(みやらん)フェリー)を運航する川崎近海汽船(東京)は28日、日曜日の室蘭発、月曜日の宮古発の1往復を減便するダイヤ改編を発表した。6月の就航から3カ月で、毎日運航のダイヤが崩れる。トラック需要が当初見込みより下回っており、室蘭発の便を八戸に寄港するよう改編。宮古の出発時間も早朝から遅らせるなど、利便性向上で利用増を狙う。

 28日夕方の室蘭市入江町の室蘭港フェリーターミナル。宮古行きの乗船手続きをする人影はまばらだった。トラックで乗船した盛岡市盛岡駅前通の会社員山田善弘さん(40)は「宮古到着後の移動を考えると、八戸-苫小牧間の方が効率が良い」と指摘する。

 同社は具体的な利用実績を公表していないが、トラック需要が当初見込みより下回っていることから、八戸港に寄港し利用を促す考えだ。新ダイヤは10月6日の室蘭発から運用。南下便は月-土曜日の運航で、室蘭午後8時50分発、八戸翌午前3時半着、同4時発となり、宮古着は同7時55分。北上便は火-日曜日の運航で宮古午前9時25分発、室蘭午後7時25分着。八戸には寄港しない。

 改編に伴い、南下便は宮古着が現行より1時間55分、北上便の宮古発は1時間25分それぞれ遅くなる。需要の少ない月曜日の宮古発を運休し、老朽化している船体を整備する。

487とはずがたり:2018/10/29(月) 07:35:29

漁村は解体せにゃしゃーないと思ってて或る程度実現してるなあと思ってたけどこうして内航海運に回ってたんだな。

これ以上は外国人になるのかな。

消える内航船、静かに進む「海の物流危機」
船員の過半数が50歳超でも「外国人はノー」
https://toyokeizai.net/articles/-/245568
山本 直樹 : 東洋経済 記者
2018/10/28 5:50

多くの業界と同じく、物流の大動脈である海運業も少子高齢化と人手不足に悩まされている。深刻なのは、国内産業の基礎物資輸送の要である内航海運で事業継続が危ぶまれる事業者が増えていることだ。

海外の港を行き来する外航船と異なり、内航船は日本国内の港から港へモノや人を運ぶ海運業者だ。鉄鋼や石油製品、セメントなど国内の産業基礎物資輸送の約8割を担う。災害などで陸路が寸断された際には代替輸送を担うほか、環境負荷軽減に向けたモーダルシフトの受け入れ先としても期待されている。

内航船の船員数はバブル崩壊後の景気低迷に伴い、1990年の5万6100人から2016年には2万7639人へ半減。その一方で輸送量は2010年以降、3億6000万〜3億7000万トン程度で下げ止まっており、現状の船員規模を維持する必要がある。しかし、年齢構成をみると心もとない状況だ。

船員の過半数は50歳以上

内航船員の7割強を占める貨物船の場合、50歳以上が53%、60歳以上も28%を占める。一方、30歳未満の若手船員は16%にすぎない。いびつな年齢構成になった背景には、内航船員は日本人でなければならないというルールがあるからだ。

1899年(明治32年)の船舶法制定以来、内航船は経済安全保障上の観点から日本籍船に限定され、外国人船員も認められてこなかった。一方、運賃がドル建ての外航船は、1985年のプラザ合意後の円高をきっかけにコスト削減策として外国人船員の採用に舵を切った。

内航海運は、外航海運の外国人船員化と漁獲制限に伴って漁船からあぶれた日本人船員の受け皿となった。バブル崩壊後の輸送量減少で新造船が減ったこともあり、人手不足とは無縁でいられた。「即戦力を採用できたので、長らく船員育成に力を入れてこなかった」(内航船関係者)ため、今そのツケが回ってきた格好だ。

航海士や機関士になるには国家資格の海技士免許が必要で、船の大きさや航行区域に応じて1〜6級に分かれている。小型の内航船であれば6級から乗ることができ、4級を持っていれば比較的大きな船の船長になれるが、免許取得には乗船履歴などの条件をクリアする必要がある。

内航船員を養成する代表的な教育機関に海技教育機構があり、中学卒業者を対象にした海上技術学校4校と、高校卒業者以上を対象とする海上技術短期大学校3校、海技大学校を擁する。技術学校では3年の修業期間終了後に6カ月の乗船実習を受けると、4級の航海士か機関士の免許を取得できる。短大も乗船実習を含め2年で同様の免許が取得可能だ。

同機構では“士官候補生”の内航船員を毎年330〜380人程度送り出している。技術学校、短大とも志願者は募集定員を上回っており、これまでのところ船員希望の若者を確保できていないわけではない。

船員1年目の手取りは月25万円

そもそも船員は高給取りだ。「船員1年目でも乗船中の月給は手当込みで手取り25万円程度」(海技教育機構の遠藤敏伸・募集就職課長)。貨物船の場合、勤務形態は3カ月乗船、1カ月陸上休暇のサイクルが基本で、乗船中は賄い付きなので食費もかからない。「海が好き、給料がいい、まとまった休みが取れる点を志望動機に挙げる生徒が多い」(同)という。

488とはずがたり:2018/10/29(月) 07:35:50
>>487
国土交通省の試算によると、60歳以上の船員が今後5年間で退職する場合には毎年1200人程度の新規就業者が必要という。海技教育機構の定員増が検討されているほか、水産系高校から内航船員希望者を募ったり、社会人経験者を対象とした6級取得養成制度を設けたりすることで、退職者の補充を急いでいる。

女性船員の育成も課題だ。内航海運の女性船員比率は2%にすぎず、貨物船ではさらにその比率は下がる。貨物の積みおろしの際には力仕事が必要な上、伝統的な男性職場のため採用する側も敬遠しがちだ。しかし、11年前から女性船員を定期的に作用してきた協同商船の福田正海専務は「結婚を機に辞めることも多いが、いずれは女性船員だけで1隻運航させたい」と採用に積極的な事業者も登場している。

荷主からコスト削減目的で外国人船員の採用を求める声が出たことがある。しかし、「日本人船員とのコミュニケーションの問題や、混雑した港を航行する技術が必要なため、外国人船員(の採用)は難しい」(内航海運大手)として、現在そうした要望は出ていない。

もっとも、内航海運業界内でも船員不足の状況は一律ではない。これには特有の契約形態が影響している。

運送事業者は「オペレーター」と呼ばれ、元請けのほかに2次、3次の下請け事業者がいる。オペレーターは自社保有船のほかに、貸渡事業者(オーナー)から船員ごと船を借り、請け負った貨物を運送する。荷主はオペレーターに運賃を、オペレーターはオーナーに用船料を支払う多重構造になっている。

貸渡事業者の6割が「一杯船主」

オペレーターは2018年3月時点で1515事業者おり、主に荷主である石油元売り会社や鉄鋼会社などの系列に属する上位60事業者が総輸送量の8割を契約している。一方、オーナーも1470事業者いるが、その6割程度が主に小型船を1隻のみ保有する「一杯船主」だ。

大型船を複数保有するなど事業規模の比較的大きいオペレーターやオーナーは、船内環境を含めた待遇の良さをアピールできるため、「船員採用ではそれほど苦労していない」(内航海運大手)。海技教育機構の卒業生も大手事業者を中心に入社していく。

深刻なのは一杯船主を含めた小規模事業者だ。国交省の調査では船舶1〜2隻、船員20人未満の事業者では50歳以上の比率が6割を占め、60歳以上の船員も34%に達している。こうした小規模事業者の中には、「とうちゃん船長、かあちゃん機関長」と呼ばれてきた家族、親族だけで運航するオーナーも存在する。

船員が辞める理由として、もっとも多いのは人間関係と内航海運関係者は口をそろえる。小規模事業者は若手の船員に来て欲しいが、せいぜい5〜6人乗りで年齢が高い船員ばかりの小型船は敬遠されがち。一杯船主だと人間関係がこじれた際にほかの船に移ることもできず、待遇も見劣りがする。一方、オーナー側も“促成栽培”で経験不足の若手船員を雇うことに不安を覚えるうえ、少人数運航では育成する余裕もない。

内航海運オーナーの営業利益率は1.3%と全産業平均の約3分の1にすぎない。1隻数億円以上する船の建造費も借り入れで賄っている状況だ。後継者難、船員不足となれば事業継続は難しくなり、実際、一杯船主は2005年から10年間で39%減少した。

国交省もようやく本腰に

業界からは「一杯船主が安く請け負っているから成り立っている業界。いなくなったらどうするのか」(中堅オーナー)と先行きを危惧する声があがる。小規模事業者が主に所有する499総トン以下の小型船は内航船全体の隻数の8割弱を占める。統合や集約を進めようにも「赤字の事業者を集めてどういう経営をするのか」「長らく地縁血縁でやってきた世界なので難しい」との見方が大勢だ。

船員や海運関連の従業員らでつくる全日本海員組合の森田保己組合長は「そもそも運賃や用船料が削られてきたことが、内航海運が直面している問題の要因。用船料の適正化が不可欠だ。小型船が動かなくなればその分を外国籍船に頼むことになりかねず、事故も多発するおそれがある」と、現場の声を代弁する。

国交省でも小規模事業者の船員不足を含め、内航海運の課題解決に向けて各種検討会を設置するなど本腰を入れ始めた。荷主、オペレーター、オーナーいずれもが“三方良し”とならなければ、経済安全保障を掲げたオールジャパン体制の維持は難しくなるだろう。

489チバQ:2018/10/30(火) 16:56:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00010002-nishinpc-bus_all
「何のうまみもない」離島航路の厳しい経営 突然の休止で浮き彫りに
10/30(火) 10:22配信 西日本新聞
「何のうまみもない」離島航路の厳しい経営 突然の休止で浮き彫りに
新会社「五島産業汽船株式会社」による上五島(鯛ノ浦港)-長崎航路の就航セレモニー。国会議員や長崎県副知事も出席した=20日、長崎市の長崎港ターミナル
 長崎県の五島列島と本土を結ぶ五島産業汽船(長崎県新上五島町)が経営破綻し、離島住民の生活の足だった4航路が休廃止して間もなく1カ月。元従業員らが設立した新会社が上五島(鯛ノ浦港)-長崎の再開にこぎ着けたが、生活航路の突然の途絶は、人口減が進む離島航路維持の難しさを改めて浮き彫りにした。

【地図】長崎県の五島周辺の主な航路

 「なくてはならない航路なのに。突然ストップするなんて、もうやめてほしい」。再開した高速船で長崎港に下りた20代女性は、航路の将来に不安を隠さなかった。鯛ノ浦港から乗船できなければ、同じ五島航路を走る九州商船が発着する有川港か奈良尾港に行くしかない。それぞれ鯛ノ浦から北へ5キロ、南へ21キロ。入り江が続き山地も海岸に迫り、移動は容易ではない。

「離島航路はもうからん。誰がやっても同じだ」
 経営が傾いたきっかけは2015年の上五島(有川港)-佐世保就航。県外企業が赤字で撤退後、町の要望で中古のフェリーと高速船を購入したものの、誤算が相次いだ。認可に時間を要し、14年に予定した開業は1年遅れ。集客が期待されたキリシタン関連遺産の世界遺産登録も、構成資産やテーマの変更で16年から18年にずれ込んだ。

 初年度1億5千万円だった赤字は累計4億円に膨れ、会社全体の債務も21億円に及んだ。「計画が甘かった」。今月2日の運航休廃止後、五島産業汽船の社長は会見でうなだれたが、船舶関係者は別の見方をする。「離島航路はもうからん。誰がやっても同じだ」

 残る3航路は再開のめどが立っていない。

同一航路に競合会社がない場合、国や自治体が赤字額の一部を補填
 離島航路の経営はかねて厳しい。1952年制定の離島航路整備法に基づき、同一航路に競合会社がない場合、国や自治体が赤字額の一部を補填(ほてん)し航路を維持する。「赤字欠損」と呼ばれる仕組みで、2017年度、全国296の離島航路のうち120航路に国費だけで70億円がつぎ込まれた。

 適用外の航路も収支は厳しく、九州運輸局によると、各運航会社は島内のレンタカー事業など多角経営でしのいでいる状態という。

 全国最多の72の有人離島を抱える長崎県は赤字の全額補填に加え、09年には老朽化した船の買い替えと補修費を補助する制度を創設した。運航会社は助成を受ける見返りに、運賃引き下げにより、長い期間をかけて補助額と同額を「返還」する必要がある。

 鯛ノ浦-長崎航路にはこれまで17億円が投入され、残る返還額は10億円。破綻した五島産業汽船の事業を引き継いだ新会社は、この10億円の「債務」も継承する。債務返還に船を走らせれば走らせるほど船は傷み、新たな補修費が必要になる。出口の見えない、あり地獄のような仕組みだ。「離島の生活の足を維持するのが狙い。事業者にとって、何のうまみもない」。自治体関係者は声を潜める。

事業継承、申請から6日後のスピード決定 再開の早さも異例
 それでも、新会社ができた背景には、ダイヤや航路に複数の選択肢を求める、住民の強い思いがある。

 20日、鯛ノ浦港で開かれた就航式典。経営者が「かけがえのない航路だと痛感した」とあいさつすると、会場は拍手に包まれた。

 鯛ノ浦を出た船が滑り込んだ長崎港では、設立に尽力した地元衆院議員らが笑顔で迎えた。この議員が尽力した昨年4月施行の「国境離島新法」に基づき、長崎・五島など国境に近い8都道県71島の定住人口維持や航路の運賃低減へ向け、18年度、自治体に支払われる交付金は41億6千万円。

 事業継承に対する国の認可は、申請から6日後のスピード決定だった。幹線航路が前触れもなく休止するのは異例だが、再開の早さも異例。路線維持に対する国の思惑が透けて見えた。

 一方、五島列島の人口は1955年の約17万5千人をピークに、2015年には6割以上減って約6万2千人に落ち込んだ。船舶事業の“基盤”となる離島の人口減少に、対策は追い付いていないのが実情だ。

西日本新聞社

490チバQ:2018/10/30(火) 16:56:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000008-nagasaki-l42
2社に1隻ずつ貸与 新会社と九州商船 町が議会提示へ
10/30(火) 16:00配信 長崎新聞
 五島産業汽船(新上五島町)が経営破綻し離島航路を休止・廃止した問題で、新上五島町は29日、町所有の高速船「びっぐあーす」を同名の新会社(同町)と九州商船(長崎市)に1隻ずつ指定管理者として貸与し、新会社に鯛ノ浦(新上五島町)-長崎を、九商に有川(同町)-長崎をそれぞれ運航させたい考えを取材に明らかにした。30日の町議会全員協議会で示す。
 2隻(定員各300人)は、旧会社が今月1日まで、町の指定管理者として鯛ノ浦-長崎を1日3往復。経営破綻を受け、新会社と九商が新しい指定管理者として運航したい意向をそれぞれ町に伝えていた。
 町によると、新会社は現在、高速船「ありかわ8号」(定員79人)で鯛ノ浦-長崎を1日2往復。「びっぐあーす」と合わせ計2隻で運航したい意向という。
 一方、有川-長崎で高速船を、有川-佐世保で高速船とフェリーを運航している九商は、有川発着の航路の利便性向上を図るため、船がもう1隻必要との認識を町側に示していたという。
 指定管理について、町は船を両社に無償貸与し、整備などに関わる諸経費は会社側に負担してもらう考えという。

491とはずがたり:2018/11/01(木) 22:12:14

定期船が「寄り道」釣り客運び戒告処分 三島小説の島
https://www.asahi.com/articles/ASLC15GB3LC1ONFB010.html
2018年11月1日20時25分

 国土交通省中部運輸局は1日、定期船が無認可で航路を外れ、神島(三重県鳥羽市)の防波堤に立ち寄って釣り客らを有料で乗り降りさせたのが海上運送法違反にあたるとして、神島観光汽船(本社・鳥羽市)を文書による戒告処分とし、発表した。

 定期船は神島の船着き場と愛知県田原市の伊良湖を結んでいる。中部運輸局によると、5月に外部から情報提供があり、8月に監査したところ、日常的に本来の航路を逸脱し、釣り客らを運んでいたという。

 同社は別の会社から旅客船事業を引き継ぎ、2014年10月から神島―伊良湖間を運航。1970年代から遊漁船や渡船の事業もしていたという。同社の関係者は取材に「以前から釣り客を運んでおり、定期航路を引き継いだ後もサービスで続けていた。いけないとは思っていなかった」と話している。

492チバQ:2018/11/06(火) 20:37:50
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181106-OYT1T50057.html
社会実験フェリー航路、赤字見込みで継続困難か
2018年11月06日 13時18分
国会議員らも出席して7月に行われた深日洲本ライナーの出航式(大阪府岬町で)。運航を予定する期間の前半は、客足が伸び悩んだ
国会議員らも出席して7月に行われた深日洲本ライナーの出航式(大阪府岬町で)。運航を予定する期間の前半は、客足が伸び悩んだ



 兵庫県洲本市と大阪府岬町が、7月から社会実験で就航させている大阪湾航路「深日ふけ洲本ライナー」について、運航期間の短縮などを検討していることがわかった。来年2月までの8か月間で2万1000人以上の利用を目指しているが、前半の4か月間で8122人。運航を続ければ収支の悪化で最大約700万円の赤字が見込まれるとされ、両市町は難しい判断を迫られている。

 洲本市と岬町を結ぶ航路はかつて行商や観光などで利用されていたというが、1998年の明石海峡大橋開通の影響で、99年に廃止。人口減少が進む両市町は、深日洲本ライナーの就航で観光客などの交流人口を増やし、経済活性化を図りたい狙いがある。行政主体ではなく、民間に任せたいことから、将来の参入を促すため社会実験として利用者数や欠航便数などのデータを集めている。

 昨年度は6月25日〜9月30日、航路を地域おこしの核に位置付けている岬町が実施。今年度は、淡路島1周サイクリングが「アワイチ」として人気なことから、両市町が「広域型サイクルツーリズム事業」として取り組んでいる。運賃(片道)は中学生以上1500円、小学生500円で、定員68人の旅客船を使って1日4往復8便を運航。両市町を55分でつないでいる。

 両市町によると、今年度の予算は1億円。半分は国の地方創生推進交付金で賄い、両市町が1200万円ずつ負担。残り2600万円は運賃収入を充てる算段だ。

 ところが前半4か月間の運賃収入は7月186万5000円、8月353万3000円、9月208万1000円、10月263万6000円で、計1011万5000円。シニアと学生の運賃を割り引くなど利用を促しているが、乗客数の大きな伸びにはつながっていない。冬季は利用者が減り、天候不良で欠航便も増えると予想されるため、今月〜来年2月の運賃収入増は見込めないという。

 両市町は今後について、年内での運航終了のほか、週末と祝日の限定運航、運航を続けて赤字を補填ほてんする案などを検討。今週中にも、両市町で協議を始めるという。

 竹内通弘・洲本市長は「赤字を穴埋めする補正予算は組まないと公言しており、追加支出は難しい。行政として航路の必要性を訴えても十分に知られておらず、一般的に評価してもらえていないのが現状だ」と話す。一方、岬町の担当者は「何とか最後まで運航を続けたい。そのために、どうすべきかを洲本市と話し合う」としている。(清水裕)

2018年11月06日 13時18分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

493チバQ:2018/11/06(火) 20:38:24
https://this.kiji.is/432083619180938337?c=39546741839462401
関釜フェリー4代目、就航20年
「はまゆう」、日韓の懸け橋
 山口県の下関港と韓国の釜山港を結ぶ関釜フェリーの4代目日本籍船「はまゆう」(7747トン)が1998年の就航から20年を迎えた。先代より一回り大きくなった船体で、日韓両国の「懸け橋」としての役割を受け継いできた。

 98年には日韓共同宣言が発表された。在日本大韓民国民団(民団)山口県地方本部事務局長徐鶴奎さん(71)は「交流が盛んになり、韓国人旅行客のリピーターが多い」と話す。

 はまゆうは、韓国籍船「星希」と毎晩交互に下関と釜山を出港する。最安の2等室は片道9千円。沖で数時間停泊した後、朝8時ごろに両港に到着するため、宿代わりとなることも人気の理由だ。

494チバQ:2018/11/06(火) 20:39:20
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/559023.html
清水駅直結「切り札」 駿河湾フェリー発着場の移転検討
(2018/10/29 07:55)
駿河湾フェリー発着場の移転計画が進む江尻地区=2018年、静岡市清水区(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ」1号」から)
駿河湾フェリー発着場の移転計画が進む江尻地区=2018年、静岡市清水区(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ」1号」から)
駿河湾フェリー発着場の移転検討地
駿河湾フェリー発着場の移転検討地
 2019年3月末での撤退が発表された駿河湾フェリーの運航継続に関連し、静岡県や静岡市が3年前から検討しているフェリー発着場の移転計画に、関係者の期待が高まっている。現在の清水港日の出地区から、JR清水駅東口直結の江尻地区に移す計画で、実現すれば鉄道とフェリーのアクセスが大幅に向上する。今の運営会社から事業を引き継ぐ方針の県は、発着場移転を実現してフェリーの利用客増と事業の黒字化につなげる狙いだ。
 清水駅から車で5分ほどの日の出地区は、クルーズ船の寄港が急増して手狭になりつつあるため、フェリー発着場の移転が喫緊の課題になっている。県と市は16年1月から移転の検討を始めた。17年3月に県と市は「清水都心ウオーターフロント(WF)地区開発基本方針」を策定し、江尻地区への移転を盛り込んだ。同年2月には、清水駅と江尻地区を結ぶ屋根付き通路の供用も始まった。
 一方でフェリーを運航する「エスパルスドリームフェリー」は今年5月、フェリー事業からの撤退を発表した。県は関係市町と協力し、企業側からフェリーや係留施設の寄贈を受けて19年4月から当面、事業を引き継ぐ。さらに利用者を今より2割増やして年間20万人にすれば、黒字化できると試算。発着場移転は、重要なフェリー利用者増加策としてクローズアップされた。
 県は「発着場を移転して鉄道駅と海上交通の結節点としての機能を強化したい」(港湾局)と意気込み、移転先に近い清水魚市場の直販施設「河岸の市」との相乗効果にも期待する。同市清水区の物流会社の幹部は「移転すれば、江尻地区が便利になってにぎわいが増すはず。反対する人はいないのでは」と歓迎する。
 ただ、移転はまだ正式決定されておらず、時期のめども立っていない。県と市は地元関係者と協議中だ。移転に伴う埋め立て工事の費用負担や駐車場確保も課題になる。アクセス向上で鉄道利用者の乗船が増えても、より運賃を稼げる車両の乗船が伸び悩む懸念もある。それでも県の担当者は江尻地区が移転の最優先候補地だとし「まずはフェリー利用者を増やすのが重要。課題は多いが、実現させたい」と話した。

496チバQ:2018/11/11(日) 20:27:46
https://www.asahi.com/articles/ASLC52GCYLC5UDCB001.html
アクアラインで大打撃…東京湾フェリー、新たな活路
吉江宣幸2018年11月10日22時47分
 千葉県富津市金谷と神奈川県の横須賀市久里浜を半世紀以上にわたって結んでいる「東京湾フェリー」(本社・横須賀市)。公共交通機関として親しまれているが、東京湾アクアラインの開通後、利用客は最盛期の約3割にまで激減した。東京湾周遊、婚活クルーズ……と船の魅力を生かした企画で新たな活路を開いている。

 同社は現在、「かなや丸」(3580トン)と「しらはま丸」(3351トン)の2隻の貨客フェリーを運航し、金谷港―久里浜港(11・5キロ)を40分で結んでいる。通常の定期便は1日24便(12往復)で、土日や夏休みといった繁忙期は28便(14往復)に増える。

 1960年5月、500トンフェリー2隻で運航を開始。利用客の増加に伴い66年から3隻態勢になった。その後、バブル景気もあって、東京や神奈川などから房総地域のゴルフ場を訪れるゴルファーらで乗客は増え続け、94年度の年間利用客は約280万人に達した。

 だが、97年12月の東京湾アクアラインの開通で状況は一変する。98年度の利用客は約194万人に激減した。決定的だったのが2009年8月のアクアラインの通行料金の値下げだ。ETC利用の普通車が800円になった影響で、09年度の年間利用客は約98万人まで落ち込み、10年にはフェリー1隻を売却して2隻態勢にした。最近の利用客は年間85万人ほどという。

 寺元敏光・常務取締役(55)は「公共交通機関としての使命をしっかり担いつつ、船のレジャー性を生かしたクルーズを試みた」と話す。「東京湾周遊特別クルーズ」と、船上婚活パーティー「ふねコン」を数年前から始めた。「利用客が比較的少ない時間帯に、定期便の1隻を汎用(はんよう)している」と寺元さん。

 東京湾クルーズは原則、毎年5月に実施している。東京湾アクアラインを巡り、羽田空港沖合で海上からしか見られない旅客機の迫力ある離着陸の光景を観賞。横浜港に出入港する大型客船や横須賀基地に出入港する米軍艦船を見ることもできる。様々なアトラクションもあり、人気という。参加費は大人6千円(大人同伴の幼児は無料)、小学生5千円。

 「ふねコン」はこれまで20回以上行っており、毎回、男女数十人が参加。カップル成立の割合は比較的高く、結婚した男女も多いという。今年は12月23日に予定しており、40代までの独身男女30人ずつの参加者を募っている。参加費は男性9千円、女性3千円。

 このほか、花火大会や海上自衛隊の観艦式に参加する艦船を観賞するクルーズも好評という。

 寺元さんは「気軽にフェリーに乗って海からの情景を満喫して欲しい。普段気付かない房総の魅力を再発見できるはずです」と話す。

 「ふねコン」などの問い合わせ・申し込みは「東京湾フェリー」(046・830・5622)へ。(吉江宣幸)

498とはずがたり:2018/11/25(日) 15:03:16
7月休止の兵庫「洲本ー関空航路」 補助金問題の収拾へ、洲本市など臨時議会に諮る
https://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20181116005.html
11月16日 08:30神戸新聞

7月休止の兵庫「洲本ー関空航路」 補助金問題の収拾へ、洲本市など臨時議会に諮る

洲本港を出発する関空航路の始発便。淡路関空ラインの幹部らが見送った=2017年7月9日早朝

(神戸新聞)

 洲本港?関西空港航路をめぐる補助金問題は、決着するか。計6千万円を運航会社・淡路関空ラインに交付した淡路広域行政事務組合、兵庫県洲本市は16日、組合、市の臨時議会に、返還命令額の減額による事態収拾案を諮る。10年ぶりの航路復活が訪日外国人観光客(インバウンド)誘致の期待を集めたものの、一丸となって取り組むべき運航会社、行政、観光業界の動きがかみ合わず、たった1年で終わったこの事業。幕引きは、どう図られるか。注目される。(西井由比子)

■競合

 関空航路事業の原点は、2014年2月、瀬戸内海の国立公園指定80周年を記念して淡路島内で開かれた、瀬戸内観光の活性化を促すシンポジウムだった。

 このシンポジウムに参加した淡路ジェノバライン社長で、後に関空航路の事業会社・淡路関空ラインを設立することになる吉村静穂氏が翌年10月、一般社団法人「瀬戸内海島めぐり協会」を結成。島一丸となって航路開設推進に取り組む組織として、観光業界を中心に島内の財界人らを役員に迎え、足場を固めていった。

 時を同じくして、洲本市、大阪府岬町が深日航路をめぐる協議を開始。関空ラインが関空航路事業の休止前後に「乗客を一部食い合う」と主張した2航路の競合問題は、構想段階から見え隠れしていた。

■すれ違い

 2017年春を目指した運航開始は、夏にずれ込んだ。表向きの理由は船員不足だったが、事業支援をめぐって洲本市との協議がまとまらないことが背景にあった。観光シーズンの夏を超えて遅らせることはできず、ぎりぎりの綱引きの中で6月中旬、国土交通省に航路開設を申請。その後、PRも間に合わないまま乗客ゼロのスタートを切る。

