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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
770
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2016/03/04(金) 01:37:07
>>765
(エイノー)
菊川:
「──戦場は『教会』なんだね。
なら、ぼくも『給料泥棒』にならずに済むかな。
ああ、よく考えたら『無駄』なわけがないよね。
エルガマル社長の指示だから」
謳うような、独特の言い回しで独言しながら、
菊川は座席を大きく回転させた。
互いに向き合う、会議用の仕様だ。
「シンガポール到着まで、時間は十分ある。
睡眠は必要だけど、それまでに軽い作戦会議をしよう。
ぼくのサポートについて、知らない人に教えておきたいし」
「おっと、そのまえにシートベルトだね」
>>766
(ロンパリ)
格納庫は廃工場に偽装されているが、
ここは滑走路、建物は遥かに遠い。
武器調達は、到着後にした方が確実のようだ。
ロンパリは改めて、機内へと一行を追う。
菊川と名乗るマスク男の言葉が聞こえた。
到着までにミーティングを行うようだ。
席を動かし、互いに向き合うように動かしている。
座席二つを占領した『ナツメグ』は別枠だが。
地上に残されたエルガマルとスヴァルトが、
窓を見上げている。タラップが移動し、旅客機から離れた。
>>767
(高遠)
スヴァルト:
「一般人のSP相手に手間取る程度なら、
ルンクスを追い詰めるなど、夢物語だな」
辛辣な口調は変わらず、地上のスヴァルトが返答する。
エンジン音と渦巻く風の中で、その言葉は不思議とよく通った。
「もし生き残れたら、敬意を表してやろう。
オレと『ヨハネスブルグ』最大の敵として、な」
高遠は旅客機に乗り込んだ。
回転式のシートが並ぶそこでは、
マスク男がいそいそとシートを回し、対面に変えている。
察するに、到着までにミーティングするつもりらしい。
>>768
(ウィル)
エルガマル:
「自然は少ないが、ここと同じくらい『近代都市』さ。
おまえさんの記憶に、美しい国として残る未来を祈ッとくゼ」
敬礼のまま浮かべる笑みを背に、ウィルは機内に乗り込んだ。
回転式のシートが並ぶそこでは、
マスク男がいそいそとシートを回し、対面に変えている。
たっぷり2シートを陣取った『ナツメグ』以外は、
概ね作業を手伝っているようだ。
察するに、到着までにミーティングするつもりらしい。
>>769
(井上)
ナツメグ:
「人でなし・・・・ブハハッ。
オレは殺し屋だぜ? 聖人に見えたかい?」
肥満体は大笑しながら、シートの一角に倒れ込んだ。
井上はロンパリに押されるように機内に入る。
回転式のシートが並ぶそこでは、
マスク男がいそいそとシートを回し、対面に変えている。
察するに、到着までにミーティングするつもりらしい。
>ALL
ヒィ ィィィ イイイイ ・ ・ ・ ・
エンジン音が高鳴り、機内放送が流れた。
「間もなく当機はシンガポールに向け、離陸いたします。
座席に座り、シートベルトを締めてください。
また、離陸中は席をお立ちにならないよう願います」
アナウンスは流暢だが、ややイントネーションが異なる。
日本人でないことは、容易に想像がついた。
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