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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

651OS5:2025/08/09(土) 21:47:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ce00cfa321c641a3674683961497f264490bc35
新潟の離島と本土結ぶ唯一の公共交通機関が経営危機…粟島汽船、高速船売却し今夏フェリー1隻のみ
8/9(土) 17:05配信

読売新聞オンライン

離島の粟島浦村と本土をつなぐフェリー「ニューあわしま」(今年6月、村上市の岩船港で)

 離島の新潟県粟島浦村と村上市を結ぶ「粟島汽船」が経営危機に陥っている。高速船1隻を売却した結果、今夏はフェリー1隻のみでの運用となり、本土の医療機関で受診する村民からは利便性の低下を懸念する声も上がっている。(岩瀬詩由)

 粟島汽船は村の第3セクター。人口約310人の村にとって本土と結ぶ唯一の公共交通機関だ。だが、コロナ禍や高齢化による村内の宿泊施設の減少もあり、利用客数が減少。2024年9月期決算では約3億5000万円の赤字を計上した。

 経営圧迫の要因の一つとなったのが、19年に就航したフェリーの「ニューあわしま」(定員400人)だ。高速船より大型で安定性が高いものの、燃料や点検などの維持費などが売り上げに見合わず、年間約2億6000万円の減益要因となっている。

 同社は当初、高速船「awalineきらら」を貸し出すことで経営改善を図ろうとした。その間は小型船を借り入れ、収支を年間3600万円ほど改善できると見込んだ。

 しかし、昨年7月の島民説明会で、小型船は荒波に弱く、安全面が懸念されるとの反対意見が出た。結果的に同社は小型船の借り入れを断念した。

 粟島汽船は今年2月、同社の安井和弥社長が経営する別会社「和幸船舶」に高速船を約7000万円で売却した。安井社長は、一般的な売却額は1000万円に満たないとし、売却しなければ4月にも事業継続が困難になっていたと強調する。

 村は、6月に村上市で開かれた「粟島浦村地域公共交通協議会」で「売却はやむを得ないという理解は得られたと考えている」との見解を示した。


【地図】新潟県村上市

 ただ、フェリー1隻のみの運用となる点については、ダイヤが不便になり、村から本土の医療機関に通う村民の負担になるとの不安の声があると明らかにした。

 実際、村上市の病院に通院している粟島浦村の男性(77)は今夏から、担当医の出勤日と日帰り可能なダイヤの日が合わなくなり、通院が泊まりがけになったという。男性は「島民あっての船だ」と不満をこぼす。
 また、村で夜間に救急患者が出た場合、村内の粟島港を拠点とする高速船がない現状では、船による緊急搬送が難しくなるとの懸念も出ている。

 高速船は現在、人材サービス大手のパソナグループに貸し出され、大阪・関西万博の会場がある人工島・夢洲(ゆめしま)と淡路島を結ぶ手段として利用されている。

 粟島汽船は10月に万博が閉幕した後、和幸船舶から高速船をリースし、2隻体制に戻す計画。経営改善策として、フェリーによる車両搬送の導入も検討しているが、島民の間には、車の乗り入れに伴う交通事故の増加や、車で海産物を持ち出す密漁などへの懸念があり、実現は不透明とみられている。

 粟島汽船の野崎直行・取締役は「経営改善と島民の生活のバランスを取りながら、今後も島民への丁寧な説明をしていきたい」と話している。


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