 関空ライン、行政、観光業界の3者の動きは、終始かみ合わなかった。昨年12月ごろ、行政が補助金交付に向け動き出したときには、関空ラインは予想を超えて膨らむ赤字に悩み、支援先探しを開始。インバウンド誘致のため、淡路島観光協会が台湾から視察団を招いたのは翌年1月で、船はオフシーズンだった。船を降りた先の二次交通問題の切り札として淡路県民局が導入を図った、インバウンドにとって使い勝手の良いシステム搭載タクシーの実証実験開始は、航路休止の1週間後だった。

■航路論議は北へ

 20年前の明石海峡大橋開通後、岩屋?明石航路を除いて消えた淡路島発着の航路。淡路島に、海路は必要か。

 論議の軸足は、島北部に移った。島北部の淡路市は官民による観光開発投資が活発で、対岸・大阪の国際博覧会(万博)誘致、統合型リゾート(IR)構想とからめた航路開設のタイミングをうかがう。

 門康彦淡路市長は8月、井戸敏三県知事が出席する意見交換会の場で、淡路交流の翼港の活用について県に協力を要請。9月には国営明石海峡公園の大規模開発計画も明るみに出て、公園に隣接する翼港の活用に関心を示す企業が島内外から現れている。

     ◆

 関空航路事業とは、何だったのか。

 関空ラインの乗客総数は、1万7504人。関空がインバウンドで沸く中、かつて関空航路を運航した洲本市の第3セクター、洲本パールラインの年間最低実績値(2003年、6万2570人)をも大幅に下回った。

 関空ラインの元従業員は、航路事業の総決算の場となる臨時議会の行方を注視する。「この島の活性化を助ける、夢のある事業だと思って協力した。さまざま入り交じる思いがある。最後を見届けたい」

 観光業界を代表してこの事業に関わってきた淡路島観光協会の樫本文昭会長は「いったいどれほどの島民が、この事業に関心を持っていただろう。島民置き去りの事業だった」と指摘。「島に海路は必要か。今後航路を考えるとき、公金を投じるなら、この根本に立ち返り議論を尽くさねばならない」

499チバQ:2018/12/25(火) 18:23:04
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/261303?rct=st_recommended
宮蘭フェリー、我慢の半年 トラック 1日平均往復15→22台 ダイヤ改編、八戸寄港でやや改善 岩手側の道路は当面不便
12/23 05:00
室蘭港に停泊する川崎近海汽船のフェリー「シルバークィーン」。八戸に寄港するダイヤ改編後、貨物の利用が増えている=19日
室蘭港に停泊する川崎近海汽船のフェリー「シルバークィーン」。八戸に寄港するダイヤ改編後、貨物の利用が増えている=19日
室蘭港に停泊する川崎近海汽船のフェリー「シルバークィーン」。八戸に寄港するダイヤ改編後、貨物の利用が増えている=19日
宮蘭フェリー、我慢の半年 トラック 1日平均往復15→22台 ダイヤ改編、八戸寄港でやや改善 岩手側の道路は当面不便
 【室蘭】室蘭市と岩手県宮古市を結ぶ定期フェリー航路「宮蘭(みやらん)航路」が就航し、22日で半年を迎えた。収益の柱の貨物トラックが不振のため、運航する川崎近海汽船(東京)が南下便を八戸港(青森)に寄港させるてこ入れ策を10月に実施。利用は伸びたものの、まだ目標には届かない。関係者は、2020年度に三陸沿岸などの高速道路が全面開通すれば、フェリーの利便性も高まり、貨物利用がさらに増えると見込むが、当面は我慢が続きそうだ。

 6月22日就航の宮蘭航路は、当初は室蘭と宮古を1日1往復、片道10時間で結んだ。航路の売りは、震災復興支援を目的に整備中の三陸沿岸道路など高速道路とのアクセスがよいこと=図=。無料で供用され、沿岸部は雪が少ない。国が定める連続8時間以上の休息時間も船内で取れる。

 だが、北海道運輸局室蘭運輸支局によると、就航から10月6日のダイヤ改編前まで、1日平均の貨物車両の利用は往復約15台。胆振東部地震後に緊急車両や電源車の輸送急増がありながら、目標の年間1万8千台、単純計算で1日約50台を大きく下回った。まだ高速道路が途切れ途切れで運転しづらく、一般道で牛を載せた荷台が揺れることが敬遠された。室蘭港の関係者は「航路の存続が難しくなる水準だった」と明かす。

 利用者からは「八戸から東北道で関東に入る方が楽」などの声があり、川崎近海汽船は全国の運送業者に調査を実施した。苫小牧―八戸(苫八)航路の午前4時45分八戸着の同社便より早く到着したいとの要望もあり、宮蘭航路の南下便を同3時半に八戸に寄港させるダイヤ改編に踏み切った。

 改編から11月末までのトラック利用は往復合計で1日平均22台。改編前より室蘭―宮古の運航時間は約1時間延びたが、利用は約7台増えた。同社フェリー部は「一定の評価はできる」と、牛や生鮮食品の輸送の伸びに手応えを口にする。

 砂川市の運送業「丸一運輸」は、道北や日高管内の牧場から肉用牛などを本州へ運んでいる。八戸港が八戸道に近く、宮古で降りるより荷台が揺れないことに加え、「苫八航路より早く本州に入ることができる。目的地に早く着くので『(食肉処理後の)肉の状態がいい』と言う関係者もいる」とメリットを挙げる。

 岩手県で初のフェリー就航を機に宮古を海運の新たな拠点としたい川崎近海汽船は、高速道路の全面開通後に八戸寄港をやめることも視野に入れる。今後は集荷営業と新たな顧客開拓に力を注ぐ。(横山清貴)

500チバQ:2018/12/25(火) 18:23:38
https://news.nifty.com/article/economy/traffic/12203-82247/
日本唯一、3か国間の国際フェリー 乗船時から「異国感」、海まで凍るウラジオストクへ


2018年12月24日 13時35分 乗りものニュース

日本唯一、3か国間の国際フェリー 乗船時から「異国感」、海まで凍るウラジオストクへ
韓国の東海に寄港中の「イースタンドリーム号」。乗客は韓国人が多数を占めるため、ほとんどがここで下船する(高山和佳撮影)。

ロシア極東のウラジオストクには飛行機で行くのが一般的ですが、鳥取県から韓国経由でフェリーも運航されています。日・韓・露の3か国にまたがる唯一の航路は、韓国の会社が運航。冬には海の絶景も楽しめます。

境港〜東海〜ウラジオストクの3港を結ぶ

 日本と外国を結ぶ国際航路は数少なく、現在は韓国、中国、ロシアとのあいだで数路線が就航しています。このうち、日本から同じ船で2か国に行けるものが、ひとつだけ存在。鳥取県の境港と韓国の都市・東海(トンヘ)、そしてロシアのウラジオストクを結ぶ航路です。

 同航路は韓国の船会社であるDBSクルーズフェリーが2009(平成21)年に運航を開始。就航している「イースタンドリーム号」は、もともと日本のマリックスラインが鹿児島〜奄美〜那覇航路で「クイーンコーラル」として運航していたフェリーです。引退後にDBSクルーズフェリーが購入し、改修のうえ就航させました。

 運航は基本的に週1往復。往路は境港を土曜の19時に出港し、日曜の9時30分に東海へ到着。同日14時に東海を出港し、月曜の14時、ウラジオストクへ到着します。ただしこれは2018年11月25日から2019年2月末までの冬季スケジュールです。

 境港〜ウラジオストクの片道運賃は、最も安いエコノミークラスで2万6000円(燃油サーチャージ別)。成田空港や関西空港から出ている飛行機の直行便より安く行ける場合もありますが、ウラジオストクまでは43時間、途中の東海で船外に出られるとはいえ40時間近くも船のなかです。それでもあえてこのフェリーに乗る人がいる理由は、船旅自体のおもしろさにあるかもしれません。

乗ったときから「異国感」 冬の甲板では絶景も!

 このフェリーは韓国の会社ということもあり、乗客のほとんどは韓国人で、日本人やロシア人の観光客はそのうちの2割ほど。船内放送も韓国語もしくは英語となっており、乗船したときから「異国感」が漂います。

 船内レストランも韓国料理がメインで、ビュッフェスタイルでチゲなどが食べられます。早朝から深夜まで営業しているバーも船内にあり、こちらではハンバーガーなど韓国料理以外の食事メニューも揃っています。もちろんアルコール類も、ビールやカクテルなど種類が豊富です。

 さらに、2階船尾にはナイトクラブやカラオケも。ナイトクラブでは夜ごとショーが開かれます。そのほか、大浴場、無料のサウナ、免税店、コンビニなど、長い船旅を楽しく過ごすための基本的な施設はひととおり揃っているといえるでしょう。

 船内だけでなく、船外の景色も見どころです。冬季に乗船したら、ウラジオストクに到着する前に甲板に出て、周りを見渡してみてください。見渡す限り海が凍りつき、一面の銀世界となっていることがあります。そのなかを船は分け入るようにして進み、船尾から後ろには、氷が割れて一筋の「道」が海上に作られるのです。

 厳冬期のウラジオストク周辺の海域では海が凍りつき、人がその上を歩けるほどになります。同地の観光シーズンは温暖な8〜10月とされていますが、氷の絶景を見るために、あえて冬季のフェリーに乗船するという選択もありでしょう。

 ちなみに、ウラジオストクはロシア極東の軍港であるとともに、古くから商業港としても栄え、アジア太平洋各国との貿易拠点になっていました。2017年8月からは簡易ビザ制度が始まり、これまで煩雑だったビザ手続きも電子化により簡単になっています(ウラジオストク含む沿海州の滞在のみ有効)。

※記事制作協力:風来堂

502とはずがたり:2018/12/25(火) 19:02:55
削除のするので本文除いて再投下。

501 名前:チバQ[] 投稿日:2018/12/25(火) 18:25:07
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3910377018122018L72000/
横須賀市など、北九州結ぶフェリーの就航めざす
2018/12/19付日本経済新聞 地域経済

503とはずがたり:2018/12/27(木) 18:58:40

駿河湾フェリー運営、一般社団を軸に議論 静岡県と3市3町
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/582052.html
(2018/12/26 07:27)

 静岡県などが2019年に現在の運航会社から引き継ぐ駿河湾フェリーの運営体制について、県と駿河湾沿岸3市3町(静岡市、下田市、伊豆市、西伊豆町、松崎町、南伊豆町)が一般社団法人を設立して運営する案を軸に検討していることが25日、関係者への取材で分かった。27日に県の庁内プロジェクトチーム(PT)で最終決定する見通し。
 同法人がフェリー事業を担うのは暫定的な措置になる見通しで一定期間運営した後、新たな事業者を募集することも視野に入れている。一般社団法人は、県と市町が対等な立場で事業に参画できる事業主体として適していると判断し、有力になった。赤字が出た場合の負担割合などについては調整が続いている。
 運航継続の新体制について、県は一般社団法人のほか株式会社や第三セクター、一般財団法人、連携協定などを選択肢として、3市3町と協議してきた。船舶や係留施設は所有する鈴与グループが県に寄付し、運航業務はエスパルスドリームフェリーが4月以降も担うことが決まっている。
 県は今月、フェリー継続による県内への経済波及効果は約21億円と試算。利用者を現在より2割増やして年間20万人を確保できれば、フェリー事業が黒字化するとの試算も公表している。

504とはずがたり:2018/12/27(木) 18:59:20

駿河湾フェリー、利用増には「料金下げ」 県民アンケートで最多
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/580439.html
(2018/12/21 08:57)

 2019年4月から静岡県が民間から事業を引き継ぐ駿河湾フェリーについて、県がこのほど実施した県民へのアンケートで利用を増やすための方策を尋ねたところ「乗船料金の値下げ」(62・8%)を選択した人が最も多かったことが分かった。アンケートはフェリーの利用促進に役立てるため初めて実施。県は結果を参考に今後の方策を検討している。
 アンケートはインターネットで9月10日から同23日に行い、10代から80代までの県民男女計564人から回答を得た。フェリーの利用に関する質問など7問を聞いた。
 同フェリーの現行運賃は季節や条件によって異なるが、大人1人が2千円前後、車両は5千〜1万3千円程度。回答者の3分の2近くが、料金を下げれば利用が増えるとの見方を示した。質問は複数回答可で、ほかに「宿泊施設や観光施設とのセット割引の充実」(52・5%)、「運航便数の増」(25・9%)、「フェリー内イベントの充実」(25・7%)などが続いた。
 同フェリーの運航事業者が撤退することについて聞いたところ、「観光利用のために航路を継続してほしい」が60・3%で最多。「駿河湾のシンボルとして航路を継続してほしい」が41・5%で続いた。「必要ないのでこのまま撤退しても構わない」は20・0%だった。
 同フェリーを利用したことがあるか聞いたところ、「ある」は39・2%、「ない」は60・8%。利用目的は「観光」が95・0%で突出し、「生活交通」5・0%、「ビジネス」は3・6%だった。

505荷主研究者:2019/01/02(水) 20:50:18

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/471301/
2018年12月07日 06時00分 西日本新聞
博多港にターミナル新設 超大型のクルーズ船2隻に対応

 福岡市が博多、天神に次ぐにぎわいの「第3の核」と位置付けている博多港中央・博多ふ頭ウオーターフロント(WF)地区の再整備に向けた事業計画の全体像が判明した。超大型クルーズ船2隻同時着岸に対応するクルーズターミナルを、民間活力を生かし新設する。一帯の再整備事業費は公共施設分で約400億円の見通しで、2021年までに公募を経て施設建設や運営を担う事業者を決定する。ロープウエーなどを念頭に置いている博多駅周辺とWFを結ぶ新たな交通システムについては、市が10年以内の導入に向け検討することも明らかになった。

 博多港のクルーズ船寄港は3年連続全国最多で、市はWF地区の岸壁延伸などを進めてきた。新クルーズターミナルについて、市は中央ふ頭西側にある定期旅客船の国際ターミナルの改修も検討したが、増築などによる機能強化が困難と判断。現在、ふ頭北側にあるクルーズセンター付近に新設することにした。

 新ターミナルは22万、16万トン級のクルーズ船の同時受け入れを視野に、クルーズセンターにあるCIQ業務(税関、出入国管理、検疫)施設や待合室などを確保。延べ床面積は約1万3千平方メートルで、にぎわいを創出する民間施設と一体的に整備する。民間に公共施設の運営権を付与する「コンセッション」方式を港湾施設として全国で初めて導入する方針。クルーズ客用の観光バス駐車場も100台分増やし240台分とする。

 コンサートや大型コンベンション(MICE)機能を持つ新ホール(最大3千席)も新設。事業者の選定では、MICEに対応するために解体予定の福岡サンパレス跡地にスイートルームを備えた250室以上の高級ホテルの誘致を条件とする。

 今後10年間に導入を目指す新交通システムについては、市や研究機関による調査でモノレールや地下鉄といった八つの交通システムの輸送能力や建設費などを比較したところ、高島宗一郎市長が11月の市長選の公約に掲げたロープウエーの評価が高い結果が出ているという。

=2018/12/07付 西日本新聞朝刊=

506チバQ:2019/01/07(月) 17:54:05
https://www.asahi.com/articles/ASLDK4WKKLDKPITB013.html
広島)松山行きフェリー、新造船就航へ 8月予定
近藤郷平 2019年1月1日03時00分
瀬戸内海汽船(広島市)は広島・呉―松山航路に今年8月、新たなクルーズフェリー(カーフェリー)を導入する。船内にはエレベーターを設けてバリアフリーとし、無料のWi―Fi(ワイファイ)を整備する。

 同航路は物流業者から観光客まで幅広い客層の利用があるのが特徴で、「瀬戸内海の移動を楽しむみんなの公園」をコンセプトに、客室は風景を楽しんだり、ゆったりとごろ寝したりできる内装にする。旅客定員は300人、車両積載台数は35台(乗用車換算)。

 瀬戸内海汽船と石崎汽船(松山市)との共同運航で、通常は4隻で1日10便(往復)。両社は20年夏までに、既存の4隻を順に新造船に切り替える予定という。(近藤郷平)

507チバQ:2019/01/07(月) 17:54:41
https://www.sankei.com/region/news/181228/rgn1812280007-n1.html
駿河湾フェリーの運航経費、5.1億円と試算 県と市町、6月めどに新体制
2018.12.28 07:06地方静岡
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プロジェクトリーダーの難波喬司(左)、土屋優行(右)両副知事と川勝平太知事がそろい、来年度以降の駿河湾フェリーの運航体制を発表した=27日、県庁(田中万紀撮影)
プロジェクトリーダーの難波喬司(左)、土屋優行(右)両副知事と川勝平太知事がそろい、来年度以降の駿河湾フェリーの運航体制を発表した=27日、県庁(田中万紀撮影)
 運営事業者が来年3月に撤退する駿河湾フェリーについて、川勝平太知事は27日、来年4月に県と6市町で構成する一般社団法人を設立して共同運営すると正式発表した。運航継続策を検討中の県のプロジェクトチーム(PT)はこの日、一般社団法人設立の方針を確認するとともに、運航継続に必要な経費を年間5億1千万円とする試算結果を公表した。来年度以降はこの費用を自治体負担と運賃などの収入で賄いながら、フェリー事業を継続する。

 清水港(静岡市清水区)と土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーは伊豆半島の振興に欠かせないため、事業者の撤退発表以降、県と航路周辺の静岡市▽下田市▽伊豆市▽西伊豆町▽南伊豆町▽松崎町が運航継続を目指して協議してきた。

 川勝平太知事はPT終了後、「運営体制は県と6市町が全く対等である一般社団法人がふさわしい」と明かした。新法人はフェリーの管理や修繕に加え、旅行商品の企画開発、旅行会社への営業活動、県内外での観光PRなどを担当する。各自治体の議会での承認を経て来年4月に新法人を設立し、6月をめどに新しい運航体制に移行する運びという。

 また、県はこの日、フェリー事業継続に必要な費用を年間5億1千万円とする試算結果を公表した。このうち、大規模修繕費や施設使用料など船舶の維持管理に必要な費用6500万円は7自治体が負担することでおおむね合意しており、現在負担割合を調整している。

 人件費や燃料費などフェリー運航に直接関わる費用4億4500万円については、現在の年間利用者と同水準の16万数千人の利用があれば収支が均衡する。利用者が20万人まで増えれば、自治体負担が見込まれる船舶の維持管理費6500万円までも運賃などの収入から捻出でき、自治体の負担をなくすことができる。

 このため、県は従来の方針通り、年間20万人の利用を目標に、地元観光協会などと協力しながら、利用促進に努めることにしている。

508チバQ:2019/01/09(水) 15:15:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00369388-okinawat-oki
燃料が来ない、黒糖が出荷できない…波照間島への船が故障 年末から運休
1/9(水) 8:05配信 沖縄タイムス
燃料が来ない、黒糖が出荷できない…波照間島への船が故障 年末から運休
昨年末から故障運休している貨客船「フェリーはてるま」=8日、石垣市八島町・石垣港
 沖縄県竹富町の波照間島と石垣市を結ぶ貨客船「フェリーはてるま」(194トン)が故障で昨年末から運休している。貨客船は、波照間島への燃油・高圧ガスなどの搬入や、重機、農畜産物など物資全般の輸送を担うため、島の産業に影響が広がっている。

【地図で確認】波照間島はここ

運航再開は15日以降
 貨客船は、昨年12月27日に石垣市へ向かう際にかじを動かす油圧モーターが故障し、同28日から運休している。運航する安栄観光(石垣市)によると必要部品は本土メーカーから14日に到着予定だが、修理や検査に時間がかかるため運航再開は早くて15日以降となる。臨時の貨客船(19トン)を11日に運航予定だが、天候次第では出港できない可能性もある。

 波照間島唯一の給油所、波照間石油販売所はガソリンの搬入停止に伴い4日から販売を制限していたが、8日午前にガソリンと灯油が売り切れた。従業員の西石垣洋さん(36)は「製糖や公共工事で需要が多い。軽油は残るが、このままでは今週持つかどうか」と不安を隠さない。

 同販売所の代表で畜産業も営む西石垣周三さん(66)は13日に石垣市で始まる初競りに向け臨時の船で出荷予定という。通常なら出荷は競りの4〜5日前。「子牛の状態が心配。出したい時に出せないなんて」とため息交じりに話した。

 波照間製糖では島外に出荷できない約6千ケースの黒糖製品が倉庫にあふれそうだ。臨時の船は波しぶきが製品に影響するため利用できないと言い、金武清也事務所長は「保管場所がなければ工場を止めるしかない。早く何とかしてほしい」と願った。

 安栄観光の平安名浩文統括部長は「島の方々に不便を掛けて申し訳ない。一日も早く通常通りに運航できるようにしたい」と話した。

509チバQ:2019/01/23(水) 15:54:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190123-00000003-mai-bus_all
太平洋フェリー新造船「きたかみ」 多彩な部屋でペットと船旅も 大部屋廃止
1/23(水) 6:31配信 毎日新聞
太平洋フェリー新造船「きたかみ」 多彩な部屋でペットと船旅も 大部屋廃止
25日に就航する太平洋フェリーの新「きたかみ」=名古屋市港区空見町のフェリーふ頭で2019年1月22日、黒尾透撮影
 名古屋と仙台、北海道苫小牧を結ぶ太平洋フェリー(名古屋市)の8年ぶりとなる新造船「きたかみ」の内覧会が22日、同市港区の名古屋港フェリーふ頭であった。船旅の変化に合わせて大部屋をなくし、ペットと同宿できる客室を設けるなどしたのが特徴だ。25日に苫小牧―仙台間に就航する。

 1989年就航の現「きたかみ」と総トン数(1万3694トン)や積載車両(トラック166台、乗用車146台)はほぼ同じだが、家族客などプライバシーを求める意識の変化に応え、客室数を58室から189室に増やした。大部屋に代わる最も安い客室はカプセルホテルのようなカーテンで仕切った2段ベッド。旅客定員は701人から535人に減らし、豪華なツインルームや和室、家族向けなど、多彩な部屋を用意した。

 同社によると、格安航空会社(LCC)や長距離バスの増加で、フェリーは低価格競争では太刀打ちできなくなってきた。一方で運転手不足の影響から、トラックのフェリー利用が増加。長距離フェリー会社は積極的に新船を導入し、豪華さの競争に拍車をかけているという。「大部屋で雑魚寝というイメージは変わってきている」と同社の志甫裕(しほゆたか)社長は強調。宇宙をイメージしたプロジェクションマッピングを用意するなどし、「非日常を味わってもらいたい」と話す。【黒尾透】

510荷主研究者:2019/02/19(火) 22:49:59
>>509
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190125_12022.html
2019年01月25日金曜日 河北新報
<太平洋フェリー>仙台-苫小牧航路に新造船 大部屋廃止、個室増やし快適性向上

新造船「きたかみ」

大部屋をなくして増やした個室

 太平洋フェリー(名古屋市)は24日、仙台-苫小牧航路に就航させる新造船「きたかみ」(13694トン)を、仙台市宮城野区の仙台港フェリー埠頭(ふとう)で関係者に披露した。同社の船では初めて大部屋を廃止して個室空間を増やし、乗客の快適性を高めた。

 1989年に就航した同名の「きたかみ」(13937トン)の後継船。大部屋の代わりに個室を大幅に増やし、寝台も全てカプセル型としたため、旅客定員は701人から535人に減った。ペットと一緒に泊まれる部屋も初めて導入した。

 車の積載は乗用車146台、トラック166台。ドライバー不足などからフェリーを利用するトラックが増えており、ドライバー専用の客室も全て寝台から個室に切り替えた。

 同社の新造船は2011年以来8年ぶり。25日に就航する。志甫裕社長は「仙台-苫小牧航路はリピーターが多い生活路線。船旅に慣れた乗客の使いやすさを重視した。北海道と東北の人的、物的交流の活性化に貢献したい」と話した。

511チバQ:2019/05/29(水) 19:55:11
https://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2019052900036067
フェリー「さんふらわあ」好調 旅客・乗用車とも最多[05/29 19:32]


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鹿児島県の志布志市と大阪を結ぶフェリー「さんふらわあ」の昨年度の旅客数と乗用車の積載台数が、合併して今の会社になった2011年度以降で最も多かったことがわかりました。

これは29日に開かれた志布志・大阪航路の利用促進協議会の総会で報告されたものです。それによりますと、「さんふらわあ」の昨年度の旅客数は前の年度より14%増の17万8752人、乗用車の積載台数は9.1%増の3万4203台で、ダイヤモンドフェリーと関西汽船が合併し今の会社になった2011年度以降、最多でした。
また、トラックも1便あたりの積載台数が105台と最も多く、修学旅行の利用者は603人で、31%増えています。

増えた要因として、フェリーさんふらわあでは、去年9月に就航した新造船の効果や、協議会からの乗船料の助成効果、県によるPR効果を挙げています。

(フェリーさんふらわあ 井垣篤司社長)「新造船に乗っていただいた方が、もう1回乗ってもらうためにどうしたらいいか。日々、CS(顧客満足)を高めるような運動をしながら、もう1回乗ってもらう仕掛けを増やしていきたい。」

総会では、今年度の事業計画案と3243万円の予算案が承認されました。

512チバQ:2019/05/29(水) 19:56:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190519-00010004-norimono-bus_all
露天風呂まで! 長距離フェリー、どこまで進化するのか?
5/19(日) 18:01配信 乗りものニュース
露天風呂まで! 長距離フェリー、どこまで進化するのか?
阪九フェリーの泉大津航路の船に備わる露天風呂。
2019年は「フェリーでクルーズ元年」?
【本記事は、旅行読売出版社の協力を得て、『旅行読売』2019年6月号に掲載された特集「遊覧船から長距離フェリーまで ふらっと船旅 絶景さんぽ」内のコラム記事「進化を続ける長距離フェリーで快適な旅を」を再構成したものです】

【写真】「宇宙旅行」できる長距離フェリー

※ ※ ※

 30年前の1989(平成元)年は、「日本のクルーズ元年」と呼ばれた。初の国産クルーズ客船が登場したからだ。そして元号が「令和」に変わる2019年は、「フェリーでクルーズ元年」となるかもしれない。

 長距離フェリーといえば、だだっ広い和室に大勢の人たちが川の字で眠る、退屈な長い時間を過ごす移動手段というイメージが強い。

 だが、それはもう過去の話だ。最近のフェリーは、個室が大幅に増加。大部屋をなくし、個室のみという船も登場している。同時に、バルコニー付きのハイグレードキャビンを有する船も増えた。

 施設の充実もめざましい。例えば、阪九フェリーのように、展望大浴場に露天風呂を併設するフェリーも珍しくなくなっている。

 船内イベントや食事の進化にも注目だ。名古屋〜仙台〜苫小牧を結ぶ太平洋フェリー「いしかり」「きそ」では、一流エンターテイナーによるラウンジショーが毎晩開かれている。タヒチやエーゲ海をイメージした船内レストランでは、バイキング形式で北海道・東北・名古屋などの旬の料理を味わえる。

露天風呂まで! 長距離フェリー、どこまで進化するのか?
専用バルコニーも付く商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」のスイート(洋室)。
ある意味「最強」の公共交通機関?
 2019年1月にデビューした太平洋フェリーの新船「きたかみ」のコンセプトは“スペーストラベル”。プロジェクションマッピングなどの演出で、船内で宇宙を遊泳しているような気分になれる新感覚フェリーだ。

 大洗〜苫小牧を結ぶ商船三井フェリーの「さんふらわあ ふらの・さっぽろ」もすごい。2層吹き抜けの斬新な展望通路が印象的だ。食事は、ディナーのコースメニューの質が非常に高い。デジタル技術を駆使したサービスも充実し、映画や寄港地情報、ゲームなどを楽しめる。

