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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

1『語り部』:2015/06/05(金) 00:13:53
『ヨハネスブルグの虹』専用スレッド。


関連スレ:
【ミ】『黄金町の夕闇』 その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1313768626/

【ミ】『黄金町の夕闇』 その2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1421852015/

2『ヨハネスブルグの虹』:2015/08/10(月) 23:06:24
──『黄金町・町会議所』。


黄金町の町会議所は、戦前から残る歴史ある建物だ。
外観的には和洋を折衷した構造になっており、
瓦屋根の下に煉瓦造りのホールが存在するなど、
県内の建築愛好家の間でも評価が高い。

しばしば経年劣化が問題視され、
新築する案も何度か浮上しているが、
付近住民の絶大な支持があるため、
外見を大きく変えぬ改修を繰り返した末、
現在もなお、現役の役場として使用されている。

その一室、『第三会議室』は、
重要な案件が並行する際や、緊急の際に使用される。
三つある会議室の中では、もっとも小規模だが、
由緒ある役場に相応しい高級なデスクセット、
塵一つない徹底した清掃は、他に対しても何ら遜色ない。
磨きこまれた木造の床は飴色に輝き、
年二回、ワックスをかけ続けた継続の美を語りかける。


        ギシッ
              ギシッ

その──美しい床で。
片足を浮かせた椅子を軋ませ、バランスを取っている子供。
他にも『八人』──
うら若い男女の共通点は、『黒人』であること。

それ以外の共通点などなく、協調する気もない。
無言でそれを主張するように、
それぞれの椅子は食い違い、明後日の方向を向いている。
正面の壇上にはうら若い女性が立ち、
名画のような微笑を浮かべ、他八名の反応を待っているが、
それにさえ、相対する者はごくわずかだ。

いや・・・・共通点は、もう一つだけあった。
それぞれの手にする、本。
文庫本サイズのそれは、ある者は片手でページを繰り、
ある者は顔に被せ居眠りしているが、
全て同じ本──同じタイトルだった。


本の名は──『黄金町の終わる夜』。

集いし顔ぶれは、『ヤング・ダイヤモンド』。
南アフリカ『ヨハネスブルグ』で、次世代を担う若者たちである。

3『ヨハネスブルグの虹』:2015/08/10(月) 23:07:47
「──さて、すでにご存じのことと思いますが、
 この町には複数の供与者が存在し、スタンド使いを増やしています。
 ご存じ『刺青師』を筆頭に、『Out Fit』なる供与者集団や
 『暦』と自称する謎の存在も確認しています。
 その勢いは『ヨハネスブルグ』ほどではないにせよ、
 将来的にはけして侮れぬ、現時点においても予期せぬ戦力が
 隠されている可能性を感じております」

「私、『語り部』はあなた方に先んじること一年、
 『黄金町』に潜伏し、調査を続けて参りました」

「今お配りしました本には、『ルナティック・エイジ』を使用し、
 この町の有力なスタンド使いに対処させたケースが描かれています。
 以前にお渡しした『ラフメイカー』とともに、
 『黄金町』攻略の一助にしていただければと願います」

壇上の『語り部』が発言を終えると、しばしの静寂。

「これだけの人数の『ジニ使い』が、
 連携して戦える、という点は賞賛に値するな」

「それは日本人だからだヨ。
 『単一民族』『島国国家』『個より和を重んじる』気質。
 『第二次世界大戦』の頃から、兵隊の質は日本がダントツだった。
 じつに偉大な民族ダヨ。相手にとって不足なしダヨ!」

「情報伝達の質が高いわね。
 情報系の能力者が複数いて、神経網のように
 群れの動きを統率しているわ。
 現場では天野、無明が奮闘していたけど、
 後方支援の青田とドナートなしでは戦いが成立しなかったわ。
 『月』とタワー、両面での作戦は彼らあってのものだった。
 彼らは何らかの組織なのか。それともネットワークが存在するのか。
 そこに興味があるわね」

「天野の『シンフォニティ』、ヤバいねー。
 シュバルツの天敵ぽくない?」

「──知らずにいれば、或いはな。
 他は『雑魚』だな。どうとでもなる」

「そっかなー?『 巨大ロボ』とかでも?」

「愛を謡うことで発現する・・・・
 このルンクスと『同じタイプ』か。
 『愛』のパワーに限界はない・・・・侮れねェ相手だ」

            「キモ」「死んで」「こっち見ンな」

4『ヨハネスブルグの虹』:2015/08/10(月) 23:08:32
「『ラフメイカー』を倒したアウレアの姿がないな。何故だ?」

「まだ入院してたんダヨ!
 他の二人は『再起不能』だ。すぐに戦えるわけがないヨ」

「そうかしら?
 『台場ウィリアム』の店は、変わりなく営業していたそうよ。
 『再起不能』から蘇る手段が、この町にはある」

「──何者だ?」

「『フープル社』ですね。
 そちらは私が手を打ちましょう。少し時間をください」

「あとは『レイルウェイ・チルドレン』がヤバい。
 『暗殺向け』じゃないデスか?
 行き先読まれて、刺客送り込まれそうヨ」

「連携は認めるが、各自の動きそのものは雑だ。
 ミスも目立つ。無駄死にも多い。
 訓練された兵士なら、もっと手際よくやる。
 所詮はスタンドを持った素人ということだ。
 生死を分ける修羅場を潜っていれば、後れを取る相手じゃあない」

「──どうかな、シュバルツ。
 戦い馴れた人間も混じっている。
 彼らが素人を勝利に導けば、それは教育となる。
 『力』を持つ者は、急激に成長する」

「女性が目立つわね。この町でも女性は強いのね」

「美人ばかりだしな」

        「キモ」「聞いてない」「だからこっち見ンな」

「あと、色んな能力があるのは面白いよねー。
 『ヨハネス』じゃレアな連中多くない?
 オレも相当変わってるけどさ。
 『ヨハネス』ってシンプルってーいうか、
 『欲望直結』って感じで、直接暴力系ばっかじゃん。
 『情報系』みたいな知的なヤツ、ほっとんどいないし。
 これって国民性? それとも『刺青師』の作風?
 『搦め手』で来られるかもと思うと、ちょいワクワクするねー」

「『刺青師』が日本に居を据えている理由・・・・かも?」

「そうそう、シュバルツ。
 あんたの送り込んだ『眠り男』を倒した連中は?」

「この中にいるな。
 梁間と高遠・・・・薄金は途中で消えたが。これも謎だ」

「姉の敵──つまりあんたを追ってるコね」

「死んだわけでもないのに、ご苦労なコトだ。
 向うから来るなら、面倒がなくていい。
 ・・・・なんだアーント。オレに何か言いたいのか?」

「やめろアーント。仲間割れは認めない」

「仲間じゃないわ。こいつらはただの下種よ。
 私が仲間と呼べるのはフライス、あなたとチャプチャプだけよ」

「泥まみれのスベタが、偉そうに」 「へぇ?」

                        ガタッ
「やめろ、と言った。
 それともオレまで敵に回すか?二人とも」

               「ご、ごめんなさい」
                            「・・・・ケッ」

「そんなことより──誰も触れないの?
 この本でもっとも危険な登場人物について」

  ゴ 
            ゴ
                ゴ

5『ヨハネスブルグの虹』:2015/08/10(月) 23:10:26
「──スタンドは『神』に通ずる。
 この世のあらゆる法則は、スタンドによって覆る。
      ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 よって、スタンドはスタンドでしか倒せない。

 『ヨハネス』の長老の台詞を思い出したヨ」

「世界を塗り替える能力が、こんな極東の島国に埋もれてるなんてね」

「『供与者』って、マジヤバいねー。
 カードを作る側って感じ?」

「この世のあらゆる問いに、ほぼ確実な『成否』を出せる。
 まさに『神託』だ。
 その価値は、使う者次第で果てしなく高まる。」

「『檻』すら壊せる可能性がある」

「でも、力づくでは手に入らないヨ。
 参加者に邪心があれば、正確な情報は手に入らない。
 本体もその一人だし、拷問してもジニが損なわれるカモ」

「そこら辺は、オレ様ならどうとでもなる。
 オレ好みの『嫁』にしちまえば──」
                    「殺すぞ」「黙れ」「それだけは許さない」

「『語り部』。貴女に一つ聞きたい。
 『小角 宝梦』のジニは、貴女が長く望み続けた『力』だと思うが、
 我々の来日までに、何故、確保しなかった?」

「そんなに睨まなくてもよいですよ、フライス。
 私が貴方がたに万全の信頼を置かれていないのは承知しています。
 そう・・・・『イル・ソン・パティ』には無限の可能性があるでしょう。
 でも、だからこそ、誰かの手に渡れば、それは『火種』になる。
 私が確保すれば、『刺青師』も『エルガマル』も、
 そして『ヨハネスブルグ』さえも敵に回すことになるでしょう。
 大局的に見て、それは最終的に私の目的を阻害することになる」

「──つまり、その内の誰かを巻きこめば、
 確保もやぶさかじゃないってことね?」

「貴女ほどの野心は持ち合わせていませんよ、アイエル」

「──やめろ。
 『小角 宝梦』については、ひとまず全員等しく、手出しを禁止したい。
 『イル・ソン・パティ』はダイヤの原石だが、
 『呪いのダイヤ』にこだわる愚は、我々『ヨハネス』が一番知っているはず。

 それがオレの意見だ。あらかじめ伝えておく──いいな」


                 「・・・・・・・・・・・・・・」

  「・・・・・・・・・・・・・・」



   オ オ オ 
 
                          オ オ オ   オ オ  オ    オ

6愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/10(月) 23:18:13
スタンド:『スクリーム・アウト・ラウド』
詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/685-686
持ち物:ハンドバッグの中に財布、携帯電話、メモ帳、リップクリーム、折り畳み傘

7小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/10(月) 23:37:12

質問すると、『真実』を教えてくれるスタンド。
質問にはテーマの設定や料金の支払いを必要とする。

『イル・ソン・パティ』
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:D
持続力:B 精密動作性:なし 成長性:D

□能力詳細□
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/486-488

持物:スマホと、ティッシュ、ハンカチ、リュックサック。
   リュックの中にメモ、ボールペン、財布。

8エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/10(月) 23:37:38
「出かけるか。なるべく『人の少ない街中』で集まれると良いが」
人がいる――――『巻き添え』を出すのは不本意だ
街中  ――――実際死に掛けて『応用』の利く物の少ない辛さは身に染みた。
相対した相手の危険を度外視するならまだ先日の病院中庭の方が利はあった。
あれこれ考えつつ部屋を後にする。
  
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
能力詳細:ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/160
服装:ダブルのスーツ&ネクタイ&タイピン、革靴
持ち物:『シガリロ』(短身の葉巻)20本入り一箱、電熱式電子ライター
ttp://www.amazon.co.jp/Lightec-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-LT-BLD-005BK/dp/B00KR0CM04/ref=pd_sim_sg_1?ie=UTF8&refRID=15T6EQVSY8JZWHMGT5ZH、
携帯用灰皿、LEDライト付きキーホルダー、出張パック(内容:石鹸、タオル、
歯ブラシ、歯磨き入り小チューブ、ステンレス製クシ、携帯ドライヤー)、
ハンカチ、財布(硬貨・紙幣各種数枚入り)、スマートフォン

9ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/10(月) 23:54:21
―――――――――――――――――――――――――――――
★外見―色黒黒髪メキシカン。ドクロをあしらった学ランを着ている。
★持ち物
 ・学ランポケット内 内容物は以下
  ・スマホ 以下をつけている
    ・仏像ストラップ(1.金阿修羅) ttp://epoch.jp/rc/capsule/2010/main/m09/img03.html
    ・キングギドラ キーホルダー ttp://members.jcom.home.ne.jp/gozida/key_132.jpg
    ・てんとう虫ストラップ(ナナホシテントウ) ttp://toypara.com/catalog.cgi?products/gasya/naturecolour/tentoumushi.html
  ・財布(10000円札2枚 1000円札3枚 10円玉30枚) 以下をつけている
    ・夢をかなえるゾウ ガネーシャ根付ストラップ(ブラック) ttp://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%8A-4000117805-%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E6%A0%B9%E4%BB%98%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%A4%A2%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%BE%E3%82%A6/dp/B001N45AES/
    ・暗殺教室 殺せんせーキーホルダー(ノーマル) ttp://www.runatown.com/shop/shopdetail.html?brandcode=007016000007
    ・てんとう虫ストラップ(ナミテントウ(二紋型))ttp://toypara.com/catalog.cgi?products/gasya/naturecolour/tentoumushi.html
  ・家の鍵(白亜荘) 以下をつけている
    ・自分そっくりの人形ストラップ ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1316795608/574-576
    ・カービィ人形(カービィ) ttp://www.takaratomy-arts.co.jp/items/item.html?n=Y984518
    ・オオワシストラップ ttp://c05.future-shop.jp/fs/wildbird/gd1477
―――――――――――――――――――――――――――――
★スタンド能力
陽気で騒々しい『三人組の幽霊』のスタンド。
取り憑いた『人形』を『実寸大』の『ピニャータ』(人形型のくす玉)に変化させる。
『ピニャータ』は様々なものを飲み吐きでき、破壊されると『中身』とともに『炸裂』する。

『ザ・スリー・カバレロス』
『幽霊』
破壊力:なし スピード:C 射程距離:A(60m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

『ピニャータ』
破壊力:D〜C スピード:C  射程距離:C(10m)
持続力:D   精密動作性:C 成長性:B
※破壊力:サイズによる。人間大未満ならD、人間大以上ならC。
 『飲み込み』:通常スC。自分以上の大きさの場合、スD。
 『吐き出し』:破ス精CBC。物体の一部だけ吐く場合、破ス精CCC。
 『炸裂』:破壊されたパワーによる。ス精BD。爆圧半径4m。

能力詳細:ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/400-402

10青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/11(火) 21:14:50
---------------------------------(能力)---------------------------------
能力:外部情報を送受信する『緑のアンテナ』を作り出す能力
詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/478-480
『トライブ・コールド・クエスト』
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:A
持続力:B  精密動作性:なし 成長性:B

---------------------------------(所持品)---------------------------------
携帯電話、財布
『超強力懐中電灯』(ttp://item.rakuten.co.jp/safety-security/syouhin_1300lm/)
メモ帳とシャーペン、ボイスレコーダー

---------------------------------(服装)---------------------------------
ゆったりした長袖の黒い服と黒いジーンズ。

11『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/15(土) 00:35:06

──台場ウィリアムが、
『ヨハネスブルグ』の一角、ルンクスの『攻撃』を受けて五日目。

小角 宝梦は、行方をくらませたルンクスの居場所と、
そのスタンド能力の謎を探るため、『イル・ソン・パティ』の使用を決意した。


仲間たちとの集合場所は、秋映学園第一校舎 入口。
時刻は朝。
クラスに向かう級友たちを見送りつつ、
全員が揃うのを待っているところだ。

12小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/15(土) 00:46:35
>>11

           ソワソワ

落ち着かない様子で辺りを見渡して。

     カツカツカツ

くつの踵が地面を繰り返し、打つ。
……見るからに、焦っている。

           「ううう……」

心の中は、見た目以上に。
ここは学校。安全なはずだが……敵が敵だ。
 
(……さ、流石に連中も、そう大っぴらなまねはしないだろう。
 だ、だが……い、いや、不安ばかりじゃしょうがないぞ……)

……保証は、ない。
しかし、町のカフェとか誰かの家よりはずっと安全……なはずだ。

13エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/15(土) 00:47:56
>>11
「『はじめまして』、だね?私はエイノー・ニョルズ、
 大学部の日本史科臨時講師で『ドナート君の知己』だよ。
 あとウィル君達には返すべき恩もあるので今日は宜しく。
 学究の徒の科白ではないが『今日は荒事全般引き受けよう』」

小角達ににこやかに挨拶した。
『初対面』の顔も多い、少し長口説なのは自己紹介と許してもらおう。
あと思い出したので封筒を取り出し追加。

「大人として非常に情けないが『16万』ほどしか資金協力ができない 
 申し訳ない」

14ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/15(土) 01:03:53
>>11
ドナート「ヨー!小角チャン!元気してる?」
元気よく小角の肩を叩く。

   アダン@幽霊《俺たちゃ♪》
      ブラス@幽霊《年がら年中♪》
         チュス@幽霊《元気してる♪》

   アダン&ブラス&チュス《《《 『ザ・スリー・カバレロス』♪♪♪ 》》》

   アダン@幽霊《サァ、今日は♪》
      ブラス@幽霊《何のテーマで♪》
         チュス@幽霊《行ってみようか♪》

   アダン@幽霊《気になる今日のお便り一発目♪》
      ブラス@幽霊《S県にお住まいのD君から♪》
         チュス@幽霊《 『最近W君のお尻が気になります。僕はホモなんでしょうか』 ♪》

   アダン@幽霊《ホモだね♪》
      ブラス@幽霊《間違いない♪》
         チュス@幽霊《前々からそうなんじゃないかと思ってたんだ♪》

軽快な調子で小角に挨拶をして、いつもの調子でお喋りを始める。

15愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/15(土) 01:07:55
>>11

「『賭けで増やす』とかいって60万円もカズに取られたんですけど……」

肩を落とした女学生が登校のためにポツポツと歩いている。

「ううっ、『ヨハネスブルグ』がうろついているというのに、
 早く敵を発見して先制攻撃を仕掛けないと……」


>>14(ドナート)

「あれは、『人形三人組』のスタンド……!?」

そのとき、何か思い出すものを見つけた。

「すみませーん! あなた『ドナートさん』ですか!? ウィリアムさんの知り合いのー!」

大声で叫びながら走っていく。

16青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/15(土) 01:08:30
>>11
(さて、と)

今日は『イル・ソン・パティ』を行う為に学校に集まった。
全財産と言える『142万円』も持ってきている。……持ってきているったら持ってきている。

取り敢えずは小角さんを見つけて――居た。

「やあ、小角さん。」

左手を挙げてそう声を掛けよう。なに、学友なんだから怪しまれやしないだろう。

(……しかし、ここをかぎつけられる可能性はある。監視カメラを通して人が来ないか解ればいいんだが)

防犯カメラは視界内にあるだろうか?

17『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/15(土) 01:17:49
>>12(小角)
落ち着かない様子で、仲間を待つ小角。
そんな彼女の前に立ち止まる人影。

「どしたの、小角ちん?
 教室行かないの?」

見知ったクラスメイトが、
怪訝そうな表情で、こちらを見つめている。

>>13-14>>16(エイノー、ドナート、青田)
小角の姿を発見し、それぞれに声をかけた。

クラスメイト:
「あ、待ち合わせてたんだー。
 じゃ、じゃあ、先行っとくねー」

明らかにタイプの異なる男衆の登場に、
多少顔を強張らせながら、クラスメイトはそそくさと立ち去る。

と──そこへ。

>>15(相川)
「すみませーん! あなた『ドナートさん』ですか!? ウィリアムさんの知り合いのー!」

『幽霊』三人組が陽気に騒いでいるのを発見、
大声で叫びながら、相川はメキシカンに声をかける。

>>16(青田)
入口には一台だけだが、監視カメラが置かれている。

18小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/15(土) 01:28:53
>>17(GM)

「あ……う、うむ。
 きょ……今日はだね、ええと……」

クラスメイトに返す。
食い下がられるとややこしくなりそうだ。

     (うう、困ったな……)

――と。

「あっ。青田くん、ドナートくん。よく来てくれた。
 わ……わたしは元気だとも。
 ……と、ということなんだ。またあとでね。」

去っていくクラスメイトを見送る。
……さて、だ。

>>13(エイノー)

        「おほん。」

「始めまして、エイノー先生。
 わたしが小角 宝梦。探偵を目指している。
 きょ、今日はよろしく……お、お願いするぞ。」

頭を下げる小角。

「……む、この封筒は――」

       「お、お金か! あ、ありがたいよ。」

16万あれば、それなりの数の質問が出来る。
この手の金勘定は、少しずつ慣れてきた。

       ・・・・そこに。

>>14 >>15(ドナートと愛川)

「……む?」

       「ど……ドナートくん、知り合いかね?」

予期せぬ乱入者だ。
一体、何の用だろうか……?

(み、見るからに黒人ではないが……もしやということもある。)

やや過敏だが、一応警戒はする。

19ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/15(土) 01:32:54
>>15(相川)
>>17(GM)
「へ……?
 あー、うん。俺がドナートだけど……
 あんた、だれ?」
知らないヤツだ。誰だろう。とりあえず日本人に見えるが。

   アダン@幽霊《電柱でござる電柱でござる♪》
      ブラス@幽霊《敵か味方か謎の少女♪》
         チュス@幽霊《名を名乗れ♪》

   アダン@幽霊《学生証もだ♪》
      ブラス@幽霊《下着の色も聞いておこう♪》
         チュス@幽霊《いや、それはないわ♪》

   アダン@幽霊《とにもかくにも♪》
      ブラス@幽霊《あんた♪》
         チュス@幽霊《だれ♪》
   騒がしく相川をはやし立てる。

>>18(小角)
「いや、初めて見るヤツだけど。」
プルプルと首を振る。

20愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/15(土) 01:39:13
>>19(ドナート)

「初めまして! 私は学生の愛川です!」
「ドナートさん! あなたのことは、前にバーテンダーのウィリアムさんから聞いていたのです。
 『人形三人組』の仲間のスタンド使いがいて、悪のスタンド使い『ルンクス』を倒すためにみんなで活動していると!」

持っていた財布から、学生証を取り出して見せる。

「他にもウィリアムさんの仲間にはオーギュスト・デュパンみたいな何でも知れる情報収集能力のスタンド使いがいて
 このままではウィリアムさんが洗脳されて仲間の情報を敵に話してしまって
 探偵のスタンドが殺されてしまうとか……」

「元から女性だったウィリアムさんを、スタンド能力で無理やり女性にするなんて許せないんですけど!」
「わたしに疑問があるなら、ウィリアムさんに聞いてみるといいです!」

「『敵か味方か』というのはこちらのセリフです!
 あなたも、『ヨハネスブルグ』をぶっ殺すための正義のスタンド使いなんですよね!? それを知りたい!」

拳を握り締めながら聞く。

21エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/15(土) 01:47:19
>>17>>18
「失礼、日本史に興味があったら『別の機会』に研究室に
 おいで歓迎するよ」

立ち去る小角の同級生に手を振る。

「まあ『理由』を作っておくとそれなり彼女達自身で納得してくれるだろう。
 小角君は探偵志願か、益々持って『探索』には心強いね改めて宜しく」

にこやかに小角に封筒を渡す。
ドナート以外とは初対面だがむしろこの場合当然なので気にしない。
少なくとも誰何されそうなのはこの場では一番自分が妥当なので
真っ先に挨拶(>>13)は済ませた。
集まった面々に聞こえる程度の声にひそめてまずは相談する。

「とりあえず場所を変えようか?」

小角達に宛てがあればそちらに従えば良いしそうでないなら大学部で
小規模の空き部屋なり講義室なりをこちらで探そう。
相談事も含めていずれ『このままこの場所で良い』とはいかないだろう。

22青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/15(土) 01:53:10
>>17
自分以外にも意外と人が来ている。

「こちらこそ、よろしくお願いします」
エイノー氏にそう返そう。

同時、手の内に携帯電話のアンテナ、視覚受信を発現し、左手首を掴むようにして設置する。
この時、手首に設置するのではなく、手首に当たる部分の布に設置したい。

(1,2,3,4、それから――)
それから。

>>20
(――――――――)
眉間に手を置いて抑える。同時に警戒MAX。

「『正義』かと聞かれれば俺は違うと答えよう。
ただ、こんな人通りの多い所で情報を大声で示すもんじゃないよ。
壁に耳あり障子に目あり、誰が何処で聞いてるかわかりゃしない。それからそう。」

「ぶっ殺すなんて冗談にも言うんじゃない。」

>>21
「解りました、私は賛成です。」
とは言いつつも、実は当ては特にない。出来れば二階以上の、
イルソンパティの浮遊能力が活きそうな場所がいいが。

23小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/15(土) 01:55:42
>>19(ドナート)

「う、ううむ……」

何なのだろう……まじで敵なのか?
しかしそれならなぜドナートを?

すると。

>>20(愛川)

「ど、ドナートくん、自己紹介が始まったようだ。」

               ヒソヒソ

ドナートに囁く。
……愛川。どうやらスタンド使い……らしい。

「な……なるほど、ウィル、くん……の紹介だったか。
 し……しかし、こ、こ、殺されるだと……」

ウィルは『女性化』したのだから元は男だ。

          (い、いや……わかってはいるとも。
           もし、ル、ルンクスにばれたら殺される!
           それは……ぜ、ぜったい間違いないことだ……)

「こ……こいつを信用していい証拠は……
 う、ウィルくんに聞くしかないのか……?」

愛川にやや距離を取る。
いやまあ、ここまで言うんだし、敵ではなさそうだが――


>>21(エイノー) >>22(青田)

   ・・・・と。

          (や、やはり教授。頼もしい人だ!)

「う……うむ、任せておきたまえ。」

エイノーの機転に感心しつつ、封筒を受け取る。
……愛川も気になるが、まずは目的を果たさなくては。

「……そ、そうだね先生。私も青田くんと同じ、賛成だ。
 場所……一応聞くが、いい場所の宛てはあるかな……?」

エイノーに聞く。
……いやしかし、愛川についてこられても困る気もする。

            ジィーッ

愛川から視線は外さない。

24エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/15(土) 02:05:14
>>20
「志は理解したので落ち着くと良い。例えば私が『私に変装した
 ヤング・ダイヤモンド側のスタンド使い』だった場合困るだろう?」

他の面々に苦笑を向け

「――――と『示唆』する事で一応私自身の潔白は主張するよ」

それに『そういう手法』と疑えばきりがないが『善意の協力者』を
個人的には無碍にもしたくない。

>>22
「とりあえず私の方の心当たりを当たってみるよ」

スマートフォンで『秋映学園大学部事務室』に電話、
「小規模な『集中講義』に使用可能な空き部屋(可能なら2階より上)」
の有無を質問してみる。
街中にも場所はあるだろうがこういう融通は『学園』が一番きくだろうと
とりあえず期待したい。

25『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/15(土) 02:07:54
>>24(エイノー)
小規模な会議室で、条件に合うものが存在した。
今から借りることが出来るようだ。

26ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/15(土) 02:11:59
>>20(愛川)
ドナート「んー、よく回る舌だな。」
   アダン@幽霊《メキシコ人もビックリ♪》
      ブラス@幽霊《『敵か味方か』はこちらのセリフらしい♪》
         ブラス@幽霊《なんだろうね♪》
1人+3体で頭を抱える。

>>23(小角)
「うん、どう聞いても自己紹介だな……学生証にもそう書いてあるし。
 悪いヤツじゃないんだろうけどなんか……なんだろうね。」

>>17(GM)
ドナート「ウィルに聞いてみよう」

メールを打つ。   ポンポンスィー

┌───────────────────────
│宛先:ウィル
│件名:愛川って知ってる?
│本文:愛川って知ってる?
│    今、会ってるんだけど知り合い?
└───────────────────────

27愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/15(土) 02:14:43
>>22(青田) >>24(エイノー)

「あわわ! すみません! 実際わたしにバレたわけですしね!」

「ぶっ殺すがダメなら…… ルンクスを『お殺生する』?」


>>23(小角)

「あなたもやはりウィリアムさんの知り合いなんですね!
 ということは皆さん全員『スタンド使い』!」

「今からルンクスを殺す作戦会議でもするんですか?
 ぜひわたしも混ぜてほしいんですけど!」


>>26(ドナート)

「(この陽気な外国人にだけはよく回る舌と言われたくなかった……)」

「ふふーん! ウィリアムさんからはわたしが信頼の置ける女性だという返事が返ってくるはずですけど!」

28エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/15(土) 02:16:53
>>25(全員)
スマートフォンを一時保留にして質問

「『好条件の場所』の宛てが出来たよ。そこで『始める』事でいいかな?」

29青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/15(土) 02:23:16
>>27
「『私にばれた?』いやそれはいいんだ、別にいい」
一瞬ガチでルンクスの使いかとも思ったが、それなら既に何らかのスタンド攻撃をかけて来ているだろう。
そのような異常は現在発生していない。発生させるようなら槍で刺すだろうが。

「もっと声を小さく、せめて怪しまれない程度に。それから、俺が言ってるのは言葉尻じゃなく、
殺意なんざ喧伝するもんじゃないだろうって事だよ」

30小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/15(土) 02:25:49
>>24(エイノー)

「うん、任せるよ。
 機密性が高いところが良いな。」

教授の心当たりというのは頼もしい。
小角が用意できる部屋は限られている。

>>26(ドナート)

「へ……へんなやつだ。
 うむ、ウィルくんに聞いてみよう。それがいい。」

確実だ。
連絡が取れるのか? という心配はあるが――

>>27(愛川)

「き、きみ! いちいち言うことが物騒だ!
 ……おほん、まあ、に、似たようなものだが……それにしてもね。」

ドナートを見る。
……メールの返信はまだだろうか。

      「……ま、待ちたまえよ。
       今、ウィルくんに聞いているところだ。」

愛川に、やや警戒を込めて言う。
悪人でなくても、いまいち信頼できない感じがする……

>>28(エイノー)

       (ううむ、やはり頼りになる……)

「そ、そういうことだ……返信が来るまで待っていいかい?
 こ、この人……愛川さんをどうするか、決めなきゃだから。」

もっとも、あまり時間がかかるなら向かおう。
恐れるあまり調査が出来なくては、意味がない。

>>29(青田)

     コクコク

青田に同意するように、頷く。

31エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/15(土) 03:15:51
>.25>>30(小角)
「構わないとも。ただ一応押さえてはおくよ?
 何、不都合があれば『必要な資料に行き違いが出て休講』
 と事務室に私が茶菓子でも持って謝りに行けば済む話さ」

保留を解除、事務室に礼を言い電話を切る。
スマートフォンの会話でもあり口に出して特定もしていない。
今なら愛川が翻意してもよほど特化した能力で真実他意があるので
なければ平和裏に判れる事も可能だろう。
愛川がそれなり『身の証』を立ててくれれば成り行きとしても
手間の部分でも色々助かるのでベストではある。

32ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/08/15(土) 22:34:20
>>26(ドナート)

返信が来た。


┌───────────────────────
│宛先:ドナート
│件名:おはよう、ドナート
│本文:この前お店に来てくれた女の子ね。
│    (愛川の外見、身体的特徴)、というはずだけど、どうかしら?
│    『ヨハネスブルグ』打倒への強い情熱に燃えていたわ。
│    その・・・少しばかり思い込みが激しくて、
│    やや暴走しがちなところがあるみたいだけれど・・・
│    みんなでサポートしてくれると、とても嬉しいわ。
└───────────────────────

33ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/18(火) 23:56:28
>>32(ウィル)
「お、返信が来た」

>>エイノー
>>青田
>>小角
>>32……だそうだ。
 チョイと思い込みが激しくて暴走しがちではあるが、味方らしい。」
スマホの画面を見せつつ、説明をする。

34愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/19(水) 00:00:13
>>33

ドヤア……

「ではわたしが強靭な意思を持ち一直線に突き進む意思を持った味方だということが判明したところで
 さっそくルンクスをぶっこ(>>29)…… えーっと、転がす会議に行きましょうか!」

「皆さん、お名前は?」

一同を急かす。

35小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/19(水) 00:02:54
>>31(エイノー)

「あ、うむ。よろしくたのむよ。」

      (融通も利くとは……
       やはり大学の先生とは知的なものだ。)

まあ、じきに愛川の潔白も明らかになろう。

>>32-33(ウィルのメール、ドナート) >>34(愛川)

明らかになった。

「……なるほど、ど、どうやら味方のようだ。
 疑って悪かったよ、きみ。」

変なやつなのは変わらないが。
……さて、こうなると。

        「……これで、『調査』をはじめられそうだね。」

周りを見て、二度ほど頷く小角。
問題なければ、会議室まで移動したい。

           ・・・・もちろんエイノーに案内してもらう必要がある。

「改めて言うけど、わたしは小角 宝梦。
 よろしくたのむよ。」

敵でない以上、そう邪険にもしない。
愛川の急かしに乗り、名前は教える。

36ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/19(水) 00:07:09
>>34(愛川)
ドナート「 俺は ドナート 」
   アダン@幽霊《 私は アダン ♪》
      ブラス@幽霊《 僕は ブラス ♪》
         ブラス@幽霊《 おいどんは チュス ♪》

   アダン&ブラス&チュス《《《 『ザ・スリー・カバレロス』 ♪♪♪ 》》》

ドナート「 シクヨロ 」

37青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/19(水) 00:14:42
>>31
やはり、こういう時は先生方の方が手が早い。
最悪、閉め切って一時的に占拠みたいにする事も考えてたしな。
「はい、お願いします」

>>33
「…………ああ、味方である事は解った。」
そしてそれ以上に、とても嬉しいわ、という文言が気にかかる。
彼はこういう時に女性口調にして焦らせるようなタイプではない。故に。

(……女性口調に違和感が無い程に進行している)

>>35-36
「では改めて。」「青田普、と申します」
二人に続いて名乗る。

38エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/19(水) 00:31:10
>>32>>33
「了解したよ。ウィル君達も何かしら調べるそうなので
 あちらの成果と無事も期待したいが」

ドナートに頷き返答。

>>34>>35>青田
「改めて名乗ろう、私はエイノー・ニョルズ、この学園の
 大学部の臨時講師で今回こちらの小角君の、まあ
『助手』を務める事になる。愛川君、で良かったね?
 まず一つ目の手助けを頼もう『発言は穏当に』、
 我々は活劇に挑む訳ではなく『友人知人あるいは恩人と
 この町の為の調べ物』をするのだからあまり胸ときめかれても
『困る』」

愛川に自己紹介ついでに『目立つ発言をしないよう』頼む。
ヤング・ダイヤモンドの神出鬼没は先日味わったので
無事まで期待してはいないが何も『宣伝して招待』する事もないのだ。
小角に向き直り

「何にしても助け手も増えた、それでは小角君に皆、私が案内するよ
 付いてきてほしい」

『何処』とは言わず先の事務室との会話(>>25)で空けてもらった部屋へ
一同を先導する。
質問されれば場所を提示するのは構わないが一応用心しておくに
越した事もないだろう、『邪魔』が入るならまず確実に『スタンド』絡みだ
『調査』を始める前から邪魔の入るリスクは、今からでも適うべく減らしたい。

39愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/20(木) 22:12:35
>>35-38

「みなさん、よろしくお願いします! さあ、行きましょうか!」

エイノーについていく。

40小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/20(木) 22:39:08
>>36 >>37 >>38 >>39(ドナート、青田、エイノー、愛川)

「……うむ、案内よろしく、エイノー先生。」

      (だ、大丈夫……ドナートくんも青田くんも、エイノー先生も頼れる!
       わ、わたしも頑張るんだ……ひ、一人不安なのがいても、きっと。)

いきなり歯車が狂ったのはなんだか不吉だ。
だが――ヒマしてる場合でもない。行かなくては。

               ・…エイノー、愛川のあとに続く。

41青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/22(土) 00:54:13
>>38-40
「……ええ」

不安はあるが、ウィルが紹介したなら敵という事は無いだろう。
きちんとアンテナを設置して、その後次第か。

(……と、いうかここでアンテナ設置は無理かな)
監視カメラに設置する事は諦め、エイノーについて目的地に向かう。
この時、可能なら携帯電話のアンテナを20程発現し、手の内に設置しておきたい。
(他から見て目立つようならしない)

42ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/22(土) 23:19:39
>>38-41
目的地に向かう。

43『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/22(土) 23:23:52

愛川の身元も問題なく確認し、
小角、ドナート、エイノー、青田、愛川の五人は、
教授職のエイノーの案内の元、大学棟に向かい、
押さえておいた会議室に向かった。

会議室は複数ある棟の中でも、やや離れた場所にあり、
大学生でごった返すキャンパスの雰囲気に対し、
図書館にも似た、重厚な威厳と静謐に満たされていた。
通路を行き交うわずかな人間のどの顔にも、知性が感じられるようだ。

指定通り、会議室は三階にあった。
設備は机と椅子、TV、プロジェクター、ホワイトボード。
いたって殺風景な、そして平均的な会議室だ。

ttp://www.waseda.jp/somu-d2/kaigishitsu/kgs2.jpg

44小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/22(土) 23:30:42
>>43

「この辺りはなんとも知的な空気だね。」

     トコ
         トコ

無意味なことを言いつつ歩く小角。
緊張を紛らわす意図もあるかもしれないが――

          ・・・・と。

「ここかい? エイノー先生。」

それらしい部屋に着いた。
エイノーに確認を取り、彼のあとに入室しよう。

45愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/22(土) 23:31:49
>>43

「よし! 外に黒人はいないですね!」

部屋の中に入ったら、窓の外を確認する。

「さて、最初はどうするのですか?」

一同に確認する。

46エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/22(土) 23:42:39
>>43
一応ドアに『使用中』プレートを提示、
どこも用途を示しているなら『日本史補講:民俗学の伝統と伝承』だ
事前の話では『イル・ソン・バティ』はウィシャ板占いに近そうだ。
本流ではなくなったが「金枝編」などという研究書もある、
他意のない第三者の訪問ならばそういう事にしておけば良い。

「さて部屋のレイアウトはこのままで良いかね?」

場の皆に問う。
机を動かす必要があるなら整える作業をするし窓もブラインドするなら
そうしよう、『3階』だ、外から見えるのは『リスク』だが『隠していない』
のは逆に偽装になるかもしれない。

47愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/22(土) 23:52:37
>>46

「レイアウトはこれでいいですけど」
「私のスタンド『スクリーム・アウト・ラウド』の能力は、猛毒の性質を持つ複数の『液蜘蛛』を出すことです」

「この部屋に不審者が入ってきたとき、蜘蛛を頭上から落とせるようにしておきますか?」

天井を見ながら言う。

48小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/22(土) 23:56:36
>>45 >>47(愛川)

「調査の前に、いろいろ準備をしたほうがいいかもしれない。
 ……ううむ、毒かあ。なんだかいよいよ、物騒だが……」

この部屋まで人が入ってくる時点でまずい気がする。
その前に食い止めたいが――

「……だ、だが、やれることはやったほうがいいかもね。」

今日は、一種のスタンド攻撃を相手に仕掛けるわけだ。
反撃への警戒は、するに越したことはないだろう。

>>46(エイノー)

「……ううむ、机が広すぎる気がする。
 わたしのイルソン君は、みんなで集まって使う方が効率的なんだ。」

まだ発現はしないが。

「……あ、いや。
 机の上でする必要もないか……」

なんにせよ、真ん中に机が密集しているのは邪魔だ。
話し合いをするなら、これでいいのだろうけど。

49青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/23(日) 00:00:18
>>43
「ここでしょうか?」
先生に尋ねつつも周囲は警戒する。

(……こちらに注視する人は居ない。そして静かだ。)
そして、本流と言える部分から外れて人が居ない、と言うのは助かる。
うっかり見つかろうものなら怪しまれるだろうしな。

特にこちらに視線を向ける人などが居ないようなら普通に室内に入ろう。
居るなら、人種性別を問わず記憶し、警戒するつもりだ。

50『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/23(日) 00:00:38
.>>45
窓の外には、広い竹林が見えている。
その手前にはベンチの置かれた人気のない通路。
竹林の中には、自然を利用した散策道があるようだ。

見渡す限り、人の数は数人に限られる。
もちろんだが、黒人は含まれていない。

51ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/23(日) 00:01:13
>>43
入室する。

ドナート「ブラインドは下ろしておこう。」
ブラインドを下ろす。

ドナート「エアコンは28度で。」
エアコンをつける。

ドナート「周囲の監視は青田さんのスタンドと俺のカバレロスでなんとかなるだろ。」
会議室の出入口周辺の地形を確かめておく。

52エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/23(日) 00:10:16
>>47>>48
「では愛川君の『スクリーム・アウト・ラウド』は
 窓の内側上部に配置でどうだろう?窓拭きの予定も
 確かなかった、そちらから来るものに毒が有効かは  
 わからないが『そういう用心』はして良いと思うよ」

愛川に応え、改めて小角、ドナート、青田、愛川の入室を確認して

「では窓側プロジェクターの一角に椅子も積んで寄せようか。
『ドアをふさぐ』選択肢もあるが万一の退路もあった方が良いと思う。
『イル・ソン・バティ』にこの部屋半分の空きでは不足だろうか小角君?
 あと私はドア近辺で警戒しようかと思ったのだがやはり参加すべきだろうか?」

小角に質問、『ここから先』は『イル・ソン・バティ』発現まで小角の指示を仰ぐ。

53小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/23(日) 00:20:02
>>GM
>>49-52(各位)

      「うう……そうだな……」

部屋を見回す。

「青田くんの能力なら、見張りはばっちりだ。
 カバレロスくんたちも、この人数なら、みんな質問に回る理由もあるまい。」

人数が多すぎると一周の所要時間も伸びる。
金はあるのだし、むしろ重要なのは安全確保――だ。

「半分もあれば……十分だと思う、うん。
 それで、ううむ……ここは、エイノー先生は、護衛に専念してくれたまえ。」

ドナート、青田、愛川と自分、それにカバレロスが1か2。
5〜6人もいれば質問は十分だ。

空間だが、4人ほどで盤を囲むわけだし、今よりは広い方が良いだろう。
現時点で、机の横のスペースは人が4人入るに足る程度にはあるだろうか?

54青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/23(日) 00:20:44
>>47>>48>>51>>52
入ったのは自分が最後だったか。
では、最後なりの仕事を。

ttp://www.furukawa-fcb.co.jp/product/micro/parabola.htm
の2.0Φを発現、扉に設置して開かなくする。
無論、こちらが出ねばとなったら即開ける事が出来る。

「扉を封鎖します。出る時はすぐ出れるのでご安心を」

55愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/23(日) 00:29:46
>>50

「窓の外には不審者はいそうにないですね」

見えた光景を一同に伝える。


>>52(エイノー)

「わかりました! 『スクリーム・アウト・ラウド』……うっぷ」

『エイノー』はまだ出会ったばかりだが、リーダーシップを取っているし信頼できる相手だ。
全てではないが、一部は認めている。
エイノーの『命令』を受け、『8匹』の『液蜘蛛』を発現する。

「うっぷ…… 『液蜘蛛』に与える指令は…… 8匹とも
 『窓の内側上部に待機し、わたしが『行け』と叫んだら仲間(小角、ドナート、エイノー、青田、愛川)以外の人間に襲いかかれ』にしておきます」
「このスタンドは発現に他人からの『命令』が必要で、あまり複雑な指令も出せないので
 敵が別のところから来たら、また再度のご命令をお願いしますね」

56エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/23(日) 00:31:41
>>49-52
「諸事了解した。それでは皆宜しく」

青田とドナートの仕事に軽く頭を下げホワイトボード寄り室内やや隅、
ドアと小角達の両方を見られる位置に陣取る。
背後は『ザ・スリー・カバレロス』と『トライブ・コールド・クエスト』に
哨戒を頼もう。
出張パックから『ドライヤー』『ステンレス製クシ』をポケットに移す。

57エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/23(日) 00:40:55
>>55
「有難う、宜しく」

愛川の了承に一礼。

「そうだね、窓以外からは青田君かドナート君の注意で
 判断して再展開して欲しい。彼らの方が私より良く『見える』」

58『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/23(日) 00:46:51
>>53(小角)
部屋のサイズは『6m×8m』。
現状の机の横のスペースでも四人は並び立てるが、
『盤』を囲むとなれば、さすがに手狭そうだ。

>>54(青田)
デジタル多重無線通信(大容量128QAM方式)用パラボラアンテナ
『2.0mΦ』=『直径2m』
と考えるが、それでよいか?

いずれにせよ、扉内側に設置することで、
その重量とサイズによって、扉の開閉を封じた。

>>55(愛川)
『液蜘蛛』を発現しようとするが──出来ない。

エイノーの今の言葉は、愛川の提案を了承しただけだ。
『命令』とは、上から下に一方的にくだすもの。
少なくともエイノーが『命令』として発し、
愛川が『命令』だと受け止めなければ、『液蜘蛛』は生まれない。
単純な『お願い』ではない──『従属』が要るのだ。

(本体からの提案は『可能』だが、
 命令側がはっきりとそれを口にし、それに『返答』する必要がある)


>ALL
準備が終わった段階で、会議室の変更点を箇条書きにしてもらいたい。l

59青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/23(日) 00:47:59
>>56>>55>>53>>51
「さて、それでは」
そう言ってから携帯電話のアンテナを人数*4個発現、4つずつ配る事にしたい。
視覚送受信と聴覚送受信だ。

「受け取って頂ければ、ポケットなどに入れておいても大丈夫です。
これで視聴覚を送受信できます。」
受け取ってもらえた端から設置する。

それから、同様の物をドナートに6つ渡したい。
「それから、こちらを『彼ら』にお願いします。」
主に『目』をして貰うのは彼らになるだろうから、渡しておいた方が良いだろう。

60小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/23(日) 00:55:16
>>56(エイノー)

「頼りにしているよ、エイノー先生。
 で、できれば頼るようなことが無ければいいが……」

>>58(GM)

「ううむ、やや手狭だなあ……
 あまり窮屈だと、考えもまとまるまい。」

狭くていいことなど一つもない。
……少なくとも、調査では。

「よしっ。少し机を寄せよう。
 誰か、手伝ってくれると嬉しい。」

そういうわけで、動く。
ホワイトボードは使うかもだし、それと逆側に寄せよう。

>>59(青田)

「ああ、ありがとう。」

アンテナを受け取る。
胸ポケットにでも入れておこう。

61ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/08/23(日) 00:55:28
ドナート「アダン、ドアを透過して、天井に潜んで索敵。」

   アダン@幽霊《お任せあれ♪》
   アダンは会議室のドアを透過して、廊下の天井に潜み、見下ろすように監視する。

ドナート「ブラスとチュスは憑依して、室内で質問。」

      ブラス@ドナート人形《俺がドナートだ♪》
      ブラスはドナート人形に憑依する。

         チュス@阿修羅人形《阿修羅降臨♪》
         チュスは阿修羅人形に憑依する。

>>59(青田)
アンテナを受け取る。

ドナート「んー、カバレロスを監視に使うのは構わんけど、
      幽霊状態のコイツらは実体がないから、アンテナの設置はできないと思うゼ。」

62エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/23(日) 00:56:17
>>58
・机と椅子をあるいは畳みあるいは積んで窓側プロジェクター前から
壁ホワイトボード外端ほどに移動
・自分はホワイトボード側の壁と扉側の壁50cm程に位置
・説明をもらい次第愛川への『依頼』を『窓内部上方、ブラインド隙間の
外の確認・対応できる位置に布陣して警戒。以降『外側以外』からの脅威
には青田あるいはドナートの指示に従う事」と指示(弱ければ明確に『指令』)する。

63愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/23(日) 00:58:52
>>58

「しまった、これじゃスタンドが出せないようですけど……
 時間がないから先に進みましょうか。窓から襲ってくると決まったわけではないですし」

液蜘蛛を出すことは今回はやめておく。


>>59(青田)

「わかりました」

携帯電話のアンテナを受け取る。
ほか、他の仲間からも何か頼みがあったら従う。


(会議室の変更点:特になし)

64青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/23(日) 01:21:34
>>58
Yes。今後は直径2mと記述する。

・直径2mのアンテナによる扉の封鎖
今のところはこれだけだ。

>>61
「あ、そうか」
しまった、これだと監視カメラの類もないし、そんなに情報を得る方法が無いな。
いや……。

>>63
「そのスタンドに視覚があるなら、窓の外を見せていて貰えないかな。
俺のスタンドは液体にも設置できるし、それである程度の範囲を感知できると思う」

そう提案しよう。

65エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/24(月) 01:02:00
>>59>>63>>64
「有難う」
 
青田から『アンテナ』を受け取り愛川に質問する。

「『無理』かね?何か理由があるなら話して欲しい。
『条件発動型』なら協力するよ」

『出さない』のはまあ良い、だが『使えない』のであれば
『条件』は整えておくべきだ。
青田の言うように外に備えて欲しいのも勿論ある。

66愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/24(月) 23:44:25
>>64-65(青田、エイノー)

「うーん…… 説明が難しい……」

「この能力は『命令』がないと出せないんですけど。
 つまり、『やってみよう』じゃなく『やれ』と言ってもらえればいいんですけど」

能力について説明する。

「液体に設置できるというのは凄いですね。試してみますけど」

67青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/25(火) 01:20:05
>>66
「じゃあこうしよう。」
「アンテナを設置し、外部からの情報を安定して得るために」「発現しろ」

これでいいか?と視線で愛川に問おう。
口に出して『命令』でなくなるのは拙い。

68エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/25(火) 01:47:08
>>66-67
「有難う、『次』は適宜対応しよう」

愛川と青田に片目を閉じて返礼。

69小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/25(火) 01:52:02
>>61-67(全体)

           (ううむ、なんだか、変なスタンドだなあ……
            それに彼女も、やけに『けど』の多いやつだ。)

愛川のスタンド発現の様子を横目に見つつ――

(ホワイトボードは情報をまとめるのに使えそうだ。
 それに、なんだか黒板よりも知的な感じがする。)

ホワイトボード付近へ移動。
つまり、机を寄せてできたスペースに、だ。

「準備が出来たら、私の近くに来てくれたまえ。」

これは質問をするメンバーへの指示だ。
まだ、スタンドは発現していない。

70小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/25(火) 10:21:22
>>69(訂正)

>「準備が出来たら、私の近くに来てくれたまえ。」

→「準備が出来たら、わたしの近くに来てくれたまえ。」

71愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/25(火) 23:18:16
>>67

「(うーん、私も青田さんも「口ではこう言っているが実際のところ命令ではない」と認識している状態で出せるのでしょうか……)」
「(やってみるしかないですけど)」

「『はい』、分かりました」

『命令』を受け、『スクリーム・アウト・ラウド』を『8匹』発現。
指令は『7匹』に
「窓の内側上部に待機し、わたしが『行け』と叫んだら仲間(小角、ドナート、エイノー、青田、愛川)以外の人間に襲いかかれ。
 外側以外からの脅威には青田あるいはドナートの指示に従え」。
『1匹』には「窓の外をブラインドの隙間から見張り、青田あるいはドナートの指示に従え」と出し
最後の一匹には青田から貰った『アンテナ』を『設置』し、青田が液蜘蛛の視界を感知できるようにする。

「(うーん、複雑な指令になっちゃったけど、液蜘蛛は聞いてくれるのかなあ……?)」
「(やっぱり液蜘蛛なしで準備を進めた方がよかったかもしれませんけど)」

72『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/26(水) 23:37:57
>>59(青田)
アンテナを仲間に手渡した。
ドナートの『幽霊』には使用できないようだ。

>>61(ドナート)
アダンは廊下の天井に潜み、部屋の外を監視。
ブラスとチェスはドナート人形と阿修羅に憑依し、変化した。

>>62(エイノー)
・机と椅子をあるいは畳みあるいは積んで窓側プロジェクター前から
壁ホワイトボード外端ほどに移動
・自分はホワイトボード側の壁と扉側の壁50cm程に位置

以上を完了した。

>>67>>71(青田、愛川)
改めて青田が『命令』する。
実質、打ち合わせしたようなものだが、
『命令口調』であれば、ひとまず問題ない。
(尊敬上位では、『蜘蛛』の数が減る可能性がある)

   ゾロォ ォ

唇から赤い液体を吐き出すと、
床にたまったそれが『蜘蛛』の形を取った・・・・数は『2匹』。
出会ったばかりで、まだ信頼関係は構築されていないようだ。

青田の出した『命令』は、
『アンテナを設置し、外部からの情報を安定して得る』。

愛川は改めて、『液蜘蛛』に詳細を指示しようとするが、
『襲い掛かる』『他人の指示に従う』といった指示が、
まったく理解出来ないようだ。
どちらも『命令』外、特に後者は、『すでに複雑』らしい。

             モゾ モゾ モゾ

>『1匹』には「窓の外をブラインドの隙間から見張り
これは『理解』したようだ。
『一匹』がアンテナを与えられ、モゾモゾと窓へと這っていく。
青田には『液蜘蛛』の視聴覚の感覚が、伝わるようになった。

>>69(小角)
机を開けて生まれたスペースに、小角は陣取り、
仲間たちを呼び集める。

73愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/26(水) 23:55:02
>>72

液蜘蛛は無事に発現できたが、愛川は不満げだ。

「たったこれだけかあ……」

邪魔なので、見張らない方の『液蜘蛛』を解除する。
これでアンテナが刺さった『一匹』だけになった。

「で、小角さん、今から何するんですか?」

できることはやったので、愚痴を言っていても始まらない。
小角の方に近づいていき、指示に従う。

74小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/26(水) 23:55:54
>>72(GM)

「…………」

    ソワ

       ソワ

やはり落ち着かない。

(う、上手くいくだろうか……?
 ルンクスがここを嗅ぎ付けてきたら……?)

その時のために、エイノーがいる。
それは分かっているのだが。

「……少し失礼する。」

          ソソ

窓により、何気なく外を見る。
そういえば、ベンチのある通路に電柱とか木とか、高いものは無いだろうか?

           (外から来ないとも限らないぞ・・・・)

他の4人が集まりだす様子なら、すぐそちらへ戻る。

――――――

>質問

建|通|竹 
物|路|林  

こう認識しているが、正しい?
それとも通路と竹林が逆でしょうか?

75青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/26(水) 23:56:05
>>72
(予想外にグロい……)

そう思いつつも、液蜘蛛の視覚を受信する。
(しかし、これ毒蜘蛛なんだよな。アンテナを設置して振り回して武器にとか出来るのかね)
まぁ、フィードバック次第だろうか。

ついでだ、携帯電話のアンテナを発現してもう一つの液蜘蛛にもアンテナを設置したい。
こちらは俺のアンテナからの『聴覚受信』に設定する。

「成程、こうなってるのか。……っと、集まって欲しいそうだ。」
愛川にそう声を掛け、小角さんの方に向かおう。

76小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/27(木) 00:00:42
>>73(愛川)

「……わたしのスタンド能力を使うのさ。
 名は、『イル・ソン・パティ』。」

まだ発現はしない。
全員の準備が出来てからだ。

「細かい説明は、みんなが集まり終えてからにしよう。
 もっとも、青田君くんとドナートくんは、ご存じだろうけど。」

声がかかったので、窓の外(>>74)だけざっと確認してからさっきの位置に戻る。

77『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/27(木) 00:11:44
>>73(愛川)
見張らない方の『液蜘蛛』を解除し、小角に尋ねる。

>>74(小角)
外を自分の目で確認するが、
電柱や木の類はない。
竹林は窓の高さにかろうじて届いているが、
林との間には通路で隔たっていて、
ムササビでもなければ、窓に到達することは『不可能』だろう。

(質問の答えは『YES』)

>>75(青田)
『液蜘蛛』はハムの塊を思わせるサイズで、
『タランチュラ』に似た、足の太いタイプだ。
ルビーのように鮮やかな真紅で、『ラー油』を思わせる体表は、
動くたび、プルプルとゼリー状に揺れている。
モタモタと進む動きも、『タランチュラ』の遅さだ。

本当に液状になってしまえば、『アンテナ』が維持できるか謎だが、
今のところ問題なく、脳内で『蜘蛛』の視界を映し出している。

もう一匹にも『アンテナ』をつけようとしたが、
先に愛川が解除してしまった。

78愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/27(木) 00:28:47
>>76-77

「『イル・ソン・パティ』? おいしそうな名前ですね」

そのまま小角がスタンドを使うのを待つ。

79青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/08/27(木) 00:39:59
>>76-77
「ああ、解った」

小角さんの方に向かう。あ、この時『142万円』とボイスレコーダーを持って行く。
この時、ボイスレコーダーには携帯電話のアンテナを設置、聴覚を受信できるようにしておく。

80小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/27(木) 01:13:58
>>77 >>78 >>79(GMと愛川と青田)
>ドナート

「その『パティ』じゃあない!
 ……まったく。」

      (空でも飛べないなら、そ、外からは来れなさそうだ。)

空を飛べる可能性はあるが。
……まあ、気にし過ぎは毒だ。

「さっそくはじめよう、みんな。
 ……ドナートくん、きみもこちらへ。」

ドナートにも声をかける。
全員集まった時点で――

         「……よ、よし。」

顔を見回す。
そして。

「では――イルソン君、出番だよ。」

       ――『イル・ソン・パティ』を、発現する。

81エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/27(木) 08:19:48
>>80
小角へ
「失礼、ポケットにまだ少しあった。とりあえず持っていてほしい」
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1325408874/440
より『偶然見つかった』追加収入『5万円』を渡しておく。

他異変に気付くあるいは起こるまで>>72のスタンスで周辺警戒。

82『小角 宝梦は火種となる』:2015/08/27(木) 23:32:52
>>78(愛川)
小角がスタンドを発現するのを待つ。

>>79(青田)
ボイスレコーダーに『アンテナ』を設置し、
『現金』とともに小角に手渡した。

>>81(エイノー)
所持金を小角に手渡した。
室内で警戒を続けることにする。

>>80(小角)
見張りに立つエイノーを除いた、
小角、愛川、青田、ドナート、ブラス、チェスの六名は、
大きく開けたスペースの中央に陣取り、円を作る。

「では――イルソン君、出番だよ。」


     ド ド ド  ド ド ド ド

円陣の中央に、謎めいた『木盤』──
『イル・ソン・パティ』が発現する。

83愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/27(木) 23:39:55
>>82

「おおっ! 『木盤』! これが小角さんのスタンド!」

「どうするんですか! どうするんですか!」」

興奮気味に聞く。

84小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/28(金) 00:13:35
>>82 >>83(GMと愛川)

     「……ふふん。」

興奮気味の愛川に自尊心をくすぐられる小角。

「おほん、では、よく聞いていたまえ。
 イルソン君……『イル・ソン・パティ』は『質問』するスタンドさ。」

実質、愛川個人への説明だ。

「今からわたしがテーマを設定する。
 そのテーマに基づいて、みんなで一つずつ質問するんだ。」

全員を見回す。
今回は、この6人が『質問の輪』だ。

「質問は、『はい』か『いいえ』で答えられる必要がある。
 あとは、実際に質問しながらすすめていこうじゃあないか。」

さて、準備はいいだろうか。
ここからは思考と推理の時間だ……

「テーマは……どうしよう。
 先に敵の能力を調べるか、居場所を調べるか……?」

どちらも重要だ。

見つけても能力が分からないとより多くの犠牲が出かねない。
逆に能力が分かっても、見つからなければ何の意味もない。

85愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/08/28(金) 00:57:48
>>84

「質問!? それは凄いですね! 小角さんの見た目からは想像も付かなかったけど
 スタンドはオーギュスト・デュパンみたいなんですけど!」

愛川は興奮している。

「能力も居場所も、気になりますね! どうやってやっつけるか知れればいいのですけれど!」

「あっ、そうだ。
 実際に喰らったウィリアムさんは、『ルンクス』の居場所や能力の片鱗を知ってたりしませんか?
 現在連絡が付くなら、スタンド能力を使う前に、当事者であるウィリアムさんに電話で最新の情報を聞いたりできないでしょうか」

提案する。

86小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/28(金) 01:17:59
>>85(愛川)

「な、何を失礼な!
 この帽子をみたまえきみ、見るからに探偵だろう!」

      (全く、とんでもないやつだ!)

流石に暑いのでコートは着ていない。
……ともかく。

「む、そうだね。調査には事前情報も重要だ。
 ドナートくん、ウィル……くん、に、連絡してみてくれないか?」

「居場所はともかく、奴の手口は推理できるかもしれないぞ。」

自分も連絡先は知っている。
が、さっきメールしたのはドナートだし、わかりやすかろう。

87エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/29(土) 15:21:04
>>84
「『居場所』『活動範囲』の探索を提案したい。
『何がどう』というのはわからないがルンクス氏の『能力』は知っている。
 彼は他者を否応なく『花嫁』にできる『スタンド』使いだ。捕われれば
『猶予期間』の後『花嫁』は身も心もルンクス氏のものになる。
『原理』は知りたいがとりあえず対峙して制圧する事を優先課題にしたい。
 ウィル君達も何かしら探っているので小角君には『より確実』な『居場所の 
 探索』を依頼したい。何、黄金街を区切って『ここにいるか』『ここはどうか』
 と質問していけばそれなり早く当たるはずだ。そして『港』や『山』は
 外して良い、『本来人の少ない場所』を根城にしているなら実際に
『探しに行けば済む』、私はそう思う」

小角始め一同に提案した。

88小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/08/29(土) 16:46:32
>>87

「は……花嫁……な、なんというやつだ。」

    ゾワ

         (ひ、人の気持ちまで変えてしまう……
          そんな能力が、あ、あっていいのか……!?)

想像するにゲスな能力だ。
・・・・いや、今は、ともかく。

「あ、う、うむ、居場所はそのようにして調べるつもりだ。
 ……もっとも、明日もそこにいるとは限らないが……」

         「ううむ。」

虱潰しは最も手軽な手段だ。
……が、敵は案山子ではない。

「そうだ。やつの『泊まる予定の場所』を調べるのはどうだろうか!
 ……も、もちろん、予定があるのかどうかも先に聞いておくべきだろう。」

予定がないなら虱潰しにシフトするだけだ。
多少の質問ロスで済むし、やらないよりは精度が高まるのでは?

89エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/08/30(日) 23:44:39
>>88
「そうだね、『予定』もより貴重だ、異存はないよ」

小角の提言に賛成する。
あと内心で『ルンクスへの感想』に全面的に同意する。

90『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/02(水) 23:12:01
>All

    RRR・・・・

ドナート:

「もしもし?……な、何だって──ッ!」

「悪イ、『緊急事態』発生。
 いきなりですまねェけど、俺は引き上げさせてもらうわ。
 誰か『代役』立ててくれ」

 「──lo siento!」

ドナートは血相を変え、『幽霊』とともに会議室を出て行った。


ウィリアムに連絡を取るなら、
他の誰かがするしかなさそうだ。
そして、心当たりがあるならば、その『代役』を探すことも──

91青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/02(水) 23:18:37
>>88-89
二人の発言を聞き、少し考えるそぶりを見せた後、
「『泊まる予定』を調べる時に『根城』があるかどうか、幾つあるかも知りたい。
事によっては――」

「トライブ・コールド・クエストで監視できるかもしれない」

勿論、能力の情報を得て監視が可能な状況に持ち込めれば、という前提になるが。

92小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/02(水) 23:22:26
>>90(GM)

「……」

             「……えっ?」

呆気にとられる小角。

「こ、困るよきみ、し……質問はどうなる……
 ……う、ううう……緊急事態とは何だというのだ……!?」

これ以上に緊急の事態があるのか?
……とはいえ、彼は善意の協力者。

「……だ、だが緊急というなら仕方ないか……うううう……」

          (ま、まいったぞ……)

責めるわけにもいかないが――困る。

「と、とりあえずウィル、くん、にはわたしが連絡する。
 きみたち、だ、誰か……代役を考えておいてくれないか!」

こうなると、調査はそれからだ。
とりあえず、自分のスマホでウィルに連絡しよう。

93エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/02(水) 23:23:40
>>90
「onnea(幸運を祈る)」

ドナートを見送る。
そして小角、青田、愛川に

「『探偵』『警戒』『遊撃』『警護』、最低限回らない事はないが」

愛川の申し出が有り難かった様に『手助け』はあれば有り難い。
しかし今回は正真正銘の厄ネタなのでここは全員で相談する。

94愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/02(水) 23:32:26
>>90-93

「仲間が一人減ったなんて、困りましたけど……」

困った。

「(わたしの知り合いでスタンド使いというと、詩織さん、明日奈さん、斉藤さん、朱鷺宮さん……)」
「(んー、こんな平日の昼間に来れそうにないですけど……)」
「(ロンパリさんならヒマそうですけど、あの人の連絡先聞いてなかったというか、携帯電話持ってなかったんじゃないかな……)」

「『増援』は必要です」「でも、わたしは友達があまりいないので、援軍を呼ぶのは皆さんにお任せしますけど……」

情けないことを頼む。

95青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/02(水) 23:44:13
>>90>>92-94
天を仰ぎ見、何かを頭の中で吟味した後、
「…………取りあえず、ウィルと電話するなら聴覚を共有するぞ。皆で聞く事も重要だ」

「しかし、今から呼んで来れそうな顔見知りか……。」

再び考え始める。はて、誰か居ただろうか……。

96『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/02(水) 23:44:58
>>92(小角)

RRR・・・・


小角はウィルの携帯に電話をかける。

97小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/02(水) 23:49:54
>>93-95(エイノー、愛川、青田)

「こ……心当たりはないではないが……
 と、とりあえず今は電話をさせてもらおう。」

小角はスタンド使いの知りあいはそれなりにいる。
もちろん、軽率に頼むべきではないが――

「あ、うむ、聴覚共有はお願いしたい……!」

情報は共有すべきだ。

>>96(GM)

「うう……つながってくれ……」

繋がるのを待つ。

98青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/02(水) 23:54:53
>>96
それを確認するのと同時に、小角さんの聴覚を自分の聴覚受信を挟んで皆の聴覚受信に送信する。

それと同時に「愛川、もう一体蜘蛛を出せ。アンテナを設置して扉の方の監視に回す」
と言いながら、
ttp://store.shopping.yahoo.co.jp/cargoods-sale/a0209i.html?sc_e=afvc_shp_3007486
を発現したい。付属機器が発現できない以上、フィルムのみで機能を発揮するはず。
液蜘蛛に設置して扉の外を視認監視したい。

99ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/09/03(木) 00:03:08
>>92>>96

電話に出る。

「Good morning(おはよう) ミス・オヅノ」「何かわたしに相談事かしら?」

穏やかな声で、彼女にそう問いかける。

100愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/03(木) 00:07:34
>>98

「すみません、わたしの液蜘蛛は一度に動かせるのが『一つの命令で1セット』で
 更に個々の液蜘蛛に出せる指令には『命令に従うためにしか動けない』という制限があるんです。
 なので、扉の外を見張るためには、今窓を見張っている液蜘蛛を解除しなくてはならないんですが……
 その『アンテナを設置して扉の方の監視に回すため、もう一体蜘蛛を出せ』という命令では
 窓の外を見張るように指令できないので、もっと別な言い方をしてほしいのですけれど」

申し訳なさそうに頼む。

「(スタンドのせいとはいえ、これではどちらが命令をしているのか分からないのですけど……)」

101小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/03(木) 00:10:45
>>99(ウィル)

「あっ・・・・よ、よかった、?がって。」

     (……落ちつけ、小角 宝梦。
      ウィルさんは元は男だったんだ。
      そ……それを忘れることはあってはならない!)

小角は――ウィルが『変わった』事を『知っている』。
知識であって――『理解』ではない。

          ・・・・小角にとってのウィルは、知人だがそれほど身近ではない。

       「おほんっ」

「……き、きみに、聞きたいことがあるんだ。
 今、時間は大丈夫だろうか……? そう長くはならない。」

改まった口調で問う。

102小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/03(木) 00:11:47
>>101(訂正)
>「あっ・・・・よ、よかった、?がって。」

→「あっ・・・・よ、よかった、繋がって。」

103エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/03(木) 00:15:44
>小角
>青田
>愛川

考える――――その上でまず『波除』を諦める。
頼もしいが今回あの病院の看護師は『灰色』だ、あまりに危ない。
『剣淵』『盾石』『鉄』に連絡できれば頼みたいが海岸での一戦で
スマートフォンの記録が飛んでいる。
『喜屋武』『安烙院』も同様だ。
『マクレーン』はまずい、彼の職責と折り合ってもらう時間が
今回あまりになさすぎる。
『ナツ』『愛』――――こちらから死に目に呼べる『年齢』ではない。
あるいはもう少し話す機会があれば『巴』『地乃』『高天原』が
『スタンド』使いと知る機会もあったかもしれない。
つまり今できる事はスマートフォンの電源を入れておく事だけだった。
小角、青田、愛川に心から非力を詫びる。

「済まない、『確実なアテ』が今の所全く無い」

104ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/09/03(木) 00:21:02
>>101

「もちろん大丈夫よ」
「むしろあなた達が アイツの居場所を突き止めるのに協力してくれている事は知っているもの」
「わたしの知っている事でよければ なんでも答えさせて頂くわ」
「無事に全て事を終えたら みんなでわたしとアウレアのいるお店へいらっしゃいね」
「『祝杯』をあげましょう?」

少し気が早いかしら?と付け加え、小さく笑う。

「さて それで小さな名探偵さん」「あなたのお訊ねになりたいこととは なにかしら?」

105小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/03(木) 00:27:45
>>104(ウィル)

「う……うむ、ありがとう。
 必ず、ここにいるみんなで行くとも。」

          「……さて。」

頭の中を整理する。
聞かなければならないことは――

「……本格的な調査をする前に、奴の情報が少しでも欲しい。
 居場所とかは、難しいかもしれないけれど……そう、能力について。」

「きみは奴の、能力を受けた唯一のじょ……おほんッ!
 ……男性だ。手がかりがあるかもしれない。
 な、なにか気づいたことがあれば、教えてほしいんだ。」

ささいなことでもいい。
敵の能力に関するヒントは、多い方が良い。

106ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/09/03(木) 00:40:29
>>105

「・・・『能力』」「そうね それが知ることができれば『ルンクス』攻略の大きな一歩となる」

「けれどごめんなさい」「わたしの情報では 今に至るまで起きたことを話すことしかできないわ」
「何かの参考になればいいのだけれど・・・」

あの夜に起きたこと、
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1421852015/1-122)
また覚えている限りの自分の変化があれば、伝える。

「ただわたしはこれからアウレアと一緒にとある人物に会いに行くの」
「その人が鍵となって あるいはルンクスの能力の正体にも迫れるかもしれないわ」
「分かり次第あなた達にも連絡させてもらうわね」

107小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/03(木) 00:48:05
>>106

「…………なるほど。
 貴重な情報だよ。ありがとう。」

今はまだ、聞いただけだ。
何かわかったわけではないが――これから推理できる。

     ・・・・そして、調査も。

「……うむ。その人物とやらが上手くやることを願うよ。
 わたしたちの方でも、出来る限りのことはさせてもらう。」

             「それでは……切るよ。
              またね、ウィルくん。」

電話を切る。

108青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/03(木) 00:52:10
>>100
「ではこうだ。」「一度スタンドを解除し、然る後液蜘蛛を二体発現、
アンテナを設置された後それぞれ窓と扉から室外を見ろ」

命令を変更する。

>>99>>104
言葉は挟まない。が、口調が女性のものになっている事に危機感を覚える。
既に女性である事への違和を無くしている、という事だからな。

109ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/09/03(木) 00:53:50
>>107

「健闘を祈るわね」「こちらの成果にも期待しておいて」
「また会いましょう ミス・オヅノ」

電話を切る。



「さて わたしたちも病院に向かいましょう アウレア」
「・・・・・?どうしたのかしら おかしな顔をして」「寝不足なの?」

110愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/03(木) 01:10:33
>>108

「『はい』、わかりました」

一度スタンドを解除し、青田の『一度スタンドを解除し、然る後液蜘蛛を二体発現、
アンテナを設置された後それぞれ窓と扉から室外を見ろ』という命令により
『スクリーム・アウト・ラウド』を『2匹』発現。

指令はそれぞれ『アンテナを設置されたあと、窓から室外を見ろ』『同・扉から室外を見ろ』とする。

一応、ほぼ初対面の青田の命令でも『4匹』は出てくる可能性があるが
『2体発現せよ』という命令により出てくるのは『2匹』だろう。

「ふう…… 全くお手数をお掛けして申し訳ないのですけど」
「それにしても、ウィリアムさんは相変わらず女性のままで、症状は一切進行していないようで何よりですね」

111『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/04(金) 00:06:53
>>98>>100>>108>>110(青田、愛川)

訂正指示した上で、
改めて、青田の命令を受ける愛川。


「一度スタンドを解除し、然る後液蜘蛛を二体発現、
 アンテナを設置された後それぞれ窓と扉から室外を見ろ」


 ゾロ ロァ !
            ボド  ボド

口元から真っ赤な液体がこぼれ出し、
二匹の『液蜘蛛』の形を取った。

青田は『アンテナ』を二匹に与え、
愛川は命じられた場所へと『蜘蛛』を誘導する・・・・
これで、『幽霊』の監視の代役は務まる。

112エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/04(金) 00:28:52
>>111
青田の手際と愛川の努力に感心しつつ小角とウィルの会話に
ふとおかしな気分を覚え三人に問う。

「いやウィル君は『女性』だろう?昨日も会って話したが」

この中で最も付き合いが浅く『過程』を3日飛ばして見た
エイノーの認識では既に『音井ウィリアム』は『女性』だった。

113青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/04(金) 00:52:24
>>112
「…………」

携帯電話を開き、
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1331990770/376
を見、その視覚を共有する。

「…………口調が変わっていた」「『変貌』は発生している」「ウィルは男だ」
「口調もこのメールの物が正しい筈だ」「もう一度言う」

「ウィルの身には『変貌』が発生している。性別も口調も女性に、女性的に変化している」

「時間は限られている」

自分の認識では、台場という人物はこういう冗句を発する人物ではない。
変えられているのだ。であれば。

114小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/04(金) 01:01:24
>>112-113(エイノー、青田)

「ち、違うぞエイノー先生っ! 青田くんの言う通りだっ!
 ウィルくんは……男の人だ。ぜ、絶対、そうだったんだ……!
 い、いや、今だってほんとうは、そうなんだ。」

メールの文面を確認した。
そして、再確認した。
 
         「は、早くルンクスを倒さなければ……ならない!」

だが、そのためには『人』がいる。
小角の心当たりは――

(……そうだっ。)

「あ……あの夜を戦ったメンバーならどうだ。
 彼らは仲間だし……し、信頼できるんじゃあないか?」

確実に信頼できるものは限りなく少ない。
あの夜に集った者たちとは連絡先も交換済みだ。

            ・・・・呼べるのでは?

115エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/04(金) 21:59:26
>>113-114
絶句して後、苦い表情で発言。

「……確かに『危険』だ。『君達は信頼に値する』、
 だが『私は嘘は言っていない』。つまり私の『認識』は 
 既に『侵食』されていて『猶予』は確かに費やされているらしい」

116愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/04(金) 22:03:46
>>112-115

「え? なに言ってるんですか皆さん。ウィリアムさんは元々女性で、それが女性に…… あ、れ……?」

口元を抑える。

「侵食されているのは…… ウィリアムさんじゃなくて、わたしたち……?」

「…………」

無言になる。

117『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/06(日) 23:16:48
>>114(小角)

  RRR・・・・

その時、小角の携帯が鳴り始めた。
送信者の名前は──『紫』だ。

118小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/06(日) 23:23:09
>>115-116(エイノー、愛川)
>>117

(ひとの認識まで、変えてしまう能力……)

改めて迫る絶望を思い知らされる――

     ・・・・と、そのとき。

  RRR・・・・

    「……ん?」

携帯を見る。
送信者は――

「紫……名探偵どのか!
 ……失礼、電話をさせていただく。」

電話を取る。

「……もしもし?」

119紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/06(日) 23:41:33
>>118

  「――――ああ、良かった良かった、繋がりましたね」

電話越しの、わずかにノイズの混じった声。
型の古い紫の携帯電話は、少し音質が悪いのだ。

    「いや失敬、今少し『身辺調査』の依頼を受けているんですが……
     それが中々手こずっていましてねぇ。
     とりあえず知り合いを当たって、少しでも情報を集めようってとこでして」


   「宝梦ちゃんは、『ヤング・ダイヤモンド』って知ってます?
    ほら、少し前に黄金町と姉妹都市になった『ヨハネスブルグ』からの留学生」


     「それの『ルンクス』って人を探してるんですが、これがまるで尻尾を掴めない。
      街中で見かけたこととか、ありません? かなり奇抜な恰好の、黒人の男性なんですが」


        ド   ド      ド

    ド          ド    ド
        ド        ド    ド

120小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/06(日) 23:51:52
>>119(紫)

「し、身辺調査! じつに探偵らしい仕事だ……
 で、出来ればその話、今度聞かせてほしいな。」

         「し、しかし……今は少し……」

今はそんな場合でもない。
探偵を目指す意思は不変だが、今はまさに謎を追っている。

          ・・・・そう、思われたが。

「……待った!」


        ド   ド      ド

    ド          ド    ド
        ド        ド    ド

       「青田くん! 今も聴覚共有は出来ているかい?」

この話はあながち――無関係でもなさそうだ。

「今、よ、ヨハネスブルグ……
 そして、や、ヤングダイヤモンド……ルンクスと! そう言ったね……!?」

呼吸を整えつつ、通話を続ける。
図らずも、『協力者』が見つかったのだ。

       ・・・・もっとも。

「……い、今……わたしもその男を調査している。
 名探偵どのは今、ど、どこにいるんだい? 安全なところ?」

現状を教えるべきか、それとも……

121紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/07(月) 00:05:37
>>120

   「ええ、ええ、守秘義務に抵触しない分にはいくらでもお答えしましょう」

     「しかし、今は忙しいようですね。
      でしたら無理にとは言いません。また後で――――」

残念そうにそう言って、電話を切ろうとして――――


>「……待った!」


      「…………え、ええ、確かに『ヨハネスブルグ』から来た『ヤング・ダイヤモンド』の『ルンクス』と言いましたが……」

待ったをかけられ、通話を続ける。
まさか。
……まさか。


     「……貴女も、『ルンクス』を?
      しかも今の口ぶり、周囲に他の仲間がいますね?
      そして私の安全を案じたということは、今貴女は相応の『危機』が想定される状況にあるんですね?」


          「―――――なるほどこれは、家で『安楽椅子探偵』を決め込んでる場合じゃありませんねぇ……ッ!!」


       「そちらは今どこにいます?
        向かいます。すぐに向かいます。今すぐ向かいます。
        さぁ、さぁさぁさぁ、さぁ!!」

熱を帯びた声で、一気にまくしたてる。
いてもたってもいられないという様子で!

122小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/07(月) 00:36:14
>>121(紫)
>青田、エイノー、愛川

青田の返答を待っている場合でもない。
彼のことだし、抜け目なく『共有』しいてくれているだろう。

「めっ、め……名推理だ……うう……」

    (う、うう……しまった。相手は名探偵。
     隠すなら、も、もっと徹底的にすべきだった……!)

「す、少し待ってくれたまえ。
 め……名探偵どのが来てくれるのは嬉しいが……」

       チラ

仲間たちに視線を移す。
……彼ら的にはどうだろう?

         「ど……どうする?」

一応確認する。

考え難いが、彼女が『花嫁』にされていないとは限らない。
元が女性だと見分けがつかなさそうで大変だ……

123愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/07(月) 00:40:11
>>122

「ドナートさんがいない今、増援だっていうのなら、来てもらうべきだと思いますけど」

「今ここにいない『名探偵』……
 足りないブレイン役を補填してくれる役割が加わってくれれば
 きっと推理などでいっぱい大活躍ですけど!」

紫が増援に来てもらうことに同意する。

124青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/07(月) 01:33:09
>>122
「……………………一つだけ条件がある」
「ルンクスの敵として調査しているか、味方として調査しているか」
「守秘義務がある事を存じの上で聞きたい。」

「たとえ既知であっても、ルンクスの味方を入れてやる義理は無い。
ただ、敵対的な調査が可能であるなら花嫁でもないだろうし惚れてもいないだろう。
信用できるなら、推理力に長ける人物の参加は有り難い」

125エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/07(月) 17:19:40
>>117
>>122-124(小角、愛川、青田)
「『紫』氏の招待に賛成したい。話を聞けば『探偵』という、
 何もなければ『洞察』に助力願える、リスクを考慮しても
『手がかり』は貴重だと考える。どうだろう?」

紫の協力に賛成の遺志を表明する。
それで話が通るようなら小角に紫の外見を聞いてもらい
一応『窓口』で聴講生と話して通ってもらいたい旨を
伝えてもらう。
事務所には室内フォン(なくてもスマートフォンで電話)
連絡すれば問題にはならないだろう。

126小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/07(月) 23:45:32
>>123-125(愛川、青田、エイノー)

「……ぶ、ブレインが足りないとは失礼な……」

(ともかく、み、皆、乗り気のようだ。)

      「……よ、よし。
       聞いてみようか。」

    コクリ

三人に頷く。

>>122(紫・追記)

      「……お、オホン。失礼した。」

再び通話に集中する。

「き、来てくれるのはありがたいのだが……
 ふ、ふたつ! 二つ聞きたいことがある。それに答えてほしい。」

      ピシ

見えてはいないだろうが、二本指を立てる。

「……い、いいかい?
 まず一つ目……きみは、ルンクスのことを『敵として』調査している……よね?」

        「しゅ、守秘義務とかはあるだろう。
         しかしわれわれにも、聞かねばならんことがある。」

答えを待つ。
まあ、もしすでに『花嫁』になっていても……嘘くらい、つけるのだろうが。

(き、気休めかもしれない。
 だが……しないより、よほどいい。)

安心が少しでも欲しい。

127紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/07(月) 23:56:20
>>126

     「敵……ふむ、敵ですか」

一拍、間をあけて。

        「……その答えは『厳密には異なるが、そうとも言える』」

   「私は調査対象が如何なる悪人であろうと、『敵』だと認識したことはありません」

      「ですが、ええ。
       これは『ルンクスを仕留めるため、あるいは妨害をするための情報を集める』という依頼であり……」

    「――――そういう意味では、『敵』と言って差し支えないでしょう。
     私の目的は彼の居所や素性を突き止め、『彼の敵』にそれを渡すことなのですから。
     あるいは、『ルンクスにとっての敵』と言ってもいいかもしれませんね。
     『ルンクスの敵の協力者』とかでもいいかもしれませんが」

と、紫のスタンスはこんなところである。
彼女は判明していない情報を明らかにするための装置であり、そこに敵意の類は存在しない。
だがまぁ、敵意は無いが『ルンクスの敵』には分類されるだろう、というところだ。

128小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/08(火) 00:02:36
>>127(紫)

「な……なる、ほど。
 あくまでも探偵として、い、依頼というわけか……!」

       (す、すごく名探偵って感じだ!
         ……い、いかん、そんな場合ではないぞ。)

だが、信用してもよさそうだ。
少なくともルンクスに心酔している――といった雰囲気もない。

「……オホン。
 ありがとう、答えてくれて。」

            コクリ

他の三人に頷く。
それから、指を一本畳む。

そして。

「では――二つ目。
 い、今の名探偵どのは、どんな格好をしているんだい?」

「なぜかというと、少しわかりにくいところにいるんだ。
 それで……迎えに行ってくれる人がいるから、見た目が知りたい。」

再び、答えを待つ。

129紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/08(火) 00:09:26
>>128

   「そりゃあ、『名探偵』ですからね。いつだって私はそうです」

もし直接相対していれば、ウィンクのひとつでも飛ばしそうな声だ。
……電話越しだが、してるかもしれない。

     「格好……ああ、なるほど。
      安全な場所に陣取っているのは当然ですね」

    「私は今、前に宝梦ちゃんと会った時と概ね同じ格好ですよ。
     トレンチコートに、パンツに、ハンチングです」

自分の服装を説明しよう。
かなり『目立つ』格好なので、すぐにわかるだろう。

       「……目立つとマズいようなら、地味な服装に変えますが?」

130エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/08(火) 00:11:11
>>128
頷き返して事務室との連絡ラインに手を伸ばす。
今回の件は最大限注意した上でおしなべて
『やってみなければわからない』で開始する他ないと考える。

131青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/08(火) 00:11:53
>>128
その会話を聞き、携帯電話のアンテナをさらに4つ発現する。

(その探偵さんの分のアンテナも発現しておかねばな。……情報共有だけに使えればそれが一番だが)

「迎えに出るならば伝えておきたいが、俺のスタンドの共有は半径20m程度までしか届かない。
その圏外で何かがあったら、アンテナを破壊してくれ。すぐに向かう」

132『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/08(火) 00:16:14
>>130(エイノー)
エイノーは、
扉傍に置かれた、簡素な電話機に手を伸ばす。
大学棟の事務室に直通する電話で、
全室に同じものが備えられていることを、思い出した。

ちなみに頭上には、屋内用スピーカーもある。
こちらも全室に備えがあり、
チャイムや緊急呼び出しに使用されている。

特に番号を入れずとも、
内線で事務局には繋がるはずだ。

133エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/08(火) 00:18:52
>>132
了解 感謝。

とりあえず小角と紫の会話と青田、愛川の反応を先に待ちたい。

134小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/08(火) 00:22:54
>>129(紫)

「〜〜っ!」

    (な、なんてかっこいいんだろう。
      流石は名探偵だ……い、いやいや今はダメだぞ。)

感じ入る小角。
とはいえ今は余計な事を言ってる場合でもない。

「そ、そっか。流石は名探偵だ……
 し……しかしだね、集まってる場所というのが……」

      ヒソ

            ヒソ

声を小さくする。

        「…………が、学校……なんだ。
         その服では、い、いささか目立ちすぎる。」

もっとも服を変えたところで――という感じもするが。
だがまあ、これも、気休めにはなる。

「……出来るなら、す、少し地味な格好でお願いしていいかな。」

頼もう。

135エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/08(火) 00:29:35
>>134
「いや『明解な特徴』であればそれはそれで構わないと思うよ?
 何より『我々に理解出来る』。逆に思いつきで模倣できるより良い」

小角を通して一応「紫の『普段』」での来場を依頼したい。

136紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/08(火) 00:34:13
>>134

  「なるほど、確かにそこなら仲間内で集まりやすく、部外者は立ち寄りづらい」

制服の改造が認められているらしいし、大学部も内包しているし、私服で行く分には問題なさそうだが。
とはいえ、トレンチコートの女が行くのは流石に目立ち過ぎか。

    「では、軽く変装して行きましょう。
     グレーのシャツの上に紺のジャケット、下はジーンズで行きます。
     ハンチングは被ってきますから、判別はつくと思いますし」

電話越しに、ごそごそという音がちょっとした。
多分、たった今着替え始めている。

137小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/08(火) 00:43:23
>>135 (エイノー)
>>136(紫)

「そ、そうか、それもそうだね。
 ある程度は特徴を……」

       「……ああ、うむ、帽子なら分かりやすいと思う。」

……と。

      (き、着替えてるのか?
        ……ちょ、聴覚共有……)

青田とエイノーを見る。
プライバシーとかいろいろいいのだろうか?

     (べ、別にみているわけでもないが……ううむ。)

「……おほん。」

まあ小角が言ってもあれだし、それを告知するのもあれだ。
青田の能力だし、彼の判断に任せよう。

138青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/08(火) 00:45:27
>>137
「……言いたい事は解らんでもないが電話中、会話中だ。聴覚共有は切れん」

心からすまなく思ってはいるがそんな事より会話内容の方が重要だ。

139エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/08(火) 00:48:05
>>137
「ああ画面は覗いていないので安心して欲しい」

考えてみれば『女性の会話』に配慮が足りなかった。
反省はするとして小角(と紫)に再度確認。

「『帽子の女性』に外部聴講生として通ってもらってかまわないだろうか?」

140紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/08(火) 00:51:56
>>137

    ゴソゴソ

  「……それでは、着替えが済み次第向かいます。
   車で飛ばしますが、少々お待ちを」

            ゴソゴソ    シュルシュル

     ピッ

電話を切り、急いで着替えて、急いで学校に向かう。
気持ちは逸るが、安全運転で。
ニヤケが止まらないのは、ご愛嬌というところだ。

141小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/08(火) 01:01:21
>>138 >>139 >>140(青田、エイノー、紫)

     コクリ

(そ、その通りだ。その通りなのだが、ううむ・・・・)

青田とエイノーに頷く。
彼らの言うことはもっともだ。

「ああ、うん、待っているよ。
 いちおう、名探偵どのは、外部聴講生……というものになっているそうだ。」
  
        「では、よろしくね。
         着いたらまた電話をくれたまえ。」

     ピッ

「ふう……」

要件は伝えた。
あとは、名探偵の登場を待つのみだ。

「……来るまでに、どんな質問をするかの整理でもするかね?」

三人に声をかける。

142青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/08(火) 01:05:19
>>141
「大まかに、
・能力
 ・発動条件
 ・解除条件
・居場所
 ・予定
 ・根城の有無
 ・範囲
と、後何があった?」

指折り、概略レベルではあるが調べる予定の事項について並べよう。

143小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/08(火) 01:14:50
>>142(青田)

「いや、それくらいだと思う。
 わたしは……他には思いつかないかな。」

あるかもしれないが。
これだけ聞けば十分……という意味だ。

「順番としては……改めて、まず場所からがいいと思う。
 能力が分かっても、、見つからないようでは意味がないからね。」

     「なので、そうだなあ……」

まずは細かいところから攻める。
それが『イル・ソン・パティ』のルールだ。

「とりあえず根城の有無を聞こう。
 有るなら,まずそこを特定するのが手っ取り早い。」

そこにずっといるとは限らない。
だが、居場所は絞りやすくなるはずだ。

144エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/08(火) 22:57:21
>>142(青田)
>>143(小角)
『事務室』に『帽子を被った女性外部受講生』の件を連絡、
とりあえず『名分』は立てておく。
小角と青田そして愛川に段取りを確認する。

「私も他は今思いつかない。紫探偵を待って始めるかい?」

145小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/08(火) 23:17:18
>>144(エイノー)

「うむ。彼女が来たら、一刻も早くはじめよう。」

エイノーに頷く。
もはや1秒の時間も惜しい。

         ・・・・全員そろうまえに始めてもいいくらいだ。

(も、もしものことがあるかもしれない。
 ……とはいえ、い、今もしものことがあったらどうする?)

「……」

しかし、焦りも禁物だ。焦りは間違いを生む。
ここは名探偵を待ち、万全の準備の上で調査を行おう。

146『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/09(水) 02:00:09
>>144(エイノー)
内線で事務局に『帽子の女性』の来訪を伝えた。
これで不審者扱いされることはないだろう。
もっとも、大学のチェックはそこまで厳しくはない。
学生然としていれば、締め出されることはまずないはずだ。


>ALL

──待つことしばし。
小角たちが、『イル・ソン・パティ』の進行について、
どうすべきか話し合っていた時だった。


           コン コン


唐突に──会議室の扉が、ノックされた。

青田は咄嗟に、
扉上に配置した『液蜘蛛』の『視覚』を確かめる。
目を離していたつもりはない・・・・
障害物のない廊下を見ていれば、人が来るのは気付けたはずだが。


                       ゴ        ゴ

視界内に立っている『帽子を被った女』──
『液蜘蛛』の目に映ることなく、現れたとしか思えない。



       ゴ   ゴ    ゴ

147小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/09(水) 02:12:08
>>146(GM)

           コン コン

「……む?」

          「もう来たのか……?」

(着いたら連絡をすると……
   ……? ま、待てよ……)

紫は。名探偵は。

         ――ここを知らないはずだ。

「……あ、青田くん。
 誰だ? いったい誰が来たんだ……?
 名探偵どのからの連絡は、ま、まだ来ていないぞ……」

           ・ ・ ・ ・ ・ ・
         「場所も教えていないっ!」

推理のしようもないはず。
何ものだ? エイノーの知りあいか?

「……じ、事務の人……か?」

扉から気持ち離れておく。
嫌な予感がするのは……警戒が過剰すぎるか?

148エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/09(水) 22:49:21
>>617
「小角君確認をお願いしたい。それに先立って青田君に『視覚中継』を
 お願いして小角君に『外の人物』を見てもらってくれ。愛川君は増援を
『呼びたまえ』、『扉の四隅を囲むように4匹』だ」

仲間に頼みたい協力を要請(注:愛川には『命令』)し
壁の外の『帽子の女性』に聞こえるようにドア越しに返答。

「失礼、ドア近辺で『資料』を広げてしまった。寄せるので少し待っていただきたい」」

紫であれば返答の声も小角の『確認材料』になるだろう。

149愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/09(水) 23:05:58
>>146-148(GM、小角、エイノー)

「あいつ…… 『いきなり』現れましたね」

淡々と言う。

>愛川君は増援を『呼びたまえ』、『扉の四隅を囲むように4匹』だ」

「『わかりました』」

スタンドを解除。
エイノーの『増援を呼べ、扉の四隅を囲むように4匹』という命令を受け、『スクリーム・アウト・ラウド』を発動。
数は『4匹(A〜D)』、指令は全て『4匹で扉の四隅を囲め』。

これで合計8匹の液蜘蛛を出すことになるが、愛川の水分は大丈夫だろか。

「ところで…… ここで死体を作っちゃったら、どうやって処分します?」

150エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/09(水) 23:33:28
>>149(愛川)
「『見せられる死体』なら警察と病院、学園当局に通報して
 私が『第一発見者』の義務を遂行しよう、『見せられない死体』
 ならちょっと後でごみ用ポリ袋と大き目のショルダーバッグを
 買って戻って来てくれたまえ、最後の手段だが私が処理しよう。
 あと君達は『死体』にならないように、私もならない。他には?」

『ここの用語の意味がわからないんですが』という質問に
応えるように

151小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/09(水) 23:39:42
>>149-150(愛川、エイノー)

「しっ……死体・……!?」

       「あ、う、いや……
         ……そ、そうか……」

(も、も、もし……もし敵なら、こ、殺し合いになるんだ。
 スタンド能力を使った、こ、殺し合い……に!)

事もなげに相談する愛川とエイノー。
愛川はともかく、エイノーのこの様子には小角もおどろく。

         ・・・・単なるスタンド使いの教授では、無いらしい。

「……し、しかし、い、いきなり現れるだと……」

紫のスタンドは確か『椅子のヴィジョン』だった。
消えたり現れたりとか、そういう能力はなさそうだが……

152『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/10(木) 00:07:03
>>147(小角)
紫からの連絡は、まだ来ていない。
だが、会議室の場所は事務局で聞いた可能性がある。
エイノーは事前に連絡していたので、
親切な事務員なら、案内してくれるかもしれない。

だが・・・・紫との通話を終えて、まだ一分と経っていない。
幾らなんでも『早すぎる』。
学内に紫がいた、とでもいうのだろうか?

扉には、青田が設置した『大型アンテナ』が蓋をしている。
簡単には開けられないはずだが・・・・

>>149の愛川の様子を見て、
小角は改めて、青田のアンテナのことを思い出す。

自身の心の中に設置されたTVを見る気持ちで、
フォーカスを合わせると・・・・『見えた』。

扉の前の通路に、帽子を被った女性が立っている。
頭上からの俯瞰の為、顔や表情は伺えないが、
帽子は緑のベレー帽。長い髪は『白』だ。
スカートでなく、パンツルックで、武器の類は所持していない。

             ──ザッ!

TV画面が、突如として途切れた。
『アンテナ』が解除されてしまったようだ。

>>148-149(エイノー)
エイノー、愛川もまた、上記の視覚情報を得た。

適当な言い訳に対して、「あ、はい」と返答がある。
声は女性のものだが、紫かどうかはエイノーにはわからない。

愛川に命じ、新たな『液蜘蛛』を吐き出させる・・・・

       ド  ボ ロ ォ !

流石に喉が渇くのを愛川は感じるが、
まだ大丈夫だ・・・・危険を感じるほどではない。

だが、新たな『命令』を受けた為、
見張っていた『液蜘蛛』は解除されてしまった。
同時にアンテナも消え、視聴覚の共有が失われる。

『蜘蛛』はぞろぞろと、扉の四隅目指して、壁を昇っていく・・・・

153小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/10(木) 00:19:05
>>152(GM)

「――――!?」

       「ち、違うぞっ!
        名探偵どのではない……!」

白い髪。
どころか帽子も違う。

       ・・・・こいつは、何者だ?

「うわっ……」

視聴覚が途切れた。

    「め、命令が……更新されたからか。」

無駄遣い――という気もする。ノーリスクなスタンドならいいのだが。
だが、まあ警戒するに越したことはないだろう。

(ま、窓から避難するという手もあるが……
  い、いや、まだ、危険な相手かどうかは分からない……)

とにかく扉からは離れておく。
そして、改めて窓の外を確認。

ついでに、窓の鍵の位置も確認しておこう。

154エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/10(木) 00:31:43
>>152
『トライブ・コールド・クエスト』の『共有感覚』消失を理解、
『F・O・Q』発現させドアを押さえつつ最低限開けられる片手に
自分のスマートフォンの『液晶画面フィルム部』の『透過』カートリッジを
作製し始める。
そして『外に聞こえる声』で

「『大丈夫』かね青田くん?失礼、もう開けられそうなんだが
 ドア近辺にあわてて資料を撒いてしまった、悪いね『茜』君
 そうだ小角君、あと『2分』ほど暇つぶしに付き合ってあげては
 どうだい?特別に『講義』中だが携帯機器の電源ONを許可するよ」

小角にアイサイン、『スマートフォン』での連絡を促すと同時に
>>144で『特別講義を聴講に来た帽子の女性』としか言っていない
『紫の名前』をあえて間違えて呼びかける。
そして内心で詫びつついかにも『何か今の混乱の原因』に言うように
愛川に

「愛川君『くれぐれもドアの周りは注意』と言っていただろう。私は
 どけるので特に四隅要注意だ。いつでも『かかれる』様にしたまえ」

幾分あやふやな『命令』ではあるが先の『命令』と合わせると
『攻撃準備で待機』で解釈可能なはずだ。

155青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/10(木) 23:02:36
>>152->>154
「ええ、大丈夫です、でもこちらも不注意でした」
こちらはエイノーの芝居に付き合う形で外に聞こえる声で。

「今、突然現れた。液蜘蛛に見えないように。何らかの、液蜘蛛でも認識できない方法を使ったと思われる。
そして、もう一つ重要なのが、『彼女にはそうするだけの理由があった』という事だ。」
こちらは自分に聞こえるように。聴覚は共有されているし伝わるだろう。

斥候は通じなかった。であれば、する事は戦闘準備だろう。
そう思いながら、
ttp://www.radiocraft.co.jp/cy783.htmlを二つ発現、片方を左足甲に設置、
もう片方を右手で保持する。

156愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/10(木) 23:35:05
>>152(GM)
>>154(エイノー)

「すみません、一度出した液蜘蛛の指令は変更できないんです」
「あと、液蜘蛛は頭が悪いので『いつでもかかれるようにしろ』というのは無理です」

命令を『拒否』する。
また、「特定の条件で攻撃せよ」という指令を理解する頭は『液蜘蛛』にはない。(>>72
とはいえ、このスタンドに必要な複雑な条件を、初対面のエイノーに理解しろというのは『酷』だ。

「だから『今すぐ攻撃しろ』という命令なら受け取れます」

「うっぷ…… (喉かわいてきました。このままだと乾ききって死ぬんじゃないでしょうか……)」

『敵』――愛川はすでにそう思い込んでいる――の動きによっては
またまたスタンドを再発現する必要があるだろう。
本体の水分を消費するスタンドの乱発は
明らかに『悪手』だとは愛川も理解しているが、他に方法がない。

157エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/10(木) 23:48:07
>>156
逆に室内でやっと聞こえる声で愛川に返答。

「いや無理はいい。それより愛川君、短時間でやつれたが
 君の『スタンド』は何か精神力以上の『過剰な負担』が
 かかるのかね?この際ここの全員に知るだけ詳しく
 君の『スクリーム・アウト・ラウド』を『説明』したまえ」

数分で3kg痩せれば流石に愛川の異状にも気付こうと言うものだ。
『慎重な運用』が必要なら聞いておかなくてはならない。

158愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/10(木) 23:57:15
>>157

「私のスタンドは、『実体化』しているので、発動にはわたし自身の『水分』を使いますけど……」

小さな声で、能力について説明する。

「このくらいだと、出せるのは多めに考えてあと20から30匹くらいでしょうか……」
「そして、液蜘蛛は『非常にバカ』なので、『単純な指令』しか受け取れません。
 『指令』を後から変更することもできません」

「でも、見ての通りの『遅いスピード』しかない以上……
 常に変わる状況に対して効果的に使うには、『単純な命令を何度も切り替える』ことしかないと思いますけど」

159『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/11(金) 00:11:14
>>153(小角)
紫とは異なる『帽子の女』の出現に驚きながら、
とにもかくにも、小角は扉から距離を取る。

真反対の窓際まで引き下がり、
窓の外を確認──先刻確認した状況と大差はない。

窓の鍵は大型のもので、窓中央に設置されている。
しっかり施錠できる分、開くにも力が必要なタイプだ。
小角の腕力では動かせるか不安なほどだ。

>>154>>156-157(エイノー、愛川)

       シュコッ

『フィストフル』が液晶に触れ、『カートリッジ』を抜き出した。

名前を意図的に間違えて呼びかけるとともに、
愛川を通じて『液蜘蛛』に命令を追加しようとするが、
愛川によれば、『命令』は最初の『一度きり』らしい。

>>158(愛川)
エイノーに説明する愛川だが、ふと思い出す・・・・
『刺青師』は『液蜘蛛』の知能について、『幼児』程度だと説明していた。
幼児でも『鬼ごっこ』や『かくれんぼ』は出来る。
最初の『命令』の幅の内であれば、ある程度の応用は利くのではないか・・・・?

>>155(青田)
聴覚共有を通じて仲間に情報を伝え、
武器として『アンテナ』を発現しようとする──が、
このサイズはいささか大きすぎる(30m近くある)
屋内では発現しようがない。

160エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/11(金) 00:12:37
>>158
「……説明に感謝する。とりあえず『来客』を凌いだら
 全員で1階のドリンク販売機か売店でスポーツドリンクを
 多少買いにいこう。あと『水分補給』まで愛川君は機を見て
『命令』を仰ぐように。おそらくあと4匹も出せば君は脱水症状で
 昏倒する」

『命令』のタイミングを愛川に判断するよう伝える。
そんな場合ではないが『スタンド』である以上に『特殊』な能力と
いうものはあるのだとすこし驚愕した。

161ようこそ、名無しの世界へ…:2015/09/11(金) 00:14:04
「んにゃ?!」

何かひっかぶったらしい。気の抜けた声がつい出る。
ついで頭を振って、水を落とす。

「わっとと……え、えっと……どなたのことでしょう?
 と、いいますか……待ったほうが、いいんですか?」

呼びかけられたことに慌てた後気付き、少々テンポが遅れたが
とりあえずは返答をするのである。

162エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/11(金) 00:25:33
>>159
「おや?『ちょっとドアをみてもらえるかね?』」

ドアの外の『帽子の女性』にも聞こえる音量で
『この場の全員』に呼びかけ『F・O・Q』ドアを
押さえる手の指で『スロット』作製、『透過』カートリッジ
を装填する。
ドアの厚みではいささか不明瞭だろうが『外の相手の様子や
容貌』の確認くらいは辛うじて可能だろう。
『帽子』というのが気になるが『学内の無関係の誰か』なら
素早くカートリッジを抜いて『幻覚』と言い張れば常識として
納得してもらえるはずだろう。

163愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/11(金) 00:26:46
>>158(GM)

「(応用…… 鬼ごっこ、かくれんぼ……
  そうか、何らかの方法で『幼児程度の頭脳で、攻撃する相手を判別する』方法さえ見つけ出せれば……)」

液蜘蛛には幼児程度の頭脳と愛川と同程度の視覚・聴覚しかないが
ここには青田の『アンテナのスタンド』がある。
何か応用が見えてきたかもしれない。

愛川は自分のことを考えつつも、状況は動いていなかった。

「敵に動きが無いですね…… どうするんですか?」

「わざわざノックしてきた以上、敵に『瞬間移動』の能力はあっても
 『物体すり抜け』の能力はないと考えていい……」
「今のが『陽動』で、あいつがすでにわたしたちの背中に回りこんでるんじゃなきゃ…… ですけど」

相手を『敵』と決め付けながら、背後をチラリと確認する。

「やはり、扉くらいの隙間までならすり抜けることのできる『液蜘蛛』で『直接攻撃』するしかないと思うんですけど」

一同に提案する。


>>159(エイノー)

「わかりました」

「(わたし、なんか足引っ張ってない?
  ここに来ない方がよかったんじゃないかな……)」

そもそも敵が見えなくなったのは
愛川が何も考えず命令を受け入れて視覚共有アンテナ入り液蜘蛛を解除したせいである。
表面上は軽く返事をしたが、内心は罪悪感すら感じ始めてきた。

164エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/11(金) 00:32:38
>>161(?)
「おっと失礼。最後の『受講希望者』だったので名簿のチェックを
 間違えたらしい。そんなわけで『君』に待って欲しい。
 何『すぐ(>>162)だ」

>>162の『透過』現象が起これば極度な害意前提で無い限り
『敵』であろうと驚きはするだろう。
味方についてもそれはあるだろうが『ドアを見て欲しい』と
いう依頼は聞いてもらえるだろう。

165青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/11(金) 00:35:37
>>159
(しまった、urlを間違えた)
メタな事を思いつつ、
ttp://www.dxantenna.co.jp/product/item/artImg/UA14P1Z37678.pdf
を二つ発現、片方を左足に設置、もう片方を右手で保持する。

しかし、こうなると外部の情報が得られない。

「転移の類だと厄介だな。いきなり入ってこられては困る。
が、何しに来たかは聞いても大丈夫じゃないか?」
「それと愛川、消耗が激しいならあまり先に言ってくれ、乱発しすぎた可能性がある」
と、それぞれ小声で言う。

166愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/11(金) 00:54:17
>>161(?)

「?」

声が聞こえたが、誰が誰に対して言っているのか分からない。

「敵の声……?」


>>162(エイノー)

「わかりました」

ドアの方を見る。

「(あれ? でもわたしたちは
  青田さんの『アンテナのスタンド』で視覚を共有してるんだから、みんなで見る必要ないんじゃ……?)」

167小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/11(金) 00:54:28
>>154(エイノー)

「……! わ、わかった。」 

スマホで再び『紫』へ連絡を試みる。

>>158 >>162(愛川とエイノー)

(な、何だか、大変なスタンドなのだなぁ……)

よもや水分不足とは。
……自分のスタンドには金が要る。それと同じ、か?

      「ど、ドア?」

>>159(GM) >>161(???)

……固そうな鍵だ。防犯的にありがたいのだが。
今は『扉の方』から来ているのだ、敵(でなくても、信用不可の女)が。

        ジロッ

ともかく、エイノーに言われるがまま視線はドアの方へ向ける。
もっとはっきりと、相手の姿や様子を確認したい。

      (しかし、もう、こうなっては……
       名探偵どのを待つ場合でも……!)

同時に、盤面の『コイン』部分を意識する。
3人――いや1人でも、十分質問は出来る。

「だ……誰だか知らないけれど、あとほんの少しだけ待ちたまえっ!」

返答へと返す。
しかし想像より緊張感のない声だ……

       (い、一体……なにものなんだ!?
         な、な……何をしに、ここへ……!!)

――――

煩雑になったので、主な行動の概要。
1.スマホを取り出して紫へ繋ぎつつ。
2.視線はドアの方向へ。
3.>>161に返答。エイノーと同じように、ほんの少し待つように言う。

168『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/11(金) 01:10:48
>>162(エイノー)

──カシュ!

扉に設けた『スロット』に、
『透過』カートリッジを差し込んだ。

同時に扉の色が消え、『無色透明』に変わる。
青田の設置した『アンテナ』が扉を塞いでいるが、
隙間からでも、十分、謎の来訪者の姿は確認できる──

それは、緑のベレー帽を被った白髪の女性だ。
年のころは女子大生くらいだろうか。
しきりに肩を払っているのは、
何か上から水でも被ったかのように思われる。
その顔に、見覚えはない・・・・

>>163>>166(愛川)
『液蜘蛛』を実践で使う機会は、これまで少なかった。
まだまだ工夫のしようがあるかもしれない。
その為には、『液蜘蛛』を知る『命令者』が必須なのが、
愛川のスタンドの厄介なところだが・・・・

そして、エイノーの能力であろう、
透明になった扉を見やる愛川。

立っているのは、緑のベレー帽を被った白髪の女性だ。
年のころは女子大生くらいだろうか。
しきりに肩を払っているのは、
解除した『液蜘蛛』が、頭から降ってきたからに違いない。
その顔に、見覚えはない・・・・

>>165(青田)

       ギュギュ! ギュンッ

手足に『1m』ばかりの『アンテナ』を設置した。
共有する『視覚』で、透過した扉の向うを見る。

立っているのは、緑のベレー帽を被った白髪の女性だ。
年のころは女子大生くらいだろうか。
しきりに肩を払うその顔には、見覚えがある・・・・

『月』が落ちてきた、あの夜。
スタンドともに『踊り』、『核』を目指した一人──

>>167(小角)
紫に再度連絡すべく、スマホを取り出す小角。

少しだけ待つよう、重ねて声をかけながら、
透過した扉の向うを確認する。

立っているのは、緑のベレー帽を被った白髪の女性だ。
年のころは女子大生くらいだろうか。
しきりに肩を払うその顔には、見覚えがある・・・・

『月』が落ちてきた、あの夜。
炎を巻いて踊り続けていた、スタンド使い──
名前を思い出す・・・・『高遠 嶺』だ!

       RRR・・・・

同時に、取り出した携帯に、電話がかかってきた。
相手の名前は不明。『非表示』だ。

169愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/11(金) 01:17:17
>>165(青田)

「ここまで消耗するなんて知らなかったんですけど……
 一人じゃ試すことがそもそもできない能力ですしィ〜」

言い訳をする愛川。


>>168(GM)

「『白髪の女』? 知らない顔ですね。
 ていうか『白い髪ファッション』なんてどんな雑誌でも読んだことないですけど……」
「いや、ありえますけど。
 例えば『アフリカ』の『民族衣装』なら、あれほど奇抜な格好でも」

「あいつは『敵』ですね。もう限界です……
 『攻撃』します。『命令』してください」

『スクリーム・アウト・ラウド』を使うため周囲に命令を促す。
まだまだ研究不足のスタンドだが、慣れるためには『実戦』で『実践』するしかない。

170小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/11(金) 01:19:55
>>168(GM)

「……!?」

         「あ、あのひとは、確か……
           そ、そうだっ! た……高遠、さん?」

    「お、踊りのスタンド使いの……!」

(な、なぜっ……なぜここに?
 ま、まさかとは……まさかとは思うが……)

既に――ルンクスに『やられた』のでは?
なにせ、ここにいる誰もが彼女を呼んでなどいない。

戦々恐々としていると――

       RRR・・・・

「……!?」

「で、電話だ……非表示で電話が来たっ! ……で、出てみるぞ。」

電話に出る。
……誰だ? 一体何者だ?

        (た、高遠さんを差し向けた誰かか……?)

「も、もしもし……!」

もし敵からなら、既に居場所はバレていると見ていいだろう。
つまり、出ることで逆探知されるとか、そういうのは考えづらい。

敵じゃないなら……何者だ? 
誰が今、小角に電話をする……?

171小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/11(金) 01:21:57
>>169(愛川)

「こ……攻撃はまてっ!
 彼女は……し、知っている顔だ。」

      「み、味方……だった! 少なくとも前は!
       あ、怪しいが……まだ、敵と断定するには早い……!」

愛川の攻撃は軽率に使っていいものではあるまい。
電話に出る前に、制止は掛けておく。

172エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/11(金) 01:23:12
>>168
「そういえば今の『水音』は外で何かあったかね?」

『透過』現象なぞ起きてもいないような声で『外の人物』に
語りかけドアから『開閉』カートリッジを作製する。
そして室内の小角、青田、愛川に聞く。

「今の所敵意はなさそうだが『紫』探偵ではないね?」

173高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/11(金) 01:23:18
>>168>>169

「あのー……まだ待ったほうがいい、んですか?」

水が降ってきたり、扉が透けたり、扉にアンテナが立ってたり
おまけに見知った顔が2つ。

「ま、『護り屋』から派遣された『高遠』なん……ですけどぉ」


イヤに警戒されてる気がするけど、何でこうなってるんだろう

「ココに行けーって指定された大学の会議室に歩いてるはずが、
 気がついたらいきなり扉の前に立ってて怖いんですよね……」

おまけにこんな経緯で。
それでいてこの状況だ。おろおろである。

174青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/11(金) 01:26:40
>>168
「――あ、いやちょっと待て既知だ。以前月が――語り部がやった、
デカい事件で一緒に立ち向かった。信頼できる味方だ。」
そう聞こえるように言って敵対の流れを押し留める。

「それはそれとして開ける気はないが。エイノー先生、彼女のスタンドはパワーやスピードが凄まじいが、
踊るのを止めれば解除できる。攻撃して来たら何らかの能力の影響下にあるものと思おう」
こちらは小声だ。
そう、どうやってここに来たか、どうやってここを知ったかが解らないまま扉は開けない。

175愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/11(金) 01:28:54
>>172(エイノー)

「今の水音は、たぶんわたしの『液蜘蛛』の音ですね」

エイノーは気付いているかもしれないが、一応小声で伝えておく。


>>170-171(小角)
>>174(青田)

「『知り合い』の高遠さん……? 『本当』ですか?」

「知っているとは言いますが、あの人……
 『本当に女』ですか?
 ウィリアムさんみたく、本当は女だったのを、『花嫁』にされてるんじゃないですか?」

「思い出してください、記憶にあるあの人は、本当にあらゆる面で100%……
 『女』でしたか?」

小声で二人に聞く。

176高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/11(金) 01:29:04
>>172(エイノー)
「それがですね……なんか
 上から突然『水』が降って来たんですよ」

「ノックして待ってたらひっかぶっちゃって、つい変な声を、すみません」

大して悪くないけど、とりあえず謝る。

177エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/11(金) 01:36:24
>>175(愛川)
ごく真面目な顔で理解を示すため頷き返す。

>>176(高遠)
「それはご災難だった、後で『学園』に設備調査を依頼するが
 とりあえず代表して『申し訳なかった』」

こちらについては誠意を込めて謝罪。

178小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/11(金) 01:37:25
>>173(高遠)

「ま、護り屋……?」

何だか聞いたような――聞かなかったような。

「……い、今妙な電話が来ている。
 それに関係しているのか……?」

ともかく、電話の相手の応答を待つ。
彼女が言っている奇妙な現象は……よくわからない。

>>175(愛川)

「い、いや……女だったと思うぞ。
 一度しか会ったことがないから……」

         「……うう、自信がない……」

小声で返す。

二度あったウィルですら、だ。
一度、しかも間接的に会っただけの高遠は――

(うぅぅ……ど、どう考えても女の人だった!
 け、けど、て……敵は記憶すら書き換える……)

      ・・・・しかし。

「……ん? ちょ、ちょっと待った。
 きみの『液蜘蛛』は……ど、毒ではないのか?」

「そ、それを頭からひっかぶったなら……ぶ、無事ではないのでは?」

何か能力の性質の問題だろうか?
それとも、高遠の能力か? 炎をもものともしない踊り手の?

179『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/11(金) 01:38:32
>>170(小角)
「──小角 宝梦だな?
 スタンドの名は『イル・ソン・パティ』。
 そいつを使ッて今からルンクスを調べようとしてる」

「オレの名はおせっかい焼きの『エルガマル』。
 相棒の名は『アナル・キティ』。ヨロシク初めまして。
 好きなものはマイスタンド、嫌いなものは『無駄』。
 『刺青師』とは『旧友』だッて言や、信じてもらえるカ?」

「面倒な説明を『省いて』言うと、
 おまえさん、確実に狙われるゼ。
 ドナートがいなくなッて、戦力も大幅ダウンだ。
 イルカの水槽の上にぶら下げたエサみてーな状況だ」

「なンで、『護り屋』を一人、そッちに送るよう手配した。
 おまえさんと青田は見知ッた相手だロ?
 説明は以上だ。調べるなら急げ。あと『覚悟』しナ」

             ブ ツ

一方的な説明の後、通話は途切れた。

180愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/11(金) 01:44:42
>>178(小角)

「『毒』の性質は、『解除』することによりただの水になるんです」
「たぶん、あの敵は『液蜘蛛』じゃなくて解除した水の方をかぶったんでしょう」

小角に能力の説明する。

「解除すれば毒は消滅するということは、つまり毒を喰らわせれば『無傷』で『無力化』できるってことですけど……
 どうします?」
「その間にあなたのスタンドを使えば、『真偽』も判明するはずですけど」


>>179(GM)

「(あ、怪しい……)」

小角が聴いた言葉は、先ほどの紫との通話と同じく
青田のスタンドによる『聴覚共有』で知ることができるだろう。

「敵に『洗脳能力者』がいるって知っておいて
 いきなり現れた女(おまけにわたしより美人!)を信頼するなんて、おかしいんですけど!」
「この来訪者のせいでわたしの水分がかなり『無駄撃ち』されて
 戦力が一人増えた代わりにわたしの戦力が落ちて
 総戦力はほとんど変わってないんですけど!?」

早口でうなる愛川。
自分自身がつい先ほどいきなり現れて、一同に半ば無理やり加わったことは忘れているようだ。

181青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/11(金) 01:53:02
>>175
「『間違いない』。女性だった」

伊達にアンテナを設置して視聴覚を受信し続けたわけではない。確実だ。

>>178>>179
「恐らく解除した影響だろう、只の体液に戻った筈だ」
踊っていない間も無敵が続く、という能力ではなかった。
防げた、というならそれが原因だろう。

そして。

電話の内容を聞き、何かを考え、扉に設置したアンテナの設置を解除する。

「開けても問題ない、と判断した。攻撃して来たら頼む」
そう言って扉に向かい、開ける。

182小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/11(金) 01:59:00
>>179(GM)

「な」

    「な」

        「……!?」

「ちょ、ちょっと待った、し、信じられ――」

             ブ ツ

          「……き、切れた。
           な、なんなんだ……!?」

切られた。
狙われる――というのは想定していたが。

      (か、確実……だと?
        い、刺青師どのの友人……エルガマル?)

「し、信用していいのか、この男……ううう……」

確実に襲われる! なんてのはウソではないのだろう。
問題は、この送り込まれた『護り屋の高遠』だ。

聴覚共有がある。
今の電話は全員に聞こえていただろう。

「……だ、騙すにしては内容が妙な気がする。
 襲われるぞ、なんてことは、わざわざ言わないのでは……?」

            ・・・・エルガマルとやらは男だ。
               つまり、ルンクスの花嫁ではない。

「な、何か証拠はないかな。
 ……いや、待て。」

         「し……調べるか? 念のため。
          エルガマルとやらも言っていた通り、時間は惜しいが……」

 「相手が相手だぞ。
  ま……万が一があっては困る。」

自分のスタンドなら高遠の潔白は示せる。
それにしても……

(……え、エルガマルとやらはどこからここを見ているんだ?)

なぜこちらのことが筒抜けなのだろう。
よほど優れた情報屋でもいるのか……?

>>180-181(愛川、青田)

「な……なるほど、そういうことか。
 む、無力化するのは……いい考えかもしれえない。」

        「……かなり乱暴ではあるが。」

エルガマルとやらをそこまで信用する理由もない。
いや、まあ、味方なのだろうが……

(ま、万が一ということもある……)

あまり時間も金も無駄遣いしたくはない。
だが、疑念がある以上、それを晴らすのは『無駄』ではないだろう。

183高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/11(金) 02:04:59
>>179(GM)
「…………で、いつ開くのでしょうか」

まぁ待つしかあるまいとわかってはいるんだけどね。

肝心の『護衛』対象が信用してくれなければ、『仕事』にならんのだから。

……会議室前に立っているわけだが、とりあえず開くにしろ
開かないにしろ、廊下に誰か目立つ人やらものやら、スタンドやらが居たりしないかはなんとなく気を配りつつ待つ。

184エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/11(金) 02:08:39
>>179
「『知人』かね。理解した」

とりあえず『開閉』『透過』カートリッジを差したまま扉から下がり
青田(>>181)に場所を譲る。

185『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/11(金) 02:50:34
>>181(青田)
扉の『アンテナ』を解除し、扉を開けた。

186エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/11(金) 21:02:00
>>157(訂正)
×数分で3kg痩せれば→○えずく気分の悪そうな顔色から

>>160
>おそらくあと4匹も出せば君は脱水症状で昏倒する

この部分削除で。

>愛川PL
勢いで愛川PCの安全マージンを過剰に算出している
可能性があるので「「液蜘蛛1匹単位の『本体水分』消費量を
改めて開示ないしは質疑お願いいたします。

>小角
「すまないが紫探偵に『スポーツドリンク500ml』6本途中で
 買ってきてもらえるよう『依頼』してくれないかね?『補給物資』と
 いう事で」

愛川を連れて飲みに行くか買出しも考えたが至近であれ分散は
危険だろう、それよりは申し訳ないが『これからの来訪者』に
『補給物資』を頼むに越した事はない。
消耗量がどうであれ500mlずつ間をおいて『補給』は可能だろう、
『マラソン選手の水分チャージドリンク』と思って使っていけば良い。

187小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/13(日) 03:05:07
>>186(エイノー)

「6本……は多いんじゃないだろうか?
 も、持ち運ぶにも苦労しそうだが……」

              「……ううむ。しかし水分はいるね。」

紫が来るとき、ここが安全とは限らない。
小角は戦いなど知らないが、戦いながらそうもたくさん飲めるだろうか。

「……い、今はまず、高遠さんの潔白を証明すべきでは?
 電話をしながらでは、わたしの能力はつかえない……」

愛川には、他でもないウィルの証言がある。
『当事者』が言うのだし、彼女もこれだけルンクスに敵意剥き出しだ。
これで実は花嫁でした、なんてのはいくらなんでも演技派すぎる。

エイノーも実のところ100%の信用は出来ないが……彼は男だ。
ルンクス以外にも洗脳能力がいる、なんてのは考えたくもない。

青田は男性だし、今回の調査も彼から誘ってきたこと。
彼については以前からの信頼もある。

         ・・・・高遠はどうだろう。

エルガマル。刺青師の旧友。信用したい肩書きだし、男の声だった。
……だが、彼が送り込んだ高遠が敵でない証拠にはならない。
彼自身が来た、というならまだしも、『護り屋』というよくわからない組織の仲介を経ている。


「…………ううう、な、なんて……ややこしいことになったんだ。」


前は仲間だった。
しかし愛川やエイノーにとっては、その確証すらもない相手。

仲間だと信じられれば、相当頼もしい存在なのだろうが……

188エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/13(日) 20:55:06
>>187(小角)
「紫探偵には申し訳ないが『3kg』ならギリギリお願い
 できないだろうか?既に愛川君が消耗しているので 
 1lは現状で5分もかければ飲めると思う。あとの2lは
 保険なので負担なら無理強いはしないよ」

そこまで言って『高遠の潔白』について

「青田君の『共有』で見たがあれは確かにエルガマルだ。
『誰』と聞かれると説明しづらいが『今回の件』について
 ウィル君とアウレア君、ドナート君と私とあと一人に
『危険』を知らせてくれた人物だよ。他意があるなら我々に
『黙っている』のが一番ヤング・ダイヤモンドはやり易かったろう。
 その彼の手配なら高遠嬢は信頼できると思う」

とりあえず個人的に『信頼』の姿勢。

189青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/13(日) 22:19:44
>>180
「それは試行錯誤した俺の失策だ、戦力を引き入れない理由にはならない。
……まぁ、悪いとは思ってる」

無為に消耗させた分、十分な働きはしたいと思っている。
現状に加え、何らかの形で。

>>187
「一応、理由はある。簡単に言えば、まぁ『怪しいから』だ。
高遠を操れるなら、ウィルなり刺青師なりから依頼があったとでも高遠自身が電話をすれば、
信じただろう。それをしていない、という事は、嘘は無いかあって少量、能力の影響を受けていない、
と判断したし、能力を受けてなければ信頼できる人間だと思ってる」

扉を開ける判断の理由はそれだ。

190小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/13(日) 23:01:27
>>188(エイノー)
>>189(青田)
>GM

「そ……そう言われれば、そこまで疑う理由も……
 いや、しかし……ううむ。」

            ウーン

頭を悩ませる、が――

           「……も、もし危険な事になったら、護衛は任せるからね。」

仮に敵だとして、ここまで来られてしまったのだ。
もう、『いざという時は何とかする』しかない。
それに、実際、こんなことで時間と資金を浪費している場合ではない。

       ・・・・というわけで。

「では、今から名探偵どのに電話する。
 その間に、高遠さんに説明しておいてくれたまえ。」

「電話が終わったら、すぐに調査をしよう。もはや時間を無駄には出来ない。」

つまり、今から何をするか。
それと、現状のことを。

     ・・・・窓の外を見つつ、電話を掛ける。

191『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/13(日) 23:19:33
>>183(高遠)
扉が開くのを待つ高遠。

暇つぶしに廊下を確認しておく──

廊下には窓がなく、
左右どちらの壁にも扉が続いている。
一般的な学校と同じく飾り気がなく、
並んだ扉の間に額縁(名画の複製)が飾られた程度だ。
障害物はなく、廊下には絨毯が敷かれてある。

時折、静かな足音や室内の気配が感じられるが、
見回す限り、廊下は無人だ。人通りが多いようにも思われない。
感覚的には図書館の空気が近い──そう思われた。

と・・・・扉についた『アンテナ』が消えた。
消えたが、中ではまだ相談が続いているようだ。
あまりよく聞こえないが、何か疑われているらしい。

>>186(エイノー)
この階のエレベーター前に自動販売機があることを思い出した。
たいした距離ではない。

>>190(小角)
相談の末、まずは紫に電話をかけ直すことにした。

リダイヤルで再び、紫を呼び出す──

窓の外に変化はない。
講義のない学生たちが、ちらほらと歩いているのが見える。

192高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/13(日) 23:30:10
>>191(GM)
消えて、開きはしたよう(>>185)だが……

「パパっと説明……する良い手はないかなぁ……」

図書館のような、という事は少なくとも
進んでもの音を立てるような人はいないということで、廊下に誰かがいれば、くれば分かりそうだ。

ただ、いつぞやのサンタクロース兄弟みたいに飛んだり
(確か壁に穴を開けたりもしてたよーな)
奇天烈な移動手段の有る敵対者が居ないとも限らない。

「結構静かですねここ。とりあえず、納得とか……
 話ししてくれるなら入れてくださいね?」

開いているなら青田が目に見えると思うので言っておく。

193青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/13(日) 23:31:19
>>191
扉を開き、高遠を招き入れる。
また、携帯電話のアンテナを4つ発現、高遠に渡したい。視聴覚の送受信だ。
受け取ってもらえたら設置する。

「今は、『イル・ソン・パティ』の準備中みたいなものだ。
『ルンクス』という人物を調べる。語り部、というより『ヨハネスブルグ』の一員。
そしてその『ルンクス』の能力上、狙われる当ては十分あるから少し疑った。済まない」

正直に言って謝ろう。

194愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/13(日) 23:36:40
>>191

「まったく、送る前にメールしてくれればいいのに、なんでこんなことを。
 わたしの水分が無駄に……」

そこまで言って、ある可能性に気付いた。

「(つまりここが見えてるらしいエルガマルとかいうのと『刺青師』さんは……
  わたしを戦力として一切換算してない……?)」

『不安』は一度考えれば止まらない。


「……ちょっと、水買ってきます」

「水が吸収されるまで時間があるんで、先に始めててください……」

真っ青な顔をしたまま、高遠と入れ替わるように
『この階のエレベーター前の自動販売機』を目指して部屋を出ていきたい。

195エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/13(日) 23:40:41
>>191
>小角
「ああ小角君、紫探偵には直行してもらってかまわない。
『自動販売機』が近くにあった。『当座の必要と用心』分
 くらいは賄えるだろう。青田君、出してもらえるだろうか?
 高遠嬢ともとにかく一度顔は合わせるべきだろう。
 何せ『目的は知られている』のだから後は協力できるか
 どうかだ。信じて構わないのだろう高遠君」

部屋の内外の関係者に呼びかける

196紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/13(日) 23:41:45
>>190-191

   「はいはい、紫です」

程なくして、紫が電話に出た。

     「丁度今こっちからかけようと思ってたとこですよ。
      今学校につきました。ここからどこに向かえばいいのかお尋ねしようと」

紫は、もう学校についたらしい。
……結構早い。
よほど飛ばしたのだろう。道路交通法とか大丈夫だったのだろうか。

    「……そう思ってたんですが、なにかトラブルでもありました?」

197青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/13(日) 23:42:11
>>191
エレベーター前の自販機まで何m程だろうか?

198エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/13(日) 23:47:25
>>194
「構わないが付き添うよ?できれば愛川君には
 待っていてもらいたいが『早く水分補給したい』
 なら一理あるし『スクリーム・アウト・ラウド』は
 単独行動に多分向かない。高遠君、早々にすまないが
 暫時ここをお願いする」

愛川が自動販売機まで行くなら随伴する。
『護り屋』としてエルガマルが寄越した助っ人が頼みにならない
わけがないと信頼してしばしこの場を託したい。

199小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/13(日) 23:52:09
>>194(愛川)

「う、うむ……エルガマルとやら、どういう思惑があるのやら……」

妙にびっくりさせる登場方法と言い。
無駄……では、ないのだろうか?

「えっ。あっ、き、きみ――」

   (あっ、わ、わざわざ……
    買ってきてもらわなくていいではないか!)

……そうだ。
どうせ紫が来るまで待つなら、その間に買いに行けば済む話ではないか。

         ・・・・安全性も、そう変わらない気がする。

(……彼女、なんだか顔色が悪かったぞ……水分のせいか?)

(うう、とにかく、電話はかけてしまったし……)

愛川を止める理由もない。
彼女が言う通り、水分は飲んですぐ吸収されるわけでもないのだろう。
紫が来るより早く水が手に入るなら、そちらの方がずっといい。
エイノーが護衛につくらしいし、そこんところも安心ってとこか。

             ・・・・とにかく紫が出るのを待とう。

>>196(紫)

……と、思っていたら紫が出た。
もう着いたらしい。これも、青田の聴覚共有で伝わるだろう。

「あっ、お、小角だ。
 ええと、ええと、そ……そうかっ、もう着いたのか!」

想定より早い。
いいことだ……そして。

「い、いや……特にそういうわけではないよ。
 場所は……ええと、大学の会議室で……さ、3階……」

           チラ

エイノーを見る。
ここの正確な説明が出来ないからだ。

            ・・・・フィーリングでもいいが。

200高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/13(日) 23:53:35
>>193(青田)
アンテナを設置してもらうことにする。

「『ルンクス』……あの男の……し、
 シンボルを誇示してたアイツですか」

画面越しにも漂ってた女の敵感を思い出す。

「それは……『ヨハネス』の者にとっては面白く無いでしょうし
 ピリピリしてたのはそういうことですね……」

相手が知ってるとしたら、小角は確実に狙われるに決まってる。と結論

>>194>>198(愛川・エイノー)
「えっちょ……(良いのかな……)」

とはいえあんまり狭いとこちらは能力を発揮できないし
自分が残ることになるとしても致し方ないが。

201紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/14(月) 00:05:56
>>199(小角)

  「? まぁ、トラブルが無いようなら結構」

じゃあなんで電話かけたのだろう、とも思ったが、それだけ色々心配しているのだろうと自己解決する。
……まぁ気持ちはわかる。
今の小角たちは『追う側』であると同時に『追われる側』でもあるのだ。
これはその心配から来る焦りだろうと納得して。

    「三階の会議室……」

……だけだとちょっとわかりづらい。

   「えーっと、『外部聴講生ということになっている』という話でしたが、つまり教授さんがいるんですね?
    その教授さんの名前だけ教えて頂ければ、受付で適当に聞いてそっちに行けると思いますが」

あるいは正確な教室名を聞けば学内地図とかあるだろう。

202『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/14(月) 00:08:06
>>197(青田・回答)
『15m』。

203小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/14(月) 00:08:59
>>201(紫)

「う、うむ、そこについては心配ご無用さ。」

頷く。もっとも、電話越しだが。
・・・・そして。

「あっ、え、ええと、そうだね。
 教授は……エイノー先生だ。エイノー・ニョルズ先生。」

教授の名前を伝える。
あとはなんとかしてもらおう、エイノーは出てしまったし。

204『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/14(月) 00:14:52
>>193>>200(青田、高遠)
扉を開け、高遠を招き入れると、
状況を説明し、『アンテナ』を手渡した。

高遠は『アンテナ』を設置してもらう(どこに?)
『あの夜』以来だ。

部屋を出ていく愛川とエイノーを見送る。

>>194>>198(愛川、エイノー)
愛川に付き従い、エイノーは会議室を出た。

来た時に利用しているので全員知っているが、
廊下を右にまっすぐ進んだ突当りに、エレベーターがある。

ソファの置かれたちょっとした空間があり、
待合い場所として利用できるようになっている。
自動販売機はすぐに見つかった。

エレベーターは一階で停止しており、
ここまで、誰にもすれ違ってはいない。

205エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/14(月) 00:16:55
>>201(紫)
>>203(小角)
「『帽子の外部聴講生』が教室を訪れるので
 問い合わせがあればご案内いただきたい」
旨話を通していてお伝えしている事にして下さい。
(はしょって申し訳ないです)

206愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/14(月) 00:18:42
>>204

自動販売機で適当に何か買い、飲みながら部屋に戻る。

「戻りましょうか、エイノーさん」

「(エイノーさんは心強いですが
  これだとトイレ行きたくなったときはなんと伝えようかな……)」

207エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/14(月) 00:23:30
>>204
とりあえず自動販売機を探し見つけ次第
端から小銭を投入、350〜500mlのスポーツドリンクを
買い一個目を愛川に渡しすぐ飲むよう薦める。
そして10本ほど買い残りを回収して飲んでいる愛川を
促して戻りたい。

愛川の好みとか空き容器の処理とか気にならない訳では
ないが今回は『後回し』にさせてもらう。

208紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/14(月) 00:24:12
>>203(小角)

   「了解。では、今から向かいます」

それだけ言って、電話を切る。

     「……さぁ、『名探偵』を始めましょうか……!」

まずは受付で『エイノー・ニョルズ先生が今取っている教室』を尋ねよう。
外部聴講生は当然だが学内の地理に疎いので、教室の場所がよくわからない! ということはよくあるはずだ。
話が通っているのなら、怪しまれることもあるまい。
場所を聞いたら、合流地点までサクサクと移動することにする。

―――――――――――――――――――――――――――――

『外見』:背の高いスレンダーな女。赤みの強い茶色の長髪を一本結びにしている。
『服装』:グレーのシャツ、紺のジャケット、ジーンズ、ハンチング帽
『所持品』:財布、ガラケー、名刺入れ、名刺(偽名刺含む)、メモ帳、ペン

『スタンド』:
『名探偵』を召喚する『安楽椅子』のスタンド。
召喚された『名探偵』は本体に『助言』を行い、また本体に『憑依』させることでその能力等を『獲得』することが可能。

『アームチェア・トラベラーズ』
破壊力:D スピード:C 射程距離:D
持続力:A 精密動作性:D 成長性:C
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/612

209青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/14(月) 00:25:12
>>204
(まぁ、あそこまでなら俺も認識できる。行かせても問題は無いか)
20m圏の内側ならば大きな問題にはなるまい、見送る事にする。
同時、扉の外を警戒しながら面子が揃うのを待つ。

210小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/14(月) 00:33:05
>>208(紫)

「うん、気をつけて。」

電話を切り、到着と、買出し組の帰還を待つ。
……そういえば高遠は『イル・ソン・パティ』を知っているのだろうか?

          ・・・・いや、知っているらしい。

「愛川さんと名探偵どの、わたしと青田くん。
 この4人でイルソン君を使う……」

            「う、疑って悪かったけど……
             高遠さん、護衛はよろしくね。」

エイノーもいるが。
だが、本職の『護り屋』とやらなのだ。

(……は、早く始めなくては。
 どんな刺客が来るか分かった物ではないぞ……!)

ルンクスにはいくらでも花嫁――手ごまがいる。
あるいは『ヤング・ダイヤモンド』じきじきの襲撃もありえる。

            ・・・・誰が来てもおかしくない。

211高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/14(月) 00:41:23
>>204(GM)
踊るのに邪魔になりにくい位置と言ったら腕に沿ったような感じがいいか。
アンテナは並行につけれただろうか。できたら服の裏側、前腕部を覆う箇所につけておきたい
出来なそうなら仕方ないので頭部。

『アンテナ』を取り付けてもらいながら
窓際に近づかずに、室内に目を配る。気を張っておく時だ。



>>210(小角)
「頑張るわ。
 ……実際、いつぞやの『夜』の時も、
 上司に行って来い言われて投入されたんだよね……」

これから『推理』が始まるのを見守りつつ、身を守ることになる。

部屋を開けても良さそうなら開けて、
そうでなければ扉のそば(激突しない程度の)で先に行った二人を待つ。

212『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/14(月) 00:49:03
>>206>>207(愛川、エイノー)
販売機には缶ジュース(350ml)しかない。
一本を愛川が購入、すぐに口にしる。

エイノーは金を何度も投入し、
スポーツ飲料10本を引き出した。

と・・・・

                ポーン

昇ってきたエレベーターから現れる、『ハンチング帽』の少女。

>>208(紫)
受付で尋ねると、すぐに会議室の場所を教えられた。
エレベーターに乗り、三階まではすぐだ。


                ポーン

三階に出ると、ちょっとした待合室的な空間。
ソファが置かれ、自動販売機もある。
その販売機の前でジュースを飲む女性と、
大量の缶ジュースを抱えた白人の男性を見つけた。

>>209>>210(青田、小角、高遠)
部屋を出た二人の視聴覚から、状況を察知する。

>>211(高遠)
もらった『アンテナ』は携帯電話用のごく小さなもので、
何処にでも設置が可能だったはずだ。
腕を覆うほどの大きさはない。

室内には小角と青田が残されている。
小角はいつになく緊張した面持ちだ。

扉を開けていいかどうかは、聞かなければわからない。
ひとまず扉の傍で、出て行った二人を待つことにした。

213エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/14(月) 00:57:51
>>212
「唐突ですが失礼いたします、私この学園の大学部講師
 エイノー・ニョルズという者で今回小角君の『お手伝い』を
 させていただいております。探偵業の紫嬢、で貴女に
 ついては宜しいですか?」

愛川が先走らないよう手のジェスチャーで牽制しつつハンチング帽の
少女に挨拶と質問。

まあ万一の事態の時抱えたドリンクは散らばす事になるがこれは『仕方ない』。

214小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/14(月) 01:05:06
>>211(高遠)
>>212(GM)

「ふうー……」

          スー

             ハー

なんだか息詰まる。深呼吸しよう。
あとは戻ってくるのを待つだけ。

「あ……高遠さん。
 わたしの能力は……詳しく教えていたかね?」

      「愛川さんも初めてだし、やりながらかんたんな説明はするが……」

多分知っているっぽい、が。

215愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/14(月) 01:09:10
>>212(GM)
>>213(エイノー)

「エイノーさん。あいつ、敵じゃ……」

愛川の行動を先読みしていたかのように、エイノーが手で制する。

「ってことは…… あの人が『名探偵』さん?」

216紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/14(月) 01:13:08
>>212(GM)

果たして24歳は少女と呼べるのだろうか。
まぁそれはともかくとして。

    「ん」

おっと、男性と女性……教師と女生徒か?
ただの一般人か、関係者か、敵か。
まぁ敵と言うことはないだろうが、まぁスルーして目的の教室に……


>>213(エイノー)

……というところで、向こうが話しかけてきた。これはありがたい。

   「これはどうもご丁寧に。
    お察しの通り、ハッキリ言って『名探偵』の紫斜六です。
    ……探偵業ではなく『名探偵』ですので、どうぞお間違いなく」

どれ、近寄って懐から名刺を取り出し、エイノー氏に渡そう。
名刺には『紫名探偵事務所』の『所長:紫 斜六』と書いてあるはずだ。あと連絡先も。
身分証明としては、とりあえずこれで十分なはず。

       「本日は『外部聴講』という貴重な機会に招いて頂き、光栄に思います。
        どうかお手柔らかにお願いしますね、『エイノー先生』?」

217エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/14(月) 01:22:31
>>216
「お待ちしておりました『名探偵』殿。では愛川君、
『エスコート』の栄誉を担って一緒にお連れしようか」
 
さりげなく『愛川が身内』である事を紫に伝え今度こそ
2人と講義室へ向かう。

218高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/14(月) 01:26:56
>>212(GM)
不意の衝撃などで壊れたりしないように
衣服の、前腕部分の裏側、につけておきたい。という趣旨。


それはそうと、視界に映る内容から察するに、もう一人協力者は居るようだが

仮にこのタイミングで向こうの組に襲撃が来たりすると、
戦闘力であるところの自分は、護衛役として小角の元を離れられないため
部屋を出た二人でしのいでもらうしかなさそうだ……

エイノー、愛川の視界を見つつ考える。

>>214(小角)
「ある程度までは。ただ、持ち主に
 ちゃんと聞いておいたほうが誤解がないと思う、かな」

219紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/14(月) 01:32:49
>>217

   「ええ、お願いしましょう」

ではエイノー氏にエスコートされるがまま、部屋に向かうとしよう。

220愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/14(月) 01:43:57
>>219(紫)

「おお、名探偵さん! すごい! 本物! 初めて見ましたけど!」

「わたしは愛川です! それじゃあ、行きましょうか!」

エイノー、紫と一緒に部屋に戻る。

221『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/14(月) 01:58:00
>>218(高遠)
了解。
左前腕の裏側に『アンテナ』を設置した。

>>216-217>>219(紫、エイノー、愛川)
三人は互いに自己紹介を済ませ、会議室に戻った。
ひとまず、扉は閉じておく。

これで『6人』──
予定外の顔もあるが、『イル・ソン・パティ』を使う準備が整った。


       リン ゴーン…

               リン ゴーン…



スピーカーから、チャイムの音が響く。
いざ、調査の時だ──

222青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/14(月) 22:54:52
>>221
では、先ほど扉を塞ぐのに使っていたアンテナを再度発現、三人が入って来次第扉を封鎖したい。

「ええと、貴女が紫さんか、青田、青田普だ、宜しく。期待してるぜ、名探偵」

紫さんにそう声を掛けよう。既に二人が信頼しているようだし、信頼に値すると判断した。

223小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/14(月) 23:21:21
>>221(GM)

「では……さっそく、はじめよう。
 『イル・ソン・パティ』……調査を。」

盤のコイン部分に指先を置く。
他の参加メンバーにも、そうするよう促す。

「まずはテーマを定めるんだ。
 わたしの能力はテーマに沿って質問をする――」

           「……ここに少し、コツがいる。」

指を立てて説明する小角。
その顔は緊張と、わずかな自信の色。

「同じテーマや、被るテーマは2度使えない。
 けれど。すでに使ったテーマをふくむ、大きなテーマは使えるんだ。」

「つまりだね、例えばわたし、『小角 宝梦の昨日の晩御飯』というテーマを定める。
 そのあとでも『小角 宝梦の昨日』とか、『小角 宝梦』みたいなテーマは使えるが、逆は無理だ。」

テーマについての説明を粗方終える。
全員の顔を見る。

「……まずはじめのテーマは『ルンクスの黄金町における拠点の有無』だ。
 これくらい狭いテーマでは一度くらいしか質問できないかもしれない。
 だけど、今後、べつのテーマとかぶる心配もない。次のテーマはこれの答え次第だね。」

「なにか異論はあるかね? なければ正式にテーマを決め、はじめるぞ。」

いちいち聞きながら進めるわけではない。
これははじめだ。いわば、チュートリアルといったところ。

224愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/14(月) 23:24:51
>>223(小角)

「特に異論はありません。さあ、やりましょう!」

続きを促す。

225高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/14(月) 23:39:10
>>221(GM)
準備を進める間に、知らない人も含めて全員に
『クレモンティーヌ』が誰かをパートナーに踊る事でパートナーを守る
というスタンドである事を伝えておこう。

>>223(小角)
ンン。とうなずいて、続きを待つ。

耳はそちらを聞きつつ、待つ間窓の外や廊下に変化はないかチェック。

チャイムは時間の区切りだ。講義が終わるにしろ始まるにしろ
多少なりとも人に動きが出る。ソレに紛れての接近も考えられなくはないし。

226紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/14(月) 23:48:23
>>220>>222(愛川、青田)

  「ええ、期待には応えて見せましょう。
   それもまた『名探偵』の役目ですから」

ウィンクを飛ばしてそう返す。
少なくともある程度、期待されている――――それがなんと心地良い事か。


>>ALL

    「さて、というわけで御機嫌よう。
     宝梦ちゃん以外の方ははじめまして、ですね。
     『名探偵』の紫斜六(むらさき・はすむ)と申します」

この場にいる全員に自己紹介をしておこう。
挨拶は大事だ。私は飛び入りで、彼らと『チーム』にならなければならないのだから。

  「今回は『ルンクス』の情報を集め、目標を追いつめるための集まりと認識していますが……」


>>223(小角)

   「…………なるほど」

小角の説明を聞いて、頷く。

     「そのために、これだけの人数がいるのですね。
      貴女の『イル・ソン・パティ』のために」

促されるまま、コインに指を置き。
そこで思い出したように声を出す。

    「ところで、宝梦ちゃん。一つ聞きたいのですが……」

        「『これ』に参加するのは、生身の人間でなくてはならないんですか?
         例えば――――」

『アームチェア・トラベラーズ』を発現。
即座に『名探偵』の『召喚』を行う。召喚するのは――――


       「――――スタンドによって呼び出された、『ミス・マープル』であるとか」


――――『アガサ・クリスティー』が生み出した婦人探偵、『ミス・マープル』。
他の探偵ではなく彼女を呼んだのは、彼女が『温厚』で『優しい』、つまり『偏屈でない』探偵だからだ。
最初期はちょっと過激だったが、召喚するのは当然『優しい時期のミス・マープル』とする。
……名探偵と言うのはどいつもこいつもエキセントリックで、まともにお願いを聞いてくれるかも少し怪しいのだ(私も人の事は言えないが)。
(ミス・マープル詳細:ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AB)

ともあれ、呼び出された『名探偵』は、性質的には『本体から独立した完全自立型スタンド』に近い存在でもある。
が、内容と人格次第だが簡単な『お願い』ぐらいなら聞いてくれるのだ。
『問題の答え』は言ってくれないが……『私が考えた質問を代行してもらう事』ぐらいは、聞いてくれるはずだ。
彼ら『名探偵』は私が抱える『問題』に並々ならぬ興味を示す。
私がお願いするのはその解法の、ちょっとしたお手伝いなのだから、優しい彼女はきっと聞いてくれるだろう。
さらに、適時『助言』も与えてくれるのだから、参加できないにせよ、呼び出しておくに越したことはない。

227エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/15(火) 00:06:56
>>221
「では宜しく」

高遠と死角を補い合う形で周辺を警戒。
ある程度外は任せて主に『小角近辺で唐突な異変が発生しないか』に注意。

228『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/15(火) 00:37:00
>>222(青田)
アンテナを再度発現し、扉を塞ぎ直した。

青田は紫に挨拶する。疑うことはしない。

>>223(小角)

      ド ド ド    ド  ド ド  ド

床に広げた『木版』の周囲に座し、
小角は浮上した『コイン』に指先を置く。

そして、『イル・ソン・パティ』の能力について、
改めて説明していく──

>>224(愛川)
続きを促す。

四匹の『液蜘蛛』は扉の四隅で待機しているが、
命令がそれだけなので、本当に待機しているだけだ。

>>225(高遠)
『クレモンティーヌ』について、知らぬ者に能力を伝えた。

高遠は扉のすぐ傍に待機し、改めて警戒を始める。
ここからでは、窓の外は3階の高さしか見えず、
扉の外は『アンテナ』で閉じた為、確認できない・・・・

>>226(紫)
自身の紹介と、能力の説明、
そして『名探偵』を呼び出す──

      ド ド ド ド ド ド

現れ出た『安楽椅子』が縮小し、
その上に小奇麗な『老婦人』が現れ、腰を下ろした。

「おやおや。今日は何の集まりでしたっけ?」

よく通る声で、話しかけてくる・・・・『興味津々』の様子だ。

>>227(エイノー)
扉傍の高遠に対して、窓際に立つことにした。
窓の外に異常はない。
街路を挟んだ先には、青々とした竹林が窓の高さまで茂っているが、
距離は『10m』近くある。人間はもちろん、動物でも跳ぶには難しい距離だ。

やや右下に向かった街路の先には、小さい広場がある。
時計のついた柱を中心にベンチが置かれ、
学生が何人か座り込み、歓談しているのが見えた。
一講目は始まっているはずだが、サボりか、休講だったのかもしれない。

229エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/15(火) 00:49:13
>>228
やや窓から下がって座り込んでいる学生の集団の
わかる範囲での性別を確認する。
男性が安心な保証もなくなったが女性であれば明確に
警戒対象だ。
そういう事を考えざるを得ないルンクスに改めて憤りを
感じつつ小角達の様子も併行して伺う。

>高遠
ふと思い出して話しかける。

「『ダンス・パートナー』の件だが臨機応変に対処するとして基本
 私という事に設定しておくのはどうだろう?」

『F・O・Q』の『能力』の変更などに枷はかかるが『力押し』であれば
『イル・ソン・パティ』の質疑進行を進める上でも考える余地はある
『組み合わせ』だろう。

230『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/15(火) 00:54:36
>>229(エイノー)
扉の『透過』は継続しているのだろうか?
もししているなら、扉は透明なものとして扱う。
(高遠へのレスを訂正する)

231愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/15(火) 00:56:32
>>228

「(液蜘蛛は…… もういいか。
  チャイム鳴っちゃったし、これ以上もたもたやってるとスタンドを使う前に学校が閉まっちゃいますけど)」

小角を待つ。

232青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/15(火) 00:59:26
>>228
それではイル・ソン・パティに合流――しようとして気づく。
外部情報を得る手立てがない。

愛川の方を見て、
「先ほどと同じ命令を下したとして、消費はどのくらいになる?」
と聞く。消耗具合を聞く為であるし、消費を聞く為であるし、
何より命じて大丈夫かを知る必要はある。

233エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/15(火) 01:04:17
>>230
失礼しました『中を見せたくない』ので
『透化』解除しておきます。

234愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/15(火) 01:12:18
>>232

「ええと、缶ジュースが350mlだから……
 二匹ならジュースの半分くらい。四匹出せば、ジュース一本とちょっとくらいですね。
 消耗としては、一匹100mlくらいです」

質問に答える。

235エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/15(火) 01:13:31
>>232
「とりあえず『補給』は3l半(350ml×10本)だね」

荷物で愛川には気の毒だが手近に置いてもらう事にして
預けた先の買出し飲料分を青田に補助情報」として知らせる。

236高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/15(火) 01:19:09
>>228(GM)

(……扉がわの視界、確保できないな……)

青田がなにか講じてくれるようだ。
そちらを待つことにしよう。

ソレまでは壁なり扉なり、廊下に面した箇所へ耳をつけて聞いてみる。

>>229(エイノー)
「えっと、最初は私をパートナーにして現れるので
 予め決めるってのはそこまで重要じゃないんですけど
 ……必要な場合はそうしましょう。お借りしますということで」

237青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/15(火) 01:23:17
>>234-235
「なら、大した消耗にはならない、か。」
当人にとってはそうでもないのかもしれないが、補充が効く限りはそうでもない。
特に、この周辺警戒のような不可欠な事では。

「一度スタンドを解除し、然る後液蜘蛛を二体発現、
 アンテナを設置された後それぞれ窓と扉から室外を見ろ」
と、先ほどと同じ命令を行いつつ、先ほどのフィルムアンテナを二枚発現して液蜘蛛に設置したい。

238小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/15(火) 01:23:33
>>228(GM)

「わっ……め、名探偵どのと、『ミス・マープル』……
 ……おほん、わたしもいるが……これで知性は十二分だね。」

「い、今から悪いやつのことを……し、調べるんだ。
 ミス・マープルも協力してくれたらうれしいな。」

現れ出た名探偵。
この現象は前にも一度見たが……やはりすごい能力だ。

             ・・・・ともかく。

全員が指を盤上に乗せ終わるのを待つ。
もちろん、参加する全員が、という意味だ。

「では――」

       スッ

            「『イル・ソン・パティ』――
             今日の最初のテーマは。」

全員を見回す。
そして――

「『ルンクスの、黄金町における拠点の有無について』」

「……これでいこう。
 もっとも、これで出来る質問はおそらく一つ。
 すぐに次のテーマに移行することには、なるけどね。」

さあ、今こそ『ヤング・ダイヤモンド』に知のメスを入れよう。

一個しか質問できないテーマってどうなの? って感じもするが、まあよかろう。
なにせ、こちらの金銭は有限だ。時間以上に。

239紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/15(火) 01:24:07
>>228

   「『女の敵』の追跡ゲームですよ、『ミス・マープル』」

冗談めかして『ミス・マープル』に声をかける。
とはいえ、彼女は現状について正確に理解しているはずだから、このセリフも儀礼的なものだが。

     「それで『お願い』なのですが、彼女の『スタンド』の使用に協力してもらえませんかね?
      質問する内容自体は私が考えますので、『ミス・マープル』は共に質問に参加して頂ければと」

  「どうもこの能力、質問に参加する頭数は多いに越したことがないようですからね」

そう言って、コインの上に手を置くように促そう。

240愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/15(火) 01:26:04
>>237

「『はい』、わかりました」

一度スタンドを解除したあと
青田の『命令』により『スクリーム・アウト・ラウド』を二体(A-B)発動。
指令は『アンテナを設置された後それぞれ窓・扉から室外を見ろ』とする。

241『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/15(火) 01:48:07
>>229(エイノー)
窓の外の学生は、全員男。
とりあえず、そいった警戒をする必要はなさそうだ。

高遠に相談を持ち掛けた。

>>233
了解。

>>231-234>>237>>240(愛川、青田)
相談の末、再度、青田の命令を受ける愛川。

「一度スタンドを解除し、然る後液蜘蛛を二体発現、
 アンテナを設置された後それぞれ窓と扉から室外を見ろ」

   ゾロォオ オ 

液蜘蛛は解除され、新たに2匹の『液蜘蛛』が吐き出される。
青田がフィルム状の『アンテナ』を設置すると、
2匹の『液蜘蛛』は扉と窓に向かっていった。
(視覚共有のみでよい?)

>>236(高遠)
壁に耳をつける高遠。
薄くはないが、防音というわけでもないことは、
先刻、廊下で物音を感じたことからも想像がつく。
とりあえず、廊下から怪しい音は聞こえてこない。

愛川は液状の『蜘蛛』を吐き、それを扉へと向かわせる。
それも青田の命令に従って・・・・何とも独特な能力のようだ。

>>239(紫)
「いつの時代も破廉恥な男はいるものですね。
 そうそう、昔、隣村にデイビスという男がいて・・・・」

『ミス・マープル』の昔話を割愛し、
紫は彼女の協力を得ることに成功した。

「頭数でよければ、構いませんよ?
 でも『質問』は貴女が考えてくださいね、ハスム。
 でも、とても楽しそう。
 紅茶とロックケーキがないのが残念だわ」

>>238(小角)
最初に選んだテーマは──

「『ルンクスの、黄金町における拠点の有無について』」

現在の参加者は、小角と紫、愛川、そして『ミス・マープル』だ。

242愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/16(水) 23:22:37
>>241

小角の反応を待つ。

243小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/16(水) 23:27:42
>>241(GM)

「……さてっ。今からこの4人で『質問』をする。
 ただし、テーマに即した質問をね。
 そしてもうひとつ……『イエス』『ノー』で答えられる必要もある!」

空いた手で四隅の『文字』を示す。
つまり、はい・いいえ・無関係・保留だ。

「まずは、わたしから。
 順番はどうでもいいのだけどね。」

「ええと……おほん、『ルンクスは、黄金町に拠点と呼べるものを、すでに持っている?』
 つまり、違うところで寝泊まりすることはあっても……『ここが本命』という場所はあるかい?」

質問をしてから、全体を見回す。

         「……今回は小さなテーマだ。
          他の質問というのは、わたしには思いつかない。
          ……が、もし思いつくなら、ぜひしてくれたまえ。」

質問する様子のなさそうなメンバーは『パス』させる。
おそらくこのテーマに関しては、これ以上の発展性はなかろう。

244愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/16(水) 23:30:25
>>243

「それでいいと思います」

同意する。

245青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/16(水) 23:30:27
>>241
可能なら、扉の方の蜘蛛には聴覚送信も設置しておきたい。
蜘蛛に聴覚が無いようなら解除する。

「すまんな、消耗を強いる。」
愛川にそう声を掛け、まぁそういう条件がある能力だ、とそれとなく伝えよう。

そして、
「これも、『イル・ソン・パティ』には邪魔だな」
と言って、右手と左足の八木アンテナを床に設置しなおす。

それから、これから『イル・ソン・パティ』が行われる机の方に向かいたい。

246高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/16(水) 23:42:47
>>241
とりあえず外への警戒は続けておく。

質問か……
黄金町以外にはあるのかという質問は多分意味がなさそうだ。

「作るつもりか、作っている途中か、とか数は良いのかしら」

重要なわけでも無いが、アタックをかけることになったらと思うと気になるところだ。

247紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/16(水) 23:43:22
>>241(GM)

 「……ふむ」

   「……このテーマ、質問の仕方を考えれば、もう少し踏み込んだことが聞けそうな気がします」

  「では僭越ながら次は私が」

さて……まずルンクスが黄金町に拠点を持っている、という点に関しては事実確認に近い。
というより、そうでなければ彼を追跡することは困難を極める(足跡を追うと言う手もあるのだが)。
故に次に聞くべきは……

      「……『ルンクスは、黄金町に拠点と呼べるものを『二つ以上』持っているか?』
       可能性としては、『本命』が複数ある可能性もありますからね」

ちょっと、テーマ的には際どいところだが。
しかし『拠点の有無についての質問』には変わりあるまい。
聞けるのは拠点が『ある』か『ない』かだけだが、少なくともそこについては聞けるはず。

  「そして『ミス・マープル』には……
   そうですね。『ルンクスは、黄金町の『ネオンストリート周辺』に拠点と呼べるものを持っているか?』にしますか。
   この質問を出してもらいたい」

これも、『黄金町における拠点』の有無に関する質問には違いない。
恐らく通ると思うのだが、さて。

248『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/16(水) 23:56:39
>>242>>244(愛川)
小角が最初の質問を始めた。
指を乗せた『コイン』が、独りでに動き出す──

>>243(小角)

「ええと……おほん、『ルンクスは、黄金町に拠点と呼べるものを、すでに持っている?』
 つまり、違うところで寝泊まりすることはあっても……『ここが本命』という場所はあるかい?」


    ルルル……


滑るように『コイン』が動き出す。
そして──告げられた『真実』とは。

                               ──『YES』。

>>245(青田)
のたのたと扉へ進んでいく『液蜘蛛』を追いかけ、
『聴覚アンテナ』を設置した。

すでに『調査』は開始されたようだ。
傍目からは、ボードゲームに興じているようにしか見えないが。

『アンテナ』を床に設置しなおし、
四人が『木盤』を囲む床の方へ移動する。

>>248(高遠)
現時点で、異常はなし。
まだ『液蜘蛛』は部屋の中。ようやく扉に到達した。

        ジュルゥウ

扉の隙間に触れるなり、その形が崩れた。
『液体化』して、隙間に吸い込まれる──
                                チュポン!

最後に『フィルムアンテナ』が隙間を抜け、
『液蜘蛛』は外へと姿を消した。

>>247(紫)
指を『コイン』に乗せる。
まず紫、そして『ミス・マープル』が質問を発した。

      「……『ルンクスは、黄金町に拠点と呼べるものを『二つ以上』持っているか?』
       可能性としては、『本命』が複数ある可能性もありますからね」

──『YES』。

『ルンクスは、黄金町の『ネオンストリート周辺』に拠点と呼べるものを持っているか?』

──『NO』。

249エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/17(木) 00:02:15
>>241
>>236の返答で高遠単独の対応が可能と理解したので
安心して小角と紫の様子と『探索』それ自体とその周囲に
注視する。

外は高遠と青田に愛川が注意し伝えてくれるだろうと割り切り
室内での異変と探索の内容に注目する。
万一だが「エイノーに理解できる事象」というのもあるかもしれない。

250愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/17(木) 00:04:12
>>248

「拠点が複数だなんて……!
 『嫁』にした女性の家を複数渡り歩いているんでしょうか……」

「………………」

>現在の参加者は、小角と紫、愛川、そして『ミス・マープル』だ。
>愛川

「………………」

しばらくの沈黙のあと、気付いた。

「……あれ? もしかして次はわたし?」

「え、えっと、じゃあ……
 『ルンクスは、黄金町の『メインストリート周辺』に拠点と呼べるものを持っているか?』」

質問をする。

251青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/17(木) 00:10:40
>>248
おっと、もう始まっていたか。しかしふむ。

「根城が複数、か。女に花嫁に、って所か?」
そう思うと、多数あり、そこからさらに増え、で特定は至難を極めそうだ。
だが、もしかしたらある程度根城は狭い範囲にあるかもしれない。
それが判明すれば調査する余地はある。――俺なら特に。

そんな事を考えつつも、外への警戒を欠かさない。

あ、それと同時に
ttp://www.diamond-ant.co.jp/product/ama/handy/handy_1wjyu.htmlより
SRH150PROを発現、限界まで縮めて、手首に収まるなら手首、収まらないなら肘内側に設置しておきたい。

252『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 00:16:21
>>249(エイノー)
窓際から、『木盤』を囲む四人(正確には三人)を注視。
進行を見守ることにした。

>>250(愛川)

 『ルンクスは、黄金町の『メインストリート周辺』に拠点と呼べるものを持っているか?』

 
                     ルルル……


           『YES』

>>251(青田)
回答を見つつ、感想を交えながら、
指示棒に似た棒状の『アンテナ』を前腕に隠れるように設置した。
(短くしても『20cm』ほどあった。)

253小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/17(木) 00:23:04
>>248 >>252(GM)
>>250(愛川)

「む――」

テーマの価値を大きく膨らませた紫の機転に感心するのもつかの間。
複数の拠点――

「……そうなると、やつの拠点もだが……
 どの拠点にいるのか、も調べなくてはならないわけか。」

ルンクスの性格次第ではあるが……
今日や明日泊まる宿の準備くらいは、していておかしくない。

愛川が質問すれば、1周だ。
まだ1万円の出費で済む、2周目の質問に突入する。(現在の消費額:2万円)

「ううむ……しかし、どれくらいの数があるのだろう?
 いや、数はあまり関係ないか。」

「では……『ルンクスは黄金町の『駅周辺』に、拠点と呼べるものを持っている?』」

とりあえず場所を特定――範囲を絞っていこう。

ネオンストリート周辺にはないそうだし、それは出来るはず。
メインストリートにあるというのは……住宅街があるから、か?

254エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/17(木) 00:29:39
>>252
とりあえず質問は任せて警戒の傍ら疑問点を整理しておく。
まず
1.何故あの目立つコテカ&スーツのルンクスが『噂にすらならない』のか?

255『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 00:30:01
>>253(小角)

『ルンクスは黄金町の『駅周辺』に、拠点と呼べるものを持っている?』

       ルルル……


                       ──『NO』。

256青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/17(木) 00:36:28
>>252
メインストリート周辺にもある、なのかメインストリート周辺にあるか、の差は大きい、
が既に複数拠点を有している事は判明している。後は地点を一通り確認、地点当たりの個数確認、
それから地点内で範囲を狭めて絞り込み、といった所だろう。

そう思いながら、扉と窓の液蜘蛛が何か見ていないか、聞いていないかチェックする。
同時、携帯電話のアンテナを発現して左手甲に設置を繰り返す。

……以前、塔で語り部は遠くから状況を把握して電話をかけて来ていた。
少なく見積もっても、語り部にはここの事が知られている可能性がある。
語り部に取ってルンクスが重要な場合、兵が送り込まれる可能性がある。

そう思うと、何もしていない事が出来ない。
……自分は不安なのだ、これだけ味方が居てもなお。来るとも限らない誰かにおびえているのだ。

257小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/17(木) 00:36:45
>>255(GM)

「……ノーと出た。
 駅の近くにも女の人の住宅はたぶんあるぞ……?」

どうせ拠点を増やすならばらけさせればいいものを。
何か狙いがあるのか?

「メインストリートにしかないものがあるのだろうか、ううむ。」
 
            (……回答は絶対的に正しいはずだ。)

あるいは他のところにはあるのか。
ともかく、紫の質問を待とう。

258紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/17(木) 00:44:50
>>248>>252>>255(GM)

  「まぁ、相手は『逃げ潜む側』ですから、複数のセーフハウスを持っているのは当然と言えば当然ですね。
   拠点が一つだけなら、最悪周辺住民に話を聞くだけで場所が割れることもありますし」

が……逆説、それはルンクスが『常に移動している可能性』があるということでもある。
ならば、足跡は追える。
足跡を追えば、目標にたどり着ける。
問題は無い――――ここには『名探偵』が三人もいるのだから。
頼れる協力者も、四人もいる。

    「では次は……
     『ルンクスは『過去三日以内に使用した拠点』を『二つ以上』持っているか?』
     場所を動いているか、という確認ですね。敵の影が見えるまでは、同じ場所に潜んでいるかもしれない」

  「『ミス・マープル』は……
   うん。『ルンクスは黄金町における拠点を『八つ以上』持っているか?』と。
   ちょっとファジーに数を確認しておきましょう」

259『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 00:55:24
>>254(エイノー)
常識的に考えれば、噂になっていてもおかしくはない。
ただし、それを知るすべが、エイノー達にはない・・・・
そして、今だ調べていないのも、また事実だ。

>>256(青田)
二匹の『液蜘蛛』から、状況の変化は伝えられない。

廊下はいまだ無人のままだ。
外は学生が時折通過し、
ベンチの人間が入れ替わるが、その程度。

漠然と不安を覚える青田。
『エルガマル』の言動を見ても、その確度は高いだろう。
敵は果たして語り部か、ルンクスか、それとも別の誰かなのか・・・・?

>>257(小角)
回答に疑問を感じながら、紫の質問を待つ。

>>258(紫)

『ルンクスは『過去三日以内に使用した拠点』を『二つ以上』持っているか?』

──『YES』。

『ルンクスは黄金町における拠点を『八つ以上』

──『NO』。

260愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/17(木) 00:58:51
>>259

「あわわ…… いきなり出てきたマープルさんのことはよくわかりませんけど、
 名探偵が『二人』もいる状況でわたしは場違いな気がしますけど……」

愛川は恐縮しているが、質問はしなければならない。

「で、では、中間を取って、『ルンクスは黄金町における拠点を『4つ以上』持っているか?』で!」

261高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/17(木) 01:03:42
>>256>>259
青田の様子をなんとなく見る。
護り屋で有る自分が派遣されてきただけに
そういう敵対的な勢力の襲撃が予想されるのだろう。ピリピリするのも仕方ない。

そういえば窓と扉はともかく、会議室の壁は見ていなかった。
扉を北、窓を南と仮に見て、西、東の順で壁に耳をつけて聞いて見る。

「メインストリートに複数ある、つまり花嫁にした女の家を
 とっかえひっかえしてる……なんてことはないかしら……」

262『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 01:04:00
>>260(愛川)

『ルンクスは黄金町における拠点を『4つ以上』持っているか?』

ルルル……

                   ──『NO』。

263エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/17(木) 01:07:45
>>259
考えてみれば散策以上の調査ができていないのは事実だった。
正直こういう時「自分も外国人」というのは目だって困る。

とりあえず質問の方向性に変化がないのは理解した。
引き続き青田と愛川からの「情報』も参考に小角たちの警護を勤める。
そのうち『名探偵』に重大なヒントがもたらされるかもしれない。
それに期待してその瞬間の妨害を全力で阻止するのが今日の自分の役割だ。

264小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/17(木) 01:10:56
>>259 >>262(GM)
>>258(紫)
>>260(愛川)

「む……つねに移動しているのか。
 お、女の人の、つまり、は、『花嫁』の家を……」
 
       (と、とんでもないやつだ!
   それにしても、やはり名探偵どのの質問はさえているな……)

この驚嘆は何度目だったか。
敵にしてもとんでもなさすぎる男だ。

そして味方には名探偵が頼もしい。

「だ、だが……数は、3つくらいか。」

   (そしてふ、二人……か。
        いや、だがその通りだ。)

小角的にも自分を、紫やミス・マープルと並べる自信はない。
だが、それは今のうちだけ。いつかは必ず――

「……さて、異論がないならテーマを変えようと思う。
 3周目以降は、発動にかかる経費が膨れていくからね。」

このテーマで聞けることはもうあるまい。
あったとして、次はより大きなテーマへ移行する。

「次のテーマはそうだなあ……
 『ルンクスの黄金町における拠点について』……にするのはどうか?
 これなら聞き残しも聞けるし、足取りも辿れるかもしれないぞ。」

これはあくまで提案。
もっといいテーマがあれば、それを採用するつもり。

265青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/17(木) 01:14:52
>>259
ルンクス、あるいは語り部の可能性が個人的に高い。
ドナートが居なくなった事すら伝わるエルガマルという男がああ言って来た以上、敵は来る。
そう考えなおし、扉を開けてすぐの所に携帯電話のアンテナを発現・設置を繰り返す。

>>262
「3若しくは2って事か」
戸数は1段楽した、と言えるだろう。ここからは、その絞り込みだ。

266愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/17(木) 01:15:59
>>264

「と、特に異論はありませんけど……」

小角に同意する。
実際、飛び入りの愛川が意見できることなどほとんどないのだ。

267紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/17(木) 01:20:49
>>262(GM)

  「……つまり、拠点は2つか3つ?」

    「それで、移動が三日以内に行われている?」

……少し、妙なペースではある。動いているのに、それだけしかない?
いったいどういう動きをしている……?


>>261(高遠)

  「……拠点を捨てている可能性?」

高遠の言葉を聞き、ある可能性に行きあたる。
確かにそれは、考えられる。
『昨晩の拠点』と『今晩の拠点』を常に確保し、『一昨日の拠点』を破棄する動きをすれば、常に拠点の数は『2』だ。
だが、現在時刻を考えれば、まだ次の拠点は確保できていないと思うが……


>>260>>264(愛川、小角)

    「……ええ、そうですね。
     このテーマですと少し聞けることも絞られてきますし、異論はありません」

もう少し、詳細に相手の状態を確かめたい。
相手が拠点を破棄しながら動いているのなら、数や位置を確認する意味は無い。
そしておそらくは、これが今回の『メインテーマ』となるのだろう。

      「…………それと、愛川ちゃん。
       ここにいる『名探偵』は三人で、『頼れる協力者』が四人です。
       場違いな人なんてどこにもいなくて、誰もが『真実』に手をかける権利を持っている。
       気負わずいじけず、ハングリーにやってきましょう。まずは一歩ずつ、ですよ」

そう言って、ニコリと愛川に笑いかけよう。

268エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/17(木) 01:26:56
>>264(小角)-
「賛成するよ、適切だと思う」

小角に賛意を示す。

269愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/17(木) 01:29:53
>>267(紫)

「えへへ……」

ニコリと笑う紫に引きつった笑みを返す。
実際、こういった風に複数人でテーブルを囲むことすら、不慣れな愛川なのだ。
紫の思いやりは確かに届いたようだが、緊張が解けるには時間が必要だろう。

「(どうしてわたしがこんな目に…… ルンクスは必ずぶっ殺して報いを受けさせてやるんですけど)」

「(それにしても、頼れる協力者は『青田さん』『エイノーさん』『高遠さん』『小角さん』で四人であってるけど
  名探偵は『紫さん』と『マープルさん』で二人じゃ……)」

疑問を飲み込む。

270『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 01:30:50
>>261(高遠)
青田は明らかに挙動不審だ。
彼の能力である『アンテナ』を、せわしなく設置・解除している。

やがて、青田は扉の傍に近づき、
その床にも『アンテナ』を植え始めた。
どこか開き直った表情だ。

>>263(エイノー)
果たして、黄金町という地方都市で、
どれだけの情報を集められるのだろうか。

不審者が出なければ、護衛にやることはない。
小角たちの調査を、引き続き見守る。

>>264(小角)
ルンクスの拠点と移動の意味に赤面しながら、
テーマを変更することを提案する。

>>265(青田)
覚悟を固めると、扉の前に移動。

高遠の立っている近くで、携帯アンテナを床に設置した。
(大量に設置していくということか?)

>266(愛川)
異論はない、という意見を出す。

>>267(紫)
回答から導かれる真実を考察しながら、
次のテーマに賛成する。

271エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/17(木) 01:44:42
>>270
この質問で概ねのルンクスの『行動範囲』は絞れるはずだ。
今日び交通網も便利だがそれは一先ずいいだろう、
ヤング・ダイヤモンドも『日本』が欲しいのだ、
そしてまずそのための『拠点』が欲しいはずなのだ。
最低限ルンクスの物欲的行動原理はそう考えて良いだろう。

それがわかれば『予定』、さらに余裕があればルンクスの『スタンド』の
『特質』を質問してもらおう。
多くの看護師が来日まもなく『花嫁』らしき存在になっていたのに
何故『あの場』ではウィルが対象になったのか、『花嫁』化の射程や
手法、知りたい事は実はこれが一番多いのだが、まず『ルンクスを補足』
しないとなす術がない。

行動としては変わらず『占い』『推理』を聞く傍ら注意深く小角達やこの部屋に
『異変』がおこらないか注意して警護。

272小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/17(木) 01:47:13
>>267(紫)
>>269(愛川)
>>270(GM)

       「ふ……ふふん。」

    ニコ

紫の一言で自尊心を保つ小角。

「……おほん。
 では、ここでテーマを変更する。」

「イルソン君、次のテーマは――
 『ルンクスの黄金町における拠点について』……だ。」

        「順番は特に決めないよ。
         思いついた順に質問してくれたまえ。」

新たなテーマを宣誓。
さっそく質問を始めていこうではないか。(現在の消費額:3万円)

「……では、まずはわたし。
 『いまのルンクスの拠点は全て、メインストリート周辺に固まっている?』」

そういう質問で行こう。
そういえば、もし仮にだが――

       (この質問が盗聴されていたら……
        い、いやよそう。そんなの考え出したらきりがない!)

273紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/17(木) 02:19:19
>>270>>272(GM、小角)

  「続きましょう。
   私の質問は、『ルンクスは過去二日以内に拠点を破棄している?』で。
   拠点の破棄をしているのであれば、確かに数は常に2ぐらいになるでしょう」

その場合、足跡を辿る方向で質問しなければならないのが厄介だが。
『ミス・マープル』は、答えが返ってくるまでちょっと待っててもらおう。

274『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 02:31:51
>>269(愛川)
親友の『カズミ』にも、こんな言葉をかけてもらったことはない。

突如示された、明らかな親愛の情に、
愛川はどう反応していいか、わからなくなった。

愛情、友情、コミュニケーション。
そういったものに縁遠い、
不幸ではないが、けして幸せでもない、彼女の人生。

愛川は疑問を呑み込み、新たなテーマの質問を見守る。


>>271(エイノー)
依然、異常なし。
調査状況を見つつ、片手間に推理を働かせる余裕がある。

>>272(小角)

新たなテーマは、
 『ルンクスの黄金町における拠点について』。

                                ジャ ン !!

そして、小角が先鞭をつけ、質問する。

 『いまのルンクスの拠点は全て、メインストリート周辺に固まっている?』


                 ルルル……

                               ──『NO』。

>>273(紫)

『ルンクスは過去二日以内に拠点を破棄している?』


                  ルルル……

──『NO』。

275紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/17(木) 02:47:53
>>274

   「……拠点の数は二つ、ないし三つ」

     「過去三日以内に移動の形跡がある」

       「過去二日以内に拠点を破棄した形跡は無し」

         「拠点の内一つはメインストリート周辺に存在する」

           「拠点は全てメインストリート周辺に存在するわけではない」

……いよいよ難しくなってきた。
二つ、ないし三つの拠点を行き来している?
三日おきに移動しているのか?
むしろ例えば……『ヨハネスブルグ』としての拠点と、『自宅』としての拠点を持っていて、なにがしかの理由で本部に出向く必要があった、とか?

     「…………『ミス・マープル』。
      次は『ルンクスは、秋映学園周辺に拠点を持っているか?』でお願いします。
      今はまず、残りの一つ、ないし二つを特定したほうがいいかもしれません」

276『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 23:06:11
>>275(紫)

『ルンクスは、秋映学園周辺に拠点を持っているか?』

    ルルル……

四本の指が乗った『コイン』が、真実に向かって動き出す。


                      ──『NO』。

277青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/17(木) 23:08:56
>>270
そう、大量に設置していきたい。
いざという時、槍の強度を活かして扉を固めたり、剣山として相手の足を止めたりするのに使うつもりだ。
味方が出入りするときは縮めておけば問題も無いし。

(それから、手の甲にも複数設置……したか、来る時に)
相手次第ではあるが、手のスナップと槍の射出で一手の隙を作る事は出来るだろう、多分。

「根城が他のヨハネスブルグと共用か、は気になるな。連中全体の根城があるかもしれんし、
ルンクス個人の拠点を別に持っている可能性もあるし、それが花嫁と共用か、も気になる」

278愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/17(木) 23:18:27
>>276(GM)

「ううぬ……」

なかなか見つからないルンクスの位置に、悩む。

「(わたしは名探偵じゃないんだから、いい質問を思いつくなんて無理なんですけど……
  ていうかどこからどこまで質問したのかわかんない……!)」

「ええと、じゃあ…… 質問です!
 『ルンクスは、地図でいう
 ttp://goldenrectangle.cswiki.jp/index.php?cmd=jumpto&r=http%3A%2F%2Fdl1.getuploader.com%2Fg%2Fgoldenrectangle%2F90%2Fmap.png
 の"A1〜F3"ブロックのどこかに拠点を持っている?』」

地図の上半分のことだ。

279高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/17(木) 23:20:38
>>270
大事無いようだ。

先ほどやろうとしていた
  扉を北、窓を南と仮に見て、西、東の順で壁に耳をつけて聞いて見る。

を実行に移る。

敵対的勢力が出なければ仕事はないが
出ているかもしれないのを見逃すのが一番危険だ。

280『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 23:31:34
>>277(青田)
大量に設置することにした。

(現在発現している『アンテナ』の数と位置をリスト化すること)

>>278(愛川)

ルルル……


──『YES』。


>>279(高遠)
この部屋の窓は北、扉は南に向いている。

東西、つまり隣の部屋に対する壁に耳をつける高遠。
まずは左側、西の壁に聞き耳を立てる・・・・

かすかに、何か物音が聞こえる。
複数の誰かが話しているような感じだ。

281小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/17(木) 23:41:22
>>274 >>276 >>280(GM)
>>277-278(青田と愛川)

回答を見る小角。

「む……そういうわけではないらしい。
 となると、駅やネオンストリート――それに学園のは偶然か。」

残る人が住みそうなところは――郊外か?
あるいはどこか、予想だにしていないところにいるのか?

「うーむ……もうひとつかふたつかの拠点はどこだろう?
 メインストリートは長いし、その周辺でないとなると、けっこう限られる。」

           「……ああ、確かに共通の根城というのはありうるね。
            場所が分かったら、そういうところも調べていきたいところだ。」

そして、場所の割り出しには愛川のやり方がさえている。
複数の拠点がある都合、メインストリートの方の拠点もひっかかるのは問題だが――

「おっと、イエスと出た。
 A1〜F3……これはメインストリート周辺?
 なんだか微妙な感じがする。言い切れないというか……」

地図と回答を照らし合わせる。
メインストリートの周辺、というのならEやFの3は入りそうだ。

「よし、ではわたしの質問は……愛川さんに倣おう。
 『ルンクスは、地図で言うA4〜F6に、拠点を持っている?』」

とりあえず、複数の拠点があるのだ。
メインストリートの大部分を含むこちらも聞いておこう。

282『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/17(木) 23:44:13
>>281(小角)
これで二周目となる質問に移る。

 『ルンクスは、地図で言うA4〜F6に、拠点を持っている?』

ルルル……


                 ──『YES』。

283青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/17(木) 23:59:08
>>280
「高遠さん、ちょっとそのまま」
そう自身に聞こえる声に絞って声を掛けると共に、
自分は動きを止め、高遠の聴覚に集中する。聞こえる会話の内容は解るだろうか?

284紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/18(金) 00:00:40
>>282(GM)

  「……ふぅむ」

少し思案する。
恐らく一つは『住宅街』にある可能性が高い。
人を隠すなら人の中、という奴だろう。
推測するに、『住宅街』にある花嫁の家一つ、
『メインストリート』にあるヨハネスの共用拠点一つ、
そしてどこかもう一つ。
恐らくこの並びだと思うのだが……

    「では『ルンクスは、地図で言うA〜F1、ないしA〜F2に拠点を持っている?』で。
     郊外に拠点を持っている可能性はないわけじゃありません」

 「『ミス・マープル』は、『ルンクスは、松前総合病院周辺に拠点を持っているか?』と」

285エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/18(金) 00:04:47
>『イル・ソン・パティ』参加メンバー

「次は『E4-F5』まで絞ってみるのはどうだろう?
 その範囲にないならかなり限定されると思う」

その場合は『倉庫』「湖畔公園』『住宅街』が候補に残る。

286『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/18(金) 00:05:06
>>280(青田)
高遠の聴覚に集中するが、同じだ・・・・
人間の話している声、という程度しかわからない。

>>284(紫)
『ルンクスは、地図で言うA(1)〜F1、ないしA(2)〜F2に拠点を持っている?』

ルルル……

                 ──『NO』。


『ルンクスは、松前総合病院周辺に拠点を持っているか?』


ルルル……

                 ──『YES』。

287青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/18(金) 00:19:18
>>286
(液蜘蛛は出せない、会話を聞き取るのに集中しても無駄の感がある。さて、何か手は)
とはいっても、そう思いつく物ではない。よって、

「西の壁の向うから声がする。誰か、向うの声を聞ける方法がある人は居るか?」
と聞いてみよう。若しかしたら、誰か方法を持っているかもしれない。

288愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/18(金) 00:19:21
>>286(GM)

「『メインストリートの拠点』は『病院周辺』のようですね」

「『病院の近く』なら、『ナース』を『花嫁』にすれば簡単に潜伏可能……
 あいつ、病院機能を手玉に取ってるんじゃないですか?」

「(これ、いつまで続けるんだろ……)」

「地図の上半分にはあって、上2ブロックにはないから、『A-3からF-3』ラインのどこかに拠点がありますね。
 では、エイノーさんの意見を採用して、『ルンクスの拠点は、F-4、E-5、F-5』のいずれかにある?』」

『病院周辺』に一つあることが判明したので、病院のあるE-4ブロックは除外している。

289『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/18(金) 00:23:18
>>288(愛川)

『ルンクスの拠点は、F4、E5、F5のいずれかにある?』

ルルル……

                  ──『NO』。

290小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/18(金) 00:35:26
>>289(GM)

「これはノーと出たか。
 整理すると、一つは病院。
 一つはメインストリートのどこか。
 あと一つ、あるか、ないか、だね。」

        「し……っ、しかし病院か。
         うかつに診察もしてもらえないとは……」

花嫁がナースなど、何をされるかわかったものではない。
カルテもあるし、個人情報も筒抜けだろう。

ともかく地図で言うと、A3〜F3(住宅街?)に一つ、E4(病院周辺)に一つ。
確定で存在しないのはA1〜F2と、F4、E5、F5。

「では、質問は……そうだなあ。
 そうなると……『黄金町に存在するルンクスの拠点は二つ?』」

「そろそろはっきりさせておこう。
 二つなら、すでにだいたいの位置はつかめた。
 ここからは、より絞っていく質問が良いだろう。」

三つでも、その位置は大きく限定される。

291『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/18(金) 00:51:04
>>290(小角)

『黄金町に存在するルンクスの拠点は二つ?』


ルルル……

                  ──『YES』。

292紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/18(金) 01:01:18
>>291(GM)

  「よし、これなら」

あと少しの質問で、ルンクスの居場所にたどり着ける。
もはやもう一つの拠点の場所は重要ではない。それよりも……

    「『二つの拠点の内、片方は他の『ヨハネスブルグ』と共用の拠点である』」

      「……これが『YES』であるのなら、あと少しです」

   「あとは新規に拠点を作る予定があるのか、宿泊はどちらで行っているのか……
    これだけ確認すれば、たどり着ける」

『ミス・マープル』には、答えが出るまで待ってもらう。

293エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/18(金) 01:07:58
>.289-290
「『倉庫』「湖畔公園』『住宅街』、先の範囲に含まれなかった
 主要な場所はそのあたりだね」

>>285の消去法の結果を伝える。
その上で

>>287(青田)
「高遠君がいる今なら『ある前提』で私に可能だ」

>愛川
愛川に近付き視線が同じ高さになるよう身を屈め懇願する。

「愛川君、私は君を信じて助力をお願いした。私の
『フィストフル・オブ・クォーターズ』の胸部に手を当て
 今一度『スクリーム・アウト・ラウド』の全力を預けると
 誓ってもらえないか?そうしてもらえるのならば
 君に今の『命令』を維持してもらったまま私も
『スクリーム・アウト・ラウド』を発動する事が出来るのだ」

『全幅の信頼』がないとおそらくこの第二能力――――
『ディスク・システム』は発現しない、誠意をもって愛川に頼む。

294『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/18(金) 01:10:34
>>292(紫)

『二つの拠点の内、片方は他の『ヨハネスブルグ』と共用の拠点である』

   ルルル……

                  ──『YES』。

>>293(エイノー)
『ディスクシステム』を使うためには、愛川の『許し』が必要だ。
愛川に近づき、頼んでみる。

295愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/18(金) 01:15:48
>>293(エイノー)

「えっ…… わたしの能力を使えるってことですか?
 あなたのスタンドは物体を半透明にする能力なんじゃ?
 なにそのスタンド」

素直な感想を言う。
他人のスタンドをまるごとコピーできるのなら、ウィルが言ってくれた
『人のスタンドにはそれぞれの個性と強みがある』という発現が完全に崩れさるではないか。

「では…… 試してみます」

エイノーのスタンドの胸部に手を当て、『スクリーム・アウト・ラウドの全力を預ける』と誓う。
愛川にとってエイノーは初対面の何も知らない人間ではあるが、信頼というか
この扱いづらく消耗する能力を任せられるのなら任せたいという気持ちは確かに『本心』だ。

296紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/18(金) 01:25:06
>>294(GM)

   二イイィィィ

   「――――『チェック』」

『詰み』だ。
『詰み』に入った。
自然と口の端が獰猛に吊り上がる。

     「『ミス・マープル』!
      次は『過去三日間、他の『ヨハネスブルグ』と共用の拠点はルンクスの宿泊に使われていない』と!
      そう聞いていただきたいッ!」

恐らく、いいや、きっとこれは『YES』と来るぞ。
『NO』と帰ってきた場合、それは『ヨハネスブルグ』の結束力が非常に高いことを意味する。
――――『逃げ潜む者』が、他の仲間と共用の場所で泊まっている?
そんなわざわざ敵を引き込む行動を、他の仲間が許容するのか?
『NO』であれば……あるいは、『花嫁の家に泊まっている』という推測自体が間違っていたか。
さぁ、どう出る。

297『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/18(金) 01:29:52
>>295(愛川)
唐突なエイノーの申し出に面喰らうが、
そもそも、愛川がどうにか出来るタイプの能力ではない。

今回も言われるまま、『許可』を出した。
いかにも豪快そうな、『フィストフル』の胸に手を触れる──

(能力は供与スレにて確認すること。
 リンクもお忘れなく)

>>296(紫)

『過去三日間、他の『ヨハネスブルグ』と共用の拠点はルンクスの宿泊に使われていない』


   ルルル……

                  ──『YES』。

298愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/18(金) 01:37:40
>>297

「つまり、『病院』と『メインストリートのどこか』に二個の拠点があって
 ルンクスは『ヨハネスブルグと共通の拠点』はほとんど使っていないわけですね」
「さすが紫さんは名探偵です」

愛川は、小角のスタンド力と紫の推理力に関心することしかできない。

「黒人の集団が病院を拠点にしてたら目立つと思うので
 『共通の拠点』は『メインストリートのどこか』の方だと仮定して……
 じゃあ、『ふだんのルンクスは病院か病院関係者の家に寝泊りしている』?」

より具体的な質問をする。

299『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/18(金) 01:44:55
>>298(愛川)

『ふだんのルンクスは病院か病院関係者の家に寝泊りしている』

ルル  
          ル 
     ル


『コイン』は、『はい』『いいえ』の間を往復した後、
元の位置に戻り、停止した。

300愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/18(金) 01:47:20
>>299(GM)

「?」

「小角さん、この反応はいったい?」

細かいことは、スタンドの本体である小角に聞かないと分からない。
エイノーのスタンドの胸部に手を当てたまま質問する。

301小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/18(金) 02:01:09
>>299-300(GM、愛川)

「む、この反応は……ええと。
 そうだ、イルソン君が『回答を限定しかねる場合』の動きだ。」

        「……んん?」

限定……しかねるか? 寝泊まりしているか、していないかだ。
論点は一つだけ。ダブル・バレル質問ではない。

病院関係者の家とか、病院ではない――というならそれも『いいえ』になるはず。
ふだん、というのがいまいちあやふや、ということだろうか……?

「どこか、ひっかかる要素があったらしい。
 わたしにもそれがどこが、かは分からないが……
 ううむ、わたしの方で質問しなおしてみよう。」

これで小角のターンは三回目。
つまり、三周目、2万円に突入だ。(現在までの消費:6万円)

「……おほん。
 『ルンクスは過去3日以内に、病院、病院に関係する施設……
  あるいは、病院の関係者の家で寝泊まりした?』」

これならば具体性は保ちつつ、あやふやな概念もない。
これで無理なら、根本的な間違いがあると思おう。

302『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/18(金) 02:18:52
>>301(小角)

『ルンクスは過去3日以内に、病院、病院に関係する施設……
  あるいは、病院の関係者の家で寝泊まりした?』

ルルル……

                 ──『NO』。

303紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/18(金) 22:45:51
>>302

   「ほう……」

……考えられる手筋はいくつかある。
いずれにせよ、一つ一つ潰していく形になるか。

    「『ルンクスが松前総合病院付近に持っている拠点は、他の『ヨハネスブルグ』と共用のものである?』
     ……これも『NO』であるのなら、そもそもルンクスは宿泊している場所を『拠点』と見ていないか。
     それとも、病院の近くに拠点があるというだけで拠点自体は病院と関係ないか。
     あるいは、両方他の『ヨハネスブルグ』との共用で、たまたまこっちに宿泊していないか」

『ミス・マープル』の質問は、答えを待つ。

304『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/18(金) 23:34:36
>>303(紫)

『ルンクスが松前総合病院付近に持っている拠点は、他の『ヨハネスブルグ』と共用のものである?』


ルルル……

                 ──『NO』。

305愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/19(土) 19:45:54
>>304

「? え、えと、つまり…… どういうことなんですか」

ルンクスは『個人の拠点』とヨハネスブルグ『共通の拠点』の二つを持ち
病院の近くに『個人の拠点』を持っていて
『共通の拠点』は過去三日使っていないが
しかし過去三日は『個人の拠点』でも『病院関係者の家』でも寝泊りしてないらしい。
じゃあどこで何をしているのか? よく分からなくなってきた。

だが、名探偵ならぬ身でも、『質問』はしなければならない。

「つまり、『ルンクスは過去3日、拠点といえる場所以外で寝泊りしている』?」

306小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/19(土) 23:02:58
>>304(GM)

「むっ? ノーと出たか。
 どこが――あ、そうか。病院の近くだからって、病院関係とは限らない……のか。」

付近、というのの基準にもよるが、病院のごく近くにも別の建物はあるはずだ。

「ううむ、決めつけるのはすこし早計だったか……」

顎に手を当てて、愛川への回答を待ちつつ、呟く。

307エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/19(土) 23:26:26
>>303-306
「それなりにルンクス氏を知っている人物から聞いたが
『周囲10m以内に近付いたら殺す』と彼は身内の女性達に
 宣告されているそうだ。『寝宿』を共にはできるまいよ」

バジからの情報を元に今回の『結果』について所感を述べる。

308高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/19(土) 23:28:50
>>280>>283
現状では詳細まで確認する手段がなさそうだが
物音というか、何か話しているようなのはわかった。

とりあえず、もう片方の壁にも耳をつけに行きつつ考える。

(『四肢』……か)

309青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/19(土) 23:44:46
>>308
高遠が移動するようなので代わりに耳をくっつけに行こう。
声がするのが解るなら、室内に居るか室外に居るかは解るだろうし、
室外に出るようならその旨自分に聞こえる程度の声を聴覚送信で送って知らせる。

エイノー氏が方法を持っているようなら、それ待ちだ。
勿論、この間も窓と扉の液蜘蛛から注意をそらさない。

310エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/20(日) 00:01:44
>>309(青田)h
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408366443/693
限定的ながら『複写』に成功した『F・O・Q』右手を動かし

「成程『弱毒使用可能』なあたりの『相性』か、『浸透』が欲しかったが。
 ああ青田君、幾許迎撃の即効性に欠けるが割と確実な『Bプラン』もあるので
 まだ『手』はあるよ」

青田に『別の探知案』も思いついている事を伝える。
実質『Bプラン』の方が高遠の負担にならないかも知れない。

311青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/20(日) 00:07:18
>>310
「どんな?それ次第では協力できるかもしれない」

どのようなプランか解れば何か助けになるかもしれないし、内容を確認したい。

312『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/20(日) 01:25:14
>>305(愛川)

ルルル……

                 ──『無関係』。

『コイン』は珍しく、
『無関係』のマスに移動し、停止した。

>>306(小角)
ここまでい得られた情報は複数あるが、
かえって真実が見えなくなってきた。

小角は愛川への回答を聞きながら、状況の推理に入る。

>>307(エイノー)
バジから聞いた情報を、仲間に教えた。

>>308(高遠)
反対側、つまり東側の壁に向かい、同じく聞き耳をたてる。

・・・・こちらからは、物音が聞こえない。

>>310-311(エイノー、青田)
探知案について、青田とエイノーは相談する。

313愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/20(日) 01:33:17
>>312

「ええ……」

『過去三日、拠点といえる場所以外で寝泊りしているか、否か』。
答えは『はい』か『いいえ』じゃないのか?
いよいよもって、返答が愛川の理解を超えてきた。

「小角さん! どういうことなんですか! 『本体』なんでしょう!?
 説明してください!」

本体である小角を問い詰める。

314青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/20(日) 01:38:42
>>313
「悪い、そっちから意識が外れてた。
質問は『ルンクスの黄金町における拠点について』であって、
拠点外に関する質問をしたら弾かれる、んだったと思う」

小角に食ってかかる愛川にそう声を掛ける。無論小声だ。

315小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/20(日) 01:41:59
>>312(GM)
>>313-314(愛川、青田)

「えっ……む、無関係か? イルソン君。
 ううむ、ううむ……さっきの質問と、そう違うかなあ……」

       「……拠点以外、だからか?
        拠点に関する問いではない、と?」

そういうことだろうか?
この黙する盤は質問以外には答えてくれない。

「ううむ……青田くんの言う通り、なのかなあ……?
 イルソン君の基準は、わたしにも全部わかるわけじゃあない。
 ただ……こ、今回は、テーマとは外れていた。らしい。」

ともかく、質問は続けよう。
4周目。これくらいの出費なら許容できる。
(現在までの消費:9万円)

「この周が終わったら、テーマを変えよう。
 なんなら、今変えてしまってもいいが……
 わたしは、それほどいいものは思いつかないぞ。」

いいテーマの提案があるなら、そちらへ移行する。
特にないようなら、このまま質問を続けることになる。

      (……びょ、病院付近の拠点は、事実存在するんだ。
       そちらがルンクスの拠点……なのは間違いないのだろうが……)

「実際、愛川さんの質問は気になるところだね。
 拠点以外でも寝泊まりしている可能性はある。
 もっとも、イルソン君はお気に召さなかったようだが……ううん。」

効き方を工夫する必要がありそうだ。
現状聞きたいのはそこか、あるいは『病院付近で寝泊まりしているのか』だ。

病院関係者のところでは、ないらしい。
だが、病院付近の拠点で寝泊まりしていないとは言っていない……

316エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/20(日) 06:15:27
>>311(青田)
「間違いなく協力は必要なので説明すると、愛川君の
『スクリーム・アウト・ラウド』が『物質特性』も保有しているので
2匹分『浸潤』カートリッジを抜き青田君に元に戻した『F・O・Q』右拳に
『アンテナ』設置をお願いして『F・O・Q』右肩と『アンテナ』に『スロット』を
作製して『浸潤』カートリッジを『装填』する。これで5分間隣の部屋からは
『壁の隅の染み』にしか見えない『中継アンテナ』を送り込める、というのが
『プランB』なのだがどうだろう?」

青田に第2案の内容を説明した。
可能な筈だが『穴』や『思い落とし』があるかもしれない、意見を聞きたい。

317エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/20(日) 08:49:38
>>316追加
ふと考えて言葉を繋げる。

「あと『調査の保留』という不利益はあるが確実な手を思いついた。
 その隣室と隔てる壁から『遮音』カートリッジを抜く。せいぜい
 ダンボール越し程度にしか物音を遮らなくなるだろうから5分間
『聞き放題』だ。ただしこちらも会話や物音をなるべく控える必要が
 あるだろうが」

一番確実で一番ハイリスクな手段ではある。

318紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/20(日) 18:09:04
>>312(GM)
>>315(小角)

  「ふむ……でしたら言葉を少し変えて」

    「『ミス・マープル』。
     『ルンクスの保有する拠点は過去三日間、ルンクスの宿泊のために使われているか?』と
     これなら間違いなく『拠点についての質問』になるはずです」

まだ、『ミス・マープル』の質問は残っている。
多少順番は前後したが、小角→紫→愛川→ミス・マープルで、今回は『一周』だ。

   「まぁこれで『NO』と出たら、足取りを追うしかありませんね。
    というか実のところ拠点を押さえる必要はどこにもなくて、『ルンクスがいる場所』がわかればそれでいいのですが。
    実際のところ、この『拠点』は『使用している』と回答が出ています。
    ならば他のメンバーと共用していない『病院付近の拠点』の方を狙う、ということでも、恐らく問題ないとは思うのです。
    敵の本拠地に直接乗り込む、という点では問題と言えば問題ですが」

そのためには、『病院付近の拠点』の正確な位置と、『今日と明日もその拠点を使用するつもりなのか』を確認する必要があるが。

319青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/20(日) 23:34:07
>>316-317
「申し訳ない、アンテナを単独で送り込んでも音を受信する事は出来ません。
……しかし、遮音性、機能を出し入れできる、ならそこのマイクから音という情報を得る機能を移せませんか?
壁に音という情報を得る機能があれば、こちらの壁にアンテナを設置すれば情報を得られます」

自分が持ち込んだレコーダーのマイク部を指さしてそう提案する。

320エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/20(日) 23:46:47
>>319
「成程、理解が浅くて失礼した。ではレコーダーから
『集音』『指向性』を借り受けよう。それで『隣からの声』を
『一方的』に集音できると思う」

一時『スクリーム・アウト・ラウド』を『D・S』の記録に戻し
青田のレコーダーから『集音』『指向性』カートリッジを作製。
『指向性』を隣の部屋に設定すればスロットを作製してセットすれば
『一方的な盗聴』が成立するはずだ。

321『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/21(月) 00:05:54
>>319(紫)
推理を働かせながら、『ミス・マープル』に次の質問を依頼する。


 『ルンクスの保有する拠点は過去三日間、ルンクスの宿泊のために使われているか?』


ルルル……


                  ──『NO』。

こたえは、『いいえ』だ。


>>319-320(青田、エイノー)

ズギュ!ズギュ!

相談の末、エイノーは『DS』を外し、
青田のマイクから『集音』と『指向性』の機能を抜き出し、
『カートリッジ』にした。


これを壁のス『ロット』に差し込めば──


        ド ド ド   ド ド ド ド ド


──壁の向うの声が、より大きく聞こえる!
そして指向性によって、こちらの音は向うには聞こえない・・・・成功だ!

322エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/21(月) 00:10:55
>>321
>青田
青田の方を向きサムズアップ。
『そこまで都合よく機能集約可能か』は賭けだったが
どうやら今回は『勝った』らしい。

323小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/21(月) 00:17:52
>>315(訂正)
支払いはミス。
この時点ではまだ『3周目』の途中。
よって、現在までの消費:6万円が正しい。

>>321(GM)

「……! い、いいえ……か。」

答えは、『いいえ』。
想定の範囲外ではあったが、やはり意外だ。

    「きょ、拠点では寝ていないのか……!
     な、なぜだろう。わざわざ用意したんだろうに。」

手間は多少なりかかっているはず。
……もしかすると。

「む、向こうも、拠点の位置を調べられることは織り込み済み……か?
 ……ううう、どうする? 一応、正確な位置は調べておくかい?
 それとも、このテーマは終えて、や、やつ自身の足取りを探る?」

         「……ちょうど、周回が終わったところだ。
          テーマを切り替えるなら、いいタイミングだと思うが――」

ルンクスを見つける、という観点では、それよりやつ自身を調べるべき局面。
とはいえ、敵の根城の目星をつけておいて、損はするまい。

324愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/21(月) 00:19:07
>>321(GM)

「どうやらルンクスは拠点以外、それも病院関係者以外の家で寝泊りしているようですね。
 その辺の女でも片っ端から『花嫁』にしてるんでしょうか」

ひとまずの答えが出た。

「それにしても……
 言葉尻をとらえていちいち細かく効果を変えて、屁理屈みたいなスタンドなんですけど」
「いちいち厳格に考えるんじゃなくもうちょっと柔軟に受け答えしないと
 社会じゃやってけないと思うんですけど」

自分のスタンドもそうであることを棚に上げたように、愛川はため息をつく。

「テーマはどうしますか? わたしは思いつきませんけど」
「ところで、隣の部屋はどうなりました?」

小角たちと話しながら、青田たちが差した『マイク』の声を聞く。

325青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/21(月) 00:20:40
>>321>>322
一度頷いた後、壁に携帯電話のアンテナの聴覚送信を設置して、壁が得る音の外部情報を得たい。
そして、壁の向うの会話内容を探りたい。どんな会話をしているだろうか?

326紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/21(月) 00:22:42
>>321(GM)
>>323(小角)

  「――――やはり、これは『NO』」

流石に相手も、一筋縄ではいかないか。
……いい、いいぞ。そうでなくては面白くない。

    「仰る通り、『足取り』と『予定』を追って比較的無防備なところを狙うか……
     それとも、『拠点の情報』と『ルンクスの情報』を抜いて攻城戦に備えるか」

   「フフフ、楽しくなってきました。
    『チェック』はかけていても、『チェックメイト』にはまだまだかかりそうです」

          「ま、私は前者を推しますがね。
           後者について調べるにせよ、ルンクスが『毎日病院を使用するか』は確認する必要がありますし。
           それに相手がこの手の調査を織り込み済みなら、特殊な逃走経路を用意している可能性もあります。
           次は『ルンクスの足取り』のセンを追いたいとこですが、どうでしょう?」

327小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/21(月) 00:29:42
>>324(愛川)

「まさか、野宿はしていないだろうしね。
 あるいはホテルでも借りているか……」

推理の余地はある。
とはいえ、これでは推理というか推測に過ぎないが。

「こ、こら、イルソン君の悪口はよしたまえ。
 それにだぞ、きっ……きみの蜘蛛だって、柔軟性がないじゃないか!」

          「……まったく。」

盤に向き直る。

「さて、テーマだが……『ルンクスの居場所について』?
 あるいは、『ルンクスの足取り』? 
 もう少し広くして、『ルンクスの行動』でもいいかな……それは広いか。」

テーマは迷いどころだ。
無暗に広くしても、狭くしても支障が出る。

>>326(紫)

「名探偵どのは足取り推しかね。
 まあ、わたしもどちらかといえばそうかな。」

テーマを変えるなら今はいい機会だ。
周回の途中で変えるなんてのは無駄が多い。

「では、テーマはストレートに『ルンクスの黄金町での足取りについて』――
 それで、異論はあるかな、みんな。『行動について』くらい広いほうがいいかい?」

あとから言われても困るので、異論は聞いておく。

328エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/21(月) 00:30:17
>>323
「『食事をして情報を仕入れ装備を整える場所』で
 必ずしも『寝泊り』する必要はないと思うよ?
 特にルンクス氏の場合『湖畔公園』『住宅街』で
『用は足りる』、と、思う」

女性達相手に解説したい事柄ではないが、『倫理』尊重では
回せないのが『戦い』というものだろう。
前回『子供』に負けて身に染みたので小角達には取り繕わないのが
『戦友』としての誠意だと思う。

329紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/21(月) 00:37:04
>>324(愛川)
>>327(小角)

    「……スタンドの話で喧嘩するのはやめなさい。不毛だから」

思わず呆れ顔になりつつ。

     「まぁ『名探偵』ほど大概偏屈なものです。
      スタンドにしたって同じようなものでしょう」

そりゃあ確かに、この卓を囲んでいるスタンド使いのスタンドは三者三様『偏屈』なスタンドだとは思うが。


…………閑話休題。


    「んー、『行動について』、ぐらい広げてもいいんじゃないでしょうか。 
     それなら『だれそれを『花嫁』にしたか』なんて質問もできますし」

330愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/21(月) 00:39:07
>>327(小角) >>329(紫)

「欲しくて柔軟性のないスタンドになったわけじゃないんですけどー!」

ぷりぷりと怒る愛川。
しかし、静止されたので黙った。

「テーマは…… まあそれでいいんじゃないですか?
 他にも思いつきませんし」


>>328(エイノー)

「た、確かに……
 家を持たず高原で裸で寝るアフリカ人なら
 屋根のあるところじゃなくても、どこででも『寝泊り』できますけど」

愛川はアフリカ人への偏見を丸出しにしているが
エイノーの持ち込んだ新たな視点には素直に関心しているようだ。

331『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/21(月) 00:44:14
>>322>>324>>325(エイノー、愛川、青田)
青田に成功を伝えるエイノー。

青田は壁に『受信アンテナ』をつけ、会話を聞こうとするが、
壁にはセンサーの類はない為、
『受信情報』を伝達する『アンテナ』の役には立たない。

だが、『集音』によって聞こえる声は、
耳を済ませば、十分に内容がわかる音量だ。
三人は声を潜め、隣室の声に聞き入る・・・・

──声の主はおそらく三人。
男、女、男で、まだ若い。おそらくは大学生だろう。
教授は不在らしく、学生同士の他愛ない歓談が続く。
内容から察するに、教授の論文指導を待っているらしいが、
今のところ、会話の中身は女性の過去の恋バナと、
男性二人のちゃかし合いに終始している・・・・

>>326-330(紫、小角、愛川)
次のテーマについて、相談する三人。
その時だ──


             RRRR・・・・

携帯の呼び出し音が、鳴り始めた。
とっさに反応したのは、『愛川』だ。
これは・・・・自分の携帯だ。

332小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/21(月) 00:53:35
>>329(紫) >>330(愛川)
>>331(GM)

「あ、う……す、すまない。
 わたしとしたことが、知性を欠いていた……」

      (うう、む、向こうがさっきに言ってきたのに。
       ……だ、だが、言い返したのは賢くなかったか。)

愛川に詫びる。
さて、本題に戻ろう、と――

             RRRR・・・・

「……愛川さんかい、電話?
 テーマは決まったし、電話してくれてかまわないぞ。
 その間は、3人で進めておくよ。時間も惜しいしね、今は……」

相手にもよるが。
まあ、4人が一時的に3人になるくらいならよし。

「よし、では、次なるテーマは。
 『ルンクスの黄金町における行動について』……だ、イルソン君。」

やや小声でテーマ変更を宣言。
これで、出費は1万円に戻る。
(現在の出費額:7万円)

「え……エイノー先生が言うように……
 やつが湖畔公園で野宿していたとしても!」

            「このテーマなら足取りを掴める。
             ……はずだ。邪魔が入らなければ。」

青田とエイノーの方を気にする。

妙な動きはないだろうか?
何やら優れた斥候術を用いてるのはわかるが。

333愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/21(月) 00:56:02
>>331

「電話……? あれ、これまさかわたしの電話? 誰でしょうか」

愛川が真っ先に連想したのは『カズ』だが、『カズ』が電話を掛けてくるわけがない。
家族も愛川が学校に行っている時間帯には電話は掛けないだろう。
あるいは、『ウィリアム』や『貝橋』といった連絡先を教えた愛川の知り合い(数えるほどしかいない)だろうか。

「あ! 早く出ないと電話が切れちゃう!
 すみません、ちょっと失礼します」

慣れない手つきで所持品から携帯電話を取り出し
掛けてきている名前を確認して、電話に出る。

「(今は家を持たず高原で裸で寝るアフリカ人のことについて調べないといけないのに……)
 はい! もしもし、愛川ですけど!」

334青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/21(月) 01:00:28
>>331
「特にこっちを狙っている感は無い、か」
そう呟くが、
「先生、差しさわり無ければこのままでお願いします。どうせ使わないマイクでしたし」

そう、TCQなら、マイクで情報を得る必要が無い。というかアンテナで聴覚を送信すれば録音できた筈だ。
それに、

「短時間誤魔化すための会話の可能性もありますし。」

335紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/21(月) 01:06:02
>>328(エイノー) >>330>>333(愛川)
>>331(GM) >>332(小角)

   「……いや、現代の都市部に住むアフリカ人は普通に文明的な暮らししてますけどね?」

アフリカ人だからみんな野宿できる!ってわけでもない。
日本人がみんなサムライじゃないのと同じことだ。
しかしまぁ、例えば『湖畔公園にある家』を奪うことはできるわけで。
時期的に、まだまだ浮浪者は元気な季節だろうし。

     「ええ、しかし、ええ。
      寝泊りするだけならどこでもできる。洗脳能力を持つならなおさらです。
      極端なことを言えば、今日自宅に帰って、我々の家族や大家が洗脳されていない保証はどこにもない」

    「それだけに、ここで足取りを正確につかむ必要がある。
     さ、楽しんで行きましょうか」

と、笑ったところで……

>             RRRR・・・・

        「ん、電話ですか」

まぁ、そういうこともあるだろう。
聞き手が一人減ったのは痛手と言えば痛手だが、一時的なものならさほど問題があるわけでも無い。
問題なく、こちらで質問を始めるとしよう。

    「まっ! 邪魔が入らない内にさっさと進めてしまいましょう。
     まずは、『ルンクスは過去三日間、病院を毎日使用しているか?』からで……」

……さて、特に何事もなく質問が進めば、それでいいのだが。

336エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/21(月) 01:06:34
>>332
まあ『隣』は『学生をイジルのが好きな先任が勿体をつけている』と
教えてやりたいが当座そうもいくまい。
なのでそろそろ『モラル』的に胃が痛いが愛川の携帯の『表示』と
聞こえるなら『受信音声』に注意する。

隣が豹変しない保証はないが幸い青田も聞いていてくれる。
逆に青田が愛川の会話に注意するようなら隣の世間話から耳をそらさない。

337エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/21(月) 01:09:56
>>334
「大丈夫だよ。5分は保つし何であれば精度は落ちるが
 私のスマートフォンの類似機能で『延長』するよ」

青田の要望に対して応える。

338『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/21(月) 01:27:42
>>332(小角)
悩んだ末、次のテーマを

『ルンクスの黄金町における行動について』

に決めた。

          ド ド ド   ド  ド ド ド

壁からの声は、普通に小角にも聞こえている。
ほとんど壁がないかのように、だ。
会話を聞く限りでは、妙な様子は感じられないが・・・・

>>334(青田)
確かに『聴覚』で得た情報を送り、録音することは『可能』だ。

エイノーに能力の継続を頼む。

>>335(紫)
愛川に電話に対応することを勧め、『質問』を再開する。


『ルンクスは過去三日間、病院を毎日使用しているか?』

ルルル……

              ──『NO』。

>>336-337(エイノー)
青田に応じ、声に注意する。
壁越しとは思えないクリアな音声は、ともすれば会話の邪魔に思うほどだ。

会話は次第に、男の一人の過去話に移り始めた。
冗談まじりの失恋話に、二人が聞き入っているのがわかる。


>>333(愛川)
「待たせんなッつーの、バカ」

電話口に出たのは、愛川のもっともよく知る声。
──『親友』のカズこと、『三相華澄』だ。

「それよりあんた。
 ガッコサボッて何やってんの?」

339小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/21(月) 02:00:07
>>338(GM)

「これも、『いいえ』と出た。」

「ううむ……では、次はわたしだ。
 『ルンクスが過去三日間、毎日訪れている場所が黄金町に存在する?』」

         (つまり、やつのお気に入りスポット……
          あるいは、生活上ぜったい通ることになる道だ。)

質問は、声量を落として行う。
自分が認識できる肉声なら問題ない。

「……これが『はい』なら、その場所を絞るのもアリかな。」

……愛川の電話相手が誰だか知らないが、聞かれるのはよくない。
そいつが花嫁になっていない保証などどこにもないのだし。

                 (え、エルガマルのように……あるいはわたしのように!
                  こちらを調べるスタンドが敵にいてもおかしくない……)

とはいえ、隣の部屋の警戒は青田やエイノーに任せている。
護衛も二人いる。ここは、質問に集中したい。

340愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/21(月) 02:16:28
>>338(GM)

携帯電話をバッグから出した途端に、部屋に『着メロ』が鳴り響く。

  『とおうるるるるる』
              『とおうるるるるる』
            ピッ

「はいもしもし。……あっ、カズ!」

電話の相手は、愛川のよく知る人物…… 『カズ』だ。
カズは愛川の幼馴染であり、幼い頃から愛川に細やかな命令を出してきた『親友』にして影の支配者的存在。
愛川が『刺青』を入れて『スタンド使い』になったのも、元を正せばカズが言い出したことだ。

「お待たせしましたけど。学校サボって何してるかって?
 実は、カズは知ってるとと思いますけど、あの悪の『スタンド使い』……
 『ヨハネスブルグ』の件についてですけど」

いつもの『カズ』の悪口を聞き流しながら、よどみなく答えていく。
『カズ』は『一般人』――愛川が知る限りでは――だが、『スタンド』については知っている。
そもそも愛川が『ヨハネスブルグ』のことについて調べていたのは、『親友』である『カズ』の要請が発端である。
(参考:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1393171061/732)
その他、愛川が知ることができた重要そうな情報は全てカズに伝えてある。

「今、この間言った『ウィリアム』さんの関係で、信頼できる『名探偵』二人――いや、片方は『スタンド』だから一人かな?
 とにかく出会って、一緒に『ルンクス』の居場所を見つけ出してやっつけるため、『大学棟』であいつの情報を調べているんです」
「詳しくは言えないんですけど、協力者の一人が『なんでも知ることができる』っていう凄いスタンド能力で
 でもこの能力にはお金が必要みたいなんですけど、ちょっとこの間貸した『60万円』と今まで積み立てた友達料……
 ってこれじゃ『振り込め詐欺』ですね、アハハ」

自分で貸した金に振り込め詐欺も何もないかもしれないが、愛川はそれに気付かない。

「ああそう、『黒人』には気をつけて。
 カズは学校来てますよね。今、『黒人の転校生』とか『黒人の新任教師』とか噂になってませんか?」
「『友達間の噂話』とかは、わたしよりカズの方が詳しいと思いますけど」

聞き返す。

341小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/21(月) 02:27:59
>>340(愛川)

「……………………」

        「お」

           「おいっ、きみ、愛川さん。
            その相手は……し、信用できるのか?」

    「うぃ、ウィルくんやその仲間じゃないな?
     いったい、誰と……電話しているんだ、きみは……!?」

ベラベラと、絶対言ってはいけない部類の情報を喋る愛川。
思わず、声をかける。

         ・・・・いや。

「……も、もし、もしだぞ。
 もしその相手が、そ、『そうなら』……
 そ、そうじゃないと言い切れまい!」

「ど……どうするんだ。
 もしそうなら……い、いやそうじゃなくても!
 ぶ、部外者だろうっ! その相手っ!」

                「……ううう―っ……」

回答を待ちつつ、気が気でない様子で愛川に視線をぶつける。
紫を、いくらかの確認の上で呼んだのとは、ぜんぜんわけが違う。
言ってしまったものはしょうがないとはいえ。

         ・・・・これはさすがにまずいのでは?
            それとも何かの確信をもっているのか?

342愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/21(月) 03:41:57
>>341(小角)

「大丈夫ですよ。信用できます。
 カズは『スタンド』や『ヨハネスブルグ』について知ってるんです。わたしが話したので。
 ウィリアムさんのことも伝えてあるから、『部外者』ではありませんけど」

「それに、わたしがウィリアムさんと協力することを決めたのはこの間が初めてなのに
 ウィリアムさんの直接の知り合いならともかく、わたしの『友達』をピンポイントで『花嫁』にできるわけないでしょう?」

愛川なりの考えを話していく。

「あとカズは身持ちが硬いから、あんな黒人についてくわけないしー」

これは考えではなくただの願望だ。

343小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/21(月) 03:50:17
>>342(愛川)

「そ……そうなのか? それなら、信用していいのか……
 だ、だが、ううむ……や、やはり……そ、そんなにこう、開けっぴろげに言うのはだなぁ……」

気になる――が、愛川の言うことも最もかもしれない。


(そ、そんなピンポイントで、『親友』のような相手がルンクスの花嫁にされているとも考えにくい。確かにそれはそうだ。)

            (……だ、だが、もし……もしということは……無差別に花嫁にしてるかもしれないし……)


疑い出せばキリがない。キリがないが……
やはり、もう、言ってしまったのだ。
それに、あまり疑いすぎると、この場にいる女性すら信用対象から外れかねない。

「み、身持ちとかそういう問題では……ええい、し、知らないぞわたしは!
 な……なにごとも……せめて調査が終わるまで、なければいいのだが……」

不安要素が増えてしまった感はあるが、いまさらどうしようもない。
ここは質問に集中し、何かあるまでに少しでも情報を集める姿勢で行こう。

                  ・・・・回答を待つ。

344高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/21(月) 20:17:02
>>338
>>343
ちょっとの間に目の前?で繰り広げられる状況に目を丸くする。

茶でも飲んでたら噴水にしてただろう。

「……白かそうでないかって話になるなら、
 ……その、今ターゲットにされてるって人(ウィリアムの事)をのぞいて
 『ルンクスはここに居る者達やその知人、あるいは両方を一人でも花嫁化したか』とか」

音のしなかった方に首を傾げつつ、言う。

妙なタイミングで起きると疑われる。という
先ほど自分の身にも起きた例が考える側になってようやく分かる。

345小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/21(月) 20:28:49
>>344(高遠)

「……い、いいアイディアだ。
 もしそれでクロだと分かっても、もはや遅いというのが問題だけどね……」

すでに場所は教えてしまった。
あるいは、裏を取られてしまった。

「シロだとしても、べ、べつに安心はできないし……どうせ敵は来るのだろう? え、エルガマルとやらを信じるなら。」

分かって損はしないが得もしない。
対処が多少しやすくなるか? そうでもない気もする。

……まあ、今後役に立つこともある、かもしれないが。

346紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/21(月) 22:10:44
>>338-345

    「………………………」

絶句。
あまりにも軽快なゲロりっぷりに、もはや言葉も出ない。

        「な」

     「なにも場所と能力まで喋ることもないでしょうに……今から呼ぶっていうのならまだしも……」

思わず頭を抱える。
が……切り替えよう。

    「……まぁ、さておきましょう。
     敵は『来る』。
     その……『カズ』さん? が関係あるにせよ、ないにせよ、そういう前提でいきましょうか。
     そのためにこれだけの人数がいるわけですし、ね」

ここで愛川を責める意味は、無いとは言わないが時間の無駄だ。
実際のところ、内通を疑うレベルの発言ではあったが……

       「…………とはいえ。
        後から入ってきた私もそうなのですが、女性であれば誰だって疑わしいことには変わりはない。
        万が一を避けるというためにも、各人の疑心暗鬼を生まないという意味でも……やっておくべきかもしれません。
        『ルンクスはここにいる人間に対し『花嫁化』の能力を使っているか?』という質問を。
        その『カズ』さんが『花嫁』かどうかはこの際問題ではありませんが、もしもこの中に内通者がいた場合は問題どころではない」

     「相手が『洗脳』を能力としている以上、これは人格がどうとか信用がどうとかそういう次元の話じゃないんです。
      ここで一度ハッキリさせておくのがよいと思うのですが、どうでしょう?
      幸いにして、本来ならばどうやっても不可能な『潔白の証明』の手段は、ここにあるのですから」

347エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/21(月) 22:14:31
>>342>>344>>345
「いずれ『賽は投げられた』。方向がわかっているのを
 幸いとして受ける他あるまいよ。『仕事』である高遠君には
 申し訳ないがこちらも最大限努力するのでお互い頑張ろう」

いささかの苦笑を交えて言う。
確かに愛川は軽率と思わなくはないがヤング・ダイヤモンドが
この試みを看過するはずもない、来る『方向』がわかるなら
儲けものだ。

隣の世間話が平和裏に進行しているかも気になる。

348青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/21(月) 23:39:02
>>342-347
「ルンクスに関する情報はばら撒いて構わないが、小角さんのスタンドに関しては拙いな。
能力ってのは生命線だ、君で言うなら『能力を知ってるから全く命令しない』相手に、
襲われる可能性を意味する。注意するべきだ、相手が誰であろうと」
「それからそうだな。信頼できるなら、喋り出す前に周囲に言うべきじゃないかな?」

そう愛川に言いつつも、隣の部屋の会話が気になる。
その失恋話、黒人男性が登場しないだろうな。

349『小角 宝梦は火種となる』:2015/09/22(火) 23:54:24
>>339(小角)
警戒は護衛に任せ、小角は質問を続ける。

『ルンクスが過去三日間、毎日訪れている場所が黄金町に存在する?』

ルルル……

               ──『NO』。

>>340(愛川)

「──ハァ?何それ?」

愛川の状況説明を聞き終えた上で、
カズが最初に見せた反応が、これだった。

「お金出したら真実が教えてもらえる?何でも?
 アンタ、騙されてンじゃないの?
 ダイガクとか、たまーにヘンな宗教サークルあるらしいし。
 アンタが損するのは勝手だけど、
 私に貸すお金がなくなるのは絶対ヤだからね、『親友』として」

「とりあえず・・・・大学棟だっけ?
 今から私も行くから、迎えに来てよ。
 信用できる相手かどうか、私が確かめるから。
 アンタじゃスットロすぎて話なンないし」

愛川の質問には一切触れることなく、
要求のみ突きつけられる──いつもの『カズ』だ。

>>342-344(小角、愛川)
あまりに開けっ広げな愛川の口ぶりに
当然のように反発する小角。
愛川は自信ありげだが、果たして信用できる相手なのか?
愛川以外に誰も面識のない、未知の少女なのだ。

ともあれ──小角は質問を続ける。

>>344-346(高遠、小角、紫)
『イル・ソン・パティ』で調べてはどうか、と高遠は提案する。
飲み物を口にしていなくて、本当によかった。

小角は半ばやけくそ気味に信じようとするが、
紫は高遠の提案に賛成する。

>>347(エイノー)
敵が来るもの、という前提で、エイノーもまた受け入れることにした。

世間話は多少主題が変わりつつも、続いている。
まだ教授は来ていないらしい。

>>348(青田)
愛川に忠告しつつ、隣の話題に耳を傾ける。

今は男の過去の失恋話なので、おそらくは関係ない。
もっとも、特に黒人と言わなければ、
登場人物の人種まで把握するのは難しいだろう。

350愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/23(水) 00:09:43
>>349(GM)

「まったく、仕方のない『親友』ですねー。
 じゃあ、わたしが迎えに行くので、『大学棟』の入り口で合流することにしましょう。
 またあとでー」

それだけ言って、電話を切る。

「小角さんの能力を疑うなんて……
 まっ、『スタンド使い』じゃないんだから仕方ないか。
 虚空にお金が消えていくところを見れば、トリックじゃないって信じてくれますよねー」

ため息をつきながら、一同を見回す。

「というわけで、今から『カズ』を迎えに行ってきますけど……
 皆さん疑うようでしたら、誰か一緒に行きますか?」
「なんなら小角さんのスタンドで『カズはルンクスの花嫁か?』って聞けばいいと思いますけど。
 カズが花嫁なら花嫁で、とっ捕まえてスタンドで『質問責め』にしちゃえば
 ルンクスの行動パターンの手がかりになると思いますけど」

351エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/23(水) 00:14:46
>>349
「愛川君、話を少し切り上げて電話を替わってくれないか」

愛川に話しかける。
ここまでの内容は『トライブ・コールド・クエスト』で理解していて良いだろう。
先に切られれば別に良い、ちょっとした『様子見』以上の意図はない。

352青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/23(水) 00:31:20
>>350
天を仰ぎ、何かを考えた後、

「悪い、俺が一人で行ってもいいか?」
と声を掛ける。

「中継拠点を一定距離おきに設置すれば会話は維持可能だし、それをするには俺が行く必要がある。
そして、『イル・ソン・パティ』要員は確保したいし、状況柄護衛も外せない。」

よって、俺が行くのが妥当、とそう説明する。無論腹案の関係もあるが。

353紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/23(水) 00:35:11
>>349>>350(GM、愛川)

  「……別に構いませんが、愛川ちゃん」

    「それ、『死にますからね』」

『とーぜんのこと』を言うように、口出しする。

      「ここにルンクス、ないしその手下が襲いに来る危険性が非常に高い。
       ……というような話を、たった今したばかりですが」

   「そこに『一般人』である『あなたの親友』を連れてくるんですね?」

仮にも、紫だってスタンド使い。
自衛の心得はあるし、危険は承知で来ている。が。

        「ハッキリ言っておきますが、この場の最優先護衛対象は『宝梦ちゃん』です。
         好き嫌いだとか情だとかではなく、それは彼女の能力がこの場において最も有用だからなんですが……
         敵の襲撃があった場合、最も優先されるべきは『小角宝梦を守る事』。彼女さえ逃げ延びれば、また調査を行える。
         だから私が死んでも貴女が死んでも、エイノーさんが死んでも青田さんが死んでも高遠さんが死んでも、それだけは優先されるべきです」

            「少なくとも、私はその子を守りませんが」

     「それを理解した上で、貴女の『親友』をこの『死地』に呼ぶ理由があるのであれば、まずはその理由をお聞かせ願いたいとこですがね。
      別に『大丈夫だと思うから』、なんて理由でも構いませんよ? 友情とは無償であり、また麗しくあるべきです。
      ただ、多角的に危険すぎるので私はお勧めしない、とだけは言っておきましょうか」

354愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/23(水) 00:51:26
>>351(エイノー)

「すみません、もう切っちゃいました」

切ってしまった。


>>352(青田)

「わたしは構いませんけど、『カズ』がどう思うか……」

「『カズ』があなたたちを疑っているっていうのに
 わたし以外が出迎えるっていうのは筋が通らない気がしますけど」
「わたしと一緒に行ってくださるのなら構いませんよ」


>>353(紫)

「うっ! 名探偵さんにそう言われるとカズの命が危ない気がしてきたけど……」

意思が揺らいできた。

「……わかりました。そこまで心配してくださるなら
 わたしと『カズ』はこの部屋から逃げることにします」

「大学棟の一階で『カズ』を迎えたら、そのままカズを説得して
 一緒に学校に戻りますけど。そうすればカズは死にませんよね?」

「わたしもルンクス対策会議からは離れることになってしまいますけど……
 わたしがここにいてカズだけ追い返すのはあの人の性格的に難しいでしょうし
 また、わたしがいない分小角さんの防衛もしやすくなりますから、仕方ないですけど」

そう説明しながらも、愛川は別のことを考えていた。

「(けど、わたしを通してスタンドのことを何でも知ろうとするあの『カズ』が
  わたしの話だけでみんなの顔を見ずに納得してくれるかなー? 正直説得の自信ないですけど)」

355青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/23(水) 01:03:01
>>354
所持している携帯電話を示す。

「アンテナを通せば幾らでも会話できる。それに、一緒に行くのは拙い。
愛川さんはこの場で不可欠の人間だ。離れて貰う訳にはいかない」

液蜘蛛の射程は解らないが、自分程広くは無いだろうし、液蜘蛛が維持できなくなる可能性が高い。
周辺警戒には液蜘蛛に頼っている部分が強い以上、抜けられては困る。

「説得する内容もざっと思いついた。筋に関してもまぁ問題は出るまいよ」

356高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/09/23(水) 01:13:02
>>349>>354(愛川)
「あのさぁ……」

冗談ではない。
見通しが甘い、としか思えない。思わず口調がボケる。

「既にここまで関わった状態から逃げ出しても、それまで知ったのを
 ルンクスが――この調査のことを感知したとして――見逃すと思ってるの?」


かつての同僚にしていたような辛辣な口調だが
実際のところ逃げるという選択肢は最早選べないのだ。
それはちゃんと頭のなかに置いといてもらわないと、その、なんだ。困る。

「どんな気持ちだったにしろ、乗り込んだ船は最早沖に出てるのよ……」

357エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/23(水) 01:25:47
>>352>>354>>355(青田・愛川)
「青田君、であれば『私が行く』のが一番だと思う。
 先の愛川君同様『青田君の信頼を預けて貰える』なら
『私の意識喪失』程度の情報は『トライブ・コールド・クエスト』の
『腕』を通じて可能だと思う。戦うなら今は高遠君がいる、が、
『情報塔』は青田君しかいないのだ」

『自分が愛川とカズを迎えに行く』意志を伝える。
ちょっと半目ぎみに愛川を見て

「第一『私の講義』だ、『課題』の合間に私が『誤解の釈明』に
 出向くのはそれなりに道理ではないかな?」

『便利』とは言いがたい、が、『F・O・Q』はある意味で『万能』だ、
今ここでそれを活かさない道理はないだろう。

358青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/23(水) 01:36:28
>>357
「いえ、正面切って戦える人はこの際重要です。
それに、信頼してもらうには愛川さんか僕が行く必要があり、
愛川さんはこの場に留まって頂きたいですし、僕が行く必要はあるかと。」

まともに殴り合いが出来ると解っている人物の片方に抜けられては困る。
それに、愛川の声を届かせなければ問題は発生する、のであれば俺は最低限要るだろう。
共有の射程限界の問題がある。

そして、腹案――愛川の友人を脅しでもして帰って頂くには複数人では拙かろう。

359愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/23(水) 10:11:06
>>356(高遠)

「(そんなこと言い出したら、こうして関わりながらも一人で帰ることになる
  一般人の『カズ』が一番見逃されず確実に殺されると思うんですけど。
  逃げたら殺されるのか、ここにいると殺されるのか、どっちなんですか?)」

「(……ああそうか。つまり一般人のカズの命なんて『どうでもいい』んだな、この人たちは。
  わたしのことは液蜘蛛製造機兼小角さんの盾としてみているけど
  例えばわたしがカズを人質にとられてルンクスの手下になったとして
  なにせ、『命令』がなければ動けないわたしは『味方としては便利で、敵としては簡単に殺せる』存在ですからね)」

愛川は、一同に対する疑念が生まれてきた。


>>355-358(青田、エイノー)

「(そして、青田さんたちの『説得』というのは『カズを殺害する』ことなんじゃないですか……?)」

「(『ルンクスの手下にでも襲われた』とでもすれば、簡単に始末できる……
  どう見ても戦闘に向いてないのに、アンテナによる共有能力を自在に操作して情報を操れる青田さんが行く理由も理解可能。
  このスタンド能力なら、『情報の捏造』が可能でもおかしくないし、わたしを行かせたくないのも分かる)」

「(エイノーさんも、人を殺す算段があります。(>>150)……わたしが言い出したことですけど)」

一度生まれた疑いは、どんどん増幅してくる。

「(けっきょくこの人たちは『ルンクスの敵』であって『わたしの味方』じゃないんだ。
  ……こうなったのはわたしのせいだ。わたしが『友達』のカズを助けないと!)」
「(さて、どうしましょ…… 扉には青田さんの『大アンテナ』があるので、脱出は不可能。
  しかし、わたしの『スクリーム』の使用条件を伝えてしまった以上、『命令』を受けることはできない。
  すると……)」


「そうですね……
 エイノーさんか青田さんが行くにしても、『カズ』が驚かないよう説明しておいた方がいいと思いますけど。
 というわけで携帯で連絡させていただきますね」

一度切ったが、再び『カズ』に電話を掛けたい。

360愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/23(水) 10:32:03
>>359の追記

「(もっとも…… 青田さんとエイノーさんが直接カズを殺すかはともかく
  『カズの命はどうでもいい』と考えているのは恐らく確実。最優先護衛対象は『小角さん』なんですから)」

「(そして紫さんが言うように、『この部屋に来れば死ぬ』)」
「(高遠さんが言うには、『関わったのにこの部屋から逃げれば死ぬ』)」

「(つまり関わっていてこの部屋にいない『カズ』は
  たとえ穏便に追い返されるだけでも、わたしが守らなければ死んでしまうのですけれど)」

一同の意見を妙な感じに繋げて解釈し、愛川なりの一本の線が生まれた。

「(彼らの目的はあくまで『ルンクスの撃破』である以上
  わたしたちを執拗に追いかけて確実に殺すようなことはしないでしょう。
  『放っておいたとして邪魔になるか』は小角さんのスタンドで簡単に調べられますからね)」
「(そうでなかったとしても…… 初対面の彼らに現時点での説得が恐らく不可能な以上、今は他に方法はないですけど)」

なんでもないような顔をしながら、『カズ』に電話をしたい。

361エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/09/23(水) 17:44:33
>>358(青田)
「――――了解した。青田君を信頼しない道理は全くない。
 すまないが今回は任せるよ。あと『中継』はお願いするが
『説得』は無理をしなくて良い、愛川君の友人が理解しないなりに
『合わせる』意志を示すなら招いて構わないし『手のつけようがない』
 なら『つきあわなくて良い』、とにかく青田君自身の命を優先して
『ここまで退却する』なり『通報する』なり手を打って欲しい」

青田が出向く事に賛同する。
『何もない』なら生還率を気にする必要はないし、『生きて帰れるか』の
事態での生還率は自分が高いだろうと思うものの確かに万一の場合
小角達の護衛が半減する。
それに隣室も全く『安全』と決まった訳ではない。
『指向性傍受』で様子の確認を継続できるのは『F・O・Q』の『機能装填』しかない。
今回は無事を願って青田を送り出す。

>小角
>紫
>高遠
「失礼、邪魔をしたね。では『引き続き宜しく』、私も隣の警戒を続ける」

軽く頭を下げて隣の会話の傍聴に戻る。
もっとも高遠にも『暗黙の理解』が得られているようだが懸念は増えた。
『愛川の暴発への警戒』である。

>>359-360(愛川)
「友達が気になるかね?そうであるなら今は『集中』したまえ。
『イル・ソン・パティ』の探索と『アームチェア・トラベラーズ』の推理による
ルンクス氏関係の調査を『手伝って早く終わらせる』、それで『皆助かる』。
 理解を求めるよ」

愛川の挙動を牽制。
『落ち着いていない』のはおそらく見てわかるレベルだろう。
なので今のは『激励』であり『忠告』だ。
今でも愛川の『善意』は疑っていない、が、『理性的』に今行動しないと
いうならそれは『互いの為にならない』結果になる。

362青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/09/23(水) 21:25:59
>>361
「了解、では行きます」

そう言って扉に向かい、固定するアンテナの設置を解除、外をもう一度警戒してから、
立ち止まって小声で、

>>360
「いや、今電話すると危険だ、協力者と見做される可能性がある。
……そう、協力者でも何でもなければ狙われないし、まだ協力者と見做されていない。
どうにか狙われない、という意味で『安全』を確保して見せるさ。」

視聴覚は共有している、携帯への視線、あるいは操作する音は聞こえるだろう。
安心して『イル・ソン・パティ』に集中してほしい、と思いながらそう声を掛ける。

363愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/09/23(水) 22:01:37
>>361-362(エイノー、青田)

「…………」

二人の行動を傍観する。
電話を止められては、命令が必要な『スクリーム・アウト・ラウド』では何もできない。

364小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/23(水) 23:41:57
>>349(GM)
>全体

質問の答えは――

「む……いいえと出た、そうも都合よくはいかないか。
 それにしても――」

       ジロ -……

愛川を『警戒』する目で見る。

       「……たいした親友だね、きみ。」

(ど、どこまでも……
 イルソン君を馬鹿にしてくれるなあっ……!)

疑うとか、そーいう問題ではない。
愛川の親友を信じる道理など、ない。

(……なぜ、わたしたちがこんなことで悩まなくてはならない? 
 ううう……な、なぜこうも、う、上手くいかないことばかり……!)

神はヨハネスブルグに味方しているのか?
想定外の邪魔ばかり――それも予想外の方向からばかり。

          ・・・・まあ、ともかく。

「青田くんが行ってくれるなら、心強い。
 任せるよ、き、気をつけてくれたまえ。」

待ち伏せがないとは限らない。
なんせ、敵はヨハネスブルグ。

こんなくだらないことで青田を危険に晒したくもないが――

「……では、わたしたちは調査を続けよう。
 さあ……名探偵どの、質問をお願いする。」

とはいえ、今は質問を進めることが重要だ。
小角は質問済。あとの3人の質問を待つ。

365紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/09/24(木) 00:08:15
>>ALL

    「……まっ、どれもこれも大変結構」

      「私の仕事は『問う』ことと『暴く』ことだけです。
       というわけであまり気は進まないのですが、青田さんの安全も考慮して……」

質問に移ろう。

    「『ルンクスは、『カズ』氏に対し『花嫁化』の能力を行使しているか?』。
     仮に一般人でも、武器なんていくらでもありますし、もし敵なら一緒に誰かが来ているかもしれない。
     どうするにせよ、ここはハッキリさせておきましょう」

        「それと、『ミス・マープル』。
         貴女は『ルンクスは今日中に新たな花嫁を生み出し、その花嫁の家に宿泊しようとしているか?』と。
         これもルンクスの『行動』についての質問には違いありません。
         過去とか現在とか未来とか、時間を限定したテーマではありませんからね。『未来の行動』についても聞けるはずです」

366『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/05(月) 00:07:59
>>351-364(全員)
強引にやってくるという愛川の親友、『カズ』に対し、
愛川以外の全員が危険を訴えるが、
それはかえって、愛川の不信を募らせたようだ。
同時に、エイノーや小角にも、愛川への疑念が浮かぶ・・・・

不穏な空気が漂う中、相談の末、
教授棟にやってくるという『カズ』を青田が迎えにいくことで、
ひとまず、結論となった。

>>362(青田)
扉に設置した『アンテナ』を解除し、扉を開けた。

電話をしようとする愛川に釘を刺し、『カズ』を迎えるべく、
会議室を出る。

廊下は変わらず静謐さを保ち、人の気配がほとんどない。
エレベーター前まで進み、ボタンを押した。

教授棟の入口は一階についてすぐの場所だ。

>>364(小角)
愛川の言動に不快感を覚える小角。
彼女は、本当に信用できる相手なのだろうか?
ましてや、見知らぬ『カズ』なる人物の担保はあるのか?

激しく気持ちを迷わせながら、紫の質問を待つ・・・・

>>365(紫)

>『ルンクスは、『カズ』氏に対し『花嫁化』の能力を行使しているか?』

ルルル・・・・
                    ──『No』。

>『ルンクスは今日中に新たな花嫁を生み出し、その花嫁の家に宿泊しようとしているか?』

ルルル・・・・
                    ──『No』。

367愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/05(月) 00:11:43
>>366

「やっぱりカズは『花嫁』なんかじゃありませんでしたね」

イルソンの答えに安心した。
今回の『質問』には電話に出た都合上参加していないので、そのまま待機する。

368高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/05(月) 01:07:05
>>366
>>367
「使っているか、にNoね」

(……そうなるとこの場合、言わなきゃ良い事言って
 巻き込んだことになるけど……大丈夫かなぁ……)

勘違いされたことといい今のこれといい今回の仕事は中々に、多難そうだ。

ただ今思ったことはここで言っても仕方ない。
自分がまず落ち着かないと、とベレーをかぶり直す。

       モサッ
                     ギュッ

369小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/05(月) 01:09:27
>>366(GM)

「……カズとやらは……
 とりあえず、『ルンクスの手ごま』ではないようだ。」

      フゥー ・・・

          「……ひとまず、安心かな。
           情報の漏えいはせずに済んだわけだ。」

(もうしているのかも……い、いや、何の理由もないことに疑い出せばキリがない!)

敵に塩を送る真似はせずに済んだか。
――もっとも。

「とはいえ……カズとやらに危険が及ぶ確率は、むしろ上がってしまった。」

           「……ううむ。」

ルンクスの手ごまでもない一般人。
それこそ、『イルカ水槽の餌』でしかない。

        ・・・・いや、逆に狙われないのか?
            スタンド使いでもないし。

「……ううむ……いいことばかりとはいかないな……」

彼女が怪我をせずに済めばそれは素晴らしいことだ。
だが、そう上手くもいくまい。

        「青田くんたちが早く、そして無事に戻ればいいが……」

「……ううむ。
 ああ、いかん、さっきからうなってばかりではないか。」

窓の外を見つつ、言う。
カズが安全だとしても、外が(ここもだが。)安全とは限らない。

「い……今はとにかく調査だ。
 敵は来るのだし、それまでに少しでも……!」

小角は質問済み、名探偵コンビも質問した。
愛川は――今回の輪には参加していないならそれでいい。

「……愛川さん、『輪』に戻ってくれたまえ。」

愛川が自分をどう思っているかなどは今関係ない。
さあ、このテーマでは二周目の、質問だ。
(現在の出費額:8万円)

「しかしこうなると……本格的に、ルンクスは何をしているんだ?
 拠点で寝るわけでもなければ、毎日寝場所を作っているわけでもない?
 いや、そもそも拠点自体、訪れない日もあるようだ。
 そうなると……ううむ、やつはどういう生活をしているのだ?」

        (普通のホテルに泊まっている?
         それとも、本当にどこかで野宿を……?)

『角』はともかく服装には金がかかっていそうだった。
そう考えると、野宿をするタイプ……とは、どうにも、思えない。

「……予定を調べる事に集中したほうが、いいのかなあ。」

ルンクスは一点にとどまるタイプでもなさそうだ。
以前どこにいたかより、今後どうするのかを調べるべき――か?

370紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/05(月) 01:38:13
>>366(GM)

  「ふぅむ……ひとまず、『カズ』さんは無事として」

熟考する。
一つ。相手は拠点を二つ所有し、片方は個人所有、片方は組織での共有である。
一つ。相手は拠点で寝泊まりしていない。
一つ。相手は過去三日以内に、二つの施設を両方利用している。
一つ。少なくとも相手は病院を毎日は利用していない。

    「……明日、ルンクスに病院を利用する予定があるか。
     これだけ聞いてYESと出れば、ひとまず張ることはできるでしょう。相手に気づかれてはなりませんが」

   「時間帯も聞けばなお確実ですかね」

      「NOと出れば……ふぅむ。
       明日確実に利用する施設を探して当たるのが確実ですかねぇ」

身も蓋も無いが、こういう時最も有効なのは『ローラー作戦』だ。
当然、その場合出費や時間は相応にかかるのだが。
あるいは『花嫁』を尾行してターゲットにたどり着ければそれが楽と言えば楽だが、それも難しかろう。
それとも『花嫁』を捕まえて拷問するか?
論外だ。愛に狂う狂人が自白などするものか。

ともあれ、愛川が『輪』に入ってくるまで待とう。まぁ入ってくるなら、だが。
どうもこの能力、一周するまでは途中参加はできないようだし。

371エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/05(月) 11:07:36
>>366
隣室の会話の推移を伺おうと思ったが一つ思い出して
事務室に連絡する。

「失礼します、エイノーですが左右隣室の講義予定は
 何が入っていますか?いえこちらの講義で少々
 物音が立つのであらかじめ控える準備を確認して
 おきたいと思いまして」

一応これで隣室の学生達の『いる理由』はわかるし
いざという時の配慮の算段の必要性もわかる。

372青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/05(月) 23:33:37
>>366
10mおきにアンテナフィルムを発現、何かの隙間なり、解り辛い所に設置しながら移動する。
そのままエレベーターを呼び、1階に向かう。

(脅し付けて帰ってくれるなら良し。『力』を見せて帰ってくれるならまぁよし。
元より、こちらを『誰かを騙している』と思う相手に理論だった説得は難しい。
意固地になられるようなら――確か保険医は信頼のおけるスタンド使いだったな。)

割と危険方向に踏み込んだ思考を巡らせながら一階に向かおう。

373『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/06(火) 00:39:15
>>367(愛川)
イルソンの結果に安心し、待機する。

>>368(高遠)
外患より内憂。
状況はすでに複雑だが、高遠の仕事は常に一つだ。

ベレー帽をかぶり直し、気合いを入れた。

>>369(小角)
『カズ』の参加に思うところは多々あるが、
すでに青田は行ってしまった。あとは任せるほかない。

気持ちを切り替え、小角は愛川に声をかける。
テーマは一周した。次で二周目に入る。
人数を増やすなら、このタイミングしかない。

>>370(紫)
これまでに出た情報を整理し、推理する。
すでにかなり答えは得たが、
果たして、ルンクスを追い詰めることはできるのか──?

>>371(エイノー)
事務室に電話し、隣室の予定について聞いてみる。

返答は曖昧だったが、
男女のいる西側の隣室は、卒論についての集いとのこと。
東側の隣室は、現在、利用者がいないらしい。

「ご配慮お願いしますね」と念を押され、電話は切れた。

>>372(青田)
(現在までに発現中の『アンテナ』のリストを)

           ビッ ビッ
 
『フィルムアンテナ』を張り付けながら、移動していく青田。

到着したエレベーターは無人。
乗り込み、ここにも『アンテナ』を張って、一階に降りた。

                    ウィィィ ン

エレベーター前は上階同様のロビー。
こちらの方が広く、ベンチの数も多い。
何人かの男女が座り、静かに本を読んだりしている。
壁には何枚もの複製画が飾られ、
落ち着いた曲調のメロディが流れている。

出て右手すぐに、事務所の窓口がある。
ガラス越しに複数の職員が事務机で作業しているのが見えた。
棟の入り口は、事務所のすぐ横だ。

どちらにも、待っている様子の人物はいない。

374愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/06(火) 00:49:51
>>373

「さて、続けましょうか」

小角のスタンドの質問の輪に加わり、続きを待つ。

375小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/06(火) 01:01:20
>>373(GM) >>374(愛川)
>>370(紫)

「では、続けようか。」

元の人数に戻った質問の輪。
愛川の動向はやや不安だが――ともかく。

「明確な場所はともかく、拠点も割れているしね。
 病院の予定が無くても、それらの場所の予定は……あるかもしれないぞ。」

          「……きょ、共同の拠点は……
           攻めるのには向いていなさそうだがね。」

こうなるとやはり予定路線がよさそうか。
繰り返すようだが、以前どこに行こうが、明日は違うところに行くかもしれない。
だが、明日行くと出たところには、必ず明日行く。それが『イル・ソン・パティ』だ。

「では、物は試しだ。まずはわたしから。
 『ルンクスは今現在、明日にどこかを訪れるという予定を立てている?』」

           「これがNOなら、予定作戦はできなくなる。
            あらかじめ、前提は固めておこうではないか。」

これはルンクスの行動(予定を立てる)についての質問と言えるはず。
そういうわけで、回答が出るのを待つ。

         YESなら? その予定地を調べればよい。
         NOなら? また違った方向に切り替える必要がある。

376『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/06(火) 01:04:15
>>375(小角)


>『ルンクスは今現在、明日にどこかを訪れるという予定を立てている?』

ルルル・・・・
                    ──『YES』。

377小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/06(火) 01:13:30
>>376(GM)

「……よし! これで、あとは場所を絞ればいいっ!」

(まずひとつ役に立てたぞ……わたしと、イルソン君が!)

