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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

97とはずがたり:2009/11/20(金) 16:49:37

フェリー事故:傾く船 28人、励まし合って脱出
ttp://mainichi.jp/select/jiken/news/20091114k0000m040133000c.html

傾いた船体から救助される乗組員ら=三重県御浜町沖で2009年11月13日午前、本社ヘリから望月亮一撮影 「大丈夫だ。頑張ろう」−−。三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝に発生したフェリー「ありあけ」の座礁、横転事故で、乗客7人と乗員21人は励まし合いながら、次第に傾斜が強まる船内からの脱出に成功した。消防用ホースをロープ代わりに使うなど機転を利かせ、たどり着いたデッキで海上保安庁のヘリコプターなどに救助された乗員乗客は、沈没の恐怖からの生還を喜び合った。

 ありあけの川崎一志事務長(58)によると、フェリーが傾いた時、乗員は5階、乗客は4階の客室にいた。事務長室では机やテレビなどが転がり落ちてドアをふさぎ、廊下へ出るのに5〜10分かかった。客室へ下りると、乗客たちは既に全員が冷静に救命胴衣を着け終わっていた。

 乗員が消火用ホースの端を5階の手すりに結び、片方を4階へ垂らした。乗客はこのホースを伝って屋上のデッキへ。川崎事務長が「必ず助かりますから」と言うと、乗客たちは「頑張ろう」と声を掛け合った。川崎事務長は「私自身、こんな経験は初めて。エンジンが最後まで動き、照明は通常通りだった。船内火災が起きなかったことが幸いだった」と振り返った。

 鹿児島県湧水町の自宅へ帰ろうとしていた乗客の××さん(××)の部屋では、「ドカーン」という衝撃音とともに、寝ていた3人全員が部屋の隅に滑り落ちた。船が傾いてなかなか起き上がれない。1人が壁を伝い、ドアを開けて脱出。重信さんたちも続いた。非常ベルが鳴り響く中、「頑張ろう。大丈夫だ。必ず助かるから」と励まし合った。

 ヘリから下ろされたロープを腰に巻いてつり上げられた重信さんは「無我夢中だった」。家族に電話すると「安心して帰ってきて」という声が聞こえ、涙があふれたという。また乗客の神奈川県相模原市、××さん(××)は、フェリーが傾いたため顔が壁に当たって目を覚ました。廊下に出ると別の乗客が「沈没するかもしれない」と話すのが聞こえた。「救助されて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 ◇船長ら検査入院
 フェリーから最後に巡視船で救出された松元浩人船長(49)ら乗員7人は漏れた油を飲み、三重県尾鷲市内の病院に検査入院した。【汐崎信之、福泉亮】


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