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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

121とはずがたり:2010/02/13(土) 10:41:12
>>119-121
寂しいけど時代の趨勢ですなぁ。

住民の「足」 宇高航路2社が撤退
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001002130002
2010年02月13日

 採算のめどが立たない――。高松市の四国フェリーと国道フェリーが12日、高松と岡山・宇野を結ぶ「宇高航路」からの撤退を表明した。高速道路の割引、不況……。度重なる悪条件を打ち破れなかった。瀬戸大橋開通後も地元住民らの貴重な「足」だった同航路。開設100年の記念すべき年の撤退に、衝撃と困惑が広がった。

 真鍋武紀知事は同日、「国に対し、高速道路の料金引き下げについては、影響を受けるフェリーなどに対する支援などを講じるよう提言してきたが、対策が示されないまま撤退という事態が生じたことは遺憾」とするコメントを発表した。高松市の大西秀人市長も「国に対して総合的かつ早急な対策を講じるよう強く要望し、関係機関と連携して適切に対応していきたい」とした。記者会見した四国運輸局の貞広恵三海事振興部長は「大変残念だが、経営的な判断でいかんともしがたい。交通弱者への対応は、地元の自治体と協議したい」と述べた。

 両社や四国運輸局によると、宇高航路は1910年に宇高連絡船が就航。フェリーは61年に始まり、87年度は1日148往復で396万人、自動車187万台が利用した。だが景気低迷や「高速利用1千円」で、昨年4〜12月の利用旅客は前年同期比約3割減、車両は同4割減まで落ち込んだ。昨年6月ごろには「1社に統合したい」と同運輸局に申し出たが、今月「1社にしたところで将来展望がない」と撤退方針を伝えたという。

 高松市内で記者会見した四国フェリーの堀川智司専務は「『国策』に敗れた。高速割引がボディーブロー以上に効いている。海上で道路と同じ使命を果たしているという考えを国にもっていただきたい」と語り、国道フェリーの山下周市社長も同市内の本社で報道陣に対し「高速が無料化されてしまえば、勝てるわけがない。少ない従業員で細々とやってきたがもう限界だ」と述べた。四国フェリーの子会社が運航している高松―土庄、姫路―福田(小豆島)、共同運航している新岡山―土庄の各航路は今後も継続される。一方、国道フェリーは既存のコンビニエンスストアやレストラン事業などを継続するが、従業員は3月末にいったん解雇する方針という。

 フェリーの利用者には驚きと困惑が広がった。

 岡山県総社市から徳島に単身赴任している会社員の川鰭(かわ・ひれ)均さん(59)は「瀬戸大橋を渡るよりも安く移動できた。ここ数年減便が続き不安には思っていたが、まさか廃止になるなんて」と驚いた。高速道路料金の割引に必要なETC(自動料金収受システム)を取り付けていないため、総社市に戻るときはフェリーを利用しているという。

 岡山市にある運送会社のトラック運転手、西江真一さん(47)は高松に支店ができた10年前からほぼ毎日、宇高航路で建築部材を運んでいる。「移動の合間に休憩できる1時間がドライバーにとってはありがたかった。陸上交通になると燃料代が上がり、会社の経営が心配だ」ともらした。

 高松港でフェリーの到着を待っていた岡山県早島町、会社員の田辺淳一さん(34)は「休日の高速道路が安くなったとはいえ、平日はフェリーの方が安いのでフェリーを使っていた。とても残念」と惜しんだ。高松市の自動車教習所に通う同県玉野市、高校3年の檀上友理香さん(18)も「幼稚園の頃からフェリーを利用していたのに。瀬戸内海の島々を眺めながら、『あの島はなんという島だろう』と友だちとしゃべりながら、ゆっくりと移動する時間が楽しみだった」と残念がった。


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