[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
604
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/11/09(月) 03:14:00
>>602
「…………激戦で、あったようですね」
自分がいれば……何か変わっただろうか?
否、何も変わるまい。戦闘で大きく貢献できる能力でもない。
だが、応急手当程度はできる。椅子に乗ったまま愛川の近くまで移動し、椅子から下りる。
そして『ソーンダイク博士』を『降臨』させ、そのまま『憑依』――――彼の『医学知識』を獲得する。
『ソーンダイク博士』、本名ジョン・イヴリン・ソーンダイクは高度な医学知識によって調査を行う、『科学捜査』の開祖とも言える存在だ。
彼の医学知識であれば、手当に手間取ることはあるまい。適切な処置を『知る』ことができるはずだ。
(探偵詳細:ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AF)
ひとまず包帯は自分の服などでどうにかするとして、道具の『獲得』による処置は最後の手段とする。
なぜなら、『獲得』で得た道具は解除の際に消えてしまうからだ。それではあまり意味がない。
どうせ本格的な治療は救急車を呼ぶ必要があるとはいえ、ここで手当てをしなければそれも間に合うか怪しいところだ。
自分の腕や胸も痛むが、命にかかわるほどでもない。
「―――――それは愚問ですよ、『Mr.フライス』」
そうして治療の準備を進めながら、視線も向けずに口を挟もう。
「『問う』ことにこそ意味がある。
その行いは、必ず『真実』を引き寄せる。
そしてそもそも、そうしなくては生きていけない。それが、『名探偵』という生き物です」
ある名探偵はこう言った。『名探偵とは存在であり、意志である』と。
事件を解決するための『デウス・エクス・マキナ』。あるいはそれを引き寄せるためのランドマーク。
それが『名探偵』であると、紫斜六は信仰する。そういう、『赤い夢』を見ているから。
あの日、初めて出会った日、小角宝梦は『名探偵になりたい』と言った。
その『意志』は、真実を追い求めるという意志は、『刺青』に固めて込めたと。
ならば何も心配することは無い。彼女もまた、『名探偵』なのだから。
「『一歩』」
「それが如何なる一歩であっても……それが『無意味』であることなどあり得ない。
例え、調査が空振りに終わろうとも。例え、何も見つけることができなくとも。
例え、一見して全てが失敗と破滅に満ちているように見えたとしても」
「そこに『名探偵』がいる限り、全ては白日の下に晒される運命にある」「ただそれだけの話です」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板