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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

471小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/10/20(火) 23:18:10
>>462-463(GM)
>>464(愛川) >>470(紫)

「あっ……青田君!?
 モナリザ……る、ルンクスの手の者……か!」

         「……あっ!?」

アンテナが消えた。
つまり……青田が解除したのだろう。

「お、おっ、落ち着きたまえ愛川さん。
 青田が自分で解除した、そ、そうに決まっているだろう……わ……わたしたちは……」

(…………調査を! 調査を続けなきゃ!
 助けに行ったところでわたしには何もできない……調査でしか、できない。)

「……わたしたちは、調査を、続けるしかないんだ。
 いや少なくとも、このわたしだけは……それしかない!」

愛川を宥めるが、内心穏やかではない。
敵は……強いだろうし、もし強くなくても、殺す気で来ている。

(ルンクスはウィルさっ……君を追っているわけではない……?
 ならどこだ? 一体……どこで何をしているっていうんだ?
 意外な場所とは……どこなんだ? くそ、全く見当もつかなくなってきた……)

ネオンストリートにいるのではない。
ウィルを追っているわけでもない。

「しかし……うう、良い質問が、思いつかない……
 やつは……居場所はどこなんだ……どこから花嫁に指示を……?
 す、少なくとも……指示が出来るなら地中とか水中ではないのだろうが……」

「意外な場所……意外な場所……?
 まさか本国に帰ったなんて言うんじゃないだろうな……!?」

冴えた質問は……すぐには出てこない。
愛川の分まで考えるならば、頭脳労働は二倍だし、効率も悪い。

                 ・・・・だが、やるしかない。


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