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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

532小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/29(木) 03:17:24
>>529(愛川)
>>530(GM)

(し……しまった! 液蜘蛛じゃあ間に合わない……
 こ、これなら、結局のところ命令の替え損ではないか!)

狂乱して叫ぶ愛川。
紫を襲うカバ。命令は自分の失策だ。替えたのは愛川だが。

      ・・・・小角は焦る。

「き……きみになぜそこまで言われなきゃならないんだ!!」

     「少しは自分で考えれば分かるだろう!?
      す、スヴァルトをどうにかするしかないっ!
      ……きみのスタンドともども、少しはだなぁっ!」

非は自分にもある。しかし――愛川に叫び返す。
そこまで言われる筋合いはない、そう思って、抑えられない。

「くそっ、ウィルくんには悪いが……
 もうルンクスを調べている場合じゃあない!」

          「……テーマ変更だ!」

もうこうなったら、ルンクスは二の次としか言いようがない。
依頼も大事だが、依頼を達成するための環境作りも大事なのだ。

「テーマは『現在のスヴァルトの居場所について』!
 そして質問、『スヴァルトは現在、この秋映学園内のどこかにいる』!?」

もちろんスヴァルトとは小角が知るヤング・ダイヤモンドの一人で、今の敵だ。
つまるところ、そのスヴァルトがこの学園内にいるか・いないか。

極めて原始的で、シンプルな質問だ。いないなら本格的に手詰まり。
これだけ激しい攻撃に晒されながら、一体何の調査が出来るというのか。
つまり、もしいるならば、この戦力でスヴァルトを打ち破るしか道はないだろう。


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