        ニ ヤリ

会心の笑みを浮かべる。
予定があるならいつかはその場所も分かる。

           ・・・・真実に近づいた。

「場所は……やはり拠点か?
 それとも病院か……別の施設か? ううむ。」
 
「……『その場所はわれわれがすでに想像に挙げた場所か?』
 というのもアリかもね。
 一度ではぜんぜん絞り込めないが、予想外かどうかはわかる。」

           「もっとも、この聞き方ではテーマ外になるけど。」

今は考えるだけだ。
質問は名探偵二人や、愛川の番。

378紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/06(火) 01:24:41
>>373-377(GM、愛川、小角)

  「おや、でしたら――――」

       「『ルンクスはこれまでに我々が質問に挙げた場所以外の場所に、現時点で明日に訪れる予定を立てているか?』」

    「ってのはどうでしょう」

この言い方なら、テーマ内で聞けるはず。

      「『ミス・マープル』は、『ルンクスは現時点で、明日に病院に訪れる予定を立てているか?』と。
       前の質問がYESにせよNOにせよ、こっちを聞く価値も十二分にありますからね」

答えには、近づいている。
私たちは後退ではなく、探索と前進を続けているのだ。
先に向かう意志。答えを見つけるという意志。
これがある限り、『名探偵』は止まらない。止まらない限り、追い詰められないなんてことは無い。
だからクールにニヒルに笑って、質問を続けよう。

   「(だって私は、『名探偵』なんですからね)」

379エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/06(火) 02:51:00
>>373
隣室の事情はわかった(概ねだが)。
傍で『調査』も順調なようだ。
とりあえず安心して隣室の『傍聴』を続けよう。
あと『専用』だった青田のレコーダーより『精度』は
低下するだろうが自分のスマートフォンから『集音』『指向性』
カートリッジを抜き青田のレコーダーのものと『交換』する。
そろそろ『機能』カートリッジ化の限界の『5分』が超過する頃合だ。

380高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/06(火) 20:25:39
>>373
とりあえず、話し声のある西の部屋の事は大体わかった。
東側に人は本来いないということで、
ドア開閉の邪魔になる位置を避けて、その東の部屋に聞き耳をたてておく。

誰かいれば怪しいというこの方面を抑えておこう。

381青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/06(火) 22:59:18
>>373
自身のアンテナに触れ、愛川に視聴覚を送信しつつ、一階にいる人物を一人ずつ確認する。

「件の友人はこの中に居るか?」
と愛川に聞く。

また、自分でも一階にいる人物の中に『黒人女性』が居るかどうかはチェックしておく。

382『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/06(火) 23:37:43
>>374(愛川)
『イル・ソン・パティ』の輪に戻った。
ここから二周目だ。

>>378(紫)

>『ルンクスはこれまでに我々が質問に挙げた場所以外の場所に、現時点で明日に訪れる予定を立てているか?』

ルルル・・・・

                 ──『YES』。

>『ルンクスは現時点で、明日に病院に訪れる予定を立てているか?』

ルルル・・・・

                 ──『NO』。

>>379(エイノー)
隣室の音声に、さしたる変化はない。
同じような内容の会話が続いているだけだ。

エイノーは『カートリッジ』を抜き取り、
スマートフォンのそれと入れ替え、傍受を継続する。

>>380(高遠)
東の壁に耳をそばだてるが、やはり音は聞こえない。
エイノーの調べ通り、無人で間違いないように思われる。

>>381(青田)
(現在までに発現中の『アンテナ』のリストを)

『アンテナ』越しに愛川に訪ねながら、一階の人物の顔を確認する。
見た限り、黒人女性の姿はない・・・・

>愛川
青田から『送信』された映像に、『カズ』の姿はない。
仮に高等部の校舎から来るなら、何分かはかかるはずだ。

383愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/06(火) 23:41:40
>>382(GM)

「今のテーマは、『ルンクスの黄金町における行動について』でしたね」

「次はわたしの番ですね。
 『現時点で明日に訪れる予定の場所は、『公共施設』か』?」

質問する。
誰かの個人的な家、例えば『嫁』にした愛人の家などでは特定するのが難しくなる。


>>381(青田)

「その中にはカズはいません」

返信する。

384小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/06(火) 23:49:44
>>382(GM)
>>383(愛川)

「ううむ……挙げた以外の場所か。
 ああ、テーマはそれで合っているぞ。」

         (愛川さんの質問がYESならいいのだが……
          し、しかしこの聞き方だとテーマを外れていそうだ。)

テーマを広くとると、どこまで可能かの見極めが難しい。
まあ、これだけ広いのだし、大抵の聞きたいことは聞ける。

         ・・・・スタンド関連は外れているし。

「よし、このテーマをもう一周させよう。
 みんなも、異論はないかね?」

愛川の質問の答えがどうあれ。
このテーマの3周目に、突入しよう。

……理由あって止める者がいれば、考えるが。

385紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/07(水) 00:14:45
>>382(GM)
>>384(小角)

   「――――――あっ、しまったな……」

     「……すみません。
      してから気づいたのですが、質問を間違えました」

この質問――――痛恨のミスがある。

      「この質問形式だと、先ほどの『範囲指定』が範疇に入るかどうか、グレーなんです。
       入る場合、ルンクスは『街の外』に出て行くということになるのですが……」

入らない場合は、ある程度絞り込むことはできるだろう。
メインストリート、ネオンストリート、病院、学園。
――――少なくとも、これ以外の場所に行く予定があるということだ。
しかし、それを判ずる術がない。確かめるためにはもう一度質問する必要がある。
つまり、この質問は、『無駄撃ち』だ。

トントン、と自分のこめかみをつつく。
不測の事態が起こって焦ったか?
『後輩』と共にあって気負ったか?
詰みが遠のいて、動揺でもしたのか?
――――クールになれよ、紫斜六。出来得る限りのベストを尽くせ。
……大きく息を吐いて、よし、OK。
反省なんか後に回してしまえ。なんならゴミ箱に叩き込んでしまえ。今はそれより、大事なことがある。

    「……ええ、三週目に行きましょう。ここは詰めておきたいとこですからね」

386『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/07(水) 00:30:47
>>383(愛川)

>『現時点で明日に訪れる予定の場所は、『公共施設』か』?

ルルル・・・・

                    ──『NO』。

387小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/07(水) 00:38:50
>>385(紫)
>>386(GM)

「ああ、そういわれてみれば……!
 う、ううむ、もし町の外になるなら、絞るのは相当骨だが……」

(め、名探偵どのにもミスがあるのか!
 いや、それはそうだ。ミスがあるのが普通なんだ。)

「いや、しかしテーマは黄金町についてだ。
 そうなると、黄金町外に及ぶ質問なら答えが出ないのでは?
 ……つまり、答えが出ている時点でだな……」

          「あ、しかし・・・・・・ううむ。
           一応確かめた方がいいか――」

     ・・・・と。

愛川の質問に答えが出た。

「公共施設では……ないようだ。ううむ。
 だ、誰かの家か? それともお店……公園とかか?」

「と、とにかく! 急いで次の周だ!」

このテーマでの3周目に、今度こそ突入する。
(現在の出費額:10万円)

388『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/07(水) 00:39:44
>全員

追記。

二つ目のテーマになった後、
幾つかの質問では『コイン』が迷うように動いた末の回答だった。
示した回答と、『無関係』の間を──だ。

389紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/07(水) 00:58:16
>>386-388(小角、GM)

   「………………………………」

……黙考。
どう切り込むべきか。それが問題だ。

 「私は…………
  『ルンクスは現時点で、明日に黄金町の外に出る予定を立てているか?』で。
  NOなら、まぁひとまず先ほどの質問は『範囲指定』を除外しているということになります」

まずは、失点の回復。
……YESならYESで困るのだが、事実は変えられない。それは仕方ない。

      「で、『ミス・マープル』は……
       『ルンクスは明日、『花嫁』の家に向かう予定を立てているか?』でお願いします。
       一応筆頭候補ですからね、これは」


    「……ところで、『ミス・マープル』。
     先ほどから『イル・ソン・パティ』が見せているこの微妙な反応……
     もしや『黄金町と関係のない質問』とみなされている……つまり、彼が黄金町からの逃亡を図っている証左なのではないかと戦いているのですが。
     これについて、貴女はどう見ます?」

実のところそれはただの『最悪の想定』であり、そういうことになるとはあまり思えない。
――――なぜならそれはつまり、ルンクスが『逃げる』ということだ。
組織に身を置き、かつ仲間とは不仲である男が、女(元・男だが)一人のために逃げ出すのか?
……考えにくい。そんなに弱気な奴なのか、ルンクスという男は。
これについては、ルンクスの詳細な人柄を知らないために断言もできないのだが。
ともあれ、とすると、どういうことだろうか、この『イル・ソン・パティ』の微妙な反応は。
『ミス・マープル』は『答え』は教えてくれないが……『ヒント』ぐらいは、出してくれるはずだ。

390エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/07(水) 06:53:13
>>386>>388
>メンバー全員
隣を注意しながらふと思いついた提言を示す。

「『ルンクス氏の行動』について『是非』と『無関係』で迷う、
 これはこれから数日彼が『自己判断で積極的行動に移らない』
 という可能性はないだろうか?多少逸れた話だがあの夜
『被害者』はウィル君だけだった。あんな人物なりに『限界』があって
 何かしら『休息』が『充填』が必要な時期があるのかもしれない」

391青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/07(水) 23:23:18

簡単なリストアップで申し訳ないが
>>22
携帯電話のアンテナ一つ発現
>>41
携帯電話のアンテナを20程発現(?)
>>222
デジタル多重無線通信(大容量128QAM方式)用パラボラアンテナ
>>59
携帯電話のアンテナを人数*4個発現、4つずつ配る
>>131
携帯電話のアンテナをさらに4つ発現する
>>165
ttp://www.dxantenna.co.jp/product/item/artImg/UA14P1Z37678.pdf
を二つ発現
>>193
携帯電話のアンテナを4つ発現
>>251
SRH150PROを発現
>>256
携帯電話のアンテナ
>>265
扉を開けてすぐの所に携帯電話のアンテナを発現・設置
>>372
10mおきにアンテナフィルムを発現
液蜘蛛:フィルムアンテナ*2が扉側、フィルムアンテナ*1が窓側
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>382-383
さて、来ていない、あるいはまだかかるならどうしたものか。

「愛川さん。その友人を別の場所に誘導するのはどうかな。
場所を間違えたとでも言ってさ。僕の考えつく限り最も『安全』な方法だと思うけど」

一応聞いておこう。否ならまぁ、そういう事だ。そういう手を切らざるを得まい。

392愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/07(水) 23:26:02
>>391

「別に構いません。カズがそれで安全になるなら」

同意する。

393小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/08(木) 03:59:17
>>388(GM)
>>389 >>390(紫、エイノー)

(それにしても、気のせいだろうか?
 ルンクス自身のことを調べだしてから……)

つまり二つ目のテーマになってから。
……コインの動きが、妙だった気がする。

(……敵から何かの制御を受けているのか? あの時のように。
 そ、そんなことをするなら……ううむ、攻撃してきそうなものだが。)

二つめ……『ルンクスの黄金町における拠点について』
三つめ……『ルンクスの黄金町における行動について』

これらのテーマで、共通して『無関係性』を示したということ。
結局は回答が出たなら、それは決定的ではないのだろうが――

「……うーむ。全ての質問で無関係に傾いたわけではなかった。
 推理の前に、まずは……整理しなくては。」

ここは一旦、記憶を整理しよう。
コインが妙な動きを見せたのはどの質問をした時だったろうか?

思い出せる範囲でいい。
このような動きは明らかなイレギュラーだし、全てではなくても、覚えているはず。

小角が質問するのは、それからだ。
幸い、紫やミス・マープルが質問しているので、1分ルールは適応されまい。

>>392(愛川)

先ほどからの言動でも、伝わってくるが――

(彼女にとっては……よほど、カズというやつが大きいんだろう。
 わたしにとっての……いや、と、ともかく、凄く大きな部分を占めているらしい。)

親友、たしかそういっていた。
妄信してしかるべき相手――らしいのは、分かった。

            (だ、だが! 理由があるにしても、だぞ。
             軽率に情報を漏らしそうになったのは事実だ。
             それに! イルソン君や、わたしをばかにしたりもする。)

                     (いいやつではないのは確かだな……!)

悪人というか――『悪気はない』のは、なんとなく分かるのだが。
分かるからって承服できるほど小角は大人じゃない。

              ・・・・それでも、少しずつ理解することは無駄ではないはずだ。

394高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/08(木) 20:09:37
>>382
青田の視界に自分が気づくような相手が写っているかはチェック。

ほかは……どうしようか。

とりあえず室内をざっと見回してみる。天井とか床とか、

>>390
「休息以外にも、時間が経てば立つほど
 有利に働くからという感じなのかもですかねぇ……」

395『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/08(木) 23:52:48
>>389(紫)

>『ルンクスは現時点で、明日に黄金町の外に出る予定を立てているか?』

ルルル・・・・
            ルル  ル
                       ──『NO』。


>『ルンクスは明日、『花嫁』の家に向かう予定を立てているか?』

ルルル・・・・
            ルル  ル
                       ──『YES』。

どちらでも、『コイン』は『無関係』との間を迷うように動いた。

そして紫は、『ミス・マープル』に話を振る。

「そうねえ、ハスム。
 私が貴女に一つだけ言えるとすれば・・・・
 
 『犯人はいつだって、予想外の場所にいる』よ。
 ──ええ、それはもう。
 誰かが予想できる場所にいるなら、とっくに捕まっていますもの」


椅子の上の小さな老婦人は、クスクスと笑いながら、そう答える。

>>390(エイノー)
思いついた提言を、仲間に伝える。

>>391(青田)
リストに感謝。


>>391-392(青田、愛川)
青田は愛川に『カズ』を別の場所に誘導することを提案し、
愛川は了承する。

>>393(小角)

『迷い』が見られたのは、以下の質問の時だった。

>『ルンクスは今日中に新たな花嫁を生み出し、その花嫁の家に宿泊しようとしているか?』
>『ルンクスは今現在、明日にどこかを訪れるという予定を立てている?』
>『ルンクスはこれまでに我々が質問に挙げた場所以外の場所に、現時点で明日に訪れる予定を立てているか?』
>『ルンクスは現時点で、明日に病院に訪れる予定を立てているか?』
>『現時点で明日に訪れる予定の場所は、『公共施設』か』?

>>394(高遠)
高遠が大学生なら、
学生の中に、見知った顔がある可能性がある。
その覚えがなければ、誰も知らぬ者ばかりだ。

室内をざっと見回す。
扉付近には青田が残した『アンテナ』が、
雑草のように床に群生している。転んだら怪我をしそうだ。

396愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/08(木) 23:55:32
>>395(GM)

「花嫁の家に向かう予定があるってことは、花嫁を探さないといけないですね」

「これだと質問は思いつきません。次はわたしはなんと聞くべきでしょうか?」

一同に質問する。

397小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/09(金) 00:19:16
>>395(GM)

「ああ……そうか。予定だからだ。
 迷いが見えた質問は、全部……『訪れる先の予定』だ!」
  
       「予定だから、黄金町じゃなくなるかもしれない――
        すなわちテーマ内の行動とは限らないんだ。」

違うかもしれない。
だが、可能性としてありえるだろう。

「他に、妙な動きになった質問に……
 共通点があるだろうか? あるならそれかもしれないが。」

        「つまりそういうことではないか?」

饒舌になる小角。
それから――

>>396(愛川)

「そうだなあ……
 ううむ、花嫁の家か……」

この黄金町には女性は山ほどいる。
その中の一人を探し当てるのか――?

           「……さっき挙がった場所以外。
            住宅街や繁華街、学園に病院。
            それ以外で、家と言えそうな場所か……」

湖畔の方や倉庫街にも住居はある。
それらの場所から洗うべきか?

            ・・・・気になるのは、ミス・マープルのヒント。

「予想外の場所……
 よもや、人間以外を花嫁にでもしているのか?」

         「ううむ。」

(予想もしないような場所……
 それはどこだろうか? ルンクスはなぜ逃げている?
 ……ウィルくんを花嫁にするためだ。
 だれから逃げているかと言うと、ウィルくんとアウレアさん……)

「……一人だけ。
 確実に花嫁にされている人物が……いや。」

         「うぃ、ウィルくんはまだ『なりかけている』だけか。
          意外な場所だし、もしやとは思ったけど……ううむ。」

そもそもウィルの家はネオンストリート。
先の質問で、可能性から除外された地域だ。

            ・・・・まあありえないのでは?

「そうだ。花嫁の家が動いている、なんてことはないかな。
 今は黄金町内にあるが、明日にはどうなるか分からない……
 だから、もしかしたら無関係になってしまうかもしれない。」

          「車に住んでいる人もいると聞く。」  

明確にどういう質問をすべきかは浮かんでこない。 
とりあえず思いついたことはどんどん言ってみよう。

398愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/09(金) 00:29:02
>>397(小角)

「では、それで」

「『向かう予定がある花嫁の家は、移動をしない建物である』?」

『イル・ソン・パティ』に質問をする。

399『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/09(金) 00:31:27
>>398(愛川)

ルルル・・・・

                   ──『無関係』。

400愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/09(金) 00:34:31
>>399(GM)

「ですって」

「うーん、黄金町には女性はいくらでもいるのに、『花嫁の家』がどこかを特定できるとは思えませんけど……」

悩む。

401小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/09(金) 00:45:39
>>398-400(愛川、GM)

「あっ……も、もう。
 それではルンクスの行動についてではなくなってしまう。」

      「主語をテーマにこじつけねば。
       多少無理やりにでもだよ、きみ……」

この無関係は当然の帰結。
だが、この質問はしたい質問だ。

(イルソン君を上手く使えるのはわたしだ。)

地味に自尊心を高める小角。
それから。

「わたしの質問はまだ終わっていない。
 オホン……『ルンクスは明日、動く住居を訪れる予定を立てている?』」

テーマにそぐうであろう形で、聞きなおしてみる。
動く住居とは先に挙げたような『車に住んでいる』とかだ。
キャンピングカーでなくても、住まうのは不可能ではない。

            ・・・・さて、どう出るか?
               当たる目は低いか?

      ドキ

            ドキ ・・・

(しかし予想外だし、町の外に出るから無関係になる道理もある!
 そ、それほどおかしな推理でもない……うう、当たるといいが……)

無ではないはずだ。
ダメなら、思考の方向性を変えなくては。

402紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/09(金) 01:06:18
>>395>>397(GM、小角)

   「……そりゃ、確かにそうです。
    犯人はいつだって予想外のところにいる。予想されるようでは、犯人である甲斐が無い」

前の時も、そうだった。
予想だにしなかった煙突の中。では、今回は?
顎に手をやって、考える。
現実的であり、なおかつ予想だにしない場所。
まさか空を飛んでいるなんてことはあるまいが。
考えているところに、小角の推理。

     「移動する住居……なるほどッ!
      本人が決めた予定のことを訪ねる限りは、答えは『YES』か『NO』の二択でしかない」

   「しかし、移動する住居ならばッ!
    本人の意志とは無関係に『無関係』になる確率は確かに存在し得るッ!」

黄金町から出る確率もある。
病院に入る可能性もある。
公共施設に入る可能性もある。
ルンクスがどう思っているかどうかはともかくとして、確かにその可能性は発生し得ることだ。


>>398-401(愛川、小角)

   「……いや、『ですって』じゃありませんが」

……ガクッと肩の力が抜ける。

      「聴き方の工夫は、難しいところだと私も思いますがね……
       絶大な力ではありますが、少々気難しい奴です」

     「確かにこれは、宝梦ちゃんでなければ扱い切れないでしょう」

結局自分のスタンドを一番うまく使いこなせるのは、自分自身だ。
適性がどうとかそういう話ではなく……そいつと付き合って来た年季や、思いのたけが違う。
先ほどの推理にしてもそうだが、小角宝梦という少女が一番上手に『イル・ソン・パティ』を扱えるというのは間違いなさそうだ。
それだけに……次の『質問』には、期待が高まる。

        (さぁ、どう出る……今のは筋の通った推理でした。
         YESか、NOか。どちらが――――)

403エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/09(金) 04:48:44
>>395
>>397(小角)
「成程『予定』か、『ルンクス氏』の気分で変り得る
『不確定未来』は『解答』ではなく『確率』で返答されるが
 故の『ゆらぎ』かも知れない」

『イル・ソン・パティ』の迷いにそう感想を述べ隣室の会話の
推移を伺う。
『恋愛談義』が日常の範囲で収まりつつごく普通の講義が始まって
くれれば有り難いなどと願いつつ。

404青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/09(金) 23:45:45
>>395
よし、了承してくれた。後は彼女の方から連絡してもらえばここで待つ必要はない。
そう思うが、

>>400
「なぁ、どうもそんなに時間の余裕も無いし、関わらせないよう電話をするなら速めにしたほうがいいんじゃないか?
さっきとは向きの違う連絡だ、離れて貰う為の電話なら疑われる可能性は低くなると思う」

そう言って、愛川に友人に電話してほしいと伝えよう。
それと並行して、今度は監視カメラの類を探したい。

405愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/10(土) 00:04:57
>>401-402(小角)(紫)

「うーん、難しいですね……
 今後の質問は、全て小角さんに考えてもらって、わたしは一字一句たがえず繰り返すようにした方がよさそうです」

「しかし、小角さんのスタンドが『小角さんにしか扱いきれないスタンド』なら
 自分のスタンドを自分自身で一切使うことのできないわたしは一体なんなんでしょうか……」

自己のアイデンティティに悩んでいる。


>>404(青田)

「うーん、ハッキリ言ってわたしの説得で動くとは思えませんけど。
 カズの性格なら、『大学棟まで呼び寄せておいて、やはり来るなとは何事だ!』とか
 逆にこの建物の部屋を一軒一軒回り始めてもおかしくありませんけど……」

「でも、わかりました」

『カズ』に電話を掛けたい。

406高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/10(土) 20:58:30
>>395
卒業後ウン年も経ってるから、どうにも知らぬ者ばかりのようだ。

「気分次第、確かにありそうではありますが」

スタンドが降ろしたという探偵の『予定外な所』というのがやはり気にかかる。
気の向くままか……

407青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/10(土) 23:32:34
>>405
「ここは大学棟自体が複数ある、君は大学棟としか言ってない、
やってる部屋自体大学棟から見れば離れみたいな位置にある。
さっきの説明と矛盾しない範囲で別の棟に誘導するなら、問題ないんじゃないかな?」

と、周りに聞こえないよう送受信を介して愛川に伝えよう。

408『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/12(月) 00:07:09
>>401(小角)
ルルル・・・・

           ル ル
                     ──『NO』。

無関係と迷った末、『コイン』は停止した。

>>402(紫)
『ミス・マープル』は皺面に静かな微笑を浮かべ、
『イル・ソン・パティ』の行方を見守っている。
それ以上のヒントを出すつもりはないらしい──少なくとも、今は。

>>403(エイノー)
調査の流れを横目に、西側の部屋の動向に聞き入る。

隣室の三人は、恋愛話はようやく終わり、話題がつきたようだ。

「教授遅いね」「まだかな」
                         ドンドン!
  「ん?」
            ドコドン ドコドン

                          「何これ」「・・・・太鼓?」

確かに・・・・『太鼓』の音色だ。
『カートリッジ』で集音している為、こちらの部屋でもはっきりと聞こえている。

>>404(青田)
愛川に連絡し、カズに電話かけさせる。

監視カメラはロビーに二つほどある。
出入り口を映したものと、ロビー全体のものだ。
どちらも天井に設置されているが、
出入り口のそれは窓口の前で、細工しようとすれば人目に触れそうだ。

>>405(愛川)
カズに電話してみる。

        RRR・・・・ ガチャ

「もしもし、何?
 急かしてンのアンタ? もうすぐ着くっての!」

大方予想通りの反応だ。

>>406(高遠)
隣室の音は、高遠にも聞こえる。

>>407(青田)
愛川にそう言いかけるが、
考えればここに来るよう伝えた時点で、大学内の場所にも触れている。
(行間で省いただけと考える)

言い訳をするなら、別の理由を探した方がよさそうだ。

409小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/12(月) 00:42:30
>>403 >>405(紫、愛川)

「ふ、ふふん。当然さ、名探偵どの。
 わたしの知性あってこその……『イル・ソン・パティ』!」

          ニマ -

自慢げに笑む小角。
紫に認められるのは、嬉しい。

そして。

     「えっ……
      き、きみ、何を言いだすんだい。」

「わたしが全部だと? そんなのは……
 ……う、ううむ。その方が……いいのか……?」

正直迷うところだ。
愛川が無関係を出すのは初めてでもない。

        ・・・・自分が考えれば、無駄は減る。

「……うう……わ、わたしは。
 私は……きみにどうすればいいんだ!」

愛川にかける言葉に……困る。

>>408(GM)

「むむ……違うのか。
 やはり予定は無関係の方に揺れ――」

                         ドンドン!

     「うわっ」

            ドコドン ドコドン

              「な、なんだなんだ。
               随分と騒がしいじゃあないか。」

(こ、ここは静かな場所じゃあないのか?
 それとも大学では太鼓の研究も……)

           (……?)

なんだろうか。
隣の部屋――でも、ない?

        ・・・・どこからだ?

「全く……しゅ、集中を乱されるな。
 さて、次の質問は……どうしようか?」

       (……まさかとは思うが。
        い、いや、そうだとして質問の手は……)

    ブル

(くそ、嫌な予感だ。)

身震いしつつ、質問を続けよう。
愛川と名探偵コンビの質問はまだだ。
愛川の分の質問は……考える必要があるなら、まだ思いつかない。

「なぜ無関係に揺らぐのか……
 やはりテーマから外れる未来もあるからだ、と思うのだが……」

事実、揺らぐのは予定ばかりだ。
あるいは……そもそも確定した予定などないのか?

           ・・・・そうなるとまずい。

410愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/12(月) 00:46:56
>>408(GM)

「ああ、えっと、その……」

『予想通り』の答えだったが、なのにしどろもどろになる。
いつもカズに何か言われるばかりなのだ。
こういうとき、言い訳としてはなんと言えばいいのだろう?

「(あ、青田さん! カズを追い払うためになんて言えばいいですか!?)」

心の声で青田に助けを求める。
……『アンテナ』にそこまでの機能はないので、青田がなんとなく感づいて助言してくれるのを祈るしかない。

411小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/12(月) 00:50:02
>>409(訂正)

誤 「……うう……わ、わたしは。
   私は……きみにどうすればいいんだ!」


正 「……うう……わ、わたしは。
   わたしは……きみにどうすればいいんだ!

412エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/12(月) 09:13:09
>>408
「高遠君、ちょっと何かあるかもしれないので皆を宜しく。
 あと『太鼓の音』に注意して欲しい」

そう言いつつ嘆息して『F・O・Q』で壁の『集音』『指向性』カートリッジを
解除、エイノーが1m壁から離れた時点でパス精ABCで隣室と隔てる
壁を連打。
間に合えば崩れそうな時点で壁の崩壊点に突っ込み隣室まで
吹き飛ばされたように悲鳴を上げて隣室の学生に退去の機会を与えたい。

413高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/12(月) 18:56:09
>>408
>                         ドンドン!
>
>            ドコドン ドコドン

「……!」

戦闘=舞踊の構えを取りながら、雑草みたいに生えた
アンテナ群から距離を取って踊り出せる場所を探し、

警戒の度合いを引き上げる。

まず、『集音性』で聞こえたこの『音』が何処から来ているのか出処を探る。
廊下の外をアンテナを使って見れる者は(スクリームの蜘蛛等)いただろうか。チェック。


>>412(エイノー)
「隣の人が瓦礫で怪我しない位にしてくださいよ先生」

なんとなく意図は判る。
判るが、連打すると壁から飛ぶ瓦礫が偉いことになりそうなのでそれだけは言っておく。

414青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/12(月) 22:52:40
>>408
「太鼓……?」
液蜘蛛の視覚を確認すると共に教室内の面子に送信し、情報を共有したい。
太鼓の音源は見えるだろうか?

「とにかく、音にせよ他の事にせよ、目立つことは避けてください。
どこぞの部活の練習の可能性もありますし、轟音は人を集めます」

(スタンド音声ではない。何らかの授業の一環である可能性は否定できない。
派手な行動をするべきではない、が……)
(上に戻るべきだろうか?それとも……タイミングを計るか?)
奇襲をかけ得る、あるいは挟み撃てる状況を作れれば幸いだ。
しかし、エレベーターにせよ、階段にせよ、不確実だと言える。ここでするべき事は――

携帯電話のアンテナを二つ発現、ロビー全体を見れる方のカメラに一つ、
玄関が見えるカメラに一つ、投げて設置したい。
当たらないようなら設置自体を取りやめる。

そして、視覚を受信しながらエレベーターを呼ぶ。

>>410
「さっき提示した棟ではなかった、大学部には慣れていないので間違えたようだ、
それを連絡したくて電話した、これでどうだろう?
正しい棟として別の棟を提示すればいい。」
そう言って、例示としてこの棟から極力離れた大学部の授業棟の位置を提示しよう。

415紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/12(月) 23:55:09
>>405>>409(愛川、小角)

  「……ふむ」

      「私は貴女に『質問』を出して欲しいと、そう思いますけどね、愛川ちゃん。
       どうしても無理だって言うのなら、止めやしませんが……」

こういうのはキャラじゃない、とも思うのだが。
苦笑しながら、口を挟む。

   「貴女がここに居る事には意味がある。
    世界と言うのは、どうも『群像劇』であるようでしてねぇ。
    ただ『名探偵』がいるだけじゃあ、どうにもなってくれないみたいなんですよ」

       「だから私は、『貴女』が考えた質問を、『貴女』の口から出して欲しいと、そう思いますよ」

 「大事なのは『存在』と『意志』です。
  それは『質問』にも、貴女の『力』にも言える事だと思いますが……
  ま、それだけ頭の片隅にでも置いといてください」「宝梦ちゃんも、貴女を道具みたいに扱いたくはないみたいですし」


>>408(GM)

   (――――さて、『NO』ですか)

……閑話休題。
筋の通った推理だと思ったが……これでも違うとなると、さて。
まずは『予想だにしていない部分』を詰めていくべきか?

     「ルンクスは……」

>                         ドンドン!
>
>            ドコドン ドコドン

       「…………………」

一瞬、言葉を切って視線を壁の方に向ける。
授業か、それとも――――

   「……『ルンクスは現在、明日に地表に位置しない場所に向かう予定を立てている』。
    空中や水中、地中……あとは何らかの能力で生み出された『異世界』ですか。その辺に潜んでいる可能性は、一応あります」

――――しかし思考をすぐさま『質問』へと戻し、口に出す。
周辺警戒は、エイノーさんと高遠さんに任せてある。役割分担の話だ。私が気にする事じゃない。
『ミス・マープル』の質問は……答えが返ってくるまで少し待ってもらおう。

416『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/13(火) 00:04:02
>>415(紫)

>『ルンクスは現在、明日に地表に位置しない場所に向かう予定を立てている』

ルルル・・・・
             ル  ル

                        ──『NO』。

『無関係』と迷った。

417小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/13(火) 00:31:08
>>416(GM)

「ううむ……やはり無関係に揺れる。
 予定だからなのか、それとも別の理由が……?」

        「うーん……」

出た答えにうなる小角。
現在地を調べるよりは予定を調べるべきだろう。
だが……これほど『わからない』のは驚きだ。

「ルンクスのやつは一体、どこに行こうというんだ?
 意外な場所……あの時点で質問に挙げていなかった場所――」

推理を続ける。
どんな異常が起ころうが……こちらの手は休めてはならない。

           ソワ

              ソワ

「繁華街でも商店街でも住宅街でも……
 学園でも病院でもない、花嫁の家とはどこだ?」
 
         「……それも、意外な場所とは?
          その花嫁も変わった奴なのか……?」

花嫁とはいえ人間の家なのだし、常識的な場所ではあるはずなのだ。
……いや、この感覚が間違えているのか?

いったい、そいつはどこの誰なのだろう? 
唯一知っている――今はまだ、ウィルは『なりかけ』だが。

(……あ、明日には……『なる』?
 もしそうなら。い、いや、だがウィルくんの住まいは繁華街……
 ウィルくんの家を訪ねるなら、先の質問と矛盾してしまうぞ。)

             ・・・・悩む。

「あるいは……次でテーマを変えるか?
 ルンクスの予定――に。行動とかぶるテーマではあるまい。」

「『行動ではないから無関係に揺れる』――なら。
 テーマ自体を予定に変えれば、揺れなくなるはずだぞ。」

揺れの理由が単にそこなら、解決する。
無駄なことに思考リソースを裂かなくて済む。

418愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/13(火) 01:35:30
>>408(GM) >>414(青田)

「え、えーっと…… カズ……
 すみません、さっき提示した棟ではありませんでした。
 大学部には慣れていないので間違えたみたいです……
 正しい棟は……」

青田に言われたとおりに、カズに伝えてごまかす。

419紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/13(火) 02:06:11
>>416-417(GM、小角)

     「……いや……」

 「そもそも、質問は『ルンクスはこれまでに我々が質問に挙げた場所以外の場所に、現時点で明日に訪れる予定を立てているか?』でした」

          「繁華街にも商店街にも住宅街にも学園にも病院にも『行かないとは言っていない』」

とすると、詰める需要はある、か。

    「……『ミス・マープル』。
     『ルンクスは現在、明日に『ネオンストリート』に訪れる予定があるか?』と尋ねてください。
     灯台下暗し、って奴ですがね」

あまり良い質問だとは、自分でも思わないが。
……しかし、鬼手にばかり期待をかけるのもよくない。
一歩一歩、確実に、だ。

       「テーマの変更は……どうなんでしょう。
        結局のところ『予定は予定でしかなく、常に無関係の可能性がある』のでは?
        未来というものは常に流動的なものですし……」

   「とはいえ、そろそろ周回数が貯まってきたのも事実。
    資金的に不安があるのであれば、テーマの変更は一向に構いませんが」

……ところで。
今更なのだが、『ルンクス』のことについて思い返してみたい。
『ルンクス』は『男』……と、私はそう認識できているだろうか?
というのも、もしかするとルンクスは自らに『花嫁化』の能力を使って身を隠しているのではないか、という可能性を思いついたからなのだが。

420小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/13(火) 02:18:36
>>419(紫)

「……そ、そう言われれば……そうか。
 う、ううむ、早とちりをしてしまっていた。」

      (そ、そうなると……
       ありえる、のか? まさか。)

質問には異論はない。
よりストレートに、『ウィルの元を訪れるか?』と聞く手もあるか――

「いや……『無関係』は『テーマに沿わない』場合だよ。
 予定をテーマにして聞けば、『無関係』は引かないはずなんだ。」

「……もっとも、『回答不可』はありえるけどね。
 でも、テーマがあっていれば無関係にはならない。
 わたしが知る限り、イルソン君はそういう仕組みだよ。」

無関係を解消する、という意味での提案だ。
もっとも、資金はまあまあ余裕がある。

「お金の方はまだ、心配はいらないよ。
 ううむ……とりあえず、もう一周はこのままのテーマにするか。」

無関係は『分からない』とは違う。
テーマから外れそうというだけで、答えに価値はあるはずだ。

            (……一度、予定以外で質問すべきか?)

421紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/13(火) 02:47:24
>>419(訂正)

×『ルンクスは現在、明日に『ネオンストリート』に訪れる予定があるか?』



○『ルンクスは現在、明日に『ネオンストリート』に訪れる予定を立てているか?』

422『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/14(水) 01:14:06
>>414(青田)
愛川にカズを別の大学棟に誘導するよう、指示した。

そして『アンテナ』越しに聞こえる、謎の太鼓。

        ドコドン! ドコドン!

和太鼓ではない。
民族的な・・・・そう、アフリカめいた太鼓の音色に思える。
情報を共有するまでもなく、会議室で音は響いている。
エイノーのスタンドによる『盗聴』によって──だ。

『液蜘蛛』の視界に、人を認めた。
明らかに教授という風貌の初老の男性だ。
三階のロビーから廊下をまっすぐ、小角らの待つ会議室の前へと向かっている。
『液蜘蛛』に気付いた様子はない。距離は『10m』。

                ズギュ!

携帯アンテナを発現し、まずは玄関が見えるカメラに投げ、設置。
窓口にいた受付の女性が、驚いた表情を浮かべるが、
すぐに青田から顔を背けた。

次は──ロビー全体を見れるカメラ。
こちらはエレベーター前に置かれていて、都合がいい。

そちらに向かおうとした時──青田は、奇妙な状況を目にした。

           パシャ!パシャ!パシャ!

ロビーの一角に、複数の学生が集まっている。
何かを囲んで、写真を撮っているようだ。
スマホの軽いシャッター音が、次々と聞こえてくる。
何を囲んでいるのか・・・・人垣でここからではわからない。
距離は『15m』。エレベーターとは反対方向だが・・・・

>>409>>411>>417(小角)
音は、西側(学生がいる)側の部屋から聞こえる。
エイノーのスタンドによって、ほぼ同じ音が聞こえる為、
こちらの部屋で太鼓が鳴っているようだ。
音自体は、そこまで大きくはない。放送で流れている程度だ。

太鼓の音に対してエイノーが動きを見せる中、
小角は、自身の調査に集中する。

だが、揺れる『コイン』に不安は隠せない。
テーマの変更も視野に入れ、検討するが──

>>418(愛川)
カズ:
「・・・・ふーん。じゃあそっち行くから。
 着いたら迎えにきてよね」

多少不満そうだったが、了承を得た。

>>419>>421(紫)

>『ルンクスは現在、明日に『ネオンストリート』に訪れる予定を立てているか?』

ルルル・・・・
                     ──『NO』。

『コイン』は揺れない。

そして、ルンクスは当然だが、どうしようもないほどに『男』だ。


>>412(エイノー)
             ズギュ!

『カートリッジ』を解除すると、太鼓の音が消えた。

壁際に近づき、『フィストフル』が拳を浴びせる。

           ドゴゴ! ゴバ アッ

数発で十分に開いた穴から飛び込み、
エイノーは『吹っ飛ばされた』かのように装った。
 
                     「きゃあああああああ───ッ!!」

幸い、瓦礫は隣人には当たらなかったが、
視線を合わせた長髪の女性が、甲高い悲鳴を上げる。
男二人も、瞠目し、硬直した状態だ。逃げるという選択肢が咄嗟に浮かんでいない。
 
           ドコドン! ドコドコドン!

そして聞こえる、『太鼓』の音色。
エイノーの目が、その音源を追う。
扉上の天井に設置されたスピーカーからだ。

>>413(高遠)
               バッ

扉付近から、小角らの座る部屋中央まで引き下がり、軽快の度合いを上げる。
集音性で聞こえていた太鼓の音は、南方向(扉側)のように思われたが、
集音し再生されている時点で、感覚は曖昧だ。

『液蜘蛛』の視界に、人を認めた。
明らかに教授という風貌の初老の男性だ。
三階のロビーから廊下をまっすぐ、小角らの待つ会議室の前へと向かっている。
『液蜘蛛』に気付いた様子はない。距離は『10m』。

エイノーに声をかけたが、届く前に壁の穴に突っ込んでいった。

423小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/14(水) 01:40:50
>>422(GM)

   ソワ

      ソワ

民族調の太鼓の響き。不安を高める小角。

(……ほ、放送なのか、これは?
 いったいなんでまた、太鼓など……)

      (ううう)

          (まさか……
            こ、この学園もすでに……)

そのとき。
集音が途切れて――

           ドゴゴ! ゴバ アッ

     「えっ。」

「い……いきなり何をしているんだい!?」

エイノーの行動におどろく。
意味があってだろうが、小角は戦士ではない。

        ・・・・ともかく。

(と、隣の部屋の人がどう思うか……
 エイノー先生は一体何を考えている?)

エイノー自身は壁に飛び込んで隠ぺいを図った。
それはいい、いいのだが。

エイノーが壁を破って吹き飛ばされた――
その向こう側の部屋にいた連中。

         (わ……われわれはどうなる!?
          ……もはやそんな場合ではないのか?)

「あ……愛川さん。
 質問は……どうする……うう。」

       「もはや落ち着いては……
        い、いられないようだが。」

そこも……策ありなのか?
もっとも、壁を破ったというよりは、壁が崩れたとでも思われるだろうが。

424小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/14(水) 02:02:37
>>423(追記)

>   ソワ

>      ソワ

>民族調の太鼓の響き。不安を高める小角。

このタイミングで辺りを見回しておく。
何かこう、変わったことはないだろうか?

425エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/14(水) 13:21:19
>>422
とにかく『異常事態』のお膳立ては整った。
3人の学生に声をかける。

「……ッ!逃げたまえ早く!ここは危ない!」


まあ『エイノーの安全』を気にしてくれる『できた学生』なら
もう少し説得の手間は必要だろうが一応『逃げる理由』は提示した。
スピーカーからの『太鼓の音』が気にはなるがそこまですぐには
手が回せない。

426高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/14(水) 20:15:35
>>422
壁をぶっ壊した時の音で『教授のような男性』がどう反応するだろうか
無関係の可能性もなくはない、

しかし……

エイノー、青田の知覚から得られてるはずの音源に関する情報と、人だかりから
南側の窓の外で何か変化が見えないか、液蜘蛛がいればソレで
無かったら肉眼で確認しに行く。(窓の外から顔が出すぎないように)

あと、『教授のような男性』についても(窓の外に変化があれば少しだけ、なければしっかりと)気を向けておく

427紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/14(水) 23:13:37
>>420-423(小角、GM)

   「なるほど。
    であれば、テーマを変える意味は確かにありますね」

と――――質問の答え。

      「ふむ。とすると……
       ……というか、今『無関係』に揺れませんでしたね?」

さて、この挙動に何の意味があるのか。
断固として、絶対にネオンストリートにはいかないという意志の表れか?
……それとも、これまでの答えと今の答えに何か違いが?
そして、『予想だにしないルンクスの居場所』は?

  「……………………………」

……思案する。

     「……思案する時間も、あるかどうか怪しいとこですが」

放送――――授業中に、放送で太鼓の音を流すか?
答えは、どう考えても『否』だ。
ならばそれは、敵の襲撃に他ならない。

    「あの『スピーカー』……破壊したほうがよさそうですが、さて」

紫が戦うためには、『名探偵』を引っ込める必要がある。
……一度、探偵を切り替えよう。
『ミス・マープル』を送還し、たっぷり1秒+1秒かけて『明智小五郎』を『降臨』させる。
まだ『獲得』まではしない。『小五郎』にも、今は『質問』に参加してもらおう。
途中で一度抜けても、愛川の質問の後であればまた合流できるはずだ。
(探偵詳細:ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%99%BA%E5%B0%8F%E4%BA%94%E9%83%8E)

       「……『小五郎』。早速で済みませんが、まずはこの『質問の輪』に参加を願いたい。
        今は……ですがね。その『力』、借り受けるのはそう遠くないかもしれません」

428愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/14(水) 23:21:04
>>422(GM)

「ええ、必ず」

電話を切る。
あとはさっさと調査を終わらせて、「ごめん、もう終わって解散しちゃった」などとごまかして迎えに行くだけだ。
小角辺りについてきてもらって紹介すれば、「信頼できるか値踏みをしたい」というカズの要望もかなえられるだろう。


>>412(エイノー)

「『太鼓の音』? 『スタンド攻撃』でしょう……か……」

「ええっ!? エイノーさん、思い切りよすぎじゃないの!?」

いきなり壁を破壊するという行為にビビッた。

「これ、質問なんて続けて大丈夫ですか〜?」

小角と紫に聞く。

429青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/14(水) 23:27:46
>>422
受け付けは何かを投げる動き自体で驚いたのか、何が飛んだか『見えた』のか。
それはそれとして感覚共有によって教授らしき男性の情報を得る。
元々隣室は教授待ち、この教授が妙な事をしなければこちらからも特になにもしない。

そちらの情報を得るのと並行して、人だかりの方に行き、
輪の外から写真を撮っている内の一人にアンテナを設置、視覚を受信したい。

430紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/14(水) 23:29:24
>>428(愛川)

  「ギリギリまでは、続けましょう」

ハッキリと、よく通る声で答える。

    「エイノーさんは我々を守るために戦いを始めました。
     ならば、できる限りは続けるべきです。
     それが我々の『役割』であり、エイノーさんへの『礼節』であるはずですから」

431小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/14(水) 23:34:11
>>427-428(紫、愛川)

愛川の疑問はもっとも。
この状況、質問とかそういう場合では――

「し、しかし質問をせねばルンクスの……」

          「……?
           待て、そうだ、今。」

コインは揺れなかった?
予定を聞いたのに――なぜだ?

「……待て、待てよ?
 なぜ今回だけ……揺れないんだ?」

        「ルンクスは絶対に……
         ネオンストリートを訪れない?
         そういう意味かい、イルソン君?」

なぜだ? 頭を働かせろ。
名探偵は『推理を続ける』概念だ。

「……ウィルくんから逃げているから?
 それはそれで筋が通らなくもないか……
 それとも……それとも、そうだ、ありえるぞ。」

     「ネオンストリートを訪れない……
      なぜなら。そうだ、やつはすでにいるのでは?」

           「すでにネオンストリートに!
            う、ウィルくんの近くにいるのでは!?」

早口でまくしたてる。
可能性に過ぎないが――十分あり得るのでは?

432『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/15(木) 00:30:26
>>423>>424(小角)
壁を突き破ったエイノーに驚きながら、
愛川に質問を問う。

太鼓の音はひとまず、部屋から消えた。
エイノーが能力を解除したからだ。

周囲を見回すが、とくに異常はない。
扉傍にいた高遠が、明らかに一段警戒レベルを上げ、
『イルソン組』に背を向け、接近したことぐらいだ。

>>425(エイノー)
エイノーの言葉を受け、
男の学生二人は、半信半疑ながらも扉へ向かいかける。
だが、その足を止めたのは、女子大生の存在だった。
突然の異常事態に、体が竦み、動かなくなっている。
結果、二人の若者は、女性を助けるため、室内に引き返すことになった。

「おい、とりあえず逃げ──」

女性の肩を掴んで告げかけた男性が、
エイノーを見つめ、その視線を上げる。

                         「・・・・うそ、だろ・・・・?」
          シュー シュー


スピーカーからは、変わらず太鼓の音色が流れ続ける──

>>426(高遠)
エイノーの視聴覚から、音源は隣室のスピーカーとわかる。
高遠は窓際(扉が南。窓は北)に近づき、自身の目で窓の外を覗く──

最初に見えたのは、真っ赤に染まった通路。
複数の人が倒れている・・・・何か散らばってもいる。
赤い色が『血』、散らばったものが『手足』と認識した瞬間、
全身の血が、異なる方向に逆流する感覚を覚えた。

会議室の窓が分厚いことは、事前に確認した。
『外の音』が聞こえなくても、不思議がないほどに・・・・!

     ゴ  ゴ ゴ

                     ゴ ゴ ゴ   ゴ ゴ ゴ

>>427(紫)
          ド ド ド  ド ド ド

周囲の異変を察知し、
『ミス・マープル』を解除し、『明智小五郎』を呼び出した。

「構いませんよ。真実に興味があるのは、僕も同じです」

快く引き受けてくれたようだ。
『質問』に参加するには、周で区切るか、テーマを変更する必要がある。

>>428(愛川)
エイノーの突然の行動に目を丸くしながら、小角に問い返した。

>>429(青田)
教授らしい男は、もくもくと廊下を歩いている。
想像通り、小角らのいる会議室の隣の扉の前で、足を止めた。

そして青田は、人だかりの方に足を向ける。
輪の外側から、夢中でスマホを操作している一人にアンテナを設置し、
その視界を見た──

輪の中にいたのは、見知った女性だ。
いや、面識はない・・・・あるはずがないが、
この世の大半の人間は『見知った』相手だろう。

そこにいたのは──整った顔立ちの中年女性。
清楚でありながらどこか艶やかで、古風な黒のワンピースにヴェールを羽織っている。
フラッシュの雨に打たれながら、意に介した様子もなく、
女性は神秘的な微笑を浮かべている・・・・目が離せないほど、魅力的な表情を。

同時に、男の視界の端で、投稿されるツイッターの文面。


                  『大学にモナリザきてる』


   ド       ド   ド 
                      ド  ド ド   ド ド    ド ド ド

433愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/15(木) 00:44:25
>>431(小角)

「うーん、それでは……
 小角さん、『次に何を聞けばいいか』をお願いします」
「紫さんはああ言いましたけど…… わたしが考える必要がないし
 やはりスタンドの持ち主である小角さんが考えた質問の方が効率がいいと思うんですけど。
 このスタンド、タダじゃないんでしょう?」

小角に言う。


>>432(GM)

青田が見たものは、アンテナのスタンドによる『視覚送受信』で確認できるはずだ。
特に青田の視覚は、『カズ』の顔を確認するため逐一チェックしている。

「……青田さん、大丈夫ですか?
 青田さんのスタンドは、わたしと同じで戦闘能力があるタイプじゃないでしょう?」

異常事態を感じて、心配になってきた。
とても二人の名探偵のように落ち着いた行動はできそうにない。

「エイノーさんと高遠さんも、何か見えました?
 おかしなことがあったらすぐに教えてくださいね」

434エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/15(木) 00:50:42
>>432
「何が『うそ』なのだね?」

男子学生に問いつつ視線の方向を自分も見る。
『吹き飛ばされてきた』筈の自分がいきなり落ち着いて
質問をするのも不審を誘うだろうが何かエイノー自身で
演出していない『不審』があれば確認しなくてはならない。

435小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/15(木) 00:56:28
>>432
質問です。

・隣室のスピーカーからの太鼓の音は現在、小角にも聞こえますか?

436『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/15(木) 01:02:35
>>435(小角、回答)
壁の穴からかすかに聞こえるが、部屋に響くほどではない。
エイノーとの『聴覚共有』を意識するなら、聞くことが出来る。

これは『アンテナ』を有する全員が可能。

437小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/15(木) 02:30:42
>>432 >>433(GM、愛川)
>紫

「う、うう……」

     「一体、何が……
      起こっている……?」

           「こ、こ、攻撃……されているのか?」

(エイノー先生も、高遠さんも動き出している。
 もはや考えるまでもなく……戦いが起きているんだろう。)

視聴覚共有は――今は意識しない。
そうだ。今は余計な事を考えてはいられない。

     「……」


(……わ、わたしは。
 わたしは……調査しなくてはならない!
 そうだ。そのために護衛に来てもらってるんだ。)

恐怖がないわけはない。気を抜けば足が震えそうだ。
けれど、今やるべきなのは。

「し、質問……そうだね、どうしようか……
もしコインが揺れない理由が他にあるとしても――
 やつがウィルくんの近くにいる可能性はある……なら。」

          「……よし。」

愛川の方を改めて向く。

「『ルンクスは、現在、ネオンストリートにいる?』
 あるいは、『ルンクスは、ネオンストリートで寝泊まりしている?』
 ネオンストリートを訪れないのは既に現地にいるからでは? ……ということだね。」

「……まずは、これでどうだろうか?
 もし違うなら……揺れなかったのは別の理由かもしれない。
 ネオンストリート、という具体的な地名を出したから……というのもありえる。」

もっとも、黄金町以外にネオンストリートがないとは限らない。
そういう意味では、今までの質問とは変わらないはずだ。

「名探偵どの、あ……明智小五郎どの、どうだろう?」

            ・・・・質問内容については、独断で決める気はない。
               取り入れられるアイディアは取り入れたい。

438紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/15(木) 03:09:25
>432>>437(小角、GM)

   「確かにそれは……『無回答に揺れなかった』ことへのエクスキューズとしては理に適っている!
    他に可能性があるにせよ、聞く価値は十二分にある!」

で、あれば……問題はどう聞くか、か。

  「……『ネオンストリートにいるか』だとテーマ外になる可能性があります。
   聞くのなら、『寝泊まりしているか』の方がより適当でしょう」

      「一応、潜伏はしていても寝泊りは別の場所でしている可能性がないわけじゃあないのですが……
       まずは後者で聞いてみるべきかと」

   「と、まぁ私からはそんなとこですね、ええ」

439紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/15(木) 23:11:05
>>438(追加会話)

    「……ああ」「いや」

   「過去についても聞けるのだから……今現在の位置を聞くのなら」

 「『ルンクスが最後に行った移動は、ネオンストリートへの移動、ないしネオンストリート内部での移動である』」

       「……ってのはどうでしょう?」

この質問ならば『ルンクスの行動』についての質問として、現在ネオンストリートに位置しているかの確認ができる。
もちろん寝泊りを聞くのでもいいのだが、寝泊りは別の場所で行う可能性もあるのがネックなのだ。
少なくとも、これなら現在位置の確認はできる。

440高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/15(木) 23:14:05
>>432
「…………『手足』……ですって?」

『外の音』……外の音。
いやわかってる。この血肉の主が『こんな様』にさせられる『音』だ。

いつの間にか、ここは修羅場と化してしまったらしい。

「先生、それから他の人も、ちょっとだけで良いから私の視界見といて」

今の自分の視界を通して、『何か』が既に起きてる事は知っててもらいたい。
それから窓の外に、更に何か事態を把握する手がかりになるものはないか、探す。

どういう殺され方で『こう』なったのかを。

441愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/15(木) 23:32:03
>>440(高遠)

「うっ! ひどい! 人間がばらばらにされて、廊下が血でまっかっか、手足が散らばってます!」

赤い光景が見えて、顔面が蒼白になった。

「ううっ、皆さん普通の生徒だったでしょうに。こんなことが現実にあっては
 わたしたちは生存しても学校は確実に休校ですね。カズは大丈夫でしょうか……」

泣きたくなってきた。


>>437-438(小角、紫)

「わかりました」
「『ルンクスが最後に行った移動は、ネオンストリートへの移動、ないしネオンストリート内部での移動である』?」

『イル・ソン・パティ』に質問をする。

442小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/15(木) 23:42:02
>>438-439(紫)
>>440(高遠)
>>441(愛川)

「流石は名探偵どの……鋭い質問だ。
 その聞き方ならば、今やつがいれば確実にわかるね。」

質問はそれでいいだろう。
いや、むしろ、それがいい。

           ・・・・そして。

        「手……足?」

「う……あ、あまり……
 き、き、気乗りはしないが……」

        「ううう……」

しかし、見ておくべきなのだろう。
これから自分達を襲う『攻撃』を。

(て、手足? ……ば、ばらばら……
 ほ……本気か? 本気で殺したのか? 無関係な人を……)

         (わ…………わたしがここを選んだから?)

恐ろしい想像……いや、事実がよぎる。

>GM

高遠の視界を共有。

443エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/15(木) 23:49:21
>>440
高遠の呼びかけに応えとりあえず右目は
高遠の視界と共有する。

(これは……!)

444青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/16(金) 23:44:00
>>432
「……モナリザ?」

その情報に思わず言葉が漏れる。
変身だとしたら目立ちすぎる。かといってスタンドの能力以外ではないだろう。
何らかの理由で目立つ囮を出す必要があった?
そう考えた所で、高遠の視界が入ってくる。殺戮の痕。
通路が赤く染まる程ならば、返り血もすさまじい筈だ。

(こんな派手に殺す奴が囮なんざたてるか!?)

モナリザを視認している人物の視界を通し、モナリザに『血』が付着していないか見ておきたい。
尤も、返り血を処理するための『変身』なのかもしれないが。

445『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/17(土) 01:37:08
>>433>>(愛川)
考えた末、小角に質問を考えてもらうことを提案する。
『自主性』のない愛川らしい考え方だ。

青田の『視覚』を意識する愛川。
それは脳内に並んだ無数のモニターの一つのようだ。
映像はくっきりと鮮やかで、
『人の目』を介する限り、自身の視覚と何ら違いはない。

──そこに移っているのは、『モナ・リザ』の姿だ。
比喩や仮想ではない。
世界的な名画に描かれた存在が、
明らかに現実化して、目の前に立っている。
意匠も、あのアルカイック・スマイルも全く同じだ・・・・

  ド ド ド    ド ド ド ド ド ド

愛川の心に、突如、情熱が沸き上がった。

神の造形たるこの『微笑』を、誰かに伝えたい。
自分の創造力を使って、『再表現』したい・・・・!
驚くほど強い、そんな欲求に胸が満たされる。

>>434(エイノー)
振り返ったエイノーの背後。
いや、見上げた頭上に、『それ』は浮かんでいた。

           シュー シュー

フォークのような赤い舌を出し入れする、巨大な『蛇』。
窓際の『ホワイトボード』から伸びた胴体は、
太さにして女性のウェストほどもある。

その縦長の瞳が、開いた口が、鋭い牙が、
床に尻餅をついたエイノーに向かって──

         ── ジャォ オオオオオオ〜〜〜 !!

勢いよく、襲い掛かってきた!!

>>437-439(小角、紫)
愛川の提案を受け、代わりに質問を考える小角。
状況は明らかに不穏な兆しがある。
もはや『調査』に、一刻の猶予もない。
紫とも相談し、質問の精度も考えた。

だが・・・・
肝心の愛川は、小角の言葉も知らぬげの様子だ。
聞こえていないわけではない。反応はある。
だが、『心ここにあらず』・・・・別の何かに、心を奪われてしまっている・・・・?

>>440(高遠)
「先生、それから他の人も、ちょっとだけで良いから私の視界見といて」

周囲に聞こえるように告げると、改めて窓の下を見つめる。
倒れている死体は複数ある。その数7体。
まだ蠢いているものもあるが、ほとんどは動かない。
千切れた肉片や手足を、あえて確認し、『何をされたのか』を調べる高遠。

だが、この距離では、たいしたことはわからない。
刃物による切断ではない。切り口、特にちぎれた衣類はボロボロだ。
ありていに考えれば、『力任せに引きちぎられた』・・・・だろうか?
そして、出血はほとんどが首からだ。
こちらも、この距離では傷口が血で見えず、詳細まではわからない。

いや・・・・もう一つ。手がかりがある。
血塗られた、無数の足跡。そこかしこに散らばっている。
この距離でもわかる・・・・
それは靴底ではない。何か『動物』のものだ・・・・!


>>441(愛川)
高遠の言葉は聞こえたが、今は『モナ・リザ』を見つめることが最優先だ。
小角の声も聞こえるが、今はどうでもいい。
最優先は──『モナ・リザ』の表現だけだ。

>>442(小角)
高遠の情報を認識した。

>>443(エイノー)
高遠の声は聞こえたが、視界を見る余裕はない。

>>444(青田)
『モナ・リザ』の姿をざっと把握するが、
衣装が黒く、返り血があるかはわからない。
白い肌には、一切の汚れも染みもない。

  ド ド ド    ド ド ド ド ド ド

青田の心に、突如、情熱が沸き上がった。

神の造形たるこの『微笑』を、誰かに伝えたい。
自分の創造力を使って、『再表現』したい・・・・!
驚くほど強い、そんな欲求に胸が満たされる。

446紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/17(土) 01:43:55
>>445

     「―――――――愛川ちゃん、失礼ッ!!」

『イル・ソン・パティ』を共に囲んでいる以上、愛川はすぐそばにいるはずだ。
三人で囲んでいるのだから、淵にそって行けば隣接もできるはず。
つまり、『手が届く』。
怪我はさせない。怪我はさせない程度の力で――――愛川の頬を、ひっぱたく!パス精CCC

      (何が起こったのかはわからない!
       わからない、が……間違いなく、何らかの能力の影響を受けているッ!)

    (この一撃で目を覚ますことができればよし!
     できなければ、次の手を考えるまで! 悪化する前にどうにかするッ!)

447愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/17(土) 01:54:11
>>445

「わかりました」
「『ルンクスが……」

質問を行おうとしたところ、青田のスタンドを介して脳内に飛び込んできたのは
この世のものとは思えない『モナ・リザ』の顔であった。

「スゲぇ……」

胸のなかに情熱が湧き上がる。
高遠や紫が何か言ったが、もはや聞いている気分ではない。

>神の造形たるこの『微笑』を、誰かに伝えたい。

これを誰かに伝えたい……!
そんなとき、取る手段は一つだ。

「皆さん、大変です! 今すぐ『青田さんの視界』を見てくださ――」

大声で言う。
現在は青田の『アンテナのスタンド』のおかげで視覚を共有している。
『直接見てもらう』こと、それがこの状況で一番簡単かつ確実な「表現を伝える」手段だろう。

もっとも愛川の異変に気付いた誰かに発言を妨害されれば、この言葉を伝えることはできないだろう。

448青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/17(土) 01:56:41
>>445
咄嗟に男性からの視覚の受信を切る。
加えて、俺からの視覚発信を取りやめ、聴覚発信に回す。

「ま、ずいぞ、これは……!」
感覚の送受信によって、俺のスタンドは皆に情報を送る事が出来る。
『再表現』する必要も無く、幾らでも発信が可能だ。そして、この視覚でそれが起きたという事は――

「姿を認識する事によって発動、その姿を拡散させようとする能力、
……感覚共有でも問題なく発動するなら相性は――」

最悪ではない。アンテナを設置出来れば居場所が解る、
つまり俺は『見ずに攻撃』が可能だ。加えて、既に取り巻きの一人にアンテナを設置してある。
能力の推理があっているならば、取り巻きごと移動せざるを得ず、
その場合取り巻きに設置したアンテナからある程度居場所は解る筈だ。

しかし、あくまで最悪ではない、と言うだけだ。このスタンド使いを認識してしまえば、
それはそのまま味方が一斉に敵の術中に落ちる可能性がある。
さらに、この状況柄、戦うのに本体の動きを必要とする『トライブ・コールド・クエスト』は、
一般人の目にも奇異に映る。攻撃できても暴徒化されておかしくはない。

449小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/17(土) 02:02:50
>>445(GM)

「ひぃっ……」

高遠の視界――凄惨を極める光景!

        「あ……あ、ありえない、こんな……こんな……ああ……」

冷静に傷口を分析などできるわけがない。すぐに共有を切る。
今、この光景を直視などしたくない。

「こ、こんな…………」

            ・・・・さらに。

「あ…………?? あ、愛川さん?
 一体……な、なにをしているんだ……! おかしいぞきみっ!!」

         「し、質問をっ。
          名探偵どのの質問を……」

そして、愛川の行動。

……なんだ? 一体、何が……?
青田の視界? ……いや、今はそんな場合ではない!

「あ……愛川さんは『パス』とする!!
 このまま進行するぞ……い、『イル・ソン・パティ』……!」

愛川の質問権を、『パス』する。
このテーマの次週に突入しよう。
5周目。そろそろ看過できない出費か。
(現在までの消費:13万円)

「質問っ! 『ルンクスが最後に行った移動は、ネオンストリートへの移動、ないしネオンストリート内部での移動である?』」

愛川が本来するはずだった質問を、即座に行う。
パスも、質問も、迷ってはいられない!

            「ううぅ……っ!! どうして、どうしてこんな……」

少なくとも今……後悔している暇は小角 宝梦には無い!

450エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/17(土) 10:02:40
>>445
「逃げたまえ!『大蛇まで出た』!」

学生達に、後段は隣室の小角達や感覚共有している
青田達他のメンバーへの呼びかけでもある。
上半身を倒して『蛇』を視界に入れ自身に迫る頭部に顎ごと
パス精ABC拳を打ち落とし。

451高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/18(日) 00:17:11
>>445
喉元を力任せに引きちぎるような……無数の動物。

「……犬、いや凶暴さを考えたら、オオカミか何かと見たほうが良さそう」

自分の視界とエイノーの発する声を頼りに、すぐさまエイノーの側へ向かいに行く。

先ほどふっ飛ばした穴のサイズから、
人二人分が通りぬけできるなら、『クレモンティーヌ』を発現したい。

ついでに、この室内に『絵』はあったか、思い出しておきたい。
ただ、液蜘蛛が視界にとらえていた『教授のような男性』も一瞬だけチェックしておく。

452『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/18(日) 01:34:22
>>446(紫)
愛川の異常に気付き、考えるより先に行動に出る紫。


「皆さん、大変です! 今すぐ『青田さんの視界』を見てくださ――」
          
                 バッシィ !

思い切り、愛川の頬を張り飛ばした。
愛川は目を見開き、きょとんとした表情だ。
効いた・・・・のか?

>>447(愛川)
沸き上がる情熱を伝えるにもっとも早い手段、それは言葉だ。
躊躇うことなく、愛川はその存在を皆に知らせようとした。

「皆さん、大変です! 今すぐ『青田さんの視界』を見てくださ――」
                          「―――――――愛川ちゃん、失礼ッ!!」        

                 バッシィ !

謝罪と同時に、紫に頬を張り飛ばされた。
胸の中で異常に高まっていた『情熱』が霧散するのを感じる。
頬は痛むが、妙にすっきりした気分だ・・・・
言葉は、きちんと伝わったのだから。

>>448(青田)
この能力は危険だ。だが対処はある。
頭のどこかでそう考えながらも、
青田の心はなお、『微笑』を表現する欲望で張り裂けそうになる。

視覚の受信を切るなど、とんでもない。
視覚発信を取りやめるなど、犯罪としか思われない。

と──『モナ・リザ』が、ゆっくりと歩き始めた。
その歩みさえ、優雅の一言。
スマホを手にした集団が呆けた表情で道を開ける。
だが、その中に一人。
ノートにペンを走らせながら、男子学生が『モナリザ』の前に立ちはだかる。

「ま、待ってくれ!もう少しで描き上がる!
 『世紀の傑作』なんだ・・・・動かないでくれ・・・・!」

『モナ・リザ』は男の言う通り、その足を止めた。
壁際に置かれた『ガイドポール』を見つけ、手を伸ばす。
金属製のポールに結ばれたロープを取り外し、
いともたやすく片手で振り上げると──

                             ドチャ!

学生は頭を割られ、血溜まりに沈んだ。
血の染みが跳んだ『モナリザ』は、あくまで妖艶な笑みだ・・・・

「──私の邪魔をすることは、許しません」

    ゴ    ゴ ゴ 

「──大切な『旦那様』のご命令です」

                     ゴ ゴ ゴ   ゴ ゴ ゴ

>>449(小角)
まさに殺人・・・・いや『虐殺』の現場だ。
怖気を振るう光景に、反射的に共有を切った。
これがすぐそこ、窓の真下で行われているなどと、
にわかには信じがたいレベルだ・・・・!

愛川の異常に気付き、小角は『パス』を宣言。
自ら、『質問』を取りに行った。

>『ルンクスが最後に行った移動は、ネオンストリートへの移動、ないしネオンストリート内部での移動である?』

ルルル・・・・
                 ──『NO』。

『コイン』に迷いはない。

>>451(高遠)
穴は人一人程度のサイズしかない。また部屋に絵はない。
窓の外を確認後、高遠は単身、エイノーの救出に向かう。
穴の向うでは、すでにエイノーが『大蛇』に襲われている。

           バッ  ズギュン!

穴を潜り抜け、『クレモンティーヌ』を発現した。
南方向の三人は、完全に言葉もない状態だ。

                 ガチャ

視界をチェックするまでもなく、隣室の扉が開き、教授風の男が表れた。
間違いない。これが待たれていた教授なのだ。

「!? な・・・・な・・・・な・・・・?」

年に似合わぬ大口を開ける初老の男。腰を抜かさんばかりだ。

>>450(エイノー)
学生らに声をかけ、自身は床に背をつけ、倒れこむ。

          シャァアア────ッ!

                            ドコ ボン!

警戒音を発しながら迫る鎌首を打ち下ろすように、
『フィストフル』の拳が叩き込まれた。
だが、咄嗟のことで狙いが甘い。
頭の半分をそぎ落とされながら、なおも蛇は動き──

                            グルン! グルルル〜〜〜〜ッ!


『フィストフル』の体に、その幹のような胴体を巻き付けてきた!
頭はだらりと下がり、噛みつく余力はないようだが、
体だけが別の生き物のように、『フィストフル』を締め上げてくる・・・・!(パワー:B)

453愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/18(日) 01:45:57
>>446(紫) >>452(GM)

 バシイ!

「…………」
「ぎょえー――――っ! 悪霊退散!」

愛川が言うと同時に、紫のビンタが頬に炸裂した!
一瞬ぼーっとしていたが、痛みが遅れてやってきて、あまりのショックに愛川は叫ぶ!

「何するんですか紫さん! カズにもぶたれたことないのに! まさか『スタンド攻撃』で操られてる!?」

もちろんスタンド攻撃を受けているのは愛川である。

「……あれ? わたし何やってたんでしたっけ? 皆さんどうしたんですか?」

妙な『情熱』がわいてきたり、いきなりエイノーが壁をぶっ壊したり、今何が起こっているのかよく分からない。
『エイノー』、『高遠』と順番に『視覚』を『受信』し、周囲の状況をチェックしたい。

454愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/18(日) 01:54:02
>>453

「いま、わたしは青田さんの視界で……
 『ゲルニカ』? 『ムンクの叫び』? えっと、とにかく何か情熱のようなものが胸をよぎって……」

「よくわからないんですがこのままでは、一人で下に行ってしまった青田さんやカズが危ないと思うんです!」

視覚共有しつつ、目の前にいる紫と小角に危険を伝える。

455小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/18(日) 02:01:03
>>450(エイノー) >>451(高遠)
>>452(GM) >>453-454(愛川)

「だ……っ、大蛇……狼?
 ど、動物を呼び出す攻撃なのか……!?」

          「え、エイノー先生っ!」

エイノーが危ない――が。自分に何が出来る!?

出来るのは調査だけ、だがその調査が最強。
それが『イル・ソン・パティ』……自分の役割だ。

「い、いったい! いったいなんだこの敵は!
 る……ルンクスの手下か!? あの太鼓っ!
 それに愛川さん、きみは……ま、まったくもう!」

       「ううう……」

混乱の極みの中、コインは『NO』を指す。
ルンクスはネオンストリートにはいない?
 
         ・・・・どこだ!

「う、ウィルくんに付きまとっているのかも!
 そ、それとも……全く未知のところか……!?」

切迫する状況。
視界の共有などは一切行う暇もない。

「め……名探偵どの! とにかくなにか質問を……!」

謎と、眼の前の盤と、コイン。
今小角が集中すべきなのは、それだけ。

         ・・・・護衛が万全なら、だが。

「あ、青田君たちもまずいが……
 今のわたしたちもまずいぞ愛川さん!
 なにせ護衛が離れた! こ、こっちに部屋にも何かいないだろうな……!?」

       (ゲルニカ? ムンク?
        い、一体何なんだ……? 情熱?
        こ、心に響くような……攻撃なのか?)

愛川を襲ったスタンドは間違いなく蛇とは別!
つまり二人の敵がここに来ている……!
  
        キョロ

                キョロ

             素早く周囲を見回す。 
             それくらいはできる。

456紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/18(日) 02:04:19
>>452(GM)
質問なのですが、『小五郎』は現在『質問の輪』に加われていますか?

457『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/18(日) 02:06:24
>>456(紫)
加われている、としてよい。

458青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/18(日) 02:41:44
>>452
「……悪い知らせだ。『モナリザ』が現れ、生徒を殺害した。これから戦闘に入るつもりだが、
どうやら『主』が居るらしい、恐らく本体。何らかの能力を持たせた上で実体化させる事が出来る能力と思われる。
そして、『モナリザ』の能力は視認した者に発信する欲求を持たせる事だと思われる。
強制力は……強い。だから、俺からの発信はここまでだ。
……今回の目的は『情報を得る』事だ、生き残る事と情報を得る事、頼んだ。そして、健闘を祈る。」

そう聴覚送信で伝え、――仲間たちに設置してあるアンテナを全て設置解除する。
このままでは無意識に発信しかねないためだ。
それと同時に上の面子を縋れる戦力から除外する。

(モナリザ、という事は恐らくは絵画の実体化、戦闘力に傾いた絵画も存在する。)
先ほど高遠が視認したのはそれだろう。この後敵が追加される可能性がある訳だ。
……可能ならばとっとと叩いてしまいたいが、ガイドポールを軽く振り上げる所を見るとそれなりにパワーはあるようだ。
『メスメライズ』程かは不明だし、移動は人間同様と見える。攻撃自体は無理ではない。

>>98で発現したアンテナを発現して袖に設置、モナリザの邪魔にならないよう脇を通って殴られた男性に駆け寄り、
傷口の状態と意識の有無を確認したい。

そして、モナリザの脇を通る時、フィルムアンテナの設置を解除、フィルムがモナリザに触れたら設置したい。
情報は視覚の送信、俺がその視覚を受信する。

459エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/18(日) 09:59:33
>>452
>高遠
立ち上がり高遠、そして3人と教授に呼びかける。

「私は大丈夫です。高遠君に教授、『皆』を頼みます」

それぞれの『責任対象』への注意を呼びかけ掌の届く範囲の
『蛇』の体を全力で掴みかつ渾身の力で『F・O・Q』体を広げる
(いずれの行動もパワーA)。

460紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/18(日) 23:06:39
>>457
回答感謝。


>>452-455(GM、小角、愛川)

愛川の頬を叩いた方の手をひらひらと振って冷やしつつ、視線を周囲に。

   「……『スタンド攻撃』で操られていたのは貴女の方ですよ、愛川ちゃん。
    明らかに、精神操作系の能力でしょうね」

……隣の部屋ではエイノーが戦っているようだ。恐らく、高遠も。
そして遠くでは、きっと青田が戦っている。
唯一『アンテナ』を受け取っていない紫は、各々の状況を正確に把握することはできないが。

     「…………状況を整理しましょう」

……だからこそ、思考しよう。
それが紫斜六に課せられた存在意義だ。

  「まず、私は正確な説明を聞いたわけではありませんが……
   青田さんのスタンドは『アンテナ』で視聴覚の共有を行える能力、で合ってますね?」

それは、これまでの状況を鑑みればわかることだ。
明らかに小角や愛川は他の部屋に行った仲間の視覚を共有している。

    「そして、青田さんの視覚を共有した愛川ちゃんは、なにか奇妙な『情熱』を覚えた。
     ……かつ、その『情熱』を我々に共有させようとした。
     つまり青田さんが対峙しているであろう相手は、『視覚された物をミームとして拡散させる能力』と仮定できそうです」

  「それが能力の神髄かどうかはさておくとしても、凶悪な精神干渉能力と見て間違いないでしょう。
   明らかに先ほどの愛川ちゃんは完全に無防備でした。
   ……それを、『見られる』だけで感染させられるのですから。
   二次感染の有無は分かりませんが、情報を拡散させる能力者である青田さんがそれと対峙してしまったというのは中々マズい」

      「次に、隣の部屋でエイノーさんが交戦している敵。
       こちらは、私からはなんとも言えません。私には向こうで何が起こっているのかわかりませんしね。
       ただ、壁を容易に破壊できるエイノーさんと『戦闘』になる相手なのは間違いないようです」

               「翻って――――」

愛川と、小角の顔を順に見る。

  「……宝梦ちゃんの言う通り、我々を守る者は誰もいない」

   「私も多少は戦えます。愛川ちゃんも、戦力に数えることはできる。
    ただし、『安定した戦力』が今ここにはいない」

……これは、少々マズい状況だ。
三人が自分の敵をさっさと倒して、護衛に戻ってきてくれれば話は別だが。
そして何よりも――――捜査が実りを見せていないというのが、マズい。
この一刻を争う事態で、明確なヴィジョンはまだ見えていない。

         「……質問を、続けましょう。
          ただし状況によっては、『小五郎』は引っ込ませます。戦闘に備えるためには、その必要があるのでね」

    「では……私からは『ルンクスは、ウィルさんを追跡する意図の移動を昨日、あるいは本日に行っているか?』と」

  「『小五郎』は……『ルンクスは、現在自らの手で小角宝梦の監視を行っているか?』と尋ねてください。
   ……相手の襲撃が来たということは、監視の可能性は高い。
   そして自らの手によるものであれば……学園付近にいる可能性はあるわけで」

461高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/19(月) 00:40:16
>>452
「ゴメンナサイ教授さん! 今すごい大変なの。
 生徒さんつれて早く逃げて!」

どうにもオオカミ(仮)やモナリザ? などからして無差別に作り出している可能性も有る

どのみちここでエイノーが倒れたら次は周りを襲うだろう。
近い敵はここで排除したほうが良さそうだ。

テンポを上げる回転をしつつ『フィストフル』に巻きつけている大蛇の胴体をめがけ下から上への蹴り上げを放つ。

アゴが外れているのに動く事から、ちぎれても動くなど、
見たままの生物とは別の動き方をするかも知れない。
破壊力は出しつつ、千切りとばすのは1箇所だけにしたい。

回る視界で後ろ、『イルソン』組も確認しておきたい。

462『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/20(火) 00:11:12
>>453-454(愛川)
頬の痛みに思わず声をあげる愛川。

愛川の記憶は、特に薄れもせず、明確に存在する。
青田の『視覚』を経て実体化した『モナ・リザ』を見たこと。
その瞬間、『伝えるべき』『表現すべき』という情熱が燃え上がったこと。
それは、紫の平手を避ける行為よりも『最優先』であったこと。

愛川はエイノーと高遠の『視覚』を確認。
今しもエイノーが、自身を襲う『大蛇』を引き裂くのを目撃した。
高遠も同じ部屋だ。隣人が扉から逃げ出していく。

>>455(小角)
『視覚共有』を経て、次々と飛び込んでくる『猛獣』の情報。
狼は実際に姿を見たわけではないが、校舎の外までも
謎の攻撃は広がっているようだ。

周囲を見回す──が、特に異常はない。

>>458(青田)
『聴覚送信』で、『モナ・リザ』の情報を一気にまくしたてる。
燃え盛っていた熱情が瞬時に沈下し、落ち着くのを感じた。

同時に仲間に設置した『アンテナ』をすべて解除。
単身、『モナ・リザ』に対峙することを決意する。

『モナ・リザ』の脇を通り、殴られた男性に駆け寄る青田。
『フィルムアンテナ』を袖に設置はしておいた。
男は文字通り、血の海に沈んでいる。
完全に頭蓋が割れ、中身が零れている・・・・『即死』だ。

だが・・・・そんなことよりも、
青田は彼女の『微笑』が気になって仕方がない。
脇を通るため、ほんの少し背中を見ただけで心がざわめいた。
失われた『情熱』が、再び蘇るのを感じる・・・・
『フィルムアンテナ』など、どうでもいい。

立ち止まった青田の視界の中で、
『モナ・リザ』は優雅に手を床に伸ばし、
転がった『スマートフォン』を拾い上げた。

        ス スス

滑らかに指で操作する様子は、時代がかった姿とは激しい違和感がある。

                       RRR・・・・

「ご機嫌いかがですか、旦那様。
 はい。はい。何も問題はありません。
 貴方が与えてくださったこの『力』があれば十分です」

「・・・・これから、『小角 宝梦』を迎えに参ります」

>>459(エイノー)

  メキ ミキ ・・・・
                 ブチィ イイ──────ンッ!!

剛腕無双、『フィストフル』の両腕が、大蛇の束縛を力づくで破った。
いつのまにか、高遠のスタンドも助力してくれている。
形容しがたい声を発してのたうち回る、千切られた蛇の頭部。
複数にちぎれたその体が、溶けるように消え、解除されていく。

      「う」  「うわあああああああ〜〜〜〜〜 っ!!」

関を切ったように、三人の男女が扉に殺到した。
呆然としている教授をも巻き込み、あわただしく部屋の外へ──
エレベーターの方向へと駆けて行った。

463『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/20(火) 00:11:22
>>460(紫)
愛川をとりなし、状況を整理する紫。
危険のただなかにあるが、やるべきことはわかっている。
ただし、『防衛線』が保証されなければ、それすらも危うくなるだろう。

紫と小五郎は、ひとまず『質問』を行う。

>『ルンクスは、ウィルさんを追跡する意図の移動を昨日、あるいは本日に行っているか?』

ルルル・・・・

             ──『NO』。


>『ルンクスは、現在自らの手で小角宝梦の監視を行っているか?』

ルルル・・・・
             ル  ル
                       ──『NO』。

コインは『迷い』を見せた。

>>461(高遠)
             ♪ ♪ ──!

       ギャンッ!

『踊る』にはやや手狭だが、その場で回転し、
『踊り子』となった高遠が蛇に爪先(トゥ)を引っかけ、蹴り上げる。

              ブチ ミキ

同時に『フィストフル』が束縛を力づくで破り、
蛇の体を四散、かつ跳ね飛ばした。
夢に出そうな声を発しながら、大蛇の姿が溶けるように消えていく。

      「う」  「うわあああああああ〜〜〜〜〜 っ!!」

高遠の声が聞こえたのか、隣人は教授を含め、会議室を飛び出していった。
残されたのは部屋中央に島状に置かれた長机と椅子だけだ。
部屋の広さや構造は、元いた部屋と大差がない。

高遠は背後の穴を振り返るが、ここからでは小角らは把握できない。
部屋に戻るか、『視覚共有』を使うしかないが──

>ALL
青田の情報提供の後、体に設置された『アンテナ』が全て解除された。
届いた『視覚』情報は、エイノーが大蛇を倒したところまで。
(液蜘蛛の『アンテナ』は残すか否か?)

464愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/20(火) 00:18:47
>>462(GM) >>460(紫)

「そ、そうだ! 青田さんの視覚を見たら、『芸術』があって……
 『伝えるべきだ』という情熱が燃え上がって……
 わたしは『スタンド攻撃』されていたんです!」

焦ってまくし立てる愛川。おおよそ、紫の推理が当たっていたようだ。
そのとき、エイノーの視覚が見えた。

「エイノーさんたちも、敵のスタンド攻撃を退けたようですね。
 『モナリザと大蛇を生み出す能力』……?
 スタンドが一人一能力であることを考えれば、敵のスタンド能力は『絵画を実体化させる能力』辺りでしょうか。
 『蛇』は聖書に出てくる悪魔の象徴として有名なモチーフです」

「こうしちゃいられません! 『推理』は後回しにして、カズと青田さんを助けに行かないと!
 青田さん、聞こえますか? 青田さん?」

青田に連絡を入れようとする愛川。
しかしそのとき、体に設置された『アンテナ』が全て解除された。

「ス…… 『スタンド』が消滅した、ということは……
 本体の青田さんは、もう……」

顔面が蒼白になった。

465青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/20(火) 01:22:19
>>463
・周辺の一般人は逃げたか?
・死体を確認したなら予測できると思うが、パワーはBあるようにおもえるだろうか?

466『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/20(火) 01:32:41
>>465(青田、回答)

>・周辺の一般人は逃げたか?
まったく逃げていない。

>・死体を確認したなら予測できると思うが、パワーはBあるようにおもえるだろうか?
明らかに女性の腕力ではないが、
鈍器を使っている為、パワーがBあるかは分かりづらい。

467青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/20(火) 02:07:10
>>466
回答感謝。

液蜘蛛のアンテナはそのまま保持。
(アンテナを設置したい所だが、これ攻撃を周囲に認識されると俺が攻撃されるな。)
ある程度人の居ない所に行かなければ危険と考えていいようだ。取りあえずは――

>滑らかに指で操作する様子は、時代がかった姿とは激しい違和感がある。
>貴方が与えてくださったこの『力』があれば十分です。

(……?実体化したスタンド能力じゃなく、能力を与えられている?……絵画の姿を纏う事も可能?
というかうん、外見でなくともモナリザ情報を誰かに伝えればいいのかこれ。解除は失敗だったな!)

>『小角 宝梦』を迎えに参ります」

「……成程」

小さくつぶやいた後目を瞑り、左手に設置した携帯電話のアンテナの一つを設置のみ解除、
話す声を頼りに、無防備な敵に向けて極力小さい動きで投げる。当たったら設置。
当たるにせよ外れるにせよこちらへの攻撃が想定されるため、投げた後は一旦後ろに下がる。

(恐らく、視認してしまえば自衛も出来ない。だったら、アンテナの位置情報と受信視覚情報で立ちまわる他無い。
この設置は『最低限』必要なものだ)

468エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/20(火) 09:36:25
>>462
「高遠君、有難う」

大蛇の拘束を解き、さらに高遠に言葉を重ねる。

「小角君達は大丈夫だろうか?であれば彼女達の警護を
 引き続きお願いしたい。私は青田君と出来れば愛川君の友人を
 連れて戻ろうと思う。立場を代わってもいいし理由があれば
 留まりもしよう。『専門家』の意見を問いたい」

469高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/20(火) 21:15:12
>>463(GM)
一旦解除をかけ、小角らの様子を見に行く。

「この調子だと、『絵画生物』とでも言うべき存在は、
 擬似的な生命活動をしてて、ソレが止まれば解除されてくれるのかも」

確認しながらイルソン組にも聞こえるようにしゃべる。

「ところで、『モナ・リザ』ってあのモナリザ? 今の蛇と同じ……」

発信する欲求……つまり伝えたくなるってことでしょ?
口だけでなく、表現の技能があったら……スタンドが自立する意志を持っていたら……
どっちも、まずいことになるんじゃ……あれ、ティーヌさんの『天敵』?もしかして。


>>468(エイノー)
「えっと……私個人の考えですが
 青田さんが『解除しなければならないと感じた』ようで。
 おそらく、『モナ・リザ』の影響を受けないようにとしたのかと」

そうなると一人で脅威に晒されていることに―『モナ・リザ』はおそらく敵勢力だろうし―なる。
青田や『カズ』を連れて帰って、敵にこちらの居場所を教えてしまうよりは戻らぬつもりで、迎撃に向かったほうが良いと思う、が


「しかし、『クレモンティーヌ』は『護る』方向にくせがあるので
 言ってしまえば壁的な運用は厳しいんです。踊るし。
 部屋の風通しがよくなった今、一人で護るとしたらどうしたものか……って」

470紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/20(火) 23:12:08
>>463-464(GM、愛川)

   「NO、NO。
    ……これもNO、ときましたか」

思わず、苦々しく唸る。
この状況で、まだ尻尾も掴めていない。
焦るなよ、調査は進んでいるさ……そう自分に言い聞かせても、焦るものは焦る。
紫斜六は『名探偵』だ。が、『ホームズ』ほど頭が回るわけでもないし、観察力に優れるわけでもない。
かといって『マーロウ』ほどタフでもない。優しくも、無い。

     (……OK、OK。
      タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく価値が無い。
      わかってますよ、マーロウ。タフなフリぐらいはしなきゃあいけませんとも)

だが、『名探偵』だ。
せめてもタフなフリぐらいはしなくてはならない。
息を吐いて、自らの手の甲に刻まれた刺青を見る。クエスチョンマーク。
考え続けろ。その意志を忘れるな。OK、わかってるさ、私。
少し無理をして、笑う。スマイル、スマイル。謎は難しい方がやりがいがあるさ。そうだろう? 笑えよ。

       (気になるのは、今のは『現在の質問』だったのに迷いがあったこと。
        花嫁越しの監視が、『自らの手』になるのかどうかの判定があいまいだったのか?)

その可能性は高かろう。
監視をしているのは、恐らく間違いないのだし。
……それより先に、愛川を落ち着かせるべきか。できるかどうかはともかくとして。

   「青田さんが死亡したのであれば、『勇敢』です。
    が、彼が死亡ではなく自らの意志で能力を解除したのであれば、『英断』です。
    いずれにせよ、彼から『モナリザ』の情報が流れてくることはなくなりましたし……」

      「……どちらにしても、助けに行く事はできません。
       前者なら手遅れであり、後者だとしても、今から行って間に合いますか?
       我々の命題は、『ルンクスの居場所を突き止めてウィルさんに伝える事』ですよ。はき違えちゃあいけません。
       『推理』は後回しにできないんです。これを止めたら、誰の行動も無駄になってしまう」

……さっきから説教臭いことばかり言ってる気がする。
キャラじゃない。キャラじゃないし、向いてないが……まぁ、年長者は自分だ。仕方あるまい。

          「さて、さて」

            「その『推理』も、どうしたものかというところですがね。
             ここまで調べて尻尾も掴めない。となると……ううむ」

        「……『小五郎』はどう思います?」

471小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/20(火) 23:18:10
>>462-463(GM)
>>464(愛川) >>470(紫)

「あっ……青田君!?
 モナリザ……る、ルンクスの手の者……か!」

         「……あっ!?」

アンテナが消えた。
つまり……青田が解除したのだろう。

「お、おっ、落ち着きたまえ愛川さん。
 青田が自分で解除した、そ、そうに決まっているだろう……わ……わたしたちは……」

(…………調査を! 調査を続けなきゃ!
 助けに行ったところでわたしには何もできない……調査でしか、できない。)

「……わたしたちは、調査を、続けるしかないんだ。
 いや少なくとも、このわたしだけは……それしかない!」

愛川を宥めるが、内心穏やかではない。
敵は……強いだろうし、もし強くなくても、殺す気で来ている。

(ルンクスはウィルさっ……君を追っているわけではない……?
 ならどこだ? 一体……どこで何をしているっていうんだ?
 意外な場所とは……どこなんだ? くそ、全く見当もつかなくなってきた……)

ネオンストリートにいるのではない。
ウィルを追っているわけでもない。

「しかし……うう、良い質問が、思いつかない……
 やつは……居場所はどこなんだ……どこから花嫁に指示を……?
 す、少なくとも……指示が出来るなら地中とか水中ではないのだろうが……」

「意外な場所……意外な場所……?
 まさか本国に帰ったなんて言うんじゃないだろうな……!?」

冴えた質問は……すぐには出てこない。
愛川の分まで考えるならば、頭脳労働は二倍だし、効率も悪い。

                 ・・・・だが、やるしかない。

472愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/20(火) 23:33:56
>>471-472(紫、小角)

「そ、そんな……
 仮に『ルンクス』を見つけたところで、ヘビやモナリザで現在無実の生徒を殺しまくっているであろう襲撃者とは無関係なんだから
 今すぐ倒しにいけるわけでもないのに……」
「せめてこの『テーマ』をやめて、『襲撃者』について聞くことはできないんですか……?」

愛川はそう言うが、所詮は視野狭窄の考えなしな意見だ。
小角のスタンドには『被るテーマは2度使えない』という制限がある。
今やめれば、ルンクスを発見する方法がなくなってしまう。
そうすれば最後、ルンクスが闇から黄金町を支配し、学校一つ以上の大惨劇が起こることであろう。

「(……わたしに『力』があったら。エイノーさんや高遠さんのようなパワーがあったら。
  せめて小角さんや紫さんのような『能動的』な動きさえできたら。絶対、青田さんを助けに行くのに……)」

青田とは初対面でろくに言葉も交わしていない、形式上の敬意しかない何も知らない男だったが
もともと青田が単身で『カズ』を迎えに行くことになったのは愛川のせいだ。
一つ間違えれば、愛川が青田の代わりになっていたのだ。
当然、罪悪感は愛川の一身にのしかかることになる。

「(やっぱり、わたしは何もしない方がいいんだ…… みんなの足を引っ張るだけなんだから……)」

「……じゃあ、『カズ』には危険を伝えさせていただきますね。
 別の場所に誘導しましたから、今逃げれば巻き込まれないかも……」

せめて、青田の犠牲を無駄にしてはいけない。
『カズ』に携帯で電話をかけ、危機を伝えたい。

473『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/21(水) 00:00:29
>>464(愛川)
敵の能力を予想する愛川。

一方、青田の『アンテナ』が解除された意味を考え、蒼白になるが、
こちらは愛川の『杞憂』だったようだ──

>>467(青田)
スマートフォンと話す『モナリザ』の言葉から、
青田はその能力を予想し、次の行動を決める。

だが・・・・それより先に『表現』だ。
『モナ・リザ』について、誰かに伝えなければ。
それももう、『存在』を伝えるだけでは気が済まない。

もっと激しく・・・・
自分でなければ出来ないような『表現』がしたい・・・・!

『モナ・リザ』:
「・・・・はい。はい。
 大丈夫ですわ。居場所は覚えています」

「本当ですか?
 『小角 宝梦』を捉えれば、私を尋ねてくださるんですね?
 約束ですよ・・・・すぐに、ですよ?」

喜色をあらわにした『モナ・リザ』の声が、さらなる『表現』の欲求を掻き立てる。

「はい。お任せください。
 今夜、『褥』にて、貴方のお帰りをお待ちしております。

 ──愛しの、『ルンクス』様」

>>468-469(エイノー、高遠)
高遠に礼をいい、相談するエイノー。
高遠は『クレモンティーヌ』を解き、壁の穴から小角らの元に戻る。

全員に聞こえるように会話しながら、青田の身を案じる・・・・

>>470(紫)
尊敬する『フィリップ・マーロウ』を思い出し、
見通しの立たない状況に立ち向かおうとする紫。
『小五郎』に助言を求める・・・・

「・・・・道に迷った時、そのまま進んでも徒労に終わる。
 最初の位置に戻った方が、正しい道を見つけやすい。
 急がば回れ、さ」

>>471(小角)
小角は迷い続ける。
『調査』を継続する意思はある・・・・だが、どちらに道があるのか。
まるで闇の中のようだ。

>エイノー、青田以外
                    ドン ドン!

──突如、会議室のスピーカーから、太鼓の音が流れ始めた。
そして鋭い男の声も。


「──『小角 宝梦』に告げる。
 オレの名は『スヴァルト』。この建物を占拠した」

「おまえの『調査』を邪魔するつもりはない。
 好きなだけ『ルンクス』について調べるがいい」

「その間に、おまえを守る二人を『抹殺』する。
 次に、一階の『青田』も殺す。
 最後に、おまえ以外の関係者全員を殺す」

「ただし、おまえがオレに服従し、
 その『ジニ』で協力する間は、他を生かしてやってもいい。
 最初の『問い』だ・・・・『YES』か『NO』か?」

銃口のような『問い』が、
突如、小さな『探偵』に突きつけられる──

474『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/21(水) 00:03:14
>>472(愛川)
           RRRR・・・・

『カズ』に電話をする愛川。

「もしもし?そろそろつくけど、ドコにいんの?」

危機とはおよそ無縁そうな『親友』の声が、耳元に伝わる。

475エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/21(水) 00:11:44
>>473
「すぐ戻るよ、音が邪魔ならこの部屋のスピーカーからはカートリッジを
 抜いてくれれば少しの間この部屋の音は止まるよ」

スピーカーに飛び『音響』『通電』カートリッジ作製、
青田達を迎えに――――『窓から木か竹に当たって減速
できるようにして地上に飛ぶ』。

教授と3人の学生を思い出してこのやり方を薦めた方が
安全だったろうかと少し後悔。今となっては無事を祈る他ない。
自分については『努力する』。

476愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/21(水) 00:11:53
>>474(GM)

「ああ、よかった。カズ……」

『親友』の声に、ほっと胸をなでおろした。

「実は今、『スタンド攻撃』を受けているんです。
 手短に話しますが、ヘビのスタンドに人が何人も殺されて……
 スタンドを持たない『カズ』がわたしの近くに来ちゃ危ないです」

「早く学校から逃げて。それじゃまたあとで」

カズの性格だと『詳しく教えろ』と言ってきそうなので、それだけ伝えたらあえて一方的に電話を切る。

477エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/21(水) 00:34:08
>>475一部訂正
×『窓から木か竹に当たって減速できるようにして地上に飛ぶ』
→○『『F・O・Q』が先行して壁に一撃、くぼみか穴を作り
エイノー自身はそれを掴み辿ってそれなりゆっくり降下』

478高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/21(水) 01:27:24
>>473
(敵さんのお出ましか、ソレも『モナ・リザ』と別の、かしら?)

とりあえず、隣部屋の扉は閉めておく。
後絵画などがあれば予め破壊しておきたいが……あるだろうか隣部屋にも
あと廊下にもそういうものがあったか思い出す。

できたら、とりあえずイルソン組の側まで帰還。

479小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/21(水) 01:40:50
>>473(GM)

闇の中を堂々巡りする思考は――

          思わぬ声に破られた。

「すっ、スヴァルト……!?
 ヤング・ダイヤモンドの……い、一体なにを――」

やはり敵は二人いた。
だが、そんな思いも。

「なっ……」

      ゾク

        「ま……抹殺……
          まさか、そ、外の光景は……!」

 「ふ、服従……!? ジニ!?」     ゾク

                  「う、ううう……!」

     ゾク

(こ、こいつは……ほ、本気で言っている!
 わたしにでもわかる……ほ、本気で! 本気で……殺す気だ!)

ほとんどおうむ返しになるしかない。
この男は危険だ。小角の全身の細胞がそう察する。

         そしてその危険に晒されるのは――

「うう……」

(関係者――こ、ここにいるだけじゃあない……
 よ、ヨハネスブルグと戦う、皆が殺される……!?)

        ゾゾ

「ま、待って……待ってくれ……
 い、生かす保証は、ほ、保証は……あるのか……!?」

小角の冷静な部分は伝える。
服従したらもっと多くの死者が出るかもしれない。
だが、その声はあまり小さい。
服従しなければ、今ここで多くの死者が確実に出る。

「こっ、こ……これだけ! 
 これだけたくさん殺しておいて……っ!」

       「はあ」

              「はあっ……」

       小角に即答する能力はない。
        ……『イル・ソン・パティ』がそうであるように。

480紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/21(水) 01:52:00
>>472(愛川)

   「その暇があったら、一手でも早く『ルンクス』の居場所を突き止めるべきです」

  「ほら、愛川ちゃん。スマイル、スマイル。
   気負うだけ損ですよ、貴女のような子はね。
   状況は深刻なまでに最悪ですが、だからって凹んでやる理由なんてありません」

ニヤリと、タフに笑って見せよう。
無理はしている。が、無理をしなきゃいけない時だ。


>>473(GM)

――――なお、紫斜六は厳密にいえばマーロウを『尊敬』しているわけではない。
もちろん『偉大な名探偵』として大いに敬意を抱いているのは確かだが……彼は、『私』だ。
『紫斜六』と同じ『名探偵』だ。彼は『私』であり、『私』は彼だ。『名探偵』という母体に住まう者だ。
だから、『マーロウの言葉』は『紫斜六の言葉』でなくてはならない。それだけのこと。

    「――――ええ。そうですね、『小五郎』。
     甘えてる場合じゃない。欲張ってる場合じゃない。OK――――少しだけ、頭が冷えました」

当然、『明智小五郎の言葉』も『紫斜六の言葉』でなくてはならない。
OK、OK。まだやれるさ。急がば回れ。理解できる概念だ。
一発でルンクスの居場所を突き止めてやろうなんて、そんな欲目は捨ててしまえ。

      「『ルンクスはどこにいるか?』『どこで寝泊まりしているか?』」

   「これが私たちの『原点』だったはずです。
    ならば、虱潰しにそれを聞けばいい。焦る必要は――――ありますが、急げば損をするだけだ。
    だから例えば、『ルンクスは現時点で今晩の寝床を決めているか?』から始めて寝床を区画にわけて探してもいい。
    あるいは、『ルンクスはどこにいるか?』を尋ねてもいいんです。
    『今病院にいるか?』『今メインストリートにいるか?』ってね」

        「――――それで見えてくることもあるでしょう。
         もしかしたら見えてこないかもしれないけれど、『見えてこないこと』がわかるだけでも意味はある」

     「ええ、ええ。
      まだまだ、『名探偵の時間』ですとも」

だから。
だから――――

>                    ドン ドン!

――――だから、太鼓の音にも動じまい。
邪魔をするなよ。今は名探偵の時間なんだ。
無言で『明智小五郎』椅子ごと掴んで『イル・ソン・パティ』の下に隠し……そのまま手から『憑依』。
次いで不機嫌な顔で懐に手を入れながら、『獲得』。
小五郎の『拳銃』と、『小五郎の持つ全ての知識と技術』を『獲得』する。当然、『銃の腕前』もだ。

481青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/21(水) 03:11:40
>>473
(あ、まずいなこれ)

発信しなければ何も出来ないレベルらしい。自衛できなくなるほどだから当然と言えば当然だったが。
で、あれば。

目を瞑り、自分にだけ聞こえるように小さく呟く。
「外見はまぁ『モナ・リザ』だ、よって不確定名を『モナ・リザ』とする。
こいつは既にルンクスに何らかの支援を得ている旨を明言してる、パワーは人並みからスゴイ程度、
殺人に忌避の念は無く既に生徒を殺害している。また、どうやらこの能力、
他者に『モナリザ』の情報を伝えれば解除されるらしい。よってこちらは現時点問題は無い。
十分に戦える、相性はそう、悪くないと言える」
この情報は発信される。まずは液蜘蛛に伝えて衝動が解除されるか確認、
次に自身の携帯電話で同様の文章を録音し衝動が解除されるか確認する。
これらで解除されない場合、>>79で設置したアンテナ(リストから漏れていた、申し訳ない)に聴覚を受信させ、
ついで携帯電話の操作を受信させる事で、上記の文章をレコーダーから周囲に聞かせる。

上記の手段で解除出来た場合、モナリザの発話を聞いて位置を限定、携帯電話のアンテナを投げ設置、
モナリザの視覚を受信したい。
また、これと同時に八木アンテナを発現、足の甲に設置したい。

482小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/21(水) 13:10:10
>>479(追記)

……そんな場合でもないが、最後の質問からどれくらい経ったろうか?

精神的な余裕はない。
だが、頭の片隅には……時間制限を。調査の意思を置いておきたい。

(そうでなくては、た、探偵失格だ……
 怖くても、考え、せめて思考を持ち続けなくては……)

自己を鼓舞する意味も、ある。
この恐ろしい敵を前にして、完全に呑まれてしまわないように。

考えることをやめたものは、探偵ではいられない。

483『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/22(木) 01:41:21
>>475>>477(エイノー)
立ち上がり、隣室のスピーカーに向かうエイノー。
扉傍の天井に設置されたそれに、
スタンドの手を延ばそうとした時──

                         ドコドン!

太鼓の音色がひときわ高まるとともに、
『音楽』ではない、擦れるような異音を感じ取る。

          カサ カサカサ カサッ

スピーカーからだが、スピーカーからではない。
異音の発生源が、スピーカーの裏側から現れ出る。
小柄な姿は、驚くほど数多い・・・・
小さな『鋏』で威嚇し、凶悪な形状の『尾』を構えている・・・・

──『蠍』だ!
スピーカーの裏から、次々と壁に広がり──

      ポ ト
                 パ  タ タタタタタタ・・・・!

そして、雨のように落ちてきた。
真下には『フィストフル』──そしてエイノーも範囲内だ!

>>476(愛川)
「え、詳──」
           プツ

カズに一方的に伝えると、電話を切った。
すぐにもリダイヤルがかかってくるが──

>>478(高遠)
再度、エイノーのいる隣室に戻るが、扉は逃げた者の手で閉じられていた。
こちらにも部屋に絵画の類はないが、
来る途中、廊下には扉と交互に額縁が飾られていた覚えがある。
興味がなく、特に内容は覚えていないが、名画の模写の類だった。

高遠はそこで、エイノーを襲う無数の『蠍』を見る。
クレモンティーヌは発現していない。
穴から扉までは『4m』ほどの距離だが、
中央に置かれた会議机が邪魔で途中に踊るスペースがない・・・・!

>>479(小角)
戦いの場に身を置いたことなど、ほとんどない。
本物の犯罪者や悪党と対峙したことも、数えるほどだろう。
だが、そんな小角にも、肌で理解させる『本気』を、その声は帯びていた。

「・・・・保証?
 保証すれば信じられるのか?」

声の主──スヴァルトにとって、おそらくこれは『脅し』ですらない。
今日のクラスの時間割よりも至って当たり前の現実。
抵抗されたり、逃げられることなど、微塵も想定していない・・・・
もしくは、想定内で対応できる『絶対の自信』。
加えて、人の命を奪うことへの寸毫の躊躇いもない精神が、
その声の『凄み』には感じられる・・・・
この男に『命乞い』をするのは、
担任に「一限目は自習にしてくれ」というようなものだろう。

「オレは『どちらでもいい』。
 おまえの『ジニ』があれば便利だろうが、
 信用する気はまるでない・・・・『使い捨て』だ。

 おまえが選べるのは、『今死ぬか』『役に立って死ぬか』の二つだけだ」

「即答する必要はない。
 誰か死ななければ、わからんのだろう?
 『日本人』というのは、撃たれなければ決断できないようだからな」

484『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/22(木) 01:41:32
>>480(紫)
紫の中にある何人もの『名探偵』たち。
彼らの存在こそが、今の紫を奮わせている。
唯一の問題は、果たしてこの未知の敵襲のさなかで、
推理と調査が間に合うかだが、悩んでも仕方がない。
『間に合わせるしかない』のだ。

           ズ ギュゥゥン

『明智小五郎』を自身に取り込み、憑依させた。
敵の目がどこにあるかはわからないが、
『イル・ソン・パティ』の陰になるようにしておく。
続いて、懐で拳銃と銃弾を獲得。その指に引き金の感触を確かめた。

>>481(青田)
『モナ・リザ』についてわかっていることを自身でまとめてつぶやき、
まずは『液蜘蛛』に発信・・・・
駄目だ。『液蜘蛛』が理解している様子はない。
携帯電話に録音するも、『情熱』は消えない。
最後に、同じ説明をレコーダーに『聴覚』を伝え操作することで、
周囲に同じ説明を聞こえるようにした・・・・

何人かが聞き入っているのを感じる。
『情熱』がやや収まるのを感じ、その隙に携帯アンテナを発現──予測で投げつけた。

            パシ!

『アンテナ』が命中し、固定される感覚。

だが、それ以上の行動は出来ない。
『情熱』が再び高まってきたからだ。
理由は自覚している。
同じような説明や解説、同じ手法の表現では『飽き足らない』のだ。
もっと芸術的に、もっと表現力豊かに、『モナ・リザ』という奇跡を再現したい。
未知の人々に知らせたい。知らしめたい。全世界に発信したい。
自分だけが成し遂げられる何かを見つけ出したい──!
 
               「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

青田は、『モナ・リザ』の視覚を受信する。
四囲を『観衆』に囲まれた中、その瞳が映しているのは青田だ。
人垣の外側にいる青田の方向を、無言で振り向いている・・・・


                         ゴ ゴ    ゴ ゴ   ゴ ゴ 

>>482(小角)
まだ『20秒』ほど。
1分経過前には伝える。

485紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/22(木) 02:08:02
>>483-484(GM)

           「――――話にもならない」


    「『誰か』は既に死んでいるし」

               「そもそも『役に立つ』意味がまるでない。
                貴方が抱える『謎』は、少し気になるところではありますが……
                それにしたってド素人に過ぎる。貴方には『依頼人』の資格がない」


      「十二分に邪魔ですよ、『Mr.スヴァルト』。ちょっと黙ってなさい」


銃口をスピーカーに向けて、引き金を引く。


          「さぁ、調査を進めましょう。
           次は愛川ちゃんの番です。虱潰しに行きますか?」

それで、ニコリとスマイルだ。
視線は、『壁の穴から通じる隣の部屋』から何か出てこないかと注視しつつ。

486エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/22(木) 13:39:22
>>483
「『蠍』だと!?皆気を付けてくれたまえ!」

隣室と高遠に警告の叫びと同時に『回避』に移行する。
完全には間に合わないかもしれないがエイノー自身は壁を蹴って
後方に飛びのきつつ随伴する『F・O・Q』にエイノーのポケットに
ある携帯ドライヤーから『発熱』『送風』カートリッジを作製させる。

後方の『会議机』にぶつかるくらいまで飛べれば上出来だ。
間に合わず『刺された』場合の事はとりあえず『後』に回す。

487青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/22(木) 21:44:01
>>484
・伝達手段は『直に喋って聞かせる』から『レコーダーを通して聞かせる』に変更していたが、
それでも『同じ手法の表現』として衝動解消効果が低いという事だろうか?

・先ほど殴り殺された男性は先ほどアンテナを設置した男性だっただろうか?

488『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/22(木) 22:31:37
>>487(青田、回答)

>・伝達手段は『直に喋って聞かせる』から『レコーダーを通して聞かせる』に変更していたが、
>それでも『同じ手法の表現』として衝動解消効果が低いという事だろうか?
その認識でよい。

>・先ほど殴り殺された男性は先ほどアンテナを設置した男性だっただろうか?
異なる。
殴り殺された男は、『モナ・リザ』の行く手を阻んだ者。
青田(とアンテナを設置された男)は、『モナ・リザ』の後方に位置する。

489愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/22(木) 22:55:58
>>483(GM)

電話は無視する。

「(ごめんなさいカズ、あとでたっぷり怒られちゃいますね……
  でもわたしが怒られるだけでカズの命が助かるならわたしはそれでいいんです……)」

カズは一般人ながらもスタンドに積極的に関わる豪胆な人物だが、根は臆病さというか
ここまで言っておいてわざわざ探しには来ないだろう。
敵はこちらを監視しているようなので、下手に指示するとかえってカズが攻撃されるリスクが高まる。

「じゃあ、質問しますね。
 『ルンクスが黄金町に持つ『ヨハネスブルグと共通の拠点でない方の拠点』は、ネオンストリート周辺にある』?」

小角のスタンドに対して、初心に戻った質問をする。


>「オレは『どちらでもいい』。
> おまえの『ジニ』があれば便利だろうが、
> 信用する気はまるでない・・・・『使い捨て』だ。

> おまえが選べるのは、『今死ぬか』『役に立って死ぬか』の二つだけだ」

「…………」

特に返答はしないが、『スヴァルト』に対する『嫌悪感』が少しずつだが沸いてきた。
生徒を虐殺し、青田に危害を加え、カズを危険にさらし、蛇やモナリザを召喚して
今まさに小角に高圧的に挑んでくるような奴とは、あまり仲良くしたくない。

「紫さん、小角さん。
 青田さんのアンテナが解除されて液蜘蛛の監視が役立たずになった以上
 わたしのスタンドを防衛向きに『再配置』した方がよくないですか?」

質問しながら、提案する。

490高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/23(金) 00:08:59
>>483(質問)
・自分ともう一人分の、つまりクレモンティーヌを出すだけのスペースも、今この瞬間は無い?
・机の形状や床などに固定されているかを知りたい。

491『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/23(金) 00:14:41
>>490(高遠、回答)

>・自分ともう一人分の、つまりクレモンティーヌを出すだけのスペースも、今この瞬間は無い?
先刻にしたように、穴の前周辺の窓際には空間がある。
現在位置は同じ。

>・机の形状や床などに固定されているかを知りたい。
机は一般的な長机四つが中央に集められたもの。
会議室にあったものと同じなので、固定されていないことを知っている。

492高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/23(金) 00:32:46
>>491
感謝。


>>483
「……この『音』かぁ」

絵画とは多少読みが外れたかも知れないが、嘆いても仕方ない。
起きたことを推測し、起きそうなことを予測していくしか方法はない。

(殺す、なんてセリフとは無縁の世界に生きてそうだけど)

クレモンティーヌをテンポ・ハイで発現
中央の長机を穴と反対側の壁に向けて蹴り飛ばす事でエイノー退避のスペースを確保するとともに
サソリが来るまでに時間があればもう一回転し、
穴を作る時にふっ飛ばした瓦礫からエイノーに当たらない位置のものを、スピーカーに叩き込みたい。

(あえて言ったのは『護衛対象』への脅し、か。結構適応してんじゃん『ヤングダイヤ』共)

493青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/23(金) 06:25:32
>>488
回答感謝。

――――――――――――――――――――――――――
>>484
目は開かず、モナリザの視覚を受信に成功する。
しかし、発信に次々先ほどは無かったレベルの斬新さを加えて行くしかないようだ。そして、彼我の能力の都合上、
視覚的情報は伝えたくない。というか既に聴覚に依存しなければ伝達がキツイ。
しかもこの衝動、アンテナの発現すら難しくなっている。

――あれがある。情報を吐きつつ聴覚でかつこれまでこの方法を取っての伝達は無い筈。

「モナリザは
ルンクスの事
好きみたいだ
何か能力
受けてるのかも」

と、小声だが君が代のリズムに乗せて『歌う』事でレコーダー越しに味方に聞かせたい。
かっとんでいるような気もするが、試してみる価値はある。
衝動は解消されるだろうか?
解消されるようなら距離を取りつつ、八木アンテナを発現、足の甲に設置したい。

(そもそも、現在のこの衝動を砕いて散らさなければ攻撃もままならない可能性は高い。
こいつは倒す必要がある。液蜘蛛も視認時点で能力が発動すると考えると、まだ発信手段が多彩な俺が相手するのが良さそうだ)

494愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/24(土) 00:07:11
>>489(追記・変更)

「あっ、やっぱ今の質問待ってください、ナシ!」

質問を取りやめる。

「このスヴァルトとかいうのを再起不能にしちゃったら
 ビビってルンクスが逃げ出すかもしれないじゃないですか!
 いや、今も調査を監視して行動をどうしようか考えてるのかもしれない!
 相手がリアルタイムで『予定』を変更してるのなら、こんな調査は無駄です!」

「『ルンクスはこの『イル・ソン・パティ』による調査が始まってから、調査を原因にして黄金町での予定を変えたか?』
 この質問でお願いします!」

改めて質問をする。

495小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/24(土) 00:30:50
>>483-484(GM)
>>494(愛川)

「そ…………そ、そんなものっ!
 そ、そこまで言われて、『はい』というやつはいない……!」

       「きみに従うなんてことはしないっ!」

(こ、交渉どころか……脅しですらない!
 む、むちゃくちゃだ……これがヨハネスブルグかッ!?)

言うことを聞かせるための飴すらない。
まさに言葉通り、信用する気などないのだ。
とんでもない奴だ、と再認識する。

(し……従ったところで約束を守るはずがない!
 こんな奴に……こんな奴に私は、屈しかけたのか……!)

要するに……無茶苦茶過ぎて、かえって目が覚めた!
あるいは麻痺か? それでもいい。今を進めるならば。

「い……いい質問だぞ愛川さん。
 言われてみればそうだ。奴が調査を傍受している可能性!
 め、目を逸らしていたが……こうも見つからないとなるとありえる!」

戦いは自分の役目ではない。調査に集中だ。
ルンクスをどう追い詰めるかは、愛川の質問の答え次第だが――

            (……まてよ? 液蜘蛛?)

「……そうだっ! え、液蜘蛛を青田くんに向かわせるのはどうだ?
 たしか簡単ないうことは聞いてくれるんだろう、き、きみのスタンドは。」

           「なら、彼を助けられるのでは……!?」

愛川に提案する。
まだ、能力のトリガー――命令はしない。

496『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/24(土) 00:38:18
>>485(紫)

         ガァア──── ン!!

狙い過たず、銃弾はスピーカーに命中し、
不愉快な『ヤング・ダイヤモンド』の声を停止させた。

質問を促しながら、紫は壁の穴を見やる・・・・

「『蠍』だと!?皆気を付けてくれたまえ!」

エイノーの声の直後、何かの破壊音が轟く。
今のところ、穴から何か出てくる様子はないが・・・・

>>486>>492(エイノー、高遠)
警告を発しつつ、壁を蹴り、後退するエイノー。

              バラ バラバラバラ!!

無数に落下する『蠍の雨』のエリアから、脱出を狙う。

同時に、高遠は『クレモンティーヌ』を発現。

          ドッゴォ!

最初の回転から蹴りを見舞い、
会議机をまとめて西の壁に叩き付け、スペースを確保。
受け身抜きで最速の離脱を図ったエイノーの背中が、
机に衝突するのを防ぐことが出来た。
(その為、まだ『カートリッジ』は取り出せていない)

          ガッタァァア────ン!

       クルン♪
                   ゴッ!
                               ──ドゴォ!

続いて、つま先で瓦礫をキック。
狙いはややずれるも、スピーカーには命中し、
太鼓の音を停止させた。

・・・・だが、エイノーはその寸前に、鋭い痛みを感じる。
壁を蹴った為、最後まで残った右脚だけは、蠍から逃れ損ねた。
スピーカーが壊れた瞬間、無数の蠍も消えたが、
刺された傷口は残り、異質な痛みを放っている・・・・おそらくは『毒』だ!

>>489>>494(愛川)
着信を無視し続けると、
やがてあきらめたように電話は押し黙った。

そして、質問は愛川の番だ。

>『ルンクスはこの『イル・ソン・パティ』による調査が始まってから、調査を原因にして黄金町での予定を変えたか?』

  ルルル──
                       ──『NO』

>>495(小角)
スヴァルトのあまりの無法ぶりは、
かえって小角を奮い立たせることになった。

実際、それは明らかに交渉ではない。
小角を騙そうという気配すら存在しない。
力づくで従わせる・・・・ただそれだけだ。

語り口調から見て、愚かなようには思われないが、
秘められた戦略があるのか──もしくは『排斥主義者』なのか。

小角は改めて、
愛川に『液蜘蛛』を青田に向かわせることを提案する。

レコーダーからは、一定間隔で青田の通信が入り、流れてくる。
彼が『モナ・リザ』と相対しているのは間違いない・・・・!

497『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/24(土) 00:38:36
>>493(青田)
小声でボソボソと、『モナ・リザ』のことを歌にしてみる。
この声は、レコーダー越しに仲間にも伝わるはずだ。

・・・・『情熱』が、速やかに引いていくのを感じた。
歌という『オリジナリティ』がいい。
出来に関してはともかく、青田という個性を通して『モナ・リザ』を表現できた。
『初めて』にしては・・・・上出来のはずだ。

                 ス   スス

動けるようになったことで、『2m』後退する青田。
さらに後ろにはソファがあり、隠れることも出来なくはない。
だが、それ以上の後退を、『モナ・リザ』の視界が許さなかった。

                          ゴ ッ

青田の脳内にあった、男視界の画面が、
真紅に染まり、その後、暗転した。
『モナ・リザ』の視線が、男の倒れた隙間を見つめている。
囲いの向うに映っているのは、目を瞑り、後退した自分の姿だ。
咄嗟に足を止めたが・・・・果たして、気付かれなかっただろうか?

(アンテナはまだ設置していない)

「出来た!出来たぞ!オレは現代の『ダ・ヴィンチ』になるッ!」

                 「・・・う、うわぁああああああ〜〜〜〜!!!!」

学生の一人が絶叫し、入口方向に逃げていくが、
『モナ・リザ』は追おうとしない。

498エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/24(土) 00:57:49
>>498
「ッ……とりあえず『これ』が一番早いかね」

ネクタイで右足の腿をきつく縛り『F・O・Q』で刺された箇所を
破いて痛む箇所に電熱ライターをねじ込む。
余裕があれば『F・O・Q』の指を腿に刺して『瀉血』も試みたい。

「まあすぐ死ぬ事もあるまい。蠍が消えて良かったよ」

499青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/24(土) 22:59:29
>>497
衝動は消えた。ここからは時間稼ぎになる。本体の目を閉じたまま、素早くモナリザから距離を取りたい。
距離が開いている間に八木アンテナを発現・設置してしまいたい所だが。
まだ設置していない、というのが発現済み、という事なら設置してしまいたい。

(……狙いは投擲者、この俺の筈だ。故に、)
意図的に目立つ事で、視線を誘引する。こちらを見て貰わねば困るし、小角さんの確保を優先されるのはより困る。
向かって来て八木アンテナが間に合わない場合、左手に設置した携帯電話のアンテナを目狙いで射出し対応させる事で隙を作りたい。

もしこちらを無視すれば、その場合は八木アンテナを手首に設置、モナリザに設置したアンテナの位置からモナリザの状態を推測、打撃が当たる瞬間にエレメントを槍にして発射する事で威力の底上げを行う。

500エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/25(日) 13:37:58
>>498解説
『スタンド』であれ『毒』が物理効果なら汚染部位ごと焼けば
無効化もすれば『瀉血』も治療とはいえないが次また傷を焼けば
血止めにはなる。
『呪術的効果』だった場合、以上が無効な事で『それ』がわかる。

先の学生の『蛇』が見えていたので『物理効果』である事に賭けての対応。

501高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/26(月) 01:03:53
>>496
「……音源はコレで2つとも壊せたかしら」

エイノー先生が毒を受けてしまったようだ
自力対応しようとしているので一旦ソレを置く。

太鼓の音は聞こえるか。また、部屋の中の空間に敵対的なスヴァルトの生物が出ていないか
テンポを平常ぐらいまで下げつつ回転する視界で確認したい。

また、それらが見えなければ穴から調査組の安否を確認したい。
見づらければクレモンティーヌを解除しても。(ティーヌさんは不服かもしれないが)

502愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/26(月) 01:18:59
>>496

「エイノーさん大丈夫ですか!?
 ううっ、早くスヴァルトを殺してスタンドを解除させないとエイノーさんが猛毒で死んでしまいます……
 敵は『音』を操るスタンドなんでしょうか……」

エイノーが心配になった。

「液蜘蛛で青田さんを助ける……?
 小角さん! それはいいアイデアですね!
 さあ、わたしに命令しなさい!」

小角に命令する。

503紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/26(月) 02:59:48
>>496(GM)

  「ふむ」

 「……相手は宝梦ちゃんがここで調査していることを知っているのに、予定を変えていない?
  となると、確実に仕留めるつもりなのか、それともよほど自分の逃走経路に自信があるのか」

疑問に道筋を与えてくれる『名探偵』は、今や紫の中だ。助言は期待できない。
しかし、問題は無い。
この場に『名探偵』は二人いるからだ。三人いるに越したこともないのだが。

   「……しかし、『蠍』ですか。
    音を媒介に、動物を生み出して操る能力? それとも、自然環境そのものを再現する能力?
    いずれにせよ、レパートリーは豊富そうですね。
    仮に『象』なんかが出てきたらどうしてくれましょうか」

拳銃では、流石に象の相手は心もとない。
せめてライフル銃は欲しいし、それでも即死させるのは難しかろう。
いずれにせよ、周辺の警戒は怠るまい。


>>502(愛川)

    「ちなみに、人間のような大型哺乳類を死に至らしめるような猛毒を持つ蠍はごく一握りですよ。
     特にエイノーさんぐらい大柄な成人男性であれば、少なくともすぐに死に至るということはないかと。
     無論、スタンドで生み出された生物に現実の常識がどの程度通じるのかと言うのは疑問が残りますがね」

軽くフォローをいれつつも、『命令』とやらは小角に任せよう。
自分は愛川の『スクリーム・アウト・ラウド』の詳細な説明を聞いているわけではないからだ。

504小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/26(月) 23:14:46
>>496(GM)
>>502 >>503(愛川、紫)

  ルルル──
                       ──『NO』

「ほっ……」

「……よ、よかった。調査の意味は、今のところ潰えていないか。」

前提ではあるが……喜ばしい。

(あ……青田くんも頑張っているようだ。
 敵は『モナ・リザ』…… よくわからない能力だが……)

とにかく、一人で戦い続けるのは危険だ。
液蜘蛛は融通は効かないが、強烈。悪くない増援のはず。

「よ……よし、命令だ!
 ええと……一階まで移動して、青田くんが戦っているモナリザ女を倒せっ!」

こんな感じだろうか――?
まあ間違ってるならそれは愛川が判断し、発動しないなりするだろう。
そこまで面倒も見きれない。

「う……上手くいくといいが……
 そ、そうだ。質問をしよう、質問を!」

待ってる時間などあってはならない。
もう一周、このテーマで行こう。
(現在の出費額:18万)

「『ルンクスは明日、黄金町地図の上半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』」

予定、にテーマを切り替えた方がいいかもしれないが――
それだと、細かな点の確認が出来なくなる。

              「……さ、蠍……?」

エイノーの状況は良くわからないが、危険なのはわかる。
とはいえ、何をしてやれるわけでもないが……

505愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/26(月) 23:53:27
>>504(小角)

「はい、わかりました!」

すでに出しているスタンドを解除し、『スクリーム・アウト・ラウド』を発動。
形式上の敬意を持つ小角の『青田くんが戦っているモナリザ女を倒せ』という命令により
『液蜘蛛』を『4匹』発現。
指令は『1階の、青田がいたはずの場所の方向に向かい、モナ・リザを探して追いかけて触れろ』とする。

「青田さんの大怪我は、わたしの持ってるお金が治療費になるくらいの程度だといいんですけど……」

506『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/27(火) 00:49:25
>>498>>500(エイノー)
脂汗が一気に噴き出すのをエイノーは感じる。
鋭利な刃物で傷口の周囲を突き刺されるような痛み。
電流のような痺れ・・・・それらが一気に、右脚を駆け上ってくる。

ネクタイを取ると足を縛り、向う脛の傷口に電熱ライターを当てる。
傷口が焼ける匂いを嗅ぎながら、激痛をこらえた。

         シュウウウ・・・・

焼いた傷口から立ち昇る煙。出血は止まった。
傷口はみるみる腫れ上がっていくが、指を突き立て『瀉血』を施すと、
次第に痛みは引き始めた。
右脚の痺れは続いているが、強くなりはしない・・・・
本物同然の毒ならば、こうまで対処が効くとは思われないので、
おそらくは『蠍』の解除が、毒を急速に弱めたに違いない。
少なくとも『呪術的効果』ではなかったようだ。

部屋の中央では、
高遠がスタンドと踊りながら周囲を警戒している。
脳に直接入ってくるような曲とリズムが部屋に流れている。
太鼓の音ではない、心落ち着く調べだ・・・・

>>501(高遠)
隣室から漏れ聞こえていた太鼓の音が、銃声とともに止まった。
『クレモンティーヌ』によって流れる音楽の影響はあるも、
太鼓の音を聞き逃すほどではない。音源はどちらも破壊した。

高遠は回転しながら、室内を警戒する。
『蠍』は消えた。他に動物が現れ出る気配はない。

一旦、穴から戻り(スタンドは解除)、調査組を確認するが、
紫がいつのまにか拳銃を握っている他は、異常はない。
『質問』は継続して続いているようだ・・・・
会話の内容から、愛川が『液蜘蛛』を青田に向かわせる流れだと知る。


>>499(青田)
目を閉じたまま、可能な限り速く距離を取る青田。
視界は『モナ・リザ』のそれを代用し、『名画の女』から『8m』ばかりも離れた。

           ズギュ!

