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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

290チバQ:2012/11/07(水) 21:37:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/feature/tokushim1211035222412_02/news/20121026-OYT8T01606.htm?from=popin
フェリー集客 苦心の航路 

<赤字続く徳島―和歌山便 学生講座やライブ、萌えキャラ・・・若者ターゲットに懸命>



原油高騰などで苦境が続く南海フェリー。荒波を乗り越えられるか(徳島市の徳島港で)  徳島港(徳島市)と和歌山港(和歌山市)を結ぶ航路を運営する南海フェリー(本社・同市)と紀伊水道対岸の徳島、和歌山両県が、若者をターゲットに、乗客の心をつかもうと様々な取り組みを展開している。9月には、船内で座禅体験や和歌山ラーメンのよもやま話を聞くキャンペーンを行うなど、あの手この手の策に苦心の跡がにじむ。燃料の原油高騰などで赤字が続く中、行政も加わって懸命に繰り広げる斬新な作戦。果たして功を奏するか――。(川本修司)

■妙策あれこれ

 「上手ですね!」

 9月2日、フェリー内の売店そばの船室。半紙や無地のうちわに思い思いの文字を墨書していた親子連れが、大学生に声を掛けられ、笑顔を見せた。企画したのは四国大(徳島市)書道クラブ。同日から同14日まで行われたキャンペーンの一環で、南海フェリーが同大学、和歌山大(和歌山市)と企画し、船内の空いたスペースを活用して行った。

 キャンペーンは同社初の試み。期間中はほかに、四国大の学生による初心者のための将棋講座や手話コーラスや、和歌山大の学生によるピアノの弾き語りやマジックライブなどが行われた。狙いは到着までの時間を楽しんで過ごしてもらうことで、今回参加した学生を通じ、若者にフェリーを浸透させ、安定的に乗客を確保したいとの思惑もある。

 若者を意識した作戦はこれだけにとどまらない。昨年1月には、「高野(たかの)きらら」「阿波野(あわの)まい」と命名したアニメイラスト風の〈萌えキャラ〉を誕生させ、7月にはグッズの船内販売などを行った。10月からは自転車で旅をする若者を念頭に、船内に持ち込む自転車を無料とする和歌山市とタイアップしたサービスを始めるなど、イメージアップに躍起だ。

 ■苦 境

 両県は「和歌山徳島航路利用促進実行委員会」を南海フェリーとともに設立。航路支援にとどまらず、両県の観光振興につなげる試みをを行ってきたが、3者がこうした取り組みを本格化させた背景には、航路の乗客減に歯止めがかからない現状がある。

 総乗船人数は、就航2年目の1976年の約105万人をピークに、その後は80万人前後で推移していたが、98年の明石海峡大橋の開通を機に大幅減となり、2009年の高速道路料金の「土日・祝日上限1000円」割引制度が追い打ちをかけた。11年度は約38万人にまで落ち込んでいる。

 徳島への出張で週2回フェリーで和歌山市から往復するという同市三木町、会社員大音俊輔さん(26)は「フェリーを利用すれば大阪市の勤務先からバスで徳島に出張するよりはるかに楽。この便利さをもっと知ってもらえたら乗る若者も増えるはず」と話す。

 ■正念場

 高速道路の割引制度に対抗し、同社は09年7月から翌年3月まで、国や県の支援を受けて、試験的に車の航送料金を1000円(車体3〜5メートルの乗用車の正規料金は9300〜7400円)に引き下げた。しかし、一時的に乗客数増につなげたものの、採算面では厳しく、09年度は黒字から7500万円の赤字に転落した。以降、3期連続で赤字となり、航路維持が危ぶまれる事態になってきた。

 同社の花井透・取締役営業部長(46)は「経営状況の悪化が続けば、航路の存続について厳しい意見が内部で出ないとも限らず、今年が正念場になる。災害時に本州との架橋をバックアップする緊急輸送機関としての責務も感じている」と強調する。

<徳島港と和歌山港を結ぶ航路> 南海フェリーが1975年に就航した。かつては高速船や小松島―和歌山間のフェリーもあったが、現在は現行のフェリー航路だけになった。県内と近畿圏を結ぶ唯一の旅客定期便で、紀伊水道約60キロを1日9往復している。

(2012年10月27日 読売新聞)


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