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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
168
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/09/11(金) 01:10:48
>>162
(エイノー)
──カシュ!
扉に設けた『スロット』に、
『透過』カートリッジを差し込んだ。
同時に扉の色が消え、『無色透明』に変わる。
青田の設置した『アンテナ』が扉を塞いでいるが、
隙間からでも、十分、謎の来訪者の姿は確認できる──
それは、緑のベレー帽を被った白髪の女性だ。
年のころは女子大生くらいだろうか。
しきりに肩を払っているのは、
何か上から水でも被ったかのように思われる。
その顔に、見覚えはない・・・・
>>163
>>166
(愛川)
『液蜘蛛』を実践で使う機会は、これまで少なかった。
まだまだ工夫のしようがあるかもしれない。
その為には、『液蜘蛛』を知る『命令者』が必須なのが、
愛川のスタンドの厄介なところだが・・・・
そして、エイノーの能力であろう、
透明になった扉を見やる愛川。
立っているのは、緑のベレー帽を被った白髪の女性だ。
年のころは女子大生くらいだろうか。
しきりに肩を払っているのは、
解除した『液蜘蛛』が、頭から降ってきたからに違いない。
その顔に、見覚えはない・・・・
>>165
(青田)
ギュギュ! ギュンッ
手足に『1m』ばかりの『アンテナ』を設置した。
共有する『視覚』で、透過した扉の向うを見る。
立っているのは、緑のベレー帽を被った白髪の女性だ。
年のころは女子大生くらいだろうか。
しきりに肩を払うその顔には、見覚えがある・・・・
『月』が落ちてきた、あの夜。
スタンドともに『踊り』、『核』を目指した一人──
>>167
(小角)
紫に再度連絡すべく、スマホを取り出す小角。
少しだけ待つよう、重ねて声をかけながら、
透過した扉の向うを確認する。
立っているのは、緑のベレー帽を被った白髪の女性だ。
年のころは女子大生くらいだろうか。
しきりに肩を払うその顔には、見覚えがある・・・・
『月』が落ちてきた、あの夜。
炎を巻いて踊り続けていた、スタンド使い──
名前を思い出す・・・・『高遠 嶺』だ!
RRR・・・・
同時に、取り出した携帯に、電話がかかってきた。
相手の名前は不明。『非表示』だ。
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