そこで『八木アンテナ』を発現(長さは『何cm』のものか?)、脚の甲に設置した。

                       「・・・・・・・・・・・・・・・」

『モナ・リザ』の視界が握られたスマホに移り、電話番号を入力する。
すぐに青田を視界に収めながら、会話を始めた。

「──旦那様。
 スタンド使いに攻撃されました。
 『アンテナ』のようなものを生み出す能力です。
 私にも何か投げつけてきました」
 
         ゴ      ゴ ゴ

「『小角 宝梦』の捕獲を優先しますか?
 それとも、スタンド使いの始末を・・・・?」

                   ──キキ キキ!

その手の『ガイドポール』が床のタイルを削り、悲鳴を上げさせる。

「はい。はい。なるほど・・・・承知しました」

                            バツ!

突如、『モナ・リザ』の視界が消滅する。
設置した『携帯アンテナ』の反応がない──破壊されたようだ。
目を閉じ、投げたのが失敗だったか。
薄手の着衣の女は、想像以上に『接触』に敏感だったようだ・・・・

「はい。はい。
 『青田 普』・・・・『トライブ・コールド・クエスト』・・・・」
 

               ゴ ゴ   ゴ   ゴ ゴ

507『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/27(火) 01:06:47
>>502>>504>>506(愛川)
小角のアイデアを実行に移す愛川。

「よ……よし、命令だ!
 ええと……一階まで移動して、青田くんが戦っているモナリザ女を倒せっ!」

「はい、わかりました!」

                  ゾロォ ォ

唇から赤い液体が吐き出され、
床にたまったそれが『蜘蛛』の形を取った・・・・数は『4匹』。

         ジュルゥウウウウ

『命令』を理解したのだろう・・・・
揃って『液状化』し、床に溶けるように姿を消した。

愛川には、およそその位置が把握できる。
重力に従い、見る間に『一階』に到達したようだ。

.>>503(紫)
これまでの状況から、スヴァルトの能力を推理してみせる。
『調査』を継続し、小角を護る必要がある今、
その推理こそが、生死を分けるかもしれない。

>>504(小角)
そして小角はテーマを継続し、『質問』する。

>『ルンクスは明日、黄金町地図の上半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』

ルルル・・・・
           ル  ル ル
                        ──『NO』。

『コイン』は迷った。

508紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/27(火) 03:06:03
>>507(GM)

  「ではそのままに、『ルンクスは明日、黄金町地図の下半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』」

質問を、『イル・ソン・パティ』に。

    「……調査、モナリザ、スヴァルト」

   「今更ながら、両の手に余りますが……
    一個一個片付けていくしかありませんね」

      「部屋の鍵、閉めときますか?
       それだけでも入ってこれる動物は限られてきますし、多少の足止めにはなりますが」

ちなみに先ほど『象』を例に挙げたが、恐らく象が出てくることは無いだろう……と考えている。
理由は単純。重いからだ。
『アフリカゾウ』の体重はおよそ『8t〜13t』ほど。
冷静に考えて、床が抜ける。ここが三階である以上、象が襲い掛かってくる可能性は低いだろう。
そもそもサイズ的に廊下を歩けるかどうかすら怪しい。似たような理由でサイやカバも厳しいはず。
ならば警戒すべきは……手先が器用で力が強い『ゴリラ』や『チンパンジー』などの類人猿か、
あるいは素早く獰猛な『ライオン』や『ハイエナ』などの猛獣か。
蠍の群れ等も十分に凶悪ではあるが、それでも対処は可能な範疇だ。

509愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/27(火) 09:25:47
>>506-507(GM)

「……これ、本当に役に立つんでしょうか?」

床をすり抜けていく液蜘蛛を見送りながら一人ごちる。
『モナ・リザ化』は明らかにスタンド能力であり、『解除』や『変形』ができる可能性がある。
相手がモナ・リザでなくなってしまえば、もはや液蜘蛛は役立たない。

しかし『戦っている女』などの曖昧な『指令』では、青田の挙動次第では攻撃できない。
『女』くらいにシンプル化しては周囲の生徒に襲い掛かるだけだろう。

頭上の優位はあるが、『不意打ち』にはならない。
敵は小角たちと同様に愛川の能力をおおまかに知っているだろうし
現在のこちらを監視しているのだから、今『液蜘蛛』を出したことにも気付いているはずだ。

複雑な局面ではあるが、液蜘蛛の速度と本体の消耗、命令一つにつき一群という縛りを考えれば
『やはりこの指令は成立してなかったのでナシ』と一々やりなおすのは難しいのが辛いところだ。

「わたしがエイノーさんのスタンドだったら、床をブチ壊して青田さんたちを助けに行くのになあ……
 『相手を認識すれば発動する』って効果を知ってて、わたしに壁を殴り壊すような強力なスタンドがあれば
 絶対あんな変なのに負けないのに……」

とはいえ敵を撃破できなくても、攻撃で驚かせられれば、青田の逃亡の手助けには十分なるはずだ。
……彼がまだ逃げられる状態であれば。

「みんな一生懸命戦っているのに、なんでわたしだけ役立たずなんだろう……」

思えばこの調査を始めてから、愛川は何もしていない。
提案は全て否定され、質問は『無効』ばかり、自分の意思で液蜘蛛を出したことはなく、
能動的な『カズを呼び込む』という行為は一同を窮地に追い込んだ。
自らの無力さに、深くため息をついた。


液蜘蛛の居場所は常に意識しておこう。
『モナ・リザ』が2階に登ってきたり、いなくなったりすれば、液蜘蛛の挙動で分かる可能性がある。

「それで、これからどうするんですか?
 このまま調査がうまくいって『ルンクス』の居場所が分かったところで、『スヴァルト』が死ぬわけじゃないですよね。
 そのときになったらテーマを変更するんですか?」

紫たちと話しながら、持ってきていた『飲み物』から水分の補充をしたい。

510エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/27(火) 20:10:40
>>506
「……どうやら『何とかなった』らしい。高遠君感謝するよ。
 では青田君達を連れて戻るよ。何、すぐだ。『戸締り』を
 お願いする」

高遠に感謝を述べ腿のネクタイを巻いたまま緩めて廊下に出る。
相手に『必殺』手段がある以上ショートカットは諦め階段に向かう。
もし誰かに呼び止められたならその時は『待つ』、『この場で必要とされている』
からだ(例外:愛川の『命令』の要求(エイノーである必要性が低いので)。

511青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/27(火) 21:56:51
>>506
失礼、八木アンテナは>>165で発現した物と同一。
設置したら左手でつかみ、左半身を前に出すように半身になり盾のように構える。
これにより左半身に意識を割き、
同時にttp://www.fujikura.co.jp/00/gihou/gihou107/107_06.html(画像はurl内のpdfにあり)を発現、
背中を通して落として踏む形で自身の右足の靴裏に設置しておく。
フィルムだし、そう容易く壊れはしない、と思いたい。

「……成程、こっちの情報はある程度得ている訳だ。
だが、今日の具体的な面子は解っていないな?今俺の事を認識した訳だからな。
今のうちに俺を叩いて情報共有を妨げるか?それとも、『小角宝梦』の回収を優先するか?」
そう言って、やはりレコーダー越しに伝える。今度伝えるのはモナリザの『目的』だ。
小角さんの確保。その事さえ伝われば状況は大きく変わる。

モナリザの足音に注意、真っ直ぐ接近してきているだろうか?

512小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/27(火) 22:06:58
>>507
 
迷いのメカニズムは何となく察せる。
そして……回答の精度は変わらない。
融通の効かない能力の、融通の効くところ。

      (問題ない、問題ないぞイルソン君……)

「この調子で……虱潰しにしていこう。
 いつかは絶対見つかる……見つけるんだ。」
       「もちろん、なるべく早くがいい……」

     グイ

額の汗を拭く小角。
今は敵がいない。質問も自分の番ではない。

「……一つ一つ……で、出来ることをしていくしかないさ。
 液蜘蛛がモナリザを倒してくれるかは、そうだね、わからないけど……役には立つんじゃあないかな……」

細かに設定した条件は攻撃には役立つが、かえって突破されやすさを高める。
まあ、それを突破するために動くなら、青田は多少戦いやすくはなるだろう。

        ・・・・融通の効かないスタンドだ。お互いに。

「スヴァルトのことは……うう、本当にどうしようか。
 ルンクスのことすら、満足に調べられていないのに……能力だって調べたい。しかしこうなっては……ううむ。」

ルンクスは言わば『他人事』だ。
そうは言っても大切な他人だが……自分達が戦う相手ではない。

スヴァルトや、モナリザは違う。
今まさに戦っている相手だ。彼らをなんとかせねば、調査は無に帰るし、そもそも死ぬ。

       ・・・・どうするか。

とりあえず周囲を見まわそう。
何か……動く物とかはない? 小まめな警戒は安全に繋がる。

513高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/27(火) 23:18:42
>>506(GM)
拳銃は、探偵と言えばつきものだが……。
コレも彼女のスタンド能力の一端だろうか

「……音の響く箇所、かな」

蛇がホワイトボードから出てきたりサソリがスピーカーから出てきたりしていたが、
どうもそのへんのようだ。

奴が放送室を手に入れた時点で『占拠』はなされていた(>>473)というわけか。
相手がこちらの行動を把握していたような言動も、音の範囲内で感知する機能でも有るのかもしれない。

となると、相手はそこかしこから出した危険な生物をけしかけてくる可能性があるか。

エイノーが出るというのならとりあえず廊下を見に行く。

>>510(エイノー)
「……気をつけてください。
 こちらを狙ってるのは『モナ・リザ』だけではなさそうですから」

514『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/28(水) 00:01:53
>>508(紫)

>『ルンクスは明日、黄金町地図の下半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』

ルルル・・・・
           ル  ル ル
                        ──『NO』。

『コイン』はやはり迷った。

>>509(愛川)
『液蜘蛛』を見送れば、他にやることはない。
自身の無力さに嘆息する愛川。

果たして、自分に残された『役目』はあるのか・・・・?
紫たちに質問しながら、水分を補給した。

>>512(小角)
じっとりと額に汗が浮かぶのを感じる。
自分たちは追い詰められている。
『盤上』で『ルンクス』を追い詰めながら、現実で『スヴァルト』と『モナ・リザ』に追い詰められている。
この帳尻をどう合わせるのか・・・・愛川の疑問はもっともだ。

紫の質問を聞きながら、せめてもと周囲に注意を払う小角。
エイノーの呼びかけを聞いた高遠が、廊下に出る扉の前に立つ。

          ──ドッゴォォ オオオン!!

二つの破壊音が、同時に轟いたのは次の瞬間だった──

>>510(エイノー)
高遠に感謝を述べ、廊下に向かうエイノー。
右脚はまだびっこを引いているが、行動をそこまで阻害はしない。
扉の前に立ち、開こうとしたその時だった。


           ──ドッゴォォ オオオン!!

部屋の西壁、エイノーから見て右のそれが、突如、突き破られる!
防御の間もなく、無数のコンクリート塊がエイノーの体に命中──
瓦礫もろとも、左の壁に叩き付けられた!!

                    ガラ ガラララ・・・・

破られた壁の穴から姿を現したのは・・・・巨大な『サイ』だ。
『破壊槌』に使われたのだろうその一本角は、大人の腕一本ほどもある・・・・!
同時に壁の穴から響く、『太鼓』の音色。

スヴァルト:
「男の名はエイノー・・・・女は『高遠 嶺』。『ジニ』は『クレモンティーヌ』。
 どちらも『近距離パワー型』──
 きわめて戦闘力の高い『ジニ使い』だが、『油断は象をも殺す』。
 おまえたちは警戒を怠った・・・・」

          ガコッ ガコッ

その蹄が荒々しく床を叩き、
瓦礫まみれで壁際に仰向けで倒れたエイノーに角を向ける。
距離は『6m』。受けたダメージはわからないが、これだけは言える。
すぐには、立てない──!

>>513(高遠)
エイノーの言葉を受け、廊下に向かう高遠。
扉の前に立ち、開こうとしたその時だった。

           ──ドッゴォォ オオオン!!

部屋の東壁、エイノーから見て左のそれが、突如、突き破られる!
防御の間もなく、無数のコンクリート塊が高遠の体に命中──
その体を舞わせ、右の壁まで吹っ飛ばした!!

                    ガラ ガラララ・・・・

破られた壁の穴から姿を現したのは・・・・巨大な『カバ』だ。
赤銅色の巨体に分厚い脂肪。その体は今沼から出たように濡れている。
同時に壁の穴から響く、『太鼓』の音色。

スヴァルト:
「男の名はエイノー・・・・女は『高遠 嶺』。『ジニ』は『クレモンティーヌ』。
 どちらも『近距離パワー型』──
 きわめて戦闘力の高い『ジニ使い』だが、『油断は象をも殺す』。
 おまえたちは警戒を怠った・・・・」

          ガコッ ガコッ

その蹄が荒々しく床を叩き、
瓦礫まみれで壁際に仰向けで倒れたエイノーに頭を向ける。
距離は『6m』。受けたダメージはわからないが、これだけは言える。
すぐには、立てない──!

515『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/28(水) 00:05:48
>>511(青田)
了解。

『八木アンテナ』を盾のように左半身に構え、
その死角でフィルムアンテナを落とし、右足裏で踏みつける。
バレているかどうか、確かめようがないが・・・・もはや祈るしかない。

『モナ・リザ』に話しかけると同時に、情報を小角らに届ける。

「はい──わかりました」

『モナ・リザ』が受け答えし、その足音が動き出した。
まっすぐ、青田の方向に向かってだ。

          キキキ キキキ────ッ

耳障りな音は、その手のポールが床を擦る音。
青田をまったく恐れる様子なく、接近してきている・・・・ように聞こえる。

516愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/28(水) 00:17:22
>>514(GM)

「(まあ、わたしが何かしなくても、エイノーさんたちは強いから、みんな敵なんて倒しちゃうんだろうな……)」

そのとき、凄まじい轟音が響いた。

「エイノーさんたちが、また敵を倒したようですね。
 でも何も、壁を壊して出て行かなくたっていいのに。それだけ青田さんを急いで助けたいんですねえ」

ボーッとしたまま、どこか現実味のないように音を聞き流す。
ここまでのパワーがある彼らが青田を助けに行ってくれるのなら、貧弱な液蜘蛛でも微力な手助けとなってくれるだろう。

そのとき、紫の『質問』の答えが出た。
探偵が消えてしまったので、次は愛川の番だ。

「『ルンクスは明日、黄金町地図の上半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』がNOで
 『ルンクスは明日、黄金町地図の下半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』もNO……?
 つまり、黄金町のどこかに訪れる予定は立ててないということですね」

「あれ? でも前の質問では『ルンクスは今現在、明日にどこかを訪れるという予定を立てている?』がYESで
 『ルンクスは現時点で、明日に黄金町の外に出る予定を立てているか?』がNOでしたよね?」

「『黄金町のどこかに訪れる予定』があって、それは地図の上半分でも下半分でもない。
 どういうことでしょう?」

紫と小角はこの点について愛川が何か言うまでもなく疑問に思っているかもしれないが
質問の前に意見を聞いておく。

517紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/28(水) 00:20:14
>>514(GM)
質問です。
『サイ』と『カバ』について、紫たちは知覚できていますか?

518『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/28(水) 00:22:48
>>517(紫、回答)
『サイ』は隣室故、見えていない。
壁の破壊音はどちらも聞こえた。

『カバ』は『3〜4m』先だが、はっきりと確認。
スヴァルトの声も届いている。

(特に記述がなければ、同室内の描写レスには全対応してもらって構わない)

519高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/28(水) 00:24:01
位置的な関係を知りたい

                  
      |       |  調査組|
      |       穴        |
   サイ 穴      エ|高     穴 カバ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


このような具合?

・高遠も仰向け?

520『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/28(水) 00:31:16
>>519(高遠、回答)

状況は以下の通り。
                  
─窓窓─┬─ 窓窓 ─┬─窓窓─┬
      |       |       |
      |       穴       |
      |       | .調査組|
      |       |       |
    サイ穴      エ|高     穴カバ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


高遠も仰向けと考えてよい。

521紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/28(水) 00:32:07
>>518(GM)
回答感謝。
続けて質問なのですが、紫たちも『スヴァルト』の声は聞けているということでよろしいでしょうか?
また、その場合『スヴァルト』の声は肉声か通信の類か判断することはできそうですか?

522青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/28(水) 00:32:23
>>515
(そうだ、真っ直ぐ向かってくる。俺の能力を『ある程度』知ってて、この状況ならば)
右手からしか発現出来ない、は兎も角、発現に時間がかかるのは電話で、或いは見て解るだろう。
加えて、アンテナ型と認識し、その事を『旦那様』に補強してもらった。
であれば、障害物の無いこの状況なら真っ直ぐ向かってくると判断する。

だから、>>511メール欄より『>>467通過時フィルムアンテナ設置』。
>>467の時に居た場所をモナリザが通った場合、フィルムアンテナを設置する。
>>467メール欄『フィルムアンテナ設置のみ解除』で設置のみ解除したフィルムアンテナがそのままそこにあった。
それに、俺は先ほどから後ろに引いていた。それを追うならば、フィルムアンテナの上を通る可能性がある。
ガイドポールと足音から推測された足の位置がフィルムアンテナの上に来た場合これを設置、視覚を送信させ、俺が受信する。

それが不可能な場合、じりじりと下がりながら攻撃を待つ。
モナリザのポールによる打撃は振り上げての頭狙いと推測、するとモナリザのポールを持つ腕から攻撃の方向が絞り込める。
これを左腕で防御しながら転がって衝撃を殺したい。
そして同時に足裏のフィルムアンテナの設置を解除、モナリザがフィルムアンテナを踏んだら設置したい。
こちらも視覚送信。

523高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/28(水) 01:26:05
>>520
回答感謝


>>514(GM)
「――――ッ」

やられたと思うまもなくふっとばされる。


やられた。
濡れているのもまずければ脂肪が強力な緩衝材になるカバであるのもまずい。
一番まずいのはふっとばされた状況でセルフチェックもできないことだ。

まず、体が動くかどうか。両の手足を上げ、動かしてみる。
と、その状態で稼働がやばくないか少し確認し、『クレモンティーヌ』を発現させる

(ttps://youtu.be/xq-I1YF1pHA 1:30の転倒シーンの男性役の出方。)
これによって立ち上がらせを試みる。

ただ、最中にバランスに異変が生じたら解除させたい。

うまく行けたにしろいかないにしろ、カバの行動については出来る限り視界に入れておきたい。

524小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/28(水) 01:26:34
>>514(GM)

「……?? ど、どういうことだ?
 特定の場所を訪れるのではない……?
 花嫁の家を訪れるのに……か? どういうことだ?」

       「こ、黄金町外には、出な――――」

          ──ドッゴォォ オオオン!!

「……えっ。」

音のした方を見る。
なんだ? 何が起こった――太鼓の、音? 

           ・・・・カバ?

「……め、名探偵どの………………」

向こうの部屋からも音は聞こえた。つまりそういうことだ。
高遠とエイノーが、瞬く間に撃破されたのだ。
どうする? 逃げ場はない。戦う? 馬鹿を言え。

          ・・・・考えろ。
            ・・・・名探偵は思考する。
              ・・・・思考を続ければ、活路は。

「そ、そうだ! あ……愛川さんっ! こっちにっ!
 そしてわたしの命令……『エイノー先生と高遠さんを攻撃した動物たちを倒せ!』」

             タタ ッ

咄嗟に声を上げつつ、部屋と部屋の間の壁付近へ。
カバから離れつつ――向こうの部屋に近付く。愛川も誘導する。

つまり。エイノーを襲った謎の動物へ、液蜘蛛が到達するまでの距離を縮める。
カバからは多少遠ざかることになるが――こっちには、紫がいる。

525『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/28(水) 01:33:47
>>521(紫、回答)

>続けて質問なのですが、紫たちも『スヴァルト』の声は聞けているということでよろしいでしょうか?
>また、その場合『スヴァルト』の声は肉声か通信の類か判断することはできそうですか?
聞こえている。
前回と同じく、『通信』によるものと思われる。

526紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/28(水) 01:51:01
>>525
回答感謝。

>>514(GM)

   「む。となると、『花嫁の家に行く』ということだけ決めていて、具体的にどこに行くのかは決めていないとか――――」


>          ──ドッゴォォ オオオン!!


     「――――やぁ、意外と頑丈なんですね、この大学の床」

……来ないと高をくくっていたカバが、よもやドンピシャでくるとは。
1t〜3tぐらいならば耐えられるということか?
というか、スタンドで生み出されている以上常識は通じないと考えるべきか?
いずれにせよ、調査をしている場合ではなくなった。……なくなってしまった。反吐が出そうだ。
無尽蔵に動物が出せるとも思えないが、さて。
隣室にも同様の大型動物が来ているようだし。
一音源につき一体? あるいは、音源一つにつき出せる動物の体積が決まっている?
恐らく隣室のスピーカーが発生源だろう。足音すら聞こえなかったが。それだけ防音がキッチリしてるのだろうか。
思考を巡らせつつ、東側後方に移動。カバから距離を取りつつ、カバがぶち壊した壁の方向へ、だ。

           「ですが、ええ」

       「今の私は、ハッキリ言って―――――『明智小五郎』、ですからッ!」

銃をカバに向け、発砲。
狙いはカバの『目』。カバの表皮は頑丈故、拳銃程度では貫けない。
が、眼球や口内であればダメージは与えられるだろう。
これで倒せるとも思えないが、注意は引ける。高遠が立ち上がり、小角と愛川が避難する時間程度は稼げるはず。
『明智小五郎』は銃の名手――――この距離ならば、多少動きながらでも外すまい。
仮に外しても、まぁ『注意を惹く』という目的は果たせるわけだし。

527高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/28(水) 01:58:04
>>523
なお、カバが突き破ったものの更に奥の壁。
が破壊されてないかも、出来れば見たい。

528エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/28(水) 06:57:55
>>514
身じろぎもせずサイの襲撃を待つ。
ただし胸のディスクをリロード、今一度『F・O・Q』左腕を
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408366443/693
『F・O・Q《スクリーム・ラウド・アウト》』に返事させて。
角で突いてくれば頭に毒が当たる、眩暈くらいはおこすだろう。
踏み潰すならそれも良い、躓くくらいはさせられるだろう。
我が身を地雷代わりに弱毒の左腕を浸透させ痺れたサイに
全力でさらに右腕の一発をお見舞いするつもりだ。

529愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/28(水) 08:53:09
>>516(追記)

「あれ? 高遠さんどうして何もないところで転んで……」

エイノーが入っていった穴のほうを見ていたので、一瞬高遠の方に気付けなかった。
吹き飛ばされた壁と、倒れた高遠と、開いた穴と――

「ああ、そんなカバな……」

カバである。


>>524(小角)

>『エイノー先生と高遠さんを攻撃した動物たちを倒せ!』

「はい! 小角さん!」

小角の方に寄って行きつつ、スタンドを解除し、『液蜘蛛』を最出現させる。
発現数は『4匹』。指令は『カバを襲え(2匹)』、『エイノーがいる部屋に行き、エイノーを襲う猛獣を襲え(2匹)』とする。

愛川にエイノー並みのパワーがあれば高遠と力を合わせてカバ程度の動物など正面から殴り倒すのだが
残念ながら出てくるのは『液蜘蛛』――あの『猛獣』のスタンドと比べれば貧弱極まりない生き物だけだ。
とはいえ、『猛毒』は何かの役には立つだろう。

青田側に援護を送れなくなってしまうが、一人でどうにかしてくれるのを祈るしかない。
『指令』は液蜘蛛ごとに別々に出せるので、命令によっては4匹のうちの何匹かを再び青田側に送れたが
この小角の『命令』では『不可能』であり、訂正している暇もない。
『融通の効かないスタンドだ』。


「でもこれ、どうするんですか!?
 このカバをやっつけたところでヘビをプチプチ潰してもスヴァルトが死んでない以上
 わたしと同じ『本体へのダメージ』がないタイプの『スタンド』!
 どうにかしても次の『猛獣』が飛んできますよね? ライオン、トラ、クマ、ゾウ、ゴリラ、ワニ、サイ、ハイエナ、チーター!
 おまけに『モナ・リザ』もいるし『ルンクス』もわたしたちを殺しにくるかもしれない!
 『ルンクスの居場所』がなんだっていうんですか! 根本的な解決にはどうすればいいんですか!?」

もっとも敵に『奇襲』されたのは元はといえばアンテナのスタンドを持つレーダー役の青田と分断されたからであり
なぜそうなったかというと愛川のせいである。
更に『液蜘蛛を防御向けに布陣する』『襲撃者に対して調査する』といった奇襲を防ぐための作戦を取れなかったのも
やはり青田を単身にしてしまったことと、愛川のヘタクソな質問でなかなかルンクスに対して捜査が進まなかったからである。
なのでこの窮地は『全て愛川のせい』で、本人もそれはわかっているはずなのだが、命の危険に冷静ではいられないようだ。

「紫さん、小角さん! あなたたち『名探偵』なんでしょ!?
 このままじゃ集団学生猛獣殺人事件ですよ!
 たまには起きてから犯人を推理するんじゃなく事件の前になんとかしてくださいよ!」

狂乱しながら叫ぶ。

530『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/29(木) 02:01:16
>>526(紫)
建物は真新しく、頑丈である可能性が高いのは間違いない。
とはいえ、室内に『カバ』の出現だ・・・・
普通に考えれば、そうそう床が持つとも思われない。

                バッ

脳内で激しく推理を構築させながら、
紫は『調査組』の輪を脱し、東の壁際へ。
そこには長机と椅子を片付け、積み上げてある。

のっそりと穴から頭を突き出したカバに狙いを定め、
『明智小五郎』の名のもとに、引き金を引いた。

               ガァ──ン!!   バス!

銃弾は精確に、カバの突き出した目を吹っ飛ばす。

           『ヴォォオオオオオオオオオ────ッ!!』

部屋を揺るがすほどの咆哮が、耳を弄した。
                             ゴ ア ッ

頭を振りながら、赤銅色の肉塊が走り出した!
目を失ったことなど、意に介さないかのように・・・・

・・・・いや、逆だ。
激痛によって完全に──『逆上』している!

                     ド ド ド  ド ド ド
  
その巨体からは想像し難いスピードを持って、
カバはまっすぐ北に、紫に突っ込んでくる!(スC、距離6m)

「──『暴走』したか。
 手負いのカバは、サバンナで最も危険な動物だ。
 こうなるともう、オレの手でも止められん。あきらめろ」

スヴァルトの声が、隣室から伝え聞こえる・・・・!

>>516(愛川)
以前の回答を思い出し、疑問を浮かべる。
『イル・ソン・パティ』は間違わない。
だとすれば・・・・この『回答』は、何を意味するのか?

>>524>>529(小角、愛川)
小角は愛川とともに、西壁奥に退避する。(『イルソン』もついてきた)
西壁にあいた穴から、対角線上の隣室の様子が見えた。
巨大なサイだ・・・・さらに西の壁を破り、エイノーを攻撃したに違いない。
エイノーの姿は見えないが、高遠と同じ状態なら、位置の想像はつく。

愛川に新たに『命令』し、
再度、『液蜘蛛』を呼び出させる。

『エイノー先生と高遠さんを攻撃した動物たちを倒せ!』

        ジュルボォオオオオ

『4匹』の『液蜘蛛』が吐き出されるが、室内への対応には『遅い』──
すでに紫は銃を撃ち、カバはそれに向かって突進している!

>>523>>527(高遠)
全身が激痛によって痺れている。
以前にも経験がある、突然のショック症状によるものだ。
体中から出血しているが、震える両手を軽く上げる。
続いて両足・・・・ズキン!
左足太ももに激痛。これは折れている・・・・歩けそうにない。

             ズギュ!

暗い絶望を感じながら、
『クレモンティーヌ』を発現する高遠。
転倒するパートナーを優雅に救出するような仕草で、
『クレモンティーヌ』は男性に変化し、高遠を『踊り手』に変えた。

                       ──♪
          グ  ルン!

滑らかに立ち上がり、背を合わせる高遠。
その体に、すでに痛みはない──忘れていた。

『無敵の踊り子』は、痛みも怪我も超越する。
死体でさえも躍らせるのが、『クレモンティーヌ』なのだ!

           ♪  ♪

               ガァ──ン!!   バス!

紫が東の壁際に動き、拳銃を発射した。
片目を吹っ飛ばされたカバが絶叫し、紫へと突進していく。
速い──
その巨体からは意外なほどのスピードだ。
果たして、立ち上がったばかりの高遠で、追いつけるか?

そして立ち上がる間際、確認した壁の穴。
隣の部屋の東壁が破壊された様子は、
目視できる範囲では見当たらなかったが、

                     ブルン! ブルブル

・・・・高遠は、思わず絶句する。
壁の穴から、のそりと現れ出る赤銅の巨体。
新たなカバだ・・・・『二匹目』が、現れ出た!

531『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/29(木) 02:11:18
.>>528(エイノー)
壁に背をつけ、足を投げ出した状態。
体は痺れ、痛みすら感じない。
しばらくは動けそうにない・・・・そして眼前にはこちらを睨む『サイ』。
状況は最悪だが、救いはある──

                     ズギュン!

『フィストフル・オブ・クォーターズ』。
エイノーの分身は、その力をまだ失っていない。

           キィィィイイイ ン

胸のディスクが起動し、『F・O・Q《スクリーム・ラウド・アウト》』を発動。
念じた側の腕に、スロットから指へと線が延び、『毒手』に変える。
この能力に『意思』はない。どう戦うかは、エイノー次第だ。

            ブルルル
                          ドガッ ドガッ

明らかに『フィストフル』を認識したサイが、
まっしぐらに突っ込んできた。
当然、その武器は角。
腕ほどもある鼻の一本角が、『フィストフル』の胸目がけ、突っ込んでくる──!

>>522(青田)
顔を上げないまま、青田は『モナ・リザ』の足音に集中する。

周囲では一人また一人と、学生たちが呪縛を解かれ、
入口へと逃げていくのが聞こえる。
『表現』を済ませば、『情熱』が冷めるのは経験済みだ。
それでも逃げた数が少ないのは、
不幸にも再度、『モナ・リザ』を見つめてしまったからに他ならない。
自分のみならず、誰が次の犠牲者になってもおかしくない状況だ。


         キキ キキ キキ────ッ

                                カチリ!

狙い済ました位置・・・・
すでに落としておいた『フィルムアンテナ』が設置された。
『モナ・リザ』が踏むか、そのタイミングはいつか、など、
ハードルは決して低くはなかったが・・・・
自らを餌にした誘導が、功を奏した形だ。
                             ──ドシュン!

同時に、『モナ・リザ』の視覚情報が映し出される。
見下ろされているのは、青田自身の頭部。
距離にして『1m』と少し。
足音とポールの音が止まり、
何かの影が、画面左端を下から上に掠める──

532小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/29(木) 03:17:24
>>529(愛川)
>>530(GM)

(し……しまった! 液蜘蛛じゃあ間に合わない……
 こ、これなら、結局のところ命令の替え損ではないか!)

狂乱して叫ぶ愛川。
紫を襲うカバ。命令は自分の失策だ。替えたのは愛川だが。

      ・・・・小角は焦る。

「き……きみになぜそこまで言われなきゃならないんだ!!」

     「少しは自分で考えれば分かるだろう!?
      す、スヴァルトをどうにかするしかないっ!
      ……きみのスタンドともども、少しはだなぁっ!」

非は自分にもある。しかし――愛川に叫び返す。
そこまで言われる筋合いはない、そう思って、抑えられない。

「くそっ、ウィルくんには悪いが……
 もうルンクスを調べている場合じゃあない!」

          「……テーマ変更だ!」

もうこうなったら、ルンクスは二の次としか言いようがない。
依頼も大事だが、依頼を達成するための環境作りも大事なのだ。

「テーマは『現在のスヴァルトの居場所について』!
 そして質問、『スヴァルトは現在、この秋映学園内のどこかにいる』!?」

もちろんスヴァルトとは小角が知るヤング・ダイヤモンドの一人で、今の敵だ。
つまるところ、そのスヴァルトがこの学園内にいるか・いないか。

極めて原始的で、シンプルな質問だ。いないなら本格的に手詰まり。
これだけ激しい攻撃に晒されながら、一体何の調査が出来るというのか。
つまり、もしいるならば、この戦力でスヴァルトを打ち破るしか道はないだろう。

533小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/29(木) 03:18:16
>>532(追記)
(現在の出費額:19万)

534紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/29(木) 03:26:52
>>530(GM)

……頑丈な教室なら、そもそもカバやサイであろうと一撃で壁を破壊できるのか、という疑問もある。
やはり、『スタンド生物』として、色々と差っ引いて考える必要はあるだろう。
とはいえ基本的な性質は変わらないとも思うが。
例えば――――

       「来た来た来た来た……!」

   「ええ、ええ、ご存知ですとも。
    サバンナで最も強い動物はなにか? その論争に必ず挙げられる猛獣『カバ』ッ!
    巨体、怪力、強靭な皮膚、見かけによらぬ俊敏さ……知識として、知ってはいます」


        「ですが、諦めはしません」


      「ええ、ええ! 何度でも言いましょうッ!
       この私は――――ハッキリ言って、『名探偵』ですのでッ!」


――――動物は、両目を潰されれば前が見えない!
というわけで再び発砲、突進してくるカバのもう片方の目を撃ち抜き、西側に跳んで回避する。
視界を完全に潰されれば、後は暴れるしかできないはずだ。スヴァルトも『制御不能』であるらしいし。
そういうわけで、視界を失った状態の単調な突進であれば回避は容易なはず。
もちろん、怒りに任せて暴れられるだけでも十分脅威だが……ひとまず、今この場の回避には関係ない。
どうやら『踊り子』は再び舞台に上がったらしいし。『時間稼ぎ』の任は、ひとまず果たせただろう。

        「おかげでスタンド戦に『実銃』持ち出すハメになってますがね!
         まっ、その辺の外連味のなさはどうかご容赦願いたい!」

ついでにちょっとブラフ。
『銃』は持参の物であると、そう主張しておく。そう見えるように動いていたつもりだ。

535愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/29(木) 09:59:28
>>530(GM)

液蜘蛛が向かっていくが……
人間が歩く程度の液蜘蛛と、遅いイメージがあるカバとはいえ猛獣では差は明らかだ。

「ひー! 『プロトケラトプス』より怖いんですけど!」

以前も『恐竜』と戦ったことがある。妙に『猛獣』と縁のある愛川だった。


>>532(小角)

「自分で考えろだって!?
 そ、そんな! 探偵が考えなかったらッ!!
 いったい誰が考えるっていうんですかッ!?」

負けじと声を張り上げる愛川。
猛獣が目の前に迫っているのに口論などまるで『パニック映画』。
本人たちは必死でも、その光景は滑稽というほかないだろう。

「わたしは言ったじゃないですか!
 『液蜘蛛を防御陣形にしろ』『ルンクスの居場所なんて調べてる場合じゃないから敵について調べろ』って!」
「スヴァルトからすれば当たり前ですよね!
 『調査を邪魔するつもりはない。好きなだけルンクスについて調べるがいい』って!
 あいつはルンクスはどうでもよくて、わたしたちがここにいるんだから、『100%殺せる』状況を作ってから攻めてくればいい!
 すべてわたしの言う通りに、さっさとスヴァルトを殺しに行ってればこんなことにはならなかったんだ!」

違う。
『カズ』をここに呼び込まなければ、ルンクスの調査がもっと早く終わっていれば、こんな状況にはならなかったのだ。
探偵ですら推理できないほど『足手まとい』であった愛川に、全面的に非がある。

「わたしだって! 好きでこんなスタンドに目覚めたんじゃない!」
「小角さん! 全てあなたのせいです!」

全て愛川のせいだ。



……そして、それは本当は本人が一番よくわかっているのだ。

「(わたしに、わたしに『力』が、『スクリーム・アウト・ラウド』以外の力があれば……)」

愛川の脳裏に浮かぶのは、『親友』たるカズが清楚な仮面を被って本当は不安にさいなまれているだろう顔と
愛川の身代わりとなった青田が『モナ・リザ』と戦っている場面だ。

「(……わたしも、何かの『役』に立たなきゃ……!)」



>>534(紫)

愛川の眼前で、『カバ』に襲われる紫!

「あっ! 紫さん、あぶなーい!」

現在地から猛ダッシュし、紫の体を掴んで西側に『引っ張り上げる』ことによって、紫を守る。
更に引っ張る反動のまま位置を入れ替えるように紫の『盾』になることによって、カバの突撃から紫の身を防御したい。

部屋のサイズは『横6m×盾8m』。愛川は西側の壁際、紫は東の壁側にいるので、距離は約『6m』。
カバは猛獣にしてはやや鈍重(スピードC)でも、『6m』の位置から走り出したのを見てから動いて間に合うかは微妙だ。
本来ならば、このまま小角の横にいてずっと『守られ続ける』のが『無難な行動』なのであろうが
これ以上、『無力』に苛まれるのはいやだという『突発的な感情』が、愛川の理性的な部分を上回った。

536愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/29(木) 13:50:02
>>535(追記)
引っ張るときは紫が回避行動を取ると思われるので、それに対応して行動する。

537小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/29(木) 13:55:16
>>532(追記)
暴走している以上、自分がターゲットになっても何らおかしくない。

カバの動きには警戒。
こっちに向かってくるなら、飛び退いて回避を試みる。

538愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/29(木) 14:20:39
>>535(紫以下のレスを訂正)

愛川の眼前で、『カバ』に襲われる紫!

「あっ! 紫さん、あぶなーい!」

愛川はその場で立ち尽くしたまま叫ぶ。
カバがこちら側にきたら動けるように心構えをしておく。

539エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/29(木) 18:29:18
>>531
(『蛇』『蠍』そして『カバ』『サイ』……スヴァルト氏の能力は
『アフリカ大陸の生物の使役と召還』というところか)

声に出したい所だがそこまでの余裕はなさそうだ。
すぐにも襲ってくるかと思ったサイが予想以上に慎重だった。
これなら『機能』カートリッジを作製した方が有効だったかも知れない。
逆に迎撃の目処はついた。
『F・O・Q』とサイから目を離さずサイの『角』の下部根元目掛けて
『F・O・Q』サイの『角』の射程ギリギリで屈み全力で拳を打ち抜き
両足で姿勢を支えぬく(パス精ABC)。

狙いが明確なら精密性は『普通』であれば狙うこともできる、
そしておよそ哺乳類系の動物の『角」はその根元部分で
皮膚への負担軽減の為脆い構造になっている。
『体当たり』を抑制できるかは五分五分だがつまりその場合
サイの頭部を『F・O・Q』の『右腕』が『串刺し』にする訳で
スヴァルトの『操作』をもってもサイがその苦痛に耐えられる確率は
高くはないだろう。

540青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/29(木) 22:21:20
>>531
(上手く行った。後はこれを気づかせず、どうにか勝つ……。)

「風切り音……!」
小さくつぶやいて右手側に飛び退いて避けたい。
と同時、左足による足払いで八木アンテナをモナリザの足にひっかけて転ばせたい。
但し、回避の邪魔になるようなら八木アンテナの設置も解除する。

541高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/29(木) 23:26:30
>>531(質問)

・隣部屋のスピーカーは見える(た)?
・あるいは

─窓窓─┬─ 窓窓 ─┬─窓窓─┬
      |       |調査組   |
      |       穴       |
      |       |  カバA .|
      |       |       |
    サイ穴      エ|高     穴カバB
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

今このような状況だとして、
エイノーの居た部屋と調査組が拠点にしているこの部屋のスピーカーは何処についていた?

542『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/29(木) 23:33:36
>>541(高遠、回答)
スピーカーの位置は、どちらも扉の右横すぐの天井。
埋め込み式ではなく、独立している。

東の隣室のスピーカーはここからは見えない。
これは壁の穴が天井まで達せず、
中途半端に残った部分が、天井近くの視界を妨げている為。

543高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/30(金) 00:50:08
>>542
回答感謝

>>530(GM)
今更ながらに悟る。

『こちら』がダメージを受けても、『クレモンティーヌ』には傷がいかないのだと。
そして、出血や骨折、動かしすぎれば解除後動けなくなるほどの筋肉痛はあれど、
動かしてもらっている間は『動かせる』事を。

「…………二匹目…!」

絶句から頑張って立ち直り、しかし簡潔に、状況を叫びながらテンポを上げる。


こちらをふっ飛ばしてくれた方をA、今出てきた二匹目をBとすると
俺の手でも止められないとAに対して言った。
つまり制御はある程度してるわけだ。蛇、サソリと同様に。

そうなるとBは人が操作するような感覚で、カバも攻撃をしてくると見る。
A、つまり暴れだした1匹目を紫が銃撃で止めるつもりのようだ
どうにかしてくれることにかけ、Bこと2匹目を狙う。

現在コイツは現れでた状態。
入ってきたではない。つまりはまだ穴のなかだ。

……カバを正面から見ると、巨大な『口』が真っ先に見える。
狙うとしたら、噛み砕かれて踊り強制解除及び足切断とならぬ様『下顎』か。
回転をかけ、接近にタイミングを合わせて顎を横薙ぎに蹴る。
頭突きなども警戒しておきたいし、噛みつかれないよう下段を意識しておきたい。
下段から蹴り上げ気味にカバBの下顎を狙いたい。

蹴り終わると同時に離脱を試みる。出来ればカバAの側面か背面に近寄りたい所。

544『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/30(金) 02:52:27
>>534(紫)
暴走──まさにその言葉がふさわしい、赤銅の突進。
紫には知識がある・・・・だが、当然、カバと対峙したことはない。
だが、知識を足場にし、戦いを有利にすることは出来る。
銃を構えなおし、照準を残されたカバの目へ。

       ジャキ
                ズギュゥ────ン!
                                     バス!

目前に迫る、死と同義の猛獣にも怖気づかず、
『明智小五郎』の腕前で放たれた弾丸は、見事、カバの目を貫き通した。
即座に、西方向へ回──


                ド ド ド   ド ド ド

眼前を覆う赤いカバの頭部を見た瞬間、紫は理解した。
これはもう、避けられない。
近距離で突っ込む大型の獣に対し、
銃撃を浴びせた上で回避するというのは──虫が良すぎた。

「野生の獣のほとんどは、目に頼らない。
 嗅覚と聴覚で獲物を捕らえ、襲い掛かる」

                                ── ド ゴォオ !

わずかに体をずらし、直撃を避けるのが精一杯。
左腕、左肩、左胸がひしゃげ、無数の肉と骨が断末魔を叫ぶ。

背中に感じる壁の圧力。挟まれる。潰される。
その剛圧が、突如にして解放された。


                  ゴッバァ ア ア ア ア ア ン !!!

眼前にはぶち抜かれた壁の穴。
勢いあまり、脚の下を通過していくカバ。
靴の下には、何もない。
手も足も、何にも触れていない自分がいる。

──重力に引かれる。
ここは校舎の外だ──壁ごとぶち抜かれ、放出された!
(壁までの距離、『2m』。落下開始直前)


>>532>>537(小角)
愛川の叫びから、自身の失敗に気付く小角。
至近距離では、『液蜘蛛』の良さはスポイルされてしまう。

だが・・・・状況はかつてないほどに逼迫している。
ミスを引き摺る余裕すら、与えてはくれないほどにだ・・・・!

紫に突進するカバと銃声。
最大限の注意を払いながら、小角は『今、出来ること』に方針を切り替えた。

         「……テーマ変更だ!」

新たなテーマは、『現在のスヴァルトの居場所について』。

『コイン』に指を置き、テーマを決める。
他に頼む余裕はない。一周目は小角だけだ。

>『スヴァルトは現在、この秋映学園内のどこかにいる』

ルルル・・・・

                  ──『YES』。

『コイン』は迷うことなく、真実を告げた。

スヴァルト:
「ルンクスの調査を止め、オレに敵対するか。
 調査の終わりを待つ約束は、これで破棄だ。
 ──オレに従わぬ者には、死あるのみ」

「ルンクスの『嫁』や、他の連中の邪魔が入る前に・・・・だ」

>>535>>536>>538(愛川)
自身の非力さに切り裂かれながら、その痛みを小角にぶつける愛川。
その刃が自身に向けられている自覚はあるが、
やり場のない感情を吐き出さずにはいられなかった。

そんな愛川の言動を、スピーカーの声は冷然と嗤う。

「調査は失敗。護衛は油断。
 挙句の果てに、敵前で仲間割れか。
 『ヨハネスブルグ』なら、一夜も明かせず全滅する程度だな。

 ──脆弱な国土には、脆弱な民族が生まれる。
 『ジニ』がまさにそうだ・・・・
 まして、戦いを拒絶した連中の『力』など」

「愛川・・・・だったか?
 おまえは、そこで唯一人、己の無力を噛みしめて・・・・・・・『死ね』」

545『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/30(金) 03:43:34
>>539(エイノー)
突進するサイから、エイノーは冷静に能力を読み取る。
怪我は最悪だが、痛みが麻痺している分、
かえって頭は冴え、回転している。

『フィストフル』を前にしても、サイの動きに変化はない。
猪突猛進──まさにこの言葉のままだ。
そこに『知性』や『使役側の意思』は感じられない・・・・
ありていにいれば、極めて大雑把な攻撃なのだ。


         ド  ド ド  ド ド ド

   ───ゴ ア!
                     ド ゴ オ ッ !

故に──『フィストフル』の拳が、
狙い通りに角の根元にめり込むのは、当然の結果だった。
流石の突進力、エイノーもろとも壁に背を押し付けられたが、それだけだ。

              ボジュウウウウウ・・・・!

急所を突き破られ、巨獣は声もなく崩れ落ちた。
大量の血が床とサイの白い皮膚を染めるが、
横たわったサイが動かなくなると、まずサイが、ついで血も薄れ、消え去った。
後には足を投げ出したエイノーだけが残される・・・・
ようやくにして、痛みが蘇り始めた。

>>543(高遠)
紫に迫る一匹目を追うのは無理だ。
壁の穴の向うに現れた二匹目のカバに狙いを定め、踊り始める。

机を片し、アンテナが解除されたおかげで、『踊り』に十分な床は確保されている。

  ──♪      ギュン!
                       ──?
                                ギュン!

圧倒的な芸術性と破壊力。
それを体現する『不滅の踊り子』を前に、カバは悠然と穴を潜る。
そこへ──

                   ギャ ルンッ!!

遠心力をたっぷりと乗せた回し蹴りが、逆袈裟に炸裂した。
狙いは『下顎』。
草食獣の中でも特筆すべき強度と骨格、そして脂肪を備えたカバの顎は──


               ボギ! ベギン!!
                              ベシャァア!
                              
            『オッガァアアアア────ッ』

渾身の一撃の前に、あっけなく破壊され、血と肉をばらまいた。
顎が馬鹿になったのだろう。開きっぱなしの口に、へし折れた牙。
床に顎を垂らしたまま、さすがの巨獣も穴を数歩戻り──

             『ブォロォオオオオオ〜〜〜〜ッ!!!』

──そのまま、高遠へと突っ込んでくる!
その速度は落ち、離脱していた高遠には余裕十分。

だが、回転中一瞥した、紫側の状況は最悪だ──
カバもろとも、北の壁を窓ごとぶち抜いて、飛び出している!

>>540(青田)

────バッッ!!

風切り音に反応し、素早く右に飛びのく青田。

   ゴギ ィィ ン!!!

耳を奮わせる殺人的な音に戦慄しながら、
左足の『八木アンテナ』の先端を引っかけるように払い、足払いを狙う。
一つ間違えれば、残された足を砕かれる危険な賭けだったが──

                     ス

予想外──!
アンテナは何の感触も伝えず、空を切る。
『モナ・リザ』の視界から想定される間合いから考えて、外すとは思えない。
視界のブレから、跳躍したり避けた様子もないが・・・・攻撃は『空振り』した。

『モナ・リザ』の目が、ポールの突き刺さった床から、青田へと移る。

                 ガゴォ!
                           ガララ……
これはポールを抜いた音か。

青田の背を伝う、冷たい汗。
今の攻撃は、前兆があったから避けられた。
だが、敵の攻撃は、すべてが視界に収まるものではない。
見ない位置からあの凶器を振られた時──確実に避けられるのか?
そして何故、自分の攻撃は空ぶったのか──?


「敏捷ですね。ネズミのように」

         ゴ   ゴ ゴ

「ネズミは──嫌いです。
 すぐに潰して差し上げます」

                   ゴ ゴ ゴ   ゴ ゴ ゴ

546エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/10/30(金) 06:38:00
>>545
「そし……て……鍵は、『太鼓の音の反響』……かね」

とりあえずどの程度の声が出せるかと体の動きのチェックの為
身を起こそうと試みる。
そのための一環として自身の上の瓦礫で手頃なのを一つ
『F・O・Q』に拾わせこの部屋のスピーカーに投げつける
(パス精ABC)。

とりあえずは『自身の状態』だ、そこを正確に把握していないと
他のメンバーへの手助けも適切に行えない。

547紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/30(金) 22:45:32
>>544(GM)

    「カッ………………ッ!」

肺の中の空気が、全て外へ逃げていく。
悲鳴を出す、なんてことすらできない。
大質量に潰され、壁に押し付けられ、吹き飛ばされる。

>                  ゴッバァ ア ア ア ア ア ン !!!

      「………………ッ!」

   (―――――行けると、思い、ましたが)

悲鳴は出ない。
息を吸うことも、できない。胸をやられたからか?
単に、ダメージを負いすぎたか?
――――即座に判断できるほどの実戦経験は、紫には無い。
今の攻防の明暗を分けたのも、その経験の欠如が要因だろう。
武器はある。技術はある。知識もある。だが、『知恵』だけは手に入らない。それが『アームチェア・トラベラーズ』。

     (ともあれ、落ちる、わけには)

『憑依』を解除し、急ぎ『アームチェア・トラベラーズ』を再発現。
そのまま『アームチェア・トラベラーズ』に身を委ねて着席。飛行し、壁の穴から元の部屋への復帰を試みる。
紫と『アームチェア・トラベラーズ』の間にダメージフィードバックは無い。どれだけ紫が負傷しようと、問題なく飛行可能と言う事だ。

なお、同時に自分の負傷状態の確認も行っておく。
腕は、脚は、動くだろうか? 胸のダメージはどの程度深刻だ?

548高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/10/30(金) 23:41:33
>>545
「う……っ!」

カバが止まらなかったか、二度目ではひるませきれなかったか
どちらにせよかなり、まずい。


しかしこちらはこちらでカバBの対処をしなければならない……!

後必要なのは、急所となる頭部への攻撃、
そして警戒するべきは、確か原付よりも早い突進、上体を起こしての踏みつけか。

しかし遅くなったのであれば武器で有る突進の威力は落ちるだろう、
やはり最大の警戒は踏みつけだ。

今度は逆袈裟の動きではなく、真横へ水平に払いたい。
接触させる攻撃役は(先ほどは明記し忘れたが)パートナーと化した高遠で行う。

そのままこちらへ攻撃に来た場合、狙いは頭部、難しければ鼻っ面だ。
上体を起こされると頭が狙えない為に、狙うのは踏みつけようとする足になる。
どちらも真横ならある程度は狙えるはずだ。

頭部を狙えたら絶命させるか、あるいは立ち上がられたら転倒位はさせたい。

549小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/30(金) 23:46:45
>>544(GM)

「……う、そ、それは……!」

                  ゴッバァ ア ア ア ア ア ン !!! 

          「えっ……」

    「あ……!?」

愛川への反論に窮し、紫が壁から飛び出し。
そこに、スヴァルトの宣告が下る。

「…………な、な……何が待つ、だ! 何が敵対だ!
 ここまで散々暴れておいて……今さらどの口が言う!?
 ど、どうせきみをどうにかしなきゃ、調査にならないんだ!」

事実、スヴァルトは約束を守っていた。
小角への攻撃はない――しかし。

小角 宝梦は『弱い』探偵だ。
弱いから、自分さえ安全で、調査できればいいとは思わない。
そして、弱いから、今ここにいるのだ。
危険なヤマに、情だけで顔を突っ込んだから。

             ・・・・恐怖はある。

「質問だ……」

だが、もう、とっくに麻痺している。
外壁に空いた穴に、視線を向けつつ――

「『スヴァルトは今、秋映学園内の放送室にいる?』」

校内放送をするための部屋なら、名称などは問わない。
この建物に放送を流せる場所は、それほど多くないはずだ。
(現在の出費額:20万)

スヴァルトの居場所が分からない限り、防戦一方。
それではいずれ、全員死ぬ。仮にルンクスを調べ終えても、死ねば終わりだ。

(しかし……ほ、他の連中だと? まだ来るのか……!?
 くそっ、イルソン君……きみはいつも優秀過ぎて、わたしを苦しめるっ。) 

          (……久しぶりに、きみの力を忌々しく思うよ。)

他の連中。これ以上敵が増えたら本格的に終わりだ。
その根源にあるのはやはり――この、手元の相棒なのだろう。

550青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/10/30(金) 23:49:49
>>545
「――ッ!?スタンド物質がすり抜けた!?馬鹿な!能力は発信欲求の筈……!」
そう言いつつも右後ろに飛び退いて攻撃範囲から逃れたい。
モナリザが左手から右手に持ち替えていない以上ポールは左手に持って居る筈だ。

(いや、落ちつけ、能力は『流れ』である事だってある、『トライブ・コールド・クエスト』だって、
一つの流れを主軸、能力としたスタンド。それにそう、先ほどの立ちふさがりにアンテナ投擲、
あれはモナリザが手ずからどうにかする必要があった。共通点は――)

「認識していなければ干渉できない……?」

551愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/11/03(火) 01:16:00
>>544-545

>「調査は失敗。護衛は油断。
> 挙句の果てに、敵前で仲間割れか。
> 『ヨハネスブルグ』なら、一夜も明かせず全滅する程度だな」

「(そ、その通りですけど・・・
  わたしなんてジャングルでは生きられないかよわい生き物……
  小角さんに当たるなんて私は最低ですけど)」

スヴァルトの的確な罵倒に、愛川の心が傷つき、萎びていく。
それは『諦め』、そして『敗北を認める』こと。
精神から発現される『スタンド使い』としての――『再起不能』としての証。


>「愛川・・・・だったか?
> おまえは、そこで唯一人、己の無力を噛みしめて・・・・・・・『死ね』」


「…………(そう、それもその通……)」             |  「『いやだ』」


しかし諦めようとしたとき、愛川の唇から紡がれたのは、『あがき』の一言。


「(私は何を言って……)」                      |  「お前の言ってることは、さっきからとにかくムカつくんだ! 喋るな!」
「(私は無力で……」                             |  「私には、『力』がある」
「(全て私が悪……)」                         |  「お前がこんなことをしなければ!」
「(小角さんが苦しんでいるのもウィルさんの苦労も)」      |  「全部お前たちのせいじゃないか! 『ヨハネスブルグ』!」

愛川は自らの理知的な部分に反し、次々と攻撃的な言葉を吐いていく。

とはいっても、愛川が精神的に成長したわけではない。
彼女の起きているのは、簡単な『自己防衛本能』
『責任転嫁』とも呼ばれるそれは、愛川が自分自身を傷つけていた『心の刃』、
それが今、ついに伸びすぎて『内側』を突き抜けて『外』を向いただけだ。


                         「『お前が死ね』…… | 『スヴァルト』!」


数々の無辜の生徒を傷つけ
今まさに『カズ』、青田、エイノー、高遠と仲間たちに牙を向く『スヴァルト』は愛川にとって『大敵』だ。
スヴァルトの『命令』を『拒否』することにより、『8匹』の液蜘蛛を発現する。

指令は全て『スヴァルトを追いつめ、殺せ』。

552『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/03(火) 02:05:42
>>546(エイノー)
自身の状況をチェックする。

声は・・・・出せる。喉に傷はない。
身を起こす・・・・体中の骨が悲鳴を上げるが、やれそうだ。
骨も、主要な骨格はどこも骨折には至っていない──

          ズキィ ン!

いや、右肩は無事で済まなかったようだ。
折れてこそいないが、肩の筋肉に大きな瓦礫が突き刺さっている。
瓦礫の直撃を受けた箇所だ・・・・肉が爆ぜ、右腕は満足に動かせない。

               ヒュッ

スタンドで部屋のスピーカーに礫を投げる。
すでに高遠によって破壊されたものだが、
距離3mばかり──問題なく命中。精度は落ちていない。

             カラン カラン

床に転がる瓦礫に目をやり、立ち上がろうとした時、エイノーは見た。

         ズザッ ズザッ

倒したばかりのサイと寸毫変わらぬ大きさのそれが、
新たに壁の穴から顔を覗かせている・・・・角さえも同格だ。

「教えておこう・・・・『シロサイ』は『群れ』で行動する」

>>547(紫)
肺の中から、強制的に絞り出される空気。
そこに混じる血の味を、紫は味わう。

──カバの突進は『時速40km』に達する。
サイズをとっても『軽自動車』ほどもあり、
二発目を放った時には、すでに突進に入っていた。

全力で横に跳べば、或いは避けられたかもしれないが、
『突進する生物の目を精確に狙う』というミッションを優先させたのが失敗だ。
『明智小五郎』は銃の名手だが、
さしもの彼であれ、これほど小さな的を、瞬時に狙い撃つのは『不可能』。
狙いを定め、引き金を引く僅かな時間が、紫から回避の余地を奪ったのだ。

ともあれ──『反省会』をしている場合ではない。

               フシュ       ズギュ!!

『明智小五郎』を解除し、現れ出た『安楽椅子』に身を預けた。
一階分ほど落ちるも、空中で停止する紫の体。
胸と背中に激痛が走るが、墜落死は免れた。

怪我は・・・・左腕は無残な有様だが、足は無傷。
胸は呼吸のたびに電流のような痛みが走る。
肋骨が何本か折れている感じだ・・・・背中にも明らかに怪我を負っている。

だが・・・・宙に停止した紫は、一瞬、その痛みを忘れた。

  タンタンタン! タンタンタン! 
                           ドンドン! ドコドンドコドン!

穴の開いた教授棟の外側に、黒い毛並みの動物が無数に群がっている。
人間と同じほどのサイズの『サル』。
これは──『チンパンジー』の群れだ。

特に紫のいた会議室の窓を囲むように、
何匹も壁に張り付いた様子から、紫はすべてを悟る。

こいつらが、スヴァルトの『目』だ。
窓の外の異常も『チンパンジー』によるもの。
異常が始まった頃合いから、『覗き見』されていたのだ・・・・!

その彼らが、揃って椅子の上の紫を見下ろしている。
壁の穴の周囲にも、サルたちはぶら下がっている。
黒目がちなその瞳から感情は読めないが、簡単に想像はつく。
手の届く範囲に近づいたなら容赦しない・・・・そういう『目』だ。
猿たちとの距離(壁までの距離)は──『3m』。

>>548(高遠)
外壁を大きくぶち抜いた穴からは、外の景色が見えている。
吹き込む風。流れ込む太鼓のリズム。
カバAと紫が消えた理由は自明だが、高遠が対処すべきは、もう一匹だ。

       ────?

               ゴ キィィン!

回転から横なぎに払った蹴りが、カバの頭部に叩き込まれた。
サンドバッグを叩くような感触。並の威力では止まらない敵だ。
とはいえ、『クレモンティーヌ』もまた『規格外』。

      ズズ ゥ ン

肉の中に秘められた頭蓋を砕く、確かな手応えとともに、
カバは穴の途中で崩れ落ち、血の池に沈んだ。
その体が、ゆっくりと消えていく・・・・

「なかなかやるな、高遠。
 だが『腕っぷし』だけでは、サバンナを生き抜けはしない」

             ドコドン ドコドン ドコドン

隣室から、太鼓の音が響く・・・・

553『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/03(火) 02:06:16
>>550(青田)
──スタンド能力は一人につき一つ。
青田が衝撃を受けるのは当然だ。

だが・・・・同時に、青田は気付く。
今、対峙している相手は、ただの人間ではない。
『モナ・リザ』などという、現実にはあり得ない存在・・・・
もはやその時点で、常識の外にあるのは間違いない。

      バッッ

右後ろに飛び、距離を置く。
『モナ・リザ』の視界は、バックミラーのようなもの。
相対しながらでも、背後を把握することが可能だ。

問題は、右と後ろ、どちらもじきに壁に突き当たるということ。
特に右は事務室から遠ざかる方向だが、窓もない完全な壁だ。
対して後方は一面、ガラス壁であり、破れば棟から脱出も出来るだろう。

右側、後方どちらも壁までは『5m』。
ゆっくりと追ってくる『モナ・リザ』との距離も『5m』だ。

>>549(小角)

スヴァルト:
「この国には『窮鼠猫を噛む』という言葉がある。
 ネズミは猫に逆襲できるが、ウサギは獅子に勝てない。
 どれだけ囀ろうが、おまえはオレの獲物に過ぎん。
 殺すか、捕獲し持ち帰るかの違いだけだ」

「だが、その気概は認めてやる。
 怯えるだけの獲物ほど、萎える狩りはない。
 『イル・ソン・パティ』の真価・・・・
 もしあるなら、オレに牙を剥くために使ってみろ」

「少しは、おまえを生かす気になるかもしれん」

黒人の言葉が、今の小角を揶揄するように響く。
その声に溢れる、圧倒的な自信・・・・
これが『ヤング・ダイヤモンド』の一角なのか。

>『スヴァルトは今、秋映学園内の放送室にいる?』

ルルル・・・・
           ──『YES』。

同時に、小角は思い出す。
生徒や教師に開放されているレベルでは、
放送室は通常、校舎ごとに一つ存在する。
この教授棟も例外ではないはずだ。

他の連中・・・・スヴァルトの言葉は事実なのだろうか?
だが、ルンクスの調査がスヴァルトを呼び寄せたのは事実だ。
同じことを考える者がいないとは断定できない・・・・

>>551(愛川)
容赦ない罵倒を受け、萎みかけた愛川の心。
だが、唇を突いて出たのは、自身でも思いがけない『反抗』の言葉だった。

「『いやだ』」 ゾル!
「お前の言ってることは、さっきからとにかくムカつくんだ! 喋るな!」 ゾル!
「私には、『力』がある」 ゾル!
「お前がこんなことをしなければ!」 ゾルル
「全部お前たちのせいじゃないか! 『ヨハネスブルグ』!」 ゾロ!

『責任転嫁』とはいえ、
心の奥にたまっていた鬱屈を叩き付けるようなそれは、
真紅の液体となってほとばしり、『6匹』の『液蜘蛛』を生み出した。

           ゾルゥウ ウウ ウ !!

愛川の『命令』──『スヴァルトを追いつめ、殺せ』。
唯一、それだけを達成するために。
『液蜘蛛』はその身を溶かし、ジュルジュルと床に吸い込まれる。

スヴァルト:
「・・・・・・・・何だ? 今のその『ジニ』は」

「『命令』がなければ何も出来ない『ジニ』のはず。
 今のそれは・・・・何をやったッッ!?」


       ド ド    ド ド ド     ド ド ド

554エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/03(火) 05:12:29
>>552
「お互い気をつけよう。我々は今『アフリカのサファリ』に
 いるのに等しいらしい」

先の『推測』を皆に伝え『F・O・Q』左腕を通常に戻し
右腕でライターから『加熱』『硬度』カートリッジを作製、
サイとその周辺の壁に注視する

555エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/03(火) 16:38:04
>>554行動一部訂正
カートリッジ作製は『後方壁』と『前方床』より
『硬度』カートリッジの作製としたい。
(境界の角に指を這わせる事で確実に行える右腕だけで実行したい)

556青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/03(火) 21:19:06
>>553
――最悪なのは、両方の推測が当たっていたパターンだ。シンプルだが、強い。
視認して発信欲求を誤魔化して一撃当てて倒す。――それは筋道無いじゃないが、難しい。
故に今は、他の可能性を探りながら防戦。

携帯電話のアンテナを発現、モナリザの顔面に向けて投擲し対処させつつ、
今度は左手側に飛び込み、転がるようにして、攻撃されないよう移動、受け身の要領で隙を少なく立ち上がりたい。

557紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/03(火) 21:52:15
>>552(GM)
質問です。

・このまま『青田さん』のいる一階ロビーに向かう場合、どのぐらいの距離があり、どのぐらいの時間がかかりそうですか?
・無数の『チンパンジー』が壁に群がっているとのことですが、『会議室』以外の場所にはどのぐらいの数がいますか?
・また、ざっくりでいいのですが総数はどのぐらいいそうですか?(100体以上、とかそのぐらいの感覚でいいです)
・『チンパンジー』は今のところ自分からアクションを起こす様子は無い、ということでよろしいでしょうか?

558『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/03(火) 23:14:37
>>557(紫)

>・このまま『青田さん』のいる一階ロビーに向かう場合、どのぐらいの距離があり、どのぐらいの時間がかかりそうですか?
現在、紫が位置するのは教授棟の裏側。
教授棟入り口及びロビーは反対側(南西)にある。
校舎を回り込むなら、およそ『50m』。

ただし、一階の裏側にもロビーに通じる窓はある為、
ここを破るなら、『20m』程度で済む。(高度差は度外視)

>・無数の『チンパンジー』が壁に群がっているとのことですが、『会議室』以外の場所にはどのぐらいの数がいますか?
>・また、ざっくりでいいのですが総数はどのぐらいいそうですか?(100体以上、とかそのぐらいの感覚でいいです)

紫の位置から見える範囲では、全部で『50匹』ほど。
会議室の窓を中心に、主に3Fの窓の周囲に取りついている。
会議室の左右の隣室にも、その姿がある。

>・『チンパンジー』は今のところ自分からアクションを起こす様子は無い、ということでよろしいでしょうか?
今のところは、動きを見せていない。
何匹かは、明らかに紫の動向を観察している。

559小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/03(火) 23:23:28
>>553(GM)

「う、うぅぅ……! 言っていろっ!」

        「……言っているといいさ!
         今に目に物見せてやる……!」

ルルル・・・・
           ──『YES』。


居場所は一つしかない。
少なくとも小角の知る限り……ではあるが。

「……スヴァルトの居場所は放送室だ。
 この棟に放送を流すには、この棟の放送室でなくてはならないはず!」

小角はスヴァルトを『どうにかしたい』。
それに必要なのは――居場所。そして手段。

(居場所は分かった……そして今っ! 愛川さんのスタンドがやつを狙う今!)

「今……スヴァルトを調べる必要は、一時的にない。
 最終目的――謎は依然ルンクスの居場所のまま! そこに立ち返るっ!」

「テーマ変更! 『小角 宝梦の思考』!
 質問! 『私が今考えている"この推理"は正しいか?』」

      (探偵助手になってもらうぞ……極めて優秀な助手に。)

――小角の推理――

【ルンクスが明日訪れる予定なのは『花嫁』か、花嫁ではないにせよ特定の『人』の居る所。
 黄金町内の特定の『場所』を訪れる予定があるわけではなく、あくまでその人の動き次第である。】

――これより下は推理の補強――

……明日のルンクスは、花嫁の家には訪れるし、黄金町からも出ない。
かといってネオンストリートにも病院にも、地図の上にも下にも、黄金町の地図のどこにも行かない。
途中で予定を変えたわけでもない。一見、答えと答えが矛盾している。地図に入らない範囲は黄金町ではない。

それは『場所』ではなく『人』――花嫁か、別の誰かを訪ねるからこその結果ではないだろうか?

町内の『どこか』を――そして花嫁の家を訪れるのに、町内のどの場所にも訪れず、町からは出ないという矛盾。
それはルンクスが予定を変えたのではなく、質問と質問の間に『花嫁が家にはいなくなった』からではないか?
これなら全ての質問の辻褄が合う。辻褄が合うということは、真実かもしれないということだ。

560紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/03(火) 23:24:03
>>558(GM)
回答ありがとうございます。
そして申し訳ありませんが、『もう一つだけ質問が』。

・『教授棟』は何階建てですか?

561『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/03(火) 23:25:58
>>560(紫、回答)

>・『教授棟』は何階建てですか?
4階建て。

562紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/03(火) 23:57:02
>>561
重ねて回答感謝。


>>552

壁に群がる『チンパンジー』。
その姿を見た時、紫が真っ先に考えたことは、自らに迫る危機のことでも、部屋に戻れない絶望でもなかった。

     (――――なぜ、攻め込まない?)

『チンパンジー』……あれだけの数の、『チンパンジー』だぞ?
それを突入させるだけで、十二分の脅威になる。たかだか数頭の『サイ』や『カバ』よりずっとだ。
窓を突き破って雪崩れ込めばいいじゃないか。それで小角宝梦を浚えばいい。……なぜそうしない?
そら、たった今壁に穴が開いたぞ。……なぜ、会議室に入らない?

   (……きっとそこにからくりがある。スヴァルトの能力のからくりが)

      (例えば愛川ちゃんと同じように、発現時に出した命令を上書きできない?
       彼らにできるのは『命令に従うこと(この場合は監視)』と、『自衛』だけなのか?)

     (操作できる動物の数には限りがある?
      今はサイとカバにキャパシティを割いていて、チンパンジーは待機しかできない?)

   (それとも、今までは単に様子見していただけなのか?)

          (……いずれにせよ、今は戻れない、か)

思考を巡らせながら……『真上』に飛行。
『チンパンジー』に近寄らないように気をつけつつ、『教授棟の上』へと移動する。
このまま、真っ直ぐ突っ切って青田と合流しよう。

   「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」

途中、『会議室』の中に仲間に情報を伝える。
胸は痛むが、必要経費だ。血を吐いたって構わない。

そして上に飛びながら、ジャケットを脱いで手に持つ。
警戒は……『上空』を中心とした『空中』に向けておく。『鳥』が襲ってくる可能性があるからだ。

563高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/04(水) 00:00:01
>>552
警戒を緩めるわけにはいかない
が、回りを見るにはこの僅かなあいだしか無い。
テンポを速めから通常位へ移行。

まず、隣部屋(河馬の破壊した方)のスピーカーが見えた場合、
河馬のつき破った壁の穴から瓦礫を当てて破壊を狙う。

続いて高遠は周囲の状況、そして壁を破壊され風穴が空いた
外、隣部屋(同じく河馬の破壊した方)を見、周囲の『音』、振動などを聞きたい。

敵対的なモノが近寄っていないか、全力で感じ取りにかかる。

同時に、『クレモンティーヌ』にお願いして自分の体で(>>530の時から)
ダメージの悪化している箇所がないか『踊り手』の身振りで教えてもらいたい。

何か見えなければ調査に使っていた部屋の中央へ向かう。
エイノーと紫がきにかかる。

564愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/11/04(水) 00:05:20
>>553(GM)

「フ……フフッ 『知りたい』か? 『スヴァルト』」

「なら…… 『能力を教えてください、お願いします』って言ってみなさいよ。
 野蛮なヨハネスブルグにだって『礼儀』はあるんでしょ?
 土下座しながらね!」「(わたしはさっきから何を言ってるんですか!? これじゃ『カズ』なんですけど!)」

今までの愛川からは想像もつかないような言葉が飛び出す。
あるいはそれは今まで『自虐』していたサディスティックな部分なのかもしれない。

「(さて…… 『液蜘蛛』が『敵本体』まで届くまで、何分くらいでしょうか?)」

周囲を警戒しながら頭の中で『液蜘蛛』と『放送室』の位置を計算し
小角が導き出した『放送室』まで液蜘蛛の足でどのくらいかかりそうか脳内で計算する。

565『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/04(水) 01:00:15
>>554(エイノー)

隣室の穴から聞こえるように、危険を伝える。
元いた会議室の方からも、争う音は聞こえている。
言うまでもない・・・・というところかもしれない。

        ズギュ!

壁と床の間に手を伸ばし、
二つの『硬度』カートリッジを取り出した。

>>566(青田)
             ズギュ! ヒュッ

『携帯アンテナ』を発現し、投げつける青田。
ほぼ同時に左に跳び、転がるようにして距離を取る。
当然、『モナ・リザ』の視界を頼りにした行動だったが・・・・

その『視界』に現れた、奇妙な現象に目を瞠る。
『携帯アンテナ』は、意外なほど精確に『モナ・リザ』の顔(左目)に向かった。
同時に、『モナ・リザ』の視界が切り替わった。
右目は青田を捉えた正面のままだが、
左目は完全に別方向──青田から見て右方向の壁を映したのだ。
『カメレオン』のように独立した目の動きをさせれば、
こんな視界になるだろうか──?

ともあれ、視界は一瞬で元に戻り、
『モナ・リザ』は対応の手間を一切かけず、前に進む。

「あなた・・・・『見えて』いますね」
 
          ザッ ザッ ザッ
                             キキ キキ

左に避けた青田を追って・・・・ではない。
青田の後方にある、ガラス壁に向かって、だ。

互いの距離は──『5m』。

──ガラス壁──

   ↑    
   モ  →青

>>559(小角)
愛川は『スクリーミング・アウト・ラウド』を発現した。
『命令』を拒んだ『液蜘蛛』は、スヴァルト本体に向かうだろう。
その間は、敵の攻撃は手薄になるはず・・・・

そう踏んだ小角は、テーマを再度変更。
ルンクスの居場所を再度追うべく、テーマを『小角 宝梦の思考』とする。

>『私が今考えている『この推理』は正しいか?』
>【ルンクスが明日訪れる予定なのは『花嫁』か、花嫁ではないにせよ特定の『人』の居る所。
> 黄金町内の特定の『場所』を訪れる予定があるわけではなく、あくまでその人の動き次第である。】

ルルル・・・・
                    ──『NO』。

小角の『推理』は、当たっていないようだ。

>>562(紫)
壁に群がる『50匹』ばかりのチンパンジー。
その状況への恐怖より先に、複数の疑問が生まれたのは探偵の性か。
確かに、この数がいれば、確実に小角らを襲えるはずだ・・・・

   「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」

文字通り、血の出るような叫びで警告を発する紫。
その声が聞こえたかのように、猿たちが動き出す。

             スッ スッ スッ

一匹、二匹、三匹・・・・滑らかな動きで、
壁の穴から会議室に侵入していく!
紫の疑問の一つは、これで証明された・・・・
待機しか出来ないわけではないらしい。

                         ゥ オォ オオオオオオ ン

安楽椅子は風を切り、教授棟の上へと向かう。
チンパンジーはまだまだ残っているが、何かしてくる気配はない。
4階を過ぎると、そこは屋上だ。鉄柵に囲まれており、人も猿もいない。

屋上の上を通過し、一階の青田に合流しようとした、その時だ。

紫は、屋上から空を、自分を見上げる男の存在に気が付いた。
やや色の薄い黒人だ。
長身に灰色のスーツを纏い、背筋を伸ばした様は軍人のよう。

──いや、明らかにおかしい。
屋上は今しも確認したのだ。人も猿もいなかった、はずなのだ。
『10m』は下にいるだろう、男の姿に新たな疑問を浮かべた時、


           「──『小角 宝梦』は、まだ生きているか?」


──力強い声が、『すぐ耳元』で尋ねてきた。

566『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/04(水) 01:11:37
>>563(高遠)
カバの消えた先、隣室を見やるが、
やはり穴の上に残った壁の一部が邪魔をする。
穴を潜るなりして隣室に入らなければ、位置の確認は出来そうにない。

会議室の窓方向を振り返れば、
小角は単身、『質問』を続け、愛川は興奮気味に
スピーカーのスヴァルトを挑発している。

その時だ──

   「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」

紫の声が、外壁の穴から聞こえてきた。
それを裏付けるように・・・・
黒々としたチンパンジーが、穴から入ってくる。

一匹、二匹、三匹。
動物園で見るような、音のない動き。
四肢すべてを連動させた、獣の滑らかさだ。

小角、愛川らは西端に逃げていた為、距離は『4m』ほど離れている。
ほぼ部屋中央に位置する高遠からも、『4m』。
サルの三対の目が、高遠を、小角を、愛川をそれぞれ追う・・・・

>>564(愛川)
「『遠隔自動操縦』、そして『群体』──オレと同じタイプか。
 特殊な条件があるところも似ている、が」

やや乱れたかに思われたスヴァルトの声は、
みるみる落ち着きを取り戻す。

「オレとおまえには、決定的な違いがある。
 おまえの『蜘蛛』は『出発』したところ。オレの『獣』は『到達済み』。

 本体を殺せば問題ない・・・・そこは同じだろう。
 違うか・・・・ええ、愛川?」

穴から次々と入ってくるチンパンジー。
紫の警告が、その瞬間に現実になった形だ。

愛川は放送室の位置を知らない為、
到達にかかる時間はわからない。

567エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/04(水) 01:41:59
>>586
「こないのかね?では有り難く隣に戻らせてもらおう」

軽くその場で跳んで足を振る軌跡で壁と床の『硬度』カートリッジを
抜き出し腰から肩への筋力によるスイングで壁に体当たる。
『F・O・Q』のパワーによらずとも『全く硬くない』壁にめり込み
隣に近付くくらいはできる。
そしてサイが群れ成して突貫してきた場合およそ今カートリッジを
蹴りだした周辺2m四方程は今や『何の支えにもならない落とし穴の
被せ』床だ、何匹を下敷きにすれば今エイノーのいる境壁に到達
できるものだろう。
思うに『沼台』の異名を取ったパチンコ台のエアカーテン突破並みの
物理飽和が必要ではないだろうか。
よしんば突破されたとして次の一手で隣に戻った際迎撃体勢も取れる。

568紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/04(水) 01:44:44
>>565

動き出した、か……しかし、入った数はそう多くない。
何かしらの条件がある、と見るべきか。
これだけの規模を誇るスタンド能力だ。間違いなく、なにかの『縛り』が……

     「…………ッ!?」

……そう思考を続けようとしたところで、突如現れた『新たな黒人』。

      (誰だ!?
       ルンクス……スヴァルト……いや、彼らが『この位置』に陣取る意味がない。
       そもそも、『急に現れた』ということはそれもなんらかの能力で……)

   (あっ―――――)(―――――『フライス』ッ!!)

そうだ。
いつぞやの放送で顔を見た。
『ヤング・ダイアモンド』の(推定)リーダー格……『フライス』じゃないか?

          (なぜそいつがここに……)


>           「──『小角 宝梦』は、まだ生きているか?」


                  「ッ!」

『耳打ち』。
反射的に左右を見るが……

             (ある種の『瞬間移動』のような能力か……?
              彼は何を目的にしている……?)

……手札が、足りない。
一刻も争う事態だが、会話に乗ってやろう。

      「………………答えるのならば『YES』」「まだ生きてますよ。『まだ』ね」

    「おたくの『Mr.スヴァルト』のせいで、いまにも死んでしまいそうですが。
     これは『ルンクス』を追う集まりですから、『ルンクス』の手駒が妨害に来た……ぐらいは想定済みでしたが。
     それに加えて他の幹部格まで出てくるとは。意外と『仲良しチーム』なんですね?」

569青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/04(水) 23:48:34
>>565
見えていますね、の言葉に反応して目を瞑ったまま一瞬意識を天井の監視カメラに向け、
それからモナリザの後ろに回り込みながら携帯電話のアンテナ発現、回り込んだ所でアンテナを投擲したい。
先ほどの状況を疑似的に再現する事で、能力を推し量ると共に、
防ぐかどうかを投擲したアンテナの動きと状況から観察する。

(小角さんの場所は解って居る筈、ガラスをカチ割って外に出た所で意味はなさげだが……。
しかし、するという事は意味がある、という事だ。
俺の目を制限する、或いはガラス片の存在によって能力を補佐するつもりか、といった所だろう。
前者であれば意味は無く、後者であれば……推理は組みなおす必要があるだろうな)

570愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/11/05(木) 20:58:05
>>565-566(GM)

「(うっ…… その通りなんですけど)」「……それが?」
「(放送室の位置わかんないし『液蜘蛛』がいつ届くかなんて知らない!
  床に溶けたところを見るとこの階じゃないみたいですけど…… 殺されるまでに間に合うわけないんですけど!)」
「つまり死ななきゃいいんでしょ! お前の『攻撃のための条件』はもう見えた!」
「(それは『音』! でも分かったところでもうどうしようもないんですけど!?)」

>   「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」

「(『猿』!? 『猛獣』なんですけど!)」「なんだ! 猿並みィ!」

チンパンジーから逃げるため、南東方向(マップ斜め右下方向、部屋の中央にいる高遠の背中に入る位置)に走りたい。
横にいる小角を守りたいが、愛川のスペックでは手を出しても無駄だろう。下手に守って共倒れしては台無しなので無視する。

571小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/06(金) 00:13:23
>>565(GM)

(っ……外れか……!
 な、ならなぜだ? なぜルンクスは――地図に表せない!)

     (理由が……違うのか?
      なぜだ!? やつはどこに……!?)

場所を――訪れるのか?
どこかは訪れる。人を訪れるわけではない。

ならなぜ?
なぜ地図上には、予定点が存在しないのだ?

(どうなっている? 地図に無い場所なんか存在するのか……!?
 それとも、は、花嫁の家が……いや、花嫁の家は動かないんだ。
 ならなぜ? 無いのか? い、いや、そんなはずは……………)

            「……あ?」

(…………待てよ? もっと、もっと、根本的な話なのでは……?
 ……こいつ、そもそも……誰の家に行くかは決めてないんじゃあないか……? それでも……辻褄が合うぞ……?)

それは一つの気づきだった。
ルンクスの花嫁は多数いる。花嫁の家を訪れる事は決めていても――誰の家にするか、決めていないのでは?
それなら、『どこか』『花嫁の家』には行くし、『場所』は……まだ決まっていまい。地図で表せるはずもない。

「ならば……調べるべきなのは……『私のこの推理は、正しいか』?」

ここでいう小角の推理とは――
【ルンクスは自分が所有する拠点を、今後も使用しようと考えている。】

自分の所有する、とは病院周辺の拠点に限る。
そして今後、とは今この瞬間より後だ。

調査に応じ、捨てる可能性もなくはない。一応、そこは確かめておきたい。
もし今後も使うのなら、この局面で調べるべくは……『拠点』の正確な位置。

明日の予定に比べれば、確実性や早さに欠けるかもしれない。だが場所はずっと調べやすい。
つまり、小五郎のアドバイス。急がば回れ、原点に立ち返れ。明日の予定は無駄になるが、仕方ない。

       ・・・・そして。

「ち……チンパンジーだと!?」

「き、危険だぞ……ああ見えてとてつもなく凶暴な生き物なんだ!
 それに、む、群れで連携した狩りを行うと……聞いたことがある……!」

自分に敵と戦う手段はない。 
窓の穴からさらに少し、離れておく。方向は下だ。
高遠に守ってもらいたいが、近すぎると邪魔になる。

ただし、高遠から指示があれば従う。こういうのはプロに任せるべきだ。
そして――未熟ながら、自分は『調査』のプロ。専念しなくては。

572高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/06(金) 00:48:57
>>566
(息つく暇も無い、か…)

それとも、ついては行けない息だったのか。 テンポを上げて攻撃の姿勢を取る。

「ふたりとも、そのままこっちへ。
 河馬のでた壁の奥を見れたら見ておいて……!」

愛川、小角は扉側へ逃げるようなので、そう告げ、
それに手を出そうとするチンパンジーがいたらそれを優先して叩けるよう、
立ちはだかるように、かばうようにチンパンジーとの間にはいる立ち回りをしながら後部へ下がる

襲いかかってきた場合、踊りの回転で殴打し弾き飛ばすように迎撃を行いたい。

本体かクレモンティーヌどちらかで
襲ってきた以外のチンパンジーが迎撃の隙に
こちらを攻撃に来ないか監視、さらに回転することでこちらにも迎撃になるようにしたい。

573小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/06(金) 00:51:46
>>572(高遠)
>>565(GM)

「う、うむ! わかった……!」

指示通り逃げ、時間的余裕があれば『河馬の穴』の向こうを見る。
新しく何か来ているようなら、警戒――いや、行動しなくてはならない。

574『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/06(金) 23:11:43
>>568(紫)
男の顔に、紫は見覚えがあった。
フライス──間違いない。
ニュースで『ヤング・ダイヤモンド』の中心にいた人物だ。


「──『仲良し』とは真逆だな。
 どいつも、互いを出し抜くのに夢中だ」

「我々は正面きっての『戦争』は禁じられている。
 だから、奪うための『理由』を作る。
 『理由』に正当性がなければ、孤立してしまう。
 表面のバランスを崩さぬよう、裏の利益を取る戦いだ」

「そして・・・・小角 宝梦は『火種』となる。
 ──私の予想は的中した」

「自身を調べられた以上、ルンクスの攻撃には正当性がある。
 スヴァルトはいち早くそれを知り、小角の確保に動いた。

 『イル・ソン・パティ』は、あらゆるバランスを破壊するを秘めている。
 『ヤング・ダイヤモンド』の将来の為、とでもスヴァルトは主張するだろう。
 排他主義の彼は、本音でも小角の確保に固執しない。
 手の内に入ろうが使い捨て、『バランス』を壊さないつもりだ」

声は、風の中で囁き続ける。
男の目は遠く、学園の彼方を見続けている。

「『火種』は利用すべきか、『消す』べきか。
 どちらがアフリカの未来の為か・・・・考えている」

男の言葉は、冗談や嘘ではないようだ。
現在進行形の『侵略』を前に、本当に決断を決めかねている・・・・?

>>567(エイノー)
「──急げ!サファリの戦士たちよ!」

スヴァルトの叫びが、スピーカーを貫く。
その声と同時に、西側の隣室の壁が破壊された。
サイだ──見る限りで『3頭』。
ほぼ壁の横半分を破壊し、エイノーへと突っ込んでくる!

だが、それより速く、エイノーは跳躍していた。
東の壁と床は、『硬度』を奪われ、ハリボテ同然だ。
床を飛び越え、壁に突っ込んで、元いた会議室に転がり出た。
全身の傷が痛むが、構っていられない。
扉方向に移動していた小角が、目を丸くする。

                   『ブロォォォオ────ッ!!』

先頭のサイが突っ込んでくる。
だが、当然、床の変化に気付くはずもなく──

          ズガ! ドドドドドドドドド

      『ブロロォオオ──!!』

床を抜き、二階へと落下した。
すさまじい音が響く・・・・二階の床も抜けたのかもしれない。

そして、こちらの部屋の状況は──
三匹の『チンパンジー』を、高遠が凌いでいる状況だ。
一匹を蹴り飛ばしたものの、さすがに数に押される。
チンパンジーは馬鹿ではない。うかつに寄ってこない。

加えて、カバもまた、壁の穴から現れ出た。
サイ、チンパンジー、カバ。三面を猛獣に囲まれた状態だ。

>>572(高遠)
「──急げ!サファリの戦士たちよ!」

スヴァルトの叫びが、スピーカーを貫く。

中心で『踊り』を続ける高遠。
小角らは扉に向かって、部屋を南へと走っていく。
その背に襲い掛かるチンパンジーの跳躍を、

       ──♪── ゴッ!

凄まじい蹴りで捉え、東壁に叩き付けた。
残り二匹のチンパンジーは、それを見て前進を止める。
『クレモンティーヌ』の間合いのやや外で、左右に別れて、
その危険な『踊り子』を観察している・・・・カバとは違う。
『類人猿』には、明らかに『知性』が感じられる・・・・!

                  ドゴォォオオオ!

西側の壁が破れ、エイノーが会議室に転がり込んだ。
雄叫びとともにサイが向かってくるのが感じられるが、
そちらを気にする余裕がない。

さらに東壁からは、カバが身を乗り出す。
移動した愛川がいる方向だ・・・・こちらも危ない。

『四面楚歌』ならぬ『三面楚歌』──
この状態が続けば、遠からず犠牲者が出る。

575『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/06(金) 23:41:54
>>570(愛川)
『液蜘蛛』が一階に到達したことを愛川は感じる。
『落下』が停止したからだ。
そこから西へと動いていく・・・・行き先は『放送室』のはずだ。

紫の警告を受け、東壁に沿って扉方向へ逃げる。
背後でチンパンジーが襲う音。打撃音。
西壁が崩壊する轟音に、サイの咆哮。
さながら戦場、猛獣による総攻撃の様相だ。

部屋中心で踊る高遠の背後に入った、その時だ。

         ヌ ア ッ

東壁に開いた穴から、巨大なカバが顔を突き出した。
『三匹目』だ──間近で見ると凄まじく大きい。
その顎を上下に開けば、愛川の身長を超えそうなほどに。

                    スン スン

カバの鼻が蠢き、匂いを嗅ぐ。
そして──愛川の目前で、大きく口を開いた。
バイクのマフラーほどもある二本の牙。
大口のサイズは身長ほどではないが、優るともおとらない・・・・!(距離『1m』)

>>571>>573(小角)

>【ルンクスは自分が所有する拠点を、今後も使用しようと考えている。】

ルルル・・・・
                 ──『YES』

『コイン』は、盤上の『はい』を指示した。

穴から現れたチンパンジーを避け、西の壁際を扉方向へ。
『質問』をしたため、すぐに逃げた愛川に遅れる。
壁の中央まで走り出た時、

                  ドゴォォオオオ!

目前で西側の壁が破れ、エイノーが会議室に転がり込んで来た。
瓦礫が当たらなかったのは幸運だが、
隣室からエイノーを追ってくるサイの姿が目に入る。
あわやと思われた瞬間、

          ズガ! ドドドドドドドドド

      『ブロロォオオ──!!』

サイを乗せた床が部分的に崩壊し、二階へと落下した。
すさまじい音が響く・・・・二階の床も抜けたのかもしれない。

そして高遠の声を受け、東壁の穴を振り向く。
そこには、三頭目のカバが現れ出たところだった。
逃げた愛川の目前に出現した格好だ。
立ち尽くす愛川の目前で、ギロチンのように大口が開く──!

>>569(青田)
天井の『監視カメラ』のアンテナは残したままだ。
だがそれは、教授棟の入り口をチェックする為のもの。
ガラス壁越しに西(地図右)に向かえばそのエリアだが、
ここではまだ、カメラの視界内ではない。

青田は顔を上げ、モナリザの背後に回った。
携帯電話を発現するが、『モナ・リザ』の位置は確認できない。
『モナ・リザ』の背後である以上、視界は使えず、見れば『情熱』の虜になるからだ。

             ガシャア ン!

ガラスの割れる音。
だが、大きく壊れた様子はない。せいぜい穴を開けた程度だ。
一体、『名画の美女』は何を狙っているのか・・・・?

576愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/11/06(金) 23:45:02
>>575
質問。
>>530で出した液蜘蛛は現在どの辺りにいる?

577『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/06(金) 23:50:25
教授棟3F:現在の状況

─窓窓─┬─ 窓窓 ─┬─窓窓穴┬───
      |       |   チ ..|
      |       穴     チ.|
   サイ穴サイ.    |小 高  |
      |     穴穴エ    .愛|
       穴        |      カバC
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

廊下
───────────────────

578『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/07(土) 00:10:18
>>576(愛川・回答)
部屋中央(高遠の東、愛川と高遠の間)とする。

動物が現れてはすぐに撃退されていくため、
現状、右往左往している。

579エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/07(土) 00:16:23
>>574
「すまない遅くなった。小角君ちょっとこちらへ。
 その位置だと壁を突き抜けてサイが突っ込んで来る」

会議室の全員に不在を詫びつつ小角をエイノーの今いる
場所に誘導する。
この場所なら
『サイCが前方のサイBを押し出してビリヤード跳躍』
などという超絶技を繰り出すか室内の不利を承知で
猛禽を呼び出して即座に特攻させる荒技でなければ
比較的一時的にはやや安全だ。
高遠と愛川、紫や青田にも申し訳ないが『準備』の為
この瞬間は奇襲に用心しつつ『F・O・Q』はエイノーの
ポケット内の携帯ドライヤーから『赤熱』『送風』カートリッジを
作製させたい。

580小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/07(土) 01:16:08
>>575(GM)
>>579(エイノー)

「よ、よっ、よしっ……よし!」

(は……はじめからこちらに……
 いやっ、それは単なる結果論に過ぎない……今は!)

今必要なのはさらなる調査。
厳密な位置はともかく、範囲(出来るだけ狭く)が分かれば――

                  ドゴォォオオオ!

     「うっ――」

          ズガ! ドドドドドドドドド

「わ……え、エイノー先生!?
 ……あっ! あ、愛川さんっ……危ないっ!」

そうは言っても自分には何も出来ない。
エイノーに従って誘導されつつ――

「……『この推理はどうだ』!」

簡略化しているが、小角に分かるので問題ない。
より具体的な質問内容は『今考えている推理は正しいだろうか?』だ。

推理とは【ルンクスの病院近くの拠点は、病院周辺、具体的には半径100m以内にある】ということ。
周辺――ということだし、まあそれくらいじゃあないだろうか? 今回、地下とかそういう高低差は無視だ。
それと、言うまでもないことかもしれないが、病院とは松前総合病院だ。

コインの動きは目で追うが、余裕があれば部屋の様子は見ておく。

581高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/07(土) 01:22:50
>>574
「やってみな『サファリの戦士』共!」

踊りを観察し始めたか、
そうなれば少し見ていれば(アホでもなければ)踊っていなければならないという
クレモンティーヌの習性に気づくはずだ。しかしかと言って引くわけにはいかない。

こちらが引き下がって河馬をどうにかしようとすれば
確実にこいつらはそこを『隙』とみて狙ってくるはずだからだ。

エイノー先生は、ここにきて前には来ない。
……時間を稼ぐ以外道はない。
壁際に押し切られる前に、反撃に入らねば……。

チンパンジーを足元の瓦礫などがあれば牽制を兼ねた
撃ち飛ばしで攻撃をしつつテンポを少し落とす。
あげようと思えばすぐに元通りに出来る程度まで。


「河馬から下がって、扉側へ!」

愛川へはそう促す。
ちゃんと動いてくれないと上半身は河馬の餌だ。故に強く言って反射的に動かす。

582愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/11/07(土) 01:27:31
>>578
回答に感謝。


>>574-575(GM)

「(あっ、やばい死んだ)」「死んだ……」

1メートル先に、『カバ』。
チンパンジーから離れつつ高遠の邪魔にならないようこちら側に進んできたが……
少し、進みすぎた。

このカバに噛まれたら、確実に『殺られる』。
『防御』すれば間に合うかもしれないが、したところで、壁すらブチ抜く猛獣のパワーを相手にどんな有効な防御があるというのか。
愛川とその『スタンド』が窮地にいかに『無力』かは、ここまでいやになるほど証明済みだ。

「(いや無理……)」「無理だってー!」

下手に『刺激』すればすぐさま襲われることは、紫が証明している。
急いで踵を返し、部屋の南西(マップ左下)方向に逃げる。

部屋の中央で右往左往している『液蜘蛛』のうち二匹は、明確に動物を指定して『カバを襲え』という『指令』をしている。
紫を襲ったカバAがどこかへ落下していき、カバBは高遠に顎を砕かれて消滅した以上、次に襲うのは目の前のカバCだ。
反対側に逃げれば、『液蜘蛛』は目の前のカバを攻撃してくれる…… のではないだろうか。

「(ちょっマジこれだめ間に合わない逃げられない防げないマジで死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬって!)」「むぅ〜りぃー!!」

……『1m』という鼻息が掛かるほど近い距離にいるカバの攻撃を、人間の身体能力で避けることができたら、の話だが。

583紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/07(土) 01:44:36
>>574

    「……なるほど、確かに『アレ』は凄まじい。
     彼女の『イル・ソン・パティ』は恐ろしいほどに凄まじい」

           「――――なにより、彼女は『名探偵』ですから。
            彼女がいれば、わからないことなどこの世にないでしょう」

――――会話に割いている時間が惜しい。
だが、無視していい存在ではない。
放置していい話でも、無い。

      「悩ましいと言うのなら……『考える』というのも、一つの道ではあるかとは思いますがね。
       失われた物はもう元には戻らない。だから最善を『考える』。またの名を『保留』とも言いますが」

要するに、彼は『いっそこの場で殺してしまうか』『このご利用するためのいい方法を見つけるか』を考えているわけだ。
組織をまとめる人物には、相応の苦悩があるのだろう。

       「……まっ、『敵』である私が何を言ってもという話でもあります。
        そりゃあ私は宝梦ちゃんを生かしてほしいわけですが、それは言ってもしょうがない」

               「ただ」

                     「まぁ」

           「『火』は貴方の住む大陸から生まれたものですよ。
            人類は『火種』を利用して生きてきた。この状況でなくとも、私はそう『助言』しましょう」


                「だってそっちの方が、いかにも『人間的』じゃあないですか!」

584青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/07(土) 22:26:09
>>575
不味いな、ここでこれはもう完全に賭けになるが--
まず、モナリザの視角受信をカットし、以後アンテナからの位置情報でモナリザの位置を判断する。

「……!?しまった、硝子に映ってッ!」

視認してしまった、とそのように振る舞うことでモナリザの油断を誘いたい。

またそれと同時にしゃがみこみ、右手で地面にモナリザの姿を書こうとし始める。無論振りだが、リアリティーを上げるには必要だと考える。。

585『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/07(土) 23:23:37
>会議室内全員

スヴァルト:
「・・・・beanbag!
 この『蜘蛛』・・・・壁を抜けて・・・・!」

『液蜘蛛』が放送室に到達したようだ。

太鼓のリズムが、さらに激しくなる。
スヴァルトの動揺が伝わるかのようだ。

「急げ・・・・愛川だ!
 その女を──まず『殺せェ』!」


>>579(エイノー)
エイノーは壁際を駆け寄る小角と合流する。

床の穴の向うのサイは、鼻を床に近づけ、匂いを嗅いでいる。
落とし穴を用心している様子は野生動物らしい行動だが、
それは逆にスヴァルトの干渉を感じさせない。

穴を超える以外にも、隣室に向かう選択肢は在り得るはずだが、
それを選ぼうとはせず、『落とし穴でない床』を探ろうとしているようだ。
少なくとも今すぐ、サイが向かってくる様子はない・・・・

   カシュ!カシュ!

携帯ドライヤーから『赤熱』『送風』カートリッジを抜き出した。
これで手中の『カートリッジ』は6本。そろそろ手に余ってきた。

>>580(小角)
浮遊する『木版』とともに、エイノーの元に合流した。
壁の向うの穴が掘となり、サイは見えるがひとまず安全なようだ。
とはいえ、チンパンジーもカバもすぐそこだ。
余裕は欠片もない・・・・だが、それでも小角は『質問』を続ける。

>【ルンクスの病院近くの拠点は、病院周辺、具体的には半径100m以内にある】

ルルル・・・・
                     ──『YES』

──そして、周囲を見回した小角の目に、衝撃的な光景が飛び込む。

>>581(高遠) 
               ♪〜〜〜
                        キィン!

リズムを落としながら、足元の瓦礫を爪先で蹴り上げ、
チンパンジーの一体に放つ。
                        『キッ!』

一声上げ、チンパンジーが反応した。
肩を掠めたものの、避けられる・・・・人間では考えられない反応速度だ。
リズムを読めている、とは思われないが、
高遠の攻撃を十分に警戒し、距離を取り、備えている・・・・
なまじ攻めて来ないだけに、瞬時に倒すのは難しく、
そして、だからこそ危険だ・・・・背後の『カバ』に対応できない!

愛川に声を飛ばす高遠。
同時に、放送からスヴァルトの声が聞こえた。
その指示の声を聴いた、その時だ──
                                  ガ  ガッ !

二匹の猿が、同時に転がった瓦礫を拾った。
その長い腕が構えを取る。『投擲』の構えだ──!

>>582(愛川)
踵を返し、部屋の南西端へと逃げようとする愛川。
しかしそこに到達するには、カバの前を通過せざるを得ない。

          ダ ッ     ダ ッ   

動かす脚が、水中のように遅く感じられる。
背後から追い抜いてくる、生温かい何か。
それが上下から左右に変化した巨大な顎──
首を捻った、カバの口であることに気付いた瞬間。

       ガ ボォ !!

                     ドズ! ドズゥ!

圧倒的なパワーで挟まれ、長い牙を突き立てられた。
胴と胸を貫いた牙から、血と体温が抜けていく。
カバが首を振り回し、足が床を離れた。
カバの口から頭と足だけ出た状態で、宙釣りとなる・・・・

・・・・視界に、帳が降りていく。

586『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/07(土) 23:41:31
>>583(紫)
「・・・・上手いことを言うな。
 『探偵』を辞めても、『詩人』になれそうだ」

フライスは顔を上げ、紫を見上げる。
耳元の声が、男のものであることは間違いないようだ。


「・・・・『保留』。
 ・・・・・・・・・・・・・フ、確かに」

「『正解』を求める余り、手を止めてしまうのは悪い癖だ。
 アーントにもいつも言われる。
 料理が下手なのは、そのせいだと」

「ひとまず、スヴァルトを止める。
 『火種』をどうするかは、その後で考える。
 今の正解は『それ』だ・・・・『そうするとしよう』」

男が屋上を歩き始めた。
方向は紫が来た側、穴の開いた壁の、その上へと。

そして紫は目撃する──

          ド ド ド  ド ド ド   ド ド ド ド 

『鉄格子』で編まれたような、屈強な人型のヴィジョン。
空洞でありながら、圧倒的な力強さを感じさせる。
フライスの傍らに発現する、そのスタンドを。

「礼代わりに教えておこう。
 下にいるルンクスの『嫁』なら、大丈夫だ。
 この場所には、もう一人向かっている。
 ・・・・『あいつ』は、ルンクスを心底から嫌っている」

>>584(青田)
             シキュ!

青田は咄嗟に『モナ・リザ』送信の視覚情報をカットする。
閃きに似た推理だ。
正解かどうかはわからないが、持てるチップを注ぎ込む。

「……!?しまった、硝子に映ってッ!」

声に出しながら、右手で床に絵を描き始める。
転がった瓦礫をタイルに突き立て、原始人のように、だ。

「やはり、『見て』いましたね」

                 キキ キキキキキ

『モナ・リザ』が嫣然とつぶやき、接近してくる。
ポールが床を引っ掻く不愉快な音。アンテナの位置情報。
両方から確実にわかる・・・・床を見る青田の正面に、立ちはだかった。


         ゴ ゴ ゴ   ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


「『羽虫』の一匹であれ、私と御主人様の邪魔は許しません。
 その絵は、『地獄』で完成させなさい」
                             キンッ

ポールの先端が、床を離れる・・・・

587愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/11/07(土) 23:47:33
>>585-586(GM)

         ガブリ

「がッ」
             「あ、あ、あ、あ、あ、あ、」

       ミシ ミシ

 「(ああ……『やっぱり』)」

                    ゴキ ボキ メキ

                「あ、あ、あ、」

          「(わたし、だめ、だっ……)」

                          ボギン

                            「………………」

カバに噛まれた愛川の暗黒の走馬灯に浮かぶのは
一同でもスヴァルトの顔でも、今自分を飲み込んでいるカバの顔でもない。
かつて愛川と共に異世界に赴いた『黒樹 出』と『獅ノ女 カンナ』という二人の女性。
そして……彼女たちと共に迎撃した『恐竜』、『プロトケラトプス』の群れの姿だ。

       「…………」
                        「…………」

あのときの戦いで、愛川は『死んでいた』はずだった。
『五尾』と名乗る、人を恐竜の世界に送るスタンド能力者の不可思議な力により
『偶然』に元の世界に戻されなければ、『プロトケラトプス』に踏み潰されていたはずだったのだ。


そして、そのとき初めて愛川は
世界に存在する圧倒的な力と運命に対する、自らの『無力さ』を思い知り……


            「………………ごめんなさ……」


今また、『過去に追いつかれた』と思った。




                「…………」
                         「…」

                             「‥」


                                「・」




                                  「」

.

588【跳銃】 vs『キッキング&スクリーミング』:2015/11/07(土) 23:52:56
>>809(リン)

「おッおー♪ イイッ! ねェ〜〜ッ」

左手を前に構え、右手を腰だめに引く。
左下方向へと進み……瓦礫から視線を外させる――

         「『近距離パワー型』」

   「どうするかなァ〜 こういう状況で蹴りはマズい?」

        ガ     ガガ ァ ――ッ

キッカも動くッ! 動く方向はリンと並行。左下へ。
いや、それよりも早く……その脚力を活かして先行ッ!(ス:B相当)

        ギャン  ギャンッ

「ステップ、ステップ……」

             「ウマいコトしてやらなきゃ」

距離は2メートル程度まで縮まっている……!

589エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/08(日) 05:21:58
>>585
「全くルンクス氏に友情篤い事だねスヴァルト氏。
 ここで使う『札』ではなかったのだよ?
 小角君、高遠君、なるべく避けるが先に謝っておく。
 そして愛川君、今助けるが――――少々『熱い』よ」

『F・O・Q』右肩に発熱カートリッジ、左肩に『送風』カートリッジを装填、
『立ち支える力』『腕を動かす力』以外のすべてのスタンドパワーを
『発熱』『送風』に回しまず愛川を銜えるカバの上顎目掛けて
最大加熱の『右掌』を差し出し後方に最大出力の送風の左掌を添える。

『エアプラズマカッター』
――――無理である、そこまで熱量と給気の緻密な制御は出来ない。
『火炎放射』
――――そうはならない、それが有効な『化学反応』を『F・O・Q』は起こせない。

だからこれは――――『ジェット噴射』である。
それも『F・O・Q』の可動能力と姿勢保持能力以外の全力の熱量と出力を込めた
『乾熱の暴風』だ。
カバの眼球と体皮膚の水分を瞬時に揮発させ、サル程度のサイズの
動物ならまず先に『吹き飛ばされる』ような『ジェット噴射』なのだ。

「『闘乾熱風(マーシャル・ドライアー)』、それなり『切り札』だったのだよ?」

まずはカバの口を水分揮発の苦痛で開けさせ愛川を離させる、
そしてサルを纏めて外に追い出すか乾燥死させる。
余裕があれば隣室への『穴』からサイを『炙る』。
そして全力で小角と高遠、愛川への二次被害を抑えるべく
残した力で方向を調節する。

590エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/08(日) 05:25:11
>>589追加
先立って不要になったスマートフォンの『集音』『指向性』
元より回収する間がなかった隣室壁と床の『硬度』カートリッジの
4つは『解除』する。

591青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/08(日) 23:16:57
>>586
敵は勝利を確信している。こういう時が最も崩しやすい。
だが恐怖が過る。ああ、通じるだろうか。勝てるだろうか。殺せるだろうか。
(――だがこの機は千載一遇。推測が当たっている事を願いながら、一撃ぶち込むしかない。
重要なのは正しく確実にこなす事だ)

まず両手を大きく広げる(じゃんけんで言うパーだな)、この動きをモナリザに受信させる事で武器を取り落とさせる。

「『トライブ』」

次いで>>251で発現し左肘に設置していたアンテナを>>540>>556で袖の中で伸延させていた。
これを槍に変えると共にモナリザに俺の視覚を受信させ、『目を開け、モナリザを見る』。
(アンテナの長さの問題で掴めない場合、切り離して落とし、掴んでから目を開ける)

「『コールド』」

ありとあらゆる媒体、例えばそう、ガラスや鏡に映る『それ』以上の正確さで『モナリザ』は表現され、モナリザの目に映る筈だ。
俺に行える、最も高い精度での『表現』。これなら、発信による瞬間的な衝動解除とモナリザに一瞬の隙を作る事が同時に可能なはずだ。
同時、槍を放って掴む。

「『クエスト』」

そして、左手を伸ばし、一気に姿勢を起こしながら全力でアンテナ槍でモナリザの首を貫く。

「『プッシュ・イット・アロング』」

592高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/08(日) 23:38:30
>>585(GM)
「『屈する』んじゃない! 敗北を認めるんじゃない!」

届くかどうかも怪しいが愛川に激をとばしながら、
ソレを狙うであろうチンパンジーの投石に備え、
高遠側が手を広げるなどの面を広くとるような踊りの姿勢をとる。

愛川を狙うにしろこちらを狙うにしろ、愛川の噛み砕かれる音で位置を察知できるはず、
チンパンジーの少なくとも1匹と愛川の間に入りたい。

必要なのは、踊りを止められないコトだ。
攻撃をこちらから取らないことで守りを固められることを期待する。


>>589(エイノー)
「フレンドリー・ファイアはやめてくださいよホントに!」

こちらの移動先はある程度はわかりやすいだろうけど
こちらに当てないことを祈るしか無い。

593小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/08(日) 23:41:02
>>585(GM)
>>589(エイノー)

ルルル・・・・
                     ──『YES』

小角は見た。

          「……あ?」

「え……あ、あ……」

視線がカバを――そして、愛川を――


「エイノー先生っっっ!!! 
 カバを……早く、あのカバを! こ、殺して!」

       「愛川さんがっ」

             「愛川さんが死んじゃうッッ!」

まだ死んではいないはずだ。
愛川は特に仲良くもないし、知り合いでもない。
これは戦いだし、それに。しかし。生きてほしい。当たり前だ。

今すぐカバを殺せば――そしてすぐに治療すれば――

            ・・・・とにかく今小角に何か出来るわけではない。

    「……っ!」

その場で即座に、思い切り屈む。エイノーの射線から外れるためだ。
屈んでも盤は見えるし、屈めばよほど下を狙わない限り攻撃も当たらない。

さらに――

「〜〜っ……これはっ! 『この推理は』!?」

         「この推理はどうだ!?」

(は、早く、早くしなくちゃあ……!!)

小角はさらに――質問する。
簡略化しているが、『今小角が行っている、この推理は正しいか』という質問である。

この推理とは――
【ルンクスの病院近くの拠点は、松前総合病院周辺、具体的には半径50m以内に存在する】だ。
地下に潜んでいるとか建物じゃないとかそういう可能性もあるが、とりあえず範囲を絞ればやりやすくもなる。
目でコインを仮に追えずとも、指先がどの方向に引きずられるかで、出た答えはおのずとわかるだろう。もちろん見れるなら見るが。

594紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/08(日) 23:48:04
>>586

  「そりゃどうも。『詩人の名探偵』ってのも悪くなさそうです」

肩を竦める。
ついでにニヒルに笑ってやろう。『タフじゃなければ生きていけない』。
『安楽椅子』は、フライスを追うようについと移動させよう。

    「続々集まってきますね、貴方達。
     これは確かに貴方が頭を悩ませる理由もわかります。騒ぎの種には十二分だ」

だが、青田の方が心配ないというのなら……自分は、会議室に戻るべきだ。
相手の言葉を疑おうとは思わない。
彼は嘘をついていないという直感がある。直感に従うことも、時には必要だ。

   「……乗って行きますか?」

『アームチェア・トラベラーズ』は二人乗り。
フライスを乗せていく余裕はあるが……恐らく、『跳んで』行くのだろう、彼は。
なのでいずれにせよ、自分は飛んで会議室に向かおう。
チンパンジーがまだいるのなら、外で様子を見ることになるが。

595『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 00:39:17
>>594(紫)
「『耳』のいいフストゥルが一番。
 『嫁』の情報を得たルンクスが二番。
 来るべきか迷った、オレたちが三番手。
 待てば他の連中も押しかける。決着を急ぐ必要がある」

紫は空から、フライスを追う。
校舎の壁には、いまだ大量のチンパンジーがひしめいている。
特に、壁の穴は厳重に見張られているようだ。
これでは、紫には戻りようがない──

                          ビュオ オオオ

強い吹き下ろしの風が、校舎を叩く。
猿の群れが一斉に縮こまり、壁にしがみつく・・・・


     ボン!
                 ボボ!ボボボ 
           ボボボ!                   ボン!!!
                         ボ ボ ボ ボ


次の瞬間、チンパンジーの頭が、一度に炸裂した。
『一頭残らず』・・・・『例外なく』、だ。

血まみれになった壁と地面に、次々と降り注ぐ死骸の雨。

   「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行くか」

フライスは平然とした表情のまま、
スタンドで壁に取りつき、軽々と壁の穴へ向かう──

>>592(高遠)
愛川に激を飛ばしながら、
高遠はチンパンジーの投擲に対して、身をもって盾になる。
『クレモンティーヌ』は『踊り』を主体とするスタンド。
相手のリズムに合わせる性質がなく、防御には不向きと言えるが──

     『キッ!』
                 ビュ
                        キィン!

一匹の投げた礫を、優雅に突き出した腕で弾いて見せた。
やはりリズムは読めていない・・・・そこまでの知能はない。

だが、チンパンジーはもう一匹おり、
                                 ビュ!
──ほぼ同時に、投擲を繰り出していた。
こちらは流石に防ぐべくはない。
高遠の脇を抜け、カバの口へと石が飛ぶ。

>>593(小角)
事態は急速に悪化している。
エイノーに懇願する小角だが、自身の無力さはいかんともしがたい。
自分のなすべきことを、小角は継続する。

>【ルンクスの病院近くの拠点は、松前総合病院周辺、具体的には半径50m以内に存在する】

ルルル・・・・
                 ──『YES』。

エイノーの放った熱気が、わずかにだが流れてきた。
サウナもかくやという温度だ。そして──

596『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 00:39:30
>>589-590(エイノー)
                 ──カシュ!カシュ!

ジャキン! ヴヴヴヴ
                    ビ ュボォオオオオオ ────ッ!

両肩に『発熱』『送風』の『カートリッジ』を嵌め、
放つは『闘乾熱風(マーシャル・ドライアー)』──
スタンドの全パワーを注いだ『熱風』が、
愛川を咥えたカバの背中を灼いた。

           『ヴォォォオオオオオオ────ッ!!!』

カバは乾燥に極端に弱いが、これはそれ以前の問題だ。
肉の焼ける匂いが昇り、絶叫ともに大口を開ける。
だが、牙に貫かれたままの愛川は落ちない・・・・否応なく保持されたままだ。

そして、エイノーは否応なく『熱風』を止めざるを得なかった。
この狭い部屋で『人間ドライヤー』を使えば、
部屋の住人はオーブンに閉じ込められた状態になる。
愛川は無論、高遠にすらも危険が及ぶ──

             ガス!ガス!

カバが足を折り、床に倒れ伏す。
火傷のせいではない、その理由は──


>ALL
              ジュル! ジュルルルルル

『蜘蛛』だ──『液蜘蛛』が次々と跳びかかり、
その四肢から頭までを『麻痺』させていく。
姿勢が崩れたことで、チンパンジーの石も外れた。

愛川はまだ死んではいない・・・・つまり。

                            「チ・・・・限界だ」

                ガシ ャァアアアン!!

スピーカーから聞こえる、ガラスの破砕音。
同時に、太鼓の音が全ての部屋から途切れた。

・・・・カバが、サイが、チンパンジーが掻き消える。
そして──愛川の体が、力なく床に投げ出された。

・・・・動かない。微動だにしない。


   ……  … ………… ……  ……………  … ………
……  …         … …… …………  …… ……  …
  …      … … …        …… ……… ………  
                 …… … ……
 … … …   … … … …  ……     … …   

>>587(愛川)
最後に口をついたのは──『謝罪』。
愛川は、血の匂いの中で、意識を手放した。



愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』 ⇒ 『再起不能』

597『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 01:02:03
>>591(青田)
『モナ・リザ』は勝利を確信している。
『情熱』を使い切るまでに、その頭を砕け散らせると。
言葉の端から、それが読み取れる──
後は、青田の策が成功するかどうか、だ。


──床で両手を広げ、『モナ・リザ』の武器を落とさせる。
これは出来ない。
青田が与えたのは『視覚送受信』の『フィルムアンテナ』だけ。
運動に関する情報や信号を送る手段がない。

「『トライブ』」

               ──ヒュア!

頭上で風を切る音を感じながら、
密かに発現していた袖内の『アンテナ』を伸長し、『槍』とする。

「『コールド』」 

『モナ・リザ』の尊顔を見上げる青田。
溢れ出す『情熱』と同時に、頭上高く振り上げられたポールが視界に入った。
『そっちはどうでもいい』。『表現しなければ』。

──その為の案は、すでに考えてある。

           ザッ ビシュウン!!
                                「!!」

映像の『送信』──『モナ・リザ』自身の脳内に、彼女の微笑を。
それは『目くらまし』であると同時に、『情熱』の放出。

「『クエスト』」
                ジャキ!

伸び上がると同時に繰り出された、『アンテナ槍』の穂先が──

「『プッシュ・イット・アロング』」

                        ──ドズゥ!!

『モナ・リザ』の真っ白な喉を、貫いた。

        「お」  「おぉおおおおおおお」

                                「あ」

             ガラン ガラン

美女の背後に落ちる、金属ポール。

          「最後・・・・の・・・・『微笑』・・・・を・・・・」


                           ブシュ ルルルルルルル────ッ!!


突如、空気が抜けたように女の体が縮まる。
青田の目前、床の上に舞い降りたそれは、
一枚の『油絵』・・・・女性のみを切り抜かれた、その一部だった。
首元には、大きな穴。
その顔には、魅惑的な笑みを浮かべたまま・・・・しかしもう、動かない。


                  パチ パチ パチ


いつの間にか、人気のなくなっているロビーで、
ゆっくりと拍を取った拍手が、聞こえてきた。

598青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/09(月) 01:24:22
>>597
「――勝ったぞ、俺が勝った」
だれにともなく呟き、状況を考える。
最悪ではないにしろ、嫌な方の予想が当たってしまった。
モナリザが絵に過ぎないという事は、またいつ『モナリザ』が現れるか解らない、と言う事だ。
そう思いながらも、一旦電話していたスマートフォンを回収しようと――

>                  パチ パチ パチ

「誰だ?」
即座に拍手の方に体を向ける。

(一般人?一般職員?学校に雇われたスタンド使い?追加の敵?
味方ならここまで無視はするまい。ルンクスと不仲なだけ、もしくは能力がバッティングしている、
もしくはそもそもルンクスを取り合う花嫁の一人かも知れない。ライバルに消えてほしいタイプの)

警戒は緩めない。

599紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/09(月) 01:25:47
>>595

   「…………お見事」

言葉も無い。
瞬間移動……ではなかろう。
もっと規模の大きい、強大な能力だ。
一種の空気操作か?
いきなり現れたように見えたのは、空気のレンズを作って光を屈折させ、姿を隠していたとか?
……情報が少ない。結論は出ない。

ともあれ、『安楽椅子』に乗ったまま会議室に入っていこう。
下りて歩くより、こっちの方がずっと楽だ。
さて、部屋を離れた時から、状況はどう変移している? 皆は無事だろうか?

     「……失敬。『ゲスト』がいたので、連れて戻って参りましたが……」

600高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/09(月) 01:27:14
>>595-596
「……蜘蛛ぉ?」

そうか、あの時、私と先生がやられた後に
命令されたあいつらが……

役に、立ったじゃないか。しかも
スヴァルトを引き下がらせ自分の命を救う位、ものすごく。


……後は……どうする。

スヴァルトはいなくなった、とはいえ、
警戒は絶やすな、と身を持って知ったのだから、窓というか穴の外は警戒する。

今踊りを解除すれば、おそらく再度立ち上がるのは強烈な労力がいるだろう
しかし踊り続けて解除を先延ばすにしても、そのままで持つかが心配だ。

故にテンポをよりゆっくりにし、不滅をキープ。
(ただし、味方と断言できる存在以外のものが現れたらテンポの減速はやめる)

601小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/09(月) 01:35:04
>>595-596(GM)

(す、すごい熱だ……! こ、これなら――)

サウナのような、灼熱の空気。
これならば動物たちも――

――そして。

                ガシ ャァアアアン!!

「……!」

窓ガラスを割る音。
小角は盤に向けていた顔を上げる。

    「あっ……ど、動物が――!」

           「う……あ、愛川さん……」

スヴァルトは、退いた。
何も解決していないが、一つの脅威は一先ず去った。

「い……生きているさ、生きているに違いない……
 は、早く……早く病院に運べば、き、きっと……!」

愛川にしてやれることはない。
へたに動かしたりする方が、危険だろう。

「……そ、そうだ、救急車……」

空いた手でスマホを取り出しつつ――

「……」

       「……」

「……! ちょ、調査を……イルソン君。
 す、スヴァルトはいなくなった……わたしは、調査しなくちゃ……」

油断は一切できない状況。
エイノーの近くから外れないまま、質問する。
(現在の出費額:27万)

「る……ルンクスの拠点は病院から半径50m以内……
 これだけでは、見つけるのに時間がかかってしまう……も、もっと……」

             「『調査を』……!」

自分のスタンドが、自分が招いた大惨事。
今は、麻痺したままの心で、せめて居場所だけでも。
スヴァルトを追い立て、命を救った愛川のように、せめてもの役目を。

内容は『今自分が考えている推理は正しいか』だ。
つまり、【ルンクスの病院に近い拠点は、病院周辺の西側に存在する】ということ。
真北、真南に存在しない限り、これでより調べる範囲を減らすことが出来る。

602『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 02:12:24
>>598(青田)
床に広がった『モナ・リザ』は、絵の一部のように見える。
無論、レオナルド・ダ・ヴィンチの作ではない、
贋作か模写なのだろうが・・・・じつに精巧だ。

青田は床に転がったスマートフォンを拾い上げようとする。
『モナ・リザ』の手から落ちたものだ。
画面にヒビが入ってしまったが、まだ使用できそうだ──と。

      バッ !

