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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

483『小角 宝梦は火種となる』:2015/10/22(木) 01:41:21
>>475>>477(エイノー)
立ち上がり、隣室のスピーカーに向かうエイノー。
扉傍の天井に設置されたそれに、
スタンドの手を延ばそうとした時──

                         ドコドン!

太鼓の音色がひときわ高まるとともに、
『音楽』ではない、擦れるような異音を感じ取る。

          カサ カサカサ カサッ

スピーカーからだが、スピーカーからではない。
異音の発生源が、スピーカーの裏側から現れ出る。
小柄な姿は、驚くほど数多い・・・・
小さな『鋏』で威嚇し、凶悪な形状の『尾』を構えている・・・・

──『蠍』だ!
スピーカーの裏から、次々と壁に広がり──

      ポ ト
                 パ  タ タタタタタタ・・・・!

そして、雨のように落ちてきた。
真下には『フィストフル』──そしてエイノーも範囲内だ!

>>476(愛川)
「え、詳──」
           プツ

カズに一方的に伝えると、電話を切った。
すぐにもリダイヤルがかかってくるが──

>>478(高遠)
再度、エイノーのいる隣室に戻るが、扉は逃げた者の手で閉じられていた。
こちらにも部屋に絵画の類はないが、
来る途中、廊下には扉と交互に額縁が飾られていた覚えがある。
興味がなく、特に内容は覚えていないが、名画の模写の類だった。

高遠はそこで、エイノーを襲う無数の『蠍』を見る。
クレモンティーヌは発現していない。
穴から扉までは『4m』ほどの距離だが、
中央に置かれた会議机が邪魔で途中に踊るスペースがない・・・・!

>>479(小角)
戦いの場に身を置いたことなど、ほとんどない。
本物の犯罪者や悪党と対峙したことも、数えるほどだろう。
だが、そんな小角にも、肌で理解させる『本気』を、その声は帯びていた。

「・・・・保証?
 保証すれば信じられるのか?」

声の主──スヴァルトにとって、おそらくこれは『脅し』ですらない。
今日のクラスの時間割よりも至って当たり前の現実。
抵抗されたり、逃げられることなど、微塵も想定していない・・・・
もしくは、想定内で対応できる『絶対の自信』。
加えて、人の命を奪うことへの寸毫の躊躇いもない精神が、
その声の『凄み』には感じられる・・・・
この男に『命乞い』をするのは、
担任に「一限目は自習にしてくれ」というようなものだろう。

「オレは『どちらでもいい』。
 おまえの『ジニ』があれば便利だろうが、
 信用する気はまるでない・・・・『使い捨て』だ。

 おまえが選べるのは、『今死ぬか』『役に立って死ぬか』の二つだけだ」

「即答する必要はない。
 誰か死ななければ、わからんのだろう?
 『日本人』というのは、撃たれなければ決断できないようだからな」


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