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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
586
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/07(土) 23:41:31
>>583
(紫)
「・・・・上手いことを言うな。
『探偵』を辞めても、『詩人』になれそうだ」
フライスは顔を上げ、紫を見上げる。
耳元の声が、男のものであることは間違いないようだ。
「・・・・『保留』。
・・・・・・・・・・・・・フ、確かに」
「『正解』を求める余り、手を止めてしまうのは悪い癖だ。
アーントにもいつも言われる。
料理が下手なのは、そのせいだと」
「ひとまず、スヴァルトを止める。
『火種』をどうするかは、その後で考える。
今の正解は『それ』だ・・・・『そうするとしよう』」
男が屋上を歩き始めた。
方向は紫が来た側、穴の開いた壁の、その上へと。
そして紫は目撃する──
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
『鉄格子』で編まれたような、屈強な人型のヴィジョン。
空洞でありながら、圧倒的な力強さを感じさせる。
フライスの傍らに発現する、そのスタンドを。
「礼代わりに教えておこう。
下にいるルンクスの『嫁』なら、大丈夫だ。
この場所には、もう一人向かっている。
・・・・『あいつ』は、ルンクスを心底から嫌っている」
>>584
(青田)
シキュ!
青田は咄嗟に『モナ・リザ』送信の視覚情報をカットする。
閃きに似た推理だ。
正解かどうかはわからないが、持てるチップを注ぎ込む。
「……!?しまった、硝子に映ってッ!」
声に出しながら、右手で床に絵を描き始める。
転がった瓦礫をタイルに突き立て、原始人のように、だ。
「やはり、『見て』いましたね」
キキ キキキキキ
『モナ・リザ』が嫣然とつぶやき、接近してくる。
ポールが床を引っ掻く不愉快な音。アンテナの位置情報。
両方から確実にわかる・・・・床を見る青田の正面に、立ちはだかった。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「『羽虫』の一匹であれ、私と御主人様の邪魔は許しません。
その絵は、『地獄』で完成させなさい」
キンッ
ポールの先端が、床を離れる・・・・
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