拍手の方向は、背後──
そこに、黒人の女性が一人、立っている。
細身で華奢だが、何より特徴的なのはその肌。
一面に『赤土』をまぶしてある・・・・
顔だけではなく、露出する腕や肩にもだ。

                     パチ パチ

「……驚きました。
 あなたの『ジニ』で、ルンクスの『嫁』の一人を倒すなんて。
 青田さん……でしたね。すごいです。あの……感動しました」

「強い者が弱い者を倒すのは当たり前です。
 でも、知性があれば、それを覆せる。
 ……私、そういうのに……弱いんです」

「途中で手を出さなくて……あの、本当に、よかったです」

「あ……私は、アーントと言います。
 『ヨハネスブルグ』からやってきました……初めまして」

どこかもじもじと説明すると、青田の方に歩いてくる。
スタンドは発現していない。武器も持っていない。
こざっぱりした服装は、アフリカでなく日本で購入したもののようだ。

>>590(紫)
『アームチェア』を操作し、穴から会議室に戻る紫。
続いてフライスが、部屋に入った。

室内は・・・・相当の荒れ模様だ。
壁の穴は増え、エイノーも戻ってきている。
小角はエイノーの陰に隠れるように、『イル・ソン』を展開中。
部屋の中央で回る高遠が、防戦を続けていただろうことは見ればわかる。

そして──床に倒れたまま動かない、愛川。
その胸には、背中まで貫通した穴が開いている・・・・
このまま放置すれば、確実に『死ぬ』大怪我だ。

>>600(高遠)
愛川の『液蜘蛛』は、最後の最後で『間に合った』。
少なくとも今、猛獣に襲われることはない。
つかのまの休息が取れるのも、そのおかげだ。

とはいえ──高遠自身は警戒を解かない。
怪我のこともあるが、まだ『終わってはいない』からだ。

その時、紫が壁の穴から戻ってきた。

     「……失敬。『ゲスト』がいたので、連れて戻って参りましたが……」

連れてきた相手は、灰色の髪の黒人。
見覚えがある・・・・『ヤング・ダイヤモンド』の一人、フライスだ。

>>601(小角)
床に倒れたまま、血まみれで動かない愛川。
一刻も早い搬送が必要なのは間違いない。

だが、今、小角がすべきことは救急車を呼ぶことではない・・・・・
そう考え、『調査』を継続する。

>【ルンクスの病院に近い拠点は、病院周辺の西側に存在する】

ルルル・・・・
                   『YES』

その時、紫が来訪者を連れ、戻ってきた。
灰色の髪の黒人・・・・
見覚えがあるなら、フライスの名を覚えているはずだ。

「──今の『質問』に、意味があるか?」

開口一番、男が発した言葉はそれだった。
小角の質問が聞こえていたらしい・・・・
いたって真顔で尋ねてくる。

603高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/09(月) 02:29:16
>>602
「『フライス』……?」

確かテレビで『採掘場』と言い放ったリーダー格。
こんな特大弾頭まで来ていたか……!


質問に意味があるのかを応えるのは小角だ、
故にこちらにも口を挟めないわけではない。

しかし、何かを訊いても、答えが帰ってくるかどうか。

「アナタ……『目的』は?」

しようとおもえば1ステップでいつでも小角との間に入れるような
位置に自らを陣取らせ、ゆっくりと回りながら言ってみる。


……ただし、愛川を誰も救護しようとしなければ
『愛川』をパートナーに変更させるべく倒れたボディに接近しておきたい。

604紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/09(月) 03:14:00
>>602

     「…………激戦で、あったようですね」

自分がいれば……何か変わっただろうか?
否、何も変わるまい。戦闘で大きく貢献できる能力でもない。
だが、応急手当程度はできる。椅子に乗ったまま愛川の近くまで移動し、椅子から下りる。
そして『ソーンダイク博士』を『降臨』させ、そのまま『憑依』――――彼の『医学知識』を獲得する。
『ソーンダイク博士』、本名ジョン・イヴリン・ソーンダイクは高度な医学知識によって調査を行う、『科学捜査』の開祖とも言える存在だ。
彼の医学知識であれば、手当に手間取ることはあるまい。適切な処置を『知る』ことができるはずだ。
(探偵詳細:ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AF)

ひとまず包帯は自分の服などでどうにかするとして、道具の『獲得』による処置は最後の手段とする。
なぜなら、『獲得』で得た道具は解除の際に消えてしまうからだ。それではあまり意味がない。
どうせ本格的な治療は救急車を呼ぶ必要があるとはいえ、ここで手当てをしなければそれも間に合うか怪しいところだ。
自分の腕や胸も痛むが、命にかかわるほどでもない。

     「―――――それは愚問ですよ、『Mr.フライス』」

そうして治療の準備を進めながら、視線も向けずに口を挟もう。

     「『問う』ことにこそ意味がある。
      その行いは、必ず『真実』を引き寄せる。
      そしてそもそも、そうしなくては生きていけない。それが、『名探偵』という生き物です」

ある名探偵はこう言った。『名探偵とは存在であり、意志である』と。
事件を解決するための『デウス・エクス・マキナ』。あるいはそれを引き寄せるためのランドマーク。
それが『名探偵』であると、紫斜六は信仰する。そういう、『赤い夢』を見ているから。

あの日、初めて出会った日、小角宝梦は『名探偵になりたい』と言った。
その『意志』は、真実を追い求めるという意志は、『刺青』に固めて込めたと。
ならば何も心配することは無い。彼女もまた、『名探偵』なのだから。

                「『一歩』」

     「それが如何なる一歩であっても……それが『無意味』であることなどあり得ない。
      例え、調査が空振りに終わろうとも。例え、何も見つけることができなくとも。
      例え、一見して全てが失敗と破滅に満ちているように見えたとしても」

     「そこに『名探偵』がいる限り、全ては白日の下に晒される運命にある」「ただそれだけの話です」

605青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/09(月) 03:24:19
>>602
『アーント』。文化人類学を専攻しているヒンバ族の女性で、
それで確かオカというUVクリームの親戚みたいなのをしている、んだったか。

「こちらこそ、初めまして、アーントさん」

警戒は緩めず、アーントから視線も外さないまま、モナリザが持っていたスマートフォンを回収したい。
(電話番号さえ解れば、ある程度GPSから追跡が可能かもしれない。今携帯を壊しても、過去のデータは残っている筈だ)
無論、回収できても警戒と観察を緩めるつもりはない。

「お褒めの言葉には感謝しますが、用事がそれだけならば、友人を待たせておりますので」
そう言って、警戒したまま少しづつエレベーターの方に向かいたい。

606エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/09(月) 12:41:24
>>602
まず『機能回復』した自身のスマートフォンで救急車を
『緊急要請』で呼ぶ。
そして紫とフライスを含めた全員に頭を下げる。

「言葉もない、『窓』を弾いて排熱できると思っていた。
 今『救急車』を呼んだ。愛川君は『血止めをして待つ』しかない。
 そしてフライス氏、『良い評判』を貴方の元身内から聞いている。
『御用向き』をお聞きしたい」

サイの急所の逆でカバの歯の長さを失念していたのが悔やまれる。

607小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/09(月) 22:57:48
>>602(GM)

ルルル・・・・
                   『YES』

愛川の身は心配だ。
しかし調査を止めるわけにはいかない。
だからこそ、スマホを片手で取り出そうと――

            ・・・・その時。

「め、名探偵どの! 生きて――」

           「……ん!!?」

紫の生還はグッドニュースだ。
しかし。ゲスト……いや、あの男は。

「や、ヤング・ダイヤモンド……『フライス』!?」

フライスに最大限の警戒を向ける。
愛川には紫が向かった。なら、変わらない。自分がすべきは。

「き、きみは……! 名探偵どの、ど、どうなって――
 いや……な……何が言いたい……! 意味のない質問など……」

           「……」

するわけが、ない。謎に近づくためには。
だがそれは小角の主観。答えを知るものが見れば、違うのか?
少なくとも。今回の調査が順調とは言い難い。

        それでも。

「……わたしは……ちょ、調査を……! 『調査をする』だけだ!
 まだ紫さんみたいに名探偵じゃあなくても……わたしが依頼されたことだ!」

          「わたしにしかできないッ!
           わたしが今することには意味がある……」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
質問の内容は今までと同じ。『自分の推理は正しいか』だ。
推理は【病院に近いルンクスの拠点は、病院周辺西側の地上の建物から入ることが出来る。】

これがいいえなら、とりあえず建物を知らべる必要はなくなる。
はいなら、とりあえず全ての建物を調べてみれば、何かしらの意味は出てくるだろう。
なお、地階がある場合でも、地上階があり、そこから入れるなら『はい』とする。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

思考は混乱。しかし小角を動かすのは謎を追い求める心。
そうしなければ、麻痺は解け、恐怖が小角を止めてしまうから。

           夢を、心を炉にくべ、少しでも、前へ。
           炎が消える時、小角は止まってしまうから。

608『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 23:55:07
>>603(高遠)
間違いない・・・・
『ヨハネスブルグ』の代表である『9人』。
その筆頭とも言うべき紹介をされていた男だ。

その眼差しは鋭くも理知的で、
『ミミズク』を思わせる独特の雰囲気を秘めている。

「小角 宝梦と『イル・ソン・パティ』を許容し得るか。
 『ダイヤモンド・ナイン』の調和を崩さぬ利用が可能か?
 それを確かめに来た」

小角を一歩で守れる範囲で舞いながら、
高遠はフロイスの返答を受け取る。
淀みはまるでない。優等生のような答えだ。

愛川には、紫がつくようだ。
ひとまず、様子を見ていいだろう。

>>604(紫)

          ド ド ド   ド ド ド ド

傷付いた愛川に気付き、『安楽椅子』に『ソーンダイク博士』を『降臨』『憑依』させる。

「ほう。興味深い『ジニ』だな」

興味を示すフライスを他所に、
『名探偵』の医学知識をもって、治療に当たる。

一目で見て取れる『重症』だ。
出血は激しく、肋骨は折れ、片肺が傷ついている。
傷が大きくなれば、血が肺に流れ込み、呼吸困難に至る。
死に直結する原因が複数並び、とても応急処置では対処できない。

ひとまず包帯で止血し、綺堂を確保、安静にして救急車を待つ。
それ以上のことは出来そうにない・・・・『緑色の実験箱』にも限界はある。

だが、それ以上に問題なのは、紫の手だ。
動くのは右手だけ。怪我の痛みはまだ我慢できるが、
片手では包帯作りすら、ままならない。

「おまえたちが何処までルンクスに近づいたか、それは判らない。
 『質問』の方法も、私が想定していたものではない・・・・
 故に、今の言葉に対してのみの返答になるが」

「『全ての道がローマに通ずる』として、
 そう書かれた案内板に、意味はあるか?
 ──人間の時間は有限だ。
 ましておまえたちに、悠長な時間は残されていないはず。
 『いつか見つけられる』・・・・それがおまえの『名探偵』の定義か?」 

皮肉を言う口ぶりではない。
率直に尋ねている声だ・・・・だが、それより優先すべき事柄が、紫にはある。

>>606(エイノー)
不使用の『カートリッジ』を解除し、機能を回復。
スマートフォンで『119』に連絡する。

大まかな状況を伝えると、電話を切った。
じき、救急車が到着するはずだ。

「元身内?
 ・・・・ああ、バジか。
 元気にやっているなら、何よりだ」

紳士的なエイノーの態度に、フライスは軽く会釈し、応じる。

「初めまして
 私はフライス。『ダイヤモンド・ナイン』の一人だ」

「小角 宝梦と『イル・ソン・パティ』を許容し得るか。
 『ダイヤモンド・ナイン』の調和を崩さぬ利用が可能か?
 それを確かめに来た」

>>607(小角)
「『質問』ではないな・・・・『テーマ』だったか?
 『イル・ソン・パティ』では、まず『テーマ』を決める。
 『テーマ』に沿った質問しか許されず、
 『テーマ』の変更には、より大きな枠を用意する必要がある」

フライスの口から出た言葉に、小角は目を丸くする。
この男・・・・『イル・ソン・パティ』の細部までも熟知している。
まるで参加したことがあるかのように・・・・いや、
参加者ですら、ここまでの詳細を知っているだろうか?

「察するに、今のテーマは『自分の推理について』というところか。
 思いがけない『テーマ』で驚いたが、
 それはつまり、『最終テーマ』ということか。
 あえてそれを選んだ意味・・・・それを聞きたかった」


>【病院に近いルンクスの拠点は、病院周辺西側の地上の建物から入ることが出来る。】

ルルル・・・・
                     ──『NO』。

>>605(青田)
「よ、よろしくです」

アーントが恥じらうように顔を伏せる。

青田はスマートフォンを回収した。
ロックはかかっていない。発信履歴を調べるのは簡単そうだ。

アーントを警戒しながら、エレベーターに向かうと、

「あ……お先に、どうぞ。
     ・ ・
 私は、先に向かいますから」

よくわからない台詞で見送られた。
エレベーターに乗る気はないようだ・・・・

609青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/10(火) 00:18:39
>>608
その言葉に動きを止める。
先に行く、という事はつまりこちらより早く彼らの所に辿り着く事は容易いという事だ。
そして、今は攻撃の素振りも見せないが、他の面子、例えば小角さんに襲い掛かる可能性は否めない。
であれば少し、時間を稼がねば。

――ここから、聴覚で得た情報をレコーダーを通して向うに流す。

「……ミス『アーント』、お聞きしたい事があります。」
「『ヤング・ダイヤモンド』は一枚岩ですか、そして、『語り部』に従っているのですか。」

アーントが来ている事を伝える。重要なのはこれだ。先に行かれても対処の余地が生まれる可能性がある。
それに、この質問は派閥に関して等、色々と広がる余地もあるしぶつけておきたかったしな。

610エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/10(火) 00:21:29
>>608
「私はエイノー・ニョルズ、フィンランド人の日本研究者です。
 この国は概ね豊かなので求め過ぎなければどんな種類であれ
『労力に見合った正当な対価が得られる』と私は認識しています。
『それで満足しうるか』なら協調も可能でしょう。ところで貴方が
こうしている、という事はスヴァルト氏は『お帰り』という事でしょうか」

紫が適切に愛川に処置をしてくれているようなのでフライスと
会話してみる。
『妥協点』があるならそれに越した事はない上に今しがたの
襲撃者スヴァルトと不仲とも聞く、一時的であれ『同盟』でも
結べれば有り難い。

611紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/10(火) 00:37:46
>>608

迷わず靴と靴下を脱ぐ。脱ぐのに手間取るようなら口も使ってやれ。
……人の足の指と言うのは、存外器用だ。手ほど器用ではないにせよ、包帯づくりの補助ぐらいはできる。
要するに、『抑える手』と『引き裂く手』があればいいわけだからだ。口も似たような用途に使える。
多少不格好でも、どうにか応急手当てを進めよう。出来る限りはしなければならない。

      「ええっ、まったく、その通りっ!」

そして手当を進めながら、声だけで『フライス』に応じる。
そちらも、答えねばなるまい。

      「私たちは」「『向かう意志』です」

      「私が今日死なない保証なんてどこにもない!
       ウィルという方が、『花嫁』になってしまわない保証などどこにもない!」

      「けれど、私たちは真実へと検討をつけて向かい続ける。
       向かっているのだから、いつかは辿り着く。
       例え私が死んだとしても、もしも全てが間に合わなかったとしても!」

      「私の足跡は誰かが見つけ、押し広げて行くでしょう。
       かつて大海原を進み、海図を広げていった『大航海時代』の船乗りたちのように。
       そうしていつかは必ず辿りつく。闇を照らす『真実』に。
       だって、人類の時間は限りなく無限に近いのですから」

かつて、人は地球が丸いと考えた。かつて、人は地球が丸いと証明した。
かつて、人は空を飛びたいと考えた。かつて、人は飛行機を発明した。
かつて、人は月に焦がれた。かつて、人は月に到達した。
どれもこれも、『人の意志』と『人の行い』が幾重にも積み重なって成り立った出来事だ。

      「『全ての道がローマに通ずる』として、
       誰かが道を拓き示さないことには誰もローマにたどり着けない!
       自覚的にせよ無自覚的にせよ、その役割を担うのが我ら『名探偵』なのです」

だから常に問い続けよう。
無意味な問いなどどこにもない。
問い続けることに意味がある。問いを重ねることに意味がある。

      「私はもう、この件に関わりました。――――そのもっと前に、『小角宝梦』も。
       だから本当のことを言えば、もう遅いんですよ、『Mr.フライス』。
       私か、彼女か、他の誰かが、貴方たちを追いつめてしまうでしょうから」

紫斜六は――――そういう、『赤い夢』を見ている。

612高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/10(火) 00:40:13
>>608
よどみない回答と、回答の中身に目を曇らせる。

ダイヤモンドナイン
  代表    筆頭なだけある。

貪欲に喰らおうとするか。
まるで、初めて目にしたであろう『炎』を前に
コレは使えるものなのかと考えているかのように……

その『炎』……小角『イル・ソン・パティ』が自分たちの手を焼くものと判断されれば
想像したくはないところだが、『そう』なるだろう。

が、今ここで、有用。そう判断したのであれば……。

「『結論』は……出たの?」

不滅の背筋を、顔を冷や汗が伝う。

613小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/10(火) 00:53:48
>>608(GM)

ルルル・・・・
                     ──『NO』。

「なっ……! なぜそこまで……!?
 ……そ、そちらにも調べる能力者がいるというのか!」

(そ、それに何だ……この余裕。
 あのスヴァルトですら、液蜘蛛には焦っていた!
 こ、こいつは今、3人に囲まれているんだぞ……!?)

           ジリリ

小角は『フクロウ』のように丸い目で、フライスを見る。
ごく僅かな情報から、ここまで導き出したというのか――?

            ・・・・底知れぬ男だ。
                あるいは組織力か。

「……え、選んだ意味?」

「意味……い、言われてみれば…………何だろう?
 い、イルソン君のことが、少し、嫌になって、それで……
 そうだ……わ、わたしが推理に回るべきだと思ったんだ。
 イルソン君じゃなくて、わたしが、少しでも自分でやるんだ。って……」

      「……た、単に、それだけだ。
       深い意味なんて、考える間もなかったからな……」

このテーマであっても、結局指針を決めるのはこの『盤』だ。
しかし、『小角の推理の成否』を問うという意識がある。
これ以前のテーマは、『答えの材料を掴む』ためのもの。
つまり――推理を、『イル・ソン・パティ』に任せていた。

                 ・・・・それではいけない。

小角は自分のスタンドへのわずかな忌避感から、自立に近づこうとした。
それはほとんど無我夢中で、小角自身、深い思考の先にいたったわけでもない。

(あっ、な、なにをペースを握られているんだ。調査を続けなくては……!)

気圧されたか。
答えるべきだったのか――?

             「……し、『質問を続ける』」

例によって質問内容は『自分の推理の成否』だ。
推理とは、【ルンクスの病院に近い拠点は、地下に存在する】ということ。
地上の建物から侵入出来ないということは――つまり、そういうことだろう。

フライスの動向には気を配る。
意味があるかは、分からないが――

614<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

615『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/10(火) 01:33:33
>>609(青田)
「……………………」

アーントが、悲しそうに目を伏せる。
明らかな落胆が、その表情に感じられた。

「……そうですね。
 『花嫁』を仕留めてくれたお礼に、それだけは答えましょう。
 どちらも『NO』──それ以上の情報は出せません」

「足止めは無駄ですよ。
 上にはもうフライスが来ています。スヴァルトも」

「…………青田さん。
 スヴァルトやルンクスを信用しないのは当然ですが、
 フライス……いえ、私のことだけは……
 無理を承知ですが……その、『信用』してもらえません……か?」

このやりとりは、レコーダーによって、
仲間たちに送り届けられるはずだ。

>>610(エイノー)
「まさか」

フロイスの目が、部屋の扉を射る。

「すぐにも来る」

                    ガチャリ

予言めいた言葉の直後、新たな黒人が姿を現した。
アフロヘアに精悍な顔立ち。
弓のようにしなやかで、細身の長身。
その顔は、これ以上ないほどの『怒り』に彩られている。

「──これは『当然の判断』だぞ、フライス」

「ルンクスに小角は渡せねェ。
 他の誰にもだ。なら、殺すか、オレが管理するしない。
 『ヨハネス』を第一に考えるおまえなら、結論は同じはずだ」

「それとも──欲しくなったのか?おまえ自身が?」

開いた扉を肩で押さえたまま、男が凄む。
間違いない・・・・この声、この動作。
『猛獣』を送り込んだ男──スヴァルトだ。

>>611(紫)
「意思で願いが叶うなら、敗残者はこの世にいない。
 意思と知恵、そして力が必要となる・・・・それが『現実』」

「『向かう意思』ならば、我々の方が強い。
 海を渡り、この町までやってきた我々には、
 『対応者』より強い『意思』がある・・・・生き延びる為の『覚悟』がある」

「今、追い詰められているのはどちらか。
 これは火を見るより明らかに思うが、
 君の目には、『違う景色』が見えるのか?」

フロイスは淡々の応じる。
そこに現れた、アフロヘアの男。
その声、口調──スヴァルトだ。

壁と扉、二方向を『ヨハネスブルグ』に抑えられた形となる。

>>612(高遠)
「これから決めることになる」

フライスの返答。
そこに、扉を開けて入ってくるスヴァルト。
高遠は、前後を『ヨハネスブルグ』に挟まれる。

>>613(小角)
フライス:
「これは、私の持つ情報からの推測に過ぎないが」

「おまえの『ジニ』における『テーマ』とは、
 調べるジャンルを絞り込む為のもの。
 自らに『制限』をかけることで、能力を維持している」

「だが、『自分の推理』という『テーマ』は、全てを内包する。
 おまえが推理し、想像するならば、何でも調べられる。
 これ以上に枠の大きな『テーマ』は存在しない」

「つまり、今の『テーマ』を替えることはもう出来ない。
 『一週間』だったな・・・・
 『今』、調査を終えなければ、能力は使えないということだ」

「無論、私の推理は間違っているかもしれない。
 そう思うなら、試してみるのもいい」

>【ルンクスの病院に近い拠点は、地下に存在する】

ルルル・・・・
                   ──『YES』

616『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/10(火) 01:50:40
>>611(紫、追記)
靴と靴下を脱ぎ、包帯を作り始めるが、
当然ながら時間がかかる・・・・

『医者』としての知識からも、
『これでは遅すぎる』と思われる。

617エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/10(火) 01:54:08
>>614
「新たな来客も含めてお聞きしよう、『闘るのかね』?
 生憎な事にもうすぐ愛川君を収容しに救急車がくる。
『望む回答のサービス聴講』は受け付けられない。
 彼女の搬送に協力しこの場の休戦を受けるなら
 あえて便宜を図るも吝かではないが『どうするね』?」

スヴァルトに含むところは大いにあるが
「あえてルンクスのみを切る」判断をするなら
被害の拡大を抑える意味で休戦する意味はある。
フライスの判断も大いに気になる。
まだ『2正面決戦』不可避というなら『考え』も『手』も
なくはないのだ。
紫と愛川に近付き、悪いが愛川のスマートフォンを
無断拝借し紫にも携帯通信機器の貸借を願う。
もちろんヤング・ダイヤモンドの2人の『動向』には
細心の注意を払いつつ。

618高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/10(火) 02:10:22
>>615
そうか……。

可能性として、保留として置くということも有るだろうが
どちらかに触れた場合闘いはさけられないだろう、

2者との距離を図りつつ、踊りを続け曲を鳴らす。
テンポを遅く、落ち着かせる方向で。(うるさいと言われればソレまでだが)

『護り屋』として、防衛構想だけはなんとかしておかねばならない。

『フライス』……こちらは未知数。しかし話ができなくはないように見える
『スヴァルト』……こちらはかなりお怒りだ。動くとしたらこちらが先だろう。

時間を稼ぐ、あるいは襲ってくる可能性の高さからスヴァルト側をやるべきか。
まぁ挟まれている状況でどちら側をやるもこうも無いんだが。

619紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/10(火) 02:20:37
>>615-616

   「ええ、貴方たちの覚悟もまた尊いのでしょう。
    世の中は、意志だけで動くほど簡単なものではないのでしょう」

   「――――――『普通なら』ね」

手当ては……このままでは間に合わない、か。
では新たに道具を『獲得』。手にするのは、『緑の実験箱』の中身の一つ『アルコールランプ』だ。
これを地面に叩きつけて砕き(愛川に破片が飛ばないように注意する)、ガラス片で自分の服を引き裂くとする。
これなら片手が使えなくても『包帯』を作れるはずだ。

   「幸いなことに、貴方は『夢遊病者』ではないようです。
    誇りなさい。同時に、嘆きなさい。貴方には『赤い夢』は見れない。
    それは私にとっても、あまりにも残念なことですが」

『赤い夢』の住民には、中々会えない。
一生会うことは無いのかもしれない。会っても気づかないだけなのかもしれない。
『小角宝梦』は、『赤い夢』を見れるかもしれないと思う。あるいは、もう見ているのかもしれない。

   「ただ一つ言うのであれば、真実を覆い隠す力より、それを暴く力の方がずっと強いということです。
    闇は光にかき消される。残酷なぐらいに、その強弱はハッキリしすぎている」

   「貴方はいつか『切り裂きジャック』の正体が判明すると思いますか?
    私はすると考えています。実際、着実にその考察は進んでいる。
    そして、貴方たちは残念ながら『切り裂きジャック』ほど深い『闇』を持っていない。そういう話ですよ、これは」

620紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/10(火) 02:22:48
>>619
なお、エイノー氏に乞われれば「携帯はポケットに入っているので勝手に取って下さい」と答えよう。
紫の携帯電話は、ガラケーだが。

621小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/10(火) 02:31:56
>>615(GM)

「! 地下か……!」

なるほど、意外な場所だ。
下水道か、それとも地下施設でもあるのか?

         ・・・・なんにせよ。

「わ……私にも想像のつかないことというのがある。
 イルソン君が判断するのは、『今』だからな……
 それがある以上……今よりもまだ、上位のテーマはある。」

小角がどう転んでも思考できないこともある。小角は神ではない。
例えば知らないものや、より詳しく言えば知らない言語。
思考をテーマにした以上、そうした『思考できないもの』は省かれる。

        「……『調査を続ける』」

つまり、テーマ『全て』は、より上位だ。
小角宝梦をふくむ全人類の知は、そちらにこそ宿る。

              ――質問を重ねよう。

    と。

「……き、きみは……!!」

      ジリ ・・・・

スヴァルトの乱入。
紫の応急手当の進みなど、気になる事はあるが――

    (ま、まずい……何か企んでいそうなフライスとは違う!
      スヴァルトは明らかに、最優先で……わたしたち、みんなを殺す気だ。)

二大・ヤングダイヤモンドを警戒する。

質問の内容は『自分の推理は正しいかどうか』だ。
推理とは【ルンクスの病院近くの拠点は、病院の内部と?がっている】だ。
半分ほど勘だが――病院からの距離。そして病院には地下が存在すること。
わざわざ病院の近くを選んだのなら、その施設を利用するのではないか……?

もし違うなら、入り口はマンホールなり何なりだろう。
いずれにせよ、潜んでいる範囲が分かった以上、調べようはあるはず。
地下の工事を行えるとは思えないし、嫁のスタンドにまで気を回せば可能性は無限。

622小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/10(火) 02:37:51
>>621
>【ルンクスの病院近くの拠点は、病院の内部と?がっている】

?の部分は『つながる』です。

623『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/10(火) 03:19:23
>>617(エイノー)

フライス:
「・・・・・・・・・・・・・・失礼。
 何故、現状でその発言となるか、ようやく理解した」


                 ────ゴ !!

突如、フライスから部屋に吹き付ける強風。
男の背にした、青空の見える壁の穴から吹き込んだのだろうか。
風は部屋の全員を叩き、目を閉ざすほどの勢いだ。

「私が順番を間違えていた。
 『示威活動』もせず『降伏』させたつもりでいた。
 改めて、宣言しておこう」

「おまえたちは、すでに『敗北』している。
 小角の身柄を引き渡すなら、これ以上の攻撃はしない。
 そうでなければ、一人ずつ『抹殺』する」

「嘘だと思うなら、試してもいい。
 我々はこの場において、小角以外に価値を見出していない」

フライスの背後に、いつのまにかスタンドが発現している。
──『鉄格子』で編まれた人型のスタンドだ。

(まだ行動は起こしていない)

>>619>>620(紫)
なおも、自らの信じる『赤い夢』を語る紫。

『アルコールランプ』を発現し、床で割ると、
そのガラス片を拾い上げ──

                          グッ シャァア!
                                        ドスドス!

その手を、スヴァルトの靴底が踏みつけ、
ガラス片ごと踏みにじった。

扉と紫の位置は、さして離れていない。
とはいえ、接近に気付かぬほどではない・・・・
今のは、明らかに『人のスピード』ではなかった。
 
                ドンドン!ドコドン!ドコドン!

間近で鳴り響く、太鼓の音色。
男の腰を囲むように、『4つ』の太鼓が浮かび、独りでに奏でられている。
これが、スヴァルトのヴィジョンなのか──?

「オレの『ジニ』が遠隔操作だと・・・・
 そこでくたばってる『愛川』と同じだと思ったか?
 そんな『ジニ』で生き残れるほど、『ヨハネスブルグ』は甘くねえ。
 ましてや『ヤング・ダイヤモンド』は──」

「──オレの『本分』は、この距離だ」

「フライス、一人ずつ潰そうぜ。
 地獄ならこいつらの寝言につきあう奴もいるだろ。
 ──オレはごめんだ。じきに他の連中も来る」

                                 「そうだな」

>>621-622(小角)
「・・・・そうかもしれないな」

フライスは、あっさりと会話を打ち切った。


>【ルンクスの病院近くの拠点は、病院の内部とつながっている】

ルルル・・・・
                     ──『NO』

ルンクスの拠点について、調査を進めていく小角。
だが、ルンクスの所在地は、依然として闇の中だ・・・・

そして、突如として吹き荒れる、暴虐の『嵐』。

>>618(高遠)
フライスからの強風。スヴァルトの蹴り。
同時に、そして両方の間にいた高遠は、どちらにも対処できない。
油断した──いや、対処の仕様がないというべきだ。

『ヨハネスブルグ』に挟まれるという事態そのものが、
完全に『詰んで』しまっている・・・・!

624エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/10(火) 19:18:23
>>623
「青田君、そういう次第なのでアーント嬢との会話は
『その前提』で」

この場にいない青田に警告し、紫の手を踏むスヴァルトの脚を
『発熱』の右手で掴み上げそのまま上方に『送風』の左手を沿え
ゼロ距離『闘乾熱風(マーシャル・ドライアー)』。
この場合フライスは高遠達に任せる事になる。

勿論スヴァルトは『捕まらない』可能性も高い。
だがそれはすぐに理解可能なのでその場合直ちに『F・O・Q』左手で
紫と愛川を抱え高遠の行動を阻害しない形で小角に合流する方針
(紫が『独自行動』のあてがあるなら愛川のみ抱えて)小角の側に
合流する。

隙間も増えたし溜めの余裕もない、そして『熱は上方に向かう』、
スヴァルトを焼く展開になっても先刻の『オーバーキル』状態に
室内が陥るのは回避できるだろう。

625青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/10(火) 23:04:49
>>615
「……」
無言、アーントを見定めるようにしながら少し考え、

「……俺の仲間、いや、この町の命を奪わないよう努力してくれるならば」
「信頼してもいい」「努力してくれていると俺が思ってる間は」

青田にとって、彼らが敵である理由の大きな一つは、殺戮者であるためだ。
家族が殺されるかもしれない。友が殺されるかもしれない。
朝なんとなく挨拶を交わした誰かが、夕には肉片になっているかもしれない。
それが怖い。

逆意。殺戮者でさえなければ、俺から敵視する理由は薄い。
今回のように、あちらから襲って来れば違うが。

626『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/11(水) 00:04:14
>>625(青田)
(レコーダーの『アンテナ』を『送信』していない為、
 現時点で、エイノーの声は聞こえていない)

アーントの言葉は、
『ヤング・ダイヤモンド』への裏切りとも取れる。
果たして、このやり取りを送ってしまってよいものか。


「……私たちは、『黄金町の制圧』を命じられています。
 ですが、どう『制圧』するのか……
 何をもって『制圧』とするかは、聞かされていないんです」

「ですから……
 『ヤング・ダイヤモンド』はそれぞれが考え得る、
 『制圧』を実行している状態です」

「中には、『ダイヤモンド・ナイン』そのものを
 『制圧』することを目論む者もいます。
 正面衝突は『本国』に禁じられていますが、ここは極東の地。
 互いを牽制することで、危うい均衡が保たれています」

「今、『小角 宝梦』はそのさ中にいます。
 ルンクスは小角を含めた黄金町の『ジニ使い』が、
 自分を調べるだろうと予測していました。
 その為に姿を消し、『嫁』を用意した。
 強力すぎる……『イル・ソン・パティ』の確保を、
 『自分を攻撃した』という理由で正当化する為に……です」

「その『嫁』の一人はあなたが倒しましたが、
 スヴァルトが残っています。
 彼は排斥主義者です。従わなければ、容赦なく命を奪う。
 小角が従うまで死体を増やすでしょう」

「フライスを説得できなければ、確実にそうなります。
 彼は……『ヤング・ダイヤモンド』で最強の『ジニ使い』です」

627『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/11(水) 00:11:27
>>625-626(青田)

夢中になって話したことに気付いたのか、
アーントは顔を両手で隠す。
『オカ』の赤土に隠されているが、赤面しているのかもしれない。

「私は……『武力』による制圧は、
 長期的に見て問題があると思っています」

「日本と『ヨハネスブルグ』では、命の価値がまるで違う。
 互いにそれを認識しなければ、対立は終わりません」

「この町の命を奪わない……
 『敵』でない限りは、そのつもりです。
 特に戦う力を持たない者に対しては。」

「……フライスにも、そうあって欲しい。
 冷徹な独裁者にしたくないんです……」

アーントが、青田を見つめる。
これで主張は全てらしい。
後は、青田が彼女を信じるか信じないか。
或いは、利用するかしないか──だ。

628小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/11(水) 12:43:51
>>623(GM)
>>624(エイノー)

ルルル・・・・
                     ──『NO』

小角としても、フライスと会話を続けている場合ではない。
つまり、もっと、調査を――

(……い、入り口はあるはずだ! 拠点からそう遠くない位置に!
 そうでなくとも、きょ、拠点の範囲は絞れているんだ……
 しかし、考えなくては……よりウィルくんたちがたどり着きやすく――)

                 ────ゴ !!

「――うわっ!?」

突然の、凄まじい風。
さらには、スヴァルトの蹴り。

「な」

      「何だと……」

      ・・・・状況はどんどん悪化している。

(まずい。このままでは……愛川さんが……
 い、いやそれだけじゃあない。みんなだ、みんな死ぬ。)

(こいつらを倒す……そ、そんなこと、できるのか?
 わたしは戦力外、ほかのみんなは大けがだ。向こうは二人とも無傷……まだ、あと何人来るかもわからない……)

ではどうすればいいか。それはフライスが言っている。
小角を――『イル・ソン・パティ』を差し出せばいい。

「……! よ、よせっ、エイノー先生!
 とっ、とてもじゃあないが勝てるとは思えない! よすんだ!!」

エイノーの攻撃行動は、無理やり引っつかんででも止める。

ここまで来て死なれてたまるか。
それどころか、もし愛川や紫まで攻撃でもされたら、最悪以上だ。

         ・・・・状況はヨハネス側に完全に傾いている。

「…………い、今敗けているのは……事実として認めるしかない。
 われわれにできるのは……ど、どれだけ被害を小さくするか……それだけだろう。」

(……つまり、わ、わたしが……やつらの軍門に、下るしか! …………それしか、もう、ない……みんなが生き残るには……)

           (いやだ! みんなが死ぬのもいやだ! 絶対に! でも、どうすればいい……!?)

「…………ど、どうしても……どうしてもわたしの身柄がいるのか……? ほ、他になにか、み、見逃してくれる方法は……?」

話しかける相手はフライスだ。
スヴァルトには何を言っても無駄だろう。

……小角には、自分から身を進んで差し出せるほどの勇気はない。

勇者ならばそうするのだろうか?
だが、小角は探偵だ。探偵を目指す意志だ。

(我が身を優先するのは……愚かだろうか? 情けないだろうか?
 それでも……こ、こいつらの軍門に下るのは、死ぬのは、い、いやだ……!)

だから『交渉』を持ちかける。
勇者ではないからこそ、『悪』に交渉を持ちかける。

どう考えても交渉の余地は無いように思えるが……大人しく身を捧げるよりは、意味がある。

629高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/11(水) 21:21:22
>>623
風圧を歯噛みしながら受ける。
コレは……『戦う』という方法では完全に『詰み』だ。

……しかしそれで護衛を諦めるわけにはいかない、
いつかの本体を操ってた『アイツ』の時のように……
あがけるだけ、あがきたい
というか、あがくしか道が無い。なんてことだ。

……せめて愛川を拾い上げ、パートナーチェンジの『不滅』化をさせたい。
あちらの怪我はこちらよりはるかに重篤だ。


「ふ、『フライス』……」

言う。せめて何かこいつらを引き下がらせる方法をと、探りながら。
そうだ、レコーダー。何か今言っていたはずだ。

「アナタ達、一枚岩じゃない……のよね。
 それで彼女を手中に収めるのは『誰が』しようっての……?」

630青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/11(水) 21:50:49
>>626-627
驚いたような表情で動きを止める。
これは。先ほどのそれは兎も角、これは俺に話していいこととは思い難い。
そう思いながらも、内容の理解に徹してしまったためか、解除が遅れた。

――レコーダーへの聴覚情報送信を停止する。
(借り1、それもかなり大きい)

「……それは、言ってしまってよかったのか?
もし君が今の情報を流したことをその……フライスという人が知ったらどうすると思う?」
現時点、すでに別口で動いている存在が居る事は認識している。屋外の虐殺者がフライスもしくはスヴァルトだった場合、
この近く、もしくは『イル・ソン・パティ』を行っている場所の近くに居れば、この会話は筒抜けとなる。
もし俺の不信が原因でアーントが危機に陥るような事はあって欲しくは無い。

今はまだ、信用している相手なのだから。

631紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/11(水) 22:52:03
>>623

   「痛っ」「…………」

……無言で、『アルコールランプ』の解除を行う。
破片が手に刺されば痛いし、体の中に入ってしまっては色々面倒だ。

      (……別に『貴方のスタンドは遠隔操作型だ!』なんて言ってないんですがね、こっちは。
       自己顕示欲。あるいは深い敵意。――――ああ、本当に邪魔だなぁ、この人は!)

しかし、まぁ。
……仕方のない状況では、あるか。
下では青田が『アーント』と邂逅しているようだ。その邂逅がどう転ぶかもわからない。

      (――――『今日』ですか。彼らが私の『死』なのでしょうか)

いつ死んだって悔いはすまい。そう考えて生きてきた。
今日か、明日か、何十年も後か。それだけの違いだ。
だが、『死』の影に何が無いとも限らない。
視線をスヴァルトに踏まれた右手に落とす。靴で隠された『クエスチョンマーク』。
靴で見えなくなったからって、その刺青が消えてなくなるわけじゃない。最後まで『諦めない』。さぁ、歩を進めよう。
視線をフライスへ。スヴァルトは、意に介さなくていい。ひとまず喋ることができればそれでいい。

   「少しだけ疑問なんですが――――貴方たちは、『イル・ソン・パティ』に何を聞きたいんですか?」

   「『イル・ソン・パティ』は確かに強力なスタンドです。
    が、貴方たちほどの組織力があれば大抵の情報は仕入れられるし、ましてや仲間割れの危機を甘受してまで確保するものとは思えない。
    とすると、その『リスク』を鑑みてなおも確保したいほどの『目的』があるのでは?
    なにか、多少のリスクは承知の上で解き明かしたい『謎』があるのでは?」

   「交渉がどうというよりは、単純に引っかかるのです。
    あるいはそれは、冥途の土産にも余るほどの重大事項だと言うのなら、それはそれで納得します。
    もちろん、そんな大仰なものはどこにもなくて、ただその調査能力が欲しいというだけのことでも納得はしましょう」

632『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/11(水) 23:40:04
>全員
レコーダーの青田の声は、全員に聞こえた。
だが、しっかりと聞こえたのは青田の声だけで、
その相手の声は、風の音に掻き消され、よく聞き取れなかった。

様子から察するに、フライス、スヴァルトとも
青田の声しか聞こえなかったようだ。

即ち、「青田がアーントと会話している」という情報だけが手に入り、
通信は途切れた。

>>624(エイノー)
かすかに聞こえるアーントの声に気付き、青田に告げる。
ほどなく、レコーダーは沈黙した。
エイノーの警告が効いたのかもしれない。

          ドギュ! シュバ!

『フィストフル』が接近し、スヴァルトの足を狙う。
だが、スヴァルトはいち早く足を引き、これを回避する。
そのスピードは、『フィストフル』にも等しい──

そしてゼロ距離からの『闘乾熱風』を想定していたエイノーは、
己がスタンド自身に異常を覚えた。

両肩の『カートリッジ』が破壊されている──いつのまにか。

              ガ バ ッ !

                  プロフェッサー
「まだやり足りないってか・・・・『教授』?」
                            「待て、スヴァルト」

声音を落とすスヴァルトを制するフライス。
その間に、『フィストフル』は紫と愛川の二人を抱き、
小角のもとに合流させた。

愛川の状態は明らかによくないが・・・・
そこに高遠が近づいてくる。

>>629(高遠)
高遠の脳裏を過る、『殺し屋』の怪物。
──この二人の圧力は、それに匹敵するものだ。
今、下手に動けば、間違いなく誰かが犠牲になる・・・・

エイノーが合流させた愛川の傍に寄り、
彼女の手を取る。
『踊り手』が代わり、愛川が意識のないまま立ち上がると同時に、
高遠はその場に崩れ落ちた。
折れた足に加え、体中が筋肉痛だ。まともに歩くことも出来ない・・・・

フライス:
「──それだ」

高遠の言葉に、フライスが興味を示した。

「誰もが小角を欲しがるが故、彼女の存在は『火種』になる。
 それに・・・・問題は他にもある」

>>630(青田)
急ぎ、『聴覚』の送信を止めたが、
ここまでの情報は流れてしまった。
果たして、このことが吉と出るか凶と出るか。

アーント:
「信頼を得る為には、まず与えよ、です」

にっこりと微笑む。
見る限りは、裏があるようには感じられない。

「それにフライスは、私を理解しています。
 彼は、私の幼馴染ですから」

彼女が出すフライスという名前に、
ことさらに特別な雰囲気があるのは、これが理由らしい。

「『ヤング・ダイヤモンド』は組織ではありません。
 互いに鎬を削る、ライバル同士。
 スヴァルやルンクスの暴虐が許されるように、
 私がこの町の住人と交流し、情報を出すことも許されます」

「仮に許されなくても──私は、誰にも負けません」

633<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

634『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/12(木) 00:10:16
>>628(小角)
状況が状況だ。
ひとまず調査の手を止め、小角はフライスに問う。
『イル・ソン・パティ』の質問猶予は『1分』。
多少会話をしても、『テーマ』は持続できるはずだ。

エイノーを止めようとする小角だが、
悲しいかな、スタンドを止める手立てが小角にはない。
『フィストフル』の攻撃は空振りし、
愛川と紫を合流させることには成功したが、
スヴァルトとの間に緊張が高まる──

間違いない。
この状況を突破できるのは──『武力』以外の『力』だ。

スヴァルト:
「ハッハ! 『金の鶏』を逃がす馬鹿がどこにいる」

フライス:
「『待て』と言っている──スヴァルト」
「『金の鶏』は『卵』を産んでこそだ。
 解決すべきの問題は複数ある・・・・『火種』にもなる。
 抵抗があれば殺すべきだが、無駄に手札を減らすのは愚かだ」

                              「・・・・・・・・さて」

フライスの目が、小角を見つめる。
少女の瞳を覗くような、その知性を確かめるような眼差しだ。

「おまえを解放するという選択肢は『ない』。
 野に置くには危険な『ジニ』。ルンクスとの敵対。
 私自身も、その能力には興味を惹かれている」

「おまえは野に転がった『宝石』だ。
 ただし価値がありすぎる──その為、争いを呼ぶ。
 『ヤング・ダイヤモンド』の調和を乱すくらいならば、
 ここで始末すべきだ──後腐れもない」

「だが・・・・私はまだ、迷っている」

「どちらでもない解決策が存在し、
 おまえ達がそれを提案するなら、何かしらの『譲歩』は約束しよう」

交渉の余地は──『あった』。
フライスは結論をまだ決めていない。
もし決めていたならば、こうして話も出来ていないはずだ──

>>631(紫)
さらに深く破片が食い込む前に、ランプを解除する紫。
そこに『フィストフル』が突っ込み、
スヴァルトには避けられるも、愛川と紫を小角のもとに合流させた。
──これで、この『野蛮人』に余計な邪魔をされずに済む。

愛川は高遠が『踊り子』にした。
その様子から、怪我の進行は止まっているようだ。
救急車が来るまでの時間は稼げるだろう。

手の甲の『?』を確かめ、そして窓際のフライスと対峙する。
男が自分にとっての『死』そのものだとしても、
それを受容するかどうかは、話が別だ。

紫の質問は、フライスにとっても意外だったようだ。
紫の言葉に乗るように、フライスは口元を緊張させ──そして緩めた。

「・・・・・・・・・私には、ある。
 内容については言えないが、
 『イル・ソン・パティ』を必要とする『謎』を抱えている」

「他は・・・・単純な『優位』の為だろう。
 『ジニ』の戦いにおいて、情報戦は死活を分ける。
 何より、『ヨハネスブルグ』には、こういった能力が極端に少ない」

635高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/12(木) 00:45:38
>>632
「ぎ  ……ぅ……!」

不滅化から解除された己に帰ってくる痛み、
パートナーチェンジを行う時点で覚悟はしていたつもりだったが、
『骨折』はやはりヤバイ。

倒れこむことになるだろうが、位置的に背中から倒れられれば
顔を、体を動かしてフライスの方へ目を向けられるだろうか。

(『ティーヌ』さん、その子を、少しでも安全な場所へ……!)

戦闘の意志は無いがかと言って解除はできない。
愛川を伴い攻撃をしないことを示すとともに
筋肉への負担を減らしたいため無理の無い遅めのテンポで、
フライススヴァルトからできるだけ遠ざけるようにする。

治療ができないならせめて悪化を食い止める。生き延びる算段は有るはずだ。


「『火種』と……『問題』、どんな……?」

こういうときは余計なことをいわないのが大切だ。
……相槌をうって、相手の会話を引き出したい。

636エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/12(木) 00:50:09
>>632>>633
「淑女の手を踏むのは良くないよスヴァルト氏。
『それだけの事』だよ。もっとも貴君が『それ以上』を
 望むならまた改めて『対応』するがね」

上着を脱ぎつつ『クレモンティーヌ』と踊る愛川に近付き
『F・O・Q』でシャツを破き代用包帯を作りそのまま
愛川の止血処置をさせる。

「我々も『協力できる事はないか』と問うたつもりだがね
 フライス氏。貴方が『何を欲しているのか』まで察せと?」

とりあえず『条件』を絞り込むくらいの問いはできるだろう、
『親切に回答するか』はまた別にして。

637青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/12(木) 01:08:27
>>632
成程、とそう思う。ヤング・ダイヤモンドは内ゲバに走っているというのは事実だろう。
でなければ対ルンクスを考えている俺にここまで情報を出すとは思えない。
そして、言われていないことだが恐らく、内部には派閥と呼べる集団も存在する。
フライスを頭とした集団がそれだ。アーントはその一員と言える。フライスを信頼してほしいと言ったのはそれだろう。

「それなら良いが……」
聞かれても問題ない、という言葉にそう呟く。

(加えてそうだな、このヤング・ダイヤモンドも決して最上層ではなく、より上の立場の人物が存在するらしい。
語り部か、『ダイヤモンド・ナイン』という何らかの集団か。
それからそうだな、『本国』というのはヨハネスブルグの事で間違いないだろう。
ヨハネスブルグからの留学生、という形で来たしな)

しかしこう、誰にも負けない、はそうだな。
――多分ヤング・ダイヤモンドの全員がそう思ってるんじゃなかろうか。
特に根拠は無いが、そんな気がする。

638紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/12(木) 01:09:50
>>632-633

   「――――やはり。他に手段が無い訳では無いにせよ、殺すには惜しいと考えているわけですか」

後者については、『出来れば欲しい』ぐらいに認識しておくが。
相性云々を考えるには、こいつらは『強すぎる』。
それでも『ハメ技』のようなスタンドもある以上、情報を手にする手段は手元に置いておくに越したことはないということだろう。

   「ともあれ、そう。
    貴方たちは『イル・ソン・パティ』を使いたい。手元に置きたい。
    だが、有用であるがゆえに騒動の種になる。放っておくことはできない。
    かといって殺してしまうのももったいない。使用者の意志が重要な能力でもある」

   「……ちょっと失敬。『助言者』を呼びますので」

ぶつぶつと、独り言を続けるように。
そうして思考を整理しながら、一言断ってから『憑依』を解除。
改めて『アームチェア・トラベラーズ』を発現し、『探偵降臨』―――――『シャーロック・ホームズ』を、安楽椅子に降ろす。
彼については、説明するまでもないだろう。
世界で一番有名な名探偵。頭脳明晰なるシャーロック・ホームズ。

   「――――『白い糸巻き』の量は膨大だ。
    ここから一本の『緋色の糸』を見つけるのは、中々骨が折れそうですが。
    『ホームズ』。かつて私の全てであった人。貴方の意見をお聞きしたい」

彼に『助言』を請う。
『我々がこの状況を切り抜けるためのカード』は何か。鬼手たる提案はどこにあるのか。
道筋を示せとは言わない。ただ、一筋の灯りが欲しい。この暗闇で、手に持つべき松明が欲しい。

639<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

640小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/12(木) 06:46:25
>>634(GM)

「…………っ。」

話す余地は……あった。目をいつもより丸くし、すぐに戻す。
エイノーにはハラハラさせられたが、結果的には『成功』だったか。

ここからは知能の――あるいは弁舌の戦い。
スタンドには触れることもままならぬ小角が何かを出来る場。

「か、解決策……第三の、手か。
 ……そ、その言葉! 嘘じゃないと信じさせてもらおう……!」

「そして、か、考えさせてもらおう。
 きみが……納得するような、『解決策』を。」
  
       (……よ、よかった。
        死ぬほど恐ろしいが、話せる奴だ……!)

ならば、信じなくてはならない。
そして、考えなくてはならない。

調査は……やはり、今は行えない。
もし気に障られて、交渉が決裂したら、とりあえず得た情報すら水の泡。

「そ、そのための時間は、少しくらい、いただいてもいいのかい……?」

「もちろん、よ、余計な真似はしない。
 考えるだけだ。どうせわたしには、余計な事は出来ないけど……」

思考には、時間がいる。
フライスから目は逸らさない。確認する。

『小角が野に放たれる(解放される)』
『スタンドが、フライスの納得できる形に落ち着く』

――そういう手段は現状、思いつかない。
小角と『イル・ソン・パティ』は一つ。切り離せるものではない。

          (……どうにかしてイルソン君を……
              フライスが気に掛けないような状態にできないか……?)

少し俯きがち、顎に手を当て、考える。
聞きたいことは高遠が聞いてくれている。

            ・・・・自分は、自分の頭で考えねば。

641『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/13(金) 23:04:01
>>635(高遠)
全身を襲う骨折の痛みと筋肉痛に、
芋虫のように床で体をよじる。

愛川を『パートナー』とした『クレモンティーヌ』は、
高遠の指示に従い、カバの出てきた穴へと身を潜らせた。
隣室で踊っている限り、即座に攻撃はされないはずだ。
もっとも、その間、高遠は限りなく無防備になるが・・・・

フライス:
「『イル・ソン・パティ』には不確定な要素がある。
 参加者が自身の意図を持てば、その結果を改竄できる──
 つまり小角が偽ろうと思えば、『真実』は得られない」

「人質を取ればいいだろ。
 親や恋人の命がかかれば、ふざけた真似は出来ん」

「かもしれない。
 だが、そうはならないかもしれない。
 それでは『不確定』だ──
 他に『真実』を知る手段がなければ、
 『イル・ソン・パティ』の絶対性は損なわれ、価値を失う」

>>636(エイノー)
スヴァルト:
「・・・・淑女?
 己の立ち位置もわからん奴は、家畜にも劣る。
 豚小屋の豚の方が、まだしも礼儀を知っている。
 今のはただの『しつけ』だ・・・・
 おまえも『豚』か? 人に扱われたければ、身の程を知れ」

辛辣な台詞を叩き付けるスヴァルト。
知的だが、激しく『好戦的』──
敵意をむき出しにしている点が、フライスとは異なる。

「私は意見を拒まない。
 協力してもらえるなら、対価も払おう。
 それは暴力では決して得られないものだ」

フライスは、各自に状況を説明している。
エイノーにも、およそ問題の輪郭が見えてきたはずだ。

愛川は『クレモンティーヌ』が隣室へ連れて行ったが、
踊っている間は出血も止まるらしい。
止血する必要は、ひとまずないかもしれない。

>>638(紫)
「──理解が早いな。その通りだ」

フライスが静かに微笑む。
一方的な暴虐の現場でなければ、
思わず親しみを覚えてしまいそうな、そんな表情だ。

紫は『明智小五郎』を解除し、
『安楽椅子』に新たな探偵、『シャーロック・ホームズ』を降臨させる。

「・・・・困難な状況のようだね」

流石に知っているのだろう・・・・
『ヨハネス』の二人が、揃って声を漏らした。

「『知恵』か・・・・ふむ」

               フ ワ

小さな『探偵』が紫の耳元に飛び、囁きかける。

「・・・・『時』を稼ぎたまえ。
 『棚上げ』は人類の知恵だ。
 その為の『ルール』こそ、『平和』の正体だ」

>>640(小角)
「それでは、救急車がここに到着するまで、
 我々は待とう」

フライスの提示は、決して長い時間ではない。
せいぜい『5〜10分』・・・・『15分』は望めまい。

「使いたければ、
 『イル・ソン・パティ』を使ってもいい。
 ただし質問は我々にわかるようにすること。
 でなければ、使用は許可できない」

自身の自由は、自分の頭脳で勝ち取らねばならない。
小角は顎に手を当て、沈思黙考する──

>>637(青田)
(GM注:『ダイヤモンド・ナイン』は『ヤング・ダイヤモンド』の別称。
 混乱させたことをお詫びする)

アーントの言葉を元に、想像を広げる青田。
短い時間だが、『ヤング・ダイヤモンド』と『ヨハネス』の
内部構造の情報を得ることが出来た。

「それでは……行きませんか?
 その、出来れば、他の『ヤング・ダイヤモンド』が
 来る前に、話を収拾したいですから」

642青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/13(金) 23:23:07
>>641
それでは、レコーダーを通して再度聞こえるよう発言する。

「……解った。他の連中の横槍までに合流した方が良いな。
やっている場所は……解ってるんだったな。
一応聞くが、付いて来るか?」

送信の目的は、『アーント』が訪れるよ、という情報の共有だ。
どう関わるかを問わず、この思考の持ち主とは皆で接触しておいた方がいいと考えた。

アーントの方はさっき先に行ってますと言っていたし、問題なくエレベーターより先に辿り着けるのだろう。
付いてこないようなら、一人でエレベーターに乗り教室に向かう。
ついて来るようなら……まぁ、それでもエレベーターで教室に向かう事に変わりはないだろう。

「……と、その前に。解っているのかもしれないが」
一応、自分の連絡先を書いた紙を渡しておく。無論、一方通行で構わない。
それにまぁ、ルンクスにうっぱらうとかそういう無粋はしないだろう。

643小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/13(金) 23:59:33
>>641(GM)

「……わ、わかった。
 それまでに……何とか、お、思い付こう。」

     ス

――盤面をなでる。

(……どうあれ、きみとわたしが協力できるのは、今日までか。)

自分の身を守るためには、手段はどうあれ『全能』とはお別れだ。

「わ……」

ホームズに声を漏らしたのは小角もだ。
とはいえ今はそんな場合ではない。引き締める。

     ・・・・思考を続ける。
         命が、『探偵』という未来がかかっている。

(考えろ……イルソン君が弱くなるか……
 あるいは、フライスが欲しくないような状態になる方法は……!?)

(時間を稼ぐ……ほ、ホームズは一体何を言ってるのだろう?
 時間……い、いまはもう、10分もしないうちに救急車が来ちゃうのに……)

自分の能力は強大だ。

「あ……ひ、一つ思いついた。
 イルソン君がずっと使えなければ、それでいいのなら。」

しかし重大な、枷がある。それこそが『テーマ』だ。
テーマのみが質問を縛る。恒久的に弱体化する手段でもあれば別だが――

「い……一週間ごとに、『テーマ』を『全部』にする。それから、即座に解除する。」

           「……誰が確認するかの、問題はあるが。
            しかしこれならイルソン君はないも同然だ。」

穴だらけの稚拙な案だ。完全な自由でもない。
しかし、小角が思いついたのは今、これくらいだ。

穴を埋めることは出来るかもしれない。ここには人がいる。
あるいは、別の解決策を思いつくこともあり得る。

644高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/14(土) 00:23:38
>>641
スヴァルトが怖いが……やむを得ない。

とりあえず愛川のボディがなんとかなってる以上
こちらの身をなんとかしておきたい。動くかな……

……動かなそうであればどうするか。
クレモンティーヌで本体近くには飛び込める位の位置をキープさせてもらおう。


「真実を知る手段は……そもそも知るために
 『イル・ソン・パティ』を使うわけだし、確実に協力するという確証
 ……これがなければ手元に置いても正確に運用できない、と」


「『確実な協力』……『ルンクス』ならソレが出来てしまうと?」

『花嫁化』。という言葉が脳裏をよぎる
ルンクスを調べた以上に、スヴァルトの言う渡せねぇってのは、そういう事も含むのだろうか。

645エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/14(土) 01:01:08
>>641
『クレモンティーヌ』と愛川を見送り小角に語る。

「小角君『また』情況が変ったので『初心』に帰ろう。
『スヴァルト氏』に関する質問から再度『ルンクス氏』について
 問おう。そこのフライス氏とスヴァルト氏とも『共有』できる内容で」

生憎まだ『フライスの真意』まではわからない。
ならばヤング・ダイヤモンドの『一枚岩ではない情況』から
『こちらにも利益のある推理』をしてもらうのが合理的だろう。
『ついで』でスヴァルトを『鼻で嘲笑う』。

「『飼育』を知らずに養豚をしようというのが間違いだよ。
『獣』なら黙って狩りを続ける方が合理的な筈だが
 フライス氏が『優れた飼い主』という事かね?」

すこぶる『安い挑発』だがそれなり意味はある。
まず「スヴァルトという『個人』の価値」そして「フライスの『器』」の
測定だ。
実は『スヴァルトの能力』は少し理解できる。
だがスヴァルトという『使い手』にはまだ『底』があるかもしれないし
フライスの『寛容』もこの程度で尽きるなら『知れている』、
小角達の『調査』とは別に自分もこの2人を『計らせて』もらおう。

あと両肩の破損したカートリッジを『解除』する。
勘ぐられればきりがないが『武装解除』と言えなくもないし
『再装填』が必要な推移があれば『邪魔』だ。

646紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/14(土) 01:12:42
>>641

    「……なるほど、道理です」

それは奇しくも、先ほど紫がフライスに提起したものと同じ『助言』だ。
『保留する』、『棚上げする』。時にはそれが必要だ。
そしてそれを取り決める『ルール』が必要だ。『和平条約』とはそういうことだ。

    (短期的なもの……というよりは、長期的なものか。
     『救急車が来るまで』という刻限は、ある種絶対的で覆しようがない。
     愛川ちゃんの命にもかかわってきますしね)

となると、さて。

    「…………条件付けのために改めて確認したいのですが。
     貴方たち『ヨハネスブルグ』の、『黄金町』における目的は?
     そして、『黄金町』を見越した上での最終的な、将来の展望は?」

    「差支えなければ、答えられる範囲でお聞かせ願いたい」

647高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/14(土) 01:39:06
>>645
今更この状況で刺激する真似をされてほしくないので
クレモンティーヌは側に戻し、
もしこれらを言い出したら途中でクレモンティーヌ(物理)でちょっと黙らせることにする。

足払いでも何でもいい。

648『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/14(土) 02:16:25
>>642(青田)
「……いえ。
 後から追いますので、どうぞ」

視線を逸らしながら、繰り返すアーント。
何か理由があるのだろうか?
いずれにせよ、今の青田の発言は仲間に届いたはずだ。

アーントに連絡先を渡すと、
女は嬉しそうにお礼を言い、自分の名刺を返してくれた。
連絡先が書いてあるが、住所は書かれていない。
肌の色と同じ、赤い名刺だった。

青田はエレベーターで三階に戻ると、
急ぎ、会議室に戻る。
扉の前を見ると、すでにアーントが待機している。
青田より先に入る気は、ないらしい。

>>643(小角)
自身のスタンドとの決別を含め、身を守ることを考える小角。

『テーマ』を使用した『一週間』の利よ制限を利用した、
『イル・ソン・パティ』の封印を提案したが、黒人二人は歯牙にもかけない。

「自分を生かすため、それだけの提案だな。
 我々にメリットがないのなら、息の根を止めた方が確実だ」

「おまえがルンクスの『嫁』にされて、
 『一週間』後に言いなりになってる姿が目に浮かぶ。
 あいつは文字通り、『何でもあり』だからな」

>>644>>647(高遠)
その通り──二人のアフリカ人が、同時に首肯する。

エイノーの挑発を察知した高遠は、
『クレモンティーヌ』を呼び戻し、一発くらわせておく。

>>645(エイノー)
小角に語り、両肩の『カートリッジ』を解除するも、
スヴァルトに仕掛けた挑発は、勢いがつく前に
戻ってきた『クレモンティーヌ』の一撃を受け、『黙らされた』。

フライスは両者のやりとりを、黙認している。
こちらの寛容は、ある程度計れたようだ。

>>646(紫)
「我々に与えられた目的は、黄金町の『制圧』。
 制圧した上での目的は、各々が違っていて共通見解は『ない』。
 『制圧』の解釈次第ということだ。

「詳細が語られなかったことについては、
 その理解も含めて、『ヨハネス』本国が与えた試練ということ。
 私は、この町の統治が、いかにアフリカの未来に繋がるかを考える」

「だが、スヴァルトは異なる・・・・
 アフリカ以外の国は不要、というのが彼の持論だ」

「その通り。
 強者が生き、弱者は食われる。
 世界もサバンナと同じ、シンプルな存在だ」

>ALL
「……解った。他の連中の横槍までに合流した方が良いな。
やっている場所は……解ってるんだったな。
一応聞くが、付いて来るか?」

青田の声が、レコーダーから聞こえた。
今度は黒人たちにも聞こえたようだ。
あからさまにスヴァルトが不愉快な顔つきとなる。

649エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/14(土) 13:42:13
>>648
高遠には彼女の『思惑』がある筈でそれは『尊重』すべきだ。
フライスが『難敵』なのは覚悟していたのでむしろ
スヴァルトの『ツボ』の方に興味はあったがそれはまあ良い、
『次』もあれば紫の質問が的確でもあった。
とりあえずヤング・ダイヤモンドの対応は置いて座り姿勢から
再度小角に「『イル・ソン・パティ』の調査の再開」を要請する。

「青田君とアーント嬢がこちらに来ているらしい。
『状況が変化する前』にもう少し収穫を挙げないか?
 現状では小角君とそちらの2人を含めて
『誰のためにもならない』よ?大丈夫アーント嬢は女性だ、
 ルンクス氏『だけ』の『為にならない情報』なら喜ぶさ」

 少なくともフライスは小角の能力に『価値ある可能性』を感じている。
その『可能性』を事実と証明すればさしあたり『紛れ』で済ませる気も
あるらしいスヴァルトを掣肘できる。

650青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/14(土) 23:19:32
>>648
(赤土で構築されるヴィジョン、か?恐らく赤土が能力に関わってくるんだろうが)
そう思いながらも、アーントが開けないなら扉の所に行き、

「入るぞ」

と声を掛けてからドアを開け、
攻撃・抗議の類が無ければ入る。攻撃の類があるようだったら飛び退く。
何か変化・異変などはある?

651高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/16(月) 00:21:04
>>648
ちょっと悪い、と思いつつも、
結局蹴る瞬間に思ったことを訂正する気はない。


「最終的に、手中に収め統治する制圧がアナタ……フライスの考えで
 スヴァルトは……他の国は不要、つまりこの街、ひいては国を廃墟にすると?」

「……で、レコーダの向こうの人(アーント)とは話が合わないわけね」

スヴァルトに言ってみる。
何か引っ張り出せないだろうか。悪態でもなんでも。


……ここで相手を納得させるのに必要なのは、フライスやスヴァルトにも入手や
殺害をさせないことで恩恵が生じ、かつ火種とならないよう独立していられるようにする、そんな方法か。

「情報収集を請け負う『中立の者』として勢力を持つ……」

小角が、だ。これはどうなんだろう。どこから勢力を持ってくるのかという話は有るし
フライスも言った『確実な協力』かどうかの確証が無いか?
かと言って使わない、使わせない方策では抹殺される方が早くなってしまう。

有用性を認識させながら、入手を諦めさせる……ぬぅ

652小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/16(月) 23:09:18
>>648(GM)

「……ううむ。」

黙り込む。
メリット云々はともかく。

(『ルンクスに嫁にされたら終わり』――確かにその通りだ。
 わたしが仮にやつの言いなりになれば、どんなルールも意味はない……)

        (……イルソン君を、わたしが持っている限りは。)

それを考えると、奴が生きている現状、小角が解放される事はない。
どんな条件をつけようが、ルンクスが小角を嫁にしたら終わるのだから。

『イル・ソン・パティ』がなければ。
ルンクスが小角を嫁にしたところで、何も起こらないだろう。

(しかし、スタンドを今すぐ自ら手放す手段なんてあるのか?
 そもそもそれだって、こいつらにメリットなんかないじゃあないか……) 

       (……どうすればいい。
        質問をするにしても、何を聞けばいい……?)

スタンドの捨て方――か?
それも、ここにいるメンツで実行できる。そんなものあるのか?
あったとして、そこに何か、ヨハネスブルグ側のメリットがあるのか?

あるいは、ヨハネスを喜ばせる何か――か?
小角に出来ることといえば、質問でもさせてやればいいのか? 
しかし彼らは質問の真実性を疑うだろう。
第三者を介入させるわけには、もちろんだがいかない。適任者もいなかろう。

653紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/16(月) 23:11:41
>>648

      「……ふむ」

……困った。
『交渉』とは、『落としどころ』を見つける作業だ。
『小角宝梦を確保し、全員を殺す』という相手の要求。
『小角宝梦を引き渡さず、全員で生き延びる』というこちらの要求。
この矛盾した二つの要求の中で、『お互いに納得できる落としどころ』を見つけるのが交渉だ。
その『納得』には、武力による威圧なども含まれる。――――相手の反論を封じてしまえば勝ちなのだから。
イメージするなら『陣取り合戦』。
相手の防御の弱いところ、すなわち『弱み』や『利益』を見つけ出し、そこを攻める。これが交渉の基本なのだが……

   (……『飴玉』を、自覚していない。
    というか、『ヨハネスブルグ』共通の答えが無いんですね。
    大ざっぱな枠組み……それすらも共有できているか怪しいから、組織としての交渉が難しい……!
    フライス一人に交渉先を絞るにしても、彼自身思考が曖昧だから利益が読みにくいし……)

…………困った。
困ったが……それでも、前へ。

     「……とすると一つ疑問なのですが……」

     「『Mr.フライス』。貴方は『統治』。その方法と方向性は思案中。
      『Mr.スヴァルト』。貴方は『淘汰』。植民地化か、崩壊までさせるのかはさておき。
      そして、『Ms.アーント』。彼女は、いわゆる『穏健派』なのですね?」

     「ここまで各自の思惑がバラバラで――――となれば、『支配の過程』にもズレが生じてくる。
      それは現に、こうして『小角宝梦』の処遇について意見が割れているように。
      聞く限り、『Mr.スヴァルト』は無断で今回の行動に出ましたね? これだけ大規模な攻撃を!」

     「これでは組織として成り立たない。ともすればお互いに足を引っ張り合ってしまう」

まずは、『弱み』か『利益』を見極める。
提示できるかはさておき、そこからだ。そうでなければ、文字通り『話にもならない』。

     「――――どうして、この現状を許しているのでしょうか?
      多様性。それは結構でしょう。
      実力主義。それも結構でしょう。
      しかし――――貴方がたの『見解の相違』は、いくらなんでも非効率的に見える。
      どうしてこれを放置しているのでしょうか?」

     「もちろん、それも『スタンスだ』というのならそれで結構なのですが……」

654紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/16(月) 23:14:25
>>649(エイノー)

   「ああ、それと、エイノーさん」

エイノーに声をかける。

   「貴方……先ほど、ある種の『コピー能力』を披露していましたよね?
    可能ならば、『宝梦ちゃん』と『私』で試すことはできませんか?
    何かしら、打開の一手になる可能性はあります」

655エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/16(月) 23:28:42
>>654
「宜しい、では小角君と紫探偵、それぞれ順番に
 この『ディスク』を手に『私への信頼』を思って欲しい」

ディスク容量は『2つ』、遺憾ながら愛川の『スクリーム・ラウド・アウト』の
記録を『消去』した上で『胸部DISC』を紫達に差し出す。

656『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/16(月) 23:47:56
>>649(エイノー)
エイノーは、小角に調査の再開を要請する。

確かに、スヴァルトにとっての小角の能力は、
『確実に欲しい』というものではないらしい。
だが敵には与えたくはない。故に殺害の選択肢が大きい。

何らかの『実績』を見せれば、
或いはその天秤に変化が出るかもしれない。

「我々に確認できる方法であれば、
 ルンクスの『調査』を続けるのは構わない」

>>650(青田)
青田は一声かけて、扉を開ける。
続いてアーントも入室した。

『ヨハネス』の二人は、当然のように新たな参加者を受け流す。
レコーダーの声から、この展開は予想していたようだ。

「やはり話は進んでいないのね。フライス」

灰色の男に声をかけるアーントの口調は、
心なしか、姉のように強く優しいものに思われた。

「私の考えを先ず言っておくわ。
 私はあなたが、小角を始末する、というなら反対する」

「『ジニ』があっても、相手は子供よ。『戦士』ではないわ。
 人間として当然の感情を持たない人間に、
 未来のアフリカを委ねるつもりにはなれない」

「非情な選択が必要な時は必ずある。それはわかる。
 でも、それが今であるとは思えないの。
 問題は小角側なく、『ヤング・ダイヤモンド』の側にある。
 そこを解決せずに小角を始末しても、同じ問題はいずれ現れる。
 私は、そう考えるわ」

>>651(高遠)
フライス:
「・・・・・・・・・・・ほう」

高遠のつぶやきに、フライスが興味を示す。

「面白い発想だが、
 『スイス』を例に出すまでもなく、中立には『武力』が必要だ。
 それを、どうする・・・・?」

>>652(小角)
小角は迷い悩む。

>>653(紫)
スヴァルト:
「先進諸国は、何故手を取り合って、
 世界の発展に努めることが出来ないのか?
 その方が確実に効率的なのに・・・・という話だろ?」

フライス:
「そうだな。統治する手段があるなら、それが一番だ。
 だが、実際には『互いに手を結ばない』という不問律で、
 『ヤング・ダイヤモンド』は成立している。
 『核』を抱えた大国が、互いを警戒し、『少数派』にならぬように」

スヴァルト:
「おまえとアーントは別だがな」

アーント:
「私は彼を支持するけれど、
 妄信はしていないし、部下でも妻でもないわ」

スヴァルト:
「そうでなけりゃ、まずおまえらから潰されるからな。
 女って連中は、裏で何をするかわからねェ。
 『ブチハイエナ』の方が、よほど純粋だ」

アーント:
「・・・・・・・・少し黙っていて。
 この狭い部屋で、
 貴方の体臭を我慢するのも限度があるから」

 ゴ  ゴ
              ゴ ゴ      ゴ ゴ ゴ    ゴ ゴ

フライス:
「私から、その問いに答えよう、紫。
 確かに我々は組織として『未熟』だ・・・・成立すらしていない」 

「だからこそ、この町に来るよう命じられた。
 ──私の考えは、そうだ。

 本国の言う『制圧』とは、町のことを意味しない。
 『ヤング・ダイヤモンド』に結束力を与え、
 真の『ダイヤモンド』を持ち帰ること・・・・それが答えだと考える」

スヴァルト:
「磨きをかけて来いって意味だろ?
 汚れや余計な部分は『カット』してな」













>>651(高遠)

657青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 00:01:52
>>656
(何がどうなってるんだろう)

アーントは当然のように、あるいは当然に話に入っているが状況が良く分からない。
あと愛川が凄い事になっている気がするが、確か踊っている間は無事な筈ので一旦おいておく。

あれか、『イル・ソン・パティ』は危険だ、とそう言う事か。
情報型の中でも、俺のような感覚型とは異なる、その場では知りようの無い事も知り得る調査型だ。調べられたくない、という事か。

とりあえず、そっと先ほどの仲間内の誰かに声を掛け、状況と問題点を教えて貰おうとする。

658高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/17(火) 00:08:00
>>656
「こうして床にはいつくばっている身で言うのはあれだけども
 組織だって防衛にあたる企業もいる……にはいるわ」

……と言いつつ、この案件を持ち込んだときに
『ゲートブリッジ』は聞く耳を持ってくれるかどうか、ちょっと考えてみる。

流石に長期に渡る事は厳しいだろうか。
そうなるとこちらはあまり宛のない話ということになる。考えなおしだ。



>>657(青田)
「『降伏勧告』を出されたわ……小角は手元に確保したいが
 別に殺しても良い。他は抵抗するなら殺す。
 救急車が来るまでに『彼ら』の意志を覆す何かがでなければ実行すると言ってる」

659『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/17(火) 00:14:28
>>654-655(紫、エイノー)
『DISC』から愛川のスタンドを消し、
紫、小角のそれをコピーしようと試みるが・・・・

──『適合』しない。対象外のようだ。

660エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 00:16:37
>>656
「ここは切り替えて『ルンクス氏』の調査を続行して欲しい。
 フライス氏とアーント嬢の話で確信した、スヴァルト氏でさえ
 実際『均衡を崩すのはルンクス氏だと思っている』、
 そうだろう?『放火』に使う人間がいなければ『火種』は『火種』だ
『灯火』以上のものではない」

改めて小角を促す。
確かに3人のヤング・ダイヤモンドにはここにいる人間を殲滅しうる
算段も手法もあるのだろう。
だがフライスは「迷い」を口にし今「自己の練磨な成せるなら強奪さえ
必要はない」と言った。
アーントはとにかくこの場において我々とも共通する『人倫』を
重視する姿勢だ。
スヴァルトも「撤退するほど不利な状況ではない」から現状の機会に
乗っているだけで『今』この場で何もかもなし崩す気はないようだ。
(まあ高遠の制止で挑発を中断されたのは『感謝すべき好判断』だったろう)

ならばここは『ルンクスの所在の判定とその知識での対策』をフライス達に
立ち合わせて『やってしまう』のが良いだろう。
つまりは『この3人を当座ルンクスと同一視せずこの件において不利益を
もたらさない』証明でありかつ『この状況を貸しとしてこの3人の要求にも
一定範囲応じる』意思表明にもなるだろう

現在『確認中』だが
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408366443/741
エイノー個人でも『ある程度の予測』が可能であれば
「『観測者の観測』による不測の紛れ」も『取引所件』に使えるし
多少ルンクス相手の考察に今役立てる事もあるだろう。

661エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 00:28:06
>>659
>紫
>小角
「すまないね、流石に『特質』が違いすぎたようだ」

『不適合』により記録と複写がなされなかった『DISC』を
『F・O・Q』の胸にしまい紫に頭を下げる。

こうなると何とか小角と紫に『頑張ってもらう』他穏健にすませる
当てはない。
アーントを信用するとしてフライスは「迷っている」のだ、
ここでそれなりの『有益性』を提示できないと不仲であれスヴァルトの
「面倒事の除去」の方針に転ばれないとも限らない。

662青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 00:34:16
>>658
「……成程、そうか。有難う」

必要とあらば殺す、俺もそうするタイプではあるが、はてこの場合はどうか。
まぁまず確実に。ここにいるどちらかは利用価値を見出していると見える。『とっとと殺す』ではなく『死んでも構わない』程度で済ませている。

「……外注的立場となる場合、戦力ならある、と思う。
ヤング・ダイヤモンドの外注的立ち位置でルンクス以外の者の情報収集に協力し、代わりにヤング・ダイヤモンドからのみ守られる。
ルンクスを除外したのは『花嫁』化は無機物の女性にまで効果があると解ったからだ。洗脳されては『中立性』が保てなくなる。
情報源を抑えたい者は多いだろうが、同時にそうした者たちはその情報源が手を出せる位置から奪われようとすれば、奪われないよう守ると考える。
情報源としての『イル・ソン・パティ』を手放したくないヤング・ダイヤモンド、それが中立を維持する武力に……ならないか?」

どうも中立者、外注的立場として接する案に武力が足りないから難しい、というのが漏れ聞こえたのでぱっと思いついたのを提案してみる。
スイスには武力が足りないというのはまぁ、そういう事なんじゃなかろうか?

663エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 00:42:17
>>657(青田)
「そこのスヴァルト氏の介入で愛川君がいささか重症なので
 高遠君の『クレモンティーヌ』が『現状維持』を引き受けてくれている。
 あと紫探偵が一度外に放り出されたが無事そこのフライス氏と戻ってきた。
 ただ『何かしらの有益性』を提示しないと我々は『危ない』そうだよ。
 そこのアーント嬢が取り成してくれているようだしルンクス氏の情報狙いで
『調査』を再開できないか検討中、という所だね。そちらも大変だったようで
『安全』を確保できていなくて済まないが」

青田に現状を説明した。

664紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/17(火) 00:43:42
>>655>>659(エイノー、GM)

   「……ふむ」

    「スタンドの性質が違いすぎますか」

元より、こちらは情報収集に特化したスタンドだ。
戦闘型の能力である『フィストフル』とは、性質が違いすぎるのだろう。


>>656(GM)

    「……なるほど」

たった9人で国気取りとは恐れ入るが、理屈は分かる。
……スヴァルトのような極端な思想の奴がいれば、まぁいばらの道だろうが。
現にご覧のありさまだ。

    「正直上手くいってるようには見えませんがね、今のあなた方を見ると。
     あるいは『揉める奴はカットしてしまえばいい』とでも考えているのかもしれませんが」

少なくとも、スヴァルトはそう考えていそうだ。
いずれにせよ――――この不仲は、彼らの『課題』であるわけだ。
とはいえ、どう付け込んだものか。
付け込むにせよ、手札が足りない。

    「……『ホームズ』は、どこから攻めるべきだと考えます?」

要は『イル・ソン・パティ』だ。
だが、どう『質問』したものか。どこから『手札』を持ってくるべきか……可能性が多すぎて、見当がつかない。

665小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 00:54:17
>>655 >>661(エイノー)

「え? あ、ああ……わかった。」

『DISK』に触れてみる。

      (信頼……信頼か……)

(……エイノー先生は、つ、強い。
 少し危なっかしいけれど、戦いではすごく信頼できる……)

エイノーの――武力。
その点では、問題なく思えた。

          ・・・・しかし

「あれ……うまくいかなかったのかい?」

まあ、それはそれで、しかたあるまい。

>>656(GM)

「あ、青田くん……!」

もう一人は『ヤング・ダイヤモンド』だろう。
穏健派とは言うが、殺人集団の幹部だ。警戒すべき相手。

     (しかし言っていることは、まともに聞こえる。
      スヴァルトが突出しておかしいのかもしれないな……)

そこに、エイノーの指示。
現状明確な解決策は小角には浮かばない。

(高遠さんの案も……わたしに、戦力の宛てはない。
 刺青師どのは、こういうことには協力してくれない気がする……)

「……わ、わかった。
 今一度、ルンクスの調査を。それが、わたしの役目だからね……」

思考の方向を変えよう。
少しでも役に立てる方向に。

「『ルンクスの拠点である地下とは、元から黄金町にあった場所である。この考えは正しい?』」

「つまり……ルンクスの拠点。病院の西側にあるというそこは……
 ルンクスが自ら作り上げたのだろうか? それとも元からあった場所を、あるいは多少作り変えて……住み着いているのか。」

せめて、役目を果たすくらいは。
今度は声に出し、調査を行おう。

地下に、拠点がある。これは正しい。では、それは――元からあった地下なのか?
多少の増改築は『自ら作り上げた』には含まない。

つまり――

A.『ルンクスが作った地下』なのか?
B.元からあった地下の空間をルンクスが使用してるのか? ということだ。

(工事などを行えばさすがに近隣住民は気づくだろう……
 ルンクスの配下に、地下を作り替えるようなスタンド使いがいる可能性はあるが――)

666『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/17(火) 01:24:32
>>658(高遠)
フライス:
「『護り屋』のことか、『高遠 嶺]』」

男は、高遠の所属する組織の名前を知っていた。

「凄腕のスタンド使いを擁すると、噂に聞いている。
 それらを歯牙にもかけぬほど、我々は増長してはいない」

「だが、それはこの町と『ヤング・ダイヤモンド』と同じ構図になる。
 小角を護る側に対して、『ヤング・ダイヤモンド』が、
 それぞれ勝手に、波状の攻撃をかけるだろう。
 そして、それを止める手立てを私は持てない。
 『潰し合い』ではない競争、『奪い合い』だからな。
 『護り屋』がそれにも耐えうるなら、成立する話だが・・・・どう見る?」

>>660>>661>>663(エイノー)
改めて、小角をうながした。

『ヨハネス』の三人は、約束通り、調査を止めはしない。
互いを身内とは考えていない組織・・・・徹底した『個の集団』のようだ。

とはいえ、この短い時間の間にも、
彼らの人間関係は見え始めている。
フライスが主導権を握っている限り、話が通じないわけではなさそうだ。

青田に状況を説明した。

>>664(紫)
「君も探偵なら、『聴取』を疎かにすべきじゃない。
 『細かなことこそ何よりも重要だ』──」

「攻める・・・・ふむ。
 『平和』を望めなければ、それに次ぐものを求めるべきじゃないか?」

>>665(小角)
小角は調査を再開する。

>『ルンクスの拠点である地下とは、元から黄金町にあった場所である。この考えは正しい?』」
>「つまり……ルンクスの拠点。病院の西側にあるというそこは……
> ルンクスが自ら作り上げたのだろうか? それとも元からあった場所を、あるいは多少作り変えて……住み着いているのか。」

ルルル・・・・
                       ──『NO』

「便利な能力ねえ」

つぶやいたのは、アーントだ。

「・・・・でも・・・・・・・・」

>>657>>662(青田)
部屋に来たばかりで、状況が呑み込めない青田。
むしろほぼ理解しているらしいアーントに舌を巻く。
彼女は部屋の情報を伝え聞けたのだろうか?
それとも、この展開を想定していたのか?

「・・・・つまり、『ヤング・ダイヤモンド』の対立をもって、
 『ヤング・ダイヤモンド』から護らせる、ということか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・いい提案だ。
 だが、問題もある」

「一つは、やはり最低限の『武力』が必要であること。
 中心に据え、抑止の対象となるには、安定性も必須だ。
 日本に『自衛隊』があるように」

「もう一つは、『イル・ソン・パティ』の使用について。
 外注であれ『ヤング・ダイヤモンド』について調べた場合、
 当然だが調べられた側には『利敵行為』と映る。
 それは均衡を破る『火種』になり兼ねない」

「この二点を解決できるなら、傾聴に値する」

スヴァルト:
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

667青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 01:42:23
>>666
「では、その護り屋に護衛を依頼しつつ、ヤング・ダイヤモンド内部の事は調べない、或いは……。
ヤング・ダイヤモンド内部に情報を拡散する、と言うのはどうか?誰が何を調べたかを知らせれば、
潰し合いの為に『イル・ソン・パティ』を使えばそれを知られる事になり、
先ほどと同じように、敵対故に敵対に使えなくなると思うが。」

668紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/17(火) 01:52:00
>>666

   「ははは、一言喋るごとに命を削ってる気持ちでしてね。これが中々」

しかし、聴取。聴取、か。
まぁ先ほどからやっているといえばやっているが。
……ふむ。青田の案が有効そうな気はする。


>>667(青田)

   「でしたらその案に加え、『調査依頼は必ず電話で行うものとする』ってのもつけとくとなおいいんじゃないでしょうかね。
    そうしておけば、暴力で無理やり『規約違反』させるという手ができなくなる」

        「……ああ、『Mr.スヴァルト』については、スピーカー切って『筆談』するという方が安全ですかね?
         今の時代、『テレビ電話』なんて代物もありますし」

   「これだったら……こちらも『命』がかかってるんです。調査内容を誤魔化したりはできません。
    『嘘』と言うのは、遅かれ早かれバレますからね。『名探偵』のいるいないに関わりなく」

669エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 01:58:28
>>666
「青田君の提案について2点問いたい。『信頼性』についてだが、
 そちらにルンクス氏よりは穏健な契約系の能力者はいない
 だろうか?小角君にこの調査を除く『ヤング・ダイヤモンドへの
 不干渉』の言質を渡してくれるよう頼む事はできるだろう。
『武力』についてだが――――『期限』はそちらの知識で決めて
 くれて構わない、確か『あと9日』、期間内ないしは提示する
繰上げで『ルンクス氏の撃破』をもって示す、というのはどうだろう?
『別の証明』を求めるなら再考しよう」

とりあえず「確実にこちらに利益のある提案」からヤング・ダイヤモンド
3人に切り出す。
証明の方の不確実性はおいても最低限この3人とルンクスの
利害の共有程度くらいはわかるはずだ。

670高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/17(火) 02:01:00
>>666
案としてはそのセンが良いか。

「つなぎ自体は上に掛け合えば取れるはず。
 そうなると、青田さんの提示したことに
 フライス、アナタが返した2点がクリアされることには?」

今のところ一番有力そうに見えるのがそこだ……。

平和の次……『相互不干渉』とかだろうか?

671小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 02:10:48
>>666(GM)

ルルル・・・・
                       ──『NO』


「……!」

(ルンクスは……自分で地下空間を作ったのか!?
 ま、まさか手工事というわけもあるまいし……花嫁にそういう使い手がいるのか!)

まさか自作の地下空間とは。
こうなってくると『入り口』の調査は難しい。

(しかしいくらなんでも、地面に穴を掘って地下を作れるのか? 地崩れしたらどうする?
 そもそもそんなことをしたら、騒音や地盤のあれこれで、ばれるのでは……?
 能力か? しかし拠点を作るのは初期のはず。そのタイミングで、そう都合の良い能力の嫁がいるか?)

まあ、そこはそういう能力なのかもしれない。可能性はある。
推理に『スタンド能力』が絡めば、一気に迷宮入りだ。

(まあ方法はいい、ここは入り口の場所を調べるべきだな……
 自分で作ったなら、さすがにそう大きなものではあるまい。)

                ・・・・と。

「……な、なんだ。
 何か言いたいことでも……?」

『アーント』に反応する。

調査に何か思うところでもあるのか? 
だとしても、小角に出来る範囲をするしかないが。

「……『ルンクスの拠点は、黄金町に元からあった地下空間と繋がっている?』」

「仮に新しく作った空間だとしても……
 一から地面を掘るのは非効率だし、ばれやすいだろう。
 それなら地下から掘り進めて、新しい空間を作る方が賢明に思う。」

一応だが、元から――というのはルンクスが拠点を作る前から、ということ。

入り口は建物にはない。
つまり地表に入り口を作るなら、隠すのが難しいということだ。
ならば、入り口を地下に作ったと考える方が自然だろう。

672『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/17(火) 02:50:16
>>667-670(青田、紫、エイノー、高遠)

四人が提案する改善策を、一つずつ吟味するフライス。

「『護り屋』に頼めるなら、それが可能ならば『問題』はない。
 費用は私が出せる。未来の為の『投資』だ」

「情報の可視化に抑止力が期待できるか?
 電話のみに制限するのは『公平』という意味では確実だが、
 ルールの穴を潜ろうとする人間が、必ず出る。
 はっきりと『ヤング・ダイヤモンド』に関する情報の取り扱いを
 禁止する方が確実だ。互いにデメリットもない」

「『命』を対価に真実を得るのは、究極的には『不可能』だ。
 それが出来るなら、強引な方法は幾らでもある。
 信用がおけず、嘘が混じる可能性がある・・・・
 その方が、この提案においては有効だろう。
 その前提で利用する程度だからこそ、危険を犯すリスクが減る」

「契約を可能とする『ジニ使い』は『2人』いるが、一人は不在だ。
 もう一人の能力は、ルンクスと比肩する危険性を持つ。
 むしろ君たちにとって、最大限、警戒を払うべき人物だろうな」

「面白い提案だが・・・・
 現状に間に合わない以上、呑むことは出来ない。
 『護り屋』に頼む方が確実だ。
 だが、もし君たちがルンクスを倒したなら・・・・」

                                「無理に決まってるだろ」

「その時は、我々も認めざるを得ないだろう。
 この町の持つ『武力』を」

「──以上。
 この場で異論がなければ、この案を『ヤング・ダイヤモンド』に掛け合う。
 それぞれに公平であり、私とスヴァルト、アーントが賛同するなら、
 まず問題なく受け入れられると思う」


                   「異論なら・・・・あるぜ」
                                    「オレは・・・・『反対』だ」

和みかけた空気を凍り付かせる、スヴァルトの一言。

>>671(小角)
>「……『ルンクスの拠点は、黄金町に元からあった地下空間と繋がっている?』」

ルルル・・・・

                 ──『YES』


アーントは、言いづらそうに小角を見やり、口に手を当てる。

「あなたが今調べているのは、ルンクスの拠点・・・・そうよね?
 でもそれは、ルンクスの居場所じゃない。
 いくら調べても、拠点に戻る気がなければ・・・・」

「おい、教える気かアーント?
 こいつらの持ち金が尽きた後で、
 思い切り笑ってやるつもりだったんだが」

「私はそこまで悪趣味じゃないわ」

「おい・・・・フライス。
 『反対』といったのは、こいつについてだ。
 『護り屋』だろうが何だろうが、
 護衛対象自身に危機感がなけりゃ、どうとでも利用される。
 口の上手い女どもに懐柔されて、利用されるのがオチだ。
 その為の『保証』を、オレは要求する。
 きっちりと自分で判断し、仕事がこなせる・・・・その『証拠』をだ」

遠方から、救急車のサイレンが聞こえてきた。
期限は確実に、刻一刻とここに向かってくる。

「ルンクスの野郎は、とっくに国内にはいねぇ。
 『高跳び』してる・・・・奴のいつもの手口だ。
 奴の能力には、射程が『ない』。
 戦う必要すらねえ・・・・『逃げ続ける』だけで勝ちが転がってくる。
 胸糞悪い『ジニ』だが、厄介極まりない」


「──あの救急車が到着する前に、ルンクスの行き先を調べて見せろ。
 住所とは言わねえ。『国』がわかればいい。
 もし調査出来れば、オレが『ルンクス』に合わせてやる。
 出来なければ・・・・」

フライスとアーントを見やり、スヴァルトは残忍な表情を浮かべた。


「・・・・オレは敵に回る。
 『ヤング・ダイヤモンド』二人が相手だろうがな」

673ようこそ、名無しの世界へ…:2015/11/17(火) 03:09:16
>>672
ふむ、とスヴァルトの出題に顎を抑える。成程そりゃキツイ。だが。
「一案、南アフリカ共和国。二案、ナミビアなど南アフリカ諸国の何れか。取り敢えず『故郷』に引くとすればこの辺りか。
三案、プライベートバンクの信頼性が高いため金銭的問題が薄いスイス。
ぱっと思いつくのはこの位か?」

当てられれば問題は無いし、そしてそれは数打ちである程度補える。
ああ、先ほど拾った携帯で、ルンクスの携帯番号を確認する。何か特筆すべき点はあるだろうか?

674青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 03:21:39
>>673はミス。
>>672
ふむ、とスヴァルトの出題に顎を抑える。成程そりゃキツイ。だが。
「一案、南アフリカ共和国。二案、ナミビアなど南アフリカ諸国の何れか。取り敢えず『故郷』に引くとすればこの辺りか。
三案、プライベートバンクの信頼性が高いため金銭的問題が薄いスイス。
ぱっと思いつくのはこの位か?」

当てられれば問題は無いし、そしてそれは数打ちである程度補える。
ああ、先ほど拾った携帯で、ルンクスの携帯番号を確認する。何か特筆すべき点はあるだろうか?
また、ttps://itunes.apple.com/jp/app/xie-dai-dian-hua-zhui-ji-wan/id460832829?mt=8
を試してみる。もとより期待薄、あまり期待はしていないが。

675小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 17:39:30
>>672(GM)

(よし、これなら地下道なりを探せば……)

「それは……きみの言う通りだ。
 しかし、ルンクスは黄金町で今後も拠点を使う。
 それにだ、ここ数日にも、何度かは拠点を使って……」

ルンクスは明日この町のどこかを訪れる。
そして、数日前には黄金町内の拠点にいた、という。
黄金町内にいて、継続して拠点を利用する意志があるなら――

        ・・・・

            「……国外だと?」

それは――

「ば、ばかな……いや……そうか、それが一番、け、賢明はあるが……」

(もしそうなったら。どうしようもないから……
 はじめから、外していた選択肢……! ま、まさか。)

この調査は初めから――

(無駄だったのか……!?
 いや、明日には黄金町に来るらしいが……
 それに、定期的に帰ってきてもいるようだが……)

国外にいる時点で、いや、国外逃亡がルンクスの選択肢にある時点で追跡は不能だ。
『イル・ソン・パティ』は調査をする。しかし追う人間の足には、限界があるから。

「……き、きみが。きみが確実にルンクスを連れてきてくれる、方法はあるんだね?」

    (か、考えなくては。
     こう思うのは今日何度目だ?)

          (解決策はみんなが考えてくれた。
           わたしの調査は、全てにおいて無駄だった。)

                (そして今、結局のところ……
                 わたしの身はわたしが守るということか……)

     チラ

そういえば今、何時だったろうか?
自分の身は自分で守る。

        「……」

            ググ

眉間の辺りを押さえる。

「……『ルンクスの行き先は南半球の国家であると、わたしは考えている。この思考は正しい?』」

質問する。行き先とはもちろんだが『逃亡先』のことだ。

別に北といっても良かったのだが――本命はどちらかといえば南。
候補を完全に絞り切れるほど、情報はない。時間もない。山カンに賭けるより多くの候補を減らそう。

救急車はまだ、少し遠方だ。
あと一度か、二度は、調査機会はあると考えて自然だろう。

(不思議と、頭が回る。それほどわたしはしにたくないんだな。)

(それに……せめて、ウィルくんの依頼だけは達成しなくちゃ。)

今後生きる中に希望があるのだろうか?
調査道具としてでなく、自由の中で生きられる日は来るのだろうか?

「あ、あ……青田くん。
 モナリザは……ルンクスについて、何か言っていたかい?」

(しかしなぜまた、モナリザなんだろう?
 それもそういう能力だから、といえばそれまでだが……)

        「居場所はともかく……
         やつの動きをにおわせるようなことを。
         いついつにやつと会ったとか、そういうことを。」

……ホームズの言に従い、『聴取』する。
この中で、今現在唯一ルンクスの手先と会話したであろう彼に。

(大本命は――青田くんも言っているように、アフリカだ。
 しかし……どうにも、ひっかかる。本国とやらは多分ルンクスにも任務を課している。
 なら、任務の達成もせず、ウィルくんのために逃げ帰ったところで、庇護はないんじゃないか……?)

そう考えるに、本国に帰るのは……最善手を取りに来た奴にとって、完全な最善手だとは思えない。

質問回数は救急車が来るまでの時間と何ら関係ない。
ないヒントでも、聞けることは聞き続けよう。

(そもそも本当に国外にいるのか……日本は、北半球だ。)

                          ・・・・さて、どう出るか。

676青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 19:33:33
>>675
「モナリザは……君を確保したらルンクスが今夜、あるいはすぐ褥に来てくれる、という口約束をしていたようだった。
尤も、ルンクス側が本気だったかは解らない。本気だとしたら……飛行機を含めても今日中に来れる範囲である、
あるいはモナリザの本物があるフランスの可能性もあるな。」

(そして今は朝方、学校が始まっている時間だ。
『今夜』の定義にもよるが、暫定的に22時と考えると、かけられる時間は15時間、あるいはそれを切る。
最寄りの空港は中部国際空港。その場合ここまで車で飛ばしてもそれなりに時間はかかるし、
確保を確認したり、小角さんに能力を使用する事を考えたら、移動時間に加えて安全マージンを持つだろう。
よってフライト時間が10時間行っている国、という事は無いと思う。)
こうした考えから、
・ここまで中部国際空港から車を飛ばした場合の移動時間
・モナリザの上記発言時のおおまかな時間
以上二点を思い出したい。

677エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 21:39:33
>>672
「フライス氏の『公正』とアーント嬢の『寛容』そして
 スヴァルト氏の『提案』に感謝する」

ヤング・ダイヤモンド3人に誠意をもって一礼する。
そして部屋の全員に語りかける。

「今から私は1分ほど外す、『不安』なら好きに『保険』をかけたまえ。
 目的は『世界地図』か『地球儀』の確保だ。
 小角君、『質問』の初期段階を依頼したい。まず『ルンクスは
 北半球にいるか?』『ルンクスは6大陸にいるか?』
 ――――日本、イギリス、マダガスカル、スリランカ、台湾、
 キューバ、世界には『島嶼国家』もあるのでその確認になる。
 紫探偵、は小角君のサポートがあるか、青田君と、
『クレモンティーヌ』の操作と負傷に障らない範囲で高遠君にも
 お願いがある、『この5日』の航空便と船便の国際線をチェック
 して欲しい。できれば『韓国』と『ベイルート』の空港の発着便も
 お願いする。この『日本』と『直通便』を『毎日』往来させている
 国は多くないのでその2空港経由になるだろう。『船便』は
 行けて韓国と中国、せいぜいインドネシアだろう。小角君に
 頼んだ先の質問2つと併行で良いので頼む。私も地球の国
 全てを知っている訳ではない、そこからは持ってきた『世界地図』
 と『地球儀』で『当該国』を絞る」

了解が得られれば部屋を出て探し物を見つけて戻ってくる。
異論があれば先に聞く。
最悪スマートフォンの画像でも良いがせめてB4サイズで俯瞰できる
『国名入り世界地図』があるのが一番やりやすい。

678高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/17(火) 22:06:32
>>672
「わかったわ……」

スヴァルトの主張に、うつ伏せになろうと頑張りながら成果を返すべく返答する。

敵の要求事項は固まった。『ここで成果をだし』『ルンクスを倒す』そういう事だ。


「『今この瞬間』、『どの国に行くつもりか』を突き止めればいいのね」


>>675(小角)
「待って! 一人でやると多分、手が足りない」

おそらく、ここでイルソン調査に手を化す事も
『武力』の一種として認めはする……と思う。

「手がかせる者(ヨハネスブルグ3人は置いとくとして)
 が加入出来るようなテーマ変更は、出来ない?」


>>677(エイノー)
「調べるわ……電話……あったかな」

さっきのカバの衝撃でぶっ壊れてなければ出来る調査を開始したい。
場合によっては人のでも良い。航空便と国際線のチェックだ。

ティーヌさんはとりあえず愛川の状態を見ながら踊っていてもらう。
なんせ持続力A『超スゴイ』だ。愛川には悪いが死ぬよりはいい。 が、まずそうな状態があったら教えてもらう。

679小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 22:22:27
>>678(高遠・会話)
>>675(小角・追記)

「て、テーマ変更……?
 ひ……ひとつだけ、ある。確実ではないけれど……」

(できるのか……? フライスの言うことにも、一理はある。)

(そもそも……わたしの手でやらなければ、いけないのでは……? ルールとかではなく……)

           (……だが。)

しかし。

しかし――やらねばならない。
事実、手を借りれば質問数は爆発的に増えるのだ。

小角 宝梦は探偵を夢見る。
ゆえに、ここで終わるわけにはいかない。

「……スヴァルトっ! た……探偵の調査には『協力者』が、つ、つきもの。」

「『質問の輪』を、ひ、広げることは許されるのか……!?」

いちいち聞くのも癪だが……今、生殺与奪の全ては奴の手にある。

ここで逆らったり、余計な事はしたくない。

「……どちらにせよ! テーマ変更!
 い……イルソンくん、あれを再びやるぞ……『全て』だ!」

……質問(>>675)が終わり次第、テーマを変更する。

「もし許されるならば! く……加われるものは、わたしの調査に加わってくれ!」

質問の輪。

小角の、『イル・ソン・パティ』の、最大の利をここに再び。

680高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/17(火) 22:39:25
>>679
「えぇ…それと一つ『お願い』」

「私の手の届く所まで、『イルソン』君を持ってきてくれない?
 ちょっと、這いずってくのはしんどいかも」

681小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 22:53:39
>>680(高遠・会話)
>>675 >>679(小角・追記)

「あ……う、うむ、失礼。気が回らなかった……」

スヴァルトから許しが出たら、高遠に近付く。

682エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 23:12:58
>>679(小角)
「先の話(>>677)を踏まえて『そうした方が良い』かね?
 それであれば君の決断に賭けよう」

小角が望むなら自案を棚上げして『調査の輪』に参加する。

683紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/17(火) 23:39:55
>>672(GM)

   「――――なるほど、それは良いことを聞きました」

国か!
『国』だけ当てれば、それで決着か!
いいさ、望むところだ。
それこそ―――――ああ、『名探偵』の出番だろう。


>>679(小角)

   「ええ、参加しましょう。私と――――『ホームズ』も」

『質問の輪』に、加わろう。

   「時間は無い。可能性はいくらでもある。
    だけど、『推理』はできる。
    シンプルに考えれば『ヨハネスブルグ』のある『南アフリカ共和国?』
    あるいは『モナリザ』がいたことを考えれば『フランス』でしょうか?
    それとも、何度か黄金町に寄っているようであることを考えると至近の『韓国』や『中国』かもしれない」


   「さぁ――――――『名探偵』を、続けましょう」

684小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 23:51:38
>>682(エイノー・会話)

「……エイノー先生の話もいいとは思う。
 しかし調査に賭けられる時間は、長くはない。数も。」

「協力が許されるなら――
 質問の輪が、いい。
 で、でも、地図を探すのは無駄ではないと思う。
 輪は効率は上がるけど、人数が増えすぎてはもたつくんだ。」

加われるものは――と、言った。
つまり、他に何かあるのなら、無理に輪に入る必要もない。

                ・・・・エイノーに策ありなら、少し任せよう。

「そ、それとだね、もしチェックするなら三日以内でいいはず。
 ルンクスは三日以内に、黄金町の拠点を使っているようだからね。」

「そして……青田くんの話! ルンクスはこの日本からそう遠くないか――」

                   「……あるいはモナリザに一番近い国にいるんだろう。
                    あまり『虱潰し』が効果的な状況とは、お、思えない……」

遥かアフリカの大地から今夜までに黄金町に――普通なら物理的に無理、というものだ。

拠点に来たのなら交通手段も使ったんだろう。
そして、また使うんだろう。海外へ引き上げるのだろう。

               ・・・・卑劣で下劣だが、効果的ではある。
                  事実、この拠点への立ち寄りに調査をかく乱されたのだ。

685エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/18(水) 00:04:36
>>684(小角)
「ではとりあえず『互いに健闘を』」

所定の方針(>>677)で行動する事にする。
時間もないが『多様性』も重要だ。

686『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/18(水) 00:28:45
>>674>>676(青田)
思いつく国名を挙げてみた。

携帯の追跡アプリは、対応外のようだ。
発信履歴にある電話番号からも、
送信先が『衛星電話』であることしか、把握できない。

>・ここまで中部国際空港から車を飛ばした場合の移動時間
約2時間

>・モナリザの上記発言時のおおまかな時間
10:00前後。

>>675(小角)
スヴァルト:
「『キリマンジャロ』に賭けてもいい。
 望む者全員、ルンクスの元に送ってやる」

小角の問いに、口端を歪め笑うスヴァルト。
誓いを信用できるかは謎だが、今は信用するしかない。

次の『質問』をしかける小角だが、
高遠のアドバイスから、『全て』を選んでみた。

             ォォ オオン

──『成立』。
最後の『テーマ』の元、太陽の『コイン』が光を帯びる。

(小角は現在までの使用金額と所持金の提示を)

高遠に乞われ、『イル・ソン・パティ』を寄せる。
スヴァルトに異論はない。試すような目つきで黙認する。

>>677>>685(エイノー)
小角にアドバイスし、部屋を出る。
フライスらは咎める様子はない。

『地球儀』には心当たりがある・・・・
ロビーの窓際に、やや古いものだが飾られていた。
それを取り、部屋まで戻ってきた。国名も入っている。

>>678>>681(高遠)
小角に全員が参加できるよう、テーマ変更を望んだ。

電話は壊れていないが、調べるとしても絞る必要がある。
時間。空港の場所。行き先。
どれが該当するのか、即座に判断は難しい。

愛川は『クレモンティーヌ』と手を繋ぎ、踊り続けている。
持続力の心配はなさそうだが、
愛川の『筋肉痛』は問題だ・・・・いや、仮死状態であればそれもないのか。

>>683(紫)
シンプルな条件が出たことで、目標が定まった。
『イル・ソン・パティ』の輪に入り、調査を開始する。
小さな『ホームズ』も一緒だ。

687小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/18(水) 01:38:02
>>686(GM)

「わ、分かった。信じるしかあるまい……」

「……」

     すぅぅぅ・・・・

息を吸いこむ。
少しずつ、吐き出していく。

             ォォ オオン

コインが輝く。
開かれた目。閉じた口。目が――合った。

「まずはわたしの質問。改めて――『ルンクスの行き先は、地球上、北半球の国家である』?」

行き先とはスヴァルトの注文する『行き先』のこと。
つまり、ルンクスの『戦略的撤退』の先ということだ。

―――――――――――――――――――――――――――
ここまでの使用額:49万円(+このターンで1万円)
小角所持金:129万円
PL所持金:171万円
テーマ:『全て』 一周目
―――――――――――――――――――――――――――

「まず……わ、わたしの推理は、ルンクスがウソを言っていない前提だ。
 ゆえに、とてももろい。なにせ、こ、この国から逃げ出すようなやつ!」

           「……最善手を打つなら、本当の事は言わない。
            いくら相手が手ごまだとしても、情報は漏らさない。」

ルンクスの人格は知らない。ろくでもないのはわかるが。
しかし今は他の推理材料がない。動向を示すヒントは。

1.ルンクスは今夜、モナリザの褥を訪れる(予定だった)
2.ルンクスは三日以内には黄金町の拠点にいた。
3.ルンクスは明日にも黄金町を訪れる(かもしれない)

「今の時間は……もう、10:00をだいぶ回っている。
 ああいや、ヨハネスブルグには時差があるから、もっと早いか……」

「でも日本に来たらその分進むんだ、いっしょだね。
 わたしの想像が正しいなら、かの国からここまでは20時間はかかるはず。」

移動系能力者の線は捨てる。
飛行機より速く、遠くまで連れて行く能力者など、それこそ『火種』だ。
この日本に来てわずかな時間で見つけ当て、嫁として、利用している可能性は低い。

           「つまり、ルンクスがだよ?
            ほんとにモナリザの元を訪れるなら。
            ……南アフリカは、ありえないということ。」

飛行機の乗り継ぎだけで『18時間』は固い。
それは飛行機の性能の話でもある。ルンクスも技術の壁は超えられまい。

              ・・・・嘘かもしれないのだが。

「ありえるとしたならば……隣国。あるいは近くの国。
 あるいは……そう、『モナリザの場所』にルンクスが赴く――」

                 「……フランス、も、ありえる。
                  ルンクスは何でもあり、それなら、芸術作品も……」

それは青田や、紫も口に出した可能性。
ルンクスの発言を――正しくはモナリザの発言を推理すると、それもある。
やつが今夜尋ねるモナリザの褥とは、あるいは。

                       ・・・・あまり想像したい絵面ではないが。

688紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/18(水) 01:45:08
>>686

    「ではサクサク行きましょう」

  「ええ、まずは――――大本命、『ルンクスの行き先はフランスである?』で」

『モナリザ』がいるのだから、『フランス』。
現在、アフリカを除けば唯一ルンクスと関係性のある国だ。

    「そして『ホームズ』は、『ルンクスの行き先は韓国である?』と」

日本から最も近い国、『韓国』。
移動時間を考えれば、最も現実的で効率的な『外国』だ。

小角の『推理』にを確かめるように一つずつ。
ひとまずは、数打ち。
ただし、『推理』に基づいた数打ちだ。

689エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/18(水) 04:12:56
>>686
「青田君の会ったモナリザが『概念存在』であるならフランスとも
 限らないよ。当のモナリザが『物理限界』に縛られないかもしれない。
『大枠』での括りを提案する。『大陸』ならそこから『地域』を、
『島嶼』ならば『海域』を、そこから『所要時間』と『国情』で絞れば
『該当国』はそう多くないよ」

持って戻った地球儀の国名を見ながら小角達に語りかける。

690青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/18(水) 20:36:04
>>686
「ユーラシア大陸、とかから絞り込んではどうだ?これなら一気に減ると思う。」

「ああ、あと追加で一つ、最寄りの国際空港からはこの街まで二時間かかる。加えてあの時点で十時だった、よって今夜の定義を二十二時と考えても、移動時間に十時間かかる所には居ないだろう。」

脳内で計算しながらそう言う。

ああ、『イル・ソン・パティ』に参加が間に合うなら参加し、ルンクスがユーラシア大陸に居るか確認したい。

691高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/18(水) 23:01:38
>>686
……まぁ、カバに胸ぶち抜かれて
心臓が(即死しないってことは多分)無事なだけでも行幸だ。

このまま調査中はゆっくり踊っていてもらおう。
テンポを限界まで低速化してみる。どれ位になるだろう

「ありがと」

小角に例を言い……さて、調査だ。手を伸ばす。

移動に十時間以内の可能性となると限定されそうだ、まずは


「北半球の国家という質問への回答ががYESであれば『六大陸分類で言うアジア大陸内の国家』か、
 仮にNOであれば『アフリカ大陸内の国家か』で」

692高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/18(水) 23:05:16
>>686
……まぁ、カバに胸ぶち抜かれて
心臓が(即死しないってことは多分)無事なだけでも行幸だ。

このまま調査中はゆっくり踊っていてもらおう。
テンポを限界まで低速化してみる。どれ位になるだろう

「ありがと」

小角に例を言い……さて、調査だ。手を伸ばす。

移動に十時間以内の可能性となると限定されそうだ、まずは


「北半球の国家という質問への回答がYESであれば
 『ルンクスの行き先は六大陸分類で言うアジア大陸内の国家』か、
 仮にNOであれば『ルンクスの行き先はアフリカ大陸内の国家か』で」

693『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 00:10:53
>>687(小角)
『モナ・リザ』を介して得た情報と、
拠点を調べた時点で見つかった『予定』を前提に、
小角は『調査』に先鞭をつける。

>『ルンクスの行き先は、地球上、北半球の国家である』
ルルル・・・・
                 ──『YES』

>>688(紫)
>『ルンクスの行き先はフランスである?』
ルルル・・・・
                 ──『No』

>『ルンクスの行き先は韓国である?』
ルルル・・・・
                 ──『No』

>>689(エイノー)
地球儀を持ち帰り、語り掛けるエイノー。

>>690(青田)
空港からの所要時間から逆算すれば、
国の数はかなり絞られる。

『イル・ソン・パティ』にかろうじて参加が間に合った。
コインに指を載せ、『質問』を発する。

>ルンクスがユーラシア大陸に居るか
ルルル・・・・
                  ──『NO』

>>691-692(高遠)
『クレモンティーヌ』のスピードを可能な限り落とすが、
いわゆる『スローテンポ』が限界だった。

> 『ルンクスの行き先は六大陸分類で言うアジア大陸内の国家』か
ルルル・・・・
                  ──『NO』


──『1周目』が終わった。
サイレンの音は次第に大きくなっている。
スヴァルトがちらりと、窓の外を見た。

694青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/19(木) 00:26:13
>>693
「では、次の質問は『ルンクスが居るのはアメリカ州か』で。誰かアフリカを聞いてくれ、そしたら絞り混みやすくなる筈だ。」

一周目終了次第すぐに上記の質問をしたい。北半球でユーラシア大陸に居ないなら、居場所は一気に制限される。

695『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 00:30:23
.>>694(青田)

>『ルンクスが居るのはアメリカ州か』
ルルル・・・・
                  ──『NO』

696高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/19(木) 00:46:59
>>693
「『ルンクスの行き先はアフリカ大陸内の国家か』」

聞く。

697『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 00:48:50
>>696(高遠)

>『ルンクスの行き先はアフリカ大陸内の国家か』
ルルル・・・・
                  ──『NO』

698紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/19(木) 00:59:10
>>693

   「ふむ。となると残りの候補は限られてきますが……」「さらに狭めましょう」


      「『ルンクスの行き先は、大西洋に面した国か?』」


自らの口で、尋ねよう。
これで、『イギリス』『アイスランド』『西インド諸島諸国』あたりの是非を聞ける。

699『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 01:02:07
>>698(紫)

>『ルンクスの行き先は、大西洋に面した国か?』
ルルル・・・・
                  ──『NO』

700紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/19(木) 01:12:18
>>699

   「――――では『ホームズ』」


      「『ルンクスの行き先は、島国であるか?』と尋ねてください」


そして、次は『ホームズ』に。
一応。一応の確認だが――――確認する価値はある。

701『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 01:14:13
>>700(紫)

>『ルンクスの行き先は、島国であるか?』
ルルル・・・・
                  ──『YES』

702青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/19(木) 01:21:36
>>701
「…………あ、ユーラシア大陸としかいってないし東南アジアとかの可能性もあるのか。あの辺で島国と言うと……フィリピンか?」

「ルンクスが居るのはフィリピンか?」と質問する。

703『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 01:24:37
>>702(青田)
『コイン』は動かない。

青田の『質問』はすでに終わっている。
『2周目』を待つ必要がある──

704小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/19(木) 01:28:50
>>693 >>699 >>701 >>703(GM)

   「北半球で」

           「ユーラシア、アメリカ、アフリカではなく」

  「フランスでも……
   韓国でもなく……
   もちろん日本も違うだろう。」

            「そして太平洋に面していない……島国だって?」

そんなものは。
そんなものは、この地球上に。

         クル

地球儀を回す。
ある。この地球上に、そんな国が。小角も知る国が一つ。

「青田くん。わたしも……きみと同じ意見だ。」

小角一人では解けなかった謎。
しかし――刺青師は言った。

「――――『ルンクスの行き先は、フィリピンである』」

                ――信頼できる仲間。
                   それも、小角の探偵としての武器。

(……まだ、わからない。
 小さな島国なら、他にもあるんだ……)

油断はしない。
しかし、謎の答えは、もう、近いはず。

スヴァルトはどう反応して来るか――?

705青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/19(木) 01:30:41
>>703
「ん?……あ」

完全に周を終えたつもりになっていた。迂闊をしたが、後はローラーで潰しきれるだろう。多分。

706『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 01:36:40
>>704(小角)

>『ルンクスの行き先は、フィリピンである』

ルルル・・・・
                  ──『NO』


「・・・・カカッ、カカカッ」

小角の顔を覗き込むように、
邪悪な笑みを浮かべるスヴァルト。

                タン タン!

ゆっくりと響き始める、『太鼓』のリズム。
アーントは表情を曇らせ、
フライスは無表情にスヴァルトを見つめる。

「本当に見つけられるのか・・・・?
 おまえらに・・・・ルンクスの行き先が」

スヴァルトのもたれる西の壁。
先刻、エイノーが開けた大穴の向うに、
音もなく現れた影があった。

『百獣の王』──ライオンだ。

「どうした・・・・『真実』を見つけるまで、
 残された時間は、多くはないぜ?」

707紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/19(木) 01:55:17
>>706

   「ふむ。距離的にも大本命だったのですが――――」

『ライオン』など見向きもせず、思案する。
残された時間は多くも無いが、焦るようなものでもない。
笑えよ。タフに笑え。
ガオ! ライオンなんか逆に食ってやるぐらいの気持ちでいよう。

       「ならば、まずは確認を」

   「『スリランカ、モルディブ、ブルネイ、インドネシア、
     パラオ、シンガポール、キリバス、ミクロネシア、マーシャル諸島。
     ルンクスの行き先は、これらのうちのどれかである?』」

708『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 02:02:49
>>707(紫)
『2周目』に突入する四人+1。


>『スリランカ、モルディブ、ブルネイ、インドネシア、
  パラオ、シンガポール、キリバス、ミクロネシア、マーシャル諸島。
  ルンクスの行き先は、これらのうちのどれかである?』

ルルル・・・・
                  ──『YES』

709紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/19(木) 02:10:52
>>708

   「――――ということで、本当に我々に見つけられそうですよ、ルンクスの行き先は」

残りは1/9……後は、ゆっくり潰していくだけだ。
ちなみに、ここで仮に『ライオン』が襲って来たら?
はっはっは、それは『論外』だ。どうしようもない『笑い話』だ。
もしそうなったら、指さしてスヴァルトとフライスを笑ってやろう。

   「では『ホームズ』」

   「『スリランカ、モルディブ、パラオ、ミクロネシア。
     ルンクスの行き先は、これらのうちのどこかである?』と」

710『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/19(木) 02:16:36
>>709(紫)

>『スリランカ、モルディブ、パラオ、ミクロネシア。
   ルンクスの行き先は、これらのうちのどこかである?』

ルルル・・・・・
                  ──『NO』


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

     フシュッ

ライオン、そして『太鼓』が同時に消えた。


「『ヒント』は無用だったな、スヴァルト」

腕組みをしたフライスが、そうつぶやく。

711エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/19(木) 06:02:42
>>710
「日付変更の早い『キリバス』比較的開けた『マーシャル諸島』と
『シンガポール』で聞いてみて欲しい」

これで残りは『インドネシア』と『ミクロネシア』、『YES』でも『NO』でも
残り2問で決着するはずだ。

712エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/19(木) 21:12:10
>>711補足
・『YES』→
Q1.3国のうちランダム2国で質問
→『YES』なら2国のどちらかでQ2へ、
『NO』であれば聞かなかった国が『当該国』で『確定』
Q2の回答は『YES』でも『NO』でも『当該国』は『確定』
(『YES』であれば聞いた国、『NO』であれば聞かなかった国)

・『NO』→
Q1.『インドネシア』と『ミクロネシア』
どちらで質問してどういう結果が出ようとこの時点で『確定』
(『YES』であれば聞いた国、『NO』であれば聞かなかった国)

713青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/19(木) 23:09:02
>>710
「大分絞れてきたな……。」

さて、この五択をさらに絞るには……
>「『ヒント』は無用だったな、スヴァルト」

(ライオンがヒント?では、もしかしたら国名が獅子に由来するシンガポールか?)
とは思うが、別の意味もあるかもしれないので、

「『50以上の島・あるいは環礁を領土とする国家』がルンクスの行先であるか?」
と質問したい。
残存する『ブルネイ、インドネシア、シンガポール、キリバス、マーシャル諸島』
の内、ブルネイが一つ、インドネシアが万を越え、シンガポールが60、キリバスとマーシャル諸島が30と少しだ。
インドネシアとシンガポールの二国とそれ以外を切り分ける。

714『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/20(金) 00:26:41
>>711(エイノー)
絞り込みをアドバイスするエイノー。

>>713(青田)
ヒントによる答えを想像しつつ、さらに絞り込む。

>『50以上の島・あるいは環礁を領土とする国家』がルンクスの行先であるか?

ルルル・・・・

                 ──『YES』

715小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/20(金) 00:41:32
>>710 >>714(GM)

(なに? …………ヒント、だと……?)

         「……」

            「ライオン?」

なぜここでヒントを?
スヴァルトは――『ルンクスを切除(カット)したがっている』?

今は、その疑問は解く時ではない。
残るは二つ。虱潰しですら、すぐさま終わる――

(ライオンの国。そんなもの、今度こそ、一つだ。)

「……『ルンクスの行き先は、シンガポールである』」

……ライオン。
深い知識を持たない小角でも、わかる。

        ・・・・シンガポール。
            それこそが、ライオンの国だ。



「どっ……どういうつもりだ……!?
 す、スヴァルト! わたしを試したのは、きみだろう!」

スヴァルトに問う。
これが仮に外れても、もはや謎は解けている。

              ・・・・自ら試練を課しておいて、どういうつもりだ?

(……やはりルンクスの切除か?
 そ、そして、ルンクスが勝てば、それはそれでいいと……?)

それが一番ありえる可能性だ。
あるいは小角が気づかなければ、『それでもよかった』のだろう。

716『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/20(金) 01:12:07
>>715(小角)
仲間によって狭められた選択肢、そし『ライオン』というヒント。

>『ルンクスの行き先は、シンガポールである』

ルルル・・・・
                     ──『YES』
 
                          ド       ド   ド

ついに小角は、ルンクスの居場所に辿り着いた。


     ド  ド   ド  ド    ド   ド    ド


「カカッ、別にヒントじゃない。
 これでも見つけられなければ、もう一つ嘲笑えるネタを仕込んでみた。
 それだけの話だ」

「フン・・・・まあ、『ジニ』の有用性は認めてやろう。
 おまえ一人ならどうだったかわからんが・・・・」

                                  「スヴァルト」

「チッ・・・・、わかってるよ。

 今夜『24時』までに、仲間を集めろ。
 奴の『予定』に、おまえらを間に合わせてやる」

「その先は──『好きにしろ』。
 奴もおまえらも、死のうが生きようが知ったことか」

「・・・・フライス、おまえも動くなよ?
 『アフリカの為』を思うなら、あの屑の排除を邪魔するな」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

717小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/20(金) 01:23:54
>>716(GM)

ルルル・・・・
                     ──『YES』
 
                          ド       ド   ド

          「や……った!」

     ド  ド   ド  ド    ド   ド    ド

答えは出た。
そしてスヴァルトの言い分。

「〜〜〜〜っ……ど、どこまでも……」

       (だ、だが……これで。
        これで仕事は……果たしたぞ。)

役目は終わった。
敵の手を借りて、情報も極めて不完全。不格好ながら、だが。

              ・・・・これで任された仕事の最低限、その半分だけは、こなせた。

「わ……わかった。
 どこに集めたらいいんだ……?」

この先は――『謎ではない』のだ。
あるのはルンクスの撃滅か、それとも。

(……よそう。アウレアさんやウィルくんが負けるはずがない!)