 現在のフェリーは、クルーズ気分を格安で満喫できる。その多くが夕方か夜に出港し翌朝に到着するダイヤを採用するため、「動く海上ホテル」と称される。

 広い船内は自由に動け、一晩眠れば翌朝は目的地。体にも優しく、到着後は朝から観光に時間を使える。ほぼ毎日運航しているので、自分の都合でスケジュールを組めるのもいい。長距離フェリーは、まさに「最強の公共交通機関」である。

“令和”という新しい時代が幕を開けた。2019年は「フェリーでクルーズ」を先取りしたい。

カナマルトモヨシ/旅行読売

513チバQ:2019/06/03(月) 18:10:59
https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201905/0012381028.shtml
2019/5/31 05:30神戸新聞NEXT

たこフェリー跡地に観光施設 来年春の開業目指す
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「タコステーション」の完成予想図(恵美寿提供)
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「タコステーション」の完成予想図(恵美寿提供)
新たな観光施設の建設工事が進むたこフェリー乗り場跡地=淡路市岩屋
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新たな観光施設の建設工事が進むたこフェリー乗り場跡地=淡路市岩屋
神戸新聞NEXT
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神戸新聞NEXT
 2010年に運航休止、12年に航路廃止となった明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)の乗り場跡地(兵庫県淡路市岩屋)で、新たな観光施設の建設が始まった。飲食、物販店が入る「タコステーション」(愛称・タコステ)で、来春のオープン予定。にぎわいを誇ったかつての“島の玄関口”が、観光客や住民が集う地域拠点として生まれ変わる。(内田世紀)

 乗り場跡地は現在、淡路市が所有。航路廃止後は宿泊施設やコンビニエンスストアなど、民間事業者による活用案もあったが実現には至らなかった。そこで3年ほど前、地元で「道の駅あわじ」を運営する淡路観光開発公社と淡路島岩屋漁業協同組合が跡地の再利用について話し合いをスタート。高齢化が進み商店街が衰退する中、「観光客だけでなく地域住民に役立つ施設を」と、地域拠点建設の構想を練った。

 行政に支援を働きかけたところ、市と県による助成のめどが立ったため協議を本格化。18年10月、同公社、同組合と同市大磯のフードサービス業「ユーアールエー(URA)」が出資して新会社「恵美寿」を設立した。

 新たな施設は鉄骨平屋(床面積約250平方メートル)で、海鮮料理を中心とした飲食店と、野菜や魚介類、土産物を扱う物販店などが入る。URAが運営し、道の駅の経営ノウハウなどを参考にするという。工事費は1億7千万円余りで、今年12月の完成、来年3月の開業を目指す。

 「観光客の力を借りながら、地域を活性化させたい」と道の駅あわじの西田利行駅長。「海水浴場やジェノバライン船着き場のポートビル、道の駅などと無料バスで結び、岩屋地域が一体的に盛り上がるようなビジョンを考えたい」とする。

514 チバQ:2019/06/23(日) 16:02:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00000015-khks-bus_all
<Eスコープ>宮古-室蘭フェリー就航1年 旅客堅調、貨物は苦戦

6/22(土) 14:30配信��
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室蘭行きのフェリーに乗り込むトラック=21日午前8時50分ごろ、宮古市の宮古港

 宮古市と北海道室蘭市を週6往復する岩手県初の定期カーフェリー「宮蘭フェリー」は、就航から22日で1年となる。旅客輸送は堅調に推移している半面、収益の柱と位置付ける貨物輸送は苦戦が続く。反転攻勢の鍵を握るのは、首都圏への物流を中継する仙台につながる三陸沿岸道だ。(宮古支局・佐々木貴)

【太平洋フェリー】仙台-苫小牧航路に新造船 大部屋廃止、個室増やし快適性向上

 岩手県が公表した宮蘭フェリーの輸送実績(速報値)によると、昨年6月〜今年5月のトラック輸送は3374台。運航会社の川崎近海汽船(東京)が目標とした1万8000台には遠く及ばなかった。

 同社がフェリー就航に踏み切った背景には、ほぼ無料で利用でき、冬季も積雪が少ない三陸道の存在があった。

<敬遠 予想以上>

 仙台-八戸間359キロを結ぶ三陸道は、3月末までに約7割の256キロが開通。東日本大震災の復興支援道路として整備は急ピッチで進むが、全線開通は2020年度の見通しだ。

 「我慢続きの1年だった」と同社の嶋村嘉高フェリー部部長代理は振り返る。無料であっても、一部区間では一般道の走行を強いられてしまう。三陸道を敬遠するドライバー心理は予想以上だった。

 昨年10月にはダイヤを改編し、室蘭発宮古行きは東北自動車道や八戸自動車道への接続が容易な八戸に寄港するようになった。貨物需要の掘り起こしに一定の効果があったものの、抜本的な収益改善には至っていない。

<時間短縮 歓迎>

 就航1年に合わせるかのように、三陸道は22日、釜石北(釜石市)-大槌インターチェンジ(IC、岩手県大槌町)間4.8キロが開通する。

 岩手、宮城の県境をまたいで唐桑南(気仙沼市)-宮古中央(宮古市)IC間106キロが直結され、宮古、仙台両市の時間距離はさらに短縮される。弘前市の運送会社の男性運転手(47)は「これまでよりもかなり便利になる」と歓迎する。

 宮古市など官民でつくる宮古港フェリー利用促進協議会は、北海道と青森県の運送会社10社のドライバー60人を対象にアンケートを実施。「道路整備により、別航路から宮古・室蘭航路への転換を検討するか」との問いに、89%が前向きな回答を寄せた。

<学習旅行 増加>

 就航1年目の旅客利用は2万7273人と、目標の1万7000人を大きく上回る。北海道から沿岸被災地に向かう中高生の震災学習旅行が増えるなど、宮蘭フェリー自体の認知度が高まっているのは確かだ。

 川崎近海汽船は今回の三陸道釜石北-大槌IC間開通を捉え、利便性向上へ再度のダイヤ改編を検討する。嶋村部長代理は「アクセス向上を前面に打ち出し、一層の顧客開拓を目指したい」と話す。

515チバQ:2019/07/25(木) 14:26:36
https://this.kiji.is/526656939856069729?c=174761113988793844
比田勝―博多「混乗便」就航1年 利用低迷 てこ入れ課題 対馬市が運航拡大へ福岡でPRも
2019/7/24 16:04 (JST)7/24 16:11 (JST)updated
©株式会社長崎新聞社

博多からのビートル「混乗便」に乗って、比田勝港に着いた利用客=長崎県対馬市上対馬町
 国際線の旅客船に国内線の客も相乗りする国内初の「混乗便」が、長崎県対馬市北部の比田勝港(対馬市上対馬町)と福岡・博多港間で始まって23日で1年を迎えた。この間、JR九州高速船のジェットフォイル「ビートル」を使った混乗便が259便運航したが、国内線の乗船者数は約3600人で、搭乗率は約52%と低迷気味だ。同社は搭乗率80%以上、対馬市は60%以上を目標に掲げており、特に搭乗率が約43%と低い博多発便のてこ入れが課題となっている。

 対馬北部(上対馬町、上県町)の高齢化率は41.5%で市全体の36.4%より高いが、同地域の住民は急ぎの場合、車で2時間ほどかかる対馬南部の対馬空港(美津島町)や厳原港(厳原町)に移動し、飛行機や別のジェットフォイルを利用していた。このため、市は北部住民の利便性を高めようと、国やJR九州高速船、比田勝-博多間でフェリーを運航している九州郵船に働きかけ、混乗便を実現した。

 混乗便は、韓国・釜山港と博多港を結んでいる「ビートル」(全191席)のうち、26席を国内線用に間仕切りし、比田勝-博多区間で国内線客も乗せて運航。国内航路の国庫補助制度上、九州郵船が国内線用の席を借り受ける「用船契約」を締結し、同社名義で運航することで国が認可した。昨年度の年末年始は、帰省客対応のため国内線用を一時78席に拡大したこともある。

 JR九州高速船が昨年10月〜今年1月に実施したアンケートでは、利用目的は「知人・親族訪問、帰省」(約43%)に次いで、「本土への通院」(約17%)が多く、60歳以上の利用が半数に達していた。

 心臓病治療のため、3カ月に1回、福岡市の病院に通っている上対馬町の武末英二さん(82)は「これまでは厳原港までのバス移動や待ち時間を含めると7時間かかっていたが、混乗便は2時間ほどで博多港に着く。ありがたい」と話す。一方、運航体制については「毎週同じ曜日に運航していればいいが、運休日もあり予定を立てにくい。定期化を進めれば、利用客も増えるのでは」と指摘している。

 これに対し、JR九州高速船は「混乗便は基本的に比田勝発は月、火、水、博多発は火、水、木で運航しているが、(ゴールデンウイークやお盆前後など)国際線の多客期は比田勝寄港の時間が確保できず、運休している。無理に出しても採算が合わないため難しい」としている。同社によると、ドック入りと多客期のため運休したのは1年でそれぞれ43日間、42日間だった。

 18日夕、博多発の混乗便で上県町の実家に帰省した大分県宇佐市の下原有美さん(33)は「ビートルに乗ると職場の同僚に伝えたら『韓国に行くの』と言われた。混乗便で対馬に行けることが本土では知られていない」と話す。

 対馬市の比田勝尚喜市長は「博多発便の利用促進のため、福岡のテレビ局でPR番組を流すなどして知名度向上を目指したい。全体的な搭乗率を上げていくことで、混乗便の継続と定期運航の拡大を図っていきたい」としている。

516とはずがたり:2019/08/19(月) 00:01:42
鉄道スレ?空港スレ?

JR東日本が羽田空港へ船便
20年開始、訪日客取り込み
https://this.kiji.is/535067343885681761
2019/8/16 21:04 (JST)
c一般社団法人共同通信社

羽田空港付近を航行する船から、飛行機を見上げる乗客=4日
 JR東日本が、羽田空港と都心部を結ぶ船便の運航に乗り出す方向で検討していることが16日、同社関係者への取材で分かった。約10年後の完成を見込む鉄道の新路線「羽田空港アクセス線」と合わせ、利便性の大幅な向上で訪日外国人を取り込むと共に、災害時の輸送路確保を狙う。早ければ2020年中に運航を開始する。

 都心側の発着拠点は同社が浜松町駅近くで再開発を進める港区の竹芝地区とし、浅草や日本橋といった観光地や繁華街とも船で結ぶ。観光地路線については来夏の東京五輪・パラリンピック前に先行させる計画もある。

517チバQ:2019/08/20(火) 10:33:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000042-asahi-soci
お盆の韓国人客7割減 福岡―釜山の高速船 9月も空席
8/19(月) 19:26配信朝日新聞デジタル
 JR九州グループは19日、お盆を含む9〜18日の利用状況を発表した。台風10号の影響で在来線特急の利用が前年同期より6%減ったほか、日韓関係の悪化で、福岡―韓国・釜山の高速船利用客が半減した。

 高速船は日本人客が前年比33%、韓国人客は70%減った。JR九州高速船によると、スポーツや学校関係の団体のキャンセルが相次いだという。同社の北海昭営業部長は「9月の韓国のお盆には客足が戻ってほしい。例年なら既に満席になっているが、今年はまだ空席がある」と話した。

 九州新幹線(博多―熊本)は1%増。15日に62本が運休した日豊線(小倉―行橋)は5%減、4本運休した長崎線(鳥栖―肥前山口)も6%減った。荒天が帰省客以外の出足にも響いたとみている。

 JR西日本の発表では、山陽新幹線の小倉―新山口の乗客は1%減、小倉―博多は横ばいだった。(渕沢貴子)

朝日新聞社

519チバQ:2019/10/01(火) 17:41:21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49581750Z00C19A9AA1P00/
LCCよりコスパ 日中定期フェリー、関西で健在
とことん調査隊
関西タイムライン コラム(地域)
2019/9/10 7:01

520チバQ:2019/10/01(火) 18:10:19
https://www.excite.co.jp/news/article/Trafficnews_89285/
関東から比較的近い長距離フェリー5選 東京発は1航路、どこまで行けば乗れる?
乗りものニュース2019年9月11日 06:00 0


長距離フェリーが多く発着している大阪・神戸と比べ、関東発着は2航路しかありませんが、少し足を伸ばして仙台や新潟も視野に入れるとどうでしょうか。

関東発着は2航路のみだが…
 日本の長距離フェリー(運航距離500km以上)は、おもに北海道、九州と本州を結んでおり、関西では大阪・神戸から九州行きの7航路が発着しています。対して、東京発着の長距離フェリーは1航路、関東全体を含めても2航路しかありません。なお、小笠原諸島行きなどの「離島航路」と、本土の沿岸を航行して陸上輸送の代替となる長距離フェリーは一般的に区別されるため、本記事では後者のみを対象としています。

関東から比較的近い長距離フェリー5選 東京発は1航路、どこまで行けば乗れる?

有明の東京港フェリーターミナルより、オーシャン東九フェリーの徳島・北九州行き「フェリーびざん」を望む(画像:写真AC)。
 長距離フェリーはクルマを載せられるだけでなく、船内レストランや大浴場もあり、ホテル代わりに利用することもできます。場合によっては、陸路よりも効率的な移動ができるかもしれません。今回は、関東発着の2航路に加え、少し足を伸ばして仙台、新潟に発着している長距離フェリー5航路を紹介します。なお、本記事のダイヤは2019年8月現在のものを記載しているほか、自動車運賃は運転者1名ぶんの旅客運賃(最も安い船室の運賃)を含みます。

東京〜徳島〜北九州「オーシャン東九フェリー」
・下りダイヤ:東京19時30分発(日曜と祝日は18時00分発)〜(2日目)徳島13時05分着、14時20分発〜(3日目)北九州5時20分着(日曜と祝日は6時30分着)
・上りダイヤ:北九州19時00分発(日曜と祝日は18時00分発)〜(2日目)徳島9時20分着、11時20分発〜(3日目)東京5時10分着(日曜と祝日は6時00分着)
・東京発着の旅客運賃(大人片道):東京〜徳島1万2340円から、東京〜北九州1万7400円から
・東京発着の自動車運賃(全長4m以上5m未満):東京〜徳島3万3170円、東京〜北九州4万690円※運賃は2019年8月から9月までの期間のもの。

 東京に発着する唯一の長距離フェリーで、お台場の有明に乗り場があります(徳島は沖洲、北九州は新門司)。就航中の4隻はすべて2016年就航と、比較的新しい船です。最も安い相部屋の2等洋室もひとりひとりの寝台が仕切られているなど、プライバシーが配慮されているほか、追加料金で利用できる個室も従来船より大幅に増えました。

太平洋経由の北海道航路、大洗と仙台から
 関東からはもうひとつ、長距離フェリーが北海道とのあいだで運航されています。

大洗〜苫小牧「商船三井フェリー」
・下りダイヤ:大洗19時45分発〜苫小牧翌13時30分着、(深夜便)大洗1時45分発〜苫小牧翌19時45分発
・上りダイヤ:苫小牧18時45分発〜大洗翌14時00分着、(深夜便)苫小牧1時30分発〜大洗翌19時30分着
・旅客運賃(大人片道):9900円から
・自動車運賃(全長5m未満):2万6740円※運賃は最も安いA期間のもの。

 茨城県の大洗港は、東京から常磐道経由で約120km、90分ほどで到着します。また、東京駅に発着する高速バス1往復が、大洗フェリーターミナルでフェリーに接続しているほか、北海道の苫小牧側でも同様に札幌行きの高速バスが接続しています。フェリーの乗船券と、東京〜大洗間、苫小牧〜札幌間の高速バス乗車券がセットになった商品を使うと、所要時間こそ24時間を超えるものの、時期によっては東京〜札幌間を宿泊を含め1万円以下で移動できます。

521チバQ:2019/10/01(火) 18:10:48
名古屋〜仙台〜苫小牧「太平洋フェリー」
関東から比較的近い長距離フェリー5選 東京発は1航路、どこまで行けば乗れる?

2019年1月就航の太平洋フェリー「きたかみ」(2019年1月、恵 知仁撮影)。
・下りダイヤ:名古屋19時00分発〜(2日目)仙台16時40分着、19時40分発〜(3日目)苫小牧11時00分着(名古屋〜仙台間は隔日運航)
・上りダイヤ:苫小牧19時00分発〜(2日目)仙台10時00分着、12時50分発〜(3日目)名古屋10時30分着(仙台〜名古屋間は隔日運航)
・仙台発着の旅客運賃(大人片道):名古屋〜仙台7200円から、仙台〜苫小牧8300円から
・仙台発着の自動車運賃(全長5m未満):名古屋〜仙台2万3700円、仙台〜苫小牧2万6300円※運賃は2019年9月までのA期間運賃。

 フェリーの運航距離が短いぶん、大洗発着の商船三井フェリーより運賃が安く、所要時間も短いのが特徴です。なお、就航している3隻のうち「きたかみ」は2019年1月に就航したばかりの新造船で、すべて個室または仕切りのあるカプセルタイプの寝台となっています。ちなみに、東京から仙台までは約350km、東北道や常磐道経由で4時間半ほどかかります。

日本海航路に目を向けると?
 新潟港には、新日本海フェリーの2航路が発着しています。

新潟〜小樽「新日本海フェリー」
・下りダイヤ:新潟12時00分発〜小樽翌4時30分着(月曜運休)
・上りダイヤ:小樽17時00分発〜新潟翌9時15分着(日曜運休)
・旅客運賃(大人片道):6680円から
・自動車運賃(全長4m以上5m未満):2万1900円※運賃は2019年9月までのA期間運賃。

 この航路に使われている「らべんだあ」「あざれあ」はどちらも2017年就航と、新日本海フェリーのなかでは最新鋭で、太平洋フェリー「きたかみ」などと同様、すべて個室またはカプセルタイプの寝台となっています。なお、新潟港は関越道経由で東京からおよそ340kmで、東京〜仙台間とほぼ同等です。

敦賀〜新潟〜秋田〜苫小牧東「新日本海フェリー」

新日本海フェリー「ゆうかり」。敦賀〜新潟〜秋田〜苫小牧東航路に就航中(画像:photolibrary)。
・下りダイヤ:敦賀10時00分発〜新潟22時05分着、23時05分発〜(2日目)秋田5時40分着、6時50分発〜(3日目)苫小牧東17時20分着(敦賀〜新潟は月曜のみ運航)
・上りダイヤ:苫小牧東19時30分発〜(2日目)秋田7時35分着、8時35分発〜新潟15時30分着、16時30分発〜(3日目)敦賀5時30分着(新潟〜敦賀は日曜発のみ運航)
・新潟発着の旅客運賃(大人片道):敦賀〜新潟5550円から、新潟〜秋田4310円から、新潟〜苫小牧東6680円から
・新潟発着の自動車運賃(全長4m以上5m未満):敦賀〜新潟1万6340円、新潟〜秋田9550円、新潟〜苫小牧東2万1900円※運賃は2019年9月までのA期間運賃。

 新潟〜秋田〜苫小牧東をメインとした航路(敦賀〜新潟間は週1往復のみ運航)で、下り新潟〜秋田間の所要時間は6時間35分、新潟〜苫小牧東間は19時間15分、苫小牧東〜秋田間は12時間5分です。

※ ※ ※

 なお、2021年春には新日本海フェリーの親会社であるSHKラインが、関東発着の新航路として横須賀〜北九州航路を開設します。

522チバQ:2019/10/07(月) 15:04:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000004-at_s-l22
駿河湾フェリーてこ入れ 家族割引、貸切クルーズ…苦戦続き検討
10/2(水) 7:48配信@S[アットエス] by 静岡新聞SBS
 静岡県観光振興課の佐野博之課長は1日の県議会文化観光委員会で、苦戦が続く駿河湾フェリー(清水港-土肥港)の運航について家族利用向けの割引や貸切クルーズの実施を検討し、てこ入れを図る考えを示した。

 同課によると、同フェリーを子ども含む家族4人で利用した場合、1万円前後の料金がかかり、アンケートでも値下げを要望する声が多かった。貸切クルーズは、閑散期に1日4便の一部を使って運航することを構想している。また、佐野課長は答弁で、土肥港は悪天候時にうねりが高くなることから、対策として伊豆半島のほかの港に寄港できないか検討する意向も明らかにした。

 駿河湾フェリーは6月から、県と関係市町でつくる一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーが新体制での運航を始めた。ところが7、8月は悪天候の影響もあって前年実績を大きく割り込み「年間20万人」の利用客の目標達成が危ぶまれている。同法人は天候に左右されない清水港遊覧などの運航も検討し、閑散期対策を兼ねて12月以降に始める計画。

静岡新聞社

523チバQ:2019/11/13(水) 08:36:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00050142-yom-bus_all
フェリー休止、瀬戸大橋「ここまでの値下げ想定外」
11/13(水) 8:11配信読売新聞オンライン
フェリー休止、瀬戸大橋「ここまでの値下げ想定外」
休止が発表された四国急行フェリー(11日、高松港で)
 109年にわたって続いてきた高松―宇野(岡山県玉野市)間の宇高航路で唯一運航していた四国急行フェリーが国土交通省四国運輸局に12月16日からの休止を届け出た11日、同社は高松市内で記者会見を開き、瀬戸大橋に客を奪われ、累積赤字を抱えていた厳しい台所事情を説明し、理解を求めた。一方、普段から使う利用客からは「昔から続いてきた航路がなくなるのはさみしい」など、残念がる声が上がった。

 ■赤字に苦しむ

 「企業努力では限界で、苦渋の決断だった。休止で大変な不便をかけることをおわび申し上げる」

 高松市内の同社で開かれた記者会見。堀川満弘社長(65)は苦しい胸の内を明かした。

 1988年の瀬戸大橋開通後、通行料金の値下げなどが進んだ影響で、3社が運航していた87年度に400万人に迫った同航路の旅客人数は、昨年度は約13万6000人に減少。堀川社長は「開通当初の料金であれば、フェリーの採算が取れると思い、事業を継続したが、ここまでの値下げは想定外だった」と話した。

 2011年度以降は恒常的な赤字体質で、18年度決算では1億円の赤字に。累積で数億円に上る赤字があり、船舶の老朽化で修繕費が年間3000万〜4000万円かかる上に、来年から燃料費が高騰することから、運航の継続に限界を感じたという。

 一方、堀川社長は「廃止ではなく、休止。事業環境が変われば再開はあり得る」と言い、「単独で年1億円を超える赤字は許容できないが、国や地元自治体と赤字を案分できればやっていける」と、行政からの財政支援次第で運航を再開する意思を示した。

 ■対応を協議へ

 同社に対しては、香川、岡山両県と高松、玉野両市が年計1500万円の助成をしている。四国運輸局は、両県や両市などと作る「宇野高松間地域交通連絡協議会」を15日に開き、今後の対応について検討することを明らかにした。

 高松市の大西秀人市長は報道各社の取材に、「本州四国間の基幹航路として重要な役割を担っていただいていたので大変残念」と言い、財政支援については、同協議会で話し合いたいとした。香川県の浜田知事は「利用者の減少が続いていることは承知していたが、残念で重く受け止めている」とのコメントを出した。

 ■利用客はため息

 休止の一報に、利用客からは残念がる声が上がった。

 「船で1時間ゆったり過ごせるのも好きだし、昔からある航路がなくなるのもさみしい。何より自宅に帰りにくくなる」

 そう話すのは、岡山市に単身赴任中の会社員男性(47)だ。毎週末、ミニバイクで自宅のある高松市に帰っているといい、「ミニバイクでは瀬戸大橋は通れない。電車は駅まで歩いたり、乗り換えたりしなければならず、金銭的にも時間的にもフェリーの方がいい」と言う。

 岡山県玉野市の会社員男性(41)も「年に数回は食事や買い物などで高松に来ていた。自転車で気軽に通えたのはフェリーのおかげ。なくなったら高松が遠くなる」とため息をついた。

 一方、県トラック協会は14年度、宇高航路を利用する会員企業への補助制度を創設。年間30万円を上限に、1回1000円を補助しており、18年度は計約3000回の利用があった。協会の岡本圭一常務理事は「1日5往復まで減り、利便性が低くなっていたのは事実。それでも瀬戸大橋は強風で止まりやすく、必要な交通インフラとして航路利用の補助を続けてきただけに、残念だ」と話した。

524チバQ:2019/11/13(水) 08:37:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191111-00010003-sanyo-l33
宇高航路、12月16日休止 四国急行フェリー届け出 109年の歴史に幕
11/11(月) 12:36配信山陽新聞デジタル
宇高航路、12月16日休止 四国急行フェリー届け出 109年の歴史に幕
玉野市・宇野港沖を航行する四国急行フェリー
 宇高航路(玉野市・宇野港―高松港)を唯一運航する四国急行フェリー(高松市)は11日、12月16日からの航路休止届を国土交通省四国運輸局に提出した。同運輸局は受理した。宇高航路は1910(明治43)年に国鉄連絡船が就航して以来、本州と四国を結ぶ主要航路だったが、109年で歴史を閉じる。

 瀬戸大橋との競合などで業績が悪化し、維持が困難になった。同社は「利用者に大変な不便をおかけし、深くおわびする。長年のご愛顧と支援に心より感謝します」とのコメントを出した。午後に記者会見し、詳細を説明する。

 同社によると、2014年の瀬戸大橋料金水準引き下げなどの影響でフェリー離れが加速。利用者が少ない夜間・早朝便の廃止などコスト削減を進めたが、岡山、香川県と玉野、高松市から補助金を受けても収支が改善しなかったという。

 同航路にはグループ会社が1956年に参入。四国急行フェリーに移管された2013年度は1日22往復し、年間約43万人が利用した。減便を重ね、18年度は5往復、約14万人にまで落ち込んでいた。

 宇高航路は瀬戸大橋開通直後は3社が運航していたが、12年までに2社が撤退していた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191109-00010006-sanyo-l33
宇高航路廃止見通し、衝撃広がる 玉野、高松市で市民、利用者ら
11/9(土) 23:50配信山陽新聞デジタル
宇高航路廃止見通し、衝撃広がる 玉野、高松市で市民、利用者ら
廃止の見通しとなった宇高航路のフェリー。利用者からはとまどいや困惑の声が聞かれた=9日午前11時35分、玉野市・宇野港
 「一つの歴史が終わる」―。宇野港(玉野市)と高松港(高松市)を結ぶ宇高航路が廃止される見通しが伝えられた9日、両市の市民や利用者らに衝撃が広がった。

 宇高航路とともに発展してきた玉野、高松市。宇野港に近い築港商店街の副会長・福原弘義さん(64)=玉野市築港=は「急で驚いた。子どもの頃からフェリーがあるのが当たり前だった。街のシンボルが無くなるのは残念」と話した。

 高松港周辺を散策していた男性(83)も「瀬戸大橋開通以前、高松港が船でにぎわい、海の銀座と呼ばれていたのを思い出す」と惜しんだ。

 瀬戸大橋の開通などにより、便数も利用者も減ったとはいえ、宇高航路には生活の足などとして根強い利用者がいる。宇野港で乗船待ちしていた会社員男性(47)=高松市=は毎週、単身赴任先の岡山市と自宅の間をフェリーで往復している。瀬戸大橋を通行できない小型バイクで瀬戸内海を渡るためで「何としても維持してほしい」と訴えた。

 一方で、冷静な受け止めも聞かれた。高松港からトラックで乗り込んだ運転手男性(68)=香川県三木町=は「便数減で使いにくくなっていた。廃止は仕方ないと思う」。

 2015年度以降、地元の岡山、香川県と玉野、高松市は宇高航路維持のために助成を続けてきた。伊原木隆太岡山県知事は「まだ正確に情報を把握できていない。県としては現時点ではコメントできない」と述べた。

525チバQ:2019/11/14(木) 17:59:46
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019103100005.html
韓国人観光客が激減、関釜フェリー50周年の今
伊東順子 フリーライター・翻訳業

2019年11月01日
在日|嫌韓|日韓関係|関釜フェリー
関釜フェリーに初めて乗る
 10月の初め、下関の大学の行事に招かれたついでに、初めて関釜フェリーに乗った。

 「え、乗ったことなかったのですか? 一番歴史が古い日韓航路なのに。信じられません」

 確かに。この30年あまり幾度となく日韓を往復し、飛行機だけなくフェリーも大阪港や博多港から何度も乗ったのに、なぜか下関港だけは利用したことがなかった。

 「ぜひ、乗ってくださいよ。釜山はすぐそこです」

 地元の人々の強力な推しで、「じゃあ」とすぐその気になった。船舶会社に電話して「当日なんですが、席はありますか」と聞いたら、「大丈夫だから18時半までに来てください」と言う。念のために乗船開始時間を聞いたら、18時半だという。ならば、もっと早く行かなければだめでしょう、と、その時までは思っていた。フェリー乗り場のカオスを記憶していたからだ。

 最後にフェリーに乗ったのは、1990年代の終わりだった。仁川から中国の威海に向かう船。乗船場は大勢の人と大量の荷物であふれかえっていた。まだ乗船開始時刻まで1時間もあるというのに、搭乗口には手続きを終えた人々の長い行列ができ、怒号が飛び交っていた。「一列に並んでください。割り込みはしないでください」と、係員たちは声をからして叫んでいた。

 指定席なのにどうして並ぶの?という謎は、乗船してすぐに解けた。定員500名以上の大型客船の甲板は荷物の山。ダンボール、風呂敷、キャスター付きバッグで、まさに足の踏み場もない。中には、すでにブルーシートを広げて唐辛子を干している人もいた。

 韓国語では「ポッタリ」(風呂敷包という意味)、日本語では「担ぎ屋」というのだろうか。フェリーの利用客の多くは一般観光客ではなく、2国間を行き来して商いをする人たちだった。家電製品から農産物まで、皆その荷物置き場を確保するために我先を争って船に乗り込もうとしていたのだ。

 この時、私が乗ったのは中韓航路だったが、同じ頃に友人を見送った釜山港も同じだった。段ボールを持った中高年女性たちの熱気を前に怖気づく友人を、「荷物がない人は最後に乗れば大丈夫だから」と励ました。その船の行き先は下関、すなわち関釜フェリーだった。

 あれからちょうど20年、関釜フェリーはどうなっているのか?

