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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

764『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/02/28(日) 00:30:45
>>755(高遠)

スヴァルト:
「──『アルメニアン教会』。
 奴は明日、そこで『挙式』の予定だ。
 シンガポールの要人の娘とな」

>>756(井上)
空を見上げ、来るべき殺戮の予感に
身を震わせる『ハッピー・オルガン』。

「シンガポールは金融と貿易で栄える国だ。
 文化も食い物も、あのクソ狭い土地に山と盛られてる。
 中華とマレーシア人が多いが、人種は多種多様だ」

「つーまり、美味いもんは選び放題ってこった。
 生き残りさえすれば・・・な」

口元をごしごしと擦ると、『ナツメグ』はそう言い残し、機内に入った。
井上に対しては、

「オレぁオマエより、オマエのスタンドのが気ぃ合うぜ」

などと宣いながら。

>>759(エイノー)

機内は旅客機ほどではないが、
10名までであれば十分なほどに広く、快適だ。
座席は向きを自由に変えられる仕組みで、
倒せば寝床に、向き合えば会議室にも使える。

「──やあ。初めまして」

エイノーの後に乗り込んだのは、
『ヨーダ』の仮面を被った青年だ。
服装と体格から男だと思われるが、当然顔はわからない。
ひょろりと背が高く、そして細い。
肉体労働には明らかに不向きな人材だった。

「ぼくの名は『菊川』。
 【護り屋】の一人ってことでいいと思うよ。
 一緒に戦うことはないと思うけど、どうぞよろしく」

慇懃に頭を下げてきた。

>>760>>762(ウィル)
浜岡:
「期待してるよ。
 一緒に、『悪い魔法使い』を暖炉にブチ込もう」

浜岡は片目を閉じ、タラップを上がって行った。

エルガマル:
「ま、そういうこッた。
 ルンクスの手先に堕ちたおまえさんは、
 他の誰よりも危険で厄介な敵になるからな」

ウィルはロンパリと言葉をやりとりし、
他に続いて、小型機のタラップを登っていく。

「それじャア──『よい旅を』」

エルガマルが、茶目っ気を含んだ『敬礼』を見せた。

>>761>>763(ロンパリ)

ウィルとは因縁浅からぬ縁がある。
『ヨハネスブルグ』を追う間に知り合った間柄だが、
危険な旅の前に忠告を残す感情が、マンティコアにはあった。

周囲を見回すが、ロンパリを奇異な目で見る者はいれど、
ウィルをそういった目で見る者はいない。
滑走路にはすでに人気は見当たらず、
離陸の準備が整ったことを暗に告げていた。

小型旅客機に、次々と『征伐隊』が乗り込んでいく。
怪物のような白いスタンドが、
遊園地の子供のように、飛行機の天蓋にまたがっているのが見えた。


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