「……そ、それから……この周の質問は、まだ残っている。
 イルソン君はそういうスタンドだ……あと、4つ残っている。」

        「……構わないだろうか?
         ルンクスについて、この質問数を使い切っても。」

現在、テーマは『全て』だ。
三週目に入り、質問者はまだ小角だけ。

(か、仮にも切り抜けたが……気は抜けない。
 無理なら無理で、アウレアさん達にすべてを託すしかない……)

             救急車はまだ、もう少しくるまい。
             それまで、『能力調査』とできれば、最善だが――

718紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/20(金) 04:17:01
>>716

   「まっ、これも……また一つの結末ではありますか」

望む望まないに関わらず、如何なる行動にも関わらず。
ただ『意志』と『存在』によって、『闇』を振り払う。それが『名探偵』という概念だ。
ならば――――この結末も。
当初は予想もしなかったこの結末も、やはり『名探偵』に相違あるまい。

      「さて、はて、『名探偵』の時間はこれでおしまい。
       活劇ができないわけじゃありませんが、あとは『活劇屋』の仕事です」

紫自身は、『ウィル』という女――――もとい、男のことは知らないが。
だが、なるようになるだろう。
ならなければ、それまでだ。いずれにせよ、名探偵の出る幕は終わるのだから。

    「おっと、しかし幕が降りるまでは、『名探偵』を続けましょう」

         「求められる限りは、いつだってそうです」

胸の痛みも、腕の痛みも、気にせずタフに笑ってコインに向かう。


     「ハッキリ言って――――私は、『名探偵』なのですから」


調査を続けるのならば、続けよう。
戦わない紫だからこそ、戦わない部分では尽力しなければならない。

719高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/20(金) 09:23:41
>>716
うつ伏せのまま、密かに安堵する。
あがき抜けばたまには道は開ける、という実感とともに。

(今日だけで何度、どうなることかと思ったやら……)

与えられた状況のなかで、最善を尽くそうとしたことを思えば
いつぞやの『殺し屋』との対峙も無駄ではなかったと言うことだろう。


ともあれこれでいま、『ヤングダイヤモンド』の3人が敵対する事はなくなった。

後は『ルンクス』を始末……だけだ。
そこらへんは、こちらの手の出せる場所ではない。

とはいえ『ヤングダイヤモンド』三人には目を向けておく。
動向を見ながら、タイムリミットであった救急車の到来を待つ。


尚、調査を出来るかの小角の質問については聞き耳をたてておく

720エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/20(金) 20:04:53
>>716
「有難う小角君に青田君、紫探偵に……愛川君。
 さて長々放置の上手間をかけてすまなかった高遠君
『応急処置』だけしておこう」

調査に集まったメンバーに頭を下げ高遠に近付き
『F・O・Q』で壊れた椅子のパイプを伸ばし
高遠の脚を折れているなりに正常な内部構造位置に
戻るようパイプと破ったシャツで固定する。
そしてヤング・ダイヤモンドの3人を見て問う。

「回答は期待しないが一つ尋ねたい。『5m以内に近寄るな』
 確か貴方がたのどなたかがルンクス氏に通牒した科白だった。
『男』であるはずの『知人』も青田君によれば『芸術作品』さえ
『花嫁』たりうると言う。しかしこの街は概ね正常で貴方がた3人も
 ルンクス氏に会った私も『花嫁』にはなっていない。
 ルンクス氏の『スタ…『ジニ』には何か『求婚条件』があるのだろうか?」

「ダメで元々」な質問だが先のスヴァルトのライオンの例もある、
『気まぐれ』で何か手がかりが得られるなら儲けものだ。

721青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/20(金) 22:31:37
>>716
ふう、と息を吐く。ここで仕掛けてこないという事、国外に引いたルンクスを攻撃する準備が叶った事。
少なくとも一旦この場では安心する余地がある状態だ。

しかし。

「……これは、能力周りは直接突っかける組頼み、か?」
そう、自分にだけ聞こえるよう呟く。

ここにはヤング・ダイヤモンドが居て、ルンクスはヤング・ダイヤモンドで、
ヤング・ダイヤモンドを調べないと誓う事で安全を得ているのだ。
質問は出来ない。

722『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/20(金) 23:47:36
>>717(小角)

「フライス・・・・聞こえる?」

「ああ。
 救急車より先に到着する」

顔を見合わせる、フライスとアーント。


「──この『一周』だけ、『質問』を認めよう。
 それ以上は、他にバレる可能性が高い。
 『ルール』の締結前とは言え、先んじて調べたことが知られれば、
 この目論見自体が水泡に帰す。
 我々が黙認出来るのは、そこまでだ」

「──いいわよね? スヴァルト」

「ああ、構わん。
 奴に義理立てする理由は、オレにはない。
 『情報』で勝てるなら、恩の字だ」

>>718(紫)
小角が突き止めた『真実』を、ともに喜ぶ。

だが、小角自身の提案──
ルンクスの調査が、僅かではあるが許されるようだ。

『名探偵』の仕事は、まだ残されている。

>>719(高遠)
『ヤング・ダイヤモンド』には三方を囲まれた状態だ。
今、彼らの気が変われば、全員の命がない状況に変わりはない。
油断なく三人を見つめながら、小角の質問の動向を伺う。

>>720(エイノー)
椅子のパイプを使い、高遠の手当てを始める。
『フィストフル』の力強い腕で、添木を当て、シャツの包帯を巻いた。
エイノー自身も血まみれだ・・・・重症ではないが、治療が必要だろう。

「わ、私のこと・・・・ね、それ」

どもりながら、アーントが返答する。
スヴァルトやフライスとは明らかに態度が異なった。
表情を見るに、対人に苦手意識があるようだ。
小角にはそうでないことを見るに、
『初見の男性』に対して発露するのだろう・・・・

「『ジニ』については・・・・言えないわ。
 それは本当の『裏切り』だから」

フライスも話に乗る様子がない。
やはり、『調査』するしかなさそうだ。

>>721(青田)
意外にも、フライスは『一周』のみ、『質問』を許した。
残された質問数は小角を除いた
青田、紫、高遠、ホームズの四人、四回だ──

723エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/21(土) 18:11:49
>>722
「失礼『無理』を申し上げたアーント嬢。他2方も流して欲しい、
 小角君達、『頼んだ』。かわりにもならないが『24時』からの
 一件は何とかしよう」

視線を合わせずアーントに謝罪、改めて小角達に質問を
頼み肩のコンクリ片をようやくはじき出しシャツの残りを
自身の口と左手で巻く。
『20:00』まで処置してもらって『一時帰宅』が『脱走』、
帰って『着替え』と『準備』をして『24:00』にはギリギリ
どうにかなるだろう。

724青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/21(土) 19:16:54
>>722
ちょっと驚いたように目を見開くが、まぁルンクスを除くという点で利害が一致した、という事だろう。で、あれば。

「……ルンクスの能力の発動条件を俺は儀式的な『結婚』に見ている。『誓いのキス』『ケーキ入刀』、そういうのだ。
で、5m以内まで近寄るな、と言われている以上一定距離まで効果が発揮し得ると思われる。
正直な所5mまで離れて、という事を考えると難しい」
「が、『誓いのキス』は『体液』の『交換』あるいは『移動』という表現にする事である程度の距離まで届かせる事が可能だ。」

それが誓いのキス、と呼べるのかはこの際気にしない。
スタンドには、そういうちょっとした無茶が起きる事がある。

「よって俺の質問は、『ルンクスのスタンドの能力は体液の移動により発動するか?』だ。」

今回、こればかりは勘と当て推量が大きい、外れて元々だ。外れたら、それ以外の可能性を考えよう。

725『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/21(土) 22:53:36
>>723(エイノー)
最後の『質問』に傍耳を立てながら、
自身の手当てに入る。

「・・・・ちなみにアーントは、
 ルンクスに限らず、男性全てに同じ態度だ」

「今言うの、それ!?」

>>724(青田)

>『ルンクスのスタンドの能力は体液の移動により発動するか?』

ルルル・・・・
                     ──『YES』

726高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/21(土) 23:12:17
>>725
なんとなく、アーントに対する目線が変わりそうな気がした。
仲間かな?的な。

「……た……」

絶句。
では『ウィルさん』もそれで感染させられ
『モナ・リザ』もそれで出来たというわけか。


「……『ルンクスのスタンド能力は体液の種類により能力の効力に違いが生じる?』」

一口に体液と言っても色いろある。ツバつけにしろ別の何かにしろ、おぞましい話だ。

……実際戦う時に、物によって致命打となるのか、
量や数によって進むのかは謎だが、種類によって危険度が変化する可能性を考えてみる。

727『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/21(土) 23:19:59
>>726(高遠)

>『ルンクスのスタンド能力は体液の種類により能力の効力に違いが生じる?』

ルルル・・・・
                      ──『NO』

728小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/23(月) 23:35:44
>>722(GM)

(な、何が……聞こえるというんだ。
 まだここに来るというのか……!?)

フライスとアーントの言葉。
恐らく――4人目、なのだろう。

「……よ、よし。
 礼を言わせてもらおう……」

             ・・・・そうして、調査が始まる。

>>724 >>726(青田、高遠)
>>725 >>727(GM)

そして。

「た、体液……よだれや血というわけか! 
 発動条件まで、な、なんて汚らしいやつだ……!」

下劣な能力だ。
しかし、それだけに――恐ろしい。

(こ、こういう時、他にどんな質問をすればいい?
 敵と戦う時、聞かなければいけないことは何だ……!?)

「そもそも体液ならなんでもいいのだろうか……!?
 あるいは……体液だけで、よ、嫁にしてしまえるのか……?」

「それなら……なんでウィルくんだけなんだ?
 も、もっとたくさんのスタンド使いが、嫁になっていても……」

小角の周辺でそういう物は誰もいない。
気づいていないだけにしては、出来過ぎではないか?

                 ・・・・何か基準か、条件がある?

(し、しかしそれが闘いの中で役に立つのだろうか……)

自分は戦士ではない。
戦いに役立つ情報とは、いったいなんだ?

                    ――と。

>>723(エイノー)

「ま、待った。エイノー先生……た、戦う気なのか!?」

          「じゅ……重傷じゃないか!
           今から治療なんか、と、とても……」

驚く小角。
もし戦えたとして――

(ゆ……勇気、というものなのか?)

自分にはとても、ない。
ヤング・ダイヤモンドと進んで事を構える勇気など。

729紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/23(月) 23:48:54
>>722

    「ふむ……『誓いのキス』や『性交』、
     あるいは無法者が行うような『血液の交換』や『酒の回し飲み』などによって感染する、と。
     もはや『超能力』というより、『呪術』のような能力ですね」

しかし、さて。何を聞いたものか。
『体液交換によって発動する』、『体液の種類によって効力は変わらない』。
ただし、現在の『ウィル氏』の様子を聞くに、その症状は非常にゆっくり進んでいく……
……『量』による症状の進行速度の加速は、もはやあって当然というぐらいだろう。
如何に強力な能力と言えど、これほどに遅効性であれば戦闘中は使い物になるまい。
であれば、戦闘中にも使えるような要素があるはずなのだ。彼が『ヤング・ダイアモンド』の一角であるのならば。

 「……となると、ええ。
  『ホームズ』、まず貴方は『ルンクスのスタンド能力は、傷一つない皮膚に体液が接触するだけでも発動する能力である?』と。
  要するに、粘膜接触などによって体内に体液が混入する以外のことでも発動するか、ということですが」

紫自身の質問は、この質問の回答を待つことにする。

730『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/23(月) 23:56:19
>>728(小角)
手当を始めるエイノーの様子に驚く小角。

エイノーは、本気でルンクスを倒すつもりなのだ。
この怪我にも拘らず・・・・
それは『勇気』か、それとも『無謀』なのか。

その答えは、おそらくは
『シンガポール』で明らかになるのだろう。

>>729(紫)
『ホームズ』の問いに、『コイン』が応じる。

>『ルンクスのスタンド能力は、傷一つない皮膚に体液が接触するだけでも発動する能力である?』
ルルル・・・・

                        ──『YES』

731高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/23(月) 23:57:35
>>727
「む……」

となるとおそらく量がキーになって症状が加速すると見るべきか。
しかしまぁ、こんな本能的な能力がスタンドとして発現するなんて

(頭の中にまで○液詰まってるんか……)

能力もさることながら、そういう精神性にとてつもない脅威を覚える。

732紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/24(火) 00:32:41
>>730

   「……聞いといてなんですが、厄介ですね。
    『皮膚接触』だけで発動するとなると、接近戦を挑む時点で危険が付きまといます」

いや、あるいは。
加湿器に体液を混入させる、だとか。
そういった次元の攻撃すら、可能性にのぼる。
であれば何を聞く?
皮膚接触でも発動するとなると……

      「……では、最後に」

 「『ルンクスのスタンド能力は、与えた体液の量によって能力の効力に違いが生じる?』」

……ここを詰めておく意味は、ある。

733『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/24(火) 00:44:44
>>732(紫)

>『ルンクスのスタンド能力は、与えた体液の量によって能力の効力に違いが生じる?』

ルルル・・・・

                        ──『YES』

紫の最後の『質問』に『コイン』が応じる。


スヴァルト:
「・・・・本気で『戦る』つもりなら、覚悟しておけ。

 ルンクスは『女』で世界を征服できるとマジで考えてる、
 『アフリカ史上最悪のイカレ野郎』だが・・・・
 あの齢まで生き延び、『ヤング・ダイヤモンド』まで昇りつめたのも事実だ。
 マフィアから傭兵まで、あらゆる『男』に狙われながら・・・・だ。

 そして今、奴の野望は、現実味を帯びつつある。
 遠からぬ未来──奴の『嫁』が各国政府の要職につくことで、な」

「おまえらが殺すなら、オレの手間が省ける」

734高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/24(火) 01:00:15
>>733
『スタンド使い』であることを考えても、それだけの生存力か。
色キチではあるが、非常に危険なことに変わりはなさそうだ

「ルンクスの考える『制圧』はそれってわけね……」

本当に十人十色の『制圧』だ。高遠はそう思い、
『クレモンティーヌ』は踊り続ける。

……後はコレを『始末』するべく集まる者へ伝達する必要がある。
覚えておくとともに閲覧ロックを掛けた電話内メモに突っ込んでおこう。

735紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/24(火) 01:11:29
>>733

    「ま、『洗脳能力』っていうのはそういうものですからね」

人の精神を支配する。
それはたくさんの人を殺せる能力よりも、ずっとずっと恐ろしい能力だ。
加えてその能力発動の容易さは、法外と言ってもいいだろう。
文字通り『唾をつける』……それだけで、どんな人間であっても自在に操れる手駒にできる。
……いや、あるいは、『人以外』でさえも。
それはルンクスの死によって崩壊する支配だが……逆説、ルンクスが死ぬまでは支配が可能になるという事。
確かに、世界征服ということも非現実的な話ではあるまい。
それは恐ろしい話ではある。が――――

        「ですが、ええ」

     「後のことは、後の者に。
      成すべき事は、成すべき者に任せましょう」


――――それは、もはや『紫斜六』の手からは離れた物語だろう。


  「ハッキリ言って、私は『名探偵』――――それ以上でも、それ以下でも無いのですから」

『Q.E.D.(証明終わり)』。
そう言ってハンチング帽を深くかぶり直す。
今度こそ、『名探偵』の時間はおしまいだ。あとはお開き、続刊に乞うご期待。
交わった道は再び別の方向へ進む。あるいはまた、交差することもあるかもしれないが。
いずれにせよ――――シュレディンガーの猫の生死を語る機会は、また今度に。

736小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/24(火) 01:26:22
>>733(GM)

「――――調査終了、だ。イルソン君。」

        パッ

コインから手を放す。

――――――――――――――――――――――

今回の使用額:53万円
テーマ:『全て』使用済み(一週間質問不可)

               ――これにて、調査完了。

――――――――――――――――――――――

『イル・ソン・パティ』を解除する。

(もっとも、解けていない謎の方が、よほど多いが……
 わたしはわたしの頼まれた仕事だけは、こなせたよね……)

        ギュ

鹿撃ち帽を押さえる。
これから先のことは何も分からないが――

(祈るしかないよ……ルンクスを、みんなが倒すことを。)

今はもう、これで限界だ。
身体は傷一つない。護衛達のおかげで。しかし心は違う。

         ドサ

(これでよかったのだろうか?
 何が正解だったのだろう? 
 ……答えてはくれないよね、イルソン君。)

誰にも分からないことは、優秀な『相棒』にも分からない。
ならば小角 宝梦は――今はただ、その場にへたり込む。

             ・・・・それでせいいっぱいだ。

737エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/24(火) 21:37:07
>>733
「ああスヴァルト氏、『24:00』に『何処』に行けば良いのかくらい
 教えてくれたまえよ?代わりに一つ『私を哂う所以』を提供しよう。
 貴君が誓ったキリマンジャロの『山頂の豹』私は『広大な大地に
飽きて天の頂を目指した』と思っているよ。ほら『貴様ごときが倣おうと
抜かすか』と『行って死ぬが良い』という気になったろう?
 アーント嬢、フライス氏なら2mくらい近くて良いと思うなら助言しよう
『世界の半分』は『それ』だ、『次』があったら苦情を聞くのでひとつ
 向き合って見ると良い。フライス氏、バジ君とヘルの『息災』を
 言祝いでくれた事に感謝する、私には『歯が立たなかった』事
 だったからね」

>>728(小角)
「そうだねえ、次に会ったら昼食でもご馳走するのでその時
『あの時貴方を馬鹿かと思った』くらいの笑い話にしようよ」

>ALL
「何であれ『感謝する』。私は漸く『好きにする』事ができそうだ。
 何せほら、前『月が堕ちて来る』とかいう時は『何もできなかった』
 からねえ。少し帳尻が合わないと収まりが良くない」

思う所は色々あって随分好き放題を言った気がするが最後には
それなりまともに『笑えた』と思って横になる。
何せ本意であれば『後がある』。
仔細は『そこから帰ってくる事が出来たなら』で良いだろう。

738青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/25(水) 23:17:20
>>733
「……アメリカの大統領や日本の総理がいつの間にか女性になってる、って事か」
そう呟く。成程、あの『モナ・リザ』の状況を見る限り妄想でも何でもなく実現可能だろう。
それに、能力を与えられる以上、四肢をもごうが治療能力を与えた『花嫁』を用意するだけで問題は無くなる、
正直に言えば、死なねば止まらない、そういう相手だ。

しかしま、ここはこれで終わり、そういう雰囲気だ。
今夜の決死隊が勝てねば終わり、まぁそういう事もあるだろう。あの、ずれた満月のように。

(それからそうだな、今回得た情報はウィルに伝えておく必要があるか)

739『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/26(木) 19:18:24
>>734(高遠)
ルンクスの計画は、すでに黄金町に収まるものではない。
町の制圧すら軽視しているのではないか・・・そう思われるほどだ。

高遠は携帯に、今の情報を記録した。

果たして、この怪物を『始末』するのは誰なのか?
それは並の戦力では成し得ない難行だが、
このまま放置することも、決して出来はしない。

サイレンの音が、近づいてくる。
この状況を救急隊員にどう伝えたものか、
今から頭の痛い問題だ・・・・

>>735(紫)
『Q.E.D.(証明終わり)』。
そう言ってハンチング帽を深くかぶり直す紫。

『名探偵』の仕事は謎解きであり、
その後の荒事は、別の誰かの仕事だ。

>>736(小角)
コインから手を離すと同時に、
『イル・ソン・パティ』はゆっくりと消えていった。
これで『一週間』──発現は出来なくなる。

同時に、その場にへたり込む小角。
体は傷付いていないが、状況はヘビーに過ぎた。

『彼ら』に直接対峙する者には、それ以上の重圧がかかるはずだ。
小角は挑戦者にはなれない──が、
『答え』を求められる時は、いつか必ず訪れるだろう。
『問い』、『答える』──それが人生の本質である限り。

>>737(エイノー)

スヴァルト:
「『キリマンジャロの雪』、か。
 古い映画を知っているな」

「おまえの戦力は認める。危険な『ジニ』だ。
 群れのサイを封じる敵は、そうはいない。手際もいい」

「だが『豹』がそうであるように、
 群れで戦わない動物は──『脆い』。
 どれほど強くとも、戦場全体を把握できなければ、
 いずれ力を削がれ、潰される。
 戦場を動かすことを考えろ・・・・でなければ『頂』には手が届かん」

「集合場所は・・・・校門前でいい。
 使うのは私用機だ。フライトは関係ない」

いつになく冷静に、スヴァルトが応じる。
熱しやすく、冷めやすい・・・・そういう気質なのかもしれない。

フライス、アーント:
「「余計なお世話だ」」

応急手当を済ませ、床に横たわるエイノー。
明日には、さらなる危険に身を投じることになるが、
そこに悲壮感はない・・・・『やるべきことをやる』だけなのだ。

>>738(青田)
フライス:
「直接である必要すらない。
 大統領の妻や娘、家族から籠絡も出来る」

『ヨハネスブルグ』との対話を得たおかげで、
ルンクスの危険性がはっきりと浮かび上がった。
これは成果の一つだろう・・・・ウィルにも伝える必要がある。


>ALL

「──『来た』な」
「会わせると面倒だわ。足止めしましょう」「ああ」

               ズギュ ウ ウウ

フライスのつぶやきにアーントが応じ、
その身にスタンドを発現する。
『蝙蝠』を思わせる両腕に沿った『翼』と、
不気味極まりない『仮面』・・・・全身を覆う『纏うタイプ』だ。


          ド ロ  ォォオオオ

膝から崩れたその姿が、床に飲み込まれ、消え去った。
元の床に変化はない・・・・『すり抜けた』かのようだ。

気付けばフライスとスヴァルトの姿もなく、
吹き抜ける風の中、一同は部屋に取り残されていた。
サイレンの音が、校舎傍から聞こえている。
じき、通報を受けた隊員が、部屋に向かってくるだろう。

危険な『調査』が終わった・・・・
次なる戦いは、『シンガポール』に舞台を移す──




                  『小角 宝梦は火種となる』 ⇒ END

740『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/26(木) 20:50:54
リザルト:

青田『トライブ・コールド・クエスト』⇒『負傷なし』
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』⇒『全身に打撲、擦過傷』『右肩杙創』
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』⇒『負傷なし』『53万消費』
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』⇒『左肩骨折』『左腕複雑骨折』『左肋骨骨折』『右掌裂傷』
高遠 嶺『クレモンティーヌ』⇒『全身に打撲、擦過傷』『左大腿骨骨折』
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』⇒『胸部・背部貫通傷』『胸部・胴部貫通傷』
                         『右肺破壊』『右腎臓破壊』『大腸刺傷』『再起不能』

『報酬』 ⇒ 全員に『150万』

741<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

742『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/02/11(木) 00:55:29

   ヒ  イ  イ  イ

                   イ  イ  ィ ィ  ・ ・ ・ ・


満点の星の下、一帯の空気を震わせるのは
『小型ジェット機』のエンジンだ。

某日、午後24時。
黄金町を襲う『ヨハネスブルグ』──
その一角である『ルンクス』と関わった者たちは、
彼を追い詰めるべく、秋映学園校門前に集合した。
小角の調査によると、男の居場所は『シンガポール』。

そこまでの足を用意したのは、同じく『ヨハネス』の一人、『スヴァルト』だ。
連絡を受け、深夜の校門前に集まった『スタンド使い』たちは、
車で揺られること一時間、山間に放置された『廃工場』に案内された。

敷地だけは大きいが、近隣に民家の一つとてないその場所で、
彼らを待っていたのは一機の小型航空機。
数名の黒人が作業を続ける中、
逆光を浴びながら現れたスヴァルトが、車を降りた一行を出迎えた。

「・・・・来たか。
 離陸の準備は出来ている。
 朝日が昇る頃には、シンガポールの上空だ」

743エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/02/11(木) 02:45:21
>>742
「約束事ではあったが改めて言おう、
『今回はお世話になるよ』スヴァルト氏」

『敵』ではあるがこの件では助力を請う身だ。
スヴァルトに軽く一礼して飛行機に向かう。

エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
能力詳細:ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/160
服装:ダブルのスーツ&ネクタイ&タイピン、革靴
持ち物:『シガリロ』(短身の葉巻)20本入り一箱、
ソーラー電卓、電熱式電子ライター
ttp://www.amazon.co.jp/Lightec-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-LT-BLD-005BK/dp/B00KR0CM04/ref=pd_sim_sg_1?ie=UTF8&refRID=15T6EQVSY8JZWHMGT5ZH、
携帯用灰皿、LEDライト付きキーホルダー、
出張パック(内容:石鹸、タオル、歯ブラシ、歯磨き入り小チューブ、
ステンレス製クシ、携帯ドライヤー、電動シェーバー)、
ハンカチ、財布(硬貨・紙幣各種数枚入り)、
小銭入れ(各種硬貨それぞれ10枚いり)、スマートフォン,
衛星通信携帯電話、プリペイド携帯電話(国外通話未対応)、

744高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/02/11(木) 19:11:10
>>742
「どうもありがとう」

【『ヤング・ダイヤモンド』の『ルンクス』】

その言葉だけが、高遠嶺の頭のどまんなかを専有している。
足を折られた相手に対し狼狽する事すら無い位に。

小型航空機に送られる目線は、どうしようもなく、険の色に満ちていた。


『概要』
常に『二人一組のダンス』を行う、半自立型の男女不定のスタンド。
『踊り続ける』限り『ダンスパートナー』を『完全に護る』能力。

『クレモンティーヌ』
破壊力:A スピード:B 射程距離:E〜∞
持続力:A 精密動作性:B 成長性:D

『詳細』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/760

『服装・所持品』
緑のベレー帽、黒の社交ダンス用トップス・パンツ(ttp://www.chimai.biz/goods/2/002646_2_1376779662.jpg)、ダンサーシューズ。
ウェストポーチに湿布、ハサミ、財布、携帯電話。

745ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/02/11(木) 20:11:20
>>742

「世話になるわね」

微笑みながら、『スヴァルト』へと軽く頭を下げる。
経緯は『小角』から伺ったが、これから『ルンクス』を倒すまでは彼は協力者だ。
敵意を向ける必要はない、利害は一致しているのだから。


「・・・・・・・・・・」

今頃アウレアは夢の中にいる頃だろう。そうなるように、自分が仕向けた。
『ルンクス』を倒して帰ったら、途轍もない剣幕で怒られそうだ。一人苦笑する。
まぁそれも受け入れよう。この戦いに勝利さえできるならば、何を代償にしても良い覚悟はある。ただ一人、アウレアを除いて。
さて、手伝いをする『黒人』の中によもや女性はいないだろうか。
飛行機ごと落とされたら、流石になす術もないだろうから。



『服装』シャツに黒いスラックス、黒いベスト、革靴、飛行機の旅に備えジャケットも。
『所持品』スマホ、財布、ピアス、並苗の『才能』の弾丸(胸ポケット)
『能力詳細』ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/296-297

746ロンパリ『落伍人』:2016/02/12(金) 07:26:42
>>742


 
    ヒュォォォォォォオオオオオ才才

           「……」

          「――ルンクス」




危険度指定:B
ロンパリ
『服装』短長靴・破けたジーンズ・ボロのシャツ
『所持品』汚れたポーチ・白いビニール袋×3
100円ライター・形見の彫刻刀・空のペットボトル
ホイッスル

『スタンドアイテム』
入手経路↓
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1389185313/57
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1389185313/58

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1316795608/474
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1424962526/210
『スタンド眼鏡』×1『スタンドDVD』×5
『プリントメディアスタンド看板』×1『携帯型プロペラヘッド』×1
『使い捨てエルドラド』×1『ロンリー・ギャザリング』×1

747井上正『ハッピー・オルガン』:2016/02/14(日) 02:22:54
>>742
「…俺、日本に帰ってこれるのかな」

【無理だなァ〜】

「い…いやだ…」


服装:白いパーカー、ボロボロのジーンズ
持ち物:なし
能力詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/211

748『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/02/14(日) 22:10:05
>>743(エイノー)

スヴァルト:
「気にする必要はない。
 『害虫駆除』に協力するのは当然の話だ」
 
スヴァルトは改めて、集まった面々を見回し、付け加える。

「・・・・なかなかの『重火力』を揃えたようだが、
 果たして、奴を追い詰めきれるかな」

スヴァルトの疑問を背に、
エイノーは旅客機から伸びたタラップを発見した。
あれを昇れば、シンガポールへの夜間飛行が始まる。

>>744>>746>>747(高遠、ロンパリ、井上)
スヴァルト:
「・・・・女を参加させるのか。
 勝算があるとは思えんが──?」

スヴァルトが問うたのは、
高遠にではなく、彼女たちを連れてきた『髭の男』に対してだ。

スタンドの『ライフル』を携え、
髭の先にキャンドルを灯した『エルガマル』は、
従えた一隊──【護り屋】【殺し屋】合同チームを振り返り、笑みを浮かべた。

「ちょいと『人手不足』でな。
 人を選ぶ余裕がなくなッた・・・・何、たいした問題じャあない。
 性別に関係なく、オレが選んだ『精鋭』だ」

             ド ド   ド ド   ド ド ド ド

その面子とは──
旅客機を脅かすほどの肥満を誇る──『ナツメグ』。
メイド服を着用した小柄な中年女──『浜岡』。
巨大なスタンドに付き従う脆弱な男──『井上』。
『ヨーダ』のマスクを被った謎の若者──『菊川』。
そして『不滅の踊り手』──『高遠』だ。

スヴァルト:
「で、そいつは?」

「途中で拾った。
 一応こいつも、『ヨハネスブルグ』を追って来た男だ。
 ・・・・ま、何かの役に立つかもしれねェし、
 その覚悟はあるみてェだからよ」

ロンパリ──かつてそう呼ばれた男の残滓である、
『マンティコア』を見ながら、二人は同時に首を捻った。

>>745(ウィル)
スヴァルト:
「『忠告』はしたはずだが・・・・『覚悟』はあると認識するぜ」

『ヨハネス』の一角の言葉は、『嫁』に限りなく近づくウィルが、
その主人に歯向かう危険性を意味する。

当然、ウィルはそれを呑んで、この場にやって来た。
最愛のアウレアを残し、自分と協力者のみで決着をつける為に。

機材を扱う技術者たちを見やるが、その大半は日本人であり、
残りの黒人含めて、女性は一人もいない。
もし旅客機を落とす壮大な罠であれば危険極まりないが、
もはや残された時間は少ない・・・・信じて飛ぶ他にない。

749エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/02/14(日) 23:07:03
>>748
「他に方法はない、『そういう事』だよ」

スヴァルトに返答してタラップに向かう。
入り口で振り向き他のメンバーに問う。

「だが、あるいは『逃げ切る』という選択肢はあるかもしれない。
『エルガマル』氏を前に僭越だがここは最後の『分水嶺』だ。
『生きる』為の選択に疚しい事は何一つない、『考える』べきだ。
 私が『降りない』理由を言おう、『あんな男が生きているのが許せない』、
 こんな『卑俗な理由』だよ」

後はスヴァルトが呼び止めなえれば飛行機に乗るが一つ質問。

「この飛行機は基本空港に着くと思って良いのだね?
『その前提ではない』なら『防水パック』と脱出手段のレクチャーを
 お願いするよ。私の『武器』は取り扱い注意品が多くてね」

750高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/02/14(日) 23:37:10
>>748
同行する人達を見る事すら忘れていた。

息を吸って、吐き……頭を振って、社長の選抜した『一隊』を視界に収める。
……そう言えばセージが居ない。

そして、もう二人。謎の誰かと、ルンクスに攻撃されたというウィルさん。
そういう能力なんだと知っていなければ、ウィルさんが男だったと言われても信じたかどうか。

「ルンクスの正確な潜伏場所までは『未詳』、で良いのよね」

シンガポールへ行き、ルンクスの居場所を突き止め、始末する。
という目標を、スヴァルトの口から得ておこうという事。


降りる理由、なくはない。
恐怖がないとは口が裂けても言えないし、勇気がそれを上回れるかという自信も、実はさほどない

『だが』
職業『護り屋』として、『女』として、『高遠個人』として、
ルンクスという『特級の危険存在』を教えられて、
それを殺るべく仲間が行くというのに自分が黙って待っているなんてことは、出来ない。

……のだろう、多分。

751ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/02/15(月) 21:42:49
>>748

「『洗脳されずに立ち向かう』」「『ルンクスは倒す』」
「両方やらなければいけないけれど、辛いなんて思ったことはないわね」
「わたしの隣にはアウレアがいるから 『覚悟』なんてその時からとうにできているの」

周囲をぐるりと見渡す。ミスター・ニョルズにミスター・マンティコアは既知の仲だが、他は初対面だ。
思ったよりも大所帯になっているが、逆に言えば、それだけ『ルンクス』が強大な相手だということでもある。
『準供与者』たるその能力、相手も当然ルンクスだけではなく、他の『嫁』と戦う必要もあるだろう。
それを考えれば、ヤツを逃さずに追い詰めるにはこれくらいがちょうどいいのかもしれない。

「本日は よろしくお願いします」

集まった面々に頭を下げる。

752井上正『ハッピー・オルガン』:2016/02/16(火) 05:00:51
>>748
「自分でも不思議なんだが、俺は今怖くない、
誰を見ても、自信に満ち溢れた表情をしている、その中に俺がいると思うと、不安が小さくなっていくんだ…」

【……】

「これから何をするのか、どこへ行くのか、俺は知らない、でも、何があったって驚かない。
俺にとっての最悪は、俺自身だからな」

井上は飛行機に乗り込む。
『ハッピー・オルガン』は飛行機の『上』に飛び乗る、『スタンド』という精神エネルギーは、物理法則に縛られない。
猛烈な速度も風圧も、『スタンド』には作用しない。

753ロンパリ『落伍人』:2016/02/16(火) 19:15:58
>>748-751

 誰、何かしらであれ。この町ではちょいと小首を傾げるぐらいの転機で
夢絵空事に近い冒険劇へと気づけば転がりこむ事が出来る。
 今回も、ロンパリが道を歩きがてら髭の生えた奴(エルガマル)
に、携えていた複数のスタンドの玩具が興味を惹かれたのか気づけば
この旅路の初夜へと立っていた。本物のロンパリであれば、狼狽えるか恐慌するか
大穴で武者震いを起こすのか…… 止そう、オレは『ロンパリ』では無いんだから。

           ウト ウト    パチ

            「ク  ゥウあ゛ ぁ〜」
           「……あん時と似てる夜空ダ」

 大きな欠伸を一度、夜空は何時しか満月が降り落ちそうな時と同じ輝きを放っている。

宝石箱をぶちまけたかのような夜の下で、狂え、狂い、狂った獣の魂は暫し上を見つめてから周囲を見る。

目立っていたのは女、そして近くにいる黒人。

>本日は よろしくお願いします

 「改まって畏まらなくて良いぜ。おりゃあ、最後の最期ッて時にテメェの両手首か、その命を喰らうって『誓って』んだ。
(※↑の詳細→ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1393171061/728-780)
いまさら嫌だ、って言おうとも、オリャあ結構決まり事にゃア五月蠅いンでね。撤回は受付ねェ
                 ……ンで」

 『ウィル』の言葉に、スタンド看板を肩に担ぎつつ面倒そうな口振りで返答しつつ近づき。
近くにいる黒人『スヴァルト』に顔を向ける。
 こいつ『ウィル』にも聞く事があるが、まず先決はあちら『スヴァルト』だ。

 唸りつつ見つめ、唐突に吐息を出しつつ空いた手で汚れた七色ダークピンクメッシュ
の髪を乱暴に掻き毟りつつ口開く。
この時点では未だ説明されてないのでマンティコアはスヴァルトの名前を知らない。

 「あァ゛ー てめェは……くそっ ロンパリの腐れ脳味噌がッ。眠さも祟って思い出すのがおせェ
お前が…フロイス? チャプチャプ? アーント? チャクラ? フストゥル? スヴァルト? ナグサ? 
あぁ゛、ナグサってのは黒くは無かったんだっけか?? チっ とうとうオレも頭が……いや元々なんだが。
……すまねェな、年老いてる所為か最近ボケててよォ。それと人類ってのは挨拶ってのが大事だから最初に
オレから名乗らないとなァ……『ロンパリ』だ。
前置きはこれ位で良い、おめェが『ヨハネスブルグ』だってんなら、聞いておく事があってなァ。
2、3。手間は取らせねェんで聞かせてくれねェか」

 そう、名を知らぬヨハネスブルグの一人『スヴァルト』へ質問を取っていいか確認する。
確認という前提条件。断るのならば別に良い、他にする事も山積みだ。金輪際話す機会が失われる
以外には痛手もない。

奴らにとって『ロンパリ』は小虫。いや小虫よりは目立つ煩わしいクソ以下って所か。
 別に卑屈でそう表現してる訳でもない、れっきとした事実は事実として受け取る事が大事だ。
馳せ参ずる群体のスタンド使いの中で、『ロンパリ』と言う悪い意味で非凡な立ち位置に酔う訳でもない。
 勘違いした勇気と覚悟が白鯨を呑むほどの波に太刀打ちなど出来る事など何も無い。

ただ、オレは『ロンパリ』として、そして中に巣くってる『マンティコア』として。
いま、いまも過去にあった常人に見えぬ満月の下で袂を分かった半身と共に生じた
疑問の答えを探し、オレはただこの旅路で『ルンクス』を狩る。ただ それだけの事だ


『ウィル』 女のウィル。確か いかれた脳味噌の引き出しでは。奴は既に雌の成りであるに関わらず
件の『ルンクス』って奴に悪趣味なシンデレラに仕立て上げられたとかだった筈だ。
 既に雌の臭いで鼻がひん曲がりそうであり、オレの五感が正しいのならば奴が狂ったと考えるのが普通なんだろう。
 だが、生憎と。オレ自体が初めから終わりまで螺旋(ねじ)れ曲がった存在だ。
女のウィルの言葉の真偽なぞさっそくどうでも良い。
 ――『ルンクスの魂を狩る』
 それが今のオレの仕事であり、生存意義であり、暇つぶしだ。

754『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/02/24(水) 01:02:52
>>749(エイノー)
スヴァルト:
「『滑走路』は使うが、空港に着くとは限らん。
 無論、シンガポールに直接乗り入れるわけもない。
 手順は道中でブリーフィングされるが、
 余計な心配は無用だ、『プロフェッサー』。
 
 オレが届けると約束した以上、
 傷の一つもつけず、必ず届けてみせる。
 その後でどうなろうが、それはお前たち次第だがな」

エイノーはタラップの前に立ち、旅客機を見上げる。
小型とはいえ、ジェットエンジンを備えたそれは、
十分な威容と迫力を伴い、賓客の乗船を待っている。
コクピットには、すでに黒人のパイロットの姿も伺えた。

後は、二階に足を運ぶ程度の労力で、
彼らは日本を離れ、海を越えた戦場へと翔ぶことになる。

>>750(高遠)
【殺し屋】のセージ、そして【護り屋】の新妻の二人は
確かに、その場に姿が見えなかった。

服装こそ男性のものだが、
一目見たウィルの感想は、明らかに『男装の麗人』だ。
面識がない高遠にとって、男性であるウィルは想像し難い。

「・・・・『潜伏場所』? それは知らん。
 奴はシンガポールで『潜伏』なぞしてないからな」

スヴァルトは意味深な口調で高遠の質問に応じた。

「だが、奴の『予定』はすでに調査済みだ。
 奴を追い詰められるには絶好の場所だ。
 気にくわなければ、何処で襲おうがオレは構わんが、な」

>>751(ウィル)
集まったスタンド使い達に頭を下げるウィル。
老弱男女、大から小まで様々な人間模様が、
空港のコンクリートに怪物のような影を伸ばしている。

「初めまして。『浜岡 頼子』です。
 【護り屋】で隊長を努めております」

すまし顔で握手を求めてきたのは、
背の低い中年女だ。メイド服を着ているが、
小太りのその様子は、女中という表現が正しく思われる。

「うんうん、あんたはいい男だね。
 あたしにはわかるよ。
 これでこそ護り甲斐があるってもんさ」

従順な表情から一転、浜岡は人を食った笑みを浮かべる。

「結局来ちまッたんだな、『台場ウィリアム』。
 賢い選択じャあない・・・・だが、
 おまえさんは来る予感があッた。
 その勇気に敬意を表して、この『エルガマル』からアドバイスだ」

奇妙な髭を風に泳がせながら、
エルガマルはウィルに片目を閉じて見せる。

「短所は長所の裏返しだ。
 どんなにヤバくなッても、生き抜くことを考えな。
 頭はクールに、指先は慎重に。
 それが『ガンスリンガー』の心意気だ・・・・憶えとけヨ」

>>752(井上)
並んだ面々の自信に感化されたのか。
井上の中の怯懦は雪のように解け去った。

戦士の表情でタラップを踏み、旅客機に乗り込む。
その後を追うのは【殺し屋】の『ナツメグ』だ。
ウィルに挨拶もせず、感慨の一つもなく、
タラップを盛大に揺らしながら登ってくる。

「──さっさと終わらせて、
 『チキンライス』でも食っていくか」

旅客機の屋根にまたがった『ハッピー・オルガン』に、
乱杭歯を剥き出しにして笑いかけた。

>>753(ロンパリ)

スヴァルト:
「・・・・・・・・・・・・何だ、この『ゴミ』は?」

歯に衣を一切着せず、
あまつさえロンパリではなくエルガマルを見ながら、
スヴァルトは率直な感想を吐き出す。

「オレがそうしていいなら、
 この場でこいつを引き裂いて、
 牛か豚を一匹、座席に突っ込むがね。
 その方がまだしも役に立つんじゃないか?」

「・・・・さて、ねえ。
 オレが一つだけ言えるとすれば、
 『可能性』ッてのは、あきらめねェ奴しか掴めねェッてことだ。
 こいつばかりは、牛や豚にャ期待できねェ」

両手を広げるエルガマルに、
スヴァルトは改めて、ロンパリに視線を注いだ。

「質問か・・・・いいだろう。
 おまえが生きてここに戻って来れたなら、
 三つ、質問に答えてやろう。
 本物の『戦士』と認めた上でな」


ひりつくようなエンジン音が、ロンパリの耳に蘇った。
今夜は風が強い──
何処から飛んだか、草の葉交じりのそれが、
スタンド使いの背を押し、満天の星まで駆け抜けていく。

出発の時が、近づいている。

755高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/02/24(水) 01:26:43
>>754
「『予定』。それは良いわね。
 追い詰めるのに絶好というからには……自信のある情報のようね。

 教えてくれないかしら?」

(気にくわないかどうかは、訊いてから決めるわけだし)

何だったか、『モナ・リザ』が成功したら閨にどうこうみたいな話をしていた気がする。
ルンクスがモナ・リザ撃破を感知……していたらとっくに蒸発してるだろう
『予定』の通りと見るべきだ。

その予定を掴んでいて、そこまで言うのなら目標の捕捉にもぐっと近づくはず。
事、ルンクスを始末するという点においてこの黒人は助力する側。
意地の悪いことはしても『嘘』は言わないはずと見て、スヴァルトから引き出したい。

756井上正『ハッピー・オルガン』:2016/02/24(水) 03:01:44
>>752
【『チキンライス』よりもォ…『ビーフシチュー』が好みだなァ〜】

『ナツメグ』に視線を向けず、夜空を見上げたまま、独り言のようにつぶやく。

自分は…『スタンド』は、あの脆弱な本体から生まれたものだ。
スデに『ハッピー・オルガン』は一個の生命として確立しており、最早本体などは必要ない、武器としてもてんで役には立たないし、
暇つぶしはとうにやり尽くした。けれども、まだ切り捨てられずにいる。
その気になれば、ハナクソをほじるより簡単に心臓を止めてしまえば、煩わしい雑音から解放はされる、しかしその気にはならない。
井上という人間は、俺にとって必要な『重石』であることがわかってきた。
楽しむには『制限』が必要なのだ。思うままに、勝手気ままに振る舞うのは楽ではある、だが、楽しくはない。
限られたルールの中で、工夫して勝利する。それが楽しいということだと、つい最近分かった。
俺は、『ハッピー・オルガン』は無敵ではないし、万能でもない。それ故に、無限に遊ぶことができる。

できるだけ、楽しく遊ぼう。
できるだけ、たくさん殺そう。
敵とか、味方とか、そんなことはどうでもいいじゃあないか。
人間の価値観を、人間でないものが理解できると思うなよ?

【カッ カカッ カカカカカカカカカッ】

うれしい笑いが込み上げる。
はじまるぞ、殺し合いだ、どいつもこいつもブッ殺してやる!




「…………一応、伝えておくけど、俺は俺のスタンドを制御できない。
オマケに、俺のスタンドは人間をオモチャ程度にしか考えてない、背後には、注意してくれ。
スタンドの名前は『ハッピー・オルガン』 鍵盤を弾くみたいに、笑いながら肋骨をヘシ折るスタンドだ」

757ロンパリ『落伍人』:2016/02/24(水) 21:46:03
>>754

・『スヴァルト』の周辺にいる人物達との会話内容に関してPCは
その内容の情報を共有してる状態で問題ない?

・現ミッションでの『季節』

758『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/02/25(木) 00:42:21
>>757(ロンパリ)

>・『スヴァルト』の周辺にいる人物達との会話内容に関してPCは
>その内容の情報を共有してる状態で問題ない?
問題ない。

>・現ミッションでの『季節』
『夏』。

759エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/02/25(木) 02:41:45
>>754
「失礼したスヴァルト氏。それでは先の事に集中するとしよう」

スヴァルトの一礼し改めて機内に入る。
まさかシンガポールが『ルンクス王国』になっている訳では
ないだろうが、ルンクスと対峙するまで『直通』ともいかないだろう。
スヴァルトの保証を信じてシンガポールでの段取りを考える事にする。

760ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/02/25(木) 19:49:34
>>754

メイド服を着込んだ姿に懐かしいものを覚える。
『祖国』に仕えていた頃は、こういう姿の女性達と共に仕事をしたものだ。
そのいかにも女中然とした振る舞いに、笑顔を作りつつ握手を返す。

「台場ウィリアムと申します」
「本日はよろしくお願い申し上げます ミス───」

そして素の様子を見せる浜岡に、思わず瞼を数度開閉させるも、
緊張の和らいだ微笑みを返しながら頭を下げる。なるほど、これは心強い味方だ。

「恐れ入りますミス・ハマオカ」
「あなたのような素敵な女性に守られるだけの男であることは───これから直に見て頂こうかと」

手を離し、ウィンクをする。そして『エルガマル』の方へと向き直り。

「・・・・・ありがとう ミスター・エルガマル」「肝に銘じておくわ・・・わたしがあの男に 真の意味で勝つには
 わたしが無事に『アウレア』の元に帰らなければならないもの」

短所もあえて長所に変えるだけの『冷静さ』を。彼の言葉を常に忘れないよう、心に刻もう。
それでは準備が整い次第、搭乗する。

761ロンパリ『落伍人』:2016/02/25(木) 23:28:09
>>754

 >『潜伏場所』? それは知らん。奴はシンガポールで『潜伏』なぞしてないからな」

>何だ、この『ゴミ』は?

 前者は気になる言葉。後者はどうでも良い言葉。……まァ 
見てクれやら何やらで『ロンパリ』がこう言われるのは、何つー力。モぅ慣れてる。
 と言うか、ヨハネスブルグって奴等モ、他の奴等と同じで『ロンパリ』の外見でしか
物事を判断しない事だけでも解っただけ恩の字だナ。



 ツーか、奴は『潜伏』してない?? ……ふぅゥン。

>>760
「……ウィル、おいウィル」

出し抜けに、近くにいる『ウィル』に再度話しかける。
「おめェ、『ルンクス』って奴をそっチでも調べてたンだろ?
 能力の目星とかも付いてンの力?」

「正直、マンティ……あァ、面倒ダ。
ロンパリのオムツのままで単身で挑んでも、刻んだ肉にされるのがオチなんでナ。
 そちらで知ってる事があれば教えてくれると有り難いンだがね」

「『対価』として、一応幾つかアイテムもあるんでね。欲しいもんがあるなら渡すゾ」

 無料で能力をペラペラ喋ってくれとは言わン。ただオレのこの躰での……
いや、そんなの言い訳か。オレの単身の力じゃ、能力を調べ上げるのも今のままじゃ『無理』だ。
 獣に恥も外聞も無ェ。とりあえず、この旅路じゃ『要』であろう『ウィル』に
把握してる情報を聞く事にする。それと此奴に特に視線を向けてる奴が居そうだったら
気を付ける事にする。オレは『ゴミ』だし、他の奴より周囲を傍観者として観察出来るだろう。

762ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/02/26(金) 20:44:05
>>761

「?どうしたのかしら ミスター・マンティコア」

>「おめェ、『ルンクス』って奴をそっチでも調べてたンだろ?
> 能力の目星とかも付いてンの力?」

「ええ もちろん」
「道中での『ブリーフィング』でも話すつもりだけれど・・・そうね 簡単に説明すると
 本体の『体液』を触れさせた生物を『女性化』させて『僕』にする能力よ」

『嫁』にする能力とは言わない。
相手の人格を塗りつぶす能力で、『嫁』呼ばわりなど子供の我が儘に等しい。

「ふふっ これから共に挑む『仲間』に こんなことで『対価』を求めるわけないでしょう?」

763ロンパリ『落伍人』:2016/02/27(土) 21:52:34
>>762

 >本体の『体液』を触れさせた生物を『女性化』させて『僕』にする

「―そォか…あリが卜よ」

 『体液』……『血』『尿』『涙』『唾液』『汗』……

(めんどゥ だナ。だが 手が無いわけじゃナい〉

『ロンリー・ギャザリング』『使い捨てエルドラド』は能力が使えない。
その物体の形そのもののみ。残るは『看板』『携帯型プロペラヘッド』『DVD』

 「……なら、一つだけ言う力゛」

『対価』になるとは思わン。だがありのままの『事実』だけ伝えておく。

「今回の『物語』ってのは、『主賓』はお前ダ。
お前の動き方次第で情勢も変わってくる。オレやオレ以外の奴らも無論全力で動くが」

「きっと。お前が奴の『妃』になるような事になれば……それこそ『終わり』だ。
……『ウィル』 オレがルンクスの奴に『僕』にされるなら。容赦なく撃て
お前の『未来』の枷となるぐらいなら、容赦なくオレは捨て石にしろヨ」

 まだ話す時があると思うが。マンティコアから言えるのはそん位だ。

最強の怪物。それも過去の事で今じゃ霧の死を殺意を司る化け物に夢の中で
体よく扱われるような身だ。獣だって二度も敗北を味わえば 学ぶ。

この『旅路』で、頭と霊の力を上手く扱える者こそ、最後の最後で残れる。

 『ロンパリ』は、弱い奴だった。オレは違う、そうはっきりと示したところで
形としてなる『結末』の結果次第で、オレの言葉なゾ霞より弱弱しいものだ。

 (どう、この『立場』で動くか……決断すべきだナ〉

 ふァあ〜と欠伸を一つ。周囲で『ウィル』に特異な視線を向ける奴がいれば
頭の中で留めておく。この中に、居ないとは願うが、既に奴の手の者が居ても
別に不思議でも何でもないからナ。

764『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/02/28(日) 00:30:45
>>755(高遠)

スヴァルト:
「──『アルメニアン教会』。
 奴は明日、そこで『挙式』の予定だ。
 シンガポールの要人の娘とな」

>>756(井上)
空を見上げ、来るべき殺戮の予感に
身を震わせる『ハッピー・オルガン』。

「シンガポールは金融と貿易で栄える国だ。
 文化も食い物も、あのクソ狭い土地に山と盛られてる。
 中華とマレーシア人が多いが、人種は多種多様だ」

「つーまり、美味いもんは選び放題ってこった。
 生き残りさえすれば・・・な」

口元をごしごしと擦ると、『ナツメグ』はそう言い残し、機内に入った。
井上に対しては、

「オレぁオマエより、オマエのスタンドのが気ぃ合うぜ」

などと宣いながら。

>>759(エイノー)

機内は旅客機ほどではないが、
10名までであれば十分なほどに広く、快適だ。
座席は向きを自由に変えられる仕組みで、
倒せば寝床に、向き合えば会議室にも使える。

「──やあ。初めまして」

エイノーの後に乗り込んだのは、
『ヨーダ』の仮面を被った青年だ。
服装と体格から男だと思われるが、当然顔はわからない。
ひょろりと背が高く、そして細い。
肉体労働には明らかに不向きな人材だった。

「ぼくの名は『菊川』。
 【護り屋】の一人ってことでいいと思うよ。
 一緒に戦うことはないと思うけど、どうぞよろしく」

慇懃に頭を下げてきた。

>>760>>762(ウィル)
浜岡:
「期待してるよ。
 一緒に、『悪い魔法使い』を暖炉にブチ込もう」

浜岡は片目を閉じ、タラップを上がって行った。

エルガマル:
「ま、そういうこッた。
 ルンクスの手先に堕ちたおまえさんは、
 他の誰よりも危険で厄介な敵になるからな」

ウィルはロンパリと言葉をやりとりし、
他に続いて、小型機のタラップを登っていく。

「それじャア──『よい旅を』」

エルガマルが、茶目っ気を含んだ『敬礼』を見せた。

>>761>>763(ロンパリ)

ウィルとは因縁浅からぬ縁がある。
『ヨハネスブルグ』を追う間に知り合った間柄だが、
危険な旅の前に忠告を残す感情が、マンティコアにはあった。

周囲を見回すが、ロンパリを奇異な目で見る者はいれど、
ウィルをそういった目で見る者はいない。
滑走路にはすでに人気は見当たらず、
離陸の準備が整ったことを暗に告げていた。

小型旅客機に、次々と『征伐隊』が乗り込んでいく。
怪物のような白いスタンドが、
遊園地の子供のように、飛行機の天蓋にまたがっているのが見えた。

765エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/02/28(日) 12:48:50
>>764
「やれやれ『晴れの日の招かれざる客』になるのか」

『明日のルンクスの予定』に苦笑して機内に乗り込み 

「私はエイノー・ニョルズ。こちらこそ宜しく」

『菊川』に返礼し握手の手を差し出す。
とりあえず不文律的に『同行者』達とは積極的な会話を
してこなかったので『菊川』の挨拶はむしろ有難かった。

766ロンパリ『落伍人』:2016/02/28(日) 22:31:11
>>764

>──『アルメニアン教会』。奴は明日、そこで『挙式』の予定だ。
>シンガポールの要人の娘とな

>中華とマレーシア人が多いが、人種は多種多様。

 「……guru゛uu」

奴『ルンクス』の拠点は『アルメニアン教会』
 シンガポールの国は多種多様。奴の能力は『体液での女性化の僕』

推察出来る事。

 『要人の娘』は元々は男であり、奴の能力で既に『僕』である。
その場合、その挙式自体が『罠』。旅路そのものは死の航路である可能性にもなる。
 
利点はある。居場所があり、本当にそれが行われるのだとすれば、奴を
狩る機会は少なくとも一度は必ずある。
 だが、既に『僕』としてある人物が、ある程度の人間って言う種族での地位が高いものであれば
理由なんぞ幾らでも挙げられるが、王族やそれ等には厳重な警備を置くのは古くからの常識。
 一般の人間でも、挙式に見慣れない顔ぶれである者は排除される流れ。

 (忍び込む事ノ\…いや 未だ早計か。この国の言葉に直せば
取らぬ狸の何とやら……力)

 ガシャン……。

 「ま……無いよりも、ダ な」

 此処が『廃工場』であるなら、窓にある『ガラス』を割り、そのガラスの幾つかの
破片を『ビニール袋』の一つに提げて入れる。

  (『ウィル』……それ以外の奴で、見込みあノレのは。
以前のロンパリに気質が似てた男『井上』
そして人の匂いが希薄な奴『エイノー』
緑色の帽子を被った雌猿『高遠』
……あ卜は、良く解らない……滴の流れ次第 か)

 行動が終わったら遅れつつも旅客機へ入る。

上記の四名の行動を気にかけつつ【護り屋】【殺し屋】合同チームの方面に
近づきつつ様子を伺いたい。

767高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/02/28(日) 23:15:11
>>764
「バージンロードを血で染めに行く事になるわけねまぁ素敵」

一般の人に迷惑がかからないと良いけど……と思ったけど

「『要人の娘』の時点で十分ハードル高いわね。
 SPやらが居るのはもちろん、それら丸々ルンクスの手に落ちている可能性も」

……考えておく。
最悪、大量の『嫁』に囲まれた『大将首』をどうにかする事になる。

まぁ、なんにせよここに来た時点で、他の選択肢はない
やるしかないのだ。

「重ねてありがとう。
 ……生きてアンタの顔をまた見たいものね」

機内へ乗り込もうとしながら、『スヴァルト』へ向けて頭を下げて、言ってやる。

768ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/02/29(月) 22:05:11
>>763(マンティコア)

「・・・・・・・・・・」

いつもならば、ウィルは即座に否定する言葉だろう。
目的のために自分以外の誰かを犠牲にすることなど、ウィルの最も嫌う行為の一つだ。
だが、それでも彼に否定の言葉を紡がせないのは、マンティコアの『覚悟』が本物であるからだろう。
その瞳が、同じ『覚悟』をウィルに宿す。

「了解したわ ミスター・マンティコア」「願わくば また共にこの地を踏めることを」

己が胸に手を、深く頭を下げ最敬礼を行う。

>>764

「人に手を出している間に他の女と『結婚式』を挙げるなんて・・・『性豪』の二つ名は伊達ではないわね」

肩をすくめ、首を振る。

>「それじャア──『よい旅を』」

「行ってくるわね ミスター・エルガマル」
「『シンガポール』は初めてね・・・日本と同じくらい素敵な場所なら アウレアと一緒にまた訪れるわ」

茶目っ気には軽口で答えつつ、そして飛行機の中に乗り込もう。
彼はいい男だ、ルンクスなどの嫁になるくらいなら、あれ位魅力的な男性の方がまだ良い。

769井上正『ハッピー・オルガン』:2016/03/02(水) 21:45:49
>>764
【味覚は無駄な機能だなァ〜】

そうだ、いくらでも選べる。それは楽しみだ。
生きている限り殺せる、合理的だ。
『鶏』と『牛』 比喩なのは言うまでもない。

「…それじゃあ、あんたも人でなしだ」

井上は目を伏せたまま、言った。

770『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/03/04(金) 01:37:07
>>765(エイノー)

菊川:
「──戦場は『教会』なんだね。
 なら、ぼくも『給料泥棒』にならずに済むかな。
 ああ、よく考えたら『無駄』なわけがないよね。
 エルガマル社長の指示だから」

謳うような、独特の言い回しで独言しながら、
菊川は座席を大きく回転させた。
互いに向き合う、会議用の仕様だ。

「シンガポール到着まで、時間は十分ある。
 睡眠は必要だけど、それまでに軽い作戦会議をしよう。
 ぼくのサポートについて、知らない人に教えておきたいし」

「おっと、そのまえにシートベルトだね」

>>766(ロンパリ)

格納庫は廃工場に偽装されているが、
ここは滑走路、建物は遥かに遠い。
武器調達は、到着後にした方が確実のようだ。

ロンパリは改めて、機内へと一行を追う。
菊川と名乗るマスク男の言葉が聞こえた。
到着までにミーティングを行うようだ。
席を動かし、互いに向き合うように動かしている。
座席二つを占領した『ナツメグ』は別枠だが。

地上に残されたエルガマルとスヴァルトが、
窓を見上げている。タラップが移動し、旅客機から離れた。

>>767(高遠)

スヴァルト:
「一般人のSP相手に手間取る程度なら、
 ルンクスを追い詰めるなど、夢物語だな」

辛辣な口調は変わらず、地上のスヴァルトが返答する。
エンジン音と渦巻く風の中で、その言葉は不思議とよく通った。

「もし生き残れたら、敬意を表してやろう。
 オレと『ヨハネスブルグ』最大の敵として、な」

高遠は旅客機に乗り込んだ。
回転式のシートが並ぶそこでは、
マスク男がいそいそとシートを回し、対面に変えている。

察するに、到着までにミーティングするつもりらしい。


>>768(ウィル)

エルガマル:
「自然は少ないが、ここと同じくらい『近代都市』さ。
 おまえさんの記憶に、美しい国として残る未来を祈ッとくゼ」

敬礼のまま浮かべる笑みを背に、ウィルは機内に乗り込んだ。
回転式のシートが並ぶそこでは、
マスク男がいそいそとシートを回し、対面に変えている。
たっぷり2シートを陣取った『ナツメグ』以外は、
概ね作業を手伝っているようだ。

察するに、到着までにミーティングするつもりらしい。

>>769(井上)

ナツメグ:
「人でなし・・・・ブハハッ。
 オレは殺し屋だぜ? 聖人に見えたかい?」

肥満体は大笑しながら、シートの一角に倒れ込んだ。
井上はロンパリに押されるように機内に入る。

回転式のシートが並ぶそこでは、
マスク男がいそいそとシートを回し、対面に変えている。

察するに、到着までにミーティングするつもりらしい。


>ALL


                   ヒィ ィィィ イイイイ ・ ・ ・ ・

エンジン音が高鳴り、機内放送が流れた。

「間もなく当機はシンガポールに向け、離陸いたします。
 座席に座り、シートベルトを締めてください。
 また、離陸中は席をお立ちにならないよう願います」

アナウンスは流暢だが、ややイントネーションが異なる。
日本人でないことは、容易に想像がついた。

771ロンパリ『落伍人』:2016/03/04(金) 09:26:59
>>770

 『皮肉』だナとも、マンティコアは体が一瞬重力が減るのを感じながら想う。
あの『月の夜』も、ロンパリは空を飛び『月』を消す事を望み上昇した。
 最も、結果は無残の一言デ。嗤ってやる事すら出来ない

 離陸。シートベルトをカチャッと嵌めつつ、他の者と同じく
シートを回す。手元にスタンド看板を置いて一先ずといった具合で口開く。

 「そンじゃまァ  改めて言う事でもねェが」

 ミーティングの顔ぶれを斜視の目で一瞥しつつ、告げる。

「俺はロンパリ。縁あって『ヨハネスブルグ』には一つ拭い切れない『貸し』がある。
 『月』に『死を想う霧』。おレは二度、『死んでる』ンでな、三度目は流石にこの肉体ごと
滅びるのはチョいと不味い。だから、出し惜しみはしネぇし、必要なら奴のケツを
舐めて命乞いしろって指図も受け入れる。ソレが必要な事柄ならナ。
 才れには、お前ラ見たいに霊を使える力は無い。精々、玩具程度で見えて、この
持ってる合金の棒切れでぶっ叩くぐらいしか、今のとコろはナ」

 そう言いつつ、持ってる所持品のスタンドアイテム。
『スタンドDVD』×5
『使い捨てエルドラド』×1『ロンリー・ギャザリング』×1
を散らかすようにして、全員の見える場所に置く。

「全部、今の時節じゃ使えネぇが……何かしら、あんた等の役に
立たせられるかも知れん。欲しい奴は遠慮なく使ってくレや。
 こっち。オレが望むのは『地図』だナ。
『アルメニアン教会』周辺の詳しい市街図がありャ、欲しい。
 それと……これまで、あんた達が『ヨハネスブルグ』とかち遭ったってンなら。
その『情報』。そレがありゃ、言う事ねェ」

 ……出せる手札は、早目に使い切るべきだ。と、瞬きの中で星が告げる。

ロンパリは『無力』だ。だからこそ、今は『手を合わせる』べきだ。
 それが決して俺と言う『マンティコア』の行動に反する事であっても。

772エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/04(金) 13:55:14
>>770
「伺おう。こちらからも提示できる手法があるかも知れない」

菊川にそう応え座ってシートベルトを締める。

>>771(ロンパリ)
「それらの物に貴方の言う『霊的性質』を付与する事も可能なので
『使える』と思うなら申し出て欲しい」

ロンパリに応える。
自身の負荷もあるしロンパリ自身の危険もあるが
『スタンド』効果の『物理性質』を使い捨てる事もできるのは
それなりロンパリだけではなくこの場の全員に有益に思えた。

773ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/04(金) 21:29:10
>>770-772

「Thank you(ありがとう)」

『マスク男』に礼を言いつつ、座席に着席する。
そしてシートベルトを締めよう。

「・・・・・・・・・・」

スマホを取り出し、電波の届く今の内に、アウレアや家族へとメールを送る。
『出かけてくるわ。明日、遅くても明後日には帰るから』と。
そして懐にしまい、意識を切り替える。後は『ルンクス』を倒し、生き残ることだけを考えよう。

「確かに『地図』は欲しいわね」「その方が連携も取りやすくなるし」
「どなたかミスター・エルガマルから受け取っていたりするかしら」
「現地で入手するとかそういう『無駄』は嫌いそうだもの」

774高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/03/04(金) 23:25:51
>>770
『一般人のSP』ならね、との意識はあるが……
まぁ自分の挙式に『能力影響下の者』を使うかどうかもはっきりはしていないのだし何も言わない。

 以降、敵同士だ。


マスク男に見覚え、声に聞き覚えがあっただろうか。
とりあえず感謝を述べつつミーティングの席につくことにする。

ちゃんとベルト着用だ。


「『クレモンティーヌ』高遠 嶺。
 ……地図、なさそうなら探してみるわね」

緊張でちょっと固めの声で言うだけ言っておく。

エルガマルが無駄を省いたか何かで、全員知っているならそれでいいが
そうでない場合自力で調べあげなきゃいけない。

電話が通じるうちに教会をまず。続いて周辺の地域が地図検索にヒットしないか見てみたい。
『アルメニアン教会』を紹介するHPでもあれば、もっと言えばルンクスの予定がひっかかればモアベターだ

775ロンパリ『落伍人』:2016/03/05(土) 16:18:30
>>772

>「それらの物に貴方の言う『霊的性質』を付与する事も可能なので
>『使える』と思うなら申し出て欲しい」

 ピクッ

「ン……おめェさん、そう言う『使い手』カ」

『エイノー』をしげしげと見つつ、頬の星図のようなニキビを指の腹で
なぞりつつ呟く。どうモ、マンティコアに似た奇妙な既視感を覚える。
 こいつもどうも人では無さそうナ、やはり人のよゥな。

マぁそんな事は今、関知の外であるので詳しい説明だけする。小枝を摘まみ掲げる。

「こっちの小枝(『ロンリー・ギャザリング』)は
『何にでも貼り付けて』、それで貼り付けたのと『同じ材質の花』を咲き散らせる。
だが、春にしか使えネぇ。何にでも張り付く、って部分は、もしかしたら今も
使えノレかも知れん」

 小枝を置いて、次に扇を軽く広げ掲げる。

「こっちの扇(『使い捨てエルドラド)は広げたら半径10メートルを
『夏』の気温に変えるって代物だ。まァ、説明を聞けば解る通り今の
時期じゃ、その力は使えン。精々ちょっと仰ぐのに便利な位ダな。
 だが、この小枝も扇も、あんたの言う『霊的物質』ってもンだ。
……そっチの、『霊的性質』の付与ってもんに関し詳しく説明シちゃ
くレねぇか? 興味ノ\あル。」

 言葉が本物なら、この男『エイノー』の霊の力で多少は俺がルンクスと
相対する時にマシになるかも知れン。

776エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/05(土) 23:55:03
>>775(ロンパリ)
初対面の顔も多い、一つ実地に説明してみよう。
ネクタイを抜き伸ばした状態でネクタイピンから
『硬度』カートリッジを抜きネクタイにスロットを
作成して装填する。

「と、まあ『絹のネクタイ』がちょっとした『銀の剣』に
 なったりする。ネクタイは単に『硬くなる』だけだが
 その扇のような『スタンド物質』だと『硬さ』で
『スタンド』にも干渉できる。ただ注意事項もあって
 1:『機能』を抜いた器物以上の『容積』がないと付与できない
 2:『機能』を抜いた器物は『機能』回復後10分は
 再度性質を抜けない
 3:『機能』付与限界時間は五分
 あと私自身の『スタンド』である『F・O・Q』も『機能』付与しないと
 単なる『念動力』にすぎないのでおそらく『貸与限界』は3つ
 くらい、という所だろうか」

ロンパリや他のメンバーに『ネクタイ剣』の『硬度』を確認
してもらったら離陸までに『硬度』を解除する。
流石に離陸時にこれは危険だ。

777ロンパリ『落伍人』:2016/03/07(月) 23:28:12
>>776 

 「卜、なれば……」

 『エイノー』に、『使い捨てエルドラド』と『ロンリー・ギャザリング』
ついでとばかりに『スタンドDVD』も『二つ』。傍へと置く。

「此れらは、あんタが持っておいた方がいィだろ。
小枝(『ロンリー・ギャザリング』)は……張り付く事は無理だ力゛
 あんタなら今そう言う風に硬くするのにヤったように、何かしら使えノレ。
まァ、全部終われば返してクれや。壊してモ、別にいイけどョ」

 そう、告げて渡しておく。

戦争が、始まった際。一々エイノーにスタンド物質にカートリッジの
抜き差しなんぞチンタラする余裕ノ\無いだろゥし。

 ならば使える奴が使うべきだ。

778エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/08(火) 19:07:58
>>777
「承知した。然るべき時もしくは
 別行動となる時までお預かりしよう」

『使い捨てエルドラド』と『ロンリー・ギャザリング』
『スタンドDVD』2枚をロンパリから預かる。
確かに必要な折はこちらで『機能』を装填してから
ロンパリに渡す方が1工程早い。

779井上正『ハッピー・オルガン』:2016/03/10(木) 00:42:36
>>770

780井上正『ハッピー・オルガン』:2016/03/10(木) 00:45:14
>>770
目を閉じて、眠る。
俺が生き残るためには、僅かでも体力を万全にしておかなければならない。

781『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/03/10(木) 01:00:33
>ALL

ヒィィイイ ィィィ
                    ・ ・ ・ ・ ・

シートベルトを締め、各々は離陸に備える。
機外から伝わる車輪の振動は、
想像以上に素早く、床下から遠ざかり、
代わりに浮遊感と、見事な夜景を提供した。
黄金町の町の灯だ──
これが最後の町の記憶になるかもしれない。

「離陸に成功しました。
 シートベルトを外していただいて構いません」

アナウンスが響き、機内に静かな音楽が流れ始める。
スチュワ-デスこそいなさそうだが、
十分以上に機内は快適に過ごせそうだ。

「・・・・よし。
 それじゃあ、作戦会議を始めようか」

ヨーダマスクの菊川が、
くぐもった声でメンバーに呼びかけた。


>>773(ウィル)

離陸する間に、
ウィルはスマートフォンでメールを送る。
スチューワーデスがいれば注意されそうだが、
ここは法の外にある旅客機だ。
携帯機器は問題なく使用可能で、メールは送信された。
仮にアウレアの返信があったにせよ、
もはやウィルに追いつくことは出来ないだろう。

菊川:
「──残念だけど、地図はないよ。
 行き先を聞いたのはついさっきだし、
 『エルガマル社長』も聞いてなかったんじゃないかな」

「今調べたら・・・・周辺の地図はあるね。
 『ヒル・ストリート』に面した小さな教会みたい。

 『1835年に建てられたシンガポールで最も古いクリスチャン教会です。』

 なるほどなるほど」

菊川はスマートフォンをフリップしながら、
しきりに頷いている。


>>774(高遠)
菊川と名乗る男を、高遠はすぐに思い出した。
【殺し屋】との闘いの際、壁伝いに情報を知らせていた声だ。
名前は何度か会話に登ったが、姿を見たことはなかった。

菊川に倣い、高遠もスマートフォンで検索する。
建物のちょっとした紹介と、
周辺地図がリンクされたページが、すぐに見つかった。

(アルメニアン教会の地理状況、外観などは
 実物に即したものとする。
 建物内については、GMの推察の元、構成)

ttp://www.yoursingapore.com/content/traveller/ja/browse/see-and-do/culture-and-heritage/places-of-worship/armenian-church.html

他に検索にかかったのは、
アルメニアン教会の利用状況だ。
『明日は貸し切り予定』
『元大統領の長女が結婚式』『相手は南アフリカ出身』
などの情報も、決して大きくはないが散見された。

>>771>>775-778(ロンパリ、エイノー)
自身の自己紹介と所持品を見せた。
エイノーは興味を示してくれたが、
『ナツメグ』の反応はいたって冷淡。
浜岡もさして必要性を感じないようだ。

>ALL

「──まずは簡単な自己紹介から。
 ぼくは菊川 言(ゲン)。
 スタンドの名は『ザ・ユーズド』。
 建物を『体の一部にする』のが、ぼくの能力だよ」

「『人食い屋敷』のように動かせたりはムリだけど、
 中の様子は自在にわかるし、床や壁越しに連絡もできる。
 鍵を開け閉めしたり、灯りを操作したりも自由自在。
 屋内に限れば、今回も君たちのサポートを果たせると思う」

「今回一番役に立つかなって部分は、
 その建物を『破壊不能』なくらいに強化出来ること。
 例えルンクスでも、壁を壊して簡単に逃げられたりは
 しないんじゃないかな」

「──ただし、弱点が二つ。
 このスタンドは、ぼくが建物に触れていないと成立しない。
 あと、戦闘能力はゼロだから、
 誰かに護ってもらわないといけないんだ。
 もちろん、隠れててもいいんだけどね」

782エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/10(木) 02:33:44
>>781
「了解した、宜しくお願いする菊川氏。ただ私は護衛は無理だろう。
『建物』に機能付与する場合精緻で迅速な状況判断が必要になる。
 突入組にいた方がベストだと思うが他のメンバーが『建物全体に 
機能付加する』状況を有効に使えるなら私が菊川氏の護衛と 
 バックアップに回る事も可能だろう」

『役割分担』について提起する。
誰も全く『無関心』を通すならロンパリにも残ってもらい
『機能』付与アイテムを返して『第二陣』として突入という方策もある。

783ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/11(金) 00:38:52
>>781-782

「あら?そうなのね」

『アナル・キティ』も万能ではないということか。いや、逆に言えばここで調べて
手に入る情報ならば、わざわざ『地図』という形で持って来た方が『無駄』かもしれない。

「わたしも調べてみるわ」

スマートフォンを操作しつつ、『菊川』の声に耳を傾ける。
『アルメニアン教会』の情報が見つかれば、顔も彼の方へと剥けよう。

「よろしくお願いするわね ミスター・キクカワ」
「なるほど・・・何だかとても面白い能力ね」「サプライズにはぴったりよ」

軽く冗談を交えつつ、本題に入る。

「戦場に出ることのメリットはないと見て良いのかしら?あなたの『ザ・ユーズド』は」
「ロックできる部屋の中にこもって、適宜室内を操作しつつ
 こちらからの要望を受け取って、それに応えることも可能だものね」

一度鍵をかけてしまえば、その扉は破壊不可能で鍵を開けることもできない。
その状態でもこちらの声は伝わり、向こうからも声を発せられるのであれば、やはり彼には隠れてもらうのが上々か。

784高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/03/11(金) 00:40:16
>>781
「内部の状況は、現地につかないと無理そうね、菊川さん」

【殺し屋】との闘いの時……あの声か。と思いつつ他に掛かった情報を見る。

思えば、ああいう時致命的に誰かが死ぬようなことが避けられていたのは
この人が戦場全体を監視してたんだろうか、との思考が頭をよぎる。

ルンクスは……元大統領の長女と挙式。
教会はそれで貸し切りか……。

「私は防御組かしらね……ただ、『護衛』という意味では出来るけど
 より確実に『防御』する『パートナー化』を菊川さんにしてしまうと
 建物に触れていないといけないという条件を満たせないから……」

作戦や状況によるのは言うまでもないが、
『護衛』を自分をパートナーにして行う事をベースに考えておこうか

785ロンパリ『落伍人』:2016/03/11(金) 16:16:14
>>781-784

    ク     ヵ  ア ァ゛  アー…

でかい欠伸一つ鳴らし。  斜視の片目で全員を一瞥しつつ呟く。

「一つ あンた方に聞きたいンだ力゛ね」

 「すッかりと全員、その教会の中に乗り込める気でいル見たいダが。
『権力者の子供の挙式場』って処二、あんた方はリストに載ってない
のを承知で出入りする気なのカね? まず出会い頭に『元』大統領の
娘の護衛に、あの喧しい鉄砲で蜂の巣にされるのが関の山だと思う力゛」

 『アルメニアン教会』の中に入るまでの過程での部分の問題を指摘する。

「ノレンクスって奴の……スタンドの名前が解らん、が。そのオテガの
スタンドの『体液で僕にする能力』……ッてだけが、本当に下僕にする
『だけ』で終わルのかも疑問なモんでね。こうまで団体で襲撃する手筈
になるって事ノ\、だ。そこまで毛嫌いされる奴の能力が、たかが兵隊
にするだけで終わるとも思えねェんだヨな……」

 「  『ウィル』  てめェは、奴の能力の奥底まで
実は知ってンじゃねェ力? まだ、喋っていねェ事が ヨぉ…」

 >>762で『簡単に説明すると』って言われたしな。
『ウィル』がまだ奴の霊の力、その細部を把握してても不思議じゃネぇ。
マンティコア以外、もう知っテる事なノかも知れンけどナ。

全員に教会の内部に入るまでの方針を聞く。
(PLとしては:『婚約期間』 ─5日目─↓
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1421852015/
の情報を共有したい)

786エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/11(金) 22:08:13
>>785(ロンパリ)
「ああ、特に方法がない場合私が『爆破テロリスト』になって
『善意の有志』とここの皆に追ってもらおうかと考えていたよ」

しれっと言いはしたが『もう少し考慮された潜入手段』が
あるに越した事はないだろうとは思う。
反面贅沢を言える余裕が無いのも事実なので最悪この手法でいく気でもいる。

787ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/11(金) 22:56:31
>>785(ロンパリ)

「あら・・・せっかちなのね ミスター・マンティコア」
「今はそうならないために各々の能力を確認しているところよ?」

とはいえ、彼を知り己を知ればというチャイニーズのことわざがある。
先に敵の能力を知ってから、各面々の能力を聞くのも良いだろう。

「では先に わたしの知っている限りでお話ししましょう」

「ルンクスのスタンド 『エンジェルズ・ラダー』は『本体の体液に触れた生物を僕にする能力』」
「恐らくは『近距離パワー型』ね・・・かなりの威圧感を覚えたわ
 本体と同じく 『一部分』が肥大化しているのが特徴かしら」
「質感は『黒曜石』に似ていたわ・・・頑丈なのかもしれないわね」

「そしてここからが『重要』」

「『僕(しもべ)』となった生物には 特長的な『才能』や『スタンド』に目覚めることがある」
「・・・わたしが先日病院で戦った女性は『神速』の動きを可能にしていたわ
 幸い彼女には『才能』だけでスタンドは見えていなかったようだけれど」
「あとこれは推測だけれど・・・『無尽蔵』に僕にできるわけではないようね」
「それならヤツは『ヨハネスブルグ』で今より上の位置に立っているはずだから」

788エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/12(土) 00:10:12
>>787(ウィル)
「過大評価も良くないが楽観もできない。直接見た訳ではないが
 昼にルンクス調査に協力してくれた『スタンド』使いの青田君が
『花嫁』にされた『モナ・リザ』に襲撃された。生物ならともかく
『絵画』だよ?『ヨハネスブルグ』もおそらく総がかり前提で
 相対している事で均衡がとれていたのだと思う。ちなみに『モナ・リザ』
 にも『魅了』に近い能力があったらしい」

ウィルの話に昼の体験を補足する。

789ロンパリ『落伍人』:2016/03/12(土) 21:33:22
>>786-788

>特に方法がない場合私が『爆破テロリスト』になって
>『善意の有志』とここの皆に追ってもらおうかと考えていたよ

「そリャ、ちょィと無茶力゛あるナ。お若いノ」

 『エイノー』に対し、ギシッと背もたれを軋ませながら腰を深く座らせ告げる。

「奴。ルンクスって奴にして見りゃ、誰かが襲い掛かって来ようと襲撃しようと
事前に対処出来る『確信』がある。だからニュースなンぞで隠さず堂々とやってンだ。
 わざわざ外道な真似して炙り出そうとしてモ、こちラが火傷すルだけヨ」

 「おレなら……『ヨハネスブルグ』の面子を騙り、ちょいと反応を確かめて
シンガポールに居るだろう子鼠共をおびき出すがネぇ。まァ、さっき居た
スヴァルトって奴の筆跡なり、何かしら奴の能力ヲ知ってりゃア出来るんだが」

 才れは、けんもほろろに話も碌にさレねぇからな。と、淡々と呟く。

そして続く『ウィル』と『エイノー』の言葉に、幾つかの節で上下に軽く頷いてから
軽く唸り、航空機の天井を仰ぎ睨みつつ、そして表情を無に戻して顔の位置を正す。

「天使達の梯子(エンジェルズ・ラダー)……ネぇ。それに『絵画』……
予想はしてたが、シャーマン(スタンド使い)の群れが待ち構えてるのは当然……。
ンで、その何人かに。こちらが奴の領域に入った瞬間に発動する能力を持ってる奴が
数人いれば教会に辿り着く事も出来ねェって事かィ。やれやれだネぇ……」

 やる事は変わらん。ただ、もう少し綿密に計画を立てざるをえないと言うにが
現状だろう。無作為に突っ込んで死んだ大馬鹿(ロンパリ)が良い実例だ。
 
 「……ンで。これ等の意見を聞いての、プロフェッショナルの
アんた方の意見も聞いて見たい処なンだがねェ」

 そう、【護り屋】【殺し屋】合同チーム。井上以外(眠ってるので)の
面子を一瞥しつつ聞いて見る。もっとも期待なゾしてねェが。

790井上正『ハッピー・オルガン』:2016/03/13(日) 10:11:55
>>781
「俺からは …特にない。
俺の『スタンド』が出てきたら、近くには来ないでくれ。
ただパワーがあるだけの『スタンド』だが、気難しい、八つ当たりの責任は取れない」

飛行機上からの景色はどうか?

791『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/03/15(火) 03:19:30
>>782(エイノー)

菊川:
「──『ザ・ユーズド』があれば、状況判断は何処でも出来るよ。
 僕自身が矢面に立っても、多分足手まといだし。
 護ってくれさえすれば、ぼくは別行動の全員に、
 それぞれの状況を伝えられる。
 【護り屋】と【殺し屋】にそうしてたみたいにね」

菊川は突入組に加わるつもりはないようだ。

>>783(ウィル)
ウィルは手の中の端末を操作する。

問題なく、アルメニアン教会の情報が検索出来た。
英語圏の情報を含めば、歴史、外観、地図などは
一通り調べられるようだ。
ただし、内部の見取り図だけは見つからなかった。
結婚式当日の詳細な情報も、特に公表されていない。

菊川:
「──美人さんに褒められると嬉しくなるね。
 いや、これはセクハラなのかな?だったらゴメンよ」

「──戦場に出るメリットはないんじゃないかな?
 護り手の余裕がないなら、隠れ潜んだ方がマシだし。
 ただ、実は『ザ・ユーズド』の守りも完璧じゃないんだ。
 石の床や壁、それに窓ガラスみたいな
 『外との境界』は『破壊不能』にできるけど、
 屋内の壁や扉は『超硬い』ってぐらいにしかならない。
 浜岡さんや『ナツメグ』のスタンドでも、ちょっと手こずるくらいだね」

「──ぼくは建物に触れていないといけないから、
 箪笥の中とかに隠れるのはムリだ。
 密室に潜むのは有効だけど、
 もし相手に居場所を知られて、十分なパワーがあれば、
 ぼくが引き摺り出されるのは時間の問題だってことは明言しておくよ」

>>784(高遠)
初めて【殺し屋】と集団戦をした時、
当時は謎の声だった菊川は、「【殺し屋】が外壁を壊して来ることはない」と説明した。
それはルールではなく、彼のスタンド能力によるものだったのだ。

浜岡:
「菊川が倒れされたら、ルンクスは野放しになる。
 あたしは護衛に回るよ。【護り屋】だしね。
 もっとも、今は、まずどうやって教会に潜り込むか。
 それを先に相談すべきだろうね」

「出たとこ勝負には違いないだろうけど、
 幾つかパターンを想定しておけば、混乱は減るしね」

>>790(井上)
作戦会議のさ中、
改めて自身のスタンドの脅威を説明する。

窓の外の景色からは、すでに地上の灯は失われている。
洋上か、或いは暗い雲の上を飛んでいるのだろう。
傍らの満月だけが、
離陸時から変わることなく、旅客機についてきている。

792『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/03/15(火) 03:19:49
>>787-789(エイノー、ウィル、ロンパリ、全員)

ルンクスのスタンド能力の詳細が、
ウィルとエイノーの体験談を交えて話され、全員に共有された。
浜岡はもちろん、明後日の方向を見ている『ナツメグ』さえ、
耳をそばだてているのが感じられた。

浜岡:
「・・・・先に自己紹介しとこうか。
 あたしは浜岡 頼子。
 スタンドは『ウィンター・ブランケット』。
 近距離パワー型で、あらゆる『寝具』を生み出す。
 こいつは、あたし以外には誰にも『破壊できない』性質を持つ。
 もちろん寝る時に使っても一級品さ。毛布が足りなけりゃ言っとくれ」

「さて、ロンパリさん。いや、マンティコアさん?
 これだけの人数のスタンド使いがいれば、
 拳銃を持ったSPくらいは造作もなくあしらえると思うよ。
 シンガポールはアフガンじゃないし、武装は知れてる。
 スタンドが見えない相手なら、機先を制すれば苦労はしないよ」

「で・・・・あんたが言うように、
 もしスタンド使いが護衛にいたら、だが。
 こいつは確かに問題だけど、こればっかりは考えてもしょうがない。
 誰かが確かめなけりゃ、戦力はわからない。
 自分たちの力を信じて、やるしかないさ」

「ただ、ウチらには有利な点もある。
 ウィル・・・・あんたののスタンドは、
 遠距離からスタンド使いを感知できるって聞いた。
 それが本当なら、少なくとも人数と居場所はわかるわけさ」

「その次にあたしらが考えるべきは、
 菊川のスタンドで教会の内外を完全分断し、ルンクスを閉じ込めること。
 その際、一緒に閉じ込める人間を、どれだけ減らせるか、だろうね。
 ルンクスにせよ花嫁にしろ、警察や応援を呼ばれたら収拾がつかない。
 教会内でルンクスを倒して、包囲を突破して逃げる。
 概ねの計画は、そんなトコじゃないかい?」


菊川:
「──教会の関係者を除けば、
 新郎新婦は一番早く教会を訪れるものさ。準備があるし。
 もちろんSPなり護衛を連れてくるだろうけど、
 一般の参加者がいない時間帯を狙うのが、面倒ないんじゃないかな。
 この飛行機、朝方にはシンガポールに着きそうだし」

『ナツメグ』:
「注意を引く・・・・どっちのやり方でも構わねぇがよ〜。
 かえってそれが警戒を呼ぶ可能性を考えとけよ」

「余計なことをしなけりゃあ〜〜、
 これはただの上流階級の結婚式で、
 テロリスト対策なんざ考えてないハズだからなぁ」

「後、自分のケツは自分で拭けよ」

793エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/15(火) 20:20:01
>>791-792
「――――菊川氏が後衛である必要性と
 浜岡嬢が護衛にあたる事に疑問はないし 
 大いに有難い。その前提で目的が
『ルンクス氏の撃破』である以上襲撃班は
 必要だろう、私はそちらにいた方が
 有益だと思う。『カートリッジ』の付与自体は
 5分間私からどれほど離れようが有効だが
 私自身の『スタンド』は『近距離パワー型』なので
 闇雲に突貫する気もないが活用しないのは
 勿体無い。ナツメグ氏の提言も了承した。
 式については最速で正午少し前くらいだろうと
 推測する。『晴れの舞台』とも言うしこの件については
 スヴァルト氏が『間に合わせる』と言った事を信じる。
 それなりバツは悪いが最悪披露宴の直前に間に合えば
 まだ折り合いは付く」

前衛への志願と一応の当日予定の見解を示す。
反対がありそちらに理があればまだ修正できる、
時間のあるうちに詰めておこう。

794ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/15(火) 22:29:24
>>791-792

「いいえ わたしも同じ気持ちよ」

菊川の謝罪に対し、微笑んで首を振る。

「なるほど・・・『ザ・ユーズド』」
「極めて高いパワーを持つ『スタンド使い』を相手にしては『無敵』ではない」
「そういうことなのね」

せいぜい拳銃程度しか持っていないであろう一般人SPには極めて有効であろう。
仮に強力な銃器を持っていたとしても、ドアなどを破壊する為に起きるであろう、狭い室内での跳弾は危険だ。
だが、ヤツらの中に何人『スタンド使い』がいるかは分からない。
その中にいる『近距離パワー型』が、菊川の居場所を突き止めたら、後は時間の問題のようだ。

「先に『教会』に進入して待ち構えるのが確実そうね・・・」
「あまりにもルンクスらの護衛の人数が多ければ 『直接襲撃班』『援護とその護衛班』
 そこにさらに『陽動班』に分けるのもありかもしれないわ」

先に待ち構えて、建物の中にて待機。目標が中に入ったのを確認次第、
『遠距離型スタンド』や仕込みのできるスタンドがいれば、仕掛けを作動して外で騒ぎを起こす。
そして何人か周囲の人数が様子を見に教会の外へ赴いたところで、完全に締め切るなど。

「さて ミス・ハマオカの言葉にもあった通り わたしは『スタンド使い』の存在を認識できるわ」

「改めて自己紹介を」「わたしの名前は台場ウィリアム」
「名前の通り 本来は違う性別なのだけれど・・・既に『エンジェルズ・ラダー』の能力を受けて この状況というわけね」

「そしてわたしのスタンドは『ヴェノム&ファイア』」
「蜂型のスタンド『ヴェノム』で触れたものから『アレルゲン』を摂取
 それを銃型のスタンド『ファイア』で針弾として生物に打ち込み・・・対象が『アレルゲン』に
 触れた際に『アレルギー反応』を起こさせるスタンド」

『ヴェノム&ファイア』を発現し、掌中でくるりと拳銃を回す。

「そしてわたし自身を『アレルギー』にすることもできる」
「そうすることで わたしはその『アレルゲン』を『半径20m以内』なら探知できるのよ」
「つまり『スタンドアレルギー』になれば 射程内の『スタンド』も『スタンド使い』も把握できるわ」

「・・・ただ対象が『2m』以内に近付くと探知が不能になりわたしも視界が利かなくなるわ」
「『探知』をしている間は防御が甘くなるというわけね」

795高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/03/15(火) 23:02:37
>>791-792
ウィルの体験、上司ら二人の弁を受けて少し考えこむ。

「教会への潜り込み……」

SPや護衛が一般人のみなら問題なく包囲出来る。

菊川さんの能力で閉じ込め、相手が菊川さんの能力に
感づいて無効化される前に、ルンクスを倒す。
しかるのちに、方位を突破して脱出か。

「問題は、最初に潜入し包囲する段で敵のスタンド使いが居る、
 あるいはルンクスの能力対象である『僕』の存在が分かった時……」

ん? ちょっとまって

「ルンクスの能力対象、その中でスタンドでない『才能』持ちは、
 『スタンド使い』へのアレルギーで検知できるの?」

今から行く場所では、スタンドに目覚めていないのは、
『幸い』ではなく『ステルスされた非常に危険』な敵ということになる。
多くないかもというウィルさんの言葉を信じるとしても
スタンド使いの数は検知して有無を作戦に反映できるが、
『才能』もちは『居るかもしれない』と想定しておかねばならない。

「……攻撃手が足りないでもなければ私は護衛につく方向、変わらずで」

796井上正『ハッピー・オルガン』:2016/03/16(水) 00:49:34
>>791-792
「…」

今更だが、俺はなんて場違いなんだろうな…口を挟みづらい。
あいつはなぜか黙っており、俺になにもしてこない。

「俺は、みんなについていくよ、できることはないし…」

797ロンパリ『落伍人』:2016/03/16(水) 10:07:13
>>791-796

 踊る会議を、耳に傾けつつ。才レの目の中に旅客機の窓辺に映る
『満月』が覗き込んでいた。
 月は、やっノ\゜り嫌ィだ。色んナ事が、走馬燈のように頭にちらつく。
 
『ウロボロステイル』『耳の弱い犬』『帰りを待つ女』『千切れた半魂』
まだまだ、それに関連したものが幾つも浮かぶ。例えばアの霧の魔物……。




「・・・霧」

        「   『コフィン・ネイル』   」

 満月に異常が無ければ、窓に向けてた斜視を全員の会話が
一段落ついた時に口を挟む。




 「……一ツ  考工 が 浮かんダ」

「『賭け』になノレ が……乗れば、かなり俺達の有利二はナる」

 考えは、こうだ。

 オテガ、曰くルンクスは『アルメニアン教会』での挙式に向かう。
式参列者が来るまでの下見があるかは運試しになるが。高い確率で
 奴自身の、トランプで言えばストレートフラッシュに近い札のハーレム達を
連れて来るとしてだ。その時に『ある事』を行う事をマンティコアは提案する。

 「奴にも、弱点とも言えないが当然ながら把握してない事柄がある」

「第一に、奴は俺達の何人、そしてどう言う相手が此処に向かうか。まァ当たり前ダな」

「第二に、『語り部』『フロイス』『アーント』『フストゥル』
『アイエル』『チャクラ』『チャプチャプ』『ナグサ』
 簡単な事実であるが、肝心な要である。こいつ等全員
『ルンクス』に対し好意的でない事。さっき旅客機を降りてた
『スヴァルト』と同じ程度には『黄金町の奴らと一時結託しても始末する』
と思える程度にノ\  だ」

 「そして、最後二。『コフィン・ネイル』
もう、ウィルから消え失せてると俺は聞いてる力゛……よゥ。
『ルンクスはコフィン・ネイルがこの世に既に存在しない』事ヲ、だ。
奴等の仲間が、そして俺達と同じく奴二敵視する存在が教える力、だ。
 才レは、これにNOを、賭ける。そして……」

 ロンリー・ギャザリング、もとい小枝で軽く教会の図を宙に描きながら続ける。

「……教会に『濃霧』を作ノレ。
方法は、おレ一匹じゃア手厳しい力゛。あんた等の言葉を借りるなら
『>これだけの人数のスタンド使いがいれば』 サ。
 おレが考える二、だ。
『ルンクス』って野郎モ馬鹿じゃねェ。『コフィン・ネイル』についての情報を
聞き齧るなり何なりした筈だ。死を恐れて紛い物の天使なんゾ囲ってる
玉無しなんだからナ。絶対に、実体こそ掴んでないものの情報は耳にしてる。
 一般人なラば、例え結婚式場全体で霧が突然起きても首を傾げるだけに留まる。
だが、奴等の中でも一番スタンドに関わってきた、関わりあいある人物なラば
『コフィン・ネイル』を知るならば直ぐに教会内部に立て込むか逃走するかの
選択に入る。……そして、逃走すノレ事が死に繋がる事を暗示するものを
俺達ノ誰かが披露してやれば。奴は必ず精鋭だけを含め教会の中に立て籠もる。
 太陽が明日昇る程度の確率でナ」

 『コフィン・ネイル』

『死・殺を連想した者を憑き殺す』、魔のスタンド。全てを滅ぼす事だけに
長けし悪霊。例え全盛期のマンティコアだっタとしても手古摺るであろう存在。

 『ルンクス』には把握出来ない。『コフィン・ネイル』が完全に消滅したかどうかの
認識など出来ないと知る。何せ、アレは『夢の中』で関わった俺達だけが結末を知る。
(正確に言えば、俺は途中離脱で結末は話半分だけなのだが)

『ルンクス』が、組織内で粛清に遭わないのは、生き延びる為の情報網が高い事が知りえる。
ならば『コフィン・ネイル』の存在を知っていて不思議でないのだ。
 だから、ダ。繰り返すが教会周辺で濃霧を発生し、誰かが死亡する
実際に死亡せずとも、そう見える出来事が発生すれば、いやでも思う。
『組織の誰かが、あの手に負えないスタンドを使い、この俺を抹殺しに来やがった』と。
 
あのスタンドは。慣れない用語だと『自立型』。
 『殺し合いをもする』スタンドであると知れば、奴を『孤独』にさせる事も出来るのだ。

 「……まァ、これモ途中過程でかナり色々試行錯誤がいるシ
霧を作る過程でばれタラ、おじゃンだ。
 そっちノ旦那曰く、爆破して気を逸らすのもいィんじゃねェか?」

 付け加えて話を締めくくる。反論される事も承知だ
色々と難点があるし、オテガ野郎(ルンクス)が看破しない保証もねェ

798ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/16(水) 22:43:21
>>795

>「ルンクスの能力対象、その中でスタンドでない『才能』持ちは、
> 『スタンド使い』へのアレルギーで検知できるの?」

「できるわ」「ただ やはり『才能』持ちを探知している時は 他の『スタンド』などは探知できないけれど」

そう高遠に告げ、そして皆に見えるように胸ポケットから一つの『弾丸』を取り出す。
恐らく『殺し屋』『守り屋』の人間は見たことがあるだろう、『アナル・キティ』が省いた『弾丸』だ。

「これは先ほど言った 病院での襲撃者が持っていた『才能使い』を無力化させた後に
 彼女からミスター・エルガマルが『才能』を省いたもの」
「これから『才能』アレルゲンを抽出すれば・・・恐らくは問題ないはずよ」

ただし、探知対象の切り替えには数秒の時間がかかる為、ある程度余裕のある時でなければならない。

>>797

「ミスター・マンティコア・・・それは多分無理かもしれないわ」
「既に『コフィン・ネイル』は ミス・オヅノがその謎を解き明かした際に 彼女の中に封印されてしまったのよ」
「それをもう一度取り出して扱う術は・・・・・少なくともわたしには心当たりはないわ」

799ロンパリ『落伍人』:2016/03/17(木) 07:00:10
>>798

「言ッたろ? 『見せ力け』るだけッてョ……」

肩を竦め、guuu…と唸りつつ機嫌悪そうに(何時も通りに)言い返す。

「別二本当ノ『コフィン・ネイル』を取り出セなンぞ。なンて
ンな途方もねェ面倒デ厄介な事言わネぇヨ。
 単純に教会ノ周辺に『濃霧』を人工的に作レれノ\゛。あ卜は
誰かガ教会の出入り口で仕掛けられる前に演技して死ぬ真似デも
披露すレば。やっコさんが勝手に勘違いシて一先ずは教会内部ヘと
 一般人等、他の奴ラを巻き込まず籠城すノレだろゥって話ダ。
これ以外で有力デ且つ、安全デ乗り込む面子のリスクがねェ作戦が
あルなら喜んでおリャあ、そッちへ飛びつくヨ。
 あくまデも、一つノ意見だ」

 
 「因みに、そノ『弾丸』の『才能』っテのは何ダ?」
と、興味の片鱗なくウィルが取り出した弾丸を指しつつ告げる。

800ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/18(金) 23:53:02
>>799

「確かに『賭け』ね」

「なかなか面白い案ではあるのだけれど・・・少し希望的観測が多いように思えるわ」
「ヤツらが『コフィン・ネイル』を知っている前提でなければ 無駄足に終わる可能性は高い」
「知らないはずはない その根拠となるものが少な過ぎる」

そして知っていたとして。
濃霧を『コフィン・ネイル』だと思わせる為に、結婚式に呼ばれてすらいない完全なる
部外者が、目の前で死んでいる(正確にはフリだが)状況を見て、『ルンクス』は上手く騙されるか。
バレれば最悪、その演技を担当した人間はその場で殺される可能性もあるだろう。
奇策としては興味があるが、リスクと成功率に難がある。

「彼女の才能は 『神速』」
「わたしの『ファイア』は通常の銃弾よりも更に速いけれど・・・それと同等の速度を人の身で叩き出せるわ」
「打ち込んだり 意思を持って握ればこの『才能』はその人間が使えるのよ」
「もっとも元は他人のものだから長続きはしないでしょうけれどね・・・」

そう説明した後に弾丸を胸ポケットにしまい、『殺し屋』『護り屋』の面々を見る。

「大雑把にで構わないわ」
「早朝に式場に向かって そのままここにいるメンバーが中に忍び込める可能性はどれくらいあると思う?」

まずは、最もシンプルな案を検討する。
人気の少ない教会に忍び込む為に、外部に気付かれないよう『スタンド』を使って
鍵を破壊する、そこにいる人間を気絶させる、など手段は可能な限り全てを考慮して。
こういった荒事の経験はない、まずはそういったものに慣れているであろう彼らの意見を訊く。
それで望みが薄ければ、少しずつ策を講じれば良い。

801『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/03/20(日) 03:49:09
>>793(エイノー)

浜岡:
「いいんじゃないかね」

菊川:
「──いいと思うよ」

襲撃、援護、陽動の三班に分かれるという意見に、
二人は賛同する。

菊川:
「到着時間次第だけど、
 もしルンクスや護衛が全く到着していなければ、
 教会の警備だけが相手だから、あらかじめ忍び込めるかもね。
 これが一番楽なんだけど・・・・
 ま、護衛がいる前提でプランを考える方が賢明だね」

浜岡:
「『20m』かい。
 便利な能力だけど、教会から『20m』ってのは際どいねえ。
 ま、あんたはあたしが護衛するとして、
 やるべきはまず、
 『外の護衛にスタンド使いが含まれるか』
 『中に護衛とスタンド使い』が何人いるか』
 この二つの情報は重要だよ。必ず見ておく必要がある」

「でもって、『20m』ってことは、
 教会内を調べるには、教会に触れるくらい近づかないといけない」

>>795(高遠)
『嫁』は感知できるかという問いに、ウィルが応えた。

浜岡:
「そうそう、それも重要な調査さね」

>>796(井上)
外人部隊に紛れ込んだ一般人の気分になる井上。
場違いにも程がある・・・・なぜ、自分はこんな場所に座っているのか。

『ナツメグ』:
「こいつは、襲撃班でもらってくぜェ?
 『ハピオル』と、それに『ロンパリ』もだ。
 どうせ護衛班じゃあ役にも立たねえだろうからな。
 『鉄砲玉』として使わせてもらうわ」

>>797-800(ロンパリ、ウィル)
『コフィン・ネイル』の情報を元に、
ルンクス側を陽動させるというロンパリの提案。
ウィルは難色を示したが、浜岡、菊川も同じ意見だった。

浜岡:
「あたしゃ『コフィン・ネイル』についてはあまり知らないけど。
 豪華客船で乗客を皆殺しにしたのがそうだって聞いたね。
 その話には霧なんて出てこなかったから、
 ルンクスも霧とそいつを関連付けたりしないんじゃないかい?」

菊川:
「──教会の外に異常が生じたら、
 護衛が揃って建物に逃げ込む可能性があるね。
 そうなったら、ぼくは、とても困っちゃうな」

>>800(ウィル)

浜岡:
「やだねえ、この子は。
 警備が誰もいないなら、どうとでもなるさね」

             ズギュン!

浜岡の手にスタンドが重なって発現し、
シートに設けられた金属トレイを摘み上げる。
中年女性の見かけにそぐわぬその『剛腕』は、
両手の二本の指だけでトレイを無造作に縦に引き裂き、
それを重ねたものを、さらに四つにしてのけた。

「鍵も扉も、あたしらには関係ないよ。
 あたしの『ウィンター・ブランケット』なら、
 音一つ立てずに扉を外してのけるさ」

「・・・・ババァの怪力自慢は聞き飽きたぜ。
 オレなら、もっとうまくやれる」

『ナツメグ』がスナックの袋をテーブルに置き、
スタンドの腕をそれに伸ばした。

ズギュ! ズギュン!

                    ゴ  ゴ       ゴ 

         ブク  ブクン!
      
未開封の袋が見る間に膨張し、パンパンになる。
それは見えざるポンプが働いているようにも、
内部で小動物が暴れているようにも見えた。そして──

「──『フランキー・アヴァロン』」

             ピン! ピピピピン!!

膨れた袋の底部から突き出される、四つの突起。
袋の中で生まれたように見えるそのちっぽけな『足』は、
ビニールを破ることなく、それ越しによちよちと動き、
スナック袋は子犬のように、テーブル上を跳ね歩き始めた。

「オレのスタンド能力は・・・・『肉詰め』。
 鍵に『肉』を詰め込めば、勝手に開くって寸法だァ」

802ロンパリ『落伍人』:2016/03/20(日) 23:36:56
>>801

 「まァ、全員気乗リしネぇなら良ィさ。天の恵みより踏みしめる土に信を置け。
الوعد سحاب و الفعل مطر
(アルワァドゥ サハーブン ワ アルフィアル マタル
『果たされてこそ意味があるが実現はまれである』)』ッてナ」

 と、締めくくり。チーム分けに対して耳を傾ける。

>こいつは、襲撃班でもらってくぜェ?『ハピオル』と、それに『ロンパリ』もだ。
 >どうせ護衛班じゃあ役にも立たねえだろうからな。『鉄砲玉』として使わせてもらうわ

 ブ ノ\ノ\ノ\ッ!
 
「『鉄砲玉』ァ? 『泥団子』の間違ィだろゥ力゛」

 嗤う。こいつは何も解っちゃいネぇ

「『ロンパリ』の肉塊で、鉄砲とは哂わせラぁ。そりゃ上等過ぎるって言葉だゼ、若いノ。
ソれ卜……『ハピオル』っテ奴の主人……『井上』っテ餓鬼」

 斜視の片目で、若造を一瞥しつつ告げる。

 「そいツは『陽動』の方が良いンじゃねぇか?
万が一、乗り込んだ瞬間にオテガと鉢合わせて『花嫁』になルほうが面倒くセぇよ」

 どう言うスタンドかは話半分、乗り込む前にちらっと見ただけだが。
本体の制御下にない自分勝手に動くスタンド……つまり昔のロンパリの中に
住んでる俺がスタンドとして飛び出したとしたら、多分そんな妄想が現実になったら
そんな感じなんだろうと思いつつ話を続ける。

 「――言われずとも、才レは『一番手で乗り込む』
別に感情ノまま……いや、元より憎悪だけで動いてルようなもんだが思考は冷静ダ。
 単純に、『ロンパリ』の肉体を。あっチが操る事にメリットもねェし。
そもそも……おメぇ等、こいつが敵に回った所で。ふーんとしか思わねェだロ?」

 と、自分『ロンパリ』を指す。
当たり前だが、今日出会ったばかりの連中だ。気心知れたチームメイトでないし
ウィルとも特段に仲が良い訳でもない。自慢にもならんが一番切り捨てるのに
上等なのは『ロンパリ』だ。卑下とかじゃなく現実的に一番そう言う『立場』なのだ。
スタンドは使えない。アイテムなんぞ玩具同然。
 『井上』のほうは『ハッピーオルガン』の主人である手前。『花嫁』になっ際に、そっちの
スタンドの主導権が取られる危険を踏まえ、余り突っ込まれたくないが
ロンパリが敵になった所で特に痛手は無い。

 「役割は十分務めてやノレよ。おめおめと直ぐクタバろうナんゾ思ってねェ。
こちらはこちらで『ルンクス』を、この手で直に葬らんといけないンでな。
 護衛の幾らか倒したら、ウィルん所に戻って奴さんに一発は見舞いしてやノレよ」

獰猛に笑いつつ告げる。

803ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/21(月) 22:44:02
>>801

「ええ」「まずはわたしが先頭で『探知』を行うわ」
「戦闘の際はある程度後衛に下がるつもりだけれど」

必然的に、自分は『援護班』に含まれるだろう。
とはいえ『菊川』が隠れ、『浜岡』がそれを護衛する状況に持ち込んだなら
自分はルンクスと直接対峙する『襲撃班』に移動するつもりだが。

「既に教会に『ルンクス』がいるパターンは最悪ね・・・護衛と戦闘している時に
 気付かれでもしたら あのwussに逃げられてしまうもの」
「最有力なのはやはり『護衛』がいるパターン・・・それらをなるべく早めに撃破して待ち構えたいものね」
「戦闘中にルンクスが現れたら 『はさみ打ち』の可能性もあるもの」

そして浜岡のスタンドの怪力と、『ナツメグ』のスタンドの能力を知る。
やや目を開きながら、小さく拍手を送った。やはり他人の能力というものは好奇心をそそられる。

「素晴らしいわ」
「静かに潜入するという点に関して心配はいらないわけね」

流石は『護り屋』『殺し屋』といったところか。
なるべく機先を制して、護衛の数を減らしていきたいものだ。

804高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/03/21(月) 23:45:22
>>801
「であればまず『外の護衛』の数もだけど、その中に
 『スタンド使い』とその……『嫁』? 能力対象の有無の確認ね。

 居なければ行幸、そのまま襲撃班先行で排除して、
 『中側』にそれら二種の障害が居ないか見ればいいわね」

『ウィル』のアレルギーによる検知を使うものとして、話を進める。

「外の護衛にそういった困難な相手がいる場合は……」

『陽動が外側を抑え、その間に中側の情報を探っておく』か
『襲撃で外側を速やかに排除し、その後で中側を探る』か
『外側に気づかれない様に出来るのなら中側を探ってから考える』の3つ位?

とはいえ、異常が生じたら中側の敵も警戒してしまう。

「無関係を装って『外の護衛』を足止めするのも無理や限界があるでしょうし、
 速やかに排除できそうになければ気づかせないのが一番良さそうね……」

外と内のつながりを断てれば一番良いのだが
それに役に立ちそうな能力は…少なくとも自分は持っていない。

『ナツメグ』の能力……そういえば明確に説明されるのは初めてだ。
当人とやりあったことがあったかどうかは覚えていないが

「気を引かせるのには使えるかも……」
本人が嫌うだろうか?

805エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/22(火) 01:12:58
>>800
「では私は『陽動』から襲撃の流れで良いね。重ねて聞くが要望はないかね?
『ロンパリ』氏あるいはウィル君の護衛、あるいは2人から目をそらすための
『撹乱役』も出来るが」

連携まで期待しないにせよお互いの障害にならないよう行動規範は
明確にしておくべきだろう。

806ロンパリ『落伍人』:2016/03/22(火) 22:11:10
>>803-805

『ウィル』
>護衛と戦闘している時に気付かれでもしたら あのwussに逃げられてしまうもの

「少なクとモ、そリャ大丈夫じゃネぇか? ヤッこさんは、おめェさんを
出来るならば自分のモノにしてェんだ。欲力゛ありゃァ逃げノレ前に
お前二接触して完全に自分ノものにしようとスるだろうサ」

「あ卜、ちょィとでも奴に直接ぶつかロぅとか考えてンなら止めトけ。
良くも悪くも、テメぇは『要』だ。後ろデ泥まみれで突っ込む才レらを
見てくレりゃァ良いヨ。其処の建物を操るガキ『菊川』のお守りをしてナ」

 『ウィル』にそれとなく忠告しておく。
『エンジェルズ・ラダー』の脅威性は、話でしか解らないが。
 これ以上直接的な接触は……ダメ押しになルだろうナ、とマンティコアは思う。


『高遠』

「気付力れなィように仕留めつつ教会を探ル……っテのは、ロンパリも
ロンパリ以外の、あんタ達も、その力ジャ厳しィだろ。
 精々、派手に襲撃組デ入口から襲撃して意識を逸らさせて、それでも
警戒深い奴らを、陽動が釣る。んで護衛が教会へ潜入する。ソレが妥当だナ」

 このメンバーに、姿を景色と溶け込み且つ、特殊な才能のある花嫁等の
意識内を掻い潜るような御都合ある力があると言うなら別だが、そんナ風な
展開は神話化伝説程度だ。この世界で、そんな糞見たいな神ノ手はない。

『エイノー』

「頼ミって程でモねェが。襲撃する直前には二つぐらい
持ってるスタンドアイテムに『性質付与』をお願いすノレよ。
 どうセ失敗も成功するモ、五分も経たずに結果は出るだろうシな。
アンタは『ウィル』の出来る限り傍にいてくレ。繰り返すが
ロンパリなんぞに無駄な労力を起こすナ。何の足しにもなラねェって」

エイノーの助けは必須だが。自身の攻防の為にも能力を使用するとして
『性質付与』は一回、最高で二回。教会で能力を掛けて貰える限度だ。
ソレが過ぎれば、いま在る限りの力。全てをぶつけノレのみだ。全てヲ

807エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/23(水) 19:50:37
>>806(ロンパリ)
「了解した。状況から『最適』と思われる機能を装填して
 お返ししよう」

ロンパリに応える。

808井上正『ハッピー・オルガン』:2016/03/24(木) 11:24:56
>>801
「好きにしてくれ…」

飛行機内を物色する。
食料、飲料、鋭利な金属(ボールペンでも構わない)等はないか。

809『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/03/25(金) 08:17:10
>>802(ロンパリ)

『ナツメグ』:
「・・・・若いの?
 いいやぁ・・・・おまえは『肉団子』が正解だ。
 オレから離れず働く限りは、だがよ」

スナックの袋は動きを変え、
テーブル上でごろごろと横転を始めた。

「もっとも、誰だって死に方は選べる。
 ゴミみてぇに死ぬのが望みなら、止めやしねぇがな」

「あと、そいつは『ハピオル』の武器になる。
 バラして使う意味はねぇ。
 陽動に手助けがいるなら、他を選ぶべきだろ」

>>803(ウィル)

菊川:
「──潜入までの間は、
 ぼくとウィルくんは一緒に行動した方がいい。
 護衛は浜岡さんと高遠さん。
 気取られないように接近して、
 護衛の人数と種類、配置を確認してから、
 陽動役が適宜動いて攪乱、その間に教会に潜入してから、
 陽動役を回収して、教会と外を遮断する」

「──ルンクスは中にいてもらった方がいいとぼくは思う。
 この作戦の肝は、外部から応援とルンクスの退路を断つことだからね。
 ルンクスって男の『逃げ足』については、社長から耳タコで聞かされたから」

「──大雑把だけど、そんな感じかな。
 護衛と襲撃役は、教会に入るまでは分けなくていいんじゃないかな」

>>804(高遠)
ウィルと菊川のやりとりに参加し、持論を述べる。

浜岡:
「あんたは陽動に回ってもいいかもしれないね。
 わかってるだろうが、『踊り子』はスタンド以外には『完全無敵』さ。
 『RPG』を持ってこようが、踊るあんたは誰も傷つけられない。
 銃口を引き寄せるにはうってつけだろ?」

>>805(エイノー)
浜岡:
「いいんじゃないかね」

菊川:
「──護衛を片付けたら、教会に来て、壁に触れてね。
 『ジ・ユーズド』を使ってるなら、それでわかるから。
 君が入れるよう、扉なり窓なり開放するよ」

>>806(ロンパリ)

『ナツメグ』:
「要は、ルンクスが逃げる前に教会に閉じ込めればいいのさ。
 護衛を『10秒』で片付けりゃ、どうとでもなる」

>>803(井上)
弱弱しくつぶやいた。

飛行機内はちょっとした事務所を思わせる。
傍らに置かれた冷蔵庫を確認すると、
ワイン、ペットボトル飲料、チーズ、サラミ、その他軽食が入っていた。
傍の棚にはテーブルナイフとフォークもある。
筆記用具の類も見つかった。こちらも武器として使えなくもない。


>ALL

菊川:
「──さて、こんなもんかな?
 他に知りたいこと、決めたいことがなければ終わろうよ。
 ルンクスの前で居眠りしたくないからね」

810ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/26(土) 22:52:07
>>806(ロンパリ)

「どうかしら・・・あの男がそこまでわたしに執着しているとは考えにくいわ」
「何よりもあの男の臆病さは計り知れないもの」
「ミスター・キクカワがいなければ ヤツを逃さずに倒すのはかなり難しくなると思うわ」

「・・・・・・・・・・」「分かったわ」

マンティコアに本音を言い当てられ、押し黙る。
実際『ルンクス』をこの手で倒したいと思っているのは事実だ。
あの男の額に針弾を撃ち込んで、『再起不能』にまで叩き込んでやりたいとも。
だが、彼の言う通り既に能力が進行している自分が直接遭遇することが危険なのだ。
『敵に回った味方ほど厄介なものはない』、エルガマルの言葉の通りだ。

>>809(菊川)

「Roger that(了解よ)」
「少なくとも『ルンクス』が到着する頃には 既に教会の中に入っていたいわね」

頷く。他に質問はない。全員から質問がなければ、菊川の言う通り睡眠を取るべきだろう。

811エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/03/27(日) 00:43:44
>>809
ペットボトルの500mlミネラルウォーターを1本懐にしまい
比較的消化の良さそうな軽食とワインを自分の分もらう。

「別に付き合わなくても良いが『明日の成功』を願って、乾杯」

『無事』とはお世辞にも言わない、『あり得ない願い事』で
幸運が目減りするのもつまらない。
ともあれそう言いグラスを軽く掲げ昼消費したエネルギーを補給し
寝る体勢に入る。
後は『到着後』の話だ。

812ロンパリ『落伍人』:2016/03/27(日) 08:11:28
>>809-811

 「決めたィ事ねェ」

Guluuu……

 「一応行く前に『レインコート』あと、服がボロボロなもんでナ。
旅客機に置いてるもんで良いから着替えてェ。奴等の返り血
それ以外でも道中余計なもん被るのは御免デな」

 『エンジェルズ・ラダー』の能力を聞いてるなら、ある程度
最低限の装備は必要だろう。例え無駄かも知れずともマシではある
 個人的な要望だが着替えだけ望む。小さな飛行機でも替えの
服やレインコートぐらい置いてるだろう。

「ア卜は……『ストッキング』と『釣り糸』力な
まァ、これは別に買う暇がなケりゃ別に良ィよ。あとで代用するナり
別の闘い方を編み出すサ」

 正直な所、ダ。余り周囲の空気や士気を落とすのは御免なノで言わないでいノレが……。

(――この今の道中も、奴の『物語』の掌……そんな予感がする)

 目を瞑ると鮮明に浮かぶ  『ロンパリ』の魂が彼方へ向かった情景。

思えば、あの『月の夜』からして、全てが『奇妙』に准(なぞら)えた筋書きだったよゥな。
 
(……いや これは馬鹿げた感情ダ。
才レは『化け物』だ。マンティコアだ。。
 例え全知全能が書いた道のりであろうと引き裂き喰らうまデ。
今も、ただこれからも……あいつはもういない、いないんだ)

 ならノ\゛  何故俺は未だに……何を想ってル? 『俺』は……。

 >『明日の成功』を願って、乾杯

 「……ン  乾杯」

 適当なペットボトルの飲料水を軽く口に告げ、共に倣う。

あァ、そうだ迷う必要も躊躇する事もない。在るがままにただ足を踏み出せ

813高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/03/27(日) 15:42:11
>>809
「引きつけ役……そうですね
 動く時には決めておかないと」

途中で切り替えるのもリスクがあるだろうし。
到着してからはスピード勝負だが、とは言え配分ミスになるかならないかの不安もあり。

護衛を主眼に起きたいが、
陽動=要の菊川・ウィル両名の防備を薄くしてもいいかどうかは敵側の警備次第だ。

確認できたときに、行動に移るとしよう。

「休んで、おきますか」

>>811
水と食料を『到着後』に万全で動ける程度の量で摂って、休息に入る。

「……乾杯」

(『成功』しますように……)

814井上正『ハッピー・オルガン』:2016/03/28(月) 02:18:51
>>809
「お、おお…すげえ…なんでもあるぜ…ふへ、へへへへへ」

手当たり次第に口に詰め込み、飢えを満たす。
人間らしい食事は久しぶりだ。

テーブルナイフとボールペンを一本ずつ、ポケットに突っ込む。

815ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/03/28(月) 23:51:28
>>811-813

「『Cheers(乾杯)』」
「勝利の後の『祝杯』は是非ともわたしの家でやりましょうね」

眠る前に、グラスを鳴らす。粋な計らいだ。

816『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/01(金) 06:26:54
>>810>>815(ウィル)
ロンパリと菊川、双方に首肯する。

およそ、会議は結論を得たようだ。
これ以上の細部は詰めようがない。
後は現場判断、状況次第の臨機応変となるだろう。

エイノーの言葉に応じ、乾杯を済ませ、床に就いた。

>>811(エイノー)
ミレラルウォーターの小瓶を懐に入れ、
軽食とワインで腹ごしらえした。

「もちろん、つきあうともさ」

浜岡が杯を掲げる。

「乾杯・・・・ウィルが元の姿を取り戻す為に」

菊川:
「──じゃあぼくは、全員の生還を願って」

ナツメグは並んだ杯を鼻で笑うと、
上等そうな瓶を傾け、無言で酒杯を干した。

>>812(ロンパリ)
着替えを探すが、男性用の下着程度しか見当たらない。
流石に着替えを要求するのは難しいようだ。

当然、レインコ-トも存在しないが、
毛布やシーツなどを拝借すれば、見栄えはともかく同様の効果が見込めるかもしれない。
ストッキングは見つかったが、釣り糸は存在しない。現地で探す他ないだろう。

ロンパリという男の中のマンティコアは、
エイノーの掲げた杯に倣い、掲げた杯を飲み干した。

後は──夢の中で到着を待つばかり。
これが『悪夢の物語』の続きなのか、それは確かめなければわからない。

>>813(高遠)

浜岡:
「おまえさんは『物理』においちゃ『無敵』だ。
 スタンド使いが相手でなけりゃ、単独の方が使えるくらいさ。
 侵入までに『踊り』を使うタイミングはきっとあるさね」

「ただ・・・・先に言っておくがね、高遠。
 おまえさんは、きっと敵さんに能力を知られてる。
 『クレモンティーヌ』の弱点・・・・よく知ってるだろう?
 だから、ルンクス相手に戦う時は、過信はおよし。
 誰かと組んでもいい。弱点を前提にして勝負するんだ。
 それが出来なけりゃ・・・・あたしらは、誰も勝てなくなるよ」

杯を干した浜岡は、いつになく神妙な面持ちで
高遠に警告した。

>>814(井上)
量こそ多くはないが、
決して安くはない食事を摂り、腹を満たす。

周囲が乾杯を済ませる中、
井上はナイフとボールペンを取り、ポケットに入れておいた。


菊川:
「──それじゃ、消灯しよう。おやすみ」

菊川の囁くような声を合図に、
機内の灯は落とされ、乗客は静かに眠りについた。


                       ゴ  ォ ォ  ォ オ


音のない世界を乗せた旅客機は、
まっしぐらに南西へと飛翔し、そして──


    ド ド
              ド ド ド    ド ド    ド ド ド

817エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/02(土) 01:06:27
>>816
一眠りした後の行動といえば定番だ、
『用を足して顔を洗う』。
とりあえず『お先に失礼』だ。

さてその上で異変があるなら『把握して対応』
しなくてはならないし、『ない』場合でかつ
ロンパリが起きているのであれば質問がある。
つまり打ち合わせの通りならロンパリと自分は
程なく別行動になる訳だがそれに先んじて 
「五分全力で振り回せる『硬さ』が欲しいか
 おそらく制御できるのは一瞬だが絶大な威力の
『熱』が欲しいか」の選択を聞かなくてはならない。
まあ『異変』もなく到着するなら焦る必要もない質問だ。

818ロンパリ『落伍人』:2016/04/02(土) 16:23:45
>>816-817

 「おゥ、お目覚メか?」

『ハピオル』が船上で乗ってる限りは、そうそう襲撃は
無いだろうが、まァ どっちにしろ才りャあ早め二起きてルよ

 下着は新しいのに着替エる。
 『シーツ』を飛行機に置いてあるハサミを拝借して適当に両の二の腕
そして太腿周辺を包帯のように縛り露出してる箇所は幾らか保護する。
 そして『ワイン瓶』を砕いて二重にした『ビニール袋』に入れる。

『ストッキング』は降りてから砂利なり敷き詰めてのボーラにすれば良い。

「二つ卜も欲しい、ッてのは まァ欲張リだな。
しいて言えば『プロペラヘッド』こいつに、近づく頃合いになったら
ネクタイにした『硬度』を掛けて貰いたいんだがネ」

 非実体化の風車見たいな物体を差し出し、告げておく。

「一応、その『熱』っテ言うもんの仕組みを聞かせて貰おう力」

819エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/03(日) 03:32:37
>>818
「おはよう。ちょっと考え直した、『両方』渡して問題ないよ。
『硬さ』についてだが『使い捨てエルドラド』にスロットを設置して
 ここの食器のステンレスの『硬度』カートリッジを差せる用に
 しておく。ついででその食器を持っていくなら5分たてば
『硬さ』は戻るので足しにはなるだろう。『熱』については簡単だ、
『スタンドDVD』にスロットを設置するので私のライターの『発熱』
 カートリッジを差してカートリッジを持って敵に投げつけたまえ。
 最初こちらを『使い捨てエルドラド』に差して発熱武器にとも
 思ったが多分『持ち手』の設定は私本人くらいしか出来ないと思う。
『シート』や『より大きな器物』がよければスロットの設置はそちらに
 しても構わない。『即時性』優先でそういう意見だが、Mr.マンティコア、
 で良かったかね?貴方が思いつく『器具』と『特質』があれば
 変更は受け付けるよ。『ガム』と『シート』でもあれば『粘着する領域』
 も作れるだろう。『硬度』を『プロペラヘッド』に欲しいならギリギリもう一つ
『硬度』カートリッジとスロットの設置も応じよう」

「考慮したところのロンパリに有用な『付与』について意見を述べる。
相談できたのは幸いだ、『できない事』『時間制限』はあるが彼自身が
『期すべき用途と使い方』を考慮するなら全力で応える。

820ロンパリ『落伍人』:2016/04/03(日) 19:27:47
>>819

 「成ノレ程 なルほ卜゛……中々面白い手でノ\ぁ あるナ」

返答しつつ『スタンドDVD』、持ってる三つに旅客機に置かれてる
『テーブルナイフ』を上下左右にナイフを少し円形の外側に出すようにして
貼り付ける。不格好だが、フリスビーのように投げて命中すればテーブルナイフが
当たれば多少ダメージが与えられる寸法だ。

 「色々考えてくれて有り難ィ。然しな力゛ら使うのは
『携帯型プロペラヘッド』『使い捨てエルドラド』に対しての『硬度付与』ヲ
お願いしたい。色々技巧を駆使して、結果的に単純に『硬い』ってだけの
分かり易いのが、時には役立つ」

 そう告げておく。鉄板程度に硬化すれば言ゥ事は無い。

 「――夢を見た」

 着陸するまで暇だ。作業を続けながら時間潰しに喋る。

「俺……いや『ロンパリ』が、何処だか知らないが殺風景な場所に佇んでた。
才レはてっきり、恨み言が何か、とりあえず明るい顔つきは決してしてないと
思ってたが。意外にも何故かそう言う顔つきじゃねェ。
 何処力……不思議ナ、落ち着い夕 目をしてたナ。

アリャぁ何だったろゥな」

 そゥ 夢を見た。
魂を引き裂かレ 天国にも地獄にも決して辿り着けないだろう そう確信する
あいつが立って、才レを見てた。

 本当に……化け物の自分には余り上手く言えないが『澄んだ』瞳をしてたナ……。

「わりィな、下らない喋りに突き合わせて。
それと、もし襲撃の際に『ルンクス』の奴だと思える男が出てくるような
事が発生するなら『ホイッスル』があるんでナ。それで襲撃組だけジャ
手に余る事だと判断したら、それを使って長く一度だけ吹く。
 入口の敵を上手く片付けたら短く一度だけ強く吹く事にする。どっちも無ければ
まぁこちらの担当が余り上手くいかなかったと判断してくりゃア良い。
 そっチからは、この提案に不服っテ言うか意見ハあるか?」

 何かしら遠くにも解る合図で多少は連携が取れるようにしときたいが……
敵にもこちらの動きが読まれる可能性もある。他の面子に余り有益でないと
判断するなら、『ホイッスル』は別の有事で使おう。

821エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/03(日) 20:32:15
>>820
「堅実な判断だと思う、『携帯型プロペラヘッド』を
 渡してもらえるだろうか?『機能』カートリッジと
『スロット』は分かれる直前に制作・設置してお返しする。
 不便で申し訳ないが『使用開始』ではなく制作・設置
 してからのタイムリミットが5分なので了承して欲しい。
 それとこちらは今のうちにお返しする」

『ロンリー・ギャザリング』と『スタンドDVD』2枚を
ロンパリに先に返却する。

「あと『ホイッスル』について私には異存はない。
 それと『夢』の話も無駄という事はないだろう、
 少なくとも貴方にとって『意味』があるから
『そういう物』が見えるのだろうしおよそ益体の
 あるなしなぞ日本――――私にとっての
『外国』の文化歴史の研究に人生を費やそうと
 考えた人間に論評できるものではないからね」

ロンパリに好意的な笑みを返す。
急造チームとして割り切った関係を心がけるのは
必須として価値観の在り方に親しみを持てる
相手がいるというのは良い。

822ロンパリ『落伍人』:2016/04/03(日) 20:45:57
>>821

「おゥ、そんじゃ頼ん夕゛」

『携帯型プロペラヘッド』を渡す。それとトレードするように
『スタンドDVD』と『ロンリー・ギャザリング』を戻す……何かしら
後で使用する可能性もある。

 >『夢』の話も無駄という事はないだろう

 「……マ そうかも知れねェな。
それ卜、『高遠』と『浜岡』だったか。気をつけて、あんたが見ておきな」

 グラスの破片を入れたビニール、疑似カッターDVDをポーチから何時でも
取れる調整をしつつ告げておく。

 「本人等に、才レから今更告げておくよゥなもんじゃねェが。
奴の能力の基点は『女』への干渉力が異様に高いってノは、話の流れ的に解る。
 オれには余り良く分からん感情だが、女を守るのは男の役目なんだろ?
ならば任せられるのは、あんたダ エイノー」

 言いたい事はあらかた喋りつくした。

戦地に赴こう。この『マンティコア』の 『答え』の為にも

823井上正『ハッピー・オルガン』:2016/04/04(月) 11:40:18
>>816
椅子に身を委ね、休息をとる。

(しかし…おかしいな、あいつがなにもやってこないし、なにも言わない、不気味だ…)

到着したら、『ハッピー・オルガン』は機上から周囲を見渡す。

824『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/05(火) 07:25:04
>>823(井上)
安眠の中でも、かすかな悪夢にうなされる井上。

一方、海上を飛ぶ旅客機上に陣取った『ハッピー・オルガン』は、
一夜の仕事を終えた闇の帳が、音もなく駆逐される様を楽しんだ。

機の左手、東方向の水平線に現れ出た朝日は、
燎原に火を放ったように、一帯を赤く、静かに燃やし始める。
それは、毎朝繰り返される自然現象でありながら、
どこか超自然的な神秘性を、人ならぬ『ハッピー・オルガン』にすら感じさせた。

視線を右に向ければ、
南北に伸びた海岸線に縁どられたマレー半島が、
その南端に位置するシンガポールへと一行を導いているのが見て取れる。
緑あふれる半島に比して、シンガポール島は異常な都市化が進み、
林立する高層ビルと工業地帯が特徴的だ。
夜ともなれば燦然たる夜景を提供するこれらビル群も、
夜明けを迎えるこの時間には色褪せ、都市の目覚めを待つ。

未公認の旅客機がシンガポール湾に滑り降りたのは、
シンガポールがもっとも深く眠る、そんな時刻だった。

目的地は種々ある人工島の一つ。
殺風景な工業用道路に偽装された滑走路だ。
シンガポール本島を『20km』圏内に控えながら、
この島は公式に認められることはなく、地図上にも存在しない。
一党独裁の続くシンガポールの政治的な濁りを象徴する島──
『ヨハネスブルグ』は、その闇の一角に寄生しているようだ。

>>817-821(エイノー、ロンパリ)

フライトは順調に進んだが、
当然来るべき『異変』に、エイノーは揺り起こされた。
窓のカーテンの隙間から漏れる光──暁の輝きだ。

トイレに立った後、やはり目覚めていたロンパリと言葉を交わす。
相談の末、ロンパリの持つ『携帯型プロペラヘッド』『使い捨てエルドラド』に
対して、『硬度付与』する算段となった。

(ロンパリはDVDにナイフを固定する手段の提示を。
 ほぐした下着は糸くずで、一本の糸にはならない)

825ロンパリ『落伍人』:2016/04/05(火) 16:50:52
>>824

 DVDの上下左右にナイフを置き、そのナイフの中間地点に
ガムテープで何重か貼り付け固定させる。

 糸に関しては旅客機の中の事務所ら辺で、巻き糸など
見つかるのであれば、それを入手する。

826エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/05(火) 23:23:13
>>824
「さて、使い捨てるつもりでレインコートくらい
 着ておくべきだったかな?」

機内で手頃な『携帯型プロペラヘッド』『使い捨てエルドラド』
より小型のステンレスもしくは金属製品を2個物色しつつ
一人ごちる。
本当まで行けるまともな車があればそれで良いがどうも
『非公式』の空港らしい、トラックの荷台で構いはしないが
陽動するにしても出来れば傍目に『不審者』と見える
汚れた格好になるのは避けたいところだ。

まあいっそ徹底して『後日弁償』という事で今回
罪もない見物人相手に『追いはぎ』する手もなくはないが。

827ロンパリ『落伍人』:2016/04/05(火) 23:33:06
>>824(内容が詳細不足だったと思ったので、追記)

 旅客機は>>809で事務所めいた感じと書かれていたので
筆記用具の類で『ガムテープ』や『巻き糸』も見つかると仮定した上で
DVDへの工作を行う。また、テープが入手不可能であれば
旅客機を降りた周辺で、飛行機を整備する人間なりに工具箱を少し
拝借して頼み、前述の行動を行いたい。

 また、糸の入手も旅客機内で入手が不可能ならば
現地での代用の入手を考える。

828井上正『ハッピー・オルガン』:2016/04/06(水) 13:00:47
>>824
【…】

着陸した機体から音もなく飛び降り、生き物の気配を探る。
気配というのは、わずかな音のことだ。生命活動を行うものは、無音で存在することはできない。

「…」

着陸の衝撃で目覚め、ポケットの中の武器を確かめる。
在常戦場、脆弱な自分が生き残るためには、小動物の如く怯える必要がある。
着陸してすぐ外に出られるわけではない、それまでは最後の休息を楽しもう。

829高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/04/06(水) 23:09:24
>>824
目を覚ます。

視界に移る機内の風景に何処で何をするのかを把握すると
次に思い出すのは寝る前に言われた言葉。
……弱点については、確かに敵も知っているだろう。
何せ『あの夜』でも表舞台に顔を出しているのだ、敵も気づくことは想像に難くない。

そしてスタンド能力の弱点は便利なツールを持ってきて補強完了、というわけには行かない。
有ること、突かれることを前提にしておくしかない。
つまり、スタンド使い相手に単独は無謀ってこと。

……ところで今は現地の何時だろう。

830ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/04/08(金) 20:51:20
>>824

「うぅん・・・」「・・・・・・・・・・」

窓から差し込む朝日に、目を覚ます。
アウレア含め、家族のいない空間に、幾許かの寂しさを覚える。
彼女らと再会したければ、ルンクスとの戦いに勝つ他はない。

「Good morning(おはよう)」

飛行機の中にいる面々に挨拶を交わしつつ、顔を洗って歯を磨こう。
ついでに時計を見て、時間も確認したい。時差に合わせてずらしておこう。

831エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/09(土) 22:52:43
>>830(ウィル)
「おはよう。コーヒーはいるかね?他の皆も」

おそらくはあるだろうサーバー前で挨拶に答えて聞く。
軽く一杯自分で飲もうと思っていたついでだ、
『臨時スチュアート』を勤めるのも良いだろう。

832ロンパリ『落伍人』:2016/04/10(日) 22:35:16
>>829-831

 「ン 貰ぅ」

『エイノー』から所持品の『ペットボトル』に注いで貰い、他の者が
口にした後に、自分も少し口に含んで一定の量はそのまま蓋をして
ポーチの中にでも携行しておく。

 「それ卜 おめェ等 一応これ持っテおくなら持っておケ。
『スタンド会話』出来る奴等は、大丈夫かも知れん力゛ な」

そう告げ、小さくも旅客機なら備えてるだろう『筆談ボード』
障害者用の奴を『エイノー』『ウィル』 護衛班と陽動班になる人物に
一人ずつ手渡せるなら渡しておく。

 「ウィルの奴が話してた『才能』の野郎ノ話で 起きた時にちょう卜゛
思い出したケどヨ。『足』の才能があるなら『目』か『耳』の才能の類も
居ても可笑しくねェ。俺が奴の立場なら 据え置いてるだ口ぅぜ」

 『神速』の才能があるなら『千里眼』や『異常聴覚』があっても
可笑しくない。故の小細工だ。

 「別に聞く耳もたなくて良い力゛。こっから先、どんな小さくても
重要な情報を共有する時は『スタンド会話』か、筆談で済ませな。
才レは、この機内を出たら、もゥ。このボードで書くもん以外では
まともな話はしネぇ。言うノは全部下らない戯言か、相手を釣らす
発言だっテ覚えてナ。言いたい事はそれ夕゛けだ んジャぁな」

 『筆談ボード』を各班に手渡し、外に出たら大事な事は全てスタンド会話で
共有するように提案しておく。

833エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/11(月) 20:07:49
>>832
「貰っておこう。私の『スタンド』はそういう『意思疎通』には
 使えないのでね」

ロンパリのペットボトルに軽く冷ましたコーヒーを入れ
『筆談ボード』を受け取る。
ついでに近くからマジックペンも一本貰っておこう。

834ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/04/11(月) 21:25:30
>>831>>832

「Thanks(ありがとう) ミスター・ニョルズ」
「目覚めのコーヒーも良いものね」

エイノーからコーヒーを受け取り、そしてロンパリの言葉に耳を傾ける。

「なるほど・・・一理あるわ」
「そんな『警戒』に向いた才能が発現していれば 間違いなくヤツは配置しているでしょう」

「わたしの『ヴェノム』は『スタンド会話』もできるけど
 もしも『異常聴覚』のスタンド使いがいた時のために持っておくわね」
「もちろん『視聴覚』もあるから・・・ミスター・マンティコア」
「緊急で かつ静かにみんなに伝えたいことがあればわたしを呼んで」
「半径『18m』以内ならヴェノムを飛ばすことができるから」

ボードを受け取り、ついでにペンも頂いておこう。

835『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/13(水) 04:07:54
>>825>>827(ロンパリ)

固定方法は了解。
機内では巻き糸は見つからず、
島で何かを借りられる空気ではなかった。

>>826(エイノー)

ステンレス製のテーブルナイフが、
金属製品として強度、サイズともに手ごろそうだ。

着陸した道の周囲は塀で覆われ、島の外は内外から隠されている。
だが、およそ想像はつく──
ここは人工島であり、本島まで陸路は存在しない。
ここからは船か、車以外の別の移動方法が必要だろう。

>>8281(井上)

               ────ジャッ

コンクリートの地面に降り立った『ハッピー・オルガン』だが、
人の気配は周囲に全くない。生物も植物も存在しない場所だ。
温かみを感じるのは、唯一昇り始めた暁陽だけだ。

いや、一人──
『50m』ばかり先に見える大型の倉庫らしき建物から、
一人の黒人が近づいてきた。
男は旅客機に到達するも、『ハッピー・オルガン』には気付かぬまま、
機を降りた一行を出迎える。

>>829(高遠)
浜岡に言われた言葉を、寝起きに思い出し、胸に刻む。
時計は現地時刻で『5時45分』だった。

>>830(ウィル)

残した家族の夢を見た気がする。
胸を締め付けるような、一抹の感情を洗顔で流すと、
朝の用意を済ませた。
殺し屋、護り屋の面々も同様に準備を始める。
洗面所の狭さに悪態をつく『ナツメグ』と、
それを横目に自席した用具のみで顔の手入れを済ませる
浜岡が印象的だ。同じ洗面所を使いたくないのだろうか?

時刻は現地時間で『5時45分』。持参した時計を合わせた。

>>831-833(エイノー、ロンパリ、ウィル)

エイノーの入れたコーヒーで、起き抜けの眠気を払う三人。

ロンパリの提案で、厚紙製の筆談ボードとマジックペンを取るが、
サイズ的にバッグに収まらず、携帯には向かない。

浜岡は断り、『ナツメグ』は鼻で笑い、
菊川は「『ジ・ユーズド』を利用すれば、壁伝いに連絡できるよ」と言われた。


>ALL
時を置かず、機長のアナウンスに従って旅客機を降りた。
強い潮の香りの充ちた人工島は、
高い塀で一帯を囲まれており、旅客機の姿を海から隠している。
だが、その塀を持っても隠しきれぬものが、北の空にそびえていた。
高層ビルだ──摩天楼と呼ぶに相応しいビル群は、
海の向こう、シンガポール本島までのおよその距離を彼らに教えてくれる。
少なくとも、徒歩で向かえる距離ではない。

「ここからは、ボートで移動だ。
 『アルメニアン教会』までは責任を持って届ける」

一行を出迎えた黒人男性が、胡散臭そうに面々を見回すと、
念を押すようにそうつぶやき、歩き始めた。

途中、他の人間に会うことはなく、
塀を潜るようにして到着した簡易港に舫われたタグボートに乗せられる。
朝日を吸い込んでなお、未だ黒々としている海面を裂いて、
ボートはシンガポール島へと向かっていく。

途中、さしたる障害もなく、
古代の神話のように、闇が光に駆逐されるさまを眺めている内に、
ボートはあのビル群の麓に到達した。

幾つもの橋の下を潜った末に上陸し、そこからは徒歩。
立派だが車通りの少ない『ヒル・ストリート』を北東に進み、
『アルメニアン教会』の白い尖塔を確認できた頃には、
シンガポールは早朝の空気に包まれていた。

町は目覚めたばかり。
町を行く車も人も少ないが──決して『ゼロ』ではない。

836<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

837ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/04/13(水) 21:16:00
>>835

「ミスター・キクカワ」
「あなたの『ザ・ユーズド』は壁に近付いた人間だけに伝わるように
 あるいはその中にいる特定の対象だけに声を伝えたりできる?」

それが可能であれば、マジックボードを持ち歩く必要はないかもしれない。
情報伝達は壁を用い菊川を経由すれば、こちらに有利な通信網が出来上がる。

兎にも角にも、到着したならば最初に降りる。
先導を務めるのは『探知能力』に長けている自分が務めると、昨夜の作戦会議でも決定した通りだ。

「この辺りの海も美しいわね・・・今度来た時は『セントーサ島』にも行ってみたいわ」

怪しまれない程度に周囲をチラリと見渡し、教会に近付く人間を
見張っているような人物がいないか確認する。何も問題がなければ、進むとしようか。

838ロンパリ『落伍人』:2016/04/13(水) 22:30:16
>>835

>『ジ・ユーズド』を利用すれば、壁伝いに連絡できるよ


 ク  ククッ……       力゛タン

 「本当 てめェ等は川で泳ぐ魚達よりメでてぇ頭をしてノレよ」

 ギラギラとマンティコアは牙を向かせ嗤う。

「『アルメニアン教会』で奴は式を挙ゲる。そう既に決まってンのが
理解してる前提デだ。式場付近に耳の『才能』のある花嫁が一人でも
いて、それが広範囲に渡る代物だとすりゃァ
才れ達の誰かが突入する事を少しでも仄めかセば全てご破算ダ。
それを 理解した上でてめェ等はこのマンティコアに
意見してル。そう言う訳だよナぁ   あァ゛!!」


 そうして マンティコアは其の多くの人間を屠った手を上げ・・・


 ―――――――――――――――――――――――――

「……と言う具合にヤれりゃぁ、才レも大分らくなんだ力゛なァ」

ボードで移動しながら、むっつりと片手で看板の中間を握り
もう片方で顎に手を乗せながら誰ともなしに、そう呟く。

 上記のは全部妄想だよ、クソったレ。言いたい事は本心ダがナ。

(だガ、まァ……耳やソレ等の才能が居た前提ならノ\゛。足音で
人数がばれるのは承知。ハッピーオルガンとかは関知の外だかラ
それガ切り札になルか?
 ……意見シたし、教会までの道中スタンド会話なドで情報の共有は
してクれる、と考えてテ、ダ。今までの事を整理しよう)

 菊川『ジ・ユーズド』 建物の操作をする。壁伝いに内部の人間に
 連絡する事も出来る 援護。

 ナツメグ『フランキー・アヴァロン』 肉詰め操作 襲撃組と言う事も
考えるとスタンドも近接型? 

 浜岡『ウィンター・ブランケット』近接パワー型 破壊不能の寝具を
発現する事が出来る。 護衛。

 (この内……懸念は『ナツメグ』と『浜岡』 こいつ等力゛ どゥもナ)

『護り屋』と『殺し屋』 人間の職なんて興味の気もなィが、つまり
ハブとマングース見たいな関係なンだ口ぅ。

(この『足並みを意地でも揃えようとしねぇ』感じ力゛……らしくねぇ言い方だが
『不安』夕゛。どうもここゾって時に乱れさす要因になる。そんな気配がする)

然しながらマンティコア……『ロンパリ』が窘めた所で解消するようなモノでなし。
何よりする気もこちらに無いし、何より少しでも分別があるならルンクスを倒すまで
は、そこまで足を引っ張る事は無い そう思いたイ。

 (高遠、井上、エイノー、ウィル……ウィル、エイノー、高遠は
干渉せず卜も自分で自分の回りの世話はやレる。井上っテ奴は……
どうにもイマイチ底が解らん。言い方が悪いがスタンド頼みで自分自身を
軽んじてるよゥにも見えるガ……余計な世話だナ)

 俺、か?

自分の力量と頼りなさは、マンティコア自身が死ぬ程に理解してル。
 教会までの道中は、藁のように頼りなく見えるのは承知の上デ、だ。

出来る事をするのみだ。このちっぽけな『ロンパリ』の体で『マンティコア』の魂のまま

839ロンパリ『落伍人』:2016/04/13(水) 22:42:36
>>835-837

 上陸して『ヒル・ストリート』を進む道中だ。多少大きな拳大の石やらは
あっても不思議じゃない。それを幾つか『ストッキング』の両方の先に入れて
ボーラの完成だ。腰に結ぶなりして、何時でも解いて投げれるようにしておく。
 不格好だが、元々の恰好からして今更お世辞にも、まともじゃない。

GluUuuu…

『何時もの通りのままノ心で進め ウィル』

 口だけ、そう動かし『プリントメディアスタンド看板』を右手で支柱を
持ちつつギョロっと斜視を動かし同じくウィルに倣い目につく限りの
人影で怪しい挙動をしてるものが居ないか確認する。
 尚、『ウィル』の左隣を立ち位置として平行し歩く。
何かが向かってたとしても 先に才れが庇えば良い。

840高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/04/13(水) 22:57:14
>>835>>837
ウィルにつづいて降りる。

人は……居るのか。

「そうなれば出来るだけ早めに着いときたいわね」

 ところでロンパリの提案だが……『クレモンティーヌ』の場合、発現させている間
 ボードのようなものは書けないというか、そもそも持ち運ぶのに難儀する。

 結局、疎通をするなら解除して菊川の能力を借りるか、
 ジェスチャーなどを使うことになるだろう。

一応、顔や動作があからさまにならない程度に人通りを見渡すが、
何か奇妙な事が起きていなければ、教会までは送るという男性の案内についていく。

841エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/14(木) 19:18:41
>>835
「菊川氏の提言に従おう」

ロンパリには悪いがかさばらないに越した事はない。
ステンレス製のテーブルナイフを2本借りるだけにして
ボートに乗り込む。
本島上陸前に『ナツメグ』に質問。

「教えて欲しいが襲撃班は速やかに教会に潜入する予定だろうか?
 そうであれば上陸した時点でMr.マンティコアに渡す物があるので
 用意したい。若干余裕を見るならその間同道させてほしい。
『陽動』については心配ない。ごく短時間で『さほど物理被害を出さず』に
『元凶が私と特定しにくい』方法を思いついた。軽い『通信障害』の
 ようなものだが」

それなりに成算はあるので『ロンパリの武器の耐用時間』を優先すべく希望。

842井上正『ハッピー・オルガン』:2016/04/15(金) 03:17:19
>>835
「初めての海外がこんな形か…観光名所なんて、行ってるヒマないんだろうな」

さっき驚かないとは言ったが、これは感覚が麻痺しているだけだな。
みんなの後ろをノソノソついて歩く。

【〜♪】

ヒュゴッ

『ハッピー・オルガン』は適当な建物に飛び乗り、上から一行を俯瞰する。
電柱や電線なんかでもいい、『スタンド』に重量はないし、バランス感覚も精密動作性に含まれるだろう。
ちょっと退屈だ。

843『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/19(火) 02:12:17
>>837(ウィル)

菊川:
「──むしろ、そっちしか出来ないんだ。ごめんね」

両掌をゆっくりと合わせて、ウィルに頭を下げる。

「ぼくの『伝言』は床や壁、後は大きな家具越しにしか伝わらない。
 盗み聞きされる可能性はないけど、耳を寄せる必要があるんだ。
 その条件さえ満たせるなら、
 全員に伝えたり、誰かにだけ伝えたりも出来るよ」

菊川の説明を聞きながら、ウィルは教会側に目を凝らす。
現在位置である『ヒル・ストリート』は、片道四車線、計八車線という大型道路だ。
道を行く車の数はまだ限られているが、本格的に夜が明ければ、
交通量は目に見えて増えてくることは想像に難くない。

その大通りを右手に、もう一方の左手側に現れたのは、
赤と白のレンガ模様が目にも鮮やかな、城風の建造物。
『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』だ。
消防署に併設された館内ではクラシックな消防車や設備を見学できるが、
現時刻では門は閉ざされ、人気もない。
『アルメニアン教会』はこのギャラリーの前を通過し、大きな交差点を渡った先にある。

と──ウィルは早速、その交差点の一角に、不審な人物を見出す。
平凡なスーツ姿の男性だが、
信号の変化を気にすることなく、教会側の交差点に佇んでいる・・・・『見張り』だろうか?

>>838-839(ロンパリ)
海上を行く道中、一行の考察で時間を潰す。
不安の種と睨む浜岡と『ナツメグ』は、確かに天敵の感がある。
互いに言葉は交わせど、『ナツメグ』のそれはその名の通り辛辣さを隠さず、
浜岡もまた、大人な対応の中に皮肉を込めてやり返す。
この短い道中ですら、何度も見かけた光景だ。
どちらもこの道のプロとは聞くが、この関係が現場で回復するものだろうか?
『ナツメグ』はことあるごとに、「浜岡を殺すのは自分」と豪語するほどだ。

『コールマン・ブリッジ』から上陸し、北東へ『ヒル・ストリート』を進むが、
何処を見ても驚くほどの大都会だ。石はおろか、ゴミ一つ落ちていない。
日本より清潔な国があるとすれば、おそらくはシンガポールぐらいだろう。

もっとも、ストリートの北側には、広大なパークが広がっている。
寄り道することになるが、そこなら石なり何なり手に入れられるだろう。

ウィルに進言するが、彼女の足は立ち止まったまま動かない。
マンティコアもまた、ウィルの視線を追った先に、不審人物を見た。
こちらにはまだ気付いていないが、この集団だ。
怪しむかどうかは別にして、このまま進めば気付かれるのは時間の問題だろう。

844『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/19(火) 02:12:28
>>840(高遠)
八車線もの広大な『ヒル・ストリート』と、
その左右に聳え立つ異国風の建物、ホテル群に思わず目を奪われる。
こんな状況でなければ、海外情緒に浮かれたくなるところだ。

周囲の人影は主に仕入れの業者やジョガーのもので、
数も少なく、異常と言えるほどではない。
だが、先頭を歩いていたウィルが、教会傍の交差点で何か見つけたようだ。

案内人は『ヒル・ストリート』にある教会の位置を教えた後、
ボートに戻っていった。
「正午まではここで待つ」と言い置いて。

>>841(エイノー)
ナイフのみ取得し、ボートに乗船した。

『ナツメグ』:
「時は金成、のろまに稼ぎなしってな〜。
 だが、まず状況の確認だ。
 まずは教会周辺の配置を探る。その上で強襲だ。
 つまり、安全に情報を集められる場所の確保が最優先よ」

呑気な観光客を装い、
ポップコーンをまき散らしながら歩いていく『ナツメグ』が、
豚のように細めた目の奥で研ぎ澄ます殺気を、エイノーは感じ取った。

「渡すもんがあんなら、それまでに準備しとけ」

>>842(井上)
橋から上陸し、ストリート一本を歩いてきただけだが、
それでも異国情緒はたっぷりだった。
川の両岸を埋め尽くす、色とりどりの飲食店街。
朝の空気の中で佇む、高層ホテルの群れ。
ちょっとした建物一つ見ても、日本では見られない特徴がある。
もっとも人が少ない時刻だけに閑散としているが、
昼、そして夜ともなれば、華やかに賑わうだろうことが想像できる。

    ヒュ! 
             バ バ !!

『ハッピー・オルガン』は電灯や建物の庇を踏み、空中を移動していく。
シンガポールには電柱はない。電線は埋められているようだ。
色鮮やかな『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』に飛び乗ると、
道のその先には目的地である教会の白い尖塔が見えた。
教会はたいした大きさではない。むしろ小さい部類だろう。
路上には片手で数えられる程度に人間がいるが、見回す限り、
自分に気付いた者はいないようだ。

845エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/19(火) 02:52:52
>>844

「有難う、どうも『わかりやすい指針』が来たようだ」

『交差点の男』を見て、『ステンレスナイフ』から
『硬度』カートリッジを作り『携帯型プロペラヘッド』
『使い捨てエルドラド』のも『スロット』作成、ロンパリに渡す。

「この短時間で使う機会もないかもしれないが
『掛け捨て保険』と思って持っていって欲しい(ナイフも)。
 私は『交差点の男』の所で様子を見て『陽動』を始める
 タイミングを図る。こちらもできる事はやるが基本『調査』はお任せする

特に異議がないならこれで単独ゆっくり交差点に近づく行動に移る。

846ロンパリ『落伍人』:2016/04/19(火) 22:53:50
>>843-845

石が手に入らないのは、少し肩透かしだが悪い情報でもない。
 敵が地面に利用するような、こちらに対し不利な条件も道中にはないと
解っただけで石ころより価値がある。パークまでわざわざ行くメリットはない。

それと全員が全員、物騒に強襲なり何なり。解る奴が聞けば特定する話をしてるのを
聞くと顔を覆いたくなるが……まァ良い、聞かれて対策されても打ち破る自信があると
前向きに考えてやろう。

『たス力ル』

 唇だけ、そう動かし軽く首を上下に動かし『エイノー』から
『使い捨てエルドラド』『携帯型プロペラヘッド』を受けり、プロペラヘッド及び
ナイフはポーチに差し込み、エルドラドはシャツを捲りズボンに挟むようにして入れる。
硬度があるなら、これで道中、不意打ちで攻撃された時に腹部であるなら
気休めだが防げる可能性がある。

(……男、ね)

 クアァ  アー……。

欠伸一つ吹かし、判断する。

(見張り……としても、『使い手』 である可能性は薄い、この場合はナ
 能力があるものだとして、あァも周辺から観察出来る立ち位置で突っ立ってるのは
明らかに『妙』だ。敵の配下であるとしても、精々『花嫁』の護衛の一般人、て言うのが
考えとしては一番しっくり来る)
 
 チラっと『ナツメグ』の様子を観察する。立ち昇らせる殺気は、かつて元の自身の姿の頃に
襲い掛かってきたモノ達に比べれば微風だが、その殺意がルンクスのみに向けてるのか。
はたまた己の心の中に、この条理の流れを反らす刃を秘めてるのかは判断つかない。
 とは言うものの『ロンパリ』ではどうこう意見する事など無い。
ただ、告げた通りするべき事をするのみ。それだけ

>教会周辺の配置を探る。その上で強襲だ。つまり、安全に情報を集められる場所の確保が最優先よ

 (不思議な事を言う奴だ…)

安全に情報を集められる。そんな日和見な事が本当に出来るのだろうか?
 既に此処は『敵地』だと才レは考えている。と言うより目を瞑って協力してるだけで
極端に言えば、この旅路に立つ時点から己以外で信じられるものなんて無い。
 
(百歩譲り、その作戦に従うとして
『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』を菊川がナツメグの能力で扉を開き
其処から教会に……いや、何処に耳や目かあるか解らん。閉店してる場所に
入り込む光景を見られたら、敵ですって教えてるようなもんだ。
 ……ウィルの能力も、便利だが失敗すれば代替えがつかん)

 「何なら」

「『ロンパリ』を使う力? 『浮浪者』の姿成りだ。周辺を残飯漁りするように
して敵の位置をそれとなく把握する事は可能だ。スタンドにも、これを外せば
無反応だから刺激される事もねぇしな」

 まぁ、バレれば終わりだが。と締めくくりつつ軽く被ってるスタンド眼鏡(ゴーグル形)を触れつつ
全員に告げる。もっとも、それより安全な策は考えられるだろうが……

847ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/04/19(火) 23:20:15
>>843

「早速調べるわね」

その場で足を止め、観光客のようにスマホを取り出して、画面を見る。
一応周囲の人間からは距離を開ける。
同時に自身に『スタンドアレルギー』、反応がなければ『才能アレルギー』にして男の反応があるか調べる。
射程内(20m)にいない場合、単独で範囲に収まるまで近付こう。

848井上正『ハッピー・オルガン』:2016/04/20(水) 12:55:01
>>844
「『ハッピー・オルガン』が先行してる…が、チームプレイとかそういうことをするヤツじゃあない、
楽しそうなモノを見つけたら、俺たちに構わず遊びだすよ…多分」

【…】

『ハッピー・オルガン』は冷静だ。
未知の『スタンド』は自分の手に余ることもスデに学習している。
欲しいものは苦戦の末の勝利ではなく、心地よい蹂躙だ。
今の距離を保ちつつ、教会周辺を回る。スA

849高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/04/20(水) 21:36:15
>>844
なにか見つけたのか。

何かしらのアクションにとりかかるであろうウィルの動きと
その先にあるであろう『発見したらしい何か』をそれとなく見る。

出来れば、木の影などに行きたいところだが、
その箇所がウィルを見れなくなる場合、ウィルを視認できる位置にいることを優先する。

>>845
「ウィルさんが『探知』をするみたい。留意してください」

接近を始めるであろうエイノーに軽く言っておく。
範囲内にとどまって誤反応させないような位置どりになってくれればいいが。

850エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/21(木) 00:57:46
>>847>>848(ウィル、高遠)
「了解した」

高遠の呼びかけでウィルの行動に気づき
射線を迂回する。
何であれば今現在物陰に入る結果になっても構わない。

851ロンパリ『落伍人』:2016/04/21(木) 23:57:02
>>847-850

(『エイノー』が男へ接近
『ウィル』は能力の発動…『ハッピーオルガン』は一足先に機動力を
活かして教会に。才レは、護り屋と殺し屋組の傍で極力邪魔せぬように
動くか、いや…それは只の足手まといと主張してるようなもノか)

 この中で一番不穏分子に近い、と問われれば。それは『ナツメグ』だ。
もっとも元から女性と言うのも相まって『浜岡』もルンクスの手に掛かる
事を踏まえればどちらも危険である事に変わりはないんだが。

 (この場所で、一番遠距離からの攻撃が優位になる方角となると、何処だ…?)

 ウィル、エイノーの行動は邪魔せず傍観。ナツメグの傍につきつつ
周囲の光景を更に観察する。人並みの視点からでも、何かこちらに対して
不審な動きをしているものが起きる可能性があるかもしれない。

852<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

853『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/23(土) 04:17:40
>>845>>850(エイノー)

      ズギュ! ジャコ!

『交差点の男』の様子を見ながら、『フィストフル』を発現するエイノー。
スタンドに気付いた動きがないと確認した後、
『硬度』カートリッジを抜き取り、
ロンパリの持つ『扇』『プロペラ』にセットした。
脆くなってしまっているが、ナイフも手渡す。

その間に、ウィルと浜岡の二人は、交差点まで前進している。
横断歩道の長さは『15m』ばかり。
ウィルは『アレルギー反応』で男を調べ、浜岡はその護衛だ。
二人までの距離は『30m』ばかり。

二人を追おうと踏み出したエイノーの脇から、
菊川と『ナツメグ』の二人が道を引き返すのが見えた。

『ナツメグ』:
「ん〜〜じゃあ、陽動は任せた。
 オレらは北側の公園からぐるっと回って、教会の側面を突く。
 おまえらが手薄に出来りゃあよし・・・・でなくても『強行突破』だ」

菊川:
「──無事侵入できたら合図するから。
 その時は教会内に入ってきてよ。
 扉はこのメンバーにだけ、開くようにするからさ」

(まだ移動はしていない)

>>846>>851(ロンパリ)
エイノーの『スロット』を設置した『エルドラド』を腹に隠し、
ナイフとプロペラはポーチに差し込んでおく。
荷物が多いが、浮浪者の身なりならそうおかしくもない。

見れば、メンバーの各々は、すでに動き始めている。
ウィルと浜岡は交差点まで進み、探知を。
エイノーは前進し、陽動を。
『ハッピー・オルガン』は、
『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』の屋根伝いに
風のように突進し、教会の方向へと姿を消した。
そして『ナツメグ』と菊川は、一旦引き返し、
北の公園を通って、教会を目指すようだ。

飛行機ではロンパリに同行するよう指示していた『ナツメグ』だが、
こちらに一瞥をくれたのみで、特に誘うような素振りはない。
あくまで選択は自由意志ということだろうか。
『自由』を旨とする【殺し屋】の流儀かもしれない。
今すぐ追いかければ十分に追いつけるが、決めるのはロンパリ自身だ。

少なくとも現在の状況、
『早朝のヒルストリート』に異常は見当たらない。

854『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/23(土) 04:17:51
>>847(ウィル)
一言断り、ヒルストリートを前進。
派手な『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』の端まで歩くと、
対岸に教会を臨む、交差点の一角に到達した。
挟んだ道路は三車線で、男までの距離は『15m』ばかり。
教会の入り口は『ヒルストリート』に面しており、
四辻を左に折れる道に沿う教会のぐるりは、
背丈ほどもある生垣で囲まれ、敷地内の様子は伺えない。
そして──ウィルは改めて気付く。
最初に見た男から『15m』ばかり離れた生垣の傍に、
同様の背広男が立っている。
教会の入り口にも二人。こちらは最初の男の後方『10m』。
けっして数は多くないが、おそらくは教会の外を警備している。
そのどれも、武器の類は携帯しておらず──徒手だ。

        ズギュ!

『ヴェノム&ファイヤ』を発現する。
背後を確認すると、『5m』の距離を取って、浜岡がついて来てくれている。
まずは、『スタンドアレルギー』を自身に与える──と。

                ビュ バッ!!

弾丸の如き速度で、左手の頭上に『反応』が追いついてきた。
『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』の屋根上で停止したそれは、
敵ではない──おそらくは『ハッピー・オルガン』だ。
『アレルギー』のサイズから見て、間違いない。

肝心の男については、『スタンド反応』はゼロだ。
ただし、男の視線が自分に向いているのは感じる。
浜岡のメイド服も目立ちそうなものだが、
一応、シンガポールは『メイド大国』だ。見慣れているのかもしれない。

(反応は、どうだい?)

浜岡が『スタンド』の声で尋ねてきた。
男には聞こえない程度の音量だ。

>>843(井上)
井上は突風と化した自身のスタンドを見送り、
一応、仲間に解説をしておく。

          ビュバ! バ!!

一方の『ハピオル』は、煉瓦造りの屋根を一気に突き進み、
教会まで『25m』ばかりの距離を置いて、屋根上で足を止めた。
ここからなら、教会の南側をほぼ一望できる。

まずは交差点に不自然に立つ背広男。
生垣に囲まれた教会南側に、『20m』ばかり離れて、もう一人。
さらに向う、生垣が北へと折れる角にも男が立っている。
──つまり、教会南側の見張りは『3人』だけだ。
これ以上先を調べるなら、道路沿いに左へ回り込み、
教会西側へ向かう必要がある。

>>849(高遠)
ウィルの視線の先には、交差点の向かいに立っている背広の男。
一見違和感がないが、信号が青に変わっても動かない。
男の背後すぐに教会だ・・・・見張りだ、とピンと来た。

電柱や街路樹の類はないが、
『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』の外壁には、
壁に背をつければ、ちょうど隠れられる程度の凹凸が並ぶ。
交差点に移動するウィルを視界に入れながら、高遠は身を隠した。

一方、ウィルは姿を隠すことなく、交差点に到達する。
その後ろに、こちらも平然と後を追う浜岡の姿。
朝のメイド服姿はいかにも奇妙だが、果たして考えはあるのか・・・・?
ウィルの邪魔にならないよう、距離を置いてはいるが、
その目的が『護衛』なのは間違いない。

戦いはすでに始まりつつある──面々は動き始めている。
『打ち合わせ』をする余裕は、すでにないのかもしれない。

855『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/23(土) 04:36:02
現在の状況:
ttps://www.google.com/maps/@1.292623,103.84955,19z

  アルメニアン教会(チャペル) ヒル・ストリート
    ↓                ↓
□□□□□□□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□◆◆◆◆□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□◆◆◆◆□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□◆◆◆◆□□□□門■■■■■■歩□□□□□
◆◆◆◆◆◆□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
◆◆◆◆◆◆□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□木木木歩■■■■■■歩□□□□□
垣垣垣垣男垣垣垣垣垣男■■■■■■歩歩歩歩歩歩
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
歩歩歩歩歩歩歩歩歩歩ウ■■■■■■歩歩歩歩歩歩
□□□□□□□ハ◇◇歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□◇◇◇歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□◇◇◇歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□◇◇◇エ■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□◇◇◇歩■■■■■■歩□□□□□
            ↑
   シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー
←公園へ

歩:歩道 ■:道路 垣:生垣
ウ:ウィル&浜岡  ハ:『ハッピー・オルガン』
エ:エイノー、高遠、ロンパリ

856エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/23(土) 23:06:17
>>854-855
菊川に片手をあげて「承知した」と身振りで伝え
周辺を警戒しつつゆるりと交差点界隈を遠回りに
散策、『交差点の男』より自分の周囲を警戒する、
まずはウィルのあぶり出しの結果を待とう。
『ハッピー・オルガン』については井上を信じて
静観するしかない、この局面で井上を疑う理由はない、
ならば見ればわかる、アレは『ルンクス側に命中する事を
祈るしかない天災』だ、

857ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/04/24(日) 22:38:33
>>854-856

(朝早くから、ご苦労なことね)

背広服の男───その正体は教会の護衛たち───を見て思う。早速『スタンド』の力を借りる必要性が出てきたわけだ。
浜岡に対しては同じく、『ヴェノム』を用いた『スタンド会話』で答える。

『スタンド使いではないわ』『女性には見えないし・・・恐らく才能持ちでもないでしょうね』

同様に他のメンバーにも、『ヴェノム』を×の形に動かして、スタンド使いではないことを伝える。
ロンパリにも、恐らく周囲の人間の応対で伝わるだろう。
一応自分を『才能アレルギー』にして、そのセンも当たってはみるが、杞憂に終わるだろう。
スタンドを用いれば、気付かれずに迅速に倒すことも可能だろう。
だが人通りが少ないとはいえ、人目はあるこの場所で急に護衛の人間が倒れたなら、小さな騒ぎにはなるだろう。

できれば護衛のいない、他の侵入口を探したいところだ。
スマホを片手に振り返り、教会の付近を一周してみようかと、手振りでみんなに訊ねる。

858井上正『ハッピー・オルガン』:2016/04/25(月) 12:20:57
>>854
「あ、あ、や、やるぞ、殺すぞ、あいつはやる、離れろ、目立つ、隠れるんだ」


  ダ ン ッ


『ハッピー・オルガン』は建物から交差点へ向けて跳躍する、着地後一人目の背広男に接近し首を掴み、教会南側の背広男に投げつける。パス精AAA。
投擲後、残りの一人へ向けて疾走し、思い切りブン殴る。複数の行動だが、ほんのわずかな時間の間に行われる。
例えばスピード自慢のスタンドのパンチ、それが『ハッピー・オルガン』の行動速度だ。

ついでに井上を呼び寄せる。ダッシュだ。

859高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/04/25(月) 18:45:48
>>854-855
(今のところ、見はり連中の感じている事は
 『見張っていたら誰か居るような』位の認識……だと思う)

動き出すのは、事が起きてきた時だが

>>858
(……いきなりやるつもりかしら)

だとしたら打ち合わせるヒマは無い。

これから『ハッピー・オルガン』の起こす騒ぎで出てくる数がいかほどか……
想定されることは『ハッピー・オルガン』が護衛をある程度まで減らす、というモノ。
しかしそのうち『スタンド使い』のような『ハピオル』でも手間取る奴らが中から出てこないとも限らない。

『ナツメグ』らは引き返したばかり、侵入には時間がかかりそうだ。

ひとまず陽動に加わるつもりで決め、しかし見つかるまでは身を隠し気味に行く。
『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』の
『隠れられそうなくぼみで、今居る所より交差点に近い箇所』があるか探し、あれば移動。

上記地点から交差点までの距離や生け垣の高さはどれぐらいかを見ておきたい。

860ロンパリ『落伍人』:2016/04/26(火) 00:25:35
>>854-855

此処が 『分かれ道』だ。

 遠ざかる『殺し屋』の『ナツメグ』、そして『菊川』が公園へと行く。
そして『陽動』の為に教会へ接近しあう一同。

教会周辺は全部『一般人』と断定した上で、やはり教会内部が城として
強固に守りが固められている。

 ソレを視野に入れつつ選択肢を脳裏に。

この中で大まかに簡単な二つの選択。このまま尻尾を巻いて引き返すとか言う
クソにすら劣る考工抜きにしての工程。

この中で要は、やはり才レの中では『ウィル』だ。いま起きている時空の潮流
その引力の中心とも言える、この出来事の発端であり一番重要なのは『ウィル』だ。

(『ウィル』を目に入れられる範囲で共に向かう……。
簡単に言えば浜岡やらとの『陽動』の任に加担する事。
 戦力的なもの抜きに考えればウィルと似たタイプのスタンド使いが
こちらへ迎撃してきた時、自身が死点となって攻撃する等のメリットもある。
 だがデメリットとして言えば、そんな簡単に事が進む事がないと共に
『ナツメグ』の行動を見るものがいなくなる事…)

(二つ目…これは飛行機でも打ち合わせた通り『強襲』へと参じノレ。
『ウィル』等から一時的に離脱するが、それでも一番早くに教会内部の
情報が取得出来る…危険は言わずもがな、だが)

 どちらを選ぶ力…。

「下らない考え夕゛」

 「ただ すべき事 出来る事のみをする。…そうだろロンパリ?


…そうだろ マンティコア」

 初動が遅れたが、引き返し『ナツメグ』『菊川』と共に公園へと向かう。

(いま、『教会』付近で動いても、それで転がる賽の揺らぎが
変わる程に 力はこちらにねェ)

『ロンパリ』の力では、『陽動』や『護衛』には至らない。
当たり前な事実を呑み込んだ上で、『襲撃』に向かう。

 (何も変わりはしない。この心の儘に、進むのみだ)

861<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

862『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/29(金) 03:47:44
>>856(エイノー)
『アレルギー体質』中であろう、ウィルに接近しすぎないよう、
エイノーは慎重に前進し、交差点の周囲を伺う。
浜岡がウィルの真後ろにいるので、エイノーは道路側に沿って進む。

交差点で信号を待つ者は、現時点では存在しない。
背広の男のような見張りと思われる人間も、
はっきりとわかる形では見つからない・・・・
トラック横で搬入作業中の若者や、
タオルを首に巻いた年配のジョガーがそうでない限り、
見張りであろう者は、
交差点に一人、生垣南に一人、門の前に一人、だ。
それ以外にもいるかもしれないが、エイノーからは見えない。

一方、ウィルは男に『花嫁の才能』もないことを確認。
空中で『ヴェノム』に『×』の形を描かせ、仲間に伝える──が、
次の瞬間、その情報の価値は『失われた』。

      ───ゴ ォ !!

エイノー曰く──『天災』が命中したのだ──交差点の男に。
悪魔の手で地面と水平に加速させられた男は、
悲鳴を上げるより早く、生垣の見張りと激突── 一つの『肉塊』と化した。

             ド グッシャァァ !!

肉が肉を潰す音が、閑静なストリートに響き渡る。
門の二人がいっせいに南に振り向き、交差点の男の不在に気付いた。

「──ま、こうなるんじゃないかと思ってたよ」

浜岡のつぶやきを、ウィル、エイノー、高遠は聞く。

そして、悪魔に憑依されたかの如く走り出す井上。
狂人の速度と跳躍力で交差点を渡ると、
生垣の左、『ハッピー・オルガン』を猛然と追いかけていく。
「一秒でも遅れれば命がない」と脅されでもしたかのように。

同時に、ウィルの目前の信号が『青』に変わった。
エイノーのすぐ右横の道路で、一台のトラックがエンジンを唸らせ、
ヒル・ストリートを進まんとする──

>>859(高遠)
『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』の柱に身を隠しながら、
高遠は可能な限り前進する。ウィルまで『10m』、浜岡まで『5m』が限界だ。
井上のつぶやきから、およその展開は想像がついていたが──

      ───ゴ ォ !!

             ド グッシャァァ !!

人目など一切気にせぬ『ハッピー・オルガン』の襲撃ぶりに、
隠密を意識して動いている自分が馬鹿馬鹿しくなる。
そして、高遠も見た。門番の二人は、すでに異常を察知している。

この位置から交差点までは『10m』。
生垣の高さは『2m』というところか。

863『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/04/29(金) 04:16:53
>>858(井上)
傍に残った仲間に警告を発した瞬間、
『ハッピー・オルガン』は消防記念館の屋根から宙に飛んだ。

      ───ゴ ォ !!

交差点の男の真横に着地し、
無造作にその首を掴んで、生垣の男へと投げ飛ばす──
男には何も見えていないようだ。そして生垣の男にも。

             ド グッシャァァ !!

肉が肉と出会う、地味だが景気のいい音が朝の空気を震わせた。
血と脳漿が生垣を彩る中、すでに『ハッピー・オルガン』は
次なる獲物に跳びかかっていた。教会西端の見張りだ。

突如、『肉花火』と化した同僚に、口を『O』の字に開けたまま、
三人目の男は見えざる拳に深々と胸を抉られ、一瞬で絶命した。

          カララ……

その耳から、小さな器具が落ち、歩道に転がる。
イヤホンとマイクが一体化したような、何かの道具だ・・・・

南方向から、命令通り、
井上が交差点を飛び越え、こちらに向かってくるのが感じられた。

>>860(ロンパリ)
身の処遇を考慮した上で、
ロンパリは陽動組ではなく、ナツメグら『突入組』を追うことに決めた。

『シヴィル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリー』を引き返し、
最初の路地を西に曲がると、すぐに二人の背中が見えた。
急ぐ様子は感じられないが、
それはロンパリを待っていたからだと、すぐに気が付く。

『ナツメグ』:
「フン・・・・ちったぁ己を知ってるじゃあねぇか。
 こっちに来たのは『正解』だぁ。
 もっとも、一番ハードなルートになるだろうがよ、おまえにゃあな」

『ナツメグ』が肉の隙間で目を細め、ロンパリを嗤う。

             ド グッシャァァ !!

「・・・・さっそく、はじめやがったな。
 見張りにスタンド使いがいなけりゃ、『アレ』一人でもおつりが来るだろ〜が」

「──ルンクスに連絡がいくと、問題ありだね」

「ま〜、そういうこった。
 早速だが、ちと『急ぐ』とするかよ・・・・」

──ズギュン!

『ナツメグ』の巨体の傍らに聳え立つ、
同程度に大きな人型のヴィジョン。
顔の下半分を覆うマスク状の布と『前掛け』。
圧倒的な筋肉を縛る、無数の『鎖』。
人というより『巨人』を彷彿とさせる『獰猛さ』は、
けして秘めきれず、瞳の奥から漏れ出し、ロンパリに向けられている。


              ド ド ド   ド ド  ド ド ド

「・・・・『フランキー・アヴァロン』」

                        ガシィ! ガシィ!!

その腕がおもむろに伸び、
ロンパリと菊川の肩を掴んだ。
体が微動だにしないのはその膂力故か、それとも未知の恐怖故か。
隣の菊川の顔も、心なしか蒼白になっている。

「・・・・『2秒』・・・・動くなよォ」

                        ──ズギュン!!

ロンパリの体内で、別の生き物が暴れ始めた。
皮膚下を食い破り、肩から全身へと『異質』な何かが広がっていく──!


             ──ズギュン!

864ロンパリ『落伍人』:2016/04/29(金) 18:41:49
>>863

>こっちに来たのは『正解』だぁ  もっとも、一番ハードなルートになるだろうがよ

本当に…コイツの言う事ノ\さっぱりダ。

「ハー ド…」

 そんなモノは 常に知っている。何よりも  この場にいる誰よりモ

才レも  『ロンパリ』も。

 『斜視』の瞳を、『ナツメグ』に返し 淡々と言い切る。

 「――御託はいい 行クぞ」

正しい道筋など 無い。ただ最果てに転がる屍だけが結末を表すノみだ
 血で染まる鋼の藪の中を進むが如く ただ我武者羅に憤怒を秘めて無の咆哮を昇らせよう

夜空に輝く星と星の如く 奴と俺の関係は近いようでかけ離れているかも知れない。
だが、この中に燻る『憎悪』は 『あいつ』のモノだ。
 才れは、果たさねばならない。結果がどうであれ 成し遂げなければなラない。

 >ド グッシャァァ !!

 遠方から音がする。『ハッピーオルガン』 其の奔放の破壊の唸りを耳にしつつ呟く。

「翅の起こす風は、さざ波にしか為り得ずとも果てで津波となる」

「ならば地を揺らす巨象の一歩は 海を分かつか…
我らは稚魚となりて波に流るるが儘に渦の螺旋に鰭(ひれ)を動かすのみ」

アレ『ハッピーオルガン』の行動が、連なる道沿いで大いなる脅威を産むか
または幸運を注ぐかは、マンティコアにも知りえない。

だが自分は知りえている。どうであろうと、突き進むのみだ。

 >『2秒』 動くなよォ

応えはせず、ただじっと目を閉じ体に感ずる感触の広がりを意識する。
 『フランキー・アヴァロン』による能力である肉の謂わば鎧
いや装甲と言うべきか。その形成が言葉通り二秒経ってから完成したと
思えたら軽く腕を動かし自分でも操作が出来るか確認してみる。

 「そっチの坊主をしっかり御守りしてな…不審ナ
特に雌が出てきたら才レを投げつけるつもりで進め」

 『菊川』を特に防衛する事を『ナツメグ』に示唆する。

これから『教会』までの道中は…『ナツメグ』の肉操作でこちらは
勝手に動けなくなる。となれば少し疎ましい事になるな

865エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/04/30(土) 22:34:55
>>862-863
まず当初の交差点に『ヴェノム&ファイア』のアレルギー反応を
確認できなかった事を認識した上でウィルの方を見る。
ウィルが別方向に『ヴェノム&ファイア』の確認射撃をするなら
その効果範囲外ギリギリに次の確認領域の『スタンド』使いの
存在を確かめに移動し近づく。
『ヴェノム&ファイア』の射撃が今回見送られるなら
『ハッピー・オルガン』の着地地点10m圏内までなるべく目立たず
接近する。
あるいはこの騒動でルンクス側の動きが何か見えるかも知れないし
今近づいて来ている井上に対し護衛とは言わなくても弾除けを
つとめればこの場の混乱を長引かせられる、こちらも危険だが
いかにルンクスでもこの事態の継続を『対岸の火事』とまで
楽観しないだろうと思う。

866ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/04/30(土) 23:14:31
>>862



「─────なるほどね」「アレは確かに『天災』だわ」

実際にその挙動を見て感じる。
『ハッピー・オルガン』、それは『嵐』だ。それも、とびきり巨大な。
敵味方どちらにも非常に厄介なものだが、しかしその嵐を『追い風』として掴まなければ、こちらに勝ち目がないのも事実。
間違っても『向かい風』にはならないよう、ある程度はその作り出す『流れ』に乗る必要がありそうだ。

「行きましょう」

自身にスタンドアレルギー化を施しながら、道を渡り進んでいく。
周囲の様子を伺いつつだ。この異変はどこまで伝わっているのか?
まだ気付いていないならば、どうやって誤魔化すか。
いざという時は、即座に『ファイア』で気絶させる。
そのために、『ヴェノム』は『ファイア』に接続させておく。

867井上正『ハッピー・オルガン』:2016/05/01(日) 03:12:56
>>863
【ンン〜〜〜♪】

小気味よい感触に目を細める。
退屈がチョッピリ紛れたので冷静になれる、武器を取りにいかないとな。
落ちた小さな道具は拾い上げて持っておこう。

井上はその場で停止、急な飛び出しは事故のもとだ。
もし交差点を半ば渡ってるならそのまま渡り切ってしまおう。
くれぐれも車には気を付けような。

868高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/05/01(日) 14:19:54
>>862
「……」

呻くような、呆れるような声にならない声がもれる。

隠密のお時間は(予想しておくべきだったが)短かった。
となれば遅れを取り戻すべく『クレモンティーヌ』を発現して滑り出すように交差点へ続く。

ウィルへの接近のし過ぎには注意しながら
門番らの挙動を確認したい。ヒルストリート脇ギリギリよりに通るのが良いか。

懐から銃を出すなどするか、別の挙動かで『スタンド使い』かそうでないかを推測してみる。
多分、外のは一般人、内部にスタンド使いを控えていると思う。
銃等を出してきたなら『クレモンティーヌ』が矢面に立つ番だが……

869『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/03(火) 23:18:35
>>864(ロンパリ)

──ズギュン!

公園の向うから聞こえる襲撃音に、
戦いの鬨の声を重ねながら、ロンパリは『2秒』を待つ。

ミチ!

          ──ズギュン!!
                           ミチ! ミチ!

『フランキー・アヴァロン』に触れられた個所から流し込まれた何か──
おそらくは『肉』が、自身の皮の下ではち切れ、膨れ上がる。
さながら『ソーセージ』の生成場面のように、
体格が許す限りの筋肉が搭載されていく・・・・腕も脚も胸も。

          「よーし」     
                   ・・・・グ

スタンドの手が離れ、ロンパリはパンプアップされた腕を曲げてみる。
動く──自分の意思で。
派手な音とともに裂けた袖を見て、『ナツメグ』が笑う。

「詰め込んだ『肉』は、おまえの意思でも動かせる。
 人間なんぞの『肉』じゃねぇ、『特上品』だ。
 肉食獣くらいには動けるが、消耗もハンパねぇ。
 無駄に動くとすぐに『ガス切れ』を起こす・・・・考えて動けよ」

その隣では菊川の肉体も『肉詰め』を終えている。
細身の分、明らかにロンパリより膨張率は下だが、
それでも『細マッチョ』と呼べる程度には変貌した。

「・・・・護るぅ?
 そういうのは、『護り屋』に言え。
 オレの仕事は、ルンクスの首を取ることだけだ。
 その為に利用できるものは利用するし、邪魔者は『片付ける』。

 そんなに気がかりなら、おまえが護ればいいだろぉ〜?
 そのマッチョな『肉体』を使ってよぉ」

            モリ! ゴリィ!!

『ナツメグ』が両腕を曲げ、力こぶを作るように構える。
その巨体──山のような『三角形』のシルエットが、
下から持ち上げられ、みるみる『逆三角形』と化した。

全身の『ぜい肉』、その全てを『筋肉』に変えたのだ──
その筋量は、ロンパリの倍以上はあるだろう。
ロンパリがライオンなら、『ナツメグ』は象だ。

「──さあ、行くぜ」

                     ── ガドッ!!

公園の地面が抉れ、土塊を飛ばすと同時に『ナツメグ』が加速した。
方向は教会。見る間に遠ざかるその背中に、菊川が続く。
人外のパワー、そしてスピードだが、
ロンパリもすでに、『人外』の肉体を手に入れている──!

>>867(井上)
解放のカタルシスに目を細めながら、
『ハッピー・オルガン』はささやかな戦利品を拾い上げる。

それまでの人生において触れた機会があったなら、
それが小型の通信機であることがわかるだろう。
現時点では、そのコインほどのサイズの機械が、
電話の親戚であることを代弁する、声や反応の類は現れていない。

         ビ ュ ア ッ

『ハッピー・オルガン』ほどの飛距離ではないものの、
人間離れした跳躍力を持って、井上がすぐそばに着地した。
信号は青になっており、車の心配はない。
いずれにせよ、車影はまばらだ。

870『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/03(火) 23:49:11
>>865(エイノー)
ウィルの『蜂』は『×』を描いた後、
彼女の持つ銃身──『ヴェノム』へと舞い降りる。
察するに、『アレルギー反応』は『蜂』でなく、
彼女自身の肉体を持って感知するものらしい。

前進しつつ交差点付近の動きを追えば、
ウィルと浜岡は信号を渡り始め、高遠もそれに追従するようだ。
スタンドを発現したことで、静かな『伴奏』すら聞こえてくる。
『ハッピー・オルガン』は教会西端の角で立ち止まり、
猿のように跳躍してくる井上を待っている。

そして見張りはと言えば──
門の前にいた二人は、明らかにウィルたちに視線を向けながら、
小走りでこちらに近づいてくる──その右手を懐に入れて、だ。
このまま進めば、信号を渡り切る前に、
ウィルらと背広二人は、戦いの間合いに入るだろう。

現在、エイノーは交差点に到達。
井上をも追えるよう、歩道の西端に寄っている。
ウィルらまでは『8m』。高遠は歩道右横で『4m』。
井上までは『40m』。

>>866(ウィル)
『ハッピー・オルガン』を御せるか否か。
それがこの襲撃、ひいてはルンクス打倒の鍵の一つだろう。

      ヴヴ ヴヴ・・・・ピタ

自身に『スタンドアレルギー』を装填し、
『ヴェノム』は『ファイア』に戻しながら、青になった信号を渡り始める。
鼻孔にチクチクと刺す感覚が現れ、
周囲の仲間の位置が、およそ見ずとも感じ取れるようになった。

後方『8m』、やや左寄りにエイノー。同距離、右の道路側に高遠。
浜岡はやや歩を早め、ウィルの左真横に、『4m』の距離で並んでくれる。
その手にいつのまにか、『スタンド物質』のシーツが発現し、
闘牛士のケープのように無造作に構えられている。

そして見張りはと言えば──
門の前にいた二人は小走りでこちらに近づいてくる──その右手を懐に入れて、だ。
このまま進めば、信号を渡り切る前に、お互いの手が届く位置に達する。
この二人からは、スタンド使いの反応はない。

「『才能』の方が怖いねえ。
 スタンドよりそっちを気をつけとくれ」

浜岡のつぶやきは、感知の事実を聞くまでもなく察しているようだ。

「にしても、あのコときたら。
 まあいいさね。『陽動』って意味じゃ間違ってないしねえ」

一人ごちる言葉の意味を、ウィルもすぐに悟った。
男たちの視線が、ウィルからその背後、道路側に向いたのだ。
言うまでもない──スタンドと『踊る』、高遠の方向へと。
男たちとの距離は『10m』。信号はあと『7m』。

>>888(高遠)

      ズギュ!
                 ♪〜〜〜〜〜〜〜?

『クレモンティーヌ』の手を取り、踊りながら前進する高遠。
同じく二人を追うエイノーと左右を入れ替える形で、
交差点、トラックの通過するヒル・ストリート傍に移動した。
並び歩くウィルと浜岡は信号を渡り始め、現在その半ば。
信号は『15m』、二人までは『8m』ほど。

男は二人とも、スーツの懐に手を入れ、小走りだ。
視線から見て、その狙いはウィルかと思われたが──
スタンドを出したことで、その目は高遠に吸い寄せられた。
スタンド使いか否かを問わず、『踊る』高遠は誰の目にも明らかだ。
男たちはやや歩を緩めつつ、さらに信号に迫る──
ウィルと男までの距離は『10m』。高遠とは『18m』。
本当に飛び道具を持っているなら、数秒で殺傷圏内に入る・・・・!

871ロンパリ『落伍人』:2016/05/04(水) 21:03:46
>>869

> ──ズギュン!! ミチ! ミチ!

「……」
 膨れ上がる胸筋、大腿と上腕が内から盛り上がり曲げた腕は
元のロンパリでは到底お目にかかれない瘤を腕に作る。
それを観察するマンティコアの目は、この事態に対し喜んだり
驚愕するなどのリアクションせず…冷たい。
 無表情で曲げた腕を戻し指を折り曲げて平常の動きと大差ないか確認する。
>肉食獣くらいには動けるが、消耗もハンパねぇ。
 >無駄に動くとすぐに『ガス切れ』を起こす・・・・考えて動けよ

言われながらも、マンティコアは考えていた。この先に置ける出来事を

(…肉体の、このスペックは。
疑似的に凄い力【パBスB精C?持ナツメグに近い距離か?】を使えるのは
確定として。『少々面倒』だな…)

筋肉の鎧。普通の人間ならノ\゛心強さに奮い立つだろゥ。普通の人間なラ な。

(この『肉』……仮に『エンジェルズ・ラダー』の『液体』に触れた場合が起きたと
仮になるとすればだ……その干渉は先に『ナツメグ』の奴に起きるのか?
いや、『特上品』とか宣っている以上、液体の干渉に対しても耐性ある……と
考えるべき、か? ……何にしろ、『目立つ』な、この姿は……。それに
使い慣れてない力は、過信するのは『毒』以外の何物でもない)

元の浮浪者のような見た目も十分に怪しいが、この筋肉で覆われた姿は
完全に異様な代物だろう。直ぐに教会に向かい敵としか遭遇しない手前
見た目に対して何も言う気ないし、どうでもいい。
 ただ、この普段ない力が才レを、『マンティコア』を振り回す事になるのが御免だ。
それに何故か知らんが、体を『弄られた』事に対し無性にムカムカすノレ。
 こんな事は、ロンパリの体を動かしては初めての筈…だが?

>「──さあ、行くぜ」── ガドッ!!

そんな事をぼんやり考えれば、返事もそこそこの猪猛突進だ。
慌てて追いかける菊川も後目に、思考を続ける。

(――『範囲』の確認、ダナ。
これで距離が幾らかあいて『鎧筋肉』が解除されるようなら
『ナツメグ』と幾らか距離が離れれば消失しちまう、その程度の使い様が
不便な代物だと解る。何より、も……)

 此処は『パーク』だ。適当な『石』を3、4個拾い上げ腰に巻いてる
『ストッキング』の両の足先部分に入れる。これで一先ずポーラが完成となる。

 ヴゥン…。

一度持ってる『看板』を振るい、この状態での握り心地を確かめた上で
肩に構えつつ走り出す。通常の人間並みの速度だ。パークを抜けるがてら
一度立ち止まって周囲の人影を確認も怠らない。『筋肉鎧』の燃費もどの
程度保つか知れないが。緊急時に差し掛かるまで、その獣並みのパワーと
スピードを使うのは控えておく。

(何よりも…奴ら二人、『目立つ』。
先ほど、おメェが言った『利用できるものは利用する』精神で言うナらば…
お前も数に入るだろ ナツメグ)

 タッ。

 

 『ナツメグ』『菊川』が走る最中に石を入手。それが終わった後に
二人を追いかけるように自分の『筋肉鎧』の運動能力を確認するのも含め
平常の人間が走る速度を保ちつつ周囲を警戒して突入する二人に何かしら
前方で反応する異常がないか確認しつつ、追う。

872井上正『ハッピー・オルガン』:2016/05/05(木) 03:49:08
>>869
井上の肉体はまだ人間以上の力は発揮させない、ふつうの人間並みの脚力で、死ぬ気で走ってこさせるだけだ。

【つけとけェ】

「なんだこれ、こんなのテレビでしか見たことないぞ、ホントにあるんだな」

井上は耳に通信機を装着する。

【〜♪】

ダンッ!

井上を掴み、その場で全力の跳躍、上方から標的の位置を把握する。

873ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/05/05(木) 22:35:40
>>870

「Roger(了解)」
「ちなみにあの二人は『スタンド使い』ではないようね・・・あの男の性格上
 自分の近くに 力を持つ同性を置くことはないのかもしれないわ」

そして彼女の言う通り、仲間のスタンド使いと連携を取るのであれば、自分のスタンドアレルギーは少々邪魔となりやすい。
浜岡の要請に頷き、自身を『才能アレルギー』にしながら、同時に『ファイア』に『才能アレルゲン』を装填。
高遠に目線が集まった今が仕掛時だ。針弾の届く『8m』まで接近し、頭部に狙いを付ける。
そしてすぐさま、まずは一人に3連射。即座に意識を奪いたい。

874エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/05/06(金) 13:32:47
>>869-870
『ルンクスの打倒』は絶対条件として『ウィルの生還』が
成されないなえあ自分としてはこの戦いは敗北に等しい。

とりあえず『一般人に見える光景』として『変事に慌てた
外人観光客が逃げ出しつつペットボトルから水を飲もうと
して足をもつれさせペットボトルを落として盛大に転倒』。

『スタンド』使いの見る情景には以下が付与される。
『エイノーが転がって後ろに視線が行った瞬間『F・O・Q』発現、
ペットボトルを拾い上げエイノーの視線が前に回りこんだ瞬間
ロックされる『手前の見張り相手にパス精BBC(パワー手加減)で
ペットボトルをダンクスロー』。
ミネラルウォーター用によくある潰せる薄手の容器だ、せいぜい
『放水』や『ゴム弾スタンガン』程度の威力に収まるだろう。
ついでに後ろの見張りに飛ばされて2人とも射撃姿勢を崩して
くれれば最高の展開だ。
そして手前の見張りを外しても『この晴天に突然の水しぶきで
注意がそれる』くらいの効果は期待したい。
まだ距離がある、最悪無意味に終わってもウィルと高遠の対応の
邪魔はしないですむだろう。

875高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/05/07(土) 07:23:31
>>870
すぐに銃器などの攻撃が確実に当たる射程に至る。

            「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」


するべき事は相手の目をひきつけること。
そして、護衛2人の他に至近の敵がいないか見る事。
残りは、護衛2人の武器に踊りが阻害されるような仕掛けがついていないかの想定だ。

テンポはスロウに、だが『突然踊りだす不審者』と確実に目を引く様に
優雅というよりは派手目の振り付けとともに更に接近する。
ウィルらを自分を狙う射線の間に挟まないよう、変わらずヒルストリート寄りで。

余力があれば護衛の武装の動き、
周囲の敵対的なモノが居ないか、それからトラックの動きに妙な点はないか、の目視を行っておきたい。

876<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

877『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/11(水) 00:56:42
>>871(ロンパリ)

『ナツメグ』の手で強引に与えられた『筋肉の鎧』だが、
それは『マンティコア』にとっては初めてといってよい、
『不愉快』を催した。
自分のものではなかった体に、
自分のものではない『筋肉』が流れ込む現実が、
二重の違和感を醸して、男の足を止める。
感情的な反抗だけではない。
能力の概要と『射程距離』を確かめる必要を兼ねる。

外見に関しては、確かにはちきれんばかりの筋量ではあるが、
まだしも『ボディビルダー』の範疇に収まる程度だ。
目立つという意味では大差がないが、人間の範疇ではある。
ただし『ナツメグ』だけは別格──
肥満体を利しての『筋量操作』は、人間の体格を捻じ曲げた、
悪魔のような『人体改造』をもたらしている。

  メギ ミチィ・・・・

手にした看板の柱を握りしめる。
木製に等しいそれは、全力を込めればへし折れそうだ。
重さもまるで感じない──
片手で振り回すには難のあった看板が、
今なら片手でも軽々と扱えるだろう。器用さに変化はない。
(パス精BBCでよい)

そして──その変化は、
ロンパリを待つことなく遠ざかって行く二人の背中が、
『50m』ほど先に到達した時、終了した。
風船から空気が抜けるような脱力とともに、
看板の重みが右手にずしりと蘇る──

小さくなる二人の背中を尻目に、
ロンパリは適当な石を四つ拾い上げた。
その間に二人の背中は、公園の彼方に消え去った。

二人を目で追う公園の人間は散見されるが、
その数は多くはなく、反応する頃には二人の姿はない──
ひとまず、敵や見張りはいないようだ。

>>872(井上)
井上には全力でのみ走らせ、『全力以上』は引き出さない。
それでも無茶に近い全力疾走をさせた為、
井上の息は途切れ、今にも泡を吹かんばかりだ。

その首根っこを引っ掴むと、
『ハッピー・オルガン』は井上に通信機を装着させる。

          バッッ!

同時に跳躍──
『10m』近くの高みに到達し、教会の周囲を睥睨する。

まず教会の周辺──
教会を囲う一辺、三人目の男が立っていた西端から
北に延びる歩道に、各自『40m』ばかりの距離を置いて、男が三名。
教会西側の見張りはこれで全員。服装はこれまでと同じ。
三人目の変化にはまだ気付いていないのか、動きはない。

そして教会の敷地内──
アルメニアン教会は中央に『チャペル』、
その南西に『居住棟』の二つの建物からなるが、
チャペルの入り口から、東にある門に向かって走る男たちが二人。
門には今、見張りが立っていない。
彼らは信号まで移動し、今しもウィルらと交戦に入ったからだ。

──Pi!

唐突に、通信機が井上の耳に囁いた。

『──こちら『ヘリンボーン』。
 応答せよ。何があった?』

878『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/11(水) 01:02:54
>>877(井上)

訂正。

北に延びる歩道に、各自『40m』ばかりの距離を置いて、男が三名。

                 ↓
北に延びる歩道に、各自『20m』ばかりの距離を置いて、男が三名。

879『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/11(水) 01:22:21
>>873-875(ウィル、エイノー、高遠)

彼我の距離がみるみる縮まる中、
最初に『違和感』を察知したのは、背広の男たちだった。
                                        ・ ・ ・ ・ ・
浅黒い肌の美女、メイド服の中年女、学者然とした白人、一人で踊り始めた帽子の女性──
早朝のシンガポールにおいて、平凡とは言い難い人間が、
揃って信号を渡って来ている──その『異常』に、だ。
或いは、明らかに丸腰という状況から、
仮に敵対勢力であれ、拳銃の間合いで御せると考えたのかもしれない。

       バッ!
              バッ!

横断歩道に到達した男たちは、
示し合わせたように懐から拳銃を抜き、
まだ歩行中の高遠とウィルに、その銃口を向ける。
──だがそれは、
スタンド使いにとっては、あまりにも『鈍すぎる』反応だった。

パシュ!パパシュ!
                ──ビュバ!!

抜き撃ちで狙いを定めたウィルの『ニードル弾』が、
精確に三本──額の中心に突き刺さり、その中身を麻痺させた。

同時に、エイノーが転びながら放った『ダンクスロー』が、
ミネラルウォーター入りのペットボトルを手放し、
もう一人の男の顔面を捉える。
派手に飛び散る飛沫とともに、男の意識も霧散した。
転んだアクションが必要だったかはわからないが、
少なくとも視線を下に向けさせた意味はあったはずだ。

そして、囮を演じた高遠は、
回転しながら周囲の警戒を忘れない。
トラックはすでに信号を過ぎ去り、異常はないようだ。
他に車が来る気配も、歩行者がこちらに気付いた様子もない──今はまだ。

                       ドザァ ア

崩れ落ちた二人の男を見下ろし、
浜岡がちらりとエイノー、高遠を振り返った。

「さあて、急ごうじゃないか。
 アフリカからお越しの『花婿』が、
 あたしらの『歓迎』に気付いて、裸足で逃げ出す前にさ」

880井上正『ハッピー・オルガン』:2016/05/11(水) 02:27:40
>>877
井上は独り言のようにブツブツ呟く。

「あ、あ、あんた達に恨みはないんだ、多分、誰も悪くないかもしれない、許してくれ、俺にはなにもできないんだ」

着地後、教会入り口の門へ向けて疾走する。井上はそのまま持っていく。
 
【次は『スタンド使い』かなァ〜♪】

881エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/05/11(水) 07:31:14
>>879
「先行してくれても構わないが少し待ってもらえるだろうか?
『無線』か『携帯電話』もしくは『予定表』を持っていないか調べたい」

昏倒した二人の護衛を物色する。
あと念のため『F・O・Q』で使われなかった拳銃の銃口をつまみ潰す。
多少のリスクはあっても『内部情報』もしくは『情報源』は
確保する価値がある。
あと物色が済んで少し暇があれば二人の足首をネクタイで、
腕を後ろ手に引きおろした背広の袖で縛っておこう。

882ロンパリ『落伍人』:2016/05/11(水) 18:18:06
>>877

 萎んでいく筋肉。重量が馴染み深いものに変わっていく看板の握り手の
感覚を受けつつ、ストッキングの両端に石を二つずつ入れた疑似ポーラを
看板を握る右手と逆の手に構えて、周囲を一瞥しつつ道路に出る。

(獣並みの力を出せノレと言うのは過言でなシ
そして、約『50m』。それが限界……か)
 再び、『ナツメグ』が自分に能力を上書きしてくれるかどうかなんて
日和見な考えはしない。するチャンスがあれば受け入れるし、自分の
言う事を聞かなかったが故に機嫌を損ねようが、それはそれで良い。
 そんな些細な物事で一喜一憂するようなマンティコアでない。気になるのは……

(あいつ……『フランキー・アヴァロン』と『ナツメグ』。
どうにも、この先……)

 『危うい』 そう言葉に直すとすれば、そう表現せざるを得ない予感が
あの男の影にちらつく。

(『菊川』と一緒に長く置くノは少々面倒二なりそゥだナ)

 タッ。

菊川とナツメグを駆けて追う。人並みの速さでも、奴らの頭に脳みそが
あるなら教会手前の周辺で警戒し一旦止まる程度の行動はするだろう。
 もし襲撃を受けるようならば、こちらが死角から攻撃する事も出来る。
因みに時間は『フィストフル・オブ・クォーターズ』のカードリッジ作成後から
五分は経っただろうか?

見張りやそれらしき人影はいない。全て陽動組に注視して集まってるか
若しくは『教会』内部こそが魔窟と化してるか。まぁ、後者が一番可能性が高い。
 
 一番深き闇を想い、歩み赴け。

883ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/05/11(水) 22:40:38
>>879>>881

「 Aye, sir(了解よ)」

「それと『一丁』・・・もらっても構わないかしら?」

エイノーに訊ね、特に停止が入らなければ、倒れている黒服の銃を奪う。
味方も敵も、誰一人として殺すつもりはないが、単純な破壊力が必要な場面もあるかもしれない。
もしもの時のために、携帯しておきたい。『ファイア』と違い、反動があることは頭に入れておく。

その後、やはりエイノー達とは距離を置いて先行し、探知をしながら進む。何か情報があれば、『スタンド会話』で受け取れる。

884エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/05/11(水) 23:51:30
>>883
「ウィル君の場合『スタンド』の節約になるだろう、
 使えそうなら持っていくといいよ」

ウィルに頷き銃口を潰すのをやめ拳銃を渡す。
自分で手を出さないのは「行動の自由の確保の為の
『言い訳』」のためであって『標的(ターゲット)』
であるウィルが気にしても仕方ない話だ。
見つかったようであれば予備弾奏もウィルに渡す。

885高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/05/12(木) 21:26:58
>>879
「〜…… 」


そういえば『ハピオル』は何処へ行ったか。
今の破壊の後、もう教会に殴りこんでいるんだろうか。

ハピオルが手こずる相手が……居ないとも限らないが

少し考え、ハピオルを追うことにする。

生け垣の上に飛んで、探してみる。
足場として心許なければ飛び越えにかかりたい。

886『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/13(金) 22:20:23
>>881>>884(エイノー)
昏倒した男たちに近づき、信号を渡り切る一行。

ウィルは男の手から一丁の拳銃を奪い、
エイノーは男の耳に装着された、小型のインカムに気が付いた。
護衛同士が連絡を取り合っているなら、
いつ、二人の異常に気付かれてもおかしくはない。

さらに懐を探ろうとしたエイノーだが、
それは浜岡の一声で制される。

「のんびりやってるヒマはないよ、エイノーさん。
 見な、『ハッピー・オルガン』が突っ込んでいく。
 『何が起こってるかわからない』間に、あたしらも教会に入られなければ、
 『本物の護衛』と教会の外で闘るハメになる。
 そいつは寝ぼけ眼のシンガポールを、叩き起こすだろうさ」

           ────  ヴュ バ!!

その時、風を巻いて『ハッピー・オルガン』が出現した。
手には狩りの得物の如く、おぞましいスタンドの本体が吊られている。
一行に一瞥すらくれず、怪物は角を北に曲がると、教会の門へと疾走していった。


                         ──ズギュ!

浜岡の傍らに『パイプベッド』が現れた。

「乗りな、エイノー、ウィル!
 ここからは、一秒も無駄に出来ないよ!」

>>882(ロンパリ)
公園を走り出すロンパリ。
だが、公園を横断するまで、まだ『20秒』近くはかかりそうだ。
先行した二人の背中はまるで見えず、
期待したような一旦停止の気配も感じられない。
人類のの脚の遅さを、痛感させられる。

『フィストフル』のカートリッジは、、まだ『1分』ほどしか経過していない。
順当に考えれば、教会潜入までは持つはずだが・・・・

>>883(ウィル)
意識を失った男の一人から拳銃を奪い取る。
一般的な自動拳銃だ。操作に問題はないだろう。

現在『探知』している『才能』において、周囲『20m』に反応は出ていない。
ウィルはゆっくりと信号を渡り切った──その時だ。

           ────  ヴュ バ!!

まさに風を巻いて、『ハッピー・オルガン』が目前に出現した。
手には狩りの得物の如く、おぞましいスタンドの本体が吊られている。
ウィルに一瞥もせず、角を北に曲がると、教会の門へと疾走していった。

ホームを通過する快速電車にも似た、圧倒的なスピード。
『ハッピー・オルガン』の制圧は、想像以上の速度で進行しそうだ。

高遠がいち早く、怪物の背中を追い、
浜岡はキャスター付きの『パイプベッド』を発現した。

「乗りな、エイノー、ウィル!
 ここからは、一秒も無駄に出来ないよ!」

>>885(高遠)

           ────  ヴュ バ!!

『ハッピー・オルガン』の姿を探したその時、
求める悪魔の姿は、目前に出現した。

その手には狩りの得物の如く、おぞましいスタンドの本体が吊られている。
一行に一瞥もせず、角を北に曲がると、教会の門へと疾走していった。
とんでもない速度だ──
『踊る』分の減速があれど、『クレモンティーヌ』も相当の速度だが、
それを軽々と凌駕する。その圧力は、かつて対峙した際と何ら変わらない。

生垣を超える必要はないだろう。
高遠は回転しながら、最高速度で『ハピオル』を追いかける──


>>880(井上)
『・・・何? 
 おまえ、『ツイード』じゃあ・・・・グァアア!!』

通信が突如途切れ、ノイズとともに切断された。
通信相手に異常が発生したらしい。

           ────  ヴュ バ!!

そして、『ハッピー・オルガン』は教会の角に到達。
信号を渡っている味方連中を無視し、北へと急ぐ。

風と同化する勢いで突っ走ったことで、
先刻偵察時に見た男二人に先回りし、門に着くことが出来た。

「な・・・・」「なんだ、そりゃあ?」

二つの口が異口同音に驚愕を鳴らしたのは、
『ハッピー・オルガン』にではなく、『吊られた男』に対してだ。

「ファック・ユー!!」
                    ジャキ!

手馴れた動きで、一人が拳銃を抜き、井上に狙いを定める──
(距離10m)

887エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/05/13(金) 23:11:35
>>886
「承知した」

インカムを急いでもぎとり『パイプベッド』に駆け込む。
右も左も怪しい状況だ、『情報』は惜しいが『流れに
乗りそこなう:』事態をこそ忌避して浜岡の指示に従う。
とりあえず収穫(インカム)はあった、吟味はできる時に
やれば良い。

888井上正『ハッピー・オルガン』:2016/05/15(日) 04:38:30
>>886
「ファック・ユー? それは違うぜ」
【ファックするのは俺でェ〜】
「お前らクソ共はこう言うべきなんだ」

「【FUCK MEってなァ〜〜〜〜ッ!】」

ヴォッ

『ハッピー・オルガン』は井上を真上に投げる。パス精AAA
いかに特殊な訓練を受けた手練れと言えど、予備動作無く上空にフッ飛ぶ人類への対処法までは想定していないだろう。

10m、言うまでも無く射程距離内だ。『ハッピー・オルガン』は井上を投げた直後に銃を構えた男へ接近し、身体のどこでもいいので掴み、隣にいるであろうもう一人に叩きつける。パス精AAA

889ロンパリ『落伍人』:2016/05/15(日) 19:05:46
>>886


 目方で『20秒』 それがいま現在の目測で公園を突っ切るまでの時間。

このまま道路を突き抜け、誰にも不審を悟られず教会に接触出来る部分まで
辿り着き、尚且つそのまま護衛及び対象の相手を刈る。

――そんな事が可能か?

(……『アルメニアン教会』へ、まず『ハッピーオルガン』が
襲撃を開始。それが約 『一分』かそこらで起きた出来事)

(もし 才れ力゛ルンクスだとして……その『一分』で起きた異常を
不審に思わず、ただ悠遊と時間が都合よく自分達に設けられてから
阿呆見たいに無防備にこちらに来るか?
 いや、無イね。まず間違いなく。もう奴は『気付いてる』
こちらの襲撃の全貌を知ってるかともかく。その事柄ぐらいノ\)

このまま策もなく教会に通ずる道路を突っ切っても、途中
能力か才能を駆使し到着する『護衛』と鉢合わせになる可能性は大。

闘う事に対して忌避も恐怖もない。だが、マンティコアは至極いまこの時は
翅が千切れた虫が回転しつつその場を回るのを冷徹に眺めるように
自身の力と相手の仮想戦力を比較した上で冷静に結論を下す事が出来ていた。

(……辿り着くのは『至難』)

(然しながら今の持てる物と力では教会への道先で敵側に悟られる事なく
ウィル等に見聞きした内容を報せる手段はない。なラば)

「東の国の言葉は便利な言葉が幾らもある。
毒を喰らわば皿まで、か……」

 タッタッタッ…。

「『不利』ではない、サ。むしろ、大勢を考えれば一番『有利』だ」

駆ける、そのまま『アルメニアン教会』へ向けて。行動に変化は無い。

 このまま才能使いなりスタンド使いの敵へ鉢合わせた処で
それが敗北になるにしろ(無論、ソんな気はさらさら無ィ)その
マンティコアと相手との行動は、結果的に陽動、護衛、突入組の
時間を作る事になる。例え、このまま膠着して遠巻きに敵が教会外から
来るのを眺めたとして、それを相手側に気付く事なく報せる手段は無きに等しい。
何より菊川の能力で、それは事足りる。待ちは『逃げ』だ。
無謀と見れる者には思われようと、突き進むのみ。

 自身は今時点で限りなく『無力』に近い。だが、弱さを武器にはせずとも
それを状況の突破の為の『材料』にする事は誰しも出来る。

890ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/05/15(日) 21:38:16
>>886

「Time is money(時は金なり)・・・特にこの状況では大金ね」

残弾を確認しつつ、浜岡の言葉に頷く。
過ぎ去る『台風』を追いかけなくては、追い風として利用することもできない。
『パイプベッド』に乗り込み、自動拳銃はベストの下、ベルトに突っ込んで置く。
敵も武器を奪われることは想定しているだろうが、やはり隠しておいた方が、いざという時は虚を付ける可能性がある。

「女性にエスコートを頼むのは申し訳ないけれど 今回ばかりはお世話になるわ」

891高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/05/15(日) 22:04:00
>>886
(やっぱりおかしいよアイツ……)

口の中だけでぼやきながら追う。

本当に、凄まじく『速い』。フルスピードでも追いつけるか怪しいものだ。

しかしその速度差は、『ハピオル』が敵と交戦を始めた時、
こちらが近づくまでの間に片付くほど簡単な敵ならハピオルだけで十分だし
多少手間取るような相手であったら加勢できるだろう事でもある。

……そろそろそういう『スタンド使い』が出てこないとも限らないし。

回転する2つの視界を頼りにハピオルを追尾しながら、
その先に不審なモノが居ないか目視で探す。

892『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/19(木) 00:07:23
>>888(井上)

火が付いたような表情で、引き金に力を加える
見張りの二人を嘲笑うように掛け合う『ハッピー・オルガン』と、その本体。
二人にとって、スタンドによるパートは無意味なものだったが、
直後に繰り出された『見えざる剛腕』は、そうではなかった。


                      ォオオオオ!!!
           ──ドギュゥウ

寸毫の配慮もなく投げ上げられた男の肉体。
天目がけ突き上がるその動きは、あまりにも思慮の外だった。
拳銃を空に向けることすら出来ず、ただ視線のみを追わせる二人に、
『ハッピー・オルガン』は肉迫し、無遠慮に一人の首に手を伸ばした。
 
    ガシィ! ブン!

                ゴショオ! オ!!


井上が放物線の頂点に達するより早く、二つの肉体は一つの肉塊に変わり果てた。

「・・・・むごいことをするもんだ。
 おまえさん、情けを覚えないと、無残な最期を遂げるよ」

鼻に皺を寄せた中年メイド、浜岡が背後から声をかけてくる。
いつのまに到達したのか、傍のパイプベッドには
ウィルとエイノーの姿もある。

>>891(高遠)
ベッドで移動する方法は、以前、浜岡が
高遠を訓練する際に見せたものだ。

先行していた高遠は、かろうじてベッドより早く、
教会の門に到達し──そして、
『ハッピー・オルガン』の容赦ない『殺戮』を目撃した。

門扉は開いており、
中には『ハッピー・オルガン』の巨体と、肉塊と化した護衛の姿だけ。
教会までは『10m』近い中庭を横切る必要があるが、
他に護衛の姿はない・・・・『聖人』を象った石像が点在しているだけだ。

>>887(エイノー、ウィル)
エイノーはインカムを、ウィルは拳銃を手に、
一秒の無駄もなく、パイプベッドに乗り込む。
これで三人。
傍から見れば、大の大人が遊んでいるかのようだが──

「──しっかり捕まってな」

浜岡の言葉に、咄嗟に手摺に捕まるが早いか、
『メイド中年』のスタンドが『ヒグマ』のようなその脚を繰り出し、
背後の歩道に一蹴りをくれる。

                         ド ッ ゴ!!

        ガォ ォ ン !!

強烈な蹴りに突き出され、パイプベッドは
『ジェットコースター』のように加速した。
金属のキャスターが火花を散らすほどのパワーで、一息に北上──

「──おっと」

浜岡のスタンドが手を伸ばし、
いともたやすくベッドにブレーキをかける。
反動も揺れも感じさせない、極上のコントロールで、
ベッドは教会の正門前で停止した。

門扉は開いており、
中には『ハッピー・オルガン』の巨体と、肉塊と化した護衛の姿だけだ。

「・・・・むごいことをするもんだ。
 おまえさん、情けを覚えないと、無残な最期を遂げるよ」

護衛の始末が鼻についたのか、
浜岡が珍しく、『ハッピー・オルガン』に苦言を呈した。

>>889(ロンパリ)
状況を模索しながら、一路、公園を駆けていく。

893井上正『ハッピー・オルガン』:2016/05/19(木) 10:33:03
>>892
【おォ〜ッとッとッォ〜…オォ〜ラァ〜イ】

落ちてきた井上をキャッチする、まだ使い道はあるからな。
井上の首根っこを掴んで、浜岡に向ける、腹話術の人形のようだ。

【はァ? 何言ってんだおまえェ? おい井上、ちょっと言ってやれェ】

「お前はこいつらが何持ってたのか見えなかったのか? 銃だよ銃、撃たれれば死ぬんだよ、分かる?
こいつらは殺すつもりでここに立ってるワケ、つまり殺される覚悟もあるってことだろ?」

『ハッピー・オルガン』は転がっている銃を拾い上げ、握り潰す。

「この小さな道具に命を懸け、通用しなかった、それだけのことだ」

井上はさっきまでの弱々しい態度から一変し、堂々と話す。
………声帯の操作は、もはやお手の物だ。

【じゃあァ〜 そろそろ肩慣らしも終わったかなァ〜 本番行くかァ〜♪】

教会入り口まで移動する、ここからは少し慎重に行こう。
未知のスタンドの脅威は十分学習した、人間どもに矢面に立ってもらいたいなぁ。

894ロンパリ『落伍人』:2016/05/19(木) 22:09:11
>>892

 (……周囲には特筆シて異常ノ\ない。ソレが『異常』なん夕゛)

 どゥにも、まだ公園側である故に教会側の内部で何が起きていても
把握出来ないのは当たり前であるが、それでも教会を取り巻く周囲で
未だ、何かしら不審と思える動きがない。それがマンティコアの思考に
小さなノミが目頭を飛び跳ねるように、気にかかる要因。

(ルンクス側の設置していた、あの才能も力もない見張りは
完全に鳴子の代わり、として……。
 デは 奴らは『何を』本物の『罠』として置いておく? 
仮に、俺が奴の立場として)

 教会…… 聖堂 エンジェルズ・ラダー  才能
魅了   僕にする力  花嫁

頭に浮かび消える幾つもの点に、昨夜の機内での言葉がフッと浮かんだ。

 >>788
 ――『花嫁』にされた『モナ・リザ』に襲撃された……

 「……人間の見張りは もしや……『囮』か?」

教会。それならば宗教絵画や、マリア像やら。そう言う『花嫁』に
する代物には不足はなィだ口う。

 (……いや、それでモ、だ。まだこの短時間で突入したナツメグ等が
危機的状況に陥る。そう言う可能性はあるものの、まだ死ぬような玉では
奴も無い、そう今は……『信じる』事にしよう。
 危険、と言うのナらば。無防備に近い、このロンパリの体こそ一番
危機的状況ではあルんだからナ……)

 教会内部での危険を考えつつ、周囲の警戒を人並みの感覚ながらも
行いつつ公園を突っ切り教会まで目指し走る。

895ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/05/21(土) 23:11:12
>>892

「なんともすさまじいパワーね・・・」「それだけでなく精密動作性も極めて高い」

『浜岡』のスタンド、その圧倒的な膂力による加速、そして細やかな減速に感嘆する。
並大抵の近距離パワー型では敵うまい。ルンクスの『エンジェルズ・ラダー』がその枠に収まるかは分からないが。
門の中には肉塊と化した死体。かつては護衛だったもの。
僅かに眉をひそめるが、それだけだ。女性化したウィルは、やや冷淡とも言える判断をする。

「結局 『スタンド』である『ハッピー・オルガン』に人の理を説いても無意味なのかしら」

アレルゲンによる探知は継続、同時に周囲を見回す。
遠距離から刺客が狙っていないとも限らない。

896高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/05/22(日) 07:10:41
>>892
浜岡さんらも追いついた。
手早く行けるならそれがいい。

『ハピオル』の虐殺も、抱く個人感情は嫌悪の二文字だが
仕事をする頭の方はその強みは欠かせないモノと判断していて
何より時間という事情がある以上、そればかりにとらわれることはできない。


「……石像?」

あの『ターゲット』が『能力』を使用してるとしたらそこだが
それ以外の『能力対象』も居る可能性は否定出来ない。

ベッドでまた高速で突っ切るのであればスタンドを解除してそれに乗りたい。

そうでなければまず踊りながら敷地内に踏み込んでみる。

897エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/05/22(日) 12:00:47
>>892
奇襲の可能性を差し引いても『凪』があるなら今だ。
インカムから『受信履歴』カートリッジ、スマートフォンから
『MAP機能』カートリッジを作成しつつ周辺を警戒する。

898『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/25(水) 03:46:31
>>893(井上)

「『茶番』はおよし。
 あんたが本体を『逆操作』するって話は聞いてるよ」

井上を『スピーカー』にした反論を制し、
浜岡は改めて『ハッピー・オルガン』を見上げる。

「別に聖人を気取るつもりはないさ。
 あたしだって人様の命で食ってた頃があった。
 だから、理屈じゃなく知ってるのさ。
 『因果応報』ってのは、案外真実だってね」

「命ってもんは、帳尻が合うように出来てる。
 どれだけ強かろうが、因果は巡るんだ。
 説教する気も時間もないがね。
 その因果が、ルンクスを倒すまでに巡って来たら、
 一緒に戦うあたしらはたまったもんじゃない・・・・そういうことさ」

やや早口に述べ終えると、浜岡はウィルに目を向ける。
彼女の持つ『レーダー』の役割に期待しているのだろう。

『ハッピー・オルガン』は、井上を掴んだまま、
教会の『入口へと、慎重に歩を進める。
こうしてみれば、チャペルはごくごく小さな建物だ。
四方にして『20m×20m』というところか。
白い外見に鐘楼があり、その先端に十字が掲げられている。
入口は両開きのマホガニーの扉。
『5m』の距離まで近づくが、異常は見られない・・・・
敵の気配も動きも音も感じられない──と。

>>895(ウィル)
浜岡と『ハッピー・オルガン』のやり取りに、思わずつぶやいた。
スタンドである『ハッピー・オルガン』について、
浜岡がどう結論したかは不明だが、
正義を振りかざす場面でないことはわかっていたようだ。
【護り屋】はひとくさり口上を述べると、返答を求めることなく、ウィルを振り返る。

                チク チクン

果たして──『反応』は感じ取れた。
正門の左右、およそ『10m』近く離れた芝の上に置かれた、
幾つかある石像のうちの『2つ』──
これらから、『才能』の反応がある。
左(南)の石像は立ち尽くす『聖母マリア』、右(北)のそれはラッパを手にした『天使』だ。
それ以外、見張りや遠距離の敵は、認識できない。
現時点で、石像にも動きはないが──と。

>>896(高遠)
浜岡はベッドを解除した。
教会の敷地内は石畳と芝生で、キャスターが利用できないからだ。


                ?──♪──〜〜〜〜?

リズムに合わせ、踊りながら敷地内に踏み込む。
浜岡がウィルを見るのを見た。
自分が見る限り、他に敵影は感じられないが──と。

>>897(エイノー)
インカムは小さすぎ、『カートリッジ』の対象とならない。
スマートフォンから『機能』を抜き出し、
『MAP機能』を確保した。

周囲に敵影は感じられないが──と。

>>894(ロンパリ)
教会内部の危険を考えながら、なおも進む。
周囲を警戒している為、全速力というわけにもいかないが、
ようやく公園の北出口が見えてきた──
その先、道路を渡った向うに教会の白い建物が浮かび上がる。
──と。


>ALL

              カラァン カラァン


突如、チャペルの鐘が二度、打ち鳴らされた。

899エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/05/26(木) 12:08:32
>>858
「始まるか。ところで直行するのだろうか?」

電熱ライターからカートリッジを作りつつ浜岡に質問。
「直行する」と言われれば肩に『MAP機能』カートリッジを
装填し最短かつ狙撃ポイントに注意しつつ便乗する。
「直行しない」のであればここで一度別れて護衛を潰しつつ
本来の「陽動」に立ち返って騒ぎを大きくするよう努める。

900ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/05/26(木) 21:22:12
>>898


>             カラァン カラァン


「・・・・・気付かれた のかしら?」

「みんな少し耳を傾けてくれる?」「右と左 それぞれの『10m』先にある『石像』」
「『マリア様』と『天使』ね・・・そこから『才能』の反応を感じるわ」

「『ルンクス』は無生物を能力下には置けないと聞いているから見たままの姿ではないのかもしれないわ」
「気をつけて」

周囲には警戒を呼びかける。あの石像が仲間、あるいはルンクスに現在の状況を伝えている可能性はある。
その合図がこのチャペルの鐘なのかもしれない。
どちらにせよ、対処は必要だろう。

901井上正『ハッピー・オルガン』:2016/05/27(金) 02:08:13
>>900
【ノリが悪ィなァ〜 お前もそう思うだろォ〜?】

「女性ホルモンが足りてないんだよきっと」

一人漫才を楽しみつつ、『石像』を見る。

ゴウッ

シンプルに行動しよう。
『マリア像』の後方に回り込み、背後から拳で破壊する。パス精AAA

902ロンパリ『落伍人』:2016/05/27(金) 15:58:51
>>898

> カラァン カラァン

「……」

 (鐘楼の音が『二回』
まず、時報や婚姻を祝うなんて戯けた意味じゃねェ。俺達側の
侵入に対する奴ら側の『警報』だ)

 目方で公園からアルメニアン教会の鐘楼までの距離を予測。
……狙撃銃などならともかく、此処から鐘を即席ボーラで投擲したとしても
まず届きはしない。今から新たに鐘の音を加えて相手側の意図的なシグナルを
混乱させるなどの妨害は無意味。そもそも『二回』鳴らした事よりも
『鳴らす』事が一番の目的だったのなら、今更急いで動いても無意味だ。

 (マだ 『菊川』と『ナツメグ』は同行していて教会の外壁までには
辿り着いた……と、アの脚力を見るべき考えて良い。
 『ウィル』『高遠』『エイノー』『ハッピーオルガンと井上』『浜岡』は
別れがてら固まってたのを考えるに一緒に固まって今は教会入口か
中に既に忍び込めた、と考えるべき)

 ……此処で考えるに……どう、奴らが『出現』するのか

 顎に手をしゃくり、公園北出口付近に移動しつつも未だ教会と
公園を境となる道路には出ない。適当に木々の遮蔽物か、それに類
するものがあれば、その陰を利用しつつ教会付近の道路、また後方公園内
にも異常などの様子かあるかどうか一旦伺う。

 この『間』に関しては無暗に動く事は憚れノレ。

 (スタンドゴーグルがある限り、ある程度の異様な出現は視認出来る。
スタンドの不審な音などはさっぱリなのは玉二傷だが な)

 (奴らの中にもウィルに似たスタンド使いを識別する力の使い手が
居たとして……俺ノ\『ロンパリ』の体だ。悟られはしない……風体で
不審がられるだろうが、ナツメグの筋肉操作が解除された手前。ボロボロの
衣服を纏ってるだけで、それ以外特筆として襲撃される確率は今のところ低い。
ま、単なるちょっとした時間を稼ぐだけだが、な……)

 公園出口まで移動。一旦足を止めて道路周辺と後方でも『鐘の音』
により不審な動きが発生しないか確認をする。
 
 (人数によるが、道路周辺に行き成り『使い手』が出たとして……
教会に集中するとなれば……そん時は背後から俺が言葉通りに
『奴らの真の護衛』ヲ『一番乗り』で襲撃だ)

903高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/05/27(金) 22:59:17
>>898
>             カラァン カラァン

「偶然……じゃないよね」

『何か』が始まったのだ。
つまり、今までのようなただの人間の護衛とは違う、
本物の『スタンド使い』による『何か』が。

鳴子のような役割か、攻撃の予兆かは判別できないが
ハピオルと、事態の動きに気を配りながら移動を継続。

その際、歩調をエイノー先生と合わせて、テンポを緩めておく。

904『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/05/29(日) 23:17:35
>>899(エイノー)

浜岡:
「敵が増えても予定は同じさ。
 ウィルを護りながら教会侵入。それが『最優先事項』だよ」

「それにね、今の鐘は──」

   ジャコッ

エイノーはスタンドの左肩に『MAP機能』カートリッジを装填。
前腕部にモニターが出現し、周辺地図が表示される。

チャペルを見上げる限り、狙撃可能な場所は
鐘の鳴らされた鐘楼だけだ。
簡素なデザインのそこに、人影は見えない。
揺れている鐘が朝日を反射して輝いているが、
鳴らした人物の姿すら、見当たらない──

>>900(ウィル)
仲間に、『反応』を感じた石像の位置を伝える。
『ハッピー・オルガン』が先駆けてマリア像に向かい、凶腕を振るった。

「いや、今の鐘は多分、菊本さね。
 中にいるルンクスに報せるなら、敵にバレる方法を取らない方が、
 有利だし確実だからね・・・・『待ち伏せ』もしやすい」

「どちらにせよ、あたしらの仕事は変わらないさ。
 最短で教会に飛び込み、外の敵を遮断する。
 そしてウィル、あんたを護るのがあたし個人の『最優先』さ」

一歩前に出た浜岡が、そのスタンドが、
手にしたシーツを両手に広げ、護りの構えを取る。
白い石柱に挟まれた正面扉までは、約『10m』。
走ればすぐの距離だが、『反応』の出た石像の内、
『マリア像』は扉の左横すぐの位置。
『天使像』は扉からやや離れ、
『8m』右横の石段に腰を下ろしている。

>>901(井上)
鐘の意味を問うこともせず、
『ハッピー・オルガン』の行動は至ってシンプル。

       ゴウッ

ウィルの言葉を聞くや否や、一迅の風と化し、
マリア像の背後を取る。

                      ──ギャンッ!

一連の流れのまま、高速の拳を繰り出した
その時──『マリア像』がこちらを『見た』。そして振り向く──


             ドゴオ ォ !!

だが、『ハッピー・オルガン』の拳を避けるほどではない。
被弾は背中を外されるも、右上腕に強拳が食い込んだ。
ものが『石像』だけに硬い感触。
が、『ハッピー・オルガン』の膂力にかかれば、石像など脆いものだ。
事実、聖女の腕は抉れながら折れ曲がり──

              ミキ ベキィ!
                          ・ ・ ・ ・ ・ ・
同時に、『ハッピー・オルガン』の右腕も、ねじ曲がった。


                    ── ゴ ッ !!

片腕を折られたマリアが吹っ飛ばされ、教会の扉の前に転がる。
ちょうど、一行と入口を塞ぐ形となった。

>>903(高遠)
上記の状況を観察しつつ、エイノーと動きを合わせ、テンポを緩める。
現在位置は、ウィルの左後方。


   【アルメニアン教会】
        扉扉
     □正面玄関□    天

   H     マ


           浜
          ウ
        高  エ

状況参考写真:
ttps://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g294265-d310895-i119357454-Armenian_Church-Singapore.html
(右端)


>>902(ロンパリ)
考えをまとめつつ走り続け、ようやく公園の出口に出た。
二車線の狭い道路を挟んで、向う側に長い生垣と、
その向うに教会の白い建物が見える。
左手手前と右手奥の二つがあるが、
チャペルであろう尖塔を備えているのは右側。こちらが本命だ。
生垣は『2m』ばかりあり、中の様子を伺うことは出来ないが、
敷地内に複数の樹木が生えているのが見て取れた。

そして、道路を挟んだ歩道に転がる、無残な死骸──
正面、そして左に進んだ教会の角にも、
『粘土人形を潰した』ような惨殺死体が、無造作に転がっている。

905エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/05/31(火) 00:20:44
>>904
浜岡に頷きつつ作成カートリッジをLEDライトの
『発光』に変更、高遠と連携しつつウィルの盾に
なる形で教会に進む。
そして『ハッピー・オルガン』の異変に気づき声をかける。

「大丈夫か井上氏!とその『スタンド(ハッピーオルガン)』!」

「スタンド』自体に理解の浅い身だがそれでも通常の
それより因果な関係らしいのでそれなり考えてそう呼んでみた。

906井上正『ハッピー・オルガン』:2016/05/31(火) 23:22:39
>>904
【……あァ〜】

『スタンド』に痛覚は存在しない、『スタンドには』な。

「ひぎゃあああああああ!? イッ痛ッ 痛いィィィイィィ!!!」

なんか井上の悲鳴を聞くのも久しぶりのような気がするな、安らぎを覚える。
痛覚は残したままで、井上を操作し、自分の前に立たせる。

【お前らァ〜 コイツは俺がヤるからなァ〜 『もう一匹』の相手でもしてろォ〜】

井上が先行して、『ハッピー・オルガン』はその後から教会の扉へ歩いて近づく。
井上の性能を1段階強化する、するべきことは『回避』だ。
多少のスピードはあるようだが、『ハッピー・オルガン』ほどではない。
『足』での攻撃は無いと判断する、恐らくは石像をスタンドによって動かしているだけで、石像自体はスタンドではない。
足での攻撃は大きくバランスを崩す恐れがあり、多分、倒れたら自身の重量によって起き上がるのに時間を要する。
なので、攻撃は上半身を使って行うと予測し、回避に専念する。攻撃が絞れれば、その分回避は容易い。

>>905エイノー
「大丈夫じゃねええええええ! 痛いよおおおおおおおお!」

「助けてえええええええ! 怖くないって言ったけどウソなんだよおおおお!」

「しにたくな」

突然井上は静かになった、口をパクパクしており、滑稽だ。

907ロンパリ『落伍人』:2016/05/31(火) 23:28:48
>>904

(あの死体  『ナツメグ』がか? 
……イや 強靭な肉体だっタのは目撃した力゛ あの無造作に転がしてる
のは『殺し屋』らしからない殺リ方、と思工る。スマート過ぎるんだ
 この場合『ハッピー・オルガン』あいつがやりそうだ。
……一応、アレ等を調べておク、か)

 罠、にしては露骨すぎる。大方こちらの味方で腕力に物言わせた輩が
散らかしたものだと見当つけて、歩道に転がった惨殺死体へ近づく。
 目につく程度で『拳銃』及び『携帯』があれば携帯電話は一個、拳銃が
見つかれば破損していれば弾倉だけ、まだ無事に使えそうなら一丁失敬して
残りの死体からも同じく銃と弾倉を探す事にする。他にも目につく限りで
何か特異な代物があるようであれば目につけておく。

 (ハイエナ見てェな動きは、余りやりたくねェがナ……)

周囲で、自分の動きを見てる人物がいるとすれば、明らかに『不審』な動きだ。

 だが教会手前で、自分の動きに過剰に反応する人間がいればホイッスル等で
ウィル達側にも知らせられる。ハイエナの動きも今は甘んじて行おう。

 (……あっちハ順調か?)

 教会に潜入した側も気にしつつ、死体から物色。周囲には最低限
警戒は人並みにしておく。

908高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/06/01(水) 08:30:42
>>904
>              ミキ ベキィ!
>                          ・ ・ ・ ・ ・ ・
>同時に、『ハッピー・オルガン』の右腕も、ねじ曲がった。

「げ、あれまともに相手しちゃ行けないタイプじゃ……」

直感する。

となると『天使』はどうだ
『マリア』が壁となって、『天使』が攻撃役
のように分かれているような置き方をする、と思う。
直接動いて攻撃するより、何かを飛ばしてくる『遠距離』攻撃出来る奴を。

……『天使』はラッパを持っているんだっけ。

まず『マリア』とウィルの間に入り、射線を遮断。

ふっとばされた『マリア』が『ハピオル』に意識を向けているなら
『天使』と、奴がラッパを向けていた先等、周辺の挙動を、
そうでないなら『マリア』の挙動を主に見て、攻撃を察知したら防衛に移行したい。

909ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/06/01(水) 23:04:44
>>904

「もうミスター・キクカワは『触れている』のね」「後は早く中に浸入すべきなのだけれど」

「・・・・・彼女らを先に相手にする必要があるようね」

あの『ハッピー・オルガン』に反撃をするとは。見たところ、攻撃をそのまま反射するタイプのようだが、
あれは一体どのような『才能』なのか。並苗のシンプルなそれとは違う、スタンドのような能力に近いようだ。

「ひとまずあちらは彼に任せましょう」「わたしは『天使』の反応を伺うわ」

天使の像は、ギリギリ『針弾』の射程内だ。狙いを定めて、『才能アレルゲン』の針を撃ち込む。
もしあちらも同じ反射の類だったとしても、これならば被害は少ない。

910『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/04(土) 23:34:06
>>909(ウィル)
浜岡:
「そういうことさね。急ぐんだ」

だが、扉の前は、立ち上がった『マリア像』が塞いでいる。
両手を広げたその姿は、もはや石像ではなく、
人間味を帯びた像──いや、人間そのものだ。
砕けた右腕だけが、石像の残滓を残すのみ。

シャキ バシュ!

ウィルは銃口を天使に向け、引き金を引く。
天使もまた生気を帯び、翼を一振り、上昇するが、
咄嗟に銃口を持ち上げ、照準を合わせる──が。

           キン!

『天使』のに命中した弾丸は、硬質な音を残して弾かれた。
刺さらなければ、『アレルギー体質』には出来ない。
そしてウィルは見た──
針を弾いた天使の小ぶりな足が、
その部位の肌のみ、生身でなく『石』の色を取り戻したことを。

天使は見る間に『10m』の高みに昇り、空中で静止した。
手にしたラッパを口に当て、吹き鳴らす──

>>905(エイノー)
さらにスマホから、
『発光』のカートリッジを作成、抜き取った。

高遠とともに前進するが、
ウィルは足を止め、先に『天使』を攻撃する。

        バシュ! キン!

羽を広げ宙に舞った『天使』に、
見事、弾丸は命中するも、『石像』の硬度を持って弾かれる。

一方、前方の扉前では、
人間の容姿を得た『マリア像』が、両手を広げ、立ち塞がっている。
『ハッピー・オルガン』が井上を前に出し、対峙させているが、
両者とも、まだ攻撃は繰り出さず、様子見している。
マリア像までの距離は、『4m』。
『天使』は約『8m』右方向、その上『10m』の距離だ。

>>906(井上)

    メキ! ベギン!

無慈悲なダメージフィードバックを受け、
井上の右上腕は捩じれ折れ、わずかに出血した。
『強制』でもしなければ、もはや使い物にならないだろう。
一方の『ハッピー・オルガン』は、
スタンド故、物理的な破壊は免れる──とはいえ、
右腕に限れば、本来のパワーやスピードは失われる。(パスB)

泣き叫ぶ井上を操作。
さながら自身のスタンドのように、前方に立たせると、
立ち上がったマリア像と扉へと向かわせる。

予想通り、マリア像は素早く立ち上がり、扉の前で両手を広げた。

           「・・・・・・・・・・!」

明らかな変化が、石像に生じている。
石の肌は血色を帯び、憂いを帯びた表情は唇を噛んでいる。
井上を見つめるまっすぐな瞳は、『聖女』の名に相応しい強さを持ち、
言葉こそ発さねど、扉を通すまいという明確な『意思』が伝わった。

蹴りを予測から外し、上半身に警戒を絞って、
マリア像の目前で攻撃を待ち構える井上だったが──
1秒、2秒・・・・敵の攻撃は繰り出されない。
その両手は扉の前で左右に伸ばされ、行く手を制したままだ。
『ハッピー・オルガン』とマリアの距離は、『4m』。
井上とマリアは『1m』。

>>908(高遠)
高遠の呟きに、浜岡が振り向き、首肯した。

「・・・・時間がない。
 あんたがやりな、高遠」

高遠はウィルの前に進み出て、『ハッピー・オルガン』と並び立つ。
天使はウィルの『針弾』を受けながらも、
意に介することなく上昇し、空中に躍り出た。
手にしたラッパを口に当てるが、その向きは地上ではない。

マリア像は両手を広げ、教会の扉の前に立つ。
右腕は捩じれ折れているが、それは対峙する井上も同様だ。
間合いに入るも、互いに攻撃せず、待ち構える──
人間の外見に変わった『マリア像』に、攻撃の気配は見られない。
マリア像までの距離は、『4m』。
『天使』は約『8m』右方向、その上『10m』の距離だ。

>ALL

       ヴ  
                パァァ ア ァアアア〜〜〜〜〜ッッ

管楽器の音色──天使のラッパの響きが、降り注ぐ。
スタンド音ではない、本物の『音』だ。
音量はそこまで大きくはなく、敷地外に聞こえるかは微妙なところだが、
教会付近には確実に届くと思われた。

各々に緊張が走るも、
身体や視界内に、特に目だった異常は見られない・・・・

911『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/04(土) 23:38:01
>>907(ロンパリ)

                 ゴソ ゴソゴソ

ぐちゃぐちゃに潰れた肉団子状の死体を漁るロンパリ。
多少苦労した甲斐があって、
背広だった布きれの奥から、形の残った拳銃を掴み出した。
血まみれでぬるぬるしているが、銃口も詰まらず、使えそうだ。

これ以上を見つけるなら、
さらに死体を探る必要があるが──


       ヴ  
                パァァ ア ァアアア〜〜〜;ッッ


その時、教会の敷地内から、ラッパの音が聞こえた。
決して大きくはない。やっとここまで届いたような音量だ。
敷地内では、何が起こっているのか──生垣に阻まれ、ここからは見通せない。

912ロンパリ『落伍人』:2016/06/05(日) 19:31:09
>>911

 (一丁……自動拳銃って奴力、こりャ? 
確かP228だかP229だが……十三発程度撃てる代物だろうな)

シンガポールの軍事↓
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%BB%8D%E4%BA%8B

シンガポールの国内である事を踏まえて銃が何発撃てるか見当つける。
そして聞こえてくる教会からの音。

 > パァァ ア ァアアア〜〜〜;ッッ

「……終末の  ラッノ\゜」

ぽつりと呟きつつ、ズボンの後ろに拳銃を差しつつ教会に入る事にする。
チンタラ此処で立ち往生するべきじゃねェ。

 生垣は『二メートル』

 「ふンっ  これぐらい……」


 >>889メ欄で底面に付けてた『プロペラヘッド』を外し一旦ポーチに入れる。
『看板』に『ストッキングボーラ』を巻くようにして取り付ける。
 そして生垣に『看板』を凭れかけるようにして置き。巻いたほうと逆の
ストッキング部分は教会側に垂れかけさせる。そして……

 タタッ   タンッ!

 「屁でネぇよ。なァ? 『ロンパリ』……」

 少し助走をつけて、凭れかけた看板を踏み台に生垣へ飛び移る。
多少の衝撃は看板に加わるが、折れる程のものでなし。
 万が一何か事故があり生垣を飛び越して教会側に着地しても
教会側に垂れかけさせたストッキング部分を掴めば引っ張り込める手筈だ。

 (さテ 内部で何が起きてるノやら)

 教会の外壁に辿り着いたら、『菊川』に連絡し窓なり開き其処から
内部へ潜入するべきだろう。元より、まだ菊川が無事な前提での話、だガ……。

913エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/06/05(日) 21:18:54
>>910-911
出来れば井上の応急治療をしたかったが
状況が変わった。
ウィルを促しつつ手近のひさしに逃げ込んで叫ぶ。

「全員何かの下に潜るべきだ、『炎』か『雹』が降ってくる!」

もっともアレが『黙示録』の天使なら、だが。
少しばかり反撃のさせてもらう、『F・O・Q』『発光』カートリッジ装填、
全力で高遠や『ハッピー・オルガン』には背部になるよう
努めつつ『マリア像』と『天使』に投光。
効果があるか反射されないかは賭けだがまがい物であれ
天の使途が光を拒絶もするまい、目潰しを狙う。

914ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/06/05(日) 23:41:22
>>910>>913

「本来ならば 『才能』はあくまで『才能』」「超常現象を引き起こす『スタンド』は一線を画す」

「でも これはまるで『スタンド能力』に匹敵するわ・・・努力を重ねたタツジンの腕前が 神業と呼ばれるように」
「もはや区別をする必要はないかもしれないわ」

それにしても、『神速』を誇る針弾の軌道を読み、刺さる箇所だけを
器用に石像に戻すとは。これでは針弾のみならず、石像を壊せるパワーを持つ打撃しか通用しないということだ。
幸い、ここにいる三人のスタンド使いはパワーには不自由しないだろうが。

「できることなら『箱舟』が欲しいところね・・・」

『エイノー』の声に頷きつつ、辺りを見回して、上方から隠れられる所を探す。
仮に終末世界にならずとも、『天使』が何らかの攻撃を仕掛けてきた場合に、役に立つだろう。

915井上正『ハッピー・オルガン』:2016/06/06(月) 05:03:19
>>910
【はァ〜〜〜〜? つまらねェなァ〜】

完全にこっちの出方待ち、つまり罠だ。
『ハッピー・オルガン』のパワーは見せつけた、石の体を捨てたのだから、強度は格段に落ちるだろう。
それなのに防御も攻撃もしてこない、答えは単純で、『必要がない』から。
殴っても意味ねー相手は蹂躙できない、それはつまらない。

【まァ〜? 物は試しって言うしィ〜? 井上パァ〜ンチ!】

井上は女神像に殴りかかる! パス精CCC

『ハッピー・オルガン』はアリを踏む児童のような目で井上を見ながら、少し考える。
雹だのなんだの言っているが、能力の幅が広すぎる。今現在の攻防ひとつ取っても、十分な能力だ。
石像を動かすスタンドなら、それ以上のことはできないし、石像の固さを得るスタンドでも同様だ。
右腕を砕かれたパワーは生半可なものではない。マトモに食らっていれば深くダメージを受けていただろう。
本体の姿が見えないが、遠隔操作型のパワーではない、完全自動操縦であればパワーがあるものもいるが…。
そうそう、石像から生物への変身もしてる、なにかが異なる概念の能力の気がするな、メンドくせぇ。
ひとまず自動操縦の線で行こう、本体は近くにいるはずだ、護衛だしな。
井上の雄姿を見終えたら、本体をブッ殺しにいかないとな。

916高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/06/06(月) 21:33:12
>>910
「あんまり触りたくないなぁ……」

相手は未知、しかも敵性スタンドだし……と思いつつも
手っ取り早くどけるにはそれしかない……か。

井上の挙動を見ながら、『マリア像』の手につかみかかる。
先ほど、こいつに傷を与えると同じだけのダメージが返ってきたようだが

 パ ー ト ナ ー 化
『スタンド能力による拘束』ならどうだ。

つかめた場合パートナーチェンジを仕掛け、
ちょっとどいてもらうことにする。

ただ、天使のラッパがきになる。
チェンジした後スタンドや本体に異常が見当たらなければ
一応屋根になるようなものがないか確認して移動を開始したい。

917『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/08(水) 23:25:40
>>914(ウィル)

確かに、マリアの石像に現れた能力は、
その正体は把握出来ぬまでも、
単純な強化や身体能力でないことは明らかだ。
『才能』というカテゴリで括るのはもはや無理がある──

──そこまで考えて、唐突にウィルは思い当る。
ウィルは自身を元に『アレルギー』を生み出す。
だが、ウィル自身には、『才能』の発現は(現時点では)ない。
あるとすれば『嫁』というカテゴリに対してであり、
感知していたとすれば、『それだけ』だ。
同じ『嫁』に対して、『才能』の有無までは見抜けない。

そして、もう一つ。
病院で撃破したナース、並苗は
『嫁』で『才能』を有していたが、
スタンド使いでなく、スタンドを認識は出来なかった。

対して、このマリア像は、
『ハッピー・オルガン』の攻撃に対して、
明らかに『防御行動』を取っている。
この二つの事実から、導き出される『結論』とは──

天使のラッパが吹き鳴らされる中、
ウィル、エイノー、浜岡は、一気に駆け出し、扉右横の庇の下に駆け込む。

特に抵抗や攻撃を受けることなく、三人は目的を達成した。
白く太い石柱で支えられたそこならば、
空中から何が落ちても、直撃を受けずに済む。

危惧していた、空の異常は顕れない。
・・・・だが、『天使』のラッパは吹き止まず、
その姿は庇に隠れて見えねど、朗々と大気を震わせ続けている。

高遠は、首尾よく『マリア像』を捉えたようだ。
同時に扉が独りでに開く──潜入するなら、今だろう。

>>913(エイノー)
ウィル、浜岡とともに、卒然と庇下に駆け込む。
途中、『発光』カートリッジによって、
強い光を『マリア像』と『天使』に浴びせるが、
早朝とは言え光のある状態であるせいだろうか、
石の『嫁』たちに強い反応は見られず、視認を妨害できたかはわからない。
つまりは『マリア』も『天使』も、意に介さなかったということだ。

扉の右横の庇に入ると、高遠が首尾よくマリア像を制圧する。
同時に扉が独りでに開く──潜入するなら、今だろう。

>>915(井上)
【井上パァ〜ンチ!】
                 ビュ バシ!

『ハッピー・オルガン』の掛け声で放たれた井上の拳は、
意図的に威力を弱めたもの。
それを知ってかしらずか、マリア像は依然、避けようとしない。

           バッキ!