526チバQ:2019/11/14(木) 17:59:59
たった1人の大部屋
 JR下関駅から歩道橋を歩いて行くと、そのままフェリー乗り場に着く。徒歩わずか5分。港はまさに街の中心にあり、そこから毎日韓国行きのフェリーが出ている。あらためて、日本と韓国の近さを実感する。ところで、その下関港国際ターミナルのビルに入って驚いた。

 今日は休みなのだろうか?

 そんなはずはない、朝、電話で確認したばかりだ。それにしてはあまりにひと気がない。場所を間違えたのかと思ったが、2階に上がると切符売り場があり、そこでパスポートを見せたら、あっという間に乗船券が買えた。18時半から乗船にはまだ1時間ほどあったので、周辺を見て回ったのだが、とにかく人がいない。ソファで寝ている人が1人、外で煙草を吸っている人が2人。

 やがて乗船時間が来たので、船に乗り込んだのだが、そこでもまた驚いた。

 船室に人がいない。

 私は人々の話を聞くのが好きなので、フェリーは大部屋、ゲストハウスはドミトリーのが好きだ。もちろん安いのも魅力だし。なのでこの時も、2等船室の大部屋を希望したのだが、なんと一人ぼっち。期せずして、個室になってしまったのだ。カフェや甲板に出てみるが日本人の中年夫婦がいるだけ。いろいろ回ってみたが、ウロウロしているのは10人ぐらい? 

 そうだ、お風呂に行けばポッタリの人たちがいるかもしれない。彼女たちは乗船したらすぐ、船が動く前に一番風呂に入る。予想通り、お風呂には人がいた。5名ぐらい?

 全体的にガラガラの船、定員約500名の船の乗船率は1割をはるかに切っているだろう。8月に入ってから韓国人観光客が激減しているのは知ってはいたが、現実はさらに衝撃的だった。それにこの港は特別なのだ ・・・ログインして読む

527チバQ:2019/11/20(水) 13:30:56
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/696981.html
駿河湾フェリー、新体制後も苦戦続く 利用拡大へあの手この手
(2019/10/23 17:00)
フェリー発着所移転に向け、清水港江尻地区での出入港を確認した実験。ほかの港でも着岸できるか調査する=9月、静岡市清水区
フェリー発着所移転に向け、清水港江尻地区での出入港を確認した実験。ほかの港でも着岸できるか調査する=9月、静岡市清水区
 民間事業者の運営撤退に伴い、6月に静岡県と6市町でつくる一般社団法人が経営を引き継いだ駿河湾フェリー(清水港―土肥港)の利用低迷が続き、同法人は運航方法の見直しなどてこ入れを図る。清水港内遊覧や法人向け貸し切りクルーズなどあの手この手の利用拡大策を講じる。ただ、3年後には発着場を移転する計画が進んでいて、目先の集客だけでなく、長期的な展望での利用拡大策が不可欠になっている。

 駿河湾フェリーは6月に新体制で運航を始めた後、本来なら書き入れ時の7、8月に悪天候が続き、利用客が2カ月連続で前年実績を割り込んだ。収支が均衡する「年間20万人」の目標達成が早くも危ぶまれている。
 同法人が目を付けたのが清水港遊覧だ。同港は波が穏やかでよほどの悪天候でない限り航行が可能。天候に左右されずに利用が見込め、12月以降に運航を始めると決めた。台風シーズンには、土肥港との1日4便を減便して遊覧に切り替える。また、悪天候時に、うねりが高くなる傾向がある土肥港でなく、伊豆半島の他の港への寄港も検討している。
 定期便より利益率が高い貸し切りクルーズの利用促進、ソファやテーブルを備えた貸し切り特別室の売り込みなどにも注力する。
 ただ、どの施策も、今夏に逃した客をカバーするまでには至っていない。県の担当者は「定期便を基本に、他港への航路の可能性を探る」と話す。
 県は2022年までに、駿河湾フェリーの発着場を現在の清水港日の出地区からJR清水駅東口直結の江尻地区に移すことを計画している。JR清水駅などからフェリーを利用しやすくなるため、車を使わない利用者の増加が期待される。ただ、土肥港側の交通網が脆弱(ぜいじゃく)なため、車なしの利用客にどう伊豆半島を周遊してもらうかが課題になる。県はバス路線の整備などを例に挙げながら「直近で利用者を増やし、並行して先を見据えた(利用拡大の)方法を考えないといけない」と戦略を巡らせる。

 <メモ>駿河湾フェリー 清水港と土肥港を1時間10分で結ぶ定期便を1日4便運航する。船上からの富士山の眺望が観光客に人気。現航路の運航開始は2002年。現在、使用されている船舶「富士」は全長83メートル、最大搭乗客数は450人。大型バス13台と乗用車4台、または乗用車54台を積載可能。撤退した民間会社から船舶や関連設備の寄付を受け、県と6市町が作る一般社団法人「ふじさん駿河湾フェリー」が運営を引き継いだ。

529チバQ:2019/12/04(水) 17:11:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-00000044-yonh-kr
釜山―対馬の旅客船乗客95%減 1日6隻から1隻に=航空旅客は回復傾向
12/4(水) 15:12配信聯合ニュース
釜山―対馬の旅客船乗客95%減 1日6隻から1隻に=航空旅客は回復傾向
対馬を訪れる韓国人観光客を歓迎する横断幕(資料写真)=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓日関係が悪化し、韓国で日本旅行を控える動きが続いている中、旅客船で日本を訪れる旅行客が急減していることが、4日分かった。

 

 南部・釜山と長崎県の対馬を結ぶ旅客船は1日6隻ほどあったが、12月中旬からは日本の会社が運航する旅客船のみを残して休航する。

 釜山海洋水産庁によると、釜山と対馬、福岡、下関、大阪を結ぶ四つの航路の11月の乗客数は3万1375人で、前年同月(34万3497人)から90.9%減少した。

 日本の輸出規制を受け不買運動が始まった7月に35.0%だった乗客の減少幅は、8月には68.8%に拡大し、9月には80%を超えた。

 なかでも韓国人客が大多数を占める対馬航路は、乗客の減少幅が圧倒的に大きかった。11月に釜山―対馬航路の乗客は9890人で、前年同月の21万2152人から95.3%減少した。大阪航路は63.8%、下関航路は69.1%、福岡航路は63.0%減少したと集計された。

 

 8月以降、旅客船の減便や運休を決定した船会社は12月にはさらに増えた。

 対馬航路は11月まで未来高速の旅客船「ニナ」と大亜高速海運の旅客船「オーシャンフラワー」が隔日交代で運航していたが、ニナは12月の運休が決まり、オーシャンフラワーも9日から25日まで運休する。

 大亜高速海運は「船舶検査のため25日まで運休する」と発表したが、業界では乗客減が大きな影響を及ぼしたと分析している。

 これにより、7月以前には1日6隻以上あった釜山―対馬航路で運航するのはJR九州高速船の「ビートル」のみとなる。

 一方で、釜山と日本を結ぶ航空路線の旅客数は回復傾向を示していることが分かった。

 韓国空港公社釜山本部によると、今年11月の釜山―日本線の乗客は12万4798人で、前年同月(29万3382人)比57.5%減少した。

 7月に5.9%だった乗客の減少幅は、8月に入り32.9%に拡大。9月は47.3%、10月には62.0%まで上昇していた。

 観光業界の関係者は「旅客船は団体観光客が多いのが特徴で、航空機に比べて日本旅行のボイコットがさらに大きな打撃を受けたと分析される」と説明した。

530チバQ:2019/12/09(月) 23:18:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1912030027.html
駿河湾フェリー、新航路を検討 松崎港など 今年度内に試験運航も・静岡
2019/12/03 18:19産経新聞

 利用が伸び悩む清水港(静岡市清水区)と土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーのてこ入れ策として、県が新航路を検討していることが分かった。川勝平太知事が3日の定例会見で明らかにした。新たな寄港先としては松崎港(松崎町)▽田子の浦港(富士市)▽田子漁港(西伊豆町)▽沼津港(沼津市)などが浮上している。

 今後県を中心に、実際に大型船舶が寄港可能かどうか、港と市街地を結ぶ交通アクセスは十分か、といった受け入れ態勢を確認。複数の港を回る周遊航路にするのか、清水港-土肥港のほかに新たな航路を創設するのかといった具体策の検討に入る。

 県は来年度予算案に新航路の調査に必要な経費を計上する考えで、「できれば今年度中に試験運航したい」と話している。

 同フェリーは利用者減のあおりで民間事業者が平成30年度末で撤退。今年6月から、県と航路周辺の3市3町で構成される一般社団法人「ふじさん駿河湾フェリー(代表理事=難波喬司副知事)」が運営を担っている。

 利用者増を目指す県は、事業継承を決めた1年前から自治体職員や観光関係者の利用を促しているほか、船上イベントを開いたり大規模な優待キャンペーンを行うなど、思い切った利用促進策に取り組んできた。

 県は採算ラインを年間利用者17万人、当面の目標を同20万人と設定。法人への貸付金や広告宣伝費、利用促進費など同フェリーの関連経費として、今年度予算に3億2400万円を計上している。

531チバQ:2019/12/24(火) 18:46:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191221-00010002-dtohoku-l02

八戸―室蘭航路13年ぶり復活 宮古発着便 利用低迷で当面休止へ/川崎近海汽船


12/21(土) 10:30配信

デーリー東北新聞社







八戸―室蘭航路13年ぶり復活 宮古発着便 利用低迷で当面休止へ/川崎近海汽船


2020年4月以降のフェリー航路


 川崎近海汽船(東京、赤沼宏社長)は20日、北海道室蘭市と青森県八戸市、岩手県宮古市を結ぶ宮古―室蘭のフェリー航路について、宮古発着便の運航を2020年3月末から当面休止し、八戸―室蘭の往復便に改編する計画を発表した。収益の柱と位置付けていたトラックの乗船台数が、当初見込みを大幅に下回っているのが要因。八戸室蘭航路が13年ぶりに復活する形となり、八戸と北海道を結ぶ航路は、苫小牧航路も含めて1日5便に増便する。一方、来年度に三陸沿岸道路が全線開通するため、同社は貨物動向を注視し、宮古寄港便の再開の可能性を検討していく。

 宮古―室蘭航路は、三陸沿岸道を活用した北海道と東北・首都圏を結ぶ新たなルートとして18年6月に開設。一方、初年度(18年6月〜19年5月)のトラック輸送などの利用目標1万8千台に対し、岩手県がまとめた同時期の実績では、貨物輸送は約3400台にとどまっている。

 同年10月には“てこ入れ”として、室蘭からの南下便のみ八戸港に寄港していたが、宮古の発着便に関しては「需要が伸びる見通しが立たない」(同社)状況だった。担当者は取材に「三陸の観光などに利用してもらっていたので、申し訳ない気持ち。八戸室蘭航路は現状、需要が高いと判断した」とした。

 一方、八戸にとっては、現在1日4便就航中の苫小牧航路に室蘭行きの航路1便が加わるため、物流の拠点性が高まる格好。市内のある経済関係者は取材に「三陸沿岸道の開通を控える中、物流と観光の面で大きなインパクトがある」と地域振興に期待。小林眞市長は「新たな航路を活用しながら、さらなる地域産業と経済の活性化に努めたい」とコメントした。

 岩手県としては、フェリーと一体的に観光促進や物流の活性化を図る考えだっただけに、航路復活を強く望む声も。同日、達増拓也知事は定例会見で「北海道と直接つながる県民の足として定着しつつある重要な航路で、当面休止になるのは残念。航路の継続について強く要望していきたい」と強調した。
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デーリー東北新聞社

532チバQ:2019/12/24(火) 18:47:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191221-00000036-mai-soci

宮古ー室蘭結ぶフェリー20年3月で運航休止 利用目標届かず、燃料コスト増


12/21(土) 12:56配信

毎日新聞







宮古ー室蘭結ぶフェリー20年3月で運航休止 利用目標届かず、燃料コスト増


宮古発の「宮蘭フェリー」第1便に乗り込むトラック。利用台数が目標を大幅に下回った=宮古市の藤原ふ頭で2018年6月


 岩手県宮古市と北海道室蘭市を結ぶ定期航路「宮蘭フェリー」を運航する川崎近海汽船(東京)は20日、来年3月末で運航を休止すると発表した。トラックの利用台数が目標を大幅に下回っているうえに、来年1月からは燃料コストの増加で運営が厳しくなるためとしている。

 休止は20日に本社で開かれた取締役会で決まった。宮古―室蘭間は昨年6月22日に開設され、貨客船シルバークィーン(7005トン)が就航。1日1往復し、県内初の定期航路として、物流促進や観光客誘致の面から期待されていた。

 しかし同社によると、旅客数が好調だった半面、収益の柱となるトラックの実績が振るわず、厳しい航路運営を迫られた。このため昨年10月からは日曜日の室蘭発と月曜日の宮古発を減便し、室蘭発の便を八戸港(青森県)に寄港させる対策を講じてきた。

 船舶の燃料油に含まれる硫黄分を大幅に規制する国際的な取り決めが、来年1月1日から実施される。このコスト増加も休止理由の一つという。

 今後は三陸沿岸道路の全線開通や、貨物動向も確認しながら再開を検討するとしている。休止後の4月からは八戸―室蘭間で運航するという。

 航路の休止について、宮古市の山本正徳市長は「非常に残念」とのコメントを出した。休止が決まった理由として三陸沿岸道路に未供用区間があることや、台風などの影響で農産物の荷動きが鈍く、フェリーの利用が伸び悩んでいる点を挙げた。【鬼山親芳】

534チバQ:2020/03/24(火) 17:18:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200320-00000002-san-l22

新型コロナ 駿河湾フェリー、旅客数が大幅減


3/21(土) 7:55配信

産経新聞



 駿河湾フェリー(清水港-土肥港)の2月の輸送人員は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による予約キャンセルなどで、前年同月比45・6%(7388人)減の8805人にとどまった。また、運航率も同96・4%を下回る84・9%で、いずれも1隻で運航を開始した平成20年度以来、2月として過去最低を記録した。県とふじさん駿河湾フェリーが発表した。

 旅客数は47・9%減の6977人。車両台数も35・0%減の1828台だった。県などによると、2〜5月のキャンセルは2月末までに約3100件に上るという。県の担当者は「収束時期が見えないが、できるだけ早く対策を講じたい」としている。

536とはずがたり:2020/05/18(月) 20:57:25
2020年5月14日 / 15:49 / 4日前
アングル:行き場失ったクルーズ船、マニラ湾に群れなし停泊
https://jp.reuters.com/article/cruise-ships-manila-idJPKBN22Q0RG

537とはずがたり:2020/06/16(火) 16:06:11
大型客船「飛鳥Ⅱ」から黒煙 横浜に停泊中
2020年6月16日 13時57分
https://www.asahi.com/articles/ASN6J4K0NN6JULOB008.html?iref=comtop_8_03

 16日午後1時25分ごろ、横浜市中区の大さん橋に停泊中の大型客船「飛鳥Ⅱ」から「デッキでぼやが起こり、乗組員が消火している」と横浜海上保安部に通報があった。

 神奈川県警横浜水上署や横浜市消防局によると、船の上部から黒煙が上がっている。乗客はおらず、けが人の情報はないという。

 横浜港大さん橋国際客船ターミナルによると、飛鳥Ⅱは4月1日から停泊中。

 飛鳥Ⅱを所有する郵船クルーズ(横浜市)などによると、火災は最上階(12階)のじゅうたんなどが置いてある資材庫で起きた。乗客はおらず、乗組員153人にけがはないという。

 飛鳥Ⅱは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で予定していたクルーズがとりやめになり、大さん橋で停泊を続けていた。

 日本船籍では最大の客船で全長約240メートル、約5万トン。乗客定員は約870人。

538チバQ:2020/06/23(火) 11:13:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/0588d0d2050586b2a5a4176d3c087c65f5c6e52b

対馬-釜山航路 利用者63.8%減 コロナ影響で大きく落ち込む




6/23(火) 10:59配信


長崎新聞


 九州運輸局は、対馬と韓国・釜山を結ぶ海の旅客定期航路(対馬航路)の2019年度輸送実績が、前年度比63・8%減の30万8853人だったと発表した。前年度割れは新型インフルエンザ流行の影響を受けた09年度以来、10年ぶり。
 輸送実績は片道ごとに集計し、同一人物が1往復した場合は2人とカウントする。
 対馬航路の前年度は85万2870人で過去最高だったが、19年度は日韓関係の悪化と新型コロナウイルス感染拡大の影響で大きく落ち込んだ。内訳は韓国人30万1537人(前年度比64・2%減)、日本人3898人(同15・5%減)、その他3418人(同33・4%減)。
 博多-釜山、山口県下関-釜山と対馬航路を合わせた九州運輸局管内の日韓旅客定期航路全体の実績は同58・2%減の57万3806人だった。新型コロナの影響で日韓航路は運休や旅客運送の停止が続いており、運輸局担当者は「本年度も厳しい実績になると思われる」としている。

539抱き枕カバー:2020/07/06(月) 12:11:31
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540チバQ:2020/08/28(金) 08:16:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c85e9820124b2a6ad15daa83e6cda389905af716
尾道市の三セク、民営2渡船の継承検討 尾道水道航路、乗客減や船員高齢化
8/27(木) 20:28配信

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中国新聞デジタル
尾道市の向島と本土を結ぶ渡船。左から向島運航、尾道渡船、福本フェリー

 尾道市は26日、市中心部の尾道水道を往来する向島運航と尾道渡船の民営渡船2航路を、市の第三セクター歌戸運航が引き継ぐことを検討していると明らかにした。市は、引き継ぎには歌戸運航の経営基盤強化が必要とし、増資する方針。

【地図】尾道水道の民営2渡船と歌戸運航の航路

 向島運航はJR尾道駅前から、尾道渡船は土堂地区から発着し、それぞれ対岸の向島町を結ぶ。尾道水道の民営渡船には福本フェリーもあるが、同社は単独存続の意向を示している。歌戸運航は市や地元企業が出資し、同市周辺部の歌(向東町)と戸崎(浦崎町)を渡船で結んでいる。

 市は同社に300万円を増資し、尾道渡船の桟橋に隣接する土地も1600万円で買い取る方針。事業費を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を、9月7日に開く市議会定例会に提出する。

 引き継ぎには株主の承認が必要なこともあり、民間2社は態度を明らかにしていない。引き継ぎが決まった場合、歌戸運航の2航路として中国運輸局から新たに認可を受け、来春までの移行を目指すという。

 中国運輸局によると、尾道水道の渡船利用客は18年度に約245万人と、1999年の約410万人から半減。近年は瀬戸内しまなみ海道沿線のサイクリストの利用もあるが、自動車橋に客を取られ、船員の高齢化も進む。

 市や尾道商工会議所が各社と議論を進める中、三セク運営で基盤強化を図る案が出た。市の小玉高嘉企画財政部長は「港町の公共交通機関として持続してもらいたい」と話す。

 歌戸運航の桑田文隆社長は「増資のお願いを株主にしており、2社の意向を見守りたい」と話している。

中国新聞社

541チバQ:2020/09/17(木) 22:37:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20200916k0000m020037000c.html
新門司港-横須賀港 新フェリー航路、43年ぶり就航へ 2021年7月
2020/09/16 11:39毎日新聞

新門司港-横須賀港 新フェリー航路、43年ぶり就航へ 2021年7月

北九州市役所。左は小倉城=北九州市小倉北区で2019年2月27日、田鍋公也撮影

(毎日新聞)

 新門司港(北九州市)と横須賀港(神奈川県)を結ぶ新フェリー航路が2021年7月に就航する見通しとなった。新門司発着の新航路は43年ぶり。所要時間は約21時間で、1日1便、日曜を除く週6便運航する。旅行客の利用と共に、物流網の拡大につながると期待されている。

 北九州市によると、新航路は阪九フェリー(門司区)などで構成するSHKライングループの東京九州フェリー(同)が運航。1万6000トン級のフェリー2隻が導入される。船内には露天風呂やシアタールームがあり、一部客室には専用テラスを備える。

 また、約21時間で首都圏と行き来するスピードも魅力で、現在トラックで運ばれている宅配貨物や青果物、生鮮食品の輸送需要も見込む。就航に向け、市は新門司フェリーターミナルの荷さばき地の舗装や照明設備の設置を進める方針。国は護岸整備に、運航会社は旅客ターミナルビルの整備に着手する。

 今永博副市長は14日の市議会一般質問で、経済効果として港湾使用料の収入増や物流事業者の進出を挙げ、「非常に大きな効果があると期待している」と述べた。【井上卓也】

542チバQ:2020/09/17(木) 23:14:01
https://news.goo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-20200911203557.html
両備グループ 内海フェリーを傘下 小豆島航路再編、地域交通維持へ
2020/09/11 20:35山陽新聞

両備グループ 内海フェリーを傘下 小豆島航路再編、地域交通維持へ

山陽新聞

(山陽新聞)

 両備グループ(岡山市北区錦町)は11日、新型コロナウイルスの影響で経営難に陥った内海(うちのみ)フェリー(香川県小豆島町草壁本町)を傘下に収めたと発表した。小豆島と高松市を結ぶ内海フェリーの航路は来年3月末で休止し、グループ内で航路を再編して地域交通を維持する。

 小豆島航路を運航する国際両備フェリー(岡山市中区新築港)が8月31日付で全株式を取得した。従業員26人の雇用は継続。田辺学専務執行役員が内海フェリー社長を兼務し、旧経営陣は辞任した。株式の取得額は非公表。

 内海フェリーは1956年設立。フェリー1隻を所有し、小豆島・草壁港―高松港間で1日5便を運航している。新型コロナの影響により2020年度の乗客数は前年同期に比べ約60%減で推移。近く更新予定のフェリーへの投資も重荷となり、両備グループに支援を依頼したという。

 草壁港―高松港間の航路を休止した後は、国際両備フェリーが持つ小豆島・池田港―高松港間の航路を1日2便増やして10便とし、住民らの利便性を保つ。内海フェリーはグループ内でフェリーを貸し出す会社として存続する。

 岡山市内で会見した小嶋光信両備グループ代表兼CEOは「内海フェリーの航路は赤字幅が大きく、再編はやむを得なかった。小豆島の海上アクセス維持に努め、島内の観光活性化にも協力していきたい」と話した。

 国際両備フェリーは小豆島・土庄港―新岡山港間の航路も持つ。両備グループでは他に、瀬戸内観光汽船(備前市)が小豆島・大部港―日生港間を運航している。

543荷主研究者:2020/10/11(日) 12:16:51

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63624540Z00C20A9960E00/
2020/9/10 2:01 日本経済新聞 関西 大阪
さんふらわあ、関西―九州結んで半世紀 幾度の荒波

544vog.agvol.com:2020/11/05(木) 22:57:07
Monclerは先月初めに電気自転車メーカーの看板を持ってきました。MATE.BIKEの連乗eBikeシリーズの後、今度は大きな動きがあります。公式は先に正式にフランス香水大手のインターパルフューズと合意しました。双方は2022年にMonclerを発売する予定です。http://vog.agvol.com/brand-39-c0.html 最初の香水シリーズを傘下に、香水業務のライセンス契約のほか、双方の協力が2026年末まで続き、5年間の契約延長が含まれることが明らかになった。今のところまだ詳細が伝えられていません。興味のある読者はHYPE BEASTの将来のフォローアップ記事に密着してください。

545チバQ:2020/11/24(火) 10:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4cca0062254b6344f99f6d453b7cbe0848a8fd4
博多ー釜山の新型高速船「クイーンビートル」 コロナ禍で国内転用へ
11/23(月) 11:46配信




国内航路への暫定的な転用が検討されているJR九州高速船の新型船「クイーンビートル」=10月15日
 新型コロナウイルスの影響で博多-韓国・釜山航路に就航できず、博多港に係留中のJR九州高速船(福岡市)の新型高速船「クイーンビートル」について、JR九州が暫定的に国内航路への転用を検討していることが分かった。新型船は外国船籍のため、船舶法の規定で原則として国内限定の運航はできないが、国も特例措置を認める方向だ。

【写真】2020年に就航する「クイーンビートル」のデザインを担当した水戸岡鋭治氏(左)ら=27日、福岡市

 日韓航路は3月から続く国の渡航規制で再開の見通しが立っていない。船舶法は、外国籍船が海外を経由せずに国内を運航することを認めていないが、国土交通相の許可を取れば例外的に認められる。九州運輸局の岩月理浩局長も10月の定例会見で、旅客船業者支援の観点から「(同社から)相談があれば希望に沿うよう対処したい」と後押しする姿勢を示している。

 JR九州は、日本船籍の現行ビートルで9月に実施した福岡県宗像市の世界文化遺産、沖ノ島を海上から眺めるツアーなどでの新型船の運用を検討。近く国交省に申請する予定で国内運航は来年以降の見通し。 (古川剛光)
西日本新聞

546チバQ:2020/11/25(水) 13:25:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b41ac53bebbf934f984141a1d125906cb6538bc
福岡-韓国・釜山航路のJR九州クイーンビートルお披露目 コロナで航路再開見通せず国内観光で暫定利用
11/25(水) 12:20配信

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産経新聞
関係者がテープカットしたクイーンビートルの完成披露式典=福岡市

