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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

551愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/11/03(火) 01:16:00
>>544-545

>「調査は失敗。護衛は油断。
> 挙句の果てに、敵前で仲間割れか。
> 『ヨハネスブルグ』なら、一夜も明かせず全滅する程度だな」

「(そ、その通りですけど・・・
  わたしなんてジャングルでは生きられないかよわい生き物……
  小角さんに当たるなんて私は最低ですけど)」

スヴァルトの的確な罵倒に、愛川の心が傷つき、萎びていく。
それは『諦め』、そして『敗北を認める』こと。
精神から発現される『スタンド使い』としての――『再起不能』としての証。


>「愛川・・・・だったか?
> おまえは、そこで唯一人、己の無力を噛みしめて・・・・・・・『死ね』」


「…………(そう、それもその通……)」             |  「『いやだ』」


しかし諦めようとしたとき、愛川の唇から紡がれたのは、『あがき』の一言。


「(私は何を言って……)」                      |  「お前の言ってることは、さっきからとにかくムカつくんだ! 喋るな!」
「(私は無力で……」                             |  「私には、『力』がある」
「(全て私が悪……)」                         |  「お前がこんなことをしなければ!」
「(小角さんが苦しんでいるのもウィルさんの苦労も)」      |  「全部お前たちのせいじゃないか! 『ヨハネスブルグ』!」

愛川は自らの理知的な部分に反し、次々と攻撃的な言葉を吐いていく。

とはいっても、愛川が精神的に成長したわけではない。
彼女の起きているのは、簡単な『自己防衛本能』
『責任転嫁』とも呼ばれるそれは、愛川が自分自身を傷つけていた『心の刃』、
それが今、ついに伸びすぎて『内側』を突き抜けて『外』を向いただけだ。


                         「『お前が死ね』…… | 『スヴァルト』!」


数々の無辜の生徒を傷つけ
今まさに『カズ』、青田、エイノー、高遠と仲間たちに牙を向く『スヴァルト』は愛川にとって『大敵』だ。
スヴァルトの『命令』を『拒否』することにより、『8匹』の液蜘蛛を発現する。

指令は全て『スヴァルトを追いつめ、殺せ』。


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