[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
565
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/04(水) 01:00:15
>>554
(エイノー)
隣室の穴から聞こえるように、危険を伝える。
元いた会議室の方からも、争う音は聞こえている。
言うまでもない・・・・というところかもしれない。
ズギュ!
壁と床の間に手を伸ばし、
二つの『硬度』カートリッジを取り出した。
>>566
(青田)
ズギュ! ヒュッ
『携帯アンテナ』を発現し、投げつける青田。
ほぼ同時に左に跳び、転がるようにして距離を取る。
当然、『モナ・リザ』の視界を頼りにした行動だったが・・・・
その『視界』に現れた、奇妙な現象に目を瞠る。
『携帯アンテナ』は、意外なほど精確に『モナ・リザ』の顔(左目)に向かった。
同時に、『モナ・リザ』の視界が切り替わった。
右目は青田を捉えた正面のままだが、
左目は完全に別方向──青田から見て右方向の壁を映したのだ。
『カメレオン』のように独立した目の動きをさせれば、
こんな視界になるだろうか──?
ともあれ、視界は一瞬で元に戻り、
『モナ・リザ』は対応の手間を一切かけず、前に進む。
「あなた・・・・『見えて』いますね」
ザッ ザッ ザッ
キキ キキ
左に避けた青田を追って・・・・ではない。
青田の後方にある、ガラス壁に向かって、だ。
互いの距離は──『5m』。
──ガラス壁──
↑
モ →青
>>559
(小角)
愛川は『スクリーミング・アウト・ラウド』を発現した。
『命令』を拒んだ『液蜘蛛』は、スヴァルト本体に向かうだろう。
その間は、敵の攻撃は手薄になるはず・・・・
そう踏んだ小角は、テーマを再度変更。
ルンクスの居場所を再度追うべく、テーマを『小角 宝梦の思考』とする。
>『私が今考えている『この推理』は正しいか?』
>【ルンクスが明日訪れる予定なのは『花嫁』か、花嫁ではないにせよ特定の『人』の居る所。
> 黄金町内の特定の『場所』を訪れる予定があるわけではなく、あくまでその人の動き次第である。】
ルルル・・・・
──『NO』。
小角の『推理』は、当たっていないようだ。
>>562
(紫)
壁に群がる『50匹』ばかりのチンパンジー。
その状況への恐怖より先に、複数の疑問が生まれたのは探偵の性か。
確かに、この数がいれば、確実に小角らを襲えるはずだ・・・・
「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」
文字通り、血の出るような叫びで警告を発する紫。
その声が聞こえたかのように、猿たちが動き出す。
スッ スッ スッ
一匹、二匹、三匹・・・・滑らかな動きで、
壁の穴から会議室に侵入していく!
紫の疑問の一つは、これで証明された・・・・
待機しか出来ないわけではないらしい。
ゥ オォ オオオオオオ ン
安楽椅子は風を切り、教授棟の上へと向かう。
チンパンジーはまだまだ残っているが、何かしてくる気配はない。
4階を過ぎると、そこは屋上だ。鉄柵に囲まれており、人も猿もいない。
屋上の上を通過し、一階の青田に合流しようとした、その時だ。
紫は、屋上から空を、自分を見上げる男の存在に気が付いた。
やや色の薄い黒人だ。
長身に灰色のスーツを纏い、背筋を伸ばした様は軍人のよう。
──いや、明らかにおかしい。
屋上は今しも確認したのだ。人も猿もいなかった、はずなのだ。
『10m』は下にいるだろう、男の姿に新たな疑問を浮かべた時、
「──『小角 宝梦』は、まだ生きているか?」
──力強い声が、『すぐ耳元』で尋ねてきた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板