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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

982ウィル『ヴェノム&ファイア』:2016/08/14(日) 19:51:53
>>979-980

「・・・・・恐ろしい力ね」「それなら例え敵が無数の飛び道具を持っていても なんの問題もないもの」

仕込みが必要とはいえ、一方的に自分に有利な環境を作り出す。
今回は『ナツメグ』が敵でなかったことを幸運に思える。これでは狙いを定めることなどできやしなかったろう。

>「撃て! 早く撃て! 殺せッ!!」

「威嚇程度にはなるかしら?」

井上の声に頷き、ひとまずは『ファイア』を『エンジェルズ・ラダー』に撃つ。
パワーは少なくとも『ラヴ・ランゲージ』と同等。ならばスピードはどうだ?
ひとまずは小手調べだ。

また、隣のハマオカの言葉にも質問する。

「バートリー?『血の伯爵夫人』のことかしら?」「・・・ただの水溜りとその『呪いの鏡』になんらかの関係があるの?」

そしてその水溜まりから出でてくるのは、あまりに美しい黒髪の女性。
しかし彼女が纏う雰囲気は、まるで息を潜めた猛獣のようなそれだ。

「・・・・・アレがあなたの若かりし頃というわけね ミス・ハマオカ」

『ナツメグ』のオフクロ発言も気になるが、それは一旦置いておく。
重要なのは、あのヤング・ハマオカはどうやれば消すことができるのか、だ。


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