したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

949『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/05(火) 00:34:01
>>947(高遠)
ルンクス:
「んん〜〜〜、いいねェ。
 そういう女をかしづかせるのが、雄の醍醐味ってモンだ。
 オレの『好み』からは外れるが、高遠・・・・だったか?
  
 ・・・・俄然、興味が出てきたゼ」

舌なめずりするルンクスの台詞は、
一瞬で高遠の背筋を駆け抜け、全身に鳥肌を広げた。

(──ナツメグは、今、そっちに行くよ。
 教会に『肉』を詰め終えたからね。
 じき左側の扉から合流してくるよ。
 ぼくを『護る』気は、ないみたい)

(──地図を描くのは無理だけど、
 大雑把にいうと、左の扉から右の扉に通路があって、
 左から順に、告解室、鐘楼室、司祭室と並んでる。
 穴があるのは告解室。ぼくは司祭室に隠れてる。
 鐘楼室にはらせん階段があって、鐘楼塔に昇れるよ。
 扉は、通路の北側に一つ)

(──合図は、じゃあさっきの『鐘』にしておこう)

周囲を見回すが、柱の類は存在しない。
外周にある柱が、建物を支える構造なのだろう。

隠れるならば、並んだ長椅子の陰がまず目につく。
ヴァージンロードを避ければ、ほとんどがルンクスの死角だ。
同じ考えであろうウィルが、浜岡とともに、右手壁方向へ向かい始めた。
高遠もひとまず、身を沈め、長椅子の背に身を隠した。

ルンクスの状況は、全て目に入っている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板