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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

516愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/10/28(水) 00:17:22
>>514(GM)

「(まあ、わたしが何かしなくても、エイノーさんたちは強いから、みんな敵なんて倒しちゃうんだろうな……)」

そのとき、凄まじい轟音が響いた。

「エイノーさんたちが、また敵を倒したようですね。
 でも何も、壁を壊して出て行かなくたっていいのに。それだけ青田さんを急いで助けたいんですねえ」

ボーッとしたまま、どこか現実味のないように音を聞き流す。
ここまでのパワーがある彼らが青田を助けに行ってくれるのなら、貧弱な液蜘蛛でも微力な手助けとなってくれるだろう。

そのとき、紫の『質問』の答えが出た。
探偵が消えてしまったので、次は愛川の番だ。

「『ルンクスは明日、黄金町地図の上半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』がNOで
 『ルンクスは明日、黄金町地図の下半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』もNO……?
 つまり、黄金町のどこかに訪れる予定は立ててないということですね」

「あれ? でも前の質問では『ルンクスは今現在、明日にどこかを訪れるという予定を立てている?』がYESで
 『ルンクスは現時点で、明日に黄金町の外に出る予定を立てているか?』がNOでしたよね?」

「『黄金町のどこかに訪れる予定』があって、それは地図の上半分でも下半分でもない。
 どういうことでしょう?」

紫と小角はこの点について愛川が何か言うまでもなく疑問に思っているかもしれないが
質問の前に意見を聞いておく。


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