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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

98とはずがたり:2009/11/20(金) 16:50:05

突然の揺れ、床滑る 熊野灘フェリー座礁
2009年11月13日 14時13分
ttp://www.chunichi.co.jp/s/article/2009111390122648.html

座礁したフェリーから脱出し、海上保安庁のボートに救出される乗員ら=13日午前10時5分、三重県御浜町沖の熊野灘で、本社ヘリ「おおづる」から


 「どーん」という音とともに船が揺れ、立ち上がれないほど床が傾いた。13日明け方の熊野灘で起きたフェリー事故。救出された乗客たちは、海面が窓に迫ってくる恐怖の瞬間を生々しく語った。救命いかだでの脱出に失敗した乗組員らが、海に飛び込み、巡視船に助けられる間一髪の場面も。フェリー会社は乗員乗客の安否確認などに追われた。

 熊野灘で大きく傾いたフェリーから救助された乗客は、搬送先の三重県熊野市の東紀州防災拠点ヘリポートで毛布にくるまり、疲れ切った表情を見せた。

 乗客の××さん(××)=××=は眠っていたところを、「ドーン」という大音響と突然の揺れで起こされた。「何事か」と思って目を開けると、自分の体が床を滑っていた。船室の床ははい上がれないほど傾き、船尾からはガタンガタンという音が響いていた。

 荷物も持たずに、ロープを使って引っ張られるように甲板に上がり、救助のヘリを待った。「荷崩れと横波だと思うが、大きな船なので、こんなことは100パーセント起こらないと思っていた」と、ぼうぜんとした様子で話した。

 右足をねんざし、両ひざも打撲した××さん(××)=××=は「船室にも水が入ってきて閉じこめられるかと思った。最後は海に飛び込もうとも考えた」と、恐怖を口にした。

 沖縄に帰る途中だった××さん(××)=××=は「窓の外にすぐ海面があって、大きな波が見えた。とにかく不安だった」と振り返った。××さん(××)=××=は「何が起きたのか分からなかった。すぐに(傾きが)元に戻ると思ったが戻らず、船室のドアをどうにか開けて出ると、ほかの乗客の人が『沈没する』と叫んでいた」と話した。

 ヘリポートの倉庫で飲み物を渡された乗客は、自分たちがどこにいるのかさえわからず、消防職員から地図で現在地の説明を受けた。家族らと携帯電話で連絡を取り、「これからどうなるのか」とうつむき、冷えた体を温めた。

 救出された松元浩人船長(49)は「船が救えなかったのは残念だが、人命が守れてほっとした」と話した。

◆大きな事故歴なし

 フェリー「ありあけ」を所有するマルエーフェリー(本部・鹿児島市)は事故発生直後から、状況の把握や乗員乗客の安否などを確認しつつ、報道機関の問い合わせへの対応に追われた。

 同社によると、ありあけは12日午後5時に東京・有明埠頭(ふとう)を出航、鹿児島県の志布志港を経由して那覇市の那覇新港に向かう途中だった。1995年に製造され、これまでに大きな事故歴や修復歴はないという。

 乗員乗客全員が救助されたのを受け、同社の担当者は「人命第一なので、まずはひと安心です」とほっとひと息。ただ、今後の対応については「私からはコメントできない」と硬い声で話した。

(中日新聞)


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