 JR九州高速船(福岡市)が、福岡-韓国・釜山航路に導入する新型高速船「クイーンビートル」の完成披露式典が24日、福岡市博多区の博多港で開かれた。式典前には報道関係者向けの内覧・試乗会があり、移動手段としての「高速船」から、船旅を満喫する「客船」へとコンセプトを一新した船内がお披露目された。ただ、新型コロナウイルスの影響で日韓航路再開の見通しは立っていない。当面は博多湾周遊や宗像・沖ノ島の遊覧など国内観光用の暫定的な運航にとどまり、厳しい船出となる。(小沢慶太)

 クイーンビートルは、日韓の往来増加を見込み、格安航空会社(LCC)に対抗しようと平成30年に発注。オーストラリアで建造され、先月、博多港に到着した。

 目を引くのは真っ赤な船体と、その大きさだ。全長は83・5メートルで、これまで日韓航路を結んできた高速船「ビートル」の約3倍、総トン数は2582トンで10倍近くに及ぶ。高速航行でも揺れが小さい「三胴船」(トリマラン)と呼ばれる船型で、80メートル級のものは世界初だという。

 船内は、単なる移動手段ではなく、乗客に快適な空間を提供する客船としての機能にこだわった。デザインは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」なども手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当した。

 定員は502人で、1階のスタンダードクラス席に加え、2階には広々としたビジネスクラス席を設けた。売店では、ななつ星にも料理を提供している大分の日本料理店「方寸」が監修したメニューが味わえる。免税店やキッズルーム、屋外デッキなども備え、船内の散策も楽しめる。

 水戸岡氏は「オンリーワンの船を造ることがテーマ。豊かな旅客船の旅を提供することができると思う」と話す。

 試乗会では博多湾内を約1時間かけて航行。速度は時速約28キロと通常(時速約68キロ)と比べて遅かったが、船上からの眺望や心地よい海風を体感することができた。

 クイーンビートルは当初、1日2往復(繁忙期を除く)のうち、1往復をビートルに置き換わる形で、今年7月に就航予定だった。しかし、新型コロナの感染拡大で3月以降、日韓航路が運休。現在も再開のめどは立っていない。

 JR九州高速船は「観光需要が中心なので、観光での往来ができるようにならなければ再開は難しい」とする。

 このため、次善策として年末年始から博多港発着で博多湾周遊や糸島沖、沖ノ島などを遊覧する4つの観光コースを用意し、チャーター利用を始める予定。本来は外国船籍のため、船舶法で国内航路への転用が規制されているが、国土交通省が特例措置を認め、暫定的な運航が可能となった。

 JR九州の青柳俊彦社長は式典で「コロナさえなければという思いもあるが、航路再開の条件が整えば、すぐに運航を始めたい」と述べた。

547荷主研究者:2020/12/05(土) 11:45:07

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202011/0013845355.shtml
2020/11/7 05:30神戸新聞NEXT
神戸-宮崎航路に新造フェリー2隻 22年就航へ

神戸港に停泊する現在の船。建造後20年以上が経過している=神戸市中央区、新港第3突堤

新造船のイメージ図(宮崎カーフェリー提供)

 神戸と宮崎を結ぶ航路に、「宮崎カーフェリー」(宮崎市)が、およそ四半世紀ぶりに新造船を投入する。債務超過による経営難を乗り越え、行政や金融機関などから最大約180億円を調達して建造する2隻の新船舶は、2022年に就航予定。新型コロナウイルスによるフェリー業界の苦境が続く中、両地域の「絆」の象徴となることが期待される。公募中の船名には、2千件超の応募があるという。(霍見真一郎)

 同社は14年、関西の拠点を大阪南港から神戸港に移し、神戸航路を16年ぶりに復活させた。

 前身会社からの債務や燃料費高騰などを受け、2017年に経営難に陥ったが、政府系ファンドなどから支援を受け、事業を継続。宮崎の農畜水産物を関西に運ぶトラック運転手らに人気で、サークルや部活動の合宿や遠征で利用する学生も多いという。ただ、使用する船舶「みやざきエキスプレス」は96年12月建造、「こうべエキスプレス」は97年7月建造と、20年以上が経過し、老朽化が進んでいた。

 新船舶は、2隻とも同じ仕様となる予定で、現在の2隻より2千トン以上大きい、総トン数約1万4200トン。全長も20メートル余り伸びて約194メートルになる予定。旅客定員は690人から576人に減るが、トラックの積載能力を130台から163台に増やす。

 また、約12時間以上の乗船時間を「船旅」として楽しんでもらおうと、大部屋を大幅に減らし、乗客の約5割にまで個室を増やす予定という。

 多くの利用者に親しみを持ってもらおうと、船名を公募中。同社公式ホームページにある「応募フォーム」などで、11月15日午後5時15分まで受け付けている。

548チバQ:2021/01/11(月) 10:54:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/161a1dcd5f6e644be9ac74c0a7d95f2d5e99162b
JR九州「新型高速船」、国内運航阻む規制のわな 日韓航路に就航できず活用模索も波高し
1/11(月) 5:41配信
 「いらっしゃいませ」。船内に足を踏み入れると乗務員たちが元気な声で出迎えてくれた。JR九州のグループ会社、JR九州高速船が建造した新型高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」のクルーたちだ。昨年11月24日に博多港で関係者・報道向けの内覧会と試乗会が行われた。

【写真で見る】真っ赤な外観のJR九州高速船「クイーンビートル」。“海のななつ星”の気になる内装は?

 本来なら昨年7月15日に運航を始める予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。JR九州高速船は福岡市の博多港と韓国・釜山を結ぶ日韓航路に高速船「BEETLE(ビートル)」を3隻運航しているが、日韓航路も運休中。クルーたちにとって、待ちに待った出番だった。

 JR九州はクイーンビートルを用いて、2020年の大みそかの夜に博多港で年越しのカウントダウンクルーズを行う構想を練っていた。当局のゴーサインが出れば、いつでも出港できるよう準備も整えていた。しかし九州運輸局からの連絡はない。役所の仕事納めは12月29日。ぎりぎりまで粘ったが、朗報はついに届かなかった。

■豪華な内装「海のななつ星」

 クイーンビートルは「洋上の女王」とでも形容すべき、美しい船だ。トリマランと呼ばれる三胴船で、主船体の両側に2つの副船体を持つ。白と赤を基調とした外観デザインや豪華な内装は豪華列車「ななつ星 in九州」のデザインで知られる水戸岡鋭治氏の手によるものだ。その意味では、「海のななつ星」と形容したほうがいいかもしれない。

 JR九州高速船はオーストラリアの大手造船会社、オースタルと2017年12月に建造に向けた協議を開始することで合意、新型高速船構想がスタートした。3隻あるビートルのうち1隻をクイーンビートルに置き換える。クイーンビートルの旅客定員は502人。同191人のビートルの2倍以上の輸送力がある。建造費は約57億円。最後尾車両の車窓と建造費を組み合わせて「30億円の額縁」と評されるななつ星のおよそ2倍の金額だ。

 日韓航路にはJR九州高速船のほか、日本郵船系のカメリアラインも就航しているが、むしろライバルは格安航空(LCC)だ。福岡空港―釜山・金海国際空港間の所要時間は1時間を切る。これに対してビートルの所要時間はおよそ3時間。時間勝負では飛行機に太刀打ちできない。価格面ではLCC、ビートルともに値引き合戦を繰り返している。これでは集客できてもそれに見合う収益は得られない。

■「船旅」自体の楽しさをPR

 そこで、JR九州は「逆転の発想」で飛行機に対抗することにした。移動時間の長さを逆手に取り、移動時間の過ごし方で勝負する。

 日韓航路を3時間40分で結ぶクイーンビートルは、高速性でビートルに劣るが、航行中にシートベルトの着用が義務付けられているビートルと違い、航行中に広い船内を歩き回って免税店での買い物や軽食カウンターでの食事を楽しんでもらうことができる。子供が遊べるキッズスペースもある。外のデッキに出て、海を眺め、風を感じることもできる。

 片道5000円の追加料金で利用できるビジネスクラスは、座席の足元空間が広く、座り心地に優れる。船旅自体を楽しむという仕掛け作りは水戸岡氏にとってはお手の物だ。「船内を自由に歩き回って心地よい時間を過ごしてほしい」。水戸岡氏はこう意気込みを語った。

549チバQ:2021/01/11(月) 10:54:41
 ただ、タイミングが悪かった。博多―釜山、下関―釜山、対馬―釜山を合わせた日韓旅客定期航路全体の輸送実績は2018年度に過去最高を更新したものの、その足元では日韓関係の冷え込みが進行しており、2019年度の上半期(4〜9月)には前年同期比36%減とマイナスに転じた。JR九州は「欧米の団体客を中心に営業強化する」と強気の姿勢を崩さなかったが、そこへ新型コロナウイルスの感染拡大が拍車をかけた。

 日韓関係の悪化に新型コロナのダブルパンチで就航時期が見通せない。JR九州は2019年度連結決算でクイーンビートルの建造費全額を減損損失として計上した。クイーンビートルは収益を生まない資産とみなされた。

 新型コロナはクイーンビートルの建造にも影響を与えた。同船はオーストラリアの造船所で建造されたが、新型コロナの世界的な感染拡大により、オーストラリア政府は外国人の入国を制限。このため、クイーンビートルに搭載される機器のメーカー検査員が入国できず、完成検査ができない状態となったのだ。当初5〜6月に予定されていた日本への回航は大幅に遅れ、10月にようやく実現した。

■国内航路での活用を模索

 日韓航路が再開するまでの間、JR九州は国内航路での活用を模索した。カウントダウンクルーズに続き、1月中旬から博多港近海を周遊するツアーを行う計画もあった。ただ、そのためにはある条件をクリアする必要がある。船舶には、国内航路を運航できるのは原則として国内船籍の船舶のみと定めた「カボタージュ制度」という世界で広く採用されているルールがある。日本でも船舶法がカボタージュ制度を定めている。

 ビートルは日本国籍の船舶だが、クイーンビートルはコスト削減の観点から、船舶登録に関わる手続きが簡素で登録税が安価なパナマ船籍にした。しかし、カボタージュ制度により外国船籍の船舶は国内航路の運航はできない。

 とはいえ例外はあり、船舶法は国土交通大臣が特別な許可を与えたときはこの限りではないとしている。九州運輸局は、「JR九州の希望に沿うよう対処する」という姿勢を示し、JR九州は国内就航を可能とする特例措置の申請を行うべく、九州運輸局と調整を始めた。

 これで解決かと思われたが、意外なところから「待った」がかかった。海運・水産業で働く船員で構成される全日本海員組合がクイーンビートルの国内就航に断固反対の姿勢を示したのだ。

 「カボタージュ制度が緩和された場合、フェリー・旅客船産業はコストが優位な外国船籍に駆逐され壊滅的な打撃を受けることはもとより、早晩、内航海運産業にも波及することや、船員の雇用問題にまで発展することが危惧されます」。全日本海員組合は11月25日、国土交通省への申し入れ文書でこのように説明している。

550チバQ:2021/01/11(月) 10:55:06
 ここでいう「コスト」の多くを占めるのは船員の人件費。日本船籍の船舶は基本的に日本人船員の雇用が義務付けられているが、カボタージュ制度の緩和によって外国船籍の船舶が次々と国内航路に就航するようになれば、こうした外国船籍の船舶が運航コストの削減を狙って日本人の代わりに外国人の船員を大量に乗せる可能性がある。船員にとっては職場を失うことにつながりかねない。

■規制緩和すると影響は大きい

 カボタージュ制度の緩和の影響は各方面に及ぶ。ダイヤモンド・プリンセスの乗客のコロナ感染でみそを付けたが、コロナ禍の前は大型クルーズ船による船旅が大人気だった。ただ、ダイヤモンド・プリンセスを含む多くの大型クルーズ船は外国船籍。外国船籍のクルーズ船は日本の都市のみに寄港する国内クルーズは実施できないことから、必ず外国の港を経由していた。

 クイーンビートルに国内運航を認めると、極端な話、クルーズ船の運航の仕組みが変わる可能性もある。さらにいえば、客船だけでなく国内のコンテナ船輸送も外国船籍にとって代わられる可能性すらある。

 問題の解決策として、海運に詳しい専門家は、「クイーンビートルを日本船籍に変更すればいい」と提案する。「船籍変更が難しいというなら、その制度を簡素化すればいい。カボタージュ制度に特例を設けるよりもそのほうが業界への影響は小さい」。

 クイーンビートルが将来日韓航路に就航すれば、韓国人客を接客する韓国人クルーが乗船する可能性はあるにせよ、国内ツアーに関しては乗務員全員が日本人。少なくともクイーンビートルが国内運航したことによって外国人に職場を奪われるという心配はない。それでも、今回の特例がきっかけで国内運航の秩序が崩れる可能性をはらんでいるというのは、なんとも皮肉な話だ。

大坂 直樹 :東洋経済 記者

551チバQ:2021/03/30(火) 15:22:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0e33dbfb2c3704ac80eb4157c703289d1e276ed

JR九州の新型高速船「クイーンビートル」初の営業運航 国の特例措置で世界遺産遊覧ツアー
3/30(火) 11:51配信
2



新型高速船「クイーンビートル」が初の営業運航

FNNプライムオンライン
新型コロナの影響で運航ができない状況が続いていたJR九州の新型高速船「クイーンビートル」が、初めて営業運航をした。

日韓航路が閉ざされているなかで始まった福岡県内の世界遺産、沖ノ島を遊覧するツアー。国の特例措置で3月20日「国内遊覧ツアー」という形でデビューとなった。

その第1便に乗船するのは県内外から集まったツアー参加者約230人。

ツアー参加女性(熊本・荒尾から):
今ね、韓国の方にも行けない状況で、少しでも近場で楽しむことができたらいいかなと思って

ツアー参加男性(宗像市から):
いっぺん沖ノ島見たくてですね。これチャンスかなと思ってね

参加者は感染対策をしっかりとった上で船に乗り込む。

今回、クイーンビートルが目指すのは韓国・釜山ではなく、玄界灘に浮かぶ世界遺産、沖ノ島。

沖ノ島は、4世紀から9世紀の古代祭祀の跡があり、約8万点の「国宝」が発見されたことから「海の正倉院」「神宿る島」と呼ばれている。

約3時間半の遊覧ツアーのコンセプトは「移動時間を楽しむ」。自由に歩き回ることができる船内は、まるでホテルのラウンジのようだ。お土産が買える免税店が入っていてオリジナルグッズも買うこともできる。

さらに…

阿部まみリポーター:
船内では、景色を見ながら軽食を味わうことができます

台湾の名物グルメ「ルーロー飯」と特製サンドイッチ。ルーロー飯は甘辛く煮た豚肉がトッピングされた一品で、船内で「アジアの味」を楽しむことができる。

阿部まみリポーター:
ちょっと雲がかかっているんですが、前方に見えてきました、出発からおよそ1時間半で沖ノ島に到着です

沖ノ島は、一般の人の上陸が全面禁止されているため、ツアー参加者は沖合2キロの海上から島の姿を眺めた。

写真を撮る人や手を合わせて拝む人の姿も…

ツアー参加者:
参拝したいなって憧れはありましたが、女人禁制ということもありましたし、せめて近くまで行ってお参りしたいと思ってましたので。神々しくてありがたいなと

ツアー参加者:
良かったです。めったに見ることないと思ってたところに行けたから、また行ってみたいと思います

JR九州高速船 水野正幸社長:
地域の方に喜んで頂く、これが我々の仕事の新たな原点。より多くの方にご利用頂くのが、我々にとっても喜びでもございます

JR九州高速船は韓国との定期航路再開まで、4月も博多湾と糸島沖で遊覧運航を続けることにしている。

(テレビ西日本)
テレビ西日本

552チバ:2021/05/04(火) 23:01:18
>>541
https://news.yahoo.co.jp/articles/aba7404216e2f9b6e8c0030971a6b2983aeee495
フェリー就航、業者に影響 横須賀市「補償の約束は…」
5/4(火) 7:00配信
朝日新聞デジタル
地元事業者や船会社を集めて開かれた現場説明会。フェリーの船体を受け止める防舷材や旅客ターミナルが姿を現していた=2021年4月28日午後2時5分、神奈川県横須賀市新港町、佐々木康之撮影

 横須賀市と北九州市を結ぶフェリー就航が7月1日に迫るなか、発着地となる横須賀港新港ふ頭を利用してきた地元港湾事業者の反発がやまない。2018年12月、上地克明市長が「第二の開国」との期待を込めてフェリー誘致を発表して2年余。ふ頭には旅客ターミナルが姿を現し、関連工事も急ピッチで進むが、市が就航の前提とした地元事業者との「共存」の道筋は、不透明なままだ。(佐々木康之)

■荷役の妨げ、補償を求める

 4月30日。市みなと振興部の幹部が、横須賀港運協会が使う新港ふ頭脇の建物を訪れた。フェリー就航までちょうど2カ月。市に共存策の説明を求め、地元事業者らが設けた場だ。

 遠くは地中海から来る冷凍運搬船から輸入マグロを水揚げする昌栄産業の太田孝社長が、ただした。

 「1日200トン揚げれば600万円。それがなくなる。補償してくれるのか」

 主に欧米へ輸出する完成車を自動車運搬船へ積み込む相模運輸倉庫の実務担当者も、「月3千台を積み込めば、2500万円から3千万円の売り上げがある」と続けた。

 事業存続を悲観するのは、新港ふ頭で新たに造られたフェリー関連施設の存在が理由。その一つが、船体を受け止める防舷材だ。

 市は2月から約1億3千万円を費やし、高さ約3〜4メートルある防舷材を3基設けた。樹脂パッドを付けたコンクリート製構造物だ。「マグロをつるす運搬船のクレーンが当たる。荷受けのトラックも寄せられない」と太田社長は懸念する。

 フェリーの運航日程にも事業者は不安を募らせる。フェリーは火曜〜日曜の毎日深夜の3時間、横須賀港に入港。一方、マグロ運搬船の多くは2〜3日間接岸し、1週間以上も岸壁に着けることもある。フェリーが就航すれば毎晩、運搬船の沖出しを強いられる。

 タグボートの手配など、離着岸に必要な費用はざっと35万円。「仮にふ頭で荷役ができたとして、だれが沖へ出す費用を持つのか」

 自動車荷役の相模運輸倉庫が懸念を抱くのは、岸壁そばに立つ旅客ターミナルの存在。自動車運搬船から岸壁に渡す自動車搬入路「ランプ」のうち、船体中央の「センターランプ」と位置が重なり、荷役を妨げる可能性がある。

 みなと振興部の上之段功部長は「実際にこれから、皆さんにどんな負担があるのか、影響を受けるのか、具体的にお聞きしたい」と応じ、こう繰り返した。

 「今の段階で、補償を約束することはできない」

朝日新聞社

553チバ:2021/05/04(火) 23:02:57
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-311577.html
横須賀・新フェリー計画、なぜ対立? 強まる不安と反発

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年11月23日(月) 10:45


新港ふ頭に入った自動車運搬船(右奥)。手前ではフェリー関連の工事が進む=11月18日、新港ふ頭(横須賀市)
 2021年7月に就航予定の横須賀港の新港ふ頭(横須賀市新港町)と北九州港(北九州市)を結ぶ新規フェリー航路計画が、壁にぶつかっている。同ふ頭内で荷役作業を行う事業者とフェリーが“共存”するという横須賀市の案に対し、港湾運送業者ら16社が加盟する「横須賀港運協会」が作業に支障が出るなどとして計画の白紙撤回を要望。さらに、ふ頭の近隣住民からも生活への影響などを不安視する声が上がっている。市は「来年7月の就航を遅らせることはできない」として9月にフェリー関連の工事に着手したが、先行きは見通せない状況だ。

 新フェリー航路計画が発表されたのは18年12月。東京九州フェリー(北九州市)が、横須賀─北九州市・新門司間(976キロメートル)で、日曜を除く週6便の運航を予定する。トラックや乗用車など約170台を積載できる1万6千トン級のフェリーを2隻導入、約21時間で両港を結ぶ。

 物流業界はドライバー不足が深刻で海上輸送の需要は増しており、横須賀市は「フェリー事業に対する需要はなくならず、将来性があると考えている」と説明。関東からは宅配貨物、九州からは野菜や魚など生鮮品を運ぶといい、フェリーの清掃や食材調達に関連した雇用創出や、港湾使用料、船舶給水などの歳入面でも市にメリットがあると想定している。

「共存できない」
 市と事業者らが対立する大きな理由は、発着地が「新港ふ頭」だということにある。

554チバQ:2021/05/14(金) 13:38:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2160a73173f386e53a213500ae9761dad54b0d41
「フェリーきょうと」進水 旅客定員675人、大部屋を廃止
5/14(金) 13:30配信

毎日新聞
進水する「フェリーきょうと」=下関市彦島江の浦の三菱重工下関市造船所で2021年5月13日午前10時1分、大坪菜々美撮影

 海運会社「名門大洋フェリー」(本社・大阪市)と独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(本社・横浜市)の共有船となる大型フェリー「フェリーきょうと」が完成し、山口県下関市彦島江の浦町の三菱重工業下関造船所で13日、命名・進水式が開催された。

 全長195メートル、幅27・8メートル。約1万5400トンで、長さ12メートルのトラック約160台と乗用車約140台の積載能力を持ち、名門大洋フェリーとしては歴代最大となる。旅客定員は675人。顧客のニーズと新型コロナウイルスの感染予防対策の観点から初めて大部屋を廃止した。

 午前10時に始まった式典では、関係者が「フェリーきょうと」の名を公開した後、船を固定している支綱(しこう)を切断。船首に付けられたくす玉が割れて、汽笛が鳴り響く中、船体はゆっくりと海上へ滑り降りていった。

 名門大洋フェリー旅客営業部の国久正文次長は「船はゆったりとした時の流れが最大の魅力。新型コロナの感染が落ち着いたら、いろいろな所へ行くツールにしてほしい」と語った。

 今後、2002年に就航した「フェリーきょうとⅡ」の代替船として21年12月に就航する予定で、新門司港(北九州市)と大阪南港(大阪市)をつなぐ。【大坪菜々美】

555チバQ:2021/05/15(土) 05:38:58
https://trafficnews.jp/publicity/mol_2105
「大洗」と「苫小牧」何が強み? 「さんふらわあ」商船三井フェリー20年 勝ち残ってきたワケ〈PR〉
2021.05.14 乗りものニュース編集部
関東〜北海道航路を運航する商船三井フェリーが20周年を迎え、大幅な割引キャンペーンを行います。関東では茨城の大洗に、北海道は苫小牧に発着地が集約されていった歴史を振り返りつつ、コロナ禍にも安心なフェリーの強みを探ります。

かつては「大洗〜苫小牧」以外もあった関東〜北海道航路
 茨城県の大洗と北海道の苫小牧を結ぶ商船三井フェリーが、2021年7月に創立20周年を迎えます。大きな太陽が船体に描かれた大型フェリー「さんふらわあ」シリーズも、関東〜北海道航路の「顔」として定着したといえるのではないでしょうか。

というのも、「関東〜北海道航路」=「大洗〜苫小牧」=「さんふらわあ」というイメージが形作られるまで、発着地も船も、そして運航会社も紆余曲折を経ているからです。

 大洗〜苫小牧航路が開設されたのは1985(昭和60)年のこと。東京〜苫小牧航路を運航していた日本沿海フェリー(後のブルーハイウェイライン、現・商船三井フェリー)が、関東〜北海道のサブ航路として運航を開始しました。やがて1997(平成9)年には東京〜苫小牧航路も大洗経由となり、2年後には大洗発着に一本化されます(東京〜大洗間は2007年、正式に廃止)。

 東京側の発着地が大洗に集約されたのは、東京港まで運航すると、時間がかかりすぎるためです。

 現在の大洗〜苫小牧航路の所要時間は最短で17時間45分、対して東京〜苫小牧は、房総半島を大きく迂回する必要があることなどから、30時間ほどかかっていました。東京と高速道路(常磐道)で結ばれた茨城・大洗港の方が、結局は関東と北海道の双方で時間を有効に使うことができ、トラックにとっても利便性が高いのです。詳しくは以前の記事をご覧ください。

 北海道側も、かつては別の場所に発着するフェリーがありました。代表的なものが、日本沿海フェリーの大洗〜苫小牧航路と同時に開設された、東日本フェリーによる大洗〜室蘭航路です。

 当時、室蘭市は苫小牧市と航路の誘致合戦を繰り広げ、「苫蘭(止まらん)戦争」とまで呼ばれましたが、東日本フェリーの経営難もあり、室蘭航路は2002(平成14)年に休止されています。

 いまや、太平洋側を航行する北海道発着の航路は苫小牧に集約されています。「大消費地の札幌に近いこと、また道東からもアプローチしやすいのがメリットです。室蘭まではどうしても、さらに1時間かかります」と商船三井フェリーは話します。

「北海道のなかで『ここに港があれば間違いない』位置にある」(商船三井フェリー)という苫小牧港は、道内全域から貨物が集積し、また全国への航路が集中しています。いまや、国内向け貨物の取扱量において全国1位を揺るぎないものにしています。

556チバQ:2021/05/15(土) 05:39:50

「さんふらわあ」以外もあった大洗〜苫小牧航路
「さんふらわあ」シリーズの船が関東〜北海道航路の顔となっていったのにも紆余曲折があります。

 もともと「さんふらわあ」シリーズは西日本を中心に運航されており、関東では日本高速フェリーの東京〜高知航路(後に廃止)に就航していました。同航路が日本沿海フェリーへ譲渡されるなどして「さんふらわあ」シリーズが商船三井グループへ帰属して以降、東日本にも展開されるようになったのです。

 大洗〜苫小牧、東京〜苫小牧航路ともに「さんふらわあ」シリーズが就航しますが、大洗〜苫小牧航路へ一本化したのち、東日本フェリーとの共同運航という形態が4年強続きます。この間は大洗〜苫小牧航路にも「さんふらわあ」ではない船が就航していましたが、2007年(平成19)年に東日本フェリーが撤退すると、旧東日本フェリーの船もすべて「さんふらわあ」ブランドへ統一されました。

 現在の大洗〜苫小牧航路には「夕方便」と「深夜便」計4隻で運航されていますが、深夜便の「さんふらわあ だいせつ」「さんふらわあ しれとこ」は、もともと東日本フェリーの「ニューれいんぼうらぶ」「ニューれいんぼうべる」です。

 深夜便の2隻はどちらかといえばトラック向けということもあり、「モノクラス(全て同一等級)で、飲食は自販機のみでの販売であるなど、カジュアルな作りになっています」(商船三井フェリー)とのこと。

 このうち「さんふらわあ だいせつ」で忘れてはならないのが、2015(平成27)年7月に起きた車両甲板での火災事故です。積載されていたトラックの保冷機がショートし、その火が別のトラックに未申告で積まれていた大量のガスボンベに引火、航海士1名が亡くなりました。

 これ以後、商船三井フェリーはソフト・ハード両面で火災対策を大幅に強化。カーフェリー4隻には、国内フェリーで初めて、トラックに架装された可搬式の泡消火栓ユニット(CAFSユニット)を装備しています。かんたんにいうと、消防車がフェリーに常駐している、ということです。

 しかし、そこへ新型コロナウイルスが影を落とします。2020年度は前年度比で旅客が4割減少したといいますが、そうしたなかで商船三井フェリーは、船内のコロナ対策を強化してきました。

たとえば、夕方便の共用部に紫外線殺菌装置「エアロシールド」を設置しているほか、階段の手すりや自動販売機のボタンなどのひとつひとつに、特定のウイルスを99.99%減少させるという抗菌フィルムを貼付。販売する座席も制限して乗客同士の距離を確保しているそうです。

 船旅の楽しみでもあった船内イベントもすべて中止されていますが、そもそも、コロナを機に乗客の過ごし方も変わってきているとのこと。

 客室の大半が個室になっている大洗〜苫小牧航路の夕方便は、数ある交通機関において、密を避ける観点で最も有利なもののひとつと言えるかもしれません。実際、「お部屋から出ずに過ごされるお客様も増えました。人と触れ合わずにすむからフェリーを選んだ、というお声もあります」(商船三井フェリー)ということです。

