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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

182小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/09/11(金) 01:59:00
>>179(GM)

「な」

    「な」

        「……!?」

「ちょ、ちょっと待った、し、信じられ――」

             ブ ツ

          「……き、切れた。
           な、なんなんだ……!?」

切られた。
狙われる――というのは想定していたが。

      (か、確実……だと?
        い、刺青師どのの友人……エルガマル?)

「し、信用していいのか、この男……ううう……」

確実に襲われる! なんてのはウソではないのだろう。
問題は、この送り込まれた『護り屋の高遠』だ。

聴覚共有がある。
今の電話は全員に聞こえていただろう。

「……だ、騙すにしては内容が妙な気がする。
 襲われるぞ、なんてことは、わざわざ言わないのでは……?」

            ・・・・エルガマルとやらは男だ。
               つまり、ルンクスの花嫁ではない。

「な、何か証拠はないかな。
 ……いや、待て。」

         「し……調べるか? 念のため。
          エルガマルとやらも言っていた通り、時間は惜しいが……」

 「相手が相手だぞ。
  ま……万が一があっては困る。」

自分のスタンドなら高遠の潔白は示せる。
それにしても……

(……え、エルガマルとやらはどこからここを見ているんだ?)

なぜこちらのことが筒抜けなのだろう。
よほど優れた情報屋でもいるのか……?

>>180-181(愛川、青田)

「な……なるほど、そういうことか。
 む、無力化するのは……いい考えかもしれえない。」

        「……かなり乱暴ではあるが。」

エルガマルとやらをそこまで信用する理由もない。
いや、まあ、味方なのだろうが……

(ま、万が一ということもある……)

あまり時間も金も無駄遣いしたくはない。
だが、疑念がある以上、それを晴らすのは『無駄』ではないだろう。


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