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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

615『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/10(火) 01:33:33
>>609(青田)
「……………………」

アーントが、悲しそうに目を伏せる。
明らかな落胆が、その表情に感じられた。

「……そうですね。
 『花嫁』を仕留めてくれたお礼に、それだけは答えましょう。
 どちらも『NO』──それ以上の情報は出せません」

「足止めは無駄ですよ。
 上にはもうフライスが来ています。スヴァルトも」

「…………青田さん。
 スヴァルトやルンクスを信用しないのは当然ですが、
 フライス……いえ、私のことだけは……
 無理を承知ですが……その、『信用』してもらえません……か?」

このやりとりは、レコーダーによって、
仲間たちに送り届けられるはずだ。

>>610(エイノー)
「まさか」

フロイスの目が、部屋の扉を射る。

「すぐにも来る」

                    ガチャリ

予言めいた言葉の直後、新たな黒人が姿を現した。
アフロヘアに精悍な顔立ち。
弓のようにしなやかで、細身の長身。
その顔は、これ以上ないほどの『怒り』に彩られている。

「──これは『当然の判断』だぞ、フライス」

「ルンクスに小角は渡せねェ。
 他の誰にもだ。なら、殺すか、オレが管理するしない。
 『ヨハネス』を第一に考えるおまえなら、結論は同じはずだ」

「それとも──欲しくなったのか?おまえ自身が?」

開いた扉を肩で押さえたまま、男が凄む。
間違いない・・・・この声、この動作。
『猛獣』を送り込んだ男──スヴァルトだ。

>>611(紫)
「意思で願いが叶うなら、敗残者はこの世にいない。
 意思と知恵、そして力が必要となる・・・・それが『現実』」

「『向かう意思』ならば、我々の方が強い。
 海を渡り、この町までやってきた我々には、
 『対応者』より強い『意思』がある・・・・生き延びる為の『覚悟』がある」

「今、追い詰められているのはどちらか。
 これは火を見るより明らかに思うが、
 君の目には、『違う景色』が見えるのか?」

フロイスは淡々の応じる。
そこに現れた、アフロヘアの男。
その声、口調──スヴァルトだ。

壁と扉、二方向を『ヨハネスブルグ』に抑えられた形となる。

>>612(高遠)
「これから決めることになる」

フライスの返答。
そこに、扉を開けて入ってくるスヴァルト。
高遠は、前後を『ヨハネスブルグ』に挟まれる。

>>613(小角)
フライス:
「これは、私の持つ情報からの推測に過ぎないが」

「おまえの『ジニ』における『テーマ』とは、
 調べるジャンルを絞り込む為のもの。
 自らに『制限』をかけることで、能力を維持している」

「だが、『自分の推理』という『テーマ』は、全てを内包する。
 おまえが推理し、想像するならば、何でも調べられる。
 これ以上に枠の大きな『テーマ』は存在しない」

「つまり、今の『テーマ』を替えることはもう出来ない。
 『一週間』だったな・・・・
 『今』、調査を終えなければ、能力は使えないということだ」

「無論、私の推理は間違っているかもしれない。
 そう思うなら、試してみるのもいい」

>【ルンクスの病院に近い拠点は、地下に存在する】

ルルル・・・・
                   ──『YES』


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