 もちろん、甲板に出れば太平洋に沈む巨大な夕日も、ときには船と並走するイルカの姿も見ることができます。部屋風呂もありますが、船内の海を望む大浴場はサウナ付き。共用部の手すりの消毒などもこまめに行われているのも安心できるところです。飛行機やバス、電車とちがい、安心して過ごし方を「選べる」点がフェリーの大きな魅力でしょう。

 また、2020年は新型コロナの影響で飛行機の運賃が大幅に安くなっていたところ、減便や小型化が定着したこともあり、それほど安くならなくなってきているといいます。このため、割安感のあるフェリーの利用も増えてきているそうです。


20周年でお得なキャンペーン
 創立20周年の商船三井フェリー、今年は次のようなキャンペーンも実施されます。

●創立20周年割引
・内容:旅客運賃A・B期間20%引き ・C期間10%引き、乗用車航送運賃10%引き
・適用日:7月2日(金)から9月30日(木)までのA・B・C期間出航便

●2021年7月1日創立記念日割引
・内容:旅客運賃50%引き、乗用車航送運賃20%引き
・適用日:7月1日(木)出航便

●記念行事
・7月1日(木)出航便でウェルカムドリンクサービス
・豪華景品の当たる20周年記念クイズキャンペーン
・その他

 詳しくは同社公式ページでご確認ください(記念行事等は変更の場合もあります)。

 これとは別に、東京駅〜大洗港間までのバス運賃(ただし直通バスは運休中)、大洗〜苫小牧間のフェリー運賃(ツーリスト)、苫小牧港〜札幌駅間のバス運賃がセットで片道1万1000円の「パシフィック・ストーリー」も引き続き販売されています。

○創立20周年割引特設ページ
https://www.sunflower.co.jp/20th_anniversary/

557チバQ:2021/06/13(日) 23:33:09
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/548946
2021年6月13日
八戸と苫小牧を結ぶ新フェリー 川崎近海汽船、16日就航
拡大する
就航する新フェリー「シルバーブリーズ」=13日午後、北海道苫小牧市
拡大する
新フェリー「シルバーブリーズ」の客室=13日、北海道苫小牧市
 川崎近海汽船(東京)は13日、青森県八戸市と北海道苫小牧市を結ぶ航路に就航する新フェリー「シルバーブリーズ」(8901トン)を苫小牧港で報道陣に公開した。旅客定員は400人で、トラック70台、乗用車30台を収容可能。航行時間は最短で約8時間。16日の八戸発の便で就航する。

 同社によると、老朽化した「べにりあ」(6558トン)の交代で投入。緑を基調とした内装で、トラック運転手向けの客室を全て個室化したほか、ペットを持ち込める部屋も増やした。

 岡田悦明取締役フェリー部長は「個室はニーズが高かった。新型コロナ対策としても安心して利用してほしい」と話した。

558チバQ:2021/06/30(水) 20:48:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a8ef4ad56263589958b8e1b89681196b880f9c7
横須賀新フェリー航路が7月1日就航へ 対立業者との解決は
6/30(水) 18:46配信
tvkニュース(テレビ神奈川)

横須賀市と福岡県北九州市を結ぶ新たなフェリー航路があす就航するのを前に、市内に建設されたターミナルや船内が報道陣に公開されました。

フェリー航路は、新たに造船された「はまゆう」と「それいゆ」の2隻で運行し、北九州市の新門司港と横須賀港をおよそ21時間で結びます。 定員は268人、トラックおよそ150台を積むことができるほか、船内には露天風呂などもあり、人や物流の新たな流れが生まれることが期待されます。

基本運賃は一人1万2000円で、個室を利用した場合これにルームチャージが追加され、日曜日を除く週6便運行します。

東京九州フェリー・入谷会長「新たなフェリー航路は、言わば『海の高速道路』のような役割、高速性と定時性というものが売り、ビジネスモデルとして確立されている」

一方、フェリー就航をめぐっては、横須賀市と、地元住民やふ頭を利用していた港湾業者らとの間で対立も起きています。

周辺住民「ご自分の家の15メートル先に、これだけ大きいプロジェクトが来るのに、誰も知らない。 これありえないですよ、ありえますか?自分の家だったらどうします?」

去年行われた住民説明会では、「事業内容を知らされていない」など計画の白紙化を訴える反発の声があがりました。

また、車の輸出などでふ頭を利用していた港湾業者らが、ふ頭の利用を制限するとした市の通知取り消しを求めて訴えを起こすなど、「地元の理解」が得られない状況が続いていました。 国土交通省の仲介もあり、市と港湾業者らは6月から協議を続けていて、複数の関係者によりますと市側が29日、対立収束に向けた提案を行い、早ければ7月上旬の合意を目指しているということです。 この対立についてフェリーの運行会社は。

東京九州フェリー・入谷会長「私どもとしては、市の方で港湾業者らと調整ができているからという前提でこの計画を進めているのでそのあたりは何とも申し上げようがない」

このように述べたうえで、「フェリー運航には支障はない」としています。

tvkニュース

559チバQ:2021/06/30(水) 20:57:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/55f197c0c0920e8522342cd66961ec4a7e2db224
駿河湾フェリー決算は4800万円の赤字に コロナ禍による運航停止や天候不順が響く 静岡県の施策も実らず
6/30(水) 19:19配信

静岡朝日テレビ
新型コロナの影響を受け、昨年度の駿河湾フェリーの決算はおよそ4800万円の赤字となりました。

一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーによりますと、昨年度の運賃収入と静岡県や自治体の負担金などを合わせた収益は4億2300万円で、4億7100万円の費用に対しおよそ4800万円の赤字となりました。
 前の年度はおよそ6900万円の赤字で、赤字の幅は減ったものの引き続き新型コロナの打撃を受ける結果となりました。要因として緊急事態宣言により2カ月ほど運航を停止したことや、寒波など天候不順の影響で運航率が下がったことなどを挙げています。また利用客は過去最少だった前回をさらに下回り、8万人あまりとなりました。
 県が打ち出した施策「半額キャンペーン」で一時的に利用客は増えましたが、新型コロナの影響で団体客のキャンセルが相次いだということです。
 今年度は10万8000人の利用を目指していて、今後は経営改善戦略に基づき料金の見直しを含む利用促進策に取り組むとしています。

560とはずがたり:2021/07/10(土) 15:39:34

横須賀の新フェリー 市と港運協会、近く合意へ
7/9(金) 21:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a594635d8e1c0e0a5c3c3443e3ac9fa5fb16f081
カナロコ by 神奈川新聞

 今月1日に就航した横須賀港新港ふ頭(神奈川県横須賀市)─北九州港(北九州市)を結ぶフェリー定期航路を巡り、横須賀市と港運運送業者が加盟する横須賀港運協会が対立している問題で、両者の協議が近く合意することが9日分かった。

 市と協会、立会人の国土交通省による協議会が同日に開かれ、フェリー就航に伴い自動車輸出やマグロの荷役などに影響が出ていることに対する対策などで一定の方向性が出たとみられる。

 フェリー就航に当たり、市は事業者に対し一貫して新港ふ頭での“共存”を求めてきた。事業者側は荷役作業に支障をきたすなどとして昨年8月に新港でのフェリー計画の白紙撤回を市に要望。同10月には、同ふ頭の使用申請を巡り、完成自動車の積み出しを担う相模運輸倉庫が市を提訴していた。

港湾労組、横須賀フェリーと「共存不可能」工事中止求める 
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-515555.html
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年5月26日(水) 09:00

 7月に就航する横須賀港新港ふ頭(横須賀市)─北九州港(北九州市)を結ぶフェリー定期航路計画を巡り、全国港湾労働組合連合会(全国港湾)が25日、横須賀市に対し、港湾労働者の雇用問題に関する申し入れを行った。

 申し入れ書によると、フェリー関連工事などのために自動車運搬船の荷役などができず、労働者の仕事が失われる事態に直面していると指摘。市のいう「共存共栄」は不可能とした上で、(1)関連工事を中止し、ふ頭を元の仕様に戻して労働者の雇用と職域を守る(2)新規航路を近隣他港に変更すること─などを申し入れた。市は「従来と変わらず計画は進めていきたい」などと回答した。

 全国港湾はこの問題に関連し、20日付で日本港運協会に対しストライキを含む行動の準備が整ったことを通告している。(尹 貴淑)

横須賀・新フェリー計画、なぜ対立? 強まる不安と反発
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-311577.html
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年11月23日(月) 10:45

 2021年7月に就航予定の横須賀港の新港ふ頭(横須賀市新港町)と北九州港(北九州市)を結ぶ新規フェリー航路計画が、壁にぶつかっている。

 同ふ頭内で荷役作業を行う事業者とフェリーが“共存”するという横須賀市の案に対し、港湾運送業者ら16社が加盟する「横須賀港運協会」が作業に支障が出るなどとして計画の白紙撤回を要望。

 さらに、ふ頭の近隣住民からも生活への影響などを不安視する声が上がっている。

 市は「来年7月の就航を遅らせることはできない」として9月にフェリー関連の工事に着手したが、先行きは見通せない状況だ。

「将来性がある」

561とはずがたり:2021/07/12(月) 14:31:46
横須賀フェリーのふ頭利用 市長「7月上旬に合意できれば」
横須賀港
新港ふ頭
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年6月30日(水) 23:33

https://www.kanaloco.jp/news/government/article-558995.html
横須賀―北九州の新規フェリー航路に就航する「はまゆう」=横須賀市新港町
 7月1日に就航する横須賀港新港ふ頭(横須賀市)─北九州港(北九州市)を結ぶフェリー定期航路を巡り、横須賀市と横須賀港運協会が対立している問題で、同市の上地克明市長は30日までに神奈川新聞社の取材に対し、「7月上旬には(ふ頭利用に関する同協会との協議で)合意できれば」との考えを明らかにした。

 市は、フェリー新規航路と荷役作業を行う既存事業者が同ふ頭で共存することを求めてきたが、同協会は作業への支障や安全面の理由から反発。市は昨年9月に関連工事に踏み切り、今年2月ごろから事業者による完成自動車の輸出作業などが停止している。

 6月から国土交通省が立会人になり、市と同協会の3者による協議会が設置されている。関係者によると、29日の協議会で市が事業者側にふ頭の利用などについて具体的に提案。協会側が持ち帰り、合意の可否について港運関係者と調整するとしたという。(尹 貴淑)

562荷主研究者:2021/10/17(日) 21:57:50

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=796730&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=112
2021/9/30 22:52 中国新聞
音戸の渡船、近く廃止へ 呉市「観光客向け」可能性検討

音戸渡船の使用船(音戸町まちづくり協議会提供)

 呉市の景勝地、音戸瀬戸の両岸を結ぶ「音戸渡船」が、定期の生活航路としては近く廃止される見通しとなった。補助金で運航を支援してきた市は30日、事業者から廃止の申し出を受けたと正式に発表。今後、市民や経済界に呼び掛けて活用案を募り、観光客向けの不定期運航などの可能性を探るとしている。

 約120メートルの海峡を往来し、「日本一短い定期航路」と呼ばれる音戸渡船は、今夏の悪天候で使用船2隻がいずれも損傷し、7月19日から運休している。船頭の花本智博さん(61)は8月末ごろ、市へ廃業の意向を伝達。船の老朽化や利用者の減少で「続けるのは困難」と話しているという。

 航路の廃止には中国運輸局呉海事事務所への届け出が必要。30日時点で運休届のみで廃止届は出されていないが、関係者によると、近く提出される見通し。

 市は、花本さんからの申し出を受け、生活航路と観光資源の両面から継承策を検討した。市内約200の観光関連事業者に意見を募ったが、定期の生活航路としての継承には結びつかなかったという。今後、観光プランと組み合わせた随時の運航を念頭に、事業者間の話し合いや市民団体の提案を支援していく。

 市によると、近年の乗客数のピークは2012年度の約8万4千人。13年に第2音戸大橋が開通してからは利用減が続き、20年度は新型コロナウイルスの影響もあって約7800人に落ち込んだ。(杉原和磨)

563とはずがたり:2021/10/28(木) 22:02:25

2021/10/28 10:40室蘭
室蘭ー八戸航路 フェリー年内休止へ 川崎近海汽船、貨物伸びず赤字
https://www.muromin.jp/news.php?id=42580

室蘭市、粘り強く交渉
 室蘭市と青森県八戸市を結ぶ定期フェリー航路について川崎近海汽船(東京、久下豊代表取締役社長)が年内をめどに休止を含め検討していると地元に伝えたことが27日までに、関係者への取材で分かった。岩手県宮古市までを結ぶ「宮蘭航路」として就航後、利用低迷に伴い昨年4月から八戸発着となった後も、収益の柱と見込んでいた貨物の利用数が伸びず赤字になっていた。

 地元の複数の関係者によると、同社幹部が航路を休止する方針を伝えた。正式に決定されると、2018年(平成30年)6月の就航から、わずか3年余りで歴史に幕を閉じることになる。室蘭市は青山剛市長らが27日に上京し、航路の存続に向け、同社側と粘り強く交渉を続けている。

 同航路は、旧東日本フェリーが室蘭-青森航路を最後にフェリー運航から撤退後、10年ぶりとなる定期航路として18年6月22日に開設。シルバークィーン(7005トン、全長134メートル、旅客定員600人)を使い、毎日1往復するダイヤを組んだ。

 収益安定の要となる貨物トラック利用は、当初の想定を大幅に下回り、18年10月から日曜の室蘭発、月曜の宮古発の1往復を減便。利用増に向け室蘭発便を八戸港経由にして、貨物のてこ入れを図ったが、流れは変わらなかった。宮古発着の休止後は、高速道路とのアクセスが良い八戸港の利点を生かし、当初は見込みを上回る利用があったが、燃油価格の高止まりやコロナ禍の長期化もあって、不安定な航路運営が続いている。

 室蘭にとって唯一の定期フェリー航路で、物流や交流人口の拡大に期待が大きい。宮古にとっては岩手県内初の定期航路で、東日本大震災からの復興のシンボルとして期待されていた。胆振東部地震や19年10月の東日本台風の襲来時には、物資の輸送などに貢献しただけに、このまま航路がなくなれば、幅広い影響が懸念される。

564荷主研究者:2021/12/12(日) 15:01:25
>>563
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/605466?rct=n_hokkaido
2021年10/29 10:23 北海道新聞
貨物利用の低迷直撃 室蘭―八戸フェリー年内休止検討 青山市長、航路存続要望へ

川崎近海汽船側との会談後、報道陣の取材に応じる青山剛市長(右)と白熊良平副市長

室蘭港に入港した室八航路のフェリー=28日午後2時

 川崎近海汽船(東京)が室蘭市と青森県八戸市を結ぶ定期フェリー航路(室八航路)を年内にも休止することを検討している問題で、同社の久下(くげ)豊社長らは28日、室蘭市に青山剛市長を訪ね、貨物トラック利用の低迷が休止の主な理由であることを説明した。市は航路存続を求めており、29日には経済関係者らと同社へ出向いて要望書を手渡す。

 28日午後、久下社長ら川崎近海汽船の3人と、青山市長、白熊良平副市長、栗林和徳・室蘭商工会議所会頭ら室蘭側の6人が室蘭港フェリーターミナルビルで約1時間、会談した。

 会談後、取材に応じた青山市長は「航路存続を(同社に)お願いした」と語った。久下社長は「誠意を持って対応する」と応じたという。休止を検討する理由として、同社は慢性的な貨物トラック利用の低迷のほか燃料代の高騰も挙げ、新型コロナウイルス感染拡大による物量の減少も要因の一つとしたという。

 川崎近海汽船側からの説明を受け、青山市長はあらためて谷内浩史胆振総合振興局長、篠原光範・室蘭商工会議所副会頭らを伴い29日に上京し、航路存続を求める要望書を同社に手渡す。要望書には室蘭地区トラック協会の三上慈誉(よしたか)会長、八戸市長らも連名する。

 北海道運輸局によると、20年度の室八航路の旅客数は約1万7700人、トラックは約1万4900台だった。(河田俊樹、高野裕美)

■地域再生の切り札一転 地元動揺「大きな損失」

 「突然で驚いた」「何とか存続を」。川崎近海汽船(東京)が室蘭市と八戸市を結ぶ定期フェリー(室八航路)について、早ければ年内での休止を検討していることが明らかになり、関係者から驚きの声が上がった。岩手県宮古市と結ぶ「宮蘭航路」として就航してから3年あまり。フェリーは地域経済再生の切り札と目されていただけに動揺が広がった。

 「今後、期待できる航路だったのに」。室蘭地区トラック協会の三上慈誉(よしたか)会長(71)は驚いた。仙台市と青森県八戸市を結ぶ三陸沿岸道路(三陸道)が予定通り年内に全線開通すれば、八戸港の利便性は向上するとみられるだけに、「室八航路を利用すれば運転手の疲れを軽減できる」と話した。

 フェリー航路は2018年6月、川崎近海汽船が室蘭市と宮古市を結んで開設。室蘭市で10年ぶりの定期便として期待されたが主力の貨物トラックの利用が振るわず、同年10月、室蘭発の「南下便」を八戸に寄港させるてこ入れを図った。それでも物量は上向かず、20年3月いっぱいで宮古発着を休止。航路を絞り、採算向上に力を入れていた。

 牛の搬送で室八航路を利用している篠田牧場(登別市)の神山進一郎場長(59)は「月に3〜4回は牛を運んでいる。休止になれば苫小牧港か函館港を利用するしかない。牛は長時間のトラック輸送にストレスを感じ、体調を崩す恐れもある」と話す。

 室蘭市の経済関係者は休止されても、「すぐに影響が表れるのはタグボートや燃料供給の業者などに限られる」と見るが、これまで酪農家や軽種馬農家などに利用を働きかけてきただけに「地域の将来にとっては大きな損失」と落胆する。

 室蘭市は港湾利用を促すポートセールスに力を入れ、青山剛市長は韓国の国際定期コンテナ船会社にも出向いている。18年の宮蘭航路の誘致はその成果ともいわれ、フェリーターミナルビル(入江町)を約9億円かけて改修した。それだけに青山市長は航路休止について、「航路の採算が厳しいというのは聞いていた。休止しないよう(川崎近海汽船には)再考を求める」と危機感をあらわにする。(久保耕平、古田裕之)

565チバQ:2021/12/24(金) 13:44:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/85bba191d5d7295bef03fd1c8665097d8fedd56c
むつ湾フェリー存続へ 新船建造、青森県が方針固める
12/24(金) 11:20配信

河北新報
蟹田港に係留されているフェリー=2018年

 青森県の第三セクター「むつ湾フェリー」が運航する蟹田(外ケ浜町)-脇野沢(むつ市)航路の在り方を協議する県の検討会議は23日、新造船を建造し、航路を存続させる方針を決めた。県は年明け以降、経営基盤の強化に向け関係市町村と協議を始めたい考え。

 むつ湾フェリーの株式を持つ県内13市町村に対するアンケートで、むつ市と東通、佐井両村を除く10市町村が「必要性が高い」と回答したことを明らかにした。その上で、インバウンド(訪日外国人旅行者)や修学旅行などの観光需要を発掘するためには「存続が望ましい」と結論づけた。

 完成から23年が経過している現行船「かもしか」に代わる新造船については、「内装を洗練させるなど魅力的な船体を導入し、利用客増を狙うべきだ」との意見が上がった。

 関係自治体や観光、交通事業者らで構成する検討会議は6月に発足。運航による経済波及効果の分析や「公設民営」による経営シミュレーションなどを通し、存否を協議してきた。

 県企画政策部の東直樹部長は「どうすれば収入が増えて、経営が安定するか検討していく。13市町村とも丁寧に話し合い、中身を詰めていきたい」と話した。

 観光利用が約9割を占めるむつ湾フェリーは近年、利用客が低迷。昨年度は新型コロナウイルスの影響もあり、国や県の補助金計4600万円を繰り入れても700万円の赤字となった。

河北新報

566チバQ:2021/12/26(日) 14:39:51
https://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/region/hokkaido-627342.html
<緊急レポート・消える航路>上 室蘭市、有効策示せず
2021/12/25 05:00北海道新聞

<緊急レポート・消える航路>上 室蘭市、有効策示せず

川崎近海汽船公式サイトで室八航路の「休止日決定」の告知を確認する室蘭市職員=24日午前11時半

(北海道新聞)

 24日朝も、室蘭市港湾部の職員たちは川崎近海汽船(東京、川近)の公式サイト画面とにらめっこしていた。川近が10月26日に室蘭―八戸間のフェリー航路(室八航路)の休止方針を市へ伝えてから日課になっていた。川近の情報を入手するためには、それしか方法がなかった。



 白熊良平副市長は11月24日、その理由を記者会見で明かしている。川近は休止のタイミングを関係者と協議していたが、「市は主たる協議先ではない」と伝えてきたという。市は相手にされていなかった。

◇ 

 1990年代には最大5航路でにぎわった室蘭港から再びフェリーが消える。就航からわずか3年半余りでの事実上の撤退はなぜ起きたのか。背景を探る。(2回連載します)

https://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/region/hokkaido-627567.html
<緊急レポート・消える航路>下 貨物と旅客、崩れた想定
2021/12/26 05:00北海道新聞

<緊急レポート・消える航路>下 貨物と旅客、崩れた想定

来年2月1日からの休止が決まった室八航路のシルバークィーン=24日午後2時30分、室蘭港

(北海道新聞)

 「この船は牛ばっかりだよ」。11月末、室蘭市と八戸市(青森)を結ぶフェリー「シルバークィーン」に産業機械を積んだトラックの運転手(60)は言った。空きスペースが目立ったこの日は、貨物の半数以上を生きた牛が占めた。フェリーをよく利用する運転手によれば牛以外の荷は珍しく、乗用車もまばらだ。

 シルバークィーンの「室八航路」を運航する川崎近海汽船(東京、川近)は苫小牧―八戸の「苫八航路」も1日4便動かしている。北海道と本州をつなぐ大動脈の苫小牧発着フェリーは、この苫八を含め4社で10便。それでもあふれる貨物を、川近は室八(当初は室蘭―岩手・宮古間の「宮蘭航路」)で拾おうとした。

567チバQ:2021/12/28(火) 02:55:22

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/627342#:~:text=%E5%9C%B0%E5%9F%9F-,%EF%BC%9C%E7%B7%8A%E6%80%A5%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%E8%88%AA%E8%B7%AF%EF%BC%9E%E4%B8%8A,%E5%B8%82%E3%80%81%E6%9C%89%E5%8A%B9%E7%AD%96%E7%A4%BA%E3%81%9B%E3%81%9A&text=%E5%B7%9D%E8%BF%91%E3%81%8C%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88,%E3%81%97%E3%81%8B%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82&text=%E7%99%BD%E7%86%8A%E8%89%AF%E5%B9%B3%E5%89%AF%E5%B8%82%E9%95%B7%E3%81%AF,%E4%BC%9A%E8%A6%8B%E3%81%A7%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
<緊急レポート・消える航路>上 室蘭市、有効策示せず
12/26 09:53 更新
 24日朝も、室蘭市港湾部の職員たちは川崎近海汽船(東京、川近)の公式サイト画面とにらめっこしていた。川近が10月26日に室蘭―八戸間のフェリー航路(室八航路)の休止方針を市へ伝えてから日課になっていた。川近の情報を入手するためには、それしか方法がなかった。

川崎近海汽船公式サイトで室八航路の「休止日決定」の告知を確認する室蘭市職員=24日午前11時半

 白熊良平副市長は11月24日、その理由を記者会見で明かしている。川近は休止のタイミングを関係者と協議していたが、「市は主たる協議先ではない」と伝えてきたという。市は相手にされていなかった。

 来年2月1日からの休止が発表された12月24日も、川近が市に知らせたのは公式サイトにアップするわずか1時間半前だった。

■危機感共有なく

 室八航路は、室蘭と岩手・宮古を結んだ前身の「宮蘭航路」が2018年6月に就航した当初から苦戦。これまで主力のトラック・トレーラー利用で1万8千台の年間目標を達成したことがない。これに新型コロナウイルス禍や原油高が追い打ちをかけた。昨年9月には鈴木崇弘副市長(当時)が「航路継続について安心できる状況にない」と市議会で答えているが、危機感は共有されなかった。

 川近に休止を打診された日の翌日、青山剛市長は急きょ上京して撤回を求めた。市は「(休止の知らせは)寝耳に水だった」というが、運輸関係者は冷めた目を向ける。「就航当時、『荷物を増やさなければ企業はすぐに撤退する』と市長には伝えていたんだが」

 室八航路には致命的な弱点があった。川近は苫小牧―八戸間も1日往復4便を運航している。室蘭は札幌までの距離で苫小牧の2倍もあるのに、室八の貨物自動車運賃(車長別)は苫八より約2千〜6千円安いだけ(24日現在)。「札幌まで陸送する燃料費を考えれば勝負にならない」と運輸業界は見ていた。

568チバQ:2021/12/28(火) 02:55:34
■努力不足指摘も

 市幹部は「川近の営業努力が足りなかった」と話し、白熊副市長も12月の市議会で「船社に問題の起点がある」と答弁したが、前述の運輸関係者は市の努力不足も指摘する。「川近からは情報を、国からはカネを引き出して航路維持を支援できなかったのか」

 西胆振の政界関係者は「青山市長はお願いするだけで具体的な提案ができない」と厳しい。川近の嶋村嘉高フェリー部長が航路維持の条件に挙げる「(貨物が増える)大きな産業」を市は生み出せないが、荷台(シャシー)だけをフェリーに載せ、運転席と荷台を引くトレーラーヘッドは待機してもらう基地をつくるといった、港もフェリーも使いやすくする整備は不十分だった。

 無策だったわけではない。生きた牛のフェリー輸送を川近と開拓したり、室蘭市内で処理するポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物の輸送で使ってもらったり。その中でも最大の「支援」は係留施設使用料などの実質的な肩代わりだ。

 市はフェリーターミナルビルの管理委託料を川近に支出してきた。昨年度は2500万円。清掃、開施錠、点検などの内容に市議からは「高すぎる」という声が挙がる。一方、川近は同年度に係留施設使用料(2300万円)、入港料(100万円)など計3400万円を市に支払っている。

 ビルの管理委託料の高さについて、市は11月の市議会議員協議会で「船社の進出意欲を阻害しないため」と答え、金額の上乗せをにおわせた。市幹部は「(係留施設使用料との)実質的な相殺」と内幕を明かす。

 そのビルや人道橋などの設備は、航路が休止されれば市の重荷となる。就航時に約8億5千万円で改修したのに使い道がなくなり、維持費は年600万円を見込んでいる。ビルを廃止すれば航路再開を諦めた、と受け止められかねない。

 「フェリーに逃げられた」責任を市に問う声が市議に強まっている。ただ、こんな自戒の声もある。「就航では市議会も手放しで喜んだ。市議会が行政のチェック機能を果たせていたかといえば、疑問だ」(高野裕美、河田俊樹、久保耕平)



 
 1990年代には最大5航路でにぎわった室蘭港から再びフェリーが消える。就航からわずか3年半余りでの事実上の撤退はなぜ起きたのか。背景を探る。(2回連載します)

569チバQ:2021/12/28(火) 02:56:26
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/627567?kk<緊急レポート・消える航路>下 貨物と旅客、崩れた想定
12/26 10:00 更新
来年2月1日からの休止が決まった室八航路のシルバークィーン=24日午後2時30分、室蘭港
来年2月1日からの休止が決まった室八航路のシルバークィーン=24日午後2時30分、室蘭港
来年2月1日からの休止が決まった室八航路のシルバークィーン=24日午後2時30分、室蘭港
<緊急レポート・消える航路>下 貨物と旅客、崩れた想定
 「この船は牛ばっかりだよ」。11月末、室蘭市と八戸市(青森)を結ぶフェリー「シルバークィーン」に産業機械を積んだトラックの運転手(60)は言った。空きスペースが目立ったこの日は、貨物の半数以上を生きた牛が占めた。フェリーをよく利用する運転手によれば牛以外の荷は珍しく、乗用車もまばらだ。

