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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

45千葉9区:2009/06/28(日) 15:28:07
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000906270004
ETC割引直撃 瀬戸内航路に「大波」
2009年06月27日

  国の景気対策が瀬戸内海に荒波を呼んだ。高速道路の通行料金割引で、中国地方と四国を結ぶフェリー会社が客を奪われ、苦境に陥っているのだ。航路廃止の動きも出ている。山口県など沿岸の自治体も支援に乗り出しているが、国に「海の足」を守るための本格的な措置を求めている。
(小暮純治)


  ◆ フェリー、売り上げ激減


  「突然、需要が消えた」。防予汽船(柳井市)の平井康生営業部次長がため息まじりに話す。


  同社のフェリーは柳井港と松山市を結ぶ。別の会社との共同で、毎日15便前後を24時間態勢で運航する使い勝手の良さが売り。運送トラックなどの大型車のほか、帰省や観光、仕事で使う乗用車の利用も多かった。だが、今年5月初旬、乗用車客の予約は一向に埋まらなかった。


  ゴールデンウイーク(GW)のある5月は、夏休みと重なる8月に次ぐかき入れ時。これまでは大半の便は4月中旬ごろから予約で埋まっていたが、今年5月の利用台数は4464台。昨年同月(6748台)の35%減で、売り上げも2割減。今年3月から始まった高速道路のETC割引が響いたようだ。


  競合する高速道路では、柳井市からの最寄りは山陽道玖珂インターチェンジ(岩国市)。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)を経由して、松山市に至る最短ルートでの片道料金は1万50円だった。ETC割引後は2千円に下がった。同社のフェリーは、乗用車1台と運転者1人分も含め1万3千円。利用者からすれば、車のガソリン代を加えても割高感がある。


  フェリー業界にとって、ETC割引は、燃料費の高騰に続くダブルパンチとなった。


  昨年の燃料の重油価格は、10年ほど前に比べて最大で5倍超に跳ね上がった。防予汽船は昨年度、70年代のオイルショック以来の赤字経営に転落した。


  生き残りをかけて、6月から往復客の復路の料金を千円に割り引く対抗策をとった。これまでのところ、利用客は昨年の同じ時期の2割減程度で食い止めている。だが、平均単価の落ち込みで減収幅は5月より広がる見込みだ。8月に向けて、さらに大幅な値下げを考えているが、企業努力も限界にきている。


   ◇       


  ETC割引は、特に瀬戸内海のフェリー航路に影響を及ぼした。高速道路の中でも、「高い」と指摘されてきた本州と四国を結ぶ本州四国連絡橋(3ルート)の通行料金が一気に安くなったからだ。フェリー業界は、「航路が一変する」と危機感を募らせる。


  開通10年を迎えたしまなみ海道の通行料は4700円だったのが千円になった。本州四国連絡高速道路によると、今年のGWのピーク時(5月2〜6日)の通行量は12万321台。昨年同期(6万3805台)の9割増しだ。一方、中国5県のフェリー事業者など115社でつくる中国旅客船協会連合会(広島市)によると、広島県内では今年3〜5月、乗用車の客が前年の同じ時期より5割減った航路もあった。


  中国運輸局(同)によると、しまなみ海道の開通直前の99年4月から10年間で、管内の瀬戸内海の航路で、なくなったのは七つだった。だが今年4月以降でみると、広島県竹原市と今治市を結ぶ中・四国フェリーをはじめ、4航路が既に廃止したか、廃止が決まっているという。同連合会は、「橋の代替輸送機関として、フェリーが果たす社会的役割は大きい。航路の維持は不可欠だ」と訴える。


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