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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

455チバQ:2018/06/11(月) 23:13:29
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180602/mca1806020721015-n1.htm
駿河湾フェリー撤退表明1週間 地元困惑「何とか継続を」 静岡 (1/2ページ)
2018.6.2 07:21
 エスパルスドリームフェリーが清水港(静岡市清水区)と土肥港(静岡県伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーからの事業撤退を表明してから1日で1週間。平成31年春からのデスティネーションキャンペーン(DC)や2020年東京五輪・パラリンピックを控えるほか、伊豆と県中部を結ぶ貴重な航路で定期利用者も少なくなく、観光関係者や利用者からは戸惑いと継続を希望する声が日を追って高まっている。(吉沢智美)

 「フェリーがなくなるのはすごく困る。便を減らしてでも存続してほしい」

 土肥に向け、乗船前にこう話すのは、月に2回ほど菊川市と松崎町を行き来する自営業の塚本祥博さん(69)。車で行き来することもあるものの、「フェリーの方が楽。高齢のため車が運転できなくなったときはどうしよう」と突然の事業撤退に困惑していた。他にも利用者からは「寂しい」、「実家に帰るのに利用している人もいるのに」との声があふれた。

 ◆「期待に背きおわび」

 駿河湾フェリーは14年に清水港-土肥港の航路で運航を始めたが、17年8月期以降は燃料費やドックなどの維持費がかさみ赤字を継続。県道223号の認定や富士山の世界文化遺産登録が追い風となり26年8月期は年間22万8千人の乗客を集めたが、伊豆縦貫道の整備や貸し切りバスの利用者が増大したことが逆風に。29年8月期は輸送人員が17万3千人、事業損益は1億円近くの赤字となった。「この航路が地域の観光に必要不可欠なものだということは痛いほど分かっている。期待に背いてしまいおわびしたい」と同社の鈴木洋一社長は無念さをにじませた。

 同フェリーは駿河湾から富士山を眺める風景が最大の売り。清水港から土肥港までは車で約2時間かかるが、フェリーであれば70分ほど景色を眺めながらのんびり移動できる。ただ、料金は車の場合は東名高速道路と伊豆縦貫道で1740円ほどなのに対し、フェリーの通常の自動車航送運賃は4850円からと割高だ。静岡経済研究所の川島康明主席研究員は「節約志向のために移動に使えるコストがシビアになり、船に乗る優位性が薄れてきた」と分析する。

 ◆観光への影響懸念

 伊豆半島は今年「世界ジオパーク」に認定され、東京五輪自転車競技会場の伊豆ベロドロームもあるため、事業撤退の表明に対して観光への影響を懸念する声が続々と上がっている。

 伊豆市観光協会土肥支部の後藤一之支部長は「五輪に向けて盛り上がってきて観光客も増えると思っていたところなのに撤退してしまうのは一番の痛手。何とか継続してもらいたい」と吐露。するが企画観光局(静岡市葵区)の岩崎昌登企画営業部長も「伊豆や浜松と比べて中部は観光が弱い。これまではフェリーを使って中部に立ち寄ってもらっていたが、手段がなくなってしまうと観光への影響は大きい」と懸念を示した。

 こうした声を受け、川勝平太知事は「駿河湾の観光活性化のため、県として議会や関係市町などと相談し、事業を継続する方向で検討したい」と関係者と協議する考えを示している。

                   ◇

【用語解説】駿河湾フェリー

 清水港と土肥港の海上30キロを結ぶ定期船。当初は西伊豆フェリーとして、富士市の田子の浦港と土肥港を結んでいたが平成14年に航路を変更し、清水港と土肥港を結ぶ航路となった。当初は駿河湾カーフェリーが運航していたが、15年にエスパルスドリームフェリーが引き継いだ。平成25年に航路が県初の海上県道「県道223号清水港土肥線」に認定されている。


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