その頬に左拳がめり込み、背中が扉に叩き付けられる!

だが・・・・たたらを踏んだのは、井上も同様だ。
まったく同じタイミングで、同じ頬に痛みと衝撃が発生した。
だが、威力は明らかに落ちている・・・・
井上にも、そして『マリア像』にも。
先刻の腕への一撃でも感じたが、
本来の『ハピオル』の一撃であれば、相手が石造りであれ、
細腕一本で凌げるはずがないのだ。         

殴られた『マリア像』は、なおもその手を広げ、
扉の前に立ち尽くしている。
姿こそ人間的二変われど、その仕草や表情に、
人ならぬ『ハッピー・オルガン』は、『人間以外』の何かを嗅ぎ取った。
スタンドにすら、『魂』と繋がる人間味があるものだが、
この二つには『ない』・・・・『感情』や『意識』が感じられない。

なおも扉を護るマリア像を前に、井上の前に進み出る影。
高遠とそのスタンドが、踊りながら飛び出し、その手を伸ばす──

918『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/08(水) 23:57:11
>>916(高遠)
未知の敵と戦うには、情報収集は不可欠だ。
だが今、時は一刻を争う。
万事に置いてそうであるように、時は常に待ってはくれない。


         ?  ♪────

リズムに乗って回転しながら、
『相討ち』になった井上の横をすり抜け、
『クレモンティーヌ』が手を伸ばす。

マリア像はこちらを認識しているが、
両手は伸ばしたまま、不動の態勢だ。
その手を取るのは、容易い──

                           パッシ!

『クレモンティーヌ』の踊りの輪から放たれ、
高遠が扉の前でたたらを踏む。
同時に、『パートナー』は入代わり、
瞬時に『リーダー(男性)』へと変化したスタンドは、
マリア像を激しく躍らせ、振り回し始めた。
抵抗はない──決して許すこともない。

空を見上げるが、異常はいまだにない。
扉前からは天使の姿は見えないが、ラッパの音は続いている。
右横の石柱の影、庇の下に、
ウィル、エイノー、浜岡が逃げ込んでいるのが見えた。
ここから『5m』程度の距離だ。

                      キィイ

その時、両開きの扉が独りでに開いた。


.>>912(ロンパリ)

自動拳銃はロンパリの知るところの、『P226』で間違いなさそうだ。
装弾数は『15発』だが、確認しなければ残弾数まではわからない。

血塗れたそれを懐に入れ、ロンパリは依然続くラッパの音色の方向、
北の教会への侵入を阻む生垣を見上げた。
・・・・この程度であれば、手持ちの道具で超えられる。

『プロペラヘッド』を看板から外し、『ストッキングボーラ』を巻き付け、
それを踏み台に、一気に生垣を超える!

                     ガサッ ガササッ!

密生した生垣は十分にロンパリの体重を支え、
『2m』の高みからの視界を確保できた。

教会(チャペル)の建物は、ここから『8m』ほどの距離にある。
門と入口は東(右手)側。
その入口に向かって飛び込む、複数の仲間の姿が見えたが、
位置的に扉の前がどうなっているのかは、よく見えない。
ラッパの音源も──北方向、そして上であることは感じるが、
建物の影となり、把握できない。

チャペル前を横から眺めたロンパリの目に入ったのは、、
音もなく広がる、真紅の『異常』だった。

教会から『10m』ほど離れた門の内側、
そこから真っ赤な『絨毯』が、教会へと向かっていくではないか。
仲間たちは教会に向かった為、背後の異常に気付いていないようだ。

赤い『絨毯』の正体は、この距離でははっきりとはわからないが、
それが生み出される元が何であるかは見えた。

──門の内側に打ち捨てられた、複数の『惨殺死体』。
まるで『ワイン染み』のように、そこから『赤』が広がり、
意思を持つかのように、教会へと向かっていく。

  アルメニアン教会(チャペル) ヒル・ストリート
    ↓                ↓
□□□□□□□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□◆◆◆◆□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□◆◆◆◆□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□◆◆◆◆□□□赤死門■■■■■■歩□□□□□
◆◆◆◆◆◆□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
◆◆◆◆◆◆□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□□□□歩■■■■■■歩□□□□□
□□□□□□□木木木歩■■■■■■歩□□□□□
垣垣垣垣R.垣垣垣垣垣歩■■■■■■歩歩歩歩歩歩
歩歩歩歩死歩歩歩歩歩歩■■■■■■歩歩歩歩歩歩
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

R:ロンパリ 死:死体 赤:赤い絨毯

919井上正『ハッピー・オルガン』:2016/06/09(木) 11:13:37
>>917
【ふゥ〜ン…そういうのもいるんだなァ〜】

聖母マリアが処女じゃなくなったらどうなるの? とか試したかったが出しゃばりのアホがやってきたので仕方ない。
教会内に侵入する。

教会は大概、入ってすぐ礼拝堂、つまり広いスペースだ。即座に中央まで移動する。スA

920ロンパリ『落伍人』:2016/06/09(木) 20:00:29
>>918

>教会から『10m』ほど離れた門の内側、
>そこから真っ赤な『絨毯』が、教会へと向かっていく

(何だ ありゃァ… バージン・ロード?)

教会、赤い血の絨毯。ここまでの描写となれば結婚式の『セレモニー』
と言うのを思い起こすのが一般的だ。

 (さッキのラッパが起因、か? 『ラッパ』 『死体』 『バージン・ロード』
どう言う能力がマず、ここまデじャ推測の域を出ず回答出来なィが。
 理解出来る事もある。どウ考えても『ろくでもねぇ』事が起キるだろうさ)

まだ教会へ飛び込んだ複数の影…恐らくウィル達だろうものらが
気づいてない事を考えての、行動。

 ピィ―――――――――――zノイッ!!

>>907メ欄 口の中にホイッスルを事前に含む。

予め歩道の場所で口に含んでたホイッスルを舌で扱い吹けるように咥えた。

 仕込み、と言う程でもないチヤチなものだが瞬時に警笛で後ろに対し警戒を
呼び起こすのであれば一番これが現時点で有効な手段だ。

 吹き終わればペッと片手にホイッスルを出したあと、声を張り上げ告げる。

「死体かラ血の絨毯力゛そっちへ向かってるぞ! 急げ!!」

 簡潔に、後ろの状況を告げれば。キャリアがある程度あるスタンド使いの
連中なんだ。俺が一々細かく言わずとも、どうするかは出来る。

 告げ終わったらホイッスルを口の中に咥えなおし、看板を引っ提げて
生垣から降りて教会内部へと遂に踏み込む。肉眼で分かる程度で
正門以外で人の入れそうな窓なりあれば、そちらへ近づくようにする。
 血のバージン・ロードの動きと周囲への警戒は常にしておく。

 血のバージンロードを見る限り、あれを遮るのに物理的な手段は無いと
見受ける事にする。ならば俺は菊川が既に建物を操作出来る領域にいるのを
信じ、外壁からの連絡を試みるべきだろう。

921エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/06/09(木) 21:26:07
>>917-918
迷う所だが『優先順位』は決まっている。

「すまないがこちらを頼む」

高遠と井上に言い浜岡とウィルを護衛しつつ
館内に侵入、不要になった『MAP機能』カートリッジ解除。
『ルンクスを倒す』事がまず最優先だ。
ウィルの事もあるが『花婿』さえいなくなれば
『花嫁』という定義は意味を失い必然『護衛』も消えてなくなる。

922ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/06/09(木) 22:48:22
>>918 質問

説明不足申し訳ありません。『ヴェノム』は触れた対象から『アレルゲン』を取得することができます。
そして>>798で話したように、『才能の弾丸』から『才能アレルゲン』を摂取、
それを元に自分を『アレルギー』にしているつもりでしたが、この場合はどうすべきでしょうか。

923『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/09(木) 23:28:14
>>922(ウィル・訂正)

失礼。こちらの認識ミスだった。
訂正および謝罪させてもらう。

その場合は『才能』そのものの『アレルギー感知』が可能。
情報公開すれば、
『石像』たちは『才能』でなくスタンドを有している。
本来は『才能』感知では探知されないのだが、
GM側のミスということもあり、今回のケースに限っては、

・この探知には『嫁』探知も含まれており、
 そちらの反応があった。

とさせていただきたい。

以後は、

・『才能』の有無

のみを探知する仕様に戻す為、注意してもらいたい。
 (スタンド物質やスタンドがあっても、それは反応しない)

924ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/06/11(土) 02:27:50
>>923

こちらこそ、手順を省略してしまいすみません。以降、分かりやすく記すように努めます。

>>917

「いや」「そんな・・・まさか」

「・・・・・参ったわね」「『二人』とも『スタンド使い』なんて」

『スタンド使い』との戦闘事態は既に想定している。だが、この敵には同時に『嫁』の反応も示している。
つまり『ルンクス』は『才能』どころではない、既に『スタンド使い』を目覚めさせることが出来るということだ。
しかもこいつらが本当に石像ならば、無生物でも『嫁』に出来るようにもなったということだ。
この短期間でのスタンド能力の成長、ただ必死に逃げ回っていただけではないということか。

「行くのね ミスター・ニョルズ?」「・・・分かったわ」

後ろが気になるところだが、今の所、あの石像らが攻撃をしてくる様子はない。
厄介なマリアも高遠が拘束してくれている。
ならば、ここで無駄に時間を浪費することもないだろう。最初からそういう目的なのかもしれない。
エイノーの後に従い、念のため後ろを警戒しながら教会に近付こう。

925高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/06/12(日) 00:29:08
>>918
ラッパの音にはどうも不味い予感がするが、
扉の方は……

>>853
>菊川:
>「──無事侵入できたら合図するから。
> その時は教会内に入ってきてよ。
> 扉はこのメンバーにだけ、開くようにするからさ」

『菊川』さんが操作してくれたものか。


高遠は扉から奥へ入り込み、敵に警戒しつつ壁に耳をつけて菊川にコンタクトをとる。
それと共に他の者の侵入を待つ。

『クレモンティーヌ』は旋回しながら『マリア像』と周囲の状況を見定める。
マリア像に何か妙な動きがあるか、後方に何かがないか、だ。

厄介な爆弾である『マリア像』を外で手放し、『スタンド』と仲間達だけを教会内に入れ、
天使像などを入り込ませなくするには……。菊川の封鎖を頼むタイミング命か。

926『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/14(火) 00:33:51
>>919(井上)
             ──ダッ シュバ!!

井上を扉外に残したまま、
『ハッピー・オルガン』は開いた扉の中へ、いち早く飛び込んだ。

想像通り、扉の奥はすぐに礼拝堂だ。
広さは『15m×20m』ばかり。
堂内には長椅子が整然と並んでおり、その中央を
ヴァージンロード──赤いカーペットが、正面祭壇の前まで貫いている。
天井には送風機とシャンデリアが吊られているが、
それ以外、これという装飾はない・・・・
いかにも古色蒼然とした、小ぶりなチャペルだ。
礼拝堂の左右には扉が一つづつ。
さらに奥の祭壇の左右にも扉。
劇場で言えば袖の位置に、部屋が配置されていると思われる。

参照:
ttps://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g294265-d310895-i113594164-Armenian_Church-Singapore.html


          ──ドシュオ!

風を巻いて移動した『ハッピー・オルガン』は、
チャペル中央に降り立ち、改めて正面を見やる。

宗教画の飾られた祭壇の脇には、説教台と聖書台。
そして──
『ハッピー・オルガン』は、そこに仕留めるべき標的を見た。


                 ゴ    ゴ ゴ

>>920(ロンパリ)
まさにヴァージンロードの如く、
赤い絨毯は長い帯状となって、教会入口へと向かっていく。


 ピィ―――――――――――zノイッ!!


ロンパリは口に入れておいたホイッスルを咥え直し、
高らかに吹き鳴らした。
教会に入りかけた数人がこちらに気付き、
そして背後に迫る『赤い絨毯』の存在に気付くのが見えた。

絨毯の移動速度は、人間が走るのと大差ない。
教会のすぐ前にいた仲間たちなら、中に逃げ込むのは造作ないはずだ。
だが、これから教会に向かうロンパリには、手立てがない。

素早く左手、チャペルの南側を見やる。
そちらも複数の白い石柱で囲まれた構造だ。
そして見つける──その横手にある扉と、複数の窓。
距離にして『8m』。正面入り口と大差ない距離だ。

                  ザ ッ

看板を肩に、生垣を飛び降りた、その時。
 
                ジクンッ

胸元に食い込む、ムズ痒いような痛み。


           ザザ   ザザザザザザザザザ

そして、超えたばかりの生垣が、揺れる。
見えざる何かが、生垣の茂みを激しく揺らして、近づいてくる──!

927『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/14(火) 01:14:12
>>921(エイノー)
ウィル、浜岡とともに扉内に急ごうとしたその時。

 ピィ―――――――――――zノイッ!!

鋭い笛の音が、南方向から聞こえた。
思わず振り向いた視界の端に掠める、赤い色彩。

それはまるで絨毯のように地面に広がる、真紅の『何か』だ。
正門前から反物のように細長く、こちらへ、教会方向へと向かってくる。
スピードは人間並で、すでに残り『5m』まで迫っているが──

            ダ ッ

『優先順位』は、いずれにせよ変わらず、エイノーはチャペル内に足を踏み入れた。
ウィル、高遠、浜岡もそれに倣うが、
マリアと踊る『クレモンティーヌ』と井上のみ、外に取り残される。

そして、いち早くチャペル中央に陣取った『ハッピー・オルガン』の向うに、
祭壇に腰かけた不埒な黒人の姿を、エイノーは認めた。

>>924(ウィル)

「ルンクスは『供与者』に等しい存在」──
そう言ったのは、あのエルガマルだっただろうか?

非生物までも『嫁』に変えたことも衝撃だったが、
『才能』のみならず、スタンドまでも与えるとは。

いや・・・・並苗は口にしたはずだ。
自分にはスタンドの素質はなかった。だが別の才能があった、と。
即ち、素質さえあれば・・・・スタンドも発現するのが道理ではないか。

 ピィ―――――――――――zノイッ!!

ウィルの思考を阻むように、笛の音が鳴り響く。
振り返ったウィルもまた、背後に迫る赤い絨毯の存在を見た。
かなりの早さだが、自分たちはもう、扉の目の前だ。

エイノーを先頭に、浜岡、高遠と並んで、
ウィルはチャペル内に飛び込んだ。
小さな礼拝堂は、学校の教室を一回り大きくしたサイズだ。
無数に並ぶ長椅子、正面の祭壇、説教台などは、
国を問わず変わりなく、英国人のウィルでも落ち着ける。

だが──その祭壇の上で。
モヒカンが特徴的なその黒人は、
不遜極まりない場所で、神を神とも思わぬ『プレイ』に励んでいた。

>>925(高遠)
扉を開けた人物の姿はない。
おそらくは菊川が、『開けて』くれたのだろう。

その時、外から警笛の音が聞こえてきた。
とっさに振り向いた高遠もまた、正門から向かってくる『赤い絨毯』に気付く。
扉からは『5m』の距離。速度は人間が走る程度。

考えることもなく高遠は扉内に退避したが、
問題は『クレモンティーヌ』だ。このまま残せば、
『絨毯』に接敵するのは間違いない。
時間はなかったが──高遠は素早く壁に耳をあてがう。

(──やあ。間に合ったね)
(──ぼくには外の様子はわからない。
 せいぜい壁際までが認識範囲なんだ。 
 敵がまだ残ってるなら、引き離してから合図してほしい。
 ──扉はいつでも閉じられるから)

(──井上君と君のスタンドは傍にいるね。
 ロンパリくんは?まだ来てないのかい?)

高遠は、接近する『絨毯』を睨み付ける。
扉を閉ざすなら、今しかない──
だが、ロンパリもマリア像も天使も、片付ける策はあるのか・・・・?

(チャペル内を確認する余裕はない)

>ハッピー・オルガン、ウィル、エイノー


                 パン!         パン!

          パン!         パン!


汁まみれの『肉』を叩き付ける卑猥な音が、聖なる祠の中に響き渡る。
黒と白、ともに上半身を肌けさせた男女は、
黒が白を膝にまたがらせ、精確なリズムを刻んでいる。
その足元には、得体のしれぬ液体が広がり、
床に大きな水たまりを作っている。

祭壇──教会の心臓ともいうべき聖なる場所。
敵──教会に乗り来んだスタンドと、複数のスタンド使い。
それらの事実を意に介することなく、
モヒカンの黒人──ルンクスは、抱え上げた肢体を楽しんでいる。

「おまえら・・・・もうちょっと待ってろ」

荒い息の合間を縫って、唐突にルンクスが言葉を発した。

「あと少しで終わるんだ。
 でないと、オレもコイツも満足できねェ。
 『満足』は何より大事だからなァ・・・・!」


                 パン!         パン!

          パン!         パン!

928エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/06/14(火) 23:16:54
>>926-927
「良いだろう、こちらにも『準備』は要る。
 もっとも同行者の去就まで保証はしてやれないが」

笑ってない目を鋭く細め口元だけの笑みで
ルンクスに返答。
エイノー本体で『発光』カートリッジを外し(まだ消さない)
スマートフォンと衛星携帯電話からそれぞれ
「電磁発振(弱)」「電磁発振(強)」カートリッジの作成を
始める。

929ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/06/16(木) 22:43:12
>>927

「つくづく この世の低俗を煮詰めたような男ね」

深くため息をつき、肩をすくめる。
こんな事が周囲に知れ渡れば、『要人の娘』と結婚した意味もなくなるだろう。
このスキャンダルに食いつかないパパラッチはいるまい。
故に、まだしばらくは他の一般人は来ないと見ていいだろう。

「仕方ないわね・・・見ていてあげるからとっとと出したら?」「もっとも」
「あなたはともかく そちらの『洗脳』されている女性には本当の『満足』とは言えないけれどね」

もし二人が『8m』以内にいたなら、『女性』の頭部めがけて装填してある『才能アレルゲン』を連射する。
あの女性は大量の『体液』に触れている。『障害』となる前に排除した方が、自分達、そして彼女の為でもある。
射程外なら、無理に接近してまでは撃たない。現在で、後衛の自分が前に出る意味はない。
エルガマル曰く、どこまでも頭はクールに、だ。

930ロンパリ『落伍人』:2016/06/17(金) 07:10:49
>>926(レス遅れ失礼)

 >ジクンッ

(……)

胸に芽生える、むず痒いような小さな痛み。思い当たるものは……

『血液』 『死体』 『拳銃』……。

「……ァあ あん時>>911 力」

 確かに、あの時『血まみれの拳銃』に触れた。
死体から起きたスタンド現象 『エンジェルズ・ラダー』の力との関係性を
考えれば。いま、このロンパリの体は……。

 「  ク   ククッ   それでモ良い」

 だが、構わん。マンティコアは嗤う。
拳銃は必要だった。 あの時ナツメグ等と同行して教会へと乗り込まなかったのは
俺の意思であり 才れは そう決意して行動した結果だ。

 例え、あと少し。猶予がなく『花嫁』化がするとしても。その間までに
ルンクスを刈り取る事が出来れば。この胸の疼きは収まる。

 「……さテ   やノレか」

 生垣より少し距離を開け、スタンド看板を構え腰を低くし
近づいてくる物音の場所に視線を払う。

 とにもかくにも。『護衛』は消さなければならない。菊川の能力が
防壁に長けてる事は把握するも。それを突破しウィル等の背後を
狙える能力がないとは言い切れない。ならばするべき事ハ決まってる。

 「さァ 『一番乗り』ダ」

 ここでルンクスの『護衛』であろう生垣から向かってくる。敵を倒す。
それが俺のするべき事。

931高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/06/17(金) 08:53:34
>>927
『クレモンティーヌ』を急いで扉内まで移動させながら言う

(ダメージを跳ね返す像と、血?を操るらしい像、ロンパリは……遠く)

>扉を閉ざすなら、今しかない──
>だが、ロンパリもマリア像も天使も、片付ける策はあるのか・・・・?

護る対象を広げたら……
ルンクスとの戦いの前に異分子がいれば確実に分は悪くなる。
『血』という時点で接敵されたら危険な予感しかしない。

ていうかなんでロンパリはあんなところに…!

一瞬で頭をよぎる雑多なこと。

浮かばない……
でも……決断しなければならない。


「……『キャストオフ』」

パートナー化しているマリア像を『速く』。しかし力を弱めて優しく
扉の外の『血の絨毯外の床』めがけて低空で投擲しながら菊川に『封鎖』を言う。

932井上正『ハッピー・オルガン』:2016/06/17(金) 16:10:24
>>926
【じゃァ〜 始めるかなァ〜】

バギィッ!

長椅子の一つを破壊し、男に向かって蹴り飛ばす。

井上は手元に呼んでおく。

933高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/06/17(金) 23:11:15
>>922
追記

封鎖を頼む時、解除と再封鎖に制限はあるのか、
またこの扉以外の外へ出る箇所(窓のような地面より上に開き口があるもの)の存在を聞いておく。

934『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/21(火) 13:45:55
>>928(エイノー)

不埒極まりない歓迎に皮肉を返すと、
エイノーは『フィストフル』から『発光』カートリッジを抜き、
スマートフォンと衛星携帯電話から、新たなカートリッジの作成にかかる。
『電磁発振』──電磁波を放出する機能を、
それぞれのデバイスから抜き取り、『カートリッジ』に変えた。
ほぼ同時に、背後の扉が閉じられる。

想像通り、仲間はすでに戦いを開始する。
先鞭はやはり、人ならぬ『ハッピー・オルガン』だった。

         ドッ ゴォ!!

最も敵に近いチャペル中央から、その圧倒的パワーで、
金属製の長椅子を蹴り飛ばし、ルンクスを狙う──!

>>929(ウィル)
ルンクス:
「──おっと。
 そこにいるのは、麗しのウィルか。
 シンガポールまで追ってくるとは『まさか』だが、
 『やはり』という気分でもある・・・・」

ウィルの毒舌は、
ラッパの音が漏れ響くチャペルでも聞こえたらしい。
若い女を自身の上で弾ませながら、
ルンクスは玉の汗を浮かべた漆黒の肌に傲慢な笑みを浮かべた。

二人までの距離は『15m』。
『ヴェノム&ファイア』の射程まで、倍はある。

「気を抜くんじゃないよ、ウィル。
 『近距離パワー型』って話だが、何が飛んでくるかわからない。
 それより、教会内に他に『嫁』はいないのかい?」

浜岡に言われ、ウィルは探知を確認する。
今の『アレルギー』は『才能』に対してだが、
少なくとも教会内、かつ『20m』の感知範囲内に、
『才能』の存在は感じられない。

(『才能の弾丸』は反応している。
 こちらへの『アレルギー反応』はGMも失念していたので、
 以後も例外的に『なし』と判定する)

背後で扉が閉じられ、
『ハッピー・オルガン』が椅子を蹴り飛ばすのが見えた。

>>931>>933(高遠)

教会内外の状況を鑑み、高遠は逡巡する。
扉を閉ざすことは、ロンパリを締め出し、
残された像二体に単身で対峙させることに他ならない。
だが今、扉を閉ざさなければ、
『赤い絨毯』との接触は免れない──
高遠の勘は、それに対して、最大限の警告を告げている。

       「……『キャストオフ』」

                          フ ワッ

扉内に引き込んだ『クレモンティーヌ』が、
『ナチュラルターン』から手を離し、最大限に『優しく』、
パートナー──マリア像を扉外に投げた。

             キィ── 
                       バタム!

そこに殺到する『赤い絨毯』を見越したように、
扉が独りでに動き、真紅の敵を閉め出した。
扉越しに虫がたかるような不愉快な擦れ音が伝わるが、
隙間から這いこんだり、破っては来ないようだ──

(──仕方がないよ。
 ──ロンパリくんの無事を祈ろう。
 気持ちを切り替えて、ルンクスに当たるんだ)

(──扉は何度でも開けられるし、閉じられる。
 彼が教会に来さえすれば、中に迎えられるからね)

壁越しに、菊川の声が続ける。

(──昨日も説明したけど、
 すべての扉、全ての窓は『破壊不能』になってる。
 でも、強力なパワーで『開けよう』としたら、開けられる。)

(──さっき、ルンクスは窓を破ろうとして、それに気が付いた。
 今のところは、どちらも『不可能』だと勘違いしてる。
 よくいる『パワー馬鹿』でよかったけど、
 いつ真実に気付くかわからないし、閉じ込められてなお、
 『アレ』だから・・・・相当の自信があるんだと思うよ)

(──扉以外で解放されている場所は一つ・・・・いや、二つ。
 一つは鐘楼。鐘の吊るされた部分は窓がないから、
 昇ればぼくも邪魔できない。
 鐘楼には、チャペル奥の左右の扉、どちらからも行けるよ)

(──もう一つは、ぼくにもよくわからない。
 その扉の先には、告解室があるんだけど、
 その床に、大きな『穴』が開いている。
 マンホールみたいな穴で、何処に繋がっているか、ぼくにもわからない。
 箪笥の下になっていて蓋がないから、ぼくの能力では塞げない。

(──ルンクスが開けたのか、以前からあるものかも不明だ。
 後者なら、ルンクスが気付いてない可能性もあるけど、
 用心はしておいて・・・・『逃走経路』かもしれない)

935『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/21(火) 13:58:45
>>932(井上)(ロンパリ以外の全員)

       バギィッ!

『ハッピー・オルガン』は手始めに、
傍に並ぶ長椅子の一つを、ルンクスに向かって蹴り飛ばす!

本来の重量を疑うほどに軽々と、
金属製の椅子は空を裂き、女を抱えたルンクスに迫るが──


    ズギュ!    
            ガ キィン!

その前に出現した、『馬面人身』のスタンドが、
同じく一蹴りで、それを弾き返した。
右横に吹っ飛んだそれが、窓に突っ込むが、
ガラスにひび一つも入れることなく、通路に転がり落ちる。

「なんだぁ、おまえ・・・・『早漏』か?
 もう少し待ってろって言ったろ〜〜がよォ」

ルンクスが揶揄し、立ち上がる。
載せていた女が力なく崩れ落ちると、
そこにとんでもないサイズを誇る『一物』が出現した。
屹立するそれは、さながら黒光りする槍のようだ。

「まあ、ウィルも来たことだ。
 ここで使い切る必要もねえか・・・・おっと、紙がねぇ」

おもむろに聖書台に手を伸ばすと、
ルンクスは頁を破り取り、『掃除』を始めた。         ビリ!ビリリ!!

その左手に『スマートフォン』が握られていることに、
『ハッピー・オルガン』は気が付いた。
(他は距離がある為、気付けない)

扉が閉じる寸前、呼んでおいた井上が、追いついてきた。
哀れな本体の右腕に現れた異常に気付いたのは、井上自身だ。
僅かに出血したそれが、腕の上で這い回る、『赤い蟻』の線になっている。
井上自身を刺す気配はないが、ポトポトと床に零れ落ちている・・・・!


>>930(ロンパリ)

             キィ── 
                       バタン

『赤い絨毯』が入口に迫る寸前、入口の扉が閉じる音が聞こえた。
ラッパの音は、依然、耳障りなほど高らかに鳴り弾いている。
ロンパリの位置からは、
その音源の場所は『前方・上』までしか把握できない。

胸の疼きの正体に思い当るも、
ロンパリは意に介することなく、背後の茂みへと振り返る。
いつでも振り下ろせるようスタンド看板を構え、
腰を落とした姿勢で、揺れる茂みから飛び出すであろう、敵の姿を待ち構える──
ここで後顧の憂いを払うのが、自分の役割なのだ。


    ザザ
            ザザザザ

     ズキィン!

その時、胸の痒みが、ひときわ鋭い痛みに変化した。
針を刺すような鋭さと、肉を抉るような乱暴さを伴う、激痛。
思わず顔をしかめた、その刹那──

          ゾバ! ゾバァ!
                          ゾ ゾ ゾゾゾゾゾゾゾゾ

煙を思わせる赤い塊が、
茂みの隙間から湧き出すようにして、ロンパリに襲い掛かった!


      ド ド  ド 
                     ド ド  ド

その色。そして床に広がる形状。
それが自分の警告した『赤い絨毯』であると知るとともに、
ロンパリは、その正体を『体験』した。
 
              ゾ ゾゾ ゾゾゾゾゾゾ──z_______ッ!

胸の痛みに気を取られた一瞬の内に、
全身に群がったそれは、無数の虫──真紅の『蟻』だった。
胸に撃ち込まれた痛みと同質のそれが、
ロンパリの全身、場所を問わずに突き刺さる──!

936ロンパリ『落伍人』:2016/06/21(火) 16:58:22
>>935

>ゾバ! ゾバァ!
                          ゾ ゾ ゾゾゾゾゾゾゾゾ

 それは、一瞬だった。胸の激痛に囚われる ほんの刹那。コンマ一秒あったか知れない

意識が胸元に向かったかどうかの間に、視界に群がる赤 赤 赤 赤の群れ

 知識として『マンティコア』にはある。こう言うのは軍隊蟻だったか火蟻だと言う名前とか……

激痛は体全身に起こる。恐らく あと数十? いや、それより短い秒数かも知れない。

『ロンパリ』は倒れる。その事実を認識してるのに いやに底冷えするぐらい
『マンティコア』の頭の中はこの出来事に恐慌するでもなく


 『彼(ロンパリ)』の事を考えていた。


 (……ロンパリ)

 (お前はアノ時  何を想い 何を感じ 何を考え……アッチへ旅立った)

 頭の中に浮かぶのは……    いヤ こう言う言葉は『嘘』ダ。

ずっ卜  シミのように 肌に残る痣のように 醜く残る傷跡のように

何時もロンパリの事が 忘れずに居た。こうなってから  ずッと

 (…………イラつくゼ)

 憎悪が 満ちノレ。

 救われる事のない、あいつに。変わり果ててしまった、モノに。
いま吸う空気も、立つ大地も 澄んだ青空も全て忌々しイ。

――激痛?

 (これ  力゛   痛ミ   だ  卜???)

     (ロンパリは……こんなものジャ   無い  ゾ!!)
 
 (あイつが……受けた 受ける 受け続ける  地獄ノ\!!!!)


 ダッ!!!

 駆ける。

目指す場所など 知ってる。  あノ『ラッパの音』のする方角へ と。

それが、この群がる赤い蟻達の指揮者だ。そう『マンティコア』は知るからこそ
延々と鳴り響くラッパの使い手のいる方角 『前方・上』まで 全力で走る!!

>>935でも記した通り『腰を落とした体勢』ならば。まっすぐ立った状態よりも
多少はクラウチングスタートを切るように、通常の人間が立ったまま走るよりも
少しは早く走れる筈だ!

937エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/06/22(水) 21:51:49
>>934-935
「同行者諸氏、そしてルンクス氏にも言おう。
『すまない』そして『出来ればくたばれ』。
 恨むなとは言わないが何、私自信も例外ではない」

『電磁発振(強)』『電磁発振(弱)』カートリッジを
『F・O・Q』両肩に装填、ランダムに最弱かr最強まで
ルンクスを中心に相互出力。

エイノー・ニョルズは『日本史の研究者』であり
『物理学』については一般教養レベルの知識しか
持たない人間であり、同時に『フィンランド人』として
『宿敵であり隣国』ロシアの伝説の宝玉『アレクサンドライト』の
属性についても多少聞いた事はある。
『光』とは『粒子』であり『波動』だ。
なればこそ『純度』に応じて『アレクサンドライト』は
観測時点の光度によりそお要望を変貌させる。
そして『電子レンジ』とは「『水』を焦点とした
『固有振動波』への干渉により物質を最大100℃に
『加熱』するシステム」である。

『だからこそ』門外漢であるエイノーにはわからない。
今からの『調律(チューニング)』が光の屈折を引き起こし
『錯覚』を引き起こすのかできれば『エンジェル・ラダー』のみで
澄めば良いが『スタンド』の崩壊振動を励起するのか
もろとも『水分を沸騰させる』のか神経電位を刺して
『苦痛』もしくは何らかの『感覚』を巻き起こすのか。

『何かある』とは限らない、しかし『何もない』確率も当分に低い、
この閉鎖空間で『スタンド能力のジェット噴射』である
『闘乾熱風(マーシャル・ドライアー)』よりは
井上『ハッピー・オルガン』、ロンパリ、菊川と自身への『確実な損害』も
規定されない『スタンド電磁波の乱気流』。

「――――『狂電磁励起(ランナバウト・リーダー)』」

『皆』すまない、そして、くたばれ『ルンクス』。

938井上正『ハッピー・オルガン』:2016/06/23(木) 03:23:35
>>935
【おォ〜…井上ェ〜負けてんぞお前ェ〜】

井上の声帯を自由にしてやる。痛覚はカットしているので、痛みは無い。

「あッ 蟻ッ 蟻がッ あっあっ」

『ハッピー・オルガン』は『赤い蟻』をつまんで、よく観察する。
血液が『蟻化』しているのは明白だ。井上の右腕の出血箇所の血管と筋肉を収縮させ、出血を緩和する。

【蟻よりよォ〜 今はお前のその粗末なチンコで張り合う場面じゃねェのォ〜?
よォ〜し人間どもォ〜 行けェ 行って散ってこいィ〜 俺の為になァ〜〜】

未知のスタンド能力は脅威だ、なので味方どもに先行してもらおう。
蟻の分析に忙しいしな。

939ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/06/23(木) 21:12:53
>>934

「しつこい男とはきっぱりと『手を切』らないとね」

『ファイア』の『射程外』か。それならば、まだ撃つべき時ではない。
『浜岡』の忠告にも頷く。『近距離パワー型』とはいえ、投擲を駆使すれば
その強力なパワーとスピードを遠くまで振るえる。投擲は、人間の生み出した技の極致の一つだ。

「Thanks、ミス・ハマオカ」
「あなたもルンクスのみならず・・・あの男の『体液』を浴びている女性にも気を付けて」
「『嫁』は今調べるわ」

自分の身体から『嫁アレルゲン』を摂取、そして自分を『アレルギー』にして探知を行う。
ついでに針弾も、『嫁アレルゲン』を装填しておこう。
エイノーの行動の結果にも着目する。

940高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/06/24(金) 00:57:18
>>934
(く……了解)

誰かが危険に遭うのは避けられないことだったろう
それでも、一人も欠けてほしくはなかった。

が……やる事をやるしかない。
そこに高遠自身の意思が入る余地はもはや無いのだ。


封鎖も万全ではない以上、自信家の『ルンクス』を正面から圧倒するか
高をくくっているうちに奇襲で殺すしか無い……か。

(その2箇所から取り逃したら作戦は『確実に失敗』ね……)

あるいは、そこから血のようなと思っていた『赤い絨毯』
この不快な音は虫か何かか。が入ってくるかもしれない。


『クレモンティーヌ』を手元に呼び戻し解除させて、

ルンクスの繰り広げるあまりの光景に口元を覆いつつ……同時に
喋る時唇を動かそうとしなくても動くであろう口元を隠しながら
直近にいる伝えられそうな相手に小声で菊川から聞き得たことを伝達したい。

941『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/27(月) 01:38:28
>>937(エイノー)

『電磁発振』の『カートリッジ』を両肩に装填し、
突き出した剛腕二つを、ルンクスに向ける。

「・・・・・・・・・・・・・」

汚れた聖書の頁を丸めながらも、
ルンクスが自分に注目しているのがわかった。

ルンクスとエイノーの間には、
『ハッピー・オルガン』と井上が立っているが、
彼らならば、異常を察せば、すぐに逃げ出せるはずだ。

「――――『狂電磁励起(ランナバウト・リーダー)』」

厳かに宣言し、これまで試したことのない『機能』を発動させた
エイノーだったが──


                           ・ ・  ・  ・


・・・・状況に、変化は現れない。
『電磁波』が見えないのは当然だが、
どうやら『携帯電話』の電波で人体を害することは、
『フィストフル』の能力で増幅してさえ、『不可能』のようだ。
強力な電波が発信されたはずだが、
それ以上の効果はない──せいぜい、肌に『違和感』を感じた程度。

だが、これは全員にとって幸運だったとも言える。
携帯端末の電波に指向性は『ない』。
期待通りの『殺人電波』が、無差別に教会内を荒れ狂うことになる。
そして『電磁波』の影響は、発振元に近いほど強くなる。
即ち、エイノーこそが、もっとも影響を受けたはずだ。

「・・・・・・・なんだあ、そりゃア?」

肌を刺す感覚を不愉快に思ったのか、
ルンクスの声がかすかな怒気を帯びたように感じられた。

>>938(井上)
                ギュム ゥ

井上の筋肉を硬直させ、止血を行う。
傷の大きさは知れており、容易に血は止まった。
声帯も開放し、話せるようにしてやる。

摘み上げた『蟻』のサイズは体長『1cm』ほど。
凶悪な顎を備えており、動きはかなり速い。
押さえようとすると簡単に潰れ、液体・・・・元の血液に戻るが、
力を緩めると蟻の形に戻る。表面張力が滴の形を作るようにだ・・・・
『蟻』を透過できないことから、
それが『スタンド』か『スタンド物質』であるのは間違いない。

『蟻』に、井上や『ハッピー・オルガン』を襲う意思は感じられない。
井上からは離れるように床を動いているし、
『ハッピー・オルガン』に至っては、認識しているかどうかすら謎だ。
腕からこぼれた『蟻』はヴァージンロードに落ち、
その緋色に紛れて、姿が見えなくなってしまった。

エイノーの掛け声とともに、井上の全身に鳥肌が立つ。
巨体のスタンドが何か攻撃を仕掛けたようだが・・・『不発』だったようだ。

>>940(高遠)
──あの『天使』は、空を飛んでいた。
鐘楼に開いた空間を認識すれば、
高遠の想像したようなことも可能かもしれない。

         フシュッ

『クレモンティーヌ』を解除し、
口元を隠しながら、傍に立つ浜岡とウィルに菊川の言葉を伝える。
エイノーは『新技』に集中しており、声をかけられる雰囲気ではない。

浜岡:
(・・・・なるほどね。
 で、菊川は何処にいるんだい?
 『護る』となれば、今いる場所を知らないとね)

(それに、あの『デブ助』は、何処で油を売ってるんだい?)

942『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/06/27(月) 01:49:33
>>936(ロンパリ)

全身に突き刺さる、『蟻』の無数の牙。
その激痛を振り切るようにして、ロンパリは駈け出した。
皮膚が破れ、肉が穿たれ、藻屑と化した血管から血が噴き出す。
痛みを痛みとも思わず、ロンパリが目指すのは、
『天使』のラッパの方向──教会入り口前だ。
音は間違いなく、その上空から聞こえてくる。

だが──

        ゾ! ゾゾゾゾゾ!!ゾゾゾ!

入り口前にたむろしていた『赤い絨毯』、
血から生まれた『蟻』の大群は、いち早く反応した。
激痛に苛まれながら足を動かすロンパリの前に広がり、
その行く手を阻む──

逃げ出す隙を与えず、第二の波がロンパリを包み、
さらなる牙を撃ち込んだ。

         ザグ!ザグ! ザグ! ザグ!

両足の腱が断ち切られ、どうと転がるロンパリ。
芝生にまき散らされる鮮血。
全身の肉が骨から千切られ、ミンチ状にされていくイメージ。

その間にも無慈悲な『ラッパ』は、
ロンパリの上空で高らかに響き渡り──

数秒の後、そこに残されたのは、
肉の衣に包まれた、白い『骸骨』のみであった。



                 ロンパリ(マンティコア)──『死亡』


>>939(ウィル)

ルンクス:
「・・・・『ダイヤモンド』が『割れた』ナ」

ぐったりと身を委ねた若い女体を、
聖なる書物の枚葉で拭きながら、黒人は呟く。

「日本からシンガポールへ──
 『イル・ソン・パティ』なり何なりの能力で突き止めたにせよ、
 『脚』がなけりゃあ、『追いつく』ことは出来ない。
 『どこでもドア』でも持ってるなら別だが、
 もしそうなら、昨日のうちにオレを襲撃してるはずだ。
 残された時間が多くないことは、
 ウィル、おまえが体で理解してるはずダ」

「つーまり・・・・『ヤング・ダイヤモンド』の誰かが、
 おまえらを手引きしたってワケだ。
 オレを牽制する為・・・・あわよくば倒させる為、カ?」

「まァ、いいサ。
 そろそろ『窮屈』だったからなァ・・・・
 オレの野望は、『ヨハネスブルグ』に収まらない。
 この自慢の『一物』が、並の下着を拒むようになァ」

                        ブル ン !

いまだ雄々しく屹立したそれを、
大きな角でこしらえた『』ペニスケースに収めると、

             ニカ!

「──オレはこの星を統べる『雄』だ。
 日本を訪れたことで、それは確信に変わった。
 『ヨハネスブルグ』という隠れ蓑も、もはや不要よ」

「ウィル・・・・
 おまえは、そんな『雄』に選ばれた『花嫁』だ。
 おまえがここに来たのも、『運命』だな。

 ・・・・予告してやるゼ。
 おまえは、この教会から一歩も出ることなく、
 オレを『夫』として、受け入れることになるだろウ」

ウィルに向けた顔は笑っているが、目は笑っていない。
大言壮語の極みに思われる数々の台詞のどれ一つとて、
彼にとっては当然の『運命』であり、寸毫の懸念もない──
その場にいる誰もが、それを感じ取れる、そんな表情だった。

高遠がごく小さな声で、菊川から得た情報を伝えてくれる。

          ──ズクン!

ウィルは自身を『嫁アレルギー』に変える。
反応は──『2つ』。
先刻潜った扉の向う、即ち教会の外に二つ──
ただ、それだけだ。

半径『20m』、教会をすっぽりと覆う範囲内に、
ウィル自身を除いては、『嫁』は『一人もいない』。


   ゴ ゴ  ゴ  
                  ゴ    ゴ  ゴ

943エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/06/27(月) 20:21:32
>>941-942
「『やってみるまでわからなかった』そういう事だね」

ルンクスに返答し心中ロンパリに黙祷する。
嘘ではない、『イージス艦のレドーム級の出力』なら
別の結果があったらだろう。
次の行動としてロンパリに貸与していた『硬度』×2、
『電磁発振(強)』『電磁発振(弱)』カートリッジ4つを解除、
携帯用ドライヤーから『発熱』『送風』カートリッジの作成を始め
浜岡に近寄り小声で質問する。

「ところで菊川氏の『スタンド』だが『内部密閉』は理解したが
『外部干渉』も無視できるものだろうか?」

つまり外の『マリア像』と『天使像』を完全に無視しうるのかと。

944エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/06/27(月) 22:15:21
>>943追加
とりあえずルンクスに遠隔攻撃の様子が見える場合
カートリッジ解除以外の行動は諦め可能な限り回避、
不可能と思われたらスタンド防御に徹する。
ウィルに向けられそうな様子でも上記同様。

945井上正『ハッピー・オルガン』:2016/06/29(水) 12:56:35
>>941
【おいィ なんか面白いこと言えェ】

「はあ!? 急に何言ってんだ!? …見ろよ、この蟻、たくさんいるよなぁ、10匹くらいか? 蟻が10匹でありがt」

【それがお前の遺言だァ】

井上はルンクスに向けて歩きはじめる、無論、自分の意思ではない。
『ハッピー・オルガン』は天井へ跳躍、右足を天井へ突き刺し、ルンクスの真上で制止する。

「ヒッ や、やめてくれよ! つ、次はもっと面白いことを言うから! あっやっこっ殺さないで」

井上はもがくこともできず、粛々とルンクスへ近づいていく。赤いヴァージンロードは、彼のためのグリーンマイルになるのか?

946ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/06/29(水) 21:12:59
>>942

「あら 元より『ダイヤモンド』なんて脆い繋がりじゃない」
「むしろ擦り合わせて 相手を打ち負かした真の輝きを持つ者だけが残されるのではないかしら?」

「もっとも あなたはここで『黄金(ゴールド)』に敗北するのだけれど」

大きく息を吸い、全員に情報を共有する。

「総員ッ!この教会の中には他に『嫁』はいないわ」「あの女性がなるかもしれないけれど・・・他にはわたしだけ」
「仕留めるには絶好のチャンスね」

(逃げ道も用意済み・・・流石逃げ隠れの得意な男ね。thank、ミス・タカトオ)

自分の『嫁アレルギー』は継続、あの女性が敵の能力下に置かれた瞬間を把握できる。
彼女に近づかれることさえなければ、デメリットを警戒する必要もない。
『ヴェノム』を自分の舌に触れさせ、もう一つの記憶するアレルゲンを『体液』にしておく。
『ハッピー・オルガン』が仕掛けるのに合わせて、こちらも別方向から回り込むように接近しよう。
教会の椅子は、いざという時は伏せれば遮蔽物にもなる。
そして可能ならば、包囲ができればルンクスの逃げ道も潰しやすいだろう。

947高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/06/30(木) 00:16:09
>>941
「よしんばアンタがハーレムを築く、群れの『アルファ』だとしても、
 私はそういうのは『ゴメン』だわ。日本は一夫一妻制なの」


菊川に再度コンタクト。

ナツメグも含めた全員の位置関係、また場内の全体図、
他に敵になりそうなものがいないかを把握しておきたい。

ついでに、教会内にそれら敵対存在が侵入した際に
何か危険を知らせる合図を、菊川が用意するならそれも聞いておく。


できればルンクスから見えない位置へ移動して行いたいというか、
行うべきところだった。既に見られているのであれば仕方ないが、
柱などの影に入る等あまり気づかれないようにしたい。

無理であればルンクスの行動を注視しておく。

948『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/05(火) 00:15:36
>>943>>944(エイノー)
『カートリッジ』を『フィストフル』に使用した際に生じる、
『機能強化』は、単純なサイズ増大によるものだ。

エイノーの失敗は、本来の『機能』として、
『振動加熱』を目的とする器具から『カートリッジ』を抜かなかったことにある。
対象が『電子レンジ』であったなら、
少なくとも『遠隔加熱』は成功していただろう──
無差別攻撃という欠陥は同じだったにせよ。

(なお、エイノーにロンパリの死を知る術はないものと思われる)

4つの『カートリッジ』を解除し、
今度は携帯用ドライヤーを取り出し、
『発熱』『送風』カートリッジを抜き出した。

ルンクスの視線が、蛇のようにねっとりと自分に絡んでいる。
スタンドの一挙動ごとを、つぶさに観察されているのを感じる。
現時点で、遠隔攻撃の気配はない・・・・抱かれた女にも動きはない。

浜岡:
「外からの攻撃にも、『ジ・ユーズド』の強化は効くよ。
 でも、聞こえるだろう? あのラッパの音。
 『防音』じゃないってことは・・・・」

                        ジク ジクン

エイノーは、微かな痛みを感じた。
脛──パンツの裾に収まった地肌。左右両方にだ。

>>945(井上)
井上に望まぬ台詞を吐かせ、前進させる。
同時に『ハッピー・オルガン』自身は、野猿のように跳躍し、

              ド ガ !

ルンクスの座する祭壇上の天井に足を突き刺し、ぶら下がった。
高低差は『5m』というところだが、
祭壇上にはアーチ状の梁が存在する為、
祭壇からぶら下がったルンクスの足と、抱えた女しか見えない。
強襲は可能だが、頭や上半身は狙いづらい状況だ──

(参照:
 ttps://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g294265-d310895-i113594164-Armenian_Church-Singapore.html)

「あぁん・・・・
 本体が突っ込んでくる・・・・だと?」

ルンクスの意外そうな声が聞こえ、
『人身馬面』のスタンドが、構えを取る。
こちらは男の前に出た為、頭部が丸見えになる。
『ハッピー・オルガン』も立場は同じのはずだが、
首を傾げた『馬面』は井上に向いており、自分を見ていないように見える・・・・

否応なく赤い絨毯を前進する井上は、
距離『2m』、スタンドの間合い目前まで進んだ。
眼前には馬面のスタンドが構えを取っている。
その逞しさは『ハピオル』に匹敵するが、
最大の違いは股間から聳えた長大な『角』──
鋭利な角度を備えた、黒光りするそれだ。

──井上と『ハッピー・オルガン』、そして敵スタンド。
トライアングルを描く三者の間で、見えざる圧が急速に高まった、その時。

                 ビュッ

『馬面』が無造作に、『ハッピー・オルガン』に仕掛けた。
投じられたのは、丸められた『紙屑だ。
手首を曲げるだけの単純動作でありながら、
『ハピオル』に伍するほどの『スピード』・『精確さ』だ!(ス精:AA)

>>946(ウィル)
『嫁』の不在を全員に伝えながら、
ウィルは『ヴェノム』を操作し、『体液のアレルゲン』を採取する。

ルンクスに先駆けるのは、『ハッピー・オルガン』と井上だ。
ヴァージンロード上を上下に別れて接近する両者を睨みながら、
ウィルは浜岡とともに、右手壁際へと移動を開始する。

「んッん〜、さすがはオレの選んだ女だ。
 おまえの言う通り、この教会に『嫁』はいない。
 この女も、本当の意味でまだ『嫁』じゃあない。
 あえて『嫁』にはしていない・・・・何故か?」

邪悪な笑みを浮かべるルンクス。

「この女は、お前たちの『試金石』だ。
 何の罪もない、オレに惚れているだけの『一般人』を、
 お前たちがどう扱うのか・・・・『正義』の『試金石』だ」


  ゴ   ゴ ゴ
                  ゴ   ゴ  ゴ  ゴ

「・・・・油断するんじゃないよ、ウィル。
 あんたを信用しないわけじゃないが、
 誰も護衛がいないなんて、思わない方がいい」

「何かあるよ・・・・こりゃあね」

浜岡のつぶやきが聞こえたが、
彼女自身、その可能性の具体性は掴めていないようだ。
代わりに、『ウィンター・ブランケット』の手に、広げた『毛布』が出現する。
交戦が始まる今、より確実にウィルを護るつもりに違いない。

949『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/05(火) 00:34:01
>>947(高遠)
ルンクス:
「んん〜〜〜、いいねェ。
 そういう女をかしづかせるのが、雄の醍醐味ってモンだ。
 オレの『好み』からは外れるが、高遠・・・・だったか?
  
 ・・・・俄然、興味が出てきたゼ」

舌なめずりするルンクスの台詞は、
一瞬で高遠の背筋を駆け抜け、全身に鳥肌を広げた。

(──ナツメグは、今、そっちに行くよ。
 教会に『肉』を詰め終えたからね。
 じき左側の扉から合流してくるよ。
 ぼくを『護る』気は、ないみたい)

(──地図を描くのは無理だけど、
 大雑把にいうと、左の扉から右の扉に通路があって、
 左から順に、告解室、鐘楼室、司祭室と並んでる。
 穴があるのは告解室。ぼくは司祭室に隠れてる。
 鐘楼室にはらせん階段があって、鐘楼塔に昇れるよ。
 扉は、通路の北側に一つ)

(──合図は、じゃあさっきの『鐘』にしておこう)

周囲を見回すが、柱の類は存在しない。
外周にある柱が、建物を支える構造なのだろう。

隠れるならば、並んだ長椅子の陰がまず目につく。
ヴァージンロードを避ければ、ほとんどがルンクスの死角だ。
同じ考えであろうウィルが、浜岡とともに、右手壁方向へ向かい始めた。
高遠もひとまず、身を沈め、長椅子の背に身を隠した。

ルンクスの状況は、全て目に入っている。

950井上正『ハッピー・オルガン』:2016/07/05(火) 01:35:07
>>948
【うゥ〜ん、今じゃねェかなァ〜】

ヒュッ

梁が邪魔してるってことは、相手からして狙える場所もごく狭いってことだ。
膝を曲げて頭を引っ込めて、紙屑を避ける。スA

「!」

井上は弾かれたように転進、後退、並んだ椅子の列に飛び込み、身を伏せる。この際脚力の酷使を行う。スB
このやりとりで、ルンクスには俺達の能力の一端が知れる、推測、考察の余地が生まれる。
考えれば、無視できない能力であることが分かるだろう、スタンドと本体、この二つが同時に致命傷を与え得る手段を持っている。
俺達に注意を割くなら、その他の注意が疎かになる。
前述した通り、『ハッピー・オルガン』が求めるのは強敵ではなく、心地よい蹂躙だ。
使えるものはなんでも使う、それがつまり、チームプレイってことだろ?

951ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/07/05(火) 22:35:26
>>948

「ヤツの言葉の意味なら推測できるけれどね・・・それだけではないのでしょう」

あえてあの女性を『嫁』にしていないのは、彼女が心から『ルンクス』に惚れているからだろう。
そして起き上がったなら、一般人に取れる手段の内で、こちらに応戦してくるはずだ。
『嫁』として能力下に置かれているならば、こちらも躊躇なく倒せるとしても、
そうでなく、単純に愛情のみで攻撃をしてくるあの女性をこちらはどうするのか。
そういう意味だろう。

「甘く見られたらものね」

「しかし他にも護衛がいるというのは同意できるわ」
「・・・・・念のため・・・一瞬だけ『スタンド探知』も行うわ」
「少しだけ離れるわね ミス・ハマオカ」

交戦が始まれば、そんな余裕はなくなる。ならば今の内に、ルンクスの手の内を探っておきたい。
浜岡より少し先行し『2m以上』距離をおいて、『嫁アレルゲン』を『スタンドアレルゲン』に書き換え、他の『スタンド』『スタンド使い』を探る。
これで反応がなければ、少なくとも現時点でルンクスの真意を探る意味はない。
後は戦いながら判断するだけだ。

952エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/07/06(水) 18:23:53
>>948-948
失礼>>943一部訂正、
「ロンパリの健闘を願いつつ
『電磁発振(強)』『電磁発振(弱)』『発光』カートリッジ
 3つを解除」に。

浜岡の返答を聞き本体の手で『F・O・Q』右肩に『発熱』
左肩に『送風』カートリッジを装填、スラックスを膝まで
『F・O・Q』後ろ手に破らせる。
何かの傷口か異変が確認できたなら(次回の行動で)
両足は捨てる。
ただし「痛みだけでその痛みがスヴァルトんの『蠍』に
刺されたものに酷似している」場合 床に手をついて
菊川とこの部屋の敵以外全員に語り問う。

「菊川氏、礼拝堂の天井か鐘楼までの道を空けて
 もらえないだろうか、無理は良いがもし飛べるなら
 浜岡婦人は付き合って欲しい。皆も聞いてくれ、
『おそらく』だが『高確率』であの『天使像』は危ない。
 今私に『第5のラッパ』の兆候があった。『誤差』が
 あるとして『第7のラッパ』を吹かせると『天使像』の
『神』であるルンクス氏と『聖別』されているウィル君以外
『全員死ぬ』。止める手立てがあれば誰であれ任せるが
『手が離せない』なら私が行く。あと菊川氏、可能でも
『防音』では駄目だろう、『ラッパが鳴った』事実があれば
所詮『花嫁』限度があっても『有効射程圏』のここの人間は
『助からない』」

ウィルのおかげで『2体』に特定されたのは有難いが
だからこそ放置すべきではなかった。
そう長い事もない戦いだろうが『黙示録の天使の最後のラッパ』
までに片付けるのも難しいだろう、第一『あと一歩』で全滅するのは
『無念』にも程がある。

953高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/07/07(木) 00:35:27
>>949
(OK。司祭室に何か不味いのが来そうな時は速さを変えて鳴らすなどで最大警告して)

菊川へ返せるならそう言いつつ、
貞操の危機という、かつて無かったものに本能的な恐怖と、悪寒が走る。

最悪の場合は舌を噛みちぎって……
そんな思考が一瞬でも浮かぶには十分なセリフだった。

……が、やるかやられるか。変な意味ではなく
命のやり取りとして、どちらか一つしか運命は待っていない。萎えている場合じゃない。


幾つか思い至ったことがある。
ウィルに向けられた言葉から感じた、ルンクスの狙い。

どんな『プレイ』に及んでいたか想像したくもないが、あの二人はどちらも汗塗れだったはずだ。
少なくとも股間と密着部分……最悪の場合全身『ルンクスの体液』でベッタベタということになる。

「ディープキスした者が、口角泡を飛ばした
 その唾液だけで『感染』した事を考えれば、あの女は……」

つまりあの『プレイ相手』は、『感染源』としては最悪極まりない『爆弾』だ。
しかもルンクスの言うとおり、惚れているだけの一般人として動きまわる、だ。
それを断つためにこちらがどう動くのか……殺さずに済ませるのか、手に掛けるのか
あの男はそこに『邪悪な好奇心』を向けている。
より不味い事を考えれば、その戯れが終わったらすぐにでも能力下におけると見たほうが良いか。

つまり護衛はいないというより、『増やせる』……股間を拭いた紙やらでこちらを感染させ戦力を削ぎつつ、だ。

おまけにあのスタンド……共有知覚を備え、スピードも精密動作の精度もかなりヤバイ。
自分が女で有ること、付着量が多いほど危険ということを考えれば
浜岡に言われたとおり、単体ではほぼ勝ち目はないか。

ラッパの音によって何が起きているかも、逃げ道の可能性がある穴も、懸念は山盛りだ。

女を抱えたルンクスの体の状態、そして動向、距離を測り、しかし紙くずを投げたりの動きには回避を狙いたい。
ナツメグが来ると同時に動く段で行くべきと考える。

954<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

955『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/12(火) 23:30:00
>>950(井上)

ヒュッ

『ハッピー・オルガン』の状況認識は正しい。
死角があるということは、障害物を利用できることでもある。

天井に足を突き刺したまま、
自立型のスタンドは頭を引っ込め、飛来した紙くずをやり過ごした。

      ベチャッ!

傍らの天井に命中したそれが、湿った音を立てる。
白い天井に、わずかにではあるが、液状の染みがついた。
そのまま落下する、その真下では──

                 バッッ

井上が転身、後列右横の椅子の列に飛び込み、身を伏せた。
偶然か狙ってか、紙くずの落下先は、井上の立っていた場所だ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

ニヤニヤと笑いながら、けれど視線には寸毫の緩みもなく、
ルンクスは『王座』から、一人と一体、そしてその仲間とを睥睨している。

>>951(ウィル)

「わかった。
 でも、あたしの背後から出るんじゃないよ」

先行しようとしたウィルを制し、逆に浜岡が前へと出る。
ルンクスとの最短距離を、『ウィンター・ブランケット』の
逞しい腕が、構えた毛布で塞いでいる。

        ヴヴ

『ヴェノム』が周囲を飛翔し、改めてアレルゲンを調達する。
今度はスタンド使いの『アレルギーチェック』だ。
浜岡他、仲間とも距離を保ったまま、反応を試す──

目視可能な範囲での反応は、
仲間──浜岡、高遠、エイノー、井上、及び彼らのスタンド。
敵──ルンクス。傍の女には『反応なし』。

目視外では、
ルンクス座する祭壇の左右の扉。
その先、右側の方角に一人・・・・おそらくは菊川。
左側の扉の向うには、大柄な反応・・・・疑いなく『ナツメグ』だ。

教会外の二つの反応も健在だ。
これで、石像の能力がスタンドであることも確定した。

浜岡の言葉には重みがあったが、
ウィル自身の調査結果は『白』──傍らの女性意外、
教会内に於いて、ルンクス側に『戦力』は存在しない。

956『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/13(水) 00:00:52
>>952(エイノー)

(訂正、了解)

脛を刺す痛みに対処するは、スタンドだ。

   ビ ビィィ────ッ!

スラックスの裾を膝から破らせると、
予想外の出血が、靴下を赤く染めている。
牛乳パックに穴を開けたように、どくどくと流れるそれは、
決して激しくはないが、確実にエイノーの血を奪っていた。
だが、エイノーの触覚が伝えるのは、それだけではない。
小さな痛みの元は、確実に生物的に動いている・・・・!
だが、血の色に紛れて、確認できない。

とは言え、傷はまだ小さく、毒の痛みはない。
今はまだ、無理に足を落とす必要はないと見た。

エイノーは床に伏せ、
菊川と、そして仲間にも語り掛ける。

(──天井に上がれる通路はないけど、
 鐘楼室の階段から、鐘楼塔を登れるよ。
 鐘楼室は真ん中の部屋。
 チャペル奥にある左右の扉、どっちからでもいける)

(──うん、ルンクスの退路を断つって意味でも、
 今のうちに動くべきかも。
 外にいる『ラッパ』は、ぼくにはどうにもできないし、
 このまま放置すると、不味い予感しかしないよね)

(──じゃあ、ぼくからもお願い。
 外の敵を倒したら、戻る前に鐘楼を塞いでほしい。
 方法は任せるけど、
 ルンクスが簡単に出られないくらいにね)

浜岡:
「悪いがあたしにゃ、ウィルの護衛の任務がある。
 それにあんたなら何とかなるさ、エイノー。
 あんたのスタンドにゃ、無限の可能性があるよ」

「老婆心ながらアドバイスするなら、
 敵の攻撃の性質を把握してから、対処するんだ。
 『研究』は得意だろ?
 『ファクト』を前提にしなくちゃ、正しい結論は出ない」

「──がんばっておくれよ。
 中でがんばる、あたしらの為にもさ」

>>953(高遠)

(──じゃ、サイレンみたいに鳴らそうかな)

この状況においても、菊川ののんびりした口調は変わらない。

ウィルと同じく、
高遠もまた、ルンクスの言葉に含まれる意味を読み取った。
加えて、両者の体は、いまだ汗で濡れ光っている。
ルンクスのそれは次第に引いているが、女性はまだ息も荒い。
彼女自身の汗に、『それ以外のもの』が混じっていれば、
それだけで、限りなく危険な存在となり得る──

油断なくルンクスを見据える高遠。
その視界の中で、井上は右後方の椅子列に身を潜め、
エイノーは菊川と相談を始めた。

それらを静かに見下ろすルンクス。
黒人に動きはなかったが、傍の女にはあった──
立ち上がると、黒く太い首に手を回し、濃厚なキス。

そして、こちらを振り返った──
その耳元で、ルンクスが何事か、囁く。


      ゴ     ゴ
                        ゴ     ゴ

上半身を肌けさせたまま、シンガポールの女性が、
火のようなまなざしをこちらに向けた、その時。


                    キィ イ!

扉を軋ませ、左手の扉から、『ナツメグ』が巨体を現した。
手で扉を開けた様子はない。まるで『自動扉』のような動きだ。

「敵に囲まれながら女侍らせてるたぁ、
 なかなか気合いの入った『リア充』だなぁ、ええおい。
 これだけ殺し甲斐のある相手は、久しぶりだぜ」

圧倒的な肥満体・・・・ではない。
質量は変わらないが、肉の形が明らかに異なる。
皮膚を押し上げるような筋肉の質感。バルク。
まるで『鉄骨』でも入れたかのような、変貌ぶりだ。

           ゴキ バキ コキキン

「細工は流々。『パーティー』にも間に合った。
 後は、そこで座って馬鹿を捻れば、任務完了ってわけだ」

                  ズ ギュン!

首を鳴らした『ナツメグ』の前に、
その巨体に劣らぬ、大柄な人型スタンドが発現した。

957エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/07/13(水) 05:11:14
>>956
「有難う『アテ』は少しあるさ、そちらも健闘を浜岡婦人。
 ナツメグ氏も到着か。あと菊川氏、閉鎖の結果として
 鐘楼は鳴らなくなって構わないだろうか?」

礼を返し菊川の答えを聞いてから『F・O・Q』右手『発熱』の指と
左手に持たせた『USB電熱ライター』で脛あたりから出血部分まで
抉り気味に焼き潰す。
三日も放置すると足の壊死の心配もあるだろうが今日生きていれば
血管再生の手術も受けられる。
痛みはあるがへこたれぬ、『戦場』を避け大回りに走って
チャペル奥にある左の扉を目指す、これで最悪右手側の
「司祭室」の菊川は巻き込まないだろう。

「ウィル君、高遠君、井上氏、しばらく『別行動』だが
『護衛』を潰してまた戻る」

958ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/07/14(木) 21:16:48
>>955

「・・・・・反応なし ね」
「となると物理的な仕掛けも考慮しようかしら」

しかし武器や爆薬が仕掛けられていれば、恐らく菊川が気付くはずだ。
それ以外の戦力とは何なのか。
だがそもそも、それを使わせるほどにまずは『ルンクス』を追い詰めなければその意味もない。

「行きましょう ミス・ハマオカ」

各々襲いかかるのでは、当然各個撃破されてしまうだろう。
現在相対しているイノウエ、そして新たに現れたナツメグと共に攻撃に転じる。
エイノーの容態も気にかかるが、『ヴェノム&ファイア』は仲間を守るのには向いていない。
ならば先に、ルンクスを仕留める。

自身の『スタンドアレルゲン』を解除、そして『体液アレルゲン』を針弾として装填。
浜岡と共にルンクスへと接近、射程内に入り次第、胴体目掛けて撃つ。
『神速』の弾丸、それをさばけるスピードは『エンジェルズ・ラダー』にはあるか?

959井上正『ハッピー・オルガン』:2016/07/15(金) 10:36:55
>>955
【チィ〜…】

クソ人間ごときに攻めあぐねるのは屈辱だ、だが、理屈でなく本能で分かる。ただの突撃は更なる屈辱を味わうだけだ。



だが…

我慢なんてできるワケねぇ

ズドンッ!

『ハッピー・オルガン』は床に降り立つ、井上を呼び寄せ、『装備』する。『井上ハンマー』だ。
井上とはここでお別れになるかもしれないな、と思うと、逆に少し笑えた。
ゆっくり接近する、ふつうに歩くスピードだ、投擲物なら『盾』で防げる

960高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/07/16(土) 00:58:04
>>956
「侍らせるどころか、お楽しみ中だったみたいよ」

エイノー先生の無事を意識の端で祈りつつ
ナツメグが状況に気づいていないわけではない……と思うが、一応。


さて『女』もこちらを敵対的な存在と認識したようだ。
高遠に外国語は使えないし、シンガポールの公用言語も知らない。
交渉の余地は皆無と見ていい。つまり物理的に何とかしなければならないと。

今この場から遠距離攻撃……ルンクスのスタンドがある。
接近し攻撃……『体液』の存在を考えると可能なかぎり避けたい。
接近をまち攻撃……『ハピオル』が待つとは思えない。

いずれにせよ危ない橋のどまんなか。落ちるか渡り切るかだ。

(浜岡さん…保湿ソックスとかの類ってあります?)

小声をかけながらできるだけ物陰経由で接近を開始する。
ルンクスの投擲や、女はこちらに寄ってくる事を警戒しておきたい。
井上、ルンクス、女……それらとの距離はどれぐらいか、目測しつつ。

961『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/19(火) 12:52:52
>>957(エイノー)

(──新郎新婦は困るかもだけど、ぼくは大丈夫)

菊川の返答を耳にしながら、
エイノーは『フィストフル』が奪った能力を、自らに行使する。


        ドジュウ! ォ オオオオオ・・・・!

高温で焼き潰された脛が、
『焼肉』めいた白煙と臭い、そして激痛を立ち昇らせる。
虫のように感じた異物がどうなったか、
激痛のさ中では感じ取れないが、少なくとも出血は止まった。

浜岡:
「元は血液。なら『蒸発』させればいい。
 おまえさん、やるじゃないか。エイノー」
                                    ダッ
エイノーは左の扉に向かって走り出す。
全速力は当然出ないが、まだ動ける。戦える。

逆に目前の扉から、ずいと一歩進み出た
『ナツメグ』の広い背中の後方を抜けた時、

「──『揺らす』ぜ。足元に気をつけなぁ」

肥満体が、ぼそりと声をかけてきた。
木製の扉のノブは、手の届く距離だ。

>>958(ウィル)
浜岡:
「ああ。けど、無理して撃つんじゃないよ?
 味方も手数も、こっちのが多いんだからね」

【護り屋】の背中から『2m』を維持しつつ、ウィルは壁際を祭壇側へ急ぐ。
進みながら、『アレルギー』を解除し、『体液アレルギー』に弾丸を変えた。

ここまで大回りしていた為、さして距離は詰まっていない。
壁際から射程距離『8m』に至るには、ほぼ右奥の扉付近まで近づく必要がある。
椅子の間から飛び出した井上が、『ハッピー・オルガン』の手に収まるのを横目に、
ウィルと浜岡はじりじりと急ぐ──
扉まで『3m』。ルンクスまで『10m』の位置に到達したその時、

                     ダ ッ

スイッチを押したように、ルンクスの『花嫁』が飛び出した。
動物のようにしなやかな動きだが、人間以上のものではない。(スC)
半裸の肌に、濡れ光る汗。
目標は浜岡、その背後に守られたウィルのようだが──!?

浜岡:
「・・・・あたしに任せな、ウィル」
                          ズ ギャン!

962『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/19(火) 12:53:14
>>959(井上)

ズドンッ!

床に降り立ち、右手を掲げる。
安全地帯から飛び出してきた井上が、
サーカスの軽業師のように跳躍し、
直立した姿勢で広げた手の中に納まった──名付けて『井上ハンマー』。
その異形を目前にした、ルンクスが口笛を鳴らす。

「『ジニ』は数え切れないほど見たが、
 自分の本体を道具にする外道は初めてだゼ。
 そのイカレぶり・・・・『オレ好み』ダ」

         ザッ  ザッ

ルンクスとそのスタンド。
一挙一動を警戒しながら、『ハッピー・オルガン』は歩を進める。
敵は構えこそ取っているが、動きはない。
『得物』がある分、先に間合いに入ったのは『ハッピー・オルガン』だ。
こちらの武器が届き、敵の拳足が届かぬ距離──
左の視界の端からは、ナツメグも接近中だ。
間合いの理に加え、数の理も追いつく算段となる。

だが・・・・依然として
ルンクスの顔に張り付く余裕は色褪せない。

        デビル
「だがなァ、『悪魔』。
 『相方』は大事にするもンだぜ?オレのようになァ」

ルンクスの言葉は、今しも右方向に駈け出した
『花嫁』の女に向けられたものだろうか?それとも──

>>960(高遠)
(原作(三部)に準じて、言語は共通。
 女とも会話は可能、とする)

ナツメグ:
「そいつはいよいよ、ゴキゲンじゃねーか」

言って、ナツメグが動き出す。
ルンクス、『ハッピー・オルガン』、そしてナツメグ。
祭壇前はさながら『怪獣総進撃』の様相だ。

浜岡に尋ねようとしたが、
すでに護衛対象のウィルが壁際についている。
距離は7mほど。小声では届かず、届いても対処は難しいだろう。

脚を焼き、駈け出したエイノーを追う形で、
高遠も祭壇前へと前進を再開した。

物陰に隠れながらの為、防御を考えないエイノーや、
元より距離の近いナツメグには追いつかない。
その分、状況の把握は容易だ──現時点での状況は、以下の通り。
高遠からルンクスまで、直線にして『9m』の距離だ。


チャペル内地図:

????????■■■■■■????????
???????■□□□□□□■???????
??????■■□□□□□□■■??????
■■扉■■■■□□□祭壇□□□■■■■扉■■
■□エ.□□□ナ□□□ハ□□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□□女□□□浜□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓ウ■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
扉□〓〓〓□〓〓〓〓□□高□〓〓□〓〓〓□扉
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
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■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■扉扉■■■■■■■■■■

□:約1m×1m ■:壁 〓:椅子
祭壇:ルンクスが座っている
女:花嫁の女

ハ:『ハッピー・オルガン』&井上
エ:エイノー 高:高遠 ウ:ウィル 
浜:浜岡 ナ:ナツメグ

963エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/07/20(水) 03:40:37
>>961-962
扉を開けて迅速に閉め床を確認する。
何もなければそれで良いが『赤いカーペット』が
確認できたなら『発熱』『送風』最大出力で叩きつける。
自分の体も『異変』がなければ良いが『血管を動く何か』は
焼く必要があるだろう。

まあ『F・O・Q』が語りかけてきたとかでなければ『技名』は
言わない事にしようと思った。
それできまるセンスがあれば良いが自分には向いてない。

964ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/07/20(水) 22:33:24
>>961

「気を付けてね ミス・ハマオカ」
「あなたの能力ならば相性は良いと思うけれど・・・それでも『液体』というのは防ぎ辛いわ」

仕事柄、戦闘にも慣れている浜岡ならば百も承知だろうが、一応付け加える。
足を止め、念のため銃口は『女』へと向けておく。
武装もないただの一般女性など、『スタンド使い』相手には時間稼ぎにもならない。
それを踏まえて、彼女をけしかけたということは、何かあると見て良いだろう。
また浜岡と女が接触する前に、ちらりと周囲や仲間の様子を見ておく。
壁が背にあるこの状況、周囲の様子を確認するにはうってつけだ。

965井上正『ハッピー・オルガン』:2016/07/21(木) 00:43:58
>>962
【ンン〜〜〜 まずコッチィ〜】

ヴォッ

ルンクスから目を離さないまま、井上を『女』へと投げつける、投げられた井上は空中で反転し、脚を突き出して『跳び蹴り』のような形になる。狙いは首、一撃で命を刈り取る。パス精AAA

【『未知』ってのがよォ〜 嫌いなんだよなァ〜 お前はパワーもスピードもあるゥ〜 でもそれだけじゃあないよなァ〜 当然なァ〜
ゆっくり行くぜェ〜 別に急ぎじゃねェしよォ〜】

この間合いなら直接攻撃は届かない、投擲でも回避が間に合う。
戦闘において重要なのは、相手のやりたいことをさせないことだ。それがどんなに些細な事でもな。

966高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/07/21(木) 23:39:46
>>962
遠距離攻撃の手段を用意できるのはルンクスの方だろうが
まずは女。次にルンクスか。

椅子の群れを右手側に抜けて通路から女の元へ向かう。姿勢は依然低め。
目線はルンクスとハピオルの挙動に向けて椅子間からだ。
ついでに、すぐさま『クレモンティーヌ』発現出来るよう、構えをしておきたい

……しかし、先ほどの我々とルンクスのやり取り、女は耳に入っているのだろうか。

ハピオルの攻撃は瞬時に命を奪い得る凶悪なものだろう。
女に『攻撃され、死亡する事を条件に発動する才能』や
大事にする。を体現する何かを、ルンクスが埋め込んでいないことを祈りたいところだ。

967『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/22(金) 23:20:25
>>963(エイノー)

           ギイィ────ッ

エイノーは、古めかしい扉を勢いよく開ける。

その先には、幅『1m』ばかりの細い廊下が続いていた。
数歩進んだ先ですぐ左に、続いて右に折れて、北へと進むのが、
扉の手前からも見て取れる。
廊下の左手には複数の窓が並び、
穏やかな朝の光が差し込んでいる──まるで別の世界のようだ。

すぐさま確認した床に、異常はない。
ワックス仕立ての、よく磨かれた木製の床だ。
足の異常は、痛みのせいでよくわからないが、
少なくとも体内で、何かが蠢いている感覚はない・・・・
脚はまだ動く。今は前に進むのみだ。

>>964(ウィル)
周囲に視野を広げ、仲間を確認するウィル。
エイノーは左の扉に消え、ナツメグは祭壇に向かっている。
ルンクスとそのスタンドは、祭壇上から
井上を武器のように構えた『ハッピー・オルガン』と対峙。
椅子の陰なのか、高遠の姿は、ここからは見えない。

浜岡:
「ああ、わかってるさ。
 おまえさんには、滴の一滴も飛ばさせやしない」

                    バ サァッ !!

自信に満ちた声音と同時に、
『ウィンター・ブランケット』の構えた毛布が、投じられた。
それは『投網』のように空中で広がると、
突進してきた女を頭から包み込むなり、
一端を握ったスタンドの巧みな手捌きによって、
みるみる捻りを加えられ、完全に女を閉じ込めた。

念のため、銃の照準は女に向けてはいたが、
無事、杞憂に終わったようだ。
毛布の内側で女が暴れているのが見て取れるが、
『破壊不能』という『ウィンター・ブランケット』を破るのは、
人ならずとも、誰にも『不可能』だろう。

「──っと」
                       グイッ

突如、飛来した井上に気付いて、
浜岡が毛布を引っ張り、攻撃の範囲から遠ざける。

勢い余った井上は、飛び蹴りの態勢のまま、
ウィルのいる壁際へと突っ込んでくる──幸い、直撃のコースではない。

「あんたの流儀は邪魔しないがね。
 あたしの手の届く範囲で、無闇な殺しは──」

目前の『ハッピー・オルガン』に息まく浜岡だが、
その言葉が、途中で途切れる。
浜岡の視線の先を追ったウィルは、絶句した。

ルンクスを相手取る『ハッピー・オルガン』──
その足元の不浄な『水たまり』から、手が伸びたのだ。
色白で細い、女性の両腕が。
その数倍も太い、幻影の両腕を伴って。

                                     「──まさか」

床から僅かに浮いた『ハッピー・オルガン』の両足首を、
水面から斜めに生えたスタンドの手が──

                 ガシィ!!
                                   ──『掴んだ』。

968『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/22(金) 23:20:38
>>965(井上)

ヴォッ

無造作に、井上を右方向に投じた。
井上の『目』を使って女の位置を把握し、空中で飛び蹴りの態勢を取らせる。

──だが、浜岡の対応が、一瞬早かった。
『ハッピー・オルガン』に伍する巨体のスタンドが、
『投網』のように構えた『毛布』を投げ、女を絡め取ったのだ。

すでに女の首に照準を定めていた井上から、
毛布を捌いて女を逃がす周到ぶりだった。
標的を失った井上は、そのまま西壁へと突っ込んでいく。

──その時、だ。  
                          ド  ン  !

ルンクスのスタンド──
『エンジェルズ・ラダー』が、一歩前に出た。
武器の間合いから、拳の間合いに踏み入れる一歩。
投擲の隙を狙った、絶妙の運足。

しかし、『ハッピー・オルガン』とて、それは予想している。
投擲はすれど、視線はルンクスから切っていない。
投擲の隙が、前進の隙で相殺される以上、
対応は五分──攻防は無論、回避も十分間に合う。

──はず、だった。
                     ガ シィ!

その両足首を握りしめる、強烈な『握力』。
ルンクスの『エンジェルズ・ラダー』ではない。
馬面人身のそれは、両手を構え、今しも拳の『ラッシュ』を発射する。

「──いいや、急いでもらうゼ。
 『相棒』を手放したおまえは、ここで『オシマイ』だ」


        ゴ ア !
                 ドシュ バ バ バ バ !!!
                                      (パスAA)

>>966(高遠)
椅子の間を西方向に抜け、高遠はウィルらの方向へ向かう。
椅子の間は狭く、踊れる空間がない。
ここでは『クレモンティーヌ』の発現は難しいだろう。
『無敵の踊り手』には、最低限の『面積』が必要なのだ。

姿勢を低く取り、ルンクスから視線を切らさない為、移動は遅い。
その間にも、状況は変化していく。
高遠に見える状況は、以下の通りだ。

浜岡が毛布を使って、女を絡めとり、拿捕した。
『ハッピー・オルガン』が井上を女に投げるも、
浜岡がそれを避け、奇襲は空振りとなった。
その『ハッピー・オルガン』に、『エンジェルズ・ラダー』が詰め寄り、
ラッシュを放った。

この時点で、高遠は椅子の切れ目、
南北に伸びる通路へと出た。壁までは後、『4m』。
直接北に向かうなら、『7m』ばかりで、北壁に到達する。

969ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/07/24(日) 00:15:23
>>967

「・・・・・お見事ね」

まるで訓練を積んだ警察官のように、一瞬にして女の身柄を拘束して見せた。
流石は『守り屋』を名乗るだけはある、命を奪わずに無力化する、あまりに鮮やかな手際だ。

そこへと、投擲された井上。『ハッピー・オルガン』にとっては本体も武器同然ということか。
とは言え、流石に本体が死んではどうしようもないので、そこは考慮しているだろうが…。

「ごめんなさいね」

申し訳ないけれど、とりあえず井上は回避しておく。
『ハッピー・オルガン』の膂力で放られたものを受け止める気にはなれない。
この期に乗じて、『ハッピー・オルガン』と共にルンクスへと詰め寄り─────。

『┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨』

「『足元』よッ!『ハッピー・オルガン』ッ!」

「そんなバカな・・・!先ほどまでは『嫁』でも『スタンド使い』でもなかったのにッ!」

能力を『時間差発動』させたのか?どちらにしろ、これで完全に彼女は『敵』となる。

「ミス・ハマオカ!彼女は今の内に仕留めるべきよッ!」

浜岡に進言し、即座に『再起不能』にさせることを勧める。
『ウィンター・ブランケット』のパワーなら、そのまま壁や床に叩き付ければ造作もあるまい。
今の所、水たまりから抜け出しているのは腕の部分だけだ。
同時に前進し、『体液アレルゲン』を『ハッピー・オルガン』の足元に向けて撃つ。
射程外ならば、浜岡に頼み毛布の隙間から、『体液アレルゲン』を中の女性に向けて撃つ。
他人の体液にも、外に出た自分の体液にも反応するアレルギー針。
水たまりから手を出している腕やスタンドには、当然効くだろう。

970井上正『ハッピー・オルガン』:2016/07/24(日) 03:23:00
>>968
【…何か勘違いしているようだがァ アレは『道具』だァ 道具の使い方は俺が一番よく知ってんだよォ〜
一つ聞くがァ〜…その『行動』でイイんだなァ〜? 全力の攻撃でなァ〜〜〜ッ!?】

『ハッピー・オルガン』は膝を折ってしゃがみ、全力で『防御』する。
しゃがんだ分、防御すべき面積が減る、確かどこぞの波紋戦士が、このような防御法をしていたな。
ラッシュとは、瞬く間に大量の券打を見舞う攻撃だが、『同時』に受ける攻撃は実は『2発』だけだ。
腕が2本しかない以上、これは絶対に覆らない。
拳の雨を、弾き、いなし、やりすごす。パス精AAA
右手一本分のハンデはあるが、2本の腕の動きに集中し、防御に徹すれば、致命傷は免れる。

↓ここから井上のターン↓

井上は飛んでいく、必殺の蹴りを躱され、壁に向かってまっしぐら。
距離と加速からして、致命傷にはならないことを安堵しつつ、己に待ち受ける運命、即ち絶望を、身体全体で感じ取った。

ビキィ

まず脚

ビキキッ

腕、胸、腹、首、肉体のすべての筋肉が、逞しく隆起し次の『一手』を示唆する。

「ウソだろ」

井上は壁に『着地』し、全力の跳躍で『反射』する! 肉体は最大限に酷使、この数秒だけ、井上は超人的な身体能力を手に入れる。
同時に井上は気付く、『行動の操作』がされていない。直感的に、窮地に立たされたのだと理解する。
『悪魔』がくたばったところで、俺はなんともない、新しい人生を始められる。それは喜ばしいことだ。
だが、意に反して、ポケットの中のナイフを握りしめていた。

「ううううううおおおおおおあああああああああ!!!!!」

飛ぶ井上は、ルンクスへ向けてナイフを投げつける! 肉体酷使パス精BBC
攻撃に全力を出している今だからこそ、この何の変哲もないナイフが生きる。
ナイフを防御しようとすれば、攻撃は続けられない、そこには決定的な隙が生まれるだろう。

971高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/07/25(月) 21:55:20
>>968
(いけない、硬直してる場合じゃなかった…)

警戒するあまり出遅れる、悪い癖が出た。

『無敵』の無い踊り手はただの的だ。

空中で発現することも考えはしたが、ぶっつけで試す度胸はないし
眼前の光景を、自分の動きを邪魔しない程度だけ見ておいて北へ、踊れる箇所まで走る。

972エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/07/30(土) 15:40:29
>>967-968
足元に見てわかる異変がなければ
急いで中央の階段に駆け込み
全速で上りつつ『F・O・Q』に
ハンカチから『可塑性』カートリッジを
作らせる。
『足元』に不安はあるが『待ち伏せ』
『迎撃』以上の脅威ではないと割り切る他ない。

973『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/08/01(月) 10:56:05
>>969(ウィル)
浜岡の手腕に賛辞を贈るウィル。
だが、事態は予想外の方向へ──急転直下に動いていた。

鋭く『ハッピー・オルガン』に警告し、
浜岡の脇をすり抜け、前に出る。

「────!!」
                ブンッ
                          ガシャ!
浜岡のスタンドの巨大な腕が、
女を包んだ毛布を天井に投げ上げ、シャンデリアに引っかける。
『再起不能』にはしないのかと疑念が湧くも、
ウィルはとにかく浜岡の脇を抜け、前に出た──
ルンクスまでの距離、『8m』。
『ハッピー・オルガン』を掴んだ謎の腕も射程距離内。
女の細腕を狙うのは困難だが、巨大なスタンドの腕はまだしもましだ。

だが──それでも、遅い。
とてつもないスピードの攻防はすでに始まっており、
『ハッピー・オルガン』は罠にはまった後だ。
身を沈め、亀のように防御を固めて凌いでいるが、

                              バッキィィン!

『ファイア』で狙いを定めるより早く、
『エンジェルズ・ラダー』の剛腕が、『ハピオル』の右ガードを跳ね上げた。

       ゴ! グゥウン !

壁を蹴った井上が、ウィルを背後から飛び越え、殺到する。
だが、それでさえも──『遅い』。
ガードの外れた刹那、その隙間に『馬面』のスタンドの拳が滑り込む──


              ズ ズズッ
                            ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
──その時、突如、地面が揺れた。

椅子が前後に踊り、シャンデリアが揺れ、ウィルはたたらを踏む。
謎の腕に狙いを定めた『ファイア』の照準はブレてしまったが、
ウィルは見た──突然の地震に水たまりが波立った瞬間、
そこから生えて見えた腕が、掻き消えるのを。

「違う・・・・
 その女のスタンドじゃないのさ、ウィル」

改めてウィルの護りに立つ『ウィンター・ブランケット』の剛腕。
消えた細腕に伴っていた、スタンドの巨腕。

ウィルは気付く──『同じ』だ。
『ハッピー・オルガン』を襲った腕は、
『ウィンター・ブランケット』の腕に酷似……いや、『同じもの』ではないか?

>>970(井上)
                    ──バッ!

膝を折り、体の表面積を減らした状態で、
『ハッピー・オルガン』は完全防御の構えを取る。

        ド ゴゴゴゴゴゴ────ッ!!!

次の瞬間、爆撃のようなラッシュが着弾した。
腕が二本とは思えぬほどの量、そして破壊力。
受ける腕と脛が痺れ、痛みを感じるほど、その威力は強烈だ。
足を止められた今の状態では、
完全防御の姿勢を取らなければ、被弾は確実だったろう。

そして、防御は両腕の使用を余儀なくされる。
この敵のスペックは、完全に『ハッピー・オルガン』と五分だ。
足を封じられた状態で、二本の腕の攻撃を片腕で防ぐなど、
道理として『不可能』──本能が両腕を使ってしまった。

  ゴ ガ ! ガガガガガガ!!

「んっん〜〜?
 なかなかやるじゃあないねェ〜〜〜!
 だが、その右腕!」
                              バッキィィン!

『エンジェルズ・ラダー』の剛腕が、『ハピオル』の右ガードを跳ね上げた。
『マリア像』の能力による弱体化を、いち早く見抜かれている!

「がら空きの左に、『スマッアァ ァ────シュ』!」

無防備となった左頬に、突き上げられた拳が迫る。
これを避けても、右の返しが追撃してくるのは明らかだ。
ラッシュの勢いに呑まれる──
                          メキ! ビキ
加えて、両足を封じる手。
『ハッピー・オルガン』でなければ、とっくに足首がへし折れているほどの膂力だ。
ルンクスの攻撃を捌きながら振りほどく余裕は『ない』。

       ゴ! グゥウン !

壁を蹴った井上が、ナイフを手に反射してくる。
だが、それでさえ──間に合わない。
ルンクス本体は、奥まった部屋の祭壇に座したまま。
真横からナイフを投じても、狙えるのは『エンジェルズ・ラダー』。
通常物質は効果がない──
ルンクスを狙う為に必要な角度を得るには、
わずかに『コンマ数秒』が──決定的に『足りていない』。

              ズ ズズッ
                            ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

──その時、突如、地面が揺れた。
両足の圧迫感が、霧消する・・・・

974『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/08/01(月) 11:11:01
>>971(高遠)

        ダ ダダダッ

警戒を解き、まっしぐらに北に向かう高遠。
今度は祭壇前の状況が全て把握できる。
瞬時の攻防には間に合うべくもないが、
後少しで、ウィル、浜岡らと合流できそうだ。

>>972(エイノー)
通路の先を急ぐエイノー。
角を右折した先には、
左手に両開きの大扉、右に三つの扉が並んでいるのが見えた。
菊川の説明の通りならば、
手前から順に、告解室、鐘楼室、司祭室の順だ。

告解室の扉前を通過した、その時だった。

              ズ ズズッ
                            ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
──突如、地面が揺れた。
激痛に耐える足では踏ん張り切れず、
思わずエイノーは足を止める。
咄嗟に壁に手をつき、かろうじて体を支えた。

チャペル内では激しい戦いが始まったようだ。


アルメニアン教会内 地図:

■■■■■■■■■■扉扉■■■■■■■■■■
■□□□エ.□□□□□□□□□□□□□□□□■
■□■■扉■■■■■扉■■■■■■扉■■□■
■□■□□□■□■□□□□■■□□□□■□■
■□■□□□■□■□□□□■■□□□□■□■
■□■□□□扉□■■■■■■■□□□□■□■
■□■□□□■■□□□□□□■□□□□■□■
■□□■■■■■□□□□□□■■■■■□□■
■■扉■■■■□□□祭壇□□□■■■■扉■■
■□□□□□ナ□□□ハ□□□□□□井.□ウ□■
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□浜□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓高〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
扉□〓〓〓□〓〓〓〓□□□□〓〓□〓〓〓□扉
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■扉扉■■■■■■■■■■

□:約1m×1m ■:壁 〓:椅子
祭壇:ルンクスが座っている

975ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/08/02(火) 22:08:20
>>973

ダメだ、間に合わない─────。
ルンクスの『エンジェルズ・ラダー』による拳が、『ハッピー・オルガン』に
叩き込まれる幻影を見た次の瞬間。

>              ズ ズズッ
                            ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

突如として起きた地震が、何故か水溜りに発生していた腕をかき消した。

「・・・・・これは一体・・・あなたの仕業なの?ミスター・キクカワ」

壁に寄りながら、ひっそりと訊ねる。
『建物操作』とはいえ、このような大それた真似もできるのだろうか?

「ミス・ハマオカ」「・・・あの腕のスタンドは 『ブランケット』に酷似していたけれど」
「あの液体は 近くにいるスタンドをコピーするとでもいうのかしら」

『ウィンター・ブランケット』に守られながらも、銃口は今度はルンクスに向けておく。
スタンドによる拘束がなくなった今の内に、『ハッピー・オルガン』は下がれるだろう。

976エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/08/02(火) 23:44:55
>>973-974
ここまで来て迷う余地はない、
這いながら起きる形で中央の扉、
鐘楼室にある階段を最速で目指す。
告解室から『伏兵』の可能性は
今回は除外する。
ウィルの探知からも菊川の知覚からも
逃れうる可能性は低いだろう。

977高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/08/03(水) 19:04:08
>>974
走って……踊っていられる状況であれば
左側、最前列の椅子そばに到着次第、『クレモンティーヌ』を発現。

出だしが最も勢いのある曲と共に、椅子を蹴り割り、祭壇へフッ飛ばす。 破ス精ABB


『ハッピー・オルガン』の腕を掴んでいた『手』
敵対的なモノであることは間違いないし、
それを止めたであろう揺れは恐らくこちらの勢力のもの……それはいい。

では、『手』は?

想定されるのは『ルンクス』『外の敵』『その他』。


……その他で一番あってほしくない事がある

『女を気絶させなかった事』
【見えた『ウィンター・ブランケット』と同じ手】

もしそうなのであれば『最悪』だ。

「浜岡さん……まさか……ルンクスの能力に……」
                            やられたんですか。

感情が拒否する。だが訊かねばならない。

バカな事言うんじゃないよぉと笑い飛ばし
                     外れてくれていることを祈って。

978井上正『ハッピー・オルガン』:2016/08/04(木) 01:09:25
>>973
【ク・ソ・がァ〜〜〜〜〜ッ!!】

脚を拘束する手がなくなった瞬間、後方へ跳躍する。
『スタンド』の破損は肉体の損傷とは異なる。時間経過による回復の見込みはあるか?

井上は地面に足を着け急ブレーキ。手近な椅子へと転がり込んで身を隠す。声帯を操作し、大声量で叫ぶ!

「撃て! 早く撃て! 殺せッ!!」

誰か一人くらい銃は持っているだろう、さっきの黒服が持っていたしな。
誰を撃つか、それは持ってるヤツが考えろ。

979『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/08/13(土) 02:41:01
>>975(ウィル)

    ゴ  ゴ  ゴ  ゴ ゴ  ・ ・ ・ ・

 
教会を揺るがす地震に耐えながら、
寄り添った壁に耳を寄せ、菊川に尋ねるウィル。

謎の手の束縛を逃れ、
『ハッピー・オルガン』は跳ね飛ぶように後方に距離を取った。
井上も身を翻し、かなり強引に椅子群に飛び込み、身を隠す。

(──ぼくじゃないよ。
 ぼくの『ジ・ユーズド』が動かせるのは、本来の可動範囲までさ)

(今、教会を動かしてるのは──『筋肉』。
 アルメニアン教会の床下に、ナツメグが『肉詰め』をしたんだ。
 教会自身を壊すような使い方は出来ないけど、『揺らす』だけでもご覧の通り。
 『地の利』を一方的に奪う、【殺し屋】『ナツメグ』お得意の戦術さ)

そのナツメグは、巨体もあってか、地震の影響を受けた様子はない。
だが、この機に乗じてルンクスを攻撃しようともしない──
その目は、謎の手が消えた揺れる水面を、食い入るように見つめたままだ。

地震は始まりと同様、唐突に終息した。
時間にして数秒──
一番の変化は、轟音とともに、祭壇が北方向に倒れたことだ。

「チッ・・・・なかなかいい座り心地だったのにヨ」

              ザ ザッ 

突発的な地震にすら焦りを見せず、
ルンクスが両の足で、揺れの収まった床に降り立った。
その胸に照準を狙い定めるウィル──

「撃て! 早く撃て! 殺せッ!!」

井上が叫ぶ声が聞こえる。
だが、『エンジェルス・ラダー』がその間に立っている。
ルンクスからは斜めの位置、構えも緩やかなものだが、
隙があるようには見えない──左右と前方に敵を迎えた、今でさえも。

浜岡:
「・・・・いいや。
 あれはただの水たまりさ、ウィル」

「だが、『偽物』を作り出す鏡なら、あるんだよ。
 『バートリーの鏡』──
 『ドッペルゲンガー』を生み出す、呪いの鏡さ」

「あたしは・・・・
 随分と昔に、そいつを覗いちまってね」

                ス

波紋の収まった水たまりから、再び、女の指先が現れる。
今度は手に留まず、腕が、体が──姿を現す。

>>977(高遠)
通路の幅でも、かろうじて回転は可能だ。
だが、この『揺れ』・・・・地震は、『踊り』の天敵だ。
障害物以上に動きを阻害されてしまう。

かろうじて椅子の最前列に到達するも、
慌てて椅子に捕まり、揺れをこらえざるを得ない・・・・当然、スタンド発現は『不可能』だ。

地震は始まりと同様、唐突に終息した。
時間にして数秒──
高遠はそこで、浜岡に疑問を投げかける。

浜岡:
「安心しな、高遠。
 あたしゃ、そこまで間抜けじゃないさ。
 女はもちろん、体液の一滴だって触れちゃいない。
 あんたも十分に用心おしよ」

逆に自分の心配をされてしまうほどだが、
浜岡の様子は優れない。
ナツメグも浜岡も、降り立ったルンクスすらおざなりのまま、
その目は水面に向けられたままだ。

そして──高遠もまた、
ウィルの聞いた浜岡の言葉を聞く。
『バートリーの鏡』とは、一体何なのか?
そして、水面から現れた人物とは──?

980『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/08/13(土) 03:06:43
>>978(井上)

              ──ヒュ バ!!

超人的な反射神経で、後方に距離を取る。
地震はスタンドには、そこまでの影響を及ぼさない。
逆にルンクスの座った祭壇が北方向に倒れ始め、
『馬面』の追撃を阻んだ──脱出成功だ。


井上は身を翻し、床に足を伸ばすも、
流石に急ブレーキには無理がある・・・・
床に触れ、転倒した勢いのまま、西側の椅子群に突っ込んだ。
結果的には狙った通りだが、態勢を取り戻すのに時間がかかりそうだ。


                   ズ ズウゥン・・・!

『ハッピー・オルガン』から『10m』前で、
ルンクスが祭壇から降り立った。
足首に痛みはあるが、稼働に影響はないだろう。
経験的には、『ハッピー・オルガン』の怪我は自然治癒する。
だが、その治りは人間より多少早い程度でしかない。
戦いの場で『治癒』を期待するのは、『不可能』だ。

         ズ ズ ・・・・

揺れは急速に収まったが、ルンクスの左に詰めたナツメグは、
何故か攻撃しない──その目は、前方の水たまりを凝視している。

果たしてその理由が、次の瞬間わかった。

揺れの収まった水面から、再び女の指が生えたのだ。
そして──

                   ゴ ゴ ゴ        ゴ ゴ ゴ


>ウィル、高遠、『ハッピー・オルガン』

                ス    ゥ ン

衆目を集める水面から、再び現れた、女の手指。
続くは、白磁の輝きを帯びた長い腕。
夜の嵐にの如く乱れたストレートの長髪。
蠱惑的な笑みを浮かべた横顔。大胆に開いた胸元。
彫刻を思わせる輪郭を描き出した細腰の肢体──


                   ゴ ゴ ゴ        ゴ ゴ ゴ


年の頃は二十歳前後。
背は高くないが、漆黒のボディースーツを着たその黒髪の女性は、
一目見て、常人ではないことが見て取れた。

この女は──『危険』だ。
抜き身の刃や銃口と同種の畏怖が、その佇まいから伝わってくる。


「見損なったぜ──オフクロ」

黒髪の女に、まずつぶやいたのは、ナツメグだ。

きゅり、と首だけ捻ると、
女はナツメグを見つめ──笑みを浮かべる。


                        「久しぶりだねえ・・・・『ナツエ』」


>>976(エイノー)

                ズ ズズズ ・・・・

最速で前に進むエイノーだが、
この揺れでは、足取りはおぼつかない。

だが幸い、地震はものの数秒で収まった。
エイノーは告解室の前を通過し、鐘楼室の扉を開ける。
そこは、ちっぽけならせん階段があるだけの部屋だ。
鉄柵に囲まれた階段は真上に伸び、鐘楼へと続いている。

『ラッパ』の音色が、ひときわ大きく響き渡った。
間違いない──菊川の情報通り、
鐘楼への出口は扉の類で塞がれてはいない。
よく通る音が、何よりの証明だ──

981エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/08/13(土) 14:15:49
>>979-980
菊川の依頼のためポケットティッシュ1枚から
『可塑性』カートリッジを制作、しかる後
手すりがあればつたうように、なければ低い姿勢で
手もついて階段をなるべく早く昇る。
鐘楼に着くまでは安全第一、格好を気にしている
場合でもないだろう。

982ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/08/14(日) 19:51:53
>>979-980

「・・・・・恐ろしい力ね」「それなら例え敵が無数の飛び道具を持っていても なんの問題もないもの」

仕込みが必要とはいえ、一方的に自分に有利な環境を作り出す。
今回は『ナツメグ』が敵でなかったことを幸運に思える。これでは狙いを定めることなどできやしなかったろう。

>「撃て! 早く撃て! 殺せッ!!」

「威嚇程度にはなるかしら?」

井上の声に頷き、ひとまずは『ファイア』を『エンジェルズ・ラダー』に撃つ。
パワーは少なくとも『ラヴ・ランゲージ』と同等。ならばスピードはどうだ?
ひとまずは小手調べだ。

また、隣のハマオカの言葉にも質問する。

「バートリー?『血の伯爵夫人』のことかしら?」「・・・ただの水溜りとその『呪いの鏡』になんらかの関係があるの?」

そしてその水溜まりから出でてくるのは、あまりに美しい黒髪の女性。
しかし彼女が纏う雰囲気は、まるで息を潜めた猛獣のようなそれだ。

「・・・・・アレがあなたの若かりし頃というわけね ミス・ハマオカ」

『ナツメグ』のオフクロ発言も気になるが、それは一旦置いておく。
重要なのは、あのヤング・ハマオカはどうやれば消すことができるのか、だ。

983高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/08/15(月) 22:48:46
>>979-980
収まった……

今のは、恐らくハピオルを『ルンクス』から逃がすためのものか。

こちらが行動中であったら確実に強制解除されていただろうことを考えると
早めに状況を知れてよかったと見るべきか。

そして、現れる「その他」であった『何者か』

「年月ってスゴ……あぁいや」

偽物ってことは、この纏う雰囲気をさして
『浜岡さんにもそんな時代があった』というようなものでもなさそうだ。
外見は……多分『ああ』だったんだろうけど。

つまり、能力も

「『ウィンター・ブランケット』が敵に回る…んですね」

浜岡さんが敵に支配され、こちらの数を減らされながら
相手の数が増える、という最悪の予想よりはよかった。
しかしそれでも、こちらは減らなくとも相手は増えたという準最悪であることに変わりはない。

あの汚い水たまりの中から平然と出てきたってことは、そういうことだ。
多分鏡的な物から姿を出せるんだろう。

というか、この口ぶり的に『ナツメグ』の母は
あの偽物なのだろうか。それとも……と浜岡を思い浮かべる。

それはそれとして、立ち上がり今度こそ構えを取る。
発現した直後に椅子を蹴り飛ばせる様に立ち位置を調整。

・今水たまり及び『偽物』との距離はどの程度か。
・『偽物』の体は、水たまりの物と思われる『濡れ』がある?

984井上正『ハッピー・オルガン』:2016/08/18(木) 01:59:25
>>980
【……】

現在、右腕以外は問題なく動く。井上も多少動かしたが、主要な筋肉や血管、関節に問題はない。
敵のパワーとスピードはこちらと同等、腕一本ロクに動かないので、正面からの殴り合いは不利だ。
やはり『道具』が要る。

井上を最速でこちらまで呼び戻す。『ハッピー・オルガン』はその場から動かない。

「ここまで来て内輪揉めか? いい趣味だな」

985『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/08/22(月) 03:01:34
>>981(エイノー)

   シュパ! ──ドシュン!

ティッシュを抜き取り、その一枚から『可塑性』を抜き取った。
新たな『カートリッジ』を手に、エイノーはらせん階段を登り出す。
鳥かごのような構造の階段には手すりがあり、
激痛を通り越し、なかば麻痺し始めたエイノーの足を補助してくれる。


      カン カン カン カン

頭上から降り注ぐ日の光を仰ぎ見ると、
頭上に大きな青銅の鐘が垂れているのが見えた。
鐘からは金属製の長い棒が鐘楼室まで下がっており、
階段を登らずとも、鐘を鳴らせる構造になっている。

だが、今、耳を聾しているのは鐘の音ではない。

 
           パ! ドパァア ──プ

空気を震わせるほどの音量──それは、ラッパの音色。
エイノーの想像が正しければ、『終末』のそれだ。
響きの距離から察して、鐘楼のすぐ傍ではない。


              カン カン カン カン

エイノーの手が、鐘楼に触れる距離まで来た。
鐘楼の周囲は正方形の小部屋で、四方に人が通れるほどの窓がある。
どれも扉の類はなく、開けっ放しの造りだ。
後一歩、上に出れば、その間から、外界の状況も見て取れるはず──

>>982(ウィル)

『フランキー・アヴァロン』の能力の一端に嘆息する。
射撃のみならず、格闘戦でも任意の地震は強力だろう。
足場という条件は、あらゆる戦いにおいて前提とされるのだ。
それを支配する『肉詰め』の能力が味方なのは、
『地上最悪』と呼んでよい敵を前に、心強いとしか言いようがない。

   ──シャキ!

井上の声を受け、ウィルはルンクスの胸に照準を合わせた
『ファイア』の引き金を、無造作に引いた。

                   パスゥ!

大気を貫いた『長針弾』が、まっしぐらに黒人へと放たれる。
人であれば振り向くことすら許さぬ『超高速』。
銃弾を弾けるスタンドですら、
この『ファイア』の針には手を焼いている──
『エンジェルズ・ラダー』の試金石には十分だ。

            カッ キィィン!

果たして、次の刹那に『針弾』を弾き飛ばしたのは、
右手でも左手でもなく──左に傾けたスタンドの『角』だ。
本体同様、股間から喉元までもそり立つそれを、
必要最低限の速度で傾け、『針弾』の軌道を塞いだ。

「ん〜〜っ、
 ナカナカ刺激的な『前戯』じゃねーカ」

──絶妙の対応力とスピード、そして硬度。
初弾にして、ウィルは敵の戦闘力の小手調べに成功する。

浜岡:
「・・・・どっから説明したもんだろうねえ」

水たまりのから現れた美女から視線を外さず、
浜岡は嘆息する。

「『呪いの鏡』ってーのは、隠された本心を映し出して、
 そいつを備えたもう一人の自分を作り出すんだ。
 『深淵』とか呼ばれてるそいつは、
 見かけは鏡映しなんだが、中身は本物と真逆に近くなる。
 もっとも、本音の部分を含むんだから、偽物でもない。
 やっぱりもう一人の自分ってことになるさね」

「『深淵』は鏡の中の住人で、鏡と鏡は繋がってるらしい。
 現実との出入りには大きな鏡や水面が必要で、
 何であれ傍に鏡がなくなると、この世から追い出される。
 ・・・・それ以外は人間と同じさ。
 傷付けば血を流すし、誰でも倒すことが出来る」

「・・・・あたしと同じスタンド使いの『殺し屋』に勝てるなら、だがね。
 あいつのコードネームは『スイート・バイト』。
 自分で言うのもおこがましいが、裏世界じゃ知られた『殺し屋』の名さ。
 今はもう、あたしのじゃないけど・・・・ねぇ」

その『スイート・バイト』もまた、ナツメグと会話を始める。
会話を切り上げ、一気に二人を攻めるか、
それとも情報と事情の聴取を優先するか──選択肢は二つある。

986『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/08/22(月) 03:43:57
>>983(高遠)
ウィルに説明する浜岡の声は、高遠にも届く。
『呪いの鏡』の説明を信用するならば、
眼前に立つ存在は過去の浜岡の鏡像であり、
偽物というよりは、『影の精神を持つ浜岡』ということだろう。

高遠の問いに、浜岡はかすかに笑みを浮かべる。

「・・・・そういうこったね。
 ま、あんたはあたしのスタンドをよく知ってる。
 未知の能力を相手にするよりゃ、やりやすいだろ?
 もっとも、アレは『殺し屋』だった時代のあたしさ。
 『寝具』は全て『永眠』用に使ってくる。
 手加減だとか容赦だとか一切ない相手さ。用心おしよ」

母親はどちらか、と考えた時、ふと高遠は思い出す。
出立前に新妻から聞かされた、浜岡の子供の話を。
『ナツエ』──新妻は娘だと言ったが、
その名は、今、偽物が呼んだものと同じものだ。

ナツメグ:
「その名で呼ぶなつってんだろ〜が。
 オレは『ナツメグ』。そんな女みてーな名前は願い下げだ」

『スイート・バイト』
「夏の恵みで『夏恵』。
 夏に生まれたあんたにはピッタリじゃないか。
 ま、そう名付けたのはあたしじゃない。
 文句があるなら、そこにいる『生みの親』に言えばいいさね」

ズギュ!

今度こそ高遠は『クレモンティーヌ』を発現した。
左脇には椅子列もあり、蹴り飛ばすには申し分ない位置だ。
高遠は音楽に合わせて回転しながら、『鏡の女』を観察する。
倒れた祭壇前、女と水たまりまでは『6m』。
そして女の体に、塗れた様子はない──
水たまりから出てきたように見えたが、一滴として体に浴びてはいない。

>>984(井上)
『ハッピー・オルガン』はともかく、
井上の体は確実に傷付いている。
現時点では強制的に無理をさせているが、
この調子で扱っていれば、遠からず機能に支障を来すだろう。
とはいえ・・・・それを意に介する『ハッピー・オルガン』ではないだろうが。
 
                   バ ババッ

ナツメグと謎の美女がやり取りしている隙を見て、
井上を呼び寄せる。わき目も振らぬダッシュで椅子列を抜け、
『道具』は再び、『ハッピー・オルガン』の手元に戻った。

「内輪揉め?
 あんたらにはそうかもだが、あたしには違うね。
 これは『教育』さ・・・・愛する息子が間違った道に行かないようにね」

『ハッピー・オルガン』と井上の発言を聞きつけ、
美女がこちらを一瞥の後、返答する。
ルンクスは周囲のやり取りを、いかにも楽しそうに聞き入っている・・・・
自分を暗殺しに現れた集団を前にした余裕ではない。
まるで来客を迎える王族の如き鷹揚さだ。

それでいて、ウィルの放った高速弾を、やすやすと防いでのける。
圧倒的に『襲われ慣れている』──それが日常であるかのように。

987『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/08/22(月) 03:49:26
>ALL

周囲の存在を無視したまま、
『スイート・バイト』はおもむろに、『ナツメグ』との交渉を始める。

「率直に言うがねえ、ナツエ。
 失望したのはあたしだって同じさ。
 勝てる相手と勝てない相手は見極めるのが、
 【殺し屋】に求められる重要な資質だと教えたはずだよ」

「状況を見て判断しな。
 アタシはあんたと、もちろんあの女の能力を全て知ってる。
 残りの二人、いや三人だったね。
 そいつらを合わせて、ルンクスに勝てる道理があるのかい?
 私らを教会に閉じ込めたつもりかもしれないが、
 実際に追い詰められてるのは、あんたたちなんだよ。
 両方の戦力をおよそ知ってるあたしが言うんだ、間違いない」

「その証拠に、
 あたしはとっくに司祭室のネズミを見つけてる。
 鏡は何処にだってあるからねぇ。
 でも始末はしないどいてあげた。つまりは、そういうことさ」

『ナツメグ』:
「・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!」

『スイート・バイト』: 
「それにあんた。
 まさか本気で、自分を捨てた母親と一緒に、
 育ての親に歯向かう気かい?
 『ババァは殺す』って口癖みたいに言ってたじゃないか」

「あんたがルンクスをよく思ってないのはわかるよ。
 母親を取られたようなもんだからねえ。
 でも、そんな感情で大局を見誤っちゃあ、まだまだだね。
 ルンクスは遠からず、世界を獲る男だよ。
 女はこの世の半分を占めてる。
 その上に君臨する人間が、王にならない道理がないだろ?」

「さあ・・・・悪いことは言わない。こっちにおいで。
 一緒にあの女と、ついでにおまけをブッ殺してから、
 今後について考えようじゃないか。時間はたっぷりあるんだ」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



                          ド ド ド    ド ド ド ド ド



アルメニアン教会内 地図:

■■■■■■■■■■扉扉■■■■■■■■■■
■□□□エ.□□□□□□□□□□□□□□□□■
■□■■扉■■■■■扉■■■■■■扉■■□■
■□■□□□■□■□□□□■■□□□□■□■
■□■□□□■□■□□□□■■□□□□■□■
■□■□□□扉□■■■■■■■□□□□■□■
■□■□□□■■□□□□□□■□□□□■□■
■□□■■■■■□□祭壇□□■■■■■□□■
■■扉■■■■□□□□ル□□□■■■■扉■■
■□□□□□ナ□□□女水□□□□□浜ウ□□■
■□□□□□□□□□□□□□□□高□□□□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
扉□〓〓〓□〓〓〓〓□□□□〓〓□〓〓〓□扉
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓井ハ〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□〓〓〓□〓〓〓〓□□〓〓〓〓□〓〓〓□■
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■扉扉■■■■■■■■■■

□:約1m×1m ■:壁 〓:椅子
祭壇:倒れている

988エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2016/08/23(火) 19:21:50
>>986-987
『計算違い』はあるとして、当座自分は
あれが『終末のラッパ』とは思っていない。
それなり不都合は起こるとしてそこまで
差し迫って危険ならこの数十秒を
『ルンクス打倒』に費やす賭けをしていただろう。
なので鐘楼に駆け上り鐘の下から出て
まず鐘に『『f・O・Q』でスロットを作成し
『可塑性』カートリッジを装填する。
これでちぎれないまでも鐘は『可塑性』により
自重で真下の階段まで伸びて落ち被さる。
確認して『可塑性』カートリッジ解除、菊川に確認。

「菊川氏『、上を塞ぐ』のはこのあたりで良いだろうか?」

可能な限り不足はフォローするが、次は『天使像』だ。
正直本当にあれが『終末の7回目のラッパ』でない保証はない。

989ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/08/24(水) 23:22:32
>>985

「そうね 次はもっと激しいのがお好みかしら?」

『ルンクス』に対し軽口を叩きながらも、内心、改めて確認する。
この男は、そして『エンジェルズ・ラダー』は『強い』。
あの『三本目の足』も、十分に武器として使える強度とリーチを備えている。
だがそれよりも、針弾を確認し、即座に適した防御に移る判断力。
やはり『地上最悪』は伊達ではない。

「厄介なアイテムね・・・『スタンド』以外にもそんな未知の道具があったとは知らなかったわ」
「その情報からして 私たちはあの『水溜り』を消し去るのが最善の解決策のようね」

若かりしハマオカと同等の戦闘力を持った相手に挑むのは無謀だ。同じく『ルンクス』も相手にしなくてはならない以上。
ただ、あの水溜りは迂闊に触れてはならない。当然敵もそれを利用して来るだろう。
どちらにしろ、楽な道では決してない。

「ミス・ハマオカ・・・わたしにも『ブランケット』を貸してくださる?」「もちろん寝具の方だけれど」

飛び散る『水滴』を自分で防御しなければならない状況を考え、頼む。
幸い『ファイア』の反動はかなり弱い。片手でも扱うのには苦労しない。


「・・・・・ミス・ハマオカ」
「わたしはあなた達の事情は全く知らないから 迂闊なことは言えないわ」
「でも あなたは『ナツメグ』に何も声をかけなくて良いの?」

990井上正『ハッピー・オルガン』:2016/08/25(木) 09:46:16
>>986-987

【どォ〜でもいィ〜〜〜事をグダグダとよォ〜…】

「ビビッちまったって言うんなら」

【「帰ってピザでも食ってろデブ」】

女に向けて猛然と突進、そのままの勢いで鳩尾に向けて蹴りを放つ。パス精AAA
井上は途中で『ハッピー・オルガン』の手を離れ、『水溜まり』の前に跪く、そして…

「オゲーーーーッ! オゲゲゲゲゲゲゲェーッ!」

その中目がけ、猛烈にゲロを吐いた。

目の前にはルンクスがいるだろうが、まぁ俺以外誰も動いてないっていうんだったら順当に死ぬだろうな。

991高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/08/26(金) 20:44:26
>>987
待って。

もう衝撃ばっかで待って。
整理させて、混乱するから。


便宜上『深淵』とそのまま呼ぼう。そいつは昔の浜岡さんの外見に、
捨てていた本音や影の側面をもつ『殺し屋』で、
浜岡さんの子は『セージ』ではなく『ナツメグ』で
(確かに悪感情を込めて母親をババア呼ばわりはある事だ。思ってた線とは全く違ったが)
ナツメグはなんかわからない経緯で浜岡さんが捨てるなりして『深淵』の手にわたって育てられた…?

セージは……ナツメグの態度を吸収して浜岡さんに食ってかかっていたって事なのだろうか。

で、菊川さんのことについても『深淵』の奴は知っていて見逃し
それや普段の言動を餌にナツメグの抗戦意志をへし折って、より確実に殺そうってか。

OK、多分こんなところか。


しかし、だ。

この場には他の者達もいて、もちろんターゲットである『ルンクス』も居て、
そこに向かって『ハッピー・オルガン』が動きたそうにしている以上

『護り屋』が動かないわけにはいかないんですよ。

あいにく遠距離に対してはシンプルな行動しか出来ない。
椅子の端(今から蹴る箇所)がルンクスめがけて、地図で言う逆時計に回転しながら飛んで行くように蹴り、飛ばす。 パス精ABB
狙いは中から下段。あまり上には飛ばないよう。

「……部外者から一つ、余計なことを言うとしたらさ。
 殺したいんだったら自分の手『だけ』でしたらどうなの『ナツメグ』!」

992『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/09/01(木) 18:37:39
>>988(エイノー)

小部屋に鎮座する鐘楼にスロットを設け、
ティッシュから得た『可塑性』を与える。

──が、鐘にさしたる変化はない。
『可塑性』とは、
力を加えられた物質が変化し、そのままの状態となる性質のことだ。
鐘の材質である青銅でも、ティッシュのパルプでも、
その点において、極端な違いはない・・・・
『強度』が変わるわけでもないので、落下もしない。

(──鐘を落として塞いでくれれば、それで十分だよ)

柱に耳をつけると、菊川の声が届いた。

同時に、石像の『天使』の姿が目に入る。
ラッパを手にしたそれは、すでに石像とは思えない
生々しい姿を得ている──両翼は本物の羽毛のようだ。

             バサッ バサッ

体に比べ、物理的には明らかに小さなその羽を羽ばたかせながら、
宙空で制止している──エイノーと同高度。距離は『8m』。
こちらに気付いているのは明らかだが、
現時点で、動く様子はない・・・・ラッパを奏でるのみだ。

(──下もね。結構厄介なことになってきたよ。
 一番は、ぼくについてなんだけどね)


>>989(ウィル)

浜岡:
「スタンドってのは、道具に宿るものもあるのさ。
 中世貴族ってのは、厄介な連中が多かったらしいねえ」

軽口を叩く浜岡だが、鏡映しの『深淵』から、
一時たりとも目を離さないでいる。

「あの水たまりは危険だし、排除すべきだけどね。
 出てきちまった『深淵』は、鏡を壊しても消えたりしない。
 それより、『深淵』の持ってる『鏡』を奪うことさね。
 傍に鏡があるか、『鏡』を身に帯びてないと、
 連中は『こちら』には居続けられないのさ・・・・
 よく観察おし、ウィル。鏡ならおまえさんの『銃』で壊せる」

「ブランケットかい・・・・交換条件になるがいいかい?
 実は、あたしの『寝具』は『3つ』までしか出せない。
 両手に『1つづつ』と、視界『5m』内に『1つ』──こっちは『奥の手』さ。
 上の女に一枚使ってるから、それをあんたに貸そう。
 代わりに──」

                フシュ!

シャンデリアに引っかかった毛布が消え、半裸の女が姿を現した。

「その女を、動けないようにしといておくれ」

高さ『4m』ばかりから、
女は力なく腕をぶら下げ、ずるりと落下してくる──

993『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/09/01(木) 19:38:22
>>990(井上)

『ナツメグ』:
「・・・・・・ク・・・・・・・ソ、が・・・・ッ」

『ハッピー・オルガン』の悪態にすら応じられぬまま、
ナツメグの巨体は、その場を動かぬ彫像と化した。
育ての母と戦うか、それとも『裏切る』か──
即座に決められないことは、
一行にとって幸運か、それとも悪夢なのか。

ただ一つ、間違いなく言えるのは、
ルンクス側は労せずして、戦士一人分の戦力を、
一行から削ることに成功した、ということだ。
『ナツメグ』が悩み、動きが取れぬ間にも、
当然の如く『ハッピー・オルガン』は動き、戦いを仕向ける。


        ────ビュ バッ!

猛然と『深淵』に距離を詰めながら、
武器の様に持った井上を水たまり傍に投げ落とす。
四つん這いになった井上が、犬のように大口を開けると同時に、
『ハッピー・オルガン』は深淵を護るスタンド、『熊頭の戦士』に向かって、
中段蹴りを繰り出す──
直撃すれば、背中を突き破った背骨が、天井に激突するような代物だった。

    ク  クン

如才なく女のスタンドが両掌を広げ、防御の構えを取る。
遅い──スピードは人間程度だが、構えに入るのが早い。
蹴りを繰り出すと同時に、狙った箇所に手が移動している。
予知じみた『予測』が、スピード差を埋めているのがわかった。

だが──

               ズギュ! バウゥン

蹴りが命中するよりなお早く、
広げた掌に出現した、真っ黒な『壁』は『予想外』だった。

高さは『2m』。左右にも長いその『壁』は、
『ハッピー・オルガン』の視界から女とスタンドを完全に隠し、

            ドッ ゴォォオオ!!

天も貫けとばかりに叩き込まれた蹴りを受け止め、
同時にひしゃげて折れ曲がりながら、
その勢いをもって、左右から『押し寄せて』きた!(パスA)

                     グ ォ  ォォ オオン !!

四つん這いだった井上もその範疇だ。
態勢的にも逃げようなく、迫る壁に引っかけられる。
『壁』の幅は確実に『2m』以上ある──

予想外の『カウンター』を避けるすべは、さしもの『ハッピー・オルガン』とてない。
それが予想外かつ、自身の攻撃の力を転化して行われれば、なおのことだ。


        バッ チィィィ ────ィン!!!

井上と『ハッピー・オルガン』。
主従を逆とする本体とスタンドは、折れ曲がった『壁』の中で、
仲良く『サンドイッチ』と化した。

『深淵』:
「・・・・『スイート・バイト』!
 あたしの仇名の由来になった技さね」

994『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/09/01(木) 19:38:59
>>991(高遠)
衝撃的な展開に頭が追い付かない。
だが、直感はある──今の自分の理解で、おそらく正解だ。

とはいえ、今まさに、戦いは火ぶたを切って落とされたところだ。
深く考えている余裕はない──
血に飢えた『ハッピー・オルガン』が味方ならば、なおのことだ。


        ── ♪
                 グ ルン
                                 バッ キャア!!


目星をつけていた長椅子の横腹に、回転を乗せた蹴りを叩き込む!
爪先に引っかけるようにして狙いをつけたそれは、
凄まじいスピードで回転しながら、まっしぐらにルンクスへと放たれた!
蹴りによる狙いは『クレモンティーヌ』の職能ではないが、
今回はうまくいった──弾道は足から腹部にかけて。狙い通りだ。


          ギャン ギャンギャンギャンギャン──!

「次の贈り物は、こっちカ?」

だが──、やはり。
本体の呑気な台詞とともに、『エンジェルズ・ラダー』が応じて来る。


  ギャンギャンギャン──z_____________
                                         ガッ! キィィイ

サッカーでパスを受けるように無造作に、
馬頭のスタンドは片足で荒れ狂う長椅子を止めて見せた。
それも、弾くより防ぐより困難な応対──床と足の間に挟んで、『キャッチ』した!
高度な精密性もさることながら、
『クレモンティーヌ』に匹敵するパワーがなければ、こんな対処は『不可能』だろう。

見れば、突っ込んだ『ハッピー・オルガン』は、
いつのまにか出現した大型の黒い『パイプベッド』に、井上もろとも挟まれている。
中央で折り曲げ、収納できるタイプのものだろう。
『破壊不可能』な物質で捕縛される──その危険を、高遠は身をもって知っている。

 
          ゴ    ゴ             ゴ ゴ ゴ

                  ゴ   ゴ

「ところで、『スイート・バイト』。
 さっきの『ネズミ』の話がジョークでないなら、
 放置しておくのはオレの流儀じゃアないな」

「あら、そうだったのかい?」

「こいつらはここで潰しておくにしても、万が一がある。
 逃げ道をあえて塞いでおく必要はない。
 『ネズミ』は潰しておくとしよう。おまえ、やれるか?」

「無理さね。あの部屋に大きな鏡はなかったよ」

「なら・・・・『新婚』のあいつに来てもらうしかねェな。
 おまえは気に入らないだろうが・・・・な」 
 

                                 ゴ  ゴ    ゴ ゴ       ゴ ゴ 


             
                                        (TO BE CONTINUED)

995『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/09/01(木) 19:42:52
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