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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

961『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2016/07/19(火) 12:52:52
>>957(エイノー)

(──新郎新婦は困るかもだけど、ぼくは大丈夫)

菊川の返答を耳にしながら、
エイノーは『フィストフル』が奪った能力を、自らに行使する。


        ドジュウ! ォ オオオオオ・・・・!

高温で焼き潰された脛が、
『焼肉』めいた白煙と臭い、そして激痛を立ち昇らせる。
虫のように感じた異物がどうなったか、
激痛のさ中では感じ取れないが、少なくとも出血は止まった。

浜岡:
「元は血液。なら『蒸発』させればいい。
 おまえさん、やるじゃないか。エイノー」
                                    ダッ
エイノーは左の扉に向かって走り出す。
全速力は当然出ないが、まだ動ける。戦える。

逆に目前の扉から、ずいと一歩進み出た
『ナツメグ』の広い背中の後方を抜けた時、

「──『揺らす』ぜ。足元に気をつけなぁ」

肥満体が、ぼそりと声をかけてきた。
木製の扉のノブは、手の届く距離だ。

>>958(ウィル)
浜岡:
「ああ。けど、無理して撃つんじゃないよ?
 味方も手数も、こっちのが多いんだからね」

【護り屋】の背中から『2m』を維持しつつ、ウィルは壁際を祭壇側へ急ぐ。
進みながら、『アレルギー』を解除し、『体液アレルギー』に弾丸を変えた。

ここまで大回りしていた為、さして距離は詰まっていない。
壁際から射程距離『8m』に至るには、ほぼ右奥の扉付近まで近づく必要がある。
椅子の間から飛び出した井上が、『ハッピー・オルガン』の手に収まるのを横目に、
ウィルと浜岡はじりじりと急ぐ──
扉まで『3m』。ルンクスまで『10m』の位置に到達したその時、

                     ダ ッ

スイッチを押したように、ルンクスの『花嫁』が飛び出した。
動物のようにしなやかな動きだが、人間以上のものではない。(スC)
半裸の肌に、濡れ光る汗。
目標は浜岡、その背後に守られたウィルのようだが──!?

浜岡:
「・・・・あたしに任せな、ウィル」
                          ズ ギャン!


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