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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

181チバQ:2011/02/19(土) 23:05:18
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110217ddlk34040388000c.html
揺れる航路:/下 「国策」で暮らし圧迫 /広島
 ◇船員に雇用不安
 「道路偏重政策に断固反対。公平・公正な交通体系の構築を」。瀬戸内海の航路で働く船員たちでつくる労働組合「全日本海員組合中・四国地方支部」の組合員ら約120人が今月4日、南区・宇品で「決起集会」を開き、拳を突き上げた。

 鴨頭明人(かもがしらあきと)支部長(51)があいさつに立った。「高速道路の料金割引や無料化社会実験で、航路が相次いで廃止に追い込まれている。国の主導で、国民の勤労を剥奪し、生活権をも侵害するものであり、断じて許されない」

 産別労働組合である同労組には全国で約3万3300人が加入。中・四国地方支部(南区)は竹原市−山口県周南市などをカバーし、1250人が加入する。同労組によると、本州四国連絡橋児島−坂出ルートが開通した88年以降、瀬戸内海の船員ら約3700人が職を失った。

 高速道路「土日祝日上限1000円」割引が始まった09年3月以降、同支部管内でも、呉−松山のフェリー航路などが相次いで廃止に。一つの航路がなくなれば、そこで働く人が数十人単位で職を失う。同労組は、貨物運搬の内航海運も含めて再就職を支援するが、景気低迷の中、仕事の確保は容易ではない。

 何とか維持している旅客船・フェリー航路も、多くの労働者が賃金カットに耐え、職場は安全運航ができるギリギリまで人員が削られている。そこに4月、高速道路「平日上限2000円」が直撃する。鴨頭支部長は「経営者の体力がどこまで持ちこたえられるか、船員さんとその家族を含めれば、相当数が路頭に迷うという厳しい結果が来るんじゃないか」。春闘に備えて船を回ると、組合員からは「雇用が第一」との叫びが聞こえる。

 鴨頭支部長自身、かつては三原−愛媛県今治を運航するフェリーの船員だった。99年のしまなみ海道開通で航路が廃止され、職を失った。架橋の料金収受業務に転職した仲間たちは、高速道路が無料化されれば、再び職を失うことになる。

 「職を奪うな」。切実な訴えをかき消すように、国は16日、大幅に値下げした新たな高速道路料金を正式発表した。国の道路政策の「負」の部分が船員たちの生活を押しつぶそうとしている。【樋口岳大、星大樹】

毎日新聞 2011年2月17日 地方版


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