 シルバークィーンの「室八航路」を運航する川崎近海汽船(東京、川近)は苫小牧―八戸の「苫八航路」も1日4便動かしている。北海道と本州をつなぐ大動脈の苫小牧発着フェリーは、この苫八を含め4社で10便。それでもあふれる貨物を、川近は室八(当初は室蘭―岩手・宮古間の「宮蘭航路」)で拾おうとした。

■時間の長さ裏目

 また、2018年6月の就航の翌年には運転手を休ませるための労働時間の規制強化が予定され、乗船が10時間と程よい長さの宮蘭航路は歓迎されると思われた。三陸沿岸道路(仙台―八戸)が20年度に全線開通する計画も好材料だった。

 ところが規制強化は24年まで延び、宮古からの乗船時間の長さは裏目に。航路は20年4月に宮古発着をやめて室八航路となったが、同じ八戸発着では苫八航路に見劣りする。今月18日にようやく全線開通した三陸道は部分開通のころからトイレや休憩所の少なさが不評を買った。苫小牧をあふれる貨物も想定を下回った。

 航路が途中で変わったため単純比較はできないが、主力のトラック・トレーラーの利用実績はこれまで年間目標の1万8千台に届いたことがない。20年度の旅客数は新型コロナウイルスの影響もあって前年度比54%減の1万7千人だった。

570チバQ:2021/12/28(火) 02:56:42
■「本気度」に疑い

 川近の久下(くげ)豊社長は11月末、「考えていたように荷物が集まらなかった。お客も乗らなかった」と市議会に説明したが、市幹部はその「本気度」を疑う。室蘭は札幌までの距離で苫小牧の2倍もあるのに室八航路の貨物自動車運賃は苫八航路より最大で6千円安いだけ。市幹部は言う。「例えば津軽海峡フェリーは全道から荷物をかき集めているが、室八はできていない」

 就航からわずか3年半余りでの休止は「初めから、そのつもりだったのではないか」との臆測を呼んでいる。1998年製造の老朽船シルバークィーンを遊ばせないための就航だった、との見方もある。当初は「年内」と言っておきながら、来年2月1日からの休止を年の瀬が迫る今月24日になって発表する川近の姿勢に不信を抱く市民もいる。

 一方、「地元が航路を支えられなかった」という声はある。室蘭へ向かう「北上便」の貨物の少なさは初めから懸念されていた。発着地の途中変更は航路存続の危うさを浮き彫りにしたが、室蘭側は休止を食い止める方策を示せなかった。

 その責めを負わされつつある市のある幹部は語気を強めて言う。「船を乗降する車で室蘭ナンバーをほとんど見ない。『フェリーに逃げられた』と行政をたたくのもいいが、どれだけの地元企業が利用したのか」

 航路休止が道内の物流に与える影響は大きい。首都圏との往復で室八航路を利用するトラック運転手、武田倫太郎さん(51)=横浜市=は危機感を口にする。「苫小牧発着の乗船枠は大手輸送業者に大半を占められ、中小は入れない。室八がなくなれば函館へ行くしかないが経費がかかる。もう道内へ行けなくなる」。苫小牧の新造船を嫌って上川管内からも集まる牛は輸送手段を失いかねない。

 室蘭地区トラック協会の三上慈誉(よしたか)会長は防災拠点としての室八航路の重要性を説く。2018年胆振東部地震では、苫小牧港で受けきれなくなった支援物資を当時の宮蘭航路が運んだ。

 川近の久下社長は「いったん休止して、事業の見直しを考える」と市議会に語った。室蘭市は再誘致を目指すという。フェリー事情に詳しい大阪府立大の池田良穂名誉教授(船舶工学)=室蘭市出身=は航路を復活させるためには「室蘭から苫小牧や函館へ流れる貨物と旅客を分析し、室八航路の需要を証明する必要がある」と話す。ただそれは、休止前に行われるべきことだった。(久保耕平)

571チバQ:2021/12/28(火) 02:59:53
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211224ddlk03040078000c.html<つながる三陸><つながる三陸>八戸港に好アクセス、航路で苫小牧へ 乗船中に「8時間休息」 より効率的な輸送体制、実現 /岩手
2021/12/24 05:27毎日新聞

 北海道への海の玄関口となる青森県八戸市の八戸港。三陸道開通を控えた12月上旬、フェリーターミナルを訪れると北海道苫小牧市行きの船を待つ札幌や函館のナンバーを付けた約20台の大型トラックが並んでいた。

 岩手県などに取引先があるという北海道由仁町の養鶏会社事業所のトラック運転手、斉藤義博さん(56)は、「道路が通れば八戸港までの移動が早くなり今までより1本早い船で帰れそう。乗れなくても休憩時間が増える」と歓迎した。

 八戸と苫小牧の両市は11月下旬、今後の交流に関するオンライン会議を開催し、三陸道開通後の物流促進などについて意見を交換。八戸市の熊谷雄一市長は、仙台から八戸―苫小牧航路を経て札幌に至る新たなルートの確立が両市の経済発展の好機になると訴えた。

 同市がこの航路を売り込むにあたって強調するメリットは約8時間の乗船時間だ。国は過労運転を防ぐために運転手の勤務後の休息時間を「連続8時間以上」と定めているが、2015年の基準の見直しでフェリー乗船中の時間は全て休息扱いできるようになった。市は同航路を利用すれば、下船後すぐに目的地に出発することができるとアピールする。

 県八戸港管理所によると、八戸港の利用は増加傾向にあり、19年のトラックの輸送重量は東日本大震災翌年の12年と比べ約2割増の約1300トン。同市は背景の一つに同航路の利点が改めて見直されていることがあるとみており、三陸道開通を追い風に北海道とをつなぐもう一つの青森―函館航路(3時間40分)との差別化も図りたい構えだ。

 市政策推進課の担当者は、「走行時間の短縮と休息時間の確保でより効率的な輸送体制が実現できる。メリットを周知し、八戸港の利用者を増やしていきたい」と語る。

    ◇

 一方、ウミネコ繁殖地として国の天然記念物指定を受ける蕪島や国名勝の種差海岸などを擁する八戸市では、観光面での集客にも期待が集まる。蕪島の物産販売施設「かぶーにゃ」の運営会社代表、杉本健一さん(73)は「これまでは岩手や津軽地域からの客が多かったが今後は仙台方面からの客も増えるだろう」と語る。三陸道開通後の観光客増加を見越し、土産物の拡充を図りたいという。

 同市などでつくる観光地域づくり推進法人「VISITはちのへ」が19〜20年度に行ったアンケート調査によると、新型コロナウイルス禍以前は首都圏の観光客が多かったが、感染拡大以降は東北から訪れる人の割合が約2割増加。人との接触を避けて新幹線より車で移動する人が増えたという。

 同法人の阿部寿一専務理事は「三陸道開通で回遊性が高まれば他の東北の街を観光する人にも八戸に来てもらえる。コロナ禍も逆手にとって観光客を呼び込みたい」と話した。【南迫弘理】=随時掲載

572チバQ:2022/01/12(水) 18:01:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfb2a0714e8ce1c953fbae2602c8701a4fd44111
無人の小型観光船で横須賀・猿島へ 世界初の運航実証実験
1/11(火) 22:41配信

カナロコ by 神奈川新聞
操舵室の屋根に設置したカメラなどから情報収集し、猿島(右奥)まで自動運航した小型観光船=横須賀市

 小型観光船の無人運航実証実験が11日、神奈川県横須賀市の猿島で行われた。日本財団が主体となり2020年から進めてきた無人運航船プロジェクトの一環で、将来的には観光船のほか、船員不足に悩む離島航路の維持などへの技術活用を目指す。同財団によると、小型観光船での無人運航実験は世界で初めてという。


 猿島での実験には丸紅や三井E&S造船、猿島航路を運航する「トライアングル」、横須賀市が参加。通常の猿島航路で使用している小型旅客船「シーフレンドゼロ」(19トン)にカメラやセンサーなどを設置し、機器から得た情報を基に自律操船システムで運航した。新三笠桟橋(同市小川町)を離岸し、約1・7キロを約10分で航行、猿島の桟橋に着岸するまでを自動で行い、航路上に他船を検知した場合に減速、回避する実験も行った。

 海運業界では船員の人手不足と高齢化が深刻化しており、無人運航は解決策として期待される。同財団では本年度末までに猿島のほか、県外でコンテナ船や水陸両用車など計6隻の無人運航船の実証実験を実施予定で、事業費総額約88億円のうち約74億円を支援した。25年までに無人運航船の実用化、40年までに内航船の5割の無人運航化を目指す。

神奈川新聞社

573チバQ:2022/03/03(木) 17:53:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb87ede53a7c3c2335bb5d6c7ecabc44931262f7
日韓航路の新型船「クイーンビートル」博多〜門司港に就航へ 日本籍化で国内便が実現
3/3(木) 15:45配信

乗りものニュース
これまでは遊覧運航のみ
新型高速船「クイーンビートル」(恵 知仁撮影)。

 JR九州高速船は2022年3月3日(木)、新型高速船「クイーンビートル」を新たに国内航路「博多〜門司港」に就航させると発表しました。

【広い!】クイーンビートルの内部を写真で見る

 「クイーンビートル」は2020年10月に博多港に到着。当初は日韓航路に就役する予定でしたが、コロナ禍で白紙に。パナマ船籍から日本船籍に変更し、日本国内で航行を開始します。

 これまで、日本政府の特例を受けて「同一の港を発着する遊覧船」として使用されていましたが、今回いよいよ、「別々の港をむすぶ航路」に就航する形となります。

 2022年6月までの運行予定は、4月10日・24日・30日、5月8日・15日・29日、6月5日・12日・25日。

 各日1往復が運航されます。博多港国際ターミナルを9時に出発し、門司港11号岸壁に11時45分に到着。復路は門司港16時発、博多港18時45分着です。玄界灘に浮かぶ大島を回り込んで関門海峡を通過する、約103kmの航海となります。

 運賃は片道おとな6600円(こども半額)。ビジネスクラスは2500円追加で、広い座席間隔と、60度リクライニングシート、USB・AC電源や読書灯などを備えます。

 乗船券は電話のほかネット予約も可能。ネットでは3日前まで、電話では出港30分前まで予約可能です。

 なお最初の運航日となる4月10日(日)には、博多港での出港セレモニーや、門司港レトロでの船内見学会などが行われる予定となっています。

乗りものニュース編集部

574チバQ:2022/03/08(火) 17:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec3f0d736b49a5b79614ea43f11036de0c824e03
乗船率2% シィラインの赤字補填終了 佐井村・むつ市、来年度限り
3/8(火) 8:34配信

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Web東奥
(写真:東奥日報社)

 青森港とむつ市脇野沢、佐井村を結ぶ高速旅客船を運航するシィライン(青森市)について、むつ市と佐井村が、赤字補填(ほてん)を来年度で終了する考えを同社側に伝えたことが7日、市と村への取材で分かった。同社は2020年度、1億4953万円の赤字を計上。乗船率は2%だった。同社は支援が受けられなくなる23年度以降の運航可否について検討しているとみられる。

 両市村によると、運航中の高速船「ポーラスター」建造の借入金の支払いが11月で終了するのを区切りに支援終了を決断。最後となる来年度の支援は23年度予算から支出する。

 今月4日にむつ市役所で宮下宗一郎市長、樋口秀視・佐井村長が同社幹部に伝えた。

 同社を巡っては毎年1億〜2億円余りの欠損金を国や両市村が補填。むつ市は08年度以降、13年間で計約6億1600万円を、佐井村も毎年2千万〜3千万円程度を支援している。県も両市村に補助する形で支援している。

 樋口村長は7日の定例村議会散会後、議員に経緯を説明した。東奥日報の取材に対し「シィラインは財政健全化に向けて対策してきたが思うように改善されず、万策が尽きた、と受け止めた。地元利用者は少なく、村民への影響は少ない」と話した。むつ市の担当者は「市として交通政策全般を見て総合的に判断した。利用者減少も判断材料の一つ」と語った。

 県の美濃谷邦康交通政策課長は「佐井村から、先週会社と協議した内容を議会に伝えたと連絡があった。むつ市や会社など関係者から情報を収集している」と話した。

 青森-佐井航路は国の補助対象となる離島航路の指定を受けている。

575チバQ:2022/03/11(金) 14:59:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/24a86a1fca9a556ec83d19d5e980d20803659124
那覇-名護に高速船 75分、ジンベエザメが繋ぐ 第一マリン、来月就航
3/11(金) 10:39配信
琉球新報
那覇―本部を直行便でつなぐ、ジンベエザメのイラストが施された高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」=2020年6月、本部町の渡久地港内

 【名護】沖縄県那覇市の泊ふ頭と本部町の渡久地港間で高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」を運航している第一マリンサービス(那覇市)が4月から、泊ふ頭と名護漁港間でも直航便を就航する予定であることが分かった。


 名護市によると、所要時間は75分ほどになる見通し。ダイヤについては、既存の本部路線との調整などが必要となることから、市と本部町、同社などが協議を進めている。

 名護市市議会の10日の3月定例会一般質問で、翁長久美子市議(市民ネット)に棚橋邦晃企画部長が答弁した。

 高速船は名護漁港の南側岸壁に接岸する予定。就航に合わせ、市は浮桟橋を整備する計画で、22年度一般会計予算案には整備に掛かる費用1638万円が含まれている。23年度に着工し、24年度の供用を目指している。

 現在、第一マリンサービスが沖縄総合事務局に航路申請などの手続きをしている。

 市は運航ダイヤや料金などの詳細が決まり次第、市がホームページなどで周知する。

 渡具知武豊市長は2期目出馬にあたり「名護に賑(にぎ)わいを取り戻す」の公約の一環として、名護漁港に那覇方面からの高速船就航を掲げていた。
 (長嶺晃太朗)

576チバQ:2022/03/16(水) 09:37:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/a45886f0091c909e69bdd875125a816bacc3d78f
チャーター貨物船の運行「当面できない」 ロシアと北海道・稚内結ぶ
3/16(水) 9:11配信


朝日新聞デジタル
稚内港での今年度最後のチャーター貨物船への荷積み作業=2022年3月15日、北海道稚内市提供

 北海道稚内市とロシア・サハリン州を結ぶチャーター貨物船「MATSUSHIMA」(約500トン)が15日、稚内港での荷積みを終えた。16日にコルサコフ港に向けて出港する。チャーター貨物船は2016年度から運航されてきたが、ロシアによるウクライナ侵攻により、事業主体の稚内・コルサコフ定期航路利用促進協議会は「今後は当面実施できない」としている。


 協議会は道北の自治体や経済団体で構成。稚内市サハリン課が事務局を務め、チャーター貨物船を運航してきた。年間3〜5回運航し、輸出入合わせて年40〜60トンを輸送。20年度はコロナ禍により5回・計10トンに減り、21年度は4回・計17トンを運ぶ計画だ。

 大半が食料品などの輸出だが、最近はピートモス(水ごけが泥炭化したもの。園芸に利用)や民芸品などが輸入されるようになっていた。

 今年度最後の輸出はコメと釣り道具の2・2トン。1月から準備していたが、コルサコフ港周辺の海氷が多く、日程を調整しているうちにロシアのウクライナ侵攻が始まった。ロシアへの経済制裁の最中だが、今回は船舶代理店や荷主との契約が済んでいたため運航を決めた。

 稚内市はサハリン州3市と友好都市を締結し、さまざまな交流事業を続けてきた。市サハリン課は「新年度の事業はロシア情勢を踏まえて判断するが、現時点では当面実施できない」という。(奈良山雅俊)

朝日新聞社

577チバQ:2022/04/13(水) 10:54:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/030c65406ea0b183ce3aeae2ad84bdaa1ff0028c
赤字続く佐世保市営交通船 宇久島-寺島 航路維持へ 民間委託も選択肢に
4/13(水) 10:03配信

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長崎新聞
航路の維持が課題となっている佐世保市営交通船(宇久行政センター提供)

 長崎県佐世保市の宇久島と二次離島の寺島を結ぶ航路の安定的な維持が課題となっている。市営の交通船が両島を結ぶが、人口減少などの影響で赤字が続く。一方、寺島の住民にとっては生活の足となっている重要航路。市は今後、民間委託も選択肢の一つとして検討を進めていく。
 市宇久行政センター産業建設課によると、宇久島と近くの寺島を結ぶ航路は1963年に就航した。現在は北松小値賀町を結ぶ便も含め1日6便。寺島にはスーパーや医療機関はなく、住民は買い物や通院などの時に利用している。
 一方、収支見通しは厳しい。主な利用者である寺島の住民は近年1桁で推移。2020年度の運賃収入は過去10年で最も少ない106万8千円。21年度は133万2千円を見込む。航路維持には国や県の補助金が頼りで、補助金を除くと年間の赤字額は3千万〜4千万円になるという。
 こうした中、市は民間委託を今後の選択肢の一つとしている。委託が実現した場合、1日1便は確実に運航した上で、住民の外出の予定に応じて船を出す方法なども想定している。
 また市は、航路を安定的に維持するための経営戦略を策定。基本方針に▽非正規職員の採用などで人件費を削減▽ダイヤ改正による減便や船舶更新時の小型化-などを掲げ、赤字の縮小を図る。同課は「住民に不自由がない形で生活の足を守る方法を模索していきたい」としている。

578チバQ:2022/04/16(土) 19:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/63ff22a555ebcd4fe270dd96653914d4a84ca24d
「活気を生み出す起爆剤に」那覇-名護が75分…高速船4月29日に就航 6月末まで片道500円
4/16(土) 14:11配信

沖縄タイムス
第一マリンサービスが運航するジンベエ・マリン=那覇市・泊ふ頭

 那覇-名護を約75分で結ぶ第一マリンサービス(沖縄県那覇市、小田典史社長)の高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」が29日に就航することを祝い、15日に名護漁港で記念式典が開かれた。従来の那覇-本部に加え、1日2便が同漁港に寄港する。29日から、片道全区間500円で乗船できるキャンペーンを6月末まで実施予定。


 同船は全長約30メートルで、乗客定員は180人。時速約56キロで高速運航する。

 記念式典で渡具知武豊名護市長は、就航に合わせ待合所として利用できる市観光情報センターの整備を同漁港で進めてきたほか、浮桟橋の整備も計画していると説明。「高速船が、街に活気を生み出す起爆剤となり、市民や観光客に末永く親しまれてほしい」とあいさつした。

 親会社の第一交通産業の田中亮一郎社長は「観光客には『前よりも便利になっている』というイメージを持ってほしいし、地元の人も気軽に利用してほしい」と話した。

 7月以降は那覇-本部、那覇-名護は片道千円、名護-本部は同500円とする予定。運航時間は第一マリン社のホームページで確認できる。問い合わせは同社、電話098(860)0152。(北部報道部・西倉悟朗)

579チバQ:2022/04/16(土) 19:50:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2a0750fc222821a48ca329b66443c736cdba156
神戸-宮崎、25年ぶり新造船「フェリーたかちほ」 初入港の神戸、熱烈歓迎ムード
4/16(土) 18:59配信

神戸新聞NEXT
大勢のファンに歓迎され入港するフェリー「たかちほ」=16日午前、神戸市中央区新港町(撮影・吉田敦史)

 宮崎カーフェリー(宮崎市)が神戸-宮崎航路で新たに就航させた「フェリーたかちほ」が16日午前、初めて神戸港に入港した。同航路の新船導入は25年ぶり。停泊した新港第3突堤の神戸三宮フェリーターミナル(神戸市中央区)では入港式典が開かれた。


 「たかちほ」は老朽化した「みやざきエキスプレス」(1996年就航)の後継。総トン数約1万4200トン、全長194メートルと先代より一回り大型化した。需要が高まるプライベート空間を重視し、個室を従来の29室から216室へと大幅に増やした。

 新船は15日夜に宮崎港を出発し、335人の乗客とともに十数時間かけて海を渡った。神戸港に姿を現すと、ゆっくりと接岸。通路を通ってターミナルに入った乗客は、神戸が誇るサンバチームのにぎやなリズムに迎えられた。

 式典では、宮崎カーフェリーの郡司行敏社長が「港町神戸と南国宮崎の歴史に新たなページを刻むことができてうれしい」とあいさつ。大分市から旅行で訪れた自営業の男性(38)は「以前のフェリーより広くて、内装もきれいでグレードアップした感じ。(移動時間を)全く長いと感じなかった」と話した。

 10月には同社の現行船「こうべエキスプレス」の後継として、「フェリーろっこう」も就航を予定している。(井沢泰斗)

580チバQ:2022/05/22(日) 19:09:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c5bbea9412cf4642c51eec811294cfa4a482775
「海の新幹線」最大2時間が30分に短縮 期待されたホーバークラフトが10年で引退した理由
5/22(日) 8:32配信

沖縄タイムス
ホーバークラフトの就航を伝える1972年1月1日の沖縄タイムス朝刊

[+50歳の島で 世替わり、あれから]

 50年前の1972年7月、八重山諸島に高速船ホーバークラフトが就航した。最高時速100キロの超スピードで海を駆け抜け、付けられた呼び名は「海の新幹線」-。航海時間が大幅に短縮され、住民は離島苦の解消を喜んだ。

 初代沖縄開発庁長官に就任した山中貞則氏の肝いりで導入が実現した。山中氏が視察で八重山の島々を訪れた際、住民が口をそろえて訴えたのが「早急な港湾の整備」だったという。当時は潮の干満に応じた定期船の運航を余儀なくされており、移動に何時間もかかっていた。

 そうした状況を改善するために山中氏が日本政府に交渉。竹富町にホーバークラフトが譲渡された。運航は八重山観光フェリーが町から請け負った。

 船名は「蛟龍(こうりゅう)」と命名され、石垣港を拠点に竹富島、小浜島、西表島、黒島を結んだ。導入後、従来の定期船では25分かかっていた石垣から竹富島までの航海時間は5分、小浜島、黒島間は40分から15分、西表島間は2時間から30分と大きく短縮。離島住民は「町の発展につながる」と期待した。

 一方、約50人しか乗れず常に定員オーバー。運賃は以前の3倍以上、整備に膨大な費用がかかるなどの問題もあった。住民の足として定期航路を担ったのはわずか10年。82年にその役目を終えた。(北部報道部・玉城日向子)

581チバQ:2022/09/08(木) 18:00:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ea9ad7617066b4b8d7ca3d3771cf4e5e4f4a75c
コスパがいい長距離移動、もはや夜行バスより「フェリー」の時代到来か
9/6(火) 17:45配信
利用者はまだまだ多くない?
東京九州フェリーの横須賀―新門司航路(画像:SHKライングループ)

 日本国内の交通手段としてその存在をよく知られている一方で、実際に利用したことがある人となると意外と多く無いのがカーフェリーではないだろうか?

 実のところ現時点でのユーザーは長距離トラックがメインであり、一般客向けの乗用車輸送枠はそれほど多くはない。

 さらに車両の輸送費用がそれなりに掛かること。そもそもフェリーを使うレベルでの自家用車による長距離旅行自体、フェリーが就航している路線においてメジャーではないということも理由なのかもしれない。

 一方、わが日本のカーフェリーは近年になって優秀船が次々と就航し、旅客サービスの充実に加えて航海のスピードアップが進んでいる。

 A地点からB地点までの単なる移動速度を重視するのであれば飛行機や新幹線などが便利なのは言うまでもないが、旅の過程そのものを楽しみたい、そしてできればスピーディーな方が良いというのであれば、最新フェリーによる船旅もなかなか乙なものである。

 実は、筆者自身カーフェリーを使った旅は最後に利用してから10年以上ご無沙汰しているのだが、少し前に九州在住の友人が2019年4月から就航した新しいフェリー会社である「東京九州フェリー」の新門司―横須賀路線を利用、極めて快適だったと語ってくれた。

大浴場やレストランも充実
新日本海フェリー・ツーリストA 上段ベット(画像:SHKライングループ)

 その友人は急ぐときは新幹線を、そうでないときには夜行バスを主に使っていたのだが、新たに就航したフェリーの料金が夜行バスよりもむしろ安いということで利用してみたというのがことのいきさつ。

 フェリーの場合、安い船室だとカーペット敷の大部屋という認識を抱いていた。しかし、新しいこのフェリーの船室は、一番リーズナブルなものでも、ちょうどカプセルホテルによくあるスタイルの横から入るベッドコンパートメントをカーテンで仕切るスタイル。プライベートもそれなりに確保されていたというもの。

 フェリーならではの大浴場やレストランも充実しており、楽しく快適に時間を過ごすことができたと語っていた。この話を聞いて現時点で国内フェリー各社の長距離便を調べてみたところ、カプセルホテルスタイルの客室はもはや多くの船舶に採用されていることがわかった。

 さらに使用されている船舶のスペックも併せて調べてみたところ、思いのほか高速で運航されていることにも驚かされた。

 ちなみに日本のカーフェリーの中では以前から、新潟/敦賀/舞鶴―小樽/苫小牧東の日本海航路を走る新日本海フェリーの「はまなす」と「あかしあ」(舞鶴―小樽、敦賀―苫小牧東に就航)の航海速力30.5ノットという海上自衛隊の護衛艦の公称最高速力に匹敵する快速運航が知られていた。

 東京九州フェリーの場合も、開業と同時に就航した新造船「はまゆう」と「それいゆ」の28.3ノットという航海速力が光る。

582チバQ:2022/09/08(木) 18:00:39
申し分ない「快速」運航
新日本海フェリー「あかしあ」(画像:SHKライングループ)

 東京九州フェリーは新日本海フェリーの系列会社であり、スケジュールによっては新日本海フェリーの「すずらん」と「すいせん」が同航路を走る場合もあるとのことだが、この2船の航海速力も27.5ノットと快速である。

 この他、苫小牧―仙台―名古屋を結ぶ太平洋フェリーの「きそ」「いしかり」「きたかみ」ではおおむね24〜26ノット。苫小牧―大洗を結ぶ商船三井フェリーの「さんふらわあさっぽろ」「さんふらわあふらの」が24ノット。同じく「さんふらわあしれとこ」「さんふらわあだいせつ」が25ノット。

 いずれも快速であると言ってよいだろう。

 他には新門司―神戸/大阪を結ぶ阪九フェリーの「いずみ」「ひびき」「せっつ」「やまと」の航海速力も23.5ノットとなっており、いずれも大型船であることを考えると、フェリー=スピードが遅くて時間が掛かる、という印象はもはや過去のものと言って差し支えない。

 わが日本は国土が狭い割には、その中での移動手段には恵まれているということに異論がある人は少ないと思う。

 飛行機、新幹線、高速道路、いずれも時間とコスト、さらには快適度といった要求条件に併せてそれぞれ最適なものを自由に選択することができる。

片道1万2000円の価値は?
新日本海フェリーの大浴場(画像:SHKライングループ)

 それらの中でフェリーでの船旅は、リーズナブルな価格でクルーズ客船の快適さを手軽に味わうことができるという意味ではもっと注目されてもいいように思える。

 ちなみに最初に記した東京九州フェリーの新門司―横須賀間の大人ひとり片道の運賃はハイシーズン料金を外せば1万2000円である。

 これは格安航空会社の最安値価格よりは上だが、新幹線は言うまでもなく、標準的な夜行バスよりもかなりリーズナブルである。ゆっくり寝ながら目的地に到着できることを思えばその価値は高い。

