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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
585
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/07(土) 23:23:37
>会議室内全員
スヴァルト:
「・・・・beanbag!
この『蜘蛛』・・・・壁を抜けて・・・・!」
『液蜘蛛』が放送室に到達したようだ。
太鼓のリズムが、さらに激しくなる。
スヴァルトの動揺が伝わるかのようだ。
「急げ・・・・愛川だ!
その女を──まず『殺せェ』!」
>>579
(エイノー)
エイノーは壁際を駆け寄る小角と合流する。
床の穴の向うのサイは、鼻を床に近づけ、匂いを嗅いでいる。
落とし穴を用心している様子は野生動物らしい行動だが、
それは逆にスヴァルトの干渉を感じさせない。
穴を超える以外にも、隣室に向かう選択肢は在り得るはずだが、
それを選ぼうとはせず、『落とし穴でない床』を探ろうとしているようだ。
少なくとも今すぐ、サイが向かってくる様子はない・・・・
カシュ!カシュ!
携帯ドライヤーから『赤熱』『送風』カートリッジを抜き出した。
これで手中の『カートリッジ』は6本。そろそろ手に余ってきた。
>>580
(小角)
浮遊する『木版』とともに、エイノーの元に合流した。
壁の向うの穴が掘となり、サイは見えるがひとまず安全なようだ。
とはいえ、チンパンジーもカバもすぐそこだ。
余裕は欠片もない・・・・だが、それでも小角は『質問』を続ける。
>【ルンクスの病院近くの拠点は、病院周辺、具体的には半径100m以内にある】
ルルル・・・・
──『YES』
──そして、周囲を見回した小角の目に、衝撃的な光景が飛び込む。
>>581
(高遠)
♪〜〜〜
キィン!
リズムを落としながら、足元の瓦礫を爪先で蹴り上げ、
チンパンジーの一体に放つ。
『キッ!』
一声上げ、チンパンジーが反応した。
肩を掠めたものの、避けられる・・・・人間では考えられない反応速度だ。
リズムを読めている、とは思われないが、
高遠の攻撃を十分に警戒し、距離を取り、備えている・・・・
なまじ攻めて来ないだけに、瞬時に倒すのは難しく、
そして、だからこそ危険だ・・・・背後の『カバ』に対応できない!
愛川に声を飛ばす高遠。
同時に、放送からスヴァルトの声が聞こえた。
その指示の声を聴いた、その時だ──
ガ ガッ !
二匹の猿が、同時に転がった瓦礫を拾った。
その長い腕が構えを取る。『投擲』の構えだ──!
>>582
(愛川)
踵を返し、部屋の南西端へと逃げようとする愛川。
しかしそこに到達するには、カバの前を通過せざるを得ない。
ダ ッ ダ ッ
動かす脚が、水中のように遅く感じられる。
背後から追い抜いてくる、生温かい何か。
それが上下から左右に変化した巨大な顎──
首を捻った、カバの口であることに気付いた瞬間。
ガ ボォ !!
ドズ! ドズゥ!
圧倒的なパワーで挟まれ、長い牙を突き立てられた。
胴と胸を貫いた牙から、血と体温が抜けていく。
カバが首を振り回し、足が床を離れた。
カバの口から頭と足だけ出た状態で、宙釣りとなる・・・・
・・・・視界に、帳が降りていく。
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