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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

534紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/10/29(木) 03:26:52
>>530(GM)

……頑丈な教室なら、そもそもカバやサイであろうと一撃で壁を破壊できるのか、という疑問もある。
やはり、『スタンド生物』として、色々と差っ引いて考える必要はあるだろう。
とはいえ基本的な性質は変わらないとも思うが。
例えば――――

       「来た来た来た来た……!」

   「ええ、ええ、ご存知ですとも。
    サバンナで最も強い動物はなにか? その論争に必ず挙げられる猛獣『カバ』ッ!
    巨体、怪力、強靭な皮膚、見かけによらぬ俊敏さ……知識として、知ってはいます」


        「ですが、諦めはしません」


      「ええ、ええ! 何度でも言いましょうッ!
       この私は――――ハッキリ言って、『名探偵』ですのでッ!」


――――動物は、両目を潰されれば前が見えない!
というわけで再び発砲、突進してくるカバのもう片方の目を撃ち抜き、西側に跳んで回避する。
視界を完全に潰されれば、後は暴れるしかできないはずだ。スヴァルトも『制御不能』であるらしいし。
そういうわけで、視界を失った状態の単調な突進であれば回避は容易なはず。
もちろん、怒りに任せて暴れられるだけでも十分脅威だが……ひとまず、今この場の回避には関係ない。
どうやら『踊り子』は再び舞台に上がったらしいし。『時間稼ぎ』の任は、ひとまず果たせただろう。

        「おかげでスタンド戦に『実銃』持ち出すハメになってますがね!
         まっ、その辺の外連味のなさはどうかご容赦願いたい!」

ついでにちょっとブラフ。
『銃』は持参の物であると、そう主張しておく。そう見えるように動いていたつもりだ。


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