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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

599OS5:2024/08/05(月) 18:20:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/9191e12060f00670e029640227730f1d26e3aff2
隠岐高速船 維持環境厳しく 千葉沖漂流の船と同型 建造30年超 新品部品入手困難に
8/5(月) 18:00配信

山陰中央新報
隠岐汽船の超高速船レインボージェット

 機関故障で24日に千葉県沖を漂流した東海汽船(東京都)の高速ジェット船と隠岐汽船(島根県隠岐の島町)が運航する隠岐-本土の超高速船「レインボージェット」(173トン、乗客定員256人)は、いずれも「ジェットフォイル(JF)」の愛称で呼ばれる同型の船だ。長らく生産がないため、部品が入手しづらいなど船を維持するための環境が悪化しており、整備士らから、懸念の声が上がっている。

 JFは、船体を海面から浮上して時速約80キロ程度で航行するのが特徴。米国のボーイング社が開発し、国内で唯一、川崎重工業(東京都)が製造している。現在は、隠岐航路を含む5都県で約20隻が走る。

 レインボージェットは1991年建造で、2014年に隠岐航路で就航。隠岐広域連合や隠岐汽船によると、運航中に漂流するような事態はない一方、年1、2回程度、機関故障や電気系統のトラブルで運航を止めることがあるという。不具合は、日常の定期的な点検に加え、全ての機器をみる12〜2月の長期検査で確認する。

 船を維持する上での課題は少なくない。維持保全を担う隠岐汽船テクノの多田房之助整備長は「必要な時に部品が手に入らないことがある」と明かす。

 航空機用のエンジンを転用したガスタービンは、船体を浮かせて推進力を生むための水を噴射する原動力になる欠かせない部品でJFに2機つける。これが既に生産中止で、新品は手に入らない。修理したり、別の中古エンジンの部品などを代用したりすることでしのいでいる。

 JFの船体自体、川崎重工業が直近で新造したのは20年で、約25年ぶり。新船は当初20億〜30億円程度だったが資材価格の上昇などで現在は約70億円とも言われる。

 漂流したジェット船は建造から40年を超える中、民間会社だけで船の更新が難しくなっている。

 22年に改正された離島振興法は高速船の新造・更新への支援を国の配慮規定として明記したが、具体的な支援を示していない。島根県交通対策課の佐川賢一課長は「今回の事故にかかわらず、離島航路を抱える県としてできることを考え、国にも求める」と話す。

 具体的な国の財政支援を背景に、5都県や船舶の所有会社などが連携して更新に動かなければ、部品の使い回しだけではやがて限界が来る可能性がある。


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