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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
607
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/11/09(月) 22:57:48
>>602
(GM)
ルルル・・・・
『YES』
愛川の身は心配だ。
しかし調査を止めるわけにはいかない。
だからこそ、スマホを片手で取り出そうと――
・・・・その時。
「め、名探偵どの! 生きて――」
「……ん!!?」
紫の生還はグッドニュースだ。
しかし。ゲスト……いや、あの男は。
「や、ヤング・ダイヤモンド……『フライス』!?」
フライスに最大限の警戒を向ける。
愛川には紫が向かった。なら、変わらない。自分がすべきは。
「き、きみは……! 名探偵どの、ど、どうなって――
いや……な……何が言いたい……! 意味のない質問など……」
「……」
するわけが、ない。謎に近づくためには。
だがそれは小角の主観。答えを知るものが見れば、違うのか?
少なくとも。今回の調査が順調とは言い難い。
それでも。
「……わたしは……ちょ、調査を……! 『調査をする』だけだ!
まだ紫さんみたいに名探偵じゃあなくても……わたしが依頼されたことだ!」
「わたしにしかできないッ!
わたしが今することには意味がある……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
質問の内容は今までと同じ。『自分の推理は正しいか』だ。
推理は【病院に近いルンクスの拠点は、病院周辺西側の地上の建物から入ることが出来る。】
これがいいえなら、とりあえず建物を知らべる必要はなくなる。
はいなら、とりあえず全ての建物を調べてみれば、何かしらの意味は出てくるだろう。
なお、地階がある場合でも、地上階があり、そこから入れるなら『はい』とする。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
思考は混乱。しかし小角を動かすのは謎を追い求める心。
そうしなければ、麻痺は解け、恐怖が小角を止めてしまうから。
夢を、心を炉にくべ、少しでも、前へ。
炎が消える時、小角は止まってしまうから。
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