 現時点で路線が限られているのが少々ネックではあるものの、コロナ収束の折にはのんびりと船旅を計画してみるのも良いかもしれない。

 ちなみに筆者が過去に何度が乗船した長距離フェリーでの一番の楽しみは、快適かつ爽快な展望大浴場だった。

守山進(フリーライター)

583チバQ:2022/10/17(月) 21:22:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb80586d2e1aff498c9207ded5b4ebbab351be9f
「らくらく舟旅通勤」五反田〜天王洲アイルが25分200円 6ルートで東京都が試験運用
10/17(月) 20:15配信


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テレビ朝日系(ANN)
東京都は「らくらく舟旅通勤」と題して、17日から通勤手段に船を活用する試験運用を始めました。五反田と天王洲アイルを料金200円でおよそ25分で結びます。らくらく舟旅通勤は、都が進めている水辺のにぎわいを創出する取り組みの一環で17日から来月4日まで行われます。

 航路は、両国から天王洲までや日本橋からお台場までなどの6つのルートです。Wi‐Fiを完備している船もあり、視察した小池都知事は「交通渋滞を気にすることなく、仕事をしながら景色も楽しめる」とアピールしました。

 小池都知事:「改めて船を活用することによって新しいライフスタイル、新しいまちづくりという、そういった可能性が広がっていくと思います」

 試験運用は2019年に続いて2回目で、前回は無料でしたが、今回は200円から500円、一部航路で1000円の料金が必要です。

 例えば、五反田から天王洲アイルまでは所要時間が25分で料金は200円となっています。

 都は期間中、利用客にアンケートを行い、採算性や需要を見極めて、本格的な導入を目指すということです。

テレビ朝日

584チバQ:2022/10/27(木) 17:25:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb32bcdbc49a798f09d654401c88bdeeae5b4c5
日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ」客室明らかに ほとんど高級ホテル!? 和室が新次元
10/27(木) 16:01配信


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乗りものニュース
大阪〜別府航路に投入のLNG「さんふらわあ」
さんふらわあ くれない。進水時(中島洋平撮影)。

 フェリーさんふらわあは2022年10月27日(木)、大阪〜別府航路に投入する日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない/むらさき」の各等級と客室イメージ、新サービスを発表しました。

【船すかコレ!?】全客室イメージ&運賃 画像で見る

 客室は最下級の「プライベートベッド」から、最上級の「スイート和洋室コネクト」まで、実に19種類までバリエーションが広がりました。「コネクト」「コネクティング」とつく客室は、洋室1室と和室1室をつなげて利用できる「コネクティングルーム」で、国内長距離フェリーでは初の導入。3世代での家族利用などに配慮しています。

「スイート」系客室のみで構成された最上階の8階には、専用のカフェラウンジを初めて設置しているそうです。

 相部屋となる「プライベートベッド」「プライベートシングル」でも、1名あたりのプライベート空間は十分に確保されています。和室を3名ないし4名グループで利用する「グループ和室」も、1名あたりの料金はプライベートベッドと同じに設定されています。

 内装は、2018年就航船「さんふらわあ さつま/きりしま」や、客船「にっぽん丸」改装時の内装デザインを手がけた渡辺友之さんが担当。和の要素を多く取り入れた内装で、カジュアルクルーズの空間を創造しているということです。

 また、スマートフォンとQRコードによるスマートチェックインを初導入。予約時に発行されるQRコードでそのままチェックインできるだけでなく、客室の鍵としても利用できるといいます。

 1番船となる「さんふらわあ くれない」は2023年1月の就航予定。船体の大きさは約1.9倍となる1万7300総トン、全長は199.9mで既存船から大型化し、「さんふらわあ」史上最大です。これにより内装面積も広げる一方、旅客定員を抑えめにしていることで、定員1人当たりの面積は6.9平方メートルから10.9 平方メートルへと拡大しています。

乗りものニュース編集部

585OS5(旧チバQ):2023/01/05(木) 16:41:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/27b9e78cb78c2f83df24b8851a23e52e1159b76a
福岡〜釜山のフェリー「ニューかめりあ」 2年10カ月ぶり“旅客運送”再開 感染対策で個室料金割引も
1/5(木) 16:20配信
人の往来が増えてきていますが、そんな中、福岡と韓国の釜山を結ぶフェリーが、約2年10カ月ぶりに通常ダイヤでの旅客運送を再開しました。

福岡と韓国・釜山を結ぶ国際フェリー「ニューかめりあ」は、新型コロナ対策として、2020年3月から旅客を乗せずに貨物だけを運んでいましたが、1月4日の釜山発の便から約2年10カ月ぶりに通常ダイヤによる旅客の利用を再開しました。

現時点で決まっている3月末までのダイヤでは、博多港発が午後0時30分発(日曜日は運休)、釜山港発が午後10時30分発(土曜日は運休)となっています。

感染対策のため、他の客との接触を減らせる個室の料金を一部、期間限定で割引し利用を勧めるほか、弁当による食事を提供することにしています。

テレビ西日本

586OS5(旧チバQ):2023/01/05(木) 18:21:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a97fdbec0deae0e80b2e233c178db2a41cc5415?page=2
(前略)
 さて、通勤の手段として考える際、問題となるのはここからだ。日の出・竹芝船着場の周辺に職場(あるいは自宅)がある人ならばともかく、多くの人は、ここからさらに公共交通機関に乗り換える必要があるだろう。

 最寄り駅は、ゆりかもめ竹芝駅ないし日の出駅まで徒歩5分。JR浜松町駅までは、10分少々歩かなければならない。今回の社会実験では、浜松町駅・大門駅(都営大江戸線・浅草線)をつなぐ無料バスを運行していたが、バスに乗り換える時間、出発待ちの時間まで考えると、20分ほどは要すると思う。つまり、歩いた方が早い。

 それでも、日の出・竹芝桟橋は、まだ良いほうだろう。総じて、舟運通勤が普及するためには、船着き場から他公共交通機関までの接続を改善しなければならない。

 ちなみに、当日筆者は芝浦ふ頭内にある顧客を訪問する予定だったため、日の出・竹芝船着場からシェアサイクルを利用した。

自身の通勤経路とマッチするかどうかが鍵
 らくらく舟旅通勤第2弾で用意されたルートは以下の通りだ。

【朝】
・両国〜日の出〜天王洲 (約70分)
・日本橋〜朝潮運河〜日の出 (約35分)
・豊洲ぐるり公園〜日の出〜お台場海浜公園 (約55分)

【夕】
・天王洲〜日の出〜朝潮運河〜一之江 (約130分)
・日本橋〜朝潮運河〜日の出〜お台場海浜公園 (約60分)

【朝夕とも運航】
・天王洲〜五反田 (約25分)

 料金は、「天王洲〜日の出〜朝潮運河〜一之江」で一之江まで乗船する場合には1000円。「天王洲〜五反田」が200円。それ以外が500円である。

 例えば筆者が利用した日本橋から日の出の場合、公共交通機関を使うと440円、19分となる。(日本橋駅から都営浅草線特別快速乗車、新橋駅でゆりかもめに乗り換えた場合)

 料金はそれほど変わらないが、約20分余計に時間がかかる舟運通勤を、日常の通勤経路として受け入れられる人は限られてくる。

 上記6航路のうち、交通費が安くなるのは「天王洲〜五反田」だけである。(五反田駅からJR山手線乗車、大崎駅でりんかい線に乗り換え天王洲アイルまで乗車した場合、420円)。ただし、時間は電車約12分に対し、舟運通勤では25分かかる。

 舟運通勤は確かに心地よい。「痛勤」ラッシュとも揶揄(やゆ)される、バスや電車を使った通勤に比べれば、心身両面での快適度ははるかに高い。テレワークの普及や、フレックスタイム制度の浸透など、働き方改革の一環として、働き方の多様化を目指す文脈とも合致する。

 だが夏は暑く、冬は寒く、そして大雨や台風などの悪天候によって運休する可能性もある舟運通勤を、快適さという限られた尺度だけで論じ、かつ実現させるのには無理がある。

 次回は、東京という進化し続ける街におけるインフラとしての必要性から、舟運通勤を考えてみよう。

坂田良平(物流ジャーナリスト)

587OS5(旧チバQ):2023/01/11(水) 18:23:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/f581d01ae525061992b3a6670e70888e93e7305a
国内初LNGフェリー「さんふらわあ くれない」船内公開 ホテル凌ぐ? 豪華船内 トイレもすごい!
1/11(水) 16:12配信


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乗りものニュース
ついに大阪南港に現る「さんふらわあ くれない」
さんふらわあ くれない。大阪南港にて(乗りものニュース編集部撮影)。

 フェリーさんふらわあが運航する大阪〜別府航路の新造船「さんふらわあ くれない」が2023年1月13日に就航します。それに先立つ11日に報道陣や来賓へ船内が公開されました。

【“芸能人トイレ”か?】豪華すぎる船内を写真でじっくり

「さんふらわあ くれない」は、温室効果ガス排出量を従来よりも大幅に削減できる国内初のLNG(液化天然ガス)フェリーです。大阪南港のターミナルに停泊中の本船からは、船尾の大きな2つのLNGタンクが目立ちます。船の全長は199.9mと瀬戸内海を夜間に航行する船舶としては可能な限り大きくしたといい、大阪南港で並んで停泊する鹿児島(志布志)行きの「さんふらわあ さつま」(2018年就航)よりも大きくなりました。

 別府航路の現行船「さんふらわあ あいぼり/こばると」より全長で40m以上大きくなったものの、定員はたった6名増の716名にとどまっています。大きくした分、旅客一人あたりの専有面積は6.9平方メートルから10.9平方メートルに拡大。パブリックスペースなどもかなり大きくなっています。もうひとつ広がったのが、トラックの積載台数です。13m換算で92台から137台に増えました。

 フェリーさんふらわあの赤坂光次郎社長は、LNG燃料という環境対応、また、いわゆる物流の「2024年問題」(トラックドライバーの残業規制)に起因して加速するであろうモーダルシフトへの対応、そして旅客満足の3つに対応する新造船だと話しました。

 さて、船内に入ると、天井にプロジェクションマッピングを投影した3層吹き抜けのアトリウムに目を奪われます。内装には木材が多用されており、別府の伝統工芸である竹細工をイメージした意匠や模様が随所に見られます。レストランは席数が現行の1.5倍、大浴場の面積は2倍に拡張されました。

 もうひとつ、大きくなったのがトイレです。男性トイレもさることながら、女性トイレの豪華さは公共交通であることを忘れるほど。便所とパウダールーム、更衣室などの個室が壁沿いにズラリ、その中央には、鏡面埋め込みのライトを備えた円形の鏡のある洗面台が並び、もはやテレビで見る芸能人の楽屋さながらです。フェリーさんふらわあによると、女性社員の意見を取り入れながら、当初よりも規模を拡張して設えたのだそうです。

588OS5(旧チバQ):2023/01/11(水) 18:23:57
客室には“違い棚”まで
3層吹き抜けのアトリウム(乗りものニュース編集部撮影)。

 客室は全部で20種類以上のバリエーションがあるといいます。

 上級の「スイート」と「デラックス」には、今回の目玉である「コネクティングルーム」が設けられています。これは、和洋2つの客室をつなぐことができるというもので、複数世代での家族利用を想定。4〜7名を収容できます。和室にも様々な和の意匠が施されており、壁際に“違い棚”が設えられた部屋もあります。

 また、ペットと利用できる「ウィズペットルーム」は7室あり、ペット用のケージなども大きくなっているといいます。客室やケージのエリアからすぐ甲板の「ドッグラン」に出られます。

 ちなみに今回は、「スマートチェックイン」機能を搭載しており、チェックインで利用した自分のスマートフォンを、そのまま部屋の鍵として利用できます。

 今回は全て個室もしくはプライベートベッド(ベッドが壁で仕切られたタイプ)化され、従来船にあった雑魚寝の大部屋は廃止されましたが、その代替となりそうなのが「グループ和室」です。一部屋3〜4名で、畳にマットレスを並べて寝る形です。ただ、同一グループごとに部屋を割り振るといい、見知らぬ人と相部屋になることはないといいます。

 多様な客室タイプの狙いとして、赤坂社長は、ファミリー層だけでなく「修学旅行」を挙げました。いま、船を活用した修学旅行は消滅しかかっているといいますが、「修学旅行での利用は、将来の潜在需要になり得ます。実際、むかし修学旅行で乗った、とおっしゃる方がかなり多いのです」とのこと。

「さんふらわあ くれない」は前出の通り1月13日、大阪発の便でデビューします。また、2番船の「さんふらわあ むらさき」も、今回のお披露目の場で、4月14日就航と発表されました。

乗りものニュース編集部

589OS5:2023/01/23(月) 10:52:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/834d9fd08292a4db9ca37e0eb9e2cdfc00231852
トラック積載 伸び着実 新船2隻3カ月 宮崎カーフェリー
1/23(月) 9:36配信



 宮崎―神戸航路を結ぶ宮崎カーフェリー(宮崎市、郡司行敏社長)の新船「ろっこう」が昨年10月に就航し、「たかちほ」との新船2隻体制となって3カ月たった。トラック積載数や個室の増加などで、利用数は前年を上回って推移している。一方、コロナ禍前の水準には一歩届かず、燃油高騰などの影響で利用料の安い他社に一部トラックが流れている状況もあり、航路の利用促進をさらに図れるかが課題となっている。

宮崎日日新聞

590OS5:2023/02/01(水) 22:58:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcc872f8cf68f6c96765af4f10cb13af08573d17
青森-室蘭 10月にもフェリー航路復活へ
2/1(水) 21:54配信


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Web東奥
青森-室蘭航路で使用される予定の船舶「ブルーマーメイド」(津軽海峡フェリー提供)

 津軽海峡フェリー(本社・北海道函館市)は1日、青森市と室蘭市を結ぶ定期フェリー航路を今年10月を目標に就航させると発表した。トラック運転手の残業規制強化で人手不足が予想される「2024年問題」が迫る中、休息が取れるフェリーの需要が高まると判断した。同航路は同社の前身の東日本フェリーが08年11月まで運航しており、約15年ぶりの復活となる。

 津軽海峡フェリーによると、片道の航行時間は約7時間。室蘭港を午後8時に出発して青森港に翌日午前3時に到着。青森港を午前9時に出て室蘭港に午後3時45分に着く、1日1往復のダイヤを予定している。

 同社は現在、フェリー5隻を所有。青森-函館(1日8往復)で4隻、大間-函館(1日2往復)で1隻を運航している。青森-室蘭航路の開設後は、青森-函館間で使用している「ブルーマーメイド」(8820トン、全長144メートル)を室蘭航路の専属とするため、青森-函館間は2往復減り1日6往復となる。

 トラック運転手は他の業種よりも労働時間が長いため、働き方改革関連法により、24年4月から時間外労働時間の上限が年間960時間、月平均80時間に制限される。

 津軽海峡フェリーの担当者は「本州と北海道を結ぶ他社の航路も利用が好調で、新たな航路開設を求める声もあった。航路の選択肢が増えることは運送業者にとってメリットになる」と語った。今後、国に開設の許可を申請するという。

591OS5:2023/06/01(木) 22:06:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c50ee68130b71f8042430495fcce989193ffda11
「室蘭〜青森」定期航路10月2日に就航 津軽海峡フェリー 2024年問題に対応
6/1(木) 17:20配信

HTB北海道ニュース
(写真:HTB北海道ニュース)

 津軽海峡フェリーは、室蘭と青森を結ぶ定期航路を10月2日から開始すると発表しました。

 室蘭〜青森の定期航路は1日1往復で、室蘭発は日曜日、青森発は月曜日を除く週6便の運航となります。所要時間は片道およそ7時間で、旅客運賃は一番グレードが低いスタンダードのシートで5090円からです。
 (※時季により変動あり)

 トラック業界では、運転手不足や来年4月からトラック乗務員の残業時間の上限が規制される「2024年問題」を抱えていて、ドライバーの休息時間の確保が課題になっています。津軽海峡フェリーは、片道およそ3時間40分で函館〜青森を結んでいます。これよりも運航時間が3時間以上長い室蘭〜青森の航路は、北海道と本州を行き来する運転手にとって「休息を取れる航路」としてアピールする考えです。
 また、北海道〜本州のルートを多様化することで「観光の活性化を図っていく」としています。

HTB北海道ニュース

592OS5:2023/06/01(木) 22:08:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c50ee68130b71f8042430495fcce989193ffda11
「室蘭〜青森」定期航路10月2日に就航 津軽海峡フェリー 2024年問題に対応
6/1(木) 17:20配信

HTB北海道ニュース
(写真:HTB北海道ニュース)

 津軽海峡フェリーは、室蘭と青森を結ぶ定期航路を10月2日から開始すると発表しました。

 室蘭〜青森の定期航路は1日1往復で、室蘭発は日曜日、青森発は月曜日を除く週6便の運航となります。所要時間は片道およそ7時間で、旅客運賃は一番グレードが低いスタンダードのシートで5090円からです。
 (※時季により変動あり)

 トラック業界では、運転手不足や来年4月からトラック乗務員の残業時間の上限が規制される「2024年問題」を抱えていて、ドライバーの休息時間の確保が課題になっています。津軽海峡フェリーは、片道およそ3時間40分で函館〜青森を結んでいます。これよりも運航時間が3時間以上長い室蘭〜青森の航路は、北海道と本州を行き来する運転手にとって「休息を取れる航路」としてアピールする考えです。
 また、北海道〜本州のルートを多様化することで「観光の活性化を図っていく」としています。

HTB北海道ニュース

593OS5:2023/06/05(月) 17:05:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/76fe15ce1ac04e2665de4f302359e30e59aebd84
新社名は「商船三井さんふらわあ」 東西統合で国内最大のフェリー会社誕生 RORO含む6航路
6/5(月) 14:36配信
「商船三井フェリー」「フェリーさんふらわあ」統合
 商船三井フェリーは2023年6月5日(月)、フェリーさんふらわあとの事業統合後の新会社の社名を「商船三井さんふらわあ」に決定したと発表しました。


 新会社は10月1日から営業を開始。定期船として次の6航路、計15隻を有する国内最大のフェリー・内航RORO船(貨物船の一種)会社となります。

・大洗〜苫小牧航路(商船三井フェリー)
・東京〜博多航路(商船三井フェリー、RORO)
・東京〜苅田航路(商船三井フェリー、RORO)
・大阪〜別府航路(フェリーさんふらわあ)
・大阪〜志布志航路(フェリーさんふらわあ)
・神戸〜大分航路(フェリーさんふらわあ)

 同社は商船三井の100%子会社として設立されます。その商船三井ではこの4月より「ウェルビーイングライフ営業本部」を新設し、フェリー・内航 RORO船事業や不動産・クルーズ・その他事業を同営業本部内におき、事業の柱の一つにしていく構えです。

 近年は商船三井のもと、商船三井フェリー、フェリーさんふらわあともにLNG(液化天然ガス)燃料フェリーの導入などで知見を共有していました。

 商船三井によると、フェリー事業の中核を担う両社を統合・集結させることで、さらなる会社の成長につなげるとのこと。「フェリー発着地の自治体や地域社会との結びつきを従来にも増して強化し、地方創生・地域経済への貢献に努めていきます」ということです。

乗りものニュース編集部

https://trafficnews.jp/post/125531
「さんふらわあ」なぜ“東西統合”へ? それが合理的な理由 2隻体制になったLNG燃料フェリー
2023.04.22 深水千翔(海事ライター)

国内初LNG燃料フェリーの2番船「さんふらわあ むらさき」が就航しました。LNG燃料フェリーが2隻体制となり、10月には、商船三井フェリーと合併します。なぜいま東西の「さんふらわあ」ブランドを統合させるのでしょうか。

2隻体制になったLNG「さんふらわあ」
 LNG(液化天然ガス)燃料フェリー「さんふらわあ むらさき」(1万7114総トン)が2023年4月14日、大阪南港を出港しデビューを果たしました。これにより商船三井グループの「フェリーさんふらわあ」が運航する大阪〜別府航路は、2隻とも、次世代の船舶燃料として普及しつつあるLNG燃料を使用した新造船へと置き換えが完了しました。
 フェリーさんふらわあの赤坂光次郎社長は「1921年に大阪商船が別府航路に就航させた『紫丸』を100年の時を経て復活させたLNG燃料フェリーだ」と伝統ある船名をアピールします。

「さんふらわあ むらさき」は、1998年4月に就航した「さんふらわあ こばると」(9245総トン)の代替船として、三菱重工業下関造船所(山口県下関市)で建造されました。2023年1月に就航した同型の「さんふらわあ くれない」と同じく、既存船に比べて大きくなった船型を生かし、レストランや大浴場、スイートフロアの利用客だけが入れるスイートカフェラウンジなど充実した設備を整えています。特に、乗船してすぐ目に入る3フロア吹き抜けのアトリウムと中央に設けられた扇状の大階段は、その迫力から“写真映え”スポットとしても人気です。

 船内には伝統工芸品である別府竹細工など和のイメージを取り入れたデザインを施し、クルーズ船のような丸窓を設置。外に出られる展望デッキが用意されているだけでなく、スイートクラスの客室にはバルコニーが設けられており、まさに「瀬戸内海の女王」として相応しい風格を持っています。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大きく打撃を受けたフェリーさんふらわあの旅客数も2019年比で80%、乗用車については100%まで戻ってきており、明るい兆しが見えています。豪華フェリーとして注目されていた「さんふらわあ くれない」は就航時から多くの乗船客で賑わっており、「さんふらわあ むらさき」も大阪発の初便は約500人が乗船したとのこと。2隻とも旅客定員は716人ですから、新造船として好調な滑り出しであることがわかります。

「大阪と別府は紅丸と紫丸、その後継船を通じて古くから観光面、経済面の強いつながりがある。新造船『くれない/むらさき』を起爆剤として、さらに交流が強化されることを期待している」(赤坂社長)

594OS5:2023/06/05(月) 17:05:29

会社としても新時代…と思ったら「合併」へ なぜ?
 LNG燃料船の2隻体制という新たな時代に入った「フェリーさんふらわあ」ですが、2023年10月1日に商船三井フェリー(東京)と統合し新会社となることが決まっています。

 フェリーさんふらわあはライバル同士だった関西汽船とダイヤモンドフェリーが合併して誕生しました。大阪〜別府、大阪〜志布志、神戸〜大分の3航路にフェリーを投入しています。一方で商船三井フェリーはブルーハイウェイラインと九州急行フェリーの航路を引き継いでおり、大洗〜苫小牧でフェリーを、東京〜苅田と東京〜博多でRORO船を運航しています。このようにルーツが違う会社が1つにまとまることになるのです。

 商船三井は商船三井フェリーの大洗〜苫小牧航路向けにも、LNG燃料船2隻を内海造船へ発注しており、2025年にはグループ全体で計4隻のLNG燃料フェリーを運航することになります。

 大洗〜苫小牧航路のLNG燃料船は深夜便、「さんふらわあ だいせつ/しれとこ」(2001年建造、旧れいんぼう べる/らぶ)の代替船となります。LNG燃料エンジンはバルチラ製の4ストロークエンジン「バルチラ31DF」を2基搭載した「くれない/むらさき」と違い、苫小牧航路の新造船には低速エンジン1基が搭載されます。また、船首が丸みをおびた流線形になるのが、外観上の大きな特徴です。

 商船三井は経営計画「BLUE ACTION 2035」の中で、クルーズ船やフェリーを含めた「ウェルビーイングライフ事業」を、収益の変動が大きい海運分野に次ぐ柱に育てることを目標に掲げています。商船三井フェリーは、フェリーさんふらわあを統合することにより、国内最大のフェリー・内航RORO船会社に。また、商船三井客船のクルーズ船についても相次いで新船の導入を発表しており、事業規模の拡大を図ります。

 フェリー2社合併の直接的な理由のひとつは、グループのLNG燃料フェリーが4隻体制となることがあげられます。

 さんふらわあが運航するLNG燃料船のバンカリングは、複数台のタンクローリーと船を同時に接続し短時間で補給を行う「トラック・ツー・シップ」方式で実施しています。「くれない/むらさき」の就航時点のバンカリング拠点は別府港だけですが、今後は大洗港と苫小牧でもLNG燃料の補給が行われるようになるため、別々の会社に分けて運航するよりも、1社にまとめた方がLNG燃料を扱う上での課題や知見を共有化しやすいと判断したとみられます。また、CO2の排出削減に向けて、RORO船でもLNG燃料を使用した船を新造する可能性は十分に考えられるでしょう。



さんふあわあ くれないへのLNG供給。別府を拠点に行っている(深水千翔撮影)。

 さらに、統合することで燃料や部品の調達、運航の効率化が可能になり、利用者としては2社に分かれていた「さんふらわあ」の予約サイトの一本化が期待できます。

 定期航路で豪華な船旅を気軽に楽しめる「カジュアルクルーズ」を掲げて来た「さんふらわあ」ブランドは、新たなステップへ踏み出そうとしています。

LNG船で“ガチのクルーズ”やるぞ!
 LNG燃料船による「カジュアルクルーズ」を、“風景含めて”存分に楽しめるチャンスも到来します。昼間の本四架橋や、瀬戸内海の島々を「くれない/むらさき」船上から見られる大阪〜別府航路の昼運航が、7月から11月にかけて計9回行われます。

 大阪〜別府航路は夜に出発して朝早くに到着するダイヤが組まれており、せっかくの瀬戸内海の景色を見ることができません。実際に乗ってみると12時間ではもったいないと思う人もいるでしょう。


引退した「さんふらわあ こばると」(深水千翔撮影)。

 しかし、昼運航の発着時間は上り下りともに13時発で翌1時着。完全下船は8時なので、それまで船内に留まることができます。トータル19時間となるため、船旅を十分に堪能できるはずです。特に海の難所として知られる来島海峡の通過は、すぐ近くに見える今治市や大島といった陸地や、巨大な来島海峡大橋と相まって迫力ある光景が期待できるでしょう。

 初回は7月8日の大阪発別府行で使用船舶は「さんふらわあ くれない」。次は7月16日の別府発大阪行で「さんふらわあ むらさき」の運航となります。

【了】

595ルイヴィトン コピー:2023/12/08(金) 18:05:23
経済産業省は6日、ルイヴィトン 財布 偽物 https://www.ekopi.jp/lvwallet 輸出した技術が大量破壊兵器の開発に悪用されるなどの懸念がある企業や組織をまとめた「外国ユーザーリスト オシャレにお得100%新品 ルイ・ヴィトン カードケース偽物 https://www.ekopi.jp/3443.html 」に、中国の核兵器研究施設「中国工程物理研究院」などを追加したと発表した。ルイヴィトン 財布 コピー https://www.ekopi.jp/brand/1 新作品質安心できる!軍事利用できる技術の流出防止が狙い。

596OS5:2024/01/13(土) 19:27:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/173199d55fa075cd2c02fa3d14706df905c1e2fc
「避難所フェリー」七尾到着 14日利用開始、最大300人収容
1/13(土) 16:02配信

北國新聞社
入港した大型フェリー「はくおう」=13日午前9時10分、七尾市の七尾港大田埠頭

 七尾市の七尾港大田埠頭に13日、防衛省がチャーターした民間の大型フェリー「はくおう」が入港した。14日から避難者の宿泊先として利用が始まり、最大で約300人を収容することができる。

 はくおうは全長199・5メートルで総トン数は約1万7千トン。午前9時ごろ、港に接岸し、自衛隊員が船内に入って宿泊設備を準備した。

 防衛省によると、最初は200人を上限として受け入れ、徐々に受け入れ数を増やしていく方針。中にある大浴場やレストランなどの設備も開放され、市は避難生活の疲れを癒やす効果にも期待している。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%8F%E3%81%8A%E3%81%86
はくおうは、高速マリン・トランスポートが保有し、防衛省がチャーターする貨客船。民間船を自衛隊や在日米軍の輸送にチャーターしたものである。平時の訓練や整備は元の所有者である新日本海フェリーが受託している。


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