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旅客船・高速船・フェリー等のスレ
61
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 01:04:14
<香川県>
燃料高 住民の足直撃<4>
船便値上げ 存続優先
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/feature/takamatu1249481938019_02/news/20090808-OYT8T01024.htm
多くの通勤、通学客が利用する小豆島航路(高松港で)
高速船とフェリーが入港するたび、通勤のサラリーマンや通学の学生らで込み合う草壁港(小豆島町)。働き先や学校の選択肢が少ない島の住民にとって、船は欠かすことができない生活の足になっている。だが、昨年からの燃料高騰と景気低迷は島の暮らしに追い打ちをかけ、住民たちは悲鳴を上げている。
「子どもを島外の学校に通わすには勇気がいるんよ」。小豆島町で観光関連の会社に勤める女性(43)は、フルート奏者を夢見る中学2年の次女(14)の高校進学で思い悩んでいる。夫は2年前から関東に単身赴任中。「島外か、島内か」。島外なら学費のほかに高松市までの船の定期代が月1万6080円。「子どもの才能を伸ばしてあげたい……」。揺れる気持ちは次第に次女にも伝わっていく。
次女は、全国の音楽コンクールで毎年のように上位入賞する小学校のオーケストラで、首席フルートを務めていた。以来、クラシック音楽の魅力にとりつかれ、今でも週1回、フェリーで市内に通い、レッスンを受けている。
4年前、長男(20)を市内の県立高校に進学させた。自宅から港までのバス代は月約1万4000円。定期代を節約するため、女性は毎朝午前5時に起きて長男の弁当を作り、自宅から約15キロ離れた港まで送った後、さらに20キロ先の職場に向かった。帰りも迎えに行くのが日課。そんな苦労を次女は知っていた。
今年4月、「音楽を続けたいんなら島外の学校に行くしかないよ」と勧めたが、返ってきたのは「私は島を出ない」と力ない返事だった。家族と経済的な負担を気遣わせていたことを知り、ショックだった。「高松に住んでいればこんな悩みはなかったはず」。女性は、離島のハンデを改めて思い知らされた。
◇
国が離島航路整備法で補助航路に指定しているのは、県内の有人島24のうち、伊吹島(観音寺市)、粟島(三豊市)、本島(丸亀市)など生活航路が一つしかない12島。フェリー会社の赤字を国と市町が穴埋めするもので、定期航路のない島や、複数の航路がある小豆島、直島には適用されない。そこに燃料高騰が直撃した。
昨夏、燃料価格が前年比約1・5倍に跳ね上がったことなどから、フェリー各社は2年半ぶりに運賃値上げに踏み切った。「島民の足として航路を存続させることが使命。値上げは苦渋の選択だった」。内海フェリー(小豆島町)の秋村善道社長(72)は明かし、「離島航路は島の住民にとって、国道であり県道。島を行き来するだけで金がかかり、不便な思いをして生活している住民に、国はもっと目を向けるべきだ」と憤りを隠さない。
◇
現状を憂うばかりではなく、〈自立〉を模索する動きが出始めている。
島の商工会や観光業者、地元住民らは、全国から観光客を呼び込もうと、手延べそうめん作り体験やウミボタル見学ツアー、しょうゆ蔵巡りなど、島の特産、自然を生かした新たな魅力の発信を始めた。観光施設「二十四の瞳映画村」の有本裕幸専務理事(46)は「政治に期待はするが、国の政策を待っているうちに島は置き去りにされる。高い運賃を払ってでも行きたくなるような小豆島をつくることが先決だ」。島の生き残りをかける決意だ。
小豆島 瀬戸内海で淡路島に次ぐ2番目に大きな島。約150平方キロに約1万3000世帯、約3万2000人が暮らす。しょうゆ、そうめん、オリーブなどの食品加工が主産業で、寒霞渓や銚子渓などの自然美、島出身の作家・壺井栄の代表作「二十四の瞳」、オリーブをテーマにした観光地に年間約100万人が訪れる。だが、観光は昨秋からの景気低迷などで減少傾向にある。
(2009年8月9日 読売新聞)
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