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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

930ロンパリ『落伍人』:2016/06/17(金) 07:10:49
>>926(レス遅れ失礼)

 >ジクンッ

(……)

胸に芽生える、むず痒いような小さな痛み。思い当たるものは……

『血液』 『死体』 『拳銃』……。

「……ァあ あん時>>911 力」

 確かに、あの時『血まみれの拳銃』に触れた。
死体から起きたスタンド現象 『エンジェルズ・ラダー』の力との関係性を
考えれば。いま、このロンパリの体は……。

 「  ク   ククッ   それでモ良い」

 だが、構わん。マンティコアは嗤う。
拳銃は必要だった。 あの時ナツメグ等と同行して教会へと乗り込まなかったのは
俺の意思であり 才れは そう決意して行動した結果だ。

 例え、あと少し。猶予がなく『花嫁』化がするとしても。その間までに
ルンクスを刈り取る事が出来れば。この胸の疼きは収まる。

 「……さテ   やノレか」

 生垣より少し距離を開け、スタンド看板を構え腰を低くし
近づいてくる物音の場所に視線を払う。

 とにもかくにも。『護衛』は消さなければならない。菊川の能力が
防壁に長けてる事は把握するも。それを突破しウィル等の背後を
狙える能力がないとは言い切れない。ならばするべき事ハ決まってる。

 「さァ 『一番乗り』ダ」

 ここでルンクスの『護衛』であろう生垣から向かってくる。敵を倒す。
それが俺のするべき事。


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