したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

旅客船・高速船・フェリー等のスレ

277チバQ:2012/07/01(日) 14:16:47
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/word/6775/9018
上海航路 巻き返しの夏 LCC好調の陰で集客低迷 娯楽や食事充実 中国営業を強化 7月25日、新装再開
 ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の子会社HTBクルーズが運航する長崎−上海航路が営業運航を始めて29日でちょうど4カ月。15年ぶりの航路復活に関係者の期待は高かったが、これまでの平均乗船率は33%にとどまっている。巻き返しに向け、船は娯楽施設を充実させる大規模な改装工事に入り、中国での知名度アップに向けた戦略も強化している。運航再開の7月25日まで約1カ月。ハード、ソフト両面で戦略を練り直す上海航路に勝機はあるのか。

 「最初は雨、途中曇りになって、ようやく光が差し始めた」。クルーズの小野秀一社長は航路の滑り出しをこう表現する。2月29日の初便は霧で到着が約19時間遅れ、4月には営業運航中にエンジントラブルが発生、航路途中で引き返し、計3便が運休した。

 予想以上に集客も低迷した。使用する「オーシャンローズ」の改装前の定員420人に対して全27便の平均乗客数は約140人。最も少なかった便は35人だ。霧や高波でダイヤ遅れが常態化し、4月からは週2往復から週1往復に減便した。5月に入ってようやく、満席近い便が出てきた。

 年10万人の集客、経済効果約30億円を見込み、県は2011〜12年度に港湾整備も含め関連予算約7億7千万円を計上した。だが同社は出足のつまずきを理由に「現状では年3、4万人が精いっぱい」。18日の県議会の一般質問では浅田眞澄美議員が「あまりに話が違う。血税を投じて(このまま低迷が続けば)簡単には済まされない」と県を厳しく追及した。

   ◆    ◆

 苦戦するHTBクルーズを横目に、中国の格安航空会社(LCC)春秋航空の佐賀−上海便は好調だ。佐賀県によると、1月18日の就航から5月末までの39往復の平均搭乗率は81・8%。アンケートでは中国人客が4分の3で、観光目的が大多数という。

 7月からは現在の週2往復が3往復に増便され、県も本年度内に9億円をかけて佐賀空港の国際線専用ターミナルビルを整備する。県空港課は「価格だけでなく、ダイヤの正確性も売り。ビジネス需要も取り込めば、さらなる増便も夢ではない」と鼻息が荒い。

 片道2時間程度の春秋航空に対し、上海航路は約28時間。上海航路の片道運賃は7800円(燃料サーチャージなど除く)と格安ではあるが、春秋航空も早めの事前予約ならば1万円以下で買える。小野社長は「単なる移動手段では飛行機に勝てない。食事やエンターテインメントの船旅ならではの魅力を広げたい」と力を込める。

 今回の改装ではペアシートを中心に300席を増やし、ショッピングゾーンを3倍に拡大。要望が多かったカラオケやマージャン、ゲームセンター、浴場を新たに設ける。レストランもビュッフェ方式に変え、マグロや和太鼓のショー、メークアップ教室や中国語講座など船内イベントも充実させる。

   ◆    ◆

 中国での営業不足も低迷の大きな原因だ。

 就航直前の1月、前社長が資金問題で経営責任を問われて突如解任され、営業担当の小野氏が社長に昇格した。「目標通り第1便を走らせることに労力を注いで、宣伝は後手になった」と言う。

 「勝負」と位置付ける夏に向け、6月には旅番組とタイアップして上海でテレビコマーシャルを流し、地下鉄での広告にも力をいれた。インターネットの検索大手百度(バイドゥ)や旅行サイトでの広告も強化。大手旅行会社がツアー商品を企画する動きもあり、すでに400人を集客している便もあるという。

 上海周辺の江蘇省、浙江省からも集客できるよう、上海発便を午後出発に変更した。長崎到着が夜になるため宿泊による経済効果も期待できるという。長崎市の中心商店街では通訳サービス導入や、日中2カ国語のクーポン付きフリーペーパー発行など“援護射撃”の動きも強まっている。

 1回の運航に1千万円以上の費用がかかるため、採算ラインは450人以上。まずは単月での黒字化が目標で、年内にも貨物事業にも着手したい考えだ。江戸時代のように、長崎が再び海外への窓口となれるのか。挑戦は続く。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板